天元突破グレンラガンでエロパロ 2

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1名無しさん@ピンキー
アニメ「天元突破グレンラガン」についてのエロ妄想をマターリと語るスレです。
お前のドリルでエロパロの天井を突き破れ!!

■前スレ
天元突破グレンラガンでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178017590/

■過去作品はこちらに収納
エロパロ板総合保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

■次スレ立てについて
それは980がやるんだよ!
2名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:55:37 ID:aESmrU6n
■関連スレ(pink鯖のみ)
天元突破グレンラガンのエロ画像10ボイン
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1188874166/
【乳尻】グレンラガンエロ絵描こうぜ【ドリルッ】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocg/1178970123/
△天元突破グレンラガン エロなりきり 第4話△
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1186643526/
【グレン】ヨーコのPINKスナイパー【ラガン】
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1180809731/

■総合まとめwiki
http://www23.atwiki.jp/dansemacabre/
3名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 13:02:15 ID:BW/WekB0
怒濤の1乙
4名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 13:11:01 ID:nrGxsw/c
流麗の1乙
5名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 13:57:07 ID:IUlfMnIX
不動の1乙
6名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:17:34 ID:BDKENMS+
神速の1乙
7名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 19:52:27 ID:wBy/ssox
人間掃討軍極東方面部総隊長の1乙
8名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 00:28:34 ID:49AGA3LL
鬼リーダーの1乙
9名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 00:58:08 ID:7IMDJVmw
補佐官の1乙
10名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 01:09:45 ID:XloV6VKn
補佐官付き秘書の1乙
11名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 01:17:10 ID:MLySnHsu
穴掘り1乙
12名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 01:53:49 ID:KmdjJT7S
料理主任1乙
13名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 07:27:36 ID:RZ1WG3FE
ビューティフルクィーン1乙
14名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 09:24:23 ID:aNgPVq+Y
法務局長1乙
15名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 09:26:40 ID:Ps2WMyOi
人民局長官乙
16名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 09:26:56 ID:SDpNaw1g
今週もギミダリは怪しかったよ乙
17名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 11:53:18 ID:vLCl7uuU
アンチスパイラル1乙
18名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 13:34:24 ID:qijmcoEe
「ねぇお父様、お母様ってどんな方だったのだすか?」
7年前のあの日、身体を失い頭だけとなったロージェノム・ヘッドに
アンチスパイラルの呪縛から解き放たれたニアが問うた。
「うむ、なかなかに美しい女であった。 姿を見たいか?」
娘の問いに、ときおり金魚鉢の中で泡を吹き上げながら
すっかり性格の丸くなった父が答えた。
「ああ、ぜひニアに見せてやってくれ。 俺も見てみたいし」
美しく成長した娘の隣には、その婚約者であるシモンの姿。
今この部屋にいるのは彼女らだけではなく、ロシウやキノン
ヨーコにヴィラル、リーロンたち生き残った大グレン団のメンツがいる。
「ではスクリーンに映そう」
言うが早いか、正面にあるこの部屋で一番大きな画面に
ニアによく似た女性の顔と、それとは別に全身像も隣に映し出される。
『おお・・・・!』
大グレン団の面々から、感嘆の声が上がる。
「まあ、キレイなひと」
「たしかに、ニアに似てるな」
リーロン、シモンが率直な感想を漏らし。
「・・・・・・・これが、お母様」
初めてみる母の姿に、いつになく感慨深げな声で
ニアはただ見つめていた。
「ねえロージェノム、この女性・・ニアのお母さんとは
 何か思い出とかないの?」
なんらかのロマンスでも期待しているのだろうか、ヨーコが若干身を乗り出しながら
頭だけのロージェノムに聞いた。
「うむ・・・・これといってないのだが、強いて上げるのならば、これぐらいか」
しばらく考えたのち、何か思い当たることがあったのだろう
顔と全身が映っていた画面が、別のものに切り替わった。

『あああっ!! あ・・・ン! 螺旋王様、どうかお許し・・ひぃん!』
『はっはっは、まだまだ行くぞ。 そ〜ら、螺旋チンポ全開だ!!』
映り変わった画面には、2人の男女の姿があった。
片方はニアの母、そしてもう片方は身体を失う前のロージェノム。
天涯付きの豪華なベッドの上での、組んずほぐれつの大乱闘。
もちろん2人とも全裸だ。
「・・・・・・・・わ〜〜〜っ!!!」
「キャアアァ――――ッ!!」
悲鳴や叫び声の上がる中、ロージェノムだけが冷静な声で。
「これは、ニアを作っている最中の映像だ」
「見ればわかるわ!」
担いでいた銃の柄で、ヨーコはロージェノムの頭の入った水槽をぶっ叩く。
「まあ、そうなんですか」
瞳の中にキラキラ星。
ニアだけが、いつもながらのボケた反応を返した。


>>1
スレ立て乙
19名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 15:13:00 ID:a0UclCyP
18乙。
超乙。
今週の鬱が癒されますた。
20名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 18:20:18 ID:46l4O+Wg
エロパロ板総合保管庫
に、はまだひとつもグレンラガンのSS保管されてないよね?
21名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 18:45:20 ID:MLySnHsu
申請中。気長に待とうぜ。
質問なんだが、過去スレ見るとヴィラル受け?があったりするけど、
相手が女性、挿れさせられてるのだったら男が喘いでいてもいいのだろうか。
ショタシモン・公M王ヴィラルやら絡ませたいのがあるからこのスレのボーダーを教えて欲しい。
22名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 18:46:13 ID:RZ1WG3FE
一応申請は出てるけど保管庫の中の人も忙しいんじゃないかなあ
見る前にスレが落ちたらあれだから、前スレのログだけはtxtで取っておこうっと


>>18
天然お義父さまに萌えた
23名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 19:05:21 ID:wOnjZwO0
おつ
24名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 19:39:42 ID:6O94S7ty
俺はエロければなんでもいいです
ガチホモじゃなければなんでもいいです
25名無しさん@ピンキー :2007/09/16(日) 19:41:55 ID:EaOepjkR
>>18
いろいろ出たじゃないかw どうしてくれるんだw
GJ!
26名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 20:52:27 ID:ddo0KkDU
たしか前スレ、ヴィラル女体化で男相手にもしてた気がする
自分は、元の性別はどうあれ男女になってるならアリだ。
27名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 21:13:18 ID:Vpu7sVIA
>>18
>ときおり金魚鉢の中で泡を吹き上げながら
さりげなく笑かすなwwwwww
28名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 21:24:40 ID:DsBjtJr0
ヴィラル萌えは決して少数派じゃないからアッーなSSで無い限り許容してくれるはず
29名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 00:13:17 ID:szkzouLz
ところで獣人は生殖能力無いってアレだけど、
子供が作れなくてもセックルする器官はあるんだったら
そういう需要は逆にありそうな気がするな

「うちには獣人のコしかいませんから安心ですよ!」的な風俗店とか


>>26
あれは先っちょだけで未遂だったけどな
30名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 00:36:24 ID:B0MO3+RJ
空気を読まず1スレであったシモン×ダリーの続きが見たいと言ってみる。
31SS保管人:2007/09/17(月) 01:45:39 ID:q95G76QW
2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

アニメの部屋2号室に収蔵させて貰いました。
32名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:54:36 ID:emYcvUMf
>>31
乙乙
33名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 03:08:25 ID:szkzouLz
>>31
乙です!



……そして保管庫で過去作品を読み返してみてはじめて、>18の一行目が
「だすか?」になってることに気が付いてちょっと吹いた


べ、べつに野沢雅子の声で思い浮かべたりなんかしてないんだからね!!
34名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 05:18:49 ID:705+9n0o
保管庫の中の人キターーー!!


だいじゃいもんもキタw
35名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 07:25:54 ID:fQVuEDqo
乙!





しかし定時王女体化はないんだな、あれ結構好きだったんだけど
36名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 08:40:07 ID:ThrgJnvi
あれだけファイルうpだから拾えなかったってのもあるんじゃないかな
37名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 20:05:14 ID:zibpxpac
既にロダから流れ去ってるんじゃないか?
38名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 20:18:09 ID:szkzouLz
誰か持ってる人が2〜3日はもつロダに上げて、要望掲示板に
「女体化ネタの注意つきでうpお願いします」とかリンク貼ったらいいんでないかな
39名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 04:01:42 ID:ky5aJFp/
キタヨコ読みたいデース
思い余って恋情爆発のままヨーコをうおりゃ!と、押し倒しちゃうキタンを
最初は厳しく諌めるヨモコ先生だけど、キタンの必死な思いにほだされて
不安とか色んな気持ちもひっくるめて受け止める、みたいなの
空気嫁、自分で書けよって言わないでくれよ兄弟
40名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 04:30:41 ID:MsseHe66
なぁに、適度な萌えネタも投下の一つだ
思いの丈をぶつけて職人を萌やす事が出来れば!
41名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 12:56:10 ID:xAqDd4Je
>>38
そうか…自分は残念ながら持ってないんだ…
誰かあれ保存した人いないかな…
42名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 17:53:29 ID:WIrSdFj0
女体化定時王ってこれで良いのかね?
http://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00104.txt.html
誰か後たのむ
43名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 21:43:41 ID:8hkWfILF
誰だかわからないけどもう申請してくれてるみたいだ。
GJ
44名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 00:16:26 ID:8Fu7dzTb
タイトル付けてあるからうp主の人かね
レス番に様ついてないし
45前スレ656:2007/09/19(水) 02:57:00 ID:d0AFakZc
新スレおめでとさんです。
しばらく前ニアスレで話題になってたやきもち焼くニアをネタに一本。
各自ニアニア画像及び17話シモニアなどで頭の中をハッピーな状態に切り替えてからお読みください。



キタン・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
46シモン×ニア:2007/09/19(水) 02:57:52 ID:d0AFakZc
はふぅ、と小さくため息をついた。
胸を重たく塞ぐものがある。心の奥がちりちりして、焼け付くように苦しい。そして、少しいらいらする。
この気持ちは一体なに?
生まれて初めて経験する感情の正体がわからないまま、ニアはしょぼんと肩を落としてシモンの部屋を出た。
部屋の掃除は中途半端なままだったが、そのことにも気がつかなかった。



感情の正体はわからなかったが、感情の原因はわかっている。
しかし、何故あれのせいでこんな気持ちが湧き上がるのかがわからない。

シモンの部屋の掃除の最中見つけたそれは、手紙だった。
新政府の総司令にして人類を地上に解放した英雄であるシモン。自然、彼に憧れをもつ人々も多い。
そういった人々から、彼への気持ちを綴った手紙が送られてくるのはそう珍しいことではなかった。
地上で生まれたのであろう幼い子供が描いたグレンラガンの絵が添えられた手紙を、二人で笑いながら読んだこともある。
カミナを主人公にした絵本シリーズの感想が送られてきて「なんで俺に送ってくるんだろう」と困りながらも嬉しそうなシモンを見るのは、ニアにとっても楽しいことだった。
シモンが誰かに好かれている。愛されている。それはニアにとって、とても喜ばしいことのはずだ。
捨てられた姫たちの墓の前、夕暮れに染まる中、大グレン団のメンバーにシモンが認められたときの喜びをニアは忘れてはいない。

なのに、今の自分は嬉しくない。
むしろ――とても嫌な気持ち。
この気持ちが向けられているのは、手紙の送り主に対してだ。
何処の誰ともわからない、おそらくは――若い女性。
(いいえ、手紙の送り主だけじゃない)

そう、自分のこの感情は、シモンに対しても向けられている。
(なぜ? シモンは何も悪いことなんてしてないのに)
シモンだけではない。手紙の送り主の女性だって、何も悪いことはしていない。
自分に問いただしてみるが、はっきりとした答えは出ない。
答えは出ないが、今シモンに会ったら、なんだかぽかぽか殴りつけてしまいそうな気がする。


手紙はシモンのデスクの隅、書類と書類の間に隠されるように挟まれていた。
勝手に手紙を読むなど、マナーに反することをするつもりはなかった。
片付けようと手にした書類の間から、便箋が床にはらりと落ちるまでは。
拾い上げたときに、読む読まないを意識する前に文面が目に入ってしまったのだ。
(そうよ、送り主の方は何も悪いことなんてしていない。ただシモンへの気持ちを、正直に書いただけ)
そう、彼への憧れとありったけの好意を、便箋一杯に甘ったるい言葉を散りばめて送りつけてきた。ただそれだけ。それだけなのだ。

あてもなく市街をとぼとぼと歩く。
ふとショーウィンドウに映り込む自分の表情を確認した。
――酷い顔をしている。
理由はわからないが、とにかく自分はあの手紙の内容が嫌だったのだ。そのことを認めよう、とニアは思った。
シモンのことを好きだと綴った手紙が、自分は嫌なのだ。そして、その手紙を書いた送り主のことも、嫌なのだ。
顔もわからない、会ったこともない、シモンのことを好きだと言ってくれる人のことを、自分は嫌っているのだ。
とても嫌な気持ちだった。こんな気持ちを抱く自分のことも嫌いだ。
そしてこの負の感情は、ただ手紙を受け取っただけのシモンに対してすら向いている。
(私、いらいらしてる。シモンに対して怒ってる)
どうしてこの手紙だけ隠すように置いてたの? 前にもこういう手紙をうけとったことがあるの? この手紙を読んだとき、どんな気持ちだった? 嬉しかった?

暗い感情が胸と頭で渦巻いて、気分が悪くなるようだった。今シモンに会ったら、彼に対して酷い言葉をぶつけてしまうかもしれない。
雑踏の中を縫うように歩く。こんな日には、もう誰にも会わずに帰路に着いたほうがいいのかもしれない。
ぼんやりと考え、目線を通りの先へと向ける。
レストランの店先に客引きのウェイトレスの姿が見える。そういえばもう昼時だ。
ふと、彼女たちに捕まっている若い男に目を向ける。
それはシモンだった。
47シモン×ニア:2007/09/19(水) 03:00:11 ID:d0AFakZc

困っている。明らかに困っている。
ウェイトレスの娘に三人がかりで取り囲まれ、今にも店――どうやらステーキ店のようだ――に引きずり込まれそうになっている。
自分が声をかければ、シモンが彼女たちを振り切るきっかけを作ることは出来るだろう。
だが、ニアはそれをせずに、物陰からシモンの表情を窺った。
どう見ても困っている顔だが――心なしか、気のせいか、ほんの少し、まんざらでもなさそうにも見える……ような気がする。
一度そう思ってしまうと、そうとしか見えなくなってしまうのが不思議だ。
むぅ、と自然に頬がふくらむ。ニアは踵を返すと、哀れな恋人を放置してその場を立ち去った。
抵抗空しくシモンがステーキ店に引きずり込まれたのは、それとほぼ同時の出来事だった。


「あれ? ニアじゃん」
「あらホント」
妹を同伴した買出しの帰り道、キヨウの目に映ったのは大グレン団調理主任の姿だった。
どこか心ここにあらずといった様子でふらふらと街中を歩いている。その姿はどうにもこうにも危なっかしい。
キヤルはキヨウと顔を見合わせると、声を張り上げてニアの名を呼んだ。
「おーい、ニアー!」
ぶんぶん手を振るキヤルに気づいたニアは、しばらくぽーっとこちらを見つめた。
が、次の瞬間にはその不思議な色合いの瞳は潤み、その場に突っ立ったまま子供のようにしくしくと泣き出したのだ。
「ぅええ?! ちょ、ニア、どうしたんだよー!」
キヤルは手にした荷物をその場に放ると、慌ててニアの元へと駆け寄った。


(やきもちだな)
(やきもちねえ)
コーヒーカップを口に運びながら、隣に座る妹と目だけで会話する。
正面に座るニアはもう泣いてはおらず、落ち着きを取り戻していた。ただ、その目元はまだ少し赤い。

感情の整理ができずにいつも以上に何を言っているのかわからないニアを、半ば無理矢理喫茶店に引きずりこんで、妹と二人がかりで事の詳細を聞きだしたのだ。
シモンのもとに送られてきた手紙、その送り主、そしてシモンに対して理由のわからない負の感情を抱いている。
こんなことは今までなかったのに自分は一体どうしてしまったのだろうか、とニアは真剣に悩んでいるようであったが。
(ほんっと、浮世離れしたお嬢さんねぇ)
キヨウは苦笑した。彼女にいわせればそんなもの「やきもち」の四文字で片付けられる感情なのだが、ニアにとってはそうではないらしい。
それも無理のないことなのかもしれない。元々この娘は、他人に対して悪意を抱くという経験が極端に不足している。
自分自身が悪意を向けられた経験もほとんど無いといっていいだろう。
嫉妬などという感情と無縁の環境で十年以上育ってきた彼女だ。生まれて初めての気持ちの正体が説明できなくても無理はない。
(やきもちだって教えてあげるのは簡単だけど……)
それでは面白くないだろう。

「あんた一人だけの問題じゃないんだから、気持ちを整理した上で、それをそのままシモンに率直に伝えなさい」
コーヒーを一口飲んだ後、キヨウは目の前のニアにそう告げた。
「私一人だけの問題じゃ、ない……?」
「そうよ。シモンが原因で、あんたはわけのわかんないもやもやに悩まされてるんでしょ。だから、あんた一人の問題じゃない。シモンも一緒に考えなきゃ」
「ちょ、ちょっとおねーちゃん?」
キヤルが物言いたげにあわあわと動く。なんで「それやきもちよ」って教えてあげないの、と目で訴えてくるが、キヨウは妹を無視した。
その代わりわざと挑発的にニアに言う。
「それとも、シモンに知られるのが怖い? 自分がこんな嫌な気持ちを抱えてるってこと」
ぽかんとキヨウを見つめるニアだが、その瞳はいつもの輝きを取り戻していた。やるべきことがはっきりしたときのこの娘の強さをキヨウは知っている。
「そんなことはありません。……私、シモンと話し合います」
うんうん、と満足げにキヨウは頷いた。
48シモン×ニア:2007/09/19(水) 03:00:44 ID:d0AFakZc


「なんですぐに教えてやんなかったんだよぉ、『それはやきもちだ』って。ニアかわいそうじゃんか」
ニアと別れた後、キヤルは我慢できないといった様子でぶーたれてくる。
そんな妹に対して、キヨウはふふーん、と笑った。
「んー、そっちのほうがあの子達にとってはいいんじゃないかと思って」
「? どゆこと?」
「少しは恋愛の醍醐味も味わったほうがいいってことよ」
何せ出会ったときから今日まで、恋の障害らしき障害が全く無かった二人だ。
相手の態度に不安を覚えたり、一挙手一投足にやきもきしたり――そんな当たり前の経験すら無いのではないか。
「それはそれでいいことなんだろうけどね。さ、あたしたちも帰りましょっか」
「よくわかんないなぁ」
唇を尖らせる妹を見遣ってキヨウは笑った。どうもこの子は色恋沙汰にはまだまだ縁がなさそうだな、と思いながら。



(……酷い目にあった)
ぐったりと疲れ果ててシモンは家路についた。
一度顔を出せと言わんばかりの村長からの連絡に、妙な義理を感じて従ってしまったのがそもそもの間違いだったのだ。
裏口あたりから村長にだけ挨拶を済ませて帰るつもりだったのに、シモンを迎えたのはウェイトレスとなった同郷の娘たち。
挨拶だけで帰るとの言葉は欠片も聞いてもらえず三人がかりで店に連れ込まれ、やれ販促用だのなんだのと写真を撮られたりサインを書かされたりと大変な目に合った。
自分の肩をばんばん叩きながら満足げに笑う村長に、ちらりと殺意を抱いたのは多分あれが初めてだったような気がする。
それにしてもあのウェイトレスの娘たちは怖かった。顔は笑っているのに、目は笑っていないのだ。
獲物の小動物を追い詰めた猛禽類か肉食獣は、ああいう目をしているのではないだろうか。

シモンはげんなりすると、上着のポケットをまさぐる。
そこに入っているのは三枚のカラフルな名刺だった。「これ私の携帯の番号! 暇だったら連絡ちょうだいね♪」と彼女たちに渡されたのだ。
……三人それぞれ、まったく別のタイミングで。
おそらく、自分以外の二人が自分と同じ行動をとっているとは夢にも思っていないのではないか。
いや、あるいはお互いわかっていてそ知らぬふりをしているのだろうか。
(女の子って怖い……)
そもそも、自分に対する態度の変わりようからして恐ろしい。
ジーハ村で暮らしていた頃、彼女たちから好意を感じられる振る舞いを受けた経験は一度たりとて無かった。
ぶるる、と身体を震わせる。こんな日はもうさっさと寝てしまおう。まだ夕方だけど。

玄関のドアを開け、薄暗い室内に入る――はずが、照明は点けられていた。人の気配もある。
シモンの顔に、本日初めての安堵の笑みが浮かんだ。合鍵を渡している人間は一人しかいない。
「ニアか?」
心も身体も途端に温まるようだった。直前まで会っていたのがあの怖い女の子たちなのだからなおさらだ。
恋人の優しい笑顔を求めて、シモンはリビングルームを覗き込んだ――が。
「ニ……ニア?」
そこには彫像のように表情を固まらせたニアがいた。


「ど……どうした? 何かあったのか?」
ただならぬ恋人の様子に、シモンは戸惑いながらも声をかける。今までこんな表情の彼女は見たことがない。
何か怒っているのかと思ったが、どうも違うようだ。むしろ緊張して顔を強張らせている、そんな印象を受けた。
「シモン……私……」
「う、うん?」
すぅ、と息を吸い込んで、ニアはシモンを見据えてはっきりと言い切った。
「私、あなたがむかつきます、です!!」
49シモン×ニア:2007/09/19(水) 03:01:16 ID:d0AFakZc


「…………へ?」
目の前のニアの至って真剣な表情とは反対に、シモンの口からは気の抜けた声が漏れた。
(……何を言ってるんだろう、ニアは)
むかつく、などと言われはしたが、シモンはさほどショックを受けなかった。
あまりに唐突で理解できなかったというのもあるが、ニアの表情から本当の嫌悪が見受けられなかったからだ。
「ど、どうしたんだよ、ニア。そんなこと言うなんて、お前らしくないぞ?」
戸惑いながら問いかけるシモンに対して、ニアは真剣な表情を崩さないまま、ばっと何かをシモンの眼前に突きつけた。
「あ゛」
シモンの口から思わず声が漏れる。
数日前に目を通して、そのままデスクの書類の間に埋もれたままになっていた手紙だった。
「この手紙もむかつきます!!」
可憐な彼女の口から「むかつく」というあまり上品とはいえない単語が飛び出すのはなかなかに珍妙な光景だ――頭の片隅でそんなことを考えられる分、まだ自分には余裕があるなとシモンは思った。
「ニ、ニア、その手紙は」
「手紙の送り主の女性の方もむかつきます!!」
そこまで言い切ると、ニアは言いたいことを言い終えて満足したのかはぁはぁと息をついた。紅潮した頬が可愛らしい。
(しまったなぁ)
ニアの手の中にある手紙――所謂ラブレターというもの、になるのだろうか。それを受け取り目を通したのはつい先日のことだ。
熱烈な好意が綴られた手紙を寄せられるのは、何もこれが初めてというわけではなかった。
それらはありがたいものではあったが、シモンにとってそれ以上のものでもそれ以下のものでもない。
送り主である女性のほとんどはシモンと一度も直接会ったことのない人であり、自分の中で描いた憧れの存在としてのシモンに好意をぶつけている。
シモンはそう解釈しており、ゆえに手紙の中でいくら「好きです」だの「毎日あなたのことを考えています」だのと言われても、自分がもてるようになったなどとは全く思えないというのが実際のところだった。
ニアに対して何も後ろめたい思いをする必要はないのだが、それでもそういう類の手紙を今日まで彼女の目に触れないようにしてきた。
気恥ずかしいというのもあったが、何より彼女に余計な心配をさせるのではないかという気遣いのつもりだったのだが。

「む……むかつくんだ、ニア?」
「うん、とっても」
まだニアの表情は幾分か硬いが、それでも先ほどよりは普段のニアのそれに近くなっている。
彼女は一杯一杯の様子で言葉を続ける。
「……私、おかしいの。シモンがいろいろな人に好かれるのはすごく嬉しいことのはずなのに、このお手紙を読んだ後とても嫌な気持ちになりました。
お手紙の送り主の方のこと、嫌いだって思ったの」
ニアは努めて平静に自分の感情をシモンに伝えようとするが、話すうち自然と語尾が震える。
「それどころか、シモンのことだって嫌いって思ったのよ。シモンは何も悪いことしてないのに、おかしいってわかってるのに、なんでこんな気持ちになるのかわからないの」
そこまで言い切ると、ニアの大きな瞳はうるうると揺れ始めた。シモンも流石にそれにはぎょっとする。
「な、泣くなよニア」
思わず彼女の肩を抱き寄せ、参ったなぁ、とシモンの視線は空を彷徨った。
多分、彼女の感情は単純なやきもちだ。シモンにとっては少々くすぐったくもあり、ちょっと嬉しいかも――とすら思える程度の問題だが、ニアにとっては一大事なのだろう。
(照れくさいけど、説明してやらないわけにもいかないしなあ)
ニアを抱き寄せ、ふわふわした頭を撫でながらシモンは言った。
「ニア、あのさ……それって、やきもちなんじゃないのか?」
50シモン×ニア:2007/09/19(水) 03:01:59 ID:d0AFakZc


(…………疲れた)
ニアの肩を抱いたまま、シモンはぐったりと肩を落としてため息をついた。
恒例の「やきもちって何ですか?」に始まる大説明会が終了する頃には、日もすっかり落ちていた。
ただでさえ口下手なシモンが、色恋に纏わる感情――しかも、自分に向けられている嫉妬について説明する様は、第三者からすればきっと拷問にしか見えないだろう。
それでも懇切丁寧に答えた結果、ニアの心のもやもやは解消したらしい。腕の中の彼女のすっきりしたような表情を見て、シモンは苦笑した。
「すっきりしたか?」
「ええ。でも、お手紙も送り主の方もシモンのことも、まだちょっとむかついてるの」
「あ、そーなの……」
悪戯っぽくニアは言うと、そのままぎゅう、とシモンの身体に抱きついて甘えた。少し恥ずかしそうに、シモンを見上げて告げる。
「シモンはわたしの恋人です。ほかの人にはあげません」


(……こういうところなんだよなぁ)
シモンの心を捉えて離さないのは、彼女のこういうところなのだ。
頬が赤くなるのを感じつつ、シモンはニアの頭をぐりぐりと撫でる。ふわふわした髪と伝わる温もりが心地良い。
「あー……えっと、ニア」
「ん?」
腕の中の彼女が小首を傾げる。
「あのさ……今日、泊まってかないか?」
視線を逸らし、照れを隠すようにシモンは言った。





「ふぅ……んん、……ぅん、っふぁ……」
くちゅくちゅといやらしい音をたてて唾液と唾液が混ざり合う。
ニアは壁に押し付けられた状態でシモンの舌を受け入れていた。腰を抱く腕は身を捩ることすら許してくれず、右手はニアの太ももを這いスカートのスリットの内へ進入を果たそうとしている。
ひどい。まったくひどい。泊まっていくかとの問いに、はいと答えた途端にこんなことになるなんて。
シャワーも浴びていないし、服だってお互い着たままだ。おまけに場所はリビング。
抗議をしようにも唇は塞がれ、そこからもたらされる熱はニアの身体から容赦なく力と思考力を奪う。
飲み込みきれなかった唾液がつう、と顎を伝う。もはやそれがどちらのものなのかすらわからなかった。
わざとらしく立てられる、舌と舌が絡み合う音がニアの身体の内を疼かせる。
押しのけようとしても、彼の胸に這わせた手には力が全く入らない。
抗議の意を込め薄目を開けて彼を睨んでみても、熱に浮かされたような瞳の彼は一瞬視線を合わせただけで、すぐにその瞼を閉じてしまった。
だめだ、こうなってしまっては彼はもう止まらない。

「あっ……シモ、ン……やぁっ」
やっと唇が解放されたかと思えば、彼の唇はそのままニアの耳を食み、そのまま頬、おとがい、首筋を伝う。
ぬるりとした舌が肌を這う感触に、ニアは喉の奥から搾り出すような声を上げた。
「ひぅ……んっ……ふぁ、んっ……」
かくん、と膝が崩れるが、腰を抱く腕はその場に崩れ落ちることを許してくれない。
「っ! や、シモン、やだっ」
しばらくスリットの中を這っていた指はニアのショーツに掛かり、そのまま膝のあたりまでするりと下げられた。
秘所が外気に晒された刺激と、服を着たまま下着だけ脱がされる羞恥にニアは震える。
「すごい、ニア……もうこんなに濡れてる」
中途半端に脱がせたショーツに視線を落としてシモンが言う。顔から身体から火が出るような思いだった。
内ももの更に奥、肉と肉が擦りあうたびにぬるりとした感覚がニアを襲う。
(一体誰のせいだと思ってるの)
恥ずかしさに瞳を潤ませ、眼前の恋人を睨む。しかし、腹立たしいのは事実だが抗議はしない。できない。
(……腹立たしいのは本当なのに…………嫌じゃないのが不思議)
この気持ちもやきもちと同じで、理屈では上手く説明がつかないのかもしれない。
シモンは悪くないのにシモンを嫌いと思ったのと同じように、シモンに対して怒ってるのに嫌ではないのだ。
51シモン×ニア:2007/09/19(水) 03:02:33 ID:d0AFakZc
(……だったら、気持ちに正直に動いたほうがきっと素敵ね)
「ぅむっ!?」
ニアは勢いまかせにシモンの唇に自分から再度口付けた。ちゅ、ちゅ、とわざと音をたて、少し乾燥した彼の下唇を自分の唇でついばむようにキスを繰り返す。
ありったけの愛しさと、ほんの少しの憎らしさを込めて。
シモンは初めこそ驚いたような表情をしたものの、ニアから積極的にキスされるのも悪くないと思ったらしい。静かに目を閉じて彼女の行為を受け入れる。
ただし彼の手はじっとなどしておらず、ニアの胸の膨らみをやわやわと這い、胸元のアクセサリーを器用にはずすとそのまま胸元をはだけさせた。
露になった白い乳房をシモンの手がゆっくり揉み上げる。
「ひゃっ……! や、ぁ……」
下着に続いて中途半端に服を脱がされ、与えられた刺激にニアは頭を振った。唇は離れ、切ない声が漏れる。
快感を与えられ痺れるように尖った乳首を、シモンの指は押しつぶすように擦る。
喉元を降った唇は焦らすように肌を吸い赤い痕を刻むと、わざと歯を立てるように優しくニアの乳房の先端を含んだ。
シモンの背にしがみついてなんとか立っていたが、それも限界だった。かくんと膝が折れ、今度こそニアは背を壁に預けたままその場にずるずるとへたりこむ。
シモンももう無理にニアを立たせようとはせずに、ニアにあわせてその場に膝をついた。
胸に顔を埋めるシモンの髪が、ニアの頬をくすぐる。行為自体はこんなにいやらしいのに、乳房を熱心に舐るシモンの姿が赤ん坊のように思えて、ニアは小さく笑った。
「シモン、なんだか可愛い」
「は??」
「だって、なんだか赤ちゃんみたい」
突拍子もない言葉に顔を上げたシモンは、「赤ちゃんみたい」というニアの評に少なからず男のプライドを傷つけられたようだった。
少々むっとした顔をしてニアに言葉を返す。
「赤ちゃんはこんなことしたりしないだろ」
「でもそう思ったんだもの」

いまいち男の心理を理解してくれないニアにシモンは不貞腐れかけたが、ふと思い直してニアを見つめる。
その表情は、少々意地の悪い――いや、どちらかというといたずらを思いついた子供のような笑顔だった。
「……ニア、赤ちゃんの我侭だったら聞いてくれるよな?」
「??」



「あっ、ああっ……やっ、んぁ……ひぅ…!」
シモンに乞われるままに彼の身体に跨り、彼の顔を見下ろしながら腰を振る。
自分が能動的に動かなければならないこの体勢と、口から漏れるはしたない声のせいで身体が溶けてしまいそうに熱かった。
赤ちゃんみたいだなんて言わなければよかった、などと今更思っても後の祭りだ。
「挿れる場所がよくわからない」「どういう風に動いたらいいのかよくわからない」という泣き言は一切聞いてもらえなかった。
「ニアがいいように動いて」と言われても、恥ずかしくて快感を感じるどころではない。
大体「いいように動く」だなんて、自分から快楽を求めにいっているようではしたないではないか。どうしても心情的に抵抗がある。

(……でも、このままだと私も辛いし、それに)
ニアは乱れて顔にかかった髪の房の合間から、眼下のシモンを見遣る。
拙い動きでもそれなりの快楽を与えることは出来ているのか、彼の顔は赤く、呼吸も乱れているようだった。
この体位ゆえに、シモンの動きは当然限られてくる。
いつもニアを激しく求める彼を、自分の動きだけで満足させることが出来れば、それは少し気分のいいことかもしれない。
シモンの胸についた手に少し体重をかけると、ニアはためらいを誤魔化して腰の動きを早めた。
52シモン×ニア:2007/09/19(水) 03:03:16 ID:d0AFakZc

「あ、はぁっ…んぅ、ひぁ……はぁ、あっ、あんっ……」
目をきつく閉じたまま身体を動かす。シモンと目など合わせられない。恥ずかしいのには変わりないのだ。
視覚を遮断すると、自分の声と結合部の淫猥な音がいやに耳につくが、シモンと目を合わせるよりはまだこちらのほうがいい。
彼の目に自分の痴態はどのように映っているのだろうか。考えたくもないことなのに、頭にはそのことばかりが浮かんでくる。
腰を動かすたびに髪は踊るように乱れ、半開きになった口からは嬌声があがる。
身体を動かすたびに揺れる乳房は、見上げる彼の視界からはさぞいやらしく映ることだろう。
「やぁっ、シモ、ン……っ!」
蕩けるように濡れた秘肉は、くわえ込んだ彼をぎゅうぎゅうと締め付け収縮を繰り返す。
シモンよりも先に、ニアの限界のほうが近づいていた。
「ぃあッ、はっ、やあっ、ん……!」
突然与えられた刺激に背を仰け反らせる。シモンが身体の下から、腰を突き上げてきたのだ。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてて、秘所と秘所がぶつかりあう。
「はぁっ、あっ、あっ、あっ、やぁ、私、私……もう、……ッ!」
頭の奥が真っ白になるような感覚を味わい、ニアはそのままシモンの胸へとくずれ落ちた。
荒い呼吸のニアの頭を、シモンの手が優しく撫でた。





浅い眠りからニアは目を覚ました。シモンの裸の胸を枕代わりに眠っていたらしい。
ニアの肩を抱き寄せるようにして眠るシモンの表情はそれこそ幼子のようで、先ほどまで自分を組み敷いてした人物と同一人物とは到底思えない。
裸の上半身をゆっくりと起こす。最初こそ中途半端に服を着たままだったが、情事を繰り返すうちにいつのまにか全て脱がされてしまった。
(……結局、何回したのかしら?)
ぼうっとした頭で思い返すが、判然としない。まあ、それもいつものことだ。
シーツ代わりに身体にかけられていた彼の上着と、リビングの隅に放られた哀れな自分の服を見遣る。朝になったら洗濯だ。
ふと、シモンの上着のポケットに目をやる。鮮やかな色合いの名詞のようなものが零れ落ちていた。
「……?」
何気なく手に取り、書かれた名前と添えられたメッセージに目を通し……ニアは、安らかに眠る恋人の頬を思いっきりつねり上げた。



53名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 03:04:26 ID:d0AFakZc
以上。

キモーイガールズ登場させられて満足です。
そしてニア視点エロ難しかった……。
54名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 03:15:48 ID:8Fu7dzTb
>>53
またしてもGJ!
旦那の書くシモニアはかわいいなあ!
55名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 03:26:37 ID:ABJBm0Lp
ちょwwww寝る寸前になんつうものをwwwwwww


嫉妬にあにあは可愛いなあ
超銀河GJ!
56名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 06:29:50 ID:k4Emrdc7
目が覚めたwwww
エロもいいけどそれにいたるまでの過程が素晴らしいな
嫉妬するにあに萌え転がったはああぁぁぁああん
ニアが可愛すぎてシモンに殺意
57名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 09:45:19 ID:Rxzz3F4M
いや素晴らしかった。ほんと目が覚めたww
ニア視点がまた良いね、これ。
最後でまたしっかり転がされたよww
58名無しさん@ピンキー :2007/09/19(水) 14:23:11 ID:BI26qlA3
やきもちニアでこんな良作を・・・・GJ!!
59名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 14:45:31 ID:2UG6YT/N
 エロだけじゃなく、二人のラヴラヴが見られるだけでも最高!
本編は少ないもんな〜。
60名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 14:46:13 ID:OAvjiQ0b
>>53
ニヤニヤさせられたwGJ!
61名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 18:01:21 ID:QeNEiyKy
なんというニヤニヤ作品!
GJ!!
62名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 20:46:37 ID:fUqYBAyQ
ニアの出番が少なくても兄貴のシモニアが読めるから生きていけるよ!!GJ!!
63名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 22:02:41 ID:FqEqom5J
>53兄貴のシモニアキター
いつも楽しみにしてますハァハァ
なんでだろう、ニアももちろん可愛いんだがシモンにも毎回萌えるんだぜ・・・。
64名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 23:21:41 ID:DVxtjnn6
ああ、なんつーかこう、こっぱずかしーって感じのラブラブっぷりですな。
いかにも聞きかじった風情で「むかつきます!」とか言うニアが可愛すぎる。
ニア視点のエロ描写も秀逸でした。相変わらずグッジョブ!
65名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 23:31:05 ID:2acD9C0m
>>53
やべぇぇぇぇ!読んでる間ずっとニヤニヤが止まらなかったw
なんというオアシス、なんという神作品…!嫉妬するニア可愛いよニア
毎度GJです!
66名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 23:32:44 ID:8Fu7dzTb
あ、そういえば保管庫の人、乙です
女体化定時さん入れてくれてる
67名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 00:48:10 ID:sMjJHZmj
正直、女体化は勘弁してほしい
生理的になんかダメだ。字面見るのも嫌だ
68名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 00:49:24 ID:VQLL68eq
女体化をNGでおk

作者は女体かネタですとか言えばおk
69名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 01:12:12 ID:o8uLJG9U
ニアに癒されました。ありがとう。
毎度のごとくにあにあしてしまったw
70名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:03:30 ID:HloGl9q0
エロ無しでも十分イケるな。
おいしゅうございました。
71名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:38:15 ID:Z2++DCCT
警告さえあれば嫌いなネタはスルーできる

性別逆転とかに限らず、特殊なシチュエーション込みの奴は本文の前に予め
書いておけばいいよね、陵辱ありとかおねショタとか
72名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 06:36:03 ID:IFER8qvZ
申請してくれたの誰かわからないけどありがとう!早速読み返してきた!
73名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 09:19:49 ID:br3QM2Sd
>>53
ふわあああああああああん!!!!!
朝っぱらから大興奮!!
今日一日元気に過ごせそうですありがとう!!

総司令うらやましいよ総司令
74名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 11:28:51 ID:hhGR8ojU
>>53
GJ!
しかし細かい事が気になる俺。
>地上で生まれたのであろう幼い子供が描いたグレンラガンの絵が添えられた手紙を、二人で笑いながら読んだこともある。
ナキム?
75名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 21:46:48 ID:Z2++DCCT
別に7歳以下の子供はコレハナ島の子たちに限らんでしょ
76名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 22:15:50 ID:GH3WSxMj
>>74
つーか、
>カミナを主人公にした絵本シリーズ

が本編以上に気になった俺。

絵柄は10話のシモンの回想風?
やっぱシリーズ途中でアニキが死んで、主人公がシモンにシフト
するのだろうか?
7753:2007/09/20(木) 22:35:39 ID:A/DgNcbi
マジレスしますと

> 子供たちに大人気といえば、我らが英雄・カミナを主人公にした冒険小説シリーズも忘れちゃならないアイテムのひとつ。
シリーズ総計100万部を突破! という大ヒットシリーズだが、今では、小さな子供のための絵本版も発売され、こちらも大ヒット。
『カミナくんはじめてのおつかい』や『カミナくんブランコに乗る』といったタイトルを、街で見かけたという人もきっと多いハズだ。

施線幻視行第五回のコレが面白かったんで入れてみただけなのですよ。
タイトルから察するにシリアス展開はなさそうだw
手紙はナキムのシーン参考にしたけど、ナキム本人かどうかまでは全然考えてなかった…。

読んでくれた住人の皆、ありがとうございました。また何か思いついたら投下させてくださいな。
78名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 23:17:51 ID:br3QM2Sd
>>77
兄貴の優しさに惚れざるを得ない
79名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 00:07:47 ID:Ur8/QNcR
ニアスレで紹介されて拝見しました。
あまりの可愛さにノックアウトされたので
私に出来る御礼としてはこんなものしかないですが、よろしければどうぞ。
ttp://rainbow2.sakuratan.com/img/rainbow2nd26169.jpg
空白の7年の間のニアの服がわからないので2部の服にしてますが…。
80名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 04:14:51 ID:u6DQY+U3
ところで今更だけどおまいらに質問だ

合意でも非合意でもいいけどセクースシーンに突入した時
どれくらいしつこく絡みを書いたらいいと思う?

なんとなくグレンラガンのキャラは男女共にあんまテクニシャンって感じじゃないから
(ビューティフルクィーン別枠)
どうもその場の勢いと体力任せでガーッと行ってサラッと終わってしまいそうな気がするんだけど
81名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 05:55:17 ID:/0M2Sh49
>>80は執筆中に迷っているのかな。

自分はキャラのイメージを崩さない範囲で
エロければエロいほど嬉しいけど。

しつこい絡みを想像しづらかったら
自分が思うように書いちゃっていいんじゃないかなぁ。
それに至るシチュエーションが良ければハァハァ出来るし

これは…投下を期待してもいいんだろうか wktk
82名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 06:24:49 ID:VWEJm8D1
エロけりゃor萌え所があればいいや派
エロパロ板で言うのもなんだが、セクロスが無くてもエロけりゃおk
そしてセクロス後の余韻に浸った会話とかも好物です

さてとwktk
83名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 13:04:32 ID:zAcnbzvm
ビューティフルクイーン別枠に吹いたw
84名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 18:58:08 ID:E+K9g2tB
wktkするなと言う方が無理だな
半裸で正座して待とうじゃないか!

ちなみに自分はねちっこいエロ描写大好物だけど、事前事後のみ話もおk
要は気合があればいいのさ…!
85名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 20:07:20 ID:u6DQY+U3
>>81-84
ご回答ありがとう
まあ何かメモ帳で書いたり消したりしながら悩んでたんだけど

今まで書いてた二次ものとかオリジとかだとけっこう
ねちっこいプレイとか変なシチュとかアリだった(触手とかw)んだけど
グレンラガンのある意味プリミティブな世界観つーかキャラたちではどこまでやっていいのかなー、と

いずれ、何か形になることがあったらここに投下したいと思います
86名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:57:00 ID:gI6klzBv
楽しみに待ってるよ


触手と聞いてビューティフルクイーンの白魚のような指先が思い浮かんだ俺末期
グレンラガンで触手やるとしたらタコの獣人でも連れてくるしかないな
87名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 02:28:34 ID:zNn4rWPI
でもオクタにはウニコがいるから…
88名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:19:59 ID:GQaMjXzL
画面端のモブキャラも忘れない>>87の配慮に全俺が感動
89名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:51:51 ID:iwq6lnIT
シモン
兄貴
ブータさん
調整王
ダヤッカ
キタン
ロシウ
キノコ
お義父さん

適当に名前並べてみたが、こうしてみると確かにテクニシャンっぽい男が皆無だな
アイラックとかどうかと思ったが、なんぼなんでもアイラックではどうにもならない罠w
ダヤッカは優しく丁寧そうだから女性側の満足度は高そうな気がする
シモンとお義父さんは間違いなく絶倫、特に前者は経験をつめばつむほど行為の内容がエスカレートしていきそうな気が
最終回後の艦長×ニアとかどんなことになるのか想像するだけで恐ろしい
90名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:35:13 ID:oDGbaDP4
技・知識・実技共にテクニシャンの女性ならいるのに…本当に惜しいな
いっそ副官をテクニシャン化させてしまうのはどうだろうか
91名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:10:20 ID:TIjhvaRv
副官はアレだけじゃさすがにキャラが掴めないからなあ……


獣人側にまで対象を広げればシトマンドラなんかどうだろうと思ったが
あいつはテクニシャンじゃなくて単に変態だろうとすぐに思い直した

あ、グアームは部下とか変な道具とか使ってねっとりエロプレイをやってくれそうな気がする
92名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:50:54 ID:3kMxFUxp
ブータさんはテクニシャンだろうと思っているのは俺だけでいい
93名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 05:28:04 ID:oDGbaDP4
少年にドリルは穴に挿す物と教え
そこに巨乳があれば突撃し
悩みがあれば舐め回してやり
力無き者に精力を貸し与え…あれ?
94名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 09:35:21 ID:GRMVMmzn
いやぁぁあぁぁあっ
95名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 09:57:26 ID:TIjhvaRv
ヴィラルの家族計画が夢見すぎで思わず泣いた
96名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 09:58:41 ID:S8PtYUDZ
い、一応妄想じゃなくて並行世界だから、な?

しかしエルフ好きとは知らなかったぜ愛妻子王
97名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:17:35 ID:wXIOfGd9
他の人間が体験した世界から考えて
同じ工場で作られた幼馴染(故人)というオチと見たね
98名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:23:00 ID:iwq6lnIT
小説版キャラのリューシュかと思った
4話でリューシュ出してればさらに切なさ大爆発だったような気もするが
あの1シーンだけでも十分イイ

というわけで、ようやく公務王がこのスレで(男として)活躍できるチャンス到来
99名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:33:19 ID:TIjhvaRv
リューシュはもっとケンカっ早そうな…というかプチアディーネ様みたいなキャラじゃなかったっけ
あと尻尾生えてた


まあ、あの嫁さんのロングスカートの下に尻尾生えてて
出撃時には大剣振り回して敵ぶった切るような人でもそれはそれで萌えるけど
100名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:53:18 ID:afaizNtD
ヴィラルも正気(?)を取り戻したときに表情が一変したろう。
だからあの清楚そうな嫁さんもきっとこっちの世界では
眉間とか目の下に線がいっぱい走ってるんだよ
101名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 13:35:24 ID:MDXaBOb4
なるほど、こっちの世界に戻るときには片目がなくなったり尻尾がはえたり刺青したりうっぜぇんだよ!って言ってみたりするのか。

キタンとヨーコの結婚式のシーンがテレビに流れたから、こっちの世界でそれがあると信じてる。
つまりあれは、キタン黄泉帰りフラグなんだよ!
102名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 15:17:01 ID:OimA+EYc
>>98
4話って聞くとあれもいい思い出だよねとか思ってしまう…思ってしまうのだよ…。
103名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:23:23 ID:lDXi+LOx
というかアンスパ倒したら獣人に生殖能力持たせても何の問題も無いはずだ

ヴィラルが獣人側の英雄になる日も近いな
104名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:45:05 ID:ZaOkZ2RR
>>99
あれは平行世界だからね

カミナみたいに人が変わっててもおかしくないはず
105名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:07:00 ID:thbHkHeM
テツカン×シベラ フラグが立った
106名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:23:51 ID:TIjhvaRv
そういえば一時期(第2部終盤)、
「メガネオペ同士でテツカン×キノンってどう?」とかいう話がここで出たこともあったな

わりと近いところに着地したと言っていいのか
107名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:28:01 ID:QAtCg3vW
ここでひとつ

「あの平行世界の娘さんが育ったら、にょたヴィラルさん似の美少女になる!」

とかワケわからないことを提唱するだけして去る
108名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:36:09 ID:tFoFG+wz
あのヴィラルの嫁は、エンキドゥの想いが具現化したものだと思った俺は異端
109名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 02:54:18 ID:zesok0fq
平行世界のシベラとテツカンは同じ世界にいたと見なしておk?
同じベッドで寝てることから、ナニを致した後だとして、
こっちに戻ってきた時、「夢とはいえあんなことを!」とお互いに自分一人が見た夢だと思い込んで、
リアルでの仕事で挙動不審になったり「ご、ごめん!」「いえ、こちらこそ!」
とか恥ずかしくて顔合わせられないキュンキュンする二人をgdgdだが妄想した
110名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:08:09 ID:L2lrEz5F
>>109
しかしテツカンはメタボ
111名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:22:29 ID:/tCC3VHV
ニアの悲鳴がエロかった
もう少し苦痛の表現が抑え目だったらもう完全に喘ぎ声としか聞こえなさそうだ
112名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 11:17:23 ID:ZRLiXjVA
しかしアレはヴィラルが螺旋力を出したようにも見えるが……

って、ここでする話じゃねぇな
113名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 11:40:44 ID:QAtCg3vW
>>110
彼女が出来たら痩せようと思うかもしれないじゃないか
114名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 18:03:26 ID:umWwsCbZ
亀レスだけど、キモーイガールズを見れて満足した!
誰もが一度は考えたはずだ!
115名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:33:05 ID:bqbHHnMc
ヴィラルの嫁さんは某吉永家奥さんみたく基本的に喋らない人だと脳内補完
116名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 04:05:40 ID:WIYr+TZC
>>109
萌えた
ソレでなんか書きたくなったけど、筆の遅い性質だから
ちゃんと書き上げられるかどうかは解らない
でもチャレンジしてみるだけやってみる
117名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 04:39:40 ID:alKdyXT7
私待つわ、いつまでも待つわ
wktk
118名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:33:44 ID:GzEpT0/T
6話解放版見た
欲望に忠実すぎるアニキに笑いながら泣いたw
久しぶりにエロシモンも見れて満足だ
119名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:25:48 ID:fNKr1mc9
解放版の真っ赤になるヨーコかわいかったな
120名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:23:06 ID:VgMKZggz
6話見た後26話見直すと艦長相手にニヤニヤが止まらねぇw
あんたそんなカッコイイくせして覗きを企んだりギミーにあんなことされたりしたのかよー、と。

ところでシモンのエロ目線って9話のニアのふとももを最後に、以降全然描かれてないな。
ニア相手に頬を染めることはあっても、スケベ目線じゃなくてニアの可愛さに赤くなってる感じだし。
121名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 11:49:25 ID:KTZMEbHP
>>120
だがそれがいい。
122名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 17:57:08 ID:ESLCvIWR
このおっぱいフィギュアは凄い!
http://4server.sakura.ne.jp/figure/pc/img.php?src=../src/151-3.jpg
他にも正面とかおっぱい堪能できる画像があったよ
123名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 01:31:03 ID:TRcnGeK5
ひさびさに保管庫行って過去ログをおさらいしてきた
やっぱシモニアはいいなあ

ところでふと思ったけど、解放版の6話だと
女定時さん登場できないんだなタイミング的に
124名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 07:11:19 ID:74Li4046
>123 それは平行世界で・・・・
125名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 07:59:50 ID:nGf2vpON
平行世界って二次創作屋には大助かりな設定だな
126名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 13:53:30 ID:AY5YO1Rn
ドラマCD設定で学園ものも出来るな
127名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 10:30:34 ID:BrZrMifX
不死身艦長にまで出世したぼくらの定時王だが
あの調子だと、甘い夢のような穏やかな妻子を得ることは出来ずとも
クルーの姉ちゃんたちにモテモテという割と明るい未来に足を突っ込んでるような気がした
128名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:21:19 ID:ccel2+lH
不老不死のイケメンは特だよな。
何歳になっても若い女の子とイチャイチャ中出し問題なし
でもヴィラルはちょっと可哀想なくらいが丁度いい。

結局シベラさんはテツカンとくっついたのかくっつかなかったのかそこが問題だ
129名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:47:58 ID:6c8xqoGy
最終回後、三十路過ぎたダリーが
実はちょくちょくホームレスシモンのところに行ってて
爛れた関係を持っていたという妄想で脳内補完

死にたくなった
130名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 12:34:05 ID:BkrvcGjG
ギミーと内縁設定の俺に比べればまし
131名無しさん@ピンキー :2007/09/30(日) 13:27:30 ID:zXkQsrG5
あー、最終回前に考えてたシモニア投下しとけばよかったな・・・
こんな最終回になるとは考えてなかったから・・・・・・今じゃもう書く気力もない。
132名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 13:38:09 ID:38SHJk8I
そんな・・・パロだけでも幸せな二人が読みたいのに
133名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 13:43:09 ID:BrZrMifX
そうだ
俺たちには平行世界という手段があるじゃないか


平行世界でならどんな展開も可能性の一つなんだ
だから俺もすごくマイペースに女ヴィラルさんでも書いて
誰も待ってる人が居なくなった頃に投下しちゃうぜ
勿論ろだうpで
134名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 13:59:55 ID:2wEp27D/
すっきりとしていい最終回だった
135名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 14:56:59 ID:pUwOpzAl
ババアになったヨーコと逝ってしまったニアからは逃避してエロいふたりを読みにきましたよ。
136名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 15:54:24 ID:LVKyP4h3
891 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/09/30(日) 15:05:05 ID:ehIqnhqI
チラ裏
-----------------------
結婚式。
シモンとニアが誓いのキスを交わす。
すると、ニアの身体が徐々に薄れて消え逝きそうになる。

ざわめく参列者達、運命を受け入れたのかのようなシモンとニア。

ところが、超螺旋宇宙で消滅した筈のロージェノムの残像思念が現れる。
 「これが最期に父として、娘のお前にしてやれることだ。」
と言って、ロージェノムが最期の螺旋力を発動。

不安定化し消滅しかけたニアが安定した状態に戻る。

「シモン、後のことは任せた。娘を頼む。・・・ニア、幸せになれ。」
と言いながら、ロージェノムの残像思念が消え失せる。

ニアの体はいったん安定化したが、人間に戻れた訳ではない。
シモンはニアの身体を治す為に、二人で天上の星々を巡る旅に出る。

 (20年後)
全宇宙の螺旋族の会議に旅立つ新グレン団の面々。
各地で旧グレン団の面々が見守る。

どこかの銀河、どこかの星の小さな家。
TVで螺旋族の会議の様子が流れている。

家の外の丘で螺旋銀河を見上げる夫婦と子供達。
夫妻の指には緑の指輪が光っている。

生命の螺旋は未来へと紡がれていく。
(FIN)

こっちを採用、俺的にw
137夢のオワリ:2007/09/30(日) 16:41:34 ID:TPtAkuCM
 エロ成分皆無ですが、ヴィラル×嫁 書いてみました 



「喜べ、螺旋王が此度の戦功に我らに子を成す力をお授けくださるそうだ!」
 きつくきつく私を抱きしめるヴィラルを私は力いっぱい抱き返す。
 たくさんの闘いを乗り越えて傷だらけになったその体を。
「だから、だから……」
 顔を真っ赤にしてヴィラルは言う。
「オ、オオ、オレと番になってくれないか?」
 その言葉に、思わず私は笑ってしまった。
 だって私はずっと昔からヴィラルのことが大好きだったのだから。

 私たちは遠い北の果ての草原に小さな家を建てた。
 そこで来る日も来る日も愛し合った。
 まるで獣のようにヴィラルは私を犯し、私はヴィラルが力尽きるまでその精を搾り取った。
 幸せな日々だった。
 食べて、寝て、そして交わる。
 私にとってはただそれだけで幸せだった。
 だからこの幸せが永遠に続けばいい、そう思った。
 そんな折、一つの噂が風に乗って聞こえてきた。
 ――螺旋の英雄、カミナ死す
138夢のオワリ:2007/09/30(日) 16:43:53 ID:TPtAkuCM

「カミナが死んだ……?」
 その時の顔を私はけっして忘れない。
 心の奥底に眠る大切な何かを握り潰されるような苦しげなヴィラルの顔。
 ヴィラルはきっといつか私の元から去っていってしまう。
 何故か私はそう直感した。
「お、おい?」
 嫌だと思った。
 けして離したくないと思った。
 だから強く強くヴィラルを抱きしめ、その白い頬をぺろりと舐める。
 肌に感じるぬくもり、草原に押し倒して犯すようにして私はヴィラルと交わった。
 いつになく積極的な私にヴィラルは驚いたようだが、それでもちゃんとヴィラルは私を愛してくれた。
 空に輝くのは満天の星。
 ――あの日、ヴィラルの腕のなかでわたしが息を引き取った時と同じ数え切れないほどの星が夜空には輝いていた。
139夢のオワリ:2007/09/30(日) 16:45:20 ID:TPtAkuCM
 あれだけ交わっていればやがて子も出来る。
 すっかり心配性になりおもつや哺乳瓶を片手におたおたするヴィラルを可愛らしいと思いながらわたしは腕の中で小さく寝息を立てる新しい命のことを考えていた。
 優しい目許がヴィラルにそっくりな愛らしい女の子、あまりにも幸せで恐くなる。
 この幸せな夢がいつか覚めてしまうと言う事が、わたしは堪らなく恐ろしい。

 そしてその時はやってきた。
 見上げれば天に輝く螺旋の光、ヴィラルのことを呼ぶ光。
 ヴィラルが本来居るべき戦場。
 失いたくないと思いながらも、わたしは無言でヴィラルを促した。
 ヴィラルは空を見上げ、夢から覚めたようにして呟く。
「そっか……」
 わたしの愛したヴィラルはきっとこんな場所で朽ちていくのを選ばないと思うから。
「オレも……甘い夢を見たものだな」
 ヴィラルはわたしたちに向かって微笑すると、獣のように笑って天を見上げた。
 緑色の一筋の閃光となってヴィラルは天へと帰っていく。
 わたしは一言も発せずに、去っていく背中を見送った。
「ママ、パパいっちゃうの?」
「ええ、きっとそこがパパの帰るべき場所だから」
 やがて夕暮れの空に輝きだす数多の星々。
 その輝きの一つにヴィラルがいると信じて、わたしはゆっくりと目を閉じた。
 背中に感じる心地よい草の感触と、腕の中の小さな小さなぬくもりを感じながら。


 ――――END――――
140夢のツヅキ:2007/09/30(日) 16:46:20 ID:TPtAkuCM


 急速に体が冷たくなっていく。
 視界がどこまでもぼやけていく。
 瞼は重くただ只管に眠い、きっとわたしは死ぬのだろう。
「――――ぬな!――死――な、死ぬな!」
 誰かが遠くで叫んでいる。
 五月蝿いな、と思ってわたしは賢明に重い瞼を開いた。
「ヴィ……ラ、ル」
 そいつはわたしと同じプラントで作られた獣人だった。
 昔からいけ好かない奴だったが、喧嘩だけは滅法強かった。
 戯れに体を重ねたこともある間柄で、互いのことはよく知っている。
 だがこんな風に無様な涙を見せるような奴ではけっしてなかったと思うのだけど……
 ――唐突に死に掛けた心臓が跳ねた。
「ごふっ、げ、げふっ」
「しっかりしろ、お前はこれくらいでくたばるようなメスではないだろう!」
 懸命にわたしを介抱するヴィラルを見て、わたしは唐突に気付いたのだ。
 わたしはヴィラルに惚れていたのだと。
「馬、鹿……」
 だからこそ、ヴィラルの前では無様を晒せない。
「ふぐっ!?」
「行って、こい」 
 わたしはヴィラルの顔に一発拳骨を食らわすと、未だ火砲飛び交う戦場を指差した。
 そうだわたしの惚れたヴィラルと言うオスは、死にかけたメスを前にじくじく泣いているようなオスではない。
「――――ュ」
 今ので全ての力を使い切ったのだろう、最早ヴィラルの声さえも聞こえない。
 それでもヴィラルが戦場に向かって駆けていく音だけは、何故か鮮明に聞き取ることが出来た。
 落ちて行く瞼、急速に襲ってくる睡魔。
 緩いまどろみのうちで見上げる空には天に輝く数え切れない那由多の星々。
 そのうちの一つが緑色の光の尾を引いて流れるのを見て、わたしはその星に願いを掛けた。
 ――どうか最期には普通の女の子らしい、幸せな夢を見れますように。

 
 
  ――――Fin――――
141137:2007/09/30(日) 16:48:59 ID:TPtAkuCM
以上っす、失礼しました。
あとヴィラルはやっぱり受けだと思うのですよ。
がっつんがっつん獣みたいに交わってさんざ吐き出すけど、タネ切れになった途端奥さんが積極的になってひぃひぃ言われながら絞りとらry
142名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 18:10:47 ID:BrZrMifX
>>137
GJです〜

奥さん=リューシュ説も良いものですね
そして奥さん相手にも受けでいてこそぼくらの定時王
143名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 20:13:45 ID:ccel2+lH
>>137
GJなんだぜ。なんだか心が洗われた気分だ。
リューシュ可愛いよリューシュ
144名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 06:32:28 ID:KgZIww4x
劇中だとヴィラルってストイックというか脂の抜けた感じであんまりエロ方面への執着を感じないキャラだが
仮にセックルに及ぶことがあればどういう傾向なんだろう

一時期、ケダモノなんだから後背位で相手の首筋噛んだりとか想像したけど
あの歯で噛まれたら痛そうだからダメだな
145名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 07:08:16 ID:VfsJHr98
猫には甘噛みという技があってだな…それより爪が痛そうだ。下手すりゃ傷つけてしまいそうで。
でもケダモノだから慣らし無しで後ろから突っ込んでいいかとも考えた
鬼畜強姦か女から攻められるシチュエーションしか浮かばない
14653:2007/10/01(月) 09:25:33 ID:PuuMMn+M
ニアスレで泣き叫んでシモン萌えスレの兄貴たちの神作品に癒されてきたよ。まだまだ辛いけどな…。
この心の傷が癒えたら絶対またシモニア投下する。投下予告とか普段あまりしないんだが、自分へ発破かけるつもりで書いておく。

ニアのシモンへの愛は永遠!
シモンのニアへの愛は永遠!
そして俺のシモニアへの愛も永遠だ!

お目汚し失礼しました。ちょっとまた泣いてくる。
147名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 09:43:34 ID:PHKMyB5F
待ってるぜ!兄貴!!
148名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 11:50:00 ID:f/CQtBVr
つーか、艦内でどっちともあんな格好なんだから帰り道やってそう。
149名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 14:05:17 ID:zTsFtR2j
あと、シーンごとの時間経過が明記されてないから、ココ爺のお帰りなさいから結婚式のシーンまで葛藤に満ちた一年間とかがあったのかもしれん。
150名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 17:26:30 ID:qIU78joV
1年とか時間があったら、ニアの消滅を受け入れるか、螺旋力を使って足掻くか、かなり葛藤があっただろうな。
兄貴が居たら相談できたのに、とかも思っただろう。
兄貴に「無理を通して道理を蹴っ飛ばす!それが大グレン団のやり方だろうが!」とか言われたら、
即決でニアを生き残らせるよう努力したかもw

あぁ、でも精神世界では兄貴は「好きな方を選べ」って突き放したっけ。
151名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 18:02:04 ID:c9UMbS1i
いや、オレの脳内エンディングとしては、

帰還即ケコーン後、1年間、朝昼晩ほぼ繋がりっぱなしの二人。
最後の瞬間も、ほぼ消えつつあるニアを抱きしめながら発射した白いナニが、
きらめきながら空しく宙を舞う様子をスローモーションで捕らえた映像に
かぶさる「みんなのピース」

ネタでさえない?サーセン

152名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:11:07 ID:1ulVxoOj
シモンがニアの奥に白いナニと一緒に螺旋の力を発射し、ニアの下腹部を螺旋の力で満たせば、生存フラグ成立でおk?
153名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:15:11 ID:qIU78joV
>>152
おk
ついでにその一発で懐妊
154名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:40:18 ID:TrLwhgFp
しっかしシモンスレの最終回後の投下物は
涙腺の限界を試してるんちゃうかってくらいやばいな
怖くて書き込めないけどw
155名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:45:03 ID:fXHOqRh0
螺旋力=DNA=遺伝子→螺旋力最強のシモン=絶倫
こうですか分かり(ry
156名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:10:18 ID:KgZIww4x
シモンスレといえば、1話冒頭のシモンが平行世界からやってきて
しかも結構やさぐれた黒い性格だったって小説が夏前あたりに投下されてたのを
今本スレで取り沙汰されてる「1話のシモンはスパイラルネメシス化したバッドルート」説
見てたらふと思い出した

今にして思えばあの書き手さんは預言者だったのだろうか
157名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:15:37 ID:BZQa9CEP
夏前っていったら本編どの辺りだろう
艦長になるまでのシモンなら1話冒頭のワイルドな雰囲気もあまりなかったから
やさぐれシモンルートを想像するのも不自然じゃないかも
本編ルートでも数分で見た目、性格豹変しすぎだもん
158名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 04:03:40 ID:gAngp+6+
ロシウとキノンは結婚して子供出来てるんだよな!!?
159名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 05:40:22 ID:HnEBzqxO
なjにがどうと言うより
おやじロシウの面だけでえらい笑った
160名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 09:10:45 ID:QZ8v7R8d
154さん。何の話か分かりません。
161名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 10:54:33 ID:6DxISKuH
リーロン変わらなさすぎw
162名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 12:32:33 ID:cDunRZYQ
>>136
俺の妄想Dパートが通りますよ。

…夜空を切り裂き飛び立っていく、緑の炎を見つめる少年の目の輝きに、シモンは始めて地上を
見た日の自分を思い出す。
 
 突然、背後で大きな銃声が響く。
 振り返ると、さっきシモンが、表の品書きの値段を見て入るのをあきらめた食堂から、
「こ、このアマ、ぶっ放しやがった!」
「クソォ、待ってやがれ、すぐ戻ってくるからなァ!」
と、絵に描いたような捨て台詞を吐きながら、絵に描いたようなゴロツキが二人転がり出てきた。
 その後から、ショットガンを腰溜めに構えた、スラリと背の高い女性がゆっくりと歩み出てくる。
 長い髪を無造作に束ね、化粧っ気もほぼゼロだが、闘志に輝く切れ長の目が印象的だ。

「ちきしょう…」
 シモンの耳に、少年の悔しそうな言葉が響く。
「あいつら、1年位前にこの町に流れ着いた奴らでさ、『俺たちがお前らを守ってやる』とか
 勝手に言って住み着いちまって、結局自分たちがやりたい放題なんだ。
 父ちゃんが、みんなの先頭に立ってあいつらを追い出す運動をやってたんだけど、結局ヤツラ
 に殺されちまって…母ちゃんが後を継いだんだけど、みんなビビって辞めちまったんだ…」
なるほど、これだけの騒ぎにも、家々の窓やドアは固く閉ざされたままで、通りをチラリと覗く
人間さえいない。
 やがて遠くから、銃を空中に連射する音や、大きなエンジン音に混じって、
『やっちまえぇ』『ぶっ殺せぇ』『あのアマ、ヒイヒイ言わせてやる!』
と口々に叫ぶ声が、風に乗って近づいて来た。

 シモンが少年に告げる。
「なあ、ボウズ。お母さんに、晩飯一回で、何にでも風穴をブチ開ける穴掘り屋を雇う気は無いか、
 聞いてくれないか」
「エ、おじさんもしかして、あいつらとヤル気?!うーん、止めといた方がいいと思うけどなあ」
シモンは、彼を上から下までジロジロ見回す少年の視線に頭を掻いていたが、やがて彼の目をジッと見つめ返して言う。
「…いいかボウズ。大事なのは、出来…」
「かあちゃーん!あのさあ…!」
「オイオイ」
シモンは、彼の言葉の途中で母親に向かって駆けていってしまった少年に苦笑する。
 おおげさな身振り手振りで話す少年の言葉を聞いた母親が、闇を透かすように、形の良い眉を
ひそめて彼の方を睨んでいるが、こちらに向いていた銃口はゆっくりと下がっていった。

 シモンが、夜空に描かれた緑色に光る螺旋を仰ぎ見る。
− そうさ。大事なのは、出来るかどうかじゃねえ −
シモンの担いだドリルが、ゆっくり回転しながら金色の光を放ち始める。
「やるかどうかだよな、ニア、兄貴」
(ここでOPのイントロ。死んでもアフロ禁止)
シモンが、食堂の明かりに向かってゆっくり足を踏み出す。

おしまい。
ああそうさ!ベタさ!エロ?!デカ乳スレンダー若未亡人オリキャラと、オサーンシモンのエロなんて
俺には無理!
163名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 15:53:36 ID:LvbCgwx0
なんだそのアフロ嫌いぶりwwwww

とてもいい5部プロローグだ
こんなふうに諸国諸銀河漫遊の旅でいいな
164名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 16:01:31 ID:EDTSDADu
おっさんシモンも螺旋王と同じように手からコアドリル出せそうだな。
そしてどこからか駆けつけるラガンさん萌え
165名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:29:55 ID:B1N85Sxn
>>162
カッコイイがエロは期待できないということで
皆川亮二の絵で脳内に再生された
166名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:43:36 ID:OPIwtcAD
アンチスパイラルとの戦いが終わって。
シモンとニアは、ニアの消滅がさけられないものであることを感じていた。
しかし、シモンはあきらめない。
どうにかして助ける手段がないかを考える。
だが、いくら考えてもどうすればいいのか分からない。

「シモン、いいのです。私は十分に幸せです」
「でもニア! 俺はあきらめたくない!」

リーロンならば何かいい方法を知ってるかもしれない。
そう思い、藁にもすがる思いで彼に相談するシモン。

「何か手はないのか、ロン?」
「そうね……あるにはあるわ」
シモンと、そしてニアの顔が僅かにだが輝いた。
「簡単なことよ。ニアの身体にあるアンチスパイラル因子を、あなたの螺旋力で書き換えればいいのよ」
「なるほど! …って、具体的にはどうすればいい?」
「彼女の身体とあなたの身体。双方を接触させて、直接流し込むのよ」

接触して流し込む。
シモンの頭に浮かんだのはキスであった。
「って言うと…その、キスとか? まぁ、それなら……」
「……そうですね」
顔を赤くするシモンとニア。
ところが、リーロンは首を横に振る。
167名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:44:48 ID:OPIwtcAD
「ダメね。身体の中に、もっと強い螺旋力を直に流し込まないと意味がないわ」
そう言われても、シモンとニアは何をすればいいのか分からない。
こういう時のお約束はキスじゃなかったか?
そう言いたげなシモンにリーロンはウインクして言った。
「合体に決まってるじゃない」
「合体!? って、えーとグレンラガンで…なわけないか。どういう意味だ?」
「バカね、そんなことも分からないの?」
やれやれと肩をすくめながら、リーロンは呆れたように言葉を続ける。
「…あなたのコアドリルをニアにスピンオンするのよ」


……
………

「シモンのコアドリルを、私に?」
さっぱり分からないといった顔をするニア。
「? よく意味が……はっ!」
何かに思い当たったシモン。
「…………も、もしかして」

「そう、セ・ッ・ク・スよ!」


「セックスっていったいなんですか?」
「ぶはっ!」
「あ、あなたそんなことも知らないの?」
168名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:45:43 ID:OPIwtcAD


(説明しています)


「わかりました。じゃあすぐにセックスしましょう!」
「ぶっ……ニア、意味わかってる?」
「わかってないわね」

それはさておき。
「その、螺旋力を流し込むってのは…やっぱりその……」
「シモン、そんなの決まってるでしょ。中出しよ」
「なかだしってなんですか?」
「ごめんニア、ちょっと黙ってて……」
する前から既に疲れた顔のシモン。

そこへリーロンが追い討ちをかける。
「あ、一応言っとくけど、一回や二回出しただけじゃ足りないわよ」
「え……どのくらいすれば、いいのかな?」
「もちろん、子宮を満たすまでよ」
「そ、そりゃいくらなんでも無理…」
「大丈夫、あなたの螺旋力は無限、つまり絶倫ってことよ」

「絶倫って一体なんですか?」

力尽きたので唐突に終わる
169名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 17:56:30 ID:OsYvszvV
うおおおい!! 力尽きるなあああ!!!
170名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 18:05:08 ID:EDTSDADu
あと少し!あと少し踏ん張りやがれwwwww
171名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 18:47:21 ID:gAngp+6+
「キノン、好きだ」
「ロシウ…嬉しい。私ずっと…」
ロシウはキノンに優しくキスをする。
「んっ…」
ロシウの舌がキノンの口内をn
172名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 18:52:50 ID:DKsMUcDG
ここで終わんじゃねえええええええ!!
書き上げる螺旋力が足りないなら注入してやるからケツ出せwwwww
173名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:04:46 ID:OPIwtcAD
だってよう、エロって書けないんだよ…
読むだけで気恥ずかしいのに書くなんて…

それなのにすまん、エロに繋がるおバカなネタだけは思い浮かぶんだ。
そういうのってどこで書いていいのか分からなくてさ。

と言うわけで、もうちょっとだけ。さっきの続き。エロない。
つーかまがりなりにもシモ×ニアなのにリーロンばっか目立つな。
174名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:05:48 ID:OPIwtcAD
「絶倫っていったいなんですか?」

「いや、それは置いといて…やるしかないか!」
自分のためにではなくニアのために。
そう決意するシモン。
「さすがシモン、男らしいわよ。私も混ぜて欲しいくらいだわ」
「いや、だって、男同士は無理だろう…」
「私を誰だと思ってるの?男でもなければ女でもないのよ」
「…女でもないならやっぱり無理だろう。っていうか、仮に女でもダメだって」
「そう、残念だわ…あ、でも最近は男同士でも……」
「いや、もういいから」

くだらない話を続けるシモンたちを見ていられなくなったのか、ニアがシモンの服を引っ張る。
「シモン、早くセックスしましょう」
「……。…あぁ、うん」
決意したはずなのに、なぜか微妙な表情のシモン。
彼の気持ちを悟ったのか、リーロンが助け舟を出した。
「ニア、女から『セックスしましょう』なんて言っちゃダメよ。恥じらいを持たないとね」
まぁ良くわかってないから無理もないだろうけど、と、リーロンは心の中で付け加える。
「そうなんですか、シモン?」
「そうじゃなくて…いや、それもそうなんだけど」
「なによ、どうしたのシモン?」
「…」
黙りこくるシモンを見て、今度こそリーロンはシモンが何を迷っているのか察した。
「あぁ、初めてなのね?」
「…はっきり言うな!」
「私も初めてですけど、それが何か問題あるのですか?」
「そうだよなぁ、ニアも初めてだよなぁ……初めて同士って大変て言うじゃないか」
「どこでそんなこと聞いたのよ」
「ギミーとダリーに聞いた」
これはさすがのリーロンも予想外だった。
「……ふ、深くは追求しないでおくわ」

「とにかく、男は度胸よ。カミナだったらためらわなかったでしょうね」
シモンを勇気付けるにはカミナの名前を出すのが一番だろう。
そう思ったリーロンだったが、実際それは正解だったようだ。
「そうか、そうだな。兄貴はあの時こう言ったよ。『お前の信じるお前を信じろ』って……俺、やるよ」
175名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:07:25 ID:OPIwtcAD

========

「ぶぅぅぅぃ!」
「あらブータ、あなたは締め出されちゃったの?」
「ぶぅぃ」
「あら?あなたの尻尾、またちぎれてるわよ?」
「ぶぅぶぅぶぃぃぃぃ!!」
「……なに言ってるかは大体想像つくわ」
…精力増強剤代わりってとこかしらね。

========

アンチスパイラルの因子は予想以上に手強く、『書き換え』には48時間を要した。
全てが終わって、部屋から出てきたシモンは、さすがにゲッソリトやつれていたと言う。
対照的に、ニアはやたらつやつやしていたそうだ。

========

で、シモンの螺旋遺伝子はついでにニアの卵子に天元突破していたらしく。
十月十日後。
無事に玉の様な赤ちゃんが生まれたとのことである。


終わり
176名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:20:26 ID:B1N85Sxn
絶望した! このスレ的に一番重要なところが省略されたのに絶望した!
177名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:21:29 ID:OsYvszvV
よくやった! 感動した! おまいさんは漢だ。
直接的なシーンがなくてもエロネタだけでも十分潤うんだ。
これからもなんか思いついたら頼むよお願いします
178名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:30:59 ID:49dLgC3T
ギミダリwwwww
179名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:55:35 ID:EDTSDADu
>>173
お前はよくやったよ!
後日談的な所が入ってるだけでこっちの脳内でなんとかなるよ。ありがとう。
180名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:04:47 ID:KnH3Pr0c
>>173
お前は、俺には出来ないことをやろうとした、それでいいじゃないか。

>>178
まぁ、アダイ村の環境から考えると……
と本スレで言ってた香具師がいたなぁ。
181名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:04:10 ID:VDaFVmjA
ところで普段は気風いいのにベットのなかでは途端に可愛くなるレイテさんが見たい俺ってば少数派なんだろうか……
「だから修理しておいた」とマッケンに突貫時の「父ちゃん」にやられたんだが。
182名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:33:18 ID:EDTSDADu
>>181
俺もいるぞ!
でもマッケン相手だと身長差とか気になっちゃう。騎乗位か?
>マッケンに突貫
わーお
183名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:37:53 ID:izhal07K
>>173
GJ!
またなんか思いついたら書いてくれ…待っとる!
184名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:02:05 ID:ek8mrBXI
レイテは声を堪えてそうなイメージがある
185名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 04:30:02 ID:68bd4HFn
>>175
俺の螺旋力注入が効いたみたいだなwww
ギミダリでワロタ。GJでした!!
186名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 16:51:30 ID:DClQiAfc
>182
「ええい、くそっ」
 熱い湯船に浸かりながらレイテは両手で自分の頬を叩いた。
 らしくないことは自覚しているが、どうにもこうにも思い切りが付かないのだ。
 そのために気合付けと思って顔を張ったのに、まだこうやって湯の中でゆるゆると引き伸ばしを繰り返している。
 歯医者に連れて行かれる子供のようで実に見苦しい。
 こんな時いかなる障害だろうと突破するシモンのドリルのような心が欲しいと思う。
「よし、行こう……」
 腹を括ってレイテはカンカンに熱した湯船から上がる。
 真っ赤に火照る肌のまま裸でずんずんと廊下を進み、手荒な手つきで寝室の引き戸を開けた。
「おう、おか……」
 水滴を垂らしたまま部屋へと入って来たレイテを見て、マッケンは石像になった。
 ついでにその下半身は石像になった。
「お、おお、おとうちゃん」
「な、ななな、なんだおかあちゃん」
 レイテはその豊満な胸の前で腕を組み、腹の底から御近所中に響くような大声で。
「こっ、ここ、こっ、子作り、し、しし、しよ、しよよ、しよう」
 硬く眼を瞑って顔を真っ赤にしながら、そんな言葉を吐いた。
 ぽろりとマッケンの咥えていた煙草が落ちる。

 ――翌日マッケン邸から小火が出たと聞き、心配してやってきたシモン達は何時になくしおらしい可愛いレイテさんを見ることになるがそれはまた別の話。
187名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:01:25 ID:BADFyqc0
レイテさん可愛すぎだろ…
188名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:10:55 ID:lJZBi7ur
>>186
レイテさんテラカワイスwww
>ついでにその下半身は石像になった
マッケンのってかなり凄そうだよなw
GJ!

みんなで小ネタを少しずつ作っていけば、みんな潤っていいかも。
189名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:44:58 ID:XwckgwNR
ちょ、レイテさんテラモエスwwww
GJ!
190名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:02:56 ID:3R7ABgTB
これは萌えるだろ……GJ!!!
191名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:34:37 ID:TpSPc0E4
ちょっなんぞこれ、なんぞこれ!?
俺の求めていたレイテさんが!teramoesu!!!!!!
192名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:08:39 ID:DClQiAfc
 そういえばヴィラルってどんな傷でも勝手に治るんだったよな?

       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \
     ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (・∀・∩<リューシュ・アディーネ様、奥さんによる被虐王輪姦
    (つ  丿 \_________
    ⊂_ ノ
      (_)
193名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:45:10 ID:lJZBi7ur
>>192
ちょっと待て
ヴィラルの娘も参加させるべきだろう
もちろん責めの方で
194名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:57:40 ID:9B+wy2Mb
オオカミ獣人は?
195名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:53:01 ID:LHCeQoTk
あのおかみさんをエロに持ち込めというのか
196名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 05:55:59 ID:Qa8ke5R7
なんか、ヴィラルは首輪とかつけられてハイヒールで踏まれてる構図とかが容易に想像できるのが切ないな
197名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 07:31:03 ID:yORI55N2
ちょっとしたネタってのはわりと思い浮かぶんだが、文章にするのって大変だよなー
何が言いたいかっていうと、レイテさん可愛すぎってことです。
また何かネタが浮かんだらお願いします!
198名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 08:39:31 ID:K6W+CWWN
>>196
足コキも追加な
ヴィラルがM(忠実)なのもそうだけど、原因はアディーネ様の格好にもあるな
着物に長髪で蝶々な和風、なのに眼帯に尻尾=鞭にハイヒールなんてギャップ系ドSそのもの
199名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 09:33:57 ID:IglEUIak
アディーネ様に嬲られつつ殴られて鼻血たらす公務王
それでもチミルフを亡くして傷心のアディーネ様のために必死にご奉仕する公務王

という電波を受信した。
200名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 14:15:25 ID:yORI55N2
ニアに色んなエロワードを言わせたい
「ふぇらちおってなんですか?」とか

というわけで、「なかだしってなんですか?」をちょっと書いてみてるとこ
201名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 14:58:05 ID:jWOetUcL
>>200
ちょっとアンタ!
俺今会社なのに、全裸で正座する以外どうしろと!
202名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 15:00:50 ID:K6W+CWWN
>>201
デスクの下で下半身露出

ここまで書いてデスクの下で下半身露出してニアにご奉仕されてるシモン総司令を連想した
ロシウにバレたら負けな
203名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 15:04:52 ID:9tYGjQn9
むしろデスク下でキノンに奉仕させてる大統領を連想した
ギンブレーが来ても動じず、続きをさせてる
204名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:56:11 ID:yORI55N2
>>201
エロ書けない星人なので期待しないで

>>202-203
オマイラ短くてもいいからそのネタで書いてくださいw
205名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:57:46 ID:yORI55N2
それはごく普通の日常。
ごく普通の朝。
ごく普通の朝食の風景。
…のはずだった。

「シモン、なかだしってなんですか?」
「ぶはーっ!」
あまりにも唐突すぎるニアの質問に、シモンは味噌汁を吹き出した。

「シモン、汚いですよ」
シモンの寝間着に垂れた味噌汁を拭きながら、ニアがちょっと怒った顔をする。
「だってニアがいきなり変なこと言うから…」
こちらはこちらで、テーブルに飛び散った味噌汁を拭いているところだ。
互いに拭き終わったところで朝食が再開され、ニアは会話を続ける。
「何が変なんですか?」
「いや、その、朝食の時に言うことじゃないだろう……せめて夜、とか」
朝イチでそういう関係の言葉を聞くのは、さすがに勘弁して欲しかった。
勘弁して欲しかったのだが、やはり気になるものは気になるわけで。
「ところで、どこでそんな言葉聞いたの?」
「あら、シモンとリーロンさんが話していた時、私も一緒にいたじゃないですか」
「うっ……あの時か」
それはシモンがニアを救うべく、リーロンに助けを求めた時のこと。
シモンの螺旋遺伝子でニアの胎内を満たせば助かるとのことだったのだが…
その時にニアも一緒にいたため、『なかだし』という単語を耳にしてしまったのだ。
「シモン、あの時は答えてくれませんでしたよね。私には言えないことなのですか?」
「いや、そうじゃないけど…て言うより、実はもうニアにはたっぷりと『中出し』してるわけで…」
「え?そうなのですか?全然気づきませんでした!」
そう言いながら、ニアは自分の身体をじろじろと眺めている。
どこか変わったところがないか確かめているのだろう。
「…特に、何も変わったところはないみたいですね」
「いや、別に今したわけじゃないから…あ、早く食べないと、もうこんな時間だ!」
話を切り上げたいシモンだったが、ニアはそれを許さない。
「はぐらかさないで、シモン。『なかだし』って具体的にはどういうことなのですか?
 今、ここで答えてください!なんなら実際にしてもらっても構いません!」
「だから朝っぱらからそれはマズイよ!帰ってきてからなら…俺は……お、俺は……」
と、帰ってきてから『中出し』について説明し、実践することを想像してしまったシモン。
その下半身は若さ故か、反応してしまっていた。
206名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:59:30 ID:yORI55N2
「シモン…」
「ご、ごめんニア…」
「なぜ謝るのですか?」
怒っているわけではないらしい。
「その…シモンのそれが……その、大きくなってしまうことと、『なかだし』というのは、関係があるのですね?」
純粋に好奇心から訊ねているに過ぎないようだ。
「ま、まぁそういうことになるかな」
「あの時、シモンが私をアンチスパイラルの呪縛から助けてくれた時…シモンのそれは、
 とても立派で、えーと…そうです!雄々しかったです!」
いきなりシモンのナニを褒め始めるニア。
シモンはニアが何を言いたいのか分からず、困惑している。
「は、はぁ。どうも……ニア、自分がなに言ってるか分かってる?」
「つまり、あの時もシモンは私に『なかだし』してくれたのですね?」
大きくなる=『なかだし』と関係ある。
あの時も雄々しいくらいに大きかった=あの時も『なかだし』した。
ニアはこういう結論に達したようだ。
実際、それは間違ってはいないわけで。
「うん…まぁ、最後の方は絞りとられたと言うか…ブータの尻尾がなかったら枯れてたと言うか…」
ボソボソと答えるシモンの言葉を聞いて、ニアの顔が輝く。
「分かりました!『なかだし』と言うのは、シモンの…シモンの……それを…私に……」
言葉に詰まるニア。恥らっているのもあるだろうが、単語が出てこないというのもあるようで。
続く単語を知るために、ニアはシモンの一点を指差す。
「ん?」
「あの、『それ』はなんというのですか?」
ニアが指差すのは、大きくなったままのシモンのナニである。
「そう言えば、あの時はじっくりと見たりはしませんでしたし、ほとんど触ったりも…」
『なかだし』から興味が移ったのか、顔を近づけてまじまじと見つめながらそっと手を伸ばすニア。
「ニ、ニア…?」
「えい!」
「はぅっ!」
いきなり握られ、シモンは呻き声を上げる。
「あ、凄い…硬くて…熱いです」
寝間着越しとは言え、その凄さは十分にニアの手の中に伝わってくる。
一方のシモンは、突然の奇襲に声も出ずにいたが…
「(ニ、ニアの手は優しくて気持ちよくて…って、そうじゃない!)…だ、だから朝からそれは勘弁してくれ!」
なんとか我に帰り、ニアの手を振り払って脱兎の如く逃げ出す。
「あ、待って!」
シモンを追いかけながら叫ぶニア。
そのまま二人は家の外まで出てしまう。
「待ってくださいシモン!あなたの『それ』は、いったいなんという名前なのですか!?
 教えてください!とても立派で、雄々しくて、硬くて、熱くて…その名前が知りたいのです!」
ニアの甲高い声が大声で発せられる。隣近所まで聞こえそうな勢いだ。
シモンは顔を真っ赤にしながら、負けずに大声で叫んだ。
「大声でそういうことを言うなぁ!」

それからしばらくの間、ニアとシモンは近所の方々と会うたびに、クスクスと笑われることになるのでした。
…シモンがキチンと冷静に説明していれば、こんなことにはならなかったのにねというお話。
207名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 18:05:28 ID:yORI55N2
はぁ、すっきりした。
チンコ握らせるシーンは強引にねじ込んだので、粗が目立つようになってしまった気がする。
1日寝かせればよかったかなー。

エロネタって難しいよね。
208名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 18:14:23 ID:K6W+CWWN
GGGGGGJ!猛りが止まらん!
209名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 18:51:09 ID:HS/rMM5h
恥ずかしいwwwww
超GJ!
210名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:29:42 ID:E9N+Oc+H
握るとこ全然気にならないぞ!!
GJGJGJGJGJ!!!!!
211名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 20:41:39 ID:hx/NGCuz
これは恥ずかしさで死ねるwwwww
212名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:53:19 ID:7eVDxlQl
ニア勘弁してやってwwwwwwww
21353:2007/10/05(金) 06:36:33 ID:34Tsqagi
本編準拠、地球帰還後から結婚式までの話。
シモン一人称。うだうだしてるので男前哀愁シモン好きの方はスルー推奨。
あまりエロくないです。
21453:2007/10/05(金) 06:37:24 ID:34Tsqagi

残された時間は、少ない。


地球に帰還した俺たちを出迎えたココ爺が手にしていたのは、薄桃色の美しいウェディングドレスだった。
ドレスを受け取り、振り返るニア。俺に向ける笑顔は本当に嬉しそうで、一点の翳りも、苦悩も、悲しみもない。
彼女は強い。俺なんかよりも、よほど。
だから、そんな彼女に恥じない男であるように、俺も顔には出さない。何も言わない。
それが俺が彼女にしてやれる、最後のことだと信じて。
あの日――俺がニアにプロポーズした日に二人で夢見た、幸せな未来を迎えることができる。そのことをただ純粋に喜ぼう。

残された時間は、少ない。


悲しむ時間は、いらない。


――――――――――――――

帰還から殆ど間をおかずに結婚式を挙げたいと言い出すことに、後ろめたさが少しもなかったと言えば嘘になる。
ニアを救い出し、アンチスパイラルを倒すために払った犠牲はあまりにも大きかった。
大切な家族を失った仲間たちが純粋に祝福してくれることに、俺はただ感謝する。

地球に戻ってからの日々を、俺はほとんどニアと共に過ごした。
「結婚する前からおしどり夫婦ね」とリーロンにからかわれ二人して照れたが、本当はそんなんじゃなかった。

俺は怖かった。ニアと一瞬でも離れてしまうことが。
俺が目を離した一瞬の隙に、ニアが俺の手の届かないところへ行ってしまうかもしれない。
そのことをただ、俺は恐れた。

でも、多分ニアは違う。ニアは純粋に、俺と時間を共有することを喜んでいる。
お互い口に出さないでいる、近い内に確実に訪れる永久の別離。
ニアの笑顔は、その動かしようのない事実を忘れさせてくれる。俺の心を救ってくれる。
初めて出会ったときからそうだった。ニアは俺にとって、常に救いだった。

でも、ニアにとってはどうなんだろう。
俺が笑うことで、ニアは少しでも楽になっているのかな。



四六時中一緒だとはいっても、それでも一人になる時間はできる。
そういうときに、俺は声を押し殺してひっそり泣いた。
女々しいと思う。だけど、そうでもして心の痛みを逃がさないと壊れてしまいそうだった。

初めて出会ったときから、七年間。ニアを愛した七年間。
アニキが死んで、ニアと出会ってから、俺は一度も人前で泣いてはいない。
辛いことや苦しいことは沢山あったけど、ニアがいてくれたから。ニアが支えてくれたから。
ニアには――好きな女の子には、かっこ悪い姿なんて見せたくないから。

目の赤みが消えたことを確認してから俺は部屋を出て、そして再びニアに笑顔を向ける。
ニアはそんな俺に、優しく微笑み返してくれる。
21553:2007/10/05(金) 06:38:17 ID:34Tsqagi


――――――――――――――

ベッドの中で、ニアの華奢な身体を抱きしめる。ニアは白くて、柔らかくて、温かい。
ニアも俺の背に腕を回して、裸の胸に甘えるように頬を寄せる。

くすくすと笑いあいながら、じゃれあう。
くすぐったそうに身を捩って俺の腕から逃げようとするニアを引き寄せて、ところかまわずキスの雨を降らせる。
ニアは笑って、俺の頭を抱きしめて髪を撫でる。
地球に帰ってから毎晩、ずっとこんな感じだった。
散々子供みたいにじゃれあって、だけどだんだん吐息や身体は熱い熱を帯びて、やがて情欲のままに互いの身体を貪りあう。
離れていた、触れ合えなかった時間を埋めるように、ただひたすら俺たちは求め合った。


何度目になるのかわからない交わりを終えて、俺はニアを抱きしめる。
互いに無言だったが、それは気まずいものではなく、むしろ充足ゆえのものだ。
このまま睡魔に身を委ねようと瞼を閉じかけたとき、ニアが突然口を開いた。
「シモン」
「ん?」
腕の中のニアの顔を覗き込む。
ニアは微笑んでいる。俺だって、笑っているはずだ。
「あのね、聞いてほしいことがあるの」
「なに?」
「私ね」


「私ね、シモンには幸せになってほしいの。これから先も、ずっと、ずうっと」
21653:2007/10/05(金) 06:39:03 ID:34Tsqagi



俺の中で何かが弾けた。
ぼろ、と何かが零れ落ちて、俺を見上げるニアの頬ではじける。
それが一瞬何なのかわからなくて、でも次の瞬間にそれは俺の涙だと理解して。

ああ、俺、とうとうニアの前で泣いちゃったのか。

理解した瞬間、頭の中が真っ白になった。
そして俺は、今までこらえていたものを吐き出すように声をあげてわんわん泣いた。


優しいニア。
可愛いニア。
綺麗なニア。

こんなに尊い女が、なんで消えてしまうんだろう。
どうして彼女が、こんな運命に生まれてしまったんだろう。
嫌だよ。消えるなよ。
お前がいなくなったら、寂しい。苦しい。
何で俺に、こんな思いをさせるんだよ。

咽び泣きながら、ニアの身体を抱きしめる。そうすることで、繋ぎとめられるんじゃないかと淡い夢を見て。

コンテナの中から現れた、夢みたいに綺麗な女の子。
見つめられるだけで胸が高鳴った。傍にいてくれて、嬉しかった。
俺は彼女を好きになって、彼女も俺を好きになってくれた。
初めてキスした日。初めて愛し合った日。嬉しくて嬉しくて、眠れなかった。
繋いだ手、見つめる瞳、優しく揺れる髪。全部全部忘れない。


七年間、俺は本当に、本当に幸せだった。
それは、ニアがいてくれたからなのに。
それなのにお前は、これから先も――お前を失った後も、俺に幸せでいろと言う。
そんな無茶なお願い、聞いたことがないよ。


ニアは泣きじゃくる俺を、ただ無言で優しく抱きしめてくれた。
ニアは最後の最後まで、泣かなかった。ただ優しく、いつもよりほんの少しだけ寂しそうに、微笑んでいた。
泣き疲れた俺は、その微笑みを見つめながら眠りの淵へと引きずりこまれた。
21753:2007/10/05(金) 06:39:59 ID:34Tsqagi


――――――――――――――

夢と現の狭間で、幸せな光景を見た。

質素だけど、温かい家。
髪を束ねキッチンに立つニアが「もう少しだからね」と俺に優しい笑顔を向ける。
俺は居間で、可愛い赤ちゃんをあやしながら「ああ」と返事をする。


ああ、いいな。
すごく、いいな。

閉じた瞼から、つう、と涙が伝う。
あれだけ泣いたのに、まだ出るのか。まどろみながら口の端だけで笑ったとき、俺の頬にぽたりと何かが落ちた。

水――いや、涙?

ぽた、ぽた。
涙は俺の頬に落ち続ける。眠る俺の顔を見下ろす――ニアの瞳から。


なんだ、やっぱりニアも悲しかったんじゃないか。
俺の胸を、悲しい安堵感が満たす。同時に、罪悪感も。

ごめんな、お前は笑ってくれてたのに。
俺が先に泣いちゃったら、そりゃお前だって泣きたくなるよな。
もう俺、泣かないよ。その日が来るまで、最後の最後まで、笑ってみせるよ。
二人揃ってこんなに泣いたんだ。明日からはきっと、本物の笑顔を見せられるよな。










残された時間は、少ない。


悲しむ時間は、いらない。

少しでも二人で、笑っていられるように。



21853:2007/10/05(金) 06:41:34 ID:34Tsqagi
おまけ。
鬱エンドでやってらんねーよゴルァという方は読了後にこちらをドゾー

――――――――

「……?」
ソファで俺は目覚めた。子供をあやしているうちにうたた寝してたみたいだ。
俺を優しく揺り起こしたニアが、ぷぅ、と頬を膨らませて顔を覗き込む。
「シモン。こんなところで寝てたら風邪をひいちゃいますよ」
「ああ、悪い。なんか変な夢見てた……あれ?」
身体を起こして目を瞬かせた瞬間、俺の目からつう、と涙が伝った。
ひどく胸が痛かった。俺が見ていた夢はそんなに辛いものだったんだろうか。
思い出そうとしたが、もう内容は頭の中から消え失せていた。とても、とても大切な内容の夢だったような気がするのに。
「あらあら」
どうしたんですか、と心配そうなニアを見ると、また泣きたいような気持ちに襲われる。喉の奥がごつごつする。
目の前にいる妻の存在がひどく尊いものに思えて、俺は胸の痛みに突き動かされるままニアを抱きしめた。
少し驚いて、でもニアは俺の背に優しく腕を回してくれる。
「ふふ、今日のシモンはとっても甘えん坊さんですね」
くすぐったそうに笑って、ニアは俺の頭を撫でた。


・・・・・・


「そして、その日の夜にできたのがあなたなんですよ」
「……両親の性生活ほど耳に入れたくないものはないもんだよ、母さん」
「ニア、息子にのろけるのはいいかげんやめてくれないか」

おまけ 終
21953:2007/10/05(金) 06:43:23 ID:34Tsqagi
おまけ終わり。
次からはいつもどおりニアにハァハァしてるシモンを書けたらいいな。

遅くなったけど>>79の人イラストありがとうございました。
いつもニアスレでみてます。
220名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 06:44:39 ID:DRIKKaaQ
あんた、朝っぱからなんてものを……っ
涙が止まりませんよ。GJ
221名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 07:00:30 ID:hxwvj5ox
涙で前が見えないよ…
次回作楽しみにしてます。
222名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 07:16:00 ID:8lpf/Qq6
本編の方は悲しすぎて原作最終回を見たあとと同じ気分になってしまった。
と言うわけで、おまけはおまけじゃなくてメインだと思うことにしたぜ!

オチでニヤニヤしてしまった。
ニア、息子にノロケとはやるなw
223新聞社:2007/10/05(金) 09:22:14 ID:GXDs9ydw
シモンの一人称やばい…泣ける…。GJです。
オマケwwww息子にまでノロケられるのがニア。
224名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 15:21:17 ID:odvKC8c4
>>53
ありがとう、おまけを本編だと思ったら最近の心の澱みが消えたよ。
225名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 17:29:57 ID:Y7CBIsvD
>218
GJ
しかし何故だろう、おまけ部分がアンスパの次元宇宙に取り込まれて幸せな夢ENDにしか見えないのは……
226名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 17:58:48 ID:c/mqsd0o
なんてものを書きやがる…ち、畜生…胸が痛い…

おまけが無かったら死んでたな。
親の性生活は凹むわw
227名無しさん@ピンキー :2007/10/05(金) 22:14:28 ID:p/VUYgLz
投下します。
シモニア前提、エロなし、出てるのはほとんど男ばっかりですが、下ネタですw
228螺旋王の遺産 3/1:2007/10/05(金) 22:15:31 ID:p/VUYgLz
それは、テッペリン陥落から数ヶ月たったころのことだった。

戦後の混乱が一段落し、大グレン団を中心に始まった人類の開放政策。だが出来立ての
臨時政府ではそこまで実行できるだけの余力も無く、ただ首都テッペリンの再建と、ロー
ジェノムの遺したデータの回収のみが急ピッチで進められていた。

ある月の無い夜、復興中のテッペリンの中央、デカブツの残骸。
昼間行われている再建作業も、真夜中までは行われていない。皆が仮説住居で高いびきを
かいているはずの時刻に、だが密かに発掘作業をしている者達がいた。

「ロシウさん、本当にこんなこと・・・」
その中の一人、眼鏡をかけた痩せた若者が、不安げに手を止め傍らの青年──ロシウを見た。
「必要なことです。必ず見つけ出してください」
「は、はい……」
断固としたロシウの口調に、作業を再開する若者。
──だがロシウの顔には、かすかに苦い表情が浮かんでいた。

螺旋王ロージェノムの遺体の回収。それがロシウとその信望者のみが知っている、この作業の
目的である。
螺旋王ロージェノムの遺体は、いまだ見つかっていない。無論生死確認のため捜索は最優先で
行われたが、デカブツの崩壊と共に消えたロージェノムの遺体は容易に見つからず、また政府の
運営という現実的問題があるため、事実上打ち切りに近い状態になっていたのだ。

(だが、どうしても見つけなければならない・・・・)
たとえその使用目的が悪魔の所業だとしても。ロージェノムの遺した技術により彼を蘇らせ、その
遺言の真意を問いたださねばならないのだ。発足間もない新政府の、そのあまりの無秩序さは、ロ
シウの焦りを強めこそすれ楽観させるには程遠いものだった。

──とその時。
「ロシウさん、ちょっと来てください!」
積み重なった残骸を掘っていた若者の一人が、興奮した声をあげた。
ロシウは黙考を打ち切ると、黙って彼の元へと急ぐ。雰囲気からロージェノムが見つかったわけでは
ないようだが、新しいデータが見つかったのならそれはそれで十分な価値がある。
「こっちです。気をつけてくださいよ」
電灯を持った若者に促され、ロシウは積み重なった残骸の隙間から地下へと入っていく。
そこはかなり大きな空間のようだった。電灯の明かりに照らされ浮かび上がるのは、金属の床と、そ
こに並ぶ大量の巨大なコンテナ。さらに奥には工場のような施設も見えた。非常に長いあいだ使われ
ていなかったようだが、保全状態は良いようだ。

「食料庫……いや、違うな。武器庫でもないようだが……」
ロシウは手前のコンテナに近づき、電灯をかざした。
「これは──!」
そこに書かれていた文字を目にした途端、彼は驚愕の声をあげた。
229螺旋王の遺産 3/2:2007/10/05(金) 22:16:42 ID:p/VUYgLz
翌日。

「と、いうことでこのコンドームを使えば人口増加に歯止めがかけられます!」
バン! とテーブルを叩き、政府高官の面々に力説するロシウ。彼の前にはコンドームの箱のほ
か、様々な避妊具・生理用品が並んでいる。すべてあの倉庫のコンテナから発見されたもので、
奥の施設はその生産工場だった。
ロシウは知る由もないが、これはロージェノムが人口抑制のためにとった手段の一つだったのである。
結局根本的解決にはならず、暴力による人口調整へとシフトしていったわけだが──

「でもよぉ、やっぱ生が一番じゃねぇのか? んなゴムみてーなもの付けて気持ちいいのかよ」
机に両足を投げ出したキタンが、疑わしげにコンドームを見つめた。他の大グレン団の面々も
程度の差こそあれ似たような表情を浮かべている。それぞれの村には当然人口抑制の手段はあっ
たが、当然コンドームなど見たことのある者はいなかったのだ。
しかしロシウは大人達の眼差しに物怖じせず、ふっ、と勝ち誇った笑みを浮かる。
「螺旋王の技術を甘く見ない方がいいですよ、キタンさん。この避妊具はつけた感覚はまったく
なく、つけていない状態となんら変わりありません。それどころか快感が倍増し、持続力も増す
──そうです」
偉そうにいうがロシウ自身まだ経験は無く、箱に書いてある宣伝文句を読んでいるだけだったりす
るのだが……
大グレン団の単純な男達には、そこは気にするところではなかった。
「つ、つまりよ……生よりも気持ちが良くて、かつ子供が出来る心配がねぇってことか?」
机に身を乗り出し、鼻息を荒くしてロシウを見つめるキタン。その目は血走っている。
「は、はい……」
 多少引きながらロシウが頷いた、次の瞬間。
「「「「うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」」」」
たちまち男達が大歓声をあげた。机をガンガンと叩く者、ふっとキザったらしく笑う者、ニヒルに笑
う者、なぜか頬を染めて腰をくねらす者と反応は様々だが、受け入れらえているのは間違いないようだ。
ちなみに数少ない女性陣とシモンは頬を染めてうつむいている。ニアだけはよくわからないのかにこにこ
と微笑んだままだが。

(よし、これなら……)
大グレン団から好意的反応を得たロシウは、いよいよ本題に入ることにした。
「皆さん! 落ち着いて下さい!」
ロシウの鋭い声が、会議室に響き渡った。
興奮状態だった大グレン団の面々がぴたりと動きを止め、彼に注目する。
「この避妊具ですが、現在の在庫だけでも数億回分。生産施設もあるので、まず数が尽きることはあり
ません。そこで、地下の人間達の解放と平行して、この避妊具の流通と、それによる人口抑制制度を提
案したいのですが」
「……そいつは悪くないと思うが、そう上手くいくもんかね」
ロシウの提案に、キッドが冷静に疑問を述べた。
「勿論それはわかっています。地上に出た人たちはみな解放的な気分になっていますし、いきなり避妊
して下さいといっても快くうけ入れてはもらえないでしょう」
「だよなぁ。下手すりゃ暴動になりかねねぇぜ」
腕を組みうなずくキタンに、他の男達もうんうんと同意する。
「そこで」
ロシウはいったん言葉を切ると、円卓を挟んで自分の反対側へ座る人物へと目をやった。
「あなたの出番です、シモンさん」


230螺旋王の遺産 3/3:2007/10/05(金) 22:19:08 ID:p/VUYgLz
「え……え、俺っ?!」
突然名を呼ばれ、慌てふためくシモン。今回の件は完全に蚊帳の外だと思ってようだが、ロ
シウにそんなつもりはないようだ。
「螺旋王を倒し、人間を地下から解放した英雄であるあなたが率先して避妊を行えば、民衆
の不満も抑えられるでしょう。上手くいけばブームに出来るかもしれません」
「いや、勝てたのは皆が協力して……」
「謙遜しなくても結構です。シモンさんがいたからこそ我々は最終的な勝利を得ることがで
きました。なにより民衆がそう思っています」
なんとか逃げようとするシモンに対し、ロシウは事実を並べて逃げ道をふさいでいく。
追い詰められたシモンは、弱弱しくそれでも最後の反論をしようと試みた。
「だけど、相手が……」
ちらちらと傍らのニアを見、恥ずかしそうに頬を赤く染めるが。
……それこそが、ロシウの狙いだったのである。
「ええ。ニアさんがいますね」
「え?!」
あっさりと言われ、驚くシモン。
「バレてないと思っていたんですか? テッペリン陥落から、毎日毎日飽きもせず。最近じゃ
時間も場所も気にせず暇さえあれば僕らの目を盗んで……ロージェノムの遺言を直に聞いたあ
なたが、率先して子作りに励んでどうするんです」
「ロ、ロシウ!」
淡々と自分の性生活を暴露され、シモンは耳まで真っ赤になって慌ててロシウを止めるが、彼
は涼しげな表情で「なにか?」と首をかしげるのみ。
「ここにいる皆さんが知っていることです。今さら隠すことでもないでしょう」
「み、みんなが?!」
悲鳴に近い声をあげて、室内を見まわすシモン。だが驚いているのは彼一人のみ。キタン、ダ
ヤッカ、ジョーガン、バリンボー、キッド、アイラク等大グレン団の面々は、皆呆れた表情や苦
笑を浮かべている。
ニアだけは気遣うようにシモンを見ているが、状況の深刻さを理解していないその表情が、逆に
シモンをいたたまれなくさせる。
「……自業自得ね」、
──ポツリ。
そしてそれまで黙っていたヨーコの冷めた一言に、ついにシモンは力尽き会議テーブルにつっぷす。
「では異論はありませんね? 今後はしっかりと避妊をすること。それから明日からスケジュール
管理をみっちり行いますので、今までのように逃げないで下さいね」
にこやかに宣言するロシウだが、その目はまったく笑っていない。
「わかった……」
この世の終わりのような表情を浮かべ真っ白になっているシモンには、そう答えるしか選択肢はな
かった……


その後。シモンを筆頭に新政府が尽力した結果、人口の増加は緩やかなものとなり、ロージェノム
の予言した100万人への到達は当分先のこととなった。その間にロージェノムの復活に成功したロ
シウは、彼より得た知識とリーロンの技術により遺伝子改良による地球の人口を一定に保つシステ
ムの確立に成功。以後数千年にわたり、人間は繁栄を続けることとなったのである──





「とまあ、将来的にはこうなる予定です。教本として「英雄シモンの正しい子作り」というマニュア
ルも現在製作中で──」
「もう好きにしてくれ、ロシウ……」

ちなみにヨーコは保健体育の先生になったらしい。

<完>

人口統制参考:「都市と星」アーサー・
231227:2007/10/05(金) 22:22:25 ID:p/VUYgLz
以上です。
何を書いてるんだか・・・

久しぶりにネットで小説を書いたので、文章が横に長すぎましたね。読みにくくて
すみません。

ちなみに当初はテッペリン攻略後、負傷したシモンを看病するニアとの初体験話
でしたが、本編がああなっちゃったのでこんな感じになりましたw
そっちもいつか書きたいですが。
232名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:26:02 ID:cIeaxuhD
ワロタwwwwwシモン元気すぎだろw
GJ!
233名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:34:48 ID:8lpf/Qq6
螺旋王、そんなことで人口統制しようとしてたとはw
シモンとニアは螺旋王倒したと思ったらさっそくヤリまくってんのかwww
当初の予定のほうも期待!

横の長さはこんなもんで丁度いいと思いました。
あと、改行する時は区切りのいいとこでした方が読みやすいですよ


そこはかなり大きな空間のようだった。電灯の明かりに照らされ浮かび上がるのは、金属の床と、そ
こに並ぶ大量の巨大なコンテナ。さらに奥には工場のような施設も見えた。非常に長いあいだ使われ
ていなかったようだが、保全状態は良いようだ。
  ↓
そこはかなり大きな空間のようだった。電灯の明かりに照らされ浮かび上がるのは、金属の床と、
そこに並ぶ大量の巨大なコンテナ。さらに奥には工場のような施設も見えた。非常に長いあいだ
使われていなかったようだが、保全状態は良いようだ。
234名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:39:45 ID:OxtjB8EA
決まった文字数で切るんじゃなくて
言葉の意味の切れる場所で切ったら読みやすいね

しかしニアがメッセンジャーに覚醒せずに幸せに暮らせるルートもいいな
アンスパの支配からは脱せないにしても
235227:2007/10/05(金) 22:52:22 ID:p/VUYgLz
感想ありがとうございます。

>>233-234
指摘サンクスです。
普段ワードで使っているもので、改行はめったにしないんですよね。
長さを揃えようとして文字数で切っちゃうのは悪い癖ですね。気をつけます。

あと切れちゃいましたが、アーサー・C・クラークの「都市と星」です。
ロシウが最後やろうとした人口維持システムの方ですよw まあどうでもいいネタですが。
236名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:30:02 ID:rYkJxNi7
ところで、公式学園グレンラガンマダー
あ、電波が…

 紅蓮学園一の問題児、神名が学校にこなくなって1週間になる。
 5歳年上だが、ダブりまくりで今は同級生となっている彼はクラスのムードメーカーだった為、
彼とはかなりいい雰囲気だった陽虎ならずとも、皆何となく湿った気持ちになってしまっていた。
 神名の男気に惚れ、彼をアニキと呼ぶ子門も、気分は全く同じである。
 
 ガラッと戸が開いて、打矢家先生が入ってきた。
「ほらみんな席について…今日は、転校生を紹介します」
 先生の後から入ってきた人物を見て、特に男子はほぼ全員浮き足立ってしまう。
 ほっそりした体。ふわりと揺れる豊かな髪。優しげに微笑む整った顔立ち。
 子門も、気がつくと魂を抜かれたかのように彼女をポーッと見つめていた。
「…みなさまごきげんよう。螺旋王二亜と申します。ふつつかものですが、どうかよろしくお願い
します」
 見た目どおりのふわりとした、それでいてよく通る声に、アホ男子はズッギャァァンとハートを
打ち抜かれる。
『螺旋王?…この国有数の生化学者で、その技術の実用化で今も巨万の富を稼ぎ続けているナゾの男
の名が確か…』と疑念を抱いたのは陽虎だけであった。
「じゃあ螺旋王君は…そこ、子門君の隣に座りなさい。子門君、とりあえず今日は教科書を見せて
 あげなさい」

 子門はもう授業どころではなかった。その細い肩が、彼に触れてしまうのではと思うほどの距離に
座る彼女から、花のような甘い香りが漂ってくる。
 彼女が小声で次々聞いてくる質問は、まるで子供のようなものばかりだったが、子門は一つ一つ
丁寧に答える。
「あなたはとても親切な人なのですね」
と微笑みながら話しかけてくる二亜に、頭をかきながら子門が言う。
「いや、別にこれくらいなんでモッ?!」
 スッと顔を寄せてきた彼女の柔らかな唇が、彼の唇に重ねられていた。
 教室が男子生徒の怒号で埋まる。だが、一番ビックリしていたのは子門であった。
「な、な、な、なに?!」
「人間は、このキスという動作で、親愛や、感謝の気持ちを表すと聞きました」
 クラス全員の心が一丸となって『欧米か!』と突っ込む中、頬をわずかに染めた彼女が続ける。
「…でも…でも、なぜこんなに胸がドキドキするのでしょう…子門、教えてください…」
『知らないよそんな事!』と彼は心中で叫びつつも、まるで初めて神名に会った時のような、何か
素敵な事が始まりそうな予感に、彼の心もまた震えていた。

…いやこれは電波なのでほっといて、GAINAさんたのんます…
237名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:31:08 ID:MNyzKkr6
無理に名前を漢字にしない方が読みやすいよ。
238名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:40:00 ID:PhlzFPNG
パラレルだったのを強調するための演出だったんでは

けど、「陽虎」て! 陽子でいいじゃんw
239名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:40:47 ID:PhlzFPNG
パラレルだったのを強調するための演出だったんでは

けど、「陽虎」て! 陽子でいいじゃんw
240名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:44:57 ID:/JlOp4sI
なんという夜露死苦センス


よし、がんばってヴィラルやアディーネにも漢字あててくれ
241名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:14:32 ID:NbkoIOMG
>>214
53神いつもいつもありがとううううう!!!
今回もGJです!!!
せつなやさしい二人に愛しさ天元突破

>>227
はああああんGJ!!
最終回後鬱ってた精神が元気になりました!!
当初予定もかなりの萌えの予感がしてwktk
看病→エチハァハァ
ありがとう!!!

>>236
ぎゃおおおGJ!!
天然転校生二亜かわいいよ二亜
公式のドラマCD後は学パラも増えるかなー

ここは神が多くてよいスレですね
自分も何か落としたくなるぐらいシモニア螺旋力が復活してきた
ありがとう〜
242名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:44:45 ID:RYFlougc
>>240
広告流(ビラる)
艶入音(あでいね)

皆様GJです
最終回来てもここのおかげでグレンラガン分が補給出来るよ
243名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:57:19 ID:1fxqaGAK
>>236
もうどうぞそのまま続きをおながいします
244名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 02:24:48 ID:4/WoP+rt
>>236
二亜たんが、螺旋王に性別反転&洗脳処理受けたアニキだったらどうしよう……
245名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 04:57:38 ID:IqWYArQW
どうしよう…… って言われても……





どうしよう? w
246名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 05:08:03 ID:7Ejarj84
凄くどうでもいいが「螺旋王」がファミリーネームだとすると

親父は、「螺旋王 牢慈慧呑」とかなのだろうかw
247名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 05:31:22 ID:xOdQ2WFY
穴堀 子門 とかで
248名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 07:53:01 ID:/f4m7rYL
学園モノもいいねー
そのまま続き書いてくれい
屋上でお弁当食べたりしてくれい

>>247
それいいw
249名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 07:59:14 ID:1fxqaGAK
じゃあ神名は紅蓮かなと思ったら、何か包帯男を思い浮かべてしまった…
250名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 08:22:59 ID:USvvIoti
CCO自重w
神名は名字捨ててそうだ。親(村)に反発してる時期っぽく。
251名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 09:00:54 ID:PHO9tmny
>>242 >>247
超採用www
252名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 09:08:46 ID:1fxqaGAK
昼休み

ニアだけ昼食を用意してなかった

シモンが分けてやる

恥ずかしいから一緒に屋上で食べようか

お礼にアーンとかアーンとか

以下略

誰か書いてくれ。
253名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 09:22:22 ID:PHO9tmny
>>247
これだと穴掘りは苗字になるからあれか、
シモンは実は旧家・螺旋一族の直系であることがわかり
超名門校への転校を迫られるが
「俺は俺だ!穴掘 子門だ!!」と蹴っ飛ばして
二亜も皆もはぁあああん!と
254名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 09:26:38 ID:4/WoP+rt
学園モノにはお約束の嫌味な教頭、安地 諏杯羅流(あんち すぱいらる)先生とかw
255名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 09:40:42 ID:USvvIoti
グレートティーチャーカミナも行けるんじゃないかとふと思った
256名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 11:09:05 ID:rYkJxNi7
続きかあ…

 休み時間になり、二亜はあっという間に女子に囲まれた。
 子門は教室の隅に連れて行かれ、男子のほぼ全員から、激しい糾弾を受けている。
 男子でこのスペイン宗教裁判に加わっていないのは、騒ぎを全く無視して、次の英語の授業の予習
をしているクラス委員の炉主と、女子の輪の外で、頬に手を当てながら興味深そうに二亜を観察して
いる理論、そして、神名のいない今、陽子を口説いていいものかどうなのか、悶絶しながら悩んでい
る義丹位のものであった。
 すでにその発端は忘れ去られ、「二亜は俺の嫁」「今俺の横で寝てますが何か」と勝手に祭状態の
男子の輪の外からグイッと手が伸び、子門の襟首をガッと掴む。
彼を狂乱の渦から引っ張り出した手の主は、陽子だった。彼女はそのまま教室の別の隅に彼を引き
ずっていき、詰問口調で彼に迫った。
「ちょっと、子門!あんた、彼女に何したの?!」
 虎口を脱して獅子の口に飛び込んだ、みたいな感覚に背筋をゾッとさせつつ、子門はあわてて、
「な、なにもしてないって!!」
と激しく首を振る。
 彼女は疑いのジト目で彼をねめつけると、隣にきた理論をチラッと見る。
 理論が、何か考えながら口を開いた。
「…うーん、とにかくユニークなのよねえ。私もちょっと話したんだけど、なんか特定分野の専門知
識とかは驚くほどありそうなのに、日常生活とか、常識みたいなとこが、まるで赤ちゃんみたいに
スッポリ抜けちゃってるのよねえ。私ちょっと、ううん、かなり興味をそそられちゃったわん」
 陽子が口を開く。
「とにかく彼女、二言目には、『子門はどこですか?』『子門は何してるんですか?』って感じで、
 女子は『あのへタレに、こんな短時間で女の子を口説き落とす甲斐性があったなんて…』って、
 ヘンに子門再評価の機運が高まっちゃってるわよ」
「…これは想像なんだけど、たぶん刷り込みみたいなものなんじゃないかしら。不安で何も分からな
いところに、親切で何でも教えてくれる男子出現!みたいな」
 理論の言葉に、はーなるほどねー、とうなずく二人。
「…とにかく子門!」
 ビッと陽子が彼を指差す。
「女子はラブ話が大好きだから、アンタと二亜を早速くっつけようとしてるみたいだけど、彼女の
 スキにつけ込んで、エロイ事教えちゃえー、みたいなのはゼッタイ許さないからね!」
「バ、バカ!そんな事考えるわけないだろ!」
 嘘であった。

「子門、はい、アーン…」
 二亜が箸でつまんで差し出したエビフライを前に、子門は油汗をダラダラ流していた。

 昼食開始のチャイムとともに、いつの間に準備したのか、購買の弁当が2つ「ハイ。女子全員から
のオゴリ」と手渡され、男子が口々に『裏切り者!』『エロモグラ!』と叫びながら阻止行動に出よう
とするのを、他の女子が実力で排除する。
 そんな騒動の中、いつの間にか子門と二亜は、屋上で二人きりで並んで座っていた。いや、正確に
は二人きりではない。屋上に出るドアが、鉄製にも関わらずさっきからギシギシいっているのだ。
『きっとこのエビフライを食べた瞬間、ドアからみんながドドッと流れ出てきて、エロいのなんの
 いわれまくるんだろ…その手はくわない!俺をだれだとお』
「子門?」
 せっかく子門がリキみかけたところを、二亜の心細そうな声が彼を現実に引き戻した。
「…映像資料で、親しい男女はこうして食事をしてましたが…私、なにか間違ってましたか?…」
 彼女の不安げで寂しそうな表情にハッと心を打たれ、子門は妙な迷いを瞬時に振り切った。
『なんだ俺!彼女に一目でイカレちまったくせに!そうだよ!俺をだれだと、まあいいや』
 パクッ!モグモグ!…ゴックン。
「おいしいよ、二亜」
 彼女の表情が、まさに花が咲いたかのようにパァッと明るくなる。
257名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 11:11:10 ID:rYkJxNi7
「では私ですね。アーン…」
 頬をわずかに染めた二亜が、軽く目を閉じながら、桜の花びらのような可憐な唇を開く。
 さっきのキスの感触をつい思い浮かべてしまい、ドギマギしながら子門は卵焼きを彼女に
食べさせる。かわいい口をしばらくもぐもぐさせて、コクンとそれを飲み込んだ彼女は
「とてもおいしいです、子門」
とまたニッコリする。
 子門は、もう胸の鼓動の高鳴りを抑えることが出来なくなっていた。
「あら子門、顔が真っ赤ですよ」
と二亜が心配そうに言う。
「私は、メディカルチェックは簡単にしか出来ませんが…」
と、その細い手を子門の胸に押し当てる。彼女の手の温かみが、ジワッと伝わってくる。
「子門、すごい心拍数です!この学校に医療設備はありま…」
「ち、ちがうよ二亜。これは、病気じゃなくて、あの、なんていうか…」
 言葉が続かず、思わず彼がジッと二亜を見つめているうちに、彼女の顔もだんだん赤く
なってくる。
「あ…これは…どうして…子門…私…私も…メディカルチェックを…」
と、彼女は子門の腕を取り、自分の小さな胸のふくらみにいきなり押し当てた。
「qあwせdrftgyふじこlp!」
と、その温かく柔らかな感触に、子門は懐かしい表現でパニック状態に陥る。
 二亜は目をギュッとつぶり、真っ赤な顔しながら、切なげな声で彼に訴える。
「あ、だめです…私も…胸が…なんで…子門…」
 彼女の鼓動も急激に激しくなったのを感じたシモンが、ついクラッときてバランスを崩し、
彼女の胸のふくらみを包んだ手を、つい下からクイッと押し上げるような形になってしまう。
「…アッ…」
 その刺激に、可憐な唇から思わず小さな喘ぎ声をもらしてしまった二亜に、子門の理性が
『じゃ、終わったら呼んでね』と彼から出て行こうとした瞬間、ドアからみんながドドッと流れ
出てきた。
「しまった、このタイミングだったかぁー!」

 しばらくの間、子門は「鬼畜王」「微乳王」「肉門」「陰門」等の称号を授かる事になった…

おしまい

もう電波は切れた…確かに陽虎は無いな…四天王も好きだが、俺には無理だった…
G,T,Kはかなりいいかも…
258名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 12:55:38 ID:1fxqaGAK
吹いたwGJw
いいねぇ、凄くイイ!
259名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 13:01:22 ID:/f4m7rYL
>彼女のスキにつけ込んで、エロイ事教えちゃえー
その展開、ぜひお願いしますw

>「陰門」
むしろ「淫門」でww

GJ!また電波受信してください。
260名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:27:16 ID:jEuShaLU
ええい!ロシキノはまだか!
261名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:33:21 ID:/f4m7rYL
ロシウのエロって難しそうだな。
262名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:37:22 ID:Mh9t9Zzq
むしろ煮え切らないロッシーにキノンさんがだな。
263名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:40:27 ID:IM3M/mGT
ロシウの寝込みを襲うわけですね
あれやこれやとご奉仕を…なんて羨ましいんだ大統領
264アディーネ×ヴィラル:2007/10/06(土) 23:55:08 ID:USvvIoti
空気読まずに小ネタ程度の足コキアディーネ×ヴィラルを投下。
補足:前回(あばよ)の続きっぽい多元宇宙でセクロスなし。倒錯。
サブタイがあるならば『テメエで勝手にイきやがれ!』
265アディーネ×ヴィラル:2007/10/06(土) 23:55:47 ID:USvvIoti
あれから数日、アディーネは積もりに積もった苛立ちをヴィラルに食らわせていた。完全に八つ当たりである。
それも甘んじて受けておくしかない。
罰ならば気が済むまで受けます――確かにあの時言ったのだ。戦士に二言は無い。
つまる所、気が済むまで罰を受けなければならない。

「――ヴィラル」
椅子に腰掛けたアディーネの人差し指がヴィラルから、自身の目の前の床へと順に指す。
目の前、では無く、指先はどうみても床に向いている。
目的の分からぬ命令のまま足元に跪いたヴィラルをアディーネは見下ろした。
「アディーネ様、これは?」
ただ忠実に従うヴィラルを眺め、瞳に苛立ちとは無縁な楽しげな色を乗せて、
徐にアディーネはヴィラルの股の間にヒールを脱いだ足を乗せる。
「不公平じゃないか」
「っ、アディーネ様?」
一瞬その意味を受け取れずに、しかし徐々に掛けられていく重みが、ヴィラルの予想を現実に変えていった。
「ぐああッ!」
痛みに身を捩ればすかさず尾がヴィラルを打つ。鼻血が散った。反動で踵が食い込む。
手加減を知っているのかいないのか。雄のみが知る痛みは永遠に解らないだろう。
「ったく、アタシだけ痛い思いをするなんて真っ平御免なんだよ」
せせら笑いながら圧迫される。
不規則に襲いくる刺激――爪先でなぞられ、
軍服の繊維でかりかりと引っかかる不可解な感覚に快感が上ってくる。
足裏に伝わる抵抗と硬度を増したモノにアディーネは眉を顰め、不快感を露わにして更に踏みつけた。
「ひ…ぐぁッ!お止め、くぅ…!」
「あっはははははは!聞こえないねェ!」
掠れた声での懇願はアディーネを満足させただけらしい。
哄笑と共に爪先を踊らせて、踵で、土踏まずで、薄い布地に浮かび上がる性器を嬲る。
ヴィラルの中心は益々猛り熱を持ち始める。
自問する。獣とは。生命の危機に陥った際、子孫を残そうと性欲を働かすと聞く。
今がその時なのか。俺は獣なのか。否、獣でも出来損ないでもない、優れた獣人だ。
俺は、変態なのか?
「さっさとイっちまいな」
絞り取られるように踏みつけられたまま精を放つ。
腰を跳ね上げ、行き場のないそれは軍服の中で暴れ回り、纏わりつく液体が布地を湿らせた。
266アディーネ×ヴィラル:2007/10/06(土) 23:57:17 ID:USvvIoti
アディーネは、この事実が認められないとでも感ずるように放心しているヴィラルの顔を上げ、
頬を撫でるともう一つ何かを企んだような顔をする。
「これで終わりとは思わないことだね」
おもむろに爪先で、今も先端から液を垂れ流している肉棒を引っ張りだし、
吐き出された白濁液の残滓ですっかりまみれたそれに爪先を滑らせた。
「き、汚い、ですッ」
「ああ汚いさ。その汚いモンをアタシの中に入れたのはどこのどいつだってんだ?
汚いのがテメエにお似合いなんだよ!」
滑らかな肌が妖しく肉棒を擦り、
指でぐちゅぐちゅと泡立った音を鳴らして射精直後の敏感な部分に刺激を与える。
それだけで屈辱的且つ気が狂いそうな程の快感が押し寄せてくる。
「う…っく、あ…」
抵抗できず、獣のように呻く事しか叶わない。
再び訪れる絶頂の予感に合わぬ歯を噛み締める。
唐突に足の圧迫感が消え去るのを感じ混乱したままアディーネを見上げた。嗜虐的な瞳がヴィラルを見下ろしている。
「イきたけりゃ、テメエで勝手にイきやがれ!」
アディーネは椅子の上でふんぞり返った。柔らかな足がこちらに伸びており、好奇の視線に曝されている。
これ以上耐えることも困難で、投げ出された足にそろりと怒張を擦り付ける。
最早上官に対する礼儀も知らず、むしろそれが更なる快感を呼び、
自らのもので汚してしまうことに背が粟立つ。
達してしまうのに時間は掛からず、二度目だというのに一度目と何ら変わらない勢いで降りかかる精液。
喉をひゅうひゅうと通る空気が辛い。
「嘗めな」
白い足。欲液にまみれた足。何が良くて自分の出したものを嘗め取らなければならないのか。
しかし熱が去った後の罪悪感がヴィラルを苛み、自らを納得させアディーネの足に熱い舌を這わす。
アディーネが吐息を震わせる。そっと表情を盗み見ると、平静を装ってはいた。
わざとらしくゆっくりと嘗め取る。指先を口に含んだまま、アディーネに問う。
「楽しい、ですか」
267アディーネ×ヴィラル:2007/10/06(土) 23:57:52 ID:USvvIoti
答えの代わりに尾で頬を打たれ、アディーネの方が顔を歪めた。
ヴィラルの尖った歯がアディーネの指先に擦り傷を付けていたらしく、肌に桃色の線を引いていた。
「あまり動くと大事な足に傷が付きます」
「…続けな」
楽しい。虐げられている身の、ささやかな逆襲が。
止まっていた鼻血が再び流れ出てアディーネの足に滴った。構わず舌で拭う。
嘗めとった先から汚れていくものだから手間が掛かる。
血の味が本能を呼び起こし、しかしこれ以上はと欲望を無理矢理抑え込み、
自身の替えの軍服があったかどうかをぼんやりと考えた。





以上。跪いてお嘗めよ♪がやりたかった。
268名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:14:50 ID:q24n+dZb
>>267
GJ!
そんな貴方はアリプロ好きですか?w
269名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:36:48 ID:iRzh9HzF
うわああああああキタコレ
なんていいアディーネ様とヴィラルだ
短い間にもネタが濃くて良かったGJ!

しかしこれで勃った俺は間違いなく\(^o^)/M
270名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 04:40:39 ID:HleGJAgp
>>767
GJ!!!
やっぱりアディーネ様は素敵だな

それにしてもヴィラルほど
男性向け板でも女性向け板でも足コキされてるキャラは
なかなか見ないんだぜ
271名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:21:32 ID:3d38nih2
>>267
やっぱお似合いだなぁ、このカップルは。
ヴィラルは何でこんなにMが似合うんだろうか?
GJです。


なんかシモニアネタばっか湧いてくる。
いい加減しつこい「〜ってなんですか?」ネタですが、今回はちょっとだけエロも入ってるので勘弁。
272名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:22:45 ID:3d38nih2
これは、愛と性欲に支配された男と女の物語である。

人類の英雄であるシモンは、地球政府の総司令の座についている。
普通ならば警備の厳重な官邸に住むところであるが…
『官邸みたいな堅苦しい所に済むのは嫌だ。俺はニアと二人だけで自由に暮らしたい』
と強引にロシウを説得し、カミナシティでも最も治安のよい地域にそれほど大きくない家を建てた。
外に出れば取材だの警備だのがうっとうしいが、少なくとも家にいる間だけは二人だけで静かに暮らせるので、
シモンもニアも満足していた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ある朝。
「シモン、ふぇらちおってなんですか?」
「ぶはーっ!」
あまりにも唐突すぎるニアの質問に、シモンは口いっぱいに頬張っていたご飯を全て吹き出した。

「シモン……汚いです」
「ご、ごめん!すぐに取るから!」
顔中ご飯粒だらけにされて、さすがのニアも目を閉じて眉間にしわを寄せている。
シモンは慌てて、ニアの顔についたご飯粒を取っていく。
ついでにニアが目を閉じたままなのをいいことに、それを口に入れていく。
「…シモン」
「は、はい!」
「取ったご飯粒を食べないでください」
「す、すいません!」

ご飯粒を全て取り終わって、顔をタオルで拭いたニア。
既に怒りは収まりつつあるのか、その表情はいくらか和らいでいる。
「本当にごめん!でも、ニアが変なこと言うから…」
「…私、また何か変なことを言いましたか?」
そう。「また」である。
つい数日前、ニアは朝食中に「なかだし」とは何か質問してきた。
その質問で始まった会話から派生したとある事柄のために、シモンは昨日も近所の若奥様に笑われてしまった。
――奥さんにあっちのこともちゃんと教えてあげなきゃだめですよ?大事なことなんですから…
(適当に言葉を濁して立ち去ったが、あれはかなり恥ずかしかった。
 近所の奥様連中の噂話のネタになっているかと思うと、俺はともかくニアが可哀想でならない。
 だから、今度はキチンと教えなくては)

だがその前に、やはり気になることがひとつ。
「…ところで、どこでそんな言葉聞いたの?」
「キヤルさんに聞きました」
シモンはテーブルに突っ伏してしまう。
「『フェラもしたことないのかよー』って驚かれたんですけど…どんなことなのかは教えてくれませんでした。
 フェラがフェラチオという言葉を短縮したものだということは教わりましたけど」
(キ、キヤル…ニアに変なこと吹き込まないでくれ)
だが、知り合いにまでそっち方面のことでからかわれているという事実が、シモンの心に火をつけた。
(俺がもっとしっかりしないとニアが笑われる。こうなったら、ちゃんと教えるぞ!)
シモンは、ここしばらくは見せた事のない気合の入った顔で、ニアを見つめた。
「ニア、分かったよ。ちゃんと教えてあげるから」
「シモン……」
久しぶりに見た熱いシモンの表情に、ニアはいつの間にか完全に怒りを忘れていた。
273名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:23:51 ID:3d38nih2

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

シモンの説明が終わった。しかし。
「…分かったか、ニア?」
「全然わかりません!」
「な、なんだってー!」
恥ずかしいのを我慢して説明したのに…とシモンはガックリ。
もっとも、『ダンセイノセイショクキヲコウコウデアイブスル』だの『オオラルセックスノイッシュデアル』だの『シャクハチトモイフ』だの、
そんなことを言われてもニアに理解できるはずもなかったのだが。
ともかく、シモンの苦労は全て無駄となり、ただ恥ずかしさだけが残ったのである。

「もっと分かりやすく説明してください」
「う……」
真剣な眼差しで見つめられ、シモンはどうすればいいか考える。

(兄貴、俺はどうすればいい?これ以上噛み砕いて説明するのは恥ずかしくてできないよ!)
(シモン、男は気合だ!説明するのが無理なら実践で理解させるしかないだろ!)
(えぇ!?今ここで?それはちょっと…これから仕事だし…)
(馬鹿野郎!仕事がなんだ!そんなことはデコ助に任せとけばいいんだ!それよりも大事なことがあるだろう!
 いいかシモン、忘れるな!おまえのドリルはニアを突くドリルだ!びびってんじゃねぇ!)
心の中の兄貴は、生前と同じくとても頼もしかった。

「シモン、どうしたのですか?」
「…はっ!あ、いや…分かったよ。……『分かりやすく』説明するから」
シモンは再び、気合を込めた熱い表情でニアを見つめた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
274名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:24:59 ID:3d38nih2
さて、その時ブータはどこにいたかというと。
二人が食事をしているテーブルの下で、ブータ用に用意されたエサを食べているところだった。
「ぶぃ?」
二人の様子に異変を感じたブータが、エサを食べるのを止めて顔を上げる。
そこでブータが見たものは!
「ぶみゅー!?」
下半身を露出するシモン、そして彼の下半身ににじり寄るニアの姿であった!
「ぶぅぃ?」
二人は一体何をしているのか?
気になったブータは、テーブルの脚の陰に隠れて様子を覗い始めた。

「シモン、これを…咥えるのですか?」
ニアがシモンのモノを見つめている。
彼のモノはブータの記憶にあるカミナのそれよりも大きい。
「あぁ。歯を立てないようにね」
シモンはいつになく凛々しい顔をしている。
だが、顔は凛々しくても下半身を出しているので全然かっこよくない。
「大きい…間近で生で見ると迫力が違いますね…」
そんな事を呟きながら、ニアが恐る恐る手を伸ばし、そしてそっとシモンの竿の部分を握る。
「熱い…それにビクンビクンしてます……これが、男の人の……なんですね…」
ニアの細くてしなやかな指が、シモンの太くて硬そうなモノに絡みついている。
「まずは、どうすればいいのですか?」
「まずは……」

シモンがなにやら説明し始める。
ニアはそれを聞いて頷き、シモンのモノを握った手をゆっくりと上下に動かしていく。
そして、ゆっくりと顔を…いや、口を近づける。
あぁ、これは男女の営みというヤツの一種だとブータは理解した。
そして、それを覗き見るのはあまり褒められたものではないことも。
「ぶぃ…」
ブータはテーブルの脚の陰に横になると、そのまま目を閉じた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
275名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:26:27 ID:3d38nih2
教えられた通りに、ニアはシモンのモノを一心にしゃぶり続ける。
「んっ、んむっ、はむ……」
「っ、そうそう、舌を使って…その調子」
「れろれろ……ちゅばっ」
「これが『フェラチオ』だよ。わかった、ニア?」
「ふぁい、わふぁりまひは」
口の端から透明の液体を垂らしながらそう答えるニアを、シモンはとても綺麗だと思った。

フェラチオとは何か。
それをニアに身体で教えたシモン。
ニアはフェラチオをするのは初めてなので、当然ながらそれほど上手ではない。
だが、最愛の人に口でされているという精神的な興奮が、シモンをいつもより早く絶頂に導く。
「う…ニ、ニア…もう、出そ……っ!」
(出るって……?)
ニアが何か思うより早く、彼女の口内にシモンの精が吐き出された。
「!? ぷぁっ、な、なに…きゃあっ!」
いきなり口の中に出され、驚いたニアは口内からシモンのモノを抜いてしまったのだが、それがマズかった。
勢い良く吐き出されるシモンの精液が、ニアの顔を汚していく。
それだけではない。髪や身体にも容赦なくぶっかけられ、ニアを白く染めていく。
「シ、シモン!…止めて、んっ!」
精液の放出を押さえようと手を当てるが、それで止まるはずもなく。
ニアは上から下まで余す所なく汚されてしまった。

ひとしきり精液を放出して、シモンのそれはようやく大人しくなった。
我に帰ったシモンは、慌ててニアに詫びる。
「はぁ、はぁ…ご、ごめんニア」
「もう、シモン!いきなりこんな…出すなんて酷いです!それに身体中にいっぱいかけて…全身ベトベトです!」
「ほ、ホントにごめん!我慢できなくって…」
ごめんごめんと謝りながらも、下半身は普段より大きいままだ。
説得力に欠ける謝罪であるが、こればかりはどうにもならなかった。
「それに、変な味がします。喉に引っかかる感じもするし…」
「の、飲んだの?」
「好きで飲んだわけではありません!喉の奥に出されて、仕方なく飲み込んだんです!」
「ご…ごめん」
さっきから謝ってばかりのシモン。
しかしニアは、精液に汚れた顔のままニコリと微笑んで言った。
「いいのです。別に怒っているわけではありません」
「…は?」
どう見ても怒っていたのだが、本人が怒ってないと言うからには怒っていないのであろう。
シモンはほっとため息をつく。
276名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:28:04 ID:3d38nih2
ニアは指に付いたままの精液を弄びながら言った。
「これにシモンの螺旋遺伝子が含まれているのですよね? 私をアンチスパイラルから解放してくれたものが」
「そういうこと、なのかな」
「それを思えば、怒ることなんてできませんから」
微笑みながらそう言って、ニアは指に付いた精液をぺろりとなめる。
「(な、なんか今の仕草、凄いエッチに感じるぞ)」
シモンの下半身がピクリと反応する。
さらに、精液まみれのままの姿もシモンの嗜虐心に火をつけた。
「(ここまでコトに及んだんだし、この先までやっちゃっても問題ないよな?既にそういう仲なんだし)」
萎えかけていたシモンのモノが、再びムクムクと大きくなる。
「(それにニアも怒ってないみたいだし…最近してないし…)」
ついでに目もギラギラさせ、息も荒くなる。
「シモン…?」
「ニア……俺、もう我慢できないんだけど、いいよね?」
「はい?」
シモンは上半身の衣服も脱ぎ捨てて全裸になると、ニアに覆いかぶさるように倒れこんだ。
「ちょっ、シモン…あっ、ダメ……あんっ…ひぁっ…」

〜〜〜〜〜〜〜

夜、ブータが目を覚ますと。
「あなたは自分の立場を何も分かっていない!あなたは総司令で、人類の英雄なんです!
 それが政庁にも顔を出さずに平日の朝から一日中みだらな行為をして…大衆に示しがつきませんよ!
 それにニアさんもニアさんです!シモンさんを抑えていただかないと!
 全く、二人だけで家に置いておくから、こういうことになる!自由に暮らしたいなどというあなたの頼みを
 聞いたりせずに、ちゃんと総司令専用の官邸に住んでいただくべきでした!」
裸に上着を羽織っただけの姿で床に正座したまま、ロシウに怒られるシモンとニアの姿が。
寝ていたブータは知らないことだが、一日中政庁に顔を出さなかったシモンを心配したロシウが、
何かあったのかと一人でシモンの家を訪ねてきたのである。
その時シモンとニアは、ダイニングのテーブルの上で十数回目の行為に及んでいる最中だったわけで…

「すまない、ロシウ」
「すみません」
うなだれて謝罪するシモンとニア。
それを見てロシウはとりあえず今日はここまでと思ったのか、
「本当に、お願いしますよ!今度こんなことがあったら、政庁の一室に監視付きで住んでいただきますからね!」
そう言い捨ててダイニングを出て行った。
そして、バタン!と大きな音を立てて、玄関のドアが閉じられる。

シモンとニアはしばらく正座したまま固まっていたが、やがてどちらからともなく立ち上がった。
「ニア…」
「シモン…」
二人は上着を脱ぎ捨てると、互いの肩を抱き寄せて口付け合う。
「邪魔者もいなくなったし、続きをしようか?」
「はい!」


――ダメだこの二人…早くなんとかしないと……
愛の営みを再会する二人を見上げながら、そう思うブータであった。
277名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 07:28:58 ID:3d38nih2
終わりです
やっぱり本番は書けない…

ネタも枯れかけなので、しばらく読む方に戻ります。
ありがとうございました。
278名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 08:02:57 ID:IhlH6d/5
ちょwwwwGJ!!
グレンラガン終わって寂しい心を暖めてくれてありがとう!!

シモニアかわいすぎ
そしてブータさんがステキだ…
279名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 08:26:51 ID:U8iQU5MD
どんだけ元気なんだこの二人wwwwww
ブータもロシウもどんまいwww

ていうかアニキ本当にそう言いそうで吹いたwww
280名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 09:32:21 ID:Sb/iQtCx
ちょwww日曜の朝から何やってんだよwww
ネタが朝からとはいえ朝に投下するなよwww
何気に兄貴の凄さに絶句!
281名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:47:36 ID:ENSrqCfT
萌えたwwwwGJwwww
バカップル全開w こんな二人も多元宇宙のどっかにはいると信じてるぜ!

最近の投下ラッシュはすばらしい。
やはり皆放送が終わってリミッターが解除されてしまったのだろうか。
28253:2007/10/08(月) 04:12:43 ID:oGgT1WDU
DVD5巻の特典を待ちきれなくて書いた学パロシモニア。
いつもどおりシモンがニアに'`ァ'`ァ(*´Д`*)しております。
書いてる最中に>>236氏の投下があって吹いたw 結婚しよう、>>236
シモンとニアの外見は14歳バージョンでもそれよりもう少し成長させた姿でも、ショートニアでもロングニアでもセーラーでもブレザーでもお好みで妄想ドゾー
ちなみに名前は夜露死苦モードではないです。
28353:2007/10/08(月) 04:13:40 ID:oGgT1WDU
放課後の教室。
手にした数枚のテストの答案を、じいっと真剣な眼差しでニアは見つめた。
シモンは机を挟んで、神妙な面持ちで彼女の言葉を待つ。
不意にニアが顔を上げ、シモンを見る。
「シモン」
「う、うん」
「これは……ひどいです。ひどすぎます!」
ばしん、とニアが机に叩き付けたテスト用紙にはシモンの名が書かれている。
赤、赤、赤。五教科もれなく赤点だ。
「そ、そだよね〜」
へら、と笑って返事を返すが、ニアの真剣な表情にシモンは気圧される。
決して彼女は怒っているわけではない。怒っているわけではないが、この惨状を由々しき事態だと考えているのは間違いない。

「どうしてこんなことになってしまったんでしょう……」
はふぅ、と悩ましげにニアはため息をつく。
その仕草は妙な色気を伴っていて、シモンは胸が高鳴るのを感じながら慌てて答えた。
「しょ、しょうがないよ。俺バカだし。ニアが気にすることないって」
「シモンはお馬鹿さんではありません。単に勉強をしていないだけです」
「そ、そうかなぁ?」

馬鹿ではないと言われたことを喜べばいいのか、勉強をしていないことを反省すればいいのか。
ただ、ニアの言葉は的を射ている。以前は、シモンの成績はここまで酷いものではなかった。
極めて中庸、中の中。得意科目で点を稼いで、苦手科目は赤点ギリギリで踏ん張るのが常だった。
それが変わった原因は、彼にとって特別な存在である二人との出会いにあった。

一人はカミナ。この学園の中で知らない者はいない、グレン団の鬼リーダー。文句なしの不良青年だ。
ささいなきっかけで知り合った彼とシモンは、今では義兄弟と目されるまでに固い絆で結ばれている。
しかし、破天荒な彼の無茶に付き合えば付き合うほど、「平凡な学生」としての時間が削られるのは紛れもない事実だ。
(アニキの辞書に『テスト勉強』なんて言葉、載ってるわけないもんなぁ)
豪快に笑うカミナの顔を思い出し、シモンはくすっと笑った。
28453:2007/10/08(月) 04:14:44 ID:oGgT1WDU

そしてもう一人の特別な存在が、今目の前にいるニアだ。彼女とはこの学園に入学してから知り合った。
何者かの仕業によって体育館裏の物置に閉じ込められていた彼女を、シモンが自慢のドリルで救出したのがきっかけだ。
埃っぽい物置から現れた、今まで見たこともない可憐な少女に一瞬でシモンは心を奪われた。
(一目ぼれ、ってやつだったんだよな。今にして思えば)
テスト用紙に再度目を落としているニアの可愛らしい顔を、シモンはちらりと見る。

彼女がこの学園の頂点に君臨するロージェノム校長の娘であることを知ったのは、出会いからしばらく経ったあとのことだった。
このことについてはシモンの小さな頭痛の種となっている。
自分とカミナは、お世辞にも校長にいい印象を抱かれているとは言えない。
(こないだだって、アニキが校長の盆栽をパチンコ弾で十六連射キメたばっかりだもんなぁ)
ニアはこんな自分とよく付き合ってくれているよな、とシモンは思う。

そう、ニアとシモンは付き合っている。
休日ともなれば二人で手を繋いで仲良く街に繰り出し、時には親の目を盗んで彼女をシモンの部屋に招くこともある。

親の目を、盗んで。

先日のシモンの部屋でのデートを思い返すと、思わず口元がにやけそうになる。
だんだんいい雰囲気になって、散々いちゃついて、そしてその後は。
「シモン、何を考えてるんですか?」
「な、なんでもっ!? なんでもないよっ?!」
「……?」


とにかく、シモンの時間はカミナとの男の友情の遂行とニアとの愛のひとときに大半を消費されるようになった。
テスト勉強など後回しもいいところ。ゆえにこの結果だ。

「追試、一週間後だって先生が言ってました」
「あー、うん。そうだな。さすがに勉強しなくちゃまずいよなぁ」
明らかに気乗りしない様子のシモンを見つめ、しばらく考えた後にニアはにっこり笑ってシモンに提案した。

「シモン、今から私の家に来ませんか?」



予想はしていたが、とにかく立派な外観の家だった。
家人以外の侵入を断固として許さないと言わんばかりの堅固な門に、広い庭。
テッペリン家の財力を表すかのように植木は美しく手入れされ、今も老人がせっせと箒で清掃に励んでいる。
「ただいま、ココ爺」
にこやかに老人に帰宅を告げるニアの奥から、シモンが遠慮がちに会釈すると、老人も丁寧に頭を下げた。
(お手伝いさんがいるなんて、どれだけお嬢様なんだよ、ニアは)
浮世離れした物腰から育ちがいいのであろうことは容易に察せたが、まさかここまでとは思いもしなかった。
28553:2007/10/08(月) 04:16:04 ID:oGgT1WDU
追試の内容は殆どがテストの類似問題か、むしろそれよりも若干易しいくらいだ。
一緒に勉強すればわからないところは教えることができるし、自分の復習にもなるから一石二鳥だというのがニアの弁だった。
そういう事情で、シモンは初めてニアの家、ニアの部屋へと足を踏み入れることとなったのだ。

女の子らしい色彩でまとめられた綺麗な部屋。ニアのイメージにぴったりで、シモンは感動すら覚えてしまう。
(そういえば、女の子の部屋に入ること自体生まれて初めてだよな、俺)
そう思うと身体に妙な緊張が走る。

視線を泳がせると、美しい細工が施された写真立てに目が留まった。
「これ、家族の写真だよな、ニア………ぅえ゛?」
写真の中央にいるのはロージェノム校長、傍らには甘えるように寄り添うニア……と、大勢の美しい女性たち。
まるでクラスの集合写真のようであったが、明らかに一クラス分の人数よりも多い。
女性たちは皆ニアよりも年上のようであった。
「ニア、これって……」
「はい、お姉様たちです」
「こっ、これ全部ッ!!?」
「ええ。私、末っ子なの。……話してませんでしたっけ?」
1、2、3、4、5……写真に写る美しい姉たちの人数を数え始め……シモンは途中で断念した。
勉強を始める前から頭痛を起こしそうになったからだ。


「お父様はまだ帰ってきませんから、安心してください」
「あ、ありがと」
テーブルに教科書と赤だらけの答案を広げながら、シモンはニアに礼を言った。
「今度からテスト勉強は、こういう風に一緒にすればいいんじゃないかしら」
「いやあ、それどうだろ。アニキが絶対こう言うよ、『シモン、男ならぶっつけ本番だ! テストのことなんざ忘れろ忘れろォ!』って」
「アニキさんらしいですね」
ふふっ、と面白そうにニアが笑う。

(ニアのこういうところが、いいんだよなぁ)
シモンが好きなものを、理解しようとしてくれるところ。
男同士の付き合いや連帯をわかってくれるところ。
(普通だったらアニキと俺が仲良すぎるとか、文句の一つ言われてもおかしくないもんな)
「でも、今はお勉強に集中しましょうね、シモン」
「は〜い」
天使のようなニアの笑顔に、シモンは素直に返事をした。


―――――――――――――

……できない。
集中、できない。

シャーペンを握る手にぐぎぎ、と力が入り、ぼきんと芯が折れた。ノートがぐしゃりとたわむ。
視線はあくまでノートと教科書に注ぐ。注ぐ。固定するように努力する。

……が、努力空しくシモンの視線は、テーブルを挟んで対面するニアの顔へと向かってしまう。
ニアはシモンの視線には気づかずに、自分の宿題を進めている。
勉強を始めてから三十分も経たないうちからこの体たらくなのだから、自分でも少し呆れてしまう。
が、二人きりで黙りこくっているこの状況に緊張するなというほうが無理だ。
しかも、場所は初めて入るニアの部屋。
28653:2007/10/08(月) 04:16:47 ID:oGgT1WDU
(……真剣に勉強してるニアも可愛いなぁ)
いま一番勉強すべきなのは自分であることも忘れて、シモンはニアをぽうっと見つめる。
顔を俯かせているせいか、長い睫がさらに強調され、柔らかそうな前髪がそれにかかっている。
考え込むようにシャーペンが押し当てられた唇は薄いピンク色で、その感触を思い出してシモンはごくりと喉を鳴らした。
視線をさらに下に向ければ、制服のプリーツスカートから健康的な白いふとももがちらちらと覗く。
まるでシモンを誘っているかのように思えた。
「ニ、ニア? ……あのさぁ」
「? わからないところ、あったの?」
ノートから顔をあげてシモンに笑いかけようとしたニアだが、次の瞬間その唇はシモンの唇によって塞がれていた。

「んぅ!? ん、ふぅ……っ!」
奇襲めいた口付けに、ニアの口から驚いたような声が上がる。
それを無視して、シモンはテーブルを半ば乗り越えるようにニアの肩を抱いてそのまま床に強引に引き倒した。
テーブルの上の教科書や筆記用具がばらばらと音をたててカーペットに落ちる。
「やっ、シモン……!」
「ご、ごめん、ニア。我慢しようと思ったんだけど……やっぱ無理だった」
宣言するや否や、シモンは再びニアに口付ける。
「んんぅ……!」
シモンの舌が口内への侵入を請うようにニアの唇をなぞるが、その口は拒むように閉じられたままだ。
「ね、ニア、口あけて」
「やだ! ――ぅむっ?!」
素直に返事をしたニアの隙をついて、シモンの舌は侵入を果たす。食らいつくようなキスだった。
ニアの瞳が「シモン、ずるい!」と非難してくるが、シモンはそれを無視してニアの柔らかな舌を味わう。
白い真珠のような歯を舐め、逃げ惑う舌を追いかける。ちゅう、と音をたてて唇を吸い、ニアの唾液を啜った。
「ふぅっ、ぅうんっ……やぁ、ぁはぁっ……!」
シモンの身体の下で、ニアは必死に彼の身体を押しのけようと腕を突っ張る。
が、覆いかぶさるように彼女に圧し掛かるシモンは、四肢を動かすことすら許してくれない。
「や、んっ……! シモン、やめ、て……!」
「やだ」
「もうっ! お勉強はどうするの?」
ニアが少し怒ったような、厳しい声をあげる。さすがにバツの悪いシモンは、甘えるようにニアを見つめた。
「こ、これが終わったらちゃんとするから。だから一回だけ! お願いっ!」
縋るように頼み込む。少々情けないとは思うが、今更格好つけたところでどうなるというわけでもない。
ならば、今の自分の素直な気持ちをニアにぶつけるのみだ。
ニアとしたい。今すぐしたい。ニアの部屋でしたい。
校長の目を盗んでニアの部屋に来るチャンスなんて、次にいつ巡ってくるのかわからないのだから。
ぎらぎらと血走ったシモンの瞳に気圧されたのか、ニアは困惑したような表情を浮かべる。
「だって……でも……」
(よし、もう一押し!)
確信したシモンは、止めの一言をニアに告げた。
「ニア……俺のこと、嫌い?」
もちろん上目遣いだ。

「……そういうのずるいと思います、シモン」
「あはは、そだよね〜」
涙目で頬を膨らませる彼女に、シモンはへらりと笑ってみせる。
が、組み敷いたニアの身体からしおしおと力が抜けたことで、勝利を確信した。
(よっしゃ!)
28753:2007/10/08(月) 04:17:50 ID:oGgT1WDU


「あっ……や、ん……っ」
ごわごわした制服の生地の上から優しく乳房をさすると、ニアの口から甘い声があがる。
それが可愛くて、愛しくて、シモンはたまらず触れるだけの優しいキスを何度もニアに落とした。
性急な手つきでニアの胸元のリボンを剥ぎ取り制服を乱すと、繊細なレース使いのブラが覗く。
ニアが恥ずかしそうに身を縮める。その仕草がまた可愛らしい。
「あんまりじっと見られると、恥ずかしい……」
「これからもっと恥ずかしいことするよ?」
「! ……シモン、今日は約束破りでずるい上に、なんだかいじわるです」
「そ、そんなことないって」

軽口を言いながらもシモンの手は欲望に忠実に動き、ニアのブラをずり上げる。
外気に晒された刺激にびくりと震える小ぶりな乳房に、シモンはごくりと喉を鳴らす。
ニアは羞恥に耐えるように顔を背けた。
薄く色づいた頂点は、与えられた快感によってすでに尖って自己主張している。
「くぅ……んっ…」
両手で撫でるようにやわやわと指を這わせると、ニアの口から甘えるような吐息が漏れる。
白く柔らかい乳房は手に吸い付くように瑞々しくて、シモンはその感触に夢中になる。
硬くなった乳首をくりくりと撫でてやると、快感から逃げようとするかのようにシモンの腕の中でニアが悶えた。
「ひぁっ、んぅん…っ」
反応の一つ一つが嬉しくて、もっと刺激を与えてやりたくなる。
ニアの唇や頬にキスを落としていたシモンの唇は乳房へと移り、可愛らしく勃起した先端を遠慮がちに舐め上げた。
「ひゃっ……!」
びくん、とニアの背がしなる。
「ニア、気持ちいい?」
「そんなっ…こと、きかないでくださっ…ひゃんっ」

ニアの返答を待たずに、シモンはぢゅう、と乳首を吸い上げた。ちゅ、ちゅ、と音をたてて何度も繰り返し吸い、舌先で先端を転がすように嬲る。
もう片方の先端には、指先で押しつぶすように、擦るように、容赦のない愛撫を与えてやる。
「あっ、やぁ、シモン…ひぁっ!」
ニアの胸はお世辞にも豊かとは言えないが、おそらくはそう上手くはないのであろうシモンの愛撫に十分すぎるほどの反応をしてくれる。
(ニアのおっぱい、好き)
口に出したら平手打ちが飛びかねないので、絶対に言葉には出さないが。
胸だけじゃない。折れそうなほどに細い腰も、華奢な肩も、すらりと伸びた手足も、全部好きだ。
乳房を苛めながら、右手をスカートの中に伸ばす。下着の上から秘裂を擦り上げると、そこはすでに熱っぽく潤っていた。
「っ…くぅ、んっ…!」
びくんとニアの身体が震え、シモンの右腕を制するように両足が閉じられたがすでに遅い。
柔らかな太ももに右腕を挟まれたまま、シモンの手はニアの秘所を攻める。
指先に力を入れて何度も往復させて陰核のあたりをぐりぐりと擦ってやると、ニアの口から悲鳴のような嬌声が上がった。
濡れた唇から切ない吐息が漏れ、赤い小さな舌が誘うようにちろちろと蠢く。
まるでシモンを誘っているかのようで、たまらず乳房から顔を離して再度ニアの唇に吸い付いた。
「んっ、んん……ふぅ、ん……っ」
最初のキスの時とは違い、今度はニアもたどたどしく舌を伸ばしシモンを求めてくれる。
口内で舌が絡み合い、互いの唾液が混じる。
ニアの白く優しい手が伸び、シモンの首筋から頬を優しく撫で上げた。繊細な指の感触に、ぞくりと快感を煽られる。
28853:2007/10/08(月) 04:18:50 ID:oGgT1WDU
(ニア、ニア、ニア……!)
シモンの手はそろりとニアのショーツの中へと侵入を果たし、熱く濡れた泉をかき回した。
「ひぅ…っ!」
ニアが耐えるようにシモンの胸にしがみつく。身体の下、快楽に震えるニアが愛しい。
溢れる愛液を膣口に擦り付けるように塗し、シモンはゆっくりと中指をニアの膣内へと沈めた。
「ひあぁっ!」
探るように、ゆっくりと。シモンの指はぐちゅぐちゅと音をたて、ニアの内をかき回す。
ニアは喉を反らせて鳴き、シモンは乱れるニアの姿を目に焼き付ける。
この上なくいやらしいのに、とても綺麗だ。快楽に潤んだ瞳、紅潮した頬、乱れる髪。
全部自分だけしか見たことのないニアの姿なのだと思うと、シモンの胸に言いようのない優越感が湧き上がった。

(もっと、もっとニアのいやらしい姿が見たい。どこがいい? どこが感じる?)
熱く蕩けた膣に二本目の指を挿入し、襞を刺激する。
熱く濡れそぼった膣内はきゅうきゅうと収縮し、ニアの限界が近いことを知らしめる。
「あぁっ、あっ、や、シモ、ン……っ! ひぁ、ああああぁっ!」
ぎゅう、とシモンに縋るニアの手に力が込められ、そのか細い身体が快感の絶頂に震えた。


シモンの身体の下、絶頂の余韻に震えるニアから指をずるりと引き抜く。
愛液に塗れててらてらと輝く指に、シモンの陰茎がびくりと反応した。すでに先ほどから、ズボンの中で痛いほど自己主張をしている。
(早く挿れたい…!)
シモンは乱暴な手つきでニアのショーツを剥ぎ取ると、がちゃがちゃと自分のベルトをはずした。
ズボンを下ろし、猛る自身をニアにあてがうと、そのまま一気に腰を沈めた。
「あああぁっ!」
ニアの口から悲鳴があがる。一度絶頂を迎え、余韻冷めやらぬうちに再度の挿入。しかも、今度は容赦がない。
「シモン、シモ、ン……っ! ああっ、あああんっ!」
「ニア、ニア……ッ!」
まるで力が入らない様子のニアの身体を抱きしめ、シモンは夢中で腰を動かす。
すでに十分蕩けきっていたニアの内は、絡みつくようにシモン自身を呑みこんだ。ぐちゅぐちゅと淫猥な音があがる。
「ニア、すごい、すごく気持ちいいよっ……!」
結合部からもたらされる快楽がシモンの全身を支配する。
(もっと、深くニアと繋がりたい……!)
ぎゅう、と彼女の身体を抱きしめた、その時。
「シモン!」
ばっ、とニアの手がシモンの口を塞ぐ。
(な、何事?)
シモンがニアに問おうと口をもごもご動かしたとき――扉の向こう側から、とん、とん、とん、という軽い足音が響いてきた。
「お姉様が、帰ってきました……」
青ざめた顔でニアが囁く。
「お、お姉さん?」
「いつもはこんなに早く帰ってこないんですけど……」
繋がったまま扉の向こうの気配を窺うと、廊下を挟んでニアの部屋の向かい側にある扉がぎぃ、と開き、そして閉まる音が聞こえた。
シモンは安堵する。
「部屋に入ったみたいだよ。じゃ、続き…」
「だ、駄目! だって、またいつ外に出てくるかわからないし、声を聞かれたら……」
「じゃ、じゃあ、どうするんだよ?」
「……」
ニアの瞳は「ここでストップするしかない」と訴えてくるようで。
「そ、そんなぁ!」
シモンは絶望したような声を上げた。
28953:2007/10/08(月) 04:19:39 ID:oGgT1WDU
(無理、無理、絶対無理だよ! こうしてる間にも、動きたくってたまんないんだぞ!)
半ば涙目でニアに訴える。
(それにニアだって、こんな中途半端な状態で終わったら絶対に辛いだろ? 何か、何かいい方法は……)
意味もなく部屋に視線をめぐらせると、ニアの鞄の中のあるモノにシモンの目は止まった。
可愛らしい花柄のハンドタオル。
一瞬戸惑い――しかし次の瞬間にはシモンの欲望は良心と理性を蹴っ飛ばした。
腕を伸ばしてハンドタオルを引っつかむ。
「ニア、ごめんっ!」
「――ひうッ?!」
手にしたタオルを強引にニアの口に捻りこむと、有無を言わさずシモンは動きを再開した。
あまりに予想外の出来事に、ニアの頭は真っ白になる。
「ふぅ……、っ……ひぅ、むぅぅっ…!!」
ニアが何事か叫んでいるようだったが、当然タオルに邪魔されて言葉にはならない。
罪悪感を追い払うように腰を動かす。
「ごめんっ、ごめんっ、ニアっ…! 気持ちよくしてあげるからっ…!」
「ひぅ……っ! むーっ、うぅーっ!」
その気になればタオルを吐き出すこともできるはずなのだが、それをすれば嬌声が丸聞こえになってしまう。
それをわかっているのか、ニアはタオルを噛んだままシモンに抗議の声を上げる。
しかし、それも次第に与えられる快楽に濡れたうめき声へと変わってしまう。
「ふぅ、うぅっ、ひぅぅっ……!」
荒い息遣いでニアを突きながら、シモンは腕の中のニアの痴態を見下ろす。
くしゃくしゃに乱れた髪に、快楽に濡れた美しい瞳。白い肌は欲情して赤くなりなんとも色っぽい。
中途半端に脱がされ、乱れた制服が背徳感を煽っている。
そして何より。
(タオルが、いいっ! すごくいい!)
捻りこまれたタオルは猿轡を思わせ、乱れた制服と相まって危険な色香を演出していた。これはまさに予想外だ。
明らかに怒ってこちらを睨んでくるニアの瞳もたまらない。
この行為が終わったら、明らかに土下座で謝罪しなければならない、が。
「なんか、犯してる感じで、すっごく興奮する……っ!」
馬鹿正直にニアの耳元で告白し、そのまま耳を食む。
「ひぅんっ…!」
シモンの言葉にニアは一瞬身を縮め、羞恥に頬を染めて顔を背けた。
(ぅあっ!?)
きゅう、とニアの膣内が絡みつくように締まり、シモンをより深く呑みこもうとする。
(ひょっとして、ニアも興奮してる?)
清楚な彼女がこの状況に欲情している。そう思うとシモンの欲は一気に燃え上がった。
夢中で腰を揺らし、乱れるニアの痴態を一瞬たりとも見逃すまいと見つめる。
「ニア、ニア、ニア……っ!」
「ふぅ、ひぅ、ぅううッ、―――っ!」
全ての想いをぶつけるかのようにニアを突き、そしてシモンはニアの内に叩きつけるように精を放った。
29053:2007/10/08(月) 04:20:15 ID:oGgT1WDU



「シモンとは、もう絶対に一緒に勉強しません!」
「……ごめんなさい」
乱れた衣服を直しながら、ぷんすかと怒るニアにシモンは縮こまって謝罪する。
シモンのために一緒に勉強しようとしてくれたニアに襲い掛かった挙句、口にタオルまで突っ込んで行為を続行した。
我ながら最低だ。振られたって文句は言えない。
「本当にごめん……でも、ニアのこと見てたらどうしても我慢できなくってさ……」
しゅん、とうな垂れながらのシモンの言葉に、ニアの頬がかあ、と赤くなる。
「……もういいわ、シモン。私だって……シモンに『したい』って言われて、ちょっと嬉しかったから」
「ほんと!?」
ばっ! と、先ほどまでの殊勝な態度が嘘のように、目を輝かせてシモンはニアを見つめる。
「う、うん」
「そ、それじゃあさ、二回目とか」
「それは駄目」
「ぅ……はい」
さすがに勉強を再会しないとまずい。しょぼんとうな垂れるシモンの姿を見て、ニアは何事か思いついたらしい。
いじけたように丸まったシモンの背をちょんちょんと突いた。
「シモン、シモン」
「なに?」
「今度の追試、一回で無事クリアできたら……」
ニアは頬を染めて、こしょこしょとシモンに耳打ちする。
「……ね?」
いじけていたシモンの目が、再びぱあぁ、と輝きを取り戻す。
「ほ、本当にそんなことしてくれるの!?」
「ええ。だからお勉強、がんばれますよね?」
「もちろんだよ! ニア、俺がんばる! 絶対追試、一発でクリアする!」
「応援するわ、シモン」



こうして、ニアの見事な操縦術によってシモンは無事に追試をクリアすることができたのであった。



29153:2007/10/08(月) 04:20:56 ID:oGgT1WDU
書きたかったもの。

・盆栽撃墜
・シスタープリンセス(違)
・口にタオル

ロージェノム校長は実は娘婿に目をかけていると良い。
292名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 04:23:30 ID:ZUg7+W8M
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

以外とかかあ天下だ…(*´д`*)
GJ
293名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 05:21:28 ID:PrBFiRQY
リアルタイム乙
いつ義父さんが帰ってくるのかとヒヤヒヤしながら読んでたwww
294名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 06:17:41 ID:skkeFQ/w
す、素晴らしい…としか言い様がないくらい素晴らしいw
ニアの描写がいちいち色っぽくてヨカタ!

>何者かの仕業によって体育館裏の物置に閉じ込められていた彼女を
ヤバイ、そのシチュエロ杉ですww
295名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 08:20:00 ID:KQAdGvis
エロイな
ロージェノムにバレたらと思うと笑えないw

ていうか姉がどんななのか気になるwww
296名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:09:06 ID:O/x7LCNF
GJ!!!!
ニアに囁くシモンが色っぽいねー。
ニアも可愛いvvvvv
297名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:46:10 ID:zXrp5TlX
ニアのご褒美編待ってます。
298名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:48:30 ID:9H8Aj1Tc
父さんにバレたルートが見てみたいw
299名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 12:04:20 ID:FUgHZPjB
校長室にて秘書のおねーさん達(螺旋ガールズ)を侍らせているお義父さんとな。

>>298
それはもう本編15話のごとき、なぐり合い・宇宙がw
300名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 13:58:03 ID:ILHW1Vh1
「大事な娘を貴様のような男に渡せるかぁぁあ!!」
「あんたが壁となって俺の前に立ち塞がるなら(略)」

運動場の真ん中で?
301名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:05:17 ID:skkeFQ/w
実は娘を体育倉庫から助け出したという話を聞いた時から、シモンに好印象を持っていたんだけど(>>291に書かれたように)、
さすがにヤっちゃったのは許せん!ってことかww
302名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:44:11 ID:FUgHZPjB
>>301
お義父さん作成、『ニア=テッペリン人生設計表・恋愛編』 

告白した・されたら必ず家族に報告&紹介

1ヶ月ごとにステップアップ試験

「ステップ1 交換日記」
  :
  :
「ステップ5 弁当を一緒に食べる」
  : 
  :
「ステップ8 一緒に下校(ただし、寄り道厳禁)」
  : 
  :
「ステップ12 手をつなぐ」
 条件1:家族全員と面談
 条件2:自分(ロージェノム)相手に試合で十本中一本取る

シモン「告白のその日に……表にない所までいっちゃいました……」
303名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 17:29:22 ID:8KzvKHcH
倦怠・無表情ながらも実は娘が可愛くて仕方ないパパを想像したら萌えるものがあるな
304名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 17:50:38 ID:boq2lWXf
学園ものだとキヨウは先生と禁断の恋をしますか、孕んじゃいますか
305名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:09:19 ID:nEXnHgjO
GJ!!兄貴の書くシモニアは本当にいいなあ!!
>「ね、ニア、口あけて」
>「やだ! ――ぅむっ?!」
シモンマジ策士wwww

行為の最中、いつお義父様が勇次郎ばりに乱入してくるかとビクビクしながら読んでました
306名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:10:16 ID:H61qt6U6
とりあえず英語のアディーネ先生の大きく胸元の開いたブラウス&スリット深いタイトスカート姿を想像してハァハァしてみる
307名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 19:50:32 ID:skkeFQ/w
>>306
でも、出来が悪い生徒には暴言どころか平手打ちだぜ?
…え?むしろご褒美ですかw
308名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:07:27 ID:yL/N+Jjn
学園和む…
良作投下のお礼に…なるかなぁ
ttp://www8.uploader.jp/dl/daigurren/daigurren_uljp00045.gif.html
309名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 21:08:52 ID:skkeFQ/w
>>308
それぞれがいい味だしてるなぁ
個人的にはヨーコがポイント高しw
GJ!
310名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:56:24 ID:H61qt6U6
>>307
アディーネ先生は平手打ちなんかしないよ!
グーパンか出席簿の角で抉りこむようにガスガスッとな


ヴィラルはなんだか風紀委員で白い学ラン着てる気がするな
某所でシンバに似てるとか言われまくってたせいだろうか
311名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:27:15 ID:T7oexuqK
風紀委員のヴィラルは、ロージェノム校長とチミルフ先生とアディーネ先生に心酔してて、
彼らの手足となって生徒の風紀を取り締まってるのか。
そんで、校則破りの常習犯のカミナとはしょっちゅう衝突してる、と。
312名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:32:34 ID:+es96a2g
ヴィラルくんは裏庭の雑草を刈るのが趣味で、マイ鉈をいつも持ち歩くほどだよ
313名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:40:08 ID:Vx2/x6pu
体育のチミルフ先生はカミナがしかけた悪戯で骨折→入院して、
アディーネ先生はそのことでカミナ一派を目の敵に。
そして入院中のチミルフの所にアディーネが見舞に行って、
ツンデレっぷりを発揮。もちろんその後看護婦さんの目を盗んでry

学園妄想はどんどんネタが出て来ていいなw

314名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:54:41 ID:WaResNRU
なんだこの投下の多さは!・・・GJすぎます
良スレだなぁ、ここ

>>302
元ネタ吹いたw
31553:2007/10/09(火) 01:08:27 ID:IQkA/OCG
仕事から帰ってきたらイラストが投下されてるわサブキャラ設定が続々固まりつつあるわでホクホク(*´д`*)
お義父さん乱入ルートを想像した人が多かったみたいで、期待に背いて俺涙目w
お義父さんネタで何かもう1本書きたくなってきたよ。
キヨウ・ヴィラル・アディーネ様は他の職人さんの投下を全裸待ち!

>>302
>シモン「告白のその日に……表にない所までいっちゃいました……」

クソワロタw
316名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:50:36 ID:K4SQcuYs
ロージェノム家の娘と交際する男は、
必ず一度は家長と殴りあわなければいけないよ(勝ち負け問わず)
でもあのお義父さんと相対する根性のある男はなかなか居ないから、
お姉さん達はなかなかお嫁に行けなくて困っているよ

やべ、ロージェノムは本編がアレだったから親バカ設定が凄く楽しいwww
317名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 03:52:14 ID:MCAqgvr1
文字通り箱入り娘って事か…
318名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 04:21:16 ID:55wVKRQw
>>317
誰がうまいことを言えと(ry www
319名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 10:20:12 ID:yw9fHZhz
>>302
何その懐かしエロゲw
320名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:12:16 ID:PJyKrHMb
学園モノか…体育祭とかもありかな。
カップル障害物競走、みたいな美味しい競技もあるわけだ。
二人で同時にひとつの箱に顔を突っ込んで粉の中のアメを咥えるとか、
向かい合って胸の間に風船を挟んで運ぶとか…いや、肩を組んで走るってだけで美味しいなw
321名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:47:41 ID:MCAqgvr1
そこは借り物競走だろ常考…
『眼鏡』とか『ブータ』とか『彼女』借りれるんだぜ?勿論姫様抱っこでゴール。
まぁ校長の絶対的絶望で野郎抱きかかえるハメになるだろうけど
322名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:52:49 ID:e9XuNEZS
ギミーとダリーで書こうとしたら
双子設定って事を忘れてた・・・
323名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:56:32 ID:PJyKrHMb
>>321
ははぁ、開きかけると『彼女…』って見えてシモン思わずガッツポーズ、でも全部開くと『…の父親』とかなってて、
ロージェノムをお姫様抱っこすることになるとw

>>322
むしろ書くんだ、アダイ村なら親戚でヤってもおかしくない!
324名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:16:35 ID:7r27SY2M
ロージェノムが校長ならアンスパは理事長かな?
325名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:39:23 ID:UPyLMfkP
校長の娘でお嬢様のニアには親が勝手に決めた婚約者とかいそうだな
シモン涙目w
326名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:41:07 ID:ibhzxFTj
娘を返せといわんばかりの校長と
ZETU☆RIN学生を排除する理事長、
若さ溢れる野郎の三つ巴か・・・
327名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:23:38 ID:jLUeHkDh
>>321
封筒から引き出した紙に「アディーネ先生…」とあってよっしゃ! と思う間もなく
全部出すと「…の好きな人」と書いてあって泣きながらチミルフ先生をお姫様抱っこしなければならない
という絶対的絶望を受信した
328名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:33:20 ID:hrKA8+UO
ゴールした後には好きな人をばらされたアディーネ先生のお仕置きが待っているのですね
32953:2007/10/09(火) 19:33:52 ID:IQkA/OCG
それでも健気に完走するヴィラルを想像して萌えた
330名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:34:46 ID:IQkA/OCG
名前消すの忘れてた
スレ汚しスマソ
331名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:22:39 ID:tf1HUy+f
最早エロ関係ないなww

借り物競争で「眼鏡っ子」を引いたロシウが近くにいたキノンを姫さま抱っこ。
意外な力強さにときめくキノンと、間近に迫る胸と柔らかい肌を意識しないよう
一心不乱に走るロシウ

という電波を受信した

>>329
さあその妄想を文章化する作業に戻るんだ!
332名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:43:36 ID:Uac7AiE/
>>331
激しく萌えた。鉢巻きロシウ思い出した。
333名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:52:52 ID:jLUeHkDh
封筒から出した紙に「アディーネ先生のブラジャー」と書いてあって
バカ正直に借りに行ったら「あたしゃノーブラ派なんだよ!」と逆ギレされて
ボコられたせいなのか別の理由なのか自分でもよく解らない鼻血を出して
保健室に運ばれるヴィラル

という電波を以下略
334名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:03:12 ID:Kdz5wbg5
チアガールのキヤルはポンポンのかわりにジャモー一家
335名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:13:04 ID:Bq1wRw0r
>>333
そこで看病してくれた女子がときどき見る妙な夢に
出てくる嫁そっくりでちょっとどぎまぎするヴィラル
というのはありだろうか
336名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:16:52 ID:hrKA8+UO
生徒の相談を親身になって聞いてくれる保健医リーロン先生
たまに好みの男子生徒をあっこら何をするやめr
337名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:32:04 ID:MCAqgvr1
ロン姐は男の子に唾付ける事はあるだろうけどちゃんと弁えてるよ
別の意味で危ないのはレイテ先生。メンテナンスはお手の物、即日対応なんだぜ
338名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:34:49 ID:dvz7b0w5
もはやエロパロ版ではなく学パロ版www
いいぞもっとやれ
339名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:41:15 ID:53aUEreq
パンチラ程度のErosでも、学園という名のオブラートに包んでしまえばOKですかね
汁っぽいのは置いておいても、よかですか?
340名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:45:12 ID:Bq1wRw0r
>>339
どうぞどうぞ
いやマジで
341名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:49:44 ID:53aUEreq
>>315>>340
お前の意思は受け取った!

でも、週末ぐらいまで時間をくんさい、文章書いたことあんまなくて
あと、よく寝る子なもんで、のらりくらりとやってみる
342名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:52:53 ID:QWMRwJ3I
ええい!ロシキノとロシダリはまだか!
343名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:59:56 ID:VHQAnKOO
ギミダリとレイテ先生の即日メンテナンス希望
344名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 23:16:00 ID:jLUeHkDh
レイテ先生は理科室のビーカーでコーヒー淹れてくれそうな気がするな
345名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 23:20:12 ID:Jbaaim1q
>>339
いちごパンツでも何でもどんと来い
>>344
レイテ先生かっけぇなw
346名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 02:53:15 ID:i+hAguA/
>>324
遅レスだがアンスパは教頭でどうか一つ
347名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 03:10:27 ID:mZMXqeLm
教頭はエロマジロじゃまいか
校長の目を盗んでニアにセクハラしようとしてシモンに風穴あけられると
348名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 06:11:03 ID:zmOGxOCq
アンスパは町を牛耳る不動産屋
お父さんの厳しい運営方針は、
学園を横暴な不動産屋から守るための苦肉の策だったのだ!

来週からはヤクザな不動産屋vs愚蓮団の
仁義なき世紀末伝説をお送りします
お楽しみに!
349名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 06:26:14 ID:6T4m1/NV
校舎内全面禁煙のお陰で、寒空の下、渡り廊下でタバコをふかすレイテ先生
350sage:2007/10/10(水) 06:57:17 ID:e9gA+CfT
誰か学園パロの設定をまとめてくれ!
もう何がなんだか……
351名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 07:26:40 ID:8Yw95VHx
理事長:アンスパ?
校長:ロージェノム(&螺旋ガールズ秘書6人)…娘を溺愛。超溺愛。まずは交換日記から。
教頭:エロマジロ…エロい

教師:アディーネ…英語教師。ドS。胸の開いたブラウスでノーブラ。スリット深いタイトスカート。
    チミルフ…体育教師。アディーネとイイ仲らしい。
    リーロン…保険医。たまに男子に唾つける。
    レイテ…ヘビースモーカー。理科室のビーカーでコーヒー入れる人。

生徒:カミナ…不良。グレン団リーダー。ヴィラルと仲悪い。
    ヴィラル…風紀委員。校長とアディーネとチミルフに心酔。
    キヨウ…担任の先生(ダヤッカ?)とデキてる。
    シモン…ニアとイチャイチャ。
    ニア…シモンとイチャイチャ。校長の娘。

適当にまとめた(抜けがあるかも)けど、必ずしもこれに縛られる必要はないかと。
352名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 07:47:20 ID:PzbqvmNB
ヨーコは改造制服で「ったく、バカカミナ!」か
はたまたヨマコとして
「ちょっとカミナ君、体育祭で団長の君が忙しかったのは
わかんなくもないけど、いくらなんでも今回の試験はヒドイわよ?」
ずいっと迫った胸に視線固定、けーんっと赤くなった顔そらして
「るせ、応援合戦は男の魂のぶつかり合いだ!
大体だなぁ、ガキじゃねぇんだ、クンとかつけんな!カミナって呼べ!」
「次のテストで赤点なかったらね」
か、迷うな
353名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 07:48:42 ID:HuCZFu5X
>>350
名前にsageって所に混乱度合いが見て取れるな

>>351
乙。ていうか普通に面白そうだw
やっぱ学級委員(もしくは生徒会長)はロシウ、
副委員長(もしくは副ry)はキノンですよね。
354名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 07:52:39 ID:HuCZFu5X
>>352
転校生が来るとの噂にカミナが勝手に色々妄想→ヨーコ登場→隣町から…→「何だよ隣町かよ、ケッ」で、原作風になるんでは?w
将来は教師目指してます、的な設定で
355名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 10:15:47 ID:zmOGxOCq
どっちか固定なんて小せえこと言わずに
「好きな方を選べ!」
「どっちもだ!」
ってアニキと艦長が言ってたよ
さすが俺達の兄貴
356名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:22:57 ID:b+uxCgoq
何故か放映時より盛り上がってる不思議なスレだなw
357名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:30:06 ID:n7qdRAE2
なんだか学園ネタ書きたくなって来ちゃったんだぜ…
358名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:47:22 ID:sVB/Qexb
胸に平仮名の名札がついたスク水とかは定番だなw


『らせんおう ろうじぇのむ』
359名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:52:45 ID:CPEF4Cir
そこで男にすんな、不愉快だ
360名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:54:25 ID:n7cI3j8T
>>359
おいおい我が侭な奴だな。
361名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 12:09:36 ID:b+uxCgoq
そこ笑うところでしょうがw
362名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 12:37:25 ID:mZMXqeLm
同級生なシモニアもいいが、教育実習生の21シモンと14歳ニアもいいかもしれん
ロリコンw
363名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 13:07:50 ID:CPEF4Cir
シモニアは同級生というかシモンは学生だろ
常識的に考えて
教育者って面じゃねー
364名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 13:31:25 ID:SSA00yT6
21シモン×少女ニアか。
俺は好きだな。ロリコン臭くてw
パラレルなのだからそういう方向も十二分にアリってことだ。

しかしエロパロスレ的に求められていることをこの設定でやろうものなら
若干犯罪臭い件について
365名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 14:00:05 ID:XW/7y12o
妻と死別したシモン先生に質問攻めする14才のニア
結婚ってどんなものですか?
妻って何をするんですか?
セっくすってなんですか?
無防備に迫ってくる妻に似た少女に我慢も限界突破しそうなシモン先生。

という電波をキャッチした。
366名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:02:20 ID:DA0OTWwU
>>365
それはちょっと…
367名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:04:21 ID:TFlf6g9n
>>365
この変態さんがッ!!
368名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:25:39 ID:bPjAfsxa
……流れ出来てないのに何故か、教育実習生な21シモンと黒ニア、そんで学生のシモンとニア、が同時存在。
学生シモンに粉かける黒ニアと、ニアといい仲になる実習生シモン等という展開まで繋がるとどうしてこうなったんだぜ?なのでやっぱり破棄。
負け。
369名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 16:24:36 ID:8Yw95VHx
電波は頻繁に受信するんだが、ノイズが多くて上手くまとまらないんだよなw
370名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 16:29:26 ID:PJndvVh+
受信したのが纏まらなければ、その断片だけでもここに吐き出して欲しいんだぜ
371名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 16:49:35 ID:8Yw95VHx
ヨーコが机に向かってる時って、胸が机の上に乗っかってるんだろうなw

カミナが留年しそうなので、ヨーコが強引に勉強会を開くが、カミナは真面目にやらない。
それどころか、机の上にたゆんと乗っかってるヨーコの胸を見てしみじみと呟く。
「やっぱお前って胸でかいよな…」
「なっ…どこ見てんのよ!」
みたいなお約束な展開ですよ。俺が受信するのなんて。

ヨーコは中等部で一番胸がでかいとか(学園全部で言うとキヨウのがでかそう。アディーネは先生なのでこれまた別)
カミナは留年何回もしてて、17なのに学年はヨーコの1コ上とか。
372sage:2007/10/10(水) 21:02:35 ID:e9gA+CfT
ニアと付き合うことになったシモン。
しかし、そんなシモンの前に立ち憚る二つの影。
ニアの父であるロージェノムと双子の姉のクロニア(黒ニア)。

父の名の元シモンとニアの邪魔をするクロニアだったが、
いかなる妨害をも乗り越えるシモンの姿に惹かれはじめてゆき、
ついには妨害にかっこつけてシモンに迫る!

そして、その現場をニアに見られてしまい、ニアただ一言。

「みんな仲良くしましょ」

そのままぐだぐだの三角ドリル関係に……。

373名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:05:42 ID:OG4Re9CK
むしろ白、黒、灰で三姉妹とか。
374名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:20:11 ID:WIdNd/fy
灰ってどんなんだよー
375名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:29:09 ID:E2f4AKAg
>>374
ニア「チビっていったいなんですか?」
シモン(少年)「ぐはぁっ!」
ニア「地味っていったいなんですか?」
ダヤッカ「ぶふぉっ!」
ニア「負け犬っていったいなんですか?」
ヴィラル「ぐっ……!」
ニア「前髪前線っていったいなんですか?」
ロシウ「…………(涙)」

こんな感じか?>灰
376名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:32:20 ID:PzbqvmNB
>>372
そこに突然ちょっと危険な香りの
スパイルラルネメシモン(一話艦長)が現れて
ニアニアシモシモの複雑怪奇な四角関係とはこれいかに
377名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:37:03 ID:8Yw95VHx
シモン1「俺が本物のシモンだ」
シモン2「俺だ」

ニア「天の光っていったいなんですか?」

シモン1「全て敵」
シモン2「全て星」

ニア「こっちが本物です!」
シモン2「よっしゃ!」
シモン1「(´・ω・`)」


まぁ、ニアならどっちが本物かひと目で見破る気がしないでもないがw
378名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:44:51 ID:PzbqvmNB
ニアはひと目でどっちがどっちかわかるけど、
スパネメシモンも否定しないで
「あなたは私のシモンではないけれど、でも、あなたもシモンね」
と笑ってあげれば良い
孤独と孤高に慣れた艦長もぐっときてしまえばいい

そんな交わってしまった平行世界ネタをぼんやり考えているが難しいなw
379名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:59:06 ID:MIRIACJT
久々にきたんだけど、ここ最近の流れ面白すぎるw
最終回終わって過疎ってるかと思いきや…みんな平行世界妄想に行きついたか
学園パロいいな。
380名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:39:45 ID:dvfktoBM
>>374
22話でコアドリルの鍵穴に黒ニアが立ち塞がったものの、長々したやり取りの後
シモンの「頼むから、どいてくれー!ニア!」でどいちゃった後から、
白ニアの表情&口調で「迎えに来てくれるのですか?」と言う前までの間が通称・灰ニア。
どいちゃった後のしょんぼり具合とか
目つきや衣装・口調も黒ニアで自身も元の人格ではないと言うわりに
白ニアがしていた指輪をまだ付けている件を指摘されると、はっとした表情をしたり
シモンの質問に対し、わたしはアンチスパイラル本星に召還されます、などと
黒ニアの口調ながら白ニアのようにいちいち真面目に答えているので、
黒白の区別しようの無いこのやりとりの間のニアは灰ニアと呼ばれるようになった。
381名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:45:27 ID:zmOGxOCq
そりゃ知っているが…
それ、要するに黒の記憶がある白だよな
性格違わないと書き分けや扱い難しいと思う

しかしカミヨコ投下が意外になくて寂しい
382名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:13:32 ID:THfHicfV
ヨーコはスケバンですか?
383名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:31:10 ID:dUHO+gr6
むしろ学級委員ぽい
自分にも他人にも厳しいところがあるし正義感も強いしね
384名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:35:08 ID:WIdNd/fy
風邪で休んだ子の家とかにプリント届けてくれるタイプだよね
385名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:49:07 ID:zmOGxOCq
>>363
そうか?普段はほにゃららに見えて実はやれるドクター孤島みたいなの似合いそうだけどな
3年B組シモマ先生 超美人な奥さん付き
386名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:49:42 ID:CYy2IBKp
ヨーコは、弓道部かクレー射撃部(高校では無理か)のエースで、
生徒会とか入ってそうだけどな。
387名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:01:37 ID:zmOGxOCq
それでいて制服はギリギリであって欲しいな
てかヨーコはそうでないと
388名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:08:10 ID:65AKt+Z4
胸が大きいから制服のホックがすぐ外れたりするんだな…
389名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:04:31 ID:MTnsEsNe
セーラーはともかく、それじゃあブレザーの制服は大変なんだぜ?
カミナに雷を落とすべく腕を振り上げた拍子にボタンが弾け飛んでロシウのおでこに直撃したりするんだぜ?
390名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 04:01:41 ID:65AKt+Z4
学パロな流れと需要と空気を読まずに夜食を持ってきてしまった。
秋のギンブレー×キヤルの小ネタ いつかの本スレネタ仕立て
サブタイ『今日はキノコ鍋だぜ!』を添えて



アンネが産まれて、月が落ちてきそうになって、色々あって、キヤルはダヤッカ夫妻の元を離れて一人暮らし。
キヨウをアシストする家事手伝い、悪く言えばニート生活から脱し、少しだけ社会的にランクアップした生活を満喫していた。
月夜の晩。訪問客の鳴らすチャイムに応えて扉を開く。
「まずドアスコープで相手を確認しろと何度言ったら…!」
「見なくてもギンブレーだって分かるってば。チャイムをきっちり一秒間隔で二回!十五秒後にもう一回鳴らすもんな」
政府のきっちりした服ではない、それよりもほんの少しだけゆったりした私服に身を包んだギンブレーが予想通り立っていた。
いつものように小言をくれ、キヤルが中に迎え入れると客人らしからぬ態度でリビングの食卓につく。
ご察しの通り、ギンブレーはキヤルの恋人である。
生真面目なギンブレーが自由奔放なキヤルを放っておけなかったのか、
元家事手伝いのキヤルがエリートなギンブレーを捕まえたのかは定かでないが、
ともあれ二人は不思議なことに彼氏と彼女の関係なのだ。
「お前さー、夕飯くらい食べてこいよ」
そう言いながらもキヤルは慣れた手つきで具材をテーブルのガスコンロに置かれた鍋に次々と放り込んでいく。
「安かったから、今日はキノコ鍋だぜ!」
お玉を振りかざすキヤルをギンブレーは神妙な面持ちで見つめ、眼鏡のフレームを押し上げた。
「ん、どした?キノコ嫌いだったのか?」
「キノコは嫌いではありません。それよりいい加減その言葉遣いを直したらどうです」
うう、とキヤルが眉を寄せ「自分だって真面目すぎじゃん」と愚痴り、鍋をぐるぐるとかき回した。
「せめて俺、ではなく私、と。貴方のご姉妹を見習って下さい。口が悪いのは…」
ぴくんと反応を示したかと思うと、つかつかとギンブレーの隣に歩み寄り、じっと睨みつけ、
「口が悪いのはなに?これは生まれつきだってば」
と言うなり、ギンブレーのズボンの中に手を突っ込んだのである。
391名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 04:03:36 ID:65AKt+Z4
ひゃ、と素っ頓狂な声を上げて慌てふためくギンブレーを尻目に、キヤルは引っ掴んだものを一寸の迷いも狂いもなく口にくわえ込んだ。
思わず腰が跳ねて、慌ててその快感を振り払うと足の間に顔を埋めるキヤルを離そうと頭を押す。
しかしキヤルはギンブレーのものを甘噛みして応えるのみ。
「駄目だ…こんな…」
「どこが駄目なんだ?俺の口、悪い割には巧いだろ?」
温かな咥内にもう一度それをくわえ直した。キヤルの熱い舌が舐り、躊躇無くそれを強く吸い上げると中で膨らみを増す。
先走りと唾液とでぬめる先端を咥内でつつかれて、ギンブレーは葛藤し困惑から逃れようと腰を浮かした。
「んぅ…」
その拍子に喉頭まで押し入ったものにキヤルが眉間を寄せる。しかし、肉棒は口から離さない。
どうしてもキヤルはこの行為をやめるつもりは無いらしい。その瞬間には諦めるしかなかった。
「…どうしても、ですか」
根元から先端までを執拗に攻めるキヤルがもたらすのはまさに快感だった。
抵抗していた手は甘受してキヤルの頭を撫でることにし、今だけは身を任せることにした。
キヤルは猫のように目を細めて、より強く愛撫する。
そして射精の前兆に、キヤルは微笑むと肉棒全体を強く吸い上げる事で応えた。決壊したそれを全て受け止める。
ねっとりと纏わりつく精液が口腔を満たして、尿道に残ったものまで余さず吸い上げて、キスを落とす。
「イヤイヤ言ってる割には全部出したりするんだな、これ」
「ば、馬鹿じゃないのか!一体どこで覚えてきたんだ!」
喉を鳴らして飲み干す様に目を白黒させ、ズボンを引き上げながら非難するが説得力は全く無い。
「前見たえっちな本で覚えたんだろなー。じゃ、次はお前の番だぜ!なんか悔しいからさ!」
何がと聞き返そうとするが、キヤルはキノコ鍋をかき回していた。中を覗けば勿論キノコが入っている。丸ごと。
いやそれはおかしいとギンブレーは非常識な事態に気付く。
鍋に浮くそのままの姿のエリンギマイタケブナシメジ。
キヤルはその中からエリンギを一つ箸で拾うとニヤニヤしながらギンブレーの眼前に持っていく。
鍋は煮立っており、湯気が眼鏡を曇らせる。
「はい、あーん」
そう言われたら食わざるを得ない。そして口は災いの元を身を以て実感したのだ。



以上。どこへ行く、ギンブレー×キヤル。やっぱり女性優位ネタが好きなのか…。
再放送おもしれぇキノコ鍋うめぇ
392名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 04:05:42 ID:MsUwOW+t
GJ!

キヤルはかわいいけどギンブレー振り回されすぎで全然うらやましくねえーwww
393名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 10:07:59 ID:Y1sPrnKl
これはGJ!!!
キヤルかわいいよキヤル
キノコ俺と代われキノコwwww
39453:2007/10/11(木) 12:46:27 ID:omUGh4E4
GJ! しかしなんとなくキノコ鍋が食いづらくなってもーたぞwww


お義父さん対シモンを書く過程でヴィラルで1本作れそうだったので書いてみました。
繋ぎの話なのであまりエロくないです。
住人の皆の妄想小ネタ使わせてもらってます。まさにエロス・ミナデイン
395学パロシモニア続編「風紀王ヴィラル」:2007/10/11(木) 12:47:39 ID:omUGh4E4
ヴィラルの朝は早い。
日の出ときっかり同時刻に目覚めた彼は、質素な作りの六畳一間のアパートの天井を睨みつけた。
目覚まし時計を止める必要はない。そもそもそんなものは彼の部屋には存在しない。
顔を洗いトレーニングウェアに着替えると、日課である朝のジョギングに出る。
学園の風紀を守るためには体力も必要なのだ。彼の敵は手ごわい。
一時間ほどの後帰宅し、簡単な朝食を済ませる。ヴィラルは制服に着替えると、再び家を出た。

風紀委員の朝は早いのだ。



「まだか、カミナ……!」
ヴィラルはいらいらと校舎の時計を見上げた。時刻は八時二十五分。
あと五分もすればホームルームが始まる。
毎朝、登校する生徒たちの身だしなみをチェックするのが風紀委員の役目だ。
ヴィラルが厳しく目を光らせているため、この学園の生徒たちで浮ついた格好をしたものは少ない。
……ごく一部を除いては。
そのごく一部の筆頭たる男の顔を思い浮かべ、ヴィラルはぎりぎりと目を吊り上げた。
「焦るな焦るな、いつものことよ」
ぐははは、と傍らで豪快な笑い声をあげるのは体育教師のチミルフだ。彼は生活指導の任にもついている。
ヴィラルが心より尊敬する師の一人である。
チミルフ自身カミナには相当に手を焼いているはずだが、ヴィラルとは違い常に余裕の表情だ。

「は。しかしチミルフ先生、私はもはや我慢の限界です!
飼育小屋のブタモグラを暴走させるわ、校長の盆栽を撃墜するわ、チミルフ先生を骨折させるわ……!
奴の無軌道ぶり、捨て置いて許されるはずがありません!」
「無論だ。そのために我らがいるのではないか。……来たぞ」
チミルフが眼光鋭く前方を見据える。彼方から砂煙をあげて校門に向かってくるのは――――バイクに乗ったカミナとシモン。

「カミナッ! シモンッ! 今日という今日は引導を渡してくれるわあぁぁぁぁッ!!!」
「どけえぇぇぇぇ! ケダモノ野郎共ーッッ!!!!」


――風紀委員の学園での一日は、こうして始まる。


396学パロシモニア続編「風紀王ヴィラル」:2007/10/11(木) 12:48:14 ID:omUGh4E4
――――――――――――――



「お呼びでしょうか、校長」
「うむ」

足が沈むのではないかというくらい毛足の長い真紅の絨毯。年代物の豪奢なソファ。
この学園の長たる人物が鎮座する場所――校長室。
黒光りするデスクの向こう側から、向かい合うもの全てを威圧するようなオーラを放つロージェノム校長がヴィラルを見つめた。
昼休みに校長室に行くようにとのチミルフからの言伝に従い、ヴィラルは今ここにいる。
だが校長がわざわざ自分を呼びつける理由に、全く心当たりがない。
気づかぬうちに、何か校長の不興を買うような真似を自分はしてしまったのだろうか。ヴィラルの背に冷たい汗が流れた。

「お前をわざわざ呼びつけたのは、他でもない」
校長は言葉を区切り……そして言った。
「ニアのことだ」
「ニア……といいますと、校長の娘御のニア・テッペリンのことでしょうか?」
「そうだ、ワシの娘のニアだ」
ヴィラルは目を瞬かせた。
(校長の娘のことで、何故俺が呼ばれる?)
ヴィラルはロージェノムに忠誠にも似た感情を持っているが、その娘のニアとは殆ど言葉を交わしたことがない。
精々お互い顔と名前を知っている、くらいの関係だ。
彼の宿敵であるシモンと交際しているとはいえ、彼女自身は文句のつけようのない品行方正な生徒である。
風紀委員のヴィラルがあえて絡むような相手ではない。
(……と、なれば)
「シモン絡みでしょうか」
びくり、とロージェノムの肩が反応し、そのままぶるぶると震えだす。
地獄の底から響いてくるような声で校長は言葉を続けた。
「……ヴィラルよ」
「はッ!」
「今日の放課後……………………ニアが、あの螺旋の男と…………デートする」
言葉の最後は、搾り出すような声だった。気のせいか校長の目じりにちょっぴり涙が浮かんでいるような気がする。
(……いや、気のせいだ。気のせいに違いない)
「尾行しろ。――そして!」
校長の拳がデスクを叩いた。めきめきと机にひびが入り、そのまま中央から真っ二つに割れる。
何十万もするであろうそれがただの木材のゴミになるのを、ヴィラルは戦慄しながら見つめた。
「そこで起こったことを、全て包み隠さずワシに報告しろ」
397学パロシモニア続編「風紀王ヴィラル」:2007/10/11(木) 12:48:42 ID:omUGh4E4
(……何故俺がこんなことをしなければならないんだ?)
至極もっともな疑問を胸に抱きながら、ヴィラルは初めて触るデジカメをもてあましつつシモンとニアの後姿を追った。
当然デジカメはヴィラルのものではない。ヴィラルが敬愛するもう一人の教師、アディーネに無理を言って貸してもらったのだ。
「壊したらただじゃおかないよ!」と怒鳴るアディーネの麗しい姿を脳裡に浮かべながら尾行を続ける。
(校長はあの二人の仲に関しては黙認しているものだと思っていたが、何か思うところでもあったのだろうか。
……いや、余計なことは考えるまい。俺は俺の任を遂行するのみだ)
尾行が風紀委員の仕事かどうかは、果てしなく疑問だが。

そして二十分後、シモンとニアが仲良く手を繋ぎながら行き着いた先は―――

(ら、ら、ら、ラブホテルだとおぉぉぉッ!!?)
いくら朴念仁と呼ばれるヴィラルでも、そこで何が行われるのかくらいは知っている。
(カミナならまだしも、シモンだと!? シモン、俺は、俺は貴様は硬派だと信じていたのに!!)
裏切られたような思いで、それでもヴィラルは必死にデジカメのシャッターを切る。
シモンとニアが手を繋いだままホテルの門をくぐり中に消えていくまでの様を、ヴィラルはしっかりとその手におさめた。
「……」
任務は終わった。
(俺がこのデジカメを校長のもとへ持っていけば……シモン、お前は間違いなく殺される)
手元のデジカメをヴィラルはじっと見つめる。彼の宿敵の一人が校長の手によって――否、こんな小さな機械によって葬られるとはお笑い種だ。
ヴィラルはデジカメを見つめ――そして、二人が消えたホテルを見上げた。



(まったく、俺もよくよくお人好しだな!)
埃臭い天井裏へ侵入を果たしたヴィラルは、手持ちの鉈で開けた穴――鉈で穴が開けられるのかとつっこんではいけない――から、眼下の様子を窺った。

校長に嘘の報告をするなどという選択肢はヴィラルの中にはない。
さりとて、このままデジカメを持ち帰っても彼の中で何かが納得いかない。
自分の宿敵を、こんな形で倒したくなかったのだ。故にヴィラルは一縷の望みに賭けた。

二人がホテルに入ったことは紛れもない事実だ。
しかしその密室の中、何が行われて、何が行われなかったのかは、通常は本人たちしか知り得ない。
ならば、校長の逆鱗に触れるような行為が行われなかったことを証明すれば、ギリギリセーフのはず……だ。理屈の上では。
こんなところにまで来て「それ」が行われない可能性など皆無に等しいが、もはやその可能性に賭けるしかシモンが生き延びる術はない。
(シモン、生き延びたければするな! お前はこの俺の手で葬られるべき男だ。こんな形で失いたくはない!)

校長への忠誠心から、デジカメはしっかり構えたままだ。
眼下の部屋の二人――シモンとニアは、すぐに行為を始めるでもなくベッドに腰掛けて他愛ない会話を楽しんでいるようだった。
そのまま二時間ぐらい喋っていればいい、とヴィラルは思う。
しかし彼の思いは裏切られ、ニアは腰を上げると――おそらくはシャワールームがあるのであろう方向へと消えていった。
ヴィラルの胸に絶対的絶望がもたらされる。
これでタオル一枚にでもなったニアが戻ってくれば、もはやヴィラルが馬鹿げた出歯亀行為を続ける意味はなくなる。
写真を撮る必要すらない。ホテルに入っていったときの写真があれば十分だ。


しかし、シモンの元へ戻ってきたニアの姿を見てヴィラルは固まった。
398学パロシモニア続編「風紀王ヴィラル」:2007/10/11(木) 12:49:21 ID:omUGh4E4
……ナース服だった。

ニアに良く似合う薄いピンクのナース服。いやにスカート丈が短いのが気にかかるが、それは間違いなくナース服だった。
(何故看護婦……じゃない、看護師の格好になるんだ? 一体こいつらは、ここで何をするつもりなんだ?)
ヴィラルの頭が疑問符で埋め尽くされていく。彼の知識にコスチューム・プレイという言葉は無かった。
ゆえに、「これから何が行われるのか」がさっぱりわからなかった彼は、眼下の光景の観察を続行したのであった。




次に彼が意識を取り戻したとき、すでに部屋にシモンとニアはいなかった。
ヴィラルの元に残ったのは、彼の鼻血に塗れたデジタルカメラのみであった。


――――――――――――

「あれだけ壊すなと言っただろうがこの馬鹿ちんがァーッ!!」
「申し訳ありませんアディーネせんsゴハァッ!!」

ヴィラルの鼻血によってカメラは昇天してしまったが、ヴィラルは校長にありのままの事実を告げた。
その時の校長の様子は筆舌に尽くしがたいものであった。ヴィラルはアディーネの責めを受けながらシモンの姿を脳裡に浮かべる。
(お前との決着がまさかこんな形でついてしまうとはな……。さあ、どう出るシモン……!)
「聞いてんのかこの役立たずっ!」
「本当に申し訳あrぐはぁッ!!」



気づけば外は夕暮れに染まっている。
今日も風紀委員として多忙な一日だった。廊下を歩きながらぼんやりとヴィラルは物思いに耽る。
彼が今向かっているのは保健室。アディーネの愛の鞭により傷ついた身体を手当てするためだ。
アディーネの元から保健室に向かうこの行為もまた、彼の日常によくある光景だった。

保健室の扉に手をかけ、ヴィラルは祈るように目を閉じる。
保健室は彼にとって天国にもなり、また地獄にもなる。その中で待っている人によって。
(――せいッ!!)
心の中で気合いを飛ばし、彼はがらっと扉を開けた。



勢いよく開けた扉の向こう、少し驚いたような表情をして――しかし、次の瞬間には控えめな微笑みで迎えてくれたのは。

迎えてくれたのは、金の髪が美しい保険委員の娘だった。
(……天国だったか)
ヴィラルの顔から、自然に緊張が抜ける。何故だか、この女の前では肩の力が抜けるようだった。
彼女は無言でヴィラルに椅子をすすめる。ヴィラルが彼女に手当てを受けるのも、もう何度目になるのかわからない。
(あの妖しい保険医じゃなくて本当に良かった)
くねくねと蠢く保険医リーロンを思い浮かべてヴィラルはげっそりとする。
勿論、彼――いや、彼女? どちらでもいい――のほうが手際は良いのだが、どうも生理的に苦手なのだ。

手当てが終わり、娘のほっそりした指が自分から離れる様を、ヴィラルはどこか名残惜しく見つめた。
「いつもすまないな」
柄でもない感謝の言葉に、娘はやはりおとなしい笑顔を返す。
ヴィラルはこの娘の名前を知らない。それどころか、ろくに声も聞いたことがない。
だが彼は、この微笑みをこうして同じ世界、同じ場所で見ることが出来るというだけで不思議と満足だった。

(俺は貴様と違って足るということを知っているからな、シモン)
人生最大の危機が迫っていることを未だ知らぬライバルに、奇妙な優越感を抱いてヴィラルの一日は終わりを告げようとしている。


39953:2007/10/11(木) 12:50:00 ID:omUGh4E4
保健室で待ち構えているキャラを嫁にするかリーロン先生にするか最後の最後まで悩んだw
400名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 12:59:51 ID:mO2gWAZL
おお、投下したてキター!

危うくキーボードにコーラをぶちまけるところでしたwww
GJですwwwロージェノムが壊れてるwwwwwww
401名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:07:48 ID:yaOxD6W8
出歯亀ヴィラル乙w
マニアックシモンを14veかr21verかどっちで想像するか悩んだww
ヴィラル7年後くらいに元保健委員現看護士の彼女とリアル看護士プレイすればいいよw
402名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:08:49 ID:ldHyDV/1
>>391
ギンブレーうらやましいぞ!
あ、いや、まぁ、丸ごとキノコ鍋は食いたくないがw
キヤルにキノコを食われるのはうらやましいってなに書いてんだw
GJ!

>>399
似たようなネタを妄想してたから余計に吹いたw
シモンはどんな目に会ったのか…(ニアとロージェノム、二重の意味で)
そしてまさか最後に嫁が来るとは予想外!GJ!
403名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:23:35 ID:Y1sPrnKl
>>399
すげえワラタwwwwナースプレイwwwwwwwwwGJ!!!!
404名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:28:00 ID:65AKt+Z4
腹の底からGJ!シモンこのやろうwwww
405名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:40:43 ID:4ks//QR4
>>391
まさかのギンブレーキヤル!
完全に主導権握ってるキヤルがいい…GJ
>>399
ナースはもしやご褒美…?w
涙目お義父さんと最後のヴィラルと嫁にも萌えますた
406名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 15:30:50 ID:aa0c04Js
>>399
なんというスネークwwwGJwwww
407名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 19:17:11 ID:agVUL7nB
>>391
まさかのキノコGJ!
なんだかんだ楽しそうじゃないかこのー
兄貴姉貴達の反応も気になるところだ


>>399
おお、嫁が採用されている
ありがとう、想像以上のニヤニヤだw
しかしシモン何しやがりましたかコノヤロー
そこんとこ詳しく!!ww
408名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 20:57:28 ID:MsUwOW+t
>>399
なんだかわからんがナースプレイよりもヴィラルに萌えた
どうしてくれる
409名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:06:39 ID:YudI8bu0
>>399
ヴィラルが鼻血を出すほどのナースプレイが気になるww
そこんとこkwsk
410名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:11:38 ID:agVUL7nB
ナースプレイに至った経緯が
「シモン、こすぷれって一体なんですか?」
「そそそそそそそれは… に、ニアには看護婦さんとかが似合うと思う、よ…」
「?」
「わーオレ何言ってんだ!!」
とかの末だとちょっと微笑ましい
411名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:56:20 ID:7in6fGmu
おまいらGJすぎだwww

それはそれとして。
「絶対的絶望」とか言いながら、校長、英語教師、リーロンに旧スク水(女性用)を着せるアンスパ理事長という電波を受信してしまった……
ヴィラル「ア、アディーネ先生……?」
アディーネ「……その先を言ったら殺すよ」
俺はもう終わってるかもしれん……orz
412名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 03:25:53 ID:ZZjDpn/0
キノコ鍋やら風紀王ヴィラルやら、ニアニアしながら見させていただいてます。
ここに影響されて学パロ描いたのでせめてものお返しにて投下
ttp://www7.uploader.jp/user/simonia/images/simonia_uljp00016.jpg

ニアスレにも投下してる絵なのでマルチカキコになるかもしれませんが
ニアスレが新しくなったので一応こっちにも貼ります
こちらは泣かせてくれた>>53氏に捧げます
ttp://www7.uploader.jp/user/simonia/images/simonia_uljp00014.jpg
413名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 07:48:19 ID:s3B4GGSu
>>411
アンスパ理事長はナニ考えてるんだw
って言うかそれ書いてくれ!

>>412
ニアスレ見てるぜ!いつも画像乙なんだぜ!
こうして絵になると、よりイメージしやすくなっていいですな
414名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 13:34:27 ID:9yVqnmeZ
>>412
いつも乙!
>>413
アンスパ理事長としては、学生がいずれ社会に出て味わうであろう絶対的絶望を
学生であるうちに体感させることで、耐性をつけ克服できるよう鍛えているつもり。
415名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 13:39:21 ID:aij+bMEM
>>411
「…これは理事長の趣味ですか?」
「否否否否否否否否否否否ッ!断じて否ッ!」
いいないいな、人間っていいなというアンスパ理事長の密かなる嫉妬と絶対的絶望により着せられた衣装。
例えばアディーネ先生のナイスバディにぴったりと張り付く紺色スクール水着。開放感溢れる胸元が――
「ってアディーネ先生!胸が溢れてます!」
「入らねーんだよ!」
「ガッ!?」

までお前の遺志を受信した
416名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 16:51:46 ID:pTw+yBoG
キミー&ダリーに玩具にされるヨーコとかどうかな
417名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 16:57:09 ID:/QdNOqsn
むしろ逆で
418名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 17:26:41 ID:GQMzt9GK
やっと規制解けたか…てことで、>>395の裏話的な短いのを書いてみた(´・ω・`)
4191/2:2007/10/12(金) 17:27:26 ID:GQMzt9GK
「シモン、こすぷれって一体何ですか?」
「………はい?」

昼休み。いつもならカミナ達と一緒にワイワイ騒ぎながらの昼食タイムなのだが、
その彼らがまた職員室に呼び出しを喰らってしまった為、今日はニアと二人。

彼女の手作り弁当に舌鼓を打ちながら不意に投げ掛けられたこの質問に、
シモンはぽろっと箸を落としながら固まった。

ちなみにここは教室のど真ん中である。勘弁して頂きたい、マジで。
自然とシモンは声のボリュームを落として話し始めた。

「…に、ニア?…えーと…何だって?」
「キヤルさんから聞きました。愛する者同士が、更に深い繋がりを持つには、
こすぷれというものが不可欠である、と」

「(…キヤル…)」

彼女の兄上様は何をしているのか。あの子はどこへ向かっているのか。
今度キタンとじっくり話し合う必要がありそうだ…なんてことを考えながら、
シモンは頭を抱えて項垂れた。

おかしい、さっきまで実に楽しく爽やかなランチタイムを満喫していたはずなのだが。
どこでどう間違ったらこうなるのか。

「いや、あのね…ニア。そのー…それは絶対必要というわけじゃ…」
「でもシモン。私はもっとシモンとの繋がりを深いものにしたいと思っているの!」
「(ぁぁ…滅茶苦茶嬉しいのに手放しで喜んじゃいけない気がする…!)」

両手をきゅっと握りながら、真っ直ぐこちらを見つめる彼女。

こうなってしまったら、もう『こすぷれ』がどんなものであるか理解出来るまで
彼女は引かないだろう。ニアに0から知識を教え込むのがどんなに難しいことか、
シモンは骨の髄まで思い知っている。故に、悩む。苦悩する。
…あ、いや…実際教える行程についてはやぶさかではないわけだが。
4202/2:2007/10/12(金) 17:28:03 ID:GQMzt9GK

そりゃあ、シモンも男の子である…至って健康な。
そりゃあ、彼女にコスプレさせて、あんなことやこんなことをしてくれたら嬉しい。
嬉しいに決まっている。

しかし…何か『越えてはいけない一線』というやつを感じてしまうのだ。
もうそこを踏み越えてしまったら、戻って来れないような気がするのだ。

別にそこまで気にしなくても良い問題なのだが、シモンにとっては違う。
ニアに対して、言うなれば『そういうアレ』丸出しなことを求めてしまうのは、
何となく後ろめたいのだ。

彼女の肉親に知れたらと思うと、それもまた実に恐ろしい。
きっと自分は生きて彼女に笑顔を向けることは出来なくなってしまうだろう。

「シモン…」

「(ぁあ〜…ちょっと待ってくれニア…その目はやめてくれ、その目だけは!)」

駄目ですか?という風に眉を寄せながら潤んだ瞳で上目遣いに見つめてくるニア。
これはひどい。

「………な」
「な?」



「ナース…さん…とか…」
「ナースさん?」

後日、ニアは身を以て『コスプレ』とは何かというのを知ることとなる。
ついでにナースという単語の意味も。



その辺は>>395
421名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 17:28:47 ID:GQMzt9GK
(´・ω・`)適当な設定でごめんお
422名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 20:18:49 ID:QUXGzDo9
>>419
ひいいGJ!!!
教室のドまんなかでいちゃつくシモニアに萌えを隠せません
ニアニア巡ってのお義父さんとシモンのガチンコへの期待も高まります
wktk
どんなナースプレイをしたんだ
いっそシモンさんも白衣着てお医者さんごkkげふげふ
423名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 20:31:22 ID:s3B4GGSu
キヤル、お前は…お前と言うヤツは…なんてグッジョブなんだw
つーか、キヤルってこういう役目(ニアに変な言葉教える)が似合ってるよなw
424名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:50:58 ID:5uUTrbmn
>>419
GJ!シモンがノーマルの道を踏み外しそうになってるなw
しかしおれはナースプレイの詳細を知りたいぞぉぉぉぉ
425名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:16:42 ID:LyJgn8tz
天井裏での一件がトラウマになり
「コスチュームプレイなどッ! 邪道だ!!」
と拳を握り締めるヴィラルは知らなかった

アディーネ先生とチミルフ先生が先日婦人警官プレイを満喫していたことを



などと勝手に変な脇道をくっつけてみるテスト
426名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:20:32 ID:hUYv7VBX
学パロの流れの中四天王でただ一人ガン無視される神速の人に俺が泣いた
427名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:32:14 ID:LyJgn8tz
どちらさまでしたっけ?
428名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:38:56 ID:Xk3quB4C
シトマンドラ・・・美術教師とか似合いそうだ。
毎日やたら派手な服装と厚化粧で通勤してくるもんだから
「なんで生徒の化粧は駄目であれはいいんだ!」とか生徒に抗議されてるとか。

いま学パロで体育祭に挑戦してる最中なんだがエロ分がさっぱりはいらねぇ・・・
429名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:53:36 ID:5yK7ZSQu
>>428
別に無理にエロらなくても歓迎だが
いつなんどき頑張りすぎて足くじいちゃったり怪我しちゃったりした
あの子やあの方を保健室までお姫様抱っこして連れてって
そのまま戻ってこなかったりしてくれてて構わないんだぜ!
そっちの実況中継してくれていいんだぜ!詳細にな!!
個人的にはロシキノいいと思います先生
430名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:55:50 ID:SvsNGEJf
四天王としてカウントされてないグアーム吹いたwww
431名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:00:33 ID:LyJgn8tz
グアームは教頭じゃなかったっけ?
432名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:11:54 ID:Sc8uaGPu
>>431
ただのアルマジロがおこがましい。
奴にはせいぜい飼育員がお似合いだ。
433名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:12:46 ID:SvsNGEJf
ごめん、>>347のエロマジロ見逃してた

アディーネ先生におしおきされてくる(´Д`;)
434名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:24:28 ID:CMg9McOb
>>432はシトマンドラか
435sage:2007/10/12(金) 23:28:54 ID:ZjjyuGMO
今日は学園の文化祭。

「シモン、ふぃーりんぐかっぷる。ってなんですか?」
「いや、それは……」

恋に燃えるぜ!文化祭。

「カミナ、今日こそ決着をつけてやる」
「おもしれぇ、受けてやるぜヴィラル」
「「俺のドリルは的を貫く!!」」

燃え上がるぜ!文化祭。

「カミナ!負けたら的にして、あ・げ・る」
「ヴィラル!無様な姿晒したら地獄責めだ」
「「イエッサーー!!」」

命がけだぜ!文化祭。

「生徒会長、お疲れ様です。これ、各部署からの報告です」
「報告ご苦労様です。後は僕が引き受けますから、
バチカさんは休憩して下さい。」
「解りました。………あの生徒会長?」
「なんですか、バチカさん?」
「あの、もしよろしかったら、夜のフォークダンス、
一緒に踊ってくれませんか?」
「えっ!?」
「私、ずっと前から会長の、ロシュウさんのことを……」

勝負にでるぜ!文化祭。

などと、のたまってみた文化祭。
オチナシ



436名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 00:04:50 ID:LVnEbJ8w
放送終了&再放送開始後のこのスレの螺旋力は半端じゃないな
今まで溜めに溜めまくった螺旋力を一気に開花させた感じだ
437名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 00:13:47 ID:JNvHYCFK
みんな目ん玉の中ギュリンギュリンですよ
43853:2007/10/13(土) 00:18:58 ID:cSeHeRx0
>>419
はあぁぁぁぁん!!
仕事から帰ってきたら素敵な補完話キテター━━━━━━(#゚∀゚#)━━━━━━!!
イラストも投下キテタ━━━━━━(#゚∀゚#)━━━━━━!!

正直ナースプレイは半ばギャグのつもりで書いたんだけども、住人の皆の反応がいいみたいなので頑張って書いてみます。
まったくおまいらは本当にエロいな……大好きだぜ
439名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:03:44 ID:bwRQjSSV
>>438
見 て ぇ も の は 見 て ぇ ん だ !!

てことで。
440名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:17:38 ID:6ZNMvH1G
>>438
ナースプレイの詳細楽しみにしてるよアニキ!
53氏の文章読むと螺旋力がみなぎってくるんだぜ
441名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 09:47:32 ID:YILFBpGl
学パロだとどうしてもイチャイチャ系が多くなるのかな。
いや、グレン団じゃない不良でも登場させれば、不良に襲われるおにゃのこって話も書けるか?
だが不良役を誰にするか…ダメだ、ギューザックしか思いつかねぇw

>>438
ナースと患者さんプレイに激しく期待!w
442名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 10:07:35 ID:uLat3PDe
>>441
不良じゃないけどジーハ村の村長なんかすげー嫌な絡み方してくれそうだ
「こぉんな短いスカートはいておいて誘ってないとでも言うつもりかぁ?
まったく最近の女子学生というのは手に負えんわぁ…」
とバイト中のウェイトレスなヨコニアギミダリをなめるように見回してだなぁww

>>438
53氏!53氏の読んでるとスパネメ起こしそうにみなぎってきますありがとう!
ナースもほかのネタも楽しみにしてる!
443名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 11:44:39 ID:JQIhtIHe
>>442
ギミー入ってる、ギミー入ってるよw
や…でもそれはそれで…アリ…か?
444名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 11:49:17 ID:NarML+uV
21話のコレハナ島襲撃で反撃の手段を奪われ、マオシャ取り返せないので逆らえず
生徒や父兄の目の前でならず者に21年間守り通した操を汚されるヨマコ先生。
445名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 12:36:08 ID:5pcMvHOo
バチカが誰か思いだせない…
446名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 12:43:00 ID:i4cXtGIU
バチカ村は黒の兄弟の故郷と書けばわかるかな
447名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 16:28:02 ID:uTQQVU4e
>>411
遅レスだが

ロージェノム校長のスク水で、視覚的な意味の絶対的絶望
リーロンのスク水で、カマ掘り的な意味の絶対的絶望
アディーネ先生のスク水で、若さが足りない的な意味の絶対的絶望。言うなればイメk(ry

……返事がない。セイルーンに踏み潰されたようだ。
「仮にも俺は先生、お前の担任なんだぞ?呼び捨てにする、というのは・・・その、な」
「いいじゃない、そんなこと、別に誰かが困ることしてる訳じゃないんだし?」
今時の子、というのが相応しいのか、大人の都合はお構いなしの笑顔で、最上段で踵を返した少女が笑ってそう答える。
「・・・確かに、誰かが困ることをしている訳じゃない、ただ、名前で・・・呼んでいるだけ、だな」
スカートの隙間からチラッと見えた黒い下着に、男は視線を伏せ、少女の問いに自問するようににひとりごちている。
「だったら良いんじゃない?」
と、納得の行かない男を尻目に、少女は南校舎へと走っていく。
男はそれを呼び止めようと、視界に映るものを一つずつ確認するように顔を上げると、すでに少女は走り去った後であった。
「お、おいっ!まだ話は――っ」
思わず声が大きくなる。

「――どうしたの?ダヤッカ先生」
はっと我に返り、階段を駆け上がろうとしていた男が、声の主を探して踊り場から下の階へと目をやると、
そこには同僚の教師、リーロンが不思議そうな目をこちらに向けていた。
建設途中のビル郡が立ち並ぶ都市の外れにひとつの学園がある。
ここ紅蓮大学付属羅顔学園は、初等部、中・高等部の教育を一貫して行う全日制の学園である。
新興都市ということもあってか、地域との交流にも力も注いでおり、
この時季は文化祭への取り組みで、放課後ともなれば教師と生徒の声で賑わいをみせている。

学園は都市の外れにある山の一区画に面するように構えており、
初等部の学校は山の北西に、中・高等部の学校は南東に位置しており、二つの学校は大きな中庭で繋がっていた。
中・高等部の学校は、食堂や職員室などの施設と中等部の教室をまとめた北館と、
図書室、科学室といった特別教室と高等部の教室をまとめた南館に分かれており、北館と南館はそれぞれの階に設けられた渡り廊下で結ばれている。

その南校舎3階にある『高2-C』と書かれた教室の一番日当たりのよい席で、
先ほどの少女は机に寝そべるように、隣接する眼下のプールを眺めていた。

少女の名はキヨウ=バチカ。
1学年300名程の中、成績は中の上、部活動はチア部に所属しており、副キャプテンを務めている。
これも最近の子供に見られる特徴なのか――いや、周りを見渡してみるに、彼女は特別の部類に入るのだろう――成熟しきった身体は艶かしさすら覚えるといったところだ。
パーマがかった金色の髪に、リップクリームで照りのあるぽってりとした唇は、制服でなければ到底16・7才には見えないだろう。
彼女のことで特筆すべきは、両親とは幼い頃に死別しており、現在は兄と、二人の妹とで暮らしていることだろうか。
このことは、大人たちの『都合という理由』で『家族構成にやや問題有り』と学園から指摘されているが、
当の本人にしてみれば、然程問題とは感じていない。
実際、その環境ゆえに垣間見せる彼女の面倒見の良さは、同級生だけはなく、後輩からも慕われており、
一見したところではそんな事情を微塵も感じさせない、他の学生たちと同じ『学園生活を満喫している一人の少女』、そう映るはずだ。
勿論それは男が持つ『色眼鏡』を通さずに見た場合の話であって、同級生の間では彼女に熱を上げる男子生徒も少なくはない。
「ねぇ、先生の部活・・・もう終わった?」
窓から身を乗り出した赤毛の少女がキヨウに声をかける。
「今、部員は帰って行ったし、塩素も巻き終えたみたい・・・もう少しかな」
「先生も大変よね、学園祭も近いって言うのに、3年生の最後の試合なんだっけ?」
「ヨーコの方はどうなの?部活忙しくないんだ」
先の質問にうつ伏せのまま首で答えたキヨウが返す。
「弓道部にシーズンっていうのはないし、今はどっちかっていうと・・・こっちかな」
ヨーコと呼ばれた少女はそう答えると、教室内で慌しく動く一部の生徒達の方へと向き直る。
途中、視界にひとつの額縁が目に入る――校訓、なのだろうか?『ヨマコで、数字を取れなきゃ、姫を出せ』と書かれた額縁の正体は、
このクラスの担任ですら首を傾げている――が、何時もの景色だと、然程気には留めなかった。
ヨーコが窓の枠へと腰を預ける。

向けられた視線の先には、眼鏡をかけた小太りの男子生徒の指示で、
数名の生徒が木材やダンボールで何かを作っているグループがひとつ。
桃色の短い髪が特徴的な女子生徒が、本を片手に教壇付近に集まった生徒たちと、抑揚のない言葉を交しているグループがひとつ。

キヨウはヨーコの視線を追ってそれぞれのグループ目をやり、
最後に賑やかだが慌しくはないグループへと目をやった。
教室の一番後ろに積み上げられた机の上で胡坐を掻き、アクセサリーなどは禁止されているはずの学園内で、
赤いサングラスをかけている彼は、このクラスの――いや中・高等部の学校内では良くも悪くも噂の絶えない――中心人物である。
その彼を中心に笑い声を上げている男子生徒のグループだ。

「アイツはホンットなにやらせてもダメよね、協調性がないっていうか、他人任せっていうか」
両腕を胸の前で組み、赤いサングラスの男子生徒に呆れ返った様子でヨーコが鼻を鳴らす。
「そこまで分かってるのに自分から声、かけないんだ?他人任せってわかってるのに??」
「そういうことには自分で動く奴なの、欲望には従順っていうの?獣とかわんないわよっ」
キヨウがヨーコに『愚痴という名の悩み相談』を聞かされるのは、最近にはじまったことではなく、
頬を赤らめ息を荒げるヨーコが、この男子生徒に好意を寄せていることはキヨウも知っている。
「ホントわかりやすいんだから、気付かない本人も、よっぽどよね」
今度は声を上げて笑うキヨウに、ヨーコは手にした本を乱暴に開き、顔を隠してしまった。

「で、どうなの文化祭?今週も今日で終わりだけど、来週から立ち稽古なんでしょ?」
「さーね、今日の出来次第よ、絶対アイツが足引っ張るんでしょうけどねッ」
このクラスの学園祭での出し物は演劇。
ヨーコが手にしている台本には事細かに赤ペンで書き込みがされており、どうやらこの出し物で配役をもらっているのだろう。
一方のキヨウはというと、衣装を担当しており、殆どの作業は終わっていて、
読み稽古ばかりしている最近では、ヨーコの出番を待つ間は二人で話をしているか、プールを眺めている。
最近というと、教室を飛び交う話題に彼女たちのハートを鷲掴みにするものがある。
体育教師のチミルフ先生と、英語教師のアディーネ先生の熱烈な噂話がそれだ。
噂というのも「二人が一緒に帰るのを見た」、「その時、手を繋いでいた」、「ホテルから出てくるのを見た」など、
どこまでが真実で、どこからが尾びれなのかも分からない話題だが、二人もこういった話が嫌いなわけではない。
感受性豊かな年頃だけあってか、『人の恋愛』も『自分の恋愛』と変わりなく、貪欲なまでの好奇心が最大限に発揮されるのだろう。
勿論キヨウ自身もそうであった。
が、最近ではそういった話も耳を通り抜けているのが正直なところで、
この変化に当の本人は自覚があれば、理由も分かっているし、ヨーコも相手の顔こそ知らないが、薄々感づいている。
分かり易いところはお互い様である。


プールの方から小気味よいサンダルの音がこちらへ走ってくるのが聞こえる。
「もう少し時間が経てば、あたしもアディーネ先生と同じ立場に・・・なれるのかな」
キヨウがポツリと呟く。
その様子を見て、ヨーコが大袈裟な咳払いをひとつ。
「しってる?保健室に恋愛成就の神様が居るって噂・・・ま、噂だけどね?」
その言葉を聞いたキヨウは、机に身を伏せたまま窓の外からヨーコの顔へ顔を向け、腕に顔を疼くめるように言う。
「明日付き合ってくれない?その恋愛成就の神様のところに、一緒にさ」
キヨウのその問いにヨーコが返事をするのと同時に、教室のドアが開き、担任の声がした。
「すまない、遅くなってしまった!」

-つづく-
バンッ、と重い音が、夕闇に染まりつつある校舎に響く。
ガンカーのトランクを閉め、ウィンドウガラス越しに車内の荷物を確かめる男がいる。
ビニールシートが数枚と、それをテント状にする為のポール、
メガホンやストップウォッチ、紙コップといった細々としたものが詰め込まれたダンボールが数個、2ドアのガンカーの中でギチギチにひしめきあっている。
「これで忘れ物は無し、だな」
男が受け持つ水泳部は、シーズン最後の試合――といっても、公式試合ではなく地域の学校で行う記録会だが、
高等部3年生にとっては最後の試合――を明日に控え、借りてきたガンカーへ用具を詰め込んでいるところなのだ。

一通りの確認を終えた男が、積み残した10リットル用のウォータージャグ2つを両脇に抱え、
欠伸をかみ殺しながら職員室へと向かう途中、隣接する建物の3階にある自分の教室へと目をやった。
今日は土曜日で学校は休みだ、夕飯時も近いというのに、まだ明かりがついている。
男は自分の教室へと進路を変え、サンダルを鳴らし始めた。


「そうそう、そのまま・・・くっつけて、あぁ!もう少し左・・・」
明かりのついた教室にいたのは、小太りの男子生徒のグループが担当する大道具係だった。
手にした紙と、教室に配置されたセットを交互に見ながら、右だ、左だ、と指示が出ると、
生徒たちがそれを抱えてズルズルと移動させている。

――ガラガラガラッ
教室のドアが開く音に、一同の視線が集まる。

「誰が残っているんだと思ったら、テツカンたちだったのか?どうしたんだこんな時間まで」
ドアから顔だけを覗かせた担任教師に、テツカンと呼ばれた小太りの男子生徒が言う。
「今日で片付けてしまえば、明日はゆっくり寝れますからね?ダヤッカ先生も見て下さい」
そういって舞台イメージの書かれた紙を担任へと渡すと、
テツカンは自分の肩を叩きながらクマの出来た目を擦り、大きな欠伸をした。
手渡された紙と教室内を見渡す教師の名は、ダヤッカ=リットナー、このクラスの担任だ。
水泳部の顧問ということもあって、色黒でがっちりとした肩幅の筋肉質な身体なのだが、
どこか間の抜けた――眉がないのが理由なのか、そういう顔つきなのかは分からないが――何時も困った顔をしている、締まらない印象がある。
性格はいたって真面目で、『変り種』の多いこの学園の教師陣の中では、
少し『地味に映ってしまうのもこの男の特徴』だろう。
住まいは学園の敷地内に設けられた職員用の寮を利用しており、
山積みにされたカップ麺と、壁に貼られた『イワシタ=シマ』のピンナップ、万年床・・・と、
生活感溢れる部屋を見れば、浮ついた話が皆無なのは誰の目にも一目瞭然だった。

「絵の通りだ、すごいじゃないか・・・体育館へは先生が運んでおくから」
どう見ても『感性』という言葉とは縁遠そうな担任の言葉に、生徒たちがどれだけの期待を持っていたのかは分からない。
しかし、早く家に帰してやろうという想いで、何時もより困った顔で即答する担任に、
生徒たちは思わず苦笑いを浮かべてしまった。
大道具を体育館へと運び入れを終え、ようやく職員室へと辿り着いた頃には、日付が変わるまで3時間を切っていた。
ウォータージャグを下ろし、自席の椅子に腰を落として一息つく。
その視界に、今にも崩れ落ちそうになった山積みの答案用紙が割り込んでくると、
自分の心境を重ねてしまい、今度はため息をついていた。

心に溜まった問題とは、初めて受け持つことになったクラスについて、
明日に試合をひかえたた部活について、赤いサングラスの問題児について、そして――
「あら、帰ってたのね?」
唐突にかけられた声の主を探すため、椅子の背もたれに首を預け、
逆さまになった世界に視線を泳がすと、給湯室から出てきた同僚と目が合った。
「リーロンか、テストの採点が残ってるのを思い出してな」
再び給湯室へと姿を消した彼にそう返すと、ダヤッカは引き出しから赤ペンを取り出し、答案用紙との睨めっこに取り掛かる。
3人ほどの採点が終わったところで、先ほどの彼が近づいてきたことを、空腹で敏感になった鼻が感知すると、
振り向くよりも早く、湯気のたつコーヒーとクッキーがのった小皿が差し出された。

二人の仲は先生同士というより、寧ろ気の合う連れに近い。
年齢こそ違えど、この学園の就任式では肩を並べて歓迎され、
なにより同じ街の出身ということもあってか、暇が合えば酌を交し合う仲なのだ。
「大変ね、地理の教科担当に、部活の顧問、今年はそれに加えてクラスの担任ですものね」
リーロンがどことなく色っぽい、何時もの口調で言う。
保健室を任せられている彼は、ダヤッカのように担当が複数あるわけではなく、
学園内での医者として以外は、2週に1度で配布されている「健康だより」を執筆したり、
放課後は『とある神様』として生徒たちの相談にのっていたりするのが役割だ。
その井出達は、背丈こそダヤッカと同じで長身に部類されるのだが、目の下の泣き黒子、艶のある唇、
紫色のアイシャドウが特徴の――男性なのか女性なのも怪しい――実に謎の多い教師である。
女っ気がない身からすれば、彼の女性にも似た気遣いは、付き合い方さえ間違えなければ、助けられることが多い。
そんな同僚に一言礼を言い、小皿の上からクッキーを1枚口へと放り込むと、
コーヒーをひと啜りし、テストの採点を片付けはじめる。
暫く他愛のない話しをした後、藁半紙を擦るペンの音と、
ダヤッカの口からこぼれる溜息だけが部屋の中を埋め尽くしてた時だった。
「・・・悩み事でもあるのかしら?」
何時の間にか頭を抱え込むような姿勢になったダヤッカに、リーロンは問いかけてみたが、
彼からは生返事しか返ってこない。
「あなたのクラスの、確か・・・チア部に所属してる」
採点をする手が止まる。
「応えてあげないの?」
「っなにを言っているんだ、俺は教師だぞ!?アイツは生徒だ!」
ダヤッカが椅子を跳ね除けながら立ち上がる。
膨らみきった風船に針をさしたように、爆発した男にリーロンは最初と変わらぬ口調で続ける。
「でもアナタは男、彼女は女、あたしみたいにどっちか分からない、なんてことはないじゃない」
「わかるように言ってくれ」
「真面目なのがアナタのいいところだわ――でも、教師だからといって、男でなくなる必要はないって言ってるのよ」
立ち上がった拍子に倒れた椅子が、静まり返る職員室にカタカタと後を引いた。
「俺は、俺は教師・・・なんだ」
「・・・そう、わかった」
漏らすようにそういったダヤッカに、それ以上の言葉はかけずリーロンは職員室をあとにする。
残され職員室で、採点途中の答案用紙には「キヨウ=バチカ」の名が書かれていた。

-つづく-
(´゚Д゚`)続いた!?

はい、スイマセン>>399です
エロス汁もなければ、パロディでもない
なんというBOY'S BE、そして無駄に長い

スイマセン、まだ書いてないんですが
半分なんです
アンカー間違えたー!
自分は>>399でなくて>>339のほうです、スイマセン、ごめんなさい
457名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 17:59:33 ID:mvlDAsAN
>>455
ちょwwww
面白そうでリアルタイムGJなんだが
いつシトマンドラが出てくるのか気が気でなかったZE☆
459名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:28:35 ID:cSeHeRx0
>>458
wwwwww
460名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20:03:56 ID:HcVcor2g
wktk
461名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20:06:14 ID:51mrvuF1
>>458
お前だったのかwwwwwww
462名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20:57:15 ID:YILFBpGl
>>455
ダヤキヨ(この略し方でイイのか?)っぽいけどタイトルはシトマンドラ…
続きが気になるです。それにしても、学園っぽさが良く出てますね。GJ!

学パロに参加したいけどネタが浮かばないので、学パロじゃない小ネタを投下
463名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:00:35 ID:YILFBpGl
今日もシモンは、面倒な政治の仕事をするために執務室へ向かっていた。
執務室まであと少しというところで、通路で話しているギミーとダリーを見かけたシモンは、
――ロシウには「グラパール隊の事で話してた」とかなんとか言い訳すればいいだろう。
そう考えて、二人と少し話をしていくことにした。


「おはよう。ギミー、ダリー」
「シモンさん、おはようございます」
「おはようございます」
「ところで、何を話してたんだ? 最近二人と話をする機会がないからな。時間があれば少し話さないか?」
ギミーとダリーもシモンと話したいと思っていたようで、三人は近くの会議室で無駄話に興じることにした。

「最近、大グレン団の皆さんはどうしてますか? ジョーガンさんとバリンボーさん、お仕事頑張ってます?」
「相変わらず苦労してるな。昨日もロシウに怒られてたよ」
「あの二人は政治には向いてないよなぁ。グラパール隊の方がいいんじゃないのかな?」
「こら、ギミー!」
「まぁまぁ。心配しなくても、なんとかやっていけるさ」

「ヨーコさんはどうしてるでしょうね?」
「ダリーはヨーコさんと射撃の腕前を競いたいんだろ?」
「ち、違うわよ」
「はは、ダリーは射撃が上手くなったよな」

「キヨウさんとダヤッカさんの赤ちゃん、もうすぐ生まれるんですよね」
「あぁ、そうらしいな」
「シモンさんとニアさんの子供はまだなんですか?」
「俺たち、楽しみにしてるんですけど」
それは意外な展開。
シモンはしどろもどろになりながら適当に言い訳する。
「え? いや、俺たちはまだそんな関係じゃ…プロポーズもしてないし…」
その言葉に、ギミーとダリーは一瞬固まる。
464名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:01:47 ID:YILFBpGl
そして。
「なぁ、もしかしてシモンさんって『まだ』なのか?」ヒソヒソ
「知らないわよ、そんなこと」ヒソヒソ
シモンから顔を背けてヒソヒソと耳打ちしあうギミーとダリー。
だが。
「いや、ヒソヒソ言っててもこの距離じゃ聞こえるんだけど…」
しっかり聞こえていたらしく、シモンは困ったように頬をかく。
そして、シモンの胸に沸き上がる疑問。
「待てよギミー。その口ぶりだと、ギミーはその…経験済みってことか?」
-―その歳で?俺が14で、まだジーハ村にいた頃は、女性とマトモに喋ることすらできなかったのに?
混乱気味のシモンに、ギミーはすました顔で答える。
「まぁ、当然ですよ」
「と、当然…」ガックリ
――じゃあ21にもなって、ニアと7年も一緒にいるのに『そういうこと』を全くしていない俺はなんなんだ。
落ち込むシモンだったが、それよりも気になるのはダリーのことだ。
「まさかとは思うがダリーも…か?」
「……あの、えーと、はい」
――な、なんだってー! あの大人しい子供だったダリーが…嘘でもまだと言って欲しかったぞ。
「なに恥ずかしがってんだよ」
「だって、大っぴらに言うことじゃないでしょ」
ますます落ち込むシモンをよそに、二人は口げんかを始めている。
それを聞いているうちに、シモンは再び疑問を持った。
ギミーとダリーに、そんな深い仲になる相手が居るなんて話は聞いたことがない。
確かに最近はあまり話もできなかったが、それにしても噂くらいは聞こえてもよさそうなものだ。
相手は一体どんな人なんだ? グラパール隊のメンバーか?
この二人、双子とは言え妙に仲がいいけど、まさか、まさかそんなことは…ないよな?
「なぁ、ひとつ聞いていいか?」
「「なんですか?」」
口ケンカをやめてそろってこちらを向く双子。
「ギミーはもうした…と。で、ダリーも…なんだろ?…で、あの、相手は?」
シモンの支離滅裂な質問に、双子は顔を見合わせる。
そしてギミーはちょっと目をそらして、ダリーは少し俯きながら、
「ダリーだよ」
「ギミーです」
互いを指差した。


(〜〜〜〜〜〜〜っ!!)
――シモンは頭が真っ白になった。
465名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:03:03 ID:YILFBpGl

「あーあ、シモンさん固まっちゃったよ」
「い、言わないほうがよかったかしら」
「いいんじゃないの?21にもなってまだって方がおかしいんだし」
「シモンさんが固まっちゃったのはそっちが原因じゃないと思うけど…」
「まぁ、アダイ村でも兄妹でってのは珍しかったよな。それにしても、7年も一緒にいて何もしないなんて、
 シモンさんも良く我慢できると言うか、ニアさんが可哀想と言うか…」
「ちょっとギミー!あんまり失礼なこと言ってると怒るわよ!」
「怒る、ねぇ…そんなこと言えなくしちゃおうか? 昨日みたいに足腰立たなくなるまで――」
「ば、ばかっ。シモンさんの前でそんなこと言わないでよ…!」
「……!!」
「……!!」
二人が何か言い合っているが、もはやシモンの耳は届いていなかった。



1時間後。
シモンはひとりで呆けているところをロシウに発見され、こっぴどく怒られることになったという。
ギミーとダリーが…と言い訳するシモンに、ロシウはなぜか背中を向けて一言。
「…夢でも見たのでしょう」
そう言い放った。

おわり
466名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 22:18:04 ID:PXT4rzYG
ワロタ
この際、タブーでもいいからギミダリ見たくなったなー。

あと、ロシウ。知ってたんかいw
467名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 23:32:56 ID:oXDTvwQB
むしろロシウも参加してるんだろうw
468名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 23:57:36 ID:sG6+N7ZB
自分はむしろ逆でロシウは全く知らないに一票
そしてキノンにいろいろと教えてもらえる設定でいて欲しい
469名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 01:47:43 ID:WqgPdobU
「ヨーコさん、貴方の恰好は下品です!貴方は(チラリズムを)何もわかっていない!」
470名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 01:54:13 ID:qk9UPzMB
>>469
全裸にマント一枚が至高と申すか。










よくわかっていらっしゃるwww
471名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 02:14:33 ID:9WiLUUxw
裸マントは至高のメニューです
ラストバトルはニアのおっぱいが気になって仕方ありませんでした
えぇい!ナースプレイはまだか…!
472名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 02:37:30 ID:6iuycMSi
>>398
学園シモニアのヴィラル×嫁に萌えまくり、SS作成。
駄文ですが、どうぞ。
473「純情王ヴィラルの悶絶」:2007/10/14(日) 02:39:52 ID:6iuycMSi

「い、いつも世話になっているからお礼をさせて欲しい!」

風紀委員であるヴィラルは夕方の保健室でそう叫んでいた。
相手は目の前にいる金の髪をなびかせる美しい保健委員の女の子。
実際ヴィラル自身、生傷が絶えない学校生活を送っている。
問題児であるカミナ達との衝突、さらに敬愛するアディーネ先生の愛の制裁など理由は様々ではあるが。
そういったことで保健室で治療を受けるのだが、いつもいる保健医のリーロンの他にこの保健委員の女の子から手当てを受けているのだ。
優しい微笑みを浮かべて、そのガラス細工のような手で丁寧に治療を施してくれる。
天使を思わせるその献身さにヴィラルはいつも感謝の念を持っていた。
そして溢れ出してくる気持ちのままにその言葉が出ていた。

「前から思っていたんだが、このままではオレの気がすまない。だから今度の週末に、その……」
もはや引っ込みが付かずに言葉は続けるヴィラル。
だが女の子を誘うなどの経験など皆無な彼には圧倒的に経験が足りない。
それ故に言葉が止まってしまう。

(ええい! もうどうにでもなれ!)
心中でそう思いながらヴィラルは叫んだ。
「か、買い物に付き合ってくれ!」
その言葉に目の前の女の子は目をパチパチさせていたが、やがて状況が理解できたのか――顔を伏せてしまう。
そして数秒というヴィラルにとっては人生で最も長いかと思わせる沈黙の後、彼女は顔を上げて―――いつもの笑顔で首を軽く縦に振った。


一方、保健室のドアの外――僅かに空いている隙間から聞き耳を立てる二つの影。
「ほぉ〜う? こりゃあ面白いことを聞いちまったなぁ、シモン」
「あ、兄貴……? まさかとは思うけど……」
「くっくっく。ここでヴィラルの野郎の漢っぷりを見ないことには、俺様の漢が廃るってものよ!」
「ってことでシモン。今週の週末は空けとけ」
「ええっ!? でも今度の日曜はちょっと……」
「問答無用だ! カミナ様行くところにシモンありだろ、兄弟!?」
「そ、そんなぁ〜……」
この後、シモンは約束していたニアとのデートをキャンセルすることとなる。
なお、珍しく怒ったニアの機嫌を直すためにシモンが最大限努力したことは言うまでもない。
474「純情王ヴィラルの悶絶」2:2007/10/14(日) 02:41:36 ID:6iuycMSi

(く、くそ。オレは何を緊張しているんだ!)
ヴィラルは保健委員の彼女との待ち合わせ場所に行くために脚を進めながら、心中は乱れまくっていた。

(単に彼女への恩を返すだけだ。決してやましい気持ちがあるわけではない! そうだ、オレは冷静だ!)
あくまで冷静であろうと心に言い聞かせる。

(オレは風紀委員。不順異性交遊などあってはならん! 今日はあくまで純粋な感謝の気持ちを持って彼女に礼を尽くすのだ!)
シモンとニアの例にあるように、学園での恋愛を禁止しているわけではない。
だがヴィラルの中で風紀委員とは、全校生徒のモラルの規範となるべき存在と思っている。
故に昨今の性の乱れやら、行き過ぎた異性との付き合いなどはタブーだと思っていた。


だがそんなこんなで辿り着いた場所でヴィラルの心中はまたしても乱れることなる。

「なっ!」
ヴィラルは風紀委員らしく時間には正確で、待ち合わせ時間の15分前に到着した。
だがすでに待ち合わせ場所には彼女が立って待っていたのだ。
あわててヴィラルは待っている彼女の前に近づく。

「す、すまない。待たせたか?」
そう声をかけると振り向く彼女。
振り向く瞬間にその長く美しい金髪がなびき、いつも見る微笑の表情でヴィラルに向き合う。
服装はヴィラルでもわかるであろう可愛らしいもので、彼女はヴィラルの問いに対して首を横に振る。
その姿、その仕草にヴィラルは己の時が止まるのを感じた。

(か、可憐だ……)
その立ち尽くすヴィラルに疑問を感じたのか、保健委員の女の子は顔を覗き込む。
(い、いかん! 見とれている場合ではないだろう!)
その行為にわれを取り戻したヴィラルは、顔を引き締めて街の方向に身体を向ける。
「そ、そうか。じゃあさっそくだが行こうか」
彼女はそんなヴィラルの背中を見ながら、コクリと頷いた。


――そしてそのヴィラル達の異性交遊を追尾する二つの追跡者達。
「……くっくっく。ヴィラルの奴、あれじゃまるで小学生のデートじゃねぇか。すっげぇ面白ぇ!」
「……ねぇ兄貴ぃ。止めた方がいいと思うんだけど」
「それは却下だ。見てぇものは見てぇんだ」
「うぅ…… 人のデートを覗き見なんて何だか後ろめたいなぁ」

知らぬは仏と言うべきか――そのヴィラルにニアとのデートを調査されていたことなどシモンは知ることもない。
475「純情王ヴィラルの悶絶」3:2007/10/14(日) 02:43:05 ID:6iuycMSi

その後ヴィラルと保健委員の女の子は一日かけてショッピングを楽しんだ。
ヴィラルはこういったことは不慣れなので、保健委員の女の子が望む場所に付いていくだけだったが。
昼は普通にファミレスで食事をしたりしながらも、街で目に付いたブレスレッドが彼女の目についた。
ヴィラルはそんな視線を見逃さなかったのか、即座にそのブレスレッドを購入した。

そしてショッピングもひと段落した後、近くにあった公園で二人は休憩を取っていた。
「こんなものでよかったのか?」
手に持っていていた包装された箱を見て、ヴィラルは彼女に問いかける。
全く高くない他愛もない安価なブレスレッドだ。
みればあまり詳しくないヴィラルでも可愛らしいアクセサリはいくつもあった。
それでも彼女は優しく、いつもの笑顔を浮かべて頷いてた。
「そうか…… ではこれを受け取ってくれ」
だが彼女が選んだものならと、ヴィラルは手に持っていた箱をプレゼントした。
それに彼女は満面の笑みを浮かべて、ヴィラルにペコリと頭を下げる。

これで義理は果たした。礼もできた。そう思おうとしていた。
だがヴィラルの中で、ある想いが湧き出ていた。
「お、おい。一つだけ聞きたいことがあるんだが……」
もっと彼女のことを知りたい。せめて名前だけでも――
その想いに突き動かされるように、ヴィラルは言葉を口にしようとしていた。
「お前の……」


――だがその言葉で出る前に場違いな声が響く。
「あれー、カミナとシモンじゃない!」
「バッ! ヨーコ! 大きな声出すな!」「ヨーコ!」
その方向から聞こえてきたのは、女性と男性二人の声。
そしてその声はヴィラルにとって聞き慣れた声であった。

「っていうか二人で…… 何? 出歯亀? 趣味悪いわね」
木に隠れるカミナとシモン。そして風紀委員のヴィラルと女性。
誰がどう見ても状況を察することができる。
だがヨーコは俄然空気を読まずに声をかけてしまったことに少し後悔していた。
「うるせぇ! 俺の勝手だろうが!」
「ふぅ、暇人ねぇ。それだったらならアタシと…… あー! 私は用事があるんでこれで!」
ヨーコは一瞬顔を青ざめた後、一目散にその場を離脱する。

「お、おい! ヨーコ! …………(汗」
その原因は察することができた。カミナの背後でヴィラルが獣が獲物を狙うが如き殺気でカミナを睨んでいるからだ。

「……カミナ。貴様、そこで何をしている?」
「あっはははは…… いやその……」
「どうやら貴様を倒さん限り、俺の心の平安は訪れんらしい。ならばちょうどいい。今日、この場で貴様を抹殺することにしよう……」
そしてヴィラルの手にはどこに持ち込んでいたか知らないが、彼愛用のナタが握られている。
カミナは後ろに後ずさる。必殺モードに入っているヴィラルに、さすがのカミナも今はただ退路を探す他なかったからだ。
「に、逃げるぞ、シモン…… っていねぇ!」
「カァァァミナァァァァァァ! 覚悟しろォォォォォォォォ!」
476「純情王ヴィラルの悶絶」4:2007/10/14(日) 02:45:14 ID:6iuycMSi

そして、カミナとの喧騒の後の帰り道――
結局全力で逃げたカミナを捕えることができずに、学園で殺すことを誓うヴィラル。
その後、本来言おうとしたことも言える雰囲気ではなかったので、そのまま彼女を近くまで送ることにした。

「……今日はすまなかった。厄介事に付き合わせた」
夕日を背に歩くヴィラルに、隣りの彼女はフルフルを首を横に振る。
迷惑ではなかったと言いたかったのだろう。

「そうか。だがカミナめ、この報いは必ず晴らす!」
そう心で決意し、拳を握り締めるヴィラル。
そして彼女の帰路が違う所まで辿り着き、彼女は丁寧におじきをする。
「ここでいいのか? ……今日は本当にすまなかった。これからも世話になるかもしれんがよろしく頼む」
そう言ってヴィラルは保健委員の彼女に真摯に頭を下げる。
彼女も頭を下げたのを見届けた後、ヴィラルは自分の家を帰ろうと脚を進める。

なんだかんだいっても充実した休日だったと思っていた。
少なくともこの時までは―――
帰ろうとしていたヴィラルは後ろから突かれるのに反応して、後ろを振り向く。
「なん……!!!」
次の瞬間―――ヴィラルの目の前に彼女の顔があった。
ヴィラルは何が起こったのか理解できずに目を大きく開いたが、それが余計に現実を知覚させられることとなった。
彼女は目を閉じており、薄い紅色の唇はヴィラルの唇に触れていた。
顔の肌は軽く紅潮しており、白い肌がより艶っぽく感じられた。
何よりその美しい髪からは、ヴィラルがこれまで嗅いだことのないいい匂いがして頭がぼーっとしてくる。

だがさらにヴィラルを驚愕させる出来事が起きる。
女の子の肌と匂いに誘惑させられて緩みきったヴィラルの口に、何と彼女の舌が進入してきたのだ。
次々と襲い掛かる不測の出来事に、もう何が何だかわからなくなるヴィラル。
彼女の舌はヴィラルの舌と口内で絡み合い、唾液がクチュクチュと混ざり合う。
その未知なる愛撫にヴィラルは脳まで溶けそうになっていった。

やがてそんな恋人のようなディープキスが終わると、ヴィラルは顔が真っ赤になっていた。
そしてヴィラルの胸に顔を埋める保健委員の女の子も耳まで紅潮している。
そんな二人は数秒硬直していたが―――彼女はヴィラルの身体にか細い指を当ててゆっくりを文字を書く。

―――オ・レ・イ・デ・ス

言葉は発しなかったが、それ以上の想いがその指文字から感じられた。
ヴィラルは脳髄まで刺激が走り、そして完全にショートしてしまった。
477「純情王ヴィラルの悶絶」5:2007/10/14(日) 02:47:04 ID:6iuycMSi

週末明けの月曜、ストーキングのバレたカミナはかなりの警戒をして登校していた。
だがその日に校門にいたのはチミルフ先生のみで、ヴィラルはいなかった。
何でも超高熱を出してヴィラルは休みを取ったというのだ。
健康児で風邪もひかないヴィラルが珍しいとチミルフ先生は笑っていたという。

「やあ、カミナ君。今日も平和だね。空も晴れ渡っているよ。ハハハハハハ」
翌日はヴィラルも登校してきたが、何があったのか完全壊れた状況で、頭がやられているとしか思えない発現。
とても風紀委員ヴィラルはそこにいなかったという。

それでも1週間後には、カミナへの怒りと持ち前の正義感から完全復活を遂げる。
そして今日も問題児を追い、その結果が起こした不始末でアディーネからの愛の制裁を受ける。


放課後。生傷を作ったヴィラルは保健室の扉を開けていた。
そこにいたのは、いつもの優しい笑顔を浮かべた保健委員の彼女。
だがヴィラルは爆弾が暴発寸前のように真っ赤に顔を紅潮させて、いつものように椅子に座る。
「い、い、い、いつもす、すまない!」

彼女も僅かだが顔を赤めて、目の前にいるヴィラルの傷を介抱していく。
その美しい右手首には銀色のブレスレットが光り輝いていた。

FIN

478名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 02:51:11 ID:xAfXrv+G
リアルタイムだ(*´д`*)ハァハァ
公務王と嫁ktkr
激しくGJ
479472:2007/10/14(日) 02:51:54 ID:6iuycMSi
ヴィラルはこういった方面は奥手で、嫁が積極的だと思っております(笑
53さん。設定を勝手ながらお借りしました。
みなさんにもヴィラルのように悶絶して頂ければ幸いです。
480名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 03:50:18 ID:0Zwr5Vyd
GJです
深夜にニヤニヤしてる俺w
嫁は声が出ない設定ですか? なんにせよ上手いなぁ
481名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 05:56:49 ID:n442skiX
GJ!声出さない設定でよく書いた 萌えたよ

このヴィラルと嫁の初話が見たいw
482名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 08:04:06 ID:yRXeeLrC
はぁ…今日もグレンラガンの無い日曜日が始まr…

朝から何てものを見せやがる…!
イイね、凄くイイ!
483名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 08:47:43 ID:H6pNOjQY
おおおGJ!!!
ヴィラルと嫁は本当にほほえましくていいな!
エロパロ板なのにこの二人ならエロなくても全然いけると思ってしまった…!
484名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 09:41:23 ID:OVIAau5S
朝からGJッ!
485名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 11:04:46 ID:sZSvbKyN
>>472
ニヤニヤGJ!
連想妄想、ヴィラルと嫁というとやはり気になるのは娘。
嫁には小さな妹がいて、彼女んちに遊びに行くようになったヴィラルになつくといいよ


デートの翌日、抜け殻と化したヴィラルを見て
兄貴が、ちっあいつフラレやがったのかと勘違いして
珍しくちったあ責任感じて、しゃあねえ取り持ってやるかと再びスネーク。
ヴィラルが彼女の家へ行くとこに居合わせ、
甘い夢を見てるかのように穏やかなヴィラルと彼女と幼女の様子に
へっなんでぇうまくやれてんじゃねぇかと笑い去るのであった

翌日。


「ちょっとヴィラル聞いたわよ!!
 あんたヤンママと付き合ってるんですって!?」
「何ィィ!?」
「しかもヤンキーじゃなくてヤングでワケありな14歳の母の方で
 そんな過去も全部含めて受けとめてやるだなんて
 泣かせるじゃねぇかお前!!!グレン団に入れてやってもいいぜ!」
「いらんわ!!」
「あらぁんアタシはむしろ自分自身の14歳の時の子って聞いたわよぉ。
 アナタちょぉっとジュニア作るのに向いてなさそうな相が出てたから
 気になってたのよ・ネ。安心したわぁ」
「そっそうなのか!?ってちゃうわッ!!」
「おう来たな!グレン団の、あ、鬼リィーダー!のこのオレも、
 鬼の目にも涙、風紀野郎のギザギザ口にも笑顔、
 あの様子見ちまったからには、こりゃ祝ってやらねえわけには
 いかねえからな!お前、いい顔してたぜ!!」
「やはり貴様かカミナァアアアアアアアア!!!!!!」
「いつの間にか、先ィ、越されちまったな…」
「勝手に雰囲気作るな馬鹿猿!!
 あれは彼女の妹だぁああああああああああ!!!!」
「へっへーん聞こえねえなあ!ま、仲良くやんな!」
「俺達できることがあれば言えよ!なんでも手伝うぜ!」
「式には呼びなさいよ!」
「籍も入れておあげなさいよvうふぅん、ちょっと早いかしらぁ?」
「馬・鹿・猿共がぁああああああああああああああああ!!!!」


お幸せに。
486名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 11:05:17 ID:sZSvbKyN
一方喧騒からやや外れましたオマケ。

「…(子供、かぁ…)」
「?なあに、シモン?」
「あ、いや、えっと、ニアに子供がいたらかわいいだろうなぁって…
 (…こっこれプロポーズみたいになっちゃうかな、ギリギリか?
 どうなんだ俺!)」
「まあ、私も!シモンに子供がいたらとってもかわいいなって
 思ってたの!もしもいるのならすぐに会わせてね!シモン!」
「えっえええええええ!!?いやっ!いっいないよ!いないから!
 既にいたらあらゆる意味で大変だよ!!」
「まあ、そう…」
「(なんで残念そう!?いや俺もニアの子供なら父親が
 俺じゃなくても……いやいやいや、やっぱツライだろそれ!!!
 子供っていうか子供ができる過程がっていうか!!)
 に、ニア…」
「ん?」
「いつか、その、えっと…
 (おまえが俺の子を生むんだぜ!!って
 兄貴なら男らしく言って見せる筈!がんばれ俺!)」
「あっ、でもねえそうだわ、シモン!」
「おあえがっでっなっ、何!?」
「シモンも私もまだ子供がいないのは残念だけれど、
 これから先なら、シモンも私も、
 一緒にお父さんとお母さんになれるものね」
「っ!?!!???」
「…そうじゃなくちゃ、やよ?」
「!!!!!!!!!!!!」
「シモン?」
「に、ニア…」
「はい?」
「子供の作り方、は、わかってる…よね…」
「え?」
「…保健室、行こうぜ?」


勢いで書いry エロなくてすまない
スレ燃焼の材料になれば嬉しいぜ!
487名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 11:35:37 ID:2FS4dBl1
>>485
>>486
何だかんだ仲良いなwww
シモニアは相変わらずニアニアさせやがってこの野郎w

蛇足ですが「!」は二、三個にした方が見易くて良いみたいですよ
488名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 11:45:19 ID:KlyPCZJn
>「いつの間にか、先ィ、越されちまったな…」
チクショウ、そこでその台詞かよw
腹いてえ
489455:2007/10/14(日) 12:45:39 ID:IGnX1KXI
>>461
俺です、何かに気付いちゃったみたいですが、忘れなさい

>>463>>473
読んでいてヨダレがタプタプと止まりません
エロス汁然り、パロディ然り、SSとはこう書くのかと勉強になります


俺も続きを書こう、責めてタイトル通りの着地ができますように
490名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 15:53:11 ID:55f4aLSO
ロシウ関連が最近全くなくて泣いた
491名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:24:00 ID:iuM9pR7M
ロシキノが見たい!
492名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:25:29 ID:iuM9pR7M
あ、まちがえてアゲてしまいました…すみませんorz
493名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:31:11 ID:fJqr/n7s
そろそろ学園以外が見たい。ここ最近パロしかないじゃん。
494名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:39:54 ID:ixRLYhcq
暗いと不平を言う前に
進んで明りをつけましょう
495名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:42:47 ID:fiVyROD+
もしくは
それはお前がやるんだよ!
496名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:47:34 ID:1biJ1GWc
パロしか…?
パロの意味わかってるか?
497名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:50:48 ID:Vj6YGosY
パロ100%でございます
498名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:20:44 ID:UBvT7CBm
パラレルって言いたかったんだろ、どうせ
499名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:32:29 ID:49rsDGCO
キノンってロシウよりどれくらい年上なんだろ
10歳くらい離れてたら犯罪チックだな
500名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:49:28 ID:zCJt+zWS
同い年なんじゃないかと思ってる
身長差についても、シモンとヨーコという先例があるわけだし
501名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:54:42 ID:49rsDGCO
7年前はロシウ10才だったけど
キノンが10才なのは無理があるんじゃ
502名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:59:19 ID:xAfXrv+G
キノンってシモンより上じゃなかったっけ?
同い年?
キヤルがシモンより下か同い年位だった気がするんだが
てか、メインキャラの年齢知りてぇw
特にニア
503472:2007/10/14(日) 19:35:41 ID:6iuycMSi
どうも感想ありがとうございます。
休みということもあって妄想が天元突破してしまい、また一本SSをば
ヴィラル×嫁のH話? よろしければどうぞ。
504「青春王ヴィラルの暴走」:2007/10/14(日) 19:52:30 ID:6iuycMSi

いつもの保健室。夕方でほとんど生徒が下校している学園内で二人の男女がそこにいた。

「いつもすまない」
風紀委員のヴィラルはいつも通り傷をこしらえて、目の前にいる保健委員の女の子に手当てをして貰っている。
身体に負った傷は痛むが、ヴィラルにとって彼女とのこの瞬間は「天国」であり、心が和む感覚がする。
そしてヴィラルは気づく。今日はこの保健室の主であるリーロン先生がいないことに。

「あ〜…… 今日はリーロン先生はいないのか?」

ヴィラルは傷に絆創膏を張っていた彼女に聞いてみる。
すると彼女は机にあるプリントをヴィラルに手渡す。
そこには赤のマジックでこう書かれていた。

『今日はロージェノム校長と仕事関係で出かけてくるわぁん。だ・か・ら、後はお願いね(はぁと)』

(……普通、生徒に任せるか? 全く……)
ヴィラルは心中でそう呆れながら頭を抱える。
だが別段困るというわけではなく、むしろ生理的に苦手なリーロンではなく彼女が手当てをしてくることにはありがたいと思っている。

そう思っている内に保健委員の女の子の治療が終わり、彼女は柔らかく微笑む。
「あ、終わったか。ありがとう」
適切に治療を施された部分を見てヴィラルは素直に謝辞を述べる。

そのヴィラルの返答に笑顔で返す彼女に、ただヴィラルは癒される。
505「青春王ヴィラルの暴走」2:2007/10/14(日) 19:54:31 ID:6iuycMSi

「……前から聞きたいことがあるんだが、聞いていいか?」
そんな彼女を見てヴィラルは思ってしまった。
もっと知りたいと思う自分――目の前の金色の髪をした美少女に対して思う気持ちが溢れようとしてた。

「俺のことを、どう思っている?」
その質問に彼女はキョトンとした表情をする。
あまりその真意がわかっていなかったようだったが、彼女はニコリと笑うとヴィラルの手を取ってこう指でなぞる。

『イイヒトデス』

その回答は彼女らしく、ヴィラルにとってもよい反応だと思えただろう。
だがヴィラルの中で渦巻く黒い欲望はそう思っていなかった。
男が女を求める時―――いい人で終わることはいいことではいえないのだ。
そしてその欲望はついに理性を上回った。

「……俺は、いい人で終わりたくない!」

「!」
ヴィラルは荒々しくそう叫ぶと片手で彼女の両手首を取り、そのまま勢いよくベッドに押し倒す。
あまりの急展開についていけない彼女。その油断している唇にヴィラルは自分の唇を押し付ける。
彼女が温かみが感じれて愛しくなったヴィラルは、さらにその勢いで自分の舌を彼女の口内に侵入させる。
彼女の舌と触れ合い、そしていやらしく絡み合う。
お互いの唾液を味わうよう舌を動かすヴィラル。クチュクチュとした音が脳に響く。

そして一通り彼女の口内を犯したヴィラルは口を離す。
眼下の彼女は顔を紅潮させて、目もとろんとしている。次々と襲い掛かる現実に頭が付いていっていないらしい。

「俺はお前のことが好きだ。だから今から、犯す」
そんな彼女にヴィラルは真剣な表情でそう宣言する。
506「青春王ヴィラルの暴走」3:2007/10/14(日) 19:55:29 ID:6iuycMSi

その言葉にようやく思考がついていったのか、彼女は頭をふるふると横に振って、目には涙を浮かべている。

本来のヴィラルであるならば、そんな彼女を見れば行為を止めているだろう。
しかし今や完全暴走状態にあるヴィラルにとって、そんな彼女の表情も嗜虐心を煽るスパイスでしかない。

黒い欲望のままにヴィラルは彼女の制服のボタンを荒々しく剥ぎ取る。
そこから現れた白い肌にヴィラルはごくりと唾を飲む。
そして片手で彼女の細い手首を押さえつけたまま、彼女のブラをずらし、その胸のすべてを露にする。

彼女は嫌と頭を振っていたが、ヴィラルはそんな彼女の唇を奪い、頭の動きを止める。
そしてその間に片手は彼女の可愛らしい胸に触れる。

初めて触る女性の胸はあまりに柔らかい感触だった。
ヴィラルはこんなに温かく柔らかいものに触ったことはなかった。
一気に欲望は加速し、ヴィラルの口は唇から離れ、彼女の首筋に移っていく。

手は胸を触り、時には揉みほぐし、さらには乳首も触り始める。
「……ぁ……」
そうする内に彼女から艶かしい吐息が漏れる。
見ると身体は汗ばんでおり、白い肌は僅かに赤みを帯びてきている。

「気持ち、いいのか?」
そのヴィラルの一言に彼女の顔が耳まで紅潮する。

彼女も感じている―――俺を欲している。

その反応に一層の欲望を感じたヴィラルは行為を加速させる。
首筋を触れていた唇は、次は胸へと標的を変えて、敏感になった乳首を貪る。
そして胸を蹂躙していた手は、最終目標である秘部へと移行する。
太ももから徐々にスカートをめくっていき、そして下着へと辿り着く。

彼女の反応は最高潮に達していたが、ヴィラルは止めることなど毛頭も考えない。
そのまま下着をずらし、秘部を愛撫していく。
507「青春王ヴィラルの暴走」4:2007/10/14(日) 19:56:34 ID:6iuycMSi

するとすでにそこは僅かながら湿っており、そして愛撫によって徐々に滑りを伴って愛液が溢れ出してくる。

静寂に包まれた保健室は、彼女が分泌する愛液とヴィラルの指が奏でだす淫靡な音でいっぱいになっていく。
クチュという音を聞くたびにヴィラルの欲望はさらに高みへと登っていく。
「ん…… むぁ…… いやらしいな。こんなにして」

胸を愛撫しながらヴィラルは秘部を触っていた指を彼女に見せる。
その指は彼女の愛液で濡れており、指と指との間に糸を引いている。
彼女は涙を流して、愛液まみれのヴィラルの指から目を逸らす。

もう我慢できない―――彼女の身体が興奮してきたのと同じようにヴィラルの下半身も破裂しそうなほどに膨張している。

そしてヴィラルはズボンのチャックを下ろし、自分のドリルをさらけ出す。
彼女は顔を背けていたのでそれを見ることもできなかったが、彼女への想いが破裂しそうなのを表すかのようにヴィラルのドリルは巨大だった。

「そろそろ行くぞ」
そういってヴィラルは彼女の秘部にドリルをピッタリ合わせる。
今まで侵入を許したことのないピッタリと閉じた部分に、ヴィラルは勢いそのままに天元突破する。

「!!!!」
下腹部を襲う未知の激痛。その痛みに保健委員の彼女は目を開き、口をだらしなく開ける。
声も出さずに口をパクパクし、僅かながら舌もはみ出している。
愛液と処女の証である血がまじりあった艶のある赤色の液体が秘部からあふれ出す。
それを眺めながらヴィラルの黒い欲望は爆発する。
「痛いか? だがお前が、お前がいけないんだ! 俺は…… 俺は!」

それからは自らの欲望に従うままに荒々しいストロークを開始する。
彼女は苦痛で涙を浮かべていたが、ヴィラルは動きを緩めるどころか、さらに激しくなる。

「は……、お前の膣内は、気持ちいいぞ。くぅ…… 最高だ!」
実際に彼女の膣内は締め付けはきつかったが、まるで性格を現すかの如くヴィラルのドリルを包み込む感触すらある。
柔らかい膣肉は動きをするたびにヴィラルに極上の快楽を与えていく。

「……ぁ………ぅ……………ぁん……」
彼女は苦痛に歪んでいるものの、徐々にではあるが艶かしい喘ぎ声が聞こえ始めてくる。
508「青春王ヴィラルの暴走」5:2007/10/14(日) 19:59:19 ID:6iuycMSi

保健室はもはやヴィラル達の性行為の音に包まれていた。
お互いの肌を叩きつけるパンパンという音と、愛液がこすれあうクチュクチュという音の二重奏が二人の脳髄に響き渡る。

そして徐々に快感の壁を突破していき、やがて限界を迎える。
「くぅ…… もう限界だ。このまま、イくぞ!」

ヴィラルは己の限界を彼女に告げた。そのまま螺旋遺伝子を射出することを意味していた。
それを知った彼女は苦痛と快楽が混ざり合った表情をしながら、弱々しく頭を横に振る。
だが火のついたヴィラルを止める術はない。

「ダメだ…… 俺の想いを…… 受け取れ!」
ヴィラルは最後の壁を突破するために勢いよく彼女の膣内を突き上げる。
子宮まで届いたその一撃は、彼女とヴィラルに絶頂を迎えさせた。

「くぅぅぅぅ!」
「………ぁぁ!」

二人は声を絞り出し、盛大にイった。
彼女は身体を痙攣させ、ヴィラルは白濁した液を彼女の膣内にぶちまける。


行為の後、ヴィラルは彼女からドリルを引き抜く。
白と赤が混ざり合った液体があふれ出す下半身を見ながら、ヴィラルは彼女の表情を見る。
その表情は涙を流しながらも、快楽を得て悦んでいるようにも見えた。

金の色の髪を乱しながら妖しく喘ぐ彼女――それを愛しく思えていたヴィラルは、黒い欲望に突き動かされるまま微笑んだ。

509「青春王ヴィラルの暴走」6:2007/10/14(日) 20:00:09 ID:6iuycMSi

「……ってな具合でHにいたると思うんだ」
「……兄貴、それさりげなく非道いよ」
昼休み――屋上で昼食を取ったカミナとシモンはそんな話を展開していた。
カミナは下品に笑いながら話を繰り広げ、シモンは俯きながらもその話に耳を傾けている。

「何言っているシモン。お前だってニアとHした時、ほとんど勢いだっただろうが」
「う……」
図星をつかれたシモンはぐぅの音も上げることができない。

例のストーキング後、カミナは普段の仕返しとばかりヴィラルと保健室にいる保健委員の女の子の妄想を繰り広げては、知り合いにそれを話していた。
そして今日はシモンがその話を聞かされるハメとなっていたのだ。
「普段真面目な奴ほど、爆発すると手に負えないんだよ。だからヴィラルの奴もヤる時は狼のように彼女を貪るというわけだ」

「……ほぅ、俺はそんな獣か? 裸猿」
カミナの話を聞いていたシモンはふいに耳に入った声に青ざめていた。
目の前のカミナの声以外に聞こえたその声に聞き覚えがあって、シモンは屋上の入り口へと視線を移す。
「ああ、まさに獣人だなヴィラルは! わっはっはっは………はぁ?」
大声で笑っていたカミナもようやくその存在に気づく。
すでに相方のシモンはカチカチと歯を立てて震えている。
カミナは屋上の入り口を見ると―――そこには静かなる殺気を周囲に展開するヴィラルの姿があった。

「ヴ、ヴィラル? もしかして、聞いてた?」
「ああ、聞かせてもらった。貴様の卑猥で下劣極まりない妄想は、俺を侮辱しただけでは飽き足らず、あろうことか保健委員の彼女まで貶めていたことも全部な……」
殺意の波動に目覚めたヴィラルは、目は赤く光り輝き、ただいるだけでカミナ達を圧殺する。
そのヴィラルを前にカミナは後ずさりながら、声を絞り出す。
「ま、まぁ落ち着けヴィラル。思春期の男子なら誰でも思い浮かべることだろ?」
「さて、俺は考えている。風紀委員である俺が陵辱に走るなどという夢想に至る貴様をどうしようか、と。おお、そうだ。そんな考えが二度と浮かばないように頭をカチ割ってやるとしよう」
もうカミナの言うことなど聞く耳もたないヴィラルはいつもより巨大なナタを取り出す。
まるで人を一刀両断できるほどのサイズの得物だ。

「ちょ、待てヴィラル!」
本物の殺意を感じたカミナは慌てて謝罪しようとする。だがヴィラルは一歩一歩カミナに近づく。
「心配するな、痛みは一瞬だ。だから素直に殺されろ。この……破廉恥猿がぁぁあああ!」
「に、逃げるぞシモン! 捕まったら間違いなく殺される!」
「な、なんで俺までええええ!」

その後、必死の形相に逃げる大グレン団の二人と特大サイズのナタを振り回しながら追いかける風紀委員の姿が学園内で多数目撃される。
そしてその事件でアディーネにこっぴどく絞られて傷をこしらえたヴィラルは保健室に行くことになる。
無邪気な笑顔を浮かべる保健委員の女の子とは裏腹に、ヴィラルは顔まで真っ赤にして彼女を直視することができなかったという。



510472:2007/10/14(日) 20:05:22 ID:6iuycMSi
副題「妄想王カミナの兄貴」でした。
あまりエロは得意ではないので、悦んで頂ければ幸いです。
でわ。
511名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 20:06:44 ID:UBvT7CBm
なんだよ夢…じゃなくて妄想オチかよ!
だがGJ!

しかし実際に事に及ぶ時は段取りがどうとかムードがどうとかゴムがどうとか無駄にこだわりまくって
すごい時間がかかりそうだな風紀委員長は
もしくはモタモタしてる隙に相手から強引に奪われたりしそうだ
512名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 20:47:23 ID:cGQpheC8
純情王の嫁さんw……基本喋らないのがまた イ チ ダ ン と!
513名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:58:06 ID:OvVk5Gu0
GJ!!

よかったーただのアニキの妄想で・・・
514名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:38:22 ID:dsDVWpKp
アニキもヴィラル×嫁萌えだったのか
515名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 23:30:19 ID:d6bc2v9a
「ねぇシモン」
「なに?」
「私達が今、こうして生活してるこの世界は夢だったって話。シモンは知ってる?」
「さあ、初耳だな」
「キノンに聞いたの。不思議なお話」
「それが本当だったら嫌だよな。
 目が覚めたら何もなくて、ニアもいない、全部夢なんて」
「いいえ、きっと夢の中でも夢のシモンと一緒にいるわ。
 夢の世界のシモンは、物探しが得意だから魔法使いね。
 何かを無くしてしまっても、魔法で見つけだしてくれる」
「ははは、どんな本を読んだんだ?だったらニアはお姫様だ――


「なぁニア」
「なあに?」
「俺達が今、こうして生活してるこの世界は夢だったって話。ニアは知ってる?」
「聞いたことはあります」
「よかった。ロシウに聞いたんだけど、不思議な話だった」
「目が覚めたら何もなくて、シモンもいない、全部夢なんて嫌です」
「そんなわけないだろ。あっちでもニアと一緒にいるさ。
 夢の世界のニアは…」
「シモン?」
「前に一度、こんな話しなかったかな?」
「……私がお姫様、シモンが魔法使い」
「ニア、知ってるのか!?」
「ううん、夢でも見たのかしら?でもねシモン、魔法は使っちゃだめ。夢の中の私たちにしかできない魔法なのです」

「夢の中の私たちが、私たちを夢見ているのなら、夢の中の私たちより幸せになろう?」

「夢の中の私たちが、私たちより幸せになったら、夢の中の私たちより幸せになろう?」

そして夕焼けの中で長く延びた二つの影が重なりあった。
奇しくも同時刻。
夕焼けの中で長く延びた二つの影が重なりあう、もう一つの世界があった。
516名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 23:47:08 ID:0lJvvRIR
これはまたいきなり切ないやつを…
GJ!
「生徒の皆さん、先生方、皆さん、オーヴァロード」
学園の1週間は、生徒にとっても、教師にとっても憂鬱な時間で始まる。
毎朝行っている教室毎のホームルームに変わって、学園長の何時もの挨拶ではじまった校内放送がその理由だ。
中・高等部部だけでも約600人、初等部の生徒も含めれば1000人を超えるこの学園では、
それだけの人数を一箇所に収容できる施設もないため、全校朝礼ともなればこうやって放送で行われる。
この校内放送は、放送部が昼休みに行っている『シベラのoh!My mind』や、職員の連絡網としても一役かっている。

一様の時期ネタを話し終えた学園長が、何時ものように自慢の愛娘の話題に移し始めたあたりで、
そこらの教室からため息や雑談、イスを引く音などが聞こえ始め、『高2-C』と書かれた教室の担任は「どこも一緒か」と思った。

「全校朝礼はまだ終わってないんだ、あまり大声でだけは騒がんでくれよ」
そういって律儀に教壇の前に立ったまま、腕組をし、頭上のスピーカーを見上げた担任は、
校内一の問題児を抱える自分のクラスへ、一応にだけ言っておいた。
というのも、この全体朝礼は放送で行われているのだし、
学園長の声はスピーカーから聞こえていて、それぞれの教室の様子など知るわけもない。
しかし、自分の教室に限ってか「皆が静かになるまで5分かかりました」と言う学園長の声は、どこかに盗聴器の類でも仕掛けているのではと思うほど正確なのである。

昨日行われた水泳部の大会――入賞こそ逃したとはいえ、自己ベストを叩き出す健闘を見せてくれたことは、
顧問として思わず涙した――の疲れもそこそこに、今週からは文化祭の練習が本格的になる。
深く息をつき、準備で煩雑とした先週までの教室とうってかわり、スッキリと片付いた景色を見渡す。
そして、いつの間にか自分の瞳に、金色の髪を窓から入る風に遊ばせる女子生徒の姿しか映っていないことに気付き、喉を鳴らした。

「神様に言われたとおり、持ってきたの?」
「喜んでくれると良いんだけど」
「ほほう、ちゃんと作ってきたんだ?どぉ〜れ・・・見せなさいよっ」
そういって自分のカバンに手を伸ばすヨーコを慌てて止めると、キヨウはダヤッカを一瞥しヨーコの耳に口元を近づけた。


キヨウの日課――とは言っても、学園に登校しなければならない日に限ってだが――は、兄弟の中で一番早く起きることから始まる。
まずはキッチンに向かい炊飯器のスイッチを入れ、次は兄を起こして新聞配達のバイトへ送り出すと、
洗面所で洗濯機をまわしシャワーで眠気を覚ます。
両親の居ない彼女の家では彼女が母親代わりで、兄が父親代わりになることが多いが、
ひとつしか違わない兄は同年代によく見られるように、女から比べれば子供じみたところが多い。
さっぱりとした頭で、冷蔵庫の中から夜のうちに準備しておいた食材を取り出し、コンロの火をつける。

暫くして先ほどスイッチを入れた炊飯器と洗濯機がほぼ同時に、
甲高い音を上げる頃になると、二人の妹も眠気眼を擦りながらキッチンへと姿を現す。
「おはようございます」
「おはよう、姉ちゃん」
「顔を洗ってきなさい、で、キノンはこっちを手伝って、キヤルは洗濯物をお願いね」
キノンとキヤルと呼ばれた2人の妹たちも、キヨウと同じ学園に通っており、学年は2つ下で中等部の3年生だ。
兄はキタンいう名なのだが、こちらは今年卒業を控えた高等部の3年生で、この家族の大黒柱でいなければならないはずが、
血の気が多く学園やバイト先でのいざこざが絶えない。
「あら、このお弁当箱、ひとつ多いみたいだけど」
「なになに?姉ちゃん、男?手作り弁当かよ」
何時もは3つしかない弁当箱の横に置かれた、見慣れない弁当箱を指差しキノンが尋ねると、
男の子の様な口調で二人の間から顔を割り込ませたキヤルも、その大きさから男物だと見破るところは、やはり女の子といった感じだ。
「お兄ちゃんには内緒にしておいてよ、ややこしくなっちゃいそうだから」
出来上がった弁当箱を包み、足早に自室へと帰るキヨウの後姿に、
妹たちは相手の存在へ想像を膨らませていった。
「――皆さん、こんにちは、お昼休みのパーソナリティことシベラのお送りする――」
何時もの校内放送が校舎に響く中、職員室では学年ごとの教師同士で集まったりすることもなく、それぞれが自席で昼食をとっていた。
食堂は学生しか使用することができないので、大抵の職員は持参の弁当か、コンビニなどで買って来たもので済ましている。
そんな中、グァーム教頭と古参の教師陣だけは、『バチョーンの食いだおれパラダイス』か、『ブタモグラステーキ』という近くの店から出前をとっており、
新米の教師たちにしてみれば羨ましいやら憎いやらといったところである。
3年前に就任したばかりのダヤッカが、この出前組みに入れるわけもなく、
今日も寮から持ってきたカップ麺に給湯室で湯を注ごうとしていた時だった。
「ダヤッカ先生、クラスのヨーコさんが来てるみたいよ」
職員室の入り口でこちらに声をかけてきたリーロンの横で、中を窺うように顔を覗かせ、手を振るヨーコがそこに居た。

「どうしたんだ、午前の授業でわからないところでもあるのか?」
そう言って、何時ものジャージ姿で頭を掻く担任に、ヨーコは後ろ手に隠した包みを差し出す。
「これは?」
「お弁当、先生、何時もカップラーメンだって聞いたから」
そういって二人の横で腕組をするリーロンに、ヨーコはウィンクをしてみせた。
2人の様子に少し困惑しながら包みを受け取るった担任は、顔の前まで持ち上げ大袈裟に鼻を鳴らし始めた。
「すまんな、生徒にまで気を遣わせてしまって・・・しかし、大丈夫なのか?」
「なにがよ?」
「いやなぁ・・・お前は家庭科の成績がよくないだろ?」
やはり大袈裟にため息をついて見せた担任は、保険教師の横で腰に手を当て、
『お世話になります』という表情をして見せると、ヨーコが耳を赤くし頬を膨らませる。
「ね、先生開けてみてよ?」
「ここで、か?」
周りの様子を窺いながら、再びヨーコに視線を戻すと、担任は一瞬躊躇しつつも弁当を開けると、
野菜を肉で包んだものや、ウィンナーやリンゴが動物の形になっている、女性の手作りらし弁当が姿を現した。
「まさかお前がこんな家庭的な弁当を作れるとは、思ってなかったよ」
担任として、ヨーコの男勝りな部分は少し心配の種でもあった。
実際、家庭科の成績だけは何時も欠点をとっており、
以前に調理実習の授業を担任としてお呼ばれされた時は、彼女の班で生き地獄をみたのは記憶に新しい。
「美味しそうでしょ?」
「・・・そう、だな、美味そうだ、箱は明日でも良いのか?」
下から顔を覗き込むように聞いたヨーコに、身を仰け反らせ照れくさそうにそう答える。
「これ、誰が作ったと思います?」
「誰?って、ヨーコ、お前なんだろう?」
話の流れがわからなくなった所へ次の言葉が止めを刺した。
「実は、キヨウが作ったんですよ、そのお弁当」
まるで手品の種を明かすように大げさなポーズで答えたヨーコは、
このあとも同じノリで話しが続くのだろうと思っていたし、悪気があったわけではなかった。
しかし、担任から帰ってきた言葉にヨーコは自分の耳を疑った。

「・・・え?なに、言ってるんですか、先生・・・」
「すまないが、これは受け取れないと言っているんだ」
やはり意味が分からないヨーコの横で、リーロンが小さくため息をついていた。
リーロン自身、先週の出来事で、ダヤッカがキヨウの気持ちに気付いており、
また本人もまんざらでもなさそうな様子から、後は押しで何とかなると思っていたからだ。

「意味、わかりませんよ・・・アタシのなら受け取れたのに、キヨウの作ったのだとダメなんですか!そんなの、意味が分かりません!!」
その時、廊下に隠れていたキヨウが走り去る姿がダヤッカの目に映る。
「キヨウ!待って!!」
ヨーコもそれに気付くと―頬を赤くし、期待と不安の混じった、
複雑な表情をしたキヨウの顔が頭をよぎる―考えるよりも早く、体が動いていた。

生徒が教師に手をあげる、まして職員室の前でだ、それをすればどうなるか分からない訳ではなかったが、
許せなかった、この担任が、いやこの男が許せなかったのだ。
しかし、平手を食らわせるよりも早く、鈍い音とともに担任は後ろの机に身を打ちつけられていた。

――ズコォンッ!ドンガラガッシャァンッ!!

赤いマニキュアを塗ったその手で、転んだ男の胸倉を掴み自分の顔を近づけながら、眼帯をした女が言う。
「アンタ、何様のつもりなんだぃ?えぇっ!?」
「アディーネ、先生」
ヨーコとリーロンが口をそろえて言う。
「女泣かせて、あんたそれでも男かぃ?とんだ玉無し野郎だね!!」
その場だけでなく、職員室全体が静まり返る。
崩れたままの姿勢で、手に握ったままの弁当箱に目をやり、3人の顔を見渡してみたところで、
ダヤッカに『答え』をくれる者は誰も居なかった。
冷え切った弁当を握り締め、男は走り出していた。


結局、ダヤッカは昼休みの間校内を駆け巡ったがキヨウを見つけることはできずに、
職員室へと戻ってきた時には、自席の上に『早退届』が一枚置かれていた。
放課後になっても、連絡簿で調べた番号を押すこともできない自分が情けなかった。
教師とはなんなのか、わからなくなっていた。

机の上に置かれた弁当箱を開け、口にした玉子焼きがやけにしょっぱかった。

-つづかせてください-
(´゚Д゚`)やっちゃった、風呂敷広げすぎちゃった
エロス汁なしかよ!とか思われてる方々に弁解させて下さい

ズコォンッガシャァンッ!!←ココ
「ズコォン」

なんというエロス(´д`)ハァハァ
次で全部畳んでやるぜ!
521名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:07:19 ID:4qcoiPrB
>>520
愛してるぜ兄貴wwwww
522名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:13:05 ID:7iD3ecsE
>>515
これだけだと幸せそうなんだけど、本編考えると切なくなるなぁ・・・

>>520
シトマンドラの人乙。
ダヤッカの性格が性格だからエロには期待出来ないが、
なんとも言えないじれったさにニアニアしたんだぜ!
男前なアディーネ先生は案外教師向きな気がして来た。
523520:2007/10/15(月) 00:24:49 ID:gQ4bP6/M
>>521
よし、抱くぞ、布団をしこう、な?

>>522
ttp://www7.uploader.jp/dl/daigrren/daigrren_uljp00119.jpg.html
前に書いた絵ですが、やることをやった結果です
なんだかんだ言いながら、男はどいつも狼だ、天元突破が大好きなんだ
524名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:31:57 ID:gJ6ZelIh
525名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 07:39:07 ID:YcFe2j+G
>>520
アディーネ先生に惚れた
526名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 17:00:20 ID:j9au1o7i
なるほど中高一貫か、考えたな
527名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:33:18 ID:JE7nop6+
短いの投下してみる
エロ無くて申し訳ないorz
528『ある日の帰り道』1/2:2007/10/15(月) 20:34:50 ID:JE7nop6+
「はぁ…寒いですね、シモン」
「そうだね…もうすっかり秋、って感じだね」

手に息を吐きながら、並んで下校する二人。
踏み締める道には、枯れた落ち葉が敷き詰められている。

季節は夏から秋へ。
そういえば、陽が落ちる時間も少しずつ早くなってきているようだ。

「シモン、手を」
「?」

何、と聞こうとした時には、すでにニアの手はシモンの手に重ねられていた。
すべすべとした小さな手は、気の毒なほど冷たい。
一瞬、ニアから手を繋がれた嬉しさやら驚きやらで慌てふためいたシモンだったが、
すぐに彼女の手の感触に我を取り戻した。

「あ…ニア、大丈夫?」
「はい。こうしてシモンと一緒に温め合えば、平気です」
「ぁ…うん…」

彼女はどうしていつもこう…こちらを赤面させる言葉ばかり発してくれるのか。
とても嬉しいことは間違いないのだが…。

「(…もしここにアニキが居たら…)」

『おうおう、おアツイねぇお二人さん。シモン、どうせなら全身使って温めて
やったらどうだ?何、俺のことなんざ気にするこたぁねぇ!そうだ、ちょうど
この先に良い感じのラブホがあってだな…』

「(………)」

あくまでシモンの予想でしかないが、リアル過ぎて既に生々しい。
あの男なら、本当にノリと勢いで二人をホテルにぶち込んでしまいそうだ。
今日に限って、カミナを拘束尋問(という名のお説教)をしている風紀委員と
チミルフ先生に感謝しておくことにするシモンであった。

「シモン?」
「あ、いや、何でもないよニア」

握った手に、ちょっと力が入ってしまったようだ。
少し力を抜こうとした時、きゅ、っと握り返してくれたのが、シモンは嬉しかった。
529『ある日の帰り道』2/2:2007/10/15(月) 20:35:56 ID:JE7nop6+

『シモンと一緒が良いです』

そういえば、こうして同じ道を帰るのも…

『シモンが好きです。一番』

こんな自分に、好きだと言ってくれたのも…
(あ…でも教室のド真ん中でいきなりだったから…ちょっと恥ずかし過ぎたな…)

思えば全部、彼女から貰ってばかりだった。
自分は彼女に、何かしてあげれているだろうか…?

「ニア」
「ん?」

歩を止め、視線を合わせる。
はらりと落ちる枯れ葉が一枚、二人の間を掠めていった。

「その…俺、ニアにあげられる程たくさんのものは無いけど、でも、少しでも
お返ししたいんだ」
「シモン…?」
「だから、何でもいい。ニアが欲しいものを言って欲しい」
「…」

きょとんとした表情のニア。
いつになく真剣な眼差しのシモン。
立ち止まって、見つめあったまま、どの位経ったろうか。

ゆっくりと、ニアが口を開いた。
その表情はとても穏やかで、優しいものだった。

「シモン。私はもう、シモンから沢山のものを貰ってるんですよ?」
「…え?」

「世間知らずな私に色々な事を教えてくれた。私に笑顔をくれた。こうして、
温もりをくれた。そして、人を好きになることを教えてくれた。ね、シモン。
私はもう、こんなに沢山のものをシモンから貰っているの」
「ニア…」

シモンの手を両手で包み込みながら、言葉を紡ぐ。
カサ、と、足元の落ち葉が鳴る。

「これ以上、シモンから貰ってしまったら…私、溢れちゃいます」

それは、シモンの大好きな笑顔だった。
ちょっと涙ぐんでいるのは、嬉しいからに違いなかった。
気付けば自分も、視界が揺れているようだ。

「ありがとう、シモン」

紅く染まり始めた空の下、二人は再び歩き始めた。
昨日よりもほんの少し、寄り添う距離を縮めながら。
530名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:37:11 ID:JE7nop6+
痒い痒い痒い
書いてるこっちが悶絶死だコレ

稚拙な文で本当スンマセン;
531名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:40:00 ID:/mXgnkpg
今こそこれを言う時!

ァッま――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ぃ!


いや汁だくエロもいいけどこういうのも大好きなんだぜ>>530
532名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:43:32 ID:JE7nop6+
何となく長編投下の合間に…と思って書いたやつだけど、
コレ家族とかに見られたら死ぬしかないぜ!
533名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:44:43 ID:p3cxfS1t
しゅがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
マスター、ソルト!ソルト持ってきてぇぇへ!!
中和しないとこれしゅがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!GJ!!
534名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:48:59 ID:FdV7Bo/U
>>530
GJ!
はぁぁぁぁぁあん!あまーーーーーーーーい!!
ちょっとブラックコーヒー飲んでくる
535名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:50:38 ID:JE7nop6+
ちょwwwおまいらどっから湧いて出たwww
投下して十分経ってないのにwwwww
536名無しさん@ピンキー :2007/10/15(月) 20:53:25 ID:rc4H3GqU
>>535
無論11次元の彼方から!

GJ! あまあま〜!
537名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:04:56 ID:C9XScIMe
amaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!!!!!!
538名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:16:19 ID:j9au1o7i
>「これ以上、シモンから貰ってしまったら…私、溢れちゃいます」

ここに反応した俺は死んだほうがいい
539名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:24:49 ID:p3cxfS1t
俺はそこで甘死した。
なぁ俺・・・どこまで行けた・・・?
540名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:30:03 ID:FdV7Bo/U
>>538
その台詞はエロいw
そこだけ読むと違った意味に取れるw
541名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:47:45 ID:atj4fcW4
俺はカミナのセリフがすげぇ良い感じだったぜw
シモンを巡ってニアとカミナが対立したら面白そうだな。

「シモンは私とデートをするんです!」
「シモンは俺と遊びに行くんだよ!!」とかw
542名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:56:40 ID:gQ4bP6/M
はうん、俺が溢れちゃいました
「きゅ、っと握り返してくれた」っていうのも良いですね、
読みながら「ピカッチュ」とか意味不明なこと連呼しちゃいましたよ

GJ!
543名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 22:46:27 ID:yzNkdqaV
ニヤニヤがとまんねぇ!!
544名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 22:51:51 ID:JE7nop6+
溢れちゃうは俺もエロイなと思った…けど
そんなの関係ねぇ!

>>543
×ニヤニヤ
○ニアニア b
545名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 22:52:12 ID:Mh8ZuRJG
あまあまでにあにあした!
とても良い糖分でした!


しかし542の発言に噴き出したんだぜwww
学園祭を明日に控え、中・高等部は午前中で授業を切り上げ、最後の仕上げにかかっていた。
羅顔学園の文化祭は一般客も招待され、中等部3年がその案内を勤めることになる。
1・2年はというと、初等部の学生たちを連れ、会場を案内する役割を担っており、
実際に出し物を主催するのは高等部のみである。

高等部についても、それぞれの学年には役割が決められており、
1年生は展示物、2年生は演劇か中庭や運動場でのイベント、3年生は校内を使った出店を担当している。
もちろんクラスでの出し物の他に、顧問が希望届けを出せば、部活単位での催し物を行うこともできた。
出店などでの販売は、現金での清算が行われているが、
生徒会の監査によって採算を取らない価格設定が義務付けられている。
それでも、やはり『すずめの涙』ほどではあるが、発生してしまった利益は、
学園の端に設けられ学校菜園で使用される、肥料や苗木などの資金として使われているようだ。


デッキブラシに身体を預けたまま、じっと一点を見つめ、水泳部の顧問がプールサイドに佇んでいる。
寝不足なのか、顔にはクマをつくり、濡れたシャツが張り付いた身体は、呼吸する腹部以外はピクリとして動かない。
「――先生?先生ってば――水の入れ替え終わったみたいですよ?」
顔にあたる水飛沫で現実へ引き戻されると、目の前には緑色のホースをこちらに向けた男子部員が立っていた。
「あ・・・あぁ、そうだな、そろそろいいだろう」
顧問が視線を向けた先には、1.5m程度の深さがあるプールに半分ほど張られた水が、
キラキラと西へ沈みかけた太陽の光を辺りに散らしていた。

水泳部の出し物は、毎年恒例になった『釣堀』である。
地域との交流もスローガンとして上げている文化祭だけあって、
顧問が行きつけにしている『ガバル亭』という居酒屋の亭主が、特別ゲストとしてやってきてくれる事になっている。
釣ったサカナダカナンダカを、その場で捌き、馳走してくれるという趣向だ。

プールの眩しさに目を細めた顧問は、そこから見える自分の教室へ視線を仰ぐ。
10日前の一件以来、ダヤッカは自分の教室から足が遠ざかっていた・・・いや、遠ざけているというのが正解だろう。
キヨウはあの翌日から、何事も無かったかのように登校を続けており、
傍目では落ち込んだ素振りさえ感じさせず、生徒として話しかけてさえくる。
逆にヨーコは、こちらから話しかけたとしても、相手にしないか、
睨み返してくるといった感じで、アディーネ先生もそれは同じだった。
では、自分は・・・というと、綺麗に洗われた弁当箱が、10日前と変わらず職員室に置かれたままになっていた。

「玉無し野郎か・・・確かに、その通りだな」
プールの外にガンカーが横付けしたのを耳で確かめると、
そうひとりごちて約束していた居酒屋の亭主との挨拶へと向かう。
こちらも最後の追い上げが始まっていた。
日が変わり、天気にも恵まれた文化祭当日。
グラウンドではクイズ大会、中庭ではライブといった催し物が行われており、
学園のそここから溢れる売り子の声が、秋空の下に響いていた。
校舎のいたるところに展示された高等部1年生の出し物の中では、
机とダンボールで仕切られた『巨大迷路』なるものが、南館の屋上で人気を集めている。

ちなみに、学園側から危惧されていた『赤いサングラスの問題児』は、
『カミナの鬼ライブ』という題目で中庭のライブ会場に殴りこみを行っていたが、これはこれで大盛況を収めている。
中でも、観客の中から引きずり出されたゴーグル姿の少年が、
無理やり相方を勤めさせられた歌は、翌週の『シベラのoh!My mind』で取り上げられるほどの人気ぶりであった。

一般客の来館も正午前から始まり、中・高等学校の校舎が人で埋め尽くされていく中、
校内放送で召集された『高2-C』の面々が、体育館の2階にある控え室へと到着した時には、
マッケン先生が担任をしているクラスの演目、『遠山の金さん銀さん』が開演したところであった。
1演目に許された時間は30分、その後10分の休憩時間をとって、次の演目が始まる。
せいぜい3クラス分の人数しか収容できない控え室では、他のクラスが準備をしており、
キヨウたちの演目が始まるまでは、自分たちを含め残り2クラスまで迫っていた。
配役をもらっていないキヨウは、役者たちを送り出すため、衣装の着付けなどで忙しく立ち回っている。

「先生まだこないの?」
「どうだろ、部活の方じゃないの?」
そう口にしたクラスメイトに、背後で衣装の仮止めをしながらキヨウが答える。

10日前、学校を早退したキヨウが1日かけて辿り着いた答えは、
『自分は生徒なのだ』という至極簡単な現実であった。
だから、その現実に忠実であるよう、振舞ってきたし、生徒と教師の関係を崩さぬよう、そう演じてきた。
薄っぺらい言葉だけを並べて、何時下ろせるのかも分からない幕の下で、上っ面だけの舞台を演じていた。
そして、新しい恋を見つければ、これもいい思い出になるのだと、そう自分に言い聞かせ続けていた。
失恋の後はいつもこうだと・・・、暫くすれば新しい恋を探す自分が居るのだ・・・、
今回は何時もより、その期間が長いだけだ・・・と。
未熟な恋愛経験から得た保身術で、そう自分に言い聞かせていた。

「はい、できたわよ」
何時もの調子で笑顔を見せるキヨウの姿がそこにあった。
プールの入り口付近に、競パンにジャージの上着を羽織っただけという、
いかにも水泳部といった格好をした顧問の姿があった。
パイプ椅子に腰を掛け、来た客には竿と餌を渡し、帰る客から竿を回収する、
決まった動作を繰り返す顧問とは違い、部員たちは来客の接待に追われるようにプールサイドを走っている。

パンッと目の前で何かが弾けた。
ぼやけた焦点が一人の部員をとらえる。
「先生、あそこ・・・根掛りしちゃったみたいで、お願いできませんか?」
打ち鳴らした両手をパッと広げ、顔を覗かせた部員の傍らには、
バケツに入ったサカナダカナンダカが、水飛沫を上げ不機嫌そうな顔でこちらを見ていた。
どうやら、『ガバル亭』の亭主へ食材を運ぶところなのだろう。
「根掛り、か・・・わかった、あそこのお客さんだな」
「どうしたんです?ボーっとしちゃって、変ですよ、最近」
そういう部員の言葉には答えず、顧問は立ち上がってプールの中へと姿を消していった。

釣堀を再現するため循環ポンプを止めたプールは、昨日掃除を行ったのにも関わらず、
早くも水コケが付着し始め、ヌルっとした感触が足に力をいれさせる。
吸水口にかかった針を見つけ、水中へと手を入れた、その時だ。
「――っ!」
足の裏に走る鋭い痛みに、思わず顔をしかめる。
誰かが落とした――根掛りした糸を、無理に引っ張ったのだろう――別の針を、体重をかけて踏み込んでしまったため、
根元まで完全に刺さってしまった針を力任せに引き抜くと、問題の根掛りした針を外す。
お辞儀をするのに客に会釈で応えると、その隣で頬杖を付いたリーロンが、
釣りをするわけでもなく、こちらに向かって小さく手を振っていた。

濡れた足でプールサイドに足跡を残し、こちらに近づいてきた同僚に、
リーロンはポケットから取り出した絆創膏を手渡す。
「水遊びはお肌の敵よ、ここへは目の保養に来ただけだし、ね」
絆創膏を受け取り、釣りを薦める同僚に、リーロンは日傘の影から顔を覗かせそういうと、
再びプールサイドを走る部員たちへと視線を戻した。

「――教師、って、いったいなんなのかしらね、ダヤッカ先生」
少しの会話をした後、リーロンが切り出した。
その問いに、教師とは、教育者とは、生徒たちの自己実現のために存在し、
価値観が不安定な学生たちを認め、時には叱ってやれる『評価者』であるべきだという想いを、
不器用ながらもまとまりきらない言葉で答えた。
「そうね、それも教師像の1つ、でしょうね・・・」
先に続くであろう言葉は、口にされずとも理解できた。
確かに、ここ数日の自分ときたら、授業にも身が入らず、導いてやるべき存在に背を向けている。
口先だけで立派なことを言ってみたところで、行動が伴っていない、
まるでそこいらに張られた、うそ臭い笑顔で国を語る『ポスターの中の大人たち』と同じではないか――

「――ねぇ」
思考の渦に飲み込まれる既の所で、ダヤッカの意識を引き戻したリーロンは、
部員たちに向けた目を動かさず、続けた。
「アナタはどうしたいの・・・ダヤッカ」
その言葉に、両の頬を叩かれた思いで、リーロンに向けた目を大き見開いたダヤッカは、
何かを発しようとした口をぎゅっと縛り、次の瞬間には時計塔で時刻を確認していた。
自分のクラスの演目開始まで、後30分。
シャワーを頭から被り両手でくせっ毛を後ろにかきあげ、
頬を叩いて、男は裸足のまま職員室へと走り出した。
「・・・まったく、アナタも相当、面倒くさい男ね」
その言いながら、残された絆創膏を拾い上げ、リーロンもプールを後にした。
「さぁ、次のクラス、そろそろ準備して」
先のクラスの演目もそろそろ終盤に近づいたのだろう、
階下から聞こえる歓声に、『高2-C』の面々も緊張が高まる。
誰が言い出したわけでもないが、自然と円陣を組みはじめた時だった。

「ちょ、先っ、先生!?」
円陣の中の1人がそういって、大きな音とともに開かれたドアの向こうに目を丸くする。
つられるようにクラスの面々が顔を向けた先には、
ずぶ濡れのまま、小さな包みを片手に肩で息をしている担任の姿があった。
勿論、プールに居たままの格好に加えてずぶ濡れだ、思わず悲鳴を上げる女子もいたが、
担任はそんなことには構いもせず、1人の少女を目に据え、1歩づつ距離を近づけていた。

「キヨウ、話があるんだ」
突然の出来事に、キヨウは困惑した顔で担任の男を見上げる。

10日前でこの男のことは終わったのだ。
ずっと演じ続けてこれたのだ。
後は時間がなんとかしてくれるものだと言い聞かせてきたのだ・・・答えることなどできるはずもなかった。
自分だけしか居ないはずの舞台で、行き成りスポットライトを浴びせられたもう1人の自分に戸惑いながら、
強引に引き寄せる手に抵抗することもできず、キヨウは連れられるように控え室を後にした。
残された生徒たちが唖然と互いの顔を見合う中、
ヨーコだけは、小さくエールを送っていた。


北館の屋上へと連れてこられたキヨウは、金色の髪をなびかせ、男の背中を見つめていた。
西に傾いた太陽が、濡れた足跡を乾かし、小さな赤い染みだけを残していく。
グラウンドで行われていたクイズ大会も既に終了しており、
今は一般客と生徒たちがまばらにいる程度である。
「――俺は――っ」
そんな景色を眼下にした男が、小さな声で言う。
そして、自分の頬を叩き、鉄製の柵を握る手に力を込め、
丸めた背中を伸ばして、肺が悲鳴を上げるほど精一杯、空気を吸う。

「俺は!お前が好きだ!!」
「男として、お前を愛してるっ!」
「だから、少しの間待ってくれ!!」

一息にそういい終えた男が女の方へと向き直る。
「・・・卒業するまでは、ダメなんですね」
女の質問に男は答えない。

「待ちますよ・・・私は、キヨウ=バチカは待ってます・・・ダヤッカ=リットナーが迎えに来る日を」

ふっと肩の力を抜き、髪をかきあげながら長い沈黙の末、女は笑顔でそう答えた。
その答えに、男は顔をくしゃくしゃにして、最初は小さな嗚咽を、そして次第に大声をあげて泣いた。

女が顔を覗き込むように近づくと、男は涙やら鼻水やらでグシャグシャになった包みを持ち上げ、
半ば咽び泣くような鳴咽交じりの声で言う。
「弁当、ぅまかっ・・た、ま゛た・・余りものがあっだ・・・ら、作って・・・ィック、欲しい・・・」
「はいはい、余りものがあったらね・・・あぁ、もう、泣かない泣かない」
母親が子供をあやすようにキヨウがダヤッカを抱きしめる。
「――まーったく、どっちが大人で、どっちが子供か分からないね」
突然聞こえたその声は、誰も居ないと思っていた屋上に突然現れた、科学教師のレイテだった。
いや、足元に転がる吸殻の数から、2人がここに来るよりも前に、ここでタバコを吹かしていたのだろう。
「男はどいつもガキさね・・・玉無しじゃないってとこ、しっかり見せてもらったよ」
体育教師チミルフの上で足を組んだもう1人の声の主はアディーネだった。
キヨウとダヤッカがそろって目を丸くする中、何かを言おうとしたチミルフを足蹴りで黙らせたアディーネが、
親指を中指と人差し指で挟むようにして続ける。
「に、してもだ、流石にその格好はネェ・・・ヤル気満々ってところかィ?」
親指をクイクイと動かすアディーネ。
プールを出てからの記憶を1つずつ繋ぎ合わせ、
自分の格好を思い出したダヤッカの顔が、赤ではなく青く変色していく。
キヨウはそんな様子に、ようやく頭がついてきたのか、声を上げて笑い始める。
この男は満足に告白するムードすら作れない、そして自分はそんな男に惹かれている、それが可笑しかった。

「地理教師ダヤッカ先生は一体誰に告白したのか?高等部2年C組みの演目が、もうすぐ開演よー!」
グラウンドから聞き覚えの声が聞こえたのは、その時だった。
柵越しに様子を窺うと、グっと立てた親指をこちらに向けたリーロンが、日傘越しにこちらに視線をおくっていた。


『高2-C』の演目は、舞台変えの時間も利用して、担任が演じる『告白劇』から幕を上げることになった。
誰が録音したのか、突然鳴り響く先ほどの告白が大音量で流れる中、
舞台の袖から押し出されたダヤッカの目の前に、スポットライトに照らされたリーロンが姿を現す。
あたかも自分が告白されたように身を捩るリーロンを前に、ダヤッカが棒読みに近い声で言う。

「ウワーッ、ソノ発想、ナカッタワー」

結局、クラス演目のつかみ程度に行ったこの告白劇のおかげで、
教師と生徒という禁断の恋物語は、人々の前に姿を現すことなく学園祭での笑い話に置き換わった。

翌日、文化祭の2日目に行われた閉会式では、
演劇のクラス順位が発表されたが、『高2-C』は惜しくも2位に終わった。

「こんにちは、ボクの名前はシトマンドラです」
「演劇部部長のシトマンドラです」
そういって舞台に現れた男子生徒からトロフィーと表彰を受け取るヨーコ。
その一方で、キヨウとダヤッカの恋愛劇は幕を開けたばかりであった。

-おわれ-
(´゚Д゚`)んっふぅ、タイトル通りの着地!
これはもう伸身コバチを決めた、体操選手のようだぜ

まぁ、なんですね
殴れや!わいを、わいを殴ればえぇねや!
552名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23:35:50 ID:E3Kv+eTJ
歯ぁ食いしばれ――ッ!

GJ!!!!!
553名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23:53:21 ID:jbR7RXWl
>>530
GJ!
砂糖とか通り越した甘さによくわからん呻きを上げながら身悶えした。
おかげで部屋が散らかったので謝罪と賠償をry

>>551
完結乙、そしてGJ。
着地は見事だったが、最後の最後でずっこけたw
554名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:12:10 ID:J10H0MU3
>>541
ちょっと読んで見たい気がwww
エロ要素は皆無になりそうだけど、読んでみてぇもんは読んでみてぇんだ!

>>551
GJ!
555名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:26:16 ID:aQg3OgYd
>>551
完結待ってたぜGJ!
タイトル通りの鮮やかな着地っぷりに笑ってしまったw
健気なキヨウももどかしいダヤッカも良いんだが、格好良すぎる姐さん方にドキドキが止まらない。どうしてくれる。
556名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:26:49 ID:5laSe2p9
>>551
これはもうGJというしかないwwwwww
青い春をめいっぱいごちそうさまでした!

ていうかシトマンは四天王の中で一人だけ生徒なんか
557名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:30:41 ID:X6+YXgER
>>541の、急ごしらえだけど書いてみたので投下。
558『日曜どうでしょう』1/3:2007/10/16(火) 00:32:44 ID:X6+YXgER
「あー…ヨーコ、ちょっと来て貰える…かな?」
「…え、何?」

昼休み。昼食を終え一息ついていたヨーコの元にやって来たのは、苦笑いを浮かべた
キヨウだった。

「いいから。多分アナタじゃないと解決出来ないから」
「???」

疑問符だらけのヨーコを引き摺りながら、隣の教室へ。
ほとんどのクラスがそうであるように、生徒の話し声と笑い声で実に賑やかである。
…が、どうもある一角はそうではないようだ。

「…何、この構図…」

思わず顔が引き攣るヨーコの目の前に広がる光景。
密かに想いを寄せている男、カミナ。
天然100%美少女のお姫様、ニア。
その二人に挟まれ、ダラダラと汗を滲ませているシモン。

…これは何事だろうか。

「おうおうおう!姫さんよ、悪いが今回ばかりはシモンを貸してもらうぜ!
男の約束だぁ!こればっかりは譲れねぇなぁ」
「でも、先にシモンと約束したのは私です。ですから、アニキさんにシモンは
渡せません!」

「…あ、アニキ…ニア…うぅ〜…」

キッ、と睨みあう両者。
二人の下で縮こまるシモン。
ようやく全貌が見えてきた…気がするヨーコ。

「えーと、つまり…」

どちらとも選べないシモンが悪い、と。

『シモン、今度の日曜、一緒にお買い物に行きませんか?』
『え?あ…うん、俺で良ければ付き合うよニア』
『よぉシモン!日曜空いてるな?空いてなければ空けろ!ちっとばかし付き合え!』
『あ、アニキ?え、えーっと…別に良いんだけど…その…』
『アニキさん、シモンとは私が…』
『んん?何だお姫さんよ、シモンとは今この俺様が…』

「シモン、あんた優柔不断過ぎ」
「ぁぅ…スイマセン…」
559『日曜どうでしょう』2/3:2007/10/16(火) 00:34:11 ID:X6+YXgER

しょぼくれるシモンを尻目に、当の二人の睨み合いはヒートアップの一途を
辿っていた。二人の目線の間に火花が見えるような気さえする。

「はぁ…」

特大の溜め息を吐きながら、二人の元に歩み寄るヨーコ。
見守るシモンとキヨウの表情は、不安に包まれている。

普段、まず衝突するような二人ではない。
そんな火中に踏み込むのは、ちょっと勇気が要る行為に違いなかった。
…はずなのだが。

「チンピラ自重!」
『ゴガンッ!!』
「ぐらさんッ!?」

…事は拳一つで幕を下ろす結果となった。
ヨーコのげんこつがカミナの脳天に炸裂。カミナぐったり。ニアきょとん。
見守っていた二人は、口をあんぐりさせて固まってしまう。

そんな選択肢がございましたか、と。

「空気を読め、空気を!男女のデートの邪魔するんじゃないの!」
「…ぉ、俺が悪かったから…ほ、保健室に行かせてくれ…下さい…」

ダラダラと真っ赤な液体を垂れ流すカミナを引き摺りながら、教室を後にするヨーコ。
後に残された三人は、ただただ見送ることしか出来なかった。

「…まあ、ヨーコに頼んで大正解だった、と」
「…はは…だ、大丈夫かな、アニキ…」
「シモン、チンピラって何ですか?」

〜〜〜

「で、アンタ一体何の用でシモンをニアと取り合ってたわけ?」
「あら、なになに?修羅場?」

カミナの頭に包帯を巻きながら、心底楽しげに瞳を輝かせるリーロン。
こうなってしまったら、保健医というより治療の出来るただのオカマである。

「うっせぇな!女には関係ねーんだよ!」
「あたしはオカマだけど?」

「………」

ムスッとした態度を崩さないカミナ。
ヨーコは呆れながらも、やれやれといった笑みを浮かべながら口を開いた。

「…私で良ければ、付き合ってあげるわよ」
560『日曜どうでしょう』3/3:2007/10/16(火) 00:34:45 ID:X6+YXgER

〜〜〜

「………で、何コレ」

それこそシモンとニア以上に気合の入ったデートスタイルを整え、迎えた日曜日。
カミナとの待ち合わせ、他愛無い会話を交わしながら辿り着いた先は…

【ブタモグラステーキ・大食い挑戦者求ム!制限時間内にブタモグラ一頭分の
ステーキを完食した方には、永久期間タダ食い券を進呈致します!】
…の、張り紙が張られたステーキ屋前。

食欲そそる香りとは裏腹に、引き攣りまくるヨーコの頬。
笑えばいいのか泣けばいいのか。

「すげぇだろ!永久タダ食い券だぞ?何が何でも手に入れてぇじゃねぇか!」

腰に手を当て、グラサン越しに張り紙を見つめるカミナ。
隣に居るヨーコは、小刻みにプルプルと震え始めていた。

「本当はシモンと二人で挑戦したかったんだが、しょうがねぇ!
こうなりゃお前で我慢してや…」
「馬鹿ミナーッ!!」
『ボグシャーッ!!』
「らがんッ!?」

実に見事な踵落としを放ち、カミナの意識が遠く多次元宇宙へと旅立っていくのを
見届けたヨーコは、そのまま真っ直ぐ家路に着いたのであった。

ステーキ屋の店主が気付き救急車を呼んだのは、それから五時間後のことだった。

〜〜〜

「シモン!今度はあっちを見てみましょう!」
「に、ニア…まだ買うの?」

包装紙に包まれた大きな箱が五つ、小さな箱が八つ、
それらを何とか抱えるシモンだったが、既に前から顔が伺えない。
女の子の買い物に付き合うことがどれだけ恐ろしい試練か…シモンはつくづく
思い知るのだった。

「シモン、早くー」
「か、勘弁してぇ…あ、アニキィ〜…」



…結局、どっちもどっちでした、というお話。
561名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:36:23 ID:X6+YXgER
甘いけどエロ無しか、ギャグテイストのしか書けないわ…俺orz
562名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:40:59 ID:dEnpA/e/
ここまで書けるなら上等じゃねえか!GJ!
楽しく読ませて頂いたッ!!
563名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:52:41 ID:lhRpHzKi
いやいやいや、面白かったよ!GJ!
564名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:14:03 ID:UzzpyOXY
楽しかったー!GJマイサン!
ヨコカミ風味が嬉しいなぁ…
このノリで、ニアやヨーコや黒三姉妹の女の子放課後談議とか読みたいよ!
565名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:32:45 ID:5XQ/Og9a
楽しかったー!!
ばっちりグレラガキャラが立ってて快感だったよ GJ!
566名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 05:21:13 ID:ZeKkHzRY
アンマァーイ、ウンマァーイ、カハァ!ケハァ!
甘SSもエロ無しも美味しすぎですw
エロもいいけど、こういうのもいいなぁ…
56753:2007/10/16(火) 08:55:01 ID:KD0E0gwF
風紀王ヴィラルより派生のナースプレイシモニア投下開始。
言うまでもなく死ぬほど馬鹿な話なので駄目そうな人はスルースルー。
あれーシモン対お義父さんを書こうとしていたのにどんどん横道に逸れてゆく……。
568学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 08:55:50 ID:KD0E0gwF
「……つまり、ごっこ遊びみたいなものなんですね」
パソコンの画面を見つめ、ニアはふむ、と得心のいったように頷いた。
シモンに「コスプレっていったい何ですか?」と疑問をぶつけたのは今日の昼食時のことだ。
シモンはコスプレが何であるのかを知っているようだったが、妙に歯切れ悪くナースがどうのと言ったきり、その話題に関しては黙り込んでしまったのである。

シモンが教えてくれないのであれば、自分で調べるしかない。
そういうわけで、ニアは自室のパソコンでコスプレについて調べてみたのだ。
文明の利器のおかげで、コスプレがどういうものであるのかはわかった。しかし、まだまだ疑問が残る。

ニアにコスプレという単語を吹き込んだのは友人のキヤルだ。
彼女によれば、コスプレは「愛し合う二人の絆をより深めるために必要不可欠なもの」だという。
だが、アニメのキャラクターの服や特定の職種の制服を着ることがどうして愛を深めることに繋がるのか、それがわからない。
(そこが私の一番知りたいところなのに……)
ニアはふうとため息をついた。

目を閉じてシモンの顔を思い浮かべる。
優しいシモン。大好きなシモン。シモンのことを想うだけで、胸の中がぽかぽかと温かくなる。
今だって自分はこれ以上無いくらいシモンを好きだし、シモンも自分のことを好いてくれている。
でも、さらに二人の愛を深める手段があるのなら臆せずに挑戦してみたいのだ。
(ひょっとしたら私、欲張りなのかしら……)

そして、もう一つわからないのがシモンの態度だ。
コスプレのことを話したとき、シモンは妙に後ろめたそうな表情をしていた。
仮装の話で何故あれだけ恥ずかしがるのかがいまいちよくわからない。
(シモンは照れ屋さんだから、こういう奇抜な格好をするのが嫌だったのかも)
ならば、自分だけでもコスプレをするしかない。ニアは決意する。
――だが、コスプレをして…………それから先は、一体どうするのだろう。衣装を着て、それで終わりなのだろうか?

ニアは更なる知識を得るべく、パソコンとのにらめっこを再開した。


――そして彼女は、「性行為を彩るためのコスプレ」についての知識を得てしまったのである。
569学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 08:56:26 ID:KD0E0gwF


繋いだニアの手が柔らかい。
普段であればその感触と温もりは、シモンに甘酸っぱい緊張感とときめきをもたらしてくれる。
だが、今このときに限っては違った。
シモンは迷っていた。今ならまだ、引き返せる。ニアを説得して、止めることができる。
だが結局何も言い出せないままでいるのは、引き返したほうがいいという思いと同じくらい、このまま突き進んでしまいたい思いが自分の中にあるからだ。

(まさか、あんな他愛無い会話のことを覚えてたなんてなぁ……)
ニアと手を繋ぎ歩きながら、シモンはしばらく前の出来事を思い返す。
キヤルに適当な知識を吹き込まれたニアが、コスプレのことを訊ねてきたのが一ヶ月ほど前のことだった。
しどろもどろになってその場を切り抜けて以来、彼女がそのことを口にすることはなかった。
甘い誘惑に耐える日々を覚悟していたシモンはほっと胸を撫で下ろしていたのだが、先日思いがけずニアが再度コスプレのことを口にしたのだ。

そう、ニアの部屋に招かれ、追試対策の勉強会をしたあの日。
勉強を始めて三十分で我慢できなくなり、ニアを押し倒したあの日。

二回目を拒否されしょげる自分に、ニアが耳元で囁いたのだ。

『今度の追試、一回でクリアできたら……ナース服でえっちなこと、してあげる』

(……あれは反則だよなぁ)
思い返すだけで顔が火照ってくる。
あの時の自分が、そんな誘惑の言葉に抗えるわけがなかった。
追試をクリアした先に待っている禁断の世界の扉を開くべく必死に勉強し、結果は見事に一発合格。
恐るべきは十代男子の底の見えない性欲、といったところか。

だが「じゃあ、約束のご褒美ですね」と天使のような笑顔で迎えてくれたニアを見て、ようやく煮立った頭が冷静さを取り戻したのだ。
まずい。このままでは、自分とニアは本当の本当に、行き着くところまで行ってしまう。

たかがコスプレに、ここまで躊躇を覚える必要はないのかもしれない。
しかし、どんなに深い仲になってもシモンにとってのニアはある種の聖域なのだ。
この子のことを汚してはいけない、恋人として身体を求め合う仲になっても、最低限守らなければならない節度がある。
そういう強迫観念のようなものがあるのだ。

――だが、正直なところ。
ナース服姿のニアを見たい。そりゃもう見たい。
(……だって、絶対可愛いに決まってるもん)
ナース姿でどんなことをしてくれるのかを考えただけで、下腹部のあたりに血が集まってくるようだった。
結局相反する思いはせめぎ合い、覚悟を決めることもできないままシモンはいつの間にかホテルの一室にいた。
ベッドに腰掛け、往生際悪く悶々と思考する。
(どうする、どうするんだ? と言ったってこんなところまで来た以上、今更『ナースはやっぱいい』なんてニアに言えるわけが――)
「シモン?」
「はひッ!?」
「どうしたんですか? さっきからずぅっと、何か迷ってるみたいです」
「そ、そんなことないよ!? やる気満々だよ!?」
必死になんでもない風を装い、心の内の葛藤をニアに気取られないようにする。
ニアはきょとんとして小首を傾げるが、にこっと笑って言った。
「じゃあ、私着替えてくるから。……待っててくださいね」
頬を赤く染め恥ずかしそうに言うと、ニアはぱたぱたとシャワールームのほうへと消えていった。
(ちくしょう、可愛い……)
今はただその愛らしさが憎たらしい。

570学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 08:57:03 ID:KD0E0gwF
嗚呼、出会ってからたった数ヶ月で、まさかニアとこんなことをするような仲になるなんて。
シモンはニアとの恋の軌跡を思い返す。

ニアがどうだったのかは知らないけど、自分は一目ぼれだった。こんなに綺麗な女の子見たことない、と思った。
校長の娘だと知ったときの衝撃。彼女の作る弁当の美味しさへの感動。
とりとめのない彼女の言葉はわけがわからなくて、でも不思議と温かくて気持ちいい。
初めて手を繋いだときのこと。初めてキスをしたときのこと。告白のこと。
そして、初めて彼女と一つになったときのこと。

想いは常に一緒だった。

俺はこの子を守りたい。大切にしたい。
ニアは俺の元に舞い降りた奇跡なんだ。彼女に求めていいことと悪いことを、彼女が世俗に疎い分、俺自身が分別をつけるべきなんだ。
俺の欲で、ニアを冒涜するようなことがあってはいけない。


シモンは決意すると、勢い良くベッドから立ち上がった。そのまま振り向き様に叫ぶ。
「ニア! 俺やっぱりナースプレイは―――――」
「シモン、お待たせ!」
「あ゛」

振り向いたシモンの視界に飛び込んできたのは、薄いピンク色のナース服に身を包んだニアだった。
ボトルネックのナース服は身体にぴったりとフィットするデザインで、ウエストのくびれを強調している。
スカートの丈は膝よりもかなり上であり、それが本物のナース服などではなくコスプレ衣装であることを物語っていた。
実際にこんなスカート丈で仕事をされたら医者もたまったもんじゃないだろう。すらりと伸びた白い脚がなんとも悩ましい。
頭にはナースキャップがちょこんと乗り、首には聴診器、そして手にはカルテ。
――完璧である。完璧なナースである。

言うまでもないが。当然のことではあるが。

(めちゃくちゃ可愛い……!!)

シモンは、自分の頭が端から真っ白になっていくのを感じていた。


「どう、似合う?」
その場でくるりんとターンしてみせるニアに、無言でかくかくと頭を縦に振り肯定する。
ニアがそれを見てぱぁ、と頬を赤くして顔を輝かせる。……これがまた犯罪的に可愛い。
そして彼女は、本物の白衣の天使も裸足で逃げ出すようなその笑顔でシモンに言った。
「それじゃ、診察をはじめましょうか」
「はいっ!!」

……抗えというのが無理な話だった。





571学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 08:57:33 ID:KD0E0gwF
「どこが痛いんですか?」
「え、えーと……頭が痛いです」
面白味も何もない返答をしながら、シモンは眼前に迫るニアの顔を緊張しながら見つめていた。

シモンはベッドに座らされてニアの「診察」を受けている。診察をするのは医者じゃないのか、とか細かいことを気にしたら負けだ。
この状況の是非についても気にしちゃ駄目だ。

そうだ、思えばニアとの「初めて」を迎えるまでの自分も散々似たような葛藤を繰り広げたんじゃないか。
ニアとしたい、でもニアを汚しちゃいけないと散々悩んで――結果、今どうなっている?
散々身体を求め合う仲になっても、ニアは欠片も汚れてなんかいないじゃないか。
ニアの輝きは、セックスをしただのしてないだの、コスプレをしただのしてないだのといった小さなことで失われるものじゃないんだ。
ニアがニアである限り、彼女は永遠に俺にとっての宇宙一の花嫁……じゃない、恋人なんだ!

(だからコスプレも問題ない! これは断じて言い訳なんかじゃないぞ!)


それにしてもニアはすごい。まったく照れというものを感じさせず、完全にナースになりきってシモンに接している。
「それじゃ、お熱を測りますよ〜」
ニアの口調はいつにも増して甘ったるい。
患者に優しく対応するナースのイメージなのだろうが、まるで自分が幼児にでもなったようでシモンとしてはかなり気恥ずかしい。
しかし、そんな思いも次なるニアの行動で吹っ飛んだ。
「ふぁ!?」
こつん、とニアのすべすべした額がシモンの額に当てられる。
まん丸に目を見開いたシモンの眼前には、瞳を閉じたニアの顔があり得ない程の至近距離で迫っている。
かあぁ、と首から耳からあっというまに真っ赤になったのが、鏡を見なくてもわかった。
普段だったら当然、そのまますぐにその唇は重なりあっているはずだ。だが今日はそうはならない。
額と額が合わさったまま、ニアの顔を見つめ続ける。
(こ……これは恥ずかしすぎる……!)

「うーん、少しお熱があるみたいですね」
心配そうに眉を寄せながら、ニアの顔がシモンから離れていく。
ほっとしたのもつかの間、次なるニアの行動にシモンは仰天した。
「ニ、ニア!? 何やってんの!?」
「ニアじゃありません、看護師さんです」
ニアならぬ看護師さんは、シモンの制服の上着をはだけさせるとインナーのシャツのボタンを手際よくはずしていく。
「あ、あの、看護師さん……恥ずかしいんですけど」
「診察のためですから我慢してください」
ニアの白い指先がはだけたシャツの中にするりと侵入し、優しくシモンの胸を撫でる。その感触にシモンはぞくりと身体を震わせた。
「あっ、シモン、どきどきしてる」
聴診器をシモンの胸に当て、嬉しそうに目を輝かせてニアが言う。
(ニア、すっごく楽しそう……)
「もっと心臓の音、よく聞かせて?」
そう言うと、ニアは聴診器を胸に当てたまま、シモンの耳たぶをかぷっと食んだ。
「っ……!」
ちろちろと耳を舐め、そのまま頬、首筋、鎖骨へと、ニアの舌はゆっくりと這っていく。
その間にも、可憐な指先は拙い動きながらもシモンの性感を高めるように彼の上半身をまさぐった。
十代の少年らしい張りのある肌を、細い指と赤く色づいた唇が伝う。
動きは拙いが、シモンに気持ちよくなってもらいたいという想いは十分すぎるほど伝わってくる。
胸の頂点をちゅう、とニアが優しく吸うと、シモンの口から呻きとも喘ぎともとれない声が漏れた。
572学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 08:58:10 ID:KD0E0gwF

「すごい……シモンの鼓動、どんどん早くなってる」
「そ、そういうこと言うなよ……ところで、さ」
「ん?」
「ニア……じゃなくって看護師さん、ひょっとして、俺のやり方……真似してる?」
「?」
「だから、その……身体の触り方とか、その」
「??」
そこまで言ってシモンは口をつぐんだ。
そうなのだ。ニアのシモンに対する愛撫の手順は、シモンのそれをそのまま真似たものだった。
シモンにしてみれば自分のやり方をリプレイされているようで、これまた恥ずかしいことこの上ない。
無論ニアにはそんなつもりはなく、単に参考にできる対象がシモンくらいしかいない故のことだというのはわかっているのだが。
(というか、俺以外に参考にできる相手がいても困るけど)
そんな事実が判明したら自分は泣く。恥も外聞もなく泣く自信がある。

「か、看護師さん。結局俺の身体、どうだったんですか?」
話題を変えようと、この状況にふさわしい質問をニアに投げかけてやる。
シモンの態度に首を傾げていたニアも、自分が誰であるのかを思い出して深刻な表情を作った。
「はい、心臓の音が今にも破裂しそうなくらい大きいんです。それと……」
「それと?」
「腫れてます」
「腫れ……って、どこが?」
「ここです!」
びしっとニアが指差した先にあったのは。
「…………」
あったのは、すでに半勃ちになったシモンのそれであった。
「今すぐ治してあげますから、シモンはじっとしててくださいね」
「あっ、ちょっ……ニアぁ!?」
指摘に呆然となったのもつかの間、シモンのベルトをかちゃかちゃとはずすニアにシモンは叫んだ。
が、引っぺがしてでも彼女の行動を制する――とまではいかないのは、シモンもやはりそれを望んでいるからで。
しばしの後、そそり立つそれを興味深げに見つめるニアと、それを見下ろすシモンの姿があった。

(うわあ……)
まるで穢れを知らないといった美しいニアの眼前に、赤黒い肉棒がそそり立つ様は背徳的としか言いようがない。
おまけに彼女の衣装は白衣の天使のものだ。
正直、非常に男の加虐心をそそる画である。これからニアがしてくれるであろうことを考えれば、なおさら。
(で、でも、本当にいいのか? ニア?)

「すごい……こんなに大きくなるものなんですね」
ニアが感心したように呟く。こんなに明るい場所で、間近でこれを見るのは初めてなのだ。
さすがに緊張しているのか、それとも興奮しているのか、彼女の頬もほんのりと赤くなっている。
そんな彼女の顔を見下ろし、シモンは待ちきれない気持ちで一杯になる。
「か、看護師さん、早く治してほしいんだけど」
「あ、うん」
急かすようなシモンの言葉にはっとすると、ニアは決意したように、恐る恐るその手を肉幹に這わせた。
「んっ……」
ぎこちなくゆっくりと動くニアの指。それを見るだけで、シモンはナースプレイをしてよかったと心の中で万歳をした。
(手でしてもらうの、初めてだもんなぁ)
別に、今までに頼んで嫌がられたことがあるというわけではない。ただなんとなく、気恥ずかしくて「してほしい」とは言えなかったのだ。
それが、ナース服になっただけで「治療」の名目で彼女から積極的に奉仕してくれる。こんなに幸せなことはない。
573学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 08:59:13 ID:KD0E0gwF

経験がないゆえにぎこちなかった彼女の指は、それでも裏筋を攻めるとシモンが感じることに気づいたようだった。
「ここが気持ちいいの? シモン」
「っ、うんっ……」
「よくなってきた?」
ニアの問いは「身体は回復したか」の意であるのだろうが。
(別の意味ですっごくイイよ、ニアっ……!)
どうやら行為に慣れてきたらしいニアの指は亀頭を攻め、右手は睾丸を優しく包むように愛撫する。
何の情報もないままここまでの動きに到達できるとは、ひょっとして彼女は天性の才能の持ち主かもしれない。
ああ、このまま手でイカせてもらうのもいいかもしれない。
いいかもしれないけど、でも。

「か、看護師さん」
「はい?」
「あの…………口でして」
「え?」
「口で治して」
ありったけの勇気を振り絞って口にする。ニアはきょとんとした顔でシモンに問い返した。
「口で……するの?」
「そ、そう。口で。俺がニアにするみたいに」
「シモンも気持ちよくなる?」
「なるなる。すっごくなる」
「……」
「……駄目、かな?」
そこで一度引いてみる、と。
(俺、一体いつからこんな小芝居うてるようになったんだろう……)
シモンの言葉に引っかかったのか、はたまたナースとしての奉仕の精神に殉じようとしたのかはわからないが。
ニアはシモンを見つめると、にこっと笑った。
(おめでとう、俺!)
シモンの心の中で、高らかにファンファーレが鳴り響いた瞬間であった。


ニアの柔らかそうな唇が開かれ、赤い舌がちろちろと覗く。
あの可愛らしい舌が今から自分のそれを這うのだと思うと、期待に胸を膨らませずにはいられない。

ニアの舌はゆっくり、恐る恐る肉幹への奉仕を始めた。
(ああ、俺ってすっごく罪深い人間かもしれない……!)
彼女の舌は、下から上へ這うように何度も何度も幹を舐め上げる。左手で同時に擦りあげるような愛撫を続け、右手は先ほどに続いて睾丸を優しく包みこむ。
とうとう亀頭に達した彼女の唇は、ゆっくりとそれを含んだ。愛しげに唾液を絡めて顎を上下に動かす。
与えられる快感にシモンの口からは呻くような声が漏れ、腰はベッドから半分浮く。
ニアの濡れた唇は亀頭をしばらく舐るように攻めた後、幹、股の付け根についばむようなキスを降らせ、右手で愛撫していた睾丸を舌先でくすぐる様に舐めた。
時々口に含み、ゆっくり転がしもする。
本当に初めてなのか疑いたくなるくらいのテクニシャンっぷりだった。
しかし、行為そのものの快感より何より、ニアが口でしてくれているというこの状況がたまらない。

奉仕を受けるシモンに限界が近づいていた。
呼吸は荒く乱れ、射精の衝動が身体の内からせり上がってくる。
まるで痛みに耐えるかのような苦悶の表情を浮かべたシモンは、夢中で奉仕を続けるニアの頭へと手を伸ばし……。

「んぅ?」

固定した。

……押さえ込んだ。


ニアが「なに?」と問いかけるような視線を送ったときにはすでに時は遅く。 

――しばらくの後。シモンの身体がびくんと大きく跳ね、彼の白い欲望の塊は余さずニアの口内へと注ぎ込まれた。
574学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 09:00:29 ID:KD0E0gwF
息を乱し、射精の快楽に酔う。
それだけではない。シモンはニアを蹂躙した快楽にも打ち震えていた。
さすがにニアも口内に広がる経験したことのない味に抵抗を感じたのか、口を閉ざしたまま涙目になっている。どうしたらいいのかわからないのだろう。
「んんぅ」
色っぽく紅潮した顔で、目をうるうるさせながらシモンに目で問うニア。
その様はシモンの罪悪感と嗜虐心を煽り、同時に火をつける。

「ご、ごめん、ニア。吐いてい……」
狙ってやったくせにごめんも何もないが、口からは出させてあげる、と。
(さすがに飲んでもらうのは、ちょっと――――)
「………」
……しかし、シモンの言葉はそこで止まる。
ニアの痴態を見つめ、迷う。
可憐なナース服姿。潤んだ瞳。さくらんぼのような愛らしい口の中に、今は俺の、俺の――――――


しばしの沈黙の後、シモンはなんとも微妙な表情を浮かべてニアに言った。

「ニア……えっと………………飲んで」


男 の ロ マ ン を 優 先 さ せ ま し た 。


恥ずかしがるような小さい声で言ったって、「飲め」って言ってることには変わらない。それはわかっている。
だが、飲んでもらいたいものは飲んでもらいたいのだ。
言われたニアの頭上に「が〜ん」という擬音が見えたような気がしたが、そもそも性についての知識がほとんどない彼女だ。
シモンが飲めといえば、飲むものなのだと素直に受け取るに決まっていた。
(わかってるよ、わかってるよ! 酷いことしてるって!)

ニアの動きを期待に満ちた目でぎらぎらと見つめる。
彼女はしばらく縋るようにシモンに目で何かを訴えているようだったが、やがて意を決したように肩を震わせ、そして。

ニアの白くほっそりとした喉が、ごくんという音と共に小さく震える。
けほけほと小さく咽るニアを、シモンは妙な感動と達成感、そして罪悪感を抱いて見つめていた。


575学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 09:01:56 ID:KD0E0gwF
「ご、ごめん、ニア。大丈夫?」
「ニアじゃありません、看護師さんです」
その台詞がいえるなら大丈夫だな、とシモンは安堵する。
口内の違和感からどうにか立ち直ったらしいニアは、再びナースの顔に戻っていた。
「シモン、身体はもう大丈夫ですか?」
「う、うん。看護師さんのおかげでもう元気いっぱい」
「そう、よかった!」

その笑顔を見つめ、シモンは小さく言葉を続けた。
「……だから、今度は看護師さんの番」
「え?]
言うが早いか、シモンはニアの身体を引き寄せて、後ろから抱きしめるようにして動きを封じた。
「え? え?」
「看護師さんも、腫れてるみたいだから」
「ひゃっ……!」
シモンはナース服の上から、ニアの小ぶりな胸を掬い上げるようにゆっくりと撫でた。
「ほら、腫れてる」
「んッ……、わ、私のは、そんなんじゃ……」
反論は聞かず、首元のボタンをはずしてナース服をはだけさせる。
「んっ、やぁっ……シモン、患者さんはおとなしくしてなきゃ……んっ!」
露になった乳房を揉むシモンに、ニアはあくまでナースとしての怒りの声をあげる。
「実は俺、非番の医者なんだ。これ触診」
「いったいいつからそんな設定だったんですか!?」
「たった今っ」
左手で胸を愛撫しながらニアのナース服のスカートを力任せにまくり上げると、白いショーツが露になる。
「やっ、シモン……!」
「ニアを治すためには、注射しなくちゃいけないみたいだから」
「注射……って……」
ニアの顔があっという間に赤く染まる。背に当たるシモンのそれは、とうの昔に硬度を回復しているようだった。
「ま、待ってくださいシモンっ! あっ、やぁぁんっ」




――こうして、いつの間にか立場が入れ替わった「診察」は、時間一杯まで続いたのであった。
ちなみにニアがシモンに何回「注射」されたのかについては、シモンも、ニアも、そして天井裏に潜んでいた風紀委員も正確な数は把握できなかった。




そして、全てが終わっての帰り道。

「ニアのコスプレ、あの……すごくよかった」
「本当? 喜んでもらえて嬉しいわ、シモン」
「でさ……つ、次はなんのコスプレしよっか?」
「次?」
きょとんとして、ニアが答えた。
「コスプレはもうしませんよ?」
576学パロシモニアナースプレイ:2007/10/16(火) 09:02:21 ID:KD0E0gwF

「――――はい?」
興奮と期待でほかほかになっていたシモンの脳が一気に固まる。
「な、なんで!? もしかして、本当は嫌だったとか!?」
「そんなことないわ。とっても楽しかった」
「じゃあなんで!」
信じられないといった表情のシモンに、ニアはほんわかとしたいつもの笑顔で答えた。
「今回コスプレをしてみてわかったんです。
何かになりきってシモンと愛し合うよりも、私は私、シモンはシモンのままで愛し合うほうがやっぱり素敵だなぁって。
だから、コスプレはもうしません。する必要がないと思うんです」

……正論だった。ぐうの音もでない。

(でも俺はナースだから興奮したんじゃなくて、ニアがナースの格好をしてるからあんなに燃えたんだけどなぁ……)

しょぼ、と肩を落とすシモンの気落ちの原因がわからず、ニアは不思議そうにその顔をのぞきこむのだった。











――――――――


「……これが、私の調査の結果全てです」
「………ヴィラルよ」
「はっ!」
「………下がるがよい」
「………はい」




風紀委員の青年を退室させると、校長――ロージェノムは、部屋の壁に飾られていたモノを手に取った。
三十口径の狩猟用ライフル。彼の愛銃『ラゼンガン』だ。

次のトビタヌキ猟解禁まで眠っているはずであったが、思いのほか早く活躍の場面がやってきたようだ。

彼の拳によって叩き潰されたデスクはすでに片付けられ、六人の秘書たちによって新しいものが用意されていた。
ロージェノムはデスクにゴトリとラゼンガンを置くと、来るべき日に備えて整備を始めるのであった。
整備を進めるその手は、小刻みに震えていた。


57753:2007/10/16(火) 09:03:10 ID:KD0E0gwF
投下終了。書いてる最中恥ずかしくて死にそうですた。
シモン受けになったりお口でご奉仕だったりお注射だったり狩猟用ライフルだったり。
しかし最近のスレの螺旋力は素晴らしすぎるんだぜ(*´Д`*)=3
スパイラルネメシスが起こるとしたらこのスレからだな……!
578419:2007/10/16(火) 09:22:20 ID:X6+YXgER
>>577
自分のしょうもない話を生かして貰ったばかりか、こんな…こんな…こ…
コンチクショー!GJ!!
そりゃヴィラルも鼻血まみれになるわwww

今はただただシモンに手を合わせるばかり。南無。

甘々とかギャグばかりじゃ駄目だな…やっぱエロも書けないと…;
579名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 09:23:47 ID:oIj0Tx5w
は、鼻血がスパイラルしながら噴射しましたがな!!!!!
損害とばいしょ(ry
580名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 09:26:33 ID:dqKKfonS
吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
是非このノリでシモン対お義父さんを!!!!!!!
GJですた(*´д`*)ハァハァ
581419:2007/10/16(火) 09:50:49 ID:X6+YXgER
思わず描いてしまった。
今は反省している。
ttp://www8.uploader.jp/dl/daigurren/daigurren_uljp00049.png.html
582名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 10:11:25 ID:dEnpA/e/
なんというGJ
ナース服プレイなのに純情とは…悶えた
>>581
萌え!保存した
583名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 11:58:33 ID:rKBwLH04
>>577
スゴイ…これはうらやましいナースプレイ!
シモンはすっかり目覚めちゃったのに、ニアの正論で粉砕されてカワイソスww
そしてお義父さんwww GJでした!


>>581
短い!これは短いぞw
GJ!
584名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 13:59:46 ID:5XQ/Og9a
ナースプレイキテターーーー!!神!
53氏のシモニアはほんとシモニアらしくってたまらんですよ!
こりゃお義父様の頭もラゼンガンも火を吹くぜ!

>>581
反省しないでヨシ!
舞い降りたナースもシモンも風紀王もまとめて萌え!
585名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 16:36:26 ID:rKBwLH04
犯罪チック(っていうかモロ犯罪)なエロマジロ学パロ小ネタを書いたが、
スレの雰囲気がほんわかニアニアなので投下しにくいぜ。

でも投下する。


『グアーム教頭の日課』
586名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 16:39:07 ID:rKBwLH04
グアーム教頭の朝は早い。
学園に着くなり、女子更衣室にセットされた盗撮用カメラのチェックをし、またセットしなおす。
続いて女性教員用の更衣室にセットされた(以下略
次に女子ト(自主規制

全てのデータを回収すると、グアームは教頭室に入る。
「ふーむ、やはり一番大きな胸はキヨウ…いや、胸以外ならキヤルも捨てがたい」
着替え中の画像をニヤついた表情で眺めながら、ブツブツと呟くグアーム。
ちなみにキヨウの画像は体操服を脱ぐ途中のもの。
大きなブラに包まれた大きな胸が、無防備にあらわになっている。
対するキヤルの画像は、ブルマを降ろす途中のもの。
中途半端にズリ下ろされたブルマと、僅かに除く下着の対比が良い。

「む、これはニアか…これも中々……。おっとイカンイカン、ニアのだけはすぐに処分しなければな」
他の生徒の画像ならば、「教頭の責任で調査をする」と言って適当な生徒か教師に責任を擦り付けることもできるが、
ニアだけは別格だ。ニアは校長の愛娘。その愛娘の盗撮画像などが見つかった日には、校長が自分自身の手で
犯人を見つけると言いかねない。それで仮に自分の犯行だとバレたら…校長からの信任が厚いとは言え、
懲戒処分どころか命の保障すら危うい。

「やれやれ、惜しいのぅ」
いつもどおり、グアームはニアのデータを名残惜しそうに消去した。
ちなみにニアの画像は、下着だけの姿でキヤルに背後から胸を揉まれているところであったとさ。


続いてグアームは、窓の外に隠すようにセットされた超小型望遠カメラのスイッチを入れる。
カメラはPCから操作することが可能で、朝練をしている運動部の女子を隠し撮りできる。
「ほほぅ、なかなか良い乳揺れだ…これは確か、弓道部のヨーコか。ふむふむ、基礎体力作りは大事だからな」
グラウンドを走っているヨーコの姿を捉えたグアームは、しばらくカメラでその動きを追う。
もちろん、揺れる胸をアップにして、だ。

しばらくそうして女子部員を撮り続けていると。
『キーンコーンカーンコーン』
チャイムが鳴った。
「おっと、もうこんな時間か。校長に挨拶に行かねばな」
諸々の電源を落として教頭室を後にするグアーム。

グアーム教頭の朝は、こうして始まるのである。

おわり


――――-―――

このやろう、死ねぇ!
と、書いてて殺意が沸いてきましたよ。
こんなネタを思いついてしまた自分に。
587名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 17:02:14 ID:X6+YXgER
この変態アルマジロが
マジかち殺すぞこの野郎

という、スレ住人の声が聞こえた気がした
588名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 17:11:25 ID:ykDPznJK
なんという犯罪の香り
グアーム変態すぐるwwww


ところで女性教員用の更衣室の詳細はうわなにをするやめry
589名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:34:49 ID:dEnpA/e/
ここの学園パロ設定使わせてもらって、ヴィラル主人公で小ネタ投下
ヴィラ嫁でシモニア エロはなんとも言いようがない
5901/8:2007/10/16(火) 20:37:13 ID:dEnpA/e/
ふらふらと歩く人影。心なしか乱れた金髪。
長い廊下を風紀委員ヴィラルが歩いている。
この問題児の多い学園を取り締まるべく日々精力的に駆け回る彼の疲労の溜り具合は、
最早限界を超えていると言っても過言ではなかった。
視界がぐらりと揺れて思わず壁に片手をつく。
今は午後四時前。
いつもなら授業が終わってひと段落つき、校内見回りを始めているところだ。
朝早く学園へ赴き、授業を真面目にこなし、
下校時間まで学園内にて問題案件の解決、家へ帰れば予習復習の日々。
そんな毎日の無理がとうとう現れたのだろう、今日のヴィラルはすこぶる調子が悪かった。
今にも倒れそうでキンキン耳鳴りがしているし、心なしか頭も痛い。
明らかに過労だ。
本当はそれでも見回りを続行しようとしたが、あまりの視界の回転振りに、
この有様では執務をこなすより一度休息を取った方が効率がいい、と判断せざるを得なかった。
チミルフ先生に一言添え、向かうは保健室。

「失礼する……」
がらがらと力なくヴィラルは扉を開いた。しかし、応答はなかった。
見ればホワイトボードには赤い字で大きく「外出中(はあと) リーロン」とのこと。
少しだけ期待していた例のあの寡黙な女子生徒もいない。思わず小さくため息をついた。
しかし、この体の言うことの聞かなさには耐えがたい物がある。
(仕方ない、無断になってしまうが、ベッドを借りよう…)
後でこの不調を話せばなんとかなるだろうと一人結論付け、
ヴィラルはよろよろと奥へ向かい、やっとの思いでベッドを隠していたカーテンを開けた。
中に滑り込むように入り、ざっくばらんにカーテンを閉める。
満身創痍のヴィラルの目には、そのベッドの足元にきちんと揃えられた上履きが入らなかった。

ヴィラルはそのまま力尽きたようにばたんとベッドに倒れこんだ。

「きゃっ…!」

(きゃ……?)

何か固いけれど柔らかい物がヴィラルの胸にぶつかった。
予想外の衝撃に、意識を離そうとしていた頭で朦朧と手の平を走らせる。
手をつき上半身を上げて視線を下へと走らせた。
掛布の下から少し出ている金色の長い髪。
自分の身体の下には、横向きに寝ている人。
5912/8:2007/10/16(火) 20:39:59 ID:dEnpA/e/
(!!?)

(だ、誰か寝ていたのか!?)

疲れに摩擦しきった頭と身体が一気に動揺する。
倒れたときに自分の胸がぶつかったのは恐らく肩だったのだろう。
思わず身体が弓のようにしなり上がったが、その途端に意識がぐらりと宙に飛んで行こうとする。
そのままその上に倒れこみそうになるのを、両腕で必死で留めた。
余りの疲れとはいえベッドの先客を見逃したという失敗ももちろんヴィラルを動揺させた。
けれど、動揺にはもっと他の理由があった。
自分の下の身体は、頭まですっぽりと掛布に覆われていたものの、
明らかに女子生徒のものだった。
だて、その身体の大きさ、形、感触、そして先ほどの声……。

(声…?)

どこかで聞いた事のある声だったと気が付いた。

(あ……)

ヴィラルの頭が瞬時に理解する。
この声は、たまにこの保健室で会う……、ここに来るとき自分が期待していた……。

(……ッ!)

はっと体勢に気付けば、自分は彼女に馬乗りになっている。
うろたえた腕が掛布を引っ張ってしまい、その下から見えた彼女に間違いはなかった。

(うわぁあああああっ!)
5923/8:2007/10/16(火) 20:40:51 ID:dEnpA/e/
どうしよう、どうすれば。
ぶつかったときとっさに守ったのか腕で顔を覆ってはいるが、これは間違いなくあの子だ。
それを認識すると同時に、身体がフリーズしてしまった。
動けない。
体勢が変なことを連想してしまってヴィラルの顔がかっと熱くなる。
早くどかなくては、と思っているのに身体がいうことを聞かない。

「っ……」

目元を隠したままの彼女の腕の下から、くぐもった声が聞こえた。
少し恐れたような震えているような小さな彼女の響き。
故意ではないはずなのに、罪悪感が全身を走った。

「すっ、すまない!疲れていて、気付かなかったッ」

冷静を保とうとしても、声が上ずってしまう。
その声を聞いて、はっとしたように彼女が顔を露にし、こちらを見上げた。
ヴィラルと彼女の目が合い、その綺麗な瞳が大きく見開いたのをヴィラルは見た。

「本当に済まない。今退くから…っ」

くらくらした頭でその場からどこうと片手を浮かす。
なんてことを俺はしているんだ。
まるで、寝込みを襲ったような…!
けれど、慌てた身体は重心の置き所を誤り、却ってバランスを失った。
手を滑らせ、ヴィラルの身体はそのまま彼女の上に落下した。

「「あっ」」

崩れた衝撃は幾ばくもなかった。
けれどヴィラルは硬直した。
勢い余って彼女の肩を押してしまったらしい。
上向きにした彼女の上で、ヴィラルの顔は彼女の胸の合間に(うわああああああああああああああああああ)
5934/8ここからは一人称でお楽しみ下さい:2007/10/16(火) 20:41:48 ID:dEnpA/e/
ガラガラガラ。

一瞬思考回路が止まり、次に耳に入ってきた音で俺ははっとした。
どこかち遠くから聞こえるような、保健室の扉が開く音だった。

なんというタイミングだろうか。
その音に、俺は金縛りにあってしまったように動けなくなった。
彼女と掛布一枚越しに密着したまま。

こんな姿を人に見られる訳にはいかない。。
変な誤解を招いてしまっては、風紀の乱れとなるし、それに…。

「失礼します、と。あれ、誰もいないのかなあ?」
「あら、珍しいですね」

うるさい心臓の音の上から、声が被って聞こえる。
この声は…。

「どうしよう?戻ろうか?」
「でもシモン、その傷は放っておいてはいけません。
手当てをしてしまいましょう」

シモンとニア!
どうしてこんなときに!

「えっ、でも勝手に触ったりとかまずいんじゃないかな?」

お願いだ、早く向こうへ行ってくれ。
カーテンが一枚あるとはいえ、それも近寄れば容易に中の人間が見えてしまうはず。
こんな状況がもし見つかればただごとではない。
何故なら俺は今彼女の胸いやこれは深く考えるな!

「大丈夫です。後でリーロンさんに言っておきます」

心臓がばくばく騒がしい。
体が、触れているところが熱い。

「う〜ん、まあニアが言うなら…(ニアのパパもいるし)」

彼女の早鐘のような心臓の音も伝わってくる。
身体を合わせたまま、身じろぎ一つ出来ない。

「さあシモン、座って下さい」

薄布ごしとはいえ、彼女の熱と感触がはっきり感じられてしまう。
暖かくて、華奢で、柔らかくて…。

「うん、ありがとうニア」
「ふふっ、どういたしまして。……」

がちゃりと椅子を引く音が聞こえ、それに続いて落ち着いた足音が聞こえてきた。
それはこちらに近づいてくる。
何かに気付いたように俺の頭の上で彼女が息を飲んだ。
5945/8:2007/10/16(火) 20:44:50 ID:dEnpA/e/
(感づかれたのか…!)

背中が焦りでぞわぞわする。
どうするべきか。自分が一人で先に出るべきか。
そうすれば彼女を隠すことは出来る。
そう思い立ち上がろうと身じろがせたとき、彼女の腕が俺の頭を掴んだ。
まるで抱きしめられるような形になり、俺は心臓が止まりそうになる。

(な、ぜ…)

気配はカーテンを隔ててすぐ横で止まった。
俺の腕は彼女の腰を緩く抱くように、そして彼女の腕は俺の頭を抱いている。
例え不可抗力であったとしても、女子生徒の胸に顔を埋めている男子生徒の図はそれ自体が不埒そのもの。
言い逃れしようともそのその体勢がなかったことにはならない。
これが風評になりでもしたら…その前にカミナやシモンに知られてしまうこと自体が俺にとっては許せない。
いや本当に大事なのはそんなことじゃない。
俺はただ彼女に迷惑をかけたくないのだ。

頼む。開けないでくれ。
そう祈ったき、カーテンの向こうでガラガラと棚を開ける音が耳に入った。

「薬箱ってここでしたよねシモン?」
「うん、確か前ロン先生はそこから出してたと思うけど…」


俺は一気に脱力した。
ニアは薬箱を取りに来ただけ…、だったのか。
ベッドの横の戸棚の中の。

彼女が腕で俺を諌めた理由も理解した。
彼女は保健委員故にニアが薬箱を取りに来ただけだと分かっていたのだろう。

けれどやはり気は抜けなかった。
こんなに近くにいては、いつ間違って見つかるか分からない。
息を潜めようとするけれど、浅く早い呼吸が口から漏れる。
もういいから早くどこかへ行け……。

「ああ、ありましたシモン」

再び棚を閉める音と、遠ざかる気配を感じた。

俺は静かに息を吐いた。
彼女も同じようだった。
5956/8:2007/10/16(火) 20:45:38 ID:dEnpA/e/
「いたたたた…」
「くすくす。我慢して下さい」

和やかな会話が聞こえる。
でも俺は気が気ではなかった。
今、俺は彼女と、……。
意識すればするほど一分一秒が長く感じられた。
早く行け…っ。

「ふぅ、これで終わりましたよ」

薬箱を閉める音と同時にニアの終わりを告げる声が聞こえた。
ようやく、出て行ってくれる…この心臓に悪い時間ももう終わりだ。
いや心臓よりも彼女に悪すぎる。
奴らが行ったら、まず謝らないと…。

ここで、少し妙なことに気がついた。
奴らが動かない。

「ありがとう、ニア。…………」
「…シモン……」

なんだこの空気…?

がたっ。

「んっ、シモン…」

ちょ、

「……な」

ちょっと、

「…ぅん……ちょっとだけ、なら…」

ちょっと待て!
5967/8:2007/10/16(火) 20:46:26 ID:dEnpA/e/
くちゅ。
何の音だ!

サラリ。
こ、これは衣擦れの音!?

ちゅ。
……。

「あっ、ふぅん…ッ」
…………。いやいやいや。

「シモ、ンんぅ…」
ここで少し冷静になってみようじゃないか。
これは俺の思いすごしってやつだ。

ちゅ、ちゅ。
多分まだ傷口がちょっと膿んでいるのだ。その音だこれは。

「ニア、ごめん、ちょっと……お願い……」
何言ってるんだニアならさっきから手当てしているじゃないか。

かちゃかちゃ。
金属の音。ベルト?
いやいや、まさか。これは薬箱を開ける音だ。

ジーッ。
ジッパーのついた薬入れか。多分使い残しだろう。

「あ、…ゴム…」
ゴムで部分止血か、相当出血していたのだな。
心臓より高い位置に持っていけよ。

「ん、ん、」

「あっ、ニア…ッ」

ぐちゅぐちゅ。

「ひおん、、おいひい、よ…」

「ニア、凄く、イイよ…ッ」

(あああああああああああああああああああ!!
もう無理ッ!無理がありすぎるッ!!)
5978/8:2007/10/16(火) 20:47:12 ID:dEnpA/e/
というか。

(鎮まれ俺の下半身!)

この密着具合。しかも聞こえてくるあの音。
反応するのはある意味当然のこと。だがッ!

(あ、あんな奴らのせいでッ、この子との関係がどうにかなって堪るかッ!)

体の位置がずれているお陰で股間が彼女に接していないのがせめてもの救い。だが…!

(耐えろ、耐えろヴィラル。学園の兵士はうろたえない!)




二人が出て行ったのは、どれほど経ったか分からないような長い時間の後だった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


その後保健室にはベッドの上で正座して謝るヴィラルと困ったように顔を真っ赤にした彼女の姿があった。
いろいろな意味で恥ずかしすぎて顔がまともに見られない。
しどろもどろな会話の中で、彼女から気にしないでと言われ、
それはどういう意味だと追ってベッドから降りようとしたとき、
突如ヴィラルの視界が回転した。
ようやくヴィラルは思い出した。元々倒れる寸前であったことを。
日々の不調と共にそのまま崩れ落ちた彼は、その後数日間寝込むこととなる。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「シモーーーーン!!!!!貴様という奴はッ!100万回死ねぇぇぇええええいッ!!」

久々に登校してきた病み上がり風紀委員は、
某兄貴曰く手に持った鉈と相俟ってまるで般若の如き恐ろしさだったそうな。
598589:2007/10/16(火) 20:47:58 ID:dEnpA/e/
どう見ても後半力尽きてます本当に(ry
反応しちゃったヴィラルの○○を嫁が××するとかも考えたけど出来なかった
599名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:54:23 ID:X6+YXgER
リアルタイムktkr!!
GJでした!!

嫁とヴィラルのも見たい気がしましたが…
過労だったし、行為そのものがトドメになるような気もするw

つーかシモニア二人は自重しろwwwwwww
60053:2007/10/16(火) 21:08:05 ID:KD0E0gwF
平日だというのになんという投下ラッシュ…!

ナースイラスト高速保存!
エロマジロ死ねええええ!!!!!www
シモニア自重wwww


そして本スレの「やることはやってました」発言に止め刺されたw
601名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:22:30 ID:rKBwLH04
>>598
シモニアがどんどん大胆になっていく気がするwww
お前ら自重しる!!
そして嫁かわいいよ嫁。ヴィラルうらやましいよヴィラル。

それにしてもやべー、犯罪ネタなんて書いてる場合じゃないやな。
「やることやってた」んだ!公式発言キタコレ!
602名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:55:17 ID:X6+YXgER
やることって、一体何ですk…
て、ああもう何もかも知ってたのねニアw
603カミナの鬼ライブ(0):2007/10/16(火) 22:17:04 ID:IF6O4yzI
この速さなら投下できる
シトマンドラの人のたった4行の描写からここまで妄想した

エロが無いので我慢ならない人はスルー願います
学パロ秋田な人もスルー願います
男気溢れるカッチョイイ兄貴を望む人もスルー願います
604カミナの鬼ライブ(1):2007/10/16(火) 22:19:14 ID:IF6O4yzI
これは、学園祭の歴史に風穴を開けるべく無茶を通して道理を蹴っ飛ばした、一人の男の物語。


大グレン団放課後定例会議にて学園祭でゲリラライブを敢行することを満を持して発表したカミナだったが、
哀しいことに最初の敵は非協力的な身内であった。

「ラ、ライブ?そんなのアニキ一人で出たら良いだろ、俺嫌だよ!」
「ちょっとカミナ、あんた只でさえ風紀に目ぇ付けられてるんだから、少しは大人しくしてなさいよ!」
「手前はまた一人で目立とうってハラかよ!ボーカルは俺だ!それ以外じゃ協力しねえ!」

大切な弟分に、可愛いカノジョに、そしてその他子分にすげなくあしらわれるカミナ。
しかし、この男がその程度で終わるわけも無かった。

「泣く子も黙る大グレン団、不倒不屈の鬼リーダー、カミナ様を舐めんじゃねえぞ!!」

学園祭まで、あと1週間。
男の逆襲が始まった。
605551:2007/10/16(火) 22:27:34 ID:BdnTohv4
ごちそうさまンサ・コールマン
皆、すごく、すごくエロいです(ノノ)

>>586
教頭室の扉を開けた男の目に飛び込んできたのは、
ノイズ混じりのテレビに映し出された金髪生徒の映像であった。
「・・・これはこれは、いけないものを見てしまいましたな、どうです先生も」
「きょっ教頭!、こ、これは一体!」
「なに、生徒たちの成長を見守る、まぁ・・・これも、教師としての勤めですかな」
そう言って生徒がブラに手を伸ばすところまで、映像を進める。
(ゴクリッ)
と、ノドを鳴らす音が教頭室に響いた。
「こぉの変態教師どもがぁ、なんだい、朝からピンコ勃ちじゃないのさ」
英語教師が入り口付近で腕組をし、こちらの様子に鼻を鳴らした。
「この間の競パンといい、そりゃ自慢でもしてんのかぃ?
 いいネェいいネェエエ・・・ッ!だったらアタシが味見をしてやるよっ!」
そう言って、自身を愛撫するかのように唾液交じりで舌を覗かせる姿に、男は答えた。
「はい!おねがしゃーっス!!」


なんでかオッサン臭い、単語がなんかオッサン臭い
で、書ききらずにオチをつけて逃げようとする
・・・わいを、わいを殴ればえぇねや!
606カミナの鬼ライブ(2):2007/10/16(火) 22:28:51 ID:IF6O4yzI

「アニキ〜、本当にコレ付けてたら俺だってバレないの?」
「バレねえバレねえ。ホラ見ろ、顔の半分は隠れるじゃねえか」

自分に音楽の才能はあまり無いと自称するシモンはなかなかステージに立とうとしなかったが、
カミナの熱意と、自分の正体を伏せることを条件にようやく首を振った。
彼を動かすために一番効果的な方法を、カミナが心得ていないわけが無かったのだ。

「シモン。コレ、良く分からないけれど赤くてトゲトゲしていてアニキさんとお揃いで、とっても格好良いと思います!
だから頑張って!」
「ニ、ニアがそういうなら…」

そう、カミナは早々に奥の手を持ち出してきたのだ。シモンの憧れの君、ニア・テッペリン。
彼の誘いと、彼女の期待と。
元々、シモンは多少自己犠牲のきらいがある。両者をきりすてることなど、出来よう筈も無かった。

「けれど、この衣装はどうでしょうか。上着の下が裸だなんて、シモンが風邪を引いてしまいます」
「おおっと、この俺様がそんなことに気がつかないとでも思ったか?さあシモン、下にコレを付けるんだよ!」
「まあ、そうやってお腹に巻いておけばきっと寒くありませんね!良かったわ、シモン」
「ニ……ニアがそういうなら………」

哀れなシモンは知らない。
どんなに己を捨てて奇抜な格好をしようとも、「あの」カミナが共にステージに立たせる男は彼以外に有り得ないのだから。
バレバレである。


学園祭までそう時間も無い。
仲睦まじい二人を置いて、次のターゲットの元へ向かうカミナであった。
607カミナの鬼ライブ:2007/10/16(火) 22:31:32 ID:IF6O4yzI
とりあえずここまで ノシ
608名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 22:34:18 ID:X6+YXgER
赤くてトゲトゲって、アニキタングラスか!w
609名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 22:34:34 ID:5laSe2p9
なんだこの怒涛の投下まつりwwwww
学パロはエロがなくても和むなあ
勿論エロがあったら二度おいしいけど

というわけで職人様方まとめてですみませんが超銀河GJ!


そしてエロくもなんともないものを描いてみた
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date54885.jpg

髪が短い方だとなんかお姉さんと弟みたい
610551:2007/10/16(火) 22:35:17 ID:BdnTohv4
そして、俺、シトマンドラの人になってるぅ!

>>607
投稿中に割り込んでしまったみたいで、まことにスイマセン!
4行でも、材料にして頂けたなら、これ幸いです

続き、楽しみにしとマンドラ!
611名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 22:35:55 ID:DDy0+Vpp
最近学園のパロばっかだなぁ
612名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:14:12 ID:J10H0MU3
いんじゃね?

それよりニアスレのレポ感想によると、17話の時点でニアは非処女だそうな
(正確には7年間の間にシモンとヤることヤってたそうな)
613名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:47:33 ID:cmh8eiBW
シモニアは7年間、ここのスレのように毎日ギシアンしてたという事か…
あー、そう言えば良く考えると、21話のヨーコの胸にブータが飛び込むシーン、
シモンあんまり反応してなかったなぁ…
アレはつまり見慣れちゃってる人間の余裕というやつか。
614名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:50:52 ID:AA+ELAUG
というか俺は、17話でニアの胸がいきなり大きくなってたのは、シモンが育てたんだと当然のように思ってたw
615名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:59:33 ID:oLnYk7zd
もう18話のあったかい発言を真顔では見れないな
616名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:29:48 ID:XsozqP5f
当然のごとくやっているとは思っていたが、ここにきて公式発言キター
なんか17話からの二人を見る目が変わりそうだwww
617名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 01:21:37 ID:zLJHdjuf
螺旋力とは『進化する力』である。
進化にとって必要不可欠な行為とは、つまり生殖行為をする事で
生殖行為=螺旋力の増加と仮定する。

つまり、3部以降のシモンが鬼のように強いのは、
7年間ニアとズッコンバッコンしまくって螺旋力がアップしたから。
ロージェノムが強いのも、ハーレム作って螺旋力アップの為に
日々の努力をしてたから。

これより、螺旋力=エロパワーと考えるべき。
つまり、シモンは宇宙一のドエロ。
618名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 02:01:19 ID:aRducbXj
>>617
ちょwwwwwww
619名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 02:40:45 ID:r4T0FSJf
あれ?
>>609の画像、なんか別のファイルに置き換えられてるんだけどなんだこれ
うpろだのエラーかなんかかな

まあ大したもんじゃないとはいえこういうのは初めてなんで驚いた
いちおう別のとこに再掲
ttp://www.vipper.net/vip365955.jpg
620名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 03:50:18 ID:fq+/PMtD
>>617
一概に違うと言えないところが何ともw
実際、有性生殖には螺旋力が不可欠らしいしw
621名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 11:57:30 ID:zLJHdjuf
617の理論から推測される各人の螺旋力=エロパワーつまりエロ度

シモン(宇宙一のドエロ)>ロージェノム(ハーレム作って子供いっぱい)
>マッケン(子供3人の頑張るお父ちゃん)>ダヤッカ(宇宙一の嫁と作った子供1人)
>Loveいっぱいなリーロン>ヨーコのおっぱいに釘付けなその他グレン団の皆様
>あっちの方でもトリガーハッピーなアーテンボロー
>キノンに中々手が出せないムッツリすけべなロシウ
>まだまだ将来性があるギミー>童貞のまま逝ってしまわれた我らが英雄カミナ
>螺旋力が出せないED確定っぽいヴィラル
622名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 12:03:42 ID:Wv9mV5j9
>>621
無茶過ぎるwww
623名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 12:47:46 ID:XsozqP5f
つーかアニキは童貞確定なのかwwww
いやジーハ村→地上で高校デビューってのは読んだけどさwww
624名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:14:38 ID:3QaieI8G
>>621
螺旋力において大グレン団最強の女性はレイテということでよろしいか
625名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:26:40 ID:ldxYHjiK
いや、宇宙一のドエロの性欲を一人で受けきってるニアもなかなかのものかと
626名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:39:27 ID:zLJHdjuf
>>624,625
難しいな。宇宙一のドエロを相手にしていたニアと言いたいところだが、
ニアが螺旋力を持ってるのかというところが引っ掛かる。
一応女性陣の螺旋力はこんな感じだと思われ。

(暫定ニア)>3児母レイテ>宇宙一の1児母キヨウ>Loveいっぱいリーロン
>ロシウと中々進展しないキノン>微妙にニートな居候っぽいキヤル
>永遠に春が来ないっぽい上にマオシャにまで先越されそうなヨマコ先生>将来性たっぷりなダリー
>ちゃっかりエピローグに出てるオペレータ娘のシベラ>3・4部のちっこいおにゃのこ達
627名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:43:16 ID:3QaieI8G
リーロンにツッコミたいようなツッコんだら怖いような、
むしろ逆に突っ込まれるような・・・w
628名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:59:24 ID:0HWbtG1p
待て待て、>>621は大事なキャラを忘れているぞ。
そう、種族の壁を越えヨーコの乳に執着するブータさんだ
629名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:01:12 ID:hLbu0FPJ
ブータさんは人間の姿になってしまうほどの超螺旋エネルギーの持ち主だからな
しかし、彼は人間になったらとたんにエロパワーが落ちてしまいそうな気もする
630名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:13:21 ID:+ObIbygb
ドスケベな淫獣だったくせに、そのエロパワーを人化に使ってしまったと…もったいないw
631名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:13:44 ID:ldxYHjiK
ナチュラルにさん付けで呼ばれるブータに吹いたw
632名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:37:10 ID:8cIQNYFP
だってヨーコの乳に入り込む時点で色々と突破してるもの…
633名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 17:42:55 ID:zLJHdjuf
ブータさんか…これもまた定義するのが難しいところだな。
一般に獣人や遺伝操作された動物は螺旋力を持ってないとされているが、
ブータさんは超螺旋エネルギーの持ち主である。
その理由は、シモンの螺旋エネルギーの影響を直に受けていたからと言われている。

が、>>617の仮説『螺旋力=エロパワー』を提唱する身としては、
彼の螺旋力こそ正にエロパワーにより生み出されたものだと主張したい。
本編中幾度と無く彼が行ったヨーコの胸への天元突破、アレこそ彼の螺旋エネルギーの源。
つまり、彼はヨーコの『ぱいずり』により、超螺旋エネルギーを手に入れたのである。
この、本来遺伝子操作された動物にありえない奇跡の現象は、
ドスケベ淫獣であるブータさんだからこそ起こった奇跡なのだ!

ちなみに、本編中の描写から、ブータさんの螺旋力はシモンやロージェノムくらいありそうな雰囲気である。
この事から、ヨーコの『ぱいずり』はとてつもない螺旋エネルギーを生み出すものだと考えられる。
我らが英雄カミナも、ヨーコに『ぱいずり』して貰えたら後の歴史は変わったかもしれない。
10倍返しとか言ってないで、あそこで一気に押し倒しておけば…
634名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 17:53:01 ID:Wv9mV5j9
な、何か段々よくわからん方向に脱線してきてる気が…;
635名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 17:55:57 ID:r4T0FSJf
ていうか、旧時代の人間が地下に持ち込んだブタモグラは
地上の生物と違って繁殖力あったんじゃないのかな?

だって原始的な文明しか残ってないジーハ村で普通に飼われて繁殖してたんだし
ヌメリブドウカバとかのプラナリア的クローン繁殖なら「仔」って形態は無さそうだし
636名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 17:57:47 ID:v03SkBJJ
しかしブタモグラは繁殖しても食料になる訳で
食料にする事で数の抑制してたと取れるよな
637名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:32:38 ID:1tEsMElk
ロージェノムが螺旋生命体って呼んでたんだから
クローン繁殖は有り得ないだろ。螺旋遺伝子持ってんだよ
638名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:47:25 ID:zLJHdjuf
む、そう考えれば確かにブータは一般的な繁殖だったか。
ちと暴走してた。スマン。

しかしWiki見ると、螺旋力って螺旋族かその子孫の人間のみが持つ力ってなってて、
ブータは突然変異って事らしいが、普通の動物も螺旋力を持つのか?
アンチスパイラルが『人口100万』に拘ってるところ見ると、
動物の螺旋遺伝子関係はあんまり気にしてないようだけど。
639名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:55:01 ID:at2ZNjnL
一瞬スレ間違えたかと思ったw
640名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:13:18 ID:1tEsMElk
どこのWIKIを見たのか知らんが、アニメ系のはあてにならんよ。
グレンのウィキペディアとか前に覗いたら結構適当なこと書いてあったし。

螺旋遺伝子持ってれば螺旋族。
螺旋族っていうカテゴリがあってその中の1種族が人間。子孫って何さ?
最終話Cパートとか参照。
アンスパさんは、人型螺旋族に限定してたとかだと思ってる。そんな描写ないけど
641名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:20:24 ID:+ObIbygb
何でもいいけど、考察は程々にな。
642名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:20:53 ID:KeJ7AZxX
誰かリーロン呼んで来い、簡単に説明してくれ
643名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:25:36 ID:1tEsMElk
てか、リーロン23話で全部説明してたはず。
長々とスレ違いスマン。「やることはやってました」とカレンダーの裏に31回書いてくる
644名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:27:58 ID:r4T0FSJf
つまり二重螺旋状の遺伝子、DNAを持ち繁殖、進化を行う生命体は全て螺旋生命体。
その中で、螺旋力をもっとも効率的に使える形状(=人型)と意志を持った生き物をこそ、
アンチスパイラルは「螺旋族」と呼んで警戒している。

獣人は人型をしていて意思を持つが、螺旋遺伝子は意図的に壊されていて生殖能力がない。
(性欲がない・性機能がないかどうかは明言されていないので不明)
645名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:32:30 ID:zLJHdjuf
>>640
そうだったのかー、ちと色々見直してくる

>>642
リーロンじゃ分からないかもしれん。
こういう時は量子宇宙学博士のロシウさんにお願いしよう


俺も長々とスレ違いしてスマン。
ネタで螺旋力=エロパワーとか言ってゴメンナサイ。
反省の為に、駅の掲示板にシモンは宇宙一のドエロって書いてきます。
646名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:44:44 ID:VS3o85S/
夢で嫁を持ってひとりっ子もいたヴィラルを思い出した…
647419:2007/10/17(水) 23:09:41 ID:Wv9mV5j9
学パロの流れが強い中、敢えて本編モノいきたいと思います。
本当は投下するかどうか迷ったんだけども;

他の投下待ちの暇潰しにでもなればいいかな、と
648寂しがりやのお姫様01:2007/10/17(水) 23:10:56 ID:Wv9mV5j9
「シモンが何処にいるか、わかりませんか?」
「あれ、どぉこ行っちゃったかな…」

テッペリン攻略から数ヶ月、何となく皆が落ち着きを取り戻し始め、さてこれから
地上に住まう準備を…という頃のこと。

陥落後のテッペリンの跡地に、新しい都市を築き始めた人類。
その先頭にいるのはやはりグレン団の面々であり、更に彼らを率いる立場にある
シモンも、毎日を忙しく過ごしていた。

ニアもまた、そんな彼の隣に寄り添うように行動していたのだが…

「珍しいわね、シモンがニアに何も言わず出掛けるなんて」

破壊されたガンメンの破片やら瓦礫やらを、やはりガンメンで片付けていく作業。
ヨーコはそれらを指揮する役割を担っていた。
自然と、他の人間とは別に周りを見渡すような場所での仕事となる。

その辺を考慮し、仕事の邪魔になるであろうことも承知の上で、ニアはヨーコに
尋ねに来たのだ…が。

「ごめん、シモンの姿は私も見てないわ」
「そうですか…」

しょぼん、と肩を落とすニア。
ちょっとだけ伸びた髪が、ふわふわと風に揺れる。

「(…全く…こんなとこまでアイツにそっくりなんだからなァ…もう)」
「ラガンは置いていってるみたいだから、そんなに遠くには行ってないわよ。
すぐに見つかると思うし、どの道お腹空かせてすぐ戻ってくるって」

苦笑しながら、ニアを励ますヨーコ。
同年代のはずなのだが、その姿はまるで仲の良い姉妹のようだった。

「…ありがとうございます、ヨーコさん。私、もう少しシモンを探してみますね」
「うん、いってらっしゃい。気を付けて」

来た時よりも足取り軽く去っていくニアを見送る。
その背中には、シモンと同じグレン団のマークが揺れていた。

「(シモンもカミナも…断りなくいなくなっちゃうんだから。…しかしアイツも
隅に置けないわねー…まさか女の子に追わせるなんてねぇ…)」

くすりと笑みをこぼしながら、ヨーコは自分の仕事へと戻っていった。
仕事はまだまだ山積みなのだ。
649寂しがりやのお姫様02:2007/10/17(水) 23:12:09 ID:Wv9mV5j9

〜〜〜

ガリガリガリガリ…

そういえば、しばらくこんな風に穴を掘ることも無かった気がする。
愛用のドリルを回しながら、妙に心が落ち着いている自分に苦笑する。

やはり、つくづく自分は『穴掘りシモン』なのだな、と再認識する。

どの位掘り進めたろう?リーロンに言われ、地盤の調査云々という理由で久々に
穴を掘り始めたわけだが…どうも夢中になって進み過ぎたようだ。

シモンのゴーグルの光だけが、暗い土の筒の底を照らしている。
見上げれば、ほんの少しだけ日の光が差すのが見えるような見えないような…
そんな具合だ。

身体に巻いたロープを伝って、ちょっとずつ来た道…もとい、穴を戻るシモン。
ラガンで一気に突破した時と違って、重力に逆らい上るというのは結構キツイ。

地上に出た頃には、シモンは汗だくになっていた。
…と、そこにリーロンがタオルと水を持って現れる。

「お疲れ様。ん〜流石というべきかしらね」

地面にぽっかりと開いた穴を見やり、感心したように声を上げるリーロン。
シモンのそれは、すでに職人の域に達しているようだった。

今日はこれと同じものを、あと二、三個作らなければならない。

タオルで汗を拭い、ぐいとコップに入った水を空にしながら、再びドリルを手にする
シモン。これもまた、自分の為すべき仕事なのだ。

〜〜〜

「シモーン…どこですかー?」

キョロキョロと辺りを見渡しながら、未だシモンの姿を捜し続けているニア。
途中、グレン団のメンバーを見掛けて尋ねてみたのだが、誰一人としてシモンの
居場所を知る者はいなかった。

皆、自分の仕事でいっぱいいっぱいなのだ。

「シモン…」

トボトボと地面を見つめながら歩くニア。
ふと、疑問が過ぎる。

「(どうして私は、こんなに必死にシモンを捜しているの?)」

別にシモンが死んでしまったわけではない。
それなのに…

「(落ち着かない…姿が見えないと…側にいてくれないと…)」

思えば、捨てられた自分を助けてくれたあの時から、シモンはいつだって側に
いてくれた。笑顔を見せてくれた。笑顔にさせてくれた。

「(…苦しい…の?何で…?)」
650寂しがりやのお姫様03:2007/10/17(水) 23:12:52 ID:Wv9mV5j9

朝になったらおはようを言って、他愛ないことを喋って、それだけで一杯で…。
たった一日それが無かっただけで、自分はどうしてここまで不安になるのだろうか?

…あの日、テッペリンから身を投げた父。
どうしても、最期のあの笑顔が瞼に焼きついて離れない。

何度夢に見てうなされたかわからない。
飛び起きて、不安で眠れない時…いつもシモンが慰めてくれた。
朝になって「おはよう」と言葉を交わすだけで、心が満たされた。

「シモン…どこですか?」

まるで小さな子供が親とはぐれてしまったかのよう…ニアの様子はそれに近かった。

そもそも、ちゃんと親からの愛情を受けながら育ってきたわけではない。
それが当たり前だと思っていた。でも、違っていた。
ヒトはとても温かくて、みんな優しい心を持っていた。

中でもシモンは、沢山のものを自分に与えてくれた。
シモンだけは、特別だった。

ニアは恋というものはまだわからなかったが、これが愛情に繋がるものだという
ことは何となく理解出来ていた。
愛しく感じる。故に、今、彼が居ないのが寂しくて仕方が無い。

「…シモン…ぐすっ…」

涙目になりながら、シモンの姿を捜し続けるニア。
…それが、だからこそ、逆に注意力を奪わせていたのかもしれない。

ふっと、地面の感触が消えた。
何…と思った次の瞬間には、ニアの身体は小さく深い穴の底に叩きつけられていた。

人一人がようやく通れるくらいの穴だったのが不幸中の幸いだったようで、
結構な深さながらあちこちぶつかって落下速度が落ちた為、大した怪我は
しなかったようだ。

いたた…とお尻を擦りながら、上を見上げるニア。
随分とヘンテコな所に落ちてしまったものだ。
一体、どうしてこんな場所にこんな穴が…?

その頃、少し離れた場所で賢明にドリルを回転させていた少年が、クシュンと
くしゃみをしたとかしなかったとか…。
651寂しがりやのお姫様04:2007/10/17(水) 23:13:51 ID:Wv9mV5j9

〜〜〜

それからどのくらい経ったろうか…ニアは穴の底で、体育座りしたまま俯いていた。
何度か昇ろうと試してはみたものの、女の子の体力ではやはり無理があるようだ。

助けが来るだろうとも思っていたが、そもそも誰がこんな所に人が居ると思う
だろうか…。考えれば考えるほど、事態の深刻さに気付かされるばかりだった。

ニアは知る由もないが、この穴はリーロンが調査の為にシモンに作らせた穴である。
リーロンが調査とやらを始めれば、ニアはすぐに発見されていたかもしれない。

しかし、運悪くこの穴の調査はすでに終わってしまっていたのだった。

「(………)」

自分がほとほと嫌になる。
他の皆がそれぞれの仕事をこなしている時に、自分は一人で寂しがってウロウロと
彷徨って、その挙句がこのザマだ。

自己嫌悪に苛まれながら、このまま消えてしまいたいと思う。

…このまま…

箱に詰められ、捨てられた時のことを思い出す。
自分は眠らされていたので気付かなかったが、シモンが見つけてくれなかったら、
そのままそこで静かに生を終えていただろう。

他の姫達がそうしたように…。

「(まるで、もう一度箱の中に戻されてしまったみたい…)」

以前の自分だったら、こんなに悲しく感じることは無かっただろう。
こんなに寂しく思うことは無かっただろう。

自分は何が変わった?
どうして変わってしまった?

「(変わってしまったんじゃない…変えてくれたんだ…)」

彼が。シモンが。



『自分を信じる、自分を信じろ』



「あ…」

シモンから聞かされた言葉。
シモンが、アニキさんから貰ったという言葉。

…そうだった。こんな所でウジウジしていても仕方ないのだ。
自分を信じてあげよう。自分に出来ることをしよう。

遥か上に小さく見える光に向かって、ニアは出来る限りの大声をあげ始めた。
652寂しがりやのお姫様05:2007/10/17(水) 23:14:36 ID:Wv9mV5j9

「誰かー!いませんかー!」
「助けてくださーい!」

声は虚しく穴の中に響き、消えていく。
それでも、ニアは諦めない。
助けを呼ばなきゃ。そしてまたいつものように、シモンと会うんだ。

〜〜〜

はぁはぁという自分の吐息だけが、耳に届いてくる。
一向に助けがやってくる気配は無い。無いが、ニアは諦めようとはしなかった。

もう一度、天に目掛けて、声をあげる。
今、一番会いたい人の名を。

「…シモォーンッ!!」



『ポコッ』

「…あれ?ニア、何でこんな所に?」



「………え?」

突然背後から聞こえてきた声に、振り返る。

そこには、ゴーグルを外しながら不思議そうにこちらを見つめるシモンの姿があった。
朝からずっと捜し求めていた、シモンの姿が。

「いや…何か人の声がするな、と思ってこっちに掘り進んできたんだけど…って、
わッ…ちょ、ニア?!」

自ら開けた横穴に腰掛けながらも、状況を把握しきれていないといった様子のシモン。
そんな彼に、ニアは縋るように抱き付いた。

「なな、何?だ、大丈夫?ニア…!」

しどろもどろになりながら、ニアを抱き留めるシモン。
腕の中の彼女は、嗚咽をあげながら小さな声でシモンの名を呼び続けていた。

冷静になって、彼女の格好に目をやる。
ニアの服は所々土と擦れ合ったように汚れており、剥き出しの足には擦り傷も
いくつかあるようだ。答えはすぐに出た。

「ニア、もしかしてここに落ちて来たの!?怪我は?平気?」

今度は違う意味で慌てながら、ニアに言葉をかけるシモン。
例え怪我をしていなくても、ずっとこんな所に閉じ込められていたのだ。
不安にならないわけがない。

回した手で、あやすようにニアの背をさするシモン。

「(シモン…優しい…)」
653寂しがりやのお姫様06:2007/10/17(水) 23:16:20 ID:Wv9mV5j9

安堵と喜びで、また目に涙が浮かんできてしまう。
シモンの土まみれの肩に、ニアは甘えるように頬を寄せた。

「大丈夫…シモンが来てくれたから…」
「…ぇぁ…ぅ、うん…」

抱き付くニアの体温と、耳元で囁かれた声に、頭から湯気が出そうになる。

掘っていれば、宝物を掘り当てることもある。
だが、まさか穴に落ちたお姫様を掘り当てることになるとは。

「と、とにかく…無事みたいだね、良かった…」
「…ありがとう、シモン…」
「あ〜…その…えぇと、そんなにくっつくとニアまで汚れちゃうよ?朝からずっと
土の中の作業だったからさ」

ああ、なるほど。いくら捜しても見つからなかったはずだ。
ニアはクスリと笑うと、抱き付く腕に更に力を込めた。

「今度からは、ちゃんと何処に行くか言って下さいね、シモン」
「…ごめん」

〜〜〜

その格好のまま、何分くらい経ったろうか。
シモンに言わせれば、数分とも数時間ともいえる時間だった。

大好きな女の子が、自分の腕の中にいる。
しかもいつもと違って、完全に二人きり。ドキドキしないわけがない。

「(ニア…良い匂い…)」

いつもの土の匂いだけじゃない。
ニアのふわふわした髪から自然と流れてくる花のような香り。
そして首筋に微かに感じるニアの吐息。

それら全てが、シモンの全身からふにゃふにゃと力を失わせる。

「(あ…何か…寝ちゃいそうだな…)」

連日の疲れと今の居心地の良さで、軽い睡魔に襲われそうになってしまう。
流石にこんな場所で、ニアも居るのに寝てしまうわけにはいかないだろう。

「に、ニア…そろそろ…」

名残惜しいが、いつまでもこうしているわけにはいかない。
二人で地上に出れるよう、何かしら行動せねば。

ゆっくりと体を離し、向き合う形になる二人。
そこでシモンは、眠気も吹き飛ぶ体験をすることとなった。
654寂しがりやのお姫様07:2007/10/17(水) 23:16:55 ID:Wv9mV5j9

「!??!??!?」

近い。ニアの顔が恐ろしく近い。閉じられた瞳と、長い睫毛が見える。
唇にはこれ以上無い程の柔らかい感触が…

「(―――きす?きすですか?これがきすといふものですか?)」

思考回路が天元突破したまま、シモンは動かない。動けない。
その間にも、ニアの腕はシモンの首に回されていく。

自分の胸にニアの胸が触れた所で、カラン、とドリルが土の上を転がった。

〜〜〜

「…あら?穴が横に広がってるわね…」

素早く機械を操作していたリーロンの手が止まる。
不思議そうに眺めている画面には、シモンの掘ったあとが映し出されていた。

最初は真っ直ぐ掘り進んでいたようなのだが、途中で角度を真横に変えている。
どうやら、最初に開けた穴の方に向かっていったようだ。

「どうしたのかしら?」

顎に手をやりながら考え込むリーロン。
…と、その時。
突然ガリガリと盛り上がった地面から、シモンが顔を出した。
ちょうどリーロンの目の前の位置だった。

「あら、シモンじゃない。何でそんな場所から…って、あら?」

シモンの後ろからひょこっと顔を出したニアを目にし、ますますわけが
わからなくなる。…ついでに、何でシモンの顔が赤いのかも。
655寂しがりやのお姫様08:2007/10/17(水) 23:18:04 ID:Wv9mV5j9

〜〜〜

「ごめんなさい、そのまま穴を放置してしまった私の責任だわ」

事情を聞き、謝罪の言葉を述べるリーロン。
その姿を見て、気にしないで下さい、とニアが言う。

「普通、落ちる前に気付きますから…あの時は、ついぼーっとしていたので…」

そう言って微笑むニアからは、怒った様子は伺えない。
それでもリーロンはもう一度謝罪すると、土まみれで汚れてしまったニア達に
シャワーを浴びて今日は休むよう促すのだった。

「お疲れ様、シモン。ニアもね」
「じゃあ、お先に失礼しますね」
「行こうか、ニア」
「ええ」

仲睦まじく手を繋ぎながら歩いていく二人。
その背中に、一言だけリーロンが言葉をかけた。

「お湯も節約しなきゃだから、どうせなら二人一緒に入っちゃいなさーい♪」

その言葉に、シモンが盛大にずっこけたのは言うまでも無い。



ちなみにその後、本当に二人でシャワーを浴びたかどうかも、不明である。
ただ、その翌日、妙に機嫌の良いニアの姿があったということだけ、記しておく。
656419:2007/10/17(水) 23:18:53 ID:Wv9mV5j9
以上です。
お目汚し申し訳ない…落とし方とか考えてなかった;
657名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:23:54 ID:v03SkBJJ
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ニアニアしちゃいましたよ(*´д`*)=3
GJ!
658名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:16:01 ID:5AH0TyEC
キスの描写にニアニアしたwww
659名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:19:50 ID:i7e6Ps68
あまりにもロシウ分が足りないので、置いていきますよ
エロ未満で申し訳ない
660ロシキノ:2007/10/18(木) 00:23:31 ID:i7e6Ps68
「寂しくなっちゃいましたね」
ロシウははっとして手を止めた。キノンが執務室の窓から遠くを見つめている。青い空と
雲ばかりの景色に、彼女が何を思ったのか、改めて尋ねるまでもない。譲られたばかりの
この椅子は、まだ体に馴染まない。
「うん…けれど、僕には君がいる」
背もたれに体重を預けると、ぎぎぃっと軋んだ。まるでこの場所はお前にはふさわしくな
いと、椅子に否定されている気分だ。机に手をつく。またぎぃぃっと嫌な音。
「……っ」
顔を赤くさせて、キノンはちいさく「ばか」と呟いた。
「さみしいって顔に書いてあります」
「そうかな?」
ロシウはつるりと顎を撫でた。とぼけたふりをして心の内を読み取らせまいとする、彼の
常套手段だ。いくら平気なふりをしても、キノンには分かる。彼がどれだけ仲間思いで、
どれほどシモンを必要としていたか、知っているのだから。
「書いてありますよ、ここと、ここと…ここにも」
キノンは、ロシウの額や頬を順に指でなぞり、最後に唇に触れた。もう片方の手が、机上
に置かれたロシウの手に触れる。そのまま顔を近づけて、ゆっくりと唇を重ねた。
拒否されるか、叱責されるか、どちらかを覚悟していたキノンだったが、意に反して、ロ
シウは静かに受け入れてくれた。
重ねられた手が、絡みつく。何かを追い求めるように強く握り締められた。呼応するよう
に、抱き寄せられ、強く唇を吸われた。
「……んっ」
思わずキノンは吐息を漏らした。勤務時間中ですと言いかけて、やめた。言い尽くせない
喪失感を、ロシウが伝えようとしているのを感じた。
(ほら、やっぱり、さみしいって書いてある)
目の辺りにも、眉間にも。きっと全身に書いてあるに違いない。心に空いたその穴を、埋
めることはできなくても、せめて手をとって共に歩みたい。愛しさを込めて、キノンはロ
シウの背中に腕を回した。
661おわり:2007/10/18(木) 00:25:15 ID:i7e6Ps68
タイミングの悪い男がいるもので、ギンブレーはまさにその典型といっていい。上司とそ
の秘書とのラブシーンの真っ只中に彼は飛び込んだのだ。
「ロシウ補佐官、それにキノンさんも。勤務中にそういう行為は慎んでいただきたい」
声は振るえ、冷や汗が滲んでいる。それでもギンブレーはきっぱりと言い切った。せわし
くメガネを上下させながら。
「わかっているよ、ギンブレー」
決まりが悪そうに、ロシウは言った。やれやれ、これではいつかのシモンさんと同じじゃ
ないか。でもこういうのも悪くはない、かもしれない。
「…ロシウさんのお株、盗られちゃいましたね」
真っ赤になった顔を書類で覆い、その奥でキノンはくすりと笑った。上司のふしだらな行
為を諌めるのは、そう、ロシウの役目だった。
「僕の後をしっかりと引き継いでくれてうれしいよ、ギンブレー」
緊張で強張っていたギンブレーは思わぬ言葉に顔を輝かせた。キノンが堪えきれずに吹き
出した。つられるようにロシウも微笑んだ。


人の心に空いた、暗くて深くて恐ろしい穴。それが新しいトンネルになる。
窓の外を、やわらかな桃色の花びらが、ふわりと舞った。
〔終〕
662名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:30:20 ID:fVEXDYD3
ちょ、なんでだ
ギンブレーに萌えちまったチクショウ

>>659
だがしかしGJ!
663名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:57:26 ID:8T37VMvY
ロシキノGJ!
ロシウ分補給ありがとう。

ギンブレーも幸せになってほしいぜw
664名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 01:24:44 ID:Tu/j3nZW
ロシキノ待ってました。GJ!
665名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 02:03:48 ID:C6nu90bR
>>656
にあにあさせられたw
2部直後の2人も可愛らしくてイイ!!

>>659
ロシキノGJ!
ギンブレー含めてほのぼのとしたw
666名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 07:58:37 ID:bw1L27ie
なんか前スレとか見てるとヴィラル女の方が良かったんじゃと本気で思えてくるなww

人間を殺すことしかしてこなかった女獣人が人の心に触れて変わっていく
次第にシモンに恋心を抱くが愛し合う二人のために涙を堪えて結婚を祝福する
そして20年後そこには立派な女艦長が…
667名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:12:41 ID:BUvVhlGI
え、そこシモンなのか?w
668名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 09:50:52 ID:87QC3H8n
リーロンに恥を忍んで化粧とか服装について聞きにいくヴィラルさんしか浮かばないな・・・
一時間後、そこには女の子らしくなったヴィラルさんの姿が!
669名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 13:07:22 ID:D1HRkFRv
スマン、個人的にはヴィラルは男であってこそだと思ってる。
やっぱ男の主人公には男のライバルがいないと話が締まらん。
もちろん、パロとしての女体化を否定するつもりはないです。
670名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 13:19:31 ID:dB9QgzH6
むしろ鈍感王ヴィラルさんの為に奮闘する嫁!
学パロだとリーロンが居る時に色々と化粧や服装やオトし方を指導して貰ってメモる嫁
リーロンもその辺察してヴィラルさんがボロボロになって保健室に来る時間はわざと席外すとか
で、後でリーロンに突っ込まれてみんなの前で自爆するヴィラルさん
671名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 13:42:34 ID:xfIlb+jC
小説版読んでのこのスレ的チェックポイント
・獣人は子供作れないけど快楽を求める為だけの行為は可能
・チミルフとアディーネもやることやってたらしい
(グアームの邪推かと思ったらその後アディーネの回想でチミルフの腕に抱かれながらって文があった)
672名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 14:13:38 ID:aejTEFm9
十二国記の世界のような感じか。
673名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 15:27:47 ID:lUhIDA0q
>>670
それだ!!!
674名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 15:32:59 ID:p9sSk0zP
>>671
重い腰を上げるときが来たか…ちょっと小説買いに逝ってくる
675名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 16:00:01 ID:olMU9EX0
小説にそんな設定があったのか!
私も今度買おうかな
676名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 17:26:24 ID:fVEXDYD3
あれ、小説版2巻出てたのか
買いにいこっと


ところでゆうべ見たらもう流れてたんだけど>>619って何だったん?
677名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 18:21:49 ID:OixvmpFm
グレンラガンのヨーコの乳すげー!
http://4server.sakura.ne.jp/newcomics/pc/img.php?src=../src/479-9.jpg
他にもぷるるん画像がありましたぞよ
678名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 18:26:13 ID:fVEXDYD3
マルチの優先順位的に低いなここ!
エロパロ板なのにw
679名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 18:54:17 ID:cn9YUMfV
おやじシモン萌えスレより遅いってどういうことだw
煽り文句的にここかヨーコスレに最速で貼られるべきだろうに!
680名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:25:47 ID:yxV+mZAh
だがこのスレの螺旋力は止まらない・・・
いや!これれからどんどん加速する!
681名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:56:27 ID:fVEXDYD3
まあでも、まだ貼りにも来てない角煮よりは……
682名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:01:22 ID:mtJZtOt2
>670
さらに嫁が保健室にいないときにリーロンが治療と言って、
アブナイ薬を注射。
弱っているところに、『看病に行くように(はぁと)』とヴィラルの部屋の
地図と合鍵と薬を嫁に渡す。
しかし、その薬は別方向に『元気に』なる薬で、そのままヴィラル螺旋力暴走!
っとか、ありきたり?
683名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:18:22 ID:AmrjQ7K5
さすがに保険の先生くらいじゃ薬剤注射とかする資格は無いんじゃねえかなあ
684名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:53:36 ID:RsD4CFYc
まあそこはリーロンですから
>>682
今すぐそれを文にするんだ!
685名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 01:39:02 ID:zkUvroVX
>>682
読みてええぇぇぇ今すぐ読みてええぇぇぇぇ

最初から弱ってる所に「元気になる」遅効性の薬を与えるだけで無問題じゃね?
注射という行為が不自然なら飲み薬でも何でも

さ あ 書 く ん だ
686名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 01:56:26 ID:uIV48PwR
>>682
胃痛薬と偽って錠剤を渡すんだ!
合い鍵なんでリーロンが持ってるんだってちょっと怖くなったぞw


流れぶった切ってアニキ生存ルート妄想

大グレンの資材置き場かなんかで10倍返しを決行するアニキ
ヨーコにせめて場所を考えろと言われるが
「男のロマンだ!」といって突っぱねるアニキ
ベルトを外して手を突っ込んだあたりでギミダリとそれを探すロシウの声
焦るヨーコと構わず続行してヨーコの反応を楽しむアニキ
声をこらえたままドリル挿入、天元突破
ロシウ達がいなくなった後に涙目で文句を言うヨーコと構わず第2ラウンド突入のアニキ

687名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 02:26:30 ID:umYJJQ9N
ところでロンは数学教師も合いそう。
なんでも0と1で割る堅物タイプじゃなくて、定理とかの神秘に酔うロマンチック派の学者肌。

あとシモンたちが先生になる、グレラガ学園3部も見たいな。

カミナが意外と古典国語の教師で、べらんめぇ口調のノリノリ講義。というか講談。
シモンはやや頼りない美術+クラス担任で、ゆくゆくは校長の後継者候補だけど乗り気でない。
ロシウはシモンの副担任兼社会教師。いうまでもなく苦労人。実質学校仕切ってる。
ヴィラルは歴史。何故かその場にいたんじゃね?ってくらい詳しい。保健の先生と・・・。
キタンは家庭科。面倒見がよくて同僚、生徒からの総合信頼度一位。地方に自主転したヨーコ先生が気になってる。

ヨーコはカミナ先生と昔いろいろあったとかないとかだけど、今はいい友達。学園生徒は殆どヨーコ派、ニア派に分かれてる。
ニアはこれでも体育教師。調理実習だけキタン先生と共同だけど、
その日休まぬのがファンの生徒たちの決意の証。シモンとは同棲中。
ダヤッカはいまや校長。生徒を嫁にした話は、
今や先生ファンのバイブルと化しているが、本人の前で話すと〜スイング喰らうので厳禁。

はい、設定だけー!ながいよみにくいー。
みんな体育教師が合いそうだから敢えてそこは外した。
68853:2007/10/19(金) 03:08:42 ID:MZGy2FwI
ニア貫通済みの報に(*´д`*)ムッハー と興奮したのもつかの間、式までの時間が一週間だったと知った瞬間なんか目から汁が垂れました。
んでその勢いで一本書いたので投下開始。エロはほんのり程度。学パロの続編待っててくれてる人すいません。
689シモン×ニア婚前一週間:2007/10/19(金) 03:10:04 ID:MZGy2FwI
ふう、とニアは一息ついた。
心地よい疲労感が彼女の身体に残る。自室にちょこんと座る彼女の前には、いくつかの箱が置かれていた。
中に入っているものは衣類やアクセサリーなどの小物、好きな本、アルバムなど様々だ。
シモンと共に歩んだ七年間の思い出の欠片を整理するのは、なかなか骨の折れる作業だった。まだまだ終わりそうにない。


あと数日後には、自分はシモンの花嫁になれる。あの日交わした約束を、果たすことが出来る。
そして、その日が多分、自分がニアとしてこの世に存在できる最後の日になるだろう。

自分が生きた証を、あえてそのままの形にしておくこともできた。
家も家具も日用品もそのままに、ずっとそのまま残しておくこともできた。
だが、ニアはあえてそれを拒み、こうして最後の仕事に取り掛かっている。

地上でシモンたちと暮らした七年間。その思い出を整理することは、自分の人生を整理することにも等しいとニアは思う。
生の幕引きの形を自分の意思で選べるのは、ヒトだけに与えられた特権だ。ならば、自分は潔くありたい。
死の直前まで生活していた有様を、そのまま残して逝くのも一つの選択だろう。
だが、それは残された人にとって、あまりに残酷なのではないかと思うのだ。

書きかけの買い物メモ、椅子にかけられた上着、使っていた歯ブラシ。中途半端な生活感を残して自分が逝ってしまったら。
(きっと、シモンを縛り付けてしまう)
今にもニアが帰ってくるのではないか。中途半端に開いたドアから、ひょっこり顔を出してシモンに笑いかけるのではないか。
彼にそんな思いをさせたくはなかった。
自分が消えたあと、自分の残滓に囲まれて、彼がそこから動けなくなるのは嫌だった。


忘れられたいわけじゃない。むしろ、いつまでもいつまでも、彼の最期のときまで自分のことを覚えていてほしいとさえ思っている。
(でも私は、シモンの傷になるのは嫌)
彼が、悲しみや苦しみを伴って自分のことを思い返すようになるのは絶対に嫌だった。
思い返すとき、ニアを愛してよかった、ニアと結婚してよかった、と心から思ってもらえるようになりたい。
彼が自分のことを思い返すたびに、彼の胸に温かい幸福感と愛情が灯ればいい。
とても贅沢なことを言っているのはわかっている。
死んでしまった女を思い出して悲しむな、逆に幸せになれ、なんて。


「……あ」
部屋の整頓を再開したニアが見つけたのは、クローゼットの奥にしまい込んでいたボロボロの服だった。
「テッペリン攻略戦のときの……」
薄汚れてあちこち擦り切れたパーカー。背には大グレン団のマークが入っている。
七年前に自分が愛用していたものだ。

こんなに薄汚れてしまう原因となった戦いを思い出して、ニアはくすりと笑う。
あのとき倒すべき敵として立ちはだかった父と何の因果か宇宙の果てで再会し、最後には通じ合うことができた。
それだけで僥倖というものだ。

「……お父様。不出来な娘でしたが、近いうちにお傍に参ります。そのときは親孝行をさせてくださいね」
パーカーを撫で、微笑みながらつぶやく。悲しくはなかった。むしろ、不思議なくらい満たされていた。


690シモン×ニア婚前一週間:2007/10/19(金) 03:10:57 ID:MZGy2FwI
夕日が室内に差し込む頃、ようやく部屋の整理は一段落ついた。
どうしても処分するに忍びないもの、シモンに持っていてほしいもの、二人の共通の思い出のもの。
偉そうなことを言って、自分もやはり執着を捨て切れなかったらしい。ニアの前には大きめの箱が七つも山となって積まれている。
(でも、七箱なんだ)
たった七箱。
その中に、ニアがニアであった証たちが詰められている。
(箱に入れられた思い出たち。なんだか、箱に入れられて捨てられた私みたい)
コンテナに入れられた自分をシモンは救ってくれた。あのときシモンに出会えなかったら、自分は自分が誰なのかもわからずに静かに朽ちていた。
(シモンに出会えたから、私は私になれた)

シモンは自分が消えた後、この箱たちを開いてくれるだろうか。
いいや、遺品など処分されたって本当は構わない。
ただ、シモンにとっての自分が、心の中の箱に閉じ込められて鍵をかけられることが怖かった。
自分のことを、シモンは時々でもいいから懐かしんでくれるだろうか。

(私が、私であることを忘れてしまっても)

たった七つの箱に収まってしまう思い出しかないけれど。
共に歩んだ期間は、七年間しかないけれど。


(あ……)

ニアの背筋が凍った。指先が僅かに透けている。
「いやっ……!」
まだ、まだ消えるわけにはいかない。
自分をしっかり保たなくてはいけない。ここにいる自分を。シモンを愛しているニアを。シモンの花嫁になるニアを。
信じていないと、消えてしまう!
(シモン……!)
ぎゅっと目を瞑り、愛しい男の名を呼んだ、その瞬間。


ニアの身体は、温かく力強い腕に抱きしめられていた。後頭部を安心させるように優しく撫で、もう一度ぎゅう、と抱きしめてくれる。
「シモン……」
吐息と共に、愛しい男の名を呼ぶ。
ニアはゆるゆるとシモンの背に手を回し、自分からもきゅう、と抱きしめ返した。
感触は、確かにある。シモンは、そしてニアはここにいる。

シモンが、ニアを安心させるかのように囁く。
「ニアは間違いなくここにいるよ。俺の可愛い奥さんは、ここにいる」
ニアはきょとんとして、シモンを見つめる。
「私、奥さん?」
「ああ。奥さん、嫁さん、カミさん……呼び方はなんでもいいけど。俺の一生の女は、ここにいる」

泣けばいいのか笑えばいいのかわからない。
自分はなんて幸せなんだろう。
本当なら、今ここで消えてしまっても悔いなんて全然残らないはずなのに。
でもまだ消えずにいられるのは、やっぱり結婚式の約束と、あのドレスに未練があるからに違いない。
(本当、女って業の深い生き物ね……)
691シモン×ニア婚前一週間:2007/10/19(金) 03:11:34 ID:MZGy2FwI
「落ち着いたか?」
「……うん」
「ごめんな、帰りが遅くなって」
「ううん、いいの」
ニアの顔を覗き込むシモンの表情は優しい。
この微笑みを向けられる対象は、きっと自分だけしかいない。そう思うと、ニアの胸に誇らしい気持ちが湧き上がる。
自分にとってのシモンが、得難いただ一人の男であるのと同じように、シモンにとってのニアもただ一人の女なのだ。
自分が自分である証明に、それ以上のものなど必要なかった。



「まったく、いつまで経っても危なっかしいな、ニアは」
ニアを抱きしめたまま、呆れたようにシモンが言った。
「それ、どういう意味なの?」
心外にも程があるシモンの言葉に目を丸くする。
「言葉通りの意味だよ。初めて会ったときから今まで、本当の意味でニアを安心して見てられたことってなかったかも。いつだって目が離せないんだ」
軽口めいた物言いだが、聞き捨てならない言葉でもある。
まるで自分が落ち着きのない幼児のようではないか。

「初めて会ったときからって……私、どんなふうに危なっかしかった?」
「そうだな……あ、ほら、閉じ込められてたコンテナを乗り越えて出てきたとき」
「?」
シモンは小さく笑って言った。
「パンツ見えそうだった」
「っ!?」
「無防備過ぎるんだよな、ニアは」
かぁ、と頬が赤く染まる。よりにもよって、今更そんなこと言わなくてもいいのではないか。
自分の中では、シモンと共に歩んだ時間の第一歩として美しい思い出になっていたのに。
「シモンのえっち」
「それはニアがいちばんよく知ってるだろ」
悔しくて言い返すが、まるで子供の反論だ。いつから自分とシモンの力関係はこうも入れ替わってしまったんだろう。
昔はもっと自分がシモンを引っ張っていたような気がするのに。

自分を抱きしめる男の顔を見上げる。
(出会った頃は、見上げる必要なんか無かった)
頭をめぐらせれば自然に視線と視線が出会った。背は自分のほうが高いくらいだった。
いま見上げる先にあるのは、精悍な顔つきの青年の姿。痛みも悲しみも受け入れて、それでも笑っていられる強い男の顔。
(かっこいいなあ)
自然に思ってしまう。胸がきゅう、と締め付けられる。胸の鼓動が早くなる。
七年も一緒にいたのに、彼のお嫁さんになるというのに、自分は未だにシモンに恋している。
(出会った頃、シモンはもっと幼くて、アニキさんを亡くしたばかりで沈んでいて、でもとっても優しくて……)
七年前の彼の姿を回想して、ニアはくすりと笑う。
なんだ、結局いつだって、自分はシモンに恋していたんじゃないか。

自分より身長が低かった頃から。ぐりぐりした幼い瞳で自分のことを見つめていた頃から。
(シモンのことが好き。大好き。たとえ私が消えてしまっても、この思いだけは変わらない……)
それだけは、絶対の絶対だった。だからもう、自分が消えてしまうことなんて怖くない。
彼を好きになったこと。彼に恋したこと。彼を愛したこと。
全てを誇って、自分は死んでいける。それは多分、とても幸せなことなのだ。
692シモン×ニア婚前一週間:2007/10/19(金) 03:12:07 ID:MZGy2FwI
「じゃあ、そのえっちなシモンにお願いがあるの」
見上げた男に向けて、ニアは言った。
「今すぐ私を、あなたの好きなようにしちゃってください」
悪戯っぽく笑って告げると、視線の先の男はきょとんと自分の顔を見つめ返し――そして笑っていった。
「ほら、そういう風にニアはいつも俺をびっくりさせるんだ。だから目が離せないんだよ」





貫かれ、嬌声をあげながらシモンの身体に縋る。
翻弄され、頭の中が真っ白になる。力強い腕はか細い身体を離してはくれず、自分に乞われたとおり好きなように嬲る。

初めて抱かれたときは、身体で愛し合うことの本当の意味などわかっていなかった。
生殖のための行為だということを知識として理解しているだけだった。
(ただ、あの時のシモンがとても私を求めてくれていることがわかったから。だから、とっても幸せな気持ちだった)
その気持ちを、今も変わらず持っていることが嬉しい。
ううん、きっとあのときよりも、何倍も幸せ。


「シモン、私ね」
「うん?」
「シモンに抱かれてると、女に生まれてきてよかったなあって思うの」
見上げる彼の頬が赤くなったのを見て、七年前の少年の顔を思い出す。
あの頃はしょっちゅうこんな表情を見せてくれていたのに、今はすっかり余裕がでちゃって。
不意を突かれたときにだけしか、そんな顔してくれないんだから。
「……俺も」
照れた顔を見られたくないのか、ニアの身体を抱きしめて、耳元で囁くようにシモンは言う。
「俺も、すごく幸せ。あの時一目ぼれした女の子が俺のことを好きになってくれて、お嫁さんになってくれて。すごく、幸せだ」
最後の一言は、ニアの瞳をまっすぐ見つめながら優しく告げられた。

ニアはきょとんとして、シモンの瞳を見つめ返す。
「シモン、私に一目ぼれだったの?」
「なんだよ、知らなかったのか?」
可笑しそうに笑う夫の顔を目を瞬かせて見つめ返し――そして、彼の妻もつられてくすくすと笑った。


693おまけ:2007/10/19(金) 03:13:00 ID:MZGy2FwI
事後。

「……シモン」
「なに?」
「初めて会ったときの話。『パンツ見えそうだった』じゃなくて……見たんでしょ」
「ははは」
「見えたんでしょ、あの時」
「あー……ええっと」
「……」
「……見た。……白だった」
「……えっち」
「ごめん」
69453:2007/10/19(金) 03:13:32 ID:MZGy2FwI
投下終了。一週間悲しんでばっかりじゃなくて、甘々でめいっぱい幸せな時間も過ごしたんだろうなあと思ったらこんな話に。
いつも米くれる人、読んでくれる人ありがとうございます。学パロは頭切り替えて馬鹿ギャグエロでがんばる。
695名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 03:25:05 ID:nT+1wkSl
甘すぎ(*´д`*)=3
GJ過ぎ、学パロもwktkして待ってる
696名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 03:39:45 ID:GCHR3VRq
未練なんて全部きっちり無くしてしまうくらい、
ゆっくり二人で過ごしたんじゃないかなぁ。

じゃなかったら最期のあの笑顔は出せなかったと思う。

…うわ、今更去り際のコート羽織るシモンが滅茶苦茶かっこよく感じたw
697名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 04:49:39 ID:AUeLPQf7
>>694
だらだら目から汗が出てきて眠れんではないか…
超GJ!
698名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 07:16:44 ID:xhJmF40g
>>694
いい!すごくいいです!
「ぱんつ見えそうだった」のくだりをこの状況で言えるシモンとニアの関係は、やっぱりいい夫婦だな、とオモタ。
ってか、見てたのなw 白だったのなww シモン、しっかり覚えてたのなwww
699名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 19:58:40 ID:sXuNyeiM
幸せなふたりに心があたたかくなりつつも
目から涙が止まりません超銀河GJ!
700名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:29:01 ID:YT5KqJkK
最近53氏の書く二人は本編で尺に入りきらなかっただけの正史の二人にしか思えないんだぜ…!
超螺旋GJ!!
701名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:14:24 ID:zkUvroVX
すまん自分685だが>>682ネタで妄想が止まらんのでちょっと書いてくる

>>53氏も乙なんだぜ!最近は53氏の書く二人がオフィシャルに
見えてきてしまって困るぜ……天元突破GJ!!!
702名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:32:07 ID:AmrjQ7K5
>>694
いつもながらに甘くて切なくてGJです!
そこでパンツ見えそうというセリフをさらっと選べるセンスに嫉妬wwwww



どうでもいいけど最近、スピッツの「チェリー」がシモニアの歌に聞こえてきた自分キモイ
703名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:45:34 ID:izjsVLt+
>>53氏贔屓なんだねこのスレ
新規が入りにくい馴れ合い空気
704名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:48:50 ID:YT5KqJkK
>>702
ばっかお前、そこは「君が思い出になる前に」だろ
…スピッツは永遠の別れ的妄想をかきたてる歌多くて困る
705名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:11:25 ID:kCu5LH8q
>>703
まぁまぁ…そう空気悪くなる事わざわざageて言わなくてもいいじゃまいか
706名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:13:53 ID:nT+1wkSl
>>670だけど>>682ネタに広がって>>701にwktkなんだぜ(*´д`*)=3

707名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:24:34 ID:sAucZ/F3
>>705
只単に難癖付けたい奴なんだろ
ログ見りゃ分かる結果スルーだしな



ところで、本編第三部で成長したダリーとシモンとニア見た瞬間からニアシモダリーがずっと浮かびっ放しなんだ
これはやはり文章にするしか無いのだろうかエロパロ的に
708名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:33:52 ID:BOGyo3Uu
>703

だって、53さんのシモニアが良すぎるですもの。ハァハァ

でも新規の方のエロパロも読みたいよ!
臆せず投下して欲しい〜。


>702
自分は、「冷たい頬」がいい…。
709名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:34:21 ID:lcxxZWls
俺はキノロシダリで悶々してますた
710名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:43:13 ID:nT+1wkSl
お気に入りの歌い手さんの曲に27話のニアそのまんまの歌詞見つけた。・゚・(ノ∀`)・゚・。
MAD作ろうかな…(´・ω・`)
711名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:23:20 ID:lcxxZWls
>>710
ニアスレで書くといいと思うんだ・・・誤爆?
712710:2007/10/19(金) 23:49:36 ID:nT+1wkSl
ぎゃー@@;
誤爆ってたorz
指摘ありがd
713名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:57:10 ID:SWgKwA9a
>>707
>>709
ハァハァ是非とも形にしてくださいハァハァ
714名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:10:54 ID:Z5RVkM5e
>>709
俺もだ
715名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:35:37 ID:LVErGZjQ
流れを読まずに拾いもののヴィラ子さん置いときますね
ttp://www7.uploader.jp/user/daigrren/images/daigrren_uljp00145.jpg
716名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:44:39 ID:ESxmP9Xw
>>715
胸元から手突っ込んで
いたずらしまくりたいなコノヤロー
717名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:51:43 ID:3VnC4UjU
>>715
一瞬乳に惹かれたが、声は檜山www
718名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:55:07 ID:CiKUILLl
檜山でも余裕で萌えられるな
719名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:56:41 ID:mPMuAriA
720名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 08:11:30 ID:IvU02l1U
本当に違和感なくてすごいなヴィラルwww
721名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:42:42 ID:0G/EqGEn
27話ニアがアンスパスーツから裸になるシーン


何度見返しても見えそうで見えねえええええ
722名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:55:37 ID:hmYP7Ghz
だがそれがいい
723名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:26:14 ID:KVwwlaSW
キノロシ行きます
ロシウがかなりのヘタレです
初投下初エロなんで読みづらいところもあるかと思いますが、ご容赦ください

>>702
自分は断然、楓を押したい
724強襲のキノン1/10:2007/10/20(土) 22:26:59 ID:KVwwlaSW
目が覚めたとき、自分がどのような状況にあるのか、把握できなかった。
決して大きくはないが、清潔なベッド――に横になっている。それは分かった。
薄暗かったため周囲を何度か見回して、ようやくここが府庁の仮眠室であることも分かった。

ただ、何故か身体の自由がきかない。
仰向けになった状態で両腕が頭の後ろに回ったまま、まったく動かないのだ。
ぐいぐい引っ張って、腕に食い込む『何か』が恐らく縄のようなものであることは想像が
ついた。自分は多分、縛りつけられている。仮眠室のベッドに。

何故こんな状況になっているのだろうか。
ついさっきまで、庶務の片づけをして、そろそろ退勤しようと思っていたはずだった。
そう、もうほとんどの部下が帰宅した時刻――暗い室内と窓から差し込むわずかな月明かりが、
それを物語っている。
もしかしたら、うたた寝したのかもしれない。
それで、仮眠室に来た……? 駄目だ、思い出せない。
とにかく抜き差しならない状況なのは確かだ。冷静にならなければならない。
そもそもこちらの自由を奪う意図は?
自分は総司令という肩書きゆえ、いつ命を狙われるとも知れない立場だ。
それは覚悟していたが、何者だろう。
反政府の人間か? はたまた獣人……

考えを巡らせていると、細い光が、半分だけ開いた扉から漏れた。
視線だけを向け、そこから長く伸びる影を捉える。
「誰だ!?」
影の主はそれには答えず、躊躇いなくベッドに歩み寄ると、少年の足元に膝をついた。
見慣れた部下の顔を見止めると、ロシウはほっと安堵の息を吐いた。
「キノン! まだ残っていたのか、良かった……早くこれをほどいて」
「ロシウ……」
憂いを帯びたような瞳が、ロシウを見つめる。
「ごめんなさい……でも、私、どうしても……」
キノンはロシウの傍に近寄ると、一瞬逡巡するように視線を泳がせた。
今ひとつ、彼女の言っていることが理解できなかった。とりあえず話は後で聞くから、
ほどいてくれと言うも、首を横に振るばかり。
「私がしたんです、それ」
「え……」
驚く前に、キノンの小さな手が頬にそっと触れた。
「何故こんな」
ことを、と口にする前に唇は塞がれ、二の句は次ぐことができなかった。


725強襲のキノン2/10:2007/10/20(土) 22:27:50 ID:KVwwlaSW
初めてのキスだったけれど、うまくできたような気がする。
勢いよく唇を重ねたら、意識が真っ白になった。
互いの身体が溶けて混じり合うように、同じくらいの熱を帯びて絡み合う。
キノンは微笑して、少年の頬を慈しむように撫でた。
「キノン」
唇を離すと、ロシウはまるで夢を見ているかのような声を出した。
疑問は山のようにあるだろうが、彼が何か次の言葉を口にする前に、その体躯の上に馬乗り
になった。
布越しに少年の体に触れる。思いのほか大きい首筋を、胸板を、優しく撫でる。
「キ、キノン!」
ロシウは常時なら有り得ない頓狂な声を上げた。明らかに当惑している。
目が覚めたらベッドに縛りつけられていて、突然部下に馬乗りになられたらそれは困惑も
するだろう。
「やめるんだ、君はこんなことするような人じゃないだろう!?」
「私のこと、お嫌いですか? 私なんかじゃ、駄目……?」
「そ、そういうことではなく……」
キノンはロシウの制服の中に手をすべらせ、股間のそれをやんわりと握った。
「なっ、何を」
案の定、ロシウは上ずった声を上げたが、キノンは頬を紅潮させて下着からまだ柔らかい
それを外に引きずり出す。
大切に大切に掌でくるみ、その下にある袋も手のうちに揉みこんだ。
「やめるんだ、キノン!」
ロシウは何度か体を揺すり少女の支配下から逃れようとしたが、固く結ばれた縄は簡単に
彼を解放してはくれなかった。
「ロシウ……」
非常にゆっくりとした動きをひたすら繰り返す。
掌で彼が次第に興奮してくるのを直接感じ、キノンは嬉しそうに目を細めた。

ところで、キノンに男性経験はない。
処女であるはずのキノンがやたら余裕を見せているのには、それなりの理由がある。

「リーロンさん、色々ご教授ください!」
そう、キノンは数日前からリーロンの特別講習を受け、本日に備えていたのだ。
「×××みたいにね、こう舌を絡めて……」
「べ、勉強になります……」
「それで×××を×××したり、×××ってあげたりすると気持ちいいわよ」
「そ、それって普通なんですか? 普通するもの……なんですか?」
「好きな男性ならされるのもするのも嬉しいものよ」
未知の情報ばかりで、聞いているだけで顔から火が出そうな内容だったけれど、最後の一言に
背中を押された。
さすがビューティフルクイーン。
男性にしたりされたりしたことがあるのか、なんて野暮なことは聞きません。
ロンさん、ありがとう。


726強襲のキノン3/10:2007/10/20(土) 22:28:31 ID:KVwwlaSW
「こ、婚前の女性がこんなこと」
長い間抵抗を続けていたロシウだったが、どうにもならないと悟ると小さく悲鳴を上げて、
顔を歪めた。
「破廉恥でもいいの」
勃ち上がったものを最初はおずおずと、やがてゆっくりと口腔内に含んでいく。
「ん……んむ……」
「やめるんだ、こんな……こんな……」
初めはきつく上がっていたロシウの語気も、今やうわごとのように小さくなっていた。
陰嚢を揉み、優しくキスを落とす。
先端に舌を這わせ、音が出るくらいに吸い上げた。
「本当にもう、やめないと……ぅ……」
頬をすぼめると、ロシウが切なげに眉をひそめた。どこか懇願するようなその表情に、
愛おしさを感じる。
張り詰めて大きくなった怒張を喉の奥まで押しつけ、舌で丹念に嬲る。
だがとてもじゃないがその全身を呑みこむことはできなかった。顎が苦しい。
「んんっむ……ぅ、は、あ……すごい……こんな風になるんですね」
口を離し、手の中で脈打っている彼自身をうっとりと見つめる。
反り返ったそれはグロテスクで決して可愛らしいものではなかったが、ロシウのものだと
思えば、少しも嫌な気はしない。
彼が自分の手で気持ちよくなってくれているのだと考えれば、胸がきゅんと締め付けられて
切なくなる。
先端から溢れてくる透明な液体を舐め取り、キノンは再度それを咥えこんだ。
「……う、うう……」
ロシウの切なげな声が下方から上がるたび、自分の下半身が熱くなっていくのを感じる。
キノンは中心部に衣服が擦れるわずかな快感を得ようと、いつの間にか足を閉じて腰を
揺すっていた。
「き、キノン……も、もう……! う、ぐ……っ」
口の中で熱くなっていたそれは、突然膨張したかと思うとすぐに弾けた。
「ひゃっ」
あまりの勢いに、思考が追いつかなかった。
苦いものが口内に流れこんでくる。咄嗟に顔を上げたが、手遅れだった。
熱い粘液が顎からどろりと垂れ、制服に染みをつくる。メガネも真っ白になっていた。
「んう……」
涙目になりながらも喉の奥に残る液体を嚥下する。
しばらく肩で息をしていたロシウが、キノンの顔中を汚した自身の排出物に気づき、一瞬で
蒼白になった。
「ご、ごめん!」
縛られていることを忘れて起き上がろうとしたのか、ロシウの体が勢いよく前に傾いた。
「いいの。ロシウが気持ちよくなってくれたなら、嬉しい」
キノンは拭いたメガネをかけ直し、起き上がると今度は自身の制服に手をかけた。


727強襲のキノン4/10:2007/10/20(土) 22:29:33 ID:KVwwlaSW
一枚一枚、ロシウに見せつけるように脱いでいく。
口淫後、休む間もなく始まったストリップショーだ。
恐らく下に組み敷いている少年の困惑はマックスに達したに違いない。
明らかに尋常でない量の玉の汗が額に浮いている。
キノンがパンツストッキングに手をかけた辺りで、ロシウは更に顔を蒼くした。
それでも若さゆえか、射精したばかりだというのに下半身はすぐに反応した。
「私の体で、おっきくなってくれるんですね……嬉しい……」
「も……もう本当に勘弁してくれ、キノン……」
ロシウは泣きそうな声を出したが、キノンの追撃は止まらない。
ほっそりと整った肢体があらわになっていく。透き通るような滑らかな肌が外気に触れ、
ついに上着とまくりあげたスカートを残し、その体を覆うものは何もなくなった。
それは全裸よりも扇動的で、少年の視線を奪うには充分すぎるものだった。
キノンはおもむろに体を屈めると、柔らかな乳房でロシウの男性自身を包みこんだ。
「!?」
予想だにしない少女の行動に驚いたのか、ロシウは声にならない悲鳴を上げ、パクパク口を
動かした。
そんなロシウには気も留めず、胸を擦りつける。
豊満な双丘からわずかにはみ出す先端を咥え愛撫すると、少年の体がびくりとしなった。
「な、な……何を……!」
「ん……気持ちいいですか?」
谷間がじんじんと疼いて熱くなっていく。何度も擦りつけているうちに熱を帯びたそれは、
キノンの胸の中で肥大化していった。

ところでしつこいようだが、キノンに男性経験はない。
処女であるはずのキノンがやたら余裕を見せているのには、それなりの理由がある。

「お姉ちゃん、ダヤッカさんを落とした秘儀を教えて!」
そう、キノンは数日前からリーロンだけにとどまらずキヨウの特別講習を受け、本日に
備えていたのだ。
「いい、肝心なのは胸よ、胸……」
「な、なるほど……」
「うちの人も調教の成果で今やおっぱい奴隷よ。あんな顔で赤ちゃんみたいにちゅーちゅーって」
「ダヤッカさん……」
「聞かせてもらうぞ世界うんぬんクサイこと言ってても、所詮ロシウの頭の中98%は
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
で埋め尽くされてるわ」
「嘘ー!?」
「あんた、せっかく胸育ったんだから、それを使わない手はないわね」
「いい、キノン。男は誰だっておっぱいに弱いのよ!」
後半の情報は多少ショックだったが、確かに男の子なんてそんなものなのかもしれない。
さすが宇宙一の嫁。
今後、ダヤッカさんにまともな顔で会えそうにありません。
お姉ちゃん、ありがとう。


728強襲のキノン5/10:2007/10/20(土) 22:30:09 ID:KVwwlaSW
胸を痛いくらいにぐいぐい押しつけて、前後上下に動かす。
「や、やめ……」
荒い息遣いの中それだけ言葉になって出てきたようだったが、キノンは聞き流した。
経験がなくとも本能でそれとなく分かるものなのだろうか。
彼の苦しげな表情と声色から何となく、限界が近いのだな、と悟った。
「うぅ……」
小さな呻きとともに、胸の谷間で肉棒がびくびくと震える。
最初の射精ほどの勢いはなかったが、それでも相当な量の白濁液がキノンの胸を汚した。
「あ……」
陶然とした表情で、胸元を伝うそれを指でなぞる。
自分の行為で彼が達してくれたことが純粋に嬉しかった。
肉棒を握り締めたまま、おもむろに片手で自分の中心に触れる。
そこはもう充分すぎるほど濡れそぼっていた。
さぐると茂みの奥がロシウを求めているように、ひくひくと蠢く。
「はっ、早まるな、キノン……」
秘所を彼の目前に曝け出すと、どこか焦点の合わない瞳でロシウが小さく叫んだ。
この期に及んで理性を捨てないその根性は認めるが、キノンは段々と不安になってきた。
好きだから、喜んでもらえると思っていた。
だが、彼は拒むばかりで、一向に自分を求めてくれない。
「ロシウはいや……なの?」
「……僕は……」
ロシウは荒い息遣いのまま、力が抜けたようにぐったりとしていた。
言葉は続かない。
キノンは彼の中心に跨り、そっと腰を落とした。


729強襲のキノン6/10:2007/10/20(土) 22:30:59 ID:KVwwlaSW
もしかしたら本当に、自分の独りよがりなのではないだろうか。
ここまできて、影を帯びた不安が胸をよぎる。
本当は思っているほど、ロシウは自分を好いてくれていないのかもしれない。
体を重ねれば分かると思っていた。
後退もしなければ、進展もない。7年も一緒にいて、何一つ変わらない関係が怖かった。
だから、何より彼の気持ちが知りたくて、それを確信したくて、彼の一番になりたくて。

誰よりも必要とされたい。
誰よりも愛されたい。
誰よりも彼に触れたい、触れられたい。

こんなに、こんなに想っていても、想っているのに――

キノンは、少年に跨ったまま、その動きを止めた。
「…………」
ぽたり、シーツの上に何かが落ちて小さな染みをつくる。
溢れ出す感情を押さえ込むのに必死で、それが何なのか理解するまで時間を要した。
「ごめんなさい……」
口の端から呟く。ロシウが目を丸くしている。馬鹿な女だと思っただろう。
下品で破廉恥でどうしようもないはしたない女だと思っただろう。
ひとたび糸が切れると、もう止まらない。
口元を覆う指の隙間から、嗚咽が洩れる。
「ごめんなさい……ごめんなさい」
キノンは唇を噛み締めながら、溢れ出る涙を拭うこともせず、ただ俯いた。


730強襲のキノン7/10:2007/10/20(土) 22:31:50 ID:KVwwlaSW
一方、ロシウはぽかんとした表情で、キノンを見つめていた。
先ほどまで自分の体を嬲っていた少女が、下半身に跨ったまま唐突に泣き出したのだ。
彼女の心情が少しも理解できない。
しばらく呆気に取られていたが、恐る恐るその顔を覗き込む。
「……キノン?」
「こんなこと、して、ごめんなさい……」
ロシウは、嗚咽の合間に洩れる、彼女の小さな謝罪に気づいた。
「……でも、わ、私、好きなんです……好きなの……」
大きくしゃくりあげ、キノンは口の端から呟いた。
「好きなの……」
「…………」
ふと右手に力を入れ、腕が動くことに気づく。少し引くと、縄は簡単にほどけた。
先ほどまでの抵抗が功を労したのか、元々女手で縛ったものだからか、ともかくも両手に
自由が戻った。
ロシウは体を起こすと、キノンの顔を覆う手を引き剥がし、彼女が驚く間も与えず口づけた。
「これだけやりたい放題しておいて、後から『好きです』なんて……」
その勢いでキノンを抱きしめたまま前に倒れこむ。ベッドのスプリングが軋んで鳴った。
細い少女の体を組み敷く体勢になり、一気に立場が逆転した。
唐突に押し倒され、キノンは少しだけ怯えたような表情を見せた。
首筋に、頬に、唇に口づける。
「んっ……」
舌が絡み、吐息が混じり合う。唇を離すと、キノンはとろんとした瞳で少年を見つめた。
「ぁ……」
「……順序が逆だと思いませんか?」
そしてまた、長いキス。
「思い……ます……」
吐息の奥から絞り出したような甘い声で、キノンは答えた。
まだ涙の滲む瞳に優しいキスを落とし、ロシウは微笑んだ。
「僕も、君を…………だから」
彼女にしか聞こえないような小さな声で耳元に囁くと、キノンは瞳を更に潤ませ口元を歪めた。
この言葉をこうして口にするまで、一体何年かかったのだろう。
彼女が不安を感じているのだろうということは、何となく知っていた。
それがこのような状況を生み出すとは、まったく予想外だったけれど。
キノンの気持ちを知っていても、一歩踏み出す勇気はなかった。
ふがいないなと思う反面、それだけ彼女を大事にしたかったのだろう、とも思う。


731強襲のキノン8/10:2007/10/20(土) 22:32:27 ID:KVwwlaSW
何度目のキスか分からない。
柔らかな肌をゆっくりとさするように愛撫する。
舌を絡ませた唇を唇から首筋、肩へ、背へとすべらせていく。
「んぅ……う……ぁ……」
乳房を握った手に力をこめると、細く甘い声が漏れた。
ぎゅっ、と袖元をつかまれて、ロシウはキノンの異変に気づいた。
瞳を固く閉じ、全身を強張らせている。
それが、震えを懸命にこらえているからだと分かったから、ロシウは優しく壊れものを扱う
ように触れた。
先ほどまで主導権を握っていた彼女とはまるで別人のようなしおらしさが、どこか嗜虐心に
似た激情を煽る。
「いいにおいがする」
細い茶髪を指で梳くと、キノンはわずかに頬を朱に染めた。
頬をかすめて、うなじにキスを落とす。
耳たぶを軽く噛むと、くすぐったそうにキノンの体が小さく揺れた。
わざとらしく音を立てながら、そこを味わうかのようにしゃぶる。
「あ……っ」
はじめは縮こまっていたキノンも、愛撫を重ねることで次第に強張りを解き、そして呼吸を
弾ませていった。
片手を下腹部に伸ばすと、やや躊躇いがちにキノンは下肢を開き、ロシウの指を受け入れた。
「ひあぁっ」
指先がゆっくり沈み、湿った音が静かな室内に響く。
「痛くない?」
「ふぁ……だ、いじょうぶで……す」
あまり呂律の回らない返事と、潤んだ瞳。触れれば触れただけ甘い声が漏れ、愛液が溢れ出て
くる。
「あ……ぁ、はぁ……はぁ……」
袖口にしがみついたまま放心しているキノンを見やり、ロシウは自分の限界を感じた。
「キノン」
「あっ」
いきりたった自身を宛がうと、キノンの体がびくりと震えた。
「ご、ごめんなさい……本当は、その、……」
「え?」
きょとんとすると、キノンは真っ赤になって俯いた。
「こ、怖い……」
申し訳なさそうに肩を縮めるキノンに、これまで感じたことのない何かが沸々と湧いてくる。

今すぐに挿入して、キノンの中に交わった証を刻みこみたい。
刻みこんで、自分だけのものにしたい。
多分、そう思うのは、自分も彼女のことを好きだから。


732強襲のキノン9/10:2007/10/20(土) 22:33:21 ID:KVwwlaSW
「大丈夫、なるべく優しくする……から」
「は、はい……」
とはいえ、経験があるわけでもないのでどうなるかは神のみぞ知る、なのだが。
先端で入り口を探り、そこと確認すると一気に身を沈めていく。
「ひあぁあ!」
異物の侵入に、キノンが悲鳴のような嬌声を上げた。
しかし充分男を受け入れる用意の整っていたそこは、まったくといっていいほど抵抗もなく、
すんなりロシウの侵入を許した。
「あ……ぁ……」
最奥まで貫くと、びくびくと柔肉が震え、異物を締め上げるように収縮した。
「ぅ……キ、ノン……」
息を詰まらせ、キノンが蚊の泣くような声を漏らす。
首元にきゅっ、としがみつかれ、ロシウは堪らず動き出した。
「ん、ぁっ……い、ぃたぁ……ぁっ」
ゆっくり、慣れるまで浅い抜き差しを繰り返す。
次第に、苦痛だけではない切なげな声が響き始めた。
「はっ、ぁ、ろし、う……っ」
キノンは必死にロシウの身体にしがみついていた。肌が密着して、心地がいい。
ロシウはキノンの腰を跡がつくのではというほど強くつかみ、内部を壊すかのような勢いで
打ちつけた。
少女の身体が大きく跳ねる。
「やぁ、速……! もっ、ゆっく、り」
息をつく間を与えないほど荒々しく腰を振り、合間に見え隠れするキノンの表情を楽しむ。
「だめ、だめ……もう、おかしくなっちゃ……」
「はあ、はあ……キノン……」
がくがく揺さぶると、その衝撃に突き動かされ、キノンが一層の快感を求めしがみついてくる。
「ろ、しう……すき……ろしう……!」
「キノン……っ!」
ひときわ深いところを突いた。その衝撃がキノンの体を跳ね上げ、彼女の動きに誘われる
ように、ロシウもキノンの胎内へと脈打つものを注ぎ込んだ。


733名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:33:23 ID:ZLfAoMvE
やばい。すごい。シリアスと笑いの落差が。がんばれ!
734強襲のキノン10/10:2007/10/20(土) 22:34:16 ID:KVwwlaSW
その後、慌しく仮眠室を掃除して、腰の立たないキノンを家まで送り、帰宅した。
翌朝は毎日顔を合わせているはずなのに、どこか初対面のような気恥ずかしさがあった。
お互い同時に頬を染め、微笑み合って、挨拶をした。
いつもは公私の混同など許さない仕事人間のロシウも、その日ばかりはギンブレーに
『仕事をしてください』と言わしめるほどの怠慢っぷりだったらしい。

余談だが、総司令の両腕に残る痣に短髪のオペレーターが気づき、彼女から科学局長官や
食料局長の口を通り耳を通り、『総司令の縄の痕』の噂は一気に政府内に広まっていく。

更に紆余曲折を経て、『やっぱり縛られるのが好き』だの『秘書に毎晩縛られて悦んでいる』
だの、身も蓋もない噂がカミナシティに流れ、先に控える大統領選に大きな影響を与えることに
なるのだが、それはもう少し先の話。






キノロシのつもりが後半形勢逆転してしまいました。おかしいな
以上、スレ汚し失礼しました
735名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:36:23 ID:0rEm3CFJ
ロシキノ(*´д`*)ハァハァ
イイヨイイヨー、GJ!
736名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:41:54 ID:0G/EqGEn
ダヤッカてめえwwwww
737名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:42:48 ID:ZzYHktkW
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
738名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:43:06 ID:4bDqzG5v
一人株を下げたダヤッカw
739名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 23:03:17 ID:3w0ZTt8e
GJ!GJ!!宇宙一の嫁はやはりすばらしい!
740名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 23:30:49 ID:8lozr6OZ
姉はともかくリーロンへ聞きに行くあたりがテンパッてますなあ。
逆レイプネタは大好物なんで美味しく戴きました。ぐっじょぶです!
741名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 00:50:06 ID:g3vcNfW6
>>723
キノロシ!これはいい・・・GJ!縛られるのが似合うぜロシウ
勝ち組ダヤッカめw
742名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 00:53:33 ID:Z2WtfxSW
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
743名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 08:53:30 ID:rv75T8Ly
>>723
良かったですギャグと思って笑い転げてたら良い話でびっくりしました
オチまであってすばらしかったのでまたぜひ何か書いて読まして下さい心から
744学園パロ「学園の休日 少女編」1:2007/10/21(日) 12:47:17 ID:qKyWqgpu

今日は日曜日。
ヨーコは今日は部活も休みで気の向くままに街へと繰り出していた。
特に予定もなく、ぶらぶらと散策でもしようと決め付けていたのだが、ふと街中で見知った人がいたので足が止まる。

「あら、キノン?」
「あれ、ヨーコさん。こんにちわ」
近くまで行って声をかけてみると、やはり同じ学園のキノンであった。
生徒会の書記で知的を感じさせるメガネが特徴的である。
この2年のキノンと3年のキヨウ、1年のキヤルは美人三姉妹として有名で「黒の三姉妹」と某ガンダムのようなあだ名がついている。

「どうしたの。こんな所で一人で…… さては、待ち合わせ?」
ヨーコは語気を強めると共に、顔をいやらしく歪ませる。
言葉は聞き取りようには別に何の問題もなかったが、キノンは表情で深読みをしてしまう。
みるみる顔を赤くして否定の言葉を投げ返していた。
「ち、ちち違いますよ! 会長とはそんな!」

会長とは学園の生徒会長のロシウのことだ。
キノンが投げかけるロシウへの熱っぽい視線は、ヨーコでもその意味はわかるほどだ。
周囲もそれはわかっているのだが、肝心のロシウはわかっているのかというくらいの反応だ。

「あっれ〜〜? アタシは一言もロシウと、とは言ってないんだけどな〜?」
ヨーコの言葉にはめられたと気がついたキノンは顔を膨らませて顔をさらに赤くさせる。
「う〜〜 ヨーコさん〜〜!」
「アハハハ、冗談だって! でも本当にどうしたの? いつもならキヤルとかと一緒にいるじゃない」
彼女が一人で街中で出るなど滅多にみたことはない。
大抵がキヤルやキヨウ、それか生徒会関係の友人と一緒にいるところを見たことはあるが、一人で街で出るタイプではないだろう。
「ええ、今日は友人と…… あ、来た!」
言うが早いか、キノンはヨーコの背後に手を振る。
745学園パロ「学園の休日 少女編」2:2007/10/21(日) 12:48:26 ID:qKyWqgpu

ヨーコは後ろを振り向いてみると、そこには金色の長髪をなびかせた少女と同じ色の髪の幼児が一緒に歩いてきていた。

「こんにちわー キノンおねえちゃん!」
「こんにちわ、妹さん。今日も元気ね」
キノンのところまで来た金髪の少女は、深くお辞儀をする。その妹と見られる少女の方は元気いっぱいの挨拶をする。
それを見ていたヨーコは、キノンの友達と言われた金髪の少女に見覚えがあった。

「あれ、アンタ。保健室の……」
ヨーコがそう言うと金髪の少女も気がついたのか、軽く会釈をする。
確か保険医のリーロンがいない時に治療を担当している保健委員の子だ。
リーロン曰く、「彼女、とても有能で助かっちゃうわ〜。何なら今度、校長に頼んで助手にしてもらおうかしら♪」と不謹慎なことを言っていたのを覚えている。
ヨーコも部活で怪我をした時には彼女の世話になったこともあるので、ある程度顔見知りではあった。

「へぇ〜、アンタ達が知り合いだったなんて知らなかったわ」
「えっと、友達になったのはつい最近なんです。彼女と妹さんにはお世話になったというか何というか……」
「へ?」

「と、とにかく今日はお詫びというか、お礼というか一緒に遊びに行こうということになりまして」
そう云うキノンは複雑そうな顔をしている。
顔は多少紅潮しているが、なにやら説明に困っている顔をしている。

どうやら複雑な事情がありそうだが、ヨーコはキノンの表情を見てあえて突っ込まないことにした。
746学園パロ「学園の休日 少女編」2:2007/10/21(日) 12:49:04 ID:qKyWqgpu

「そうなんだ。ふぅん…… ってあれ? あれって……」
そんなキノンと保健委員の二人を見ていたヨーコだったが、その視線にまたもや見知った人物が入り込んでくる。

「ニアさん、ですよね?」

「そうみたいね。あ、こっちに気づいた」
キノンも気づいた瞬間に、その人物――ニア=テッペリンがこちらに気づき、こちらに近づいてくる。
「御機嫌よう。ヨーコさん、キノンさん!」
「どうしたの、ニア。今日はシモンとデートだって言ってたじゃない」

「そうなんですけど…… ちょっと喧嘩をしてしまいまして……」
「喧嘩ぁ? アンタ達にしては珍しいわね」
少し不機嫌なニアにヨーコは本当に驚いた顔をする。
ニアは今は同じ学園のシモンと付き合っている。
その仲の良さは校内でも有名で、学園一のバカップルといっても言い過ぎではない。
そのニアとシモンが喧嘩をしたというのだ。少し興味があるとヨーコは思ってしまう。

そして何か思い出したのか、ニアの可愛らしい頬がぷくーっと膨らむ。
「そうなんです。シモンったら非道いんですよ!」
「あのぉ、お二人とも話を折るようで恐縮なんですが……」
ニアがヨーコに話をしようとするのを、長話になりそうと察したキノンが間に入ってくる。

「立ち話もなんですので、そこのファミレスに入りません?」
747学園パロ「学園の休日 少女編」4:2007/10/21(日) 12:49:51 ID:qKyWqgpu

それからヨーコ・キノン・ニア・保健委員姉妹の5人は近くのファミレス「ジーハキッチン」で軽食を取ることにした。
ブタモグラステーキが人気の「ジーハキッチン」はこの周辺一帯にチェーン店を出しているファミレス店である。
だが女性陣はそんなステーキは食さず、甘いものをほうばりながら雑談を楽しんでいた。

「まぁ、そうなんですか。キノンさんは保健委員さんとお友達なんですね」
「わたしもともだちだよ!」
「可愛らしい妹さんですね。とても元気がある友達に恵まれて、キノンさんが羨ましいです」
「ありがとー! ニアおねえちゃん!」
ニアは隣りに座っている保健委員の妹の頭をなでなでする。
姉である保健委員の女の子はそれを微笑ましそうに隣りで眺めている。

「それで、ニア。なんでシモンと喧嘩なんてしたの?」
「珍しいですよね。シモンさんとニアさんが喧嘩なんて」
ニアの正面に座っていたヨーコとキノンは、パフェを食べながらさきほどのニアの話を聞こうとする。

「そうなんです。聞いてください!」
その言葉にシモンのことを思い出したのか、ニアの顔が再び風船のように膨らむ。

「シモンったらまたエッチの時にコスプレを強要してくるんです!」

「「ぶーー!」」

ニアの激白にヨーコとキノンは食べていたパフェを壮大に噴出す。
突然の出来事に周囲の席からはざわめくが、二人は気にしていない。
748学園パロ「学園の休日 少女編」5:2007/10/21(日) 12:50:40 ID:qKyWqgpu

「ア、アンタ…… 今なんて……?」
「えっとですね。前に一度ナースのコスプレでエッチしたんですが、私はシモンとそのままエッチがしたかったのでそれからはしないことにしたんです」
(シ、シモン…… アンタ、ニアに何をやらしているのよ!? それをやるニアもニアよ……)

実際はヨーコの考えるよりは事情は複雑なのだが、細かいことは気にしていられない。
そしてさらにニアの過激な告白は続く。

「でも今日、シモンとホテルに行った時にそういった衣装が揃っている部屋を選んで…… それでコスプレさせようとしたので怒って出て行ってしまったのです」
「アンタら…… この真昼間からホテルかい……」

ヨーコはぐったりと机に倒れ掛かって呆れている。
(ってことはシモンの奴、デートとは名ばかりでニアとホテルでH三昧するつもりだったわけ!? しかもコスプレなんてマニアックなものを…… カミナより変態じゃない!)
ヨーコは内心シモンに呆れ、隣のキノンは両手を頬に当てて思いっきり紅潮している。
目の前の保健委員も下を俯いて恥ずかしそうに話を聞いているが、間にいる妹は幼さ故によくわかっていないようだった。

「ねーねー、おねえちゃん。こすぷれってなーに?」
純粋無垢な小さな少女は、これまた邪念のない質問を姉に対してする。
その質問に下を向いていた保健委員の女の子はあわあわと慌てるが、その隣のニアがにっこりと笑って妹の方向を向いて何か答えようとしている。

「妹さん、コスプレというのはですね……」
「わーー! 幼児に悪影響なことは教えない!」
ニアが教育に悪い答えを言い出そうとするのを間一髪でヨーコが阻止する。

「ですが知りたがっているのに教えないのは……」
「だまらっしゃい! そもそもこんなアダルトな話を幼児の前でしない! しちゃいけないの!」
「そうなんですか」
「そうなの!」

ハァハァと息づきをする必死の形相のヨーコに、ニアは残念そうな顔をして妹の方を見る。
「ごめんなさい、妹さん。コスプレの意味は大人になったら教えてあげますね」
「うぅ〜! じゃあわたし、はやくおとなになるね!」
残念そうな妹だったが、子供らしい元気な返事をニアにする。
749学園パロ「学園の休日 少女編」6:2007/10/21(日) 12:51:27 ID:qKyWqgpu

「……はぁ。アホらしい。ただの痴話喧嘩じゃない」
ニアがシモンと喧嘩するなんて何かとんでもないことでも起きたのかと思えば、なんてわけはない。
ほんの他愛なことで喧嘩してしまっただけなのだ。
それでもヨーコは世間知らずだったニアの変化を微笑ましく思っていた。

(シモンが変えたってわけよね。何だかちょっと羨ましいかな)
「そういえばヨーコさんはどうなんですか? 兄貴さんとは」
「はぁ!? なんでそこでカミナが出てくるのよ!」

ニアの質問にヨーコの胸が高鳴る。
ヨーコとカミナは付き合っていない。いや、付き合っているかどうか正直微妙な関係なのだ。

「だってシモンから聞きました。兄貴さんとヨーコさんは付き合っているじゃないかって」
「シ〜モ〜ン…… 何でも喋って…… 覚えておきなさいよ」

「やっぱり兄貴さんもコスプレでエッチしたがるんですか?」
「しない! そもそもカミナとは…… そこまでの関係じゃないし」
「じゃあエッチはしてないんですか?」

「何でもエッチに結び付けない! ……キスくらいよ」
前に不意打ち気味でキスした一回を棚に上げるヨーコ。
それで少しは仲が進展するかと思ったが、カミナとの関係はそのままだ。

「そうなんですかー!」
そう思い出しながら正面のニアはパァーと満面の笑みを浮かべる。
その表情に悪意は全く感じられないのだが、ヨーコはとても恥ずかしくなってしまう。
750学園パロ「学園の休日 少女編」7:2007/10/21(日) 12:52:08 ID:qKyWqgpu

「ア、アタシよりキノンよ! ほら、ロシウといい仲じゃないのよ!」
「ヨ、ヨーコさん!」

居たたまれなくなったヨーコは話を隣のキノンに振る。
さっきまでニヤニヤしながら聞いていたキノンは、ヨーコに不意打ちに目を見開く。
そして無垢な表情なニアは質問アタックが始まった。

「そうなんですか。キノンさんはロシウさんとエッチしているんですか?」
「ち、ち、ちちち違います! 私と会長はそういう関係じゃないんです!」
「そうなんですか? じゃあ付き合っていないんですか?」
「そ、そうです! 私と会長は生徒会での先輩後輩ってだけで……!」

「じゃあロシウさんのことは好きじゃないんですか?」
「え……、それは……」
「嫌いなんですか?」
「違います! 嫌いなわけじゃないですか!」

「じゃあ好きなんですね! ならロシウさんがキノンさんのことを好きであれば、お付き合いできますね!」
「だ、だから〜! そういうことじゃ〜……」

真っ赤になって答えるキノンと笑顔で質問をするニアの終わることない問答。
キノンも本音を言わないから、純粋なニアは質問を終えることはない。

そのやりとりにヨーコは苦笑しながら見つめている。
751学園パロ「学園の休日 少女編」8:2007/10/21(日) 12:52:50 ID:qKyWqgpu

「全く、あいかわらずなんだから……」
「ねー、ヨーコおねえちゃん。ロシウっておとこのひと?」
キノンとニアの対話はまだ続いていたが、ヨーコは正面の小さな少女に質問をされる。

「うん。そうね」
「そうなんだ! キノンおねえちゃんのそのすきは、おねえちゃんのふうきのひとのすきとおなじってことだね」
そういう少女に今度は隣にいた姉である保健委員の女の子の顔が真っ赤に染まる。

「へ? ふうき?」
「うん、ふうきのひと。おねえちゃんってむくちだけど、そのふうきのひとのことはうれしそうによくはなすの。だからおねえちゃんはそのふうきのひとがすきだとおもうの!」
少女はニッコリと笑いながらヨーコに話す。

対して保健委員の彼女は両手の指を動かしながら、どうしていいかわからず慌てている。
「……ふうきって風紀委員のことよね。アンタがよくいるのって、もしかしてヴィラル?」
ヨーコのその突っ込みに保健委員の女の子の顔はボンッという音と共に耳まで真っ赤になる。

「………ぁぅ」
「そ〜なんだ〜♪ あんまり喋らないんであれかと思ったけど、きっちり恋愛はしてるわけね」
その表情ですべてを察したヨーコは、いやらしい笑顔を浮かべる。

「保健委員さんはヴィラルさんが好きなんですか?」
「え、そうなの!?」

その会話を脇で聞き取っていたニアとキノンは、その標的を顔を下に向けている少女に変えていた。
752学園パロ「学園の休日 少女編」9:2007/10/21(日) 12:53:31 ID:qKyWqgpu

「皆さん好きな人がいるんですね。私、安心しました!」
ニアの質問タイムが終わり、ヨーコ・キノン・保健委員の女の子はぐったりと疲れ果てていた。
疲れもそうだが、気恥ずかしさも先行して疲労は倍増だ。

「なんで安心するわけ?」
「だって恋ってポカポカしてとっても温かくて気持ちいいものです。だから皆さんも同じ気持ちになってもらいたいんです」

(ああ、そうだったわ…… ニアってこういう性格なのよね…… 全く本当に幸せな頭してるわ……)
ヨーコは内心納得しながら、改めてニアのことを好ましく思っていた。

「なるほどね。アンタらしいわ」
「だから皆さんの恋愛がうまくいくようにコスプレをするといいです。男の人はコスプレをすると好きにならざるを得ないとシモンが言っていました!」
「いや、だからそれは違うって!」

「……そうなんですか」
「……(///」

「そこの二人! 今の話、真に受けないように!」
前言撤回。やはりニアは少し自重すべきだ、とヨーコは思っていた。

そして今日も少女達の休日は過ぎていく。


FIN
753名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 12:56:21 ID:JvbDaIb+
リアルタイムでニア吹いたwwwww
毎度ながらGJですよ(*´д`*)=3
754名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:39:04 ID:Z2WtfxSW
吹いたwwwGJ
ニア自重しろwwww
755名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:48:48 ID:rGpDYaZA
ニアスゲーww 懲りてないシモンに吹いた


こういう皆でY談男編で>>621なシモンが普通そんな何度も何度もry なことを知り、
「俺そんなにニアに無茶させてたのか…!」ガビーンとなり、次の時に思いっきり手加減して抑えようとしたところ
そんな宇宙一のドエロの相手をし続けてきたニアが我慢できるはずがなく
涙目で「やめないでシモン…」まで妄想した
756名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 13:52:41 ID:eypnyJg9
GJ!ちょwシモン何吹き込んでるんだwww
彼女にコスプレ強要するとは変態めwwで、次は何プレイですか?婦警さんか体操服(ブルマ)希望
757名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 14:05:21 ID:CV/wJv+x
吹いたwwwwでもそれぞれの反応に萌えたw
GJ!
758名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 14:10:45 ID:zDGNpdWZ
GJ!!
シモンが可哀相というか自業自得というかw

>>755
さあ早く執筆作業に戻(ry
759701:2007/10/21(日) 14:17:28 ID:z07v7V0j
投下しようと思って来てみたら新作が!
GJ!!!!シモンてめえwww

そんな訳で投下いきます。ヴィラル×嫁です。エロ有。
便乗なので>>472氏や>>589氏の作品の続き風に楽しんで頂けると幸いです。
タイミング的には>>590-597の翌日くらいの話です。
また>>670>>682からもネタを拾わせてもらいました。
皆さんすんません&素晴らしい萌えをありがとうございます。
760学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/01:2007/10/21(日) 14:18:34 ID:z07v7V0j
矢張り身体がだるい。

登校はしたものの、昨日までの疲れが取れない所為か
午前の授業が終わるとすぐに、ヴィラルは保健室へ行く事にした。

「あらぁ〜〜ん、いらっしゃ〜〜い」
ドアを空けた途端、妙に艶かしい声が耳に入った。
ヴィラルが苦手としている、保健医のリーロン先生だ。
今日はあの娘はいないのか、と、内心溜息をつき、
仕方なくその苦手な保健医に現在の症状を伝えた。

「此所で暫く横になればすぐに治るとは思うのですが」
ヴィラルは保健室のベッドを少し借りるつもりだったのだが、保健医はそれを断った。
「御免なさいね、今はベッド空いていないのよ。
シーツを全部クリーニングに出しちゃって〜〜。
ホラ、こんないい天気に具合が悪くなる子なんて居ないでしょ?」

ヴィラルは顔を顰めた。いつ何があっても良い様にベッドは常に用意して
おくべきではないのか?平日に全部クリーニングなんて有り得ないだろう?
……それよりも、そのいい天気に具合が悪くなって此所へ
転がり込んだ俺は一体なんなんだ。

様々な疑問符が頭を駆け巡ったが、ヴィラルは敢えて黙っていた。
体調が悪い今、生理的に苦手なこの男(女?)と議論はしたくない。
第一この恐ろしく頭の切れる保健医相手に理屈で敵わない事は解っている。

そんなヴィラルにはお構い無しに、リーロンは鍵のかかった戸棚の奥から
一包の薬を取り出した。
「でもあなた、運がいいわよ。丁度良いお薬が手に入ったの。
滅多に手に入らない漢方薬でね、これを飲めばすぐ元気になれるわ。」
そう言うと、見るからに苦そうなその薬を飲む様に促した。
「この薬は少し眠くなるから、午後の授業はお休みして今日はもう帰んなさい。
早退願は私から出しといてあげるから」
薬を飲み、保健室を出たヴィラルはそのままふらふらと教室に鞄を取りに戻り、
そのまま下校する事になった。

「でもそのお薬、ちょ〜〜っとした副作用があるのよね〜〜」
校門を出てゆく彼の姿を見て、リーロンは悪戯っぽく微笑んだ。
761学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/02:2007/10/21(日) 14:19:08 ID:z07v7V0j
目が覚めると既に陽は西に傾き、皆下校を終えた時刻になっていた。
寮の自室へ戻り、一眠りしていた彼は、少し体力を取り戻した気がした。
しかし、いまいち気怠さが抜けない。
矢張り熱があるのか、と体温計を取りにベッドから起き上がった所で
玄関の呼び鈴が鳴った。

クラスメイトが今日の授業のプリントを届けにきてくれたのかと
ドアをあけると、そこに立っていたのはあの保健委員の金髪の少女だった。
しかも学校帰りの制服姿ではなく、可愛らしい私服姿だった。
わざわざ一度自宅へ戻ってから、訪ねてくれた様だ。

「えっ!あっその……ど、どど、どうして此所に……!?」
寝起きでパジャマ姿のヴィラルは、それでも必死に身なりを整えようと
衣服を整え、指で髪を梳いた。その慌てた姿が可笑しかったのか、彼女は
クスリと笑った。

保健当番の彼女が放課後、リーロン先生にヴィラルの話題を切り出した所、
早退した事を伝えられたらしい。では見舞に行くと告げると、ならついでに
プリントやら何やらを届けておいて欲しいと頼まれたのだという。
ヴィラルは戸惑いつつも、彼女自らが自分の話題を切り出し、
見舞を買って出てくれた事がたまらなく嬉しかった。

ヴィラルは彼女にお礼を言うと、建物の玄関前まで見送ろうとした。
しかし彼女は夕食を作っていくから、と、持ってきた食材を差し出してきた。
762学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/03:2007/10/21(日) 14:21:14 ID:z07v7V0j
結局彼女を自室に招き入れ、夕食を作ってもらう事になった。

ヴィラルの部屋は、流石は風紀委員といった所か、男所帯とは思えない程
整然としているのだが、それでも彼は、こんな事ならもう少し綺麗に掃除を
しておけばよかった、などと考えていた。

キッチンから暖かい匂いが漂ってくる。
ベッドに横たわったヴィラルは、キッチンに立つ彼女の後ろ姿を眺め、
新婚生活というのはこういうものだろうか、それも悪くないな、などと
束の間の幸せを感じた。
しかし次の瞬間には、いやいやそんな不埒な事は考えてはいかん、と思い改め
顔を真っ赤にして布団に埋めた。

その時。
彼の奥底から、今までに無い何とも言えないどす黒い欲望が芽を吹き始めた。

何だ?顔が熱い。顔だけでなく、身体全体が火照っている。
彼女が部屋を訪れる前から、決して体調万全ではなかったが(もっとも
その万全ではない体調のお陰で彼女に訪ねてきて貰えている訳だが)
今日は何かがおかしい。

次第に息が荒くなってきたヴィラルに、彼女が気付き、調理の手を止めて
彼が横たわっているベッドに歩み寄ってきた。
どうしたの?具合が悪くなったの?と顔を覗き込まれると
その姿と声に反応して、血流が一気に下半身に流れ込んだ。
ヴィラルはようやく、この熱の正体が何なのかを理解した。

慌てて「大丈夫だ、少ししたら落ち着くから気にしないでくれ」と答えたが、
先程に比べて明らかに顔色が悪い事を彼女に隠す事は出来なかった。
彼女は、顔を背けようとするヴィラルに更に近付き、熱でもあるのかしらと
彼の額に自分の額を軽く当てた。

密着する額。すぐ目の前に彼女の顔。
やわらかな髪の香り、感じる鼓動。
彼女の吐息が鼻先に触れた時、彼の理性が吹き飛んだ。
763学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/04:2007/10/21(日) 14:22:10 ID:z07v7V0j
ヴィラルは力任せに彼女をベッドに押し倒し、彼女の唇に自分のそれを押し当てた。
彼女の柔らかい唇の感触が彼の本能を支配する。そのまま舌が彼女の口内に割り入り、
彼女の舌を舐り、貪る。
「んっ……んん……!!」
呼吸もおぼつかず、苦しそうに藻掻く彼女を、ヴィラルは構わず蹂躙し続けた。
ヴィラルの股間に、時々彼女の柔らかい太股が当たる。その度に彼の半身は怒張し、
痛い程に脈打った。
ヴィラルは更に彼女のブラウスに手をかけると、そのまま引き千切るかの様に剥いた。
ボタンが飛び、白いレースの下着が露になる。
更にスカートの下に手を伸ばし、弄り掛けたその時。

彼女の啜り泣く声が耳に届き、ヴィラルはようやく理性を取り戻した。
そこには衣服を乱され、下着を露にして恐怖に怯える彼女の姿があった。
それは言うまでもなく、ヴィラル自身が彼女にしてしまった行為の結果であった。

「……すまない」
ヴィラルは小さく呟いて、そっと彼女から身を離した。
この一言を絞り出すのが、今の彼にとっての精一杯だった。

大切に思っているはずの彼女が、せっかく見舞に来てくれたと言うのに
俺はなんて事をしてしまったんだろう。悔やんでも悔やみきれない。

「今日は来てくれてありがとう……でも、もう帰ってくれないか。」
ヴィラルは額に脂汗を浮かべて、震える声で言葉を紡いだ。
心の底から反省はしていても、一度火のついた身体は簡単には鎮まらない。
今彼女に触れたら、今度は間違いなく取り返しのつかない行為に及んでしまうだろう。
必死に彼女の姿を見まいと、俯いたまま言葉を続けた。

「見ての通り、俺は非道い男だ。これ以上君に傍に居られたら俺は何をするか解らない。
いや、何をするかは解っている……君にも解るだろう。だから、済まないが、今日はこれで……」

不意に、あの時のカミナの話を思い出した。
ヴィラルが嫌がる彼女を陵辱し尽くすという、下品極まりない妄想話を。
その時はあの男が堪らなく許せなかったというのに、今はどうだ。
全くもってあの男の言う通りじゃないか。
軽く自嘲すると、焦点の定まらない瞳から涙が溢れてきた。

学園生活のほんの一時でも、彼女の笑顔を見る事ができれば
それだけで幸せだった。そんな生活がいつまでも続けばいいと思っていた。
なのに、その均衡を自ら壊す事になろうとは。

今この時、彼女がドアを開けてこの部屋から出てゆく。
そしてもう、二度とあの笑顔を見る事は無いだろう。
いや、もう彼女に会う事すらできないに違いない。
そんな絶望感が、彼の心を暗く覆っていった。

ヴィラルは項垂れたまま、彼女が部屋を出てゆくのを待った。
764学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/05:2007/10/21(日) 14:23:11 ID:z07v7V0j
だが、扉が開閉する音はいつまで待っても聞こえなかった。
代わりに暖かい感触が、彼の背中を包み込んだ。

彼女に背後から抱きしめられ、彼ははっとした。
そしてふわりとした髪のいい匂いと、暖かい体温を感じた。
彼女はヴィラルの体に腕を回し、耳元で囁いた。

さっきはびっくりして、思わず泣いてしまってごめんなさい。
あなたになら何をされても構わない、だからそんな顔はしないで。

彼女はそう言うと、彼の正面に向き直り、頬を伝う涙にそっと口づけた。
桜色の唇が優しく啄む様にヴィラルの頬を伝い、やがて彼の唇へと辿り着いた。

彼女の口づけは、柔らかく、優しく彼を慰めた。
彼女は腕を彼の首筋に回し、また彼も彼女の腰を抱きしめた。
そしてそれは次第に激しく、欲情を増して絡み合い、
互いの吐息を分け合った。

先程と同じ様にベッドに押し倒された彼女の表情に、もう恐怖は無かった。
ただ愛しい人を見つめる暖かい眼差しが、そこにあった。

ヴィラルは、おそるおそる彼女の衣服の残りのボタンを外した。
更に、肩に掛かっている下着の紐を解くと、白い乳房が露になった。
肌の色も、形も、思った以上に美しい。
しかし脱がせてはみたものの、どう触れていいのか解らず逡巡していると、
彼女はそっとヴィラルの手をとり、自分の胸に当てた。

柔らかい。そして暖かかった。直接触れあう肌の感触は、掛布越しに
感じた先日の時とはまるで違う。
手のひらにすっぽりと収まった双丘を転がすと、ヴィラルの意のままに形を変え、
その度に彼女の微かな甘い声と吐息が漏れた。
その声をもっと聞きたくなって、彼はその薄紅色の頂点に、唇を寄せた。
そのまま舌で先端を転がすと、彼女はそのざらりとした濡れた感触を
敏感な部分に感じ、思わず「ひっ」と悲鳴にも似た嬌声を上げた。
ヴィラルがその声に怯んで、唇を離そうとすると、
彼女はやめないで、と、言葉の代わりに彼の頭を抱きかかえ、体をよじった。

ヴィラルの愛撫は次第に慣れ、指と唇とが上半身から徐々に、やがて全身を這い回り、
衣服をすべて剥ぎ取られる頃には、秘部はすっかり濡れそぼっていた。
そして、彼自身も、自らの分泌液で濡れ、猛っていた。
765学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/06:2007/10/21(日) 14:23:45 ID:z07v7V0j
ヴィラルは彼女の秘部に自身を宛てがい、一気に突き入れた。
初めて男性を受け入れる彼女は、その熱さと力強さに戸惑い、苦痛に顔を歪めかけた。
しかし、そんな表情を見せてはまた彼を困らせてしまう、と、その苦痛を隠すかの様に
精一杯の笑顔を浮かべた。
愛しい人に抱かれ、一つになれるのならこれ以上の幸せは無い。
そう思えばこそ、浮かべられる笑顔だった。

ヴィラルは自身を膣奥まで埋めると、今までに無い、言い様のない感覚が
電撃の如く彼の背筋を走った。
ゆっくり腰を浮かせ、また深く沈めると、くちゅ、といういやらしい音を
立て、結合部からは愛液が滲み出た。
その膣壁と肉棒が擦れる快感に、彼はもはやその欲望に抗う術を失っていた。

ヴィラルは、肉欲の赴くままに、何度も彼女の身体を貫いた。
貫く度に、その美しい乳房が揺れ、顔は紅潮し、声が漏れる。
初めの頃は痛みを伴っていた様だが、その声は次第に嬌声に変わっていった。
彼はその嬌声をも吸い尽くさんばかりに、唇を重ねた。

優しく、そして激しく愛しあう二人に、やがて絶頂が訪れる。
愛しい彼女の膣内で猛るヴィラルの分身が、より一層怒張したかと思うと、
その中に自身の欲望をありったけ放った。

二人は倒れ込み、部屋は再び静寂に包まれた。
ベッドの上には、愛し合った証の白濁色と紅色の染みが
あちこちに散らばっていた。
766学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/07:2007/10/21(日) 14:24:55 ID:z07v7V0j
結局、夕食どころではなくなってしまっていた。

ヴィラルはめちゃくちゃにしてしまったブラウスの代わりに、自分のシャツを貸し与えた。
シャワーを浴び、着替え、まともな身支度を整えられた頃には、すっかり日が暮れてしまっていた。

ヴィラルは、彼女を家まで送る事にした。
病人なのに外出なんてしちゃだめよ、と言われたが、暗い夜道を
女性ひとり歩かせるわけにはいかないと、共に部屋を出た。

しかし、道中は二人とも、気恥ずかしさのあまり顔をあわせる事が出来ない。
ただ、お互いの手をそっと繋いだまま、路地を歩いていった。
ヴィラルは何度も彼女に謝罪の言葉を繰り返した。握った手に僅かに力が籠る。
彼女はそれに応えるかの様に握り返してくれた。

彼女の家が次第に近付いてきた。あの路地を曲がればすぐ、という所に差し掛かると、
もう大丈夫、と、彼の方へ向き直った。
ヴィラルが別れ際にもう一度、もう何度繰り替えしたか分からない謝罪の言葉を
告げようとした時、その言葉を彼女の唇が遮った。

今日は本当にありがとう、嬉しかった。
口づけ、暫し沈黙ののち彼女はそう言うと、照れる様に小走りで家に帰っていった。
ヴィラルの唇には、甘い残り香が漂っていた。
767学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/08:2007/10/21(日) 14:25:56 ID:z07v7V0j
数日後、ヴィラルはようやく体調を取り戻し、登校すると
朝一番に保健医のリーロン先生に出くわした。

「おひさしぶりね、具合は良くなったかしら?風紀委員さん」
リーロンがいきなり話し掛けてきた。
「どう?彼女、いい娘でしょ?」

不意にこの保健医の口から彼女についての話題が出た。
ヴィラルは呆気に取られつつも、彼女について聞いてみた。

「彼女、あなたの事気にしていたわよ。体調はどんな具合なのか、
何を食べさせてあげれば元気がでるか、とか色々ね。」
更にリーロンは、彼女について意外な事まで話し始めた。
「他にも色々聞かれたわ。どんな服装がいいかとか、お化粧の事なんかも。
あなたの事が気になっているみたい。あんまり熱心なもんだから
あたしも応援したくなっちゃったって訳。恋する乙女には弱いのよね〜」

リーロンのくねくねした動きが気になって、今一つ話を集中して聞く事が
出来なかったが、とにかくあの少女も自分に好意を寄せてくれていた事と、
この保健医のお陰で彼女との距離が少し縮まった事は理解出来た。
ヴィラルは心の奥で、この保健医に感謝した。

「所で言い忘れてたんだけど、実はあの薬にはちょっとした副作用があってね」
リーロンは急にヴィラルに近付き、小声で耳元に囁いた。
「一時的だけど『あっち』の方も元気になっちゃうのよ」
「すぐ治まったとは思うけど、間違っても彼女に変なコトしなかったでしょうね」

次の瞬間、ヴィラルは硬直した。
今改めて事の原因を知ったのだ。彼女にあんな淫らな行為をしてしまったのは
自らの欲望のみが招いた結果ではなく、あの時の薬の所為だったと。
更にこの保健医は、そんな薬を盛った上で、彼女が見舞に行く事を承知していたのだ。
間違いなく故意犯だ。感謝なんかして損をした。

ヴィラルは怒りに震え、持っていた鉈に手を掛けたが、振り上げる事が出来なかった。
相手が先生だからではない。ここで怒りを露にしてしまえば、実際に彼女に手を出した事を
自ら知らしめる様なものだ。この保健医、そこまで計算した上で罠に掛けたという訳だ。

ヴィラルは改めて思った。この保健医だけは矢張り苦手だ。
768学園パロSS・病床王ヴィラルの災難/09:2007/10/21(日) 14:27:19 ID:z07v7V0j
そこへ、更に追い討ちをかけるかの様に、今一番会いたくない男がやってきた。
学園内の風紀を乱す諸悪の根源、カミナだ。弟分のシモンも一緒に居る。
「いよう!久し振りだな風紀野郎!!」
いつも好きな時間に登校してくるこの男が、何故今日に限ってこんなに朝早くから
学園に顔を出すのか。ヴィラルが露骨にバツの悪そうな顔をすると、
薮から棒に話を切り出してきた。
「んで?彼女とはどこまで行ったんだ?」

一体何処から聞きつけたのか、この男の地獄耳は本当に鬱陶しい。
彼女がお前の部屋に見舞いに行った事くらい、このカミナ様はとっくにお見通しよ!
といった顔で、彼はヴィラルの顔を覗き込んだ。
「朝っぱらから悶々とした顔しやがって。いいから言っちまえよ、スッキリすんぜ?
あれ、ひょっとして本当に俺が考えてたみたいな事に……」
「下劣な貴様と一緒にするな!俺は貴様が考えるよりもずっと大切に彼女を扱ったぞ!
しかも彼女はむしろ……」

そう言いかけてハッとした。だが気付いた時にはもう遅い。
この男の誘導尋問ともいうべき話術に、まんまと嵌まってしまった。
カミナが『してやったり』という顔で、にんまりと笑みを浮かべた。

「……シモン!今のヤツの言葉、聞いたよな?」
「えっ?兄貴、どういう事?」
「わっかんねえかな〜。要するに『経緯はさておきヤル事ぁヤッちまった』って事よ」
ヴィラルは顔を真っ赤にし、今度こそと鉈を振り上げてカミナに食って掛かっていった。
「カミナ貴様!謀ったな〜〜〜〜!!!」
カミナはその攻撃をかわし、更に大声で語りかけてきた。
「いいじゃねえか、兄弟!話してみろよ、このカミナ様が聞いてやろうじゃないか。
どんな風にそこに至ったかを!事細かになぁ!」
「貴様に兄弟などと呼ばれる筋合いは無あぁ〜〜〜〜い!!!!」


放課後、いつもの様に無数の生傷を作り、保健室の扉を叩くと、
いつもの彼女が暖かく迎えてくれた。
優しく微笑みかけてくれた、いつもと変わらない彼女の笑顔は
今までとはどこか少し違って見えた。

-- 終 --
769701:2007/10/21(日) 14:28:18 ID:z07v7V0j
以上です。おそまつさまでした。
長い割にエロパート薄くて申し訳ない。

あと嫁をもうちょっと積極的にしたかったなあ。
ていうか本編でも学パロでも構わん!誰か!誰か積極的嫁×搾り取られるヴィラルを〜〜〜〜!!
770名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 14:31:56 ID:JvbDaIb+
リアルタイムキタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
最後に頑張る嫁と自爆ヴィラルさん入ってる(*´д`*)=3
>>670のネタをここまで昇華して頂けるとは…GJ過ぎます。・゚・(ノ∀`)・゚・。
771名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:24:02 ID:T+vOnMaJ
超GJ!!!!!!
なんというか何故かヴィラルに一番萌えるのが困りどころだwww
カワイイなチクショウwww
772名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:37:18 ID:CV/wJv+x
なんという萌え
身悶えたGJ!
773名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:42:26 ID:Z2WtfxSW
毎週日曜のアニメはやらなくなってしまったが、
ここの投下物でかなり螺旋力の補給をさせてもらっとります。

ていうかクオリティ高過ぎだろ…常考
GJ!
774名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:45:01 ID:DbljDkXt
自分682にですがGJ!
自分のMOUSOUの斜め上行く出来ばえです。
775名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 16:40:18 ID:AbkOy6SO
GGGGGJJJJJ!!!!!
ヴィラルと嫁は本当に揃ってかわいらしくていいなぁ。

自分もヴィラルに一番萌えてしまったww
776701:2007/10/21(日) 17:20:26 ID:z07v7V0j
すんません。エディタで打ち込んだり消したりしてるうちに
元ネタの主軸が>>682という事を記し損ねてしまいました。
改めて682氏ありがとうございます。喜んで頂けて幸いです。

他にもGJ下さった皆さん、ありがとうございます。
また何か変な電波を受信したら投下しに来たいと思います。
777名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 19:19:31 ID:jGy0vw3P
>>744
凸と凹でイチャイチャでなく、同性同士で恋愛話に花を咲かせる。
なんか青春っぽいですね、読んでて肌がトゥルンッと潤いました。
グッドジョブニング!

>>760
ナイスerosです、藤巻先輩!
また溢れちゃったよ、俺(´゚Д゚`)
仏陀ジョブ!


       |
   \  __  /
   _ (m) _ソレッテ、日テレ?
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)
     ノヽノヽ
       くく

俺も、なんか続き書きたくなってきたんで、書く!
778名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:33:42 ID:z6znEsfz
黒ニアが好きじゃ〜
779名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:41:29 ID:tb9gsZTZ
吉田乙!
780名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:55:22 ID:gq1Ci+4Z
ところで、このままの勢いだと1000を迎える前に500KB天元突破してしまいそうだな。
とりあえず今までの分保管庫に報告に行ってこようかと思うんだけどいいかい?
781名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:19:29 ID:6yuGg66i
よろ
782名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:30:00 ID:QRJBoI0M
>>780
頼むぜ兄弟
783名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:33:36 ID:zN3Km7wZ
行ってきたよ。
前スレで報告したのも俺なんだけど、報告のあとも管理人さんがこまめに継続して保管してくれてたみたいだ。
ありがd管理人さん。
784名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 01:39:31 ID:DqDFL7kL
遅くなったがキノロシキノGJGJGJ!!
785名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 06:28:30 ID:mdla6/yj
>>783 お前にも乙だぜ兄弟!

しかしグレラガのどこをとっても旨いっぷりとこのスレの螺旋力は異常
786名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 09:23:26 ID:tXIwQMO6
そういえば本編では「地上に出てもてるタイプって事はひょっとして…」
「いや派手にモテモテじゃなかっただけでそれなりにすることはしてたろ」
と議論を呼んだカミナだが学パロだとその辺どうなんだろうな、
とりあえずヨーコとはそこまで行ってないらしいが
787名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 09:47:08 ID:jlwB0bKr
弟分のシモンがやりまくりんぐなのにアニキが童帝じゃあまりにあんまりだと思うんだ・・・
きっとシモンに自らの経験に基づいた勢いだけのアドバイスをしていたに違いない
788名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 10:57:25 ID:4+QWLPUV
何となくアニキはナンパはするけどセクロスに持っていくのは常に女からって印象。
自分から迫らなくても女のほうから寄ってくるイマゲ。
根拠はない。
789名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 13:25:59 ID:ifIx24CA
さあ執筆作業に戻るんだ
790名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 13:27:50 ID:ZYuuJOH9
ヴィラルスレが何か変な流れになってんなぁ
ループしてる感じ
791名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 14:32:53 ID:92mfuWmA
何故ここで言うw
792名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 14:45:22 ID:ELbm8gDg
ヴィラルの話題を出す→住民・職人にヴィラルを印象付ける→ヴィラ嫁

という流れを狙ってるんだろう
793名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:42:35 ID:QRJBoI0M
もうすぐ500KBかーすごいな
ここの螺旋力は半端ないな
794名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:34:47 ID:7ToQlIT4
女キャラって全部で何人いたっけか。

ニア、ヨーコ、キヨウ、キノン、キヤル、レイテ、アディーネ、(ヴィラル嫁、ヴィラル娘)
あれ、こんなもん? 意外に少ないかも。
795名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:36:19 ID:6yuGg66i
つまり女体化まつりはけしからんからこっちでやれといいたいのか

俺は歓迎だけど嫌いな人もいるからなあ
796名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:36:36 ID:fIbvgAAS
俺のシベラを忘れるとは何たる事か
797名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:44:04 ID:7ToQlIT4
>>796
ダリーも忘れた。すまん、ダリー、シベラ。
まだ忘れてるのがいたりして…
798名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:46:24 ID:e7KEBL7g
キモイガールズとかツインテル子とか?
799名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:48:09 ID:fIbvgAAS
>>795
俺も好きだけど、まあ苦手な奴もいるだろうな

そんな訳でヴィラ子のエロパロが読みたいです
800名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:53:37 ID:UoSf1BZY
>>794
つ リーロン
801名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:54:57 ID:6yuGg66i
>>798
ツイン・テル子はキモーイガールズのうちだろ
それをいうならメガ・ネッ子とか

個人的にはリットナーのツインおさげの子とか
レイテさんの部下のショートボブの子とかも捨てがたい
802名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:06:59 ID:ZYuuJOH9
>>795
きめえと思ってROMってる人もいると思うんだよな。
自分は好きなんだが。好きなだけにヒヤヒヤするわ。
最初にエロパロでヴィラ子コラ出したの自分だから
人のことは言えないが…
女体化ってどっちかといえばエロパロ向けだよな。
803名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:23:12 ID:S0av11hQ
>>801
リットナーのツインテの子、シモンとニアの結婚式の時に何気にいた気がする
804名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:23:15 ID:iY8IUHaq
女体化は、相手が男だと801と感じて苦手な人も多いと思う。
実際、女体化は別スレ立ててるジャンルもあるようだし。
ここで投下する際には最初に一言女体化であると注意書きを入れてもらえれば、
書き手・読み手共に心穏やかでいれるんじゃないかな。
805名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:38:51 ID:6yuGg66i
確かに女体化は相手が男だと(文字媒体では特に)801っぽくなるし
女だとあれ? これ百合でいいの? みたいな微妙な気持ちになるしで難しい

一番丸く収まりそうなのは男体化した♀キャラ×女体化した♂キャラだと思うが
そこまで行くと性別逆転する意味あんのかって感じだし


などと女定時さん本番アリを書き上げたはいいが
読み返したら本当に801にしか見えなかったんで怖くて投下できない自分が言ってみる
806名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:49:45 ID:hgvU8k/g
http://www.akibablog.net/archives/2007/10/etc_aniplex_071020.html

これ発売になったら、ここの螺旋力は更に上がるのだろうか…
807名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:52:42 ID:fIbvgAAS
>>805
お前が801じゃないと思えば801じゃないんだ!
お前が信じるお前を信じろ!
808名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:54:46 ID:o+8jhY8N
>>805
よしうpだ!!
自分はあんまり801とか気にならないが気になるんだったら
上でも言ってるが注意書きありでもいいからたのむ
809名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 23:02:35 ID:+Hra5bpX
>>805
注意書きつけてうpろだにテキストファイルうp→誘導なら
苦手な人も回避できるからいいぞ
810名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 23:04:57 ID:e6UPP0c/
>>806
なんかシモンとニアとグレンラガンの顔が物凄いことになってるw
つーかシモンとグレンラガン、何で木枯し紋次郎やってんだwww
811名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 23:53:21 ID:6yuGg66i
>>807-809
ありがとう

あともう少し誤字チェックとか細部直しとかしたらうpろだに上げさしてもらいます
812名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 23:59:16 ID:3FRtUS3R
この螺旋力は半端じゃない!
これは妄想を超える程だ!
813名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:44:17 ID:gcOQLGUM
>806
ニアのピンクブレザー、かっわいいなぁ……
ヨーコは制服でもビキニなのかw
814名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:51:02 ID:mgI7ZbvD
ニアはブレザーじゃなくてスーツっぽくない?
多分教育陣側なんじゃないかと思ってるんだけど
815名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:55:34 ID:JRtbL2/f
つまりシモンはニア先生から優しく筆卸してもらうということか!
しかしリードが下手なニアを想像した
81653:2007/10/23(火) 15:00:53 ID:qWANM0K0
容量的にこれがこのスレ最後になってしまうかもしれない……。
学パロシモン対お義父さん投下開始。
エロネタは仕込んでありますが薄いです。
いつもよりテンション高いので学パロ飽きた方スルーよろ。
817『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:01:39 ID:qWANM0K0
テッペリン家のリビングに、ただならぬ空気が満ち溢れていた。
通常であれば家族が最もくつろげるであろうその場所は、今や空気そのものが火薬でも孕んでいるかのようだ。
第三者が裸足で逃げ出したくなるような空間で、テーブルを挟んで睨みあっているのはこの家の父と娘――ロージェノムとニアだった。

ニアは目の前の父親を睨みあげる。断じて屈するわけにはいかなかった。
眼前の父はさながら仁王像の如き憤怒の形相だ。比喩ではなく真面目に頭から火を噴いているが、そんなものは怖くない。
「お父様、シモンを責めるのはおやめください!」
「ニア、お前をそんな娘に育てた覚えはないッ!!」
「お父様の考え方は時代錯誤すぎます! だいたい男女交際の第一歩が交換日記からスタートって何なんですか!
十年前のカップルだってそんなことしません!」
「ひ、開き直りおったな!」
「開き直ってなんかいません、私は私の意志を述べているだけです!」

父娘の言い争いの原因は、つまりは娘の恋人にあった。
学園一の問題児、グレン団の鬼リーダーであるカミナ……の弟分であるシモン。彼こそがニアの恋人だ。
父がこんなにも彼との交際に難色を示すのは、校長である彼の立場を思えば理解できなくはない。
ニアはそう考えているが、実際のところ事情は少し異なっていた。


ロージェノムとしてみれば、シモンという少年は娘の恋の相手としては決して頭から否定してかかる存在ではなかった。
確かにグレン団の引き起こす騒動は学園を混乱の渦に巻き込むことも多々あるが、ロージェノムからしてみれば大した問題ではない。
いざというときは強権を以って叩き潰すことができるという自信が彼にはあるからだ。

娘の口から少年の名が初めて出たときのことをロージェノムは覚えている。
『今日、体育館裏の物置から出られなくなってしまって、すごく困ってたところを助けてもらったんです。
同じ学年のシモンという男の子に。とっても優しい人でした』
その後しばしばその少年と共にいるニアの姿を校内で見かけた。
楽しそうな娘の表情に、恋をしていることは一目で見て取れた。
父親として複雑な心境になりもしたが、邪魔をするのも大人気ないと思い今日まで何も言わずにいた。
何より、ロージェノムは娘を信頼していた。ニアは清楚で、上品で、『わきまえている』娘であると。
どんなに少年と親しくなろうとも、まさか、まさか婚前交渉などに至るわけがないと。

信じていたのだ。今までは。

「お父様、自分の娘に夢を見すぎです」
バッサリである。一刀両断である。

娘と少年がデートをすることを知った瞬間、いやな予感が胸をよぎったのは父親の勘か。
風紀委員の青年を使い跡をつけさせた結果は、あまりにもロージェノムにとって残酷なものだった。


ワシのニアが。可愛いニアが。
「大きくなったらお父様のお嫁さんになるの」と言っていたニアが。

ラブホテルで!

ナースプレイ!

くんずほぐれつのズッコンバッコンだと!!?


風紀委員ヴィラルの報告を思い返し、ロージェノムは怒髪天をついた。
「許さん! 断じて許さん!! 欲望を満たすための変態的行為にワシの娘を引きずり込むなどと! 血祭りにあげてくれるわ!」
猛る父を前に、たまりかねたようにニアは叫んだ。

「おやめください! だって、私のほうから誘ったんですっ!!」

ロージェノムの中の美しい思い出――無邪気に『お父様のお嫁さんになる』と言うニアの笑顔が、今度こそピシリと音をたてて割れた。
818『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:02:17 ID:qWANM0K0



「今日もギリギリだよ、アニキ!」
「小せえこたぁ気にすんな、シモン! ヴィラルとチミルフのケダモノコンビをぶっ倒しちまえば五分や十分遅刻しようと関係ねえ!」
「でもヨーコに殴られるよ!?」
「……気張るぞシモォン!!」
「そっちの方が怖いんだーーーーーっ!?」

カミナの背にしがみつき、爆風に髪を煽られながらシモンは叫んだ。
カミナと一緒に彼の愛車「ラガン」に二人乗りし、遅刻ギリギリで校門に飛び込みヴィラルとチミルフをなぎ倒すのが日常の光景だ。
迎え撃つ二人も慣れたもので、生身であるにも関わらず最近は怪我らしき怪我を負うこともなくなった。
以前カミナの父親ジョーが操るデコトラ「ダイグレン」で校門に突っ込んだときは、さすがにその限りではなかったが。
(そういえばアニキの親父さん、今何処にいるんだろ。しばらく前にマグロ漁船から葉書が届いたとかアニキが言ってたけど)
ぼんやりとカミナの父の姿を思い返したその瞬間。

平和な住宅街にはおよそ似つかわしくない炸裂音が、静かな朝をぶち壊した。
「何だァ!?]
ギャギャギャ、とアスファルトとタイヤを激しく摩擦させグレンは止まった。
たった今自分たちが走行していた後ろを振り返る。
「なんか今聞こえたよな……」
「うん、銃声? みたいな音」
バイクから降り、きょろきょろとシモンは周囲を見渡す。
何もおかしな様子はない――と思ったその瞬間、彼の目はブロック塀に釘付けになった。
「アニキ……あれ」
「……弾痕?」
シモンが指差した先にあるのは、紛れもなく弾痕だった。
厚い塀の表面に、地獄にまで続いているかのような暗黒の風穴が刻まれている。
つい先ほどまで二人が走行していた場所だ。かすりもせずに避けられたのは運が良かったとしか言いようがない。

「まさか」
「何か心当たりあるの、アニキ?」
「ヨーコの奴がとうとう本気で俺たちを殺りにかかってんじゃねえだろうな」
真剣に青ざめて呟くカミナに、シモンは小さくため息をつく。
「なんでヨーコが銃なんか撃つんだよ。そんな物騒なもの十代の女の子が扱えるわけないだろ」
「そうかァ? なんかこう、アイツすっげえ狙撃とか上手そうな気がするんだよな。特にライフルあたり」
「弓道部だからって発想が飛躍しすぎだよアニキ……。ほら行こ、遅刻だよ」
ぐいぐいとカミナの背を押してグレンへと向かわせる。
「ヨーコじゃないとすれば、ヤーさんの抗争の果ての流れ弾か?」
「だからヨーコはないってば」
「……シモンお前、近くで銃撃戦があったかもしれねえっつーのに意外と冷静だな」
「俺が冷静にならなくて、誰が冷静になるんだよ」


まだ弾痕に興味を示すカミナを無理矢理バイクに乗らせしばらく走ると、やがて校門が姿を見せた。
目指す校門はみるみる近づいてくる。門の向こう側にはヴィラルとチミルフ。
「行くぜ、シモン!」
カミナの言葉に無言で頷く。正面を見据え、臨戦態勢に入る。

いつもどおりの平穏な日常の光景である。


819『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:04:05 ID:qWANM0K0
平穏な日常は、教室に入ってすぐに音をたてて崩れた。
ヴィラルとチミルフの猛追を振り切り、ホームルームを終えた教室に転がり込んだシモンはすぐに違和感を覚えた。
「あれ? ニアは?」
きょろきょろとシモンは教室を見回した。そこにいるはずのニアがいない。
「まだ来てないのよ、ニア。先生にも休みの連絡はきてないって」
心配そうな顔で近づいてきたのはヨーコだった。
普段であれば上の階に駆けていくカミナをひっ捕まえて回し蹴りとお説教を食らわす彼女が、今日待ち伏せをしていなかったのはそれが理由だった。
ヨーコの言葉に、シモンはすぐに携帯電話を取り出した。……メールは来ていない。
「先生に連絡してなくてもあんたになら……って思ったんだけど。――あっ、ちょっと、シモン!?」
次の瞬間には、シモンは教室を飛び出していた。


学校に連絡も入れずに彼女が休むなんてことはあり得ない。ニアは校長の娘なのだから尚更だ。
ならば、彼女の身に何かあったのだ。おそらく、歓迎し難い異変が。
今更になって先ほどの弾痕が脳裡をちらつく。カミナが口にした物騒な言葉が頭の中に鳴り響く。

銃撃戦。ヤーさんの抗争。

まさか、危険に巻き込まれて。


考えすぎだ、と必死に考えを打ち消す。
一時限目の開始を告げるウェストミンスターベルの音が鳴り響く。それを無視してシモンが飛び込んだのは校長室だった。
まずは校長に、ニアが本当に休みでないのかを確認しなければ始まらない。
しかし校長室の中に、彼の巨体は見当たらなかった。
「校長……?」
「ご不在です」
「うわっ!?」
シモンの呟きに答えたのは、どこに控えていたのかわからない六人の秘書たちだった。
「あなたにこれを渡すようにと」
そういって秘書の一人が差し出したのは、一枚の手紙だった。
わけのわからぬまま書面に目を通し――そしてシモンは、とうとうこの時が来たのだと覚悟を決めた。


820『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:04:31 ID:qWANM0K0
「決闘!?」
「ああ」

ヨーコのあげた声にシモンは答える。
そう、校長が秘書に託した手紙は決闘状だった。――ニアを賭けての。
いずれ訪れるであろう対峙の時が、今まさにやってきたのだ。
思えば、互いに顔も名前も知っており、同じ学校という空間で一日を過ごしているにもかかわらず、校長とニアの件で話をしたことは一度もなかった。
互いにその話題を避けていたのは、校長とシモンが教育者と生徒という立場にあったことも関係しているのかもしれない。
だが、今日でその関係も終わりだ。
(教師と学生じゃない。ただの男と男として、決着をつける!)

手紙には、今日の放課後に校庭で待っているとの旨のみが書かれていた。
ニアは校長と一緒にいるに違いないとシモンは確信する。


「俺行くよ、アニキ」
「ああ! 行ってこい!」
「ちょっ……」
カミナと短く言葉を交わしその場を後にするシモンの背と、傍らのカミナの顔をヨーコは交互に見やる。
「カミナ、止めなくていいの? このままじゃシモンが」
「心配すんな、あいつは一人でも大丈夫だ」
「え?」
「守りてえ奴がいるから踏ん張れるんだ。惚れた女を救うのに、俺が手なんか貸してみろ。あいつの面目丸潰れじゃねえか」
その言葉は絶対的な信頼に満ち満ちていて、ヨーコはそれ以上何も言うことができなかった。
「シモンはやるさ。校長をぶっ倒して、あのお姫さんを助け出す。あいつはそれができる男だ!」

ヨーコはカミナの顔を見つめた。シモンの背を見送るその目は揺ぎがない。その瞳を見ているだけで、ヨーコの心配も和らぐような気がした。
同時に、カミナとシモンの信頼関係にほんの少しばかりの嫉妬を抱かずにはいられなかった。
(ずるいわよ、いつもいつも二人だけで分かり合っちゃって。あたしの入り込む余地、少しくらい残しておいてくれたっていいじゃない)
「カミナ」
「あん?」
「もし……もしもだよ? あたしがニアみたいに校長に捕まったら……」
「?」
「――う、ううんっ! やっぱなんでもないっ!」
「なんだァ? 変な奴だな」

顔を赤くしてヨーコは黙り込む。ちょっとは察してよ、と心の中でこっそり呟いた。



821『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:04:55 ID:qWANM0K0
気持ちよく晴れていたはずの空は、いつの間にか薄気味悪い曇天へと変わり果てていた。生暖かい風が髪を嬲る。
人気のない校庭のど真ん中に校長は立っていた。傍らにニアをつれて。
遠目からでも怒りのオーラがびりびりと伝わってくるかのようだった。
「シモン!」
ニアが名を呼ぶ。不安げな彼女に大丈夫だよ、と小さく笑顔を向けると、シモンは立ちはだかる男を見据えた。

「よく来たな。螺旋の男よ」
先に口を開いたのは校長――ロージェノムだった。
「あんたとは、いつか決着をつけるときがくると思ってた。……今朝の銃撃もあんたなんだろ?」
シモンの問いに動じるでもなく、ロージェノムは可笑しそうに笑う。
「お前の顔を見て、弾丸が命中しなくてよかったと思ったよ。やはりこのワシの拳で血の海に沈むのが相応しい」
「お父様、シモンに何をしたんですか!?」
「黙れ、ニア!」
娘を制すと、ロージェノムの巨体はさらにその大きさを増すかのようにシモンに迫る。
「かかってこい! 跡形もなく粉砕してくれるわーーーーッ!!」
「望むところだ、ロージェノムッ!!」

――かくて、熱き戦いの火蓋は切って落とされた。




「お義父さん、娘さんとのお付き合いを許してください」などと、形式ばった挨拶から始める必要などなかった。
男は殴りあうことで分かり合えるとはカミナの談だったが、シモンとロージェノムの場合もそれに近い。
ただし、二人は分かり合うために殴りあっているわけではない。
絶対に譲れないもの――ニアを、絶対に譲れないということを証明するために。その覚悟を示すために、相手を本気で潰しにかかる。
目の前で自分の男と自分の父が殴りあう様を見せ付けられるニアのことを思うと心が痛んだが、男にはそれでも通さなければならない意地があるのだ。
「ごめん、ニア! これが俺のお前への愛の形だーーーーッ!!」
叫びと共に、シモンの必殺の拳がロージェノムの腹を抉った。
「がはぁっ!!」
ロージェノムが初めて一歩後ずさり、攻撃の手を止めた。
はあはあと肩で息をするシモンに、ニアが駆け寄り支える。
(終わり、か……?)
シモンがそう思った瞬間、ロージェノムの肩が小刻みに震え――そして、狂ったように彼は笑い出した。

「愛! 愛だと!?」
ひとしきり笑うと、阿修羅の顔でロージェノムは叫ぶ。
「ワシの娘に何をしたーーーッ!! 言ってみろォォォォ!!!!」
822『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:05:21 ID:qWANM0K0
ロージェノムのその言葉でシモンは確信した。彼は、自分とニアが深い仲であることを知ってしまったのだ。
そして、そのことが今回の対峙の最終的な引き金になったのだと。
しかし、もう引くことはできない。事実は事実だ。後ろめたいことなど、何もないではないか。
「あんたに恥じるようなことは何もしていないッ!! 俺は……俺は、ニアと純粋に愛し合っただけだ!」
そうだ、恥じることなどありはしない。愛し合う二人が求め合うのは、自然の摂理なのだから。


しかし、シモンの言葉を聞くとロージェノムの瞳は鈍く光った。
その不穏さに、シモンの胸にいいようのない不安が湧き上がる。

「恥じるようなことは何もしていない、だと……ならば……ならば」
そして、ロージェノムはどこからか取り出した「それ」をシモンに突きつけた。

「ならばこれは何だーーーーッ!!!」
「……あ゛」
「ごめんなさいシモン、見つかっちゃいました」


ロージェノムが手にしたそれは、先日の何とも官能的な逢瀬の思い出の品――有り体に言えば、ナース服だった。
ぎぎぎ、とシモンは首を動かして、ニアを見遣る。

「あれ、レンタルとかじゃなかったんだ……?」
「買っちゃいました」
「捨てなかったんだ……?」
「思い出の品ですから」
無邪気に答えるニアに、捨てないのなら再活用しようよとお願いしたくなったが今はそれどころではない。
……再活用の話は、この戦いが終わった後だ。


さすがにシモンもしくじった、という思いを禁じえない。シモン自身とて、先日まではコスプレなど邪道だと思っていたのだから。

こうなったら―――――開き直るしかない!!

「これが……これが貴様の愛だというのかッ!! ワシの娘を使って人形のような着せ替え遊びをすることが、貴様の愛かッ!!」
「あんたにだけはその台詞は言われたくないっ! 俺はニアを人形扱いしたことなんか一度もないぞ!!」
「どの口がそれを言うか! それだけじゃない、保健室、放課後の教室、体育館倉庫!! 
場所も時間も構わずいちゃつきおって、少しは自重せんかこの宇宙一のドエロ小僧!」
「腐るほど子供作ってるあんたが何言ってる! あんたこそ少しは自重しろ、意味もなく六人も秘書はべらしやがって! 人件費の無駄だ!」
「生徒が人件費のことなど気にせんでいい!」
「高い金払って学校通ってるのはこっちだろ! ……ちょっと待て、なんでアンタ保健室や教室のこと知ってるんだよ!」


シモンは知る由もないが、ラブホテルでの一件以降継続して二人の動向を監視し続けていたのは風紀委員ヴィラルである。

「保健室で……愛し合っていました」
「放課後の教室で……いちゃついていました」
「体育館倉庫で……営んでいました」
日に日にやつれて報告に来るヴィラルに校長もちらりと同情しないでもなかったが、愛する娘を性欲のままに蹂躙する男への怒りの前に、その感情は消し飛んだ。
ともあれ、今日この日を以ってヴィラルの辛い公務はめでたく終わりを迎えたのである。
ちなみにヴィラルはこの時それを知る由もなく、常連となった保健室で保健委員の少女の看護を受けている最中であった。

823『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:06:16 ID:qWANM0K0
罵りあいながら、再度取っ組み合いの殴り合いを始めた二人を見つめてニアは思った。
(お父様とシモンって、ひょっとしたらすごーく似てるのかも?)

殴り合いは続いているものの、もはや子供のケンカレベルの舌戦のほうが中心だ。
(さっきから「お前にだけは言われたくない」って、お互いに言い合ってるもの)


夕日がその姿を消そうとする頃、とうとう決着はついた。
地面にその身を沈めたのはロージェノムだった。

「くくく……まさかこのワシを倒すとはな。いいだろう、娘の一人や二人くれてやる」
「校長……」
シモンの呟きににやりと笑みを見せると、意外にも彼はすぐに身を起こした。
そして、そのまま娘を任せるとばかりに背を向けて去り――そして言う。

「校長ではない」
振り向き様にポッと頬を赤らめて、彼は言った。
「お義父さんと呼べ」
「……へ?」
ぽかん、とあけた口から間の抜けた声が漏れた。

「ふふふ、まさかワシを倒すほどの男を末の娘が見出すとはな……お前のような義理の息子ができたとあれば心強い」
「えっと、あのー」

さすがに話が早すぎやしませんか俺たちまだ十代なんですけど、と伝えようとしたが、もはやロージェノムの耳には届かないようであった。
(ひょっとして今日って、俺の人生の分岐点だったりしたのか?)
ずんずんとその場を去っていく校長の背を見送りながら、シモンはぼんやりと未来予想図を思い描いた。


花びらが舞い散る中、美しく成長したニアが頬を染めて、自分の下へしずしずと歩いてくる。
それを迎えるのは、やはり凛々しく成長した自分。色男だ。星型のサングラスとか似合いそう。
友人たちが見守る中、生涯変わらぬ愛を誓うキスを優しく交わす。
「愛してるわ、シモン」
「俺もだ、愛してる」
ふふ、と嬉しそうにニアは微笑み、宇宙一幸せな花嫁となった彼女の笑顔がきらきらと輝きながら宙に消え――――……



…………ねえよ。なんで消えるんだよ。イリュージョンかよ。

(なんか変なビジョンが一瞬映ったけど、そういう未来もいいかもしれないなぁ)
傍らに優しく寄り添うニアを見つめ、ぽやんと頬を緩める。
そして口を引き締め、決意する。
(ニアとの未来のためにも、そして将来の亭主関白を目指すためにも)



まずは、ナース服の再活用の件からニアと話をしよう。


――――
824『校庭の中心でアイを叫んだバカモノ』:2007/10/23(火) 15:06:38 ID:qWANM0K0
ちなみに後日。
どこから噂が広まったのか、シモンが校長と一対一での殴りあいの末に勝利した事実は校内中に知れ渡っていた。
カミナの陰に隠れがちであまり目立たなかった彼が、周囲からちょっとした畏敬と尊崇の目で見られるようになったのは、この時からである。



82553:2007/10/23(火) 15:07:18 ID:qWANM0K0
投下終了。
5巻ドラマCDでシモン対お義父さんやるんじゃないかと思って焦って書きました。
だって本家の熱さに勝てるわけがないwww
娘をとられたロージェノムはすしおさんに慰めてもらえばいいよ。
826名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 15:31:04 ID:7GEHdt4M
楽しかった!
53さん、乙です。
827名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 16:13:47 ID:mgI7ZbvD
なんかほのぼのしてていいなあ
GJでした!
828名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 16:15:57 ID:addSl43f
これはイイ、凄くイイ!
随所の小ネタ(未来予想図とか)も笑ったけど、やっぱ「お義父さんと呼べ」がwww
晴れて公認の仲になれてよかったよかった。
GJでした!
829名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 16:44:57 ID:QCKHK8Ny
再利用ってシモンwwww
GJですよ…(*´д`*)
でも容量はまだ30k残ってるね
1000になるのが先か容量オーバーが先か悩み所
830名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 17:20:40 ID:Y+Ls8OQP
墓穴掘っても掘りぬいたシモンGJ!!
にあにあが止まらない……!!
831名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 18:35:16 ID:OfhNLNfp
>>825
秘書、大杉の突っ込みでリアルに笑ったw なんてテンポの良い舌戦。
832名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 18:36:10 ID:tRqlbP98
>振り向き様にポッと頬を赤らめて
>ポッと頬を赤らめて
>ポッと頬を

wwwww
ww53氏GJ!
833名無しさん@ピンキー :2007/10/23(火) 18:50:56 ID:VM14kOWg
最高! GJです!

ヴィラルは保健室として、チミルフはアディーネ姐さんのところへ癒してもらいに
いっているのだろうかw
834名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 19:55:57 ID:78IXnIpr
笑い殺す気かwwwwwwwwwwwwwGJwwwwwwwwwww
835名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 20:19:27 ID:JRtbL2/f
53氏GJ!!
クソワロタwwwww
今なら15話の殴り合い宇宙がニアを賭けた戦いに見えるwwww
836名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 20:22:20 ID:u//Wnp0Y
待望のお義父さんVSシモンさんキタコレ!GJ!!!!

>…………ねえよ。なんで消えるんだよ。イリュージョンかよ。
で激しくフイタwwww
最終話で未だに凹んでる心が癒されますた
837名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 20:28:55 ID:zm36ecpE
>少しは自重せんかこの宇宙一のドエロ小僧!

死ぬほどワロタwwwwww
このスレの全てのシモンさんに言ってあげたいwwwwwwwww
838名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:37:09 ID:McTxt9pi
53氏毎度乙!
シモンww全部バレてるwwww
おれが父親だったらやっぱ腹立つだろうなぁwwwww
>「人件費の無駄だ!」で吹いたwww
839名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:04:20 ID:4MGdVi6j
カミナが、けだものコンビよりもヨーコの拳を恐れているのにワロタw
ベタだがイイ!!!シモン対お義父さんにしても、掛け合いうまいなあ。GJ
840名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:45:54 ID:jtDYSV9a
やっべ53氏マジやっべ
シモニア以外のキャラも最高にイイヨイイヨー
841名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 01:08:17 ID:2P/I1ovp
俺はむしろ、市原式諜報術を駆使してシモンとニアのアレとかコレとかソレとかを
観察して報告してるヴィラルが………アホというか、かわいそうというかw
842名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 01:39:41 ID:BPDDzcDY
ヴィラルってそういうポジションだよなw本人は真面目にやってるんだろうけどなんか笑えるんだよ
843名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 11:31:54 ID:vMGpbNAj
なんか檜山さんも、もっとクールな感じだと思ってたら監督に
もうちょっと違う感じで、って指示されたって言ってたしなあ
でもおいしい立ち位置だよな
844名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 14:28:27 ID:ZlJVB+Js
>グレン→バイク
>ダイグレン→ハコトラ

アークと超銀河も出ますか?
845名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 15:57:04 ID:pxQpjt/n
シモンの自転車の名前がラガンだといい
そしてニアと二人乗りをするがいい
846名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 15:59:31 ID:eMcbWdTw
それでいくと
アーク→戦車
超銀河→タンカー
天元突破→宇宙戦艦

ってことになるだろうか
847名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 16:00:58 ID:mJOTy3pY
アーク…ttp://snnantn.blog115.fc2.com/blog-entry-19.html
このくらい無いといかん…しかしこれ以上デカイ超銀河て…ジャンボ機?w
848名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 16:58:15 ID:VBtD9ZNS
バケットホイールエクスカベータなんてどうだ
一応実在するぞ
849名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 17:06:14 ID:tF1YPT9H
お、おしい!これでドリルなら…
850名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 17:55:48 ID:flYFSggt
つーか兄貴の親父さん何やってんだwww
デコトラとかマグロ漁船とか
851名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:18:03 ID:dQcfVRDO
超銀河は『校舎そのもの』でいいと思う。
もちろん、ロージェノム校長在任中は、カテドラル・テラって名前で。
852名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:48:53 ID:jG+337dH
じゃあ天元突破は学園都市でも造っちゃうのかな?w
853名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:53:59 ID:6Q6aczyc
むしろ地球自体が天元突破
854名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 22:11:18 ID:Yo/EOw8E
何と戦うんだwww


しかしライジンオーとダブパロが楽しそうな流れだ
855名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 00:51:29 ID:FYcJIxTA
>>848
ゲンバー「さあ、働こうか」
856名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 00:53:33 ID:O7pWJnrT
異次元アニキ「働きたくねえ」
85753:2007/10/25(木) 01:01:36 ID:St+KPcbQ
住人のみんな米ありがとうございました。しかし容量が中途半端に余ったままになっちまった…。
投下待ちしてる職人さんいたら申し訳ない。
乗り物な流れが面白かったので容量消費のための小ネタ。思いついただけガンメンを乗り物に落とし込んでみました。
エロは……ダイグレンのところにちょっぴり。
858小ネタ:2007/10/25(木) 01:02:28 ID:St+KPcbQ
ラガン:
シモンの自転車。現在使用しているものは四代目。

ラガン零号機・初号機:
一台目、二台目ともにカミナの無茶に付き合った際に跡形もなく大破。

ラガン弐号機:
かっこいいマウンテンバイク。
しかし「ニアと二人乗りできない」という色ボケた理由によりわずか二ヶ月でリサイクルショップに叩き売りされた。
まさに悲運の自転車。

ラガン参号機:
現行機。いたって普通のママチャリ。
後ろにニアを乗せてファミレスに行ったり公園に行ったりする。
さすがに自転車でラブホに行ったりはしない。
「ラガンさんごうき」のためか、「ラガンさん」と敬称付きのように呼ばれることがある。


ダイグレン:
カミナの父ジョー所有のデコトラ。意外にも元々の所有者はチミルフ先生。
譲られた当時は当然デコレーションされておらず、名前もダイガンザン号だった。
うっふんあっはんな夜の街で意気投合した二人が「ぷりんぷりん紅白旗あげ三本勝負」で熾烈に争った結果、敗者となったチミルフ先生からジョーへと譲り渡された。

当然アディーネ先生にはこのことはナイショである。

859小ネタ:2007/10/25(木) 01:02:55 ID:St+KPcbQ
アークグレン:
カミナの父ジョーが乗っているマグロ漁船。
ちなみに正式名称はどうやら「あーくぐれん丸」らしい(カミナの元に届いた葉書により確認)。
ジョーにより勝手に改名された可能性は高い。
今日も今日とて、この道二十年のベテラン操舵士ガバルの操縦のもと北の荒海を往く。


超銀河ダイグレン:
テッペリン家所有の自家用ジェット機。
本当はカテドラル・テラという洒落た名前の機体だったが、見学に来たシモンによって一瞬で改名された。

お義父さん「見よ、あれこそが我がカテドラr」
シモン「超銀河ダイグレン!」
お義父さん「いや、カテd」
シモン「あれの名前は超銀河ダイグレンだ!」
ニア「とっても素敵な名前ね、シモン。お父様もそう思うでしょ?」
お義父さん「うむ。では超銀河ダイグレンの中を案内しよう」

カテドラル・テラのクルー一同に大混乱が起こったのは言うまでもない。


グランゼボーマ:
アンチスパイラル理事長所有の高級車。当然黒塗り。
アンスパ理事長がこの車に乗って学園を訪れると大抵学園に不幸な出来事が起こるので「絶対的絶望をもたらす車」として教員・生徒に恐れられている。

カミナはそんな車のボディに十円傷を刻んだ。

860名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 01:03:45 ID:St+KPcbQ
あくまでネタなので今後の作品に生かされる予定は全くないです。
校舎とか戦車とかも面白かったなー。つーか住人の想像力がスゴス



ニアフィギュアはぱんつ白ですた
861名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 03:38:32 ID:2EwvO1hW
ラゼンガンを忘れないで…
862名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 03:47:17 ID:i2KZ/Aq5
アシュたんが…
863名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 03:52:48 ID:44RncMFG
>>857-860
ラガン自転車におおわらい
弐号機かわいそうだよ弐号機

>お義父さん「うむ。では超銀河ダイグレンの中を案内しよう」
www婿と娘にヨワイお義父さんかわいいよお義父さん
864名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 04:05:20 ID:V+zHOPFj
>>863
その台詞で、もう娘にも義理の息子にも甘いロージェノムの姿が想像できたw

シモンとニアはイチャイチャラブラブして在学中に子どもできちまえよ!
そして娘と義理の息子に学生なのに子どもだと!?何を考えている!と、怒ろうと思っても、孫ができたと知って強くは出られないお義父さん。
むしろ早く孫が生まれて、自分のことをジージと呼んでくれるのを心待ちにしているお義父さん。
865名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 04:45:47 ID:O7pWJnrT
シモンを認めたら認めたで毎日孫はまだかと聞いてくるロージェノム
866名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 07:12:19 ID:8bMtogfn
>ニアフィギュアはぱんつ白ですた


イヤッホーイ!!
867名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 09:20:55 ID:Fv/i/4AE
そしてロージェノムの横にはすしおが
868名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 11:10:25 ID:St+KPcbQ
>>861
お義父さんのライフルとして登場済みさ
869名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 15:34:52 ID:O7pWJnrT
無数の姉から色々質問攻めにされるニア
870名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 18:20:48 ID:N4ssoSjE
「…ねえニア、あなた…お父様公認の彼氏が出来たって本当?」
「あ、お姉様。…はい♪」

「…た、ただ者じゃないわね、その彼…」

「で、どこまでいってるの?」
「どこまで…とは、何でしょう?」

「手握った?」
「はい、いつも」

「キスは?」
「はい、いつも」

「…え、エッチ…は?」
「はい、いつも」


「お父様!お父様ーッ!!」

「ふむ、孫の顔が楽しみだ」


お姉様涙目。
871名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:44:43 ID:5H9UVNhy
い、いろいろがんばれお姉さま、嫁き遅れるなよお姉さま、今年で三j
872名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:01:38 ID:hTyqkRjS
ヤベーここの螺旋力は凄すぎ!
873名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:15:44 ID:reAccJDi
一本書き上がったんだが容量超えそうで投下できねえ
874名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:41:53 ID:lP1tU0B5
新スレの季節だなぁ
875名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:46:02 ID:rB+0OPVC
女体定時王小説をじっと待ってる俺なんだぜ
876名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:54:55 ID:VdLo7QKX
すぐに投下できる状態ならもう次スレ立てていいんじゃないかなあ
こっちは焦らず埋める感じで
877名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:55:49 ID:YRJpcwwY
1000はおろか次スレ係の980を待たずに新スレとは…恐ろしい子達…!
878名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:00:43 ID:f9PFC3rE
>>877
容量超えてもスレに書き込めなくなるんだよ
まだ保管庫に入ってない話もあるけど、そうなるとこのスレ落ちたらまずいのかな?

新スレ立ててこようか?
879名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:27:08 ID:3UB5sA7J
頼む
880名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:45:29 ID:f9PFC3rE
立ててきた

天元突破グレンラガンでエロパロ 3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193330476/
881名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:49:19 ID:3UB5sA7J
超乙
じゃあこっちは保管終わるまでまったりだね
882名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 01:49:27 ID:YRJpcwwY
>>878
あ、じゃなくて、それだけSS投下されてるんだなぁという意

ひとまずスレ立て乙
883名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 02:05:05 ID:f9PFC3rE
>>882
自分も書き込んでからそういう意味だなあと気付いたよw
職人さんは凄いな
884名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 07:46:40 ID:dOkRFXJu
>>875
奇遇だな 俺もなんだ
一緒に体育座りして待ってような
885名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 13:19:01 ID:kLXWIS0k
>>884
俺も仲間に入れてくれ
886名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 13:31:36 ID:KjT/pC0S
>>885
よぉ、兄弟
887名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 14:17:02 ID:3PfF8hDj
恋人よ今すぐあなたの前に座りたい
あなたの後ろを体育座りでつけ回したい
888名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 16:21:35 ID:KjT/pC0S
同志が多いな
889名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:43:47 ID:hTyqkRjS
つまりこのスレも天元突破した訳ですね。
890名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 00:53:14 ID:myJ/gnG/
埋め草用チラ裏

・30歳以上
・昔からのゲーム好き
・グレンラガンの作画、演出がスキ
以上の条件に合う人で、ナムコ×カプコンのOPムービーを見たことの無い人は、
人生の1%くらい損をしています。
正直、ゲーム自体は評価が分かれるとこなので、とりあえずはニコ…ゴホンゲホン
891名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 07:14:02 ID:cm3ZNFNc
うめ

ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1345010
これみて改めて>>53氏の>>214-217読むと
死ぬほど泣けた
892名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:15:27 ID:ZYVOGVd+



                       il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
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893名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:16:10 ID:ZYVOGVd+





                       il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
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894名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:16:40 ID:ZYVOGVd+





                       il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
                      , -‐゙      ´  "ニ、
                 , '/            ヽ_`,
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                 _ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´     
                      '´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
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         | , '    ヽ  / l /|\ヾ  '/ィ'`iヽ、 l 、,  /    、 l
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`ヽ、 _   /--――‐フ< `ヽ、   )、 ̄   ̄`l    , -‐ヽ、___ _ヽ       ヽ
       ̄      , '´   `ヽ ヽ, ィ'-'l      l`ー-、/ , '´ ̄ヽ     `ー――‐'  ̄
             i゛='、____, ゝ‐'ニ-‐´       ヽ _、`´、   , ,',i
           `ー ニニ-‐'´               ヽ 、`二ニ-'

895名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:18:09 ID:ZYVOGVd+


                       il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
                      , -‐゙      ´  "ニ、
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                i、、_!             ン´
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                 _ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´     保管庫マダー?
                      '´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
               ,  -‐ ´/i,iヽ  __   ,イlヽ、` ‐- 、
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              /  ヽ     /l   ヽ "`´   /   l、ヽ     /  ヽ、
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896名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 12:38:28 ID:zykjViAo
やばいwwwもうちょっとで天元突破するwww
897名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:05:21 ID:iPfTZYz/
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898名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:54:54 ID:ZYVOGVd+


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899名無しさん@ピンキー

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