オリジナル魔法少女陵辱スレ2

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1名無しさん@ピンキー
オリジナル魔法少女陵辱スレ2
前スレ
オリジナル魔法少女陵辱スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156666135/
2名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 21:34:08 ID:fgNzD58F
乙!
3名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:07:45 ID:6/RoVTMc
乙!
4名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:14:33 ID:lwPLdHfa
投下しますよ
5『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:16:44 ID:lwPLdHfa
 轟音。
 第7監獄都市管理局の研究室は、一瞬にして炎に包まれた。白と鈍色、清潔な壁と機材
だけだった空間が、炎の赤と爆炎の黒に染め上げられる。先程までの穏やかな空気は完全
に消え去り、その代わりに満たされるのは『死』という一字を連想させる重い空気だ。
「やっと、やっと私の悲願が叶う」
 燃え盛る炎の中、一人の男性が呟いた。年の頃は四十を向かえたばかりといったところ
だろうか。黒い髪をオールバックに撫でつけ、長身、骨太の体はグレーのスーツに包まれ
ている。決して短くはない年月、辛い時間を過ごしてきたのだろう、その顔には悲願達成
の喜色と同量の深い疲労と哀愁が浮かんでいた。
 ぱきり、という乾いた音をたてながら一歩踏み出し、眼前に置かれた金属性のケースへ
手指を伸ばす。正確にはケースではなく、その中に設置されているものへ。爆発の衝撃で
固く閉ざされていた蓋は開き、隠されていたものが露出していた。
 腕輪。
 全部で六つあるそれらの作りは実にシンプルなものだ、銀色の台座にはそれぞれ赤橙緑
青藍紫の宝石が埋め込まれている。しかし男は知っていた。この腕輪に、どれだけの価値
と能力が眠っているのかを。
 男がその内の一つ、紫の宝石が填め込まれた腕輪を手に取った瞬間、足首を掴まれた。
視線を足首の方向、自らの足首に目を向ければ、技術者の一人が睨んできているのが確認
出来た。彼は血に染まった白衣の背を上下させながら男を睨み、は、と息を吐く。
「それが、どれだけ危険なのか、知っているのか?」
「知っているとも。君こそ知っているかね? 私が受けた苦しみを」
 男は乱暴に足首を払い、首元に手をかけた。ネクタイを緩め、襟をずらして現れたのは
金属製の黒い、二つの首輪。それが意味するものは一つ、炎の中に立っているこの男が、
SSランクの罪人ということだ。
「貴様は……そうか。だが諦めろ、それは無駄に終わる」
「終わらんよ、その為に来たのだからね」
『八厳様、そろそろ限界です』
『こっちも崩落を開始しています』
 通信機から聞こえた女性の声を聞き、八厳と呼ばれた男は頷いた。
「これは貰っていくぞ?」
 本格的に崩落が始まったのか、各所から爆音と轟音が響いてくる。
 八厳はケースを閉じると踵を返し、炎の中へと消えていった。
6『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:19:12 ID:lwPLdHfa

Take1『虎の再来』

 ◇ ◇ ◇

 少年、守崎・一虎は全力で走っていた。
 視線の先に要る相手を目指し、体全体を飛ばすようにして足を動かす。一歩ごとの足の
振りを大きくして速度を上げながら追い掛けるが、しかし距離は縮まらない。相手の首に
あるのは白い首輪、Fランクの軽罪人だが、足だけは早いらしい。
「待てやコラァー!!」
「待てと言われて待つ奴が要るかボケェー!!」
 叫び返された瞬間、一虎の目が細くなった。強引に足を止めると身を低くして、路上に
転がっていた適当な小石を拾い、頭上に放り投げる。
「誰が」
 そして手に持った竹刀袋を腰だめに構え、
「ボケじゃぁー!!」
 フルスイングした。
 快音。
 硬質なもの同士が衝突する音を背後に置きながら、小石は一直線に相手の男へ飛来した。
それは上手い具合いに頭にヒットし、男はバランスを崩し
車道へと倒れ込む。その後ダンプが数台男の上を通過したが、運が良かったのか奇跡的に
無傷だった。一虎が近寄って見ても、外傷は小石が当たった頭から血を流している以外は
数ヵ所擦り傷が出来ている程度のものだった。
「全く、手間かけさせやがって」
 恨み言を言いながら一虎はバッグを拾い上げ、
「ほらよ、お前も災難だったな」
 背後に駆け寄ってきた少女へと投げ渡す。
 一虎が男を追い掛けていた理由はこれだった。父である虎蔵から受け継いだ強い正義感
もあったのだが、何よりの理由はこの少女の荷物が引ったくられたからだった。
「ありがとう、虎やん」
 笑みを浮かべて礼を言う少女、藍田・里美から目を反らし、一虎は髪を掻いた。二人は
いわゆる幼馴染みという間柄だが、一虎はそれ以上に思っていた。つまりは、惚れている
のである。里美は罪人の二世、一虎は管理局局員の息子という立場であるから大っぴらに
言うことは出来ないが、嫁にするならば是非里美にしたいと思っている程だ。
「虎やんにはいっつも助けられてばかりやね」
「別に、幼馴染みだし」
7『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:21:27 ID:lwPLdHfa
 純情、という言葉は彼の為にあるのではないだろうか。一虎はそっぽを向いたまま頬を
赤く染めると、虫が鳴く程の声で早口に呟いた。そしてわざとらしく里美に背を向けると、
大股で歩き出した。さよならなぁ、という里美の声には小さく手を振り、そのまま速度を
上げ、全速力で走り出す。里美には見えないだろうが、その表情は引いてしまうくらいの
ニヤけ面。通行人は一虎の顔を見て思わず後退するが、里美にさえ見られなければ良いと
ばかりに足の動きを緩めることはない。頭の中は、どこまでも里美で一杯だった。
「よっしゃ、俺スゲェ!! 親父に剣術習っておいて良かった!!」
 引ったくりを相手にした技術は厳密には剣術と違う、ただの延長のようなものだ。
「お袋にも感謝しないとな」
 正確に打つ、という動作に加え、角度と距離を正しく計算すれば後は楽なものだった。
その計算自体も母親譲りの頭脳で楽にこなすことが出来たし、全く両親様々だと思う。
 しかし、そこまでは良かったのだが、残念なことが一つ。
 鞄の中で小さな音をたてた包みのことを思い出し、深溜め息を吐いた。つい十数秒前の
ハイテンションはどこへやら、近くのベンチに腰掛けると頭を垂れて鞄をあさる。
「せっかく格好良いとこ見せたのに、今日も渡せなかったな」
 紙袋を開いて中に入っていた物を取り出した。銀色の台座に黄色、父が言うには虎毛色
の宝石が埋め込まれた腕輪だ。本当に大事にしたい相手が出来たときに使え、という両親
の言葉通りに里美にプレゼントし、そのまま付き合おうという一虎の計画は、今日で実に
五百回目の失敗を向かえていた。出そうとしてもタイミングが掴めないし、いざ渡そうと
しても臆病な自分が顔を出してきて、結局渡しそびれてしまうのだ。
 あー嫌だ嫌だ、と年寄りのような言葉を吐きながら頭を振ると、メール着信を知らせる
電子音が鳴り響いた。もしかしたら里美からかもしれない、しかも愛の告白かもしれない。
出来れば会って直接の方が嬉しい派だが、照れてメールで告白してくるのも捨てがたい。
そんな思春期男子特有のアホな期待を持ちつつ携帯を取り出すと、表示されていたのは母
というシンプルで分かりやすい一文字。開いてみれば『今晩は私が夕食を作りますので、
早く帰ってきなさい』という簡潔な予告。それでまた一虎は溜息を吐いた。
8『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:24:00 ID:lwPLdHfa
「またカレーか」
 彼の母はカレーしか作れない、他の料理を作ろうとすると確実に毒物になる。カレーは
あんなに美味く作れるのに、どうしてこうなるのだろうか、と一虎は不思議でならない。
母の双子の妹、叔母はあんなにも料理が美味いしバリエーションも豊富だというのに。
 思い出せばまた憂鬱となり、
「ちくしょ……痛ぇ!!」
 不運なことは重なるもので、一虎が立ち上がった瞬間に空き缶が頭にヒットした。
「あら、ごめんなさい」
 声の方向に目を向ければ、美女が立っていた。グレーのスーツを着た中年の男性に寄り
添うように穏やかな笑みを浮かべて立っている、しかも羨ましいことに二人も居る。双子
なのか二人の美女の外見は瓜二つ、違う部分といえばそれぞれの瞳の色くらいのものだ。
空き缶を投げた方だろう、赤い瞳の美女が頭を下げていて、青い瞳の方は片割れを半目で
睨んでいた。その二人に挟まれた状態の男性は申し訳なさそうな表情で頭を掻き、それを
目聡く発見した青い瞳の女性に注意されている。和やかな雰囲気に一虎も注意する気には
なれず、気にしないで下さい、と言って空き缶を拾うとゴミ箱へと捨てた。
「大丈夫かね?」
 意外と良い声だ、と思いながら一虎は笑みを浮かべ、
「気にしないで下さい。急に立ち上がった俺も悪いんで」
「悪いね、そう言って貰えると助かる」
 癖なのか男性は再び頭を掻いて、また青い瞳の女性に注意をされた。父もよく頭を掻く
癖があり、なんとなく似ていると思った。男性の雰囲気は荒っぽく無骨な父と正反対だし、
共通している部分と言っても背の高さと鍛え込まれた体くらいのものだ。だがどことなく、
父と通じるものがあるように一虎は思えた。
「どうしたのかね?」
「いえ、何でも」
「ところで君の名前をまだ聞いていなかったね。私は紫崎・八厳、迷惑を掛けたお詫びに
食事でも一緒にどうかね? 君くらいの男の子なら幾らでも食べたい盛りだろう」
9『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:24:44 ID:lwPLdHfa
 誘いに乗りたかったが、母からは早く帰ってくるように言われている。一虎はマザコン
という訳ではないが、家族の和を大切にしたい人間だ。その旨を伝えて丁寧に詫びると、
八厳は申し訳なさそうに笑った。少し寂しそうに見える、懐かしさを含んだ笑みだ。
「そうだな、家族は大事にすると良い。お節介かもしれんが、私は昔に娘を失っててね。
余計な干渉だと分かっているが、つい応援したくなるのだよ」
「そちらは娘さんじゃないんですか?」
 見た感じでは美女は二人とも二十歳前後、有り得ないと言いきれない年齢だ。八厳とは
あまり似ていないが、父の遺伝子が濃い自分も母には全く似ていない。
「この娘達は、そう、部下のようなものだ」
「ブルーローズ・ストライアです。他の方にはBRと呼ばれています」
「私はレッドローズ・ストライア、RRと呼んでね」
 青い瞳、赤い瞳と順に頭を下げる。成程、瞳の色か、と宝石のようにすら見える二人の
目を見つめ、一虎は納得した。薔薇の名前にふさわしい美貌に見とれつつ差し出された掌
を握り、最後に八厳と握手をしたときに一虎は気が付いた。
「あの、これって流行ってるんですか? あ、でも親父が持ってたってことは違うかな。
昔に流行ってたんですか? この腕輪って」
 それぞれの手首には、父から貰ったものと同じデザインの腕輪があった。填め込まれて
いる宝石の色は名前に沿ったもの、八厳は紫、BRは青、RRは赤色のものだ。もしや、
と疑問のようなものが一虎の頭の中を駆け巡る。もしかして宝石の色は、その人のカラー
に沿ったものでなくては駄目なのではないか。父曰く、自分の家のカラーは虎毛色だから
個人で身に付ける分には何の問題もない。しかし里美に渡すならば彼女の名字である藍田、
つまり藍色でなければ駄目なのではないか。
 悶絶する一虎を見ながら不思議そうな表情で八厳は、
「いや、これは仕事用でね、偶然私の名前と同じ色があったから選んだだけだ。ついでに
言うならば、私も長いこと生きているが流行った記憶はない。指輪に比べて大きいから、
仕事の邪魔になるものだしね」
10『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:26:34 ID:lwPLdHfa
 そうか、良かったと一虎は胸を撫で下ろす。
「何故そんなことを?」
「いや、これ見て下さいよ」
 ベンチに置いていた袋から取り出したのは、例の腕輪だった。それを見た瞬間にRRの
眉が僅かに動き、隣のBRと目を合わせた。強い疑問の色を浮かべたまま呟くように、
「オリジナル?」
「いえ、有り得ないでしょう」
「でもこの子は首輪をしてない、局員の息子よ?」
「ですが、人の手に渡すようなものではありません」
 二人はそう短く言葉を交わした後に、同時に溜息を吐く。ごめんなさいね、と短くRR
が笑みを浮かべ、BRは突然思い出したように携帯を取り出した。
「八厳様、そろそろお時間です。それと貴方」
「あ、一虎です、守崎・一虎。八厳さんとは少し韻を踏んでますね」
「一虎君、帰らなくても良いのですか? 早く帰るように言われているのでしょう」
 うわヤベェと叫び慌ててポケットに腕輪をしまい込み、一虎は家に向かって駆け出した。
「素直な、良い少年だな」
「八厳様」
「ですが」
「分かっている、感傷に浸るつもりは無い」
 風が吹く。
 その一瞬後には、三人の姿は消えていた。
11『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:28:27 ID:lwPLdHfa

 ◇ ◇ ◇

 轟音。
「何だ?」
 爆発の音にも似たそれを聞き、一虎は左方向へと目を向けた。
「あれは」
 見た途端に、ぞくり、と背が震えた。
 2km程先にある、普段は周囲の風景に紛れている普通のビル。それだけなら何も思わな
かっただろうが、今は普通の状態ではなかった。まるで煙突のように屋上の辺りから煙が
吹き上がり、そちらの方向からは大勢の人がこちらへと逃げるように駆けてくる。実際、
逃げているのだろう。誰もが脅えた目をしているし、口から漏れているのは平和な日常と
いう言葉からは程遠い、パニックの感情を多分に含んだ悲鳴ばかりだった。
 だが決定的だったのは、それらの人々ではない。
「里美」
 幼馴染みの少女は幼い頃からあのビルの中にある弓道のスクールに通っていて、今日も
稽古がある日だった。引ったくりが奪った鞄には胴着が入っていて、稽古に行けなくなる
と焦っていたから一虎は必死に引ったくりを追い掛けていたのだ。里美には悪いと思うが、
逃がしておいた方が良かったかもしれない、という後悔が浮かぶ。胴着を取り返したから
里見は今頃弓道の練習をしていたので、そうしていなかったなら今の事件に巻き込まれる
ことも無かった筈である。
 そこまで考えて、一虎は頭を振った。
「まだ、巻き込まれたと決まった訳じゃねぇ」
 もしかしたら無事かもしれない。例えば休憩時間でジュースでも飲みに出掛けていたり、
何かの用事で安全な場所に居たのかもしれない。確率は低いが、諦める必要はない。
「ごめん、お袋。今日は帰るの遅くなる」
 手早くメールを打ち、一虎は里美が居る筈のビルへと向かった。
12『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:30:27 ID:lwPLdHfa

 ◇ ◇ ◇

 ビルに入った瞬間、一虎が想像をしていたものよりも遥かに悲惨で、そして理解不能な
光景が視界に飛込んでくる。何が起きているのか、どうしてこのような状態になっている
のだろうか、そう疑問を抱きながら視線を左右へと巡らせた。だが見えるのは鋭利な刃物
で切断され、断面を無惨に露出させている『壁であったもの』だけだ。既に局員が殆んど
避難をさせた後なのか民間人の姿は存在しないし、残っている者も自分とは逆の方向に足
を急がせている。運が良かったのだろうか、怪我人らしい怪我人の姿は見えなかった。
「里美、居るか!?」
 僅かな人数ではあるが、出来ている人の流れに逆らい、その者達の顔を見ながら一虎は
里美を探して叫び声をあげた。何度も叫び、駆け、その行為を連続させる。
「里美、どこだ!?」
 この行為が、良い意味で無駄に終われば良い。無傷で、きちんと避難をしていたならば
何も言うことはない。無駄骨になることを祈りながら足を振る速度を上げ、声も毎回ごと
に大きさを増してゆく。喉が潰れても構わない、ただ無事でいてほしい。
 そして中央、自販機や椅子が並ぶ喫茶スペースに辿り着き、一虎は二つのものを見た。
 一つは気を失い倒れている里美の姿、どうやら見る限りでは無傷のようだった。それに
安堵をしながら、ポケットの中にある腕輪を握りしめる。これで渡す機会が途切れること
は無くなった。いつになるかは分からないが、それでも必ずチャンスは来る。
 二つ目のものは、呆然とするしかなかった。
「どうやったら穴が空くんだよ」
 視線を上へずらし、見上げた先にあるのは天井ではなかった。このビルは吹き抜け構造
でもなければ、特別な仕様にしている訳でもない。ごく普通のものの筈なのに見えたのは
青い空、つまり一階から十階までぶち抜かれた状態になっていた。
 しかし疑問を解消するのは後で良い、まずは里美を安全な場所へと連れ出すのが先だ。
そう考え一歩踏み出した瞬間、耳に鈍い音が入ってきた。嫌な予感と共に視線を再度天井
があった方向に向ければ、三階の辺りの床が崩れているのが見えた。破片は大きなもので、
しかも里美に狙い済ましたかのような位置に降ってくる。当たれば只では済まないだろう。
13『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:32:46 ID:lwPLdHfa
 それだけは駄目だ、と心の中で叫んで一虎は加速、三歩目でトップスピードにまで速度
を上げて里美に近付いてゆく。どうすれば良いか、一虎は必死に考える。今は普段持って
歩いている竹刀も無いし、有ったところで防げる可能性も低い。自分を盾にすれば里美の
体は比較的軽傷で済むかもしれないが、そうしたら里美を運ぶ者が居なくなる。その後で
再び崩落が来たら、それこそ共倒れとなってしまうだろう。
「駄目だ」
 残りは2m程、二歩で到達出来る距離だが、そのことにあまり意味はない。
「どうすれば」
 残り1m程、そこで一虎は十数分前に聞いた言葉を思い出した。男性は腕輪を仕事用に
使っていると、そう言っていたのだ。ならば、自分が持っている腕輪でも確率システムを
操作出来るのではないだろうか。勿論プログラムを組む時間は無いから登録済みのものを
使うしかないし、それが現状を打破出来るものとも限らない。だが使わないよりはマシだ、
一虎は一瞬でそう結論し、腕輪を起動させる。
 その刹那。
『TigerDoll:Enter;(虎騎士起動)』
 電子音声が響き、一虎の視界が白の光に埋めつくされた。
 時計の針さえ振れない程の、僅かな時間での浮遊感の後に、掌にグリップの触感が存在
することに気が付いた。その固さと長さに期待をしながら、やけに軽く、しかし力強くも
感じる腰のバネを利用してスイングする。
 鈍音。
 軽い痺れすら感じることなく破片は打ち砕かれ、細かくなった破片が床に降る音を聞き
ながら一虎は溜息を吐いた。後は里美を外へと連れてゆくだけだ、砂煙が晴れてゆく視界
の中でそう考えたとき、違和感のようなものがあることに気が付いた。
 視線が低い。
「は?」
 更に里美に伸ばした手は細く小さく、まるで幼子のようなものになっている。しかも、
先程の音で目が覚めたのだろう。薄く目を開いた里美が口を開けば、
「お嬢ちゃん、危ないよ? あたしは良いから、早く逃げて」
 そう意味の分からないことを、途切れ途切れに言ってきた。
14『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:34:22 ID:lwPLdHfa
 どんなに間違っても、自分はお嬢ちゃんと呼ばれるような外見はしていない。父譲りで
身長は高いし、体も鍛えているので痩型とはいえ筋肉質だ。顔だって年上に見られること
はあっても年下に見られることはないし、女と間違えられるような要素は一つもない。
 崩落の後遺症だろうか、と首を捻った先、視界の端に止まるものがあった。七階にある
ダンススクールの鏡が落ちてきたのだろう、そこには自分と目を合わせる存在があったの
だが、そこには自分でも信じられないようなものが映っていた。
 一言で言えば、幼女だった。
 年齢は5、6歳程だろうか。身長は低く、体は細く、保護欲を掻き立てられるような姿
をしている。腰まで伸びた波打つ金の髪も、染み一つない白の肌も、どれもが愛らしい。
肌の色よりも尚白い、目も眩むばかりのノースリーブのワンピースも、よく似合っている。
違和感があるとすれば、その手に握られた長めのステッキだ。そのステッキ、と言うか杖の
先端部、その部分から伸びた極薄のブレードを見て、これで破片を防いだのだと理解した。
「お嬢ちゃん?」
 再び話し掛けてくる里美に焦り、どう説明しようか、いやそれよりも幼女になった自分
の姿など見せられない、と慌てて背後を向いたとき、こちらに近付いてくる一人の女性が
見えた。オレンジ色の髪をアップにまとめている、パンツスーツ姿の女性だ。首輪をして
いないからには管理局の局員なのだろう、これで任せられると安堵の吐息をした矢先、
「ヘドロさん!!」
 そう呼ばれた。
 その言葉に、一虎は更に疑問を重ねる。
「ヘドロ、さん?」
 それは父が管理局の中で呼ばれている称号だし、何よりも父は自分よりも幼女と程遠い
外見をしている。ヘドロという名前を使ったからには父とはそれなりに近しい存在である
のだろうが、そうならば余計に間違えることも無い筈だ。
「あの、お姉さんは父を」
「え? まさかサユリちゃ……いえ、彼女は知っているから違うわね。一虎君?」
 名前を呼ばれ、一虎は頷いた。
「俺を知っているんですか?」
15『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:36:30 ID:lwPLdHfa
「貴方のことは虎蔵さんから毎日聞かされているわ、例の目で」
 行き過ぎた愛情のせいでヘドロのように濁った瞳、それが父の称号の由来だ。親バカは
職場でも遺憾なく発揮されているらしい、一気に脱力して一虎は床に膝を突いた。一体何
を言っているのだろう、ウンザリしながら聞いている女性の姿が容易に思い浮かび、一虎
は申し訳ない気分になってくる。
「一虎君、脱力するのは後よ。まずはここから脱出を」
 女性が里美を肩に担いだ瞬間、
「そうは問屋が下ろしません」
「逃がさないわよ」
「君に恨みは無いがね、局員であることを後悔したまえ」
 幼い声が、三つ響く。
 視線を屋上の方向に向ければ、三人の幼女が降ってくるのが見えた。しかも良く見れば、
何故か全員が今の自分と同じ顔をしていた。違うものと言えば服装と、髪や瞳の色くらい
のものだ。どのような現象が起きているのか分からず、だが危険な存在ということだけは
理解して杖の柄を強く握り締める。
 顔は他人のことを言えないとしても、見るからに異様な存在だった。左右に立つ二人の
幼女は黒のゴスロリドレスをインナーとして、その上に装甲を纏っている。一虎から見て
右側、青の瞳と髪を持つ幼女は青の装甲を。左側、赤の瞳と髪を持つ幼女は赤の装甲を身
に纏い、こちらに冷たく、しかしからかうような視線を投げ掛けている。中央に立つ幼女
のイメージは二人の色彩を混ぜたような紫だ。紫の瞳と髪、幼い体格に不似合いな漆黒の
パンツスーツを身に纏い、その両腕と両足にのみ装甲を纏っていた。
 なんとなく、一虎は先程会った三人組を思い出した。
「非常事態だわ。一虎君、君、戦えるのよね?」
「親父の足元くらいには」
 耳打ちしてきた女性に答えると、構えを取る。
「今は仮起動みたいだから、私がサポートするわ。元々オリジナルはプログラムサポート
を受けて戦うのが前提のタイプだから、私の拙いものでもそれなりにイケる筈よ」
 言いながら女性は指輪を起動。
16『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:39:48 ID:lwPLdHfa
『FullmetalTiger:Enter;(魔法幼女展開!!)』
 虎の鳴き声を思わせる起動音が腕輪から鳴り響き、続くのは電子音声の言葉。その言葉
に応えるべく、一虎の視界に変化が起きた。
 空中に無数の金属フレームやビスが出現し、それは小気味良い音をたてながら体の各部
に合致してゆく。椀部を包み込んだもの、脚部を包み込んだもの、それらに続いて胸部や
両肩、腰部を鈍色の装甲が包み、背部にはバーニアが合致した。それらを覆う桃色の外殼
が彩りを与え、一対の白い翼が生えて変化は完了する。
「これは?」
「それが貴方の戦う力、魔法幼女プログラム『マジカル☆ヘドロ』よ。まぁ、今は逃げる
時間を稼いでくれたら良いわ。正直、君は民間人だし三対一はキツいでしょう」
 それなら何とかなる、と頷いて一虎は跳躍した。
 一閃。
 バーニアによる推進力を頼りに一瞬で距離を詰め、今までの稽古で培われた経験を頼り
にしてブレードを振るう。音速超過の斬激に自分でも驚きながらも、それは自信に変わり、
刃の振いを連続させた。あくまでも時間稼ぎで、相手を倒そうというものではない。だが
自分が何かをやれている、与えられた仕事をきちんとこなせている、その実感が一虎自身
の実力を引き出し、動きをより良いものへと変えていた。
「以前の使い手が余程強かったみたいですね」
「えぇ、何てオーバースペックかしら」
 言いながらゴスロリ幼女は高速でのターンを一つ、遠心力を味方に高速でガントレット
の指先から小型の杭を打ち出してくる。狙いは一虎からずれたものだが、指と杭を繋ぐ糸
を見て身を屈めた。立ち上る土煙を切り裂いて迫るそれは、単分子の極細ワイヤーだ。
「だが、イケる!!」
 ゴスロリ幼女が放ってきたワイヤーを切断し、スーツの幼女へと接近する。何の確証も
無いが、この相手が三人のトップであることが感じられた。ならば一撃を加えてやれば、
大分有利になるだろう。相手がどんな存在でも、人間である以上はそのことに変わりない。
父の教えを思い出し、下から袈裟掛けに切り上げる構えを取った。
17『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/08/21(火) 22:41:27 ID:lwPLdHfa
「喰らえ!!」
 バーニアの出力を上げ、翼を羽ばたかせて姿勢を整える。低空を滑るように疾走しつつ
刃の傾きを調整し、狙うのは微かな隙が見える相手の胴体だ。仕留められなくても良い、
せめて一太刀くれてやる。実力の差もあるだろうが、それくらいは可能な筈だ。そう思考
しながら縮まった距離は残り1m、一瞬で詰まるものだ。
「出来れば、君とは戦いたくなかったのだがね」
 何を言っているのか、と疑問を抱いた瞬間、いきなり吹き飛ばされた。恐らく見えない
程の速度で刃を叩き込まれたのだろう、高速で遠ざかる視界の中に、抜き放った状態の刀
が見えた。それでも辛うじて斬撃を与えられたのは日頃の稽古の成果だった。紫の幼女の
ジャケットが裂け、そこから緑、橙、藍色の宝石が埋め込まれた腕輪が飛び出してくる。
「一虎君、それを回収して!!」
 言われるままにブレードの先に引っ掛けて跳ね飛ばすと、ゴスロリ幼女が舌打ちをする
のが見えた。紫の幼女は落ち着いているが、二人の様子を見る限りでは重要なものらしい。
「援軍も到着したし、逃げるわよ!!」
 着地した途端に襟首を掴まれ、強制的に背後へと引っ張られた。喉が締まり息が苦しく
なったが、強く喉を絞められているせいで抗議の声が出ない。
「こちらも引くか」
「お言葉だけど、腕輪が」
「良いさ、こちらにはまだ三つもある。それに調整がまだだ。万が一にも無いだろうが、
負けたりしたら意味がない。その為に私は長い時間をかけたんだ」
「そうです、ここは撤退しましょう」
 見えなくなる三人の姿を見つめ、一虎は理解する。
 これは始まりなのだと。
 全てが始まっていて、そして自分が居たのは始まりの中心なのだと。
「嘘だろ、オイ」
 平凡な人生を送ると思っていた。
 普通に暮らし、普通に結婚し、普通に死ぬのだと。
「親父、何なんだよ。何だコレ」
 一虎は思い出す。
 幼い頃、管理局に父に弁当を届けに行った際、こっそりと父を指差して言っていた女性
の言葉。憧れるような、悪戯するような、そんな目をして言っていた言葉を。
 彼女は父をこう言っていた、『英雄』、と。
18ロボ ◆JypZpjo0ig :2007/08/21(火) 22:42:51 ID:lwPLdHfa
今回はこれで終わりです

すいません、話が長い上にエロは三話からになります
19ブラッドサイズ三話:2007/08/21(火) 22:53:42 ID:ELobPEV/
直ぐにネタが思いついたので、三話を投下したいと思います。

20Htare:2007/08/21(火) 22:54:45 ID:ELobPEV/


 才能。
 天賦の才。
 優秀な血統。
 言い方は何でも良い。
 少なくとも冬代伊万里にはそれが存在した。
 心も体も傷つけられて、しかし彼女の瞳は死んでいなかった。よりいっそう強い光をその瞳に宿しアリスを救った。

 彼女は強い。アリスは直感的にそう思った。
 経験さえつめば、確かである知識さえ与えられれば、彼女は強くなるのだ。
 
 しかし鈴織アリスには才能が無かった。

 ――――三年前。

 アリスには瓜二つの双子の姉が居た。
 名前をエリス。顔付き体付き、何から何まで殆ど一緒。
 しかし髪の色だけは金髪。もともとクォーターだった為か、髪の毛にだけその差が出てしまったのだろう。
 性格もかなり違う。
 そしてもう一つ圧倒的に違うものがあった。
 それが才能。
 エリスには類稀無い才能があったのだ。
 
 魔術師の家系とは、大昔より魔族の討滅を目的として存在している。その年月は数百年も続いていた。
 魔術師の使う魔術とは、その実魔族の技術を盗んだものだった。
 彼らの技術を根底から根こそぎ取り上げて、それを持って魔族を殺している。
 魔族は人間を餌にするが、魔術師から自らの技を取り戻すのも、一つの目的としている。
 より強い魔術師から、より強い魔族の技を、弱い魔族が手に入れた場合、権力すら手に入るのだから狙われないはずが無いのだ。
 盗む、という行為は、魔術により行なわれた為、須らく盗まれた魔族はその力を失ったようなものなのだ。
 故に現在の魔界という世界は、混乱期に差し掛かっている。

 世界に数ある魔術師の家系の中で、三つの魔族の技を根源として伝えて鍛えているのが、鈴織家であった。

 一つ、死神の鎌。
 一つ、守護闘衣。
 一つ、月光閃華。

 死神の鎌はかなり上位魔族の魔術だ。
 文字通り死神としてその生業をこなしていた魔族から、その鎌を奪った。
 魂すらも抉り取るその鎌は、人間の手に渡って魔族に絶対的な威力を誇る鎌となった。
 しかしその扱いは難しく、魔族がこの鎌を瘴気で模るのと違い、人間はこの鎌を己が血で模る。

 守護闘衣はその死神が纏っていた黒衣だと言われている。
 故に黒く、ドレスのようにはためく。

 月光閃華はそれなりに中位に位置する魔族の武器だったと伝え聞いていた。
 
 アリスはこのどれも、まともに扱う事が出来なかったのだ。
 おち零れ扱いだった。
 エリスはその反対に、優秀だからこそ大事に育てられた。
 鈴織の家系は当然古く、二人以外にもたくさんの兄妹が居る。その中でもっとも底辺に存在していたのがアリスだったのだ。
 家族が彼女に冷たく当る中、唯一エリスだけはアリスに優しく接してくれていた。
 だからアリスはエリスの後をずっと付いている、そんな子だった。
21Htare:2007/08/21(火) 22:55:56 ID:ttsMeiQt


 鈴織家の終わりは唐突だった。

 死神が鈴織家に総攻撃をかけてきたのだ。周到にして狡猾に、彼らはもっとも鈴織家に力ある者達が居ないタイミングを狙って襲い掛かってきた。
 虎視眈々と百年以上狙い続けてきていたのだ。
 足手まといが多く、もっとも衰退したタイミングを狙ってきた。
 
 その足手まといがアリスだった。
 
「アリスは、ここに隠れていてね」
 そう言ってエリスはアリスをベットの下に隠した。アリスは言葉も無く震えるだけで、姉が渡してくれた死神の鎌の媒介と、守護闘衣の宝玉、そして月光閃華のリングを手渡した。どれも魔術兵装であるため、一般の人間が見てもわからないものばかり。
 そしてアリスにとって見えはするのだが、扱えないものばかり。
「エリスお姉ちゃんっ! だめ、こんなの持ってても使えないっ!」
「いいの、持っていて。きっと役に立つ時が来るわ。絶対にアリスは使えるようになるんだから。ね? だからここで静かに待っていて。『私が駄目でも』お父様かお母様が絶対に助けてくれるから」
 そう言ってエリスはベットの下に魔術をかけた。鈴織家オリジナルの音や気配を遮断する結界。 
 そしてその結界の前に、エリスは立った。守護闘衣をまとい、身体能力を増し、月光閃華を両手に輝かせた。

 扉が破られた。
 
 先陣を切ってきた魔族を光りで切り伏せる。その動き、刹那にして迅雷。次に入ってきた魔族を音も無く撃ち殺し、さらに次の魔族の頭を吹き飛ばした。
 迅速にして恐ろしいほど美しい殺戮だった。
 
 勝てる。アリスはそう確信していた。

 何度も何度も襲い掛かってくる魔族が、エリスにあっさりと殺されていくのを見て、絶対に負けないと思っていた。
 
 なのに、

 その絶対に負けない戦闘が、終らないのだ。 

 ――――。

 一向に終らない戦闘。何度も何度も何度も殺したのに、相手は無尽蔵に出てくるのだ。
 
 二時間。それだけの間戦い続け、エリスはようやく自分の過ちに気がついた。
 相手は魔族の中の、死神と言う名の神を持つ、不死者の種族。 
 月光閃華では、『死を与える事が出来なかったのだ』
 それでもエリスは戦い続けた。体力が尽きた時、自分の命が潰える時だと解っているのに、エリスは止まることなく殺し続けた。
 アリスを呼び、死神の鎌を自分の手に戻すのは簡単だったが、それが出来ない。
(あの子を、魔族の前になんて絶対に出せません……っ)
 エリスは必死に戦いを続ける。何時か仲間が助けに来てくれる。その時まで自分は止まるわけには行かないのだ。
 
 守るべき人が居るから、自分は決して負けてはならない。
22Htare:2007/08/21(火) 22:57:05 ID:ttsMeiQt

 
 しかし体力は尽きる。人間には限界がある。不死の住人にはそれが存在しない。
 エリスの足が倒れ伏した不死者の手に捕らえられた。そのまま一気に叩き伏せられる。
「きゃうっ!? 閃華ッッ!」
 倒れた瞬間覆い被さってきた不死者を吹き飛ばす。
 だが引き倒された不利な体勢を見て、好機と不死者は彼女を周りから見えないほど多い囲んでしまう。
「やっ、きゃっ! やめ! くっ、閃華、月光!」
 光は不死者を僅かに止めることは出来ても、殺す事が出来なかった。
 艶やかな黒髪を掴み、頭を床に何度も叩きつけられて、意識が朦朧とし始める。
「はっ、ぐ……っ!? ひゃぁあっ!?」
 不死者はその薄汚れた手を、美しいエリスの白き肌に触れさせていく。白いカンバスがドブ色の体で汚されていく。
 不死者はエリスを汚すのに性急だった。闘衣を引き裂くだけの力は無かったが、薄い胸を握り締める事は可能だった。
「いたっ、―――うぐぅっ……!」
 闘衣のスカートを巻く利上げ、その下着を剥ぎ取るのは簡単だった。
「ああっ、いやぁッ!? 駄目ですっ、見ないでくださいッ!」
 まだ誰にも見せた事の無い秘所を、無遠慮に死んだ眼が覗き込む。穢れ無き乙女の匂いに、不死者達は喜んだ。
 何より健康的で美しい生に憧れるのが不死者だ。徹底的に蹂躙する。それだけが目的だった。
「やめてっ、んっ、くっ、や、や、ひやぁああっ!」
 左右から別々の不死者に膝を掴まれ開かれて、その間にもぐりこむ不死者。口全部で幼く小さな秘所を包み込み、貪るように舐め上げる。
 初めての感覚に、気持ち悪さしか感じられないエリスは、首を振って涙を流しながら叫んだ。
「やめ、くぁっ、やめてくださいッッ! ああっ、んくあぁあッ! んんーーーーーッッ!」
 叫び声を上げて大きく開いた口に、腐りきった不死者の硬い男根がつき込まれた。
 あまりの匂いと不衛生さにエリスは目を見開いて泣く。
 苦しさにそれを噛み千切ろうとしたが、まるで鉄のように硬い男根は歯を立てるだけで痛かった。
「んぐぅッッ! んぐッ! んぐーーーッ! ンッンッンッンッッ!!」
 男根をリズミカルに、エリスの喉を突き破らん限りに腰を動かした。  
(死ぬッ、死んじゃいますっ! 息がッ!)
 ビクンビクンッと痙攣し始めたエリスに、不死者は突然男根から精子とは名ばかりの汚物を吐き出す。
「んぐぅッ、ぷぅぁあああっ!」
 首を振ってそれから逃げると、顔にもその汚濁が掛かる。白くなく、なにやら妖しげな幼虫すら含まれた謎の液体。
「ひっ、ひゃ……っ、な、にこれ」
 性経験も知識すらも無い彼女にとって、その物体は得体の知れない恐ろしい物に感じ取られた。
 拭いたかったが、拭う為の手は拘束されている。押さえつけられてそれを払うだけの力もエリスには無かった。
  
 そして本格的に、不死者の陵辱が始まる。

 執拗までに秘所を舐め上げていた不死者がもそりと立ち上がり、
 エリスの細い腰をその大きな手で掴んでしまう。
 動かせない。狙い定めて、先ほどエリスが口に含んでいたものよりも太い男根が

 ちゅくり……っ

 と、触れた。

23Htare:2007/08/21(火) 22:57:57 ID:ttsMeiQt

「ふわぁああっ! やあぁっ、なにするんですかっ!」
 先ほどの汚濁を、自分の股間にかけられると言う恐怖。
 汚らわしい。
 病気になってしまう。
 そう考えて青ざめたエリスだが、彼女は知らない。不死者がもっと恐ろしいことをしようとしていることを。
 ゆっくりと、進入を始めた。
「あ……ぎッ!!」
 薄く閉じられた幼い縦筋の秘所は、不死者の男根をかたくなに拒否した。
 そして同時に、その拒絶行為は、エリスにこの上ない激痛を与える事となる。
「う、がっ、ぎぃ……ッ! な、に、……ぉ」
 エリスは必死になって、自分の腰で行なわれている行為を見つめた。
 おおよそ清潔とは縁遠い穢れた太き男根を、不死者はエリスの股間に突き刺そうとしている……という事実を初めて認識する。
「はい、らない、そんなの……むり……っ、はがっ!? んぐっ、きャァああああアーーーーッ!」
 ずるり、と。先ほどまでしつこいほどに舐められ、穢れた唾液で濡れえた秘所は、エリスの処女膜と膣口を破壊しながら突き刺さった。
 ごっ! と、鈍い音が響いた瞬間、エリスは身体が引裂かれたと思った。
「……ぁ、ぅ……かっ……」
 大きく口を開けるが、悲鳴すらまともに上げられず、呼吸困難に陥ったように小さく弱々しく震える。
 しかし残念な事に、不死者の男根はまだ半分しか進入していないのだ。
 エリスの腰はよりいっそう強く掴まれ、
「ぁ――――ぎぃぃぃぃぁああぁぁあっぁあああああああッ!!!??」
 今度こそ、エリスは断末魔のような悲鳴を上げながらのた打ち回った。
 エリスの下腹部は、不死者の男根の形で膨れ上がっている。
 子宮の奥深くに叩き込まれた男根に、エリスは首を振り乱し、膝から先の唯一自由になる足をばたつかせて絶叫を続けた。
「あぎッ、あぎッ! きゃあああアッ! やだああアッ! も、く、いたあああーーーーッ!」 
 悲鳴を上げるエリスに笑いながら、不死者は腰を動かし始めた。
 幼い膣口はその挿入一回一回に破壊されて、原形を止めない程に壊されは解されていく。
「んぐぁあぁああああッ!」
 突然腰を強く引かれ、駅弁スタイルでエリスは叩き上げられる。
 激痛の中暴れる以外の行動が取れず、苦し紛れに不死者の身体に抱き付いて痛みに耐え始めてしまう。
 動きを止めて欲しい必死に抵抗だったのかもしれない。
「やめっ、やめてッ、もうっ、ひぐぅっ! あぐぁあっ!?」
 不死者は腰を掴むのを止め、エリスの両足を掴んで下に引っ張り、腰を強く突きつけ、男根で子宮壁を抉った。
 小さいからだだからこそ出来る芸当だろう。エリスの下腹部は何度も何度も変形し、痛々しいほどまでに紅く充血し始めていた。

 そして……。

24Htare:2007/08/21(火) 22:58:58 ID:ttsMeiQt

「あ……つぅうぅッ!? 熱いっ、熱い熱いいぃいいぃいッッ!!」
 不死者から離れるように、両肩を押して逃げようとするが、拘束は解かれない。エリスの中に、何かが容赦なくぶちまけられる。
(さっき……のと、同じ……の!?)
 身体の中に注ぎ込まれる、先ほどの蛆の湧いた液体。その様子を明確に想像してしまった。
「い……や……いやいやいやいやッいやぁあああっ! 嫌ですッ、もう止めて下さいっ、もう出さないで、入れないでぇぇええええっ!」
 涙を流し、黒髪を振り乱し、必死に叫び懇願するが、不死者はそれを聞いてやる義理も何も無いのだ。
 彼ら自身の欲望に従い、白き彼女を汚していくだけだった。
「う、……あ……っ」
 出し切った不死者はエリスを落とした。
(終っ、た……? おわったの、……生きてるの? 私……)
 倒れたエリスは、そう考えていた。終ったのだと。何となくそう感じた。
 普通ならばそうかもしれない。だが、ここにいるのは無尽蔵な性欲を持つ不死者であり、そして複数存在するのだ。
 終ったと安心していたエリスの足を、別の不死者が掴み、ずるりと引き摺る。
「ぇ……あぁ、……うそ、まだ、だめ、やだもう、うそ、やめておねがいぃいいいぃぃッッ!」
 腕を使って逃げようとしたエリスの腰を強く掴み、一気に引き寄せた。
 またもエリスの子宮奥深くを抉り込んだ男根は、情けも容赦もなく律動を始める。
「うああっ、ああぎっ、ひぃいっっ、いぐっ、んんんああああッッ!?」 
 床に爪を立て逃げようとするエリスの身体を、よりいっそう近づけるように挿入する。早く強く破壊するように。
「やあぁあああーーーっ、やあーーーっ、もうやだあぁああッッ!」
 歳相応の声を上げ、エリスは泣き叫ぶ。
 不死者は逆に、エリスのその声に力を得たように早く強く突き上げる。
「んぁああっ、んあああぁッ……ひぐぅ……うう、ああっく、……んくあぁぁ……っ」
 もう腕で身体を支える事も出来ないエリスは、倒れ込んで突っ伏して、
 突き上げられる度に思い出したように悲鳴を上げ続ける人形と化しはじめた。
 ドクンッ、ドクン……っ。
 そしてまた汚物を中に吐き出され、エリスは覚醒して泣き叫ぶ。
「はぐぅうッ、やだ……っ、あつうっ、くっ、入れないで、ださないぇ……、お願いです、お願いですからぁぁぁ……ッ」
 涙目で必死に訴えるが、不死者は全てエリスの中に注ぎ込んだ。
「うぅ……っ」
 エリスの中から男根を抜き、べちゃり、と吐き出した汚物の上にエリスを放る。
 もう見る影もなく汚されたエリスを、また別の不死者が抱え上げた。
 エリスは両手を使って小さく不死者を叩き、抵抗する。そんなことしか出来なかった。
 不死者はそんな抵抗を意に介さず、立ったままエリスの中に男根を挿入する。
「んんくうぅうぅぅうッ!」
 唇を噛み締めて、首を振って激痛に耐える。
「はっ、はっ、はっ、くあっ、ん、はひぃっ、ふはっ、ひぁ……っ、ん、ん、んっ……」
 激痛は走り続けているが、もう大きな悲鳴を上げるだけの力など残っていないエリスは、
 リズミカルに中を陵辱されながら、それに合わせて息を吐くだけになってしまう。
 そんな状態のエリスを、次の陵辱を待っている不死者は、彼女の別の穴を見つける。
(え……なに……?)
 ゆっくりと力強く尻タブを開かれ、エリスは意識をそちらに向けた。その瞬間、
「あ……ひ、うそ、まって、うそ、そんなだめ、いれないで、入れないでくださいッ、うぎッッッ、アッ! ああああーーーッ、いやああァああああああっ!」
 何処にそんな叫ぶ力が残っていたのか、エリスにすらわからなかった。
 あまりの痛みに近くの物を掴む。
 それは前に挿入している不死者の背中なのだが、エリスにそれを構ってる暇はなかった。
 エリスのアナルの中に、長く太い不死者の男根が進入する。
「あ、か……はっ」
 エリスの腰と、不死者の腰が触れてようやく止まった。
 止まったが、直ぐに動き始める。
「うあぁっ! うあはぁっっ! いやあああぁあぁッ、痛い、痛いの痛いのぉぉおぉッ! んぐっ、ひぐぅ!!! んぁああああぁぁアッ!」
 前も後ろも同時に動き、エリスを蹂躙していった。

 …………、
 ……、
 
25Htare:2007/08/21(火) 22:59:52 ID:ttsMeiQt
 ……、
 …………、
 
 ゆっさゆっさと、動かされている姉を見つめる。
 アリスは動けなかった。恐怖で全く動けなかった。
「やめてぇっ! もう――ひあああっ!!」
 時折叫び、首を振りたくっているエリス。
「はぎぃッ!! 入れないでッ! んぐううううんっ!」
 鳴き声を上げ、口に男根をつきこまれているエリス。
「たす、ひあっ、助けてェッ! 誰か誰かお願いだからお願いですからァあぁッ! もう、やーーーーーッ!!!」
 助けを呼び、諦めてその目を暗く閉じて行く姉を見ても、アリスは動けなかった。
 
 全ての陵辱が終ったのは、三日後だった。

 その間アリスはずっとエリスの叫び声鳴き声助ける声を延々と聞き続けた。
 黒く美しかった髪は、汚らわしい液体で凝り固まり、身体は至る所を傷つけられ、歯型なども存在し、どれだけの暴行が行なわれたか一目瞭然だった。
「ぁ……ぅ、……」
 小さく声を上げるエリス。まだ生きている。
 しかし不死者はまだそこに居る。アリスは助けに外に飛び出す有機など無かった。
 そうすれば、あんな事をされるのは自分なのだと解りきっていたから。

「ほう、まだ生きているのか」
  
 不意に、男の声が聞こえた。
 部屋に入ってくる存在。足だけが見える。
 その男は倒れているエリスの頭を掴み、片手で引き上げた。
 アリスの視界からは、エリスの足だけが揺れて見えている。
「中々の生命力だ。魔力も申し分ない。秘儀も身体に幾つも刻み込めているな。面白い、持ち帰りそれらを取り上げ、苗床にでもしてやろうか」
「ぁ、ぅ、……く、や、だ……もう、や、なの……」
「残念だが聞き届けられないな」
 男は歩いていく。片手にエリスを掴んだまま、引き摺る様に。
 エリスは最後に、ようやく最後に、今まで見なかったベットの下を見た。
 隠れているアリスを見て、その手を伸ばす。

「い、や……たすけ……て、アリ――ス――――」
 
 エリスは闇に消えた。
 
 最後の助ける声だけ、アリスの頭の中から決して消えないトラウマとなった――――。 
26Htare:2007/08/21(火) 23:01:38 ID:ttsMeiQt
アリスの過去のお話で、エリスです。不意に思いついたので勢いで一時間程で書いちゃいました。
多少説明的な部分を含んでいますが、スルーしてくれて構いません。
能力とか趣味なのでついつい書いてしまいます。

最後は自分的にお気に入りです。
楽しんでもらえれば幸いです。
27名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 03:17:34 ID:5gJHE/XF
>>4-18,19-26
お二方とも超乙です。
続きもwktkしながら待ってます。
28名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 05:57:20 ID:r0Jd6CZA
乙&GJ
29名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 14:46:36 ID:r2FNZwMr
もうアリスとかエリスとかベアトリーチェとか俺の頭のピンク色はクライマックスだぜ!
30名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:53:28 ID:6C8sby5e
あとベルンカステルだったりラムダベルタだったりもするんだよね?
答えは聞いてない!
31名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 06:09:27 ID:C6Z7sYfw
「魔法少女杏」第8話の共通部分、通常END投下しました。
こちらでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-12.html
次のページに進むと通常ENDページになります。
長い割りに、エロシーンありません。ごめんなさい。

エロシーンばかりのBAD ENDは長くなりそうなのでまた後ほど。
32名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 06:44:43 ID:qPXOvGzS
GJす
33名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 11:25:08 ID:C6Z7sYfw
遅くなりましたが、「魔法少女杏」第8話BAD END更新しました。
こちらでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-14.html
あいかわらず苦痛系でDEAD ENDですので、苦手な方は回避をお願いします。

今週末は珍しく予定があるので、次の更新まで少し間が空くかもしれません。
それでは、第9話でお会いできることを祈って。
34名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 14:26:24 ID:UuMhyN6S
遅くってアンタ…仕事早過ぎ
BAD END大好き!GJ!
35Htare:2007/08/24(金) 19:48:17 ID:ucpLtSSg
GJですねぇ。執筆速度も速い速い。遅いはずがありません。

私は気分が乗るか、ネタが無ければかけません。
36名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 21:13:50 ID:8HXQ1g4l
乱ペースに巻き込まれる必要なし。足元をしっかり踏みしめて歩いて
もらうのが一番。
SSを書くというのはフルマラソンによく似てる。
37名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 21:20:56 ID:C6Z7sYfw
GJdです。
一応途中まで投下したので、早めにBADENDまで投下したかったのですよ。
僕はここの所暇でやることないからこればっかり書いてるだけなので、
皆さんご自身のペースで書かれるのが一番と思います。

僕は初心者ですから、調子の出るうちにとにかく量を書いて慣れたいってのもあるので。
ある程度こなれて来たら、じっくり時間をかけて書くべきかなぁとは思いますが。
38Htare:2007/08/25(土) 16:41:32 ID:PeeDmnqI
ネタが思いついたので書きます。
でもエリスのその後、番外編です。
39Htare:2007/08/25(土) 16:42:11 ID:PeeDmnqI


 エリスは目を覚ました。
 そして目を覚まさないほうが良かったと、彼女は僅かに思った。
 本能的に悟ったのだ。その場所が人間の世界ではないのだと。
 周りの全てが、どくんどくんと脈動している真っ赤な血管と肉の壁で、その光景が延々と続いているのだ。
 横たえているからだが触れている地面も、同じようにぐにっ、と生暖かく嫌な感触を返してくる。気持ち悪い場所。
(夢なら覚めてください……っ)
 気絶する前までの出来事を思い出し、エリスはか細く震えた。
 夢などではなく現実で、自分はこの場所に連れてこられたのだと嫌でも理解しざるを得ない状態だった。
 エリスは自分の身体の状態を確認した。
(……あれ、武器は残っています……)
 眠っている間に切除された物だと思っていたのに、相手は武器を持たせたままエリスを放置していたのだ。
(浅はかにも程があります)
 武器は月光閃華。防具は守護闘衣。
 この場所に居る存在が倒せないまでも、逃げに徹すれば逃げ切れる。何よりエリスが装着している守護闘衣が気絶している間に陵辱され尽くしたエリスの身体をほぼ完治させていた。
 それでも心は傷付いているのだが。しかしまだ死んでいない。エリスの心は一度砕けたが、それでも元の形に皹が入ったままでも戻ったのだ。
 生き残り闘うだけの力があるのだ、ならば走り続けるのが普通だろう。
 黒いドレスを翻し、エリスは真っ直ぐと走り出した。

 そして一時間走り続けた。

 先は見えない。無限の肉の坑道が延々と続いている。

「はぁっ、はぁっ……なに、これ、終わりが見えない」
 走り続けて息が上がり、一息つけるためにエリスは膝に手を付いて荒く息をする。
 敵が出てくるとばかり思っていたのに、敵どころか蟲一匹すらいない。
「敵の気配はあるんですけど……」
 
 どくんっ、と周りが強く脈動した。

『おーきてーたのかーい、びっくりー』
「え!? だれ!?」
 身構えて右手と左手に月光閃華の光を集束させる。いつでも放てるように光は高速で回転している。場合によってはこの状態で殴り飛ばし切り裂く事も可能。剣の形にでも出来る。扱いなれればこれ以上ないほど汎用性の高い信頼できる武器は無い。
『ここだよー』
 声は聞こえるが周りを見ても誰も居ない。声は回り全部から聞こえてくる。狭い肉壁で反響しているのだろう。
 声は無邪気な子供のような声に聞こえる。間延びしていて恐ろしい響きを含んでいるが。
「どこですか……っ!」
『わからないー?』
 声は四方から聞こえてくる。 
 その全てから。
 エリスの脳裏を微かに最悪の状況が考え付く。
「ま、さか……ここが、あなた……?」
40Htare:2007/08/25(土) 16:42:57 ID:Vy/zW13G


『あたりー。ぼくのおなかのなかー』
 状況を認識した後のエリスの動きは速かった。両手に絡めた光を使って、連続で打ち出したのだ。肉壁に向かい……。
『いたいいたいいたいいたい、いたいってば』
 文句を言う魔族を無視して、エリスは攻撃を止めることなく打ち続ける。高速で発射される光の連射は、その僅かにでも肉壁を打ち抜くことが出来ず、魔力だけが無意味に霧散して行く。
(なんで、なんでなんで……っ!)
『むーだーだーよー。いたいけど、それだけー。きみは、ここでずっともだえるんだー』
 言葉を無視してエリスは諦めず光を打ち続ける。その光の輝きに反して、エリスの瞳から急速に光が失われて行く。絶望と言う名前の闇に色褪せて行く。
「はぁっはぁっ、はぁッッ!」
 そしてそんな魔力の使い方をすれば、其処が尽きるのは直ぐだ。突然、エリスの身体からブツンっと何かが切れたように魔力が尽きる。
 同時に体力も尽きたのか、エリスはその場所にへたり込んでしまった。
 両手を前に落とし、身体を必死に支える。
『おわったー? おわったねー?』
「く……っ」
 何も出来なくなった自分にエリスは悔しげな顔をする。
『じゃあ、ぼくのばんー』
「……え? ひゃあっ!?」
 尻餅をついたままの足を絡め取られ、座ったまま拘束される。気持ち悪い感触が押さえつけられた両足を小ぶりなお尻にしっかりと感じられる。
「なにを、んくぅうぅっ、ああっ、やああっ! いやぁぁあああぁぁ!!?」
 動けないお尻の下、蠢く『なにか』にエリスは悲鳴を上げた。
 動くそれはエリスの秘所をゆっくりと何度も舐め上げる。 
『おいしーねー』
 無邪気な声の残虐さに、エリスの顔が青ざめる。
 気絶する前に行なわれた暴行が、もう一度行なわれると言う恐怖に。
「い、いや、止めて下さいッ! 離してお願い!」
『いーやー』
 あっさりと言われた。
41Htare:2007/08/25(土) 16:43:31 ID:Vy/zW13G


 エリスはその場所から逃げようと、両手に力を篭めて下半身を肉床から引き離そうとするが、びくともしなかった。
「んっ、くっ、ひゃうぅう……っ!」
 そんな中着実にエリスの秘所は舐め上げられ、その感触にエリスの身体は火照り始めていた。
「んあッ! ぁぁあッ! はくぅぅうッ! やめ、や、やああっぁあああっ」 
 髪の毛を振り乱し、執拗な愛撫にエリスは悲鳴を上げ続ける。
『おくちー』   
「うぐぐぅう!?!?!?」
 突然天井から伸びてきたビチビチと波打つ触手が、エリスの悲鳴をあげている口内に打ち込まれた。
 目を見開いて突然の事に驚き、それから逃れようと顔を振るが逃れられない。
 秘所はその間もなで上げられ続ける。幼い縦筋が、少しずつ開き愛液が流れ始めていた。
 どくっ、どくどくっ!
「んっぐぐぐうぐっ! ぷああ、あ、やぁああッ」
 口の中に流し込まれる白濁液。吐き出し終えた触手は用が終ったとばかりに口から抜ける。
『むねー、ちくびー』
 先ほどと同じように宣言され、突然左右の壁から現れた、口がついている触手がエリスの守護闘衣の裾から入り込み平たい胸に喰らい付いた。
「んんんぁあああああっ、や、や、やっ、ひやぁああっ! 突かないで、つつかないでぇッ!」
 両手で払おうとしたが、床に付いていた手はしっかりと床の触手に拘束されていた。   
 エリスの両方の乳房を加えこんだ触手は、その口の中で乳房を嘗め回す。中央から尖った触手が、エリスの乳首の先を突き刺してゆっくりと中に入ってくる。
「きゃああぁあぁああああッ!! んぐっ、ぎ、ひ、ぐ、ああ……っ、いたあああぁああああッ!?」
 やわやわと全体をもみ上げながら、中央の乳首は激しい痛みが突きつけられる。
『なか、あったかいなー。もっとはいるねー』
 情け容赦ない宣言が下された後、エリスの乳首の先には、複数の細い触手が突きつけられる。
「や、やめ……いれないでぇぇぇぇええッ! んッ、く……ひぎいいいぃぃぃぃッ! いやあッ! いやあぁぁぁーーーーッ!!」
『だすよー』
「……っ!!?? ふぁっ、やあぁっ、駄目ですそんなのッッ、絶対だめぇーーーーーッ!」
 必死に逃げようとするが、全身を拘束されていて動けるはずもなく、容赦なくエリスの胸に熱い感触が注ぎ込まれる。
「あつぅうぅぅぅッ! ぐ、ひぐッ、ん、くぁあああぁぁぁぁッ!」
 全身に痺れるような感触が走り、意識が朦朧とし始める。
 乳房を包み乳首に入り込んだままの触手は、そのままエリスの胸を楽しみ続けている。 
 荒い息をしながら俯くエリスの顔が、突然上を向いて目を見開いた。
 エリスの秘所に、太い触手が突きつけられていたのだ。その大きさは不死者の物よりも一回り大きい。
42Htare:2007/08/25(土) 16:44:18 ID:QiWZYNxs

『いまからこれが、はいるからねー』
「そ、そんなの、入りませんッ!」
『いれるー。はいらなくて、いれるー』
「裂けますっ、避けてしまう……っ、だめ、だめだめやだぁぁああっ! あっ、あっ、うっ、はあぁああぁああーーーーっ!」
 ず、ず、ず、と飲み込まれていく触手。縦筋でしかないエリスの秘所は、暴力的な太さを持つ触手に引裂かれるように開いている。
「ああッ! ああッ!? ひぃッ! そんな……ッ! そんなぁぁっ!? むり、なのにぃぃいぃッ! やああああぁあああっ!」
 機械のように確実に無理やりエリスの中を突き進んで行く。
 そして子宮口を突いて、一度はその動きを止めた。
「ん、ぐ、……がっ、く……」
 全身を震わせて、激痛に耐えるエリスに、更なる激痛が訪れる。奥に入れば戻るのだ。当然の事である。
「んぐぁぁあああッ、ひぐッ、いぎっ、あぎっ、うわあああああっ! こわ、壊れる壊れるぅぅぅッ!!」
『だいじょうぶ。こわれたときはこわれたとき』
「そんなのやだぁああああっぁぁああッ! ゆるして、ゆるしてぇッッ!」 
 絶望的な宣言にエリスは大粒の涙を流して懇願する。
『いーやー』
「んぁあああッ、くひ、なんでも、なんでもしますうぐッ! いたい、痛いんですッ! んぐぅうッ!? おく、駄目、もうはいれないですからぁああああッ!!」
 突然ストロークが突き進みだけに変化し、エリスの子宮口をゆっくりと開いて行く。
「ひくぅうぅうあああああああッ! 壊れてしまうんですッ、そんなことしたら、死んで、しま、うくああああッ!!?!?」
『だいじょうぶ。しんだときはしんだとき』
「は、ひ、……あ、……ひやああああああアッ!?」 
 脱出不可能な状況に、エリスの目から光が一気に削られて行く。
 触手はエリスの子宮に入り込むべく、腰に太い触手を巻きつけて動けなくする。
「あぎっ、ああッ! ふあぁぁッッ! ひぃぃぃっ!!?」
 どっ、どっ、どっ、と体内で突き進もうとする触手の感触が嫌でも伝わってくる。
「あくぅうッ! ひぃぃッ!? いやああっ! いやぁあッ!! ふあぁぁ!!」
(こわれる、死ぬ、ここで死んじゃう……っ)
 逃れる術はなく、そして魔族は次の宣言を下す。
43Htare:2007/08/25(土) 16:44:51 ID:QiWZYNxs


『あぬす〜』
「うぐっ!? そこ、や、だめ、あ、ああ、あ、ぎああああああああッ! うはあぁぁーーッッ!!」 
 一気に滑り込んでくる触手。秘所に入り込んでいるモノと同等の太さで、互いの動きをずらしてエリスに激悦を与えてくる。
 エリスは壊れたように首を振り回し、激痛から逃れる為に身体を動かす。
『つぎはみみー』
「ひっ!?」
 聞こえてきたのはそんな言葉。意味が理解できなかった次の瞬間、正確に魔族の触手はエリスの両耳に入り込んできた。
 大量の水が流れ込んできたみたいな音が鳴り響き、次の瞬間エリスの頭に直接激痛が送り込まれてきた。
「あああああああああああああッ!!」
 耳の鼓膜を突き破り、
「ひぎぅぅッ!?」
 更におくに突き進み、
「いぎっああああッッ!?」
 三半規管すら蹂躙して行く。
『あったかいなー。おねーちゃんのなかあったかいなー。きもちいいから、もっとうごかすね?』
 そういって、秘所、アナル、乳首、耳に差し込まれた触手が同時に波打った。
「う――――あ、ひああぁああぁあああぁああッ、いぎぁああっ、やめぇぇぇぇッ! わた、わたしこわれぇえぇぇぇえええッ!」
 子宮口は既に侵略され、触手がその場所でトグロを巻いた。
「んくグあああああああッ、やあああ、おなか、おなかこわれるぅぅぅッ! 裂ける、さけちゃうのぉぉッ!」
 まるで妊婦のように膨らんだ腹部は、おおよそ彼女のよな年齢の幼い少女がなる状態ではない。背徳的な風景だった。
 触手が動く度に、エリスの膨らんだお腹は動き、内側から突き破らんばかりだった。 
「ああぐうぅッ! あうッ!? はうッ!? はぁああぁーーーーッ!」
(こわされる、ころされる、しんでしまうっ!!!)
「たす、たすけ、おねがい、たすけてぇええッ! ――――ひっ!」
 もう入るはずも無い秘所に、新たな触手が突きつけられている感触。
『もうちょっとはいりそうだよね?』
 そんな常識外れの言葉が聞こえた。
「や、だ、うそですよ、ね? だって、も……はいら、ぎ、あ、ひあああぁあ、ああ、やだぁああっ、こんなの、こんなのいくらなんでもぉッ!」
 ぐ、ぐ、ぐ、と容赦なく入り込もうとする。 
『どこまでもつかなぁ〜』
「そんなのためしちゃやぁああああああッ!! うあッ、あぎっ、ひがあッ! いやああーーーーッ! 助けて助けてッ、お母様ぁっ、お父様っ、アリスッ……!!」
 助ける呼び声は誰にも届かず、無意味に魔族の腹の中で消え去って行く。 
 より激しく脈動する触手。エリスを破壊するギリギリのラインを楽しんでいるかのようだ。
44Htare:2007/08/25(土) 16:45:40 ID:jOku9fls

 そして更なる激痛がエリスを襲う。
 不意に感じた、胸の奥が詰る感触、
「な、に、ぎいぅッ!」
『おくちー』
 その宣言は先ほども聞いた。でも外からは一向に訪れない。
「あ、あ、まさ、か……っ! が、う、ぐ、うぼぼぼあおあおばッ!?」
 眼の前に突然現れる触手、エリスの口から飛び出したそれは、エリスの顔を眺めるように先端を振り返らせた。
(おなか、ぜんぶ、つらぬかれ……うそ、だ、やだ、なんで、こんな、なんでこんなことになって……)
「うぐうぐ、ぐぐぐぐあああうぐがうぐあうぐあううあっ!?」
 そして出てきたときの速度と同じく、触手はエリスの口内へ消えて行く。
「あっぐあうあうああッ! はっ、はっ、ひ、や、もうださなうぐぐぐぐあううあうあああうッあああああッ!?」
 また飛び出してくる。
 その繰り返し。
 出てくるたびにエリスから、力が失われて行く。
 確実に。
 死ぬ。そう確信した。自分はこの地獄から抜け出す手段もなく、ただ魔族に殺されるのだと。
『だすよー』
「うぐぐっ!? あくぅっ、やだ、やだやだッ、いまだされたら私、私ぃぃぃッ!!」
 魔族はやめてはくれない。
「ああーーーあーああああーーあッ!!? あつ、熱いひいぃぃいッ、あ、ぎっ、やけ、やけるうああくぅぅあああッッ!!?」
 全身、内も外も触手に溢れ、その全てが一気に白濁液を吐き出したのだ。
「あ――――、ぎ……あ、……ひ、う……」
 全身が弾き飛ばされた感触に、エリスは眼の前が真白になる。
 そして、触手が全て勢い良く抜き去られ、エリスの穴という穴から白濁液を吐き出させた。
 肉床に放置されるエリス。
 終った。そして死ぬ、もう殺される。エリスはそう確信した。 

 しかし、次の言葉で死ぬということよりも恐ろしい事がこの世にはあると、エリスは知った。

『つぎはねー、あいつらのあいてー』

「ひ、あ……あ?」
 力無く倒れていたエリスを、触手は立たせて肉の壁に拘束する。まるで空気椅子に座っているような体勢にさせられ、手首、足首、腰と、首をしっかりと拘束された。
「な、にが……?」
『ほら、もうすぐくるよー。おねーちゃん、もっとたのしめるから〜』
「もう、やめて、ください……おねがい、だから……」
『だーめー』
 わさ、わさわさわさ……。
 そんな音が左右から聞こえた。白濁液の詰った耳でも、聞き取れる音だ。力ない目線を向けると、黒い物体がこちらに進んできていた。
(なに、あれ……なに、なんなんですか……っ!?)
 黒い物体は一つではなかった。大量にあるためにわからなかったのだ。
 物体は一つではなく団体。集合体だった。
 近くに来るにつれ、その全容がハッキリしてくる。
45Htare:2007/08/25(土) 16:46:23 ID:viK+2dtN


 蟲。

 エリスが見たものは、何千匹もの蟲だった。
「あぁぁ、ぁああ、うそ、やだっ! あんの、やあぁあっ! 蟲やだああぁあ嗚呼あっ!」
 もともと幼いエリスが、更に幼く幼児退行したように悲鳴を上げる。
 もっとも早くにエリスの身体の張り付いたのは、羽のある蟲だ。人間の世界ではいないような、大きな拳大の蟲。 
 それがエリスの頬に張り付いた。
「ひきゃあああぁああああああッ!?」
 もともと蟲が苦手なエリスだ、そんな大きく気持ちの悪い物体が突然顔に張り付けば、叫ぶ以外にどうしようもない。
 蜂にも似たその蟲は、その針をエリスの首に打ち込んだ。
「いたぁあああッ! いぎ、あああっ!」
 だが、その場所から突然熱い感触が広がる。
『それはとってもきもちよくなれるどくをもったむしー』
 ご丁寧に解説してくれる魔族の言葉も、今のエリスの耳には届かない。
 全身に産まれた熱に、身体を奮わせる。
「やっ、やあぁあああああッ、昇ってこないでやだ、だめ、やだああッ!!」
 次に張り付いたのは、足元から芋虫のような蟲。良く見れば細く硬そうな足が無数についている。
 それがエリスの足を素早く登り、その秘所にもぐりこんだ。
「ひぐうがああああッ!!? 蟲が、むしが、やあああっ! なかに、汚い汚いきたなああああぁぁああぁぁあッ!」
 首を振って泣き叫んでいるエリスに、更に蟲が飛びつく。もう何か確認すら出来なかった。
 秘所にもぐりこむもの、アナルに入り込むもの、口の中に入り込むもの、エリスの視界は無数の蟲に閉ざされる。
「ううあああっ、はひぃ! あいぎっ!」
 膣口に一番始めに入った蟲は、その硬い足を動かしエリスの中を蹂躙する。子宮口に体全部を入り込ませて、中でグルグルと周り、時折外に出てきてエリスの腰を振るわせる。
 口に入ってきたものは、胃の中にまで入り込む。
 地獄以外の何ものでもなかった。
「あ、う……ぎ、は、あううんッ」
 だが、先ほど暴力に近い陵辱と違い、蟲たちの動きは優しい物だった。
 無数の舌に、全身を内から外から舐め上げられる感触に、エリスは違う感触が芽生え始めていた。
 一番初めに撃たれた媚薬もその効力を発揮していたのだろう。
「うあああっ、ん、ひあああんんッ! あ、は、っ、やああっ! そんなそん、ああ、んああああーーーーーッ!」
 顔を火照らせて、エリスは生まれて初めての絶頂を感じた。
 痙攣させた身体から、更に愛液を分泌させようと、蟲の動きが更に活発になる。
「にゃあああああっ、ああ、やあああっ、んあああ、なに、なにこれぇぇぇえええっ! ふ、くああああっ!」
 無理やり押し上げられる連続絶頂。蟲が少しエリスの肌を引っ掻くだけで、絶頂するのだ。周りには千を越える蟲が存在している。
「もう、や、やめてぇぇえええっ! 限界、やだ、もうだめなのぉっ! しぬの、しんじゃうのっああああああッ!!」
 蟲に懇願しても、彼らに意思疎通は出来ず、ただ無常にエリスの身体を蹂躙するのみだった。
「ああっ、ああアッ! んんっ、ああああぁうあう、、あはいいああああウウッッ! あああ――――――――ッ!!!」

 エリスには結局、叫ぶことしか出来なかった……。
46Htare:2007/08/25(土) 16:48:27 ID:viK+2dtN
ということで番外編です。
蟲あたりもっと上手く描きたかったんですが、イマイチでした。
エリスが魔界などで色々されるのは、もう少しだけ続きそうです。

47名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:25:31 ID:ont0BS9V
凄すぎるシチュだぜ…!
こいつぁGJ!
48名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 20:28:05 ID:sc6EVKWk
「魔法少女杏」第9話投下しました。
こちらでご覧になれます
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-15.html

今回はちょっと苦痛系からずれてちょっと快楽系になってます。ちなみに今回BAD ENDはありません。
快楽系は慣れていないので前回に比べてかなりパワーダウンかもしれません。
これから色々試行錯誤して、もっと内容を充実させられたらなぁと思いますが。
あと今回もちょっと通常パートが長いです。これからしばらく長めになるかも…ご容赦ください。

それでは、また第10話でお会いできることを。
49名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:05:27 ID:/mqVLE0o
長くなるって通常パートの事?
だったら良い事だと思うよ
キャラクターに肉付けが出来始めたという事でSSに深みが出来るという事じゃん
BAD ENDにより一層苦味が出てくるよ
50Htare:2007/08/27(月) 22:02:11 ID:DIfxJBZF
「魔法少女杏」よみました。GJです
しかし執筆速度が速いですね。脱帽ですよ。
私も二足わらじですが、追いつく気配がありません。

ふと思ったんですけど、
普通に魔法少女ってタイトルにした方がそれっぽいのかなぁ、と少し後悔中です。

この作品では本番陵辱九割メインで書いてますけど、
通常パートが多い方がよろしいのかなと考えてる次第です。

普段は通常パートメインしかしてないのに、いざこの作品で書くとなると全然想像がつかなかったり。
難しい物です。
51名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 10:36:38 ID:09wimQzF
エリスまだこの上色々されちゃうのかよ
wktkしてきた
52名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 11:04:26 ID:r3+bHKFG
作者ドSだなww
53名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:21:57 ID:6MD8Cj4P
「魔法少女杏」第10話投下しました
こちらでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-16.html
今回も快楽系に挑戦してみてますが、快楽じゃなくなってきてる気も…。
BADENDは今回もありません。
次回からまたBADENDで苦痛系に戻るのではと思われます。

>>49
サクッとエロにいきたい人からしたら、長い通常パートは嫌かもなぁなんて思いまして。
キャラクターの肉付けができてるといいなぁ。

>>50
僕の場合、タイトルが思いつかなかっただけなので…w
思い入れがあって、「魔法少女〜」ってタイトルにする人もいるかと思いますが、
別にこだわる必要はないと思うのです。
執筆ペースにしても、パートの割合にしても、ご自身で一番あっていると思えるぐらいがいいのでは。
と、上で悩んでる僕が言っても説得力はないですがw

それでは、また第11話でお会いできますよう。
54名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:19:42 ID:p5MPkqxF
>>53
話数を重ねて光も闇も両陣営ともに追い詰められた状況になってるな
その中でのカザミの凄絶な陵辱GJ!
ところで杏達の魔法少女コスの詳細とかの設定集とかどうかな?
厚かましくてすまんが
55名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 11:55:02 ID:cS5CFssX
「魔法少女杏」第11話投下しました。
こちらでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-17.html
共通・通常END・BAD ENDの構成になっていますので、
次のページへ進んでいただけると、続きがご覧になれます。

予告通り、再び苦痛系のBAD ENDとなっています。苦手な方は回避お願いします。
ちとやりすぎというか、少し方向がずれてるような気もしますが、その辺は作者の嗜好のためです。

>>54
dです。
正直、コスはあんまり詳しい設定をしていないので、まだまとめるほどのものがないです…。
ですが、そのうち考えて見ますね。
背景の設定はややこしくなってて分かりづらいかもしれないので、まとめられたらいいかなとは思ってますが。
56名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 12:38:01 ID:YCq6JGuL
57名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 13:15:51 ID:pX2FbLZT
設定楽しみにしてるぜ!
58ロボ ◆JypZpjo0ig :2007/09/04(火) 17:02:56 ID:ywPAejO4
投下しますよ
59『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:05:05 ID:ywPAejO4
「それでは、私はこれで」
「おう、お疲れさん」
 時計の針が既に九時三十分を示した頃、漸く一虎は帰宅した。既に食事は管理局の中で
済ませてきたので腹は減っていないが、不満や文句、疑問などは山程あった。
「なぁ、親父」
 そう言葉を発し、しかし一虎は黙り込む。
 どこから話を聞けば良いのか、分からない部分が多過ぎて何から尋ねれば良いのか整理
出来ていない。箇条書きにすれば、それこそすらすらと出てくる。
 何故、英雄と呼ばれていたのか。
 何故、腕輪であんな変身をするのか。
 何故、変身する腕輪が複数存在するのか。
 何故、それら全てを黙っていたのか。
 正しい順番が分からず、小さく溜息を吐く。自分を送ってくれた橙色の髪を持つ局員の
女性、オレンジ・Dは父、虎蔵に聞いた方が良いと言って何も話してくれなかったから、
余計に意味が分からなくなる。そもそもオレンジ・Dはああ言っていたが、これは訊いて
良いことなのだろうか。そのような疑問もある。
 糸口が掴めずに話しあぐねていると、不意に虎蔵が頭を撫でてきた。五十数年の時間を
過ごしてきた掌は固く、虎蔵の性格そのものを示すような感触を伝えてくる。父親の背中
という言葉があるが、一虎にとっての目標は背中ではなく掌だ。幼い頃から感じてきた父
の掌の感触に、安堵の吐息を吐いた。
「ただいま」
「おう、おかえり」
 笑みを浮かべた虎蔵は、しかしすぐに目を鋭いものへと変えた。
「話は全てDから聞いた」
 全て、というのはどの範囲を示すのだろうか、と考える。自分が里美を助けに向かった
辺りからなのか、それとも本当に全て、あの三人組の幼女達も含めての辺りからなのか。
それもまた聞かされていなかったことだ。
 それも含め、どう尋ねようかと一虎は考えるが、それは虎蔵の言葉によって遮られた。
「大変だったな、取り敢えず風呂にでも入れ」
 それから全部話を聞かせてやる、と言い、虎蔵はリビングへと向かっていく。
「どんな話だろうな」
 その背中を眺めた後、呟いて一虎は風呂場へと向かった。
60『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:07:30 ID:ywPAejO4

Take2『青の風、赤の海(前編)』

 ◇ ◇ ◇

「よく、この場所が分かりましたね」
「悪人の隠れ家としては芸が無いな」
「そう言わないで。あたし達だって、好きでこんな選んだ訳じゃないのよ?」
 郊外の廃ビル群の一室、三人の女性が立っていた。一人は橙の髪を持つスーツ姿の者、
一人は青の瞳を持つ者、一人は赤の瞳を持つ者だ。そして、橙の髪の女性、オレンジ・D
は残る二人とは全く姿は似ていないが、しかしそれぞれに共通しているものがあった。
 腕輪だ。
 Dは自分の髪と同色の宝石が填め込まれた、RRとBRはそれぞれの瞳と同色の宝石が
填め込まれた銀の腕輪を身に着けて対峙していた。しかも、それらは全てが低い起動音を
鳴らしており、既に行動を開始出来るということを示していた。
 三人が同時に腕輪を掲げ、腕輪は己の機能を開始させる。
『『『FullmetalTiger:Enter;』』』
 三方から電子合成された声が響き、変化が起きた。
 Dの体が白色の光に包まれ、長身だった体の輪郭が小さなものに変わり、光が弾けると
幼女の姿が現れる。腰まで届く長髪の色は体の変化前と同色の橙色、しかし彼女は瞳の色
までもが橙に染まっていた。服装はラフな白のノースリーブパーカーとデニムの半パンへ
変わり、先程までの姿は面影すらも残っていなかった。
 しかし目を引くのは服装ではなく、身に纏った装甲だ。
 両腕と脚部、胸部のみを覆う橙色の無骨なデザインの装甲。薄めの金属板で作られた、
防御よりも機動性や関節の動きの範囲を重視して作られたものだ。それらの重みを感じて
Dは吐息、呼吸を整えながらイケると小さく呟きを漏らす。装甲の隙間から合致した際の
余剰熱量が吐かれ、蒸気音が鳴るのを聞きながら、Dは構えをとった。
 対するBRとRRの変化は数時間前に見たものと同じもの、黒のゴスロリドレスの上に
それぞれ青と赤の瞳や髪を持つ姿だ。身軽なDのものとは対照的にそれぞれのイメージ色
の重装甲を両腕、肩部を含んだ胸部、腰部、脚部に纏い、それすらもドレスの一部として
取り込んだような絢爛な姿になっていた。色を除けば左右対照な二人はやはり左右対照な
姿勢で構えを取ると、Dを冷たい目で睨みつける。
61『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:09:25 ID:ywPAejO4
 暫しの静寂。
 そして空気が動く。
 先に動いたのはDだ。
「第五番監獄都市管理局戦闘特課所属『夕槍』オレンジ・D、参る!!」
 叫び、駆け出すと同時に掌の中に得物が出現した。
 金属棍だ。
 長さ三尺、身長と殆んど変わらない長さの武器を握り締め、Dは突進する。狙いは左側、
こちらに対し防御の姿勢に入った赤の幼女を最初の標的とした短期戦だ。自分が身に付け
ている腕輪は元々配付される予定だったので調整は既に済んでいるが、対する相手はまだ
微調整が残っているだろう。しかし数の上では2対1で、戦闘が長引けば長引く程に不利
になってくるのは目に見えている。加えて槍使いの自分と相手の装備であるワイヤーとの
相性は悪く、流れが相手に傾けば敗北は必至だろう。だからこそ狙いは短期決戦。それが
無理だったとしても、少しでも数を減らしておけば後で楽になる。1対1の状況ならば、
例え相性が悪くても大抵の相手には勝てるという自信がある。
「そうすれば」
 残りは相手のリーダー格である柴崎・八厳一人のみとなるし、その後は管理局の力押し
でも何とかなるだろう。そこまで考え、Dは思考を切り替えた。まだ何も起きていない内
から先のことを考える、ということは悪いことではないが、先走り過ぎた結論は禁物だ。
特に戦闘では油断に繋がるし、その油断が敗北や、さしては死に繋がってゆく。腕を振り、
スイングの姿勢に構えると、Dは目の前の敵に集中する。
 一閃。
 ふ、という音をたてて息を吸い、腰を捻っての全力旋回。槍や棍などの長物で行う殴打
の利点は、剣やナイフなどよりも遥かに広い範囲と、その長さや質量による高い遠心力だ。
突きのように手数で攻めることは出来ず、剣などのように軽く自在な取り回しが出来る訳
でもないが、室内という狭く限られた空間では回避行動が難しくなる。
 果たして、その一撃はRRの体を捉えた。
 風切り音を引きながらの一撃は、赤の幼女の体を一瞬で吹き飛ばす。外敵に備える為か、
強固な作りの壁に激突したものの壁を抜けなかったのは幸運だ。戦い辛いのは変わりない
ものの、移動範囲を増やして不利になるよりは何倍もマシだ。そう考えながらスイングの
勢いを消さないままにDは回転、二度目の横薙ぎをBRに向けて放った。
62『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:11:09 ID:ywPAejO4
 しかし、
「二度は無理か」
「当然です」
 一撃目で殆んどの力を使った上に、装甲を含めたウェイトの差もあったのだろう。その
打撃は止められ、お返しです、というBRの言葉と共にDは投げられた。
「いきますよ」
 着地の姿勢を取りながら、Dは見る。
 BRが両腕を広げると同時に、その指先に変化が起きた。指先の装甲が展開し、奥から
小型の円筒が競り上がってくる。そこから炭酸の栓が抜けるような音が鳴り、現れたのは
視認不可能な程の極細の単分子金属ワイヤーだ。ワイヤーは一瞬で2mにまで延長し、
「受けなさい」
 直後、腕の振り降ろしと手首のスナップによって高速で飛来する。弱い白色光を発する
蛍光灯を破砕し、デスクを切断し、空間をも削る線の刃は指の数と同等。左右に五本ずつ、
数えて十の鋭糸を確認し、Dは下方へと棍を突き出した。
 轟音。
 ワイヤーが床を撃ち、土埃を巻き上げるが、それだけだ。
 Dの体は床から2m近く、天井の付近を舞っていた。
「何を!?」
 Dの取った回避行動はシンプルなもの、棍で床を強く打っただけだ。だが互いに身長は
1m程しかなく、BRの攻撃はワイヤーを横に走らせたもの。それ故に軌跡は低いもので、
反動で体を浮かせれば軌道上には身が入らないという単純な理屈だ。更に装甲の駆動系に
よって肥大化した力で天井にまで飛べば、足場の存在しない宙とは違い新たなベクトルを
加えることが出来る。Dは天井を蹴り、身を捻って打突の構えを取ると、
「まずは一人目!!」
 ダイブを敢行する。
 離れていればワイヤーの範囲の広さや自由な動きが厄介だが、至近距離では力も載らず
攻撃の範囲も狭いものとなるし、打突が当たらなくても懐に入ればこちらが有利になる。
 狙いを正確に定めて腕を突き出すが、しかし、それは叶わなかった。
 鈍音。
 BRの背後から伸びたワイヤーが、Dを吹き飛ばす。瞬時の判断で防御に移行し身体を
切断されるのは防いだが、受け身の姿勢を取るのが間に合わずに背中から壁へ激突した。
元々は攻撃と機動力を重視した装備だ、緩衝の力でも衝撃を殺しきることが出来ずにDの
全身を鈍い痛みが走り抜ける。圧迫された肺から強制的に空気が絞り出され、何度か咳を
した後で漸く呼吸が整い始めた。
63『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:12:06 ID:ywPAejO4
「油断したら駄目よ、BR」
「そちらこそ、もう少し早く助けてくれても良かったと思いますが」
 声を聞きながら、BRの背後を睨む。
「怖いわね、そんなに睨まないで頂戴」
「説得力が無いぞ?」
 そうかしら、と含み笑いをしながら、RRは立ち上がる。
 不味い、と心の中で呟いて舌打ちを一つ。
 相手は予想よりも遥かに強く、魔法幼女の力を使いこなしている。僅かな時間の中での
切り合いでも確認出来たが、自分より僅かに劣るものの実力に差分が殆んど存在しない。
このままのペースならば苦戦をしつつも勝てただろうし、それならば仮に連戦になっても
何とかなったかもしれない。しかし魔法幼女の素体の力のせいか、思っていたよりも気絶
から目を覚ますのが早く2対1の状況になった。このまま普通のペースで戦えば、恐らく
負けてしまうだろう。それ自体は構わない、管理局に入り、戦闘特課に配属された時点で
既に覚悟を決めていたことだからだ。しかし只でさえ驚異的な力を持つ腕輪が相手の手の
内に三つもある状況だ。四つ目が再び相手の手の中に入り、それを使う者が現れたならば、
状況は今よりも更に厳しいものへと変わってしまうだろう。
 仕方ない、とDは腕を突き出し、腕輪を起動。痺れの残る手で、空中に出現した光学式
コンソールに指を走らせ、コードを高速で入力してゆく。
「これはあまり、使いたくなかったんだかな」
 直後、変化が始まった。
64『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:14:41 ID:ywPAejO4

 ◇ ◇ ◇

 風呂から上がり、リビングに入った一虎を待っていたのは家族の真剣な表情だ。虎蔵や
十歳程年上の姉であるサユリ、母であるリリィ、その双子の妹のリィタ・ムーンブレア。
共に暮らしている者全てが揃っている光景は珍しいものではないが、殆んどは家族が持つ
独特の砕けた空気を持ったものだ。しかし今は正反対の、重く沈んだものに変わっている。
 何と無しに襟を正して食事の際の定位置に座り、一虎は虎蔵を見た。
「さて、何から話したもんかな。そうだな、二十年前に大戦が有ったのは知っているな?」
 訊かれ、少し間を置いて一虎は頷いた。巨大な研究施設の残党が作った機械人形の軍と
全管理局との総力戦、世界を賭けた大戦が有ったのは授業で習ったことだ。全ての管理局
が兵を出したということは、戦闘能力を持つ虎蔵も当然出たということになる。数時間前
に思い出した言葉、幼い頃に聞いた『英雄』という言葉も、きっとそれ絡みなのだろう。
だが、それと今の事件と何の関係があるのだろうか、と考える。残党は大戦のときに全て
捕まった、と聞いているから、今回のものとは関係があるとは思えない。第一、魔法幼女
へ変身することと、大真面目な戦いが頭の中で結び付かなかった。確かに機械人形ならば
まだしも、人間では到底有り得ない程の力を得たが、それがどうだと言うのだろうか。
「その大戦では、正確には大戦の前から先兵と戦っていたんだがな。リリィは、その当時
から技術者として参加していたんだ。そのリリィが俺に提供したのが、お前も今日実際に
体験しただろう、『魔法幼女プログラム』だ。『D3』に対抗するには、その力が……」
「ちょっと待て親父」
 大真面目に話していたので危うく聞き流してしまいそうになったが、慌てて突っ込みを
入れた。今の機会を逃してしまったら、きっと永遠に突っ込めなくなってしまうだろう。
「意味が分んねぇ」
「あ、そうだな。『D3』というのは『Dragneel.Danceing.Doll.(竜舞人形)』の略でな」
「いや、だからよ!! 何で幼女なんだよ!?」
65『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:16:34 ID:ywPAejO4
 何故そんな馬鹿のような外見に設定してあるのか、そして虎蔵も実際に魔法幼女として
戦っていたのか。想像するだけで背筋が冷たくなってくる。リリィに自分が産まれる前の
虎蔵の写真を見せて貰ったことがあるのだが、そこに写っていたのは現在より幾らか皺の
少ないだけの姿。つまり背は高く、骨の太い体に鍛え込まれた筋肉が付き、それをスーツ
で覆った中年手前の男の姿なのだ。恐ろしい、どこの世界に魔法幼女に変身するイブシ銀
が存在するというのか。自分などの家族を溺愛するときのヘドロのような目は正直キツい
と思うときもあるので置いておくとして、それ以外の部分、これまで積み重ねられてきた
完璧な父親の姿が音をたてて崩れていくような気がした。改めて考えてみれば妙な部分も
結構多いのだ。現在のリリィは三十路を少し超えたばかりなのに対し、虎蔵は五十代半ば
という、実に親子程も離れた歳の差カップルだ。しかも自分を産んだときの年齢は十六歳、
現在の自分の一つ下なのである。とんだロリコン親父だったのではないだろうか。自らも
幼女の姿となって戦っていただけに、朧気だった恐怖は輪郭をはっきりとさせてゆく。
「いや、寧ろ変態か!!」
 気付けば我知らず、椅子がテーブルから15cm程遠ざかっていた。
 それを制したのはリリィだった。
「落ち着きなさい、一虎。貴方は思考を暴走させる悪い癖があります、いつも注意してる
でしょう。全く、どうしてこうなったのか」
 溜息を吐くリリィに、遺伝ね、とリィタが小さく毒づいた。サユリもそれに頷きを返し、
リリィは眉を軽く寄せる。因みに、フォローする立場である筈の虎蔵は愛しい息子に変態
呼ばわりされて落ち込んでいた。これは自分が何とかした方か良いのだろうか、と一虎は
リリィの方を向くが、リリィは咳払い一つで発言を流し、
「ここから先は私が説明します。幼女なのは嫌がらせでも何でもなく、対象とした存在。
つまりはモデルになったのが、あの『暴君』だからです。人類では最強と言われた女性、
フランチェスカですが、彼女の出身である軍でデータを陰匿され、五歳頃までのものしか
入手出来ませんでした。それでも、その頃から並の人間を遥かに凌駕する身体能力を所持
していたので使った訳です」
66『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:18:26 ID:ywPAejO4
 そこで言葉を区切り、リリィはこちらを見た。
 一虎は納得する。『暴君』といえば三日で三千人の殺戮、しかも装備が剣一本で行った
という化け物のような力の持ち主だ。リリィの言う通り、恐らく幼い頃からその力の片鱗
を見せていただろう。身体能力に関しては努力して手に入るものもあるが、生まれついて
のもの、体の才能と言うべきものは本人の中にしか存在しないからだ。転移装置の応用、
肉体の再構成時の変換機能を利用して他人の体を使う技術があるのことも知っていたから
倫理上はどうであれ、理屈の上では馬鹿らしいものではないということも理解出来た。
「ごめん、親父」
「気にするな。俺も幼女に精神的に馴染むのには苦労したから、お前の突っ込みは分かる」
 一虎は一つ重大なことを思い出した。
「そう言えば親父、『英雄』って何だ?」
「それはね、その大戦のときの中心が虎蔵さんだったからなのよ。格好良かったわ」
 代わりに答えたリィタは虎蔵に潤んだ瞳を向け、熱っぽい吐息をする。
「リリィ、まだ諦めていないのですか?」
「一虎君、新しいお母さん欲しくない?」
「一人暮らしを拒んでいるのも、お見合いを全て断っているのも、まさか!?」
「リリィお義母さん、目がマジになってるわよ?」
 十分程口論が続いた。
 その間、一虎は考えていた。魔法幼女の成り立ちと存在することの意味は分かったし、
相手をした三人組が全員同じ顔をしていたことの推測も着いた。あれは恐らく魔法幼女を
複製し、改良したものなのだろう。管理局の人間であるDが知っていたことから察するに、
こちらのサイドで作られたものを相手が奪ったと考えるのが自然か。数日前、第7番監獄
都市管理局が襲撃を受けたという事件がニュースで報道されていたことも考えれば全ての
疑問が一つに繋がる。腕輪の存在にしても極秘扱いなのだろうし有ってはならない話だが、
蛇の道は蛇で知る者も居るから罪人が知っていたことにも疑問は無い。そして力を求める
罪人だったならば、それを手に入れようとすることも当然だろう。
67『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:20:29 ID:ywPAejO4
 しかし疑問点が一つ残る。
「何で、こっちまで来たんだろうな」
 力を手に入れた後ならば、少し身を潜めておくなり、別の場所に移るなりするだろう。
魔法幼女プログラムの存在を知った上での行動ならば、少なくとも手に入れたものと同等
の力を持つオリジナルがある場所へは来ないだろう。万が一倒されてしまい、腕輪を取り
返されでもしたら元も子もなくなってしまう。
 それに答えたのはリリィだった。
「いえ、寧ろ進んで来たのでしょう。狙いは多分、一虎が持っているオリジナルと」
 とん、と自分の胸を叩き、
「私達の命です」
「そうね」
 意味が、分からなかった。
「あれを作れるのは、開発者である私とリィタだけ。逆に言えばオリジナルを手に入れ、
そして私達を殺してしまえば誰にも作ることは出来なくなります」
 納得しかけて、すぐに首を振る。理解したくない問題だ、命をまるでのチェスか何かの
駒のように扱うことが生理的に受け付けない。リリィも何故そのように冷静に話を出来る
のだろうか。見渡してみればリリィもリィタも、そして虎蔵までもが冷たい目をしていた。
サユリは唯一違う表情をしていたが、それも俯いて目を閉じているだけだ。
「これはさっき皆で話し合ったんだが、引っ越そうかと思っている。ここの住民には悪い
と思っているが、後は全て管理局の連中に任せようかとな。俺ももう戦える年じゃないし、
お前なんかは問題外だ。今日こそは止むを得ない事情があったから仕方ないだろうがな、
お前は民間人だし参加させることは出来ん。剣の方もそれなりに強いのは認めるが、俺に
言わせて貰えばまだまだ実力不足だ。仮に戦闘に参加したとしても、幾らも経たない内に
殺されるだろう。親のエゴだがな、俺はまだ、お前に死んで欲しくない」
68『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:21:33 ID:ywPAejO4
 沈黙。
 虎蔵の言葉の意味を考え、誰にも聞こえないように吐息する。言っていることの意味は
理解出来るし、自分でも分かっていることばかりだ。きっと自分が戦っても子供が大人を
相手に喧嘩をしているのと同じ、手も足も出ないままにやられてしまうだろう。三人組を
相手にそこそこ上手く戦えていたのだって、今にして思えば偶然だろう。あの時は精神が
がハイな状態になっていたから戦えていると思っていたものの、実際最後は紫色の幼女の
一太刀で吹き飛ばされていた。
 だが、このままで良いのかという疑問が頭をもたげてくる。
 虎蔵の言うことは、この監獄都市を捨てて逃げるというものだ。それはつまり里美をも
見捨てるということ、今日のように危険に巻き込まれていたとしても無視をして逃げろと
いうことだ。それは、それだけは認めたくなかった。
「ちょっと、考えさせてくれ」
 一虎は緩慢に立ち上がると、リビングから抜け出てゆく。
 ドアを閉める音が響き、その後静寂がリビングを支配した。
「年を取るってのは嫌なもんだな。俺も二十年前なら、あいつみたいに戦おうと思ったん
だろうがよ。間違っていないとは思うが、俺の判断も正解じゃないんだろうな」
「……私は虎蔵さんを信じていますから」
 優しく言うリリィを見つめ、すまねぇな、と虎蔵は呟いた。
69『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:23:27 ID:ywPAejO4

 ◇ ◇ ◇

『OrangeShift:aXelia;(橙幻郷疾走開始!!)』
 電子音声の声が響くと同時に、Dの体に更なる変化が起きる。
 最初に現れたのは追加装甲だ。
 空間に現れた各ユニットが、軋みの音をたてながら装甲へ繋がってゆく。推進力を増す
為の大型のバーニアが脚部、両腕部、背部へと追加され、接続機構は鋭い音をたてながら
己の役割を果たす。空気を裂く先鋭的なフォルムと各部に装着されたバーニアから連想を
するものは巨大な加速機と言うより、一つの戦闘機のようなものだ。
 変化はそこで終わらない。
 僅かに遅れて出現した別の追加装甲は、棍へと合致してゆく。上部の先端には砲の姿を
持つものが、下部の三分の一へは自らと同じく推力を増す為のブースターが繋がってゆく。
それは魔女の箒というレベルではなく、例えるならば今のDの姿と同じ、それ自体もまた
一つの戦闘機のようなものだ。
 穿つ、という槍本来の目的を体現したそれを構えると、
「覚悟しろ」
 砲の機構の根元に着いたグリップを握り、捻れば先端から光刃が伸びた。対応した背部
バーニアから溜めの光が漏れて大翼を作り、暗い部屋を白の光で染め上げてゆく。
 それが弾けた瞬間。
 Dの体は天井をぶち抜き、一気に空へと飛んだ。
 頂点に達したDは全身を半回転、満月と星を背後に置きながら叫ぶ。
「来たれ同胞、貫く意思を持つ黄昏の騎士よ!!」
 言葉と共に出現したものがあった。
 槍だ。
 Dの抱えているものと同じ構造を持つ無数の光槍が、夜の空へと展開する。
「穿て雷、神鳴る力の担い手よ!!」
 砲のトリガーを引けば、望んだ変化が起きた。全ての槍が、Dの全てのバーニアが光を
吹き、僅かな溜めの後に眼下のビルへとダイブを連続させてゆく。
 轟音。
 槍の群はビルを貫き、しかし役目はそこで終わらない。貫いた槍は自ら意思を持つかの
ように矛先を転換させ、また突貫を続けてゆく。直進し、あるいは弧を描き、ビルを補色
するかのように削り、潰し、破壊の行為を何度も実行する。
もはや喰らうという表現すら生温い、死を与える爪牙による殺戮だ。
「これで、今度こそ終わりだ」
 連なるように自らもダイブしてゆく。
 しかし、そこでDは新たに人影が立っているのを見た。
70『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:25:00 ID:ywPAejO4

 ◇ ◇ ◇

 電気も点けずベッドに体を投げ出し、一虎は天井を仰いだ。
「意味分かんねぇよ」
 ごろり、と体を回し、携帯が視界に入ったことで気が付いた。黄色のランプが点滅し、
何か着信があったことを示している。そう言えば学校の友達が帰り際に、メールを送ると
言っていたことを思い出して携帯を開き、しかし手を止めた。
「そんな場合じゃないんだっつの」
 枕にヘッドバッドをして、そのまま顔を埋め、考える。
 引っ越しをする、と虎蔵は言っていた。あの様子から考えれば、もう数日もしない内に
決行されるだろう。下手をしたら明日にでも行われるかもしれないし、そうならば挨拶も
碌に出来ないままの別れになる。それは避けたい、と考えてデイスプレイに目を向ければ、
表示されているアイコンはメールが数着と、
「不在着信?」
 確認してみれば電話が来たのは数分前、里美からのものだった。続いてメールボックス
を開いてみればトップにあるのは里美からのもの、内容はシンプルに電話が出来るように
なったら連絡を入れて欲しいというものだった。
「そうか、里美にもお別れを言わなくちゃ駄目なんだよな」
 憂鬱な気分になりながら里美の電話番号を呼び出し、発信ボタンをプッシュ。こちらが
掛けてくるのを待っていたらしく、数コールもしない内に繋がった。
『あ、虎やん?』
「……どうした?」
 声は普段よりも低く、張りが無いもの。尋ねてみるが、返ってきたのは「何でもない」
という否定の答えだった。しかしその声も弱々しいもので、無理をしている、と悟る。
『あんな、虎やん。もしウチの首輪が外れたら、嬉しい?』
 答えは決まっている。監獄都市で産まれた二世であることを示す首輪、それが外れると
いうことは罪人の子供であるというハンデが消えることだ。将来自立し、表の世界に出た
ときに苦労することも少なくなるし、今のところは夢の話であるのだが、仮に付き合って
結婚するとなったとき、法による障害は消えることになる。皮肉ではないが、これは正に
夢のような話だ。
「嬉しいが、もしかして取れるのか!?」
『声がおっきいて。うん、もしかしたら、の話やけどね』
 勢い良く立ち上がり、声が大きいと注意されたことも構わずに歓喜の叫びを連続させ、
しかし言わねばならないことを思い出して再び座り込む。
 数秒。
71『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:26:32 ID:ywPAejO4
「嬉しい話の後で悪いんだけどな。あのさ、俺、暫く会えなくなるんだ。いや勿論いつか
帰ってくるつもりだし今生の別れって訳でもないし寧ろ別れたくないって言うかまだまだ
こっちでやりたい事とかもあるし大事なことも山程」
『落ち着いて、虎やん』
 深呼吸を重ねる一虎に、電話の向こうの里美は小さく笑い声を漏らし、
『そっか、残念やね』
 軽い音がしたのは、クッションか何かを叩いた音だろうか。先日ゲーセンで取ったもの
だと良いな、と何度も訪れたピンク色の部屋の中を思い描きながら横になる。本当に残念
な話だ、首輪が消えてしまうのが後一ヶ月も早かったなら、また別の思い出が出来たかも
しれない。それを作ることが出来ないのが惜しくて、涙が溢れてしまいそうになる。
 それを誤魔化す為、相手には見えないというのに強引に笑みを浮かべ、目尻に浮かんだ
雫を乱暴に拭う。こんなものは無かったと、泣きそうになんてなっていなかったと、そう
言うように。先程の痕跡を消し、は、と息を吐き、
「それよりもさ、首輪の話、どうしてなんだ?」
 無理矢理に話題を転嫁し、尋ねれば、小さな笑い声。
『ほら、こないだウチが出た弓の大会あったやろ?』
 それは一ヶ月前、一虎も応援に行ったものだから覚えている。選手は監獄都市の住人に
限られていたが第三惑星のトップクラスが集まる年齢無差別の大会で、里美が見事優勝の
栄冠を勝ち取ったものだ。特に準決勝の元第三惑星王者との試合は僅差での勝利で、その
ときの光景は一月経過した今でも全くぼやけることなく脳裏に焼き付いている。
「それで?」
『うん、それを管理局の偉い人が見ててくれたみたいでな。ちょっとお仕事せぇへんか?
って言われて。それが上手くいけば、首輪が外れたり補助金が出たりするんやて』
 喜ばしい、昔からの継続が無駄にならなかったというものの見本のような話だ。
『なぁ、お引っ越しの日は決まっとるの?』
「いや、分からん。もしかしたら一週間後かもしれないし、明日いきなりかもしれない」
『残念や、お別れ会も出来へんね』
「そうだな。でも、いつか」
 必ず、絶対に、
「また、会いに戻るから、さ」
『うん、いつか、また逢おうな?』
 逢える。
 そう信じ、おう、と答えて窓の外を見た。
72『暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-』:2007/09/04(火) 17:28:35 ID:ywPAejO4

 ◇ ◇ ◇

 その人影が腕を振り、その周囲で何かが煌めいた、と思った瞬間、視界に信じられない
光景が飛び込んできた。
「馬鹿な!?」
 吹き飛び、自分の横を通過していくものはビルの破片だけではない。細かく切断された
槍の破片だった。無数の鉄の風が背後に流れるのを見ながら、舌を打ちトリガーの引きを
高速で連続させる。応える槍は空中には無いが、その代わりDの抱えた槍は爆発的に速度
を増した。重力の加速を味方に付け、体が痛みをあげる程にバーニアを働かせ、その速度
は音速を超過する。空気の幕を破り、無音となった世界を感じながら、向かうのは一点。
「悪魔め」
 その声も背後に置き去りにしながら、紫の幼女に突攻する。
 擦れ違う刹那の時間、勝敗は一瞬で決した。
 グリップを切断され、強制的に槍から切り離された体は慣性のまま床に叩き付けられた。
そのまま勢いは死なずに体は床を転がり、壁を二枚ぶち抜いたところで漸く運動を止めた。
バーニアの圧力を軽減させる緩衝機構のお陰だろうか、受けたダメージは全身の強い打撲
のみだが体に力が入らず、立ち上がることすら出来ない。しかし負けるつもりは無いと紫
の幼女を睨みつけ、Dは歯を
向いた笑みを見せた。
「随分良いものを見せて貰った、このような機能も有るのだね」
「貴様には見せるつもりなど無かったんだがな」
 毒を吐くDの視界に、二人の人影が追加された。
 BRとRRだ。
「八厳様、ナイスフォロー!!」
「お休みのところ、御助力感謝致します。どうぞ後はこちらに任せ、もう暫くお休みを」
 そうするさせて貰うよ、と部屋を出る八厳の背中を見送り、二人はDを見下ろした。
「ありがとうございます、お陰で新しい機能を確認出来ました」
「でも、ソレとコレとは別問題」
 RRが手首を振り、伸びたワイヤーは一瞬でDの体を拘束する。そして器用にも砕けた
天井の淵に半ば辺りを引っ掛ける腕を引き、引かれたワイヤーは幼い体を宙に引き上げる。
「さて、お・た・の・し・み」
「安心して下さい。殺しはしませんから」
 無理矢理に立たされた状態のDを見つめ、RRとBRは唇を三日月の形へと歪めた。
73ロボ ◆JypZpjo0ig :2007/09/04(火) 17:29:17 ID:ywPAejO4
今回はこれで終わりです

次回やっとエロス
74名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 02:00:42 ID:l2J+vCmU
魔法少女が怪人に襲われる話を書いてみたかった。
そうしたらメインがむしろ怪人になってしまった。
でも折角書いたので投下します。
75宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:02:48 ID:l2J+vCmU
 普通の高校生だった俺が、この所普通でない放課後を送る羽目になったのには理由があ
る。そう、いつだって理由はある。
 ある日の学校帰り、車に跳ねられたのだ。落として転がった小銭を拾おうと、左右の確認も
せずに車道に出てしまったのだから悪いのは俺である。だがそこからが問題だった。
 目が覚めたら病院ではなく、謎の研究所だったのである。しかもオドロオドロしいオカルトちっ
くな装飾がふんだんに盛り込まれた感じの。
 呆然とする俺に説明をしてくれたのは見るからに人の良さそうな中年男性だった。髪が薄く、
丸顔で、目が細い、零細企業で事務職でもやってそうな。
「いやあ、助かってよかった。お父さんの腕は流石ですな」
「はぁ?」
 話を聞けば、手術を行ったのは俺の親父らしい。確かに親父は某病院に勤める医者だ。が、
親父の勤め先はこんな前衛的な病室のある病院ではなかった筈。
「何はともあれ、ダークネスオーガストへようこそ。これから一緒に頑張りましょう」
「へ?」
 ここからの話は衝撃の連続だった。何しろ、ここは悪の秘密結社の秘密研究所で、医者と
看護婦だと思っていた両親が実は組織のマッドサイエンティストとその助手で、俺は死亡
寸前の状態から謎の儀式と手術で怪人になる事で一命を取り留めたというのだ。その上、
これから俺がダークネスオーガストなる悪の組織で怪人として働く事は決定済みらしい。
 既に雇用契約書も作成済みなのだとか。親の署名で。
「んなアホな……」
 嘆いた所で事態は変わらなかった。家に帰ると、先に帰宅していた両親は何故かニコニコ
顔で俺の就職を祝う始末。これからは親子三人、力をあわせて悪事に邁進しようなどと言い
出した。
 こうなると俺にはもう了承する以外に道は無い。決して「可愛い女の子にエッチな事し放題
だぞ」とか耳元で母親に囁かれた事は関係ないのである。
76宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:03:37 ID:l2J+vCmU
「で、正義の味方って……アレ?」
「イーッ! そうですニャルボーン様。あの二人組に先週、怪人エビ男さまが。うっ、うっ……」
「そ、そう」
 そんな訳で、日中は学校に通いつつ、夜になると悪事に勤しむという生活が始まった。資
金稼ぎに銀行の現金輸送車を襲ったり、示威活動として幼稚園バスをジャックしたりするの
である。善良な市民の皆様を蹴散らしつつだ。
 ただ、闇がある所には光もある物で、ついに俺の前にもいわゆる正義の使者が現れた。
 その名も、魔法少女アクアマリン。アクアとマリンという二人組の女の子である。今までにも
俺の同僚、つまり組織の怪人が幾人か倒されている。戦闘員の話では先週、怪人エビ男が
倒されて全治半年の重症だとか。
「魔法少女、って……。小学生じゃん」
「イーッ! はぁ、見た感じ小学生ですねえ。でも、強いのは確かなんスよ」
「そ、そう」

 時刻は23時を少し回った辺り。場所は市立美術館前。俺こと怪人ニャルボーンは、十数名
の戦闘員を引き連れて美術館の展示品を強奪に来た所だ。
「そこまでよ! 邪悪な怪人めっ」
「私達が来たからにはアナタの好きにはさせない」
 月明かりを浴びて、セオリーどおり高い所から登場したのは、小学生くらいの女の子二人組
だった。それぞれ青とピンクを基調としたコスチュームに身を包んでいる。
「母なる海の代理人」
「水の星に正義は満ちる」
「魔法少女アクアマリン!」
「ここに参上っ!」
 そんな如何にもな口上と共に彼女達は美術館の屋上から飛び降りた。おいおいと驚く物の、
言うだけの事はあるらしく、二人はスチャッと気持ちよく着地。手に持ったステッキを俺に突き
つけている。
 うろたえる戦闘員の皆さん。厄介な敵なのは確からしい。
「アクア・レーザー!」
「マリン・スプラーッシュ!」
「イーッ! やられたー」
 と、俺がボーっと見ている間にも、戦闘員達は次々に跳ね飛ばされていた。
77宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:04:35 ID:l2J+vCmU
 なるほど。これが正義の味方と言うヤツか。七色に輝くエフェクトを撒き散らしながらジャンプ
して魔法を唱えたり、ブルース・リーばりのカンフーで戦闘員を蹴り飛ばしたりと、その小気味
良いアクションは感心するほどだ。暫し見惚れた。決してヒラヒラ舞うスカートの中に見惚れた
わけではないので。念のため。
「さあ! 残るのはお前だけよ!」
「観念して塵に帰りなさい!」
 ビシッとステッキを目の前に突き出されてハッと気付く。何たる事か、戦闘員さん達は皆して
倒れているではないか。いやはや。失態失態。
「ほう、大した物だな。流石エビ男を破っただけはある」
「ふふん。その余裕、いつまで持つかしらね?」
 二人組の青い衣装の方、アクアが可愛らしくも自慢げに無い胸を反らせる。が、俺はうろた
えない。両手を広げてこう唱えた。
「ベホマラー!」
「な、何ですってー」
 途端、地に伏した戦闘員達が力を取り戻して立ち上がる。
 解説せねばなるまい――。
 悪の秘密結社ダークネスオーガストの怪人、ニャルボーンは、なんとベホマラーが使える
のだ。
 俺ことニャルボーンの怪人化は本来、儀式で召喚したそれっぽい魔獣と融合する手はず
だった。が、何をどう間違えたのか、初っ端の召喚儀式で魔獣ではなく手の平まで真っ黒な
黒人牧師が出てきてしまったのである。通りすがりの邪神と名乗った彼は、だが何故か快く
力を貸してくれたそうで、手術台に寝そべる俺に強力無比な力を授けてくれたらしい。
 怪人としての基本形は頭に宝冠、背中に翼のある身の丈3メートルの黒い巨人。やや細身
で、顔も体毛も無く、全身がつるっとしている。それだけでも十分異形ではあるが、更にそこ
から変化が出来る。映画のエイリアンのように外骨格が浮かび上がり、無数の触手が生え
るのだ。
 備わった能力も凄まじい。銃弾は元より、核ミサイルでも傷一つ負わない防御力。ワンパン
チで練馬区の7割が消し飛ぶ攻撃力。空を飛べるのはむしろ当たり前で、瞬間移動は周囲
の物や人を任意に巻き込める。目からは怪光線、口からは炎と冷気が出るし、手を振れば
風が吹き、地震も起こせる。その他、体長体重は好きに変えられるは、触手からは麻酔、
睡眠、催淫、脱力、などの効果を持った謎の液体は出せるは、適当に呪文を唱えれば
イオナズンが使えるは、秋なのに季語が梅だはと、それはもう大変な有様である。
 しかも怪人ニャルボーンに変身する前の状態でも、ある程度の能力が使えるし、任意に
変化も出来るというのだから開いた口も塞がらないとはこの事か。両親が喜ぶ筈である。
78宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:05:16 ID:l2J+vCmU
 これが、俺――怪人ニャルボーン誕生の経緯だ。
 そんな訳でベホマラー程度の呪文は、むしろ使えて当然なのである。
「という訳で、覚悟してもらおうか。アクアマリンよ」
「そ、そんな……」
「どうしよう、アクアちゃん」
 形勢が一気に逆転した事を悟ったのか、身を寄せ合って脅える2人。ここからはずっと俺の
ターンだ。故に容赦はしない。
「ふはははは、食らえっ!」
 背中から生えた触手が肩越しに伸び、立ち竦む2人の女の子に絡みつく。取りあえず両手足
を拘束して持ち上げた。武器のステッキも取り上げられた2人は涙目だ。キャーキャー叫ん
で暴れているアクア、えぐえぐとしゃくり上げているマリン、といった具合。
「で、捕まえた訳だけど。どうしよう、この子達」
「イーッ! そりゃもう、憎き敵な訳ですから。煮るなり焼くなりという感じで。ほら、私ら悪の
秘密組織ですし」
「え? ま、まあ。そうだけどさ」
 傍らにいた戦闘員24号と意見交換をするのだが。どうにもぎこちないのは、如何せん相手
の年恰好が微妙すぎるからだ。これが宇宙の刑事っぽいおっさんだったりしたら考えるまで
も無く燃やして箱に詰めてから銀河中心核辺りまでまでブン投げるし、美貌の泥棒三姉妹と
かなら拉致って洗脳の挙句に組織の保養所で色っぽい仕事を担当してもらうのだが。
「流石に小学生じゃあ……」
「イーッ! でも、ニャル様的にはどうスか? 小学生。ほら、ピンクの子とか胸も案外ありま
すよ」
「うん。ありだな」
 戦闘員24号に乗せられた感じで、思わず本音が漏れてしまう自分が愛しいと思う。俺は年上
のお姉さん好きではある。が、実は、何を隠そう。小っちゃい子もOKなのだ。
「じゃ、じゃあ。そっちの方向で。ど、どこまでしていいのかな?」
「イーッ! 青天井でよろしいかと。私ら、悪の組織ですし」
「そっかあ。そうだよ、そうだよな!」
 24号とお互いにサムズアップを決め、改めてアクアマリンに向き直る。散々暴れて体力が
無くなったアクアと、泣き疲れたマリンは二人とも既にグッタリだ。手間が省けてよし。もっとも
抵抗した所で俺の拘束から逃げ出せよう筈も無いが。
79宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:06:18 ID:l2J+vCmU
「じゃ、そういう訳で」
「え、な、何……」
「ひっく、ひっく。もう、やめてよう」
 こうなると正義の味方もただの小学生である。追加で伸ばした無数の触手を前に、顔を引き
つらせる以外に、何も出来はしない。
「ヒッ! やっ、嫌ああぁ……気持ち悪いよぅ。さ、触らないで……」
 先ずはピンクの衣装の方、マリンを責めようと決めた俺は、蠢く触手を彼女の手足に張り付
かせた。そして少しずつそれらを服の中へ潜り込ませていく。じっくり、たっぷり女の子の素肌
の感触を楽しみながらだ。
 言うまでも無いが、触手は俺の意思一つで硬くも柔らかくもなるし、あらゆる感覚を備えた
器官にもなる。当然ながら様々な効果を持つ謎の液体や、俺本来の精液を出す事も可能だ。
 要するに何でもあり。
 現在は、マリンの肌に接する部分を手の平半分、舌半分として、その柔らかくも滑らかな肌
を味わっているのだ。
 にしても――。
「むぅ。この手触り、この舌触り。いやあ、参ったなぁ」
「ヒャアあぁぁあッ! 嫌ッ、いやあ……気持ち悪いよぅ。助けてぇ……」
 ランドセルにリコーダー刺して歩いてそうな女の子である。全身を男の手と舌で嬲られれば、
れもう、さぞ気持ち悪かろう。俺は大変に楽しいのだが。
 潜り込んだ無数の触手が蠢く様が、マリンの衣装越しに見て取れる。そのビジュアルの
異様なまでのエロスに誘われ、見守る戦闘員は大盛り上がりだ。移動用に使っているバス
に常備してあった業務用テレビカメラを臨時の撮影班が構えている辺り、非常にGJである。
 後でDVDに焼いてもらおう。
「さて、そろそろマリンちゃんにも盛り上がってもらおうかな」
「え……? な、何するの、嫌ぁぁ。――ングッ……ん、んんっ」
 伸ばした触手を一本、彼女の口元に這わせる。そして閉じられた唇を無理矢理こじ開け、
中へと侵入。喉の奥まで伸びた触手は、そこで先端から謎の液体を吐き出した。
 みんな大好き催淫剤だ。俺の体内で精製されたそれは、強力な催淫作用を発揮し、自慰
も知らない女子小学生を僅か数秒で快楽に溺れた女の体に変える。
「んッ、んあ、あーッ! あぁぁぁッ。凄っ……気持ち――良いッ。あ、あああんッ」
 吐きそうなほどの嫌悪感が一転して快感に。全身に絡みつく触手が、そんなマリンの体の
変化を敏感に感じ取った。さっきまでガチガチに固まっていた筋肉が、今や跳ねるようにビク
ビクと震えている。吐き出す息もいきなり熱くなり、強張っていた顔はトロンと溶けるようにだら
しなく歪んだ。
80宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:07:07 ID:l2J+vCmU
「おおう。正直、予想以上の乱れよう。どこかな、どこが特にいいのかな?」
「ひゃああああッ、あッ……んっ。うッ、いいッ! ぜ、全部気持ち良いよぅッ」
「おやおや、困った子だな。そんなに気持ち良いのか。こっちはどうかな?」
「う、ぁ。ああああッ、そこは、そこはぁっ! 凄いッ、やあぁ、何……これ」
 マリンの手足を拘束する触手を動かして、様々な体勢を取らせ、その小柄な全身を嬲りま
くる。既に彼女の体は俺と彼女の唾液でベタベタだ。そこへ幼いながらに股間から分泌され
た愛液も加わって最早ドロドロと言える。触手の一本を細くしてパンツに潜り込ませれば、狂っ
たようにマリンは鳴き声を上げた。
「ようし、じゃあ。これ取っちまうか」
「あっ、あんッ! ぁ、服……んッ。やぁっ、体中が、ジンジンするぅ――んあぁっ」
 幾つかの触手で彼女の衣装をビリビリと破り捨てる。魔法で編まれたらしい魔法少女特有
のコスチュームは、恐らくケブラー繊維よりも丈夫なようだが、俺の前ではティッシュも同然
だ。自分の着ている物を剥ぎ取られたマリンは、一瞬気にしたようだが、それも快楽の波に
流されたようで、喘ぎ声はむしろヒートアップ。
「さて。いよいよ本番ですよ。マリンさんや」
 もう声を掛けてもひたすら喘ぐだけだ。脳内麻薬が頭の中で過剰に溢れているのだろう。
そろそろどうにかしてあげないと呼吸すら出来なくなりそうだ。
 俺は彼女の体をこちら向け、足を大きく開かせた。M字のまま、宙に吊っている状態だ。カ
メラ班がすかさずマリンの正面に回りこみ、彼女のトロトロになった幼い秘裂を舐めるように
撮影している。流石時給1,600円貰っているだけあって見事な仕事だ。
 因みに、さっきから触れられていないアクアは、健気にも泣き叫びながらマリンを離せとわ
めいている。良い子だ。
「ふむ。頃合や良し」
 いよいよのっぴきならない状態になってきたマリンを前に、俺は一本の触手を股間から伸
ばした。先端チンコ仕様の特別なヤツだ。ただ、特別とは言いながらも何本でも出せる辺り、
邪神様様である。ビバ怪人。
 相手が小学生という事もあって、若干細めに調節し、僅かに口を開いた彼女の割れ目に
あてがう。トロトロとペニスに伝う愛液が素晴らしく気持ちよい。
「ふふふふふ。さあ、たっぷり飲ませてやろう」
 マリンの細い腰をガッチリと触手で固定し、ペニスをズブと埋めていく。
81宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:08:08 ID:l2J+vCmU
「やぁっ、あぁっ。んあっ! ……ヒッ、ひぃあああっ!」
 途端、彼女は鋭い叫び声を上げた。初潮が来ているかどうかという女の子だ。如何せん
挿入は厳しいのだろう。が、先ほど飲ませた催淫剤のせいで、苦痛は長く続かない。全身を
愛撫する触手が、あっという間にマリンから快感を引きずり出し、破瓜の痛みも直ぐに快楽
に変わったようだ。
「んんぁっ! 痛ッ? ん、違……う? んッ、んああっ――気持ち良いッ! あ、ああッ」
「ほう、ほう。まだ子供なのに、良い感じになってるなぁ」
 膣の中でグイグイとペニスを締め付けられ、俺の方もかなり良い感じだ。薬と触手愛撫で
無理矢理分泌させられた愛液のお陰で、きついながらに抽送もスムーズ。ヌトヌトと淫らな
音を立てて、ペニス触手が出入りを繰り返す。
「んあああッ! んああッ! ひぃ、ふわああっ……ダメ、だめぇ!」
 四肢を触手で押さえられているにも拘らず、マリンは激しく身を捩り、こちらが心配になる
ほどの嬌声を上げた。ビクビクと全身を小刻みに震わせている所を見ると、実はとっくに達
していたらしい。膣の中も収縮を繰り返している。だがそれが止まらない。催淫剤の効果が
てきめんに現れているらしく、イキッっぱなしになっているわけだ。
「あああッ! あぁうぁう……なぁああっ! んぁあん――っ」
「おいおい。大丈夫か?」
「んんぁあっ……ひあああ――っ! にああぁっ……ん、んああ」
 伸ばした触手を一本、先端を平手にして軽く頬を打って見るが、それすらも快感になって
まうらしい。正直やりすぎたか。このままイキっぱなしが続いたら、何かしら後遺症が残って
しまうかもしれない。
「んぐっ! にゃああうっ、んなあああうっ! みゃあぁふうぅぅ……」
 絶叫もおかしくなっている。顔を見れば瞳孔が開きっぱなしだ。下顎がガクガク震えて涎は
零れ放題という有様。
 俺は暫し顎に手を当てて首を捻り――。
「ま、いいか」
 という結論に達した。己のペニスと相談した結果だ。相談相手に問題があり過ぎかもしれ
ないが。
 と、そうこうしている内に俺の方でも射精の衝動が高まってきた。因みに俺は、夢の射精
コントロールがデフォルトで可能だ。自分の好きな時に出したい分量だけ出せるし、逆に幾
らでも溜めておける。加えて、精液は凄いスピードで精製可能で、これも体のサイズが許す
限り、幾らでも溜め込んでおけるという正に男の夢を具現したスペシャル仕様。
 その内、10人くらいを相手に10リットルくらい一片に膣内射精してみようと思っている。
「むうう、そろそろいいか」
 腰にグッと力を込め、マリンに刺さったチンコ触手から溜まった精液を一気に放出。流石に
リットル単位では出さないが、普通の成人男性ではありえない量の精液が、彼女の幼い膣を
あっという間に満たした。
82宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:09:01 ID:l2J+vCmU
「ふぅ、我ながら良い仕事した」
 一方のマリンちゃんは、未だに快感が納まらないらしく、ビクビクと体を震わせたまま喘ぎ
続けている。
 まぁ、愛撫用の触手を引っ込めて夜風に晒しておけば次第に治まるだろう。多分。

「ま、まゆみッ! ねえっ、まゆみ! しっかりして!」
 二人組の片割れ、スレンダーで気の強そうな方であるアクアは、相変わらず宙吊りになっ
たまま相方のマリンに声を掛け続けている。というかマリンちゃんの本名が駄々漏れだ。いい
のだろうか。
「ふっふっふ。アクアよ、マリンを助けたいか?」
「えっ? あ、当たり前よ! まゆ……マリンを返してっ」
 如何せん可哀そうになってきたので、ここいらで解放してもいいのだが、歓声を挙げて盛り
上がっている戦闘員の手前もある。俺は興が乗った振りをしてマリンを引き寄せた。決して
嗜虐心が刺激されたからではない。
 漸く絶頂の波が引いたばかりのマリンは虚ろな目でゼイゼイと息を切らしている。俺は
そんな彼女を今度は自分の腕で抱き寄せ、アクアに見せ付けるように頭をなでた。
「コイツを返して欲しければ、……そうだな。自分でそれを入れて見せろ。そして射精させ
るのだ。お前が腰を振ってな」
「え、えええっ? そ、そんな……あたし、そんな事」
「出来ないか? ふふふ、それでも構わんぞ。我々はマリンを連れて帰るだけだ。お前も
家に帰るが良い」
「そ、そんなっ! そ、それで、まゆ……マリンをどうするの!?」
「ふぁふぁふぁ。その場合、コイツは永遠に俺様のペットだ」
「くッ! だ、だめ……そんな事させない。分かったわよ、やれば良いんでしょ、やれば!」
「ふぁふぁふぁふぁふぁ、精々頑張るのだな」
 いやあ、実に心の強い子だ。小学生という歳を考えれば泣き喚いてパニックを起こしても
おかしくないのに。
 俺はアクアを地上に下ろすと、拘束を解き、チンコ触手を一本、彼女の前に突き出した。
そしてマリンを抱いたままどっかりとその場に腰を下ろす。戦闘員達は各々、好きな位置
に陣取り、かぶり付きでアクアの様子を眺めている。撮影班の邪魔だけはしないようにし
ているのが流石だ。
「さて、どうする? アクアよ。おっと、それの位置はお前の好きに変えて良いぞ」
「うっ、くっ。ぐすっ」
83宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:10:10 ID:l2J+vCmU
 涙目のアクアは、だが気丈にも自分でパンツを脱ぎ、俺のチンコ触手を握り締める。言うま
でも無いが、普通のペニスでは無いので乱暴に扱われても平気だ。鉄板だって貫くぞ。
「嫌ッ、こ、怖い……こんなの、入んないよ」
 まあ、気丈とは言っても小さな女の子だ。怖かろうし、こんな事で処女を失うのは辛かろう。
 チンコ触手を握り、自分の股間にあてがったのはいいが、そこで彼女は泣き言を漏らした。
立っているのが精一杯のようで、足もカタカタと震えている。
 そこへ俺は追い討ちを掛けた。
「そうそう、制限時間は10分な」
「え、えええッ! ……うぐっ、ひん。助けてよう、女神様」
 虚空から大きな砂時計を取り出し、ドンと置いてみせる。これに不正はない。丁度10分を
計測できる砂時計だ。もっとも、俺は射精コントロールが可能なので、最初からアクアに
勝ち目は無いのだが。
「むふふふ。さあ、時間はドンドン無くなっていくぞ」
「う、ううう。まゆみ、まゆみぃ……」
 時間制限を課した事でアクアもいよいよ切羽詰ったのか、チンコ触手を自分の割れ目に
グイグイと押し付ける。が、若干細目にしてあるとは言え、濡れてもいない処女小学生の
割れ目に簡単に入るような代物ではない。
「どうしたアクア。全く入っていないぞ」
「う、ううううう……こ、こんな物。無理よ――許してよっ」
「ふははははは。マリンには入ったではないか。まあ、無理なら無理でも構わんがな」
 脇腹から触手を一本伸ばし、先端を手の平に変えて腕に抱いたマリンの胸を揉む。アク
アに見せ付ける為の行為だったが、歳の割りに膨らんだ可愛らしい乳房は、思いの外
気持ちよかった。未だ硬くなったままの乳首とか、火照った肌とかも。思わず気持ちを
込めて優しく揉みしだいてしまう程だ。
「う、ぐぅ。あたしだって……。出来るもん」
 相方の揉まれた胸を見たアクアは何故か目に力が戻った。どうも、マリンより成長が
遅いのをちょっと気にしているらしい。女の子らしい対抗心というわけか。
 ちょっとだけ冷静になったアクアは、如何せんこのままではペニスを受け入れる事は
不可能と悟ったようだ。何処で知ったのか、一応それなりの知識はあるらしく、自分の胸
を揉み、股間の割れ目を擦っている。
84宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:10:59 ID:l2J+vCmU
 女子小学生のオナニーショーという思わぬ展開に、戦闘員達の目も爛々と輝きだした。撮影
班の動きも活発になる。
「う、んっ。……えいっ。んっ、んっ。うっく」
 たどたどしいにも程がある少女の自慰。だが状況が状況だけに、一向に彼女の体は反応し
ない。増えるのは涙だけだ。と、思う間に砂時計の砂は半分が落ちていた。
「はい、五分経過ー」
 俺の声に合わせて、戦闘員24号が『ファイブ ミニッツ アゴー』と書かれたプラカードを掲げ
て見せる。
「ひっ! う、嘘……。そんな、えぐっ、んっ、んっ――んっ」
 さあッとアクアの顔から血の気が引いた。慌てて手の動きを早めるが、焦った上にプレッ
シャーがドンと乗っかっているのだ。これで性的興奮を覚える筈が無い。ポロポロと玉のよう
な涙を零し、グネグネと無い胸と股間を捏ね回すが、アレでは痛いだけだろう。
「ぐふふふ。ダメそうだなぁ、アクアよ。……って」
「んっ、んふ……。ふぅ――んっ」
 アクアは歯を食いしばって必死に頑張っているのだが。打って変わって困った事になって
いるのがマリンだった。夜風に当たって意識を取り戻したのは良いとしても、俺の腕の中で
抵抗するどころか、何故かうっとりと目を細め、気持ち良さそうにしている。時折、俺の胸板
に頬を擦りつけてくるくらいだ。
 ついに股を濡らす事を諦め、チンコ触手を無理矢理自分の割れ目に突っ込もうとしている
アクアは、ギュッと目を閉じていて相方の様子に気付いていない。
「お、おい。マリン、マリンちゃん? どうした?」
「んふっ。わたし……んっ、んぁぁ……」
 どうにも、やばい事になったらしい。マリンの耳元に口を寄せ、小声で尋ねてみるが、真っ
当な返事が返ってこない。
「あちゃー。後で正気に返れば良いけど」
 察するに、極度の精神的衝撃で脳が現実の認識を拒否したようだ。だが人間性の完全崩
壊を恐れた精神は一時的に目の前の現実を本人に負担のかからないような物へと再構築。
結果、今現在、彼女は俺を自分を愛し、保護してくれる対象と認識している。という感じだろ
うか。いや知らんけど。まあ、身の丈3メートルののっぺら坊に触手でドロドロにされれば、あ
るいはそんな壊れ方もするのかもしれない。知らんけど。
85宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:11:39 ID:l2J+vCmU
「んっ……んっ。あの、にゃ……ニャルポン様」
「お、おう。あ、後でな。それとニャルボーンな」
「んっ、ニャル様ぁ……んっ」
 そんな訳で、捕らえたマリンが思いっきり甘えてくるという魅惑の事態。良いか悪いかで言
えば思いっきり良い訳で。イカンと思いつつも愛着が沸いてしまう。拾った子猫が乱闘の末に
懐いたような感じだ。やっぱり捨ててこないと不味いだろうか。飼いたいのう。
「イーッ! あの、ニャルボーン様。お楽しみの所スイマセン。時間みたいですよ」
「えっ? もう!?」
「イーッ! はぁ。砂、全部落ちてますし」
「ホントだ。おーい、アクア。終了ー、タイムアウトー」
 ボーっとしている間に残りの5分も過ぎたらしい。未だ必死にチンコ触手と格闘しているア
クアに声を掛けた。
「えっ? もう!? 嘘……だって、あたしまだ」
「いや、俺も驚いた所。時間が経つのって早いよな」
 うんうんと頷くのは周りにいた戦闘員さんもだ。正に月日は百代の云々、荒淫矢の如し、
である。
 ガックリとその場に崩れ落ちたアクアは、だがそれでも顔を上げた。
「あ、あたしが……あたしが身代わりになるからっ! マリンは、まゆみは助けてっ!」
 との事。なんという自己犠牲。この状況で身代わりを申し出るとは、流石に正義の魔法少
女に選ばれるだけはある。手を合わせて伏し拝んでいる戦闘員もいるほどだ。
「うむ。その心意気や良し! じゃあ、この子は離そう。で、お前はこっちに来るのだ」
「う、うぐ。分かったわ……。まゆみ、ごめんね。この町をお願い」
 しゃくり上げながら俺の元へ歩いてくるアクア。で、彼女と引き換えに俺はマリンを地面に
下ろして腕を離すのだが。
「んっ……やぁ、やぁだぁ。ニャル様ぁ」
 あろう事か、マリンが離れようとしない。
「ま、まゆみ? 何で、どうしたの、まゆみッ! ねえっ、正気に戻って!」
「いやはや、困ったのう。どうしよう?」
 どうもこうも、実の所こうなるのは予想済みで、俺は2人一片に可愛がるつもりだったのだ
が。
「う、う、うわあああん! まゆみが、まゆみがーっ!」
 親友がヤバイ事になったと知ったアクアは激しく慟哭する。自分を差し置いて相方の心配
など、中々出来る事ではない。本当に良い子だ。
86宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:12:52 ID:l2J+vCmU
 だからこそ虐め甲斐もあるわけで。
「まぁまぁ、アクア。そう泣かんと。後で2人ともちゃんと帰してあげるから」
 そう言いつつ、俺は無数の触手を伸ばし、彼女を嬲り始める。
 マリンの肌が柔らかで滑らかなら、アクアの肢体はしなやかで張りがある。きっと普段か
ら走り回っているのだろう。小麦色の日焼けも子供らしくて大変に可愛い。
「鬼ーッ! 悪魔ーッ! 助けて女神様――んっ、んぐ」
 で、まあ。子供だけに性感は未発達で、自慢の触手愛撫もやはり気持ち悪いだけのよう
だ。故に彼女の喉の奥にも触手を伸ばし、手っ取り早く催淫剤を飲ませる。
「あふっ、な、何? 体が、熱い……や、やあああああっ!」
 途端、恐らくは初めての感覚に身悶えするアクア。青ざめていた顔にはサッと朱が差し、
目つきも艶っぽくなる。声のトーンも明らかに変わり、強烈な快感を叫びに変えているよう
だ。
「よしよし。どうよ、アクアちん。それが気持ち良いって事だ。癖になりそう?」
「誰が……んっ、あっ――なるか。んはぁ、やっ、ダメ」
 子供ながらに芯の強い彼女は、直ぐに陥落したマリンと違い、必死に快楽に対して抵抗
している。が、それも長くは続かない。自分の中の女を強制的に引きずり出され、次第に
彼女の目はドンヨリと曇ってきた。もう一押しだ。
「頑張るなあ。お兄さん、ちょっと感心した。でも、これはどうかな?」
 ビリビリとアクアの青い衣装を破り捨て、その素肌を撮影班のカメラに晒す。それだけで
なく、細く枝分かれした触手の数本が、彼女の尻の穴に侵入した。
「や、やだぁッ……撮らないでぇ。ひ、ひっいいい、や、や、お、お尻に、何か入ってくるぅ!
ヤダッ、ヤダぁ」
 グググっと近付くテレビカメラ。それに合わせてアクアの尻を撮影しやすいように持ち上
げる俺。どいつもこいつもライトスタッフだぜ、とばかりにサムズアップする24号。
「あ、あんッ! お尻がっ、んっ……あんッ。――あ、ああッ」
 アナルへの異物挿入に最初は抵抗していたアクアだったが、直腸を優しく撫でる触手の
絶妙な動きには耐え切れず、ついに甘い鳴き声を上げた。こうなれば後は一直線だ。全身
への触手愛撫を再開し、さらに彼女の性感を引きずり出し、高めていく。
 でひひひひ、とアクアの乱れようをだらしなく眺めていた俺だが、脇腹を突付く者がいて
ハッと正気を取り戻す。
「いいなぁ、なみちゃん。気持ち良さそう」
87宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:13:29 ID:l2J+vCmU
 マリンだ。目が虚ろなままなので今一つ表情が分からないが、チラッチラッと俺の顔を伺い
ながら、相方の痴態を羨ましそうに見ている。
 そうかそうか。アクアの本名はなみちゃんと言うのか。――ではなく。
「おうおう、そんな顔するな。ちゃんとお前も可愛がるからな」
「あ……はい。ニャル様ぁ」
 この催促を断るのは男として間違っている。俺は例によって背中から無数の触手を追加で
伸ばし、優しくマリンの体を包み込んだ。
「は、はぁ……。暖かくて、んッ……気持ち良い」
 すると、何とも陶然としたマリンの声が夜の空気に響いた。トロンと目を細め、本当に快楽に
溺れきっているようだ。自分で言うのもなんだが、代わって欲しいくらいである。
 その内にアクアも完全にノッてきたようで、口元からタラタラと涎を零し、甘い嬌声が駄々
漏れになってきた。
 苦労しているのがカメラさんで、乱れまくる2人の姿をどうにか一画面に収めようと必死だ。
近付けばどちらかが外れるし、離れれば細部が写せないというジレンマ。
「イーッ! ニャル様、ニャルボーン様」
「OK、皆まで言うな。分かってる」
 そこに24号の目配せが飛んできた。その意味が分からない俺ではない。即座にサムズ
アップを返し、俺の声が届く方、即ちマリンに囁いた。
「マリンよ。お前、アクアの事は好きか?」
「ぁんっ……あ、はい。大好きです」
「そうか。じゃあ、君もアクアを可愛がってあげなさい」
 そう言って彼女を乱れる相方に近づける。そしてマリンの細い腰と足をしっかりと触手で支
え、そっと上半身を解放。
「あ、はぁぁぁ……なみちゃん。可愛い、大好き――んっ」
 暫く逡巡したマリンだったが、俺の言わんとする所を察すると、ニコリと微笑んでアクアに
抱きついた。少女2人の百合百合な絡みに、戦闘員一同もゴクッとツバを飲む。
「んあっ? んっ、ま……ゆみ? あんっ! だ、ダメぇ……んっ」
「なみちゃん、んっ――可愛い、なみちゃん……んっ。2人で、気持ち良く、なろう?」
「あふ……あふ、んっ! ダメ、だよう。んっ! そんな、所、舐めたら……んっ、んああぁぁ」
「なみちゃん……んちゅ、んっ。なみちゃんの、んふ……おっぱい、可愛い」
 絡みついた触手が蠢く中、2人の小学生は我を忘れて互いを撫であう。たどたどしく、稚拙
ではあるが、親友同士という事もあってか、心の籠もった愛撫は非常に気持ち良さそうだ。2人
とも、良い感じにトロンとした顔になり、見ている俺達の心まで温かくなる。
88宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:14:32 ID:l2J+vCmU
「イーッ! 良い光景ですねぇ」
「うん。思わずホッとするな。友達っていいね」
 傍らの戦闘員24号も見入っている。この映像を納めたDVDは組織内に無料配布しよう。こう
いうのを皆で分かち合ってこそ結社という物だ。
「あっ、あっ! んぁ……まゆみっ、まゆみっ!」
「うん。なみちゃん……んっ、私も……んっ、気持ち良いよ」
 と、そうこうしている内に、2人とも大分出来上がったようだ。だが悲しいかな。互いに股間の
割れ目を擦りあっているのだが、その手つきがまどろっこし過ぎて絶頂に辿り着けないでい
る。時折、どちらかの指がクリトリス付近を掠め、その度に触られた方がビクリと震えるのだ
が、そこを刺激し続ければどうかという所まで頭が回らないらしい。
 催淫剤プラス触手愛撫に親友同士の絡みが加わって、性感はえらい事高まり、愛液も2人
の年齢を考えれば大変な事になっているのだが、それでも。
「んあっ! ねぇ、まゆみっ! あ、あたし、苦しいっ」
「なみちゃん……なみちゃん、あっ……気持ち良いのに、私も――苦し」
 可哀そうに、達しきらずに溜まりまくった欲求が幼い体の中で大暴れしているらしい。つい
にお互い抱き合ってべそをかき始めた。
 こうなると俺の出番だ。ちゃんと子供達を最後まで導いてあげなくてはならない。
 俺はチンコ触手を2本、ソロリソロリと伸ばし、2人の股間にあてがった。だが悪人の務めとし
て、ここで更に焦らす。2人の毛も生えていない幼い割れ目に沿って、チロチロと舐めるよう
にペニスを動かし、愛液を掬い取った。
「んっ、はぁぁっ! やっ、やぁああ、あ、あたし、おかしく……なるっ」
「にゃあふっぁあ……ニャルさ――んっ、ま。ニャル様っ! んっ、ああ!」
 反応は実に如実で、アクアマリンは狂ったように暴れだす。きっと頭の中はドロドロだろ
う。2、3回そんな風に割れ目を撫でると、2人とも意味不明の言葉を上げて首を振った。
「よし、こんな物か。じゃあ、今、楽にしてやるからな」
 チンコ触手をトロトロになった秘裂に、今度こそズブズブと埋めていく。膣内はどちらも酷く
熱くて狭い。だが二回目のマリンは既に中に精液を出されている事もあって、割とすんなり
ペニスが入っていく。厳しいのはアクアで、股座を引き裂くように無理矢理侵入する必要が
あった。
89宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:15:32 ID:l2J+vCmU
「ぎ、ぎっ……うーっ!」
 顔を見れば、いけない、痛みに正気が戻りかけている。俺は急いで体内に痺れ薬を精製し、
アクアの首元に位置する触手へ送った。その触手を極細の針に変化させ、延髄付近に打ち
込んで薬を注入。上手い事、痛覚だけを麻痺させた。この辺、詳しく突っ込まないで欲しい。
俺にはそういう事が出来るのだ。
「うーっ……んっ? ふ、ふあああっ! あっ、あっ」
 効果は覿面で、アクアは再び快楽のみに支配されたようだ。体の力がスッと抜け、激しく喘
ぎだす。
 マリンの方はというと、こちらは痛みすら快感になっているらしく、まだ二回目の挿入だと言
うのに、歪んだ表情からは快楽しか伺えない。侮れない子だ。
「んーっ、あっ、あっ、ぁ、あ……あたし、もう。まゆみっ、まゆみっ!」
「んぁあっ……にああぁっ――ん。なみちゃん、に、ニャル様ぁああ」
 そして何度か2人の膣内でペニスを前後すると、アクアもマリンも、それだけで上り詰める
気配がした。俺は少し物足りなかったが、彼女達は絶頂寸前を何度も繰り返した後だ。それ
も止むなしだろう。
 最後にスパートをかけるように激しいピストン運動を行うと、彼女達はガクガクと壊れた人形
のように不自然な痙攣をして、絶頂に達した。同時に俺も精液を放出した。その際、ペニス
の先端を細く伸ばし、子宮口の更に奥に侵入するという秘芸を披露。といっても誰にも見え
ないだろうが。要するに膣ではなく子宮へダイレクトに射精したわけだ。
 オーガズムに同調して収縮する膣壁も涙目の外道の技である。正に怪人ならではと言え
よう。
「ふぅ、気持ち良かった」
 見た目にも2人の少女のお腹がポコッと膨れるくらいの量を射精したのだ。しかも子宮に
直接。最早、人間ではない俺だが、この生物的満足感は筆舌に尽くしがたい物がある。
「あ……あふ、ふぁぁ」
「んっ、んぃ――っ」
 性交の余韻もそこそこに、俺は2人の中からチンコ触手を引き抜いた。それと同時に、彼女
達の幼い胎内には納まりきらなかった精液が、2人の割れ目からコポコポと音を立てて溢れ
出す。
 撮影班がその様子をバッチリとフィルムに収めた事を確認し、皆でGJとばかりにサムズアップ。
90宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:16:39 ID:l2J+vCmU
「で、どうしよう。この子達」
「イーッ! 連れて帰ってニャルボーン様のペットにでもします?」
「それも悪くないけど……折角、膣内に出したんだし、解放しようか」
「イーッ! 中出ししたからこそ、敢えて帰らせて、経過を見るというその考え、極悪で素敵
です」
「でしょ? じゃ、そういう事で。でもこのままじゃ、ちょっと可哀そうか」
 アクアとマリンは全裸のままだ。目は開いているし、呼吸もあるが、如何せんグッタリして
いる。催淫剤の効果もまだ少し残っているらしく、時折、甘い息を吐いて軽い喘ぎを漏らして
いるようだ。
 少し考えたが、我々はこの子達の家を知らないので、送り届けようもない。仕方なく女性の
戦闘員に私服で来て貰う事にした。通りすがりの親切な女性を装って、2人が正気に戻るま
で介抱するという設定だ。
「よし、じゃあ撤収ー。忘れ物ないようにね」
「イーッ!」
 俺の号令に従って、戦闘員達が撤収準備を始める。全員一丸となって、撮影班が使用した
機材をバスに運び込んだ。非常に良い仕事を終えた後だけに、士気は高い。チームがお互
いを讃えあう姿は、これまた良い物だ。
 普段過ごす用の人間体形を取った俺は、アジトに帰参するバスに揺られながら満足気に
何度も頷いた。
「イーッ! 所でニャルボーン様」
「うん? どうしたの」
「イーッ! 美術館の襲撃は?」
「あ……あーっ! 忘れてた。俺、ちょっと壊してくる。皆は先に帰ってて。あ、今日の記録
映像、DVDに焼いといてー」
 戦闘員達の「イー」の声を尻目に、バスを飛び出した俺は、慌てて帰る道から取って返し
た。まぁ、展示室にベギラマの一発も食らわせとけばいいだろう。
 にしても、あの2人、無事に社会復帰できると良いが――。
91宵闇の散華譚:2007/09/05(水) 02:17:57 ID:l2J+vCmU

 と、こんな感じの夜を、最近の俺は過ごすようになった訳だ。
 怪人になって、早一月。同僚は気の良い悪人ばかりで仕事も順調。
 いやはや、人生なんて、どう転ぶか本当に分からない物だ。

   /

 余談だが、例のDVDは素晴らしい出来で、我が組織ダークネス・オーガスト内で大好評
だった。首領を始めとした幹部連も絶賛。撮影班には特別ボーナスと信州旅行がプレゼント
されたほどだ。


   了

―*―*―*―

怪人が幼女を犯すスレと迷ったけど、向こうは対象が堅気の娘さんっぽかったので結局こっちに。
正直、魔法少女の設定に何の意味も無い話で申し訳ない。
タイトルの散華譚は参鶏湯の洒落です、何の意味もありませんが。申し訳ない。
お目汚しでした。
92名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 02:25:14 ID:l2J+vCmU
>>76で『展示品を強奪』と書いたのに、最後のシーンでただの破壊活動に変わってしまった。
ミスです。
美術品、壊すなよ。orz
93名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 02:29:02 ID:wDIhxf+I
待て。その邪神は危険だw
94名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 05:57:43 ID:qyaZgmbh
ナイアルラトホテプ( ̄口 ̄)
95名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 01:08:19 ID:UXvNMDoM
面白い!文章のセンスが小気味良い!


気の良い悪人ってなんだよwwwww
96名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 03:27:36 ID:ufpBfdGK
すみません。新参者ですが今こちらではいくつSSが
連載されテルのでしょうか?
ちょとt混同してしまっているぼくたちに
ガイドラインっぽく教えて頂ければ助かりまつ・・orz
97名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 03:32:28 ID:FUaAvbWP
連載は3つ・・・だったかな?
保管庫でも作ってくれるのかな
98名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 06:03:08 ID:okMRCeRx
>>92
普通に面白い、続いて欲しいw
色んな正義の味方達でDVDシリーズ化をw
彼女達のその後も見たい、ニャルボーン様の快楽(こと)が忘れられなくなったりw
99名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 16:10:35 ID:OmnBWZsx
「魔法少女杏」人物紹介と設定紹介更新しました。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/
年齢明示してないのは僕がヘタレだからです。前スレで書いたけど。

現在の連載は僕の「魔法少女杏」とHtare氏の「ブラッドサイズ」
ロボ氏の「暗黒刑事ヘドロの魔法幼女大作戦-aXelia-」
それに前スレの「絶対魔法代理人」でしょうか。賑わってますねぇ。
100名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 16:34:55 ID:BQ9Q0gL1
理利のことを忘れないであげてください…
101名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 19:30:03 ID:UXvNMDoM
>>99
いいね!いいじゃないですか!
コスの詳細が明らかになった事で陵辱シーンで「あんな恰好の娘がこんな凄い事されちゃってるんだぁ」などと興奮できるようになったよ
相変わらず良い仕事してるぜ!
102名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 20:42:24 ID:/ruhOynD
うん。作者さんは最初、意図的に衣装や容姿の描写を省いたって言ってたけど
やっぱ、あった方がいいと思う
むしろ、積極的にその衣装が剥がれる描写とか入れてほしいくらいかも
103名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 08:52:10 ID:3RAh19/2
「魔法少女杏」第11話 BAD END2 更新しました。
こちらからご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-20.html
長くなりそうなので2つに分割しましたが、正解でした。長いです。
相変わらず苦痛系のDEAD ENDですので、苦手は方は回避をお願いします。

>>101-102
ありがとうございます。
衣装や容姿に関しては描写の能力が足りないので避けていた部分があったんですが、
やっぱりきっちり設定を決めておくと話を書く上でもやりやすいですね。

それではまた。
104名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 10:32:37 ID:fuxkaPpN
>>103
凄いです!姉妹相姦でフタナリ、貫通、腹ボコ、そして…死亡ー!?
そのてんこ盛りのシチュの前では魔法少女全滅もやむを得ずですな!
GJ!
105名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 11:26:51 ID:fiy6cQoH
>>104
トンです。

あ、そういえば一応フタナリになるんですね。あんまりそういう意識はなかったんですが。
ということで、フタナリ苦手な方も回避お願いします。
前回もそうでしたね。配慮が足らずに申し訳ない。
106Htare:2007/09/09(日) 21:57:14 ID:2++XRzVI
考えてみたら衣服が破けたりする描写が出来ないです。
守護闘衣が強すぎですね。一般人をどうにかしたほうが良いのか……。

エリス番外編後編投下します。
107Htare:2007/09/09(日) 21:58:29 ID:2++XRzVI


 エリスの体は、何度汚されても傷つけられても、時間をかければ再生する物だった。
 すべては守護闘衣の加護によるものだった。
 しかしここに不思議な事実があった。

 いくら守護闘衣の加護があろうとも、その魔術の奇跡を発動させているのは、所有者の魔力によるもの。
 どれだけ魔力を消費させても、彼女の魔力が枯渇することはなかった。
 まるで無限の魔力源泉。
 天才、麒麟児、そんな呼ばれ方をするだけの逸材だったのだ。エリスは。
 
 本来ならば人一人が扱える魔力総量は、一生のうちで決まっている。その大小にかかわらず、一日で使える一定の量という物が決まっており、小出しにしか出来ない物だ。
 普通、毎日と言って良いほどの“人体蘇生”の奇跡を体現できる魔力を、そう何度も体の内から搾り出せる存在はいやしない。

 しかし尽きない。
 どうやっても尽きない。
 魔族がどれだけ彼女を陵辱し、蹂躙し、犯しつくし、魔力を搾取しようと彼女の体から魔力が尽きない。
 さまざまな意味で彼女は魔族にとって重要な存在となっていた。
 
 だが、その事実を知るものは少ない。
 限りなく―――。

 エリスを魔界につれてきた人物が立っていた

 死神種族としては若手だが、その能力の高さは他の追随を許さないほどの力の持ち主。死神の中の上位クラスでも彼を無傷で倒すことは出来ないであろう存在。
 身長は魔族の中では小さく、三メートルにわずかに届かない。それでも大きい。
 見た目の体から痩身に見えてしまう美形の男だった。

 名は存在しない。個体を呼ぶための名など必要ないと思っている彼は、エリスを放り込んだ魔族、無限の大蛇に語りかける。

「彼女を出せ」
「えー、やだよー。まだたのしむのー。しんでないのー」
「彼女は死なない。犯すだけではどうやってもな」
108Htare:2007/09/09(日) 21:59:58 ID:2++XRzVI
 大蛇はしぶしぶエリスを口の中から放り出した。
 今現在も犯されていた途中なのか、体中白濁液で汚れていた。
 黒いワンピースのような守護闘衣。スカートは可愛らしいティアードスカートの様になっている。今ではすべて白く汚れているが。
 ビクビクと体を揺らすエリス。
 その体がまだ死んでいないのを確認すると、おもむろに彼は大鎌を取り出した。
 漆黒の大鎌だ。黒く鋭く、人の魂を刈り取るために存在する。彼ら死神種族は魂を狩り生きている。
 大鎌を取り出すときは体を破壊し、魂を刈り取るときだ。
「あれー、ころすのー?」
「ああ」
 
 彼はあっさりと頷き、大蛇の頭部を両断した。

「あれ……?」
 ずるん、と分断される大蛇。
「俺の殺意に気がつけなかった自分を呪うんだな。鈍間が」
 笑い、彼はエリスを見下ろす。
 これを手に入れれば、無限の魔力が手に入る。もっと強い力を手に入れることが出来るのだ。
 彼女の体に無限の魔力が存在することを知る者はもう存在しない。
 彼の大鎌の一撃で消滅したのだ。
「ふん、こんな小娘がな」
 以前と同じように、エリスの頭をつかんで引きずろうと考えていた。
 彼女の黒い髪、その小さな頭を片手で包み込むようにつかんだ瞬間、

「……っ! 月華ッ!!」
 
 至近距離だった。
 まだ動けるだけの力が残っているのかと驚愕した。
 体はいくら再生しても、精神と体力が限界だと思っていた。
 しかし彼女の目には光が灯り、今まさに彼に一撃を入れたのだ。
 傷一つつけることは出来なかったが。
「……面白い」
 まだ手のひらを彼に向けて、エリスは力を込める。
 面白いと思った。
 ただの人間がここまで出来るとは想ってもみなかったのだ。
 見縊っていた。
 同時に気に入った。
 魔力を搾取するだけにしようと思っていたのだが、彼女を自分の物にしたいと心変わりした。
「はなして、……くださいっ」
「駄目だ断る」
 頭をつかんだ手を引き寄せて、眼前までにエリスの顔を持ってくる。
 幼い顔立ちの中に強い闘志が残っている。
「お前はこれから俺のモノになる。拒否権は存在しない。お前は俺の道具になるんだ。わかったか?」
「わかりません……ッ!」
「わかる必要はない」
 彼は笑い、エリスを連れて行く。
 今の魔力の一撃が、今現在の限界だったのだろう、その後は口で反論するだけでほとんど動くことも出来ない状態となった。
109Htare:2007/09/09(日) 22:00:50 ID:2++XRzVI
 魔界の奥。彼が住まう場所の近くに、特殊な池が存在する。
 浅い池だ。くるぶしまで程度の浅さ。池というより水溜り。しかしその水溜りがまるで海のように広がっている。
 わずかに赤色を含んだその水は、赤い蒸気を舞い上がらしてその場所を濃密に血の色に染めていた。
「あ、く……っ」
 その蒸気を吸い込んだからだろうか、彼女の体が震えた。
「わかるか? ここの空気。人間にとっては濃密な媚薬と同じ効果を持っている。ここから生まれる樹木の魔族がここの原液の千分の一の効果で女を取り込んで弄ぶんだがな」

 エリスは知らない。まだ先の未来、その樹木の魔族に自分の妹が犯されたことがあるなどとは。

「吸うだけで、その魔族が最も強く出す媚薬と同じ効果を持っている」
「あ……あっ、ああッ!」
 引きずるだけでエリスの体は絶頂する。接地した体が敏感なりすぎているのだ。
「やめ、やめて……や、ひっぱらなでぇええぇッ!」
 暴れれば余計に全身が絶頂する。すべてが性感帯だった。
 頭をつかんでいた手を離し、床に転がす。
「一ヶ月か。あの大蛇の中で過ごした期間だ。あの中に放り込まれた魔術師の最長生存記録といえば、三日だったんだがな」
「あああっ、あっ!んはあぁぁっ!ふあああッッッ!!?」
 もだえ苦しむエリス。
 それを笑い飛ばし、彼は呪文を唱えた。
「先ほどまで蛇の中に入っていたところを悪いんだが、今度は蛇に入ってもらうことにてもらおう。多少……特殊だがな。逃れたければ俺に忠誠を誓え」
 生まれた魔法陣から出現したのは、蛇とは名ばかりの異形の存在。
 見えないレベルの短い針がその体を包む蛇だ。体は歪に大きさがまばら。膨らんでいる部分もあればとがっている部分もある。蛇には見えない。
 それが無数に生み出されたのだ。
「あ、あああ……い、や……やだ……」
「何度も言わせるな。お前に拒否権はない」
 蛇らしい動きを見せて、異形の蛇はそのタワシの様な体をエリスの秘所にもぐりこませた。
 黒いスカートが膨らみゆがんでいる。
「そ、そんな……っかは!……くふ、っくぅッッ! 痛ぃぃいあいああッ!うッ あ、あ! 痛いいぃぃぃいいッ! お、大きいッ! こんな、こんなぁッ!」
 首を振って涙を撒き散らしながら、エリスは絶叫するが蛇はそんな言葉を聴きはしない。エリスの中を蹂躙するために、その痛々しい体を幼い秘所の襞を傷つけながらもぐりこんでいく。
 地獄のような痛みがある反面、強い媚薬の効果で同時に体を絶頂に叩き上げられる。
「うあぁ、あ、ああッッ! 太いッ……大きすぎます…ッ! こんなの無理です……おぉぉ、おなかっ、こ、壊れちゃ、うぅううッッ!」
「壊れない。お前は壊れないんだ。皮肉だな。お前が着ている守護闘衣が、お前を決して殺してはくれないんだ。精々苦しみ悶えろ」
「やーーーッ、いやーーーっ、たす、いや、ひぃい、ぎいいい! 痛ぁぁぁ……ひぎ、ひぎっぎひぃいいいぃいい――!」
 地面にて悶えるエリスを冷たい目で見下ろし、彼は近くの岩の上に座り込んだ。じっとエリスの姿を観察する。
 幼く小さな体が蹂躙される様を。
 黒いワンピース型の守護闘衣の中を、異形の蛇が這い回る。胸に取り付きとぐろを巻いて、突起をその口に含んだ。
「だめぇッ! 噛んじゃやだぁッッ!!」
 見えなくても彼には見ることが出来た。
「はぁ、あぎひぃいいッッ! いやぁ、も、もういひゃ…ゆ、ゆるし!? ひいっぎゃああぁァアァ〜!」
 子宮の奥を貫いた。
110Htare:2007/09/09(日) 22:01:49 ID:2++XRzVI

「あ、ああぁ、あぐううぅぅッ! だ、だめですッ!も、もうこれ以上、だめ―――ッ、お、奥まで入っちゃだめぇええええッ! もういやぁぁッ! はぐぅっ、ひぎぃいいいいッ!?」
 細い子宮口を容赦なくその体で傷つけていく。中に入る速度は緩めず、出てくる速度も緩めない。長い長いストローク。
「うあぁあ、いひぎぃいいい! こんなぁ……ぎぃ、ひぎぅッ!こんなの壊れ、ぇぇええぇくあああぁああぁ!!だめ、だめだめだめだめぇッッ!裂けてっ、死んじゃうぅぅッッ!」
「だから死なないといってるだろう?」
 当たり前のように降り注ぐ彼の言葉に、エリスはその目を見開いて懇願する。
「ひ、いや、いやあぁぁッッ! ひぐぅうッ!だめ、だめぇ! お願いです、止めてくださぁああああああっっ!」
「駄目だ」
 きっぱりと言い放つ彼に、エリスは今度は蛇に懇願する。
「出てってぇ、お願い、やめてくださぁ……ひぎ、痛ぅああぁぁ! ぎッ!? うぐふぅッッ!ひうぐぅッ! あぐぅッ、あぐッ! あぐぅッ! ひあぁぁああああッ!」 
 暴れまわりながら、何十、何百と絶頂を体験する。激痛を感じるたびに絶頂しているのだ。
 蛇はその小さな体をひっくり返し、エリスをうつぶせにする。
「くはぁッ!? っひぃいい! そ、そっちなんて!? ふぁ、だめ、だめですぅぅ!…んぎぃっ、いぎいぃぃぃいぃッッ!かぁっひぃいいい――ッ!」
 そしてエリスのアヌスの中にその体をもぐりこませた。
 大蛇の中でも何度も蹂躙された場所だ。
 しかし守護闘衣の癒しは、彼女のそこを小さく閉ざし、真新しい痛みを彼女にまた与えることとなる。守護闘衣は、エリスを守るために存在するのに、今はエリスの苦痛を長引かせるための存在でしかなかった。 
「ひあっ、はっひぎぃいいいッッ! も、もう入らない……っくふぁあああぁぁッッ! お、奥まで入って、う、動いてくる……っうぅううぅ――ッッ!」
 叫ぶエリスは逃げるために、四つんばいで前に進む。
「…………ほう」
 男は笑った。
 蛇を体に埋め込まれながら必死にエリスが進む方向は、彼女を狂わせている媚薬の池が存在している。
 エリスは混乱していて気がついていない。
 徐々に進むエリスは、そこに到達して、その手がその液体に触れた瞬間、思い出した。
 はじめに突いた手のひらが、突然燃え上がった。
「ふうっ!はっ!ひっ!ひっ!ひはあぁぁぁぁぁぁっっ!!」 
 それだけで叫んでしまった。転がるようにその池から逃げる。
 触れただけですべてが真っ白になり、絶頂だけで死ぬかもしれないとエリスは思った。
 ここに近づいてはいけない。
 エリスは方向を変えて、逃げようとするが。
「遠慮することはない。入れ」
 彼は手のひらを一閃するだけで、エリスの体を吹き飛ばして浅い池に落とした。
 びやり、と身体が完全に池に浸かる。
111Htare:2007/09/09(日) 22:02:30 ID:2++XRzVI
「あ――――――ッ!!!」

 体を折れんばかりに仰け反らせて叫んだ。
「ひ、ぃいやぁぁぁ、たすけ、ぁあああああああ!!ああ、あああああああ!! い、ぐぅあああ! いあ、あああぁぁ!!ああ、ぅはぁぁぁああ! いや、も、がぁぅぅぅ! も、もうだ、だぁぁああぁあ!」 
 叫ぶ。蛇はその中でエリスの体をさらに蹂躙する。
 腹部を膨らませて踊り狂い、エリスをさらに狂わせる。
「ああ、あああああああああッ!! い、いがああッッ、ああ、いやぁぁあッッ!ああ、や、ああひッぐうぅぅ!! ひ、ひぁぁぁ!」
 暴れて転がるたびに、全身に降りかかり塗りこまれていく媚薬池。叫びながらであるためにみ、エリスの口の中にも媚薬が入り込む。
 内部からも焼かれ、叫ぶことしか出来なくなる。
 何度も暴れ周り、蹂躙され、エリスは助けを呼ぶ声とあえぎ叫ぶ声だけを響かせ続ける。
 それが四日。
 エリスにとって地獄の時間だった。
 もう動ける力も叫ぶ力も存在しないはずなのに、守護闘衣は彼女に叫ぶ力と暴れる力すら与えてしまうようだ。

 いまだに暴れ狂うエリスに、彼は蛇を突然消した。

 糸が切れた人形のように池にべちゃりと倒れこむエリス。
 身体の中に入っていた存在が突然消滅し、エリスは困惑気味に焦点の合わない目を空に向けていた。
 魔界の空は真っ赤だった。
「こうなっても壊れないお前の精神力……。感心する」 
「も、やめ……て、ください」
「まだ喋れるしな。恐ろしい。やはりお前は是が非でも俺のものにしたい」
 エリスの身体を抱きかかえる。
「う、ぐっ、ひああぁあ……ッッ」
 触れたところが感じるのか、顔を真っ赤にして目に涙をためて首を振って絶頂する。
 その姿に笑い、彼は自分の物を取り出し、エリスの荒らされた秘所に入れる。
 それは太かった。先ほどまでエリスを蹂躙していた蛇よりも。
 しかし形から表面が普通であるため、痛みなどは伴わなかった。拡張されたエリスの秘所は彼のイチモツをあっさりとくわえ込んだ。
「ふぐぅぅぅうぅうッ!」
「どうだ?」
「ん、く……ふあああぁっ」
 両手を胸の前で折りたたみ、先ほどまでの激痛を伴う行為から一転、どこか優しさすら感じる行為にエリスは首を振る。
「や、や……なのです、もう、やめてほし、い……ふあんっ!」
「何度も言うようだが、お前に拒否権はない。やめてほしいなどと口にするな」 
 エリスの腰を掴み、彼は緩やかに動き出した。 
「ふあっ、ひあぁっ、ん、くっ、ふあぁんっ、ひあっ、あああっ、やっ、やっ!?」
 小さく首を振って、突然の快楽だけの感覚から逃れようとする。
「感じろ。何も恐れることはない。お前が俺を受け入れれば、この感触だけを与え続けてやる」
「あはっ、は、ひやぁあああああっ!」
「俺のものになれ」
「い、や……ですっ! うくぅぅうッ!?」
「何故だ?あれか。お前が必死になって隠した、あの小娘のためか?」
「―――――――――なっ、知って!?」
 エリスはその目を見開いて、彼を見つめた。
「大鎌を結界化することで、俺ですら手が出せなかったからな。見逃してやったが」
「くっ、ひぐぅっ、あ、ひ、あぐぅうぅッ!」
「だが、それでいいのか? お前はここで魔族に犯され、苦しみ続け。命がけで逃したあの小娘はのうのうと普通に生きている。お前が助けを求めたのに、あの娘は動こうともしなかったではないか」
「そん、なっ、はひっ、ふあぁんっ! ん、ひきぁあああっ!」
「俺の物になれ。そうすれば、おろかな小娘を殺すことも出来るぞ?」
「そんなこと、しない、ですっ、くっ、くひあああっ!うぁ、んっあ! こんなの、い、いやですくぁ、あああッ!」
「強情だな。まあいい、お前がうなづくまで、ここで犯し続けてやろう。次は後ろだ」
「は、ひぃっ、やっ、やぁっ、ひああああっ!!!!」
 エリスは後ろに挿入された快感でまたも絶頂した。

 その後―――、エリスは三年間犯され続けることとなる―――。 

112Htare:2007/09/09(日) 22:04:40 ID:2++XRzVI
後編です。
次から本編に戻れると良いなと思っています。
問題は、何も考えていないところですが。
「魔法少女杏」の作者様のように、私はシチュエーションに弱くマンネリになりそうです。
苦痛が大好きなのでメインがそれになりますし。
何かいい方法はないでしょうか。

あと、私はSでしょうか。どうなんでしょう。苦痛が好きですからSなのか……。

ともあれ、また次もよろしくお願いいたします。
113名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:35:41 ID:FS6BDdIW
今のままのあなたでいいと思います
114名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:34:17 ID:U0I0V8AJ
GJ
無理にニーズを考えるより、自分の書きたいものを書くのがいいと思うよ
そのほうが、結果として読み応えのあるものになると思うし
115Htare:2007/09/10(月) 20:03:14 ID:3tJofTTk
>>113
>>114
お二方、ありがとうございます。
出来るかぎり喜んでもらえるように書けたら良いなと思っていたんですが、
自分自身の書き方を崩してまですると、良い物が書けないのも事実。

では、思うとおり自由に気ままに、趣味を爆走して行こうと思います。

しかしネタがない……。

116名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 04:12:59 ID:qKe+mZxG
何となくスレタイに惹かれて来たんだが……

>>73
ロボさんじゃないっすか!
相変わらず監獄都市ものみたいで楽しく読ませていただきましたm(__)m
117名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 09:08:58 ID:NR9vWLrm
「魔法少女杏」第12話 共通、通常END、BAD END 1 更新しました。
こちらでご覧になれます。「次のページ」で続きへと飛べます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-21.html
今回もBAD ENDは苦痛系となっておりますので、苦手な方は回避をお願いします。

次回はBAD END 2になります。
それではまた。
118名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 17:09:06 ID:/W92M5rQ
お、ひっそりと投下されてた
乙であります
119名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 17:11:35 ID:J2saoCSQ
>>117
凄い…。凄すぎます!
完膚なきまでに破壊される魔法少女
一片の救いもない絶望的な展開
そんなBAD ENDが各話用意されているとは…
水晶玉詰め込まれてボコボコに膨れ上がった幼女のお腹とかツボ過ぎる!
GJ!
120名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 18:16:15 ID:GmiFZNIS
色んな人に触発されて自分も書いてみたので投下してみます。

ただ、他の人とはちょいと趣向が違うかも……。
121黒魔法少女シオン【1】:2007/09/17(月) 18:17:07 ID:GmiFZNIS

 夜。人の姿は殆ど消え、外を出歩くものも少ない。
 もっとも、ゼロでは無い。いる事はいるが数少ない、という事だ。

 そして、その数少ない出歩いていた女性は、何かから逃げるように走っていた。
 時々振り返っては、荒い息を吐きながらまた走りだす。

 だがしかし、走っている間に息が切れ、速度が遅くなってきているのも事実だ。

 彼女が何故逃げているのか、そして彼女を追う者が、街灯の光の下へと現れた。

 それは、人のカタチをしていなかった。
 否、人型ではある。だが、赤黒い肌に3メートル近い巨体を既に人間とは呼ばないだろう。
 そう、それは俗に言う魔族だった。

 女性を追う魔族は、女性の走る速度が下がってきた事に歓喜を抱くような声を挙げた。
 
「ひっ……きゃああああああああああああっ!!!!!!!!!」

 それは咆哮と呼ぶに相応しく、女性を恐怖で転倒させるには充分過ぎる程だった。
 女性が転倒したのを見た魔族は再び雄叫びをあげる。獲物にありつけるという、嬉しさからかだろうか。

 そして、いざ、女性に襲いかかろうとしたその時だった――――――。

「去りなさい、ゲテモノ」

 空から響いたその声と共に、銀色の光弾が魔族の横っ面に直撃し、吹っ飛ばした。
「はっ……!」
 女性が顔をあげ、尻餅をついたまま慌てて後ろへと後退する。
 吹っ飛ばされた魔族が立ち上がった時、2発目が背中から直撃する。

 魔族が再び悲鳴をあげ、そして光弾が飛来した方向を見上げた。

 ビルの屋上。
 漆黒のドレスに身を包んだ銀髪の少女が、歪んだ笑みを浮かべて魔族を見下ろしていた。
「流石は魔族。体力が有り余っているのね」
 少女はそう言って笑うと、ビルの屋上から魔族に3発目を放とうとした。
 だが、魔族も愚かでは無い。その有り余る体力を使い、空高く飛び上がる。
 そのまま急降下で少女と同じビルの屋上へと着地した。

 元々広いビルの屋上では無い。少女と魔族の距離は数メートル。
 この距離ならば相手が魔法を放つより先に、自分が倒せると魔族も踏んだのだろう。
「甘いわね。この距離なら、倒されないと思ったの? シオン様を舐めて貰っちゃ困るわ」
 少女が、パチンと指を慣らす。

 同時にビルの影から更に無数の光弾が上空へと舞い上がり、ビルの上空で弾ける。
 魔族が動く。だが、魔族がシオンに辿り着く間も無く。

 無数の光の槍が、魔族をこれでもかとばかりに貫く。遠慮なく。容赦なく。
「ごめんなさいね。だけど、悪いのは貴方よ。だって、私の前に現れたんですもの」
 シオンはそう言って、光弾に貫かれながら絶命する魔族を見上げて笑った。
 しばらくの間、笑い続けた。

 そんな彼女を、1匹の小悪魔が見ていた事に気付きはしなかった。

122黒魔法少女シオン【1】:2007/09/17(月) 18:17:57 ID:GmiFZNIS

 都市の郊外に、かつての遺産である廃墟の団地が無数に乱立していた。
 この団地は廃墟となった後、何故か私有地として買われている事になっており、他の一般人の侵入を許さない。

 それ故か、乱立している廃墟には奇妙な住民ばかりが生息していた。
「………る〜ど〜さ〜ま〜ルード様〜、ただいま戻りました〜」
 深夜。1匹の小悪魔が、窓から廃墟の1室へと足を踏み入れた。
 部屋の奥にいる黒髪の青年が、ゆっくりと顔をあげた。
「なんだ、帰ってきたのか。何かあったか?」
「はい。89番地区に送り込んだ魔物が今夜だけで3人やられました」
「……なに?」
 ルードと呼ばれた青年が、テーブルの上から地図を取り上げる。
 上に89番と書かれた枠の下に、赤い印が相当な数がある。ルードは赤い印を3個増やすと、使い魔を振り向いた。
「あの地区には幾ら魔物を送り込んでも足りないようだな………この前、俺が魔法少女とやらを駆除したばかりじゃないか」
「今度もまた別の奴です………黒魔法少女シオンとか言う奴?」
 使い魔の言葉に、ルードが顔をあげた。
「なにっ!? それは本当か!?」
「は、はい。見た感じ間違いないですけど。どうしました、ルード様ー」
「アイツのせいで俺の妹がコテンパンにやられた事がある」
 ルードの言葉に、使い魔が呆れたような顔をあげる。
 だがしかし、ルードはそれには気付かずに電話をかけ始めた。
「あー? 司令部か? 50番地区から100番地区の制圧を任されているルードだが」
『はい、こちらはアロマ・オエのアジア制圧担当司令部です。何でしょう、ルード様?』
「おい……。85〜88番までの地区に投入している戦力を半分に減らせと指令を出せ」
『は?』
「それで、減らした分の戦力は全部89番地区に叩き込め」
『あ、あのー。ルード様。何でそんな事をする意味が?』
「バカヤロウ、緊急事態だ。出たんだよ、2代目の黒魔法少女がな!」
 ルードの小さな叫び。

 それは、秘密結社アロマ・オエのアジア制圧担当司令部をマグにチュード7を越える激震として走り抜けた。
『い、今、アジア制圧担当司令部を出します!』
「早くしろよ」
 電話担当の悲痛な叫びと共に、ルードは小さくため息をつく。
「しっかし、また黒魔法少女は出るとはねぇ……俺達も呪われてるのかなぁ」
 その呟きは、誰にも聞かれる事は無かった。

123黒魔法少女シオン【1】:2007/09/17(月) 18:18:56 ID:GmiFZNIS

 黒魔法少女。
 魔法少女とは少しばかり異なる存在である。
 この世界にも魔法少女は意外と沢山存在し、日夜様々な悪と戦っているが、黒魔法少女はその中で、ある意味恐ろしい存在である。
 例えばAという魔法少女にはBという敵が存在し、そのB相手に戦う。
 だから同じ街に別のCという魔法少女がいてDという敵と戦おうとも全くもって関係ない。敵によって倒し方がバラバラだから、という理由もあるが。
 だがしかし、黒魔法少女は違う。
 何が敵であろうと、何が相手であろうと戦う。敵として現れれば戦って倒す。
 時としては俗に言う悪だけでなく、魔法少女ですら自身の邪魔であれば倒してしまう。
 街を破壊する事も躊躇わず、一般人がどうなろうと大して気にしない。魔法少女が心配する横でだ。

 だから、黒魔法少女は悪側からも正義側からも恐れられる存在なのである。

 魔法少女ジュリーソフィアは、レインボー・バーニングファイヤーという訳の解らない悪の組織と戦っている。
 それは単に精霊の世界から魔法少女として選ばれたからに過ぎないのだが。
 そして今、レインボー・バーニングファイヤーという組織は壊滅しつつあった。魔法少女ジュリーソフィアの手によって。
「待ちなさい! 貴方達はもう、お終いです! 引きなさい!」
 ジュリーソフィアの宣言と共に、ステッキが怪人の顔面に向けられる。
「こ、これまでなのか……」
「諦めるなと言っておろーが! このPr.トラコドンがどうにかするっつーてんねん!」
「アンタそう言っても今まで成功しなかっただろーに!」
「じゃあっかしい! 失敗は成功の母って言うでねーか!」
 追い詰められた怪人と悪の天才科学者、Pr.トラコドンがそんな会話をしている時でも、ジュリーソフィアはステッキを手に、じりじりと迫る。
「(今、倒せば長い戦いが終わる……だけど…………)」
 この時、ジュリーソフィアの中で何故か葛藤が生まれた。
 本当にこのまま終わらせていいのだろうか?
 潔く消えようとしているのに、無残にトドメを刺しても構わないのだろうか?
 そんな葛藤が、ジュリーソフィアに最後の攻撃を躊躇わせた。

 その時、ジュリーソフィアにも生き残ったバカ幹部2人にも予想もしない出来事が起こったのである。

「2代目の黒魔法少女が現れただとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

 隣りから聞こえてきたその盛大な叫びが、3人を見事にその場に引っ繰り返した。

 …………要は、悪の組織レインボー・バーニングファイヤーの隣りに秘密結社アロマ・オエのアジア制圧担当司令部が入居していたのである。
 そしてこのニュースは隣りにまで染み渡り、ジュリーソフィアもその場に仰天し、尻餅をつけさせたのだった。
「な、何なの……今は……」
「今のウチだ! 逃げるが勝ち!」
 Pr.トラコドンと怪人が慌てて逃げ出したので、それに気付いたジュリーソフィアがステッキを突き付けようとした時だった。

 壁が崩壊し、隣りとの壁が取り払われる。

 穴の開いた壁。隣りは、秘密結社の司令部。
 その前でステッキを片手に呆然としている、魔法少女ジュリーソフィア。

「………あー。前向きに対処しよう。それより諸君」
 電話の受話器をようやく置いた司令官は、部下達を見渡した後、ジュリーソフィアを見た。
「……来客のようだ」

124黒魔法少女シオン【1】:2007/09/17(月) 18:20:03 ID:GmiFZNIS

 ルードが司令部に到着した時、ちょうど司令官が顔を出した。
「3つの地区の戦力を半分にさせても尚、不安が残るとは君らしいな、ルード」
「心配性なもので」
 ルードの言葉に、司令官が少しだけ笑う。
「まぁ、君も50の地区を任される部隊長だ。それぐらい慎重なのが良いよ」
「まぁ、そうですね。ところで……何かあったのですね?」
 ルードがそう口を開いた時、司令官はその通りとばかりに口を歪めて笑った。
 ついてきたまえ、とばかりに先導して先を歩く。

 司令部はやたらと広いせいか、誰もが迷うらしい。
 だがしかし司令官はまったく迷った様子も見せず、1つの扉へと辿り着いた。
「君からの電話の最中に隣りにいたらしくてね。面白いものを捕まえたよ」
 扉を開けると、天井から鎖で縛られた人影がぶら下がっていた。

 魔法少女ジュリーソフィアだった。
「ほう、これはまた面白いものを」
「情報料として好きにしていい」
 司令官が出ていくと同時に、ルードがジュリーソフィアを睨み、無理矢理顔をあげさせた。
「起きろ」
「……………」
「………まだ、寝た振りをするか」
 ルードはジュリーソフィアを拘束している鎖を外すと、拘束から外れた彼女が床に倒れ込もうとする。
 だがしかし、ルードはそれを腕で掴んで阻止した。
「………顔は好みだが、スタイルはどうかな……」
 ここで、初めてジュリーソフィアが反応した。
 ルードの腕の拘束から逃れようともがく。だがしかし、ルードの腕を掴む力は強烈なのか、あっという間に阻止する。
「暴れるなよ」
 ジュリーソフィアの衣装に手をかける。
 少し勿体ない気もするが、胸元から下まで一気に引き裂いた。
「!!!!!!!!」
 その下から現れた下着だけでも隠そうとする彼女の腕を振り払い、ブラを無理矢理もぎ取る。
 そのまま、乳房を揉む。

「なかなか心地よいな」
「い、いやぁっ……! やめ、強いッ……」
「生憎と、俺は強く揉む派なんでね。やめないな」
 ジュリーソフィアの悲鳴に対して、更に乳房を強く掴む。何度も何度も。
 少しばかり繰り返した所で、ジュリーソフィアのパンツに目を付けた。
「まだ、濡れてないかな?」
「…………」
「答えろ。答えないと助けるものも助けんぞ」
「………………」
「ふむ、そんなに性奴隷になりたいか? この淫乱娘め」
「い、淫乱じゃないっ……!」
 ここで初めてジュリーソフィアが言葉を返した。
 その言葉に、ルードが顔を歪める。

「ほう、それならば……楽しませて貰うとするか」

 その表情に残酷な笑みをたたえながら。
 狂宴は、ここから始まるのだ。
125120:2007/09/17(月) 18:21:17 ID:GmiFZNIS
一応これにて第1話終了。

……しまった、第1話の癖に主人公であるシオンが全然出て来てねぇ。
ちょっと反省;
126名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 18:44:14 ID:pDyVE+5U
続き期待して待ってます
一話の時点で変身すらしなかったのだっているから気にしない
>黒魔法少女は悪側からも正義側からも恐れられる存在なのである
AとDが黒魔法少女相手に共闘する電波が飛んできた
127名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 09:47:35 ID:mTCjNVks
面白い設定だな。
続きに期待。
128名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 13:03:31 ID:XWPHx9sE
前スレまだ使い切れてないな
なんか埋めに適した小ネタでもないかな…
129名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 17:26:18 ID:FsBDE74W
狂宴、待ってます
130名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 20:04:52 ID:ATEuoXRH
保守
131名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 13:38:21 ID:K9nPxLWd
非エロな魔法少女ゲー妄想編
貴方はマスコットとして三つのマジックアイテムを持ってこの世界を訪れます
魔法少女の資質を持つのは5人、うちひとりは高い資質を持ちますが
物語中盤に転校生として登場します。任意の少女にマジックアイテムを
与えることで魔法少女として目覚めます。マジックアイテムはそれぞれ
武器、魔法、癒しの特性を持ち一人の少女に全て与えることも出来ます
いったん選んだ少女から取り上げることは出来ません。
少女同士の友好度が高いと連携攻撃とけん制(相手の攻撃行動を妨害し
命中率を下げる)が発動しやすくなります。友好度を上げる方法は複数ありますが
(一緒に町に出かけるなど)友好度が険悪以下だとほとんど成功しない
糞仕様です夕方の堤防で殴りあうのを期待しましょう。
魔法少女の耐久力は結構高めです安心して被ダメージボイスが聞けるでしょう
しかしHシーン削っても三十通り以上の変身と必殺技の映像を
用意できるのだろうか。
132名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 18:32:47 ID:BJwL22Fm
前スレに良SSが投下されてるな。
だがいかんせんあちらは規制が掛かって書き込めないんで、作者さんが見ているか分からんが…



GJ!
133名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:16:29 ID:fF9uBy0b
前スレ500いったね
134名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:25:21 ID:VK3kcYNT
前スレ500到達おめ。そしてご無沙汰しておりました。
「魔法少女杏」第12話 BAD END 2投下しました。こちらでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/category1-24.html
やはり苦痛系DEAD ENDですのでご注意を。

ちと長い休みも終わり時間もあんまりなくなってきたので間隔が空くになるかもしれませんが、
ちょっとした用事は今日で終わったので、これからはもうちょっと早めに投下できるようになるかもしれません。
それでは、また13話でお会いできますよう。
135名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 06:34:16 ID:BUMpc7xl
乙です!
136名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 10:32:18 ID:qheV8Qvp

最近エロより背徳方面に興奮することが増えた
まだ四捨五入しても三十路じゃないのに!
137名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 20:04:05 ID:UqHrZNHs
魔法少女って苦痛系でゴスロリやら触手と相性がこんなに良いのは何故なんだろうな?
138名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 03:06:41 ID:soFwj21u
>>137
そういう記号だから?
139名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:28:13 ID:S9MqRT6w
魔法少女の変身アイテムで学校の持ち物検査に引っかからない
形状のものって言うとなんになるかな。
変身アイテムを持ち物検査で没収されて運悪く敵と遭遇し絶体絶命の危機に
主人公の呼び声に答えて変身アイテムが出現というのもいいシチュだと思うけど。
140名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 16:43:14 ID:Av9iOaDv
ボールペンなんてどうだろうか?
141名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 23:04:39 ID:5zFDUVac
ボールペンで敵の目玉をえぐる魔法少女か
142名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:50:16 ID:/0S48nLK
>>139
「縦笛」でどうよ?
あとは「傘」かな(折りたためるならどうとでもなる)
最近だったら持ってくだけなら「携帯電話」も有りだと思う
(私立なら授業中の使用は駄目でも所持してるのはセーフってパターンもあろう。これだと授業中に鳴っちゃって没収ネタも同時に使える)
「髪飾り(リボン等)」もシンプルなものならセーフかな
変身アイテムとして咄嗟に思いつくのはこの辺かな
特殊なところで行くなら「ブルマ」とか「ランドセル」とか「スクール水着」とかかな
「ペンダント」みたいなあからさまなアクセサリ型は駄目だろうが
「お守り」みたいになってればセーフかもな、そんで巫女服の魔法少女に変身

むしろあえてそれ絶対に普通学校に持っていけないだろというもので変身するのもあえて外してて良いかなとは思う
45口径の拳銃で変身するとかチェーンソーや鉈や鋸や包丁で変身するとか
(なぜかランドセルからおもむろにチェーンソーが物理法則を無視してニョキッと出てきてそれで変身とか)
143名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:30:59 ID:7bWFcLMQ
前スレ落ちたな……
144名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 19:38:47 ID:Z5WbuPrZ
最後に良SS投下で円満な終わりだったな。
まさかの最近の展開には職人さん達に感謝。


皆さんいつもお疲れ様です!
145名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:32:22 ID:RucJUQWX
保守アゲ
146名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 19:20:40 ID:GM9N1wNd
最近は内気な女の子が露出度の高いコスに恥ずかしがりながら戦うという
方向で妄想してます。どっちかというとライバルの方の定番な設定だけど。
147名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 08:15:29 ID:olc9+GpY
魔界が食糧難で、飢えに苦しむ子どもたちの為に、残飯でいいから分けてくれと人間界にやって来る怪人たち。
そんな怪人をライフルや、サブマシンガンを使って問答無用に葬り去る魔法少女たち。

という設定の怪人側の話を書いている
148名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 17:51:00 ID:tgGIqdWM
面白そうだけど怪人たちが魔法少女を陵辱しないだろうね
(無駄な体力使うくらいなら自分の飯の取り分減らして子供に譲るとか)
……だが、それがいい。
149名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:10:45 ID:lrcMPpD4
普通の食事も出来るけど、凌辱して魂を食らうと、もっとも腹が膨れることを発見するとか
中でも魔法少女は格別
150名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20:11:28 ID:olc9+GpY
>>149
それいいな

とりあえず魔法少女は最初3人で、後から2人追加の計5人。
怪人側から指導者の少女1人。
でいこうと思う。

怪人は堅気の女性には決して危害を加えない紳士たち(魔法少女には容赦なし)でいいかな?
151名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20:44:34 ID:tgGIqdWM
魔法少女側の理由も気になるところだ
152名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:11:22 ID:xWeU4JYj
食べると美味いとか?
その味に取り憑かれ今日も彼女たちは彼等を狩り、調理して食べるのだ。

思いつきだけど飢餓と飽食で丁度いい気がしてきた。
153名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:30:40 ID:lrcMPpD4
魔界が飢餓に陥るくらいだから、彼らの要求する食料が莫大な量だったのかもね
一匹養うのに、農園が一つ干上がってしまうような
154名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 23:12:03 ID:wU9JKxX6
人が幻想(ゆめ)が無くなって煩悩が増えたため……では?
155名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 17:45:55 ID:Afl273t8
人間は己以外の知的高等生物を妬み畏れるもの、って何かの漫画で読んだよ!
156名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:52:12 ID:eEAhhAqv
まとめないのかな
ブラッドサイズの一、二話読みたいんだが
157名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 19:14:42 ID:AHEO+M/d
変身してるところを写真に取られて、ばらされたくなかったら言うことを聞け
と脅されて陵辱をうけるという古典的なネタが浮かんだんだが、
まじめに考えたらこれ魔女っ子の定番の正体を知られたら力を失うというのに
真っ向から反してるよね。純潔を失ってでも正体を知られたくないって
どういう状況なんだろ?敵組織が人質取りまくりで親しい人を危険に
さらしたくないとか変身後の格好が非常に恥ずかしいとか
(自分の年考えろといわれるぐらいフリフリなのかそれとも裸の方がましなくらい
扇情的なのか)。
158名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:05:33 ID:7PiWllSm
その定番、もう既に微妙に定番からズレてるよ
159名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 04:07:29 ID:Irf6F3Bx
現代の軍隊の火力によって制圧され陵辱される魔法少女
160名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 07:27:17 ID:mHABw8kj
>>159
つまり、攻撃魔法の無い魔女っ子がバチカンの魔女狩り部隊に捕まって【慈悲】と称して「異教徒の魔女め!!」とセクロスされるのですね?

ワクテカなり
161名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 22:35:46 ID:SDAaCryb
俺の中でのバチカン魔女狩り部隊というのは各々純白のシスター服を纏った少女で、
目の部分はSMアイマスクで拘束され、耳のイヤホンから聖書の詠唱をエンドレスで流されて狂信的な戦闘マシーンへと改造されている。
十字架に横座りして飛行する戦闘シスター。

エロレズ拷問で魔法少女達に神の慈悲を刻み込むよ。
162名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 07:37:35 ID:rQxRxu9X
ヘルシングの1〜3巻にあるアレ…な女性を想像してしまったよ
163名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 03:54:37 ID:8q+ZeShJ
今はなきソ連軍のスチームローラーによって制圧、蹂躙されたのちに陵辱の限りを尽くされる魔法少女とかかな?
まあ、プーチン陛下のご威光でだいぶ復活してるからロシア連邦軍でもいいか
164名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 08:01:27 ID:HVxQATao
イタリア軍だとどうなるんだ?
165名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 10:48:33 ID:WINP7Ml3
>>164
ある意味一番大ピンチかもw
166名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 12:27:21 ID:pAnyC9p3
>>164
それこそバチカン
167名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:30:44 ID:Np7qHj9k
いや、バチカンの兵士は、スイス人だろw
168名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:28:31 ID:CZ9i2nDn
流れを切ってしまうが魔法少女の性格はこんなのが好みだっていうのはある?
自分は引っ込み思案な女の子が困ってる人を見捨てる覚悟が出来ず
いやいや戦って毎回傷の痛みでべそをかいてるようなのがいいのだが
いざ妄想しようとするといいシチュが浮かばない……。
169名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:14:12 ID:hqTdzRbe
マジレスすると、そういうのは自分が良いと思うので書くのが一番モチベーションあがると思うよ
あとは、自分好みのト、シチュが思い浮かびやすいのとで、複数人出すとか?
170名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:55:02 ID:mkffy21U
>>168

>引っ込み思案な女の子が困ってる人を見捨てる覚悟が出来ず
>いやいや戦って毎回傷の痛みでべそをかいてるようなのがいいのだが

正に俺の好みど真ん中じゃないか、素晴らしいシチュエーションですね
171名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 01:51:28 ID:351FZrMt
浮上
172名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:43:31 ID:GzlZeb8h
変身ヒロイン物のエロゲでよくある魔力の補給とかのためにヒロインと
えちーをする展開って好意を持ってる男性がいない場合は大変だな。
付随して特殊な儀式が必要な場合好きな人を巻き込みたくないから
事情を説明できないので、別の事情を知ってる男性に抱かれながら
心の中で好きな人に謝り続ける魔法少女
(うまく説明できない)
173名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:33:02 ID:rvfg9LO1
いや、よく解かるよ。
抱かれるのがいつも喧嘩している兄貴とかだと更に良いと思う。
後、好きな男の子を捕らえた強い敵を倒すために、父親の強い魔力を分けて貰うために父親を相手にして処女を喪失するとか。

少し上のスレの持ち物検査に引っかからない物は今なら防犯ブザーがある。
ランドセルからコスチュームが飛び出し、縦笛は魔法のスティックに変わり、
ランドセルは翼に変わるなんてのはどう? 
174名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 05:12:15 ID:4Txh67c4
父親に犯される魔法少女とか最高じゃねえか
175名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 09:20:53 ID:Vy0fwknD
魔法少女が戦いに身を投じる理由ってどんなのだろなーと
考えてて真っ先にパーマン型(パーマンにならないと頭を馬鹿にすると
スーパーマンに脅されるんだったよね確か)が浮かぶあたりで
たいがいだと思うのだがそこから魔法少女にならないと痴女化してしまうと言う
方向に発想が飛躍する自分はかなり末期。
176名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 10:53:26 ID:DsPxSkIG
正体が関係者以外にバレたらパーにされるんじゃなかったっけ?
177名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 20:04:17 ID:MUNwtIiP
向こう見ずで純真な正義感で戦いに身を投じ、犯される直前になって大後悔時代到来。
そんなベタなシチュが結局一番萌える俺ガイル
178名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 08:06:14 ID:XsYZvtU6
同意やっぱり魔法少女はいい子でないとね。というか魔法少女で
ダークヒーロー(この場合ヒロインだが)路線の作品知らないんだけどあるの?
裏切り者に国を滅ぼされて復讐のために戦う魔法の国の王女とか。
179名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 09:16:00 ID:QsHCZ7rA
魔法少女アイは使い捨て兵器扱いで本人戦闘狂っぽい
あと西尾維新の魔法少女りすかもダークと言えばダーク
180名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:29:13 ID:ioBpb/Ti
脱糞や放尿で変身する魔法少女
181名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:56:08 ID:XsYZvtU6
変身アイテムから出た物に包まれて変身するが
どう見ても触手にしか見えない
182名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 00:11:50 ID:WNp7kHDv
↑だと変身後の姿がどうみても触手な魔法少女が誕生
183名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 02:17:58 ID:343szaqU
つまりお尻から出産した触手を体に巻きつければいいわけか
変身シーンのきらきらした描写は尿で表現
184名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 02:24:42 ID:zMsAInS2
いやいや昔の美和美和の同人誌みたいにコスチュームの裏地が触手で覆われていて、
それで活動限界がきたり魔力を消耗したりすると抑え切れなくなった触手が、
びちびち蠢き始めて魔法少女を内側から責め立てるんだよ。

色々なとこに潜り込まれて強引に魔力を吸い上げられて逆にコスチュームの奴隷になってしまう魔法少女とか。
そうなると悪堕ちコスチュームになるとか。
185名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 02:48:36 ID:PCQHAjD2
ふむ…以前『一見服に見えるが極細の触手が絡み合った擬態』というのを
考えた事があったけど、そんな感じなのかな。
コスチューム生物に陥落させられると悪堕ちは面白そうだw
186名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 06:05:58 ID:6mNR2rIY
ダークヒロイン路線な魔法少女も見たいといえば見たい
187名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:19:38 ID:+XDXfHBG
186がどんな設定のを期待してるのか気になるところ
自分に文章力と構成力があったら安価で魔法少女SS書くという暴挙に出るのに
188名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 21:35:28 ID:ov2HfjTr
散々既出な話題ですまないがみんなは魔法少女の年齢はどのくらいが好み?
変身で外見年齢が変わるのは両方書いて欲しい。好みの範囲が
15〜19な自分は異端なんじゃないかと思うと不安で不安で
189名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 22:07:23 ID:DFAKKMvk
変身前:13歳
変身後:18歳

これにプラスマイナス1歳くらい
変身後にやられちゃって、
変身前の体が敏感になったりしたら最高なんだぜ
190名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:10:47 ID:IzIsVXFM
>>187
ベタだが目的は復讐で、普通の人等への被害なんか気しない。
もちろん自身に対する復讐心を持つものが生まれる可能性もわかってはいるが
普通に無視してしまう、テロリストチックな復讐者系の魔法少女かなぁ。

ただコイツだけというのもアレだから、復讐相手だけではなくこの復讐者と復讐相手の戦いに干渉する
正義の魔法少女もいたほうが良いかも。
ちなみ毎度復讐者の魔法少女が酷い目やらエロい目に遭うのもあまり現実的でないので
毎度毎度のエロシチュで大活躍してもらうという役割が、この正義の魔法少女には課せられている。

>>188
おねいさんから幼女までなんでもいけるのだwww
191名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 02:40:14 ID:5jDu4Gxa
>>190
なーんか似たようなのがつい最近までゲドマガで連載してたような
192名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:14:44 ID:IzIsVXFM
>>191
いやぁまぁベッタベタな設定ですから。

そうでしたっけ?ゲドマガはさらっと立ち読みで済ましてたからなんの作品かわからない
193名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:10:02 ID:ZHOJ0fv0
変身前:10〜12歳 
変身後:18〜20歳 

>>189と殆ど変わらんけど、こんなもんか。
変身前には無かった大きな乳房を弄られて、
未知の快感に悶えるとか
194名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:21:45 ID:COUQzDzK
エネルギー的な何かを吸われて、
徐々に身体が縮んでいく(=本来の年齢に戻っていく)とか、
一瞬で元に戻るのとはまた違った趣がだな
195名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:59:32 ID:V3r7nfei
>>193
10歳の女の子が18〜20位になって陵辱されるのか、心が幼女のままだから背徳感が凄い。
196名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:15:58 ID:I1T+ABZR
10歳の女の子が18〜20位になって戦うけど敗北して元の姿に戻ったところで陵辱をだな…
197名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:39:20 ID:q3GdQh1y
>>196
それも良い
198名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 06:42:43 ID:55+vNT60
前スレにそういうシチュのSSが投下されてたな
199名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 07:45:18 ID:RYUdPbzy
変身で外見年齢変化するの人気なんだな
200名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 12:16:25 ID:84BWXGgm
前スレってどこに行けば見れます?
201名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 14:51:58 ID:55+vNT60
素直に壺とか導入するとか
スレタイでぐぐってキャッシュで見るとか…
202名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 18:09:30 ID:fTLSGUpr
203名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 23:40:48 ID:q3GdQh1y
>>199
別に特に外見が変化するのが良いってわけでもないけどね。

小学生低学年とかでも全然大丈夫
204名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 20:11:30 ID:QCFogxqT
最後の投下からそろそろ一月たちますが職人様方お待ち申し上げております。
ところで変身アイテムが使用に代償を必要とするという方向で妄想してたら
真っ先に獣の槍連想した。使いすぎるとマスコットになってしまうのか?
205名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:25:27 ID:nqsL0fGr
>204
代わりに羞恥心削ってみてはどうか。とか考えて、羞恥心のない裸はただの裸だと気づく。
結論として、戦う時間とかに反比例して着衣面積が減少していくのはどうかという妥協案に達した。
変身後のスーツがエネルギーで出来てれば何の問題もないぜ!

…というのは冗談としておいて、人間としての感覚とかが薄らいでいくとかはどうだろう。
苦痛とか味覚とか、大事なものが薄らいでいくからついつい強い刺激を求めてから、
『・・・大丈夫。私まだ人間だ・・・』
とかいうの。
…勿論スレ的にはエロい刺激になると思うが、文字にしてみたらダークな方にもいけそうだな。
206Htare:2007/11/03(土) 09:43:48 ID:bxosIO+B
お久し振りです。仕事や出張や仕事で忙しい日々でした。
申し訳なく思いながら、ブラッドサイズをお送りいたします。
207Htare:2007/11/03(土) 09:46:45 ID:bxosIO+B

 伊万里の家族はといえば、たった一人母親のみである。
 名を、冬代コトリ。
 朝から晩まで働き、しかしその疲れを一切見せずに、伊万里に笑いかける。そんな女性である。
 基本的にまったく怒らないのだが、公園での死闘の後、こっそり戻ってきた伊万里と、そしてアリスも彼女の前で小さくなっていた。
 衣服など、守護闘衣を解除した後は元に戻るので、表面的にはまったく無傷で問題のない二人。
 だから単純に夜遊びをし過ぎたのだとコトリは判断した。
 長い間怒り、最後には泣きながら抱き締められて非常に申し訳ない気持ちになった二人だった。
「ごめんね、おかーさん」
「ごめんなさい、コトリさん」
「反省したのなら良いの。さあ、ご飯を食べましょう、もう大分冷めてしまったけれど」
 叱るべき事柄が終われば、いつもどおりの母に戻っている。
 こういう切り替えがしっかり出来る大人に、アリスは非常に好感を持っている。 

 夕食を食べた後、シャワーを浴びて、二人は部屋に戻って一緒のベットに入った。

 向かい合って横になる。いつもなら直ぐに眠ってしまう。普段ならとっくに眠る時間なのだから。
「本当……何から何まで悪いわよね……」
「え?」
「ここにいること」
 怪我をしてここに運び込まれて、アリスはコトリに魔術にて記憶の操作をした。
 この場所に住んでも問題のないように、アリスはここにいて良い存在なのだと操作したのだ。
 だから平然とこの家に出入りしているのだが、最近コトリの人の良さに罪悪感を覚え始めていた。
「おかーさんは何も気にしていないよ?」
「それは、私が記憶を操作したからであって……」
「そうでなくても、おかーさんは気にしたりしないよー」
「……あなたも巻き込んだし」
「それも、大丈夫」
 真剣な目でアリスが言うと、伊万里は少しだけうつむき加減に言った。
「でも、……怖かった」
「ん、そうだね」
 小さく震えている。ここまで耐えてきたのだろう、魔族による陵辱があったのは、まだ数時間前なのだ。
 ここまで彼女が耐えられる理由がわからないが、少なくとも自分よりも心が強い存在なのだとアリスは思えた。
 震えている両手を、自分の両手で包むようにすると、伊万里は顔をクシャリと歪めてアリスの胸に顔を埋めた。
 それを抱きかかえ、泣き疲れて眠るまで、そうしていた。

 ●

「アレがお前の妹……?」
 横目で深い紫色の外套に身を包んだ少女が、エリスに静かに呼びかけた。
 だが反応がない。
 そして反応がないエリスに振り返り、首を傾げた。首に取り付けられた、紫色の首輪が小さく揺れる。
 名前は存在しない。正確には人間ですらない。

 酔狂な魔族の一人が、捕らえた人間や、優秀な魔法使いの赤子などを解体し、良い部分だけを再構築して作り上げた少女だ。
 魔族の肉すら使われているため、身体的に人間とは違う部分が存在する。
 それは普通の耳よりも、獣の耳のほうが攻撃的な行為に非常に役立つと、前方に集中できる耳が付いていたり。
 腰からは敵を打ち据える、もしくはどこかに掴まるなど優位に働く、太く強靭な尻尾が生えていたり。
 
 それ以外は肉体的に完全に人間の女と変わらない身体を持ち、内包する魔力はエリスに及ばないまでも、その質は恐ろしく高い。
 手に持っているのは、先端にギミックの付いた杖。漆黒色でオレンジの宝石が小さくあしらわれている。
 ロッドに見えるが、本来の力を今は秘められていた。
 エリスに付いて、当分は自分の実力を把握しろと創造主に言われた。生まれて初めて創造主に与えられた命令だ。
 だから彼女が動かなくては何も出来ない。なので黙ってエリスを見つめる彼女。
「……ごめんなさい」
 一体誰に向けた言葉なのか、エリスはそう言って飛び上がった。目標がいる場所とはまったく反対の方向へ。
 その行動の意味は理解できないが、彼女もエリスの後に続いた。
208Htare:2007/11/03(土) 09:47:28 ID:bxosIO+B
 エリスは蹂躙された。体の全てをむさぼりつくされた。
 それでも精神と心とその意思だけは保ち続けた。恐るべき精神だった。
 だが、そんなエリスにも長く魔族に犯されているかな『弱点』を作ってしまった。
 その弱点を巧みに利用し、エリスを懐柔した。
 そしてその魔族が自分に下した始めての命令が、妹を捕らえて来い、という物だった。
 そもそもその魔族は、エリスが隠していたアリスの存在に気が付いていた。
 結界は破けないまでも、手段はいくらでもあった。だがアリスの能力にそれほど興味を示さなかったのだ。
 その時は。
 だが今回、エリスに付いてきている少女の、さらに高位なる存在を作りたいと、酔狂な魔族が良い始めた。
 はじめはエリスを引き渡せといってきたのだが、エリスの主である魔族はそれを拒否。お気に入りだから駄目だといったのだ。
 エリスの『かけら』とも呼べるべき存在を引き渡したが、それでは足りないと言う。
 だったら、代わりに彼女の妹ならばどうだろうと、そう持ちかけた。
 その結果、アリスを連れてくることになった。
 素体自体が良いらしく、精神は必要ないから崩壊させてでも無傷で連れ帰って欲しい、というのが今回の命令だった。
 必要なのはアリスの身体。その身体に最高の魔力を秘める力と、精神を詰め込むらしい。
 しかし、三年ぶりに見たアリスの顔で、エリスに躊躇が生まれた。

 時間はまだある。だから少し覚悟を決める時間が必要だった……。





 
「ん〜〜〜っ、おはよっ!」
「…………おはよう」
 朝一番、昨日の泣き顔などまったく感じさせない元気な顔で、ベットから抜け出して伸びをしている伊万里。
 それに、めちゃくちゃぼさぼさ頭のアリスが答える。
 とても低血圧なアリスだ。ぼけぼけと細めた目でふらふらとベットから抜け出した。
「よぉっし! 朝のランニングだよ!」 
「……まだするんだ。前にも言ったけど、あまり体力とかは関係ないよぉ……?」
 伊万里は、アリスに力を貰ってから、毎日体力をつけると早朝ランニングを欠かさない。
 だが、そもそも守護闘衣を着て戦うことは、体力よりも魔力の消費に焦点が置かれているため、
 いかに魔力配分がうまく出来るかが勝負の分かれ目になるのだ。
「だーめ、アリスちゃんもいくのっ!」
「うう……だっこ……、そうしてくれればいく」
 朝一番のアリスは、とてもわがままで甘えん坊だったりする。
「しないー」
「じゃあ眠る……二度寝、おやすみぃ」
 冬代家では、母コトリが朝早くに出勤するため、誰も起こしてくれない。伊万里ですら、一人で起きなくてはずっと眠りっぱなしになるのだ。
 なので伊万里は朝が強い。母に迷惑をかけないようにと、そう思っているからこそ朝早いのだ。
 一度抜け出したベットに、またダイブするアリスを引っ張り出す。
「いーくーのー」
「いーやぁ〜」
 二人のこのやり取りを毎朝十分は繰り返す。時間的にまだまだ余裕のある朝だと言っても、
 たとえ今が夏休みなのだと言っても、アリスの駄々っ子ぶりには流石に伊万里も呆れていたりする。
 
209Htare:2007/11/03(土) 09:49:15 ID:bxosIO+B
 何とか外に連れ出し、町内を軽くランニング。
 
 そして家に戻って朝食を食べる頃にようやくアリスのエンジンが掛かり始める。
 朝食を作るのは伊万里の仕事だ。お弁当すら作る万能ぶり。
 魔力の制御技術以外では、全て負けるだろうなとアリスは思っていた。
(瞬間的なら、私よりも強い一撃を放てるだろうしな……)
 そう考えるなら、そもそも武器の形が大鎌ではもったいない。
(形状変化……。出来るのかな)
 そもそも魔族の武器であるそれを、変化させようなどとは考えない。そのまま使ったほうが使いやすいからだ。
 そして何より、自分の一族はそれを扱うための訓練を続けてくるのだ。
 その武器を扱うための訓練だからこそ、その武器以外に変質させる必要性がない。
 しかし伊万里の場合、どう考えても大鎌では問題があるのだ。戦闘スタイルと言う考えで行くならば、伊万里は遠距離砲撃が良いだろう。
 制御力はそれほどうまくないから、小回りの利く遠距離射撃ではなく、強力な遠距離砲撃。それが伊万里らしいスタイルだと思われる。  
(やろうと思えば、月光閃華と組み合わせで、……できるかな)
 考えてみるのも悪くないかもしれない。
 ともかく伊万里はパワータイプである。瞬間的魔力放出が強いのならば、武器自体を突撃系にしても良いかもしれない。
 ロングレンジで高威力砲撃、
 クロスレンジで突撃。
 頭の中で思い浮かべると、しっくりと当てはまる伊万里の姿だった。
(もう、あんな目に遭わせたくない。だから、もっと強くなってもらう)

 自分自身も含めて……、それがアリスの考えだった
210Htare:2007/11/03(土) 09:50:22 ID:bxosIO+B
 某所ホテルのスイートルーム。要人御用達の防音完備の高級な部屋。
「魔力を集めておくことにしよう」 
 そう言って彼はいつも通り、変わらぬ顔でその黒玉を取り出した。 
 エリスはそれを見るだけで真っ青になる。
 男がそれをワインレッドの上品な絨毯の上に放ると、直ぐに……そう、表現するなら黒い光を撒き散らしながら膨張していく。
 マグマが煮え立つような音を立てて膨張し、その形を猫背の化物に変えていく。
 腕の太さのみでエリスの体二人分の質量はあるだろう、その巨躯。
 口内は暑いのだろうか、冬で温度が調整された室内でも蒸気が溢れ出ている。
 内包する魔力の熱膨張が体の中で起こっている証拠だった。
 大きさは三メートル強。室内の天井に当たりそうなほどの高さだ。
「また、……大きくなってる……」
「それはそうだろう。お前の魔力を吸って生きているんだ」
「そ、んな……だって、前はもっと、小さかった……」
 以前見た姿とは全然違うその存在に、エリスの顔は青ざめる。
 その化物は、黒玉から本来の姿を取り戻した瞬間、こんなことを口に出した。

「……ママ……」
 
 その呼び名にエリスの身体が硬直した。
 口を開き否定する言葉を吐き出したかったが、出来なかった。
「ジャバウォック、魔力を蓄えろ」
 言われるまでもなかったのだろう、目の前のエリスを見てその化物は“そうすることしか”考えていないのだから。
「うそ……いや、無理です……」
 びちゃり、と指だけでエリスの頭蓋を砕くことが出来そうな手が、ゆっくりと彼女の頭に触れた。
 圧倒的な大きさの違い。
「う、くっ……やっ!」
 そしておもむろに引き寄せる。
 手に入れたおもちゃを喜び弄ぶように、ジャバウォックと呼ばれた化物はエリスの身体を抱きかかえた。
 腹部が存在する場所には、口とはまた別の、大きな漆黒の口が開いている。
「やだ……やだっ……無理……っ」
「何を言っている、一度お前がひり出したものだろう? 受け入れるのも簡単だ」
 男は相変わらず冷酷に笑ってみせる。
「いわ、ないでっ! 言わないで言わないで言わないでっ!」
 否定したい現実だった。
 この存在が、自分が生み出した存在だと、エリスは否定したかった。しかしいくら否定しようとも、この存在はエリス自身が生み出した存在だ。
「いわな―――くっ、あ……ふわああぁあああっ!」  
 両手をまとめて片手で掴み上げられ、片足を握りこまれ股を開かされた。そして秘所に向かい太く長い触手が一本突き刺さった。
「あぎっ、うっ、うああああッ!! やあーーッ!」
 瞳孔を凝縮し、始めの痛みに悲鳴を上げる。
 ごつごつとした触手は一本、エリスの奥へ入り込む。これはまだ愛撫のレベルだった。
 ジャバウォックは己が触手を使い、エリスを弄んでいく。
「はっ、はっ、はっ、んんあぁあああああッ!」
 ゆっくりと抜き差ししながら、時折子宮を貫かんばかりの勢いで叩き込む。
「やあああッ! いッ、いたいぃッ! いやあああああッッ!」
 一通り楽しんだのか触手を引き抜き、ジャバウォックはエリスのベットの上に下ろしうつぶせにする。
 抵抗する術を持たないエリスは、成すがまま腰を抱き上げられる。
「……ッ!? や、なに、それ……っ」
 今まで大量の魔族に蹂躙された身であるのに、その大きさはいまだかつて見たことのない太さ。
 ジャバウォックの男根。腹部から突き出したその太い存在は、出した瞬間熱気を感じさせた。
 波打つたびに焼けるような熱さを肌に感じる。  
「やだ、やだやだっ、そんなの入れないでッ! ふ、わああッ! あつ、あついひぃッ!」
 触れただけ。秘所の入り口に男根の先端が触れただけで、焼けるような熱さをエリスは感じ取った。
 破壊と回復が繰り返されるエリスの身体はまだ美しく、その秘所も昔と変わらない縦筋でしかない。
 太い物を受け入れるたびに、処女のときと同じような痛みに襲われる。いつまで立ってもなれない行為。 
 その上で、この巨大な男根と、その熱さ。
 エリスは恐怖する。今まで何度も味わってきた陵辱の中で、最も恐怖するのは、
 
 もう一度同じように何かを産む事になってしまうことと、
 それが自ら生み出した存在により、行われること。
211Htare:2007/11/03(土) 09:51:29 ID:bxosIO+B
 背徳的なその行為に、エリスは恐怖する。
「だめッ! 入れないで、おねがい、ねえっ! 駄目だよッ、こんなことしちゃ駄目なんだよっ!」  
 必死に訴えかけるが、自分が生み出した存在だと言うのに一度たりとも言うことを聞いたことはない。
 止まってくれない事などわかっているのに、それでも必死に訴えかける。
「だめぇええええっ! う、くぅあああッ、あつ、熱いッ! やだやだ、いたあああああっ!」
 掴まれたと言うか、握りこまれた腰が無理やり引き込まれる。小さい穴に無理やり入れ込もうという行為に、
 ジャバウォックは子供のような興奮を覚えている。
「ママ……」
「ひやああああああッ!」
 呼ばれるだけで、エリスは悲鳴を上げた。
 叫ぶエリスの口内に、背後からジャバウォックは長い舌を挿入する。大きな口はエリスの顔を人のみ出来るほどだ。
「うッ、うッ、んぐううぅうッ!」
 涙を流しながらその行為を受け入れる。
 そして両足を巨大な手で握りこみ、大きく水平に開いてしまう。
「うぐぅうッ!?」
 そして一気に腰をたたきつけた。
「うぎぃっぃぃぃぃぃいいいッ!」
 膣道を焼きかねない熱さを持った男根は、エリスの中奥深くへ入り込んだ。
「熱いッ、熱いのッ、やだああぁああっ! う、ひぎぃッ!!」
 ずるん、と抜かれる。
「あぎっ!?」
 そして同じ速度で貫かれる。
 大きな化物が小さく小柄な少女を蹂躙し続ける。
「は、はひゃああッ! ひくっ、ふわっ、んくうっッ!」
 そして一時間ほど同じように蹂躙され続け、痛みや熱になれた頃、
「ママ……デル……」
「……ッ!? や、だめっ、それだけはッ、やだぁああッ! ひくっ、ふわっ! だ、さないでおねがいやだっ!」
 必死に叫ぶが、ジャバウォックはただ出すためだけに腰を動かす。 
「動かしちゃ駄目、駄目なんだからっ、いぎっ!! 」
 一番奥に、叩きつけられる。そしてそのまま動かなくなる。
「あ……あぁ……―――!!! あつついぃいいいいッ! ひやぁあッ! あつい、熱いのッ! 
 もう出さないで出さないで、おねがいもういやッ、産みたくないのっ! やだーーーーーッッ!」
 もがき叫んでも、エリスを助ける物など存在しなかった。

「う……ぁ、ひ、ヤ……、おね、がい……もう、いや、なの……」
212Htare:2007/11/03(土) 09:52:34 ID:bxosIO+B
 
 そんなエリスを、じっと部屋の隅で見つめている少女。
 紫の外套と、紫の首輪の少女だ。
 
 行為が終わったあと、ベットに沈み込む彼女。疲れ果てて気絶するように眠っている。
(名前……なんて言ったかな。エリスか)
 未だに良くわかっていない。
 名前からなにから。いや世界そのものを理解していない。
 なにがどう、なのか。
 よくわからないのだ。
 理解しているのは自分の創造主と、自身の持っている武器『シルバーライニング』のことだけだ。
 漆黒の杖は、魔力を込めることでその形状を変える。黒き刃が伸びて剣となるのだ。
 魔族の武器ではなく、彼女の体の中に“誰か”が使っていた武器であるらしい。だから扱うための素養は持っていた。
「おい、お前……。名前はなかったんだったな?」
 ジャバウォックをしまいこみながら、男は問うてきた。
「……うん」
 名前の必要性を感じないから、気にもしていなかった。
「不便だ。名前を考えろ。俺のことも、こちらの世界ではクロウと呼べ」
「……クロウ。わかった。でも私は名前はわからない」 
「適当に考えろ」
 適当に考えろ。
 適当とは適切に当たるということであり、ふざけた態度で考えることは許されない。
 知識はある。ただ、それを活用できる柔軟性が、彼女には存在していない。
 自分は紫だ。装飾から何から全てが紫色。肌の色を除けば金髪と碧眼のみが、彼女の色だといってもいい。
 そんなことを考えている彼女の前で、クロウは立ち上がってコートを羽織った。
「俺は出かける。長期でこちらに居座ることになりそうだからな、少し視察だ。エリスが起きたらそう伝えておけ」
「うん」
 頷く。
 出て行く彼を目線で見送り、そしてまた考える。
 
 結果、彼女は名前を思いつくことがなかった。
 


 ○○○



 結論からして、アリスは月光閃華を捨てることにした。
 簡単に言えば、伊万里にはブラッドサイズを杖とし、月光閃華を付与することで砲撃が出来る存在として生まれ変わった。出力部分を月光で追加し、エネルギーの充填はサイズで可能とする。
 瞬間的に排出されるエネルギー還元率を最大にし、魔力砲撃を可能としたのだ。
 それが一つの形。
 もう一つは、その砲撃エネルギーを瞬間的に固めて、光の穂先を作り出すことも出来る。
 完全にまとめることが出来なかったエネルギーは伊万里の身を包みこみ、突進力と防御力を追加する怪我の功名となった。

 アリスはその効果を見て、自分の戦闘スタイルも変更することにする。
 防御力を引き上げたその力を利用し、己がブラッドサイズの形を直剣として加工し、その力で包むことで威力を増大。
 瞬間的に放出することで、遠くにいる存在に斬撃を与えることも可能となった。
 守護闘衣の各部に、小さな光の翼が生えているのは、加速性を高め、伊万里とは違う小回りの利いた器用な動きを可能とした。
  
 二人とも、その戦闘スタイルに合わせた戦い方を、徐々に掴みつつあった。 
 
213Htare:2007/11/03(土) 09:54:17 ID:bxosIO+B
ということで、エロは少なめで、周りを固める感じで書いて見ました。
既にブラッドサイズなどと言う武器などなくなってしまったではないか、タイトルがおかしい。

……とか思います。

考えているうちに勝手に武器が変更されたわけなのですが……。
何か良いタイトルないでしょうか……。

それでは、仕事などでまた間が空くかもですが、気長にお待ちくださいです〜
214名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 10:23:58 ID:LjHlP+Dh
>>213
はい、気長にお待ちしています。

DAT落ち 変換機 でググったんですが、探し方が悪いのか見つからなかったです。
だれかヘルプ。
215名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 10:36:53 ID:iT1Ie5CD
GJでした。ロボットアニメで主人公機を乗り換えてもタイトルは変わりませんよ、きっと。
ザブングルとかダンバインとか。
216名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:00:43 ID:H4wXQtff
>>214

PC用
2ch DAT落ちスレ ミラー変換機 ver.4
ttp://www.geocities.jp/mirrorhenkan/
2ch_bbspink DAT落ちスレ ミラー変換機 ver.3
ttp://www.geocities.jp/mirrorhenkan/bbspink.html
携帯用
2ch DAT落ちスレ ミラー変換機 ver.11 for 携帯
ttp://mirror.k2.xrea.com/i/

そういう質問は環境書かないと駄目だよ
217名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 11:29:55 ID:fkJlDxwO
>>213
久々の投下待っていました!陵辱された魔法少女の惨めが伝わってきてGJ!
タイトルは…


できれば作者さんに根性振り絞って決めて欲しいところですwwww



それにしてもDAT落ちの変換機なんかあるのか…
こんなん知ってしまったらますますPCに向かうのが楽しくなって会社に行きたくなくなるぜwwww
218名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 20:35:32 ID:LjHlP+Dh
URLくれた人ありがとうございます。
おそらくですが、見つけることができました。
三番目?にパンダ?がいるやつですよね?

実はブラッドサイズを読みたかっただけだったりします。

変換機の使い方が分かったので大いに活用したいと思いますw
219Htare:2007/11/03(土) 22:00:27 ID:bxosIO+B
あ、過去の作品を見たいというコメントがありましたね……。
スミマセン気がつかづに。
でも実際、どこかの保存とかしたほうがいいのでしょうか……。
220名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 12:39:16 ID:u+0HdDA5
ふと思ったのだがここと正義のヒロインを嬲るスレの違いって何?
221名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 13:34:44 ID:27mzCbTV
正義のヒロインは魔法を使えない設定でも許容される。
…と思うんだが、どうだろう。
222名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 13:56:09 ID:Wpdn5rU2
正義のヒロインだったらセーラ○ムーンとか戦隊モノのピンクとかでもありだけど、
大人なヒロインが多い。
その点、魔法少女なら確実に低年齢など。
間違えても19歳の砲撃女は少女じゃないと思いますがね、
作品は好きですが。

魔法という非常識の力があるってことが強みなんじゃないですか?
まぁ、セ○ラームーンとかも非常識な力がありますけどね。
223名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:45:36 ID:Gw/SMkgO
ぶっちゃけ、魔法少女なら悪でもいいんでしょ、このスレは
224名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 21:07:34 ID:u+0HdDA5
悪女スレがあるのにここで聞くのもなんだが悪の魔法少女だとどんなシチュが好み?
225名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 22:49:26 ID:/u8GjMGn
黒いゴスロリで身を固めた衣装で双子の兄に狂信的愛情を捧げていて、
病弱で車椅子生活の兄は腹黒黒幕キャラで、その指令に従って
夜な夜な兄に捧げる魔力の糧となる魔物を狩っている所を正義の魔法少女と鉢合いして
獲物を横取りされた事とその青臭い主張に苛立たせられて
腹いせに完膚なきにまで叩きのめしてエロい悪戯をして兄への玩具として献上する



うん自分で書けって言われるね
226名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 23:22:37 ID:LATbLMGv
高校生で魔法少女はギリギリ……アウト?
227名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 00:22:05 ID:/DVLuxvm
>>224
>>178とか>>190前後を参照

>>225
そそられるシチュですね。

>>226
全然おkです。
228名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 17:44:56 ID:13qCA3sP
(エロゲでよくある主人公の悪役が日常でヒロインと交流があるという設定で)
思いを寄せる相手が憎むべき敵組織の幹部だという事実を思い知らされた魔法少女。
その対応は?
1 ○○君と戦うなんて出来ないよ…と激しく動揺して(もしくは説得するも失敗して)
戦いに敗れ囚われの身に
2 XX…○○君をたぶらかすなんて…もっとはやく殺しておけば良かった。
と無関係の女幹部のせいで敵組織に属してると思い込む
3 とりあえず抵抗できなくなるまでぼてくりまわして持ち帰る
4 能動的に敵組織に寝返る
(4でわたし○○君がいればもう何も要らないとか言う科白が思い浮かぶ当たり病んできたなあ)
229名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 19:53:41 ID:xUVxzDxb
3 少し、頭を冷やそうか?
230名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 01:08:31 ID:avPd/wC4
何故か>228のお題でこんなのが浮かぶ辺りダメだ俺。

> 1 ○○君と戦うなんて出来ないよ…
…と表面上は激しく動揺しながらも、身体は半ば自動的に容赦なく半殺。
あまつさえそれが終わってから「ああっ、誰がこんな酷いことを!?」とか本気で言い出して以下お持ち帰りコース。
231名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:25:21 ID:wTWy8Vqc
変身アイテムが主で少女が従な関係で少女が戦いを忌避する
度に耐えがたい苦痛に襲われるという設定で、
戦いで傷ついては悲鳴をあげ戦いから逃げようとしては悲鳴をあげる
少女を妄想してハアハアする俺は間違いなくスレ違い。
232名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 23:00:09 ID:549NwIMz
>>231
スレ違いじゃないよ、全然スレ違いじゃないよ。
233名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:33:10 ID:e/EPT8cA
>>228
5 いい男だったのになあ…残念とあっさり殺すビッチだったことが判明
234名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:37:44 ID:Xnz5/bGb
上げ
235名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 07:21:19 ID:dXcoA9Fz
6・主人公が大幹部で、組織の真の黒幕が魔法少女だったことがわかり無問題。
236名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 17:47:11 ID:SB5QUsA/
>>226
世の中19歳や27歳でも魔法少女だったりするからなあ
高校生なんて余裕で少女
237名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 03:35:58 ID:LNqQFYpi
>>236
19歳は、魔砲少女な。
27歳は、奥様か?
238名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 07:28:40 ID:C/K7pANr
魔法胎児
魔法幼女
魔法少女
魔法熟女
魔法老女
他にあるかな…
239名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 08:53:39 ID:RJbWHVpa
何故そこで魔女が出ない
240名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 11:47:16 ID:lCQIIyKq
魔法胎児
魔法童年
魔法少年
魔法青年
魔法中年
魔法老人
241名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 17:00:58 ID:XI5UP2xA
魔法大統領
242名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 18:42:22 ID:QseOsSQF
上のほうでも話題になってるが18〜20歳位でも充分いける
243名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:05:40 ID:dBAc6j0n
ここってエロ無しの作品大丈夫なの?
244名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:13:19 ID:7qFzijqc
グレーゾーン
良ければGJ!微妙なら叩かれる
良い出来でも運が悪いと叩き荒らしを招いて擁護派と叩きの口論でスレが荒れる
気をつけて



熱いバトル系なら俺的にはOK
次善の策としては変身シーンとかピンチシーンとかでちょっとしたお色気を入れるようにするとかいうと良いかも
245名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 04:10:36 ID:oJ0SesDp
>>241
ライバルは魔法副大統領だな。
「ンフハハハハハハ」とか笑ってる感じの。
246名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 13:16:42 ID:jvB/isj4
上げ
247名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:09:52 ID:T2DGMoNC
>>245
あと米の魔法国務長官
248名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:10:48 ID:tStQ3jtq
>>245
リチャアアアアア!!!

「んはぁっ…だ、ダメ…私は、負けないのぉ…何故、なら、わた…私は


  魔 法 大 統 領 だ か ら だ ! ! !
249名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:05:01 ID:u3e+rOpx
魔法少女の敵の知名度はどんな感じが好き?
1正体は魔法少女(とマスコット)しかしらない
2対抗する人間の組織がある
3一般人もある程度知っている
番外 魔法少女の戦いを見物する人だかりができ、ピンチシーンがあった日には
ネットで動画が公開され俺らの間で祭りとなる。
250名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:29:20 ID:jvB/isj4
>>249
1か2かな

番外でも結構ですがwww
251名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:33:10 ID:O7YdfxXq
番外が見たいww
252名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:19:30 ID:+DxlhN9H
番外がいいけど3なら一般人も参加できそうな(脅されてとか)。
Triangleの魔法戦士大好きです。
253名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:29:28 ID:+rzdK+Fb
人知れず夜闇でバトル。これが俺の中での魔法少女の基本。
けどその活躍はや戦いは都市伝説のような感じで一般にも広まっている、平成の仮面ライダーシリーズみたいなレベルの知名度
254本番無し:2007/11/12(月) 23:50:59 ID:jpzhioT1
「セイント・ビーム!」

 金曜の夜の繁華街、正義の魔法少女は月夜に迷い出た魔物に聖なる光を浴びせて消し去った。固唾を呑んで見守るギャラリーを意識するように優雅にポーズを取り、異次元に呑み込まれていく魔物を勝気そうな顔で見下す。
 ギャラリーたちが声援を上げるのを確認した正義の魔法少女は夜空に向かって跳躍するとギャラリーたちの視界から消えた。
 カラフルなセーラー服のようなコスチューム、しかもギリギリまで裾の短いミニスカなのだが不思議なことにギャラリーにはスカートの中は見えないのも魔法少女の人気に一役買っている。

「すげー、はじめて見た」
「かっこいい」
「すごい美少女だった」

 ざわめくギャラリーたち。俺は魔法少女が跳躍した方向にぶらぶらとのんびり歩いた。先ほど魔物と戦っていたビルの隣、真っ暗な屋上に魔法少女は青い顔で佇んでいた。

「お疲れ様でした」
「・・・」

 青ざめた顔で荒い息を繰り返している魔法少女。それでもくっくりとした眉、大きくて意志の強そうな瞳、勝気で正義感の強い魔法少女の魅力は損なわれていない。

「ずいぶんと無駄に魔力を使われましたね、2単位は補充しませんと」
「・・・お願いします」
「お支払いと補充方法は?」
「いつもの通りで」
「かしこまりました。毎度ありがとうございます」

 きっかり30度頭を下げた俺は魔法少女に歩み寄った。値札通りに払っていただける上客は少なく、ほとんどの魔法少女は一番安いセルフ方式を選ぶ。この舞という魔法少女もセルフ専門だ。

 唇を噛み締め、そっぽを向き、しかしながら横目でしっかりと俺の下半身を見てファスナーを下げてためらう。この若さで魔法少女という事はキスすらしたことの無い清純な処女でなければならない。
 表情を消した積もりなのだろうけど、くっきりとした眉を潜めて嫌悪感を隠し切れていない。

「お客様、どうされました?」

 魔法少女は返事をせずにトランクスから俺の一物を取り出し、今度はためらわずに舌を伸ばした。魔法のレベルは一向に上がらないがこちらのレベルは随分上がった。
 亀頭に吸いついて舐めまわし、いくぶん元気になったところを飲み込んで舌を使い始めた。たっぷりと唾液をまぶし、しかし唾液をこぼさないように吸い込みながら舌先が一物のポイントを的確に捕らえる。
 見物の前にトイレで小用を足したのでしょっぱい筈なのだが、熱心に舌を使って一物に力を与えていき、完全に力がみなぎったそれをいったん吐き出して舌全体を使った。
 改めて亀頭を咥え、強弱をつけて刺激しつつ呑み込んでいき、すっかり根元まで口中に収めると舌を目まぐるしく動かしながら喉奥に亀頭をこすりつけながら大きなストロークで顔を振りたてた。

「ではお客様、チャージいたします」

 俺の声にいっそうスピードを上げる魔法少女。お得意様への心ばかりのサービスで喉奥に突き込んで魔力2単位分の精液をお出しすると、ものすごい勢いで呑み込んでいった。

「毎度ありがとうございました。これで明日も戦えますよ」

 俺が0円のスマイルと共に一物を仕舞い込もうとすると、

「あ、ちょっと」

 魔法少女は一物にしゃぶり付き、管に残った魔力入りの物を勢いよく吸い出した。
255名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 08:34:49 ID:Xa47C245
おおう、身につまされる魔法少女の裏事情GJ!
しかしセルフじゃない方の補充方法も読んでみたいな
256名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 20:14:37 ID:8WRUjeif
一日さんざん迷ったがせっかく書いたので空気読まず投下

…セルフな補充モノw
257少女魔淫ソルティーナッツ:2007/11/13(火) 20:17:06 ID:8WRUjeif
紅の輝き……巨大な光球に『力』が蓄えられていく。
誰が見てもそんな印象を受けるだろう。
その光の下…球の圧倒的な『力』よりも、その愛らしい顔に『力』…『魅力』を感じる。

「……パワーランページ!…そぉぉる!!………ルビィーーーッッ!!」

可憐な声と共に少女の腕が振り下ろされる。
光球は少女の手…いや、その手に握られた『杖状のモノ』を中心に形成されていた…
そう、既に光球は少女の動作の瞬間に放たれていた。

「ぐわあああああっ!」

断末魔…声と言うより稲鳴きに近いそれは爆音に掻き消される。
…………
ここでTVの画面はスタジオに戻った。
「……このように日中に現れた『怪人』は何時ものように
 『ソルティーナッツ』を名乗る少女によって…………
…プツン
電源を切られたTVは沈黙し、少女の溜め息を吹きかけられる。
ベッドに座っていた少女は…そのまま寝転び手にしていたTVのリモコンを放り出す。

「まだ慣れないのか?……菜摘?」

部屋には少女しか居ないにも関わらず壮厳な男の声が響く。
名を呼ばれた少女は寝たままでプイと顔を横に向け否定の意を示した。
(そんなんじゃ………ないもん………///)
恥じらいと拗ねた表情が少女に歳相応の幼さを纏わせるが…
その顔は先程TVに写しだされた『少女』のものと同じだった。
『力』など微塵も感じさせないが…愛らしい『魅力』は幾分も損なわれていない。
「撮影されるのが嫌ならカメラごと撮影者を破壊すればいいといつも言っているだろう」
威圧感のある声が『破壊』という言葉の意味を強くする。
「いつも言ってるでしょ?……そんなのダメだもん……」
力なく気のない返事をいつものように囁く。
そう、この少女こそが先程のニュースで報道されていた『怪人』を倒した本人…
『ソルティーナッツ』だった。
既に10体以上の『怪人』を倒し、その大部分はマスコミで報道されている。
警察どころか軍隊でも敵わない怪人に対峙できる唯一の存在として世界中の注目の的……
もともと恥ずかしがり屋な菜摘にとって確かに脚光を浴びるのは苦手なことだ。
だがだからといって罪のない人間を攻撃していいはずもない。
最初から繰り返されてきた『声の主』と菜摘とのやり取り……
そして菜摘は気付いていた。
『声の主』…杖状の物体………
彼がいつも同じ事を言うのは本来の菜摘の憂鬱…溜め息の理由から遠ざけるためだと。
だが、それは避けるわけにはいかない事なのだ。
菜摘は『彼』の気遣いをありがたく思いながらも核心に触れた。
「………何回ぶん?…///」
少女の恥じらいが混じる問い掛けに即座に彼は答える。
「二回だ。…一回でも満杯に近いがな」
鐘のように響く声…だがそこに感情は感じない。事実のみを告げている実感を与えるが。
「ホントに?!……ホントにそれだけ?」
予想していたよりも少なかったのだろう。菜摘は跳ね起きて喜び混じりで問い質す。
「ああ、それだけ出力調整が上手くなった証拠だ……
 だから無理をせずとも…あと10回ぐらいは戦えるはず……」
やはり感情こそ感じられないが言葉の内容は少女を案じている。
しかし彼の台詞は中断された。
少女の瞳には確固たる決意が現れていたからだ。

「……その……今から………する……ね?…///」
258少女魔淫ソルティーナッツ:2007/11/13(火) 20:19:44 ID:8WRUjeif
菜摘はまず部屋の空調設備を少し高めの温度に調整する。
それからベッドの掛け布団をめくり…思い出したようにカーテンを閉める。
クローゼットの下に隠してある介護用吸水性シーツを取り出し……
微妙だった赤面をあらわにする。
耳まで真っ赤にし自身のベッドにそれを敷くと……
もたもたと…白い長袖Tシャツの上に着ていたキャミソールを脱いだ。

何の変哲もない普通の少女である菜摘が想像を絶する『力』…魔力を使うための代償……
これから始めるのはそのための儀式……
(……したくて………してるんじゃ……ないもん…///)
仕方がないと自身に言い聞かせつつも菜摘は羞恥に震える。
膨大な魔力を持つ『彼』から魔力を補充して初めて少女は魔法を使える。
だが。補充の際には『彼』の精神領域に己の精神領域を近付ける必要があった。
その為の手段として…少女には『性的絶頂』以外の選択肢がないのだ。
快感の絶頂…そのある種の精神的トランス状態で一時的に『彼』の精神領域に近付ける。
その際に少女の魂の許容量に応じて魔力が注がれるのだ。
………菜摘は『初めて』の時を思い出す。
『怪人』により屈辱の強制絶頂へ追いやられた時のことを…
それまで自慰すらしたことのなかった少女にはあまりにも強すぎた快感……
あの時に『彼』と出会わなければ…
そのまま処女も奪われて家畜同様の性奴隷となっていたはず。
(それと比べれば……これくらい………///)
デニムのスカート、Tシャツを脱ぎ…白いショーツだけの姿で菜摘はベッドに横になる。
夕方とはいえまだ明るい。天井がやけに高く感じる仰向けで少女は胸に手を添える。
(………ん!)
まるで待ち侘びていたかのように乳首からの甘い刺激に意識が揺れる。
行為自体にも揺れる意識にも羞恥を感じるが…その両方を加速せざるを得ない。
小さい手の平から指の先までを使い乳首に触れるか否かの愛撫……
早くも幼い膣内に何かが溜まっていくのが実感できてしまう。
(やぁ……また……ぱんつ……汚しちゃう………///)
そう思ってもショーツを脱ぐことは躊躇してしまう。
言わば菜摘にとって下着は最後の理性。
汚してしまったとしても完全に取り去ることには抵抗があるのだ。
戸惑いを誤魔化すかのように両手は執拗に胸を、乳首を弄る。
さほどの膨らみではない双乳で快感を得るために必然的に乳首に重点が置かれた愛撫…
相当な時間、胸を捏ね回してから…ようやく片手が腹を這い股間へ向かう。
既に膣に納まりきらない愛液がショーツをお尻まで濡らしている。
(こんなに………濡れちゃうなんて………///)
まるで失禁したかというほどの自らの恥態を自覚しなければならない。
そして…この先、さらに濡らしてしまうことも覚悟しなければならない。
最初の『怪人による』性行為が凄まじすぎたためか、少女の本来の体質か…
菜摘は性行為の際に異常なほど愛液を分泌してしまう。
タオルなどでは間に合わないほど大量にだ…故に吸水シーツが必要なのだが……
物理的なことより何よりも菜摘自身が恥ずかしい。
淫らに反応してしまう身体…自ら自身が淫らではないかと考えてしまうのだ。
そしてある意味ではそれは否定しようがなかった。
『怪人』にイかされたのはやむを得ない。怪人は例外なく催淫性の体液を持つ。
通常の女性なら狂わせられて当然。それは体験した菜摘が1番理解している。
だが以降の短い期間に20回を越える絶頂を伴う自慰行為は…
菜摘の年齢から考えれば淫乱としか言いようがない。
魔力の補給という理由があっても事実は変わらない。
そう、菜摘が『キモチいい』と感じてしまっている事実には変わりがないのだ。

「あ………ふぁ………///」

濡れたショーツの上から軽く触れただけで声と愛液が漏れる。
こうなると昇り詰めるまで降りてこられない。
羞恥をなるべく早く終わらせるべく行為は加速していく………
259少女魔淫ソルティーナッツ:2007/11/13(火) 20:22:32 ID:8WRUjeif
下着の上から幼い性器全体を揉むように押さえる。
ジュクジュクと手全体が自分の恥液にまみれていく。
その手を胸に戻し胸を責めていた手を股間へ……
そうやって何回も愛液を胸に塗りつけると完全に乳首が隆起してしまう。
指で摘むように乳首を虐めながら…もう一つの急所…未発達なクリトリスへ……
まだ皮に包まれた幼い芽をショーツ越しに撫で回す。
布と皮の二重二様の擦れ方が今の菜摘にはたまらなくキモチいい。
「あ………ぁ………ふぁ………んっ!」
激しくなる喘ぎと呼吸にビクリビクリと痙攣するように悶える。
もうしばらく行為を続ければ絶頂へと誘われる………そんな時、菜摘は考えてしまう。
(今日の怪人さん……狼男みたい……だったな………///)
今の菜摘は…鋭い牙よりも口から滴る唾液と器用に動く長い舌を思う。
(もし…負けてたら……///)
あの舌で文字どおりケダモノに舐められていた……
「あう!………ん………っ!」
急に刺激を増す身体に…いけないと思いつつ想像は進む。
(きっと……私も……四つん這いにされて………どーぶつみたいに………///)
空想に合わせるように俯せになり…お尻を高く上げてしまう。
手は乳首とクリを責め続けている為に肩で上体を支えることになるが…
逆に膝から上の腰だけを自在に動かせる。
いやらしく揺れる尻…下着越しにも関わらず股間から糸を引いてシーツまで滴る愛液…
(やぁ………そんなに………ペロペロしちゃ………ダメぇ………///)
無意識のうちに胸を布団に…手で責められないほうの乳首にシーツの感触を味あわせる。
「くぅぅ………やぁ………ん!……き、キモチ……いい…………っ」
快楽を言葉にしてしまうとそれがアクセルになる。
淫らに全身を揺らし愛撫も指使いも勢いを増し……
「あ!………うああ………っ
 やああああぁ…………っ………イく、……イっちゃ…………っっ!!」
プシュっ!…ピュ……ッ!
ぐしょぐしょに濡れたショーツの布越しに愛液が飛沫を伴い舞う……
菜摘はその言葉すらまだ知らない『潮』を噴いて絶頂に達した…………
「……………ぁ…………ぁ………………………///」
視界が反転するような錯覚…白くなっていく意識……快感に麻痺した身体………
力なくチョロチョロと漏れる尿の感触と余韻の中………悦に満たされていく。
………
……

気を失いそうな余韻がようやく治まりかけてから菜摘は身体を起こそうとする。
吸水シーツに両膝をついて尻を上げていたため、尿もそこを中心に染みている。
二つの円は愛液の染みと合わさり吸水シーツの大半を湿らせているが……
「………あと………もう一回…………///」
菜摘は、まだ敏感な性器を触れようとする。
魔力を限界まで補給しておく為だ。いくら余裕があると言われても納得できなかった。
(もし…負けたら………ホントに…やられちゃう……///)
幼い少女には犯される恐怖より快感に負ける羞恥のほうが大きい。
今のオナニーのようにイかされてしまう……一度経験しているからこその激しい羞恥。
絶対に他人に見せたくない姿。だからこそ戦いの場には万全で立ちたい。
オナニーに吸水シーツが必要な点からもなるべく一度で済ませなければならない。
そんな少女の焦りを解すように声が響く。
「…今回は一度で最大値まで溜まったが?」
それを聞いて安堵と共に新たな羞恥も感じながら少女はペタリと倒れこんだ。
魔力の補給量は菜摘の高まりに比例する。感じれば感じるだけ補給されるのだ。
(つまり………その………今日は…いつもより……えっち…だった………はぅ…///)
恥ずかしさに耐えるために少女は余韻に身を浸し…そのまま眠りに堕ちていった。
260少女魔淫ソルティーナッツ:2007/11/13(火) 20:24:49 ID:8WRUjeif
(わたし……たぶん日本で1番…えっちなコだよぅ………///)

目覚めた後…ほてりをシャワーで鎮め身を清めた後。
さっき着ていた服と新しいショーツを穿いて菜摘は恥ずかしい自慰の後始末をしていた。
(ぅぅ……///……おしっこまで…もらしちゃった……///)
尿と愛液にまみれたショーツを捨ててしまいたい衝動に駆られるが…
もう何枚もそうやって汚しては捨てている。これ以上下着が減れば親に怪しまれるかも…
そう思うと恥ずかしくても洗うしかなかった。
両親は共働きの為、今は家にいないが…そろそろ帰るはず。
誤魔化すために下着を手洗いした後、他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れた。
洗剤とスイッチを入れた時に洗濯機より先に『彼』が唸る。

「…言わなければ怒るのか?」

その言葉だけで菜摘は理解した。…また『怪人』が現れた。
(一日に二匹もなんて……)
思いながらもそれは想定したことがあった。だからこその魔力のフルチャージなのだ。
してしまった行為に理由…言い訳ができる。
「…昼間みたく…お外で変身しなくていいからラッキーだよ♪」
気遣かってくれた『彼』に強がりの笑顔を見せると菜摘は祈るような仕草を取る。
まず髪と瞳の色が変わる。『菜摘』ではなく『ナッツ』の私服姿……
なるべく正体がバレないようにとの少女なりの配慮だ。
それから足元に魔法陣が輝き少女の身体が宙に浮かぶ。
これからの変身プロセスを思うとやはり赤面してしまい目を強く閉じる。
変身には全魔力を集中させるため完全に無防備になる。
他者に見られても後から記憶を消すぐらいしか対処法がない。
また、記憶の改竄は魔法を以ってしても人格の保護観点から危険らしい。
もちろん正体がバレるのも禁忌しなければならないが…それ以前に恥ずかしいのだ。

浮かぶ少女の身体へ向かい魔法陣から光の触手が伸びる。
触手は丁寧にゆっくりと菜摘の服を脱がしていく。
勝手に衣類が脱げていく感覚はいつも恥ずかしい。
突然消えるのではなくリアルに脱がされて…より「裸」にされていくことを自覚させる。
生まれたままの真っ裸にされた少女は身体を「くの字」に曲げお尻を突き出す。
両手を左右に広げそのまま後ろへ……あたかも妖精が羽を伸ばしているようだが……
真横から見れば『了』と言う字に似たポーズ……これがまた恥ずかしい。
幼い胸も隠せない、お尻…性器が見えてしまわないか……
たとえ目を開けていても後ろは見えない。
いつも「みられているのでは?」と不安と羞恥を呼ぶが
この姿勢を取らないと衣装が装着されないのだ。
本当に性器の縦筋が見えるくらいにお尻を突き出して初めてショーツが構成されていく。
緊張から半分ほど乳首が立つとブラが構成されていく。
いずれも菜摘の『とっておき』と同じデザインの魔法の下着。
少女の周囲を光の風が流れ回る。
緩やかに回る少女の身体にゆっくりと服が具現化……
ふわふわのフリルスカート、襟と袖にフリルのインナー、やはりフリル過多なジャケット…
ストライプのオーバーニー、基本をオレンジ、金色で装飾が成された。
『魔法少女』そのものの衣装。
最後に魔法陣の上に現れたブーツを履く。
ゆうに3分はかかる長く恥ずかしい変身………
右手を掲げ現れた杖を回しながら自身も回転、少女なりの決めポーズ……
「魔法少女……ソルティーナッツ!」
これからの戦いに備えての気合いの名乗り。その瞳には『力』に劣らぬ強い意思。
魔力に満ちた少女の感覚が『怪人』を察知する。
今日は二匹め……何らかの策や罠も考えられる。苦戦は免れないかも知れない。
…それでも。
菜摘は行く。自分しか『怪人』を倒せないのだから……
自分のように怪人の淫毒に冒される者を一人でも減らすために………

…………完
261名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 20:42:00 ID:yR95OCHD
個人的には///使わなくても十分に羞恥は伝わったし面白かったです。
262名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 02:14:56 ID:Iw5uAIbN
GJ!
しかし3分の変身時間って地味に長いな!wwww
確かに恥ずかしがり屋な少女には地獄だな
263名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:01:06 ID:xBGW2kgx
とっさに変身出来ないのは問題だなぁ
264260:2007/11/14(水) 21:34:57 ID:MlSmEken
それ以前にこれだけエロエロな魔法少女だと少しのピンチで発情してしまう
そして少しおさわりされるだけで自分から求めてしまう…
凌辱が成り立たないから続きを断念したわけだがw

つーかレスd、
もっと精進していつか戻ってくるよ
…その時は///も使わないからw
265名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 02:03:41 ID:fxpZVXoj
自分を除く全人類が敵というのはどうか
対立する組織に敗北して陵辱されたり一般市民に輪姦されたりして
「味方は誰一人いないけど負けられない」という強い意志があっても
そこはまだ幼い少女、段々孤独に負けて精神が病んでくる
勿論彼女なりの正義があって、例えば

技術の発展の為に地球環境を汚している巨大組織を叩き潰す為に戦う魔法少女何某
何故なら星の女神様に唯一選ばれ力を授かった人間だからだ

みたいなのどうでしょうか職人さん
266名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:33:41 ID:ru2ZXNAj
正義というものを大多数が尊重すべき価値観と定義すると
自分以外は全て敵という魔法少女は社会の敵でありすなわち「悪」だな

正しさというものは一人では証明できない
その魔法少女はまさにテロリスト魔法少女になっちゃうな
そりゃあ病んでいくだろう
ハッピーエンドが想像できねーwwww
267名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 08:02:08 ID:0sMeLDUT
敵の罠というか謀略で一時的に敵になるならともかく、ずっと一般市民と対立してると
ちょっと感情移入できないかも。
チラシの裏↓
真夜中の繁華街に出現した怪物を倒し、隠れて変身を解いて出てきたところで
警察に補導されてしまう魔法少女というのを思いついたが
特番の○○警察密着24時とか見てないんで、補導するときのやり取りがわからない
からいまいち妄想が進まないorz まあどうせ自分の貧弱な妄想力では
あわてる少女で和むか、悪徳警官にセクハラされるか、なぜか警察組織との
共闘フラグその1が立つかの三つぐらいしか思いつかないんだけどね。
268本番無し:2007/11/16(金) 09:51:25 ID:N99/EU1n
「セイント・ニードル!」

 昨夜に引き続き魔法少女舞さんは邪悪な魔物と戦っていた。今夜のステージはせっかく誘致したのに地方に移転してしまって使われていない廃工場。
 ギャラリーが一人もいないせいなのか、魔法少女は見栄えはするが魔力を浪費する『セイント・ビーム』を使わずに、地味だが的確な攻撃で魔物を倒していった。

(雑魚ばっかりだから大丈夫かな、やたらと数は多いけど)

 正義の魔法少女舞さんも、魔力を売ってる俺も普段は普通の高校生で同じクラスだ。今日の昼間も舞さんの体調が悪そうだったので様子を見に来たのだ。明日から期末試験なので教科書とノートを持参してだが。
 冷静に最小限の魔力で戦っている魔法少女に安心した俺は結界の中で教科書とノートを広げて勉強を始めた。今はしがない魔力売りだが、一流大学から一流企業への就職という希望があるのだ。

(ん?)

 試験勉強に疲れた俺は教科書から目を離して戦いを眺めた。
 視界を埋め尽くすほど大量の雑魚、魔法少女舞さんは簡単なシールドを張り、地道に効率よく魔物を倒しては経験値を稼いでいた。

(そろそろ引き上げた方がいいよ)

 倒しきれない雑魚が蠢き、足の踏み場もない。行き場を失った雑魚は自己融解を始め、複数の雑魚が一体化して雑魚から小物に進化していった。雑魚をちまちま倒すよりも効率的に経験値を稼げるが、シールドを維持したまま撤退するタイミングが難しい。
 大した修行も才能もなく魔物と戦える魔法少女だが、キスをしたとたんに全ての力を失う。キスした相手が普通の人間なら問題は無いのだが、例え雑魚でも魔物に唇を奪われると魔法少女の魔力は魔物に吸い取られ、魔物がレベルアップしてしまう。

「セイント・ショット!」

 雑魚が一体化した小物に少し強力な魔法を放つ魔性少女舞さん。次々と生まれたばかりの小物を倒していくが、この調子で魔力を使うと補充が必要になってしまう。

(僕もだけど、舞さんも期末試験なんだから早く帰ろうよ)

 魔法少女としては遅めのデビューをした舞さんが焦る気持ちはわかるけど、無理はいけない。しかも期末試験前だというのに他の魔性少女さんたちが団体で予約を入れてるのだ。
 魔力だけでなく体力も消耗するセルフ方式は一日に2人、頑張っても3人が限界なのだ。

 お客様が来ないで無駄に体力を浪費する日と、お客様が集中して体力がきつい日。元手が要らないとはいえ商売は難しい。
 完全に撤退するタイミングを失った舞さんは気力と魔力を振り絞って魔物を倒している。

 諦めた俺は上得意のお客様に応援要請メールを送った。彼女ならば携帯に添付されたGSP情報ですぐさま瞬間移動してこられるだろう。

「ホーリー・エンジェルのリーダー、安田美姫参上!」

 俺の商圏では最大の実力と人気を誇る正義の魔法戦士のチーム『ホーリー・エンジェル』のリーダーが一人で現れた。期末試験を翌日に控え、他のメンバーに負担をかけないように一人で現れたのだろう。
 名乗りを上げつつもしっかりとシールドを張り、戦況を把握した美姫様は優雅な仕草でマジック・アイテム『セイント・ホイップ』を取り出すと舞さんをサポートするように聖なる鞭で雑魚と小物を掃討していった。

 カラフルで露出度の高いコスチュームを好む魔法少女が多い中で、美姫様は膝が隠れるほどの一見普通のセーラー服のコスチュームをまとい、裾も乱さずに優雅に、そして確実に敵を倒していった。
 魔力と体力を消耗した舞さんは加勢に安心してへたり込んでいた。
 人間大に一体化した小物をを残した美姫様は最後の一体にはとどめを刺さずに、舞さんを助け起こし、

「大丈夫かしら? 最後の敵よ」
「う、うん。セイント・ビーム!」

 残り少ない魔力を振り絞って放たれたビーム。たよりないビームに被せるようにして美姫様のビームが放たれて最後の敵は消滅した。
269本番無し:2007/11/16(金) 09:52:35 ID:N99/EU1n
ごめ、普通のパターンは長さ制限で入らなかった。
とりあえず普通のパターンのお客さん登場まで
続きは編集中
270名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 13:37:57 ID:PRYYxuRD
ブラックサイズの人まだかなー
271名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:23:24 ID:a6WrIvEk
>>269
GJ!頑張った!頑張ったな!
272名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:33:38 ID:WdvxXPuP
>269
ふぁいとー。次が投下されるの待ってるよー。

>他の魔性少女さんたちが団体で
何となく魔力売り屋さんの本音が透けて見えたような錯覚を受ける誤字…w
273名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:33:15 ID:tRHMjCuP
以前エロなし書いていい?と聞いた者ですが投下してみます。
NGワードはエロなし作品でお願いします
274エロなし作品1/2:2007/11/17(土) 21:36:11 ID:tRHMjCuP


待ち伏せは多くの肉食動物のとる狩りの方法である。
彼もまた長い間身を潜めていた。もっともその標的は捕食対象ではなく寄生
する相手であったが……。

そぼ降る雨の中憂鬱な表情で道を行く少女。絵になる(?)光景ではあるが
少女が落ち込んでいる理由は甘酸っぱい青春ではなく、電車で席を譲ろう
として席をたったはいいが、声をかけるのをためらっているうちに第三者に
座られてしまったためという平凡な理由である。
うつむいて歩く少女、渡辺葵の視界に奇妙なものが映る。拳銃のホルスターの
ような形状の鞘に納まったナイフだ。彼女の脳裏に奇妙な思考が浮ぶ。
(このままじゃかわいそう)
そう思った葵はナイフを拾い上げ、自宅に持ち帰った。
濡れたものを直接机の上に置かずに済むように新聞紙をひろげ、まずタオルで
鞘についた水滴をふき取ると鞘の中に溜まった水分を取るためナイフを
鞘から抜こうとした。
「あれ?」
どんなに引張っても抜けそうにないナイフに首をかしげると彼女は諦めて
父親が革靴を磨くのに使うクリームを探しに玄関へ向かった。

翌日、学校から帰った葵は拾ったナイフを交番にでも届けようと
出かけることにした。とはいえ交番にナイフを拾ったと届け出るのは
なんとなく気恥ずかしかったし、奇妙なことに彼女は刃物を愛好する性質では
ないにもかかわらずこの拾ったナイフに愛着を感じており、出来れば自分の
ものにしたいと思っていた。そのためか自転車を使わず時間のかかる徒歩を
無意識のうちに選択し、少しでもナイフを手放すのを遅らせようとしていた
のだった。
ナイフに対する執着と持ち主が探しているかもしれないという良心の葛藤は
耳をつんざくような悲鳴により唐突に断ち切られた。
反射的に悲鳴の聞こえた方角に眼を向けるとそこには化け物がいた。
象のような巨体とナマコやアメフラシを彷彿とさせる外見、少なくとも
彼女の知識にそのような存在は無かった。あまりに非現実な光景に
(そもそもどこからこんな街中に湧いたのだろうか)しばし呆然としていたが
蜘蛛の子を散らして逃げ惑う人々が何人かこちらに向かってくるのを見て
反射的に走り出した。
今日はどうやら厄日らしく、化け物はちりじりばらばらに逃げ惑う人々の
中から葵のいる集団に狙いをつけたようである。意外にその動きは早く
――人類の移動速度は哺乳類としては遅い方ではあるとはいえ――
振り切ることが出来ない。そんな中葵の隣を走っていた主婦と思しき
女性が転倒してしまう。助けるか、見捨てるか、葵は戸惑い思わず足を
止めてしまった。その時間だけで怪物には十分であり、逃げ遅れた獲物に
追いつくと口を開き肉色の何かを吐き出す。そして葵の視界は閉ざされた。
「だして!だしてよ」
化け物の吐き出した肉色の何かに閉じ込められてしまった少女と女性は
必死でそれを叩く。だが弾力に富んだそれはびくともせず疲れて手を休めた
少女は手に違和感を感じた。叩いたことによる痛みとはまた違う痛みを感じるのだ。
そしてあたりに漂う嫌なにおい、まるで吐瀉物のような……。
(ひょっとして消化液? 溶かされて、食べられる?)
「ひっ、嫌、そんなのいやぁぁぁぁぁぁぁっ!」
半狂乱になって肉色の壁を叩き、体当たりし、蹴飛ばすが効果は無くとうとう
へたりこんでしまう。ふと葵はこの期に及んで後生大事に持っていたナイフに
気がついた。死にたくない、その思いに突き動かされ必死に抜こうとする。
275エロなし作品2/3:2007/11/17(土) 21:38:04 ID:tRHMjCuP
彼は困惑していた。どうにも最近ありえないことが多すぎる。
擬態した彼を“見る”ことが出来る人間に遭うことも珍しいのに、
この人間はまじりっけなしの純正な人間でありながら奇妙に波長が合うのだ。
だが、このある意味不世出といってよい不思議な才能を持つ人間はいまや
死に瀕しているといってよかった。
(私は消化されることはないがこのまま排泄物塗れになるのも業腹だな)
決断すれば行動に移るのは素早い。彼は魔によって鍛えられ魔によって
振るわれる剣であり、拙速を尊ぶ性質だった。
刀身が鞘から抜き放たれると同時に擬態を解く。ここが光の差し込まぬ
暗闇でなかったら磨き抜かれた黒耀石のような刀身が見えただろう。
鞘はどす黒い瘴気へと変わり人間の体を這い回るように覆いながら侵食し
自分を振るうにふさわしい存在へと変質させていく。これは彼に備わっていた
身体強化能力の応用であった。
「きゃあ! いやあっ、なに、なんなの?」
人間が当惑の声を上げていたが彼には興味のないことだ。ただこんな珍しい
人間がいなくなるのは残念なことであったが……。
自分をどうにか使える程度の侵食は済んだようだ。正直成功するとは思って
いなかったのだが、この人間との出会いはまさに奇貨というべきか
それともうどんげの花というべきだろうか。
ともあれ彼は久方ぶりに血をすする機会を得たのだった。

「あ、あうう……」
葵はあいている手で頭を抱え呻いた。その手は家を出るときにはつけていなかった
手袋のようなもので覆われていることを触覚が伝えてきている。
何がなんだかわからない。体を何かが這い回るような感覚がなくなったと思ったら
代わりに周囲に漂うにおいがなんだか変だ、複雑になったというかなんと言うか……。
それより何より、頭の中に意思とでも言うものが流れ込んでくる上にその内容が
切り裂けだの血を吸わせろだのとかく物騒なのだ。
(私、おかしくなっちゃった?)
これではまるで精神を病んだ殺人鬼ではないか! 自分は死への恐怖に
狂ってしまったのだろうか?
そう懊悩する彼女の嗅覚が自分以外の女性の体臭―なぜかわかるようになった―
に反応した。それが彼女のなけなしの勇気を刺激する。
彼女を救えるのなら、救いたい。
ナイフ――にしては重いし、重心の位置が変だった――を振り上げ斬り付ける。
その斬撃はでたらめだったにもかかわらず、まるで研ぎたての包丁で
豆腐を切るかのようにやすやすと脱出を阻む壁を切り裂いた。
276エロなし作品3/3:2007/11/17(土) 21:39:09 ID:tRHMjCuP
そして脳内に響く歓喜の声。
葵はとりあえずそれを無視し、女性とともに外界へ生還を果たした。
排ガスの味がするとはいえ正直外の空気がこんなにおいしいとは思わなかった。
そして彩を増したかに見える景色は比喩や錯覚ではなく認識できる色が増えたかのよう。
と葵は己の格好に気がついた。
「な、なにこれ?」
夜空を切り取ったかのような衣服と同系の色の長手袋と靴。しかも服は肩が出ているし
背中が外気に触れている感覚があるから背も大きく開いているようだ。
少なくとも出かけたときの格好ではない、その上どう見ても銃刀法違反な
物を持っている。
少女は混乱して女性がとっくに逃げ出していることにも怪物が唯一残った獲物を
逃すまいと近寄ってきたことにも気がつかない。
皮肉なことに取り乱す少女を正気(?)に戻したのは物騒極まりない頭に響く声だった。
(あいつの血をもっと私に吸わせろ)
そうだ化け物を倒して、とっとと逃げよう。
普段はまるで考えない無鉄砲な思考をすると化け物に向き直る。
こちらに向かってくる化け物は先ほどに比べると緩慢な動きにみえる。
体は鴻毛の如く軽く、たやすく側面に回りこめた。思い切り剣を叩きつける。
それだけで化け物は悲鳴を上げ崩れ落ちるように倒れこむ。
そして少女は声が命じるまま化け物が動かなくなるまで夢中で剣を突き刺し続けた。
満足したのか頭に声が響かなくなる。葵は一息つくと足早に立ち去ろうとして
路地に入ったところで気づく。この物騒な剣はどうしようか?
と、剣と衣服がもやに包まれナイフと鞘に戻り、そして少女は元の衣服を
身に纏っている。便利なものだなあとどこかがずれた感心をしつつ家路につき、
無事に帰宅すると早速シャワーを浴びることにした。だが葵は頭と体を洗い
高揚が収まるうちに重大な事実に気がついた。ナイフが元に戻っても自分の五感は
元に戻っていない! 少女は恐怖に駆られ思わず自分の体を抱きしめた。
277名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:43:46 ID:tRHMjCuP
エロなし作品今回は以上です続きはまた後日。分割の回数を間違えてしまいました。
ところでナイフって身につける場合どこが絵的に映えてアクションにも支障がないのでしょう?
拳銃だったら女性の場合、小型拳銃を太ももにで一択だと思いますが。
よろしければ教えてください。
278名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 22:39:17 ID:WdvxXPuP
おー、なんだかいい雰囲気のある作品。GJ−。

>ナイフ
個人的には…いや、使った事はないから視覚的に判断だけど。
上着の下、脇に拳銃のホルスターみたいに鞘を固定。
腰の後ろ、ベルトに平行に鞘を固定。
スカートなら、やっぱりその中に固定もありかなと。

でも制服着てるとどこに隠すのも難しそうではあります。
279名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:17:36 ID:8Pkih8fJ
忍者みたいに腰の後ろってのは?
280名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 19:09:07 ID:DfOHv662
上げ
281名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:15:13 ID:y/PBjlHL
ホルスターを使って背中に柄を下にして着ければ?

暗器の類で極薄で柔軟な剣があるが、それならばベルトを鞘にして腰に巻く事が出来る。
斬る事や突く事は出来るが、相手の剣と切り結ぶ事は出来ない。
282本番無し:2007/11/18(日) 20:40:51 ID:v4sEPc4n
「いらっしゃるんでしょう? こちらの方をお願いしますわね」

 精も根も魔力も尽き果てた舞さんを横たえた美姫様は、結界の中に身を潜めている俺に声をかけると瞬間移動の呪文を唱えて消え去った。
 魔性少女としての人気と実力を兼ね備え、心優しく正義感が強く、見目麗しい美姫様。
 このような方にこそ、格安のセルフ方式で魔力を売って差し上げたいのだが、美姫様は魔力の支払はいつも値札通りに正価を支払われる。

 強大な魔力を誇る俺だが、魔法は使えない。そして体力も普通の高校生だ。横たえられた舞さんを助け起こすのは控えめな胸もあってなんとかなったのだが、抱きかかえると充分に成長した腰回りが邪魔だ。
 なんとか抱き上げた。せっかく美姫様がなおしたスカートの裾が乱れてしまったが、戻すにはもったいない・・・じゃない、手が足りない。瞬間移動の魔力を籠めておいたアイテムをポケットから取り出すそうとすると舞さんの体を落としそうになった。
 端から見れば右手で舞さんのおっぱいをさわり、左手はお尻を、視線は太ももの付け根に釘付けに見えるだろうが、体を支えつつ気を失っている舞さんの体調を気遣っているだけだ。

(うん、大丈夫。心臓は動いてるし、太ももの血色はいい)

 俺は舞さんを抱き上げた体勢のまま瞬間移動の魔法を発動させた。
 店に戻ると美姫さんが待っていた。低いソファに行儀良く座り、すらりとしたふくら脛を綺麗に斜めに揃え、あくまでも自然に膝の上に置かれた手が俺の視線をブロック。

「私は後でよろしいので、こちらの方を先に」
「方法とか支払いとかを決めませんと・・・」
「私がお支払いしますので、よろしくお願いします」
「かしこまりました、安田様」

 お嬢様は立ち上がる仕草まで優雅だ。ゆったりと立ち上がっただけなのに細く豊かな黒髪が踊るようにして煌めいた。
 そのまま、さりげなく捲れ上がったままの舞さんのスカートを直し、俺が舞さんをソファに横たえると頭の下にクッションを入れた。

「随分無理されたようだけど、大丈夫かしら?」

 凛としたお嬢様が心配そうに首をかしげる仕草。ああ! もっと心配させたい! できれば俺の心配をして欲しい!

「ぎりぎりで3単位、余裕を見ると4単位ですが。如何いたしましょうか?」
「4単位でお願いします」

 自分でも、自分のチームでもない魔法少女のためにあっさりと4単位と仰いますか!

「畏まりました」

 美姫様に深く一礼をし、舞さんにも軽く頭を下げて魔力を補充する。
 お安いセルフ方式とは違って、寝ている舞さんに手のひらを向けるだけである。急速に4単位を補充する必要もないので少しずつ手のひらから魔力を放射し、舞さんに注ぎ込んだ。
 1単位くらいで表情があどけなく、2単位で顔色が普通に、3単位を注ぎ込んだ頃には穏やかな表情で寝返りをうち、短めのコスチュームがきわどく捲れ上がった。
 真摯な表情で正義の魔法少女のために魔力を注ぐ俺、そんな俺を信用してか、美姫様はコスチュームの裾を直さずに施術する俺を興味深そうに見つめていた。

 スースー

 ソファの背もたれに顔を押しつけて舞さんは規則正しい寝息を立てていた。

「では、美姫様。どうぞ」
「よろしくお願いいたします」

 立ったままの美姫様への魔力の補充はすぐに終わり、美姫様は舞さんの寝息と顔色を確認してから瞬間移動の呪文を唱えた。

「そろそろ起きていただけますか?」

 狸寝入りしていた舞さんは、俺に見えないように涙を拭ってから俺に問いかけた。
283本番無し:2007/11/18(日) 20:42:24 ID:v4sEPc4n
すまん、ここの投稿制限がよくわかってない。
削りまくってしまった。

なんかグダグダだなorz
284名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:44:37 ID:T0JRN2DG
普段はアクセサリーみたいな形に擬態してて、ピアスにしてるのとかはどうだろう?
魔法少女ものなんだからそれ位はいいよね?
ピアスから耳鳴りによる警告音で敵に気付くとか色々映えると思うんだ
285名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:59:01 ID:T0JRN2DG
補足しとくとオシャレなナイフ型の十字架みたいなピアスね


あと本番なしの人GJ!
286名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:10:21 ID:rLJsP1eZ
相棒の男の子(非淫獣の変身体)とラブラブってシチュってやっちゃダメ?
287名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:33:46 ID:XH+ER0F9
書くのならやりなさい
288名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 07:29:09 ID:PjCB23dc
>>277
サイズにもよるが、手首ってのはダメか?
袖口が緩めの服を着ていて、いざというときは袖口に反対の手を入れ一瞬で抜く

普段腕を振り回して落ちないように工夫する必要あるが…
ナイフ自身が魔術的ならその筋で説明つける手もありかと
289名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 18:57:17 ID:4LTTp2Rx
エロなし作品書いてるものですが投下させていただきます。
NGワードはエロなし作品でお願いします。今回は幕間ですから変身すらしませんので注意。
290エロなし作品1/3:2007/11/20(火) 18:59:34 ID:4LTTp2Rx
酷い顔、というのが鏡に移った自分の顔を見た渡辺葵の第一印象だった。
シャワーを浴びた後、眼が覚めたら全ては夢でしたという結果となることに
一縷の望みを賭けすぐに寝たのだが、そんなおいしい話はあるはずも無い。
おまけにいつもより早く寝たせいで夜中に眼がさえて眠れなくなってしまった。
おかげで眼は充血しているし、何度も寝返りを打ったのかひそかな自慢の
長い黒髪は酷い寝癖がついている。
手早く洗顔を済ませ髪を梳く。それでも直らない頑固な寝癖にため息をつくと
どうにか寝癖をごまかせそうな髪型にしておいた。
制服に着替えると二階にある自室からキッチンに向かう。
香ばしいにおいが食欲を刺激してくる。それも道理で思えば昨日は晩御飯を
食べていなかった。
「おはようございます」
「ん、おはよう」
父が視線を新聞からちらりとこちらへ向ける。食事はすでに済ませたようだ。
「おはよう、昨日は晩御飯食べに来なかったわね。何かあった?」
昨日おきたことをありのまま話す勇気はなかったし、自分の身に
何がおきているのか自分でもわからなかったのでごまかすことにした。
「あ、ううん別に、食欲が無かっただけ」
さして独創性のない言葉だったが、こういうことに独創性は必要ないだろう。
「そう、何かあったらすぐ相談するのよ」
少女の胸が僅かに痛んだが、それを押さえ込むと今日の朝食のキャベツと
モヤシの炒め物と目玉焼きに眼を向ける。
いただきますもそこそこに目玉焼きの白身、次いでご飯をほおばる。
味覚が変になっていないことにひそかに安堵して、視線を上に向けると
そろそろ出勤しようと父が新聞をたたむところだった。
(そういえば昨日のアレは新聞に載ってるのかな?)
無性に気になって、少女は母にはしたないと注意されるのもかまわずに
あわただしく朝食を終えると新聞を手に取った。
(変ね? 載っていないみたい)
少なくとも熊が人里に出たとか、凶暴な亀が公園の池で見つかったとか
それくらいの扱いにはなると思うのだが。
沈思黙考する葵であったが、
「そろそろ出ないと電車に遅れるわよ」
「あ、ごめん。いってきます」
母に言われてあわてて出発するのであった。
291エロなし作品2/3:2007/11/20(火) 19:00:08 ID:4LTTp2Rx
教室で通学かばんを空けた葵はどうにか驚きの叫びを上げるのをこらえた。
例のナイフが入れた覚えもないのに入っていたからだ。
それにしても鞘から抜くと頭に声が響くし、勝手に追いかけてくるし
これは世間で言う呪われた品物ではないだろうか?
そこへ更なる追撃となる言葉を入室してきた担任教師が言った。
「えーこれより持ち物検査を行います」
思わず声を上げてしまったが、今度は他の生徒も不平の声を上げていたので
それほど目立つことは無かった。とはいえ葵はそれどころではない、
今からでは隠すことも出来ないではないか!
パニックになった葵の脳内ではすでに人気リポーターの声で
学校では問題の生徒について「目立たない普通の生徒だった。
こんなことをするなんて信じられない」とコメントしており……などと
気の早すぎる報道が行われていた。
(父さん、母さん、不孝な娘をお許しください)
妄想にふける葵の耳に、男子の検査が終わったので女子に並ぶよう告げる
教師の声がかろうじて届いた。意を決して列に並ぶ葵の鼓動は早鐘のようで、
少女の順番が近づくにつれ破裂するのではと思うほど早くなった。
ついに葵の名が呼ばれた。
「ひゃ、ひゃい」
くすくす笑う周囲の声も耳に入らず、葵はへたくそな操り人形のような
ギクシャクした動きで教師にかばんを手渡した。その眼は緊張で硬く
閉じている。葵にとって永遠といっていい長さの時間が過ぎる。
「はい鞄は合格。制服のポケットを見せてください」
という教師の声は葵には信じられなかった。思わずよろめいて教卓に
手を突こうとしたが失敗し、派手に転倒してしまう。
教室が爆笑に包まれるなかでのポケットの検査は何事も無く終わった。
教師は怪しすぎる少女の挙動を見て入念な検査を行ったにもかかわらず、
何も見つからなかったので首をかしげていた。
292エロなし作品3/3:2007/11/20(火) 19:01:00 ID:4LTTp2Rx
そうだ、お寺で供養してもらおう。そう葵が思い立ったのは下校の
途中寺の前を通りかかったの事であった。
そう思って境内へ入ったのはいいものの、このお寺そういうことを
やってるのだろうか、とかお寺のどこでどう頼んだらいいのだろうか、
などと考えるとどうにも二の足を踏んでしまう。
いつもそうだ、自分はいつも枝葉末節を気にして行動に踏み出せない。
考えるのはやめよう、要はお坊さんに問題の品を差し出して
供養してくださいといえばいいのだ。深呼吸をすると鞄を開け
呪われてるとしか思えないナイフを握り締めた。

葵は勘違いをしていた。自分の脳裏に声が響くのは
鞘から抜かれているときだけだと。鞘に入ったまま勝手に鞄の中に
入ってきたにもかかわらず、鞘に入っていれば安全と思い込んでいたのだ。
ナイフに触れた瞬間少女の体が硬直する。そのまま受身も取らず前のめりに
倒れこんだ。全身が小刻みに痙攣し、大きく見開かれた眼から涙が、
そして口からはよだれが零れ落ちた。
全身に走る痛みで目の前が白く染まる。助けを求めようとしたが
首が万力で締め上げたように苦しく、意味を成さぬ音が
口から僅かに漏れ出したに過ぎなかった。
頭の中では無数の破鐘のような声が少女を責めさいなんだ。
なぜ捨てる、昨日助けてやったのに、恩知らず等等…。
声も出せず心の中で必死に許しを請う少女に頭に響く声はこう答えた。
奴隷となって私を振るい、血を吸わせ、肉を切らせろ。
少女はそれを拒絶した。なぜそうしたのか、他人を守るために勇気を
振り絞ったのか、己のために人を傷つける勇気がないためか、
少女自身にもわからない。
だが、声は要求を蹴られても怒り狂うことはなかった。
それなら人ならざる怪物の肉を切り裂き、血を啜らせろ
それで我慢してやろう。本当は人間の血肉にまったく興味がないことを
おくびにも出さず、そうもったいぶって告げる。
声の甘言を受け、少女の張り詰めた心の糸が音を立てて切れた。
293名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:11:40 ID:4LTTp2Rx
エロなし作品今回は以上です。
ナイフの装着位置について多くの意見ありがとうございます。
これだけ多くの方が目を通してくれるとは失礼ながら思っていませんでした。
大変励みになります。
なお、瘴気について自分はどうも勘違いしていたようで、辞書やウィキペディアでは
伝染病を引き起こす空気とあって自分の想像していた邪悪なオーラっぽい物と異なっておりました。
葵の変身はウイルスによる突然変異という設定ではないので、
次回以降の変身ではてきとうに表現を変えておきます。誤解を招く表現をしてしまいすいません。
294名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 21:56:20 ID:pxiL5P5n
GJー!しかし緊迫した相棒関係だなww

それにしても作中の言葉の意味を検証とは真面目な人だな〜

けど創作なんだからさ、別に諺を誤用してるとかじゃないなら自分のイメージ優先でも良いと思うんだ
自分の作中世界ではそういう存在も実はある
みたいにさ
295名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:24:05 ID:QSjMTblG
イイな、これ。GJだ。
あと、瘴気って言葉、フィクションでは本来の意味では使われないことの方が多い
と思うんで、気にしなくていいんじゃないかなー。Wikipediaの一番下も参照。
296286:2007/11/21(水) 23:38:15 ID:meEpZ3U2
一応・・・第一話書いてみたが、魔法少女はまったく出てきません。
今回書いたのはヒロインが魔法少女になるまでですから・・・。
その上陵辱なくてラブラブ(なのか?)エッチだから、ちょっと人選ぶかもしれない。

それでもいいなら明日の夜当たりに投下したいんですが・・・いいすか?
297名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 00:17:29 ID:a0IF916r
スレ数も容量もまだ十分に余裕もあるし、良いと思うよ
なによりどんなのか楽しみだし
298名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 00:19:49 ID:z2rC3lUq
いいすよいいすよ是非お願いしますよ
299名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 08:20:09 ID:T29D5C9K
相棒の男の子が出る作品はここだと少数派だし、楽しみにしてるんでお願いします
300名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 20:48:08 ID:J87kreKW
前スレのオシリス・キーさんと魔法中年さんカムバーーーーーーック!!!!
301名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:04:28 ID:T29D5C9K
そういえば魔法少女で邪気眼全開なノリだとどうなるのだろう
と恋空を邪気眼全開でアレンジ?したねたをみてふと思った。
302名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:10:45 ID:Yxh95910
別にいいんじゃね?
ていうか、良くあるネタだと思うよ
リリカルナッパだって、ある意味そうだし
303286:2007/11/23(金) 00:23:49 ID:B7cc2xTh
お待たせいたしました。これより投下いたします。
タイトルは「魔法騎士LAM(ライムと読んでね。)」

長編ですがごゆっくりお楽しみください。
NGワードはタイトルの魔法騎士LAMでお願いいたします。
304魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:24:59 ID:B7cc2xTh
満月の夜、ビルの屋上ににたたずむ人影・・・
体つきからして少年か?
マントを羽織っているようでそれが風でなびいている
「もうすぐやつらが動く時間だな。」
「そうだな。だが、無茶はするんじゃないぞ。この世界は俺たちの世界とは違うんだからな。」
「わかってる。無茶な動きはできないってことだろ。」
「・・・動いたぞ。」
少年は誰かと話してるようだが、周りには誰も居ない。
そんな二人の会話はあらかた終わったようで、少年は夜の闇に消えたのだった。
305魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:25:55 ID:B7cc2xTh
「きゃああああああっ」
夜の帳の中、悲鳴を上げながら、疾走する少女。
それを人ならざる声で追走する異形のもの・・・。
発するその声は文字に起こすには難しいどの生物にも属さない声。
人?いやトカゲ?姿もとにかく異形のもの。
一言で言い表すなら、怪物という形容詞がふさわしい。
逃げる少女は運悪く、袋小路に追い込まれてしまう。
背中から触手を伸ばしながらじりじりと少女に迫る異形のもの。
「いや、いや、いやだよぉ・・・。」
恐怖で目を潤ませながら震える少女。
いやが応にも覚悟を強要され、目をつぶる。
もうまさしく絶体絶命の危機と言う状況!

しかし、いつまでたっても襲ってこない。
恐る恐る状況を確認しようと目を開けると。
自分の体ほど長さのある大きな剣をかざしている少年がいた。
年恰好は少女と同じだろう。
髪は金色で獅子の鬣のようなウェーブヘア。
マントを羽織っているため、後ろからではどのような服装か伺い知ることはできない。
怪物はというと、すでに背中の触手はほとんど切り落とされており、右腕も斬られて失っていた。
「とどめだぁぁぁぁぁっ!」
少年は叫びとともにかざした剣が炎をまとい、それと同時に彼は怪物の頭上に飛び上がり、怪物を自らの全体重をかけて一閃した。
怪物は両断され、刃がまとった炎により灰となり、その灰も一陣の風とともに跡形も飛び去った。
306魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:26:34 ID:B7cc2xTh
「大丈夫か?」
剣を背中の鞘に収めながら、少年は両の碧眼で少女見つめ、問う。
「ぐすっ、ひっく・・・。うん。」
少年は真剣な顔していたが、少女が無事だと確認すると破顔一笑した。
しかし、それもつかの間・・・少年は脱力し、跪いた。
「くっ、やべっ、力を使・・いすぎ・・た。目の・・前が・・二重三重に・・見え・・。」
そのまま少年は倒れてしまった。

「ん・・・まぶし!あれ?ここは?」
目が覚めた彼が見たのは照明の点いた天井。
「よかった。気が付いたんだ。」
「ん?ああ。君がここに?」
声の主は、さっき助けた少女
「そ、で、ここは私の家。突然倒れたときはびっくりしちゃったわよ。」
少年が気を失う前は恐怖で身を震わせていた少女とは思えないほど明るい。
「そうか、ありがとうな。俺をここまで運ぶのに親とかには怪しまれなかったのか?」
「ううん。パパとママは仕事で二人ともアメリカなの。この家にはあたし一人。」
ばつの悪いことを聞いてしまったと思い、少年は顔を曇らせる。
「良いよ。気にしないで。」
少女は笑みを浮かべて、気にかけまいとする。そのとき、この空気を邪魔する音が・・・
(ぐ〜っ・・・)
さっきの顔の曇らせ方とは違い、苦笑交じりに顔の曇らせる少年。
「おなか減ったんだ。今ご飯作ったんだけど一緒に食べる?」
「いいのかい?」
ベッドから上半身を起こしている少年は遠慮がちに少女に聞く
「良いよ。一人で食べるのもなんかね。」
「それじゃ、お言葉に甘えますか。」
少年はベッドから降りて、ダイニングに足を運ぶ。
307魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:27:30 ID:B7cc2xTh
「うめえ!久しぶりにうまいもの食ったなぁ!あっ、お代わりね。」
「よく食べるね、君。そういえば、まだ名前聞いてなかったね。名前は?年は?見たところあたしとそんなに変わらないように見えるけど」
名前と年を聞かれ、食事の手を止める。
「俺はレオン、レオン・エティエンヌ。年は13だ。」
「13ってことはやっぱり同い年かぁ。あたしは真由、一之瀬真由。そうだ、レオン君、今日はもう時間も遅いし泊まっていけば?」
レオンは少し戸惑ったようで、
「いや、良いよ。こんな見ず知らずの俺を泊めるなんて君にとっても困るだろ。」
遠慮がちに真由に言う。
「良いって、良いって、助けてもらった恩もあるし、見た感じ、レオン君泊まるところのあてなさそうだしさ。野宿って言うのもね。」
「うっ・・・確かに。」
痛いところを突かれて、レオンは承服せざるを得ない。

「で、結局泊まることになったのか。」
声は先ほど、レオンと話していた者と同じ声だ。
しかし、姿はレオンのみ・・・。
「ああ・・・で、オリオン、本当か?さっきの話。」
声の主はオリオンというらしい。
「本当さ。あの子はお前とほぼ魔力の波長が合ってる。パートナーにはぴったりだ。」
「そうか、後は真由しだいってことか。」
話し声が気になって真由が部屋に入ってくる
308魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:28:59 ID:B7cc2xTh
「レオン君、誰と話してるの?」
「えっ、いや・・・なんでもない。それより君に話があるんだ。」
レオンはさっき、怪物と戦っていたときと同じ真剣な顔をしてベッドから起き上がり、腰を下ろす。
「話って?」
「さっきの怪物のことだ。あれは淫魔って言ってな。最近、犯人のわからない婦女暴行事件が多いだろ。」
「うん。ニュースでよくやってるあれだね、怖いよね。」
「あの手の事件はすべてさっき言った淫魔の仕業だ。俺はこの世界を守るためにマギウスエンパイアからきたんだ。」
真由は首をひねって聞く。
「マギウスエンパイアって?」
その疑問に間髪いれずに答える。

「この世界とは違う世界で魔法使いの国さ。俺はこのマギウスエンパイアの騎士なんだ。ま、なったばかりの新人だけどな。」
「ま、魔法使いって・・・夢みたい。」
真由は目を輝かせてその話を聞いている
「それで本題なんだけど、俺たちマギウスエンパイアの魔法使いは違う世界に行くと、魔力を安定させるのが難しくなるんだ。」
「魔力を安定させることができないと?」
「さっきみたいに気づかずに力を使いすぎて倒れてしまうんだ。」
真由はレオンが倒れたときの状況を思い出し、
「だから使い過ぎたって言っていたんだ。」
「そういうこと、で、俺たちは違う世界に行くと、自分たちと同じ魔力の波長が合ってる異性と契約を結んで、魔力を共有するんだ。」
「共有って言うことは、私も魔法使いになれるって言うこと?」
真由の羨望の瞳がレオンを見つめながら聞く。
すると、微笑みながらレオンは答える。
309魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:30:07 ID:B7cc2xTh
「そう。パートナーとして一緒に淫魔と戦うってこと。」
「すごぉい。あたし、こういうのあこがれてたんだ。でもさ、何で異性じゃなきゃダメなの?」
真由はそんな素朴な疑問を投げかける
「それが俺もよくわからないんだ。何で異性なのか」

「ふっ、やっぱりガキだな。契約の意味も手順もわかってないんだな。」
二人しかいない部屋にオリオンの声が響く。
「だ、誰?」
真由がきょろきょろと辺りを見回す
「嬢ちゃん、ここだ。ここ」
「け、剣がしゃべってるの?」
そう、声の主はレオンが淫魔相手に振るっていた剣、声の響く方向から判断しても声の主があの剣と見て間違いない。
「そ、これはオリオン。俺の相棒でインテリジェンスソード、つまり知性を持つ剣さ。で、オリオン、契約について知ってるんだな。」
「レオン、俺を誰だと思ってる?お前の家系はすべて俺のお世話になってるんだからな。」
「そんな自慢話は良いんだ。契約の手順とかを教えてくれ!」
「これだからお子様は・・・二人とも聞いて腰抜かすなよ。」
腰を抜かす・・・そのフレーズを聞いて二人の表情がこわばる
310魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:31:09 ID:B7cc2xTh
「じゃ、契約の方法を順を追って説明するぞ。」
二人は静かにオリオンの話に耳を傾ける
「まず、レオン、こっち来る前に指輪を2つもらっただろ。それをお互いの薬指にはめるんだ。」
「あの指輪ってそういう意味だったのか・・・でも、薬指って・・・」
「それって婚約指輪って意味だよね。」
薬指にはめる指輪・・・それは俗に言うエンゲージリング、婚約指輪である。
「で、契約の言葉を交わして・・・・・・契るっ!」
「契る」という単語に力を入れて叫ぶ。
「契るってどういうことだよ。」
レオンの疑問にオリオンは少し脱力しながら・・・
「はぁ、これだからガキってのは・・・契るって言うのはつまり・・・SEXだよっ!SEX!」
オリオンが力説する。その場が凍りつく・・・当の二人は二人とも顔を真っ赤にしている。
「つまりだ、二人は魔力を共有するから、ほとんどニュアンス的には二人で一人ってことになる。ま、そういうことだ。」
「何がそういうことだ。だ。第一、真由にも意思を聞いてないし・・・。」
停滞する空気。
すると、真由が口を開く。
「良いよ。レオン君なら・・・だって、あの怪物に初めて奪(と)られるよりはマシだし、私が戦わなきゃ、悲しい思いする人もこれから出てくると思う。」
「最初の一言は聞かなかったことして、本当にいいんだな。」
「うん。」
レオンが真由の意思を確認する、真由は決心したように首を縦に振る。
311魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:32:04 ID:B7cc2xTh
「そ、それじゃ、シャワー浴びてくるね。」
契約に備えての前準備ということだ。真由は顔を赤くしながら、部屋を出て行く。
当然レオンも顔が真っ赤、しかし、すっくと立ち上がり、立てかけてあったオリオンを手にかけると
「おい、どこに連れて行くんだよ。」
「お前がいるとなぁ・・・正直ムードぶち壊しかねない。」
「確かにな、これから長い付き合いになる二人の初夜を邪魔しちゃいけないよなぁ。へへへ・・・」
悪趣味な笑い方をするオリオンをあきれたような苦笑いをしながら、部屋の外に放り出すと、
「いよいよ初夜をすごす・・・。」
そういう思いを馳せながら、ベッドを整えるといった契りのための準備をする。
正直な話、じっとするのが怖い。動いてないとなんか不安、そんな思いがレオンを支配していた。
そんな風にせかせか動いていると・・・
いつの間にか真由がドアを少し開け部屋を覗き込んでいた。
「レオン君、先に上がったよ。」
「それじゃ、俺も行ってくる。・・・!」
二人がすれ違う。レオンの視界にちらりとバスタオルをまとった真由の姿が入る。
その姿にどきりとしてしまった。
レオンは自らの心の奥から湧き出てくる興奮を抑えつつ、そそくさとシャワーを浴びに行く。
「すっげえどきどきした・・・。あれが女の子の裸ってやつか。」
頭からシャワーを浴びてほてって焼き切れそうな頭を冷ます。
シャワーを浴び終わるとタオルを腰に巻いて、真由の待つ部屋に向かう。
312魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:33:12 ID:B7cc2xTh
部屋に入ると真由はシャワーを浴びた後のままの姿でちょこんとベッドの上に腰掛けていた。
「・・・隣良いですか?」
「・・・あっ、はい!どうぞ・・・」
やはり緊張しているからだろう、妙に他人行儀だ。
「・・・プッ、あははははは・・・」
意識していないのに、急にこういうしゃべり方になってしまったから二人ともおかしくてついつい笑ってしまった。
この笑いが、二人の緊張を解きほぐしたようだ。
「じゃ、準備は良い?」
「うん。」
レオンはもう一度、真由の意思を確認すると壁にかけてあったサイドパックから2つの指輪を取り出した。
「これをお互いの薬指にはめて・・・よし、そっちは?」
「はめたよ。」
銀のような金属でできた中心に小さな白い結晶があしらわれているシンプルな指輪。
その指輪が二人の薬指にはめられ、天井の照明に乱反射し、神秘的な光を放っている。
「これで契約の文言を・・・我は同じ指輪を持つこのものと力を与え・・・」
レオンは契約の文言をつぶやく。
「じゃあ、いよいよあたしたち・・・んっ。」
突然の口付けで真由の口はふさがれた。
「ぷはっ、ごめん。我慢できなかった。」
「んもう・・・ファーストキスなのにぃ。キャッ!」
突然のファーストキスに抗議する真由、しかしその抗議もむなしく、レオンの勢いは止められずそのまま押し倒されてしまう。
313魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:34:07 ID:B7cc2xTh
その勢いのまま、真由の体を隠していた唯一の布、バスタオルを剥ぎ取る。
白いバスタオルの下には、ほのかに桜色に染まった真由の一糸まとわぬ姿があった。
真由は反射的に異性には見られたくない部分、つまり胸と股間を両手で隠してしまう。
「うう・・・恥ずかしいよぉ。」
「真由、見えないから手をどけて。」
レオンは真由の両手をつかみ、力をこめてガードを解く。
幼さを残しながらも美しい真由の裸体が目に飛び込み、レオンはごくりとのどを鳴らす。
「真由、すごくきれいだ。」
「馬鹿馬鹿〜、そんなこと言わないでよ〜。」
レオンにきれいだとストレートに言われ、照れくさくなってしまって顔を両手で隠してしまう。
ころころ変わる真由の表情の変化がとても面白く、もっと変化を見たいという衝動にかられてしまう。
レオンはその心の奥から自分を追い立てる衝動に正直になってみた。
「ちゅぷっ、ちゅ〜・・・ちゅぱっ!」
「ひゃん!ど・・・どこ吸ってるの!?」
恐る恐る隠している手の隙間を拡げてレオンを見つめる。
「どこって・・・ここ。」
レオンは乳首を指差す。
「やぁん。そんなところすっちゃやだぁ。」
真由はあながちいやではないニュアンスで身をよじりながら嫌がる
「へへ・・・じゃあ、いやならいやなりに、別の場所にしますか・・・。」
そういいながら、レオンは真由の体に赤いキスマークをつけつつ体をずらしながら、頭を真由の体の下へ下へ持っていく・・・
314魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:35:10 ID:B7cc2xTh
「あっ、ひゃっ、ん・・・だめっ、そこはぁっ!」
キスマークをつけながらレオンがたどり着いたのは彼女の花弁。
まだ、茂みも完全には生えそろっていないその中心にある
誰にも見られたことない、見せたこともない秘密の場所・・・。
レオンは両手で真由の閉じた太ももをつかんで力を入れて拡げる。
真由も腿に力を入れて抵抗するが、やはり男性の力にはかなわず、少し湿り気を帯びた花弁を見られてしまう。
「見ないで・・・見ないでよぉ。」
真由は目を潤ませてか細い声で訴えた。
「真由のここ・・・とてもきれいだ。」
その訴えに反論するようにレオンは真由の花弁を賞賛する。
すると、レオンは間髪入れずに花弁に口をつける。
「んっ、あん。そ、こはおし・・・ん、っこする・・とこだからぁ。き、汚いよぉ。」
まるで与えられたミルクを飲む子犬のように花弁からあふれてくる蜜を舌でなめ取る。
「ぴちゃ、ぴちゃ・・・汚くないよ。真由のここ・・おいしいよ。」
月並みな表現かもしれないが、本能で脳の回路が焼き切れそうなレオンに言える言葉はこれぐらいしかなかった。

そんな脳が焼き切れそうなレオンが作ったわずかな隙を真由は逃さず、レオンの腰のタオルに手をかけた
「あっ!?えっ!?ま、真由!?」
不意を付かれて、素っ頓狂な声を上げるレオン
「あたしの裸ばかり見られてずるいよ。レオン君のも見せて!」
今度はこっちの番と言わんばかりに真由はレオンの腰に巻いてあるタオルを剥ぎ取った。
315魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:36:37 ID:B7cc2xTh
白い布から姿を現した限界まで勃起したレオンのそれを見て、真由は絶句してしまう。
「こ、これが男の人の・・・なんだ。」
生まれて初めて見る硬くなった男性のそれ・・・。
真由はまじまじと見つめながらも恐る恐る震える手でレオンのそれに触れてみる。
「す、すごく熱い。これがあたしの中に入るんだ・・・。」
「うん・・・俺もこれ以上我慢できそうにないから、そろそろ行くよ。準備は良い?」
真由は頷きゆっくり足を拡げてレオンを待つ。
レオンのそれがゆっくりと真由の花弁の中心に侵入する。
「あ、あが・・・んぐっ!痛い!体が裂けちゃうよぉぉぉっ!」
あまりの破瓜の痛みに声を押し殺すことができず、叫んでしまう。
「ハァハァ、真由・・・力を抜いて。」
肩を使って荒い息をするレオンが自分の肉剣をゆっくりゆっくりと挿入していくと、その先端が一枚の壁に当たる。
いわゆる処女膜だ。
レオンは覚悟を決めて腰にぐっと力を入れて肉剣を押し込む!
ぶちりっ・・・。と何かが裂ける音がしたような気がした。
「あっ、ぐ・・・んはああああああああんっ。」
真由は今まで異常の開通の痛みで、涙があふれ、声がかれてしまわないかと心配するほど叫んだ。
「ご、ごめん!大丈夫!?」
その叫びにびっくりしてレオンは両の碧眼で真由を見つめる。
自然に二人の目が合う・・・。
「あた、しこそ、ごめ、ん。こん、な大声、出しちゃって、レ、オン君びっくりし、ちゃったよ、ね・・・。」
破瓜の痛みで言葉が途切れ途切れなりながらも真由はレオンに謝った。
「いや、俺だって初めてだったから、真由にはつらい思いさせて、謝るよ。」
そこには、お互いを気遣い慰めあう他人が見れば今日が初対面とは思えない。
初々しくそして、屈託のない純粋な少年と少女の姿があった。
316魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:37:21 ID:B7cc2xTh
少女は先ほどあふれ、こぼれた涙を指でぬぐい、少年の問いに答えた。
「・・・大丈夫だけど、もう少し待ってまだおなかがジンジンする。」
レオンはその言葉を聞き、動きを止めた。
部屋の中にゆっくりと時間が流れる。聞こえるのはベッドのそばにある目覚まし時計の秒針の音ぐらいのそんなとても静寂な空間
その静寂の中、レオンは真由の額、まぶた、頬、口を順番に短いながらも口づけをする。
「動くよ。」
そんなキスの応酬のあと、レオンがゆっくり口を開く
「ん、ゆっくりね。」
真由もそれに答える。
とてもゆっくりとだが、腰を動かすレオン。
まだ残ってる痛みで少し、顔をゆがませていた真由も少しずつ嬌声を上げるようになった。
「あっ、んぅっ、レ、オン君!気持、ち・・・いいよ。レオン君!」
「真由、俺も・・・とっても気持ちいいよ。」
「ゆっくりね。」と釘を刺されていたのに「気持ちいい」という言葉にとうとう理性と言う抑えが効かなくなってしまう。
後は抑えられていたレオンの心の何かがその鬱憤を晴らすかのように腰のテンポを速める。
「レオ、ンっくんっ!ゆっ、くりってい、言ってるのにぃ・・・あたし、こわ、れちゃうよぉっ!」
「真由!とまらない!とまらないんだ!真由の中、気持ちよすぎだよ・・・」
そんな中、いよいよ二人は初めての絶頂を迎えようとしていた。
「真由・・・もう、だめ、出るっ!うぐっ・・・」
レオンは居ても立ってもいられず真由の中で果てる宣言をする
その直後、レオンの肉剣は真っ白い欲望を吐き出した。
どくんっ!どくん・・・。
「ふあああああっ!レオン君の熱いのががおなかにぃっ!」
そんな熱い白い欲望を子宮に受け、真由も天の頂から飛び出すような感覚に酔った。
このとき、二人はほぼ同時に生まれて初めての絶頂を迎えたのだった。
317魔法騎士LAM第一話:2007/11/23(金) 00:38:34 ID:B7cc2xTh
そして、絶頂を迎えたそのままの格好で二人はお互いを見つめ、その余韻を分かち合っていた。
「はぁ・・・はぁ・・・レオン君・・・。」
精も根も尽き果て、肩で息をしながら肌を重ねる相手の名前をささやくしかない真由・・・。
「真由、すっげえ気持ちよかった。」
レオンはそんな真由の長い黒髪をなでながらささやいた。
「レオン君・・・あたしも。ん?」
共感の言葉を告げようとしたとき、薬指にはめた指輪の変化に口をつぐんでしまう。
指輪にあしらわれている結晶が淡く赤く光っている。
一方、レオンの指輪にあしらわれている結晶は青く光っている。
「契約が成立したみたいだな。これで俺たちは二人で一人。これからよろしくな。真由。」
「うん。よろしくね。レオン君。」
改めて、挨拶した二人はそのままゆっくりと目を閉じ意識を手放した

「まったく、二人とも・・・声が大きすぎるんだよ。こっちまでどきどきしちまった・・・。」
廊下で部屋から漏れまくりの二人の愛し合う声を聞いていたオリオンはあきれ気味につぶやいた
まぁ、そんなこんなでパートナーとなった二人の戦いはこれから始まる・・・。

魔法騎士LAM
第一話〜終〜
318286:2007/11/23(金) 00:44:53 ID:B7cc2xTh
あとがきと言うか、反省点。

いかがだったでしょうか?
長編SSって言うのは初めてで、ちょっとせりふとト書きのバランスを意識しすぎたかなぁ。と思います。
ちょっと3点リーダーを多用しすぎたかな?っていうのも反省点です。
で、別に意識はしてないんですが、書いててオリオンがインテリジェンスソードで3枚目ポジ→これじゃ、ゼロの使い魔の剣(名前失念)まんまじゃん!
やっぱり手垢がつきすぎなんですね。こういう手のネタは。なんて思ってしまいました。

好評であれば第2話、3話と続ける予定です。
そこで今回なかった魔法少女分、陵辱分を少しずつ入れられたらな。と思います。

それではまたお会いしましょう。286でした。
(次来るときにはハンドル考えとこう)
319名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:00:49 ID:yUoN41Si
才能は認める。だからこそ惜しいと思えた部分

”」”(かぎかっことじ)の前に”。”(くてん)はおかしい。
読点が少なすぎて読みにくい。
文の最後が「う行」て終わるのが多すぎる。
「う行」が多すぎると、読み急がされているよに感じることが多いです。
320名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:53:36 ID:pmPk/PLC
>>318
甘ーい!ラブラブで初々しい二人にGJ!
この雰囲気を描いたおかげで後に陵辱シーンなんかがあれば、
その対比を強く感じられて、より強く興奮できそうで期待が高まるよ。

文体の事を気にしているみたいだけど・・・は…に変えると良いかも。
あと>>319も指摘してるけど長めの文の中では、もう少し「、」を間に入れた方が分かり易くなる。
「う行」で終わる。ってのは気にならなかったし、
「〜。」っていうのもひぐらしの作者も同じ事してるし、おかしいって程じゃないと思うよ。

色々考えているみたいで、どんどん文章もレベルアップしそう。是非続きを書いて貰いたいな。
作者さんお疲れ様でした!
321名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 06:34:00 ID:a3yUZx6U
小学校とかでやった筈だが「〜。」が本来正しい形。
現在も文化庁のホームページにある国語施策情報システムの参考資料にきっちり載ってる。
「〜」っていうのは調整などの手間の問題で出版社や新聞社で句点省略が公式ルールになったのが
世間に広まってメジャーなルールになっただけ。
322名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:44:44 ID:befyLfym
本当はこんなことしたくないんだが・・・age
323名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:55:25 ID:rdWAlrru
>>321
俺も。」が正しいと教わったな。
324名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:24:45 ID:DTL+4zb+
俺なんか、。の後は1マス空けろって教わったぜ!
325名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:25:16 ID:EH5vnBwL
>321
”〜。」”は正しいというけど昭和21年に後から作られた要綱だから元か
らある”〜」”だけでも正しいと言えるよ。戦前から小説では”〜」”が一
般的なわけだし。
つーか要綱を厳密に守ると横書きの2chでは”、”も使用禁止。”,”を
使用しなくてはならないはず。

個人的には小説は”〜」”の方が違和感がないと思うけど、作者それぞれか
ね? 昔、公募小説の選定で”〜。」”を使っていたら即落としたという編
集者がいたけど今はそんなことはないと思うし……
326名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:58:34 ID:fs2CWqh6
おまえら文法とか語らせたらすごいですね
327名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:00:10 ID:nm2kHbYE
>昔、公募小説の選定で”〜。」”を使っていたら即落としたという編集者がいたけど
そんな池沼いるのかw
328名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:31:10 ID:aLBW0jwb
しかし文章書くときの基本だからなあ
公募小説書くんだったらそれくらいは知っておいた方がいい。SS板ではそこまで厳しくせんでもいいとは思うが
329名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:46:51 ID:rGf/fBFR
その基本ってのも慣例みたいなものなわけでしょ。
その程度なら後から修正することは容易いのに、
それで即落とすのは編集としてはダメダメな気がする。

まぁ、応募する側としては知っておいた方が損がなくていいだろうね。
330名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:16:01 ID:fYMgczpF
>>328
それが文章のルールではなく、出版業界の慣例に過ぎない、ということを知らなかった可能性があるので非難されてるんでしょ、その編集者は
331名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 18:52:34 ID:YfctG9EH
エロなし作品かいてるものです投下いたします
例によってNGワードはエロなし作品でお願いします
332エロなし作品1/3:2007/11/26(月) 18:56:18 ID:YfctG9EH
渡辺葵は娯楽の対象としてはアクション系の漫画や小説を好む。
基本的に長いものには巻かれろで内向的な彼女は、無謀といっていい苦難に
挑戦し努力と友情と強運によって乗り越える主人公たちに自分にないものを
感じ、憧憬の念を抱くのである。
とはいえ憧れるのは主人公の持つ強さであって波乱万丈の運命ではない。
以前から漠然と思っていたが今やそれは確信となっている。
話は一週間前に彼女が剣に屈服した直後に遡る。このとき
初めて葵は剣を振るえるように肉体を弄られた事が自分の五感が
著しく発達した原因であり、純粋な人間の肉体とはいえなくなったことを知った。
自分が人間ではない。誰であっても平静ではいられないこの状況。
改造を受けてであれ出生の秘密であれ、この場合ヒーローは苦悩しつつも友人や
ヒロインに励まされて自分が肉体はともかく心においては変わりが
ないことに気がついて立ちなおり、精神的に成長する場面であろう。
葵の場合はいささか異なる。自分を人間でなくしたことをいつまでも不満に
思っていると、剣が癇癪を起こして耐え難い苦痛を与えるので
必死に考えないようにしているのである。世間ではこれを成長の証ではなく、
調教の成果というのではあるまいか?
さて、葵は剣を使って化け物を切り刻むことを求められている。
だが彼女は武道の経験も無ければスポーツも得意ではないインドア派で,
残念なことに剣は使用者の身体能力を飛躍的に強化する機能はあっても
達人の技能を与えることは出来ない。
そこで二人(一人と一振り?)はとにかく武道や格闘技の映像を見てひたすら
まねることから始めることにした。とはいえ校則でバイト禁止な学生の
悲しさというやつで資金捻出にさまざまな代償を必要としたのであるが……。

草木も眠る丑三つ時、いまや半ば有名無実と化した言葉ではあるが
人間が基本的に昼に行動する動物である以上大半の人間が眠る時間である。
葵は耳を澄ませ両親が眠っていることを確認すると、布団から抜け出した。
パジャマから着替えると外出の準備を済ませ、窓から外へ抜け出す。
こんな夜更けに外で何をするのかというと、少年漫画の王道たる特訓である。
人間離れした身体能力を思う存分発揮するには人目を避ける必要があった。
余談であるが、普段体を動かさない人間が体を動かす場合は脳の命令で動いた
手足が「今これだけ動いた、目的の位置まであとこれくらいある」という
フィードバックを行い、それを受けた脳が手足に命令を下すということを
繰り返す。運動に慣れていくに従って繰り返しの回数が減って、
最終的には脳が命じた動きを一発で手足が行うようになるのだ。
閑話休題。屋根から降り立つ――残念ながら少女の未熟な体術では音も無くとは
いかない――と夜目の利く葵は危なげない足取りで近くの公園へと向かった。
公園についた葵は誰もいないことを確認すると入念な準備運動を行う。
走る、跳ぶ、見よう見まねで武術(主に剣道や剣術)の型をやってみる。
現金なもので身体能力の急上昇してから、それまでそれほど好きでもなかった
体を動かすことが楽しく感じられるようになった。
悪意のある見方をすれば力に酔っているのであろう。だが、生きる為とはいえ
人の身を捨て、それを不満に思うことも許されぬのならせめて
楽しまねば損ではないかと考えても不思議は無いだろう。
333エロなし作品2/3:2007/11/26(月) 18:57:25 ID:YfctG9EH
心地のよい汗をかいて一息つくと水飲み場で顔を洗う。
そろそろ帰ろうかと少女が考えたときのことであった。
(おい、化け物の気配がするぞ)
実にうれしそうな声が脳裏に響いた。
葵は虚を衝かれたような表情になった。生まれて初めて化け物にあったのが
つい先日のことだったので、本当に化け物と戦う機会などそうそうない
ものだと頭から思い込んでいたのだ。
しかし彼女に拒否権は存在しない。彼が自分の手駒を勝てない
相手にぶつけるようなことをしないと信じるほかないのだ。
葵は声の命ずるまま悍馬のごとき勢いで走り出した。
走り続けること暫し、葵の嗅覚が血臭が漂ってきたことを知らせてくる。
(近いぞ、私を抜け)
命じられるまま剣を引き抜く。
同時に擬態が解かれ、磨き抜かれた黒耀石のような刀身が姿をあらわす。
そしてどす黒い霧状に変化した鞘が少女の肢体を這い回り、
身を守るコスチュームに変化する。
やや露出度の高い黒一色の装束は少女の色白の肌に意外と似合っていた。
悪の女幹部に見えないのは衣装に髑髏がモチーフのアクセサリーが無いのと、
少女の容貌に驕慢さが欠けているからという二つの理由であろう。
今度は決め台詞でも考えてみようか等と不吉なことをのたまう声を必死で
無視し、葵は血の臭いの漂ってくる方向へ疾走した。

そして葵は化け物と遭遇した。その姿は熊のように大きな犬で、その口には
人がくわえられている。骨を砕かれたのかその首はありえない方向に
曲がっており、人の死体を見たことのない葵は思わず口元を押さえた。
少女に気がついたのだろうか、怪物はくわえていた人を放した。
哀れな犠牲者はは路面に叩きつけられてもぴくりとも動かない。
怪物が弾丸のような勢いで飛び掛る。葵は剣の叱咤を受け
あわてて身をかわした。
怪物はそのままの勢いで街灯にぶつかり、あっさりとへし折る。
少女は慄然としながらも続く二撃目をかろうじてよけた。
怪物の猛攻に対して防戦一方の葵だったが、必死で避けるうちに徐々に
怪物の動きに慣れてきた。正面から突進する怪物をかわしつつ、
反撃に転じて斬りつける。その一撃は怪物がとっさに体を捻ったので
急所にこそ当たらなかったが、怪物の足が一本血飛沫を散らせながら
切り落とされる。これでもう、さっきまでのような動きは出来まい。
そうほっとした少女の気の緩んだ瞬間を見計らったかのように、怪物が
少女の喉めがけ飛び掛る。不意を討たれた少女は避けられず、とっさに
左腕で首を庇った。
334エロなし作品3/3:2007/11/26(月) 18:58:16 ID:YfctG9EH
「ぐっ」
激しい衝撃を受けよろめく体を葵は必死で堪える。仕留め損なった事を悟った
怪物は腕に噛み付いたまま、凄まじい力で少女を引きずり倒そうとした。
そうなったら最後だ。引きずられぬよう必死で抵抗する。
だが、怪物の顎は手袋越しに少女の腕の骨がみしみし音を立てるほどの
力を加えてくる。このままでは苦痛で力が入らなくなり、怪物に
力比べの軍配が上がるだろう。
「こっ、のぉ!」
だから葵は左腕に渾身の力をこめ怪物を引き寄せると同時に、
右手に握った剣を振り下ろした。
怪物の首の付根に切り込んだ刃は易々と肉を切り裂き骨を砕いた。
葵の左腕を締め付ける力が急激に弱くなる。それでも放そうとしない執念は
まさに怪物というべきだろう。少女はさらに刃を奥へ奥へとねじりこむ。
怪物は最後まで腕を放さなかった。

動かなくなった怪物を振りほどくと、少女はへたり込んだ。
両手をついてぜえぜえと荒い息を吐くが、左手は感覚がほとんど無い。
返り血を浴びた肌からは汗が滝のように流れ、紅い雫がたれる。
危ないところだった。怪物が猫科の猛獣のように爪を使いこなしたり、
犬の本領である群れでの狩を行っていれば勝敗は明らかだったろう。
少女は疲れた体に鞭打って立ち上がると、怪物に刺さったままの
剣を引き抜いた。刀身についた血潮を怪物の毛で簡単に拭う。
血を大量に浴びたせいか刀身は一層妖しく輝いて憎たらしいほどだった。
そして、ようやく犠牲者のことを思い出した。
あわてて駆けつけようとしたが、足元がふらついて思うに任せない。
ようやくそばにたどり着いたものの、それはすでに手遅れであるという
確信を深めただけだった。
やっぱり、自分はヒーローには成れない。唐突にそんな考えが浮かんだ。
日常を捨て、怪物退治に全てをささげることなんて出来ない。鋭敏な五感
をもってしても怪物がどこから現れるのかなんて判らない。
風のように早く走れたって、結局間に合わなかったではないか。
そう、思った。
犠牲者の顔を眺める。思いもよらぬ不運で平穏な日常を断ち切られた
若い男性の顔。恐怖でゆがんだ無念そうな表情は今の少女には
自分を恨んでいるかのように見えた。
「ごめ……ん……な……さい……」
うつむき、肩を震わせながらも、かすれた声でどうにかそれだけの言葉を搾り出す。
零れ落ちた水滴は汗か涙か少女にもわからなかった。
335名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:10:15 ID:YfctG9EH
と、言うわけで投下終了ですsage損ねてしまいましたorz
力を手に入れて知らず知らずのうちに慢心→鼻っ柱をへし折られるが無性に書きたくなったので
時期尚早と思いつつ欲望の赴くままかいてみた。今はすごく後悔している。
なお書き溜めたストックを使い切ってしまったので以降はかなり遅くなるかと思います
336名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 19:43:34 ID:GbmaXmAq
いいよね慢心を打ち砕かれるとか必勝パターンを崩されるとかっていうの
この手のジャンルの醍醐味だよね
337名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:00:27 ID:W3ZYdG4G
保守ネタが思いつかんのでちょっと聞いてみるけど敗北シチュはどれが好み?
1真っ向勝負で双方死力を尽くし最終的に敗れる
2普通に遣り合えば勝てるのに謀略に嵌り敗れる
3圧倒的な力を前に手も足も出ない
ちなみに自分は実は1が好きなんだ。所詮○○は我らの中で一番の小物とか言われてるやつが
意地だか地位だかをかけて最後の勝負に挑み知恵と勇気の限りを尽くして勝ってくれたらもう最高。
338名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:59:46 ID:1v8xIGKm
えーと…ダイの大冒険のハドラーみたいな感じ?


そういうのも好きだけど俺は3かな
馬鹿でかいパワータイプの魔人相手に機敏に立ち回る魔法少女だが、その魔術はまるで通じない。
逆に相手の軽い腕の一振りで大ダメージを受けてボロボロにされ足がガクガク立ち上がれないほど

最後の逆転を狙って自らの生命力すらも削った最強の魔術を叩きつける魔法少女!
爆炎と閃光に包まれる巨体に勝利を確信し、疲労からへたり込む魔法少女は
やがて煙が晴れるむこうにゆらりと影を認める。
「…そん…な…うそ…っ」
「んあー?今おめぇなんかしたかぁ?」

ボリボリと頭悪そうに頬を掻いている無傷の魔人。

「うそ…こんなの勝てる訳ない…」

既に己の全てを出し切った魔法少女の心は折れて立ち上がれない。

「次はオデの番だべぇ」
ぐるぐる剛腕を振り回す魔人を前にして魔法少女は力なくフルフルと首を横に振りながら半泣きで許しを乞う…

しかし今まさに無慈悲な鉄槌がその華奢な身体へと…



ってな感じのヤツ
339名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 03:57:42 ID:4CC//ObT
なんだ、その救出フラグはw
340名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 07:34:50 ID:8YfArWBA
真っ当に戦えば勝てるor勝利を目前にして、油断や奢りで敗北ってパターンが好き
魔法少女なら、トドメを刺す前に決めポーズを取ったために敗北とか
341名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 12:11:41 ID:Fd/OLncZ
それは油断や驕りとも微妙に違う気がするw>キメポーズ
342つまり:2007/11/29(木) 22:32:19 ID:OFQypIg0
>>340
一方的に敵を圧倒する魔法少女

敵を侮り不必要に派手で手間のかかる魔法を使う

呪文の詠唱中にフルボッコ

陵辱

ですか?わかりません><
343名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:33:57 ID:TmmZCKNA
なんか萎えるっていうか、ただのギャグじゃねーかw
344名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:19:44 ID:0QVo965K
敵がなぜか主人公補正発動して何度攻撃を食らっても立ち上がって来るのを目の当たりにして
動揺し、圧倒的に有利だった状況を自ら壊してしまう魔法少女。
「なんで、なんで倒れないの?」←よりもっと気の利いた台詞が思いつかない。
蛇足 なぜ立ち上がるのか、それは>>249の番外の状況で一部の好事家が
せめてコスを破くぐらいしろとばかりに男塾ばりの声援を送っているからだったら嫌だ。
345名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 01:12:42 ID:uu8J5nz0
オーソドックスなのは2じゃないの?

人質等取られて、武装放棄なんか迫られると
武器を捨てて「くっ…言われた通りにしたわよ。これでいいでしょ?」「ヒッヒッヒッ」
の時点で、もうピンコ立つ。
346名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 10:57:42 ID:f8RjduxG
>>340
前スレの死亡ED魔法少女のことかー









続編希望
347名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 15:09:23 ID:qr312vrQ
>337
あれだ。2番のパターンで生き延びてきた魔法少女が完全に策を破られて
『お前の手の内はもう割れている…諦めろ』とか言われて負けるのも有りだと思う。
348名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 18:54:09 ID:Fehs9JEJ
最近魔法少女杏の作者さんの更新報告がないよね
雑談には混じってくれているのかな?
生存報告だけでもしてくれると有り難いな
349名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 19:32:34 ID:zXNAiy9x
作者さんのブログ行ってるけど最新話はまだみたいだね
350286:2007/12/02(日) 20:50:55 ID:0sNKDhuT
呼ばれてないのに生存報告。
だけど、第二話の構成がうまくいかないお。

二話はとりあえず勝ちの味を教えて、三話でいよいよと行きたいんだけど、どうもどうつなげて良いかわかりません。
もうしばらくお待ちください。
351名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:22:52 ID:TLTWyXyw
あ〜、すみません。杏の作者です。
なかなか進んでませんがノロノロと書いておりますので、いましばらくお待ちを…。
352本番無し:2007/12/02(日) 21:48:29 ID:qetZmGeD
んじゃ続きを投下してみる。途中までだけど
某所にて「陵辱がねえ」と指摘されて書き直してる途中なのだが
353本番無し:2007/12/02(日) 21:49:54 ID:qetZmGeD
「ねえ、ああやって手をかざすだけで魔力って補充できるの?」
「はい、正価を支払っていただく方にはそうしております」
「今日は何単位?」
「4単位を先ほどの方にお支払いいただきました」
「そう・・・」

 失った魔力を充分に補充され、輝くような生気を取り戻した舞さんは、気の強そうな顔のぱっちりした目を伏せ、唇を噛みしめて部屋を出て行った。
 礼儀正しく見送った俺は、予約の団体さんを順番に招き入れた。

 2時間後、俺は心身ともに心地よい疲れに包まれていた。『ホーリー・エンジェル』ほどではないが、中堅のチームの一つが団体で見えたので、魔力を量り売りし、そのうち2名ほどは個人的に魔力の補充を行った。
 うら若き正義の魔法少女たちは、魔物と戦うときの凛々しさとは打って変わり、俺の魔力を受け入れるときはうっとりと瞳を閉じ、まるで全てを俺に委ねているようだ。
 個別補充のお二人には、たっぷりと魔力入りの精液を注ぎ込んだ俺はすっきりとして試験勉強に励んだ。

(今日は魔物さんは出ないみたいだな)

 すっきりとして試験勉強をしたせいか、試験のできは上々だった。魔物さんたちも魔法少女の皆さんが試験勉強に忙しいのをわかってくれているようだ。
 試験勉強をしながら店番をしたが、お客は来なかった。

(今日は魔力付与しとくか)

 セルフ方式のお客が来ないので魔力入りの精液が余ってしまう。俺は客の魔法少女が置いていった(残念ながら)新品のセーラー服をベッドの上に広げた。
 好みの魔法少女がセルフ方式をするときの顔や感触を思い出しながら自家発電にいそしむ。
 存分に高まったところで(せめてもの気持ちを込めて)セーラー服の内側、それも胸の部分に魔力入りの精液をぶちまけた。
 続いてスカートも肌に触れそうな部分にぶちまけてから魔力の処理を行う。
 これで一見普通のセーラー服に魔力が付与されて高い防御力、そして戦闘で激しく動いてもみだりに肌や下着が見えなくなる。

『○○様、お仕立てが終わりました』

 依頼していた魔法少女に魔力付与の完了を知らせるメールを打った俺はモヤモヤしたまま眠りについた。
354本番無し:2007/12/02(日) 21:50:48 ID:qetZmGeD
 起きるとセーラー服への魔力付与を依頼してきた魔法少女から登校前に取りに来るとの返信が来ていた。
 俺はトイレ・洗顔・朝食を手早く済ませ、身だしなみを整えて魔法少女が来るのを待ち構えた。

「ごめんなさい。でも、少しでも早く魔法のセーラーが着たくて」

 魔法少女というよりは繁華街で夜遊びしてそうなタイプだったが、魔法少女であるからにはキスすらしていない清純な少女のはずだ。
 セーラー服を押し上げる胸が大きすぎておへそが簡単に見え、わずかに動いただけでショーツが除けそうなミニからは健康的な太ももが美味しそうに根元近くまで見えた。

「お着替えをされるならばそちらに更衣室がございます」
「うん! ちょっと借りるわね」

 たしか由(ゆう)という名前だった魔法少女はスキップしながら更衣室に向かった。
 チラチラとピンクのショーツが見えるのだが、魔力付与されたセーラー服に着替えればそのような事はなくなる。
 デパートなどの更衣室とは違って、万引きを警戒する必要がないので当店の更衣室のカーテンは床まで届いている。
 カーテンを閉めた魔法少女由さんは更衣室に鏡がないのを不満に思いながら着替えを始めた。遊んでそうなルックスとは裏腹に可愛いピンクのブラとショーツだった。
 鮮やかなピンクの上下、白いレースの縁取りが可愛らしい。ブラの肩ひもやショーツの縁に指をかけて下着の位置を直し、ブラのカップの中に手を入れて寄せ上げる仕草が可愛い下着とは裏腹に成熟途上の魅力をまき散らしている。
 屈んでスカートを履くときに突き出された美味しそうなお尻、二の腕に挟まれて突然現れた胸の谷間。コダワリがあるらしく、スカートの高さを何度も調整し、見えそうで見えないと言う絶妙な位置を探っていた。
 ようやく満足できる位置を探り当てたのだろう。いったんスカートをまくり上げ、カーテンに向けてショーツをむき出しにしてから手を離して着てきたセーラー服はかばんに押し込んだ。

(遊んでそうな感じだけど、やっぱり清純な魔法少女なんだなー)

 自分のメガネに射精するという情けない事をするのには抵抗があったが、更衣室のカーテンを透視できる力を付与させた自分にGJ!

「よーし、これで私もホーリー・セイントに入れる!・・・かも」

 魔法少女由さんは上機嫌で店を出て行った。
355本番無し:2007/12/02(日) 21:52:26 ID:qetZmGeD
 試験期間も無事に終わり、俺の出来もまあまあだった。
 最後の試験が終わり明日は休み。何故だか知らないが魔法少女が自由に活動できるようになると魔物の活動も活発になる。
 もっとも魔物が活発に活動するのは暗くなってからなので、俺は食料を山のように買い込んで自宅兼用の店に帰った。
 夕方まで昼寝をした俺は薄暗くなった街に出かけてお客様の様子を見て回った。
 魔物の数は多いが、ホーリー・セイントを始めとする実力派チームの活躍で街は平和だ。

 一般人に混じってホーリー・セイントの活躍をギャラリーしていた俺は、同じくギャラリーをしていた魔法少女舞さんに声をかけられた。

「なんであの人たちはあんなに強いの?」
「地道にレベルを上げたんでしょうね」
「私だって頑張ってるのに!」
「私に言われましても」
「強くなりたい・・・ホーリー・セイントよりも! 美姫よりも」

 普段、学校での勉強でも、男子の人気でもわずかに美姫様より劣る魔法少女舞さんは美姫様に対するライバル意識が強い。連日の試験勉強でストレスをためていた俺は、そのライバル心を悪用する誘惑に勝てなかった。

「彼女よりも強くなる方法が無いわけでは・・・多大な犠牲の上ですが」
「どうやるの! どんな犠牲でも払うわ!」
「では、お店にいらしてください」

 俺は答えを待たずに魔法少女舞さんと一緒に店の前に瞬間移動した。

「さあ、どうぞ」

 わざとらしくドアにかけてある札を裏返して『不在』にしてから魔法少女舞さんを店内に招きいれ、ドアをロックした。
 魔法少女舞さんは店内で立ち尽くす。勝気な美少女が不安げに立ち尽くす姿はいいものだ。
 俺はゆっくりと紅茶を用意しながら魔法少女舞さんを眺めた。

「どうぞ、落ち着きますから」

 薫り高いダージリンをテーブルに置き、椅子に座らせた。無言で俺もダージリンを楽しむ、俯いている魔法少女舞さんが緊張に耐えかねたようにカップに手を伸ばして一口飲んだ。
 緊張して渇いた喉に温かい紅茶が染みとおり、ダージリンの香りが緊張を解いていく。
 ほっとした表情でダージリンの味と香りを楽しみ、寛いだところに話しかけた。

「初めて魔力を・・・された時のことを覚えていますか?」
「え・・・はい」

 散々迷い、じらされた時のことは俺もよく覚えている。俺に目を閉じるように言い、泣きながら汚れない唇で咥えられたときには俺もかなり興奮したからだ。

「あの時、魔力が補充されると同時にレベルが上がったのはわかりましたか?」
「・・・」

 唇がかすかに動くが声は出ない。空になったティーカップに目を落として俺の言葉を聞いている。

「そういう事です。どうされますか?」
「私は・・・」

 黙りこくった魔法少女舞さんのカップにダージリンを注いでやり、自分も2杯目のダージリンを飲んで魔法少女舞さんの答えを待った。

「そうすれば美姫さんより強い魔力が得られます」

 ダージリンを飲み干した俺は店の奥のドアを開けて魔法少女舞さんを振り返った。
356本番無し:2007/12/02(日) 21:53:25 ID:qetZmGeD
ここまで、陵辱をどうしようか?
ってところで筆が止まってます
357名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:06:01 ID:Fehs9JEJ
>>351
いやいや!待ってない訳じゃないけど急かす積もりは全くないから!

ただせっかくブログ持ってるんだから作品保管庫としてだけじゃなく、
近況報告とか愚痴とかも載せちゃえばいいのにって思ってただけだから。
同じ嗜好を持つ者同士の雑談やらがテンション上げたりSSのネタにもなるだろうしさ
358名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:18:52 ID:zXNAiy9x
>>356
陵辱しなさい!
もうめっためったに!

>>351
いや、すみません。
なんか急かしちゃったみたいで。
自分、Badend好きですよー。
359名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 22:34:50 ID:IGqJN2M2
チラシの裏
久しぶりに皆川亮二のスプリガンを立ち読みした。何で漏れの脳内はああいう動きのある絵で
魔法少女と触手が戦ってくれないのかなあ……。
360名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 09:00:48 ID:yK22OlGj
魔法少女アイとか、かろうじてそんな感じではあるんだけどね
361名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 19:48:54 ID:hvBENNMV
魔法戦士スイートナイツシリーズ
362名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 12:55:30 ID:kEIzOzDg
善良なんだけどどう見ても悪にしか見えない外見のせいで別口のヒロインに誤解されて、
夕日の河川敷で死闘を演じたあと友情が芽生える魔法少女という電波が飛んできたので保守。
363名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:37:26 ID:7zI/pfV7
>>362
その電波を文章化するんだ!
364名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 03:02:38 ID:ze5fpHMY
なぜか時空管理局の白い悪魔とかそんな単語が脳裏に
365名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 19:07:55 ID:koU2e8Ri
ああいう、ネット上で無敵視されているキャラ程、
グチャグチャに陵辱して欲しいと思うのはきっと俺だけじゃない。
同人誌のREシリーズには世話になったなぁ……
366名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 00:16:46 ID:RT1X15BO
REシリーズって?
367名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 04:14:55 ID:mp/bTZs2
>>365
負けてもタダでは済みそうに無いところが怖いだろうw
368名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 14:08:03 ID:kIvo/A7t
そこは、ほら、無敵少女に、
「犯されることこそ戦いの勝利」
そう思い込ませる作戦をだな…
369名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 15:11:52 ID:lgDpVafL
こんな魔法少女は嫌だ!
敵組織の基地を叩き潰した後で接収した触手モンスターを自分の性欲処理用の
ペットとしてこっそり飼育する。
ところで、戦うのが嫌で脱走した怪人を魔法少女が組織の追跡から救い、
その後友人にはいえない魔法少女がらみの愚痴を怪人のもとでこぼすように……
という展開になると魔法少女と怪人の純愛エロに持っていけるのだろうか。
370名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:04:58 ID:GZwGmYCO
>>369
触手やスライムをお持ち帰りするのってエロ漫画の触手ものではよくあるオチだな
371名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 18:20:29 ID:YeFZFQHf
無敵系は敢えて得意分野の戦闘でその自信と誇りを叩き割ってだな……
372名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:46:42 ID:ILTIhHZk
ふむ。なら倒す方法がエッチというのは…

多分20年以上前に通過されてるかorz
373名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 06:11:53 ID:Y3gbmzMu
だが、それがいい。

古典、王道、バカ一というものは時代を経てもなお古びることのない何かがあるからこそ今もなお生き残っているのではないかね?
374名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 03:36:09 ID:XsyJ0orB
上げ
375名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 07:35:35 ID:ailidjnB
保守
376名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 21:23:30 ID:QXc+ZEkS
バロム1みたいに二人の少女がひとりの魔法少女に変身する話し無いかな。
どう見ても百合な話になりそうだが。
377名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 21:38:59 ID:d/TP36rt
ごめんバロム1って何?
378名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 22:29:10 ID:QXc+ZEkS
正義の存在コプーに力を与えられた二人の少年が変身して
悪の化身ドルゲの送り込む怪人と戦う特撮作品で、二人の強い友情が無いと
バロム1に変身出来ないので二人がけんかしたせいで変身出来ない時もある。
自分は二人で一人に変身するヒーローはこれとウルトラマンAしか知らない上、
ウルトラマンAは確か後半一人で変身してたきがするのでこっちを例えにした。
詳しくは検索してくれ。
379名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 23:20:38 ID:99Rc276l
創作小説サイトの巨大変身ヒロインものなら精神同居モノはあるな
あとフィギュア17とか悠理愛のサイヴァーンサーガとかかな
380名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 00:06:38 ID:gpf4iJjJ
ドリマガでもそんなの連載してた気がする。
381名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 00:18:54 ID:5DX75111
チャンピオンREDのみかるんXもだな。
382名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 05:10:46 ID:u4IoqY/p
>>376
それは良いかもガチレズだっておkなんだぜ
383名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 12:40:33 ID:1nKD9tip
クラスのキモヲタ2人が校舎裏で合体するとあら不思議
みんなのアイドル魔法少女に変身しちゃうのって奴で頼む
少年Aデブメガネ
少年Bチビ出っ歯
384名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 18:13:31 ID:mBVTTvoj
それどこの桜ishだよww
385名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 20:48:30 ID:pDvwOqLF
それは女性化とかのジャンルじゃないか?
386名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 02:21:39 ID:yKknxVmW
>>384
あれ読んでないけど面白い?
387名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 12:48:44 ID:s6jMicwB
>>386
積んでるんでサラッとパラ読みした感想だが、
なんか西尾っぽい。
好き好みが別れそう。俺はどうでも良いからジャンルが好きなんで買うだけ買う感じ。
ザスニ連載序盤とは絵師が変わって無駄にシャープな絵になった。
388名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:27:01 ID:nIdH3B5X
チエリッシュいいよね(゚∀゚)
389名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:06:38 ID:ofB1fTTZ
コミックラッシュで連載しているカプレカはモロ該当だな。
変身(合体)方法は金髪ツインテールと無口ショートのキス。
390名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 21:21:26 ID:mn4aBL23
合体したあともキモオタたちの自意識は心の声として残り、
魔法少女の行動を男の目線からアシストする
391名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 21:42:11 ID:4chXvO41
無駄にパンチラターンにこだわった隙をつかれて負けちゃいそう
魔法少女は嫌悪で泣き叫んでるのに中の意識は

「これぞ魔法少女の醍醐味でござるよ!むひょ〜」
「まっこと眼福にゃりよ!」

で触手がコスを破こうとしたら

「わかってない!修正!修正!修正!修正!」

って逆転しそう
392名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 18:27:09 ID:J2fpgLQt
>>387
遅くなったけどありがと
393名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 20:13:00 ID:jy37VwqI
空中に留まり内股でスカートを押さえる魔法少女
「もうちょっと、なにすんのよさっきから、気が散るじゃない、まったく」
「むひょ〜!」
「にゃり〜ん!」
「だからあ、そうじゃなくて!ちがーう、いやあ!ばか〜」
ひとりジタバタする少女に、攻撃を休め見上げる甲冑の豚軍団

394名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 17:27:09 ID:1kelDiSp
エロの神様私に偶然力を得た少女の苦悩と成長を軸にした萌え×燃え×ソフトリョナ作品を
授けてくださいよろしくお願いします。
395名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 23:21:41 ID:6FdAu/Ic
 異世界から地上にもたらされた魔法の杖を偶然拾い、魔法少女になったA子と、人間に悪用される前にそれを破壊するという使命を帯び、地上に送り込まれた魔法少女B子。
 二人は互いにぶつかりあいながら、絆のようなものを育んでゆく。
 終盤、B子の異世界がこちらの世界の侵略を画策していた事、A子の杖がその計画を止める唯一の切り札である事、そしてB子がA子に好意を抱き始めたがために裏切り者と見なされた事が判明。
 本性を表した異世界の主は人質として、A子の兄を連れ去ってゆく。
「A子、あんたは死ねるの? あんなダメ兄貴のために」
 A子は最愛の兄を救うため、そしてB子は密かに想いを寄せるA子を助けるために、異世界へと殴り込んでいく。
「B子ちゃん、最初はちょっとイジワルかなって思ってたけど……ホントはいいひとだったんだね……」
「馬鹿言ってんじゃないわよ、ったく……」
────
 異世界。
 対魔法少女兵器である触手の群れに包囲される二人。
 善戦するも時間が経つにつれ、徐々に追い詰められていく。
「このままじゃダメね……。一旦引くわよ、A子!!」
 だがA子は聞く耳を持たず、触手に立ち向かっていく。
「馬鹿、なにやってんのよ! ……ったく……勝手にしなさい!!」
 B子、単身で退却する。
「……あたしの気持ちも知らないで……ホント、馬鹿なんだから……」
────
 四肢を拘束され、触手責めを受けるA子。
 コスチュームに侵入した触手が魔力を奪うべく、A子の秘所へと伸ばされる。
 が、寸前のタイミングで焼き切られる触手。
 拘束から解放されたA子の視線の先にはB子が。
「知らなかったわ……。あたしってマジでいい奴だったのね……!」
「そうだよ……だから言ったんだよ? そうだって……」
────
 決戦後、A子はダメ兄貴を救出し、自身の世界へと帰っていく。
兄貴(きっと、助けに来るって思ってた……)
 それを遠くから見守るB子。
「あたしの負け、ね。……上手くやりなさいよ?」
 B子、微笑みながら立ち去っていく。
 遠くなっていくその背中。
 そして誰もいなくなったその場所には、B子の愛用していた魔法の杖が遺されていた……。(完)
396ふたりはリリカル Mix Heart:2007/12/22(土) 01:38:28 ID:divGr9dV

「やったね」
小さく胸の前で腕を立てて喜ぶ少女。
ゆっくりと地上に降りるそのすぐ横を魔物の肉片が五月雨のように散り注いでいく。
下から見るそれはピンク色の雪のようだった。
「きゃあ!センパーイ」
「リリカせんぱーい!」
奥にかくまっていた聖カオス学園の生徒たちが手を合わせながら駆け寄った。
彼女達が作る輪の中央へ少女は静かに舞い降りる。学園を襲った凶悪な半獣人を
一瞬にして粉砕したヒロインにはとても思えない。細身で背だってそんなに高くない。
一見した人にはきっと人形のように整った顔の美少女としか見えないだろう。
「かっこよかったですう」
「ほんと、リリカ先輩、こんな可愛いのにすんごく強いんですよね、憧れますう」
目をハートにした女子生徒たちに囲まれると小さいリリカは体が隠れてしまった。
大きな白いリボンのついた頭部を照れながら掻いてみせた。
「なははは、どうも…。そんなことはないですですう」
白の妖精― 光沢あるコスチュームの短いスカートからは細い脚が覗く。
白の長ソックスにはさくらんぼのアクセントがころころと揺れた。
右手には手鏡に似た柄がつく水色のステッキを握っている。
「じゃあ、あたし急いでいるからこれで…」
小さい体を沈ませつま先を弾ませると
「失礼しますですぅ」
ピョーンと軽業師のように彼女達の人輪を跳びこえていった。

「先輩…」
生徒たちが見とれているのにリリカも気付く。
「先ぱーい…パンツもカワイイ〜」
「あ!だめ〜え、見ちゃだめえ!ですぅ」
身体を上下逆さまにして器用に空中でスカートを押さえ、少女はそのまま遥か後方の
校舎裏へと消えていった。

「ああ〜ん、リリカ先輩ギザカワイすぎ」
「スレンダーで小さいしホントお人形さんみたいよね」
「また逢いたいわあ」

そう、リリカは学園に魔物が現れた時にどこからともなく助けにくる聖カオス学園に
とっての守護天使なのだ。
とくに魔物の出現が最近は多発してきた。この学園の敷地内にどうやらなにか理由が
あるらしく、それに併せてリリカの登場も増えていた。
華麗に舞うリリカの振る舞いやその容姿に一部の女子生徒たちは憧れを抱き、
ついに信者と呼ばれるコアなファンまで出来始めた。

「絶対この学園の生徒だわ」
ゆるいウェーブの効いた長い髪を手で後ろにかき揚げる少女。モデルのように脚が
長くスタイルのいい彼女こそ、自称リリカ組のリーダー、喜島菜穂子ことキジちゃんだ。
「みんな、先輩についての今日のミーティング。始めるわよ」
他の信者たちは声を揃えてキジちゃんの後に続いた。

397名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 06:53:27 ID:Am8/XKpi
これ結構気に入ったんだけど続きがあるの?
タイトルからしてみればもう一人魔法少女が出るのか…
はたまた件のオタク二人がその正体なのか?
同性の女の子の間でも憧れやマスコット的に人気のある魔法少女の正体が実は
嫌われ者ってのは俺的にはイケてる要素だと思うんだが
398名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 08:58:05 ID:k1wrT4du
フリーで落とせるADVで「隣人は密かに魔法少女」ってのがあるな
399名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:37:56 ID:2sdSJOkp
>>398
密かにではなく静かにだよ
400名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 05:44:50 ID:PAsLJ5Ze
>>399
そうだっけ?ゴメンナサイ!



しかし、知ってるモンなんだな
401名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:46:19 ID:SubK4nkr
ag
402名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 02:52:55 ID:vlXdGWPM
保守
403名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 10:05:21 ID:4lNs84+j
年末なのでこのスレに書き込んだ自分の妄想を見直してみた。
○○書いて〜などといってると自分で書けといわれそうだが、書き込んだ妄想を
全て統合するとものすごいカオスなことになってワロス。
二人の内気な少女が変なアイテムにとっつかまって合体魔法少女に変身して
無理やり戦わされることになり枕を涙で濡らす。どう見ても悪役な外見のせいで
誤解して襲い掛かってきた魔法少女と友情が芽生えたり、鹵獲した触手を
性欲処理用に飼育したり、脱走した怪人と愚痴をこぼしあう中になったりしつつ日々を過ごす。
だが力を使うたびに少女の肉体は変質しこのままではマスコットに……。ってなんなんだw
争いを好まない少女を精神的に追い込みたい願望と雑魚戦闘員となって魔法少女に
薙ぎ倒されたい願望の両立は難しい。
404名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 23:49:20 ID:orRrs1pj
>>403
なんてカオス
405名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:00:09 ID:bOjxMFIy
>>403
吹いたwwギャグ系になるのかな?
406名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 05:17:35 ID:pBBM12DQ
上げ、今年も魔法少女を陵辱
407 【凶】 【1271円】 :2008/01/01(火) 11:38:29 ID:YnWF90qb


誕生!2008年 謹賀新年
408名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 13:31:17 ID:kSF2xnzO
18禁画新年
409 【大吉】 【1446円】 :2008/01/01(火) 14:39:40 ID:57f3snwv
あけおめ
410 【ぴょん吉】 【558円】 :2008/01/01(火) 21:46:35 ID:kSF2xnzO
名前欄に!omikuji!damaで運試し

大吉なら魔法少女を陵辱
大凶なら消し炭になる
だん吉なら相手が魔法中年だと言う悲劇
豚なら魔法少女に豚野郎と罵られる
それ以外なら帰る
411名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 21:47:57 ID:kSF2xnzO
;゚д゚)<ぴょん吉とな!?帰るしか無いのか……

412 【小吉】 【1081円】 :2008/01/01(火) 21:56:23 ID:7pZk5l1x
大吉だったら筆力とネタのキレが手に入る
413!omikuji!dama:2008/01/02(水) 00:55:33 ID:WmAQcj5w
ヤってやる!ヤってやるぞぉ!
414名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 00:58:02 ID:WmAQcj5w
あれ?
415名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 01:14:09 ID:23hQLU4P
>>413-414
1日しか無理だったはず
ちなみにおみくじのほうは月頭だと1月でなくても出来たはず、うろ覚えだけど。
416名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 02:26:15 ID:pRN6c/As
 ここの住人が魔法少女が実在する世界の人間だったとして──。
 唯一正体を知る者としてサポートし、魔法少女に好意を抱かれた途端、殺られるポジションと、
敵としてあの手この手で魔法少女を追い詰め、何度か凌辱寸前まで進めるものの、結局殺られるポジションのどっちに付きたいんだろう?
417名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 03:50:07 ID:A/xT1Dk6
後者に決まってるだろ
418名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 12:48:53 ID:RHOqlVDc
前者がいい。魔法少女と友達になりたい。セックス無しでもいいので。
419名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:07:59 ID:36dBMatL
奥さまは魔法少女を読んだ
アニメ原作とあなどってたらちんちんおっきした
嬉子さんエロ杉
420名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 07:32:33 ID:vng8eurh
「このド素人が!」
男性魔法教師から罵声が飛んだ。
「ひィっ」見習い魔法少女ミヒーは頭を手で覆った。

「全く、何一つ出来ないとは…動物並だな?今日は居残って特訓してもらおうか」

その晩、夜も更けてきた頃…。
「しかし相変わらず何の魔法も出来ないとはな。
そもそも、魔法の前段階としての精神統一すら出来ていないとは!精神的に餓鬼そのものだ!」
ミヒーは目を涙で潤ませた。
魔法教師はその涙を見て何か考えたようだった。
421名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 07:45:13 ID:vng8eurh
「まあ…、本来なら即退学レベルのお前だが、
私は、かの大魔術師、荒射星の愛弟子。何とかしてみよう。よし、目をつぶれ。」
目を瞑るミヒー。なにやら己のズボンのチャックを下げる教師。
「さあ、この毒キノコをしゃぶるんだ。歯を立てるなよ。」
…。CHUP!CHUP!
「するとキノコの先からお薬が出るからグッと飲み込むんだ!」
「そのお薬を飲めば、きっと精神統一が出来るようになるぞ!吸えっ!もっと吸うんだ!
歯は立てちゃ駄目だ、舌で8の字を描くように舐めるんだ〜!」
こうして魔術学園の夜は更けていく。ミヒーちゃんは本当に魔法を使えるようになるのかな?
(終わり)
422名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 15:11:54 ID:dHTIBELW
>>416
どっちにしても死ぬんかよw
423名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 06:39:00 ID:XMVqmK4n
>>416
後者かな
きっと殺された後でも後継者がいるに違いない
そして、俺の戦闘経験を惜しんでゾンビなりサイボーグなりで蘇らせてくr(ry
424名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 12:13:06 ID:8YuWKNHE
>>420-421
あまりの安っぽさに感動すます他。


続編キボンヌ。
425名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 05:23:03 ID:JNeevr2T
>>423
しかし再生怪人のお約束というのがあって(ry
426名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 19:50:19 ID:OUHWx9IH
>>425
イカの博士のことかぁ!!
427ふたりはリリカル −Mix Heart−:2008/01/08(火) 01:09:02 ID:QfZB8Lo+
会議室の扉にプレートが一枚。
−開けるな!リリカ組 ただ今使用中−

「だからね、私は第一校舎の誰かだと思うのよ」
キジちゃんとその仲間たちは皆、リリカに心を奪われていた。
(そんなことないですですぅ…)
頭の中であの声が何度も繰り返される。
控え目で舌足らず…でも戦いでは驚く強さをもって魔物を討伐…終わればいずこへ
去っていく…。
(ないですですぅ…ですぅ…すぅ−ぅ…)
「きゃわいすぎぃ!」
突然キジちゃんが立ち上がり、空気を抱きしめたので皆固まった。

「よし、これでオッケーと」
「あ、あ…律ちゃん…ご苦労様。え、え―と画像も?」
「ええ、キジちゃんのパソに今、転送しますわ」
長身で、キジちゃんとはまた違った聡明な美しさを持つ柿ノ木律子はしっかり分けた
髪型が大人ぽい。長い指でエンターキーを軽く叩いた。
いつの間に取り出したのかキジちゃんの手には伸縮式のタクトが持たれていた。
「みんな前を見てちょうだい」
意味は無いのだが机を一回叩く。
これまで律子が撮り貯めしてきた動画が会議用モニターに写しだされた。
「これがリリカ先輩の髪型と背格好」
モニターに大写しになったリリカの複数の動画。
「そしてお顔のアップが…こちら…の画像…」
動く画にキジちゃんの司会が止まってきた。律子が軽く咳ばらいする。
おほん―
「え?ええ…、で…次に、これが私達カオス学園の全生徒データベースで…」
画面下に黒い帯が出来、生徒の顔が沢山表示され横にスクロールされた。
「下は幼児舎から上は短大まで全員のが理事室サーバーから今は、
 サーチ出来るようになっています」
「尚、これは理事長様の孫である律ちゃんのおかげですので、普通はアクセスすら
 出来ない情報よ、律ちゃんに拍手!」
髪を撫でながら律子が喝采に応える。
キジちゃんが律子に目で合図した。
「それではリリカ先輩を探します」
律子がマウスを軽くクリックすると、わあっと黄色い歓声が室内に響く。
パララックスのように全学園生徒の顔写真が高速で切り替わっていく。
これでいつでも先輩とお逢い出来る−キジちゃんも唇に親指を当てモニターを見つめた。
すると画面が点滅しリリカを型どったワイヤーフレームと生徒のサーチング画像が止まった。
「ARART!ARART!」
新しいウィンドウにデータベースから該当者が抽出される。
「え…」
「ちょっと…」
皆、椅子から腰を上げ、開いた口が閉まらない。
「あ、あの人が…リリカ先輩…なの?」
「ねぇ、き、キジちゃ…」
「じ、じゃあ…皆…今日はもう誰もいないから明日の昼休みにでも行ってみましょ」
キジちゃんの瞳にその該当者が鏡のように写し込まれていた。

428名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 07:18:37 ID:jGYPiCDu
誰なんだwww?気になるwwww
GJ!続き書いてくれるとは思ってなかったんで嬉しいぜ!
429名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 15:34:53 ID:sT0HDgWp
理事長に違いないぜwww。
430名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 20:12:40 ID:CV0Jp94J
接近戦主体の魔法少女やぶっ放し系の魔法少女はよくあるけど
投擲主体の魔法少女はあるのだろうか?
ギャグでマスコットぶん投げるのは二次創作界隈にゴロゴロしてそうだが。
431名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 20:30:24 ID:ittT/70e
>>430
たとえば巨大十字手裏剣を振り回す魔法少女とかが欲しいということか
432名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 21:09:12 ID:YT0uwPQn
ではどのような得物があるかあげてみようか

投げナイフ
手裏剣
鉄針
ブーメラン
折り紙の鶴
ヨーヨー
ロンギヌスの槍
ベーゴマ
投石

…どうもちゃちいか陰湿なイメージがあるな
433名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 21:59:24 ID:FckrFjFp
王道でトランプとかもありますかね
434名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 22:24:23 ID:DjebhGle
符を使ったり、形代で式を打つ和風魔法少女
435名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 22:59:40 ID:FckrFjFp
元ネタはなんだ?
腋巫女?
436名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 23:03:27 ID:YT0uwPQn
>>433
あとは縁が刃物になったシルクハット帽とかな

「臭ぇ!臭いぜ!悪の魔力の臭いがプンプンするわよ!」
437名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 02:18:56 ID:odWZ0zEB
>>433
あれか、手品をベースに戦ったりするのか。
438名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 02:34:51 ID:V8ZOHMT9
>>437
それはわかんない
トランプって言ったらH×Hなんだよね自分の中だと
439名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 02:45:01 ID:+EzP/98y
これが男塾三号生として、わたしが唯一残せる、さよならのプレゼントです・・・
440名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 07:05:49 ID:p3wtaXCU
「あはははははッ!!! コレが私の必殺技、ヒト手裏剣よッ!!」
「気持ち悪い!!」
441名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 08:02:33 ID:5NsBNFpG
12種武器を封じた宝石を奪い合う宝石の適性者の少女達のバトル!

442名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:45:59 ID:xFUbXjP7
誕生石ごとに違う武器なのか
443名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 18:57:17 ID:ZEXSkbTr
その武器が普段は少女だったら、武器+持ち主と陵辱の幅が増えるね。
ん?東まゆみ?なにそれ?
444名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 19:44:09 ID:N78jhAMr
>443
それだと、武器少女(少年)と恋人同士な魔法少年(少女)もありじゃないかと期待してしまう。
武器で12種だと…例えばどんなのになるかな?


>432
チャクラムを忘れてるよー。あと指弾。
どうしても投擲系は一撃が軽くなるから、急所狙いか毒とか魔法的な追加効果が必要な気がする。
後は、飛ばして外したように見せかけて、結界系の術の要(魔方陣の頂点とかね)にするとかかな。
445名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 19:51:45 ID:zCUhyPIW
そこで魔法のグレネード
446名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 20:35:55 ID:zhr+2cJo
魔法戦車で良いよ
447名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 20:39:55 ID:yeoxdnuv
魔法のパイプ椅子とか魔法のゴングとか魔法の栓抜きとかでヒールファイト
448名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:26:37 ID:5NsBNFpG
昔ボツにしたリョナスレ向けのSSのネタで12種がF○Xのアレで
ダガーの適性者の天然ドジとランスの適性者の突撃娘がSなビュートの適性者と呼び出したモ○ボルと戦って敗北し武器を奪われて二人ともモル○ルの餌になる話
449名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:27:08 ID:m/7bbga9
魔法の投石器(但し攻城用の大型のもの)
450名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:37:29 ID:zhr+2cJo
>>449
だからそれに機動力をつけて魔法戦車で良いんですよ
451名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:48:48 ID:gEQsI+bT
魔法少女ライダーとか思いついた

通常戦闘時はヒラヒラコスなのだが、召喚した地獄の魔犬が変形した
禍々しいシルエットのバイクに跨りスピードを上げいくにつれて
コスチュームの各所が硬質化して肌にフィットしたバイクスーツ型に可変していく。
ハンドル代わりに魔法のステッキを接合部にぶっさしてコントロール

「吠えろ!ブラックハウンド!☆」
452名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 22:57:03 ID:yeoxdnuv
それなんてヴェドゴニアのバイク?
453名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:15:23 ID:7ixN3g3Q
>ID:zhr+2cJo
投擲武器って言ってんじゃん
戦車投げるなよw
454名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:20:58 ID:K0Rrn6Dw
投擲というと投げナイフ

ザ・ワールド!
455名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:59:43 ID:Hyr3QJUi
肉棒をくわえ込んだら横目でちらりと見てから舌で固くしてくれる魔法少女がいい。
充分大きくなったと判断したら勝手に馬乗りになって腰を振ってくれるの。
456名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:03:59 ID:qojf90O1
いいか! 銃よりも速いぞ!
457名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:14:52 ID:24BNAhTZ
>>453
How do you like me noooooooooow!!
458名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:18:52 ID:MCcIO7gG
お尻を浮かせて喘ぐ姿を天井裏から覗く少年とチンパンジ。
夢中になった汗が坑から真下に零れてしまう。
459名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 05:02:26 ID:EfFlftkq
戦闘のダメージや疲労、装備の損傷が蓄積していくリアル魔法少女戦記が見てみたい
熱帯のジャングルでの遭遇戦とか寒冷地での絶望的な撤退戦とか
460名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 09:18:10 ID:Gap/jNJ3
>>459を見て王家の紋章が入ったステッキ(標準装備)を紛失してしまい先輩にビンタされる
魔法少女が真っ先に思い浮かんだ俺オワタ。
461名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 12:27:10 ID:yNW8l5gh
…魔法少女ハートマン先任軍曹?
462名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 14:01:57 ID:dUfr4sqJ
「なんて大きな敵なの? まるでそびえ立つクソね!」
「覚悟しなさい、タマ切り落として、グズの家系を絶ってあげる!」
「ふ、ふざけないで!! こんな触手で感じてなんか……まだジジイのファックのが気合い入ってるわ……!」
……以上、『魔法軍曹 さぁじゃんと☆はぁとまん』でした。
463名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 15:15:58 ID:IfSyfTIG
>>462
不覚にもおっきした
……元ネタのハートマンの事を考えなければ
464名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 15:31:25 ID:JmkNSzau
>>453
投石「器」に機動力をつけるって意味ですよw
465名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 15:32:24 ID:JmkNSzau
>>459
良い感じの欝魔法少女物になりそうだ
466名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 16:37:19 ID:IfSyfTIG
>>453
べつにいいんじゃね?
魔法少女じゃ無いけど、ロードローラーを武器に使った人もいるし。
某19歳の魔法少女みたくデザイン重視の武器より殺傷力のみの無骨な武器が見たい。
いっそ戦車じゃなくて航空母艦を投げて欲しいくらい。殺傷力抜群だべさ
467名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 17:09:42 ID:y1AoBNaF
色々見た結果、次点がなのはでつくねちゃんが最強と言う話になりました。
468名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 18:11:43 ID:JmkNSzau
>>466
いや私は戦車投げろって意味で言った訳ではw
469名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 18:47:59 ID:0vgO+bmy
>>466
戦車や航空母艦投げる必要ないじゃんw
山でも投げてろw

>>468
だから、投擲武器の使い手の魔法少女について考えているのだよ。戦車は投擲武器じゃない
もう、とっくに流れた話題だけどw
470名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 19:16:48 ID:JmkNSzau
>>469
投擲武器を使う魔法少女ならローマ歩兵みたいに投槍とか
471名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 20:15:20 ID:UiXa7NI8
過去にはICBMをぶん投げる緑のかえるっぽいのがいてだな
472名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 20:25:55 ID:GRhVA1sr
>>471
それなんてWM?
473名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 20:26:22 ID:14QjsM1I
>>468
要は超重量の質量兵器を使って欲しいといいたかっただけで、
勿論>>468の言ってる事は分かってました。スイマセン。

戦車投げもいいけど、もっと奇妙奇天烈な変り種がほしい所。
ロケットパンチとか人間ミサイルとか触手とか
ああ、銃使いでおっぱいリロードに対抗して、おしり(おケツ)リロードとかもいいかも。
……頭痛くなってきた
474名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 20:29:06 ID:EfFlftkq
昔なつかしい宇宙英雄物語のアゼルは
モーニングスターの先端部分に魔力を乗せてぶん投げていたな

しかし武器12種類考えるのは大変だ
475名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 20:57:02 ID:UiXa7NI8
緑色の生命を操る8つの宝玉とか
476名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:14:25 ID:0vgO+bmy
それは男にしか操れん
477名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:31:39 ID:Gap/jNJ3
430だがロボゲ板に行ってたせいでハイドロブレイザーしか思いつかないんだぜ。

478名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 23:03:04 ID:UiXa7NI8
法衣の中に剣の柄だけが100本ほどとか
479名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 23:52:28 ID:GRhVA1sr
魔法の手品師・シャイニーロッテ


ヒロインは魔法少女。
人々の、『ドキドキワクワクする気持ち』が力の源。
普段は手品を見せることで、希望を失った人たちに楽しさを思い出してもらおうと頑張っている。

悪い奴らは、人間の絶望を力の源としている。
怪物を送り込んで、人間に絶望を与える。

ヒロインは、バトルコスチュームを纏った戦闘スタイルに変身して、怪物と戦う。
攻撃手段は、手品の道具の武器化。
カッターになるトランプ、相手を拘束する鎖、突き刺した場所から別のところに切っ先が飛び出す剣。
最後のとどめは、巨大な円盤状のノコギリで相手をまっぷたつにする『超常スマッシュ』
480名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 03:51:00 ID:yJr5/dbw
>最後のとどめは、巨大な円盤状のノコギリで相手をまっぷたつにする『超常スマッシュ』
神もバラバラだな(違う)
481名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 11:21:50 ID:R3z6Zoob
クリリン?
482名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 13:07:36 ID:URoYtCji
技名的に、『超合体魔術ロボ』かも知れない……
483名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 16:36:13 ID:0ke3lE4p
>466
デザイン無視なら…確か、二次ドリにチェーンソーを武器にした魔法少女がいた気がする。

>武器を12種
えーと、剣、槍、斧、鞭、ナックルとかレッグガード(格闘)、弓矢…までは普通に思いつく。
後は短剣二刀流、銃、モーニングスターか鎖鎌みたいな武器…投擲武器、で+4種だけど好みで入れたり入れなかったりか。
剣でも両手剣(それは剣と呼ぶにはあまりにも以下略)を入れたり、鎖鎌じゃなくて大鎌(死神のサイズ)入れたり…
全身に重装火器装着したり(手持ち武器がバズーカ系とかで、手足や両肩、腰や胸部アーマーからフルファイア!って魔法少女じゃねぇ!)

…後半になればなるほどなんか無茶苦茶になっていくな。ちょっと無理があったか。
484名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 17:01:50 ID:qFhattM4
@ロングソード A日本刀 Bランス Cハルバード D斧(投擲可)
Eガントレット F弓 G短剣二刀流 H銃 I大鎌 Jハンマー K杖

ざっと考えただけでも意外と思いつくな
後はそれぞれにパートナーと弱点となるエロ属性を付与すれば
結構長く楽しめる妄想ネタになりそうだ
485名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 17:47:14 ID:h2GQ0yir
@長剣二刀流 Aボウガン B投げナイフ Cリボン D大剣 Eハルバード
Fロケットパンチ GV−MAX Hチェンソー Iビームライフル Jぶん投げグローブ(戦車投げ) K触手

物の見事に厨臭いセレクションになった
486名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 18:21:17 ID:TvmqK/Ef
主人公のライバルキャラの武器は同じ形状で付与魔法の違うタイプと予想
487名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 18:39:54 ID:FtAtZBZ5
鉄球姫エミリーとか参考になるかもしれん
488名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:31:31 ID:CKJV/MSf
2メートルぐらいに縮尺した戦闘機に乗って飛び回り、
色々な兵器を練成して戦う魔法少女とか考えてた
489名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:59:46 ID:QJ0htXr+
>>488
ス、スカイガールズ?
490名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:01:35 ID:qFhattM4
どちらかと言えばオトメディウス?
491名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:18:47 ID:K372/2wE
似たようなのでバイクに乗って疾走する少女たちが魔人に出くわしたら一斉にギアチェンジ。
魔法で変型するバイクアーマーを纏った近未来局所属の特捜魔法少女隊みたいな話考えてた。
492名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:25:11 ID:nLhrvBIL
ここしばらくの流れが面白いw
これで誰かが新作でも書いてくれれば
自身の文才の無さが悔やまれる
493名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:09:17 ID:FiyA8Iys
>>491
それ無理に魔法少女にする必要ないじゃんwww
494名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 04:28:55 ID:MuOD2Dl/
>>491に触発されて
機械化歩兵ならぬ機械化魔法少女…
歩兵戦車に5人一組で乗り込んで、戦闘に成ると歩兵戦車が変形、
魔法少女に変形した歩兵戦車が合体する。
ピンチの時はシントメトリ合体して戦隊もののような巨大兵装になる。
そして、普段時は歩兵戦車は5体の少女型のアンドロイドになる。合体して歩兵戦車

まあぶっちゃけ勇者シリーズ+スカイガールズですが
ちなみに機械化歩兵が分からない人用に。機械化歩兵は実在します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%8C%96%E6%AD%A9%E5%85%B5
この設定だと歩兵搬送用の車どころか、戦車級にも対抗できそうだけど。
495名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 04:45:56 ID:MuOD2Dl/
やっべ、頭のh抜くの忘れてた。
496名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 09:23:26 ID:oZ4MNpcT
なぜやばいの? なぜ抜く必要があるの?
497名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 18:30:41 ID:MrzYr51D
『装甲兵SDR-2』…って通じる人いるかな?

まぁそれはとにかく。
刀剣が幾つかに分かれるのなら、銃も「ショットガン」「マシンガン」
「スナイパーライフル」「拳銃(ガン=カタ)」とかに分けるべきだと思うんだ
498名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 18:33:46 ID:TaMN4z0M
>>496
マナーだからだよ
そんなこと言ってると「ゆとり乙wwww」って言われっぞ?
499名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:06:28 ID:CmlOlt50
>>498
そのマナーがどうしてあるのか、本気でわかってないんだな
少なくとも、wikipediaにリンクを貼るのに、わざわざhを抜く必要はない
抜いても別に問題はないが、抜かなかったことを問題視する必要もない
500名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:23:05 ID:oDSNigbk
>>498
いつも、ゆとり本当にご苦労様です。( ´・ω・)つ旦~
501名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:46:11 ID:o85WHUtB
正直スマンかった・・・(´・ω・`)
             つ旦と
502名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 20:32:02 ID:nLhrvBIL
>>494のレスをよんで
これを読んで魔法の存在する平行世界に存在する日本の陸自にはせめて90TKと同数の89FVがあるといいなぁ、と思ってしまったw
どうやら現実世界の陸自のあまりの惨状に精神的に参ってしまったようだ。
503名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 22:16:22 ID:Ta8dV2V0
>>494
ならロボットに変身する魔法少女でどうだ。
フェイイェンとかエンジェランぽい感じで
504名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 00:31:47 ID:qC8VrRWn
少女じゃないけど、マジレンジャーなんかはそんな感じだった。
505名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 01:11:01 ID:yIsDEwUN
@水鉄砲 Aつるはし Bドリル(シールドマシン) Cドッジボール Dバールのようなもの E自転車
F石 G灯油 H月刊少年ガンガン I耳かき J胡椒 K鍛えぬいた己が肉体

根性がひんまがっている武器セット
506名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 01:32:35 ID:KSZhC/1o
>>505
つるはしとバールのようなものと石は惹かれるものがある
507名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 01:44:02 ID:C7dzjbJy
これからは いし でこうげきします
508名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 09:13:54 ID:qPc776Nq
これからは じゅう でこうげきします
509名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 10:19:36 ID:qjmjsrlD
大鎌って実はクソ強いらしいな
510名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 18:13:22 ID:xZdPbjpx
>>503
懐かしいものをw
今思えば、あいつらの2Pカラーは実に悪堕ち風味だったな
511名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 18:42:06 ID:zY7Lgy3C
たけしの挑戦状か
512名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 20:30:38 ID:rCs8B6XC
魔法少女じゃ無いけど、アクエリオンやサーディオンをモチーフにした魔法少女がいいな。


合体して「気持ちいい」と叫ぶ魔法少女を見たいだけだろって?まあ、そうです
513名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:46:14 ID:8GKuRS+R
魔法による高い断熱作用が効く薄い皮脂だけを素肌に付け、
地球の核(コア)目指しひたすら回転直下推進する魔法少女。
それを阻止せんとする魔物たちの妨害に皮脂を傷負い高熱が流入する危機発生。

戻るにも進むにもどちらにしても深度が深すぎるので、間に合わない‥。
溶け出した皮膜、顔をしかめる魔法少女、

みたいの想像した。
514名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:54:37 ID:8GKuRS+R
ちなみに魔法のステッキは地上に置いてきたから無理なの
515名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:13:02 ID:t+pLuOGS
ここ最近の流れに触発されスコップで戦う魔法少女を思いついた。
決めは「戦場で一番多く人を殺した武器って、なんだか知ってる?」といいながら首をぶった切る。
516名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:44:00 ID:NWkE/KPU
ドイツ軍式スコップ格闘術を使う魔法少女…
微妙に恐ろしいな
決め台詞は「流石スコップ!冬のスターリングラードでもなんでもないぜ!」か?w
517名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 07:06:11 ID:fiCrVK9h
スコップなら、銃刀類と違って日常で携帯してても違和感ないぜ!
…え?違和感ある?園芸部所属とかそんな感じでよろしく
518名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 15:54:21 ID:jP4RGYpg
>>512
魔法のアイテムを胎内に直結することで魔力をチャージし、絶頂とともに放った極太ビームで魔物の群れを薙ぎ払う。
そんな魔法少女を見たいと?
519名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 16:05:51 ID:mhPfVByk
胎内直結式のサーベルと、着脱式の尻尾型鞭しか武装のない、近接戦闘専用魔法少女とな!
520名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 17:27:08 ID:seFrJgRc
無限パンチならぬ絶頂パンチ
521名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 00:54:23 ID:p1FdTbo2
隠し武器として桃白白みたいに舌で攻撃することも可能(物理的な意味で)
522名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 01:18:37 ID:Oa7bGFrD
地獄の塹壕戦に狩り出される魔法少女か
523名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 11:41:42 ID:nYLdjVYb
触手という奴らがもっと話の分かる奴らだ、ただエロい事されて、
全身を白濁に染め上げられてマグロ目して、卵の一つでも孕んでいればいいと思っていたのは確かだ。

西暦2135年

いまとなっては何かの冗談に聞こえるその数字は人類に残された最後の意地であった。
524名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 14:33:47 ID:PWLlZOb3
ぬいぐるみの様な妖精と少女が合体して変身し、少女の肉体を妖精が操作して戦う。
少女の意識は残っていて、心の中で妖精に文句を言いながらも体は自由にならずに様々ないやらしい目に合い、
段々と性的悦びに目覚めていった少女はもう変身は嫌だと言いながらも秘かに新たな体験を楽しみにしている。
525名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 16:08:19 ID:QLy5EPcx
>>515
それなんてオレルド?
526名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 22:44:38 ID:YhgFFKBR
杏の続きをワクテカしながら待ってる俺が居る
527名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 01:49:45 ID:NjyHgKw0
その日、結果的に魔法界はひとつの過ちを侵したことになる。
かつてない強大な魔力を会得した異端の魔法師。人々は腫れ物に触るように、
彼女を自然と孤独に追い込んでいった。
そんな彼女に憎しみに似た歎きを呼び起こしたのは魔法界にとって大きな損害を
齎す愚行―

魔神少女―
己たちの偏見と既得の権益を護ろうとした狭見な魔法界の老人たち。
身にあらぬ罪で少女を捕らえ、大衆の目前で厳罰を与える、それは皮肉にも
人間界の魔女狩りに似た光景だった。

「大魔法院より被告に裁定を下す」
法廷に木槌の音が響き渡る。静寂が広がり、それに合わせて席へ座っていく遥か奥まで
連なった傍聴者たち。白の囚人服を整え、緊張をごまかしているのはセンターサークルに
立つ被告である少女。

「被告の諸行は残忍極まり無く、凶暴なうえ改善或いは猛省の兆しも全く見受けられない」
赤い大皇法衣を着た最高判事は魔法連峰にそびえる小山と同じ位、体が大きい。
胸から上は雲を突き抜け、顔が全く見えない。オリンパシイの巨人族から選出されただけあった。
まさに天上から喋りかけてるようだ。

「故に、被告を魔法界より永劫追放とする極刑を命ずる」
歓喜でどよめく傍聴席。衛兵たちが槍を持ちながら静かに少女を取り囲んだ。
初めから仕組まれた裁定なのは賢明な法師ならすぐ判る―茶番―。
だが少女は顔を伏せたまま抵抗もしなかった。長い髪が表情を隠している。
そして口端を微かに引き、小声で一言囁いた。
―オマエガキエチャエ―

瞬間、
「きゃあああ」
傍聴列から飛び交う悲鳴。驚いて天を見上げる副審官を務めた12人の長老たち。
「むごおぉお‥」
天地を揺らす強大な呻き声が、巨人である最高判事の座る玉座まで、激しく震わせ法廷の宮殿壁に亀裂が走っていく。
「きゃあああ」
血の気を失い固まった衛兵たちの囲いの中から少女が天に人差し指を向けた。
空気が凍る―
「バキュ‥ン」
落雷にも似た鋭い大気が裂ける音。続いて深紅に染まる大量の液が天から降り注いできた。
「うっぎがあああ‥ああっ」
真っ赤に顔を染めて怯える魔法師たち。
「あああ!大皇官さまああ」
大皇官の体が玉座ごと真っ二つに裂け、そのまま建物を押し潰しながら左右に朽ちた。
「ぎゃあああ」
法廷から飛び出していく魔法界住民。大皇官の屍は両街区の建物を幾十も下敷きにした。
市街の各所から橙色の炎が次々と揚がった。たちまち青い空が黒く変貌する。

「な‥なんてことを‥」
衛兵たちが槍の刃先を少女に向けた時、少女は既にそこにはいなかった。
528名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:13:37 ID:g7hdTpAu
人間世界に危機感を持った妖怪たちがファンタジーな妖精に化けて魔法少女を仕立て上げる。
しかし力の出所が妖怪の妖力なのでどこかおどろおどろな…
529 ◆Kp0ufkma.M :2008/01/21(月) 21:58:36 ID:6ov3S6df
投下してみます
エロ無
あまり魔法少女らしくなし



 夜の公園。月も星も見えない今夜は、まばらな街灯の光だけが照らしている。
 そこには異様な光景が広がっていた。

 人影は一つ。
 強気な瞳が特徴的な少女。街を歩けば周囲の視線を集めてしまうくらいに整った顔。だが、今の彼女はそんな顔よりも目に引くものがあった。それは手足を武骨に覆う鎧。甲冑に包まれた手足はこれ以上なく雄弁に異様を伝えている。

 異形の影は数十。
 トラック程に巨大なカメが一匹。カメから少女を守るように、蜥蜴と人が混ざったような異形が多数。トカゲは武装しているつもりなのか、それぞれの手に適当な物を掴んでいる。木の枝、ベンチ、ゴミ箱、空き缶……。
 その様子は滑稽とも言えるが、非現実な存在によって不気味に見える。
 数も体格も勝っている異形達は色を映さないような瞳を少女から離さない。

 少女は薄い笑みを異形に向け軽く呟く
「二十……三十はいるかな? でも、それくらいじゃ問題ないよね」
『油断しちゃダメっちゅ。後ろのカメの魔力は今までの魔獣よりも強いっちゅ』
「大丈夫、ヨユーヨユー」
 独りで呟いていた少女が真剣な表情を見せると、音もなく
530 ◆Kp0ufkma.M :2008/01/21(月) 22:00:55 ID:6ov3S6df
 閃光が夜を染めたかと思うと、次の瞬間にはトカゲ達はすべて上空に吹き飛んでいた。
 次々と地面に落ちると、黒い塵となって消えていく。
 最後に残ったカメを指差し、勝ち誇ったように少女は言った。
「さあ、後は亀さんだけだよ。――ブロウ・マグ!」
 先程のように一瞬で間合いを詰めると、右の拳を甲羅へと叩きつける。
 金属がぶつかるような音が響くと、少女の拳は弾き飛ばされてしまった。
 信じられないという顔の少女に、カメは得意そうに笑う。
「バカめカメ。この甲羅には256層の魔力結界と128の対物理、対魔の術式を刻んであるカメ。まさに無敵の盾カメ」
 誇らしげに鼻を鳴らしながら、もう一発打ち込んでこい、というようなカメの態度が憎々しい。
(説明的なセリフだね)
 油断しきっているカメから数歩分距離を取ると、腰溜めに拳を構える。
 短く呪文を唱えると、拳の軌道上に浮かぶ三層の魔法陣。
「その程度が無敵? 見せてあげる。あらゆる防御を貫く必殺の拳。いくよ! ペネトレイトブろぅ……?」
 ――ぞくり、と走った悪寒に、発動直前の魔術をキャンセル。顕現した魔力が行き場を失い右手を焼くが、そんなことはどうだっていい。今は逃げる
『ど、どこにいくっちゅ!?』
531 ◆Kp0ufkma.M :2008/01/21(月) 22:02:52 ID:6ov3S6df
 後方へ駆け出した瞬間、少女は自分の直感が正しかったと確信する。

「――突撃っ!」
『Yes.Master』
 静寂を砕くエグゾースト、闇を裂くヘッドライト、そして巨大な魔力反応。
 頭上から隕石のように、魔力に包まれた何かが落ちてきて――激突。
 轟音と共に撒き散らされた砂埃が墜落地点を覆い隠す。
 衝撃で吹き飛ばされた少女が四つん這いの格好から立ち上がり、構え直す。

 煙が薄れると、そこには甲羅が砕かれ、巨人に踏み潰されたかのように倒れたカメと、バイクに乗った一人の少女がいた。
 十代後半のその少女は、充分に発育した体を漆黒のライダースーツに包み、巨大で禍々しいバイクとは不釣り合いなおっとりとした表情を見せている。

「……誰なの、あなた」
 甲冑少女は警戒を動かないカメから少女へと移す。
 車上の少女はその様子にクスリと笑い、澄んだ声で答えた。
「私はイブ。貴女と同じ……魔法少女です」

 自分以外の魔法少女に初めて出会った――というより存在しているとも思わなかった彩花は、何と返せばよいか目を白黒させる。
「あっ、あの、あたし……」
「ごめんなさいね。邪魔するつもりじゃなかったのだけど……苦戦しているようでしたから」
532 ◆Kp0ufkma.M :2008/01/21(月) 22:04:19 ID:6ov3S6df
「私以外の魔法少女に初めて会ったのですけれど、あまりに――弱いのですね」
「え?」
 笑顔のまま告げたイブの言葉に彩花が固まる。
「あ、悪口というわけではなくて、誰しも才能というものがありますから、気にしなくてもよろしいかと……」
 相手の表情に怪訝なものが浮かぶのを見て、イブはフォローにならないフォローをする。
「もしかして、ケンカ……売ってるのかな?」
「そんなつもりじゃ……。私、弱いものイジメって嫌いなんですよ」

 不穏になっていく空気の中、忘れられたカメが静かに動きだした。
 静かに口を開き、中から数本の触手を伸ばす。その触手の一本一本が魔法陣を展開し始めた。
 注意が他に向いている今なら確実に効果がある、その確信を持って慎重に慎重に魔力を注いでいく。

 倒したと思ったカメから魔力反応を感じ振り返る二人。だが、もはや回避も防御も間に合うタイミングではなかった。
 彩花はせめてダメージを減らすべく手甲に魔力を集中させて攻撃の瞬間を待った。
 だが、予想していた痛みも衝撃も感じない。
「……?」
 不思議に思いながらも反撃に移る。
 カメは背中の甲羅を完全に脱ぎ捨て、奇妙な蜥蜴のような姿を見せている。
533 ◆Kp0ufkma.M :2008/01/21(月) 22:06:30 ID:6ov3S6df
「必殺……」
 鋭い踏み込みとその勢いが乗せられた重い拳が、直撃の寸前たやすくかわされる。
 カメという鈍重なイメージからかけ離れた動きに内心驚きながらも二撃、三撃と攻撃を繰り出していく。

「当たらなければどうということもないカメ」
 すべて回避したカメは反撃とばかりに触手を伸ばす。
 攻撃にばかり集中していた彩花はヌメつく触手に捕らわれ、動きを封じられた。
「は、放してよ。このヘンタイ!」
「カメカメカメ……放せと言われて放すわけないカメ。まずは……その動く口から魔力をもらおうかな……カメ」
 口の中からもう一本、他の触手より一回りは太い触手を取り出した。先端からは透明な液体を滴らせ、ヒクヒクと震えながらゆっくりと彩花に近付いていく。
 助けを求めようとイブに視線を向けると、彼女はバイクにもたれて「もう食べられません……」と寝言を漏らしていた。
「睡眠魔法カメ。本当は眠っているスキにお前らの魔力を奪うつもりだったが……たまには抵抗する獲物も良いカメ」
 助けを呼べず、身動きも取れない魔法少女に触手が触れた。
 生臭く、やけに暖かいソレが頬を伝う感触に背筋を震わせながら、悲鳴だけはあげなかった。
 ヌチヌチと汁を塗りたくる触手に耐えながらも、視線だけは真っ直ぐにカメを睨みつける。
 カメはその視線を楽しみながら、触手を顔中に這わせ粘液で染め上げる。
「早く口を開けるカメ。あ〜んカメ」
 少しイラついたように唇をこじ開けるように触手をぶつける。
 触手の生臭さと熱に彩花は次第に朦朧となっていく。息苦しさに口を開こうとした瞬間、視界に銀の煌めきが見えた。

 胸一杯に空気を吸い込むと悪臭に噎せ返りそうになった。それでも呼吸ができたことに満足する。次の瞬間には触手が潜り込むことも忘れて酸素を求め続けた。

 想像していたような触手の感触はなく、襲ってきたのは突然の浮遊感と小ぶりな臀部に走る痛みだった。

「え?」
 尻餅をついた体勢で彩花が見たのは、黒い塵となっていくカメとその額に刺さった針だった。
「油断大敵、なの」
 背後からの声に振り向くと、大きめの道服を纏った、彩花よりもなお小柄な少女が立っていた。
 少女は彩花の横を通り過ぎ、カメに刺さっていた銀針を懐に入れる。
 地面に残っていた塵を踏みにじると溜め息を吐きながら、彩花にようやく顔を向ける。

「三人目の魔法少女にして、真のヒロイン参上……なの」
534 ◆Kp0ufkma.M :2008/01/21(月) 22:11:13 ID:6ov3S6df
投下終了です。


武器を考えるより魔法少女考える方が難しいです。
なんかすごい武器を持った魔法少女軍団とかなら楽なのに。

「ガッシ!ボカ!×12」
魔法少女達はレイプされた。
535名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14:13:12 ID:B7du0PsR
>当たらなければどうということもないカメ
まさに前代未聞の笑激(ほめ言葉)……自分の見聞が狭いだけか。
536名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 09:00:22 ID:D48p1lkk
「戦いの中で、戦いを忘れたカメ。」と言う台詞も出てくるカメか?
続きを頼むカメ。
537名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:32:04 ID:uqHoIuhr
エロパロ板 過去ログ倉庫
http://ninjax.dreamhosters.com/ascii2d/
538名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 21:31:01 ID:YPSoU7Oa
エロなし作品書いてるものです投下いたします例によってNGワードはエロなし作品でお願いします
539エロなし作品1/4:2008/01/25(金) 21:36:01 ID:YPSoU7Oa
部活動に所属していない葵は補習や委員会が無い限り放課後はまっすぐ
帰宅することが多い。近頃は金欠気味なのでその傾向は拍車がかかっている。
今日は天気もよく、駅のホームに人影はまばらで電車の席に座ることが出来そう
だと思うと葵は少しうれしくなった。
電車はあとどのくらいで来るだろうか、そう思い駅の時計に眼を向けようと
したそのときである。
奇妙な感覚が少女を襲った。強いて言うなら帯電した下敷きに産毛を
引張られる感触と電源を切ったテレビのある部屋で聞こえる耳鳴りを
たして二で割ったようなものだろうか。
この事態に戸惑った葵は剣に助言を求めることにした。
独自に感覚を持ち葵の感覚を共有できる剣に照合してもらえば感覚の原因が
何なのかわかるかもしれないと思ったのだ。だが芳しい結果は得られなかった。
(私の探知範囲にそれらしいものは無いな、感覚の示す方向に行ってみろ)
そんなことをいわれても知識の無い人間が魚群探知機やレントゲン写真を
見るようなものだから正直困ってしまう。風の方向を探るときに指先を舐めて
唾をつけるといったようなコツがわかれば楽なのだが……。
そこまで考えて、ふと目を閉じたらよりこの感覚に集中できるのではないだろうかと
思い至った。鼻が詰まると味覚がおかしくなるように逆効果となる可能性もあったが
他に妙案も浮かばない以上試してみるほかないだろう。
むう、と目を硬く閉じ眉根を寄せつつ神経を集中させてみたがどうも漠然として
方向を知る為の取っ掛りがつかめない。
「む、む、む」
諦めきれずさらに集中しようと試みる。ところがそれは外部からの要因で中断を
余儀なくされた。
「大丈夫ですか、どこか悪いところでも?」
「……は?」
健康極まりないくらいで悪いところなど無いのに何を言っているのだろう?
そんなことを思った葵はいまさらながらに自分が頭を手で抑えて
顔を伏せていることに気がついた。集中していて気がつかなかったようである。
なるほど、駅のホームで誰かが突然前屈みで頭を押さえつつうんうん唸り始めたら
心配するかもしれない。
納得すると同時に見る見るうちに自分の顔が紅潮するのがわかった。
頭に血が上る音が聞こえないのが不思議なぐらいである。
「あっ、その、はい大丈夫です! えっと心配していただいて申し訳ありません」
いたたまれなくなった葵は何度も頭を下げつつ脱兎の如く逃げ出した。
葵は駅を飛び出し、人気の無い場所を探そうとして周りを見回したところで
先ほどの奇妙な感覚がどちらから来るかが判ることに気づく。
今後の為にも何でそうなったのか考えたほうがいいだろうか。
駅で声をかけられる前は確かわからなかったはずである。
そして声をかけられてからは緊張とパニックで逃げ出してここにいたるわけで。
こうしてみると心当たりが無いが強いて言うなら緊張したせいだろうか? 
生物の授業で緊張状態にあると交感神経が活発化するとか言うのを聴いた記憶が
あるから緊張すると鋭敏になる感覚があってもたぶんおかしく無い……はず。
仮説はできたが立証する為の実験を行う気にはなれなかったので葵は感覚の正体を
確認しようと走り出した。
540エロなし作品2/4:2008/01/25(金) 21:37:48 ID:YPSoU7Oa
どれ位経っただろうか、剣が歓喜の声を上げた。怪物を発見したのだ。
そして剣が怪物のいる方角として示したところは葵の感覚が示す方向と一致していた。
そのことを理解した瞬間葵の足が止まる。首を押さえつけられたかのように
息苦しく、飲み込んだ唾は硬かった。そして胃は鉛を呑んだかのように重く、
思わず手でそのあたりを押さえた。以前見た怪物に殺された人の顔が脳裏に浮かぶ。
また誰かが死んでいたらどうしよう。そう思うと恐ろしくてたまらない。
怖い。行きたくない。
なぜ自分が行かなくてはならないのだ。そもそも怪物が自分の周囲だけ発生するはずが
無いじゃないか。きっと公的機関か専門業者が駆除してるはず。素人の自分より
プロに任せた方がいいに決まってる。そんなことまで考えた。
無論怪物との戦いを忌避するのは剣との――無理やり結ばされた――契約違反である。
当然違約を怒った剣は耐え難い苦痛を持って戦いを強いるだろう。
だが、有得べからざることに剣は沈黙を保っていた。
葵は困惑する。なぜ、なぜ何もいってくれないの? ただ一言「戦え」そう命じてくれる
だけでも私は……。
そこまで考えて葵はぎょっとした。なぜ命じられるだけで戦える?
そもそも何故私は自分が殺されることより他人がすでに殺されていることを恐れるのか?
葵は気づいた。己の恐れていたもの、それは自分の心が傷つくことだと。
行きたくなかったのは犠牲者が――行かなかったら行かなかったで悩むだろうが――
自分の対応の拙さのせいで死んでしまったと思いたくないから。
剣に言われれば戦えるのは自分の心の中で剣に責任を肩代わりさせるから。
今怪物に襲われている人がいるかもしれないのに自分はしばらく悩む程度の
ことを恐れて逃げようとしている。最低だ、私は。知らず涙が溢れだした。
自分自身がたまらなく厭わしくて消えてしまいたかった。
(自分が嫌なら、変われば良いではないか)
「え?」
普段の物騒な発言とはまるで異なる物言いに戸惑う葵をよそに剣は言葉を続ける。
(お前は以前はなかった怪物を探知する感覚に目覚めた。それはおそらく
先の戦いでもっと早く怪物を見つければ犠牲者を救えたのではという後悔のためだ。
強い意志があればお前は変わることが出来る)
「本当に?」
(ああ自分を信じろ)
いささか都合のよすぎる言葉かもしれない。だがそれでも葵は信じた。
腕で涙をぬぐうとナイフ状に擬態した剣を鞘から抜き放った。
どす黒く禍々しい霧状の魔力が少女の肢体を這うように包み込む。
霧状の魔力が晴れたときナイフの形をとっていた剣は磨き上げられた黒曜石のような
刀身の長剣に、少女の衣服は漆黒の装束となっていた。
決意も新たに走り出す葵。その手に握られた剣にもしも表情があったなら
うっすらと笑みを浮かべていたかもしれない。
実際のところ葵が怪物と戦い得る異能を持つことなど誰も知らないのだから
戦いから逃げても咎めるのは剣だけだ。
なのに彼女は罪悪感を覚えた。自分を脅迫する相手に罪悪感を覚える者などいるはずもない。
つまり彼女の中で怪物と戦うことは剣に強いられて嫌々やっていることではなく、
剣に強いられなくてもやらなくてはいけないことだと考えられているのだ。
剣にとっても自分を振るう人間に怪物と戦う理由があったほうが都合がいい。
苦痛という鞭だけでは死への恐怖が苦痛への恐怖を上回った時点で戦いに
駆り立てることが不可能になってしまうからだ。そして逃げたら殺すという
類の脅しは葵の代わりがいない現状では出来の悪いはったりでしかない。
……無論そんな剣の思考は葵に伝わることはなかった。
541エロなし作品3/4:2008/01/25(金) 21:40:40 ID:YPSoU7Oa
さて、剣がどうしたら葵が自分から望んで戦いに赴くようになるかを思案する間にも
葵の足は動いていたのでついに怪物を視認するに至った。
「これは……ナマズ?」
その外見はナマズにひれの代わりに四肢を生やしたようなもので、いささかこっけいと
取れなくも無いものであったが、その巨体は粘液に覆われた表皮とあいまって
嫌悪感をそそった。
血臭はしない、もちろんそれのみを持って犠牲者の有無を即断することは出来ないが、
このことが葵の精神に僅かなりとも余裕をもたらしたのは確かであった。
外見から判断すると噛み付いたり尻尾で叩いたりしてくるのだろう。
どちらが与し易いだろうかと思いつつ徐々に接近する葵の視界に細長いものが閃く。
とっさに飛びのいた葵が立っていた地点にぶつかり火花が散った。
怪物が髭を伸ばしてなぎ払ってきたのだ。火花が出たところを見ると
ナマズみたいな外見――足があるからサンショウウオの可能性もあるが――だけに
高圧電流でも流れているのだろうか。
どうにかしてあの髭をかいくぐって剣の間合いに持ち込まなくては勝負にならない。
(私の刀身と今のお前の衣服には魔力による絶縁処理が施されているから髭を切り払っても
感電する心配はない)
という剣の言葉をうけて葵は目を輝かせながら
(え、それじゃあ今の衣服で全身を覆うことってできるの?)
と全身を覆って安全に接近できるか尋ねてみたのだが、
(面積あたりの魔力密度が低下するから防御力は著しく低下する。推奨できない)
とすげなく断られてしまった。葵の趣味からすると今の服装が露出が多いので
布地を増やして欲しいのだがそんな理由があるのではそちらの要望も
期待は出来そうに無い。
辺りを見回したがそれなりの大きさのビニールなど盾に出来そうなものは見つからない。
なおも探すと近くにガラス瓶が落ちていたので何かの役に立つかもと拾い上げた。
今のところ周囲に人影は無いが、誰かが通りかかって巻き込まれたらと思うと
気が逸ってじっくり作戦を練ることが出来ない。
ええい、ままよといわんばかりにガラス瓶を投げつけすぐさま走り出す。
瓶は髭で叩き落されたが、僅かな時間の余裕が生まれる。
あわてたように振るわれる髭を姿勢を低くしてくぐりぬけ、噛みつきを警戒して
側頭部に回り込むと剣を振り上げ……振り下ろせなかった。
完全に無防備と思われていた怪物の首から何かが噴き出す。葵はとっさにかわしきれずに
浴びてしまった。その瞬間強烈な刺激が襲い掛かり、強化されたはずの葵の粘膜は
即時降伏し、涙と咳が止まらなくなる。かなりの劇物のようだ。
542エロなし作品4/4:2008/01/25(金) 21:43:39 ID:YPSoU7Oa
これでは攻撃どころではなく、怪物の反撃を警戒して必死で距離をとる。
直後に振るわれた怪物の尾による風圧が葵の髪をなびかせた。
さらに間髪をいれず怪物の髭が葵に襲い掛かった。剣が警告の声を上げるが
視界の利かない葵にそれを避けるすべはなく、首筋に髭が絡みつく。
「うあぁぁぁ!」
全身に強烈な電流を流され悲鳴をあげる葵。手足が言うことを聞かず手は
固く握り締めたはずの剣を取り落とし、足は己が体重を支えることも出来ず倒れ伏す。
なおも流れる電流に全身が波打つように痙攣する。
その際に耳が地面に押付けられたのは偶然で、その一瞬で聴覚が近づいてくる誰かの
足音を拾ったのもまた偶然だった。二つの偶然の重なりは奇跡だったかもしれない。
己と他者の死への恐怖が相乗効果で高まり動かぬ筋肉を叱咤する。
すでに目に浴びた毒は涙で洗い流されていた。
剣を拾い上げつつ一閃し、髭を切り落とす。そして電流からの開放に満足せずに
怪物に突進する。
一方の怪物もまったくひるむことなく小癪な獲物に外見からは想像できぬ瞬発力で
襲い掛かる。
だが、過剰なまでのアドレナリンで瞳孔が散大した葵の目はそれを完全に捉えていた。
跳ね上がった葵の右足が怪物の下顎を蹴り上げ、怪物の無防備な喉元を露にする。
次の瞬間葵の剣が怪物の首を深々と貫き、どうと倒れ伏した怪物はやがて動かなくなった。
怪物が絶命したのを確認し、葵は息をつきしゃがみこんだ。
どうも首周りに違和感を感じてなんと無しに手をやり、あわてて引っ込める。
どうも酷い火ぶくれになっていたようだ。どうやって周囲の人にごまかしたものだろう。
頭を悩ませつつも怪物に突き立ったままの剣を引き抜いた。
柄頭まで血を浴びて心地よさそうにしている。
葵はヒーロー願望があって今の自分から変わりたいと思っているが、
こんな血に飢えた武器の持ち主としてふさわしい存在になるよりは今のままのほうが
いいかなとも思う。
足音がいよいよ間近に迫ってきたようだ。普通に考えて路地で剣を持った
返り血まみれの人間に遭遇するのは恐怖体験以外の何物でもないだろうから
身を隠さなくてはいけない。葵は急いでその場を離れた。
543名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 21:45:46 ID:YPSoU7Oa
エロなし作品投下終了しました。
もっとかっこよくいやボーンが書きたい。
544名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 23:05:11 ID:BZcPL0/L
GJ! この作品好き。どっかでまとめてないですか?
545名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 13:16:36 ID:9biz6/dj
>>543
書き続けるしかないよな…。
あとは心の中にある描写はまずは残らず文章にしてみるとかしてから
読み返して余計な冗長な部分を削る
これを習慣にするとスピードが上がり最初から必要な文章だけを作れるようになる




かも
546名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 17:18:15 ID:axVDseHM
前スレURLをアーカイブに突っ込めば一応見られた
547ふたりはリリカル ―Mix Heart―:2008/01/27(日) 02:36:21 ID:/T9iTHIb
「いくでにゃき」
「合点承知之輔」
田室と太西が肘を組み合わせると校舎裏が眩しく輝いた。花壇の花が風圧で吹き飛んでいく。
「ふたりはリリカル!大きく、なあーれ」
大きな円を腕で描き、顎を反らして空を見た。
肘をピンと伸ばして、爪先立ちで何かを待つ。すると雲が割れ、螺旋を描いて
光が降りて来る。二人を直撃した。
「大変!あの二人もしかして死んだ?」
木陰から覗くキジちゃんが口に指を入れて息を飲む。

「ふ…ごもももごもご…ももごも…」
「にゃきにゃき…にゃきにゃきにゃ…」
全身の体毛を逆立てて野獣のように激しく痙攣する二人。
「ちょっと、あんたたち、だいじょ……」
たまらずキジちゃんが前へ踊り出た。
「ぶ?」
はーあーぁーあーん―
どこからともなく聞こえる女性の奏でる甘いコーラス…

―リリカル(カル)、汝らに契約の証である大いなる力(力)、
  それを活用する慈愛の器を授ける(ける)―

全裸になったまま木曽駒のように回る二人。
「なんで?なんなの、あんたたち浮いてい…」
「きゃ!」
キジちゃんの視界が一瞬にして無くなる。視力が戻ると光に包まれた二人が正面にいた。
背中から雛鳥のように短い羽をピコピコ動かし、空中を泳ぎ、手には小さな弓と矢を持つ。
「あ、あんたたち、かなり…、キモいんですけど…」
顔体型が変わってないのに格好だけが天使のよう。見てくれだけで言えばかなりイタイ。
「しかも、なんか小さくなってるし…」
羽音だけを立て、浮遊を続ける長髪メガネの田室と脂肪過多な太西。
黙って弓の矢を引き始める。
鏃を凝視すると呪文のようなものが印された小さな魔法陣が幾層にも重なり出来ていた。
「ちょっとお、なにノーリアクションきめてんのよ、何か言いなさい」
無視される事が大嫌いなキジちゃんが手を振り上げた。すると―

― 喜島菜穂子 マタワ キジチャン、オ前ニ命ズル―

―イキロ!― キロキロ…ロォロォ…

二人の目が赤い光を放ち、弓がしなった。
「きゃああああ」


「グルムムム?」
隻眼の巨人が生徒を襲うのを突然止めた。
誰もいない後方をじっと見つめる。
「あ、あれは!」
校舎の上を誰かが指差す。巨人も反応した。女の子たちは頬を赤らめて互いを見る。
「きゃああ、きたわあ」
「いやあん、やっぱり可愛い」
「グルムム…」
そこにはツインテールに結ぶ大きなリボンを頭に載せ、白の法衣を身につける少女が
立っていた。
左手には背丈程ある長い王紋杖。豪奢な柄の中央部分には赤い玉石がキラリと輝く。
「おまたせしましたですぅ。魔法少女リリカ様がきましたからには…、」

「もおぅ、みんな安全!ですですぅ」
欄干に片足を乗せて微笑む。
548名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 09:26:40 ID:imtdPYB7
>>547
うおいっwww!話跳んでね?
前回と繋がってねーよwww

間違いなんだよな?ちゃんと間もあるんだよな?

俺密かにアンタの投下楽しみなんで頼むよorz
549名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:31:49 ID:0wHSK/kV
ここのスレ見てると、辱リたくなるから困る
俺も新しいの書きたいんだが、自分の下手な文章見るたびに萎える
だれか俺に才能をどっかのロダにうpしてくれ
550名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:18:09 ID:IGbpS3Cq
>>549
ほとばしる性欲を文章に叩きつけるんだ!!!!!
551名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:57:49 ID:FVOaBGhm
ここに書き込むかどうかは別にして自分の納得がいくまで書いてみたら? と言ってみる。
552名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:19:24 ID:Bsj0zoNP
才能は、才能って言葉に逃げるのを止めたヤツにしか宿らないよ
553名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 01:09:22 ID:dQGY1IIS
書きたいと思ったら実行してみる。
書いていくうちにレベルは上がっていく。
1年も書いて自分の最初の頃に書いていたのを見て赤面するとかが楽しいじゃないかw
自分もそうだった。
554名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 19:32:06 ID:HnIOCt02
今朝寝ぼけ眼で特撮によく出るヒーローの協力者(大抵警官か新聞記者なきがする)
と魔法少女のやり取り妄想してたらなぜか頼れる兄貴分に懐く少女と、
知り合いに見られたら社会的に抹殺されるとガクブルする青年という方向に。
だんだん協力者の行動が電車男(つかvip?)なって行ったあたり半分寝てたのかも試練。
と電波発信しつつ保守
555名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:55:27 ID:EKxgOEQZ
sage
556名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:59:45 ID:EKxgOEQZ
とある耐久マラソン大会で11時間走ったりした某文豪は「物書きは第一に才能と卓越した集中力を要する肉体労働である」って言ってた。
557名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 23:12:58 ID:3aQCDZWe
文豪はおろか、プロの物書きになるほどの才能がここで必要とは思えんけどな
集中力はそれなりに要るだろうけどね
558名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 00:27:05 ID:mUTx7FnT
魔法使っちゃダメ
559名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 01:46:37 ID:PQLsUUgu
物書きをあきらめた俺がきましたよ。
560名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 03:23:52 ID:bYWeWorS
あきらめちゃだめだ!w
561名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 11:40:50 ID:igpvoqAK
 物書きどころか人生すら諦めかけてる俺も通りますよ。
 一括投下を目標にシコシコ書き始めたけど、どうも肝心のエロを挟む隙間がないという我が不甲斐なさ。
 やっぱ投下1回につき1エロは必須ですよね?
562名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 13:48:03 ID:jY2ReJED
誘い受けっぽい質問だなあ
構成上無理なら、別に毎回入れなくてもいいんじゃね〜の〜(投げやり)
563名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 14:54:11 ID:5q0xqsWu
パラサイトシングル一直線でもここは毎日覗く自分が通りますよ。
某所でバレンタインエロは多そうだけど節分エロは少ない云々という書き込みをみて、
鬼系モンスターに敗れ下の口に股間の恵方まきを無理やり咥えさせられる魔法少女が浮かぶ俺キモス。
564名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 18:47:56 ID:c1a3Ijwo
面白いけど、さすがに、あと数時間でそれをあげるのは無理だなw
565名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 23:34:30 ID:Czvkt0P4
>>563
発想はいいな。それ。
ただ、食い物つっこんでいるのを見るとどうしても飯を粗末にするなと思っちまうんだよなあ。
566名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 01:49:09 ID:7yyYDQCC
>>565
微妙に違うぞ。>>563を読み直してみるといい
いや、ほんとどうでもいいことだけどw
567誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:12:10 ID:L5tC+IWu
>>562
自分のいかにもな誘い受けレス、書き終わってから猛烈に後悔してました。
不快にさせてごめんなさい。
で、昨日に間に合いませんでしたが、>>563のネタで一本書いてみました。
「下の口」の「下の」の部分を見落としてしまっていたので「上の口」になってしまいましたけど。
では、投下します。
568誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:16:52 ID:L5tC+IWu
(1)
赤く巨大な異形の影が、放課後の校庭を徘徊している。
大いに逃げ惑う生徒たちの様子を楽しむように、それは右手の金棒を振り回し、壊れたオルゴールの如く言葉を繰り返す。
「わるいこは…いない?わるいこは…いないあ?わるいこは…」
一方その頃、混乱の渦中にある校庭を、教室の窓から見下ろすセーラー服の少女が一人。
「今日は何月何日だっけ…どうでもいいよね…どうせ楽しいことなんか無いんだし…。」
ふう…とアンニュイなため息の後、彼女は右肩に乗った細長いボロきれ(のようなぬいぐるみ)に問う。
「…ティオ、真っ正面から行くね?」
「それがベストだな、可憐。これが11日後なら、話は少し違ってくるが。」
そのぬいぐるみの声色はマギー某のフェレットを彷彿とさせる見た目とは違い、鼻持ちならぬ雰囲気が滲み出ていた。
細かい経緯は割愛するが、彼女らは故あってコンビを組み、とある組織の一員として活動している。
ふたりの標的たる怪物たちの発生条件の一つは、浮き足立つ世間の温度というやつ。
成人式で呑んで暴れる若者の拡大版とでも言うべきか、とにかくカレンダーに赤丸が印されるその日、必ず何処かに怪物は現れるという。
本日の日付は2月3日。
この日に命を賭ける人間はそうそういないため、現れるバケモノもそこそこ止まり。
だが、バレンタインやクリスマスという(性的な意味で)聖なる夜に出現するタイプはとにかくヤバい強さだと専らの噂だった。
「さて、と。」
可憐は窓から身を乗り出し、どっこいしょとばかりに飛び降りる。
その高さは地上三階。
運が悪ければ死ねる高さだ。
「準備はいい?」
「応よ!」
可憐の言葉に答えたティオの身体から光が放たれ、ふたりを包み込む。
そしてその光の中では、少女に力を付与する宗教じみた儀式が執り行われていた。
569誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:19:37 ID:L5tC+IWu
(2)
すでに男子生徒8人を撲り倒した怪物の狙いは、一人の女子生徒に定められていた。
「いや…いやぁ…!」
壁際に追い詰められた女子生徒は力無くへたりこみ、小刻みに震えている。
その時、短いスカートの中身が丸見えだったが、それを気にする余裕もないようだ。
「わるいこには…。」
怪物の金棒が振り上げられた瞬間、女子生徒は「ひっ…。」と悲鳴を上げた。
そのまま叩き下ろそうと怪物の肩が動いたその時…「待ちなさい!」と、凛とした少女の声が冴え渡る。
「そこまでよ、怪物!おとなしく私の毒牙にかかる事ね!」
「…可憐、それは奴(やっこ)さんの台詞だと思うぜ?」
振り返った怪物が見たものは、見るからに強気そうな少女の姿。
そして彼女が着ているその衣装は、上から下までメイドインコスパな異彩を放っていた。
端的に特徴を羅列するなら、青を基調とした色合い、ギリギリな丈のミニスカート、ローブ状のジャケット、膝までのブーツ。
そして肩には、やはりボロきれにしか見えないぬいぐるみが乗っている。
「わるいこ?おまえ、わるいこ?」
怪物の興味の対象は、完全に可憐の方へと向いたらしい。
可憐の目配せに促され、女子生徒はその隙に駆け出していく。
そうしてこの場に残ったのは、少女と怪物だけとなった。
570誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:24:53 ID:L5tC+IWu
(3/1)
可憐は値踏みをするように、怪物の形を観察する。
全長は約四メートル。
体格はアメコミに出てくるような、逆三角形のアスリート型。
皮膚は暗い赤色であり、彫刻のような顔面の上には二本の角。
やたらと盛り上がった股間を覆うパンツは虎縞であり、それが一部のお兄マンズが大好きな…いわゆる「縞パン」というものだろうか。
頭の頂上から足の先端まで、怪物の佇まい非の打ちようが無い程の「赤鬼」っぷりだった。
「わるいこ…とって、くう…!」
咆哮を上げて地面を蹴った赤鬼は、見た目からは想像できない素早さで可憐に飛びかかる。
「ティオ!」
「わーってるよ!」
少女の肩から飛び降りたティオはギゴガゴと音を立て、やがて少女には不釣り合いなまでに巨大な剣へと形を変えた。
振り降ろされた金棒を刀身で受け止める可憐。
「くっ…!」
彼女は思わず呻きを洩らし、バックステップで赤鬼との間合いを取った。
衝撃を受け止めた右手がビリビリする。
それは敵のパワーが段違いである証拠だ。
「見た目通りの馬鹿力、ね…。」
「どーする、可憐。遠距離戦に切り換えるか?」
「冗談!」
相棒の提案を両断し、可憐は刀身に力を込める。
「魔力を払えば、…多分…いける…はず!」
瞬間、炎を帯びた刀身を構え、彼女は気合いと共に踏み込んだ。
対峙した赤鬼は金棒を構え、防御に回る。
ぶつかり合う大剣と金棒。
最終的に競り勝ったのは…炎を纏った一太刀だった。
571誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:28:29 ID:L5tC+IWu
(3/2)
鬼の金棒は真っ二つに叩き折られ、可憐の刀身はそのまま赤鬼の胴体へと食い込む。
両断するには至らなかったが、十分に致命傷と言えるだろう。
獣じみた断末魔を上げ、ズズンと仰向けに倒れる赤鬼。
遅れて地に墜ちた金棒の切っ先が、地面へ深々と突き刺さる。
「…ほら、余裕だったでしょ?」
不敵に微笑み、刀身を引き抜く可憐。
傷口から溢れた血に触らないように、彼女は動きを止めた敵から離れる。
「さて…帰ろっか、ティオ。」
「だな。なー、可憐。」
「ん?」
「そろそろさぁ…俺を洗ってくんねーか?」
剣からいつもの姿へと戻った相棒に微笑みを返し、可憐は赤鬼から背を向ける。
活動を終えた敵の身体は、じきに溶けて消えるだろう。
だが…それはまだ、命を終えていなかった。
唐突に上体を起こした赤鬼は、口吻から複数の球体を吐き出す。
「可憐!」
「!?」
ティオの警告に気付いた可憐は身を翻し、それを躱そうとする。
が、それは途中で失速した結果、彼女の足下辺りにぽとりと墜ちた。
「不発?」
「らしいな…拍子抜けだ。」
赤鬼は立ち上がろうとしているが、やはりダメージが大きいのかその動きは緩慢だった。
しばらく待てば再生機能が働く筈とはいえ、そんな暇をくれてやるほど彼女らは甘くない。
可憐は赤鬼に止めを刺そうと、ティオに再び変型を命じようとした。
だが、その時…。
赤鬼の吐いた球体…いや、豆の蒔かれた地面の底から、無数の蔦が可憐へ迫る。
「…えっ!?」
やがて蔦は即興の十字架のようなものを形作り、少女を磔るように拘束した。
「わるいこには、わるいこには…。」
立ち上がった赤鬼は口角を上げ、冷酷な笑いを浮かべている。
「おしおきが、ひつようだあ…。」
その胸部にあった傷口は既に塞がっており、それはすなわち赤鬼の完全な復活を意味していた。
572誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:33:38 ID:L5tC+IWu
(4/1)
「可憐、どーにかして抜けらんねーのかよ?」
拘束から抜けようと身を捩る少女の肩で問い掛けるティオ。
「ダメっぽい…かな。この蔦、意外と丈夫みたいだし、それに…」
「それに?」
「なんだか…力が抜けてるみたい…。」
相棒の声に応えながらも、可憐の表情からは意思の強さが消えつつあった。
肉眼では捉えられないが、蔦の表面は微細な棘に覆われている。
あるものは可憐の肌から直接、またあるものは服の繊維の隙間を縫って、彼女から力を吸い取っている。
「それはわるいこのようぶんをすって、げんきになるんだあ…。」
囚われた可憐の眼前にまで迫った赤鬼は、彼女が衰弱していく様を観察するように眺めている。
「げんきになったら、ほら、もっとうごいていいんだよお…。」
その声を待っていたとばかりに、可憐の手足に絡み付いていた蔦が彼女の胴体目指して這い登り始める。
拘束する時とは違い、今回はまるで可憐の柔肌の感触を愉しむような動きだった。
ミニスカートからすらりと伸びる少女の脚。
瑞々しい太ももの内側を蔦に擦られる度、可憐は零れそうになる吐息を必死に飲み込んだ。
その間にも上半身を目指す蔦は袖口から侵入を果たし、彼女の双乳を直接締め付ける。
「つっ…!」
ブラの上から膨らみの薄い胸を絞られる痛みに、可憐は思わず声を上げた。
573誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:38:11 ID:L5tC+IWu
(4/2)
「いたいおしおきがいいの?それとも…きもちいいほうがすきなの?」
新たに一本の蔦が少女の背後より垂らされ、彼女の両足の間を通る。
それはそのまま可憐の股間を擦るように引っ張られ、ミニスカートがその拍子に捲れ上がる。
外気に晒された少女の下着の色は白。
その奥に秘められた可憐の縦筋には、おぞましい蔦が食い込んでいる。
やがてそれは不規則なリズムで、乙女の秘部の間を前後し始めた。
「…は…ぁんッ……!」
断続的に押し寄せる波の中、特に敏感な一部分を擦られる度に吐息を洩らす可憐。
倒すべき敵の眼に下着を晒される屈辱と、そこに秘められた部分に触れられる恥辱とが織り交ざる感覚が、可憐をさらに火照らせる。
(やだ…このままじゃ…)
下腹部の奥がキュンと疼くような感覚に、可憐はもじもじと内腿を擦り合わせる。
(…このままじゃ…来ちゃう…)
だんだんと強まる疼きの果てに、何かが零れるような音を彼女は聞いた。
(…来ちゃう…だめ…!)
やがて、蔦が蠢く可憐の秘部…白いショーツのクロッチに、透明な染みが拡がっていく。
「そう、きもちいいほうが、すきなんだあ…。」
その言葉は、少女に欲情の証を零させた赤鬼の勝利宣言なのだろうか。
赤鬼は蔦に合図を送り、可憐の戒めを解いた。
支えを失った少女の身体は仰向けに倒れ込む。
「はあ…はあ…はあ…」
蔦に揉みほぐされたために先端が勃起した胸と、溢れ続ける愛液で内腿やスカートを汚す性器。
今や彼女の思考は完全に麻痺し、ティオとのリンクも完全に途切れていた。
574誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:42:33 ID:L5tC+IWu
(4/3)
「きみばっかりきもちよくって…ずるいなあ…」
可憐の髪を掴み、そのまま彼女を引き起こした赤鬼は、潤んだ少女の眼前で自らの股間を露にする。
蔦の触手に弄ばれる魔法少女の痴態を眺めていたからか、赤鬼の性器は腹部に接触しそうなほどにそそり立っていた。
今の可憐は膝立ちがやっとの状態だったが、赤鬼が目的を晴らすにはそれで充分だ。
「なんなんとうは、こっちい」
ゆっくりと近付けられる醜悪なものの先端からは粘液が先走り、魚が腐ったような臭いを撒き散らしている。
「んッ…!」
やがてその先端は少女の唇の間を割り入り、少女の口腔へと潜り始めた。
口から鼻へと通り抜ける若草の臭いの不快さ、顎が外れる程に太い男根を咥える苦しさに、顔を背けようとする可憐。
だが、赤鬼の両手に掴まれた今の状態では、事が済むのをただ待つしか無い。
「ふぁ…う…あ…んッ…!」
赤鬼の腰が動く度、唾液がかき混ぜられる音と少女の苦しげな呻きとが交錯する。
そして…。
可憐の口内に打ち困れた汚杭のから、大量の精液が吐き出された。
怒涛の如く押し寄せるその液体を少女が飲み尽くせるはずも無い。
小さな口から溢れたスペルマが少女の青き衣装を汚し、使命を、戦意を、容赦無く押し流していく。
「ちょっとだけ…よかったかなあ…」
赤鬼は満足気な言葉と共に、可憐を解放した。
白濁の中に沈んだ魔法少女を見下ろしながら、細められる赤鬼の眼。
精液に濡れた衣装の下の裸体もまだ拝んでいない。
スカートの奥の秘所を蹂躙する楽しみも残っている。
「まだ…遊んであげるからねえ…。」
玩具がその役割から解放されるには、所有者に飽きられるか壊されるかのどちらかしかない。
そしてどちらが先に来るとしても…可憐の受難は、まだ終わらない。
(完)
575誘い受け@561:2008/02/04(月) 05:47:42 ID:L5tC+IWu
と、いう事で以上です。
無駄に長くてごめんなさい。
576名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 05:56:49 ID:7yyYDQCC
前スレでも議論になったことだけど、容姿の描写はあったほうがいいと思う
特にこの板では
577名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 08:24:53 ID:JwbprZLM
自分の妄想を誰かが形にしてくれるって嬉しいものだなあと思いつつGJ!
書いてくれてありがとう。
578名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 08:43:03 ID:sFqSbdkn
>>575
GJ!
これくらいの短編なら、細かい容姿の説明までは俺的にはいらないかな
まあ変身ものなんで流石にコスチュームの描写はあった方が良いが、そこはクリアしてたし満足
あとエロも十分入ってたしバッドエンド風味も俺好みで良かった

もし良ければ季節のイベント毎の投下を期待させて貰いたいな
579名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 10:55:38 ID:dou5X3Bh
>>575
乙!続きも書いて欲しい、いたいおしおきが読みたいかもw
容姿の説明は次を書いてくれるならあったほうが良いかな?
580名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 16:34:35 ID:21LjZJsT
なくても一応大丈夫ってケースはあるかもしれないけど、基本的にないよりはあったほうが良いとは思うね>容姿の描写
581名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 12:31:33 ID:U15jHqJy
新作期待
582名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 12:45:53 ID:vJqvmsgT
ageる
583名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 19:17:37 ID:Fr33oA1y
>>582
ageてないよ
584名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 17:41:14 ID:y+DIrNZv
得体の知れないオーバーテクノロジーで武装した主人公チームという設定や、主人公たちを執拗に捕獲しようとする敵軍を見ていると、
某ソレスタルビーイングのパロで何かできそうに思えてきた。
585名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 21:30:37 ID:2ElNuOoW
>>584
魔法少女の敵側が主人公で悪の魔法少女を性的に制裁するとか?
586名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 01:44:34 ID:vFYk2UL5
制裁といえばこいつしか浮かばないwwww
          __、--..、、
       _<⌒ヽミヽ ヾ !'⌒≧_
        ,Z´r;=-‐- 、ヾ 〃′≦
      7,"/   __‐ 、`ー-'⌒ヾ.7
       ! l ー‐- 、ヽ._`ー'´, u !     r'⌒
       .l !!L、u __\  ̄ 〆"T   (  制
      l.r‐、ヽ 、‐。‐-、V/∠==、|    ) 裁
     ,' |.l´! | u`ミ≡7@ )゚=彡 !   (  っ
     /,' l.l_|⊥%ニニソ(@ *; )ー-*|    ) :
    ,/〃',ゝ|/>rーrーrゞr<二二フ  ∠、 !
  ∠ -:/ ト ヒ'土土土十┼┼ヲ;!     `ー-‐'´
 ̄:::l:::::::|、  !lヽ~U ~  __ ̄ ̄.ノl
::::::::l:::::::| \. ヽ.ll ヽ、 ___'/l/`iー-  今
::::::::l::::::::ト、. \ \. ll  ll  ll ll /:::::l:::::::  やる気なく「はあ……」と
:::::::::l::::::::| \ \ `ヽ、 ll ll/!:::::::!::::::  言ったおまえ………
::::::::::l::::::::|   \ \  /`ヽ'  |:::::::l::::::::  制裁……!
:::::::::::l::::::::|     \. `/  /   |:::::::l::::::::
587名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:27:20 ID:NqLbY4ma
新作を待ちつつネタ振り。
コスとセットの見せパンなのか、変身前と同じ生パンか…。
魔法少女のスカートの中、住人の皆はどっちが好み?
588名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 03:38:56 ID:dy7B+HPG
>>587
どっちでもおk
でもコスとセットで変身時に新しくなってるとしても見せパンとは限らないんだぜ?
589名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 04:01:24 ID:5S1yWCRy
断然生パンだな
何らかの事情でノーパンだったり恥ずかしい染みがついちゃったりしてても
変身によって新品が供給されるわけではないというのがいい
590名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 04:33:01 ID:dy7B+HPG
>>589
まぁ染みがついてるのは萌えるなw
女の子は体の構造上黄色い染みが付く事がままあるし
ノーパンもそれはそれで
591名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 18:38:56 ID:ee53sAo8
でも実際に見るとなんだかなあと思ってしまうけどな。
592名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 19:24:10 ID:NAYs6FBg
家族の洗濯物しまうときとか?
593名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:15:20 ID:/3pKLtTT
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
594名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 21:35:05 ID:idtzKEsh
そういえば変身ヒロイン物のエロゲでヒロインの男友達ってたいていプレイヤーにうざがられるよなあ……
とか言いつつ保守。
595名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 01:38:32 ID:kA5kBV42
>>594
女友達で後天的な理由でふたなり化して主人公の魔法少女とそのふたなり少女がいたしちゃうとかなら問題ない。
596名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 00:13:42 ID:pMQFzxHR
agehosyu
597名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 14:45:59 ID:d234+uxU
保守
598名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:27:02 ID:50FuonrO
ここで空気を読まずにアンケートをしてみる。敵組織に敗北した魔法少女の末路で好きなのはどれ?
1処刑 2怪物の母体(もしくは怪物に改造) 3洗脳or調教で悪の魔法少女に 4二次元エンド
599名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:34:52 ID:iV6AzXhA
魔力とか全部奪われて無力化され、日常生活での未来も奪われた上、放置されて解放

未来も奪われるってのは、凌辱されて正体を衆目に晒されて社会生活不能になったり
スポーツ万能だったのに後遺症で運動できなくなったり、憧れの人と恋仲になった直後に相手を殺されたりとか
魔物化された上、敵の組織にも入れてもらえず、人間社会からも迫害されるとか
そんな感じ
600名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:55:51 ID:SOnaft/G
絞りかすの魔力を研究するために、守ってきた人間社会の研究所とかに収容されて、モルモットにされるとか
601名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 22:09:53 ID:BTAfaNTq
お嬢育ちだったのが、財産や家なんかも法的に乗っ取られてるとか
602名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 00:48:29 ID:k6k4lGYX
>>598
4がよくわからない

基本的にどんなのでも大丈夫
603名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 01:03:56 ID:TlKMNte6
簡単に言うと、イヤボーンで逆転すること
二次元ドリームノベルスとかいうシリーズで、よくある展開らしい
604名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 01:16:58 ID:k6k4lGYX
>>603
それか
まぁ、逆転するならそれはそれで良いかも
605名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 02:01:07 ID:OTwXcSj/
逆転も別にいいとは思うが、後遺症の描写は欲しいかもなあ。
敵の子を妊娠するとか。
606名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 03:48:49 ID:piYfBF0O
3が地味に好きなのは俺だけですか。
陵辱物は救いが無いくらいが丁度いいね(外道
607名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 04:16:01 ID:gS+qErNU
>>606
同意します

基本的になんでもバッチ来いなんだがw
608名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 14:28:30 ID:I3Vdu/c5
3が好きな人
つ魔法戦士スイートナイツシリーズ
609名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 17:47:54 ID:4J0OQ4Qj
>598
処刑はちょっと苦手。それ以外なら大体バッチ来ーい。
610名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 20:33:39 ID:hSLB4iqy
肉体破壊とか改造とかは別属性に入っちゃうからな
それ無しで蹂躙だな
611名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 07:42:13 ID:Dy+y7lm0
基本的に選り好みはせず大抵のネタはおいしく頂くが、あえて贅沢を言わせてもらえるなら3かな

おぞましい調教で心が屈服しかけているけど、
何か(心残りな人とか、救助の希望とか)が最後の一線になってまだ堕ちない
で、そこにその一線を壊す何かを持ちかけて心を壊す……こんな感じ

洗脳or調教とは少し違うけど、似たようなシチュで好きなのは
魔法少女と対立組織が「どちらが悪とも言いがたい場合」かな
自分の方が正義だと思っていたが、相手側にも都合があると知って苦悩するとか凄いツボに来る
>>608で名前がでてる「魔法戦士スイートナイツ」の小説は結構いい感じだったが、
続編の2の終わり方がな……「戦いはこれからだ」じゃなくてきっちりとけりをつけてくれればマイベストになったんだが……
612名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 10:00:20 ID:0Wrraq4H
でも、洗脳調教は別スレがあるからなあ
いや、俺はどっちも専ブラで自動で開くようになってるんだけどw
613名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 16:09:36 ID:oqw+61tV
4で、敵との戦いの中で体験した性行為が忘れられずに、放課後に繁華街を徘徊して色々な男たちのおもちゃに。
614名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 20:59:15 ID:GA/NCdtC
エスカレイヤーでそんなのあったなぁ
615名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 21:04:04 ID:H9rk/jkp
淫乱売女になるんですね
616名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 01:29:12 ID:mdEkluP9
>>611

つまり敵は七英雄がいいということか(違う)
617名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 04:19:57 ID:pZW2bYk7
保守
618名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 19:18:27 ID:sofyxwdl
額から血を流し、目から光が失われた状態でぐったりと横たわる魔法少女+Gameoverの文字
という画像を仕事中の俺の脳に電波で送信してきた人、怒らないから手を上げてください。
619名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 21:41:08 ID:iUpufftp
>>618
ノ<ニョロ
620名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 02:05:15 ID:h2P8J98r
保守がてらに一つリハビリがてらに何か書こうと思うんだが、
リクもらえる? ないなら勝手に書くが・・・・・・
621名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 02:44:50 ID:wTQK8ZiZ
>>620
ケツ穴も尿道もまとめて弄り回されて
ついでに良い感じに肉体的にも痛めつけられるのが良いです。
折檻とかそんな感じの単語が好きです。
622名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 03:11:57 ID:h2P8J98r
>>621
薬品か触手物になるな。
まあ、がんばってみる。
623名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 03:27:10 ID:wTQK8ZiZ
>>622
これは嬉しいです。
待ってます
624名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 20:56:00 ID:1nQ07Vjt
>620
くっ…リク受けしてる職人さんがいたとは。
昨夜巡回しなかったのが悔やまれるが、とにかくふぁいとー
625名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:54:48 ID:bLuHkzzd
>>624
取りあえず妄想をブチ撒けてみるのも良いと思う。
626名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:59:04 ID:h2P8J98r
>>624
今書いているけど、自分の文章の劣化速度は凄まじいものがあるから期待しないほうがよさげ。
627名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 01:01:40 ID:AzDND6wU
正直、強気な女の子が嫌がりながらも感じてれば
それで何の文句もない
628名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 03:13:30 ID:AgGpIOJm
ここに来ないで、該当するスレへゴー
629286:2008/02/24(日) 14:03:29 ID:mJONq2ab
今第2話執筆中なんだが・・・どんどんラブラブ展開突き進んで3話まで陵辱が無い・・・
どんどんスレ違いになっていてここに投下していいのか迷ってるおwwwww
630名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 14:10:05 ID:xlkueaBA
俺なんか陵辱に程遠いシャドウゲイトみたいなノリになりつつあるよ……
631名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:17:13 ID:TY9G7t9f
ざんねん、わたしのしっぴつは、ここでおわってしまった!
632名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18:09:37 ID:NdoF9CDY
それを言ったらエロ無しでエロパロ板に投下してる自分の立場が
633名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18:11:45 ID:ERr2X6nQ
まぁ、魔法少女物なら陵辱とかエロ無しでも
634名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 22:33:17 ID:mjr82BQJ
上げ
635名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 23:12:13 ID:AD0zM3y/
>>629
そういうのが、最終的に凌辱になったら、すげえ盛り上がるだろうな
まあ、本当に最後まで凌辱なしだったら、他のスレの方がいいでしょ
636286:2008/02/26(火) 23:59:38 ID:+SrWU9zp
>>635
陵辱はあるけど・・・堕落エンドにはしない。
それだけは前もって理解しててくれお

というわけでもうちょっとがんばってみるわ。

(一応、好評なら2部・・・3部も・・・)
637名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 00:18:13 ID:729UZCAn
>>636
課程に陵辱が入ってれば幸せです。
638名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 00:22:55 ID:Nk7nArhk
>>636
おおっ!素直に頑張ってくれと言いたい
639外伝 ◆9QlRx9nooI :2008/02/28(木) 20:56:40 ID:lDnJ7Dlz
 ナイトメアドリーム−プロローグ−

 この街には二人の魔法少女がいる。
 一人は、
「ナイトメア☆リリム、ただいま参上〜」
 今、公園の滑り台の上に立って、高らかに胸を張っている少女。小柄な割には豊かな胸をしている。
 黒いタイトなワンピースに、風になびくピンクの髪のツインテール。
背中には小さな蝙蝠のような黒い羽根が生え、ニッと笑う口には小さく牙が生えていた。
 いわゆる悪の魔法少女である。

 僕−千巻 大和(せんかん やまと)−と妹は、学校からの帰り道の公園でその悪の魔法少女リリムが人々を襲っている場面に遭遇した。
ちなみに僕は高校一年で妹は小学六年生。妹のありさは、栗色のショートヘアの活発な女の子。
兄の自分が言うのもなんだが可愛い。
「そーれ、やっちゃいなさい!」
 リリムが手をかざすと、地面からにょろにょろと触手が生えてくる。
「きゃー!」「おかーさーん!」
 大型犬なみの大きさの触手は群れとなって、公園で遊んでいる小さな子供やそのお母さんたちを襲い始めた。
 にゅるにゅるとした触手が幼い女の子に巻きつき、服を破き、股間や胸にまとわりついていく。
うわっ、ほとんど幼稚園児じゃないか。あんな幼い女の子を襲うなんてまさに外道。
まさに悪の魔法少女。
「やだー! やだぁ!」
 まだ幼稚園児ぐらいの女の子だろうか。ビリビリに破かれた胸に触手がまとわり、小さなピンクの乳首に吸い付いている。
「やめて! お願いだからやめてください! ……いやぁ!」
 母親が必死に呼びかけるが触手が聞くはずもない。その若い母親もスカートを破かれ、パンツの中に触手の先端が潜り込んでいた。
「よーし。幼稚園児陵辱計画ははじまったばかりよ」
 滑り台の上から犯される幼稚園児と母親を見ながら、リリムが目を輝かせていた。
 うーん、これはどうしたものか。
 あっ、触手がこっちにも来た。
「逃げるぞ!」
 僕は妹の手を引こうとして−
 ありさがどこにもいないのに気付いた。
「あ、ありさ!?」
 慌てて周囲を見回す。まさかあの触手に!? いや居ない。まだ幼稚園児や母親が襲われてるだけで、ありさの姿はなかった。
と、不意に視界が暗くなる。飛び上がった触手が僕に襲い掛かろうとしていた。 妹に気を取られ、触手をすっかり失念していた。
 しまった!
 瞬間、光が触手を包み、僕に襲いかかろうとしていた触手がジュッと蒸発する。
「えっ?」
 見上げて僕は見た。公園のジャングルジムに立つもう一人の魔法少女を。
 両側にハートマークの付いたバトンをくるくる回し、少女は名乗る。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよ〜」
 栗色の髪の長いツインテール。緑色のミニスカートに、小さな胸を包む赤い布。へそと肩は剥き出しで、白い肌を大胆に露出していた。
 そう。彼女は正義の魔法少女。
640ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 20:57:35 ID:lDnJ7Dlz
「そーれ。マジカル☆シュート」
 アリサが魔法のバトンをくるくる回すと、先端のハートから同じくハート型の光が飛び出し、
触手に当たるとジュッと蒸発させた。同時に襲われていた人に当たると、破かれた服が戻っていく。
 悪の魔物は倒し、同時に人々も救う。まさに正義の魔法。正義の魔法少女。
「きたわねアリサ!」
 滑り台の上からリリムがびしっと指を突きつける。これまで何度も戦ってきた間柄らしい。
といっても僕が見るのは初めて。これまで都市伝説で聞いたことはあるが、
生で見るのは初めてなのだ。
「リリム! 小さい女の子まで襲うなんて……!」
 ジャングルジムの上からバトンを突きつけるアリサ。
 公園で対峙する善と悪、二人の魔法少女。共通するのは長いツインテール、
そして可愛い容姿。
 そう。二人ともとても可愛い。特にアリサは妹のありさにそっくりだった。
ありさのショートヘアにツインテールをくっつけて、同じ衣装を着せればマジカル☆アリサに瓜二つだろう。
 ああ、そういえばありさはどこ行ったんだろう。
「いっくよ〜」
 手下の触手を全滅させられ、まずリリムが仕掛けた。背中の小さな羽根がばたばた羽ばたくと宙に舞い、上空から手をかざす。
「電撃!」
 バリッ!
 一瞬空を白い閃光が包み、僕は咄嗟に顔を覆った。
「きゃー!」
 悲鳴に目を開けると、アリサの体からぶしゅーと黒い煙が上がっている。
「それそれ。いくよ〜」
 調子に乗って電撃を連射するリリム。さっきよりも威力は小さいが連射されているので次々来る。
「くっ」
 ジャングルジムの上で可愛い顔を苦痛に歪め、歯を食いしばってアリサはバトンをかざす。
赤い光がバトンを包んで円形となる。赤い光の盾。それが電撃を防ぐ。
だが何発かの電撃はその赤い光をも貫き、アリサを撃った。
「きゃー!」
 電撃に撃たれるたびに痺れ、悲鳴を上げるアリサ。妹と同じ顔が苦痛に歪むのを見て、
僕は胸を痛めた。同時に股間が熱くなる。
 おかしい。
 ひたすら電撃を受け、耐えるアリサ。なんでかわそうとしない?
 疑問はすぐに解消した。ジャングルジムの下、小さな女の子が座り込んで泣いている。
「えーん。えーん」
 触手の襲撃で母親とはぐれたのだろう。怪我はないようだが座りこんでただ泣いている。
 アリサはあの子を守っていたのか!?
 驚くと同時、僕の体は勝手に動いていた。
 公園を突き抜け、電撃の光がピカピカ光る中、女の子を抱える。
「よーしよし。もう大丈夫だぞ」
「えーん。えーん」
 泣いてる女の子を抱えて走り、僕は頭上に叫んだ。
「こっちは大丈夫!」
「ありがとう、お兄ちゃん!」
 お兄ちゃん? アリサからの予想外の返事に僕はきょとんとなった。なんだか妹の ありさに声も似ている。
641ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 20:58:21 ID:lDnJ7Dlz
「ラストいくよー」
 女の子を抱えたまま、後ろを振り返り僕は見た。アリサのバトンに赤い光が集中するのを。
光はアリサを包み、リリムが放つ電撃はその光に包まれただけで消滅する。
「きゃー。きゃー」
 リリムは集束する光に怯えながら、電撃を撃つのをやめ、背中の羽をはばたかせ、
さらに上空に飛んでいく。逃げる気だ。
「逃がさないよー」
 赤い光に包まれたアリサがふわっと浮かび上がる。
「ほら。見てごらん」
 僕は抱っこしたままの女の子に呼びかけ、上を向かせる。見せたかったのだ。
正義の魔法少女が勝つところを。
「わぁ」
 それまでの泣き顔が嘘のように表情を輝かせる幼女。魔法少女はいつだって女の子の憧れ。
 そしてアリサの必殺魔法が炸裂した。
「マジカル☆スパーク!」
 赤い光に包まれたアリサが宙を飛び、リリムに突進! ぶつかる寸前、アリサは上に飛び、赤い光だけがリリムを包んだ!
「イヤアアアアアアアアァァァァー!」
 そして爆発!
 ひゅーんと黒焦げになったリリムが空の彼方に飛んで行き、そして星になった。
ぴかー。
 星になったリリムを見届け、ゆっくりとアリサが地面に降りてくる。そしてこちらに向けてくるくるとバトンを回し、
「マジカル☆」
 決め台詞のともにぱちっとウィンク。
「きゃー! きゃー!」
 抱っこされた女の子が腕の中でばたばた暴れた。
 そして白い光とともにアリサも姿を消した。

 あれからすぐに女の子の母親は見つかった。何度も僕にお礼を言ったが、真に感謝されるべきはマジカル☆アリサだろう。
 そうだ、僕もありさを探さないと。
「ありさー」と呼ぶと、
「お兄ちゃーん」と返事が返ってくる。
 はぁはぁと息を弾ませ、公園の向こうから妹が走ってきていた。栗色のショートヘアに、
背中には赤いランドセル。そのランドセルからは、バトンが飛び出ていた。
「こら。どこ行ったんだ。心配したんだぞ」
「ごめーん」
 ぺろっと舌を出すありさ。
「あ、あのね、マジカル☆アリサに助けてもらったの」
「そうか」
 僕はありさの頭に手を置き、優しく撫で、
「あんまり心配させるなよ。……何かあったら、お父さんとお母さんに申し訳ないからな」
「うん。分かってる」
 うちには両親はいない。半年前に事故で亡くなったから。今ではありさだけが唯一の家族。そしてありさにとっても僕だけが家族。
 幸い両親は、暮らしていく分には困らないだけの財産を残してくれた。僕と妹は二人で、二人だけで暮らしている。
 両親が亡くなったときは落ち込んで泣いてばかりいた妹も、今ではずいぶんと元気を取り戻した。
642ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 20:59:10 ID:lDnJ7Dlz
 最近、ありさは何かと急がしそうだ。やりがいを見つけたのだろうか。
「ねえ、お兄ちゃん」
 手を繋いで変える途中、不意にありが言う。
「さっきは……ありがとね」
「えっ?」
 さっき? 何かしたっけ?
「さっきって何が?」
「う、ううん。なんでもないの」
 それきりありさは黙ったまま。僕は妹の手のぬくもりを感じながら、歩いていった。
 歩きながら、公園での出来事を思い出す。
 はー。アリサとリリムか。善と悪ながら二人とも可愛い魔法少女。特にアリサは……。
 ちらっと手を繋ぐありさを見る。見れば見るほどマジカル☆アリサにそっくり。
妹もこちらを見上げる。そしてはにかんだ笑顔を見せた。
 僕も笑って大事な大切な妹を見た。

「はぁ」
 家に帰って、制服を着替えてごろんとベッドに横になり。僕は悶々とした気持ちを抱えていた。
 手が自然に股間へ伸びる。
 ああ、そうか。
 欲情してるんだ。やっとそのことに気付く。
 妹と一緒のときは気付かなかった欲求。当然だろう。妹の前で雄にはなれない。
 だけど今は。ありさは一階の台所で夕飯の準備中。うちは二階建てで、僕と妹の部屋は二階にある。
ちなみに両親の使っていた部屋はそのまま残してある。妹の希望だ。
 二人だけになった広い家で。ベッドに寝っころがった僕は、目を閉じて妄想に入った。

 マジカル☆アリサの笑顔。その妹そっくりの笑顔を泣き顔に変えて。
肌を露出したコスチュームを引き裂き。小さな胸を揉んで。泣き叫ぶ声を聞きながら。
無理矢理挿入して、何度も何度も……。

「お兄ちゃーん」
 妄想を破るのは妹の声。
「夕ご飯できんたよー」
「ああ。今行くー」
 ふー。股間の勃起が収まるのを待って、僕は下に降りた。
 ありさには見せられない。浅ましく欲情した兄の痴情なんて。
 罪悪感を覚えながら、僕はありさに言う。
「今日は一緒にお風呂入るか?」
「もう。お兄ちゃんたら」
 くすっと笑いながら、ありさはご飯をよそってくれた。ああ、本当に胸が痛い。
 妹と同じ顔の魔法少女に欲情してたなんて。

「ちょっと散歩行ってくる」
 夕飯の後、お風呂に入る前に、僕は外に出かけた。頭を冷やしたかったから。
このままだと、ありさに、妹に何かしてしまいそうな自分が怖くて。
 何か? 何かってなんだ?
 馬鹿馬鹿しい。頭を振って妄想を振り払う。
「はぁ〜」
643ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 20:59:50 ID:lDnJ7Dlz
 ため息を吐きながら歩いていると、湖の側にある湖の上公園まできていた。
昼間の公園よりも大きいが夜の今は人影は全くない。
 三日月を映して静かに佇む湖面。僕はその湖を眺めたまま、ベンチの腰掛け、

 ドサッ

 いきなり何かが落ちた物音に立ち上がった。
 音がしたほうを見ると、木の側に枝が落ちている。何かが落ちたらしい。
 枝を見ると、ピンクのツインテールの少女が寝そべっていた。
 え? ナイトメア☆リリム?
「う、うーん」
 可愛い顔の眉間に皺を寄せ、苦しそうに呻くリリム。どうやら昼間の戦闘で吹っ飛ばされ、今まで木の枝に引っかかっていたらしい。
それが枝ごと落ちたのか。
 とにかく。悪の魔法少女といえど、このままにはしておけない。
 僕はリリムに近付くと、その小柄な体に手を回して抱きかかえる。
 持ち上げたリリムは意外なほどに軽かった。風がピンクのツインテールを揺らし、
ふわっと甘い香りがする。
 高鳴る鼓動を自覚しながらも、リリムをベンチに寝かせる。
「うぅん……」
 はぁと甘い吐息が漏れ、僕はビクッとしてしまう。だが目覚める様子はない。
 街灯に照らされたリリムを僕は改めて見た。
 顔やタイトな黒いワンピースにやや汚れがあるものの、目立つ外傷はない。
 僕は近くの水道水でハンカチを濡らすと、リリムの顔を拭いてやった。
「きゃぅ」
 冷たいのかリリムが呻く。慌てて手を止めたが、やはり目覚める様子はない。
顔を拭くと、その可愛い顔を改めてじっと見た。
 本当に可愛いなー。
 人間ではありえないようなピンクの髪。小学6年生の妹よりもやや大きな体格。
中学二年生ぐらいだろうか。
だが膨らみは小さいからだには似合わず豊か。
 ごくっと自然に生唾を飲み込む。夕飯前に感じた劣情がぶり返してきた。
 股間が熱い。ああ、きっと勃起してるんだな。
 恐る恐る盛り上がった胸へと手を伸ばす。

 むにっ

「わわっ」
 声に出して驚く。胸に触れた指は抵抗なく沈んでいった。わー。女の子のおっぱいてこんな柔らかいだ。
 馬乗りになると僕は大きく手を開くと、今度は両手で胸をわしづかみ。

 むににっ

「うぅん……」
 リリムの眉間にきゅっと皺が寄る。僕はもう夢中になって胸を揉み、形を変えていった。
「あんっ…んっ……」
 微かな声が漏れる度、僕の心臓がばくばくと鳴った。でも声をもっと聞きたくて胸にかかる手に力がこもる。
「いたっ……やっ!」
 ハッ! とリリムの目が開く。
 そして僕と目が合った。馬乗りになって、乳房を揉む僕と。
「キャアアアアアアアアーッ!」
644ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 21:00:43 ID:lDnJ7Dlz
 公園に悲鳴が轟く。だが聞く人は誰もいない。
「くっ」
 甲高い悲鳴に頭がクラクラする。叫び続ける口を僕は自分の口で塞いだ。
「ん!」
 リリムの目が見開かれるのが間近に見えた。僕も自分の行動に驚いている。
 女の子にいきあんりキスするなんて。今までしたこともないのに。
 後になって、ああこれがファーストキスなんだなって思った。でも今は唇の味と柔らかさを楽しむ余裕なんてない。
「や、やだっ! 離して!」
 口を離すと、リリムが僕を押しのけようとする。でも僕の体はビクともしない。
妹にじゃれつかれたような力しか感じなかった。
 体の下で暴れるリリムの肩に手を回し、いきなり抱きついた。
「きゃっ」
 腕の中のリリムはマシュマロみたいに柔らかくて。彼女の長い耳元で僕は囁いた。
「どうした? 魔法使えよ」
「う、う〜」
 涙目でリリムが顔を真っ赤にする。どうやら昼間の戦闘で使い果たしたか知らないが、今は魔法は使えないらしい。
そして力は並の少女以下。
 この悪の魔法少女をどうするか……僕はもう決めていた。
「やだぁ……。離してよぉ」
 小さな牙の生えた口で訴える。さっきは噛みつかれなくてよかった。
 僕は一旦顔を挙げ、リリムを見下ろす。ベンチの上、僕に組み伏せられたピンクの髪の魔法少女。

 ちゅっ

 もう一度キスすると、リリムは今度はさっと顔を横に向けて口を離した。
「ふん」
 それならいい。
 僕は彼女のワンピースの肩に手をかけ、

 ビリリ

 一気に引き裂いた。
「きゃー!」
 ぷるるんと豊かな乳房がこぼれる。リリムは慌てて隠そうとするが、僕がその両手を押さえつけた。
「や、やだ……。こんな、人間なんかに……」
 ぎゅっと目を閉じて赤い顔で頭を振るリリム。ピンクのツインテールが揺れ、
僕の目と鼻を楽しませた。
「人間が、なんだって?」
「ま、魔法が使えれば……」
 でも今は使えない。
 僕は両手を押さえたまま、顔を豊かな乳房を近づけた.
「いい胸じゃないか」
 街灯だけの暗闇でもピンクに輝く乳首。僕はそこにちゅーとしゃぶりついた。
「イヤッ! イヤーッ!」
 ぶんぶんと身をよじらせ抵抗するのが感じられる。でも僕一人振りほどけない。
 ちゅうちゅうと乳首を吸うと、彼女の胸の震えがさらに強まった。
「いやっ! イヤアアァァァァ! お願い! お願いだからやめて! もう許して!」
 許して、だと?
645ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 21:01:26 ID:lDnJ7Dlz
 顔を上げ、真っ赤な涙目で叫ぶリリムに僕は告げた。
「昼間、幼稚園児と母親を襲ったな」
「は、はい……」
 くすんと涙声でリリムは応える。
「その時、許してって言われて、お前は助けたか?」
「そ、それは……ぐすっ」
 泣いてもダメ。
 僕は再び乳首口に含み、かりっと甘噛みした。
「やめて! やめてーっ!」
 ガクガクと胸が揺れ、僕の顎まで揺らす。
 そのまま乳首を噛んでぐいと引っ張った。
「ヤー! 痛い! 痛いですぅ!」
 ぱちっと離してやると、リリムははーと涙目で安堵した。
「はぁ。うぐっ。やぁ」
 涙声でひしゃぐリリムを見下ろし、僕は聞いてみる。
「なあ、お前」
「な、なんですかぁ?」
「家はどこにあるんだ?」
「お、お家は……魔界にありますぅ」
 魔界?
「お前……魔界から来たのか?」
「はいぃ。そうですぅ」
 なるほど。道理で羽が生えてたり、魔法が使えたりと、ちょっと人と違うわけだ。
「何しにきたんだ?」
「そ、それは……破壊と混乱をもたらし、この世界を征服して魔界の一部とするためですぅ」
 世界征服か。実に分かり易い。
「あのマジカル☆アリサはどうなんだ?」
「マ、マジカル☆アリサはこの世界の住人ですぅ。天界から来た魔法天使が魔法の力を授けたんですぅ」
 なるほど。基本設定は掴めた。
「ありがとう。大体分かった」
 リリムの長い耳に口を寄せ、ぱくっと甘噛み。
「ひゃぅっ」
 リリムの口から甘い吐息が漏れる。
「も、もう離してくださいぃ」
 そうはいかない。股間はぱんぱんに貼ってるんだから。これを沈めてもらわないと。
「わ、私の処女を無理矢理奪うと呪いがかけられてるんですぅ。それでもいんですかぁ?」
 涙目で訴えるピンクの魔法少女。呪い、ねぇ。
「お前、処女なのか?」
「は、はい。はじめてなんですぅ……。だから」
「それなら心配するな」
 耳に熱い息を吹きかけ、僕は続けた。
「僕もはじめてだから」
 そしてリリムを押さえていた手のうち片方をスカートの中に入れる。
「きゃー!」
 自由になった手をぶんぶん振り回すが、痛くも痒くもない。
 短いスカートの中に入れた手を、脚の付け根へと伸ばし、

 むにっ

 暖かい肉の感触が直接指に触れた。
「イヤーッ! イヤイヤイヤイヤアアアアアアァァァァーっ!」
646ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 21:02:35 ID:lDnJ7Dlz
 ああ、うるさい。
 もう片方も離して、僕はリリムの上から降り、ベンチから降りた。そしてすかさず両足首を押さえる。
「ヤー!」
 ばっと脚を開かせると、短いスカートの中がばっちり見えた。
「ほう」
 すらっと細く長い脚。なかなかの美脚。その付け根にはピンク肉の割れ目が息づいている。
毛は生えていない。その丸裸の女陰が丸見え。パンツはいてない。
「へー。まだ生えてないのか」
「やぁ! 見ないで! 見ないでぇ!!!」
 涙と長いツインテールを振り乱し、リリムが必死に叫ぶ。だが周囲を見渡しても誰もいない。
 よしよし。
 僕は片手を離すと、じゃーとチャックを開く。すぐに飛び出す僕の分身。
もう完全に勃起していた。
そしてすぐにまた両手で足首を押さえ、暴れる脚を開かせる。
「いやぁ! やめて! やめてよぉ! 許してえええええぇぇぇぇー!」
 ベンチの上でじばばた暴れ、涙を流して叫び続けるリリム。
 ああ、これだ。これが僕の望んだもの。泣き叫ぶ魔法少女を無惨に犯す。
「いくよ」
 開かせた脚に腰を挟ませ、スカートの中にいきり立つ怒張を突っ込む。先端にむにゅっと硬い肉の感触。

「イヤアアアアアアアアアアアァァァーっ!!!」

 ガッとリリムの瞳が絶望に見開かれる。
「ダメッ! 呪いがっ! 呪いがかかるのーっ!」
「ああ、いいよ」
 呪いでもなんでも引き受けよう。
 ぐっ、と腰を押し込むと、怒張の先端に触れる肉が割れ、ずるっと中に入っていった。
「いたああぁっ!」
 まだ乾いたままの膣肉を貫かれ、ばたばたとリリムの体が跳ねた。
「アアアアァァァァー!」
 僕はもう足首を離し、リリムをしっかりと抱きしめ、ただ奥へ奥へと突き進む。
 中はとっても狭くてきつくて、そして気持ちよくて。SEXがこんなに気持ちいいものだなんて予想もできなかった。
あっという間に頭が真っ白になり、ガンガンと自然に腰が動く。
「ひぐうぅ! ひぎいいいぃぃぃ!」
 体の下で泣き叫ぶリリムの顔が見える。必死に歯を食いしばり、それでも耐え切れない痛みで、僕にしがみついてきた。
「いたあああぁぁぁー! 痛いよぉ! ママぁ! ママアアアァァァーッ!」
 ばたつく脚が腰に絡みつき、さらに僕を締め付けた。僕もリリムを全力で抱きしめ、その細い体を全体で感じる。その中までも。
 一旦腰が引き、そしてまた進む。
「ひぎいいぃぃ!」
 膣肉が抉られ、リリムが腕の中で跳ねた。涎を垂らす口にキスし、僕の頭の中で白い爆発が起こる。
「ダメエエエエエェーッ!!!」
 断末魔の悲鳴を聞きながら、僕は果てた。悪の魔法少女の胎内で。
「ああ……アガアアアァーッ!」
 抱き合ったまま、結ばれたままベンチから転がり落ち、僕は背中を打つ。
その痛みもあまり気にならなかった。
 上にはリリムの熱い体温。そして僕ははじめての膣内射精に痺れていた。
647ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 21:03:20 ID:lDnJ7Dlz
「はぁ。ああぁ……」
 上から絶望の声と涙が落ちてくる。それで我に返った。
「ふー」
 リリムを押しのけると、ずぶっと萎えた肉棒が抜けた。
 立ち上がると、先端から汁をこぼす性器えおしまいチャックをしまう。
「あ、ああ……」
 リリムは長い髪を乱しうつ伏せになったまま、虚ろな目でただ泣いていた。
大きく開いた脚の付け根はぱっくり割れ、血と白濁液が流れ、太ももを汚している。
 へー。初めてにしてはずいぶん出たな。
「のろい……呪いがぁ……」
 うわ言のように呟く。

 !

 ドクンと心臓が跳ねる。
「が……あがあぁーっ!」
 体内からに激痛に一瞬で痺れ、僕は倒れた。目の前にはリリムの虚ろな瞳。
 これが……呪い?
 まあ、いいか。最後にいい思いができたから。
(ありさ)
 唯一の気がかりである妹のことを思いながら、僕の意識は奈落に落ちた。


「ご主人様。ご主人様」
 誰だ? 僕を揺り動かすのは?
「ありさ?」
 いや違う。ピンクの髪のツインテール。そして頭上にあるのは星空。
 はっと身を起こし、僕は瞬時に思い出していた。ああ、そうか。僕はリリムを犯して……。
「お目覚めですか? ご主人様」
「あ、ああ」と僕は返事して、
「ご主人様?」
「はい。ご主人様はリリムのご主人様です」
と言ったリリムは笑顔で、服には傷一つない。
「服は破いたのに?」
「あ、これですか? 魔法で治しました」
 便利だな魔法って。
 なぜかリリムは頬を染め、
「もう、ご主人様ったら。無理矢理リリムを奪うんだから」
 キャーと奇声を上げ、僕の肩をぽんぽん叩く。なんなんだこの違いは。
イヤーとかヤメテーとか泣いてたくせに。
 やれやれと立ち上がって僕は気付いた。視線が高い。それに夜だというのにはっきりと物が見える。
「あれ?」
 自分の手を見下ろしてさらに気付く。手が大きい。そして爪が異常に長い。
「なんじゃこりゃー!」
「ご主人様ですよ」
 ニコッと笑ってリリムも立ち上がる。
「ほら。これがご主人様のお姿です」
とリリムが指差す湖面には。
 大きな黒い翼、顔には角、黒い肌に大きな姿の悪魔が映っていた。
「なんじゃこりゃー!!!」
「ですから、呪いですよ」
「呪いって……お前の処女を奪った?」
「はい」
648ナイトメアドリーム−プロローグ− :2008/02/28(木) 21:04:04 ID:lDnJ7Dlz
 大きく頷いて、リリムは説明する。
「もし人間が私の処女を無理矢理奪った場合、呪いがかかって悪魔になります。
そして私にも、その方に服従するように呪いがかかります。説明終わり」
 くるっと回転して上を指差すリリム。特に意味はないらしい。
「えーと。つまり僕は悪魔になって、リリムは僕の下僕ってこと?」
「はい!」
 リリムは僕の大きくなった胸に顔を預け、
「これからよろしくお願いしますね。ご主人様」
 言いながら胸に指を突きつけて回す。
「えーと。とりあえず」
 湖面に映った悪魔な自分に呆然としながら、
「元に戻れるのか?」
「姿だけなら簡単に変えられますよ」
 おお、そうか。とりあえず、元の姿に戻れと念じると、しゅるしゅると体が縮んで元の千巻 大和の姿に戻った。服も元通り、
「ほっ」と一安心する間もなく、
「でも中身は悪魔のままですから」
「うっ」
 リリムの言葉がぐさっと刺さる。これが魔法少女を犯した代償か。そのリリムが僕に腕を絡め、
「ご主人様のお名前はなんていうんですか?」
 そういや名前も言ってなかったな。名前も知らない男に処女を奪われるなんて考えて見たら酷い話だ。自分でしといてなんだけど。
「千巻 大和」
「わぁ。強そうで良い名前ですね」
 そうか?
「あー。これからどうすんだ?」
「それはもちろん。破壊と混乱をもたらして、この世界を魔界のものに!」
 腕を絡めながら、リリムがもう片手をぎゅっと握り締め、振り上げる。
「がんばろー。おー!」
 誰が頑張るか。悪魔になっても心までは渡さないぞ。いや強姦したばっかでアレだけど。
「で、人間に戻る方法はないの?」
「ありますよ」
 あるんかい。
「呪いですから。解呪すればいいんです」
 ふむふむ。リムーブカースか。
「でも私のお父様がかけた呪いですから。そう簡単には解けませんよ」
「リリムのお父さんて?」
「魔界を統治する魔王です」
 ぐはっ。そりゃあかん。ハードル高すぎ。ていうか、リリムは魔界のお姫様かい。
「で、でもでも。がんばって魔力を高めれば超えられるかもしれません」
「あー。魔力を高めるにはどうすればいいのかな?」
「簡単ですよ」
 ニコッと笑い、リリムは耳元で囁いた。
「魔力を持つ者−すなわち魔法少女を犯すんです」

 こうして僕の魔法少女を犯す戦いの日々がはじまる。

(おしまい)
649名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:42:40 ID:2wfdKKaU
GJ。しかしリリムのお父上は何を考えてこんな呪いを……。
650名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:59:48 ID:d/lftyJW
>>649
エロゲ的イベントを期待してw
651名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 23:47:33 ID:rasDq/ot
いいはなしだなー
652名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 03:12:27 ID:icJkN68u
なんという妹犯しフラグ…GJw

>>649
リリムのサポート役集めじゃね?
どんな強敵でもヤっちゃえば…的な
653名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 03:51:52 ID:FicV4P9R
妹をどれだけ鬼畜な感じに陵辱するかに期待が高まるwwwww
654名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 04:56:20 ID:8xt8rg90
呪いつーか儀式的行為と見れば「使役する」と考えられるから間違いじゃないんだがな。
さて、推敲を晩までに終わらせて部分投下するか。
655名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 10:27:57 ID:NTeL8KHA
>>649
魔王なりの祝福じゃね?
656名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 15:29:40 ID:aTXVyewr
娘がレイプされるってのは想定していなくて、相思相愛で結ばれたなら
相手の男を強い同族にしてやろうって細工だったんじゃない?
で、娘には、夫に尽くす妻になれ、という旧い家長思想の持ち主なんだよw
657名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 19:32:33 ID:NTeL8KHA
それそれ
658名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 20:16:11 ID:V61aQbxA
魔王様はいったいどう対処するつもりか見物なんだがw


あー……でも憎い敵の魔法少女を倒してくれるからいいのかな
しかし、このままいくと魔法天使とやらも来るなw
659名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 20:49:25 ID:FicV4P9R
性行為自体それも初体験には魔術的、魔法的に何か重要な意味合いがあるんじゃないか?
ああいった処置をしてる以上、お父上としても是非も無いってところでは?
660名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:00:25 ID:2xp/3GrV
相思相愛の場合>恋人間の繋がりがより強くなる
レイープの場合>娘を無理矢理犯せるくらい強い敵が味方になる
661名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:08:34 ID:8xt8rg90
腹が痛いんだぜ……
痔の上に下痢とか洒落にならんがな。
662名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 22:08:59 ID:8xt8rg90
誤爆
663名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 00:51:31 ID:UIefAC4z
三日三晩触手にアナルを犯され尽くし
下痢と腹痛とアナルの疼きに苛まれてもなお
魔法少女661の瞳から闘志が失われることはなかったのだった
664名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:51:19 ID:I4bLz6mo
ルーデルな魔法少女とかいう電波を発信してきた人間は先生怒らないから正直に手を上げなさい。

足を失っても「治している間敵を殺せないのが悔しいの!」と咽び泣く魔法少女
665その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:06:22 ID:KbRa8Dwc
/01

夜の闇を中空から放たれる光によって打ち払われている。
いつもならば夜鳥の鳴き声くらいしか聞こえない街道は死臭と静寂と殺気に満ちていた。
髪と肉が焼け焦げてくすぶっている臭いと血の臭いが少女の鼻を刺激し、
幾つ物鋭い針が自分の肌に突き刺さるような感覚を彼女は覚えた。
少女は力強く白銀の六尺杖を握って構え、眼前の男を睨む。
男は動じない。
自分の頭二つ分背丈の低い少女が相手だから油断しているのか。
はたまた、夜警兵士など彼の足元にも及ばない存在だったからなのか。
彼の顔が漆黒のローブの下に隠れているため、
どういう表情をしているのか彼女には分からなかった。
「遅かったな」
男のしわがれた声が少女の耳に届く。
嘲笑と慢心が含められていた。
彼は夜警兵士五人と相対しても、
虫けらのように踏み潰せるような自信が手に取るように分かった。
事実、異変を察知した兵士は辛うじて閃光弾を投げる程度しかできなかったようである。
あっさりと男にやられたようだ。
少女は奥歯を噛み締める。
「ええ、そうね。でも、あんたは逃げないんだね」
彼ら五人はばらばらの方法で殺されたようだ。
ある死体はひしゃげ、ある死体は袈裟を刃物のようなもので斬られ、
またある死体は黒々と炭化していた。
彼らが纏っていた甲冑や剣など、まるで意味のないものだと少女には見えた。
彼女は男に目線を移す。
彼が徒手空拳でいるところを見れば、武器など使用せずに骸を作れるのだろう。
となれば彼は――
「何故?」
「随分と自信たっぷりなこと。後続の兵士も皆殺しにできるのね」
「ああ……それも面白い。しかし、今回は目的が違う」
男は笑い出した。
少女の目の前の空間が爆ぜると同時、彼女は後方に大きく跳躍する。
轟音が響き、爆風で彼女が纏うコートのようなローブがはためいた。木々が一斉にざわめく。
「求むるは炎弾!」
少女の意識の中で何かが起動する。
爆ぜて歪んだ空間に子供の頭くらいの紅蓮に燃え盛る弾丸が形成される。
数は三つ。それらが先刻まで男が立っていた場所に向かって一直線に放たれる。
魔法使い。戦場では一人いれば歩兵五十人は殺せる威力を秘めている人間の総称。
何らかの動作をもってして空間に干渉を起こし、己が望む現象を引き起こす力は計り知れない。
ならば、夜警兵士五人を瞬時に一掃するのもたやすいだろう。
問題は彼に予備動作が分からなかったことだ。
肉体を動かすにも空間に干渉するにも、何らかの動作をする必要がある。
相手を殴るのならば手を振り上げるなり、構えるなりする。
彼は自然体であった。詠唱があるわけでも、道具を使ったわけでもない。
無論、予備動作を小さくすることはできる。が、まったくないというのは変だった。
666その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:07:16 ID:KbRa8Dwc
少女は舌打ちする。歪みを見てから反応するのでは遅い。
空間が瞬く間に修正される。男は身じろぎもせず立っていた。
顔が強張るような気がした。嫌な汗が頬を伝う。
「どうした?」
男は問いに、少女は次の呪で答えた。
「射抜くは光の矢!」
再び、空間が歪む。中空に六つの渦のような歪みが生じ光の矢が形成される。
そうして、男に向かって六つの矢が放たれた。ひゅんっと空を引っかく音が耳に伝わる。
が、六本の矢を自ら迎えるようには男は動かなかった。
矢は男の身体に触れるや否や霧散する。
眩い白色に輝く矢の軌跡が虚しく残った。
――打ち消された?
女は自分の力量以上の敵を相手にしていることに気がついた。
「魔法とはこう使うのだよ」
教えるように男が呟く。
直後、先刻と歪みが中空に生じた。
手を翳すのでもなく、呪を紡いだわけもない。
彼は無言で立って空間に干渉していた。
光の矢は真っ白な軌跡を描いて放たれる。
少女は後退しながら丁寧に躱そうとするが、無駄になった。
自分が動くことまで計算に入れたのか、三本の矢が少女の肌を軽く掠めた。
ちりちりと布が焼け、筋状の痛みが頬と右肩と左の太ももに走る。
熱した刃で薄皮を斬られた様なものに似ている。
「力量の差は理解してもらえたかな?」
「その仕掛けを知りたいね」
「手品のタネを教えたらつまらんだろう?」
少女は口を閉ざした。
魔法が通じないのならば接近戦を選ぶほかない。
しかしながら、彼女よりも接近戦に長けた五人の兵士がやすやすと殺されている。
武器一つ構えていない男が瞬時に五人を殺せるのならば接近するのは無謀に近い。
では、どうすればいいのか。少女は考える。
奥歯がぎりりと軋んだ。
彼には少女の魔法を無力化し、予備動作ゼロで魔法を発動させる。
背筋が凍るようだった。心臓が早鐘を打っているのが分かる。
「まだ屈しないのか。仕方がない……」
男が言葉をすべて言い終える前に、変化が起きた。
彼女はこの時、何もかもが手遅れだったと悟った。
鈍くも強い衝撃を背後からモロに食らって、彼女は意識を手放した。
667その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:08:40 ID:KbRa8Dwc
薄暗い石室の中でがちゃがちゃという鎖の音が響く。
少女は満足に身体を動かせない状況で手枷を外そうとしていた。
肩ほどまで伸ばした金髪と見透かすような碧眼が特徴的だった。
背は平均よりも低く、胸も発達途上であり、いささか色気に欠ける。
「女」と呼ぶにはまだ青臭さが抜けない。
整った顔立ちを見れば、三年くらい待てばそこそこの魅力を持つかもしれない。
鎖は尚も擦れあう。だが、音が石室に響くばかりで埒が明かない。
結局、彼女は諦めた。
ファウマは前回の敗北にため息をつきながら壁にもたれる。
枷に向かって魔法を使ってもいいが多分鉛だろう。重さで予想した。
空間の変化に対して抵抗が高い金属相手に魔法を使うほど彼女もバカではない。
それに逃げ出してもあの男をぶちのめせられるとも限らない。
彼は詠唱なしの上、動作一つなしに魔法を行使できる。
さらにはファウマの魔法を中和して無力化さえもする。
考えても分からなかった。今のところ対策を立てようがない。
彼女は改めて周囲を見渡す。
冷たく、苔臭く、じとっとして気持ちの悪い場所だった。
天井近くにある小さな窓から入る薄い光に照らされても壁は愛想のない鈍色をしている。
人口の建造物なのに居心地が悪いのはここが牢と大差ないからか。
彼女はふと身震いしながら思った。
上着であったローブは剥ぎ取られていた。
今彼女が着ているのはローブの下に身につけていた愛想のない半そでの白地の服のみ。
薄い布地なのでどうしても寒く感じる。お陰で鳥肌状態だ。
風邪でも引いたらどうするのかと心中で愚痴った。
――上着くらい剥ぎ取らなくていいのに。
もっとも、ローブも六尺杖も高速で魔法を発動させるための道具である。
そんなもんを持たせたまた彼女を牢にぶち込むとも思えない。
仕方ないのかなとファウマは思う。
でも、まだマシな方だ。
魔法使いを本気で縛るのなら、手っ取り早く薬漬けにすると聞いている。
魔法使いに対して装備を剥ぎ取って枷をつけて牢にぶち込むのでは不十分すぎる。
枷だけなど本来無駄で、発動に伴う処理を妨害しない限り、
腕をもごうが足を切ろうが意味がない。
ならばどうするのか。
相手が魔法使いなのだから、自分の頭蓋骨をこじ開けられて脳みそを取り出されるかもしれない。
人間の脳は安価で機能的な魔法道具として使えると耳にした覚えがある。
樹齢何百年クラスの木の枝やら高額な鉱石やらに手を出さずに済む。
なんて経済的なんだろう?
ファウマは再びため息をつく。道具にされるのは御免こうむる。
けれども、手枷と足枷だけつけるだけの拘束は生ぬるいにも程がある。
まるで、さっさと出てってくださいと言わんばかりだ。
――いいや、どうせ分からないのだし。
ファウマは思考を放棄し、動きにくい不満だけ感じながら大人しくすることにした。
どうせ動いたってロクな目にあわないだろう。
鍵の掛かった鉄製の扉に物音がした。
――朝ご飯の時間? いや、まさか……
意識が回復してどれほどの時間が経過したのかは分からないが、空腹感と喉の渇きはある。
昨晩の夜食が最後でそれ以降は口に何か入れた覚えはない。本能的に彼女は期待していた。
668その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:10:07 ID:KbRa8Dwc
扉が開くと長身痩躯の男が姿を現した。
伸びに伸びた髪や髭は色素が抜け、顔は皺が目立つ。
ただし、昨晩ほど立派な服装ではなかった。
あたかも浮浪者の井出達のような姿をしていた。
何年も使い古してボロボロになった黒い布切れを羽織っているだけだ。
彼女でもへし折れそうな男の手はトレーを握っていた。
トレーにはシチューと水が載せられている。
ファウマは呆れ果てた。もう笑うのもできない。あまりにも酷い姿だ。
「無様ね」
嘲笑的な笑みを浮かべる男にファウマは毒づいた。
「立場の分からないお前が言うことではない」
ああ、そう――とファウマは男から壁に目を向ける。
「で、この状態で食べろと?」
「お前は魔法使いだろ? 腕などなくても物くらい食べられるだろう」
どれだけバカにすれば気が済むのか。ファウマは男を睨んだ。
確かにできなくはない。
ただ日常生活レベルにおいて魔法を行使するのはバカバカしいくらい重労働である。
呪を紡ぐだけならまだしも、細かな計算は脳内で行う。
人を殺めるにしても火や光を使うにしても代替物があればまず魔法は使用しない。
それだけ簡単な代物ではない。
「ま、いいや。それでここはどこなの?」
「お前に教える義理も義務もない」
「分かった。でもあんまりにも無防備すぎるね。痛い目見るよ?」
「そうか。ぜひともそうなりたいな」
男はそれだけ言い残すとファウマを見下し部屋から立ち去った。
残されたトレーに乗った食事を見ながらファウマは頭中に魔法を展開し始めた。
その後の食事は普段よりも長い時間のものだった。



魔法を使えども壁は壊れなかった。
並みの石材ならば木っ端微塵になるも、まるで昨晩の戦いのように通用しなかった。
壁は微かに削れる程度で本来彼女が行使する魔法の威力には程遠い。
あの男には無力化する力があるのだろうかとファウマは首を傾げたくなる。
それから一刻、異変が起きるまでそう時間は必要なかった。
与えられる物を「はいはい」と口にするのはまずい。
ましてや今は行動が制限されている。
数刻でも時間を要すれば男には都合のいい流れにはなる。
尿意を感じた。
必然的に用を足したいと本能的になるが、今はそういう状況ではない。
彼女は黙って耐えながら次の手を考える。
窓があるのならば、隙間を大きくすればいいかもしれないと気を紛らわすように考えていた。
そうして、男がまたひょっこり顔を出した。
トレーや空になった食器でも取りに来たのか。いや、違うようだった。
男は成猫が入れるくらいの大きさの壺を持っているのを見て、ファウマは警戒する。
669その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:11:10 ID:KbRa8Dwc
「そろそろ諦める気になるかと思ってね」
「求めるは光弾」
相変わらず嘲笑的な表情であった男の前に渦のような歪みが生じる。
「私を殺すと?」
「ええ、そのつもり。あんたみたいな三下の男に飼われるつもりはないし」
「そりゃ残念」
やはり動じない男。ファウマは奥歯を噛む。
「別に殺しても構わん。忠告するとしたら体力の無駄だ」
「目的は何?」
「反抗的態度の人間に教えるほど私は無能じゃないよ」
「じゃあ従順になれって言うのね。そうすれば教えるのね」
「少なくとも、今のお前は私の敵だからな」
「まあね。それなら聞く必要はないよ」
渦に対して気にもせず男が壺の蓋を開くとやたら甘い香りが部屋に満ちた。
果実酒の香りを彼女は連想した。
――異臭よりかはいいけど、毒じゃないの?
疑心状態のファウマを見ながら男は壺を傾け中身を床に撒いた。
緑色の液体――いや、ゼリーなどに似ていた。
壺から流れ出た液体は四方に散って、一箇所に段々と集まりだす。
口に含むものでも塗りたくるものでもない。
まあ、こんな色の液体を飲みたい人間はいないだろうが……
「お前は囚人や捕虜などが捕まればどのような生活になるのか知らないようだな」
「知るわけがないでしょ!」
「そう怒鳴るな。糞尿に塗れた生活は嫌かと思ってね」
確かにそれも嫌である。だが、これは何を意味するのか?
男は中身が空になるのを確認して壺を床に置いた。
床の液体は一箇所に集まって塊のようになっていた。
気がつけば、一匹のスライム程度の大きさになっている。
芳香を放つスライムを見て、彼女は手の込んだ人造生物を想像した。
これで殺すつもりなのか。ファウマはスライムに目標を変えて弾を放った。
歪みから生まれる光の弾丸は眩い輝きを放ってスライムを直撃した。
大部分の水分が蒸発するような音を立てて、液状生物は四散した。
が、少しでも液体があればいいのか。
先刻よりも小さくなったスライムは再びゆっくりと形をなした。
「別に焼き殺すのは構わないが……」
終始見ていた男は呆れたような声を漏らした。
ファウマが顔を上げれば渦は消えていた。
本来なら三発は最低でも放てるのだが、元来道具に頼ったツケがここにきた。
ファウマは忌々しく睨みながらもう一度魔法を展開させる。
「どうせ、あんたには魔法は通じない」
「いかにも」
「じゃあ、あんたのペットを跡形もなく焼き殺すまでよ」
半分以上小さくなっている。
懸命に地を這う液状の生物に八つ当たるのもどうかと自分でも思えたが、とにかく嫌なものに見えた。
670その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:12:27 ID:KbRa8Dwc
「文句は言わないが、それはお前の世話をしてくれるものだ。
糞尿に塗れたくなければ大人しくしろ」
顔がさらに自然に引きつるのが分かった。
枷がなければ彼女は殴りかかっていただろう。
スライムは組織を溶かして食べると聞くが種類によっては糞尿を食してもおかしくない。
遅かれ早かれ彼女は汚物に塗れるのは予想できる。
しかし、男の前で用を足すのは屈辱である。
男はさらに笑う。
「別に暴れても構わん。ただ臭いのは困る」
「その様子だと口の中まで磨く生物でも用意していそうね」
「いかにも」
――皮肉も分からないのね。
開発者のように偉そうに佇む男を見ていると嫌悪感が増大する。
煮えたぎった感情をそのまま殺意に彼女は変換していた。
と、同時に塞き止めていた尿意が決壊するのも時間の問題であった。
この男は暫くここで様子を見ているに違いない。
男を睨む最中、肌にスライムが擦り寄ってきた。
ファウマは総毛立った。
「さて、どうするかね?」
彼女には男が殴って行為を強要する方が幾分かマシなように思えた。
こうなれば是が非でもぶちのめさなければ気がすまない。
感情的になったファウマはありったけの力を注いで光の弾を生み出す。
「求むるは光弾。仇なす敵を討て!」
ほぼゼロ距離で光の弾を男は浴びるが、無傷であった。
散った粒上の光の残滓を見ながら男は口を開いた。
「気が済んだか? 悪いがお前が使う魔法を私は知っているのだよ」
見下されているのが身に染みる中、水音を立てて秘所にスライムが寄り付くのが分かった。
尿意を分かるのか。尿道を探るように触れる。
しかも布地をすり抜け、直接触られている感覚がする。
よく言えば水を掛けられたものであり、悪く言えば粗相をしたようなものである。
ついに尿道を見つけたのか強引に入りだした。
冷ややかなスライムの体温がファウマの尿道の内部から伝わりだす。
――嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!
これならば頭蓋骨をこじ開けられて脳みそを取り出される方がどれだけマシか。
唇を噛んで耐える、ファウマはこの男には敵わないのだと悟りながらじっと耐える。
「さて、時間的にそろそろだと思ったんだが……」
妙に視線を感じる。彼は自分がスライムに用足しの手伝いをされるのが見たいのだ。
ならば今は耐えるしかない。
しかし、尿道にスライムが入ってからというもの、永遠に尿が排泄される感覚と、
にも関わらずいい加減に用を足したいという背反する感覚が意識を刺激する。
――見られているのに……嫌だ嫌だ嫌だ!!
671その名は術式弓兵:2008/03/01(土) 02:12:50 ID:KbRa8Dwc
出したいという感情と出したくない感情が彼女の中でぶつかり合う。
どこまで奥に進んだのか。彼女の我慢は限界だった。
そうしてとうとう堰を切って放尿を開始した。
――認めたくない! 認めたくないのに!!
外に漏れている形跡はなかった。じゅくじゅくとスライムが蠢いているだけ。
尿道に侵入したスライムが尿を餌と認識し飲みだした。
大量の尿が出てくるにも関わらずスライムが尿道を占有しているため、
本来よりもゆっくりと膀胱に溜まった尿が減っていく。
中でスライムが蠢いているおかしな刺激も彼女の知らない感覚だった。
それにとってはただの食事なのだろうが、
内部でぴくぴくと痙攣されるのは甘美なものだった。
尿道を犯されることによる彼女の知らなかった軽い痛みと長く続く快楽。
それと比較にならない恥辱。
彼女にとって許しがたい屈辱であった。
「どうだね? 人造生物に用足しの手伝いをしてもらう気分は。
まあ、囚人や捕虜よりは寛大な扱いだろう」
嬉々とした――それでいて侮蔑的な視線が頭上から突き刺さる。
わざわざ人外に用足しの手伝いをされるとは思いたくはなかった。
目線に熱いものが込み上げ、涙が粒をなして流れ落ちた。
本能のまま尿を貪るスライムは尿道で出迎えることすら飽き足らず、尿道の奥に進み、外側は肛門の入り口を触り始めていた。
便意はない。なかった。しかし腹痛が襲う。
嫌な想像ができた。だがどうにかなるものではない。
ファウマは侵入を防ごうと力を入れるが、貪欲なスライムにすら勝てなかった。
――お尻は嫌だああああああああああ!!
本来外部から侵入されることのない器官が人外に蹂躙されていた。
直腸に侵入したスライムも奥を目指す。
座薬などを入れたような感触など生ぬるい。
こいつは直腸の壁を犯しながら前に進んでいる。
そして、力を入れずとも糞が外に向かって出ている。
理屈が分からなかった。粘液に何かしらの成分でも含まれているのか。
もう何も彼女には分からなかった。
排泄物が意思と関係なく排泄され、侵入した人外が食している。
「それじゃあ、また来るよ。お楽しみは後に取っておいた方がいいからね」
気持ちの悪い笑い声だけ残し、男は去った。
672名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 02:15:21 ID:KbRa8Dwc
今日やれることは今日中にやれという教えを思い出して投下してみた。
残りは来週に。長いからまた部分投下。
んじゃ、薬飲んで寝ます。

自分の性格をよく知っていると誤字脱字がまだありそうな悪寒。
673名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 03:53:16 ID:tYcEpGbq
ファンタジー世界の魔法少女…?なんか新機軸だ…



なんだがもうあと一押し説明描写を入れてくれるとありがたい

男が謎の強さを発揮したらしき出だしで魔法使いの設定描写から
いきなり少女が魔法攻撃の流れでどっちが魔法使いなのか読んでて混乱したよ
674名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17:47:36 ID:qLCMQfMe
乙です!先が楽しみだ
しかし盛り上がって来たなぁ
675外伝 ◆9QlRx9nooI :2008/03/01(土) 18:42:58 ID:I2dAVM/3
 ナイトメドリーム第一話

 春とはいえ夜は冷える、はずなんだが、少しも寒くない。
 悪魔になったせいか、暗視は利くし体も軽い。でも心理的にはやはり抵抗あるわけで。
「ただいま〜」
「あ、お帰りなさーい」
 家に帰ると、お風呂場から妹のありさの声がする。お風呂に入っているらしい。
「遅かったねお兄ちゃん」
「ちょっとな」
 気絶してた悪の魔法少女の出くわして、犯したなんて言えやしない。まして処女を無理矢理奪った呪いで悪魔化したなんて。
「もう。遅いから心配したじゃない」
「悪い」
 その割にはお風呂に入ってるんだな。
 ついお風呂に入ったありさを想像してしまう。小学6年生の淡く膨らんだばかりの青い果実……。
そういや一緒にお風呂に入ってくれなくなったのはいつ頃だろう。
 ぶんぶんと頭を振って妄想を振り払い、階段を上がった。こうしてる場合じゃない。
ありさがお風呂に入ってるなら丁度いい。
 二階にある自分の部屋に入ると鍵をしめ、窓を開けて小声で呼びかけた。
「入っていいぞ」
 ぱたぱたと夜を切り裂く羽音が敏感になった耳に届く。五感全てが人間の頃よりもはるかに上がっている。
「はーい。ご主人様ー」
 窓からばっと抱きつくピンクの影。
「こら」
 柔らかく、そして甘い温もりを受け止め、すぐに窓を閉めた。さっとカーテンも閉ざす。
「わぁ。ここがご主人様のお館ですね」
「そんな立派なもんじゃないけどな。靴脱げよ」
「はーい」
 黒いブーツを脱いで、僕から離れてちょこんと床に立つのはピンクの髪をツインテールにした魔法少女。
 ナイトメア☆リリム。魔界から来た悪の魔法少女。そして魔王の娘。僕−千巻 大和−に処女を奪われ服従する魔法少女。
「はぁ」
 ため息を吐いて僕はベッドに腰掛ける。どうしたものか。
「もうご主人様たら」
 するとリリムも僕の横に腰掛け、
「いきなりベッドインなんて。積極的すぎですぅ」
「あのな」
 僕はぐいとピンクのツインテールを引っ張る。するとリリムは「いやーん」と鳴いた。
「あっ、そうだ」
 立ち上がってリリムはその場でくるっと回転し、
「おにさん、おにさん、とーりゃんせー」
と呪文を唱えると、ぱっと黒い闇が四方に散った。
「今のは?」
「結界です。これでこの部屋は外から感知されませんし、中の声も物音も外に漏れません。ご主人様が望む声や音以外は」
 リリムは口に手を当て、うふっと笑い、
「だから。どんなに激しくしても大丈夫です」
 それは便利。妹には聞かせられたもんじゃない。
676ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:44:19 ID:I2dAVM/3
「外から感知されないって、マジカル☆アリサにもか?」
「はい。例えマジカル☆アリサがすぐ側にいても感づかれません」
 マジカル☆アリサ。リリムと敵対する正義の魔法少女。その正体は謎だ。ただ妹のありさそっくりではある。
「そうか。よくやったな」
「えへへー」
 はにいかんだ笑みを見せ、もじもじと手を合わせるリリム。犯される前はあんなに叫んでいたのに、今ではすっかり従順になっている。
魔王の呪い恐るべしといったところか。
「で、だ」
 僕は腕を組んで確認する。リリムはちょこんと僕の前に正座した。
「僕はお前を犯して呪いにかかったんだな?」
「はい」
 魔王がリリムの処女にかけた呪い。人間がリリムの処女を無理矢理奪うと発動し、
その人間は悪魔となり、リリムは犯した相手に従順となる。
「なあ。無理矢理犯した場合に呪いにかかるんだよな?」
「はい」
「相思相愛の和姦の場合は?」
「何も起こりませんよ」
 すらすらと僕の疑問に応えるリリム。
 ……強姦は呪いで和姦はOKか。素敵な魔王だ。
「で、お前はこれからどうすんだ?」
「はい。この世界に破壊と混乱をもたらし、魔界の領土にします」
 リリムはぐっと小さな拳を握り、
「そして次代の魔王になりたいです」
「は?」
 そんな話は聞いていない。
「言ってませんでしたっけ?」
「聞いていない」
「では説明します」
 聞きましょう。

 リリムの説明。
「まず今回の侵攻ですが、次の魔王を決める選考にもなっています。
 候補は私も含めて百人の魔王の子供たち。あ、ちなみに私は百人目の末っ子です。
 期限は一年。その一年の間に、もっとも功績のあった者、または最後まで残った一人が次の魔王に選ばれます。
 天界も黙ってそれを見ているわけではなく、百人の魔法天使を送り込んできました。
魔法天使はこの世界の素質ある少女の中から魔法少女を選び、私たちを妨害します。
マジカル☆アリサもその一人ですね。
 分かりましたか?」
 リリムの説明終わり。

「つまりなんですか? 魔王の子供百人で親父の後継者を決めるバトルロワイヤルやってると?」
「はい。そうです」
とピンクの髪をゆらして頷く、魔王の百人目の子供。
「それってさ。リリムのお兄さんやお姉さんも攻め込んでくると?」
「あっ。はじめて名前で呼んでくれました」
 ぱんと手を叩いて喜ぶリリム。
「はい。その可能性もあります」
 ありますって。魔法天使や魔法少女だけでなく、リリムの兄弟まで敵か。
677ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:45:02 ID:I2dAVM/3
「ところで。リリムの兄弟にも、同じ呪いはかかってるのか?」
「はい。処女のお姉様と童貞のお兄様には」
 うーむ。無理矢理処女を奪ったら悪魔になるのか。いや僕はもう悪魔だし。
「て、まさかこれ以上変化するのか?」
「うーん。そうじゃないんですか?」
「男の場合は?」
「やだー。そういう趣味ですか?」
 頬に手を当て、頭を振るリリム。ピンクのツインテールも真横に揺れる。
「いや、そうじゃなくて。聞いただけだ」
「お兄様たちの場合は……」リリムはこくんと首を傾げ、「やっぱり逆レイプの場合に呪いにかかるんじゃないんですか?」
 魔王の息子を逆レイプする人間の女。いるのか、そんな奴。
「百人ねえ」
 次期魔王の座を巡って争う百人の魔物。なんだかどこかで見た話だ。アニメにもなった漫画のような。
「それで、リリムは百人の中でどれぐらいの強さだ?」
「えへへー」
 曖昧な笑みを浮かべ、両手を広げるリリム。
「ほう。十番目か?」
「やだなー。私は百人目の子供ですから。当然強さも百番目です」
「最弱かよ!」
「だ、だから。幼稚園児とか、人間でも弱い人たちを襲ってたんです」
 それでマジカル☆アリサに返り討ちにあってたら世話ない。
「で、でもこれからはご主人様も一緒ですから」
 リリムははしっと僕の手を掴み、
「これからは幼稚園の送迎バスをジャックしたり、ダムに毒を投げ込んだり、
悪の限りを尽くしましょう!」
「誰がやるか!」
 思わず蹴飛ばしてしまう。
「いやーん。ご主人様たら亭主関白」
 しなを作ってもダメ。
「はぁ」
 ため息を吐いて再びベッドに座り、
「それで、この呪いを解くには魔力が必要なんだな」
「はい。魔王であるお父様以上の魔力があれば解呪可能です」
 魔王以上ねえ。着に遠くなるような話だ。
「魔力を高めるのは魔法少女を犯すのが一番です!」
 ぐっと拳を握って力説するリリム。
「そういやリリムも悪の魔法少女なんだっけ」
「やーん」
 また顔を赤らめてもじもじと身をよじる。
「ご、ご主人様が望むならー。いくらでもあげちゃいます」
「あー。その場合、魔力は回復するのか?」
「はい。一晩寝たら回復しますよ」
 戻るのか……。犯して、回復させて、また犯す無限ループも可能かな?
「でも、一度魔力を奪ったらもう同じ相手を犯しても奪えなくなります」
 あっ、同じ相手から奪えるのは一度だけか。ちっ、無限ループは無理と。
「お兄ちゃーん」
 その時、ドアの外から妹の声がして、ビクッと僕は飛び跳ねる。
「もうお風呂上がったよー」
「あ、ああ。分かった」
 なんとか平静を保って返事する。だ、大丈夫。鍵もかけてるし結界もある。
そして僕が伝えたい声と音だけは結界を通せた。
「早く入ってねー」
 小さな足音がこつこつと隣の部屋に入っていく。ありさは自分の部屋に入っていったらしい。
678ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:45:44 ID:I2dAVM/3
 ふー。隣にありさがいるかと思うと緊張する。
「あ、あの。今の方は?」
「ああ。妹のありさだ」
「妹さんですか。ではご挨拶は」
「しなくていい」
 ありさがリリムを見たら……卒倒するじゃないか。
「他にご家族の方は?」
「いないよ。お父さんとお母さんは事故で亡くなったし」
 途端にリリムの目がうるうると潤む。
「うぅ……。ごめんなさ〜い」
「泣かなくていい。気にしてないから」
「ご主人様……お優しいんですね」
 ぷいっと僕は顔を横に背ける。
「とりあえず。お風呂に入ってくるから」
 立ち上がろうとすると、
 リリムが僕の手を取り、ニコッと微笑みかけてきた。
「お背中お流しします」

「ふー。小さくて可愛いお風呂でしたー」
 うるさいやい。
 結局、僕の後で(ありさにばれないように)リリムには一人でお風呂に入らせた。
僕が一緒にお風呂に入るのは妹のありさだけ。
「んもー。ご主人様、遠慮しなくていいのに」
 くすっと口元に笑みを浮かべながら、バスタオル一枚をまとってリリムはベッドに腰掛ける。
ツインテールに結んでいたピンクの髪もほどき、背中にまっすぐ流れてかすかに濡れていた。
 こうして見ると……。
「どうしたんですか?」
「いや。髪をほどいたところも可愛いなと」
 マジカル☆アリサもツインテールをほどいたらこんな感じなんだろうか。
「やーん、ご主人様たら」
 きゃっきゃっとベッドの上で飛び跳ねるリリム。結界があるとはいえ、すぐ隣に妹がいるかと思うと緊張する。
「お兄ちゃーん。もう寝るから」
 その妹が隣の部屋から声をかける。リリムの存在には完全に気が付いていないらしい。
「ああ、僕もすぐ寝るから」
という僕の声は『妹に伝えたい』と思っているので結界は素通し。便利だ。
「おやすみー」「おやすみー」
 妹とおやすみを言い合う僕を、リリムは長い髪を揺らし目を細めて見上げていた。
「仲良いんですね」
「ああ」
 僕はすっと指を突きつけ、
「いいか。ありさには迷惑かけるなよ」
「はい」
 突きつけた指をちゅっと舐めるリリム。敏感な指の先端を口に含んでねっとりとしゃぶっていく。
それだけでゾクゾクと背筋が震えた。
 僕はリリムの口から指を引き抜くと、ばっと体を覆うバスタオルを剥いだ。
「やーん」
 リリムの白く細い裸身に目が奪われる。
 中学生程度の小柄な体に不釣合いな豊かな胸。くびれた腰。細い小枝のような手足。そしてベッドに流れる長いピンクの髪。背中には小さな黒い羽。
679ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:46:32 ID:I2dAVM/3
「ふふ」
 微笑を浮かべ、ベッドに寝そべりながら見上げ、手を伸ばしてくるリリム。
 僕はパジャマのボタンを外しシャツを脱ぎ、パンツごとズボンを脱いだ。
「きゃー」
 恥ずかしそうな声を上げ、頬を染めながら、リリムは僕の裸身から目を逸らさない。
「ご主人様の……もう大きくなってます」
「ああ」
 僕のペニスはもう天を向いていた。若いから仕方ない。
「やるぞ」
「は、はい」
 一声掛け、僕もベッドに上がり、裸のリリムを裸で横抱きしする。
「きゃん」
「わぁ」
 リリムの肌は柔らかくてすべすべで。僕は思わず歓声を上げた。
 そのままベッドの上でぎゅっと抱きしめ、腕に包み込むようにリリムを抱きしめる。
 お風呂上りのリリムからはほんのりと甘い香りがした。ミルクの匂い。
 長いピンクの髪に鼻を埋め、甘い香りに満たされながら、ぴったりと肌を密着させた。
勃起するペニスはリリムの太ももに当たっている。そしてリリムの豊かな膨らみは僕の胸に触れていた。
「ご主人様ぁ……」
 腕の中でもじもじと悶えていたリリムも、やがて静かに密着して肌を重ねる。

 ドクンドクン。

 こうして裸で抱き合ってるだけですごくドキドキする。そして熱い。お互いの鼓動がはっきり聞こえた。
「はぁ」
 腕の中、熱く吐息を漏らすリリム。緊張が解け、力が抜けるのが肌越しに伝わった。
 長いピンクの髪をかきわけて撫で、背中に手を回す。手に小さな羽が触れた。
「羽、小さくて可愛いな」
「は、はい……。嬉しいです」
「ふふっ」
 つい笑みが漏れる。僕に釣られてリリムも微笑を浮かべた。
 その口に僕はそっと接吻した。
 甘い香りが口いっぱいに広がり、喉の奥まで満たしていく。
「んっ」
 間近で大きく見開かれるリリムの紫の瞳。すぐに閉じられ、静かにキスを受け入れた。
 そのまま唇を重ねながら、じっと抱き合い。
「ぷはー」
 どちらからともなく口を離し、息を吐いた。
「リリムの肌……すごくすべすべしてる」
 その肌は今では紅潮して赤味が増していた。
「ご主人様ぁ……」
 潤んだ瞳を開き、切ない声で僕を呼び、今度はリリムからちゅっとキスしてきた。
「リ、リリム……もう」
 リリムの太ももがすりすりと擦り合わされるのが伝わってきた。密着した僕のペニスも刺激を受け、ビンビンに震える。
「ああ」
 横抱きにしたリリムをベッドに押し付け、上に覆いかぶさる。体重をかけないように。
680ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:47:19 ID:I2dAVM/3
「羽、痛くないか?」
「は、はい。頑丈ですから」
 とりあえず仰向けにしても大丈夫らしい。
 ちゅっと唇にキスすると、そのまま口を肌に這わせ下に移動し、細く白い首筋にしゃぶりついた。
「あんっ」

 ちゅー。

 強く、強く吸い、離す。首にしっかりとキスマークが残っていた。自分のものであることを証明するように。
「リリム……」
 そっと名を呼ぶ。僕の魔法少女。
「は、はい」
 上半身を挙げ、リリムを見下ろす。長いピンクの髪をベッドに散らし、赤い頬、潤んだ瞳で僕を見上げている。
 僕は上から覆いかぶさるように豊かな胸を両手で包んだ。
「あんっ」
 白い乳房は抵抗なく潰され、手の平には勃起してしこった乳首が感じられた。
「なんだ。もう勃ってるのか」
「だって。だってぇ」
 指を口に入れ、はぁと切ない声を漏らし、リリムはびくんと胸を弾ませる。
 乳房に籠める力を緩めると、反動でぽよよんと胸が飛ぶように震えた。
「はんっ。はうぅん」
「可愛いよ」
 胸に置いた手を開いて閉じて、その度に指が乳房に食い込んでいった。もみもみ。
「はっ……。はうっ。はんっ。あっ、あうぅ」
 指の動きに合わせ、胸もぷるるんと揺れ、リリムが喘いだ。
 もっと聞きたくなるような扇情的な喘ぎ声。
 ピンとしこった乳首を指に挟み、しこしことすりあげる。
「はああぁ!」
 かすかに浮かび上がるリリムの腰。
 左の乳首をしごきながら、右の乳首はちゅっとキスし、口に含んで吸う。
「あああぁ! んんぁああっ!」
 さすがに母乳は出ないが、リリムの乳首はそれでも甘くミルクの味が口いっぱいに広がる。
「んっ。んんぅ。んはー」
 眉間に皺を寄せ、悶えるリリムが上目に見える。
 尖った乳首を舌で転がし、もう片方の乳首もきゅっと指で挟んだ。
「はうんっ!」
 ビクッとリリムの体がベッドの上でバウンドしギシギシと揺れる……。
結界がなかったら間違いなくありさにばれてたな。
 胸から口を離すと、リリムは腕を目に当て、「はぁはぁ」と荒い息を整えていた。
 赤くなった長い耳にちゅっとキスすると、またビクッと震える。
「脚、開いて」
「は、はい……」
 腕をどけると潤んだ瞳をリリムは向ける。唇にキスしてから、そっと開いたリリムの股に僕は顔を寄せた。
 まだ毛も生えていないリリムの花弁。鼻を寄せると爽やかな薔薇の香りが漂ってくる。
そっと指で触れると、硬い肉ヒダの感触がした。かすかに濡れている。
「ひゃうっ」
 太ももに緊張が走る。僕はその間に顔を挟み、直接肉ヒダを舐めた。
「あううっ!」
681ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:47:59 ID:I2dAVM/3
 舌が肉の割れ目を上下するたびにリリムの緊張が太ももに走り、びくっびくと揺れていく。
「あうっ。あうっ、あうっ!」
 首を上げて喘ぎながら、手はシーツをぎゅっと握る。花弁の内側から溢れる蜜液をじゅじゅと吸ってみた。
「アアーッ!」
 背筋が仰け反り、そして硬直するリリム。
 口を離すと、ふーと羽の生えた背中がベッドに降り、大きく胸が上下した。
「はぁ……。ああっ」
 真っ赤な顔を見ながら、僕はリリムの太ももを撫でていく。細い肉付きの薄い脚。
「リリム。背中向けて」
「は、はい……」
 ピンクの髪が大きく回転し、小さな黒い羽の生えた白い背中をこちらに向ける。
そして小振りのお尻も。
 僕はそのお尻を持ち上げ、自分の腰を合わせていった。
「はあぁ!」
 入り口に僕の肉棒を感じ、きゅっとリリムの膣口が狭まる。
「大丈夫……。僕に任して」
「あぁ……んぅ」
 ぷるぷると横に揺れるリリムの白いお尻。やがて覚悟を決めたか、ぴたっと停止し、僕を待った。
「ど、どうぞ……。ご主人様……」
「ああ」
 そして。四つんばいになったリリムの背後から腰をしっかり抱え、僕は狙いを付けて、腰を叩きつける。

 ずぶっ、と肉棒が何の抵抗もなくピンクの花弁を貫き、埋まっていった。

「アアーッ!」
 白い背中が仰け反り、ピンクの髪が縦横に揺れる。髪の合間から見える小さな黒い羽はぱたぱたとはためいていた。
「はぁ、あっ。リリム」
 艶かしく揺れるリリムの白い背中と黒い羽とピンクの髪を見下ろしながら、
突き刺さった肉棒に意識を集中する。
「ああんっ! あうぅ! あぐうぅ!」
 狭く熱い膣肉を抉る度、リリムは仰け反り、口から涎とともに喘ぎが漏れた。
 ぎゅっとシーツを握る手に汗がこぼれる。
「ああっ。はああっ!」
 やがてペニスの先端が丸い穴に触れる。リリムの花園の最奥。密着させたまま腰を前後に振ると、パンパンと肉と肉がぶつかる音がした。
「ああぁ! あがああぁ!」
 ピンクの髪を振り乱し、こぼれる涎がベッドに落ちる。
 僕は手をリリムの前に回し、背後から胸をわしづかんだ。
「はぐうぅ!」
 ビクンとリリムの全身が硬直し、膣内までぎゅっと締め付けた。
 たまらず僕の頭に閃光が走る。

 どくんっ、と欲望が白い液となってリリムの胎内に流れ込んでいく感覚。

「アアアアアーッ!」
 膣内に射精を受け、リリムは背筋を仰け反らせ、そして脱力しベッドに沈み込む。
「くぅ」
 同時、僕の中にも熱いモノが流れ込んできた。
682ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:48:48 ID:I2dAVM/3
 これが魔力を『吸収』するということか。
 繋がったままの性器を通して、熱いエナジーが僕に流れ込むのを、はっきりと感じた。
「ふー」
 魔力の流れが止まるのを感じ、僕はベッドに沈み込むリリムから肉棒を引き抜く。
 ぴゅっと白汁が先端からこぼれ、リリムのお尻を濡らした。そのお尻もずるずると下がっていく。
「はぁ……あぁ」
 赤い頬で精も根も尽き果てたようにリリムは放心している。
 僕は横から彼女を抱き、ちゅっと口にキスし、
「大丈夫か?」
「は、はい……。明日になれば戻ってるはずです……」
 魔力を吸収され、疲弊しきったのだろう。考えてみれば今日はマジカル☆アリサとも戦ったのだ。
 急速に冷めるリリムの体温を感じながら、汗で濡れた肌を重ね、僕は告げる。
「まあ、やるだけやってみるかな」
「えっ」
「一緒に、戦ってもいいぞ」
 萎えていたリリムの表情にさっお英気が戻ってきた。
「そ、それじゃ……」
「ああ。マジカル☆アリサと一緒に戦おう」
 そしてアリサを倒したら……。
「えへへ」
 僕の胸に頬を預け、笑みを浮かべるリリム。
「ご主人様……大好きです」
「ああ」
 例えそれが呪いによる服従の為だとしても。今は素直に嬉しかった。
 乱れたピンクの髪を撫で、僕は彼女の頭を優しく抱えた。
「僕も大好きだよ。リリム」
 妹の次だとしても。なんだかリリムが愛しい。僕も呪いにかかったのだろうか。
「ご主人様ー」
 口を尖らせて僕に向けるリリム。求められるままキスして唇を吸った。
 それから僕とリリムは眠りにつくまでの間、裸で抱きあったまま何度も何度も唇を重ねた。

「ご主人様ー」
 朝。目覚めると、リリムはすでに服を着ていた。黒いタイトなワンピース。
背中の小さな黒い羽とよく似合っている。ピンクの髪もツインテールに結んでいた。
「おはようございます」
「おはよう」
 なんだか照れくさくてお互いに苦笑してしまう。閉じたカーテンからは微かに朝日が差し込んでいた。
「もう魔力はいいのか?」
「はい、ばっちり回復しました」
「そうか」
 手招きしてベッドにリリムを招きよせ、
「なんですか?」
 寄ったところを抱きしめてキスした。
「お兄ちゃーん。朝ごはんできたよー」
 ありさの声にすぐ口を離す。リリムは名残惜しそうにキスした口を押さえていた。
「それじゃ、学校行ってくるから」
「はい。ご主人様」
683ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:49:40 ID:I2dAVM/3
 こうして僕の学生と悪の魔法少女を従える悪魔という二重生活がはじまる。

 その日は何事もなく(普通はそうだ)放課後。
 いつものようにありさと一緒に手を繋いで家に帰ると、部屋では言われ通りにリリムが待っていた。
「ご主人様ー」
 ドアを閉じるとすぐにリリムが抱きついてくる。
「寂しかったですぅ」
「ああ。悪い」
 とりあえずベッドをリリムを座らせ、
「お腹すかないか?」
 昨日からリリムが何か食べるのを見たことがない。
 目をぱちくりさせるリリム。
「私は魔界の住人ですから。魔力があれば基本的に栄養の摂取は必要ありません」
「そうか。食事の必要がないのは便利だな」
「でもでも、食べようと思えば食べれますよ」
「ま、そのうちにな」
「わーい」
 何がわーいなんだか。
「排泄物はどうなんだ?」
「はいせつぶつ?」
「おしっことかうんことか」
 カーと赤くなるリリム。
「やーん、もう。ご主人様たらー」
「照れなくて良い。大事な事だから正直に答えろ」
「えーと……」
 リリムはなぜかモジモジして、
「で、出ます……」
 出るのか。
「今日はどうした?」
「は、はい。一階にあるおトイレを使わせてもらいました……」
「……まあ、ありさにばれないようにな」
 ここで漏らされても困る。
「今まではどうしたんだ?」
「そ、そのお外で」
「魔界に家があるんじゃなかったのか?」
「次期魔王決定戦の間は魔界には帰れない決まりなんです。帰ったら失格とみなされますので」
 なるほど。次は、
「マジカル☆アリサはどうやったらおびき出せる?」
「それは簡単ですよ。魔法使って暴れてたら向こうから勝手にやってきます」
「よし」
 こっちは僕とリリムの二人。二体一なら勝てるだろう。多分。きっと。
「マジカル☆アリサ捕獲陵辱作戦開始ー」
「おー」
 僕とリリムは右手を上げて作戦を開始した。なんだかなー。

 というわけでやってきたのは小学校。ありさが通っているのとは別。
 その前に僕も悪魔の姿に変身しておく。
「ナイトメア☆ヤマト参上!」
 僕の本名が大和だからヤマト。シンプルでいい。
 肌が黒くなって体が大きくなる。二メートルほど。破けた服は人間に戻れば一緒に元通り。便利。
背中には黒い大きな翼。額には二本の角。うーん、これぞ悪魔って感じの悪魔な姿。
684ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:50:25 ID:I2dAVM/3
 その悪魔の姿で、僕はどーんと小学校の校庭に降り立つ。空を飛んだのははじめてだがなかなか爽快。
「きゃー」「わー」
 放課後の学校にまだ残っていた小学生たちがわらわらと逃げていく。
 僕はその子たちに悪魔の力を振るった。
「ウィングカッター!」
 翼をはためかせると、風の刃がスカートを切り裂き!
「デビルファイヤー」
 口から吐き出される赤い炎は木製のブランコを燃やす!
「デビルサンダー!」
 そして角から放たれる電撃は女子小学生を痺れさせ、転倒させた!
「きゃー!」
 校庭にばたばたと倒れるスカートを切り裂かれる女子小学生。
 ふふっ。妹のありさと同じ年ぐらいの女の子をいたぶるのは快感。心まで悪魔だぜ。
「きゃー。ご主人様、さすがですー」
 僕の上空では小さな羽をはためかせ、リリムが飛んでいる。一応、マジカル☆アリサが出たときのために見張らせているのだが。
「ふっふっふ」
 僕は電撃に撃たれて痺れている女子小学生の一人に近付く。ありさと同じ6年生ぐらいの少女に。
「まずはお前だ」
 大きな爪でざっくりと服を引き裂く。もちろん肌は傷つけないように。
「あ、ああ……」
 淡く膨らんだばかりの小振りの乳房を外気に晒され、少女は痺れた口でなんとか声を出す。
大丈夫。優しくするから。でも今の僕は大きいから裂けちゃうかもね。
 その子の引き裂いたスカートの奥。白いパンツも爪で引き裂き、
「お待ちなさい!」
 突然の声に動きを止めた。実際に待つ必要はないが、お約束だろう。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
 校舎の屋上、フェンスにたなびく栗色のツンテール。こらそんな所に立ってたら危ないだろう。
「とう!」
 三階建ての校舎の屋上からばっと飛び降りるアリサ。緑のミニスカートがふわっと浮き上がるが、ギリギリでパンツは見えない。
くそっ、なんて鉄壁なスカートだ。短いのに。
「この悪魔! 小学生を襲うなんて許せない!」
 僕は襲おうとしていた少女からアリサに向き直り、鋭い牙の並んだ口を開いた。
「こんにちわ」
「こんにちわ」
とアリサも挨拶を返す。
「ふっふっふ。今日こそあなたもおしまいよ!」
 リリムも上空から降りてきた。
「今日はご主人様も一緒なんだからね!」
「ご主人様?」
「そう。私のご主人様の!」
「ナイトメア☆ヤマトです」
 自分で名乗ってぺこりとお辞儀すると、
「あ、どうも。マジカル☆アリサです」
 ぺこりとアリサもお辞儀した。
「ご主人様はとーっても大きくて硬いんだから!」
「な、なにが?」
 アリサが聞き返すと、
「もう! ちんこに決まってるでしょ、ちんこが」
685ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:51:17 ID:I2dAVM/3
 こら。女の子がちんことか言うな。ちなみに悪魔状態の僕のちんこちゃんとズボンの中に納まっている。
どんな激闘でも決して敗れない魔法のズボンだ。
「ち、ちんこ?」
 呆然と呟き、アリサはかーと顔を赤らめ、
「こ、このエッチ! へんたい! へんたい!」
 ああ。妹のありさと同じ顔、同じ声で罵られるとなぜか興奮する。
「ふん。あなたもご主人様に犯されて魔力を吸収されなさい!」
「おか……され?」
 きょとんと首を傾げるアリサ。本気で分かってないな。
「あー、あのな。女の人に無理矢理エッチなことをするってことだ」
 僕の説明にカーとアリサの顔がまた赤くなる。さっきよりも。
「こ、このエッチ! へんたい! へんたい! へんたい!」
 やっと分かったらしい。そういや妹のありさも性的なことには疎かったな。
「うふふ。もうご主人様と私はそういう仲なのよ。裸でお互いを愛し合うんだから」
「きゃー。きゃー。きゃー」
 真っ赤な顔でバトンをくるくる回すアリサ。
 しかしリリムはベッドの上とは性格変わってるな。悪事を働くときには悪の魔法少女になりきるんだろうか。
「あー、まあそういうことで」
 僕の目がギランと輝く。欲望で。
「お前を犯す!」
「きゃー!」
 ばっと翼をはばたかせ、高速で宙を飛び間合いをつめ、巨大な腕を振るう。
 先手必勝! 魔法を使う間を与えず、肉弾戦で片を付ける!
 僕の手が校庭を抉り、もうもうと土煙を上げる。だが手応えはない。
「上か!」
 見上げるとはためく栗色のツンテールが見えた。ジャンプして僕の先制攻撃をかわしたらしい。
「ウィングカッター!」
 上空のアリサに風の刃を放つが、バトンをくるくる回すとかんかんと弾かれた。
 あれ? そんな簡単に防がれちゃうの?」
「デビルファイヤー」
 着地するアリサに続けざまに口から炎を吐く。ぼー。
 アリサはまたもバトンを回し、赤い光でその身に覆う。僕の炎は光に防がれ、
アリサには火傷一つない。
「ぬっ。デビルサンダー!」
 まだまだ。今度は角から電撃!
「マジカル☆シュート!」
 同時にアリサのバトンからも赤い光が矢となって放たれる。
 赤い光が電撃を貫き、僕へ直接当たる。
「いてー!」
 思わず悲鳴を上げた。赤い光が当たった胸からじゅうじゅうと煙が上がった。
 さらに赤い光は周囲に飛び、僕が燃やしたブランコを瞬時に修復し、電撃で痺れていた女子生徒を回復させ、切り裂いたスカートを直した。
「みんな、今のうちに逃げて!」
 アリサの声に、逃げ送れた女子生徒たちもわーと校門から逃げていく。
 しまった。人質にでもすればよかったのに。いや、それよりも。
「うぐぐ」
 あらゆる技を防御され、僕は打つ手を失っていた。横のリリムをちらっと見ると、
「はわわ。ご主人様、どうしましょう〜」
 そっちも打つ手なしかい。
 いや、まだ手はある。
686ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:52:05 ID:I2dAVM/3
「リリム! 合体攻撃だ!」
「は、はい」
「同時に電撃!」
 声に合わせ、僕の角とリリムの手から電撃が放たれる。
「キャアアアアアアアァァー!」
 甲高い悲鳴。複合した電撃がアリサの赤い防御幕を貫き、直撃。アリサの細い体がピーンと硬直した。
ビクンビクンと飛び跳ね、そして歯を食いしばって耐える。ああ、可愛い顔が苦痛に歪むのを見るだけで興奮する。
「はぁっ、あうぅ……」
 合体電撃を受け、体か黒煙を上げながら、よろよろになりながらもアリサは倒れない。
だがもうボロボロだ。
「もう一度だ」
「はい!」
 もう一度電撃を繰り出そうとする僕とリリム。
「まだよ!」
 瞬間、アリサの体が赤い光に包まれ、宙に舞った。
 あれは!? アリサの必殺魔法か!
「同時に電撃!」
 僕とリリムが合体電撃を放つと同時、
「マジカル☆スパーク!」
 上空から舞い降りるアリサの全身から赤い光の球が放たれる。
 複合電撃と赤い球が真正面からぶつかり−

 どごーん

 校庭を白い閃光が包んだ。
「きゃー」「わー」「キャー」
 アリサと僕とリリム、三者三様の悲鳴。
 光が収まり、倒れていた僕はすぐに立ち上がる。
「リリム!?」
 いた。僕の横でぐるぐる目を回して倒れている。
「アリサは……?」
 もうもうと立ち上がる土煙の向こうにいた。
「はぁ……くっ」
 なんとか立っているがひどい格好だ。緑のスカートは切り裂かれ、素肌には細かい傷が走っている。
栗色のツインテールもしょぼんと垂れ下がっていた。
「ふ、ふふふ」
 お互いに魔力は尽きたらしい。だが僕にはこの強靭な悪魔の体がある。一方のアリサは見た目は小学6年生くらいの少女。
「勝った!」
「きゃあっ!」
 ボロボロぼアリサに飛び掛かり、細い肩を掴んで押し倒す。
「いたっ!」
 やっぱり。簡単にアリサは倒れ、大きく目を見開き、僕の体の下で震えている。
「さーて」
 大きな舌で舌なめずりして、
「犯すぞ」
 鋭い爪がアリサの胸を隠す赤い布を簡単に引き裂いた。
「きゃー!」
 風に飛ばされる赤い布。
 淡い小振りの乳房が外気に晒される。
「いやあ! イヤアアアァーッ!」
687ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:53:12 ID:I2dAVM/3
 泣いても叫んでも助けは来ない。校庭にいるのは僕とアリサと気絶したリリムのみ。
みんな逃げ出し、いたとしても悪魔の僕は止められない。
「メチャクチャにしてやるぞ」
 妹のありさと同じ顔、同じ声のマジカル☆アリサをメチャクチャに犯す。
待ちに待った瞬間に、否が応にも股間が盛り上がった。
「いやぁ! 助けて! 助けてお兄ちゃん!」
 栗色のツインテールを振り乱してアリサが泣き叫ぶ。マジカル☆アリサにも兄がいるらしい。
「無駄だ」
 僕の大きな手がアリサの小振りの胸を覆い、またアリサが叫ぶ。
「助けてローラちゃん!」

 瞬間、白い光が僕を包み、弾き飛ばした。

「がはっ」
 血反吐を吐き、僕は見た。
 アリサのすぐ側に白い光が光臨するのを。
「魔法天使エンジェル☆ローラ、華麗に光臨」
 そして光がやみ、金髪の少女が姿を現す。
 見た目の年齢はアリサと同じぐらい。つまり小学6年生くらい。
 肩まで伸びた蜂蜜色の金髪、後頭部には大きな赤いリボン。身にまとう白いワンピースの腰の後ろにも大きな赤いリボン。
すらっと伸びた手足は白く、瞳は青。白人の少女のようだった。
 だが決定的に違うのは背中に生えた小さな白い翼。リリムの蝙蝠の羽とは違い、
鳥のような翼。天使のような。いや、まさに天使そのもの。
「はわわ!」
 いつの間にか目を覚ましたか。リリムがその金髪の少女を見て、腰もぬかさんばかりに飛び上がっている。文字通り宙を飛んで。
「あ、あれは!」
「知ってるのか?」
「いいえ。初めて見ます」
「おーい」
「で、でも。あの翼、間違いなく魔法天使です!」
「はい。そう仰いましたよ。魔法天使のローラです」
 ローラと名乗った少女はスカートの裾をつまみ、優雅にお辞儀する。そしてアリサに向き直ると、
「よく頑張りましたね。リカバー」
 白い手から放たれる白い光が一瞬でアリサの傷を癒す。服も元通り。ばかりか、消耗した魔力まで回復するのを肌で実感した。
「ありがとうローラちゃん!」
 さっと立ち上がったアリサは以前よりも充実して見えた。溢れんばかりの魔力をひしひしと感じる。
「ずるっ!」「ずるーい!」
 僕とリリムの非難にもローラは優雅に首を傾け、
「これで二対二。対等だとは思いませんか?」
 そうだけどさー。こっちはアリサ一人にも手を焼いてたわけで。
「なあ。魔法天使ってあれか。天界から派遣されたってやつ」
「はい」
 僕はリリムの説明を思い出す。
 魔王選定を兼ねてこの世界を侵略しにきた百人の魔王の子供に対抗すべく、天界が派遣した百人の魔法天使。
その魔法天使は時に素質ある少女を魔法少女にするという。
「マジカル☆アリサを魔法少女にしたのが、あのロ−ラってわけか」
「はい。そうですよ」
688ナイトメドリーム第一話 :2008/03/01(土) 18:54:01 ID:I2dAVM/3
 上品な顔でニッコリ微笑み、僕の言葉を肯定する魔法天使ローラ。
「それで、どうします?」
 向こうには頼もしい助っ人。こっちは二人ともボロボロで魔力もほぼ使い果たした。
「逃げよう」
「はい」
 そーれ、退却、退却〜。
「マジカル☆シュート」
「ディヴァン」
 アリサとローラ、二人が放った赤と白の光が背中を向けて逃げ出す僕とリリムを直撃した。

 どかーん

「おぼええてろー」
「あーれー」
 捨て台詞とともに僕とリリムは空の彼方に吹き飛び、ぴかっとお星様になった。

「負けちゃったなー」
「負けちゃいましたねー」
 ボロボロのまま、なんとか家に戻った僕(人間の姿に戻った)とリリム。
結界を張った部屋に篭もって反省会。
ちなみにありさは留守だった。
 あー。あのローラとかいう魔法天使が邪魔しなけりゃアリサを犯せたのに。
 でもローラもすごい可愛かったな。おしとやかで上品て感じで。うん。ローラもなんとか倒して犯そう。
「というわけで。当面の目標は打倒アリサとローラだ」
「がんばろー」
「おー」「おー」
 当面の目標が決まって手を挙げる僕とリリム。問題はどうやって達成するかだが、それは後で考えよう。
 それにしてもありさは遅いな。もう夜だというのに。
「ただいまー」
と思ったらありさが帰ってきた。
 僕はリリムを部屋に待たせ、すぐさま玄関に向かう。
「お帰り。遅かったじゃないか」
「うん、ごめん。ちょっと、ね」
 そう言ったありさはどこか疲れたようだった。
「大丈夫か? 何かあるならお兄ちゃんに言って」
「うん。大丈夫だから。ありがとう」
 しっかり者の妹が言うなら大丈夫なんだろう。でもやっぱり心配。
「お腹空いたでしょ。すぐご飯作るね」
 台所に駆け込むありさの後ろ姿に、僕はマジカル☆アリサを重ねていた。本当によく似ている。

 それにしても、マジカル☆アリサの正体は一体誰なんだろう?

(おしまい)
689名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 19:52:36 ID:KbRa8Dwc
GJ!
俺ももう少しテンポよくうまく書ければな……
690名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 23:20:39 ID:VeQ239t+
>>665-671
完全にファンタジー世界の魔法少女物も良いなぁ
次回以降背景も含めて続き期待

>>675-688
お兄ちゃんも元からだいぶ素質があるなw
妹だとわかっても余計に興奮して犯しそうだw
691名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:49:02 ID:J1FZPEy4
GJ!
読んでる途中にガッシュかとオモタw
続き期待
692名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 13:30:11 ID:K4dKpi9t
> 「おぼええてろー」
> 「あーれー」

あまりにも久しく聞いてない言葉がいきなり出てきて吹いたw
693名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 13:33:08 ID:cD9y5vga
ドリーム面白すぎるwww
これは期待せざるを得ない・・・!!
694名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 18:03:26 ID:2SGTq9hL
兄妹とリリムが良い感じにアホだなw
695名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 00:46:04 ID:+ny01YDS
上げ
696外伝 ◆9QlRx9nooI :2008/03/03(月) 16:51:07 ID:cTv7bGxA
 ナイトメアドリーム第二話

「はぁっ……あうぅ! あはぁっ!」
 腕の中でピンクの髪のツインテールがゆらゆらと揺れた。
「アァ……あああぁーっ!」
 ピンクの髪が切ない喘ぎとともに跳ね、繋がったままの僕のペニスにも刺激をもたらす。
「くっ。出すぞ」
「は、はいぃ! きて! きてくださぃ!」
 涎を垂らす口でリリムが必死にしがみついて叫ぶ。
「くうぅ!」
 腰に力を入れるとどくっと精が注がれ、リリムの子宮を満たし、そして結合部から漏れていった。
 もう何度目の射精と絶頂だろう。結ばれた股間から溢れる精液がリリムの足元まで流れていった。
「はぁ……はぁ」
 熱く息を整えるリリムの口にキスし、舌を入れて牙をちゅくちゅくと舐めた。
「んふぅ」
 リリムも僕の舌を舐め、びちゃびちゃと淫らな音が響く。そして挿入したままの僕の分身は再び硬さを取り戻していった。
「あはっ」
 リリムも感じたのだろう。口を離し喜色を上げて、繋がったままのお腹を撫でた。
「もう……お腹いっぱいですぅ……」
「ああ」
 長い耳元で僕は囁く。
「赤ちゃん、なんて名前にする?」
「きゃっ」
 リリムの膣がぎゅっと締まるのを感じた。
「も、もう……ご主人様たら」
 うるうる潤むリリムの瞳。僕はもう一度キスし、激しく腰を突いた。
「はぁ!」
 ツインテールとともに汗が飛び散る。

 今日は日曜日。朝は特撮とアニメを見て、昼食を食べてからは、結界の張った部屋でずっとリリムと交わっていた。
 外はもう赤い。夕日の赤。ずっと交じり合い、僕とリリムはすっかり汗だくで、ベッドも汗でびしょにしょに濡れていた。
 妹のありさは昼から出かけている。いても結界のおかげで声は外には漏れないのだが。
「ああっ……はっ!」
 正常位で何度も射精を受け、リリムはぐったりとなっていた。そのリリムに覆いかぶさり、僕はまだまだ腰を使う。
「んっ、うぅ……ご主人様ぁ」
 何度も何度も絶頂を迎え、すっかりリリムは敏感になっていた。乳首をきゅっとつまむと、ガクガクと腰を漏らす。
「もう……もう」
「やめる?」
 あっさりと腰を引く僕。すぽっと肉竿が抜け、ぱっくりと割れた蜜肉からとろとろと精液が溢れ、太ももを汚していく。
「あ、ア、いやぁ……」
 物足りなさそうに小さく呻くリリム。僕はすぐに硬いままの肉竿で貫いた。
「アーッ!」
 挿れた途端、背筋を仰け反りピンクのツインテールが乱れ飛ぶ。
「抜くよ」
 言って、僕はすぐに引き抜いた。
697ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:52:38 ID:cTv7bGxA
「だ、だめぇ……。イジワル、しないでぇ」
 潤んだリリムの瞳から涙が滲んできた。
「ごめんよ」
 僕はその涙をぺろっと舐め、再び貫く。
「ああっ!」
 抽出を繰り返し、リリムの秘肉はすっかり爛れ、すんなりと僕を受け入れた。
一気に奥まで差し込むと、快楽が肉竿を包み、射精となって放たれる。
「はぁ……! あぁあぁつ!」
 リリムの豊かな胸がふるふると震え、僕はその眺めに満足し、ゆっくりと分身を抜いた。
「はぁ」
 顎からこぼれる汗がリリムの頬に落ちる。昼間からずっと交わり、さすがに精魂尽き果てた。
心地いい爽快感のある疲れ。
 同じく燃え尽きたリリムを横抱きし、汗にまみれた裸体を密着し、乱れたピンクの髪を撫でていった。
「あんぅ……。ご主人様」
 僕の胸に顔を預け、甘ったるい声でリリムが囁く。
「今ので赤ちゃんできたかな?」
「もう」
 リリムの指が僕の胸で「の」の字を書く。くすぐったい。
「妊娠しても……見捨てないでくださいね」
「当たり前だろ」
 赤ちゃんできて後悔するぐらいなら女は抱かない。抱くときは子供が出来る覚悟で。
男なら当然の事だ。
「マジカル☆アリサとエンジェル☆ローラだっているのに」
 そう。魔法少女マジカル☆アリサだけでなく、魔法天使エンジェル☆ローラまで敵として現れた。
 そして時期魔王の座を争う百人の魔王の子供たちもいつ襲ってくるか分からない。
 でも、まぁ、休息も必要だろう。
「夜になったら特訓だぞ」
「は、はい」
 昼間は目立つから、夜になるまで待っていたというのもある。リリムがあんまりにも可愛いもんだから、つい張り切っちゃった。
「ただいまー」
 そのとき、玄関からありさの声がした。帰ってきたらしい。
「お兄ちゃーん。お客さん連れてきたよー」
 客? 僕はすぐにベッドから上がると、タオルで汗を拭いた。さすがに汗まみれではみっともない。
「おとなしくしてろよ」
「はい」
 服を着る間、リリムに念を押す。リリムはぐったりと横たわったまま、汗まみれのベッドの匂いを嗅いでいた。
「うふっ。ご主人様の匂いがする……」
 恥ずかしいことを。

 下に降りると、リビングにありさとその客というのがいた。
 驚いたことに金髪の白人少女だった。肩まで伸びた蜂蜜色の金髪に白い肌。
年齢は小学6年生のありさと同じくらいだろうか。服装も上品。
「はじめまして、お兄様。ローラと申します」
 白人少女が立ち上がって優雅にお辞儀する。
「あ、ああ。こちらこそ。兄の千巻 大和です」
 お辞儀する僕に、ローラと名乗った少女はニコリと上品に微笑む。
「妹さんにはいつもよくしてもらってます」
698ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:53:58 ID:cTv7bGxA
「それはどうも。これからも仲良くしてやってください」
 見るからに良い人そうで僕も安心した。
 それにしてもどこかで見た顔だな……。そうか、エンジェル☆ローラによく似ているんだ。
 へー。魔法天使にそっくりな人もいるもんだな。
「お兄ちゃん、今日はローラちゃんも一緒に夕飯いい?」
「ああ、もちろん。ゆっくりしていってください」
「そんな。ご迷惑おかけします」と、またもお辞儀するローラ。
「はは、まあ気楽に。ありさ、今日のご飯は?」
「結局、あたしが作るんだよねー」
 僕はあいにくと料理は全く駄目。学校に持っていくお弁当もありさが作ってくれている。
「まあ。ありさちゃん、すごいのね」
「えへへー」
 友達に胸を張るありさ。仲良さそうで兄としても安心する。
「それじゃ、シチュー作るね。材料買ってきたから」
「ああ」
 ありさのシチューは一品なのだ。
「その前に」
と、ありさは僕に指を突きつけ、
「お兄ちゃんはお風呂入って。すっごく臭い!」
 うっ、やっぱり汗臭かったか。昼からずっと交尾してたもんな。
「はーい」
 くすくす笑うローラに背中を向け、僕はお風呂場へと向かった。

 妹やリリムならともかく、僕のお風呂シーンなんてカットだカット。

「ふー」
 お風呂に入ってさっぱりすると、ありさが夕食の準備をする間、ローラちゃんとお話しする。
「すみません、ご馳走になって。あ、お手伝いします」
「いいからいいから」
 お客さんにお手伝いさせるわけにはいかない。
「ローラちゃんは待っててよ。お兄ちゃん、変なことしちゃダメだよ」
 台所からありさの声。うーむ。無理矢理押し倒して犯して妊娠させるのは駄目か。
「あ、あの。うちのありさとはどうやって知り合ったんですか?」
 年は近そうだが、かといって学校の同級生にも見えない。
「はい。ありさちゃんには困っているところを助けてもらったんです」
「ありさが?」
「ええ。とても優しい方で。とても助かってます」
 ありさがねー。と、ローラはかすかに俯き、表情を暗くさせ、
「それから、ありさちゃんにもお手伝いしてもらって……。本当に感謝しています」
 お手伝い?
「ありさが何を?」
「い、いえ。あの」
 不意にローラは手をばたばた振り、
「ちょ、ちょっとしたボランティアなんですけど」
「はは。そのぐらいなら結構ですよ。あいつ、何にでもすぐに首突っ込むんで」
「はー」
 かく言う僕も悪の魔法少女のお手伝いしてるわけで。
「あ、あの」
 生真面目な表情になり、ローラは居住まいを正して僕に向き直り、
「ありさちゃんは私が必ずお守りします」
699ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:54:59 ID:cTv7bGxA
「はぁ」
 そんな大げさに言われても。
「妹をよろしくお願いします」
 僕にはそれしか言えなかった。
「シチューできたよー。お兄ちゃん、皿運んで」
「ああ」
 立ち上がり僕も台所に向かう。柔らかい香りが空いたお腹を刺激した。
 テーブルに食器を並べる僕とありさの兄妹を、ローラは目を細めて見ていた。
きっと仲の良い兄妹に映っているんだろう。まさにその通り。
 両親のいない今、僕とありさはこの世で唯一の肉親同士。たった二人の兄妹。
これからもずっと。二人は仲良し。

「いただきまーす」
 ぱくぱく
「ごちそうさまー」
「早いっ」
 すぐに夕食を食べ終わった僕に、ありさが目を丸くしている。だってお腹空いてたんだもん。
「お兄ちゃんは二階に上がってるから。ローラちゃん、ゆっくりしていって」
「どうも」
 シチューを口に運ぶ手を止め、ローラちゃんは優雅に微笑んだ。テーブルマナーも上品。
 食べ終わった自分の分の皿を持って流し場に置き、二階に上がる。
 自分の部屋に戻ると、服を着たリリムが眉間に皺を寄せていた。
「どうした?」
「うーん」
 リリムは難しい顔をしたまま、
「なんだか……魔力の気配を感じたような……」
「魔力?」
「よく分からないんですよ。この部屋の結界のように、隠されてる感じで」
 リリムがこの部屋に張った結界は音だけでなく魔力も外に漏らさない。おかげでリリムは見つからないのだ。
「気のせいだろ」
「そうですね。気のせいかも」
 あっさりと気のせいという結論に。
「外に行くぞ。下はありさとお客さんがいるから、窓からな」
「はい」
 窓を開け、背中からばっと黒い翼を出し、夜空へと飛び出す。
 厚い雲がたちこめ月も星も見えないが、悪魔の目は暗闇を見通せる。後ろから小さな羽でリリムが続いてるのを確認し、びゅーんと街の上空を飛んでいった。
 そしてたどり着いたのは町外れの山の中。街の明かりがずいぶん遠い。
「ご主人様、ここで何するんですか?」
 ぱたぱたと着地しながらリリムが聞いてくる。
「はっ。ここで野外プレイ!? わー、ワイルド」
「んなわけあるか」
 あれだけやってまだ足りないんかい。
「特訓て言ったろ」
「特訓?」
「そう」
 僕はぐっと拳を握り締め、
「へーんしん」
 一瞬で体が大きくなり、悪魔の姿になる。ナイトメア☆ヤマトに。
「必殺技の特訓だよ」
「必殺技!」
 ぎゅっとリリムも小さな拳を握った。
700ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:56:03 ID:cTv7bGxA
 僕が強くなるのに一番手っ取り早い方法は、魔力を持つ者、つまり魔法少女や魔法天使を犯して魔力を奪うこと。
もちろんリリムからはもう魔力を吸収した。だが同じ相手から奪えるのは一度だけ。
これ以上リリムを抱いてもただ気持ちいいだけ。いや本当に抜群なんだこれが。
 ともあれ、他の魔法少女や魔法天使を襲っても返り討ちにあうのは必定。だから今の力で出来る限りのことをするのだ。
「というわけで」
「はい」
 こくっと頷くリリム。
「必殺技! いくぞー!」
 ぐおおおおーっと魔力を高めながら急上昇!
「ぬおりゃー!」
 そして急降下!

 どかーん

「もがもがー」
 目の前が真っ暗。暗視が利いても顔が地面に埋まったら何にも見えない。
「はわわ。ご主人様ー」
 すぐさまリリムが僕の足をひっぱり、顔を出してくれる。どうやら頭から地面に突っ込み、埋まっていたらしい。
「えーと、今のは何しようとしたんです?」
「全魔力を集中させて一点突撃!」
「む、無茶ですよー」
「無茶でもやるの」
 マジカル☆アリサのマジカル☆スパーク。あれを単独で打ち破るには、こちらも魔力を集中させての突撃技しかない。
「行くぞー」
 再び、飛び上がって魔力を体中から放ち、突撃!

 どごーん

「きゃー」

 ばごーん

「きゃー」

 ずごーん

「ご、ご主人様ー」
 ふらふらになってよろめく僕に、リリムが駆け寄って肩を貸す。
「だ、大丈夫ですかー」
「あ、ああ」
 ピンクのツインテールが鼻腔をくすぐり、甘い香りが活力を甦らせる。
「今日はもう帰りましょうよー」
「そ、そうだな」
 びゅーんと飛んで家に帰る。
 帰宅すると、ローラちゃんはもう帰った後だった。

 それから学校が終わって放課後の度に、僕とリリムは山中に行って特訓に明け暮れる。
 夜になると帰ってくる僕にありさはずいぶん心配したが、ただ鍛えてるだけと説明しておいた。
 ありさのほうは特に何事もない。ずっと平和が続いてるようだ。
701ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:57:05 ID:cTv7bGxA
 そして一週間後の日曜に、作戦を決行することにした。すなわち、マジカル☆アリサ捕縛大作戦である。
 今度こそ勝ーつ。そして犯す。

「では作戦を説明する」
「はい」
 作戦本部、すなわち僕の部屋でぴしっと敬礼するリリム。
「第一段階はマジカル☆アリサとエンジェル☆ローラを分断させること」
 あの二人に力を合わせられると厄介だ。
「まずはリリムが触手を大量召還して街にばら撒く。これであの二人は別行動を取るはずだ」
「はい!」
 リリムには触手を召還して人を襲わせる能力がある。触手の戦闘力は雑魚レベルだが、大量に召還できるのが利点。要は使い様だ。
「アリサとローラを確認したら第二段階。僕はアリサを襲い、ローラはリリムが抑える。時間稼ぎするだけでいいぞ」
「はい。……ええっ!?」
「そして第三段階。僕がアリサを犯して魔力を奪う。そうしたらリリムは撤退していいぞ」
「あのー」
 小さく手を挙げるリリム。
「なにかな?」
「それって、私は時間稼ぎの捨て駒ですか?」
「やだなー」
 僕はにこやかにリリムの肩に手を置き、
「ただの戦術上の囮だよ」
「はい。がんばります!」
 きゅっと手を握るリリム。よーしよし。
「では作戦開始!」
「了解!」
 びしっとリリムが敬礼して、作戦を開始する。

 場所は変わって近所の公園。以前、リリムとアリサが戦った場所。僕が最初に二人を見た場所でもある。
 僕は悪魔の姿で、リリムと一緒に公園の茂みに隠れていた。いや姿を現すと真っ先にこちらが狙われるんで。
「そーれ。触手さんたち行ってきなさーい」
 隠れながらリリムが手をかざすと、地面からにょろにょろと触手が生えてくる。大型犬程度の大きさ。
「がんばって襲ってきてねー」
 にょろにょろと触手は四方に散って、人々を襲って触手責めを仕掛けていった。
「きゃー!」「いやー!」
 あちこちから聞こえる悲鳴。ふふふ、これだけ広範囲に被害が出ればアリサとローラも別行動を取らざるを得まい。
「あっ。出ましたよご主人様」
 早っ。感知能力は僕よりリリムのほうが格段にすぐれている。
「えーと。こっちにアリサ、あっちにローラです。やーん、触手さんたちがすごう早さでやられてます」
 急いだほうがいいな。
「じゃ、僕はアリサをヤってくるから。ローラの足止めはよろしく」
「は、はい。がんばるもん」
 緊張した面持ちで手を握るリリムを尻目に、僕は翼を広げて空に舞う。
 太陽はほぼ真上。時刻は正午。
 ありさには家を出るなと伝えているが、ちゃんと守っているだろうか。お兄ちゃん、ちょっと心配。
702ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:58:06 ID:cTv7bGxA
「マジカル☆シュート」
 おっ、やってるやってる。
 びゅーんと飛ぶと赤い光が見えた。湖の側にある湖の上公園。僕がリリムを犯して処女を奪った場所。
同じ場所でアリサも襲われるとは皮肉な偶然だ。ぺろっと舌なめずりして、僕はどすーんと着地する。
「ナイトメア☆ヤマト、邪悪に参上!」
 うーん。我ながら、名乗りが上手くなったもんだ。こっちも練習した甲斐があった。
「ナイトメア☆ヤマト!」
 びしっとハートの付いたバトンを突きつけるアリサ。相変わらず可愛い。妹によく似て。
妹のありさは栗色のショートヘアだが、マジカル☆アリサは長い栗色のツインテール。
 赤色の薄い布が一枚覆っているだけの胸は薄く、ほとんど平坦。ふわっと広がる緑のミニスカート。
きりっとこちらを見つめる表情は凛々しく、それでいてなお可愛さを感じさせた。
 触手はすでに全滅し、人の姿もない。僕とアリサの二人きり。
「ふっふっふ」
 悪魔の姿の僕は不適に笑い、
「今日こそお前の負けだ。エンジェル☆ローラは助けに来ないぞ」
「なによ。あなただって一人じゃない」
 声まで妹にそっくり。その声で怒鳴られるときゅんと胸が鳴る。ああ、もっと。
もっと罵っておくれ。
「一人で十分。裸にしてまんこにちんこ突っ込んで泣かしちゃうぞ」
「きゃー。えっち、ばか! へんたい! へんたい! へんたい!」
 そうそう。そんな感じ。背筋がゾクゾクする。
「ところで、マジカル☆アリサ」
「なによー」
「お前、処女か?」
「しょじょ?」
 首を傾げるアリサ。長いツインテールも一緒に揺れる。本気で分かってないな。
「あー、つまり。男の人とエッチなことをしたかどうかってことだ」
 カーと赤くなるアリサの顔。
「してないもん! えっち! なんであなたってそんな事ばっかり言うの!
 このへんたい! へんたい! へんたい! へんたい!」
 ああ、罵られるたびにビクビクンと体が歓喜してしまう。もっと。
「あー、そうかそうか」
 そもそも処女かどうかなんて聞くまでもなかったな。
「では、お前の処女! 今日ここで頂く!」
「やー! へんたい!」
 ばっと黒い翼を大きく開き、アリサとの再戦が始まった。
「マジカル☆シュート!」
 空に舞う僕に、アリサが赤い光線をバトンから撃って来る。
「笑止!」
 トンボ返りして光線をかわす。当たると痛い。お返し。
「デビルファイヤー」
 ぼーと地上に火を吹きながら直進。進路上のアリサはさっと左に飛んで回避する。
 軽い挨拶代わりの攻防。僕はゆっくりと着地し、アリサに向き直る。
「やるな」
「そっちもね」
 お互いに不適に笑う。
703ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 16:58:59 ID:cTv7bGxA
「ウィングカッター」
 僕の翼から放たれる風の刃をバトンで弾き、アリサが跳んだ。
「マジカル☆シュート」
 上空から赤い光線が迫る。僕は胸を張ってそれを受け止めた。
「えっ!?」
 直撃を受け、全身からしゅーと黒煙が上がる。驚いたのは着地したアリサのほうだった。
「どうした」
 ガクガクと震える膝を必死に我慢し、僕は出来る限り平静を保って言い放つ。
「効かんぞ、そんな技」
 全身がすっごく痛い。今にも倒れそうになるのを必死に耐える。
「お前の、最大技で来い!」
「くっ」
 あからさまな挑発に、マジカル☆アリサは全魔力を解放。全身が赤い光に包まれ、宙に飛ぶ。
 待ってたぜ、それを!
「はぁっ!」
 僕も全魔力を解放し、全身を黒い闇に包み、宙に飛んだ。そう。アリサと同じように。
「あっ。あたしの真似!」
「うるさい」
 結局、完成した新技はアリサと同じようなものだった。
 空中で対峙する赤い光と黒い闇。
「マジカル☆スパーク!」
「ナイトメア☆スパーク!」
 お互いに真正面から飛び込み、激突寸前に魔力だけを球として放出。

 どかーん

 赤い光の球と黒い闇の球が真正面からぶつかり、そして爆発した。
「きゃー!」
「ぬおー!」
 爆風で僕もアリサも吹っ飛ばされる。
 大きな黒い翼を広げ、僕はなんとか空中で停止する。
 マジカル☆アリサは!?
「きゃー」
 いた。悲鳴を上げながらキリキリと回転し落下している。彼女に翼はない。
「あ、あぶなーい」
 僕が見ている前でぽしゃーんと湖に落ちていった。地面に激突しなかったのは僥倖か。
「あわわ」
 すぐさま僕も湖に飛び込み、沈み行くアリサの細い体を抱え、空に出た。
「おい。大丈夫か」
 濡れてぐったりしたアリサを公園に芝生の上に寝かせてやる。アリサはバトンをしっかり握ったまま、目を閉じていた。
 これは人工呼吸しないと!
 僕が口を尖らせ近づけた途端、アリサがぱちっと目を開ける。
「きゃー!」
 間近からの悲鳴に耳がキンキンする。
「待て! 誤解だ! 湖に落ちたから助けたんだぞ」
「えっ?」
 アリサは濡れた自分の体と髪を確認し、
「あ、ありがとう」
「どういたしまして」
 さすがに妹と同じ顔の水死体は見たくない。
 いや、こうしてる場合じゃない。
704ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 17:00:04 ID:cTv7bGxA
 僕は固く握ったアリサの魔法のバトンを取り上げ、
「あっ」
 べきっと膝蹴りしてへし折る。バトンはさっさりと折れた。
「あ〜」
と叫ぶアリサの上に覆いかぶさり、細い肩を押さえつけた。
「きゃあっ!」
 芝生の上に押し倒され、怯えた表情のアリサがすぐ下に。僕は長い舌を伸ばし、頬を舐めた。
「やだっ!」
 顔を背けるアリサ。だが無駄だ。
 顔を寄せ、今度こそ唇を奪う。水に濡れたい紅い唇に。
「!」
 見開かれる瞳。ぽろぽろと涙がこぼれるのが見えた。
 柔らかく甘い口を吸い、すぐに口を離すと、

「イヤアアアアアアアアアァァァーッ!」

 アリサの悲鳴が心地いい。そう。そうだ。この悲鳴が聞きたかった。
「やめて! やだっ! 助けて! ローラちゃん! お兄ちゃん!」
 小さな体がじたばた悶えるが僕の大きな腕はぼくともしない。
「言ったろ。助けは来ない」
 エンジェル☆ローラはリリムに足止めされているはず。お兄ちゃんが誰か知らないが、どうせこの場に来ても無駄だろう。
「やだぁ! やだやだやだぁ!」
 じたばたじたばた。まだまだ元気だ。少し安心したがさすがにやりづらい。
「デビルサンダー」
 威力を抑えて角から電撃。
「きゃあああああああっ!」
 背筋を伸ばして硬直しビリビリとアリサは痺れ、ぐったりとなって大人しくなった。
「あ、ああぁ……」
 濡れた頬に栗色のツインテールが張り付く。それを手でどけ、頬にキスしてしゃぶった。
「…あ、アァ……だめ、やだ……。こんな、こんなのって……」
 青ざめた表情でガタガタと唇が震えている。
 考えなかったのだろうか? 悪に敗北したら陵辱されることを。
 僕は再度キスし、今度は舌を伸ばした。
「んんー」
 長い舌でアリサの歯をなぞっていく。歯並びはいい。妹のありさと同じように。
「んんー!」
 カッと見開かれた瞳からまたぽろぽろと涙がこぼれる。キスもはじめてなのだろう。
今のうちに舌でも噛み切ればいいのに。
「ふー」
 口を離すと、

「ヤダアアアアアアアアアアアァァァァーッ!!!」

 また悲鳴。だが今度はじたばた暴れて抵抗しない。電撃がよほど応えたのだろうか。
 胸を覆うのは一枚の紅い布のみ。前回と同じように長い爪でサッと切る。
「やめてー!」
 もう遅い。
 布は風に飛び、淡く膨らんだ果実が眼下に晒された。薄い貧弱な乳房が。そして二つのピンクの乳首。
705ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 17:01:05 ID:cTv7bGxA
「イヤーッ! やめてやめて、やめてよーっ!」
 悔しそうに、恥ずかしそうに顔を歪め、アリサがぶんぶんと頭を振る。濡れたツインテールが頬を打ち、髪の毛の感触が心地よかった。
 ほぼ平坦な胸に大きな手を広げて覆い、手の平に微かな膨らみを直に感じた。
「いやっ! イヤアアーッ!」
 悲鳴に心地よく耳をそばだて、ゆっくりと手をこね回す。小さな乳房がぐにゃりと歪み、潰れるのが分かった。
「いたぁ! 痛い! 痛い! やめて!」
「おっと、こいつは失礼」
 苦痛に歪む顔から涙が出るのを見て僕は手を離した。
「う、うぅ」
 涙を滲ませ、アリサは請う。流れる涙が頬を伝っていった。
「お、お願い……許して、もう許してぇ」
「ふん」
 鼻で笑った。
「僕やリリムを吹っ飛ばして。何を今更」
「だ、だって……ぐす……あなたたちが悪い事をするから」
「そうだな」
 ツインテールを一房寄せ、鼻に寄せた。濡れても甘い香り。
「これも悪い事だ」
 髪を離し、大きな口で胸にしゃぶりつく。へこんだままのピンクの乳首へ。
「やぁ!」
 べっとりと唾液をつけて胸をしゃぶり、大きな舌で舐め、乳首を吸う。
「やあぁ! いやああぁ! イヤアアアアアアーッ!」
 ビクッビクと震えるアリサの胸。
「やだぁ!」
 舐めてもしゃぶっても乳首はへこんだまま。ただ泣き叫ぶだけだった。
「ふーむ」
 顔を上げ、泣いてるアリサを見下ろす。
「ひくっ……。やだ、こんなのやだよぉ…。お兄ちゃん、ローラちゃん……」
 まだ希望は捨てていないようだ。よろしい。
 細い首筋に吸い付き、ちゅーと吸う。
「ひいぃ!」
 口を離すと吸ったあとが赤い痣のキスマークとなって残る。
 そして僕はアリサの下半身に視線を映した。
 緑のミニスカートを長い爪で一気に引き裂く。
「いやぁ!」
 叫ぶがアリサはもう抵抗する余力もない。胸や股間を隠す余裕もなかった。
 スカートの下は純白のパンツ。よろしい。
「可愛い下着だな」
 つんつんと爪でパンツを押し込む。その下に柔らかい肉の割れ目を感じた。
「う、ううぅ」
 青ざめていたアリサの顔が赤味を帯びる。
「こんも下はどうかな?」
「やめてっ! もう許して! もういいでしょ! やめてよーっ!」
 おいおい。これからが本番だぜ。
 爪でさっと純白の布を縦に切る。もちろん肌は傷つけないように。特にここは女の大事な場所だ。
「やぁー!」
 パンツの布がはらっと芝生に落ち、細い脚の付け根が露になった。
 まだ毛も生えていない桃色の割れ目。
「やぁ! 見ないで! 見ないでぇ! お兄ちゃーん!」
 太ももが擦りあわされ、なんとか股間を隠そうとする。だが丸見え。
「デビルサンダー」
「きゃああああああああああああっ!」
706ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 17:02:09 ID:cTv7bGxA
 全裸のアリサにまたも軽く電撃。芝生の上でビクンビクンと揺れ、ぐったりとなった。
「あ、ああぁ……」
 口から涎を垂らし、もう大事な部分を隠す力もない。
「どーれ」
 僕は悪魔のズボンをさっと脱ぎ、涙目のアリサに見せ付けてやった。
「ひいぃ!」
 巨大化した体にふさわしい巨大なイチモツ。うーん、素晴らしい。
「これが、お前の中に入るんだぞ」
「いやっ……いやぁ」
 弱々しくふるふると首が左右に動く。だがもう体を動かすことも出来ないようだった。
 細い足首をつかんで左右に開くと、何の抵抗もなく開いていく。
「あ、あぁ……やだ、やだぁ……。お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん……」
 もう悲鳴もか細い。それにしても、お兄ちゃんお兄ちゃん言われると、妹のありさを連想して……さらに燃えてしまう。
 大きく開いた脚の付け根、割れた幼肉に鼻を寄せ、くんくんと匂いを嗅いだ。
「やぁ……」
 つんと鼻をくすぐるアンモニアの匂い。そしてミルクの甘い匂いがした。
 長い舌を伸ばし、じゅるっと包むように割れ目を覆う。
「ひっ」
 べっちょりとした舌で股間を覆われ、アリサの腰がガクガクと震えた。
 そのまま熱い割れ目を舌で感じながら、ちろちろと上下にゆすって行く。
「いやぁ……やぁ……」
 刺激を受けるのか、アリサの頬に赤味が増す。そしてガクガクという腰の震えが大きくなるようだった。
 舌を離すと、「はぁ」と安心しきったため息を上げる。
 だがすぐに舌の先端を尖らせて、濡れそぼった幼い花弁を突付いた。
「ひゃうっ!」
 アリサの背筋が仰け反り、ツインテールが揺れるのが見えた。
「ああっ。はぁっ……あうぅ!」
 舌で敏感な箇所を突付く度、背筋が仰け反り、硬直する。太ももが硬く緊張するのが感じられた。
「いやぁ……やだ、やだやだやだぁ……。こんなのやだぁ……」
 こぼれる涙が芝生に落ちる。
 割れ目に触れる舌先に熱い汁が感じられた。アリサのぴっちり閉じた幼膣から幼蜜が漏れている。
 舌をすぼめて、その汁をじゅるっと吸う。
「イヤーッ!」
 ビクンッとアリサの全身が硬直し、そして脱力した。
「あ、あぅ……。いやだよぉ。お兄ちゃん……」
 股間から顔を上げ、泣きすするアリサを見下ろす。可愛い顔が涙でぐちょぐちょに濡れ、僕の股間はカッと熱くなった。
 妹と同じ顔の少女を泣かす。犯す。そう思うだけで勃起したモノがビンビンに揺れた。
「やめてぇ。お願いです。もう許して。許してぇ……」
 うわ言のように呟くアリサの足首を摘んで、持ち上げた。僕も一緒に立ち上がる。
「きゃあ」
 逆さに吊るされ、ツインテールも下に流れる。その格好で僕は脚を大きく開かせ、腰を突きつけた。
 槍のように尖った先端が、幼い割れ目に触れる。
「ひいぃ!」
 逆さにされたアリサもそこに熱いモノが触れたのを感じ、涙がぽろぽろと落ちていった。
 柔らかく熱いアリサの幼い花弁。その一点を一気に突く!
707ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 17:02:59 ID:cTv7bGxA
 ぶちっ

「ひぎいいいぃ!」
 幼肉が引き裂かれ、血が溢れ、たちまちにアリサの白いお腹を通して逆さにうされた上半身に流れていった。
「ぎゃあああっ あああああーっ!」
 逆さのアリサが断末魔の悲鳴を上げた。だがペニスはまだ先端が入っただけ。
ぶち、ぶちっと進むたびに幼肉が裂かれ、血が溢れた。
「ぐぎゃああぁっ! ぎゃあああああああっ!」
 股間から流れる血が胸を流れ、芝生にぽたぽたと落ちていった。
「ひいいぃ!」
 処女肉を貫いたペニスが血の流れるお腹をぼこっと膨らませる。それでも半分も埋まっていない。
 アリサの幼膣は狭く、僕のペニスをぎちぎちに締め付ける。普通なら痛いところだろうが、悪魔のペニスは頑丈。気持ちよさしか感じない。
「あ、あああ……あがあぁ……」
 大きく開いたままのアリサの口からはもう涎と呻きしか漏れない。目は白目を剥き、放心状態となっていた。
「ふん」
 大きく腰を突き出すと、逆さになったアリサの小柄な体が跳ね飛び、股間からさらに血が溢れた。
「あ、ああぁ……」
 口からはもう泡が吹いている。
 僕は手を伸ばすとツインテールをつまみ上げ、アリサの上半身を引き上げる。
 そして背中に手を回して抱くと、口から溢れる泡を舌で舐め取り、下から突き上げた。
「ひいぃ! ひぎいぃ……!」
 呻きながら、アリサも僕の首に細い腕を回し、抱きついてくる。幼女のように。
 立った僕にアリサが抱きついているような格好で繋がり、腕の中でアリサの小さな体が揺れた。
股間から溢れる血が今度は脚を伝っていく。
「あぁ……あがぁ……」
 虚ろな瞳で僕に抱きつき、ゆらゆら揺れるアリサ。大きく膨らんだお腹の中でペニスが暴れるたび、激痛に震えるようだった。
「いやぁ……お兄ちゃん……お兄……ちゃん……」
 虚ろに呟く口にちゅっとキス。同時に胎内に突き刺さったペニスも精を放出した。
「あがあぁっ!」
 滝のような射精が幼い胎内で爆発し、たちまち股間から白濁液が溢れ、血を流す。
射精の勢いでペニスもすぽっと抜け、それでもなお濃い精子を放ち続けた。
 僕は抱きついたアリサを振り払うと芝生に落とし、ぐったりと横たわる裸体に精を降り注いだ。
「あぁ……」
 呻く口、涙を流し続ける虚ろな瞳、乱れた栗色の長いツインテール、細い四肢、
小振りの胸、そして血の止まらない股間。
 破瓜の血で濡れた体をさらに白濁液が染めていく。我ながら惚れ惚れするような射精量だった。
「ふー」
 ようやく射精が終わると、白濁液の水溜りにアリサは沈んでいた。
「あ、あぁ……」
 虚ろな瞳で倒れ付すアリサのツインテールをつまみ上げ、持ち上げる。ぷーんとイカ臭い。
「もう……ゆるしてぇ……」
708ナイトメアドリーム第二話 :2008/03/03(月) 17:03:57 ID:cTv7bGxA
 虚ろな瞳でただ呆然と呟くアリサ。すっかり放心状態。
と、僕の中に熱いモノが流れてくる。ああ、アリサの魔力だ。
 犯した相手から一度だけ魔力を吸収できる悪魔の能力。アリサの魔力が僕に流れ込み、さらなる力を与えた。
「ふー」
 吸収される魔力が体内に溢れ、充足感で酔いそうだった。
 そして魔力の吸収が止まると、つかんでいたアリサのツインテールがぱっと消え、精液の水溜りに沈んでいく。
 おや? アリサの体が赤く光っている。そうか、変身が解けるのか。
 さあ見せてもらおうか。マジカル☆アリサの正体を。
 赤い光が消え、そこにはツインテールだけでなく、栗色のショートヘアの少女が倒れていた。裸のまま。
「え?」
 精液まみれのその顔を見て、僕の思考が止まる。
 
 そこにいたのは……妹のありさだった。

 なんで? なんでありさがここに?
 僕の頭は「?」でいっぱいだった。だが導き出される真実は一つ。
「嘘だ……そんな……」
 ありさが……妹がマジカル☆アリサだなんて……。

 そして僕は妹を犯した。

「ありさちゃん!」
 呆然とする僕に声が降りかかる。
 上空からさっと降り立つ金髪の少女。背中には白い天使の翼。
 魔法天使エンジェル☆ローラ。そうか、リリムの妨害を突破したのか……。
「ひどい……こんなのって……!」
「ああ。があああっ!」
 叫び、僕は翼を広げて空に飛んだ。今はここから離れたかった。
 ローラは追ってこない。ありさに駆け寄るのが見えた。

「があああああああああぁぁぁぁぁーっ!」

 なんで……なんでこんな……!
 混乱する頭で考える。

「わああああアアアアアアアァァァァァーッ!」

 口から出るのは叫びだけ。
 それでも僕は事実をはっきりと認識した。

 マジカル☆アリサの正体は妹のありさ。
 
 そして。

 僕は妹を犯したんだ。

(おしまい)
709名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 18:13:54 ID:gGQxioxl
てっきり犯した後も正体に気づかず、「最近、妹が元気ないから励ましてやらなきゃ」くらいのボケをかましてくれるかと思っていたぜw
710名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19:09:36 ID:TgU7BOpi
それはいくらなんでもギャグに偏りすぎじゃね?
俺はこれくらいの方がちょうどいい。
711名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:28:15 ID:B+aSdKfZ
ここまででも主人公は十分にボケすぎだと思うんだがw
何はともあれGJ!へんたいっぷりが良かった!
712名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:17:17 ID:+ny01YDS
次はローラか
妹を犯してさらに色々吹っ切れたら更に変態になりそうだw
713名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:45:10 ID:h/Yb+iDX
>>712
もしかするとみんな嫁化で大乱交って言う展開になるっていうか、希望する
714名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 23:04:15 ID:S6wIZ2gi
>>713
妹とローラは確実に牝奴隷化しそうだけどねw
715名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 23:37:10 ID:zyFbILlH
まあまあ、あんまり希望や予測を言い過ぎて、作者さんの選択の自由を狭めるようなことをするのは良そう
716名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 09:31:14 ID:Z8klNuDr
>良そう
良いのかよw
717名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12:33:53 ID:/5EaiNSn
IMEユーザーなのは間違いないなw
718名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 20:34:22 ID:mGkw0ywC
アナルネタ書いてテレビ見ていたら、話題もアナルだったorz
719名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 20:43:24 ID:ShAFR6co
>>718
気にするな、そういう事もあるさ
720名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:04:37 ID:T70Q115M
つまり…魔法少女×100+天使×100+悪魔の王子王女×100+その協力者×99で超ハーレム?
1日1人相手にしても1年かけてもローテーションできないな。
721名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:14:26 ID:lt6p6Y2Z
>>720
超絶倫じゃないと相手には出来ない
722名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:51:13 ID:uHijdubg
ってかコレエロゲ化したら俺買うんだけどいつ発売予定ですか?
723名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:24:06 ID:lt6p6Y2Z
>>722
どこぞに売り込めばw
724名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 19:51:32 ID:bH7G41VT
容量いっぱいなので次スレ立てて来る
725名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 19:54:56 ID:4rzucqgD
おう、頼んだぜ。
726名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:00:21 ID:bH7G41VT
次スレ立てた
オリジナル魔法少女陵辱スレ3【和姦も】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204801095/l50
727名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 20:31:26 ID:CsdFfOs6
>>726
ふふふ…乙な目をしている
728名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:05:55 ID:4rzucqgD
>>726
GJすぎるのだぜ……
729名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 01:06:54 ID:goKBIRL+
新スレも立ったし埋める
730名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:48:30 ID:ZqqyU7lC
埋めるついでに誘い受けてみる。
誰か初心者な私にネタか電波をください。
731名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:04:55 ID:Urmn1nQ4
>>730
やってみたいけれど需要が分からんふたなり
後、お姉さまからの陵辱とか結構好みよ。

ぶっちゃけ自分で書いたほうがいいんだが、今手一杯だしね。
732名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 17:28:49 ID:dzwMzKFh
>>730
魔法少女二人組みの片割れが洗脳されて、もう一方を凌辱
733名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 18:36:58 ID:5GHlyn9T
>>731
おちんちん生えさせられちゃう魔法少女は萌える
734730:2008/03/08(土) 19:59:06 ID:mJIKESI2
では凌辱・洗脳の果てにふたなり化した魔法少女が、
同じく魔法少女である妹を責め嬲るような感じで書いてみます。
ご期待にそえるかは分かりませんが、一週間ほどお待ちください。
735名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 19:58:03 ID:TU8Ekq09
>>734
期待してます。
736名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 19:49:14 ID:o9fJwm4u
こいつぁ期待せざるを得ない
737名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 03:41:02 ID:tz3YFyHj
まだ容量あります。
738名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 06:25:32 ID:ILQHGhwc
埋め目的も含めてこっちで聞いてみる
ここってエロパロ板保管庫にもない様なので
保管庫は杏の人の個人保管庫しかない
って認識で正解?

需要があるなら作ってみるけど
739名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 17:57:49 ID:6w6RJqC6
>>738
作ってくれるならうれしい
740738:2008/03/14(金) 04:19:31 ID:xDKXa2U0
それじゃ作りま

SSリストに載せる項目は以下のものを考えてます
・作者名
・タイトル名
・最終更新日
・完結(完結、未完、最新話等)
・レス番(スレのどの場所に投下されていたか)
・備考

他に「エロの有無」を入れようか思案中
個人的には不要な項目かなとか思ってますが需要としてはいかがなものでしょうか

作る前に意見や要望等頂けると幸いです
741名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 05:50:28 ID:GjgcyQbR
>>740
乙であります!
このスレの好きなの多いから嬉しいです。
保管庫の作成は良く解りませんが、エロの有無は是非欲しいです。
742名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 18:31:13 ID:rG5YgQw9
>>740
乙です。
743名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 20:39:46 ID:qLbw7n79
埋め上げ
744740:2008/03/20(木) 06:17:11 ID:qD0O35B0
とりあえず保管庫作ってみました
ttp://kuma.usamimi.info/magi/index.html

見直しの時間が無かったのでちょこちょこミスがあるかもしれません
今週中は仮公開扱いという事でミスがあってもご愛嬌という事で…

SSの文字サイズや間隔が気になるようでしたらご指摘下さい
745名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 22:36:57 ID:YFJhqh9A
746名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:02:55 ID:MrBnvQcw
最近気がついたんだ。
コスの下の鮮やかな色の下着に興奮していると!
747名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 23:04:51 ID:MrBnvQcw
おk誤爆ごめんなさい
と思ったけど似たようなスレだからいいかとも思った

いややっぱごめんなさい
748名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 02:02:05 ID:4z3RQ54i
>>744
GJです!
749名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 19:08:29 ID:axdlWxQH
>>744
おつ

>>747
kwsk
750名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 04:51:39 ID:pe5xwtaR
上げとく
751名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 00:20:16 ID:rqZ/PuxN
>>744
相変わらずいい仕事だぜ!
752740:2008/03/24(月) 06:31:32 ID:buRZuNRR
修羅場ってました
明日か明後日辺りからちまちまと保管作業を進めていく所存
753名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 01:01:50 ID:TudDQ0n+
754名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 05:00:22 ID:i7CSyUot
>>744
背景色だけ#D3D3D3に設定して、文字色が未設定ですね。
適当に#000000あたりを設定されると良いかと。
755744:2008/03/25(火) 06:24:51 ID:TaTHoA9P
>>754
ご指摘ありがとうございます
明示的に#000000を指定する様修正します
…明日にw

---
スレ容量 490/500KB
そろそろ埋め終わりますね
756名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 18:37:37 ID:XMa4+6Vz
まだまだ残り容量有り
757名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:24:54 ID:e6+DG8s6
758名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 11:33:39 ID:IKXqrBQg
おつかれー
759名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 22:50:25 ID:rbfGvbtC
埋め埋め
760名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 01:21:25 ID:gG2YKmZ6
うめ
761名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 14:08:59 ID:WypVCoXw
um
762名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:36:43 ID:6ij3qsY+
埋めです…
    /   /              .l l   l     l  l レ  / | ゝl.メj    /   l    .l 
.    l   /    .l          l l   l_,===キ=ll"l  /´,,,,\.l l .l゙゙'==メ、,,,,  l   l  
.   l   イ.i    l          l ._レ―ナ  ___l l l十     l.lーl  ./  ~゙゙=l、,,, .l.l 
   l   /l .l    .l         .-ナ~ .l--l-ニニ―--ナ l.l l     .ll .lナ /,,,--、_  .l ''''ナ  
   /  / l .l     l          .l  レナ彡''' ̄ ̄~'''lミl l l     l  l彡/'''~ ゙̄'''ヾミl  l l 
  /  / l {    l.l          .レ彡.l l   ,,,,、   l l .l.l       .l ./   __   .lヾメ、l  
  l  / .l l    .l l        /レ  リ  .イ.ll }   リl ll       l /   /iiヽ  l .l.ヽl 
.  l  /  l l   . l .l     i   \〈      ゝ."   ノ l       .レ   .ゝノ   リ .l 
  l ./   l l    .l .l      ',   `l          ノ         ヽ          l  
. l /   l ',   .l l      .',    lヽ       ,/ 彡       =ミ_ヽ、        l 
 l l    .l l',   l  l      .',   l ミミ゙ー-―"               `‐----- " l
763名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:43:25 ID:0Plt9UNI
                      il ー )ヽ)、'´,'´__,ィ,
                      , -‐゙      ´  "ニ、
                 , '/            ヽ_`,
                i、、_!             ン´
                ヽ、゙     ,  , 、 、  、 ヽ
                    ,', - /, '  i ,' ヽ ヾヾ、、`i 'l
               、_彡' ' ,'i,'_l、ヾ l、l_l」i, ,  ミー
                 _ン ゝ、ilrlモi=、 lr'iモiゥ,イ,イン、´     乙だぜ
                      '´,ゝi ー‐' `ヽー‐'l',ィ'、`
               ,  -‐ ´/i,iヽ  __   ,イlヽ、` ‐- 、
               ,<´      /l ' 'l i` 、'/゙`/!l ' lヽ    `ヽ,、
              /  ヽ     /l   ヽ "`´   /   l、ヽ     /  ヽ、
            /   ヽ   /l   ヽ     /   l 、    /    l
         | , '    ヽ  / l /|\ヾ  '/ィ'`iヽ、 l 、,  /    、 l
           /   、  ヽ l` '、´  | i i`V´i l  | _ >' i / ,  i   ヽ
        |,     l   l l   > |  l l ゚//   | \   ヽl l l     ヽ
        /     、ヽ l,l/ , '´    |  l´゙"7   |  \  ヽl l       ヽ
       /  ー- ヽヽ、l/  \   |  ├┤  |     /  ヽ l,__‐--   `、
        /        `〈    \  |   l l   |   /    〉´        ヽ
     〈           \   ヽ  |  l  l  |   /     /           l
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           `ー ニニ-‐'´               ヽ 、`二ニ-'
764名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:42:44 ID:cQXeY2yS
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   (ー'/     /  |_    ,-;‐'/        /
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    ヾ:::::::::,,/     _ノ /           /
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765名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 17:16:45 ID:AqwmtuuB
魔法は火力
                 rr=r===・ ___
    __          iニi,===ュ__i__|[][]|___、
    .|| || | ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄"ヘ---ヘ ̄ヘ-,r‐‐r"―‐―‐r,――――r―‐,ー、
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┌―――‐‐`======┴----┴k--"==t'=oi===i=i=ik__
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  ゝ,,|_|__|___|___|___|___|o)ニllニ)――――‐クニllニ)
   \_ゞ_ソ_ゞ_ソ_ゞ_ソ_ゞ_ソゞ_ソ_/ニllニノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノニllニノ
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄ ̄´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´
766名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 17:38:00 ID:AqwmtuuB
              \   _ >、  `ヽ、     ┌ ┐     「ヽ.  |
              ヽニ´   `ヽ .      ┌┘ └┐ _ノ _}   |
                / ァ'´   //`ヽ、    └┐ ┌┘り,. '´   ノ
             i//   /,ィニ7   ヽ.   └ ┘ / {  r '´
               i  /{i从ノ!__ .メイ \  ヽ   /  ヽ |
               レ'{ i  i     /`V川ル' \   r′   i |
                 {人  |{) _ ニ≠‐'´ /i \ ハ    l |
                /〃  入_フ     .イ ;′  〉、 ヽ   _jリ
              // / / /_.. -、==彳 |/   /  \ハ `ヾ
          /  , '  f'⌒7   V!:iN i ,′/ヽ.  ヽ'.   . -―‐- 、
          /, 〃/  _」辷/i    }}:リ} .'  /   \  レ'´_ .. -―‐- 、ヽ.
.          /〃i レif'´// {|  i W  i   〈      / _ 二ニニヽ.   い
         i i ル'´ Y ∧  「`ニiL..|l    、  ヽ. __/ '´_ 二二ヽ>、\ニく}}
         | レ′'´/ 廴_{i∧|  |: |l {ヽ 、_ー‐'´ . '´ _ .. -‐=…‐- 、ノノ-- 、
.          〉〃 /  ハ  N  |  |ト、廴 >_、__ァ'´  _´_ . -‐―…‐- 、 \⌒ヽヽ
         i ′ .'    ∧  |  |  |l ` ァ‐≦  -‐―‐< 二 ニ==- ._ \ヽ  } }
         |i  「ヽ   {  ヽ|  |  ll   /r'´        ` く`ヽ ̄、`T:i≧、 ヽVノ
.          '. '. i  \ ヽ /   ハ. |l //            Vい ヽi |  ヽ i
        ヽ、 ヽ   ヽ V  /|ヽ V/             ,′ Vノハ  !   }: |
.            ヽ二二、V  /  l  〈/     r― 、     /   iノ  } リ    ノ}ノ
                   /  /i  | く    |    \  ,    ノ__..ノノ   イ∠
                 /  //  ノ  ` ー‐ |     `7、__/   _x≦三三三三三
     ⊂二二二二〈j_/_/厶{_r'二二二二二 「 ̄`ヽ、 //二二二f{_{ニ三三三三三{_}
                          |     /       `ヾ≦三三三三三
767名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:28:11 ID:AqwmtuuB
埋め立て
768名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:28:39 ID:AqwmtuuB
これで最後か?
769名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:29:00 ID:AqwmtuuB
まだだな
770名無しさん@ピンキー
これで埋まる筈