【メイド】森薫(エマ、シャーリーetc.)【英国】

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47名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 09:35:38 ID:4whVzr6k
>>45-46

ジョーンズ家の客室を占拠し、マハラジャの後宮を再現しているいる友人に向かい
「ハキム」
「なんだい?」
「結局、僕たちがしたことは何だったんだろうな」
「うーん、そうだね、きっかけなんだと思う」
「きっかけ?」
「そう、きっかけ…、エレノア嬢が子爵亡き後当主になるのも、アーネスト君と結婚したのも、
そうなる様にしかなっていなかった」
「子爵の死は……」
「それもきっかけさ、あの夜、子爵は女を部屋に連れ込んだことに腹を立てた夫人と口論になった、激情に
駆られた夫人はたまたま置いてあったナイフで夫を刺した、言葉にすればこれだけのことに過ぎない」
子爵は夫人に刺されたのだ、すぐにお抱えの医者が呼ばれたが既に絶命していた、医者もどうして急所から
外れた小さなペーパーナイフで付けられた傷で落命したのか不思議がっていた。
医者は全てを了解しているかのように死因は心臓麻痺と発表すると同時に腹情死説をわざと流した、
こうすることによって最も隠蔽されなければならない夫人の行為を覆い隠したのだ。
「結局、僕たちがしたのは、早かれ遅かれいずれそうなることがあのタイミングで起きるように、あの女を
キャンベル家の家令の手引きで子爵の部屋に入れただけ、そうそれだけよ……」
(ウィリアム、君は知らなくて良い、本当の事は知らなくても良いんだよ、君の中のエレノアさんのために……)」

ハキムは懐から文を出すと
「ウィリアム、ミルドレイク伯爵夫妻が午後のお茶に誘ってくれるそうだ、君も一緒にぞうぞとある、行くだろ」
「行くよ、でも乗っていくのはうちの馬車にしてくれないか、君の象だと伯爵家に迷惑が掛かる」
「ああ、そうするよ」

糸冬
48名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 09:36:16 ID:4whVzr6k
例によっておかしいところは脳内校正よろ
49名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 21:27:25 ID:w/LK5u6s
ベネットは背後からシャーリーのスカートをめくり上げると、ズロースで覆われ
ている股間を机の角に押し付けた。
「ひっ!」 とたんにシャーリーは太腿をきゅっと閉じ、すくみ上がった。
驚くシャーリーをよそに、ベネットはシャーリーの腰を両手で掴み、シャーリーの
一番敏感な部分がソファーの肘掛の角に触れるように更に押し込んだ。

「んぁ・・・や、そこは・・・・」

最も敏感な肉蕾がソファーの肘掛に触れないよう、腰をクネクネと揺すり
抵抗するシャーリー。
しかし、薄い布に覆われた下腹部の三角地帯は、ますます角に食い込み
、快感が身体を電撃のように撃つ。

「ん、んふぅ・・・・はぁ・・・」

「ふふ、女なら誰でも一度はやったことあるわよね?ソファーの肘掛でオナニー」

「ひっ・・・そんなこと・・・私・・・」

シャーリーの両足はやや開き気味となり、下半身がガクガク震え出した。
ベネットはシャーリーの腰をゆっくり前後させ、シャーリーの局部を机の角
に擦りつけるように動かし始めた。

「あっ・・・やぁぁぁ・・・・」
一見、シャーリーの腰の動きは一定のリズムで揺すられているように見えるが
よく見ると 巧みに強弱をつけて変化にとんだ刺激が股間に送られている。

「ひゃぅっ・・・あっ・・・」

女の快楽の壺を知りつくしたベネットの擦りつけテクニックに、シャーリーは
身もだえた。ズロース越しではあるが、敏感な肉の蕾をソファーの角でこすり
上げられるたびに、シャーリーの身体には愉悦のうねりが湧き上がっていった。

50名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 21:28:48 ID:w/LK5u6s
「どう、気持ちいいでしょシャーリー?」

最初は単純な前後運動であったが、ベネットは徐々に円を書くようにシャーリー
の腰を回し始めた。
股間を擦る角度が微妙に変わり、不規則な動きが更なる快感を引き出す。

「はあぁぁぁ、んっ、うぅん・・・」 シャーリーの口からせっぱ詰まった呻き声がもれ始めた。

下半身の淫靡な動きにつられて、薄いピンク色の乳首はツンと
上を向いていた。そして、腰の円運動は更に激しくなり、8の字を描くような動きも加わった。

「はあっ・・・あっ、うあっ・・・ベネットさん・・・あっ、はあ・・・あ、んっ」

シャーリーの艶かしい吐息混じりの喘ぎ声が、室内に大きく響き渡った。

「さあ、正直に言いなさいシャーリー。このソファーの肘掛の角でオナニーしたことあるでしょ!」

「はぁん、いやぁ・・・それは・・・」

一瞬正直に答えるべきか躊躇したものの、首を大きく横に振って否定する
シャーリー。

「それじゃ分からないでしょ!」

「し・・・したことありません・・・んくっ・・・」 

「ふふっ、うそおっしゃい。さっきの態度でバレバレよ!」 

ベネットはシャーリーの腰を激しく揺さぶった。

「や・・・やめ・・・あうっ!い、言います・・・・ 前の勤め先で・・・・・
偶然覚えたのです・・・・ 」

「まさか、それだけってことないでしょ・・・どうなのよ!」 

シャーリーは上目つかいになり、一点を見つめたままイク寸前だ。

「はぅっ・・・き、昨日もこのソファーで・・・・や、やりました・・・んん・・・・
あぁぁぁぁーーーー」

「へーそうなの・・・・ねえ、シャーリー。どこを擦ってたのかしら〜?」

「・・・あ、あそこです・・・・・」

シャーリーは恥ずかしさで顔を真っ赤に染めて、俯きながら小声で答えた。

「あそこじゃわからないでしょ、ほら、ちゃんと答えなさい!」

ベネットは背後からシャーリーに覆い被さるように抱きつくと、剥き出しにされていた
左右の乳首を両手の親指と人差し指でつまみ上げた。

「くっ痛っ…いやぁっ・・・い、言います・・・・・お、お○んこです・・・・・ううっ・・」
51名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 21:52:42 ID:w/LK5u6s
耐えきれなくなったシャーリーは、ついに彼女にとって最も卑猥な単語を、目に涙を浮かべて口にした。
自分が強制して言わせた台詞であったが、幼いシャーリーの口から恥じらい混じりに奏でられた
その言葉はベネットの嗜虐心を煽った。

「ほんとにいけない子ね〜。もっと恥ずかしい声を聞かせてちょうだい!」

ベネットは背後からズロースの前に右手を伸ばし、おへその下の部分を掴んで上に引っ張った。
ズロースの底布が股間に食い込み、シャーリーの股間の合わせ目の中にへばりついた。

「んっ・・・ああっ・・・駄目っ・・・あっ・・・止めて・・・やっ・・・くっ、あんっ・・」

シャーリーの切ない吐息と言葉が混ざり合って一つになる。
ベネットは間髪いれずに左手でズロースの尻の部分も掴み、シャーリーの腰が浮いてしまうほど
強く引き上げた。白いズロースはシャーリーの敏感な粘膜と尻の菊門
両方にきつくめり込んだ。

「ひぐぅ・・・あああっ!イクぅ、イっちゃう・・・
やだ、アソコが・・・だ、ダメぇーーーーーーー」

シャーリーの体が一瞬にしてピンと大きく弓のように反りかえり、足の爪先が浮いたかと思うと、
体全体がピクッピクッっと痙攣した。そしてそのままぐったりとなり、息も絶え絶えの状態で
机の上に突っ伏した。

「あら、イっちゃったのね・・・さてと、エッチなシャーリーのアソコはどうなってるのかしら・・・」

ベネットは満面の笑みを浮かべ、薄布に覆われているシャーリーの恥裂をそっと撫で上げる。

「ひゃっ!」 シャーリーの腰がピクンと跳ねる。

「あら、シャーリーの股間、なんだかすごく濡れているわよ。どうしたの?」

ベネットは、しつこくそこに指を這わせた。
シャーリーのズロースはびしょびしょで触っただけでも滴り出そうな状態になっていた。

「しょうがないわね・・・あたしが拭いてあげるわ」

そう言うと、ベネットは自分のスカートのポケットからハンカチを取り出した。

「い・・・いいです・・・自分で拭きますから・・・ 」

快楽の高みに登りつめた後の恍惚感と虚脱感に一度に襲われ、
シャーリーはソファーの上にうつ伏せたまま気だるい声で返答する。
52名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 21:56:06 ID:w/LK5u6s

「あら、恥ずかしがることないのよ。ちょっとこっち向きなさい」 

抗うことができず上半身を起こし、ベネットの方に身体を向けるシャーリー。

「ちょっとスカートをたくし上げてみて」

ほんの数瞬の逡巡の後、シャーリーはベネットに命じられるまま両手で
スカートの裾を握り ゆっくりゆっくりとスカートをたくし上げていく。
真っ白なハイソックスを履いた両足の付け根、白色のズロースが徐々に顕わとなった。

「あら〜、シャーリーのココ、濡れすぎよ〜」

ズロースのちょうど恥ずかしい部分だけ濡れて半透明になり、シャーリーの幼い恥毛
がかすかに透けて見える。それだけではない。局部から溢れ、布地で吸いきれなかった汁が
今にもしたたり落ちてきそうだ。

「ふふ、シャーリーのアソコ、肘掛の角なんかで感じちゃったの?」

ベネットの問いかけにシャーリーは無言で顔を伏せた。

「・・・・・・・」

ベネットはシャーリーの正面に立ったまま、左手で臍の下あたりのズロースを
摘み上げ、レースハンカチを持った右手を強引にズロースの中に入れた。

「ひんっ・・・!!」

ズロースの中に入れた右手をそのまま徐々に下げると、指先がジャリッとした恥毛
に触れた。そして、コンモリと盛り上がった恥丘の上に手を置き、陰毛の間の愛液を
マッサージするように拭いた。

「ぁ・・・・んっ」

ヒンヤリしたベネットの指先が恥丘の下にあるシャーリーの
一番敏感な部分に何度も触れる。

「ねぇシャーリー、こんなに濡らしちゃったら気持ち悪いでしょ?」

ベネットがズロースの中から右手を抜くと、愛液でぐしょぐしょになった
レースのハンカチが現れた。そのハンカチからは、シャーリーの女としての
香りが満ちてひどく淫靡だ。

53名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 22:58:25 ID:w/LK5u6s
「しょうがないわね、あたしが脱がしてあげるわ」

「いっ・・・いや、お願いです・・・もうやめてください・・・・」

涙目になっているシャーリーの懇願を無視し、ベネットはシャーリーの前に屈むと、
ズロースの左右の裾を掴み腰骨から骨盤の下までゆっくりとズリ下げ始めた。
まるでシャーリーの狼狽ぶりを楽しむように。

「もうすぐシャーリーのかわいい陰毛が見えてくるわよ〜」

自分の股間の恥ずかしい実況中継に、シャーリーはたまりかねて目を閉じた。

「あ、見えた見えた。ふふ、まだ産毛みたいな陰毛ね。」

徐々に下ろされたズロースは恥丘の下まで下げられ、横一線の布の固まりとなった。
ベネットの視線が、かろうじて布に隠されている部分、
シャーリーの大切な合わせ目に突き刺さる。

「もう、見ないでくざさい」

ベネットはシャーリーのズロースを一気に足首まで剥き下ろした。

「きゃぁっ・・・・・」

恥丘から陰部にかけて密生したシャーリーの毛は黒く濡れ光り、下腹部の白い柔肌と
強烈な コントラストを描いていた。うすい茂みのなかの秘唇は性的興奮のせいか、
ほころんでヒクヒクと蠢いていた。

「ちょっと、びしょ濡れじゃないシャーリー。いくら何でも、こんなに濡らして恥ずかしくな〜い?」

止めどなく陰裂の奥から溢れ出て来る愛液の洪水。それをせき止めていた薄い布が取り除かれ、
まるで堤防が決壊したかのごとく、透明な汁が太ももをつたって下へ垂れ出していた。

「あらあら、まるでお漏らしみたい」

ベネットにからかわれ、シャーリーはその可愛らしい顔をますますうつむかせる。

「ちょっと片足上げて」

言われるままシャーリーが片足を持ち上げると、ベネットは持ち上げた片方の足首からズロースを外した。
ぐっしょり濡れたズロースは、もう片方の足首に残り、その光景はなんとも淫艶だ。

「じゃあ、垂れた汁を拭くから、脚広げて」

それまできつく閉じられていたズロースから下の太ももであったが、ベネットの命令で少し隙間ができた。
ベネットは机の引き出しから新しいハンカチを数枚取り出すと、シャーリーの太ももの内側をやさしくぬぐい始めた。

「あの・・・・アソコ今すごく敏感になってるから、優しく拭いてください」

シャーリーは、従順に、まるで小さな女の子が母親にするようにお願いした。

54名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:01:13 ID:w/LK5u6s
「あら、大丈夫よシャーリー。いい子ね」

気をよくしたベネットは迷うことなく、ピンク色の包皮から頭を覗かせている陰核の先端に
ハンカチを軽く触れた。

「ふぁぁ・・・ちょっ・・・ベネットさん・・・・っ!」

シャーリーの身体がビクビク震えた。

「ごめなさ〜い、シャーリー。目測誤っちゃった〜」わざとらしく謝るベネット。

「もっ、もう・・・・次はちゃんとしてください!」

茶化された怒りと、敏感な部分への刺激で顔を真っ赤にするシャーリーであったが
ベネットの指がビラビラを軽く拭っていくだけで、切なげな声を洩らす。

「んっ・・・・はぅ・・・・」  

ベネットの指が小陰唇を広げ、ほんの少し中を拭くと、シャーリーの身体がビクビク震え、
あふれ出した透明な液がみるみるハンカチに染みこんでいった。

「も、もういいです・・・ベネットさん・・」

「ふふ、遠慮しないでいいわよ」

ベネットは肉びらの中に指を沈め、シャーリーの肉襞を撫でるように拭く。
スカートをたくし上げているシャーリーからは、スカートの裾が邪魔をして
ベネットの手が見えない。予測できないベネットの指先の蠢きに、シャーリーの
アソコは更に敏感に反応してしまう。

「ひんっ・・・・もう、や、やめてください・・・・ベネットさん・・・・あっ・・・・そこは・・・」

「不思議ね〜。あたしが拭いてるのに、どんどん濡れてくるんだけど」

「べっ・・・・ベネットさんが変なことするから・・・・・っはァん!」

ベネットは、愛液でぐしょぐしょになったハンカチをシャーリーの目の前にかざした。

「ほら、シャーリーのアソコ、こんなにびしょびしょなのよ。ちゃんと拭かなきゃ〜」

ぐっしょりしたハンカチからは淫潤で濃艶な愛液の匂いが広がり、シャーリーの鼻腔に刺さる。

「いやぁ!」 たまらずシャーリーは羞恥に絶句して顔をそらす。

濡れきったハンカチを床に捨てると、ベネットは再びシャーリーの膣内に渇いた別のハンカチをかざした。
しかしハンカチで吸い取っても、肉壺はすぐにシャーリー自身が溢れさせる愛液でぬるぬるになる。

グチュグチュ

ベネットの指にまとわりついた淫靡な液がいやらしい音を立てる。

55名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:05:50 ID:w/LK5u6s
「シャーリーって本当にいけない子ね。汁が泡立って白くなってきたわよ〜」

「そ、そんなこと・・・・な・・・はぐ・・・っ・・・ひゃ・・・・ん・・・!」

艶めかしい唇からは切れ切れに喘ぎ声が漏れ、脚はガクガク。乳房はしこり、乳首も硬く屹立している。
ベネットは羞恥にくれているシャーリーに対し、責めの手を弛めず、舐めるように執拗に拭き続けた。

「ひあんっ!あん、はっ、んんんっ・・・・ダメだってばぁ・・・余計に濡れてきちゃうぅぅ!」

たくし上げたスケートの裾を握るシャーリーの手が汗ばみ、震えてきた。
肉門の奥からは、白くネバネバした愛液が止めどなく流れ出し、シャーリーの表情には羞恥
よりも快楽の色が濃く現れていた。

「大丈夫よシャーリー、あたしが最後まで拭いてあげるから」

「お願いです、ベネットさん・・・もう・・やめて、
ほんと・・・・だめ、私・・・変になっちゃう!」

喘ぐシャーリーが可愛くて、ベネットの拭く手にも力が入る。

クチュ、クチュクチュッ・・・!

「んは・・・いい・・・
ア、アソコが・・・・熱くて・・・あぁぁぁ・・・・また・・・またイッちゃうぅぅぅ!!」

秘所を弄ばれながら2度目の高みに登りつめたシャーリーは、立っていることもままならず、
しなだれるように膝を崩した。
ベネットは、しなだれてきたシャーリーを肩で受け止めると、そのまま抱きかかえるようにして
椅子の上に座らせた。

「ひゃうっ!」

スカートがまくれ上がり、剥き出しとなった生尻は椅子のベルベットの感触に竦み上がった。
シャーリーの顔はうっすらと桜色に上気し、瞳がとろんと潤んでいた。
56名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 01:36:32 ID:ZazqtVhY
>>39-40,45-47
すばらしい!GJ!!GJ!!!
黒がこんなにすばらしいとは!
しかも最後はエレノアさんまでもが黒の気配。
たまりません
57名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 01:51:17 ID:ccQLUW5V
>>39-47
いいねいいね、
黒ハキム&黒ウィリアム!
アーネストがw
ごちそうさまでした。

>>49-55
続き期待してます
58名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 03:32:09 ID:lLGL2luw
>>39-47
よかった
エロもあるけど話の展開がおもしろい
ウィリアムが根っから黒じゃなくて
まだ白っぽさを残してるところが、らしくていい
神職人乙
59名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 06:07:41 ID:5S/JW1Mi
>>39-47
GJ
60名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:33:55 ID:/bD6HyL+
エレノアさんをはじめ女性陣のイメージが崩れるのが嫌な人はスルー願います

注意
視点がコロコロ変わると言うSSとして致命的な問題があります

警告
鬼畜です、グロいです

1.
ウィリアムは寝室の窓辺に置いた椅子に身体を預けボンヤリと外を眺めていた。
エマさんが失踪したことで、それまでの遅れを取り戻すかの如くエレノア嬢との結婚が執り行われのを
皮切りに、子爵の死去そしてそれに伴うキャンベル家の経済的破綻、インドでの新事業、それに妻
エレノアの妊娠・出産……
ジョーンズ商会の日常業務の他に片付けなければならない問題が山積し、エマさんを探すための時間が
まったく取れないままに、彼女が行方不明になって2年が過ぎようとしていた。
彼女のことは一時も忘れたことは無かったが、妻として僕を支え続けてくれたエレノアことを思うと
諦める潮時かとも思う様になったのも事実である。
61名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:35:01 ID:/bD6HyL+
>>60

1'
ワタシは愛されているのであろうか、夫は私を妻として接し、夫との間に生まれた子供たちにも優しく
時には厳しく育てていてくれてる。
だが、夫の心には私ではない別の"オンナ"が住んでいる。
夫は月に一度その"オンナ"のことに行く、今日がその日だ、夫が出掛ける日の三日前から食事の
メニューが変わるのだ、いつもは肉がタップリ入ったものが、夫ものだけミルクで煮た野菜と
少しのベーコンが浮いたスープだけになる、明らかに足りないが夫はそれに文句を言うことはない
あの"オンナ"に会いに行けるのだから……

そしてワタシは悲しいことにそれを黙って見送ることしかできないのだ。
62名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:36:19 ID:/bD6HyL+
>>61

2.
結婚したエレノアは婚約時代と打って変わり、はにかむ様な仕草が消え何事も自分の意見をもって行う、
芯の強い女性になっていた。
そして、それは夜の生活にも反映されて、口や排泄器官を用いての性愛など、男を喜ばせる為だけの
技巧を身につけている事に少なからずショックを受けた。
エレノアのこれら技巧がタブーとされることを知らない様子に、彼女が連れてきたアニーと言う侍女を
問いただすと夫人の意向で娘の夫が他の女に目がいかない様に、殿方を喜ばせる為の技巧を幼い頃から
身に着けさせられたのだとか……
確かにエレノアの二人の姉、ソフィアとモニカの夫であるミルドレイク・ブラッドフォード両伯爵には
浮いた話一つ無い。
金槌で頭を殴られた様なショックを受けると共に、いつも穏やかな仕草に隠された夫人の苦悩に同情する
思いが込み上げてくる。

「あなた、どうなさったの?」
「いやなんでもない、ちょっと考え事をしていただけだよ」
全裸で股間に顔を埋めペニスを口に含むエレノアの頭を撫で、改めて子供を産んだとはとても思えない
身体を鑑賞する。
形の良い美しい胸の二つの頂にはダイヤモンドがあしらわれたリングが通っている。
「見せてごらん」
ペニスから口を離すと、ほんの僅かに羞恥の表情を見せ、身体の向きを変える。
「私の恥ずかしいところをご覧下さい」
そこは、彫刻のように整ったプロポーションからは想像できない醜悪な姿をしていた。
大きく肥大したラビアには無数の穴が穿たれており、鳩目が打たれている、口での奉仕の間に興奮したの
であろう、白く泡立つ愛液にまみれている。
一度エレノアと交われば完全に腰が抜けるまで止めることが出来ない、午後から来客がある、ウイリアムは
ペニスを突き入れたくなる衝動に耐えた。
だがこのまま終わりにするもの惜しいしエレノアも辛いだろう、代わりにと、指を挿し入れる。
最初は親指を除く指の部分だけだったのが、後から後から湧いてくる潤滑剤のおかげで最後にはすっぽり
手そのものが収まる。
中で手を握り直し前後運動を始めるとエレノアは獣の様な叫び声を上げ感じまくっている。
いつの間にか部屋に入ってきたアニーがウィリアムのペニスを手で刺激する。
やがてエレノアは小水を噴き上げアクメに達し、それに合わせるかのように、ウィリアムも欲望を爆発させた。
エレノアのあそこが弛緩して手が抜ける頃には呼吸が落ち着きアニーの手を借り立ち上がると、彼女は
「○○様のお越しは2時ですので急ぐ必要はありませんが、あまりゆっくりも出来ません、お着替えはここに
お食事はダイニングに用意してございます」
「君はそんなことをしなくても…」
床に伸びたままのエレノアを一瞬見て
「他の使用人にお嬢様の正体を見せる訳にはいきません」
「……ありがとう、君が居て助かるよ」
63名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:39:03 ID:/bD6HyL+
今日はここまで、残りは休み明けにUPします。
64名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:01:39 ID:2hQRvwXg
>>62

2'
深夜になって夫は疲れているが満ち足りた様子で帰ってきた。
帰り着くなり眠ってしまった夫の股間に顔を寄せると、あの"オンナ"の匂いがする。
このまま食い千切ってやろうかとも思うが、もうすぐ狩りの季節だ。
そうなれば、夫やワタシそして子供たちもシーズン中は忙しく駆け回らなければならない。
"オンナ"の事など忘れてしまうに違いない。
65名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:02:24 ID:2hQRvwXg
>>64
3.
エマさんの件を打ちきりにすると指示した数日後、一通の招待状が届いた。
いつもはエレノア宛で、ウィリアムは同行しなかったのだが、今回はウィリアムも招待されていた。
「この、■■さんってどんな人」
「そうね、ちょっと、いやかなり変わった人かしら、その人が開くパーティーだから
普通じゃない事は気に留めておいてね」
「確かに仮面舞踏会なんて普通じゃないね」
「仮面舞踏会といっても気心の知れた人ばかりだから顔を隠すのは半分遊びよ、パーティーの
本当の目的はショーなの」
「エレノア、君は見たことあるんだろ、どんなショーなの」
「ヒ・ミ・ツ、それを話してしまったら面白くないでしょ」
ジョーンズ家の馬車を使わず辻馬車を乗り換えて更に迎えの馬車に乗り込む。
鎧戸がぴったりと下ろされ外を見ることが出来ない車内でウィリアムはエレノアから白いキャッツ
アイを渡された、エレノアは顔を半分以上隠すフクロウの仮面である。
「さぁ、着いたわ」
馬車が止まると、キャッツアイで顔を隠した侍従が迎えてくれる。
既にパーティは始まっているようで中にはいると様々な仮面で仮装した人々が談笑している。
エレノアは慣れた様子で人々と会話しながらテーブルから飲み物を調達する。
「だいぶ慣れているようだけど……」
「実を言うと何度か父に連れてきて貰ったことがあるの」
エレノアから受け取ったグラスが空になる頃、ショーが行われるホールに移動するよう告知行われ、
ウィリアムはホールに向かって一歩を踏み出すがそのまま倒れてしまった、薄れ行く意識の中で
エレノアの口が"ごめんなさい"と動くが見えた。


66名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:03:05 ID:2hQRvwXg
>>65

4.
ツンとするアンモニアの刺激臭で目を覚ます。
身体が動かない! 見ると椅子に縛られ口にも声が出せないように布が咬まされ、その上から
判らないように顔全体を覆う仮面が被せられている。
暴れるウィリアムを宥めるようにエレノアは言う。
「暴れないで、ここで騒ぎを起こすと後が面倒よ、本当は教えちゃいけないのだけど、例えば
あの席の紳士のイニシャルはRH、あなたのよく知っている人じゃないかしら」
「ロバート!」
『面白いところがあるから週末行かないか』
ウィリアムを誘う友人の屈託のない笑顔が甦る。
暗さに目が慣れてきて、落ち着いて辺りを見回すと、○×卿、△▽夫人と思しき人物を散見する、
確かにここで騒ぎを起こしたとなるとありとあらゆる意味でただでは済まない。
首を縦に振って、暴れない意思表示をエレノアにするが、
「だーめ、この後のショーを見たらあなた何をするか判らないもの……」
(どういうことだ?)

ショーが始まるとすぐに疑問は氷解した、三文役者のような口調の司会者が指す方向にライトが
当てられると、片手に競馬鞭を持った胸と股間を隠すだけの大きさしかない光沢のあるなめし革で
出来た衣装を着た女が現れる、そしてその足下には首輪だけを身に着けた全裸の女が跪いている。
(エマさん!?)
立ち上がろうとするウィリアムを屈強な侍従が押さえ込む。
「ウィリアムお願いだから大人しくして、でないと○○男爵みたいに……」
エレノアの顔を見る、射抜く様な真剣な目でウィリアムを見つめている。
○○男爵と言うと一月前に心臓発作で亡くなられたはず…その後腹上死説がまことしやかに
流れていたっけ……と、言うことは………今更ながらとんでも無いところに来たことを
思い知らされる。
ステージに目をやると女が客席に尻を向け股間をさらし、むち打たれた事により興奮している様を
見せていた、続いて自慰するよう命ぜられおずおずと股間と胸に手をやるが、衆人環視の中での
自慰に次第に興奮してきたのかヴァギナへの挿入を切望する声を上げる。
ステージに見入っているウィリアムは股間に違和感を覚え下を見るとズボンから爆発しそうなまでに
充血しているペニスを取り出したエレノアが口で愛撫を加えているのであった。
67名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:05:55 ID:2hQRvwXg
今日はここまで、残りは近日中にUPしますが、この路線で続けて良いものか?
私自身少々疑問だったりしますがどうですかね?
68名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:43:02 ID:5Pj0mGyO
>>66

5.
「これで驚いていては駄目よ、次はもっとショッキングなんだから」
ショッキングなものの正体はすぐに分かった、狩りに使われるイングリッシュ・セッター犬が
ステージに上げられたのだ。

ショーの合間を縫ってメイドやボーイが温くなった飲み物を交換し、何に使うのか濡れタオルを配っている。

欲情に曇った目をして犬の真っ赤なペニスを口に含み愛撫を加えると、犬も興奮しているのか
荒い息使いが客席にまで届いている。
四つん這いになり犬に向かい尻を突き出すと真っ赤なペニスがヴァギナに挿入されると、獣の
様な声を上げよがり狂っている。

(エマさん、止めるんだ、そんなことをしてはいけない!)
ウィリアムはステージ上で行われている行為を止めてほしいと願う一方、ペニスはいきり立ち、
エレノアの口を犯し精を放った。
口の中に放出されたものを余すことなく嚥下し極上の微笑みで
「今までで一番美味しかったわ、ショーが終わったら彼女に会いに行きましょう」
残酷な仕打ちをサラリと口にするたエレノアに抗う力はウィリアムには残っていなかった。

招待客が帰ったステージの裏、檻の前にぽつんと立つウィリアム。
更に一歩踏み出そうとするウィリアムに
影の中からエマの声が響く
「いや、あなたにこんな姿を見られたくない」
ウィリアムは檻の扉に手を掛け
「エマさん、出て来てほしい、ステージでのあなたは神々しいまで美しかった、僕にもう一度
その姿を見せてほしい」
「ごめんなさい、わたし……」
「解っている、僕だってあなたを待ってあげられなかった、あなたがこんなにつらい思いを
しているのに…すまない」
69名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:44:22 ID:5Pj0mGyO
>>68

6.
「あなた、許して、こうするしかなかったの」
エレノアが背後から現れウィリアムのに肩に身体を預ける。
「父が、私とあなたとの結婚に邪魔だからといってエマさんを亡き者に…」
「……」
「私だってあなたと結婚したかったでも、そのために誰かの命が犠牲になるのは耐えられなかった、
だから父の先手を打って、エマさんをここに…」
「エマさん、あなたを連れて帰りたい、でも僕にはもうその資格がない」
「解っています、エレノアさんに助けていただけなれば私は今頃……、それにウィリアム様に
家庭が出来たように私にも掛け替えのないものが出来ました」
そっとエマの傍らに現れたのはステージで司会をしていた三文役者であった。
ウィリアムは、型どおりの挨拶をする冴えない男に内心落胆したが、かといって今更ここから
連れ出すのはエマの幸せにつながるのか、第一自分にその資格があるのか…少し膨らんだ
エマのお腹を見て自問自答する。
「エマさんをよろしく頼みます、何か困ったことがあれば出来るだけの助力はしよう、僕はこれで…」
その言葉を待っていたように含み綿・付歯・付髭を外した。
「今度、フランスはパリで公演することになりまして、是非スポンサーに……」
男は、ロンドン演劇会のホープ○×△であった。
驚くウィリアムを尻目に「メイド姿」のエマさんと抱き合う二人は一枚の絵にしておきたかった。
70名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:46:57 ID:5Pj0mGyO
>>69

7.
一ヶ月後……
その日の新聞はロンドン演劇会のホープ○×△がパリ公演を成功させた記事が一面を飾った。

「エマさんの事、どうして黙っていたんだい」
お茶を運んできたエレノアにウィリアムは読んでいた新聞を畳みながら尋ねる。
「特別隠していたわけでは無くてよ、あなたが芝居や演劇に興味が無さ過ぎただけ、○×△さんが
エマさんと結婚したことは新聞にも載ったし、それが原因で何人かのメイドたちが寝込んだの
知らなかったの、勿論父が死んでからの事だけど……」
ウィリアムは最後の部分は聞かなかったことにしてエレノアを抱き寄せる。
「駄目よ、これからエマさんたちが来るのよ」
その日、ジョーンズ家には○×△が凱旋報告に訪れることになっていた。
「だからだよ、彼らを呼んだのは一緒に楽しむためさ」


次の日、○×△の凱旋公演が「よれよれ」だったのはご愛敬

糸冬
71名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:53:19 ID:5Pj0mGyO
例によって、おかしいところは脳内校正よろ

前スレで言われたので断りを入れたけど、終わってみると、
最初に宣言したほど鬼畜でもグロでもなかった感じ

'付の部分をもう少し巧く使えたらと反省している、実験的試みとしてご容赦を
72名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 13:22:01 ID:RWpfMLM7
>>71
うーんなんだかな
評価に困ると言うか・・・
重層構造に挑戦して失敗しているのは判るが、
秘密倶楽部とエレノアさん、エマさんの関係が
すっきりしない
73名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 18:13:20 ID:/X8rNy+B
>>72
クドクド書くのもあれだと思って端折ったんだけど、確かに訳が判らないね。

・'付は獣姦に使われている犬の番の雌犬による一人称
・エマとSM・獣姦ショーに出ていた女とは別人でエマはメイド姿で客席や舞台を彷徨いていた


弁解じみてみっともないけど裏設定というか背景を少々

秘密倶楽部
秘密倶楽部の建物は実はキャンベル家の持ち物で子爵がたびたびこの様なパーティーを開いていた。
子爵の死後、資産を整理したときに夫人の為に残してあったもの、夫人は姉妹の嫁ぎ先からの援助+
ショーで集めたお金で生活

役者は売れない頃から夫人の世話になっていた。

エマは作中の通り、子爵に消されそうになるがエレノアが秘密倶楽部に匿う
隠れ住む2年の間にこの役者と愛し合うようになった。
74名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 01:05:07 ID:sCZbJOmz
一期のDVD見返してたら甘い感じのウィリアム×エマが読みたくなってきた
職人様お願いします
75名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:27:41 ID:Hoy/tLFJ
メルダース家のツンデレなメイド長、アーデレに一票。
まぁ、ツンツンツンツンデレぐらいな気もするが。

76名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:15:07 ID:KCm/bH80
アデーレだろw

8巻のヤングケリーにも萌えた
77名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 03:28:24 ID:NGZofhsP
アーデレw
新たなジャンルかw
78名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:42:39 ID:tawZqhTU
やっぱアデーレにはハンスだろ
または百合で攻め?
79名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 02:24:16 ID:PMeUU44J
アデーレは男なんかに媚びてほしくない
80名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 11:52:57 ID:jU5xY4g1
原作読んだ雰囲気では、マリアとアデーレも単なる仕事仲間という感じではなさそう
最初マリアが男と別れて暇つぶしにアデーレにちょっかい出したらガチで百合だったので這々の体で逃げ出したとか
アデーレがエマに目を掛けていたのは仕事が出来る以上に薄幸そうな感じが庇護心を擽るとか

それと、いくら人手不足とはいえターシャがクビにならないのが不思議、メルダース夫妻のペット?
81名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 05:19:11 ID:/7kaA6gt
ちょっとお聞きしたい
この頃のズボンて前開き部分は釦留め?フック?
開口部は切りこみだけでいいのかな
書こうと思ったら分からなかったので、衣服に詳しい方いたらご教示願います
82名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 19:17:55 ID:FwGPO/z0
うーむ
>81の質問は難しいな
誰か家政の被服科の方とかいらっしゃいませんかー
83名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 10:01:44 ID:rP2OvV5B
自分は詳しいことは知らないけど、ボタン式がいやらしくていいと思う
虹なんだからはじけたいようにはじければいいよ
84名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:04:44 ID:OVFVStv5
むしろミセス・ヴィーク×アデーレとか・・・
85名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:59:49 ID:2Sux0NLo
むしろハンス×エマとか・・・(あたりまえすぎる?)
86名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:00:28 ID:2Sux0NLo
といいながら支援age
87名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:31:44 ID:DQZgzBBy
ウィリアム×グレイスの需要の無さは異常
幼少期のグレイスの可愛さときたら……
88名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:19:13 ID:AtUaF+Se
グレイスか!
盲点だった
89名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 09:18:02 ID:jVnuEOai
ttp://2.dtiblog.com/g/gaijindaisuki/file/071021sexy109.jpg
ベネットさんがリアルでいるとこんな感じだと思うんだ!!
90名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:16:59 ID:IkO/IjGV
うう たまらん
91名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:56:38 ID:f0rIdy4X
 テーブルの上で陽気にステップを踏むターシャたちに、眺めるとはなしに視線をやって
いたハンスは、ふと傍らに立った気配に顔を上げた。
「…大丈夫か?」
 主語も何もないその問いに、アデーレは形よく弧を描いた眉をわずかに動かしてみせる。
「エマ? 寝かしつけてきたわ。こんな安酒をちょっと飲んだぐらいじゃ、二日酔いにも
なりゃしないわよ」
「そりゃ、お前なら、二、三本ひとりで空けたってケロリとしてるんだろうがな」
 アデーレは椅子を引きながら、無表情を装うハンスの顔に、他の者には冷ややかとしか
思えないまなざしを注ぐ。ハンスは、彼女の目に浮かんでいる好奇の色を見分けられる
数少ないひとりであったから、内心の居心地の悪さを隠そうと、誰かを探すようなふりを
して視線をそらした。
 メルダース家の簡素な使用人広間は、バイオリンとアコーディオンが奏でる陽気な
メロディーや笑い声に溢れていた。ハンスとアデーレのように、ほんの2、3人ばかりで
話し込んでいる者がいないではなかったが、大半は広間の中央に集まり、日々の仕事の
憂さを晴らさんと、ダンスに歌に興じている。
 さきほど『木馬に乗って』で、拍手喝采を浴びたことに気をよくしたターシャは、
アンコールの声に応えて『ジョージー・ポージー』『熱い豆プディング』と立て続けに
マザーグースを披露し、いい加減酔いも回ってきたらしい観客と一緒に大いに
盛り上がっている。
さすがにこれ以上の騒ぎは、ミスター・ブルッフの不興を買うのではないかと思いつつ、
早々と酔いつぶれたらしい周囲の連中を、この後どう運んでやろうと見回していると、
「…たまにはいいわね、こういうのも」
 アデーレからはまず聞くことのない類のその呟きに、ハンスは思わず、うまくそらした
はずの視線を戻してしまう。
「パーティーが?」
「そうね、こんな機会だから、あなたの珍しいところが見られたんだもの」
92名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:57:43 ID:f0rIdy4X
「俺の何がどう珍しいっていうんだ?」
 見ようによっては口元に笑みらしきものさえ浮かべているアデーレに、憮然として
みせたものの、ハンスの胸中は穏やかではなかった。
「いったいどういうわけで、あの子と二人で皿洗いなんかしてたの?」
「…ビールが切れたから取りに行ったら、たまたま彼女もそこにいて、階上に来たがって
たリタとイーダに押し付けられただけだ」
「それこそ珍しいわね。まあ、ヤンあたりを走らせないところが、あなたらしいとも言え
るけど。エマが出ていくの、私も見ていたのよ。そうしたら、あなたもついていった
じゃない? それも、まだ残ってたビールを、わざわざトマスのグラスに空けてね」
「…ただの偶然だ」
 ハンスは頭を抱えたくなった。まさか一番見られたくない人間に見られていたとは。
 しかしあのときは、思わず彼女の後を追っていたのだ。さすがに機転をきかせ、ビール
の入っていたメジャーを空にすることで広間を離れる理由は作ったが、そろそろ出来上が
っていたトマスをごまかすならともかく、アデーレの存在にまでは気が回らなかった。
「そんなことより。なんで酒、調達してこなかったんだ?」
 かなり強引に話をそらせると、アデーレはわずかに眉をひそめてみせた。
「なんで私が?」
「全部飲んじまったくせに、それはないだろ」
 ハンスは、先ほどアデーレが空にした瓶をつまんでみせた。
「なかなか帰ってこないから、キッチンでヨハンナとでも話し込んでるんだろうと思って
たんだよ。どこで油売ってた?」
「キッチンには水をもらいにいったけど。後はエマを介抱してあげてただけよ」
 そう言うとアデーレは、今度ははっきりと口元を綻ばせてみせた。
「そう、介抱してあげてただけ」
 その妙に意味深な口調に、ハンスは怪訝そうな顔になったが、すぐに目を見開いた。
「アデーレ…。まさか、お、お前、また…?」
 アデーレは顔色を変えたハンスを気にする様子も見せず、エマが残していったティー
カップを取り上げると、わずかに残っていた茶色い液体をクイと飲み干し、軽く息を
吐いた。
「さっきのあの子の唇と、同じ味ね」
 そう言った彼女の顔に浮かんでいるのは、言うなれば勝者の笑みだった。
ハンスが思わず取り落としたラム酒の瓶が、テーブルの上で大きな音を立てて転がる。
しかしその音は、宴もたけなわとなった広間の喧騒にかき消され、滅多に見られない
アデーレの微笑も、色を無くしているハンスの様子も、誰の目にも入らなかった。
「エマのことは、入ったときから気になっていたのよね」
 ティーカップの縁についた雫を、アデーレは指でそっと撫でた。
「本当は、もう少し時間をかけようと思っていたんだけど、どうもあなたがあの子のこと、
気にしてるみたいだったから」
「気にしてるって…分かってるなら、どうして…」
 必死に声が上ずりそうになるのをこらえているハンスに、アデーレは悪戯っぽく笑んで
みせた。
「前にも言ったでしょう? 私、あなたの泣きそうな顔を見るの、大好きなのよね。
あの子は手に入ったし、あなたのそんな顔も見られたことだし、本当に今日は素敵な
慰労パーティーだったわ」
 アデーレは、かろやかな音楽の流れている広間を見渡すと、満足げに息をついて立ち
上がった。
「じゃあ、お休みなさい、泣き虫さん」
 あまりのことに言葉を失っているハンスに、とどめの一言を刺すと、アデーレはドレス
の裾を翻して広間を出て行った。
 後に残されたハンスの耳には、ポルカを奏でるバイオリンの音が虚ろに響いていた。
9391&92:2007/11/28(水) 00:58:40 ID:f0rIdy4X
3巻の131ページから133ページの間に何があった、と妄想。
あと、ハンスがアデーレにいじられてたら面白いかも、と。
何を隠そう、一番好きなキャラはハンスだ・・・。(アニメのハンスは×)
あえてノーマルなシーンのみで構成したので、アデーレがエマに
何をしたのか、それは脳内再生ヨロ。
え? 昔に何があったって? 詳細は作者にも不明だが(笑)、多分マルセルも
一枚噛んでる気が。ハンスはアデーレにはやり返せないから、その分マルセルが
ボコボコにされたということで。
94名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 17:15:27 ID:Pn64Rh/M
>>91-92
GJ!!読みながらニヤニヤしちゃったぜw
アデーレ惚れるわ

ただ最後に長々自注すんのは控えた方がよろしいかと
ちょい萎える
95名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:51:00 ID:gBBUsi+m
>>91-92
いいねえ
いいねえ
アデーレとハンスのエマ争奪戦
姉さんが一枚上手だったね
96名無しさん@ピンキー
ハンスの話もっと読みたいー