1 :
名無しさん@ピンキー:
2 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 19:48:12 ID:SF1fJG+H
(σ´∀`)σ 2ゲッツ!! wam
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 21:55:56 ID:zd6ybkAM
また終わったスレを復活させる馬鹿か
保守
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)|
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ やよいちゃんにやられちゃう。。。
\/ 初佳 /
そろそろ
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)|
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ いや〜ん?。
\/ 初佳 /
お嬢エロいよお嬢
初佳の初夜は頂きます
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)| このままだと
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ ヲチちゃうわ〜
\/ 初佳 /
hosyu
初佳早く脱ぐんだハアハア
続きをひたすら待っているわけなんだが・・・
ならば晶の尻は
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 19:52:36 ID:Np5yzQIS
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)|
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ えっちなのはいけないと思います!!!
\/ 初佳 /
うるさい耳年増め
19 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 18:55:01 ID:pk0ClviZ
しーPON
20 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 08:26:29 ID:X7t/klHO
前スレで一本も投下がないってことはもう終了したスレだろ?
なんでまた立てる必要があるの?
21 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 21:55:48 ID:/iQcKRPi
初佳のハダカでチンコ立つから
前スレで何本か投下あったし。
Slave to love の続き待ってんだが
Slave to love の続きてなんでつか?
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)|
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ ああ〜ん!!!
\/ 初佳 /
構想は練れてるんで、もしかしたらアリサ×しーぽん書くかも・・・.
受験生(大学じゃなくて司法試験の)だから多分無理かな。
まぁ、datおちしてなかったら。さぁてこれから勉強だ.ハァ・・・.
もう10月かよ
ア〜リさっさ〜
まだだ、まだ落とさんよ!!
ほす
しーPON
定期保守にきました
32 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 12:36:45 ID:xqXaXDjG
しーぽんの中身はこんぺいとう
hoshu
こんぺいとうの中身はアリサ
しーぽんはいらん、お嬢と晶で
37 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 21:49:37 ID:2D5AOq0s
保守
ふぉっしゅ
ほしゅあげ
ほっしゅ
41 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:28:58 ID:oj9h7n7Z
hoshu
あけまして保守
今年も晶は俺の嫁
44 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 02:16:46 ID:kFvEJDqc
保守
お嬢はエロカワイイ
46 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 17:56:16 ID:Co4qHKWl
しーぽん、俺の彼女ににてる
47 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 01:15:03 ID:rJ7EM8ny
目が二つあって、鼻が一つしかない所がかい?HAHAHAHA!!
人でなくてもいいわけだ
49 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 13:18:42 ID:WoI4+MXy
50 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 06:59:54 ID:zdxEG+jD
二期やんねぇかなぁ
51 :
最安42円から見放題!:2008/02/25(月) 07:54:27 ID:uXtYeb5R
52 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 01:29:12 ID:wF40xB5S
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)|
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ 初佳 /
あ
なりきりいけ。
s
s
k
60 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 19:50:36 ID:DJBtxVSA
保守
61 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:32:40 ID:JPaeQclO
そろそろ保守
γ/ ̄ ̄ ̄\復活してたのね
El@Ll l l l l 近日中に再開するわ
`ヒl(l l○-○ll
/ l l、 oノl l
最初から貼ったほうがいいのかな
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)| ハアハア・・・
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ 初佳 /
矛盾や捨てた設定を修正しつつ、改訂版を投下
(来てるのね…)
ステルヴィアU飛行訓練教官・町田初佳はその日の教務の全てを終えて自室に帰り着き、
カードキーをインサートしようとして、ドアロックが開いていることに気がついた。
誰かが自分の部屋に居ると。
それが誰であるかは考えるまでもないこと。
そして普段なら、それは嬉しいことであった。
しかし今日は、今日だけは、部屋の中に居るであろう人物と顔を合わせるのが怖かった。
(落ち着いて初佳、アレは気の迷いなのよ)
ざわつく心を抑えつける。
(わたしさえ黙っていれば何も問題はないのよ…)
そう自分に言い聞かせると、平静を装ってドアを開ける。
「ただいま、やよい」
部屋の中で本を読んでいた訓練校の最上級生・藤沢やよいに、内心の動揺を 抑えながら声をかける。
「おかえりなさい」
本から目を上げて、初佳に言葉を返すやよい。
まるでここが二人の部屋であるかのようなやりとり、それは実情においては まったくもって正しい。
やよいは学業を終えると、自室に戻るべき時間まで初佳の部屋にいることが日常だった。
逆に初佳がやよいの部屋に行くこともあるが、頻度としては圧倒的に初佳の部屋で二人が過ごすことの
方が多い。
最年少の教官初佳と最年長の訓練生やよい。
同年齢の二人の関係は親密と言うレベルを越えていた。
本を畳んで、足元に置いた鞄へと仕舞うやよい。
「今、お茶入れるわね」
「ありがとう、ノドがカラカラだったの」
「そう」
(大丈夫、いつも通りだわ…)
安堵する初佳からは見えない角度で、やよいの眼鏡がキラリと光った。
気まずい思いをした日から数日経って。
その日は珍しく初佳がやよいの部屋へと出向き、やよいが煎れてくれるミルクティー
を味わっていた。
自分の部屋でも煎れてもらえるが、本格的な器具の揃ったこの部屋で煎れてもらう
方がやはり美味しい。
初佳はこの数日やよいの様子を伺っていたが、別段変わりはないことにようやく安心
していた。
(アレはなかったこと、そう、もう忘れてしまえばいいのよ)
そう自分に言い聞かせる。
目の前で微笑んでいるやよい。
彼女と出会ってもう五年になる。
色々なことがあった。
努力家の常として高すぎる上昇志向ゆえに、既に揺ぎ無い友情を感じていた彼女を
文字通り蹴落としてしまい、正気に戻って彼女を救出しよう としたが果たせず、一度
は決定的に関係が破綻したと思っていた。
その事を常に後悔していた初佳、だが彼女は自分がどん底に落ちた時に 側に来て
くれた。
やよいは過去のことを許すとも何とも言わなかったが、その時はただ側 にいてくれた
だけで救われた。
関係は急速に修復していき、ついには前を遥かに上回る親密さに至って いた。
その頃になると初佳は気づいていた、自分のやよいへの感情が友情ではなく恋愛感情
だということに。
初佳は悩んだ、一度失った絆を取り戻せただけで満足、それ以上を求めまたこの絆を
失うのは怖いと。
そんな彼女の悩みは、あのジェネシスミッションの最中にやよいの気持ちを伝えられた
ことで霧散した。
やよいもまた、自分のことを思ってくれていたと。
(二人の気持ちは一つだったのよね、やよい)
やよいの顔を見ながらそんないきさつを思い出していた初佳だったが、不意に 意識が
遠退いて行くのを感じた。
「んんっ」
混濁する意識の中で、初佳は記憶を甦らせていた。
三年前、やよいと初めて結ばれた時の事を。
あの「告白」から何日かが過ぎていた。
モニター越しに熱烈な告白をした二人だが、いざ直に顔を合わせると初佳は赤面してしまい
以前と同じか、むしろ少しばかりぎくしゃくとした空気が流れていた。
それが急転直下。
人類を救う代償として帰るべき場所ステルヴィアを失った二人は一時的に離ればなれになる
ことを強いられた。
後進を指導する教官への道を歩むことになった初佳と、まだ訓練生であるやよいでは行き先
が違ったのだ。
再び共にいられるようになるのは、ステルヴィアが再建される時。
しばらくは逢えない…その思いが初佳を後押しした。
元ステルヴィアの人間が一時的に収容されていた輸送船。
その格納庫の一角で、初佳とやよいは抱き合っていた。
「わたし、こうしたかった、ずっとこうしたかった、あなたと、初佳、 あなたと…」
「やよい…わたしも、わたしもよ、やよい…」
「初佳…」
重ねられた唇越しにお互いの熱い気持ちが伝わり、ただの接吻は次第にお互いの身体への
愛撫を伴ったものへと移り、いつしか二人は全ての衣服 を脱ぎ捨てて、熱く火照った身体を
激しく擦り合わせていた。
そしていつしか。
初佳だけがやよいの一方的な愛撫に身を任せ、切なく喘いでいた。
「どう初佳、ここは?」
「あっ、あっ、そ、そこはっ、やよいっ、あんっ」
「うふふふ、何て可愛い声を出すのかしら、好きよ初佳」
「あっ、ダ、ダメっ!」
あえぐ初佳の両脚を、やよいは両肩に乗せるように抱え込んでいた。
「こ、こんな格好、は、恥ずかしい…」
「嫌なの?」
お互いにおっかなびっくりで始めた禁断の秘め事…のはずだったのだが。
ほどなくやよいが主導権を握り、いつの間にか初佳はただただ快感と羞恥に
身を震わせるのみになっていた。
「嫌なら止めるわ…」
トレードマークの眼鏡外したやよいの瞳は潤んでいる。
視力の悪い人間が眼鏡やコンタクトを外して裸眼になると目が潤みやすいの
は確かだが、明らかにそれだけではなく、秘めたる感情の発露であった。
「い、いや…じゃない」
その瞳に魅入られたように、抵抗を諦める初佳。
「そう、いい子ね、初佳」
そう言うと、いきなり初佳の股を開き、そこへ唇を当てる。
「ああっ!…あうっ」
突然の激しい行為に驚愕、続いてすぐに快楽の叫びをあげる。
「初佳」
(こんなの、恥ずかしすぎるわやよい)
「初佳、初佳」
(でも、やよいになら…)
「初佳、初佳、起きなさい、初佳」
冷厳な声に半開きになっていた目が開き、ボケていた焦点が合う。
まず目に入ったのはやよいの姿。
「?」
初佳は夢から覚めても、まだ夢の中にいるのかと思った。
なぜならやよいは最近愛用している軽量のファッショングラスでなく、大きく丸い
眼鏡をかけていたから。
それはかつて二人が出会った頃から、たった今夢で思い起こしていた頃。
すなわち初めて今のような関係になった頃まで使っていたものだったから。
愛しい相手の懐かしさすら感じるかつての姿
だがその眼鏡の下の目は、眼光鋭く自分を射ていた。
「気分はどうかしら?初佳」
「気分?」
酩酊感の未だ抜けきらぬまま、やよいの問いかけに訝しげに聞き返す初佳。
「まだ頭がクラクラしているんじゃない?」
「ええ、それは…」
「そう、やっぱり効いたのね」
「!」
この酩酊感はやよいの仕業?
信じられない思いで慌てて問いただす。
「紅茶にお酒でも入れたの?」
「お酒じゃないわ、目薬、それも今は生産中止になってる刺激の強い物よ」
何でそんな物を入れたのかとさらに問いただす前に、やよいは初佳へ近づく。
(えっ?)
思わず身を翻そうとする初佳。
虚空を飛ぶ航宙士である彼女の勘は鋭敏だ。
一服盛られたためまだ五感がぼやけているが、いやむしろ五感が鈍っている
からこそ勘が冴える。
その鋭い勘により、今までやよい相手には一度も感じたことのない類の邪気
を感じたのだ。
あの再会の時にも、こんな感じはしなかった。
初佳自身が原因の事故による最悪の別離から一年余り、やよいが再び今は
無き初代ステルヴィアへとやって来た時にも。
その時は彼女が自分を恨んでるに違いないと思い込んでいたが、それでも
こんな感じはしなかった。
(何なの、やよい?)
だが、身を翻そうとした彼女の肉体は、その場から動けない。
(!)
初佳の四肢は、椅子に座った形でその手すりや脚部に拘束されていた。
「や、やよい?何なのこれ?冗談はやめて!」
ただならぬ事態に、いつになく激しく言葉が口をついた。
「冗談?わたしが冗談でこんなことをすると思うの?」
基本的に人当たりの柔らかいやよい。
今、初佳に語りかける口調も穏やか。
しかし…初佳は激しい言葉で詰問した側から怯えた顔になる。
光の加減のせいか、やよいの眼鏡が鏡のように反射しその奥の大きな目が
まったく見えない。
その状態で自分に語りかけるやよいが、初佳は理由もなく怖かった。
「ねえ初佳、どうなの、そう思う?」
言いつつやよいが拘束された初佳の頬を撫でた瞬間、今まで見えなかった
やよいの目が不意に初佳の視線 に入った。
「ひっ」
先ほどよりもさらに鋭い眼光に、思わず声を出してしまう。
「どうしたの初佳?わたしが怖いの?」
「だって…こ、こんなこと…」
さすがに目が怖いとは言えず、拘束された手足に目鼻を向けて言い訳 する。
拘束されたことにも脅えているのも確かなのであながち嘘でもないが。
「ああ、これはあなたが逃げないようにしたの」
「どうし…」
「どうしてこんなことを、そう聞くつもり?」
機先を制されて黙り込む初佳。
それをじっと見ているやよい。
重苦しい雰囲気の中、先に口を開いた。
「これからお仕置きしなくちゃいけないから、初佳、あなたをね」
「!」
やよいの言葉に対し、初佳は「何故」と理由を問うことも「冗談でしょ」 と誤魔化す
事もしなかった。
いや、できなかったのだ、彼女には思い当たることがあったから。
あの日の、たった一度とはいえ仕出かしたやよいへの裏切りが。
なんか来てるうううううう!!!
うおおおおおおおーーーー
その日、初佳は航宙過程新入予科生のビアンカ実習を終え、各機体の使用後状況確認をして
いた。
単に航行データだけでなく、機体をどのように扱っているかまでを実地で確かめるのは彼女の
生真面目さの現われだった。
「これは…」
一機のビアンカのコックピットで、初佳はシートの上に落ちていた古風なロケットを見つけた。
忘れ物、というか落し物だろうと見当をつけ、この機体を使っていた生徒をチェックする。
「…彼か…」
初佳の脳裏にその生徒の顔が浮かぶ。
成績は全て中の上。
人当たりがよく、面倒見が良い。
一見して人畜無害そうなその生徒の名は…片瀬真人。
初佳は真人が苦手だった。
かつての彼の姉、片瀬志麻との間にあった諍いが原因ではない。
同じようなことをしてしまったやよいと友情を取り戻し、愛情までもはぐんだように、志麻との間には
何の感情的なしこりも残っていない。
真人個人に起因する苦手意識だった。
それは決して嫌悪感ではない。
彼の柔和な笑顔を見ていると、何故か引き込まれそうになってしまう。
心のうちを曝け出しそうになってしまう。
やよいには心を開いたものの、未だにどこか頑ななところが残っている初佳は 迂闊に他人に自分の
中に入って来られることを極端に恐れる。
そんな彼女にとって、自らの内面を曝け出してしまいそうになる相手を心の奥底で畏れるのは当然の
ことだった。
真人と似たようなタイプの男を初佳は知っている。
音山光太、志麻を危険な目にあわせた自分を面罵した少年。
そして和解した後は、志麻との関係が上手くいかない悩みを、恋愛経験などはほとんどない自分に相談
していた、極めて有能だがどこかが抜けている少年。
結局は相談相手になっただけだったが、基本的に男性の苦手な初佳にすれば、 まったく脈がないにも
かかわらず今もってなおめげず(正確には周囲の人間で唯一、初佳とやよいの関係にまったく気づかず)
初佳へのアプローチを続けている ケント・オースティンの次くらいに親しい付き合いの相手と言える。
だが光太と真人は似たようなタイプながら明らかに違っていた。
どちらも穏やかで人当たりがよいが、人付き合いに関しては如才ない真人と、 口下手で
人の気持を察するのが苦手な光太。
その程度の違いはちょっと二人を知れば誰でも思い浮かぶ。
初佳が感じているのはもっと本質的な違いだった。
まず第一に、光太も真人同様、他人の中に踏み入ってくる面があるが、その鋭い直感力と
反比例する生来の対人関係の鈍さから、自分自身でそれに気づかない。
それに対して真人のほうは明らかに自らの鋭敏さを自覚している感があった。
そして第二に、二人とも人畜無害と評されている。
だが本当に人畜無害な光太と違い、真人にはどこか危険な面がある。
彼自身には悪意はないだろう。
おそらくは生来の何かが彼に危険な要素を与え、そして初佳の研ぎ澄まされた 感覚がそれ
を察知しているのだろう。
それが何かは具体的にわからないのだが。
しばしの追想の後、現実に立ち返りロケットを手にした初佳は考える。
これを預かっておくべきか、届けてあげるべきか。
そしてわざわざ届ける必要はないが落し物を預かっていると連絡する、という常識的な線の
結論を出した彼女がそれを仕舞おうとした時、不意にロケットの 蓋が開いた。
意図的に見るでもなしに、中の写真が視界に入る。
真人と一人の女性が親しげに、いやむしろ仲睦まじげに並んでいる写真が。
初佳は意外な物を見た思いだった。
その女性は真人よりもかなり、いや自分よりも明らかに年上。
かつての師にして今は上司のレイラ教官や、蓮先生と大差ない年代だったから。
(これって…)
年上の女性と、真人のあまりにもいい雰囲気を漂わせている写真。
初佳はとんでもない物を見たという思いに駆られる。
相手の女性は母親にしては若すぎるし、志麻以外に姉はいないはず。
さりとて従姉の類ではないだろう。
そもそも親類相手という感じではないのだ。
(まさか…でも…)
あまりに大きな歳の差に、常識は否定する。
それでもその常識を打ち砕くほどの圧倒的な説得力を持った雰囲気が、写真の二人の間には
流れている。
どう見ても二人はカップル、特別な関係にあるということが異性との交際経験のない初佳にすら
はっきりとわかるほどに。
(片瀬君に、こんなに年上の恋人が…)
温和で懐が広く、下手をすると自分などよりも色々な面で大人では、などと時として思わせる
ことのある真人だけに、にわかに信じがたいことである反面で、ある種の説得力も感じた。
このくらいの年の差のある相手でなければ、あの妙に達観し老成した面のある少年とは精神
年齢の釣り合いが取れないのではないかと。
「…可哀想に…」
思わず口をついた言葉。
それが向けられた対象は彼女の生徒の一人、真人の同期生のミア・グレンノースだった。
実姉であり、初佳もよく知る勝気で気丈な整備科の主席学生アリサ・グレンノースとは違って、
どことなく才能が開花する前の片瀬志麻を弱気にしたような雰囲気のミアは、真人の気配りに
満ちたフォローの恩恵を最も強く受けている人物で、 それに対する感謝の念が恋心に転化して
いることは、生徒と特にプライベートな付き合いをしていない(深すぎる付き合いをしているやよい
は本科生なので彼女の生徒 ではない)初佳ですらわかるほどあからさまな物だったから。
端から見て真人の方には純然たる好意はあっても恋愛感情は感じらないが、恋人がいるといない
とでは大違いだろう。
この事実を知ったミアが落ち込んでしまい、それが成績に影響するのではないかとといことが初佳
には教官として心配だった。
(それにしても…この人、どこかで…)
相手の女性の顔をどこかで見たような気もするが思い出せない。
「いけない」
不可抗力とはいえ、他人のロケットの中身を見てしまったことに軽い罪悪感を覚えて慌てて蓋を閉め
ようとした、その刹那。
「あのー、町田教官(せんせい)」
機体の外からかけられた声に、初佳の心臓が止まりそうになる。
恐る恐る振り向くと。
当の片瀬真人その人が機体の前に立っていた。
「か、片瀬君っ」
心臓を突然わし掴みにされたような驚きを、航宙士として鍛えぬいたメンタル・コントロール技術で押さえ
込み、真人に振り向く初佳。
「すいません、さっき機体の中に落し物をしたみたいなんです」
初佳はタイミングの悪さに天を呪う。
真人の落し物が何か別の物だったら、あるいは蓋が開いて中身を見ることさえなければ。
わざわざ知らせる手間が省けて好都合、はい、と手渡してそれで終わりだったのに。
中身を見てしまった今は、動揺が顔に出るのが心配で真人の顔すら直視し辛い。
「これのことかしら?」
やむをえずコックピット回りをチェックしているフリをしつつ、後ろ手でそのロケットを差し出す。
忙しくて手が離せないのでまともな応対が出来ない、ことを装う。
これなら顔を合わさなくてもそんなに不自然ではない、名案だった。
…だったのだが。
「ありがとうございます…教官、見てしまったんですか?」
ギクッ。
再び心臓を掴まれた感覚に、再び振り向くと。
彼女の掌の上のロケットは蓋が開いたままだった
自らの失態に天を仰ぎたくなる初佳。
蓋をしめようとした時に声をかけられてしまったため、ついついしめ忘れていたらしい。
「ぐ、偶然開いてしまったの、ほ、本当よ」
動揺を露にして必死に弁明する初佳の顔に、真人が視線を向ける。
(イヤッ)
初佳が苦手とする、全てを見透かすようなその目。
特に威圧的でもなければ、疑い深げでもない。
むしろ温和と言ってもいい。
なのに何故か心の奥にま見透かされてしまいそうな、いやそれ以前にこちらから全てを曝け出して
しまいそうになる、北風と太陽でいえば太陽のようなまなざし。
失態の動揺と、苦手な目で見つめられている動揺。
二つの相乗効果が彼女の卓越した平衡感覚を一時的に麻痺させ。
ビアンカ・コックピットの簡易タラップから足を踏み外した初佳は真人の方へとよろけて落ちる。
「おっと」
まだまだ成長しきっていない、背丈も初佳よりやや低い真人だが、流石に鍛えている少年、急に倒れ
掛かって来た初佳を難なく支える。
ビクンッ。
初佳の身体に電気が走る。
教え子の少年とはいえ男性に、真正面から抱きついているという事実で。
「は、離してっ」
思わず強い口調で言うと、真人を突き飛ばすようにして離れる。
そのまま力なくその場にへたりこむ初佳。
そうしてから、自分の過剰反応に自分自身驚いて真人の方を見る。
見ると特に初佳の行動に気を悪くしたようでもなく、相も変わらず温和な笑みを浮かべる
真人であった。
「ご、ごめんなさい」
とりあえず、支えてくれたのに突き飛ばすような真似をしてしまったことを詫びる言葉が、初佳
の口からこぼれる。
すると、別に気にはしていませんよとばかりに首を横に振った後で真人の口が開く。
どんな言葉が出るのか固唾を呑む初佳の耳に聞こえたのは。
「すいません、返してもらえます?」
初佳はまだ真人のロケットを手にしたままだった。
「は、はい、これっ」
慌ててそれを差し出す。
真人がゆっくりと手を出してそれを受け取り、しげしげと眺めると視線を 初佳の顔へと移す。
そしてまた視線を戻す、蓋の開いたままのロケットに。
交互に視線を動かす真人の行動がまるで自分が中を見たことを責めているように感じられて。
「そ、それは偶然開いてしまったの、わ、故意とじゃないのよ」
先ほど言ったことをもう一度繰り返す初佳。
そして言ってしまってから後悔する。
むきになって否定するなんて、逆に あやしまれるではないか、と。
「クスッ」
小さな、本当に小さな笑い声を漏らし。
「ええ、わかってますよ、町田教官はそんな人じゃないって」
そう口にするが、初佳にすればそれはまったく自分を信じていないかのように聞こえた。
真人らしい、物事を丸く治めようという、大人の態度。
若い身空でそういう言動が自然にできることを感心すべきであるのに。
そして本来なら自分には非がないのだから、真人にどう思われようと関係ないはずなのに、その時何故
か初佳はそれが気に障った。
「信じていないでしょ!」
強い口調でそう言うと、立ち上がり真人へと詰め寄った。
「あなたはいつもそうね、上辺は素直でいい生徒だけど、そうやって大人びた態度で
回りを見下してるんじゃないの?私達教官のことも!」
言ってしまってから、自分が何を口走っているのかに初佳が気づいた時には、 すで
に感情の全てを吐き出した後だった。
真人に常々感じていた、自分の全てを見透かすような雰囲気。
今の初佳はそれへの反発から、逆に自ら真人への不信感を、それもはっきりと認識
していなかったものを吐露してしまった。
教官が生徒に言うものとしてはあるまじき言葉を。
そして気がつく、いまだに自分は「天才」に嫉妬する癖が直っていないと。
真人は姉・志麻や光太のように傑出したものがあるわけではないが、何をやらせても
如才のないその万能ぶりは充分天才の範疇にあると思われた。
「あ、あの…」
自分の言葉に俯いてしまった真人、傷つけたのかと狼狽する初佳だったが。
不意に顔を上げた真人は…まだ微笑んでいた。
そして続いて真人の口から漏れた言葉は。
「町田…いいえ、初佳教官って、可愛いですね…」
「ええっ!」
予想外の言葉が初佳を直撃した。
「こんなに素直で生真面目な人、あんまりいないですよ、可愛い人だ」
(何を言い出すの、この子)
もう初佳はパニック状態に陥っている。
怒るか、あるいは今までのように気にしないように振舞う大人な対応をする と思っていた
真人が、教官で年上の自分に対し「可愛い」などと言い出すの は彼女のあまり豊かとは
いえない想像力の範疇のはるか彼方だった。
しかも今まで町田教官と呼んでいた自分を初佳教官と。
とりあえずまだ「教官」をつけてはいるが。
「僕としては人を見下したりしてるつもりはないんですけどね」
真人の言葉を、まだパニックから抜けられない初佳は黙って聞く。
「ただどうしても人のフォローに回るのが習い性になってしまって、他人のすることを予測
して『先回り』するくせもついてしまったんです、頼りない 姉をもって生まれた弟の悲しい性
なんです、もしも気に障ったならあやまり ますけどね」
「そ、そんな、謝るのは私の方よ、生徒にあんなこと言うなんて」
慌てて謝罪する初佳を、真人は視線を外さずにずっと見つめていた。
保守る
〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)| どきがムネムネ・・
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ 初佳 /
ageとくか
kita-続きからきぼんぬ
狼狽する初佳を見て、すべてが自分の目論見通りに進んでいることを真人は確信していた。
無論、ロケットを機内に置き去りにしたのは故意だった。
教官と生徒という無機質な関係以上の関係を、初佳との間に作り上げるための布石として。
整備班の整備の前に生徒の機体使用状況をマメにチェックする初佳の几帳面さを知っていた
からこその計略。
中を見てくれればそれでよし、仮に見なくても、初佳がそれを預かれば学業のこと以外で彼女と
接触する機会を得られる。
果たして初佳は、偶然か故意かは真人には判別しかねるが、中を見て露骨に動揺している。
(思ったより、早く落ちるかな)
人当たりのいい笑顔の下で、淫獣が舌なめずりをしていた。
だが真人は決して偽りの笑顔を浮かべているわけではない。
温厚で面倒見のいい人間の出来た少年。
そういう真人の「外面」は決して演技ではない。
幼少時代からずっと、知力体力とに優れるが精神的安定に欠けるため優秀な割りには失敗の多い
姉の不始末の尻拭いをしてきた真人は、多少のことは笑って許せるし、他人のフォローをするのも
さして苦ではない。
だが人間とは一つの形質だけで構成されるほど単純な存在ではない。
他人の過ちを許せる心の広さを持つ真人は、一方で人として許されないことを平然としでかす。
つまり、他人に甘いかわりに自分自身にも甘いのだ。
それでも世知に長けた真人はそれが世間的に認知されないことであると充分に承知しているので、
自分のそうした一面は包み隠しておいた方が無難だと思い、 事実誰にも気づかれずにいる。
その真人に欠けている人としての道理は「貞操観念」と言われるもの。
彼には好みの異性に対しての欲求を抑えることは出来ない。
自分にステディがいようと、相手がフリーでなかろうとまったく躊躇しない。
正確には時間的・空間的な問題から状況が改善されるまでに一時的に抑制すること は出来るが、
完全に消し去ることなど出来ないし、またするつもりもなかった。
片瀬真人には一貫した女性の好みという物がある。
容姿に優れた、才能に恵まれた女性。
だがあまり派手な性格ではない女性。
意志の強い女性。
だがあまり我の強くない女性。
中々いそうでいない。
才色兼備の女性は自然と目立つし。
意思の強い女性は我も強くなる傾向があるからだ。
そのような彼の微妙な嗜好に合致してしまったこと。
それが町田初佳の「不幸」の始まりだった。
そう、真人が初佳への興味を持ったのは、その美貌と才能にもかかわらず、地味という
か慎ましやかな性格というパーソナリティからだった。
無論初佳は史上最年少のパイロット教官で、ショートカットの似合う凛とした美女である。
本来なら光り輝いているべき人間なのに、初佳はどこか控えめなところがある。
もちろん自分のパイロットとしての技能に関しては、実力に裏づけられた絶対の自信を
持っているが、そのパイロットという立場を離れた一個の人間としては淡白といって過言
ではない。
まるで貪欲に何を求めることを戒められてでもいるかのように。
人間観察眼に長ける真人が興味を持つのは至極当然ともいえたが、その興味から一足
飛びに「落としてみよう」と考えるあたりが彼の隠された人格破綻の現れ。
一度思い立った彼の前に、教官と生徒などと言う立場など何の制約にもならない。
ましてや年齢の差など。
初佳が見たロケットの中で真人と一緒に写っている女性、すなわち。
現在は地上と宇宙へと離れているが、ステディな関係に近い音山陽子を例にあげるまで
もなく、真人はかなり年上好みだ。
彼からすれば五、六歳しか違わない初佳などは年上の範疇に入らない。
むしろそういう方面には初心な、落し頃のターゲットに見えた。
86 :
Slave to love:2008/07/11(金) 00:44:33 ID:innRs1JF
ターゲットに定めた初佳を観察し始めて一週間ほど経って、真人はある程度彼女の
置かれている状況は熟知していた。
そしてどうしても避けて通れない、以前に姉からも聞くとはなしに聞いていた、初佳と
姉の親友でもある藤沢やよいとの親密と言うにはあまりにも濃厚すぎる関係。
「アリサやりんなちゃんは二人があやしいとか言ってたよ」
知能が高い割りに人心の機微には疎いものの、さすがに友達のプライヴェート事情
を軽々しく話すほどバカではない姉だけに、恐らく彼女自身はそれをただの冗談だと
認識していたのだろう。
だが、真人の目から見れば二人の関係は「本物」だった。
そしてそれは彼にとっては好都合であった、初佳は「男」を知らないだけで恋愛を知ら
ないわけではないということがわかったから。
初佳とやよいの関係が、友情と言うよりは擬似恋愛、いや恋愛そのものであり、かつ
またそれがプラトニックな物ではなく、肉体的なスキンシップを伴った物であることを
真人は短期間で見抜いた。
彼自身が二人が一緒にいる場面を目撃したのはそれこそ数える程だったが。
周囲の目を気にしてあえて他人行儀な態度をとっていてさえ、二人の間には心身とも
に断ち切れぬ絆で結ばれたもの特有の空気が流れていた。
生真面目な初佳にも性欲の焔は燃えている。
いや生真面目だからこそためこんだ諸々のストレスを発散する術を他に知らず、増々
やよいとの禁じられた関係に燃え上がっているのだろう。
そんな姿を見れば、普通な初佳を同性愛者と認識し、男の自分の出る幕はないと踏む
のが常人の常考。
しかし真人は違った。
自分なら、ほんの少しのきっかけで確実に落とせる、と踏んだのだ。
もし初佳の「恋人」が自分と同じ男であれば。
あるいは逆に自分がやよいと同じ女であったならば、その誘いに乗ることは「恋人」 への
裏切りに他ならず、生真面目な初佳が誘いに乗ってくるとはとても思えない。
だが幸い性別が違うので、無意識のうちに「別物」として割り切れるだろう。
それが真人の読みだった。
そしてもしも初佳が真性のレズビアンであったとしたら、無論のこと自分のアプローチなど
けんもほろろに撥ねつけられるだろう。
だが初佳は「真性」ではなさそうだ。
潔癖症や表面的な気の強さが災いして男に免疫がないだけ。
そしてまた、好きになったやよいが「たまたま」女であったというだけであろう。
人格の老成ぶりと、心の裡に燃える激しい淫欲の炎にも関わらず、表面的に童顔であまり
男くささを感じさせない自分なら、うまくきっかけを掴めば…。
そういった考察を踏まえての、今回のロケット作戦だった。
そのロケットにはわざわざ細工するまでもなく、日頃から今回の「罠」に好都合な一葉の写真
が収められてた。
音山陽子の写真が。
彼女が真人と同年代であったら、写真を見ても初佳は別に動揺するようなことはなかったで
あろうが。
真人と陽子とのかなりの歳の差は、あまり他人の色恋沙汰に興味のなさそうな初佳の興味を
引くのに充分だった。
そして自分が真人の守備範囲に入っている(先述のごとく年齢的には実際はそうでもないの
だが)をそれとなく知らしめるために。
正式な恋人との関係を、火遊びのための仕掛けに使う。
こんな不実なことを、不実と思わないのが真人の壊れている一面であった。
一方で、真人の思惑など知る由もない初佳は…。
真人に謝罪しても、初佳の動揺は未だに収まらない。
それほど先ほどの真人の言葉は心を揺さぶった。
私的には割と地味なタイプではあっても、公的には常にエリートコースを颯爽と歩んで
来た自分が「可愛い」などと言われるとは。
それもこんな、本人の方がよっぽど「可愛い」という表現が似合う少年に…。
「中身のことは誰にも言わないでくれれば、何も問題ないです」
しばらく間をおいてから真人が放ったその言葉に、初佳は忘れようとしていた写真の内容
を思い出させられる。
あれは恋人なのか、一体幾つ歳が離れているのか、などと聞きたいが到底聞けない事が
脳裏をよぎった時。
「ああ、誤解しないでくださいね…」
びくっ。
まるで考えていたことを言い当てられたような気がして思わず背筋を伸ばしてしまう初佳。
「彼女とは好きで交際してます、逆援助交際とか、そういうのじゃないです」
「そ、そんなこと思ってもいないわ」
「そうですか、ならいいんですけど、年上の人と付き合ってるとそういう穿った目で見られる
ことも多いんですよ」
「そんなことないわ、綺麗な人だし」
「そうですか、じゃあ年上の女の人が好きでもおかしいと思わないんですね?」
「?」
また何を言い出すのかという目で真人を見つめる初佳。
「どうなんです?」
「え?ええっ、変だなんて思わないわ…」
多少訝しがりながらも、そう答えた次の瞬間。
「良かった…」
そう言って真人は、初佳の手を握る、そして。
「町田教官、いえ、初佳さん、好きです…」
まっすぐ自分を見据えながらそう言う真人に、初佳の思考回路はオーバーロードした。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
どこで終わったんだっけお尻がどうの言ってたよね
後で死ぬほど後悔しそうだなw>真人
γ/ ̄ ̄ ̄\
El@Ll l l l l
`ヒl(l l○-○ll
/ l l、 oノl l 最終的には…
92 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 16:41:08 ID:2GcTwvYK
hoshu
保守
Hoshushu
95 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 11:08:29 ID:Lkx70X8x
投下準備保守
ほしゅである。
ほす
職人になれる程の文才が無いのでひたすら保守に回るとするか...orz
γ/ ̄ ̄ ̄\
El@Ll l l l l
`ヒl(l l○-○ll
/ l l、 oノl l 100
γ/ ̄ ̄ ̄\
El@Ll l l l l
`ヒl(l l○-○ll
/ l l、 oノl
ここのお嬢みたいな腹黒お嬢ってどこが発祥なんだろw
103 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 01:10:42 ID:scXgVt34
γ/ ̄ ̄ ̄\
El@Ll l l l l
`ヒl(l l○-○ll 腹黒?愛のままに生きてるだけよ
/ l l、 oノl
γ/ ̄ ̄ ̄\
El@Ll l l l l
`ヒl(l l○-○ll
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癖になるAAだw
108 :
106:2008/10/07(火) 03:52:26 ID:p6ph/QAK
拾い物なんでタイトル不明
このキャラの画像は
>>105と同じのなど何枚も持ってるけどゲーム名やメーカーのクレジット入ったものが
一枚もないんだよ
希少スレ保守
保守
112 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 22:49:35 ID:iseV25Hw
>>110 外見だけパクりで原作のお嬢ともここのお嬢とも似ても似つかんキャラだな
>>112 ここのお嬢に似せたらかなりニッチなゲームになるよw
115 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:42:00 ID:nhRpTXJW
年内になんとか
117 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 22:45:04 ID:X5EDs4av
まだ巡回してる人いる?
ノ
ノ
了承
暇見て続きあげます
今でも書いてくれる所を見ると嬉しくなる
今年初の保守
レイラ教官の尻で修正されたい
随分懐かしいなw
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レイラ教官のエロは幾つか見たが
保険の先生のは見当たらん
蓮先生と言えば、ゲーム版はエロかった記憶がある
それで思ったんだけど、ここってPS2版やGBA版のSSの投下もおkなの?
ゲーム版でも良いと思うけど、設定の説明は必要かも…>「PS2版○○ルート」とか
132 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 08:28:47 ID:yOqjZ3Nx
だね
ナジマ先輩のエロが見たい
紛失したメディアが何故か実家から大量に発見されたので(持ち帰った記憶ないのに)
手元に届き次第過去作のリメイク再開します
otsu
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それは時間にしてほんの数秒のこと。
予想外の衝撃によってしばしの空白状態に陥っていた初佳の精神活動は回復した。
その顔が見る見るうちに紅潮していく。
羞恥からか、憤怒からかは窺い知れぬが。
そして握られた手を強く振り切ると、自分を見つめ続ける真人の顔を真正面からキッと見返す。
片瀬君!あなた自分が何を言ってるかわかってるの?
わたしはあなたの教官なのよ!
いいえ、それ以前にあなたにはそのロケットの女性が、恋人がいるんでしょ?
それなのに「わたしが好き」ですって?
そんないい加減な子だとは思わなかったわ!
わたしがそんなことを言われて信じるようなお人よしに見えたの?
冗談じゃないわ、馬鹿にしないで!
今後は授業以外では二度とわたしに話しかけないで
いいえ、近づかないで
初佳の脳内では、そのような言葉が立て板に水の調子で流れていた。
仮に言葉がその通りに発音されていれば、流石に真人も対処に困ったであろう。
あくまで発音されていればの話だが。
実際にはその間初佳の口から漏れていたのは。
「あの…ええと…その…」
要領をえない、いや、ちゅんとした言葉にすらならない声。
最初は鋭く真人を射ていた視線も、やがて勢いを失い、遂には力なく目線が伏せられていく。
それを見届けた真人は、その場を立ち去った。
真人の姦計…いや奸計、その第一段階はほぼ目論見通りに終わった。
初佳に対する真人の洞察は全てが正鵠を射ていたから。
だがそんな真人にも一つの計算違いがあった。
それは藤沢やよいという存在。
無論、彼女の事は考慮していたつもりだった。
しかし…なまじ実姉志麻と親しい間柄であるためか、真人のやよい票は彼らしからぬ表面的な物だった。
やよいを人格者として慕う姉の人物評に知らず知らずのうちに影響されていたのだ。
それが後に大きな災いとして彼に降りかかることになる…。
その日の全課程終了後。
初佳はいつの間にかいなくなっていた真人を相談室に呼び出した。
幸いにもその日、初佳の残りの仕事は成績や今後の教科スケジュールのデータ整理だけだった。
幾度もエラーをしてデータ管理用端末の警告音を鳴り響かせたがその程度で済んで
僥倖と言うべきだった。
もし実習があったら生徒を前に悪い見本を見せてしまうところだったろう。
真人を待つ間、初佳は彼の真意を察しかねていた。
ロケットの写真の女性が恋人だと教えた直後の自分への告白。
同義的に問題があるのはもちろんのこと、論理的にもおかしい。
先ほどは混乱して脳内で罵倒、実際にはまともに言葉も出せないでいたが。
今まで真人を見てきた初佳としては、彼がそんないい加減な女たらしとはとても思えなかった。
もちろんずっと違和感と言うか苦手意識は感じていたのだが。
彼女から見た真人は誠実で温厚な少年であり、苦手意識は本能レベルの警戒心からの物であった。
その本能的な警戒心が、思いもよらない告白によって薄れている。
それに何より。
仮に本気で告白するのなら、そのような事実は伏せておくのが当然ではないか、と。
果たしてそれはこと恋愛の駆け引きにおいては理に適った物なのか。
それともやはりとんでもない暴挙なのか。
判断する価値基準を、まっとうな恋愛経験を持たない初佳は持ち得なかった。
思えば初佳は男性から告白されたことなど初めてだった。
その美貌から憧憬の眼差しを向けられることは決して少なくない初佳ではあったが
実際に行動に移した男は一人もいない。
厳密に言えば約一名、常に本人はさりげない「つもり」でアプローチを続けている
ケント・オースティンがいるが。
周囲の人間からは彼が初佳に気がいるのは誰が見てもみえみえなのに、はっきり
と言葉にして想いを伝えないがゆえ、鈍い面のある初佳に対しては未だにその努力
が実った試しはなく、またその手法が変わらない限りこれからも望み薄である。
もっとも、初佳も深層心理ではケントの気持ちに気がついているのかもしれない。
友誼や人間的好意は感じても「男性」としての魅力は欠片も感じないので、表層心理
の鈍感さに任せ、彼の気持ちに気がつかないフリを続けているという解釈もできた。
いずれにせよ初佳には少年の恋愛感情は理解できない。
その一方で真人に対してはその人格に対して高い評価をしている。
従って、恋人がいると宣言してからの告白と言う不埒極まりない行為に対しても、
何らかの事情があるのではと好意的な解釈をしてしまう。
自分をからかう冗談である、という線は消えていた。
教官の心象をわざわざ悪くする意味はない。
真人の日頃の仮面〜面倒見のよさ、大らかさは偽らざる彼の一面ではあるため一概
にそうは言い切れないが〜が功を奏し、完全に初佳は真人の術中にはまっていた。
γ/ ̄ ̄ ̄\
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142 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 11:22:05 ID:eUwq4RDO
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El@Ll l l l l
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〃  ̄ `ヽ
i |Y人リソ| |
| | |* ・ヮ・)| どきがムネムネ・・
_|(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ 初佳 /
続きマダー?チンチン
一ヶ月以上経ってる
146 :
名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 14:00:05 ID:2yMlPxMp
うん
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