【萌えて】キャプテン翼でエロパロ 3発目【ヒロイン】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
キャプテン翼でエロパロ 3発目

キャプテン翼を題材に、えっちな作品を投稿したり語ったりしましょう。
801は基本的にNG。(百合は需要あるかもしれません。)
要するに男が読んでグっとくればOK!ってルールでヨロ。

関連
ttp://www.domo2.net/search/search.cgi?word=%83L%83%83%83v%83e%83%93%97%83

1発目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1130376310/

2発目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166221715/
(容量オーバーにて937レスでストップ。満員御礼!)
2:2007/08/05(日) 10:17:03 ID:pYS8NBLW
2スレがカキコ不能になったので3スレ目立てました。
前スレに引き続き、萌えてイキましょう!!
3名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 16:45:33 ID:gehq4D2W
おおっ!? では、話を進めますかw

37 

三杉は、部屋でひとりカリカリ、、と爪を噛む。
彼女との思い出の品は、すべて二人で片付けた。婚約指輪も、「質に入れるなり、捨てるなり、君のほうで処分してくれ」と、締めくくる。
紳士面で潔く引き下がったものの、納得できるはずがない。大恥をかかされたのだ。
名家に生まれて容姿端麗、成績も良く人望もあり、サッカーでは天才児と騒がれ、小学生ですでに、ファンクラブもあった。そんな貴公子の経歴に傷がついた。
「アイツら、、アイツら・・・」
口元に鉄の味がして、美しい顔をしかめる。
弥生は、「事故でこうなったが、自分で決めた」と言い、日向は「俺が強引に迫った。全部俺が悪い。」と、互いを庇いあっていた。
結果的に、浮気して妊娠してデキ婚しただけじゃないのか?
長年、一緒に過ごした青春時代。幼いトキメキや初めての思い出。すべてが一度の性交で、跡形もなく吹っ飛んだのだろうか?
三杉の脳裏に、想像の映像が浮かぶ。
「嫌よ、嫌よw生はダメぇ〜!」と日向にしがみつく弥生と、「いいじゃネエか、いいじゃネエかw中出しさせてくれよぉ〜w」と、チームメイトの彼女に生入れ中出しする日向の図。
本当に一度の間違いなのか?弥生、本当はすごい淫乱女で、ずっと浮気し放題だったとか、、、?
(弥生、、、。日向。やっぱり、僕は君たちを許せないよ、、、。)
プレゼント用に海外ブランドのカタログショップで選んだ、高価なベビー服を手に取り、寂しげに、貴公子は笑った。
   
4名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 21:46:58 ID:qrrvkTw/
>>1-2
乙!ついに3スレかー…

>>3
こちらも乙!
前スレから引き続き楽しみにしてるよ
5名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:38:58 ID:yGUSQGZD
三杉哀れwwwちょっと同情するww
でもやっぱり日向&弥生でハッピーエンド?迎えてほしいよw
6名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 17:43:19 ID:GLelh+Z3
38

日向が、弥生のお腹に「父ちゃん、がんばってくるから」と言い残し、イタリアにたってから数ヶ月。
弥生は、元気な女の子を産んだ。
弥生似か日向似か、まだわからないけれど、色黒なところは間違いなく日向の子だ。
日向母は、息子の子供であった事に安堵し、弥生母は「女の子なのに色黒は、、、」と心配しているが、なかなか可愛い子供である。
日向本人は、「女の子は成長すると心配が多くなる。バチが当たったんだ。」と、周囲に漏らしてるらしい。
早くも、名前の候補がたくさん寄せられ、おかしな名前にクスクス笑っているママ弥生だが、これからは、子供と一緒にイタリア語を覚えなければならない。
「元気な子でよかったね、弥生ちゃんw」
「日本語とイタリア語、どっちで話しかけようかしらw」
退院した後、さっそく幸せいっぱいな母子の写真をブログに載せた。

7名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:15:43 ID:uGUcGozL
乙です
順調に幸せになりそうでヨカタ。


久しぶりに赤出ミアに行ったら掲示板にUタンがいた。
自分は弥生マンセーに日向と真紀を散々利用してたのに、これが本音か……
淳弥生好きなら淳弥生の事だけ褒めていればいいのに、他のキャラ貶さんでも。
8名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:43:44 ID:GLelh+Z3
39

産後のプロポーション維持のため、レオタードで姿でフードキャンプに励む弥生。
可愛い娘は、「ジジちゃん、ババちゃん、ヒューばあちゃん」と認識するようになり、画面に映る父親に「パパ!(イタリア語で)」と反応し、身内の中で一番好きなのは、「尊おじちゃん」なのだそうだ。
いつも、電話に娘を出すが、声だけでは父親だと気づかないらしい。
いつも、ネットで娘の成長を見守り、ロッカーに愛妻と愛娘の写真が貼ってある日向に、チームメイトがはやし立てる。
「ヒューガ!嫁さんと離れていて寂しくないか?」「いつ、こっちに移り住むんだ?」「女房なんて、可愛いのは最初だけだぞ。今のうちに羽を伸ばしておくことだw」
イタリアの夫のもとに、弥生だけが何度か訪れた。
エプロン姿の新妻が台所に立つと、待ちきれずに後ろから抱きつき、腰を擦り付けたり、胸を揉んだり、スカートをめくり上げて手を入れたりする日向である。
「あン!だめよw」
「いいじゃねえか、久々だしwそれにもう、俺の女房なんだぜ!弥生〜!w」
「やぁ〜んw」
イタリアの熱い夜、、、。新婚二人は絡み合い、新妻弥生が歓喜の声をあげる。
「ガキと住むようになれば、こんな事も堂々と出来なくなるだろ、、。」
「はぁあぁんw、、、二人目はまだ、勘弁してぇ、、、。」
異国ゆえ、浮気もほとんどしてないらしく、通い妻は、アスリート旦那の溜まったモノをたっぷり注入され、帰国するのであった。


9名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 21:44:52 ID:ikSvwm4y
GJ!

なんかふつーにラブいww良かったな日向
10名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 00:37:58 ID:fyD08Nxn
SSもしかしてこれで終わり?
11名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 18:03:00 ID:/1EZMOm/
40     日本挙式バージョン

式の日取りが決まり、日向が帰国した。
愛娘は日向を見て、恥ずかしがりながら弥生ママの後ろに隠れたが、弥生が「この人、誰?w」と聞くと、「パパ!(伊)」とテレながら指をさす。
途端に、日向の顔がだらしなく綻び、「おいで!父ちゃんだぞw」と抱き上げた。
結婚式なんて女のためのものだ。新郎なんて役立たず。また、香さんの世話になる。
サッカー関係者や看護師仲間を呼び、式場の宣伝と、芸能記者に話題提供する事で資金を安くされ、盛大な式になった。
「こんなの俺は一番苦手だ。」「弥生のためだ。」と文句を言いながら、日向は、慣れない白いタキシードで仲間にグチを漏らす。
親同士が握手して喜びを分かち合う。弥生の親戚は多いが、日向は家族以外、ほとんどが仕事仲間だ。
「日向さん、素敵〜!」「さすが!w」
「弥生ちゃん!旦那様のお支度ができたわよw」
弥生の取り巻きに囃し立てられ、花嫁部屋に入ると、白いドレスにベールをかぶった弥生が目に入る。
今更ながら、ドキーッと胸がなり、あらためて弥生が美人な事に気づく。
呆然としている日向の元に、ヨチヨチと、白いワンピースを着た娘が寄ってきた。
12名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 18:45:56 ID:/1EZMOm/
41

「カアちゃん、キレイだな〜w、、、ビックリしたなあーw」
娘を抱き上げ、あきらかに動揺を隠している日向に、まわりはクスクス笑う。
皆が気を利かせ、娘を連れて部屋を出て行くが、最後に義父である弥生父に、無言の真顔で両頬をグニグニとツネらえた。
「・・・。」「お父さんったら。くすくすw」
「、、、。」「、、、w」
自分が、こんなお姫様みたいな嫁さんを貰えるとは、思っていなかった。
豪華なドレスを持ち上げ、静かに弥生が立ち上がり、いつものように話せずにいる日向の頬に手を触れる。
「幸せにしてよね、、、。あなたの役目よ、小次郎。」
「、、、ああ。もちろん。」
それ以上、なにも言えなかった。

お色直しの黄色いドレスもお似合いで、弥生は終始笑顔、弥生父は酔って泣き通し。
なんだか、感動で新郎の日向のほうが泣きそうだ。新郎が泣くなんてカッコ悪い。
弟妹やチームメイトが、からかったり笑わせたりしてくれるので助かる。
三杉も、何事もなかったかのように参加してくれたし、愛娘の事を「南国の少女のようで可愛い」と絶賛してくれた。
皆の心に、引っかかりはしているが、モテモテ三杉の事だから、すぐイイ女を見つけたのだろうと安心したようだ。
なかなか、いい結婚式だった。
13名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 19:53:27 ID:kTrkoB0W
翼や岬の祝辞コメントとか聞きてぇww
14名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 20:25:03 ID:rkDKB18/
新しいスレ立ってたんだねー
前スレ読めなくなって悲しかったから嬉しい


乙です。
大団円でよかったー
出来たらブラックには流れずこのまま終わってほしい…
15名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 21:09:42 ID:Fb4XIhA6
>>13
翼と岬も同じ体験してたら笑える
経験者は語る、とか
翼が岬に早苗を寝取られるんだけど、この結婚式の時は笑ってその時の話をするとか
本人たちは笑ってるんだけど、周りは誰一人笑えない
16名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 13:34:59 ID:KM1hxCga
寒!
17名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 16:12:58 ID:KjPJIW3l
42

「しかし、あいつら、かなり酒入ってたからなあw」「うふふふw」
新婚初夜とはいかないが、子供を預けてホテルで二人、風呂から上がってくつろいでいる。
時間がとれずに出席できなかった翼にかわり、早苗がひとり帰国したのだが、能天気な旦那の祝辞フィルムが流されて、少し焦っていた。

「やあ!日向君、結婚おめでとう、、って、ああ、もう結婚も出産もしてたんだっけ?アハハハw無事に結婚式迎えて、おめでとう、だね!
まさか弥生ちゃんと結婚するとは思わなかったよ。みんな、驚きだね!でも、お似合いだと思うよ。写真見たけど、可愛い女の子だよ!間違いなく日向君の子だよ〜w
これから、お互い、奥さんと子供のためにサッカーがんばろうね!w」
ところどころ、ヒヤヒヤするが悪気はない。スクリーンの中の翼は満面の笑顔だ。

「あの野郎、、、何が言いたかったんだ?w」
「相変わらずな感じよね、翼君w」

「小次郎、弥生さん、おめでとう。こうやって見るとお似合いですね。
小次郎は家族思いだし、弥生さんはしっかりしてそうだから、うまくやっていけると思うけど、子供のためにも大喧嘩することなく、夫婦仲良くしてくださいねw」

「岬も岬で、なんだありゃ?俺らが大喧嘩する過程でしゃべってないか?w」
「どうしても、あなたに短気なイメージあるものw、、、でも、本当は優しいのよね〜w」
ベッドに腰掛け、コーラを飲んでいる日向の隣に、妻弥生が身を寄せる。

「日向夫妻、こうして無事に祝辞を述べることが出来て、僕も一安心です。
ほら、ここにこうやって、可愛い娘さんが懐いてくれていますw本当に可愛い子ですね〜。」
ギョ、とした日向夫妻の目に、愛娘が、マイクを持つ三杉の脚にまとわりつき、服を引っ張っているのが見えた。


18名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 16:37:33 ID:KjPJIW3l
43

「末永くお幸せに。」
わだかまり無く締めくくった三杉に、双方の親も、みんなも一安心して会話を再開する。
だが、日向夫妻は娘の動向が気になり、二人して笑いながらも目で追っていた。
三杉に手をつないでもらい、目をキラキラさせてウキウキ、とても嬉しそうだ。
(お、おい、、、。やはり、最初はそっちにいくのか?やっぱ、そういうのがタイプなのか、、、?)
(やだ、あの子、、、。王子様みつけて喜んでる。)
まさか、この歳で心配する事もないのだが、相手が相手、複雑である。
二人の視線を感じ、三杉は内心「ケッ!ざまあみろw」と思っていた。
(この子が大きくなるまで待つつもりはないが、おまえの娘、初めてのトキメキは頂いたぜ、日向!)
「ママに負けてないね」「ワンピース似合ってるよ」「僕は、淳って言うんだよ」甘い言葉に、娘はテレテレ身をよじる。
(この子がイタリアで、ヤリマンに育ちますようにw)
大人の事情も知らずに、娘の記憶に三杉は、パパとママの友達の王子様として印象づいた。
19名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 17:19:06 ID:KjPJIW3l
44

「むこうで、母と娘ひとりじゃ寂しいだろ。二人目もつくろうぜ、、、」
「ア、、、!」
ランプだけの部屋で、弥生を押し倒しバスローブをはいだ。
覆いかぶさってくる日向の背に手をまわす弥生、この頃はまだ、日向が求めて弥生が応じるパターンだが、将来、日向が弥生の夜の奴隷になる事は誰も知らない。

日向がシュートを決めた。
「パパ〜ッwww」「やったーっw」
娘がリビングでテレビを見ている。娘はイタリアですぐ、ボーイフレンドができた。来年から幼稚園だ。
ついでに妹もすぐ出来た。まだ、手のかかる赤ちゃんだ。
「今日はパパ、打ち上げで遅くなるわね〜。」(酒場から、大騒ぎでラブコール送ってくるでしょうねえ。また、朝まで帰ってこないのかしら?)
台所で弥生が「まったくメンバーがメンバーだからw」と微笑ましく愚痴る。
案の定、その夜、夫が携帯から「おう!かあちゃん!!!こっちは盛り上ってるぜえ〜w怒るなよ〜!おまえらのためにゴール決めたんだぜ!!愛してるぜぇえええええ!!!」と、上機嫌でラブコールしてきた。
翌朝帰ってきて、「このやろ!」と、玄関で、母親にまわし蹴りを入れられる父親を見て、長女がゲラゲラ笑う。
ベビーベッドで立ち上がろうとする妹に、「パパ、また怒られてるよw」と、話しかけていた。


おしまい
20名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 18:20:17 ID:KjPJIW3l
イタリア挙式バージョン

イタリアで買い物をして帰る弥生は、日本にいた時と、だんだん雰囲気が変わってきた。
イタリアの太陽のせいだろうか?
三杉の好みで、両親の手前、清楚な格好が多かったが、ここでは生脚でミニスカートやらローライズやら、ヘソだしTシャツやら、大胆になっていく。
日向も、「イタリア男はスケベだから気をつけろ」とは警告するが、グラマーなイタリア美女に比べると、弥生が多少、露出を多くしても、やらしく感じないようだ。
まわりも陽気な輩が多く、最初、日本の親戚から離れ、寂しがっていた娘も、弥生より先に町に慣れている。
明日、小さな教会で式をあげる。
両親の他、イタリアのチームメイトと、その奥さんや彼女が来てくれるらしい。
「三杉の事もあるし、、、日本の友達には写真を送ろう」
そういう配慮から、日本での挙式は控えたふたりだった。
結婚指輪は先に奮発してくれたから、プレゼントされたシルバーのペアリングにしたし、ウエディングドレスは、出産前、日本で写真撮影した時にたくさん着まわしたから、気に入ったもの一着でいい。
ごく、シンプルだが、気さくな式になりそうだ。

「おめでとう〜!!」「おめでとう〜!!w」
花びらを投げつけるようにされて、弥生をお姫様抱っこした日向が、教会の階段を降りてきた。
「なんだよwおめ〜らwきちんと写真撮ってくれよ。」
「任せとけってw」「うちのメンバーの晴れの舞台だ!w」
弥生がブーケを投げると、「キャー!ワ〜!」彼女たちが大騒ぎで飛びつき、奪ったのは、某選手の50過ぎた母親だった。
「おふくろ〜ッ、まだ、がんばる気かぁ??!」
大爆笑で、愛娘は、他の子供達と結婚ごっこして遊んでいる。そのままパーティー突入で男どもは大騒ぎ。
なかなか、思い出に残るいい式だった。

そして、結果は、同じです。
おしまいw



21名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:17:51 ID:GZLGSpbx
GJ!!三杉の復讐がカワイイww心の中でやりまんになりますようにとか
祈ってるだけとかしょぼいwでもハッピーエンドで終わってよかった。
22名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 23:16:02 ID:KM1hxCga
マルチEDwww
23名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:59:04 ID:5pl1kiPt
萌えてー、性春ー♪
かけ抜けろー♪

スレ立てた方、職人様お疲れ様です。
小次弥生大変面白かったです。
24ED2:2007/08/12(日) 10:01:25 ID:KixEo96e
「翼くん! 今日も萌えてるか〜〜〜い!」

「うん! おれ、今日も萌えてるよ!! さぁみんな(ry」

『うおーーーーーーーー!!』
25名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 05:42:18 ID:Xte9chtf
前スレでマリ→シュナのエロ無しSS投下するって言ってた人は
どうなったの。
26名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 18:54:37 ID:HzNNV8rq
書き手さんのタイミングもあるだろうから、気長にマターリ待ちましょう。雑談でもしながら。

27あにいもうと:2007/08/14(火) 00:40:22 ID:o77Xyism
わたしは兄と他人である全ての異性に嫉妬と羨望を持ってしまう。

――貴方とほんの1%でも結ばれる可能性を持っている、すべての異性に。


『 あに いもうと 』

28あにいもうと:2007/08/14(火) 00:42:27 ID:o77Xyism

兄の部屋のドアの前にして息を潜めながらマリーは立っていた。
片手には可愛らしい模様をしたコットンブルーの封筒を手にしている。
ドアを開けて、手紙を渡す。
マリーがしたいのはただそれだけの事なのに、彼女の顔は強張っており、ぎゅっ唇を噛んでいた。
ノブを回そうとする手が、少したじろぐ。手のひらにはじんわりと汗が滲んでいた。
心臓が早鐘のように脈を打っている。
気持ちを落ち着かせるために、マリーは深く深呼吸をした。

「・・・マリーか?」

大きく息を吐いた音が、静寂に包まれた室内ではよく聞こえたのだろう。
椅子から立つ物音がし、ドアの向こう側から兄が気配を感じ取って訊ねてきた。
突然ドア越しから声をかけられた事にマリーは面食らって思わず後ずさりしたが
身体が回れ右をする前にドアが鈍い音を立て開かれた。
ドアの向こうをちらりと見ると机の上には教科書やノートが広がっていた。
宿題を片付けている途中だったのだろう。
「やっぱりおまえか。なんでドアの前に突っ立ってるんだ?入れよ。」
気配の姿を確認すると、カールは優しく妹を部屋に招きいれた。もう時計の針は深夜の12時を指している。
まるで周囲が寝静まったのを見計い、異性の部屋を訪ねること。それは“夜這い”という夜の情事を示すのだと
同世代よりも一段と大人びている友人から教えてもらったことがある。
マリーはふとそれを思い出し、頬に赤みが帯びた。
兄妹という関係を前に、夜這いという単語をちらつかせること自体ナンセンスなことだ。
そんなことを少しでも考えてしまう自分は異常だということは十分すぎるくらい分かっていた。
そう、わたしはおかしいのだ――
29あにいもうと:2007/08/14(火) 00:44:56 ID:o77Xyism

カールの室内は廊下と同じように薄暗く
机のスタンドだけが煌々と点いているだけだった。
部屋の中は広々としているにも関わらず、ひどく殺風景でシンプルだ。
必要最低限の家具や自らが身体を休める寝台
そして様々な大会で勝ち取った優勝カップが
処狭しと棚に並べられているだけで
その他には余計なものは一切置いていない。
サッカー以外には関心を示さない兄の性格が
そのまま投影されているような趣だ。
「こんな時間にどうしたんだ?もしかして眠れないのか。」
軽く椅子に腰掛けてからカールはなんの前触れもなくやって来た妹に
対してからかうような口調で訊ねた。
あまりにも温かくて、優しい声音。
外だけの彼を知る人間たちが今のシュナイダーの姿を見たら
その雰囲気や声音の温度差があまりにも違うことにみな目を白黒にさせて驚くだろう。
外で見せる凄絶な雰囲気や凍てつくようなオーラもなく
ただの優しいひとりの兄がいるだけだった。
「お兄ちゃんこそ、練習で疲れてるのに夜更かしして良いの?」
マリーがわずかに口を尖らせて反論すると、カールは目を細ませて破顔した。
「生意気な妹だ。兄ちゃんは身体が丈夫だから、少しくらい無理しても平気なんだよ。」
男なのに、笑うと薔薇のように美しい。
そう。薔薇のように、棘が絡みついているような
その微笑に魅入られてしまう人は多かった。
しかし、いまカールが見ているのは兄が外で見せるような凄絶な笑みではない。
外で見せるような、あの感情をあらわにしない冷淡なつくり笑顔ではなく
むしろ冷たくて清々しい、夏風が吹いたような清涼感のある微笑。
これこそが兄、カールを諦視した先にある本質をすべて表しているといっても過言ではない。
いつも冷静沈着で、他人に微笑みかける時はたとえ気心の知れた相手でも
悠然とした態度を崩さず時には畏怖を感じさせる。
彼のよき相棒でアシストを務めているヘルマン・カルツや
兄がライバルと認めた日本留学者ゴールキーパー・ゲンゾウ・ワカバヤシにも
内に秘めている温かさや精神的な脆さを諦観させることはない。
けれど自分の前だけでは、その氷河のように冷たい氷塊が剥がれてしまう。
そう思うとマリーは彼らに対して
心の中で勝ち誇ったように胸の中が優越感で満たされる。
――貴方たちは知らないでしょう。
この人の氷塊のように硬く凍った精神の中に
誰もが息を呑むほど美しく温かい心が隠されている事を。
わたしだけが知っているの。わたしだけが――。
30あにいもうと:2007/08/14(火) 00:47:49 ID:o77Xyism
ふとカールはマリーが片手に持っているコットンブルーの封筒に目が留まった。
兄の視線に気がつき、マリーは意を決したように手にしていた
封筒を彼の鼻先に突き出した。
「これ、お兄ちゃん宛てのラブレターよ。まだ見てないでしょ?」
しわだらけの封筒を受け取って、カールは訝しげな表情をして小首を傾げた。
「・・・にしては、ずいぶんとしわだらけになってるじゃないか。」
明らかに人の手によって成されたしわだらけの手紙。
カールは不思議そうに手紙を受け取った。
こんな所業を、まさか可愛い妹がやったなどど疑いたくもないから
あえて訊ねないのだ。
自分にも他人にも厳しいけれど、妹であるマリーだけには優しくて甘い兄。
それを分かっているからこそマリーは胸の内側からじわじわと
憤りがこみ上げてくるのを感じた。
「まだ封は開けてないわ。
あのね、一回わたしがくしゃくしゃにしてゴミ箱に捨てたの。」
一度捨てたくせに、なぜ思い直して兄に渡そうとしたのか
自分自身ですら分からなかった。ただ、訊きたかっただけかもしれない。
兄さんにとって他人は、この手紙と同じようなものなんでしょう、と。
その便箋にどんなことが綴られていようとそれを読もうとぜず、返事を書こうと思わない。
けれど捨てようともせず、ちゃんと保管はしておく。
完全に拒絶しない、名状しがたない優しさがある。

「マリー・・・なぜそんなことを・・・・」
悪びれた様子もなく淡々と事実を告ぐ妹を、信じられないような顔をして何か言いかけたが
マリーのまっすぐで、少し潤んだ瞳に見据えられてカールは思わず口をつぐんだ。

喉の奥から言葉が押し込められて、声に出すことを躊躇ってしまうような何かが
マリーの清らかで鋭い眼球の中にあった。
カールに対して明るい笑顔を向けたことは数え切れない程だが
マリーが糾弾するような眼つきで兄を見据えたのは初めてだった。
31あにいもうと:2007/08/14(火) 00:51:17 ID:o77Xyism

「お兄ちゃんだって、同じことをしてるわ。
わたし、お兄ちゃん宛ての未開封のラブレターがどれくらいあるのか知ってるわよ。
今だって、この皺だらけの封筒を見てもなにも感じなかったでしょ。
いつ自分が捨てたんだろう、ぐらいにしか思わなかったんでしょう?
封を開けるつもりがないなら、わたしが捨てたって同じことじゃ-------」
「マリー!いい加減にしろ!!」
妹の言葉にカッと頭に血をのぼらせたカールは
声を荒げて捲くし立てるマリーを一瞬にして黙らせた。
蹴り上げるようにして椅子から立ち上がり
静かな怒りを漂わせながらマリーを見下ろす。
見たこともなかった兄の剣幕に、マリーは目を見開いてぶるりと肩を震わせた。

「確かに俺は他人に対して冷淡な面もあるだろう。
今の俺はサッカーにしか興味がない。それを周囲は分かりきってるくせに
それでも気持ちをぶつけてくる子たちにウンザリしてるんだ。
マリーの言うとおり、俺の冷たい接し方に傷ついている子たちが
いることを知っているよ。
でも、サッカーだけを何よりも大切にしたい俺にとって
それは煩わしいだけなんだ。
俺に非があることはよく分かってるさ。でもお前は優しい子だ。
他人にドライな俺とは違う。
俺の悪い一面を見て、真似をしてほしくないんだ。」
一気にそこまで言うと、カールはふっと我に返り
感情的になってしまった自分を恥じた。
マリーの言葉が鋭利のように自分の胸に突き刺さった。
それは紛れも無い事実だったからだ。
サッカー以外には興味も示さない冷淡な彼を
非難する人間は周囲にたくさんいた。
温かさが欠片も感じられないガラスのような心を持っている。
それが彼に対する周囲の評価でもあったが
その均整のとれた容貌と静謐な性格が
異性たちの心を捉えて放さなかった。
カルツにさえも「もう少し心の温度ってものを上げたらどうだ?」
と冗談交じりではあるが言われたくらいだ。
だが、そんな冷徹な外貌を剥して自然体な自分でいられるのは家族だけだ。
最愛の妹だけには、非難されたくなかった。

ばつが悪そうに顔を背ける兄を見て、マリーは呆然と
“ならばこの先はどうなのだろう”と思った。
今はサッカーにしか興味がないと兄は言った。
じゃあ少しでもサッカーに対する関心が薄れて
異性に目が行くようになる日は来るのだろうか。
そんなわけがない。
女性を好きになって、受け入れられるようになるのは
きっと兄がもっと心に余裕を持てるようになった時だろう。
愛した女性を、優しく受け止めてあげる寛大さを持てる日が
いずれやって来るに違いない。
いつか、兄の傍らで一人の女性が幸せそうに微笑んでいるのだ。
そう思うと、マリーの胸に突如しめつけられるような痛みがちくりと走った。
心が、悲鳴を上げている。
心臓の裏を、やわく掻かれているような焦りと不安そして憎悪。
これは、嫉妬。
32あにいもうと:2007/08/14(火) 00:53:21 ID:o77Xyism

知らず知らずの内に
マリーは顔を歪めて指が食い込むくらいに胸を握りしめていた。
つと一筋の涙が頬を伝うまで、自分の瞳から涙が零れていることに気づかなかった。
カールはその涙を見て当惑した表情になり途方に暮れたように天井を仰いだ。
先ほどの剣幕など跡形もなく、マリーだけが知っているあの優しい兄に戻っていた。
自分の言葉で、妹が傷ついたと思っているのだろう。
涙を流したほんとうの理由に気づくはずもないのだ。
「悪かった。きつい口調だったな。
俺だって自分のやってることが不誠実だってことは分かっている。
だが、俺と同じようなことをお前にだけはしてほしくないんだ。
お前は俺とは違って思いやりのある子なんだから。」
妹の涙を指先でそっと拭い取って、彼は優しくマリーを抱きしめた。
力強い腕。暖かな温もり。
背筋がぞくりと慄き、歓喜のあまり気が遠くなりそうだった。
けれど頭に過ぎった疑問がマリーの心をどん底の淵へと陥れた。
いつか、自分以外の女性にこんな風に抱擁を交わしてしまう日が来るのだろうか。
胸焦がれる痛みが、再びマリーを苛める。
「ねぇ、お兄ちゃん。」
マリーは兄の身体に腕を回し、その身をきつく抱き返した。
華奢な身体からは想像もつかない程
マリーにとっては強い腕力で兄を離せまいとするように身体を密着させていた。
小さな胸の感触が寝衣を通して伝わってきて
まだ幼いと思っていた妹に大人へと
近づく肉体の変化があったのだと初めて気づいた。
ドクン、ドクン
静寂が支配している中で、早鐘のように音を鳴らし続ける大きな胸の鼓動が聴こえる。
それはカールではなく、妹であるマリーのものだった。
33あにいもうと:2007/08/14(火) 00:55:09 ID:o77Xyism

「・・・・マリー?」
カールは胸の中でざわざわと何かが騒ぎ出すのを感じた。
マリーはゆっくりと顔を上げて、兄の瞳を捉えた。
ふたつの視線が交じり合った。
いつものようにあどけない円らな瞳ではなく
その双眸はいつになく透明で、自分の心の裏側まで映し出しているように思えた。
いま自分と抱き合っているのは最愛の妹ではなく
まったく見知らぬ少女のような気がしてならなかった。
今に限っての話ではない。
ごく稀であるが、妹に対して今のような違和感を持つようなことはあった。
ときどき、妹が自分を見据える瞳という深い青い海に
激情と狂気が宿っているような気がしてはならない。
マリーの自分に対する愛情は恩愛という境界線を
越えようとしているのではないかと思ってしまうのだ。
妹の表情からは、何かを読み取ることができない。
お前は一体なにを考えてる。
俺になにを求めているというんだ。
衝動的に、幾度もその問いかけを
妹にしてみたいという気持ちに駆られたが
その度に決して訊いてはならぬ奇問なのだと
警告を鳴らす何かが心の奥底に潜んでいた。
34あにいもうと:2007/08/14(火) 00:57:23 ID:o77Xyism
まるでカールの心を見透かしたように目を細め
マリーはふっと寂しげな微笑を口元に浮かべて兄に向かって訊ねた。
「もし、わたしがお兄ちゃんの妹じゃなくて、赤の他人だったらどうする?
お兄ちゃんが毛嫌いしてる女の子達と同じだったら、私がただのクラスメイトだったり
同級生だったとしたら・・・。
サッカー以外には興味がないから、恋愛にも興味がないんでしょ。
でも、わたしだったら?わたしだったら、お兄ちゃんは少しでも
サッカーから視線を外してわたしに興味を持ってくれる?
他の女の子たちには冷たくても、わたしだけには少しでも優しくしてくれる・・?
それとも、他の女の子に紛れているだけの
ただの一人でしかなくなっちゃう?
もしも妹じゃなかったら、今みたいにこんなに優しい表情は見せてくれないの?
こんなに温かく、わたしを抱きしめてはくれないの?」
「マリー・・・なにを言っているんだ・・・・。」
密着させていた身体をするりと離して、マリーは自分からカールから放れた。
妹の胸の拍動はもう聴こてこない。
「ふふふっ・・・本気にしちゃった?ただの冗談よ、お兄ちゃん。」
マリーは兄の反応をからかうようにくすくすと
そして少し寂しそうに微笑んだ。
いつもの無邪気で純粋な、カールの知っている“妹”だ。
しかし、明らかに普段とは違っていたマリーに
カールは動揺を隠せず困惑した表情を浮かべることしかできなかった。
心の内側から発せられる警告が鳴り止まない。
拍車をかけるように、心臓の拍動がばくばくと大きく脈を打ちはじめる。
そんな兄の様子をからかうように、そして愛しむようにマリーは見つめた。

――マリー、いつからそんな眼で俺を見つめるようになったんだ・・・・・。

その媚や恥じらいを含んだような瞳に捉えられて、カールは一瞬。

ほんの一瞬だけ。

――妹に対して、紛れもない「女性」を感じてしまった。
3527:2007/08/14(火) 01:09:37 ID:o77Xyism
前スレでマリシュナSSを投下すると言ったやつです。
設定としては原作よりもマリーの年齢は上がっていて
シュナイダー中3、マリー小6〜中1です。
マリーの性格がだいぶ黒くなってますが
最後まで読んでくれた人サンクスです。
36名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 16:46:43 ID:E2WWL68g
GJ!切なくてシリアスで凄く良かった!マリーかわい杉
37名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21:04:40 ID:Fu0V+wua
マリシュナいい…!

近親モノ苦手だったんだけど、すごく自然に読めて、ゾクゾクしました。GJ!
38名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 01:17:57 ID:tX3d7BT1
書き手さん、乙です
楽しませてもらいました。

小次郎×弥生やりまくりエロSSか、と思って読んでいたら展開が面白いじゃないか!
シュナ×マリ切ねえな…読みながらドキドキしたよ

読み応えがあるのが続くなぁ
39名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:13:20 ID:3b5mPNY8
近親モノいいじゃんw
背徳感がエロを緊張感のあるものにしてくれる。
40名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:54:18 ID:E5oYhPdd
近親もの大好きだがエロ無しで興奮したのは初めて。
次はぜひエロ有りを希望。
41名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:06:24 ID:90/pWm7L
もう終わっちゃったけど昨日
熱闘甲子園に学ランの可愛い応援団がいた
超あねごだった 
萌えた
42名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 09:03:41 ID:QYmHTjza
学ランの下は「着てない」
ズボンの下は「はいてない&はえてない」

ジャスティス!
43名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 13:34:29 ID:k1coDTBx
>>41
常葉菊川だな。静岡つながりでもあるw
44名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 22:50:55 ID:Ib1jnIB1
>>41
応援中、裸足だったらしいよ。
黒髪ショートで真っ黒に日焼けして、めっちゃ可愛かった。まさにあねご。

弥生だったらチアかな。ポニテにサンバイザーの無敵アイテムで人気出そう。

美子は暑い中でも第一ボタンまできちんと留めて、ベンチで記録員やってる。

そんな妄想しながらの熱闘だったw
45名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:51:16 ID:n9aGOTxZ
学ランあねごは上は学ランの下に白いTシャツ着てて白または縞パンで生えてないって感じで汗臭いそんな妄想でよく抜いてた
46名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 00:45:58 ID:2CcnuoB7
生えてないは基本なのか!?
47名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 21:49:07 ID:/VAQU4JM
hoshu
48名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 23:48:14 ID:ForM51g6
過疎ってるな
49名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 15:37:31 ID:hE9wdyQB
誰もいないの?
50名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 22:51:25 ID:A/4TCXjm
いる

お茶飲んでる

(`・ω・´)つ旦
51名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 15:17:15 ID:x8SLmwTH
岬×早苗、抵抗ない?
大丈夫なら投下します
52名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:24:34 ID:aE1o3nAu
大丈夫!
待ってます!
53名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:37:55 ID:x8SLmwTH
ありがとう。
では、岬×早苗、高校生設定↓ 
抜けない話ですが、嫌な人はスルーして
54名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:39:58 ID:x8SLmwTH
9月といってもまだ容赦ない日差しが差し込む体育館、
延々と終わらない校長の説教。
本当は有意義な話もしているのかもしれないが、
生暖かい空気と抑揚のない声は、多くの生徒の眠りを誘う。

ひとり、またひとり。
夢の世界へ旅立つために頭をたれる中、岬は斜め前に、同じように眠る早苗に気づいた。
膝を抱えた腕の中へ半分顔をうずめるように、眠っている。
まつげが長い影を落とし、暑さに耐えかねたように額には汗がにじんでいた。
岬は焦点を合わせず、何気ない振りを装いながら、そんな早苗を長いこと見つめていた。
眠らずに済む、唯一の手段・・・・と何かに言い訳しながら。

―――――― そういえば、こんな近くで顔を見たことなかった

目を閉じてもすぐに思い浮かぶ、早苗の笑顔。
明るく振舞って、時々怒るけれど、それもまたチームメイトへの愛情で、嫌な顔は見たことがない。
よく気がつくのは、気が張り詰めているせいで、寂しさの裏返し。
それは早苗の遠くにいる恋人のせい・・・・。
良く知っているのに、岬はこんな無防備な早苗の表情を初めて見る。
無防備に眠っていると、いつもより小さくと頼りなくさえ見えて・・・・。

サラ・・・身じろぎした瞬間、早苗の髪が頬に落ち、彼女の表情を覆い隠してしまった。

―――――――― あ・・・残念。
         彼女を見ているのが眠らずに済む唯一の手段だったのに・・・。

別に悪いことをしているわけじゃない、岬の視線の先にたまたま早苗がいて、たまたま早苗が眠っていただけ・・・。
なのに、岬はまた何かに言い訳をする。

・・・ふと見ると、夏の制服から覗いている二の腕が白い。
途中から日焼けした腕は健全で何の翳りもない、だが白い二の腕は普段早苗が誰にも見せない表情のようで、岬の視線を捉えて離さなかった。

袖口から覗く別の肌。
少しだけ透けて見える、うっすら汗ばむ腕の付け根。
見えないけれど、その先の素肌を想像し始めると、
もう岬は何かに言い訳することを忘れた・・・。
55名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:41:59 ID:x8SLmwTH
・・・岬がボタンを外し、ブラウスを肩から滑らせると、早苗が小さく深い吐息を漏らす。
恥ずかしさと、汗で張り付く邪魔な衣類を脱ぎ捨てた爽快感、その両方で。
張り付くように、最後まで早苗の身を鎧おうとする布を一枚一枚剥がすと、
岬はシャワーをひねる。

誰もいない、プールサイドのシャワー。
みんな体育館で眠っている。
知っているのは、降り注ぐ日差しだけ・・・・。

シャワーをかけると、裸の早苗の肌があわ立ち、水滴を跳ね返す。
お湯ではない、水の心地よい冷たさに早苗が声をあげる。悲鳴ではない、小さな歓声。
1つ、2つ、3つ、シャワーをいくつも回栓していくと、早苗は気持ちよさそうにその中を進む。

「岬くんも、ね?気持ちいいから」

水に張り付いた前髪や髪の先の水滴が、早苗の身体の線をなぞるように流れ落ちていく・・・。
濡れた手で早苗が岬のボタンを外す。
シャワーで半分以上濡れてしまった制服は、二人の意に反して肌に張り付いて抵抗する。
岬は自分の制服を脱がす早苗を見おろし、彼女の身体をなぞる水滴を視線で追う・・・。
そして、その水滴がふくらみかけた両胸の頂上で一瞬止まると、
腰をかがめて唇でそれを舐めとった。

「あっ・・・・!」

その声に臆することなく、小さな蕾を吸って甘咬みする。
抱きしめて、岬の手が彼女の背中をなぞっても、早苗は逃げなかった。
次々流れ落ちてくる水滴の流れを乱すように岬は早苗の胸を揉み、
視線を捉えて離さなかった腕の付け根に唇を這わせる。
よろめく早苗の腰を支え、岬は膝で彼女の脚の間を割る。
いつも見せている腕とは違う色の肌、誰も知らない別の顔・・・。

「いま早苗ちゃんはどんな顔してる?どんな顔して感じるの?」

抵抗でもなく嬌声でもない、吐息のような、言葉にならない声。
早苗の顔を見たい、誰も知らない・・・たぶん彼女の恋人もまだ知らない、
早苗の感じている顔を・・・。

膝頭で早苗の熱くなるそこをなぞりながら、岬は顔を上げる、彼女の表情を見るために ―−−−−−。

56名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:42:45 ID:x8SLmwTH
・・・岬が彼女を見上げたその瞬間、眠りから醒めた早苗と視線が合った。
目と目が合う。瞠目した岬と、早苗の視線が。

早苗はまだ半分眠ったような表情だが、その分視線に気遣いがなく、岬の心の奥底まで覗き込むような無心な視線で、岬を必要以上に慌てさせた。
不自然なほど視線を外すタイミングが遅れてしまった。
身勝手な夢想を見透かされたような気がした。

・・・もうすぐ全校朝会が終わる。
岬は外の日差しより熱くなった股間の疼きに気づき、まだ校長の話が終わらないことを祈った。
みんな眠っていて、誰も知らない。知っているのは、夏の終わりの日差しだけ。

(完)
57名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 01:15:52 ID:x/wWWGqR
GJ、GJ、GJです。
いやー、ぐっと来ましたよ二本目w
岬早苗は、青春!て感じがしますね。
くっつく話も好きですが、こんな微妙な距離感も大好物です。
いい話をありがとうございます!
58名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 07:23:12 ID:vJ+UqpyW

グッジョブ!!

岬×早苗いいねぇ
59名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 15:23:37 ID:qYhHhosq
いまさらだけど>>28のマリシュナすごくGJ!!
60名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 01:37:54 ID:UJWY/x8u
久しぶりの新作GJ
61名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:15:44 ID:oFVuYst1
翼涙目w
62名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:41:47 ID:XYVoQy1T
久々にのぞいたらv
岬×早苗 GJ!
いい、この感じv 
63名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 10:00:49 ID:tdqA8Fem
ムッツリ岬もいいなぁ
64名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:25:56 ID:RHT7cxK0
それなのに岬が壊れてないというのが凄いね
なんでだろ文章が綺麗だからかな
65名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 03:08:17 ID:f7j+l3R0
壊れてないからか
なんだかリアルでツボでした。
(特に目が合う辺りが)

ここの書き手さんは皆ハイレベルで楽しみです。  
66名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 13:26:22 ID:r22rSFu/
書く方は上手いし、読むほうは厳しいし。
まぁハイレベルになるのは頷ける。
67名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 19:05:04 ID:UI/D6gWI
GJ!!岬×早苗良いv
書き手さん、ありがとうございます。
岬、萌えてヒーローww
68名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:16:56 ID:LT/8fDAN
前スレもそうだけど、サブタイが絶妙だよなw
テンプレもノリノリだし。
69名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 02:28:09 ID:m76KND8g
そういえば肝心の翼を扱った作品は少ないよね。
前スレの濃い考察では
「翼はサッカーへの情熱以外に性格的特徴が希薄で
二次創作でのキャラ付けや扱いが非常に難しい…」
みたいな感じで落ち着いたようだけど。

職人にとってやっぱそうなん?
70名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 14:13:26 ID:chPdK9f4
相手が早苗で固定されてるし早苗となんて当たり前過ぎてつまんない。しかもキャプ翼の女なんて殆どキャラが一緒だから。
71名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 19:55:29 ID:u5uAzPz3
岬×早苗読んでくれた皆さんありがとうございます。

翼は>>69さんの仰るとおりかと。
キャラの陰陽の陰がないので、魅力感じないです。
72名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:18:43 ID:RulfiXOC
>>69
職人じゃないんですが

>翼はサッカーへの情熱以外に性格的特徴が希薄
だからこそ、
翼をどんな人格に描くかに、書き手さんの人格もまた現れがちだなあ……と
そんな風に思ってC翼二次を見てます。
意地の悪い視点かもしれませんが。
翼に限らずどのキャラにも現れるものなんでしょうけどね。
原作の翼が一面的なキャラ故、他キャラより想像力と創造力を必要とする気がするので。


>>71
岬早苗の職人さん、ありがとうございます乙でした!
危うい感じが良かったです。
73名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 20:30:34 ID:tN9t084N
やっぱそうなのかw

スレによっては「雑談=悪 考証=スレ違い 客観論=他人の主観・独自設定を否定」
って感じで、やたら荒れたりするし、自分もどっちかっていうとそんな気がしてたんだが、
ここの住人のキャラ観察眼には正直感心してしまったw

恐らく職人自身が議論に積極的に参加していたんだと思う。
その議論の度に作品レベルが上昇していくのが面白い。
商業エロ小説にありがちな、陰語や定番の表現にあまり頼らず、
自然体な文章でキャラの心情表現を重視してるのが素敵w
74名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:09:47 ID:3wZNRLpK
既存の女キャラ達が似たような性格(男の一歩後ろを歩く、控えめ、尽くす女)
ばっかで魅力がないのも原因かと。早苗とアネゴはもはや別人だ。
75名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:09:12 ID:h1q246cr
アネゴはやっぱあのままでいて欲しかったなあ。
76名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:10:02 ID:qQetraLg
>>74
翼ママ、早苗、真紀、香。この辺は「自己主張」と「元気」を持ったキャラだけど、
他は絵に書いたような「淑女」だからな。(若干ヤンデレ気味の暗黒面を持つ場合が多いがw)

男キャラも薄めだから、個性の薄い女と組み合わせるにはどちらかに「暗黒面」等を持ち込んで、
コクを出さないと面白くない(難しい)よな。前スレの「黒岬」「黒三杉」「黒弥生」なんかはいい例。
「強化型若林」なんかはエロパロにしては珍しく、溢れる男気でヒロインを射止めた異端例。

逆に早苗や真紀など「陽」のキャラを上手く使えば、相手は何だろうがいたって簡単♪
女がイニシアティブを取っちゃえば、話は上手く動くから。あとは職人の料理次第。
つい先日の「岬x早苗」や、前スレの「日向x真紀」なんかはこの典型かな。
ベッドの上で真紀のいいなりになるウブな日向は可愛かった。
77名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 13:00:47 ID:4wTnh8E6
今年はノーマルCPのサイトがいくつも閉鎖して
寂しくなった。

ココに書きこみがあると「まだ大丈夫!」って安心する。
78名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 13:21:15 ID:YCIvjF8N
あねごと早苗の違いがあるおかげで、キャラとして膨らませやすいとも言える。
元気・ガサツ⇔控え目・尽くし系の振れ幅が大きいから
どっちかに特化させる事も出来るし、うまいこと混ぜ合わせた性格付けもできる。
実際そんな話が多いように思う。


>>76

>若干ヤンデレ気味の暗黒面を持つ場合が多い
原作では感じた事がないけど、二次の話?
美子はともかく、弥生、あづみは三杉と岬の状況からして
原作をふまえた深いキャラ作りを心がけた場合、多少は暗さを持たせざるを得ない。
個人的にはメアリーぽいエセ天然キャラよりヤンデレの方がまだしもだけど
書く方は大変だろうなと思う。

少数派みたいだけど、あねごと早苗なら早苗の方がより好きだな。
自分とはまったく違うし周りにもいないタイプだから、それぞれの書き手さんの色んな解釈を読むのが楽しい。
79名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:22:17 ID:2ph03P2W
>>76 >>78 ヤンデレ気味の暗黒面>本当に極若干だよな
現実でもそうだが、真面目な子ほど、感情で動いた行動が奇行に見えてしまうから
それが病んでるように見えるのも、二次創作で増幅されてしまうのも仕方ないかもしれん

「黒岬」「黒三杉」「黒弥生」「強化型若林」>ちょっとワロタw
80名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:28:42 ID:XxdvZwEF
強化型若林ってどっからきた?
81名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 18:55:55 ID:2ph03P2W
翼ちゃんのアレだろ
サッカーより一人の女というのは疑問が残るが
男としてはあれで正解と思ったよ<強化型若林
82名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:26:35 ID:cogLO/LM
顔的に美女と野獣で弥生とひっついて欲しかったよ若林。三杉?なにそれどのモブのこと?
83名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:41:20 ID:YCIvjF8N
若林×弥生は好きだけど
そういう言い方はおよしよ(´・ω・`)
84名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:12:43 ID:KEMwQatX
え?若林ってブサメン扱い?
自分的にはフランスW杯の頃くらいの川口がイメージぴったりなんだが。
85名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:43:54 ID:YCIvjF8N
>>84
ごめん
ややこしい書き方してしまった…
(´・ω・`)な気持ちになったのは三杉の事
若林×弥生も好きだけど
三杉とは王道だからさ

川口はもう若林にしか見えないね
86名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 21:46:50 ID:IOsJhtLr
最近賑わってる!
こういうキャラ考察も自分的にはOK!

自分も若林はブサではなく「(良い意味で)男臭い」イメージ
若林×弥生も合うと思ってる。。。

85の言う「王道」ってのも分かるけど
弥生には三杉よりもっと男っぽいヤツ(若林とか日向とか火野?とか)が合いそうな気ガス
あくまでイメージ
87名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 07:29:26 ID:mORcndov
早田×弥生で萌えたことがありました
接点ないけど
88名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 09:27:50 ID:vEG+F16s
早田も扱いやすいキャラだよねぇ
大塚芳忠氏の演技力によるところが多そうだけどw
89名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:21:26 ID:8zUZThiI
松山や岬に弥生をとられて
じめじめと嫉妬する三杉に萌えてしまう。
90名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 15:32:16 ID:HABWZjXk
>>83 ただのおちょくりにマジレスすんなよ。でも若弥は自分もスキだ。
91名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 18:43:37 ID:9/n2V5bW
早田は脳内で関西人じゃなく
なんでか江戸っ子仕様になってる
弥生とはケンカップル
でもリードするのは弥生の方


上の方で出てた日向×弥生みたいなの
レイーポはヤだけど
92名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:46:02 ID:HABWZjXk
川口はカッコイイけどもう少しガタイがよけりゃ完璧若林なんだけどなぁ
93名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 20:44:15 ID:pBT9Ciuu
翼はわかりにくいキャラとはよく言われるけど
早苗にずっとそっけないかと思ったら決闘して告白、
逢う時は仲間に隠れて逢う(WY編)かと思ったらプロポーズして結婚、
同棲してるかと思えばキスされても?だし
でも赤ちゃんできたって言われたら妊婦をぐるぐる回して、
試合中に指輪にチューしてゆりかごダンス

何考えてんのかさっぱりわからん。
特に最後のは、あの翼が?と目が飛んだよ
94名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:19:06 ID:jHjKBJF1
>>93の例で言うと、Yo1は翼に「最高の幸せ」を演じさせたかったようだが、
翼があまりにも『大根役者』だったために、ファンにとっては『よく分からん奴』
にしか見えない。Yo1自身、おそらく翼という人間が分かってない。

翼の動かし方を知らないのか、
翼はそれほど難儀なキャラなのか、
それとも翼の中身は『空洞』なのか…。

翼は多分、何も考えてない。
少なくとも、「人格」が形成できてない。
もっというと、「キャラが立ってない」。

これほどスカスカな主人公が愛されたマンガは、
ある意味奇跡…とすら思えるw
95名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:20:18 ID:pBT9Ciuu
無印の時はそれでもまだ、ちゃんと主人公の男の子として読めてた、自分は。
思春期に男子が女の子にそっけなくなるのは普通だし、
翼の場合、早苗の前でやたらかっこつけた表情になるのが意思表示なんだと思ってた
決闘→告白の流れも大時代的で無印らしい
離ればなれになっちゃうけど両思いになれて良かったねー、と。

ただ無印以降での流れがなんとも理解しがたい…特に現連載
まあ年をとって照れが無くなったといえばそれまでなんだけど。

>Yo1自身、おそらく翼という人間が分かってない。
やっぱりそうなのかねえ
考えてもわからないのがわかってるのに、つい考えちゃうな。
結婚してからベタベタする旦那なんているのか?って。
96名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:50:16 ID:QuwcG49n
日向とか若林は愛妻家とまではいかずとも奥さん大事にしそう。新田浮気しそ。
97名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 23:15:01 ID:66XBQ852
翼は早苗と離れ離れだった時期が長かったから、
結婚してからやっと恋愛してるというか、恋人気分に浸れてるんじゃないかな〜と思う。
どっか何かズレてるのは翼のデフォだ。馬鹿だし。
愛情表現が壊滅的に下手なのも仕方ない。

ちなみにそういう馬鹿翼と奴を掌の上で転がしてる腹黒早苗のカップルは大好きだ。
98名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 23:59:04 ID:jHjKBJF1
翼>
小学生までは、サッカー一筋がむしろ可愛かったんだけどねえ。
中学はで同輩たちを呼び捨てにしたり、サッカーより勝利に拘る辺り、
良い意味でフツーの体育会系してて悪くなかったんだけどねえ。

それ以後は小学生みたいな坊ちゃんに戻っちゃったし。性格も顔も。
なーんかスカスカなんだよねえ。今に至るまで。
99名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 00:53:08 ID:M63Cwmni
所詮ジャンプの主人公だしねえ。
他に成長のさせかたがなかったんじゃね?

他のパターン
@MFらしく、経験に伴って戦術家に。マガジンかサンデーだろうな。
A恋やケンカに脱線。青春活劇に。これもマガジンやサンデー。
B超人度を正常進化。ある意味ジャンプらしいが…それは翼じゃない。


・・・・・・


Bはいわゆる激強キャラ祭り。
パターンA:リベロの武田。
理屈抜きの殺人蹴球祭り。同傾向に少林サッカー。
結局ギャグにしかならない。陽一にはムリ。描きたくも無いだろう。

パターンB:俺たちのフィールド。
ある意味では翼以上の戦闘力を誇る最強キャラ。
天性の屈強な肉体でタイガーショット級の弾丸シュートをナチュラルに放ち、
助走距離を大きく取れという助言だけで、ドライブシュートをマスター。
陸上部長距離選手顔負けのスタミナをも併せ持ち、
オーバーヘッドキックシュートのゴール率は100%。
更にムカつく相手は、空中戦のどさくさに紛れてエルボー顔面砕き。
審判に見えない角度で、競り合いの相手にローブロー(練習中)。

翼キャラで言うなら、翼に日向、そしてリバウールの
剛・柔・悪を全て兼ね備えた最強最悪ヒーロー。

やっぱりジャンプキャラじゃないな。


・・・・・・


やっぱ翼は翼にしかならない。
それ以外にどうにもなんない。
それで仕方ないと思うよ?
多分ソレは陽一が一番分かってる。
100名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 20:31:25 ID:vYBCmteT
川口に若林のイメージないなぁ・・。
少数派か?ホントか知らんが川口の嫁さんってバツ1の子持ちの上に性格の悪い性悪女。
川口も浮気してるって聞いたから余計に若林のイメージがないのかも。
101名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:49:30 ID:KYluHCff
翼も十分激強だと思うけど。ただ戦闘力が激強なのに性格は地味だから、
ファンは余計に「バランスの悪い奴」だと感じてるのかもしれないね



  俺フィー>あれも凄い漫画だったな
  終盤になるにつれて敵も味方も「突撃型」と「頭脳派」の二通りしかいなくなった・・・
  しかも最後の試合は敵味方全て「特攻」www

  あれも作者がヒロイン大事にしすぎて終盤gdgdになったんだっけw
102名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 13:43:14 ID:EzaSJT4U
>>97

3年ぐらい前に翼のインタビュー(陽一が翼になりきって回答)でそんな感じだった。
質問はうろ覚えなんだけど、休日の過ごし方かなんかでサッカーの他に「奥さんと近所の散歩」って答えてた。
陽一の中で、もう翼を女の子と仲良くさせても恥ずかしくないやって感じなのかもね。


>馬鹿翼と奴を掌の上で転がしてる腹黒早苗のカップルは大好きだ。
自分もこれ好きだ…原作沿いと同じか、時にはそれ以上にツボにハマる作品がある。
どっかのスレで早苗が女子サッカーしてるパラレルがあったんだけど
その早苗が黒くて翼はヘタレで面白かった。
103名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:48:25 ID:wDC1ohoP
>>102
「脳内相性メーカー」で遊ぶと面白いよ。
原作カプがヘンな結果になったりする。。。
翼弥生、三杉早苗とか、いろいろ腹黒カプも出来たりする。。。
早苗は中沢と大空でやって遊んでるよ。

大空翼のカレンダーは納得した。。。
ヒマな人やってみて〜
104名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:15:20 ID:mRGHeAoT
あげ
105名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:29:22 ID:KFM6d2Bd
学ランのあねごとセークスしたい
106名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 17:55:29 ID:vi701mPM
>>105
これまた久しぶりに出て来たなw
107名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 19:03:45 ID:qhwW40DS
「あねごと…合体したい」
108名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:32:18 ID:BI+CiWNq
これが出てくるとしばらく過疎るんだよなw
109名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 16:51:19 ID:RfKb/UHL
弥生とセクロスしたい
110名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:18:01 ID:iPwPjz65
岬:ねえ翼くん!

翼:なんだい? 岬くん!


岬:「チャンバ」って…何?

翼:俺に聞くな。

岬:おめえの主題歌だろが!

翼:知るか!!
111名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:22:00 ID:iPwPjz65
岬:ねえ翼くん!

翼:なんだい? 岬くん!


岬:燃えてヒーローって、いい曲だよね。
歌ってる人って…

翼:首吊って死んだよ。他に何か?
112名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 05:45:26 ID:mUi1tnoZ
若林:若島津って、何で女性ファンが多いんだ?

若島津:日向さんのペットだからだろう。やおい要員だ。

若林:だったらタケシだってそうだろ?

若島津:奴は…美形じゃない。

若林:そうか…

若島津:それに、アニメの声もせいもあるだろう。
なんたってカミーユだからな。なよっとしてて、いかにも受けキャラだ。

若林:カミーユか。そういや「キャプ翼J」ではお前の声、
ドモンだったよな。余程ガンダムに縁があるんだな。

若島津:Gガンダムか。そういえばGガンのキャラデザの人、
この前ガンで亡くなったって知ってた?

若林:ウソ!?
113名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 08:50:58 ID:dHzSrOQV
ねたにまじれす。
チャンバってばーちゃんの意味。
114名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:18:49 ID:KKi9J9Ib
さらにネタにマジレス チャンバって記者のことだよ。
115名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 02:37:19 ID:XNoCxsDl
へぇ〜♪
116名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:01:58 ID:q4uI/2GP
もっとみたいよーーー
淳弥生で!
117名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 00:59:36 ID:PS4c3jD3
淳弥生って美男美女で喧嘩もなさそで理想カップル過ぎてつまらん。波乱のありそな日向や若林のが面白そう。
118名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 11:41:28 ID:1529C943
淳弥生で110-112みたいな寸劇が見たいの?
119名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 17:04:49 ID:piMYx2Ud
そういや淳弥でこれっていうエロは見た事ないなぁ
今まで読んだ二次ではエロよりオサレライフ重視な話が多かった

オサレ=洗練、がどんどん進むとエロに必要な野暮ったさや汁気が無くなっちゃうし
原作に立ち返ればこの二人も他のキャラと同様にもさいんだけど
いつの間にやら新築のデザイナーズハウスで汗一つかかずに暮らしてる
マネキン二体みたいな脳内イメージになってるわ
120名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:37:51 ID:1529C943
>>119すごく重要なことを教えられた気がする。
きっとオサレライフは書いているほうはすごく楽しいんだけど、
読む方はつまらんってことだね
121名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 21:00:58 ID:u2JUCMWm
119 そーーオサレライフの二次しかみたことがないからエロを禿しく読みたいと思ふ!!
ってイマイチ?
122名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:04:48 ID:vMv0wwf1
淳弥サイトさんはそういうの求めてないんだろう
123名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 20:22:01 ID:KroWT94q
なるほど・・・
124名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 05:47:37 ID:736QXaaV
原作で弥生がちょい小悪魔のままで日向とくっついてたら一番人気のCPになってた気がしる
125名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 09:29:46 ID:0w0VQkeo
おおそれやはり萌え!!!!なんでもいい次のネタ投下待つ!
126名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 09:40:55 ID:zhDP7SC7
ダメだ。
何回読み返しても、無印の空港での松山と美子の別れのシーン、美子がフェラしてるように見える・・・
127名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:35:45 ID:LUoemmqX
ちょww
128名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 15:27:54 ID:qyV5wAOv
俺はレウ"ィンの死んだ恋人の「アリさん」発言に吹いた。
129名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:01:56 ID:VTyn7XhZ
アニメの三杉が弥生をぶん殴った時、バックハンドだったのには笑った。
真面目なシーンなのに…
130名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:29:12 ID:FBvGMUdN
>>129初代のアニメだよね?
自分はあの改変がイヤだった
振り向きざまに殴るなんて、いきなりすぎて卑怯な感じがした
漫画はちゃんと(って言うのもヘンだけど)正面から叩いてる
偉そうだけど理性的な三杉の、押さえきれない怒りが表現されてたのに。
アニメのあのシーンは暴力的な部分が誇張されてて苦手だ

漫画ではそれに対して「えっ」と驚く弥生も良かった
良かれと思ってやった事が裏目に出て、怒られるのは覚悟してたけど
まさか殴られるとは思ってなかったという態度に共感できた

作者がそこまで計算して描いてないのはわかってるけどさ

三杉が本気で怒って、正面から叩いたからこそ
試合後の「君の指示がなかったらこんないい試合にならなかった」
このセリフが、結局殴った事は謝らなかったけど
それ以上の感謝の言葉になっていて感動したのに。
131名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:35:52 ID:zAmq5hoj
自分は原作で、弥生が走り去った後の三杉の複雑な表情が
印象的だった。

ただ・・・・
>作者がそこまで計算して描いてないのはわかってるけどさ
だとは思うのだけど。

武蔵戦に関しては原作が良すぎるな。
あの頃の作者は無意識だろうがなんだろうが神だった・・・・。
132名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:46:40 ID:UZedYN1i
130
131

禿しく同意!!
133名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:58:49 ID:bTEdNGqN
激しいセックスをしたあとにくる、疲労感を感じながら
あたしは片腕で腕枕をしながら、片腕でまだあたしの胸を撫でさすり、
いじっている彼の顔を見上げた。

「ねぇ」
「なんだよ」
「もうやめないこんなこと」
「いやだよ」
「って、アンタちょっと間をおいて考えてから返事しなさいよ」
「うるせぇなぁ、も一回犯されたいワケ?」

腕枕にしてくれていた手をするりと滑らせ、くるりとあっという間に
また組み敷かれる。

「こ・・・・」
こらっって言いかけた口を強引にふさぎ、再び激しい口付けをする。

134名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 23:43:03 ID:a8WI6u4n
>>133
久々の職人登場?
続き期待
135>>133 :2007/11/05(月) 00:39:44 ID:gHWE/eBN
1人期待と書いてくれていたので、思わずまたちょっとだけですが・・。

相当エロでおKですk?

「・・んっ・・」
やめさせようと彼の胸に手をあて押し返す。
返ってそれが、彼を屈みこませ、挿入しやすい体位になってしまった。

身体は先ほどの、セックスの後の余韻で、まだ潤っている。
彼は片手であたしの茂みをまさぐり、濡れている秘所を撫で上げた。

なんて体力なの??あたしは濡れているけど、もう疲れて動けないわ・・。
激しく口の中を蹂躪していた舌を引き上げ、彼はあたしの耳元でささやいた。

「オマエ・・また濡れてる」

重低音の彼の声が耳の性感帯を刺激してびくりとなる。
「あぁっ」

その反応が好きな彼は、何度も何度も耳を攻める。
顔に似合わない甘い言葉を囁きながら。

彼が耳を攻めながら、下では己自身をあたしの秘所にすりつけて
クリトリスを刺激する。

耳とクリトリスの2重の性感帯を刺激され、あたしは喘ぐ・・。

「あ・・うっ・・やめ・・・」

136名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 02:39:16 ID:3IMbOW3n
誰だかわかんね
137名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 06:45:28 ID:YYmv7MlQ
>>136

そこがいいんだろ

しばし待て

漏れはあえて日向×弥生で妄想中
138名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 07:19:33 ID:QJ9tacxM
乙!続きに期待
誰と誰なのか気になります v
139>>133 :2007/11/05(月) 11:54:21 ID:otD2PwtH
て・・と言う前に、いきなりそれはあたしの中に入ってきた。

「う・・んっ」

彼のセックスは強引で激しい。
淳とは、全く違ったセックス。

それが、強引だから嫌か?と聞かれるとそれがそうではない。
淳にない強さで子宮を突き、Gスポットを狙ってくる彼の激しいセックスは
いけないことをしているという罪悪感からくるスリルに拍車をかけて
あたしを燃え上がらせる。
きっと彼もそうだ。

「んっんっ・・・んっんっ・・う・・ああっ」
「あっ・・お前の中やっぱり気持ち・・いいっ・・」
激しく抽送を繰り返し深く浅くリズミカルに腰を打ち付ける彼も
また感じている。

「あーーあっ・・あっあっあっ・・・」
彼が腰を打ち付けると 子宮とクリトリスを絶妙な角度で打ち付け
また上り詰めそうになった。

すると、その様子がわかったのか、彼は急に動きをとめて、
膣の入り口付近を男根で擦る。
密着していた彼の肌がクリトリスから外れ、上り詰めるあたしを引き戻した。

「イく時は一緒に行こうぜ・・・」

はぁはぁと息をしながら彼は、あたしの足を片方担ぎ、ぐいと男根を根元まで
一気に滑り込ませた。

「あうっ・・」
さっきよりも深く抉る。すごい衝撃が腰にきた。

片足を抱え、再び強く抽送を繰り返す。

「いやっ・・いやぁっ・・ああっ・・ひゅう・・がくんっ・・ああっお腹がっ
ああっだめっ・・激しくしないでっ・・苦しい・・ああっ」

「ああっ・・お前の・・すげぇ締まってる・・すごい吸い付いてくるっ・・
嘘・・つけっ・・あっ・・来るっ・・」

続く
140名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 16:39:06 ID:D/O3/9Jy
日向×弥生キター!!!!!(・∀・)続き超楽しみ!
141名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 16:40:43 ID:D/O3/9Jy
違った日向じゃなかった。早とちりだった_| ̄|○|||
142>>133 :2007/11/05(月) 17:44:33 ID:otD2PwtH
ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ・・ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷ

『あっあっあっあっあっあっあっ・・・も・・やぁっ・・ああっ」

動きがいっそう激しさを増す。

「ああああ・・いっイク・・・あっ」
「俺もだ・・・で・・出るっ」

あたしの中で怒張がさらに大きくなりすごい勢いで精液が放出されたのがわかった。
精液が子宮に当たると同時に、一気にあたしも上り詰めた。

「あああああああああああーーーーー」

二人同時に果てる。
今日これで3回目である・・・。

「またっ・・中に出すなんてっ・・はっ・・はっ・・」
「抜こうとしたらお前が出さないように締め付けるからだろっ・・」

そういうと、まだ繋がっているところを確認し、ニヤリと笑う。
あまりにおびただしい精液とあたしの愛液で密着して繋がっているところから
互いの体液が滲み出てくる。
抜くとぬちゃっと水音が鳴った。

ピュルっとその後から白く濁ったものがでてあたしのお尻を伝った。
どくどくどくどく・・・。

ああ・・熱い・・。

「俺たち絶対別れられないんだ・・お前もわかってるはずだ・・
俺たちすげぇ身体だけじゃなくて相性いい・・お前がいなくなるなんて、俺考えられない・・
別れるなんて・・言うなよ・・アイツと別れてくれなんていわないからさ・・」

しびれた頭で、ぼんやりと彼の言葉を聞いていた。
本当にいつから彼、日向小次郎とあたし青葉弥生はこんな関係になってしまったのか・・
先日、やっとプロポーズしてくれた淳の顔を思い浮かべながら
やっぱりこのままじゃいけない・・と彼の言葉には返事せず考えていた。




・・・終わりデス。(汗)
こんなんでもおkだったかな?
143名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 22:02:38 ID:YYmv7MlQ
やった!GJ!!!

乙でしたー。激エロで良かったです

こうなるまでとかこの後とかも気になるんだけど……
144>>133:2007/11/06(火) 12:11:16 ID:3FJTXdtI
143 ありがとう

前後・・・妄想は壮大ですよ・・(汗)
145名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 12:27:04 ID:a+WK95lo
違うと思ったら日向だったー!!!(*´Д`*)作者デラサンクス!!!!
146名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:03:29 ID:0IrvS7yA
133
やっぱり日向弥生は妄想しがいがある・・・って自分が好きなだけなんだが
壮大な妄想、折を見て是非!
147>>133 :2007/11/07(水) 00:30:01 ID:tLunABgQ
ああ、なんだか嬉しい反応!!
因みに日向弥生ならこういう関係になるとしてどういう恋墜ちがあると思います?
どういう風に絡み付けるかが、色んな方法あると思うけど、
萌えシチュエーションあれば参考になるなぁと・・

え?自分で考えれ?うひゃぁーーー

148名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 18:14:51 ID:95L6emmO
146じゃないし、具体的なシチュじゃないんだけど…

原作ファンとしては、やはり原作のエピがあると嬉しい。
うまく二次に取り入れた話を読むと、くじに当たったような「ラッキー!」感があるよ。
日向と弥生は無印とWYでわりと印象的なエピがあるから、そういうのとか。

ここはエロパロだから、今回のエロシーンだけでも十分満足だけど
もし心理描写を含めた話を書くなら、日向が掘り下げられてると嬉しい。

日向×弥生や日向→弥生で話を書いたり萌えトークをしてる人たちが
日向は嫌いだとか淳弥以外に興味無いとか平気で書いてるのを見て凹んだことがあるんで、
147が日向をもし好きなら、原作から想像できる性格を書いてみてほしい。

そんな話は読んだ事ないから見てみたい、という願望です。
ギャグならヘタレや腹黒も面白いし、エロ目的なら今回のように日向が棒で弥生が穴、というのが面白い。
149名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:07:54 ID:rvV86ov9
146だけど

やっぱり日向弥生と言えば日向母の看病?は欠かせない出来事だよな
148も言うように、そういう原作設定を絡ませてくれたらいいかな、と思うよ
三杉をヘタレ化させるよりも、「あー、これじゃ仕方ないよな」って思えると楽しみが倍増しそうだ

あと、エロシチュでいったら
三杉が相手でもそこそこ感じてたけど日向との初セックスで「本当にイク」ってことを教えられる弥生
ってのが自分的には萌えポインツかも
日向がやや強引に押し倒した結果だとなお良し!
ってこんなこと考えてるのは俺だけか?

とはいえ最終的には133の壮大な妄想次第
激エロ楽しみにしてる!
150名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 11:48:08 ID:36B33nlq
体だけじゃなくて心も落ちてくれないとつまんなくなりそうだ。
その辺の微妙な心理描写もないと萌えないな。
>>147(133)プレッシャーかけてごめん。嫌ならスルーして
151>>133:2007/11/08(木) 12:44:47 ID:F1RbC1c9
「あぁぁ・・」

右手を口に押し当て、押し殺した声を発して青葉は俺の下で果てた。

こいつは、達すると膣がすごく収縮する。
まだ俺の中に残っている精があるのかという最後の一滴まで
吸い取ろうとする圧迫。

「う・・」

青葉の上気した綺麗な顔を見て俺は3度目の精を放つ。

挿入したまま青葉の唇に深く口付けをする。
舌と舌が絡み合う。

「ん・・」

「お前が好きだ・・」

「・・・ん・・」


3度目のセックスの前に青葉がいった言葉を思い出す。

いつからこんな関係になったのか?
お前は覚えてもいないのか?
お前と激しく愛し合ったあの日を。
こいつの中で、三杉淳という男はなにりも特別な存在なのだろう。
あの男と初めてしたときのことは時間まで言えるだろうな。

悔しい。
こいつと要る限りなくなることのない嫉妬。
くそっ・・。

いつから・・いつから俺はこいつをこんなに愛してしまったのか。
・・きまってる。
俺の母親の看病をしにこいつが日本へ帰国し、試合後俺が日本へ帰り、
あの病院で二人でであったときからだ。
恋愛になれてなかったといわれたらそうかもしれない。
けど、今はそんな立場でもない。
俺に抱かれたい女は沢山要るし、実際付き合っている女もいる。
青葉を忘れる為に、一時の感情で抱いた女もいる。

だが、俺はこいつを諦めることはできなかった。

そしてこいつも、俺との関係を断ち切れなかった。

それを俺は確信している。
青葉弥生は俺のものになると。

そんなことを考えながら俺は青葉の隣で眠りに落ちた。



******
152>>133:2007/11/08(木) 12:46:17 ID:F1RbC1c9

「日向くん!お帰りなさい!お母様はもう大丈夫だって!」

「おにいちゃんーー」

かあちゃん・・よかった・・。本当によかった。
危篤状態だった母親は、持ち直した。
弟、妹はまだ小さい。家のことをできるような歳じゃない。
三杉の彼女・・・青葉は、全く赤の他人といってもいい男の母親の看病と、
弟と妹の世話をしてくれていた。

「・・・あ・えぇと・・本当に助かったよ・・ありがとう」

「ふふっ・・青葉です。青葉弥生!どういたしまして・・ってかあたしなにもしてないのよ」

このときの彼女の笑顔が忘れられない。
何もかもを包み込むような、笑顔。
俺にとってなによりも大事な母親を救ってくれた女。
それは、俺のなかにまずは感謝という形で心に残り、温かい笑顔で
誰にも見せない心の奥のなにかをわしづかみにしたのだった。

病状も落ち着き、弟たちと久しぶりに自宅へ帰った。
手馴れた手つきで青葉は夕食を用意する。
気がつけば妹の尚子も青葉の隣で一緒に夕食の手伝いをしていた。
久しぶりに食べた和食。
食後の後の、兄弟喧嘩。
変わらない日常。
変わったのはかあちゃんが青葉になっていることだった。

気がつけば、俺は笑っていた、弟妹と一緒に、青葉と一緒に。
温かい。
かあちゃんとは違う温かさ。
ロクに話もしたことのない女とちゃぶだいをはさみ笑う。
俺にこんなことができるんだ?
新しい自分の発見でもあり、喜びだった。

三杉は・・三杉はこんな彼女がいたから、あんなに辛い病気をもっていても
戦えたのかもしれないな、こんなやつが毎日いたら楽しくて仕方がないだろうな・・

羨ましい。

それは俺にとってはじめての嫉妬だった。
そして、長いこと俺を苦しめるという感情だった。


153>>133:2007/11/08(木) 12:46:51 ID:F1RbC1c9
「一緒に寝るのーーーどうして?ずーっと一緒に寝てくれたじゃないー」

「尚子!今日は兄ちゃんがいるから、わがままを言うな!ねえちゃんだって帰る家があるんだぞ、わかったか?」

尚子は完璧に青葉に懐いており、久々に自宅に帰る青葉に帰るなと駄々をこねた。

「日向くん、日向くんさえよければあたしは泊まって行っていいのよ」

「ダメだ、コイツら甘えすぎだ、お前がずっといるわけじゃないし、それに全然自宅に戻ってないんだろ?帰れよ。おやっさんが喜ぶぞ」

そんな会話きき、尚子は泣き出した。

「ホラホラ、泣くな、おねえちゃんが困るだろうが、おねえちゃんだってかあちゃんに会いたいんだぞ、
 お前が泣いたらおねえちゃんはどうしたらいいのかわからなくなるだろ?わかった、じゃ、一緒に送りに行こう」

尚子を背中におんぶして青葉と三人歩きだした。

「青葉、本当にありがとう!助かったよ。それに弟も妹も本当にお前がいてくれて嬉しかったみたいだったし
 三杉には感謝しなきゃな・・それにしてもよくあいつ、お前みたいな彼女知らない男の家に行けなんていったんだろうな?俺が三杉だったら心配で・・・」

一人でしゃべりながら横をみたら青葉はなんとなく複雑そうな顔をしていた。

「やっぱり・・嫌だっただろ?ごめんな・・」

その顔をみて思わず謝ってしまった。

「淳は・・・きっとあたしのことなんて心配してないんだろうね」

なんてことを言うんだ?こいつは?なんとなく自嘲的な青葉の発言に俺は驚いた。

「そんなこと、ないだろう。だってお前ら付き合ってるんだろ?」

「そうね・・・そうよ・・信頼されてるのよ・・あたし。だけど、ぶっちゃけ・・
なんとなく・・そりゃーー彼が言うよりも前にあたしあなたのお母さんのところ行こうと思ったわ!
言われるまでもなくよ!でもさーなんていうか・・あんなふうに言われたらちょっとあたしって
一体彼の何なんだろうって思っちゃったり・・・してしまいました!!ああーごめん、全然彼が心配してない
みたいだからっちょっと愚痴っちゃった!!ごめんなさい!!」

青葉は最初小声で、でも最期の方は恥ずかしさをかくすように言った。

「おいおい結局ノロケかよ」

俺は苦笑した。
154>>133:2007/11/08(木) 12:47:23 ID:F1RbC1c9
「・・・でも・・俺なら・・三杉の母親になにかあったとして、お前が彼女なら・・
心配で自分から行けなんて・・言えないだろうな・・・」

ふと呟きのようにでていた。ん?ちょっとまてよ、これはまるで告白じゃないか。

青葉の目線が突き刺さる。話・・話を変えないとだめか・・そんな風に一人気持ち焦っていたら


急に青葉が俺に抱きついた・・・・・・


と思ったら・・

「尚子ちゃんが落ちるわ!!」

俺の後ろで眠っていた尚子がずりおちかかっているのを青葉が飛びついて支えたという行動だった。

尚子の腕を握る青葉の顔は、俺の顔と数センチしか離れていなくて・・
このまま・・口をだしたらもしかしてひっつくんじゃないかな・・なんて思っていたら・・・


気がつけば俺たちはそのまま口付けを交わしていた。

やわらかい唇。
その唇は少し震えていて。
人気のない道路だったせいもあったのか、俺は口を付けたまま、片腕で尚子を支え、片腕で青葉の背中から手を肩にまわし、青葉を少しずつ後ろへずらした。
どこかの家の壁に体を押し当てて、尚深く唇を吸い続けた。

青葉は少し腕で俺を押し返そうとしたけど、それも途中でやめ、
俺に唇を吸われたまま、大人しくなった。

「・・・っはぁ・・」
どれだけ長い事口付けを交わしたのか、お互いの唇が離れるとき、ねっとりと唾液が互いの口を交差した。

「・・ぁ・・青葉・・俺」
「・・・日向が彼氏なら、あたし安心していられたのにね・・」

そういうと、青葉は目に涙をため、俺の脇をすりぬけ暗い闇の中に消えていった。

こんな暗い中女を一人帰らせるなんて・・・と思いつつ、俺は青葉との熱いキスに震えてた。

俺は・・・青葉弥生に心をそのとき奪われた。
三杉・・お前が悪いんだ。お前が青葉をもっと大切にしないから。
三杉、俺なら大切な彼女を一人放り出したりなんかしない。


青葉の柔らかい唇の感触を思い出し、俺はもう一度彼女の唇が欲しいとそう思った。





・・・スマソ・・
壮大な話ではなくやたら前置きの長い話になってしまいそうだ・・・
というか、こんなんアリか??
こんな話が続いていいか?スマソ・・・



155名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:12:10 ID:rvV86ov9
キタキタキター!!!!!

133、GJ&乙です
色々な期待も出たけど、まずは133の書きたいように書いてくれ
続きを楽しみに待ってる
156>>133 :2007/11/09(金) 00:53:02 ID:dOyla9U6
なるべく心情や、原作と絡みや、日向弥生の心情を自分なりに描いてみたつもりです。
なんしか、こんなん書くの初めてなので、文章になってねぇ!とか
言われずにすんでるようで安心しましたー
どこまで気力持つかどうかわかりませんが、もしこの続きを楽しみにしてくれている人がいるなら
頑張ろうかな・・っておもっておりヤス!!
155 ありがとう!
157名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 08:52:58 ID:G25vQx1q
三杉と弥生ってここでは人気あるのね。ちょいと意外。
最近のここでの面白い話はこのふたり絡みだしね。

他にもいるのに、なんでだろうね?

>>156は頑張ってね。続き楽しみです。
158>>133:2007/11/09(金) 09:57:18 ID:7W9fZFXN
続きです。・・・というか、ちゃんと話になってますかね・・(汗)
スゴイ心配だ・・・・。

ではドゾ!


「よぉ」

声をかけられあたしは振り向いた。
「ひゅ・・・うがくん?」
驚いた。だって彼とはもう数年あってなかったし、
ましてやイタリアで大活躍をしているプロリーガーになっている人だったから。
「えぇ?どうして?なに?休暇?いつ日本に戻ってきたの?」
「今日だよ、ちょっと寿司食いたくなってさ」
「寿司?」
「ああ、ちょっと付き合えよ、上手い店あるんだ。ゴチしてやるからさ」

気がつけばここは人通りの多い道のど真ん中。
だんだん周りが気付きはじめてきたことに気がついた。

なんといっても、日本を代表する人気のあるプレーヤーだ。
周りの様子に気がついたあたしは、彼に手を引かれて
人ごみをぬけていった。

*****

「元気だったか?」
「えぇ・・元気だったわよ」

なんとなく気まずい。
だって彼とはあの夜の帰り道以来あってなかったんだもの。

「三杉・・・」
「えっ!?」

驚いて彼が見る方向をみる。
そこには一台のテレビ。
淳がにこやかに笑って出演している。昔から変らない作った笑顔。

「もぉ。びっくりするじゃない」
「相変わらず男前だな、アイツ」
「日向くんだってただの怖い人じゃなくなったわ」
「怖い人?」
「そうよ、怖かったじゃない?目がするどくてさ。でもそんなあなたじゃないことも
しってるけどね」

ふ・・っと彼の口元が緩み、笑った。

「あの時は、あ・・ええと、すまん」
「あ・・あ・・アレ・・あはは・・あたしこそ・・あの・・」

急に話がソッチに流れたのでびっくりしたが、あたしはあの時の事を
思い出した。

159>>133:2007/11/09(金) 09:58:54 ID:7W9fZFXN
おおおお・・・改行が多すぎるとエラーがでてなかなか投下できないっす!
こんな調子だったら長くかかりそう。。_| ̄|○ 

とりあえず、続き・・・↓

******

あの時は・・そう。間が差したの・・・。・・・。
違うか・・
気がつけば日向くんの唇が触れそうなくらい近くにあって・・
あたしは・・なんとなく・・触れたら・・いいな・・・って思った。

・・・。間がさしたんじゃない。あたしは彼をあの時愛おしいと思ったのだ。
だから逃げなかった。
淳以外の男の人の唇。あたしはあれだけぞっこん惚れていた相手がいたにも
かかわらず目の前にいる彼に何故か惹かれたのだ。

彼の家で過ごした彼とその家族の時間は、不思議に違和感がなく
彼は優しく温かくて、あたしはその雰囲気になんともいえない居心地のよさを感じたのだ。

彼とキスをした後、思わず走って帰ってしまって酷く後悔した。
でも、彼はあたしが淳に正直にいってもらいたかった あの言葉を言ってしまったのだ。

「俺なら行かさない」

淳・・淳 好きよ・・。
あなたは、あたしを本当はどう思っているの??

淳に不信感をいだいていたところにでた彼の台詞。
あたしの言ってもらいたかった事。

あたしは・・このままだと、もしかして・・。

だから、逢えなかった。逢いたくなかった。
幸いあわないでおこうと思えば会わないですむ私たちは関係だった。

それから一年がたち、彼はイタリアに行ってしまったのだった。

****

160>>133 :2007/11/09(金) 14:32:33 ID:7W9fZFXN
****

「美味いだろ?」
「美味しい!!」

日向くんが誘ってくれたお寿司屋さんは、本当に新鮮で美味しかった。

「何よ?日向くんってお寿司を食べにわざわざ日本に帰ってくるの?」
「何だよ、悪ぃか?」
「いいぇーーーふふ・・リッチだなーって思って」
「他にも食べたい和食やら、色々あんだよ、お前さ、付き合えよ、女は飯くうの好きだろ?」
「ちょっとちょっと人をがつがつ食べる人みたいにいわないでよ!・・・それってすんごい美味しくてリッチなお店??」
「ゴチするぜ」
「・・・いいわ!付き合ってあげる」

色々きくと、どうやら彼は3日間の滞在らしい。

その3日共をただ和食が食べたいから帰って来たというのも怪しいと思ったけど、
美味しいものに釣られて、恥ずかしながら同意した。

そうよ、それに淳とは暫く会えないんだもの。

医学生にプロサッカー選手にタレント。
今の淳に休みをとることなんて不可能だった。

*********

「キャーーーーーー」
「うぉおあああああああ」
小さな遊園地の小さなジェットコースター。
郊外にでてきて見つけたので二人で乗った。

「あっはははっははは 面白すぎだよーー日向くん!タイガーショットとか
すんごいシュートできるのに、こんなジェットコースターに、そんな奇声あげる?」
「俺ぁー無意味に無理やり早く走る乗りもんはキライなんだよ」

彼が拗ねる。

久しぶりにあって、ちょっとの間であたしたちは、すぐに仲良くなった。
やっぱり彼とは、気があうのかもしれない。
また、あたしは淳の前でいるようないつまでもある緊張感も持つことがなかった。
一緒にいてくつろげる人。
彼はそんな人だった。

そんな彼との3日間の食べ歩きお付き合いに、何事もなく終るとは思ってなかった。

そう、あたしは期待していたのだ。
あのときのように、何かあればいいのに・・と。



161>>133 :2007/11/09(金) 14:36:56 ID:7W9fZFXN
二日目に待ち合わせをして、昼間から普通では入れないようなお店に連れて行ってもらい、その後も美味しい店をはしごしているとき、そのときは突然きた。

その日夜はとある、超有名なホテルのなかにあるフレンチのお店。
和食を食べにきたっていってたのに、フレンチ??

「あの・・・」
「・・・なんでフラ飯なんだ・・っていいたいんだろ?」
「・・・だって和食って」
「・・・ベタだけどよ、こういう店にも一度いきてぇと思ってたんだよ・・」

笑った!なるほど、彼にフレンチは似合わない!

「笑うなよ!一番違和感を感じてるのは俺だ」

あたしは、会ったときから疑問に思ったことを思い切って聞いてみた。

「ねぇ昨日よくあたしを見つけられたわよね。偶然にしても本当に驚いたわ。
もしかして、あたしじゃなくてもよかったのよね?だとすると、今こんな素敵な
ところでディナーできているのは昨日のラッキーな出会いのお陰よね?」
「・・・・偶然じゃねぇよっ・・お前が毎日あそこを通ることは知ってた。
だから一日待ってたんだよ、お前が出てくるまでずっと・・」
「ぇえ?」
「ずうずうしいかもしれないけどさ、俺、お前のことずっと待ってた。
 あの夜別れてからずっと、お前のこと忘れられなかった」

何度目の驚きだろうか。
彼も、彼も待っていたのだ、この出会いを。再会を。

「お前と三杉がすごい絆で結びついてることは知ってる。それに俺だって赤嶺と付き合ってる。でもさ、理屈ぬきでお前が好きだ。・・って急にこんなこと言われても困るよな」
「・・・困るわ・・・」
「ごめんな、だけど・・」
「あたしっ・・・もよ・・困ったな・・どうしよう。困ったわ。あたし顔赤くない?」

支離滅裂に聞こえただろうなと思いながら続ける。

「あたし・・あたし・・日向くんにキスされて・・嬉しく思ったのよ・・
そして、もう一度あったらあたし・・もうあなたのこと、本当に好きになるかもしれないって
思ったから・・・・思ったから・・会えなかったの、会うわけにはいかなかったの」

そのまま食事はストップ。
あたしと彼は見つめあう。

「手・・・触っていいか?」

彼が聞いた。
あたしは手を差し出した。

「今日はこの手を離したくない・・俺はお前に会いに来たんだ」

あたしの中で何かがはじけた。


*****
・・・ベタなラブ※みたいですまん。
くだらん話はいいかげんにしてくれ!!と思っていたヤツ!
次回久しぶりのエロシーンに突入しますので、スマソ・・



162名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:14:12 ID:zQC435oo
>>158-161
乙!です
弥生の三杉に対するモヤモヤ感も描かれていて納得
まあ、確かにそうだよな・・・あの時の三杉はあっさりしてるように見えたもんな

次回以降にも期待してます!
163名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:23:49 ID:VO4fm8C7
こういうエロ以外の前置きって大事だよね。説得力ある。
理由なく二股かけるわけじゃないところが良い!
164名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 18:50:45 ID:duYHPj9r
進んでるな。133がんばれ。
続きのエロに激期待。
165>>133:2007/11/12(月) 10:56:22 ID:gLP6Vq+e
どういう設定だったのかよくわからない。
食事を終えて、席を立ちエレベーターを待つ。

エレベーターのドアが開き、乗る。
お見送りの支配人が笑顔のまま見えなくなった。

彼の腕が後ろからあたしを抱きしめる。
そのまま唇を貪りあう。

エレベーターがいつ止まったか、どこに止まったのか覚えていない。
気がついたら部屋に入って、再び激しいキスをした。




立ったまま、あたしも両腕を彼の背中にまわし離れまいと舌を巻きつける。
その舌を彼は絡めとる。
彼の舌があたしの口の中で激しく動く。

「んっ・・ん・・はぁっ」

どちらの息遣いだかわからない。

キスをしたまま、

彼の手があたしのブラウスとキャミソールをを引き出し、両手で腰を掴んで一気に上に上げる。
ブラウス、キャミソール、ブラジャーがめくれ上がり、あたしのふくらみをあらわにした。
そのふくらみを彼の両手が包み込む。そして揉みしだく。
最初は遠慮がちに、次第に激しく。

「あっあ・・」

彼の手はあたしの乳首を時々 コリコリと優しくこすり、押しつぶす。
そして上に押し上げるように胸を揉む。

胸から手が離れ、あたしは彼に抱えあげられた。
ふわりと背中が柔らかい。
彼はあたしをベッドの上に横たえ、背中に手をまわし、手馴れた手先でブラのホックを
外した。

中途半端に脱がされた服をそのままに、
彼は再び胸の愛撫を続けた。

顔を胸の間にうずめ、再び揉みしだく。そして固く尖ったあたしの
先端を口に含んだ。
166>>133:2007/11/12(月) 10:57:21 ID:gLP6Vq+e
「あぁっ」

彼は舌表面で、あたしの先端部をざらりざらりと舐めあげる。
その舌のざらつく感覚があたしの性感帯を刺激する。

「あっあっ・・」

くちゅくちゅっ・・じゅっ淫靡な水音が鳴り響く。

彼は片手で相変わらずあたしの胸を揉みあげ、時々つまみくりくりとすりあげ刺激をわすれず口であたしの胸をざらりざらりと舐めまわす。

「あっあっ・・あっ・・」

そのまま舌が胸をひと舐めし、下へと下降する。

「お前・・綺麗だ・・」

その低い声に体がびくりと反応する。

腹筋の筋を上下に舐め、おへそを舐める。

ちゅっちゅっちゅという音を立てながら。

くすぐったいような、甘美な刺激と音に、声がでる。

「んっ・・・ああっ・・いや・・・ぁ・・」

お腹と胸を愛撫され、それだけで湧き上がってくる蜜が下着を濡らす。

再び唇を奪われる。背中から肩を押さえ動きがとれなくして、彼はスカートのファスナーを下ろし、あたしの下着を凝視する。

「いや・・・恥ずかしい・・電気・・消して・・」
167>>133:2007/11/12(月) 10:58:39 ID:gLP6Vq+e

「まだだ・・」

彼の唇がそれ以上いわせないようにふさぐ。
そして下着の上からあたしの濡れた秘所の上をなぞり、なで上げる。

「んっ・・やぁっ・・」

その声をきき、彼は一気に下着を下ろし、あらわになった茂みをまさぐった。

ちゅくり・・。

あたしのあそこは、もう蜜があふれ出し今か今かと彼の手を待っていた。
ちょっと茂みをさわるだけで、ちゅくちゅくちゅく・・と水音が響く。

縦に割れたあたしの秘所の溝をなぞりあげ、あたしの敏感な芽を濡れた蜜を
擦り付けながらつまんだ。

「あぁっ!!!だめっ・・」

そんな言葉もむなしく彼はクリトリスをむき出し、やさしく愛撫をつづけた。

「いっちゃう・・い・・くっ」
その言葉をきき、親指でクリトリスを撫でる動きが早まり、中指と薬指が一気に二本
突き立てられた。

くちゅっくちゃっじゅぶっじゅぶっ・・・

「あぁああ・・」

頭の中が真っ白になる。あたしは一気に果ててしまった。



133・・・昨日板に入れなくて驚いた
ってことで今日ちょっと多めにうp 
168>>133:2007/11/12(月) 11:03:24 ID:gLP6Vq+e
*****

指の愛撫だけで果ててしまった青葉を見下ろす。
達した瞬間の青葉の顔に俺のものは一気に膨れ上がる。

青葉にキスをしながら、再び指を出し入れする。
ねっとりと絡みつき吸い付くような膣の中に早く入りたいと気持ちが焦る。

キスをしながら、青葉をあとすこし隠していたシャツと下着を脱がせ、
一旦蜜壷から抜いた濡れた手で自分の服を脱いだ。

早く中に入って愛し合いたいと思うのだが、手についた青葉の蜜の香りが
先にそれを舐め飲みたいという脳からの欲求に変る。

恥ずかしがって嫌がる青葉を制し、甘酸っぱい香りのする青葉の下にある唇に
キスをするように吸い付いた。

青葉のあえぎ声がこだまする。
ディープキスをするように、青葉の秘所を吸い、舌を膣に出し入れする。
青葉の声をもっと聞きたい。
青葉、青葉、青葉っ

じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅっじゅっくちゃっ

舐めても舐めても溢れ出てくる蜜をもっと出したくて舌でクリトリスを刺激し、
膣の中にいれてだしいれしている指を1本2本・・3本と増やす。
青葉の膣のなかは狭いが、止まる事のない蜜のせいで、俺の指を飲み込む。

もう・・・我慢の限界だ・・俺の下半身は早く解放してくれといわんばかりの
大きさになり、びくびくと脈うつ。

青葉の茂みから口を離し、恥ずかしがる青葉の顔を覗き込み
再びねっとりとしたキスをする。

青葉の足の間に体をすべりこませ、限界まで大きくなった己のものを
青葉の湧き出る泉に栓をするように、押し当て亀頭でじゅっじゅっじゅっと
擦りつけ、一気に中へ押し入った。

グプッ・・・溢れるみつを再び中に押し込むかのような音が繋がった部分から
鳴る。

「うっあぁ・・っ締まるっ」

「んっ・・あっあっあっ・・ひゅ・・ひゅう・・がくんっ・・あっ・・キツ・・イよっ・・あうっ・・・」

青葉の両足を肩にあげ、一気に奥まで突きさす。
169>>133:2007/11/12(月) 14:17:23 ID:gLP6Vq+e
「ああーーーーー」

苦しいのか、ひときわ大きな声で青葉が悲鳴を上げる。

その声に触発されるのと、あまりに締め付けのよさに
狂ったように抽送を繰り返し突き立てる。

「うっうっはぁっはぁっ・・はっ・・」
「ぁうっ・・んっ・・あっあっあっあっ」

ずっずっずっずっくちゅっくちゅっくちゅっくちゅっ・・
つながった部分から淫らな水音が聞こえる。

俺は肩にかかった青葉の左の足を下ろして、さらに深く繋がるように
押しすすんだ。

「ああああああっ・・・あたるっ・・ああっ・・」

クリトリスに当たるよう、前かがみになり時々強く深く、ぐりぐりと
腰を回す。

「あっあっ・・もぉ・・・あっ・・いやぁ・・あっ・いく・・い・・くっ」
「まだだ・・イかせねぇ」

体位を変える。
繋がったまま、青葉をベッドへうつぶせにして腰をあげさせる。
片腕をベッドに押し付け、片腕を俺の肩にまわして
顔をみれるようにして、再び強く腰をうちつける。
170>>133:2007/11/12(月) 14:19:06 ID:gLP6Vq+e
「あぁーーーーーっあっあっあっ・・ひゅ・・うがくっ・・お腹がっお腹がっ
 ああっ・・響くよっ・・ああっ・・・ああっ・・」
「青葉っ・・・いいぜ・・・すげ・・いいっ・・」

くちゃっくちゃっくちゃっくちゃっくちゃっ・・
ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ

己自身を、突き入れながら、片手で、身体で擦れなくなったクリトリスを
親指と人差し指で擦りつけ愛撫する。
勃起した青葉のクリトリスは摘めるほど充血し膨れていた。

「ああっ・・いやっ・・だめっ・・そこを触ったら・・あああああ」
「すげぇよ・・お前・・すごい締め付けるっああっ」

クリトリスを愛撫しながら突き入れると、青葉の膣がぎゅうと締まる。

「あっ・・・あ・・・いく・・い・・く・・」
「あっああっああっ・・俺もっ俺もっいくっ・・・」

バックの体制から仰向けにして青葉の腰を浮かせ立て、青葉の顔と、繋がっている局部が見える体制にし上から下へ激しく抽送をする。

ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっちゅっちゅっじゅっ
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっくちゅっ

「あ・あ・あ・あ・・っあああああーー」
「あぁああっ・・・」

俺の中の精が一気に放出される。
身体を快感が突き上げる。

どくっどくっどくっどくっどくっどくっ・・・


「・・青葉・・・」
「あああっ・・お腹にああっ・入ってくる・・あっ・・・」

ありったけの精を出したあと、に名残惜しい青葉の中から
濡れそぼった自信を引き出す。

ぬちゅっ・・・

栓を抜かれた青葉の膣から収まりきらない俺の精子がどろりとでてきた。

愛おしさがこみ上げ、青葉を抱きしめる。

「青葉・・好きだ・・・」

瞼を閉じ震わせながら青葉は あたしも・・と小さい声で呟いた。


それから、俺たちは、朝までトロトロと眠ってはお互いを欲し
互いに肌を寄せ合い、求め、繋がり続けた。

もう、離れられないと思った
171>>133 :2007/11/12(月) 17:29:33 ID:gLP6Vq+e
あの日以来、彼、日向小次郎は、いつもいきなりあたしの前に現れるようになった。

そう、人に見つかったときの返事は「寿司が食べたくなったから」なーんていう
どうしようもなく我侭な理由をこじつけて。

そう、あたしも彼も互いを求め必要としているけれども、現実にそうなることはありえなかった。
そうなるには、あまりにも彼の存在は有名人として大きすぎたし、またあたしの彼もそうだった。
大スキャンダルになる。
お互い彼氏彼女を持っているという立場だったから・・。

彼は自分がオフになると、少しの時間でも帰国した。
勿論、毎度必ず会えるというわけではなかったが。

そんな秘密めいた逢瀬が返ってあたしたちの心を燃え上がらせた。



****


「赤嶺さんとも上手くいってるのね」

どきん。

「ああ、それなりにな。なんだよ急に」

「これ・・・よ」

青葉はすらりとして綺麗にマニキュアを塗っている人差し指を
にっこり笑いながら、おれの鎖骨に当てた。

畜生あいつめ。赤嶺の残した鎖骨の内出血に心の中で舌打ちする。


青葉との密会はずっと続いていた。
お互い割り切ったような付き合い方。
でも、それでよかった。
そうじゃなきゃ、いい方向に転んでも、お互いの相手を傷つけ、結局は会うことが罪悪になってしまうし、悪い方向に転んだら、友達としてでも永遠に会うことができなくなるかもしれないと思ったからだ。

俺も青葉もそうなることは避けたかった。SFとかそういうことではなく、
身体の付き合いがあるからという理由を前にだしてでも、切れたくはなかった。
それは、どちからから言い出したわけでもなく、無言の同意だった。

172>>133 :2007/11/12(月) 17:31:22 ID:gLP6Vq+e
「あいつ激しいんだ」

俺は、ちょっと青葉の嫉妬を期待してこたえた。

「・・いいわ・・こんな風に残っていたら、その上からあたしがつけても
わからないわね」
「前向きだな」
「ふふ・・・でもちょっと悔しいけど」
「・・・もっと言ってくれ・・」

先ほどの熱いセックスでしっとりと汗に濡れた青葉を抱きしめる。

「もう言わない」
「言えよ・・。」
「ヤダ!」

青葉はぺロリと内出血のある鎖骨を舐め、俺の腕からすり抜けた。

「あたしにもキスマークないかな??」
すらりとした肢体を膝立ちして探している姿が可愛い。

「次、三杉に会うのはいつなんだ?」
「さぁ・・・1週間後か・・一ヶ月後か・・。もしかして明日かも。」
「一週間会うなよ」
俺はそういうと、膝立ちしている青葉を抱きしめると、ちょうど目の前に来た
形のよい胸の下を強く吸った。

「痛っ!!キャーやだっ!!だめっ」
ちゅくり。 青葉の静止を振り切り最後にもう一吸いして唇を離す。

「なんだ?お前付かない」
「もうっ!!付かない体質でよかった!!なんてことするのよ!」
「お前が近いうち、あいつに会うなんていうからさ、ちょっと」
「あなたと会えなくなってもいいの?」
「・・・いやだ」
こいつは、痛いところを付く。
「そうよ・・だからダメなのよ・・あたしたちは」

決まってこんな会話になるときは、その後再び激しく求め合った。

「会えなくなるのはイヤっ・・」
何度目かの絶頂を迎えた後、身体を横たえ、青葉はそう呟いた。

内出血するほど、愛し、吸い付きたい気持ちを抑えなければならない理由だった。


173名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:43:51 ID:N5sZR7Ox
エロキタ!!GJ!

昨日の鯖落ちの分までのうp、thx
罪悪感で余計に燃え上がるふたりがGoodです

しっかしマジで相性良さそうだな
続きも楽しみにしてるよ。
174>>133 :2007/11/12(月) 23:54:52 ID:fkwJGMEH
反応thx!!
書き我意があるよ!
そろそろ終わりが近づいてキまシタ。
長々と占領してスマソ!
もうしばらく付き合ってくれ!

175名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:05:19 ID:FCtiLEu0
ここまでまとめて読んだ
>>163も書いていたけど、エロ以外の部分ってかなり重要だとオモタ
続きを楽しみにしてるよ>>133
176>>133 :2007/11/14(水) 10:05:23 ID:soajyaH/
175 まとめて読んでくれて光栄!というか読めるものになっているんだな
安心したよ、てことで、続きを投下。
文字数が多いやら、改行が多いやらでエラがでるので小分け投下してるが
許してくれ。
177>>133 :2007/11/14(水) 10:06:33 ID:soajyaH/
「結婚しよう。弥生」

「え?」

一ヶ月ぶりに会った淳は、予約してとっておいたというあのホテルのディナーへあたしを連れて行った。
そしてワインで乾杯をしたあと、いきなりそう言ったのだった。

「結婚するよって言ったよ。わかった?」

心臓が早鐘をうつ。
淳がまさかこのホテルのこのフレンチのお店で今こんな話をするなんて。
そう、まさにこのホテルは、彼日向小次郎と初めて結ばれた場所だったからだ。
それに・・
国家資格の試験は来年、それどころじゃないはずだったからだ。

「ちょっちょっとまって、淳、今が一番大切なときなんでしょう?」

「そうだね、だから、弥生が必要だよ。一番必要なんだよ」

「でも・・準備とか色々考えないといけないのよ」

「もちろんだよ。弥生の為に全てを完璧にやってみせるから。・・それとも
弥生は僕と結婚したくないの?」

「えっ?そんなまさか・・ただあまりにも唐突だったから・・」

「手貸して」

手をおずおずと差し出す。
淳はどこからだしたのか、ライトに反射してキラキラに輝く指輪をだし、
あたしの薬指にはめた。

「ぴったりだ」

「そう・・ね・・・淳・・あの・・あたし・・」

「今日はこのホテルに部屋を予約してあるんだ。いいよね?」

「も、もちろんだわ・・」

エンゲージリングの光る左手をそのまま、淳は自分の口元へもって行き、
キスをした。
そんなちょっとキザな仕草も彼がやると美しい。

「ああ・・・嬉しいな・・。本当に弥生には随分またせてしまったね。でも僕もようやく将来がみえてきたんだ。
君との未来もね。僕は君を幸せにするよ。そして僕も君じゃないと幸せにはなれないんだ・・弥生・・・これからは、ずっと一緒だよ・・」
*****

178>>133 :2007/11/14(水) 10:07:57 ID:soajyaH/
淳に手を引かれてホテルの部屋に誘導される。
見覚えのある廊下、見覚えのあるルームナンバー、見覚えのある夜景。

「さぁ、どうぞ姫」

扉を開けて繋いでいた手を唇に押し当てそう言った。


淳は・・淳は・・知っていた??
静まれ・・静まれあたしの心臓。

彼はあたしの背後にまわり、あたしの髪の毛を左右にわけ、うなじを露わにすると
首筋にキスをした。

ぞくり。

「会いたかったよ・・弥生」

淳は耳たぶを甘噛みしながら耳元で呟いた。



179>>133 :2007/11/14(水) 10:09:39 ID:soajyaH/
******


いつもの淳と違う。
いつもは、繊細に丁寧に、あくまでも優しくセックスする淳。
でも・・今日の淳はとても激しくて・・・。

「あっあっ・・淳っ・・・今日のじゅ・・んはっ・・別人っみた・・・あっ・」
「愛してるよ・・弥生・・君は僕のものだ・・」

腰を持たれて深く挿入される座位の形でずんずんと突き上げられる。

彼の指が、腰からお尻に動き、誰にも触れさせたことのない菊門に触れる。

「・・や・・そこはっ」

結合部から人差し指で蜜を掬い取り、菊門をこじ開ける。

「あっ・・やっ・・だめっ・・・」

腸をえぐるような痛みが突き抜ける。

「痛っ・・・いや・・淳・・痛いよっ・・やだっ・・やめてっ・・」

「可愛いよ、弥生。君の全てのものが僕のものなんだよ」

いよいよ抽送は勢いをまし、子宮を打ちつけ、後ろの穴にも
2本の指が交互に休まず入ってくる。

羞恥と痛みで壊れてしまいそう。


「あっあっあっいやっああっ・・ああっあっ」

「ぁあっ・・弥生っ」
「あああああーーー」

二人同時に果てると、向かいあう形でいたあたしを淳はぎゅうと抱きしめて
胸にちゅうとキスをした。

「これから・・ずっと一緒だよ」


あたしは、淳が何もかも知っていると、確信した。

180>>133 :2007/11/14(水) 10:11:38 ID:soajyaH/
淳にプロポーズされた翌々日、あたしは彼日向小次郎と愛し合った。

淳はなにもかもを、知っていた上であたしを許し、あたしと一緒になりたいと
言ってくれた。

彼にあたしたちの関係がばれてしまった以上、これ以上、彼と一緒にいることは、危険だった。
つまり、淳は、彼日向小次郎との仲を、知っているけれども、今自分を選び
別れたら何もなかったことにすると、そう言っていたのだった。

そして、あたしは、最初の決心をする。

「ねぇ、こんなこともうやめない?」

あくまで、簡潔に、感情を込めずに、事務的に淡々と。

その最初の決心、本当の気持ちは彼には伝わらなかったけど。

あなたとの関係がばれてしまったの・・・。

とは、どうしてもいえなかった。


*****





弥生が失踪した。
なるべく彼女を一人にしたくなかったから、プロポーズをして
すぐに彼女を僕の部屋に引越しをさせた。

僕は、彼女に男がいることに気づいていた。
だけど、僕はそれをあえて咎めたりはしなかった。
だって今までにも、彼女に言い寄ってきた男は多数いたから。
その度彼女は必ず僕を選んだから。
僕は、彼女を信じていた。きっと彼女はまた戻ってくる。
そう思って、知らない振りをしていた。
自分のプライドが彼女に男ができたということを
許さなかったのだ。


そう、あの男と会っているとわかるまでは・・。

181>>133 :2007/11/14(水) 10:31:05 ID:soajyaH/
いや・・お前はあの時俺に別れようといっていた。
あの時お前は、既に一人苦しんでいたんだな。

罪悪感にさいなまれ、板ばさみになって独りで。

俺の存在がお前を苦しめたんだな。
自分の今の幸せだけを考えたら俺だけを切ったらよかったのに、
お前は俺を選ばない代わりに、三杉も選ばなかったんだな。

「馬鹿野郎・・・」

俺は青葉の気持ちを思って堪えきれず、右手で目を押さえた。
愛し、愛されていたと心底思った。
182>>133 :2007/11/14(水) 13:30:10 ID:soajyaH/
あっ!!    
      。 。
       \\
エ━━━━━━( Д ; )━━━━━━!!! ヒィヤァァァァァァ



181 の話は、もっと先だ・・・スマソ orz


投下順番・・間違いた・・・。許してくれ・・

181の話は忘れてくれ!

183>>133 :2007/11/14(水) 13:34:23 ID:soajyaH/
180の続きは 以下。 181を読んでしまったヤツ、すまん。

『弥生が居なくなった、どこに行ったかわからないか?
 思い当たるところは全てあたった。後は君しかいない。
 弥生が一緒にいるんだろ?弥生を返してくれないかな?』

日本からの電話。
思っても居ないヤツからの、しかも驚愕な内容の電話に
俺は受話器を握り締め、呆然とした。

「何ぃ?青葉がいなくなっただと?」

『そうだよ。君が隠しているんだろう?彼女は僕のフィアンセだ。
結婚が決まったんだ。彼女は納得した。記者会見もした。何故居なくなるんだ。
君が彼女をいいくるめたんだろう?今まで黙っていたけれど、
弥生は僕の全てだ。君には渡せない。世の中も認めない。
弥生をだしてくれないか?日向』



頭ががんがんする。
婚約?記者会見?プロポーズ・・?
コイツは一体何を言っているんだ?
お前は知っていた?
知っていたのに、俺たちを傍観していたのか?
一体お前は何なんだ?
何様なんだ!
青葉の気持ちなんて全く理解しようとせず、どうして
俺たちがこんな風になってしまったかもわかろうとせず、
ただ青葉を返せだと?

怒鳴りつけてやりたいことが、ぐるぐる頭を駆け回っている中で、
俺は一言だけ、三杉に言葉を返した。

「青葉は来てない・・・。何だってんだ・・畜生」

「嘘だ」

「嘘じゃねぇ!!・・本当なのか?どういうことなんだ?三杉!!」

「・・・・」

「三杉!!」

「彼女は、2週間前、テーブルに指輪だけ置いて消えたんだ。
 君のところにもいない?っ・・どういうことなんだ!婚約も発表したのにっ何が不満だったんだ」

「お前は馬鹿だ・・・そして俺もな・・」

「何だって?」

「俺たちは結局青葉の気持ちがわかっていなかったってことさ」



184>>133 :2007/11/14(水) 13:35:30 ID:soajyaH/
なんということだ、青葉はプロポーズをされていた。
そして承諾したんだ。
けど、失踪した。
俺以外のところに逃げた・・。
いや・・きっと何か理由があったに違いない。
きっとそうだ。けど、何故だ?俺はそんなに頼れない男だったのか?
俺は三杉と同じくらいの信用しかなかったのか?
俺たちは、誰よりも心で繋がっていたのじゃなかったのか??
青葉を信じたい。だが、あいつがどこにもいないという事実が
俺をどうしようもなく焦らせ追い詰める。


三杉は絶対自分から青葉は離れることはできないと楽観し逃げられ、
俺は、三杉が気づいていないと信じ青葉の気持ちは俺にあると思って安心していた。
青葉にそんなつもりは無かったとしても、笑い話だ。
一人の女に溺れた男二人、居ない女の取り合いをまだしている。
なんて滑稽なんだ。大笑いだ。

ははは・・でも青葉は三杉を選ばなかった。
三杉は捨てられたんだ。
この色男は長い間連れ添っていた最愛の彼女から捨てられた・・。
そしてこの俺も・・・。


185>>133 :2007/11/14(水) 13:36:06 ID:soajyaH/
俺はどうしようもなくおかしくなってきた。

『何を笑ってる?』

「いや・・・まるで道化師だな・・・」

『・・・君がだろ?』

「お前もな・・」

『・・・弥生から連絡があったら教えてくれ。今更君だって
 隠すことはないだろうし隠しても無駄だよ・・じゃ・・』

「・・三杉教えてくれ・・。お前はいつから知っていた」

『・・・そんなこと答える義務は無いね』

電話が切れた。



俺は壁に背中を付けずるずると座り込んだ。

俺は最後に交わったあの日を思い返し青葉を想った。

いや・・お前はあの時俺に別れようといっていた。
あの時お前は、既に一人苦しんでいたんだな。

罪悪感にさいなまれ、板ばさみになって独りで。

俺の存在がお前を苦しめたんだな。
自分の今の幸せだけを考えたら俺だけを切ったらよかったのに、
お前は俺を選ばない代わりに、三杉も選ばなかったんだな。

「馬鹿野郎・・・」

俺は青葉の気持ちを思って右手で目を押さえた。
愛し、愛されていたと心底思った。





186名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:46:58 ID:oWfnhDMr
G----J!
三杉……怖えーよ。若干壊れ気味か?
>>133
そろそろエンディングかな?
ラストスパートがんばれ&お疲れさん
187名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 00:10:43 ID:kVEZghgG
三杉がねっちょりしている
188>>133 :2007/11/15(木) 00:24:44 ID:PmT4GR8J
生理がこない。
胸焼けが酷く、気分が悪い。
プロポーズを受けて、流されるがままに、記者会見をしたその日。
あたしは市販の妊娠試薬を片手に便座に座り込んでいた。

陽性反応。あたしは妊娠した。
どっちの子?もちろん決まってる。
日向小次郎の子供だ。

堕ろす?そんなことできない。
じゃぁ、いつかはどちらの子かわかってしまう子供をわかるまで隠すの?
そんなこと無理。
じゃぁ、どうするの?

なんて情けないのだろう。
こんな状態になるまで馬鹿なことをしてしまって。
あんな逢瀬を続けていて、いつかこんなことになるなんてこと
無いわけではなかったのに・・。

今、淳の子じゃないんです!このおなかの子供はイタリアにいる
日向くんの子です!
なんて、どうしていえよう。
子供に罪はない。しかし、世間は面白おかしくあたしたちのことや
子供のことをかきたてるだろう。
毎日毎日きっとワイドショーや週刊誌の紙面ををにぎわすだろう。


あたしは、決意する。
最後の決意。

189>>133 :2007/11/15(木) 00:25:18 ID:PmT4GR8J
姿を消す。二人の前から、みんなの前から。

混乱させ、恨まれるだろう。

けど、淳の前から消えることによって淳は恥もかくだろうが、同情もされるだろう。
日向くんの前から消えることによって、あたしと日向くんのことは表沙汰にはならないだろう。

つまり、あたしが姿を消すことによって、子供は守られ、淳にとっても日向くんにとってもスキャンダルという人気が低迷するような迷惑をかけずにはすむだろうと
思ったのだ。


あたしは、2日間をかけて、勤めている病院に辞表をだし、
荷物をわからないようにまとめ、飛行機のチケットをとった。

そして、淳が仕事に出かけた後、薬指から指輪を抜き、テーブルに置いた。


成田空港に行くまでの間に、ビルの側面についている大きなスクリーンに
淳の顔が映る。淳のファンだろうか、キャーなんていわれてる。
相変わらず人気モノね。
そんな素敵な笑顔を振りまくからあなたは昔からずっともてるのよ。
だからきっと・・あなたは大丈夫。

CMになり、日向くんが映る。
世界で活躍するあなたと、ずっと忘れられなかったあなたとあんなめぐり合わせ
出会いがあるなんて信じられなかったわ。
見た目によらず、優しくて、でも見た目どおりに激しいあなた。
あなたが一番心配よ・・。


目を閉じて勇気をだす。
あたしは、一人じゃない。
そうよ、お腹に彼の子供がいる。


その日の午後便であたしは、一人日本を出た。
そして外国の地で、一人子供を産んだ。



190>>133 :2007/11/15(木) 00:25:53 ID:PmT4GR8J
******



弥生が見つかった。
3年も彼女はイタリアにいたのだ。
あの男のいる場所に。
あの男の近くに。

僕は確かめたかった。
本当にそれが彼女かどうか、本当に彼女の意思だったのかどうか。
あの男は近くにいながら知らないらしい。
教えるものか。言うものか!
弥生、今ならまだ僕は君を許せる。
僕の元へ戻ってきてくれ。
いや、僕は君を連れて帰る。
あの男には絶対渡さない。

そんな願いを思いながら僕はイタリアへ旅立った。




*****

191>>133 :2007/11/15(木) 00:26:43 ID:PmT4GR8J
「三杉・・・・」

「・・・やぁ・・元気そうだね」

「なんでお前がここに?」

「君にいいことを教えに来てやったのさ」

「何を?」

どくん。
青葉の居場所を?


「・・・君が思っているとおりだよ。・・・
弥生の居場所がわかった。ここが住所だ。じゃ。」

三杉は手帳を開き頁を破ると俺に差し出した。

「・・・待て。なんで俺に教える?言う義務はないんじゃなかったのか?」

そういうと、三杉は、ちょっとため息をつき、まっすぐに俺を見た。

「そのつもりだったさ。弥生に会うまでは。」

「青葉に会ったのか?」

「当たり前だろう。じゃなかったら先にこっちに来るはずがないじゃないか。
 そのつもりだったと言ったじゃないか。君の耳はちゃんと機能しているのかい?」

「・・・何かとムカつく野郎だな、てめぇは・・昔からよ。」

「・・ふ。君も相変わらず言葉遣いが悪いね。まぁ、すぐに手を出さなくなっただけ
 大人になったというべきか・・」

「くだらない話を引き伸ばすなよ。なんで俺に教えてくれたのか、
 なんで青葉がどこにいるかわかったのか、それを聞かせてくれ」

「前者の質問は、泣かれたからだよ。・・・それ以上は答えたくないね。
 後者の質問は愚問だな。僕を誰だと思ってる。」

「時間はかかったけどね・・まさかこんなところにいるとはって感じだったよ。」

そういうと、三杉は初めてポーカーフェイスを崩し、諦めのような、悲しいような
そんな感じの笑みを浮かべた。
その表情では、俺には何を物語っているかはわからなかった。

「会いに行ってやってくれよ。弥生に。会いたがってる。君と。とても。」
192>>133 :2007/11/15(木) 00:27:13 ID:PmT4GR8J
三杉は三杉らしくない口調で俺にいった。
そういうと、それじゃ・・無事に会えることを祈るよと三杉は言い
体を翻した。

「ああ・・そうだ。その口の悪さはなんとかしなよ、もう大人なんだからさ」

「お前が普通に話せば、悪かねぇよ」

「だから、それが・・・」

言い返そうとして三杉は自分も大人気ないとおもったのか途中で言葉を切った。
そして、一瞬下を向き何かを考えるような顔をして、また話だした。

「それから・・・悔しかったからあの時の電話ではいえなかったけど、
 弥生と君が会っていたのをしったのは、あの電話の少し前だったよ。
 弥生のことは全てしっているつもりだったから、とてもショックだった。
でも自信あったんだ。まさか君に彼女をとられるとは思ってなかったな。
暫くは立ち直れそうにないよ。全く。慰謝料を請求させてもらいたいくらいだけど、余計にプライドが傷つきそうだから、止めておいてやる。感謝しろよ」

一気に吐き出すように話し終えると、再びくるりと後ろを向いて
三杉は歩いていった。

俺は破れた紙切れを見た。


「なんだよ?これ?」


青葉の笑顔が近くなった。



*******
193>>133 :2007/11/15(木) 00:28:06 ID:PmT4GR8J
弥生が見つかった。
2年・・2年もかかってやっと居場所を突き止めた。
弥生を探すため、協力してもらっていた知り合いの一人が
たまたま寄ったイタリアのボロニャという町で怪我をし、
病院で彼女に手当てを受けたのだ。

なんということだ、弥生は日向のいるイタリアにいたのだ。
彼女は日向を選んだ。
会っている様子はなかったらしい。
だけど、彼女は日向と同じ土地にいることで、僕から逃げ、上手くかくれ、
たまには日向を見に行っていた。

飛行機が到着するとすぐ僕は、弥生の勤めている病院へいった。

弥生を取り戻すために。

早く弥生に会いたくて。



******

194>>133 :2007/11/15(木) 00:29:29 ID:PmT4GR8J
「弥生・・・」

あたしは車椅子を押すのを止め、名前を呼ばれた方向に振り返った。

「・・・淳・・・」

そこにたっていたのは、淳だった。
もう、逃げたって仕方が無かった。

あたしは、車椅子の患者さんにちょっとまってね、と声をかけ、淳に声をかけた。

「あと30分で仕事が終わるの、待っててもらってもいいかな?」

「そのつもりだよ、弥生」


姿を隠してから2年の月日が流れていた。


195>>133 :2007/11/15(木) 00:30:39 ID:PmT4GR8J
*****

「迎えにきたよ。弥生。随分遠くにいたんだね。探しても探しても
見つからなかったわけだね。まさか君がこんなところにいるとは思いもしなかったよ」

淳はにっこりと微笑みながらあたしの手をとった。

「淳・・・謝っても、謝ってもすむことじゃないことはわかってる。
 あなたがあたしと彼が時々会っていることに気づいていたことが、わかった以上あたしには、もう、ああするしかなかったのよ」

「確かに、君はとんでもないことをしてくれたね。
僕はお陰で笑いものになったよ。傷ついた代償として、
これくらいは言わせてくれよね。
だけど、僕はそれでもやっぱり君を愛してるんだ。
今一緒に戻って、僕を裏切らないと約束してくれるなら、
僕はすべてのことを忘れるよ。怒っている訳じゃない。
君だって僕とあいつの間で苦しんでいたんだよね。
僕は理解しているつもりだよ。
君はきっとああいう状況でスリルを楽しんでいたんだよ、
でももういいじゃないか。2年もたった。遊びは終わりだよ」

淳は掴んだ手に力をいれた。
淳の目をみる。まっすぐに。
吸い込まれそうなほど、綺麗な目。綺麗な顔。
淳の顔を見つめながら、手を解く。

「淳、あたしはあなたとは帰らないわ。あたしは日向くんを選んだんだから」

淳の目が見開く。

「弥生、僕を怒らせるの」

「怒っていいわ。許さないでいて。あたしのこと。」

「どうして?なんであいつなんだ!君とあいつのどこにそんな絆が生まれるの?納得のいく説明をしてくれ!僕には理解できないよ」
196>>133 :2007/11/15(木) 00:31:16 ID:PmT4GR8J
「淳、あたしと彼の接点を覚えてる?
あなたがあたしと彼との出会いをつくったのよ。
あたしあなたが彼のところに行ってくれといったことに、どうして心配してくれないの?って思ってた。
ううん、もちろん、あなたに言われるまでもなく、あたしは看護婦になりたかったんだし、日本チームの為に率先していったと思う。
だけど・・我侭だと思うけど、あたし、あなたがどうして心配してくれないのって思ったの。どうして話もしたことがない人のところに行かせられるのかって思ったの!そんな変な感情をあの人は気づいてくれたの!!」

「そんなこと、何を今頃・・・メンバーだから信用していたんじゃないか、
そして、君のことも信頼していたから頼めたんじゃないか。
弥生こそ、どうしてそのときに言わなかったんだ、なんで今ごろ言うんだよ」

「そんなこと・・・言いたくなかったわ・・言えなかったわ。だって
 我侭な感情だったもの、メンバーを疑うようなことだったもの。
 淳があたしのことをどう思っているのか本当にわからなかった、不安だったのよ。」

「弥生・・わかった、わかったよ、僕がもっと君に気を遣えばよかったんだよね。僕は君のことを信頼しきっていた、わかってくれていると思っていたし、
でもね、聞いてくれ、あの時チームから日向がぬけることがどんなにかチームにとっての痛手となるかということで頭もいっぱいだった。君をおもいやることを忘れていたのはそういうわけだったからだよ、ね、わかるだろう」

「淳、でももう・・あたしはあの時日向くんを好きになってしまったの。
 彼の温かさに触れてしまったの。とても温かい人だったの。
 彼じゃないとダメなの、淳じゃだめなのっ・・淳・・黙っていてごめんなさい。もっと・・もっと早く言えばよかった。あたし、彼に惹かれてしまったの。あの時、日本で初めて名前を教えてからずっと。」

「弥生・・・君はそんなに・・我慢をしていたというのか?
僕で我慢をしていたと・・・。
ふ・・・本当だ・・日向が言った意味が今になってよくわかったよ、
道化師か、まるでお笑いだ・・・」

「弥生・・・不思議だ。僕はそんな風に言われてもなお、君に愛されたくて
愛したいと思ってる。君の気持ちがもう、僕にないとわかっても。
お願いだ、もう一度考えてくれないか、僕とのことを。僕はあいつに
君を取られるなんて嫌だ。みっともない往生際の悪い男だと思うだろうね。
けど、君を想う気持ちは一緒だよ。頼むよ。」

197>>133 :2007/11/15(木) 00:32:34 ID:PmT4GR8J
「もう・・・淳ったら・・淳はそんなそんな人にそんな風に頼むような
人間じゃないわ。三杉淳はもっとプライドの高い人間よ!あたしなんかに
そんな風に言わないで!それに・・もう、あたしには・・」

次の言葉を言おうとしたら、割って入ってくる声に遮られた。


「ママーーー」

というあたしの息子の声。

「弥生がなかなか迎えに来ないから、君のやんちゃ坊主が暴れるんで
連れてきたよ」

友人に抱きかかえられた子供はあたしに手を伸ばして首にしがみついてきた。




******


子供の声が耳にはいった。
弥生はその方向を向き、その子供と子供を抱えている男に駆け寄った。

・・・日向・・・。

子供は健康的に日焼けした子供の頃の日向を思い出させた。

ああ・・・弥生・・・君は・・一人じゃなかったんだな・・。
ずっと日向と一緒にいたんだ。
日向を選んで日向とともに、今まで暮らしていたんだな・・。


僕は・・負けを認めるしかなかった。

これ以上はないというほどの、屈辱感と怒りが一瞬湧き上がってきたけど、
僕の都合のいいプライドが、そんな気持ちを抑えた。

これ以上、自分自身が道化師演じることにも耐えられなかった。

彼女の子供に向けられた優しい眼差し、子供の屈託のない笑顔。
彼女は今、幸せなのだ。

彼女を幸せが、自分にとっての喜びではなかったのか?
相変らず優等生な考えだが、僕はそう思うことで、
弥生を諦めることができたのだった。



******


198>>133 :2007/11/15(木) 00:38:13 ID:PmT4GR8J
めちゃめちゃ一気にうPしましたーーー
そして、次に投下するので最後なります。
明日、うPするぜ!!!

ほんと壮大で思い話になったてしまってすまん!!
しかも、かなり重い話だったよなーー

まとめてのおまいらの反応がきになるよーー

面白くなかったら許してくれーーー

でも、自分でこんな話が掛けるとは思わなかった。
新たな発見だ。
皆にの続きが読みたいっていう頑張れるレスのおかげだったよ。

後一話!もう少し、頑張ってくれ!挫折シタヤツ。。。
すまーーん!!_| ̄|○ il||li
ではあした最後のうPします。
199名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 12:17:06 ID:Qs0A6v+C
GJだよー!
細かいことは気にせず、思ったとおり書いてくれ。
Yo1女子キャラに生命力吹き込んでくれてありがとう。
初めて弥生を良いなと思った。
最終話、楽しみにしてる。
200名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 21:12:52 ID:ycXiV071
弥生、日向、三杉のそれぞれの自己中ぶりがいい味だしてる。
女は魔性だな・・・。
三杉、女が信じられなくなって、男に走りそうw
201名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:12:16 ID:iS2lLgC1
乙!
三杉は、やっぱり女で壊れるイメージあるよな
弥生のナース設定も活かされているし、133GJ!
二人とヤってても出来るのは日向の子かー、何か分かる気が…

明日のオーラスをwktkして待ってる!
202名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:31:41 ID:RajXD9mV
三杉に限らないけど、原作で劣化させられたキャラの二次で不幸ネタがあると
みょーに生々しいリアリティが出てくるんだよね。
ああ、だからあーなっちゃったんだね……と頭の中でつなげてしまう
三杉は、ねっちょりキャラが定着しそうな勢いだなぁ
203名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 16:33:43 ID:jcidRDgQ
「ひゅ・・ひゅ・・がくん・・?」
「青葉・・・・」
青葉はボロニャにいた。
イタリアという俺が居る大地に。
ほんの近くに、俺の傍に。

「淳・・・が?」
「アイツ・・本当のこと教えてくれてたんだな」
俺は、三杉の気持ちが本当に嬉しかった。

「黙って消えてごめんね」
「赤嶺とは別れた。」
「・・・あたしも淳とは別れたわ・・」

青葉は寂しそうに笑った。



「ママーーー!!」
小さい影が俺の足元をかすめた。
「ママはぼくのっ」
小さい影は俺の脚を両手で押す。

「あっこらっ・・アンタなんてことを!」

青葉は小さい影にしゃがみこみ、抱き上げると俺のほうを向き、

「ごめんなさい・・・やんちゃで・・もうっ」
と笑いながら困った顔で言った。

真っ黒に日焼けした小さな影は、俺を睨み付け、
青葉に抱きつく。

「なんだか気性が激しくて、やんちゃ坊主なんだよね、
 でも、いい子なのよ。優しくて。日焼けして真っ黒。
・・・・ほんとパパにそっくり。」

青葉はそう言って俺を見た。

「・・・俺の・・・?」


青葉は俺をみてちょっと泣きそうな顔になり、
それからはにかんだように優しく笑った。

初めて会ったときのように、俺を虜にしたあの笑顔で。

俺は青葉の笑顔と
小さな可愛い子供の笑顔と大きな幸せを手に入れた。

204名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 16:34:54 ID:jcidRDgQ
**********


それからのことだが・・・

弥生と再会し再び愛し合うようになってから
俺と弥生とその隠し子のことは、瞬く間に日本で話題になったらしい。

特に弥生は三杉とのこともあり、相当酷くバッシングされた。

そんな中、弥生を庇ったのは、あの三杉淳だった。

婚約をした後に色々あって、自分たちの関係は終わっていたと。
その時点で自分たちはちゃんと話し合いができており、彼女が消えたことは、実は懇意であったし、俺と弥生が付き合ういうことも勿論わかっていた、と、
はっきり言ったらしい

プライドもあり、プライベートなことであるため、公にしたくなかっただけだと言い切った三杉だったらしいが、


それでも悪くいうヤツらには、あの貴公子スマイルで
「ほかに何か?」とにっこり微笑む三杉に、男は同じ男の立場として
彼の心情を思いアイツは器の大きいできた男だと感心し、

女は返って三杉淳が彼女居ません宣言をしたということでライバルがいなくなったと大喜びし、あの貴公子スマイルで今以上の三杉信者を作り弥生のことなど遥か彼方に飛んでいった・・・らしい。


つまり・・人の噂も75日とちょっとすぎで三杉のお陰で収まったわけだ。

とはいっても、俺たちはずっとイタリアにおり、そんな話など直に
聞くこともなかったわけだが。



・・・三杉には・・感謝している。


**********



それから・・
あたしたちは、イタリアの小さな町の教会で、

一人のやんちゃ坊主と一緒に、

永遠の愛を誓った。

〈おわり〉
205>>133:2007/11/16(金) 16:45:30 ID:jcidRDgQ
最後の最後の投下にどういうわけか名前に133と入れ忘れたのが自分らしい・・。

最後までこんな駄文を読んでくれたみんなありがとう。
壮大な話(?)は、これで終わりだ。
ここまで本当に書くことになるとは思わなかったけど、みんなの反応があって
ここまで書くことができたと思う。
本当に本当にサンキューな!

206名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:03:29 ID:iS2lLgC1
>>133
マジお疲れ!ここまで毎日楽しませてもらったよー

最終投下分、すげー納得できた
三杉には同情したくなった。振られたけどそれでも弥生を守ったんだよな

そういえば前の日向弥生の話でも弥生は日向の子供を産んでたけど
俺の中でそういうイメージが固まりそうだよ

何はともあれ、133GJ!読み応えのある話だったぞ!感謝!
また何かチャンスがあったら投下してくれ!
207名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:27:32 ID:m1MoNhHn
オッツー!
エロだけでなく、前後の話もとても良かったよ!
いいエロを有り難う!
208名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:54:04 ID:f7mgXJZh
オツでした!
自分は妹おんぶしたままキスしたところがグッとキタ。
レイプじゃなくて合意なのもよかった。
209名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:27:25 ID:tN1G5Z6H
前スレって専ブラでしか見れないの?
210名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 15:59:00 ID:kCHmxh4x
211名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 20:29:54 ID:X5KmQpF1
C翼同人誌の男女カプ本ほしい…
ヤフオクの落札済み画面を見るたび身悶えする
212名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:16:31 ID:BFJc0H8r
同じく!!!!!
213名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 18:45:13 ID:PZpkCZu2
よく見つけられたな。マンガ?
214名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:48:09 ID:xSws8IK+
殆どが健小次本だけど、たま〜〜〜〜〜〜〜〜に翼早苗とか淳弥生本があったりする
でもC翼同人誌全体の量が多すぎてチェックしきれないから、見つけたときは大抵落札済み
215名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:54:34 ID:1Rk0eDDy
ほしいよ・・健コジ多すぎてチェックしきれん・・。
ノマカプ本ほしい・・・
216名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 11:55:48 ID:zns6/cNm
小説はネット上にけっこうあるけど漫画はないもんな。
しかしノマカプ漫画見つけても絵が微妙だったり。
なかなかこれっていうのはないよな。
217名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 12:37:31 ID:TAXXE+lJ
しかも、ノマカプエロってなるとほとんど皆無に近いよな・・。同人
218名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:02:58 ID:Oj2r0JsA
絵をねだっても仕方がない。
次の投下をまってるよ
219名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 03:33:02 ID:GyefmUyS
>>200
腐女子乙
220名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 13:49:03 ID:Dnv97oG4
男には走らないよな・・。普通。
221名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 21:36:02 ID:o2mMWBZM
同人界では垣根が低いからな
ていうかそこに突っ込むのが今な事に驚いた
222名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 22:48:36 ID:Dnv97oG4
確かに
223名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 14:55:18 ID:pjzmG7Yc
sage
224名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 19:38:35 ID:V42Q6M79
おおおおおおーーー!!2スレ!読めたーーなんで??やったぁー!

今日初めて、萌えてエロパロの2発目をみることができて、3発目の日向弥生の
話が長いことを知った・・・・(汗)単発だとばかり思っていた・・。
しかもその上には三杉早苗のすげー話があることも知った・・・。
めちゃめちゃいいよ!!このスレ!!
三杉早苗は、早苗がどっちかってと萎えー(萌え組みスマソ)な漏れには
イマイチ盛り上がりにかけるんだが、とにかく話の内容が面白い!!!
今更ここでいうのもなんだが、本当にいい話だった!
しかし弥生があまりにカワ磯だった・・。(弥生萌)
その次の日向弥生の話は面白かったな!!(笑)
カッコの日向の気持ちが笑えたし!日向弥生でハピエンドだったし!
すげ良くて長い話が多いからこれはまとめて本で読みたい気分だ・・・。

職人サンキュー!!
225名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:46:35 ID:2gW6OHFm
どうやって読んだの?専ブラ?
226名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:01:57 ID:uMohfQH+
検索したらでてきた!!

なんやったか・・・日向 弥生 キャプテン翼 だったと思う。
けど、それって結構何度もやったような気がするんだけどね・・・。
びっくりしたが、嬉しかったー!
ここアド書いていいなら載せるけど?
227名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:52:33 ID:2gW6OHFm
同じスレだし、問題ないと思う
よろしく〜
228名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:16:03 ID:+f7OT+IY
229名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:18:56 ID:+f7OT+IY
今確認したら 開いてすぐエロ画面にでるけど、下のほうをスクロールして

Your request is:

ってある横のところに上記アドが出てるのでそれを
クリック!
見れる!
230名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:43:09 ID:8TWPbevp
ありがとう
読めたよー
寝不足!
231名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 11:35:03 ID:4opGuJkA
>>230

Σ(ノ∀`*)ペチンイヤイヤ・・・

寝不足になるよなーマジ!自分もそだった!
一気読み!!面白すぎて!!
本にして読みたい!!
232名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 21:28:18 ID:cJ8u7C+Q
レッズ勝ったあぁぁぁ
233名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:16:51 ID:rlj0qcB3
タケシ万歳!
234名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 18:13:08 ID:UTdLhtBB
hoshu
235名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 20:30:32 ID:JYlmCs1H
クリスマスプレゼントに投下欲しい
236名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 22:27:57 ID:okqLvpGR
正直だな君は
237名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 21:55:01 ID:8sesUlZt
最近寒いな
238名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:00:59 ID:Ajo+9vyE
ああ・・寒いな・・。
239名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 00:28:09 ID:7L4S+fDZ
でも待つ
240名無しさん@ピンキー
あと3日