2 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:40:02 ID:hBU5RLCR
乙
乙
聖奈さんを言葉責めしたい
お〜立った!
しかし、俺は勃起ってない・・・
前スレのあやつはどうしてるのやら?
6 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 06:41:58 ID:wf6d8868
5日以上なんもないと落ちる
5日だ!よく憶えておけ!!俺
いつかは落ちる
久々に来たらdat落ちしてたのか…
文章力はないが、何かリクエストがあれば保守がてら書きましょうか?
>>8 漠然と言われると難しいな
みなもちゃんでなんか書いて
>9
おk
遅筆ですががんばってみます
期待マチ
12 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 21:57:36 ID:29edqZRT
期待
13 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 16:47:31 ID:BeO4P7L7
まゆらが久遠をレイプする
14 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 15:06:40 ID:bBQPI86G
神宮司能力!
ふーーくーーいーーんんんんんんんんんん!!!!!!
┌──────────────────────―─―┐
│ |
│ |
│ |
│ |
│ ノ´`⌒´ヾ |
│ し'*・-・) |
│ (つ ..⊂) |
│ (⌒)(⌒)) |
│ |
| |
│ しばらくお待ちください .|
│ Now loading... .|
│ |
│ .ヘ-∞ヘ |
| ミ・ 。.・*ミ ○ |
| ⊂⊂、 _⌒,つ |
└───────────────────────――┘
保守
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 02:37:12 ID:bX2+Qr+Z
まゆんまゆん
18 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:49:41 ID:HzIYpY+s
へっくしゅ!ヴぁー
19 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:12:06 ID:Nz1TkRHh
微炉〜ん
20 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:46:28 ID:gfkmdD+B
保守
21 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 19:53:48 ID:za4ktsR8
歩狩
歩を狩るとな!?
俺も混ぜて(*´д`*)
相手はすばしっこいし、命懸けだぜ☆
うおっ、立ってたのかよ!
誰も教えてくれねーんだもん!
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:38:40 ID:5OXiRWtL
ほし
かなたんぼっきあげる
書く宣言した人がとことん書いてくれないねえ、ここは
久遠さん受けで百合ネタを構想中なんすけど、相手は誰が良いですかね?
大穴狙いでみなもとかおもしろそう
いや、管理人さんのほうがいいな
とりあえず、みなも×久遠さんで作成してみます。
しばらく、お待ちください
本当!?楽しみにしちゃうよ俺
>>27 いまだにマターリ気ままに10の方のみなものエロパロ待ってるよー
前スレで大学で合格して落ち着いたら香×奏書いてくれると言ってた人のも未だに待つ
大学落ちたんじゃない?
いや、合格はしたという報告まではあった
んでその後入学手続きやなんやあるから落ち着いたら書くと
多分、半年くらい落ち着いていないんだきっと
37 :
10:2007/09/21(金) 19:40:48 ID:V7W29kSS
>>10です…かなりご無沙汰してしまい申し訳ありませんorz
PCの文字入力ができなくなり、書くことができませんでした。
みなもネタ、ということで、マイナーどころですがシンディ×みなもで
書いてみました。まだ途中までですが、投下しても構いませんか?
>>37 待ってました!
どうぞどうぞ〜ウェルカム☆
区切りが良いところまでどんとこいでさー
39 :
10:2007/09/22(土) 18:42:18 ID:3Ucut5Sj
では書きますね〜
シンディ×みなもです。今回の投下分ではまだ然程エロありません。
ご了承くださいー
「はぁ〜……つまんなーい」
青い空、白い雲。ため息をつけば、そんな清々しい好天もよどんで見える。
今日は休日だというのに、みなもは寮の談話室で寂しく黄昏ていた。
ベッドにならんだ特注のテディベアや、大きな縞模様のリボンをつけたうさぎのぬいぐるみと
戯れるのもうんざりしていて、ベッドにだらんと横になった。
寮内のメンバーはことごとく出払い、姉の聖奈も奈々穂と共に奏の公務に付き添ってしまった。
残されたのはみなもと、部屋の隅っこで膝のあたりに目線を落としているこの少女だけ―――
「……シンディせんぱーい」
「…………」
「ねぇー、せーんーぱーいーってばぁー」
「……………」
「ひーまーだよぅー」
「…………」
シンディはソファに三角すわりをして、読書に夢中になっている。
手に握り締めているのは1000ページ超のハードカバー長編小説で、3日前からシンディはこの本に
夢中なのだ。その眼差しは真剣そのもので、一秒たりとも目を閉じないほど。
しおりの位置からして、あと数十ページで読み終えるようだ。シンディは真剣な表情で、上から下へと
一字一句も欠かさずにストーリーを追っていた。
―――シンディ先輩、からみづらいんだよねぇ…
心の中で悪態を吐きながら、みなもは大きなあくびを一つ。と、シンディの服装に目がいった。
上は無地の白いブラウス、下は黒いジーンズ。そのブラウスの、胸元のあたりにボタンがなく、ボタン穴のあわせ部分から下着が見えている。
おそらく、シンディの発達した胸部の勢いに負けて、ボタンだけ飛んでしまったのだろう。
だがしかし、シンディは読書に夢中でその事に気づかないようだ。
みなもの頭に、にょきにょきと小悪魔の角が生えてくる。
―――ふふっ、い・た・づ・らしちゃえ〜っ♪
思うがまま、みなもはベッドをゆっくりと起き上がり、後ろからソファに近付いていく。
抜き足、差し足、忍び足。そろり、そろり、息をつめ、気配を殺して。
普通に歩いても、読書に没頭中のシンディには気づかれないのだろうが、これは雰囲気を味わうための一種のスパイス。
まるで、忍者みたい。みなもは印まで結んでみせた。
そして、ソファ越しにシンディの背中に密着したところで、きらりと目を光らせ怪しく笑う。
「オゥ…イッツワンダフル!」
バタン、と本を閉じ、シンディが読後の感嘆をもらした瞬間、みなもはすぐさま手を掲げて叫んだ。
「シンディせんぱーいっ、いっただきぃ〜っ☆」
「オゥっ!?」
みなもは背後から、シンディの胸を思い切りわしづかみにした。
むにゅっ、という音で表せそうな柔らかい感触が、小さな手のひらにつたわる。
「みっ、ミナモ!?!????」
「うわぁ…やっぱりやーわらかい…しかもおっきぃぃ…」
「の…ノゥ……っ」
唐突に急所を掴まれたシンディは、顔を赤らめておろおろとうろたえる。
「お姉ちゃんより大きいねー、さっすがあめりかーんっって感じだよ☆ねぇねぇ、サイズいくつですか??」
「ア…あい…あぃどんと…のぅ……」
自己アピールの苦手なシンディには、『褒められる』ことにどう対応していいのかが分からない。
素直に『ありがとう』と言って逃げればいいのだが、今はその言葉をつむぐ思考力が奪われていた。
ふにふに、ふにふに。みなもはなおも小さな手の中に、シンディの豊かな胸を包み込む。
最初、下乳を撫で付けていた手が、徐々に上の方へ伸びてくる。
「っ!!」
一瞬、その指先が敏感な部分に触れて身を震わせた。
「……シンディ先輩?どしたの?」
「…な…ナンデモ、ない……っ、んんっ!!」
また、指がそこに触れる。大きな弧の先端部。今はシャツに隠れて見えないが、みなもの指がそこを掠める度、
シンディに痺れが走る。
「っぅ…っ……」
ぎゅ、と目をつむり、必死に耐えようとする。しかし、たどたどしい指の動きが、痺れと痛みを断続的に
与え、身の内を焦がしていく。
みなもは、手の中からこぼれた胸を、ぎゅうっと内側に寄せる。
「っっっうっ…!!!」
ビクン、と身体が跳ねた。手が離れた瞬間、たわわな果実が反動で揺れた。
「……はぁ…はぁ……」
「ね、先輩?こうされるの…好き?」
「の、のー………」
みなもは再度胸に指を伸ばす。今度は上乳をすっぽり包み込み、やんわりと手のひらで胸をなでつける。
その手の甲に、シンディの荒くなった息がかかった。
「でも、…ここ、気持ちいいんだよね?」
尖りきった乳首をつまみあげ、ブラウスの隙間から外気に晒す。
紅い実が恥ずかしそうに外気の下で震える。そこを摘むと、一層切ない声が響いた。
シンディは唇をかんで、声にならない声を挙げた。そして感極まったのか、泣き出してしまう。
「っ…ううっ…っく…ひく…」
「…あ……ご、ごめんなさい…やりすぎちゃった…ね…」
シンディの涙に、みなもは我にかえる。
「……モウオヨメニ行ケナイ」
「いや、それはちょっと違う気がする」
「ミナモ…セキニン。You should take the consequences. 」
「へっ?」
「……セキニン…とる……。」
シンディはみなもの手をつかむ。と、そのはずみで、それまでシンディに預けていた重心を失い、みなもはバランスを崩してよろけた。
そこを抱きかかえると、シンディは腕の中にみなもを抱え込んだ。
俗に言う、お姫様だっこの出来上がりだ。
「…あ……れ…」
ふんわり漂うシンディのにおいに、みなもは顔をとろけさせる。
甘い砂糖菓子のようなにおいが鼻腔をくすぐった。
「ミナモ……ワタシ、ガマンデキナイ…」
シンディはみなもの指をとり、自らの脚の間へとしのばせる。
そこはジーンズ越しに湿り気を帯び、性経験のないみなもでも、何を意味しているのかは容易に分かった。
「…みなもに、触ってほしいの?」
コクリ。答え代わりに、シンディは首を小さく縦に下げる。
思えば、シンディの意思らしい意思を聞いたのは初めてかもしれない。この白い肌のアメリカン少女は、ひどく内気で、
ほとんど喋ることをしない。イエスかオゥか、ほんの一言二言だけ。
みなもにとっては、いつもそれがもどかしかった。言いたいことがあれば言えばいい、と。
だが半面、シンディの言葉は、数少ないからこそ重みを増す。
伏し目がちに唇をふるわせる姿に、みなもは意を決した。
「…分かったよ。そ、その代わり、みなもにもしてくれる?」
みなもがシンディの手をみなもの胸にはわせる。フリルが鎖骨と胸の辺りにあしらわれた、黒いゴシックロリータのアウター。
真ん中の双丘はくぼみがほとんどなく、シンディのそれと比べると凹凸の差は明らか。
「シンディ先輩の見てたら…みなもも、熱くなってきちゃったの…」
みなもの息も荒い。きゅうっと太ももをすりあわせ、シンディを見つめた。
44 :
10:2007/09/22(土) 18:56:32 ID:3Ucut5Sj
ひとまずここまでです。続きは完成次第投下しますー
専ブラで書き込むと、最大入力数を超えると強制終了を食らうorz
>>31さんのみな久遠激しく期待してます!
45 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:14:07 ID:zyRC3nU8
>>44 オゥオゥきた〜☆
これは斬新!続きが楽しみだぜ
46 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 06:26:13 ID:uD0wFk7X
姦π〜☆
47 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:50:43 ID:TT8Kk4hr
まゆんまゆん
「ミナモ…」
どちらからともなく、二人はソファに身をうずめて肌を合わせる。
シンディはみなもの鎖骨を撫で、労わるようにそこを啄ばんだ。
「んっ」
「オゥ…ソーリー…」
「大丈夫だよ…痛かったんじゃなくて…くすぐったくてびっくりしちゃった」
「ワタシ…コウイウ事、ヨク分からないカラ…」
「そんなの、あたしもだよぉ。でも、シンディ先輩とならきっと大丈夫だよ。」
「…サンクス」
シンディははにかみ、みなもの指先に軽く口付けた。彼女なりの親愛の証なのだろう。
「ひゃ…くすぐったいよぉ〜」
「オゥ…そ、ソーリー……ジャア…」
シンディは啄ばんだ指先を口腔に含むと、舌先でちろちろと刺激する。
「ん…っ」
爪先にやわらかな刺激が訪れ、みなもは小さくうめく。その声にシンディは視線をあげ、恥ずかしそうに微笑んだ。
指の穂先を何度もなぞる、柔らかな舌は紅く、肌の透き通るような白さに対してインパクトを持つ。
「ぁ…ふ、ふっ…は、はぁ…っく、ううぅ…」
みなもは、漏れ出る声を左手のひらで抑えようとするが、シンディの攻撃に押されてままならない。
手のひらに宿る自身の熱に浮かされ、敏感な先端部の甘い刺激に浮かされ、自然と嬌声がこぼれる。
「ひや、うあぁっ…な、んかっ、くすぐったいのにぃっ…にゃ、やぁあああんっ」
チュプ、チュプ…
舌表面の乳頭で、ザラザラと音をたててみなもを愛撫する。舌を丸めて其の中に指を抱え込み、コス、コスと前後に何度も擦り付けた。
「ひぅっ、ぅっ、は、ぁぁっ、もっ…や、指ぃ…ふやけちゃうよぉ…」
「チュプっ……ジャア…こっちの手」
「んっ…ひにゃぁっ…そ、なっ、指ばっかぁぁ…」
きゅうっ、っとブラウスの裾をつかみ、全身に襲い来る快楽を昇華させようとする。しかし甘ずっぱい責め苦がもどかしく、
みなもは何度も腰をくねらせた。快楽を与える一方で、決定的な疼きを得られない狂おしさ。
みなもはたまらず、スカートの上から敏感な部分をさする。それだけで電撃に打たれた。
(くぅ…っ…もう、濡れちゃってるよぉ…!!)
一度味わった悦びを手放すわけがない。指先にシンディの愛撫を受け、同時に自身を慰め、みなもは快感を高めていく。
「ん……ミナモ」
唐突にシンディは指を解放し、今度はみなもの左胸に手を這わせた。
「ぁはぁああんっ!!!」
ぴくん、と身体が弓なりに戦慄する。気持ちいい。それしか考えられない。
自分で触るだけでは絶対に得られない心地よさ。
シンディは悲しそうな顔をして、笑う。
「ミナモ、自分でサワルのガいい?」
「ぁ…ご、ごめんなさい……」
「ワタシ…I'm too bad……ヘタ…」
「そ、そんなことないよぉ! シンディ先輩のしてくれたのが……気持ちよかったから…
我慢できなく、なっちゃって……だから………」
「……ダカラ…?」
「だから……その…指だけじゃなくてぇ…もっと…触ってほしいよぉ…
胸とか…あたし、ガマンできないよぉ……」
みなもは胸下のボタンを外してシンディにしがみつく。
「シンディ先輩…」
「イェス…ダイジョウブ」
みなもの乳房は年齢相応に小ぶりだが、ふくらみは真ん中に寄って形成され、僅かではあるが、谷間がある。
姉の聖奈があれであることを思えば、これからの成長に期待も出来よう。
シンディがそのふくらみの頂点のちっぽりした部分に手を這わせると、みなもは声をあげた。
「にゃゃっ!?」
小さなふくらみを同心円状に、そろそろと撫でてみると、一層大きな声になる。
「あ、ぁぁ、んっ……変な、感じ…っ…」
「キモチイイ?」
「ん…よく分かんないケド…は、ぁ…そうなのかも…ぴりぴりして…ふひゃぁっ」
「…ヨカッタ」
シンディはみなもの頭を撫で、そのままふくらみをやんわりと刺激した。
「ねっ…シンディ先輩は、お…おなにーって……するの?」
「! オゥ…た…たまニ…スル」
「それって…アソコがムズムズした時にするやつだよね? あたしが今したみたいなの」
「い、イェス」
シンディは顔を真っ赤にしてしどろもどろだ。みなもはさらに続ける。
「じゃあさ、もしかしてシンディ先輩のここも…」
くっとジーンズ越しに股のラインをなぞり上げると、シンディがはぁ、と呻いた。
「う、っくぅ……」
「やっぱ、触られるだけじゃなくてあたしを触ってても気持ちいいんだね…さっきよりじめってしてるもん」
「オゥ、オゥ…」
ジッパーを下ろし、内側の湿気を解き放つ。シンプルな水色のショーツは心なしか汗ばんでおり、
シンディは恥ずかしさに脚を閉じようとする。
「あぁっ、ダメだよ! 閉じちゃだめー」
「う…デモ……オゥ…オゥ…ノォ……」
「恥ずかしいの? じゃあ、あたしも脱いだらOKだよね?」
「エ…」
何を、と言いかけたシンディが見たのは、スカートの裾に手をかけ、一気に捲り上げたみなもの姿。
肩紐の両端にレースのついた白いキャミソールと、こちらもレースで彩られた白いショーツ。
子供らしい下着とは裏腹に、顔を赤らめ、快楽を求めるように目を細め、ため息を吐く態が艶かしい。
「こ…これでおそろいだよ、シンディ先輩。」
「ミナモ…」
「ん…なんか…えっちな事してるね…」
「オゥ…」
今更それを言うのは、どうだろう。
しかし、シンディはそのように突っ込みを入れる事もない。
みなもの大胆で、かつあどけない仕草に、愛しさを感じていた。
―――それはおそらく、恋愛とは違う、愛情。
「ミナモ…サンクス」
シンディはみなもを抱きしめ、やさしく頭をなでた。
快楽とはちがう心地よさに、みなもは目を細めて笑う。
「シンディ先輩、お姉ちゃんみたいだね。聖奈お姉ちゃんとはまた違う、あったかいにおいがする…」
「…サンクス」
子猫のように身体をまるめ、シンディに抱きつくみなも。
だが、その手がシンディの秘所に触れて、一気に攻めを開始した。
「っ!!」
シンディは唐突の攻撃に声を挙げる。が、逃げようとはしなかった。
みなもは濡れたクレバスを確かめるようにそろそろと撫でる。そして感嘆の声をもらした。
「すごい…いっぱい濡れてる…」
「っう…ぁ、はぁっ……」
ショーツの割れ目はじっとりと湿っていて、みなもが触れば触るほどどんどん滴りをこぼす。
シンディは唇をかむ。ピンと伸ばされたつま先はじわじわと痺れをもたらし、ふたたび涙がこみあげた。
―――自分が壊されるような、感覚がある。
それでも抗うことのできないほどの快楽の渦に放り込まれて、このまま身をゆだねてしまいたいとさえ思った。
クチュ、クチュ…と自身が摺りあわされて水音が響いた。
たまらず、シンディもみなものショーツに食い込む筋に指をはわせた。
「ひゃっ、ぁぁああんっ」
ガクン、とくず折れたみなもが、シンディの胸元に顔をうずめる。
ショーツの上から互いに互いを指で刺激し、快感を高めあう。
「んぁ、ひゃにゃぁあ、あ、あ、うぁぁっ」
「ぅ、うぅ、ふぅっ…ミナモぉ…ふぅ、ぅっっ!!」
シンディが割れ目を擦る手をずらし、布の内側で火照るクレバスをつぃ、となで上げる。そのまま、指を指し入れた。
「やぁっ!? や、それだめぇぇぇっ」
「ダイジョウブ…イタクしないカラ…っ」
「あ、うぁ、やぁぁ…っ」
敏感な場所を直に触られ、みなもは徐々に限界を感じ始めていた。
グチュグチュグチュグチュ… と響く粘液の音。汗ばむ指。止められない声。
負けじとシンディの胸を舌でついばみ、同じように膣に指を這わせ、上下に動かす。
「ッ…はぁ、ぁぁっ…きゃアッ!?」
突然の攻撃にシンディが甲高い声を挙げる。
乳首を執拗に舐めると、突起がかたくなり、乳輪が中央にきゅっと寄せられる。
それに呼応してシンディの声もどんどん高くなる。
「ぅ、ぁ、ぁぁっ、やぁァっ」
もっとこの快楽を楽しみたい、そう思うものの、お互いに限界が近付いていた。
「っ、シンディ先輩ッ…も、だめぇっ…いキそっ…」
「ふぅっ…み、ミー、トゥ」
そのまま二人は体を擦り合わせ、みだらに陰核をこすりあわせる。
柔らかな肉壁に護られた陰核がむき出しになり、愛液を潤滑油にしながらぐちょぐちょと音を立てる。
身体を上下させるたびに形のちがう乳房同士がこすれあい、小さな果実が刺激されて潤滑油を増やす。
「っ、ミナモっ…ぁ、ふぁ、あっ、ヤァぁぁぁっ!!」
「ぁ、ぁっ、ぁあぁっ、きちゃっ…きちゃう、きちゃうよぉ…っ!!!」
「ミナモ、っん、ふぅっ、ワタシモ…ぁ、ぁあああーっ!!!」
二人は身体を寄せ合いながら、共にその身を震わせ、果てた。
-----------------------------
「…………」
風にそよぐ木々にあわせて、指先の雫が幹に落ちた。
双眼鏡を持つ手が震えているのに気づいたのはその時だった。
わずかに開いた窓を、音を立てぬように閉め、ひとつため息を吐く。
どうしようもない虚無感と、絶望と、恥ずかしさに襲われる。
「……私は、何をしていたんだ…」
琴葉はスカートを引き上げると、火照った顔を押さえてうずくまるのだった。
<end>
53 :
10:2007/10/04(木) 19:06:31 ID:s2KkHHpQ
以上、シンディ×みなもでした。続きが遅くなりました(;´Д`)
保管庫を見ると単体でもこの二人の作品が少ないので残念です…
二人共エロパロに発展させにくいキャラなので、不自然なところがありましたら申し訳ありません。
またリクエストなどございましたら場つなぎ程度に投下します、ではでは。
>>53 感動した!!
シンディとみなも好きはマイノリティと思っていただけに感動した!!
そして琴葉さんは・・・
>>53 おっと続き入りましたー!
難しいカプでよくぞやり遂げてくれました!!
上から見ている途中にこれ絶対敷地内だし
琴葉「タシーロ」してるねってレスしようとしたらその通りだったんで噴いたぜGJ!
56 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 04:37:56 ID:P+yVArhj
隠密密偵中・・・
遊撃巡回中・・・
決定打保守中・・・
保
60 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 17:13:22 ID:TcIf/rAt
ほ
61 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 06:46:32 ID:Tl2XS82O
ほし
まだ二期をまっている。
二期まだ?
二期タン(;´Д`)ハァハァ
64 :
10:2007/10/20(土) 21:06:19 ID:i7ZVz50E
10ですー
連続でなんですが、実習生×琴葉<前編>投下します。
NGワードは実習生×琴葉か「少女の恋」でお願いします。
前編ではまだエロは絡みません。
ゲーム版ED準拠、琴葉のキャラもゲーム版なので違和感を感じられたらすみませんー。
「これからよろしくおねがいします、先生」
淡いバイオレットの聡明な瞳が、そう言って俺に託したのは、宮神学園の思い出と、
強い信念、やり遂げる力―――そして1人の少女。
その名を矩継琴葉という。
宮神学園を影で支えるロストナンバーとして、自らの意思も、感情すら押し殺し、
ただ任務を忠実にこなしてきた琴葉。
しかし殻を破れば、そこに居るのはまぎれもなく1人の少女だ。
青年は、少女に恋をした。
少女も、青年に恋をした。
二人は、共に手をとり、新しい世界へと歩き出した。
これは青年と少女の、その後の話。
「…やっぱ、こっちはあっっついなぁ…」
8月末、残暑、晴天。
コンクリートの熱を受け、うだるような暑さが身にまとわりつく。
公園は木陰があるとはいえ、気休めにしかならない。
実習生はひとまず、木陰にあるベンチに座り、はーっと息を吐いた。
セミの声は少しましになってきたが、都会独特のこの暑さはいつまで続くのだろう。
くそ、温暖化か!温暖化のせいかー!
心の中で悪態を吐きながら、実習生はコンビニの袋からペットボトルを取り出す。
ボトルに口をつけると、甘い柑橘の味が喉を伝って胃の中に落ちていく。
「ぷはー! やっぱ夏は冷たいものに限るっ、うん」
言ってから、発言の親爺臭さに苦笑いした。―――近所のおっちゃんかよ、オレは。
3週間の実習期間を終え、実習生は地元に帰ってきた。宮神学園での実習は、すばらしい教師陣と
すばらしい生徒たち、そして何より、『極上生徒会』というすばらしいメンバーに恵まれ、
慣れないながらも充実した実習を終えることができた。
今日は午前中、久しぶりに大学に行き、教務課に実習レポートを提出してきた。
これで一連の教職課程は終わり、ひとまずの安息を得た。
―――しかし、これからどうするべきか。
降って沸いたのはもう一つの問題だ。矩継琴葉は、これから彼と生活を共にする。
編入手続きは奏が済ませてくれたので良いとして、女性と二人で暮らすなど初めてのこと。
琴葉の意思で決めたことであり、実習生もそれを受け入れた。
とは、いえ。
―――姉貴なら女として見なくてもすむ。だけど、琴葉だぞ?
実習生は頭を抱える。
社会人にもなっていない男が、あんな繊細な少女を前にして悩まない方がおかしい。
恋人として、一緒に暮らすということがどういうことか。
今も琴葉の笑顔を思い出すだけで、胸が、うずく。
笑うことに慣れていない彼女が、彼だけに見せてくれる、優しい表情。
その笑顔を自分はどこまで守れるだろう。
その笑顔を曇らせてしまうような事になれば、俺は。
「…あちぃ」
セミの声に一気に現実に引き戻され、実習生は立ち上がった。
悩んでいても仕方ない。今出来るのは、これからスーパーで食材を買って来る事だ。
二人が暮らしだして3日目。今日は夕飯に琴葉が手料理を振舞ってくれるという。
悩むのは、ご相伴にあずかってからでも遅くはない。
ぬるくなったジュースの残りを飲み干し、実習生は公園を後にした。
「おかえりなさい、先生」
家に戻ると、琴葉が玄関に走ってきた。
「先生じゃないだろ、ん?」
こつん、と軽くげんこつを頭にくれてやる。琴葉は「…あ」とつぶやいた。
「まだ…慣れなくて。」
「まぁ、そのうち呼べるようになればいいさ。それより、買ってきたよ」
実習生はテーブルにどさっとスーパーの袋を下ろす。
その中身は、ニンジン、ジャガイモ、タマネギに牛肉…後は洗剤やら歯ブラシやらの生活必需品だ。
「ありがとう。でも、私が行ってもよかったのに」
「まだ慣れないだろ? それに、琴葉には家の中の事を知ってもらったほうがいいと思ってさ」
「うん…色々、勉強したよ。先生の机の上は汚い」
「…手厳しいことを…」
「あ…そろそろ晩御飯、作りますね」
「ああ、任せたよ」
琴葉が立ち上がった瞬間、ふわりといいにおいがした。
香水にしては香りがきつくない。何だろう、いいにおいだ―――
「琴葉」
それを意識するとほぼ同時に、実習生はつぶやいていた。
「どうしたの、先生?」
琴葉がきょとんとした顔で振り返る。さらさらの髪が揺れて、あどけない顔が?マークを浮かべている。
可愛い。今更だけど、琴葉はかなり、可愛い…
ロストナンバーとして写真を撮られてはいけないと言っていた。とすると、この愛らしい表情は全部自分のものだ。
腕の中に捕まえて、そのまま離したくない、そんな衝動に駆られた。
しかし、すんでのところでそれを振り切り、へらへらと手を振ってみせる。
「あ、いや…えと……夕飯頼んだよ」
「…? 変な先生…」
琴葉は不審な目をしつつも、すぐに台所へと消えた。
実習生はその姿が消えたのを確認してから、大きくため息を吐いた。
「やべー…」
琴葉の面立ちにときめいた、と言ったら、彼女はどんな顔をするのだろう。
****************
「伽…?」
「琴葉さん、そういうの知ってます?」
宮神を出る前、そう教えてくれたのは隠密の桜梅歩だ。
「い、一応分かる…というか、いきなり何だ!?」
同業とも言えるこの少女とは、常に情報を交換しあい、交流を持っていた。
宮神での琴葉の唯一の「仲間」とも言える存在だ。
琴葉より一学年下だが、話術がうまいというか言いくるめられると言うか、彼女には何故か
突っかかるような物言いになってしまう。
だからと言って嫌っているわけではない。琴葉は歩を、仲間として最も信頼していた。歩も然り。
「あたし、密かに見てましたよ〜。琴葉さんと先生、ラブラブじゃないですか」
「ラっッ…!!!」
琴葉の顔が一気に紅く染まる。
初々しいなぁもう、と惚気を苦笑いで交わす。
「奏会長から聞きました。後のことについてはお任せください。隠密は琴葉さんの分まで、
全力をつくしますから」
「…たのんだ」
目と目で頷く、それだけで十分だ。歩とはそういう関係なのだ。
「で、伽の話ですけど」
「だ、だから…! それが先生とどう関係が…っ」
「先生と…とは言ってないんだけどなぁ〜?」
………墓穴。穴があったら入りたい。
「まあ、先生も男性ですから。そういう関係になるのかもしれませんね。
琴葉さん、そういうの鈍そうですから…たまには先生にご奉仕してあげないとダメですよ?」
「な、な、な…っ」
「男の人は案外欲望に忠実です。先生が獣になるとは思えないけど、もしもって事も
あるからなぁ〜。とにかく、力任せに襲われそうになったら、逃げてくださいねっ。あ、そうだ」
琴葉がぱにくっている隙に、歩が何かを手渡す。
「これ、あげます。いざという時に使ってください」
歩が渡したのは、布のようなものが色々入った紙袋だった。
「これが役に立つのか…」
「はい、ばっちりです☆」
紙袋を強く握り、琴葉はうつむいた。
「……私は、先生にふさわしいんだろうか」
「それは、先生が決めることです。私には分かりません」
歩は即答する。琴葉は顔をあげ、自嘲するようにはにかんだ。
「すまない、…その通りだな。」
「…琴葉さんの笑顔、初めて見ましたよ」
「それも…先生の、あの人のおかげだ」
すっかり変わっちゃったんだなぁ。あなたは。
歩は心の中でつぶやき、最後にこう言った。
「お幸せに、琴葉さん」
そうして二人は別れを交わした。
**************************
「おいしいですか…?」
お盆を胸に抱えながら、おずおずと琴葉が尋ねる。
テーブルに並んでいるのは白米、とうふとネギの赤だし味噌汁、そしてメインは、新妻の定番メニュー・肉じゃが。
そして傍らに、最愛の少女がいる至上の幸福。
ジャガイモを咀嚼して、実習生はにこりと笑った。
「うん、うまい! 俺のおふくろより十分いけるよ!」
「……よかったぁ…」
ほっと胸をなでおろす琴葉。余程気にしていたのだろう。いつにも増して嬉しそうだ。
「何度も味見したけど…うまくできてるか自信なくて…初めてだから」
「初めてでこれなら上出来だろう。将来はいいお嫁さんになれるな、はははっ」
…言ってから、失言に気づいて固まる。
「お、およめさ…っ」
しかしもう遅かった。琴葉は口をパクパクさせ、顔を真っ赤にして同様に固まっている。
何かフォローしようと頭の中で考えるも、うまく言葉がつむげない。
恋人関係である以上、いずれそうなるとしても、だ。唐突に「お嫁さん」なんて言われたら、
恥ずかしくなるのも無理はない。
というか、今の状況自体新婚さんみたいなもんだし―――籍は入れていないから事実婚か?
っつーか、何考えてるんだよ俺はっっっ!!!
「せ、せんせ…ごはんが冷めちゃいます」
「あ、あぁ…」
促され、実習生は残りのご飯をかき込むように口にした。そうしないと気まずさでいたたまれなかったのだ。
「………」
一方、琴葉はそんな実習生を見ながら、歩に言われた言葉を思い返していた。
『まあ、先生も男性ですから。そういう関係になるのかもしれませんね。』
『琴葉さん、そういうの鈍そうですから…たまには先生にご奉仕してあげないとダメですよ?』
目の前の彼が、そういう事を望んでいるのかは分からない。
男性と接したのは、ロストナンバーとして彼らに制裁を加えた時のみ。神宮司奏を初めとして
宮神の女生徒に近付き、不埒な行為をしでかそうとした彼らは一様に、性的欲求を持っていた。
そんな下種な輩と、自分の愛しい人が同種だと思いたくない。
だが、歩の言った言葉は呪縛のように琴葉を縛る。
私は、先生の恋人として何をしてあげられるだろう。
「琴葉、どうした?」
ハッ、と気づくと、実習生の膝に手を突いていた。
あと少し近付けば、息がかかる距離に実習生の顔が迫る。
「ぁ…えと、その…っ…」
間近で見ると、実習生の前髪は伸び放題だ。あごヒゲもざっくばらんに切ってある。
ああ、男の人なんだ。琴葉の息が詰まる。
『たまには、先生にご奉仕してあげないと―――』
考えるより先に、唇が動いていた。
「っ……!?」
二人の唇と唇が重なり合う。表面を押し付けるような荒々しいそれは、しかし真剣なものだ。
「………せんせ、」
「こ、とは…」
こんな形でファースト・キスを済ませたことに後悔する。だが、思い切らないと先に進めそうにない。
「私……先生のこと、もっと知りたい…
だから……いい、ですか…」
二の腕に胸を押し付けて身を寄せる。噛んだ唇が緊張で震えていた。
男性がこうすれば引きつけられることを本能で知っていた。
「………それは、本当に君の意思なのか?」
実習生は、厳しい目をしていた。そしてゆっくり口を開く。
「…ぇ」
「琴葉、俺は男だ。君の思うような優しいだけじゃない、一介の男なんだ。
正直、君をどうにかしてしまいたいという欲だって持っている。さっきだってそう思った。
けれどなんとかそれを自制するだけの理性も持っている。
急にこんな事をするのは君らしくない。こんな形でして、本当にいいのか?」
「…ち、ちが」
「理性を壊せば、俺は君を壊すような事だってしてしまうかもしれないんだ」
「せんせ……」
怖い。
先生が怖い。怒っているんだ。
きっと先生はこんな形を望んでいなかった。こんな私を望んでいなかった。
先生のためにと思って、肉じゃがをこしらえた。
先生のためにと思って、キスをした。
"先生のためになる"と思って、胸を押し当てた。
あぁ。そうか。
その実私は、自分のためでしかなかったのか。
私が先生に比護欲を抱いて、先生を誘ったというのか。
なんて淫らな、なんて浅はかな。
「…ごめんなさい」
「あまり落ち込むな。…というか、別に俺は嫌だったんじゃないよ。むしろ嬉しかった」
「嬉しい…? でも、先生は怒って…」
「ち、ちがっ…なんでそうなるんだよ!! むしろ心臓ドキドキだったんだぞ!!!」
実習生が顔を真っ赤にしてそっぽを向く。その仕草が子供らしくて、笑みがこぼれた。
「…笑うなよ」
「だって…先生、子供みたいです」
「……好きな子に迫られてドキドキしない男なんざ、男じゃないぞ」
「…あ、ありがとう…ございます」
今度は琴葉が照れる番だった。お互いに萎縮して黙ってしまう。
カチ、コチと時計の秒針だけが音を発する。止まった時間の中、先に口を開いたのは実習生だ。
「実習の時も言ったけど…俺は琴葉に、自分の意思で動いて、感じて、毎日を楽しんでほしい。
さっき止めたのは、琴葉が誰かに強いられたみたいに、切迫した目をしてたからさ」
鋭い。琴葉は歩の言葉を反芻して、それを実習生と関係を持つための免罪符として使っていた。
そこに琴葉の意思があったとしても、良い結果は得られなかったろう。
「でも、もし琴葉の意思で俺と男女関係を結びたいのなら、俺は琴葉の意思に応えたい。
それが俺の思いだ」
「…私の、意思…」
改めて琴葉は、実習生の瞳を見つめる。生徒たちに人気があったのがわかる。純粋な瞳だ。
目の前にいるこの愛しい人と、したいことは一つ。
免罪符を用いなくても、自然と口に出来た。
「……私を、抱いてください。そして…愛してください。」
「ありがとう、琴葉。俺も君を愛しているよ」
二人の指と指が絡まり、顔が近付く。
二度目の口付けは、温かい味だった。
76 :
10:2007/10/20(土) 21:57:37 ID:i7ZVz50E
以上で前半終了です。後半はエロ予定です。
琴葉をアニメ準拠にすると実習生と合わない気がしたので、歩限定でアニメ準拠にしました。
実習生の設定を色々と捏造してるとこがありますが(;´Д`)
あと
>>75は10じゃなくて11の間違いです。
後半は後日投下します、では…。
おお!ひさしぶりに来てみたら神が光臨していた
>>76 みなもちゃんじゃないがゲーム準拠の乙女琴葉きたー!!
実習生の自制心は相変わらず神懸かってるな〜
実習生SSスキーとしてはGJ!と言わざるを得ないな
歩の持たせた物ってやっぱり・・・続きを楽しみに待ってる
やっぱ実習生SSはいいな
アゲ
ゲーム版琴葉きたあああ!
いいなあ極上は、アニメ終了からこんなに経っても人がいるんだ!
うれしいなあ
ゲーム版設定大好きだ
これを機に前の実習生ハーレムSS続きこないかな
奏と聖菜さんを楽しみにしてた
ここで女性版実習生のお話が来たら最高なんだが・・・
と百合ヲタが言ってみる。
それと、職人さん方GJ!
10です、続き投下します。
********************
「琴葉、俺に体重をかけて、しっかりつかまるんだぞ」
「は、はい」
琴葉の腰と膝の裏に手をかけると、実習生は一気に彼女を持ち上げた。
「っ」
控えめな驚ろきの声があがる。一瞬にして蛍光灯がまぶしく感じる高さに来てしまい、琴葉はさっと目を細める。
「ごめん、まぶしかったな。ちょっとだけガマンしてくれ」
いわゆる、『お姫様だっこ』というものに、琴葉は胸を躍らせる。
抱きついた実習生のTシャツは着古されたものだろう、ところどころシミがある。
胸元に密着した体勢で、汗のにおいが鼻をくすぐる。
なんとも言えない男性の香に鼻腔を支配され、頭がくらっとした。
そして、ごつごつしてぶ厚い胸板と、ひきしまった筋肉、うなじに光る汗。
何より、自分の腰に当てられた手の感触が心地よく、それだけで体が跳ねた。
「く、ぅ…っ」
思わず変な声を出してしまい、あわてて唇をかむ。
これから何をするか自覚しているからだろうか。体の芯が熱く、彼を求めて疼き始めた。
(せんせ…はやく…)
琴葉の心の声が届いたのか、実習生がようやく腰を下ろし、琴葉をシーツの上に寝かせる。
解放された安心感と、一方で、もっと抱きついていたかったな―――と相反する想いを抱く。
「琴葉、本当に大丈夫か?」
「女に二言はありません」
おいおいそれは男の台詞だろう。心の中で突っ込みつつも、その言葉に実習生は勇気付けられた。
浅いVネックのシャツと、膝上数センチのデニムスカート。シャワーを浴びて上気し、ほのかに染まる膝。
ベッドに横たわり、最後の審判を待つように、硬く唇を噛む琴葉。
まずは、緊張ガチガチな彼女を弛緩させなくてはならない。実習生はベッドに腰かけ、小さい背中を抱き寄せた。
「え、ぁっ…」
戸惑う琴葉に有無を言わせず、そのまま唇を近づけた。
ピクリ、と背中が震えて、キュゥとTシャツを掴まれる。
何度か触れるだけのバードキスを交わす。次第に琴葉の弛緩が解けてきた。
「ん、んぅ…」
琴葉の唇はやわらかく、ぷにぷにと張りを持ってこちらに応えてくる。
色素の薄い髪の中に手を入れると、引き上げた髪のまとまりが、絹糸のように手のひらの中でぱらぱらと解けた。
「ふ…っ」
実習生の指が頭皮に触れ、そして離れる度に、甘い息が漏れた。
バードキスでは足りない。琴葉は唇の隙間から舌で歯列をなぞる。
「んくっ!?」
実習生がひるんだ隙に、口腔内に舌をいれた。熱い唾液がまざりあい、ピリピリと舌がしびれる。
「ん、んぅ、ぅぅっ」
先手を打った側にも関わらず、琴葉はディープキスの快感に喘ぎを漏らす。
ただ愛しい人の全てを知りたいと思い、がむしゃらに口腔内を冒していく。
口をすぼめて歯列だけをなぞるかと思えば、口を大きく開いて頬肉を舐める。
その都度、実習生が繋がった口腔から荒い息を送り返してくるのもたまらなかった。
「っふぁっ!?」
責め苦を味わううちに、突如琴葉は声をあらげた。実習生が唇の外に舌を突き出し、琴葉の舌を絡めた。
突然の反撃に身がひるむ。しかも、実習生の瞳はまっすぐ琴葉を見つめている。
「ぁ、ぁぅっ、ぁあああっ」
見られている恥辱と、止まらない快感に、琴葉は切なく声をあげる。
しかし、絡めた舌の動きを止めない。
「ん、んん、んぁあ」
もっと、もっとと舌を突き出すと、合わせて実習生も顔を寄せた。
体の奥が熱くしびれ、鼓動が高鳴り、溶けていくよう―――
「せ、んせ…」
切れ切れに発した単語は、口の中がカラカラになっていて、ちゃんと伝わっているかもよく分からない。
「琴葉…」
実習生が琴葉の頬に、首筋に、うなじに、鼻に、耳に、口付けを降らす。
「ぁ、うっ」
その唇が触れるところ全て、身体が熱を集中させる。
温かい人肌に触れようと背中に掻きついて、ふと違和感を感じた。
何か硬いものが、腰のあたりに当たる。
それが何かを知るにはそう時間がかからなかった。
「先生…あの…下が……あたります…」
「うぉ!? わ、わりぃっ」
慌てて身を引こうとする実習生の腰をつかみ、琴葉は戸惑うように見つめる。
実習生は内心動揺しすぎてぱにくっていた。
―――まあ、正直童貞だったりする訳だ。
生まれてこの方、実の姉にはぱしられ、好きな子にはことごとく「いい人だけど…」で振られ、
デートなんてものをほとんど経験したことがない。ましてやその先の行為など持っての他。
硬派で生真面目な性格は実習生の長所であるが、女性からすればそれは少し『物足りない』らしい。
琴葉にキスをしてからずっと、ボロが出ないかと緊張しっぱなしだったのは実習生の方だった。
えーマジ童貞!? 童貞が許されるのはry ―――と、テンプレートな反応は琴葉はしないだろう。
それでも、経験がない事に彼女が失望するのではないかと気が気でなかった。
実際そんなものは杞憂だったわけだが。
「せんせ…興奮してるの…?」
「あ、おぁぅ」
そこで噛むなよオレ!! かっこ悪い!
琴葉はジーンズの上から実習生のものをさする。ピクン、と実習生が跳ねた。
厚い生地越しにも、それが硬く張り詰めている感触が分かる。
「こ、とは…さ、触られると…ちょっと…」
「何故ですか?」
さすさす。
「い、いや何故って…わかる、だろ……これは…あぐぅっ」
琴葉の手が怒張を握り締める。刹那、とてつもない衝撃が実習生を襲った。
(やばい、気持ちいいなんてものじゃない。そういえば…前に抜いたのはいつだったっけ…)
「こ、ことはっっ、舐めてくれっ」
「え?」
(何言ってんだオレアホか―――!!!!!)
焦る実習生と裏腹に、琴葉は意味を理解したのか、小さく「…はい」と頷いた。
そしてチャックを降ろし、社会の窓から実習生自身を取り出した。
「……わ」
感嘆の声をあげ、それを見つめる琴葉。実習生は「あまり見ないでくれ…」とつぶやくのが精一杯だった。
先端が赤く充血したそれは、外気に晒され、ピクンピクンと震えている。
生々しい肉の匂いに、琴葉は息を呑む。
「せんせ……」
琴葉は口を開き、それを一気に銜え込んだ。―――そしてむせ返る。
「大丈夫か、琴葉!?」
「う、げほっ…喉に、あたった…だけですっ」
「無理するな、オレの事はいいから」
「…嫌だ! これは私の意思なんです…だから、やらせて…っ」
再び琴葉の口腔に怒張が包まれる。いとおしみながら愛撫する琴葉、それだけで実習生はたまらなくなる。
口の中の粘液全てを竿に擦り付け、舌で一生懸命にカリを刺激する。
巧いとは言えないが、拙い動きでも琴葉の温かさに包まれていると思うと、自然と興奮が高められていく。
「じゅるっ、んむ、ふぅ、ん、ぁ…また、大きく…なった…」
次第にコツが分かってきたのか、舐めるペースが速くなった。
琴葉は空いた方の手で睾丸を揉み、同時に口の中で裏筋を食む。
「く、ぅっ…こ、とはっ、もぅ、それ以上は…っ」
「ん、まだ…です」
一旦ペニスから口を離すと、琴葉はVネックとスカートを首から引き抜く。その下にあったのはなぜか―――
「ぇ…み、水着!?」
そう、下に着ていたのは紺色のスク水(旧式)だった。
思い返せば実習中、りの、歩と共に遊びに来た海で出会った琴葉はスク水を着ていたが、その時と同じものであろう。
「わ、私の仲間が……餞別にと……先生ならきっと、喜ぶ、って」
「仲間って…えぇと、その、オレはそういうフェチは…」
「…気に入りませんでした?」
「いや、気に入るか気に入らないかって言えば、その…」
チラリ、と琴葉の全身を見る。蒼いスク水は、琴葉の標準より大きめの柔らかそうな胸をいい感じにくるみながらも、
今彼女は胸を寄せているせいでその谷間ががら空きだ。
しっかりくびれたウェストと、身体に張り付いた生地からすらりと伸びる白い脚。
こんなものを見せられてがっかりしないわけが、ない。
「…すごく気に入りました」
完敗、KO、俺の負け。れいんのような三連同義語を並べながら、素直に感想を口にした。
「よかった…じゃあ、これは…?」
さらに興奮したペニスを胸の間に挟み、ちろちろと亀頭に舌を這わせる。
「はぐっ!?ちょ、それ、やばっ…」
ぐにぐにと竿を押す柔らかい量感と、小さな舌の熱さ、そして甘い声。
「んぅ…ちゅる、じゅっ、うむぅ…ちゅ、じゅる」
琴葉が竿を喉の奥まで銜え込み、吸い上げた瞬間―――実習生は白い精を放った。
「っ!? うぐっ、うぅうぅぅっ」
びゅる、びゅると精液が琴葉の喉を濡らし、口の隙間からだらだらと零れ落ちる。紺色の水着が、白濁液を吸って湿る。
「うぁ、ぁああっ、せんせっ…」
琴葉は恍惚とした目でその濁流を飲み込み、はぁ、と息を吐く。
欠伸をするようにゆっくり開かれた口から、飲みきれなかった精液が垂れる。
「ん、先生の…味…」
指にも絡みついた液体を口の中にほおばり、一滴も逃すまいと舌で舐めとろうとする。
その瞳がとても扇情的で、精を放ったばかりの怒張がまた内側から張り詰めていく。
「せんせ……」
切なげに見つめる琴葉。よく見ると、もじもじと脚をくねらせ、何かをねだるようにしている。
「琴葉、もしかして…触ってほしいのか?」
「ち、ちが…あっ」
ふくよかな胸を触ると、琴葉はピクンと震えた。もうガマンが限界だったのだろう、少し触っただけで過剰な反応を見せる。
「は…あっ、っぅ…っ!」
柔らかいふくらみは、手のひらで包み込むと面白いように形を変える。
その先端が尖っているのを見つけ、実習生は指の腹で擦り挙げた。
「はぁあっぁ…っ!!!」
ひときわ大きな嬌声があがる。やはり、女性のそこは格別の性感帯なのだろう。
「乳首、きもちいい?」
「……っっ」
何も言わず、実習生の背中に爪をたてて抱きつく。声を抑えようと口元に当てている手を取り、甘がみした。
「い、ぃい……、です…あぁっ!」
「うん、素直だね」
可愛い声をもっと聞きたい。乳首を重点的に攻め立てつつ、細い指にも口付ける。
「あっ!? や、やぁあっ、せんせ、せんせぇぇっっ」
背中にたてられた爪が深く食い込む。それほど感じているのだろう。
乳首をつまみあげ、コリコリとしたそれを何度もさする。
「ひはぁっ!! や、あぁっ、らめぇぇ」
「ダメじゃないだろ? すごく気持ちよさそうじゃないか」
「っ、んあ…ふぅ…っ」
三日月型に細めた目で『ダメ』と叫ばれても、何の説得力も持たない。
むしろ、身体の内も外も全てを『冒してほしい』と誘いかけるようで。
「き、きもちぃ…っ、はぁ、ふぁ、へんになる…ぅ」
「いいよ、俺が見ていてあげるから。琴葉のありのままを見せてくれ」
チュっと首筋に口付け、強く吸い上げる。鬱血の跡を付けて自分だけのものだと示してしまいたい。
「―――っっ!!!!」
唇を離すと、予想通り紅く腫れていた。その紅色に頭がくらむ。
そろそろいいだろうか。実習生は琴葉の下肢を撫で、そろそろと中心に移動した。
くちゅり、と音がして背中にまた爪跡が刻み込まれた。
「うぁっんんっ」
ひどく湿っている。水に浸かったように濡れたそこは、きっと触れられるのを待ち望んでいたのだろう。
「琴葉、さっきからこうなってたのか?」
「ぅ…う、さ、最初から……っ。せんせ、が、ベッドに連れてきれくれた時から…
ガマン、できなくて…っ」
言いながら、琴葉が身をくゆらせる。実習生の嗜虐心も限界に来そうだ。
「琴葉…っ!」
敏感な場所に指を這わせ、水音を引き出すように指を前後させる。
ピチャ、ピチャ 琴葉の体内から湧き出る愛液が陰口の襞と擦れ、淫猥な音を立てている。
「あぁ、あ、っ…うぁ…っ!」
自身の立てる音が恥ずかしいのか、琴葉は脚をじたばたさせる。
「はぅ…っ」
しかし、実習生の指を銜え込んで離そうとしない。
実習生はスク水の生地を引張り、陰部に直接触れた。
「あぁっっ!!!」
充血したクリトリスは芽吹いたばかりの蕾に似て、実習生を惹きつける。
溜まらずその敏感な場所に吸い付く。
「んぁ、やぁあああ、んなっ…らめ、らめぇぇえっ!!!??」
慎重に舌の先端で愛撫すると、そのかわいらしい蕾は刺激的な香で応えるのだ。
「あ、うぁ、そこ…よわぁぁ…っ」
か細い嬌声は男を惹きつける媚薬。膨らんだ双丘は甘く誘う罠。そしてこの甘い香を放つ泉は極上の果実。
もう、止まらない。実習生は琴葉のクリトリスを爪弾き、チュゥと口付けた。
「んくっ、ぁああああ…っ!!!!!」
琴葉はオルガズムを迎え、一層強く実習生の身体を抱きしめた。
「は、あぁ、あっ…はぁ……」
女性の快感は男の比ではないと言う。琴葉は絶頂後もしばらく、身体に点る余韻のために身体を跳ねさせていた。
一連の行為に、先ほど果てた実習生の一物はすっかり元気を取り戻していた。
「琴葉。―――そろそろ、いいか?」
「……はい。」
それが合図。改めて口づけを交わし、二人は互いの身にまとう衣服を全て剥いだ。
琴葉の白い身体はひどく魅力的で、実習生の雄は雄たけびを挙げた。
さて、実習生は手早くコンドームを装着しようとして――失敗した。
「あ、あれ?」
精液溜めを摘んで亀頭をゴムに入れようとするも、なかなかうまく入らない。
するん、とペニスが予想外の方向へ弾かれる。焦り、苛立ち、気持ちが萎えていく。
(くそ、これだから童貞は!!)
こんな事なら練習しておけばよかった、と後悔するもどうにもならない。
「先生、私が押さえます」
と、琴葉が横から割り込み、暴れまわる竿を押さえる。その間に実習生はゴムを根もとまで装着した。
「あ、ありがとう…」
何とも情けない失態だが、琴葉は意に介していないように微笑む。
「先生…さっきは、背中に爪を立ててすみません」
「なんだ、そんな事。気にしてないよ」
「でも…今からも、きっと爪をたててしまいそうで…」
うなだれる琴葉。女性の初めてがどんなに辛いかは聞きかじっている。
だが男である実習生には、その辛さを肩代わりする事はできない。
琴葉はきっと、必要以上に無理をして我慢してしまうだろう。
ロストナンバーとして存在を消され、影の世界で生きてきた少女には、これ以上悲しい顔をさせたくない。
自分といるときは少しでも、気持ちを和らげてあげたい。
実習生は琴葉の頭をポンポンと撫で、やさしく抱きしめる。
「俺は琴葉だけが辛い思いをするのは嫌なんだ。だから、その辛さを俺にも分けてくれ。
琴葉は一人じゃない。俺に、琴葉の辛い気持ちを教えてほしいんだ」
「…ありがとう、先生」
琴葉がはにかむ。
その笑顔を、心から可愛いと、愛しいと思った。
「じゃあ…行くぞ」
実習生は琴葉の脚を開き、硬くなった竿をこすり付ける。
まずはそれに慣れるようにと、何度も性器同士を擦らせる。
「ん、くぅっ」
硬い怒張が達したばかりの性器に触れ、琴葉はピク、ピクと震えた。声が枯れている。
往復させる度、ニチャ…と音がして、琴葉の体内からまた愛液があふれた。
「ぁ、ァ…っ、かたい、の…あたって…っ」
本能的に身体が疼くのだろう。琴葉も自ら腰を揺らして実習生を求める。
腰を揺らすうち、亀頭が沈み込む場所を見つけた。そこが膣口なのだろう。
「琴葉、行くぞ」
「は…いっ…う、うぁあっ!!!!」
膣口が亀頭を飲み込んだ瞬間、琴葉はカナリアのように鳴いて腰を引いた。
無意識のうちに逃げようとする腰を押さえつけ、半ば無理やりに竿を沈める。
何度もやり直すより、一気に挿入してしまったほうが痛みの回数も少ない。
「う、ぁぁ、ぁあああ…っ」
実習生の背中に爪が食い込み、ヒリヒリとしびれる。きっと琴葉の痛みはそれ以上だ。
膣の中は狭く、亀頭を押し返す圧力に負けそうになる。だが、全力でそれに抗い、やっと根もとまで竿を押し込んだ。
「はぁ…っ、琴葉、だいじょぶか…?」
「…、ァ、平気…ですっ…」
そんな訳がない。気丈に振舞おうとする姿に、どんなにかその痛みを交代してやりたいと思った。
せめて、できるだけ琴葉の痛みを和らげるため、頭を撫でる。
「琴葉…よく頑張ったな」
「…先生のが、私の中で…ひとつになったんですね」
「あぁ、そうだよ。一つになったんだ」
「……うれしいです」
琴葉が実習生の背中に触れ、爪あとを労わる。
「やっぱり、爪を立ててしまいました…」
「なぁに、気にすることないさ。俺、結構体力に自信あるんだよ」
はは、と笑ってみせる。
鈍痛よりも、破瓜の出血よりも、琴葉はその笑顔に胸が熱くなった。
しばらく互いを抱きしめていたが、不意に琴葉が口にした。
「…そろそろ、動いてみてください。私なら大丈夫です」
「分かった、じゃあ、動くぞ」
そろそろと腰を引いてはまた沈め、愚息を前後させる。
琴葉は顔をしかめてはいたが、さっきよりは落ち着いていた。
「ん、んぅ…」
体内がグチュグチュとかき回される。膣口の鈍痛と腹部に灯る刺激に、頭がどうにかなりそうだ。
下肢に走る痛みは止まないものの、実習生が自分の中で動いている―――それを思うと、
痛みだけではない、喜びで胸がいっぱいになる。
「うあぁっ」
実習生が琴葉の胸に触れた。先ほどとはまた違う鋭敏な刺激が全身を襲った。
先ほどはもどかしいような甘い痺れ、しかし今では刃物で突き刺すような痺れに手足がわななく。
もっと、もっとと腰が独りでに動き、実習生自身を膣の奥まで導いていく。
深く、深く、二人が一つになる。
「ぁ、や、らめ…ぁ、ぁああっ」
息も絶え絶えにキスをした。そして指をつなぐ。少しでも多く、お互いが繋がる場所を探して。
ずちゅ、にゅちゅ、ずちゅ、ぐちゅ……
絶え間なく響く水音が、二人を高めていく。
絡みつく琴葉の狭い膣が、実習生の亀頭を、竿を、全てを包んで強く締め付ける。
「ぅ、っ、はぁ…くっ…もっ、やべぇ…っ、いく…っ」
挿入した瞬間から込み上げていた射精感が、ここに来て限界だ。
実習生は一層強く琴葉の内壁に擦り付け、快感を高めていく。
「あ、ぁああ、ふひゃぁああっ!!」
不意打ちに琴葉が喘ぎ、ガクガクと腰を揺らす。
次第に痛みよりも、内壁いっぱいに侵略する実習生のものに、強い快感を覚えていた。
「せんせ、せんせっ、せんせ・・・っ!!!」
「ことは、ことはぁっ…!」
汗まみれの手のひらをしっかり握り締め、二人は最後の瞬間へのぼり詰めようとする。
「ぁ、いッ…イ、くっ…ぁぁぁっ!!!」
一足先に実習生が射精し、琴葉の中に精を送り込む。
ゴム越しに伝わる熱い液体に、琴葉もまた、絶頂を迎えた。
「く、ぁぁ、ぁぁあっ、……―――…、ぁあぁああっ!!!!!」
果てる瞬間、琴葉が叫んだのは―――実習生の名前だった。
*********************************
浴槽にゆっくりと身体を沈めると、水面が揺れて温かい湯に身がつつまれた。
「ふぅ…」
琴葉は深く息を吐き、脚を伸ばす。が、狭い浴槽ではやはり、下肢を完全に伸ばすことはできなかった。
なんとなく落ち着かない。もじもじと脚をすり寄せる。それと言うのも、原因は分かりきっている。
琴葉は助けを求めるように後ろを振り向いたが、そこに見たのはいたづらな微笑だった。
「先生…だ、抱きつかないで…」
「ん?どうしてだ?」
―――先生、遊んでる…?
そう、二人は狭い湯船の中で密着しあっているのだ。
実習生に背後から抱きかかえられ、二の腕をつままれると、何とも言えず気恥ずかしい。
一緒に入ろうと言ったのは琴葉だった。少しでも多く、実習生と一緒にいたかったから。
それだけだったのだが、いざ服を脱いでみると気まずい。
それ以上の事をさっきまでしていたというのに。
「おつかれさま、琴葉」
「先生も…おつかれさま」
実習生が背後から、怪訝そうに琴葉の顔を覗き込む。
「んん?まだ『先生』なのかぁ?」
「だ…その、まだ…慣れなくて…」
「まぁ、いいさ。時間はいくらでもあるんだ、急ぐことないよ」
あの後、処女喪失の痛みに起き上がれない琴葉は実習生に抱えられ、気が付くと浴室の中にいた。
なんだか順番が逆転してしまった気もするが、二人で風呂に浸かるのはいいものだ。
「先生…そ、その…水着……汚れてしまいましたけど…」
「あ、ぁぁ…汚してゴメンな。洗えば汚れ落ちるかな?」
「い、いえ…他にも色々ありますから」
はた、と思考が止まる。
「…まて、色々、って?」
「私の仲間がくれたんです…『男の人を喜ばせるためのグッズ一式』」
「…まて、待て待て…それは…どういう…」
実習生がさらに固まる。
そう言えば行為の前に琴葉は紙袋をゴソゴソやっていた気がするが、まさかそれか。
「スクール水着と…メイド服と…バニーガールと…ネコミミ?と…あと、それから…」
「ちょ、えーと、琴葉ー?」
混乱する実習生をよそに、琴葉ははにかむ。
「これで…毎日いろんな事ができますね、先生」
ぐらぁ、と意識が遠のいたのは、湯船に浸かりすぎていただろうか。
あぁ、でもこれからの長い日々は退屈しないだろうな―――そんな事を思いながら、
次に実習生が目覚めるのは、ベッドの上になるのであった。
<おわり。>
と言うわけで実習生×琴葉でした。
前半を小分けに投下してしまったため、20レス近くも消費してすみません…
前作の反省を生かしてエロを頑張ってみたのですが…あまりエロくないな。
デレデレな琴葉が書きたかったんです。お粗末さまでした。
では名無しに戻りますー。
>>94 このスレは時には落ちて万年過疎ってるが、ほんの時々たまーに高波がくるんだよな〜GJ!!
>慎重に舌の先端で愛撫すると、そのかわいらしい蕾は刺激的な香で応えるのだ。
>「あ、うぁ、そこ…よわぁぁ…っ」
>か細い嬌声は男を惹きつける媚薬。膨らんだ双丘は甘く誘う罠。そしてこの甘い香を放つ泉は極上の果実。
ここだけ読むと、泉です、香です、和泉香ですは極上の甘い果実♪
同僚の一式の中にあと忍者衣装とアイドル衣装がありそうだ
乙女琴葉の実習生SS確かに美味しく頂きましたサー!
98 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 18:19:34 ID:HRTDzAvP
保守
いつの間にかSSキテタ━━(゚∀゚)━━ヨ!!!
GJだぜ!
ついでに保守
実習生のはやっぱりいいな
前のハーレムのは生徒会全員孕ませるんじゃないかと思ったがw
銀さん復活してくれないかな
>>102 あのハーレムはよかったな
続きがこないのは実に残念だ
以前の職人さんもまた来ないだろうか……
しかし終わって大分経つのによく伸びるなこのスレ
神期待アゲ
俺も実習生SSスキーだがほかもどしどしウェルカムダぁ☆
保守だ
ほす
111 :
10:2007/11/10(土) 20:44:59 ID:pyDgrAi7
保守かねて短編投下。
香→ランス(ランス×香?) 香自慰ネタ。
あまり幸せな結末にはならないのでご注意ください。
NGは香→ランスか「だいすき」でお願いします。
夜はいつも賑やかで、木造一戸建ての古い長屋にはうるさい声がよく響く。
「香おねーちゃん、絵本よんでー」
「おねーちゃん、あたしのクシがどっかに行っちゃったよぉ」
「おねーちゃん、かけ算分かんないから解いてよぉ〜!!!」
「絵本は明日、クシは赤い巾着の中にあるっ、宿題は自分でやりなさい、お姉ちゃんは
勉強のコツは教えてあげるけど代わりにはやりません!
てゆーかあんたたち明日は社会見学なんでしょ、さっさと寝なさーいっ!!」
弟妹からの三者三様の言い分を聖徳太子さながらに聞き分け、それぞれに適確な指示をする。
そして布団を三枚敷いて電灯から伸びる紐に手をかけようとする。
「ほらっ、9時まであと1分よ? いい子はどうするんだったかしら?」
『おとなしく寝まーす!!!』
和泉家3兄弟のルールその1、早寝早起き。9時に寝て、6時には起きること。
何年も前に決めてからこのルールは一日たりとも破られていない。
両親を失ってから、兄弟たちが社会で生きていくために決めた大事な教訓。1人がみんなを支え、みんなが1人を支える。
もう長いこと、和泉家の兄弟姉妹たちはそうして生きてきた。
「おやすみー、香ねーちゃん」
「おやすみー」「おやすみなさーい」
「はーい、おやすみなさい」
消灯まもなくして、三人の寝息が聞こえてくる。香は窓から差し込む月明かりをよるべに、彼らのかわいい寝顔をのぞき見た。
「……さて、と」
―――この子達、今日はやけに甘えてきたんじゃないかしら。
このところ遊撃の任が忙しく、帰宅時間が遅くなっていたせいもあるのだろう。
管理人こと久川まあちに家事を手伝ってもらう事も多い。
週末には一緒に買い物に行こうかな…それとも、海を見に行こうかな。
そんな事を頭の端で考えながら、カーテンを閉めようと窓に近付くと、顔を上げた先に月の明るさがあった。
今日は満月。雲ひとつない夜空に強く光る円が、目に焼きつく。
その強い色彩は、とても強く、揺るがない意志を投げかけてくるようで、目が離せない。
「……あいつが来た時も、満月だったなぁ」
空に輝く眩いほどの黄金に、以前会ったニヒルな彼の事を思い出さずにはいられなかった。
ランス、と名乗ったその人形―どう見てもそう形容するしかない―は、邂逅一番、香の髪をさらりと撫でた。
『こっちの方が、似合ってるぜ…』
言われた言葉に、たしかに胸が鳴った。
―――だって、人形なのに。変な頭してるのに。
と、心の中で反駁してみても、動悸は止まない。蒼色の瞳が語りかける甘い言葉に、香は魅せられた。
ランスは同期の蘭堂りのが友達と呼ばわる、プッチャンの親友だ。二人が語った戦場での武勇伝は
嘘か誠か、それでも後に軟派な他校男子を撃退した時の様子を見れば、嘘ではないのだろう。―――多分。
ともあれランスは、颯爽と宮神に現れ、忽然といなくなった。
香の心に、痛みを残したまま。
香に拾われたその夜、ランスは和泉家兄弟としっかり親睦を深めたようだった。
兄弟たちが寝静まった後、香はランスの髪を毛づくろいしていた。
『香、おまえの弟たちはなかなかしっかりしてるな。』
「当たり前でしょ。私たちはずっと自分たちで生きてきたんだから。それに、あの子たちは
私の自慢の家族だからね」
兄弟のこうした話は誰にもしたことがない。家庭の事情を言えば必ず決まって「同情」で見られ、
二言目には「かわいそうだね」「苦労してるのね」と有体な言葉をかけられる。
苦労なんて当たり前。かわいそうなんて思っても、
だからこそ、香は同情を表さない相手、心を許した相手にだけ、身の上を話している。
宮神に入学してからは、特待生制度で学費を免除されているので生活は楽になった。その分、遊撃として宮神の
役に立つ事で恩義を返すべく、毎日は忙しい。
香はランスのワイシャツのよれた襟を直す。ランスが自分の声を借りて喋ることも、もう慣れた。
(きっとりのは、毎日がこんな感じなんだろうなー…あの人形は特によく喋りそうだし。)
そんな事を考えていると、左腕がくいっと持ち上がり、ランスが目の前に迫る。
『……でもな、おまえはちょっと肩の力を抜いてみたらどうだ?』
「え? そ、それどういう…」
『言ったとおりの事さ』
言うやいなや、ランスは香の髪を頭頂部でしばるゴムを口にくわえ、さらりとした髪を下ろしてしまう。
『この方が似合う、って言ったんだぜ…最初に見たときから思ってたんだ』
「そ、そんなっ…事…」
香は、じっと見つめてくる蒼い瞳から目を反らす。が、それはどうしても視界の端から消えずに、香を見つめ続けた。
どうしていいか分からなかった。優秀な成績、遊撃としての身体能力で褒められたことはあっても、
こんな風に容姿を褒められた事はなくて。それも、面と向かって、だ。
香は高鳴る心音を押さえつけるように、胸元で拳を握った。
『無理をするのもいい。だが、もっと心に余裕を持つんだ。でないと、盤狂わせがあった時に
自分が壊れちまうぜ…おっと、喋りすぎたな』
「どうして…そんな事言うの? なんで…あんた…っ」
心に抱えた靄(もや)を、柔らかく、かつ適確にほぐしてくれる、低く穏やかな声。
『さぁな…俺もよく分からないけどよ…おまえの髪がきれいだったから、かな』
「きゃっ!?」
ランスが自身を傾かせ、丸っこい手で香の髪をなでる。傍目に見ると不恰好な姿だが、
香の髪にはたしかに穏やかなぬくもりが伝わってきた。
髪の表面をやさしくなでる熱があたたかい。香は組んでいた足を投げ出し、その熱に身を任せた。
『あぁ、やっぱり絹のようだな…日本女性の髪は綺麗だと聞いていたが、香の髪は格別だ』
「そ、そんな事…ないわよ……」
どくん、どくん、どくん。
あぁ、心臓ってこんなに煩いものなんだ。
ランスの手が触れるたびに、心音がまたひとつ、木琴のように跳ねて困る。
『もっと自分に自信をもてよ…おまえは十分、綺麗だ』
「なん…で、そんなに…」
カッコいいのよ、と言おうとした唇は、柔らかい感触に封じられた。
香は目を丸くして、目の前の蒼い瞳がほころぶのを見ていた。
『ありがとな、香』
―――昨日は楽しかったぜ、香。
その次の日、不意を突かれてささやかれた甘い言葉に、今思い出しても顔が赤らむ。
奏の元へ連れて行った後、ランスは突然帰ってしまったと聞かされた。なんでも急用だとかで、
挨拶をする暇もなかったのだと言う。
出会ってからほんの数日で、彼は風のように消えてしまった。
あの夜に一瞬触れた唇をなぞり、また身体の内側の熱が上がっていく。
「っ、んくっ…」
ふにふにした唇の感触を確かめながら、たまらなくなって窓を閉め、カーテンを一気に引く。
そして隣の部屋に駆け込み、思わず座り込んだ。
「ランスぅ……ランスっ…」
口付けを思い出して、一層からだが熱くなる。
火照った身体を沈めるには、水をかけるのが一番だ。
香はシャツの隙間から手を差し込み、やわらかいふくらみに触れる。
数回撫でただけで硬くなる突起を指のはらで持ち上げると、身体が弓なりにしなった。
「ふぁ…っ」
1人でした事が無いわけではない。だがこんな風に誰かを思って慰めるのは初めてで、
恥ずかしさと後ろめたさがまとわりつく。
それでも手を休めることなく、くにくにと形を変えて揉みしだく。
「っく、ぅぅぅっ」
漏れ出る声を押さえようとシャツの襟ぐりを噛むと、快感を発散できない分余計に身体がしなる。
成長段階の繊細なふくらみをやや強い力でこね回し、より敏感な突起をコリコリとしごく。
この刺激が全て、あの手で与えられるものだと信じて。香は一心不乱に乱れ続ける。
「ぁ、ぅぁ、ふぁぅ…っ」
この身体は焼け石と化したのだろう、いくら水を注いでも鎮火しない。むしろ高々と炎をきらめかせる。
香がショーツ越しに陰部に触れると、下着は意味をなさないただの薄布と化していた。
広がった水溜りに指を差し込むと、グチュリと淫猥な音がして頭がとろけた。
「ん、んっぅ…ふぅ…」
ショーツを陰核に擦り付けるように強く指を動かす。ピリピリとした刺激が身を貫く。
もう片方の手は再び胸元をもてあそび、絶え間なく快楽を引き出す。
そして、直接陰核に触れてみると、たちまち強い電撃に打たれた。
「んぅぅぅぅうーーーーーっっ!!!!」
香は身をひきつらせ、絶頂に達した。
ピクン、ピクン、と連続して身体が震え、香の口元からつぅと唾液がこぼれた。
オルガズムの後の余韻は甘く切なく、ただ静かなものだった。
熱が一気に引くむなしさに、香の瞳からぽろぽろと雫がこぼれる。
「……ランス…」
奏に彼を引き渡した時、ランスの中の熱は冷えていた。
やさしく髪を撫でた手は硬くなり、瞳の蒼は群青へと変化していた。
それが何を意味していたのか、
どうか、誰も告げないで。
『そっちの方が、似合ってるぜ』
あの甘い言葉を、優しい声を、静かな瞳を、あたたかい手を覚えていられますように。
もう記憶の中でしか会えない彼を想いながら、香はそっと目を閉じた。
<fin>
以上、保守がてらの短編です。こうした作品は好まれないかもしれませんが…
自分なりに曲解しているので、パラレルで捉えていただければ幸いですー
ネタは色々あるんですが、自分ばかり書きすぎですね、すみません…
職人さん期待してます。ではでは。
116 :
10:2007/11/10(土) 21:10:04 ID:UROjtSvy
補足です…
「かわいそうなんて思っても」は「かわいそうなんて思われても困るだけだ。」の間違いです。
すみません´Д`;
なんだこれは神だらけじゃないか
幸せだあーーーー!
香可愛すぎだろ・・・萌え殺す気か
>>115 全然抜けねーよ!!全然抜けねーんだよ!!!!!!!!うわぁぁぁぁぁぁぁあぁんorzGJ!!
嘘だと言ってよバーニィ
ランス・ビーンにとっての最後の女
和泉香にとっての最初の男
刹那さ炸裂だぜ・・・
>>115 切ないっすね・・・・改めて、香かわいっすね。
そしてGJ
121 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 00:31:57 ID:fNu+4W7m
もっと楽しめバッハ♪
122 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 09:29:22 ID:+crBL7kI
このスレ読み手はいるけど書き手さん少ないよな…
もっと職人さんが来ますようにage
保守かねて投下します。
暗いしエロくないです。
プッチャンが死んだらというSS。
りのがヤンデレ気味。微妙ーに りの×香
少女が人形の後頭部に手を入れても、動きませんでした。
そんなの当然・・・当たり前。
この一文に切なさを感じるようになるなんて、
少なくとも一年前までは思わなかった。
「プッチャン、お話しして・・・」
屈託のない笑顔を惜しみなく人形へむける。
「・・・」
人形は動かない。
「あ、もしかして怒ってるの?」
「・・・」
人形は話さない。
「もう、黙ってちゃわかんないよ」
「・・・」
人形は、もう。
「ねえプッチャンってばあ」
「蘭堂・・・」
奈々穂はかける言葉も見つからず、顔をそむけた。
見ていられない。
母親をなくしてから、プッチャンはりのにとっての心のよりどころだった。
いつも明るくいられたのはプッチャンのおかげで、
その代わりは奏でさえ務まらないのだろう。
もうただの布と綿の塊になってしまったプッチャンに、
何度も何度も話しかける。
まるで壊れたテープレコーダーのように繰り返す言葉。
プッチャンお話しして。
プッチャン寝ちゃったの?
プッチャンどうして何も言わないの?
プッチャンプッチャンプッチャンプッチャンプッチャン。
「やめなさいよ」
言葉の雨に最初に耐えきれなくなったのは香だった。
聞こえなかったのか、りのは香に見向きもしない。
それに苛立った香は、走り寄って抱きしめた。
「こっちを見なさいよ!私たちがいるじゃない、極上生徒会が・・・」
最後は声が震えて音にならなかった。
痛切な叫びに、りのはゆっくりと、極上生徒会メンバーを見回す。
「一人ぼっちはやだよ」
りのの顔には何の表情も張り付いていない。
泣きもしないし笑いもしない。
香背中にまわした腕に力をこめた。
「あなたは一人ぼっちじゃないでしょう!
近くにいるじゃない、奏様だって、副会長だって・・・私だって」
「私・・・もう、寂しいのは嫌なんです」
「しっかりしなさいよ!これ以上奏様を悲しませたら、りのであろうと許さないわ!」
りのはビクッと肩を震わせて、奏に目を向ける。
その場に崩れ落ちて、泣いている。
あの優しくて聡明で強かな会長が、泣いている。
「会長・・・泣かないでください」
「りの・・・」
「お母さんが言ってたんです。私は大丈夫だって、強い女の子だって。」
りのは笑った。
とっておきの笑顔で。
「私、もう泣きません。強くなります。
プッチャンも、それを望んでるんですよね」
「そうね、でも、泣いていいときだって、あるのよ」
それは朝日のように優しく柔らかい声。
奏でのセリフはやさしくやさしく、りのを包み込む。
「それは・・・今ですか?」
「そうよ」
りのは一気に笑顔を崩し、眉をよせた。
歯を力いっぱい食いしばって声を押し殺す。
涙は尽きること無くあとからあとから溢れてくる。
しかしそれも香の笑顔によって止めさせられる。
「我慢しなくていいから泣きなさい。」
りのはそこからせきを切ったように声をあげた。
プッチャンを強く抱きしめて。
蘭堂りのは強い女の子。
少女はもう、人形がなくても笑っていられるのだ。
終わりです。
どう見ても暗すぎです本当にありがとうございました。
誤字発見・・
3の「奏でのセリフは・・・」→「奏のセリフは・・・」
です。
二期はまだか。
ふむ…せつねえのぅ
ただ、
その涙、奏会長の涙は本編以上のものなんだろうな…
自分への伊丹より大切な人の傷みのどれだけ痛い事か
>>127 GJ!
この二人の組み合わせは大好きだ。
和泉さんははいいお母さんになれるな。
>>127 GJGJ!!!
極上とヤンデレの組み合わせは意外だった!
香はなんだかんだでりのの事大事にしてるよな〜
極上生徒会の小説ってあるのかね?
>>131 コナミからゲーム版の小説が出てなかったかな?
内容は読んでないからよく知らないけど・・・。
あと、電撃から出てる『もっと極上生徒会』っていうのにも入ってるね。
一巻は短編が三作品、二巻は長編が一作品。
二巻のヤツは読んだけど、アニメ版終了後の話で久遠さんが中心だった。
それと、一両日にまゆら×久遠さんネタで投下すると予告しておきます。
宣言しとかないと、挫折しそうだ・・・。
133 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:51:10 ID:jMkPq8KX
まじかようpたくさんで嬉しい!
wktk
このスレも極上なんだな!
これは期待!
135 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:35:29 ID:T4uzFWRJ
投下楽しみにしてるよ!がんばれ〜!
136 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:30:53 ID:WEbs9LE+
ほ
137 :
132:2007/12/01(土) 23:26:17 ID:6vOSnIng
一両日中とか言いつつ、遅くなってしまった・・・。
反省しつつ、宣言通りにまゆら×久遠さんで投下してみる。
長いんでとりあえず、前半部(Hはなし)だけ。
NGはまゆら×久遠『涙』でお願いします。
「それでは、市川まゆらさんの合格を祝って、かんぱ〜い♪」
司会を務める聖奈さんが6度目の祝杯を掲げた。
大して強くもないのに、はしゃいで一気飲みをするのが原因だろう。
いつもの様にニコニコしているが、かなり酔いが回っているらしい。
壇上から降りる足取りが喜劇役者の様な千鳥足になっている。
今にも躓いて転んでしまいそうだ。
一方、その隣では今日の主役が理事長たちに囲まれている。
「えへへ。まゆらせんぱ〜い、楽しんでますかぁ?」
「ふふふ。まゆらさん、どんどん飲んでね。今日は楽しみましょう?」
「そうそう♪まゆら先輩、注ぎますからどんどん飲んでくださ〜い♪」
蘭堂さん、理事長、みなもさんから次々と杯を勧められ、本人は少し戸惑った様子だ。
しかし、面倒見のいい優しい彼女の人柄のせいだろうか。
いつもの様に一方的に絡まれているが、嫌がったり拒否したりする素振りは全くない。
「うん。ありがとう、りの。私とっても楽しんでるよ」
「すいません、理事長。わざわざ注いで頂いて・・・」
「ありがとうね。みなもが注いでくれたからおいしく飲めるわ」
一人一人にきちんと声を掛け、顔には笑顔を浮かべている。
誰にでも見せるそのはにかんだ笑顔を見て、私は胸の奥が俄かに疼いた。
「なんだぁ? 久遠は飲んで無いのかぁ?!」
突然、雷の様な大きな声と酒気を帯びた息が降り掛かってきた。
やれやれ、と私は溜息を吐いて声の主の方に振り向く。
据わりきった目をして、猩猩の様に真っ赤になった見慣れた顔がこちらを睨んでいる。
「奈々穂さん、少し飲みすぎでしてよ?」
「あぁ〜? 私は大丈夫だぞ!」
「どう見ても大丈夫ではありませんわね」
奈々穂さんの抗議を無視して部屋の隅に視線を向けると、角元さんと飛田さんが寄り添うように倒れていた。
その傍らには二人を介抱する和泉さんの姿が見える。
「後輩に限度を超えた飲み方をさせるなんて。会長失格ですわね」
「うるさ〜い!!いいじゃないか!!今日くらいは!!」
今にも掴み掛かってきそうな勢いで奈々穂さんは怒鳴り散らす。
「折角、まゆらが新しい門出を踏み出すことが決まったんだ。みんなで盛大に祝うのが極上のやり方じゃないか!!」
ふらつきながらも勝鬨を上げるように、大袈裟に手を振り回す。
「お前こそなんだ。ずっと見てりゃ、はなっから時化た顔をして!!まゆらの合格が嬉しくないのかぁ?!」
まるで私の内心を見抜いた様な言葉。
思わず身体が硬直する。
「べ、別にそんなことはありませんわ」
「嘘いえ。乾杯が終わった後だって、一人でちびちび飲みやがって。話にならん」
揚げ物をつまみながら、奈々穂さんは近くにあったワインを私のグラスに乱暴に注ぎ始める。
「・・・気分がすぐれませんので、退席させていただきますわ」
私は居た堪れなくなり、一礼をして席を離れた。
「あぁ?ちょっと待て!!話は終わっとらんぞ!!」
背中から奈々穂さんの叫び声が聞こえたが、私は聞き流して廊下へと歩いていく。
部屋を出る間際、まゆらさんの顔が視界に入った。
心配そうな表情をするまゆらさんに、私の胸が更に痛んだ・・・。
それは霞が掛かった様に曇った七夕の日の夜だった。
「大学に進学しようと思うんです・・・」
『目指せ!!大学合格』という短冊を書いたまゆらさんは突然、そんな告白をして周囲を驚かせた。
「沢山、勉強をして会計士になりたいんです・・・」
本人の口からそんな言葉を聞いても、私は信じられなかった。
他の皆さんも半信半疑だった。
しかし、夏休みを返上して猛勉強するまゆらさんを見て、生徒会を挙げてまゆらさんをサポートする事になった。
奈々穂さんは少しでも負担を軽くしようと、会計の仕事を和泉さんに一任した。
聖奈さんとシンディさんは暇を見つけては、参考書や文房具を街まで買いに出掛けていた。
中等部の皆さんは、合格祈願のお守りを手作りしていた。
そして先週、理事長の推薦もあって、まゆらさんは志望していた大学に合格をした。
「みんな・・・ありがとう・・・」
合格証書を受け取ったまゆらさんは涙を流しながら、私達に頭を下げた。
自分の夢を叶えるための一歩を踏み出したまゆらさんに、周りの皆さんは心からの拍手を送っていた。
・・・でも、私は違う。
私はまゆらさんに合格して欲しくはなかった・・・。
まゆらさんと離れ離れになりたくなかった・・・。
それは、私がまゆらさんの事が大好きだから・・・まゆらさんの事を愛しているから・・・。
同性の人に恋心を抱くなんて、変だという事は自分でもよく分かっている。
それに好きな人なら尚更、その人の事を応援しなければならないという事もよく分かっている。
だけど、私はまゆらさんの助けになるような事は一つもしなかった。
寧ろ、まゆらさんの邪魔ばかりしていた気がする。
そんな私に、まゆらさんに拍手を送る資格はない。
合格のお祝いをする資格もない。
「・・・久遠さんにもいっぱい、迷惑掛けちゃいましたね」
そう言って、まゆらさんは声を掛けてくれたけど。
それが私には凄く痛かった・・・。
―――お願い、まゆらさん。私にそんな言葉を掛けないで・・・私はあなたに優しい言葉を掛けて貰う資格なんてない・・・。
だって、私は・・・・・・私はあなたの事を愛してしまったんだから・・・。
「っ・・・うん」
強ばった肩に痛みを感じて、不意に意識が覚醒する。
霞んだ瞼を擦りながら明るい部屋を見渡す。
視界に入った時計は23時を回ろうとしていた。
どうやら、シャワーを浴びた後、ベッドに倒れこんだまま少し眠ってしまったらしい。
乱れた髪を直しながら寝ぼけた頭を整理していると、私を見つめる先程のまゆらさんが脳裏に浮かんできた。
本当に私はまゆらさんに酷い事ばかりしている。
奈々穂さんの言うとおり、折角の楽しい会に水を差す様な事をしてしまったのだから・・・。
考えれば考えるほど自己嫌悪が募っていく。
・・・とりあえず明日の朝、まゆらさんにはきちんと謝ろう。
自分の本心は心の奥に閉まって・・・友人として、仲間として。
今までの事も含めて自分の言葉で謝ろう・・・。
それから、まだ言う事の出来ていない合格のお祝いの言葉も掛けよう。
それから・・・。
―――コン、コン―――
乾いたノックの音が響いた。
こんな時間に誰だろうか。
隣室の奈々穂さん?・・・でも、あの酔い具合ではもう潰れていてもおかしくないのだけれど・・・。
訪問者の事を考えながら、私は身なりを整えて玄関へと向かう。
「・・・どちらさま?」
「あっ、久遠さんですか?! 私ですけど・・・」
扉の向こうからの返事に足が止まる。
今の声は間違いない。
私が一番逢いたくて・・・そして、一番逢いたくない人・・・。
「・・・・・」
「・・・久遠さん?」
しばらくの躊躇いの後、私は静かに扉を開けた。
寝巻き姿をしたまゆらさんは私の顔を見て、優しい笑顔を向けてくれた。
「もぉ〜、心配しましたよぉ。久遠さん、凄く具合悪そうな顔して部屋に帰っていっちゃうんですからぁ」
私がベッドサイドに腰掛けると、まゆらさんが怒ったように口を開いた。
「申し訳ありません。ご心配をお掛けしてしまって」
「えっ?!・・・あっ、そんな風に謝らないで下さいよ。あの後、他のみんなはもっと酷かったんですから・・・」
私が勧めた椅子に座りながら、まゆらさんは打って変わって楽しそうに笑う。
「理事長と香以外はみんな潰れて寝ちゃって、もう凄かったですよ。香が皆を部屋まで負ぶっていってくれて助かっちゃいました」
「そうですの・・・私、皆さんに悪い事をしてしまいましたわね・・・。」
「だから大丈夫ですって。それより、久遠さん具合は大丈夫ですか?」
「はい。おかげ様で酔いも醒めましたわ」
「ほっ・・・それを聞いて安心しました」
まゆらさんの優しさに胸が詰まりそうになる。
そんな風に気に掛けていただく資格なんて私にはないのに・・・。
「私、ホントに心配してたんですよ。だから、お風呂上りにちょっと声が聞きたいな、って思ってたんです・・・もしかして、迷惑でした?」
「そんな!!迷惑だなんて事はありませんわ!!」
不安そうなまゆらさんに、私は精一杯否定する。
私はあなたにいつも救われてきた。
あなたが居てくれたから私はここまで来れた。
素直で優しいあなたが私は大好きなのだから・・・。
込み上げてくる気持ちを必死に押さえ付けながら、私はもう一度首を振った。
「迷惑だなんて・・・まゆらさんのお心遣いはとっても嬉しいですわ」
「・・・ふふ、そんな風に言われると何か照れちゃいますね・・・」
まゆらさんは頬を染めながら恥ずかしそうに呟く。
「でも、夏頃からずっと久遠さん元気がなかったじゃないですか。いつも俯いてたり、何か考え込んでたり・・・。
もし、何か悩み事があるなら、私でよければ相談してくださいよ。こう見えても、久遠さんの先輩なんですから」
そう言って、まゆらさんは極上の笑顔を見せてくれた。
そんなまゆらさんの優しさに甘えたい。全てを告白したいという衝動がふつふつと沸きあがってくる。
だけど、告白する事でまゆらさんに嫌われたくない・・・。
私達の関係を壊したくない・・・。
「・・・久遠さん? どうかしたんですか?」
「・・・いいえ。何でもありませんわ。それより・・・」
下を向く私の顔を覗き込むまゆらさんを誤魔化すように、私は急いで笑顔を作る。
「まだ、まゆらさんにお祝いの言葉を伝えていませんでしたわね」
このお祝いの言葉を言って、まゆらさんへの気持ちを綺麗に忘れよう・・・。
そうすれば、少なくとも今まで通りの関係を続ける事が出来るのだから。
そう決めて姿勢を正す。
「遅くなって申し訳ありませんでしたわ。改めまして、まゆらさん。合格おめでとうございます・・・」
私ははっきりと、そう祝辞を伝えた・・・。
伝えたつもりだった・・・。
「・・・あ、ら?」
言葉が詰まって声が掠れる。
何かが零れ落ちていく感触と床に広がる小さな染み。
「久遠さん・・・? どうして、泣いてるんですか・・・」
まゆらさんに言われて私は始めて気が付く。
自分が泣いている事に。
「えっ・・・ぁ・・・う、うぅ・・・」
嗚咽が自然と口から漏れる。
何とかしようとしても、どうにもならない・・・。
涙は次々に溢れてきて止める事は出来なかった。
「く、久遠さん!!久遠さん!!」
まゆらさんがこちらに駆け寄ってくる。
「うぅ・・・えっ、ぐっ・・・」
こんなみっともない姿を見られたくない・・・。
来ないで、と私は言いたかったが言葉が出てこない。
「久遠さん・・・」
突然、ふわりとした感触。
ぼやけた視界に広がるまゆらさんの胸。
私を守ってくれるような背中に回された腕。
「ま、ゆら・・・さん・・・」
「大丈夫・・・大丈夫だからね・・・」
赤ん坊をあやす様な声音。
暖かい掌が私の頭を撫でる。
その時、ぼんやりした脳裏に昔の光景が浮かんできた。
それは幼い頃、泣き虫だった私をいつも優しく包んでくれた母親のこと。
弱いくせにいつも虚勢を張っていた私。
でも、母親に抱きしめられた時だけは不器用な私でも素直になることが出来た。
その時と同じ安心感が、私を満たし落ち着かせてくれる。
そして、今なら・・・。
・・・今なら自分を偽らずに素直に全てをきちんと話せる気がした。
勿論、受け入れて貰えるとは思っていない。
きっと軽蔑されてしまうだろう。
・・・それでも、私はまゆらさんには本当の気持ちを伝えたい・・・
本当の私を知ってもらいたい・・・。
「・・・まゆらさん・・・私・・・」
少しの沈黙の後、私はゆっくりと口を開いた。
「何ですか?」
「私・・・まゆらさんの事がずっと・・・大好きでした・・・」
「・・・久遠さん・・・?」
頭を撫でていた手が止まる。
「私、まゆらさんの事が大好きで・・・だから、まゆらさんが大学を受験されると聞いた時は・・・本当にショックで・・・」
包んでいてくれたまゆらさんの腕の力が抜けていく。
それでも、止めるわけにはいかない。
私は告白を続ける。
「離れ離れになりたくなくて・・・まゆらさんの事を応援しなければいけませんのに・・・私は何も出来なくって・・・」
恥ずかしさのあまり、まゆらさんの胸に顔を押し付ける。
「・・・それどころか、まゆらさんが合格しなければいいと・・・そう心の中でずっと思っていましたわ・・・」
まゆらさんは何も言わない。
「・・・同性である私が、まゆらさんの事を想うなんておかしいことだと自覚しています・・・まゆらさんの気持ちも考えずに、こんな事を言うのが自分勝手だという事も分かっています・・・」
全力で走った時のように心拍数が高まり続けていく。
「それでも・・・それでも私は・・・」
私は大きく息を吐いて心を落ち着かせる。
「まゆらさんの事を・・・愛しています・・・」
時間が停止したと思えるほどの静寂が室内を包んだ。
―――ドクン―――ドクン―――という心臓の鼓動がやけに大きく聞こえる・・・。
まゆらさんは一体何を考えているのだろう。
自分勝手な私に怒っているのだろうか。
そうだとしたら、もうまゆらさんには許してもらえないかもしれない・・・。
「・・・ふっ・・・ふぇ・・・」
耳元で聞こえる微かな声。
ポツリ・・・ポツリと頬に当たる生暖かい滴。
「まゆらさん・・・?」
慌てて顔を上げる。
正視したまゆらさんの瞳からキラキラとした涙が零れていた。
「まゆらさん?!」
「・・・っひ・・・ひっ、ひどいです、よ・・・」
顔を覆いながら、まゆらさんは私の目の前で泣き崩れた。
普段、予算の事で悔し涙を流すのとは全く違う。
まるで子供の様にの様に泣きじゃくっていた。
「まゆらさん・・・」
気まずい雰囲気に、私の止まったはずの涙が溢れそうになる。
沈黙が私の心を罪悪感で蝕まれていく。
また、私のエゴでこの人を傷つけてしまった・・・。
何度も私を救ってくれた優しい笑顔を奪ってしまった・・・。
私は最低最悪の人間だ・・・。
「申し訳ありません・・・こんな勝手な事ばかり言っ」
「違うんです!!」
突然、まゆらさんが私の謝罪を遮った。
今までに見たことのない強い否定に、頭が真っ白になる。
「そうじゃありません・・・なんで・・・なんで、私に、言ってくれなかったんですかぁ!!」
・・・・・・・えっ?
この人は今、何と言ったのだろうか。
思わず、耳を疑う。
「・・・く、久遠さんは、何時もそうじゃないですかぁ・・・そうやって何でも、一人で抱え込んで・・・ひっく・・・」
グシャグシャになった顔を拭いながら、私を見つめるまゆらさん。
瞳の中の私の姿が、涙で揺らめいている。
「私だって、ずっとずっと・・・ずっ〜と久遠さんの事が好きだったんですからぁ!!」
そう言うとまゆらさんは、仔犬のように私の胸に飛び込んできた。
何が起こったのか咄嗟には理解できなかった。
まゆらさんの髪から仄かに漂う、シャンプーの香りに意識が霞みそうになる。
「まゆらさん・・・嘘・・・ですわよね?」
辛うじて出た言葉が他人のモノに聞こえる。
しかし、まゆらさんははっきりと首を横に振る。
「嘘じゃないです・・・」
「・・・いいえ、嘘ですわ。まゆらさんはお優しいからそんな事を・・・」
そうだ。嘘に決まっている。
隠密で予算を使いすぎた時だって、まゆらさんは怒っていてもきちんと都合をつけてくれる。
この人はそういう人なのだから・・・。
「嘘じゃないです!!」
ぎゅっ、と背中に回された腕に力が入る。
まゆらさんの顔が少しずつ私に近づいてくる。
首筋に掛かる熱い吐息・・・。
「まゆらさんっ?!・・・っつん」
まゆらさんの長い睫毛。
空を掴んでいた掌を握り締める小さな掌。
さらさらと髪を梳くしなやかな指先。
柔らかい・・・甘い感触。
一瞬のはずなのに、まるで古いフィルムを視ている様な感覚。
「ん・・・ぅんっ・・・ぷぁ、はぁ・・・」
口唇が離れると、熱い吐息が交じり合った。
酸欠気味の身体に肺を通して空気が流れ込む。
頭に血が昇ったせいか、顔が火照って仕方がない。
「久遠さん、信じてもらえますか?」
「まゆらさん・・・」
まだ信じる事が出来なかった・・・。
まるで夢のようだと思った。
「本当ですの?」
「ふふ、本当ですよ」
潤んだ瞳を細めてまゆらさんは笑った。
今までに見たことのないくらい優しくて暖かい笑顔・・・。
私の中で何かが弾けてまた涙が出てきた。
「・・・っ!! まゆらさん!! まゆらさん!!」
「好きですよ、久遠さん・・・」
まゆらさんと目が合う。
もう一度、温もりに触れたくて、今度は私からまゆらさんの艶やかな口唇に近づいていく。
「んっ・・・・」
私とまゆらさんの涙が混じったせいだろうか。
愛しいほどに優しくて柔らかいキスの味は甘くて・・・少しだけ塩の味がした・・・。
以上です。
長い上に誤字があったら申し訳ない。
後半は今書いてるからもうちょっと待ってください。
あと、聖まゆ厨なので、誰か補給してください・・・。
>>145 おお!いいねいいねー
後半も期待してます
>>145 聖まゆ厨なのにまゆ×久遠も書けるとかマジGJ
久遠×聖奈も誰か補給……もとい、語り合ってくれないものか
同志求む
149 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:34:52 ID:vGj9mYEI
150 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 18:46:29 ID:HIeLpSDK
空気よまず、保守がてら投下。
久遠と奈々穂。あんま百合っぽくなんなかった。
あと暗い。
NGは 久遠+奈々穂 か 「葛藤」でお願いします。
眼が似ている、と私は言った。
否応なく決められた自分の運命に絶望していた時の私に、
彼女の目はどことなく似ていた。
今では、そんなことはない、と思う。
確かに私たちは自分の運命に絶望していたという点では共通していたけれど、
私には救いの手が差し伸べられた。
護衛の任を解かれたという救い
極上生徒会という救い
そしてなにより、奏という救い。
それが彼女には施されなかった。
会長を調べるのを続けても止めても彼女は自分を責めずにいられない。
調べ続けるというのは会長を、極上生徒会を裏切るということ。
止めるというのは、ナフレス資本の系列である両親の会社を倒産させるということ。
自分の一挙手一投足を憎んでやまないのだろう。
極上生徒会とナフレス諜報機関との板挟み。
ここ最近、久遠は会長のことを報告していない。
それが続くのも長くないだろう。
どうしたら助けてやれるのだろう。
「なあ、・・・久遠」
「はい?」
恒例の生徒会会議の前、久遠はそんな苦悩を微塵も感じさせない笑顔で振り向いた。
彼女がナフレス諜報機関の一員であることを知っていることを悟られてはいけない。
そんな私に何が言えるのだろう。
「いや、なんでもないんだ」
私は普段極大権限だとか極上生徒会だとか言って偉そうにしているが、それが何だというんだ。
大切な人間に何もしてやれないで、目の前で苦しんでいるのを見るだけだ。
「なんなんですの、口ごもるなんて奈々穂さんらしくありませんわね」
本当、情けない―――
そして、今やっと差し伸べられた救いの手。
「久遠さんは、私を調べ続けるの。
そうして、極上生徒会の副会長をしていくの。
だから、これからも楽しみましょう。この宮神学園で、極上生徒会のみんなと一緒に。」
ああ、やっぱり、奏にはかなわないな。
こういう人だからこそ、私は奏が好きなのだ。
二つくらいに分けないとだめかと思ったけど意外といけました。
奈々穂が男らしすぎ泣いたwww
しかしまゆらが可愛い件
なんでだろうね
最近精神的には聖まゆ、身体的にはまゆ聖が脳内ブームなんだ
聖奈さん誘い受けでまゆらのへたれ年下攻めとかかわいいジャマイカ
156 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 04:13:01 ID:GEZ+EZyd
え〜い!極上生徒会2ndははまだか!
158 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 09:24:08 ID:QgGPbSRQ
保守を兼ねて、自分も投下します。
ただ、ちょっと特殊でバッドエンドなので次の事に注意してください。
・聖奈×まゆらが好きな人は見ない方がいいかもしれません。
・ゲーム版準拠ですが、先生はほとんど出てきません。
・NGワードは、さようならでお願いします
159 :
さようなら:2007/12/15(土) 09:25:59 ID:QgGPbSRQ
いつもの様に喫茶店はガラガラに空いていた。
聖奈はいつもと同じケーキセットを注文し、会計を済ませると、大通りが見えるいつもの窓辺の席に座った。
運ばれてきたコーヒーで一息ついて、鞄から取り出したのは読みかけの文庫本。
しおりを外して、ゆっくりとページをめくり始める。
何もやることの無い休日はこうして一人、本を読んだり人通りを眺めたりするのが最近の聖奈の日課だった。
「お待たせしました」
しばらくして、注文していたケーキを顔馴染みのウェイトレスが運んできた。
「ありがとうございます」
「最近はお一人でいらっしゃる事が多いですね。」
「えぇ。あの子、何だか忙しいみたいで」
「そうですかぁ。たまには遊びに来て下さいって伝えといて下さいね」
「はい、解りました」
聖奈の返事に笑顔で答えると、そそくさとウェイトレスはカウンターの奥に消えていった。
「遊びに来て下さい、か・・・」
ショートケーキの苺を除けながら、聖奈は最近、一緒にいる時間がめっきりと減ったまゆらの顔を思い浮かべた。
元々、このお店もまゆらが見つけたお店だった。
春先に資材の買出しの帰りに二人で入ったのをきっかけに、休みの日にはよく二人でケーキを食べに来ていた。
しかし夏を過ぎたあたりから、まゆらが一人で出掛ける日が多くなり、このお店に一緒に訪れる事もなくなっていた。
寂しいな・・・。
ふと、ケーキの苺を取り合って二人ではしゃいだ事を思い出して、聖奈はそんな気持ちになった。
一緒に世間話をして、予算の事で怒られて、仲直りをして、笑いあって・・・。
些細な事だけど、それだけで聖奈はとても幸せな気持ちになることが出来た。
それは、いつしか聖奈がまゆらに淡い恋心を抱いていたから。
無論、まゆらは聖奈の気持ちに気付いていないだろうけど。
それでも、二人で楽しい時間を過ごせるならそれでいいと、聖奈は思っていた。
今度の休みの日にでも、二人でお出掛けしようかしら?
久しぶりにお話ししたいし・・・。
来週の予定を組み立てながら、聖奈は最後まで取っておいた苺を口に運んだ。
160 :
さようなら:2007/12/15(土) 09:27:09 ID:QgGPbSRQ
本を読み終わったところで、聖奈は3杯目のコーヒーを注文した。
待っている間、木枯らしの吹く外に目を向ける。
大通りはいつもの様に沢山の人が行き来していた。
家族連れ、友達同士、カップル・・・。
みんな、楽しそうに歩いている。
その中で一組のカップルを目で追っていると、お店の向かい側に最近出来た小さな雑貨屋が目に入った。
真新しいディスプレイにはおしゃれな家具や美しい食器、かわいらしい小物が並び、多くの人が足を止めて見入っている。
あら、かわいい。みなもちゃんにお土産でも買ってあげようかしら。
そんな事を考えながら妹が喜びそうな商品を遠目から物色していると、お店の横に立つ一人の少女が目に止まった。
「まゆらさん・・・?」
見慣れた顔、見慣れた髪、見慣れた服・・・。
間違いないまゆらだ。
一人で何をしているのかしら?
不思議に思っていると、その答えはすぐにわかった。
「・・・先生?」
しばらくして、まゆらの前に一人の男性が現れた。
男性のいかにも真面目そうな顔にも見覚えがある。
夏に教育実習でやってきた先生だ。
遅れてきたのを謝っているのだろうか? 先生はまゆらに頭を下げる。
まゆらは笑いながら手を振って嬉しそうに何かを話すと、二人は通りを歩き始めた。
最初はどこかよそよそしくしていた二人だったが、どちらからともなく手を繋ぐと、人ごみに消えていった。
まるで映画のワンシーンの様だった・・・。
「お待たせしました」
突然、声を掛けられて聖奈はびくりと身体を震わせた。
見ると、湯気の立ったコーヒーを運んできたウェイトレスが不思議そうにこちらを見ている。
「っ?!・・・ご、ごめんなさい、結構です!!」
「えっ? お客様?」
聖奈はウェイトレスに謝ると、荷物をまとめてお店を飛び出した。
痛い・・・痛い・・・胸が痛い・・・。
見てはいけないものを見てしまったような罪悪感。
そして、自分でもよくわからない感情で胸が締め付けられる・・・。
どうしてだろう・・・。
悲しくもないのに、涙が出てきそうで仕方がなかった。
161 :
さようなら:2007/12/15(土) 09:28:48 ID:QgGPbSRQ
寮に戻った聖奈は鍵を掛けて自分の部屋に閉じこもった。
暗い部屋で布団を頭から被って混乱した自分自身を必死に宥める。
一体、私は何をしてるんだろう。
別にたいした事じゃない。
可愛がっていた好きな後輩が素敵な人を見つけただけだ。しかも、相手は自分もお世話になったよく知っている人。
そういえば実習の期間中、あの二人は仲良くしていたような気がする。
真面目な先生の事だ。
きっと、まゆらを幸せにしてくれるに違いない。
まゆらにとっても、そして私にとっても、それは幸せなこと。
・・・なのに。
「やだ・・・何で涙が出てくるのかしら・・・」
拭っても拭っても涙が止められなかった。
そして、心の奥で黒い囁きが聞こえる。
もし・・・もし、私がまゆらさんと付き合っていたら。
あのお店の前で二人で言葉を交わして笑いあって・・・。
冷えた手を温める合うように手を固く繋いで・・・。
それから・・・それから・・・。
「まゆらさん・・・」
気が付くといつもの様に下腹部に手が伸びていた。
嫌悪感と罪悪感が襲ってきたが、ぼうっとした頭は本能的に身体を慰めようとする。
熱もないのに身体が火照って仕方ない。
「うんっ・・・」
下着越しにスリットを強く擦る。
ひんやりした手が上着を捲くって、胸を弄ぶ。
声が出ないように、強く布団のシーツを噛んだ。
「んん・・・ん、ん!」
まゆらの手が自分の身体を這っている。
まゆらの舌が自分の肌を味わっている。
まゆらが甘い言葉を囁いてくれる。
そんなイメージを浮かべると、ますます聖奈は熱に浮かされた。
「ん!ん!!んん!!!」
下着が湿ってきたのを確かめると、聖奈は下着をずらす。
そして、ゆっくりとスリットに指を沈めた。
温かくてヌメヌメした感触が指先を纏う。
ほんのすこし出し入れをしただけで、身体中に痺れが走った。
162 :
さようなら:2007/12/15(土) 09:30:02 ID:QgGPbSRQ
「あんっ! まゆら、さん! うあっん!」
我慢できなくって、嬌声が上がった。
快感のあまり身を捩る。
白いシーツに皴の波が出来る。
「まゆらさ、ん・・・やだぁ・・・まゆらさん!」
名前を呼ぶたびに愛しさが募っていく。
こんな事をしてはいけないと分かっている。
分かっているのに・・・。
それでも、自分の気持ちは抑えられない。
「やぁん!!まゆらさん!!まゆらさん!!・・・いっちゃうぅ!あぁぁぁんっっ!!!」
電撃の様な快感が貫いて、身体が弓なりに反れる。
体内に入った指が痛いほど締め付けられる。
自分のものとは思えないほどの声を挙げて聖奈は絶頂を迎えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ぐったりとベッドに身を沈めて、乱れた呼吸を整える。
動悸が治まり、意識がはっきりしてくると激しい自己嫌悪が湧き出してきた。
今すぐ自殺したいという衝動を必死で押さえ込む。
「ごめんなさい、まゆらさん・・・ごめんなさい・・・」
自分は最低の人間だ・・・。
人間のクズだ・・・。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
枕に顔を埋めて、聖奈は必死に嗚咽を殺した。
――――――――――――――――――――――――――
「ま〜ゆっらさ〜ん」
翌日、校内でまゆらを見つけた聖奈はいつものように声を掛けた。
「どうしたんですか、聖奈さん?」
可愛らしく小首を傾げるまゆらの顔を見て一瞬だけ、昨日の気持ちが甦ってくる。
しかし、何事もなかったかの様に笑顔の仮面を被って、聖奈は微笑みかける。
「ふふふ。私、まゆらさんの秘密知っちゃいました〜」
「はっ?!」
何事かと驚くまゆら。
聖奈は仮面に皹が入らないように注意しながら、言葉を続ける。
「隠しても無駄ですよ。まゆらさんが先生とデートしてるの見ちゃいましたから」
「・・・あははは、ばれちゃいました?」
「うん。まゆらさんにはお似合いの相手ね」
「もう。みんなには内緒にしといてくださいね」
「は〜い」
ほら。こうやって、まゆらさんと普通に話せる。
心の悲鳴を無視して、聖奈は確かめるように心で頷いた。
「お〜い、まゆら!!」
「あっ、今行きま〜す。じゃあ、聖奈さん、また後で」
「うん」
ぺこりと頭を下げて、まゆらは名前を呼んだ奈々穂の元へと駆けていった。
走り去る小さな背中に向けて、聖奈は精一杯の作り笑顔で呟いた。
さようならと・・・。
おわりです。暗い話しですいません。
とある曲を聞いていたら、ビターな話が浮かんできたので
ゲームやったことないのに大急ぎで書いてみました。
私も聖奈さんとまゆら(というかまゆら×聖奈)が好きなので、
次は聖奈さんの精神的な弱さをまゆらが支えてあげる様な作品を
書いてみたいと思います。
二人には幸せになって欲しいです。
>>163 ハッピーの影にバッド在り
こういう観点からの切り口は珍しいな・・・GJ!!
うん、これは悪くないな
聖奈さんはほんとは重度の依存症だろうな?
聖奈さんの自慰行為を眺めながらそう思う琴葉だっt
>>163 せつねぇぇぇえぇぇぇぇぇぇ
マジGJ!!!!!!!!!!!!
次回作のまゆ聖も激しく期待w
167 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:00:36 ID:JPk+kPa2
保守
168 :
10:2007/12/23(日) 18:23:24 ID:2RZSOvH6
神作ラッシュキター!!! GJGJです!
自分も一つ投下します、久遠⇔奈々穂。
さほどエロはなし、ひたすらバカップル。
NGは「紅にとけて」でお願いします。
夜の極上寮。こうこうと光る満月が、二人の少女を照らしていた。
「あら、このアッサムはいい香りですわ」
白磁の陶器から濃い臙脂色の液体をカップに注ぐ。強い紅茶の香りがたちこめ、湯気が電灯に吸い込まれていく。
「夜の茶会というのも、なかなかいいものだな」
「えぇ、本当ですわね」
簡易テーブルの上には、キッチンから持ち込んだスコーンやビスケットなど焼き菓子と、一口大のチョコレートが
いくつか皿に盛られている。一つ掴んで舌にのせれば、やさしい味がした。
奈々穂と久遠は、二人でお茶を嗜むことが多い。職掌上の打ち合わせを兼ねて、あるいは単に談話をする
ために、こうして向かい合う事はしばしばある。
同室の共同スペースで、どちらからともなく「お茶を飲もう」と持ちかける事も少なくない。
今夜のメインは、久遠の両親が英国から買い付けたアッサムの茶葉で淹れたミルクティー。
ラベルには英国皇室御用達の銘柄だと書かれてある。その謳い文句どおり、ゆたかな茶葉の香りが
疲れた身体によく沁みる。
「…うん、おいしい」
カップに口をつけて、奈々穂ははにかむ。
「奈々穂さん、お砂糖はいかが?」
「あぁ、私はいい。砂糖は入れないからな」
「まぁ、ダイエットですの?」
「ぅ……おまえ、そんなに意地悪だったか?」
奈々穂をからかいつつ、久遠はカップに角砂糖を一つ落とした。
他愛のない話が弾む。生徒会、学園内で起こる面白おかしいエピソード、新しくできた洋菓子店のこと、
かわいい輸入品の小物を置くので人気のある雑貨店の話――少女たちの話のネタは尽きない。
夜のお茶会は極上生徒会としての職掌をはなれ、世間話を楽しむ貴重な時間だ。
「ん…。このスコーンは甘くないんだな」
「あら、気づきました? お砂糖を抑えてみたんですのよ」
久遠が頬杖を衝きながら頬をゆるめた。
「って…久遠が作ったのか、これ?!」
「もう、今頃気づいたんですの?」
プレーン味のスコーンは手にとると温かく、冬の日の冷えた指先を癒してくれる。
―いつもこうなんですから、奈々穂さんは…―
心の中で毒づきながら、ぬるくなった紅茶を唇の端でもてあそぶ。
ミルクと砂糖を混ぜた甘い液体は、心をひどく冷やした。
――二人が『恋人』の関係になったのは、奈々穂が会長になって間もない頃の話。奈々穂が18歳になる日だった。
「これ…つけてくださいませんか?」
と言って久遠が差し出したのは、細いシルバー・リング。
光を反射してきらきらと光る銀色を、奈々穂はあっけにとられたような顔で凝視していた。
「…久遠、おまえの言いたいことはよく分かった……」
「え?」
息を吸い込み、奈々穂は一気にまくしたてる。
「私に女らしくなれと、そういう訳か!! 確かに私は体育会系で、色気もないし学ランが似合うだの何だのと
言われているが…だが、こんなものを贈ってまでおまえは…っ!」
「なっ…奈々穂さん、ちがいますわよっ! それは…」
「違うだと!? ではこの指輪は何だと言うんだ!?」
すっと、久遠が左手をかざす。薬指には、奈々穂の持っているものと同じデザインのシルバー・リングが。
「……え?」
「……わ、私のと…ペアなんですのよ…?」
久遠はかすれた声でつぶやくと、奈々穂の薬指をとり、口付けた。
「好き、ですわ…」
「…なっ、おまえは…なんで、いつも先手を取ろうとする…っ!」
顔を真っ赤にした奈々穂が、久遠の手を引き寄せて、同じように薬指にキスを落とした。
「…好きだ、なんて…先に言いたかったのは、私のほうだ…」
それが、二人の始まり。
とは言うものの、あれからさして進展はない。奈々穂に贈ったリングは、二人きりの時にしかつけていない。
曰く、「冷やかしを受けるのは心外だ」との事。
無理もない。ただでさえ噂話が好きな思春期の女子生徒たちは、なんでも色恋ざたに持ち込みたがる。
前髪の分け目が変わった、化粧をしている、うるんだ瞳をしている…等、少しの変化も見逃されない。
まして奈々穂の場合、ひそかに私設ファンクラブが存在するほど「王子様」としての人気を確立していた。
まれに、久遠もファンクラブのメンバーに出くわすことがある。
彼女たちは久遠に直接危害を加えてくる事も、陰口をこぼす事もない。
ただ、ひたむきで、だがそれでいて臆病な視線を投げかけられるたびに、
彼女たちの奈々穂への一途な想いを感じずにはいられなかった。
――もっとも、奈々穂への愛情ならば誰にも負けない自負がある。
彼女たちファンクラブは、奈々穂の見せる凛々しい側面に恋焦がれているのだ。会長としての
リーダーシップ、ゆるがない信念と、強い意思が、彼女たちの心を熱く焦がし続ける。
だが久遠は、それだけではない。奈々穂の少女としての側面も知りえている。
可愛いものに目がなくて、私室は密かにファンシーグッズで埋め尽くされていること。
久遠が新しいキャラクターグッズの情報を教えると、瞳を輝かせて子供のようにはしゃぐこと。
そんな奈々穂の素直な少女らしさが、たまらなく愛しかった。
奈々穂をきつく抱きしめて、胸の中に閉じ込めてしまいたい。
そんな独占欲で、胸がはちきれてしまいそうで、怖かった。
「…久遠、久遠?」
「えっ…あ、あぁ、奈々穂さん…?」
考え事から覚めて、久遠は間の抜けた声を挙げる。
気づけば紅茶はとっくにぬるま湯を通り越していた。久遠は冷えた液体を嚥下した。
「おまえ、最近上の空が多いな。何かあったか」
「何も…と言っても、奈々穂さんは納得しませんわよね」
「当たり前だ、私を誰だと思っている?」
黒いかたまりが喉に集まっていく。先ほどまでの強い欲望が頭をもたげ、今にも飛び出そうとしている。
こんな時だけは鈍感でいてほしかった。「なんでもない」という虚言を信じてほしかった。
しかし、それは決して叶わない。そして叶わないからこそ、奈々穂を愛しいと思う。
こんな汚れた気持ちを、奈々穂はきっと笑うことはない。
「…口付けをください」
切り出した声は、驚くほどに震えていた。
奈々穂は久遠を見つめたまま、微動だにしない。
以前口付けあった薬指を差し出しながら、久遠は続ける。
「子供のあいさつみたいな物では足りませんのよ。私は案外欲深いので」
たまらず、奈々穂の肩を引き寄せて、細い腰を抱きしめる。
「もっと…奈々穂さんのことを教えてくださいまし」
何て下手な駆け引きだろう、と久遠は心中で自嘲する。
奈々穂の胸の中は心地よかった。やわらかな肌着越しに奈々穂のぬくもりが肌をつたう。
ずっとこうしていたいと思っていると、細い指が伸びてきて、久遠の髪を撫でた。
「悲しませてすまない」
奈々穂は久遠を自分のほうに近づけて、その頬に、唇に、軽く口付けを落とした。
マシュマロのような柔らかさが触れるたび、久遠の胸が弾んだ。
「…そ、その…私は恋愛などというものをした事がないから…どうしていいか分からなかった。
本当はこうして触れたかったのに…怖かったんだ」
ひとつひとつ、言葉を選ぶように奈々穂が口にする。そしてまた、唇同士が触れた。
「遠慮することなんて、ありませんのに…私はいつでもどこでも、奈々穂さんとこうして
一緒にいたいんですわよ…」
今度は久遠のほうからキスをする。ほのかに甘い香りがした。
「も、もしも…何かして…久遠に拒まれでもしたらっ…立ち直れないだろう」
奈々穂は半ば沸騰しかけである。
「…奈々穂さんも、相当我慢してらしたのかしら?」
「い、言わせるなっ!!!! 愛する人を抱きしめたくなるのは当然だろうっっ!?」
その言葉に、久遠の胸の早鐘は、壊れそうなほどに大きな音を響かせた。
ただ奈々穂の腕の中に抱きしめられる幸せ。どんな瞬間よりも掛け値のない、極上の幸せだと思えた。
「…うれしいですわ」
三日月形に目を細め、久遠は微笑む。
そして再び、唇を寄せた。
「…ん」
抱きしめた腕を強く寄せ合い、少しでも傍にと寄り添う。
ついばむ口付けを繰り返すうちに、どちらからともなく舌を割りいれた。
「ん、っ…」
一瞬、奈々穂がうめくが、すぐに舌を動かす。
ざらざらした表面を唾液で濡らしていくと、ピリピリと全身を電気が走り抜けていく。
「ん、ぁ…」
久遠はうっすら目を開けて、奈々穂とつながれた部分を見つめた。
ぬらぬらと糸をひいた紅い舌に興奮が掻き立てられる。
「んっ、んん、くぅ…くお…っ!!!」
負けじと奈々穂も舌を動かし、久遠から与えられる刺激を倍にして返す。
「ふぁ、ぁ、はふっ、ふぁ、あっ」
ぴちゅ、ぴちゅと水音が鼓膜に打ち付ける。貪欲な快楽を象徴するように、身体が熱く火照っている。
息を注ぐ暇もないほどに互いを求め合った。
「ふぁ、ぁぁ、ぁん、ぁ…っ」
舌が触れ合うたびに身体がしなり、自分では止められない嬌声が心を狂わせる。
「奈々穂さっ、ぁ…ぁんっ…!」
百回好きだと囁く事と、一回のキスを交わす事と。果たしてどちらがより幸福になれるのだろう。
答えを出す前に、久遠の額にやわらかい唇が降りてくる。
優しい笑顔を浮かべた奈々穂が、そこにはいた。
「…愛しているよ、久遠」
いつの間にか頬を濡らしていた雫に気づいて、久遠は恥ずかしそうにはにかんだ。
「えー…では次に、会計の市川から報告しますー…と、その前に。会長と副会長…
そろそろここが生徒会室だという事を自覚してください…」
言いながら、まゆらはその嘆願が無駄に終わりそうな事を分かっていた。
何しろ副会長の銀河久遠は、生徒会長の金城奈々穂に後ろから抱え込まれるようにして座しているからだ。
「あら、まゆらさん。なにか問題がおありかしら?」
「てゆーか、ありすぎですっ! 今は生徒会会議の時間でっ、ここは生徒会室でっ、そもそも学校という公的な場でっ、
な、なにやってるんですか二人ともー!!」
ガシャガシャとまゆらの算盤がむなしく音を立てている。
他の生徒会メンバーは、苦笑しながら遠巻きに眺めていた。
「私はきちんと報告を聞いているぞ? それにたいしての意見・提案も行っているし、何ら問題はない。
おまけに久遠と私が椅子を共有すれば、椅子に一台分空きが出来て予算も節約できる」
「えぇ、まさに一石二鳥ですわね」
「そ、そーゆー問題じゃなくてぇぇ…」
もはや諦めたのであろう、まゆらは消え入りそうな声で「…来月の予算配分ですが…」と報告を始めた。
奈々穂と久遠の関係が公になってから、一週間が過ぎた。
おそろいのリングをつけ、指をからめる「恋人つなぎ」をしながら歓談する二人の姿を見て、
全校生徒は嬉々として噂する者、呆然としてくず折れる者と様々であった。
二人が共に副会長であった頃から恋仲が噂されていたとはいえ、実際に目の当たりにすると衝撃的である。
何しろ、「鬼の副会長」(現:鬼の会長)がゆるみきった表情で久遠の髪を撫で、寄り添う久遠も久遠で
瞳をうるませ、肩にしなだれかかったりするのだ。
どうみてもバカップルです。バカップルがいます。
隅っこで本を読んでいたシンディが、顔を真っ赤にしてぼそりと呟く。
「オゥ…ここ、ニホン…。フタリダケ…リュウガク?」
れいんやみなもですら、二人の豹変についていけないのか、赤面しながら目を反らしていた。
「プッチャン、ラブラブだね〜…あっ、久遠先輩が奈々穂先輩に近付いて…って、あれ!?
ちょっとプッチャン、なんで目隠しするのー!?!?」
『りのには早い、まだ見る時じゃねーぜ』
「ひどーい、私はもう大人だよー!?」
きゃいきゃいとはしゃぐりのとプッチャンを横目に、当人たちはくすくすと笑いあう。
「しばらくは噂が絶えませんわね。人の噂も75日と言うけれど、どうかしら」
「これでも自重しているつもりなんだがな…」
奈々穂は苦笑する。
とはいえ、素直になった二人にとっては、大切な想い人が傍にいる事が何より幸せだった。
今夜もあの部屋で、とびきりおいしい紅茶をいただこう。
そして、紅に溶けた砂糖よりあまい、極上のひとときを味わう事にしよう。
173 :
10:2007/12/23(日) 18:29:49 ID:2RZSOvH6
endマーク打つの忘れました、以上で終わりです。
クリスマスネタでも書こうかと思ったのですが時間が…
25までにまた何か書ければ投下します。
久遠を可愛らしく書こうとしたらキャラが壊れてしまった気がします。
それではー
174 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 19:42:31 ID:UrPTol3Y
なんなんだこの神ラッシュ・・・
GJ!GJすぎる!!!
>「オゥ…ここ、ニホン…。フタリダケ…リュウガク?」
吹いたwwwww
なんというGJ!
一日早くプレゼントを貰った気分だ
さ・最高だった・・・
久々の久遠奈々穂分の補給、すんごいじっくりゆっくり読ませて頂きました・゚・(ノД`)・゚・。
さて寝る前にもう一度読むかな・・・w
177 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:37:16 ID:M+useQKk BE:879360588-2BP(1000)
hssh
178 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 06:02:24 ID:7aL/Eo6+
スクリプト避けage
179 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 10:54:00 ID:pw5KqWX8
琴葉「ここであったが百年め!金城奈々穂!勝負だ!」
奈々穂「またお前か…」
久遠「なぜ琴葉は奈々穂さんに絡むのでしょうか」
聖奈「よく言うじゃないですか好きな人だからいじめたくなるってー」
久遠「まあいつも桜梅さんにやられるか奈々穂さんに返り討ちにあうのがオチですけどね」
琴葉「お、覚えてろー!」
聖奈「やっぱり…」
久遠「奈々穂さんかっこいい…」
奏「かっこいいだけが奈々穂じゃないのよ」
久遠「会長!?」
聖奈「モテモテねぇ奈々穂さん」
奈々穂「なんか寒気が…」
180 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 13:57:21 ID:c2+xqDTd
奈々穂総受けはデフォだなwwww
181 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 01:56:15 ID:zU6FnC+a
奈々穂さんの前でだけデレデレになる久遠さん萌え
182 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 11:14:13 ID:jPFTortG
ほす
ほしゅ
184 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 18:34:34 ID:mtw9b81T
ほ
185 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 20:01:30 ID:Kjsca0r+
保守
ほしゅ
187 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:30:29 ID:PcsIAqod
保存
>>36 久々にこのスレに来てみて、大変おどろきました。私の事を覚えていた方がいたとは……
入学手続き→卒業旅行→入学式→新入生旅行という感じで4月半ばまでは本当に忙しく過ごしており、ここでの宣言は記憶の彼方に。
いつしかスレがdat落ちしてしまい、完全に忘れ去っておりました。
そのうち書きますんで、気長に待っててください。
男に二言はないぜ
ここの住人の気長さをなめるなよ
このスレの住民は待てる信望強い子!
>>188 おお、嬉しいな
36だ俺
楽しみにのんびり待ってるぜ
ほ
193 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 02:02:32 ID:aiR5XjoW
ほ
194 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 02:17:04 ID:oQpJrLFF
ほし
195 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:44:40 ID:5HCbGnBF
ほ
196 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 14:52:31 ID:Mu+lVud2
ほしゅ
197 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 02:53:05 ID:RMfiH2Tp
まだだ・・・まだこれからだよ
アッー
そろそろ保守
200 :
145:2008/02/09(土) 01:42:31 ID:mFZ0j7yp
保守&ご無沙汰してます。
投下直後に規制に引っかかり、解除されたと思ったら、
ノートがイカレ(キーボードが反応しせず、文字が打てない。スピーカーの音が出ない)、
ふて腐れていましたが、先週、新型を購入し復活しました。
連休を使って一気に書き上げるんでそれまでお待ちください。
ところでまだ人はいますか?
人いないんなら保守もできずに落ちとるでよー
規制もマシンも災難でしたな、新作楽しみにしてます
まぁ居るるる
203 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 17:34:58 ID:x/8Fb/Ac
いるぜ
204 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:27:29 ID:cSGmshEI
キャラスレがあんな事になったから保守しないと怖い
206 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23:47:25 ID:iHEaZfvY
ほ
キャラスレどうなったんだ?
もう見ないからわからない
いっきに半分くらい落ちた
書き込み自体はその日にもあったんだけどね
そうなのか
ま、落ちたら立て直しすればいいしね
210 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 13:25:00 ID:sPPHS7l6
ほ
211 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 10:27:25 ID:8f01y+DZ
212 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 23:58:55 ID:I+PCq4uh
しゅ
213 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 01:28:55 ID:xz03OwM4
ほ
214 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 01:52:24 ID:GhJdCmkq
しゅ
NGワードって何?
216 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 04:44:35 ID:SlMvP5TR
忘れた頃にシュシュトリアン!!
218 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 13:34:17 ID:VEmA/q5B
2433
密かにゲームの実習生SSが好きだった俺ガイル
このスレ的には少数派なのかもしれんが
アニメよりもゲーム派なんで
百合よりも男×女が好きだな、俺も
極上のエロパロってだけでもう大好きだけどね
ハーレムの実習生SSはエロくて大好きだった
もっと続いてほしかったのう
実習生SSが少数派だと
笑止!!!
実習生なら掘られてもいい
特にバーソロミュー・フェアの終盤あたりは最高だね!ひゃっほう!
おぉ実習生で盛りあがっとるw
漏れは逆に百合好きだなぁ。もちろん両方すげぇ好きだけど、
百合ならフタナリだろうがなんだろうが読めるw
百合以前に、自分の好きなキャラ同士が絡むという利点もあるな。
225 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 16:59:40 ID:VfnK8227
226 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:59:41 ID:1+3Y/91n
ほ
227 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:48:32 ID:W9VnrCsQ
保守
実習生×小百合が見たいぜ
>>228 よし、俺が小百合部分書くから
君は実習生部分を書いてくれ
実習生「もきゅもきゅ」
小百合「もきゅ〜ん☆」
232 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 06:13:35 ID:9PTyRKeF
実習生は飽きた
そんなことはない
いきなりだけど決めた。
王道CPが読みたいから俺、聖まゆ書く。
以上。
237 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 04:17:11 ID:WXAh5S3l
よしきた
238 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 07:48:57 ID:sc3Dgiy0
はっときた
239 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 21:38:57 ID:X/HFtDMH
ほ
ゅ
241 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 00:29:44 ID:YxAXR4aj
ほ
っ
243 :
235:2008/04/27(日) 01:23:45 ID:lQ7LKWc1
もうちょいだ・・・もうちょいで書きあがる・・・。
ばんがれ
245 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 19:22:47 ID:dBh+aPj6
粛々と
ほ
しゅ
249 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:10:39 ID:2F83nsvP
まゆんまゆん
250 :
10:2008/05/13(火) 20:44:24 ID:ee3d1rmZ
保守がてら久々小ネタ投下。プッチャン×りので超短編です。
以下のssには一部アニメ本編のネタバレを含みます。
あと若干、近親相姦です。
----------------------------
初夏が訪れようとしている。連日照りつける日中の日差しとは裏腹に、夜の寮内はしんと静まって涼しく、
時折虫の鳴く声が眠りを深めるだけだ。
そんな中、プッチャンはただ1人、身を持て余していた。
パペットとなった身に眠りが必要なのかはよく分からない。しかし普段なら、何も考えずに意識を沈めていると、
自動的に朝は訪れる。
だが今晩にかぎって、何故か目が冴えていた。
パペットとなることで存在が生き永らえた「蘭堂哲也」。だがそれも、支えてくれる存在から切り離されれば、
無力でちっぽけなただの人形に過ぎない。
今この時も、彼は眠るりのの左腕を借りる事で静かに存在している。
元の命を失ったのがいつだったか。今となってはとうに覚えていない。
ただ大切なのは、一番身近な「友達」のパペットとして、そして兄として、りのを支えてやること。
宮神に入ってからのりのは毎日がお祭りらしい。弾むようなりのの明るい笑顔を見ていると、
プッチャンも温かな気持ちにつつまれていた。
(―――俺はいつまで、りのを見てやれるんだろうな)
不意によぎる不安。仮初めの命が費えるのがいつになるのか、その時りのはどんな顔をするのか。
絶望にゆがむりのの顔を想像するだけで、身がきしむように痛んだ。
「う〜ん……」
つと、りのが左側に寝返りをうち、プッチャンのほうに寄りかかる。
くぅくぅと息をもらす愛らしい寝顔。だがよく見ると、掛け布団ははだけて小さなおへそが丸見えだ。
やれやれ、とプッチャンはひとりごちて、布団を直そうとする。
『りのー、風邪ひくぞ』
「うぅー…うゅぅ…??」
しかし、寝ぼけたりのは手ごわかった。なんとプッチャンを腕ごと巻き込んで、自分のパジャマの中に
引き連れてしまったのだ。
『なっ!? お、おい!りのっ!?』
「うぅー…寒いよープッチャン〜…」
もがもがと暴れまわるプッチャン、対してそれを枕のように抱え込むりの。
ぎゅうぎゅうと胸の谷間にプッチャンの顔が埋まり、押さえつけられる。
『ふがっ、ふが…むぐぅ』
(りののヤツ…寝相悪すぎるぞ!)
プッチャンもただでは屈しない。ボタンの隙間から抜け出そうと腕を動かしているうちに―――
敏感なところに、手のひらが当たった。
「きゃぅっ!」
刺激におどろいたのか、りのが身をすくめる。その隙にプッチャンは何とか抜け出すことが出来た。
―――そこは、膨らみ始めた少女の小さな胸の頂。
『ぅ…』
プッチャンの声に焦りが混じる。
今の声は、なんだ。
それは少女が女になった瞬間だった。明らかな嬌声に、プッチャンは震える。
試しにもう一度、同じように頂点をさする。
今度はゆっくりと、その感触を確かめるようにして。すると甘美な刺激をねだるように、
薄桃色の実がつんと勃ち上がるのだ。
「あ、あっ…は、ぁ…」
戸惑うような、しかし確実に色香を含んだ声で、りのが鳴く。
その頬が紅く染まっていた。
プッチャン―――いや、哲也の中には、驚きと混乱と興奮と、様々な感情が入り交じっていた。
何故そんな声をあげる?何故そんな風に誘う?何故そんな風に―――乱れる?
だが哲也は、幼い「女性」の挙げる嬌声に魅入られていた。
失ったはずの快感が呼び覚まされるように、体の芯が熱く火照るのが分かる。
そして再びりののふくらみに手を触れて―――
-----------------
と、ここまで書いて煮詰まりました…近親ものはスレ的にNGでしょうかね?
続きはまた保守代わりに書くかもしれません、ではでは。
いいねっ
プッチャン相手だと本番も厳しいから続きは難しそうだね
近親モノはNGって事は無いんじゃないかな
極上は姉妹、兄妹、姉弟と色々揃ってるからむしろ読んでみたい
続きキボウ
254 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 20:20:47 ID:jC+lFms+
ギギギ…
まとめサイトはPart4までで止まってるのか(´・ω・`)
256 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 21:11:14 ID:/cA2AhkC
あ
び
258 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 19:57:01 ID:OFMngI+R
る
259 :
10:2008/05/25(日) 21:29:10 ID:XG/2DgXv
どもです。
前回のプッチャン×りのですが、続きがどうにも浮かばないので保留します。
申しわけありません…
代わりといってはなんですが、れいん⇔小百合でひとつ投下します。
とある満月の晩、れいんは眠れぬ夜を過ごしていた。
消灯前に炭酸ジュースを飲みすぎたせいか、それとも夏の夜の湿度のせいか。
何度も寝返りをうっては、まぶたが落ちる瞬間を探す。だが妙に冴えた頭ははっきりとしていて、
思わずため息を漏らした。
横では、小百合がすぅすぅと寝息を立てている。
いつもは寝付く順序は逆で、れいんは小百合の寝息を聞く前に夢の世界へと落ちていく。
珍しいな、と思いつつ、眠ろうとして再び目を閉じた。
すると、かすかに呻き声がした。次いで、かさかさと衣の擦れる音も聞こえる。
「れいん……」
艶っぽい声と、抑えようとしてこらえきれない喘ぎとが、れいんの鼓膜を刺激する。
いや、それ以上に――小百合が『自分の名前を呼んでいる』という事が衝撃的だった。
くしゅくしゅくしゅ…と不器用な布擦れと、荒い息が生々しく、れいんは顔がこわばるのを感じた。
――小百合…あしで、オナニーしてるんだ…
おそらく小百合は、れいんが起きていることを知らない。快楽に酔っている中で
周りが見えなくなっているのだろう。
れいんの手のひらには、じんわりと汗がにじんでいた。湿気とちがうその水滴を太股になすりつけて、
震える胸を落ち着かせようとする。
こんな事は初めてだった。普段は、卑猥な言葉をひやかすように口にしていても、実際にそうした行為の末端を
目にすると、どきどきと心臓の音が大きくなるばかりでどうしようもない。
「ん…ぁ、あ…」
はがゆい、色っぽい声で小百合が鳴く。そんな親友の姿を直視できずに、れいんはきつく目を閉じ、
自動的に朝が訪れないかと祈った。
だが、その想いと裏腹に、小百合がどんな風に乱れ、狂っているのかを見てみたくもなる。
「あ、ぁは…んん…っ!」
小百合の行為はどんどんエスカレートしているようだ。耳に響く衣擦れの音に、水っぽいものが混じる。
ぐちゅ、くちゅくちゅくちゅくちゅ、ぬぷ…ぅっ
「や、ぁ、ああ…、め、だめ…っ!」
悲鳴のような声と共に、水音がどんどん激しさを増していく。
――きっと、もうすぐなんだ。
そう思うと、震えよりも好奇心が勝った。
「あ、あ、ぁ、あ――…っぅ!?」
達しかけていた小百合は、突然刺激が止まったことに戸惑いの声を挙げた。
そして一瞬で、己の行為が見透かされていた事に気づく。
れいんが小百合の、愛液で濡れた手を掴んで迫っていたのだ。
「小百合…なにしてるの?」
冷ややかな声に、小百合の頭が一気に煮え立つ。
「あ、れ、れいん…っ」
「妨害で、干渉で、お邪魔〜…だったかな? ね、もう少しで気持ちよくなれたんでしょ?」
「こ、これは…っ」
てらてらと光る滑りを掬いとり、れいんはそれを口内に含む。
「ん…苦くて、くちゅくちゅしてる…これが小百合の味ってわけだね?」
舌の上で唾液を混ぜ、わざと派手な音を響かせる。自分でも意地悪だな、と思った。
だけど小百合を怯えさせたい訳ではない。彼女の中で悶々と満たされず残っているはずの性欲に
火を点けたい。そして自分の名を呼んだ真意を確かめて、強く抱きしめてしまいたかった。
小百合は寝る際に作務衣を着ているので、前ボタンは付いていない。簡素なその寝巻きも、前がはだけて
ふくよかな少女のふくらみを露出している。
生徒会髄一の巨乳の持ち主だけあって、その張りは見事と言っていい。乳頭を支点にして、上乳と下乳が
バランスのいい肉付きを持っており、呼吸のたびにぷるぷると揺れる。
月明かりの下でしか確認できないのが残念ではあるが。
れいんは、いやらしく主張する乳首を爪ではじく。
「すっごい…硬くて、おっきくて、やらしい…」
「ん、ぅう…っ」
れいんが乳輪に沿って親指を動かすと、小百合の腿がびく、びくと痙攣した。
「おっぱいが大きいと感じやすいって言うけど、ホントなんだね〜…」
「や、れいん…はずかし…言わないで、くれ…っ」
「なーんで〜? あしは事実を言ってるだけだよ…小百合のちくび、気持ちよくしてって言ってるよ」
「そな…ことっ…んぁっ!」
ゴリ! と強めに爪を立てると、一際大きな嬌声が挙がる。
「ねえ教えて小百合…どうして、あしの名前を呼んで、ひとりエッチしてたの?」
「そ、れは…くぅ……んっ!」
こりこり… 尖る乳首の周辺をもてあそびつつ、ぽよぽよ弾む膨らみもこねくり回す。
小百合はもどかしげに、うつろになった瞳で呟いた。
「れいんが…れいんの事が…好きなんだ…れいんにこうして、触ってほしかったんだ…
だけど、そんな事は言えないから…一人で、慰めていた……」
とぎれとぎれに、小百合はそう告白する。
その肩がふるえて、瞳はうるんでいた。
れいんはそれだけで、たまらなくなっていた。不器用な小百合の、精一杯の告白が愛おしかった。
「…バカだなぁ、小百合は。ほんと」
ぎゅう、と抱きしめ、背中をさする。
「あしも大好きに決まってるじゃん…ずっとずっと、小さな頃から、大切な人なんだからね」
「…ありがとう、れいん…」
二人はやわらかく口付け、頬を寄せ合う。
それだけでも胸がいっぱいだった。
「そ、それに、あしだって…その、小百合を見て…こんな風になってるし…」
れいんは小百合の手を自らの下着の上へといざなう。大きな水溜りがシミを作り、クリトリスが張り付いて
びくびく脈打っていた。
「れいん…こんなにして」
「だ! だれのせいな…んっ」
抗議しようとしたれいんの唇はふさがれ、口腔を舌で犯される。一瞬で脳がとろけた。
くちゅ、くちゅ…重なり合う舌の上で唾液が混ざり合い、淫猥な音を立てる。
「ん、んぅう、ふぁ…」
気持ちいい。
ぎしぎしときしむ寝具のスプリングが煩わしくて、それ以上に大きな音を立てて唾をすする。
小百合はれいんの服を乱暴にはぎとり、可愛らしい肢体を撫で回す。
「ん、小百合ィ、もっとぉぉ…」
喉の奥深く、限界いっぱいまで互いをむさぼりあう。
感じる声は吐息とまざり、身体を這う手のぬくもりすらも心地よかった。
「ぁ、あうぅ…」
ざらざらした舌の表面がこすれるのが気持ちいい。幼い胸も押し付けて体温を高める。
「れいんも…胸が敏感になってるな」
「んにゃっ、そ、な…小百合だって人のこと言えな、ぁ…」
ちっぽりした胸の、小さな乳首をつままれ、切ない声が出た。
どうやら感じるところは胸の大きさに関係なく同じらしい。
「ら、らめぇ…!! ちくび、そんあにしたら…感じぅっ…」
「ん、私も…っ、もっと、触ってくれ…っ、あ、それ、それが気持ちいいっ、れいんっ、
れいん…!!」
「小百合、さゆりぃぃっ」
コリコリとたちあがる乳首が、摩擦して触れ、喘ぎを生む。
快楽を伝える言葉がまた快楽を生み、そして、二人を強くつないでいく。
「んっ!」
ぐちゅう…っ!!
びしょびしょになった下半身を重ね合わせ、すりすりと撫で付ける。
「はぁうっ…あ、いっぱい、ぬれてるよぉ…っ」
「あぁ…っ、れいんのが、私のに当って…とても、気持ちいい…」
気づけばれいんは泣いていた。
こうしていることが夢かもしれないとさえ思った。
二人は女である以上、決して身体が一つにつながることはない。
どんなに想いあっても、身体を完全に『交わらせる』事はできない。
しかしそれでも構わなかった、ただ愛しい気持ちと、同じ快楽で結ばれている事実だけで十分だった。
「大好きで、ラブで…小百合、愛してるよ…」
「あぁ…私も……れいんを愛している。ずっと、ずっと…」
静かに秘所を重ね合わせ、にちゅにちゅと音を立ててお互いを味わう。
とめどなく溢れる想いと止まらない声に、充血したクリトリスが擦れ合い、痛いくらいの快楽をもたらす。
烈しく腰を打ちつけ、時には身体を舐めあい、キスを交わし、互いの存在を刻み込む。
「ぁ、あぁあっ、さゆり、さゆりぃぃっ!」
「れいん、れいん…っ!!」
ずっと、一緒だよ。
「くっ、ぁぅっ、も…っ、イくぅ…!!!」
「あ、あしもぉ…っ、イく、イっちゃうっ…!!!」
そして二人は、お互いをつよく抱きしめながら、果てた。
「うぅ〜…あんなに大きな声出して…ばれたらどうしよ〜…」
行為の後、れいんは今更な自己嫌悪に陥っていた。
深夜とはいえ、さほど防音を布いていない寮の部屋のことだ。おそらく求め合う淫らな声は、寮内に筒抜けに
なっていることだろう。
「というか…これでばれない方が奇跡だと思うが」
「あーっ! どうしよ〜!!! 恥ずかしくてどんな顔していいかわっかんないよぉ…」
「…それなら、いっそ堂々と公言すればいい。私たちが恋人だと」
唐突の宣言に固まるれいんを小百合が覗き込む。
それも、悲しそうな瞳をして。
「いやか?」
「…もう…小百合の、ばか」
照れくささを隠すように、れいんは小百合に口付け、微笑んでみせた。
翌日から、もう一組増えた校内名物バカップルに、生徒会メンバー(主にまゆら)が困り果てるのはまた別の話である。
264 :
10:2008/05/25(日) 21:33:37 ID:XG/2DgXv
以上です。以前の副会長コンビとシチュ被ったかも…orz ではでは。
なんかふとこのスレの事思い出して2年ぶりぐらいに来てまとめサイトに目を通してみたら
俺がネタで投下したBLのSSが載ってててワロタ
10氏GJです!!
やっぱりこの二人はいいなぁ。
ほっしゅほっしゅ
269 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 01:15:30 ID:ZkTeuUnW
ほ
270 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 19:56:33 ID:UFVB/Y0E
も
ほっしゅっしゅ
ま
ゆ
れ
275 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:12:50 ID:3fyy+ThJ
まゆ・・・れ・・・・?
ま
ぐ
ろ
を
犯
しゅ
ぅ
ぅ
ん
く
も
ん
288 :
243:2008/07/09(水) 23:00:27 ID:m/wUJNgt
投下したいんだけど、規制のせいでPCから書き込めない・・・。
もう、2、3週間ぐらい規制掛かってるんだが、普通はこんなもんなんだろうか?
実習生SSの続き見たかったなあ
最終的に聖菜さんにたどり着くまで全員やってほしかった
ほ
し
の
ひ
296 :
sage:2008/07/19(土) 23:13:47 ID:i7cGCM49
で
ゆ
き
お
じ
い
「ねぇ、まゆらさん、寒いからもっとくっついてもいい?」
「どうぞ。聖奈さんの好きな様にして下さい」
「ありがと・・・まゆらさん、あったかい・・・」
私の胸に顔を埋めながら彼女は小さく呟いた。
いつもは私が甘えさせて貰っているけど、今日は彼女が私に甘える日。
「明日、行きたくないな・・・」
「ダメですよ。サボっちゃいけないんでしょう?」
月に一度、彼女は大きなリムジンに乗って会長達と何処かへ出掛けて行く。
何処へ何をしに行くのか、彼女は何回聞いても私にそれを教えてくれない。
だけど多分、あのビックリするくらい大きな会長の実家に行っているんだと思う。
出掛ける様になったのは会長の家に乗り込んで行ったあの事件以降だから・・・。
「だって、折角の休みなのよ? 私、まゆらさんと一緒に居たいのに・・・」
細くて小さいけれど温かい手がそっと私の手に触れる。
彼女の気持ちに応えたくて、私も指を絡ませる。
「もぅ、ワガママばっかり言ってちゃダメですよ?」
俯いたままの顔を覗き込む。
いつもと違って、不安そうで寂しそうな眼差し。
「ほら、元気が出るおまじないをしてあげますから・・・」
白くて細い顎に指を添えると、彼女は粒な瞳を閉じる。
私も目を閉じて、僅かに開いた小さな桃色の口唇に口付けを落とす。
「ん・・・ぅん・・・」
蕩けそうな程に甘くて柔らかい感触。
ゆっくりと楽しんでから、口付けを離すと、お互いの熱い吐息が宙に吸い込まれていった。
「・・・もぅ、 まゆらさんたら」
透き通る様な頬が赤く染まっていく。
開いた瞳はいつもの様に笑っていた。
「ふふ。元気が出たみたいですね」
猫の様に丸まった背中を撫でると、気持ち良さそうに彼女は身を捩った。
しなやかな髪から溢れるシャンプーの香りが私の心を落ち着かせてくれる。
「続きは帰って来てからしてあげますから・・・それより、明日は早いんですから、もう寝ましょう。ね?」
「うん・・・」
叱られた子供の様にコクりと頷くと、彼女は更に身を擦り寄せてきた。
彼女が少しでも安心出来るように。
彼女が楽しい夢を見れるように。
そして、夢の中でも私達が一緒に居られるように。
私は彼女の華奢な身体を力一杯抱き締めた。
規制が解除されそうもないので、
保守がてらに小ネタをケータイで書いてみますた。
中途半端でごめんね。
304 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 13:38:18 ID:sTZ3MTYB
まゆら
305 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:45:45 ID:cXd3WupO
保守
ほほ
まゆゆ
308 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 18:13:27 ID:XrMNR88j
ま聖
ほしゅ
>302 GJすぎる!
ま!
ほしゅ
ほしゅ
ほしゅ
315 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 08:10:36 ID:ARKcW0+X
age
ほすてす
保守
ほ
アイデア(妄想)ほあるんだがエロパロ書いたことないので書く修行中
香はりのの舌に酔いしれていた。
「ああッ!りの・・・そこは ダメっ・・」
りのは容赦なく香の小さな蕾を責め続ける。
普段、香には怒られてばかりなのに今は自分に対して哀願するような
顔を見せていた。それが、りのはたまらなく面白く、さらに刺激を続けるのであった。
「りの・・・お願い・・許して もうッ、ダメっ!」
自分は下半身をりのに脱がされ、スカートは大きく捲られ、パンツが見えないように普段穿いている黒のスパッツとパンツを脱がされて
いるのにりのは制服を着ているのも情けない気持ちにさせた。
「あなたも脱ぎなさいよ!」
遊撃部部員、腕力には自信があるが、今はやっとの思いで起き上がり、りのの制服に手を伸ばした。
うまいこと脱がそうと思ったのに力が入らない。何とりのに腕を掴まれてしまった。
次の刹那、りのの顔が近づき唇を奪われてしまった。「んン〜〜〜・・・」
まだ男の人ともキスしたこと無かったのに初めての相手が同性の同級生だなんて。
りのは執拗に舌を入れようとしてくる。遂に根負けして香は口腔内にりのの舌を受け入れた。
「ン・・・ンン」
お互いに舌を絡め合っているうちに香は女同士のキスがこんなにも気持ちいいんだと思い始めた。
そのうちにりのの手が香の背中に回り、器用にセーラー服を脱がし、今まさにブラジャーのホックを
外そうとしていた。もはや香に抵抗する力も気もなく、りのにされるがままの状態となっていた。
グレーのシンプルなスポーツ・ブラは香の身体からするりと抜け落ち、小ぶりの胸が露わとなった。
「香・・・かわいい・・」初めてりのが口を開き、言葉を発した。それよりもりのに名前でしかも呼び捨てに
され、思いがけない出来事に香は秘部をさらに濡らすのであった。そんな香をりのは見つめるとおもむろに
自分のスカートのウェストに手をやり、ホックを外しスカートを脱いだ。
宮神学園中等部のヴァーミリオン・オレンジのスカートは軽やかに重力に逆らうことなく床に落ちた。
りのの白いショーツが香には眩しく見えた。そしてためらうことなく、ベージュのセーラー服をさも、じゃまな存在で
あったかのように脱ぎ捨てた。香はセーラー服の下には必ず下着をつけていたが、りのは直に着用していた。
上下がペアになったりのの下着は中学生にしては大人っぽくレースを纏い、上半身のふくらみも香よりあるよう
に思え、今まで幼く見ていた彼女のイメージとのギャップに香は戸惑った
スレンダーなその身体は、極上生徒会副会長である銀河久遠のようだ。14歳の割に色気があると香は思った。
気がつくとりのは背中に手を回し、自分でブラジャーを外した。初めて見る同級生の胸は色白でうっすらと血管が
浮き上がり、中学生らしからぬヴォリュームだった。中央部には上を向いたサーモン・ピンクの小さな突起があった。
それを見た香は無性にりのが愛おしくなり、無意識のうちにりのに抱きつき、彼女の芳香をむさぼった。憧れの女(ひと)
である極上生徒会会長の神宮司奏の存在など忘れてしまったかのように、りのの身体を愛撫し続けた。
セリフ少なくてすいません。
いいぞ、もっとやれ
323 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 23:50:28 ID:9LAUlviz
ほしゅ
保守
保守
まだまだ保守!
みんなあけおめ!
…って言っても誰もいないよな。。。
いるぜ、あけおめ!
う〜ん、クリスマスも投下なし、いい加減他人に頼らず自分でもやれというお告げなのだろうか・・・
文章なぁ・・・。
俺もいるぜ!あけお!
極上生徒会は好きなんだけど、百合って結構書くの難しいんだよね
保管庫にあるゲームの先生の話とかはエロくて好きなんだが……
>>329 最初は結構難しいもんだけどさ、慣れてくると楽しくなってくるよ
自分の脳内を文章にする、ってのが面白くなってくる
俺も最初は「うーん、俺好みのがないなぁ。そうだ!自分で書こう!」みたいな感じだったし
上から目線かもしれないが、この作品に限らず一度はぜひともやってほしいと思う
上手く書けないなら文章指南のサイトとか本とかもあるし、意識して本を読むのでもいいし
頑張ってみて
新年早々、何か偉そうに語っちゃってごめん
おぉ、久々に内容ある書き込みだ、なんか嬉しい
>>330 いや偉そうなんてとんでもない。なんか久々にこのスレで会話が出来て嬉しい。
なるほど、やはり1に願望・2に参考か…!w
なんか自分の脳内に文章をおこすのも難しいが、正直相当粗末な文を投下して良いものかと思ったりはしてた。
でもこれだけ補給物資がないと、質よりまずは投下してもいいのかな
来年4月からは忙しくなるけど、それまでになんか書ける様頑張ってみる。
ありがとう、なんか新年早々勇気が出たよ
>>330 過去スレのレスを見る感じだと
百合じゃない普通の男女物もかなり需要がありそうだけどね、数も少ないし
ほほほほほs
まゆほしゅ
ぱ
今のうちに久々の投下しちゃうぞ。
やっつけで二年ぶりぐらいに描いたやつだけど、許してね。
337 :
月夜の逢瀬:2009/01/27(火) 18:45:11 ID:COlU9gWR
"月の光には魔力がある"
そんな風に書いてあったのは何の本だったかしら?
月の光は時に人を狂わせて、普段は隠れている影の部分を照らし出してしまうという。
今夜は綺麗な月の夜。
もし、その本に書いてあることが本当なら、私がこんな風に彼女を苛めているのもきっと月の光のせいに違いない・・・。
「やっ・・・っあん!!」
仄暗い部屋に響くのはクチュクチュという粘着質の音。
まるで獣のような荒い息遣いと苦しんでいるような、だけど悦んでいるような少女の声。
「ふふふ。まゆらさん、とってもいやらしい・・・」
「うっ・・・あっん、やぁ!」
彼女の汗ばんだ肌を優しく舐め挙げると、華奢な身体が小刻みに震える。
黒い布で縛られた両手を固く握り締めて、彼女は何かに耐えるように声を漏らした。
ぎゅっと閉じた瞳からは涙がわずかに零れ落ちていて、それが私の心を強く誘う。
「普段はとっても真面目な生徒会の会計さんがこんなにエッチだなんて・・・みんなが知ったらどう思うかしら?」
「や、やめて下さいよぉ・・・聖奈さん」
「やめる? どうして?」
わざとらしく聞き返しながら、私はそっと白い彼女の太ももに手を掛けた。
ゆっくりと足を開かせて、彼女の一番大切な部分を露出させる。
「や、だめぇ!」
「まゆらさんのここ、凄くいやらしくなってるわ」
「み、見ないで下さいよぉ・・・」
「こんなになってるのに、やめてだなんて。 まゆらさんは嘘つきね」
雫を溢れさせている蕾に、私は顔を近づけた。
鼻腔をつく甘酸っぱい香りに頭がクラクラしてくる。
「美味しそう・・・ん、ちゅ・・・」
「や、そこ、きたな・・・いっ、ん、んっあ!!」
秘所に口付けをすると口一杯に彼女の味が広がった。
一滴も逃さないように、顔を濡らしながら、私は行為に夢中になる。
唇ではんで、舌で掬って、飲み干して・・・。
まるで犬の様な自分の姿に興奮しながら、私は彼女を嬲った。
338 :
月夜の逢瀬:2009/01/27(火) 18:45:33 ID:COlU9gWR
「あ!や、っ、んんっ!・・・はぁ、はぁ・・・」
彼女の息遣いが更に荒くなっていく。
徐々に掠れて短くなっていくのは絶頂が近い知らせだろうか。
目線を上げて彼女を見ると、彼女は涙を溜めながら、私を見つめ返した。
「まゆらさん、イキそうなの?」
私の問いかけに彼女は答えない。
真っ赤な顔で私を見下ろすだけだ。
羞恥に染まったその顔が更に私の被虐心を煽っていく。
私は口付けをやめて、何も言わずに顔を離した。
「っ?!」
「あら、どうしたの? そんな顔して?」
私がそう言うと、彼女は言葉に詰まりながら俯いた。
「まゆらさんがやめて欲しいって言ったから、やめてあげたわよ?」
もっともっと彼女の困った顔が見たくて、私は言葉を続ける。
「それとも、あれかしら? 最後までして欲しかったの?」
「そ、それは・・・」
俯きながら、彼女はもどかしそうに足をモゾモゾと擦り合わせる。
私はそっと彼女を抱きしめると、秘所の谷間に指を押し付けた。
「んっ・・・」
「ちゃんと言って、まゆらさん。自分の言葉できちんとおねだりして。 ね?」
「ん、くぅ・・・か、せてください・・・」
「そんな小さな声じゃ聞こえないわよ?」
「っ?!・・・せ、聖奈さんの・・・聖奈さんの指で・・・いかせて下さい・・・」
鼓膜に響く甘美で甘い言葉。
愛しくて・・・切なくて・・・。
言葉で言えないほどの至福感に顔が自然と緩んでく。
「ふふふ。よく言えました・・・じゃあ、めちゃくちゃにしてあげる」
彼女の耳朶を優しく噛みながら、私は指を彼女の中に侵入させた。
339 :
月夜の逢瀬:2009/01/27(火) 18:45:57 ID:COlU9gWR
「う、ん、あぁぁぁっ!」
待ち望んでいた刺激に彼女は身体を反らせて喘いだ。
指を埋めた先は燃えるように熱く、そして、きつく私の指を締め付けてくる。
「ふふ。 まゆらさんのここ、きゅっきゅって締め付けてくる・・・」
「あぁっ・・・あ、や、ら・・・あぁっんっ!」
一番奥まで進めてから、一気に掻きだして、また奥に進める・・・。
愛液が当たりに飛び散って、白いシーツに染みを作っていく。
縛られた手が布に擦れてギシギシと音を立てた。
「やっ!・・・いっ・・・せ、なさっん・・・せい、なさん!!」
「まゆらさん、我慢しないで。気持ちよくなって・・・」
収縮する肉壁を突付きながら、私は彼女に語りかける。
切なげに顔をゆがめる彼女が愛しくて堪らなくて。
私は更に指を激しく動かす。
「あっ、はっぁん、あぁッ!や、も・・・せ、いなさん・・・あ、ぁんっ!」
「いって、まゆらさん。まゆらさんの一番可愛いとこ、見せて」
「せ、いなっ、あ、ん!! も、はぁっ、あっん、あっ、ああぁぁぁぁぁっっ!!!」
自分の気持ちを込めて、力一杯に突き上げると彼女は白い咽喉を反らせた。
大量の愛液を飛び散らしながら、ビクビクと身体を痙攣させて、そのままベッドに倒れこむ。
「んはぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「ふふふ。まゆらさん、可愛かったわ・・・」
指に纏わりついた愛液を舐め取って、そっと彼女のおでこに口付けを落とす。
「まゆらさん、好きよ。大好き。 ずっと傍にいるからね」
「せいな、さん・・・」
お互いを見つめ合いながら、私達は深く、深く口付けを交わした。
340 :
月夜の逢瀬:2009/01/27(火) 18:46:41 ID:COlU9gWR
「何ですか? そんなに笑って?」
向かい合いながら朝ご飯を食べていると、訝しげに彼女がそんな事を聞いてきた。
ポーカーフェイスには自信があるのだけれど、昨晩の事を思い出しているうちに自然と頬が緩んでしまったみたい。
「ふふ。何でもないですよ♪」
「・・・そうですか。またヘンなことでも考えてるんじゃないかと思って心配しましたよ」
彼女は何だか嫌味ったらしそうな感じでそんな風に言いながら、彼女は牛乳をすすり始める。
「えぇ・・・ただ、おねだりするまゆらさんが可愛かったなと思って♪」
「ぶっ!・・・ごほっごほっ・・・」
私が言い返すと、彼女は牛乳を零しながら、激しくむせ始めた。
「あら。大変・・・」
「な、何言ってるんですか!!」
涙目になりながら、彼女は私を睨んできた。
くるくると変わる表情が子供みたいでまた可愛い。
「やっぱりヘンなこと考えてたじゃないですか!!」
「だって、まゆらさんが可愛いんだもの♪」
「なっ!?・・・だ、だいですね、その・・・あの・・・なんであんな事させるんですか」
「う〜ん、そうねぇ・・・月の光の魔力のせい・・・なんちゃって♪」
「・・・はぁ・・・わけわかんないですよ」
呆れ顔になりがら、彼女は洗い物をする為に席を立った。
私も忍び足で席を立つと、エプロンを締める彼女に後ろからぎゅっと抱きついた。
「きゃっ!」
「ねぇ、まゆらさん・・・」
ふっと、彼女の首筋に顔を埋めて静かに囁く。
「今夜も月が綺麗みたいよ?・・・今晩も泊まっていいかしら?」
「っ?!・・・す、好きにしてくださいよ・・・」
「ふふふ。ありがとう・・・」
私は嬉しくなって、桜色に染まった彼女の頬に思わず頬擦りをした。
おしまい。
言葉攻めって難しいね。
乙!そしてGJ!!
やはりこの二人はいいな。
超乙!!
聖まゆ!聖まゆ!
ほ
まだスレ生きてたかーよかた!聖まゆGJです!&保守
うおお超乙です!聖まゆ萌え!
ほす
ほっしゅ
ホワイトデーネタ考え中なんだけど、聖まゆと久琴、どっちにしよう・・・
ほ
>>349 久琴を最近見てないから久琴がいいな
聖まゆも好きだけどね
というかおなじみのYOU!どっちも書いちゃいなよ!
352 :
名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 22:09:27 ID:2FAVlMOn
ほ
保守
保守ですよー
ほ
保管庫の人はもうここ見てないのかな…
まだ保管されてない作品もあるが…´・ω・`
ユー、新保管庫作っちゃいなよ
358 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 08:53:03 ID:Xh2h2UJS
保守
>40 >65とかで色々書いてたものです。
聖まゆで保守投下。あんまりエロくないかも…´・ω・;
次レスから投下します。
きっかけは、何気ない一言だった。
「私がいなくなったら……どうするかしら」
吐く息が白くにごり、春の訪れにはまだ早い頃。
放課後の生徒会室で、会議を終えた他のメンバーが寮へと戻っていった後も、まゆらは紙束とにらめっこしていた。
予算が足りない、超たりない。常日頃周囲にもらす嘆きの声も、月ごとの予算計画を立てる時期になると、
特に芳しくなる。
各部署から寄せられる予算請求と前月の収支報告をまとめながら、イライラと算盤を弾いていた。
この書類を仕上げるまでは、何者にも邪魔されてなるものか…!
そんな誓いをひそかに立てつつ、完全に自分の世界に没頭していたのだ。
ゆえに、聖奈の呟きが聞こえたのは奇跡と言っていいかもしれない。
―――あるいは、いつになく明るくない声の響きに、胸がさわいだからだろうか。
聖奈は窓際の壁にもたれかかり、暗くなった空に目をやっているようだった。
珠をはじく手を止め、何気なくその視線の先を追う。
ガラス窓に映った聖奈の瞳は、どこも見ていなかった。
**********************************
「春はまだ」
その後、どうやって決算を済ませたのか記憶が定かではない。
気が付くと自室の前で呆け、立ち尽くしていた。
(……聖奈さんが、あんなこと言うなんて)
普段の聖奈と言えば、にこにこ微笑みながら皆の上に立ち、周りを和ませるムードーメーカー。
いきなり明細を突き出して「予算勝手に使っちゃいました〜♪」と腹黒い一面を見せることもある。
「お姉ちゃんは怒るとこわいんだよ〜」とみなもが肩をふるわせて語ったこともある。
しかし、まゆらの知る限り、聖奈は大方いつも笑っている。
だからこそ、窓辺に映った虚ろな瞳は言いようのない不安を感じさせた。
(聖奈さんが…いなくなる、なんて…まさか……)
宮神学園にはまだ大学がない。しかし漠然と、近いうちに宮神大学が創設され、生徒会メンバーも
引き続きそこへ通うのではないか、と考えていた。
そして、また新しい極上生徒会を築き、奏を始めとした生徒会メンバーが宮神を支えていくのだろう…
そんな期待が、紙の上の無謀な予算計画のようにくしゃくしゃに握りつぶされていく。
「聖奈さん…どうして…」
「…私が、どうかしたかな?」
ハッと振り向くと、そこには聖奈が立っていた。
袖口にレースのついた、薄いクリーム色の部屋着を身にまとい、どこか寂しげに微笑んでいる。
「……あ、えと、その…」
酸素のなくなった水槽の中でもがく、金魚のように、まゆらはただ口をぱくぱくと動かすしかできない。
何を喋ればいいのか、分からない。見つめられる瞳があまりにも泣きそうだから。
そんな顔、しないでください… そう心の中で叫ぶしかできなかった。
それを見た聖奈は、苦笑しながら首をかしげた。
「もう、まゆらさんったら…私が予算を使いすぎた時だって、そんなに困った顔はしてないわよ?」
「……聖奈、さん…生徒会室での、あの事っ…ほ、本当なんですか?」
まゆらには、それだけを叫ぶのが精一杯だった。
しかし聖奈は問いには答えず、窓の外を見て呟く。
「部屋の中で話しましょうか。ここは少し…冷えてきたから」
夜空には雲がかかり、月も見えない。
**************************************
「少し前からね…誘われてたの。うちに来ないかって」
それは、優秀な先輩に持ちかけられたよくある話。
宮神を見学に来たとある大手企業が、聖奈の企画力に目をつけ、うちで働かないかと持ちかけた。
高校卒業の新卒には悪くない待遇、おまけに宮神への融資も行うとの条件付。
戸惑う聖奈に、前向きに考えてほしいと担当者が見せた誠実な笑顔。
ぽつぽつと語られる事実を聞きながら、まゆらは手の中のココアをもてあそんでいた。
油脂が浮いた濃茶色の液体は、喉に引っかかってけだるい甘さを残していく。
「会長は…なんて言ってるんですか?」
「私の思うようにすればいいわ、って…会長らしいでしょう。宮神ならいつでも戻ってこられるから…って。
私の意志を尊重してくれるみたい」
聖奈はずっと、絨毯のほつれた所をみながら、自戒するように喋り続ける。
語る聖奈の声は細く低く、張り詰めた弦のようだった。
もしそれに少しでも手をかければ―一気に調律が崩れ、壊れてしまいかねない危うさを放っていた。
「正直、迷ってるの。宮神への融資、という事もあるけれど…魅力的な話だと思ったわ。
新しい世界を見て、新しい知識を得て…そうすることで、宮神をもっともっとよくしていけるかもしれない。
そのためには私が一度ここを出ることも必要なんじゃないか、って」
「…………」
聞きたくないと耳を塞げたらどんなに楽だろう。
あるいは、すごいじゃないですか!頑張ってくださいねと笑って言えばよいのだろうか。
まゆらにはそのどちらもできなかった。
ただ、聖奈がいなくなるかもしれない可能性を否定したくて、それでも話を黙って聞いていた。
「でも、ね」
そのとき、聖奈がまゆらの目を見据える。
弦が、引き絞られる。
「ふと、気づいたの。私がいなくなった後も、生徒会はきっとうまくやっていけると思うわ。
皆とても頑張ってくれている。購買部のメンバーも今すぐ部長を任せてもいいくらいに優秀よ。
みなもちゃんの発作も最近は治まってるし、りのちゃんだって着いていてくれる。だけど……」
そして。
「だけど、ただ一人…まゆらさんの事を考えたときに…怖かったの。まゆらさんは何て言ってくれるんだろう、
困ってくれるかしら、祝ってくれるかしら……祝って、送り出されたら…それが、怖かったの……」
そして、弾かれた。
「……その時、気づいたの。まゆらさんと離れるのはこわい…まゆらさんが…好きだから…」
聖奈は、泣いてはいない。
悲しみを内側で懸命にこらえながら、弦をはじいた。
奏でられるか、破綻させるかは、まゆらに託されたのだ。
怯える幼子が許しを得るような、そんな顔をして笑う。
その笑顔が辛くて、苦しくて、いっそ掴まえたいと思った。
だから、小さな肩に腕を伸ばして、きゅっと抱きしめる。
この人が好きだ。大好きなんだ。
自覚した途端、絶対に手放したくないと思い、さらに強く強く腕の中に閉じ込める。
「…あんまり、うまくないですけど…っ、笑わないでくださいね?」
人はぬくもりで繋がりを求める生き物だ。
柔らかく温かな唇に唇で触れて、もっと触れていたい、と―そう思った。
「私も、好きです……大好きです…だから、」
いなくならないでください。
付け足した声はひどくかすれていて、それでも聖奈の瞳がうるんだことで、伝わったのだと分かった。
「…ありがとう、まゆらさん」
聖奈の瞳からぽろぽろと涙が零れ落ち、ハイネックの胸元を濡らす。
「ふふ…泣いちゃいました〜☆ なんちゃって…ね。」
聖奈が口付けを返す。
柔らかな唇の表面同士が触れ合ってゆっくり離れ、また触れては離れる。
それを繰り返すうちに、頭の中は霞がかかったようにゆらゆら揺らいでいく。
「…ん、ぅ…ん、ん…」
とても温かくて、心地よくて、触れ合うたびに少しずつ濡れていく唇。
聖奈の身体を支えていたはずが、いつしか聖奈の腕を掴まなければ崩れてしまいそうになっていた。
濡れた舌が突き出され、まゆらの唇を舐めとる。
熱くかき乱し、全てを奪い取らんとする抱擁に、頭が一気に沸騰した。
「ぁ…聖奈、さんっ…なんか、その……」
「ん…ふぅっ……なに?」
「ぅ、っく! ちょ、激し…っ」
息をつぐ暇も与えられず、聖奈はより深く、深くへ入り込もうとする。
舌と舌が触れ合うたびに、みっともない喘ぎがもれて、さらに官能が刺激された。
どうしようもなく、欲情しているのだと気づかされる。
もっと、もっとほしいと言葉で訴える代わりに、まゆらからも舌を絡めた。
ぴく、と聖奈の身体が強張ったような気がした。が、すぐにまゆらに応えて愛撫を再開する。
「ん、う…ぅぅ…ふぅっ…」
息苦しさでかつかつになりながらも、甘いしびれを受け止める。
「んぅっ!」
まゆらが聖奈の舌の裏側をつつくと、ひときわ高い悲鳴があがった。
どうやらそこが聖奈のウィークポイントらしい。
顎裏側の歯茎に程近い、ふにふにとした部分をそろり舐めあげると、ぴくぴくぴくっと小刻みに痙攣した。
「ふぁ……っ」
気持ちいいんだ…
それが嬉しくて、たまらなくて―まゆらは聖奈の髪の毛に手を差し入れ、やさしく梳く。
愛しさを刻み付けるように。
どこへも行かせない、ずっと傍に――そう、告げるように。
はなさない。
****************************************
ちゅぽんっ。
何とも情けない音を立てて唇同士が離れたのは、それから15分も後のことだ。
「ぅ…ふぅ…はぁっ……まゆらさん、だって…激しいわぁ………」
「な、なんとも否定、できませぇん……」
酸欠状態の脳にO2を送るべく、二人は荒い息を繰り返す。
キスしてしまった。しかも、はじめてなのに、あんなにも熱いキスを…
夢中になりすぎていた自分を恥じ、まゆらは熱くなった頬を両手で押さえる。
ちらと聖奈を見れば、彼女も同じ心境のようだ。ばつが悪そうに苦笑している。
「……嬉しかった。まゆらさんに拒絶されたら、どうしようかと思っちゃったわ〜」
「そんなの…するわけ、ないじゃないですか! だって、だって、好きなんですから」
そして、もう一度口付ける。
一瞬聖奈は目を見開き、すぐにあははと笑う。
「…決めたわ。あのお誘いは、お断りしちゃいます。そしてこれからも宮神にいるわ。
卒業した後は…そうねぇ、特別講師になっちゃおうかしら〜?」
「あはは…すごく、想像できますね…一期生の卒業後は会長が理事長になって、シンディさんも
なんのかんのと特別講師に就いて…あれ、これって今の生徒会とほとんど同じなんじゃ…?うーん…」
「いいんじゃないかしら。みんな宮神に支えられて、宮神を愛して生きてきた。
私もそうよ。それに、まゆらさんが居てくれたら百人力だもの♪」
明るく応える聖奈の声に、知らず知らず胸が熱くなる。
この微笑みをもっともっと見てみたい。ずっと傍で、彼女を支え続けたい。
そのために自分は、もっともっと力を蓄えよう。
春のすこやかな若葉を実らせて、鮮やかな花を咲かせよう。
ふと、聖奈が目を細めた。
その目がちょっと意地悪に見えたのは、気のせいだろうか?
「…今度はもっと、楽しいことしちゃいましょうね?」
「はい! って…え、なんかその言い方、変な意味じゃ…!?」
「あら?そう聞こえたかしら? まゆらさんったら、エッチv」
「ちちちち、ちがっ…!!!もうっ、聖奈さぁん!」
春は、もうすぐやってくる。
胸の中で育っていた小さな新芽は、この日、ほんのりと色をつけたのだ。
投下終了。&保守。ではではー
この組み合わせでまゆらが攻めとは珍しい・・・。
まぁ、聖まゆもまゆ聖も好きだからいいんだけどw。
何はともあれGJ!
続編の楽しいこと編も期待していいんだよな?
うおお聖まゆ萌えー!!!
超GJです!
保守
h
370 :
名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 18:40:21 ID:KaMBa1Ao
ほ
保守保守っと。
突然だけど極上で動画作ったから、この場借りて紹介させて貰ってもいい?
ニコニコ動画にうpしてるから、もしかしたらもう観てくれた人居るかもしれないけど。
せっかく作ったのに、このままだと全然気づいてもらえ無さそうで・・・。
明らかにスレ違いだし、迷惑ならしないお。
どーぞどーぞ
↑訂正!
zoomeの方は、別に新規登録しなくても観れるみたい(・ω・)
保守!
保守保守。
378 :
扇千景:2009/04/30(木) 20:01:23 ID:Bx9GBAaY
保守ピタル〜♪
保守ピタル〜♪
ほす
久遠さんの前で、ちょっとご機嫌斜めの琴葉さん。
どうも、自分が奈々穂さんと仲良くしてたせいだと気が付く久遠さん。
そして、そんなヤキモチ屋な琴葉さんが可愛くて、色々とイタズラしちゃう久遠さん。
最後は仲直りしてラ〜ブラブ。
そんな妄想が止まらないので、何とか文章化して欲しいと思う今日この頃。
ほっしゅ
保守!
あら、もう見れない残念…
うおおお!
琴葉かわいすぎる!そしてえろすぎる!
GJ〜!
保守!
保守保守。
ほしゅ!
390 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 19:52:41 ID:44qJNhW+
保守
保守
保守。ここのスレまだ見てる人っているか?
一応毎日来てます。
とはいっても、もう終わりかなとも思ってるが…
おお!見てる人いたか!何か嬉しい。
確かにかなり過疎ってるもんな・・・。
極上生徒会も一時期はあんな盛り上がってたのに・・・(´ω`)ナツカシス
俺、絵とか描くの好きだから、出来たイラストとか載せてっていいか?
もちろん画力は残念ながら残念だが。テラ下手の横好き
ここのスレ無くなったら超ショックだから、何でもいいから繋ぎとめておきたい訳なんだお。
もちろん絵は歓迎だけど、虹板の方にもスレからそっちも良かったら・・・
おお、絵師 嬉しい
んですね、半角二次元の方も過疎ってるから
性的な絵の場合だったらあっちでも描いてもらえたりすると喜ばれると思うー
>>394奏会長の座りション(制服姿で地べたに座って)きぼんぬ
>>395 >>396 あー他のところにもスレあるもんなー
そうだな。頑張ってみるよ。
でもここのスレの雰囲気一番好きだから、主にここに載せてくつもりだお。
ていうかぶっちゃけ半角二次元の方に一回描いた絵載せたら、変な雰囲気になったから
もうあそこ行きたくない\(^o^)/いきなりシンディのエロ絵を載せたのがまずかったのか
とりあえず色々やってみるよ。アドバイスありがとー(^ω^)
>>397 おk!ヘタクソだが頑張るお
ちょw結構上手いじゃんw
でも、こういう絵で一番大事なのは顔だから、
手で顔を隠してない絵も見たい。
しかし恥ずかしがって泣いてる顔を隠してるというのもかなりそそるものがあるぞ
でも、泣いている顔も見てみたい
>>400 確かに!顔は重要だよな〜
次から描くようにするお
ところで良いシチュとか構図が思いつかないから、誰か提供してくれないか(´ω`)頼む
小百合抱えしーしーとか
保守り
>>404 すまん!絵描き用に使ってたPCが一昨日急に壊れてしまった・・・
週末修理屋に診てもらう予定だから、ちょっと遅くなるかもしれん。
他に色々いいシチュとかあれば書いててくれ。
直り次第すぐ再開するから。
407 :
名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 16:23:09 ID:Cqm/6CVM
聖まゆとかれい琴とか
副会長同士のディープな絡みとかいいなあ
普通と受け攻め逆の金×銀の方でサドっ気出しちゃってる奈々穂とか見てみたいー
ぬわー、消えるの早いぃ
>おk!少し待っててくれ!
期待して待ってますぜ
まゆらの髪の乱れ具合がなんかとってもえろくてイイ…
>>413 アリガトゴザイマース
こいつはえろいシチュだ…
奈々穂の冷たい視線ってのもまた新鮮
だいぶ古いパソコン使ってたから、これだったら直すより買った方が安いかもって言われた・・・orz
セール狙って新しいの買いに行こうと思ってるから、これまた時間かかるかもしれん(;´ω`)
しばらくお絵かき掲示板で描いたやつばっかりになると思うが、許してくれ(;ω;)
ところでお前ら、一番好きなカプは何だ?教えてくれ。
ちなみに俺は断然シンディ×久遠なんだが。
聖まゆ
417 :
名無しさん@ピンキー:2009/07/03(金) 01:06:45 ID:ZpcK6xcD
同じ聖まゆ
百合ならりの×香
百合に限らないなら実習生×聖奈さん
やっぱ聖まゆ人気あるよなー!
じゃあ次の絵は聖まゆにするか。PCすぐに買えそうだから、お絵かき掲示板で描かなくても
大丈夫かもしれんお。
という訳で聖まゆでいいシチュないか?こういう構図がいい、とかもあれば書いてくれ。
・・・・とその前にまずお絵かき掲示板で描いた聖まゆと奈々久描き直したかったんだった。
すまんお(´ω`)まずそっちが先だな
アニメ見返すと聖奈さんとまゆらって意外と接点少なかったりするんだよね
だから聖まゆってあんましピンと来なかったりする…
資料集で一番仲が良い云々とか書かれてたり、
パイロット版で対照的な二人という設定で紹介されてたり、
漫画版で何故か聖奈さんがちゃんづけで読んでたりで、
結構、妄想しやすいね>>聖まゆ
二人とも人気キャラだし。
ちなみに俺はここのネタ読んで聖まゆスキーになって、百合ヲタなりました。
>>422 アニメ以外の補完があれば聖まゆは強調されてるね
ゲーム版だと聖奈さんが購買部長としてクローズアップされるから
よりまゆらと繋がりが深かった感じだけど
アニメだと購買部の店自体がOP以外で出てこないくらいだったりするしね
いやっほぅ!
なんという美少年奈々穂…百合じゃなくて普通の男女カップリングに見えるw
>>424 よし、エロ板なんだからもっとエロいの描いていいぞ!
保守!
保
守
イラスト載せてた者だが、もしかしたら9月の下旬くらいまでイラ載せれない
かもしれん。すまんお(・ω・`)
おう、気長にやっとくれー待ってるぜ
そろそろSS職人にも…
保守!
ほしゅ!
保守。
ありがてえ
他所で貼られてたからコメントしちまったが
あっち第三者の転載ってわけじゃないよね?
>>436 うん。あれは自分で載せてきたよ。
あっち生徒会の話題が全然出てこないからな・・話題提供みたいなノリで載せたお。
保守。
ほしゅ。
人いないよー
俺はいるぜ!
今、奈々奏描いてるから期待しないで待っててくれ。
ヘタレ攻め琴葉×誘い受け久遠さんとか
言葉攻め聖奈さん×泣き受けまゆんとか
にこやか攻めあゆあゆ×ツンデレ受け香とか
妄想はしまくってるけど、なかなか文章にするのが難しい・・・
443 :
名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:07:21 ID:FUpZDFg1
保守。
保守。
奏は性格崩れるとマジでかわいいよなぁ
聖まゆ、奈々奏はアニメ本編でもほのめかされるカップリングだけど
久遠ディがオリジナリティがあって良いな
ハーフなのに気弱なシンディのギャップは好きだ、アニメだと大抵ギャグキャラだけど
保守!
保守!
保守!
久遠誕生日おめでとー
イラストとか描きたかったけど間に合わんかった・・・
久遠のSSも読んでみたいけど書き手はいなそうかねー
保守!
保守!
保守!
保守!
保守!
保守!
保守!
ガタンゴトン
ガタンゴトン
某教育実習生「最後まで、誰も俺の名前聞いてこなかったな……」
ほす
規制かかって書きこめんかった・・・!
まだ生きてて良かったー
んぎゃあ…
見逃したあ
こりゃエロいな…
な、奈々穂はジェラシー感じたりしないのかな…
保守!
俺、試合が終わったらひたすらイチャイチャする聖まゆの話を書くんだ
保守!
保守!
保守!
聖まゆ書き始めた。
年内までには何とか投下したい・・・
>>479 おおー!楽しみー!
ゆっくり頑張ってね!!
保守!
保守!
保守!
480 :
名無しさん@ピンキー:2009/12/26(土) 22:02:53 ID:ccWU8xfP
age
まだ生きてた!良かった
と言う訳で保守
保守!
483 :
474:2010/01/11(月) 15:46:32 ID:9Zyy86xs
地元の漫喫から保守がてらに書き込み。
年末から規制に巻き込まれてケータイもPCも書き込みが出来ない・・・。
>>469の人はその後どうなったのだろうか…
まだ全裸で待機中なんだが…
>>474 そうなのか!大変だなー・・
規制ウザいよな。同じ地域の人まで巻き込まれるってのが
↑ごめん
>>483だった・・恥ずかしいww
最近よく間違えるなあ
保守!
保守!
保守!
保守!
保守!
関係ないけど、昨日自分が久遠になった夢見た。というか昨日だけじゃなく何回か見てる。
俺もしかして久遠になりたいのかな。
と言う訳で保守!
___l___ /、`二//-‐''"´::l|::l l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i:::::
ノ l Jヽ レ/::/ /:イ:\/l:l l::l u !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
ノヌ レ /:l l:::::lヽ|l l:l し !/ ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
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ム ヒ /::::l/l::::lニ‐-、`` / /;;;;;;;;;;;;;ヽ! i::::l:::
月 ヒ /i::/ l::l;;;;;ヽ \ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l::l:::
ノ l ヽヽノ /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;', ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ l:l::
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保守!
関係ないけど極上生徒会の同人ゲーム作るのが俺の夢。ジャンルはアクションアドベンチャーで。
ただ3ヵ月前くらいにようやく本格的なゲーム制作の勉強始めたから完成まで8年くらいかかると思うけど
という訳で保守!
保守!
497 :
名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 23:50:05 ID:iPtIbr6+
まゆんまゆん
ゆんゆん