ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その5

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1名無しさん@ピンキー
ドラマ「ヒミツの花園」のエロパロスレです。(エロなし歓迎)
次スレ立ては970、または480KB越えあたりで。
クレクレは程ほどに。投下時にはタイトルを。
ガンガン投下行きましょう!

※保管庫収納希望しない職人さんはその旨書いてください。

前スレ
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その4
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1176792084/

過去スレ
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その3
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1173743913/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その2
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1172253364/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1168956723/

保管庫
http://himihana.free100.tv/
2名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 10:30:34 ID:1aETptii
>>1
ついでに2get
3名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 10:31:28 ID:6vzI48ZU
2(σ・∀・)σゲッツ!

>>1さん乙です。
4名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 10:32:03 ID:6vzI48ZU
・・・orz
5名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:47:07 ID:3h4gb40U
>>1
乙!!
5スレめって凄いね!
6名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 13:12:05 ID:WJuSRHJb
乙!
5スレ感激!
7名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 15:40:09 ID:1GzcDdPn
1さん、乙華麗です
立ててくれて、ありがd!

PC 用 です   これで見れるとおもうけど…
↓ ↓ ↓ ↓

前スレ
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176792084/

過去スレ
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173743913/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1172253364/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168956723/
81:2007/07/31(火) 16:03:43 ID:TN/Y6wsj
>>7
URL張りありがとう
すげぇうっかりしてました。ホント申し訳ないorz
9名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 13:19:18 ID:7Indhc5R
5スレ目か…すごいな…
まさか放送終わった後も好きでいると思ってなかったww
10名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 13:40:45 ID:QoWO5Gdj
同じく。
11名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:05:44 ID:O+0jWWTg
>>1>>7サン Thanks!!!
5スレ目かぁ… 本当にしみじみ嬉しいよ〜
12名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 16:10:22 ID:7XYeHAgP
前スレ>>995さん超GJ!!
こういうブラックな航兄超好物だわwww
13名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 00:10:39 ID:blOzD4Wi
>>1乙!!
まだまだこのスレが賑わうことを祈って。
14名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 03:04:20 ID:bfwwqwy+
>>1
そして前スレ>>995恐ろしくGJ!
素晴らしい。
深みに嵌っていきそうな3人を予感させる終わり方がイイ。
15名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 09:02:20 ID:pOm9xbId
保管庫が更新されてる〜〜〜!!
更新してくれてありがとう(´∀`)
16名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 09:12:02 ID:ra2pxerH
保管庫さん!
更新乙です!!
いつもありがとうございます。
5スレ目まで続いているのも、保管庫があったからこそ、とオモ
萌妄想の充電しにいったり、行き詰った時は先輩職人さんのSS読みにいったり。
過去スレのログ読んで、ココの住人さんの妄想力のすごさを思い知ったりしたよ。

住人さんの愛情が詰まった保管庫、管理ほんとにありがとう!!感謝しても足りないくらいです。
無理されぬよう、マイペースで、これからもマターリお願いします

もっかい貼っとくね
保管庫 PC用
ttp://himihana.free100.tv/

    携帯用 
ttp://www.sjk.co.jp/c/w.exe?y=himihana.free100.tv/index01.html
17名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 12:55:47 ID:vBW7klDP
>>16サン同じく〜
心から職人様に感謝しつつ、やはり保管庫様がいてくださるからこそ
萌えを牛なみに反芻できてるんだと思って、感謝でいっぱい!!!
保管庫様、いつも有り難うございます!!!

前スレ>>995->>997サン GJ!!何故だか、焦りながら読んでしまった〜
18花火大会続き タクシーの中で1/3:2007/08/03(金) 17:06:26 ID:ra2pxerH
前スレ 962-963 金魚すくいタソの続きです。
ていうか、家にたどり着くまで、です。エロなし、エッチ風味?かな。はなしのつなぎにでもなれば…。

* * * * *

航さんが先に乗って、私は裾を気にしながら、あとから乗り込んだ。
航さんが運転手さんに行き先を説明しているうちに、ドアがバタン、と閉まった。
金魚は、荷物をかけるフックにかけておいた。ゆらゆら揺れてて、誰かさんみたいに車酔いしないかな。

「一瞬早かった、て、カンジかね。いいタイミングですよ、お客さん。ほら、もう乗り場が混んできたし」

車は花火の見物客の波に飲み込まれる前に、会場から滑り出していく。
それでも道は混んでいるから、昼間と同じであまりスピードは上がらないみたい。
冷房のよく効いた車内でほっと一息ついた矢先、一斉に咲き乱れるような花火が上がるのが見えた。

「あ―…すごい…。見えました?」
「はいっ。ちゃんと最後が。なんか、うれしい」

追いかけてくるような花火の音が完全に止んで、すっかり静かになってしまった。
航さんは疲れたのか、黙って頬杖をついて、ぼーっと外を見たままで。
なんか話さないと間がもたない気がして落ち着かないな……。

「航さんの言うとおり、でしたね。すっごい人。間一髪、っていうか…」
「終ったら、みんな一斉に帰るから…。まず、向かうところは同じだし」
「そうですね…学生のとき友達と行って、なかなか電車にも乗れなくて、へとへとになりました」

航さんは、「そう…」と、一瞬だけいつもみたいにやさしく笑ったものの、
すぐに窓の外に目を向けてしまった。
なんか、タクシー乗ってから、そっけない?
お疲れでしょうかね。それとも、車酔い?

「疲れましたね…。肩、とかこりませんか? 航さん、よくこるでしょう? この辺とか…」

そう言いながら、私が肩に手を置いたとたん、航さんがビクッと体を強張らせ、振り向いた。

「あっ、ああ、そうですね、うん。そうだな、そうです。着慣れないもの着たから、かな」
「じゃ、帰ったら肩もみします。最近握力落ちてるから、あんまり効かないかもしれませんけど」

肩に置いた私の手を、航さんがやんわりつかんで下ろしていく。
なんか、気に入らなかったのかな……すごく困った顔をして、うつむいて。
航さんの左手に握られたまま、膝の横に下ろされて、私の右手がぎゅっと握りしめられた。
どきっ、としつつ、私からも握り返した。
大好きです! 航さん。……なんて心の中で言いながら。
そうしたら、今度は航さんが指を絡ませて……恋人つなぎ、ですね、これ。
思わず、つないだ手が運転手さんから見えないように、浴衣の袖で隠しておいた。
心臓がどきどきし続けてる。

「わた…る…」
「……これ以上は、限界」
19花火大会続き タクシーの中で2/3:2007/08/03(金) 17:10:02 ID:ra2pxerH

なに…?限界?
航さんはまた私から目をそらし、窓に頬杖をついて外を向いてしまって……。
車酔いかなぁ……そっとしておこう。
あと、5分くらいで着きそうだし、早く帰って休ませてあげたいな。
……早く帰って…そうだ。帰ったら……。あー、もー! デザートよ、デザート!!
ちょっとだけ、想像してしまった……。イケナイ私。

それに、この手。この手がいけないのよ。恋人つなぎなんだもん。
大きくてあたたかい、航さんの手。いつもは、つないでいるとすごく安心する、手。
今は、指を絡ませてつないでるから? なんだか体の中に熱がこもったみたい。

私のバカな妄想が、航さんに悟られてしまったのではないかと、本気で心配するほどのタイミングで、
袖で隠した航さんの中指が、ゆっくりと私の指の股を擦った。
ほんの少し、手を緩めて、航さんの指が動き始める。
航さんの指が、私の指先から開いた掌の真ん中をつ…と撫でていく。
指は止まらなくて……そのまま、肘までゆっくりと、ごく弱く肌に触れながら、進んでいった。

「あ…っ」
「……」

航さんが、やっとこっちを見てくれた。
口元に笑みをたたえているのに、すごく真剣な目で。
声を出すな、といわれた気がした。
そしてまた、頬杖をついて、窓の外を見たまま、そ知らぬ顔して、私を翻弄する……。

限界…さっきの言葉が頭をぐるぐると巡る。
運転手さんに悟られないように、私はうつむいた。
寝たふりのつもりで…体が汗ばむほどに熱く、顔はきっと、赤いにちがいないから。

航さんの左手が、私の太腿に上がって、そっと撫でられる。
体の奥が、反応してしまう。
出掛けにあんなことされて、焦らされて、今また、ここでなんて…。ヒドイ。
片岡のマンションのテラスで、敏感なところを何度も擦られたから、
歩いていてもなんだかしびれたままだった。

体の奥の熱が、じゅ、と溢れてくるような気がした。

手がゆるやかに動いて、裾の合わせ目から、内股へ忍び込んでくる。
もっと、奥へ……。
もっと、もっと。
おもわず、閉じた足を緩めてしまった。

「…あ……!」

航さんの指が伸びて、とうとうその場所に触れそうになった時、タクシーが止まった。
二人同時に驚いたんだと思う。二人とも、肩が跳ね上がったから。
同時に、航さんの手がさっと、引っ込んでしまった。
20花火大会続き タクシーの中で3/3:2007/08/03(金) 17:14:42 ID:ra2pxerH

「この辺、でしたよね。それとも、もう一本いったところですか?」
「いえっ、あ、ここで、いいです!」

航さんが料金を払っている時も、ぼーっとして、動けなかった。
骨抜き状態ですよ……。もう……。

「大丈夫? その…歩ける?」
「あ、はい…」
「……早く、帰ろう」

早く帰ろう。
なんとかタクシーを出て、ふらふらと路上を歩く。
航さんが、金魚もちゃんと持って、横から支えてくれた。
航さんの体も、熱い…。

「ごめん。タクシー乗った時から、妙に意識してしまって…。限界だった」
「航さん、ヒドイです……」
「ごめん」
「はやく…」
「…早く、帰ろう。 夏世?」

耳元でささやく、いじわるな航さん。
でも、あんまり余裕が無いみたい。なんだか、少し、可笑しい。
あんなことするから、いけないんです。

汗をかいたから、シャワーも浴びたいけど、それよりも…。
ドアを開けたら、そこで、でもいい。
シャワー浴びながら、でもいい。
ベッドまでたどり着けなくても、いい。
なんでもいい、もう、どうでも。
この熱を、どうにかしてください。

もう少し、あとちょっと。
あの階段を昇れば、もうすぐ……。


===つづく===
すみません。寸止め?で。
お部屋の中での続き、ぜひ、お願いします。
21名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 17:38:47 ID:uRRSIhCj
花火大会続き来たGJ!!なんつーかほんと、手と指だけでエロいな。
帯外すのもまどろっこしそうだなぁ。
玄関入ってすぐも、シャワー浴びながらも、ベッドの上で、でも全部
我慢した分何回でも楽しんで欲しいw
22名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 18:37:26 ID:jGNjJyMJ
GJ!
(´Д`;)ハアハア
も・・・萌えた。
23名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 00:31:19 ID:2Ej4rVB0
>>18->>20 GJ!!! くぅ〜 焦らし上手さんめ〜
航にそっけなくされるだけで、色々と思案する夏世が可愛い!
いい。いい…。何処でもいいッ!! こりゃ続きが気になるな〜
24名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:58:05 ID:RpN+AEtZ
帯を解いても、その下には帯板、伊達締め、腰紐と難関が。
早く脱がして素肌で触れ合いたいのにもどかしいだろうなぁw
25名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:41:38 ID:GdSLcAz/
保管庫様、更なる更新有り難うございます!
更新を感謝したのもつかの間、改めて覗いたら、
あれよという間に4スレ分迄がアップされていて、
マッタ〜リ1から読み返してました!
はぁ〜 しみじみ幸せ…
26名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 02:34:07 ID:ayfmoJCg
保管庫さま、すごいです。ありがとうございます!

「みんなで夏祭り」さんの、全国チョコバナナ研究会(でしたっけ)も笑いましたが、
リアルで自分が行った花火大会で、チョコバナナ食べてる浴衣の女の子見て、思い出し笑い…。
隣の人に不審な目で見られましたよw 
今は、ピンクのチョコバナナもあるんだね〜
夏世っぺがピンクのチョコバナナ…を想像してしまったorz
27名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 23:00:55 ID:700WteXv
>>18さんGJ!!
さあ、誰か続きを!!待ってます!!
28名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 23:43:27 ID:0/mVj2Gv
>>18
GJ!

「夏世スイッチ」入った〜!
29名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:00:39 ID:TdM9A/ca
>>18-20
GJ! 肩に触られただけでどもる航兄に萌えて噴いたww
夏世っぺはエロ可愛いなぁ…
本番wktk

あと、遅くなったけど保管庫氏更新超乙!
30花火大会の後に・・・デザート編part1:2007/08/06(月) 03:18:34 ID:rJc9XbrL
前スレで金魚すくいを書いたものです。
>>18さんGJです。遅くなってすみません。
 続けてくれてありがとうございます。
さらに続きを書いてみました。
前回初投稿で、今回初めてエロ書きました。
読みづらい点があると思いますが、ご容赦ください。

**************************
航に支えられながら夏世が階段を登りきり、部屋のドアを開けるとむっとした熱気が襲ってきた。
「うわっ!窓を開けますね」といって急いで部屋に上がろうとする夏世の腕を航が引きよせ玄関の
壁に夏世の体を押し当て、性急に唇を奪った。「あっ・・」待ち望んでいた航のうでのなか、
いつもより激しく甘いキスに夏世は抑えていた熱を開放するかのように、航の腰に腕を回し自らも唇を求めていった。

ぴちょん・・・・今まで抑えていた分を取り戻すかのように唇を求め合う
二人の頭の脇で、涼しげで軽やかな音がした。名残惜しげに唇を離して音のほうを見ると、
壁についていた航の手に下げられた袋の中で、2匹の金魚が仲よさげに泳いでいた。
「移してあげないと・・・・」「そうですね、何か入れ物ありますか?」
ふと現実に引き戻され、急にお互い恥ずかしくなり目があわせられなくなる。
「えーっと・・・ボールでもいいですか?」「とりあえずはいいでしょう。」
履物を脱いで部屋に上がり、航は台所にあったボールに金魚を移し、夏世は空気
を入れ替えるため部屋の窓を開けにいった。
31花火大会の後に・・・デザート編part2:2007/08/06(月) 03:24:36 ID:rJc9XbrL
窓を開けると、少し生ぬるいけど新鮮で気持ちのよい風が入ってきた。
「あー気持ちいい。入れ替えたらクーラーつけますねぇ。」
窓辺に立つ夏世が航のほうを振り返ろうとすると、後ろから航に抱きしめられた。
「これでもう邪魔は入らないよね、今度こそデザートを頂くよ。夏世」
耳元でささやきながら、夏世の体を反転し唇を重ねた。
「ま・・まど・・・が・・・、こ、声が・・・」
キスに答えながらも窓を閉めてほしいと懇願する夏世に、
「大丈夫、きっとみんな花火大会から帰っていないよ。さっきタクシーから降りたとき、どこの部屋も明かりはついてなかったから。」
と航は応じずにさらに深く口付けをし、舌で夏世の口腔を愛撫していく。
「そんな・・あっ・・」
徐々に航の唇が夏世の耳やうなじ、首すじに降りていくとともに、
航の右手が浴衣の合わせ目から入り込み夏世の太ももをなで始める。
「ああんっ」
濃度の濃いキスとこれから与えられる愛撫へ期待から夏世は力が抜けた
ようにその場にしゃがみこんでしまう。
航は夏世を抱え込むように、ひざの上に座らせた。
夏世は幼い子のように航のひざの中にすっぽりと納まり、心なしか安心してしまう。

「足、開いてもらえますか?」と背後から夏世の耳元でささやく。
恥じらいながらも夏世は浴衣で覆われた足をじょじょにひらく。
浴衣がまとわりつき開きにくい足を助けるかのように、航の右手が合わせ目に手をいれ
ふくらはぎや太ももを愛撫しながら浴衣の裾をたくしあげていく。
そして徐々に手が太ももから上に上がっていき、夏世の茂みに触れた。
茂みの奥に指を添えると、すっかりそこは濡れている。
「こんなになっているなんて・・・ずいぶん我慢していてくれていたんだね。
嬉しいよ、夏世。」さらに指を割れ目のあたりで2,3度往復させ、ちょこんと膨らんだ花芽を小刻みにこすりあげる。
「いやぁんっ、あっ、だめぇっ」
閉じようとする夏世の足をしっかりと自分の足で固定し、左手を夏世の顔にあて口付けをする。
うっとりと口づけに応えてしまう夏世。航は顔に当てていた左手をはずし、
右手とバトンタッチさせ花芽への刺激を続ける。
右手は場所を変えしっかりと閉じられていた夏世の胸元に忍ばせる。
花芽への刺激でさらに潤んできた花弁に指をずらし、そっと割れ目に指を入れていく。
指は吸い込まれるように、入っていった。
「すごい。蕩けるようだよ。あったかいねぇ。」「いやぁ、恥ずかしい。」
32花火大会の後に・・・デザート編part3:2007/08/06(月) 03:27:58 ID:rJc9XbrL
右手は少しずつ胸元に進入し、夏世の豊満で柔らかい乳房に到達した。
すでに乳房の先の蕾は固くなっていた。ほんの少し触れただけでも、
ビクンッと夏世の体は反応する。
「あんっ・・もっと触って・・・」
「どっちを触って欲しいの?こっち?」とわざと秘唇にいれた指を出し入れする。
「それともこっちかな?」ときつく胸の蕾を指先でつまむ
「あぁんっ、っはぁっ・・・むっむねのほう・・」
「こっちかぁ・・・」胸への刺激を続けながら、航は少し思案する。
(帯を解いて、脱がせてしまったほうが胸は触りやすいけどなぁ。
脱がせてしまうのももったいない気がする。夏世のことだ、まだ一人で浴衣は
着てこれないだろうしな・・・。そんなにおれ自身余裕もないし、このままでいくか!)
「じゃぁちょっと失礼して」航は秘唇に進入していた指を抜き、両手で夏世の浴衣の胸の
合わせ目をちょっと強引に開いた。
33花火大会の後に・・・デザート編part4:2007/08/06(月) 03:30:53 ID:rJc9XbrL
「やんっ、なっなに?」
完全にとはいえないが、豊満な胸が浴衣の合間から顔を出した。
「ではリクエストにお答えして」
緩んだ胸元に背後から回した両腕を交差していれ、右手で左胸の乳房をもみながら、
左手で右胸の蕾を刺激する。交互に、そして同時に強い刺激を与えられ
夏世の嬌声は大きくなっていく。夏世の床に倒し、胸元に舌を這わせる。
はだけられた浴衣をまとい、上気する夏世の体はとても扇情的だった。
胸元から掬いだすように乳房を引き出し、蕾を咥え刺激する。
「あぁぁん、もう、はやく・・・・」
夏世の手が遠慮がちに航の下腹部に触れてくる。
思わぬ刺激に戸惑う航。かなりぎりぎりの状況である、余計な刺激は困る。
そっと夏世の手をとり夏世の頭の辺りにつなぎとめる。
「そんなに我慢できないのかな?」(・・・ぼくもだけど。)
くすりと笑いながら、つないでないほうの手で、夏世の茂みの奥を探ると
もうそこは刺激を与えていたときほど以上に濡れていた。
「こんなに感じてくれているんだ、嬉しいよ。じゃぁごほうびをあげないとね。」
そういってつないだ手を離すと、夏世のひざを立て開き、花弁を舌でなめ上げた。
「ひやぁんっ、あんっ」
さらに溢れ出てくる甘い蜜を吸い取るように、航は夏世の秘唇に吸い付いた。
そして膨れ上がった花芯を丁寧になめ上げる。
「わ・た・るさん・・もう、お願い早く来て・・・」
夏世が潤んだ目で泣き出しそうな表情を浮かべながら懇願してくる。
「ごめん、わかったから泣かないで」
涙をぬぐい夏世の頬に軽くキスをすると、航は袂からゴムを取り出し装着した。
34花火大会の後に・・・デザート編part5:2007/08/06(月) 03:33:42 ID:rJc9XbrL
「じゃぁ夏世、うつぶせになってひざを立てられるかな?」航が指示すると、
夏世は戸惑いながらも言われるままに従った。
「そのまま手もついて体を上げて・・・」
指示しながら航は夏世の浴衣の裾をまくり、夏世の愛らしいお尻をさらけ出した。
「えええっ、いやっ恥ずかしい。」
やっと自分がどういう体勢になるか気が付いた夏世は、
恥ずかしさのあまり床に伏した。
「なんで・・・」(こんな格好するのは初めて、なんだかすごくいやらしい)
「だって浴衣がぐちゃぐちゃになっても困るでしょ」ともっともらしい口調で諭す航。
諭しながらも夏世の腰を取り、自身をあてがう。
「はいるよ、夏世。僕のデザート・・・いやらしくてとっても素敵だよ。」
いつもとはちょっと違う感覚で、航が入ってきた。
「ああっ!あんっ」
(すごい奥まで入ってくる、それになんだかとっても熱い。航さんも我慢してくれていたのかなぁ。)
「大丈夫かい?動いてもいいかな?」航が心配そうに聞いてくる。
「だ・・だいじょうぶです。すごく熱いです・・航さんの」少し上体を持ち上げ、振り返りながら夏世が応える。
上体を持ち上げられた刺激が、ダイレクトに航自身に伝わりゾクッと来る。お返しに振り返った顔にキスを散らしながら、胸に腕を回して愛撫する。
35花火大会の後に・・・デザート編part6:2007/08/06(月) 03:36:01 ID:rJc9XbrL
「ああんっ、あんっ、う・・うごいてください。おねがいぃ」
「いいよ、仰せのままに。」
夏世の許可が下りたので、安心して思う存分腰を夏世に打ち付ける。
夏世は一生懸命上体を支えていたが、航の激しい刺激に腕の力が抜けて
臥してしまう、それでも膝だけは立て腰は航の動きに合わせていた。
「はぁっ、あぁっん、わたるっさん、ああぁんっ」
航の手が時折、夏世の花芯をいじり、違う刺激を与える。
そうするたびに夏世の中は、さらに収縮し、航を快楽に導いていく。
淫らにはだけた浴衣からのぞく、白いうなじと細い腕、そして自分を飲み
込んでいるかわいいお尻。本当に食べてしまいたくなるほどいとおしい。
もう絶対に他の男には夏世の浴衣姿を見せたくないと思いながら、さらに快楽を求めて腰を振る。
「ああんっ。もうだめぇぇ。いっちゃう。航さん、お願い、一緒に・・・」
ぎゅうぎゅう航自身を締め付けながら、とろんとした淫らな顔で航に訴えてくる。
「いいよ。夏世。僕もそろそろ限界だ。」
そういうと航はぐっと夏世の腕を取り上体を持ち上げ、激しく腰を打ち付ける。
「きゃっ!あーんっ!はぁぅっ・・・もうだめぇっ」
「うっ・・はぁぁっ、俺もげんかいっ!夏世っ!あぁっ!」
収縮した夏世の中に暖かい航のものが流れ込む。夏世が登りつめて力尽き倒れこんだ、
航もそのまま夏世の上に重なるように、横になった。
36花火大会の後に・・・デザート編part7:2007/08/06(月) 03:41:24 ID:rJc9XbrL
* **********************
ぴちょん・・と水音がして夏世が目を開けると
「ごちそう様でした」たいして乱れることはなかった浴衣の航。
「いえいえ、どういたしまして。」思わずとんちんかんな答えをしてしまう。
「結局ぐちゃぐちゃになってしまっているようなんですけど・・・」
と責めるように航を見つめると・・・
「ごめんなさい。悪気はなかったんだけど・・・じゃぁ今度はきちんと脱がせますよ」
となんだか嬉しそうに微笑む航・・・・・・そして夏世の帯に伸びる腕。
「えっ!?えっっ」おどろきつつちょっと期待しちゃう夏世
ボールの中でそんな二人の様子を伺う仲のよい金魚たち。

ボールの中の金魚もびっくりするくらいラブラブな二人の夜は、
まだまだ冷めない模様です。

**************************
以上長々と駄文を失礼いたしました。
難しいですねぇ、エロって。間違った言い回しがあったらすみません。

昨夜花火大会に行ったら、やっぱり続きが書きたくなりました。
だって私が行った会場では、あんず飴の隣がフランクフルト屋なのです。おもわず一人噴出してしまいました。そして一緒に行ったカップルがバナナチョコを買いたがっているのでさらに妄想が大暴走していました。
37名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 07:56:43 ID:ki0VWK13
>>30-36 キター!
GJ!! イイヨイイヨー!
浴衣着たままwwwwえろかったです。ゴチそう様でした
自分は、ボールの中の金魚になりたい…変態スマソ
38名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 19:32:38 ID:xmBQhlu9
>>30-36 GJ!!!
なんかムンムンした感じにやられた…。

>>37サン! 極同!金魚無理なら水草でも構わんくらいだ!!
↑変態×おバカでスマソ〜
39名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 03:51:49 ID:AOdTNvFu
落ち着けよ
40名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 10:59:27 ID:XJIvHiVd
>>30-36 gj!
おねだりする夏世っぺがテラエロス
41名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 01:40:33 ID:qkYV28LJ
片岡家でお茶を被るなどのヘマをやらかして、シャワーを借りた時に
お風呂場の天井から蜘蛛がつつーっと降りてきて、
裸のまま飛び出して近場にいた兄弟の誰かに抱きつく夏世っぺを妄想
42sage:2007/08/09(木) 06:37:44 ID:Kc0U2/EL
>>41
『もしも○○だったら』で
シリーズ出来そうだw

神の降臨を頭にタオルを巻いて
お待ち申し上げます

43名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 08:34:26 ID:r3YVbiZu
なんかそれ、ベタでワロタ
もしも〜シリーズかw
44名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 18:31:45 ID:G6RW4ztl
片岡家で泊まっていくことになった夏世のもとに
怖い夢を見たと言って陽くんがやってきて
「一緒に寝てもいい?」とか言ってくれてもいいよね。
朝、夏世の様子を見に来た長男or三男が青ざめてアワアワしてくれてもいいよね。
45名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 19:40:39 ID:oD31ENPY
アワアワわろすwwwほんとに泡吹きそう。
次男はお決まりの
「タクの陽君をユウワクするとはなんて鬼ムスメなんざんしょっ!」かな。

怖い夢、片岡家に泊まりに来た夏世っぺバージョンも萌える。
天然小悪魔モードオン。
46名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 00:13:39 ID:NoEGdaye
>>44
三男、ってwww
そして陽に沿い寝している夏世っぺにアワアワしてるところに航兄が……
智ぴょん、後ろ〜後ろ〜後ろざます〜〜!
47名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 00:35:18 ID:TtuWx6Tj
目が覚めた夏世
「むにゃ・・・あれ?智さん・・・航さんも?どうしたんですか?」
48名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 00:41:30 ID:65Wp0r+6
ただでさえ添い寝場面見て青くなってるのに、背中から冷んやり航オーラを
浴びて更に背筋が・・・の智。

あの5人の中で、最も常識人の性の悲しさよw
さとぴょん、案外一番振り回されてる男だわな。
49名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 01:06:50 ID:eSIZJN2L
>>45
同じ屋根の下に居てただでさえ落ち着かないのに
「恐くて…一緒に居てくれませんか?」とか言いに来るわけですか!
どうする兄弟
50名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 02:15:17 ID:6UStiRx+
>>48
1.ベッドでスヤスヤの夏世と陽
2.1を見てしまった智。何らかの理由で部屋に侵入
3.1+2を見てしまった航。何らかの理由で部屋に(ry
4.1+2+3を見てしまった修。何らかの(ry

修はこれから起こるであろう惨劇を想像してそのままぶっ倒れそうだw
そんな兄達の様子を夏世の隣で寝た振りしながらコッソリ見ている陽くん・・・
51名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 12:51:34 ID:TtuWx6Tj
>>50
1〜4を想像して茶ー噴いたwww
52名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 19:21:54 ID:3r6t0BZE
流れ違いゴメンだけど…
休暇で初めて帰国した陽を構い、デレデレの航を微笑ましく思い、
一緒に喜びつつも、あまりの航の溺愛ぶりに、何故だか陽に
ヤキモチをやいて拗ねちゃう夏世…とか妄想。
53名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 21:06:21 ID:DwQg2mNv
やきもち夏世良いねー。萌えるわ。
54名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 22:14:09 ID:TtuWx6Tj
そんで、そんな夏世の気持ち(ヤキモチ)に
いち早く気が付いてフォローするのはもちろん陽だったりして。
55名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 10:44:32 ID:TpZslzsM
陽くんだねぇ〜
で、陽に言われ落ち着いてみると…夏世がいつもと違う事に気付いた航。
さてどうしたもんかと思案するも、ヤキモチが原因と知り、照れつつも
嬉しさを隠せず、お詫びのチューをしながら、巧に言葉攻めで夏世を煽り
「寂しかったんですから…。」と熱っぽい体温と潤んだ瞳をむける夏世に
「どうしたら機嫌なおしてくれる?夏世の言う通りにするよ…」
気がつけば、夏世にエロいおねだりをさせてしまっている――と続妄想。
56名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 14:31:37 ID:2z7TGyvl
ナイス妄想!萌える。
57名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 22:13:31 ID:cZWjzszg
夏世自身も陽が帰ってきて嬉しいから余計複雑だなwww

>>55 ナイス妄想。エロいおねだりハアハア
58名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 23:14:05 ID:ozgcTujI
エロいおねだり、どんなのがグッとくるかな…
夏世っぺ控え目だし「もっとしてください…」とか
59名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 04:28:31 ID:RoShuw/t
夏世は激しい息づかいの中、振り絞るように
「私を航さんのものにしてください…」
「航さんでいっぱいにして…」
と、濡れた睫を震わせながら航にねだる。

みたいな、やや大胆めもグッときてしまう。
60名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 07:31:09 ID:180iRg+8
>>59
良いね〜。直接的な表現を使わない夏世の精一杯のおねだり萌える。

航と夏世は、ゆっくりまったりながーい事繋がったまま、ってのも似合いそうだなと思う。
話しながら、キスしたり抱き締めたり手を繋いだりしながら、たまにゆるゆると動いて
繋がったまま数時間。快楽よりも心で繋がってる感じ。
大人の恋愛板にそういうスレがあって、航と夏世で妄想して(*´д`*)ハァハァした。
61名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 10:38:14 ID:6vTEC1Hn


お盆休み保守。
62名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 12:44:09 ID:yt7x7qsi
お盆だし、夏世っぺの実家に兄弟揃って泊りに行っちゃえよ〜w




ついでに夏世パパに挨拶しなさい航お兄さま
63名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 12:58:33 ID:fBUhRGZY
むしろそろそろ片岡家父(亮)がお亡くなりになった時期なので
夏世っぺと一緒にお墓参りとか
64真夏の夜の…… その1:2007/08/14(火) 18:53:15 ID:c5DG+D4D
こっそり小ネタを置いていきます。エロ無しです。すいません。

*****

ある日、月山夏世は原稿の打ち合わせのために片岡家を訪れた。
智との打ち合わせが終わったら帰るつもりでいたか夏世だったが、
修に作品のイメージ作りのためだと言われてメイド服を着せられたり、
陽が買ってきたアイスを一緒に食べたり、航に絵のモデルを頼まれたり、
そのうちに智が夏世の分まで夕飯を作っていて、それをご馳走になると
そのまま酒盛りへと――そんなこんなですっかり夜は更けてしまった。

「それじゃあ、私はこれで失礼します」
「え〜、夏世っぺ帰るの〜」
「もう少しいいじゃない。まだ夜は始まったばかりだよ〜」
「で、でも、もう終電の時間が……」
「泊まっていけば?ねえ、航兄」
「みんなこう言っていることですし、それに、夜の女性の一人歩きは
危ないですから」
4人がかりで説得され、結局夏世はゲストルームに泊まることになった。


――深夜――

ガチャッ

ゲストルームのドアが開いて、智が静かに入ってきた。
ゆっくりと夏世の眠るベッドに近づき腰をかける。
「――もう寝ちゃった?」
小さな声で囁くと、智は夏世がくるまっている布団に顔を近づけ――

「何をしているんだ、智?」
後ろから声をかけられ驚愕して振り向くと、腕を組んだ航が立っていた。
「え、あ、いや、慣れない布団で眠れないでいたりなんかしたら
可哀想だから、眠るまで側で見守っていなきゃー……なーんて思って――」
「世の中ではそういうのを『夜這い』って言うんだ」
「そーなんだー。いや、知らなかったなー」
「目を反らすな、智」
「――って、そういう航兄はここで何してんの」
「お、俺? 俺は、その、あれだ、ほら、月山さんが暑くて布団はね退けて
寝冷えしたらいけないから見に来ただけでやましい気持ちは一切――」
「航兄、俺の目を見て言って」
65真夏の夜の…… その2:2007/08/14(火) 18:54:08 ID:c5DG+D4D

ガチャッ

「ウハハハハ〜、夏世っぺ〜、暑くて眠れないだろうから怖〜い
怪談話してあげるよ〜」
懐中電灯で顔を照らして入ってきた修がそこで見た物は、まさに一触即発の
兄と弟。
ゆっくりと顔が動いて、4つの目がギロリッと修を睨んだ。
「ヒイィィィッ!!」

「もう、3人ともうるさい。この人が起きちゃっうよ」
そう言ってベッドから起き上がったのは陽であった。
「陽!?」
「陽君!?」
「陽!? お前、何やってんの?」
「怖い夢を見て、一人じゃ眠れなくなったから、この人に一緒に
寝てもらってただけだけど」
(陽、兄ちゃんはお前をそんな風に育てた覚えはないぞ!)
(ちゅーか、明らかに嘘だろう!)
(怖い! 怖すぎる! 夏なのに凍死しそうだよぉぉぉ!)

「ん……もう食べられません、編集長……ムニャムニャ……」
熱帯夜なのに凍りつきそうな空気のゲストルームで、一人夏世だけが
スヤスヤと眠り続けていた。

*****
この後どうなったのかは神のみぞ知る?
大変失礼いたしました。
66名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 19:22:55 ID:jCvKXjtS
>>64
GJGJ!
陽君最強
夏世っぺ相変わらずボケ娘だのう
そしてお兄ちゃん達バカスwww
67名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:20:35 ID:6vTEC1Hn
>>64
GJ!
やっぱり陽が一番おいしいww
68名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:55:11 ID:4gOvn+f/
こっそりだなんて……お盆真っ最中投下〜 乙でっす
そいで、G――J!! 
陽クンてば……いくつなのさ。もー可愛すぎw
それと、修の入室がツボですた。懐中電灯…「怖い! 怖すぎる!!」
69名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 09:58:10 ID:OlgE8Gxg
夏世っぺ、幸せすぎw
い・っ・ぱ・い・食・べ・て・ね(夢の中で)。
70名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 11:43:51 ID:+swqHX+8
>>64-65
GJ!!
もしかしてちょっと前に自分が書いた妄想をネタにしてくれたのだろうか・・・
かなり嬉しいです。読みながらにやけてしまったw
71名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 19:50:02 ID:sas/+kni
>>64-65 遅ればせながらGJ!
コントのようで笑った〜
72名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 15:57:09 ID:DTAt713P
この暑さだし夏世っぺには是非胸元にアイスをこぼしていただきたい
そして布で拭き取らずになめとっていただきたい
73名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 18:22:08 ID:7iDFRzWL
>>72
IDが…。
アイスか〜
氷でもおk。つるん、と。
74名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:17:34 ID:vZbTT2oY
バニラアイスだったらと思うと…
75名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 05:40:35 ID:rUcNM6RX
ありがちだが練乳入りアイス。
こぼれた練乳を指で拭って、舐めとる夏世っぺ。
76名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 12:07:42 ID:U4CV1Lzd
>>73 氷が落ちたら…長々と妄想。

氷が谷間に挟まり、なかなか取れない。二人きりだ、脱いだ方が早い。
やっと取れたものの、夏世の胸には氷で冷えた痕が紅くつく。
心配した航が舌をはわして温める。
「航さん、温かいです…。」
「そうですか?他に冷えた所はありませんか?」「あのっ……。」
そう言ったきり、すぐ下から見上げる航の視線から逃げるように俯く夏世。
自分の胸の前に航の顔がある。温かい舌は優しくざらざらとはう。
いつもの行為を思い出させ、夏世の先端はぷくりと膨らみ小さく震える。

「ここも寒いみたいですね?」
夏世の体温を感じた航が先端からくわえた。

みたいなのが、昼間っから脳内ショー。
77名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 12:14:00 ID:IYGvGOo6
(;゚∀゚)=3ハァハァ

どんどん垂れ流してください。
78名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 23:11:25 ID:tYoOWx1t
>>76タソ…昼間っからそのような妄想を垂れ流すとは…すばらしぃー!!
氷で冷えて付いた胸の紅い痕か…これだけでも十分エロいw
氷プレイだな

氷プレイといえば、>>76タソみたいな、つベたい氷とあったかい口・指エチ、
最後は氷をナカに入れちゃう、てゆー小説とかSSを思い出したよ。
アイスクリームプレイも王道だよな〜。
79名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 06:32:24 ID:qXFvGOzy
>>76
素敵!>>78同様、自分も真っ先に思い出したのが氷挿入の氷プレイw
氷のとは別の痕を、この後航兄が夏世の身体に残すのか…。

この季節、巨乳な夏世はきっと谷間に汗かいて汗疹出来たりで大変だよね〜。
冷房キンキンにきかした部屋で、よく冷えたお乳に触れるのも気持ち良いと思うよ、航兄。
80名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 08:41:58 ID:09kxK1i2
>>76を兄弟各々で想像してハアハア(;´д`)

>>78
氷挿入というと――

「ひゃっ、冷たい! わ、航さん、何して――
やっ…かきまぜないでえ……あんっ」
「夏世の中が熱くて、氷がすぐ溶けちゃった。夏世のココはいやらしいな」
「いやぁ……見ないで……! わ、航さん、今入れたら――アアッ!
あつ…い…熱いのぉ…航さぁん……」

――となるんでしょうか?
81名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 15:26:48 ID:opxuxllz
>>80
氷挿入GJ!!( ´д`)ハァハァ

他の兄弟での妄想はどんなの妄想したの?
ぜひ垂れ流してくれ!
82名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 00:28:32 ID:gkxS9kHH
>>79
汗疹は胸の下のブラジャーとの境で出来た汗疹に塗り薬を塗ってもらうという
ネタをぼんやり考えたことがあるww
83名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 19:30:18 ID:3VrCmQCU
>>80書いたものですが、>>81さんにふってもらったのをいいことに、妄想垂れ流します。
>>76さんの書き込みと同じことをする時、他の兄弟はなんて言うのかなーと考えてみました。


修×夏世
「ひゃっ! 何するんですか、修さん!」
「何って赤くなったから、舐めて暖めてあげてるんだよ。
他に冷たいところない?」
「あ…ありません……」
「ん〜、嘘は良くないなあ、夏世っぺ〜。
ほら、こ・こ♪」
「アアンッ!」


智×夏世
「赤くなっちゃったね。せっかくの白い肌がもったいない」
「暖かい――やっ、くすぐったい、智さん」
「他に冷たいところある?」
「え……」
「あれ? ここ、すごく冷たそうだなあ」
「さ、智さん! やあんっ!」

陽×夏世
「ここ、赤くなってる」
「ひゃっ、ひ…陽君、駄目っ!」
「…他に冷たいところは?」
「なっ…ないない……キャッ!」
「嘘ばっかり。あなたのここ、ずいぶん冷たそうだけど。欲求不満なんじゃない?」


――という感じかなー?…と妄想。
妄想だけで、申し訳ありません。失礼しました。
84名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 19:00:41 ID:yvZHRFP3
こうしてみると片岡兄弟ってSだよなぁ
夏世っぺはMで丁度良いのかwww


…ところでドラマ板のスレが落ちてるんだが!
書き込みは細々あったのに…圧縮でもおきたかorz
85名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:17:43 ID:PcZMsS+O
ドラマ板のスレ落ちたか…。
1月期のドラマにしては最近でも結構書き込みあったのにね。
無くなると寂しい。
86名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 07:16:13 ID:3crsDF80
>>83
ちょっと遅くなったけど妄想GJ(;´д`)ハァハァ
各兄弟らしいよww

そういやドラマ板のスレまたたってたよ。
87名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 14:20:36 ID:JEosTJiI
>>76の続きというわけではないが、
「あの…したのほうが、あついんです…!」
とか涙を浮かべて恥じらいながら言っちゃう夏世っぺを妄想
さすがに大胆すぎだろうか…
88名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 02:19:10 ID:IYfZ/NDC
>>83サンが羨ましい!その脳内変換技を伝授してほしい〜
>>87サン大胆構わぬ!言っちゃえ夏世っぺ!
でも、熱いなら冷まさねば…と、極ダラダラ妄想。
「こっちは熱いんですか?なら、冷やしてあげますよ。」
そう言って航は夏世を優しく押し倒す。
両足を割広げられ、航の顔が自分の恥ずかしい部分に近付く。
間近に見られている緊張感が後に続く行為を想像させ、夏世の下半身は
興奮にガクガクと小刻みに震えだす。
一層熱をおびた密壷からは、堪らずトロリと愛液が滴る。
「あっ!…」
「随分熱いみたいですね?夏世のここ、汗かいてる。」
航は柔和に微笑み、ふぅーと息を吹き掛けた。
茂みを揺らされ、もどかしさに思わず腰が逃げる。
「満遍なく冷やさないと。」
よじる腰を押さえつけ、もう片方の手で双壁を押し広げ、息を吹き掛ける。
「んんっ!いやっ…。」
夏世は堪らず羞恥心を手放す。
航にいやらしいと思われても、もう限界だ。
「ああっ、んん…航さん、お願い。航さんので、もっと熱くしてください。」
「でも、まだこんなに熱いから、冷やしてからにしましょう。」

…で、Sな航は焦らして先に氷入れるのか?
脳が変態街道まっしぐら=3
89名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 03:26:13 ID:eg8mqB43
>>88ナイス妄想! GJ!
90名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 09:58:03 ID:yujOw/E/
>>76>>87>>88>>80の順番で読んで…ハアハア
みなさん妄想GJ!
この後、氷を口に含んだ航に胸やら首筋やらにキスをされて、あちこち冷たいし、
でも体の中は熱いしで大変な夏世っぺ…を妄想
91名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 11:29:33 ID:x1T4mO62
やっぱ敬語攻めってはエロいよね〜。
ご主人様って感じで。
92名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:32:04 ID:uOkE/XDV
一連の氷プレイが片岡家のリビングと仕事場の間にある中庭のベンチでおこなわれていたら…
という電波を受信
暑いから風がある中庭で冷たいお茶でも…→夏世っぺのうっかりで氷が!みたいな流れか
なんか半野外プレイっぽい…
93航×夏世 氷プレイ1/3:2007/08/27(月) 01:50:21 ID:A7wEBapH
みなさんの妄想に萌え過ぎて、暴走してしまいました。
90さんのようなレス順で繋げて、それを下敷きに エロ部分のみ 
自分の萌にまかせて、>>76さんの続きから…というカンジで、勝手に書いてしまいました。

住人さんたちの妄想を大切にされたい方は、スルーしてください……。

*****
胸の間にキスをしようとする航の唇が当然だが冷たくなっていて、
夏世はおもわず追いかけるように唇を重ねた。
突然の夏世のキスを航は戸惑うことなく受け止めて、氷を夏世の口内に滑り込ませる。
二人の舌に翻弄されて、氷はたちまち溶けていき、次第にお互いの温度が同じになっていく。
夏世は航の首に腕をまわしてしがみつき、冷たい唇を夢中で求めていた。

「熱く…なってしまいましたね…」
航はようやく唇を離し、動けばふる…と音がするような丸みの頂に、
グラスから新たに取り出した氷をそっと触れさせる。
「ひゃ…や、やんっ」
「気持ちいいでしょう?」
「冷たい…ですっ、航さん、やめて……いた…い……あ…や!」
交互に膨らみや両の先端を氷で撫で回されて、肌が痛々しいくらいに赤くなっていく。
刺激は充分すぎて、航の愛撫に夏世はびくびくと体を震わせて耐えているようだったが、
とうとう我慢できずに、小さな声で「舐めて…ください」と懇願したほどだった。

航は、硬くなった蕾に舌を這わせ、時折歯を立てて、夏世の求めに応じた。
「やッ、痛い…っ、とれてしまい…そう……あ…やぁ…ん!」
夏世は、航の頭を抱きしめるようにして髪をかき混ぜながら、航に身をまかせている。
背中を浮かして体を震わせ……胸への愛撫だけで、簡単に達してしまった。

氷だけでこんなに乱れるのなら……。
一度、気をやってしまった夏世をそっとベッドに横たえる。
汗で顔に張り付いた髪をかき上げてやりながら、荒い息で上下する胸元の紅い痕を見つめ、
航は微笑した。
――まだ、氷は残っている。

航はベッドサイドに置かれたグラスから氷を取り出し、口に含み、夏世の体の中心に顔を埋める。
そのまま、熱く溶ける蜜壷を覆うように口付けて、氷を舌先で押し付けるようにして揺らす。
「んっ…やっやめっ……ああ…あんっ」
夏世の声を無視して唇を上へと滑らせ、今度は指で剥き出しにした紅い芽に氷を擦り付ける。
夏世の体が跳ねて、一際高い声が上がった。
氷の冷たさとは裏腹に、先ほどの熱が蘇える。
「やぁぁっ、や! そんなの…っ、だめぇ!」
尖った芽を舌で擦りあげていると、すぐ氷は溶けて無くなってしまった。
「つめた…違っ…あつ…い、熱いの!」
「そうですねぇ。まだまだ熱いままだ。ここがもう溶けてきてる」
そこはまた蜜が滴るほどになっていた。
94航×夏世 氷プレイ2/3:2007/08/27(月) 01:51:39 ID:A7wEBapH

「……ねがい……く…ださい……る…さんの…ください…っ」
与えられた刺激と羞恥で、言葉にならない。
しかし、体の奥から生まれる熱に浮かされるように、震えながら自分から求めてしまう。
「いいですよ、もっとあげます…」
航は微笑し、夏世の蜜壷に音を立てて口付けながら、手で一つ、氷を掴んだ。

唇を離し、氷を指で押し込む。
「ひっ…あっ…あ――ッ」
ぬかるみになんなく氷が飲み込まれていった。
人差し指と中指を一度に入れて、飲み込まれた氷もろとも中をかき回す。
「あぁっ、いや! 冷た…い…航さ…! かき混ぜないで…やぁ…あんっあっ…いやぁっ」
夏世はとうとう羞恥心を堪えて、航に懇願した。
「や…冷たいの…いやぁ! 熱くして…いれてっ…わた…るさんの…入れてください……お願い…!」

もう一つ氷を追加してから、夏世の上に自分の体を重ね、とろけた夏世の蜜口に自身をあてがう。
「そんなことを言って……仕方が無いな、今…熱くしてあげます…よ……」
航自身の熱も相当に高まり――声にならない声を漏らして、夏世の中へと進んでいった。

熱い塊が氷を奥へ押しやりながら、夏世の体内に押し入ってくる。
「やだっ、抜いて…抜いてくださっ…やぁ…ん…あ、ああ!」
もう、熱いのか、冷たいのか、わからない。
航にしがみつき、声を上げるしかない。
「抜いて、いい?」
「だめ! やめて…このまま…」
「困った人だな……じゃあ、このまま……」
苦笑しながら、航は浅いところを、ぐるぐるとかき混ぜ始めた。

いつもの粘り気のある音とは違う水音が混じる。
夏世は無意識に腰を浮かせて、航を奥へ誘うように動いていた。
氷など、とっくに溶けてしまっていて、夏世の熱がどんどん上がっていく。
「まだ…だめだよ……いやらしいね、夏世……我慢、できないのかな?」
「あっあん…ほ…欲しいの…いっぱいにして…は…あんっ…航さんの…っ」
「ん…今日は…素直におねだりするね……氷のせいかな?」
そう言うと笑顔を浮かべて、航は一度だけ、奥へと突き上げた。

あとは…お互いの体温が同じになっていくだけだ。
夏世の求めに応えるべく、その膝裏に手をかけた時、グラスに残った最後の氷が目に留まった。
――もう一度滑らかな肌に、紅い痕を残してみたい。
欲望のまま、航は氷を取り出し、夏世の胸元に滑らせていた。
「ああんっ」
夏世がびくんと体を揺らした。
氷はつるりとみぞおちに落ちて、みるみる水溜りを作っていく。
唇で掬い取り、ふくらみの下から上へ、頂に吸い付き、氷と一緒に転がす。
もう片方にも同じように愛撫をしたところで、氷は溶けて無くなってしまった。
95航×夏世 氷プレイ3/3:2007/08/27(月) 01:55:07 ID:A7wEBapH

柔らかな乳房に再び紅い痕がつけられ、花びらを散らしたようだ。
それらに舌先で一つ一つ触れてから、尖りきった蕾に吸い付いて歯を立てると、切ない声が上がった。
まるで催促するように、浅く挿入された航をきゅ…っと締め付けてくる。それがたまらなく愛しい。

「欲しいの?」
耳朶を甘噛みされて囁かれると、夏世の体の奥から何かが溢れてきた。
「熱い…です……。あのっ…あ…したの……下のほうが……」
はあはあと、呼吸が荒くなっていく。
――はやく、いっぱいにして欲しい。

「氷無くなってしまったから、もう冷やせませんねぇ……どうしたいのかな?」
航は耳を舐りながら、また意地悪く囁く。
「…熱くて…いいの…っ……奥へ…奥まで…く、ください! 航さんの…おねがいです…」
「…今日は本当に、素直だね…夏世…。いいですよ…僕も……夏世の奥へいきたい……っ」
すぐに、ぐいっと航の腰が打ちつけられる。
ずんと、夏世の下腹部に衝撃が走った。

「あ――! ……い…ぱい…航さ…ん…わた…るさ……うれし…い…」
夏世は恥ずかしそうに笑みを浮かべながら、苦しげに喘ぐ。
航と繋がったところが溶けそうに熱い。
航の抽送が一定になり、いつもの水音が部屋中に響きだして、さらに二人の体温を上げていく。
氷の冷たさは、耐えられないほどの甘美な刺激だったが、この熱さにはかなわない。

満たされる悦びと、羞恥と、狂おしいほどの欲求。
それらが繋がった体の奥のほうから、どんどん溢れてくる。
航は夏世の奥を目指し、それを求め続けた。
お互いの熱を求め合い、共有し合い、溶け合って、一つになるまで―――。


―――end


暑くてなんにもする気が起こらなかったのに、みなさんのすばらしすぎる妄想に激萌して…
…なのですが、すぐ投下するつもりが、遅筆とはいえ、こんなに遅く…orz  
サボらず、修行しないと……まずは、氷を服の中にでも入れてみよう……

>>92さん、素敵です=3  半野外もイイですね
96名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 07:38:55 ID:szUpW5xc
>>93-95
GJ!!です。
ありがとうございます。
97名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 11:17:13 ID:IWgDdu3i
氷プレイGJ!!
朝から(;´д`)ハァハァしながら読んだよww
98名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 11:40:25 ID:DEIR01h9
>>93-95
氷プレイGJ!!
氷口移しのキス良いね。丁度昨日妄想してたところだw
氷挿入エロくて素敵。
99名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 16:59:25 ID:lqnlVM/f
>>93>>95
激しくGJです!

冷凍庫の氷見るとエロく感じる…ヤバイよ自分
100名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:05:04 ID:neQBR2f6
>>93-95サン GーJッ!!
有り難うございます!凄いよ、巧技ですね〜
101名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:02:25 ID:69+FKbPU
氷プレイGJ!
素直におねだりする夏世っぺにハァハァ
102名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 12:59:27 ID:XixGn1An
たまには保守あげ

まだネタになってない夏ならではのベタなネタはないかなぁ
103名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 19:23:21 ID:uytU/fWA
暑いからって、キャミソールorチューブトップ姿で男所帯の片岡家に来ちゃった夏世。
陽は顔を真っ赤にして目をそらし、修には
「宅の陽君を誘惑しようなんて、なんて恐ろしい小娘ざんしょ!」
と怒られ、智には組み合わせにダメ出しをされ、そして航が
「そんな露出の多い服を着て……あなたは無防備すぎる……
しっかり体に教えないと……いけない人だ……」
とお仕置きされてしまう夏世――という妄想をしました。
104名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 20:35:46 ID:FebzM/ER
最近すっかり必殺仕置き人な航www
105名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 21:19:18 ID:3ARMsEwW
>102ありえないけど


つ 海水浴
106名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:55:58 ID:Oc2POIIQ
海ん中で水着が取れちゃっていやーんな夏世っぺw
107名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:26:23 ID:KpT+eCVV
>>106サン そうそう、夏世の白いビキニが波に流されちゃわなきゃね〜

岩場で航と夢中になっている内に、いつの間にか…。
で、拾うは修。「見て、見て〜。さとぴょん!」
そして、夏世のものと気付く陽。「修兄、それってもしかしてアノ人の…。」
「えっ?何?陽くん?!…ど、どうしたら?」
そんで、航と夏世の秘事に気付くは智。
「どうすんだよ修兄ぃ…って、航兄は何処に…まさか?!アノ人と?!」

てな、弟達も妄想。
108名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:44:03 ID:hEDxrLXS
久しぶりに夏世っぺの天然の色気にうろたえる航も見たいな。
109名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:42:03 ID:SsFQK378
天然の色気か…
夏世っぺだとやっぱ胸とか足とかだろうか
あと、個人的にはふとしたときに上げる声(「あっ…」とか)がエロく感じる
110名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:53:13 ID:+XUqe6sf
胸から腰、お尻の(足もだ)ラインがキレイ。
個人的には、腰のくびれw
111名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:59:44 ID:eEPdHbjg
>>103見て浮かんだちょっとした妄想

「あっちービール飲みてぇー」
「陽くーんあついよ〜」
「くっつかないでよ修兄」
智、修、陽が帰って来た。

「おかえりなさーい!」

3人を迎えたのは・・

「っな!!」
「ひ、ひ、陽くんは見ちゃダメ!!」

目の前を塞がれた陽と修が取っ組み合っている間に
智が声を掛ける
「あんた、なんて格好してんだよソレ」
「え?エプロンですよぉー。かわいいでしょ、フリル♪」
エヘっと笑いながらエプロンの裾をもってヒラっとしてみせる。
「いや、だから・・。なんで裸なの!!」

   ***

「あービックリした・・・」
「なんだよー裸エプロンじゃなかったのかよー」
未だ動揺を隠せない智となぜか不満げな修。

「ねえ、その格好航兄に見せた?」
「え?いえ、今日はまだ航さんには会ってません」
「そっか・・」
ニヤリと悪戯な笑みを浮かべる陽。

しばらくして航が帰って来た
「ただいまー」

――続く?

この日は猛暑日。
夏世はチューブトップにホットパンツ姿で片岡家に来たのでした。
ちゃんちゃん。

続きを次の職人様に託しますー。
112名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:00:09 ID:6pH8MuyQ
コンビニで見かけたんだが
夏世っペの中の人のストッキングのパッケージはすばらしい。
113名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:04:05 ID:6pH8MuyQ
>>111
妄想GJ!

航、鼻血を吹くに100レイチェル。
114名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 01:24:03 ID:ugJRf19+
>>111
GJ!妄想!!
で、>>103タソの『必殺仕置き人』航兄に続く?
115名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 18:06:27 ID:Yatgpcm7
とりあえず

固まる

瞬きする

また固まる

な航兄
116名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 21:24:27 ID:3bMOXs5/
二回目の固まるを見て下が!?と思った
偽裸エプロンイイネイイネー
そして航には本物の裸エプロンでおもてなしすればいいよww
117名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 21:08:22 ID:AAnmePfk
>>115
擬似裸エプロンだし、言葉を発するのに時間かかるだろうなぁww
118名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 21:42:39 ID:/9BQtkeU
話しd切りスマソ。
なんか、ドラマスレでナイス投下があってワロタwww
SPでこういうのをやって欲しい!みたいなもので、
確かに自分もがっさんが、イケメン漫画家の担当になる→航兄の嫉妬 みたいなのを妄想した事があるので…。
119名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:36:46 ID:yKiXKzNb
>>118
見てた見てたww先が気になる。
書き逃げ?って書いてあるし続きはないと思われるけど
誰か書いてくれないかな〜。
嫉妬する航に萌える。
120名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 07:29:40 ID:XJDx6aZQ
書き逃げさん、あの後弟3人+田中ちゃんの会議も投下してたから
続きも書いてくれるかもね。

偽裸エプロンとか、もう夏世は航兄のお仕置き目的で天然装ってやってんじゃないか?w
それを見越して、夏世の願望をちゃんと叶えながらお仕置きする航。
自分の妄想でだが、航と夏世は良いSとMの関係だろうなと思うw
121偽裸エプロン(1/2):2007/09/02(日) 14:11:09 ID:fOzTkyOj
>>111さんに続けてみました。

***
「おかえりなさい、航さん」

――バタンッ――

出迎えに出た夏世の姿を見た航は、持っていたバッグを落とした。
航の視線は、夏世の頭のてっぺんから足先を何度も往復する。

『ご飯にします? お風呂にします? それとも〜、わ・た・し?』

「あなたにします」
「はい?」
「あ、いえ、こっちのことです。ど、どうしたんですか、その格好?」
一瞬違う世界に行きかけた航だったが、我にかえると不自然に視線をそらして夏世に話しかけた。
「今日は暑かったんで、この格好で来たんですけど? 似合わないですか?」
エプロンの裾をちょっと持ち、首を傾げて自分を見上げる夏世の仕草に、航の心臓が跳ねる。
「いや、大変可愛らしいと――って、その格好で来たんですかぁ!?」
「はあ、暑かったんで……」
「暑いとか暑くないとかそういう問題じゃないでしょう!」

「素晴らしい話の噛み合わなさ」
「航兄、落ち着いて」
「落ち着いてって、陽、兄ちゃんは――」

「だから、その人よく見てみろっつーの」
「智? え? あ?」


「いや〜、今日は夏世っぺに騙されたよな〜」
「ちゅーか普通28歳にもなってチューブトップとホットパンツで出歩く〜?」
「勝手に勘違いしたのは皆さんじゃないですか!」
「……すいません」
「でも、似合ってる…と思う」
「ありがとう、陽君。陽君は優しいね」
リビングで談笑しながらも、男達の視線はついつい夏世の体に行ってしまう。
(……胸、が……)
(俺好みの脚のラインしてんだよな〜。太股の間の三角地帯が特に……)
(夏世っぺってさ、意外といいお尻の形してんだよね。こう、丸くてキュッと上がってて……)
(月山さん、恥ずかしそうに下向いて……後ろから抱きしめてあの綺麗な背中にキスをしたいなあ……)

「「「「ゴクリッ」」」」

唾を飲む音がやけに大きく響いた気がして、男達は互いに目をそらした。

122偽裸エプロン(2/2):2007/09/02(日) 14:27:08 ID:fOzTkyOj
「それじゃあ、私帰ります。お疲れ様でした」
「え、その格好で帰るんですか?!」
「はい、この格好で来ましたから」

(夜の人気のない公園の植え込みの陰で、見知らぬ若い男に組しかれる夏世)
『ハァハァ…そんなエロい格好して歩いているお姉さんが悪いんだよ…』
『いやぁ! 止めて! 助けて、航さん!』

「駄目です」
航は微笑みながら夏世の手を握りしめた。
「駄目って、どうしてですか?」
「そんな格好で帰って、何かあったらどうするですか?」
「大丈夫ですよ。ここに来る時も、別に何もありませんでしたよ」
「帰りも大丈夫とは限らないでしょう」
「うーん……それじゃ、タクシーで帰ります」

(タクシーはいつのまにか暗い山道を走っていた)
『あの運転手さん、本当に抜け道なんですか?』
(キキッ!という音がして、急に車が止まった)
『……お客さん!』
(運転手に押し倒される夏世)
『いやぁ! 何するんですか! 助けて、陽君!』

「なんで陽なんですか?」
「え? わ、航さん、あの、手が痛いです」

「どうしよう智兄、航兄に修兄の病気がうつっちゃった!」
「だから、こんな暑い日にスケッチなんか止めとけって言ったのに」
「え、何、病気? 兄ちゃん病気なの? ……兄ちゃ〜ん、死んじゃダメだよ〜〜」
「うるせえ! 変な妄想すんな、このオタク!」
「オタクって言うな〜!」
「…………」
あっちでは航と夏世が噛み合わない押し問答を繰り返している。
こっちでは修と智の取っ組み合いが始まった。
混沌とした状況に、陽は小さくため息をついた。

「――もうっ! それじゃあ、私はどうしたらいいんですか!」
業を煮やした夏世が大きな声を出した。


***
どうすればいいんでしょう?
答えは次の職人さんに託します。
123名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 16:00:34 ID:UsFFk8bp
GJ!
あっちの世界に行った航、テラワロスwww
124名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 18:07:51 ID:vJTijehc
gj!!
航兄wwww
夏世っぺに対して過保護なのが萌える
125名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 21:33:22 ID:YYG0iYT6
>>121-122 GJ!!
妄想しまくりの航兄に親近感覚えた〜
126名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 22:22:29 ID:J3C8/yVb
やっぱりそこは陽くんが「そんなかっこじゃだめだよ、僕の服貸すから着替えたら、僕の部屋で?」かなんか言って、部屋に連れこんじゃう・・
127名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 22:28:33 ID:bkHuynHz
>>121>>122
ぐっじょぶー!
ワロタワロタw
やっぱり兄弟だなぁ〜
バカスぶりがそっくりwww
128名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 23:21:43 ID:QP4mN9OO
>>121>>122
G―J!!
オモシロかった!
「駄目です」、て微笑みながら手握り返す航兄がリアルに頭に浮かんで、笑えたー
あっちの世界て…修化していく航兄www
129名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 09:51:35 ID:Lvrbegvk
>>121->>122
ぐっじょぶ!!
皆の会話がリアルっぽくてワロタwww
夏世っぺはどうなるのだろう…。
後に期待!
130名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 21:34:07 ID:xUtzP8XP
GJ!

この後やっぱり、送り狼という名の恋人にアパート迄送られて、朝まで(ry いや昼まで(ry
131名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 23:25:29 ID:gtZLOT+H
送った御礼は正真正銘『裸エプロン』でお茶いれるのさ〜
航兄のエロSが炸裂もんだ!
132名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 01:17:30 ID:OHnsJb0h
妄想に継ぐ妄想
日に日に修に似てくる航兄ぃ、やっぱ兄弟だね〜。
133名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 10:38:39 ID:/1fzCgOc
田中ちゃんと亮子さんの結婚式 新郎控え室
航「田中さん、落ち着いて」
田中「何言ってんすか、航さん、俺十分落ち着いてますよ」
陽「田中ちゃん、あの、靴逆に履いてるよ」
田中「え?あぁあ。ちょっと亮子笑わしてやろうと思って」
修「ところで智は?」
田中「受付頼んだんすよ。智さんに打ってつけでしょ」
着飾った女性たちに囲まれて、メアドの交換をしてる礼装の智。
智の様子をのぞきに控え室から出て行く修&陽。
田中「あの・・航さん」
航「はい?」
田中「航さんだから相談なんっすけど、俺大丈夫っすかね」
航「え?」
田中「いや、長いこと素人童貞だったもんで・・。
なんつうんすか、ほら、レンタカーにばっかり乗ってると
自分の車をいざ運転しようって時に、ミスっちまうんじゃないかと心配になって。
まぁ、別に新車購入したわけじゃないんで、多少事故っても問題はないんすけどね」
航「いや・・困ったな。何かいいアドバイスができるといいんだけど。」
田中「そういや、航さんはペーパードライバーでしたよね」
航「大きなお世話です」
田中「俺が言うのもなんですが、車買ったのにいつまで駐車場に停めておいたら
誰かに乗り逃げされるかもしれませんよ。F1ドライバー並みの弟さんがいるんだし」
航「大丈夫ですよ。車のキーは僕しか持ってませんから。
  田中ちゃんもそうでしょう。ず〜っと一台の車のキーを離さなかった。
  きっと巧く走れますよ。」
田中「航さん・・」
智が駆け戻ってくる。
「ちょっと、田中ちゃん、何やってんの。もうすぐ式始まるよ」
134名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 11:16:19 ID:3dfpnwuH
GJ!
ペーパードライバー航
腹がよじれるかとオモタwwwww
135名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 11:20:04 ID:n1u4ocvz
GJ!オモシロ――イ!
まだ続くのかな?
それなら 支援!
136名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 11:55:52 ID:/1fzCgOc
田中ちゃんと亮子さんの結婚式 新婦控え室
亮子、ウェディングドレスを着た首にパールのチョーカーをつけようとしてる。
月山「編集長、きれいです」
亮子「本当のことだけに、うれしいわ、月山。ちょっと、これつけるの手伝って」
月山が亮子の背後に回ると鏡に、月山と亮子が映る。瞬間、亮子の顔が曇る。
月山「編集長、まさか、マリッジブルーですか」
亮子「違うわよ。あんたやっぱりいいもの持ってるなあって。私にはないのよね」
月山「え?」いきなり亮子に胸を掴まれてうろたえる月山。
亮子「悔しいわ。やっぱり天然モノなのね。私なんて、私なんて
   補正下着の力を借りて、フェイクなのに。一郎君がもし、もし
   巨乳好きだったら、どうしたらいいのよ。今日バレちゃうんだわ」
月山「あ、あの編集長。まさか田中さんとは?」
亮子は月山の話を聞いていないのか、一人で語りだす
「デートの時には、いつもあのスーパーウルトラブラをしてたのよ。
どんな胸でも谷間を作ります、っていうアレ。うちの雑誌でも特集したの
月山覚えてるでしょ?あれ、日本で大ヒットしたけどそれだけの代物だったのよ。
でも、でも、アレつけてない時はどうやって谷間つくるのよぉ。
ねぇ、月山、ブラつけたままだとやっぱりマズイかしら」
月山「とにかく、ね、編集長、落ち着いてください。ね。」
亮子「今日一日でいいわ、月山の胸だけ借りれれば。胸だけでいいのよ。
顔もスタイルも頭も私の方がいいんだし、一郎君はそんな私を好きなんだし」
月山、ちょっとムッとするが、なんとか亮子を落ち着かせようと
「田中さん、編集長に夢中って全身で表現してますよね」とお世辞を言う。
亮子「あら、やだ。そんなにバレバレ?」
月山「ええ、もう。うらやましくって妬けちゃうくらいでした」
亮子「一郎君、いい男なのよね。いい男はいい女に恋する、これ黄金率。
でも悲観することないわよ、月山。あなたには航さんがいるんだもの。
あーゆう人に限って、夜は強そうだしあんたいいもの持ってるからきっといい夫婦になるわ。
早く結婚しなさい。でもデキ婚はダメよ。社会人なんだから」
月山「私たち、そんなんじゃ」
亮子「え?まだ何もしてないの?いやだわ。マジで化石じゃないの」
月山「編集長と田中さんも・・・」
亮子「月山、怒るわよ。一郎君はね、とってもストイックなの。
ストイックないい男がいい女を待ち続ける、どう?私と一郎君の物語
陽くんに話して、漫画家してもいいわよ。許可するわ」
月山
(ああ、やっぱり智さんが受付でよかった。金払いが良くて遊びっぷりがいいから
田中さん、夜のお姉さんたちに大人気だったのよね。
今まで通ったお店の夜のお姉さんたちが、お世話になったから、って
ご祝儀もって来て、花嫁の亮子さんを祝福したい、って言ってて困ったけど
智さんが巧く目くらまししてくれて、夜のお姉さんたちは今は田中さんより智さんに夢中だもの)
137名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 21:35:24 ID:yZnxtU8o
ワロタwww

策士、夏世っぺw
138名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 01:31:34 ID:Wb9yPXUI
ペーパードライバーww田中ちゃんナイス例えwwww
航がもってるのはどんな鍵なんだろう…
139名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 14:18:23 ID:ED3jmd2X
ペーパードライバーの航兄へ

バッテリーが上がらないように、たまには乗ってあげてねw
140名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 14:50:49 ID:GIu9D3HD
田中ちゃん:素人童貞
航兄:18歳以降はペーパードライバー
智:恋愛で適当に充実してる
修:素人童貞
陽:実はとっくに非童貞。それが何か?状態。
141名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 21:29:32 ID:Z3+pM/Ck
>>139
むしろ乗りすぎの心配をww


偽裸エプロン、外は暑いのに微笑みの脅迫で自分の上着を着せて
エプロンは持って帰ってもらってタクシーで一緒に夏世っぺの
家へ帰る送り狼なお兄様ばかりが頭をよぎる
142名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 01:15:11 ID:89fVf0+m
むしろ裸エプロン夏世は、
そのまま航の部屋に泊まっちゃえばいい。
143名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 01:59:15 ID:ayRQQWzr
ペーパードライバーw
とりあえず、How to本を探す航。
買って帰ると見つかったとき何を言われるか、わかったもんじゃないし>主に修
書店でこそこそと立ち読みしていると、運悪く田中ちゃんに声かけられて、
・・・と想像してしまいました。
144名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 09:57:51 ID:3GIyGtKV
>>141
良いねぇ。
エプロン持って帰らせる辺り、リアル裸エプロンやらせる気満々だなw

夏世のお家でこってりお説教&お仕置きですか。
夏世が肌露出出来ない様に、キス痕付けまくったら良いと思うよ、航兄。
145名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 12:01:32 ID:ePiiRbgs
亮子さん・田中ちゃん結婚披露宴

ゴンドラに乗ってスモークの中から会場に降臨する二人に沸く列席者。
月山は蛍潮出版社席で片岡兄弟とは別だ。
乾杯の音頭、スピーチと式は滞りなく進みキャンドルサービスへ。
「よ!田中ちゃん!」
「すばらしい!」片岡兄弟のテーブルを回って蛍潮出版のテーブルへ
その時、突然元チャーミィ編集長田丸が亮子のベールを掴んで泣き出した。
「が、がわむらぁ〜!!!」
「亮子はな、もう川村じゃねぇ、田中なんだよ!」
「編集長、お酒が回りすぎちゃってますよ、ね?」となだめる月山を無視して
田丸はブチまける。「なんで、なんでコイツだったんだよぉ」
「あぁ?テメェやんのかゴラ!」田丸の胸倉を掴む田中ちゃん。
「航兄」
「ああ、マズイな。智」
仲裁にテーブルに向かう智と航
田丸「そんなドレス、がわむらには似合わない、似合わないぞ」
亮子「せっかく花園センセが選んでくれたのになんてこと言うのよ、もぅ」
田中「あ?どーゆうことだ亮子。聞いてねぇぞ」
智「田中ちゃん、俺が選ばせてもらったんですよ。(亮子さんに頼まれて)」
月山「そうなんです。私も一緒で、私のドレスもその時智さんが」
航「どうりであなたに似合ってるはずだ・・・」
智「だろ?全身俺のコーディネィト。着てきてくれてうれしいよ」と月山にウィンクした。
瞬間、顔が強張った航がリアクションを起こす前に、亮子が智のウィンクは
自分にだと思って、智にウィンクを返した。
田中「智さん、あんた人妻にだけは手を出さないって言ってたじゃないっすか」
智「だから、俺はドレスを選んだだけで」
田丸「川村はまだ人妻なんかじゃねぇ。こんなドレス、なんだ!」と亮子のベールを引っ張る。
瞬間パシンとした音が響いた。
いつも明るい亮子が真顔で「この軟弱モノ!」と田丸を一喝したのだ。
田丸は我に帰ったのか帰らなかったのか
「お、おやじにもぶたれたことがないのにぃ」と叫んで、床に転がった。

「なぁ、お前の周りにいる人間ってさ、濃いな」
片岡家のテーブルにいる陽にウェイターが急に話しかけてきた。
「うん。だから漫画のネタには困らないんだ」
陽は笑顔でそのウェイター=バイク便に答えた。
146名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 12:07:10 ID:fh83shhi
亮子の勘違いウインク返しワロスwww
147名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 23:52:12 ID:2LOCnW7s
亮子さんwww
148名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 12:50:45 ID:Ypz0GiYS
裸エプロンプレイは騎乗位とかで夏世っぺが上になって
下から突き上げたらエプロンがひらひらしてやらしくていいなぁ…
149名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 15:50:25 ID:ujVvUuGo
亮子・田中結婚式の後 挙式したホテルの庭園

庭園をゆっくり散策する夏世と航。寄り添ってはいるが手もつながず
どこかよそよそしい。落ちかけた陽が、一瞬ギラリとした光を投げかける。
「航さん、さっきから口利いてくださいませんね」
沈黙をもてあまして、夏世が口火を切る。散歩の足をとめて航は夏世に向き合い
「そのドレス、本当にあなたに似合う」。
航の声のトーンに夏世は震えた。やはり怒っているのだ。
「編集長にウェディングドレスの試着に付き合うように頼まれたんです
 そしたらそこに智さんもいらしてて、それで」
「だから、智に選んでもらった、さっきも聞いたな」
航はそう言うと、「やっぱりこういう格好は肩が凝る」と言ってネクタイを緩めた。
夏世は航の礼服を一緒に買いに行ったことを思い出した。あの時、航が
「夏世さんもドレスを買わなきゃ」と言ってくれていたのだが
航に自分のために出費させるのがなんだか面映くて気が引けて
「友人の結婚式で着たのがありますからそれを着るから大丈夫です」
慌てて答える夏世に航はそれ以上何も言わなかったが、
帰途、遠慮がちに「あなたの誕生日には僕からあなたに何か贈らせてもらえませんか?」と聞いてきた。
「はい」と答えた夏世に、ほっとしたように「よかった」と微笑んだ航。
その後、亮子のためのウェディングドレス選びに付き合ったら
そこに智がいて、女たちのドレス選びに的確なアドバイスをしながら付き合い、
さっさと会計を済ませて、夏世の抗議にも「花園ゆり子からのお祝いだから」
そう言って取り合わなかった。後で店に問い合わせたら、智が自分にと選んだドレスの値段は
OLの一ヶ月分のお給料を遥に超えていた金額だった。
「結婚式のために準備されたものを、返却したりするのはマナー違反ですよ」
ドレスを返却に行った夏世をそう諌めたブティックのマダム
「『花園ゆり子』からの贈りものでしょ。式にはちゃんと着てくるのよ」屈託なかった亮子。
夏世は航に話そう、そう思っていたけれど、航との間に波風をたてたくない
黙っていればわからないという気持ちが働いたことも自覚していた。
「航さん大学の課題にお忙しくて睡眠時間も削ってらっしゃってだから」
「あなたは、僕にいつも優しいな」夏世の言葉はさえぎられてしまった。
夏世の首と耳を飾るベビーピンクの花の形をしたアクセサリー、
夏世の肌を引き立てているモスグリーンのドレスと同じ色の靴
弟が何を思って夏世にこのドレスを送ったか、航の口の中が苦くなる。
「俺は兄貴たちと違って才能がないからさ」そう言って自分を笑ってみせても
自虐の影も感じさせない智の大らかさ、屈託のなさ。
(強敵、だな・・・)。





150名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:34:32 ID:aDUcTR3h
>>149 つ、続きが気になるではないですか…
夏世の航の態度を気にするのって萌える〜
151名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 23:01:30 ID:9CP9aItR
ぜひ続きを!!
>>150 そうそう。完全に分が悪い夏世っぺが航を気にしてて、
さらにその航が夏世に嫉妬して冷たい態度をとる…すっごい萌えるー!!

「そのドレス、本当にあなたに似合う」
「だから、智に選んでもらった、さっきも聞いたな」
「やっぱりこういう格好は肩が凝る」
「あなたは、僕にいつも優しいな」
……恐ぇえええ
かよっぺの回想の航のセリフと違ってて、またそれがコワい。
152名無し@ピンキー:2007/09/09(日) 16:11:31 ID:UniCz4OR
最近の航兄、嫉妬深い器の小さい男がデフォな流れにちょっと…そんな航に気遣いまくりな夏世っぺ、カワイソス。
153名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 17:22:08 ID:u1psZX1j
>>152
だってそんな二人がたまらなくエロいんだもんw
154名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 17:52:53 ID:Upt3y6U9
嫉妬する事が器小さいとは思わんけどね。好きだから嫉妬するんだし。
むしろ夏世って嫉妬される事に「嬉しい」とか言って安心しそうだ。

そしてお仕置きタイムへ突入w
155名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 18:03:15 ID:CvOxRg9k
私の脳内では夏世もヤキモチやきである。
そして、勝手に誤解して拗ねちゃい
大胆に航を押し倒してみたりもする…。
156名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 18:54:26 ID:+yUBPm+y
夏世っぺがやきもちやいて不安になって押し倒すのいいな。
泣きながら「私でいいのかなって…不安になるんです…!」とか言って。
誤解がとけた後は体も心もなぐさめてもらえばいいww
157名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:41:08 ID:xMMCa/Sr
今ハヤリの「脳内メーカー」っていう占い(?)みたいなやつで、
夏世+4兄弟をやってみると、なかなかおもしろい結果が出るよ。
「脳内相性メーカー」の方もあわせてやってみると、なお良し。
158名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:51:39 ID:/Y3rhcWV
航の頭の中は嘘と秘とHと食

・・・みかんのことでも考えてんだろうか。
159名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 11:06:18 ID:BV5mNlFE
修の脳内はまさにってかんじ
160名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 00:03:28 ID:fwYlojme
>>154
嫉妬をして、態度に出してしまう自分に戸惑い、そして反省。
「あなたを傷つけると分かっているのに、突き放すようなことを言ってしまう。
・・・まるで、駄々をこねる子供ですね。僕は」
と切ない笑みを浮かべる航。



とか妄想してみました。

161名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 00:17:29 ID:hj5MZl28
>>160
そんな航兄に萌える。
162名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 00:32:00 ID:o/+hoh7N
>>161
航兄のことだから、そう思ってても夏世に直接口に出して言えないかも。
夏世は夏世で、どうしていいかわからずオロオロ。
そんな二人を物陰から覗いて
「あ〜あ、相変わらずだねぇ」
「イラっとくるわ、ほんとうにもう!」
「本当に現代の化石だよね」
と兄弟たちが盛り上がる。
163名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 01:10:33 ID:ddAQZwxP
>>160
夏世っぺが航兄を9話のラストかそれ以上にぎゅって抱きしめて
「甘えてください」とか言いながら頭をそっと撫でたりしたら萌える
164名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 11:23:57 ID:tkLpyLpi
そういや放送時に本スレで「夏世、航兄を抱き締めて頭撫で撫でしてあげて」とか
「よしよしされるべきは航兄だよな」って書き込みがあったな。
そんな風に航を甘えさせてあげられるのって夏世だけだもんなぁ。

以前「あんまり僕を甘やかしたら駄目ですよ、調子乗っちゃうから」
って夏世に言う航を妄想した事があります。
165名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 11:26:30 ID:fwYlojme

> 以前「あんまり僕を甘やかしたら駄目ですよ、調子乗っちゃうから」
> って夏世に言う航を妄想した事があります。


バケツくれー!
は、鼻血が・・・
166名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 19:25:19 ID:PHvIodrb
亮子・田中結婚式の前 ドレス選び編

川村亮子から”花園ゆり子”が数年間恋人を奪ったことへのお詫びと
そして”花園ゆり子”から、田中ちゃんの花嫁への贈り物として
ウェディングドレスを贈ろう、言い出したのは陽だったな、
「さすがは私の恋敵。粋なことするわね」そう言って快活に承諾してくれた
亮子が数着のドレスを抱えて試着室に消えた時、
「で、あんたは?ドレス着ねぇの?」智は自分の隣にいる夏世に声をかけた。
「ゲストドレスは一着持ってますからそれで」
「ってさ、それ何年前のだ?」
「入社した時だから、6年前です」
「ナフタリン臭い上に流行おくれかよ」
「あの・・!」ちょっとムッとした夏世は智を睨んだ。
今日だって、編集長からドレスの試着につきあうように言われたのは急だ。
「智さんと二人で行ったってなると、一郎君がやきもちやいちゃうから」
そう言われた亮子の頭には、自分と航のことは微塵も浮かばないのはわかった。
夏世は航もその場に呼ぼうと携帯にかけたが、案の定、つながらなかった。
「僕はアナログでね。メールは苦手なんです」メアドを聞いた時の航の当惑した顔が浮かぶ。
久しぶりにあった智は相変わらずで、ブティックの店員たちも亮子や自分よりも智ばかり見てる。
絵に描いたようなイケメン(ただし、口がこう悪くなければ)と夏世は思った。
「俺たち兄弟だってさ、田中ちゃんのために礼服新調したんだぜ。」
そう、と智は思い出す。礼服を兄弟皆で揃えに行こうと修や陽と盛り上がった時
言い辛そうに「俺はこの間買ったから」と言った航。こっちまで照れちまうような
航の恥じらいっぷりに、ウケてしまい修と一緒にからかって、陽に窘められたっけ。
てっきり、夏世にもドレスくらい買ってやってると思っていたら
航はとことん気が利かないし、夏世は夏世で航に甘えるってことができず
つきあってるのに、兄はドレス一枚買ってやることも、
夏世はドレス一枚買ってもらうこともできない関係なんだと、智は再確認した。
どうしてこうも兄とその恋人は判り易くも隙がたっぷりなんだろう、と
心の隅に、微かな痛みを覚えた。
「とにかくさ、俺の隣にずっと座られてんもアレだし
 何着か試着だけしてみてよ」そうもちかけると、夏世は慌てて
「そうですよね、智さん寛げませんよね」そう言って弾かれるように席を立ち
ドレスを選びに行った。夏世が試着しようと持ってきたドレスを見て
智は彼女がデザインよりも値段を最優先して選んだことを見てとった。
試着室に夏世が消えたのを見計らって、智はブティックの中を見て周り
夏世に似合いそうな数点を選ぶと、店員に頼んで試着室へと持っていってもらった。
167名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 20:53:45 ID:PHvIodrb
亮子・田中結婚式の前 ドレス選び編 2

夏世は試着室にこもったきり、一向に出てこない。
「もう一度、こっちを着てから決めるわ。」亮子が試着室に再び消えた後
智は月山の試着室のドアをノックした。
「あんた、中で貧血でも起こしてんの?だったら今店員呼ぶからさ」
「ちがいます。」すぐに返答が返ってきた。
「だったら出てきてよ。俺とあんたじゃ
 挙式前にドレス姿を見られてどうこうなんてジンクス関係ないしさ」
ドアが静かに開いて夏世が出てきた。智が選んだドレスを着てる。
思ったとおり、だ。
女は自分の身を美しく飾るものには決して逆らえないことを
智は数多くの恋と読み込んできた少女漫画から学んでいた。
「似合うじゃん。くるっと回ってみせてよ」
「できません」
「へ?俺なんか悪いこと言った?」
「そうじゃなくて、あの、とにかく回れません」
開け放しになったままの試着室の鏡には、中途半端に下げられたファスナーが食い込んでいて
それを見た途端、智は噴出した。
「うしろだよ、うしろ。」
あ!と思って振りかえると、今度は智に背中そのものを向ける格好になった。
追い詰められて、ファスナーを力ずくで引きおろそうと背中に回した夏世の手を智がつかむ。
「自分でできます。やりますから」
「自分でって、生地いためたら店もあんたも困るだろ。」
智は陽をなだめるような口調でたしなめた。着る前にこっそり確かめたこのドレスの値段は
夏世の給料より高かった。買えないことはわかっていた。でもどうしても着てみたくて
鏡に映った自分は、今までよりも洗練された美人に見えた。
後先なしにカードを使うという愚考をする前に思い出試着を切り上げようとしたのに
そういう時に限って、食い込むファスナーを夏世は呪った。
「ちょっとじっとしてなよ。」智は慎重にファスナーを生地から離していく。
智の顔に邪気はなかったが、腕と胸がむき出しになったドレスをきた自分と
密着するように立つ智を移す目の前にある鏡から、夏世は目を逸らした。
智はファスナーから少しずつ少しずつ食い込んだ生地をずらしていきながら
目の前を広がっていく夏世の背中に描かれた真実に戸惑っていた。
男は悪戯心から、或いは征服欲から、もしかしたら誰かへの挑戦状として
女が自分では見ることのできない背中に自分の刻印を押す。
夏世の背に航の刻印を見つけても動じない自信はあったけれど
ヒミツがない夏世の背中は智の胸を騒がせた。
「直ったよ」
夏世が驚くくらい勢いよくファスナーを上げて夏世がお礼を言う前に
「あんたって、手がかかる女だよな」と憎まれ口を叩いて試着室を出て行った。
168名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 21:54:42 ID:dffXg6f4
支援…焦らしプレイ
169名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 00:40:24 ID:SRMxp9cW
同じく…。
170名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 19:39:45 ID:/Dtqd5hp
>>164
なんといういいセリフ。
どんなふうに調子に乗ってくれるのか…w

>>167
背中のキスマークっていいな
171名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:54:11 ID:7av8f6QO
>>170
背中のキスマークいいね!
本人が見えないところに、なんて、萌える
172名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:04:46 ID:mCJgObFV
>>171
最中につけられるのもいいが、寝てる間にってのもいいなぁ
陽になんらかの形でみつけられて、「虫刺され?」とか聞かれて真っ赤になればいいww
173名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:27:47 ID:C4NVFbwF
「虫刺され?」イイ!
妄想が膨らみました。


「そっ!そうなの!寝てる間に刺されちゃって」
「ふーん」
そこで修が
「なんで背中のこー・んな場所を刺・さ・れ・た・のかな〜?
しかも寝てる間に?んん〜。どうしてかな〜?」
智「あんた部屋では裸族なの?」

夏世赤面。


ところでここの住人、イケパラスレにも行ってないか〜?
あっちのスレ、今全裸にオプションの人がいっぱいだwww
174名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 01:42:26 ID:NHLxnVaw
航が夏世の背中にキスマーク付けてる時を想像するのエロくて萌える〜
寝てる間もイイ!悪戯っぽくて新たな妄想の種が…
あと、激しくした後の余韻残る中とかでも断片妄想…。

俯せた姿勢で小さく肩が息づいている夏世の背中に航がそっと手を伸ばし、
舌で夏世の身体に残る汗を味わう。

「ぅんんっ…」
先程までの烈しい行為でぐったりとしたままの夏世が、か弱く背を反らせて
航の舌の動きに反応する。
身体を起こそうとする肩を軽く押さえ付けるようにして更に唇を這わす。

ふいに不敵な笑みをもらし、航は触れた唇を更に深く押し付けるようにして
夏世の背中にそっと吸い付いた。
じっくりと時間をかけるようにして吸い付かれた夏世の背中には航の跡が
朱く深くついている。
意識が朦朧とし、背を向けたままの夏世は気付いてない…。
175名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 03:45:27 ID:OsL1zZ6U
>>174
この妄想上手さんめ!!素敵にエロいじゃないか!!

見えないとこにキス痕も良いが、自分で見れるとこに痕を付けられて
後で見て情事を思い出してしまう、とかも良いな。
航から夏世から、どちらからでも良いから噛み痕を残す、とか。
176名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 20:22:07 ID:Tgb19pi3
>>174>>175さんに便乗して拙い妄想を。

平日のお昼時、蛍潮出版社内にて。

昼食後の化粧直しに化粧室へ行った夏世は鏡に映る襟の下からかすかに覗くものに気づいた。
「ん?なんだろ…」
襟元を少し開いてみるとそこには何やら紅い跡が。
「…っ!!」
朱い跡の原因に思い当たった夏世は顔を真紅に染めた。
艶かしい航の表情や愛撫など、夕べの情事がありありと思い出されてなんだか体の内側が熱くなる気がする。
(もうっ、航さんってば!!…っていうか、他の人に気づかれたりしてないよね?!)

羞恥と混乱の中、紅い顔が鎮まるまで夏世はなかなか化粧室から出られなかった…。
177名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 20:29:48 ID:92EfhI/N
この流れ…なんか、にやにやする〜
PC前で、変な人だ自分w
178名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 22:37:43 ID:7byD85Q4
>>173
イケパラ見てきたw本当に全裸+オプションの人だらけだったなww
全裸+オプションって、もしかしたらこのスレから始まった流れだったりするのかな?

キスマークに恥じらう夏世っぺ(;´д`)ハァハァ もし続きがあったら全裸で待ってるよww
179名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 17:00:09 ID:L98ZFsTj
>>174>>176もGJ!

自宅で鏡の前で着替えてるときに確認できる場所につけられた跡を指でなぞって
口びるに無意識に持ってってはっと気付いて真っ赤になる夏世っぺを妄想
180名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 21:07:46 ID:8BY+/GDy
>>179 それイイっ!素敵な妄想の種を分けてくれちゃうな〜
高まる欲求を持て余す夏世…はて、どうしたものか…
181名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:28:04 ID:+Pa5NMuh
下の口を自b……いや、なんでもないです
182名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 20:14:46 ID:ngm0iSaP
酔ってへろへろになってありえないくらい甘えてくる夏世っぺを前にしたら
航兄どうなるかね
逆も気になる
ただどっちも酒に強そうなのが難点…
183名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 20:37:11 ID:VjD8r1I7
甘える夏世っぺにうろたえ、しまいには唇を奪われる航

とか激しくミタス
184名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 20:46:38 ID:4XI5hht/
自分がよく行く某航×夏世サイトさんで酔っ払い夏世っぺのSSを読んだ事がある。
もうめちゃバカップルで可愛かったw
その話でも夏世は普段お酒に弱くはないけど、航と一緒だと安心してるせいか
酔いが回るのが早い、って感じで萌えた。

酔った夏世は潤んだ瞳で素直に甘えてきそうだな。我慢できないだろ、航兄。
185名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:09:03 ID:/HIPx4yK
逆は…航兄が甘えるのってどんな感じだろうか
「じゃあ私帰りますね」と言った夏世を抱きしめて「嫌です。」とか…
186名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:35:07 ID:pwoGA7gX
>>166
>>167
GJ!あは〜ん、やっぱ智がでてくるとドキドキする。
かっこいいよね〜。
プレイボーイなのに、本命には腕が鈍っちゃうあたりが、王道すぎてたまらんのです。
色っぽい智が、ず〜っと指をくわえて、夏世を見守ってるのが切な〜い。
187名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 10:13:32 ID:VQyfM0De
だがそこがいい
188名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:45:02 ID:ME37fiJq
智をどうにかして幸せにしてやりたいなぁ
と思いながら妄想を巡らせてるわけだが・・
もうこの際原作ストーリー完全無視のオリジナルしか
方法がないような気がするなー
航と智の間で揺れ動く夏世が、最後に智を選んでほしい
189名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:58:58 ID:/HIPx4yK
智を夏世と幸せにしてあげるには原作沿いはかなり無理じゃないかな…
智と夏世が普通に幸せでエロいの読みたい…

修兄の誕生日まであと十日ー
190名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 19:08:51 ID:WU450NUK
>>183
>>185
どっちもイイ!激しく読みたい
191名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 23:09:32 ID:pwoGA7gX
智、智〜っ!!!って名前を呼んで、果てたいww

智のアノ肩幅、胸板、二の腕。切れ長のあの眼で見下ろされながら、組み伏される感じ。
考えただけで、トロケるわ〜。
恋人として最後まで添い遂げられなくてもいいから、智と寝てきた女のひとりになりた〜い!と妄想。
夏世、モッタイナイことするなぁ。

192名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 00:55:45 ID:PsdqMztg
ヒく…
193名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 02:04:41 ID:C17jIWfN
智カッコいいからね〜。
194名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 10:50:14 ID:1jrSHo+K
気持ちは分からんでもないが
自分に置き換えた書き込みをされると正直引きます。
195名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 11:22:26 ID:+dmTIw+n
スルーよ
196名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 19:05:52 ID:FqaYuxjd
亮子・田中結婚式の前 ドレス選びその後編 1

プリンを食べ終わった陽が領収書を見て聞いた。
「ねぇ、智兄、お色直しのドレスも買ったの?」
「いや、それあの人の」
「え?」
「待ち合わせた店に行ったらあの人も居てさ。
 あの人にだけ買わないのもなんかカワイソでさ。」
いつもより早口に夏世と会ったことを話す智を修と陽は注視していたが
修が確かめるように智に聞く
「もちろん、花園ゆり子からの贈り物だよな?」
「亮子さんのドレスもだけどさ、経費で落ちねーかな」まぜっかえす航に
陽が聞く。「航兄にはちゃんと言った?智兄」
「なんで俺だよ。ってか、あの人が話すだろ」
だって、あの人と兄貴は恋人同士なんだからさ・・・。
久しぶりに会った夏世は相変わらずだった。天然でドジで手のかかる。
けれど、白い背中のその先に兄だけが知るヒミツを隠して。
「僕たち3人とあの人だけが知ってて、航兄一人知らない、ってのはマズイよ」
「陽君の言うとおりだ」修がつぶやく。
兄弟の誰よりも大人で温厚な長兄が、実は誰よりもナイーブなのを
3人とも知っていた。、修も智も陽も、花園ゆり子の正体がバレた後
過去を蒸し返されたあの経験で、父親の盗作が世間に明らかになりついでその父が死んだ後
好奇心と悪意を向けた世間に、大人と呼ぶにはまだ子供の18歳の航がどれほどの
思いで対峙してきて戦ってきたかを理解できるようになっていた。
「俺がどんな気持ちで生きてきたかわかるか!」あの時の航の悲鳴に似た叫びを
修と智も覚えていた。陽と変わらぬ年頃の時に兄弟を守るために独り戦った兄の孤独・・・。
父の罪を償うために殉教者のように自分を犠牲にしてきた兄の目の前に
現れた使えない編集者がキッカケで、兄弟たちが過去のヒミツから解放されたけれど
15年ぶりに得た自由に、航も、そして3人の弟たちもまだ戸惑っていた。
「航兄、大学に泊り込んだりして帰ってこないし
 たまに帰ってきても、すぐ部屋で寝ちゃって起きてこないでしょ。
 こんな状態じゃ、あの人とも会ってないんじゃないかな」
陽が言いたいのは別のことだとわかっていたが、智は答えた
「どっちも大人なんだ告った後のことまで俺たちが心配してやる必要ないよ」
この話はこれで終わり、と席を立ってしまった智を見送った後
陽は修に聞いた。「どう思う?修兄(あの人と航兄と智兄)」
修は散らかしたバナナの皮を片付けながら、
「まったくもう陽君にまで心配かけて、困った三人だこと」。
それだけを答えた。

197名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 19:09:07 ID:FqaYuxjd
亮子・田中結婚式の前 ドレス選びその後編 2

「月山、つきあいがいいといいことあるでしょ」
亮子は上機嫌だ。確かに、OLの給料では買えないドレスを智に買ってもらった。
でも・・・。
「智さん、つくづくいい男よね。そう思わない?月山?」
亮子の言葉には裏もないが、配慮もない。
「編集長は男性を見る目がありますもんね」無難に答えた夏世を
じっと見据えながら亮子は聞く。
「智さんの腕に抱かれたことある?」
ワイングラス越しに自分を見る亮子の真意を夏世は図りかねたが
薬指につけた婚約指輪を撫でながら亮子は続けた。
「わかったわ、言わなくていい。私はあるのよ。一郎君には内緒だけど。
もちろん、ただ抱きしめてもらっただけ、それ以上はないわ。
花園ゆり子の正体を知って、あの人たちに文句言いに言って
スッキリはしたけど・・・、私にヒミツを隠したまま別れて行った一郎君に
腹がたって、惨めで悔しくて、どうしようもない時に
智さんは追いかけてきてくれて、抱きしめてくれたのね。
それだけ、なんだけど、あの人が抱きしめてくれたことで、
ここに一人私の味方がいる、って思えて惨めだった気持ちが救われたわ。」
そう、そうだった。航から「もうココには来ないでください」と宣言された時
智は追いかけてきてくれた。会社にも来てくれて、戻ってきてくれないかと
頼んでくれたのだ。そして、航が他の女性を抱いているのに遭遇してしまい
どうしていいかわからずにいた自分を追いかけ、抱きしめてくれたのも智だった。
夏世のグラスにワインを注ぎながら、亮子は続けた。
「プレイボーイ、なのも無理はないわ。智さんは傷ついてる女を見たら
放っておけないのだもの。他の男が傷つけた女をわざわざ追いかけていって
自分の腕の中で癒そうとする。大切に思ってる男に傷つけられて
ぐちゃぐちゃになりそうな女のプライドを、『もしかしたら、この人に愛されてるかも』
そう女に錯覚させて癒してくれる。優しい、のね」
「ええ」夏世は頷く。夜遅い公園で「俺じゃダメかな?」そう言って
自分を抱きしめた智が抱きしめる以上のことを決してしようとしなかった意味が
今やっとわかった気がした。
女性は口説くのが礼儀だとばかりに、女性を追いかけて
軽やかにお茶を飲みデートをしエスコートする
自他共に認めるプレイボーイ男の素顔をとっくに亮子は知っていたのだ。
「乾杯しよ、月山。心優しきプレイボーイに」
「はい、編集長」
女二人は、ワイングラスをカチンと鳴らして
そこにはいないプレイボーイのために乾杯した。
婚約者のいる女と恋人のいる女は同時に同じことを考えていた。
智さんが幸せになりますように。
198名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:42:58 ID:6qorCF27
GJ!
すごくイイ!

そうだよなあ・・・航兄、18やそこらで全部背負ったんだよなあ。
199名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:01:28 ID:FU7SoNso
>>196-197
GJ!!!智、幸せになってくれ…


一点だけ
>まぜっかえす航
智かな?
200名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 06:07:59 ID:hnepBBsD
>>196
GJ泣けた

イイ話ダナー(;∀;)
201名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:56:43 ID:IF78/Nyh
他の作品のパロと同時進行で書いたので誤字脱字・細かい設定ミスあったらスマソ
一応、航夏です(4兄弟×夏?)エロ無しです
叩き台にされるのは歓迎しますw仕置き人・航が得意な方どぞw


202名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 15:01:10 ID:IF78/Nyh
「ん・・・」

「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・ねぇ、あの人・・・」
その場の重たい空気に耐えられず、陽が沈黙を破る。
「陽くん、子供は見てはいけないざます!」
「修兄、さっきから全然進んでねーぞ。ちゃっちゃと手動かせよ」
4兄弟はふっと顔を上げ目を見合わせると、
それまでは見ないようにしていた一方向に目をやった。


それは数時間前のこと。
花園ゆり子としての最後(とりあえず)の原稿がまもなく出来上がるからと夏世を電話で呼び出した。
いつものようにリビングで待とうとする夏世を仕事部屋に招き入れたのは陽だったが、
それは4人の総意でもあった。

―最後の原稿が出来上がる瞬間は、夏世と一緒に迎えたい

遠慮がちな夏世を半ば強制的に仕事部屋に連れ込み、入り口傍のソファに座らせた。
最初の方こそ居心地悪そうにしていた夏世だったが、
諦めがついたのかおとなしくなり、4人は満足気に仕事に没頭した。
・・・のは良かったのだが。


「つーかさぁ、この状況で普通寝る!?」
「「寝ない」」
修の問いかけに弟2人は声をハモらせた。
航は何も言わず、困ったような笑顔を弟たちに向けている。
仕事してる俺たちを目の前にしてこの小娘はぁ!!
と、自身の頭をがしがし掻く修の肩を航は優しくポンポンと叩くと
「何か掛けるもの取ってくる」そう言って部屋を静かに出て行った。

「航兄、何か怒ってない?」
「そりゃああの温厚なお兄様だって怒りたくもなりますよ!
花園ゆり子としての最後の原稿を仕上げるために魂込めてる脇で
こんな小娘にぐーすか寝られたら誰だって怒ります!」
陽は、修にバレないようため息をつくと、返事を催促するように智の方を見た。
自分の質問に的確な答えをくれるのはこの場では智しかいない。
智は陽の視線に気付くと「んー、困った人だね」とだけ言った。
それだけで十分だった。
陽がうん、と頷くのを見た智は「さ、仕事仕事!」と手を叩いた。
203夏世side:2007/09/22(土) 15:05:12 ID:IF78/Nyh
修から大至急原稿を取りに来るように言われ大慌てで手駆けつけたものの、
肝心の原稿はまだ出来上がっていないのだと言う。
それならあんな緊急事態みたいな言い方で呼び出さないで欲しかった
と、夏世は心の中で修を責めた。
というのも、昨日から寝ていないのだ。それだけではない。
風呂にも入ってない。
家にも帰ってない。
花園ゆり子が休業するのに伴い、担当である夏世は事務処理に追われていた。
また、新たな先生を担当することも決まり、昨夜は仕事で完徹だったのだ。
なんとかメイクだけは直して来たが、服だって昨日のままだし、髪もきっとボサボサだ。
こんな姿で航に会いたくないとも思ったが、仕事と割り切って今ここにいるのだ。
昨日と服装が同じであることを指摘されるかなと心配したが、
昨日はここに1度も来なかったことを思い出した。
そんなことを瞬時に思い出せないくらい今の自分の頭は回転していないらしい。
リビングのソファに身体を預け、あ、今なら目を閉じて5秒で寝れるかも、などと考える。
4人は仕事中だし、ちょっとだけ休ませてもらおうかななんて思った矢先
「ねぇ、ちょっといい?」
自分以外誰もいないと油断していたところで声をかけられ、ビックリして声の方向を見る。
「陽くん、いつの間に」
リビングの入り口にいつからいるのか陽が立っていた。
今寝ようとしていたのを悟られまいと、すっと立ち上がり陽の元に駆け寄った。
「何か御用でしょうか?」
「うん、もうすぐ終わるから、ちょっとこっちにいてもらえる?」
「えぇ?まだ終わってないなら邪魔だからこっちで待たせてもらうからいいよ」
だってひとりじゃないと居眠り出来ないし、という心の声は内緒だ。
「遠慮しないで。みんなも待ってるから」
と、上目遣いでこちらを見ながらくいっと腕を引っ張る陽に、
将来が心配だわと思いつつも観念して仕事部屋についていった。

仕事部屋に入ると、修が
「まぁ小娘、ここに座りなさい」と笑顔で迎えてくれ、ソファに追いやられた。
「何かあったんですか?」と聞いても
「まぁまぁ」とか「そこにいればいいの」とか言って、何の指示も出されない。
ここで寝るわけにもいかないし、やることはないしで気まずいなぁ
ふぅっとため息をつき、ソファに身を沈めた。
4人は仕事を再開し、部屋は静かだ。
することもないので、とりあえず目に入る4人の横顔をまじまじと見つめた。
そしてふと気付く。
ここでこうして仕事をする4人を見るのもとりあえずは今日が最後なんだ、と。
次にこうなるのは何年後なんだろう?
私はその時もここでこうしていられるのかな、なんて考える。
目を閉じて、4人との想い出を頭の中で思い起こしてみる。心の中がポカポカしてくる。
身体がふわふわっと心地良い。なんだか気持ち良くなってきた。

もうちょっと、もうちょっとだけこうしていたい・・・。
204航sideその1:2007/09/22(土) 15:11:13 ID:IF78/Nyh
部屋のドアを閉めると同時に、小さくため息をつき、自分に対して苦笑した。
どうしてあんなにも無防備なのか。
信用されているのは嬉しいものの、もうちょっとこう、警戒してもらいたい。
弟たちに、自分以外の男に彼女の性的な面は一切見せたくない。
寝顔だって本当は見せたくないくらいだ。
そんなことを思っている自分に対する苦笑だ。
数ヶ月前まで、彼女と出会う前までの自分では考えられないことだから。
こんなにも心を乱す罪作りな愛しの恋人にはあとでお仕置きが必要だな、と小さく頷く。

部屋に入ってきた夏世を見た時、疲れているのかなという印象を受けた。
いつもと変わらないと言われればそうとも言えるが。
この微妙な違和感は自分の思い違いかなと思っていたところに彼女の居眠りが始まったので、
思い違いではなかったと心の中で微笑した。
ソファで気持ちよさそうに眠る夏世は猫のようだった。
最初は座ってまま寝ていたが、眠りが深くなったのか
いつの間にか上半身をソファに横たえて眠っていた。
横になった上半身は夏世が眠りながら身を捩じらせる度に着衣が乱れていった。
ボタンが1つも閉められていなかったオフホワイトのカーディガンは前が肌蹴て豊かなバストを強調していた。
お揃いのオフホワイトのキャミソールだけではバストを守るには頼りない。
ソファから投げ出されている足元だって問題だ。
黒のスカートはスリットが両サイドにあるデザインで
ちょっとでも足を開けば深く入ったスリットからは太腿が見えてしまうだろう。
そうなってしまう前に隠さなくては。
そう思って上に掛けるものを取りに行く、と慌てていると悟られないように部屋を出たのだ。
ゲストルームにあるブランケットを取りに歩き出す。
ゲストルームのドアノブを掴んだところで、あることを思いつき、自室に向かう。
そして自分のブランケットを手に取り、仕事部屋に戻った。

戻ると3人は仕事モードだった。
ソファに目をやると、夏世は気持ちよさそうに眠っている。
姿勢はさっきとほとんど変わっていないので安堵した。
ブランケットを全身にそっとかけてやる。
夏世がくすぐったそうにブランケットに頬を寄せた。
頭をそっと撫で、寝顔を見たあと、席について仕事を再開した。
205航sideその2:2007/09/22(土) 15:17:59 ID:IF78/Nyh
「んん〜・・・」

バサッ

4人が一斉に顔を上げ、ソファに目をやった。
先ほど航がかけてやったブランケットはソファの下に落ちている。
夏世はと言うと、目覚める様子もなく、ぐっすり眠っている。
が、その格好が問題だった。
先ほどより更に着衣が乱れ、キャミソールの胸元から今にも零れそうな双丘、
スカートは上に捲れ、スリットからは艶かしい太腿がお目見えしていた。
「あ・・あわわわ」
さっきまでは居眠りされていることだけに激怒していた修も、ようやく事の重大さに気付く。
「お、お兄様、あの・・・ベッドに眠らせてあげた方が良いと思いますが」
修の提案に智と陽も頷く。智は呆れているようだ。
航は立ち上がるとブランケットを拾い上げ夏世の身体に掛け、
その身体の背中の下と膝の裏に手を入れ抱き上げた。
修が気を利かせてドアを開けてくれた。
ドアが閉まる間際、智が
「航兄、ずっとぶっ通しで仕事だったからついでに休憩しちゃってよ」
と声を掛けてきた。それに返事をする前にドアは閉められた。
智の言葉にまたしても苦笑してしまう。
まもなく完成なのに、休憩も何もないだろうに。智なりの気遣いだろう。
腕の中の恋人は目を覚ます気配がない。
それどころか、半開きになった桜色の唇から「ん・・・」と声を漏らしながら
その細い腕を首に絡ませて抱きついてくる。
とりあえずベッドに・・・と半ば夏世専用になりつつあるゲストルームへ歩を進めかけ、
やっぱり考え直して自室へと向かった。
206名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19:35:28 ID:P8yNB5dy
>>196-197 GJ!しみるねぇ〜 兄弟の絆をしみじみ痛感した!

>>201-205 GJ!最終回のその後を想像させてくれちゃうな〜

改めて職人様に感謝な週末…
207名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:22:51 ID:6qorCF27
GJGJGJ!
続きが気になります。
ゲストブランケットじゃなくて自分のブランケットをかける航
いいなー。
208名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 09:16:37 ID:WrpLvZ3d
>>202-205
GJ!!!
可愛い夏世っペとやさしい兄弟に萌えた

お風呂入ってないなら一緒に入って全身洗ってもらうしか…!
209名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:49:19 ID:t4O7eoKs
>>201-205
GJ!!
自分のブランケットをかける航にも最後の原稿を一緒にと思う兄弟にも萌えたが
個人的には寝ぼけながら抱きつく夏世っぺに悶えた
210名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 17:26:35 ID:utq6IAG4
>>201-205
GJです!
最後の原稿を一緒に…イイハナシダナ
ブランケット萌えw
211名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:45:47 ID:3cWg1qmd
「おかえりなさい、修さん。智さん」
俺たちがここへ来ると、彼女は決まってこう言って迎えてくれる。
昔と違って今はもう、ここはあなたたち夫婦の、いや、家族の家なのに・・・
でもそんな彼女の(というか彼女と航兄2人の)気持ちはすごく嬉しかったりする。
「おじゃまします」
なんだか照れくさいから「ただいま」は心の中でしか言わない。

「久しぶりだね〜夏世っぺ。で、お兄様はまだ帰ってないの?」
久々の再会にハイテンションな修兄。
そんな修兄に負けず劣らずハイテンションなのが彼女、義姉となった夏世だ。
コーヒー入れますね、と嬉しそうにパタパタとキッチンに向かいながら
「ごめんなさい。航さん、15時には戻るってさっき電話がありました。
ちょっとだけ待っててくださいね」
どうぞ座っててください、と促されたが
「そんな気遣わなくていいよ、俺やるから」
夏世を制し、勝手知ったるキッチンへ入る。
「で、でも〜」
「まだ身体、本調子じゃないんだろ?それより・・・」
今日ここを訪問した目的を思い出し、リビングに目をやる。
夏世も同じくそこに目を向けると、ふふっと嬉しそうに微笑む。
「あ、今ね、気持ちよさそうに眠ってるの。
あとでお2人も抱っこしてくださいね」
リビングの一角には、俺たちが暮らしていた頃にはなかった、
真新しいベビーベッドが置いてあった。
そう、今日は航兄夫妻の子供の出産祝いを渡しに来たのだ。
出産後実家に帰省していた夏世が帰ってきたとの知らせを受け、
かなり久しぶりにここへ来た。
ベビーベッドの傍らにはデレデレとだらしのない顔をした修兄がいる。
「修兄、変なことすんなよ」
いつもなら心外だと文句が飛んでくるところだが、
今は目の前の愛らしい存在に心奪われいるようだ。
コーヒーをテーブルに置き、遅れてベッドを覗き込む。
思わず顔がほころぶ。
「航兄に・・・似てる、かな?」
「あー、航さんっぽいなって思う瞬間けっこうあるかも。
でもね!耳はね、私と同じ形なの」
ほらーと髪をかきあげ自分の耳を見せながら、隣で微笑む夏世。
「あ、写真を撮って陽くんに送ってあげよう」
「それいい!陽くん、夏休みに日本に帰ってくるって言ってたけど、その前に!」
修兄と写真がどうこう盛り上がってる夏世を盗み見る。
体型はすっかり元通りに戻っているようだ。ラインはまったく崩れていない。
母親の象徴、胸だけが出産前に比べて成長したような印象だ。
玄関で迎えられた時から、真っ先に目が行った胸元・・・
隣に立ってる今は上から覗く形になるからか深い谷間がバッチリ見えてしまう。
・・・って、兄嫁に対してなんてことを考えてるんだ、俺は。馬鹿か。
212名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:48:51 ID:3cWg1qmd
「ふぎゃあ〜」


3人、パッと顔を見合わせる。
「ごめんごめん、ママと叔父さんうるさくてごめんねー」
と我が子をそっと抱き上げる夏世。
「誰が叔父さんだって!?」
と力む修兄をまぁまぁ、となだめてソファに座り、コーヒーを一口。
「ごめんね。起こしちゃって」
「ううん、そろそろ起きるかなって思ってたの。」
そう言いながら、おしめかなぁ?と腕の中の我が子に話しかける夏世の姿はすっかり母親だ。
「あ、もしかしてお腹すいたのかな?」
俺らが座ってるソファとはちょっと離れた椅子に、
俺らに背中を向けるように座った夏世がもそもそ何かやっている。

まさか、な。

ちゅ、という音とともに
「はい、おっぱいよ〜お腹減ったねぇ」
なんてのん気な声が聞こえてきた。
嘘だろ、嘘だと言ってくれ。
修兄の方を見ると、修兄も凍り付いている。だよな、なんかこれってまずい気がする。

時計を見ると、15時まであと10分。
修兄と目が合う。お互い、何も言わなくてもわかる。
「夏世っぺ、俺ら、ちょっと出直すわ」
「航兄帰ってきたら連絡して」
「え〜っ、航さんもうすぐ帰ってくるから待っててくださいよぅ」
おい!喋りながら振り向くな!ちょっとでもこっちを向くな!慎め!
「これ、出産祝い。こっちが俺からでこっちが修兄からだから」
早口で説明して急ぎ足で玄関へ向かう。
リビングで夏世が何か言ってるが、この際無視だ。

帰り道。
修兄も俺も無言だ。ふうっと深く息を吸う。
「小娘は、やっぱり小娘だな」
修兄のぼやきに思わず頷く。
あの状況で航兄が帰ってきてたら・・・想像しただけでも恐ろしい。
痛い目に遭うのは間違いなく俺らだ。
航兄が不在の時にあの家に近づくのはやめよう、うん。心に誓った。
213名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:59:55 ID:raQm5+WM
GJ!
航、きっと子供にデレデレなんだろうなー。
214名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:22:58 ID:mDemfEXO
エロなしのいい話が続いているのに
わざわざエロ、っていうより下種ネタにもっていく人はなんなんだろう
215名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:59:54 ID:pWSXksNE
>>211
GJワロタ

夏世っぺ〜ママになってますます冴え渡るボケとなw
216名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:57:52 ID:OXHD0wjj
>>211
GJ!
夏世っぺは母親モードだし、父親の航は目を細めて見ているんだろうけど、独身の弟達は驚くよなw
217名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:29:36 ID:E0XWhcO+
>>211-212
GJ!
智と修の慌てっぷりがすごくイイwww
夏世っぺの母親ぶりにもほのぼのしたよ
218名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 07:16:25 ID:OAM004T0
「ただいま〜」
「あ、おかえりなさい」
リビングに入ると、夏世が振り向いた。
「パパが帰ってきましたよ〜」
そう腕の中の我が子に話しかける夏世。
その光景を微笑ましく思いながら2人に近づく。
「機嫌良さそうだね」
「うん、今お腹いっぱいになったところだもんね。
 あ、航さん、外から帰ってきてちゃんと手洗った?」
そのへんは意外としっかりしてる愛妻に
ここに入る前に洗ってきたと答えながらテーブルに目をやると
そこには見覚えのあるマグカップが2つ並んであった。
ここを出て行く時、ここへ帰って来た時のためにと置いていかせたあいつらのマグカップだ。
そういや、玄関に靴なかったな。
待たせてると思って急いで帰ってきたが、遅かったか。
「ところで修たちは?」
「なんかね、ちょっと前に出直すって慌てて出てっちゃったの。
 出産祝いもいただいたんだけど、お礼を言う暇も何もないくらい大急ぎで!」
んもう、だから待っててって言ったのに〜と頬を膨らませる夏世を可愛いと思いながら
さて、どうしようかと考える。
「あ、智さんがね、航さんが帰ったら電話欲しいって」
そう言われ、とりあえず智の携帯に電話をかける。
「もしもし?」
『わ、航兄?今帰ってきたの?』
「ああ、ところで今2人一緒か?」
『あ、うん。修兄と一緒』
「急に帰ったみたいだけど、何か急ぎの用でも出来たのか?」
『え、あ、いや、ちょっとね』
「・・・取り込み中か?」
『ち、違う違う!全然、平気平気!』
「あ、そう。なら今から来ないか?」
『え!・・・あ、あのさ。そっちの様子はもう落ち着いてんの?』
「何が?今機嫌良いみたいだから。
今なら修が抱っこしても泣かないぞ、きっと」
電話の向こうが何やら落ち着きのない様子だったのは些か気になったが、
話しているうちに、今からもう1回ここへ来ることになった。

「あいつら、今からまた来るって」
「よかった〜、まだ抱っこしてもらってないもんね、叔父さんたちに。
 あ、じゃあ今度こそ私がコーヒー入れなきゃ」
智さんやらせてくれないんだもんと拗ねる姿は結婚前と変わらず可愛らしい。
「じゃ、パパお願い」
夏世から我が子を任される。
夏世があいつらのマグカップを持ってキッチンに消える。
2人っきりになったリビングはとても静かだ。
「今からうるさいおじさんが2人来るけど、ビックリするなよ」
と囁き、腕の中の愛しい我が子の頬にキスをする。
嬉しそうな、くすぐったそうな顔は夏世に似ているような気がする。
幸せってこういうことかな、と思いながら頬を緩ませた。
219名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 07:18:28 ID:OAM004T0
続きです。
陽くん出てこなくてスマソ。
あと個人的にエロは読む専門で全く書けないので貢献出来ず申し訳ない。
220名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 11:45:30 ID:q/cQCUJ8
ほのぼのGJ!
いい休日だ〜。
221名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:52:55 ID:ojHkdWJb
>>211-212 >>218
穏やかな幸せ…GJ!!!
222名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:02:51 ID:zaKsS3m3
航×夏ってやっぱいいなー
2人っきりの話も好きだけど、
ラブラブな2人が無意識のうちに弟たちを振り回すってのも好きだ
ここが過疎らずいつまでも続くことを願うよ
223名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:49:30 ID:C/dMxyls
>>211-212 と >>218
GJ!! なんかとっても幸せな気分だよ
>>219 エロなしでこういう話も大好きだ
224名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 15:11:21 ID:pD3hKp2w
「合鍵」キーワードでどなたか一本書いてくださいませんか。
225名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:58:48 ID:XkA8ESU1
いいねいいね
最近の流れ、エロさはないけど甘々ですごく萌える
226名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:56:15 ID:P3P6j6p3
航が静かに嫉妬深いとか
それを弟たちは恐れてて兄にビビってるとかって本編にはないよね?
自分の中でそういう航がすっかり定着してるんだけどw
怒らせると怖いっていう件は本編にもあったような気がする
227名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:57:03 ID:P3P6j6p3
↑sage忘れましたごめんなさい
228名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 13:54:54 ID:+Whq0x/V
「えええっ!?」
そう言ったきり、目の前の夏世は固まってしまった。
そんなに驚かせるようなことを言っただろうか?
ただ、絵のモデルになってくれませんか?と言っただけなんだけど。
夏世なら照れながらも引き受けてくれると思い込んでいただけに
この反応は意外だったし、ちょっとショックでもあった。
そんなに嫌、だったかな。
「あ、無理を言ってすみません。別に、いいです」
そう言うと夏世はハッと意識をこちらに戻した。
「い、いえ・・・嫌というわけではないんですけど、
 今日いきなりって言うのはその、いろいろ準備が・・・」
「無理しなくていいですよ。別の人に頼めばいいだけのことですから」
そう、別に人物画の練習なのだから、夏世がモデルじゃなくたっていいのだ。
夏世に言葉をかけながら、そう自分にも言い聞かせた。
もし夏世がモデルを引き受けてくれたら一緒にいられる時間が増えるし
いつか夏世を描きたいとも思っていたから、本当は夏世以外考えていなかったのだけど。
「別の人・・・?ダメです!私やります!やらせてください」
ソファから立ち上がって夏世はそう高らかに宣言した。
少々呆気に取られながら、彼女が無理をしていないかどうかよく観察する。
うん、嫌がっているわけではなさそうだ。
「そうですか、じゃあ、お願いできますか」
「はい」
夏世が恥ずかしそうに、でも笑顔で答えてくれた。
「あ、あの。今度の日曜日でもいいですか?」
「日曜日?かまいませんよ。月山さんの都合に合わせます」
「じゃあ、日曜日の午後でお願いします。下着の跡、無いほうが良いですもんね」
日曜日の午後ね・・・って、今最後に何て言った?下着の跡?
夏世を見ると、なんだか頬を赤らめて恥ずかしそうにしている。
もしかして、ヌードモデルと勘違いしてる?
ああ、だからか。最初にあんなに驚いていたのは・・・
これは訂正するべきだろうか、それとも彼女の勘違いにこのまま便乗するか?
「ああ、じゃあ、そんな感じでお願いします」
・・・せっかく決心してくれたのだからそれを無駄にしてはいけない、うん。
じゃ、そういうことで、と彼女はいそいそと帰っていった。

あれ?下着の跡が残らないようにするってことは、
当日は下着をつけずにここまで来るつもりなのだろうか?
それは危険すぎる。
そうだ、前日からここへ来てもらおう。ここに泊まってもらえれば安心だ。
問題は1つ。
服の下に下着をつけない彼女が家の中であいつらと顔を合わせないというのは不可能だ。
下着をつけていない彼女があいつらと談笑している姿は想像しただけで心が乱れる。
困ったな。
夏世の思わぬ勘違いのおかげで、
初めて明るいところで彼女の裸体が見られると思ったけど
そううまくもいかないみたいだ。
あ、彼女を人目に晒したくないのであれば、自分が動けば良いのではないか。
画材を持って彼女の家に行けば良い。
そしたら彼女を自分以外の誰にも見られなくて済む。
なんて頭が良いんだ、冴えてるぞ、俺。
そうと決めたら彼女に連絡を入れなければ。
あ、でも1番の問題は俺にあるかもしれない。
裸の夏世を目の前にして、平気でいられるだろうか?
彼女の家に行っても絵はほとんど描かずに終わるかもしれないな。
でもそれはそれで仕方ない。
って、自分に甘いな、俺。
229名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 17:42:06 ID:jHiwLusx
GJ!
航、妄想たくまし杉wwwさすが修の兄。
230名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:55:38 ID:jShKR4JI
航の妄想モードおもしろい。
夏世を好きだと自覚してからの航は特に。
本人は以前のキャラを保とうと平静を装ってるものの、
周囲の人間はその変わりように驚き戸惑ってるっていうw

ところで、ここの住人さん的にドラマ何話が萌える?
自分は10話冒頭のデレデレ航&夏世っぺかな。
あと6話で、夏世が花園ゆり子の衣装を初お披露目した時の航も好き。
231名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:14:41 ID:jHiwLusx
10話のスキップ航は、これが航の地だなと思ったw
6話の衣装お着替え登場シーンはまず胸に目が行ったのがワロタ。

切ない系は8話〜9話系。
「迷惑です」ってメチャクチャ切ない顔して夏世に言うところと
その後みなえさんの店で田中ちゃんに
「彼女が頑張れば頑張るほど、隠し事してるのが辛くなっちゃうんですよ」的な台詞を言うところ。


智はいうまでもなく10話のコーヒーを受け取ってもらえないところ。
切ないなぁ。
232名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:15:40 ID:jHiwLusx
コーヒーは9話でした。スマソ。
233名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:24:45 ID:lfdtJZi+
>>231
6話も夏世のために缶コーヒー買ってきてるんだけど
窓越しに雰囲気のよさげな航と夏世を見て隠れてしまって
結局コーヒーは渡せずにいるんですよね。
6話は、舞台に夏世を連れて行こうとする智と
それを2度止める航が、なんともセクシーでした。
234名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:51:45 ID:jHiwLusx
2度冷たくなったコーヒーを智がひとり飲んだと思うとせつないですな。
235名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 20:01:01 ID:/r7vHnho
>>228
GJ!
夏世っぺ、ダイエットやら無駄毛処理やら、色々お手入れするんだろうな。
その努力の結果、視姦されまくった挙句、美味しくいただかれてしまうと……アリャ?


5話で修が夏世にコートを着せてあげた時の「邪魔な髪だな」も胸キュンするw
236名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 20:11:01 ID:IKRc0i2H
>>228
GJ
是非続きが読みたい
237名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 20:45:52 ID:IKRc0i2H
久しぶりに見直したくなってきたなぁ>ドラマ
リアルタイムで見ていた時、9話のラストと10話の冒頭が飛びすぎてて不満だった
あの間を映像化してもらいたかった
けど、ここのおかげでいろいろ想像が広がったから結果オーライw
238名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 20:46:14 ID:J67S3CvP
>>228 GJッ!!航の妄想イイッ!
夏世も夏世で色々と悶々としながら、先走った妄想してるかも…

航が他の人にモデル頼むの嫌がるんが可愛い〜
航のエロ・スイッチ入った後の最中にも「もしかして、航さん…
他の人がモデルの時も、こんなエッチなコトしちゃうのかな?…」
とかなんとか、ヤキモキ全開しちゃうトコ妄想した〜
239名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:41:29 ID:LMND8aw8
>>228
GJ! 続き!続き!!w

ドラマは六話の特訓とか好きだなぁ
五人でわいわいしてるのが好きなので本スレでたまに夏世イラネとか書いてあると凹む
あと八話ラストと十話冒頭
十話冒頭は自分もすごい違和感を覚えたけど、二人が無意識に放つ
ほのぼのとしたラブラブオーラに中てられてもういいや!とか思ってしまったwww
恋愛部分も好きだったので某雑誌に恋愛部分イラネと書いてあったときは(ry
240名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:00:57 ID:3PesdRdJ
>>228
GJ!続きが気になるwww
>>238
禿同!
そうだねwww、本スレで4兄弟だけのドラマが見たいとかあるけど、やはり夏世っぺがいなくては…。

自分は夏世っぺ+4兄弟それぞれのシーンで萌えてたし、5人(+田中ちゃん、亮子さん)も好きだったなぁ…。

好きな萌えシーンは、8話で夏世っぺが楽しそうに紅茶いれてるのを、航兄が立ち止まって見つめるとこ。
萌えwww
241名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:58:45 ID:2Xj3DCNM
>>228
GJ!つかイイ意味で修兄と似すぎwwww
モデルネタは画家志望の航兄ならではだね
242名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:09:37 ID:9/JYwCOw
>>228
GJ!! 航兄ィ、あっま〜い!
兄弟だのうw
243名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:26:32 ID:BZMMZNgV
>>228です。
みなさんレスさんくすです。
航と夏世の関係に触れるかどうか迷ったけど、触れなくて良かったかな。
付き合いたてにするか付き合う前にするか決めてなかったけどw
というか1つに絞れなかった。
自分エロシーンうまく書けないので続きはないです。
自分で続き=エロシーンって決め付けるのもなんだけどw
エロシーンは他の素晴らしき職人さんにお任せします。

自分も夏世と4兄弟(個人でも全員でもアリ)が好きだった。
10話はじまりのシーンはほのぼのしてて特に好き。
航と夏世は無意識のうちに頭ん中春爛漫で
それを目の当たりにした修はイライラwで智と陽は呆れてて・・・
5人のキャラ、関係があの1シーンによく表れてるな、とw
244名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:35:30 ID:CX0DwjQ0
>>228
GJですた!
航は一体どんなポーズを夏世にリクするつもりなんだろうかw
やっぱ胸は隠さないとまずいよなとか、手の位置はどうしようとか、
いろんな妄想で頭ん中ぐーるぐるな航兄ぃが目に浮かぶ…


萌えといえばやっぱ10話冒頭が一番かなあ。
あそこの一連の流れ、全部好きだわ。
最終話で、夏世が「解散しないでください」って頼むシーンもいいな。
「シナリオならメールでやり取りできるし」等と兄弟たちに言うのに、
智だけ何も言ってもらえなくて「オレは?オレ」って自分を指差すのが何ともw
245名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 04:45:06 ID:w1+P1E2D
第3話ラストが好きだ。多分初めてお互いに男女として意識し合う航と夏世。
航から目が逸らせなくて、航の瞬きで我に返り後ずさる夏世。
こけそうな夏世を抱き支え、抱き起こしてゴクリと喉を動かし
一瞬視線を下ろしかけるけどやっぱり逸らせなくて夏世を見返す航。
とてつもなくたまらん目で航を見上げる夏世。高鳴る心臓の音。

因みに予告CMでは、抱き起こした反動で航が夏世にデコチュー出来そうな位に
密着してる事に萌える。あの予告観て一気に航×夏世にハマった。
観返してみると第1話のファスナーシーンとかも新鮮で良いよなぁ。
246名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 07:50:53 ID:ORUPbtcj
うお〜皆さんの萌えどころに、朝から萌えた!!
今日の燃料www
DVD見直そ―っと
247名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 09:57:18 ID:mKQSPZ9f
本当に萌え処満載なドラマだよな〜
ロムりながら、そうそう!そこ好き好き!って思ったり、
おぉ!そんなトコにも萌えが…見直さにゃ=3とか楽しかった!

>>244サン 古典だが、下は丈短めに白地か何かの布グルグルを想像した〜
で、航に視姦されてる気分の夏世が濡れてきちゃってシミが…
モデルだからじっとしてる為に、隠せないでいるトコに航が気付いて
「いけない人だな…」の決め台詞(?)で目眩くエロへ展開ってな妄想。
248名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11:43:21 ID:GrzZ014Q
10話の最初の方で、夏世が出かける智に気づいて声をかけて、
「いってらっしゃい」「いってきます」ってところが何気に好きだ。
原稿を仕上げた兄弟がリビングに入ってきて、タイミングよく用意されたそれぞれの好みのお茶に
気づいて、ミカンを手にして夏世を見る時の航にも萌える。

あとは、「あっそ。じゃオレもらっちゃうよ?いいのね?」
一度所望されてみたいw
249名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 14:49:59 ID:NRhp3Jgx
智大好き。カッコよくて、クチが悪くて、でも、本当はいいヤツって、可愛いすぎる。
あんなヒト、現実にはそうそういないよな〜としみじみ。
250名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 17:40:29 ID:/ZFRlqtb
>>228
GJ!
どなたか>>228さんの続き書いてくださいw

みなさんが挙げてる萌えポイント、全部わかるwww
本当、いいドラマだったなー
251名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 22:37:10 ID:vmVFvuTd
>「あっそ。じゃオレもらっちゃうよ?いいのね?」
これって何話でしたっけ?
252名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 22:42:58 ID:5iT9tt+I
10話。
サブタイはたしか「100%かなわない恋」
253名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 23:13:33 ID:vmVFvuTd
>>252
ありがとう
今さっそく確認してきましたw
航も智も切ねぇーーー
254名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 00:16:10 ID:3YnCLp1F
亮子・田中結婚式の後 挙式したホテルの庭園 2 航と夏世

「あなたはいつも僕にやさしいな」そう航に言われてしまうと
夏世はどうしていいかわからなかった。手持ちのドレスよりも自分を魅力的に魅せてくれる
今日のドレスを着たのは、誰のためでもない航に見て欲しかったからだ。
智からの贈り物ならドレスは受け取らなかった。”花園ゆり子”の贈り物だから受け取った。
修・智・陽の誰かが航に話してくれることくらい容易だろうと思った自分が甘かったのか。
航が大学に復学し、自分もチャーミィで別の作家の担当になってから
すれ違いの日々が続いたけれど、それを埋めようとしなかったのは航だって同じだ。
”花園ゆり子”の担当ではないから、以前のように会議中でも携帯で話すようなことはできない。
航からの着信履歴を見てかけなおしても、創作に没頭してる航は電源を切っていてつながらない。

「航さん、私の話を聞こうとしてくれないんですね」
それきり黙ってしまった夏世を前に航は途方に暮れていた。
日中、編集者として多忙な彼女に電話して仕事の邪魔をしたくなかったし
大学でひと段落ついて電話をしようと思った時は深夜で
そんな時間に彼女に電話することもできなくて、ただ日々が過ぎていった。
このまま多忙を理由に夏世を失うのは嫌だった。
けれど、自分の時間を夏世のためにだけ注ぐのは不可能で
24時間一緒にいなくても決して離れていかない関係〜結婚〜を意識した。
礼服を買うのを口実に夏世を誘い出したのも、本当は自分の礼服よりも
夏世にドレスを買ってやりたかったからだった。
「次はウェディングドレスを一緒に選びましょう」そう言うつもりだったのに
航が精一杯考えたプロポーズのためのシチュエーションは
「ゲストドレスは持ってますから」そう答えた夏世にあっさり却下されてしまった。
天然という鎧を着た彼女に勝てないのは経験で知っていた。
けれど今日、智の選んだドレスという鎧を着た彼女を前に対峙するのも
引き下がるのも嫌だった。
(俺は結局何がしたいんだ?まるで思春期のガキじゃないか)








255名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 00:21:13 ID:3YnCLp1F
亮子・田中結婚式の後 挙式したホテルの庭園 2 航と夏世

「僕はなんでも聞きますから、話してください」
「いえ、もう・・・。すみません」
「どうしてあなたが謝るんですか?」
「すみません」
「そうじゃなくて・・・」
夏世は航がいやに静かなため息をついたのを聞いた。
またこの人を傷つけてしまった、そんな罪悪感が夏世を包む。
大好きなのに、どうしてだろう。
ややあって、航が「戻りましょうか」と静かに言った。
「どうぞ、先に」
「もしかして・・・靴ずれ?」
「はい。」
少しでも自分をキレイに見せたくて、足が痛むとわかっていても
ヒールの高い靴を履いてしまう。
傷つくかもしれないとわかっていても、誰かを好きになってしまうように。
二人の距離をちかづけた、あの小さな町のイベントの思い出がよみがえる。
「バンソコウ、持ってないから・・」ゆっくりと航は夏世に近づいて、
静かに膝を折り背中を向けて、「夏世さん僕に、おぶさってくれますか」
「いいんですか?」
「あなたがよければ」
夏世を背負った航が、緑の匂いの濃い庭園をゆっくりと歩きだす。
航の背中は細いのに広い背中だった。
(18歳でこの背中にたくさんの秘密と家族の責任を1人背負った人なのだ)
どんな思いだっただろう。どれほど孤独だっただろう。
夏世は航の肩に廻した腕にそっと力をこめた。航は涼しげな顔なのに首も肩も熱い。

背中に背負った夏世は、弟たちとちがって、柔らかでいい香りがする。
柔らかな乳房が自分の背に押し当てられていて、背中にいるのは女性だと主張してる。
修も智も陽もおんぶしてやったことがあるけれど、その誰よりも夏世を重く感じるのは
(絶対に、離したくないからだ)航はハッキリと自覚した。
「できれば一生、僕にあなたを背負わせてくれませんか?」
夏世の心臓が鳴ったのが、航の背中に伝わる。
「重くないでしょうか?」
「重い、ですよ」
「え!」
「だからずっと背負って歩きたい」
背負われていて航の顔は見えないけれど、彼が優しく微笑んだのが
夏世にはわかった。
「航さんは、優しいのに時々イジワルなんですね」
修にからかわれた時のように、頬を膨らませているんだろうか?
「仕方ありません。だって、あなたをどうしようもなく好きだから」
自分の顔に血が上るのがわかった航は、夏世に顔が見えなくて良かったと思った。
「私、航さんが大好きです」
うれしいのに、泣いている自分に夏世は驚き、よかった、航さんに見られなくてと思った。
256名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 00:22:42 ID:Muho9Ddf
キ・キ・キ・キタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━!!!

GJ!
この切なさに埋もれていたい・・・



257名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 00:50:13 ID:OTa45Oo9
いいわ…なんか泣けてくる…
GJ!
258名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 01:03:04 ID:XRqGoiuV
GJ!!!
すっごい切なくて、萌えますです…
やっと言えたのね、航兄ぃw
259名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 03:07:53 ID:3YnCLp1F
田中ちゃんと亮子さんの結婚式ネタで書いてきました。
誤字・脱字も多く、遅筆ですが読んでいただいてありがとうございました。
実は自分、航も好きなんですが、智も好きで幸せになってほしくてー
>>254-255の航・夏世とは別に、智・夏世ver.も書きました。
航・夏世カップルが好きな方はスルーでお願いします。

亮子・田中結婚式の後 挙式したホテルの庭園 2 智と夏世

「あなたは僕にいつも優しいな」そう航に言われてしまうと
夏世はどうしていいかわからなかった。
「航さん、私の話を聞こうとしてくれないんですね」
それきり黙ってしまった夏世に、航がかけた言葉は「戻りましょうか」だった。
夏世が返せたのも「「どうぞ、先に」 という言葉だけだった。
航は小さくため息をついて、「わかりました。ではお先に」そう言って航は夏世から離れた。
その背を見送りながら、夏世は広い庭園にある噴水の側のベンチまで歩いた。
ヒールを履いたためにできた靴ズレの痛みに顔をしかめながら、靴から足を解放してやる。
先に行ってくださいと勧めたのは自分なのに、航が言葉通り行ってしまって
寂しさと後悔がこみ上げてきた。どうしてドレスのことをちゃんと話さなかったのだろう。
緑の匂いを運んできた風が、急に入り混じった香水と化粧の香りに変る。
「あんた、ここで何してんの?兄貴は?」
見上げると、智がいた。後ろに半ダースはいるだろう着飾った女たちを従えて。
女たちが自分に向けた視線の痛さに慄きながら夏世は答える。
「靴ズレが痛くて。少しここで休憩してました」
航のことには敢えて答えようとしない夏世に、智は何があったかを悟った。
(三度目、だな。この人が兄貴のことで苦しんでるのを見るのは)
”花園ゆり子”から夏世にドレスを贈ったのは本当だった。
”花園ゆり子”であることを利用して智が夏世に贈りたかったのが本当なのと同じに。
修も陽も気づいていたんだろう、だから航に事前に言わず智も告げなかった。
恋人の夏世ならきっと話しているだろう、知るか、そう思ったけれど
結婚式当日になって、何も告げられていなかった航の静かな怒りに怯える夏世のために
何かしてやりたくて、プレイボーイの俺がチョッカイを出したんだ、それだけだと
わざとふざけて「全身俺のコーディネィト。着てきてくれて嬉しいよ」そう言ったのに・・・。
「足が痛くなるってわかってるのに、学習しねぇんだな、あんた」
そう言って、夏世の隣に智は夏世の隣に腰掛けた。
智を囲む女たちは無言だったが、夏世を見る目は猛禽類のように鋭い。。
260名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 03:10:19 ID:3YnCLp1F
亮子・田中結婚式の後 挙式したホテルの庭園 2 智と夏世

「ヒール履く自分が好きですから」
「足が痛くなるってわかってても?」
「痛くなるのは私の足ですから」
女たちの中に、ファッション誌時代に見知った顔がいくつもあるのを夏世は見た。
売れっ子モデルのマネと、カリスマメイクアップアーティストに、化粧品会社のやり手営業マン
チャーミィ編集部に移動して今日ほどよかったと思った日はない。
「でもさ、痛いだろ?」智は聞く。
あの日、”花園ゆり子”になるために、冬なのに胸も肩もむき出しのドレスを着て高いヒールを履いて
嘘はつきたくないと言った彼女を舞台に出そうとした自分と止めた兄。
守ってやるから、嘘も一緒についてやるから、俺が背負ってやるから、そう思ったのに
たった一人大勢の観客の前で「私は花園ゆり子ではありません」と宣言した夏世。
慣れないヒールで足を、慣れない嘘をつこうとして心を痛めた夏世のためにと缶コーヒーとバンソコウを
買って戻った智が見たのは、温厚ながら他人を決して寄せ付けなかった長兄が
夏世に寄り添う姿だった。二人と自分を隔てたのはたった一枚のガラスだったのに
声をかけることも、さっさとその場を立ち去ることもできなかった。

「あの、もう大丈夫です。私、戻ります」
そう言ってベンチから立ち上がった夏世は、自分の体がまるでぬいぐるみのように
持ち上げられて、驚いた。夏世を睨みつけていた女たちは悲鳴を上げる。
「足、痛いんだろ。歩くなよ。」智は冷静だ。
「困ります」と言おうとして、夏世はしたたかに舌を噛み、痛みに黙ってしまう。
抱え挙げた夏世を、まるで小さい子供ように肩に担ぎ、下肢をしっかりと両手で押さえた智は
女たちの悲鳴も夏世の当惑も無視して、歩き出した。
「暴れたらさ、あんた落っことすかもしれないから大人しくしてなよ」
靴が、夏世の足から脱げ落ちる。
「あ、靴が。高かったのに、どうしよう!」
「あんたの足が痛くならないような靴、俺が買ってやるよ」
「困ります。花園ゆり子先生からはもうドレスいただいてますから。それで十分です。」
「”花園ゆり子”からじゃなきゃ、いいんだ。俺からじゃ嫌?」
夏世の下肢を抱える智の腕が微かに震えるのが夏世に伝わり、夏世は
それ以上何も言えなくなってしまった。

背の高い智に抱え挙げられて見る庭園は、ベンチに座って見ていた光景とは違って見えた。
残照の陽の名残が、夏世の肩を優しく暖め、悲しみや苦しみと無縁だった子供時代の安息を思い出した。
「あんたがしょんぼりしてるの見るの、俺キライなんだ」
智が話す。
「笑ってるならいいけどさ、航兄といても、あんたいつも切なそうで苦しそうでさ。
 だから・・・放っておけない」
「智さん、私をケアしようとしていつも追いかけてくれましたね」
夏世の言葉は智の胸を締め付けた。
あの日、ベランダで彼女を強かに傷つけて、謝りたくてもできなくて
自分にできたのは、深夜まで飲んで朝帰りして、彼女を更に傷つけただけだったのに。
「会社まで来てくれたこともあったのに、ちゃんとお礼も言わなくてすみませんでした」
「もしかして、悪い、って思ってる?」
「思ってます」
「だったら、さ、今日は俺と一緒にコーヒー飲んでよ」
夏世の体が緊張したのが智に伝わり、智は慌てて念を押す。
「明日の朝、って言ったんじゃないぜ。今日、だよ」
「コーヒーフロート、なら」
「俺もそれにする」
二人はお互いの表情は見えなかったけれど、同時に微笑んだ。
夕焼けの中、庭園の道に夏世を抱えた智の影が落ちる。
「いつか、あんたを”お姫様抱っこ”してもいい?」
「また、漫画の為に、ですか?わかりました。私もプロの編集ですから」
「ニッブイ女だなあ、相変わらず」
「あーそーですか!どうもすみませんでした」
「俺、待ってるから」
智は微笑んだ。
261名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 04:37:50 ID:VbypnTm8
どちらもGJよ〜!
キャラが本編のイメージそのままでいいわぁw
262名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 12:27:39 ID:c/2WV98X
GJ!
感動の涙で画面が曇ってよく見えないくらい。
航兄との和解もいいけど、どうしても智に肩入れしてしまう(涙)。
263名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 14:20:43 ID:ccQ/QQnu
GJ!!
智バージョン、書いてくださってありがとう〜!!! 智、いい子だよね〜。
本当に、智の幸せを祈る〜って感じです。 智大好き。
264名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 14:59:29 ID:VZZ3ciMS
修にも幸せを
誰か
265名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:14:10 ID:VPJ64Aj3
小娘とみなえさんのどっちがいいんだろうか
いや、自分書けないけど

個人的に修兄と小娘はコンビとして大好きだ
266名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:39:47 ID:0FQ4XIAg
修の場合。
恋に恋してるのが美那江さん。でも本当に好きなのは小娘。
なんせ妄想族だから気付いてない。ってか死ぬ間際に気付くタイプとみた。
二人の噛み合ってないやりとりには航も智も立ち入る隙間なし。
267名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 13:34:27 ID:A1kSRF+V
あ、なんかわかるかも。>恋に恋してるのがみなえさん
ドラマではきっぱり振られちゃったけど、
しばらくしたら何事もなかったかのようにまた
いそいそと店に通ったりデートをお願いしたりしていそうなんだよなー
268名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 22:48:52 ID:yRSsDAjT
航の夏世のおんぶを目撃した智

智の夏世のお子ちゃま抱っこを目撃した航

誰か書いてくれませんか。
269名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:47:42 ID:RAn03ezF
修にも幸せになってもらいたいんだけど、
みなえと・・・ってはイメージできないんだよね
もちろん、夏世や編集長とも考えられないけどw
ビデオ手元にないんで確認できないんだけど
修がみなえさんに振られた日と
航と夏世がカップルになった日って同じ日だっけ?

その日、航&夏世のお祝いってことで家でみんなで酒盛りして
(自分は振られて凹んでるけど、お祝いはしたいってことで)
ベロンベロンに酔っ払った夏世に思いがけずあまーく慰められて
何?このドキドキする気持ちは?小娘相手に!?
まさかまさかまさかな・・・ハハハ
気のせい気のせい
俺はやっぱみなえさんへの想いを大切にしたいってオチなら
修もなんとなく幸せモードになれるかな?
修主役の話って誇示的に難しくて書いたことないんだけどw
270名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:48:32 ID:RAn03ezF
× 誇示的に
○ 個人的に
271名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 02:06:13 ID:2LcVVTdO
>修がみなえさんに振られた日と
>航と夏世がカップルになった日

服装はみんな違うね。だから別の日なのかな。
みなえさんとでは、リアリティに欠けるつうか、修の妄想話がせいぜいかもね。
編集長とは、ガンダム話かなんかで盛り上がるシーンがなかったっけ?
趣味は合いそうだけど、オタ仲間っぽいしw
やっぱ夏世とが一番それっぽくなるかな?ボケツッコミ系のコンビだけど。
「邪魔な髪だな」には萌えられたんだけどなw
272名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:13:29 ID:cHz6Rl+3
はぁ〜、こんなに深酒したのも久しぶりだ。
ひとりになったリビングでソファに体を投げ出し大の字になりながら
ふと、そんなことを考えた。

さっきまでみんなで延々飲んでいた。
夜が更けるにつれ、ひとり、またひとりと自室へ戻っていった。
小娘も今から数時間前にフラフラしながらゲストルームに消えていった。
今起きてるのは俺だけだろう。

いろんなことがあった。
陽の出生のこと。親父のこと。花園ゆり子の解散。
航兄と小娘のこと。
―美那絵さんのこと。

美那絵さんから過去を打ち明けられた時、
ショックとか、失恋したという感情よりも
そう打ち明ける彼女も美しいと思っていた。
どこか翳があり、それが彼女の美しさをより一層引き立てている。
そんな場違いな感情が俺を支配していた。

「あれ?修さん・・・まだ起きてたんですかぁ?」
間の抜けた声に驚き、目をやるとそこには小娘が立っていた。
航兄に借りたのか、Tシャツとジャージに着替えている。
「まだ起きてたの?小娘はさっさと寝なさい」
ひとりの空間を侵された俺がそう嫌味ったらしく言うと
「喉が渇いたからお水もらいにきただけですよぅ」
頬を膨らませブーブーいいながら、覚束ない足取りでキッチンから水を持って出てくる。
フラフラしながら俺の隣に座ろうとするので
「ええい、隣に座るな」
と引き離そうとする。
当の小娘はそんなことはお構いなしといった感じで
トロンとした目を俺に向けながら隣に座る。
「前から思っていたんですけど、修さんの髪ってもしゃもしゃしてますよね、フフフ。
 子供のころに飼っていた犬にそっくりだなぁってずっと前から思ってたんです」
と言い終わると同時に、俺の頭を掴むと乱暴に胸元に抱き寄せた。
頭だけ無理に引き寄せられたせいで首から下の体勢がおかしくなり、ところどころ痛い。
それより、顔に押し付けられているこの柔らかい膨らみは、アレ?
「ちょ、小娘。離しなさい」
俺が離れようとすればするほど、強い力で抱き込まれる。
ギュウギュウとその、あの、おっぱいに顔が埋まる。
あー、やわらけぇー・・・って浸ってる場合じゃねえ!
俺がそんなことを考えている間も小娘はその犬の名前やらを呼びながら俺の髪を撫でる。
「私が友達と喧嘩しちゃって落ち込んだ時とか、親に叱られちゃった時とか
 いっつもそばに居て慰めてくれたんですよね、フフ」
そう言いながら、胸元の俺の頭に頬摺りしはじめる。
俺はその犬じゃないっつーの。
273名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:14:27 ID:cHz6Rl+3
「あ、そう言えば修さん。
昼間電話で言ってましたけど、美那絵さんに振られたって本当ですか?」
う・・・余計なこと思い出しやがって。
航兄とくっついて春満開なお前には言いたくないぞ。
「あれは小娘を呼び出してドレスを着せる口実」
そんなことはどうでもいいから、早く腕を解いてはくれませんか?
小娘相手とは言え、この状況はけっこう男としてツライんですが。
一瞬、小娘の腕の力が緩んだ気がして、顔を胸から引き離そうかとした瞬間
再びぐっと強い力で胸元に押し戻された。髪を柔らかく撫でられる。
「修さんが本当は優しい人だってこと、私わかってますからぁ〜。
 修さんにも運命の人が必ずいるんですよ。
美那絵さんかもしれないし、これから出会う人かもしれないし。」
・・・小娘、と思った矢先、
私と航さんみたいに・・・キャッ
なんて、頭上からはノー天気な声が聞こえてくる。
そして急に頭を投げ出され、ソファから落とされる。
唖然とする俺に、再びお構いなしな小娘は
「じゃ、私もう寝まーす。おやすみなさーい。
 修さん、あんまり飲みすぎちゃダメですよ」
なんて言いながら何事もなかったかのようにフラフラとゲストルームへ戻っていった。

ひとり取り残された俺は再びひとりの空間を手に入れた。
が、長いこと変な体勢でいたからいろんなところが筋を痛めて動けない。
ちくしょー。
俺としたことか、小娘のペースに乗せられてしまった。
片岡修、一生の不覚。
さっきまで美那絵さんのことを考えていたのに、今は小娘が俺の中を占拠している。
おっぱいの感触のせいなのか、それとも―。
航兄も、とんでもない女を好きになったもんだ。一生苦労するぞ、あれ。

さて。そろそろ俺も部屋へ戻るか。
本日のおかず、小娘のおっぱいの感触を忘れないうちに。
実はTシャツ越しの小娘のおっぱいがノーブラだったこと、
抱きしめられていた間、すぐ目の前にTシャツを押し上げる小さな頂があって
吸い付きたい衝動を必死になって堪えていたこと。
これは俺だけのヒミツだ。
274名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:48:52 ID:ibSzsLE1
う〜ん、おいしい。GJ!
このオカズ、最低でも1週間ぐらいいけそうだな。どうか、航兄に悟られませんように。
275名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 12:38:39 ID:IrGiKmQx
>>272
ぐっぢょーぶ!
小娘の天然爆弾炸裂〜ムハーwww




しかし夏世っぺの胸元に修のもじゃ髪がくっついてたりしたら…ちょと恐ろしいことになりそうな気もしる。
276名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 14:13:29 ID:m75yyXwR
GJGJ!
修が出てくる話大好きw
277名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 15:37:49 ID:8MqShzs9
>>272-273
GJ!
小娘あなどれないよ小娘

修兄誕生日おめでとう
278名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 18:21:44 ID:bYOaSTLD
>>272
GJイイヨイイヨ−
修と夏世って、他の兄弟と夏世には無い良い雰囲気があるよね

久しぶりに航×夏世が読みたい、と図々しくもリクしてみる
おねだり夏世っぺとかww
279名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:50:46 ID:6DmW9K0H
>>278
なんかわかる。
4兄弟の中で修が1番夏世を女として意識してないからか(陽は微妙)
2人のやり取りは他の3人とは一味違く見える。

ところで、ドラマで夏世が花園ゆり子仕様に変身した時、
夏世に見惚れてたのは航と智だけだったよね?
その1話前(智家出中)
夏世を呼び出して散らかった部屋の掃除等をお願いした時
航が口では「すみません」とか言いながらも
手にしていた洗濯物を夏世の足元にポイってしていたけど
そこではまだ夏世に対しては何にも感じて無かったってことだよね?
ドレスアップした夏世が想像以上だったから思わず見惚れたって感じ?
航が夏世を最初に意識した時、好きだと自覚した時っていつだったんだろう?
もう一度最初から見直したい。
280名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:08:41 ID:OJN7Ihkg
航は、3話ラストで抱きとめた夏世と見つめ合って目が逸らせなかった時点で
夏世を意識してたと思う。4話で「抱擁」に動揺してたし、領収書シーンで
顔が間近に近付いてお互い慌てて目を逸らしたりしてるから意識しまくり。
夏世がどうしてご飯を作ろうと思ったのか興味を持って聞いてみたり、
最後に「美味しかったですよカレー、それなりに」とフォロー入れてたし。

自覚は多分6話。自分でも薄々気付いてたのに、7話で陽に指摘されて
花園ゆり子より大切なものを作りたくない航が慌てて夏世を遠ざけ始めた。
でも、落ち込んだり泣いてる夏世を突き放したままでいられないのが航兄。
胸に縋られ深みに嵌る、と。
8話冒頭の、夏世の移り香をまとった航が自室のソファに座ってぼんやり、が乙女チックで好きw
281名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22:26:28 ID:HOFBuMlv
8話冒頭、香水臭い航について話す修と陽が面白いよねw
まさか?
まさか?
女装の趣味?
で、陽がキャラにないズッコケを見せ、
それをほぉ〜ってニヤニヤしながら見る修
そんな修に頬を膨らませあからさまに拗ねる陽
282名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:43:08 ID:/1AUQFDR
>>272-273
GJ!
ノロケる小娘かわいいw
283名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 15:03:01 ID:URcgjzEC
>>272-273
GJ!
みなえさんとじゃ一生こんなハプニング起きそうにないもんね。ガード固そうだし。
よかったね修兄w
284名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 18:30:41 ID:l1orqwlx
>>272
GJつーかワロタwww
修もちょっとだけ幸せ気分味わえたかなw
285名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:43:53 ID:AZY9BtsF
さっきテレビで久しぶりに修兄見れた
お元気そうで何よりw 
智はこないだ変な髪形で笛吹いてる画像を見た
こちらもお元気そうで何よりw
286名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:06:57 ID:rVhLGkNx
「航お兄様ぁぁ!早く来てぇぇ!」
キッチンで夕食の後片付けを手伝っていると、リビングから修の叫び声が聞こえてきた。
「ほら、もういいよ、行ってやって。残りは俺が片付けるから」
苦笑した智が俺の手から食器を奪う。
「ごめんな、じゃあ、あとよろしく」
タオルで手を拭いていると、陽が入ってきた。
「早くあの人のところ行ってあげて。修兄と僕じゃ手に負えないから」
―どこか機嫌の悪そうな本日の主役。

そう、今日は陽の誕生日。
みんなで温泉旅行にでも行こうかと提案してみたが
陽のリクエストで自宅での誕生会となった。
智兄の料理が食べたい、そう言われて智は張り切ってごちそうを作った。
主役以外には「今日は特別」と智からとっておきのワインも振舞われた。
みんなに囲まれて、それぞれからプレゼントを手渡され、
照れくさそうにしながらも陽は終始笑っていた。
「航兄と修兄と智兄の弟でよかった」
そう言われた時はぐっとくるものがあった。歳のせいかな。

「陽、どうかしたか?」
そっと陽の顔を覗き込むように問いかけてみる。
陽は頬を手の甲で拭いながら困ったような顔をしている。
どうやら怒っているわけではないらしい。
「行けばわかるよ。あの人が航兄のこと待ってる」
ああ、そうだ。今日は彼女も招待していたのだ。
陽のリクエストで。
料理の手伝いだけでなく、後片付けをするのすら智から拒否され不機嫌になった彼女を
修と陽にまかせっきりにしていたのを思い出した。
陽と一緒にリビングに行くと、引きつった顔の修が目に入った。
「お兄様ぁぁ!助かったぁ」
珍しく修が弱腰だ。彼女に対してはいつも強気なのに。
そう思いながら修の目線を追うと、
修の向かい側のソファには見るからに泥酔している彼女、夏世の姿があった。
傍らにはワインの空瓶が転がっている。
「航さぁん!」
夏世が俺に気付いて抱きつき、頬にキスをしてくる。
人前で、というか基本的に彼女の方から抱きついてくることなんて滅多にないので
抱きつかれるだけでも驚くところにキスまでされ、
後ろに倒れそうになりつつどうにかバランスを保ち、彼女を受け止めソファに座る。
「これ、ひとりで飲んだの?」
うしろで陽が無言で頷く。
「キッチンに入れてもらえなかったから拗ねちゃって」
修の一言にああ、なるほど・・・などのんびり考えていると
「航さぁん!」
腕の中で恋人が再び甘えるように名前を呼んでいる。
「ん?何?」
彼女と目を合わせる。
相当酔っているのか、頬はほんのり赤らみ、目がトロンとしている。
大きな瞳で、俺をじっと見つめながらうっすら微笑む。
ここがリビングでなく俺の部屋だったら、彼女を押し倒しているところだ。
287名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:10:00 ID:rVhLGkNx
「航さん、だーいすき」

え?その場にいた全員が動きを止めた。
素面の彼女なら恥ずかしがって滅多に言ってくれないだろう。
人前なら絶対に言わない。
・・・なんて返せば良いんだろうか?弟たちの前で。
そう考え込んでいると
「航さんは?私のこと、好き?」
無理矢理目線が合うようにぐっと顔を近づけてくる夏世。
「兄ちゃん、返事してやれよ。俺たち気にしないから」
修の呆れたような声が聞こえ、陽が頷いたのが視界の隅に入った。
「好きですよ、もちろん」
とりあえずこの場はこの答えで満足してもらえるだろうか?
「じゃあ、キスして」
「え?」
「キスして?」
ここにして、と人差し指を唇にあてておねだりしてくる。
事態はどんどんまずい方向に進んでいるのではないだろうか?
修も陽も居心地悪そうに下や横を向いている。
酒の勢いというのが残念なところだが、夏世がこんな可愛いことを言うのは初めてだ。
2人っきりだったらいくらでも応えてあげるのに。なんて。
弟たちのためにも早くこの状況を脱却するのが一番と割り切り、
一瞬、唇を合わせる。
腕の中の夏世はエヘヘと嬉しそうに笑い、再び抱きついてくる。
「航さんだーいすき」
「はいはい」
「だーいすき」
「わかってる」
そんなやり取りを何度か繰り返す。
修と陽はすっかり呆れている様子だ。
「小娘がこんなに酒癖が悪いとはね」
「うん」
夏世の背中をあやすようにトントン叩きながら時計に目をやる。
明日は休みだし、今日はゲストルームに泊めたほうがよさそうだ。
「月山さん、今日はもう泊まっていってください」
ね?と夏世の顔を覗き込む。目は合うのに返事が無い。
「・・・いつもみたいに夏世って呼んでくれないとイヤです」
修と陽が固まったのが気配でわかった。でも一番硬直したのは俺だ。
弟たち公認とは言え、2人の時以外は以前と変わらぬ振る舞いをしてきた。
夏世もなかなかの恥ずかしがり屋だったので、お互いその方が楽だった。
夏世が俺の目をじっと見ている。試されているような気がするのは気のせいか?
「・・・夏世。もう部屋に行きましょう」
「航さんの部屋じゃないとイヤです」
「・・・」
ああ、もう。
これ以上ここにいては夏世が何を言い出すかわからない。
この場を立ち去るべく慌てて夏世を抱き上げる。
弟たちの方はあえて見ずに「部屋戻るから」と早口で言い、リビングを出た。
急に抱き上げられた夏世は人の気も知らないでキャアキャアはしゃいでいる。
今夜はどうしようか。
泥酔している彼女を一刻も早く眠らせ休ませるか。
甘える彼女に一晩かけて応えるか。
いつもの俺なら迷わず前者を選ぶが―
こんなに素直に甘えてくる彼女はかなり貴重だ。
こんなことを考える俺も、きっと酔っているんだろうな。ワインと、彼女に。
288名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:10:58 ID:rVhLGkNx
その頃リビングでは―
「あれ?航兄たちは?」
後片付けを終えた智が戻ってきた。
「ああ、2人の世界に行っちゃったよ」
「あ、そ」
すべてを悟る智。
「陽の誕生日だったのに何やってんだかなー」
「いいよ、最後におもしろいもの見せてもらったし。ね、修兄?」
「おもしろいものって言うかなんて言うか・・・」
「じゃ、俺らだけでケーキ食うか」
「そうだな。陽くん、ろうそくフゥってやろう!」
「えーいやだよ」
「「いいからいいから♪」」
289名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:39:07 ID:XNiEO2Mx
GJ!
おねだり夏世っぺイイヨイイヨー

そして、ゲストルームに入っていったっきり、一向に戻らない航お兄様…
いやそれとも、期待と妄想でいっぱいの航を尻目に、夏世っぺとっととグースカ寝ちまってとんだ肩透かしか?
翌朝、夏世っぺ一人スッキリサッパリご機嫌な顔で起きてきて、
またまた兄弟たちに広がる微妙な空気感…

ゴメソ妄想が…orz
290名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:38:19 ID:tN6t3lhd
>>286-288 GJ!!!
イイヨ、イイヨ〜!ニヤニヤが止まらん…
291名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:01:56 ID:YkgQZp/0
GJ!
>陽は頬を手の甲で拭いながら
ってあるから陽と修にもキスしたのか?www
キス魔な小娘イイヨー
292名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:05:07 ID:pRDEhxBq
GJ!!夏世っぺのおねだりかわいすぎ!!続きがきになります(>_<)
293名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:16:55 ID:vFVy/udG
ああもー、ご馳走様です、GJです……!!
自分もニヤニヤとまらんよ〜。

二人のこの後の事は、想像つくけど、
あの3人で、「ろうそくフゥって」やったのかな。
あ、フゥは陽クンだけがするんだよね。二人の兄に見守られながら…ワロタ!
294眠り姫続き ノーマルVer.0/7:2007/10/03(水) 00:58:08 ID:qY4yEgwx
保守がわりに、と思ってましたが、久々にココに来たら、皆さんの流れが早くてスゴイ。
たくさんのSS、GJです。幸せな気分です。おいしゅうございましたー!!

智×夏世を書きたくて書いて――随分経ってしまいました。今頃でなんなんですが、
前スレ(4スレ目) 「眠り姫」 レス719からの続きってことで。
エロあり、えらく暗い話になってしまいました。

この先、ココにまた来れなくなりそうなので、空気読まずに今から落としていきます。
気にいらなければ、スルーしてください。
295眠り姫続き ノーマルVer.1/7:2007/10/03(水) 00:59:48 ID:qY4yEgwx

よく眠る夏世の衣服を手際よく剥がしていく。
ブラウスを、スカートを脱がせ、あらわになってゆく肌にキスをして、控えめに印を残していった。
航が彼女を抱く時、コレに気づくだろうか。

キャミソールを肩から腕へするりと脱がした後、智は下着だけになった夏世の姿を見て、
息を呑んだ。
ブラは、航が好みそうなパウダーピンクの、胸元の縁取りが可愛らしい総レースで――
ボリュームのある形の良い乳房が、くっきりと美しく谷間をつくっていた。
そろいのショーツの奥に息づく場所も、うっすら透けて何かを待ちうけているかのようだ。

航のベッドで下着だけにされてもなお、無防備に眠る夏世の姿に、思わず手を止めた。
「看病で疲れてるから、だから起きないんだよな……。やっぱ…やめるか?」
しかし、迷い戸惑うのとは逆に、右手がやわらかな乳房をレース越しにごく弱く撫でてしまう。
わずかにわかるしこりが、智の手指に反応して、起ち上がってきたように見えた。

また手を止めて、安心しきって眠る夏世の顔を見つめ、何度も自問する。

長男である航は、自分の人生の半分を弟達のために生きてきた。
それは弟達も、ある面で同じではある。互いに気遣い、助け合って生きてきたのだ。
人知れず秘密を抱えながら、必死に生きてきた兄の時間の長さ、背負ったものの重さ。
だからそれを考えると、弟として踏みとどまらなければ…との思いが強くなる。

毎日、仕事の合間を縫って病院に見舞いに来た夏世。
あれほど頑なな兄の心を開いた彼女。
航への一途な想いを持ちつつ、兄同様不器用な彼女を、たまらなく可愛く、愛しく思える。
ふとしたしぐさ、会話、笑顔――それだけで癒され、時に苦しくなる。
それが、航へのものだとわかっていても。
あの日のように、この手の中に閉じ込めてしまいたくなる。

自分の気持ちに正直になってはいけないだろうか?

胸の中に、黒く重い、割り切れない想いが広がっていく。
――ゆっくり考えている時間も無い――。

とうとう、欲望と焦る気持ちが智を突き動かした。

***
智はブラとショーツをゆっくりはずした。
こぼれ出た、白くまるい豊かな両のふくらみに、思わずため息がでる。
ためらいながらも、掌で包み込み、やんわり掴んで揉みしだく。
そうしながら、片方の蕾を舌で何度も舐め上げ、固くしこってきたのをついばんだ。
交互に吸ってやると、すっかり起ちあがって、赤く艶めいてくる。
たまらなくなり、智はその尖りに歯をたてた。

「う…ん……」
夏世が顔をしかめて、体をよじらせた。
寝ぼけた夏世の手が、胸への愛撫を続ける智を、力なく払いのけようとする。
その両手を咄嗟に片手で掴んで、夏世の頭の上に留め置いた。
夏世は、まだ目を覚まさない。
296眠り姫続き ノーマルVer.2/7:2007/10/03(水) 01:01:14 ID:qY4yEgwx

「眠り姫…まだ、起きない……? じゃあ……遠慮なくさせてもらうから」
智は片手を夏世の内股へ滑り込ませた。
そこはすでにしっとり湿り気を帯びていて、あたたかい。
ためらいなく、指を茂みに押し付ける。
その奥は意外にも、じゅ…と音がしそうなくらいに潤んでいた。智は、思わず苦笑した
「寝てるくせに……感じてんのかよ…ったく……」

少し強めに指を押し付けて、滑るように、湿った秘裂を往復する。
指の動きとともに、水音が次第にはっきり聞こえてくると、夏世が呻くように息を荒くし始めた。
「う……ふ…う…うんっ」
眉根を寄せ、顔を左右にゆるゆると動かしながら、体を捩る。
智は胸への愛撫を続け、夏世の手を拘束したまま、指を花弁のあたりへ滑らせた。
「あ…ん」
夏世の声が次第に艶を帯びてきた。
目を覚ますのも、時間の問題だろう。

花弁を開いてその奥の芽に触れると、ビクビクと体を震わせて夏世が声を上げた。
「ああ…ッ…」
かまわずに指で花芽を弾いたり、撫でたりして刺激し続ける。
夏世の腰は刺激にあわせて跳ね上がった。
次第に目が覚めていく。
夏世は覚めていく意識の中で、自分に起こっていることに気がつき始めた。

「は…ん…わた…るさ……あ…ふっ」
胸を執拗に責めていた唇を離し、夏世の唇を塞いだ。
口をこじ開け、口内を蹂躙する。
「んん?……う…ふぅ……んふ!」

夢の中の相手は、航なのだろう。
寝ぼけた様子で、智の愛撫に素直に応え、悦んでいる。
夏世は智の舌を自ら求め、吸い付き、絡ませた。

智は指での花芽への愛撫を続けたまま唇を離し、耳元に移動して耳朶を軽く噛んだ。
「ああ! やっ…」
「意外と、ここが弱いんだ……」
「やだっ…ぁん…知ってて…そんな…あ…航さ……」
「ふぅん。知り尽くしてんだな……お姫様の、コト……」
「あ…?……」
「航兄ぃは、いないよ」
「!?」

夏世がはっきりと目を開けて、智を見た。その上気した頬が、みるみる強張っていく。
「うそ…さとし…さ……」
そうつぶやくと、一瞬の隙をついて智の体の下から逃れでた。
しかし、片方の手首をしっかり掴まれて、強引に抱きしめられてしまった。
297眠り姫続き ノーマルVer.3/7:2007/10/03(水) 01:02:33 ID:qY4yEgwx

「待てよ…逃げないで……ずっと待ってたんだ…こうしたかった……!」
「やめて…! 放してください!」
「少しだけ、俺に時間をくれないか…。一度だけでいい…お願いだ……今だけ…」
「何言って…だって、私は航さんと…」
「そんなこと、わかってるよ! あんたが航兄のものだってこと! わかってるから…」

智の顔が切なく歪んでいく。視線が、まっすぐ夏世の目を捉えて離さない。
どうしてもそれから逃れることができない。
智のそんな顔を見るのは、あの日抱きしめられた時以来だ。
切なくて苦しい想いが夏世へ伝わってきて、飲み込まれそうな気がした。
…いけない…でも…このまま……飛びかけた思考の中で夏世はぼんやり考えていた。

智の一途な視線に絡め取られ動けない夏世は、近づいてきた智の唇を、
そのまま受け止めていた。
夏世のわずかに開いた唇の間から、智が舌を滑り込ませ歯列をつつくと、
おずおずとそれが開いて、智の舌を迎え入れた。
「ん…ふ…あぅ……んくっ」
ベッドの上に座り、向き合い、唇を貪り、舌を絡ませあう。
唾液が口の端から顎へと垂れていく。

航が今帰ってきたら…そう思うと、背中がぞくぞくとしてくる。
思えば思うほど、強烈な快感が突き抜けていく。
罪悪感に苛まれながらも、背徳の行為をやめることができない。
二人とも戸惑いを吹っ切るかのように、音を立てて一心不乱に求め合った。

「航、兄ぃと…んっ、こんなキス…ふ……してるんだ……」
「ん、ん……う…んんー!」
「ふふ…」
夢の中で、夏世は確かに航に抱かれていた。
体調を崩して入院したりしていて、お互いに深く触れ合うことができない日が続いていた。
体の繋がりを求める気持ちが、どうしようもなく膨らんで、抑えることができなかった。
けれど、夢から醒めて、現実に夏世が迎え入れようとしていた体は、智だった。

「ショック? …かもしれないけど…すごく悦んでくれてたよ…ほら、今だって…」
智は内股に手を滑り込ませ、いまだ潤ったままの恥部を手で覆う。
そこは新たな蜜を湛えて、愛撫の続きを待ち構えていた。
智の指が秘裂をなぞり始める。
「あぅ…ぅん……あぁ…!やめてッ」
いつもと違う指の細さ、蠢き。
いつもより敏感に感じている、あさましい体。
戸惑いながらも、求める気持ちに支配されそうになり、思わず夏世は智の肩にしがみついた。

「どんなふうに兄貴に抱かれてるの? 言ってよ。同じようにしてあげるから」
「なっ…そんなこと……言えるわけ無いでしょッ…」
智はしがみつく夏世を、腕の中に閉じ込めた。
「知りたい。いつも航兄の前でどんな顔してイクのか。航兄のベッドで、俺に犯されて、
どんなふうになるのかも」
「犯すって…ひどい…智さんそんなふうに…はぁっ…あッ」
298眠り姫続き ノーマルVer.4/7:2007/10/03(水) 01:03:31 ID:qY4yEgwx

乱暴な言葉で自分の想いを封じ込め、そして、自分の行為を肯定したかった。
遠慮なしに夏世の体の中をかき乱して、夏世の悦ぶ様を確かめたかった。

「じゃ、俺を受け入れてくれるんだ…? ほんとは…ムリヤリはしたくない。
だから、せめて航兄がするように抱きたいんだ…そうすればせめて兄貴にも…」
「そんなむちゃくちゃな理屈…智さん……!」
――受け入れて欲しい。たとえそれが、背徳の行為だとしても。

「言ってることが無茶苦茶なのはわかってるよ。でも……夢の中の相手、航兄だったでしょ?」
――今は、自分だけを感じて欲しい。
「……うん…」
「だから、夢の続きを……俺を航兄だと思って……」
――この短い時間に、俺に永遠に消えない夢を見させて欲しい――。

拒んでいたものを許すかのように、夏世は崩れるように智に体を預けていった。

『夢の続き……』
夏世はぎゅっと目を閉じる。
……この腕の力から、今は、逃れられないのだ。

***
智は、力が抜けた夏世の体を、ベッドに横たえた。
目を伏せ、逃れるようなそぶりで身を捩じらせるのを制止して、足を開かせた。
恥ずかしそうにしてはいるものの、夏世は意を決した様子で、おとなしく智に身を任せている。

夏世の赤く充血した恥丘に触れると、夏世が跳ねた。もう、こんなに感じやすくなっている。
茂みを掻き分け、智は、蜜で溢れかえる場所に指を忍ばせた。
「もう一度、ナカを確かめさせてよ…眠り姫のいいところ、教えて」
「ひあ! あん…っ」

再び体内で、しなやかに蠢く中指に腰がひくつくが、いつもと違う。
違う。あの指じゃない。
「ちが…指、もっと…」
もっと…あの指は、もっと長くて…。
「…増やして欲しいの? 意外だな…眠り姫は、淫乱なんだ……」
智が苦笑しながら、溢れる泉の中に人差し指を送り込んだ。

夏世をかき混ぜながら、探っていく。すでに航に教えられたに違いない、その場所を。
その証拠に、時折、夏世が腰を浮かせて智の指を締め付け、いざなおうとする。
智は、自身を今すぐにでも夏世のそこに埋め込みたい衝動を抑え、指を泳がせ続けた。

中指を曲げて探っていくうち、ある場所を刺激してやると、声を上げて夏世が跳ね上がった。
ノックするたびに、夏世の体がビクビクと跳ねる。
「いやあ! だめ! だめッ、そこは…ああっ……あぁ!」
強い快感に夏世が逃げそうになるのを押さえ込み、緩めることなく刺激を与え続ける。
夏世の弱いところを同時に責めることにして、智は2本の指をそのままに、伸び上がった。
夏世に覆いかぶさるようにして、その耳たぶを口に咥え、胸の蕾を空いた手指でこすり、
同時に溢れる蜜の音を立てて、そこをさすり続けた。
299眠り姫続き ノーマルVer.5/7:2007/10/03(水) 01:05:46 ID:qY4yEgwx

「ああ…ああんッ、やあぁ! もう! もう……さと…し…」
「オレを…呼ぶなよ……夢が、醒めちまうぞ……」
咄嗟に、智は噛み付くように夏世の唇を塞いだ。
夏世に名前を呼ばれると、愛しいという気持ちが、どうしようもなく押さえられなくなっていく。
強すぎる刺激に翻弄されて、夏世は泣声のような嬌声を上げながら、頂点まで昇りつめた。

智は、息を弾ませる夏世から指を引き抜くと、ゆっくりと猛る自身をあてがった。
――愛しい人と一つになりたい、ただそれだけ。
――罪悪感もろとも、自分の欲望の塊を、夏世の中に沈めてしまいたい。
夏世の体が、ビクッと震えた。
今、夏世は、戸惑い、抗いながらも、智を受け入れようとしている。
そんな夏世を思うと、あてがったところから電気のようにぶるぶると震えが来た。
そして、これは背徳の行為なのだ、との思いが、あの強烈な快感とともに体を突き抜けていった。

智は、夏世の膝裏に手をかけて、ためらい無く一気に貫いた。
「はッああッああ―……!」
夏世の嬌声と同時に、水音がはじけるように響く。
「は…あ…こんなに……いつもこんなに乱れるんだ?」
つぶやきながら、智は弱く抵抗する夏世の片足を肩へ担ぎ、
もう片方を軽く押さえて抽送を始めた。
「ほら、こすれて、気持ちいいはずだから…」

***
気持ちいい――。ずっと欲しかった。待っていた。この快楽に溺れていく時間を。
でも、何かが違っている。
口淫に腰を揺らし、手淫に体を震わせて身をまかすけれど……。
いつもなら、深い安心感の中で繋がっている悦びを感じ、素直に高みへ昇れるというのに。

声が体温がにおいが、違う。
キスも指も少し強引で、体内をかき混ぜるように、夏世を狂おしくさせる。
いくら航と同じように体をなぞられても、快感が智から与えられていることにかわりない。
元から、航のかわりになど、なりえないのだ。
夢は目覚めた時点で終っていた。続きを見てはいけない夢だったのだ。
わかっているのに、自分から智を受け入れてしまった。
智のあの視線に…想いに逆らうことができなかった。

『オレじゃ、ダメ……?』
あの日、抱きしめられて伝えられた想いを受けいれることは、できない。今も。
なのに、ゴム1枚で隔てたとはいえ、智自身を受け入れ繋がってしまっている。

航に愛されるようになってから、すっかり慣らされてしまったのか。
こんなにも、肉欲を求めるようになってしまったのか。
欲しい。
本当は航さんが、欲しい。
壊れるまで、抱いて欲しい。
「……もっと」
「…いつもは……もっと、なの?」
「いっぱい……」
「そんなに…時間が…無い……よ…」
300眠り姫続き ノーマルVer.6/7:2007/10/03(水) 01:07:56 ID:qY4yEgwx

あの日、智に抱きしめられたぬくもりが、よみがえる。
あの日の、熱っぽく耳をくすぐる、声と吐息。
「…っ じゃ…あっ」
「な…に? 言ってよ」
「……壊して……!」


切ない叫び声に、智の気持ちが揺れる。
いいよ…と囁いて夏世を抱き上げた。
向かい合って、はっきりとお互いに見つめ合う。
夏世の真直ぐな視線は、先ほどは違い、覚醒しはっきりとしたものだった。
その視線に射貫かれて、体中が焼けるように、痛い。

思わず、閉じ込めようとした苦しい想いが溢れてしまう。
「か…よ……かよ。か……」
「だめ……」
すかさず、制止するように、夏世の白くほっそりとした指が、智の唇にふわりと触れた。
夏世の目が潤んで、光っている。
智の唇を指で何度もなぞりながら、夏世は悲しそうに、しかし、きっぱりと言った。
「それ以上…だめ……。私の名前は、呼ばないでください」

夏世はそう言うと同時に、智の言葉を飲み込んだ。
両腕を智の頭に回して抱え込むように、唇を求める。
夏世の腰が少しずつ、揺らぎ始める。
それは間違いなく、智を求めている動きだった。

智は、気持ちを抑えられなかったことを、激しく後悔した。
彼女の乾きに、つけ込んでいる自分は、卑怯なのかもしれない。
けれど、全て飲み込んで、自分を受け入れてくれる夏世に、少しだけ救われた気がした。

夏世が揺れるたび、水音が次第に大きくなり始めた。
また夏世への想いが溢れそうになるのを堪えて、智は、夏世の腰に手をかけた。
「……思い切り、乱れていいから」
優しく微笑む智に促されるように、夏世は自分から浮かせた腰を、ゆっくり降ろしていった。

自分で求めた刺激に、激しく反応して喉を反らせて智にもたれかかっていく。
美しく弓なりになった体に、智は腕をまわして、きつく抱きしめた。
体を密着させて、跳ね回る蕾を舌で追いながら、智も夏世を何度も揺らす。
そうかと思えば、こぼれる様に揺れる胸の膨らみを、鷲掴みにして力を込める。
「い…た…っ」
はねる息の間に、夏世の呻くのが聞こえるが、応える余裕が無い。
やっと愛しい人の、快感に歪む顔を体を、腕の中に収めたのに、なぜだか焦燥感に駆られる。
智は、汗ばんでピンクに色づいた膨らみに手を這わせ、夢中で夏世の両の蕾を指で弄り続けた。

智の愛撫に、一段と淫靡な水音が大きくなった。
繋がったところから溢れた透明な液で、夏世の内股と智の膝はぐっしょりと濡れてしまっていた。
智の肩につかまり、夏世が腰を少し浮かせて、自分で腰を上下し始めた。
「あう…あ…」
夏世は快楽を自分から欲して体をくねらせ、智を揺さぶる
301眠り姫続き ノーマルVer.7/7:2007/10/03(水) 01:15:45 ID:qY4yEgwx

花芽に指をこすり付ければ、更に高い声を上げ、智を放すまいと、締め付けてくる。
その様はあまりにも妖艶で、まるで夢の中にいるようだ。
しかし、その夢も、もう終らせなければいけない。

……また、あの背徳感に苛まれる。
「あぁ―――――――ッ」
大きく仰け反った夏世が、できる限り堪えながら、悲鳴のような声を上げた。
背中を、ぞくぞくと何かがかけ上がっていく。
それは大きな快楽の波を呼び、二人を飲み込んでいく。
きつく収縮する夏世の中で、智は引き込まれるように、精を解き放った――。

***
あと少しで、部屋の主が、帰ってくる。
愛しい人と、ひと時、まどろむことも許されない。

智は、力の無い夏世を、バスルームへ連れて行き、シャワーを浴びさせた。
その間にシーツを換えてベッドを整える。
予想した時間まで、あと15分ほどとなっていた。

振り返ると、戻ってきた夏世が、ドアのところで立ち尽くしていた。
「ベッド、座って…」
智が促すが、動こうとしない。
「…ごめ…んなさい……」
そうつぶやいた夏世の目に、涙が浮かんでいた。

「誤らないでよ。あんたはなんにも悪くない……夢…だから……。これは、夢なんだ」
「夢……」
「これ、飲んでくれる? 目が覚めたら、夢だって思ってよ。そして、忘れよう」
智が差し出した薬を受け取り、夏世は、微笑する智を見つめた。
「…忘れます。夢…夢なんですね……目が覚めたら、今までどおり、ですよね?智さん」
智は一瞬悲しげに目を伏せたが、すぐいつものように、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
夏世は、智の返事を待たずに、意を決して薬を口に含み、渡された水とともに飲み込んだ。

***
急いで、マンションを出て、公園の中を歩いていく。
航は歩道を通って行くだろうから、顔を合わせることはないだろう。
予想した航の帰宅時間を10分過ぎたところだ。
もしかしたら今頃、航は自室のドアを開けて、ただいま、と夏世に声を掛けているのかもしれない。

でも、夢の世界にいる夏世からの返事は、返ってこないだろう。
おそらく航は、夏世をそのままそっとしておくに違いない。
航が幸せそうに優しく微笑んで、ぐっすり眠った夏世の顔を覗き込むのが、目に浮かんだ。

我に帰り、知らぬうちに立ち止まっていた自分に気がついた。
「……夢、だから」
智は、確かめるようにつぶやいて、再び、歩き出した。

―――end


智×夏世 は本編に沿うと、どうしても切ない系になってしまいます。しかも暗い…。
甘ゆるは、無理だった。筆力の無さ…orz

これからも、たくさんの作品と皆様のすばらしい妄想とともに、このスレが続くのを楽しみにしてます!
302名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 05:42:55 ID:4voCFeoX
>>286-288
GJ!
読みながらニヤニヤしてしまったw
おねだり夏世ちゃん萌えるw
部屋でも普段なら絶対にしないエッチなおねだりが続いたのか、
航に期待させるだけさせといて寝てしまったのか続きが気になる!

>>294-301
GJ!エロ待ってたよw
自分表現力乏しくてエロシーンまったく書けないから尊敬します!
次回作待ってますw
303名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 07:45:16 ID:+RsQmN9P
職人さんたちいつもありがとうございます!
どちらもがっつり萌えました
ごちそうさまでしたww
304名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 10:08:13 ID:mz8upQzL
>>286-288
夏世カワユス。
修と陽はほっぺにチュされちゃったんだよね?w
唯一されなかった智カワイソスw
次の日の朝、微妙な空気なんだろうな。
夏世はなーんも覚えてないだろうし。
>>294-301
続編待ってました。ありがとう。
また書いていただけるのであれば次は航夏を希望w
305名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:31:49 ID:kisHtW1e
>>286-288
GJ! 夏世っぺ可愛いよ夏世っぺ
その後は普段出来ないことをして、されれば良いよ
あと陽誕生日ネタだったのが嬉しかった

>>294-301
エロktkr!GJ!
三者三様に切ないなぁ
次回は是非智に幸せを...
306名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:48:04 ID:emEx5ndT
航と夏世が初めて結ばれる話を誰か書いてくださいませんか?
307名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 17:55:54 ID:x+wExjIJ
>>294-301
GJ!
智と夏世の切なさがよく伝わってきました。
308名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 19:19:27 ID:pTumCxFd
>「航さんだーいすき」
>「はいはい」
>「だーいすき」
>「わかってる」
こういうやり取りすごい好きw甘える夏世萌えw

>「じゃ、俺らだけでケーキ食うか」
>「そうだな。陽くん、ろうそくフゥってやろう!」
>「えーいやだよ」
>「「いいからいいから♪」」
これは脳内で実写化して萌えましたw仲良し兄弟も好きw
309名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:55:08 ID:7qmKUuVG
>>294-301
GJ!!!
痛い、だがこの切なさがイイ……!
殺伐とした愛もスキなんだ。萌えた、かなり萌えた、ありがとうございます。


>>306
保管庫にあったような気がする。
はっきり覚えているのは温泉リレーだけだ……。
310名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 00:53:11 ID:zkncZ+r0
今週末辺り、航の過去を投下してもいいでしょうか?
かなり暗い話なんで、皆さんにドン引かれないか心配ですが・・・。
311名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 04:59:55 ID:KhNko8FA
>>310
待ってるぞ!全裸で
312名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 10:13:35 ID:MrDlNzCp
>>310
同じく待ってるwww
313名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 10:35:43 ID:J0NLmmZT
>>306
保管庫に3つくらいあるよ

>>310
ドン引くかどうかはこちらとしても読んでみないとわからない
事前に注意書きさえ書けば801以外は何投下してもいいんじゃないかな
というわけで待ってる
314名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 12:38:40 ID:m+fw2Slf
>>294-301 GJ!!なんかドキドキ・ハラハラした〜
315名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 16:22:29 ID:XgZWuIDP
>>294-301
GJ!! ほんとに、はやくしないと航兄が帰ってきちゃうよ〜とハラハラドキドキした。

もう一回、安心して落ちついて読み返そうっと。
智モノは、切ないよね〜。でも、カッコいいので、大好きです。
316名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:49:11 ID:GL1kG1ec
>>294
いっそお兄様に見つかってしまうのも面白そう
智ぴょんの宣戦布告
317名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:05:19 ID:L1k5/i5N
職人様GJです!!航兄の過去も楽しみにしてます(^-^)航×夏世の甘いエチ系読みたいです!!
とずうずうしくもリクしてみました(>_<)
318名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:47:09 ID:k1VSa05x
>>316
同意w
智が夏世につけたキスマークに気付いた航が
智がつけたものだと感づき、静かに嫉妬に狂うってのはどう?
どう?って言っても自分じゃ書けないけどw
智と夏世の間に何があったのか、
キスマークをつけただけなのか、それより先のこともしたのか、
知りようが無く悶々と想像だけで嫉妬する航
そのやり場の無い気持ちを夏世の身体にぶつけ、
背徳感からいつもより感じてしまう夏世、とかw
319名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:55:51 ID:d1fGtC6q
そのキスマークを消したくて
同じ場所をさらにきつく吸う航
ますます感じる夏世とか

ムハー
320名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 23:58:54 ID:b9OIkSHG
智のつけたキスマークに気付いてない夏世っぺ
いつもより荒々しい航の責めに戸惑いながらも興奮。
というのもあり?w
321名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:11:26 ID:+sk2QzNY
智スキーとしては、智×夏世が航×夏世の燃料にされるのが悲しいww
でもまあしょうがないんだけどね・・

と、もやもやしているうちにこんな妄想。

珍しく高級ホテルのレストランでデートをする航と夏世。
ふたりで食事を楽しんでいる。夏世がふと入り口に目をやると、
智が美女をエスコートしてやってきた。楽しそうな智とその美女。
それをみた夏世の心に、なんともいえない感情が・・・
「食事おいしくなかったかな?」
ここへ夏世をつれてくるために奮発した航は、
彼女の顔色があまりよくないことに気づいて声をかける。
「い、いえ。とってもおいしいですよ。」とにっこり笑う夏世。
しかし心の中は、美女と談笑する智の笑顔がちらついて離れない。

ここまで。
この段階で夏世はまだ嫉妬の感情には気づいてなくて、
この夜、食事の後、航と部屋で×××のときに気づいたりして
あたしってばどうしちゃったの?と。
そしてその後智と幸せになってくれたらうれしいなぁ。

という結局は私の願望でした。ドラマ設定無視でごめんね。
322名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 01:57:00 ID:1Euj3BkX
>>321
(・∀・)イイヨイイヨー
ドロドロしてていい感じw
323名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 04:00:48 ID:tGant9R9
ドロドロなら
航と智の間で揺れ動く自分に疲れた小娘が
いつしか修に安らぎを感じるようになる・・・・

なんて修ウマーwな展開も希望してみるwww
324名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 07:43:15 ID:kgvGNyoy
>>323
それも、イイ!!
しかし、夏世っぺ、ハーレムだなw
325名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 09:18:12 ID:V1ucCRZ2
>>321>>323
イイヨイイヨー
智×夏世、切ない系も大好きだけど、甘々系も読んでみたいです。
とおねだりしてみる。
326名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 09:26:19 ID:zHXHgViu

いつもの「顔が近いっ!!」もせず
潤んだ瞳でじっと修を見つめてくる夏世っぺに
硬直オドオドの修とかカワエエかもw


327名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 18:00:35 ID:c2+YmTZS
いいねいいねw
修×夏世って未遂オチや妄想系しかない、よね?
保管庫にも最後まで・・・ってのは無かった気がする
それは修が愛すべき非モテキャラだから?w
ま、修にはみなえさんがいるからね
夏世との組み合わせにピンクイメージがないのかもしれないけど
陽×夏世だってあるわけだし
たまには修にもイイ目にあってもらいたいw
私は夏世の相手役に関して贔屓がないのでいろんな組み合わせが見たい
職人さんにはいつも感謝してます
328名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 18:52:45 ID:W4LAqsTN
修兄だと、夏世にしろみなえさんにしろそういう展開になったときに固まっちゃいそうだもんなぁ
……女性がリードすれば良いのかww

夏世っぺがドラマ本編後半は決して揺れずに航兄一筋だからなぁ
自分は夏世っぺのそこに惚れた
329紅い跡 0/6:2007/10/05(金) 18:55:11 ID:Zc+ToTe3
>>176です。
流れ豚切&少し古いネタだと思いますが、
176の続き(>>179さんにも便乗)を妄想したので投下します。

しかしなにぶん前回が初の超初心者及び文才無しなので
読みにくい点はご容赦下さい。
航×夏世。
下手ですが若干エロ有です。
330紅い跡 1/6:2007/10/05(金) 18:59:27 ID:Zc+ToTe3

週末。
いつもの様に航が夏世の部屋を訪れた。

夏世が未だ慣れない手つきで用意した料理を美味しそうに平らげ、
二人の和やかな時間が過ぎていく。

食事も終えて台所で鼻歌交じりに片づけをする夏世を
航がそっと後ろから抱きしめて首筋にキスを落とす。
「んっ…」
思わず甘い声を漏らしてしまった夏世に気を良くして、
航の唇が更にうなじや耳朶へと移動する。
洗い物をしていた手が自分を閉じ込める航の腕を掴んだ。
「ダ、ダメですっ。ィヤ…っ!」
いつもとは違う反応に航は不思議そうな顔をする。
「夏世…?」
耳元で囁かれる航の声。
本当は大好きだけど今日は我慢、と自分に言い聞かす。
「あ、あの、今日はちょっと…」
「どうして?」
航は夏世をその腕に閉じ込めたまま、顔を覗き込んだ。
「〜〜ッ。だってこの間、"紅い跡"…残したでしょ?」
「うん」
航は微笑みながら平然と答える。
どうやら確信犯だったらしい。

――――― 紅い跡を見つけたあの後、それが誰かに見つかってしまうのではないかと
気が気じゃなくて仕事にならなかった。
そして部屋に帰って着替えていたら、鏡に映る自分の姿に首筋以外にも残されていた"跡"を
見つけてしまった。
鏡の中で紅い後をそっとなぞり、その指を自分の唇にそっと当てると、
思い出された航の愛撫が自分の唇に触れた錯覚に陥る…。
夏世は視界に入った鏡の中の自分の姿にハッとして、
唇に触れていた指を慌てて下ろした。
(な、何やってるの私?!)
無意識にした行動が物凄く淫らに思えてドキドキした。
その後は鏡に映る自分の姿すら、恥ずかしくてまともに見れず
一人赤面してしまったのだ ―――――

331紅い跡 2/6:2007/10/05(金) 19:00:14 ID:Zc+ToTe3

「――― 私がどれだけ恥ずかしい思いをしたと思ってるんですか?」
「ゴメン、ゴメン」
航はそう言いながら夏世の身体をくるりと反転させた。
眼前の航は謝ってはいるものの、笑いが堪え切れずに肩を微かに震わせている。
悪いとは思っていない様だ。
その反応に少しムッときて、
「航さんなんて嫌いですっ!!」
と航から逃れようと身を捩った。
しかし夏世の腰へと回された腕はびくともしない。
「もう、離してくださいっ!!」
航はクスリと笑うと、ムキになって離れようとする夏世の顎に手を添えて唇を塞いだ。

「…ん、…ふ…っ」
次第に熱くなるキスに夏世はいつしか吐息を漏らし始めた。
航の腕を掴んでいた手は既にその力を失い、添えられるだけになっている。
航は思う存分夏世の口内を味わうと名残惜しそうにちゅ…と音を立ててゆっくり離れた。
夏世は航の唇から開放されてハァ、と溜息を吐く。
目はその甘い口づけで潤んでいる。
「機嫌、直してくれた?」
航は夏世の顔を覗き込んだ。
「…っ」
夏世は不覚にも熱いキスに酔ってしまったバツの悪さから、顔を逸らした。
航はそれを見て、機嫌が直ってないのだと解釈し
「…あ、そう」
と言うとヒョイと抱え上げて歩き出した。
「ちょっ、航さん?!」
状態の把握が出来ていない夏世をそのままベッドに降ろし再度唇を塞ぐ。

332紅い跡 3/6:2007/10/05(金) 19:01:05 ID:Zc+ToTe3
***

キスを続けたまま腰の辺りから服の中に忍び込んできた航の手が夏世の背筋を
優しく撫で上げてゾクリとした。
「…んっ、ヤ…!」
口では抵抗してみるものの、身体はそれに反して素直に反応してしまう。
航は唇を夏世の口元から白い喉元を伝わせて、服をたくし上げて露わになった豊かな膨らみへと
移動させた。
「やッ、あぁん…っ!!」
夏世の艶かしい声が上がる。
硬くなった蕾は少しの刺激でも敏感に感じてしまう。
航はそこをイヤらしく舐め回して強く吸い付いた。
「あぁんっ、ダメぇっっ!!」
夏世は航の頭を抱えて胸元を曝け出すように仰け反った。
その間にも今度はスカートの裾から忍ばせた航の手が夏世の内股を撫で回し、ショーツの中へと伸びる。
辿り着いた先は既に甘い蜜で溢れ、航を求めていた。
「身体は正直だね。もうこんなに蕩けてる…」
航の指が秘所の周りをくるりと回ってそのまま蜜壷へと進む。
「やぁ…っ!!」
夏世の言葉とは裏腹に、中は航の指に絡み付いてくる。
更に奥へ進めると夏世は無意識に腰を動かした。
「イヤらしいね、夏世…」
わざと耳元で囁いた。
「やっ、…あ、やぁ…ッ!!」
夏世は両手で顔を覆い、身体を捩った。

333紅い跡 4/6:2007/10/05(金) 19:01:48 ID:Zc+ToTe3

航が指を動かす度に夏世は嬌声を漏らす。
夏世はもうまともに言葉を発せないほど快楽の波に襲われそうになっているらしい。
航を拒みたい自分とそう出来ない自分、その狭間で戦っているのだろうか。
今日は特に感度がイイ様だ。
そんな夏世が航は愛おしくて堪らなくなる。

顔を両手で覆って息を整える夏世を横目に準備を終えた航は、
夏世の足からショーツを抜き取ると両膝を左右に割り開き
身体をその間に入れた。
「…いくよ…?」
航は返事を待たずに自身を夏世の中へ挿入する。
「あッ、んん〜ッ!!やぁ…っ!」

すぐに激しい律動が開始された。
淫靡な水音と夏世の嬌声が、ベッドの軋む音と共に部屋に広がる。

航によって沸きあがらされた熱はどんどん夏世を侵食していく。
2つの身体が1つになってしまうとそれまで思っていた事などどうでも良くなって、
ただ本能のままに身体を委ね、快楽を求める自分がいた。
自分がどれだけ厭らしいか、どれだけ航を求めているのかを思い知らされる。

紅い跡を見つけた時、本当は心のどこかでそれを喜んでいる自分がいた。
『自分は間違いなく航のものなのだ』という証を目にしたのだから。

夏世は熱くなる身体を充たして欲しくて
航の律動に合わせて本能のままに腰を動かし、快楽の頂点へと駆け上がっていった。

***
334紅い跡 5/6:2007/10/05(金) 19:02:54 ID:Zc+ToTe3

「…ん、…」
どうやら眠ってしまっていたらしい。
夏世がゆっくりと目を開けるとその目の前には自分と同じ様に横たわる航の優しい笑顔があった。
頭の下に枕とは違う少し固めの感触を覚えて、航に腕枕されているのが分かる。
「おはよう」
「お、おはよう…ゴザイマス」
なんだか寝起き(特に情事の後)の顔を見られるのが恥ずかしくて顔を逸らす。
「…機嫌、直った?」
「へ?」
意味の分からない質問に間の抜けた返事をして航の顔を見る。

…そうだ。
見えそうな際どい位置や、その他にも幾つか付けられていた紅い跡。
航が確信犯としてそれを残した事を知って思わず
「嫌いです」
なんて言ってしまったのだ、と思い出す。

「機嫌は直った?」
もう一度航が聞く。
聞かれた理由と一緒にムッとした事も思い出して
「…知りませんっ!」
と航に背を向けた。

335紅い跡 6/6:2007/10/05(金) 19:04:02 ID:Zc+ToTe3

「あ、そう…。じゃあ直してくれるまで頑張るしかないね」
そう言って航は夏世の身体に優しく手を這わせる。
「え?あ、や、ちょ…っ、な、直りました。直りましたからっ!!」
「そう?本当に?」
航の方に向き直ってブンブンと勢いよく頷いてみせる夏世に
航は手の動きを止めて噴出しそうになるのを我慢した。
「じゃあ、俺の事は?」
「…え?」
急に真剣な眼差しで真っ直ぐに自分を見つめる航にたじろいでしまう。
「さっき俺のこと、嫌いだって言ったから。
まだ嫌い?」
「き、嫌いじゃ…ない、です」
航の眼差しから目を離せないまま答えた。
「嫌いじゃなかったら、何?」
「え?」
「何?」
航は変わらず真っ直ぐに夏世を見つめる。
どうやら夏世に言わせたい言葉があるらしい。
「スキ…です」
微かに震えた小さな声。
「聞こえない」
航は夏世の目を見つめたまま額をコツンと合わせた。
「…っ、大スキ、ですっ!!」
懇親の力を振り絞るようにギュッと瞑った夏世の瞳に航は優しくキスをして抱きしめ、
「俺もだよ」
と耳元で囁いた。
夏世は航の腕の中で心地よさを感じ、
やっぱりこの人には適わない。
と思いながら,愛しい人によって再び浮かされ始めた熱に身を任せた。


――― そして。
夏世が鏡の中の自分に前回よりも明らかに多く残された紅い跡を見つけ、
全身を真っ赤に染めて言葉を失うのはもう少し後のお話 ―――

―――end



お粗末様でした。
下手な妄想を投下してスミマセン。
神の方々に少しでも近づける様、修行に逝ってきます。
336名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 19:15:01 ID:c2+YmTZS
おお、GJ!素晴らしいです
また是非書いてください
337名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 19:25:51 ID:vzntUaIX
>335
GJ!!です。
照れて拗ねる夏世かわいい。
そして本音じゃないとわかっていても、「嫌い」といわれた事にこだわって
好きといわせる航兄がかわいいです。
仕事の疲れがいえました。
338名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 20:17:45 ID:4akMigUE
GJです!!前の続き気になってたのでかなり萌えました(^-^)やっぱり航×夏世いいですね!!
339名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:22:33 ID:qOHaxkuq
>>329-335
GJ!!
照れて気持ちとは反対の事を言ってしまう夏世っぺ!恥じらう夏世っぺカワユスwww
そして、そんな夏世っぺに対して、強引な航兄に萌えwww
340名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:37:39 ID:nlO/1x5m
>>329-335
2作目にしてこのレベルの高さ!
次もまたよろしくですw
エロパートも萌えるけど
個人的には6/6パートの2人のやり取りがたまらないw最高です
341名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:44:05 ID:kgvGNyoy
拗ねてる夏世がかわいいですなー
大好きですっ、て言うのも、言わせるのも、かわいいぢゃないかぁ!!
342名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:12:58 ID:EDj25V1Z
>>329-335
GJ!
自分>>179なんだが、ネタを昇華してもらえてすごく嬉しい
二回目とは思えない!次回にも期待
やっぱ夏世っぺが可愛いと幸せだなぁーww
343名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 05:08:02 ID:VsTjtIiV
>>329
素晴らしい作品ありがとう!萌えまくりですww
職人さんが増えることは嬉しいことです。
また書いてくださいね。
344名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 12:20:56 ID:QA4wKKdk
>照れて拗ねる夏世かわいい。
>そして本音じゃないとわかっていても、「嫌い」といわれた事にこだわって
>好きといわせる航兄がかわいいです。

全文同意!!
ただひたすらデレ甘な航×夏世も可愛くて大好きだけど、
こういう2人にはキュンとさせられるw
345名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:48:04 ID:3WQT4oWx
>>329-335サン GJ!!
夏世の拗ねつつも、航に与えられる快楽に翻弄されて
目覚めたら照れつつ、また拗ね…のクルクルと忙しく感情を動かすのが可愛い!
航の一見余裕そうで、何気に夏世に甘えたりしてるんが良かった!
また書いていただきたいです!!
346名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:05:39 ID:qdQSz+Lv
>>328
同意。自分もあの夏世の揺るがない一途っぷりが大好きだ。
>>329-335
前より更に沢山跡を残す航、良いw
347名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 05:32:38 ID:85HY0SsM
キスマーク(痕)関連で投下させていただきます。
設定はかなり古く、温泉リレー初エチー直後の航×夏世です。
昔書いたモノが残っていたので…。
温泉朝別バージョン?みたいなものです。
スイマセン古くて…。
夏世目線であまりエロくないです。
348温泉朝別バージョン 1/3:2007/10/07(日) 05:35:22 ID:85HY0SsM
「…う〜ん…」

朝のまどろみ、少し倦怠感がありながらも、幸せな気分で目が覚めた…

−あったかい…。肌がくっついてるのって気持ち良い…。
このまま、ずっとくっついていたい…
もう、一人で寝るのはいや…

……って、肌!?一人じゃない?
ええっ!?

ばっちり目が醒めると、目の前には航さんの寝顔…。

視線を自分におとすと、開けた浴衣から胸元がのぞき、腿にかけ朱い痕跡が…あった。

「…!」

胸元から、浴衣の開け目を急いで、かきあわせたが、腰にはがっちりと航さんの腕が、自分のものだと言わんばかりに廻されている…。

…うぅ…は、恥ずかしい…。
私ってば、航さんと、あ〜んな事や、こ〜んな事をしちゃったのよね…。

昨夜交わした愛の営みを思い出し、真っ赤になる…
初めて2人で肌を重ね、何度も、何度も、お互い、高みに昇りつめ…

航さんとひとつになる度、躯だけでなく、心まで満たされた…。

…あのまま、寝ちゃって…。お風呂に入りたいけど、動いたら、航さん、やっぱり起きちゃうよ…ね?
…うぅ…、でもこの状態で顔を合わせるのは…ちょっと…。

私が、一人で悩んでると、くすくすと笑い声が…。
349温泉朝別バージョン 2/3:2007/10/07(日) 05:40:33 ID:85HY0SsM
「…おはようございます…月山さん。なに、百面相してるんですか?」

「…お、おはようございます…。」

…うぅ、まともに顔、合わせられない…。あれ?…ていうか名前…呼ぶの、元に戻ってる?

昨夜、何度も情熱的に「夏世」と呼ばれた事を思い出し、躯の中心が少し熱く…なった。

そんな私を航さんはじっと見つめ、考えこんだような後、口を開いた。
「…昨夜は、すいません…。もしかして…強引過ぎましたか?」

朱い痕が、時間が経って、濃い紫に変わってきているのを気にしているようだ

痛々しくにも見えるそれを、顔を曇らせ、そっと触る…。

「あ!…いえ!大丈夫です!全然、痛くないんです!…あの、私、痕が残りやすいほうなんで…だから…気にしないで…ください…。」

航さんを安心させようと言うも、痕をなぞっていく、航さんの指の動きに、だんだん集中出来なくなってくる…

「…僕が夢中になってしまって…こんなに…。昨夜のあなた…すごく可愛いくて…淫らで…素敵でした」

「…あっ、わたるさ…ん」

「…すいません、こんなに、僕の痕を…付けて…。」

そう言いながら、首筋から鎖骨にかけ、指の後を唇が追い掛け、痕を癒すように、優しくついばむ…

「…ん!…あ!だ、だめ…!い、今は…ちょっと…、あ、あかるいし、恥ずかしい…です…!」

「…でも、ちゃんと、見せてください…。付けたのは、僕の責任ですから…。」
そう言って、浴衣をきつく掴んでいた、両手をやんわり離すと、胸元が開け、豊かな双丘が零れ落ちた。
350温泉朝別バージョン 3/3:2007/10/07(日) 05:52:17 ID:85HY0SsM
「…あ!」

「…ここにも、ついてますね…」
そう言って、ふくらみの痕にも優しくなぞり、キスをしていく…
しかし、痕を癒すだけで、肝心の蕾には触れない…

朝の光りの中、自分をさらけ出す恥ずかしさと、優しいけれど、もどかしい愛撫に、どうしようもない気分になってきた…

「…下も、見てみましょうか…」
「…え?」

そう言いながら、航の手は、優しく膝を割ろうとする…

「い!いや、…そこは!…も、もういいですから…、見ない…で…」

さすがに、羞恥心の方が勝り、膝を強く閉じる…。

航はそんな夏世をじっと見つめ、腿をなで上げ、耳元で囁いた…。
「…でも、何処についてるのか…、全部見ておかないと…後で恥ずかしい思いをするのは、あなたですよ…」

そう言った後、最後通告のように、あの言葉を言った…。

「…全部、見せてください…、夏世…」

…それから、力の抜けた私は、航さんのされるがままになってしまい…。

朝風呂に入ったのは、随分日が高くなってからになってしまったとさ。


***********

お粗末さまでした。
久々に投下しました。
ここは、ドラマが終わっても、新しい職人様や神々様が多いので、いつも楽しみにロムってます。
まだまだですが、ここが盛り上がるよう、頑張って精進しますwww
351名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 06:57:31 ID:k6pBjZIj
>>347-350
おお!!懐かしの温泉リレーGJ!!
自分の中では、リレーの朝風呂の時までにあった出来事と位置付けました。

最終回から半年以上経つのに、職人様の投下は多いは、萌え話で盛り上がるは、
このスレ素晴らし過ぎだと思うんだ。
352名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 10:58:54 ID:DdlK6mT+
>>347-350サン GJ!!
幸せ心地を思い返してマッタリ…
353名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 12:59:41 ID:rW/4Fwdw
>>321
ナカーマ! 自分も智☓夏世スキーは、幸せ妄想しても切ないよね〜。
あの色男の智が、切なそうにしてるから、余計に智贔屓をやめられないのかもしれんけど。

アンハッピーエンドなとこが、キレイな智だから様になるっていう感じもあるし。
いや〜、ホント、智☓夏世スキーです。
354名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:53:37 ID:YuXM6LdX
>>347->>350
エロいぞ〜充分エロいぞGJ!
温泉リレー懐かしいから保管庫も見てこようw
355名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 14:55:23 ID:He4QnV5y
347-350サンGJ!!かなり萌えました(^-^)温泉での話が思い出されました!!夏世かわいいよ〜
356名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 17:57:48 ID:Hw9qhkTa
>>347-350
GJGJ!ありがとう!
保管庫にある関連作品も久々に読んで併せて萌えましたw
また書いてください。次回作待ってますw

保管庫にある作品ってどれも素晴らしくって
これの後日談、続きが読みたいってのばっかりだから
関連作品や続編がうpされるとすっごい嬉しい。
自分も下手糞ながら時々うpさせていただいてるんだけど
・エロ書けない。
・本編に忠実な夏世が好きなため夏世×航以外書けない。
・2人だけだと話が進められないから弟3人を冷やかし役で加えないと書けない。
なため、なかなか萌え作が出来ないorz
皆さんの作品で勉強させていただきます。
357名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 21:28:22 ID:h5xbQlxN
ノシ
自分もエロかけないよーorz
でもここってエロありエロなしがうまく刺激しあっているところが好き。
3兄弟の会話も好きだからどんどん投下してください。
358名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 07:24:33 ID:SosWfZjg
>>347-350
GJです!温泉シリーズ新作ありがとう!
恥らう夏世にちょっと強引な航が好き。
月山さんと夏世の使い分けにも毎度ヤラれるww
359名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:06:23 ID:C/4GH6sF
遅レスですが・・・。
>>329-335
GJ!
夏世の気持ちわかってるくせに好きと言わせる航に萌えw
>>347-350
GJ!
航に「夏世」と呼ばれるだけで抵抗する力が奪われる夏世が可愛いw

連休中ずっと仕事でヘトヘトで精神的にちょっと廃れてたけど
ここのおかげで癒されて回復しました。
職人さんありがとう。
360航 18歳 1:2007/10/08(月) 19:33:01 ID:zej1B4XS
>>310です。航の過去、投下します。エロなし暗いです。
それでも読んでみようと思う方だけどうぞ。
航→夏世←智状態で、夏世の心がやや<智になりかけていて
それを航も知ってる、という設定です。

女性の扱いには長けている智が夏世の前でだけは、必要以上に悪ぶってみせるのに気づいたのと
自分と会っている時は口ごもり勝ちになり、ちょっとした表情の微細な変化さえ
見逃すまいと張り詰めいてるような夏世が、智の前だと感情を自在に出すのに気がついたのは
いつだったろう。航は父の画集をそっと撫でた。
これから、どうなっていくのだろう、自分も夏世も智も。
15年の孤独から自分を解放してくれた夏世は大切な恋人だった。
15年の孤独を支えてくれた智は、大切な家族だった。
どちらか1人を失わないために、どちらか1人を捨てることなどできないし
2人を1度に失うのも嫌だった。
(どうしようもないのなら・・・)静かな諦観が航を包み
開いた父の画集に残る、1人の夫人の肖像画が航を過去へと呼んだ。

大学生になった初めての夏休みだった。父に過去、肖像画を依頼した
ある素封家が、移り行く世相についに邸宅を手放すことになり
肖像画の主が愛したその庭園をせめて絵に残して欲しいと画廊主を通して依頼が来た。
既に創作が無理な体調になっていた父は依頼を受けられる状態ではなかったが
父に絵の薫陶を受けた長男に描いて欲しいという依頼を断る理由もなく
航はその夏、東京から電車で一時間ばかりのところにあるその邸宅に通うことになった。
応対してくれた夫人は、陽ざかりの庭で筆を取る航のために
白い天幕を張った日除けが用意され、そこにはいつも冷えたレモネードが置かれていた。
いつものようにキャンパスに向かっていた航は、夏の虫の声がピタリと止んだのに気がついた。
あっという間に雲が空を覆い、激しい雨に打たれて、絵を抱え大急ぎで邸内に戻った航に
「片岡君?」そう呼びかけられて驚いた。
(大学で、そうだ、美術史が一緒だった彼女の名前は、ええっと)
航が何か答えるより先に、彼女は航が描きかけたキャンパスを受け取り
屋敷のマントルピースの側に注意深く置き、「大丈夫、雨の影響は受けていないわ」と言った。
「まぁ、大変!」大慌ててバスタオルを持ってきてくれた夫人に勧められるまま熱いシャワーを浴びて
客間に戻った航は、そこにまだ彼女がいるのを見た。
「片岡君って、あの片岡画伯の実の息子だったのね」
「君はこの家のお嬢さん?」
「ちがうわ。ここはおば様の家。来年の夏には他人のものになる
 この家の庭を、私も描きたいとお願いにあがったの」
答えに窮した航に、彼女は静かに付け加えた。
彼女の声は、肖像画の主であるこの家の女主人にそっくりだった。
「あなたはお仕事で描く、私は趣味で描く、だから競作になんてならないわ。
 第一、私の画力が片岡画伯の息子と張り合えるなんて思ってもいないから」
「ごめんなさいね、この娘は昔から言い出したら聞かないの。
 あなたの創作の邪魔になるようなことはしないと約束させますから」
夫人のその言葉で、
航は夏の間中彼女と同じ庭を見て絵を描く日々になることを悟った。
361航 18歳 2:2007/10/08(月) 19:37:21 ID:zej1B4XS
航は、女の子が苦手だった。彼女たちはおしゃべりでうるさくて、人に干渉してくるからだ。
けれど、白い天幕の下に一緒にいながら、一心不乱に絵筆を取る彼女は少しも不快ではなかった。
彼女の目は来年は他人のものになる庭に向けられ、彼女の手は最後の夏を迎えた庭を
少しでも正確に写しとろうと、熱心に動いていた。
航は、ひとつの天幕の下で女性と共に絵を描くという苦手な状況から早く抜け出そうと
タッチが荒れ気味ながら、創作のスピードを上げていたけれど
いつの間にか、創作対象の庭よりも、庭を熱心に描く彼女の横顔に見とれ
少しでも長く彼女と同じ空間にいたくて、絵筆を遅らせ
大幅に創作日程を過ぎてしまい、父からも叱責されたが、航は耳を貸さなかった。
天幕の下で冷えたレモネードを休憩時間に一緒に飲むだけだった航と彼女は
やがて天幕の下を出て、庭を一緒に歩くようになり
航が一つ花の名前を覚えるたびに彼女との距離が近くなり
2人は2人しか知らない秘密を持つようになっていた。
夏の終わりを待たず、父の体調は悪化したとき、父片岡の絵は盗作だと言うことが
大々的に報道された。釈明の会見の席で父は倒れ、そのまま入院したが
父の入院さえ、盗作の言い逃れの逃亡だとマスコミは揶揄した。
片岡家はそれまでの生活が、まさに一夜で一変した。
画廊は今後の取引を断ってきたし、美術界の画家たちも一切連絡して来なくなった。
父と二人三脚でやってきたある小さな画廊主は、最後の仕事だと弁護士を紹介してくれて
片岡の絵=盗作が判明した以上価値は暴落し、かつての顧客から訴えられてもおかしくない状態であり
損害賠償責任を、片岡家の子供たちが逃れるためには財産を放棄することを勧めた。
これに、病床の父は同意せざるを得ず、片岡家の家も、盗作前に描いて売らずにいた絵もすべて人手にわたることになった。
父の病状は、盗作スキャンダルの報道の加熱にまるで添うように悪化していき
生活が根底から覆されているというのに、
航の心は病床の父よりも、3人の弟たちよりも、あの庭にあった。
362航 18歳 3:2007/10/08(月) 19:38:22 ID:zej1B4XS
盗作問題が発覚してから、5年先まであった絵の依頼はすべてキャンセルになったが
肖像画の夫人は、ただ航に「庭の絵を仕上げて欲しい」とだけ言っただけだった。
彼女も、航の父の盗作スキャンダルについては何も言わなかった。
航は、モネが好きだったという先代の意向で作られた睡蓮の浮かぶ池
かつては何人もいたという庭師が大切にしてきた薔薇園を絵の中に閉じ込め、
たくさんの美術書が置いてある図書館で地下室で温室で彼女を腕に捕らえている間
航は何もかもから解放されて、ただ幸せだった。
父のスキャンダル、看病、まだ小さい弟たちの面倒
18歳航が描く未来の希望を塗りつぶしつつある現実から
庭で絵を描き彼女を腕に抱いているその時だけは、航は自由でいられた。
「君はこの家の庭がとても好きなのに、屋敷はそうじゃないだね」
「あなたとこうしていられる場所があるからこの家は好きよ」
「でも、いつも庭ばかり見てる。僕とこうしていても」
「庭は昔と同じだからよ。あの家は、変わってしまったわ」
「変わった、って?」
「あの家に飾ってある絵がほとんどレプリカだってあなたも知ってると思ったわ」
「それは・・・知ってたけど、じゃあ以前は本物が飾ってあったの?」
「今でもあなたのお父様が描いたおば様の肖像画だけは本物よ。」
彼女はそれ以上航に何も言わず、壁にある裸婦の絵を指して言った。
 「ねぇ、この絵のような格好を私にさせてみて」
強烈な快感の予感のまま、航は航は彼女を絵に描かた裸婦のような姿にさせた。

屋敷の主の夫人は、航と姪の情事を知っているのか知らないのか
何ひとつ言わず、肖像画と変わらぬ優しい眼をしたまま
病床にある航の父を気遣い、航の弟たちにと大きなバスケットに
さまざまな料理を入れて、持たせてくれた。
「うわぁ、これミートパイだ」智はうれしそうに叫んで
小さな陽のために、パイを一口サイズに切ってやっていた。
父が入院し、長男の航が不在勝ちの片岡の家は、家事をするために通う人はもはやなく、
部屋は埃っぽく薄汚れ、お金になりそうなものは片端から姿を消し、殺伐としていた。
洗い遺しが残るお皿、アイロンがかかっていない洗濯物が日に日に増えて、
その様子は、落日ではあっても、薔薇が香り埃ひとつない屋敷から戻った航にはたまらなかった。
陽の口からパイ皮が零れ落ち、何日間も磨かれていない床を汚すのを見て
航は眉をひそめ、「後で片付けろよ」そう智に告げた途端、航に修が食ってかかった。
「兄ちゃん、仕事してる仕事してるって、陽のことも親父のことも
 全部俺と智に押し付けて、威張ってなにやってるんだよ」
「俺はお前たちとは違う!」
「違う、ってなんだよ。!」
「航兄ちゃん、陽の面倒も親父の面倒も見ないじゃないか!」
「陽、ダメだよ!!!!!」
智の叫びに、航が見たのは、年上の兄たちの怒号に怯え黙って泣きながら
自傷行為をしようとフォークを自分の太ももを刺し引き抜こうしてる陽だった。
「陽!」「陽、ゴメン」「陽、陽」兄たちは泣きながら謝った。
363航 18歳 4:2007/10/08(月) 19:46:05 ID:zej1B4XS
航は大学は続けるのは無理だった。
盗作画家の息子を引き受ける教官はないだろう昨日まで父の親友だった教官は
苦々しげに航に告げ、他の教官も大学の先輩も航を空気のように厚かった。
仮に誰れが引き受けてくれたとしても、支払うべき学費のめどがない以上
絵を学ぶということは諦めねばならなかった。
もうすぐ、絵を描くという世界とは別の場所へ行くのだ、
既に秋の気配のする屋敷の庭で、あと一筆で絵が完成する
航の握った絵筆は小さく震えていた。
その時、航の視界は黒い絹に覆われて急に閉ざされ、航の鼻腔には
いつも彼女がつけていたグリーンノートの香水が香った。
2つの腕が背後から、そっと航の体を抱きしめてきた。
目隠しをした航の顔に涙が流れた。
絵の中にこの家の庭を閉じ込めきった時、彼女とも別れねばならないのだ。
航は彼女の腕を自分の体から離させようとしたが、彼女は静かに抵抗した。
目隠しをしたまま、航は彼女を抱きしめ、そのまま押し倒した
これまでにない激しさで彼女を愛して果てた時、誰かが来た気配を航が感じたその瞬間
航の視界を閉じ込めた目隠しが解かれた。航の体の下にいる白い体の持ち主は
彼が愛している女性と同じ声を持つ、この家の主である夫人だった。
事態が飲み込めずに声も出ない航に夫人は悠然と微笑み、
優雅に半身を起すと、傍らに氷の柱のように立つ姪に「あなたの香水をお借りしたわ」と告げ
手にした黒い絹の目かくしで、航の裸の肩を打つと、「ホホ」と笑って
白い背にショールだけを羽織って優雅な足取りへ屋敷へと戻っていった。
航は、優しかった夫人がなぜ姪の香水をつけ航に目隠しをしてだまし
2人の肉体が絡み合う様を姪に見せたのか、これほどまでに黒い悪意に向き合ったのは初めてだった。
復讐?でも何のために、そしてなぜ?航だけでなく姪を傷つけることをするのか。
やがて醜く引きちぎるためにだけ、薔薇を丹精して育てる人間がいることを、航はこのとき知った。夏の庭で出会い、一緒に夏の庭を共有し愛し合った彼女だからこそ愛したのに、なぜ夫人が?
醜い背信の残り香が香る天幕の下で、航が洋服を身につけるを待って、
「絵を最後まで仕上げて」口をキッと引き結んで彼女は航に告げた。
航が絵にサインをしたのを見届けると、彼女は「ありがとう」
そして、キッパリと「私にはもう会おうとしないで」と言った。
彼女にかけるべきどんな言葉も航は持たず、その場を辞した。
叔母と恋人が激しい情事を繰り広げた白い天幕の下で
航の描いた絵にじっと向き合ってる彼女を振り返って見たのが
その夏の最後の風景になった。
364航 18歳 5:2007/10/08(月) 19:57:09 ID:zej1B4XS
その翌日、航の口座に絵の代金が全額振り込まれた。
父の入院費と、弟たちとの生活費が必要な航にとっては
それは決して突き返すことのできないお金だった。
航の恋も自尊心もズタズタにした相手からのお金を受け取らざるを得ない境遇を
今程惨めに感じたことはなかった。
高校時代の友人が、小さな会社に就職していてそこに航を誘ってくれていた。
ささやかながら独身寮もあり、航1人ならその日から生活に困らない。
小学生と中学生と3歳の弟は、福祉に預ければそれでなんとかなるだろう。
友人の誘いを承諾すれば、この金をあの背信の夫人につき返せる。
そうすれば、あの穢されてしまって依頼記憶の底に閉じ込めた
夏の恋をせめて思い出にすることはできりかもしれない。
働いて金を貯め、もしかしたら大学にだって復学できるかもしれない。
さまざまな未来の可能性が航を手招きしたその時、航の足を小さな手が掴んだ。
「智・・・」
「陽がどうしても航兄を向かえに行くって聞かなくてさ」
まだ小学生の弟がエプロンをしたまま小さな陽をおんぶし
長兄に笑いかけ、「あ、修兄もついてきた」と叫んだ。
家路を4人でたどりながら、航は明るく言った。
「お前たち、欲しいものあるだろ。兄ちゃんが絵を描いたお金を
振り込んでもらったから、それで何か買ってやる」
「航兄、絵でお金が稼げるんだ」
「すごいな〜。親父は偽者の画家だって言った奴に
 兄ちゃんはホンモノだぞ、って言ってやる!」
「修そんなこと言われたのか?」
「もう言われないよ。そいつら殴ってやったから。
 智を苛めた奴も、殴ってやった」
「なぜその時すぐに俺に言わなかった?」
「だって・・・」
「だって・・・」
修と智は顔を見合わせた時、小さな陽が体を逸らせ、コブシを握って
「ワタルニイニ、シンパイカケチャダメダヨ」と修と智に宣言した。
くすっと、智と修は笑ったが
航が泣いているのを見て、3人の弟たちは驚いた。
「ワタルニイ、オナカイタイ?オナカスイタ?」
「修兄が余計なこと言うからじゃん!」
「なんだぁ、元はと言えばお前がだなぁ」
「そうだな、お腹空いたかな」
「僕、カレー作ってあげる。昨日家庭科で習ったんだ」智が言う。
「よし、じゃあ俺はお風呂入れよっと」修も続く。
航は3人の弟の頭を撫でて宣言した。
「よ〜っし、みんな今日はファミレスで好きなだけ食べていいぞ」
弟たちは歓声をあげ、長兄の後に続いた。

<了>


365名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:53:37 ID:f5AvYPoE
携帯から?すごく引き込まれた。
ありがとう。
GJです。
366名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:27:37 ID:nIXljzCc
>>360
待ってたよ全裸でw
泣けた。
カワイイ弟達やなー。
367名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:57:52 ID:wtjyYWNq
「Trick or Treat!」
「・・・」
航は無表情のまま動かない。
自宅に帰ってきて玄関のドアを開けるなり中からそう声をかけられたら驚くのも無理はない。
でも本当に驚いたのはそれが原因ではなかった。
相手のそんな心中を知らぬ夏世は聞こえなかったのかな、
などと悠長に考えもう1度笑顔で言った。
「Trick or Treat!」
「月山さん。なんですか、それは」
ようやく放たれた航の第一声は夏世が予想していたリアクションの中のどれでもなかった。
「あ、航さん、もしかしてハロウィンご存知じゃなかったですか?」
「そうじゃなくて」
先ほどから全く会話の噛み合っていないこの2人。これでも立派な恋人同士である。
「どうしたんですか?」
「えっと、今日仕事で他の先生の作品を整理してたんです。
その中にハロウィンを題材にした漫画があって、ちょっと面白そうだなと思って」
ハロウィンそのものについては私もあんまりよく知らないんですけどね
そう言いながら照れくさそうに笑う夏世。
「そうじゃなくて、それ。どうしたんですか?」
航は夏世の頭上を指差しながらそう言った。
夏世の頭には黒いフサフサした三角の耳が2つあったからだ。
「あ、これですか?これは修さんからいただきました。
買ってきたのは修さんに頼まれた智さんですけど。
 さっき、航さんが公園にお出かけしてる間に修さんと陽くんにも同じことしたんです。
 そしたら修さんが、やるからには本格的にやらないとってこれを・・・」
はぁ、なるほど。
修のやつ、打ち合わせに出ていた智にこれを買ってこさせたのか。
「ハロウィンと言ったら仮装ですからね」
「航さん、ハロウィン知ってるんじゃないですかぁ!もう!
 私、仮装のことまで頭まわってなくって・・・
それで修さんに言われてコレいただいたんです」
どうですか?なんて左右の耳を手で撫でて見せる夏世に
いろんな意味をこめてため息をつく航。
「いたずらするところを逆にされてしまったというわけですね」
「えっ?何か言いました?」
「いいえ、なんでもありません。ところで修たちは?」
「3人で外でご飯食べるって揃って出かけてしまいました。
航さんが帰るまで留守番してろと言われたので・・・」
そうですか、そう言いながら航は帰ってきてからずっと玄関にいることを思い出し、靴を脱ぐ。
368名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:58:37 ID:wtjyYWNq
「月山さん、もう1回さっきの言ってくれませんか?」
「え?さっきの・・・?」
突然の航のリクエストに、しばし考え込む夏世。
「それです、それ」
航に頭上の猫耳を指差され、あっと小さく声を漏らす。
「Trick or Treat!」
満面の笑みでそう唱える夏世。
うんうん、と航は満足げに頷くと夏世の頬に両手を這わせとびきり優しく
「Happy Halloween」
そう夏世の耳元で囁き、唇を重ねた。軽く触れるだけのキス。
航のそんなリアクションは夏世の予想の中にあるはずもなく、
突然のことに驚き体を引いて抗議しようとする。
しかしそのせいで薄く開かれた唇を航が逃すわけもなく
夏世の赤い唇を舌でなぞり、難なく夏世の中に侵入した。
夏世の甘い味と柔らかな唇をたっぷり堪能した後、夏世を解放する。
「わ、航さ・・・ん」
夏世はひとりでは立っていられないのか、弱々しく航の腕にしがみつく。
「お気に召しませんでしたか?欲しかったんでしょう?甘いのが」
甘くなかったですか?そう言いながら悪戯っ子のような顔で夏世の顔を覗き込む航。
涙目で頬を紅潮させ、何も言わない夏世に航は小さく笑いながら囁く。
「今度はこちらからも良いですか?・・・Trick or Treat」
夏世がハッと顔を上げ、航を見る。
「甘いの、いただけませんか?いただけないなら・・・悪戯しても良いんですよね?」
さぁ、どうします?そう目で言われどうすることも出来ない夏世。
今後の展開は夏世次第?それとも―――。

「とりあえず、部屋に行きましょうか。おいで、夏世。」
369名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:59:29 ID:wtjyYWNq
短編というか小ネタというか・・・今月あと来れそうにないので投下します。
誤字脱字あったらすみません。
370名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:11:21 ID:1631o0h2
あまあまGJ!

夏世っペカワユス。
リアルなビジュアルで見たいな。
371名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:45:41 ID:6ax+hDOx
>>367-369です。
すぐ上に>>360-365さんの作品があったのに空気読まず投下してスマソです。
なるべく他の職人さんの作品の邪魔にならないようにと気をつけてたのに・・・orz

>>347-350
切ないですね。引き込まれました。
自分には書けないジャンルなので勉強になります。
どうも自分は短いのしか書けないらしい・・・
(長編になるとどうしてもまとまらなくなるorz)
372名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 00:52:50 ID:BsgZ9OAg
ハロウィンGJです!!こうゆう小ネタ大好きです(^-^)
このあとは航のどんな悪戯が待ってるのか気になります!!
373名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:14:54 ID:dOfFnAt3
>>360-365です。誤字脱字が多くて赤面モノです。
エロが書けず、理屈っぽい作品が自分の傾向のようですが
せめて誤字脱字はないようにして、エロなしで暗いですが
切ない男にエロスを感じてしまうので
航は航の、智は智の切なさ、をテーマにこれからも描いていきたいと思ってます。
374名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 10:26:08 ID:r37e2lYv
>>360-364
GJ!
こういう、長編セツナイ系もイイナwww
その後の三角関係が気になるので、今度は是非、夏世っぺも交えて3人の続編を待ってますwww

>>367-369
GJ!
航×夏のラブラブ具合が良いwww会話なんて本人達そのもの!
ホントにリアル映像で見てみたいよwww
375名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 17:57:54 ID:0IFVp+nU
>>367-368
甘々航夏キタワァ.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*!!☆
無意識のうちに航を誘惑してしまっている夏世と
そんな夏世の甘い罠にかかったふりをしてしっかり夏世を仕留める航に萌えw
猫耳夏世、可愛いだろうなw
376名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 20:37:24 ID:qRNEiqf4
>>367-369 GJ!!甘さに萌える〜
留守にしてくれた弟三人に感謝しながら、妄想…
377名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 23:57:52 ID:yM3pmpIs
GJ!
猫に洋服はいらないものねw この後航兄の部屋でたっぷりかわいがってもろて下されww
でも、やっぱり、耳外すのは一番最後な稀ガス。
378名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 05:51:36 ID:TXzwdpFl
>>367-369
超GJ!
(無自覚に)誘う女&(わざと)誘われる男の組み合わせスキw
379名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 09:47:35 ID:/s3+Bq3t
ハロウィンについて無知だった私・・・勉強してきましたw
ふむふむ、お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞって意味なんですね
イタズラ→悪戯に変換するだけで、一気にいやらしくなりますねw
いったいどんな悪戯をするんでしょ、お兄様は
それとも夏世から甘いキスをもらえたんでしょうかw
猫耳をつけた夏世を相手にキスだけで終わるとは思えませんけどね
そんなわけで>>367-369GJです
380名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:33:09 ID:V7fua6IF
劇中で4兄弟の誕生日って明かされてました?
夏世の誕生日は1話で触れられていたからわかるけど・・・
航の中の人と修の中の人の誕生日が今月、
陽の中の人と田中の中の人の誕生日が来月だから
誕生日ネタでも書こうかな(あくまで予定)と思っていたんだけど
役上の誕生日が決まっているならそっち優先かなと思って・・・
381名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 12:10:58 ID:+an+xZ+X
劇中では出されてなくて、
DVDの初回封入のチャーミーに書いてある
382名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 12:16:30 ID:ANvrO1A1
本編では出てこないけど、DVD初回特典のチャーミーに花園先生の誕生日載ってる。
航7月、修9月、智11月、陽5月。
航の誕生日ネタは過去に投下されてて、保管庫にあるよ。
修兄はこのスレでおめでとうコールされてる。
383名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 16:38:18 ID:9vzLu2rV
>>381>>382
そっか、ありがとう
そっちはノーチェックでした
検索してみます
384名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:26:38 ID:jr27sMG2
四兄弟って自分のこと&相手のことなんて呼んでる?
航→弟3人呼び捨て・自分のことは「俺」「僕」相手によって使い分け?
修→航兄or兄ちゃんorお兄様?、智呼び捨て、陽くん・自分のことは「俺」
智→航兄、修兄、陽・自分のことは「俺」
陽→航兄、修兄、智兄・自分のことは「僕」
上記であってる?
航が自分のこと何て言ってたか思い出せないんだけど
弟相手のときは「俺」で夏世相手の時は「僕」じゃなかった?
手元に映像なくて確認できないので間違っていたらスマソ。
385名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:01:50 ID:+HZKvpRF
>>367-368
超GJ!!
同じようなネタを考えてて、自分文章書けないからハロウィンになったら
ネタだけ振ろうと思ってたので本当に悶えたww
ぬこ耳ハァハァ
先日から再放送してるので会話がリアルに思い起こせるよ…

>>384
大体合ってると思う
修は航兄ちゃんとかも言ってたような
航兄は田中ちゃん相手の時も僕だった
386名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:59:08 ID:V1SErYy0
智の痛くて切ない物語
誰か書いてください。
387名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:18:39 ID:0xCYt21d
智の物語、自分も読みたいです〜。クレクレですみません。
どなたか職人さま、気がむいたら、お願いいたします。
388名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 20:29:28 ID:jN8enfNs
リクエスト内容と関係ないものですが・・・暇潰しにお楽しみください
エロほとんどナシ
ラスト航がちょっとヘタレ
夏世×4兄弟(うっすら夏世×航?)
こういうギャグっぽいのしか書けないんです
あとエロも書けないorz
エロパロ板なのにギャク風味ですみません
389名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 20:32:19 ID:jN8enfNs
「じゃじゃーん!!」
そう言いながら修は勢いよく仕事部屋のドアを開けた。
部屋の中からは音はなく、しらーっとした3人分の視線が修に突き刺さる。
「修、今度は一体何の真似だ?」
「修兄、仕事サボって何やってんだよ」」
「修兄・・・それ、どうしたの?」
三人三様の反応だが、修に呆れていることに違いはない。
「ふっふっふ、何って、今度の読みきりに向けての準備じゃないか、皆の者!」
得意げに言い放つ修に、3人はため息をハモらせる。
―――今度の読みきり。
読者が選ぶ憧れの恋のシチュエーション。
このアンケート結果の上位をテーマにした漫画を読みきりで掲載するというチャーミーの新企画。
1作家につき1つ担当し、花園ゆり子の受け持ちは「ドクターとナースの恋」
そう、修はどこで入手したのか、真っ白な診察衣を身に纏いドクターに扮装していたのだ。
修はイメージを膨らませるため、モチベーションを高めるためにたまにこういうことをする。
「なんだか胡散臭いな」と苦笑する航。
「それより今目の前の仕事を終わらせろよ」と呆れる智。
「その白衣はまぁいいとして、そのつけ毛は何?」と冷静な陽。
「ああ、これ?これはなんとなく。こういうドクターどうよ、陽くん?」
黒い長髪を揺らしながら陽に迫る修。
「・・・花園ゆり子の世界には合ってないと思・・・」
「はっ!忘れてた!」
陽の言葉を遮るように修が大声を上げる。自分勝手なペースに再び呆れる3人。
「小娘にも協力してもらってたんだった」
まだ着替え終わんないのか、トロいなぁ小娘。などブツブツいいながら扉を開け廊下に顔を出す修。
「なーんだ、着替え終わってるんじゃないの」
「いや、でも、これ・・・」
扉の向こうから夏世の戸惑った声が聞こえる。
「いいから入って入って」
有無を言わさず修が夏世の手を引いて部屋に無理矢理招き入れる。
夏世の小さなキャッという声とほぼ同時に、編集者の姿に室内にいた3人は息を飲む。
夏世は淡いピンクのミニナースワンピースに身を包み、
頭には同色のナースキャップをつけていた。
ナースキャップはともかく、ナースワンピースは夏世のボディラインをくっきり現し、
特に窮屈そうな胸元は下着の色がうっすら透けている。
醸し出す雰囲気は全国の病院で働くナースたちとはまったくかけ離れたものになっていた。
誰が見ても、正規なナース服ではない。
390名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 20:35:27 ID:jN8enfNs
「へぇ〜、今のナース服って昔と違うんだんねー」
最近大きな病院行ってないから最新のナーススタイルがわからなかったんだー。
子供の頃行ってた町医者のところの看護婦のおばさんが1番印象強かったからねー。
夏世っぺに着てもらって良かったよ、うん。
そんな暢気なことを言いながら夏世をじろじろ観察する修。
「あ、あの、あんまり見ないでください!」
胸の前で身体を隠すように両手を合わせ、真っ赤になった夏世が哀願する。
「は?見なきゃ着てもらった意味ないじゃん。原稿描けなくてもいいの?」
そ、それはちょっと・・・とアッサリ白旗をあげる夏世。
そんな2人のやりとりを呆然としながら見る3人。
「皆の者、どうよ、今度の主人公のイメージ。顔はもっと美人に描くけどさ」
と得意げな修の問いかけに、3人は慌てて言葉を探し出す。
1番冷静な陽が先刻から抱いていた疑問を恐る恐る修にぶつける。
「修兄、これ、どこで入手したの?」
「え、通販。意外と安いんだよねぇ〜他にもいろいろあったなぁ。
あ、セーラー服とかもあった!
今回のテーマがドクターとナースじゃなくて教師と生徒だったらそっち買ってたな」
「それ、思いっきりコスプレ専門店じゃん」
ようやく智が口を開く。
「いちいち五月蝿いなぁ、みんな。あ、夏世っぺ。ちょっと軽くスケッチさせて」
周囲の声を無視してさらさらと手を動かす修。
「じゃ、夏世っぺ、後ろ向いて。後姿も資料ほしいから」
言われるがままに4兄弟に背を向ける夏世。
「ぶっ」
ガタン!!!
「「「航兄!!」」」
長兄・航が勢いよく椅子から落ち、気を失っている。鼻からは出血も見受けられる。
「航さんっ!大丈夫ですか!!」
泣きそうな顔で航に駆け寄る夏世に
「夏世っぺ、もういいや。だいたいのイメージは頭ん中で出来上がった。
 あとは航兄の面倒みてあげて。今はナースなんだから」
そう言い放ち用済みとばかりに退室を言い渡す修。
修は一気にやる気が出たのか机に齧り付いている。
「ええ、ナースって・・・」
と弱弱しく反論しつつ、航のことは心配なので放っておけない夏世。
智と陽の手で自室のベッドに運ばれた航の元へ、
冷やしたタオルを手に向かうナース姿の夏世を見送りながら陽は呟いた。
「航兄、目覚めたらまたすぐ気絶しちゃうんじゃないかな」
「そうかもな、気絶した原因が目の前にいるんだもんな」
そう返事をしながら、智は思い出していた。
夏世が修に言われるがままに自分たちに背を向けた時のことを。

顔に似合わず、黒いTバックとか穿くんだなー
・・・やっべ、俺まで鼻血出そう。
391名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:25:32 ID:PKRvNBpJ
>>388
GJGJGJ!
ナース小娘の後ろ姿、想像しただけで充分エロいぞw
392名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:27:47 ID:VRjcQX3v
>>388-390さんGJ!
5人出演の話が好きな私としてはこのドタバタっぷりに萌えるwww
夏世の懸命の看病も虚しく、航は目覚めと同時にまた気絶するんだろうなwww
393名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:35:17 ID:VRjcQX3v
今改めて読み直してて気づいたんだけど、航途中から全然喋ってないよね?www
完全に気絶したのは夏世の尻を見た瞬間だと思うんだけど
その前から気を失いかけていたのかなwww
394名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 23:22:14 ID:Fphx1S8r
GJ!!こうゆう話大好きです(^-^)夏世のナースかわいいだろうな!航が気絶するのも納得(>_<)
395名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 23:42:39 ID:+cXq7Euj
>>388-390
GJ!イイヨイイヨー
夏世っぺのピンクナースコス、さぞかし色っぽかったことでしょうw

>完全に気絶したのは夏世の尻を見た瞬間だと思うんだけど
ちょw尻ってw
396名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 01:32:37 ID:Sg2l3LB1
>>389-390
GJ!
夏世っぺのミニスカナースも鼻血航兄も良かったが、
修兄が非常にピュアなのが一番ツボだったwww
397名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 01:59:47 ID:Qh3+A4eI
>>389-390
GJです!
修、さりげなく木原先生化してる?w
修はなかなか夏世に女を感じてくれないのよね。
そこが修らしいっていうか、修の良いところなんだけど。
そして航はセリフも出番も少ないのに何気に1番活躍してるw

最近新作投下サイクルが早いね。
とっても嬉しいです。職人さんに感謝です。いつもありがとうございます。
これからもよろしくおねがいしますw
398名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 12:38:18 ID:9lnjedWb
>>389-390 GJ!!なんかドラマ本編であっても違和感ない感じだ〜
399名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:24:05 ID:leBegI9b
>>389-390
イイよー!!
エロナース夏世っぺ良いw
修→木原センセー
夏世→空中ブランコの時のナースで脳内変換したw
あ、航兄の中の人も出てたなw>空中ブランコ
400399:2007/10/12(金) 22:26:30 ID:leBegI9b
ageてしまった…orz
すみません
401名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 23:10:07 ID:/sl759ON
>>389-390
GJ!
夏世っぺのミニスカナースがエロすぎる!
しかも下着は黒だし。
そんなエロスナースに手当てしてもらったら、鼻血は治らないよw

エロネタだと、看護婦さんと患者っていうのもいいな。
何を手当てしてもらうんだっちゅーのw
402名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 06:04:42 ID:HZMoVGTR
保管庫氏更新超乙!!!
403名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 08:51:24 ID:938TnX69
保管庫様更新乙です!
いつもありがとうございますwww
404名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 10:05:15 ID:4Ga0AYun
保管庫様、お忙しい中での更新乙でございます!!!
いつも感謝!感謝!です…
405名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 11:55:50 ID:yirMSH2h
保管庫さま乙!です。

ちなみに前スレ716-719『眠り姫』を書いた者ですがその後のリレー作品995さんとは別人です。
また今スレの>>294-301さんも別の作家様です。

それにしても、ここの盛況ぶりは素晴らしい!
406名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 19:52:42 ID:NpKmxuMv
保管庫さま、更新乙華麗様です!!

再放送始まったみたいっすね(いいなぁ…)
ここの賑わいも加速してますねwww
ほんと、すばらしいです!
407名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 20:09:30 ID:7t9U8LTq
保管庫管理人様、更新乙です。
放送終了から半年以上経過してるんですよね・・・。
今でもこれだけたくさんの人がここにいることがすごく嬉しいです。
みなさんが落としてくれる夏世や4兄弟の物語のおかげで
いつまでも彼らが「過去」にならない。
職人さんにも感謝です!
408名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:12:00 ID:RUQekYmU
www ←語尾に必ずwをつける人って
ここを荒らしたいの?
409名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:55:39 ID:qWDYgMZ4
お忙しい中保管庫更新乙!感謝です。
そしていつも新作をうpしてくれる職人さんにも感謝です。
410名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:43:09 ID:H6ZYo3MN
>408
www って付けてはいけないルールだったのか…
ここは2ちゃんなんだからいいんじゃないの?
そういう事言ってる方が荒らしに思える


411名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 03:18:11 ID:8b/AW6pt
408じゃないけど。
wwwって、呆れたとか皮肉ってる時に使うものだと思ってた。
wが多いほど馬鹿にしてるっぽい。
違うの???
412名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 03:56:13 ID:t4bkjVnB
なんというか
wをv(ハートの代わり?)と勘違いして使ってるんじゃないかねぇ
ありがとうございますvv みたいな感じで
他意はなさそうだけどね。
413名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 05:21:12 ID:NM9pK/Lh
wwwなんかに噛み付いてるバカが


ウゼーwww
414名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 07:23:31 ID:sUHh9G8p
wに悪意があるかどうか、荒らしたいかどうかなんて
全文読めばわかるんじゃない?
ここを荒らそうとするような書き込みなんて最近なかったと思うけど。
このスレの流れ悪くしたって意味では
w多用の書き込みより408さんの方がよっぽど荒らし。
415名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 08:02:38 ID:t9iSYG1i
どちらにしろスルー
416名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 08:04:21 ID:JRdo+4gR
406です、ID違うけど。
408さん、住人さん、気分悪くしたのなら、あやまる。
ごめんなさい。
それと、自分のレスで、流れを悪くしてしまった。
住人さん、ほんとうにごめんなさい。ここは大好きなのに申し訳ない。

速報系統の板にいることが多いので、他板では気をつけているのだけど、
移動直後で、つい気を抜いて草を生やしてしまった。
反省してます。これからは、ROMに徹するよ。
…でも、これからも心からこのスレの繁栄を祈ってます!
417名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 08:16:41 ID:xzCdfb6B
この件はこれまでってことで。
w使ってるからって=荒らしだなんて思わないから。
楽しくやりましょう。
この雰囲気のままじゃ、職人さんも投下しにくいでしょう。
418名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 09:02:53 ID:pGsESRV4
航兄と夏世っぺは額か瞼にキスするのにオイシイ身長差だなと再放送見ながら思った
智は夏世っぺをすっぽり包めてそれはまたオイシイ

ちなみに自分の地区の再放送は本放送と尺が違うので色々カットされちゃってるorz
419名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 09:43:00 ID:76gm2rll
>>411
2chではそうだよね。
職人ってか、まだ見習い程度だけど
作品投下した後にwwwがついたレスもらった時
褒め殺しで馬鹿にされてるのだと思って
しばらくココに来られなかったことある。
420名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 09:54:33 ID:76gm2rll
sage忘れてた。ごめんなさい。
421名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 10:11:21 ID:pXlHigbh
めんどくせ
422名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 11:15:28 ID:nek8zAmM
エロ無し、航×夏世投下します。



彼が私の家に泊まるとき、風呂上りの私の髪に彼がドライヤーをかける。
それは口に出して言わずとも、当たり前になったふたりの間での約束事。
ドライヤーを手に取りベッドサイドに腰掛ける彼に、パジャマ姿に濡れ髪で近付く。
「航さん、飲みますか?」
「うん、ありがとう」
私の手から缶ビールを受け取る彼の目の前の床に、すとんと座る。
「やっぱりお風呂上りはこれですよね」
お風呂から上がった後の熱はまだ冷めないし、喉が渇いて堪らない。
缶のプルタブを引くとプシュッと音が響く。ゴクゴクと喉を鳴らすと彼が言う。
「美味しそうに飲むなぁ…」
その言葉に彼を見上げると、スタンドライトの下にビールを置いた彼の手がこちらに
伸びてきて、私の肩にかけられているタオルを取ってわしゃわしゃと私の髪を拭く。
「わわわ、航さん!!もうちょっと丁寧にして下さいよう!!」
「乾かすから、そっち向いて」
素直に従うと、彼が私の髪をブラシで梳き、ドライヤーのスイッチを入れる。
髪に通る彼の指。下から撫でられる様に頭皮に感じる指の感触の、くすぐったい様な
心地良い感触に、思わず笑みが零れる。
こんな事を肴にビールが飲めるなんて、私はなんて幸せ者なんだろう。
「ふふっ」
「どうかした?」
「気持ち良い〜」
ドライヤーの音に喋り声も大半が掻き消される中、小さく呟く。
「…慣れてますよね」
「ん、何?ごめん聞こえなかった」
「ううん、後で言います」
素直に嬉しいのと、前からちょっと気になってた事で感情が綯い交ぜになる。
彼はこんな事、以前他の誰かにもしてた事があるのだろうか。
だってそう思うくらい、彼は私の髪にドライヤーをかけるのが上手い。
言葉を飲み込む様にビールを喉に流し込む。
423ドライヤー2/4:2007/10/15(月) 11:17:08 ID:nek8zAmM
ドライヤーの温風でさらさらと揺れる髪に、彼の指が絡まるのを感じる。
とても優しくて、触れられると安心する大好きな彼の手。
仕上げに彼が髪を、もう一度ブラシで丁寧に梳く。
「はい出来た」
「ありがとうございます」
左右に首を振ってぱさぱさと髪を揺らし、首にかけていたタオルを外すと彼の方を向き頭を下げる。
「さっきなんて言ったの?」
「ずっと思ってたんですけど、航さん、ひとの髪乾かすの慣れてるなーって。上手ですね」
「そう?あなたが不器用なだけでは」
「失礼なっ、私だって自分の事なら出来ますもん」
頬を膨らませ彼を見上げると、彼が首を傾げてにこりと微笑む。
「陽ので慣れてるから。あいつが小さい時、よく風呂上りにドライヤーかけてたし」
思わず噴き出してしまい、彼の膝に頭を置いてもたれて、顔を仰向けて彼を見上げる。
先程、「過去に航さんが髪を乾かしたであろう誰か」に嫉妬した自分がバカみたいだ。
「航さんが陽君をお風呂に入れてたんですか?」
「いや、昔は銭湯通いだったし、兄弟皆で交替で。
バイトとかで全員揃う日は中々無かったなぁ…」
うーん、と声を漏らし、思い出しながら話す彼。
「へー…」
こんな話を聞くのは初めてかもしれない。くすくすと声を出して笑ってしまう。
「何か変?」
「なんか、微笑ましいです。お父さんな航さんがありありと想像出来て…」
「お父さん…」
首を傾げる彼を微笑みながら見上げる。頬に触れる彼の指。
「この手、なんか…子供の頃に繋いだお父さんの手みたいって思うときがあります」
父性溢れるとでも言うのか、その彼の手を取って指先をきゅっと握る。
「…心外だな」
「すみません…。失礼な事を言っちゃいましたか?」
「そうじゃ、なくて」
そう言うと、彼が私の髪を一房掬い上げ、その髪に口付けを落とす。
それを目で追うと彼の顔には笑みが零れていて、安心する。
424ドライヤー3/4:2007/10/15(月) 11:18:18 ID:nek8zAmM
「あなたにそう思われるのは、ちょっと複雑な気分なんです」
「え?…あっ」
彼の手が私の頬に添えられ、上体を屈める彼と逆さまに見つめあい、唇が塞がれる。
「…ん」
この手がこんなに優しく感じられるのは、きっと彼が私を愛しいと想ってくれてるから。
そうだと良いな、と彼の頬に触れ、指を髪に滑らせる。
ちゅ、と音を立て離れる唇。
「航さん、髪濡れてる」
「ああ、自分の髪はまだ乾かしてませんでした」
「ね、私が髪乾かして良い?」
いつもは私が化粧水などをつけてる間に彼が自分で先に乾かしてしまっているので、
私は彼の髪にドライヤーをかけた事がない。
ベッドに上がって、ほらほら、と彼を床へ座るように促す。
「ええ?大丈夫かな…」
「私にだってドライヤーかけるくらいはちゃんと出来ますよ」
じゃあ、と彼が従って床に腰を下ろす。
彼がビールに口を付け、思い出した様に言う。
「こんな事、誰かにやってもらうのは初めてだなぁ」
「ほんと?」
「うん」
ふふ、と笑い、タオルでわしゃわしゃと彼の髪を掻き撫でる。
「機嫌直りましたか?」
こちらを見上げる彼に思わぬ事を聞かれて、今度は私が首を傾げる。
「私別に怒ってませんよ?」
「そう?さっきちょっと怒ってなかった?」
「ちが…さっきのは……ちょっと焼きもち焼いたの」
「何に?」
「言いません。ヒミツです」
不思議そうな顔をした彼が、先程の会話を思い出したのか聞いてくる。
「ん、何?陽に?」
「違いますぅ…」
唇を尖らしそう言うと彼の頭を前に向かせ、ドライヤーのスイッチを入れる。
425ドライヤー4/4:2007/10/15(月) 11:21:11 ID:nek8zAmM
彼の事を好きになってから、嬉しくなったりすぐ傷付いたり、不安になったり安心したり、
とても好きだからすぐに嫉妬に駆られてしまって、感情の起伏がめまぐるしくて忙しい。
「穿ち過ぎかなぁ…。慣れてるから、私以外の女の人にやってたんじゃないか、って思ったの」
「ん?何か言った?」
「いいえなんにも。どうですか?」
「うん、知らなかったけど…髪の毛をひとに触られるのって気持ち良い」
「そうですか?良かった」
人差し指で、彼のつむじに沿ってくるりとなぞる。
指に絡まる髪も愛しい。彼も私の髪を乾かす時同じ様に感じてくれているのだろうか。
「これからもずっと、航さんの髪を乾かすのは私だけですよ…」
小さく、言葉の内容は彼に聞こえない様に呟く。
ずっと一緒に居る弟達にも見せた事が無い一面を、彼は私に見せているはずで
それをこれからもずっと独り占めしていたいって思う。
嫉妬と独占欲、この感情の出所はとても簡単明瞭な私の想いで、
今この言葉を言ったら彼はなんて返してくれるのだろうか。
いつもみたいに「知ってるよ」と、言うかな?
それとも…彼もちゃんと言ってくれるだろうか。
「なに…?」
振り向いて見上げる彼に、ドライヤーのスイッチを消して微笑む。
「航さん、大好きです」



以上。一番最初にタイトル入れ忘れてた。「ドライヤー」です。
お風呂はきっと一緒に入ってるんだろうなぁと思う。
426名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 11:49:58 ID:UQsMIYf3
GJ!
すっごくイイです!
二人の間に流れる空気を疑似体験して幸せにひたりました。
髪の毛を触ってもらうのって気持ちいいんですよね。
427名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 12:27:42 ID:MTpPm9G9
GJ!!
いいなぁほのぼの。いかにも二人らしい雰囲気が出てますね。

ところで航兄のお泊まり回数は週何回だろう?あのマンションには修兄と二人暮らしだとすると、夏世っぺ
のお泊まりは難しいよね?
428名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 12:35:41 ID:cFMlO6ug
>>422-425
GJ!!!!
ほのぼのなのに妙にエロスを感じるよー
嫉妬する夏世っぺと
「こんな事、誰かにやってもらうのは初めてだなぁ」って言う航に
胸キュンしますた!
429名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 12:52:22 ID:OoOfMDHl
>>422-425 GJ!!!
なんか、ゆったりとした二人の時間が良かった!
二人で風呂ですか…
妄想が止まらなくなる…
430名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23:08:06 ID:oiMhh3QH
GJ!!なんかいいなぁ〜こうゆうの(^-^)
二人がラブラブだとうれしい
431名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:05:45 ID:Em+5Duq1
>>422-425
すごくいい!!文面から、二人の情景が浮かぶようでした。
私はコレを肴にビールをいきます。
432名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:34:52 ID:CRePk5TI
保管庫様、更なる更新乙でございます!!!
いつも有り難うございます!!
433名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 12:01:54 ID:y/6sAC7B
久しぶりにDVD見よっと
10話のデレデレな二人がたまらん。
434名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 12:28:32 ID:vnOuB6Lc
保管庫さん、いつもありがとうございます。
いい作品ばっかりで、
そのままスペシャルで使って欲しい!って
切望しちゃう作品がたっぷりでした。
航→夏世←智の三角関係を書いてくださった職人さん
パーティ会場で夏世を張り込む智が最高にセクシーでした。
いつか是非、続編をお願いします。
しゃぶしゃぶ最強、を書いてくださった職人さん
あなたは私の神です。ありがとうございました。
435名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:45:01 ID:5vRv10hj
遅ればせながら。保管庫さん更新乙です。
初めて書いた処女作がついに保管庫入りしてしまった…
自分が書いたようなものがレベル高き保管庫に混ざって申し訳ない気持ちorz
今読みなおしたらますます恥ずかしくなってしまったorz
もっと表現力があればなぁ…あんなことやこんなことを物語化するんだけどなw
436名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:34:22 ID:13AWqUjY
保管庫様お忙しい中更新乙です!!いつも楽しんで読んでいます。
ヒミツが終わって半年以上経つのにここはすごい!!
437名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:48:08 ID:dTdbJbkO
働きマンに夏世っぺが(>д<)
いつの間に野球雑誌の担当に…でも寿退社ですって。
438名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:59:16 ID:BdXDy2it
ヒミツでは冬服であまり見られなかった背中がとても綺麗だった
天然の色気に追加しておこう…
439名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:10:54 ID:kkeBWKie
別ドラマでも出版社で働く夏世っぺ。ショートもいいし、背中も脚もキレイ。
顔をくしゃくしゃとさせて微笑む笑顔がカワイス。ガソリン頂きました。


>>434
航→夏世←智書いた者です。ありがとうございます。
実は続き、違う構成にして投稿済なんです。でもまた何か航→夏世←智ネタは、
ギャグにしろシリアスにしろ投下したいと思います。
440名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 01:47:55 ID:6WD6OLqy
盛り上がってるとこ申し訳ないけど、やっぱりここは中の人ヲタが多いの?
オリジナル脚本だからしょうがないのかもしれないけど、
中の人が出てる他のドラマまで取り込んで盛り上がってるのってなんか違うと思うんだけど
結局は堺と釈ならなんでもいいのかな?それしか脳内イメージが無いんだからしょうがない
と言われればそれまでだけどさ。
441名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 02:26:16 ID:Gx2+W8DU
中の人は中の人
ネタはネタ
442名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 02:56:30 ID:/ZsidAlX
自分が気に入らない流れになるとヲタ認定かよ
あ、それしか脳内イメージが無いんだからしょうがないかw
443名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 03:18:28 ID:U8WKiABH
この間月山の中の人がルーベンスの絵を見て泣いてるのを見てさ
それでちょっとネタ浮かんだんだけど


やめとくわw
444名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 03:40:10 ID:Hz0ZiTC7
雅人ヲタですが何か?そういうお前は要ヲタなんだろ?w
このドラマでは三男は結ばれる運命ないんだから諦めなよ。
たまに三男ヲタがクレクレ言うけど、それってお前か?
長男と夏世のラブラブっぷりがこのスレの生命線。
3兄弟はそれを盛り上げるためのスパイス程度です。

スルーすればいいんだろうけど、>>440みたいに
またあとからグチグチ言われても空気悪くなるからさ。
445名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 05:39:22 ID:uUj6m/MQ
>>400
別にオタとかじゃなくても、ドラマのキャラがすごく好きだったからこそ、次のドラマとかも気になったりするんじゃないかな。
特に今回の夏世の中の人の役職が夏世とかぶっていたし、ドレスシーンがあったし。
見るとついついヒミツを思い出しちゃう。
それで刺激になって新しいお話し書いてもらえればそれはそれでいいんじゃない。

逆に全然その話に航兄の中の人まで持ち出してくる必要はないと思う。
だから余計荒れちゃうんじゃないの?>>444さんがほんとに堺オタかは別として・・

ここはパロだから何があってもいいとは思うけど・・・それこそ自分は本筋じゃありえないカップリングに
疑問抱くときもあるけど受け流してるよ・・・所詮お話のパロディだしねぇ。

それにしてもかわいかったですよ、あのドレス。
でも夏世のときのドレスのほうが好き。ヒミツの結婚式のシーンみたいですねぇ。
446名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:22:19 ID:s3iHkM3D
昨夜の夏世っぺマン

飛んできたブーケを受け取ってしまった田中ちゃんが
悔しがる亮子さんにブーケをバシと渡して
その場でがっつりプロポーズする図を思い浮かべてしもたよ
447名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:45:30 ID:ypJm9lHD
言い方キツめで怖いけど、>>444さんにちょっと同意。
今までそう感じた瞬間はここの雰囲気悪くすると思って流してたけど…
三男ヲタさんの中でひとり(おそらく)
一歩間違えば荒らしとも取れるノリの人がいて気になってはいました。
書き込み内容がやたら興奮気味だったり、
三男×夏世に固持して何度も熱いリクしたり。
レス内容からして、この人は中の人ヲタなんでしょうね。
(イコール中の人ヲタが悪いってわけじゃないです)
基本、4兄弟の誰か×夏世ってカップリングなら別に問題はないとは思います。
けど、本筋じゃないカップリングを「過剰に」支持したりするのって
やっぱりちょっと違うと思うんですよね。
神がすばらしい作品を投下してくださる中、
まるで文句言ってるみたいになっちゃっいましたけど…
それに対する反応に時々疑問を感じるので書かせてもらいました。
448名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:21:31 ID:vuHnUC/X
ここってエロパロスレでしょ。
作品投下とその感想で盛り上がってるのに
わざわざ中の人たちが出てる別のドラマを持ち出して
作品投下でもその感想でもなく、チラシの裏語る人ってバカじゃないの。
中の人専用すれがあるんだからそっちで思う存分語ればいいのに。
ドラマに出てくるどのキャラを偏愛しててもいいのに
↓仕切り中もいるし。
>神がすばらしい作品を投下してくださる中、
まるで文句言ってるみたいになっちゃっいましたけど…

アラ、自覚はあるのねwww
449名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:22:44 ID:uaszMZSk
>>440は主に釈の働きマンに対して言ってるのかな?
堺や要についてこういう流れになるならなんとなくわかるけど
まさか釈についてこういう話題になるとはw
夏世の相手役はそれぞれに贔屓があるけど
釈=夏世についてはジャッジが甘いと思っていたのでw

ここはパロスレだからなんだってありってことでこの話題終了していい?
時々ハァ?って思う書き込みあるけどそんなの個人でスルーすりゃいい
今までそうしてきたように
レスつけなきゃその話題は自然に終了するんだからさ
もし自分がスルーしてもその話題が続く時は
その話題が自分以外にはウケてるってことで諦めてしばらくここ見なけりゃいい
雰囲気悪くて書き手の皆さんが作品投下しにくい雰囲気になった時だけ話し合えば良いよ
全員が100%気持ちよく満足してスレ進行することなんてきっと無理w
450名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:43:04 ID:vuHnUC/X
智×夏世の作品をクレクレ→智の中の人ヲタ認定
この論法なら
航×夏世の作品をクレクレ→航の中の人ヲタ認定
になるわねwww
451名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:44:41 ID:Ou6QR3lV
>>440が働きマンネタに対して言ってるなら
釈の話はスレ違いですよーの一言ですむじゃん
わざわざ堺の名前まで出して来るからややこしくなるんだよw
つうかそれが狙いなんだろうけど
452名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:54:09 ID:fkyt9Hv+
確かに、最近過剰クレクレや、雰囲気悪くなるスレがあるとは思ってた…。
自分もスルーしてたけど…。

確かに中の人の事はそれ専用でってのは分かるけど、それを否定する時、噛み付くのはどうかと…。
ここは、今まで住人さん達が雰囲気よいので、盛り上がってると思う。
自分も作品投下しやすいし…。
自分もこれでこの話は終了したいな…。
453名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:58:52 ID:Gx2+W8DU
ねえ、
ここらへんでやめといたほうがいいんじゃない?
454名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 11:10:45 ID:lAPO03ng
>>453
そうだなぁ。

さ、仕事仕事。
455名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 13:23:56 ID:FDpHyR2V
>>444
智モノ読みたいと思ってた者です。
ここってパロディでしょう。なんでもアリで、本筋とちがうのリクエストする人がいても別にいいと思う。
そんなに過激にリクエストしたとは思えないし。
智の話読みたいっていってる人たちが航×夏世カップリングに、ケチつけてるわけでもないのに、
そんなにキツイ言い方するって怖いよ。


456名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 14:14:20 ID:qFal+KOl
>>454
あ、あのぉ・・・
457名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 14:23:20 ID:hELw3ha0
>>456
・・・喉痛くなっちゃった
458名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 16:00:54 ID:kmJs9HHJ
>>457
あれっ、皆さん…?



遅くなったけど、保管庫氏更新乙!
お陰で久々にDVD見始めて、また萌えた…(*´Д`*)=3
459名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 17:00:00 ID:Jv0IDtoE
保管庫最初から全部まとめて読んできた
職人さんたち改めてGJです
460名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:04:53 ID:jNCQL5tX
>>455
>智の話読みたいっていってる人たちが航×夏世カップリングに、ケチつけてる

って思う人の声が「過剰に」大きいよね。
461名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:24:28 ID:Qdzrf+rj
>>460
だからそういう書き込みが(ry
この話終わりにしようってみんなが言ってせっかく嫌な流れ断ち切れたのに。
どうしても自分の主張を最後にしたい人がいるんだね。
自分はもうどっちでもいいからこの不愉快な流れを早く終わらせてほしい派。
正論だろうが何だろうが、いつまでもこの件でレスする人こそこのスレの害。
ここは職人さんが作品を投下することで成立しているスレなんだから
いつまでもくだらないことで消費しないでほしい。
(今朝からの流れ見てるとまともな話し合いになってないし)
あと2ちゃんってことを差し引いても、不愉快な書き込みたまにあるね。
自分と意見違う人をバカにしたようなレスこそ
スレ違いな書き込みよりも何よりもこのスレで一番浮いてると思う。
この書き込みもこのスレの害&浮いてしまうの覚悟で書くよ。
あと、この書き込みにはレスしなくていいよ、この流れ断ち切りたいから。
462名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:34:19 ID:5ppI83ID
ヒントつ【スルー検定】

皆で合格しようぜ
463名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:38:15 ID:jNCQL5tX
智×夏世のカップリングも読みたいというレスに
「過剰に」目くじらたてて、荒し認定したり中の人ヲタ認定して
職人さんたちが投下しようと思ってもできにくい嫌な流れになってる。
少なくとも自分は夏世×航の話だけじゃなく、智も読みたい。
智「だけ」のが読みたいわけじゃないですよ。念のため。
航×夏世以外のカップリングでも投下してくださる職人さん、待ってます。
こういうレスも、ヲタ認定、荒し認定される覚悟で書きました。

464名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:21:02 ID:tXfbjSyp
なんか思うツボだね
>>440してやったりって思ってるんじゃない?
スレ違い指摘のふりして上手く話すり替えたよね
>>440の作戦勝ちって感じかな
465名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:24:12 ID:DIWM4jIx
スレ違いな脱線ネタが延々続いてたってわけでもないのに
なんでこんなにカリカリしてる人が多いんだろうって不思議に思った。
普通ならスルー出来る範囲内じゃない?
>>448みたいな意地悪みたいな書込みまで出てきて
(448さんごめんね、でもあなたの書き込み恐かったから)
>>440以降、このスレの汚い、澱んだ部分がどんどん溢れ出てる感じ。
けっこう不満持ってる人が多かったってことだね。
自分も普段何気なく書き込みしてるけど
その何気ない一言が誰かを不愉快にさせたり
傷つけたりしてるのかもしれない、とちょっと考えさせられた。
以後気をつけるよ。
466名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:46:18 ID:zAB9X3zz
来て見てびっくり。
なんかすごいことになってるけど、大いに議論してて素晴らし〜い!
読んでて面白かった。
もうここはとことん書きたい事書けばいいのよ。
しばらくこの流れ、切れそうにないしねえ。
467名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:51:26 ID:Gx2+W8DU
智夏世をリクエストするのが悪いわけじゃない
>>191が延々と暴走して智智と繰り返して感想にもなってないレスをつけるから印象が悪くなるし話題も出しづらくなる
468名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:00:56 ID:5ppI83ID
投下いきます。
エロなし。
長男×夏世(たぶん)
469ジェラシー?_1:2007/10/18(木) 23:02:05 ID:5ppI83ID
「……だからね、修さん。聞いてます?」
「聞いてる……」
 修のうんざりした表情の意味するところを察することなく、目の前の小娘は話を続ける。
 先ほどからこんこんと、自分と兄のノロケ話を修に聞かせているのだ。


 例えば、テレビを見るときに無駄に距離が近い、だとか。
 ――はっきり言わないけど、いちゃいちゃいながらテレビを見ているんだろう――
 一緒に歩く時、何も言ってないのに手が出てくる、とか。
 ――はいはい、仲良くお手手つないでお散歩してるのね――
 一回、後ろから郵便配達のバイクが来て、危ないって言うより先に手が腰に回ったとか。
 ――はっきり言わないけど、その後見つめ合っちゃったのね、よかったね――

 いい加減に我慢がならなくなった。
 兄弟の恋人とはこんなに面倒なものだったろうか。
「……で、何が言いたいの、はっきりお言いなさい」
「…………………………………………航さんの、」
「の?」
「も……って、ど……で、すか?」
「聞こえん」
「元彼女ってどんな人ですか」
 意を決したようにはっきりとした、それでもやっと聞き取れる程度の大きさの声音で夏世が尋ねた。
「知らん」
 そっけなく告げると、がくりと肩を落として盛大にため息をついた。
 今のはちょっとだけコントのようだった、と思う。
「ですよね」
「なんで、そんなこと知りたいの?」
「さっきの話聞いてました?」
「聞いてた。あんたと航お兄様がどんだけラブラブかって話でしょ?」
「違いますッ! だから、わ、航さんが、すっごく女の人に慣れてるような気がして」
「そう? さとぴょん程じゃないと思うけど」
「それはもちろんそうですけど、慣れてるっていうか、扱い方が、ちょっと」
「…………今の聞いてる限りじゃ、航お兄様ってアンタに夢中なのねーぐらいにしか思えないけど? 具体的に言ってよ」
 具体的に、と口の中で反芻して、左上を見つめる。
 その表情はどんどんと困ったように眉じりがハの字に下がっていき、頬骨の辺りが高潮して、細い首筋までみるみる真っ赤に変わった。
 何を、考えているやら。
470ジェラシー?_2:2007/10/18(木) 23:03:10 ID:5ppI83ID
「……絵のモデルを頼まれるんです」
「ほう?」
「しょっちゅう」
 なんで顔を赤くしてモデルの話?
 ――もしや、ヌード? お兄様ったら!

 思わず夏世のヌードを想像する。

 いや、この小娘の性格からいくと、ヌードなんて無理ですっ、て断固拒否だろう。
 そこで兄が持ち出す提案は、白いシーツを裸体にまとわりつかせる事。
 なんと、素晴らしい。個人的に全裸よりエロいと思う。
 本当に素晴らしい。
 露出するのは片方の肩だけが望ましい。
 流れ落ちたシーツを胸の前で両手で押さえつつ、膝は立てて、太ももの内側が見えているのがいい。
 そうそう、その恥ずかしそうな顔がいいよ夏世っぺ。
 さらさらと筆を動かしながら、「君はボッティチェリのヴィーナスより美しい」なんて言うんだ。
 また照れくさそうに顔を背けた彼女に、動いちゃダメだろ、なんて軽く叱って、すすすと近づきずれてしまったシーツをくいと引っ張る。
 大きな胸に手が触れてしまって、夏世が小さな声を上げる。
 その声に驚いて、思わず夏世を見つめると熱を帯びて潤んだ瞳で彼女が見つめ返した。
 ……ッ、修、さん、
 えぇっ俺!? お兄ちゃんじゃなくて俺!?
 ……まぁいいか、ごほん。
 どうしたんだい、夏世。
 …………私、見られてるだけで、……恥ずかしくって、もうっ…………!
 そう叫ぶように吐き出して、彼女の両腕が自分の首に回される。
 柔らかい身体が、主に胸が密着していても立ってもいられなくなる。
 夏世っぺ、なんて大胆なんだ! そんなお前が愛しいよ!!
 乱暴にくちびるを塞いで押し倒した。
 性急な動作でシーツをめくり上げ、下肢に手を伸ばすとそこはしっとりと湿り気を帯びていて、己の視姦プレイの成功を物語っている。
 撫で回すように乳房を揉み上げて…………
471ジェラシー?_3:2007/10/18(木) 23:03:48 ID:5ppI83ID
「修さん?」
 名を呼ばれてはっと我に返る。
 夏世が小首を傾げて修を覗き込んでいた。
 いかんいかんと盛大に首を振る。
 あーとかうーとか、意味のない言葉を紡ぎながら時間を稼ぎ、己の頭を冷やした。
 こんな夏世をオカズにエロイ妄想をしたなんて知られたら、末代までの恥だ。
 だけど冷やそうと思えば思うほど、焦って、想像の中の夏世がどんどんあられもない姿になっていく。
 あー辛抱たまらんっ。
「もーいいじゃん! 俺に聞かれたってわかんないよ!
 知っててもにーちゃんが言わない内容なんて怖くて言えるわけないでしょこのバカ娘ッ」
 一気に捲くし立てたせいか、夏世は目を白黒させている。
 勢いよく立ち上がってくるりと背を向けてリビングを出た。

 限界だ。
 股間が。

 うぅ、夏世っぺのばかー!

 廊下で智とすれ違った。
 おかえりっと怒鳴って返事は聞かずに自室に逃げ込んだ。

472ジェラシー?_4:2007/10/18(木) 23:04:28 ID:5ppI83ID
*

 修の怒鳴り声が聞こえて、慌てて玄関へとユーターン。
 あたかも今帰ってきたように装って、修とすれ違う。
 修は、いつもより数倍面白い顔をしてずんずんと廊下を進む。
 歩き方が多少不自然な点を除けば、いつも通りおかしい。
 今日も平和だ。

 うんうんと頷いて、リビングに足を踏み入れる。
 困ったようにお盆を抱えて、床にぺたんと座り込む夏世によっと声を掛けた。
 顔を上げて不安げにこちらを見やる彼女に、智は笑顔を返した。
「智さん、お帰りなさい」
「ただいま。なに、どうしたの?」
「……修さん、怒らせちゃった……」
「なんで」
 なんで? と口の中で繰り返して、彼女は小首をかしげる。
「なんでだろう」
「……あ、そう。何の話してたわけ?」
「な、内緒っ」
「ふーん。相談ごとだったら、修兄より俺のほうが適任だと思うけど?
 なにせ人生経験豊富ですから?」
 なぜ相談していたと知っているのか、と聞かれるかと思ったが、目の前の単純な彼女は、小さく呻いたあとに、じゃあ、と智を見上げる。
 にや、と軽く笑って、ソファにどっかりと腰を下した。
「で、なに? なんでも言ってみなよ」
 芝居がかって片手をあげて、先を促すと、その、と彼女が言い淀む。
 瞳を泳がせて、迷うようなそぶりを見せたが、結局はポツポツと話し始める。
「航さんのこと、相談してたんです」
 智は男友達のポジションを確立したと確信する。
 これはある意味で恋人よりも美味しいポジションなのだ。
 徐々に熱を帯びてきた夏世の語りにいちいち相槌を打ちながら、真剣に話を聞いているポーズを見せた。
 内容は先程、下品にも立ち聞きしたものと相違ないのだが、いかにも初めて聞くような振りをする。
 己がモテる最大の要因は聞上手だからだ。

「絵のモデルを頼まれて、その、しょっちゅう」
「へぇ、いいじゃん」
「動いちゃいけないんですよ」
「そりゃ、そうだろうね」
「疲れるんですよ」
「疲れるだろうな」
 ここでうかつに、じゃあ断れば、などと言ってはならない。
 女性は相談事に解決策など求めていないのだ。
「……疲れちゃったから、ちょっと、眠らせてもらいたいって、お願いしたんです。そしたら……」
 先程から興奮して話していたせいで上気した頬が、さらに赤くなる。
 剥き出しになった二の腕まで真っ赤に染めて、夏世は視線を落とした。
473ジェラシー?_5:2007/10/18(木) 23:05:27 ID:5ppI83ID
 なんだ、この女、何を言い出すつもりだ。
 さすがにちょっとビビった。
 下ネタ相談も慣れていたつもりだが、兄とその彼女の生々しい話なんて、できたら聞きたくない。
 聞きたくないけど相談役を買って出たのは自分だ。
 聞きたくないけど、……ほんとうは、ちょっと興味ある。

「…………そしたら?」
 低く呟いたあと、ごくりと唾を飲み込む。その音はやけに大きく響いた。
 なんだこの緊張感。

「こ、子守唄を…………」
 消え入りそうな声音でそう吐き捨てたあと、ばっと両手で顔を覆った。
「………………はぁ?」
「だからね、子守唄を歌われちゃったんですよ! あとね、デートで行くところって言ったら、動物園と水族館と美術館と博物館なの。
 映画とかショッピングとか、温泉とか、あると思うんですよ?
 私が言い出せばもちろん連れて行ってくれるけど、どうして航さんの提案はいつもそのローテーションなんですか?」
「……………………」
「わ、私、もしかして、子供扱いされてますか?」
 もう28なのに、と泣きそうな顔で、夏世が訴える。
 知るか、と言い放ちたかったが、そうはできない理由が智にはあった。

 付き合い始めた二人の、あまりの初々しさに頭痛がした。
 手が触れただけで真っ赤に染めた顔を背けあい、意識をしすぎてろくな会話が成立していない。
 二人でどうぞと食事に追い出せば、航はみなえに彼女を連れて行き、美那絵と三人で会話を楽しむ。
 二人っきりになるのを避けているのでは、と思わせる、中学生並みの行動に首を絞めたくなった。
 せっかく自分が身を引いたというのに(正確には断られたわけだがそこはそれ)、このままでは駄目になってしまう。
 お節介にも、助言をした。相談をされたわけでもないのに。
「あの人のこと、陽だとでも思えば?」
 智を凝視したままちょっと両眼を見開いて、ああ、と航は頷いた。
 なるほど、と。
「そうだなぁ、そうか、そうだなぁ」
 ぶつぶつと口の中で繰り返しながら、智の脇をすり抜けていった。

 真面目な兄は、その助言に忠実に従っていたわけだ。
 ちょうど当の陽はイギリスへ行ってしまった後だし、溺愛の対象が出来て兄もさぞご満悦に違いない。
 その証拠に、二人はとても順調に見えたし、そのおかげで智の古傷はちっとも痛まなかった。
 が、このひとの胸は痛んでいたわけだ。
「……ちょっと聞いていい?」
「な、なんですか?」
「まだ、その、やってないわけ?」
474ジェラシー?_6:2007/10/18(木) 23:06:28 ID:5ppI83ID
 ぼす、とクッションが飛んできた。
 ひどい、と泣きそうな声が聞こえた。
「マジで? もう3か月ぐらい経つでしょ?」
 クッションを払いのけながら、改めてまじまじと夏世を見つめた。
 兄の鉄の理性に感服した。自分がこの身体を前にしたら、3日も持たないだろう。
 特に、この素晴らしいバスト。
「だ、だから、それを含めて、子供扱いされてるのかな、って。すごくナチュラルに手を繋いだり触ったりするんですよ。でも、なんにもないの」
 その素晴らしいバストの前をぎゅっと握りしめて、ちょっと潤んだ瞳で見上げられては困る。
 迫りたくなる。襲って、押し倒したくなる。
「航さんの前の彼女ってじゃあどんな人だったんだろうって気になって、修さんに聞いても教えてもらえないし、」
 そんな恐ろしいこと、修が答えるわけがない。
 このひとはまだ、航の恐ろしさを知らないのか。
 なんとなく意地悪な気分になった。
「教えてあげてもいいけどー……」
 嘘だ。自分だって航の元彼女なんて知らない。
「ほんとに?」
「うん、その代りさ」
 なに、と小首をかしげた夏世の肩を抱いた。いつかのように、鮮やかな手つきで。
 あの時と違うのは、素面だってこと。
 ちょっと、甘酸っぱい二人に当てられて、人恋しい気分だってこと。
「一回だけ、」
 キスさせてくんない。
 そう言う前に、身の危険を察知した夏世が肩を引いた。
「また私をからかって! そ、その手には乗りませんからねっ」
 顔を真っ赤にして、立ち上がった夏世はそのままリビングを出て行ってしまった。
 直前で一度振り向いて、子供みたいにベーと舌を出してから。

 まあ、いい判断だ。逃げてくれなかったら本当に襲ってしまったかもしれない。
 俺ってケダモノだったのな、と、虚しくなった。
 甘酸っぱい恋愛がしたいなぁとプレイボーイにあるまじきことをちょっと思った。

475ジェラシー?_7:2007/10/18(木) 23:09:24 ID:5ppI83ID
*

 ――サイアクだ、サイアクだ。智さんなんかに話すんじゃなかった。

 どすどすと大きな音を立てながら、廊下をずんずんと歩いた。行先は決めていない。
 だけど、航の部屋に自然と足が向かっていた。
 部屋の前で立ち止まる。怒りは収まらないが、このドアを見たら頭が冷えた。
 今航と顔を合わせて、何を言うつもりだったんだろう。
 それでも他に行き場がなくて、おずおずとドアをノックする。
 はい、と柔らかい声音が中から響いてきた。
「あの、航さん?」
「ああ」
 すぐにドアが開いた。顔をのぞかせた航が、穏やかな笑顔を浮かべて、夏世を見下ろす。
「月山さん」
 少し高めのそのトーンが耳に心地いい。
 うっとりと聞きいって、高揚していた気分が信じられないほど落ち着く。
 どうしてこのひとは、こんなにも自分を穏やかにさせるんだろう。
「どうしたんですか?」
「いいえ、……顔を見たくなって」
 へら、と笑うと、航もにっこりと微笑んで、どうぞと部屋の中に招き入れてくれた。
 油の香りが鼻腔をくすぐる。
 航の匂いだ、と夏世は思った。
「月山さん」
 相変わらず呼び名は月山さん、だが、このトーンで呼ばれるとどうしようもなくくすぐったくて、訂正するのも惜しくなる。
 航はほんとうに不思議だ。そこにいるだけで自分を満たしてくれる。
「スケッチ、させてもらっていいですか?」
 はい、と素直に頷きかけて、さっきの智との会話が頭をかすめる。
「ええ、でも、その代り」
「……なに?」
 ――前の彼女ってどんな人でしたか?
 聞こうと思ったけど、不思議そうに夏世を見つめる航を困らせたくなかった。
 きっと、ものすごく困って動揺して、意味もなくスミマセンとか言うんだろうな。
 その想像だけで満足して、夏世は両手を広げた。
「ちょっとだけ、ぎゅってしてもらえません?」
「ええ、もちろん」
 温かい腕に包まれて、なんだか色んなことがどうでもよくなってしまった。
 こうやって、話す機会をいつも奪われて、一人になってからとても後悔をするのだけど、今日もやっぱりどうでもよくなってしまう。
 頭を撫でるこの手が、あんまりにも暖かすぎるせいだ。


*

「夏世っぺってさ、結局ファザコンなんじゃない?」
「あーそうかも。幸せそうだからもう触るの止めようぜ」
「そうねぇ、火傷したくないしねぇ」
「馬の脚に蹴られるのもやだしなぁ」
「……恋、したいなぁ」
「したいねぇ」
 大の男二人がソファで膝を抱えて、ほう、とため息をつく様子は少々情けない。
 幸せそうな二人を素直に応援したい気持ちと、羨ましいから余所でやってくれというエゴが自分のなかで闘っている。
 いっそ早く結婚してくれたら、こんな醜い自分を知らずに済むのかもしれない。

 しかしあの様子では当分無理か、と、弟二人は深く深く息を漏らす。
 策士な末の弟に、何か改善策を与えてもらおうと、智はそっと考えた。
 余計なおせっかいだとは百も承知だけれども。
476ジェラシー?:2007/10/18(木) 23:10:22 ID:5ppI83ID
以上です。
ずっと前に出ていた「夏世っぺが航兄の過去に嫉妬する」ネタを投下し忘れていた。
お付き合いありがとうございました。
477名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:25:12 ID:lAPO03ng
>>476
神だ!あなたはネ申だー!
ぐっじょーーーぶ!!

最高〜。

キャラが本編そのままって感じが、またよかった。
478名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:39:47 ID:qFal+KOl
GJGJGJ!
読み始めはニヤニヤ、今は幸せすぎて涙がでそうです。
ドラマの続編を見てるみたいで幸せでした。
479名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:47:31 ID:FDpHyR2V
修と智が二人でため息…ワロタ!

よいお仕事です。神様ありがとう!
最近見かけなかった修兄。かよっぺとの絡みも読めて、うれし泣きだよーっ
480名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:56:23 ID:hi8Udp2t
>>469-476
GJ!!
非常に自然に三兄弟と夏世っぺでとても読みやすかった
幸せだー
481名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:00:20 ID:AYn8LBZo
GJ!悶絶。
あ〜甘酸っぱい恋したいね〜。
482名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:01:41 ID:TRtjv5za
GJ!
相変わらず「いい天気ですね〜」「そうですね〜」な二人も、そんな二人に相変わらず振り回されてる兄弟も大好きだ!

策士陽くんの登場を期待してもいいのだろうか…。
483名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:09:40 ID:O6rOC3Zv
>>476
GJ!
それぞれの思惑や思いが出ててとっても良かった〜!
やはり、皆が出てくる話イイ!
それにしても、陽クンと同じに扱われる夏世っぺ、カワイソス…。
でも、二人が幸せなら良いか…。
484名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 01:45:50 ID:CraUPxNl
>>469-475 GJ!!
なんか、この“ありえそう”感が、すっぽりとハマって心地いいです!
485名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 02:09:38 ID:XFu2V1rd
>>440以降、このスレの汚い、澱んだ部分がどんどん溢れ出てる感じ。
>>465みたいな意地悪みたいな書込みまで出てきて
(465さんごめんね、でもあなたの書き込み
自分以外の人間のレスを汚いとか、澱んだとか、怖すぎて)
自分も普段何気なく書き込みしてるけど
その何気ない一言が誰かを不愉快にさせたり
傷つけたりしてるのかもしれない、とちょっと考えさせられた。
以後気をつけるよ。
486名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 04:28:47 ID:3b4OIm0x
>>469-476
すばらし〜〜〜〜!GJです
ありがとう
すごいなごみましたw

>うぅ、夏世っぺのばかー!
↑ここ、ワロタw

487名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 07:24:08 ID:DMGekeYG
GJ!
ほのぼのなみんながたまりませんな
>>470
>個人的に全裸よりエロいと思う
には全面同意をせざるをえないw
488名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 08:39:29 ID:kEHlkHof
>>476さん
GJ!!でした。
すごいほのぼのしました。
さとぴょんの切なさもつたわってきました。
修兄の成人男子の自然なちょいエロもつたわってきました。
多分航兄はいっぱいいっぱいなんだろうなぁ。
489ドレス選び〜シークレット・ミッション:2007/10/19(金) 08:46:11 ID:kEHlkHof
ずーっと最終回見てから、夏世のウエディングドレス姿を色々想像してました。
まだ誰も二人の結婚式の話しは書いてないですよねぇ。
DVDで4兄弟もみんな絶賛してたけど、かわいかったなぁと思って。
あの時は修兄が選んだドレスだったけど、実際選ぶとしたらという妄想を昨日
一日考えてしまい、駄文ですが書いてみました。

結局ラブラブ度は下がりましたが、個人的な希望で4兄弟+夏世です。
490ドレス選び〜シークレット・ミッション:2007/10/19(金) 08:49:29 ID:kEHlkHof
結婚式を4ヵ月後に控えた夏世と航
今日は夏世のドレスを選ぶためにとある式場のドレスフェアにきていた
・・・・・なぜか4人で。待ち合わせ場所に修と智が現れたときにはびっくりした。

「いったい何着きれば気がすむのよ、小娘!!」
試着室の前でいらだつ修
「えっでもまだ5着しか着てないんですけど・・・」
試着室の中から返答する夏世。
他のカップルのように航と2人でゆっくり選ぶはずだったのに・・
なぜ二人おまけがいるんだ
とちょっとむっとする。
「まだ着るのかよぉー、疲れたぁー!!なぁ智。」
「しょうがないだろう修兄、女の買い物なんて大体こんなもんだよ」
慣れた様子で待っている聡。時折そんな智にドレスを決めに来たはずのカップルの女の子からの熱い視線と
その彼からの嫉妬の視線が注がれている。
「自慢か?それはじまんか?えっ!」とドレス選びに飽きてしまった修が智にけんかを吹っかけようとしたとき。

491ドレス選び〜シークレット・ミッション2:2007/10/19(金) 08:51:48 ID:kEHlkHof
試着室のカーテンがあき、今日5着目のウエディングドレス姿の夏世が出てきた。
「航さん、どうですか?これは?」くるりと一回転してたつ夏世。
オフショルダーで淡いベージュのシフォン生地のドレスをまとっている。
「・・・・・・・・・・・・・・」ボーっと見続けるわたる
「わたるさん??」
「(見とれていたのに呼びかけられてはっとしながら)はっはい、いんじゃない、すごい似合ってるよ。」

「(照れながら)ありがとうございます」と微笑み会う二人

「ていうかさっきから、航兄それしか言ってないじゃん。もっとないのかよ、こっちよりさっきのがいいとかさぁ。」

「うーーん」ちょっと考えるが「・・・・ない、だって全部似合ってるじゃないかぁ。」とご満悦の航。
「そんなことないですよぉ」とまたまた微笑み合うバカップル

「はぁー」と深いため息の弟たち。
「これじゃいつまでたっても決まらないじゃないよ、小娘」

「そんなこといっったって、勝手についてきたのはお二人じゃないですか!ウエディングドレスって一生に一度なんですよ。
 そんなに簡単に決められません」

「勝手にとは失礼な、センスのよい二人で選んでやろうという優しい心遣いじゃないか」

「おしゃれな智さんはともかく・・・なんで修さんが!?」

「なにおっ!これでも少女の夢を書いてきた男だぞ!俺にだってセンスはある!
ただ小娘がモデルじゃぁちょっとなぁ」とにやりと笑う修
492ドレス選び〜シークレット・ミッション3:2007/10/19(金) 08:57:34 ID:kEHlkHof
「まぁまぁともかく、あんたはある程度絞れたの?」

「いやぁ、まぁ・・一番最初のラインはきれいなんですけど、3番目のレースの感じも好きだし、
このドレスのオフショルダーの形もかわいいんですよぉ・・・、あとさっきみかけたやつもすてがたいし・・・」

「おいおい・・・、俺的には2番目のやつかなぁ、デコルテのラインとかきれいに出ていたし・・」とわたるの顔色を伺いながら聡が言うと
「おれはじゃぁ4番目!スリット!スリットがいい!」と調子に乗って修までが、まったく違う意見を
「余計決まらないじゃないですかぁ」と困惑する夏世
するとじっと考えてた航が
「いっそのこと全部きちゃえばいいんじゃないですか?」とさらりとすごい一言をさわやかな笑顔で

「「「ええっ!!!」」」驚いて振り向く三人

「わたるさんっ、さっさすがにそれはちょっとぉ」ぶるぶると頭を振るかよ。
「そうですよお兄様、どんだけの式を挙げるおつもりなの?」詰め寄る修
「そうだよ、知人を呼んでささやかにやりたいっていったのは航兄だろ」とあきれる聡。

「うーんじゃぁ投票で決める?陽君や田中ちゃんたちも混ぜて」と提案する修
「だめですよぉ、それじゃぁ今と一緒でしょ。ばらばらになったら余計困惑しますよ」
「そうだなぁ、また日を変えて考えるか」と夏世に同意しながら航。
「ダメッダメだよ兄ちゃんそんなことしてたら、一生決まんないよ二人とも。」
493ドレス選び〜シークレット・ミッション4:2007/10/19(金) 09:14:08 ID:kEHlkHof
すると智が「じゃぁさぁ、いっそのことオーダーメイドにしちゃえば・・・
花園百合子オリジナルのウエディングドレスを」
「「オーダーメイド!!」」
「そっ、オーダーメイド。元はファッション編集の端くれのあんたの希望と航兄の希望に沿って、修兄がデザイン画を担当
俺はいつもどおり店との予算・デザインなどの交渉担当、ちょっと離れてる陽にはアドバイザーとして参加してもらって。」

「いやっでもオーダーメイドなんて・・・贅沢すぎますよ、ねぇ航さん 」
予想外の展開に驚き、航にすがる夏世。
「いいんじゃないですか、せっかくなのですから世界で一枚のドレスを着てもらいたい。
それが花園百合子の力で実現できるとしたら、ほんとにうれしいです。」
と意外にも嬉しそうに賛同する航。
「っでも式で着た後はどうするんですか?ドレスってかさばるし、他じゃ着れないし」
「それは花園百合子の復帰後の資料として保存しとけばいいんじゃない?
 倉庫も空いているし」と冷静なんだけどかなり乗り気な航
「早々そうすれば経費で落ちるしねぇ、修兄のあのものたちでさえ落ちるんだから、大丈夫。」
「あのものたちは俺の創作を支えてくれる大事なもんだ、馬鹿にすんな!
 でも少年漫画だってドレスくらい出てくる場合もあるから、資料としては必要だもんな。」
と二人もれぞれに夏世の疑問に茶化しながらもやさしく答えてくれる。

「いいんですか?」それでもまだ恐る恐るの夏世に
「「いいんだよ!」」「僕も夏世の選んだみんなで作ったドレスを着せたいから。」
「・・・・・・・・・・・・・」喜びのあまり言葉が出ない夏世。

「ありがとうございます。」そういって微笑む彼女の目には大きなしずくがたまっている。

「いいんじゃない小娘。
ただし、花園百合子のウエディングドレスとなるのだからちゃんと素敵なアイデア出してきてよね。」
「そうだよ、あんたのことだからあっちもこっちもと流されて、ちぐはぐにするんじゃないよ。
航兄も一応絵描きなんだからセンスあるところみせてよ。式まで時間無いから早めにね、締め切りは守ってよ」
口々に茶化しながらもやる気満々の二人(と陽に)に航と夏世は深々と頭を下げた。

「ありがとう、よろしくお願いします。花園百合子先生」


494名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 09:16:39 ID:Iaxi0RoQ
>>492
聡?
495ドレス選び〜シークレット・ミッション5:2007/10/19(金) 09:24:33 ID:kEHlkHof
・・・・・・・・・・・・・・・
その日の夜・・・

「それでうまくいったの?」
「ああうまくいったよ、さすが花園百合子ストーリー担当だね。陽君」
「まぁね」
「ほんとすごい洞察力だよなぁ。ほぼ陽の書いたシナリオどおりだったよ、
あの二人・・航兄があれほど乗るとは予想外だったけどな。」
リビングでイギリスにいる陽と国際電話する二人。
「よかった。修兄があの人の事怒らせちゃったらどうしようかと心配だったんだ。」
「なんですと!そんなふうに兄ちゃん思われてたなんて悲しいよ」
「俺もひやひやだったよ、俺らが選んだドレスに航兄が賛同しちゃったら
あの人のことだから流されちゃいそうだしな。まぁそこは俺の交渉術で培ったわざと
修兄の天然の力だな。」
「ありがとう、ご苦労様。僕も見てみたかったなぁ・・ドレス姿」
「頑張って二人で今頃考えてるだろうから、もう少しまっててな。」
「うん」
「それじゃぁ、デザイン画が出来たら送るね」
「うん」
「じゃぁ、またな」「またね陽君」「またね修兄、智兄」


実は花園百合子のドレスを作るという計画は、始めから仕組まれていたのだ。
航をのぞく花園百合子によって。
もちろんシナリオは陽によって書かれていた。
離れていても二人の幸せをみなで一緒に祝福したくて・・・・・


そんなことも知らない二人は・・・きっと今頃智の決めた締め切りに向かって
必死で、でもラブラブで頑張っている・・・はずです。

以上です。
いい加減な妄想で失礼しました。
是非続編の時には結婚式からやって欲しいんだけど・・・
むりかなぁ。もうドレス着ちゃったもんねぇ。
496492:2007/10/19(金) 17:34:29 ID:kEHlkHof
>>494さん
失礼しました。うちのPCはさとしを変換すると第一選択が聡だったもんで
・・・
もちろん聡じゃなく智です。
497名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:30:27 ID:ZuEKH8cj
GJです!!ほんとに二人がドレス選んでるのがそのまま想像できて自分も幸せな気持ちになりました(^O^)
続きがぜひ読みたいです!!!
498名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:40:35 ID:O6rOC3Zv
>>489-495
GJ!!
確かに、夏世っぺと航兄2人だけだと、決まるものも決まらなさそう〜
なんか、3兄弟の2人に対する愛が感じられました。良かった!
499ドレスを書いたもの:2007/10/20(土) 09:16:56 ID:azpHuXb0
>>497,498さん
つたない文章にGJ!ありがとうございました。
ドレスの話なのに、あんまりドレスに詳しくなくて・・・
今は航兄のタキシード選びは・・・・
やっぱりみんなで行って、修や智も試着して・・・式場の人に智が新郎だと
間違えられたりしちゃうんじゃないかと妄想する日々です。
500名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 11:44:02 ID:lA5s/5Pm
シークレット・ミッションGJ!
策士・陽!…サブ題の意味が分かってスッキリ〜
兄弟の情みたいなの好きだ!!
501名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 11:43:58 ID:QE+47jWE
保守age
502名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:00:19 ID:fe/ybo4+
再放送見て、七話の「何でもさらけ出せますか?」のセリフで
夏世っぺが性的な意味で全てをさらけ出してしまったらとか考えてしまった

あと、航兄がよくマフラーをしてるのでクリスマスに向けて今くらいから
亮子さんに教わってせっせと編んでそうだw
503名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:24:12 ID:QVksqpZE
今時、手編マフラーってどんなセンスだよw
504名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:37:45 ID:1V2TyQd7
でも夏世っぺだから編んでそうw
あと手編みのセーターとかww
505名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 17:59:51 ID:J+nfg0ti
>>502
本放送当時もこのスレで「とりあえず体をさらけ出せ!夏世っぺ!」
なんて書き込みがあったよw
編集者って年末進行で忙しそうだけど、クリスマスは無事に過ごせるのだろうか。
506名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 18:56:52 ID:QVksqpZE
編み〜婆のフィギュアも持ってそうな修なら喜ぶかもねwww
507名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 20:01:07 ID:xZ9JjdC0
亮子さん、田中ちゃんと二人まきできるような長さのマフラー編んでそうだ。
しかも色は赤とか。
508名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 01:04:58 ID:qFLvMiCM
赤い超ロングマフラーか。あの二人ならあるなw
ハートマークとかも惜しげもなく使ってそうだ
509名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 08:32:09 ID:r2zupnJX
色は紫もいいんじゃないかい?

「まったく!こんなくだらねえもの作りやがって(デレデレ)」
とか言いながら首にグルグル巻始める田中ちゃんと
「いっぱい巻いてね。いちろうくん(ウットリ)」
と熱い視線を送る亮子ちゃんとか浮かんだw
510名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 09:42:49 ID:Ye2fBohy
このチャット状態じゃあ、職人さん来ないかもね(タメ息
511名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 11:13:55 ID:/Wy8Cxpy
>>509
「いっぱい巻いてね。いちろうくん(ウットリ)」
ワロタwww
豆乳鍋のマフラーバージョンだね。
512名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 11:57:15 ID:b1vdYTYI
>>510
最近作品投下が多かっただけで、元々こんな感じだと思うけど。
別に投下しにくい空気になってる訳でもないし、皆の妄想や萌えネタのやり取りを読んで
膨らませて作品書く職人さんもいるしね。

そろそろ寒くなってきたら、航と夏世手を繋ぐ→手を航のポッケへ、でしょうか?
本編でのネタ振りが妄想に繋がるわ〜。
亮子さんと田中ちゃんのほのぼのも中々良いなぁw
513名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 17:18:52 ID:/Mad4NRa
チャット状態というかここのスレって感想が妙に長いよねw
GJだけで済むのに、そうはいかないっていう。
軽い馴れ合いもあるから余計ね。
女しかいないスレだとそうなりがちだけど。
だからこそここまで続いてるってのもあるだろうし。
ま、不満ある人は暴言吐いてスレから去るだけだしさw
514名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 17:29:27 ID:pnp5mfao
亮子さんの愛のマフラーを巻いてる田中ちゃんを見て
航兄ちゃんも智ぴょんも陽君も
夏世に作ってほしい〜と思いそうだけど
修だけは裸にマフラー巻いてる夏世っぺを想像してそうだw
515名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 18:07:33 ID:/Wy8Cxpy
夏世っペのことだから兄弟に色違いで編むに決まってる。

航「ぼ、僕にですか(・∀・)!」
夏世「ハイ!みなさんに色違いで編んでみました〜」


「・・・(・∀・)」
516名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 18:57:42 ID:ze/4YOkd
紅茶噴いたw
夏世っぺならきっとやってくれるなw
嬉しいけどどこか複雑なんだろうな航兄
517名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 19:24:08 ID:W2psmSAS
>>515
色はそれぞれ銭湯で頭に乗っけてたタオルの色なんだろうかw
518名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 19:34:14 ID:dkW8fR2c
>>515
開けてみたら手編みの腹巻きだったりとか?
519名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 20:17:20 ID:/Wy8Cxpy
>>517
あのタオルの色w
けっこう目立ちそう。

>>518
腹巻バージョンで妄想してみました。

夏世「はいっ!航さんは赤です!」
航「(・∀・)妄想(それはやっぱり恋人だから特別なのかな?)」
夏世「赤は冷えを防ぐ色なんですよ〜」


「・・・(・∀・)」

航、お兄ちゃんからおじいちゃんへ。
520名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:07:08 ID:ze/4YOkd
銭湯のタオルの色だと航が緑、修が黄、智が青、陽がピンクか
夏世っぺは何色かなぁ
521名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 08:32:39 ID:qh8k1snq
夏世っぺはオレンジとか合いそう
522名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 12:47:53 ID:wsEdFJPF
ってか編物とか出来なさそう。
クリスマスに向けて航兄にセーターを編んであげたくて、アランセーターの本を抱えて智に教授願うも
「縄編みも出来ないアンタには、無理」
とソッコー却下されて毎週末智のレクチャーを受けるはめになりそうだ。
523名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 16:08:14 ID:dyicBymo
料理得意じゃないのに
兄弟のためにあんな手間のかかるご飯作ろうと
思うくらいだからねえ小娘
よせばいいのにすごい上級者向けのセーターとか選んで
智ぴょんを呆れさせそうw
524名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:01:05 ID:K37ixJlN
でも夏世、中学生時代冬に彼氏いたから通過儀礼として編み物経験はありそう。
あの年頃ってそういうのやりたがるし。
料理苦手なわりに野菜切ったりする手際は悪くなかった。
立ち聞きに夢中になってなければ、失敗しなかったのかもしれん。
525名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:51:17 ID:3CZeCAw5
無事に料理が完成していたとしても、「けっして上手いとは言えない」「それなり」な味だったんじゃないだろうか?
あの時の水をかけられて濡れた夏世っぺはエロかった。
エプロンがなかったら、もっと薄い生地の服だったら、きっと透けてえらいことになったに違いない。
惜しい、実に惜しい!
526名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 09:28:50 ID:cbtLzN+v
↑後半修が乗り移ってますよw
527名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:02:45 ID:2YYdGZGO
あの水に濡れた小娘は確かにエロかった…
夏世っぺは10話冒頭の服が好きだ
あと10話最後(最終回前半)の白タイツがたまらない
528名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 02:18:11 ID:dCWKmuY1
そういや水に濡れた小娘から妄想が広がってて初のリレーが始まったよねw
また何かリレー始まらないかなぁ…
529名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 10:36:57 ID:3E6bZMQD
10話前半の黄色のワンピース、ブラジャーが透けているように見えて、気になって気になって……(´д`)ハァハァ
修兄があのオッパイに手を乗っけてたのが裏山。

10話ラスト、夏世っぺは後ろから航に押し倒されて、あの白いタイツも破かれて――

朝から何を妄想しているんだ。落ち着け、自分。
530名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 16:05:17 ID:SNww3+6Q
>>529
ナイス妄想w

10話の黄色ワンピース姿って、夏世が航への恋心を自覚して幸せいっぱいなせいか、
胸が妙にいつもより膨らんで見えるんだよね〜。
10話冒頭の航×夏世の無意識に放つラブラブオーラはたまりませんな。
531名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:30:31 ID:LbkrMUCt
>>529
「顔が近い!」よりも胸に手が!と当時思ったw
十話ラストで押し倒されると修と智に見られてしまうなw

あのワンピースはどうしてあんなに胸に目が行ってしまうんだろう
532名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 11:33:45 ID:/XaRO+tG
もうすぐ冬ですね。
こたつでほのぼのみかんを食べる二人が浮かぶなあ。
おじいちゃんとおばあちゃんw
533名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 13:40:42 ID:1USkUyw8
おこた、冬の和みアイテムw本編中では夏世の部屋にも片岡家にも無かったなぁ。

しかし、こたつは中で足がぶつかったりラブラブなふたりだと
一瞬でいちゃつきアイテムへと早変わりしたりもする。
航と夏世だとおこたに入ったまま寄り添って眠ってたり、
心洗われる図が想像できてほのぼのする。
534名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 19:57:57 ID:etpe/2Cv
みかんをとろうとして手がふれあってドッキドキというわけですね

そういえば夏世の部屋にこたつないんだよね
亮子さんとこたつに入りながら鍋つついてそうなのになぁ
535名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:13:30 ID:SECSRcE9
今年あたり亮子さんから「コタツは冬の恋愛必須アイテムよ!」
とプレゼントされるか、薦められそう。

そんで田中ちゃんもよんで4人で鍋パーティーとか。
536こたつドリーム 1/2:2007/11/01(木) 21:17:40 ID:D+3PvYBa
こたつで小ネタが浮かんだので、投下します。
エロ無しです。



夏世がリビングに入ると、『花園ゆり子』がこたつに入っていた。
「あれ? この家にこたつなんてあったんですか?」
「日本人だもの、あるに決まっているでしょ。やっぱり日本の冬はこたつだよね〜。」
「航兄、みかん」
「ああ、ありがとう、智」
「あなたも、つっ立ってないで入れば?」
「入ればって、4面に一人ずつ入っていて、私はどこに座ればいいんですか?」
「じゃあ、僕の隣に来れば? 僕、一番細いから、隣も余裕あるし」
「俺の隣がいいと思うよ。俺、足長いから向かいだと蹴っちゃうし」
「痛っ! 何蹴ってんだよ!
夏世っぺ、こっち来てアイス食べようよ。こたつでアイスってのもオツなもんだよ」
「やっぱりこたつではみかんですよね、月山さん(ニッコリ)」
4人の視線が夏世に集まる。
「えっ、え〜と、あの〜……」
引攣った笑顔を浮かべながら、夏世は後退る。
こたつに入っていないのに、汗が出てきた。


『――こっちにおいで――』


537こたつドリーム 2/2:2007/11/01(木) 21:24:40 ID:D+3PvYBa
「――という夢を見たんですよ、編集長」
「冬の和みアイテムも、一つ間違うとホラーね。
それで、誰の隣を選んだの?」
「それが、選ぶ前に目が覚めちゃいまして……」
「なんだ、オチはないんだ、つまんないわね」
「綺麗にオチのつく夢なんて、なかなか見れないもんですよね」
「ま、やっぱり冬はこたつで鍋よね! ほら、月山、どんどん食べなさい」
「は、はい、いただきます、編集長」
「それじゃ、もう一回かんぱ〜い!」
「あ、はい、か、乾杯……あ、美味し」

色気より食い気の月山夏世28歳の冬なのでした。




以上です。エロ無し、萌え無しでどうもすいませんでした。
あなたなら夏世っぺを誰の隣に座らせますか?
それではロムに戻って、全裸にキルティングジャケットをはおって神を待つことにします。
失礼いたしました。
538名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:33:13 ID:SECSRcE9
>>536-537
GJ!!です。
思わず噴出しました。
男4人で入っているのもなんだかなぁ。
みな足が長そうだから大変そうですねぇ。
亮子さんと二人熱燗飲みながら鍋を食べるかよっぺが見えました。
539名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 23:20:53 ID:gsAOvOcB
コタツねたGJです!!久々の投下うれしかったです(^O^)
540名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 23:38:16 ID:ilnS5KO5
>>536
和んだよ〜GJ!
541名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 23:55:31 ID:5o6J0Fnr
GJ!
男四人でコタツワロス

売れる前の花園ゆり子の部屋ではこんな風にコタツに入ってたのかもね。
542名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 01:59:28 ID:3jNibCIl
GJ!!!ワロタw

言われてみればコタツってドラマ中には出てこなかったね。
修兄なんかは好きそうだけどなあ。
543名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 09:36:53 ID:dG9UTrN2
あのちゃぶ台が実はコタツだったりしてね
544名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:55:39 ID:KJA6iH1d
GJ!
親(亮子さん)の総取りな気がしてしまうのは何故だw
545名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:00:52 ID:tQqQti+b
夏世っぺは上三人にはずっと敬語なのかな
それはそれで萌えるが
546名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:21:35 ID:dzRDKqqt
ほしゅ
547名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:30:11 ID:dzRDKqqt
前のほうのヌードモデル夏世っペが読みたいな〜。
548名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 06:35:05 ID:wq0ETxXE
自分は猫耳夏世っぺが心の底から読みたい
549名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:49:26 ID:LfgPfsu+
保守
550名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 15:05:29 ID:ytuc8Fz6
保守
551名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 11:45:47 ID:CB1H0Y4v
保守
552眠たい彼女1/3:2007/11/10(土) 20:00:29 ID:h/nuOp+b
エロ無し、なんという事もないあっさり話の航×夏世。


彼女の…編集の仕事が忙しいって事は、自分も漫画を描いてた身だからよく知ってる。
会えない日々が続く事だってしょっちゅうだ。

彼女のアパートの部屋の前に立つと電気が点いている。
携帯にかけても繋がらないし、チャイムを押してみるが出てくる気配が無い。
彼女から渡されている合鍵で部屋に入り、苦笑する。
「ああ、やっぱり」
彼女が、テーブルに突っ伏して眠っている。

さっき携帯へ入った田中ちゃんからの電話に出ると、なぜか川村さんが勢いよく喋りだした。
締め切り明け入稿が終わった後、ふらふらとした足取りで帰って行く彼女に会った、
心配だから様子を見に行ってやってくれ、と。

今まで何度か、仕事明けに倒れ込む様に居間で眠る彼女を発見した事がある。
暖かい季節ならまだしも、こんな肌寒い季節は風邪をひいてしまう。
「夏世さん、起きて」
近付き肩を揺すると、彼女が小さく唸って起き上がり、こちらを見上げる。
「あ、よだれ垂れてる」
笑って、彼女の口の端を親指で拭く。
ぼーっとした目でしばらくこちらを見つめると、彼女がふにゃりと微笑む。
「航さんだぁ…」
そう呟くと、座って胡坐をかいた俺の膝に頭を乗せ、横たわる彼女。
「え!?…しょうがないなぁ。ちょっとだけだよ?」
彼女が自然と膝枕を求める事は、たまにある。
髪を撫でると、彼女が気持ち良さそうに微笑む。
それでもまたとろとろと、まどろみそうに瞳が揺れている。

「明日は…やっと、休み…です」
「そうですか。じゃ、ゆっくり休めるね」
「…うん」
553眠たい彼女2/3:2007/11/10(土) 20:01:56 ID:h/nuOp+b
「ご飯食べた?お風呂は?」
彼女が首を小さく振り、目を閉じる。
「ちゃんと寝てないのは何日くらい?」
「…2日、…いや、3日かも…。仮眠は取ったんですけど」
「じゃあ、やっぱり睡眠優先か…。ほらベッドに行こう?」
「ん…」
よたよたと起き上がる彼女が脱いだジャケットを拾ってハンガーにかけ、
ベッドに座った彼女の方を振り返ると、服を大胆に捲り上げ脱いでる姿を目の当たりにし、
慌てて目を逸らす。

「お茶、淹れてくるから」
思わず声が上擦る。足早にキッチンに急ぎ、やかんに水を入れ火をかける。
心臓を落ち着ける為、深呼吸する。
いつもなら、そういう事に至る時ですら、彼女は恥ずかしがってあんな風に
勢いよく服を脱いだりしない。
どうやら、眠さでかなり思考能力が低下しているらしい。

「おまたせ」
寝室に戻ると、パジャマ姿の彼女がシートで化粧を落としていた。
「メイクとか…するのも落とすのも…こんな時すごく面倒くさいです…」
彼女が苦笑すると、俺から飲み物を受け取り口をつける。
「あ、ハーブティー…良い匂い。美味しい…」

ベッドの端に座り床を見ると、先程彼女が脱いだ服が散らばっている。
拾おうと手を伸ばしかけるが、ストッキングやブラジャーが目に入り慌てて手を止める。
先程の残像が…「いかんいかん」と振り払う様に頭を振る。
いつも思うが、なんて無防備な人なんだ。
疲れた身体を休ませてあげたいのに、必要以上に触れてしまいたくなるじゃないか。

「航さん?」
「ん、いや…」
首を傾げる彼女からカップを受け取り、ベッドサイドのスタンドライトの下に置く。
554眠たい彼女3/3:2007/11/10(土) 20:03:30 ID:h/nuOp+b
「寝ましょう、ね?」
彼女を促し、掛け布団を上から掛ける。
「おやすみ」
「航さん…」
「なんでしょう?」
彼女が奥に寄ってスペースを開けると、ぽんぽんとその場所を叩く。
「眠るまで傍に居て?」
「はいはい」
布団に入りそこに横たわる。
彼女の背中を一定のリズムで緩く叩くと、彼女が目を閉じる。
「…航さん」
「ん?」
「会いたかった…」
小さくそう呟いた彼女に不意にぎゅうっと抱きつかれ、戸惑っていると
すぐに寝息と思われる一定の呼吸音が聞こえる。

「俺も、会いたかったよ」
彼女の髪に指を通すと、額にキスを落とす。
身を離そうとするが彼女の腕は緩まない。
無意識にか、逃がさないとばかりに更に腕に力が込められる。
「放してくれないな…」
指で彼女の眉毛をなぞると、んん、と唸って眉間にしわを寄せる。
そんな様子が可愛くて、声を殺して笑ってしまう。
もうしばらくはこのままで良いか、と溜め息を吐いて彼女の身体を抱き締める。
「生殺しだなぁ…」
呟いて苦笑する。正直、辛い。
それでも今、腕の中に彼女が居る事に安心する。
俺が今我慢してる分、明日は彼女にどうやって仕返ししてやろうかな、なんて思った。
555名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:45:33 ID:rwoBzMmH
>>552-554
GJ!!です。
ひさびさの投下で嬉しいです。
次の仕返し・・・どうする気だろ。
556名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:45:43 ID:8LzHgpwl
GJ!
じんわり幸せ〜。

仕返しwも楽しみですね。
557名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:09:46 ID:RBYfgzBE
GJ!
ほのぼのラブで、読んでいるこちらが幸せになりました〜!
久々投下でうれしかった!
558名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:12:18 ID:CB1H0Y4v
GJ!!投下うれしかったです(>_<)エロはなくてもかなり和んだよ〜仕返しもぜひ見たいなぁ(^O^)
559名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:57:30 ID:8LzHgpwl
あの・・・顔文字やめませんか?
560名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:50:24 ID:CB1H0Y4v
すみません。気を付けます!!
561名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 17:15:58 ID:UH4ENoF+
>>552-554 GJ!ゆったりとした二人の時間にニヤつきながら
読ませてもらいました!
562名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 21:50:44 ID:zWR6OmqD
>>552-554 GJ!
萌えた
二人のやさしい雰囲気が好きだ


そして智ぴょん誕生日おめでとう!
夏世っぺと航兄と修兄で料理をしようとして四話みたいに盛大に失敗してたら和む
563名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:32:08 ID:hZVI7R/Y
>>552−554 GJ! 
仕返し想像して、またニヤニヤしたよ
 
おお、そういえば、さとぴょん オメ〜でした。
さとぴょんの誕生日までもこのスレが続いていて、すばらし〜い!!
まだまだスレが続くのを願っています!
564名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:15:52 ID:HxkmS292
GJGJ!!!
起きた後の仕返し…想像してニヤニヤさせていただきましたw
何気に合鍵にも萌えた。
久々の投下、嬉しいよ〜
565名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 10:34:35 ID:68uY1rUg
>>552
GJ!
なんか暖かい気持ちになるな

そういえば11日は智ぴょんの誕生日だったねオメ!
566名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 16:26:10 ID:dXFxExBq
>>552-554
GJ!

夏世っぺ起きたら隣に航兄居てびっくりするんだろうなぁ
で、寝てる(フリの)航兄にキスして、そこから仕返しされてしまう、とか
ああ、ベタだ…w
567名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:07:17 ID:IP9iaRYO
566
ベタだけど自分も想像してしまうよ。続き気になるなぁ
568名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:03:59 ID:Bg/snRZH
sage
569名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:11:55 ID:Ev++Xah4
保守
570名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 19:19:53 ID:9CB1aGBM
航夏世も智夏世も修夏世も陽夏世も田中亮子も
エロスもほのぼのも
全力全裸で待ってます
571名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 01:07:44 ID:nADp+pq+
来週末辺り
智と夏世投下します!
572名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 07:29:43 ID:xQEOkFNt
>>571
楽しみにしてます!!
573名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 09:43:52 ID:8k2fB80q
>>571
うれしい〜!! 
574名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:18:21 ID:uv9zkQBD
お待ちしております
575名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:33:24 ID:QGIyAJwO
今日いい夫婦の日なんだな
夏世っぺと航兄の子がおじさん達に
「きのうおとうさんがおかあさんをおふとんのなかでいじめてたの」とか言って
家族全員たじたじになればいいw
576名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:07:54 ID:DNu993hX
>>575
見える。
見えるぞお。

「この叔父さまに、詳しく話してごらんなさい」と小鼻フガフガさせてる修が。
577名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:11:59 ID:UdY9PQHE
>>575
恐ろしい子!
578名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:20:58 ID:JMjIlDQU
>>575
次の日
「きのうはおかあさんがおとうさんをおふとんでいじめていたの〜!」

「それは違うとおじさんは思うぞ〜」
「それはね、お母さんがいじめているように見せかけて、実はお父さんがいじめているんだよ〜」
「智兄も修兄も変なこと言わないの!
大丈夫、お父さんとお母さんはとっても仲良しだからね。分かった?」
「うん、わかった! ひなたくん、ありがとう!」

それからしばらくの間、一緒の部屋で寝ることを夏世に拒否された航でしたとさ。

めでたしめでたし?
579名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 17:54:45 ID:uPknF0Eo
>お母さんがいじめているように見せかけて、実は〜
噴いたw

最中に乱入してしまって
「おかあさんもおとうさんもぱじゃまきてねないとかぜひいちゃうよ?」
とか言っちゃうお子さんを妄想してしまった
580眠った彼女が目覚めた朝1/4:2007/11/25(日) 10:02:58 ID:aqe+CU2B
>>552-554の続き。でもやっぱりエロくならない…。


「…ん」
心地良い温もりの中で目が覚めると朝だった。

最近の朝は肌寒いのに、今日はあったかい…。
自分が誰かの腕に包まれて、自分もその誰かに抱きついていることに気付く。
よく知っている匂い、見覚えのある服、抱き締めてくれている腕の安心感。
ああ、これは彼だ。私の大好きな人だ…。
顔が見たくて腕を緩め、身体を上へとずり上げて彼の顔を覗く。
何度見慣れてても飽きない、彼の寝顔。
ずっと他人を拒絶して壁を作ってた彼が、今私に無防備な寝顔を見せてくれることは
この上ない幸せだ。
指で眉毛を、瞼をなぞって、唇の上に触れて微笑む。髭が生えてる。
ごつごつと大きな喉仏。優しく包んでくれる大きな手。
華奢に見えるけど、こういうとこはちゃんと男の人だなぁと思う。

彼の頭を抱くと、髪がふわふわと鼻をくすぐり、くしゅん、とくしゃみをした途端
腰に回された彼の腕にきゅっと力を込められる。
しばらくの静寂の後、寝起きのかすれた声が聞こえる。
「………目、覚めましたか?」
「…はい」
「お風呂入る?」
「そうですね…あの…」
「ん?」
「どれくらい寝てました?私」
「んー…12時間くらい?」
スタンドライトの下に置いた彼の腕時計を手に取り、彼が答える。
「そんなに?…私、ずっと抱きついてました?」
「ええ、放してくれなくて」
「え!?そうでしたっけ…?」
「居間の電気消したらすぐ戻るから、って言ったらやっと手を緩めてくれて…」
くすくすと笑う彼。
眠るまで傍に居て欲しいと言った事は憶えてる。
でも実際は、眠るまでどころか、私がずっと彼を傍から離さなかったのだ。
581眠った彼女が目覚めた朝2/4:2007/11/25(日) 10:03:43 ID:aqe+CU2B
「ご迷惑おかけしてすみません…」
恥ずかしくて目が合わせられず、抱きついて彼の胸に顔を埋める。
「まぁ、こっちも久しぶりにゆっくり寝れたし。…でも」
「でも?」
「眠るまでは、我慢するの大変でした」
「へっ?」
彼の手が頬を伝い、髪を撫でる。
どういう意味だろう?我慢って、やっぱり呆れさせて怒らせてしまったのだろうか。
彼の手はいつもと変わらず優しいけれど、言葉が気になって身を離して彼の顔を見る。
彼が唇を結んで微笑んでいて、その笑顔が懐かしくて嬉しくて、思わず唇を重ねる。
すぐに離して上体を起こすと、彼も起き上がり、今度は彼から私の唇に優しく口付ける。
ちゅ、と軽く何度か触れた後、囁かれる。

「口、開けて」
頬に手を添えられて引き寄せられ、覗き込む様に彼の顔が近付き、唇が塞がれる。
大きな手が頬に添えられ、彼の舌が柔らかく、ゆっくりと上顎をなぞる。
くすぐったい…。でもすごく気持ち良い。
「…ん、っ…ふ」
優しくゆっくりと彼の舌が私の舌に触れて絡み、目を開けると視線が、絡み合う。
目を伏せた彼の睫毛の1本ずつが見えるくらい、近い。
彼が視線を上げ、間近に目が合う。
見つめられたままのキス。魔法にかかった様に、目が閉じられない。
視線と舌にとろけそうになって、身体から力が抜けてしまう。
身体を支える為、彼の頬に手を添え、肩に掴まる。
一度唇を離し、大きく息を吐く。
彼の手に肩を抱き寄せられ、彼の首に腕を回して再び唇を求める。

名残惜しげに離れた唇が首筋へと移動し、手がパジャマの上から身体を伝う。
彼の背に手を回し、服をきゅっと握ってから気付く。
昨日お風呂に入ってない。汗の、においとか…。
「…あ、ダメ、ダメです!!お風呂、お湯入れなきゃ」
我に返って慌てて彼の身体を押し離す。
うっかりそのまま流されそうになってしまった。
床に下りようとすると、後ろから素早く腰に手が回される。
582眠った彼女が目覚めた朝2/4:2007/11/25(日) 10:04:30 ID:aqe+CU2B
「逃がしません」
後ろから彼に抱き寄せられ、抱き締める腕に力が込められる。
私の困った様子を見てか、彼の笑いを堪える声が耳元に聞こえる。
するりと指がパジャマのボタンの隙間から中に滑り込んでくるので、慌ててその手を掴む。
「わわわ…でもあの、私、昨日お風呂…入ってないし」
「俺も一緒だよ。それに、嫌いじゃないし、そういうのも」
「ええ…?」
彼が親指の腹で、繋いだ私の手の平を優しく撫でながら、首筋に顔を埋める。
「…んっ。え、と、じゃあ…まず、お風呂入りませんか?」
「一緒に?」
「え!?…そ、……そうです…ね」
正直、こんな事を口に出して言うのは恥ずかしい。

「そうだなぁ。それも悪くないんだけど、それより…」
耳元で囁かれ、吐息がかかってくすぐったい。
「…な、なんですか?」
「今すぐ、目の前で服脱いで欲しいかな。昨日みたいに」
ん?今何言われた?なんのこと?意味が分からなくて首を傾げる。
「…昨日?」
「昨日着替える時、俺が目の前に居ても堂々と自分で服脱いでたよ」
「うそっ」
驚いて思わず彼の方を振り向くと、彼が微笑む。
「本当。で、服脱ぎ散らかして」
彼が指差す床を見ると、脱いだ服の上に下着が見える様に放り出されている。
「…私が?うそでしょ?うそって言って!」
あまりの驚きの後に、自分がした事が恥ずかしくて顔が熱くなり、片手で覆う。
眠くて意識が遠退いてたとは言え、なんて行動を取ってるんだ…。

「ほんとにごめんなさい…」
「無意識なふりして、誘ってた?」
「ちが…憶えてな…あっ」
パジャマのボタンが1つ外されて、滑り込んだ手が胸に触れる。
「一晩中おあずけ喰らったし、こっちは我慢の限界です」
「…っ…航さん…」
583眠った彼女が目覚めた朝4/4:2007/11/25(日) 10:08:11 ID:aqe+CU2B
「寒い?鳥肌立ってる」
はだけた胸元から差し入れられた手、つ、と彼の指が肩から二の腕を伝う。
「んっ…」
寒いのもあるけど、…触れられているから…気持ち、良くて…。

「寒い、です。……あっためて下さい」
「だったら…こっち向いて」
振り向いて彼の表情を見て憎たらしく思う。ああ、なんて楽しそうで意地悪な目。
膝の上へと、私を向かい合わせで抱き寄せる彼に抱きつく。
「航さん…」
「ん?」
「……名前、呼んで」
「後でね。ちゃんと言うこと聞いてくれたら」
「…いじわる」
「こっちも一晩中焦らされたから、おあいこです」
私が拗ねると、彼が微笑んで真っ直ぐにこちらを見つめる。
この目はずるい、逸らせない。

「服、…私が自分で脱いだら良いですか?」
「うん」
パジャマの裾を掴み躊躇して彼の顔を見ると、ニヤニヤと意地悪な微笑みを浮かべている。
「ばか、もうっ…いじわるっ」
「ごめんごめん」
私が涙目で抗議すると、苦笑しながら彼が私の頭をぽんぽんと叩き、髪を撫でて
頭を抱き寄せ、唇を塞ぐ。
もうそれだけで、何でも言うことを聞いてしまいそうな気分になる。

意を決して、パジャマを捲り上げベッドの下に脱ぎ捨てる。
恥ずかしさで俯く。顔が熱い、瞳が潤む。
「よく出来ました」
そう言って触れる彼の手の、素肌に伝わる温かさが心地良い。
こんな時しみじみと感じる。
疲れた私の身体にいちばん必要なのは、睡眠でもご飯でもお風呂でもなく、彼だ。
はぁ、と溜め息を吐く。…結局彼には敵わない。
どうしたって、好きで好きでしょうがないのだから。


ああ…3/4のとこ2/4ってミスってしまった。
仕返しはまだまだこれからなんだろうな…。
584名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 11:07:56 ID:GFjMW6dq
>>580
GJ!
清々しい休日の朝にイイモン見せていただきました。
585名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 13:17:39 ID:vSWY6yFf
>>580->>583
GJ!!!
とろけるようだ!幸せだ〜!
586名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 13:21:41 ID:sdgzM+PC
GJ!!!続き読めてうれしかった。和むよ!!
587名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 13:29:01 ID:RHyjufTB
>>580-583
超GJ!!
夏世っぺかわいいし航兄S全開だしで萌えまくったよ
588名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 19:39:01 ID:1BLk9X2G
>>580-583 GJ!!!続編嬉しいです!!
萌え処が満載な航と夏世の姿が自然と脳内再生されました〜
589名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:09:59 ID:fA81TpiW
GJです!!
甘〜くて、素敵な萌えをありがとう。
充電したー!
590名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:37:00 ID:c1BQoRlt
初投下します。
エロにはならず迷ったのですが、思い切って。

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「あのねぇ、そういうことは事前に連絡くれる? もう飯作っちゃったじゃん」
声を荒げた俺に、電話の向こうの航兄の声は済まなそうに何度もごめんと繰り返している。
「絵の具を買いに来て、偶然里中に会ったから……それで」
「飲みに行こうって?」
「うん」
申し訳なさそうな航兄。
やれやれと俺はため息をついた。
「わかったよ。里中さんとも久しぶりなんだろ? よかったじゃん、楽しんでおいで」
弟のためにすべてを犠牲にして生きてきた航兄。
友人と飲むなんてこともめったになかっただろう。
ぽつぽつ言い訳みたいなことを語ったあと、航兄はそれじゃと言いかけて突然、
「あっ!」
と、大声を出した。
思わず耳に指を突っ込んだ俺に、一転してのんきな声で航兄は言ったんだ。
「世界の絵画録画忘れた……」
「またかよ」
「ま、いいか」
「いいのかよ!」
一方的に切れた。
「まったくマイペースなんだから」
できた弟が録画セットしておいてあげますよお兄様。
俺ってなんて健気な弟なんでしょう。
修の野郎も今夜は珍しくいない。
「漫画家仲間と合コンなんて、1年前じゃありえねー話だよ」
花園ゆり子を一時解散してからの俺たち兄弟は、自分のために自分のやりたいことを始めた。
航兄は絵を、修兄は少年漫画を、陽は留学。
そして俺は……。
長テーブルには並べられた二人分の夕食。
俺だけ置いていかれているような気がするよ。
今日の晩飯みたいに俺だけ置いてみんな先を歩いていってしまったみたいだ。
あーあ、とため息をついたところに、誰かが来たらしい。
インターフォンの画面に映ったのは修兄の担当編集者。
ドジで間抜けな、航兄のかわいい人。
591名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:38:03 ID:c1BQoRlt
修さんいらっしゃらないんですか?」
「いらっしゃいませんよ」
見りゃわかるだろと顎で広々としたリビングを指す俺に、月山夏世は肩をいからせ俺を見あげた。
「締め切り明日だというのに修さんはどちらへ?」
「合コン」
彼女の大きな瞳がまた一段と大きくなった。
怒りよりも驚きの方が勝ったその表情。
ホント、くるくる変わるね、飽きないよ。
「ごうこ……んって、合同コンパですか。修さんが」
「失恋を癒すのは次の恋っていうでしょ」
沙織さんに振られた修兄。
「そうですか。修さん立ち直れるといいですよね。って締め切りはどーするんですか!」
「修は腐ってもプロなんだから忘れてないよ。それに優秀なマネージャーもついてるんだから」
親指の先で自分を指し示した俺に、夏世は肩をすくめて口をすぼめる。
「本当に大丈夫なんでょうね」
「さぁ?」
「もう、智さん!」
からかい甲斐があるよ、毎度毎度素直な反応をするんだから。
「あのさぁ、あんたこれからどうすんの?」
「どうするって。修さんの原稿をいただけるまでこちらで待たせていただきます」
きっぱり言い切る。
「ってことは、ヒマなわけね」
「ヒマじゃありません。勤務中ですから」
察しろよ、鈍感。
あんたの目の前にはうまそうな夕飯が並んでるだろっての。
「食ってけば」
「はい?」
「晩飯。キャンセルされてお一人様分余ってます」
「航さん……は?」
勤務中といいながらも、航兄を気にするためらいが彼女の声と瞳ににじみ出る。
無意識に左胸に手をあてていた。痛くもないその辺りをさすりながら俺は言った。
「デート」
「でっ、デート?!」
飛び上がらんばかりのびっくり具合、ありがとう。
「うそ」
「智さん!」
睨まれたけれど、あっさり無視した。
「航兄にも友達と飲むから晩飯いらないって振られちゃった。せっかく腕によりをかけて作ったのにな」
夏世がテーブルを見て、俺を見た。
さっきまで怒っていたはずなのに、今は同情の眼ざし。
「かわいそうですね」
「でしょ?」
「智さんじゃなくて、おいしそうなのに食べてもらえない夕食が」
「よく言うよ」
夏世の頭を軽く叩いた。
「一人で食うの虚しいから、どうぞ」
「本当にいいんですか?」
「良いって何度も言ってんだろ、何度も言わすな」
592名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:38:51 ID:c1BQoRlt
ほんっとおいしいです。
智さん天才かもしれませんよ。
航さんも修さんも毎日智さんのご飯を食べられて幸せですよね。
陽くんも食べたいと思っているでしょうね。
テーブルを挟んで向かいあって、ニコニコしながら俺の飯を絶賛する彼女。
あまりにも大絶賛だからくすぐったさもありつつも、俺の目は和んでいるはず。
くるくると表情が変わる愛らしい顔を見ていると、口許までゆるんでしまいそうだ。
「夏世っぺはさ」
「はい?」
「ワイン嫌いじゃないよな」
「嫌いじゃありませんけど……?」
「飲もうか」
飯も途中だってのに俺は腰を上げた。
とっておきを空けたくなった。
あんたが俺に可愛すぎる所を見せすぎるのが悪い。
「ワインぐらい付き合ってよ」
「勤務中ですってば」
慌てた様子で夏世も腰を上げかけた。
それをやんわりと制してウィンクひとつ。
「おにいちゃんたちに置いてきぼりにされた可哀相な弟に冷たいねー。一人で呑めって?」
黙ったまま尖らせた唇が俺の我がままを受け入れた証かな。

この場所にいない航兄が……悪い。
593名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:39:34 ID:c1BQoRlt
「一時はどうなることかと思いましたけど、みなさん自分のやりたいことのために頑張っていて、なんか、うれしいです」
ワイングラスを口許に寄せたまま夏世はニッコリと笑った。
応えるように微笑んだ俺は、そのまま虚ろな気分になっていった。
俺だってやりたいことやってるよ。
頑張ってるよ。
なのにどうしてこんなに虚くなる?
「どうしたんですか? 智さん」
「どうしたってなにが?」
夏世はグラスをテーブルに置いた。
瞳が驚いている。
「智さん?」
ぽたりと俺の手の甲になにかが落ちた。
すぐに俺の目から落ちた涙だと気がつき、そして、何で涙がと自分で激しく驚いた。
手のひらで目を押さえた。
隠すように、夏世に見えないように。
それでもありえないはずの涙に気がついた時から俺の感情は昂ぶるだけ昂ぶっていった。
兄弟たちは花園ゆり子という世界から出て行った。
俺が愛して必死で守ったあの大切なところから出て行った。
いつまでもあの場所にいてはならないことくらい、俺だってわかっている。
わかっているけど、俺だけ足踏みしているようで。
俺の手元にだけ何もないようで。
ふわ、と肩に手のひら。
小さな温かい手のひらだ。
夏世がいつの間にか俺の背中の側に立ち、手を肩にのせていた。
「私、なにか」
「あんたのせいじゃない、疲れてたんだ、結構俺も忙しいからさ……疲れてると酔いが回るのが早いよ」
みっともないくらい涙が止まらず、そんな俺を夏世はどんな風に思っているんだろう。
「智さん」
囁くような声が、とても優しい響きを俺の肩を通して胸に運んでくる。
以前、陽にこんな風に。
やめてくれと言いたい。
だけど言えない、彼女の手のひらが温かくて愛しくて、離れて欲しくないから。
矛盾した葛藤、そして。
俺みたいな男に限って絶対振り向いてくれない相手を好きになったりする。
ふと浮かんだアノヒトのセリフは真実だと、痛感した。
どうして航兄なんだよ。
相手が航兄じゃなかったら、今すぐ立ち上がって抱きしめるのに。
594名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:40:40 ID:c1BQoRlt
「智さん、疲れてるんですね」
華奢な腕に頭ごと引き寄せられた。
特別ですよ、みなさんには内緒ですよ。
母親が小さな子をあやすように、夏世の手が俺の頭を撫ぜる。
驚いたものの。
俺はされるがまま、夏世の体に頭を預けた。
「ねぇ」
「はい?」
「キスしてよ」
ねだるように頭を上げると夏世と目があった。
俺の頭を抱えたまま俺を見下ろした夏世は、だめです、と呟いた。
唇と腕の中。
今の俺が欲しいのはどちらかと言えば、抱きしめてくれる腕のぬくもり。
「冗談だよ、本気にした?」
「もう……!」

涙がいつの間にか止まっていた。

-------------------------------------

失礼しました!
595名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:49:38 ID:c1BQoRlt
タイトルはうまく思いつかなかったのでご容赦ください。
すみません。
596名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 10:21:03 ID:erU7appd
GJ!
いいですいいです!すばらしぃ〜!
押し倒したりしないところがまた切なくてイイ!
597名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 11:20:15 ID:/q11N1EP
>>590-595
GJ!
やっぱり智ぴょんは切ない系似合うな〜…。
夏世っぺの母性愛みたいなのが表れててすごく良かった!
これからも、初投下をきっかけにどんどん投下して下さい!お待ちしてます!
598名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 19:46:14 ID:dO72yOyW
GJです!!
とても初投下とは思えないくらいせつなくてよかったですよ。また次回も期待してます!!
599名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:16:25 ID:OiH8QT/C
GJ!
夏世っぺの母性愛にときめいたよ
両親(?)が死んだ時智ぴょん小学生だもんねぇ
600名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:56:31 ID:U/IFsTqJ
ありがとうございます。
調子に乗って
>>590-595の続きです。
今度は航さんサイドです。
無駄に長いです、すみません。

----------------------------

 柔らかい芯を使っているはずなのに、うまくぼかすことができない。
やり直してばかりだから、指ばかりが黒く染まっていく。
しばらく静物画ばかり描いていたせいだろうか。
あのひとの瞳はこんな濃くはないし、髪も細くて柔らかいはずだ。
リンゴの輪郭は迷うことなく決められるのに。
同じB3の鉛筆を使っているのに。
どうして、あのひとの輪郭をうまく定められないのだろう。

「めざせ連載獲得! 締め切りを守れないのでは勝利はありえませんよっ、わかっているんですか修さん!」
「このオニムスメ! 時間通りには仕上げてみせるザマスから、とっとと出ておいき!立ち入り禁止ったら立ち入り禁止!!」
修とあのひとが叫んでいる。
1時間に1度は聞こえてくるから、いい加減うんざりしてきた。
締め切りが近いと言っていたっけ。
少年誌に移った修はいささか苦戦しているようで、締め切り前には大いに荒れる。
少女誌担当だった月山さんが、少年誌に異動させられたのは修ためだと聞いている。
そこまでの影響力を持つ作家のはずが、締め切り1つで苦戦中。
「悪いねぇ、昨日の合コン上手く行かなかったみたいなんだよね」
「締め切り前に合コンなんて行ってるからです。二兎を追うもの一兎を得ず。修さんご自分で習字にして書いていたじゃないですか!」
「ああ、あのヘタの横好き」
智の笑い声だ。いつの間に帰ってきたんだ。
鉛筆を動かすのをやめて、腕を天井に向けて伸ばす。
ああ肩がこっている。
短いノックの後、ドアが薄く開き、智が顔をのぞかせた。
「ケーキあるよ。お茶にしない?」
「ああ」
智が部屋に入ってきて、キャンバスを覗きこんできた。
「月山さん描いてるの?」
「修を書くより健康的だからなぁ」
「モデルになってもらえば良いのに。修兄の原稿待ちしてるだけで実質ヒマなんだから」
「そんなわけにはいかないだろう。これは仕事なんでもないんだから」
フフン、と智は鼻で笑い、絵から一歩さがって目を細める。
「本物より美人じゃね?」
「そんなことないさ」
「ま、航兄の眼にはそう見えてるってことか」
首を傾げた角度から描き途中の素描を見た後、俺は苦笑と共に立ち上がった。
だめだ、最初から描き直そう。
601名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:58:28 ID:U/IFsTqJ
 修の原稿が上がったのは、それから4時間後のことだった。
アシスタントも使わず、すべて一人でやる修のこだわりは商業的にはNGだろう。
「ぽくちゃんやっぱり天才! ね、ねねねね、航お兄さまってば!」
はいはい、と適当に誉めてやる。
「よくがんばった。よくがんばった」
背後では夏世さんが真剣な眼差しで原稿をめくっている。
最後の一枚でニコリと笑い、トントンと原稿をまとめて揃え、いつもの明るい声で言った。
「はい、確かに。おつかれさまでした! それでは大至急入稿してまいります!」
「ゆけ、小娘! 参れ、小娘! ワハハハ!」
ペコリと頭をさげ、彼女は大急ぎでバッグを肩にかけて玄関に。
満面の笑みで両手を振って見送った修が、突然テンションを下げて俺を見た。
「おにーさま、ミカンなんて食べてる場合じゃないでしょ。送っていくとかしたらどうなのよ」
「え?」
「え? じゃないよ。まったく白々しい」
智までもが俺に冷たい視線を向けている。
なぜ、弟二人からこんな目で見られなければならないんだ。
602名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:59:01 ID:U/IFsTqJ
「インク買いに行くとか理由はいくらでも・・・」
「今はインク使わないからな」
最後の1つを口にいれ、退散するべく俺はソファから腰を上げた。
「二人とも意識しすぎ。見ててこっちが恥ずかしくなる」
「それはそれで逆にイラッとくるんだよね、おにーさま」
ずい、と修が寄ってくる。
「顔が近い」
近距離に寄ってきた修の鼻の部分に話しかけてみたが、一向に離れる気配がないので手のひらで押しやった。
「とにかく、自然にやってよ自然に。デレテレしすぎもなく、よそよそしすぎもなく」
「難しいことを言うなぁ」
「航兄の彼女は超が突く鈍感女なんだぜ?そこに来て航兄が草食動物みたいにやってるから、いい年こいた男女がいまだにお手手もつなげないでいるんだろ。化石かよあんたらは」
一気に言って智がそっぽを向いた。
「どうしてそこまで言われなきゃならないんだ。とりたてて問題ないだろう」
お手つないで、とキスはクリアしているよ。
「それにおまえ達は仕事で彼女と接しているわけだから、プライベートな部分をひけらかすわけにもいかない」
「俺たちの知らないところじゃ、しっかりやることやってるわけですか」
「あのな、智」
「どっちなんだよ」
「そんなこと軽々しく話すことじゃない。どうしたんだ」
「どうもこうもないよ。イラッとくるんだよ、イラッと」
俺と智の会話を、修は子供みたいな顔で見比べていた。
そんな修を智がにらみつける。
「変な顔で見てんなよ!」
「変な顔たぁなんだ、おにーちゃまに向かって! ああ、陽くん早く帰ってきて。かわいくない弟だけだとおにーちゃまはさびスィ」
「どこまでもキモイんだよおまえは! だーかーら合コンで泣きを見んだよ」
「合コンって言うなぁ!!」
やれやれ。
一体、どうしたって言うんだ。
603名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 01:59:59 ID:U/IFsTqJ
 部屋に戻り、鉛筆を手にしたもののやはり輪郭がうまくとれない。
いっそのこと別の絵にしようか。
携帯電話が鳴った。
表示される名前に俺の口許は笑みを作る。
「はい」
「月山です」
「はい」
「仕事が終わりました」
「おつかれさま」
鈴を鳴らしたような声。
思わず目を閉じて聞き入ってしまう。
「航さん」
「はい」
「わがまま言ってしまいそうなので、切ります」
我ながら見事にコケテしまい、椅子から落ちるかと思った。
相変わらず脈絡のないことを言う人だ。
「待ってください、どうしたんですか?」
「いえ……」
「そのわがままというのも、どんなことか聞いてみないと、わがままかどうかもわからない」
「変なんです」
「はぁ」
「なんかこのあたりがもやもやして」
「このあたり」
「このあたりです」
電話ではよくわかりませんが。
「なんか、航さんに側にいてほしい感じなんです」
「……それがわがままですか」
「はい、すみません」
「いいですよ」
「はっ?」
「側にいますよ。どこに行けばいいですか?」
「いえあのっ、こんな時間ですから、聞き流してください〜っ」
笑ってしまう。
「もう聞いてしまいました。俺はどこに行けばいいですか?」
604名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:00:43 ID:U/IFsTqJ
「マンションを出てきてくれるんですか?」
「はい」
あなたと個人的に会うときは、このマンションは避けたいので。
ここは見えない制約が多すぎる。
「すみません、わがまま……」
「月山さん。俺もあなたに会いたい。だから外に出る。それだけです」
「実は、その、……にいるんです」
「え?聞こえなかった、もう一度」
「マンションの下まで来てしまったんです」
できる限り航さんの側で声を聞きたくて。
「今すぐ行きます」
参った。
どうしようもなく、無意識にあの人は。
俺を混乱させる天才だ。


「おにーさまどちらへ?」
風呂上りらしい腰にタオルを巻いた姿の修がキョトンとして俺に声をかける。
「湯冷めするぞ、はやく服を着たほうがいい」
「おにーさまってば」
いってらっしゃーいという修に返事もそこそこに、玄関を出た。
エレベーターをおりて外にてると、街灯の下にぽつんとたたずむあの人がいた。
コートのポケットに手を入れたまま走っていくと、俺に気がついた様子で彼女も小走りでこちらに向かってきた。
「航さん」
「お待たせしました」
いざ、改めて向かい合うと、照れくさい。
白いコート姿で鼻の頭を赤くして白い息をはく、月山夏世さんがとても可愛らしいからかもしれない。
「寒いですね」
「はい」
「温かいものでも飲みましょうか」
「はいっ」
うれしそうに微笑む彼女と並んで歩きはじめた。
が、彼女はすぐに立ち止ってしまった。
怪訝に思って振り返ると、うってかわって真剣な面持ちで俺を見ていた。
「航さん」
「はい」
「航さん!」
「はい」
しばらく言いよどんだ後、何度も唇を噛み、そして、
「う、うちに来ませんかッ!温かいお茶とかありますし」
「うちというと、月山さんのアパート?」
「だ、だめですか?」
不安そうな顔。大きな瞳が不安定に揺れる。
そんな瞳になんど胸をかきむしられたことか、きっと、あなたはわかっていないだろうね。
「月山さんがいいなら、ぜひ」
ぱぁっと広がる笑み。
それが俺の返事が呼んだものだと思うと、無性に愛しいと思う。
605名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:01:49 ID:U/IFsTqJ
 こじんまりとそれていて女の子らしく整えられたアパートに招かれ、足を踏み入れたもののこれといってやることもなく。
なんとなく座卓の前に座ったまま、コートを脱いだりしながらキッチンでお茶の準備をしている彼女を見ていたわけだが。
コートも脱がないでパタパタ動く様子が可愛らしいやら可笑しいやら。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
マグカップに入った紅茶が柔らかい湯気をたてている。
火傷しないようにそっと口許によせて、その温かさにほっと息をつく。
ちんまりと俺の斜め横に座った彼女は、自分のカップに手もつけず、俺を見ていた。
「なにかついてますか?」
「え? いえ」
あわてて横を向く。
そして、ちらりと上目遣いに俺に視線を向けた。
「あの」
「はい」
「お願いがあるんですが」
「はい、なんでしょう」
カップを置いて、彼女のほうに体を向けた。
「あの……抱っこさせてもらえますか」
「は?」
「いえ、あのこんな風にですね」
「……」
彼女がすりすりと膝で近寄ったかと思うと、突然頭を抱きかかえられた。
「あっ、すみませんっ!」
突然我に帰ったらしく放り投げられた。
思わずよろけて、テーブルに手をついてしまう。
なんなんだ、一体。
「すみませんっ、航さん、大丈夫ですか?!」
「だ、大丈夫です」
なんとなく乱れた髪をなおしながら、体制を立て直した。
「そんなことなら俺は構いませんが。どうぞ」
どうぞ、というのも変な話だ。
「いいんですか?」
「どうぞ」
今度は遠慮がちに腕を伸ばしてくる。
俺の頭を優しく自分のほうに引き寄せて、彼女は言った。
「撫ぜていいですか?」
「え? あ、はい、どうぞ」
おそるおそる俺の髪を指が滑っていく感じ。
この状況に身をゆだねていると自然と目を伏せていた。
耳元に彼女の心臓の音らしきものが聞こえる。
柔らかいセーターの感触、そして……。
「わたるさん」
かすれた声で呼ばれ、返事の代わりに顔をあげた。
見下ろしている彼女の目がそっと伏せられ、近づいてくる気配。
一瞬の羽根でも触れたかのようなキスだった。
「だめですね……」
「え?」
「航さんの担当でなくなってよかったです」
私、航さんのお母さんにはなれないみたいです。
真剣に言うから笑ってしまった。
彼女の手を掴み、頭からはずした。
「今更母親になられても困ります」
「でも、いつか、花園ゆり子が戻ってきた時に担当していたいんです。編集は漫画家にとって母親であり恋人……」
606名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:03:16 ID:U/IFsTqJ
「欲張りだ」
彼女の首の後ろに手を回し、胸の中に引き寄せた。
「今度は俺のお願いをきいてもらえますか」
「はい……?」
彼女の肩に顎をのせたまま背中に腕をまわした。
「輪郭がわからないんです」
「りんかく?」
「あなたの輪郭がわからなくて絵にできない……って言ってもわかりませんよね。触っていいみていいですか?」
「え? えっ?」
コートをゆっくりと脱がせて床に落とした。
目を閉じてセーターの肩に手をのせ、そっと肩から腕に触れていく。
こわばった肩から彼女の緊張が伝わってくる。
柔らかい感触、カシミアかな?
頬を手のひらで包む。
見つけた。
この線を探していたんだ。
そっとその柔らかな頬に口づける。
彼女の怯えのような震えのようなものをわかっているくせに、キスを首筋へと移していく。
「わたる……さん」
俺のセーターを弱々しく掴む。
「だいすきです、わたるさん」
すみません。
限界です。
自分の忍耐力を甘く見ていました。
あなたに対しての限界値は通常比でかなり低くなっていることに今頃気づいても遅いわけで。
長い髪に指をさしいれた。その小さな頭が床にぶつかることのないように。
愛しています、と。
床に横たわった彼女を見下ろし囁いてみたけれど、キスを落としたと同時だったからきっと伝わっていないね。
あの、わたるさん、あの、わたし……。
そんなことをキスの合間に言っていたような気がしたけれど、やがて俺の首に腕がまわされる。

草食動物は廃業かな。

-----------------------

無駄に長くてすみません。
失礼しました!
607名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 10:44:25 ID:7bO4NZW4
>>600-606
GJ!
萌えた〜!
こちらも夏世っぺの母性愛+航兄へのドキドキ感が良かった!
きっとふたりは、こんなペースで付き合ってるんだろうな…。
608名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:09:02 ID:nB7i5i+Q
>>601-606
GJ!

兄弟愛にも夏世母性愛にも、草食動物は廃業かな。にも
すべてに禿萌ますた!
609名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:10:23 ID:nB7i5i+Q
sage忘れた…すまん。
610名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:51:25 ID:YhUTUcXz
GJです!!
なんか二人のやりとりに萌えました!!夏世っぺかわいいよ〜〜
611名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:16:23 ID:1SnUvlGs
GJ!
萌えました!
夏世っペかわいいよ夏世っペ。
DVDを見返したくなりました。
612名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:36:57 ID:d6272C2q
GJ!
試してみる夏世っぺがかわいすぐる…
613名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:28:37 ID:dUWSSbkB
なんか、すっごい萌えた
そして悶えた
さとぴょんも航兄も夏世っぺもかわいいよ
G―――J!!でした!
614名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:58:42 ID:P1gK4Cg7
この後初エチーになるわけですね。
萌えす・・・
615名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 17:20:06 ID:V1BNlgK3
超GJ!
航兄の 触ってみていいですか に萌えますた!
クレクレはいけないとわかっていますが
この続きが読みたくて悶えまくりだ・・・
616名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 20:29:10 ID:0zPg/ul/
保管庫が更新されてますね。
保管庫様更新ありがとうございます。
いつも楽しませてもらってます。
617名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:52:38 ID:M9/Qf17j
保管庫見てきました!
乙です!
いつも有難うございます!更新嬉しいです。
618名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:16:08 ID:BzUJ0iDo
保管庫様更新乙です。
いつも本当にありがとうございます。
いつの間にか200作品越え。凄い!!
619名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:28:24 ID:m/Yk1VRR
保管庫さま、更新乙です
いつもどうもありがとうございます!

今年も残り一月を切りましたね
ヒミツ〜から始まった一年だったな……
ココのおかげで、萌まくりの一年でしたよ
職人さん住人さん保管庫さん、感謝ですありがとう!
620名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 20:22:35 ID:rMwHlZm6
保管庫様いつも更新お疲れさまです!!いつも楽しく拝見してます。もうドラマが終わって一年経つのにまだヒミツワールドにどっぷりはまってます!!
621sage:2007/12/03(月) 22:23:18 ID:g0i7MPGd
萌え
622名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:50:49 ID:9OdEUt7A
>>600-606 GJ!!

保管庫様、更新乙です!
いつも有り難うございます!!!
623名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:33:12 ID:Lp6wqty5
昨日のガリレオ、亮子さんと夏世の共演で花園が懐かしくなっちゃった
624名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 00:06:39 ID:FWmqe67n
保管庫氏更新超乙

あとひと月もすれば放送開始から一年経つのか…早いな
こんなにハマると思ってなかったよ
625名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 02:08:47 ID:7+JqiEUz
中の人ネタで申し訳無いけど前回のガリレオ見てこのスレの事思い出して久しぶりに来てみました
このスレがまだあった事にも感動したが、まだ職人さん達がフル稼働中なのにもっと感動した!!
一気に読んだよ…萌えまくり
やっぱかよっぺ最強だ…
626名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:54:44 ID:nxkyksNt
保守
627名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 09:58:05 ID:R3LKNqwX
夏世っぺの誕生日までひと月になったね
兄弟それぞれプレゼントとかどうするか今から悩んでるんだろうなぁ…
628名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 12:02:56 ID:I3GHRJcs
クリスマスもあるし、夏世っぺの誕生日もあるし、皆どうするんだろうね?
智ぴょんはホテルでディナーとか、家で智ぴょん特製フルコースとか気のきいたことしてくれそうだ。

陽はプレゼントと胸キュンメッセージが書いてあるカードをイギリスから送る。

修は……散々自分のマニアックな買い物に付き合わせて、最後にヒミツの激ウマラーメン屋に連れて行く。

航……一緒に過ごしたいけど、どうすればいいか分からない。
さりげなく夏世に聞いてみるも、
「私はいいですから、家族水入らずで過ごして下さい」
と言われてしまい、あっさり手詰まり……orz

妄想ばかりですいませんでした。
629名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 14:35:14 ID:BE4GtGS3
自分も最近クリスマス、夏世誕生日ネタを妄想してるw

クリスマスは亮子さん仕切りの鍋パーティーと予想。
亮子さん、以前夏世にクリスマスの勝負ランジェリーを半ば強制的に買い与えてて、
当日ちゃんと付けてきたか確認し、そのまま航にプレゼント。

夏世、今度こそ誕生日は職場では迎えたくないと思ってるに違いない。
誕生日前夜、いちゃいちゃしてたら日をまたいでて、コトの最中に
「誕生日おめでとう」と航に言われ、恥ずかしがる夏世、とか。
630名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 17:52:36 ID:jwdFXx/9
クリスマス、誕生日ネタいいね〜妄想ばかりが広がる!!
631名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 22:49:38 ID:yjSW2QRL
お正月も捨てがたいぞ。
晴れ着の夏世っぺで帯クルクル妄想。
632名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 00:48:03 ID:6NB1QW7Q
妄想するのは修兄だねw

そしてその後から「・・・何を考えているんだ?修」と
ブラックなオーラをまとった笑顔のお兄様が。
633名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 20:48:45 ID:gfQCb0Hl
>>629
>最中に〜
萌えた
おめでとうと言われたらきっと泣きながらそのまま抱き着くんだろうなぁ
634名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:45:44 ID:n79UX+4d
確かに…
>>629の「最中〜」は相当萌える!!
635名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:52:18 ID:T6Plwm6Y
フライングながら最中ネタで妄想。




はぁ〜、とため息をついて時計を見た。
短針は10を、長針は12を指している。つまり、あと2時間で私の誕生日だ。
はぁ〜、ともう一度ため息をつく。
日付の変わった瞬間を会社で一人迎えた去年を思い出した。

―今年は違うはずだったのになぁ・・・。

チラと携帯に目をやった。お互い忙しい恋人とは、気付けばもう1週間も連絡をとっていない。
せめておめでとうのメールくらいはくれるだろうか。
思わず眉間に皺を寄せて携帯を見ていたら、ふいに耳馴れた着信音と共に、彼の名前が目に飛び込んできた。

―航さん!?

慌てて通話ボタンを押した。
636名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:53:46 ID:T6Plwm6Y
「もしもし、航さん!?」

いろんな感情がごちゃ混ぜになって、変な声になっている気がした。
対する航はいつも通りの落ち着いた穏やかな声だ。
けれど、今晩は、の後に続いた言葉に、今度こそ夏世はパニックになった。

「実はあなたの家の前まで来てしまったんですけど、今からお邪魔してもいいですか?」

―ええっと、つまり、これってサプライズ?

さっきまでそうなればいいな、なんて考えていたのがどこへやら、久しぶりに高まる鼓動に、顔だけは冷静なふりをしてドアを開けた。
でも、

―あれ?航さん手ぶら・・・

予想に反してそこにいたのはいつもの彼だった。
急に顔が見たくなって、と部屋に上がる航に目眩を覚える。

―航さん、私の誕生日忘れちゃったのかなぁ。





そんなこんなで美味しく戴かれちゃってる最中にお祝いされ、小さい箱に入ったプレゼントを貰う夏世を妄想してしまいました。
637名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 12:03:05 ID:8Jes41t7
>>635
GJ〜!

ちちちち小さい箱?
そこ詳しく!
638名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 15:34:30 ID:5Y7p3CoC
>>635-636
GJ!

同じく小さい箱で妄想してしまいました。
クリスマスイブで、夏世目線です。
エチー無しですみません。
639クリスマスツリー 夏世×航 1/3:2007/12/11(火) 15:37:38 ID:5Y7p3CoC
「航さん、それ取ってもらっても良いですか?」
「うん、これかな?」

今日はクリスマスイブ。
私の部屋で、もうイブだというのに、やっとクリスマスツリーの飾りつけをしている。
お互い忙しく、なかなか休みが合わないので、一緒に過ごせる時間は、とても貴重だ。

去年まで、誕生日はおろか、こういったイベントも1人で過ごしてきたのに…。
ふと笑みをもらすと、隣には穏やかな笑顔の航さんが…

「どうしたの?」
「去年までは、飾りつけを1人でやってたんですけどね…。今年は、航さんと一緒なので、こんな小さなツリーとはいっても、はかどります。」

そう言って、小さなオーナメントを、ちょこんとツリーに引っ掛ける。

「こういった事は久々で、なんだか懐かしいなぁ…。」
航さんはそう言って、遠い目をした。

「あ、そうそう、片岡家にはツリー、ないんですか?」
「確か倉庫にあるはずなんだけど、最近は出していないので…。
でも、陽が小さい頃は、僕が飾りつけをしていたんですよ。」

「え?航さんが?」
「ええ、でも男所帯だから、智はクリスマス近くになると、女の子とのデートで殆ど家にはいないし、
修はあんなだから、エゲレスのお祭りなんて!日本は正月と祭りだけでいいんです!とかいって、参加しなかったからなぁ…。」

航さんが大きなツリーを悪戦苦闘しながら飾り付けし、傍らで小さな陽くんが嬉しそうに見ている姿を想像し、微笑ましくなった…。
640クリスマスツリー 夏世×航 2/3:2007/12/11(火) 15:40:29 ID:5Y7p3CoC
「でも、陽が大きくなってから、ここ何年かは出してませんね。」
そう言った、航さんの一言でふと、現実に戻された

「じゃ、私にやらせて下さい!懐かしくって、皆さん喜ぶかも!」
とは言ったものの、
「あ・・。今日がイブだからもう間に合いませんね…。」

そう言って、がっかりして、航さんを見た。

そんな私を尻目に、航さんは楽しそうに飾り付けを続けている。
最後に、天辺の星をのせた。

「完成〜!」

思わずはしゃいだ私に、航さんは向き直ると、
「メリークリスマス」
と静かに一言言い、やさしく口付けを落とす。

「…キスは、ツリーの下じゃないですよ…。やどりぎの下です。」
「あれ?そうだっけ?…でもここは日本だから関係ないよ…。」

そう言って、もう一度唇を塞ぐ。
何度も、何度も唇を重ね、だんだん深くなっていくと、優しく押し倒される。
641クリスマスツリー 夏世×航 3/3:2007/12/11(火) 15:46:14 ID:5Y7p3CoC
アングルが変わり、飾り終わったツリーが下から見え、とても綺麗だ。
航さんのキスを受けながら、うっとりして見ていると、見慣れないオーナメントが、ひとつぶらさがっていた。
かわいい金色の小さな箱に、赤いリボンがついているもの。

「…あ、あれ?」
「なに?」

首筋に顔を埋めていた航さんは、起き上がり、私の視線の先を辿る。

「なんか、見慣れないオーナメントがひとつあるみたいなんですけど…。」
すると、航さんはいたずらっこのような笑みを浮かべ

「あれは、来年も、再来年も、ずっと夏世が片岡家のツリーを飾ってくれる、約束かな?」

「…え?…どういう事です?」

「ちゃんと、後で教えるから、今はこっちが先。」

そういって、耳元で言われ、そのまま流されてしまう私。

「え、え?航さん?…あ…」

結局、夏世っぺが、その小さなオーナメントの中身が分かるのは、クリスマスの朝。
今までで最高のクリスマスプレゼントとなるはず…。




********

なんか、久しぶりの投下なんで、文章ぐちゃぐちゃですいません。
まだまだ、夏世っぺ誕生日や忘年会、お正月ネタなどでここが盛り上がる事を願ってます!
642名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 19:05:36 ID:xaIO4s0S
>>639-641
小さい箱キター!!
GJGJ
ロマンチックやなぁぁ
643名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:12:36 ID:pBKL9jZE
GJ!!クリスマスいいよ〜
癒されました。次の日の夏世の喜ぶ顔が目にうかぶよ
644名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 12:51:03 ID:B9Ssgrsn
>>635-636 GJ!ナイス!フライング!!

>>639-641 クリスマスGJ!無茶苦茶妄想した〜
645名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 23:30:13 ID:3FoLWVOK
誕生日もクリスマスもGJ!!
誕生日は続きを熱望せざるをえない
やっぱヒミツは萌えるわ…
646名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:55:38 ID:xy+v4pwj
二つともGJだが気が早いw

飾り付けではしゃぐ夏世っぺがかわいい
修兄とどっちが星をてっぺんに着けるか揉めそうだ
647名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 20:20:08 ID:tYzCeNi/
誕生日もクリスマスもGJ!!
やっぱり航×夏世萌えるなぁぁ。
648名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:04:59 ID:jPdRSf3r
誕生日もクリスマスもGJでした。
こんなふうに過ごしていたらといいなあと思ってしまいました。

航兄、彼女と過ごすクリスマスは初めてだったりして……
649名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 02:02:23 ID:l2QXC7s4
保管庫、読破しました。
職人さん方、そして保管庫管理人さん
感謝、感謝です。
続編にそのまんま使えそうなストーリーが盛りだくさんで萌えでした。
650名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 15:27:22 ID:AaG6djpA
保守
651名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:54:53 ID:33kozz7f
保守
652名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 21:14:33 ID:1UQG1Hhf
もうすぐクリスマス。ほのぼの四兄弟&夏世っペも見たいですね。
クリスマスケーキは智お手製かな?
653名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 00:24:42 ID:vrpoC3l1
ケーキ、夏世っぺが「私がやります!」とか言ってやっぱり失敗して
今年はおあずけになっちゃったりして


あと亀レスだけど >>628
家族で〜と言われたら
「あなたも家族でしょう」とか言ってしまえばいいんじゃないでしょうかw
654名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 00:27:56 ID:2s63FE2+
「あなたも家族でしょう」
航っていろんな行動にはなかなか出られないくせにw
そういうことはさらっと口から出てきそうだよね。

んで、夏世っぺ赤面。
655名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:53:41 ID:PG65Sjsz
拒絶してた時期もあっただけに「あなたも〜」って
言葉の威力は夏世っぺにはすさまじいだろうね
656名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 11:13:04 ID:YNs9mmgw
ぶっ倒れるんじゃなかろうかw
657名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:12:39 ID:CrutkNvx
保守
658名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 07:26:45 ID:bIyBVE6W
亮子さんあたりにうっかりあやしいお薬を飲まされた夏世っぺを妄想…
「月山!これ飲むと航さん喜んでくれるわよ!」とか言われてw
659名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:09:24 ID:OeJRYO5I
智や修の前で飲んでしまうっていうのもありだな>あやしいお薬
エロい夏世っぺを前にどうするよ、俺?という感じで。
660名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 01:16:15 ID:OHB0lbkL
あやしいお薬いいなぁ...
飲まされるのも良いけど、ドジッ子としてはやはり間違えて飲むのも捨てがたい
661名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:17:48 ID:xie5hMMl
早速、薬のせいで体が火照ってきて、修の前で服を脱ぎ出す夏世っぺを
想像(妄想?)してしまいました... (*´д`)ハァハァ
662名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 05:20:42 ID:r4W4zXs3
夏世があやしいお薬飲んで弟達がドキドキな展開になっても、
航がタイミング良く帰って来て、オイシイとこ総取りしそうだなw

そういや以前航兄誕生日ネタで、あやしいお薬を貰ってたな、航兄。
663名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 16:41:51 ID:YKFAfT7Y
航兄、タイミングの良さは神懸かってるからな…w

航兄の部屋にあったあやしいお薬を夏世っぺが飲んじゃって
修兄に呼ばれて相手をしてる間に体が…
という電波をこの流れから受信
664手袋とポッケ 0/6:2007/12/22(土) 20:41:03 ID:ZdYVxJI7
”あやしい薬”話を豚切 & 逆行で申し訳ないですが、
クリスマス前の二人を妄想したので投下します。

航×夏世でキスすら無いほのぼの系ですが…
多分今までに出てなかった(?)ネタを入れてみました。

665手袋とポッケ 1/6:2007/12/22(土) 20:41:46 ID:ZdYVxJI7

「駅前の大通りでイルミネーションをしているらしいんです。今度行ってみませんか?」


航さんからそう電話があったのは昨日のことだった。

思ってもみないデートのお誘いに、もちろん私は2つ返事でOKした。



修さんの原稿の進み具合の確認にマンションへ行く度 航さんとは顔を合わせているけれど、

二人きりになる事は滅多にない。

仮に稀に二人きりになれたとしても、いつ誰が帰ってくるか分からない状況では

雰囲気が良くなっても精々軽いキスを交わす程度。

その先なんて”夢のまた夢”。

それに、絵の勉強で忙しい航さんに無理はさせられない、いや、させたくない。

そうなると当然あのマンション以外の場所で会う事自体、極稀になる。





(早く約束の日にならないかなぁ…)

久々のデート。

否が応にも気持ちは逸る。

組み合わせた両手に顎を乗せて宙を見つめる。

傍から見ていたらいかにも乙女チックな、恋を夢見る乙女な構図だろう。


何を着ていこうか?

久々の外デートだしおめかししたいけど、会社の帰りだし…

あ、でも寒いから防寒はちゃんと考えないと。


なんて考えていると後ろから編集長の大声が聞こえてくる。

「月山、なにボーっとしてんだっ!!そんな暇があったら先生んとこ行って来いっ!!!」

「っは、ハイッ!いってきますっ!!」

私は慌てて鞄とコートを手に編集部を飛び出した。




666手袋とポッケ 2/6:2007/12/22(土) 20:43:20 ID:ZdYVxJI7

約束の当日。

昼間快晴だった影響か、放射冷却が起きている様で日中の暖かさが嘘の様に日が落ちてからの冷え込みは厳しい。

こんな日に限って朝寝坊をしてしまって、手袋を忘れてきてしまったと悔やんでみたけれど既に後の祭りだった。



なんとか時間通りに仕事を終えて、コートの袖に手を隠す様にして寒風を凌ぎながら待ち合わせの場所へ急ぐ。

週末の駅前は自分たち同様にイルミネーション目当てのカップルで溢れていた。

そんな中でもロータリーのベンチに腰掛けて流れる人ごみを眺める彼の姿が目に入る。

この状況下ですんなりと彼を見つけられた自分に驚く。

近くまで駆け寄ると足音に気づいたのか、航さんが腰を上げてこちらに微笑んでくれた。

「すみません、待ちました?」

「いえ、僕もさっき来たところです」

…とてもそんな風には見えなかったけど、航さんの事だから気遣ってくれてるんだ。

行きましょうか、と言われ並んで歩き出す。

航さんの癖なのか、彼の両手はいつもの様にすっぽりと彼のコートのポッケの中に納まっている。

本当は周りのカップルみたいに腕を組んだり、手を繋いだりしたいけれど…。

ここで素直に「腕を組んでもいいですか?」と言い出せない自分が少し情けなく、

これも恋愛力の低さのせいだろうか、と落ち込んでしまう。

横に並んでいたはずの私がいつの間にか後ろを歩いていることに気づいた航さんが立ち止まる。

「どうかしましたか?」

歩くのが少し早かったかな、と俯く私の顔を覗き込まれた。

私は自分の不甲斐なさに落ち込んでいたことを気取られたくなくて、ぱっと顔を上げた。

「あ、いえ、その…、あっ! 今日手袋忘れちゃって手が冷たいなぁ、なん、て…」

それまで後ろでバッグを持っていた手をあからさまに前で擦り合わせて息を吐きかける。

実際確かに指先が冷たくなっているのだけれど、でもどうにも苦し紛れにしか聞こえないと思う。
667手袋とポッケ 3/6:2007/12/22(土) 20:47:41 ID:ZdYVxJI7

航さんは少し考えると、コートのポッケから手を出して手袋を外した。

「これ、使ってください」

優しい微笑を添えて差し出される手袋。

「ダ、ダメですよ。それじゃ航さんの手が冷たくなっちゃいますっ!!」

絵を描く大切な手が冷えては大変だ、と説明する私に

「あ、そう…」

と呟いて、行き場を失った航さんの手が重力に従って下りる。

「…じゃあ、片方ずつ」

僕の手が冷えるというなら貴方の手も冷えてしまうから、と航さんは手袋の片方を差し出してくれた。

でも航さんがその手にはめ直したのは左の手袋で、私の手には右の手袋。

航さんの利き手は右のはず。

「え、でも…」

これでは意味がないんじゃ、と言いかけたところで航さんが微笑む。

「こうすればどの手も冷たくはないでしょう?」

そう言って右手でそっと私の左手を取ると、自分のコートのポッケに入れた。

航さんの左手と私の右手は手袋、私の左手は航さんの右手に繋がれて彼のコートのポッケの中。

確かに航さんの手も私の手も冷たくはない。

でもそうなると当然、体も自然と寄り添うわけで…。



668手袋とポッケ 4/6:2007/12/22(土) 20:48:39 ID:ZdYVxJI7

沈黙のまま暫く行くと大通りの街路樹に施されたイルミネーションが見え始めた。

色とりどりの電飾が日の落ちた大通りを鮮やかに彩る。

通り沿いのショーウィンドーもクリスマスの飾り付けがしてあってとても綺麗だ。



それらを見ながら人の波の中を歩く私たち。

貸してもらった手袋は私には少し大きすぎるけれど、先にはめていた彼のぬくもりがまだ残っていて暖かい。

そして反対の手は彼のコートのポッケの中でしっかりと、けれど優しく航さんの手に繋がれている。

その手が温かくて、心地よくて、どこか懐かしい感じもして、

なんとも言えないほんわかした気持ちが胸に広がる。

思い出の中のポッケも暖かかったけど、どちらかといえばドキドキの方が大きかった気がする。

…そういえば。

”コートのポッケ”で以前智さん達にからかわれた事を思い出した。

あの時は本当に腹が立った。

人の大事な思い出をからかう材料にするなんて、最低だと思う。


でもあの時、航さんが追いかけてきてくれた。

私が忘れたコートを持って。

あの時はただ怒りが先にあって

(智さんとキスしそうになったのを見られてしまった恥ずかしさもあったけど)

航さんに八つ当たりするような事を言ってしまったけれど、

航さんはそれでも智さん達の代わりに謝ってくれた。



なんだかあの出来事がすごく昔の事の様に思えて、一人クスクスと笑いがこみ上げてくる。

「どうしたんですか?」

航さんが不思議そうに私の顔を見た。

「あ、いえ。以前智さん達にからかわれた事を思い出して…」

あぁ、と航さんが呟く。

「そんなこともありましたね…」

そう言って自分の足元に目線を落とした航さんの横顔にも少し笑みが浮かんでいるように見えた。
669手袋とポッケ 5/6:2007/12/22(土) 20:49:26 ID:ZdYVxJI7

大通りの先にある小さな広場に設置されたクリスマスツリーは

ピンと張り詰めた冬の空気に晒されて、色とりどりのイルミネーションが輝いていた。

「…キレイ…」

時折色を変えるそのツリーにため息を漏らして見とれていると、

「寒くないですか?」

と航さんが私を気遣ってくれた。

「はい、大丈夫です」

そう言って航さんに顔を向けようとした時、視界に白いものが映る。

「あ…」

空を見上げると真っ白な雪が静かに舞い落ちてきた。

「雪、ですね」

航さんも静かに空を見上げる。

「積もるかな…」

独り言のつもりで言った言葉に

「ちょっと無理かな」

と、返事が返ってきた。

それ位分かってます、と反論しようとしたら

「…でも今年はホワイトクリスマスになるかもしれませんね」

航さんがにっこりと微笑んで言った。

その笑顔につられて私の口角も上がる。

少しの間二人してツリーに見惚れていると、木枯らしがピューっと吹き抜けた。

その風の冷たさに思わず身を竦める。

「冷えてきましたね。どこかで暖かいものでも飲みましょうか」

そう言われて辺りの店を見回してみるが、大半の店はウインドウの照明だけを点けて閉めているようだ。

まだ営業している店には、同じ事を考えたであろうカップルたちが外でその身を縮めて列を成している。

「…皆考えることは同じ、なのかな?」

「そう…みたいですね」

視線を互いに戻すと顔を見合わせてクスクスと笑った。

670手袋とポッケ 6/6:2007/12/22(土) 20:51:19 ID:ZdYVxJI7

「…良かったらうちに来ませんか?少し遠いですけど、温かいコーヒーくらいなら出せますし…」

少し遠慮がちに提案してみる。

自分から家に誘うなんてふしだらな女だと思われるかな、と俯いていると

「…じゃあ、お言葉に甘えさせてもらってもいいですか?」

と優しい微笑が返ってきた。

「…はいっ!」

嬉しくなってとびきりの笑顔で頷いた ―――




冬空の下、繋いだ手を彼のコートのポッケに入れたまま他愛もない話をしながら家路につく私たち。

うちに辿り着いた、その後は…?


… それは二人だけのヒミツです …







お目汚し、すみませんでした。

内容的にどうしてもクリスマス前に投下したかったので
文章とか直しきれないままでした。

本編2話ももう少しうまく絡められたら…と後悔しきりです。

地下に潜って精進します…。
671名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:16:54 ID:9wLBZafL
GJ!
カワユスな〜
672名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:42:54 ID:5okXEdts
GJ!!ポッケのが航と実現できてよかったね夏世っぺ!
673名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 23:38:13 ID:XCZ1soJ4
>>664->>670
GJ〜!
ほのぼのあったかいね
いいねぇ
674名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 00:54:07 ID:ufJ1FwLB
>>665-670 GJ!!
二人だけのヒミツ…妄想せずにはいられない。
675名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 14:35:57 ID:Bqnwnpsl
GJ! ほのぼのがよく似合う二人だ〜。

ただ……
「多分今までに出てなかった(?)ネタ」って、
手袋を分けっこして、ポッケの中で手を繋ぐ、ってことなのかな?
それなら、保管庫さまの29(スレッド1)にあるよ。

手をつなごうとするのは夏世っぺからだし、
お話としては全然別のものだと思ってるけど、
一応指摘しときます。
676名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 17:50:17 ID:r1pD/gx7
ほのぼのとしたふたりをありがとう!
この二人はエロもほのぼのも本当によく似合うから困るw


明日はイブだねー
恋人達的には明日が本番なんだろうw
677名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 01:34:33 ID:lHsx2Z9Z
きっとクリスマス休暇で帰って来てる陽もいっしょにみんなでパーティーなんだろうなー
そのかわり誕生日に盛大にいちゃつくのか…w
678名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 14:15:35 ID:CCDarr2C
4兄弟を驚かそうとアパートでケーキを試作中に
航が「近くまで来たから」とふいに訪れ
キレイにクリームをデコレーションしようと四苦八苦する夏世っペの姿にムラムラ。
台所でいちゃつき始め、止まらない航は夏世の体にクリームを・・・
なんて妄想をしました。



誰か書いてください・・・
679名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 00:32:55 ID:l0fO8R8D
>>678
そういや保管庫に夏世っぺと陽君のクリームプレイがあったのを思い出した
680名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 00:37:09 ID:4JXdspUc
航兄とのクリームプレイも見てみたいね!
681名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:05:30 ID:8vttli/V
自分の妄想は既に来年のバレンタインのチョコプレイにまで飛んでいる。
お口で食べさせあったり、夏世の胸の谷間に挟ませて溶けた生チョコを
航兄に舐め取って欲しいとか妄想中w
682クリスマス:2007/12/26(水) 02:07:29 ID:cLW0kgR8
クリスマスねたを投下します。
エロなし、修×夏世のやりとりです。
683クリスマス 修×夏世 1/2:2007/12/26(水) 02:10:57 ID:cLW0kgR8
「で、あんたこんな日になにやってんの?」
「なにって、仕事です・・・。 っていうか、修さんが呼んだんじゃないですか!」

兄ちゃんの彼女で、俺の担当編集者は、私だってこんな日に仕事したくないですよ・・・。と少し不貞腐れてぶつくさ言う。

今日はクリスマス。なのにこの小娘と兄ちゃんときたらほんとに相変わらずで・・・。
兄ちゃんに至っては、今日が何の日か分かってるのかどうか・・・。
今日も大学で、絵画創作なぞをしているようで、なかなか帰って来ない。

「・・・で、今回は何の用事です?バナナでも買いに行かせていただきましょうか?カレーでもお作りしましょうか?」
「あ、そういう言い方、可愛くないな〜、そんな人にはサンタが来ないよ」
「・・・もう大人ですから、幸か不幸か、サンタは来ません。」
憮然と答えた夏世っぺに、ふふんと言ってやった。

「恋人はサンタクロ〜ス♪本当はサンタクロ〜ス♪って言うでしょ?」
「・・・うっ」

どうも痛いところをつかれたようだ。
やはり、思ったとおり。こんな恋人達の大事な日に約束すらしていないらしい・・・。

「お、修さんだって、こんな日なのにお仕事じゃないですか!」
「俺は後で美那絵さんとこに行っちゃうんだもんね〜!」

「原稿戴くまでは、出しませんからね・・・。」
「ええ〜!?かよっぺ、30分だけでも・・・」
「いえ、ダメです。」

そんなやり取りをしながら、ふと切り出した。

684クリスマス 修×夏世 2/2:2007/12/26(水) 02:14:05 ID:cLW0kgR8
「あ、そうそう、用事というのは、ヒロインキャラに着せたい衣装がゲストルームにあるから、今すぐ着てちょうだい!参考にしたいから!」
「えぇ〜、またですか・・・。」

嫌がり、文句を言う小娘に、最後通牒を突きつけた。
「原稿あがらなくてもいいの?」
「・・・うぅ・・・、分かりました・・・。」

小娘は躊躇しながらも、編集者の性か、しょうがなさそうに従う。
ゲストルームに入ったのを確認し、俺は電話の子機を持ち、短縮1番を押す。
3回目のコールで「もしもし」と出たのはもちろん長兄の航兄。

「兄ちゃん!原稿あがんないよ!背景だけでも手伝って!すぐに来てぇぇぇ〜!お兄様ぁぁぁ・・・。」

絶叫すれば、受話器のむこうで「全く、しょうがないなあ・・・」と言って、笑う兄ちゃん。すぐ来ることを約束させ、電話を切る。

「さ、これでOK!」
半纏をはおり、財布を持って外出の用意は準備万端。

陽君のシナリオと智のお見立て衣装、そしてワタクシのすぅばらしい〜演技力!

「ま、たまにはこういった、サンタ役もいいかもね・・・。」

弟たちからのサプライズプレゼント。
相変わらず進展のない二人が、クリスマスという大切な時間を、どう使うかは、神のみぞ知る・・・。




**********

この後の続き、航×夏世も考えてるので、また後日投下する予定です。
駄文、失礼しました。
685名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 06:41:56 ID:Y7Rdicef
GJ!
どんな衣装なのかもちょっと気になるw

そして航はまた鞄をおとすんだろうか。
686名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:25:42 ID:o3XFsgCN
GJ!
修と夏世のコンビはあかるくて良いな。和む
687名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:30:00 ID:xyKBOCrb
>>682->>684
GJ!すばらすぃ〜。


修と小娘は面白杉る。
688名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:42:07 ID:4JXdspUc
GJ!!和んだよ。
航×夏世も楽しみに待ってます!
689名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:29:01 ID:ZpdBEqK7
GJ!

板にスクリプトあらしが来てるので保守あげ
690名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:48:40 ID:vaXIJxAt
>>684
修×夏世、ありがとうございました。
修のこういう優しさが好きだ。

航はまた上から下までジトッと見るんだろうか?

ついでに保守age
691名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 01:14:26 ID:w3iOt9Pa
保守
692名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 15:18:38 ID:w3iOt9Pa
バナナの時間だage
693名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 12:09:29 ID:EHbApW0x
すいません、遅くなって。
クリスマス 修×夏世の続きです。
クリスマスが終わり、年末なのにすいません。
航×夏世 夏世目線でエロなしです。
694サンタガール 航×夏世 1/2:2007/12/28(金) 12:12:50 ID:EHbApW0x
「修さん!いいかげんにしてください!」

勢いよく仕事部屋のドアを開け、怒鳴り込んだが、当の本人はいない。
代わりに、机の上にはメモが1枚・・・。

”夏世っぺへ。 すぐに戻るから探さないでね。ちなみに、衣装はそのまま着てなさい。すぐに参考資料にするから。”

「まったくもう・・・。」
溜息をついて、メモから目を上げると、ガラスに映る自分の姿が・・・。

そこには、サンタガールがいた。

サンタクロースの女性版?の衣装だ。
赤いふわふわの生地に、白いボンボンがついて、可愛らしいのだが、スカート部分は超ミニだし、ボディラインが丸分かりのワンピースとなっている。
そして、なぜだか分からないが、黒い網タイツが用意してあった。

「うぅ・・・、恥ずかしい。でも、我慢我慢。」

確かに少年誌では、コスプレちっくな女の子が好まれるようで、今までも色々な格好はしてきたが・・・。

「これって、セクハラの一種なのかな・・・?」
そんな事を考えていたら、玄関のドアが開く音が聞こえた。

「修さん!これでいいんですね?だから、早く描いてくださいよ!」
そう言いながら、勢いよく向かえた先には、修さんではなく、なぜか航さんが、いた。

驚いた顔で、カバンを落とす航さん。
「つ、月山さん!? ど、どうしたんですか?その恰好は・・・?」
「ええ!? えっとですね、これは修さんが、参考資料として・・・、あ、でも当の修さんは外出中で・・・。」

ああ、もうほんとに恥ずかしい!突然、思いもかけない航さんの出現と、恥ずかしい恰好で、パニック状態になっていた。

「ああ、もう・・・ですから、今すぐ着替えてきますね!」

くるりと反転し、ゲストルームに飛び込もうと思った、私の手は急に航さんに捕らえられた。

「今日は、クリスマスだったんですね・・・。すっかり忘れていました。本当にすいません。あなたに連絡もせず・・・。」
「いえ、そんな・・・。でも、航さんは大学が忙しいので・・・仕方ないですよ。」

気にしないように言うつもりが、どうも寂しさが出てしまったようだ。
航さんはというと、本当にすまなさそうに俯き、黙ったままだ。

航さんが忙しいのはよく分かっているつもりだ。
695サンタガール 航×夏世 2/2:2007/12/28(金) 12:15:13 ID:EHbApW0x
「でも、こうやってクリスマスに会えましたし・・・。気にしないで下さいね。」
私は、寂しかった気持ちや不満を飲み込んで、空気を変えて明るく振舞った。

航さんは何か言いたそうだったが、目線を上げると、力を抜き、ふと笑みをもらした。
そして、サンタガールの衣装の私をじっとみつめる。
航さんの視線に晒され、動悸が早くなる。
いつもこうだ。彼にみつめられるとドキドキが止まらない・・・。

「サンタにも会えましたしね。」
「そうそう、サンタにも・・・。って、それは恥ずかしいから言わないで下さい〜。」

恥ずかしさで顔を赤くしていると、航さんは、くすりと笑いながら言った。
「サンタさんは、やっぱりなにかプレゼントをくれるんですか?」
「・・・あ、いや、そうですね。でも今はもっていないので・・・。」

航さんに突然言われ、会社にマフラーのプレゼントをおきっ放しにしていたのを思い出した。
うぅ、私のドジ・・・。でも今日会えると思ってなかったから・・・。

下を向き、俯いていると、航さんに柔らかく手を包み込まれた。

「僕はもう以前から用意してあるものがあるんです。」
「・・・・え?」
顔を上げると、穏やかな航さんの笑顔。

「でも、まずはサンタさんからプレゼントを頂かなくては。」
「でも、航さんへのプレゼント、会社に置いてきちゃったんです。今は、渡せるモノがないんで・・・。すいません・・・。」

私の返事が終わるか否か、息を吸い、意を決したように言う航さん。
「いえ、今日は・・・、あなたを、全部いただけますか?」
「え・・・・?」
「心も・・・、何もかも全て・・・。」

航さんの真剣さが伝わって、一言
「はい」
としか言えなくなって・・・。

恋人達はクリスマスの日、この後、特別な時間を過ごしたのは皆様のご想像に・・・。
メリークリスマス!
696名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 22:02:17 ID:+5vbEWqi
GJ!!サンタ夏世っぺかわいいだろうなぁぁ!!
エロなしでも十分萌えました!
697名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 22:51:10 ID:rwW11j/p
>>693
待ってたよ〜GJ!
なんかこの二人のモジモジした感じが
なんともいいジャマイカ!

698名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 01:14:27 ID:Fgb6uvRk
GJ!
やっぱり鞄落とすんだw
「ど、どうしたんですか?その恰好は・・・」
も、身振り手振りでサンタガールをあらわす図も想像できるwww

>>697
同じく、モジモジ感が好きです
699名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 12:00:51 ID:qI8VW/KO
実は弟達+亮子さんは
留守と見せかけて覗いているかもw
700名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 17:53:32 ID:A4g2YCLQ
夏世と次男、熱愛発覚!?らしいねw
なんか嬉しくなってしまった
701名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 21:55:41 ID:SrZIe8d0
>>700
夏世っぺと三男では?
ソースはナイスポだしwww
ドラマスレでも、一時話題になったけど、皆での飲み会だった気がする…。
かなり前は、同じナイスポで長男ともあったしねw
702名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 22:24:06 ID:nj03ngqb
>>694-695
GJ!
ミニスカサンタ堪能させてもらいました
「修が帰ってくるまでそのままの格好でいた方がいいでしょう」とか言いくるめて
そのままいたしてしまえばいいw
703名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 10:14:43 ID:zAffbjRH
初期に何作か投下した者です。
しばらくスレから離れていたけど、今でも盛り上がっている事に感動しました。
保管庫の充実ぶりにも感動。

なんかもう、皆大好きだ。
704名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 18:10:45 ID:HUtKxkEf
智兄、ついに夏世っぺ強奪かw
705名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 00:28:52 ID:gqAKczcG
誰でもいいから夏世っペの中の人もドラマと同じくらい幸せにして欲しい。

スレ違いスマソ
706名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:24:41 ID:zXtGVoiL
放映開始&夏世っぺの誕生日まで10日
早いなー…
707名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 04:50:45 ID:ihHGVlr6
>>703
お帰りなさいませ!!
>>706
1年って早いねー。

夏世の誕生日には>>629で自分でふった最中ネタで投下します。多分短いけど。
年末の大掃除とか年越し新年で妄想したがネタが浮かばん。
あと冬の一大イベントバレンタインが楽しみだわ。
708名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 14:45:21 ID:AD7+LZLU
>>707
夏世っぺ誕生日投下楽しみにしてます!

やはり夏世っぺは、片岡家の大掃除をやらされるんであろうか?
709名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 21:14:03 ID:fM3ffyhz
そーいや夏世っぺは掃除まかされてばかりだったもんな
でも大掃除したら皿をこれでもかと割ってしまうんじゃないか?w
710名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 21:55:37 ID:I1a3YKna
夏世っぺの場合、お節を手伝う方が被害が大きくなりそうだ。
8話で田中ちゃんと一緒に重そうなソファ持っていたので、夏世っぺ意外と力持ち?と勝手に思っている。

「あ、月山さん、その椅子重いですから、後で修と僕が――」
ヒョイッ
「ヨイショッと。はい、航さん何ですか?」
「あ、ああ…いいえ、何でも……」

なんつってw

今年はヒミツとこのスレのおかげで、素敵な萌えをたくさん見ることができて楽しかったです。
皆さん良いお年を!
711名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 21:30:31 ID:z++oSN8G
>>710
夏世っぺかっこいいw

初詣や姫始めや…今年も妄想が広がる…
712名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 15:29:11 ID:bvNdQZHs
誕生日ネタ楽しみにしてます!!今年もこのスレが盛り上がりますように…
713名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 17:46:12 ID:tsaD6zjV
保守
714名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 06:47:50 ID:j9UXZj2f
雪が降ってるのを見ながら
「雪だるま作ってキスさせたほうがいいのかな…」
とか夏世っぺの言葉を思い出しながら悩む航兄を空想
715田中ちゃん×亮子さん 1:2008/01/07(月) 00:17:57 ID:PiskKgti
「良かったね。陽くん元気になって。」
「そうだな。」
花園ゆり子宅から話しながら歩いて気が付いたら一郎くんの家にまで来てしまった。

なんか緊張する。

一郎くんは何も気にしてない様子でタバコを吸っていた。

「一郎くん私そろそろ帰るね。
また連絡するから。」
居心地が悪くて玄関に向かおうとすると一郎くんは私の手を取った。
「遅いし泊まれよ。」
とソファーに座らされる。
「や…でも、そうだ振り袖!返さないと!」
「明日でいいだろ。」
言い訳が他に見当たらない。
あたふたしていると一郎くんは私の頬を手で覆い優しく笑い
「何緊張してんだ、お前は。」とからかうように言った。

「風呂入って寝ろ。」とタオルを渡される。
「あとお前が置いてった着替えとかそのままあるから着ろ。」
と指示を出される。
「捨ててないの?」
「捨てる理由もないから。」
別れたあとも一郎くんが自分の跡を消さないでいてくれた事に嬉しくなる簡単な私。
716田中ちゃん×亮子さん 2:2008/01/07(月) 00:19:33 ID:PiskKgti
シャワーを浴びて部屋に戻ると一郎くんが早く髪乾かして寝ろと言い代わりにお風呂に入っていった。

どうしよう・・。
逃げ出したいくらい胸が高鳴る。
気持ちは通じたし一郎くんの事は大好きだし過去に散々この部屋で抱かれてはきたけど・・・。

髪を乾かしてベッドの上で正座したまま色んな思考がぐるぐると頭の中を駆け巡る。

一郎くんはお風呂から出てくると私のほうにきてさっきみたいに頬に手をあてて唇を唇で甘噛みするようにキスをした。

唇を離すと「早く寝ろ!」とタオルで髪を拭きながらテーブルに行きタバコに火を点けた。

キスひとつでドキドキしているのは私だけなのかな。
やり直せて嬉しくてまたこの部屋で2人でいる事に緊張してるのも私だけなのかな。

なんか悲しい。

言われたとおりベッドに入るとやがて一郎くんが隣にくる。

「そんな緊張するなら何もしないから。
…でもこれくらい許せ。」
と力強く背後から抱きしめてきた。

717田中ちゃん×亮子さん 3:2008/01/07(月) 00:21:02 ID:PiskKgti
一郎くんのほうを向こうとするとさらに腕が力強くなり
「こっち向かれたら限界越えるからダメ。」
と身体を封じ込められる。
背中越しに一郎くんの鼓動が聞こえてきた。
「一郎くん…してもいいよ。」
「んー?いいよ。今日は嫌なんだろう?」
優しい声で頭を撫でながら抱きしめられていると何故か感情が高ぶって涙が出てきた。
「今日って言うか
私…絶対、昔より色々衰えてるよ。
ガッカリしない?」
腕の力が緩み一郎くんのため息が洩れた。

絶対呆れてる。
どうして私はもっと上手く立ち回れないんだろう。

起き上がって私を仰向けにすると一郎くんは困ったような笑顔で身体を上に重ねて脇の下から私の背中に回して
「バカだな、亮子ならなんでもいいんだよ。」
とギュッと抱きしめてくれた。
そんな嬉しいセリフを言われて緊張が解ける。

それから貪るような深くて熱いキスを何度も何度も繰り返す。
息が苦しくて少し抵抗すると手は軽く抑えられて
唇が離れた瞬間に呼吸しようと口を開いた隙に舌が滑りこみ絡められ一郎くんの口内に吸い上げられる。
718田中ちゃん×亮子さん 4:2008/01/07(月) 00:23:51 ID:PiskKgti
「はぁ…んっ…ん」
力が抜けて身体の芯が甘く疼く感覚に眩暈がする。
胸元に一郎くんの手が掛かる。

「一郎くん…やっぱ、やだ。」

「ん?どうした?亮子?」
本当に恥ずかしかった。
なんで…こんなに。

「キスしただけで…すごいね…濡れちゃったの。
…恥ずかしいから…」

一郎くんの手が下着の中に入り指先が秘部をなぞりその中心を確かめた。
「やぁっ…やめっ」
くちゅっと卑らしい水音が聞こえ
私の身体は自然にビクっと反応する。
「…違うの。あのね一郎くんと別れてから誰ともしてないし…」
言い訳するのも恥ずかしい。
「それに一郎くんに触ってもらえるのが嬉しくて…
それで…だから…やめて…」
もう顔さえも見れない。
719田中ちゃん×亮子さん 5:2008/01/07(月) 00:26:08 ID:PiskKgti
「お前さ、そんな可愛くて嬉しい告白聞いてやめれるかよ。」

「え?でも…」
嬉しいって?私はこんなに恥ずかしいのに…。
男の人の考えって全然わからない。

「もう黙って身体預けて。」

下着を脱がされて脚は開かれた。
そこに一郎くんは顔を埋め唇を寄せた。

中心を噛り付くように唇で包まれ舌先で入口の内側を円を描くように舐められ
その気持ちよさに溢れ出る蜜を吸い上げられるうちに頭の中が真っ白になった。

「…んんっ…ヤッ…あっ…っっ」
こんなに早く絶頂を迎えてしまった。

一郎くんは私にキスをすると微笑んで首筋や耳にもキスをした。

さっきの余韻で意識が朦朧としながら一郎くんにただ身体を委ねている事に申し訳なくなってくる。
720田中ちゃん×亮子さん 6:2008/01/07(月) 00:34:56 ID:PiskKgti
「一郎く…ん、もう挿れていいよ…。」

ちゃんと言えていたか、わからないけど
早く一郎くんにも気持ち良くなってほしかった。

「亮子可愛いよ。」

一郎くんは掌全体で胸を揉み指でその先を擦る。
そして片方を口に含み舌先で転がす。

「今でもすごく綺麗だ。」

何も出来ないでいる私への甘やかしの囁きと、大事なものを扱うような上半身への愛撫に
麻痺していた内側が再び疼き始める。

そんな変化を見抜いたのか一郎くんは指を内側に滑らせた。
内側の感触を楽しむように指先で何度も擦る。

もう恥ずかしさも忘れ私はただ一郎くんを欲しがっていた。

一郎くんは自分の先端に私の愛液を塗るようにしてから
ゆっくりと入口に挿入する。

721田中ちゃん×亮子さん 7:2008/01/07(月) 00:37:33 ID:PiskKgti
「亮子…痛くないか?」
心配そうに顔を撫でてくれる。
「んん…気持ちい…っ」

自分でも驚くくらい素直な言葉を発した瞬間
一郎くんは奥までグッと突き挿れる。

「あっ…んん…ああっ」
他の誰かに聞かれたら死んでしまいそうな程の声を我慢しきれずに出しながら
一郎くんの背中に、しがみつく。
胸を揉まれながら
どんどん奥まで突き動かされ
少しの痛みと飲み込まれそうな快楽の波に息をするのもやっとな私に一郎くんからの支配は止まらない。

隙間がないくらいに腰を密着されて
入口から奥深くまで激しく突き上げられ
その度にくちゅくちゅと淫靡な音が部屋中に響く。
特に敏感に感じてしまう場所を執拗に強く激しく突き擦られる。

「やぁ…っ…やだっ!
一郎くっ…やっ…あっ…」

「亮子…」

一郎くんの動きに余裕がなくなり1番強くなった時に昇りつめて
二人キツく抱きしめあい達していった。
722田中ちゃん×亮子さん 8:2008/01/07(月) 00:39:37 ID:PiskKgti
翌朝、目を覚ますと髪を撫でてくれている一郎くんが
「おはよう。」
と抱っこしてくる。

「まだ寝てても平気だぞ?」

一郎くんの胸に顔を埋めて昨夜の事を思い出し恥ずかしさが蘇る。

「顔見ないで・・。」
そう訴えると楽しそうに覗き込む。
「昨日の亮子可愛かったなー。」
とからかわれる。
反撃しようと試みて
「…あたしならなんでもいいんでしょ?」
頬にキスをすると一郎くんはなんでもないように抱きしめて
「なんでもいいよ。亮子なら。」
と昨夜のようにただ甘やかしてくれる。
幸せすぎて一郎くんにじゃれながら
「昨日はあんなだったけど…
次は私もいっぱい気持ち良くしてあげるから
…またしてね?」

お願いすると一郎くんは背を向けて
「お前…本当に…。」
顔を手で抑えながら
「負けました。」
とこっちを向き抱きしめてキスをしてくれた。


素直に言っただけなのに。
なんで?
男心ってやっぱりわからない。
723名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 00:50:13 ID:PiskKgti
テレ東で田中ちゃんを見掛けたので
前に書きかけだったのを保守代わりに投下してみました。

2人に興味ない人サーセン。

失礼しました。
724名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 01:04:00 ID:rb3C3T2h
おー!!
リアルタイム遭遇!
G―――J!!

田中ちゃん×亮子サン、
しかもお見合いの後、なんてすばらしすぎる。
可愛いなあ。
725名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 12:29:42 ID:an0H0InW
GJ!
亮子さんかわいすぎるよ…!
726名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 13:08:00 ID:dyKx32sC
亮子さん×田中ちゃんGJです!!エロくてめっさかわいかったよ〜〜
727名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:54:57 ID:ZK5d28CI
ヒャホー!GJGJGJ!

田中ちゃん優しいぜ!
728名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 00:02:15 ID:/plQOfGu
夏世っぺ誕生日おめでとー!
729名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:24:49 ID:vAjUENGM
夏世っぺ、おめでとう!
ヒミツの花園も1年か。オメ!
730HAPPY BIRTHDAY 1/3:2008/01/09(水) 03:28:11 ID:wWRgBg6L
夏世、誕生日おめでとう!!
なんか生ぬるくなってしまったけど、誕生日航夏世。



薄灯りが点る中、衣擦れとベッドの軋む音が聞こえる。
「…んんっ、あ…」
繋がって、彼とひとつになってる感覚。素肌に触れる彼の手と唇が気持ち良い。
彼の首に腕を回し背を浮かすと、彼の膝の上に抱き起こされて唇が重なる。
「…ん」
ちゅ、と何度も音が響く。
頬を包む手がくすぐったい。彼の唇と舌は柔らかで、とても気持ちが良い。
目を閉じてうっとりと、彼とのキスに酔いしれていると唇が離される。
私の斜め後ろへと視線をちらりと動かした彼を不思議に思って見ると、
彼がこちらを見て微笑む。
「誕生日、おめでとう」
「え?あっ…」
振り向いてスタンドライトの下の目覚まし時計を見ると、いつの間にか0時を過ぎていた。
「あ、ありがとうございます…」
小さく呟き、恥ずかしくて目を伏せる。
「どうかした?」
「…や、だってっ、こんな状況で…、あっ!!ん…」
言葉を途中で遮る様に彼が手を滑らし、指が身体を伝う。
彼の手が乳房に触れ、先端を指で擦り上げる。
「っん!!やあっ…」
頭を振って彼の背に腕を回して抱きつく。
「そんなに強く抱きつかれたら動けない」
困った様に笑う彼の声。ぽんぽん、と大きな手が優しく私の背中を叩く。

去年は職場でひとりぼっちで、自分が年を取る瞬間をあんなに意識していたのに、
今年は…夢中になっていて、自分の誕生日なんてすっかり頭から抜けてしまっていた。
そのことに気付いて、顔が、身体が熱くなる。
「そうか、あと今日は…あなたと俺が初めて出会った日だ」
「……そうですよ」
あれは運命的で、なのに今思い出してもとても恥ずかしい初対面だった。
初めて出会った時、変てこなドレスを着た私に不審者を見る眼差しを向けた彼。
「あれは衝撃的だったなぁ」
「も…もう、そのことは良いんですって!!」
くすくすと笑う彼の胸を手で押しやって身を離そうとするけど、
彼の腕はがっちりと私の腰に回されていて阻まれてしまう。
731HAPPY BIRTHDAY 2/3:2008/01/09(水) 03:29:11 ID:wWRgBg6L
真っ直ぐに見つめる瞳は逸らせなくて、吸い込まれてしまいそう。
「そんな目で見るの、ずるいよ」
彼に言われて、心の中で「どっちがですか…」と呟く。
彼の肩をぎゅうっと握って、力一杯彼の身体を押し倒す。
少し驚いた様な表情の彼を覗き込んで身体を密着させる。
こんなにも好きで、ずっと触れていたいくらい心地良い。
「航…さん」
「どうしたの?」
「え?」
「泣きそうに見えるから…」
「うん…」
目尻に触れた彼の指が、耳から髪に滑って頭を引き寄せられ、
彼の両頬に手を添えて唇を塞ぐ。
自分の瞳が潤んでゆくのが分かる。

そうだ、こんな気持ち、去年は知らなかった。
彼に触れられて抱き締められることがこんなにも安心して心地良いなんて。
今目の前に居る彼を好きになるなんて思ってもみなくて……。
愛しくて、嬉しくて、気持ち良くて…
―――幸せで、涙が出そう。

身体を起こそうすると、素早く腕を取られ抱き寄せられて身体をひっくり返される。
ふと見上げると、彼が私の手を取って指を絡め、その中のひとつの指にキスを落とす。
「後でちゃんと贈るから」
「へっ?」
「プレゼント。俺があなたのものだっていう証拠を」
今の…口付けされた指は……――左手の、薬指。
「それって…」
ぼーっと指を見続けてやっと言葉の意味に気付いた瞬間、どくん、と心臓が跳ねる。
「私のもの、ですか?」
「ええ」
「ほんとに?ずっと?」
「ええ、ずっと」
彼の手を思わず両手で握り返し、その手にキスをする。
732HAPPY BIRTHDAY 3/3:2008/01/09(水) 03:30:39 ID:wWRgBg6L
「私、し…しつこいんだから。そんなこと言ったら、しがみ付いて離れませんよ」
「…大歓迎です」
ちゅ、と軽く口付けられ目を開けると、彼が微笑んでいる。
「簡単に言って…知りませんから。後悔しても…」
「簡単に言ってないよ」
そう言って抱き締められて、伝わる彼の鼓動。
耳元で「好きだよ」と囁かれて、身体中の血が沸騰してしまいそうでくらくらする。
「…私の方がずっと…航さんのこと大好きですもん」
彼に腕を回し抱きついて呟くと、くっくっと噛み殺す笑い声が聞こえ、彼が私を見る。
「負けず嫌いだなぁ」

どうしよう、嬉しくて堪らない。
こんなに幸せに感じた誕生日なんて今まで無かった。
瞳に溜まりそうな涙を拭っていると、彼が囁く。
「…で、この状況分かってる?」
「えっ?…って、あの?ひゃっ!!んん…」
彼がぐいと腰を動かし、思わず声が漏れる。
「ごめん、さすがに中断し続けるのもちょっと辛くて…」
謝る彼に首を振り、彼の脇に手を通し肩に手をかける。
途中で会話を始めたから…、こういう状態だったことを…忘れてたわけじゃないけど。
繋がったとこが熱くて、そこから身体全部が熔けてしまいそう。

とろけそうな意識の下、これからの誕生日もこんな風に過ごしたい、って思う。
特別なことなんかなんにも要らない。
ただ彼が傍に居て、抱き締めてくれたらそれで良い。
大好きな人からの「おめでとう」、その言葉だけで良い。

「…夏世」
と名前を呼ばれる。
目を開くと彼がすぐ目の前で微笑んでいて……


ずっとずっとこのまま、彼と一緒に居たい、と心から願った。
733名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 06:10:06 ID:5Km9jSMh
>>730-732
誕生日キターー!GJ!

よかったね夏世っぺ〜好きな人と誕生日迎えられて!
734名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 10:03:34 ID:5k1Qz70F
>>730-732
ぐっじょ〜〜〜ぶ!!
待ってましたよ!
ふたりのラブラブ加減が良かった〜!
そして夏世っぺ誕生日おめ!
放送開始日から一年経つなんて、なんか感慨深いなぁ…。
735名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 10:33:14 ID:oTCAZw3U
GJ!
情景が浮かびました。
夏世っペかわいいよ夏世っペ。
736名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 20:59:56 ID:2ZlVVqrs
GJ!!誕生日超良かった〜〜
航兄と夏世っぺのラブラブがめっちゃかわいかった!!今の二人をニヤニヤしながら想像できました。
737名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 13:34:13 ID:Jb8lOgG9
誕生日GJ!
つながりっぱなしとは…たまらない

他の兄弟はどうやってお祝いしたんだろうな…
738名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 22:59:41 ID:86ak+7jA
遅ればせながら誕生日GJ!

一年前はこんなにラブラブが似合う二人になるとは思えなかったw
739名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 11:19:14 ID:KjRuVp0x
>>730-732 遅ればせながら「HAPPY BIRTHDAY」GJ!!!
萌え要素が溢れてて、何度も読み返しちゃいました〜
740名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 13:47:23 ID:hWwr+Mtk
保守
741名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:09:44 ID:j0+L2O0Y
検索してたら夏世っペに着せたいランジェリーがたくさん出てきた。
こういうリンクはNGかな?
742名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 00:50:46 ID:lpPfColG
保守
743名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 10:39:22 ID:d4QS8zLD
じりじりと下がり続けてるのでageときますね。

成人式の日に航修智の成人式を想像してたら切なくなった。
特に航、いちばん大変な時期だったろうし、祝う暇も金も無かっただろうし。
弟達の時には貧乏ながら、ささやかなお祝いはしただろうなぁ。
夏世もそこらへんは分かっててあえて思い出話は聞かず、
「来年は陽君の成人式ですね。どんなお祝いします?」
と話振ってそうだ。
陽の時は兄弟4人正装で写真屋さんに写真撮りに行って欲しい。
744名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 11:35:36 ID:a4WRWBp9
書き込みがあれば上げなくても落ちることは無いですよー。

>>743
成人式、なんか想像しただけでせつなくなったり心があったかくなったり。
よろしければぜひ投下をお願いします。

しかし、4人の正装って言うとどうも修の王将とはかま姿がちらつくw
745名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 22:51:23 ID:YHyrHzLS
ちょっと時期ハズレですが、年末・年始ネタを投下します。

なんとなく年越しはあの二人のことだから、しっかりそれぞれの家族と
過ごしてそうだったんで。かよっぺ一人娘っぽいし。

ところでかよっぺはどこ出身でしたっけ?最初陽君が分析してた気がするけど
746年越しカウントダウン:2008/01/17(木) 22:53:44 ID:YHyrHzLS
実家のコタツに入り、久々の親子水入らずを過ごしている夏世。
「ご馳走様でした。やっぱり年越しそば食べないとねぇ」

とのんきにテレビを見ながら、そばを食べ終えた夏世に母親から鋭い突込みが

「何いってるのよ夏世、ところであんた今年もうちで年越しなんて・・・
いい年なんだからそろそろ誰かいい人でもいないの?ねぇお父さん」

「・・・いやぁ、まぁ、そのぉ・・いますよ(消え入りそうな声で)」

「「いるのっ?」」

「そんなに二人して驚かなくてもいいじゃない」
照れながらもちょっとむっとする夏世。

「よかったわぁ、心配してたのよ、あんたほんとにボーっとしてるから。
このまま独身一直線なんじゃないかってねぇ。なのにどーしてここにいるのよ?」

「だってわたるさん・・じゃなくて彼が、ご両親も心配しているだろうからたまに
は親孝行してきたらっていうからぁ。もちろん私だって帰ってきたかったし」

「ふーんなかなかその彼、わたるさんだっけしっかりしてるじゃないの?
 なにしてるひとなの?どうやって知り合ったのよ?」

「いやぁ〜、えーっと・・」
矢継ぎ早に繰り出される質問に夏世はたじたじになりながら答えていく・・
父親は会話には加わらないが、さりげなく聞き耳を立ててる様子。
747年越しカウントダウン 2/3:2008/01/17(木) 23:00:55 ID:YHyrHzLS

「僕も嬉しいよ。声が聞けたうえにそんなかわいいことを言ってもらえて。
久々にご両親にあって、すっかり忘れられてるかと思った」

「そんなことないですよ!今だって航さんの話してたところだったし」
「僕の話?」ビックリした声が聞こえる。
748年越しカウントダウン 訂正版2/3:2008/01/17(木) 23:19:01 ID:YHyrHzLS
色々尋問が始まってしまいどうしようかと迷っていると携帯がなった!
ディスプレイには「片岡航」

「ごめん!ちょっと電話だから」
と言い放って、あわてて自分の部屋に戻る夏世
「あっもしもしっ。わたるさん?」
「こんばんわ、夏世。今大丈夫?」ちょっとしか離れてないはずなのに、懐かしい甘い声が携帯から聞こえてきた。

「大丈夫ですよ。どうしたんですか?今夜は確かみなで美那江でおそばを
食べるんじゃなかったでしたっけ?」
確か一昨日修に会ったときにそう自慢されたきがする。
ついでに「あんたじゃ蕎麦もろくに茹でられなさそう」と落とされた。
「うん、さっきまでいたよ。修と智はまだ美那江で飲んでいるよ。
僕と陽は先に帰ってきた。陽はまだ時差ぼけが取れなさそうだし。
僕は絵を仕上げようかと思っていたんだけど、時計を見たらもう少し
で今年が終わりそうだから・・・最後に夏世の声が聞きたくなって。

そういわれて時計を見ると確かに後20分くらいで今年も終わってしまう。

嬉しいです。そう言ってもらえるのも、声が聞けたことも。私も航さんと一緒に入れなくて
ちょっとさびしかったから。」照れながらも正直な自分の気持ちを伝える。

「僕も嬉しいよ。声が聞けたうえにそんなかわいいことを言ってもらえて。
久々にご両親にあって、すっかり忘れられてるかと思った」

「そんなことないですよ!今だって航さんの話してたところだったし」
「僕の話?」ビックリした声が聞こえる。
749年越しカウントダウン 3/3:2008/01/17(木) 23:28:05 ID:YHyrHzLS
「いやぁまぁその、彼氏はいるかときかれて・・・つい。
 あっまだ余計なことは話していないはずですよ。」

「余計なことって・・(笑)もう何も秘密にすることはないから大丈夫だよ。」
くくくっとこらえきれず笑ってる声。

そんなにおかしな事言ったかなぁと夏世は思いながらも、ふとお母さんの顔が浮かび大きなため息をつく
「はぁ〜っ」
「どうしたの?」
「だってしつこいんですもんうちの母親、多分明日も聞かれそう」と思わず愚痴ってしまう。
「お母さんてそんな感じなのかなぁ。だったらさ、明日そっちにいこうか?
 挨拶もかねて」
「へぇっっ!?」意外な返答が返ってきて思わず奇声を上げてしまう。

「声が聞ければと思っていたんだけど、やっぱり声を聞いたら夏世にあいたくなったから」
さらに嬉しくなるような甘い答えが。いつもの航じゃないみたい。少し酔ってるせいかしら。
「わたるさん・・」

「迷惑かな?何か予定はいってる?」
「いえっ、全然大丈夫です!空いてます!えっホントですか?」急展開にパニくる夏世。
「じゃぁよかった。たぶん昼過ぎになるとは思うけど。」
「片岡家のお正月はよいんですか?」
「うーんたぶん修たちは二日酔いでおきてこないだろうし、陽はなんかバイク便の子に
 初詣誘われていたみたい、あのこと3人で。だからお正月は夜かな。」
「じゃぁほんとに航さんに会えるんですね。すごい嬉しい。」
「ほんとだよ。・・・あっあと1分だ。」
いわれて夏世も時計を見る。
「一分きりましたね」
静かだけど暖かい沈黙が流れる。
「カウントダウンしようか」

「「5・4・3・2・1」」二人の声が重なり合う

「「あけましておめでとう」」

「夏世、今年もよろしく」甘い声が耳にやさしく響く。
「こちらこそよろしくお願いします。」夏世も思いをこめて伝える。

「来年は一緒に年が越せるとよいね。」
「はい」
「それじゃぁ、今日会えるのを楽しみにしてるよ。おやすみ」
「おやすみなさい」

携帯を閉じるとしばらくボーっとしていたが、はっと気づき居間に直行する。

「おかーさーん!!大変!!」

「どうしたの急いで、あけましておめでとう夏世。」

「あぁぁっ、あけましておめでとう、今年もよろしく。
そうじゃなくって、明日彼が来るからよろしくね。」

「あらぁ正月早々めでたいわねぇ、改めておめでとう夏世。」

以上です。すみません想像以上に長くなり読みづらくて。
そして投稿中エラー続出で変なことになっちゃいました。

なんか激甘な航兄になっちゃったかも。きっと美那江で軽く飲んだせいかしら。

たぶんきっと何故か挨拶に来るときにはきっとあの兄弟もついてきそうな予感
750名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 00:34:06 ID:Ea+RCBI8
GJ!!甘い感じがとても良かったです。きっと兄弟もついてきて楽しい正月を過ごしたんだろーなぁ。
751名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 12:01:39 ID:2oJBCd8w
>>745-749
ぐっじょぶ!
二人らしい会話が良かった!
航兄が挨拶しに行くってことは、結婚の挨拶か・・・?
と想像してニヤけてしまった!
そして兄弟は絶対ついて来るね・・・。

あと、陽くんが夏世っぺを分析していた時、確か北関東出身って言ってなかったけ?
752名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:53:38 ID:HSZhBF3i
年越しカウントダウンGJ!
会いたくなるって素直な気持ちに萌えた



弟たちは付いてくるね
「お兄様車酔いするから」とか
「向こうも両親揃ってるならこちらも兄弟揃わないとマズイでしょ」とか
適当に言い包めてそうだw
753名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 02:04:56 ID:KRAG4qzx
保守
754名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22:31:39 ID:xuIdWpf4
遅ればせながら、カウントダウンGJ!
間違いなく同行するであろう弟達が目に浮かぶ…
いつ二人っきりになれるんだろ〜
755名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:13:58 ID:vlYMfPjK
カウントダウンGJです!!
挨拶とは…やるね航兄!
まさかとは思うが、夏世っぺの家ではやらないよなぁぁ……
756名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 19:45:39 ID:ZNIWp3bV
>>755
自分はそこ(夏世の実家でやる)まで妄想した変態です…。
航が「前に俺以外の他の誰かと、この部屋でこんなことした?」とか聞いたり、
声を抑えられなくなりそうな夏世が、涙目で航を見上げて
「くち…塞いで…。キスして」とお願いしてみたり、と妄想。
757名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 23:36:35 ID:ZoBkNOqw
>>756
うおっすっごい萌えた!
おまいさんの所為で寝れねーようw

自分は、以前に航が夏世っぺの実家に挨拶に行くのを妄想してたw
そいで、心配した兄弟全員で押しかけてしまい、ドタバタの末4人で
「夏世さんをください」と頭を下げる、っていうもの…
758名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 10:30:06 ID:NdUy/hM2
4人で「夏世さんを下さい」ワロタ
なぜか航より修が緊張してしまってとんでもないことを口走ったりw
759名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 17:10:51 ID:Pmt2s4ka
756萌えたョ!!
嫉妬してる航兄もなんかいいね。続きが読みたくなってしまったよ
760名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 22:16:06 ID:UxlzLYqv
>>756 鼻の穴が拡がるではないですか!?
航は言うまで口塞いでくれない上に、更に攻めたりするんだろうね〜
761名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 21:55:52 ID:3ygpucPN
>>756
萌えた
実家で激しくしづらいから言葉攻めなのかっ

四人で挨拶も萌えるなあ


ふと気になって見てみたらいつの間にか最初のスレがたってから一年たってた
早いなぁ
762名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:06:25 ID:j4eHb85P
胸を使って精一杯ご奉仕する夏世っぺが心の底から読みたい
763名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 20:30:57 ID:3WlkevFr
>>763
夏世っぺが(少し恥ずかしがりながら)ボディ洗いとかパイズリとか……
想像するだけで鼻血がでそうだ。
764763:2008/01/27(日) 20:34:02 ID:3WlkevFr
>763→>762です。
夏世っぺのオッパイに興奮しすぎました……orz
765名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 17:41:28 ID:NU1eDKWm
スポンジがない日に泊まりにきてどうしようと焦る夏世っぺを
大丈夫といいくるめてボディ洗いですか!
やばい、いいな
766名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:25:09 ID:+BdbE7K5
>>765 スポンジが無い日…
「今、買い置きが無くて…私の使ってるのしかないんですけどいいですか?」
「駄目です。」
「でも、もぅこんな格好ですし…風邪ひきますから我慢してもらえると…」
「我慢しなくても、夏世をスポンジにしたらいいんじゃないかな?」
「ええっ!?そんな…」
「では、僕も君のスポンジの代わりをしましょう。」
「えっ?いや…あっ、んんっ!航さん、駄目ッ…んぁあ、あ、」
と、航に全身をくまなく洗われて腰くだけな夏世妄想。
で、恥じらいつつも熱くなった身体を航に押し付けてしまえばいい。
767名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 17:37:09 ID:5Tmmc3oM
>>766
言い包められちゃう夏世っぺカワユス

それにしても泡プレイはエロイ
768名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 19:15:59 ID:l1dI83c8
航、夏世っペのぽよんぽよんオパイで洗ってもらうのか・・・エロス
769名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 19:49:22 ID:e04w4ymb
泡泡のまま本番に持ち込んじゃうと、きっと中がしみて痛いだろうから
身体を綺麗に洗い流してあげてね〜w
乳枕とか希望。湯船に浸かる時夏世がうしろで、夏世のやわやわお乳に
頭を抱き寄せてあげる、とか。
770名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 12:01:54 ID:PeUTJ4aP
ボディ洗いするときに「ちゃんと洗えてますか…?」とか気にしてたらかわいくていいなー
もちろんたまに「あっ…」とか言いながら
771名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 15:46:21 ID:Q7XjeWBm
>>769
乳枕!
あの乳なら枕されがいあるだろうな…
772航と夏世一周年:2008/02/01(金) 23:38:56 ID:vtf3+yve
「あの・・・」
「はい?」
「毎日寒いですね」
「ええ、でも少しずつ暖かくなってますよ」
「もうすぐ、また春がきますね」」
「はい」
「それで、あの」
「はい?」
「いや、いいお天気ですね」
「はい」
「あの・・・!」

リビングの向こうの仕事部屋から
「あ〜あ、あの二人見てたら眠くなってきたぜ」
「一年あの調子だったの?」
「見りゃわかるでしょ。ず〜っとあの調子よ」
「お互い好き過ぎるってのも面倒だよね」
「そ。恋はほどほどが一番だぜ。じゃ、俺待ち合わせしてるから」
773名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 12:41:52 ID:Rd6YfpMe
>>772
ワロタw

しかも、ありえそうなんだよなー。
774名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 13:10:55 ID:c004lr8l
>>772サン ありえ過ぎる…
焦れったい感じもイイもんだ〜
775名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 01:10:02 ID:RAGPQ1Eq
GJワロタょ!
ほんとにありえる展開。
一年たっても変わらない二人…もどかしいね
776楽しい節分 1/3:2008/02/03(日) 22:50:32 ID:qMZfIly9
節分で小ネタが浮かんだので投下します。



「時に小娘よ、今日は節分だな」
「そうですね」
修の唐突な発言に、原稿のチェックをしていた夏世は適当に返事をした。
「という訳で、はい、これ」
そう言って修はなにやら虎柄の布製品を机の上に投げた。
「なんですか、これ?」
「鬼の衣装。早く着てきて」
「なんで私が!?」
「鬼娘だから」
「そんなの無茶苦茶です!」
「原稿描かなくてもいいの?」
「うっ……!」
結局、修の脅しに屈した夏世は、衣装を持ってゲストルームへ向かった。



「おーい、陽!」
マンションの近くで、前方に散歩帰りの陽の姿を見つけた智は、大きな声で呼びかけると小走りで駆け寄った。
「智兄、今帰り?」
「うん。ほら、お土産」
「太巻き?」
「今日は節分だからな。恵方巻き買ってきたの」
そんな会話を交わしながら玄関を開けると、足元に何か小さな物が転がってきた。
「何だ、これ?」
「……大豆?」
二人が足元を見つめていると、ドタバタと何かが走り回る音が聞こえてきた。
「痛い! 痛いですよ、修さん!」
「フハハハ、待て〜鬼娘〜」
声のする方を見ると、夏世と修が走ってくるのが見えた。
その様を見て、智も陽もギョッとした。
「何やってんだ
777楽しい節分 2/3:2008/02/03(日) 23:02:50 ID:qMZfIly9
「鬼は〜外、福は〜内」
「痛っ! 兄ちゃん、鬼は俺じゃないっ…痛いって!」
修に豆が飛んできたのを見て、智と陽が横を向くと、航が升を持って豆を投げつけていた。
「兄ちゃん痛いっ! 止めてっ、お兄様!」
「楽しいな〜修〜、鬼は〜外、福は〜内」
勢いよく投げつけられる豆に修がのたうちまわる。
航は笑顔を浮かべてはいるが、目は笑っていない。
できれば係わり合いになりたくない智だったが、陽が
(智兄、何とかして)
と目で語りかけてくる。

「あっ、そうだ! 恵方巻き買ってきたんだ。みんなで食べよう〜」
「そうだね、食べよう、食べよう。航兄も修兄もガッサンさんもリビングに入って」
かなり棒読み口調だったが、智と陽はなんとかを終わらせることができた。



「今年の恵方は……あっちだな。
それでは皆さん、今年一年の無病息災家内安全を祈って、いただきます!」
修の挨拶を合図に、全員が恵方巻きにかぶりついた。
「モグモグ……はいっ、俺いっちば〜ん! 次は誰かな〜?」
修は大きな口でさっさと食べ終えると、振り返って他の兄弟を見た。
しかし、なぜか兄も弟も呆然とある一点を見つめている。
怪訝に思って修もその方向に目を向けてみると、夏世が恵方巻きを食べていた。
豆まきを止めさせるのに気を取られて、夏世を着替えさせるのを誰も思いつかなかったせいで、夏世は鬼娘の格好のまま恵方巻きを頬張っている。
「んっ……んんっ……」
一生懸命に黒い太巻きを口に押し込もうとする夏世。
少し苦しいのか、目には涙が浮かび、息がやや乱れ、頬はほんのり赤く染まる。
口に太巻きを詰め込むのに気を取られて、白い米粒が胸元にも落ちている。
「んっ……あ、やだ、こぼしちゃった……」
こぼれた白い米粒を指で掬い、チュッと舐め取る夏世。
「あー美味しかった! もうお腹いっぱい……って皆さんどうかしましたか?」
食べ終わった夏世が声をかけると、我にかえった男達は一斉に視線を恵方の方向に向けた。
「んっ、んんっ! ゲホッ……
つ、月山さん、その格好、寒いでしょう。着替えましょう、そうしましょう」
かなり無理矢理に太巻きを口に突っ込むと、航は夏世の手をグイグイと引っ張ってリビングを出ていった。

778楽しい節分 3/3:2008/02/03(日) 23:16:59 ID:qMZfIly9
「………………」
「………………」
「………………」
後に残された弟3人は黙って顔を見合わせる。
「……どうする?」
「……俺、なんだか無性に美那絵さんに会いたい……」
「恵方巻き食ったのに?」
「俺は美那絵さんの肉じゃがが食べたいんだ!」
「僕も、美那絵さんのグレープフルーツジュースが飲みたい……」
「分かった分かった。じゃあ行くぞ! あー、阿呆らし!」
「アホらしアホらし」
「阿呆らし……」
弟3人は一様に『阿呆らし』と呟きながら家を出ていった。



夏世をゲストルームに押し込むと、航はドアにしっかり鍵をかけた。
「あ、やだ。こんな所に……」
「月山さん?」
航が夏世の方を向くと、夏世は胸元をゴソゴソ探っていた。
そして胸の谷間から豆を一粒つまみ出した。
「あー、やっと取れた……キャッ、航さん見ちゃ駄目です!」
航に見られていたことに気づいて、夏世は顔を赤くした。
航は無言で夏世に近づくと、夏世がつまみ出した豆をパクリと食べてしまった。
「わ、航さん!」
「夏世の体温で温まっていて美味しいよ。もっとあるかな?」
突然のことにうろたえる夏世に構わずに、航はチューブトップの中に手を忍び込ませ、あちこち探りまわる。
「やんっ、航さん、駄目っ……もうありませんてばっ!」
「じゃあ、この固くなってきたものは何?」
「やあんっ!」


こうして鬼娘夏世っぺは、美味しく食べられてしまいましたとさ。

めでたしめでたし。




エロ少なくてすみませんでした。
今後もスレが賑わうようお祈り申し上げます。
779名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 23:34:48 ID:zDlE2w8C
>>776-778
節分鬼娘きたわーー!
GJ!


修カワイソスw
780楽しい節分書いた人:2008/02/04(月) 00:49:41 ID:lft4mcRa
抜けている部分があったので訂正させてください。

2/3の
『かなり棒読み口調だったが、智と陽はなんとかを終わらせることができた。』
の部分は
『かなり棒読み口調だったが、智と陽はなんとか悪夢の豆まきを終わらせることができた。』
です。
すみませんでした。

>>779さん、GJありがとうございました。
781名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 00:56:06 ID:xF+u9/Kv
GJ
782名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 01:00:16 ID:xF+u9/Kv
節分GJです!!
兄弟カワイソス(笑)航兄はきっとおいしくいただいたんだろぉね!
783名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 03:12:25 ID:CunZYS+r
>>776-778サン GJ!
エロに突入する感じが自然だ〜
硬くなってきた豆かぁ…
784名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 14:34:16 ID:o4F6RnjL
>>776-778
GJ!
ネタのつきない、ここのヒミツスレはホントに好きだ…。
785776:2008/02/04(月) 22:18:23 ID:lft4mcRa
昨夜投下した者ですが、>>776の楽しい節分 1/3 に大きく抜けている部分がありましたので訂正します。
日付にこだわるあまり、未完成の物を書き込んでしまったこと、投下後のチェックを怠り、訂正が遅くなりましたことを、読んでいただいた皆様にお詫び申し上げます。
786楽しい節分 1/3訂正版:2008/02/04(月) 22:26:43 ID:lft4mcRa

「時に小娘よ、今日は節分だな」
「そうですね」
修の唐突な発言に、原稿のチェックをしていた夏世は適当に返事をした。
「という訳で、はい、これ」
そう言って修はなにやら虎柄の布製品を机の上に投げた。
「なんですか、これ?」
「鬼の衣装。早く着てきて」
「なんで私が!?」
「鬼娘だから」
「そんなの無茶苦茶です!」
「原稿描かなくてもいいの?」
「うっ……!」
結局、修の脅しに屈した夏世は、衣装を持ってゲストルームへ向かった。



「おーい、陽!」
マンションの前で、前方に散歩帰りの陽の姿を見つけた智は、大きな声で呼びかけると小走りで駆け寄った。
「智兄、今帰り?」
「うん。ほら、お土産」
「太巻き?」
「今日は節分だからな。恵方巻き買ってきたの」
そんな会話を交わしながら玄関を開けると、足元に何か小さな物が転がってきた。
「何だ、これ?」
「……大豆?」
二人が足元を見つめていると、ドタバタと何かが走り回る音が聞こえてきた。
「痛い! 痛いですよ、修さん!」
「フハハハ、待て〜鬼娘〜」
声のする方を見ると、夏世と修が走ってくるのが見えた。
その様を見て、智も陽もギョッとした。
「何やってんだ、修兄!」
「お、智と陽君、お帰り〜。二人もやる、豆まき?」
修はそう言って二人に豆の入った升を渡した。
しかし、二人の視線は鬼役の夏世に釘づけだ。
「智さん、陽君、修さん止めさせて下さい。豆は痛いし、この格好は寒いし……」
そう言って座り込んだ夏世の格好は、頭には角、身につけているのは虎柄のチューブトップにビキニパンツ。
豊かな胸の谷間とウエストのくびれが素晴らしい、エロ可愛いい鬼娘のコスチュームだ。
呆然と夏世の姿を見ていた智は、手から升が取り上げられたことに気がつかなかった。



訂正は以上です。
この後 楽しい節分 2/3に続きます。
大変申し訳ありませんでした。
787名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 23:05:47 ID:JAAYnIja
>>785
なーるほど。
訂正前でも意味は通じてたけど、これでお兄様のにこやかにキレてる様子がさらに伝わりますな〜w
788名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 22:01:44 ID:sCR2QDHq
節分GJでした
めげずにまた投下してください



下ネタで豆とか太巻とか考えてしまってた…w
なぶったりくわえたり
789名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 12:15:51 ID:xvqkiHnj
二年目の節分やバレンタインを迎えられると思わなかったなぁ
未だにこのスレの作品を読むとときめいてしまう
790名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 22:36:28 ID:uoYlGGuD
同じく!今だにときめいてしまう。毎日チェックしてしまうんだな〜
791名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:47:28 ID:PRKxNlUc
バレンタイン、夏世っぺはやはり全員にチョコあげるんだろうな
それで航兄がちよっとモヤっとしたらいいw
792名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 01:54:51 ID:2RjhaVn9
夏世っぺから兄弟全員にチョコレート…ありそうだな。
しかも中身みんな一緒で、航なんとなくショボン
しかし後から不意打ちで口移しで食べさせてくれる夏世っぺ
……というのはどうなんだろう?
793名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 19:07:08 ID:RIHNp8te
口移しエロくていいょ〜
妄想してしまったょ!!
エロい夏世っぺ見てみたいよ〜
794名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21:01:58 ID:Y8jHo8sM
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
795バレンタイン 1/3:2008/02/13(水) 19:00:27 ID:k06cf5Vm
>>791・792
さんから妄想したので投下します。
去年のバレンタインネタで同じ様なのがあったらごめんなさい。
航×夏世+兄弟。エロなしです。

***
 
「おっはよーございま〜すv」
ニコニコの笑顔と共に仕事部屋に入ってきたのは担当編集・月山夏世。

「原稿、はかどってます?」
夏世の笑顔の問いかけに
「全然はかどんない。アンタがうるさくてはかどらないッ」
と答えたのは修。
他の3人はチラリと夏世を一瞥しただけで自分たちの仕事を続ける。

「―― 皆さん、今日は何の日か知ってます?」
「…は?」
唐突な質問にトーンを貼る手を止めて、智が顔を上げる。
「バレンタインですよ、バレンタイン!だから、私も皆さんに用意して来ました。ジャーン!!」
そう言って夏世は満面の笑みで赤い紙袋を前に翳した。
その袋に一斉に4人の視線が集まる。
「はい、これを食べてお仕事頑張って下さいね」
そう言いながら一人ひとりに手渡す。
「…ありがとうございます」
「いいえv」
航との間で僅かに視線が絡んだ様だったが、夏世は何事も無かったかの様に全員に全く同じ包みを配った。

「これ…は?」
「だ・か・ら、バレンタインのチョコですよ」
修の質問にさも当たり前のように返す夏世。
「いや、そうじゃなくて…」
「修兄、この包み見れば分かるじゃん。手作りだったらこんなに綺麗なラッピングの訳ないって」
「明らかに義理チョコだよね」
智と陽の言葉に少しムッと来はしたが、ここで怒ってはご機嫌窺いの意味が無くなってしまう。
「じゃあ私、飲み物用意してきますね」
夏世は何とか笑顔を保ったまま、仕事部屋を後にした。

(もうっ折角のチョコレートなのに、もうちょっと喜んでくれたっていいじゃない!!)
お礼の一言もない、航以外の3人の素直じゃない反応に、夏世は仕事部屋からは目の届かないキッチンで微かな憤りを覚えた。


仕事部屋では修が早速包みを開ける。
どこにでもあるようなお手頃価格のチョコ…ではなさそうだが、やはり明らかな義理チョコだ。
他の3人の包みの中も恐らく同じものだと判断できる。
「もうちょっとなんかさぁ。…ないのかね?あの小娘は」
「もうちょっとって?」
「う〜ん。せめて航お兄様にはちょっと違うのにするとかさぁ、なんかさぁ…」
「そうだよ、仮にも付き合ってんでしょ?」
「・・・え?あぁ、俺はいいんだよ。こういうのはもらえるだけで嬉しいんだから」
そう言って航は微笑みながらしみじみと包みを見つめる。

「「「ハァ…」」」
どこまでも暢気すぎる兄とその恋人に、弟3人はため息しか出てこなかった。

796名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 20:40:38 ID:8B8RxcHT
めっちゃ続き気になります〜〜投下お願いします!!
797バレンタイン 1/3+:2008/02/14(木) 23:38:35 ID:DVVfF2qX
か、書き込みが出来ない…orz
798バレンタイン 2/3:2008/02/14(木) 23:58:22 ID:DVVfF2qX
何が悪いのか分かりませんが、何度挑戦しても書き込み出来ない…orz


***

―――  その日の晩 ―――

弟達はそれぞれに理由をつけて外出し、家には航と夏世だけが残っていた。

「…あ、お疲れ様です」
仕事部屋からリビングに移動してきた航にコーヒーを差し出しながら夏世が声を掛ける。
「あぁ、ありがとうございます」

肩を抑えて首をコキコキと鳴らす航の傍で夏世はお盆を持ったまま立っていた。
「…?どうかしましたか?」
ふと見上げると夏世が申し訳なさそうに俯いている。
「あんな形になっちゃって…すみません」
いきなり謝られて航は「は?」と首を傾げた。
「…チョコレート。皆さんと違うのを渡すのはちょっと恥ずかしくて…。散々悩んだんですけど、あぁなっちゃいました」
そう言われて航は「…あぁ」と頷いた。
「気にしなくていいですよ。ちゃんと分かってますから」
恥ずかしがり屋な夏世が弟たちの手前、自分にも同じ物を渡すのは当然予想出来たことだった。

「…っ、で、でもっ!!」
航の言葉を聞いても、やはり夏世は申し訳なさが先にたってしまう様だ。

「……。ちょっと待ってて下さい」
そんな夏世を見て何かを思いついた航は夏世をソファに座る様促して、リビングを出て行った。
「…?」
言われるがままにして待っていると、しばらくして何かを後ろ手に持った航が戻ってきた。

航は手元を後ろに隠したまま、先ほどまで座っていた一人掛けのソファに腰を下ろすと、
「目、瞑ってもらえますか?」
と言った。
「…え?」
「いいから。目を瞑って」
「…はい…」
優しく微笑む航に少し疑問を抱きつつも、夏世は素直に目を閉じる。
「僕がいいって言うまで開けないで下さいね」
そう言われて夏世は頷いた。

799バレンタイン 3/3:2008/02/15(金) 00:16:00 ID:2Bj5iGZ+
書き込めない原因が分かりません。(ぼやきの部分は無視してください)

***

航は夏世が目を閉じたことを確認すると、
「じゃあ口も、開けてもらえますか?」
とまたいつもの優しい口調で言った。
「…?はぁ…」
意味の分からぬまま、夏世は言われた通りに口を開ける。

ギシ…ッ
ソファの軋む音がして、航が席を立ったのだと分かった。
(…えっ?もしかしてこのままキス…されちゃうのかな)
そんな事を思いながら目をギュッと瞑ると、予想に反して口の中に何かが入ってきた。
(…ん?)
何だろう?と口の中で転がしてみる。
溶ろけてくる感触と甘い匂いでチョコレートだと分かった。
「美味しいですか?」
声が聞こえて航がどこにいるのか分かった。
どうやら夏世の目の前にいるらしい。
「はい…。で、でもこれ…」
私があげたチョコレートじゃないんですか、と夏世が言いかけたその時。
「じゃあ、僕もいただきます」
そう声がして、不意に夏世の唇が塞がれた。
航の手が両頬を包んで、最初は軽く啄ばむ様に。
それから唇全体を包む様に。
そしてゆっくりと航の舌が入ってきて、時折顔の角度を変えて、チョコを、夏世の舌を絡め取るように口内を蹂躙していく。

「…ん、…ふ…ッ!」
息をするのも苦しいくらいの熱くて甘いキス。
夏世はだんだん身体に力が入らなくなってきて航の服の肩口をキュッと掴んだ。

「…っ、はぁ…」
ようやく唇が離され、夏世はため息を吐く。
ため息とともに薄っすらと開けられた瞳は熱いキスで潤んでいた。

「これであいつらとは違うチョコレートになりました」
そう言って微笑む航。
「………っっ!!」
航の言葉に夏世の顔は真っ赤になった。

「…もっと、もらえますか?」
航の目が不敵な笑みを浮かべて夏世を見つめる。
こんな表情の航に敵いっこないのは夏世でも百も承知。
「…航さんの、部屋でなら…」
意を決してそう言い俯く夏世に、航は優しく頷いた。

―――  この後、さらに甘〜いバレンタインになったのでした。

***

800「バレンタイン」を書いた人:2008/02/15(金) 00:25:31 ID:2Bj5iGZ+
まずは読みにくくてすみませんorz
2/3・3/3の1行目は無視して下さい。
試行錯誤の結果なんです…。


結局ラストだけ間に合いませんでしたorz
変に日を跨いで申し訳ありませんでした。
以後日付には余裕を持って投下します。
多大にご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。

801名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:51:52 ID:Qvb0EIPS
GJ!

802名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 01:02:44 ID:oNlECqaY
バレンタインGJ!!!
二人のぁま〜い感じが伝わってきてとっても良かったです。
待っててよかったョ〜
803名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 09:38:44 ID:WGYzjsN/
22行以上の書き込みの1行目が空白だと、書き込みがはじかれるってアレじゃないかな?
空改行入れたいなら、スペース入れればいいはずだったと思います。

チョコってエロイ…お口の中で溶けちゃうんだもんね。GJでした!
804名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 22:23:31 ID:QEvw2xNo
バレンタインGJ!!
この雰囲気たまりませんな〜
この二人はキスだけで十分にエロいわぁ…
805名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 23:13:59 ID:DSMvNHbK
うぉ〜!バレンタインGJ!


甘いチョコがさらに甘くなったね
もうホワイトデーが待ち遠しいw
806名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 19:00:58 ID:yC41mY5l
800です。
>>803さん 助言ありがとうございます。
以後気をつけて投下します。

>>801〜805の皆さん GJありがとうございました。
807名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 04:25:56 ID:cmKLzGl4
ドラマ板の本スレ落ちちゃったね。
2日前にも書き込みあったし、同じ板の10日書き込みの無いスレでも
残ってたりするのになぁ…。

今年のバレンタインは、編集部にファンから各兄弟宛のチョコが沢山届いた事でしょう。
夏世も田中ちゃんも片岡家に持って来るの大変だろうな。
何となく…修宛にはビックリマンチョコや玩具付きのチョコ菓子が
箱買いで送られてきてそうだ。
808名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 10:46:37 ID:MWJaW8Ky
>>807
ホント落ちちゃったんだね…。
当日レスもあったのに。
前回落ちた時もそうだったケド、ドラマ板は落ちやすいのか?

確かに編集部にチョコ沢山届いてそうだね。
それを見て、4兄弟に人気があるのは嬉しいんだけど、なんとなくもやっとする夏世っぺ(特に航に対して)を想像した…。
809名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 20:17:22 ID:ewEmAwF8
保守
810名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 09:06:57 ID:6yi6s+/3
ドラマ板にもうスレは立てれないよね。
続編もやらなさそうだし。
811名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 09:56:32 ID:BQTVwpe1
>>810
ドラマ板に22園目スレたってたよ。
懐ドラ板にたてろと言われてたけど・・・。
812名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 11:16:52 ID:6yi6s+/3
おおありがとうです。
813名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:05:45 ID:uiXx/229
ちょっと時期がずれちゃったのですがバレンタインネタを一つ。

エチーなしですみません。
814甘い嫉妬part-1:2008/02/21(木) 22:07:14 ID:uiXx/229
航side

このモヤモヤはどうしたらいいんだろう・・


「はいっ!航さん」とはにかみながら彼女から渡されたのは、
頑張ってラッピングした痕跡がありありの、赤いリボンのついた箱だった。

中を開けると、かろうじてハート型?をとどめた、黒いケーキらしきものが入っていた。

2月14日・・・バレンタインデーの出来事。

「ありがとうございます。これは・・・?」箱と彼女を交互に見ながらたずねると。
「チョコレートケーキです!はっはじめて作ったんですっ!
 見た目は悪いですが・・・味はきっと・・たぶん・・大丈夫ですっ」
 真っ赤に頬をそめ、力強く説明する彼女がとてもいとしくなり、思わず箱と一緒に彼女を抱きしめていた。

「わたるさんっ」
「ありがたく頂きます。でもせっかくだから一緒に食べませんか?」
多分今のにやけた表情はあまり見せられたもんじゃない、だから彼女を抱きしめたまま
お茶に誘ってみた。
「はいっ!じゃぁ私コーヒー入れてきますね。」
はじかれたように彼女は腕から飛び出し、勝手知ったるキッチンに真っ赤な顔のまま走っていった。

一人になってもにやけてしまう。
(手作りか・・・嬉しいな。
何個ぐらい作ってここまでになったんだろうか?
まさか智が教えてはいないだろうな。
それにしても・・・ではあのチョコは誰の元に行ったんだろうか?)
815甘い嫉妬part-2:2008/02/21(木) 22:08:27 ID:uiXx/229
それはバレンタインデーの前の平日のある日、航は友人の個展を見に銀座にある画廊に出かけた。
帰り道バレンタインデーでにぎわう通りを歩いていると、反対側の通りに見知った人影をみつけた。
「夏世?」
見間違えるはずが無い、あれは夏世だ。
何やらずいぶんあわてている様子。どこに行くんだろうか?

すぐに追って声をかけようかと思ったが、ふといたずら心が起きた。(修じゃないけど)
こっそりあとをつけて驚かしてやろう(笑)
そう思ってあとをつけていくと、夏世はある店の前で止まった。
店の前には凄く長い行列が出来ていて、夏世もそこに並んだ。

その店は某有名パティシエのチョコレートの店だった。
いくら恋愛に疎い航でも元は少女マンガ家、バレンタインというイベントは知っている。
(そのイベントの前に、チョコの店に並んでいるということは・・・もしかして俺のため?)
結局そのまま声をかけずに、航は銀座を後にした。

しかし、今日渡されたのは手作りだったのだ。もちろんそれはそれで嬉しくて仕方ないが、
モヤモヤは消えない。

(義理チョコ用だったのだろうか?でもあそこのチョコを義理チョコにするなんて、
 よっぽどな相手だ。そんな相手って誰だ?まさかケーキを教えてもらったお礼とかで智にか?)
お礼であろうと、義理であろうとなんとなくいやな気分だ。

「わたるさん?どうかしたんですか?とっても険しい顔していますけど」
いつの間にか夏世が隣に座ってわたるを覗き込んでいた。テーブルにはコーヒーと切り分けられたケーキが。
「いやっ、ううん、なんでもないよ。いただきます!」動揺を隠しながらケーキの皿をとり、
夏世に笑顔を向ける。
「でわっ、どうぞ食べてみてください・・・お口にあうといいですけど」心もち緊張気味な顔と声

「はい・・・うん!美味しいですよ。」
確かに想像よりおいしい。ところどころ苦くビターな感じだがほんのり甘い。
「あーよかったぁ。今までの中で一番良いできだったんですよ。」
やっといつもどおりの笑顔がもどった。
816甘い嫉妬part-3:2008/02/21(木) 22:09:14 ID:uiXx/229
いままで・・って何個ぐらい作ったんです?」意地悪く聞いてみると。
「ヒミツです。とりあえず片手の範囲で収まりました。」えへっと笑って、
片手をパーにしてひらひら振る。
「本を見て作ったの?誰かに習ったの?」ちょっと内心航はドキドキしながらも、聞いてみる。
コーヒーを持つ手が震える。
「私でもケーキぐらい作れますっ・・・て言いたいところなんですけどねぇ。
 最初は本を見て作ったんですけど・・・」
「ですけど?」カップを置き、ぐぐっとっと夏世に迫ってしまう。
「全く違うものが出来上がっちゃったので、見るに見かねて手伝ってくれたんです。」
恥ずかしそうにわたるから目線をそらしながら、告白する。

「だれが?」声が上ずってしまう。(どうか智ではありませんように・・・)
「編集長です。田中さんの分を作るついでにって」
いつの間にかすごく接近していた航に驚きながらも、最後まで言いおえた。

「へんしゅうちょう・・?あぁ亮子さんかぁ」予想外の人の名に緊張の糸が切れて
ソファにくずれる。(良かった智じゃなかった)
「そうです。本当はナイショにしたかったんです。だから編集長にも口止め料を払ったのに。」
かわいく口を尖らせてしまう。
「口止め料?」
「えぇ、なんでも編集長がどうしても一度食べたいチョコがあるからって言うのでそれを。
 なんでも有名なパティシエのお店でこの時期だけの限定品。」

・・・・あのチョコの行方も亮子さんだったのか。
思わず苦笑してしまう。

「何笑ってるんですか?大変だったんですよ!寒い中2時間も並んだんです。すっごく高かったし。
だから他の人たちへの義理チョコ予算が削られちゃったんですから。」
「ごめんごめん、でもおかげで夏世の美味しいケーキを僕は食べられたんだし。
 それに夏世のことだからきっと自分の分も買ったんじゃないの?」

「あっっ!そうだった!!」とあわててバッグを探る夏世。
「えへへ、忘れてました。自分用に買っていたやつ。これですよ。」
と見せられた箱は、やはり昨日まで僕が貰うだろうと予想していた箱の包装だった。

「航さんもひとついかがです?」と宝石の様に並ぶチョコの箱をわたるに差し出す。
「いいんですか?苦労したんでしょ?」
「いいんです。だって美味しいものは好きな人と一緒に共有しなきゃ美味しくないですもん。」

「ありがとう。いただきます」
あれだけ散々航の心を乱した元凶・・・しかしうーんさすがパティシエの味。
口の中に入ったチョコの甘さが、ゆっくりと航の心のもやを晴らしていく・・・。

「美味しいですねぇ」
「ほんとうですねぇ。何個でも食べられちゃいそう。見た目も綺麗だし」
「確かに・・でも僕は」
「でも?」
「夏世のチョコレートケーキが一番です。おかわりもらえますか?」
「はいっ!」

817甘い嫉妬をかいたもの:2008/02/21(木) 22:13:28 ID:uiXx/229
すみません以上です。
バレンタインデー前のデパ地下に並ぶ女性の特集映像を見てて
思いつきました。
どっかの漫画で男の人が「男が作ったチョコより、へたでも女性の手作りがよい」
といっていたのもあって。
818名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:33:51 ID:lBfEpPCM
GJです!!航のもやもやした嫉妬がかわいかった〜
やっぱり二人には甘〜いのが似合うなぁ。
819名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:34:42 ID:LifvcsMV
>>813-817
GJ!
モヤッとしている航が良かった!
チョコもふたりも甘々で萌えた〜。
820名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 00:25:28 ID:nBytUy1H
夏世っペカワユス
821名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 23:58:23 ID:b96A9uFO
GJ!
ピュアがよく似合う二人だ…
航に柿の種チョコとかもあげそうだなぁと思った

もう終わっちゃうけど今日猫の日なんだね
猫耳夏世っぺ…ハァハァ
ところで夏世っぺは猫だろうか犬だろうか
822名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:06:18 ID:wlta1Syr
>>821
2月22日>222>ニャンニャンニャンで猫の日だそうですね。
昔はHすることをニャンニャンするとか言っていたよな……と思い出したオバハンでした。

夏世っぺは犬のイメージかな。
修の呼び出しに逆らえなかったり、好きになったら航一筋なところが犬っぽい。
10話で航に「ご苦労様でした」と言われた後の笑顔に、どんだけ嬉しいんだ!と思った。
823名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 20:05:52 ID:PeALK0ep
たしかにw
あの笑顔は中の人が飼ってるチワワにそっくりだ。
824名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:03:57 ID:ZziQfi5l
夏世っぺは、顔は犬系で身体は猫系な感じがする。

身体がしなやかで、柔らかそうなので、どんなコトでも…できそうだ。
825甘い嫉妬をかいたもの:2008/02/24(日) 19:54:44 ID:o1Yo7lXP
みなさんGJありがとうございました。

調子に乗って夏世バージョンを書いてみちゃいました。
>>808さんの案を参考に書いてみましたが、なかなかすんなり
終わらず長くなってしまいました。
826甘い嫉妬2nd part-1:2008/02/24(日) 19:56:46 ID:o1Yo7lXP
絶対いえない・・・この気持ち。

ラブラブなバレンタインデーの後、編集部に行くと待ちかまえていたのは・・・ダンボールの山!!
山・やま・山。

「一体これはどうしたんですか?」と畑中さんに聞くと
「花園先生にですよ。今までも一部のファンからキャラ宛にはきていたんですけどね、去年正体ばらしたから
 ですかね。」
「・・・はぁ。」
「それにしてもこんなに来るなんてすごいですね、食べ切れるのかなぁ」とのんきな三浦さん。
「これってどうしたらいいんですかね?」席を埋めるダンボールを見ながらため息混じりにつぶやく。
「とりあえず先生のうちに送っちゃえばいいんじゃないですか?」と畑中さんからのアドバイス。
「早く送っちゃえよ、月山。そんなものがあるとうっとうしいからな」編集長がかなりいやそうだ。


・・・ということで片岡家に送ったのは良かったが、今度はその片岡家が大変なことになっていた。
どうやら田中さんの出版社も同様だったらしい。智はやや驚いたがすぐ納得した様子。
航や陽は困惑していたがただ一人喜んでいたのは修だった。
827甘い嫉妬2nd part-1:2008/02/24(日) 19:57:40 ID:o1Yo7lXP
「どうしたらいいんですかねぇ」
「どうするかって言ったってよ、がっさん。どうすりゃいいんだよこれ!?」と頼みの
 田中ちゃんさえ困っている様子。
「とりあえず、仕分けしたほうがいいんですかねぇ」
「そうだなぁ・・・じゃぁ俺ちょっと大事な会議があるから任せる!ちゃんとしとけよ!」
そういい残すとあっという間にいなくなる。こういうときだけは素早い。

とりあえず夏世は一人でせっせと宛先別に分け始める、途中から4兄弟も手伝ってくれたがそれでも
なかなか。
修は最初のほうこそ手伝ってくれたのに、自分の分が少ないのがわかると文句をぶつぶつ言いながら
原稿を理由にいなくなっていた。

結果は・・・智が圧勝!次点が陽、そして航、修だった。

チョコは全部を食べることは出来ないので、あとで某芸能事務所の様にどこかに寄付することに決まった。

予想通りの結果だったが、夏世としては複雑だった。
航が一番でないことにもちょっとは不満だったが、もし一番だったらもっと心配が増えるかそうならなくていい。
それよりも航が航宛にきたチョコをみて嬉しそうにしていたのを見てなんともいえない気持ちになった。

もちろん航は単純に喜んでいただけだと思いはするものの・・・そう簡単には割り切れない。
もしかしたら、これからもっと人気がでるのではという不安もぬぐえない。
そうなったら自分は・・・
どんどん夏世は勝手に落ち込んでいってしまう。
828甘い嫉妬2nd part-3:2008/02/24(日) 19:59:29 ID:o1Yo7lXP
「おーい」「おーい小娘や」「がっさんさん大丈夫?」
夕食後のデザートをみんなで食べている途中、とつぜん黙り込んでしまった夏世に
4兄弟はビックリして声をかける。

「夏世?大丈夫?」隣に座っていた航に顔を覗き込まれて、ふとわれに変えり
「はっ、はい・・大丈夫です」と元気なく答える。
「そうかなぁ、そう見えないけど・・疲れちゃった?」と心配する陽に
「そうかも。ちょっとがんばりすぎちゃったので・・・」とごまかして返す。
「だからこうして頑張ったお礼に、チョコフォンデュ食べさせてあげてんじゃないの、小娘」と両手にチョコつきのバナナ
 を持ちながら口を出す修
「何いばってんだよ、修兄。俺が作ったんじゃないか、沢山ある俺のチョコから」
「なんだと智!」「なんだよ!」
自分のせいで、いつもの喧嘩が始まりそうな様子にいたたまれなくなり立ち上がる夏世。
「だいじょうぶです!ごちそうさまでした!ちょっと仕事思い出したので帰ります。」
逃げるようにリビングを飛び出していく。


「待って!」
あわてて航が追いかける。
「下まで、いや駅まで送っていくよ。」ブーツを履きかけた夏世に航が声をかける。
「あっでも寒いから・・・」
出来れば一人で冷静になりたいと思っていた夏世は、断ろうとするが
「寒いくらいなんですか、あなたは女性なんですよ。こんな時間に一人でなんて。
 それに大切な人が元気の無いときに、一人で帰すことは出来ません。仕事だから仕方
 なく送っていくんですよ、仕事じゃなければ帰しませんよ。」優しく諭される。
「大切なひと・・・ですか?私が?」
「そうですよ」
「ウソじゃないですか?」今にも泣き出しそうな顔をしながら聞き返す。
「嘘つく必要なんてないじゃないですか?」と笑顔でかえされる。

嬉しいはずなのになぜだか涙があふれて止まらなくなり、航の胸に顔をうずめる。
航も突然泣き出す夏世に驚くが、すぐに優しく夏世の頭をさすってあげる。
「落ち着くまで僕の部屋に行きましょうか?」と航の部屋に移動する。
829甘い嫉妬2nd part-4:2008/02/24(日) 20:05:37 ID:o1Yo7lXP
「大丈夫ですか?」
ソファに並んで座った夏世の肩を抱きながら、優しく問いかける。
「はぃ・・・」しゃくりあげながらも徐々に落ち着きを取り戻す夏世。
「ごめんなさい」と小声でつぶやく
「えっ?」
「ごめんなさい、心配かけちゃって。勝手に不安になっちゃったんです?」
「不安て?」
「いっぱいチョコを貰ってるのを見てたら、今までと違ってこの先航さんがどんどん表に出て行った
ら、すっごい遠い人になっちゃうようにかんじて。
もっと私じゃない航さんにあう素敵な人がいるような気がして。」
つっかえつっかえながらも、夏世は胸のうちにあった感情を吐露した。
「考えすぎだよ。僕はそんなにもてないよ。花園百合子はもう解散したんだし。」
「でも航さんは素敵ですもん、わからないじゃないですか」目じりに涙をためながらも、
 口を尖らせて抗議する。
「それは買いかぶりすぎですよ」優しく夏世の頭をなぜながら笑い飛ばす。
そして夏世の目じりに優しくキスを落とし、夏世を抱き寄せる。
「ごめんね、不安にさせて。でも嬉しかったんだよ、今まで秘密にしてきたことを
 さらしても、受け止めてくれる人がいたことが。だから今日のチョコは嬉しかった。
 でもバレンタインのチョコという意味では、昨日もいったけど夏世のが一番だよ。」
「・・・・・ほんとですか?」
「信じてくれないの?」夏世の目をまっすぐ見つめる航。
「信じます」夏世も航の目を見つめ返し、にっこり笑う。
航はそんな夏世を抱きしめて、二人はゆっくり優しい口付けを交わした。

*********
以上です。連投して済みませんでした。
そして一つ訂正をお願いします。827はpart-2になります。
830名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 21:10:17 ID:FrQDuhzq
GJ!
夏世っペ可愛すぎですハアハア
831名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 22:27:50 ID:Jv62nT+4
GJです!!夏世っぺかわいすぎるよ〜航のやさしい気持ちにも萌えるなぁぁ。
832名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 17:31:08 ID:/n0fIOTe
GJ!
いいねぇいいねぇ〜
なんか普通に女として夏世っぺに共感しちゃったよ〜
833名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:18:44 ID:Y1zcnu3x
遅れ馳せながら、バレンタインGJ!
この二人は「ほのぼの」エキスパートだ〜
834名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:30:23 ID:Bjts8tgm
ほのぼのエキスパート

ウマイwぴったりの言葉。
835名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 21:03:32 ID:zwx3JLah
一応ラブコメなのに本編は最後までキスもしなかった二人だしねー
だからこそ萌えるわけですがw
836名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 23:39:32 ID:cScVhUEz
本編はプラトニックなのに、妙にエロい時があるんだよな。
7話ラストの航と夏世の絡み合う視線とか、
「謝る事なんてないですよ」と絶妙な距離で囁く航の声とか、
それからに続いての8話冒頭の航に移った夏世の香水の匂いとか。
あそこらへん続けて観るとにやにやが止まらない。
837名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 17:48:24 ID:wT+uiKyL
なにげに修と陽はガッサンの胸に顔埋めたり、手首当たってたりした。
航と智は抱きしめるとこはあったけど、オッパイまでは遠かった……
838名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 23:14:09 ID:GyTF20Gl
そこでブラック陽がニヤリw
839名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 23:55:11 ID:iSPXAqRC
本当、キスの一つもしないから、余計に欲求が妄想へと誘うんだよな〜

>>837 おっぱいまで遠い…って(笑)
840名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 00:24:50 ID:0QmKCp91
>>839
だからこそ妄想の燃料になるということでw
841名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:08:43 ID:BVqBgxuq
智ぴょんは小さい頃お雛様とか欲しがったんだろうなぁと思ったひな祭り
今でも欲しがってたらいいなぁw
二人に子供が生まれたら大きいのを買おうとしてたらおもしろい
842名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 20:14:12 ID:ySEF4wKm
航と夏世置いてけぼりで修と智で盛り上がりそう。

修「やっぱ七段飾りだと思わない?さとぴょん」
智「一生モノだからな、妥協は絶対なしで。うん。」


夏世「あ、あのー」
843名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:00:30 ID:YntBMtMA
夏世は一人娘だから、きっと立派な雛人形が実家にあるぞ。
そしてそれを嫁入り道具に片岡家へお嫁入り。

「昔に雛人形を3日過ぎても飾ってたから行き遅れてるんだろう」とか、
無神経な言葉を修あたりが口に出しそうだ…。
そして航が「大丈夫、ちゃんと来てもらうから」と夏世をフォロー。
844名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:21:22 ID:D/HPmdla
亮子さんは今でもきちんと飾ってそうだ。
そして3日が終わるか終わらないかのうちに片付け始める。

「おいおい、せっかく飾ったんだから、そんな急いで片付けなくてもいいじゃねーか」
「駄目よ! ちゃんと片付けないとお嫁に行き遅れちゃうんだから!」
「ば〜か、そんな心配する必要ねえだろ? 嫁に行く先は決まってんだから」
「一郎君……vv」

なんて会話が交わされる一郎×亮子
845名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:33:16 ID:56z1mQBW
>>844
イイヨー
かわいいよーしゃぶしゃぶ
カッコイイよヤクザ

40過ぎの恋模様で始めて萌えた2人
846名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:43:39 ID:RomCus+n
>>844
かわいいw

「一郎君・・・vv」って言ってる亮子さんの表情が目に浮かぶw 
847名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:47:42 ID:RomCus+n
連投スマソ
ひさしぶりにエロエロの航と夏世っぺも見たいです。

抜かずの○発とかw
848名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 23:42:07 ID:pKw+Z1CJ
田中ちゃんと亮子さんは色々と激しそうだ。
849名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 11:02:28 ID:BCaZOsLZ
そろそろ航と夏世が付き合い始めて1年か。
真夏生まれと真冬生まれの2人なのに、2人並んでるとなんか春の陽だまりの印象。

兄弟達の前ではナチュラルにいちゃつきつつもまだ初々しいカップル、
2人っきりの時はラブラブでエロい感じだと良いなぁと妄想。
850名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 17:27:50 ID:tInF4mzf
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://rootinghost.com/2ch/01_info.html
851名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 14:27:48 ID:lYUiv9Av
もう一年になるのかぁ
ここのおかげで妄想だけは絶えなかったよw

そろそろホワイトデーだ
航兄は、兄弟は何をあげるんだろう
852名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 16:03:01 ID:dCNlyC8+
修はおっぱいの形のマシマロ希望w
853名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 20:49:51 ID:4HjhSQQb
亮子を抱きたい!!!
一郎×亮子の恋愛ストーリ誰かかいてくれ〜
854名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 20:57:18 ID:gnIcu7iU
一郎×亮子はいい。
可愛いよツンデレカップル。

絶対亮子タンを上に乗せて下からユサユサしてる。
855名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 00:12:26 ID:+JXxA+Kn
夏世っぺをプレゼントにしたら航兄はきっとおいしくいただいちゃうだろうけど
航兄をプレゼントされたら夏世っぺはどうするんだろう
856名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 02:10:48 ID:BncgzSFN
>>855 すげぇ!!どうすんだ夏世っぺ…

この前、心配させた航に、夏世が「お仕置きですからね。」と言って、
目をうるうるさせながら、押し倒すの妄想。
でも、航が「反省してる証拠みせますよ。」と、あっさり上下入れ替わり〜

航をプレゼントされて、モジモジ躊躇してたら「僕ではつまらないかな?」と
航に苦笑されて、「そんなはずありません!!!」と、まずは慌てて抱きつくとか…
ぬるい妄想orz
857名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 10:09:01 ID:CuNM3MMv
なんだその激しく萌えるシチュエーションは(*´Д`*)
858名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 21:44:08 ID:sGlbyT2C
なんか夏世っぺなら「そばに居てくれるだけで嬉しいです」とか言って
満足してしまいそうだw
859名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:02:37 ID:0PDiI8Rq
そして航の目線の先には壁に貼られた「抱擁」の文字が
860名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:59:44 ID:pHKO6Tx/
こうあったかくなってくると、航と夏世の
「いいお天気ですね」「そうですねぇ」の、ほのぼのラブが思い出される。
なんて言うかあのふたりは中学生っぽい甘酸っぱさがあるのに、
老夫婦感もあって不思議だ。
861名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 10:41:35 ID:siDYAr4e
夏世へのプレゼントになった四兄弟



「陽君!? どうしたの、そのリボン!?」
パシャッ
「……なんで写メ撮ってるの?」
「あ、いや、かわいいから、つい」



「智さん、いいところに来た!
実家から野菜が送られてきて困ってたんです。何か作って下さい!
あ、あとこのパンツの裾上げもお願いします」
「雑用係かよ!」



ガチャッ
「プレゼントのお届けでーす」
バタンッ
「見なかったことにしておこう」
「なぜ閉める〜夏世っぺ〜」



「いつもはあなたに気持ちよくしてもらっていますから、今日は僕がしてあげますよ。
どうしてほしいですか? 教えて下さい……夏世」


……どなたか智と修のことも幸せにしてください
862名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 16:06:37 ID:RDDUJOra
GJ!
陽くんの時点で爆笑してシモタw
面白すぎです。
863名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:06:25 ID:eOuLO8pl
>>861
GJ!
なのに、あれ?最後の一行に、目から水が溢れて止まらないのは何故?
864ホワイトデー 四者四様 1:2008/03/16(日) 22:46:22 ID:Engtp4Qp
ホワイトデー過ぎてしまいましたが投下します。
4兄弟×夏世 エロなしです。

*************

「はい、これ」
「へ?」
何かを唐突に突き出され、お茶をいれる手を止めた。
視線を上げると、陽くんがぶっきらぼうに立っている。
「何これ?」
「何って…、お返し。今日はホワイトデーでしょ?」
陽くんは、照れ隠しなのか憮然と言う。
「あ、ありがとう…。すっかり忘れてた。」
そう言って受け取ったものの、この封筒より小さい、デパートの包み紙は…
「…ん?これって…」
「あ、それ、商品券。だって何返していいか分かんないし、一番実用的じゃない?」
「確かにそうだけど…。夢がないというかなんというか…」
しどろもどろに言う私に
「義理返しなんだから、夢とか関係ないと思うけど」
そう言って早々に自室に戻って行った。

なんか納得がいかない…。物々言いながら、お茶をいれようとすると
「あ、いたいた」
と声がし、智さんがキッチンに入って来た。
「はい、お返し。」
そういって渡された箱は、ケーキ箱。
「これって、ケーキですか?」
「そう、今日ホワイトデーだから。ちなみに俺の手づくり」
へぇ…、すごいですね。と感心しながら中を覗くと、凝った作りのバターケーキが…。
「ありがとうございます。」
と御礼を言った私に、智さんはふふんと見下げるように言った。
「あんたさぁ、女ならもうちょっとこういう事の努力したら?航兄にもバレンタインの時、既製品あげたんでしょ?」
「…うっ…。」
痛い所を付かれた私は、何も言えなくなってしまった。
「あ、それは航兄とでも一緒に食べて。俺、もう出掛けるから。」そう言って足早に玄関に向かう。
「あの、どちらへ?」
「今日はホワイトデーだから、予定が色々詰まってんの。あ、兄貴達には帰らないって伝えといて」
そう言ってスプリングコートを翻して出て行った。
865ホワイトデー 四者四様 2:2008/03/16(日) 22:49:26 ID:Engtp4Qp
「…確かにそうですけど、でも料理苦手だし…。」
先程智さんに言われた事を、独り言で言い訳しながら、仕事場のドアをノックしようとすると、その前に
「夏世っぺ〜!」
と修さんが勢いよくとび出て来た。
「これどうよ、食べてみて食べてみて!」
ずいっと出された皿には大量のマシュマロが…。
どう良く見ても、不格好であまり食べたくない気が…。
「わ、私はホワイトデーのモノは遠慮しようかな〜…なんて…」「あんた何言ってんの!今日は殿方が女性に愛を告白する日!
これは、美那絵さんにあげるの!あんたは、あくまでも味見係!
さあ、早くお食べ!」
そう言ってぐいぐいと押し付けられ、追い詰められてしまった。
「で、ではいただきます…。」
涙目になりながら、仕方なく一つつまむと…
「な、なんか不思議な臭いが…。」
「あ、分かる?今年はバナナ味にしてみたの」
嬉しそうに言う修さんを、恨めしく見ながら、意を決して口に入れる
「…うっ…。」
「なんだなんだ、言葉にならない程に、美味しいと言う事だな?
よし!直ぐにラッピングだ!今年はいけるぞ!わははは〜!」
そう言って、汽車のように出て行った。

「…ゴホッ、な、なんなのよ〜、みんなして…、ホワイトデーってもっと女性が感謝される日じゃないの?」
修さんが出て行った後、お茶で何とか飲み込んだ私は、ぐったりしていたが、気を取り直して航さんの部屋のノックをした。
「月山です。航さん、お茶どうですか?」
「ありがとう。開いてるから入って」
絵の具の匂いのする、いつもの航さんの部屋。
なんだかほっとしながら、先程のケーキとマグカップを2つ置く。
「あれ?それどうしたんですか?」
「これ、先程ホワイトデーのお返しにって智さんに頂いたんですよ。航さんと食べてくださいって。」
そう言ったとたん、航さんは「あっ!」と小さく声をあげ、しまった。という表情をした。

「…もしかして、忘れてました?」
「すいません、ホントに…。」


866ホワイトデー 四者四様 3:2008/03/16(日) 22:56:34 ID:Engtp4Qp
そう言われ、ついに鬱憤が爆発してしまった。
「な、なんなんですか?ホワイトデーなのに、陽君や智さんにも言われ放題だし、修さんにはとんでもない物を食べさせられるし、
でも3人は一応覚えてて…。
でも航さんが一番酷いです!最初のホワイトデーを忘れるなんて!た、確かに私も忘れてましたけど!いいんです、
もうホワイトデーなんて期待してないです!」

ああ、もう支離滅裂だ…。航さんに全てぶつけた事が恥ずかしくなって部屋を出ようとした時、
窓から風が一瞬吹き、カンバスにかかっていた布が落とされた。
「あっ!」
そこに描かれていったのは、「私」だった。

「これって、私…?」
そこには、幸せそうに笑う月山夏世が、いた。
「ええ、本当は今日に間に合わせようと思ったんですが、どうしても納得いかなくて、何度も書き直してはと、ついつい没頭してしまって…。
結局、ホワイトデーを忘れてしまっているなんて、最低の彼氏ですよね。」
航さんはそういって、照れくさそうに笑って、視線を落とした。

カンバスに近づき、そっとなぞる。
自分の知らない角度、表情。
「私って、航さんの目にはこういう風に映るんですね…。すごく嬉しいです。」

なんだか嬉しくて、涙が出てしまう。
目尻をそっと拭っていると、航さんに優しく抱き寄せられた。

照れくさいので、航さんの胸に向かってお礼を言う。
「最高のお返しです。ありがとうございます。」
「あれ?さっきはホワイトデーに期待してないって言ってませんでした?」
「…すいません。」
「まだ、他にもお返しがあるんですけど」
「え?!そうなんですか?」
「ええ、でもそれは鍵を閉めてからなんですけどね…」
「???」

こうして、2人のホワイトデーの夜は更けていくのでした…。

************

ホワイトデー、終わってしまったけど書きたかったので投下しました。
もう、放送終了後1年になるのに、まだ萌えれるここは大好きです!
867名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:19:17 ID:hrj79TPK
>>864-866 ホワイトデーGJ!!
なんか「らしい」四兄弟のホワイトデーが読めました〜
868名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:50:11 ID:5FVQS4iw
GJ!
イイヨイイヨ〜!
869名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:51:34 ID:5FVQS4iw
連投スマソ
偶然DVDを見てたのでダブルで幸せです。
870名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 12:33:52 ID:VikjAicW
GJ!
なんかみんならしくて良かった

それにしても最終回から一年経つんだなぁ
ここのおかげでまだ夏世っぺと四兄弟に萌える
871名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:45:25 ID:7z+2DK6R
保守
872名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:58:57 ID:C31p2GEX
雑誌でヒミツスペシャル放映決定の記事を見る夢を見た。

ヒミツがなくなった状態で何をするんだって突っ込みをしたくなったがw
やっぱり見たいな。
873名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 23:09:08 ID:Fka0JKb/
いいなぁ…夢でもいいからヒミツが見たい

唐突に思ったんだが、四話で料理を作ろうとして
いきなりあれだけ凝った物を作り始める夏世っぺなんだから
航兄をよろこばせてあげようとすごいがんばっちゃうんだろうなぁ
あと料理中の髪を少し上げてるのが可愛くて仕方ない
874名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 01:41:20 ID:pHo2zjhC
そろそろ桜が咲き始めるし、お花見とかみんなでしてたら和む
875名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 03:37:12 ID:QaF/TJjE
花見は亮子さんと智の手作り弁当対決だな。
夏世は甘い卵焼きで参戦か。

>>872
その夢が現実になりますように。
出来ればSPでなく、連ドラで続編が良いなぁ。
876名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 10:14:19 ID:WYDTRwVa
>>875
砂糖多目でちょっと端がこげたような卵焼きをニコニコしながら食べる姿が浮かぶw

修「ねえちょっと、夏世っペ、これちゃんとお塩も入れた?」
夏世「え?なんで甘い卵焼きにお塩を入れるんですか?」

修「・・・さとぴょん・・・」
智「分かってる。一から鍛えなおしだ。」

陽「・・・まあ、がんばってよ。航兄のために」
夏世「何?何?」
877名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 20:13:23 ID:HinkYt1K
>>876
なんかすごい和んだ

航兄なら焦げてても砂糖と間違えて塩でもフォローしつつ
笑顔で食べるんだろうなぁ
878名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 21:34:17 ID:Ogxr+Wmq
いっぱい食べてね
879名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 22:15:16 ID:Ri06VPQS
NHKもひた隠す、宮崎あおいの夫と「広末をクスリ漬けでマワしたヤクザ」の関係★27
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1206621772/

これがNHK大河ドラマのヒロインです
http://www.nexus7vn.com/nexusvii/DSC03992.JPG

大麻ドラマ シャブ姫まとめ
http://www9.atwiki.jp/shabu-hime/

うらたん記事(画像アリ。わかりやすいまとめ)
http://uratan.jp/hotnews/2008/03/000727/
880名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 14:12:51 ID:ZGZtHuBu
去年お花見してたら夏世っぺみたいな髪の流さと色のお姉さんが
航兄みたいな服装のお兄さんをひざ枕しててすげードキドキしたのを思い出した…
881名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 00:27:48 ID:IvPpGtAZ
夏世っぺは今日すごくいろいろと試行錯誤して嘘をつくんだろうな
でも絶対バレバレな嘘で兄弟達に逆に騙されてしまうに違いない
882名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 01:28:48 ID:ke+QmKzD
すぐ顔に出そうだもんねw
883名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 10:56:03 ID:iRyQjCir
で、かえって、修やヒナタの嘘にひっかかるって訳か?
884名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:24:19 ID:uZQkJx2k
エイプリルフールは、智がさりげなく使いそう。

「俺、やっぱあんたの事好きなんだ…。」
「…え?そ、そんな…。だって私には航さんが…。」
困った反応をする夏世っぺを見て、
「ばーか。本気にするんじゃねぇよ。今日はエイプリルフールだろ?」
「で、ですよね?…もうっ!驚かせないでくださいよ!」
そう言って、ホッとする夏世っぺを見て、またジェラシーを再確認する智…。
885名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 11:02:09 ID:K3tm/afl
ヒナタから、「本当に自意識過剰なんだから・・」って言われそう。>>884 GJ!
886名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 11:09:51 ID:E1Tr/61V
その台詞、きっと夏世っペの背後あたり、
リビングの入り口に体をもたれさせて言うんだよね。

そして振り返って真っ赤になる夏世。
887名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 01:58:30 ID:ZZ13ay0N
洗いもの中の夏世っぺに言ったらお皿落として割るだろうなw
888名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 10:41:14 ID:FUtyvCc7
ワロタw浮かぶ。
889名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 20:26:20 ID:QDxGnJyz
修に驚かされて皿一枚パリーン

智に>>884でまた一枚パリーン

陽に>>885でまた一枚パリーン

皿を片付けていると破片で怪我をしてしまう夏世。
そういう時に現れるのはやっぱり航で、怪我に気付いて止血の為に手をとる。
血が止まって一安心して顔を上げると、ぶつかり合う視線。
無意識に近距離で見つめ合う二人。
ハッと我に返って慌てて飛びのく夏世。
その拍子に後ろのテーブルにぶつかり、置いてあった食器がドンガラガッシャーン――
890名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 01:25:13 ID:7DZUSRZ2
>>889
萌えさせといてwww
バロス

それでSS書いてください
891名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:43:32 ID:HgQO+Vwj
>>889
いろいろとヒミツらしすぎるw
見つめ合って飛びのく夏世っぺとかすごい想像できる
892名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 00:23:01 ID:ZDRlFDYm

修「なに、今の」
智「すげー音したけど」

陽「・・・二人とも、今は行かないほうがいいよ。いろんな意味で」


修・智「・・・だな。さー仕事仕事!」
893名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:01:09 ID:85cgOPy4
>>892
ワロタw
相変わらず良い弟たちだ〜。
894名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 15:09:27 ID:vEhJ7wrl
ガッサンの中の人がドラマの予告で温泉に入っているのを見て、
温泉リレーを思い出して、萌えてしまった。
895名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:08:13 ID:HrX0uI7f
今度は4兄弟と夏世っペでってのも楽しいかもね。
温泉卓球に興じた後、酔っ払ってふにゃふにゃになる夏世。
航が部屋で介抱するうちにいつしか朝に・・・w

こんな図を想像するだけで幸せ。
896名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 12:44:48 ID:JJpZqlSi
夏世っぺが温泉卓球なんかしたら、揺れてはだけて大変な事になりそうだ
897名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:58:02 ID:5fMXPf/U
夏世っペに着せたい・・・
http://item.rakuten.co.jp/zeal/b0278pi/
898名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 22:16:54 ID:0lnd07Ha
>>896
くじ引きで修兄&夏世っぺペアと航兄&智ぴょんペアになって(陽は審判)
航兄と智ぴょんははだけたり揺れたりが気になって仕方なくて試合にならない図を妄想してしまった

>>897
似合いそう…!
899名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 20:01:13 ID:0wSzB5Fb
夏世っぺが混浴の露天風呂に入ってたら航兄が入ってきて
なかなかいい雰囲気になったときに他の兄弟が入ってきてとっさに隠れて…
とかベッタベタなシチュエーションが頭をよぎった
900名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 01:02:18 ID:wdHDQbn2
ベタシチュ、イイネ〜
修の声で気がつきそう。
901名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 23:03:19 ID:+hGM0Xgt
一人しか隠れられないスペースで航兄が夏世っぺを抱きしめて隠れるわけですね
902名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 00:59:14 ID:khtPsZLM
「航さん、ど、どうしまし」
「シッ。黙って・・・」

903名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 10:01:30 ID:AGKcpxLz
流れ遮ってスマソ!!!
隠れてる時の二人の体制が気になる…
とりあえず、スイッチが入っている夏世は、隠れてる間にも
熱が上がりまくって、懇願してほしいなぁ〜

「あの、航さん…私、部屋まで待てそうになくて…その…」
904名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:13:57 ID:tZI2enva
向かい合わせで抱き合っていれば、あの豊満なお乳が胸に当たるだろうし、
後ろから抱きしめていればムッチリとしたお尻が下半身に当たるだろうし、
大変だな、航兄ちゃんw
905名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 21:15:58 ID:jGzSJuhD
個人的には後ろから抱きしめてた
そうかお尻が当たって大変になるのか…!w
906名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 10:18:36 ID:vF4xdDyE
ほしゅっ
907保管庫:2008/04/24(木) 12:09:27 ID:kwCJIbyz
いつもお世話になってます。保管庫管理人です。

突然なのですが、今保管庫として借りているサーバーが、今日を持ってサービス中止となるそうです。
その連絡が来たのが月曜日でしたので、今日までにどこかに移転しようと考えていたのですが、多忙につき不可能でした。
今度の週末には適当な場所を見つけて移転をし、こちらでお知らせをいたします。
そろそろ6スレ目の時期ですね。新スレの際のテンプレには新URLを貼り付けてくださるようお願い申し上げます。

連絡と対応が遅れまして大変申し訳ありません。
また、更新頻度も下がっておりますことも重ねてお詫び申し上げます。
908名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 12:17:11 ID:tnao/yOT
管理人様、いつもありがとうございます。

どうか、ご無理はなさらないで下さいね。
909名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 13:28:31 ID:LoJG+2iC
保管庫管理人様、連絡ありがとうございます。
無理しない程に、こちらも気長に待ってますね。
910名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 19:08:39 ID:kPTWPwMI
保管庫様わざわざありがとうございます。
無理しないで下さいね!
今後ともお願いします。
911名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 18:01:53 ID:e1UN3RVg
保管庫氏乙です

来月は陽の誕生日かー
912名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 02:56:22 ID:wA3S2ajd
保管庫様、お忙しいにもかかわらず、いつも有り難うございます。

陽の誕生月なのかぁ〜
日本に帰って来たら、兄達の恋愛模様に変化を感じるのかな…
913保管庫:2008/04/27(日) 11:33:47 ID:PUfTKK8D
お待たせいたしました。新しい保管庫作成しました。
http://himihana.h.fc2.com/

放送後1年も経過するのにこの賑わいはほんとうに素敵なことだと思います。
書き手さま方のおかげです。

そして、いつも温かいお言葉ありがとうございます。
励みになっております。
ではこれからもノロノロ更新ですが、よろしくお願いいたします。

914名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 14:41:49 ID:NmJMRBds
>>913
保管庫様ありがとうごさいます!
私はたまに投下する者ですが、いつもは保管庫で萌えさせて頂いてます。
これからも、更新は無理しない程度でよいので、楽しみに待ってますね。
915名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 00:18:58 ID:x901zi3z
コミック版描いてた漫画家が、
レディコミの漫画家になった事を旦那に言えない奥さんと、堅物の旦那の話を描いてて、
キャラは違うがなんとなく、夏世っぺと航兄を当て嵌めて妄想してしまった…
916名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 05:40:45 ID:F+jnXAmm
>>913 保管庫様
新しい保管庫作成&更新乙でございます。
お忙しい中、いつも本当に有り難うございます
917名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 05:41:10 ID:F+jnXAmm
>>913 保管庫様
新しい保管庫作成&更新乙でございます。
お忙しい中、いつも本当に有り難うございます!
918名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 16:52:07 ID:R7QQrIh3
>>913
保管庫様、いつもお世話になっております。
節分ネタを書いた者ですが、間違えて書きこんだ部分を修正していただき、ありがとうございました。
お手間をおかけしていまい、申し訳ありませんでした。

>>915
ちょっと過激な性描写が売りの漫画家の担当になる夏世。
航に相談することもできず、とりあえず勉強のためにその漫画家の本を家に持ち帰る。
夏世のいない時に、偶然その本を見つけてしまう航。
夏世がなんでこんな本を? 自分が夏世を満足させることができていないから?
と誤解してしまい――
というベタなラブコメ妄想が浮かびました。
919名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:07:42 ID:1bzOCbII
その妄想をぜひ・・・
920名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:44:44 ID:KiIuKbab
航兄と夏世っぺって外(そのものずばり野外とかホテルとか)でしなさそうだよね
本編が基本的にマンションが主だったからかなぁ
921名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:56:23 ID:/9SGdKv/
>>920
全く同じ事考えてたw野外とかラブホが似合わないし。
基本夏世の部屋、たまに片岡家でって感じっぽい。
でも旅行先のホテルや旅館ならありか。今GW中だからどっか行ってるかも。
922名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:52:51 ID:3cxnloJq
高級ホテルだと智ぴょんって感じかな
家出した回のイメージだけどw
923名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 02:16:47 ID:jHswz7y1
夏世っペ宅にお泊りはよほどのこと(天気状況など)が無いとしなさそうだ。
陽の教育上・・・が常に頭にちらつく長兄w
片岡家にはゲストルームがあるから良く泊まってそうだけど。

連休で片岡家に泊まった翌日の夜、で妄想。

「じゃ、そろそろ帰りますね。またね、陽くん」
と言いゲストルームに荷物をとりに行った夏世と
夏世を送ろうと玄関にいこうとする航。
「・・・うちのほうが会社に近いし、ここから通えばいいのに。ねえ?航兄」
「あー、うん、いや、それは」
困る航
「多分みんなそう思ってるよ。僕もそっちのほうがいいな」

この末っ子の一声で結婚までとんとん拍子に。


>>922
そんでもってBGMはフランスの恋愛映画w

見終わってポツリとひとこと。
「恋、したいな」
924名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 23:50:29 ID:n5wzJ8gA
十話冒頭のナチュラルないちゃつきっぷりはなかなか教育によろしくない気がw
925名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 22:05:40 ID:0g9B0GN0
「婚外恋愛」の頃のこと考えたら
上手く行って良かったなと思ったよ
926名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 19:26:23 ID:HvLnM+JD
夏世っぺから何故かカーネーションを貰って嬉しいやら悲しいやらな智ぴょんを思い浮かべて
来月はきっと航兄がネクタイを貰ってそのまま夏世っぺの手首を縛って…とか考えてしまった
修兄と陽は五日に柏餅
927名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 00:51:58 ID:HEQFLk+d
みんなのお母さんな智ぴょんw

婚外〜での押し倒してキスの場面はまんま航兄と夏世っぺに変換出来るね。
萌えます。
928名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 01:01:03 ID:zDZXIISI
ひさしぶりにエロも読みたいなー。

って、ここはエロパロだったwww
929名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 17:11:52 ID:kR5zMs8+
>>927
あのラブシーン、薄暗い部屋のせいかヒミツよりずっと昔なのに
まんま航と夏世に見えて、かなり萌えた。
キス直前の夏世の中の人の目、あんな瞳で見上げられたらたまらん。

空中ブランコのサイトは「ミニスカナースコスの夏世に注射打たれてる航」に
脳内変換して見てる。
930名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:39:35 ID:ODpdT37v
婚外のラブシーン一回で良いから見てみたい…
どっかでみれる?
931名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 02:34:09 ID:hsxNBhWE
ようつべ。
932名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 19:46:09 ID:DfvFLgze
マジで!orz
何で検索したら出て来る?
933名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 21:09:21 ID:hsxNBhWE
共演者の名前か馬鹿殿。

夏世の中の人、C→Eに成長したらしいですね。
ってか、夏世の時からそれ位あると思ってた。
リアルな数字を知ると、妄想もまた激しくなります。
934名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 22:00:56 ID:DfvFLgze
ありがとう!
見た。萌えた。萌え死んだ。
押し倒す前の抱き合ってるシーンを夏世と航に脳内変換するとやたらほのぼのになってしまうw

Cもある胸を前に夏世っぺに女を感じなかった修兄はすごいなぁ…w
935名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 22:49:55 ID:tbU1TXRz
萌えた!!
っていうか、ヒミツではラブシーンがなかった分
見ちゃいけないものを見ちゃった気分w
936名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:06:15 ID:Bh0tTyR2
ラブシーン見たいぞ!馬鹿殿で検索するのか?共演者って具体的に?だれか教えてくれ
937名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 00:25:22 ID:X+sIae2O
そのまま焼く姪で
938名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 01:17:29 ID:KS7QEaLg
そのものズバリ検索ワードを書くと消される可能性があるからなあ…
共演者の名前は調べれば必ず出る範囲の方です。
簡単なのでガンガレ
939名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 01:21:45 ID:X+sIae2O
夏世っペのコスプレエチーが見たい・・・
940名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 12:29:25 ID:FCmfVblf

どう頑張っても 航×夏世 には見えなかったのは私だけ・・・?
941名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 13:36:50 ID:X+sIae2O
そこで妄想をフルに働かせる。

942名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 15:26:43 ID:aohLLXei
>>937 >>938
ありがとう!でもないんだが‥主演の人の名前でいいのか?役名はフルネーム?何度もすまんOrz
943名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 15:49:40 ID:KS7QEaLg
さすがにその辺は自分で考えて頂かねば…(突き放してるわけじゃないよ)



あのラブシーンを萌え材料に何か書けそうだ。
完成したら投下しに来ますノシ
944名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 23:15:50 ID:X+sIae2O
おながいします!!!

そろそろ全裸で待っててもいいですか?
945名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 18:06:43 ID:e+HNFPs+
胸大きくなったのは、航のおかげか・・ごっくん
946名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:25:59 ID:lNm14rA6
>>943
同じく待ってます!

>>945
前にそんな投下あったよね。
947名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 16:08:41 ID:uUHfoSnX
普段は夏世っぺが航兄を翻弄して
いたしてる時は航兄が夏世っぺを翻弄してたらいい
948名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:01:05 ID:uUHfoSnX
陽くん二十歳おめでとー!
949名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 01:50:41 ID:JSV66TNH
陽誕生日おめでとう!!
お兄ちゃん達も末弟が成人してほっとしてるだろうな。
皆で陽を囲んでお酒でも飲んで欲しい。
950名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 23:33:36 ID:YOHZBraq
陽くん、お酒は弱そうw

「やっぱりこれがいい」とグレープフルーツジュースを飲む陽。

夏世っペはジョッキ生wで、妄想してみました。

「ぷはーっ!
やっぱり仕事の後の一杯は最高ですねっ!」
夏世、ドンとジョッキをテーブルに。
航はそんな夏世をニコニコしながら見ている。
「・・・」
「ん?修さん、智さん、私の顔に何かついてます?」
「アンタさあ、仮にも女性でしょ」
「仮にもじゃなくて女性すけど」
「ぷはー!で、ジョッキをドンって、まるで中年サラリーマンじゃないのよ。」
「健康ドリンクも腰に手を当てて一気飲みのタイプだろ。あんた」
「なっ・・・何故それを」
「「やっぱり。」」
「おにーさま、なんとか言ってやって」
「航さん、私、中年サラリーマンじゃないですよね?
女らしいですよね?」

「えっ?
うーん。

・・・あっ!奇跡の絵画、予約録画忘れた!ちょっと家に行って来る」

いそいそと店を出る航・・・



妄想垂れ流し、大変失礼しました。


ラブラブでエロエロがかけない自分が悲しいorz
951名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:16:22 ID:goFEKnEo
>>950
GJ!ワロタ〜!
夏世っぺビール好きそうだもんね〜。
952名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 10:41:42 ID:cMtm+TER
いえいえ、こういうのも好きです。>>950
こういうやり取りを読むと、ヒミツの花園part2、プリーズなんだよなー

関西在住だが、再放送もしてくれん。大奥だし。
953名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 02:52:38 ID:C3qCMgcl
陽二十歳か
本来なら本当の事を話す予定だった年齢だけに航兄は感慨深いだろうなぁ
954名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 21:59:32 ID:vHbqui3L
夏世っぺと航兄が別々に陽に誕生日何が欲しいか聞いたら
「来年は二人の子供が見たい」とか言われて
会った時に言われた事を思い出して赤面して顔をそらす二人を妄想
955名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 22:08:09 ID:w95W73r0
ナイス妄想
956名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 06:23:45 ID:TPUTlaIO
>>954 その妄想、素敵過ぎ…。
957名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:38:57 ID:mgE1Z/DD
>>954
素晴らしい!
958名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:34:19 ID:FNQX/2vt
>>954
そのシチュエーション、航兄黒ver.で妄想してしまったw
959名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 02:31:08 ID:tz3s4wMN
それはどんな妄想?
960名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:38:33 ID:+laePjIU
夏世っぺって暗示とかかかりやすそうだなぁ…
961名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 09:04:35 ID:Agx4CR6w
うーん、ヒナタの暗示に簡単にひっかかり、
次男と三男にからかわれる予感。
962名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 16:17:50 ID:KDQAD6G8
暗示がエロスな方向にころんで大変なことになりそうw
963名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 22:06:27 ID:cNJ4m+OV
久々に来てみたら
>>929 こんなものが!!!
でも探し出せないんだけど、もう消えちゃったのかな?
964名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 23:09:36 ID:ePSo02Rk
まだありまっせ。
DVD観返してるとほんと萌える。恥ずかしくなる。
航役の人がTVジョンの対談で「俳優って仕事は恥ずかしい。ラブシーンとか」と言ってたが
目の前に過去にラブシーンやった相手がいるのによく言うわwと思った。
まぁなによりヒミツの告白腰抱きシーンが萌えるんだけどさ。
965名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 00:45:23 ID:jg+BBPNR
あの恥ずかしさがホントにたまらないよね
見返す度にドキドキしてしまう
ラブコメなのにキスもしてないうぶさとか
966名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:13:10 ID:uFAHtj8N
>>962
普段四兄弟の奴隷状態の夏世っぺが、女王様になる暗示にかかったらどうなるんだろう?
エロスよりもお笑いになりそうだけどw
967名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 00:05:42 ID:dhgs1DUd
修がノリノリな予感w
もちろんお笑いでね。
968名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 16:49:30 ID:vRCK6iG8
今一番人気の若手俳優本郷奏多(17歳、高校三年生)の強引キス写真流出、乱交疑惑も浮上。


【王子様に】本郷奏多 Part17【幻滅した】
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/actor/1197901790/l50

【乱交会を主催】犯罪者本郷奏多5【女を強制猥褻】
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/mendol/1202392448/l50

ヤリチン嘘つき裏切者 本郷奏多 早く死ね!!
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/mendol/1197560420/l50

【衝撃画像あり】 本郷奏多(16)韓国女子をセクハラ
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/geino/1193723345/l50

16才少年本郷奏多「エログロ漫画愛読」雑誌で公言
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/geino/1187072240/l50

【日本】子役本郷奏多は韓女子を強行キス【の恥】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/korea/1201269453/l50

JUNON人気アイドル本郷奏多強引キス写真流出その2
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/geino/1212201030/
969名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:15:20 ID:8cevbVwt
女王な夏世っぺってどんなだろう
「みなさん一緒じゃないとイヤです」とか言うのかと思ったけど全然女王じゃねぇw
970名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:32:21 ID:pAbOZUgC
そこが天然夏世っペの天然たるゆえんですよw
971名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 23:13:49 ID:6fvxgY47
わがままとかも普段あんま言わなそうだから女王化したら大変そうだなw
972名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:07:49 ID:8XnFSGaT
目が据わった状態で4兄弟を縮こまらせたりする一方で
本人は女王さまのつもりでも、周りからしたら可愛いってのも
別パターンでアリかな?どうかな?


あとはお約束の
「〜〜〜(何か怒ってる)航さん!聞いてますかっ!?」
「うん。聞いてる」
ぎゅっと抱きしめられて途端にふにゃふにゃになる夏世っペ。
973名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:35:55 ID:a3BY323e
断然アリだ

ふにゃってなる夏世っぺいいなぁかわいいなぁ
そのまま押し倒されてしまうんですね
974名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:42:42 ID:lQ4VZ5EX
そろそろ次のスレ建てるか?
975名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:32:41 ID:0taaPlDZ
>>1の過去スレをPC用のアドレスにして保管庫のURLも変えないといけないな
976名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 13:16:51 ID:Rbi42buY
明日の夜でよかったらたてようか?
977名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 09:30:25 ID:Oj4dOSy9
>>976
お願いします。
978名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 21:07:02 ID:SKEPHjE3
テンプレこれでいい?



ドラマ「ヒミツの花園」のエロパロスレです。(エロなし歓迎)
次スレ立ては970、または480KB越えあたりで。
クレクレは程ほどに。投下時にはタイトルを。
ガンガン投下行きましょう!

※保管庫収納希望しない職人さんはその旨書いてください。

前スレ
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185844431/

過去スレ
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176792084/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173743913/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ その2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1172253364/
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168956723/

保管庫
http://himihana.h.fc2.com/
979名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:05:37 ID:SKEPHjE3
980名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:24:29 ID:kFdxR6sb
>>979
おつです!
ありがとうございます。
981名無しさん@ピンキー
おつ
あっちが即死しないようにしつつこっちも埋めねば