ゼルダの伝説でエロパロ 【5】

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486埋めで。無限の砂時計のフォーチュンで。
壁際に追い詰められたフォーチュンは既に落ちたも同然だった。
口中で暴れる舌に知らず知らず服従し、ドレスの隙間から忍び込んだ手に乳房を弄ばれながら昂揚する身を抑えられなかった。
フォーチュンの腕を押さえつけ自由を奪っていた相手の右手が下着の中に滑り込み、既に濡れ溢れた秘所に強引に潜り込むと蹂躙を開始した。
指の動きに合わせて短い喘ぎ声を上げながらあの夜のことを思い出すフォーチュン。

カシヅクが振り返るとそこには一糸も纏わずに立つフォーチュンの姿があった。
後ずさると、いきなり地面に伏せて土下座し首を横に振るカシヅク。
「フォーチュン様、勿体無うございます。お願いですからわたしのような下賎な者に心を残さないでください。」
「あなた‥わたくしの事が嫌?」
「滅相も無い!ただ、貴女のような尊い方は安易な同情などでわたしごときに汚されてはなりません。いずれフォーチュン様にはもっと相応しいかたが現れるでしょうから。」
「わたくしは‥」
「さあ早く、怪物共に襲われる前に急いでこちらに避難してください。扉の封印はわたしが。いえいえ、心配なさらずとも大丈夫、辺りが安全になれば必ず戻ってきますとも。」
カシヅクはそのまま足早に立ち去って行き、そして2度と戻らなかった。

回想半ばで下着を引きおろされうつ伏せにされ後ろから挿入され歓喜の悲鳴をあげる。
騎乗位に座位にと次々と体位を変えて男に陵辱されながら、蝋燭の灯りに映し出され水晶球に反射する自身の姿を見つめるフォーチュン。
半裸で髪を振り乱し自ら開いた股間に男の物を出し入れされながら上下の口から涎を流して悦びの声をあげるあられもない自分の姿を凝視しながらフォーチュンは思う。
聖女でも女神でもなく、通りすがりの男に簡単に身を任せて快楽に溺れるようなどうしようもない女なのに、どうして彼はわたくしを崇めるだけでただの女として見てくれなかったのだろう?

我知らず一筋の雫がフォーチュンの頬を伝わる。
ひたすら欲を求め激しく突き上げては引き体内を熱く掻き回していたものが、ふいに動きを止める。
「身体は正直だな。口で幾らアンアン言ってても気分は乗ってネェだろ?お前、男に死なれてヤケクソになってるだけじゃネェのか?」
「い‥いいえ。違います。これは‥。どうか気になさらず続けてください。」
「ムチャ言うなぃ。死人の身代わりにされてるって知ったら萎えちまったぜ。」

萎えたと言いながらも、身体を引き起こし仰向けにして再び進入を開始する男に安堵するフォーチュン。

あの時、これも定められた運命だからと、これからカシヅクの身に起きる予感の全てをフォーチュンは納得し受け入れたはずだった。
しかしそれもただの思い込みで、親しかった人を失う痛みに堪えられるほど心は強くなかったと今になって彼女は思い知った。
フォーチュンは気持ちを切り替え心を集中させる。
私は未来を見つめる者。過去を振り返ってはだめ。過ぎた事に心を囚われてはいけない。
彼の死は予定されていた事なのだからもう忘れなければ‥。

乳首を甘噛みしていた唇がそっと離れると、首筋を軽く這い耳たぶを齧りながら
「惚れた男を失って辛いならよ、意地を張らずにいっぱい泣けば楽になるぜ。」と囁いた。

「わたくしに優しくしないでくださいまし。」‥どうか貪欲な獣のようにこの身を喰らい尽くし何もかも忘れるぐらいに滅茶苦茶にしてくださいませ。
「別に、自分を苛めるプレイが望みってわけじゃネェだろ?「『運命だから仕方ない』な〜んて奇麗事を言って痩せ我慢せずに、悲しくて泣きたいなら好きなだけ泣きゃいいじゃねぇか。オレは見てみねえフリをしてやっからよ?」
「悲しむなどとんでもありません。運命とは抗わず受け入れるものなのです。彼は運命に従って天に召されたのですから明るく見送‥」
「バカだろお前?」

ふいに唇を塞がれ優しく髪をなでられる。

フォーチュンを見つめる緑色の瞳の奥に男の未来が一瞬垣間見えた。
凶悪な魔物と対峙し不気味な触手に巻きつかれ苦痛の悲鳴を上げ闇に飲み込まれていく姿と、そして‥。

貴方は未来を知らなければ運命から逃れられると思っているのですか?
たとえ知っても自分なら運命を変えられると本気で信じているのですね。

いつのまにか零れ落ちだした涙は止まらずに歓喜の涙と混ざって零れ続けた。