【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ4

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110バルフレア×アーシェ(2/7):2007/10/05(金) 23:19:35 ID:taYCAWiC
「なぁ」
押し黙ったアーシェを、いつの間に立ち上がったのだろう、
バルフレアが見下ろしていた。
「暇ならちょっと付き合えよ」
「あなた、操縦は」
この場にはフランもいない。
誰も操縦桿を握っていないのに驚いてアーシェは声を上げたが、
バルフレアは特に慌てる素振りも見せず、に、と笑みを浮かべた。
「自動操縦。この辺りの空域ならそれで問題ない」
言って、バルフレアはアーシェに立つよう促した。
「来いよ」
付き合えと言われたのに承諾した覚えはなかったが、拒む理由もない。
アーシェは先に立って歩くバルフレアについて、
コックピット後部に向かって通路を進んだ。
「あの、一体何を?」
バルフレアの背中に向かって声を掛けた瞬間だった。
不意に、景色が流れる。気が付いたときには、コックピット後部の
簡易ベッドに押し倒された自分の上に、バルフレアがのしかかっていた。
「な……何の真似です。放しなさい、無礼者!」
バルフレアを押しのけ起き上がろうとしたが、
細腕の抵抗は易々と押さえつけられてしまう。
ヘーゼルグリーンの瞳をにぃ、と細めて、バルフレアが楽しげに笑った。
「何って……ナニ、だろ」
その下卑た物言いに馴染みはなかったが、今の状況から、
その言葉が何を意味しているのかは推察できた。
111バルフレア×アーシェ(3/7):2007/10/05(金) 23:20:24 ID:taYCAWiC
「──やめて!」
バルフレアの手のひらがアーシェの服の隙間に潜り込み、唇が首筋を這った。
両手を頭の上でまとめられ、バルフレアに覆い被さられているアーシェには、
まともな抵抗ができない。
執拗に肌に触れる感触から身をよじるようにして逃げていると、
ク、と笑う声がした。
「黙って言うことを聞いた方がいいと思うがね」
「そんな……できるわけがないでしょう」
「考えてもみろよ王女様。シュトラールはオレの飛空艇だぜ?
 どこへ行くのも、オレの考え一つだ」
「王墓へ行く報酬なら、払うと約束したではありませんか」
「まだ未払いの報酬がある」
「何です」
「どこかの誰かさんが、オレの飛空艇を勝手に動かそうとしたんでね。
 そのどさくさで、あんたをリヴァイアサンから救出した報酬を
 もらい損ねちまったんだ」
その言葉に、アーシェはぐっと詰まった。
シュトラールを動かそうとしたのはアーシェだ。
つまり、この状況を招いたのはアーシェ自身なのだ。
「……」
悔しそうに唇を噛み、視線をそらしたアーシェの耳元で、バルフレアが囁いた。
「なぁに、悪いようにはしない。ちゃんと楽しませてやるさ」
112バルフレア×アーシェ(4/7):2007/10/05(金) 23:21:24 ID:taYCAWiC
「……あっ」
バルフレアの指が敏感なところを掠めて、アーシェは思わず声を漏らした。
ベッドの上に投げ出した足の爪先が、ぴくん、と震える。
「バルフレア……、お願い、やめて……っ」
小刻みに震える声で、訴える。ベッドに腰を下ろした格好のアーシェを
背後から抱きかかえるようにしているバルフレアが、小さく笑った。
「何を今更」
バルフレアの指が、アーシェの脚の間、薄衣に包まれた部分をなでた。
そこは、既にしっとりと潤っている。正面から見れば、薄衣に透ける
アーシェの秘所がはっきりと見えることだろう。
バルフレアは指先で敏感な芽を探り出し、そこに、染み出る潤みを
こすりつけるように指を滑らせた。
「ん、あ、いやぁっ」
とたんに、アーシェの体がはねる。もう一方の手でそれを押さえるかたわら、
アーシェの服をゆるめていくと、白く柔らかな胸がこぼれ出た。
「嫌だ嫌だと言う割には……」
あらわになったアーシェの胸の頂をバルフレアが指先で
軽くひっかくようにしてやると、そこはみるみるうちに硬く色づいた。
「どこもかしこも、こんなに喜んでるぜ」
「違……んぅ」
感じているのを認めまいとするかのように、
アーシェはきつく瞳を閉じて、顔を背ける。
「素直じゃないな」
その姿に嗜虐心が湧いて、バルフレアは前触れなしに薄衣の中に指を滑り込ませた。
十分すぎるほどに溢れている蜜を指にまとわせ、アーシェの秘芯をなでる。
113バルフレア×アーシェ(5/7):2007/10/05(金) 23:22:09 ID:taYCAWiC
「あぁっ!」
急に与えられた強すぎる快感に、アーシェは細いのどを晒してのけぞった。
反らされた白い胸が、ふるふると震える。
それを愛でながらもバルフレアは秘芯を責め続け、容赦なくアーシェを追い立てた。
「いや……いやぁ……っ」
くちゅくちゅと、いやらしい水音がアーシェの耳に届く。
王女である自分の体が、空賊ごときの指にいいようにされている。
それが我慢ならずに光が透ける髪をいやいやと揺らしながらも、
しかし押し寄せる快感に抗うことはできなくて、アーシェはただ、喘いだ。
「これが嫌なら、お望みは、こうか?」
バルフレアの声と共に、ベッドに仰向けに押し倒された。
とうにその役目を果たしていなかった薄衣が、慣れた手つきで取り払われる。
抵抗する間もなくアーシェの脚の間にバルフレアが入ってきて、
閉じることのできなくなった脚が、更に大きく押し開かれた。
「いやぁっ!」
あまりのことに悲鳴を上げた唇が、バルフレアのそれでふさがれた。
ぬるりと口内を這う舌の感触にぞくりと身を震わせた瞬間、
バルフレアの指が、アーシェの秘所に突き立った。
「! ……ん、ん」
口内を舌で嬲られていて、声を上げることができない。
発散することのできない快感に晒されてただ身を震わせていると、
すかさず、突き立つ指の数が増やされた。
熱く濡れたアーシェの中を、浅く深く、バルフレアの指が行き来するたび、
くちゃくちゃと粘る水音が響く。
114バルフレア×アーシェ(6/7):2007/10/05(金) 23:22:55 ID:taYCAWiC
「ん、ふ……っ、いやっ、あぁ……」
「……何が、嫌なんだ?」
離れていった唇が、耳元で囁く。喘ぎ声を漏らすだけで
言葉にならないアーシェに、バルフレアが、あぁ、と笑いかけた。
「指じゃ物足りないか」
「──!」
押し当てられた、指とは比べ物にならない圧倒的な感触に、アーシェは息をのんだ。
それを受け入れるのは、二年前のラスラとの初夜以来だ。
その時の初めて故の痛みを思い出し、アーシェは身をこわばらせる。
やめて。
言いかけた言葉は、一瞬遅かった。
「──あぁっ!」
バルフレアに貫かれ、アーシェは嬌声を上げた。
そして、そんな声を上げた自分に驚愕する。
十分にとろけさせられたアーシェの潤みはバルフレアを難なく飲み込み、
しかも逃すまいとするかのように絡みついていた。
「……きつ」
バルフレアが、初めて余裕を失った声で呻いた。
その声すら、アーシェの耳朶をくすぐり、快感へと変わる。
「そんなに締めるなよ、王女様……ねだらなくとも、くれてやるさ」
言うなり、深く突き入れられた。何度も何度も、繰り返し与えられる快楽に、
アーシェはたまらず声を上げる。
「ん、ぁっ、いやぁ……っ」
不意に、電流が走ったような感覚を覚えた。
胸の頂が、バルフレアの唇に甘く噛まれ、舌で転がされていた。
115バルフレア×アーシェ(7/7):2007/10/05(金) 23:23:26 ID:taYCAWiC
赤く色づいたそこは敏感に反応し、更なる刺激を求めて誘うように起ちあがる。
それに応えるように、バルフレアはとがった頂をねっとりとねぶった。
「あっ、あ……、あぁっ」
バルフレアを受け入れたそこから蜜が止めどなく溢れてくるのが
自分でも分かって、でも、どうにもできない。
二年前、苦痛しか感じなかったその行為と今のこれが、同じものだとは到底思えない。
「……や、ぁんっ!」
バルフレアがアーシェの脚を抱え上げ、更に奥深くを責めた。
アーシェは揺さぶられるまま、ただ声を漏らすことしかできない。
もう何の音か分からない、ただひっきりなしに響く濡れた音に、ますます煽られる。
「あぁっ……もう、い……っ!」
声を上げた瞬間、アーシェの体を、これまでにない快感の波が襲った。
波のリズムと同調して、アーシェの体がびくびくと揺れる。
「く……っ」
それとほぼ同時に呻いたバルフレアの熱が、アーシェの体の奥深くではじけた。
「あ……ぁ」
絶頂の余韻、めまいのような感覚に、アーシェはバルフレアにしがみつく。
力の入らない体がバルフレアに抱きとめられ、まるで恋人同士のように
抱き合いながら、アーシェは荒く息をついた。
「……成り行きとは言え、当分一緒に過ごすんだ。仲良くやろうぜ、王女様?」
やはり息の上がった声が、耳元で囁く。
その声に、アーシェは否と言えない。

──これは、ダルマスカ再興のために、仕方のないこと。

バルフレアの協力が、今の自分には必要なのだ。
未だ快楽の余韻が抜けきらない頭で自分にそう言い聞かせ、
アーシェは、腕の中のバルフレアを抱きしめた。
116名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:42:30 ID:hS9AK+Qi
乙です!鬼畜なバルフレアが萌え



こうしてたまに来てくださるけどやっぱり旬すぎたからねえ…
合流した方が色々保っていきやすいかもとは思っていた
117名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 14:40:26 ID:pUl7bjyK
投下してくれたのにゴチャゴチャ言うなよ
118名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:42:32 ID:hS9AK+Qi
>>116>>108に対するレスだよ
119108:2007/10/06(土) 22:38:22 ID:CgYh0Y5q
職人さん乙!
でもよく考えたらせっかく立てたからもったいないな
保守もまあ苦ではないしたまに気付いたらやるって感じで
それで落ちたら落ちた時って感じでどうかね
120109-115:2007/10/07(日) 23:39:03 ID:rR4d0bNF
感想、フォロー、ありがとう
流れ読まずに投下して本当にごめん
合流した方がいいかもしれないし、気にせず話進めてね
121名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 03:11:29 ID:K+qYxXI3
>>109-115

GJ!
>「なぁに、悪いようにはしない。ちゃんと楽しませてやるさ」
バルフレアはこういうセリフが似合うなぁ。

作品待ちだったので投下うれしかった。また書いたらよろしく。
122109-115:2007/10/09(火) 23:17:51 ID:EOP7PcoJ
>>121
ありがとう、ほっとした
また何か書けたら来るよ
123名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:06:54 ID:KHdtZvG4
>>109-115
インタナ版でハリウッド映画の様な二人を見た所だからたまらんwwww
作品と職人さん有ってのスレだ。wktkして待ってるよ。
124名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 19:56:26 ID:zjl1pFJR
エロなしスレにガブドレ投下されてたよ
わりかし甘め?な感じ
読みに行く人はスレタイ通りエロなしだから注意ね
125名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:01:36 ID:OGC6y1YQ
久々に保守。
126名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 20:28:06 ID:2OziNj+t
保守保守。
127名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:04:45 ID:vjlST5ZL
128名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 06:42:36 ID:WTIPb425
129名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 09:18:54 ID:ujiE0Lcp
130名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:04:55 ID:Zd+Ed7pb
き?
131名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 07:22:26 ID:KmsXE/9N
132名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 08:26:50 ID:fn+0Tj9M
133名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 17:23:03 ID:1Pcm94iX
134名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 19:10:37 ID:TsnO1icm
135名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:34:09 ID:8so3W0S8
(´∀`)なごんだ。
136名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:38:01 ID:ZhoRON8U
(´∀`) だ・・・だんご?
137名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:20:28 ID:dw975A0L
(´∀`)ご…ごむ
138名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 19:04:49 ID:QPI2xgvf
(´∀`) む…むかd……むっちり!
139名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:13:19 ID:n2ayW9XA
(´∀`)むっちり…
パンエロのおしり!アーシェの太もも!
140名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 08:08:05 ID:tKUD1XQ6
(´∀`)も…モーグリのポンポン!
141名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 13:03:15 ID:wocbGeMF
>>140
「ポンポン」だと「ん」で続けられないじゃないかwww(ノ´∀`*)

taYCAWiC氏のバルアシェ保管庫に保存してきますた。
142名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:24:07 ID:PPRHKuBn
>>141
143名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 08:07:17 ID:XoZrc40o
朝保守
144名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:37:50 ID:I0j2nxQP
ほしゅ
145名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:46:11 ID:wjh39UZx
hosyu!
146名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:04:46 ID:rQk1aa08
ほす
147名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:05:51 ID:rQk1aa08
そういえばここRWモノはないのね
カイツ×フィロとかリュド物とか
148名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:32:52 ID:hV+n0Rr9
世の中には言い出しっぺの法則というのがあってな。
149名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:39:49 ID:n0bCtWWi
やりにくいってのはあるんだろうな。
売上全然違うし、
2ちゃんの12関連パロに来てる香具師ですらRWネタが通用しないこともあるから…
150パンネロのお留守番【14】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:41:40 ID:/9X3TZci
>>9-12 >>65-75より続きます。
※バルフレア×パンネロです。
※お好きでない方はトリップ ◆3hspsNyL.Yでスルー推奨

パンネロは漸く覚悟を決めたものの、
(どうやってすればいいのかしら…)
一人でする時は恥ずかしさと後ろめたさで
シーツの中に潜り込んでしていたのだが。
思い付いた方法は二通り。
「ねぇ、バルフレア…その…このまま、するの?それとも横になって…?」
これはなかなか難しい質問だった。
膝の上で羞恥に震えるパンネロの顔と息づかいを間近に感じるか、
それとも横たわって余す所なく見下ろすのか。
どちらも捨てがたいな、などとバルフレアが暢気に考えていると、
「…横になってするのはすごく恥ずかしいの。だから…このままでいい?」
縋る様な瞳でお願いしてくるのがいじらしい。
「ああ、いいさ。パンネロのやりやすい方で…な。」
術中に陥っているパンネロ、バルフレアの下心など気付きもせず、
ホッとした表情を浮かべる。
そして、小さく息を吐いて俯く。
パンネロはパンツのウエスト部分についている
金具を外してウエストを少し緩めた。
赤いアラビアンパンツは辛うじて腰に引っかかっているのだが、
それが緩んで今にもすとん、と落ちてしまいそうになる。
それを落ちない様に左手で押さえ、右手をおずおずとパンツの中に手を入れる。
パンネロのパンツはかなり際どいデザインで、
こんな露出度の高い服を着ておきながら何故パンツが
ずれ落ちるのを気にするのか解せない。
151パンネロのお留守番【15】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:44:46 ID:/9X3TZci

かと言って、そちらの方に気持ちが行ってしまって、
手がお留守になってはせっかくのイベントが台無しだ。
「…押さえててやろうか?」
膝の上で悪戦苦闘しているパンネロを見かねて声を掛けると
「うん…お願い…しっかり押さえててね?手を離しちゃダメだよ?」
と、心配そうに念を押してくる。
とんちんかんな事をしたり、言ったりするパンネロ。
(こりゃあ…相当テンパってんな。)
正気に戻ったその時が困る。
でも、もう少し恥ずかしがるパンネロを楽しみたい。
「あぁ。大丈夫だ。」
するとパンネロは、なんて頼もしい事を言ってくれるのだろうと、
うっとりと目を細める。
(こりゃヤバイな…)
止めるなら今だと理性が叫ぶが、パンネロの両手が
下肢に伸びるのを見てその叫びはあっという間にかき消された。
ためらいがちに手が奥へ、奥へと潜り込む。
触れた先が既にしっとりと濡れている事にパンネロは気付いていた。
(ああ…やっぱり…)
ちょっと膝に乗せられて、身体を寄せ合っただけなのに…
(やっぱり、悪い子だわ…私…)
でも、許してもらう為だからとパンネロは固く目を閉じ、奥歯をぎゅっと噛み締める。
指を割れ目に沿って、滑らせる。
何度か指を往復させるが、快感を得るには程遠い。
それでも、続けなくてはいけないのだろうか。
152パンネロのお留守番【16】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:46:11 ID:/9X3TZci

ここでパンネロはある事に気が付く。
「ねぇ…バルフレア?」
とてもではないが、バルフレアと目を合わせる事など
出来ないので俯いたまま尋ねる。
「なんだ?」
「これ…いつまで続ければいいの?」
「もちろん、パンネロがイクまでだ。」
やっぱり…と、パンネロは唇を噛み、再び指を動かす。
そもそも一人でしても上手く出来なくて、結構時間がかかるのに、
それを最も見られたくない恋人の前でなんて…
触れていたそこも、どんどん潤いをなくしていく。
パンネロがすん、と鼻を鳴らしたので
バルフレアは慌ててその顔を覗き込む。
目が泣き出しそうにまっ赤だ。
羞恥に震え、どうしたらいいのか分からないといった風情で
縋る様にバルフレアを見つめる。
その表情は行為の最中を思わせて、
10日間お預けだったバルフレアの下半身を直撃した。
これで理性が完全に吹っ飛んだ。
なんとしても。
どうしても。
絶対に、パンネロのイケナイ一人遊びが見たい。
いつも思っていた。
優等生の様な清潔感、少女の甘やかさ。
そういった物を壊してかき混ぜて、乱れていくパンネロを見たくて見たくて、
どうしようもなくなるのだ。
「…やっぱり無理…どうしたらいいの?」
ここで挫けさせては続きが見られない。
どうしたものかと考え、何か思い付いたのか、バルフレアはにやりと笑う。
「…いい方法を教えてやるよ。」
「…?」
ゆるく目線を上げて、問いかける様な上目遣い。
何度見てもバルフレアをぞくぞくさせる仕草だ。
153パンネロのお留守番【17】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:48:16 ID:/9X3TZci

「俺の名前を呼びながら、するんだ。」
「え…?」
一人でする時はいつも恥ずかしくて、
少しでもバルフレアの事を考えまいとしていたのに。
「でも…」
しかし、バルフレアは優しい表情で(と、パンネロには見える)で頷いてみせる。
パンネロはバルフレアの意図が分からず混乱するばかりだ。
でも、とにかく言う通りにすればいいんだと自分に言い聞かせ、
小さな声でその名前を呼んでみる。
「…………バルフレア…?」
語尾が上がったのは半信半疑だったからだ。
途端につん、と甘い痺れが走った。
「…っ?…あ…!」
それはよく知っているあの感覚だった。
自分一人ではなかなか掘り起こせなかった快感が
バルフレアの名前を口にしただけであっさりと蘇った。
自分で自分の反応に驚いてくると、バルフレアが耳元に口を寄せ低い声で囁く。
「…な?俺の言った通りだろ?」
耳元で囁かれると、それだけでくたりと身体から力が抜けてしまう。
「…どうして…?」
「それだけパンネロが俺に惚れてるってことさ。」
そう言って、下肢に伸ばされた右手に自分の手を重ねる。
「続きは?」
言われるままに、パンネロは再び指を滑らせた。
手を重ねてやったせいか、緊張が少し緩んだようだ。
さっきより滑らかに動く。
「…あ…ん…」
子供の様な湿った体温と淫らな息づかいが伝わってくる。
「ふ…っ…あ、あ…」
悲壮な表情は消え、小さな頭をバルフレアの胸にもたれさせ、
パンネロは可愛らしい声を漏らし始めた。
薄い肩までが桃色に染まり、それが瞬く間に全身へと広がっていく。
「あ…バルフレア…バルフレア…」
吐息の合間にうっとりとバルフレアの名を呼ぶ。
予想以上の効果にバルフレアは口角を上げて薄く笑う。
154パンネロのお留守番【18】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:49:47 ID:/9X3TZci

そして、仕方なく始めたはずの行為に溺れ始めたパンネロを今度は言葉で嬲る。
「今、どこを触ってるんだ?」
「やっ…」
パンネロはふるふると頭を振る。
だだをこねる仕草もバルフレアのお気に入りだ。
「言わないと、手を離しちまうぞ?」
バルフレアはまだ律儀にパンネロのパンツを押さえてやっていたのだ。
「だめっ…離しちゃ…」
「じゃあ言うんだ。」
「あ……の……前の…方の………」
「それだけじゃあ分からないな。」
バルフレアがパンツを押さえる手を緩めたのでパンネロは慌てて、
「あの…あの…!えっと…バルフレア…が…触ってる…とこ…
 いつも…バルフレアが…入って来る前に…」
「俺が?どうやって触ってる?指か?」
「………唇でも…」
パンネロは恥ずかしい質問に素直に答え始めた。
どこか熱に浮かされたかの様だ。
途切れ途切れに答える合間も、小さな手は休みなく動く。
パンネロはどうもクリトリスだけを弄っているらしい。
「中には入れないのか?」
「…中はダメなの。」
妙にきっぱりと言い切ったので不思議に思って尋ねてみる。
「どうしてだ?」
奥を指で刺激しながら、クリトリスを摘んでやると
パンネロはそれだけでたやすくイッてしまうし、
本人もそれが好きなはずだ。
155パンネロのお留守番【19】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:52:58 ID:/9X3TZci
「…ん、だってぇ…」
バルフレアの胸に頭を擦り付ける様にして甘えた声を出す。
「…指だと、届かなかったんだもん………」
バルフレア、思わず吹き出しそうになる。
(頑張ってはみたが、手が小さくて奥まで届かなかったってとこだな。)
こんなに可愛くて可憐で、いやらしいモノをバルフレアは見た事がない。
思わずめちゃくちゃに抱きしめてしまいそうになったが、
折角のお楽しみに水を差してはと辛うじて堪える。
「じゃあ、こっちはどうだ?」
上着の背中の紐を緩めると、服がはらりと落ちそうになる。
「…っ…やだっ…」
パンネロはきゅっと身体を竦めて落ちそうな服を押さえる。
「一人の時、弄ってたのはそこだけじゃないだろ?」
「どうして…分かるの?」
切なげなパンネロを、バルフレアは余裕の面持ちで見つめ返す。
語るに落ちてるから…とはもちろん言わない。
「一緒に弄ってやると、パンネロはいつも
 すごく気持ち良さそうにしているからさ。」
なんでもない事の様に答えるバルフレアに、
パンネロは何もかも見透かされていて、
隠し事は出来ないのだと観念する。
仕方なく右手で秘所を、右手で胸の頂をなぶる。
「いい子だ。」
バルフレアの良い様に扱われているのに、こんな風に囁かれると、
背中にぞくぞくとしたものが走り、身体がとろけてしまうのが悔しい。
が、思考は新たに生まれた熱に追いやられ始めた。
バルフレアの言う通り、胸を愛撫しながらクリトリスに触れると
感覚が何倍も鋭敏になって、パンネロの小さな身体を満たすのだ。
「あ…バルフレア…」
とめどなくパンネロの唇から甘い吐息が漏れ、
何度も何度もバルフレアの名を呼ぶ。
156パンネロのお留守番【20】 ◆3hspsNyL.Y :2007/11/18(日) 16:58:42 ID:/9X3TZci
今、自分を苛んでいる手はバルフレアなのだと自分で自分に言い聞かせる。
すると、秘所からはとめどなく蜜が溢れ、
指がかすめただけで背中がのけ反る程の刺激が走る。
(こう…すればよかったのね…)
ぼんやりとした頭でパンネロは思う。
バルフレアの名を呼び、その愛撫を思い出せば
一人でイクのはそう難しい事ではなかったのだ。
(でも…でも…)
快楽に溺れながらも、やはり侘しさは拭えない。
(身体が触れ合っているのに、触ってもらえないなんて…)
「バルフレア…お願いっ…もう……」
せめてイク時だけでも…そう懇願しようとするが、言葉が続かない。
「イキそうか?」
その言葉に頷く事しか出来ない。
(お願い…この手を……止めてぇ…)
しかし、気持ちと裏腹に右手は陰核を擦り続け、
左手は乳首を捏ねるのを止める事が出来ない。
バルフレアの膝の上で、パンネロは小刻みな痙攣を繰り返し始めた。
「う…っん、あぁ…もう…」
顎を軽く反らせ、バルフレアしか知らない顔でゆっくりと上りつめる。
(そうだ…俺だけしか知らない…)
その瞬間、ある感情が突然バルフレアの中で弾けた。
バルフレアしか知らないはずのパンネロ。
だが、バルフレアが居なくても、
(ちゃんとお楽しみだったってわけだ…)
まるで子供の言いがかりだ、自分でも分かってはいたが、
一度爆発した感情はそう簡単には収まらない。
気が付くと、パンネロをベッドに押し倒し、両手首をひと纏めにして、
頭上で括りつけるようにして押さえつけていた。
157150-156:2007/11/18(日) 17:10:01 ID:/9X3TZci
今回はここまでです。
ご無沙汰しております。
保守して下さった方、投下待っていて下さった方、ありがとうございます。
そしてお待たせしてしまってごめんなさい。
合流の話が出ていますが、このスレが残っていたらこちらに投下、
落ちてしまったら本スレ(エロパロFF総合)にお邪魔させていただく、
でいこうと思います。(不都合があったらご指摘お願いします。)
前も書きましたが、何があっても完結させます。
投下の間隔が空いてしまいますが、どうか最後までお付き合いよろしくです。
158名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 13:55:04 ID:cAZZmd4k
乙。
159名無しさん@ピンキー
乙!!
いつまでも待ってるよ(*´Д`)