女の子が露出する小説

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345夏海を書いてる人:2008/05/04(日) 03:33:03 ID:VnQsho4b
以上、Part4です。
Act2はつぎでおしまいです。
こちらももうほぼ書きあがっているので、修正して近いうちに投下予定です。
346名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 22:30:30 ID:CbpaP6vG
今回も投下御疲れ様です

夏海2 4-2/11 の15行目
下着を着けていない自分を、同級生たちが見ていた。彼らは、自分がトイレ
してしまったことも知っているのではないか──

『トイレ』の単語の後『で』が抜けてる?
或いは別の文字でも抜けてるのかな?
347夏海を書いてる人 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/04(日) 23:47:31 ID:VnQsho4b
>>346
あぁんまったくそのとおり!
誤字脱字もうしわけないです。指摘感謝!

ちょっととりぷなんぞためしにつけてみたり
348夏海を書いてる人 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:49:09 ID:G01psXsE
Part5投下。
これでおしまいです。
349夏海2 5-1/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:49:53 ID:G01psXsE
 数学準備室は四階──彼女ら一年生の教室のひとつ上にあった。
 夏海は階段を一段一段ゆっくりと昇った。
 胸が大きく揺れ、乳首がこすれて快感を覚えてしまう。
 スカートが揺れて、潤んだ秘処が心細かった。
 四階は二年生の教室も並んでいる。
 多くの上級生たちも授業を終えて、帰りはじめていた。
 何人かの二年生とすれ違う。
 彼らの多くも夏海の名を知っていた。とんでもなく胸の大きな新入生がいる
ということを──
 普段ならなかなか眼にすることもないのだが、その女子が自分たちのエリア
である、四階に上がってゆく。
 四階には、数学準備室の他にも音楽室や視聴覚室など、特別教室がいくつか
並んでいる。そこへ向かっているのだろうか。だが、もう授業は終わっている
はずだし、今日は部活もないはずだ──
 それにしても大きな胸だ──そんな好奇の視線が夏海を震わせる。
──恥ずかしい……やらしいよぉ……。
 羞恥に昂ぶる自分は、淫らな少女だ。
 恥ずかしい姿で登校し、大切なところを濡らしている。
 しかも、これから自分は、あの男に──
「どうぞ」
 すりガラスの填められたドアをノックすると、竹下の声が返ってきた。
 夏海は引き戸を開け、中に入った。
「いらっしゃい、佐伯さん」
 竹下はコンビニ弁当を広げて箸で抓んでいた。
「そこ閉めて……鍵もね」
 夏海はうつむいたまま、言われたとおりにドアを閉めて施錠した。
──わたし……おかしいよ……。
 数学準備室は、数学に使われるさまざまな道具が保管されている。
 といっても、数学で使うものはそれほど多くはない。
 キャスターつきのホワイトボード、黒板用のコンパス、大きな定規、図形や
立方体を説明するための模型などが収められている。
 いくつかの机が置かれ、二台のコンピュータと、一台のプリンタとスキャナ、
プリントや教科書、参考書などが詰め込まれた棚がある。
 一般の教室の半分程度の床面積しかなく、棚やホワイトボードのおかげで、
狭苦しい印象を受けた。
「いい子だ、佐伯さん──いや、夏海ちゃん」
 竹下の声が変わった。
 さっきまで授業をしていた、教師の声ではなかった。ねばっこく、よどんだ
声音だった。
 本性を表した──あの夜の男に戻ったのだと、夏海は直感する。
「こっちにおいで、夏海ちゃん。お腹が空いていないかい?」
 夏海はドアの前から動けなかった。
 覚悟は決めていた。
 自分はこれから竹下に責められるのだろう。あの夜のように責め立てられ、
官能に飲み込まれてしまうのだろうと──
「恥ずかしいんだね……授業中も、すごく恥ずかしかったんでしょう?」
 夏海はうつむいたままだ。
「答案が出てこなくて困ったね……いや、もう気づいてるかな?」
 あれはやはり竹下の仕込みだった──夏海の予想は間違っていなかった。
「でも、本当は望んでいるんでしょう? エッチな気分になって、気持ちよく
なりたいんでしょう?」
 竹下の言うとおりだった。
 ずっと燻り、一度は炎を上げてしまった疼きを、解き放ってほしい──そう
思ってしまっているのだ。
 だが──理性はまだ懸命に抗っていた。
 こんな男の言いなりになってはいけない。欲望に屈してはいけない。自我を
保ち、劣情を抑え込まねばいけないと──
350夏海2 5-2/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:50:50 ID:G01psXsE
 準備室に現れた夏海は、まだ躊躇しているようだった。
――いきなり積極的でも興覚めだしね……これぐらいがちょうどいい。
 竹下は仮面を脱ぎ捨てていた。
 今はもう誰にも見られやしない。教師の顔をしている必要はないのだ。
 竹下は箸を置いて腰を浮かせ、そばにあった椅子を引き寄せた。
「そんなとこにいないで、こっちにおいで」
 犬や猫でも呼ぶかのように、椅子をぽんぽんと叩く。
 夏海は動かない。
 彼女は小さく震えていた。
 夏海は、今から自分が受けるであろう羞恥と快楽に、怯えながらも期待して
いるはずだ。
 あのときのように、自分にもてあそばれ、達してしまいたいと思っているに
違いない――
「サンドウィッチがあるよ……食べるかい?」
 夏海は首を横に振った。
 竹下はやれやれという顔で立ち上がり、夏海のほうへと向けて歩きだす。
「食べないと……大きくなれないよ?」
 言いながら、彼女の大きすぎる膨らみに眼を向ける。
 夏海は身を強張らせている。
 ゆっくり近づいて、手を伸ばす──
 夏海はびくっと身を竦めて一歩下がる。
 彼女の背中がドアにぶつかって、がたんと音がした。
「まぁ、夏海ちゃんは今でもじゅうぶん大きいけどね」
 顔を背けて縮こまった夏海の、細い顎の下に指をそえた。
 指に力を籠めると、彼女はわずかに抗ったが、観念したように顔を上げる。
 可愛らしい顔が恥辱にゆがんでいた。
――いい顔だ……。
 竹下の嗜虐心がそそられ、口元がゆがむ。
「夏海ちゃんは可愛いなぁ」
 本当にそう思う。
 あどけない顔は、これほどの膨らみを持つ少女とは思えない。
 彼女の背丈は、長身というわけでもない竹下の、肩までしかない。
 華奢な四肢は容易く折れてしまいそうで、繊細なガラス細工のようだ。
 うっすらと日焼けした肌は朱に染まり、官能を浮かび上がらせている。
 短くされたスカートの裾は、健康的な細い腿を半分も隠していない。
 それらすべてが、竹下の劣情を刺激する麻薬のような魅力を備えていた。
 彼の淫猥な部分には、すでに欲望の熱がとくとくと注ぎ込まれ、着衣の下で
むくりと首をもたげていた。
 竹下はにやりと笑う。
「夏海ちゃんは……どうしてここへ来たのかな?」
 夏海は竹下に怨みの篭った眼を向けた。
「先生が……」
 竹下は満足げに二、三度頷く。
「僕が……呼んだから? それとも――」
 顎にそえた指を、ゆっくりと頬へ滑らせる。
 汗が浮いていているのは、気温のせいだけではない。彼女自身の身体が熱を
発しているからだ。
「僕が……いいことをしてくれると思ったからかな?」
「――っ!」
「僕はここで待ってたけど……夏海ちゃんが来なくても、何かしようだなんて
思ってなかったんだけどなぁ。メールにも、何も書かなかったでしょう?」
「──っ!?」
 夏海は硬直していた。
 竹下は、にたりと笑い、手を引いた。
 最後に送ったメールには、待っていると書いただけだ。来なければどうなる
というような言葉は、入れていなかったのだ。
「そんなに期待されてたら……僕も応えてあげないとねぇ……」
「やっ、だって……」
 縋るような眼を向けてきた夏海に口をゆがめて笑うと、くるりと背を向けた。
351夏海2 5-3/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:51:13 ID:G01psXsE
 竹下は夏海に背を向け、足早にもといたところへと戻っていった。
 その隙に、逃げようと思えば逃げられただろう。
 だが、夏海は脚が竦んでしまって動けなかった。
──そうだよ……そんなこと、書いてなかった……。
 またしても、自分の愚かさが怨めしかった。
 竹下は隣の机に乗せられていたバッグに手を入れ、手のひらほどの大きさの
銀色に光る四角い何かを取り出した。
 ぴぴっという電子音がして、竹下がそれをこちらに向けた。
──やだっ……!
 竹下が手にしていたのは、小型のデジタルカメラだった。
 夏海は全身から血の気が引くような──しかし同時に、身体中の血液が沸騰
するような想いに駆られた。
「夏海ちゃん……そのまま動かないで、こっちを向いて……」
 彼は顔の前にそれを翳す。
 小さなレンズが突き出していて、じじじ、とピントを合わせる音がした。
 夏海は顔を背ける。
「ほら……そんなんじゃ、可愛い顔がちゃんと写らないよ?」
 言いながら、竹下はシャッターボタンを押す。
 かしゃりという乾いた合成音が鳴った。
──やだっ、やだぁ……。
 夏海は動けない。
 逃げ出してしまいたいのに身体がいうことを聞いてくれない。
「夏海ちゃんの、エッチな姿を撮ってあげるからね」
 続けざまにシャッターを切る音が鳴る。
 窓には白いカーテンが引かれている。夏海がいる部屋の奥はやや薄暗いが、
真夏の真昼の日差しは強烈で、撮影に支障が出ない程度の明るさはあった。
 窓は全開になっているのに、カーテンはほとんど揺れていない。
 よどんだ蒸し暑い空気が室内を満たし、竹下のそばに置かれた扇風機だけが、
涼を取る唯一の手段だった。
「こっちへおいでよ。そんなところじゃ風も届かないでしょう?」
 首を振っている扇風機が、竹下の短い髪を揺らしている。
 夏海のほうへもわずかに風を送るが、涼しさを感じられるほどではなかった。
「身体が火照って暑いんでしょう?」
 夏海は悔しさに顔をゆがめる。
 自分の身体が熱いのは、気温の所為だけではないのだ。
 竹下に指示されて、ブラジャーもショーツも身に着けていない。スカートを
短くして、太腿を露出している。
 クラスメイトたちの視線に激しい羞恥を覚え、消せない疼きが刺激された。
 トイレで自慰をしてしまった。最後まで達しはしなかったが、学校でそんな
ことをしてしまったのだ。
 すべてが夏海の身体を昂ぶらせている。
 シャッター音が耳に届くたびに、ますます昂ぶってゆく──
 制服のブラウスは、華奢な身体に似合わぬ大きすぎる膨らみで盛り上がって
いて、ソフトカップの当てられたキャミソールは、滲み出す汗で肌にべとりと
張りついている。双丘の谷底を、汗が流れ落ちてゆく。
 普段とは比べ物にならないほどに短いスカートが、わずかに揺らいでいる。
 その下には何もない。一本の恥毛もない秘処が剥き出しにされている。
 そしてそこは、朝からずっと続いていた羞恥に疼き、滴り落ちそうなほどに
露をたたえてぐっしょりと濡れていた。
「夏海ちゃん……あのとき、写真撮られて……どんな気分だった?」
「──っ!」
「恥ずかしいのに感じちゃったんだよね? おっぱいも、おまんこも撮られて、
いっぱいエッチになっちゃったんでしょう?」
 竹下が容赦ないセリフを突きつけてくる。
「また、あんなふうに……エッチになりたいと思ってるんでしょう?」
「やっ……うぅ……」
──そんなこと……わたし……。
 だが、否定できなかった。竹下の言うとおりだったのだ。
352夏海2 5-4/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:52:14 ID:G01psXsE
「制服のボタン……外せるね?」
「うっ……」
「夏海ちゃんはエッチだから……できるよね?」
──わたし……エッチ……。
 夏海はうつむいたまま、ちらりと竹下を見た。
 彼はいやらしい笑みを浮かべながら、レンズをこちらへ向けていた。
──また撮られちゃう……。
 あのときように、恥ずかしい写真を撮られてしまう。
 しかし、すでに何枚も撮られてしまっているのだ。いまさら抗ったところで、
どんな意味があるというのだろう──
──エッチだよぉ……わたし、やらしいよぉ……。
「リボンは解かないで……ボタンだけ外して、前をはだけるんだよ」
 竹下の声は夏海を優しく刺激する。
「ちゃんとできたら、ご褒美をあげよう……素敵なご褒美をね」
──ご褒美……? あのときみたく……気持ちよく……。
 快楽に導いてくれるのだろうか。絶頂を味わわせてくれるのだろうか──
 そんなふうに考えてしまう。
 夏海は竹下に飲み込まれていた。
 あれから一週間──夏海は何度も自慰をした。何度も絶頂を味わった。
 だが、竹下から与えられた快楽には及ばなかった。
 制服のボタンを外せば、あのときの恍惚に再び浸れるのかもしれない──
 夏海は両腕を上げ、胸元に寄せた。
 指先でボタンを抓み、ひとつずつ外してゆく。
「いい子だ、夏海ちゃん……」
 指が震えて思うように動かせない。
 何度もボタンから指が滑ってしまう。
「そう、ゆっくりでいいんだよ……」
 言いながら竹下はシャッターを切る。
 ボタンが外されるたび、大きな胸を覆っていたブラウスが自然に開いてゆき、
パッドの入ったキャミソールが露になる。
 豊かな谷間が晒されゆく。
「大きいね……ほんとに大きなおっぱいだ……」
 かしゃり、かしゃり、とシャッターの音が響く。
──見られてる……先生に、わたしのおっぱい……撮られてる……。
 ボタンをすべて外し終えた。
 ブラウスがはだけ、白いキャミソールだけが夏海の肌を隠している。
「次はどうすればいいか、判るかい?」
──次は……キャミ……。
 夏海は汗の染みたキャミソールの裾を掴む。
──キャミを……捲っちゃう……。
 夏海の腕が再び持ち上げられてゆく。
「そうだよ、夏海ちゃん……いい子だ」
 キャミソールの裾がスカートから引き出され、彼女の細い腰が露になった。
 白い肌はほんのりと赤みを帯び、じっとりと汗ばんでいて、小学生のような
腰つきに似合わぬ艶めかしさを感じさせる。
 可愛らしく窪んだ臍が晒されている。
──エッチだよぉ……。
 シャッター音に鼓膜が震えると、それにすら夏海の官能は刺激される。
 さらに腕を引き上げる──
 大きな膨らみのすぐ下まで露になる。
「夏海ちゃんはエッチだ……自分でおっぱいを見せちゃうんだね……」
「あぅ……」
 夏海はびくっと震えて手が止まる。
「さぁ、見せて……夏海ちゃんのおっぱい……大きな、素敵なおっぱい、僕に
見せてごらん」
──先生に、見せちゃう……おっぱい……。
 夏海は震えながら腕を持ち上げた。
 中学一年生とは思えない──小学生のような華奢な身体からは想像できない
膨らみが、ゆっくりと露になってゆく。
353夏海2 5-5/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:52:38 ID:G01psXsE
 きめ細かな瑞々しい張りに満ちた肌が、大きすぎる乳房を成形している。
 こんもりと、御椀を伏せたような形に盛り上がった膨らみは、重力の影響を
まったく受けていないかのようだ。
 その天辺に座した淡い桜色の突起は、小豆ほどの大きさすらないというのに、
きゅっと尖って彼女の緊張と官能を表している。
 夏海が荒く息をするたび、双丘はふるふると揺れ、突端もぴくぴくと震えて
いるようだった。
──見せちゃった……おっぱい、出しちゃった……。
 キャミソールを胸の上まで捲り上げ、夏海は自分で乳房を曝け出した。
 あの日は竹下に強引にはだけられたが、今は自分で曝してしまったのだ。
 自分はなんといやらしい子になってしまったのだろう──そうは思うのに、
激しく昂ぶってしまい、もっと大きな官能を求めてしまっていた。
「すごいよ、夏海ちゃん……やっぱり夏海ちゃんのおっぱいは最高だ……」
 竹下が何度もシャッターを切る。
 自分の眼で見ながら、液晶画面でも見ながら──竹下は夏海の乳房を網膜と
デジタルカメラのメモリーに焼き付けた。
「夏海ちゃん……こっちにおいで。そのまま、こっちに来なさい」
「……」
 夏海はうつむいたまま、ゆっくりと歩きだした。
 一歩、二歩──準備室の中ほどまで進む。
 ドアのそばよりも強い明るさに、脚が止まってしまった。
──恥ずかしい……エッチだよぉ……。
「夏海ちゃん、顔を上げて……可愛い顔を見せてごらん」
 夏海は恐る恐る顔を上げた。
 潤んだ眼で、上目遣いに竹下を見る。
 竹下は口を大きくゆがめて笑っていた。
 眼は夏海の身体中を舐め回すように動いている。よどんで暗く濁っている。
──先生……。
 かつての夏海なら、そんな眼を見たら逃げ出していただろう。悲鳴を上げた
かもしれない。
 だが、今の夏海は、竹下のそんな卑しい眼にすらも興奮を覚えてしまう。
 剥き出しの秘処から、とくとくと蜜があふれてくる。
 腿の内側にまで、滴っているのではないか──
「この次は……どうしたらいいのかな?」
 竹下が笑う──いや、彼はずっと笑っている。
──次は……スカート……。
 一番大切なところ、もっとも恥ずかしいところを曝せと言っている。
「夏海ちゃんはいい子だ……判るね?」
「はい……」
「おっぱいはそのままだよ?」
「うぅ……はい」
 夏海は頷き、捲り上げたキャミソールを胸の上で左手で押さえると、右手を
下ろした。
 扇風機の風がスカートを揺らす。
 スカートの裾を掴んだ。
──こっちも……おまんこも、見せちゃう……。
 誰にも見られたくないはずの、その部分を、自分で曝してしまうのだ。
──わたし……エッチだもん……。
 短くされたスカートを、ゆっくりと持ち上げてゆく。
 半分以上が露になっていた細くしなやかな太腿が、さらに曝け出されてゆく。
「そう、下も……見せてごらん」
 竹下の声にびくりと震え、しかし、夏海は手を止めずに持ち上げてしまう。
 腿の付け根までが曝されて──
 夏海の、つるりとした子供のままの下腹部が露になった。
354夏海2 5-6/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:53:01 ID:G01psXsE
 なだらかな丸みを帯びた下腹部には、股の間へと伸びる裂け目が覗える。
 その始点には、薄い皮膚に覆われて、ぷくりとした小さな蕾が覗いている。
 周りには、柔らかな産毛が並んでいるだけで、恥毛と呼べるほどのものは、
ただの一本も見られない。
 子供のようなその部分だが、秘裂の周囲はぬるりとした液体でしとどに濡れ、
腿の付け根までもがぬめりを帯びて光っている。
──見られちゃってるよぉ……。
 竹下はそこに眼を向けている。
 デジタルカメラの背面も見ながら、シャッターを何度か切っている。
──恥ずかしい……撮られてる……。
 自分の一番恥ずかしいところを、写真に収められている。
 それが夏海をさらに刺激する──
「いっぱい濡れてるね、夏海ちゃん……ぐしょぐしょだ」
「うぅっ……」
 そんなこと、夏海は判っている。言われるまでもない。
 そう──竹下はもちろん解って言っているのだろう。
 竹下はありとあらゆる手段で自分を責め立てるつもりなのだ。
 そして、自分はそれを望んでいる──
「少し脚を開こうか……」
「あっ……うぅ」
 竹下が腰を屈めて膝を突く。
 夏海は彼のを意図を察して竦んでしまう。
──やだっ……あそこ、おまんこ……写真に……。
 あの夜──自分は何枚もの写真を撮られてしまった。携帯電話のLEDランプ
程度では、きちんと撮れていなかっただろう。
 しかし今、強い光の射す部屋で撮られれば──
 触れられてもいないのに、身体がびくんと震えた。
 竹下の視線と、カメラのレンズが向けられているだけなのだ。
 それなのに、夏海の身体は快感を覚えてしまう。
──やらしいよぉ……気持ちいい……。
 幼い秘処がひくひくと蠢いているようだった。
 蜜がとろとろとあふれだすのが判る。
「ほら、できるよね?」
 竹下が促す。
 夏海は頷いて、右脚を少しだけ外に滑らせた。
 続いて左脚も──ぴたりと閉ざされていた秘裂が、わずかに口を弛める。
 と──
「あぅっ……!」
 ぽたっ、と足元から音がした。
「うわぁ……すごいね、夏海ちゃん……」
 その音は、夏海の耳にも届いていた。
──垂れたっ……垂れちゃったぁ……!
 あふれすぎた淫らな露が、ついに零れ落ちたのだ。
「垂れちゃうほどに濡れてたんだ……エッチだなぁ」
 竹下は膝を突き、滴り落ちた雫に濡れた床をカメラに収める。
「ほら、また垂れた……」
 夏海は眼を開けていられなかった。
 身体中が燃え上がりそうなほどに熱い。
 秘処がさらに蜜をあふれさせ、ぽたり、ぽたりと零れる音が続く。
「なんてエッチなんだ……まるでおもらしだ……」
「あぁぅ……」
 竹下の言葉が夏海の羞恥をいっそう掻き立て、官能はますます昂ぶる。
──わたし、やらしい……エッチで、こんなに……。
 露になった大きな乳房がぷるぷると揺れる。
 剥き出しの秘処が刺激を求めて蜜を滴らせる。
「あっ、あぅっ!」
 竹下のカメラが、夏海の大切なところに向けられた。
「綺麗だよ、夏海ちゃん……」
 夏海の未熟で穢れのない割れ目が電子データに変換され、メモリーに次々と
保存されていった。
355夏海2 5-7/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:53:32 ID:G01psXsE
「うぅ……ふぁっ……」
 シャッターが切られるたびに、夏海は艶めかしく身をよじった。
──気持ちいいよぉ……。
 夏海の身体は、シャッター音にすら快楽を覚えてしまっている。
 子供のものと見紛うほどのつるりとした秘処からは、淫らな露が驚くほどに
あふれ、滴り落ちて床を濡らしている。
 あの夜以上に、夏海はそこを濡らしていた。
──きっと、ずっとわたし……エッチだったから……。
 午前中、四時間以上にわたって受け続けた激しい羞恥と疼きが、夏海の身に
異変を起こしていた。
 あの夜以上に、夏海の幼い身体は刺激を求めていた。
──いじってほしい……この前みたく、気持ちよくしてほしいよぉ……。
 だが、自分からそんな言葉を口にはできない。
 竹下の仕打ちに淫らに昂ぶりながらも、夏海はその言葉に躊躇いを覚える。
──やだ……恥ずかしい、そんなの……。
 身体を火照らせ、昂ぶらせていても、わずかな理性が歯止めをかけていた。


「どうしたの? そんな顔して……」
「うぅ……先生……」
 夏海の子供っぽい顔は、艶めかしく淫らにゆがんでいた。
 竹下は、あのとき見ることのできなかったそこを、じっくりと堪能した。
──想像以上だよ、夏海ちゃん……。
 彼女の下腹部には、一本の恥毛もなかった。
 あの夜、そこに触れて判っていたことだったが、視覚は人間の五感の八割を
占めるといわれるだけあって、異常な興奮をもたらしてくれた。
 ぴたりと閉ざされた下の唇も、ちょこんと顔を出した蕾も──
 彼女が脚を開き、緩んだ唇から雫が滴り落ちたことも、竹下の興奮を激しく
掻き立てた。
「なんだい? 言いたいことがあるなら、はっきり言わないと……」
「うっ……んぅ……」
 竹下には、彼女が触れられたがっていることは解っていた。
 カメラのシャッターボタンを押すたびに、夏海は身体をくねらせた。
 ぎゅっと閉じられた眼には、涙があふれていた。
 薄く開かれた小さな唇は、艶めかしい吐息をもらしている。
 赤く染まった頬はひくひくと震えて、刺激を待ちわびているようだった。
──まだだよ、夏海ちゃん……もっと焦らしてあげる……。
 あの夜──竹下は劣情に駆り立てられ、欲望のおもむくまま彼女を責めた。
 だが、今日は違う。
 あの日のような、直接的な肉体への刺激は、最後まで取っておこうと思って
いたのだ。
 夏海を焦らし、彼女自身がその言葉を口にするまで、触れないつもりだった。
──本当は僕だって、今すぐにでも触ってあげたいんだよ?
 彼女の身体は、彼の理想そのものだ。
 同級生たちと比べてとりわけあどけない顔立ち。幼い子供のような、小柄で
華奢、女性らしさのほとんど表れていない、未成熟な身体つき。
 それとは対照的に、大人の女性でも羨むような大きな乳房。
 わずかな発毛も見られない、つるりとした恥丘。
 たっぷりと蜜をたたえた未開花の秘唇──
 どれもが彼の求めていたものだった。
 身体だけではない──
 彼の責めへの反応も、羞恥に昂ぶる性質も、すべて彼の望みどおりのものを
備えた少女だった。
 難があるとすれば、彼女とはまるで性質の異なる少女と親しいというぐらい
だろうか。
 今朝も夏海とともに登校していた、河合冬香という名の少女──
 詳しく知っているわけではない。背が高く、大人っぽい雰囲気と、無邪気な
子供のようなところを兼ね備えた少女だというぐらいだ。
 頭も切れるようだし、悪い印象を持たれてはならない──
 彼が以前、彼女の友人を助けしたのは、そんな思いも働いていたからだった。
356夏海2 5-8/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:53:54 ID:G01psXsE
「うーん……ほんと、どこ行っちゃったんだ……?」
 冬香は一組の教室に戻り、途方に暮れていた。
 今まで座っていた席に、夏海のバッグは置かれたままだった。
「あ、美和……どうだった?」
「いないね。まだ学校の中みたい」
「なっちん、どうしたのかなぁ?」
 美和と千歳が心配そうな顔で現れた。
 ふたりは、昇降口まで降りて彼女の靴があることを確認してきたのだ。
「まだトイレってことはないよね?」
「それはない。あたし、出てからずっと待ってて見てたもん」
 冬香は用を足してから、ずっとトイレの中にいた。
 すべてのドアから生徒が出て、別の生徒が入ってゆくのを見ている。
 トイレにいる可能性はゼロだ。
「隠れてたとか……」
「なんのために?」
 千歳のセリフに呆れた顔を返す。
「他の子が入ってったんだよ? その人はなに、夏海がいるのにするわけ?」
「そっかぁ……」
 本当に、どこへ行ってしまったのだろう──
 夏海はブラジャーを着けていない。ショーツまで着けていないことを冬香は
知らなかったが、それでも、夏海の怯えたような恥じらいを見ていた彼女には、
夏海があちこち歩き回っているとも考えられなかった。
 メールを送ってみたが、携帯電話はバッグの中で震えていた。
 先生に呼び出されたのか、別の誰かと一緒にいるのか──
 だとしても、冬香たちにひとことあってもよさそうなものだ。
 冬香たちは、夏海が竹下の前で肌を曝し、淫靡な昂ぶりに陶酔しているとは
思いもしなかった。


「夏海ちゃんの可愛いおまんこ……もっとよく見せてほしいよ」
「あぅ……」
──もっと、見られちゃう……。
 自分でもしっかりと見たことのないその部分──鏡に写してみようと思った
こともあったが、恥ずかしくてできなかった。
 そこを、見られてしまっている──夏祭りの夜、未知の官能の世界へ自分を
引きずり込んだ男に、すべてを見られてしまっている。
 自分はもう彼の言いなりになってしまっている。彼にもっと刺激されたいと
思ってしまっている。
 あふれた雫が、腿を伝い落ちてゆく。
 いったいどれほど濡れているのだろう──
 そこが、こんなにも濡れてしまうものなのだと、夏海は知らなかった。
「夏海ちゃんは、すっごく濡れやすいんだねぇ……これは、濡れやすいなんて
もんじゃない……普通の子は、こんなにならないよ?」
「あぁぅ……」
「きっと、夏海ちゃんがすごくエッチだからだね……おまんこから、おもらし
したみたいに愛液をあふれさせちゃう、とってもエッチな子なんだよ」
 竹下の卑猥な言葉に、夏海の身体が反応する。
 ぷるぷると震えて、とろとろと蜜をあふれさせてしまう。
「ほら、また出てきたよ。すごいなぁ、夏海ちゃんのおまんこ……」
 竹下がシャッターを切る。
「エッチな子は、いっぱい濡れちゃうんだよ……夏海ちゃんがすごくエッチな
女の子だっていう証拠だね」
「うぅ、わたし……」
──そうなんだ……わたし、そんなにエッチなんだ……。
 夏海は竹下の言葉を、疑いも持たずに鵜呑みにしてしまう。
 疑う余地などない。
 あの夜も、今も──竹下の言葉どおりに淫らに昂ぶっていたのだから。
357夏海2 5-9/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:55:12 ID:G01psXsE
──わたし、どうなっちゃうの……?
 あの夜撮られた写真と、今撮られている写真──
 夏海の恥ずかしい姿が何枚もの画像データとして竹下の手にあるのだ。
 これから先、自分はずっと彼の言うまま、恥ずかしいことをさせられ続ける
のだろうか。
 そして、そのたびに昂ぶり、淫らな露をあふれさせてしまうのだろうか──
「そうだ……そこに腰掛けてもらおうかな」
 竹下が壁際の机を指差した。
「机に座って、脚を大きく開くんだよ……できるね?」
「えっ……」
──脚を……広げちゃう……。
 そんなことをすれば、自分の一番恥ずかしいところが丸見えになってしまう。
 そんな格好など──
──見られたい……おまんこ、エッチな格好……。
 かすかな理性が、ダメだと叫んでいる。流されてはいけないと。
 だが、夏海にはその声が届いていなかった。
 届いていたのならば、自らキャミソールとスカートを捲り上げ、恥ずかしい
姿を撮影されるままになどしていなかっただろう。
 夏海はふらふらと机へと歩み寄った。
──揺れてる……おっぱい……。
 夏海が歩くと、剥き出しの乳房が大きく揺れた。
 肌は上気し、汗が滲んでいる。
 キャミソールから手を離す──大きな乳房のおかげで、手を離してもそれは
ずり落ちることはなかった。
 机に手を突いて、ゆっくりと身体を回す。
 尻を乗せるが、力が入らない。片手では身体が持ち上がらなかった。
「両手を使いなさい」
 竹下に眼を向けると、彼は頷いて言った。
 もう片方の手をスカートから離す。
 露になっていた下腹部が隠されるが、それも一時だけのことだ。
 両手に力を籠めて身体を持ち上げ、机に尻を乗せる。
──スカート、濡れちゃう……。
 そのまま腰掛ければ、スカートが尻の下になり、あふれた蜜で濡れてしまう
だろう。
 夏海が上目遣いに眼を向けると、竹下はそれを察したのか、くすりと笑った。
「夏海ちゃんのしたいようにすればいいんだよ?」
 夏海は逡巡したが、スカートの後ろを持ち上げた。
 尻を丸出しにして、机に腰掛けた。
「いい子だ、夏海ちゃん……」
──汚しちゃった……エッチなのが、机に……。
 机の天板と、尻が触れ合っている。
 ぐっしょりと濡れた股の付け根から、淫らな露が零れて机を汚す。
「もっと深く座りなさい」
「……はい」
 身体をひねりながら尻を奥にすべらせてゆく。
 蜜が机に付着し、てらてらとした跡を残す。
「もっと奥に……壁にもたれて……」
 さらに深く座ると、膝が机の端に引っかかる。
「膝を立てて……体育座りをするんだ」
 竹下が指示を出す。夏海は頷いて従う──
 彼女の白い膝が持ち上がってゆく。
 股の間に垂れたスカートが、そこを隠している。
 竹下は何度もシャッターを切っている。自分が現れてから、いったい何枚の
写真を彼は撮ったのだろう。もう何十枚も撮られているはずだ。
 背中が壁に触れた。
 夏海は体育座りの姿勢になる。両手は腰の横に突いたままで、大きな乳房が
膝に触れそうになっていた。
「さぁ……膝を開いて……脚を広げようね」
 夏海の両脚が、ゆっくりと広げられてゆく。
 シャッターが押されるたびに、抑えきれない衝動が夏海を襲う。
358夏海2 5-10/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:56:03 ID:G01psXsE
 足先が肩幅にまで広げられた。
──もっと……だよね……。
 夏海は、あの夜よりも昂ぶっていた。
 あの時とは違い、その場には夏海と竹下しかいない。
 だが、今の夏海は、自分で肌を曝け出しているのだ。
 大きな乳房を剥き出しにしたまま、股を広げようとしている。
 触れていないのに、乳房と乳首からじわじわと快感が湧き立ってくる。
 一度は曝してしまった秘処からも、じくじくと官能が広がってくる。
「もっと広げて……そう、いっぱいにね」
 竹下が見ている。写真を撮っている。
──やらしいよぉ……。
 夏海は荒く息を吐きながら、さらに股を広げてしまう。
 膝を立てたまま大きく広げられた脚が、Mの字を描いている。
 学校で、数学準備室で、机の上で、教師の前で、そんなはしたない姿をして
いる自分は、なんていやらしい少女なのだろう──そう思うと、官能はさらに
刺激され、秘処からとろとろと蜜をあふれさせてしまう。
──開いてる……あそこ……。
 秘裂がぱくりと口を開けているのが自分でも判る。
 粗相をしてしまったかのように、びっしょりと濡れているのも判る。
「スカート……どうすればいいのかな?」
「あっ、うっ……スカート……」
──スカート……捲って……見せちゃう……。
 そんなところを見られてしまったら、何を言われても言い返せない。
 いや──もうとっくに、言い訳も、口答えも通じるわけがないのだ。
 夏海の細い指が、スカートにかかる。
 震えながら引き上げてゆく。
「見せて……夏海ちゃんの、エッチなおまんこ……」
「あぅ……はい……」
 そこに被さっていた紺色のプリーツスカートが捲り上げられた。
 つるりとした子供のような恥丘に、ぷくりと膨れた蕾が顔を出している。
 未熟な秘裂はあられもなく開かれ、たっぷり蜜をたたえたピンク色の粘膜を
覗かせてしまっていた。
 菊の花のような可憐なすぼまりまでもが露になり、零れた蜜に濡れている。
 雫は机にも滴って、てらてらと光っていた。
「夏海ちゃん……いやらしい格好だ……とってもエッチだよ」
「あぁぅ……」
「自分でおっぱい見せて、お尻の穴まで見せちゃって……」
──お尻も……やだぁっ!
 竹下の言葉に責め立てられ、それでも、夏海はそこを隠そうとしない。
「夏海ちゃんはすごくエッチな女の子だ……いやらしい、変態中学生だね」
──わたし、変態……エッチで、やらしい、変態中学生……。
 中学生になって四ヶ月あまり──まだ十二歳の自分は、なんと淫らなことを
しているのだろう。
 ふと、冬香の顔が浮かぶ。
──冬香ちゃん……ごめんね……わたし、変態なの……。
 大切な友人をほっぽりだして、自分は官能に酔い痴れている──
「変態中学生の夏海ちゃん……ほら、言ってごらん? わたしは変態中学生の
佐伯夏海です……ってね」
「やっ、そんな……」
 卑しく笑いながら写真を撮り続ける竹下のセリフに、夏海は抗いようのない
気持ちを覚えてしまう。
「夏海ちゃんはエッチだから……言えるよね?」
──そんな、恥ずかしいこと……。
 言えるわけがない。口にすることなどできるわけがない──
「ちゃんと言えたら、ご褒美をあげるよ……素敵なご褒美をね……」
「ごほうび……?」
「そう、ご褒美だ……夏海ちゃんがしてほしいこと、してあげる」
──わたしの、してほしいこと……。
 気持ちよくしてほしい──
 あの夜のように、頭が真っ白になるほどの刺激を与えてほしかった。
359夏海2 5-11/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:56:25 ID:G01psXsE
「わ、わたしは……」
 夏海は口を開いた。
「わたし……へんたい……変態、中学生……佐伯、夏海です……」
──言っちゃった……言っちゃったぁっ!
 それだけで、達してしまいそうな快楽が全身を駆け巡った。
 直接触れて刺激されているのではないのに、夏海の身体はびくびくと震えて
快楽を露にしてしまっていた。
「よく言えました……いい子だね、夏海ちゃん」
「ふぁ、あぁっ……」
 艶めかしい声がもれてしまう。
──やらしいよぉ……ご褒美……ほしいよぉ……。
 悦楽の炎が身体中を燃え上がらせる。
 身をよじって快楽に震える夏海を満足そうに見据えて、竹下が近づく。
「もう一度、言ってごらん?」
「やっ、あぅっ……」
「もっと、気持ちよくなれるよ?」
──もっと……気持ちよくなりたい……。
 夏海は縋るような眼で竹下を見つめる。
「わたしは……変態中学生……変態中学生の、佐伯夏海です……んぁっ!」
 夏海の身体がびくんと弾けた。
──やだっ、ほんとに……気持ちいいよぉ……!
 夏海は暗示にかかったように快感を覚えていた。
 どこにも触れていない。どこにも触れられていない。
 それなのに、敏感なところはひくひくと疼いて快感を湧き起こすのだ。
 触れられたら──いったいどれほどの快感になるのか想像もつかない。
「いい子だ……ご褒美をあげなくちゃね……でも、その前に──」
 竹下はカメラを操作し、撮影モードを変更した。
「もう一度、言ってごらん?」
「はい……」
 静止画モードから、動画撮影モードへと切り替えられたカメラの液晶画面に、
録画マークが表示された。
「ちゃんと写してあげる……しっかり、撮ってあげるからね」
「あ、あぅっ……!」
 夏海にも、それが理解できた。
 動画を撮られてしまうのだ。自分が、淫らな格好をして、いやらしい言葉を
言うところを──
「わ、わたし……わたしは……」
 夏海は光を反射したレンズから眼が逸らせなかった。
「変態です……変態、中学生……佐伯、夏海……です……」
──言っちゃった……撮られちゃった……。
 羞恥にゆがんだ顔も、華奢な身体に不釣合いな大きすぎる乳房も、しとどに
濡れた未熟な秘処も、いやらしい言葉も──すべて動画に収められてしまった。
「さぁ……見てみようか、夏海ちゃん」
「えっ……?」
 竹下は暗く笑いながら、カメラを裏返して液晶画面を夏海に向けた。
 動画が再生される──
『わ、わたし……わたしは……変態です……変態、中学生……佐伯、夏海……
です……』
「あぁっ、あぁぅっ……!」
 乳房を剥き出しにし、股を広げて秘処を露にしたあられもない姿で、自分は
淫らな言葉を口にしていた。
──わたし……ほんとに変態だよぉっ……!
 身体の震えが止まらなかった。
 全身の火照りも、昂ぶりも、どうすることもできなかった。
 すべてが限界だった──
「先生……」
「なんだい?」
 夏海は潤んだ瞳で竹下に訴える──
「ご褒美……ください……気持ちいいこと、してくださいっ……!」
 竹下は満足そうに口を大きくゆがめて頷いた。
360夏海2 5-12/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:57:10 ID:G01psXsE
「ひぁあっ! ひゃぅっ!」
 ほんのわずかに竹下が触れただけで、夏海は弾けるように身をよじった。
 一番敏感な小さな蕾──小指の先ほどしかないクリトリスは、夏海の全身に、
突き上げるような快感をもたらした。
──すごいっ、すごいよぉっ!
 ずっと焦らされていた疼きが、やっと開放されたのだ。
 二時間目のあと、夏海はトイレで自慰をしてしまった。
 しかし、あのときは最後まで達することができなかった。
──冬香ちゃん、ごめんね……ごめんなさいっ……!
 友人が止めてくれたのだ。
 自分では抑えられない欲望を、冬香が止めてくれたのに──
「夏海ちゃんの写真……動画も、大切にするからね……」
「あっ、んっ、ひぅ……!」
「ずっとここ……いじってほしかったんでしょう? それとも……もう自分で
いじっちゃったのかな?」
「あぅっ! うっ……」
──自分で……わたし、いじっちゃった……。
 夏海の顔が大きくゆがむ。
 竹下はそれを見逃さなかった。
「ん〜? どうやら、図星みたいだねぇ」
「あっ、あぁっ! ひぁッっ!」
 にたにたと笑う竹下が、夏海の敏感な蕾に爪を立てた。
「夏海ちゃんは、学校でオナニーしちゃったんだ……ほんとに変態だ……」
「ひぅっ! 少し、だけ、ですっ……」
「ふぅん……でも、少しだけでも、学校でオナニーなんて……ねぇ?」
「ふぁッ、んっ……やっ、はぁぅっ!」
──わたし、学校で……オナニーしちゃう……変態だよぉ……!
 竹下の指と言葉が、夏海の身体をびくびくと弾ませる。
 大きすぎるほどの乳房が、ぷるんぷるんと激しく揺れている。
 淫らな蜜がとめどなくあふれて、机に滴り落ちている。
 くちゅくちゅと、艶めかしい水音が響く。
「ひゃぅっ、んっ、あっ、ひぅんッ!」
 官能に侵され、理性を飛ばされて、夏海は艶めかしい喘ぎをあげ続ける。
 窓は全開だ。四階とはいえ、こんなにも淫らな声をあげたら──
「んッ、あっ……ひぃッ、んぅっ!」
──もう、どうだっていい……気持ちいいもんっ……もう、すぐ……!
 夏海は達してしまいそうだった。
 責めている竹下にも、それは判っていた。
「イっちゃいそうなんだね、夏海ちゃん?」
「ふあぁっ、あッ、はいっ……イきそっ、ですぅっ!」
 夏海は素直に答えてしまう。
 抗う理性も、悔やむ気持ちも、欠片も残っていなかった。
 ただただ、快楽に浸って、喘ぐだけだった。
「イっていいよ、夏海ちゃん……イっちゃいなさい」
「あっ、あぁッ! ひぅ、ふぁっ! ひんッ、んぅっ!」
 竹下の指の動きが早まった。
 夏海の秘肉を押さえつけ、小刻みに指先を震わせて刺激し続ける。
──気持ちいいっ、すごいよぉ……イっちゃうよぉっ……!
 身体の芯からとめどない快感が押し寄せてくる。
 上体が反り返り、腰が浮いて、がくがくと震える。
「ひぅっ、んッ、あぁッ!」
 突き上げるような快感が、いくつも夏海を撃ち抜く。
──もうダメっ、イっちゃうぅっ!
 下腹部が痙攣するような感覚に襲われる。
「イっちゃえ……変態中学生の、佐伯夏海……!」
 快感が一気に膨れ上がり──
「イっ、ひッ、イくッ、あぁぁっ──ッ!」
 頭が真っ白になって──
 夏海は絶頂とともに、意識を失った。
361夏海2 5-13/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:57:37 ID:G01psXsE
──すごいよ、夏海ちゃん……。
 夏海を指で刺激しはじめてからも撮り続けていたが、予想通り画像は激しく
ぶれてしまっていた。
 手ぶれ補正があっても追いつかないほどだったのだろう。
「ふぅ……おつかれさま、夏海ちゃん……」
 弾けるように背を反らした夏海は、机の上で壁にもたれてぐったりしていた。
 だらしなく股を開き、呼吸に合わせて大きな乳房が揺れている。
──失神しちゃうとはね……。
 自分の与えた羞恥と刺激が、彼女の意識を飛ばすほどだったのだ。
 それほどに気持ちよかったのかと、竹下は大いに満足する。
 少女を責め立て、快楽に溺れさせることに大きな達成感を覚える彼の嗜好は、
じゅうぶんに満たされた。
 あとは、自分の滾りをどう治めるか──
 竹下の股間ははちきれそうなほどに屹立している。
 夏海をイかせたあと、彼女に手でしごかせるつもりでいたのだが、どうやら
それは望めそうにない。
 自らしごいて、意識のない彼女の乳房に精液をぶちまけようか──
 眼を覚ました彼女は、きっと激しい羞恥に見舞われるだろう。
──それはいいな……。
 だが、夏海の今の体勢では、そこまで届かせるのも難しい。
 竹下はカメラを置いて、夏海の身体に手を伸ばした。
 華奢な身体に似合わぬ、大きな乳房に触れる。
「んっ……」
 夏海はうめきをもらしたが、眼は閉じたままだ。
「ほんとに大きいねぇ……」
 柔らかで、張りに満ちた乳房を揉む。
 重量感にあふれ、汗で濡れた膨らみは、竹下の欲望を刺激する。
 夏海は意識を取り戻さぬまま、ぴくぴくと震えた。
 片手で乳房を揉みながら、もう片方の手を背に回し、細い身体を抱えて机に
横たわらせた。
「これでよし……さぁ、夏海ちゃん……僕のザーメンをかけてあげる……」
 竹下はスラックスのジッパーを下ろし、下着の窓から、そそり立ったモノを
取り出した。
 ひくひくと脈打つそれを握り、しごきはじめる。
「夏海ちゃん……エッチな夏海ちゃん……変態中学生の夏海ちゃん……」
 うわ言のように呟きながら、竹下は自信を刺激し続けた。
 夏海を責めながら自らも昂ぶっていた竹下は、すぐに限界に到達する。
「あぁッ……出るよっ、夏海ちゃん……夏海ちゃん──ッ!」
 下腹部に凝縮した快感が、炸裂した。


「んっ……ふぁ……」
 夏海はうめき、吐息をもらして眼を明けた。
 部屋が九十度傾いていた──いや、自分が机に横たわっているのだ。
 すぐ眼の前に、竹下が立っていた。
 竹下は、腰の辺りで激しく手を動かしていた。
 何をしているんだろうと思った瞬間──
 竹下の赤黒い肉棒から、どろりとした白濁が勢いよく噴き出し、横たわった
夏海の乳房に降り注いだ。
「んぅ……」
 夏海は呆けたようにそれを見つめていた。
 剥き出しのままの大きな双丘に、べっとりとした粘液が浴びせられた。
 それが、あの夜自分の腰と、左手に叩きつけられた男性の欲望の証なのだと
夏海が気づいたのは、竹下が満足そうに大きく息をついてからだった。
「あっ……あぅっ!?」
「眼が覚めたみたいだね……変態中学生の、夏海ちゃん」
 竹下の言葉がまだ朦朧としていた夏海の意識に浸透してゆく。
「あぅ、うぅっ……!」
 気を失うほどの快楽の余韻が、身体のあちこちで燻っていた。
 剥き出しの秘処と乳房を手で隠す。どちらも、ねっとりと濡れていた。
362夏海2 5-14/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:58:16 ID:G01psXsE
 夏海は、竹下が差し出したサンドウィッチを頬張っている。
 冷房の利いた職員室にあったからだろうか、冷蔵庫に入れていたのだろうか、
具のハムとレタスは、まだ少しひんやりとしていて、美味しかった。
 ペットボトルの緑茶も、ぬるまってはいたが、渇いた喉を潤してくれた。
 竹下が汚れた身体をタオルで拭いてくれた。
 夏海はもう、きちんと制服を着ていた。
 スカート丈は、いつもと同じぐらい──膝より少し上だった。
 ブラウスには、キャミソールだけでなく、ブラジャーのラインも透けている。
 夏海は今、ブラジャーを着け、ショーツも穿いていた。
 それは竹下が用意していたもので、サイズはほぼぴったりだった。
 あのときに、だいたいの予想はついたからね──と、彼は言った。
 確かに彼は、今まで何人もの少女との経験のおかげで、ある程度のサイズを
見極められるだけの知識があった──もちろん夏海はそれを知らない。
──どうやって、買ったんだろう……。
 通信販売だろうか。それとも、店で買ったのだろうか。
 どちらにしても、夏海は竹下からの意外な贈り物だった。
 父親が買ってきてくれたものとは違い、驚くほどに着け心地がよかった。
──わたし……どうなっちゃうのかな……。
 夏海がこの部屋に来てから、三十分ほどが経過していた。
 竹下からとんでもない仕打ちを受けていながら、自分はこうして彼と昼食を
摂り、下着まで受け取ってしまった。
 サンドウィッチの最後のひと欠片を、緑茶で流し込む。
 横目で竹下を覗うと、彼も最後のひと口を箸で運んだところだった。
「ん……ごちそうさま」
 竹下は行儀よく、箸を置いて手を合わせる。
 ついさっきまでの卑しい男とは違う、教師の顔をしているように思えた。
「夏海ちゃんも……ほら」
「……ごちそうさまでした」
 竹下に促され、夏海も手を合わせた。
 竹下は満ち足りた顔をして、夏海のぶんのゴミもまとめて袋に入れた。
「お茶は全部あげるよ。喉、渇いてるでしょう?」
「……ありがとうございます」
 ペットボトルをあおり、もう一度喉を潤した。
「もう落ち着いたかい?」
 落ち着かなかった。
 淫らな気持ちは鎮まっていたが、親しくない者とふたりきりでいることに、
夏海は慣れていない。しかも、竹下は自分をもてあそんだ男なのだ。
「お友達が心配してるんじゃないかな?」
「あっ……」
 冬香たちはどうしているだろう──
 冬香なら、自分を待っているかもしれない。探しているかもしれない。
「うまく誤魔化してあげようか」
 竹下は先ほどまでとはまるで違う、ごく自然な笑みを浮かべた。
「ブラも着けてるし……困るでしょう?」
 言われてみればそのとおりだ。このまま教室に戻っては、不自然だった。
「夏海ちゃんには……そうだね、駐車場で待っててもらおうか」
「駐車場、ですか」
「うん。家まで車で送ってあげるよ」
 竹下はバッグを手に立ち上がった。
 夏海のあられもない姿を収めたカメラもその中にある。
「じゃあ、行くよ」
 彼はまだ何か考えているのではないかと夏海は不審に思う。
 きっとこの男は、自分では見抜けないほどに、表面を装う能力があるに違い
ない。今もまた、何か企んでいるのかもしれない。
 迂闊に言いなりになっては、何をされるか解ったものではない。
「だいじょうぶだよ、夏海ちゃん」
「──っ!」
 竹下の瞳が、暗く揺れた。
 夏海は全身が硬直した。
「今日はもうおしまい……続きはまた今度、ね?」
363夏海2 5-15/15  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:58:53 ID:G01psXsE
 夏海が駐車場で待っていると、ほどなくして竹下が現れた──
 彼は夏海のバッグを持っていた。
 夏海が思ったとおり、冬香たちは教室で夏海の帰りを待っていたそうだ。
 彼女らには、夏海は具合が悪くて保健室で横になっていたから、自分が車で
送ると伝えたらしい。
「暑いね……クーラー利くまで時間かかるけど、我慢してね」
 車内は外気温より十度以上も暑いのではないかというほどの高温だった。
 竹下がエンジンをかけてエアコンのスイッチを入れると、ダッシュボードの
送風口から、熱風が吹き出してきた。
 夏海はシートベルトを締めて膝に乗せたバッグを抱える。
「さて……夏海ちゃん?」
「──っ!」
 こちらを向いた竹下は、破廉恥な男の顔をしていた。
──やだっ、やっぱり……!?
 小さな加速度がかかり、車が走り出す。
「今日はどうだった? 失神しちゃうぐらい感じちゃったみたいだねぇ……」
「あ、うっ……」
 今ならまだ、逃げられる。駐車場を出る前に飛び降りれば──
「ははは、冗談だよ……言ったでしょう? 今日はおしまいだって」
 竹下はまた、仮面を被った。教師の仮面だ。
──この人……怖い……。
 誰でも、仮面を被っている──それはまだ中学生の夏海にも解る。
 父親も、家では優しくも厳しい父親の仮面を被り、会社の人の前では家では
見せたことのない仮面を被る。古い友人の前では、また別の仮面だった。
 だが、これほどまで簡単に仮面を着け替えられる人間を、夏海は今まで見た
ことがなかった。
 一瞬で仮面が替わり、いつ牙を剥くか解らない──そんな恐怖を覚える。
 夏海はバッグをぎゅっと抱き締めて震えそうな身体を慰めた。
 車が駐車場を出て狭い車道に入る。
 じょじょにエアコンが冷風を吐き出すようになるが、車内はまだ暑い。
 本当にこのまま家に帰してもらえるか不安だったが、自宅が近づいてきた。
 徒歩十分の距離は、車ではあっという間だった。
「さぁ、着いたよ。確かこの奥だったよね」
 今朝、夏海が近所の主婦と学生に出会ったところで、竹下は車を停めた。
「それとも、これから僕とドライブでもするかい?」
「あっ、あの……ありがとう、ございました……」
 夏海は竹下の言葉を拒絶するように、うつむいたまま礼を述べる。
「そのありがとうは……送ってあげたから? それとも……ご褒美のこと?」
「──っ!」
「冗談だよ……夏海ちゃんは本当に可愛いなぁ……」
 愉快そうに笑う竹下の眼を、夏海は見ることができなかった。
 触れたドアがひんやりとしていて、車内が涼しくなっていたことに気づく。
 夏海はシートベルトを外し、バッグを抱えて車を降りた。
「先生、ありがとうございました……」
 もう一度礼をする。
「それじゃあ、また明日ね」
 夏海は走り去る車を見送った。
 やっと、開放された──夏海は安堵でその場にへたり込みそうだった。
──先生と……また、エッチなこと……。
 学校で教師にもてあそばれ、達してしまった。
 あの夜とは違い、自らそれを望んでしまった。
 けれど、羞恥に疼いた身体が開放されたとき──竹下の指に秘処を責められ、
とてつもない充足感を覚えたのも事実だった。
──わたし、エッチだぁ……変態中学生だよぉ……。
 きっとまた、竹下は自分に淫らなことをさせるのだろう。
 今日のように、恥ずかしい格好をさせ、いやらしい言葉を言わせるのだろう。
 もうひとりの男──あの夜、自分の写真を撮った人物は誰なのだろう。
 その男にも、自分は──
 ふらふらとしたおぼつかない足取りで、夏海は自宅へ向かった。
 恥ずかしいところを包んでいる下着に、少しだけ心地よさを覚えていた。
364 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/05(月) 18:59:55 ID:G01psXsE
以上、ありがとうございました。
レスいただけた方々に感謝です。
365名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 01:44:52 ID:TlCfeqzE
御疲れ様です。

夏海2 5-7/15 最後の行
彼が以前、彼女の友人を助けしたのは、そんな思いも働いていたからだった。

「助け」の前後に文字抜けてます?
おそらく「手助け」か「助けてあげたのは」だろうと思いますが・・・
366名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 07:10:07 ID:VkcBaKaL
最ぃっっ高!お疲れさまです。
是非続編を
このスレを盛り上げて
367名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 09:49:33 ID:BITjuEUm
ひょっとして夏海の人、一時期ノーパンスレに降臨してた人?
文体が似てる
368 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/06(火) 11:45:04 ID:5av8iED1
>>365
うあぁぁぁぁ
指摘感謝です!

>>367
私は巨乳なロリが大好きです。
369名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 21:23:42 ID:AzTBF0xK
ゴチであります>◆rgRx/bLTG
370名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 11:49:26 ID:wSOKammj
続きはもちろんあるんだよなあああああああああああ!?!!?!?!
371名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 00:26:01 ID:l+rNWjll
ハアハアハアハア
372名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 17:16:01 ID:fyD4Ka4S
保守
373名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 15:34:47 ID:TQlE533K
もっと職人さん来ないかなー。
期待age
374 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:10:04 ID:dfXoNu/Z
夏海第三話、10レス投下です。
375夏海3 1-1/10  ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:10:25 ID:dfXoNu/Z
 四ヶ月あまり前の春に夏海がやってきたこの町は、四方を山に囲まれ、狭い
平地に商店街と住宅街が形成された、人口一万あまりの小さな田舎町だ。
 面積自体はそれなりに広く、山にはこの町の名産であるミカンの畑が並び、
山の間を縫うように走る曲がりくねった道沿いにも、民家が続いている。
 小さな町ではあるが、歴史は古い。奈良時代や平安時代に建立されたという
寺社がいくつも健在で、人々の信仰を今も集めている。
 江戸時代には、裏街道の峠越えの宿場町として人が集まり、現在でも当時の
面影をいくらか残している。
 山に囲まれてはいるが、標高は低く、内陸に位置しているわけではない。
 峠をいくつか越えれば隣の市に出られ、その最南端は太平洋に面している。


 隣の市に向かう峠の道を、滑らかな流線型を描いた、黒いスポーツタイプの
軽自動車が走っている。
 真夏の昼下がり──連日三十度を越す真夏日が続いているが、冷房の利いた
車内は涼しく快適だった。
 強い日差しも、周囲の木々が遮ってくれている。
 だが、夏海はそんな心地よさなど感じていられなかった。
 助手席で、羞恥に震えていた。
「夏海ちゃんはエッチだ……ほんとに、恥ずかしいのに感じちゃうんだね」
 運転席の男が軽い調子で夏海を責める。
「あぅっ……」
 男の言葉に夏海は身を竦める。
 夏海は、中学生一年生とは思えないほどの、豊かなバストの持ち主だ。
 背は低く、顔立ちも幼い。身体つきそのものは華奢で子供っぽいのに、胸の
膨らみだけは、同級生をはるかに凌駕している。
 夏海が着ているのは、淡い水色のキャミソール──彼女の胸のボリュームが
はっきりと表れていて、細い身体との対比が扇情的である。
 たわわに実ったふたつの膨らみの谷間を、黒いシートベルトが襷掛けに通り、
その中学生離れした大きさと、優美な造形をさらに際立たせている。
 補修を何度も繰り返した路面は凹凸が激しく、車の硬いサスペンションは、
細かな振動を搭乗者に与える。車体が揺れるたびに、夏海の乳房はぷるぷると
揺れていた。
「乳首、勃ってるよね?」
「うぅっ……」
 彼女はブラジャーを着けていなかった。
 キャミの身頃には裏当てがあり、夏海の小さな突起が浮き出ることはないが、
彼の言うとおり、そこは布の下で、つんと尖っていた。
 キャミソールは乳房に直に触れて、車の振動が乳房を揺らす。生地と突起が
こすれて、じわじわと快感を訴えていた。
──ダメ……気持ちいいよぉ……。
 腰にはアイボリーの柔らかなフレアミニスカート──膝上数センチの丈だが、
腿の付け根まで捲られ、細い脚が剥き出しになっていた。
──恥ずかしいのに……エッチだよぉ……。
 つい十日前まで、彼女はこんな刺激とはほとんど無縁な少女だった。
 一週間と三日前──町の夏祭りの夜、奉納花火大会の観覧客の人込みの中で、
夏海は激しい羞恥と官能に見舞われた。
 幼い身体を曝し、快楽に飲み込まれ、責め立てられて初めての絶頂を覚えた。
 夏海を責めた男は、彼女が通う学校の教師だった。
 彼女の隣で淫らな姿をカメラに収めていた男は、すぐ近所に住む青年だった。
「もう、濡れすぎてるんじゃない?」
「あうっ! うぅ……」
──わたし……ほんとに、おかしくなっちゃう……。
 スカートの下には、ショーツを穿いていなかった。
 シートには、未熟な秘処が直接触れている。
 彼の言うとおり、とろりとした蜜でたっぷり潤んでいた。
 羞恥が夏海の心を刺激し、官能を昂ぶらせてしまう。
 夏海はブラジャーもショーツも着けず、車の助手席で淫らな昂揚感に苛まれ、
あの日から消えることのない疼きに、身を焦がしていた。
376夏海3 1-2/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:11:19 ID:dfXoNu/Z
「じゃあ、行ってくるね」
「あいよー、行ってらっしゃい」
 階下から聞こえた母親の声に、弘輝はだるそうに声をあげた。
「あんた、ちゃんとバイト遅れないように気をつけなさいよー」
「わかってるよ」
 玄関のドアが閉まる音がして、弘輝は溜息をつく。
 母親は、近所の主婦仲間と、隣街へショッピングだそうだ。
 盆休みの父親も、昼食を済ませて一服すると、パチンコを打ちにいった。
 外から聴こえる蝉の声が屋外の暑さを物語っている。
 ふたりとも、よくこんな暑い日に外出する気になるもんだ、と弘輝は呆れる
やら感心するやらで苦笑してしまう。
 コンビニでのアルバイトは、普段は深夜シフトだが、今日は代打で午後から
入ることになっていた。あと一時間半ほどだ。
 ネットでも見て時間を潰そうと、PCを起動したときだった。
 家の前で車の止まる音がして、弘輝は何気なく窓の外へと眼を向けた。
──あれ……? あの子……。
 白い小型車の助手席から、この一週間ずっと頭から離れなかったあの少女が
降りてきて、弘輝の心臓が大きく脈打った。
──なつみちゃんだ……。
 彼女は頭を下げ、走り去る車を見送った。
──これは……チャンス到来か!?
 弘輝は携帯電話を掴んで駆け出した。
 彼女の家はすぐ近く──急げば間に合う。急な階段を慎重に、しかし足早に
下り、サンダルを引っ掛けて玄関を出た。
 少女はもうそこにはいなかったが、彼女の家は知っている。
 弘輝は角を折れて路地へと入った。その先にはもうひとつ角があり──
──いたっ!
 白いブラウスに紺色のスカート。学校指定のバッグを肩にかけ、首の後ろで
ひとまとめにされた髪、小柄で華奢な後姿──
「こんにちは、なつみちゃん」
 弘輝は彼女の後ろから声をかける。
 少女はびくっと震えて振り返った。
 子供っぽい顔立ち──丸みを帯びた頬に細い顎。目尻はやや垂れておっとり
した印象を受ける。小さな鼻、艶やかな唇──
 彼女は手にしていた携帯電話を、ぱたんと折り畳んだ。
──可愛いなぁ……それに、ほんとにでかい……って、あれ?
 弘輝は、彼女の大きな胸の膨らみに眼を奪われた。
 朝はブラジャーを着けていなかったはずの彼女だが、今は着けているようだ。
──鞄に入れてたのか?
 よく解らないが、これから訊けばいい──そう考えて彼女に笑みを向ける。
「学校終わったとこ?」
「え、はい……」
 彼女は弘輝を、上目遣いに見てから眼を逸らした。
 人と眼を合わせるのが苦手なのだろう──人見知りのするタイプのようだ。
 それとも、胸を見られていることに気づいたからだろうか。
「あのさ、ちょっと……いいかな?」
「はい……?」
 彼女はまた弘輝をちらりと見てすぐに眼を逸らす。
──恥ずかしがりやなのに……あんなにやらしい子なんだよな……。
 弘輝の嗜好──パートナーに淫らな羞恥を味わわせて昂ぶるという性癖を、
彼女なら満足させてくれる。
 拒絶はさせない──強制させるだけの手段が自分にはあるのだ。
 今、自宅には誰もいない。
 弘輝は握っていた携帯電話を開き、キーを操作する。
 データフォルダを開き、あの一週間前の夜に撮った画像を表示──
「これ……解るよね?」
「──っ!」
 彼女は眼を見開き、身を強張らせた。
 怯えて後退る彼女に、弘輝は良心がちくりと痛むのを覚えたが、そっと手を
伸ばして肩を抱いた。
377夏海3 1-3/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:11:58 ID:dfXoNu/Z
 竹下に送られて車を降りた夏海は、自宅に続く路地を歩きながら携帯電話で
メールを打っていた。
 数学準備室で竹下に淫らな責めを受けている間に、友人の冬香から送られて
きていた、夏海を気遣うメールだった。
 行為の間、携帯電話は教室に残された鞄に入れっぱなしだったため、夏海は
ようやく読むことができたのだが──
 背後からかけられた声に、夏海はびくっとして振り向いた。
 そして──
──この人、だったんだ……。
 夏海の思考は停止た。
 一週間前のあの日──花火大会の夜、自分の通う中学校の教員である竹下に
もてあそばれた夏海の隣で、彼女のあられもない姿を撮っていた男──それは、
今朝、登校途中に出会った二十歳ぐらいの若者だった。
 狭い町とはいえ、自分の恥ずかしい写真を撮った男が、まさかこんな近所に
住んでいる人物だったとは、思いもよらなかった。
 夏海は弘輝の自宅に招かれた。
 抗うことはできなかった──


 机に乗った液晶モニタが、デスクトップ画面を映し出している。
 足元のPC本体がファンの唸りを立てている。
 冷房が利いていて、屋外の蒸し暑さが別世界のように快適だ。
 弘輝の部屋に、夏海は心細い顔でぽつんと立っていた。
 彼は彼女を部屋に招くと、座って待ってて、と言って一階へと降りていった。
 モニタの乗った机と椅子、クッションがふたつと、低いテーブルにベッドが
ひとつ──座れと言われても、どこに座っていいか夏海には判らない。
 親しくない男性の部屋に上がるなど夏海には初めての経験だが、男の部屋は
散らかっているもの──そんな印象を持っていた。
 父親の部屋も、ちょっと眼を離すとすぐに散らかってしまう。夏海がまめに
片づけを手伝わなければ、どうなってしまうのか不安になるほどだ。
 いつも悪いねと、ばつが悪そうに笑う父親の顔が、夏海は好きだった。
 弘輝の部屋は、夏海のそんなイメージどおりだった。
 六畳ほどの広さの洋室である。
 いくつかある棚には、本や漫画が収められているが、収まりきらなかったで
あろう書籍や雑誌が、床に敷かれた絨毯の上に重ねられている。
 机の上にはペンや小物が無造作に置かれていて、空になったペットボトルも
あった。ベッドのシーツやタオルケットも、整えられてはいない。
 掃除はされているようだが、整頓されているとはお世辞にも言えなかった。
──ベッド……いやらしいこと、されるのかな……。
 身体が震えた。
 つい三十分ほど前に受けた、竹下からの恥辱──
 夏海の身体には、まだその残滓が漂っている。
 いや、一週間前のあの日から、ずっと身体の奥の疼きは消えていないのだ。
 自分は、この青年にも淫らな行為を受けるのだろう。
 あんな出来事に気づいていながら、彼はそれを咎めることなく、逆に自分の
あられもない写真を撮り、あまつさえ硬くそそり立ったモノを握らせて、射精
までしたのだ。
──恥ずかしい……。
 夏海の左手は、あのときの感触をまだ憶えている。
 想像以上に硬く大きなペニスと、ねっとりと絡みついた精液──
 自分はあの日から変わってしまった。
 それまでの、純粋な女の子ではなくなってしまった。
──変なこと、考えちゃ……ダメだよ……。
 立ったまま、夏海は携帯電話を再び開いた。
──冬香ちゃんに、謝らなくちゃ……。
 急いで謝罪のメールを送ろうと、ぽちぽちと震える指でキーを操作する。
 あと少しで打ち終わるというところで、弘輝が戻ってきた。
「おまたせ、なつみちゃん」
 彼は片手に麦茶の入ったボトルを、反対の手にグラスをふたつ持っていた。
378夏海3 1-4/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:12:29 ID:dfXoNu/Z
「あ、メール? さっきも打ってたみたいだけど……」
「はい……」
 夏海は携帯電話を畳んだ。
 人前でメールを打つのは、相手に悪い気がしてあまり好きではない。
 弘輝はテーブルにボトルを置き、グラスのひとつを夏海へと差し出す。
「飲みなよ。喉渇いてるんじゃない?」
「いえ……」
 夏海は首を横に振って、携帯電話を鞄に仕舞った。
 竹下からもらったお茶のおかげで、喉の渇きはなかった。
「座ればいいのに……ほら、どうぞ?」
 弘輝はクッションをひとつ掴み、夏海の足元へ置く。
 もうひとつを自分の足元に置き、胡坐をかいて座った。
「すみません」
 夏海は眼を合わせないようにしながらクッションに正座した。
「もっと楽にしなよ」
 弘輝が苦笑して言うと、夏海はちらりと彼を見て、脚を崩して横座りになる。
「緊張してるんかな?」
 弘輝は夏海の前に置いたグラスに麦茶を注ぐ。
 夏海はそれを見ながら、畳んだ携帯電話を握り締める。
「ん〜……やっぱ、俺が怖い?」
「えっ……?」
 びくっと身を震わせて、夏海は弘輝を見た。
 彼は曖昧な笑みを浮かべて夏海を一瞥し、自分のグラスにも麦茶を注ぐ。
「俺、弘輝ね。弘法大師の弘に、輝くって書いて、ひろき──しょっちゅう、
ひろてるって間違えられるんだよな。あと、こうきとか」
 そう言って笑う。
「あ、弘法大師って知ってる? 弘法も筆の誤り……だっけかな」
「はい……」
 昔の偉いお坊さんの名前──そう夏海は記憶していた。
「そういえば、空海の俗名って、佐伯なんとかっていうんだよね」
「え……?」
「どうだっけ? まぁ……なつみちゃんも、佐伯さんだなぁと、ね」
「はぁ……」
 夏海はうつむいたまま、曖昧に頷いた。
 彼女にはどうして空海──これも偉いお坊さんのはずだ──の名が出てきた
のか解らなかったし、俗名というのも知らない言葉だった。
 それに、もともと親しくない人との会話は苦手だったし、あの夜の出来事を
思えば、まともな会話などできるわけもない。
「なつみちゃんは、なんて書くの?」
「えと……季節の夏に、海です」
「へぇ……いいね、夏生まれなの?」
 弘輝はそう言ってグラスをあおった。
「はい……」
「ん……夏っていえば、海か山か……あと──」
 冷たい麦茶で喉を潤し、まっすぐに夏海を見据える。
「花火だよね」
「──っ!」
 夏海の身が固まった。
──やだっ……やだぁ……。
 はだけられた浴衣。剥き出しの大きな乳房。
 捲りあげられた裾。激しく責め立てられた秘処。
 尻に押しつけられ、手に握った怒張からほとばしった、男たちの精──
「すごかったなぁ……夏海ちゃんは、ああいうのが好きなんだ?」
「わっ、わたし……あんなの……」
──好きじゃない……好きじゃないのに……。
 それなのに、昂ぶってしまった自分──今日も半日、恥ずかしい姿をクラス
メイトに曝して、淫らな想いを募らせていた。
 身体が震えていた。
 弘輝の瞳が、欲望の炎をたたえて揺れていた。
379夏海3 1-5/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:12:57 ID:dfXoNu/Z
「今朝、ブラしてなかったよね?」
「──っ!」
 夏海はうつむいて眼を逸らす。
 この柔らかな物腰の青年も、竹下の同類──淫らな嗜好を持つ男なのだ。
 眼を合わせたくない。眼を見ては、飲み込まれてしまう──
「どうして? 学校行くのに……胸、そんなおっきいのにさぁ……」
「あっ、や……」
 咄嗟に胸を腕で隠す。
「やっぱり、あいつの命令? ノーブラで学校行け、とか」
 彼女の細い腕では、その大きな乳房を隠すことなどできない。
 むしろ、圧迫されて上下に張り出した膨らみが、その大きさをより際立たせ、
弘輝の欲望を刺激するだけだった。
「ほんと、おっきいよね……何カップあるの?」
「えっ……」
 彼女は自分のバストサイズを知らない。
 竹下から与えられたブラジャーは、夏海の大きな胸にぴたりとフィットして
いたが、彼女自身はサイズを確かめてはいない。
 父親が以前買ってくれたものではとっくに足りなくなっている、ということ
しか判らなかった。
「ねぇ、教えてよ。教えてくれるよね?」
「あっ、ぅ……」
 弘輝は携帯電話で、テーブルをとんとんと突いた。
──やっぱり、この人も……先生と同じ……。
 彼はあのときの写真で、自分を縛ろうとしているのだ。
 言うことを聞かなければ、この写真がどうなってもいいのかと──
「わ、わたし……知りません……」
 夏海はうつむいたまま、か細い声で答えた。
「えぇ? 知らないって……そんなことないでしょ?」
「知らないんです……ちゃんと、測ったこと、ない……」
「へぇ、そうなんだ」
 弘輝が口をゆがめたのは、うつむいている夏海には見えない。
「じゃあ、見てみようよ」
「えっ……?」
「今着けてる夏海ちゃんのブラを見れば、サイズは判るよ?」
 再び、弘輝が携帯電話でテーブルを叩く。
──そんな、やだ……やだよぉ……。
 夏海は彼の意図を理解する──
 見れば判る、ではなく、見せろと言っているのだ。
 なんとかしなくては──そう思うのだが、どんな手も浮かばない。
 あの写真を握られている以上、自分は彼に歯向かうことはできないのだ。
「制服脱いで、ブラ見せてよ。知りたいなぁ、夏海ちゃんのサイズ……」
「あぅっ、そんな……」
 弘輝は笑っている。
 彼の眼に、竹下と同じ暗い揺らぎが覗えて、背筋が寒くなる。
──あれ? でも、なんで……。
 ふと──違和感を覚えた。
 自分が今着けている下着は、竹下が用意したものだ。
 竹下はあの夜、自分の乳房を見て、手で触れて、だいたいのサイズが判った
と言っていた。それは見事に的中し、今、乳房をしっかりと覆っている。
 彼はそれを知らないのだろうか。竹下の予想を聞いていないのだろうか。
 彼らが仲間ならば、ふたりの間にそんな情報のやりとりがあったと考えても
おかしくはないだろうに──
──もしかして……。
 彼は、竹下のことを知らないのだろうか。
 ふたりは、知り合いではないのだろうか──
380夏海3 1-6/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:13:36 ID:dfXoNu/Z
「まずは脱がないとね……脱がしてあげるよ」
「あ、あぅっ……!」
 弘輝はグラスを置いて、身を乗りだしてきた。
 左手を床に突き、右手を伸ばす。
 夏海は逃れようとしたが、それよりも弘輝の手のほうが早かった。
 弘輝は右腕で夏海の肩を抱き、彼女の前に膝を突いて、ぐいと引き寄せた。
「あっ……!」
 夏海の小さく軽い身体を、弘輝は苦もなく抱きすくめてしまう。
「おっぱい、当たってるよ……すごいな、こんなおっきいんだね」
「うぅっ、嫌ぁ……」
「怖がらなくってもだいじょうぶだって。ひどいことはしないからさ……夏海
ちゃんの大好きな、エッチで、恥ずかしいことをするだけだよ」
 弘輝の声は、今朝出会った好青年という印象からは、かけ離れていた。
 竹下ほどの声色の変わりようはない。
 だが、彼が欲望を昂ぶらせていることは、夏海には手に取るように解る。
 弘輝は抱いたまま、夏海の制服のリボンを抓む。
 細いリボンはあっさり解ける。
「夏海ちゃんは、ああいうことが大好きなんでしょ? 嫌いだったら、あんな
恥ずかしいこと、できないもんなぁ……」
 弘輝は言いながら、膝立ちの姿勢で夏海の背後へと回り込む。
「あの男は、キミの何なの? 彼氏にしては、歳が離れてるよね……」
──そうだ、そうなんだ……やっぱり……。
 弘輝は竹下のことを知らないのだ。
 ふたりは他人だった。自分は、どうしようもない勘違いをしていた──
──わたし、ほんとに馬鹿だぁ……。
 激しい自己嫌悪が夏海を襲った。
 と同時に、全身に徒労感が広がってゆく。
「もしかして、ご主人様ってやつ……?」
 夏海には、背後で囁いた弘輝の言葉の意味が解らなかった。
 ご主人様といえば、大きな屋敷に住む大金持ちや、その召使いが主人を呼ぶ
言葉といった、自分とは無縁な世界のイメージぐらいしかない。
「中学生の夏海ちゃんを、露出調教するご主人様か……変態だなぁ」
──露出、調教……変態……。
 竹下に言わされた卑猥な言葉が思い出される。
 そして、竹下があの夜口にした、調教という言葉──
──そうか、そういう意味なんだ……。
 自分は、未開花の淫らな本能を、竹下に引き出されてしまった。
 恥ずかしいことをさせられて、官能に昂ぶってしまった。
 いやらしい言葉を言わされて、刺激に溺れてしまった。
「夏海ちゃんは、あいつの奴隷なの?」
──奴隷……わたしが……?
 夏海にはその意味も解らない。
 奴隷という言葉に対する印象も少ない。古い時代、貧しい人々や、侵略した
土地の住民を捕らえ、労働力として使役する──
──でも……そっか、強制されたんだ……。
 自分は強制されて、恥ずかしいことをさせられた。
──それが、きっと……調教なんだ……。
 おぼろげながら、彼の言わんとすることが理解できた。
 どこか、自分を遠くから眺めているような、現実感のない感覚だった。
──わたし、先生に……調教されてる、奴隷なんだ……。
 自分は確かに彼の責め苦に喘ぎ、最後には自ら求めてしまった。
「中学生で……まだ一年でしょ? それなのに……やらしいなぁ」
 主人と奴隷、マスターとスレイヴ、サディスト、マゾヒスト──そういった
言葉を夏海はよく知らなかったが、イメージだけはぼんやりと浮かんでいた。
「わたし、そんなんじゃ……」
 違うとは言い切れなかった。
381夏海3 1-7/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:14:36 ID:dfXoNu/Z
──マジで奴隷なのか? こんな子が……。
 怯えたあどけない顔は、まだまだ子供っぽい。身体つきも幼児体型といえる
ほどだ。それなのに、彼好みの大きな乳房を持っている。
 あの夜に見た、淫らに喘ぎ悶える少女は、間違いなく彼女だ。
 弘輝の性衝動は、幼い少女が対象というわけではない。
 だが、彼女のような、羞恥に快感を覚える異性をずっと待ち望んでいた。
──やっべぇ……虐めたい……。
 彼のアブノーマルな欲望が、むらむらと膨れあがってゆく。
「ほんとに……すごい胸だなぁ……」
「ひゃっ……!」
 弘輝は夏海の双丘を鷲掴みにした。
 びくっと震えた彼女の小さな悲鳴に、弘輝は劣情を激しくそそられる。
──マジで、すげぇ……でかいし、柔らかいし……。
 つい数ヶ月前まで小学生だった少女の乳房とは思えない。
 たわわに実った膨らみは、指をいっぱいに広げてようやく包み込める。
 ブラのカップの上からでも、その柔らかさと弾力がじゅうぶん伝わってくる。
 彼が求めてやまなかった、大きな膨らみを両手で包む。大きさと感触を堪能
するかのように、ゆっくりと揉みしだく。
 一週間前に見たとおりの、予想したとおりの、官能的な双丘だった。
──これで中一って……やべぇ、俺もじゅうぶん変態だな……。
 中学一年生──まだ十二歳の少女の乳房を揉んでいる。
 インモラルな衝動が弘輝を揺さぶっていた。
「こんなに大きいと、いろいろ大変そうだね……学校で、男子に見られたり、
触られたりするんじゃない?」
「あぅっ、やだっ……んっ」
 彼女の身体の震えが手に取るように判る。
 恥じらい、怯え──だが、それだけではないのも弘輝には解る。
──感じてるんだ……やらしい子だなぁ……。
 彼女は羞恥に怯えているのに、身体を昂ぶらせ、淫らな官能を望んでいる。
 今まで弘輝がつきあってきた女性とは明らかに違う反応──
「んっ、や……あぅっ」
 弘輝の指が彼女の乳房を刺激するたびに、夏海は小さな吐息をもらす。
 彼女のブラは、制服の上から見る限りちょうどいいサイズのようだ。触って
みても、カップと乳房の間には隙間もないし、窮屈そうでもない。
──見てみたい……こないだは、暗かったし……。
 一週間前のあの夜は、横目で盗み見ることしかできなかった。
 携帯電話のカメラでは、鮮明な画像は得られなかった。
 彼女の大きな膨らみを、眼に焼き付けたい──そんな想いに駆られていた。
 だが、惜しむらくは、乳房から手を離さなければ脱がせられない──
「そうだ……自分で脱いでよ。ひどいことは、しないからさ……」
「えぇっ、そんなっ……」
 弘輝が言うと、夏海はびくりと身を震わせる。
 知り合ったばかりの男に肌を曝すなど、彼女のような内気な少女には、到底
無理な話だろう。
 しかし、彼女は内気なだけではない──そう弘輝は確信している。
 今までつきあってきた女性は、弘輝が正体を現すと、本心から拒絶したのだ。
蔑むような眼で見られたことさえあった。
 だが、夏海はそうではない。
 顔をしかめてはいるが、本気で嫌がっているわけではないのだ。
──あの男の調教の成果……ってこと?
 ふたりはどんな関係にあるのだろうか──まさか、本当にご主人様と奴隷と
いうわけでもあるまい。
 まったくの他人とは考えられないし、恋人同士というのはもっと考えにくい。
 あの夜、弘輝は彼女が男に連れられて人込みから離れるを見届けていた。
 ふたりを途中で見失ってしまい、そのあとどうなったかは判らない。夏海を
家まで届けた竹下が、彼女の父親に、教師だと名乗ったのも知らなかった。
──ちゃんと聞いとかないとなぁ……。
 ふたりの関係がどうあれ、夏海が、弘輝の願望を満たしてくれる少女である
ことには間違いない。
382夏海3 1-8/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:15:17 ID:dfXoNu/Z
──この人も、竹下先生と同じ……。
 彼は自分に、恥ずかしい想いをさせ、卑猥なことをする気なのだ。
 竹下だけでなく、弘輝という名の──優しそうに見えた青年からも、羞恥を
受けなければならないようだ。
 逃れる手段はただひとつ──法に訴えることだけだ。
 だが──どんな取調べを受けるのだろうか。
 痴漢や強姦の被害者は、警察の取調べで、セカンドレイプと呼ばれる羞恥に
耐えなければならない──以前、テレビで見たことがあった。
 自分の受けた恥辱を、他人に伝えなければならない。たちの悪い警官などは、
本当に嫌だったのか、本当は受け入れていたのではないかと、被害者に責任が
あるかのように責め立てることもあるらしい。
 画像も見られてしまうだろう。祭りの夜に撮られた画像だけでなく、学校で
竹下に撮られた動画だって──
 加害者への取調べでどんな証言をされるかも解らない。自分が淫らに喘いだ
ことや、秘処を濡らしたこと──恥ずかしいことを喋られてしまう。
 ニュースにだってなるだろう。名前は伏せられるかもしれないが、それでも、
察しのいい者に気づかれ、噂が広がらないとも限らない。
──そんなの、絶対やだよぉ……。
 自分の愚かさが怨めしい。
 もっと早くに気づいていれば、こうはならなかっただろうに──
 夏海は溜息をつく。いまさら考えても意味のないことだった。
「自分で、制服脱がないと……どうなるか判んないよ?」
「あっ! うぅっ……」
──脱がなくちゃ……ひどいこと、されたくない……。
 しかし、脱げば──肌を見られてしまう。大きな乳房を見られてしまう。
──見られたら、わたし……。
 快感を覚えてしまうかもしれない──
 あの夜も、今日の午前中も、竹下の前でも、夏海は激しく昂ぶった。
 身体が再び疼きだしている。
 竹下に責められ、導かれて達してしまい、波は引いたはずなのに──
「ほら、ボタン外して、制服脱いで……できるよね?」
「うぅ……でもっ……」
 窓は締め切っているが、カーテンは開いたままだ。
「か、カーテン……見えちゃう……」
 弘輝の部屋は二階で西向きである。道路に面しているが、真向かいは小さな
空き地であり、その向こうの民家の庭には大きな樹木が枝葉を広げている。
「だいじょうぶだよ、向こうの窓とか、見えないだろ?」
「うぅ……」
 窓の外に、真夏の青空が見える。
 この部屋にベランダはない。窓は夏海の膝より上、高さは九十センチほどだ。
 傾きかけた太陽が、強い陽射しを窓際の床に落としている。
 窓の外に蝉が止まったようだ。すぐ近くから激しい鳴き声が響きだす。
──見られないよね? だいじょうぶだよね……?
 座っている夏海を、家の前の道路や空き地から覗くのは困難だろう。
 空き地の奥にある家からだって、樹木の枝葉に隠れて見えないし、空き地の
左右にある家も死角になっている。
「いい子だね、夏海ちゃん……」
 夏海は、震えながら制服のボタンに手をかけた。
 季節は夏である──解かれた細い臙脂色のリボンの下、第一ボタンはいつも
外している。
 夏海は、第二ボタンを外した。
 指が震えて思うように動かなかった。
383夏海3 1-8/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:15:47 ID:dfXoNu/Z
 夏海はクッションに横座りして、肌を曝してゆく。
 ブラウスのボタンを外す間、弘輝はずっと乳房への愛撫をやめなかった。
 身体が震えて何度もボタンを逃がしてしまいながら、夏海はすべてを外した。
「よくできました……と」
「あっ──!」
 直後、弘輝はブラウスを掴み、ばっと左右に勢いよく広げてしまう。
 下にはキャミソールを着ているとはいえ、下着が露になるのだ。恥ずかしく
ないわけがなかった。
 弘輝はこともなげに脱がしてしまう──もちろん、夏海が強い抵抗を示さな
かったからだ。
 弘輝はブラウスを軽く畳んで、夏海のバッグの上に置いた。襟からするりと
抜け落ちたリボンも一緒に重ねる。
「さぁ、キャミも脱いじゃおうね」
「うっ、うぅ……」
──恥ずかしい、恥ずかしいよぉ……。
 夏海は震えながらキャミの裾に指をかけて、ゆっくりと持ち上げた。
 細いウェストが露になり、大きな膨らみを包んだブラジャーが現れる。
 うっすらと日焼けの跡の残る、夏海の白い肌が露になった。
 上半身を隠すのは、竹下から与えられた白い大人びたブラジャーだけ──
 ほどよくレースがあしらわれ、胸の谷間に小さなピンクのリボンが飾られ、
彼女の大きな膨らみを下から支えるように包んでいる。
 2/3カップのそれは、乳房の谷間と上側を露にし、その大きさと弾力とを、
視覚的にも強調するデザインだ。
 胴を回るベルトがやや緩く感じるが、夏海の身体が細すぎるからだと、彼は
言っていた。
 竹下は、彼女にブラの正しい着け方を教えてくれた。
 カップを乳房に被せるだけでなく、脇から指を入れて、乳房自体がきちんと
持ち上げられるように整えるのだそうだ。
 その間、夏海は快楽の余韻に震えていた。竹下はときどき敏感な突起に触れ、
夏海の羞恥を煽った。
「ほんとにいい子だね、夏海ちゃん」
──見られてる……恥ずかしい……!
 夏海の羞恥が一気に膨らみ、腕で胸を隠してしまう。
 背後で弘輝がどんな顔をしているか、夏海にはよく解った。
「さぁ、ブラも取っちゃおうか」
「えっ──!?」
 夏海は絶句した。
──そんなっ……サイズ、見るだけじゃないの……?
 ブラジャーのサイズは背中のベルトの裏にあるはずだ。外す必要などない。
「どうしたの? あ、そっか……俺がくっついてたら外しづらいよね」
 弘輝は笑いながら身体を離した。
「見せてくれるよね? 夏海ちゃんの大きなおっぱい……」
「あっ、やだ……」
 膝を突いたまま、再び夏海の前方に回ってくる。
 夏海は咄嗟に腕を胸に重ねたが、細い腕では膨らみすべてを隠しきれない。
 むしろ、押し潰されてブラのカップからあふれた膨らみが、より彼女の胸の
大きさを際立たせるだけだった。
 夏海は顔を上げていられなかった。
384夏海3 1-10/10 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:16:43 ID:dfXoNu/Z
「ほんとに、おっきくて……すごく綺麗なおっぱいだよ」
 眼の前の青年が、竹下と同じような言葉を口にする。
 弘輝が手を伸ばし、夏海の手首を握った。
「もっとよく見せて……」
──恥ずかしいのに……わたし……。
 夏海の身体の奥で、消すことのできない疼きが、ぞわぞわと蠢いている。
 抑えられない衝動が、彼女の理性を揺さぶる。
 夏海はうつむいたまま、彼の手に引かれて腕を下ろした。
──ダメなのに……エッチに、なっちゃう……
 ブラジャーに隠れているとはいえ、大きさも形もはっきりと判る乳房を凝視
されている。
 彼女の羞恥を求める心がふつふつと沸きはじめる。
「ブラも……外せるね?」
 心臓がどくどくと激しく脈打っている。
 カップの裏に縫い込まれた柔らかなパッドの下で、淡い桜色の小さな突起が
きゅっと尖っている。
 まるで、自分を見て欲しいと言っているかのように──
「いい子だなぁ、夏海ちゃんは……」
 夏海の指が、ゆっくりと背に回った。
──ブラジャー……外したら……おっぱいが……。
 震えながらホックを外す。
 と──ぷるんと乳房が弾むように揺れ、カップが浮き上がった。
「すっげ……」
 弘輝はじっと夏海の膨らみを凝視している。
──わたし……変態だよ……。
 昂ぶりはじめている自分が悔しくて、恥ずかしくて──さらに昂ぶってゆく。
──わたし、ほんとにエッチ……変態中学生……。
 竹下に言わされた卑猥な言葉が、夏海の官能を燃え上がらせる。
 あれから一時間も経っていないのだ。
 夏海の指が、ブラジャーを肩から吊っているストラップにかかった。
「さぁ、見せて……」
──見せちゃう……おっぱい、見られちゃう……。
 弘輝に促されるように、夏海は左右の肩紐を同時に外した。
 純白のブラジャーが、はらりと膝に落ちた。
 背は低く身体つきも華奢で小学生のような夏海──
 そんな彼女にはアンバランスな、大きすぎるほどの乳房が露になった。
「マジで、すげぇ……」
 弘輝が感嘆の吐息をもらすと、夏海の身体がびくっと震える。
 ぷるっと揺れた乳房が、ふたりの情念を激しく駆り立てた。
385 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/17(土) 22:17:41 ID:dfXoNu/Z
9/10の番号ミスっちゃいました。ごめんなさい。
とりあえずPart1はここまで。三話はPart5まで行きそうです。
386名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 23:23:11 ID:kOZAiOtK
3話が来てた━━(゚∀゚)━━!!!!
今回も頑張ってください

蛇足
夏海3 1-7/10 下から6行目
 あの夜、弘輝は彼女が男に連れられて人込みから離れるを見届けていた。

「離れるを」 「離れる」と「を」の間に「の」が抜けてるみたいですね
387名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:16:18 ID:XIZJufkj
最高だっっ!!!
露出調教とか、ねちっこい責めと文章とか、
内気なきょぬーロリとか、完全無欠に俺のツボだ

続きwktkで待ってます
388名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:22:29 ID:+pSog6Ux
最高です
wktk
389 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/18(日) 12:42:01 ID:Xkq2kAPU
>>386
指摘感謝です。
何度も読み返しているのに気づかない悲しさ・・・

Part2は明日にも投下予定
390 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/19(月) 06:55:55 ID:YqoCHQmS
というわけで、おはようございます。
Part2投下します。11レス。
391夏海3 2-1/11 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/19(月) 06:56:37 ID:YqoCHQmS
 弘輝はあの晩に見た少女の膨らみを再び眼にし、ごくりと喉を鳴らして唾を
飲み込んだ。
 たっぷりと膨らんだ、丸く大きな乳房は、身体の震えに合わせてぷるぷると
揺れている。彼の求めていたものが、手の届く場所にある──
「すげぇよ、夏海ちゃんの胸。ほんと巨乳……いや、爆乳だ」
「やっ、うぅ……」
 卑猥な言葉に、彼女は下を向いたまま震えている。
 色づいた小さな突起と周囲の淡い膨らみは、弘輝の記憶にある異性の中でも、
もっとも小さくもっとも可憐で、彼女の年齢を改めて意識させられる。
 弘輝は竹下と違って、幼い少女に強く惹かれる男ではなかったが、まったく
興味をそそられないということもない。
 眼の前の少女に、支配欲を激しく揺さぶられていた。
「夏海ちゃん……顔上げて、こっち見て」
「うぅ……」
 耳まで赤くなった夏海は、うつむいたまま、小さく首を左右に振る。
「ダメだよ、夏海ちゃん。ちゃんと言うこと聞かないと……わかるでしょ?」
「あっ、あぅっ!」
 弘輝は口をゆがめて夏海の頬に右の手をそえた。
 ほつれた髪を指に絡めながら、彼女の顔を上げさせる。
 怯えた夏海の顔がゆっくりと上を向く。
「言うこと聞けば、ひどいことはしないって約束するよ」
 そうは言ったものの、彼の股間は苦しいほどに怒張している。
 普段は温厚で人当たりのいい弘輝だが、欲望に飲み込まれたときには、我を
忘れて衝動の命ずるままになってしまうという悪癖も持っていた。
──やべぇ……マジで犯っちまいたいわ……。
 今すぐ彼女を押し倒してしまいたかったが、ここは自宅である。
 彼女に悲鳴を上げられてはまずい。いずれ、機会を作ればいい──
「触るよ?」
「あ、やっ……!」
 右手は彼女の頬に触れたまま、左手を胸に伸ばし、指を開いて包み込んだ。
「んっ、あぅ……」
 夏海の身体がびくっと震える。
──うわ……すっげぇ……。
 直に触れた彼女の乳房は、想像以上の興奮を与えてくれた。
 指をいっぱいに広げてようやく包み込めるほどの大きさ──指を押し込むと、
軟式テニスボールのような柔軟さと弾力が感じられる。
 手のひらに当たっている小さな突起も、彼女の心の揺らぎを表すかのように、
きゅっと尖って硬くなっている。
 弘輝は夏海の乳房をたっぷりと味わうように、指を食い込ませ、手のひらで
押し潰す。
「や……うっ……」
 彼が指を動かすたびに、夏海はびくびくと震えて小さな吐息をもらした。
──感じてるんだな……。
 手首を返して下から持ち上げると、ずっしりとした重みが感じられる。
 身体の成長の要素すべてが胸にだけ集まったような、彼女のアンバランスな
膨らみが、弘輝の欲望を掻き立て、満たしてくれる。
「こんなにおっきなおっぱいで、あんなにエッチだなんて……」
 弘輝は夏海のしっとりとした頬を撫で、膨らみを指で味わいながら言う。
「見られて感じちゃうんだよね? 学校でも、あんなことしてるの?」
「して、なっ……んっ……」
 夏海は顔を背けようとしたが、弘輝は彼女の顎に指を沿え、動きを封じる。
 羞恥に震えるだけでなく、昂ぶってしまってもいる幼い少女の顔と、とても
中学生とは思えない膨らみに、交互に視線を向けながら責め立てた。
392夏海3 2-2/11 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/19(月) 06:57:29 ID:YqoCHQmS
 夏海は、またも淫らな気持ちに侵されてゆく。
 竹下に責められてまだ間もないというのに、弘輝に剥き出しの膨らみを凝視
され、責められている。
「朝ノーブラだったのも、見られて、感じたくて……なんじゃないの?」
「違っ、うっ、違います……」
 弘輝の言葉は夏海の心を抉る。
 竹下のメールを真に受けてしまった自分は、彼の言うとおり、学校でクラス
メイトの視線を浴びて昂ぶってしまったのだ。
 見られるのは嫌だった。恥ずかしくて、消えてしまいそうな気持ちになる。
 だが、あの夜から、自分はそれに官能を覚えるようになってしまったのだ。
 いや、もっと前からそうだったのかもしれないとすら思ってしまう。
「じゃあ……やっぱり、あいつに命令されたんだ? ご主人様に……」
「やっ……ひぅっ」
 乳首が抓み上げられる。
 指で挟まれ、引っ張られて、先端をこすられる。
 痛みとともに湧き上がる快感が、身体を跳ねさせる。
 身体がびくっとなるたびに、乳房がぷるっと揺れる。
「俺さ……夏海ちゃんみたいな子、すっごい好きだよ」
「えっ……ひゃぅ……」
 夏海の頬に触れていた右手が、彼女の首筋を撫でながら下ろされてゆく。
 直接的な快感とはまた異なる刺激に、夏海は大きく身をよじった。
「こんなに揺れてる……」
「やっ……んっ!」
 ふたつの膨らみが、弘輝の両手で包まれる。
 双丘から伝わる彼の手の熱さに、夏海の身体も熱くなってゆく。
「あぅっ、ひっ……ひぁっ」
 両方の乳首を抓み上げられ、夏海は腰が浮いてしまう。
 弘輝は嗜虐的な笑みを浮かべ、抓んだまま引っ張って乳房を持ち上げてゆく。
「痛いっ! ひぅっ……やぁっ!」
 敏感な乳首が、乳房の重みを一点に受けているのだ。
 大きな乳房が弘輝の指に吊り上げられ、夏海は激痛に苛まれる。
「痛い? でも、気持ちいいんでしょ?」
「うぅっ、嫌ぁっ……」
 そのとおりだった。痛いのに、快感を覚えていた。
「どうなの? 気持ちいいなら、そう言って?」
「やっ、ひっ、痛い、ですっ……」
──ひどいこと、しないって、言ったのに……。
 あれは嘘だったのだ。彼は自分にひどいことをするつもりなのだ。
 もっと、痛いことをされるかもしれない。
 もっと、恥ずかしいことをされるかもしれない。
「ここ……こんなに硬くして、気持ちよくないわけないよね?」
 弘輝は引っ張り上げたまま、指先でぐりぐりと乳首を押し潰し、ぐいぐいと
さらに持ち上げてしまう。
「あっ、ひぃっ……きっ、気持ちぃ……」
 乳首が引き千切られてしまいそうなほどの激痛なのに──
「気持ちいい、ですっ……」
 痛み以上の大きな快楽が、身体を震わせていた。
「夏海ちゃんはエッチだなぁ」
 そう言って、彼は唐突に手を離した。
 引っ張り上げられた乳房が大きく弾んで元に戻り、その反動で、バランスを
崩して倒れそうになってしまう。
「っと……だいじょうぶ?」
「うぅっ……」
 咄嗟に手を出した弘輝が、再び乳房を掴んだ。
 鷲掴みにして彼女の上体を起こしてやる。
「羨ましいなぁ……こんな可愛くて、エッチな子が奴隷だなんて……」
──奴隷……ご主人様と、奴隷……先生と、わたし……。
 そんな言葉にまで刺激され、夏海の心は掻き乱される。
 自分が、本当に竹下の奴隷になってしまったように思えてくる。
 竹下だけでなく、弘輝の奴隷にもなってしまうのかもしれない──
393夏海3 2-3/11 ◆rgRx/bLTG. :2008/05/19(月) 06:58:12 ID:YqoCHQmS
──やだ……勃ってる……。
 うつむいたままの夏海にも、弘輝の股間の膨らみがはっきりと覗えた。
 あの日、夏海は弘輝の剛直を握り、手のひらに精を浴びた。
 今日は、それでは済まないかもしれない。
──わたし、犯されちゃうのかな……。
 竹下に責められた未熟な秘処を、この青年に貫かれてしまうかもしれない。
 処女を失ってしまうかもしれない。純潔を奪われてしまうかもしれない。
 あのときにも覚えた恐怖──それなのに、彼女の胸はかすかな期待を抱いて
高鳴っていた。
──でも、痛いのは、やだ……。
 痛いのだと聞いていた。血が出ることもあるらしい。
 けれど、乳首を抓まれ、引き千切られそうな激痛を感じながら、夏海は強い
興奮と快感を覚えていた。
 破瓜の痛みにすら、自分は感じてしまうのかもしれない。
──エッチだよ……わたし、変態だよぉ……。
 竹下が穿かせてくれたショーツに、染みが広がっているのに気づく。
 自分は竹下や弘輝が言うように、いやらしい女の子なのだ──
「夏海ちゃん、立とうよ」
「えっ……!?」
──立ったら……見えちゃう……!
 夏海は怯えて身を縮ませた。立ち上がれば、窓の外から見られてしまう──
「ほら、立って」
「ひゃぅっ!」
 弘輝は夏海の背後に回り、両手で双丘を鷲掴みにしてぐいと持ち上げる。
「やっ、あぁぅ……」
 膨らみを掴まれたまま、夏海はいとも容易く立たされてしまった。
 膝の上で、手首にストラップがかかったままだったブラジャーも床に落ちた。
「軽いなぁ……ほんとに、子供みたいだ」
 華奢な彼女は、さして筋肉質というわけでもない彼にも、簡単に持ち上げる
ことができた。
 彼女の背は弘輝の肩にすら届かない。ふたりの身長は三十センチほども違う。
──見られちゃう……そんなの、ダメなのに……。
 窓の外が見える。
 空き地の向こうに枝を広げた木々。空き地の左右にある民家──
 外は眩しすぎるほどの晴天だ。陽光が窓に反射して、部屋の中まで覗かれる
心配はないのかもしれない。
 だが、こちらからははっきりと外の様子が覗える。
 身体は疼き、淫らな気持ちはますます大きくなってゆく。
 再び熱を上げた疼きが、羞恥と興奮を求めて炎を上げている。
 夏海はもう、抗おうとする気力を失っていた。
 羞恥のもたらす興奮に、全身が火照って、より大きな興奮を求めていた。
「そうだ……忘れてたよ、サイズ見てあげないとね」
「あ、ぅ……」
 大きすぎる自分のバストサイズを、夏海は知らない。
 冬香たちとインナーショップに行ったことはあったが、店員がサイズ測定を
勧めたのを、夏海は断った。
──わたしの、サイズ……。
 弘輝が腰を屈めて、足元に落ちたブラジャーを拾った。
「えーっと……」
 弘輝はブラのベルトを返して裏に縫いつけられたタグを見る。
「すっげ! E65って……」
 弘輝は夏海の顔と胸を交互に見ていた。
──Eカップ……。
 夏海は下着のサイズのことなどよく解らない。
 この手の知識には疎い夏海だが、それが巨乳グラビアアイドル並みのサイズ
だということぐらいは知っていた。
 改めて自分の胸の大きさを意識し、身体が震えた。
394夏海3 2-4/11 ◆rgRx/bLTG.
 弘輝は、サイズの判別方なら、高校生の頃にはもう知っていた。
──まてよ……これでアンダーが緩いってことは……。
 胴を締めていたブラのベルトの跡は薄く、手応えも緩かった。どうやら一番
細いアンダーサイズでも、彼女の胴回りには余裕があるらしい。
 実寸よりもアンダー表示が小さいということは、カップサイズはさらに上の
ものが適合すると弘輝は聞いていた──ということは、夏海の計算上のカップ
サイズは、実際にはFかそれ以上ということになるのだろう。
 いや、サイズなど調べなくとも、眼で見て手で触れたのだ──その大きさは
じゅうぶんに理解できた。
──ほんと、すげぇ巨乳……。
 夏海はまだ中学一年生になって間もない子供である。
 これから、まだまだ成長するだろう。いったいどれほどの大きさになるのか
想像もつかない。
 夏海は上半身裸のまま、呆けたようにうつむいている。
 身体はわずかに震えているようで、白い肌はほんのりと色づいていた。
「夏海ちゃんの、Eカップのおっぱい……」
「あっ、やっ……」
 弘輝は再び彼女の大きな乳房を手で包んだ。
 彼女の腕ごと抱くように背後から手を回し、指を広げてこね回す。
「もっと触っていいよね? 感じてたもんなぁ……」
「んっ、そんな……あぅっ」
 手のひらから伝わる、乳房の温かく柔らかな感触は、何時間でも堪能したく
なるほどに、弘輝の願望を満たしてくれる。
 夏海は恥ずかしそうにうつむいているが、快感が全身からにじんでいる。
 羞恥に震えているのに、その先の快楽を求めてしまっているのだ。
 身体に似合わぬアンバランスな乳房は、きっとコンプレックスなのだろう。
 自分の胸のサイズを知られ、乳房をもてあそばれ、羞恥に苛まれ──激しい
昂ぶりを覚えているのだろう。
──くそっ……あいつ……。
 あの夜、こんな幼い少女に己の欲望をぶつけていたあの男──きっといつも
あんなふうに彼女を責めているのだろう──そう思うと、男への羨望と嫉妬が
湧いてくる。
 その男──竹下が何者なのかも、夏海との関係も、彼は知らない。
 それが、弘輝の嗜虐性を昂ぶらせる。
──もっと、恥ずかしがらせてやる……。
 自宅である。派手なことは控えるべきなのだ。
 だが、いまさら抑えられるものではなかった。
──もっとすごいことしてやる……!
「夏海……夏海っ!」
「ひっ……!」
 口調が荒くなる。
 夏海は怯えて身を縮ませる。
「ほら……もっといいことしてやる。こっち来いよ」
「あっ……嫌っ!?」
 弘輝は乳房を鷲掴みにし、ぐいと彼女の身体を引っ張った。
 彼女の軽い身体は、弘輝には軽々と扱える。
「きゃっ、嫌ぁっ……!」
 夏海は小さく悲鳴を上げ、脚を踏ん張って抗おうとたが、弘輝の腕力に敵う
はずもなく──
 上半身裸で乳房を剥き出しにした夏海は、窓際に引きずられてしまった。