☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第22話☆

このエントリーをはてなブックマークに追加
336酔った勢いで押し倒す編
ユーノはなのはが好きだった。表向きには「別に何も無い」とか言っていても
心の底ではなのはを愛する気持ちが強く残っている。
しかしその気持ちを正直に伝える勇気が無かった。
そんな歯痒い自分が許せなかった。

そうこうしている内に気付けばもう自分もなのはも19歳。
いい加減自分も腹をくくって正直に伝えないと不味いかもしれない。
そう考えていてもユーノは正直に伝える事が出来なかった。

「あ〜…僕はなんでこうなんだ!? なんで…。」
「何があったか知らないが…元気出せよ兄ちゃん…。」
夜のおでん屋の屋台で一人おでんをつつきながら嘆くユーノに
屋台のオヤジが何とか励まそうとしていた。
「あっ! そうだ! 悲しい時はやっぱこれに限るだろ!」
すると屋台のオヤジは日本酒の満載した一升瓶を取り出したでは無いか。
「地球の日本国から取り寄せた酒だ! これでパーッとやって悲しい事は忘れちまえ!」
「え!? でも僕はまだ19歳…。」
「かまうこたぁねぇ! 19歳も20歳も大して変わりゃしねぇよ! だから飲め飲め!」
屋台のオヤジは豪快に笑いながらコップに日本酒を注いで差し出す。
そして、彼の豪快な所やユーノにとっても見習いたい所でもあった。
「そうだ…僕にもこの人の様な豪快さがあれば…素直になのはに告白出来ていたはずなんだ…
でも僕にはその勇気が無い…くそ…くそっ…。」
そう考えれば考える程自分の不甲斐なさに腹が立ってくる。
「畜生ぉぉぉぉぉ!!」
ヤケクソになったユーノは一気に日本酒の入ったコップを手に取ると共に一気飲みしてしまった。
「っぷはぁぁぁぁ!! もう一杯ぃぃ!!」
「おお! 兄ちゃん! 顔の割りに派手な飲みっぷりだねぇ!」
ユーノの顔はもう真っ赤になってしまっており、完全に出来上がっていた。
「よしよし! もっと飲め! ジャンジャン飲め!」
「ぷはぁぁぁぁ!! 女が何だってんだよぉぉぉ!! ったくよぉぉぉぉ!!」
屋台のオヤジに薦められるままユーノは日本酒を何杯も飲んでいった。

しかし…それはまだこの物語の序章に過ぎなかった。
337酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:02:32 ID:5ESiNKKS
それから間も無く、なのははユーノに呼ばれた。
「ユーノ君の方から私に連絡してくるなんて珍しいな〜。何かあったのかな?」
何気無くなのはがユーノの自室まで行くが、そこには誰もいない。
「あれ? ユーノ君? いないの?」
部屋の鍵は開いていると言うのに部屋の中は真っ暗で人の気配が無い。
不審に思ったなのはが部屋の中に入った時、突如して何者かが背後から襲い掛かって来た。
「キャァァァ!!」
不意の奇襲になのはは何者かに抱きかかえられ、そのまま部屋の中のベッドに
押し倒されてしまったでは無いか。
「キャア! 誰!? 一体誰がこんな事を…。」
やっと暗闇に目が慣れて来た時になのはは気付いた。奇襲をかけて来た張本人を…。
「ゆ…ユーノ君!?」
それは何とユーノであった。そして顔を真っ赤にさせたユーノが
なのはをベッドに強く押し付けていた。
「ユーノくん! 一体どうしたの!? 何でこんな事するの!?」
「な〜のは〜! 会いたかったよ〜! ヒック!」
「うっ! 酒臭い! まさか酔っぱらってるの!?」
ユーノの息はとてつもなく酒臭かったし、ユーノ自身も酒に酔ってヘベレケになっていた。
そう、おでん屋のオヤジに薦められるまま日本酒を何杯も飲んだユーノは当然ベロベロに
酔っぱらい、その勢いでなのはを呼び、ベッドに押し倒していたのである。
「ユーノ君!? どうしてお酒なんか! まだ19歳でお酒飲んじゃだめでしょ!?」
なのははユーノに身体をベッドに押さえ付けながらも注意するが、ユーノは
まるで話を聞いていないかのようにベッドの下から一升瓶を取り出していた。
「うるせぇよ! これが飲まずにいられるかってんだぁ〜。ヒック!」
「え!?」
なのはは絶句した。ユーノがあんな乱暴な言葉を使うとは…
確かに酒に酔うと人格が変わると言う事がある事はなのはも知っている。
しかし、ユーノがここまで乱暴に変貌する等…なのはには信じられない事だった。
そしてユーノは先程取り出した一升瓶のフタを開き、また飲み始めていた。
「ユーノ君だめだよ! お酒飲んじゃだめ!」
「うっせぇな〜、細かい事気にするなっての〜。それにこれから良い事するんだからよぉ…。ヒック!」
「アッ!」
その時、ユーノはなのはの左乳房を握り締めていた。
「痛い! 痛い! そんなに強く握らないで!」
「おうおう…立派に育ってるねぇ〜。ヒック!」
ユーノは不敵に笑いながら今度は右乳房にまで掴みかかった。
「ダメェ! ユーノ君ダメェェ!」
「そんな事言って抵抗してないのはなのはも何だかんだで感じてるんじゃないのか〜? ヒック!」
「そんな事無い! ユーノ君! ダメ! ア! ユーノ君!!」
流石のなのはだって怒ってユーノの手を掴んで己の乳房から引き離そうとする。
が、ユーノの手はまるで岩の様に固く動かず、その間もなのはの乳房を揉み解している。
338酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:03:44 ID:5ESiNKKS
「え!? ユーノ君こんなに力強かったっけ!?」
何故!? 確かになのはは魔力こそ高いが運動神経は良い方では無いし、
力も強いとは言えない。だがそれはユーノも同じはずだ。いつも無限書庫に篭って
運動だってロクにやっていないだろうし…
「はっ! そう言えば!」
ユーノの力の強さに心当たりがあった。それは無限書庫でのユーノの仕事振りにある。
いつも分厚く重そうな本を何冊も重ねて一度に持ち運んでいた。
これを毎日続けていたのだろうから、知らず知らずの内に凄い力が付いていても
なんら可笑しい事ではない。こういう重い物を運んだりする運動で付いた力は
戦闘に関してはお世辞にも役に立つとは言えないが、今のなのはを押さえ付けるには十分だった。
「さ〜なのはも観念して僕と良い事しようよ〜、ヒック!」
「臭い! 臭いってば!」
ユーノは不敵な笑みを浮かべながら酒臭い息をなのはの顔面に放つ。
いくら酒に酔って人格が変わっているとは言えこれはあんまりだ。
そしてついにユーノはなのはのスカートにまで手をかけてしまう。
「え!? あ! ダメ! やめてユーノ君! 嫌ぁ!」
「嫌よ嫌よも好きの内ってね…ヒック!」
ユーノはなのはのスカートを思い切りずり下ろし、パンティーを露にさせていた。
「嫌ぁぁぁ!」
なのはは思わず両手で股間を押さえるが、その手さえユーノによって引き離されてしまう。
「そんな事したら見えないだろ〜? ヒック!」
「うっ…うっ…。」
なのはは目を背け、ユーノは興奮気味になのはの履いているパンティーを見つめていた。
「やっぱりなのはは最高だな〜、ヒック! それじゃぁ本命行って見るか!? ヒック!」
ユーノはついになのはのパンティーまで手をかけてしまった。
これにはなのはも顔を真っ赤にしながら両手で自分のパンティーを掴む。
「ダメェ!? これは絶対ダメェェ!!」
「何をするんだ!? もう僕の息子は出来ないと言ってるのに!! ヒック!」
ユーノのズボンによってその実像こそ明らかにはなっていないが、
確かにユーノの股間に輝く男性器は巨大に勃起しており、スボンの上から
その形が浮き出ている程だった。
「さぁなのは! そのパンティーを脱いで僕とユニゾンしようよぉ〜! ヒック!」
「嫌ぁぁぁぁ!! ダメダメダメェェ!!」
なのはは泣きながら必死に己のパンティーを下ろされまいとパンティーを
力一杯引いていた。が…
「いいじゃねぇかいいじゃねぇか…減るもんじゃあるまい…し…。」
突然ユーノの力が抜けた。
「え!?」
それどころか思い切りなのはに向けて倒れこんで来たでは無いか。
「え!? え!? どうしたの!? ユーノ君!?」
「うずず〜…。」
「あ…寝てる…。」
ユーノは何の脈絡も無く寝てしまっていた。酒に酔って人格が変わった人は
暴れた挙句に寝てしまうと言うパターンが確かにあるが、それを実際に
目の当たりにしてしまったなのはは呆れて眉を細めた。
そしてユーノをベッドに寝かすなのはだが、その時の顔は何処か悲しげだった。
「はぁ…ユーノ君…ユーノ君もケダモノだったの…? 残念だよ…。」
なのはの目には涙が浮かんでいた。
「ユーノ君どうして…どうしてこんな事をしてしまったの?
お酒で酔っていたからなの…? そんな事理由にならないよ…。
ユーノ君…もしかして今までの事は全て遊びだったのね…。
私…ユーノ君の事好きだったのに…いつか正直に伝えようと思っていたのに…。」
339酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:05:32 ID:5ESiNKKS
ユーノがなのはを好きと言う気持ちを持ちながらも、その本心を正直に伝えられなかった様に
なのはもまたユーノを好きと言う気持ちを持ちながらも、その本心を正直に伝えられずにいた。
そして、他の女性局員から「男は所詮ケダモノ」と言う話を聞かされながらも
ユーノに限っては違う。ユーノは紳士だからそんな事は絶対にしないと…
そう心の中で信じていたと言うのに…酒に酔って人格が変わってしまっているとは言え、
あそこまでのユーノの変貌ぶりはなのはを失望させるに十分な物だった。

「ユーノ君…さようなら…。」
なのはが目から涙をボロボロ流しながら部屋から立ち去ろうとした時…
「ごめんよなのは〜…。」
「!!」
突然のユーノの声。なのはは思わずふり向くが、ユーノは寝ている。
と言う事は寝言…?
「ごめんよなのは…僕が自分の気持ちを正直に伝えられないばかりに迷惑かけて…
嫌われても当然だよね…。ごめんよ…。」
「やっぱり寝言なの?」
相変わらずユーノは寝たままである。しかし、その目からは涙が浮かんでいた。
「…。」
なのはは部屋から出るのを一まず止めた。なのはは完全にユーノに失望したワケではない。
酒に酔ってなのはを押し倒したユーノの行動が彼の本能による物なら…
今の寝言で謝るユーノの行動は彼の理性による物だとなのはは思いたかった。
例え少しでもこういう感情が残っているのなら…まだユーノを信じてみようと…

数時間後、ユーノが目を覚ました。
「うっ! 頭痛い…って言うか何で部屋にいるんだ? 確かおでん屋台のおじさんに
薦められた所までは覚えてるんだけど…ってアイタタタ…頭が痛いよ!
これが二日酔いって言う奴なの?」
ユーノが頭を痛そうに抱えていた時、ユーノのすぐ隣に腰掛けているなのはの姿があった。
「なのは! どうしてここにいるんだい!?」
「ユーノ君こそ覚えてないの? 私はユーノ君にここまで呼ばれたのに…。」
「え? そんな覚えは…っては!」
ユーノは真っ青になった。おでん屋台のオヤジに酒を薦められた以降の事は
記憶に無く、またその間になのはがユーノに部屋まで呼ばれた事になっている…
と言う事は…何が起こったのかはユーノにだって予想が付いた。
「なのは! まさか僕…なのはに何か取り返しの付かない事を…。」
「うん…したよ。色んな事を沢山…。」
「え…。」
その時の自分を睨み付けるなのはの目付きにユーノはなおも真っ青になった。
これは絶対嫌われると…と言うか殺されると…。
しかし、特になのはは何もする事は無かった。
「それじゃあユーノ君起きたから…私帰るね?」
「う…うん…。」
なのはは確かに何もしなかったが、その時の口調からユーノは悟った。
これで自分は完璧に嫌われたんだと…。が…
「次はお酒なんかに頼らなくて、何時も通りのユーノ君の状態で私を呼んでよ。
それなら私だってよっぽど忙しくない限りは付き合ってあげるから…ね?」
「え…?」
なのはは部屋から立ち去って行ったが、予想外のなのはの言葉に
ユーノは良い意味で唖然としていた。
                おわり