狂乱家族日記でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
なかったみたいなんで立ててみた
個人的に凰火×凶華希望
2名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:00:12 ID:Ac8QYuh6
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 09:15:27 ID:GrB45wC3
即落ち回避
4名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 22:42:16 ID:RLrw8Czs
職人が来ると信じて……。
5名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:10:14 ID:MBtCifHO
流石にマイナーか?いや、この文庫の中ではメジャーな方だが・・
6名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 09:50:27 ID:l/cCPtDF
新刊効果を信じて
7名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:11:04 ID:sIhWsE5c
>>6
そーいや新刊の表紙、あれSYGNUSSだよな?
・・・とどうでもいい話でつなげようと試みる。
8名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:49:30 ID:zt0Jx+cm
意味も無く上げてみる・・と。
新刊まであと二日。
9名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:32:11 ID:B5dKgzth
あげる
10名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 03:06:40 ID:IAt38RCV
個人的には凶華さまを露出調教
11名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 07:21:56 ID:3y6lNb+R
死神三番たんが好きだが、どうやっても相手が思いつかねえ・・・・・・
12名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 10:36:42 ID:/s+z0J4I
>>11
普通に凰火でいいと思うが。
もちろん時系列を『家族計画』始まる前に
持ってくるか、シチュエーションを
死神さんの逆レイプにするとか
創意工夫は必要だと思うけど。
ああ、雷蝶に調教させるってのもアリか。
花山は絵的にキビしいので
俺には妄想できん。
13名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 11:10:09 ID:/BZrYGjt
>>11
そこは凰火と凶華と死神三番で3Pだろう
14名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 12:57:47 ID:jTBr/s1g
優歌と銀夏もいいかも
15名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 14:50:52 ID:6ltznKrV
>>14
千花は無視ですか銀夏。
16名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:38:37 ID:vVl5TFe+
女性キャラを並べてみるか・・
・凶華(SYGNUSS)・千花・優歌・月香・死神
・雷蝶・ピエール・オデッサ・キューピー・OASIS
・マダラ・Dr.ヘル・ミリオン・鷹縁切子・ミルカトピ
・桃草・静・聖

想像しにくかったり、動物だったり精神奇寄生体だったり・・
ちなみに本編に出演してるキャラのみ。番外、すぺしゃる、Webのみのキャラは除いた。
・・・・・・・・・・・・にしても何か間違った気がするな。
17名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 02:00:04 ID:7MowobLC
気持ちはよくわかるがピエールは…





















俺はピエールでも全然いけるけどな
18名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:07:54 ID:yhy85fkD
ピエール女だったらいいのにね・・・・
19名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:03:53 ID:fdsa9V4X
月香の触手を使うというのもありかと思います・・・

20名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:41:24 ID:8RwoDf9Q
即落ち回避のために投下。
凰火と狂華で。
実は原作は四巻までしか読んでいないのです。



 それは突然、乱崎家の暴君こと母、ネコミミ少女、乱崎狂華が言い出した。
 時刻は午後十一時。偶然にも仕事の関係で帰りが遅くなった(と言ってもこの家族計画も仕事のうちなのだから、仕事から解放されているとは言い難い)凰火が帰宅した時だった。
 玄関に仁王立ちしている狂華の姿を見て、やれやれ、すぐに休めないのかと凰火が溜息をつくと同時に狂華は口を開いた。
「遅いではないか! 凰火!」
「はいはい。申し訳ありません。今日はどうしましたか?」
 そう家に上がり、凰火は狂華に訊ねる。
「うむ。実はな凰火よ。いや、ここは敢えて言おう我が夫よ」
「どうしました?」
「私たちは政府公認の夫婦、つがい、カップルではないか?」
 そう言われてぞっとする話しだなと凰火は感じた。
 その様子に気付いているのかいないのか、目の前にいる妻は話しを続ける。
「それでだな、先日は新婚旅行に行ってきたわけだが」
「そうですね……僕としてはすぐにでも記憶から抹消したいことなのですが」
「狂華様はそれで思ったのだ。夫婦らしいことというもので他にしていないことはないかとな」
「夫婦らしいと言われるとまあ、腐るほど思いつきますよ」
 凰火は日頃から感じている妻の暴挙を思うと涙が出そうであった。
 自分の日常をここまでかき乱す存在が妻なのは世界を探し回り、異世界まで行き、さらには過去未来を行き来しても自分だけだろうと彼は確信していた。
 違う惑星の手の数が自分たちの四倍はあるであろう宇宙人の夫婦もここまではいかないであろうと考えてもいた。
 そんな妻がこれから口にする言葉は彼にとって意外と言えば以外で、難儀と言えば難儀であった。
「そこで狂華様は気付いた。私たちはまだ」
 そう凰火にぴっとりとくっつき、狂華は言う。

「まだ初夜を過ごしていないではないか」

 凰火は、目眩がした。



 続きは後で……
21名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 18:54:32 ID:gLfA/qZg
続きが気になる(´Д`)ハァハァ
22名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:43:57 ID:BAW67Aj5
素晴らしいGJ!
あと、狂華じゃなくて凶華な。
2320:2007/08/01(水) 23:25:01 ID:btUMuLq3
すいません。持ってる分だけ原作読み直してた。
辞書登録しないと一発で出ない名前ばっかで焦る。
とりあえず途中まで。内容が破綻してるなぁ。


 今自分の妻がなにを言ったのか確認すべく、凰火は訊ねた。
「あの、凶華?」
「なあに、心配するな。愚鈍で愚図なキサマのためにと凶華様は日夜寝る間も惜しんで勉学に励んでいた。お前がたとえ、下手でも私がリードしてやる」
 ふふんと勝ち誇ったように笑う妻を尻目に凰火は溜息をつく。そういえば最近溜息ばかりだ。「幸せが」云々の忠告をされたこともあった。
 最近夜になるとこそこそと部屋を抜け出していた気配がしていたのは、もしかして、と凰火は思う。
「あの? とりあえず部屋に上がりますが、いいですか?」
「む? 汗も流さぬのか。まあ良い」
 凶華は凰火の首筋にへばりつきブランと脚を提げる。
「あの、重いのですが」
「失礼なことを言うな」
「そうではなくて」
 何を言っても聞かなそうなので凰火は観念してトントンと階段を上がる。
 そういえば今日は人の気配がしない。
「みんな寝てしまったのですか?」
「うむ。ぐっすり寝ている」
「そうですか。しかし珍しいですね。この時間に誰も起きていないなんて」
 普段ならまだ銀夏や千花が起きていてもおかしくはない時間帯であり、最近は雹霞もテレビを観て夜更かしをしている。
 しかし、今日はいたって静かなモノであった。
「少し薬を入れすぎたか……」
「……今不穏な発言が聞こえましたが」
「気のせいだ。さっさと部屋に行け」
 そう命令され、凰火は深く考えないようにして部屋へと向かった。
 部屋に入ると凶華はぴょんとベッドに飛び乗る。そして仰向けに寝っ転がった。
 凰火は来ていた服を着替えようとクローゼットを開ける。
「……凶華、ちょっと」
「なんだ?」
「何故、僕の服が妙なバスローブのようなものばかりなのです」
 昨日までそこにあったスーツや、ワイシャツの類は消えており、代わりに趣味の悪い柄のバスローブがあったり、妙な箱が積んであったりした。
「ああ、少し邪魔になってな。どうだ。それ、結構良いと思わないか?」
「貴女はなにをしているのですか……」
 とりあえず凰火は今来ている服を脱いでから、寝間着になるようなモノはないかとクローゼットを探る。
 すると凶華がベッドから降りて、そっと凰火に近づいてきた。
「? 凶華?」
「ふん」
 ぽいっと凰火は上半身裸のままでベッドまで投げられてしまう。相変わらずあの細身のどこにこんな怪力があるのだろうかと不思議になる。
「突然なんですか……」
 抗議をしようとしたが、凰火は凶華に体の上にドスンと乗られ黙ってしまう。
「なあ、凰火」
「なんですか?」
「キスしようか」
 そう言った、凶華の唇が近づいてきた。
24名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 18:36:56 ID:Z03faV4Y
はてしなくGJ !
25名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 16:11:43 ID:Ek2Qy0f/
いつ果てるとも知れぬGJ!
26名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 00:35:29 ID:RrNwwCcz
>>16
ピエールは女じゃないんじゃ…
27名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:04:38 ID:zxf6Zc43
夏コミで凰凶本出すよ、とかこっそり言ってみる
28名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 13:25:46 ID:0d17RzTF
ほんとですか!?
29名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:25:39 ID:Pn0gwi+X
だれか雹霞の咀嚼機の中でえろいことになる優花を書いてくれ
30名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 05:45:42 ID:QLVx6KpB
wktkが
と ま ら な い w w
31名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 18:16:47 ID:/ncIEGz2
優歌が犯される奴書いて欲しい(犯す奴は誰でもいいや)
32名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 23:30:10 ID:xgXa0W0X
優歌の希望けっこう多いなw
メインヒロインが見た目小学校低学年だし、巨乳補完の千花人気でないし、
なるほど、完全にロry
33名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:38:21 ID:zaRMFkQ2
もうあれだよ。アニメ化しよう。
・・・・色々、映像化するには弊害がたくさんありそうだが。
34名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 09:34:39 ID:o4KebrPc
アニメ化か・・・・。
おそらく深夜帯だろうね。
35名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 23:08:41 ID:qvtohiHP
帝架×マダラ(エロなしも可)を見たいと思う俺は間違いなく異端。
36名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 13:36:26 ID:6YkYEja6
ゲボック×ヘルとか見てみたい
37名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 14:30:06 ID:1s+m5BD+
凶華の声って可愛らしい声なんだろ?
なんか想像できない感じ・・
38名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 14:53:44 ID:OqS7M0Y0
可愛らしい声なのに普通の「毒舌キャラ」の域を遥かに突き破って毒舌・・・
誰がやれるんだそんなの。
39名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 15:48:59 ID:opO9tX8Y
千和とか?
40名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 09:26:17 ID:eVd7vbIn
金田じゃね?

誰か凶華調教モノを
41名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 01:11:26 ID:v56hWUUN
夏コミにて凰凶本ゲットage
>27のかもな
42名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 02:23:47 ID:l5LcEPAC
>>41
表紙うp
43名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 22:36:34 ID:cm0k3Vkr
>>42
小説本だったので字だけの表紙だ。
味気ないな。良いエロだった
他にも死神本と凰凶エロ本とギャグ交じりのを買って計4冊。
まぁジャンル初期はこんなもんか。
予告っぽいのをペーパーで出してるとこもあったので
次回以降に期待。

というわけで凰凶でひとつ誰か保守を
44名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 08:29:41 ID:WE/nZxKW
保守。
凰凶書きたいんだけどねぇ……。いまいち凶華の反応が掴みづらくて困っとる。
45名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 19:45:23 ID:H39PaJbE
凰凶・・・
エロ無しだと書いたことあるんだけどね・・エロは書こうと思ったけど全く構想が・・
どうでもいいけどしか凶華攻め浮かばんのは自分だけ?凶華受け全く想像できん。
46名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 19:47:06 ID:H39PaJbE
>>45
凶華攻め浮かばん→凶華攻めしか浮かばん

orz さあ空気読まないで過去のエロ無しを推敲して投下しようかな(自暴自棄
47名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 22:18:54 ID:6d4W0w+R
>>46
エロなしでいいので投下お願いします。
4846:2007/09/24(月) 02:57:02 ID:RlxWQQbV
>>47
エロ無し・凰凶・作者自分 の三拍子揃うとただの四流ラブコメになるわけだが・・
まあ手直ししてみるかな・・と保守がてらの書き込み。
・・もうこのスレ、アニメ化するまで存続させることだけ目的にしないか。
アニメ化される保障などこれっぽっちもないが。
49名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:51:51 ID:cvRYjrPs
アニメ化するとこの小説は声がどうもなー・・・
キャラの声は監督によって左右されそうだな・・・
50名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 16:33:33 ID:gCzwbm9J
まあ監督によるけどな・・・・・・
51名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 21:01:03 ID:c9lwJP3K
凰凶でエロ展開って想像つかんな。凰死もしかり
えーとじゃあ
銀千は……今のところ有り得ねえ
雹切は……僕の股間のルシファー・キャノンが火を噴くぜってか?ねーよな
帝マは……需要0だろうな
月強は……強欲王にイチモツなんかあんのか?

そうだなぁ、間を取って雷蝶×ピエールの逆レイプとかどうだ?
52名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 00:27:31 ID:hWXE25/8
ここで颯爽と夏コミにて凰凶エロ本を出した俺参上
あとでなんか投下する
53名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 20:38:42 ID:77wBSxCi
いっそのこと
ピエールがなんかムラムラしてムジャッキーを襲うのは!?
かなり無理があるか・・・
54名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 09:14:07 ID:UxClK8/i
>>52
待ってるよぅー
55名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 17:19:48 ID:DhV7j0Qg
無理矢理にカップリングじゃなくていいんじゃね
好きなキャラ+適当な名無しキャラで
対策局の名無しとか海賊の名無しとか
56名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 21:59:02 ID:Eu9kQY07
名無し顔無しは、漫画だと役に立つけど
ssだとうざかったりうまく描写できなかったりするんだよ。
57名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 15:18:37 ID:x0TK1FmD
基本は凰凶になるだろうが・・同人誌も凰凶ばっかだしな。
何でもいいが凶華は子供の作り方は「よく知らん」だったな・・
別にこんな細かい設定にこだわるこたないんだが、俺はどうも書くときこういうの気になるんだよな・・
58名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 01:02:18 ID:rIE8s7P3
>凶華は子供の作り方は「よく知らん」

読んでて日日日が設定ミスったとしか思えなかった。
布団にもぐりこむと必死で寝た振りするのがおもしろいとか言う奴が性行為しらないとかありえない。
59名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:28:52 ID:dUd382lk
ヒヒヒはんの設定卓袱台返しっぷりは某菌糸類並やでぇ
60名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 18:29:15 ID:UAAqZ05Y
テレビドラマで見て真似したのかもね・・
それなら「布団に潜り込む」までしか分からないから・・
このネタで何か書こうかな・・
61名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:20:54 ID:oEojLIKI
OASISと凶華が会ったとき(七さつめP53)に
OA「オウカとOASISは身体の相性がばつぐんぞ!」
凶「凰火ぁぁぁぁあああああ!」
ってくだりがあるから、漠然とはわかってるけどいわゆる「セックス」はなにをするかわからない。ていう感覚だと思う。
62名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 13:10:18 ID:DzppQAE4
妻子持ちがモテるのが好き(本人なびく気がないのが前提)な俺は異端派。
63名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 19:41:46 ID:d8b7y2mH
保守ー。
64名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:21:32 ID:5EX2GXwC
保守ん
65名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:59:29 ID:nefhKp6+
このスレを保守しますぅ
66名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 19:10:35 ID:ElqN5aCG
アニメ化か……悪夢か吉夢か
67名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:29:57 ID:SiRte0Q0
x6の絵にどのくらい近づけるかと、視点飛びまくりと変な思想のモノローグの仕様次第だと思う。
68名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 13:44:04 ID:E5F8lP8D
アニメ化さえしてくれれば
エロ同人も増えてくれるでしょう
69名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:45:56 ID:hRHUMHqa
このスレの目的(エロパロ)としてはアニメ化はマイナスにはなり得ないと思うがな。
このまま保守してもたぶん永遠に過疎ってるだろうし。
だが、この「狂乱家族日記」という作品にとってプラスかどうかは・・正直わからんなあ・・

どうでもいいが正直俺はWEBコミック版のエシカ/ショーゴの凶華は微妙だと思う。
70名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 16:49:42 ID:d2cSDaWz
>>69
見てきた。微妙じゃなく確実に酷いと思う。
なぜこのてのコミカライズはイラスト描いてる人に漫画描かせないのかわからない。

それはいいとしてアニメ化ってネタじゃなかったのか。
71名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:23:21 ID:6wzumxtS
保守。
冬コミ前に凰凶書きたいんだぜ
72名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 18:39:21 ID:ldcQavpJ
アニメ化はガチらしいな
凶華は水橋にやってもらいたいな…
73名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 10:32:51 ID:QcPWrZOV
>>70
漫画版ブギーポップという失敗例があってだね・・・

と書いてから日付に気づいて、ただ黙って保守。
74名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 08:14:17 ID:6PsQQntw
ほほ
75名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 18:06:14 ID:gyHa7VFE
凶華は千和がいいなと思いつつホッシュ
76名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:29:10 ID:cTcQGDaZ
>>73
あれって失敗だったの?

77名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:36:01 ID:TQqmhF23
>>76
セールス的にどうこうとかそういう話は知らないが、
「緒方さんはまんがはうまくないね(控えめな表現)」という声が
当時のブギー関係のサイトでちらほら聞かれた。

ブギー以降イラストレーターがそのままマンガ化、というのを
ぱったり見なくなったような気がしているので、
編集部としてもあまり旨くなかったのかもな、と思う次第
78名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:16:46 ID:k16mILD1
一枚絵向きな人と漫画向けな人っていうのは確かにあると思う
両方良けりゃいいんだが。どっちか特化でもそれはそれでいいんだが。
79名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 10:13:09 ID:MRVb71kf
だれかx6の漫画読んだ人いない?
80名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 16:46:29 ID:QLFwhHZC
81名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 18:35:45 ID:BmnjRitX
>>79
書き下し30ページのやつなら見た
82名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 18:53:38 ID:NZKyvW60
>>81
FBSPのやつだな。俺も読んだ。
なかなかいい出来だったな。
で、WEBコミックは第一回が掲載されたが、むしろ凶華より帝架のデッサン崩れてる気がした。
凰火と千花(千子だが)は割と気に入った。特に千子ダークな感じがして良い。まあ1コマだが。
83名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:13:20 ID:M+useQKk BE:384720274-2BP(1000)
hssh
84名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 01:53:32 ID:VaWkV5Aa
このスレを保守するよ?
85名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 18:15:51 ID:0/qy7QNv
ニコニコでドラマCD聴いてきた。
なかなかいいね。個人的には凰火が気に入った。
・・・さて、このスレはアニメまで持ちこたえられるのか・・・保守。
86名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 03:46:17 ID:2USbr4+n
保守。
87名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 21:07:43 ID:fB+us42+
保守したい
88名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 17:58:21 ID:6uPkFrYE
保守するのである
89名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:43:33 ID:oJQ/ioGP
延々と保守
90名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 00:18:21 ID:fyEotmib
[今月の課題/私の大切なひと]
91名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 23:13:44 ID:QWjUF4n6
ほし
92名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 13:21:57 ID:Y+ijMmyr
ほしゅい
93名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 02:41:16 ID:T86zJOol
日日日の他作品でも俺は全然カモーンだぜ
94名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:12:41 ID:Fp1Qi4Xw
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
95名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 12:03:14 ID:LXQsHMU+
夏コミ狂乱で申し込んだよ保守
96名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 13:59:47 ID:CrP1vi28
97名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:34:58 ID:qtwTY34x
おっと危ない。
早くアニメ始まらんかね・・・
98名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 06:14:46 ID:hmKVondT
まだ生き残ってたのか
99名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 04:11:37 ID:cgVHyJS7
アゲ
100名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 03:33:43 ID:isVN3dys
保守
101名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 05:18:07 ID:Iw8scksF
ほしゅ
102名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 00:25:50 ID:GV0KGdrz
せっかくの巨乳なんだから
此処は一つ千花のパイズリものを
103名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 12:26:27 ID:xBj5GuHU
皆、アニメ開始はもう目の前だ。
104名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 19:20:35 ID:ZRjs4/E2
4月ktkr
105にわかファン:2008/04/02(水) 18:17:51 ID:VplR9aDC
エロパロ板なのにエロパロが少ないんで書いてみた。ちなみに完結させてるんで要望あれば続き書く(張る)ぜ
備考
・にわかファンなので設定がおかしい
・四巻までしか読めてないにわかなので設定は四巻終了時その後くらい
・アニメマダー?
・四巻までのネタバレあるかも



音を立てないよう、凶華はゆっくりとドアを開けた。
 部屋の外は、真っ暗。
 だがそれは当然である。なぜなら今の時刻が、もう少しで日付が変わるといった時刻だからだ。
 「(皆・・・寝ているな)」
 誰かが起きていれば、どこかから光がもれる。それがないということは、皆寝静まったと考えていいだろう。と、凶華は結論付けた。
 「(・・・よし)」
 主に昼型というか夜は寝るだけの凶華がこんな時間に起きたのには勿論理由がある。


 凰火の部屋に侵入する。


 だがそれは、今までのように戯れではない。なみなみならぬ決意を胸に秘め、侵入を謀っていた。
 キィ、と音がして扉が開く。
「(鍵がかかっていなくて良かった・・・)」
 内心で安堵する。
 暗闇の中で壁に手を這わせ、スイッチを探す。ほどなくして見つかり、パチ、と灯りを点ける。光が、闇に慣れた目に痛い。
 「・・・ん・・・ぐ」
 ベッドからうめき声。
 勿論、凰火の声だ。光に刺激されてかドアの音かスイッチの音かは凶華の知るところではないが、なにかに刺激されて目を覚まし、いきなり網膜を光に灼かれてうめいたのだろう。
 そしてそのうめく超常現象対策局の何とか隊長は、驚くほどに状況整理が早い。
「・・・何の用ですか、凶華・・・」
 目を閉じたままなのに、明かりを点けたのは凶華だと分かるあたり、凶華が普段どんなことをしているか分かろうというものだ。
 だが凶華も慣れたもので、特には驚かない。自分の夫の頭の回転速度くらい知っている。
「・・・起こすつもりは無かったのだ。そのままでいいから聴いてくれ」
 控えめな声でそう言うと、凶華が狂乱を求めてこの部屋に来たのではないと悟ってくれたらしく、
「・・・分かりましたよ」
 眠そうな声ではあったが、邪険には扱わず答えてくれた。
 凶華は自分に対して胸中で「落ち付け」を28回ほど唱える。
 ゴクリ、とつばを飲み込み、ずっと練習してきた言葉を頭に思い浮かべ、声が上擦らないように気をつけながら、意を決し、言った。


「・・・いっ・・・一緒に寝てくれないか・・・」

106名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 10:48:36 ID:KGUWI+/H
>>105
君がッ!続きを張るまでッ!要望するのをッ!やめないッ!!
107にわかファン:2008/04/03(木) 21:25:43 ID:eS94RyFC
 Why?
 頭に浮かぶのはその単語のみ。
 なぜ?
 頭の回転は決して遅くない自信がある凰火にも、このファンタジックな状況をいきなり理解するのは無理だった。神にすら無理かもしれない。
 あの凶華が「一緒に寝てくれないか」などと発言したのだ。その状況の不可解さは、例の青いタヌキ型ロボットのポケットの仕組みの不可解さと同レベルだ。
 とにかく、静謐を延々と紡ぐのは頭が悪い。導火線に点いた火を眺めていても、ダイナマイトは爆発するのだから。
 今すべきなのは、火を消す手段を模索すること。
「え・・・と、話の流れが見えないのですが。どうして・・・そんなことを?」
 言いながらベッドから起き、ベッドに腰掛ける形になる。
 我ながら頭の悪いつなぎ方だとは思うが、もとから口の達者な方では無いし、実際に質問の答えが気になるので、訊いてみた。
 今日も――というか今回も悪ふざけであればいいが、凶華の口調や様子を見るに、ふざけているわけではないような気がする。
――考えているうちに、眠気も彼方へと飛び去っていってしまった。
それを自覚したところで、凶華が口を開いた。
「っそれは・・・その、アレだ!今日の夕飯の後、テレビで怪談番組を見て、見終わっていざ寝るかと思ったら、それを思い出して寝れなくなってしまったの・・・だ。だっ・・・だからその、一緒に・・・その・・・っ」
 顔を赤くして、凶華が俯く。
「・・・夕飯の後に見ていたのはお笑い番組だった気がしますよ。性格が原子レベルで熱的崩壊の危機に瀕しているあなたも、数時間前に見たテレビの内容くらい思い出せるでしょう」
「だっ・・・だから・・・ぅ」
 言葉に詰まってしまったらしい。
 それもそうだろう、口から出たでまかせをバッサリと切り捨てられたのだ。言葉にも詰まろう。
 凶華は俯いて黙り込んでしまっている。
 仕方なく、間をつないでやることにした。
「・・・で。本当は何故です?」
 もしやこのことも、何らかの企みなのでは――と、疑う気持ちが無いと言えば、嘘になる。
 だが「冗談はよせ」とは言わなかった。
 彼女は真剣な面持ちでこちらに向かっている。
 なら、馬鹿にするような言動は絶対に出来ない。すべきではない。
 だが、真実を引き出さないことには始まらない。
「・・・何故なのですか?」
 口調が詰問にならないよう気を付けながら、凰火は凶華に再度問う。
 本当に彼女が心から真剣なら――答えてくれるはず。そう考えたからだ。
 彼女は、本当に真剣だったようだ。
 下に向けていた顔をこちらに向け、凶華が言った。
「・・・本当は待ちたかった」
 その言葉を咀嚼し、飲み下す。が、解せない。
「・・・?」
 無言という疑問で、次の言葉を催促する。
「凰火から求めてくるまで・・・待ちたかった。だが・・・我慢出来なかった」
 凶華の独白が続く。
「なあ凰火、覚えているか?凶華様が化け物だったらどうするかと――訊いたことを」
 覚えているに決まっている。ほんの数週間前のことだ。
「覚えていますよ。遊園地の一件の後でしょう」
 口元に僅かな笑みを浮かべ、凶華が続ける。
「そう。そのときだ。あの時、凶華様は本当に嬉しかった」
 そう語る凶華の目には笑み。
 歳相応の、少女らしい笑み。
「凰火が、凶華様は凶華様でしかないと言ってくれて――分かったのだ。ずっと前から知っていたような、今初めて知ったようなことを」
 それは。



「凶華様は凶華様なのだな」
108名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:27:28 ID:g1UOizpA
>>105
待ってるよ

凶華は突き詰めると身体はナス子さんのものなので勝手にアレしていいのかなー…と思わなくもないが
しかもナス子さんおぼろげでも意識あるんだよなー
でもナス子さん凰火好きだよなー
なんかそこら辺の関係がエロくていい
109にわかファン:2008/04/03(木) 21:28:31 ID:eS94RyFC
>>ありがとう。返レスがなかなか来なくて一人で焦っていたぜ

続き

くだらないやりとりに聞こえるかもしれない。
 だがその言葉には、神々しさすらあった。
 自らの決断に、決意に、揺るぎ無い自信を持つもののみが手に入れられる声色。
 凰火を見つめる凶華の薄緑の瞳。
 凰火は、目を逸らさないことで精一杯だった。
「神だ神だと崇められ、感謝され。誰も、対等なところに居てはくれなかった」
 過去を語るとき、人間は得てしてその当時の感情が声に出てしまうものだ。
 凶華はどこか寂しそうに語っていた。
「誰も友達になってはくれず、常に下からの声。助けてください?お助けを?――凶華様だって助けて欲しかったよ」
 嘲るような声。
 誰に向けたかは分からない。
「でも、凰火は違ったのだ」
 先ほどの嘲るような声から一転し、いつもの凶華の声へと戻って言う。
「初対面だったのに、わざわざ世話を焼いてきただろう?――初めてだったよ」
 凶華はそこで言葉を切り、目を閉じて、開いて。
「面と向かって誰かに注意されるなんて事は、な」
 楽しそうに語る凶華。
 ここでようやく凰火は苦笑しつつ口を開いた。
「目の前で堂々と無銭飲食している女の子を見つけたら注意せずには居られなかったんですよ」
「ふふ、貴様はお人好しだからな」
 凶華が口の端を歪めて笑い、言う。
「でも、それも実は嬉しかった。――嬉しいという感覚を忘れていて、その時は気付けなかったが」
 嬉しさを忘れるという想像が、凰火には出来ない。
 それは、天国に生き地獄の暗渠を歩き続けていた凶華にのみ分かる感覚なのかもしれない。
「そんなことがあって・・・色々あって。成り行きとは言え夫婦となって、家族が出来て。そこからさらに色々あって」
 言葉を凶華はそこで区切った。
「凰火が、言ってくれた。凶華様は、凶華様。乱崎凶華だ――って」
「ええ。そうです。あなたは乱崎凶華です。この家族の母です」
 自然と言葉が口から出ていた。
「ありがとう。凰火」
 彼女の口から出ることは滅多に無い、素直な感謝の言葉。
「――感謝されるほどの事はしていませんよ」
「そんなことはない」
 いつもこの位素直ならな――と、凰火は考えてしまう。
 そんなことを思っていると、凶華が凰火を見つめ、言った。
「なぁ・・・凰火はいつも私のワガママを聞いてくれているよな」
 凶華なりに、ワガママを言っているという自覚はあったらしい。
「まぁ・・・そうです、ね」
「だから、もうひとつ――ワガママを聞いて欲しい」
 そう言ってきた。
「なんですか――凶華」
 聞き返す。 
「今から言うことは――作戦だからではなく、悪だくみでもなく、冗談でもなく、凶華様の本心だ。茶化さないで聞いて欲しい」
 不安そうな声色。願いが届かないのではと不安がる子供のそれ。
 だから、出来る限りやわらかく言う。
「茶化しませんよ、凶華」
 表情の硬かった凶華に、少しだけ笑みが戻る。
 そして凶華はしっかりと凰火を見つめたまま、頬を紅潮させ――言った。



「い・・・一億回でなくてもいいから・・・唇に、くっ・・・口付けをしてく・・・れ・・・ないか・・・?」


110にわかファン:2008/04/03(木) 21:32:10 ID:eS94RyFC
>>106
張ったッ!存分にッ!読んでくれッ!返レスッ!どうもありがとうッ!


>>108
そこはスルーで。あと返レスどもです
111名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 21:39:40 ID:g1UOizpA
凶華可愛いよ凶華
>>110GJ!

投下の流れさえぎちゃってスマソ
112名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 23:34:45 ID:ay646SIj
GJ!

続き待ってますよー
113にわかファン:2008/04/04(金) 12:43:16 ID:sgZRKxmB
 「い・・・一億回でなくてもいいから・・・唇に、くっ・・・口付けをしてく・・・れ・・・ないか・・・?」



 とうとう言ってしまった。
 一緒に寝て欲しいとかなんとかというのは、凰火のベッドにもぐりこむための口実でしかなかった。
 で、そこからうまく言いくるめて、唇を奪う――というのが、凶華の当初の計画だった。
 だが凰火が予想以上に誠実に応対してくれて、そんな凰火を見ていたらなんだか、騙せなくなってしまった。
 だから、最初に用意してきた言い分や言い訳の全ては記憶の彼方に飛んでいってしまっていた。だから大分、支離滅裂なことを喋っていたのだろうな――と凶華は思う。
 途中から心臓が異常なほどどくんどくんと音を立てていた。だから喋っていたこともいまいち思い出せない。だが先ほどの告白は鮮明に頭に浮かぶ。要約すれば「キスしてくれ」。
 ――ああ、本当に私は馬鹿だ。と凶華は胸中でつぶやく。
 ストレートに言ったら断られるか、はぐらかされるかどちらかだと思って作戦を立ててきたのに、これでは全てが水泡だ。
 今更悔いてもどうしようもないのだが、それしか出来なかった。
 凶華の背中や握り締めた拳の中は、汗でべたべたになっていた。不安?興奮?分からないが、汗が吹き出ている。体温が際限なく上昇していくような、気持ちの悪い感覚に凶華は支配されていた。
 恥ずかしさから下に向けてしまった顔。凶華は目をギュッと閉じて、凰火の言葉を待っていた。それしか出来なかった。
 凶華の望みは、凰火とのキス。
 計画を立てていた時には、巧く事が進んだときのための「それ以上」も考えたりしたが、もうそんなことは意識の外。
 最低目標すら達成できないかもしれない。
 もとから無茶な願いとはいえ、――凰火に拒絶されるかもしれない――。
 考えると、背筋が凍りつくような感覚に襲われた。凶華の身体が、熱いのに冷たくなってゆく――。
 ――ギシ、とベッドの軋む音。
 目を閉じて俯いたままの凶華には状況が分からなかったが、ベッドに座っていた凰火が寝転んだのか、立ち上がったかのどちらかだろうと、身体の芯から沸きあがる熱さに侵されてしまっている頭で思う。
 ――ふと、両肩に感覚。
 一瞬びくりとしたが、これは手だ、両手が肩に置かれたのだと理解する。
「凶華」
 
114にわかファン:2008/04/04(金) 12:44:36 ID:sgZRKxmB
 俯いている凶華の少し上、すぐ近くからの声。
 愛しい声。
「顔を上げてください、凶華」
 声が言う。気付く。思い出す。
 ――凰火の声だ。
 待ち焦がれた声だった。
「顔を上げて、凶華」
 凶華の両肩に優しく手を置き、凰火が言う。
「・・・ぁ・・・」
 凰火に言われた通り、閉じていた薄緑の瞳を開いて、顔を上げる。
 凶華の目線の高さより少し上に、凰火の顔があった。
「・・・目尻に涙が浮かんでいますよ。泣いていたのですか」
 凰火が笑顔で優しげな言葉をかけてくるときは、大抵厭味か皮肉だ。
 だが、今回はその限りでは無い――
「・・・な、泣いてなど・・・」
 鼻をすすり、涙を手でぬぐいながら言っても説得力は無い。
 ギュッと目を閉じていたら、知らぬ間に涙腺が刺激されたのだろうか。泣いていた事に、自分でも気付かなかった。
「泣いていたほうが、大人しくていいかもしれませんね」
 凰火の優しげな声での皮肉。
 涙をぬぐうのを中断して凰火の顔を見、
「な、何を」
 言うか。
 そう続けようとした凶華の涙声は、中途で切れた。
 


 口を、凰火の唇に塞がれて。



「――!?」
 驚きのあまり声が出ない。塞がれて出せないというのもある。
 えぇと?この状況は何だ?
 目の前には、瞳を閉じた凰火の顔。凶華の唇と凰火の唇がくっついている。
 えぇと。この状況は何だ。
 つまりその、まさか。私は。



 凰火と、キスをしているということか?



 頭の中で今の状況を理解した瞬間、気恥ずかしさで顔が熱くなる。
 それから、急いで瞳を閉じたのだった。
115にわかファン:2008/04/04(金) 12:47:57 ID:sgZRKxmB
>>111
凶華は渡さないんだZE!返レスどもです^^

>>112
ありがとうございます^^返レスどもです
116名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 01:11:30 ID:A3JhfIiz
>>114
この凶華可愛すぎる……果てしなくGJ

もっとやるべきだ。うん。
117にわかファン:2008/04/05(土) 20:44:22 ID:IbALKsju
 寝れるわけが無かった。
 当たり前だ。凰火は、あんな事があった後にすぐ寝れる百戦錬磨の男ではない。
 心臓がどっくんどっくんとうるさく鳴り響き、唇が先ほどの感触をまだ覚えている。
 そんな状況では寝れなかった。
 しばらくの間天井を見ていたのだが、ふと考える。
 凶華は寝たのだろうか。
 寝ていたとしても、なんら不自然ではない。先ほど凶華を抱っこしてやった時、彼女は背中に結構な汗をかいていたようだった。あれが緊張からの汗だったとすれば、相当気疲れしたことだろう。
「(どちらにせよ・・・このまま寝るわけにはいきませんしね)」
 先ほどののぼせきった頭での思考では、このまま寝るのが利口だとか考えもしたが。よくよく考えれば、そんなこと出来るわけが無かった。
 明日は平日だ。
 凶華はともかくとして、凰火は平日に昼まで寝ているほど自堕落な乱崎家ライフを送ってはいない。
 起きてこない凰火を心配して銀夏、千花、優歌の誰かが起こしに来る可能性もある。「お父様ぁ〜ん、朝ごはんを・・・っェ?」「凰火さん?早く朝ごはん・・・ぁ」「お父さん?早く起きて・・・ぇ?え?」
 うわぁ、容易に三つもデッドエンドが想像できる。だが凰火はまだ死にたくないので、どうやって社会的死亡を回避するかの思考を始める――と、
「・・・凰火」
 横から声。声の主はもちろん、凰火の悩みの種であるネコミミ少女である。
「ぁ、何ですか?」
「む、まだ起きていたか」
 ゴソ、と凶華が布団の中で寝返りをうち、凰火のほうに顔を向けてくる。
 直視するのが気恥ずかしく、凰火は努めて天井を見つめた。
 と、凶華が口を開いた。
「その、・・・シャワーを浴びてきたいのだが」
 ああなるほど。凰火は胸中で理解する。彼女は汗を洗い流してしまいたいのだろう。
「あぁ、分かりました。・・・っと」
 凰火がベッドから這い出る。ついでに蛍光灯をつけてやると、強い光が網膜を灼きにかかってきた。
「はい、どうぞ」
 凰火の部屋のベッドは壁に押しつけるように設置してある。壁際で横になっていた凶華がベッドから出るには、まず凰火がベッドから出なければならない。
「ん」
 続いて凶華がベッドから出、凶華が凰火のほうを見上げながら言った。
「・・・んじゃ、行ってくる・・・んだが」
「はい?」
 なんだろうか。
「その、・・・一緒に入る気はないか?」
 は?
「っえ?・・・あの?それはどういう・・・」
 本当に彼女は凰火の胃を駄目にするのが巧かった。
「だっ!だからぁ・・・ぅ」
 勿論凰火は、凶華の問いかけの意味を完全に理解していた。
 だからこそはぐらかした。だが、ネコミミ少女は真っ赤になりながら叫んできた。



「いっ、一緒に風呂に入ろうと言っているのだ!」



118にわかファン:2008/04/05(土) 20:47:18 ID:IbALKsju

 ビンゴ。
 凰火の予想は的中。
 予想通り、まったく予想通りだった。
 まぁ、オッズは最低だったので期待してはいなかったのであるが、神様にも慈悲ぐらいあるだろうと思っていた。
 無かった。
「ま、待ってください凶華。その、あなたはさっき・・・あんなことがあったので気持ちが昂ぶっているんです、は、早まってはいけませんっ」
 昂ぶっているのは凰火も同じではあるのだが。
「は、早まってなどいない!・・・こ、これは」
 凶華は真っ赤な顔を俯かせながら、上目遣いにこちらを見て言ってきた。
「こ、この凶華様が一緒に入りたいから言っているのだ・・・だ、だからその・・・」
 下を見ながらゴニョゴニョとなにやら言っているが聞こえない。
 そんな女の子らしい仕草をされると――断りづらい。
 だが女の子と――凶華と一緒に風呂に入って、平常心ではいられないだろう。あんなことがあった後だ。意識ぐらい、凰火だってしてしまう。
「お、凰火・・・」
 消え入りそうな小さな声で凶華が言う。
 ――あぁ、そんな言い方はずるい。
「駄目か・・・?」
 まだ風呂にも入っていないのに、凰火はのぼせてしまいそうだった。 
119にわかファン:2008/04/05(土) 20:49:38 ID:IbALKsju
>>116
返レスありがとうです。もっと続けたいと思ってます。



なかなかエロにならNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!
120名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 21:59:40 ID:YmGwqQaw
>>119
やばい…これは凶華が可愛すぎてしょうがない!
精根尽き果てるまでGJを送りたい!

そして早く、早く続きを…!
明らかに無茶なペースで、とまでは言わないがなるべく早く頼む…!
121名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 01:40:49 ID:46r0bVV2
>>119
君が今一番にすべきことはssを全部投下して半年ROMることだ。

何で完結させてあるのに小出しにしている?
それにssの感想に対する感想はいらない。君しか得しない無駄話は君も得しない状況を呼ぶよ?

過疎スレに可愛い凶華が投下されたからみんなやさしいだけだよ。
122にわかファン:2008/04/07(月) 18:18:50 ID:LuHCSM1H
>>121
ツンデレな君に萌えた
ちなみに小出しにしているんじゃなくてワードで書いていないから連続投稿が出来ないのさ!
完結はしているよ!B5サイズノートの上に俺の手記で(意味が違うか)だけどさ!
まさか荒れ狂う波濤のごとき俺の字を投下するわけにはいかないだろう?
だからワードでもう一度書いているのさ!写してるとも言う!
でも案外面倒でね!うん、感想とか来ないとやる気出ない程度には面倒なんだyo!
つまり俺はいちいちここに字を打って投下するのがダルい作業だと知ってるからね!
わざわざ返レスしてくれた人にはお礼の言葉を一つぐらい返すことにしているのさ!うん、単純なロジック!

・・・・・・
更新サボって八さつめ読破。ごめんなさい。一気に買うと読んじゃうのは俺の弱点。
ちょっと強欲王の口調入りました。でも別にめちゃくちゃなことのたまってる訳じゃないし?
半年romる気はないんだze!なぜなら年寄りになっちゃうから。

あ、>>120さんこれから書くから。ごめん。返レスありがとうでした。
123にわかファン:2008/04/07(月) 21:03:35 ID:LuHCSM1H
 魔がさす、という言葉がある。
 当初は思いもしていなかったことを、そのときの状況、空気、その他諸々のせいで思い立ってしまう。
 辞書ではどうなのかには興味が無いが、まぁそんな意味だろうと凶華は認識している。
 つまりさっきの言動は、「魔がさした」ということだ。
 言葉にすればまぁそれだけ。だが状況によっては魔がさしてくれちゃったせいで死んだり殺してしまったりするので、魔がさすというのはおそろしい。
 まぁ今回の「魔がさした」では、誰も死んでないのではあるが――
凶華は心臓のどっくんどっくんで死にそうだった。
 魔がさして、風呂に入らないかと誘った。断られるとは思っていたが案の定断られるとちょっと面白くなかったので、ちょっと強めに頼んだら――自分の夫は折れた。
「・・・じゃあ先に行ってますよ」
 そう言い残して、凰火は部屋から出て行った。
 で。
 凶華は今、生まれたままの姿で風呂場のすりガラスのドアの前に立ち尽くしていた。
 風呂場には明かりが点いているので凰火がすでに入っているのだろう。間違いない。
 だがそこにいきなり入る勇気は無かった。と、慌てて身体にタオルを巻く。そんな大事なことまでも失念していた。裸で凰火の前には出れない。
 ――落ち着け。胸中でとなえる。あれデジャヴ?
「(・・・うぅ、悩んでいても始まらない・・・か・・・?)」
 そう思うが、手が足が動いてくれない。手はドアへと伸びず、足は前に出ない。
 もじもじとしていた――とたん。
「・・・どうしました?」
 凰火の声。
「さっきからそこに立ってますけど。面白いものは見えないでしょう?凶華」
 予想外だった。まさかむこうから声をかけてくるとは――
 それと、風呂場からでも人影くらいは見えることを失念していた。
 何を言おうか、何を言えばいいのか――あぅあぅとしていると、凰火の声。
「もしかして・・・恥ずかしいとかですか」
 ご明察だ。
「だったら心配要りませんよ」
「え?」
 思わず聞き返してしまった。意味がよく分からなかったから。
 ていうかこの夫、いつのまにひとの心を読めるようになったのだろうか?
 そんな考えても詮方ないことを考え始めてしまうあたり、結構凶華も茹だっていた。
 と、凶華に凰火がガラス越しに声を投げかける。
「僕だって恥ずかしいんです。ほら、あっち向いてますから。あらぬほうを、壁を穴の開くほど見つめていますから。――見ませんから、えと・・・」
 言葉に詰まってしまったらしい。その様子に、凶華はクスっと笑ってしまった。
 なんとなく、凰火はとても落ち着いてる風だったので誤解していた。――凰火も茹だっているのだ。
 そう考えるとずっと気が楽になった。
 そうだ。
「(凶華様は全知全能だぞ?)」
 表情に微笑みと桃色を湛えて、ギィとドアを開けた。
124名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 11:30:39 ID:pUzYZQuB
>>123
続きキタ―――!!
風呂…って事はもうそろそろ期待しちゃっていいんですか?
これはwktkが止まらない!

そして続き&アニメマダー?
17日が待ちきれない!
125名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:05:38 ID:boT+Xq+C
>>123
とりあえずsageろ
126名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 02:10:39 ID:cXt6qf5N
元々暫く過疎ってたからage進行でも構わないと思うけどね
127名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:01:54 ID:fLRow7sL
>>126
そういう問題でもない気がする。気がするだけだけど。

あと、「凶」でなく「兇」だった気がしたけど、気のせい?
128名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 08:48:16 ID:GC0WSX+g
>>123
wktk!!
>>126
『凶』だよ
129名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 09:56:16 ID:190QKZAq
>>123
今後に期待してとりあえず誘導しておく

SS書きの控え室78号室
ttp://127.0.0.1:8823/thread/http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206372980/

SS読みの控え室4号室
ttp://127.0.0.1:8823/thread/http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201005553/

狙って誤爆するスレ11
ttp://127.0.0.1:8823/thread/http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1207664567/

ルールと用法・用量を守って正しく投下しましょう
130名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 18:00:41 ID:pKi/fmFt
>>123
続きマダー?
131にわかファン:2008/04/11(金) 21:14:31 ID:5HjVFW39
「・・・でな、そのバルトロという男は――」
「へぇ。そんな人が・・・」
 乱崎家の大きめの浴槽で、二人は向かい合うように湯に浸かり、言葉を交わしていた。
 二人とも、膝を抱える形である。人二人が足を優に伸ばせるほど浴槽は広くないからだった。
 凶華が浴室に入ってきてから凰火が何も声を発することができずにいると、凰火の足側に凶華が入って来て、膝を抱えて肩まで浸かると口まで浸かり、ブクブクと泡を作って遊ぶという凶華の謎行動を凰火は無言で(声が出ない)眺めていた。
 凶華がバスタオルを巻いて登場してくれたことに内心で安堵していると凶華は泡作りをやめ、急に「凰火の昔話を聞かせてくれ」と凰火に言ってきた。
 別にいまさら――キスまでした相手だ。遠慮せず、何も隠さず、凰火は話すことにした。
 両親の死により記憶が無いこと。それからのこと。――死神三番、知紅の話題は出さないようにした。理由は、言わずもがなだ。
 一連のことを話し終わり、「こんなところですかね」と締めくくると、凶華はうなずいて「次は凶華様の番だな」と、語りだした。
 主に地下帝国、シャングリラについて。
 境遇のこと。見てきたこと。感じていたこと。
 そして、親しかった旅芸人のこと。
 名前は口にされなかったが、凶華はそれまで俯き加減に喋っていたのが、彼女(彼?)のことを語りだした途端、口調も表情も明るくなった。
 それだけで、凶華がその旅芸人のことをどう思っていたのか分かろうというものだ。
 凶華の口から出る旅芸人に対する言葉は、馴れ馴れしいだのうるさいだのと辛口。だがそれは決して本心ではないのだろうな――と、凰火は内心で思っていた。
 口にすればどうなるか分かったものではないから、何も言わない。
 そして、凶華は先ほどまで話していたバルトロという男の話題を話し終えたのか、顔をこちらに向けてくる。
「まぁ、・・・凶華様はこんなところだ。むぅ」
「どうしました?あ、話は興味をそそられる内容でしたよ」
「あ、ぃや。そういうことではない」
「・・・?」
 怪訝な顔をして凶華のほうを見る。バツの悪そうな顔をする凶華。
「ちょっと後悔しただけだ」
「後悔?島の形を変えたり一族を滅亡させたことを悔やんでも意味が無いですよ?」
「そんなことはどうでもいい」
 よくないと思う。
「凰火と超常現象対策局の資料を見たときのことだ」
「あぁ、ありましたねそんなことも。それがどう後悔につながるのですか?」
「まぁ急かすな。そこでほら。凰火のアレを見たときに・・・」
 どきり、とした。
 凰火の「アレ」。その言葉に、ちょっといらぬイメージを抱いてしまった。
 動悸を必死で鎮め、身体の一部に急速に流れゆく血液を死にもの狂いで止めるべく尽力する。
 凰火が必死で生理現象と格闘していると、何も知らぬ凶華がおずおずと口を開いた。
「平凡すぎてつまらんとか言ってしまっただろう?」
「あぁ・・・」
「そのことがちょっと・・・な」
 あぁ、そんなことか。
 拍子抜けしたようなホッとしたような不思議な感慨を抱きつつ。
 こつん。
 凶華の頭を小突いた
132にわかファン:2008/04/11(金) 21:18:40 ID:5HjVFW39
続きを要望してくれた方、ありがとうゴザイマス。ホントありがたいデス
色々知識を下さった人。あざーす。参考にします。
あと俺はあえてsageない・・・まぁメンドイからだけどね?

アニメDA・・・!
133名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 19:41:31 ID:lcwtsIG8
GJ!
まってましたぁ!

アニメってたしか月曜だったけ?
134名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 21:46:07 ID:lWCtg9wu
>>132
最高にGJ!
そして続きにwktk!

>>133
早い所では今日の深夜から。
遅くてもCSで21日から。
ネット配信は25日から。
135名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 22:30:42 ID:K54ZRn4z
>>133
今日の25時からのtvkが一番早い放送のはず

楽しみだ
136名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 00:56:43 ID:lyFelC+Q
黒い事をして凰火に「おしりぺんぺん」され、新たな悦びに目覚める優花。
と言う電波を受信した。



ちなみに凶華様はすでに中毒化しています。素行が悪いのも凰火に叱って貰う為です
137名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:03:18 ID:duweIuWw
えぇい!!続きはまだか!?
w!k!t!k!
138名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 10:27:05 ID:sWlNCBHB
アニメはじまた。まあそのうち少しはこのスレも盛り上がるだろうさ。
それはともかく……
>>132続き!続きはどこだ!?
139にわかファン:2008/04/14(月) 18:39:05 ID:VJTbO1sQ
 小突かれた額を大げさにさすりながら、凶華は反覆する。
「な、何をするのだ!この繊細な凶華様の額が割れたら凰火が数百人ではとても足りないような損害賠償を請求するぞ!」
「何億人とかじゃなくて百人ってとこが中途半端にリアリティあって嫌ですね・・・いいですか凶華」
 真剣な面持ちで、凰火が凶華の目を見つめてくる。
 凶華も凰火の真剣な雰囲気を感じ取り、ネコミミと背筋をビクりと緊張させた。
「それだけで上等です」
「・・・は?」
 意味が分からない。
「そう思うようになったのでしょう?その気持ちで十分。失言を詫びるには」
「・・・?」
「いまいち要領を得ませんか」
 いまいちというか全く得ない。視線で「意味分からん」と伝えると、凰火は笑みを浮かべて。
「自分の言葉が相手を傷つけたかもしれない。そのとき、あなたは素直に謝れるようになった」
「あ・・・」
「以前は、そんなこと無かったでしょう?夫の人生をけなしたことであなたが成長できたなら、詫びなんて要らないですし、悔いる必要もまったく無いのです」
 確かにそうだ、と思う。
 胸中で申し訳ない、やりすぎたと思うことなどしょっちゅうだ。
 だがそれを口に出したのは――初めてだった。
「まぁ簡単に言えば・・・気にするなって、ただそれだけのことです」
「・・・ふふ、そうか」
「・・・?な、なんです?」
「いや」
 少し笑ってしまった。相変わらず我が夫の語彙は貧弱なようだ。
 やはり。
 この男になら。
 乱崎凰火になら。
 『いい』――凶華は、心から思った。
「ふふ・・・あまり長いこと入っているとのぼせる。先にあがるぞ、凰火」
「?体洗わない・・・ぁ」
 気づいたらしい。
「・・・失礼・・・」
「分かればいいぞ、我が夫よ」
 体を洗うときに、タオルを巻いているわけにはいかないだろう。
 赤くなる凰火を見てくくくと笑い、凶華は風呂から上がる。
 そして、


 凰火の部屋へ向かった。
 
140にわかファン:2008/04/14(月) 18:44:02 ID:VJTbO1sQ
続きを待っていてくれた人、あざーす。アニメ見た?超展開だね☆
凶華がテレビでデレる日は来るだろうか・・・
141名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:41:24 ID:vQFEiFoA
さっぱり乙
142名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:07:18 ID:uHQnEm1G
さっぱりだ乙
143名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 07:17:16 ID:j85/jV/P
にわかさんさいこぉー
(;´Д`)…ハァハァ
144名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 17:12:27 ID:RMas1QRy
なんだか、ageてる奴がさっぱり自演に見えてきちゃうんだよ
145名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:42:19 ID:og4Nbtct
乙。







だがsageてくれ。マジで頼む。メールのとこにsageって書くだけでいいから。
146名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:56:33 ID:cXWGqGKq
>>139
ええい!続きはまだなのか!


sageないのが信念ならそれもまたよし。
147名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:28:14 ID:duFD5YEi
アニメに吊られて来ました
148名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 20:40:36 ID:F13WXKnu
凶華様のEDがさっぱりえろい
149名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 03:34:01 ID:qgJHiNDT
アニメから出てきますた
今日か可愛いよ凶華
150名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 15:23:02 ID:aYWfc9Q1
残念だったなァ!俺もアニメからだ!!

139>>
何つー焦らしプレイだこれw
151名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 01:45:50 ID:vzmDCMAN
俺アニメから入ったんだけど雹霞を初めて見た時、胸があるのでさっぱり女の子だと思ってました
あの人はショタだったのですね

でも大好きです
152名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:22:14 ID:KRxVYiK+
凶華様かわいい
153名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 00:08:20 ID:vXU1Hbd0
凶華様愛してます
154にわかファン:2008/04/24(木) 11:19:30 ID:MhRDYaxF

頬を掻く。
 やはり余計なことを言うものではない。凰火はそれを再認識。
「(凶華ももう上に行ったでしょうし・・・そろそろ上がりますか)」
 胸中で一人ごちる。
 もう体も洗った。湯船にもかなり浸かった。指先がふにゃふにゃである。
 湯船から上がり、すりガラスの扉を開く。ギィ、と甲高い音。勿論、もう凶華は居なかった。
 ドライヤーで髪を乾かそうと思ったが、止めた。大きな音で家族が起きるかもしれない。
 ばさばさとタオルで髪を乾かす。体を拭き、寝巻き姿になった。
「(・・・彼女も、もう少し素直なら普段から可愛く見えるのですがね)」
 階段を静かに上がりながら、妻について凰火は考えていた。
 強引に婚姻を結ばされ、狂想に振り回され。
 それでも、嫌いになれないのだ。
 普段の彼女の言動だけ見れば嫌いにもなれるのだが、どうも凰火にはその言動の裏が見えてしまって駄目だった。
  彼女の吐く大言壮語。その裏。
 虚勢の裏、凶華が、

 凰火には泣いているようにしか見えないのだ。

 そんな彼女を癒せただろうか?
 だとしたら、光栄だ。
 神の心を救えたのだから。
 二階は相変わらず、暗いまま。階段の明かりだけが存在感を放っていた。
 凶華は自分の部屋で夢でも見ているのだろう。
 過去の夢か。
 現在の夢か。
 どちらでも構わない。
 悪夢でなければそれでいい――結論し、自分の部屋のドアを開け、土地勘(部屋勘?)を頼りにベッドのそばまで歩き、本を読むときなんかのために設えられている小さなランプを点ける。
 月明かりのような優しい光が、ベッドを照らす。
 同時に、布団からはみ出ていたネコミミを照らした。

 ?
 ????
 疑問符が、マッハ4ぐらいで凰火の頭を錯綜。
 もそもそ。ネコミミが動き、その下にあるべき頭がやっぱり出てきた。
 勿論凶華。
「凰火、一緒に寝よう」
 笑顔で言われてしまった。
 自分の部屋に戻れというのも、なかなか最低だ。仕方なく、布団をがばりと持ち上げ、
 すぐ下ろした。
 凶華が赤い顔でニヤニヤしていやがる。畜生。
 耳まで真っ赤になっているのが自分でも分かるくらい、顔が熱い。だが、狼狽しながらだけども言ってやった。
「・・・な、何で貴女・・・服着てないんですか・・・!」
 狂乱の予感がした。 
155にわかファン:2008/04/24(木) 11:27:24 ID:MhRDYaxF
sageるのを忘れて狼狽中です。ごめんなさい。ぶたないで。
更新遅れまして、すいませんです。リアルで忙しかっ(ry 言い訳ですゴメンナサイ
感想くれた方どうもです。アニメから来た人も居るみたいですね、過疎も緩和されるといいなあ。
sageるかどうかですが、俺はsageることにします。・・・忘れてたけどね。
感想くれる皆さんがsageるかどうかは当然お任せします〜
ではノシ
156名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 20:24:49 ID:o1BnDR/I
乙!

ついに期待しちゃっていいのかな?
157名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:05:02 ID:/3yrsER+
そ ろ そ ろ か
158名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 22:44:56 ID:pgc7yJFZ
凶華に犯される凰火とか 優歌に犯される千花とか 雷蝶に犯されるピエールとか 千花に犯される銀夏とかどうだろう?
159名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 00:34:03 ID:jUCyDhZ2
帝架×マダラで
160名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 11:11:29 ID:GWAKs+so
白の七番改×ピエール

いえ、何でもないです
161名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 11:59:24 ID:tp10bGm5
ピエール乙
162名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 17:14:57 ID:K9IwmL+J
>>155
ゆっくり続けていってね!!
163名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 11:29:31 ID:k2qIXKpJ
続きまだですか
全裸待機ももう限界です
164名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 18:17:47 ID:iMLXJerO
帝架×月花マダー
165にわかファン:2008/04/27(日) 19:14:17 ID:CAYwuosX
>>164 >>159
その絡みはどうなんだいハニー

>>163
服を着なさい

>>162
ユックリ凰火を想像してダイエットコーラ吹いたジャマイカ

凶華様愛の皆さんに質問。書いててちょっと困った事態が発生したので。
凶華の胸の大きさ!
無乳?微乳?貧乳?

さあどれ



166名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 20:01:02 ID:DATsa0IS
ひんぬう
167名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 20:10:08 ID:ppLlMvUf
無! 優歌に劣るくらい
168名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 20:17:37 ID:AxL0uIkW
微じゃあないかい?
169名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 20:34:16 ID:CN1JvdDS
無!銀夏に劣るくらい
170名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 21:06:10 ID:LQSA+MjZ
極小じゃないのか?
171名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:34:10 ID:cSMEo9b0
賓乳!
172名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 00:26:56 ID:doGP1rcx
微で美
173名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 00:47:18 ID:Cf0Uu+Pl
基準を明確に示して欲しい

ってか、続きまだですか?
もう我慢汁が1g位出てるんですけど!
174名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 01:21:23 ID:doGP1rcx
>>173
それは射精か病気だ
さらに前者だとしたらお前はとんでもない絶倫だ
175名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 19:15:23 ID:qR9xxEL1
>>164
月香×帝架の触手プレイの方がしっくりくる俺オワタ
176名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 20:42:41 ID:Dp8fHLj7
雷蝶×クモでもいけそうじゃね?
↑  ↑
攻め 受け
177名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 13:09:05 ID:qwncx39L
EDの凶華様のお尻が艶めかしすぎる
178名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 14:37:52 ID:nvQxR6HF
>>169
それ胸あるない以前に凹んでんじゃねーかwww
クソワロタww

優歌×千花がさっぱりしっくりきちゃうんだよ
179名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 23:05:12 ID:9y4QFsy/
銀夏×千花マダー

千花が押し倒せばいいよ
180名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 00:41:40 ID:U4R3j5l4
白の七番改×ピエールマダー?

もうアッー!でも女体化でもいいから見たいです
181名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 19:24:35 ID:j3Y3vo0F
>>178
優歌かに優しく虐められて逝きまくる千花いいよな
182名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 01:00:58 ID:I6P+FO6y
>>180
白の七番改(突然変異型)×ピエール


これならピエール女体化しなくても(ry
183名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 03:02:22 ID:dXwE7c4r
ピエールは女の子…そう思っていたこともありました
184名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 11:08:54 ID:I/aiKvPJ
>>183
正直ピエールとならヤれる
185名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 17:19:10 ID:oo8hM70+
>>182
触手ですね?分かります

こう考えるんだ
あくまで凰火が名前でピエールを男と判断しただけであって実際は性別不明なのだ、と…
じゃないと挿絵だけ見て賢者になった俺がビルゴで働く事になるぜ
186名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:57:38 ID:s9dyOKcv
実際原作6巻の口絵のピエールは明らかに女の子。どう見ても可愛い女の子。
古くはこのスレの>>16からピエールに対する煩悩が……
187名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:25:13 ID:QfFu/wcN
渡陰木め……ちえり様に唾を吐きかけられるなんて羨ましい……
188名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 21:17:48 ID:r3/Cr64E
番外そのさんの最後の方で鍋に入れられるまえに女性キャラはあんなことこんなこと・・・
189名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 10:27:30 ID:4RWyx2RV
渡陰木さんにそんな度胸は無い
190名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:46:19 ID:XOeFoY+B
痴漢はしてたけどな
191名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 23:33:46 ID:T+1U7uxO
千花可愛いよ千花
192名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 23:35:42 ID:0nWvuoO6
けっこう勢いでやっちゃいそう、で、その後マジギレした男性陣にボコられてデットエンド・・・と
193名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 02:43:02 ID:3nIvYK3Z
俺、最初死神二番は男だと思っていたんだ…
二番×三番でwktkしてたのによ…なんで女なんだよ…
194名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 03:28:17 ID:gKhOogHF
おかしいな
千花が銀夏を逆レイプしている話しか思いつかないぞ
おかしいな・・・
195名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 07:00:59 ID:ZKQDkXKm
>>194
悔しいッでも勃起しちゃう!ですね、わかります
196名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 22:54:58 ID:ukzI9x+2
銀かっこよすぎワロタ
197名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 00:03:08 ID:PX6covG6
>>193
蝶は蜘蛛に食べられるという妄想出来るので好きです

でもピエールが一番好きです今週はピエール登場です超wktkです
198名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 06:03:43 ID:aPxckwda
アニメからの新参です。まだ小説一巻も読んでないのに来てしまった訳ですが…。
ネタバレとか全然平気のもあってにわか氏のSSも素敵すぎてもう辛抱たまりません。
つ、続きまだですかーっ!?

しかしこれだけではなんなので
>>136の電波を受信させて頂いた。
因みに絶対キャラ違うけど許して下さい。

 「…ふっ!!くぅ、あっ……んくっ!!」
 悲鳴と言うには、艶の混じりすぎている、押し殺した声。息の荒さも相俟って、どうにもこうにも……。
 「……凶華。あなたは今、罰を受けている筈ですが……そんなに悦ばれてしまうのなら、このお仕置きは効果が無いと判断し、別の方法を模索しなければなりませんね?」
 「あっ……そんな、凰火……」
 手を止め、そう囁くと、凶華は潤んだ瞳を向け、いつもならば考えられない弱い口調で、まるで縋る様に夫の名を呟いた。
 素行の悪さはいつもの事。そして、このお仕置きもいつもの事。
 (……「おしりぺんぺん」でこんなになられても困るのですが……)
 そう。ただの、おしりぺんぺんだ。
 幼い子供にする定番のお仕置き方法。……本来ならば妻に夫がする事ではないのだが、この夫婦の場合、それも仕方無いと言うか。
 ともあれ。
 「……反省を促す為の「お仕置き」なのですよ?それなのにこんな……」
 「ひうっ!?」
 くたっ、としていた猫耳と尻尾がぴんっ!!と立ち、驚きの声。
 続いて、くちゅ…と、小さな水音。
 「や、あ、うあ、お、凰火っ!?」
 混乱する凶華に構わず、凰火は指を往復させる。
 服の上からだというのに微かな湿りを示す場所から、尻の割れ目まで。
 「あ、やめ、そこは、あっ……」
 そう言いながらも、凶華の手はその行為を止めようとせず、身体も受ける刺激に反応するだけで、抵抗さえせずに。
 「……こんなに濡らして……はしたない」
 「あああっ!?」
 ぐりゅ、と強く秘部に指を押し入れられ、びくんっ、と身体が跳ねる。
 服の上からなのに、いやだからこそのもどかしさを含んだ感覚に、凶華は強い疼きを覚えた。

……やっぱり絶対キャラ違う……。凰火サドった。あれ?
長々と失礼致しました。
199名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:47:48 ID:T9GfTTaE
激怒した凰火は通常凶華よりはサディストで強いです

つまり>>198の彼は怒りによって覚醒したスーパー凰火なのです
200名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:52:44 ID:8IketCt2
>>198
何が「続きまだですか」たよ お前も続き書けよ

たまらん
201名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 15:46:12 ID:OxzDypJ1
いや、覚醒凰火はどう見てもSなので問題はない

あと凰火ってさらっとえろいこと言ったりしたりしそうだよね
凶華様のほうがそういうところにはウブそうだ
202名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 01:19:06 ID:TbgHZIfm
男の子は母親に似て、女の子は父親に似ると言うが
凶華と凰火の血をひく子供はどっちに似るんだろう
203名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 01:30:36 ID:Y0o22G1K
ナス子さん>>720
に似ちゃって凶華様がいじける。
204名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 03:25:19 ID:uJLMvsLa
>>202
一応常識を持ってるけど狂乱大好きな危険思想で普段は優しいけど一定の人にはドSでキレると笑顔あるいは無表情なうえに強大な力で冷徹に殺そうと掛かって来る生命体に育つと予想
205名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 18:17:28 ID:dn0d714Y
>>204
KOEEEEEEEE!!!!!

とりあえず小説でとっぷり浸かったので次はビデオ録画した狂乱みてくる
206名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:52:24 ID:C8rgvsBT
>>204
恐ろしい・・・凰火と凶華を越える生命体になりそう。

>>198
本編(とくに弐さつめ)をよく見るんだ
マジギレした凰火は間違いなくそんなこともしてくれる筈だ
207名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 00:33:03 ID:IsrLnH/2
キレると怖いタイプなのかな? 凰火って
208名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 02:56:49 ID:GGcCQJGo
>>207
大人しい人がキレると恐いの典型です
209名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 04:18:44 ID:Hf1e0PvT
>>198ですが感想どうもです。
凰火がサドなのは把握しました。じゃあこのままいっちゃえ!!という訳で続き投下します。
しかし途中からただのエロ親父になった気がしてなりません。更に凶華様が弱々しく……!!というか実はそっちの方が不安だったり。…ええと、凶華様、えっち時はよわよわになるって事でひとつ。



 「あっ、あっ……お、凰火、そこはっ……」
 「はい?何でしょう?」
 「ふあぁっ……」
 ぬちぬちといやらしい音をわざと立てながら、そこを弄る。
 服の上から、その部分を濡らす様に、ぐりぐりと中へ押し込む様に。
 「……お仕置きだと言っているのにこんなにして……。いやらしいんですね、凶華は」
 「ひあっ……だっ、だってっ!!おまえ、がぁっ……!!」
 「何です?」

   ぱんっ

 「きゃうっ!?」

   ぱんっぱんっ

 「や、あぁっ!?おっ、凰火っ!!」
 「おしりぺんぺん、好きなんでしょう?してあげますよ
?……たっぷりと、ね」
 声質が優しい分、余計に怖い。揺らぎも無く、この先どこまでいくのか予測もできず、本気で怖い。
 …体勢が体勢な為、顔もまともに見えないし。

   ぱんっ!!

 「きゃんっ!!」
 強く尻を叩きながら、秘部を弄る指の動きは止めない。
 尻を叩かれる衝撃で更に指が内部へと食い込むが、凰火は構わずそのまま続ける。
 「はぁぁっ……!!ああ、もっ、もうっ……ぐりぐりしちゃ、やだぁっ……」
 随分と理性の無い声だ。このお仕置き行為により、元から蕩けていた部分はあるが、それにしても。
 「……そんな事を、そんな甘ったるい声で言っても説得力ありませんよ。もっとされたいとねだっている様にしか聞こえません。腰も振って……はしたないですね、凶華」
 「ち、ちがっ……!!こ、この凶華様がそんな事っ……あうっ!!」
210名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 04:22:54 ID:ajSj3Pcs

   ぱんっぱんっぱんっ!!

 「……お仕置き、まだ終わってませんからね?」
 「ああっ……!!や、やぁ、凰火ぁ、ゆるしてぇ……」
 自分でも信じられない程の蕩けた声。許してなどとキャラに合わない事を言いながら、身体はそれ以上を欲していて、本心でもそれを求めている。
 しかし、凰火は何を思ったか、
 「……本当に、こんな時ばっかり従順なフリをして……いけませんね……」
 「あうっ!?」
 ぐいっ、とうつ伏せに膝に乗せていた凶華を引き起こす。
 そのままソファーに座り直した自分の足の間にぽすん、と置いて。
 「……ほら、やめてあげましたよ。これで満足ですか?」
 「はぅっ……」
 笑いを含んだ声に耳元で囁かれて、思わず呻く。
 意地悪だ。ここまでしておいて、放置とは何事か。
 唐突に刺激を止められ、どうしようもない状態にもじもじしている凶華に気付いている癖に、何もしてこない。
 「うぅ〜……」
 涙目。
 「……どうしました?」
 「な、なんでもないっ!」
 「……本当に?」
 「ひゃうっ!!」
 耳たぶを舌で撫でられ、猫耳を指先でなぞり上げられた。
 「おや、どうかしたんですか?」
 「うぅぅ……お、凰華はいじわるだっ……!!」
 「心外ですね。いつもこんなに凶華の事を考えて厳しくしたり優しくしたりしているのに」
 言いながら、する、と凶華の内腿を撫で上げる。
 「あっ……!!う、うそだっ!!」
 「どうして嘘などと?……ああ、さっきは少しやりすぎましたね。さすってあげますから、手をどけて下さい」
 そのまま凶華の手に隠された秘所へと。凶華の手に自分の手を重ね、耳たぶに口付ける。
 「やんっ……!!そ、そこはっ、だ、だめ、だっ……!!」
 「どうして?優しくしてあげますから……」
 言いながら、凶華の指を絡め取り、そっとそこから移動させる。
 片方の手はまだ残っていたが、気にせずにその上から手ごと包み込んで、その場所をさすった。
211名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 04:26:37 ID:zyHK/W/N
 「あ、あっ…!!やだぁ、凰火っ、指、やぁっ……!!」
 「好きなくせに……」
 「ち、ちがっ……!!」
 放置されて服に染みた液は冷えていたが、新たな刺激によって熱を帯び始めた身体と、待っていたかの様に溢れ出す蜜に、それも気にならなくなる。
 蜜を零し、染みを広げるそこを指で優しく撫でさする。
 言った通りに優しく、軽く、内部にまで入り込まないくらいに。
 「あ、やだ、やだっ……」
 熱に浮かされた様に、凶華が赤い顔を更に赤くしながら呟く。ふるふると何かを堪える様に緩く首を振っていたが、もどかしくてたまらない。
 どうしようもなくて、縋る様に甘える様に、そして先を促す様に、後ろの凰火の胸板に、猫耳ごと頭を擦り付けた。
 「……どうしました凶華?痛かったですか?」
 「あ、あっ……お、凰火ぁ……」
 潤んで蕩けた瞳と甘ったるい声を向けられて、凰火もやりすぎたなぁ、と思う。
 止められそうもない。
 「……そんな訳ありませんよね?ここ、ヒクヒクして、悦んでますし」
 「うあっ!?」
 優しく撫でさすっていた動きから一変、ぐりゅ、と指が強い力で内部を刺激する。
 衝撃に思わず声を上げ、足を閉じかけるが、許されない。
 片足を抱えられ、凰火の膝に掛ける様にして固定された。手で抑えられているので、動けない。
 …まぁ、既に今までに与えられた刺激によって力は抜けているので、どちらにしろ外れないが。
 「やぁ、足、ひらいちゃっ……」
 「……よく見える様になりましたね、凶華?服の上からでもハッキリと。……もっと弄ってほしいって、入り口ぱっくり開けて、ヒクついて……。そんなに欲しかったんですか?」
 「やあぁっ……!!きょ、凶華様を、はずかしめる、なんてっ……あ、やっ……お、夫としてだって、ゆるされることではっ……きゃあんっ!!」
 「辱めるだなんて酷いですね。……こんなにとろとろにしておいて、全く説得力がありません。……濡れすぎて、くっきり形が出ちゃってるの解ってますか?この膨らみとか……いやらしいですよ?」
 その膨らみを、こり、と爪で軽く撫でる。凶華は声にならない声を上げ、身体をびくびくと震わせた。
212名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 04:29:11 ID:zyHK/W/N
 「あぅ、あっ……。お、おーかがっ、えっちなこと、するからぁっ……!!」
 「……えっちなのは凶華でしょう?こんなに感じて……かわいいですよ」
 「ふえっ!?」
 荒い息の中、目尻に涙を浮かばせながらの凶華の責めをさらりとかわし、甘く囁き、顎を捕らえる。
 言われた言葉に面食らったのか、反応できないでいるのを良いことに、そのまま上へと顔を向けさせて。
 「んっ……ふぅ……」
 口付けた。
 体勢としては苦しいが、そんな事を気にする余裕は無い。
 (……おーかは、えっちで、ずるいよぉ……)
 幼い口調になっているのは自覚しているが、止められない。翻弄されているのだから。与えられる熱と、快楽と、情欲に。
 絡む舌が身体の芯を疼かせ、熱を更に高めていく。
 溢れ、飲み切れない唾液が零れ伝い、肌を刺激する。顎に添えられている手はそのまま固定されているが、もう一方の手は変わらず凶華の秘
部への愛撫を続けている。
 どろどろに溶かされていく感覚。最早思考回路は正常には働きそうにも無かった。



えっちまでいかなかったぜ!!
……てゆーか、こんな凶華様でもいいですか?
213名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 05:17:10 ID:smDJQOlJ
デレ凶華さまはそんな感じだwwwwwww問題ない、オールグリーン

ふぅ、全裸で待機するか
214名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 16:18:31 ID:gCY+LOdn
超GJ! 超期待!
デレ凶華わっふる
215名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 16:38:12 ID:PyprXWDw
凶華様が可愛過ぎるので凰凶で筆を取りたいんですが
(まだようつべで4話までしか観てない新参ですけど)
構いませんねッ!

原作未読なので、設定とか呼び方とか不安はいっぱいだけど
216名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:40:10 ID:FVhI4RrB
よし、書いちまえ!
217名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 20:10:01 ID:cKc5wJ2r
>>212
弱々しい凶華様、サイコーじゃねえか。
普段傍若無人な女の子が、実は隠れドMとか超萌えるね!
このままじらしてじらして、エロまで長引いてもいいよ(w

>>215
ベネッ(良し!)
218名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 20:20:56 ID:4PT6/cfl
俺は>>212>>215に対して全裸待機。
いや、けどここはあえて1/4裸で待機する。
219名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 20:54:24 ID:toSAedPb
>>212
最高だ!俺も全裸で待ってるぞ!

>>215
期待してまってるぜ?
220名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 21:22:12 ID:mCCnzOp0
>>215
期待だけどつべで見たとかはあんまり書かないほうがいいと思うんだぜ!
221名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 22:54:37 ID:PyprXWDw
>>220
ごめんなんだぜ

じゃぁちょっと書いてきます
222名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 16:03:31 ID:QoXlsvcn
ピ×蝶か凰×蝶が欲しいな
もういっそのこと自分で書くか。
Sに目覚めるピエールも想像できんし受けに回る雷蝶も想像できないけど。
223名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 19:49:38 ID:Q/bepeY9
むしろ蝶×ピエールだろ
224名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:14:26 ID:KDX+xcvN
そろそろにわかさんに続きを書いていただきたいんだが・・・
225その花束に絶望を:2008/05/14(水) 22:17:40 ID:xSmrVPf5
空気を読まずにこんばんわ、昨日投下宣言した者です
とりあえず一気に書き上げようと思ったら、思わず前後編になってしまいました
ひとまず完成した前編のみ投下させて頂きます

アニメとwikiの情報のみで書いているので、いろいろとお見苦しい点もあるかと存じますが、予めご了承ください
後で原作読んだら自分でも死にたくなりそうですが………そのときはそのときです
226名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:18:17 ID:xSmrVPf5
(………ちょ、コテハン消し忘れ………早速死にたい………)
2271/4:2008/05/14(水) 22:19:37 ID:xSmrVPf5
夜。他の家族達は既にぐっすりと眠っているであろう時刻。
超常現象対策局員としての仕事を片付け、ベッドに潜り込んだ、数十分後。
『ガチャ』
「(………ん………?)」
静寂に包まれた部屋に響いた、ドアノブが捻られるその音に………まどろみかけていた凰火の意識が覚醒した。
とん、とん、と軽い足音が、少しずつベッドに近づいてくる。こんな時間に部屋を尋ねてくるだなんて、一体誰
だろう。考えられるとすれば、優歌が怖い夢でも見て眠れなくなり助けを求めに来たのか、あるいは………。
と、そこまで考えを巡らせたところで。
「………おう、かぁ………。」
「………はい?」
隣から聞こえた予想外の声に、凰火は思わず素っ頓狂な声を上げた。
ベッドの上で上体を起こす。1番小さな電灯が微かに照らす部屋の中、そこに立っていたのは………凶華だった。
凰火は、困惑していた。こんな時間に、凶華が自分の部屋を訪れたこともそうだが………凶華がそこに立っている
にしては余りに静か過ぎるその状況が、どこか不気味だった。普段の凶華ならば、例えこんな真夜中であっても、
けたたましい音でドアを開け放って、突拍子も無い台詞と共に登場しそうなものなのだが。
「………凶華?」
確かにそこに居ることを確かめるように、眼の前の彼女の名前を呼ぶ。返事は、無い。
凰火は慌ててベッドから抜け出し、電灯からぶら下がった紐を2度引いた。カチカチ、と連続した音が響く。1度目
で部屋が完全な暗闇に包まれ、2度目が聞こえてから一拍置いて、部屋に光が溢れる。薄暗闇に慣れてしまっていた
眼を1度眩しそうに細めてから、凰火は改めて、凶華に向き直る。
「一体どうしたんで………。」
そして。『一体どうしたんですか、こんな夜中に?』という台詞が、不自然な所で断ち切られる。
自分よりも頭一つ低い位置にあある凶華の顔を、見下ろして………凰華は瞬時に、暗がりの中では解からなかった
その異変に気が付いた。
凶華の顔が、赤い。驚くほど赤い。いや、顔が、と言わず………だらりと力無く体の左右にぶら下がった、パジャマ
の袖から覗く指先までもが、茹で上がったように真っ赤になっている。
「き………凶華………!?」
「お、う………凰火、ぁ………。」
普段、あの大言壮語や罵詈雑言を吐いているのと同じ口から、普段の凶華からは到底考えられない、蚊の鳴くような
弱々しい声が発せられる。その眼にはうっすらと涙が浮かび、だらしなく半開きになった口が、熱く浅い呼吸を繰り
返している。その小さな肩も、まるで冬の寒空の下にでも投げ出されたかのように、小刻みに震えていた。
「どうしたんですか!?一体、何が………!?」
事情は解からずとも、ただ事ではない、ということだけは察した凰火は、今にも卒倒して倒れてしまいそうな凶華
の肩を掴み、その身体を支える………が、しかし。
「ふ、あぁッッッ!!?」
「っ!?」
凰火の指先に触れられた瞬間、凶華は、甲高い悲鳴を上げて、ビクリとその身体を引き攣らせた。その声に動揺した
凰火が気を抜いた隙に、膝が砕けて、凶華の体が崩れ落ちるようにへたり込んでしまう。凰火は慌てて身を屈め、
その顔を覗きこむが………今度は、その肩に触れることが出来なかった。
「一体どうしたんですか、凶華!?」
まるで何かに脅えているような格好で自分の肩を抱き、ガタガタと震え続ける凶華に、凰火が呼び掛ける。数秒の
後、ようやくそれに反応できるだけの余裕を取り戻した凶華は、熱っぽい瞳で、すがるように凰火を見つめる。
「凰火………た、助けて、あ………熱いっ………!!」
「熱い?何がですか?」
「か、からっ………身体が、ぁ、ぅぅ………ッ!!」
その言葉で、凰火は何かに気付いたように立ち上がり、踵を返す。
「………なるほど。待っててください、今、ええと、体温計と解熱剤と………。」
………が、しかし。そうして今にも部屋を飛び出しそうになった凰火の袖が、弱い力で引きとめられた。
「………おう、か………ッ。」
「大丈夫、すぐに戻ります。風邪なら大人しく寝ていてください、私のベッドを使っていいですから………。」
「ち、がっ………違う、そうじゃ………風邪とかじゃ、なくて………ッ!!」
「は………違う………?」
「そうじゃない………けど………わ、解からないけど、身体が………あ、あぅッ………!!」
上目遣いに自分を見上げながら、ふるふると首を横に振る凶華。その様子を見下ろしながら、しばし思案を巡らせて
いた凰火の脳裏に………ふと、とんでもない予感がよぎる。
2282/4:2008/05/14(水) 22:24:09 ID:xSmrVPf5
「(まさか………発情、とか言うんじゃないでしょうね?)」
思いついた瞬間、凰火は、自分の感性を疑った。一体全体、なんということを思いつくのだろう。
「(いや、いやいや!!そんな、いくら耳と尻尾が生えてるからって!!)」
凰火は咄嗟に、頭を振って思いついてしまったその考えを振り払おうとしたが………しかし、それも有り得ない話
ではない、と心のどこかで冷静に分析している自分が、それを許さなかった。仮にそうだとすれば、熱っぽい様子は
身体の昂りの所為であり、凰火に触れられたときの反応は身体の感度が高まっている所為である、と、まさに全てに
おいて合点がいてしまうのである。
それに長い時間を共に過ごして、凶華の精神的な部分においてはそれなりに理解しつつあると自負してはいるものの
………それでもまだ、凶華の正体について、自分が知らないこと、どう対処すべきか解からないことがあるのは事実
である。思わぬ形で思い知らされたその現実は、凰火にとって少なからず、ショックを受けるものであった。
が、しかし。
「(って………そんなことで、落ち込んでる場合じゃありませんね………。)」
凰火は意を決したように、再び、凶華の身体に触れた。また、凶華が甲高い悲鳴を上げて身を震わせるが………今度
はそれにも動揺せず、小さな体を優しく抱え上げる。触れ合う面積が増え、凶華の震えがより激しく感じられる。
「これも………夫の、務めですか。」
「ふ、ぇ………?」
痙攣するように震え続ける凶華の身体をそっとベッドに横たえながら、そう独り言を呟いて………。

「(………いや………?)」
凰火は、頭の中で自問する。
「(本当に………そう、なのか?)」
果たして今、自分は………どうして、そんな行為に及ぼうとしているのだろうか?
それが夫の務めだから?それが、彼女の夫という立場を与えられた自分の仕事だから?
「(………違う。)」
その答えは………恐らく、否、である。
「(………そんなことは、もう………関係、ないのかも知れない。)」
眼の前で弱々しく震え、自分にすがっている凶華を………ただ、単純に、助けたいと思った。恐らく、今こうして
自分を動かしている動機は、そんな至極単純なものなのだろう。
初めは、突然言い渡された計画の対象でしかなかったはずの凶華は、いつの間にか凰火の心の中でその支配領域を
拡大し………気がつけばこうして、何物にも代えがたい大切な存在となっていた。それはもちろん、他の家族達にも
等しく言えることではあるのだが………凰火は自分の心の中に、凶華に対する、他の家族達に対する家族愛とは別の
愛情を、感じ始めていた。

「(………毒されましたかね、私も………。)」
心の中で、自嘲気味にそう笑ってから………凰火は改めて、ベッドの上で息を荒げている凶華と向き合った。
「は、早く、ど、どうにか、しろぉ………おう、か………凰火ぁ、ッ………!」
「大丈夫、今、助けますから………ただ………。」
「………っ、ぅ………?」
「少し………恥ずかしい思いを、させるかも知れません。今は我慢してください、文句なら、後でいくらでも。」
そんな言葉を理解できるほど正常な思考が出来ているのかすら怪しい凶華に、一応そう断ってから。凰火は1度、
ごくり、と唾を飲み込んで………凶華の履いているパジャマのズボンに、手を掛けた。
「脱がせますよ。」
「ぁ………ひゃ、ぅっ………!?」
するすると、凶華の脚を覆う布が取り払われていく。細くしなやかで、思わず見入ってしまうような白い脚と………
ズボンに隠されていた下着が、露わになる。ドキドキと心臓が嫌な高鳴り方をするのを感じながら、凰火がそこを
覗き込むと………子供っぽく色気の無いデザインのその下着は、案の定、傍目からでも解かりやすいほどにじっとり
と湿り気を帯びていた。発情が根本的な原因かどうかはともかく、熱と敏感な反応の理由は、やはりそういうこと
で間違いないらしい。
「………凶華、私の質問に答えられますか?」
凰火の問いに、凶華の視線がゆるゆると動く。それを肯定の意思表示と受け取り、凰火が続ける。
「何か………こうなったことに、心当たりはありますか?例えば、周期的にこういった状態になる、であるとか。」
「わ………解かんない………こ、こんなの、知らないッ………ぅ、あぁッ!?」
凶華は涙眼で、首を横に振る。どうやら、そもそもの原因は他にあるらしいことは解かったが………知らない、と
言っている以上、苦しんでいる凶華を更に問い詰めるような真似をするわけにはいかない。
2293/4:2008/05/14(水) 22:24:58 ID:xSmrVPf5
今、最も優先すべきことは………とにかく、凶華の身体の昂りを鎮めることだ。そして、その方法と言えば………。
「(………自分でしないということは、知らないということなんでしょうね………。)」
凰火はその先を思い描き、顔を真っ赤にしながら俯いた。
だが、躊躇っている暇は無い。ここは、夫という役割を与えられた人間………ではなく、彼女を愛する夫として、
そして男として、覚悟を決めなければならない。
「………もう1度断っておきます。今は、我慢してください。」
「ぇ………お、凰火、っ………?」
する、と、凰火の指が凶華の白い脚の上を滑る。それは徐々に凶華の最も大切な部分へと近づき………そして。
「………失礼します。」
「ひ、ぅ………〜〜〜ッッッ!!?」
その下着を、取り払った。
粘度のある液体が、凶華の秘裂と下着の布との間で透明な糸を引く。凰火は凶華が何が起きたか解からず呆然として
いる隙に、愛液に湿りきったそれを完全に脱がせきった。上半身はパジャマ姿のまま、下半身だけを裸にされると
いうとんでもない格好にされたことに気付き、凶華の赤い顔が更に赤く染まっていく。
「お、おう、か、っ………き、凶華様に、な、何を、をぉッ………!?」
熱と同様とで呂律の回らない口で、凶華は必死に抗議しようとするが………こんな状態では、いつもの調子で鳳火を
叱咤することも出来ない。じたばたともがこうとしても、四肢にも力が入らず、抵抗らしい抵抗ができない。
「すいません………貴女を助けるには、これしかないんです。」
「………そ、そんなの………ぁ、ぅう………!?」
「い、一応………夫婦としては当然の行為ですから、今だけは許してください………。」
「………ぅ、ぅぅ〜………!!」
「………今だけは、我慢して………私に、貴女を、助けさせてくれませんか………?」
「………っっっ!!」
心底申し訳なさそうにそう語る、凰火の顔を見つめて………やがて凶華は、ふい、とその顔を背けた。
「お、お、前………あ、後で、ッ、お、覚えろよぉ………ッ!」
「………有難う御座います。」
凶華のその言葉の裏に隠れた、『今は許してやる』という真意を察し、凰火は、まるで少しでも凶華の不安を和らげ
ようとしているかのように、穏やかに微笑んで見せた。内心、凰火もかなり不安を感じていたが………それを表に
出すことは、凶華の為にも、絶対にしようとはしなかった。
「………失礼、します。」
再び、そう断って………凰火はその指を、曝け出されたままヒクヒクと震える凶華の秘裂に添える。くちゃ、という
水っぽい音がした、その瞬間………凶華は、まるで雷に撃たれたかのように全身をビクリと痙攣させた。
「ぁ、ッ、ッッッ………〜〜〜ッッッ!!?」
「………っ………!!」
噛み殺したような悲鳴が、食い縛った歯の隙間から漏れる。軽く接触しただけで驚くほど激しい反応を見せる凶華に、
凰火は………それ以上の刺激を与えることを躊躇した。それ以上強い刺激を与えたら、凶華が壊れてしまうのでは
ないか、という不安が、凰火の心を苛む。しかし………行為を中断したらしたで、この疼きが凶華を狂わせてしまう
のではないか、とも思えてならないのだった。
「………すいません、凶華………!」
しばしの葛藤の後………凰火は、やはり、一刻も早く凶華の身体を襲う熱を鎮めることを選択した。
指に、力が込められる。触れる前から既に緩みきっていた凶華の秘裂は、凰火の細い指を2本、容易く呑み込んで
しまった。指先が溶けて無くなってしまいそうな程の熱を帯びた内壁が、切なげに蠢きながらそれを奥へと誘い
込もうとする。
「う、わ………っ………!?」
「ぃッ………あ、あああああぁぁぁッッッ!!?」
凰火はその感触に、一瞬だけ感動にも似た感覚を覚え………すぐに耳に届いた凶華の悲鳴で、我に返った。仰向けに
寝かされていた凶華の腰が浮き、その指が、シーツを千切れんばかりに握り締める。きつく閉じた眼の端に浮かんで
いた涙が、ぽろり、と珠になって転げ落ちた。
秘裂に沈めたのとは別の手で、凰火は、ベッドのシーツを鷲掴みにしていた凶華の手を握った。凶華の腕もまた、
それにしがみ付くかのように、強い力で凰火の手を握り返す。爪が食い込み血が滲むが、今の2人に、そんなこと
を気にしているような余裕は無かった。
「………少し、動きますよ………!」
2304/4:2008/05/14(水) 22:25:33 ID:xSmrVPf5
そう言って、凰火は挿し込んだ指に徐々に動きを加えていく。最初はただ、真っ直ぐに侵入と交代を繰り返すだけ
の緩やかな動き。そして、徐々にその速度を上げ、角度を付けて不規則に内壁を擦り………やがて、指先を微妙に
曲げて、引っ掻くような形で膣内を愛撫していく。
「お、凰火ッ、お、おう、か、あ、ア、あはぁッ………ひあッ、あ、あ、ああッ!!?」
凰火の指の動きに合わせて、凶華が甲高く鳴く声が響き渡る。水音と、悲鳴と、凶華が暴れるたびに軋むベッドの音
だけが、部屋に響き渡る。愛撫を繰り返すうちに、凰火は凶華の内部に小さなしこりのような感触を見つけ、やがて、
その反応から、そこが凶華の最も敏感な場所であることを悟った。
「………ここ、ですか?」
「く、ひぃッ!!?」
少しでも凶華の身体を高め、一刻も早く熱を発散させる為、凰火は凶華の中、仰向けの状態では天井の一部に当たる
その1点を、指先で執拗に責め立てた。
「やッ、だ、駄目ッ………そ、そこばっかり、さ、触るなぁ………あ、ふあぁッ!!」
「ここが、良いんですよね?だったら………早く、楽になれるはずです。」
「そ、そういう問題じゃ………ン、はぁッッ!!?」
挿し込んだ指と親指とで、内側と外側からそれを挟み込むようにして転がす。ついでに親指の腹で、秘裂の上部に
小さく飛び出た突起を捏ねてやると、凶華は声にならない悲鳴を上げて、膣内を含めた全身を激しく痙攣させた。
「ら、め………お、おう、か、凰火ぁ………も、もう………!!」
「もうしばらくの辛抱です………大丈夫、私が………私が、ついてますから………!!」
「だ、駄目、もう、駄目だって………く、来る、な、なんか来るっ………ぅ、あ、ぁぁぁ………!!?」
頻度と激しさを増していく痙攣と、切羽詰ったような凶華の言葉が、凶華の身体の限界が近いことを示していた。
凰火は、ラストスパートを掛けるように指の動きを加速させていく。止め処なく溢れる愛液を掻き出すような動き
で内壁を抉り、最高に敏感な場所を愛撫する。
そして………凰火の指が、凶華の最も弱い部分に、何度目かの攻撃を仕掛けた、その瞬間。

「ひ、あ、ぁ、ッッ………〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!???」
凶華は、声にならない悲鳴を上げながら、全身を引き攣らせ………絶頂に、達した。

ぷしゃ、と秘裂から噴き出した飛沫が、既にどろどろに濡れた凰火の掌に降りかかる。見ると、さきほどまで凰火が
寝ていたはずのベッドの上には、凶華から溢れた愛液が残した灰色の染みが、じっとりと広がっていた。
その上で、まるでいくつもの絶頂が連なったかのように長い絶頂を越えて………やがて、凶華の全身を襲っていた
緊張が、弛緩へと転じていく。
「は、は、ッ、ン、はぁ………ひ、ンぅ、に、ゃ、あぁ、ぁ………ッ!」
激しい運動の後のように浅く早い呼吸を繰り返しながら、凶華はぼんやりとした眼で、ベッドの隣で自分を見つめる
凰火の顔を眺めた。互いの存在を確かめ合うように指を絡ませ手を取り合うその姿はまるで、出産を終えた母とその
夫かなにかのように、見えなくもなかった。

「だ………大丈夫ですか、凶華………?」
「だ、だい………大丈夫、なワケ、あ、あるか、この………ッ………。」
悪態を吐いている余裕はあるらしいことを確認し、凰火はひとまず、ほっと胸を撫で下ろした。
絡み合っていた指を、解く。凶華の爪で傷ついた手が、ベッドの上の凶華の髪を、優しく撫でる。
「………まだ、顔が赤いですね。熱は、引きませんか?」
「さ………さっきよりは、大分、マシにはなったが………ま、まだ、少し………。」
凰火の問いに答えながら、凶華は、もじもじと剥き出しの太股を擦り合わせた。
「そうですか………しかし、ひとまずこのままというわけにはいきませんね………。」
「………っ………。」
「とにかく、着替えとシーツの取替えと………いや、でもそれは完全に収まってからの方が………?」
事を終えて、早くもてきぱきと次の対処に移り始めた凰火の姿を、ベッドの上から見つめながら。
凶華の中に………ある1つの衝動が、芽生え始める。
「お、おい………凰火………。」
控えめな声で、凶華が呼び掛ける。『少し待っていてください。』と言い残して、今にも部屋を出て行こうとして
いた凰火が、立ち止まって振り返る。
「どうかしましたか?まだ、疼きますか?」
そう言って、心配そうな顔でベッドに駆け寄る凰火の顔を、真っ赤な顔でしばし見つめてから。

「あ………あの、な………。」

凶華は………意を決して、口を開いた。
231名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 22:30:58 ID:xSmrVPf5
(続)

続きます、すいません
wikiで調べたところ、凶華様の正体については追々明かされているようですが、
今回のお話では一応、凰火は凶華様の招待について詳しく知らない、という体で
書かせて頂きました

昨日は取り憑かれたようにキーを打っていたので即日完成しましたが、後編はもう少々お待ちくださいませ
近いうちにまた、後編投下しに参らせて頂きます

では、お目汚し失礼致しました
232名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 23:48:15 ID:aGJtArDw
GJ!
早く続き頼む
233名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 23:53:56 ID:+OrlkXQO
GJ!
続きwktk
234名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 01:07:37 ID:JrstrCrC
何というGJ!!
235名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 14:42:22 ID:3ZaMs10D
なんという焦らし
236名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 01:33:42 ID:dyQBvZNQ
わくてか
237名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 16:25:08 ID:OMazi+mt
ミルカトピ好きの俺は異端ですかそうですか
238名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 17:46:12 ID:re4VpvbZ
そろそろ角煮にもスレを立てるべきだと思う
239名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 17:55:51 ID:NGCE+oSs
>>238
勝手に立てちまえ。
240名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 02:31:45 ID:UvnNgEQH
>>238
YOU立てちゃいなよ
241名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 07:50:20 ID:fLXUv6KQ
>>239-240
Be垢無いから無理
242名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 21:33:22 ID:62foKCLH
乱交家族日記








ごめん
243名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:48:35 ID:rE7torau
>>242
審議中(AA略
244名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 07:54:22 ID:1xVZbNv9
>>242
近親相姦なのに触手に獣姦、ふしぎ!
245名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 09:46:53 ID:QiBTJLXX
原作が進めば閻禍×泪雨夜とかもありえるんだろうか
少なくとも死神三号が一号の子孫だから閻禍は誰かとセクロスしてるんだよな?
246名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 15:55:17 ID:1xVZbNv9
今週のアイキャチヤバいなww
247名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 18:40:03 ID:Q52V50At
>>246
優香エロ過ぎwww
248名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:39:31 ID:T6Fo5zmw
>>245
ポコペンポコペンダーレガツツイタ
249名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:09:51 ID:Xs11GtJa
朝っぱらから何ですが
>>212です。途中までですが、続き投下させて頂きます。
250名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:13:08 ID:W/c/iY6Z

 「ふぁ、はぁ……」
 ぴちゃり、と音を立て、漸く口付けが解かれた。
 絡んでいた舌が銀色の橋で繋がれている様をぼんやりと見ていた凶華だが、くちゃ、と音を連れて襲ってきた下からの刺激に、一気に正気に戻る。
 「っ、ぁ……お、凰火っ……!!」
 「はい?何ですか?」
 「……っ、あ、ゆ、ゆび、をだなっ、そのっ……」
 「ああ、こうした方が良かったですか?」
 相変わらず真っ赤な顔で慌て、恥じらいを見せる凶華を弄ぶ様にわざとらしく訊きながら、凰火はきゅ、と凶華の浮き出た膨らみを指で摘んだ。
 「きゃんっ……!!や、もっ……!!」
 「……それとも、こうが良いですか?」
 凶華の甘ったるい悲鳴を無視し、そのまま押し潰す様に膨らみを強く擦り上げる。
 「うあっ!?……や、やぁっ……にゃ、ぅ……くぅんっ……」
 ひくひくと身体が震える。細かく、弱く。
 息は荒いのに、喘ぎも弱々しくなっている。
 因みに、そこを覆うのはスパッツという薄い布のみ。凶華の愛液で濡れそぼってしまったその部分には、最早凰火の指がもたらす刺激しか感じられない。
 先程取り戻した正気等、既に彼方へと吹っ飛んでいる。
 「ひぁ、やぁぁ……」
 瞳も虚ろに、口の端から涎さえ零しながら喘ぐ凶華に、
 (……ああ、これはいけませんね)
 このままいけばどうなるかを察知した凰火が、今までの執拗さを忘れた様に、あっさりとそこから指を外した。
 「……っ、あ、あ………?」
 唐突に愛撫を止められ、困惑した様な声が凶華の口から漏れる。
 「………おうかぁ………?」
 とろりと熱に潤んだ瞳と不安と不満を交ぜた様な甘えた声に、凰火はにっこりと、
 「……場所を変えましょうか」
 彼の中での決定事項を、凶華に告げた。

251名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:18:46 ID:qNSUghHR

 ソファーが汚れますからね、との色々を含んだ凰火の発言により、場所は凰火の部屋に移された。
 その際、何のサービスか、所謂お姫様抱っこというやつで部屋まで運ばれた凶華の顔は、当然の如く真っ赤だった。が、凰火は気にしない。
 というか、気付きつつも放置。だって凶華が可愛いから。
 「……さて、それでは」
 「う、うん?」
 ベッドに降ろされ、もじもじしている凶華に、凰火は言う。
 「脱いで下さい」
 「………え?」
 凶華、思わず聞き返す。
 その言葉は脳に伝わっており、意味だって理解している。時間を置いてしまえば、意識だってはっきりしてしまうのだ。頭はしっかりと働いている。けれど、しかし、それは、なんというか。
 「……聞こえませんでしたか?脱いで下さいと言ったんです」
 凰火はにっこりと笑んだまま、再度言う。声質は柔らかいものの、それは明らかに命令だ。
 一方の凶華は慌てた。何だか、危機感が凄い。
 「ちょっ……い、いや待て凰火?こ、こーいうのはだな、その……お、男の方がだな、その……」
 「……ああ、脱がされたいんですね?いいですよ?一枚一枚、丁寧に、剥ぎ取ってあげます」
 言語のチョイスが危険極まり無い。勿論わざとだ。いい性格をしている。
 「おっ、おおおお凰火っ!?いや、ちょっ、待っ……ひゃあっ!?」
 押し倒された。
 ぽすん、なんて軽い音で転がったのだから、力の加減はしているのだろうが。
 「……素直に脱いでくれれば、服、汚さずに済んだんですけどね……。まあ、既に濡れている訳ですし。嫌だって言うのなら、仕方が無いですよね?ワガママな妻に応えるのも、夫の役目です」
 顔が近い。唇が触れそうな程に。しかし、その状態よりも台詞の内容に狼狽えた。
 「よ、よごっ……!?いや待て凰火っ!!何をっ……んんぅっ……!?」
 唇を塞がれ、言葉も飲み込まれた。見事な問答無用っぷり。
 「んっ、ふぅ……んんっ!!」
 絡む舌の熱さに一瞬頭がぼやけたが、感じた刺激にびくり、と大きく身体を跳ねさせた。
252名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:24:53 ID:m8TnlF0j
 「ふあぁっ……凰火っ、またっ……」
 「……凶華はここを弄られるのが好きですね……」
 「ち、ちがっ……あう!!」
 くちゅり、と。小さな、しかしやけに耳に大きく響く水音。
 「何が違うんです?こんなにして……凶華は本当に、いやらしいですね」
 「にゃあぁんっ……!!」
 愛撫を中途で止められ、熱を持って疼いていたそこが、再開された愛撫に直ぐ様反応する。
 「……おやおや、こんなに濡らして……おもらししたみたいですよ?凶華?」
 「ふあぁっ……!!だ、だって、おーかがっ!!ゆ、ゆびっ……」
 「何です?いけませんよ?人の所為にするなんて……」
 「ひあぁっ!!」
 ぐり、とそこを抉る様に指が動いた。
 敏感な部分に強い刺激を受け、ひくひくと震える。身体も、その部分もだ。
 「ほら、また溢れてきましたよ?……えっちですね、凶華」
 「あうぅ……」
 頬を撫でながら、囁かれ。熱い顔が更に熱くなっていくのを感じる。
 くちくちと音を響かせ、布越しの意地悪な愛撫が続く。もう染みは広がり続けていて、その部分はびちょびちょだ。
 「あ、あっ……やだ、やだぁ、おーかっ……!!も、もうっ……」
 たまらなくなって、どうにかしてほしいと言外に訴えるが、凰火はにっこりと、
 「もう……何ですか?」
 続きを促した。
 「ふえぇ……」
 いじめっ子にも程がある。
 涙目の凶華にも動じる事無く、
 「どうしました?私は凶華の夫ですから、妻のワガママには応えますよ?」
 ……とんだサドっぷりだ。
 凶華も凶華で、こんな状態では強く言えない。
 逆切れでも出来るものなら是非したいが、そうなったらそうなったで、今の凰火ではにっこり笑って放置とかかましかねないし。
 あうあうと言葉にならない声を発する凶華に、凰火は苦笑。
 「……では、先に進みましょうか?たっぷりと、弄ってあげますよ?凶華の恥ずかしい所を、存分に」
 笑いを含ませ囁かれたその言葉に、凶華は気が遠くなりそうだった。

253名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:30:36 ID:XPzWtaAD

 顔をシーツに押し付けて、脱げ掛けに、膝上で止まっているスパッツの上。
 高く上げさせられた尻が小刻みに震えている。合わせる様に、尻尾もゆらゆらと。
 「……どうしました?羞恥を感じているのですか?」
 「……お、おーかは、へんたいだっ!!」
 「それはどうも。あなたに毒された結果ですかね?」
 凶華に何を言われようが、今の凰火は動じない。
 それ所か、積極的に攻めてくる。……性的な意味で。
 「ひんっ……!!」
 ちろ、と尻尾の付け根を舌でなぞられ、思わず声を上げた。
 (……へぇ?)
 その反応に口元を笑みに歪め、する、と尻を撫でる。
 「……ちょっと強く叩きすぎましたね……赤くなってますよ」
 言いながら、優しく撫でさする。
 「んんっ……やだぁ、おーか、手、やらしいっ……!!」
 「酷いですねぇ……心配しているんじゃないですか」
 苦笑しながらそう言い、しかし裏腹に手は動く。
 尻を柔らかく、手の平で撫でる様に、回す動きで優しく揉んでいく。
 「んん〜〜〜っ!!」
 シーツに顔を押し付けながら、いやいやをする様に凶華が首を振る。
 握り込まれ、シーツに食い込む指先まで真っ赤だ。
 そんな凶華の様子にくす、と笑って。
 「……いいですか?凶華」
 「………?」
 おずおずと、こちらを振り返り、見上げた凶華に、にっこりと笑みを見せて。
 「いやらしいというのは、こういう事を言うんです」
 「ッ………!?んにゃ、あぁっ!?」
 きゅうぅっ、と尻を強くわし掴みにし、そのまま揉み始めた。
 その動きは蜜を湛えたまま放置されていた秘部へも伝わり、大きく水音を立てさせる位で。双丘の奥に隠れる蕾も晒され、ひくひくと震える様が見てとれた。
 「……ほら、どうです?凶華。……いやらしいでしょう?それをされて悦んでいるあなたは、もっといやらしいですけどね?」
 「ふあぁっ……!!ち、ちがっ……凶華様はっ、いやらしくなんかっ……!!んぁ、ひっ……やぁぁ、こ、こぼれちゃ、にゃあんっ!!」
 びくんっ!!と、身体が震えると同時、尻尾も立ち上がる。
 「……ここ、弱いですね?」
 「うあっ……おーか、おーかぁ……そこ、やだぁっ……!!」
 「……嘘はいけませんよ?」
 言いながら、再度。尻尾の付け根を舐め上げる。
 「〜〜ッ!!……いやぁっ、おーかぁ……っくん、んんぅっ……!!」
 またシーツに顔を押し付け、耐える様に唇を噛み締める。
254名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:34:26 ID:ZPMs2vBa
 「……駄目ですよ、唇噛んだら……。声、出した方が楽ですよ?……そっちの方がかわいいですし」
 ちゅく、ちゅる……くちゅ、といやらしい擬音と共に聞こえるのはそんな言葉だ。色々と、もうどうしようもない気分になってくる。
 快楽と熱と情欲と愛しさに呑まれ、溺れ、支配され。それでもうよくなってきているのだから、本当にどうしようもない。
 その上、もっと欲しいと思ってしまうのだから……。
 「お、おーかっ、おーかぁ……も、もうっ……!!」
 「……はいはい。もうちょっと、我慢しましょうね?」
 凰火も自分の吐く息が熱くなっているのを自覚しながら、蜜を溢れさせ、糸を引きながら垂らすそこに指をあてがい、二、三度軽く往復させる。
 「ひゃ、ぁあ、んぅっ……!!やぁんっ!!」
 軽くではあるが、散々焦らされて、やっと直での愛撫だ。それだけでびくびくと反応し、嬌声を上げる。
 刺激が強すぎたのか、逃げる様に腰を揺らす。が、逆に擦り付ける動きになってしまい、また声を上げる結果となった。
 そして、凰火は更に行為を進める。
 蕩けたそこに、指が入り込む。ちゅぷ、と音を立て、まず二本。
 「んっ、ふっ……くぅん……」
 凶華が鼻に掛かった様な甘い声で鳴く。熱い内部をゆっくり掻き混ぜると、粘質的な水音が鼓膜を震わせた。
 「あっ、はぁっ……やぁ、やだぁ、おーかぁ……」
 熱に浮かされた声。
 「何が嫌なんです?……ここはこんなに悦んでいるというのに」
 「ひああっ!!」
 内壁を引っ掻く様に、中で指を折り曲げる。
 「あ、あぁっ……やぁぁっ……」
 がくがく震える足。荒くなる息。痙攣する身体。
 (……限界、ですかね……)
 凰火はそう結論付け、出し入れする指の動きを早くする。じゅぷじゅぷと大きく音を立て、刺激を与えると共に、鼓膜までも犯す様に。
 同時に、尻尾の付け根と、尻尾本体を舌と唇で愛撫。
 「ぅあッ!?……ひぃ、あっ、ふっ……くぁ、ひッ!!……お……かぁ、おーかぁっ……!!」
 縋る様に、懇願する様に必死に己を呼ぶ凶華の声に、愛しさを感じながら。
 「……えっちで、かわいいですよ?凶華」
 「ひぃッ……!!は、ぁ、っあぁ………ッッ!!!」
 優しげな囁きとは裏腹に、三本に増やした指を秘所に突き入れる。同時に親指の腹で蜜に塗れ、淫靡にぬらぬらと光る膨らみを擦り上げながら、更に。尻をわし掴みにし、晒したヒクつく窄まりに、くぷ、と親指の先を食い込ませた。
 「は、ひぃッ……!?」
 続けて秘所、内壁、花芯、蕾までを同時に刺激され、トドメとばかりに尻尾を甘噛みされ。
 「ひぁっ……ッ、ぁ、あっ、ぅあ、ぁっ……〜〜〜ッッッ!!!」
 身体を硬直させ、足を突っ張らせ、声にならない悲鳴を上げながら、凶華は絶頂に達した。
255名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:38:28 ID:Dd6W8L2f


 「……っ……ぁ、はっ……ひは……ァ、ふッ……んんッ……」
 荒く、浅く繰り返されていた呼吸が、落ち着くと共に、絶頂の余韻にひくひくと細かく痙攣し、緊張していた身体が弛緩していく。
 もう尻を上げてもいられない様で、力の抜けた腰がへにゃりと落ちた。
 「あ、あっ……だ、めぇ……」
 腰の落ちた場所から、じわり、と染みが広がる。絶頂の際に更に吹き出した愛液の量の多さがよく解るというものだ。
 凶華はその感触にも感じてしまっているのか、うわ事の様に呟く。
 「……おやおや」
 「……ッ」
 と、上から降ってきた凰火の声に、びくんっと震える。
 「……いけませんね、汚すなんて……」
 「あ、やっ、お、おーかっ……」
 どこか怯えた様にこちらを窺ってくる凶華に内心で苦笑して、
 「……キレイにしてあげますよ」
 言うやいなや、ころんっ、と凶華をひっくり返した。
 「………え?」
 理解する間も無く、そのまま足を開かされ。
 「……どろどろですね」
 「ひゃっ……や、あっ……!?」
 凰火の声を聞くと同時、今の自分の状態を理解し、思わずそこを隠す様に手が動く。足は既に力が入らない上、凰火に抑えられている為に閉じられない。
 「……ッ……あ、やっ……」
 自分の秘部を隠した途端、ぴくんっと手が動く。先程の愛撫とそれによる絶頂の所為で、ここまで蜜を溢れさせていた事を再認識した為だ。
 ヒクついて震えるそこの状態も、如実に伝わってくる。今まで自慰などした事が無かった故、その部分の形も初めて詳細に知り、こんな場所を凰火に散々弄られていたのかと思うと、新たな羞恥が湧いてくる。
 「……そんな物欲しそうな顔をして……えっちですね、凶華は」
 「なっ……!?もっ、物欲しそうなんてっ……」
256名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:40:04 ID:Dd6W8L2f
 「だって、ほら」
 「ひゃああっ!?」
 伸ばした指を、ちゅぷ、と凶華の指ごとどろどろに蕩けきった秘所へと沈ませる。
 「……こうされたくて、手をここに持ってきたんでしょう?ああ、本当はもっと太いのが良かったですか?」
 「ひゃ、ぅ、あ、あっ……!!やだっ、やだぁ、おーかっ……!!いやぁ、あついっ……あつい、よぅっ……ゆび、いれちゃ、ダメぇ……!!」
 じゅぷじゅぷと潤みきった膣を掻き混ぜ、蜜をたっぷりと指に絡ませる。
 「……凶華が気持ち悦いから、ここもこうなっているんですよ?こんな真っ赤に熟れて……凶華のえっちな汁でぐちゃぐちゃになって……もっとして欲しいってひくひくして……いやらしくて、かわいいですよ?」
 「やっ……そんな、事っ……言う、なぁっ……!!ひあぁんっ!!」
 意地悪に囁かれ、ゆるゆると首を振る。しかし、奥に強く突き入れられ、甘い悲鳴を上げた。
 「……おっと。そういえば、キレイにするんでしたね。失礼しました」
 「………っ、ぅ……?ぁ……?」
 ぬぷっ、と音を立て、糸を引きながら指を引き抜き、凰火が穏やかに言う。
 意味が解らなくて、受けた刺激の余韻にぽやん、としていた凶華が僅かに首を傾げる。その幼い仕草に妙な罪悪感と背徳感を覚えるが、表に出す事はせずに。
 凶華の蜜に塗れた自身の指を見せつける様に舌先で舐め上げて、凶華の羞恥心を煽った所で。
 「……いただきます」
 優しげな口調で、しかし獲物を嬲って愉しもうとする鬼畜の笑みで、そう言った。
257名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 07:44:45 ID:Dd6W8L2f
続くっ!!
…エロ冗長な上本番までいってません。相変わらずキャラとか設定とかに不安はありまくりなのですが、次の投下で何とか終わると思いますので、期待せず待っていて下されば幸いです。
…それにしても本当にエロのみだなこれ…。
258名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 15:24:08 ID:4WQRIwz3
一番槍GJ

259名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 17:00:24 ID:7olcPoD3
焦らされるのもたまらんな 続き楽しみに待ってる
260名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:03:44 ID:O/C5ficx
このドS野郎!!(※褒め言葉

サディスト凰火にヘナヘナ凶華様、誠にGJです
終盤の凰火の更なる追い込みに期待
261名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:51:47 ID:hjpLOMUQ
>>257
超GJ! 期待してるよ。
262名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 20:37:17 ID:QPclNs37
>>257
GJ!
もう行けるとこまで行っちゃいなよ。
263名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 23:44:42 ID:lm8eNC9U
攻めるオウカ最高!
264名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 23:57:20 ID:T0RratmY
拙者がピエールをもてあそんでたら意外にビッグで手篭めにされる夢を見た
265名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:10:17 ID:mzZh87UC
こ こ ま で 本 番 無 し

マイサンが我慢しきれずはち切れそうです><
266231:2008/05/21(水) 00:46:37 ID:8KVplwOx
こんばんわ、1週間前に途中まで投下させて頂いた物です
続き出来たので、空気読まずに投下しに来ました

………が
前回「前後編」と言っていたにも関わらず、書いてる間にどんどん長くなってしまい
結局3部構成になってしまったことを先にお詫びしておきます、見通しが甘くてすいません

というわけで凰×凶モノです
お付き合い頂ければ幸いです
267中編 1/4:2008/05/21(水) 00:48:20 ID:8KVplwOx
「あ………あの、な………?」
凶華が、上目遣いに凰火の顔を見上げながら、おずおずと小さな声で呟く。
「………な、なんでしょう?」
普段の彼女からは考えられないそのしおらしい仕草に、凰火は思わず、どきり、と胸を高鳴らせた。
再びベッドの隣に戻り、ベッドの上の凶華と視線の高さを合わせる。無意識のうちに正座をしてしまったのは、凶華
の様子から何かを感じ取った、その緊張の表れだろうか。
「………その………さ、さっきの、ことだが………。」
つい、と視線を逸らしながら、震える声で呟く。どうにかして普段通りの声を保とうとしているその様が………凰火
には、堪らなく愛おしく感じられた。
と、同時に。凰火は………今すぐその場から逃げ出してしまいたくなるような気恥ずかしさに、襲われる。
さきほどは、とにかく凶華の苦しみを和らげてやりたいという一心で、それ以外の雑念など意識の外に弾き出されて
しまっていたが。こうして凶華が落ち着きを取り戻し、同時に凰火自信も平静を取り戻してから、改めてさきほどの
行為を思い出すと………凰火は、まさに顔から火が出るような想いだった。
「………すいません、その、あ、あれ以外に、方法が思いつかなくて………。」
正座をしたまま、ほとんど土下座するようにしてそう謝った凰火の姿に、凶華が、やはり普段のどこまでも尊大で、
どんな天変地異にも動じないような印象からは考えられない、あたふたと動揺したような様子を見せた。
「ち、違う!そうじゃなくてだな………!」
凰火が、床と衝突しそうになっていた顔を上げる。
「………え?あの………違う、んですか?」
「あ、ぅ………い、いや、それは、その………。」
きょとん、とした凰火の眼差しに狼狽し、しばし、視線をあちこちに彷徨わせた後。
「そ、そうではない、その………その前に、貴様が、言っていた………。」
「私が………?」
「………その………『夫婦として当然の行為』とかなんとかいう、あの、あれなんだが………。」
凶華に言われてようやく、凰火はさきほど自分が言ったその言葉に思い至った。確かに、驚愕し混乱する凶華を少し
でも落ち着かせようとして、そんなことを言ったような気がする。まぁ、世間一般の家庭でこんなことが日常的に
行われているか、と言われれば甚だ疑問ではあるが………夫婦である以上、問題無い行為であったことは、間違い
ないだろう。緊急避難の観点からも、おそらく許される………はず、だ。
「………つまり、その、なんだ………。」
「………?」
凰火は一瞬、『凶華様の意識が侵されているのをいいことにそんな言葉で丸め込みおってこの悪漢が』程度の罵倒を
覚悟したが………凶華の様子を見る限り、どうも機嫌を損ねているような気配は無い。
「………その………それが………。」
相変わらず、凶華の意図を察しかねてきょとんとしている凰火の前で………たっぷりと間を置いた後、凶華はやっと、
もじもじとはっきりしない言葉ばかりを呟いていたその口で、胸の内に秘めた想いを告げる。
「それが、『夫婦として』の行為だというなら………つ、つ、妻、の仕事は………無い、のか?」
「………は、い………?」
真っ赤な顔で、告げられた言葉………にも関わらず、その意味を1度で汲んでやることができず、凰火はなおも沈黙
したまま、きょとん、とした様子で立ち尽くし続ける。
「い………い、今ので解からんのか、この超弩級の鈍感男が………。」
「え………あ、そ、その………すいません。な、何分、急な話なたので………。」
「だ、だから、つまり………き、凶華様が、貴様にしてやれることは無いのかと聞いているんだ!この、馬鹿者!」
その言葉が脳に届き、必死でそれを処理し、その意味を推測して。
数秒の後………凰火は、やはり凶華の口から発せられたとは思えないようなその言葉に、改めて驚かされた。
凶華の口から『してやれること』などという言葉が飛び出すなどと、一体、彼女を知る人間の中で誰が予想できた
だろうか。自分は全知全能の神であり、この世に存在する全ての生物、全ての物体は自分の支配下にあり、つまり
それらが自分に無償の奉仕をするのは至極当然な宇宙の真理である………くらいのことなら、天下の往来のど真ん中
でも臆面も無く声高に宣言出来るような彼女の口が、まさか、自分自身に役割を与えられることを、しかも凰火に
向かって求めてくるとは、それこそ全知全能の神とて夢にも思わなかったのではあるまいか。
268中編 2/4:2008/05/21(水) 00:48:58 ID:8KVplwOx
「………ええと………つまり………。」
今度は凰火が、はっきりしない言葉を呟く。凶華の言葉を、自分なりに咀嚼し、判断する。
「………貴女も、この………ふ、夫婦の営みで………自分の役目を全うしたい、と?」
恐る恐る尋ねた凰火の言葉に、憤慨する様子も無く………凶華は、恥ずかしそうに小さく頷く。
「ま………まぁ、貴様等にも解かるように簡単に説明してやれば、そういうことに………なる、な………。」
「………〜〜〜っ。」
その仕草に、凰火は思わず、くら、と、不快感を伴わない軽い眩暈のような感覚を覚えた。
………普段から神を名乗る凶華にとっては、普段のような大言壮語を吐くことよりも、凰火にそんな想いを告げる
ことの方が何万倍も恥ずかしく、勇気が要ることだったに違いない。これまで彼女と過ごした時間の中で、彼女の
性格を知り、そのことを察してしまった凰火に………その想いを拒むことなど、出来るはずが無かった。
「………そ………そこまで言ってくれるなら………お願いしても、良いですか?」
「う、うむ………ならば、貴様に、凶華様を、り、リードする名誉ある使命を授けてやる………。」
経験の浅い者………どころか、ほとんど異性経験の無い者と全く異性経験の無い者との、どこまでもぎこちない会話。
しかし、そこには………互いに互いを気遣っているような、何か、暖かなものが感じられた。
女性を、リードする。例え相手が凶華でなくとも………いや、実際、既に凶華に魅せられた凰火には、例え仮定の話
だとしてもそんなことは想像できなかったが………その責務が至極重大であることは、凰火にも解かる。
プレッシャーの中、凰火は必死で思考を巡らせる。が………こういった状況で、女性が、つまり凶華が主体となって
行う行為を思い浮かべようとすると………凰火の頭には、たった1つのその行為しか、思い浮かばなかった。
「………き、凶華………。」
「な………なんだ、指示をするなら早くしろ、凶華様は優柔不断な男は好みでは………。」
「いえ、その前に………確認を。本当に………私に、任せて貰って、いいんですね?」
「く、くどいぞ、凰火。き、凶華様が1度そう決めたのだから、その事実が覆るはずがなかろうが!」
真っ赤な顔で、ムキになってそう主張する凶華の顔を見つめてから。
「わ………解かりました。それじゃぁ………。」
凰火は、ベッドの上に、凶華に寄り添うように腰を降ろして………ごそごそと、自分のズボンに手を掛けた。凶華が、
一瞬ぎょっとしたような表情を見せる。その刺さるような視線を感じつつも………凰火は意を決して、下手をすれば
そのまま殴り殺されることも覚悟して、開いたチャックから自分のモノを取り出した。
「………〜〜〜ッッッ!!!」
天を衝くようにそそり立つ赤黒いそれを眼にして、一瞬、凶華の呼吸が止まる。その口が、開かれたまま声も発せず、
ただわなわなと震える。
「あの………そんなに驚かれると、私も恥ずかしいんですが………。」
「なっ………き、凶華様が、この程度のことで、驚かされるはずがないだろう!!」
「そ、そうですか………。」
「………ただ、その………思った以上に………。」
凶華は、視線を釘付けにされたまま何事かを呟いたが、最後の部分は凰火の耳では聞き取れなかった。
「はい………?」
「………なんでもない!!いいから、凶華様がどうすればいいのか、早く教えろ!!」
聞き返した途端に凶華にそう急かされ、凰火は、次にどう説明したものだろうか、と考えを巡らせる。ここまで来て
しまった以上は、はっきりと、包み隠さずに伝える他に無いだろう。言葉を濁したところで、結局これから及ぶ行為
に違いは無いのだから。
凰火は、1度息を呑んだ後………震える声で、凶華の役割を伝える。
「こ、これを………凶華の手で、触って、ください。」
「………………は?」
「し、刺激、するんです。その………さっき、私が貴女にしたことと、同じことです。」
「………こ………これを、触るのか!?」
凶華は眼を丸くして、裏返った声を上げた。男のモノを触れ、などと言われたことはもちろん生まれて初めてだろう
から、驚くのも無理は無い。予想通りの反応に、凰火は、もう少し言葉を選べば良かっただろうか、とほんの少し
だけ後悔し、自重するように苦笑した。
「………す、すいません、あの………私も、このテのことに詳しいわけではないので、これくらいしか………。」
………が、しかし。次の瞬間、凶華は、顔に拳骨の1つや2つ貰うことも覚悟した凰火の予想に反した反応を見せた。
269中編 3/4:2008/05/21(水) 00:49:27 ID:8KVplwOx
「………そ、そうか………よし、わ、解かった。触ればいいんだな?」
「………………は、い?」
「しかし………か、かなり腫れているように見えるが、痛くはないのか?」
凶華は、驚くほどあっさりと、凰火の言葉を受け入れた。それどころか、凰火のモノを見て、その様子を気遣うよう
な言葉を掛けながら………興味津々といった様子で、早速、それに手を伸ばした。
指先が、剥き出しになった先端に触れる。覚悟を決める前に接触され、思わず凰火の腰が引ける。
「うぁ、っ!?」
「わ、ッ………や、やっぱり、痛いのか?」
「あ、いえ、その………そういうわけじゃ、ないんですけど………。」
「だが………。」
予想外に早い展開に心臓を高鳴らせつつも、なんとか平静を装って返事をする。その様子を、しばし不安げな眼差し
で見つめた後………凶華は突然、何かに気付いたような表情を見せた。それに合わせて、耳がピクリと立ち上がる。
頭の上で、電球が点灯するのが見えるようだった。
「………今ので、いいのか?今ので、凰火も………気持ちよく、なるのか?」
「ええ、と………はい、そういうことに、なりますね………。」
真面目な顔で凶華に問われ、顔を赤くしながらそう答え………そして。
「………あ。」
「あ?」
凰火が、気付く。
「………今、『凰火』って、呼びましたか?」
「………あっ。」
あ、と解かりやすい反応をした後、凶華が開いた口に手を当てた。
しばし、2人の視線が重なり合い………しばしの後、凰火がクスリと笑い、凶華が恥ずかしげに視線を伏せる。
「………やっと、名前で呼んでくれましたね。」
「………こ、この………耳聡い奴め………!」
「すいません、しかし………どうしても、嬉しかったもので。」
「………〜〜〜っ。」
凰火の手が、凶華の髪と耳を撫でる。一瞬だけその感覚に身を委ねた後、ハッとして、迷惑そうにそれを払いのけて、
凶華は黙り込んでしまった。
「………良かったら………続けて貰ってもいいですか、凶華?」
心の底から改めて湧き上がる、凶華への愛おしさが、凰火の精神に今一歩のところでブレーキを掛けていた躊躇を
溶かし始める。再び掌を凶華の頭に乗せると、今度は凶華もそれを払おうとはせず………凰火に言われた通りに、
また恐る恐る、小さな手で凰火のモノに触れた。
「た………ただ、普通に触っていれば、いいのか?」
それに触れるという行為にも、嫌悪感を示すことなく、凶華はぎこちない愛撫を続ける。凰火は、凶華が少しそれに
慣れてきたのを見計らって、もう少しだけ具体的な注文をする。
「出来れば、っ………軽く、握るようにして、上下に………。」
凶華は、まるで眼の前の光景に魅入られたように、自分の手の刺激に合わせて凰火のモノがビクビクと反応する様を
見つめながら、凰火の言葉に従順に従った。与えられる刺激が、その効率を増す。
「こう、か………?」
「う………そ、そうです………。」
「………何か、ぬるぬるしてきたぞ………だ、大丈夫か?」
「そ、それは、その………やっぱり、さっきの貴女と、同じでして。」
と、凶華の言葉にそう答えたところで。
凰火は、すっかり忘れてしまっていた………凶華をリードすることよりも遥かに重要なことを思い出した。
「………そういえば………身体の方は、大丈夫ですか?」
「っ!」
瞬間、凶華が傍目にも解かりやすく動揺するのが解かった。表情も、手の動きが止まった事もそうだが………何より、
その耳と尻尾が、一斉にピンと立つのは、見ていて思わず噴き出してしまいたくなる程だ。
270中編 4/4:2008/05/21(水) 00:50:01 ID:8KVplwOx
動きを止めたまま、凶華はまた、黙り込んでしまう。凰火が、首を傾げてその表情を窺う。
「どうしました?まさか、また………?」
そう問われて、既に赤かった凶華の顔が、なおも赤く染まっていく。
「い、や………そ、それが、だな………。」
「どうしたんです?」
「い、1度、すっきりしたら、我慢できるくらいには収まった………はず、だったんだが。」
「だが、なんです?」
「その………あの………。」
純粋な気遣いから問い掛けを続ける凰火の視線を避けるように、凶華は視線を逸らせて。
「………ま………また、熱く、なってきた………。」
そして、そんなことを、口にした。
「おかしいんだ………さっき、凰火の、その………こ、コレを、見てから。」
「え………あ、っ………?」
「い、今も、こうやって触ってる間に………ま、また、どんどん、疼いて、きて………っ………。」
凰火がその言葉に驚き、同時に、後悔する。なるほど、彼女もまた………自分と同じように、この状況に当てられて
欲情してしまったということか。彼女はおそらく、そんなことなど理解できていないだろうに、それに気付いてやる
ことが出来ずに無粋な質問をしてしまった………凰火は、自分の思慮の浅さを心の中で嘆いた。
「な、何なんだ、一体、これは………き、凶華様が、おかしいのか?こんな………こんな風に………。」
凶華が、神として崇められ続けてきた人生の中で経験したことのないその感覚に、不安げな表情を浮かべる。
その弱々しい表情に、凰火はまるで、胸を撃ち抜かれたような錯覚を覚え………そしてすぐさま、優しい口調で凶華
の言葉を否定した。
「おかしくなんて、ありませんよ。」
「………っ………?」
凶華が、視線を上げる。その、微かに涙の浮いた瞳を見つめて………凰火は、微笑んだ。
「私も………今、同じような感覚を、感情を、感じています。」
「………凰火も………これと、同じ?」
「ええ。これは………私が言うのもなんですが………男女が互いに愛し合っている、証拠のようなものなんです。」
その言葉に、凶華は眼を丸くした。
「………凶華様と、凰火が………互いに………?」
「………まぁ、さきほども言った通り経験豊富な方ではないので、偉そうなことは言えませんが………。」
最後に少し情けない台詞を付け加えて、凰火は苦笑した。しかし………その眼差しには、少なくとも自分の中の凶華
に対する気持ちについては確信していることが窺える、確かな愛情が感じられた。そしてそれは、その言葉の意味を
未だ真には理解できていない凶華の心にも、しっかりと、届いていた。
「………そうか、これが………愛の、証か………。」
「はい………改めて言われると、恥ずかしいですが。」
「不思議と………悪い気は、しないな。凶華様は、気に入ったぞ。」
そう言って、凶華は、この部屋に来てから初めての………いや、おそらく今まで接してきたどんな人間にも見せた
ことの無いような、柔らかな微笑を浮かべた。瞬間、凰火の心臓が、今までに無い程に大きく、強く高鳴る。
「………なぁ、凰火。」
そして。凰火と同じように、心の中に渦巻いていた躊躇いや不安を取り除かれた凶華の口が、開かれる。
「………また………さっきと、同じように、してくれないか?」
それは、これまでの非日常的な日常生活の中で、凶華が幾度と無く凰火に下してきたどんな命令とも、決定的に違う。
「この、熱を………凰火の手で、冷ましてはくれないか………?」
妻として、凰火を愛する1人の女性としての………純粋な、愛を求める言葉だった。
凰火の心の中に、じんわりと、暖かなものが広がっていく。無意識のうちに、凰火の手は凶華の顔に伸びて………
次の瞬間、身を屈めた凰火と、顎を持ち上げた凶華の唇が、重なった。
唇が触れるだけの、しかし、長い時間を掛けた接吻。やがて離れた2人の顔は、全く同じように真っ赤に染まって
いたが………そこには、互いを慈しみ合うような微笑が、浮かんでいた。

凰火の腕が………凶華の身体を導く。
271中編:2008/05/21(水) 00:54:03 ID:8KVplwOx
(続)

しつこく続きます、すいません
ドS分(※褒め言葉)は別の方にお任せしまして、恥ずかしげも無く甘々なの書いていければと思います
よろしければ今しばらくお付き合いくださいませ

また後ほど、今度こそ完結させに来ます
乱文失礼致しましたっ
272名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:32:39 ID:jjSkpdFK
>>271
甘々サイコー! 続き待ってます。
273名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 02:42:47 ID:1UrvVPBu
>>271
GJ!もうなんか二人ともぎこちなさすぎて可愛いな。
良い夫婦だ…。是非甘々で突っ走って下さい
274名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 21:53:56 ID:wHkqcmyi
たまらねー たまらねーな
275名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:22:18 ID:9ZFCfNvO
AV化おめでとう
276名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 14:35:48 ID:BBa6bcxG
あなたの顔面を破壊します。性的な意味で
277名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 18:50:56 ID:w33upjFM
凶華様は総受けなのかーメモメモ
278名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:49:30 ID:1Vmbfxxu
>>277
俺は凶華様に足コキされたい
279名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 02:54:12 ID:CT5bxLld
でも性行為に慣れてきたら攻め始めるんだろうな
うーん、なんというリバーシブル
280名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 10:10:08 ID:+95Pbj4Y
ありえるな…。
しかし、自分的にはHの時だけデレる凶華様がいいな。
281名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 19:30:30 ID:fwJbyCS6
でも、デレデレの甘々な夫婦も捨てがた(ry
282名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 23:19:32 ID:r9l7rz+M
これはお世話になってるせめてものお礼なんだからね、それだけで他意はないんだからね
と言う名目で真っ赤になりながら終雨に夜這いをかける証歩と、
そんな義理立てはいらないよ、でも証歩ちゃんが義理とかを抜きでここにきてくれたんなら
僕も嬉しいなと切り返し、その不意打ちに慌ててる証歩をベッドに組み伏せ、暗殺技術の
応用で人体のツボを知り尽くしたその指使いで証歩を翻弄、
ほら、正直な気持ちを聞かせて欲しいなと笑顔Sモードの終雨にいいように弄ばれ、
最初は必死に声をガマンしていた証歩だがとうとう辛抱貯まらずあられもない声を上げて
終雨への想いと悦楽を口走りとうとう達してしまう証歩を、優しい瞳で見つめて髪をなでてから、
証歩自身におねだりさせてからその処女を捧げさせるSSを希望。
283名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 02:05:13 ID:P3u/5ZVT
>>282
細けぇよwww


だが同意せざるを得ない
284名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 02:19:11 ID:IafIAKH2
>>282
もうアンタ書いちまえよwwww
285名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:34:51 ID:+zYiJkVr
>>277-281
じゃぁ、間を取って

最初はガンガン攻めていこうとするんだけど
最中に凰火が覚醒して一転受けに回り
最後はいつもへにゃへにゃにデレ化してしまう

ということでどうだろうか
286名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:53:18 ID:g1kxSTgW
雹霞×千花マダー?
287名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:55:04 ID:voBihaA6
>>285
あれ、普通にそう思ってた俺はもしかして異端なのかw
最後には凰火にやり込められる凶華様萌え。
その後デレ状態続いてごろごろ甘えてしまえばいい。時間経って唐突に正気に戻ってあうあうしてしまえばいい。
288名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 09:05:04 ID:bNxPTCiv
>>287
お 前 は 俺 か !
289名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:56:31 ID:M/so3gLt
銀夏×千花はないのか?個人的には
ピエール×凶華もありだが
290名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:37:38 ID:2YeK2ePk
>>287
よう俺、もうあんた書いちゃえよ
291名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 22:50:26 ID:K5eMqIZZ
レイプ要員にぴったりなナス子さんを押す奴は居ないのか
乱崎家の(夜の)アイドルですよ?家族皆で(性的に)歓迎ですよ

まぁ凶華をどうするかって問題が有るが
292名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:26:33 ID:UwCiIeDa
え? むしろ凶華様が自発的に抜け出て適当なのに取り付いて
率先して襲い掛かるんじゃ?
293名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:36:16 ID:Opvy8khl
いい感じに妄想が蔓延してるな!
よし、あとはそれを形にするだけだ!
294名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 00:44:14 ID:qh2xNzsQ
凶華を無力な人間に取り付かせて縛りあげ
目の前で無防備な昔の身体を可愛がってあげたい
問題は凶華が抜けるとナス子になるということだが
295名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 09:56:56 ID:VLUKVMrL
きっと大丈夫だ。
ナス子は、やり方次第できっと恐ろしい程にデレる!
オレはそれを信じてるから。
296名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 23:48:40 ID:ZwFVNFw1
ナス子はツンデレな上騙されやすいから大丈夫だ!
きっと乱崎家の誰かが空気を読むさ!
297名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:47:52 ID:AvJZAOIH
アニメ観る→とりあえず原作読んでから改めて観ようと決意→いま弐さつめ
という現状のオレにとっては、ナス子さんとやらがどんなんなのか、wktkが止まらない
298名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:52:05 ID:wiRihwza
ナス子は本名SYGUNASS
凰火の昔好きだった人で、凶華に激似
とある事故のせいで凰火はすっかりSYGUNASSのことを忘れていたが記憶の底には残っていたようで、
凰火が凶華に好意を抱いたのも見た目が似てたから
そんなところにSYGUNASSがひょっこり姿を現したから・・・というのが7巻のあらすじ
299名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:52:23 ID:9uopudXx
>>297
よう俺。そんな漏れは現在七さつめ冒頭だぜ
300名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:57:08 ID:VIEIKG1Z
ちょっと猛スピードで七さつめ買ってくるわ・・・といいたいところだが本屋が開いてない・・・・
301名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 01:55:15 ID:KM8WzT8j
ちなみにナス子さん初登場の時はなんだかよく分からない化け物の姿してたよね
再登場時のギャップに驚いたモンだ
まさか料理が出来るとは・・・
302名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 02:38:27 ID:Eu5hek+s
>>298
嘘吐けwwwwwwww

ナス子さん最大の問題は死神と顔を合わせたら仁義なきなんちゃらが始まりそうなところ
303名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 02:59:45 ID:6NQESDB3
凶華「いいこと考えた。ちょっと体貸せ」

月香「???…おk」



  触 手 大 乱 交 パ ー テ ィ 開 催
304名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 09:33:06 ID:divYdnII
まてまて
ナス子さん状態で中出しされたとして、
最終的に孕むのは凶華なんだろ?
何か問題が・・・。
305名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 11:58:16 ID:xt49F6CX
>>304
それをいうなら、そもそも普通に凶華様と眼鏡がせっくるしても孕むのはナス子の子
306名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 14:10:41 ID:HNT7wguR
ピコーン(AA略)

眼鏡の肉体はナス子さんが、精神は凶華様が蹂躙すればいいんじゃね?
307名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 18:01:09 ID:hRpeEI5A
>>306
なにげに名案かもしれない
308名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 22:03:09 ID:51IowGCH
298
マジで?全巻読んだけど知らないぞ漏れは
309名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:01:44 ID:KCQe6hpI
お前らさっさとその妄想で執筆始めろよ
310後編:2008/05/29(木) 00:07:10 ID:AvJZAOIH
素敵な妄想が膨らんでいる中にコンバンワ
空気を読まずに>>270の続き投下させて頂きに来ました

甘々乱崎夫妻完結編です
参ります
311後編1/8:2008/05/29(木) 00:08:16 ID:83IsKOex
凰火の腕が………凶華の身体を導く。
「ちょっと、失礼します。」
「ん、っ………?」
ベッドの上に四つん這いになるような格好にさせた凶華の小さな身体の下に、凰火の体が滑り込む。さきほどまで
凶華が横になっていた場所で、その更に前と同じように横になった凰火の胸の上に、凶華が跨るような格好になる。
凶華の眼の前には、未だそそり立ち続ける、凰火のモノ。そして、小さな身体の下にできたトンネルを通して脚の間
から覗く、凰火の顔。
「お、凰火………これ………?」
あれよあれよと言う間に、そんな恥ずかしい格好に落ち着いてしまった凶華が、裏返った声で尋ねる。しかし、凰火
としてもそれは、経験や情報によって取った行動、と言うわけではなく………もっと、本能的な何かに動かされて、
身も蓋も無い言い方をしてしまえば『なんとなく』行ったことだった。
凶華の質問には答えず、凰火がその指を、眼の前でしとどに濡れる秘裂に添える。微かな水音と共に、凰火の指は
あっさりと、凶華の中に沈み込んだ。
「ふ、やぁっ!?」
「………やっぱり、まだ疼くみたいですね。」
そこでようやく、凶華の中に、自分が凰火の眼の前で最も敏感な部分を曝け出しているということに対する羞恥心
が芽生え始める。
「や、やあぁ………凰火、だ、駄目………これ、は、恥ずかしい………ッ!」
しかし、その訴えにも、凰火は指の侵入を止めようとはしなかった。
「………僕だってそうですよ。けれど………今は、出来る限りのことをして、貴女を愛したいんです。」
「………ん、ッ………凰火ぁ………っ。」
「………すいません、僕もさっきから、疼いてるんです………さ、触って、貰えませんか?」
耐えかねたような凰火にそう促されて、凶華は、涙の浮かんだ瞳で眼の前にそそり立つそれを見つめた。既に、ぼう、
と微かな浮遊感を感じ始めた意識の中で見つめるそれが………なんだか、とても愛おしいもののように思えて。凶華
はその小さな手で、再び、凰火のモノを包み込んだ。
さきほど言われた通り、適度な強さで握りながらそれをしごいていく。くちゃくちゃと音を立てながら掻き回される
下半身からの刺激が意識を掻き乱し、その動きに自然と緩急をつけていく。
やがて凶華は、モノを握る自分の指先に、掌に、水気を感じることに気がついた。見ると、赤く充血し膨らんだ凰火
の先端から、透明な液体が染み出している。凶華は、ぼやけた意識の中でしばしそれを見つめて………やがてそれが、
さきほど凰火が言っていた『愛の証』の1つなのだろうなということを、漠然と、なんとなく、察していた。
途端に、凰火の分身ともいえるそれに感じる愛おしさが、膨れ上がる。初めは、意外と大きくてグロテスクな形を
しているな、と少しだけ気が引けてしまっていたが、今ではそれが嘘のようだった。
凶華は、蕩けるような表情で、口の端からだらしなく涎を垂らしつつ、熱っぽい瞳でそれを見つめて………そして。
「………ん、ぅ………。」
「う、ぁっ!?」
突然、凰火の先端に、剥き出しになったそこに、優しく口付けをした。
突如としてそれを襲った、柔らかく濡れたその感触に、思わず凰火の腰が引ける。
「ちょ、っと………き、凶華………!?」
「あ、っ………す、すまん、痛かったか………?」
凰火の上擦った声で我に返った凶華が、不安げに尋ねる。
「いえ、あ、あの………痛いというか、むしろ、その………良い、んですが………いきなりだったので。」
「あ、あぁ………そうか………そうか。良い、んだな?」
「………知らないでやってるんですか?」
「………何がだ?」
「………いえ、何でも………。」
「凰火が、良いと言うなら………つ、続ける、からな………。」
本能的にその愛し方を会得していく凶華が、たまらなく愛おしいような、その反面で末恐ろしいような。どことなく
複雑な心境を抱きつつも………凰火は結局、その感覚に身を委ねることを選択した。
312後編2/8:2008/05/29(木) 00:08:55 ID:83IsKOex
「………は、んむ………ちゅ………。」
再び、凶華の唇がモノの先端に触れる。凰火の言葉から、おそらくやればやるほど気持ち良くなってくれるのだろう、
ということを悟った凶華の行為は、みるみるうちにエスカレートしていった。それはただの口付けから、舌を絡める
ディープキスのような動きになり、やがて、先端を優しく咥え込むような動きへとシフトしていく。
恐るべき順応力で、急激にその攻め方を上達させ始めた凶華の姿に………凰火は、夫としての威厳の危機のような物
を感じ始めていた。このままでは、完全に手篭めにされてしまう………普段の凶華を知っているが故の、漠然とした
その危機感に動かされて………凰火は上半身を起こし、背を丸めた。
「ん………ひ、あああぁぁぁッ!!?」
途端に、モノを咥え込んでいた凶華の口から、甲高い悲鳴が上がる。見ると………身体を起こした凰火の顔が、大股
を開いてその身体の上に跨った凶華の秘裂に、うずまっている。
自分がそうしているのと同じように、凰火の舌で、その秘裂と最も敏感な突起を攻められて………凶華は途端に行為
を続ける余裕を無くし、凰火の身体の上で崩れ落ちた。
「うぁ、あ、ひ、ぃあッ………お、おう、かッッ………止め、ッ………!!」
「………自分だって、してることじゃないですか。」
「で、でも………ら、め、そこ、き、汚い、から………ん、にゃぁっ!?」
「凶華の身体に、汚いところなんてありませんよ。」
そんな歯の浮くような台詞を臆面も無く言ってのけて、凰火は、音を立てて凶華の花弁から溢れる蜜を啜った。凶華
の背筋をゾクゾクとした痺れが襲い、尻尾がピンと天を衝くように反り返る。その付け根を撫でてやると、眼の前の
秘裂がピクピクと切なそうにひくつくのが解かった。垂れ落ちる愛液が、凰火の寝巻きの胸元に染みを作っていく。
「あ、あああぁぁッ!!ひゃ、うッ、ん、あぁッ!!」
柔らかな肉を掻き分け、溢れる蜜を掻き出すように膣内を愛撫する。もはやモノへの奉仕など忘れ、襲い来る感覚の
波に溺れることしかできなくなった凶華は、ただただ、甲高く甘ったるい嬌声を上げ続けた。
そして。やがて凶華の身体が高まり、今夜2度目の絶頂に達しようとした………そのとき。
凰火の指と唇が………凶華の秘裂から、離れた。
「………ふ、ぇ………?」
臨界点ギリギリのところで、突如として刺激を中断されて。凶華が、惚けたような声を上げる。ぼう、と夢と現実の
狭間に居るような顔をしていた凶華の身体は次の瞬間、こてん、と1度横に転がされた後、優しく包み込むような
凰火の腕に抱きかかえられた。2人の顔が、正面から向き合う。
「お………おう、か………ぁ………?」
身体の中でのた打ち回るような熱を抱えたまま、凶華が潤んだ瞳で凰火を見つめる。
その視線を受け、凰火は一瞬、ばつの悪そうな表情を見せ………そして。
「………あの、ですね………。」
顔を赤くしながら、上擦ったような声で語り掛ける。
「僕も………そろそろ、我慢の限界というか、なんというか………。」
「ぇ………ぁ………?」
「………ですから、その、つまり………あ、貴女と………。」
真っ赤な顔を伏せて、心の中で、冷静になれ、と自分自身に言い聞かせた後。
凰火は………真っ直ぐに凶華の瞳を見つめながら、告げる。
「………貴女と………1つに、なりたいのです。」
決意と共に告げられた言葉に続いた、更に数秒間の沈黙の後。
「………〜〜〜ッ!!」
凶華は、凰火の真剣な眼差しの先で………ぼう、と赤かった顔を更に真っ赤に染めた。
自分の身体が疼くその原因は解からずとも、そういう知識の断片は、どこかに転がっていた媒体から仕入れていたの
だろう。以外にもあっさりとその言葉の意味を理解した凶華は、あうあう、と陸に打ち上げられた魚のように口を
開閉させながら、言葉を失った。
凰火は、なおも真剣そのものの眼差しを向けながら、凶華の返答を待つ。しばし、許容量を越えた衝撃に麻痺しそう
になった頭で、ぐるぐると考えを巡らせてから………やがて凶華が、震えた声を出す。
313後編3/8:2008/05/29(木) 00:09:29 ID:83IsKOex
「………き、凶華様も………そ、それは、知識としては、知っているが………。」
「はい。」
凶華の曖昧な声に、凰火は対照的なはっきりとした声で答える。
「そ、それは、本当に………夫婦ならば………愛し合う者ならば、当然の行為………なんだな?」
「その、はずです。」
「つまり………凰火が、凶華様を………あ、愛して、いるから。それを、求めているんだな?」
「当然です。何を、今更。」
「………そ………そう、か………。」
そんな、短い問答の後。凶華は、しばしの間黙り込んで。
「………それなら………。」
また口を開き、震える声で喋り出す。
緑色の瞳が、凰火を見つめる。凰火が、それを真っ直ぐに見つめ返す。
「………それなら、凶華様も………凰火と、ひとつに、なりたい。」
「………凶華………。」
「凶華様も………凰火が、好きだ。愛している。だから………だから………。」
想いが、堰を切ったように溢れ出す。しかし、これまで1度も、誰かに向けて愛の言葉を紡ぐということを経験して
来なかった凶華の口からは、そのほんの一部が形になった言葉しか出ては来ない。
こんなにも愛おしい、その想いを思うままに伝えられない自分が、もどかしい。言葉が途切れ、しかし口だけは先程
と同じように動き続け………凶華の瞳に、また、涙が浮かび始めた。
そして、次の瞬間。
「………ん、っ………!?」
それを、塞き止めるように………凰火の唇が、凶華の唇に重ねられた。
「………ん、く………ぅ………っ。」
一瞬、脅えるようにしてその身体を硬直させた凶華は………しかし、凰火の舌がその唇の間から入り込んでくると
すぐに、まるでまたたびを嗅がされた猫のようにくたりと脱力してしまった。まぶたがゆっくりと閉じられ、凰火の
首に凶華の細い腕が回され………互いの舌が、自然と、本能的に、貪るかのように絡み合う。
「ん、ふぁ………ちゅ………。」
やがて。長い長い接吻を終え、2人の舌が、名残を惜しむような透明な糸を引いて離れ離れになった後。
「………凶華………。」
とす、と軽い音を立てて、凶華の身体がベッドの上で仰向けに寝かされる。
「おう、か………っ………。」
頬と言わず顔と言わず、見える部分の肌をまんべんなく桜色に染めた凶華は………ゆっくりとその脚を開き、凰火の
身体を受け入れる。凰火はその上に覆いかぶさるようにして凶華と身体を重ね………そして。
「………行きますよ?」
モノの先端を凶華の入り口に宛がいながら、言った。
その言葉に、凶華が小さく頷いて。そして、次の瞬間………。
「………ぐ、っ………!?」
「う、あ、ぁ………ぁ、ッ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?」
その、外見的には未発達な秘裂を押し開いて………凰火が、凶華の中に侵入した。
凶華が声にならない悲鳴を上げるのに合わせて、凰火が思わず呻き声を上げる。ある程度予想はしていたが、いくら
実年齢が20歳だとはいえ体型としては小学生とさして変わらない凶華の中は、思った以上に窮屈に、凰火のモノを
容赦なく締め上げてきた。
「あ”、ひぃッ………ん、あああァァァッッッ!!」
「き、凶華………大丈夫、ですか………!?」
じわじわと腰を進めるごとに掛かる圧力が強まり、凶華の悲鳴もその激しさを増していく。小さな入り口を目一杯
広げて自分のモノを受け入れようとするその様子に、どこか寒気にも似た不安を覚えて、凰火は凶華に呼びかける。
微かに開いた瞳から視線が注がれるが、しかし、その口は悲鳴以外のものを発する余裕を無くしたかのように、ただ
叫び続けるばかりだった。
314後編4/8:2008/05/29(木) 00:10:03 ID:83IsKOex
「あ、あァッ!!ひあああッッッ!!?」
凰火の脳裏に、暗い影が落ちる。
「き、凶華………っ………。」
果たして………自分はこんなことをして、本当に、凶華を愛そうとしているのか?
本当は、自分の欲望を満たしたいが為だけに、こんなことをして………凶華を、苦しめているのではないか?
その疑念が、凰火の中で、急激にその支配領域を拡大していく。凰火の侵入が、止まる。
「凶華………苦しいのなら、言ってください。僕のことは、気にしないで………。」
「ひ、ぃあ………お、おう、か………ん、ぅ………?」
「突然言い出した、僕が悪かったんです………本当ならもっと、凶華にも心の準備が必要だったはずで………。」
「え、っ………え?凰火………?」
凶華が、事情が飲み込めずに目を白黒させる。
「今、無理をする必要はありません。これから先、僕等には、いくらでも時間はあります………だから………。」
凰火はそう言って………微かに、笑い。半ばまで侵入していたモノを、凶華の中から引き抜こうとした。
………が、しかし。
「や………お、凰火………!!」
「………っ………!」
引き下がろうとした凰火の身体に、凶華の震える手足が、しがみ付いた。
正面から抱き付かれてしまい、腰を引くに引けなくなった凰火が、その場で固まる。
「や、だ………嫌だ、そんな………そんなの、絶対に、い、嫌だ………っ………!!」
「き………凶華?」
「い、今じゃないと、嫌だ!!お、凰火が………凰火が、愛してるって言ってくれた、今じゃなきゃ!!」
凶華の顔が、凰火の胸に埋められる。凶華の腕は、まるで凰火がその場からいなくなってしまうのを恐れているかの
ように、強く、凰火の身体を抱き締めていた。
「凰火は、凶華様を愛してるんだろう?凶華様だって、凰火のことを愛してる………そうだ、愛してるんだ!!」
普段の大言壮語とも、さきほどまでの照れの見え隠れする言葉とも違う………悲痛な、叫び。その声が、凰火の胸に
深く突き刺さる。
「………心の準備くらい、出来ている。だから………だから、頼むから、そのまま………!!」
「………っ………。」
ああ。自分は………たった一時の不安如きで、なんと情けないことを口走ったのだろうか。
ただ、そんな些細な恐れを払拭する為だけに………凶華の決死の覚悟を、踏み躙ろうとするだなんて。
ほんの数十秒前の自分の発言を、凰火は、心の底から後悔し………そして改めて、彼女に向けられた愛情の、彼女
から向けられた愛情の大きさを、実感した。
「………すいません。」
そんな言葉が、口をつく。凶華の、行為そのものに対してではない、凰火の返答に対する不安の色に満ちたその瞳が、
微かに震えながら、眼の前の顔を見つめる。
「………せっかく、貴女が勇気を出してくれたのに。それに、水を差すような真似をして。」
「………凰火………?」
「けれど………もう、解かりました。ここで………立ち止まっていては、いけないんだと。」
「っ!」
凶華の瞳に、小さな、しかし確かな光が宿ったような気がした。その視線の先で、凰火が、本当に申し訳無さそうな
顔で俯く。
「………すいません、今のは我ながら、余りにも情けなかったです。それと………。」
「………それ、と………?」
「あの………多分、次はホントに、止まれないと思いますから………先に、謝っておきます。」
凰火なりの覚悟が込められた、その言葉を受け取って。しばし、互いの瞳を見つめ合った後。
「………ふふ。」
不意に、凶華が、微かな笑い声を漏らした。
「よろしい………この凶華様の海よりも深い慈悲で、今回のことは許してやろう。」
「………っ………?」
普段の凶華と同じ、その大言壮語に、凰火が思わず顔を上げる。しかし、凰火が驚かされたのは、凶華がこの状況で
突然に普段の調子を取り戻したからではなく………普段の暴君そのものである彼女とそうは変わらないはずのその
言葉に、いつもの刺々しさが全く感じられなかった、その所為であった。
315後編5/8:2008/05/29(木) 00:10:33 ID:83IsKOex
本当に、言葉通りに、慈悲深い女神のような表情で微笑んで………今度は凶華が、凰火に口付ける。
「その代わり………本気で、全身全霊を込めて、凶華様を愛せ。」
「………凶華………。」
「解かったら、返事くらいしろ。」
その様が………たまらなく、狂おしいほどに、愛おしくなって。
「………解かりました………愛しています、凶華。」
「よろしい。」
再び、愛の言葉を紡ぎながら………凰火は再び、凶華の身体を抱き締め、それを優しくベッドの上に横たえた。
「………ん、くあッ………あ、ああッ!!」
凶華の身体の中で、再び凰火の侵入が始まる。嬌声が響き、その肢体が引き攣り、凰火の背後に回された手が寝巻き
を引っ掻くようにして掴み、握り締める。
しかしその叫び声にも、凰火は今度こそ、腰の動きを止めることなく侵入を続け………そして。
「ん、やああぁッッッ!!?」
やがて響いた、凶華の一際甲高い悲鳴が、その侵入が終わったことを告げた。
凶華の小さな身体は、凰火の全てを受け止めることは出来なかったが………それでも凰火は、そのモノを限界まで、
その先端が凶華の最深部に行き着くまで、突き入れた。最も奥、子宮の入り口を小突かれてそれまでにない感覚に
襲われ、凶華は肩で荒い息をしながら、眼の前で同じように息を乱している凰火の顔を見つめた。
「………は………入りましたよ、凶華………。」
「う、うん………な、中に、凰火のがいっぱい………ん、にゃぁぁ………っ!」
ほんの少し身を捩らせるだけで、凰火のモノを触れ合った膣内全てが刺激され、痺れるような感覚が背筋を通じて
全身へ広がっていく。視線を落とし、自分が凰火と深く繋がった様を眼にして………凶華は、気を失ってしまいそう
なほどの快感に襲われた。
「………凰火………暖かくて、気持ち良い………おう、か、あ、ぁッ………!」
「貴女の、中も………熱いくらいです。それに、凄く、可愛いですよ。」
「も、もっと………もっと、凰火のこと、感じたい………!!」
かろうじて保っていた、どこか尊大な口調もどこへやら。凶華は、頭が蕩けるような幸福感に溺れ、ただただ凰火の
愛を求め続ける。凰火もまた、全力でそれに応えるべく………ゆっくりと、その腰を引き始める。
「や、ぁ………お、おう、か、嫌だ、抜いちゃ、やだぁ………!」
「大丈夫ですよ、どこへも行きませんから………安心してください。」
腰を前後に振ろうとするだけで泣きそうな顔になった凶華の額に、口付けをして。凰火は、なおもゆっくりと腰を
引き、モノのほとんどを凶華の中から抜き出した後、それを再び侵入させ始める。再び身体の内側を満たされ始め、
凶華がぞくぞくと背筋を震わせる。
「あ、ぅ………ひ、あああぁぁぁっ………!?」
「………辛く、ありませんか?」
「だ、大丈夫、だけど………き、気持ち良くて、へ、変に、なりそう………う、あぁ!?」
「変になってもいいですよ。私が、ついてますから………!」
そう言った凰火は、凶華の秘所が徐々に行為に馴染み始めたのを見計らって、腰の動きを徐々に早く、激しくして
いく。凶華の嬌声がその感覚を狭め、やがてその身体が、凰火の動きに合わせて上下に揺さぶられ始める。
「あ、う、あぁッ、ひ、やぁぁぁ!!ん、あうぅ!?」
勢い余って彼女を壊してしまわぬよう、理性の欠片をどうにか保ちながら、凰火は凶華の中にモノを付き入れ続ける。
「凶華………愛しています、凶華っ………!!」
永い、永い永い時間、心の奥底に封印されていた愛を、彼女に打ち込むように。刻み付けるように。
「ふ、やぁぁ………お、凰火、おう、か、あ、ぁ………ッッッ………!!」
互いが互いを求め合い、愛し合う。想いと熱が、際限なく高まっていく。
そして。
「………あ、ぁぁ………ッッッ!!?」
やがて凶華は………身体の奥底から、津波のように押し寄せてくる感覚に、その身を震わせた。
316後編6/8:2008/05/29(木) 00:11:00 ID:83IsKOex
「あ………だ、駄目、お、おう、か………ッ!?」
「………っ………!」
幸福に満たされていた凶華の表情に差した不安の陰を敏感に感じ取り、凰火は………凶華の限界が近いことを悟る。
自分で自分を慰める術も知らなかった彼女のことだ、おそらく、絶頂を迎えるという経験も無いのだろう。
自分にしがみ付く凶華の四肢の強張りを感じ………しかし、それでも動きを緩めることはなく。凰火は、凶華の軽い
身体を抱き寄せ、その耳元に、出来る限り優しく囁く。
「………大丈夫ですよ。僕が、ついてます。」
「で、でも………な、何か、く、来る、からッ………こ、こわ、くて………!!」
「何も、怖がるようなことはありません。今は………僕に、任せてください。」
「………おう、か………っ………。」
「力を抜いてください。もうすぐ………終わりますから………ッ。」
凰火は、穏やかにそう呟いて………一気に、腰の動きを加速させる。
限界近くまで高まりつつあった身体を激しく突き上げられ、凶華が眼を剥き、甲高い悲鳴を上げる。強張った身体が
電撃でも受けているかのようにガクガクと震え、凰火の背中に、寝巻き越しにでも痕が付くほど強く爪が立てられる。
そして。その最奥に、もう何度目かも知れない衝撃が走った、瞬間。
「い………ッッッ………!!?」
凶華の全身の筋肉が、これ以上無いほどに収縮して。
「あ、ぁ、ッッッ………〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!???」
凶華は、凰火の腕の中で………生まれて初めて味わう、絶頂を迎えた。
そして、次の瞬間。その内部が急激に収縮し、凰火のモノを千切れんばかりに締め上げて。
「ぐ、あっ………!?」
限界まで侵入していた凰火のモノも、また………その最後の一撃に耐え切れずに、決壊した。
焼けるように熱い迸りが、凶華の最も深い部分に注ぎ込まれる。絶頂の最中、これ以上無いほどに感度を高めた身体
の芯にその熱を叩き付けられて、更にいくつもの絶頂が連なって凶華の体を襲う。
「は、あ、あ、ぁぁぁ………あ、つぅっ………!!」
「ふ………う、ッ………!」
そうして。
永遠にも感じられるほど、長い絶頂を越えて。
渦巻く白い熱の全てを、小さな体に残らず注ぎ込んで。
「………あ、はぁ………。」
「………っ、ぅ………。」
2人の体が、同時に、弛緩した。

仰向けのまま、くて、と力の入らなくなった四肢を投げ出して脱力し、恍惚とした表情で眼の前の顔を見つめる凶華。
その身体にのしかかってしまわぬよう、なんとか両手を突いて耐えながら、疲れきったような表情を浮かべる凰火。
「………が………頑張りましたね、凶華………。」
「………ん、ふ………。」
2人は未だ繋がったまま、揃って、気の抜けたような笑顔を浮かべ。
「ん………く………。」
「ん、ちゅぅ………んむ、う、あはぁ………ぷぁッ………。」
そして………どちらからともなく、唇を重ね合った。
2人の意識は、しばし、途方も無いほどの幸福感に満たされ………やがて、ゆるゆると忍び寄るまどろみの中に、
沈んでいった。
317後編7/8:2008/05/29(木) 00:11:36 ID:83IsKOex


////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


翌日。ベッドの中で抱き合ったまま同時に目覚め、同時に昨晩のことを思い出して、同時に赤面して。
そして何故か、理不尽にも自分のベッドから蹴り出された凰火は、いろいろな物が乾いてゴワゴワになったシーツに
包まって三白眼で自分を睨みつける凶華の頼み、もとい命令で、凶華の部屋へ着替えを調達に行った。
そして。
「凶華………なんですか、『これ』は。」
そこで………『これ』を、見つけたのである。
扉を開けるや否やそう言った凰火を、まだ赤さの引かない顔で振り返った凶華は、凰火が手にしたそれを………その
空き箱を見て、おや、というような顔をした。
「なんだ、貴様ゴミ箱まで漁りおったのか?凶華様を崇拝するのもいいが、そこまで来るとただの変質者だぞ。」
昨晩までの『愛情』という言葉はは何故か『崇拝』に変換されて。しかし、それが本気なのか照れ隠しなのかなどと
いう些細なことなど無視して、凰火は凶華に歩み寄った。ベッドの隣に置かれた机から椅子を引っ張ってきて、凶華
を見下ろす位置で腰掛ける。
「そういう趣味はありません。というか、コレは床に放置してありました。」
そう言って、凰火は手にした空き箱を凶華の眼の前に突きつける。
「で、どういうことですかコレは。」
「ど、どうも何も………ただの、チョコレートの空き箱ではないか。」
凶華の言う通り、それは確かに、チョコレートの空き箱だった。コンビニやスーパーで一般的に市販されているサイズ
の物ではない、免税店などで売っているマカダミアナッツが入ったそれのような大きさの箱ではあるが、チョコレート
の空き箱であることに変わりは無い。

………ただ、1つ。
その、毒々しい色のパッケージに『退屈な夫婦生活に甘い刺激を!超協力チョコ・ラブ☆ポイズン』という、これ
でもかというほど怪しげな品名が印刷されていることを除けば。

love−poison。いわゆるひとつの、媚薬というやつだ。パッケージを見た瞬間嫌な感覚に駆られ、裏面
を確認してみたが………それは間違いなく、大人の店で売られている類の代物だった。
「まさか………いや、というか、おそらくそうなんでしょうけど………。」
凰火は頭痛に苛まれたように額を押さえながら、明らかに答えの解かっている質問を投げ掛ける。
「………昨夜、これを食べたんですか?」
「そうだが?」
一瞬の溜めも無いまま、凶華があっけらかんと答える。凰火は思わず、眩暈を感じた。
「………どこで手に入れたんです?」
「雑誌の広告欄に載っていてな。それを買わん手があるか、『夫婦生活に甘い刺激を!』だぞ?」
「………で、貴女はこれが具体的にどういうものか、知ってるんですか?」
「知らん。何がどう刺激的になるのか解からん、何が起きるのか知らずに喰うのも一興かと思ってな。」
「………1箱空っぽになってるんですけど、これは全部、昨夜に?」
「届いたのが昨日だからな。量産品にしてはなかなか美味かったぞ。」
「………冗談ですよね?」
「こんなことで冗談を言う意味が解からんだろうが。」
暗澹とした凰火の質問に、凶華は次々と即答していく。凰火の中で、昨晩の謎が紐解かれた。
それは………裏面に『1粒で効果抜群、もっと刺激が欲しい方は1粒どうぞ!』と容量が記載されている媚薬入り
チョコを一気に1箱もかっ喰らえば、体が疼いて仕方なくなるのも当然のことだろう。いや、むしろ、1箱を完食
しておいて、昨晩だけで熱が収まったのは凶華の人間離れした身体があったからこそかも知れない。常人ならば、
疼きに耐え切れず発狂してしまうのではあるまいか。
しかも、本人がそれを全く知らずにやっていたというのがまた、なんとも。
318後編8/8:2008/05/29(木) 00:13:07 ID:83IsKOex
「………凶華。」
「なんだ?」
凰火が、空き箱をゴミ箱に捨てて、疲れきったような声を漏らす。
「この際、これまでのどんな横暴も水に流して構いません。」
「何を今更。というか、唯一神たる凶華様が何故にいちいち貴様の許しを請う必要が………。」
「ですが。」
すっかり勢いを取り戻した凶華の言葉を、凰火の強い声が遮る。凶華がぴたり、と言葉を塞き止めた。
「………夫婦生活に関する買い物をするときには、一応、僕にも相談してください。」
真剣そのものの表情で、凰火が語る。普段なら、そんな願いなど一言で一蹴してしまうところだろうが………その
あまりに真摯な様子を見ると、凶華としても、その言葉を無下にすることが出来なかった。
「特にこういう、怪しげな物には、極力手を出さないでください。」
「………………。」
「こんな物に頼るくらいなら、滑走路やら遊園地やら造って暴れてくれた方が、いくらか安心です。」
流石の凶華も、そこまで言うか、と眼を丸くする。
………おそらくその言葉が、自分の身を案ずるが故に出てきたものなのだろうな、ということは………昨晩の凰火を
忘れていない凶華には、容易に想像がついた。
「ということで、お願いしますね、凶華。」
「………ふん………。」
「解かりましたね?」
「ええいやかましい、解かった解かった!なら貴様の望み通りに暴れてくれよう、覚悟しておけ!」
「………いや、さっきのは物の喩えで………。」
「いや、そもそも凶華様が貴様に伺いを立てる必要など、もともと無いのだ。すっかり忘れていたぞ。」
「………ですから………。」
「だが、凶華様も鬼や悪魔ではない。貴様の願いだけは聞き入れてやる、有難く思え!!」
凰火は、昨晩の態度が嘘のように捲くし立てる凶華の言葉に、今度こそ本格的な眩暈を覚えたが………しかし、凶華
の頬に残る微かな赤みを見ると、それ以上きつく注意する気持ちもどこかへ失せてしまった。
はぁ、と嘆息しながら………まるで、聞き分けの悪い小さな子供を見るかのような顔で苦笑する。
「………で?着替えは?」
「あ………すいません、それに気を取られて忘れてました。」
「貴様、この程度の使いもロクに出来んのか!早く取って来い!」
曖昧な表情のまま、凰火は凶華の声に押し遣られるようにして、部屋から追い出されてしまった。

ドアが閉まり、凶華が、また独りで凰火の部屋に残される。
「ふん。」
シーツに包まったまま、小さく鼻を鳴らす。ゴミ箱の中の空き箱に、視線を落とす。
「(………貴様も男の端くれなら、少しは興味を持たんか、この朴念人が。)」
憮然とした表情で、『携帯電話』の能力ではなく、ただ、頭の中の独り言としてそんなことを呟いて。
そして、次の瞬間………ふ、と微かな笑みを漏らす。
「(………まぁ、しかし………あれはあれで、悪い気はせんがな………。)」
ほう、と想いを馳せるように眼を細めて………すぐに、ハッ、と我に返る。
自分の中に浮かんでしまった想いに赤面しながら、凶華は独り、頭までシーツを被って悶えていた。



(完)
319名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:15:08 ID:83IsKOex
終わりました
お粗末様でした

書き始めたときはアニメのみだったんですが、書いてる途中で原作読み始めまして
そんな関係で、どっかに齟齬が出てないといいんですが………もし何か見つけたら、華麗にスルーしてやってください
あと、中篇までずっと凰火の一人称間違えてました、すいません

ではでは今回はこの辺で
また機会があればお会いしましょう
320名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 06:11:11 ID:w6S/27NN
漢字が多すぎる
321名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 07:46:58 ID:vZEOpJ/a
>>319
GJ!!
凶華様の可愛さにヒャッホウ!!と歓喜の叫びを上げてしまいましたよ。歯の浮く様なベタ台詞かます凰火もGJだ!!
つか、これオチどーすんのかと思ったらそうきたか!!…凰火も大変だ。
次の機会、お待ちしております。
322名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 10:34:32 ID:w2sA/dZ6
>>319
めちゃナイスだぜ!
何という甘あま夫婦日記。
凶華のロリな身体を堪能しまくった凰火ウラヤマシ

ちょっとトイレで抜いてくる
323名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 17:09:02 ID:moLC069m
俺もトイレ行ってくるわ
324名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:48:29 ID:akZz71Bo
あんた神
325名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 03:35:47 ID:esEKo2PK
>>319
ブラボー!!ええもん見させてもらいました。
甘々はいいわー。

あと遅レスだが
>>298
なんというラブコメw

 「……凰火は、凶華様の事を奴に重ねて見ていただけなのか……?」
 「……凶華……それは……」
 「……もういい……凰火の馬鹿者ォッ!!」
 「凶華っ!?」
 走り去っていく凶華。
 凰火は動けず、その背を見送るしかなかった。
 …去り際、凶華の瞳から零れ落ちた涙が、凰火の胸をより一層締め付けた。

なんて妄想をしてしまったじゃないか。…自分、凰凶大好きなんだなぁと再確認。
エロパロ的にはこの後凰火が「あなたじゃないとダメ(勃たない)んです!!」とか言って抱くんですね。
サド的には凶華様とナス子さんをいっしょくたに喰ってハーレム鬼畜ルートを(ry
326名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 04:02:28 ID:A6H/1376
>>319
絶対雹霞あたりに盗み聞きされてるなwww
327名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:18:29 ID:fGYAyGts
どうもー、>>257です。
続き投下します。
相変わらずエロ冗長ですが、お付き合い頂ければ幸いです。
328名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:19:47 ID:fGYAyGts

 「ひあぁぁぁっ!?」
 凶華が一段と大きな反応を示す。
 凰火が蜜を滴らせる秘部に顔を近付けたかと思うと、その秘裂ごと口に含み、舌で花芯を撫でたのだ。
 そのままぴちゃぴちゃと犬が舐める様な音をさせながら、凶華の愛液を飲んでいく。
 「……っ、ん、ぅあ……おーか、やだ、やだぁ……」
 ふるふると力無く首を振る度、羞恥の為か、大きすぎる快楽の為か、瞳に浮かんだ涙が散る。
 「……嫌ですか?では、こっちが良いですかね?」
 言うと同時、足の付け根に吸い付いた。
 「ふぁっ!?」
 「……ですが、キレイにすると言った手前、こちらを放置しておく訳にもいきませんからねぇ……」
 「ああっ、やぁっ……!!」
 中の愛液を掻き出す様に指を出し入れしながら、内腿を甘噛み。
 引っくり返された時に片足だけ抜かれたスパッツが、もう片方の足首の部分で凶華の動きに合わせてゆらゆら揺れる。
 「やっ…はぁ、ぅ……んっ、ふぁ……」
 びくびくと凶華の身体が跳ね、背が反り返る。
 一度絶頂に達し、敏感になっている身体には酷だろう。が、凰火は更に空いている方の手で尻尾を撫で上げ、肌を指先で辿り、強弱をつけた愛撫で刺激を与えながら凶華を追い詰めていく。
 「あ、あぁ……やぁ、もっ……おーかぁっ……」
 「……もう、何ですか?凶華?」
 「や、あ、あうぅ……」
 ちゅく、と内腿に吸い付き、所有印という名の紅い花弁を残しながら問う。
 問われた方の凶華は涙目で凰火を睨んでいる……つもりなのだろうが、成功しているとは言い難い。
 完全に主導権は取られているし、翻弄さえされている状態で。
 「……どうしました?具体的に説明して頂きませんと、解りませんよ?」
 凶華と視線を合わせ、そう言いながら見せつける様に、ゆっくりと先程付けた花弁を舌先で舐め上げる。
 「やぁ……おーか、おーかぁ、も、からだ、あつい、の……」
 理性が崩壊したのか、それとも下手な事を言うと放置されそうだとの判断が頭の何処かで下されたのか、素直な言葉が凶華の口から出た。
 その先は流石に言葉にならなかったらしいが、凰火としては充分だ。
 ねだられるまま、凰火は指の動きを速めた。徐々に声が高くなる。
 ぐちゅぐちゅと音を立て、内壁を擦り上げ、引っ掻き、その度に奏でられる凶華の喘ぎに熱くなる自身を自覚しながら。
 「……仕方無いですね……。もう一度、指だけでイッちゃいましょうか……」
 言葉とは裏腹に、この上無く愉しげにそう言う凰火の眼は、どう見ても鬼畜のそれだった。

329名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:23:15 ID:fGYAyGts

 部屋に満ちるのは、荒い呼吸音と、淫らな水音。重なる様にして、少女の喘ぎと悲鳴と嬌声。
 「ふあぁっ……!!やぁ、らめ、らめぇ、おーかぁ……」
 力無く制止の声を上げてはいるものの、その行為に溺れているのは明らかな声音。
 引き剥がす為に伸ばした筈の手は、力も入らず、凰火の頭に添えられているだけの状態。その形はまるで押し止めているかの様で、凶華の羞恥を増す材料にしかなっていない。
 時折凶華の蜜を啜る音が大きく聞こえ、羞恥心を刺激する。
 「……駄目ですよ、凶華……。こんなに溢れさせて……。このままじゃ、キレイになりませんよ?」
 「ふぁ、ああんっ!!」
 言いながら、凰火がヒクつく秘所をなぞる様に舌を這わす。
 執拗な愛撫により幾度も絶頂を迎えた凶華にとって、最早凰火から受ける刺激は全て己の理性を壊す快楽となっていた。
 しかし、身体は貪欲だ。
 「ふぇぇ……。やだぁ、おーかぁ……おく、おくが、へんだよぉ……」
 疼いて、疼いて、たまらないと。
 縋る様に凰火の髪に力無く指を絡ませ、無意識にか、足を限界まで広げる。
 「……奥、ですか?」
 ぬち、と舌と指を差し入れる。そのまま掻き回せば良い声で鳴いてくれるが、それでも足りない様で。
 「もっと、おく……欲しいよぉ、おーかぁ……」
 潤んだ瞳。涙に濡れた頬を上気させ、口の端から涎を垂らしながら。その本当の意味を知らないだろうに自分を求めてくる凶華の素直な言葉に、凰火は抗う術を持たない。
 ……しかし。それは、つまり。
 「……指だけで充分でしょう?」
 「やだぁ……」
 ふるふると首を振り、涙目で訴えられる。
 「……凶華」
 「やぁ……おーかぁ……」
 位置を変え、目を合わせて諫める様に名を呼ぶが、凶華はいやいやと首を振り、縋る様に手を伸ばす。
 求められるのは、当然嬉しい事だ。正直、自分のそれだってしっかり反応し、張り詰めている状態なのだし。
 (……しかし……)
 この行為の最中も、凰火には冷静な部分が残っている。そして、それを行うのは流石に負担が大きすぎると判断した為に、躊躇が生まれた。
 サディストな面がモロに出ているとはいえ、凶華を愛しいと思うのは嘘ではないのだから。
 いぢめて泣かせるのと、苦痛を与えて泣かすのは違うのだ。
330名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:24:47 ID:fGYAyGts
 「……何をするのか、具体的に解っているのですか?」
 伸ばされた手を握り、宥める様に頬を撫でながら尋ねる。不安と切なさと怯えをない交ぜにした視線が返ってきた。
 ……この怯えは、未知のモノへ対する恐怖では無く。
 (……拒絶される恐れ、ですかね……)
 その程度は読み取れる。……ならば。
 「……いいですか?凶華……」
 「あっ……」
 握った手を、導く。
 まずは、凶華の秘所へと。
 「んっ……」
 くちゅ、と音がして、凶華の指に濡れた感触がきた。
 「ここに、僕のを挿れるのですよ?」
 「んぁ……おーかの……?」
 「……男性器を、です」
 「…………………………にゃ、にゃぁ……」
 たっぷりと間をとって、上気した顔を更に赤く染め、理解したのだろう、照れの為か苦し紛れか無意識にか、意味不明な鳴き声が漏れた。
 「……いいのですか?ここで頷いたら、もう止めませんよ?」
 というか、止められない。
 「……お、おーかっ……」
 「……凶華の大事な所に、これを、挿れるのですよ?」
 駄目押しとばかりに、己の張り詰めた場所へと、凶華の手を押し付けた。
 「あっ……」
 息を飲む。
 ズボン越しだが、その固さは如実で。
 「お、おーかぁっ……」
 妙に胸が騒ぐ。
 一応、多少の知識は持っているが、実際触れる事など初めてだ。
 しかも、これが自分の中に……。そう考えると、また奥が疼いてくる。
 欲しているのだ。凰火を。
 「……おう、かぁ……」
 半ば無意識に。手が、動いていた。
 ぬちゃ……と濡れた音。
 「……凶華」
 真っ赤な顔で。潤みきった瞳を向けて。
 「……いっ……いれて……おーかぁ……」
 自分の中身を晒す様に、そこを己の指で拡げた。
331名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:31:45 ID:jLyMIJib

 「……あうぅ……」
 くちゅくちゅと、水音が響く。混じるのは、羞恥と快楽に震える喘ぎだ。
 「おうかぁ……」
 「……はい?何です?」
 「……にゃぅ……」
 通常より無駄に色気を乗せた笑みで返され、言葉が出せなくなる。
 快楽は与えられ、続いている。
 だが、しかし。
 「……もう、その……」
 「……まだ辛いと思いますよ?」
 ぬちゅ、と音をさせ、入口にそれの先端が入り込む。
 「くふっ!?……ん、ふっ……だっ、て……」
 あの後、凰火のそれが取り出され。その一種グロテスクな形状に硬直し、あうあうしていた凶華に苦笑した凰火は、前準備として、それを凶華の秘所に擦り付けるといった行為を繰り返していたのだ。
 凰火としても辛い所だったろうが、出来るだけ無理はさせたくなかったので。
 「……ん、ぅ……大丈夫、だっ……」
 張り詰めた状態のそれの太さは凶華にとって随分なものだったが、これ以上このままなのも辛い。
 凰火も表に出さない様にはしているが、汗の量と時折見せる笑みに隠れた表情で、実は切羽詰まっているのが凶華には感じられていた。
 だから、
 「……い、いれて、くれ……。きょ、凶華様に、恥を……かかせるなっ……」
 「………仰せのままに。……我が妻?」
 気遣われたのだという事に気付き、凰火は幸せな笑みを浮かべ。
 普段の妻の言い方に倣う様に、妻の緊張を解く為か、おどける様にそう言って。
 彼女の言葉に従った。

332名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:35:56 ID:jLyMIJib

 「……っ、んん、ひっ……ッ、ぁ、あぅっ……くぅっ……」
 「……凶華……」
 「ッ、あ、だ、だいじょ、うぶ……だっ……んくっ……」
 ゆっくりと押し進められているが、狭いそこを分け入っているのだ。苦痛と苦しさを感じるのは仕方無い。
 圧迫感と、身を引き裂かれる様な痛み。それでも、凰火の熱さにそこは歓喜する様に蕩けている。
 「ふぁ、はっ……おーか、おーかぁ……」
 凰火からの愛撫によって溢れた蜜と、凰火のそれから滲み出す精により、潤滑油としては充分なのだが。
 「……狭い、ですね……あなたの中は」
 それに尽きる。やはり身体のサイズ的に無理があっただろうか、と思ってももう遅い。
 「……っ、んぅ……だめ……?おーかぁ……」
 「……とんでもない」
 涙目でそんな事を言ってくる凶華に、ここまできて最後までしないで終えられる程、枯れてませんよ?と自嘲気味に呟いて。
 「……少し、無茶をしますが……我慢して下さいね?」
 「ふ、え?」
 言うが早いか、
 「うあっ……!!あぐぅ……」
 凶華の腰を押さえ付け、一気に押し入った。途中にあった強い抵抗も、勢いのまま突き破る。
 そして、奥に当たったと感じ、一旦動きを止めた。
 「……ッ……〜〜〜ッッ……」
 凶華は声も出せない様で、目を固く閉じ、目尻に涙を滲ませながら歯を食いしばって耐えている。シーツを掴む手指は白くなる程で、痛々しさに胸が痛むが、必死な健気さに感じ入るのも事実で。
 …ぎちぎちと痛い程締め付けてくるそこは想像以上にキツイが。絡んでくる蕩けた肉の感触に限界がきそうで、そちらの方もやばかったりするが。
 しかし、優先するべきは凶華の方だろう。
 「……凶華」
 宥める様に、少しでも痛みを紛らわす様に、優しく頬を撫でる。
 「…ん、ぅ……おう、かぁ……」
 薄く目を開けた凶華が、凰火の顔を見て少しだけ表情を柔らかくする。縋る様に、甘える様に。凶華も頬を撫でる凰火の手へと擦り寄った。
333名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:37:45 ID:jLyMIJib
 「……大丈夫ですか、凶華……」
 「ん……へーき、だっ……。ん、はぁっ……。おうかぁ……」
 「……はい?何ですか、凶華」
 「……う、うごいても、その……か、かまわん、ぞ?」
 視線を微妙に逸らしつつ、口元に持ってきた両手指をもじもじさせながら、そう告げる。
 ヤバイ、発射しそうになった。
 「……………まだ、こうしていた方が良いと思いますよ?」
 内心冷や汗を流しつつ、耐え切って凰火。
 「んんぅ……だって……おーかの……」
 辛そうな表情の中に、微かに愉悦の色が混ざっている。
 それに気付き、すう、と凰火の眼が細められた。
 「……はい?どうしましたか?」
 「はぅっ……」
 凰火のその眼と笑みに歪んだ口元を見て、凶華の猫耳と尻尾がぴんっと立つ。
 何事か、不穏な気配を感じたらしい。だが、もう遅い。
 「……言って下さい。凶華」
 「あっ……ぁ……」
 頬を撫でていた手の動きが変わる。
 指先が擽る様に頬を辿る。そして親指の腹で唇をなぞられて、ひくり、と震えた。
 言葉にしてしまったらどうなるか、解らない訳では無い。
 しかし、凶華の口は促されるままに。
 「……おーかの、あついの……もっと、ほしい、の……」
 熱に浮かされた様な声。
 自分で言って興奮してしまったのか、膣がきゅうっ、と締まり、凰火の昂ぶりを締め付けた。
 「……っは、く……」
 その動きに、凰火は熱い息を吐いて。
 「……いけませんよ、凶華……。そんな事を言われたら……」
 くす、と笑って。
 「……ぐちゃぐちゃにしてあげたくなるじゃないですか……」
 向けられたその笑みと、眼と、言葉に凶華はぞくり、として。
 「……ん、あっ……」
 同時に、不安の為か、期待の為か、狂乱の予感にか。
 凰火を咥え込んだそこが、ひくん、と震えた。

334名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:39:23 ID:jLyMIJib


 「あぁっ……!!ひ、ぁ、うあぁ……」
 もうこれで何度目か。
 熱に侵され、快楽に溺れ、自らも達しながら、奥へと放たれる精の熱さに身体が震える。
 最早痛みなど無く、与えられる全ては快感と快楽にとって変わり。
 「んあっ、はぁぁ……ひゃあんっ!?ぁ、はっ……ッ、んくぅ……」
 後ろから抱えられた身体を休む暇も無くまた揺さぶられ、ぐちゅぐちゅと結合部から聞こえる淫猥な音に聴覚を犯されながら。
 そして、精液と愛液の混じった液が溢れ出し、垂れ流されている感触に悶えながら。
 「やっ、あぁ……ひあぁっ……」
 口からは、喘ぎと悲鳴と嬌声しか出てこない。
 もう理性など無い様にも見えるが、完全に快楽に呑まれてしまってはいない。それを凰火が許してくれない為に。
 「……どうしました?凶華。……まだ、終わりませんよ?」
 「あはぁっ!!」
 声と共に強く突き上げられ、凶華は喜悦の声を上げる。
 「ほら……凶華も続けてほしいんでしょう?こんなに締め付けて……本当に凶華はえっちですね……」
 羞恥を煽る言葉を投げて、その度に完全に理性を手放す事を阻止しているのだ。
 凶華は首をゆるゆると振りながら、
 「あぁぁ……ち、ちがっ……!!やぁぁ、もっ、もう……だめ、だめぇ……」
 「……またそんな嘘をついて……ここはまだ、もっと欲しいってダダをこねているじゃないですか」
 「うあっ!?」
 ずるり、と生々しい音と共に凰火のモノが抜け出ていく。糸を引く秘所から現れた赤黒いそれに、吸い付く様に絡んだ媚肉。
 「やぁ……あぁぁ……」
 身体を傾け、その様を良く見える位置に調整してやれば、凶華の様々な感情の入り交じった震えた声が聞こえてくる。
 「ほら……離したくないって、こんなに……」
 「やっ、ちがっ……」
 思わず腰を浮かせるが、更にその感覚を増す事になってしまい、声を上げる事しか出来なくなってしまう。そして、それを押さえ付ける様に突き上げられた。
 「ひあっ、あっ、らめ、らめぇっ……やぁ、おーかぁっ……」
 そのまま繰り返し、浅く、強く、何度も突き上げられる。
 「あっ、あぁっ、やっ、もっ……!!お、おーかっ、おーかぁっ……!!」
 追い詰められて、どうにかなってしまいそうだと訴える声。縋る様に名を呼ばれ、凰火は口元を笑みの形に歪ませた。
 「……かわいいですよ、凶華……」
 そう呟いて、極みに向けての動きに変える。
 強く腰を叩き付けられ、じゅぷじゅぷと派手に音を立てながら、ナカを深く抉られて。
 「ひっ、あ、ぁ、あッ……!!んあぁッッ!!」
 「……ぐ、ぅ……ッ」
 一際深く突き入れた瞬間、吸い付く様に絡み付いていた粘膜が食い千切りそうな程に中の棒を締め上げ、凰火も苦痛に近い快感に眉間に皺を刻ませながら、凶華の最奥に己の精を叩き付けた。

335名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:50:17 ID:6bvX4t0H

 「は、ぁ……ふっ……ぅ、んっ……」
 「……大丈夫ですか?凶華……」
 ベッドに寝かせ、声を掛ければ、返るのは潤み切った瞳と、声にならない荒い息だけだ。
 暫く労わる様に頬を撫で、髪を梳き、目尻に口付ける。
 「ん……おーかぁ……」
 ねだられるまま唇へと口付け、落ち着いた頃かと少し身体を離した。
 と、目に映るのは、汗で張り付いて身体の線を丸見えにしていても、未だ着衣のままの上。
 「………………」
 なんとなく。そう、ただなんとなくだったのだが。
 ……悪戯心があったのは否定出来ない。
 する、と前振れ無く服の上から手を這わせば、
 「にゃんっ!?」
 「……どうしました?」
 凶華が驚きの声を上げ、大きな反応を返す。
 慌てて腕を縮込ませる様にして胸を隠すのが可愛いかった。
 「う…ぁ、その……な、あの……」
 「はい?」
 「にゃ、にゃぁ……」
 言葉の続きを促しながらも、行為を止めるつもりは無い様だ。優しげな動きで腕を解いて、服の下から指を潜り込ませる。
 凰火の行為を止められないのは羞恥の大きさか惚れた弱みか快楽の所為か。
 凶華が何か言いたげにしてはいるが、凰火は敢えて頓着せずに。
 「……相変わらずですねぇ……」
 胸部を撫でて苦笑と共にそう言えば、潤んでいた瞳が別の意味でまた潤んだ。
 凰火とて、凶華が気にしている事は解っているのだ。解っているからこそ、こんな意地悪を言う。タチが悪いと自分でも思うのだけれど。
 「……いいじゃないですか。かわいいですよ?」
 「うぅぅ……。凶華様だとて、できるものならなぁ……!!」
 「だから、いいじゃないですか、別に」
 身体自体が小学生サイズだというのに。しかし凶華は更に言い募る。
 「そ、そんな事言いながら、凰火だって本当は、も、もっと、その、ボリュームのある方が……だな……」
 猫耳がぺしゃりと伏せられ、尻尾がへにゃりと垂れ下がる。
 後半は小さすぎて聞き取れなかった。しかし言いたい事は解った。ので、
 「……凶華だから、いいんですよ?」
 「ひゃうっ!?」
 言うと同時、今までの行為によって既に尖り切っていた突起を親指で押し潰した。もう一つは親指と人指し指で挟んで擦る様に。
336名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:53:29 ID:6bvX4t0H
 「ふぁ、やっ……お、おーかぁっ……!!」
 「……感度は良いですしね?」
 「んあぁっ……ば、かぁっ……」
 途端に甘い声を上げる凶華に、
 「……そういえば、一枚一枚剥ぎ取るという約束を反故にしてしまいましたね」
 「んにゃっ!?……い、いやまておーかっ!?あ、あれは約束では無くおーかの一方的な……」
 「剥ぎ取るにも枚数が少ないですから、このままいきましょうか?」
 「ふえぇっ!?あ、やっ、何をっ……?にゃあ!!」
 服の上からそこを甘噛みされた。布地が薄い所為か、既に指では直に刺激されている所為か、反応が大きい。
 「だっ、だめっ、おーかっ……!!か、かんじゃやだぁ……」
 「……じゃあ、舐めましょうか?」
 「ふあぁっ!?……っ、うあ、やっ……な、なんでぇ……?」
 服の上からだというのに、いちいち刺激がくる。強くはないが、だからこそもどかしくてもっと強いのが良いと思ってしまう。
 「……凶華はやっぱり、えっちですねぇ……」
 「やっ……ち、ちがっ……だって、おーかがぁ……」
 「何です?……こんなにしている癖に……」
 「きゃうっ!?……っ、あ、だめ、そこっ……やぁん……」
 くちゅくちゅと水音。発生源は自分の秘部だ。
 事を終えたとはいえ、そのままだったのだから、当然の如くそこはぐちゃぐちゃで。
 「……ほら…まだ欲しいって、締め付けてきますよ?」
 「あっ、やぁ……だ、だめ、おーかっ、もう……」
 「……すいません、凶華。……もう遅いです」
 「そ、そんなっ…ひゃ、んっ……くふっ…あ、う…うにゃあぁ〜〜〜ッッ!!?」
 ……もう一戦、開始。

337名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:56:25 ID:6bvX4t0H


 「………いや………えっと、その………」
 「お、おーかは、いじわるだっいじめっこだっ………ふえぇ………」
 「あああああっ………」
 事が終わって我に返って。
 ………泣かれましたよ、と。
 どう見ても本気泣きだ。ベッドにへたり込んでえぐえぐと。弱った。いつもの罵詈雑言で責められる方がどれだけマシか。
 「……だっ、大体っ、凶華様が気を失うまで、す、するとは何事かっ!!」
 少しの間ではあったが。次に瞳を開けた時には凰火の心配そうな顔が近くにあって、動揺したが。
 それと共に凰火にされた事や自分の言動を思い出し、思わず泣き出した挙句に怒りに転化して、この状態だ。
 自分にもどうしようもない。
 「……すいません。いや、後で文句はいくらでも聞きますから、取り敢えず着替えを……」
 「う……」
 そういえば、下はもう何も着けていないし、己の愛液と凰火の精液でどろどろだ。
 汗も掻いているし、そうした方がいだろう。……が。
 「た、立てないぞ……」
 腰が痛い……というより、身体全体に力が入らない。
 「……いえ、流石にあなたにやらす気は……」
 無茶しすぎた自覚はあるので、凰火はそう言うが、
 「……ぅえっ!?」
 「はいっ!?」
 突然上げられた凶華の声に、思わずそんな声を返す。
 「……えっ、と……?あの、どうしました?凶華?」
 「……ぅ、あ……。き、着替え、……させる、のか?その、お……凰火、が……?」
 「………………………………………………………………はっ!?い、いやっ、何もしませんよっ!?下心から言っている訳ではっ……」
 「あっ、ああああ当たり前だこのっ……ふぁっ!?」
 「!?……ど、どうしましたっ!?」
 「……い、いや、その……あっ」
 凶華が動いた拍子に、こぷっ、と音を立て、凶華の秘部から中に残っていたらしい液が流れ出た。
 「あっ……やんっ……」
 凶華の口から声が漏れる。同時に猫耳もぴくぴくと。
 「………凶華」
 「……ふえ?」
 その感触に身悶えていた凶華が凰火に呼ばれ、潤んだ瞳を向ける。
 対する凰火はにっこりと、
 「……お風呂、行きましょうか」
 「………にゃ?」
 「洗ってあげますよ。……隅々まで」
 ……どうやら、まだまだこの淫らな宴は終わらないらしかった。


338名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 02:59:26 ID:6bvX4t0H

 その後の一幕。

 「……ぷ、はぁっ……」
 どろっ、とした白濁液を飲み下し、口内に含んでいた凰火自身を解放する。
 「ふふふ……我が夫の欲望は、際限が無いな……」
 陶酔した様に呟き、凶華は口の端から零れるそれを舐め取り、妖しく笑む。
 「……掛かってしまいましたね……」
 言いながら、凰火は射精した際に口内から漏れ、凶華の顔を汚した白濁液を指で拭い、とろりとしたそれを凶華の唇に塗り付ける。凶華はその指ごと口に含み、目を細めて愉しそうに舐め上げた。
 「……さて……」
 潤んだ瞳と情欲に染まった表情と、白濁液に汚れた顔を晒しながら。凶華は両手でスカートの裾を持ち上げる。
 「……次は凶華様の番だぞ……凰火……」
 下着等の布に覆われていないそこは、ひくひくと収縮を繰り返し、蜜を滴らせていた。
 欲望を煽る様にそれを見せつけられ、思わず喉を鳴らした凰火に、凶華はとても嬉しそうに笑った。


 凰火の肩に手を掛け、膝を跨ぐ様にしながら、もう一方の手で凰火のそれを握って位置を調整する。
 その間凶華の背と腰を支えながら、凰火は中心に伝わる微妙な刺激とこれからの行為で訪れるだろう快楽を思い、
 (……歯止めきけばいいんですけどね……)
 自身、無理だろうな、と即座に答えの出た不毛な事を考えつつその時を待つ。
 「んっ……はぁ、くぅ……」
 先端に濡れた感触。そのまま、凶華は腰を沈ませていく。
 ヌプププ……と、いやらしい音と共に、凶華の秘所が凰火のモノを飲み込んでいく。初めこそ異物に対する肉の抵抗を感じたが、やがて奥に誘い込む様な動きに変わり、絡み付き、締め付けられる。
 「…っは……ぁ……。はいった、ぞ……凰火ぁ……」
 最奥まで突き当たり、頬を上気させ、苦しげではありながらも嬉しそうに微笑みながら言う凶華に、凰火もスイッチが完全に入った。
 頬に手を添え、口付ける。
 「……っん……」
 舌を絡め、歯列をなぞり、口内を味わう様に舐め上げて。
 それを終えた後、腰を掴み、凶華と視線を合わせる。
 「……それでは……ぐちゃぐちゃのどろどろにされる覚悟は宜しいですか?」
 「ふふ……貴様こそ、この凶華様のナカで、存分に果てるがよい……!!」
 挑戦的な、情欲に染まった笑みで両者。
 夫婦の営みを開始した。


 数時間後。

 「あぅ……おーか、おーかぁ……」
 「はい?どうしましたか凶華?……あぁ、もっとハッキリ見たいのですか?凶華がコレを咥え込み、嬉しそうに貪っている様を」
 「ひゃっ、あぁっ……やだやだぁ、こんなの、だめぇ……」
 「……説得力、皆無ですよ?」

 只今、姿見の前で交わり中。羞恥プレイの一環だ。
 因みに、歯止めがどうとか言っていた筈の凰火に嵌められた形である。
 ……性行為に慣れて攻めに転じ(ようとす)る事も多くなった凶華だが、結局最後は凰火にぐちゃぐちゃのどろどろにされるのは変わらないのであった。
339名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 03:01:55 ID:6bvX4t0H
終わりっ!!
…お仕置きの延長で初めてってどーよ、と思いつつ、何回目かにしたらどっか矛盾しそーなんで結局初めてのえっちって事になりました。……初めてで何回してんだあんたらという突っ込みはスルーさせて頂くぜ!!てゆーかヤりすぎ…。
……もう本当に、長々と失礼しました。お付き合い下さった皆様、お疲れ様でした。
340名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 09:01:45 ID:LtxU/X1S
いやいや、いいもん読ませてもらった
GJそしてサンクス
341名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 10:12:50 ID:5g9UrTnY
イイ。とてもイイ。
GJ!
デレ凶華様×絶倫鬼畜メガネGJ!
342名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 10:24:58 ID:92GK2inZ
きょーかさまは猫舌なのにゃー(*´д`*)
343名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 11:13:31 ID:CezpjPE8
ええい!暫く見て無いうちに職人が二人も最高な宴を完結させているではないか!

今着手している蜘蛛蝶ものを早く書き上げねば…
344名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 20:07:51 ID:e0svSonq
頑張ってくれ!
期待してる!ところでピエールはいつ出て来るんだ?
345名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 11:49:47 ID:DcvTvXwC
凰火×死神三番
頼む
346名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 03:17:10 ID:BKf5xRAN
クレクレ死ね

























帝架×優歌マダー?
347名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 05:41:56 ID:3jD/9IZo
339
GJ
348名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 22:37:54 ID:h5VBliXN
ああもう誰と誰でもいいからさっさと書いてくれ!今飢えてるんだよ俺!職人さん宜しくお願いします!






…個人的にはピエールが出て来てくれれば嬉しいのですが
349343:2008/06/02(月) 23:43:12 ID:hDQQv7TY
蜘蛛蝶で鬼畜書いてたら腹芸読んだせいでギャグエロに路線変更したから投下までもう少し時間ください





鬼畜物以外書くのは久し振りだな…
350名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:51:43 ID:2eekvbIQ
>>349
ギャグエロも鬼畜も全裸で待ってる
351名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 17:32:29 ID:V/x9j/T2
今週の優歌はえろいな
352名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:34:44 ID:NIMQzFUB
このスレ見て、女王様症候群見たら(ry
353名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:39:21 ID:1CBBLgrK
見ました。あれはある意味かなりエロいよね。
凰火も大変だな…
354名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 00:59:51 ID:Ye3AgrgR
それはいったいなんの話しぞ?
355名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 07:08:44 ID:Bs7nTbp0
にわかさんもう来ないんかねぇ…
356名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 20:32:31 ID:HblDG7TQ
354
狂乱家族日記すぺしゃるの2巻目を見なさい。
ペケさんの書き下ろし漫画あるから。
それが女王様症候群です
357名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 21:19:45 ID:rZGdzRP0
ありがとうございます
358名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 21:59:52 ID:PF5zOlhB
>>357
sageようぜ
359名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 20:28:57 ID:YcmkoAjM
一スレ目なのに良作品が多いですな
360名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:11:50 ID:WFR98Mq8
結構賑わってきてるしな。やっぱアニメ化が大きいんかね?自分もそれがきっかけで来たし。
つかこのスレ立ったの去年なのな…。
361名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 19:40:36 ID:+vRZx/0Z
俺は小説から来ました。発売当初から狂乱読んでました。
362名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 05:33:47 ID:85Iac0gO
>>361
そうか。それは素晴らしいな。じゃあ何か書くといい。
363名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 19:25:44 ID:fxdbFMx8
さっぱり無理だよ。
さっぱり文才が無いから。
364名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 04:47:38 ID:6S2vyrZA
ネタだけでも書いたらいいさ。誰か拾ってくれるかもしれんしな。
ところで職人さんが来るまでの繋ぎな感じで書いてみた。凰凶。キャラ違ってても気にしないでくれると有り難い。


 「遅いぞ凰火!!この凶華様を待たせるとは何事だ!!」
 「…はいはい。もう出来ますよ」
 午後一時。遅れた昼食。
 本日、二人っきりの我が家である。
 それがどんな意味を持つのかと言えば…まあ、色々と。
 とにもかくにも昼食だ。

 「んにゃっ!?……あ、あちゅい〜」
 「……またそのまま口に入れましたね?」
 呆れ顔して手にするのは氷水の入ったコップ。
 「冷まさないと駄目じゃないですか」
 「…うにゅううぅ〜……き、貴様がこんな物を作るからだろうがぁ〜っ!!」
 「……そういう事を言いますか……」
 涙目で文句を言ってくる凶華に、息を一つ吐き。
 渡そうとしていたコップをひょい、と遠ざけ、おもむろにあおり、一気飲み。ついでに氷も豪快に噛み砕く。
 「にゃああぁ〜〜っ!?き、貴様何をす……んむっ!?」
 悲鳴と共に文句を放とうとしたその口を、凰火が塞いだ。
 冷たい感触に、思わず震える。
 「んっ…ふ、ぅ……」
 熱を持った舌が凰火の冷たい舌に冷やされ、心地良い。噛み砕かれた氷の欠片が溶けて、流し込まれる凰火の唾液と共に、喉を通っていく。
 「……んぅ……」
 優しく舌を撫でられて、宥める様に軽く舌を絡ませられて。
 まるで前戯の様なそれが、ゆっくりと解かれた。
 「……ぁ……」
 名残惜しそうな声が漏れる。
 「……続きは後でしてあげますよ?」
 「にゃっ!?なっ、何を言うかぁっ!!凶華様はそんなっ……」
 「はいはい」
 「うにゅうぅぅ……」
 「とにかく、次からはちゃんと冷ましてから食べましょうね?」
 頭を撫でられた。
 文句を言おうとするが、その手が気持ち良くて言葉が出ない。
 目を細めてそのまま甘受。そんな凶華の耳に届くのは。
 「……まあ、僕が食べるあなたはいつも熱いままですけど」
 いつも美味しいですよ?などと笑顔でさらりと言う凰火の声。
 何だかいろんな意味で不覚にも固まってしまった凶華の耳には、更に。
 「これを食べ終えたら、また頂かせてもらいますね?」
 にこやかに告げられた決定事項に、凶華はこの後の展開を強制的に悟らされたのだった。


うん、すまん。凶華様は猫舌なのにゃ〜に触発されて書いてみた。ベタすぎるんで躊躇してたんだが枯れ木も山の賑わいという事で。
…エロは頼んだ、職人さん方!!
365名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 20:17:36 ID:hz7NRCyr
うう…なんていい人なんだ…ネタか…やってみるか!まずは構成から練って見るか。
366名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 21:50:20 ID:HP5olviw
千花大好き愛してる
367名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 05:28:29 ID:ljP7Mwud
>>365
頑張れー
368名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:11:19 ID:GEGiletm
にわかさんどこいったのwww
369名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:09:24 ID:ESYVRV/a
林道×ミルカトピが読みたいとか言ってみるテスト
370名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:13:11 ID:J2HfOa1a
>>369
よう俺
371名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:20:13 ID:62qGnxQX
投下します。うろおぼえで書いたので、誰が誰を何と呼ぶかとかはおかしくな
ってそうですが、お見逃しください。時期の設定も適当です。
372名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:21:37 ID:62qGnxQX
 ある日曜日、優歌は気持ちのいい目覚めを迎えた。
 うーん、と大きな伸びをしてベッドから出て、居間に向かう。おはよう!っと元気

に声をかけようとしたが、そこには大声を出すのがはばかられる、今までにないよう

な異様な雰囲気が満ちていた。

 母親の凶華が不機嫌だ、とか。姉の千花が銀夏に相手をしてもらえなくてふてくさ

れているとかいうのならよくある話だ。そういう場合、国ごと巻き込みかねない大問

題に発展しがちなのがこの狂乱家族だが、そんなことにはもう慣れたものだ。楽しい

(?)日常の一部と言える。
 しかし、この日の居間の雰囲気はそんな刺々しいものでも危険なものでもなく、た
だただ静かで、重い。

 見れば優歌以外の家族は全員居間にいた。みんなで座れる大テーブルの一方に凰火

と凶華の夫婦。反対側には銀夏、千花、雹霞が椅子に座り、脇に帝架が陣取り、真上

にクラゲの月香が浮いている。

 立ちすくむ優歌に凶華が目をやり、
「起きたか、優歌。まあそこに座れ」
と空いている椅子を指し示した。
「え、うん。おはよう」
「ええ、おはよう優歌」
 優しい笑みを浮かべて丁寧に返答したのは父の凰火だ。ただ、その笑みが今日はや

や緊張しているように見える。

373名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:22:14 ID:62qGnxQX
 優歌が席につくと、室内は完全な沈黙に包まれた。おそらくこの状況を作ったであ

ろう両親が何も言わないからだ。2人とも伏し目がちに黙りこくっている。
「お姉ちゃん、いったいどうしたの?」
「それが私たちにもさっぱり分からないのよ」
 千花が答える。傍らの帝架が後を引き継ぐ。
「今日吾輩が起きると、すでに父上、母上はこうして座っておられた。そして、大事

な用があるから皆が起きてくるまで待つように言われたのだ」
「何度聞いても後で説明する、って取り合ってくれない。正直不安だわ……」
 銀夏も不安げに続けた。
「で、父親、母親。優歌も起きたし全員揃ったよ。いつになったら説明するの?僕い

い加減待ちくたびれたんだけど。みんなが起きるまで、っていうのはまだ分かるんだ

けど、それからまだ待たせるんなら僕怒るよ」
 雹霞が両親に強く問う。怒るといっても今の彼は殺戮を行うような人物ではない。

せいぜい凶華が1キロ先まで、すなわち初速時速500キロ以上で投げ飛ばされるくら

いだろう。
「ああ息子よ、そう急かすな。この凶華さまにも、その、なんだ、ふん切りがなかな

かつかんことはある」
 極めてばつの悪そうな表情を浮かべる凶華。この傍若無人な少女がこんな表情をす

るのは珍しい。
「こういう時こそあれだ。夫として父として皆をリードするのが貴様の役目だろう凰

火。いつもの営業スマイルを浮かべてさて、みんながお集まりのところでご説明し

ましょう≠ニでも言ってのけろ」
「都合の悪いときだけ私が船頭ですか。あなたの無責任にも呆れますね凶華」
 いつもどおりの夫婦漫才。しかし、優歌は不安になる。
「何か……、悪いことなの?」
 今までいろいろあったけれど、この二人は優歌にとって頼れる両親だ。その二人が

これほどまでに戸惑う事態とは一体何なのか。知らず、涙がにじみそうになる。
「あ、いやいや、優歌。悪いことではない。決して悪いことではないぞ。いいことだ


「そうそう。泣いちゃいけません」
 慌てて優歌をなだめる二人。同じく不安に駆られた千花が
「本当かしら?」
と呟く。それを聞きとめた雹霞は
「本当だよ」
 と軽い口調で答える。
「おおざっぱに声や発汗量を分析してみたけれど、これは嘘じゃないね。本当にいい

ことなんだよ。なんで話したがらないのかは分からないけど」
「ふん切りがつかないのならこちらで仕切るまでよ」
 銀夏が強い口調でいった。
「じゃあまず凰火さん。内容を簡単に一言でまとめて言ってみて」
「う、ええ。分かりました、つまり……」
 次の一言は別の沈黙を呼んだ。驚きの余り、全員言葉を失ったのだ。
「家族が増えます」

374名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:23:23 ID:62qGnxQX
 目を丸くする一同。最初に反応したのは雹霞だ。
「つまり、また閻禍の子が見つかったんだね」
 ちなみにこの部屋での会話は別の場所に筒抜けであり、そこでは、
「ちょっと蜘蛛!初耳なのよん、そんなこと?!」
「私だって初耳ですよそんな話!」
という混乱が起きていた。
「いや、そうではない」
 凶華が否定する。
「じゃあ、私のときみたいに……」
「そうでもない」
 千花の考えも即座に否定された。
「ではなんなのだ?」
 帝架が訝しげに問う。
「あー、皆あまりにもこの家族に慣れ過ぎて分かりませんか。普通なら当たり前なん
ですが」
「むしろ、それを狙ってああいう答え方をしたのだろうこのヘタレ」
 まっ先にその当たり前に気付いたのは優歌だった。
「あ、赤ちゃん!」
「「「へっ?!」」」
 満面の笑みを浮かべて答えた優歌の方に驚愕の表情で向きなおる銀夏、千花、帝架
。浮いていた月香は驚きのあまり墜落した。雹霞は驚くポイントを理解していない。
「そう、そういうことだ」
 顔を真っ赤にしながら凶華が肯定した。見た目美少女でもふてぶてしい表情ばかり
の彼女だが、今の顔は照れが全面に現れ可愛らしい。隣の凰火は無理に明るくふるま
おうとして言葉を継いだ。
「ちなみに、男の子か女の子かはまだわかりません。名前についてはそれを踏まえて
両方考えましょう」
「ちょ、ちょ、ちょっと凰火さん!!子供?猫さんのお腹に?!」
「はいそうです」
 千花の動揺にたいして、努めて平静を装い受け流そうとする凰火。
「お、お、凰火さん、あなた、本当に……」
 銀夏は既に引き気味だ。
「いけませんか」
 開き直る父親。
「だって、相手はその、この」
「失礼だな長男。いいか凶華様は20歳で凰火の正式な妻だ。寧ろ当然の流れだろう」
 ない胸を張る凶華。確かに彼女は20歳。しかしその体つきはというと、もともとは
中学生くらいの体格という設定だったような気もするが、大きめに見ても小学校高学
年である。

375名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:24:21 ID:62qGnxQX
「凰火さんがそういう人だったなんて……」
「父上、もう10年ほど待つべきではなかったか?」
 千花、帝架もドン引きだ。
 ここでようやく理解が出来た雹霞。
「ああ、つまり父親と母親が性交して、それで受精して着床したんだね」
「く、くぉらぁぁぁぁぁぁ雹霞!!!時場所場合を弁えろ!!」
 見た目幼女の妊婦が全力で雹霞をぶん殴る。腕力だけなら雹霞級と言われている彼
女の一撃で黒い元殺戮兵器は壁をぶち破り、目視できない空の彼方へと飛んで行った

「え、お父さん?どういうこと」
「あわわわわわわわわ、あの、その、お花には雄蕊と雌蕊というものありまして……

「まだ早いから答えんでいい!」
 ここで咳ばらいをして。
「まあ、つまり。今凶華様の腹の中には、お前の弟か妹がいる、ということだ優歌」
「本当に?」
「ええ、間違いありません。まだお腹の膨らみが分かるほどではありませんけどね」
「うわっ……」
 優歌は椅子を離れ、母親の元に近寄った。
「本当に、お母さんのお腹に?」
 そう言って凶華の服部に触れる。
「おいおい、まだ分かるような状態じゃないと言っているだろうが。まあいい。存分
に触れてやれ。気が早いが姉弟のスキンシップも大事だからな」
 凶華は自分の服をめくり上げて腹を露出させる。そこに頬ずりするように顔を当て
る優歌。
「ねえ、聞こえる?お姉ちゃんだよ。元気してる」
「ああ、元気だろうさ。なにせこの凶華様から栄養を分け与えられてるのだからな。
贅沢なやつだ。そうだろう、聞いているか?」
 お腹の赤ん坊に、慈しむような笑顔で声をかける幼い母娘。その温かい風景を見て
、どん引きしていた2人と1頭も態度を立て直す。
「まあ、冷静に考えれば本当にお目出度いことよね。おめでとうお父様」
「ええそうよね。驚くなんて失礼だったわ。おめでとう、凰火さん、猫さん」
「まさに慶賀すべきことである」
「みんなありがとう。私は本当に幸せ者ですよ。そしてみんなにもおめでとう」

376名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:25:32 ID:62qGnxQX
 ようやく重荷から解放された凰火は人生最大の喜びを噛み締めていた。

 それも次の優歌の一言で再び崩される。

「ねえ、赤ちゃんってどうやって産まれるの?」

 再び凍りつく一同。
 二人はその時のことを思い出す。

 下らない体面なんて捨てて、男女の愛をぶつけ合ったあの夜。
 最初堅く閉ざされていた凶華の入口が柔らかく、湿り気を帯びていく。
 少女の体が初めての性的快感に曝されていく。
 乙女らしく率直に不安を述べながらも、凰火を信じ身を任す。
 狭すぎる幼妻の内部。
 痛みに涙を流しながらも、笑顔で夫に抱きつく凶華。
 妻をいたわりながら、ともに絶頂を迎えようとリードする凰火。
 徐々に激しさを増す二人の動き。
 二人は同時に果て、彼女の体内に命の源が溢れかえる。


『凰火』
『なんです凶華』
『愛し合う、というのは素晴らしいな』
『ええ。あなたに愛されて幸福です』
『これからもよろしく。いや、これからもよろしくお願いします、“あなた”』
『こちらこそよろしくお願いします、“お前”』



「ねえ、どうしたのお母さん」
「ん、いや」
 娘の声で我に返ると、凶華は照れながらこう答えた。
「お父さんがお母さんのことをすごく愛すると産まれるんだよ」


 その時、月香はパニックになって空中を乱舞しながら生まれてくる子は自分の弟妹になるのか
甥姪になるのか、などとしょうもないことを考えていた。
377名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:26:06 ID:62qGnxQX
以上です。エロくなくてすいません。
378名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:31:43 ID:3lMKYumx
365です。ネタですけど投下します。…性格が違っても気にしないで下さい。職人さん拾ってくれれば有り難いです。先に断って起きますが、先にも書いたように文才はまったく在りません。そこを踏まえて読んで頂けると幸いです。


「あぁっ…ちょっと凶華!姉上の体で何を…ぁあっ!」
今もがいているのはナス子であり、なぜこんな事になったと言うと、凶華が『皆買い物に出かけたし暇だから(ナス子でもいたぶって)遊ぶのでちょっと母に体を貸せ月香!』と無理矢理に体を奪い、現在に至る、という訳である。
「ちょっと母上やり過ぎ…」
「うるさいぞ月香!この凶華様に体を貸したのは貴様だろう!」
あっさりと月香を押し退けると、また再び行為に戻る。
「き、凶華ぁぁ…き、さま…ふぁあっ!」
「ふはははは!貴様は月香を傷つけられないのだろう?まあ、うねうねしてて乱崎家では一番エロそうだったから、と言うのもあるがな!」
「あっ、いやぁっ!そこは…!」
「何を恥ずべき事がある!貴様の大好きな姉上だろう!」
「中身は貴様、だろ…ぁあっ!」
月香の手(?)がナス子の大切な部分に入り込んで行く…
「凶華ぁ…き、さま絶対許さんぞ…」
「喘ぎながらでは説得力がないな…体は正直だぞ?もっとして欲しいのではないのか?」
「あぅぅ…」



いかがでしたでしょうか?俺の貧相な想像力と無い文才から搾り取った小説は?反省点は喘ぎ声がワンパターンなのと、会話が多い事です。職人さんあとは頼みます!
379名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 03:15:55 ID:6vrbvI5w
皆さんまとめて乙!!
しかし>>377ちゃんと産めるのか凶華様…と不安になってしまったのは俺だけだろうかw小学生体型か…。

…つか今テレ玉観てアニメスレでキャッキャウフフな終わり方するって聞いてたからどんなもんかと思ったら…死神×凶華or凶華×死神かよ!!と思ってしまった俺は正常か?仲良くケンカしな状態かよ。
そんな二人のキャッキャウフフ状態を眺めながら「…あのー、僕は?」状態な取り残された眼鏡を幻視した。
取り敢えず色々気になる事多すぎるんでその内原作買おう…と思ったアニメ組の戯言でした。
380名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 19:39:01 ID:dQhWHVIM
>>376の続きが読みたい
381名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 21:09:26 ID:QUl6PW1W
感想文の書けない俺としてはまとめてGJとしか言えない
382名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 21:19:00 ID:dQhWHVIM
>>376 乙!! 
 凶華様に脳内の120%を支配されている俺に早く続きを…!!

383名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 01:44:37 ID:QK/s5+sf
無視されてるな、やっぱ駄目でしたか
384名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 01:45:49 ID:QK/s5+sf
378です。無視されてますね、やっぱ駄目でしたか?
385名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 05:47:59 ID:EO+2aOlJ
>>378 いいぞ!!
誰も無視なんかしていない!
俺が見てる!!
386名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 08:24:53 ID:aqA5IpEr
レスがなくても読んでる人はいるし
その妄想アリだな!と思ってる奴もいる。俺とかね。
あえて言うと作者が前へ出た態度は敬遠されることがある。
というわけでじゃんじゃん妄想を投下するのがいいんだぜ
387名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:00:24 ID:QK/s5+sf
378です。お2人共ありがとうございます!投下するのが始めてだったのでかなり不安でした。
そう言ってもらえて本当に嬉しいです。
目頭があつくなります…
388名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:30:51 ID:VOlwAr23
よし俺も妄想を書こう。
4巻を読んでの、俺の脳内変換です。
389名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:43:48 ID:VOlwAr23
「知っているか、千花よ。あいつにも結構かわいいところがあってな。
不器用で、深夜に凰火のベッドに潜り込んでやったら必死で寝たふりをするのだ。
まぁそこからあらゆる手段で籠絡するのがたのしいのだが」

子供の寝てるあいだになにやっているのだろうこの人は。

「まず、お前の検査で医者を騙した応用で、
寝た振りしている凰火の体の感覚を誤認識させて、寝た振りのままと思わせる。
その間に縄であいつの四肢をベッドの四隅に縛り付け下半身を露出させたのだ。
縄はお前のを勝手に借りた」

乱崎家の長女はいきなり始まった夫婦の秘め事話に固まってしまった。
390名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:50:10 ID:VOlwAr23
「そこでいきなり体の感覚を戻してやって、うろたえる凰火に愛撫を始めるのだ。
あいつも必死で止めろと言うが神である凶華様には誰も命令できないし聞く気も無い。
そしてあらかじめ隠してあった注射を取り出して、恐れるメガネに告げるのだ。
『これは催淫剤だ』と。固まった凰火に素早く注入し、
そこから30分じっくりねっとりやつのイチモツを舐め扱く。
ただし決して先っぽの敏感なところには触らず、あいつを精神的に限界まで追い込み、
自分から『先の方もして下さい』と言わせるのだ。
催淫剤のせいで苦しいんだろう、しかたないんだよと言い訳を用意してやったら
結構あっさり落ちたぞ」

「口でたっぷりしてやってもイきそうになったらまたオアズケを食らわす。
これを何度も繰り返しやはりここでも凰火自身に『イかせてください』と懇願させてやった。
ふんっ、この凶華様はやさしい神だからな。
そこまで熱心にオネダリされたら私の可憐な体を許してやるのもやぶさかではない。
べっ別に凶華様も限界に来てたわけじゃないんだからなっ!」

いや、あなたが言わせたんでしょ。このツンデレ猫。
千花は心の中でツッコミ、あきれつつも全てを覚えこむようにしっかり聞いていた。
乱崎家の長男にでも試すのかもしれない。
391名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 22:57:43 ID:VOlwAr23
「凰火を縛ったまま騎上位でゆっくり腰を落としていくとゾクゾクと震えがくるな。
お前もこれがよくて銀夏を縛っているのか?
まあそんなことより、その時点であいつも私もいっぱいいっぱいだからな、
激しく腰を動かしすぐに登りつめてしまいそうになる。
で凰火がイきそうになったときに本当のことを言ってやったのだ。
『さっきの注射は催淫剤ではなくただのニンニク注射だ。だからこれは全てお前の意思だ』
ふふん。凰火め動きが止まりおったわ。
けれど体は限界に来ていたからな、そのまま凶華様が容赦なく責めたて、
この小さな体の中で果てさせてやった。
こうやって私なしではいられない様にしてやろうとしているのだ」

本当に、子供の寝てるあいだになにやっているのだろう。
千花の顔も引きつっていた。

「だがあいつも一筋縄ではいかなくてな、手足を解いてやったら机の引き出しから
注射器を取り出してこう言ったのだ。
『ところであなたの言うニンニク注射というのはこれのことですか』と。
確かにそれは凶華様の用意したガナハ印のニンニク注射だった。
頷くも訳がわからずぼけっとしていると
『ということは私に打たれたのは正真正銘催淫剤ですね。
いやぁ、これは仕方ないんですよ催淫剤のせいなんですから』
なんていいながらこの神聖不可侵の凶華様の未成熟な肉体の上に圧し掛かってきて
いきなりあいつの太い剛直が私の最奥を責めたてるのだ。
いったばかりだから止めろといっているのに、あいつは何度も何度もこの体をむさぼるのだ。
はぁ、イってる最中なのにコツンコツンって、子宮口をコツンコツンって、
はぁ、気持ちよかったぁ、、、っていやいや酷かった。
そしたら最後にあいつは、
『あっそうそう、私は局にいるとき色々やって、大概の薬については耐性ついてますから』
なんていいやがる」


凶華の口から語られる凰火の側面に千花はドン引きしていた。
392名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:00:12 ID:VOlwAr23




「ところで千花よ。教えてほしいことがあるのだが…」

何だろう猫さんがこんなに言い淀むなんて?

「その…、何だ…、ア、アレが来ないのだが、どうすれば来るようになるのかな…?」

その発言を聞いた千花はしばらく絶句していたが我にかえると思わず叫んでいた。

「もしかして猫さん、子供ができたの!?」

そう言われた凶華はきょとんとしたが、どんどん赤くなって

「いや、そうではなくてだな…、一度もきたことがないのだ。
こんなことは地下帝国の連中にも聞けなくて、もちろん我が家族にもな。
男供には聞けんし、優歌や月香にもだ。もうお前しかおらん。
なぁ、どうやったらくるのかな?」


凰火さん、さすがにこれは犯罪では?
これ以来幼い母に手を出した父を、ちょっと軽蔑気味に見ている。

そんな視線にハァハァしている変態外道父凰火であったがそれはまた別の物語である。


393名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:01:50 ID:VOlwAr23
以上。お目汚し失礼しました。
394名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 23:10:18 ID:VOlwAr23
いかん、最後のこれ入れ忘れてた。

さらに後日、似たような経緯で、同じような結果になり、
今度は失神した凶華に替わり、出てきたナス子に対して、
『体が同じなら浮気にはならないんですよ。ハッハッハ』
と蹂躙したのだが、これはさらに別の物語である。
395名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 01:00:09 ID:4U/deCZO
ちょw変態外道親父GJw
いいぞもっとやれ。

ところで上でもちょっと出てたが良いと思ったら極力レスは付けた方がいいと思うんだぜ。…無いとどーしてもモチベーションとかテンションとか下がるから。
396名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 03:14:39 ID:SXn3GXYF
初めは凶華優勢で凰火を思う存分蹂躙

凰火覚醒で逆にドS鬼畜プレイでいつの間にか逆転

あ、あれぇ?こんなはずでは(汗

何て俺好みなシチュなんだ、ハラショー
というか凰火はやっぱドSが似合うなw
397名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 07:25:20 ID:ol0RdYMD
俺も凶華様受けのほーが好みだな
398名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 14:45:11 ID:RSlH3IEf
なにげに凶華様ドMだよね
というわけで受けにしてあげたほうが喜びそう
399名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 15:09:30 ID:RSlH3IEf
凰火×知紅でなんか書こうと思うんだけど
死神になる前かなったあとかどっちがいいでしょう?
ほんのり鬼畜にするつもりだから前の方がいいかな・・・

とか凰凶な流れになっているところで空気読まずに言ってみたり。
400名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 20:51:37 ID:oeMQrrr7
378です。空気を変えて見るのもいいと思います。
やはりほんのり鬼畜だったら死神になる前の方がいいんじゃないでしょうか。
凰火と知紅のランニング中のセリフで凰火の
「あなたがランニング中に急にムラムラして襲いかかって来たんじゃないですか」
(このセリフはあっているか分かりません。違ったら教えて下さい)と言うセリフを言ってからは知紅は俺の中でエロキャラです。
401名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 21:59:14 ID:RSlH3IEf
アドバイスとかフォローとかありがとうございます。
たしかに凰火に死神の腕力を何とかできるとは思えないし・・・
ということでそれでいってみますか。

忘れられたころにうpする予定です。
402名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 22:10:14 ID:oeMQrrr7
378です。頑張って下さい。応援します。
403名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:17:30 ID:mNhhkQ97
読みたいと言ってくださった方がいたので
>>376
の続きを投下します。
404名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:19:03 ID:mNhhkQ97
 妊娠発覚から3か月。あれから知紅の襲撃(及び自殺・心中未遂)やらナ
ス子と親権についての協議などいろいろあった。
 雹霞が居間で漫画本を読んでいると、大きくなってきたお腹を抱えた凶華
が通りかかった、が。
「う、お、おーーっとととと!」
 突然彼女が軽くよろめいたので、雹霞はとっさに支えようとする。幸いに
も彼女は自分で体勢を立て直し、大事には至らなかった。
「危ないな母親。妊婦は体を大事にするのもだ、って自分で言ってたじゃな
い」
「す、すまん。いや、正直歩きにくくてな」
「?母親の筋力ならそのくらいの重さは大したことないでしょう」
 凶華の筋力は人外だ。数キロ重くなったくらいでどうにかなるものではな
い。
「いや、重さだけならなんともないのだが、どうもバランスが悪いと言うか
・・・」
「ん、ああ、なるほど」
 凶華の元々の体重は30キロ台。その体格にお腹にだけ数キロの重りがつい
たならば重心は完全に崩れ、バランスは極めて悪い。
「やれやれ。今からこの調子では先が思いやられるな」
「そんなに大変なら子供作らなければよかったんじゃない?うちはすでに子
供が6人もいるんだし」
「フフン。夫婦愛というのはそういう風に割り切れるものではないのだよ、
息子よ」
「なんだかよくわかんないな」
 大きくなったお腹をさすりながら胸を張る(見た目)少女と、それを見て
首をかしげる大きな息子。
 妙に幸せそうな母親を見て、一般常識に疎い息子はかねてから気になって
いた質問をぶつけてみる。
「ねえ、母親。こうやって妊娠しているってことは母親は生物学的にはほぼ
人間と見做してもいいわけだよね」
「ん、まあそうなるのだろうな」
 いろいろと無茶苦茶な凶華の体だが、生物学的にいえばあまりにも遠い種
との間には子は生せないはずである。よってどんなに異常でも凶華(の体)
は人間かそれに極めて近い生物であるということになる(詳しい理由はナス
自身に聞かないとと分からないかもしれないが)。
「だったら、すでに妊娠していると次の子供は作れないよね」
「そうだな」
「じゃあ、なんで昨日も父親と性交してたの?」
「!!!!!!」
405名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:20:24 ID:mNhhkQ97
 驚愕のあまり口が塞がらない凶華。
「な、何故お前、そそそそそそそそそれを知っている?!」
「何故って・・・、聞き耳立てたりなんだりしてたから」
「あの部屋にはゲボック特製の消音装置が設置してあるんだぞ?!」
「そだね。スイッチを入れると部屋の外からの音は聞こえるけど部屋からは
音が漏れないという非常識な装置。さすがドクターゲボックだ。どうやって
作ってもらったの」
「あいつは意外と扱いやすくてな。あいつの興味の向くように誘導してやる
とちょちょいと作ってしまうので。あとは強奪すればいい・・・、ってそれ
はいい!どうやって聞いた?!」
「どうやってって、機械自体の作動音はごく微妙にするから、そっから逆算
すればある程度は情報が集まる。あとは体温察知そのほか、僕が持ってるい
ろいろな機能と組み合わせ、断片的な情報がそろえば、室内で何が起こって
るかはカメラでも付けてるように良く分かる」
「ななななななななんと」
 どうやら音を聞かれていたとかいうレベルでは済まないようだ。夫婦の夜
の営みはこの高性能な息子には丸見えだったのだ。
「前々から夜中に何かやってるな、とは思ってたんだ。その時は気にしなか
ったけど妊娠の話を聞いてから合点がいって、ちょっと詳しく分析してみた
んだよ」
「・・・・・・・・・・・・」
 凶華の顔が、いや、髪や猫耳まで真っ赤になったかのようだ。
 ご存じのとおり、「凶華」という人格は魔族、精神寄生体によるものだ。
その精神的存在が、息子に痴態を見られていたという生涯最大の強烈な精神
的ショックを受けた場合どうなるか?
 答えは「体の制御が全くできなくなる」。しばし棒立ちのまま凶華は息子
の話を聞き続けることになった。
「まず、頻度としては3日に1晩くらいだね。普通に子供を作るとしても、
排卵に合わせてやるべきなんだからこの回数は異常。しかも一晩に射精する
回数は必ず2回以上。最初の一回以外は精子の数は極端に少ないから意味が
あるのか疑問だね」
 雹霞の独白は回数の批評に続いて、行為の詳しい内訳に入っていく。
「それから、行為にも随分と無駄が多いよね。昨晩のことを例にとると、ま
ず父親の外性器を母親が口に入れた。まあ、これは勃起を誘発するという意
味があったのかもしれないけれど」


 ペチャ、ペチャ、クチュ、チュ。
『ふん、ふん、あん、はぁ、凰火、凰火ぁ』
『ん、凶華、ちょっともう、出そうです』


406名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:21:41 ID:mNhhkQ97
「母親の口の中に精液を出すのは精子の無駄遣いだと思うよ」


 ブシュッ。
『んっ、ふん』
 凶華の口内をねっとりとした液が覆う。味覚が奇妙な味を感じ取る。愛す
る夫、凰火の味だ。
『ふぅ、いつもおいしそうに飲みますね』
『妻の特権だからな。美味しくいただいているぞ』


 
「次は父親が母親の性器に舌を入れたり舐めたり。これも性交をスムーズに
行うという意味があるのかな。それにしては母親が随分嫌がる、というか恥
ずかしがっていたみたいだけど」


 クニッ、ペロッ、クチュクチュ。
『ひぃやぁぁっぁ、アン、アン、嫌ぁ、ヒッ!』
『そんなに気持ち悪いですか?』
『そ、そうでなくてだ、な、アン、ちょっと、アァ、丁寧過ぎる!ソコがす
り減っちゃうぅぅっ!』
『そんなことないですよ。それに丁寧と言っても凶華が私にしてくれたほど
じゃないですよ』
『そ、それは褒めてるのか、アアン』
『凶華の液もおいしいですよ』
『あ、ありがと、アアッ!!」


「で、次にやっと性交だ」


 一見、穢れを知らない幼女の小さな性器だが、すでにドロドロになってい
る。いわゆるロリコンでなくとも、幼く淫らなこの有様をつぶさに見れば、
性的興奮に耐えられなくなるだろう。
 凰火の勃起したペニスの先が凶華の入口に添えられる。小さな入口には明
らかに不釣り合いな荷物だ。
 初めての時は凰火も凶華も入るのだろうかと不安になったものだ。しかし
、女の体は柔軟なもので、これだけの大物を容易に咥え込んだ。もちろん回
数を重ねた今回もだ。
 割れ目を広げて入り込み、凶華の柔らかい粘膜を押し広げていく。
『ああっ!』
 いつも亀頭がつるっ、と入ったあたりで凶華がこのような喘ぎ声を漏らす
。同時に強い締め付け。凰火にとってはこの感触が一つの愉しみでもある。
 そしてゆっくりと侵攻。凰火にとっては凶華の中の細部を、凶華にとって
は凰火の一物の形をじっくりと感じ取り、感じ入る場面だ。そして凰火の性
器全体が凶華の中に収まる。


407名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:25:05 ID:mNhhkQ97
「あんなに動かないといけないものなのかな?」


『う、うっ、あっ、あん、あん!』
 妊娠していることを踏まえて、前後運動の勢いはかなり抑えている。
『凶華、興奮しすぎですよ』
 そういう凰火も暴走しそうな自分の動きを抑えようと必死だ。
『はぁ、はぁ、無理言うな』


「最後に射精。本当に何の意味があるの?」


 凰火の興奮が最高潮に達する。もう抑えられない。突き込む勢いが違う。パンッ、パンッと大きな音が響いた。
 一際強く叩きつけると同時に凰火が放出し、凶華も果てた。


「ねえ、母親、聞いてる?」
「あ、ああ、もちろん」
 ようやく凶華もこの恥辱プレイから解放されて体を動かせるようになって
きた。
「とりあえず、雹霞。お前に罪は無い」
「?」
「罪は無いが!!」
 この瞬間の動きは雹霞にすら見切ることが出来なかった。キレた凶華の能
力が完全に雹霞を圧倒したのだ。凶華は彼の右腕を取り、脳天から床に叩き
つける殺人一本背負い。その速度と重量は大砲をも超える。

 ドッッゴーーーーーーッンンンンンン!!!!


 爆弾が家の内部で爆発したかのような衝撃、いやそれ以上か。乱崎家は内
側から吹き飛んだ。

「とりあえず忘れろ!忘れろ!忘れてしまえ!!」
 爆心地のクレーター内で、凶華が頭が埋まった息子を足蹴にしていた。
「ちょ、やめ、何?どういうこと?」
「全て忘れろーーーーーっ!!!」
「なんかわかんないけどごめんなさーーーーい!!!」


 結果として、理由も分からないまま雹霞は今後このような行為を慎むよう
、また、決して口外しないように約束させられた。家はいつものように、帝
国の技術者勢が無駄に大量に動員させて、家族が帰る前に完全修復された。



「凶華、気のせいか家の内装が違うような気がするんですが?」
「気のせいだ」
「猫さ〜ん。なんか私の部屋は砂埃っぽいんだけど」
「きっと黄砂注意法でも出てたんだろう」
「お母さん!ひょ、雹霞が泣いてるみたいだよ!!」
「あいつにも色々あるんだろう。そっとしといてやれ」

408名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:25:43 ID:mNhhkQ97
以上です。
409名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 01:42:38 ID:e5aHa8Pk
一番GJ
410名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 02:11:30 ID:7vSpmGp+
GJ!!
411名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 02:59:29 ID:mApxNPWV
GJ!
素直な雹霞が可愛くていいなあ
自分も試しにいってしまったりして
412名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 04:54:52 ID:6lik5Qws
何という恥辱プレイ…GJ!!
しかし妊娠題材って、家族的に微笑ましくもあり一方でエロくもあり、実にイイな。素敵だ。
413名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 06:22:13 ID:W73hyPLr
GJ!!
この調子でどんどん続きをお願いします!
414名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 18:50:20 ID:4REM5c4v
雹霞・・・娘さんにもこんなに素直に言っちゃうのかなぁ・・・
とか妄想もふくらみますね
415名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:11:42 ID:0TA60+fm
最近もう378にしようかと思い始めました378です。
いいと思いますよ。GJです。雹霞って何処までも素直何だな…(遠い目)
416名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:15:24 ID:0TA60+fm
最近もう名前を378にしようかと思い始めました378です。
いいと思いますよ。GJです。雹霞って何処までも素直何だな…(遠い目)雹霞は確か狂乱家族日記すぺしゃるの2巻でパチンコ屋の娘(もとい、鷹梨さん)、千花、優歌、凶華の裸を見た。うらやまし…いや、何でも在りません。
417名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:31:19 ID:2DDgLSDr
ここまで来るとさすがに引くわ・・・
418名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:49:33 ID:0TA60+fm
378です。すいません連スレしてしまって。ミスです。あと狂乱家族日記すぺしゃるの2巻では在りませんでした。1巻目でした。すいません
419名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 20:10:12 ID:O4TYGnVw
378はそんなに自分をアピールしたいのかw
420名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 21:06:13 ID:cIIEabPm
378(さなや)です。決してアピールしたい訳では…








千花大好きな人挙手(ぼそっ)
421名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 21:18:00 ID:pX3n8gBL
千花好きなら千花スレにでも行って来い
自己アピールハッキリいって目障りだわ
ここまで自己アピール激しいのお前くらいだぞ
他の人を見てみろよ
422名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 21:26:22 ID:sj56Wzmq
>>420
高校卒業までROMれ
423名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 22:27:32 ID:k3RJoNNz
ムジャッキーの声優くぎみーなんだな

ふぅ…
424名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 23:20:27 ID:sue4NhMi
SS書く時以外は、名無しでレスした方がいい気もする。
425名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 16:11:31 ID:ePhEfJ6A
昨日から今日にかけて五巻と六巻を読んだんだが
だれか帝架×マダラでなにか書こうという勇者はおらんのか?
426名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 17:01:37 ID:OAcJf75R
話の流れに逆らって申し訳ないが、
>>407の続きが待ち遠しいな。
427名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 23:40:39 ID:qIa5OvG8
378です。すいませんでした。これからは自己アピールを控えます。何分初心者な者で…こんな状況で空気読まずにレスしてしまってすいません…
428名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 23:47:07 ID:VkkIpmLr
>>427
だから空気読めよ
429名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:17:42 ID:dNJl8gqY
>>427
もう氏ねよ
430名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:31:30 ID:SOOyQTkE
>>429
匿名だからって言っていいことと悪いことがあると思いますよ
本気で傷つくかもしれないのに。

>>425
動物カップリング・・・斬新、なのかな?
動物の交尾ってどうやるんだろう
431名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:56:32 ID:6cAucOFi
だいたいバックじゃない?
432名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 07:56:51 ID:XCFL2qGf
骨格的に人間でいう正常位とか出来なそうだしな。
433名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 10:30:43 ID:Nznpkk/p
ネコさんはバックがお好き・・・っと。
434名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:11:58 ID:KJrzS2xQ
ってかバックだと尻尾がちょっと邪魔じゃないか?
435名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:24:20 ID:JX8/7zud
尾骨当たりに付いてるから問題なかろう
436名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:49:29 ID:9BAgGzpJ
むしろ尻尾を握りながら・・・
437名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 01:21:53 ID:IKC6dE3H
しっぽ挿入・・・
438名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 07:58:59 ID:s5NDe6ia
尻尾キャラのお約束だな。
自らでも相手にされるのでも可。

 「ぁ、はっ……」
 自らの秘部へと指を沈め、ちゅぷちゅぷとわざと音を立てながら、緩く掻き回す。この程度の刺激で極みに辿り着く事は出来ないが、そこを潤すには充分だ。
 「んっ……ふ、ぅ……」
 水音と糸を引いて指がそこから引き抜かれる。
 そして、ゆらゆらと自身の動きに合わせる様に揺れていた尻尾を手に取り、口に咥えた。たっぷりと唾液で濡らしてからそこにあてがう。
 こくり、と喉を鳴らし、先端をゆっくりと沈めていく。
 「あっ、ふ……!!」
 ざわり、と背が粟立つ。尻尾の毛の感触は、やはり何度しても慣れない。
 更に、今回は特に。所謂自慰と言うには少々違うものだから、それもいつもより感覚を敏感にしている原因となっているのだろう。
 ……いや、いつもは自慰をするにしても、こういう事はしないのだが。
 「……どうしました?凶華?」
 「ひぅ……!!」
 と、その原因が、声を発した。反射的に身体が震える。
 「……そこまで怯えなくてもいいと思うんですが……」
 苦笑を交ぜてそう言うが、眼に笑みは無い。
 「……取り敢えず続けて下さいね?泣いて縋って求めてくるまで、僕はここで見ていますから。……あなたが自らの手で、いやらしく淫らに堕ちるまで。……ご心配せずとも、ちゃんと愛してあげますよ?……それこそ、壊れるまで」
 「にゃ、にゃぁ……」
 ……乱崎家、母。乱崎凶華。
 彼女は只今、何やら夫を怒らせ、お仕置きを受けている最中らしかった。

即興で書いたら何か訳解らん事になったが後悔はしていないぜ!!
ところで凰火はすっかり自分の中でサドで固定されてました。
439名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 21:04:31 ID:M1aWb4kn
尻尾はせーかんたいなんです><
440名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:06:54 ID:LZkb0/CU
なんで皆スルーしないの?
>>404
超GJ
441名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 23:14:27 ID:aLXqgmJa
なんで主語がないの?
442名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 03:07:59 ID:5hJqT6e1
人気ないキャラは全然話題にならないな
帝架絡みマダー?この作品獣や人外好きも多いはずなのに。きっと皆ひっそりROMってるんだね!
443名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 18:05:30 ID:Ndub+Hi3
強欲王×月香マダー?
444名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 18:16:44 ID:ZAeDcLEv
>>404の続きまだー?

445名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 18:33:17 ID:bbxXyT9d
404notfound
446名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 19:57:13 ID:Vpl7Rlgt
正直俺の中の萌えキャラベスト3が
一位ピエール
二位ゲボック
三位雹霞

な訳ですが誰か私を殺して下さい
447名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 21:55:03 ID:zqs4F7hJ
ピエールなら全然問題ない(エロパロ的に)
448名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:35:27 ID:MUdITTza
千花×ピエールまだー?
449名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 23:24:00 ID:z3kk5Ge4
どんなに好きなキャラ同士でもレズって苦手だわ
450名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 23:37:04 ID:I4xQZVBa
>>407の続きです。

 夜11時、夫婦の寝室にて。

「ねえ、凶華。一昨日から急に雹霞が夜に音楽を聴き始めたみたいですが」
 凶華の性器に指を出し入れしながら、凰火は質問した。
「ハア、ハア、ん、ああ、あいつも知ってはいけないことはある、と学習したとい
うことだ。大人への階段を一歩上ったな」
「部屋の内装変えでも手伝わせたんですか?結局一昨日は何があったんでしょう?」
 弄ばれるほどに、凶華の中から液が湧きだしてくる。凶華で自分の指がベトベト
になる、凶華の中がどんどん熱くなるとともに指先に絡みつく。この指先の感覚だ
けでも無上の悦び、と凰火は思ったが、欲張りなもので体の一部がこちらにも快感
をよこせと暴れ出している。凰火はそちらの言うことを聞くことにした。
「そろそろいいですか?我慢が出来なくなってきました」
 言っている内容はいつもどおり淡々としているように思えるが、実際のところ声
は興奮で途切れがちになっている。
「ハァッ!アン!きょ、凶華様もそろそろ本番にしたかったところだ」
 相変わらず尊大な口調で告げる凶華。しかし次の瞬間急にしおらしくなって、
「・・・、来て、『アナタ』」
 うっとりとした表情で凰火を見つめる。夫への愛と性欲とがともに最大量で混ざ
ったような笑顔だ。男ならばこの表情にまいらないはずあるまい。
「ええ、行きますよ。凶華」
 妻の期待に応えようとする夫。小さな割れ目に大きめの勃起が触れる。そして、ゆっくりと一定の速度で中に入り込んでいく。
「ア、アア、アアン!」
 それが深く入るほどに凶華の喘ぎも大きくなっていく。そして二人の体はそのま
ま完全に結合した。
「ハァ、ハァ、おうか〜、凰火〜」
「どうですか、今日は」
「いいよぉ、今日もスゴクいいよぉ〜」
 挿入だけでもあり余るほどの快楽を得た二人。しかし、この後からが本番なのだ
。まさに凰火が動きだそうとしたその時。

ガチャ
「ん〜、なぁに、今の声〜」

 二人が音のする方を向くと、眠たげに目をこすっている優歌の姿があった。
451名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 23:38:08 ID:I4xQZVBa
「へ、あ、どうした、優歌?!」
 夫に貫かれたまま、凶華が慌てて問うた。
「トイレに起きたらお母さんの変な声が聞こえたから〜。何やってるの?」
「え、え、え、えーっとですね!!」
 混乱する凰火の頭の中に凶華の声が響く。
『凰火、聞こえるか、凰火!』
『ああ、携帯電話ですね。聞こえますどうぞ!』
『こちらの方が思考の流れだけで会話できる分早い!どうする凰火!』
『えーっと。暗いですし毛布もありますから、向こうからは何をやってるかわから
ないはずです。ごまかしましょう』
『ど、ど、ど、どういう風に?』
『こんなのはどうです』
『おお、それでいこう』

「あ、その、なんだ、凰火の奴がちょっと赤ん坊の大きさを確認したいからお腹を
さすらせてくれ、といいだしてな。そしたら運悪く凶華様の腕に手を押しかけてし
まったから変な悲鳴を出してしまったのだ」
「そうそう、痛かったですかー凶華。ごめんなさいねー」
「ははは、寛大な凶華様は許してやるぞ」

『とりあえず凰火!抜け!』
『だめです!下手に動いたら毛布がずれ落ちそうです!裸とばれたらごまかしよう
がない!!』
『う、アン・・・。しかし、なんで外に音が漏れたんだ』
『消音装置は・・・、いや確かにスイッチを押したはずです』
『おかしいな、あ、まてよ?!』
『どうしました』
『一昨日の朝・・・、スイッチを切ったか?』
『?!』

 もともとゲボックが個人的興味を満たすために作ったものなので、あまり使用者
に優しい作りではない。例えば、オンならランプが付くなどわかりやすい変化がな
いのだ。スイッチが多少下がるか下がらないかの違いしかない。

『つまり、この前の夜からずっと装置は作動していて・・・』
『さっきオンにするつもりがオフにしてしまったのか!!』

 愕然とする二人。ちなみにこのとき千花は幸いにして寝ていた。また銀夏は仕事
で今夜は帰らない。そして、他は・・・

月花
「うう、わらわは何も聞いてない、聞こえてないぞ〜」
 意外とウブで、幾つになっても生々しい性の話は耐えがたいようだ。

雹霞
「装置つけるように言ってこようかな。でもそれも怒られそうだし・・・」
 ひょうか は きづかないふりをする(おとなのちえ) をおぼえた

帝架
「むぅ、まあ、発情期のようなものなのだろう。ほどほどにな」
 気を取り直して寝なおす。

知紅(廊下にいつの間にかつけられていた盗聴器)
「ああ、だめですぅ凰火さん!!やっぱり私が大人の成熟した女というものを教え
ないとどんどんダメな方向にいっちゃいますぅ〜!!!」
 明日こそ、凰火をラブホに拉致しよう。そう決意を新たにしていた。

452名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 23:39:16 ID:I4xQZVBa
 さて、とりあえず説明を聞いた優歌はしばしぼんやりと考えた後、
「赤ちゃんか〜」
 とやや明るい声を出した。どうやら納得したようだ。
『おお、うまくいったぞ凰火!』
『やりましたね!!』
 歓喜する二人。
 だが、
「私もお腹撫でさせて〜」
 そう言って優歌が部屋に踏み込んだ。

『大変です!小学生にこの状態を見られたら、あまりにも情操教育に悪い!!』
『仕方ない、強硬手段だ!携帯電話!!』

 凶華の能力発動。軽い精神的ショックで優歌を気絶させる。その場に崩れ落ちる
優歌。

「ふぅ。許せ優歌」
「まあ、元々眠そうでしたからごまかせる、といいなあ」
「とりあえず凰火。すぐに優歌を部屋に運んでやれ」
「いえ・・・、無理です」
「何故だ?」
「いえ、そのこれがおさまりそうにありません」
 と、苦笑いしながら凶華を貫いているものの方を指差す凰火。
「いや、それがどうした?パジャマを着ても目立つかもしれんが、見る奴がいない
のだから問題ないだろ」
「いえ、万が一ですよ?千花さんが目を覚まして、眠っている優歌をこんな状態の
私が抱えているのを見たらどうします?悪いことって重なると思いませんかラノベ
的に?!」
「それは嫌だな・・・、そうでなくともロリコン視されてるのに。間違いなく優歌
を連れて家を出て行くぞ」
「と、いうわけで急ぐのなら凶華、急ぐのならあなたが運んでください」
 ここでフフンと笑う凶華。
「妊婦をこき使うな。なに凶華様にいい考えがある」
453名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 23:39:50 ID:I4xQZVBa
「と、いうと」
「要は萎えればいいわけだ」
「はあ」
「ところで、凰火。この状態は凄く危険だと思わないか?」
「いえ、全然」
「知ってのとおり、この凶華様は美しい姿の中に一般人とは比べものにならない力
を秘めている」
「ええ、美しいですね、そうですね」
「それが本気を出すと?」

グイッ

「!!!!!!」
 悶絶。声も出ない凰火。凶華の中に入っている性器が凄まじい力で締め付けられ
た。潰れる、いや、切断されるかと思うほどに。

「なぁ、恐いだろう?」
 ニヤニヤと笑う凶華。
「ええ、恐いです」
 顔を真っ青にしながら、ペニスを引き抜く凰火。恐怖のあまり一瞬で性器は萎え
たようだ。
「よぉし、じゃあ、優歌を頼むぞ凰火」
「はいはい」
 そう言ってパジャマを着こむと凰火は優歌を運んでいった。

 これで一件落着になるはずだったが・・・。

 ペチャ、ペチャ、クチュ、くちゅ、ペロペロ、ぬちゅ、
「ええい!なぜ勃たん!この!」
 夫婦の営みの再開にあたって、いつも以上に念入りに性器を口腔奉仕する凶華。
しかし、凰火のそれは一瞬だけ固くなろうかとするが、すぐにだらん、と力を失う。
「ええ、っと。気持ちいいのは気持ちいいのですが、どうしてもさっきの話が思い
出されてしまって・・・」
 恐怖が心底沁み付いてしまったようだ。
「あ、あんなの冗談に決まっているだろ!ほら、気持ちイイだろ!凶華様のご奉仕
だぞ!もっと感じ入れ!!」
「冗談、って言っても・・・、なんかの拍子にブレーカーが外れたら本当にああな
るんでしょう?」
「そそそそそ、それは、その、何だ、あの、今のところ無かったから大丈夫じゃな
いか?多分?」
「説得力ないですね・・・」


 こうして二人は大きな悩みを抱え込むことになった。




 今回は以上です。
454名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:12:48 ID:Km3ONKr0
gj!
今回もスバらしい出来でスね!笑わさせてもらいまシたヨw

個人的にウブなゲッカーの反応が可愛かったです
455名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 04:13:23 ID:8L3hV4+w
GJ!!
子供のいる夫婦のお約束イベントでこんな事にw
月香可愛いなー。そして知紅さん何してんのw
続き期待してます。
456名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 11:09:01 ID:nME746qW
GJ
凶華様おそろしい技もってんなww
457名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 10:17:53 ID:JI5FwCDa
GJを何回言っても足りないぜ。
それにしても、

>「ところで、凰火。この状態は凄く危険だと思わないか?」
>「いえ、全然」

やっぱりメガネはロリ鬼畜だなぁ(w もっとやれ。
多分萎えても1週間もしないうちに戻るだろうし。
458名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 17:05:14 ID:LzXpQf0V
GJです!!
凶華様の出産が待ち遠しいですねwww
459名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 18:51:54 ID:iknQULvs
GJ!
やばい、面白いぞこれは…
460名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 12:36:07 ID:om843C9C
凶華様の出産・・・

ちっちゃい凶華様が10匹・・人ぐらい出てくる想像しか出来ん
461名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 17:04:10 ID:QcdqhqQ9
そりゃプチ凶華だろwww
462名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 09:50:06 ID:3ip6sXrC
雹霞はポニテ萌えそばかす萌え関西弁萌えですねわかります
463名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 10:05:43 ID:gjYGWBEP
>>460
子猫かよ!!

ああいいなぁ、ちっちゃくてほわほわでけむくじゃらの凶華様
464名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 22:07:41 ID:cTR1vbau
凰火が過労死しないか心配だw
465名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 19:03:00 ID:2KPttQW+
466名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 22:01:20 ID:E1ONL30o
>>463
マジレスすると、多分猫耳は遺伝しない。
467名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 13:02:11 ID:UEjXauuK
>>465
亜光速で保存した
468名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 17:38:10 ID:6vsp49dh
>>463
ぶっちゃけ子供は遺伝学上は凰火とSYGNUSSの子になっちゃうからなあ。
子供できるかどうかすら怪しいが。
469名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 00:17:16 ID:uatENb+z
そういや魔族ってどうやって殖えるんだろう

二つに切ったら切れた両方が再生するとかかな?
470名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 00:24:45 ID:p+BgOPYc
そりゃもうアメーバだな

続きが気になる…
471名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 02:31:01 ID:Q3CVTIl7
み・・・ミルカトビが可愛すぎる!
472名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 15:57:47 ID:UBMdajPt
>>465
ああぁすまたとか大好きだやばい

やっぱヨウカンさんとこのか(w
473名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 13:18:41 ID:UCgP69An
夕食後の一時、優歌以下年少組は何時ものように、広いリビングで寛いでいた
膝を抱え、テレビを眺める雹霞
ノッソリと横たわり、居眠りをする帝架
プカプカと浮いている月香
銘々好き勝手にしているだけだが、皆がそこにいるだけでとても落ち着く
だから優歌は、家に居る時間の大半を、このリビングですごす
今も帝架に凭れかかりながら、学校の宿題に挑んでいた
「よし、サッパリ片付いたよぉ」
パタパタとノートを閉じ、脇に置いてあったランドセルに仕舞う
「あっ」
中に入っていた一枚のプリントを見つけ、優歌は嬉しそうな、一寸だけ不安そうな表情を見せた

『父兄参観のお知らせ』

零子であった頃は、見せようとも思わなかった用紙
でも、今は……
『お父さん、来てくれるかな
それともお母さんが……』
お願いするのは、まだ少しだけ気が惹けるけど、大好きな家族達は、万難を排して来てくれる
そう信じられる幸せに浸りながら、思わずプリントを抱きしめた
「姉上殿
どうかなされたか?」
優歌の気配の変化に気付いたか、優しい次男坊が声をかける
「ううん、サッパリ何でもないよ
お父さん達にお知らせがあるだけだよ」
胸にプリントを抱えたまま、凶華達の部屋に向かおうとする優歌だが……
「止めたほうがいいよ
優歌」
三男坊の平淡な声にその足を止めた
「今行くと、きっと怒られるから」
「えっ?」
474名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 13:22:33 ID:UCgP69An
なんでそんなこと言うんだろう
でも、冷静な雹霞が嘘をついたりするわけない
やっぱり、お願いなんて迷惑かな
止めたほうがいいかな
負のスパイラルに陥ってしまった優歌の代わりに、帝架が尋ねた
「何を言う、雹霞
父上殿達が姉上殿の話を、無下にする筈無いではないか」
「でも、今と同じ状況でボクが行ったら、母親にブッ飛ばされたよ
壁を突き破って、113メートルぐらい」
いつも通りの平淡な調子で、物騒なことを言い出す
「同じ状況?」
「うん、父親と母親がセックスしている
ついでにいえば、銀夏とおね……、千花も」
爆・弾・発・言
「セックス?」
いまいち理解してない優歌が、可愛く小首をかしげる
「ウン
交尾、交配、生殖、繁殖
要するに子作りの最中」
淡々と説明する雹霞
「子作りって、赤ちゃん?」
驚く優歌
「しかし、母上殿には少々早いのではないのか?」
帝架は心配気に雹霞に尋ねた
二十歳を自称していても、どうみても成熟しているとは思えない
人外の体力を誇る母親とはいえ、あまりに無謀では……
「それに、銀夏さんと姉様だってダメだよ
私たち、兄妹なんだから」
「いや、姉上殿
千花殿なら十分成熟しているし、種族のためなら……」
何故か言葉を濁す帝架
慌てる二人をしり目に、冷静な雹霞が言った
「大丈夫じゃないかな?ホラ」
ピッ
突然、居間の大型テレビの画面が変わった
そこに写しだされていたのは……






基本、アニメもんです
原作はまだパラ見程度なんでおかしなとこはスルーお願いします
475名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 13:27:12 ID:UCgP69An
タイトル間違えるは、sageミスするは……orz



ちょっと吊ってきます
476名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 17:29:41 ID:ZOa57KIS
これって新規なのか?
それとも>>453の続きか?
477名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 18:07:40 ID:jdnZJPCq
続きじゃないと思う
そしたら>>474の帝架の発言とそのあとの説明に矛盾が生じる
478名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 23:27:15 ID:1z6R4W3K
児童ポルノ禁止法改正反対署名が始まりました。

是非、皆さんご協力お願いします。

創作物の規制-単純所持規制に反対する請願署名市民有志
http://www.savemanga.com/

ついに、署名用紙のDL開始、近日中にはセブンイレブンのコピー機からも入手可能になるとのこと、
9月10日を第一次集約として国会や関係省庁に届ける予定。
479凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:00:18 ID:OxKeFlqI
以前言ってた凰火×知紅を投下します。
あんまり鬼畜にはならなかったけれど、それでよければどうぞ。
雷で途中電源落ちてたら申し訳ない。



夜、凰火は自分の部屋のベッドの上で一人、読書をしていた。
もう夜は遅く、今頃は知紅も花山も眠りについているだろう。
凰火は静かにページをめくっていく。
と、数ページ進んだところで、不意に部屋のドアがノックされた。
「みっちゃん、まだ起きてる?」
知紅であった。
「起きてますよ」
凰火は本から目を離さずに返事をした。ちょうどいいところだったのだ。
本に没頭する凰火の耳に、ドアが開く音が届く。
それに続いていくつかの音も。
たっ。
「えい」
どん。
どさっ。
一つ一つ紹介するとこんな感じだ。
「・・・・・・え?」
気が付けば凰火の視界が反転している。
読んでいた本は脇に転がってしまい、代わりに天井が視界いっぱいに広がった。
そしてなぜか、凰火の上には知紅がいた。馬乗りになっていた。
つまり、凰火は知紅に押し倒されたのだ。
「あのー、知紅? あなた一体何やって」
「お願いだから何も言わないでっ」
起き上がろうとした抵抗もむなしく、凰火は再びベッドに押し戻されてしまう。
知紅は至極冷静かつ真剣な表情で凰火のパジャマのボタンを外していった。
あらわになっていく凰火の上半身。
無駄なく引き締まった胸板は、少年から男性へと変わったばかりの男のものである。
知紅はそれを見て一瞬動きを止めた。
が、それも一瞬のこと。次の瞬間には頬を染めながらも凰火の首筋へと顔をうずめた。
そして凰火の首の敏感なところをなめたのである。
「――――っ!」
快感がしびれとなって凰火の全身を駆け巡る。
さらなる快感が押し寄せることを恐れ、凰火は身を固くした。
しかしその甘いしびれが次から次へと降り注ぐ、なんてことはなかった。
知紅が凰火の反応をうかがうことなく、ただがむしゃらに首のいたる所をなめてくるからだ。
まるで犬がするようななめ方である。
「知紅! やめなさい」
耐えきれなくなって凰火は叫んだ。
力を込めて知紅を押しのけ、ベッドの上で起き上がった。
480凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:01:09 ID:OxKeFlqI
知紅は驚いたような顔をした。
「な・・・・・・どうしていやがるの?」
「どうしてって・・・・・・普通あんななめ方じゃ嫌がりますよ」
「じゃ、じゃあもっとうまくなめればいいんだね!?」
またもや凰火をなめまわそうとしてくる知紅を凰火は押しとどめて、言う。
「そういう問題じゃないですよ。あなた本当に自分が何をしようとしているのか分かってるんですか?」
「ちゃんと分かってるって! こうしたらみっちゃんが私を好きになってくれるんだよね!?」
とんでもないことを知紅は言い出した。
「なんなんですか、それは・・・・・・」
どうやら妙な勘違いがあるようだった。
とりあえずそれがなんなのかを解明しなければならないと、凰火は考える。
「知紅、一体どうしてそんな風に考えるのですか?」
「え、だって高校の友達が言ってたよ?」
「どんなふうに?」
「んっとたしか、『好きな男子がいるんなら押し倒して首とかなめてみるといいよ。
 そしたら勝手に相手が盛り上がってくれるから』とかなんとか」
「・・・・・・・・・・・・」
なんと無責任な友達だろう。
凰火は顔も見たことのない知紅の友達を呪った。
凰火だっておかしいとは思ったのだ。
知紅が性に関する情報に触れないよう、二人の養父である花山は細心の注意を払っている。
凰火の知る限りでは、小中学校で行われる性教育でさえてこ入れをしたとかしなかったとか。
そんな情報統制のもと、この手の情報の入手経路といえば友達くらいのものだろう。
「とはいえ、よりによって襲い受けを勧めますか・・・」
「ん? 何か言った?」
「いえ別に」
凰火はため息をついた。
しかし、と思う。
この状況はもしかしたら、凰火にとってチャンスとなるのではないか。
「案外、策略に乗ってみるのも面白いかもしれませんね」
「へ? じゃあみっちゃん、私のことを好きになってくれるの?」
「それはこの先の、知紅の頑張り次第です」
「頑張り次第・・・・・・」
「ええ」
凰火はにっこりと知紅に微笑みかける。
「知紅、僕の言うとおりにできますか?」
「うん? わかった」
知紅は深く考えずに承諾した。

今度は凰火が知紅をベッドへと押し倒した。
481凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:01:45 ID:OxKeFlqI
3歳のときに記憶を失って以来、凰火は誰かを「愛しい」と感じたことがない。
好意を抱き、そばにいてほしいと思った存在はいたのだが、そのほとんどが彼のそばから離れていった。
そんな中離れていかなかった数少ない人間、その一人が知紅だった。
そんな彼女なら、凰火に「愛しい」という感情を教えてくれるかもしれない。

凰火はそっと知紅の髪をなでる。
なでながら長い髪の毛をかき分け、耳たぶを口に含んだ。
「ひぁっ! な、なんで耳をっ・・・・・・やっ・・・・・・」
「へぇ。耳、感じるんですね」
凰火は舌で耳たぶの裏をなぞりあげた。
「やっ・・・・・・そこっ、くすぐった・・・・・・あっ!」
知紅がのけぞる。
どさくさにまぎれて凰火の手が夜着ごしに知紅の胸部をなでたのだ。
知紅は真っ赤になっていまだ小さな胸を両手で覆った。
「ななな何するのみっちゃん・・・・・・!」
「何って、僕はあなたの友達が計画したとおりのことをやってるんですけど?」
凰火の舌は知紅の耳を解放し、頬骨のラインをなぞっていった。
唾液を残しながら、首筋に到達する。
「首は、こうなめるものですからね」
凰火は口全体を使って知紅の首を侵食していった。
喉元、鎖骨など、知紅の反応を見ながらゆっくりじっくりなめ下ろしていく。
少しでも知紅が感じたそぶりを見せれば、そこを集中的に攻めた。
「あぁっ・・・・・・ん、やめてっ、みっちゃん・・・・・・」
くすぐったさとも違う、奇妙な熱を持った感覚が知紅を襲った。
彼女は凰火を止めようと彼の腕をつかんだ。
しかしそれも、凰火の策略のうちだった。
「やっと手、どけてくれましたね」
凰火の腕をつかむために、知紅は胸を覆う手をどかしてしまったのだ。
その隙をついて、凰火は知紅のパジャマの中に手を滑り込ませる。
寝る前だったためか下着はつけていなかった。
「やっ・・・・・・あ・・・・・・!」
知紅はあわてて凰火の手を追い出そうとしたが、もう遅い。
凰火の手が知紅の敏感な素肌に直接触れた。
「はぁんっ」
「ふふ、軽く触れただけで反応するなんて、知紅はいやらしい子ですね」
凰火は首を攻めた時とはうってかわって素早く手を動かす。
知紅の小さな胸をなで回し、揉みしだいていった。
482凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:02:26 ID:OxKeFlqI
「はう・・・・・・あっ、やっ・・・・・・」
凰火の指が知紅の蕾をとらえ、刺激し始める。
くりくりと指先で転がしてやれば、知紅が嬌声を上げた。
「ひぁんっ! やっ・・・・・・やめっ、やめてっ」
知紅の懇願を無視し、凰火は愛撫を続ける。
次第に硬く脹らんでゆく乳頭を指先で感じて、凰火は口角を上げた。
「どうやらあなたの身体はやめてほしくないみたいですよ、知紅」
知紅、と名前を呼べば、彼女はびくっと震えた。
凰火と目が合うと、怯えたような顔をした。
「わ、私・・・・・・おかしくなっちゃったのかな・・・・・・?」
「おかしくなった? どういうことでしょうか」
「だって、さっきから変な感じがずっとするもん・・・・・・。恥ずかしくって、
でもなんでなのかわけわかんないくらい興奮しちゃって変な声だして。
 それなのに続けてほしいって思うんだよ・・・・・・? こんなんじゃ、みっちゃんは・・・・・・
 私のこと気持ち悪いって思うんじゃ」
知紅はそこまで声を絞り出すと、ぽろぽろ涙をこぼした。
凰火は服の中に差し入れていた手を引き抜いて、涙をぬぐってやった。
「気持ち悪いなんて思わないですよ」
凰火はできるだけにっこりあたたかく笑う。
なんだかいつもより自然に笑えた気がした。
「僕はむしろ、知紅にそんな風になってもらいたくてこうしてるんですから。
 ただ、確かに世間的には恥ずかしいことですから、僕以外の人にはやっちゃいけませんよ。
 他の人は嫌悪感を抱くでしょうからね」
さりげなく自分の都合のいいように知紅を説き伏せるあたり、凰火は腹黒である。
「知紅、分かりました?」
「うん、分かった・・・・・・って、いや、あっ!」
理解が得られるやいなや、凰火は知紅の寝間着をめくり上げる。
小さいながらも形のいいふくらみがふたつ、あらわになった。
483凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:03:01 ID:OxKeFlqI
知紅が必死に隠そうとする手をはらい、凰火はふくらみの一つに顔をうずめる。
先ほど手で転がしたのとは別のほうの蕾を咥え、舌を使って刺激した。
「ひぅっ・・・・・・や、やだぁ・・・・・・ちょっと待っ、あっ・・・・・・!」
唇で吸い上げつつ転がしてやれば、知紅は身をよじらせた。
「ねっ・・・・・・みっちゃんっ、お願いだから、待って・・・・・・っ」
「待ちません」
凰火は短く言って、開いていた片手も使って両方の胸を攻め立てた。
「いやぁっ・・・・・・! あっ、ひぁ・・・・・・は、ああっ」
知紅がひときわ熱を持った声で啼く。
凰火の指の中でピンク色の蕾はしっかりと膨らみ、よりその感度を良くしたようだ。
側面をこすってやれば、いっそう硬くなった。
「へぇ、横側がいいんですね、知紅は」
凰火はつぶやくと、手で、口で、乳頭の側面を集中的に刺激した。
時おりタイミングよく先端をなめ上げることも忘れない。
「あっ・・・・・・ふ、そこはだめっ・・・・・・あぁんっ」
思わず甲高い声を上げてしまう。
知紅は羞恥心に顔を赤らめ、凰火から視線を外した。
「知紅、しっかり顔を見せてくださいよ」
「う・・・・・・みっちゃんのばかっ」
知紅は両手で顔を覆ってしまった。
指の隙間から赤くなった顔がのぞいているのがかわいらしい。
もっと彼女のいろんな反応を見たいと凰火は思った。
「知紅、ちょっと腰を浮かせてもらえませんか?」
知紅は指の間から凰火を見た。
「みっちゃん・・・・・・? また何かするつもりじゃ・・・・・・」
「なんでも僕の言うとおりにしてくれるんでしたよね?」
「・・・・・・うぅ」
結局知紅は逆らいきれずに腰を浮かせる。
凰火はタイミングよく、知紅のパジャマのズボンと下着をまとめて下げてしまった。
「わぁっ!! いやっ、見ないでっ・・・・・・!」
知紅は襲い掛かる恥辱に下半身を隠そうとしたが、
「知紅? 隠されたら僕が見れないじゃないですか」
凰火が強い力でそれを遠ざけた。
「だめ、いくらみっちゃんでもこれはっ・・・・・・ひぁっ!」
知紅の手が戻ってくる前に凰火は秘所へと手を伸ばす。
ほんの少しひだをなぞり上げただけで知紅はびくんと反応した。
「ずいぶん敏感に反応しますねぇ」
凰火は楽しそうに言い、何度もそこをなぞって刺激していく。
「いやっ・・・・・・は、っんあっ・・・・・・みっ、みっちゃん・・・・・・っ」
484凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:03:48 ID:OxKeFlqI
手で秘所を覆い隠すことさえ忘れ、知紅は声を上げた。
「そこはっ・・・・・・本当に、だめっ・・・・・・あ、やぁっ」
「だめなのですか? でもあなたのここはぴくぴく震えてますよ。まるで僕になでられてうれしいみたいに」
凰火は知紅が最も感じる箇所をなでながらつぶやいた。
「それに、こっちはこんなに濡れてる」
凰火の指が下へ、奥へと伸び、知紅の膣の辺りへと分け入った。
ぬちゃっ、と水音がした。
「なんていやらしい身体なんでしょうね。知紅がこんなだったとは」
凰火は愛液を指にまとわりつかせ、ひだのあたりを何度も行き来させた。
摩擦が減りなめらかに動くおかげで、より強い刺激が知紅をさいなむ。
「あ・・・・・・っ! いや、はぁっ・・・・・・ううっ・・・・・・や、やめ・・・・・・」
「いやらしい子にはお仕置きしないといけませんね」
「あ・・・・・・お、お仕置き・・・・・・? んっ、はぁんっ」
凰火の指の動く早さがぐんと速くなる。
同時に腰までなで上げられ、知紅は身をよじって逃げようとした。
が、凰火がそれを許すはずがない。
「はっ・・・・・・ああっ・・・・・・や、やんっ、・・・・・・あああっ!」
強い快楽を与え続けられた体が、限界に達した。
凰火の肩を強くつかみ、知紅は体ごと痙攣したように震わせた。
肩をつかまれている凰火にまで震えが伝わってくるほどだった。
「あ・・・・・・あ、うぅっ」
絶頂に達した余韻がいまだ残る自分の体を、知紅はぎゅっと抱きしめる。
「あ、あ・・・・・・今の感じ、は・・・・・・」
「僕が教えてあげますよ、知紅。その感覚がすることを『イク』っていうんです」
「い、イク・・・・・・?」
「ええ。だから今知紅は『イッちゃった』わけです。別に異常とかじゃないので安心してくださいね」
言いつつ、凰火は再び知紅の秘所をなぞり上げる。
「ひゃっ・・・・・・ああんっ!」
絶頂を迎えたばかりの身体はとても敏感になっていた。
「知紅、もっと気持ちいいことに興味はありませんか?」
凰火の手が再びひだの奥深くへと侵入した。
焼けつくような恍惚感が知紅の理性を千切りにしていく。
「やっ・・・・・・みっちゃ、んっ」
「嫌なのですか。ではやめましょうか」
「ちっ、ちがうっ! いやじゃ・・・・・・ん、ないのっ」
知紅は凰火の手をそっとつかみ、愛撫の手を止めさせた。
「その・・・・・・私は、もっと・・・・・・気持ちよくなりたい」
知紅は耳まで真っ赤である。
485凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:04:38 ID:OxKeFlqI
凰火はにやっと笑った。
「そうですか。知紅の頼みとあっては仕方ありませんね」
凰火は知紅の膣のあたりへ指をすべらせた。
「今からまず一本指を挿れます。最初はちょっと痛いかもしれないですが我慢してくださいね」
こくりと知紅がうなずく。
凰火は爪を立てないように慎重に、しかし思い切りよく人差し指を挿し込んだ。
「ああぅっ・・・・・・!」
知紅が小さく悲鳴を上げる。
想像以上に知紅の中は狭く、きつい。
ゆっくりと中を押し広げようとすると、知紅が凰火にしがみついてきた。
「い・・・・・・いたい・・・・・・」
「知紅、力を抜いてリラックスしてください。訓練でもっと痛くても平気そうだったでしょう?」
「それとこれとは・・・・・・別だよ・・・・・・うっ」
それでも凰火が指を抜き挿ししているうちに苦痛は和らいできたようだ。
内側をこすりあげながら指を動かすと、徐々に甘い声をもらすようになってきた。
「うっ・・・・・・あっ、はぁ、・・・・・・んっ、みっちゃん・・・・・・」
「だいぶ慣れてきたようですね。では次は2本行きますよ」
凰火は中指も伸ばして挿れはじめた。
同時に、内に挿し込まれた指を逃すまいと知紅の膣壁が執拗に絡み付いてくる。
「あっ・・・・・・み、みっちゃん・・・・・・! ひぁ、その・・・・・・」
知紅の息が荒くなってくる。
「どうしました、痛いですか?」
「ちがっ・・・・・・う・・・・・・また、その、へ、へんに熱くなって・・・・・・きたのっ」
凰火は指を止めた。
「ちょうどよかったです。僕も、かなり我慢してましたからね」
凰火はゆっくりと、強い刺激を与えないように指を引き抜いた。
知紅の愛液で濡れた手のままズボン、下着と順に引き下ろす。
そうして、思いきり勃ち上がった自分自身を知紅の目の前にさらけ出した。
486凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:05:08 ID:OxKeFlqI
「み・・・・・・みっちゃん、それ・・・・・・」
知紅はベッドに仰向けになったままそれを見つめた。
無垢な視線がいっそう凰火の興奮を煽った。
「えっと、その・・・・・・・昔からそんな感じだったっけ・・・・・・?」
「一緒にお風呂入っていたような昔と同じわけないでしょう。僕だって成長したんです。
 もっとも・・・・・・知紅のおかげもありますけど」
凰火は自分のモノに触れた。
「今からこれを、知紅の中に挿れます」
「そ、そんな大きいものを・・・・・・?」
知紅の瞳に怯えと燃えるような期待が混じりあう。
少し前まで何も知らなかったというのに、こうまで淫らになるとは。
そう考えたら、凰火の中にわずかばかり残っていた理性も溶け出してしまった。
理性など、こうもたやすく崩れ去ってしまうものなのだ。
「もう、待ったは聞きませんからね」
凰火はかがみ込み、知紅の膣の入り口へとそれを押し当てた。
知紅の内側は決して凰火を拒むことなく、むしろ奥へ、奥へ引き込もうとした。
「み・・・・・・みっちゃ・・・・・・んっ」
凰火が動く。
最初こそぎこちない動きだったが、すぐにスムーズに抜き挿しできるようになった。
「あっ・・・・・・! いや・・・・・・はっ、はぁ・・・・・・んくっ」
知紅がかぼそく高い声を上げる。
そのたび、凰火のそこが強く締め付けられ、強い快感が彼の体中を熱くした。
その感覚を求め、凰火はさらに力強く動いた。
「やっ! あっ・・・・・・あん、み・・・・・・みっちゃん・・・・・・私、もうっ・・・・・・限か、い・・・・・・」
「教えたでしょう、知紅・・・・・・そういうとき、なんて言うか」
知紅の内側がきゅっと凰火を締め付ける。
彼の言葉に感じてしまったのだ。
「ん、あっ・・・・・・! い・・・・・・イッちゃう・・・・・・っ!」
その言葉を口にしたとたん、知紅の身体は絶頂に達した。
大きく腰をのけぞらせ、全身が震える。
その震えが、今度は直接凰火にも襲い掛かる。
「――――っ!」
自分を末端から飲み込もうと波打つ力に、凰火は抗わなかった。
熱い快感に身を任せ、自らも絶頂を迎えたのだった。
487凰火×知紅:2008/07/06(日) 18:05:34 ID:OxKeFlqI
その後、知紅は慣れない事に疲れきったのか、眠りについてしまった。
それを言えば凰火も初めてなのだが、彼のほうにはそれなりに知識があったところが違う。
それに、一緒に住んでいなければ絶対に知れないことを知っていたのも幸いした。
「知紅の生理周期知っていてよかったですよ・・・・・・コンドームつける余裕なんてなかったですし」
女性の生理周期を知っているだけで十分変態であるが、凰火は気にも留めない。
「もし妊娠なんてさせたら、それこそお父さんに殺されてしまいます」
苦笑しながら、傍らで眠る知紅の髪をそっとなでてみた。
初めて会ったときと変わらない、長くて綺麗な黒髪。
そして、すっかり大人びた幼馴染の顔を見る。
規則正しい寝息を立てる知紅を見て、凰火の心に火がともった。
衝動に突き動かされるまま、凰火は知紅に口付けた。
彼女を起こすことのないように、触れるだけの軽いキスを。
「朝までに知紅を部屋に送らなければいけないけれど・・・・・・もうしばらく、こうしていたいですね・・・・・・」
凰火は知紅に寄り添って、彼女と体温を分け合っていたかった。
まだ、この胸をとかすような感情が、探し求めていた「愛しさ」なのかどうかは分からない。
しかしそれでも、知紅のおかげで今の自分が満たされていることは理解できた。
それだけで十分だった。
「ありがとう、知紅」
小さな声で感謝の言葉を告げて、凰火はもう一度つややかな黒髪をなでた。
488名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 23:08:55 ID:6tJO7BoY
GJっす!
知紅萌えな自分には身もだえするほどすばらしい逸品でありましたっすー
489名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 00:53:56 ID:/IeffTCC
マーベラス!

…生理周期なんて一体どうやって知ったんだろう…
490名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:21:49 ID:JzdVdWoB
トレビアーン!

知紅ktkr
491名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 19:37:52 ID:K+leAEBZ
>>489
凰火が知紅のゴミ箱漁ったりとか
492名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 23:41:22 ID:gU/0O4fH
凰火なら行動でわかる気がする
493名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:21:27 ID:t2XdYnPK
手帳とかのカレンダーを盗み見るって手もある
494名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 14:52:03 ID:T3gRS4EP
>>453>>474の続きお願いします
495名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 19:37:15 ID:0ZF0JWB7
そんな急かすなって。









続きマダァー?
496名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 21:23:48 ID:iO7hftAB
久々に凰凶が読みたいなぁ……




……おっと、自作汁ってのは無しなんだぜ
497名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 22:20:18 ID:3H4VVCrr
ミルカトピと林道は毎日やってそうだな。
ごほうびがほしいとか言って。
498名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 00:46:21 ID:rcxgpASX
さすがに毎日はないだろう。
せいぜい朝昼晩だ。
499名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:33:02 ID:tl1Xj0Qh
一日中かよw
しかしネタは出るけど文章になってるカップリング少ないなー。
凰凶多いのは原作からして仕方無いけど。
いや、自分凰凶好きなんで良いんだが。
500名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 03:50:13 ID:Ugx9Dq52
アニメから入った俺としては銀千がうまそうだと思うんだが
なんでこのスレだとありえん扱いなんだ?
そこまで原作で絡みがないのか?w
501名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 08:27:17 ID:aOyIQxyk
銀華がちょっと頑なだからなぁ……
千×銀の逆レイープ物ならありかも試練
502名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 08:28:24 ID:aOyIQxyk
↑すまんミスった。
×銀華
○銀夏
503名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 15:49:54 ID:RYTRmno5
しかし番外編2を見る限り、銀×千も実現するような・・・
504家族計画:2008/07/13(日) 19:35:51 ID:BBoi6RAD
「アッ、アアッ!
凰火、凰火ぁ!!」
「まだ駄目ですよ、凶華
一人でイったりしたらお仕置きしますよ」
切なげに呻く猫耳の少女を膝に乗せ、後ろから股間に手を伸ばす眼鏡の男
二人ともパジャマ姿だ
とはいえ着こなしは大分違う
凰火は、いつものパジャマのズボンだけ履いている
細身にすら見えるが、鍛え上げられた筋金入りの上体に、うっすらと汗が光っていた
そして、凰火に背を預ける凶華も身に付けているのは、同じパジャマ
いつもの着ぐるみではなく、凰火のパジャマを……
むろん凰火がズボンを履いてる以上、凶華が纏っているのは上着だけだ
そう、純粋に上着だけ
それ以外は下着も着けていない
その上着ですらボタンを全て外し、その薄い胸を晒している
凶華は、そのささやかな胸乳に震える手を当て、慣れぬ仕草でまさぐっていた
「アッ、フアッ」
「ほら、こうです
しっかり揉まないと大きくなりませんよ」
凰火は見本だと言わんばかりに、凶華の小さな手に重ね、揉みしだいく
「ヤッ、ヤアッ!」
比べ物にならないほど巧みな愛撫にさらされ、凶華の喘ぎ声はいっそう大きくなった
ほとんどない膨らみの中心に、ポツンと桜色のアクセント
そこだけがプックリと充血している
「お願い、凰火
もう、もう!」
「何ですか?
僕はアナタのように全知全能ではありませんからね
ちゃんと言ってくれなきゃわかりませんよ」
クチクチと乳首を弄りながら、とぼける凰火
同時に、ガチガチにそそりたったペニスを、幼い割れ目に擦りつけ続けた
「入れて!
もう、入れて!!」
苦しい息の中、必死に懇願を絞りだす凶華
しかし、
「言葉はちゃんと使いましょうね
何処に何を入れて欲しいのですか?」
間違いなくわかっていながら、冷たく焦らし続ける
「ヒャン!?」
「ああ、ひょっとしたらココですか?」
しっぽの根元を擦っていた指を滑らす
薄い尻の谷間、小さくすぼまったアナルを、指先で軽く突っついた
「アアッ、そこ違っ……ウプッ!」
悲鳴を上げ、拒絶する凶華の口に指を突っ込む
「それとも、お口に指を入れてですか?」
「フッ、ウウッ」
勿論、目論見は凶華が言葉を発することを封じること
それでも、凰火の手腕にかかると、それさえも激しい愛撫と化す
クチュクチュ
長い指がしなやかに蠢き、舌に絡まり口蓋をくすぐった
閉じられない口から、快楽のヨダレが零れだす
ペロッ
凰火は後ろから首を伸ばし、口元のソレを舐めとっていった
凶華もそれに応えるかのように、首をねじ曲げ唇を合わせる
互いに舌を絡ませ、甘い唾液をすすり合った
505家族計画:2008/07/13(日) 19:41:43 ID:BBoi6RAD
ツプッ
「ハウッ!?」
お役御免となった指が突然、凶華のアナルに突き込まれる
きつく食い閉める、あまりにも小さいスボマリ
それなのににすんなり入ったのは、口を愛撫している間も凰火がほぐし続けたから
口元に意識をやっている間、丹念に周辺からマッサージし続けた
そして今、自らのヨダレにまみれた凰火の指を、ユックリ呑み込む
「……ウ、ウグッ」
苦し気に拒絶の声をあげようとしている凶華
しかし、絡めた舌が邪魔をする
「ホラ、全部入りましたよ」
「アッ、アアッ……」
やっと唇を解放された時には、凰火の長い指は、根本まで埋め込まれていた
キツイ締め付けを感じながら、指先を微妙に蠢かす
「ヒウッ!
ダッダメ、抜いてっ!!」
「抜くんですね」
凰火は素直に従った
今度はユルユルと抜き始める
「ア、ア、ア……」
入れていく時とは違う快感が、凶華を苛む
シワジワとなぶるように半分程引き抜いた
「ヒャアッ!?」
滑らかに抜かれていった指が、突如抵抗を増した
内臓を引き抜かれるかのような感覚
凰火が指先を曲げたのだ
引っ掛かりを増し、容易に抜けなくなった
「おや?抜けなくなってしまいました」
グリグリと指を捻りながら、小さな蕾をこじる
「アアッ、ヤァ〜
ヤメロォ〜〜」
凶華は力ない拒絶を捉え、凰火は
「抜くのを止めるんですね」
好き勝手に解釈した
グチッ
「ヒイッ!?」
またも奥に指を押し込む
今度は指を増やして……
凶華の控えめなスボマリが、二本の指でえぐられ、ほぐされ、こじられ、拡げられる
「…………!」
もはや、言葉も発することも出来ない凶華
凰火は好き勝手に、猫耳の少女を蹂躙していった……
506家族計画:2008/07/13(日) 19:54:11 ID:BBoi6RAD
「……我輩、人間の交尾には詳しくないのだが」
映像を眺めていた帝架が、雹霞に尋ねる
「父上殿は入れる処を、間違ってはおられぬか?
膣に蔭茎を挿入せねば、子を成すことは出来んのでは……」
心配そうに呟く
我輩とて知らなかった訳だから、教えて差し上げる必要があるのではなかろうか
「大丈夫だと思うよ」
いつも通りの雹霞
「人間のセックスは子作りよりも、快楽を得る為に行われてることが多いんだって」
その気になれば、森羅万象あらゆる知識を得ることの出来るのだ
帝架の疑問にもアッサリ応える
「あれは、肛門を刺激して快楽をえる愛撫の一種
さらに進むと、肛門に蔭茎を挿入する肛腔性交なんてのもあるんだって」
「しかし、母上殿も苦しそうであるが……」
家族思いの次男坊は、まだ心配そうだ
「それも大丈夫
いつもあんな感じだから」
雹霞とて、家族を大事に思う気持ちは変わらない
実は以前、凶華の喘ぎ声を聞きつけ何事かと駆け付けたことがあるのだ
その時に、怒り狂った凶華にぶっ飛ばされたのだが……
その後、凰火に詫びを入れられた
まあ、
『虐めてる訳でないです
夫婦の間には、色々な愛の形が……』
等と、グチグチと言い訳じみた説明は分かりにくかったが、父親だから信じられた

「問題ないよ
ホラ、銀夏たちだって……」
ピッ
凰火たちを映していた画面が分割され、新たに映った画面には……



続く



なんか、スレの話題に合いすぎて自演みたいだ
あと、>>453さんではないです
……が、確かに設定が似てるな
スミマセン
507名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 00:17:29 ID:UCKY2FL0
GJ!!
続き待ってます
508名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 04:57:56 ID:B8G0vw5w
GJ!!
サドだな、凰火。だがそれがいい。
でもそんな映像見せていいのか雹霞w
509名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:08:53 ID:YQ+lVq9N
たしか優歌も居たんじゃw
510名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:09:08 ID:rL2Y9zEa
ところで>>453の続きはまだか
511名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 23:32:35 ID:maHto+Bm
アニメ版ゲボックの人間辞めっぷりについて
512名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 22:45:56 ID:6IiwyGcJ
つまり触手プレイですね?
513名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 01:49:00 ID:/W1yMsL0
期待できそうだ・・・
相手は・・・誰だ?
514名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 03:34:44 ID:XV1kOtfe
千花や優歌を人質にしてなんやかんやだな
515名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 10:32:47 ID:CevIqwyJ
>>513
つデカメロン
516名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 11:20:42 ID:klmpnhNf
>>515
マンテ(ryにも穴はあるんだよな…
517名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 21:26:10 ID:QNI1pp/u
518名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 22:57:40 ID:6qT6Cvx2
↑こんなの出てくると夏が来たなって感じる
519名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 23:56:49 ID:55TFz1PN
↑OP変わったの?すごく夏らしく激しくなったんだね
520小ネタ:2008/07/20(日) 00:08:00 ID:nyLfwfoN
「凶華、ただいま帰りましたよ」
「む?なにやらいい香りがするぞ。なにを買ってきたのだ?」
「えーっと、食材多数と飲み物。暑いのでアイスも買いました。匂いの元はこれですかね?」
「…いや……アイスではない。今まで嗅いだことのないものだ」
「……あ、もしかしてこれですか?」
「…!」
「帝架に頼まれていたんですよ。またたび」
「そ、それは……」
「人でいう酒や煙草に近いそうで、良いストレス発散になると言っていました。ただこれは相当強力らしく、帝架ほどの大型猫科動物ならともかく、野良猫に与えたら大変なことになると言って……あれ?」
「すぅーー………はぁーー……」
「ちょ…凶華!?なにをして……」
「はぁ…ぁ……。これは、すごいぞ………。体が燃えるようだ……」
「……うかつでした。そういえばあなたも猫科に分類され………」
「どうでもいい……!早く、始めるぞ…」
「…まだ昼間ですよ?」
「止めろと言う方が無理だ……。それに…はぅぅ……凶華様の相手を…務めることができるのだぞ?光栄ではないか……」
「…いつもの尊大な物言いも、力がないとこうも可愛くなるのですね……。…わかりました。お相手いたしましょう」
521名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:09:54 ID:nyLfwfoN
勢いに乗って書いた。やや後悔気味
522名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:43:13 ID:Kx3gldCF
むしろ続き頼む
523名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 10:15:27 ID:waCErC/t
>>520 さぁ早く続きを書く作業に戻るんだ!!

はぅぅな凶華様テラカワユスwww
恍惚とした表情でへたり込みながら片手で股を押さえて涙目で見つめてくる訳ですね分かります。
524名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 12:56:44 ID:F+qCJGwR
>>453凶華様の出産マダー?
525名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 17:27:39 ID:dpaL6SCQ
>>453
526小ネタ。の続き:2008/07/20(日) 21:08:55 ID:nyLfwfoN
「………」
「…凶華、いい加減に機嫌直してくださいよ」
「……うるさい」
「はあ………。確かに調子に乗って多少反道徳的なことをしたのは認めますよ。しかし、最初に誘ってきたのは貴女の方でしょう?」
「うるさい!なにが多少だ!散々凶華様の清らかな体をいじくり回した挙げ句、『欲しいのならきちんとおねだりしないといけませんよね?』とか言ったくせに!」
「『凰火ぁ……おうかの…ください……』ってノリノリで言ってましたよね。涙目で」
「くうぅ………そもそも貴様がこんなものを買ってくるからだろう!?これさえ………なければ……」
「あ」
「んん………おうかぁ……」
「はぁ…。もう一ラウンドですか?」
「分かっているならいい………。早くしろ……」
「だからその状態で言っても可愛いだけですって。…それはさておき、次はどんな感じにしますか?純粋に、愛して、あげましょうか?はたまた先ほどのように徹底的にいじめてあげましょうか?」
「うぅ………き、決まってる…」
「どちらにします?」







「……………両方だ」
527名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 03:02:05 ID:8AN6Npf4
>>526
GJ!
凶華さまったら、なんだかんだ言いつつ凰火さん無しではいられない身体なのね、エッチだなぁ、もうw
528名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 10:53:01 ID:PNbmslBl
GJ!
この期に及んでも、まだイジめる気満々な凰火
愛されたいけど、イジめてもほしい凶華

可愛いなぁ
529名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 17:16:02 ID:FPXgxfx+
このスレの中で凰火の鬼畜キャラがすっかり定着している件について
530名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 13:06:08 ID:AgifJjPH
>>529
何を言ってる、凰火はそれがデフォだろJK。
それと燃料投下。使い方はご自由に。
ttp://youkan-hh.sakura.ne.jp/20080724.jpg
531名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 16:30:39 ID:kKchB0A1
>>530 
乙。゜†。゜+
ところで524、525あたりでも出てたんだが>>453の続きはマダか? 
532名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 17:28:07 ID:cwGI3jVe
ツルペタまんまんハァハァ……

ちくしょう、凰火が羨ましいすぐるwww
身体の発達9才児以下でその実実年齢20でぬこ耳で服装電波でやたら偉そうな癖に
えっちに責められるとふにゃふにゃでれでれになっちゃう幼妻……改めてスペック高杉だろ凶華様wwww
533名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 18:22:21 ID:B13toz+T
>>532
『○邦のモビル○ーツは化け物か!!』ってほどですな。
534名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 18:42:04 ID:jWJvYAOh
なんという5倍以上のエネルギーゲイン・・・
535名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 10:31:40 ID:/vVrWGP7
だが投下はない……
536名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:23:18 ID:EIjhJlYY
投下します。
>>453の続きです。
537名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:24:38 ID:EIjhJlYY
 前回から一週間後の乱崎家。

「はぁ・・・」

 凶華は大きなため息をついた。
 何も、この一週間の間にまた地球の危機があったからとか、凰火を拉致しようと知
紅が襲撃を仕掛けてきた(2日にわたる雹霞との激闘の末、病院送りになった)から
とか、ゲボックが消音装置「なかたに君」を奪われた報復に来たからとか、そういう
理由ではない。

「昨夜もダメだったな・・・」

 今、凶華にとって最大の悩みとは、夫が未だに勃たないということであった。
 昨晩も凶華は夫を再起させようと、口でも手でも股でも腋でも(ないのを無理に寄
せて上げて)胸でもいろいろとご奉仕したのである。しかし、一向に功を奏さない。

「このまま放っておくと、困ったことになりそうだ・・・。お前に弟や妹はできない
かもな」

 悲しげにお腹をさすりながら一人つぶやく。
 性交中に自分のモノを食いちぎられる恐怖。これが一度頭に浮かぶと男は女性とセ
ックスはできなくなるだろう。しかしある程度時間をおけば当の原因である凶華以外
との行為は可能になるのでは?つまり、この状態を放置して凰火の性欲が溜まり続け
ると他の女で発散しかねない。

『あ、あう、お、凰火さん!知紅、初めてなのにい、イク、イク、イッちゃう!!ハ
ァ、ア、アアアアン!!』
『う、中で出しますよ!受け止めてください知紅!!』
『ハァ、う、あ・・・、私の中に、おお、凰火さんが、溢れてる、溢れてる・・・、

あ、熱い・・・」』

「いかんいかんいかん!!!」

 頭の中にすごくリアルな二人の情交が浮かんでしまったので無理矢理振り払う。ど
うにか思考をそらそうとすると・・・

『え、お父さん、どうしたの?なんではだ

「あわわわわわわわわわわわわ」


 もっと洒落にならない想像になってしまった。さすがにそんなことはないとは思う
が、万が一、億に一ということもある。もはや一刻の猶予もない。凶華はついに決断
した。もはや羞恥心だのプライドだのかなぐり捨てて、凰火を自分につなぎとめる、
と。

538名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:25:46 ID:EIjhJlYY
 その夜。寝室に入ろうとした凰火は大きなため息をついた。
 嘆くのは自分の不甲斐なさ。確かにもともとの原因は凶華にある。しかし、あの夜
からの彼女は熱心に自分の一物を奮起させようと努力していた。自分の唾液でグチョ
グチョになった凰火のしなだれた物を、自分の顔にすりつけて睾丸をなめながら

「こういうのはどうだ。少しは刺激になるか?」

と語った彼女の眼には涙が滲んでいた。
 あまりにも情けない、ドアノブに手をかけながら凰火は思った。妻を体で愛してや
ることすらできないのか。そうして少しでも勃たせようと妄想にふけってみる。
 まだ妻の妊娠が分かる前のように激しく突き込む。狂ったような大声でよがり狂う
猫耳の美少女。その悦びで蕩けた笑顔に舐め回すようなキスの嵐を浴びせる。そして

、子宮奥深くに叩きつけるように射精を・・・
 ここまで想像したところで陰茎の根元近くが疼いた。また、だ。凰火は再び嘆息す
る。どうしても勃起しようとするとあの時の痛みが脳裏に浮かぶ。パジャマの上から
でも情けなくぶら下がった自分の分身の様が想像され、泣きたくなってきた。そして
凰火は妻が待ち受けている寝室のドアを開けた。

「何ですかその格好は?」

 今までの悲しい気持ちが吹っ飛ぶくらいに凰火は驚いた。
 てっきりパジャマか裸で待っているだろうと思われた凶華は外出できそうな服装で
ベッドの上に女の子座りをしていた。
 上は首元に小さな薄桃色のリボンのついた白いブラウス、下は厚手の紺のプリーツ
スカート。なんだか普段の凶華とは違い、見た目相応、いや少し低めくらいの小学生
のような服装をしている。それだけに膨らんだお腹がアンバランスだ。

「まあ座れ」

 と、顔を真っ赤にしながら自分の隣をボンポンと叩く凶華。わけがわからないまま
凰火は指示に従う。

「で、何なんです?」
「まずはこれを見てもらおう」

 気付くと部屋に大画面のテレビが据え付けられている。凶華がリモコンのスイッチ
を押すとDVDプレーヤーが作動し、画像が映し出された。
539名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:26:48 ID:EIjhJlYY
 画面に映っているのは無人の部屋だった。学習机と小さめのベッド、それに可愛ら
しいぬいぐるみなどの小物を見るとどうやら女の子の部屋らしい。

「これ、優歌の部屋じゃないですか?」
「画面に集中しててくれ」

 妻に叱られ、夫は画面に向き直る。

『ガチャ』

 部屋のドアが開くと、そこから赤いランドセルを背負った少女がいそいそと入って
きた。凶華だ。今と同じ服を着ている。
 部屋に入った凶華は、誰もいるはずもないのにキョロキョロと周りを見渡し、そし
てランドセルから一冊の本を取り出した。出てきたのは漫画雑誌。それも彼女のよう
な子供(まあ、実際は20歳なのだが)が見るような類ではなく、もっと上の世代、一
時話題になった性的にとても過激な表現のある少女漫画のようだ。
 ゴクリ、とDVDの中の凶華は唾を飲み、そして意を決して本を開く。パラパラとめ
くり、目的の漫画を探す。目を見開く。見つけたようだ。そしてそこからゆっくりと
ページをめくり、食い入るように漫画を読んでいる。

 どうやら、凶華はこのDVDで小学生の女の子を演じているようだ。今のところ全く
不自然に見えないので、素晴らしい演技力だと凰火は思った。しかし、こんなものを
見せてどうするつもりかまではわからない。

 テレビの中の凶華の顔が真っ赤になっている。どうやら問題のあるシーンに差し掛
かったようだ。本を持つ手に力が入り、プルプルと震えている。そして鼻息を荒くし
ながら次のページに移る。
 凶華、いや凶華演じる少女ががカッ、っと目を見開いた。よほど衝撃的だったのだ
ろう。再び唾を音が聞こえる。そのページをずっと見つめ、次に行こうとしない。
 だんだんと体がむずむずと動いてくる。主に下半身が。現在凰火の隣にいる本人同
様女の子座りをしているのが、太ももと閉じ、もじもじと擦り合わすようにしている

 ハァハァ、と荒い息をし始めた。漫画の描写で性的に感じてしまったのだろう。股
間が疼くのか脚の動きは激しくなっている。

『ンッ、アアン!』

 とうとう我慢できなくなった少女の右手がスカートの中に伸びた。水色ラインのし
ましまパンツが露わになる。そしてその上から自分の股間を揉み解す。恥ずかしさと
後ろめたさを顔に浮かべながら、少女は快感に身を震わせる。本を左手で持ったまま
、広げた股をカメラに向けた状態で、仰向けになってよがり悶えた。


540名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:28:02 ID:EIjhJlYY
 そのまま少女の自慰を見続けていると、カメラに映し出された少女のパンツに染み
が広がっていく。(DVDの設定上おそらく)清純な少女のいやらしい液が指をも汚し
ていった。それでも指の動きは止まることはない、いや、加速し続けている。
 そのまま、布ごしの愛撫を続けていたの少女だが、高まる興奮に刺激が不足してき
たのか、ついに下着を擦り下げて直接幼い性器をいじりはじめた。凰火には見慣れた
ものだが、毛一本生えていないつるんとした女陰が愛液でネチョネチョになっている
様がよく見える。刺激が増したことで、少女はいままでにない大きな声で叫ぶ。

『ンッ!ハァッ!ア、お、オウカお兄ちゃん!!』

 いきなり自分の名前が出てきたことに驚く凰火。この少女はオウカという兄のこと
を思いながら自慰をしているのだった。

『アン!お兄ちゃん、大好き、オウカお兄ちゃん!!アアッ!!』

 指で割れ目を開き、中を指し示すようにしながら指でかき混ぜていく少女。きれい
なピンク色の膣肉が視認できる。
 気付くと凰火は勃起していた。DVDに映っているのは凶華であって凶華ではない。
そう思えば凰火にとって(非常に問題のある表現だが)まさに好みのストレートド直
球のロリポルノである。しかも近親相姦願望が女の子で、その対象が自分と同じ名前
の兄とあればなおさらだ。

(しかし・・・、これで勃ってしまうというのも・・・)

 久々に勃起した喜びもあるが、それ以上に大きく道を踏み外してしまったようなよ
うな気がして凰火は苦い表情をした。

『ウッ、アアッ、オウカお兄ちゃん!イクッ、イッちゃう!!』
「ウッ、アアッ、オウカお兄ちゃん!イクッ、イッちゃう!!」

 DVDの喘ぎ声が突然エコーして聞こえるようになった。いや、エコーというより、
より臨場感をある音声がすぐ近くから響いている。
 音のするのは凰火の右隣。そちらを見ると凶華がDVDとまさに同じ体勢で自分の性
器を華奢な指先で弄んでいた。

「お、お兄ちゃん・・・」

 凰火と目が合うと凶華が苦しそうな声で呟いた。いや、『お兄ちゃん』と呼ぶとい
うことはロールプレイが継続中なのだろう。



541名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:28:59 ID:EIjhJlYY
「お、お兄ちゃんのこと考えて変なことしちゃってごめんね。でも・・・、でもキョ
ウカ、お兄ちゃんのことが本当に好きなの!!」

 自慰をしているところを見つかった、という設定なのだろうか。泣きそうな表情で
『兄』に告白をする『キョウカ』。

「ずっと、ずっとお兄ちゃんの恋人に、奥さんになれたらな、って思ってた。でも、
妹はお嫁さんになれないよね。だからずっと我慢してたの。でも、でも、やっぱり我
慢しきれないよぉ〜〜〜!!」

 一気に堤防が決壊し、涙を溢れさせる『キョウカ』。

「エグッ、エグッ、ゴメン。お、お兄ちゃんはこんなヘンタイの妹なんて嫌だよね?
気持ち悪いよね?もう二度と見たくもないよね?忘れて。もうキョウカのことなんて
無視して、お願い」
「キョウカ・・・」

 凰火はここでこの芝居に乗る決心をした。横たわる『キョウカ』に身を寄せ、口づ
けをする。唇を急に塞がれた『キョウカ』が驚きのあまりかすれた声を上げる。

「お、お兄ちゃん?!」
「キョウカ・・・、お兄ちゃんもずっとキョウカのことが好きだったよ」
「う、嘘」
「本当だよ」

 『兄』は『キョウカ』の頭を抱え、再び唇を重ねる。そして、舌と唾液が絡める濃
厚な大人のキスをした。

「んっ、ふぅ、ああん、お兄ちゃん」
「どうだい。これで伝わったかい」
「それじゃあ・・・、それじゃあ、キョウカ、お兄ちゃんの恋人になれる?」
「ああ、僕らは今から恋人同士だ」

 そのまま二人は(凶華のお腹が邪魔なのだが)抱き合って互いの唇を求めあった。

「アン、お、お兄ちゃん。あのね」
「どうした、キョウカ」
「きょ、キョウカをお兄ちゃんの『女』にしてほしいの」
「え?」
「抱いて。キョウカを全部、お兄ちゃんのものにして!」

 発情した『妹』の体は激しく『兄』を求めていた。
542名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:30:07 ID:EIjhJlYY
「いいのか。キョウカ」
「お願い!今すぐキョウカを抱いて!」

 そう言って『妹』は仰向けに横たわり、『兄』を待った。すでに彼女の幼い性器は
蕩けきって、恋人を迎える準備が整っている。
 この『妹』の気持ちに応えるべく、『オウカ』はズボンとパンツを下ろし、自分の
勃起したものを露出させた。それを見た『キョウカ』が息を飲む。

「本当に・・・、いいのかい?」
「ウン・・・、お兄ちゃん」

 『妹』の意思は固いようだ。ならばもう逡巡するのは失礼だ。『オウカ』は『キョ
ウカ』のずれたパンツに手を掛け、そのまま引き下ろして脱がせた。そして、『妹』
の両脚を押し広げると、下半身を重ねるように前進し、自らの肉棒を相手の入り口に
添えた。

「じゃあ、行くよ。キョウカ」
「うん、お兄ちゃん・・・」

 『処女』の『妹』を気遣い、ゆっくりと挿入していく『兄』。狭いながらも順調に
亀頭が埋まっていく。

「う、ウウン」

 やはりきついのか『妹』が喘ぐ。そろそろ『処女膜』を破くだろう。

「キョウカ、このまま進むと痛いだろうけど、我慢してくれ」

 『オウカ』は『キョウカ』に忠告をする。

「ウン、キョウカ頑張るよ」

 健気に答える『妹』。それを聞いて『オウカ』は少し力を込め、『キョウカ』の処
女膜を何もないかのように粉砕した。

「アッ、ウウッ」

 痛みをこらえ苦しげな声を洩らす『妹』。そのまま『兄』は侵入を続け、自分の肉
棒を根元まで『妹』の中に埋めきった。

「ウッ、クウッ」
「ハアハア、全部入ったよ、キョウカ」
「ウウ、お兄ちゃん、嬉しいよぉ」

 顔を痛みでしかめながらも『キョウカ』は『兄』に喜びの笑顔を向けた。『キョウ
カ』のきつく柔らかな膣肉の感触で『オウカ』の全身はペニスを中心に痺れるような
快感に襲われる。だが『初体験』の『妹』を気遣って、相手が落ち着くまで腰を動か
すのを待つ。

543名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:30:50 ID:EIjhJlYY
 『キョウカ』のしかめていた表情が緩んでくる。また、膣も『初体験』とは思えな
いような早さでこなれてきたようだ。頃よしと判断し、『兄』はゆっくりと腰を使い
始めた。

「キョウカ、動くよ」
「ううん、アン、アンッ!」

 性器を数センチ引き出し、そしてまた奥に戻す。それだけの動きで『キョウカ』の
全身は快感に打ち震えた。徐々にテンポを上げていく。そのたびに『キョウカ』は喘
ぎ、『オウカ』の肉棒へ心地よい締め付けによる快楽を与えていった。興奮を高めた
『兄』の動きも大きくなり、いつしか抜かんばかりに引いたあと、子宮まで貫かんば
かりに叩きつけるという激しいものになった。

「ヒィ、!アン、ア、アンアン!お、お兄ちゃん、キョウカ変、変になっちゃう!」
「大丈夫。もっと感じていい。乱れていい」
「アアン、イク!イクイク、イッちゃう!」

 『キョウカ』はかなり限界近い。『オウカ』もまた射精の衝動に駆られていた。

「きょ、キョウカ、お兄ちゃんそろそろ行くぞ」
「あ、来て、オウカお兄ちゃん。キョウカをお兄ちゃんのお嫁さんにして!」
「ああ、僕の子を産んでくれキョウカ!」

 そうして『オウカ』は初潮が来ているかどうかも疑わしい『妹』の中に溜まりに溜
まった精を存分に放出し、

「アアアアアッ、お兄ちゃーーーーーーーん!!!!」

 『妹』もまた、膣に出された熱い液に反応して果てた。 

544名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:31:48 ID:EIjhJlYY
 二人はそのまま繋がっていた。

「うう、お兄ちゃん・・・。じゃなくて凰火・・・」

 唐突に凶華が素に戻った。

「ああ、元に戻りましたね凶華」
「どうだった。この趣向は」
「ええ、まあ、その、良かったんじゃないですか?成功しましたから」
「歯切れが悪いな」
「その、何というか。まっとうな成人男性と反応してはならないところに欲情して、
やってはならないプレイをしてしまったというか」
「まあ、たしかに傍から見たらド変態だな。それもこの凶華様の美しさの罪というこ
とにしておこう」
「はいそうですね(棒読み)」
「なんかムカつくな。で、どうだ?今夜はまだできそうか?」

 凰火はまだ凶華の中に入ったままの自分のモノの固さと残り体力を推し量る。十分
に行ける。そう思うとペニスが固さを取り戻し、臨戦態勢に入ろうとしだした。

「フフン、どうやらトラウマは抜けたようだな」
「そのようですね」

 ロールプレイとはいえ、凶華と交わることに成功したのは事実。その事実がトラウ
マに打ち勝ったようだ。

「では、やるぞ!1週間分取り戻すつもりでいくぞ」
「そうですね。ただ先に言っておきたいのですが・・・」
「何だ」

 不思議そうな顔をする凶華に凰火はきっぱりと告げた。

「あのDVDは処分してください。私の名誉を守るために」
「それなら問題ない。それは凶華様の名誉を守るためにも存在してはならない。リト
ライ6回もした自信作だがもう不要だ」

 どうやら二人の思惑は一致したようだ。

「では早速」
「え、早っ、アアン!ふ、不意打ちはずるいぞ凰火!アン、アアン!!」


545名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 19:32:24 ID:EIjhJlYY
今回は以上です。
だんだん妊婦関係なくなってきました。
546名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 20:08:22 ID:/vVrWGP7
兄妹ロールプレイとは……。凰火の変態度がまた上がった………



なにはともあれGJ!エロ楽しく読ませていただきました!
547名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 23:31:11 ID:nJvu8Hzr
凰火wwwww
548名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 00:23:19 ID:FaIM5fpE
何か物凄い事になっとりますな。
色々と凄ぇよ凶華様。
しかし好みのストレートド直球ロリポルノ……更にロールプレイ……凰火www
ともあれGJ!!妊娠中でもお盛んですねw
549名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 02:13:58 ID:/+llH8sS
GJ!
しかし、またマニアックな……
そもそも、今の状態もロールプレイなんだが
次は、DVDを見てしまった優香で……
って、相手がいないか
550名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:17:35 ID:7dwI1L4U
こんなに心の底から「凰火オレと変われ」と思ったのは初めてだ
551名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 22:38:08 ID:dFSeX6Zf
ところで凶華の外見年齢って何歳なんでしょう。あと優歌との比較も。
552名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 23:04:28 ID:/+llH8sS
アニメで見る限り、優歌より小さいな
9才児より幼い妻って……
まあ、逆に一緒にお風呂入ったり寝たりしても問題ない歳ではあるな
553名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 23:34:40 ID:dFSeX6Zf
>>552
ありゃ、確か文庫の第1巻には小学生よりは大きいと書かれていたような。
だんだんと幼女化が進んでいったんですかねえ(ジェットコースターの制限
に引っ掛かってたし)。
554名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 08:00:16 ID:FIlTxwgd
九歳以下と考えると、凰火は確か27歳だったから………











「凰火の娘」と言われてもギリギリ納得できるな
つーわけで、凰火はやっぱりロリ(ry
555名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 00:52:37 ID:ZClQum4z
そういや避難生活してる時『お子さん』とか言われてたな
556名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 17:36:41 ID:E9A+rKHn
設定資料の身長は124で優歌より小さかったぞ。
あくまで参考らしいが。
557名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 18:28:02 ID:Y7e3G2eJ
妹プレイで復活するとは…凰火は並みの鬼畜じゃねえぜ!
凶華様のDVDは、こっそり市場に流されてると思うなぁ(w
558名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 18:46:02 ID:l0tnSsKw
「ねぇピエールぅ〜、結婚してぇん」
「そんな簡単に結婚とか言っちゃだめですよ」
ピエールと呼ばれたタキシードを着た人物の横にいるのは
超常現象対策局局長という肩書きを持つ平塚雷蝶その人である。
頭からは触覚が生えていて、背中からは蝶の羽が生えている少女がタキシードを着た男の腕に抱き付いている。
そんな光景は凡人が見たら微笑ましくもかなりユーモラスに見えるであろう。
美味しいお菓子をピエールに貰って以来、本心からなのかもわからない猛烈なアタックを続けている。
今の彼女に超常現象対策局局長という肩書きが似合うかどうか10人に聞いて10人が似合わないと思うだろう。
しかし惚けたように見えて、内面で色々と考えているのもまた彼女を超常現象対策局局長と納得させる要素の一つなのだろう。

「簡単になんて言ってないわよん?ピエールが好きだから言ってるのよん?」
「はいはい、お菓子ならあげますから」

そういって相手にしないようにはしているものの、ピエールも女に興味がないわけではなかった。
自分が知っている女の子の中でも彼女はとりわけ可愛く、こんな風に腕に抱き付かれてはどんな男の子であれ骨抜きになる。

「あぁん、このお菓子サイコー♥ ピエールぅ、もっと貰えるかしらん?」
「わかりましたよ。でもあんまり食べ過ぎると虫歯になりますよ?」
「モウマンタイなのねん、拙者の歯のエナメル質は伊達じゃないのねん」

ピエールは溜息をつくと、お菓子を取りに歩いていった。
しかしよく考えるとよくわからない思考の持ち主がとても多い。
凰火達のようなまともな人達もいれば、雷蝶のようにつかみ所の無い人もいる。
とりあえずその考えは世の中は広いということで納得できた。
しかし、結婚を迫られているとなると話は別である。
確かに雷蝶はピエールから見ても結構な美人だが、お菓子目的で何度も結婚を迫られていては身が持たないのである。
とにかく、そこはピエールも男。きっぱりと断ろうと決めて、雷蝶のところにお菓子を持っていく。


ピエール×雷蝶を考えてみたけど、凰火×凶華ばかりだからとりあえず続きをうpするのは保留。
559名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 20:44:53 ID:yUENtECZ
さあ、早く続きをうpする作業に戻るんだ!!
560名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 00:18:58 ID:w7GKBPF8
ドアを開けるとそこには今か今かと待ちかねたように目を輝かせている雷蝶の姿があった。
ピエールはいつ通りに笑顔でお菓子を渡す
───はずだった。

「お待たせしました───うわっ!!」
「きゃぁ!?」

テーブルにお菓子を置こうとした途端に足がもつれて雷蝶のほうへと転んでしまった。
思いっきりお菓子を雷蝶の顔にぶちまけ、そのまま雷蝶に覆い被さる。

「いたた…もうん、何するのよん!?」
「わわっ!も、申し訳ありません!!」

慌てて雷蝶から飛び退き、ぶちまけてしまったお菓子の片付けを始める。
雷蝶はというと顔を赤くしながら顔に付いた生クリームを指でとって口に運んでいる。
その姿は男にとって破壊力抜群である。

「あ、あの平塚様」
「な、なんなのん?」
「平塚様はお菓子が好きだから私と結婚するって言ったんですよね?」
「なんでそうなるのん?」
「だって、平塚様が私のことを好きなのは私がお菓子をくれるからですよね」
「そんなことないわん?」
「でしたらなん──…」

次の言葉を言う前に雷蝶の唇がピエールの唇を塞いでいた。
軽く触れるだけのキス。だが、ピエールを黙らせるには強過ぎる一撃であった。

「確かにお菓子をくれるピエールも好きだわん。でもね、優しいピエールのほうがもっと好きなのん」

そう言った雷蝶の瞳からは涙が零れ落ちた。



こんな夜中に何やってんだろ俺。
561名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 00:44:23 ID:Hme+sgmJ
>>560
なんというGJ…ピエール分、存分に補給させて頂きました

俺もピエールを書く作業に戻ろうと思います
562名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 01:08:49 ID:QUhJirTF
>>560
自分は何をやっているのだろうかとな?

ニャハハハハ!よろしい答えてやろう!

貴様は正しい行いをしているのだ!さあもっとジャンジャンやれ!
563名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 01:57:51 ID:hT8SMLMC
>>560
GJ!
さあもっと話を書き進める作業に戻るんだ!
564名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 10:12:58 ID:ynAOhzGT
>>560
新刊みたばっかりだから泣いた

新刊に優歌×蜘蛛という可能性を見たんだがどうだろう
565名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 11:52:43 ID:w7GKBPF8
書いてもいいようなので、続きうpします。
いよいよエロ入ります


ピエールは雷蝶の涙を指で拭うと、彼女を抱き寄せた。

「私で良ければ喜んで」
「ふつつか者だけど、よろしくねん」

ピエールの唇に塞がれてソファーに押し倒される。
口内に入ってきたピエールの舌が自らの舌に絡み付いてくる。雷蝶も負けじとピエールの舌に絡み付く。
しばらく濃厚なキスを味わってピエールが口を離すとお互いの間を銀色に光る糸が引いた。
濃厚なキスにトロンとしてしまった雷蝶を見て取ると、ピエールは雷蝶のパンティーを脱がした。
そんなに大人っぽい下着ではなく、柄がそれほど入っていないピンクの生地を使った下着であった。
ピエールは雷蝶の下着を脱がせたという現実と、まだそういうことをしたことが無いであろう
凰火に対する優越感を密かに感じていた。
パンティーを取り除くと、目の前には陰毛のあまり生えていない割れ目が広がった。
まだ誰も受け入れたことが無いであろう純粋な乙女の花園。
そっと指を触れさせるとくちゅ、という音がした。

「平塚様、もう濡れてますよ。恥ずかしいのが感じるんですか?」
「え、ち、違うのん…これは…んひゃぁあ!」
「うわぁ…平塚様の中、私の指をキュウキュウ締め付けてますよ。平塚様はエッチですね」
「違うのぉ、あ、嫌ぁ…」

普段言わないような恥ずかしい言葉で羞恥を煽っていると、雷蝶の中から蜜がとくんと溢れてきた。
閉じようとする雷蝶の両足首を両手で押さえつけ、顔を雷蝶の恥ずかしい場所に埋めて蜜を貪る。

「んぐ…ん…美味しいです、平塚様…」
「やぁぁぁ!!も、もうだめぇっ!!」
「イきそうですか?大丈夫ですよ、イっても」

ピエールが雷蝶の雌芯を甘噛みした。

「んぎぃ、…んひゃぁぁああああっ!!」

全身を痙攣させて絶頂した雷蝶の割れ目からぷしゃっと大量の蜜が噴き出しピエールの顔に浴びせかけられた。
手で蜜を拭うと、虚ろな目で荒い息をついている雷蝶の髪を撫でた。
566名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 18:10:54 ID:w7GKBPF8
しばらくして雷蝶が復帰すると、ピエールは雷蝶をソファーに座らせた状態で脚を抱えた。いわゆる正常位である。
挿入したときに雷蝶が痛がって呻きと同時に顔を歪めたため、少し時間を置いてまた挿入、を繰り返していった。
やがて途中で壁らしきものに当たった。

「平塚様…」
「ぴ、ピエール…だいじょうぶよ…」

雷蝶から同意の言葉を聞くと、多少遠慮しながらも処女膜を突き破った。
雷蝶の顔に先刻より辛そうな苦痛の表情が浮かんでいた。秘部から滴る鮮血。
だがピエールはもうここでは止まれなかった。
二人以外に誰もいない部屋に木霊する水気を含んだ音。
ピエールは獣の如く一心不乱に腰を動かし、雷蝶は快楽に喘いでいた。

「ひ、平塚様っ!平塚様っ!」
「ぁあっイイわぁっピエールぅっ!!」
「ぁ、もうそろそろ、イってしまいます!」
「ん、はぁっ、わたしも、イっちゃうぅ!!」
「んん、くぅ…」
「あぁ、んんぁぁぁあああっ!!」

ほぼ同時に絶頂に達し、お互いに欲望をぶちまけた。
激しい快楽の余韻を堪能しつつ余韻から一足先に抜け出したピエールは、まだ荒い息をつく雷蝶をぎゅっと抱きしめていた。
何分かしてようやく雷蝶が余韻から醒める。二人はこれからのことについて少し真剣に話し合った。

「その、やっぱり子供できちゃうんですよね…」
「当たり前でしょ、わたしの中に出したんだから…」
「も、申し訳ありません」
「いいのいいの。にしてもピエールの子供かぁ、二人できるといいわねぇ」
「じゃあ、子供が一人できたら、また…」
「せっかちね、わかってるわ。でも、その分栄養つけないとねー?」
「う、わ、わかっております。食事ならお申し付けください」
「よろしくねん♪ ところで…」
「何でしょう?」

「お互いにお風呂入ってきたほうがいいんじゃないのん?」
「畏まりました」

後に止まりに来た乱崎一家が雷蝶の腹を見て驚いたのはまた別の話である。


とりあえず完。
明らかに文才無いなぁ俺orz
567名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 18:30:48 ID:BuD7b/7W
いやいやいや

面白かったよ。ピエールがピエールだった
568名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 22:08:49 ID:w7GKBPF8
追伸:書き終わってから新刊買って俺涙目/(^o^)\
569名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 23:28:40 ID:QUhJirTF
新刊が近所に売ってなくて俺涙目
570名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 18:38:25 ID:PAFow3Zw
konozamaで買うがよい
571名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 21:10:06 ID:eOtYH6Wc
妊娠してもあの腹空き服を着ちゃったりするんだろうか
572名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 00:51:39 ID:OazjbyUa
拾さつめ買ってきた
本編はまだ八さつめ読んでる途中で「ちくしょう月香可愛いなぁ」とか思ってるトコなので
とりあえず巻頭漫画だけ読んでみた

………ついに公式であの手のネタが………2人の反応が良い………!!
573名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 11:22:02 ID:2mIucULv
蝶が求婚・・・
574名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 02:05:30 ID:XcTt2CKx
拾さつめで雷蝶になにが…はやく読み進めねば
575名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 13:00:25 ID:XOYlBtPr
軽くネタバレ&個人的次回予想

雷蝶様ピンチ
だけど《蜘蛛》ならきっと何とかしてくれる!


畜生書いてる途中のミリオン使った蜘蛛蝶SSが涙で見えねえよ…ッ!
576名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 13:10:03 ID:1JqjVpP8
拾さつめ出てるのに気付かないで九さつめだけ買った俺バカス/(^o^)\
577名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 14:00:04 ID:5D5MelSg
優歌も将来は巨乳になるんだろうか
578名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 19:04:21 ID:7do/lXNW
ゲーマーズで記念小雑誌鷲掴みにしてきたぜwww
579名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:53:32 ID:kHeikXpA
>>577
おっぱいの大きさを気にしだす時期になかなか育たなくて
さっぱり、ぺたぺたなんだよーの優歌と聞いて
一時期すぎたらばいんばいんだろうけどな

その場合、乳揉み要員は山口君?
580名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 21:54:55 ID:cVzosFjp
>>579
いいね、ソレ
それでほのぼのエロ書いてほしい
581名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 22:01:32 ID:1wKCokCv
>>579
>さっぱり、ぺたぺたなんだよーの優歌と聞いて
それで椿姫に相談したら、怪しい薬とか入れられるんですね、わかります
582名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 10:27:19 ID:qfUkG0kS
ここまで帝架絡みなし
誰か書いてくれ
583名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 13:43:02 ID:YeD5b86m
帝架って擬人化したらどんな感じになるのかな?
584名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 13:48:22 ID:sxha24V7
>>583
シルクハットにちょび髭の紳士
ただしヘタレ
585名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 21:44:54 ID:R5ZnhcrK
帝マで、終始マダラリードのヘタレ帝架なんてどうだろうか。
ギャグエロっぽくさ。
586名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 23:17:36 ID:5NG0VOmv
マ帝か…
なんか帝架がいざ本番という時になってから「やはり心の準備が出来ていないである!」とかいって逃走しそうな気がするw
587名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 08:28:29 ID:M+z65noB
強欲王×月香を!
べ、別に強欲王を気に入ってるワケじゃないんだからねッ!?////
588名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 13:20:57 ID:NT+tDfkS
きもい
589名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 14:21:28 ID:M+z65noB
だって……見たいんだもん…orz
590名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 16:31:06 ID:WTkFnWlT
>>586
いつものヘタレで帝架逃げちゃうのか。
マダラ涙目w
591名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:37:25 ID:4YfzLeD9
>>587
ぶっちゃけ強欲王を上手く使える自信が無い
592名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 22:51:32 ID:M+z65noB
誰か奴らを上手く描ける神様はいないのだろうか……
強欲王の男らしさと月香のウブなリアクションを描ける神様の中の神様は……っ!
593名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 23:32:27 ID:Ck+dZNBj
神様を書ける神様の中の神様とは厳しいな

まずあの二人の問題点は地球と宇宙という究極の遠距離恋愛な所だ
テレパシーでテレフォンセックスでもするか強欲王が分身の術を身に着けるか…

そして、まだキスしかしてないというのが確定事項なために過去話設定での性交も無理
オナニーネタなら可能かも

そしてゲッカーがとんでもなくウブなタメに本番まで持っていくのがとんでもなく難しいんだよチクショー!
594名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 00:07:21 ID:Ax77ndAx
ふぁっふぁっふぁっ………
ここはエロ「パロ」なんだから、多少話を妄想の赴くままに変えても無問題っ!
例えば、「まだ家族作戦の途中なのに地球に来ちゃって、しょうがなく乱崎家にお世話になって、そのまま夜にあぁんなことやこぉんなことをしちゃう」的な感じかな。
ちなみに強欲王は下腹部にあるタテワレの中にアレを収納してたりして……。
なにこの内容orz
595名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 00:16:53 ID:Ax77ndAx
月香は……度数強い酒で大胆にさせるとかwww
596名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 00:35:50 ID:03iTZcWk
むしろガリで酔っ払うとか…
597名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 07:47:45 ID:Ax77ndAx
ガリって寿司とかにあるヤツ?
598名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 07:55:34 ID:BjCOL45u
そんな某鬼娘の梅ぼしで酔っ払う的な…
599名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 08:14:59 ID:Ax77ndAx
けどいいかもw
600名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 10:45:17 ID:PN/OVFGS
というか月香の相手って強欲王くらいしか居ないんじゃないのか?ちちんぷいぷい。
601名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 11:10:53 ID:55vsxd0r
いやいや、最近「パパに甘える」を覚えたから…ww
602名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 12:44:23 ID:Ax77ndAx
まだ八さつめまでしか読んでないから……わからぬ……;
603名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 09:55:20 ID:uUGq+Cgs
早く残りの刊を買わねば!月香がベビー化したのが気になる;
604名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:02:14 ID:6+UYWwqN
>>601
メガネかけて凰火とお揃いだって面白がったりもしてるしな
605名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 22:27:58 ID:8J2yo20h
>>544の続きの投下を頼む!!
606名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 22:36:47 ID:KlE8xO+i
>>605
じゃあ問題。
消音装置「なかたに君」の元ネタはなんでしょう?
解けたら続き書くかもしれない。
解けなくても書くかもしれない。
607名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 22:40:27 ID:+IzwPxDf
>>603
月香はおさなくない!
608名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:15:20 ID:+f3RgHcW
>>607
幼い。実に幼い。
609名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 23:47:44 ID:uUGq+Cgs
だ、だめだ……話が脱線してきた;
610名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:22:39 ID:5EbAcl/o

のんびり寝ていた帝架の体に突然巻きつく月香の触手。
「何をするのだ月香!?」
するとうねうね動きながら、帝架に声が響く。
「可愛い愚弟は、雄としての自覚がないようじゃからのう、少し手伝ってやろうと思ってな」
触手は帝架の体を弄る様に蠢くと、帝架の敏感な部分を刺激する。
「うあっ、月香、やめっ――――――」
「安心せえ、優しくしてやるからの」
月香の声は、玩具を見つけたような子供の声に聞こえ、激しい触手の攻めが再開された――――――。



どうも初めまして、小説から来ました。
しかしこの小説は人外が多いですね。
この世界観なら異種姦なんかは普通なんでしょうか。
611名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 00:37:45 ID:tYpJLNpW
何処でも同じだと思うけど、自己顕示欲の強い奴は煙たがられるよ
612名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 02:31:20 ID:ImsMnD1s
夏コミまでも少し
狂乱サークルどんくらいあった?
613名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 11:59:06 ID:AEzwckNP
>>610
感じとしては申し分が無いんだが、くらげじゃなくて人間の姿にしたほうが人気が出r(ry
614名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 12:02:26 ID:ELPmsEbx
そんな!!海月の姿の方g(ry
615名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 13:51:08 ID:BjWgFfcm
くらげより人かな;
個人によるけど
616名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 14:00:50 ID:2GJdfKUH
キャラスレでもいけよ
617名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 15:06:46 ID:TGXpCu7v
あえての液体で
618名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 16:02:19 ID:j6uDc4LD
>>606
元ネタなんてあったのかよwww
無知な俺涙目orz
619名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 23:32:36 ID:TGXpCu7v
>>618
安心しろ
俺も知らない
620名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:08:41 ID:yItj97qN
これか!?
ttp://www.j-tokkyo.com/1998/F23L/JP10300064.shtml


発明者の3人目
621名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 00:12:21 ID:d5iT5isW
>>620
違うっす。
622名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 07:50:27 ID:ku1EFMtF
雹霞の発明者はDr.ゲボック、Dr.ヘル、去渡の三人だ
623名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 09:29:51 ID:F0Wda6QD
>>622が何を言っているのか分からない
624名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 16:58:02 ID:vnhu2Vv4
>>622
「開発」若しくは「製作」であって「発明」では無かろう


と、無駄に突っ込んでみる
625名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 21:53:12 ID:JAmilyFe
>>606
誰か分かるやつはいないか…
626名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:11:19 ID:xlJoEJJo
これのことか?
発明者の三人目が中谷なんだが・・・
http://www.j-tokkyo.com/1998/F23L/JP10300064.shtml
627620:2008/08/09(土) 22:22:57 ID:mztn1q14
>>626
それは私のおいなりさんだ
628名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:26:03 ID:8e2yF2c4
『おれはパソコンの前で狂乱エロパロの中身を考えていたと
 思ったらいつのまにかピエールを女体化していた』
な… 何を言ってr(以下略

ということで、ピエールが出てくる話を考えてたらいつの間にか女体化してました
あまりにも人を選ぶシチュだよなぁ、とか、でも狂乱の世界観だったら性転換くらい普通にありそうだよなぁ、とか
いろいろ考えた挙句、せっかく書いたので空気を読まずに投下させて頂くことにしました

以下、注意事項です…内容が内容ですし、後で苦情言われても困るので、必ず眼をお通し頂けると嬉しいです

(最重要注意事項)
・ピエールが女体化してます
・捏造設定の関係で一応801ではありませんが、ピエールが凰火と絡むので要注意

(その他)
・当方、まだ壱〜八さつめと番外そのいちまでしか読んでないので、それ以降の設定との矛盾は大目に見て頂けると助かります

以上、確実にご了承頂いた方、かつ気の向いた方のみお進みください
12レス消費予定です、では、どうぞ
6291/12:2008/08/09(土) 22:27:27 ID:8e2yF2c4
「………今、なんと仰いましたか?」
「だーかーら。ピエールちゃん、どうも女の子になっちゃったみたいなのねん。」

局長からの特命により飛んだ鳥哭島で、凰火は耳を疑うような事実を告げられた。
食堂に置かれた、乱崎家の全員が座ってもなお空席が出来る大きなテーブルを挟んで向かい合った2人の傍に
は、いつも通りの綺麗な白地に無残な赤い『ピエール』の文字が入ったタキシードを着た、ピエールこと西倉明
が立っていた。男性にも女性にも好かれそうなどこまでも中性的な顔に曇った表情を浮かべて、まるで今にも
泣き出しそうな様子で、ピエールは2人の様子を窺っている。
「ええと………もう1度、順を追って説明して欲しいのですが………。」
暗澹とした様子で額に指を当てながら、凰火が眼の前の雷蝶を見つめる。
「まず、どうしてあなたはここに居るんですか。」
「名目上はこの国の視察ってことになってるわねん。」
「本音は?」
「急にピエールちゃんのお菓子が食べたくなったから。あと、蜘蛛がちょっと鬱陶しかったからかしらねん?」
臆面も無くそう言ってのける雷蝶の様子に、更に頭を抱えながら………しかし、今回の話の本質がそこに無い
ことを思い出して、凰火はめげずに話を先に進める。
「とりあえず………あなたが来たときには、既に事は起こっていた、と。」
「そうよん………んー、おいし………気づいたのは昨日の朝、だったかしらん?」
雷蝶は、目の前にあった甘いココアが注がれたカップを傾けながら凰火に答え、ついでにピエールに確認する。
凶華人民共和国、というトンデモ国家の国王らしからぬ様子で、びくり、と身を震わせた後………ピエールは
おずおずと、1度だけ小さく頷いた。
「その………あ、朝、お手洗いに行きましたら………あの、その………。」
なんとかそのときの様子を説明しようとするが………未だに気が動転しているのか、それとも自身に起きた
異変を言葉にして説明するのが恥ずかしいのか、上手く口が回らないようだ。
「アレが無くなってアレになってるわ、服脱いでみたら胸は膨らんでるわで、大変だったみたいよん。」
その様子を察し、雷蝶が説明を引き継ぐ。が、その露骨な言い方は、かえってピエールを余計に辱めている
様子だった。ピエールが、今は完全に1人の少女のものであるその顔を真っ赤に染めて俯く。
「まぁ、わざわざまとめるような複雑な話でもないわねん。」
雷蝶の言う通り、今ここで起こっている異変は、至極単純なものだった。
昨日の朝目覚めたら、ピエールの身体が女性のそれになっていた。
どうしたものか、超常現象対策局に報告するべきか否か、しかしこんな話に取り合ってくれるのか………と考え
あたふたしているうちに1日が過ぎて。次の日の朝、なんともふざけた理由で偶然にも鳥哭島を訪れた雷蝶に、
事の次第を相談し、今に至るというわけだ。
「………話は、まぁ、解かったといえば解かりました。」
その様子を一瞥した後、溜息混じりにそう言って、凰火は視線を眼の前の雷蝶に戻す。
「しかし………僕が呼ばれた理由は?この手の超常現象の調査なら、専門の課があるでしょう?」
ごく自然なその疑問を、投げかける。凰火の専門は、このような原因不明の現象の調査よりも、怪物や魔術師
との直接的な戦闘だ。本格的な調査ならば、この道に通じた人材と資材が要る。というよりも、そもそも現在
の凰火には『なごやか家族作戦』の遂行という重大任務が課されているので、部隊の指揮を取らざるを得ない
ような場合以外は基本的に、円満な家庭作りに尽力しなければいけないのだが………と、凰火がそんなことを
考えていると。
「いやいや、『性転換現象』の調査自体は、随分前に始まってるのん。今更凰火くんの出番は無いわん。」
そんな凰火の疑問を払い除けるように顔の前で手を振りながら、雷蝶が言う。
「………『性転換現象』?」
ピエールの身に起きているその現象を、すでに決められているらしい明確な名前で呼んだ雷蝶の言葉に、凰火
は首を傾げた。これは、前代未聞の超常現象、というわけではないのだろうか。
「ある日突然性別が変わるって現象は、少ないながらもちゃんと前例があるのねん。男女問わずに。」
凰火にとっては初耳のことだった。超常現象対策局で最強の部隊を指揮する立場にある凰火に、大規模なもの
でも命に関わるような深刻なものでもない、些末な事件が報告されなかったのも、必然といえば必然だが。
6302/12:2008/08/09(土) 22:27:58 ID:8e2yF2c4
「原因はまだ解かってないけどねん。遺伝子の異常か、新種のウイルスか、はたまた何かの超能力か………。」
「えっと、あの………ちょっと、待ってください。」
そして。雷蝶の言葉に、凰火は更に混乱する。
「それなら尚更、どうして僕はここに呼ばれたんですか?」
前例があり、調査は続行中だが、原因は未だ不明。そんな状況で………何故、自分がここに呼ばれたのか。
それを改めて尋ねると………雷蝶は、うーん、と1度うなり声を上げた。
「まぁ、なんていうか………いろいろ、言いにくいんだけどねん。」
「………っ………?」
どこか歯切れの悪いその口調に、漠然とした不安を感じながらも、凰火は黙ってその言葉の続きを待つ。
「原因は、特定されてないんだけど………ピエールちゃんを元に戻す方法は、解かってるのねん?」
「………方法は、ですか?原因よりも先に治療法が解かった、と?」
「そういうことになるわん。」
通常このような事態においては、まずは原因究明のための調査や実験が為され、原因が特定さた後、その原因
に基づいた治療法が考えられるのが一般的だ。調査の過程で、偶然に対処法だけが先に発見されることもある
にはあるが………今回は、そんな稀なケースだったということか。
「それで………その対処に、僕の力が必要というわけですか。」
「さっすが凰火くん、話が早いわねん。」
道楽に来ていた雷蝶に突然呼び出された、という事実はなんとなく気に入らないが………ピエールを元に戻す
為にその力を貸してくれ、ということならば、凰火に断る道理は無い。
「………解かりました、そういうことなら協力します。それで、僕は何をすれば?」
快く引き受けた凰火の顔を見つめ、1度その視線をピエールに向け………雷蝶に視線を向けた凰火の視界の外
で、ピエールが可愛らしい顔を真っ赤に染めながら凰火の横顔を見つめている様を一瞥した、後。
「それじゃ………局長からの命令よん。」
雷蝶は、わざわざそう前置きしてから。

「凰火くん。ピエールちゃんと、性交渉しなさい。」

瞬間。凰火は頭の中に、ビシ、と何かがひび割れるような音が響いたような錯覚に陥った。
今、雷蝶の口からとんでもない爆弾発言が飛び出したような気がするが………気のせいだろうか。
「………………なんと、仰いました?」
氷のように表情を固めて、さきほどと同じように、そう聞き返す。
「だーかーら。ピエールちゃんと性交渉して、中出ししてあげなさい。以上。」
雷蝶が、さきほどまでは無かったはずの言葉を付け加えて、その幼い容姿に似つかわしくない台詞を吐く。
完全にフリーズして真っ白になった凰火の眼の前で、雷蝶は構わず説明を続けた。
「『性転換現象』の原因はハッキリしてないんだけど、その治療には、どうも精子が関係してるらしいのねん。」
「え………ちょっ………。」
「『男性化』の場合は生成された精子を吐き出す、『女性化』なら外から精子を補給する必要があるってわけ。」
「………ま、待ってください………。」
「ぶっちゃけ、『男性化』なら自慰だけでなんとかなるんだけど………『女性化』はそうはいかないのねん。」
「あの、待ってください。ちょっと、い、1度………落ち着かせてくれませんか。」
フリーズから回復した凰火が、雷蝶の言葉を遮る。
「………冗談ですよね?エイプリルフールにしては、ちょっと時期外れですよ?」
「さすがの拙者も、そんなくだらない冗談の為にこんなトコまで凰火くん呼び出したりしないわよん。」
いたって真面目な様子でそう返した、雷長の声を聞いて。ピエールを振り返り………その顔が、本当に、心の底
から不安に苛まれているらしい表情を浮かべているのを見て。凰火は、それが冗談でもなんでもない、厳然たる
事実だということを認識し………軽い眩暈を、覚えた。
人の性別がいきなり変わるというだけでも無茶な話なのに、その解決方法が性交渉と膣内射精とは。一体全体
何をどうすればそんな現象が起きるというのだ。
………いや、そんな現象だからこそ、人はそれを超常現象と呼ぶのだ。そして………それを迅速に解決するの
が、超常現象対策局の、そして凰火を含む全局員の、使命なのである。
6313/12:2008/08/09(土) 22:29:13 ID:8e2yF2c4
「改めて説明すると………『女性化』の場合は、体外から精子を補給しなきゃいけないのん。」
「………………。」
「それも、まとまった量の生きた精子じゃなきゃいけないからねん。2〜3回分、ってトコかしらん?」
「………………。」
「直接注入する以外に、良い方法が無いのねん。残念だけど。」
「………………。」
「だから、こうして凰火くんにお願いしてるわけ。何か、質問はあるかしらん?」
質問、疑問と言われれば腐るほど思いつくが………未だに思考回路の情報処理速度は完全には回復せず、頭が
上手く回転してくれないので、それを言葉にすることができない。
「補足説明としては、そうねん………この治療法が、どうやって発見されたかって言うと………。」
「………いや、何か嫌な予感がするので結構です………。」
「ある日突然女の子になってしまった男の子が、相談しに行った親友の男の子に無理矢理押し倒されて………。」
「結構ですってば。」
雷蝶の言葉を制して、しばし黙り込んだ後………凰火は、最も大きな疑問を、やっとの思いで口に出す。
「………どうして、僕なんです?」
その問いに、雷蝶はしばし考え込むような仕草を見せた後、事も無げに答える。
「まぁ、要は消去法よん。」
「消去法………ですか?」
「とりあえず、超常現象の解決を外部に委ねるわけにはいかない、っていうのは解かるわよねん?」
「それは、そうでしょうね………。」
「つまり、局内で解決する必要があるわけだけれど………まだ、明確な原因は究明されていないわけ。」
「………っ………。」
「従って、治療行為の効果も厳密には立証されていない。となると、それは正式な治療としては行えない。」
「………局付属の医療機関による治療の名目が取れない、というわけですか。」
「そうよん。あとは、研究機関による治療法発見の為の生体実験として行うか、もしくは………。」
「………患者個人が勝手に行為に及んだ、ということにするしかないわけですね。」
「患者、って言うかどうかはともかく、そういうことねん。つくづく話が早くて助かるわん。」
雷蝶が、微かに笑みを浮かべる。
「対象者が自分自身を被験体として提供すれば、実験の一環として治療も行えるけど………。」
「………1度了承して実験対象になれば、ただの治療だけでは済まないでしょうね………。」
「そうねん。拙者もピエールちゃんのことは好きだから、あんまり酷い目に遭わせてあげたくないのよん。」
「それで、僕に白羽の矢が立ったわけですか………。」
「そういうこと。」
どこかこの事態を面白がっているような雷蝶とは対照的に、難しく考え込むような表情を浮かべて、凰火は、
しばしの間考えを巡らせる。
「………あの、失礼ですが、他の局員じゃ駄目なんですか?」
「なによん?不満?」
「というか………僕も一応、妻子ある身でして。妻に知れたら、たぶん塵も残さずこの世から消去されます。」
「あらあら、確か奥様は、里帰りしてるんじゃなかったかしらん?」
雷蝶はそう言って、全てを見通すような薄ら笑いを浮かべた。凰火のまぶたが、ぴくり、と痙攣する。
そうなのだ。今、凶華はこの世界には居ない。魔界で何か国の存亡が危ぶまれるような大きな反乱が起こった
らしく………実体を持たない魔界の住人が、どんな形で反乱を起こすのかは想像しにくいが………大慌てで、
近くに居た優歌の身体を借りてそれを伝えにきたオデッサが、助っ人として勝手に連れ帰ってしまったのだ。
今は凶華の支配から解放された破壊神SYGNUSSが、何事もなければ、おそらく家で優歌の宿題の面倒を
見てくれているはずだが。
「はぁ〜、可愛かったわん、ウサミミ優歌ちゃん………。」
「ちょっとあなた、ウチの家庭事情をどこまで詳しく知ってるんですか。プライバシーの侵害ですよ。」
「硬いこと言わない言わない。大丈夫よん、拙者も夫婦の営みを覗き見するほど野暮じゃないから。むふふ。」
「………次に妙なこと言ったら、撃ちますからね?」
「怖い!凰火くん怖い!銃口を他の人に向けちゃダメって、小学校で習わなかったのかしらん!?」
と、そんな漫談はさておいて。雷蝶は、さきほどの凰火の質問に答える。
6324/12:2008/08/09(土) 22:30:32 ID:8e2yF2c4
「まぁ、さっきの話だけど………普通の案件なら、他の局員だって構わないところなんだけどねん。」
「………どういうことです?」
そこに来て初めて、それまで雷蝶の顔に浮かんでいたどこかあっけらかんとした表情に、微かに陰が差す。
「あんまり言いたくないけど………凰火くんも、局内でのピエールちゃんの評判は知ってるわよねん?」
「………ええ、一応は。」
自分はそうは思わないが、という意味も込めて、ピエールの様子を窺いながら曖昧な言葉で返事をする。
ピエールの………西倉明の超常現象対策局内における評判は、決して良いものではない。本人もコンプレックス
に思っていたことだが、二課研究部という部署に所属こそしているものの、身内では足手まといのお荷物として
扱われていた。研究者らしい仕事など任せてもらえず、ただ周囲の人間から邪魔者扱いされながら、雑用に従事
する日々………凶華の巻き起こした狂乱の宴に巻き込まれなければ、彼は今もそんな日々を送り続けていたかも
知れない。
「ピエールちゃんのことを見下したり蔑んだりしてた局員は、二課以外でも少なくないわん。」
「………そんな………。」
「身近に居る、自分よりも劣った人間を馬鹿にして心の安定感を得る………確かに、馬鹿げてるけどねん。」
人間ってのはそんなもんなのよん、と悟ったような言葉を付け加える。その幼い容姿から見れば、子供が背伸び
をして知った風な口を利いているようにも見えるが………その言葉には確かに、何か、深い含蓄のようなものが
感じられた。
「けど………今のピエールちゃんは、どう?曲がりなりにも、一国の国王陛下よん?」
「っ!」
そこまで聞いて、凰火は、雷蝶の言わんとする所を察する。
「………一気に、理不尽に立場を逆転されて、ピエールちゃんに嫉妬してる局員も少なくないのよん。」
「………あまり考えたくはありませんが………想像に難くは、ありませんね………。」
「もちろん、そんな奴に役目を任せることにならないように注意はするとしても………腹の底までは、ね。」
敢えてその先を言葉にするのを避けたのは、ピエールがそこに立っているからだろうか。しかし凰火にはもう、
雷蝶が自分以外の局員にピエールを任せなかった理由の察しがついていた。
もしも選ばれた局員が、ピエールの突然の大出世に嫉妬し、腸を煮えくり返らせている人物、そしてそれを巧み
に隠し通している人間だとしたら………この機会に、どんな八つ当たりをしてくるかも知れたものではない。
超常現象対策局の優秀な局員とはいっても、所詮は人間………黒い感情の1つや2つ、持っていて当然だ。
性交渉となれば、おそらく、いや間違いなく、気の弱いピエールは相手に主導権を奪われることになるだろう。
醜い嫉妬心に、行為において相手を支配できる絶対的優位な立場、そして、そこに劣情の勢いが加われば………
最悪の場合、西倉明という人間が壊されてしまうような事態も、起こりかねないということか。本来男性である
ピエールが女性としての辱めを受けるのだから、その精神的な衝撃も増大することだろう。
「ピエールちゃんに悪い感情を持ってないことが心から信用できる局員なんて、凰火くんくらいなのよん。」
「………本当に、居ないんですか?例えば………ほら、蜘蛛なんか、そういうことに頓着しないんじゃ………。」
最後の悪足掻き、とでも言うように、凰火は思いついたその名前を雷蝶に尋ねる………が。
「な………だ、駄目!蜘蛛は駄目っ!」
それを聞いた瞬間、雷蝶は弾かれたように椅子から立ち上がった。突然の叫びに、眼の前にいた凰火と、その傍
でじっと立ち尽くしていたピエールが同時にビクリと震える。
「………な、何かマズいことでも………?」
凰火に恐る恐る尋ねられ、雷蝶が我に返る。しまった、と何かまずいことに気づいたような表情を浮かべ、直後
にその顔を赤く染めながら椅子に座りなおし、わたわたと弁解を始める。
「ほら、あ、あの………駄目なのよん、あいつは………その………。」
「………………。」
「あいつ………あれだから、特殊な性癖の変態だから!っていうか、勃たないのん!インポだから、あいつ!!」
本人がその場に居ないのをいいことに、雷蝶は幼い外見で口にして欲しくない単語まで使って蜘蛛を罵倒する。
あからさまに、怪しい。
しかし凰火は、珍しく冷静さを失い、悪辣なその言葉とは裏腹に少女らしく顔を真っ赤に染める雷蝶の様子から、
事情を推察して………それ以上突っ込んだ話をするのは避けて、元の話を進めることにした。
いくら相手が傾国のテロリストとはいえ………他人の恋路を邪魔するのは、凰火の趣味ではない。
6335/12:2008/08/09(土) 22:31:48 ID:8e2yF2c4
「………事情は、解かりました。そこまで言うなら、他にこの役目を全うできる人間は、居ないのでしょう。」
「………ま、まぁ、解かってくれたなら何よりだわん。」
この役目、と、既にそれが自分に与えられた使命だと了承したことを暗に示しながら。
「………ただ、最後に1つ。」
「………何かしらん?」
凰火が………ピエールに視線を送りながら、最後の質問を口にする。
「………西倉さんも、了承のうえなんですよね?」
「………っ………!」
ほとんど言葉も無く立っていたピエールが、ビクリ、とその身体を硬直させる。
「こんな事態ですし、僕も腹は括りますが………流石に、西倉さんの口から了解を得ないことには。」
至って真面目な表情と口調で、尋ねられて………ピエールは1度、口篭る。だが、その視界の端………凰火から
は見えない所で、雷蝶が自分を見つめながら1度小さく頷いたのを見て………同じように、凰火の瞳を見据え
ながら、頷いた。
「よ………よろしく、お願い、いたしますです………。」
もじもじと、もはや少女のそれ以外の何物でもない仕草を見せながら、言う。
その言葉を受けて、1度、覚悟を決めるように眼を閉じた後………。
「………解かりました。それでは、治療を務めさせて頂きます。」
そう言って、頷いた。


///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


「じゃぁ、拙者は一応ここで待ってるからねん。」
「………気楽ですね、あなたは。」
「あ。言うの忘れてたけど、もちろん身体は処女だから。そこのところ気遣ってあげてねん。」
「そんな重いことを、最後にさらっと言わないでください。」

一頻りの、かなり重大な情報を含むやり取りの後。
ひらひらと手を振る雷蝶に見送られて、2人は食堂を後にする。
「………大変なことになりましたね………。」
本心を口にしただけなのか、それとも沈黙に耐え切れなくなったのか、凰火が苦笑しながらそう言った。少し
遅れて、ピエールが同じように困ったような、しかしどこまでも固く不自然な笑みを浮かべて、答える。
「も、申し訳ございません………わ、わたくしとなんて、その………嫌で、ございますよね………。」
「謝らないでください、西倉さんは悪くないんですから。それに、これも局員の仕事です。」
その言葉に、凰火を先導するピエールの表情が一瞬曇ったが………背後を歩く凰火は、気付かなかった。
「まぁ、僕としても、他の局員に任せて取り返しのつかないことになるよりは………。」
「………やっぱり、凰火様はお優しくていらっしゃるのでございます………。」
ピエールがしみじみとした声でそう言って、廊下の角を曲がる。ピエールの部屋はホテルの1番奥まった場所に
あるので、もうしばらく歩かなければいけない。別に雷蝶以外に誰かが居るでもなし、他の客室を使っても良さ
そうなものだが………と思いながらも、凰火は黙ってその背中を追う。
「………気持ち悪い、と、お断りされるかとも思っておりました。」
「気持ち悪い、ですか?」
「普通は、そうでございますでしょう?だって、わたくしは………。」
「いえ、そうではなくて。西倉さんは、気持ち悪いですか?」
「………え………?」
予想外の質問に、ピエールは淀みなく進んでいた脚を止め、背後の凰火を振り返る。薄暗い廊下の風景の中で、
見上げる位置にある凰火の顔が、自分を見下ろしている。
「………まぁ、普通はそうでしょうね。ここだけの話、僕も、相手が銀夏だったらと思うとゾッとします。」
軽い口調で、言う。それは、つまりどういう意味だろうか………ピエールが、考えを巡らせていると。
「ただ………今の西倉さんは、『性転換現象』の影響とはいえ、1人の女性でもあるわけですから。」
「っ!!」
「局員としての仕事に過ぎない、と言ってしまえばそれまでですが………男として、最大限努力はします。」
凰火が、おそらく本人は場の空気を和ませる冗談半分のつもりなのだろうが、とんでもないことを口走った。
「………あ………あう………。」
ピエールが、頬を真っ赤にそめながら、声にならない声を出す。
「………あ、す、すいません。失礼でしたか………。」
「い、いえ………その………。」
「それでも、西倉さんも心は男性のままなんですもんね………すいません、勝手なこと言って………。」
ピエールが恥ずかしそうに俯き、微妙に気まずい空気が、2人の間に漂い始める。
6346/12:2008/08/09(土) 22:32:48 ID:8e2yF2c4
「………い、行きましょうか………。」
「………そ、そうで、ございますね………もう、すぐそこでございますから………。」
そこからピエールの部屋まで、2人は1度も口を利こうとはしなかった。


///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


やがて。2人は、ピエールの部屋に辿り着いて。
しばしの間の後………並んで、ベッドに腰掛ける。
「………とりあえず………服を、脱いで頂いてもいいですか。」
凰火が、そう言ってピエールをリードする。凰火も、凶華の夫という役目を与えられ………彼女を、心の底から
愛し始めてから、行為の経験は増えた。一応、女性の扱い方はそれなりに心得ているつもりだ。
が………その凶華の存在が、彼女への愛情があるが故に、今から自分が及ぼうとしている行為に対する罪悪感が
どこまでも付き纏う。相手が相手なので、余計な不安や緊張も感じてしまう。
要するに………いつも凶華を愛しているときのように自然な振る舞いが、出来ないのだ。
「………ふ、不束者ですが、よろしくお願い致しますでございます………。」
本来なら一生口にしないであろう、台詞。何かを錯覚してしまいそうになり、凰火が軽く頭を振る。
ピエールは顔を真っ赤にしたまま、白いタキシードを脱ぎ始める。ベッドの傍に置いたソファの背もたれにそれ
を掛け、ネクタイを外し、シャツを脱ぎ………一度躊躇した後、一気に、その容姿にどこまでも似合わない男物
の下着を取り払う。
「………っ………。」
頭のどこかに、どうしてもピエールが男だという認識が残っていた所為か。その裸体を眼にして、凰火はまるで
不意を突かれたような、妙な気分になる。あまりにもあっさりと曝け出されたその身体は………確かに、紛れも
無く、女性の………いや、もっと幼い少女のそれだった。
タキシードの上からでは解からなかったが、胸には掌で覆える程度の膨らみがあり。緊張の所為か羞恥心の所為
か、ぴたりと閉じられたその脚の間には………確かに、秘裂の端が顔を覗かせている。
「………あ、あの………あんまり、じっくり見られるてしまいますと、その………。」
言われて、凰火が我に返る。無意識のうちにその身体を観察してしまっていた視線を、強引に引き剥がす。
「す、すいません………いえ、その、本当なんだな、と、思ってしまいまして………。」
顔を真っ赤に染め、今にも泣き出しそうなほどに瞳を潤ませて、少し低い位置から凰火の瞳を遠慮がちに見上げ
るその様子を見て………その顔だけ見て、誰がピエールを男だと思うだろうか。
『性転換現象』という奇天烈な現象に苛まれているはずなのに、凰火にはその顔がそれまで接してきたピエール
のそれと寸分たりとも変わらないもののように見えた。違うのは………その、性別の判断が難しい顔が、紛れも
無い少女の身体の上に乗っているということ。ただ、それだけだ。
「………っ………。」
凰火が、思わず生唾を飲み込む。いけない、こんな状況で何を考えているんだ自分は………といくら自分の意識
を制御しようとしても、身体の熱が下半身に集まっていく気配は消えてくれない。
それほどに………まるで、もしかして彼はもともと女で、何かの事情で男の振りをしていただけなのではないか、
と馬鹿馬鹿しい仮説を立ててしまいたくなるほどに、ピエールの姿は完璧だった。そのあられもない姿を眼の前
にしては………いくら意識しまいとしても、体は素直に男としての反応を示してしまう。そこに、凰火の頭の中
にあるピエールの記憶だとか、そんなものは関係ないのだ。
………考え様によっては、全く反応せずにいつまでも治療が出来ないよりはマシな状況かも知れないが。
「は………恥ずかしいので、ございますぅ………。」
まるで心の芯まで乙女になってしまったかのように、ピエールがもじもじしながら肩を縮こまらせる。
「す、すいません………な、なるべく早く、済ませましょうか。」
誤魔化すように笑いながら、凰火が言う。言ってから、何をどうしたものか、としばし考えを巡らせた後………
普段、自分が凶華と事に及ぶときにはどうするか、ということを思い出す。湧き上がる熱に任せて彼女を愛して
いるときの姿を冷静になって思い返すのは、拷問に近い行為だったが………やがて凰火は、自分のすべきことを
思いつき、ピエールの顔を窺った。
「一応、その………準備、といいますか。させて頂いても、いいでしょうか。」
「あ………も、申し訳ありません、それくらいは自分で………!」
6357/12:2008/08/09(土) 22:34:19 ID:8e2yF2c4
こんな状況でも、凰火の手を煩わせてしまうのが心苦しかったのか。自分で、と、それはそれで非常にまずい
発言をして慌て始めるピエールを、凰火の言葉が制する。
「いえ、僕も一応………女性の身体の扱い方は、心得があるつもりですので………。」
そう言って凰火は、ピエールの身体を自分の身体の前、背後から抱きつくような位置に導く。凶華とも、初めは
彼女が不安がったので、後ろから抱き締めて出来るだけ安心させてやれるこの格好だったな、と、そんなことを
思い出す。背後に回ってみると、顔というアイコンが眼に入らなくなり、そこに居るのがピエールだという意識
が更に希薄になる。誰とも知れない少女と行為に及んでいるような錯覚に陥り、罪悪感が首をもたげる。
「じゃぁ………ちょっと、触りますね。」
しばしの間の後、凰火はその腕をピエールの身体の前に回して、恐る恐る、胸の膨らみに触れる。女性特有の、
柔らかで吸い付くような肌の感触を感じるのと同時に、ピエールの口からか細い悲鳴が上がる。その声もまた、
普段と変わらないはずなのに、今は少女の喘ぎ以外の何物にも聞こえなかった。
ピエールは抵抗も抗議もせず、ただただ、凰火の刺激に身を任せる。心得がある、と自分から言うだけあって、
凰火の手の動きは的確で、時折緩急をつけたり先端を刺激したりしながら、着実にピエールの全身を襲う緊張を
解していった。
徐々に、先端が硬く隆起してくる。もちろんピエールにとっても初めての感覚だろう、ということを考慮して、
凰火は時間を掛けて丹念に刺激を加えていく。ピエールの吐息が、熱く、荒くなっていく。
「………どうです、苦しくはありませんか?」
「は、はい………ですが、な、なんだか、身体がフワフワしてきたような気が、しますでございます………。」
いつの間にか、こてん、と頭を凰火の肩に預け、凰火の身体にもたれ掛かるような格好でピエールが答える。
その声にもいつしか熱と艶の気配が現れ始め、ピエールの身体が高まりつつあることを示していた。
「(………そろそろ、ですかね………。)」
それを確認して、凰火はピエールの胸を揉んでいた手の片方を、するり、とその下腹部に滑らせる。ピエールの
身体が、ビクリ、とそれまでに無く大きな反応を見せた。
「ひ、ゃっ………!?」
「あ………す、すいません、大丈夫ですか?」
「あ、い、いえ、その………へ、平気で、ございますです………。」
突然の接触に甲高い悲鳴を上げ身体を強張らせながらも、すぐにまたその身を凰火に任せる。
なんというか………完全に自分を信用しきって身体を任せているような気がするが、男にこんなことをされると
いうことに抵抗は無いのだろうか。もしかすると本当に、『性転換現象』の影響で、精神までも女性化してきて
いるのではなかろうか。だとすると、やはり早めに事を済ませなければまずいことになりそうだが………あまり
少女らしいところを見せ付けられすぎると、こちらとしてもセーブが利かなくなりそうで怖い。これでも一応、
自分も健全な男性の一員なのだ。この状況が健全かと言われれば、甚だ疑問ではあるが。
凰火の頭の中で、様々な思いがぐるぐると渦を巻く。が、ここまで来て怖気付くわけにもいかないし、そもそも
他に手段が無い以上は凰火がなんとかする以外に道は無い。改めてそのことに思い至り………せめて少しでも、
早く、そしてピエールが苦しまない形で行為を終える為に、凰火はその指を、胸への刺激で既に十分に濡れた
ピエールの中に進入させた。
「は、あ、あ、あぁぁぁぁ………!!?」
ビクビクッ、と、ピエールの身体を断続的な痙攣が襲う。生まれて初めて感じるその感覚が、一瞬でピエールの
意識を侵食し、支配する。その劇的な反応に少々怯みながらも………経験から、そこで行為を中断するのが得策
ではないことを知っている凰火は、敢えて更に深く指を進入させ、その内部を刺激した。
「ふやぁっ!?」
「………すいません、少し、我慢してくださいね………。」
「あ、はぅッ………ンひぃっ!?」
進入させた指を曲げ、伸ばし、別の指を同時に挿入して内部を愛撫する。凶華の幼い身体を解すときのように、
慎重で繊細な手つきで、その入り口を刺激していく。そこは、つい昨日生まれた入り口にしては、あっさりと
凰火の指を受け入れ、凰火の指が動くたびにピエールの細い身体は従順な反応を示した。
6368/12:2008/08/09(土) 22:36:11 ID:8e2yF2c4
触る前から濡れていた秘所からは、慣れない刺激に過剰なまでに分泌された愛液が、洪水のごとく止め処なく
湧き出て腰掛けたシーツの上に暗い色の染みを作っていた。見ている凰火の方が恥ずかしくなってくるほどに
乱れ、喘ぐピエールの姿に………いつの間にか、凰火のモノも男として素直な反応を示し始めていた。
「………っ………。」
一瞬だけ、湧き上がる欲望に身を任せてしまいたくなったその衝動を、理性の力で無理矢理に捻じ伏せる。相手
が凶華ならば、多少の無茶も許容範囲だろうが………相手は、まだ何も知らない、知るはずもない清い身体の
持ち主だ。そもそも、自分を信用して身を任せてくれている相手に、欲望に任せて襲い掛かるなどという真似が
許されるはずもない。
1度、呼吸を整える。結果、及ぶ行為が同じだとしても………理性だけは、保っておかなければ。
………そこまで心を乱され思い悩んでしまうほどに、今のピエールを1人の女性として見ているのだということ
に意識が及ぶほど、そのときの凰火に余裕は無かった。
「………そろそろ、よろしいですか?」
頬を真っ赤に染め、目尻に涙を浮かべ、肩を小刻みに上下させながら、だらしなく開かれた口で荒く浅い呼吸を
繰り返す………心身ともに快楽に侵されたピエールの耳元で、凰火は静かに問い掛ける。しばし、惚けたような
瞳で凰火の顔を振り返った後………ピエールは、つ、と視線を逸らしながら、こくり、と小さく頷いた。
「………お………お願い、いたし、ます………。」
途切れがちな声で答えたピエールの身体を、凰火はベッドの上に横たえた。しばし考えた後………ピエールに
負担を掛けずに、かつ不安を感じさせずに行為に及ぶことを考え、凰火は対面する形でピエールの身体の上に
覆い被さった。見知った顔を正面から見据えるその形には、いささか抵抗があったが………ここまで来て、その
程度のことで躊躇うのもおかしな話だ。
「少し………いえ、かなり、痛いらしいですけど………大丈夫ですか?」
自分でそう言った後、凰火は………ああ、そういえば破瓜や出産といった類の女性特有の痛みは、男性にとって
はショック死するほどの激痛だと聞いたことがあるなぁ………などと、これ以上ないほどに余計なことを考えて
しまう。女性の身体に、男性の精神………今のピエールが、それに耐えられるのだろうか?
「は、はい………か、覚悟は、出来てございます………。」
その瞳に不安の色をありありと浮かべながらも、ピエールは健気に頷く。その言葉が、どうも別の意味を含んで
いるように錯覚されてしまい、凰火はぶんぶんと頭を振って、浮かびかけた許されざる感情と雑念を振り払う。
雷蝶の話では、過去にも治療が行われた例があるという。ということは、過去に『性転換現象』に襲われ女性と
なった人間達は、その治療に耐えられたということだろう。さすがに、そんな重大な危険を雷蝶が伝え忘れると
も思えないし………いや、忘れるはずがないと、思いたいだけなのかも知れないが………。
とにかく。本当に様子がおかしくなったときには、事の最中だろうがなんだろうが自分が止まれば済むことだ。
ピエールの無事が最優先なのはもちろんだが、同時に今は、治療を迅速に行うことが次点にある。凰火は、1度
深呼吸をし、もしかするとピエールよりも重い決意の後………自らのズボンに、手を掛けた。
「ふ、わぁっ!?」
取り出された凰火のモノを見て、ピエールはまるで、生まれて初めて男性のそれを眼にしたとでもいうように、
素っ頓狂な声を上げて、その双眸を見開いた。堪え性が無いというか節操が無いというか、相手が相手である
にも関わらず本能に従順に反応していた凰火のモノは、既に臨戦態勢を整えていた。
ピエールは、凰火の身体からぶら下がっている膨れ上がったものを、恥ずかしげに顔を覆った指の隙間から覗き
見ている。見るのも恥ずかしいけど心の底では興味津々という二律背反、どこまでも乙女の反応だ。
「………僕も、見られて恥ずかしくないワケじゃないんですが………。」
「え、あ………も、申し訳ございません、わたくしったら、こんなはしたない………!」
わたくし、といういつも通りの一人称はともかく、そこにはしたないだなんだという言葉を続けられると、もう
どこぞのお嬢様か何かのようにしか………いや、もう何も言うまい。
6379/12:2008/08/09(土) 22:37:09 ID:8e2yF2c4
凰火は敢えてそれ以上の思考をシャットアウトして………そうしなければ、自分の中に泡のように浮かんでくる
妙な気分を抑え込める自身が無かったので………すぐに、行為に及ぶための最後の準備に入る。お互いに準備が
整っていることを確認するかのように………濡れた入り口に先端を宛がい、何度か擦り付ける。くちゃ、という
水っぽい音がして、摩擦による刺激がピエールの背筋を走り抜け、その身を震わせる。
「………では、入れますよ?」
何度かの往復の、後。凰火は、最後の確認をして。
「………は、い………っ………。」
茹で上がったように赤い顔で自分を見つめるピエールが、小さく頷きながら答えたのを確認してから………その
腰を一気に押し進めた。解れた入り口が凰火の先端を受け入れ、包み込み………しかしすぐに、その進入に抵抗
するかのようにそれ全体を締め付けに掛かってくる。
「ひ、ぁ………ぅ、〜〜〜っ!?」
ピエールはその瞳を白黒させながら、ベッドの上で背筋を大きく仰け反らせる。その細い指が、引っ掻くように
シーツを鷲掴みにして、襲い来る感覚から少しでも意識を引き離そうとする。
が………凰火のモノは、その半分ほどが沈み込んだところで、何かにその進入を妨げられた。それが何であるか
を一瞬で察し、一瞬だけ躊躇った後………しかし、そこで立ち止まることに意味は無いぞ、と自分の心に発破を
掛けて、凰火は止まることなく更に奥へと押し進み………やがて。
「………すいません、痛いと思いますが………我慢してくださいね。」
一言断った後、それを………ピエールの身体の、純潔の証を突き破った。
「ひ、ぐぅ………ッ!!?」
突如として襲った激痛に、それまで真っ赤だったはずのピエールの顔から、急激に血の気が引いていく。どうも
この瞬間は………まだ2度目の経験だし、本来なら1度きりであって欲しかったが………誰かの純潔を奪う、と
いうこの瞬間は、自分がとてつもない悪事を仕出かしているような気分になってしまう。
破瓜の痛みによる初撃で、更なる進入の痛みを感じている余裕が無くなっているうちに、凰火はそのモノを根元
までピエールの中に挿入した。呼吸をすることも忘れてただただ痛みに震えていたピエールは、やがて落ち着き
を取り戻し、苦悶の表情を浮かべながらも凰火の様子を窺う余裕を得る。
「………全部、入りました。頑張りましたね。」
「あ”、ぅ………っ………。」
そう言って、無意識のうちにピエールの頭を撫でてしまう。こんな状況でも、そこまで気配りが出来る自分が、
凰火は末恐ろしかった。もはや、意識するように務めていなければ、眼の前に居るのが西倉明という人物であり、
自分はその治療に当たっているのだという現実を、忘れてしまいそうになる。
ピエールの身を大切に出来る、と考えれば問題無いようにも思えるが………これは、マズい。雑念を振り払えば
振り払うほど、考えることを放棄するほど、ピエールの容姿や仕草がごく自然に女性のそれと認識されてしまう。
かと言ってピエールが男だということを変に意識すれば、冷静に治療を行うことも出来ない………ここまで来て
何も出来なくなってしまっては、それこそ最悪だ。
「まだ、痛みますか?」
そんな煩雑なことを考えていても………眼の前で苦しそうな表情を浮かべるピエールの姿を眼にすると、自然と
その身を気遣う言葉を掛けてしまう。
ピエールは、しばし歯を食いしばったまま痛みに絶えた後………涙の浮いた眼をゆっくりと開いて、凰火の顔を
見つめた。惚けたように弛緩していたその顔に………やがて、疲れきったような笑みが浮かぶ。
「こ………これで、全部、入ったので、ございますね………?」
「はい。まだ痛むようなら、少しこのまま休みますが………。」
「いえ………平気で、ございます。このまま………動いて、くださって、結構でございます。」
その言葉が虚勢であることは、額に滲む脂汗を見れば一目瞭然だったが………かと言って、ピエールの気遣いを
むげにするのも気が咎める。凰火は、少しだけ悩んだ後………なるべく衝撃を与えないようゆっくりと、その腰
を前後に動かし始める。
「ん、ひぃっ………あ”っ………!?」
貫かれたばかりの内部を往復するその感覚に、ピエールが噛み殺したような悲鳴を上げる。快楽よりも痛みの方
が先行し、さきほどまで凰火の指を受け入れていた秘所が、今はまるで異物を排除しようとするかのように蠢き
はじめている。
63810/12:2008/08/09(土) 22:39:06 ID:8e2yF2c4
苦悶の表情と、喘ぐというより呻くような声。眼の前で苦しんでいるピエールを少しでも楽にしてやるにはどう
すればよいか、と、ゆっくりとした動きの中で考えて………凰火は、身体を支えていた片方の腕を、ピエールの
下腹部へと滑らせた。そして、2人が繋がっている場所の、すぐ上………秘裂の端で充血しひくひくと震えて
いるその肉芽に、触れる。
「ひ、あぁっ!?」
呻き声が、凰火が最も敏感な場所に触れたその一瞬だけ、嬌声に上書きされた。
「………少しは、痛みも紛れると思うのですが。」
続けざまに2度、3度と、肉芽を押し込むようにして刺激を加える。痛みも苦しみも丸ごと吹き飛ばしてしまう
ほどの快楽が、ピエールの身体を駆け巡る。凰火の思惑通りその刺激は効果てきめんだったらしく、ピエールの
秘所がつい先ほどまでの快感を思い出したように震え、濡れ始めた。
再び溢れ始めた愛液が潤滑油となり、痛みが和らげられ、その分ピエールの意識の中で快楽の支配領域が増して
いく。その最奥が何度も、何度も凰火の先端に突き上げられ、その度に、脳裏に火花が散るような感覚が襲う。
「これでも苦しいようでしたら、もう少し時間を掛けて………。」
「あ、ぅ………は、ひぃ………ん、う、あぁぁぁっ!?」
「って………大丈夫そうですね。」
ピエールの女性としての身体の持つ特徴なのか、それとも『性転換現象』が関係しているのかは解からないが、
ピエールの身体は凰火の予想以上に早く初めての行為に順応していた。凰火のテクニックによるところも決して
少なくないはのだろうが………少なくとも、凰火本人にその自覚は無いようだ。
ひとまず、行為をそのまま最後まで続けられそうだ、ということを察して。凰火は、指先は結合部の傍に当てた
まま、腰の動きを徐々に加速させていく。さきほどまで排除されそうになっていた凰火のモノは、いまやしとど
に濡れながら蠢くピエールの膣に、搾り取られるように締め付けられ………かなり、限界に近い所まで高められ
つつあった。
「う、あぁぁぁ………お、おう、か、様っ………わ、わたくし………っ!?」
ピエールが、感極まったような声で凰火の名を呼ぶ。シーツを破れんばかりに握り締めていた手が、耐えかねた
ように凰火の背中に回され、その身体にしがみつきながら浅い引っ掻き傷を作っていく。
「だ、駄目で、ございますっ………ひあっ、あ、頭が、真っ白になって………ひゃんッ!?」
「………もう、少しですから………!」
やがて………迫ってきた女性としての絶頂の気配に、ピエールがその身を振るわせた。それまでの、どこか遠慮
がちだった態度もどこへやら、その細い腕が必死で凰火の身体にしがみ付いてくる。
その頃になると、凰火もまた思考する余裕を徐々に失い始め、機械的にピエールの身体を突き上げるようになる。
肌のぶつかり合う乾いた音と結合部から聞こえる水音が、客室よりもかなり狭い部屋に響き渡る。
そして………やがて。
「は、ぁっ………!?」
ピエールの身体が、ビクリ、とそれまでに無く大きく震えて。
「あ、ぅあ………っ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!???」
その直後………ピエールは、声にならない悲鳴を上げながら、絶頂を迎えた。
腰が浮き、背筋が反り返り………凰火のモノを受け入れた内壁が、ビクビクと痙攣しながら収縮する。
「う、っ………!?」
その最後の締め付けに、止めを刺されて………凰火もほとんど同時に、滾った熱をピエールの中に吐き出した。
焼けるように熱い白濁が、最も深い部分に叩き付けられるその感覚に、絶頂を越えて最高潮に高まったピエール
の身体が快感に打ち震える。2度、3度と連なった絶頂が、絶え間なくその細い身体に襲い掛かる。
「あ、あ、あっ………ひ、ぁぁ………!!」
呼吸をすることも忘れたように、ただ掠れた声を上げ続けて………やがて、ピエールの身体を襲った強烈な緊張
は、弛緩へと転じていった。凰火の背中に回されていた腕がするりと解け、とさ、と軽い音を立ててベッドの上
に投げ出される。
「………っ………。」
射精の余韻と、その直後に襲い来る脱力感の中で………凰火は無意識のうちに、焦点の合わない瞳で自分の顔を
見上げるピエールの乱れた髪を、撫で付けていた。
「………お、うか………様………。」
肩で息をしながら、口の端からだらしなく涎を垂らしながら………まるで夢の中に居るようなピエールの声が、
その名前を呼ぶ。行為の前、そして行為の最中に考えていた煩雑な疑問や葛藤など、全て忘れて………凰火は、
ただその声に安堵し、それに答えるようにピエールの髪をなで続けた。
63911/12:2008/08/09(土) 22:41:15 ID:8e2yF2c4


///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


………その後。
ピエールの回復を待ち、雷蝶が言っていた通りにもう何度かの行為を繰り返した後。
凰火は、疲れ果てて眠りについたピエールを部屋に残して………倦怠感の中、局長命令という面倒な形を取られ
てしまった以上果たさねばならない報告義務の為に、雷蝶の待つ食堂に舞い戻り。

「なんだか顔色悪いわねん。大丈夫?」
「………いえ、その………いろいろ思い返すと、やはり、こう………。」
「なんだったら、短期的な記憶を消すくらいチョチョイのチョイよん?」
「いえいえ何やら怪しい気配がするので遠慮します。それに………。」
「うわ、悩んでる割に即決。………で、『それに』………何かしらん?」
「何というか………こんな事態で致し方なかったとはいえ、そういうのも、余りに無責任な気がしまして。」
「へぇ、なかなか男らしいわねん。………拙者、凰火くんのそういうトコ、好きよん?」
「変な一人称と変な語尾で言われてもサマになりませんよ………って、おや?何でしょう………?」
「釣れないわねん………電話?誰からかしらん?」
「はい、もしも………え?あ………はい、そうです、乱崎………は、うちの月香が?え?巨大化を!?」
「………エラいことになってるみたいねん。」
「ちょ、あの………今、仕事で遠出してまして、すぐにというわけにも………!?」
「あら、一家の大黒柱が家族の危機に何も出来ないんじゃ、奥様も黙ってないんじゃないのん?」
「………ええ、と………。」
「ピエールちゃんのことは、拙者がちゃんと面倒見とくから。後は任せなさい。」
「………解かりました、大至急、そちらに向かいます。はい………ご迷惑お掛けします。」
「外の部下に説明すれば送ってってくれるはずよん。それじゃ頑張ってねん、お父さん。」
「で、では………ひとまず、失礼します。西倉さんのこと、くれぐれもよろしくお願いいたしますね!」

そんなやり取りの後………せかされるようにして、ホテルを後にすることとなった。

結局そうして、凰火はピエールの目覚めを確認することなく帝都に呼び戻されて。不安げに雷蝶の姿を振り返り
ながら、その姿がホテルを後にして。
そして………そのタイミングを、見計らったかのように。
「………行っちゃったわよん?」
雷蝶は、背後の柱の影にこっそりと控えていたその人物に………静かに、語り掛けた。
「………っ………。」
しばしの、間隙の後………行為の前に脱いだはずの白いタキシードに再び身を包んだピエールが、柱の作る影の
中から歩み出る。その顔には、凰火と同じ行為による疲れの気配と………それとは別の、憂いを帯びたような、
しかしその反面何かが吹っ切れたように晴れやかにも見える、複雑な表情が浮かんでいた。
「………超常現象対策局二課研究部の西倉明は、『性転換現象』の被害者。」
雷蝶が、視線をどこへともなく漂わせながら、少しだけ抑揚に掛ける声で呟く。
「『女性化』の兆候が現れるも、非公式の治療行為により回復。身体は、正常な成人男性のものに修復。」
「………はい………。」
「拙者は、既に迅速な解決に立ち会い調査の余地の無いこの案件については、報告の必要無しと判断………。」
一息でそこまで言い終えて、初めて、雷蝶はその視線を背後のピエールに向けた。
「………これでいいのねん、『女王陛下』様?」
『性転換現象』に苛まれた人間をからかう意味も、取りとめもない単なる冗談としての意味も、含まない………
雷蝶には珍しいどこまでも真剣な声で、ピエールのことをそう呼ぶ。その言葉に、何ら特別な反応を示すことも
なく………ピエールはただ静かに微笑みながら、小さく1度だけ、頷いた。
「………誠に申し訳ございません。雷蝶様に………こんな茶番劇を、演じさせてしまうだなんて。」
「拙者のことはどうでもいいのよん。」
はにかむように苦笑するピエールの声にも、雷蝶は真剣な表情を崩さない。
「………確かに、今の科学じゃ『段階的異性化症』の原因と治療法の特定は不可能。それは、事実だわん。」
雷蝶が、『性転換現象』とは別の………ピエールの身体を蝕む、真の症状の名を口にする。
64012/12:2008/08/09(土) 22:41:53 ID:8e2yF2c4

『性転換現象』が、後天的な奇病であるとするならば………『段階的異性化症』は、先天的な異常によりもたら
される、不治の病である。
その症状は、『ある程度の間隔を置きながら、身体の性別が変異を繰り返す』ことと、『本来のものでない性別
の支配が徐々に拡大し、最終的に完全に性別が逆転してしまう』こと。つまり………女性として生まれた人間の
場合、不意に一定時間だけ身体が男性に変わってしまう、という現象が繰り返され、繰り返されるうちに徐々に
その現象の継続時間と頻度が増してゆき………いつしか、身体が完全に男性になったまま女性に戻れなくなって
しまう、というものだ。
過去に報告されている症例の数は、広大な大日本帝国全域においても2桁に届いていない。現在ではその治療法
は愚か原因すら明確に特定されてはおらず、過去に同様の症状に見舞われた人間は皆、為す術なく生まれ持った
性別を失っている。
それは………現在において、症状が進行中である唯一の患者であるピエールも、例外ではない。

「けれど………『女性』の人格を捨てる覚悟は、本当にあるのかしらん?」
雷蝶が投げかけた疑問に、ピエールは、真っ直ぐな視線を返す。
女性として、この世に生を受け。物心ついた頃には、『段階的異性化』の症状が現れ始め。徐々に徐々に症状を
悪化させながらも、必死で他の人間と同じように生きようとそれを世間に隠しながら育ち。猛勉強の末、天下の
超常現象対策局に、発症の周期が重なってしまった為に、そのまま男として就職し。しかし、理想とはかけ離れ
た失意の日々を過ごし、そして、厄介払いついでにこの島での任務の責任者に任命されて………。
そこで出会った、乱崎家。その、父であり夫である彼に………恋をした。ずっと、何の役にも立たない、邪魔な
お荷物として扱われていた自分に、何の敵意も蔑みも無く接してくれた、心優しく、強い彼に、心魅かれた。
女性としての精神を持ちながらも、時によって男性に代わってしまう厄介極まりない身体を持ってしまったが為
に、無意識のうちに恋愛感情というものを封印していたピエールにとって………それは、まさに生まれて初めて
経験した、初恋だった。
しかしそれは、万に一つも叶う望みの無い………恋焦がれる相手の心が既に心から愛する妻に向いているという
意味でも、その円満な家族関係が大日本帝国という世界最強の権力に裏付けされているという意味でも、そして、
自分がやがて女性としての身体を完全に失ってしまうという意味でも、あらゆる面で絶望的な恋だった。
「………本来ならば、とっくに、男として生きる覚悟を決めたはずでございましたのにね………。」
視線を伏せ、どこか悟ったように、諦めたように首を振りながら………ピエールが、答える。
「万に一つも叶わない恋心を、永遠に抱え続けるなんて………わたくしには、耐えられる自信がございません。」
「………そう、かしらねん………。」
「良い機会でございます。中途半端な、女の身体と一緒に………この想いとも、お別れするのでございますよ。」
「………………。」
雷蝶は、ただ静かにその言葉に耳を傾ける。
「最後に、ほんの少しの間だけ………わたくしも、『女』になれました。」
「………………。」
「あんなに素敵な殿方の腕に抱かれて、死ねるなら………わたくしの中の『女』も、本望でございましょう。」
そして。
「………いいのでございますよ、これで………。」
ロビーに満ちる静寂に、溶けて消えてしまいそうな声で。
「いいので、ございます………いい………ので………。」
まるで………自分自身の心に言い聞かせる呪文のように、そう呟き。やがて、その声も静寂に呑まれ掻き消えて。
「………っ、ぅ………。」
ほんの、一瞬………堪え切れずに漏れてしまった、微かな、本当に微かな嗚咽が、聞こえた。
64113/12:2008/08/09(土) 22:43:22 ID:8e2yF2c4

「………ピエールちゃん。」
雷蝶が、ずっと凰火が去っていった自動ドアに向けたままだった視線をピエールに向けて、声を掛ける。
「拙者、またちょっとお腹空いちゃったわん。何か、甘いの作って頂戴。出来れば大きいやつ。」
「………っ………?」
「そしたら、せっかくだし一緒に食べましょ。辛いこととか苦しいことは、バカスカ食って忘れるに限るわよん?」
傍から聞けば無神経極まりない台詞に、ピエールはしばし、きょとんと涙の浮いた眼を丸くした後………何かに
気づいたようにタキシードの袖で目元を拭い、にこり、といつも通りの柔らかな微笑を浮かべた。
「はい………畏まりましてございます。それでは………ケーキでも、お焼き致しましょうか?」
「ん。クリームたっぷりでよろしくねん。それと………。」
「ココアのおかわりも、すぐにお持ち致します。」
「さっすがピエールちゃん。じゃ、それもよろしく。」
カップに伸ばし掛けた手をひらひらと振って、雷蝶は、礼儀正しく一礼してキッチンへと向かうピエールの背中
を見送った。その姿が見えなくなったのを確認して、雷蝶はまた視線をホテルの入り口に戻し、頬杖を突く。

「………あんな顔して、罪作りな男ねん、凰火くんってば。」
空のカップを弄びながら、雷蝶は呆れたようにそう呟き………は、と小さな声を漏らして苦笑した。



(完)
642名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:50:45 ID:8e2yF2c4
入りきらずに13レスになってしまいました申し訳ございません
人を選びすぎるネタで申し訳ございません
ピエール萌えで申し訳ございません
蜘蛛×雷蝶萌えで申し訳ございません
書いてる途中でピエール×ムジャッキーとか多加墓×しずちゃんとかマイナーなのばっか思いついて申し訳ございません
夏コミとか就職活動とかあるのでとりあえず書ける予定はありません申し訳ございません

書いてる途中で意識が乗っ取られて頭から獣耳が生えてたような気がしますが、きっと気のせいです
ともかく、最後までお付き合い頂いた方、もしいらっしゃいましたら誠にありがとうございました

そんなわけで、お眼汚し失礼いたしました
機会がありましたらまた次回
643名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:53:49 ID:mztn1q14
>>642
この!へんたい!へんたい!へんたい!!
素晴らしかったです
644名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 22:59:53 ID:yVrpLVQm
何で俺泣いてるの?
645名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 00:14:16 ID:S6QOXr9e
できあがってすぐの神ssに出会えるとは
同性愛は苦手だが、相手がピエールなら許す!
646名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 02:06:08 ID:/X20BdtC
うわぁ泣きそうになったじゃないか畜生GJ!!
素敵でした。
647名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 04:12:43 ID:Cx9JLlEt
>>612
小説FC(二日目)に3サークル、内2つは凰凶っぽい。
あと三日目にも3サークル見つけた。
今からwktk
648名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 10:12:00 ID:51c6eK6u
これはあの世界観とピエールのキャラだからこそありそうと思ってしまう
やべぇ上と下から汁が止まらない
649名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 11:58:01 ID:xlolF47x
できれば蜘蛛×雷蝶も書いてほしかった(・ω・`)
とにかくGJ
650名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 13:12:24 ID:Sb7j7PWx
ありふれたしょ〜もないギャグ設定を、力業で感動作品に転化する力量が素晴らしい
見倣いたいものです
GJ!!
651名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 17:38:22 ID:Cb7TdAtg
なんかピエールは女っていったほうがしっくり来るから不思議。
そんなわけでGJ
652名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 20:08:00 ID:hNz0hppE
なんというGJ
ピエールもさる事ながらあわあわする雷蝶かわええ
653名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 23:41:55 ID:SM4JikUh
やっぱピエールは女性陣としてカウントされるべきだな

早く蜘蛛蝶書き上げたいな〜
654名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 03:08:18 ID:1dZpfK3V
>>647
今日見た
数は少ないながらも、サークルカット見た限りじゃ質は期待できそうな希ガス
655名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:47:16 ID:StCgA1Sm
二日目は確認したけど三日目ってあった?
656名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 01:39:55 ID:+k31y6nt
>>655
今手元に印刷済みの地図しか無いからサークル名とか解からないんだが
東1ホールにのLに2件、Gに1件、東6ホールのタに1件かな

うちどれか1件は、確か「サークルカットは絶チルだけど新刊は狂乱です」ってトコだったはず
657名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 19:17:18 ID:R5wfhVqs
帝マ・・・とか異ってみる

甘いのぷりーず
658名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 11:25:12 ID:ZQ8roeaz
アニメ版の千花はやけにエロい
659名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 13:10:42 ID:e+vv9Kj0
お色気担当だからな
ファン的には、凶華や優歌でもいいんだが、制作側にとっては条例がヤバい
昔は、ガキならスジまで写しても問題なかったのに……
660名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 03:03:31 ID:fd8e+2Wi
凶華様は一応二十歳だから条例とやらもくぐり抜けられるはず…!
661名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 03:05:05 ID:fTkgdYhM
ロリババアですね、わかr
662名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 16:32:23 ID:XagPVVGM
>>661
死ぬがよい
663名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 18:21:24 ID:k5XUF++E
>>661は国力を以て社会的に消してもいいレベル
664名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 18:23:08 ID:W8j+h0nC
>>662
凶華様落ち着いてください><
665名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 20:43:45 ID:PV3VvnSh
帝架の発情期ネタで誰か頼むよ
相手は普通にマダラかな
666名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 23:01:52 ID:MzjS0Tm3
>>661
「はどうほう」
667名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 23:46:16 ID:P47PUrC9
>>665
ちょっとネタは思いついたからやってみようかな
いつ完成するか分からないけど。
668名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 00:12:02 ID:RpX6Ai6Z
ねるがよい
669名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 00:28:00 ID:0rgipeik
よく考えたらマダラって、男装・傷痕・獣っ娘・オレっ娘って、かなりハイレベルな属性持ってるんだな
…擬人化とかしたらいろいろと…いや、みなまでは言うまい
670名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 02:46:15 ID:1ldrZEs5
獣化する薬があるんだから、人化薬があってもおかしくはない





でも、七才児
671名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 08:55:44 ID:AZPYbjmx
にゃる
672名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 10:39:33 ID:D37oAk1x
>>670
 興 奮 し た
673yy:2008/08/16(土) 20:51:04 ID:PYkVb/V1
>>670お っ き し た
674名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 21:51:36 ID:HmD6yFNT
山口清って優歌のいじめに加わってたっけ?
675名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 23:08:48 ID:/sdJS5IF
>>674
千子さんにお金貰ってたのが山下くんじゃなかったっけ
676名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 23:14:30 ID:t6IKXX3A
山・・・本・・・・?
677名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 00:33:34 ID:ckDDJ6dA
>>674
中心人物じゃなかったっけ。
678名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 01:33:13 ID:RkTer3Nd
>>674
アニメでは加わってないね。いじめの主犯と山口は別人になってる。
679名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 05:11:17 ID:sMnxEihy
いじめの中心人物が被害者に好意か…
いい度胸だな
680名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 06:28:07 ID:w8FJz/2Y
そんな奴焼いてしまえ
681名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 12:20:35 ID:M8J3eUck
そうだな
いじめたヤツには罰をあたえるべきだ






千花ちゃん、ちょっとこっちに来なさい
682名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 14:02:00 ID:YKj9xdMG
>>681
「何、銀一さん?」
683名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 16:21:15 ID:trxNdr3R
>>682
「今日からウチのBARで働いてもらうわよ」
684名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 17:23:52 ID:M8J3eUck
「それは面白い
グータラ眼鏡が働かないから、家の家計は火の車
娘をお水に売るのもやむを得ないだろう」
685名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 19:22:05 ID:EtP5rOAW
「妻の仕事まで健気にこなしてる夫に酷い言い草ですね
あと、そこは人の親として断固として反対するところですから」

…いかん、このままだとなりきりコントスレになってしまうな。猛省。
686名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 20:42:13 ID:kg0wK1Ny
そうだな、猛省しないとな


さあエロパロらしくこのシチュエーションで何か話を書いてうpする作業に戻るんだ
687名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:53:45 ID:eekti5iP
>>670

夕闇がせまる頃、夜行性である帝架はまどろみの中からゆっくりと
覚醒する、「?」ふと側らに添い寝する人間の少女・・・
身体中に痛々しく残る傷痕・・・「次女(姉上)?」
しかし身体は女性らしいふくよかなラインを描き艶やかな白髪?が美しい・・
「長女(姉上)!?」しかし、少女はどちらでもなかった、こちらの動く気配を
感じたか少女は眠そうにゆっくりと目を開ける・・・少女は今沈みかけの夕陽色の
瞳だったた・・・



・・・とか?
688名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:37:04 ID:M8J3eUck
…とか?ではない
早く続きを書く作業にもどるんだ



夏は全裸待機も楽だな
689名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 00:35:30 ID:uKavJbDu
ちょっと山本を八つ裂きにしてくるわ。
690家族計画:2008/08/18(月) 01:48:22 ID:vIOEFRoU
>>473-474
>>504-506の続き
***********************************************


「アアッ!ヤメテェ!!」
薄暗い部屋に、悲鳴が響く
ピシィッ
悲痛な叫びを掻き消すかのように、鞭が飛んだ
長いドレスの一部が引き裂かれる
「嫌ッ、イヤよぉ」
手錠で繋がれた両手を、引き上げて壁に拘束されたまま、幾たびも鞭を喰らった
頭をガックリとうなだれ、長い銀髪に隠した美貌は、膨涙で崩れている
ボロボロとなったドレスの裂け目から、白い素肌が露になっていた
「アラァ、どうしたのかしら
痛くは無い筈でしょう」
鞭の柄で、強引に顔を上げさせ、耳元に優しげに囁く
確かに、破れたドレスの下に垣間見える素肌は、一筋の傷さえありはしない
凄まじい鞭捌きで、服だけ切り裂いたのだ
「わかったわ
こんなボロを着ているのが恥ずかしいのね」
ボロにした張本人が、造り笑顔で告げる
黒いドレスの開いた胸元を掴む
「イヤァ!止めてぇ」
意図を察し抵抗するも、拘束された身
ビリッ!
哀訴もかなわず、引き千切られたドレスは布切れと化した
ドサドサッ
大きなパッドがこぼれ落ち、引き締まった大胸筋が露になる
「イヤァ!みないでぇ!!」
「あら、おかしいわよ
男でしょ、銀一さんは」
止めとばかりに、ウィッグをむしり取りながら、にこやかに話しかけるその声は、優しい乱崎の長女のものではなかった
鬼の一族、姫宮千子
昔の彼女に戻っていた
実の妹、優歌は姫宮を完全に放棄している
たとえ、この仮初めの家族が崩壊しても、姫宮零子に戻ることは絶対にない
彼女は純粋な被害者だから
しかし、千花は違う
孤独人形から解放された後、姫宮一族としての、自分を造り上げていた
自らを護る為だったとはいえ、のうのうと無かったことになど、出来はしない
本当の乱崎ではないという負い目もあり、姫宮の悪徳、すなわち嗜虐性や攻撃性を心に残してしまった
そして何より、大好きな男の子に助けて貰う約束をしたのは、姫宮千子なのだ
愛する者にすがるために、鬼に戻る
そんな二律背反が、千花を狂わせた
「ほら、銀一さん
貴方は男性なの
この子が証明してるわ」
「ダメェ!そんなことしちゃダメよお」
アイデンティティーを侵され、泣き叫ぶ銀夏
千花は構わず、白魚のような指を、銀夏のペニスに絡ませた
スススッ
慣れきった巧みな指使いで、あっという間に硬直に導く
そう、姫宮千子は慣れきっていたのだ
691家族計画:2008/08/18(月) 01:51:48 ID:vIOEFRoU
孤独人形から解放されても、所詮姫宮での序列は下から二番目
そして、孤独人形たる零子は性の対象にするには幼なすぎた
結局、歪んだ欲望を向けられる先は決まっている
千子はそれを、積極的に利用した
自ら進んで身体を開き、淫蕩な女を演じた
身体の全てを使い、どんなプレイにも応じた
フェラチオ、手コキ、足コキ、レズ、3P
アナル、緊縛、SM、浣腸
果ては、輪姦、フィスト、露出、獣姦……
ありとあらゆる淫らな行為を武器に、姫宮での地位を上げていった
思い出すだけで、正気を失いそうになるほど狂わしい記憶
しかし、それこそが千子の最大の武器だったのだ
銀一に助けて貰える筈だった千子の……
だカラ、こノ武器で銀一さんに戻って貰うンだ
ソウスレバアタシタスケテモラエル……
病みかけた心の結論

「ほぅら、こんなに大きくなっちゃった」
嫌がる銀夏のペニスを、技術のみで強制的に勃たせる
手で、唇で、胸で、舌で、何度も放出寸前まで追い詰めた
「だ、ダメ、だ
せ、ん……千花ちゃ、ん」
千花に対して、本気の抵抗は出来ない銀夏
ズルズルと流されてるうちに、自我の崩壊寸前まで追い詰められてしまった
家族内では安定しているように見える銀夏とて、その本質は現実からの逃避者である
千花を受け入れ、千子を救うことは、今の銀夏では出来ない
しかし、千子は銀一という蜘蛛の糸にすがり付いた
ある意味、地獄画図だ
「出したいでしょ、銀一さん」
千花は、自ら服を引き裂いた
豊かな胸が、さらけ出される
チュプッ
左手で、片方の乳房を持ち上げて、乳首を口に含む
右手も余すことなく、もう一つの乳房を搾るように揉んだ
「クフン」
鼻を鳴らすような、喘ぎ声
蕩ける流し目を、銀夏に送る
間違いなく、観客を意識したショータイム
イヤらしく腰を振りながら、見せつけるようにパンツを降ろした
ツツーー……
ビショビショに溢れ出していた粘液が糸を引く
「や、やめ……」
なおも制止しようとする銀夏
しかし……
692家族計画:2008/08/18(月) 01:57:35 ID:vIOEFRoU
モガッ
「銀一さんは黙っていて」
愛液に湿ったパンツを、銀夏の口に押し込んだ
「ウフッ
もう、逆らえない」
ペロッ
言葉を封じられた銀夏の頬を、満足気に舐める
再度、挑発のダンスを続けた
四つん這いになり、足を開く
壁に繋がれた、銀夏の腰に合う位置に、尻を高く上げる
クネクネと、挑発的に揺らしながら、銀夏のソレに近付けていった
「ほら、銀一さん
千子のお○んこだよ
好きに入れていいんだよ」
頬を、床に擦り付けるようにして、体を支える
両手は陰部を拡げて、見せつけるのに使っているから
両手で陰唇をつまんで、左右に引っ張る千花
痛々しいまでに、ポッカリと拡がる
「凄いでしょ
おち○ぽだけじゃなく、手でも足でも入るよ
千子、淫乱だから何でも飲みこんじゃうの」
行為とは逆に、言葉使いが幼くなっていく
『止めさせないと危険だ』
そう感じた銀夏
しかし、手錠と猿轡で拘束された身体
止める手立ては……
「お尻のほうが好き?
ちゃんと、中まで洗ってるから、きれいだよ
千子良い子でしょ
いいこにしてるとたすけてくれるから
ぎんいちさんがたすけにきてくれるから……
アアッ!?」
銀夏が、腰を突きだした
千花の錯乱を止めるには、それしかなかった
千花の膣を、一気に埋める
中を覗けるほど拡がっていた穴が縮み、銀夏のソレを締め付けた

性交は、甦らせる
銀夏には、棄ててきた己れ自身を
千花には、捨てたい過去の自分を
共に辛い、悲しい性交を、二人は続けていった……



693家族計画:2008/08/18(月) 02:01:40 ID:vIOEFRoU
「銀夏が悪いんだよ」
「まあ、性別を偽らなければならないというのも、大変な訳であるのだし……」
なんと無く言葉を濁す帝架
「帝架はおねえちゃんが、可哀想じゃないの!」
珍しく、プンプンと怒っている雹霞
「銀夏がちゃんと受け止めてあげないから、おねえちゃん何時までも苦しんでるんだ」
あくまで、千花贔屓である
「まあ、頼りの兄貴分がいきなり女性になったら、それはそれで困るものであるからなぁ」
帝架は、あくまでも体験に拘る
「いつもケンカばっかりでも、ちゃんと向き合えば、ああなるんだ」
再び、父母の寝室に目を向けると……



続く
694名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 13:17:14 ID:l6YBD7Mf
なるほどお仕置は毎回ここまでされるのか
695名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 18:21:47 ID:yYi+0Y5S
恐ろしやw
696名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 21:49:20 ID:oIONpreM
なんというGJ
エロ切ないです…ホロリ
697名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 00:14:44 ID:T1fgC2f4
柊雨×証歩は無し?
698名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 01:44:01 ID:pjeE7rDP
いやいやここは閻禍×泪雨夜
699名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 02:06:35 ID:AJRkM2Hg
>>697
ありあり
柊雨は意外とSだよな
700名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 18:02:26 ID:37RSdCSN
>>698
GJ
701名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 20:54:45 ID:pjeE7rDP
>>700
まだ何も書いてねぇよw
702名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 22:19:25 ID:+7LDyRkd
閻禍×泪雨夜は本当に読みたいな。
でも、本編があれじゃあ無理かもな…
703名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 23:04:55 ID:DQfmxKmC
エロ無しなら
704名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 23:37:55 ID:DQfmxKmC
凰火は閻禍の本当の子孫…な訳ないか
705名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 00:29:01 ID:e3mIzyNA
>>704
凰火魔王化と申したか
706名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 01:53:57 ID:uoguuiAZ
>>705
拾巻目を読んで思った
ミリオンの言葉も気になるしで、凰火の過去が謎過ぎる

ああ…なんやら病気やら怪我した凰火に過保護な凶華を見てみたいものだ
707名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 07:49:14 ID:lBh5mUDn
エロ以外のデレ凶華様は貴重
708名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 10:28:12 ID:OpbCHGXh
あえてDr.ヘル×凰火を見たい
709名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 18:17:44 ID:aSdumZpz
無表情な凰火を頭から食べちゃうんですね
710名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 18:24:18 ID:z4lu4QlV
・・・頭を入れるのか?流石にそこまでは想像がつかなかったが。
711yy:2008/08/21(木) 19:49:48 ID:RgD1dM+U
>>710カオスすぎるwwwww
712名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:41:22 ID:lBh5mUDn
無理だろw
713名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:04:30 ID:M1iavOWV
空気を読まずに凰火×凶華を投下
小ネタのつもりで書いてたら、予想外に長くなりました

凰火ドSにつき注意されたし
7141/4:2008/08/22(金) 00:05:03 ID:M1iavOWV
冬の某日。
昼を少しだけ回った頃。凰火は独り、暖房のきいたリビングのソファに腰掛け、新聞を広げていた。
今日は平日、優歌と千花はいつも通り学校へ、銀夏もいつも通り職場へ行っている。帝架はマダラとの約束の為
外出中、雹霞は公園で懐かれたという子供達の遊び相手になりに行っている。月香は………見当たらないが多分
くらげの姿で近所をふわふわ散歩でもしているのだろう。
つまりなんとも珍しいことに、今家に居るのは、『なごやか家族作戦』の間は基本的に自宅勤務の凰火と………
もう1人、特に出かける用事の無い、凶華だけ。
そして、そのもう1人はと言えば………。
「お………凰火、ぁ………。」
たった今、台所で2人分のお茶を淹れてリビングに戻ってきたところだ。
が。どうも、その様子がおかしい。そもそも滅多なことでは家事労働などせず、日がな一日ぐうたらしているの
が仕事だとでも言わんばかりの凶華が自分でお茶を淹れていること自体が異常といえば異常なのだが………そう
ではなく、もっと身体的に、異変が見受けられる。
赤い顔、潤んだ瞳、小刻みに震える身体。
原因は………まぁ、夫婦水入らずというこの状況を考えれば、言わずもがな。
「なんです?」
その異変に気づいていないわけが無いだろうに、というか、自分でそうなるように仕向けておきながら、凰火は
白々しく聞き返す。今にも取り落としそうだった盆をテーブルに置いて、その瞬間に緊張の糸が切れてしまった
かのように、凶華が床にへたり込む。
「ち、ちゃんと、淹れて来たから………!」
「ええ、そうですね、じゃぁ頂きます。有難うございます、凶華。」
「そ、そうじゃ、なくてぇ………い、言うこと聞いたから………ぁ、ぅっ………!?」
涙目で、すがる様に自分を見上げてくる凶華の顔を、凰火の傍目には優しげな瞳が見下ろす。
「だから………何ですか?ちゃんと言わないと、解かりませんよ?」
日常生活では、絶対に見せない………凰火と2人きりのとき、しかも男女としての交わりのときにしか見せない、
熱にうかされたような弱々しくしおらしい態度の凶華は、凰火の言葉に、赤い顔を更に真っ赤に染めながら俯く。
もじもじと太股を擦り合わせながら、しばし、声を押し殺すように沈黙した後………荒い呼吸を繰り返していた
その口が、おずおずと開かれる。
「だ、だから………もう、この、ブルブルするの………取って、ぇ………!」
凶華が、やっとの思いでそんな言葉を搾り出す………が。
「ブルブルするの、というと………。」
その言葉にも満足せず………凰火は懐から、ピンク色をした小さなリモコンを取り出して。
「これですか?」
「ひ、アぁぁぁッ!!?」
それを見つけた凶華が驚愕し眼を見開いたのにも構わず、カチカチ、とそのスイッチを1番端まで切り替えた。
凰火の手に握られたリモコンからの信号を受けて………凶華の幼い、しかし凰火との営みの中で既に開発された
秘裂に埋められたプラスチック塊が、その振動の強さを劇的に増した。
「あ、あぁぁぁぁぁッッッ!!だ、駄目ッ………お、おう、かぁッ………!?」
ビクリ、と全身を激しく振るわせる様子に………傍目には平然とした様子の凰火の背筋が、震える。勤めて平静
を装った、ともすれば冷たくも聞こえる声で、凰火は続ける。
「ほら、もう1度。何を、取って欲しいんですか?」
「だ、だから、っ………こ、この、ブルブルするの、もう………もう、駄目ぇッ………!」
「ちゃんと、正確に。名前は教えましたよね?」
「ろ、っ………ろぉ、たぁ………ぬ、抜いて、ローター、もう抜いてッ………あッ、か、身体、がっ………!」
「身体が、どうなってるんですか?」
「お、おかしく、なるからッ………ろ、ローターが、な、中で、ブルブルって………ン、ひぃっ!?」
「なら、自分で取ればいいじゃないですか。」
「っ、だ、だって………だって、おーかが………おーかが、取っちゃ駄目、ってぇ………ひ、うぅ。」
両手で脚の付け根を抑え込んだまま、とうとう凶華は嗚咽を漏らして泣き始めてしまう。振動の刺激による快感
と、迫り来る絶頂の気配への不安と、家族の憩いの場であるリビングで昼間から淫らな行為に及んでいることへ
の背徳感と恥ずかしさと………様々なものが渦巻きぱちぱちと火花を散らすような、許容量を超えた激しい感覚
が、凶華の精神を苛んでいく。
7152/4:2008/08/22(金) 00:06:50 ID:M1iavOWV
「う、ぁ、ぁ………ひ、ぐっ………ぅえっ………!」
とうとう、嬌声と嗚咽の混ざった言葉になっていない声を漏らすことしか出来なくなったの凶華の姿を眼にして
………凰火はようやく手にしたリモコンを操作する。絶頂を迎える寸前まで高まった凶華の身体の奥底に響いて
いた振動が、止む。
「あ、っ………ッ………。」
その場で果ててしまわずに済んだことへの安堵と………反面、高められた熱を発散させることが出来ないままに
お預けを食らってしまったもどかしさを感じながら、凶華が凰火の顔を見上げる。
「………ごめんなさい。少し………調子に、乗りすぎましたね。」
新聞をテーブルの上に置き、凰火は心底申し訳なさそうな言葉と共に、床にへたり込んだままの凶華に歩み寄る。
小刻みに震えるその細い身体に、気遣わしげに手を添える。
「ん、っ………!」
「本当にすいません、その………。」
「そ………それより、は、早く………早く、取って、っ………。」
「ああ………そうですね。失礼しますよ………。」
凰火の手がゆっくりと凶華のスカートの中に滑り込み………下着を着けずに剥き出しのまましどとに濡れた秘裂
の入り口、その内部へと続いているコードに指を掛ける。極力刺激しないように、ゆっくりとそれを引っ張って
いくと………ちゅぽん、という水音と共に、愛液にまみれたローターの振動部が水溜りの出来た床に転がった。
太股にバンドで固定してあった受信機も取り払われ、凶華の身体が、ようやく振動責めから開放される。
「っ、はぁ………ううぅ………。」
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫なわけが、あるか………この、ムッツリスケベが………!!」
凶華が、少しずつ普段通りの調子を取り戻し始める。そんな様子を見て、ほっと胸を………。
撫で下ろしたような、素振りを見せながら。
「申し訳ありません。その………あ、あんまり、可愛らしくて、つい………。」
凶華に気づかれないように、ちらり、と壁掛けの時計に視線を送る。
「か、かわっ………あ、あんなことされてから言われても、う、嬉しくなんか、な、ななななないぞ!?」
「すいません、お詫びします。何でも言うこと聞きますから………どうか、許してください。」
凰火はなおも申し訳なさそうな声で、『何でもする』などという、普段の凶華なら瞬時に食らい付いて思いつく
限りの無理難題を押し付けて来そうな不用意な言葉を口にする。が………今の凶華の思考が、そのような方向に
向かわないであろうことも、凰火の頭の中では予測済みのことだ。
「………何でも、だな?」
「はい。何でも。」
「………そ………それなら………。」
緑色の瞳を獰猛にぎらつかせて凶悪な命令を下すようなことはせず………凶華は、赤く染まった顔を、ふい、と
逸らしながら小さく呟く。
「さ………最後まで、責任を取れ。このままでは………か、身体が疼いて、気が、変になりそうだ。」
「………え。あの………。」
「2度は言わん。い、いいから男らしく、最後まで責任を持って凶華様の相手をしろ!!」
凶華の叫び声の後、しばしの沈黙が続き。
「………解かりました。なら………不肖ながら、お相手させて頂きます。」
「う、うむ………解かればいいんだ、解かれば。」
「ええと、それでは………さすがにここじゃアレですから、場所を移しましょうか?立てますか?」
「そう、だな………少し、腕を貸せ。そうすれば、なんとか歩ける。」
少しだけふらつきながらも、凰火の腕にすがり凶華がなんとか立ち上がって。2人は、リビングを後にし………
改めて夫婦水入らずで愛を育む為に、2階の部屋へと向かおうとした。
………が。まさに、そのとき。
7163/4:2008/08/22(金) 00:07:57 ID:M1iavOWV

『ガチャ』
「ただいまー。」

玄関のドアを開く音と、微妙に舌足らずな聞きなれた声が、同時に響いた。
凶華が、ビクリと身体を震わせる。凰火は、全く動じる気配も見せない。
そんな、対照的な反応を見せる2人の眼の前で………今まさに出て行こうとしていたリビングのドアが、向こう
側から開かれて。
「あ、お父さんお母さん、ただいま!」
花の咲くような笑顔と共に………乱崎家の次女、優歌が姿を現した。
セーターに手袋に毛糸の帽子という暖かそうな格好でランドセルを背負っているが、外はかなり冷え込んでいる
らしく、その頬はしもやけのようにほんのりと赤い。
「ゆ………優歌?え、いや………学校はどうした?」
平日の昼間から優歌がそこに居る、というその事情が飲み込めず、凶華は瞳を白黒させながらほとんど同じ高さ
にある優歌の眼を見つめる。優歌は1度小さく首を傾げた後………手袋と帽子を脱ぎながら、くすり、と可笑し
そうに笑ってみせた。
「今日は、半日で学校終わりなんだよ?お母さんったら、さっぱり忘れん坊さんだよ。」
「へ?」
「この間、変な怪物が来て暴れて、校庭のものがいろいろ壊れちゃって。今日は、修理の日なんだって。」
「そ………そうなのか、凰火?」
「………ええ。優歌が持ってきたプリントは、ちゃんと渡したはずですよね?」
凰火が、凶華に表情を悟られないように顔を背けながら、呟く。凰火の言葉は事実だが、もちろん、学校からの
通達などというつまらないものに凶華が眼を通すはずがないことも、折り込み済みだ。
「今朝もちゃんと話して………あ、そうか。お母さん、まだ起きてなかったんだっけ。」
「今日も、起きてきたのは皆が出払ってからでしたからね。」
「あはは。忘れん坊さんなうえに、さっぱりお寝坊さんだね。」
「まぁ、最近めっきり寒くなりましたからねぇ。ベッドから出たくなくなるのも、解かりますが。」
凶華を尻目に、そんな和やかな会話が交わされた………その、後。
「………あれ………?」
並んだ2人の背後、がらんとしたリビングを見渡しながら。
「………帝架くん、は………?」
優歌が………急激にトーンの落ちた声で、呟く。
「ああ………なんでも今日は、マダラさんとデートだそうです。」
「………え?」
凰火が、何でもないことのように呟いたその瞬間。優歌の身体がビクリと強張り、その瞳から光が消えていくの
を、凶華は目撃した。
そして。凶華は瞬時に………今現在自分が置かれているその状況の深刻さを、悟る。
「いないの?帝架くん、いない、の………?」
「ええ。いやぁ、息子にあんなにしっかりした彼女が出来てくれて………嬉しい限りです。ですよね、凶華?」
「あ………お、凰火、ちょ、待て………!」
あっけらかんとした調子で語る凰火と、にわかに慌て始める凶華の眼の前で。
「………だって、こんな………ずっと寒くて、冷たくて………もふもふって、暖かくて………なのに………。」
優歌の口から、普段の様子からは想像も出来ないような陰鬱な響きを持つ呟きが漏れる。
そして………しばし、ぶつぶつと聞いているだけで呪われそうな声で、何事かを呟いた後。
「もふ、もふ………なのに………こんなに寒いのに、なんで………!」
遂に、何かに耐えかねたように。
7174/4:2008/08/22(金) 00:09:58 ID:M1iavOWV
「う………うわぁぁぁぁぁぁん!!」
優歌は………目尻から涙を散らしながら、眼の前の凶華に、飛びついた。
さきほどまで凰火に責められ続けて足腰に来ている凶華は、普段なら用意に受け止めるどころか素手で打ち返す
ことすらできるその突進をもろに食らって、床に倒れこんだ。
「うぅ、酷いよぅ、神様はさっぱり意地悪だよぅ………何で、何で今日に限ってなのぉ………。」
「ちょ、ゆ、優歌、止めろ!い、今は………ッ………!!」
「校庭で遊べないから、皆帰っちゃうし………だから今日は、帝架くんとお昼寝しようと思ってたのに………!」
こうなってしまった優歌を止められる家族は、乱崎家には存在しない。凶華も、それは過去に何度も身をもって
体験済みのことであった。
その先の優歌の行動を思い戦慄する凶華を見下ろしながら、凰火が優しく微笑む。
「おやおや、残念でしたね。それでは………今は、凶華の耳と尻尾で、我慢しなさい。」
「なッ………!?」
「うう、もふもふ、もふもふ………帝架くぅん………。」
何かの禁断症状を起こした患者ように呟きながら………優歌が、凶華の耳を掴む。
「ひあぁっ!?」
瞬間、凶華は甲高い嬌声を上げて、四肢を強張らせた。最高潮に身体中の感度を高められた状態で、我を忘れた
優歌の容赦ないもふもふ攻撃を耳に受けて、平気で居られるわけがない。
しかし、眼の前で凶華が上げる甘ったるい悲鳴も、自分の手の動きに合わせてビクビクと震える様も、今の優歌
の意識に介することは無く。優歌の攻撃は、更にエスカレートしていく。
「う、ぁッ………ゆ、優歌、だ、駄目ッ………止めろぉっ………!?」
「もふもふ、もふもふ………足りないよぉ………尻尾も、もふもふぅ………。」
「や、し、尻尾は、本当に駄目だから………ふやぁぁぁぁぁぁん!?」
優歌の手が、ゆらゆらと揺れる凶華の尻尾の付け根を掴み、もふもふと強弱を付けて握る。その瞬間………凶華
はそれまでに無く甲高い悲鳴を上げて、全身をがくがくと震わせた。どうやら、今の一撃で絶頂の寸前まで高め
られていた身体が、限界を超えてしまったらしい。
だがしかし、優歌がそんなことに気づけるわけもなく。意識が飛んでしまいそうな快楽の渦の最中にある凶華の
身体は、なおも優歌の自覚も容赦もない攻撃に晒され続ける。
「ひゃ、うぅ!?ら、め、止めぇッ………も、い、今、今は、駄目、だって………!?」
「駄目だよ、もふもふがさっぱり足りないんだよぅ………ううぅ………。」
「くひゃぅッ!?し、尻尾、掴むなぁっ!あ”、う、あ、身体が、身体がぁぁ………!?」
終わることの無い連続した絶頂が、凶華を襲う。だらしなく涙と涎を零しながら、優歌と絡み合うようにして床
の上でのたうち回り………やがて、その身体が不意にくたりと弛緩し、そのまま動かなくなった。薄く開かれた
双眸から、どこを見ているのかも知れない光を失った瞳が覗く。失神してしまったらしい。
「………もふもふぅ………。」
わずかばかりのもふもふ分を補給した優歌が我に返り、ぐったりと気を失った凶華の様子に気付くまで、凰火は
しばし、その様子を眺め続けていた。

その後の夫婦の営みについては、また別のお話。

(完)
7184/4:2008/08/22(金) 00:11:09 ID:M1iavOWV
お粗末様でした。
番外編そのに読み終わったと思ったらいつの間にか書いてました。

娘まで使うってドSどころの話じゃないですね。
719名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 06:14:11 ID:bj7btIur
凰火のドSっぷりが半端ねぇ
GJしたっ!
720名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 09:28:14 ID:T9V40sPS
優歌がケモナーだったとはwww
気が合いそうだ
721名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 18:37:54 ID:cOuocd/q
優歌のもふもふ病は公式だからな(w
それにしても凰火からSを取ったらロリコンしか残らないな。
722名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 19:14:18 ID:e2HJ/3xt
もふもふしてないお母さんでごめんよぉ…
さすが凰火だこのロリコンサドめ!
723名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 01:05:27 ID:kx9hJkCu
GJ!
724名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 01:57:29 ID:fxvsSGN5
>ID:M1iavOWV
すげぇw
前半とは一転して凰火が言うことを聞くターンかと思ったら
優歌が帰ってくる時間や帝架の不在を利用して凶華さま受けターンを続行させるとは………
何という計算!!何という策士!!とにかくGJです!!
725名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 02:07:13 ID:fwpwb7FR
なんというドSw
娘のもふもふ病まで利用してえげつねぇ!!GJ!!
726名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 10:10:04 ID:i51vj6TY
本家もふもふの帝架の絡みマダー?
727名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 11:39:52 ID:DH32rPCn
責めから受けに回ると思ったら責め続行!?
孔明の罠か!?
728名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 12:10:03 ID:qXMnmcJV
だれか帝架をもっふもふのにゃんにゃんにしてやって下さい!
729名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 20:17:16 ID:r6LrY5EK
730名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:08:49 ID:ybKoI1E/
731名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:19:07 ID:Ok0rEFyS
732名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:21:19 ID:SoLi6H07
733名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 01:30:21 ID:XAfFRRa+
734名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 03:55:05 ID:jB+mfkud
凶華風…毒殺ですね、わかりm
735名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 21:06:21 ID:sx1ysoV0
乳粥…凰火さん妻の母乳で何やっt
736名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 03:32:00 ID:RMmJizlE
この状況を作品にしてくれる勇者がいたら心から崇め奉る
737名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:55:07 ID:VRw8Vo4/
「さあ凰火よ!この全知全能である凶華様の宝石のようにきらびやかな指先から生み出されたこの乳粥を食えば病原菌なんぞたちどころに浄化されるであろう!食え!とにかく食え!!」
「ごほっ……凶華、貴女は病人に毒を盛ろうというのですか?」
「死ぬか?いっぺん死んでみるか?なに、この世には生まれ変わりというものもあるらしいからたぶん大丈夫だ」
「遠慮しておきましょう。死ぬのも食べるのも」
「貴様病人のくせに口が減らないな。いいから食え!なんなら凶華様が食わせてやるぞ!」
「ちょっ、凶華熱いです!熱いですからこれ!」
「…仕方ないな。ふー…ふー…ほら、あ〜ん」
「う……んぐ………ぐっ!?」
「ど、どうした!?」
「きょう……か…、家族の…みんなを……たのみ……ま……」
「な!?おい凰火、どうした!?凰火!!?」
「………………」
「おい……凰火?凶華様の許可もなく死ぬことなんて許さんぞ?」
「…………」
「……凰火…おうか……!」
「……………冗談ですよ、凶華」
738名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:55:40 ID:VRw8Vo4/
「……ふぇ?」
「いや、普通に美味しかったんですけど、褒めたら後で何言われるかわからなかったので死にまねをしてました」
「…………」
「……あ、怒ってますか?」
「…当然だ馬鹿者!せっかく心配してやったのにくだらんまねしおって死刑だ死刑!このっ、この!」
「痛い痛い、痛いですよ凶華。……でも」
「ん?…な……なんだ!?」
「ーー心配してくれて、どうもありがとうございます」
「っ…!は、はん!妻として当然のことをしたまでだ!いや、もっと感謝しろ!凶華様を崇めろ!」
「ええ、もう言葉では言い尽くせないほど感謝していますよ。ありがとうございます凶華」
「う、うぅ……、普段なら『やっぱり前言撤回しましょうか』とか言うくせに………。熱で思考回路が焼き切れているのか?」
「いや、緩んでいるだけです。本心からの言葉がこぼれ出ているだけでしょう……ごほっ」
「うううぅ……いいから病人は食ったらおとなしく寝てろ!自分で食えるか!?」
739名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:56:24 ID:VRw8Vo4/
「はい、大丈夫です」
「む、そうか。さっさと食ってさっさと治せよ?」
「ええ。それではあらためて……いただきます。はぐ」
「しかし、凶華様の料理もなかなか上達してきたな。今度また作ってみるか」
「…ああああああなるほど、そういうオチででででしたか」
「ん?どうしたお……おい、顔が……青いぞ?」
「ほら、よくあるあれですよよよ。一口目は美味しいのののに二口目は殺人級の威力を誇るというあれれれれです」
「……………………おい…それって……」
「凶華、家族のみんなをたのぐはぁっ!?」
「凰火?凰火!?死ぬなおうかぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁ!!!!」



おしまい(色々と)
740名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:58:56 ID:VRw8Vo4/
いや、>>735はさすがに無理だった
741名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 03:20:33 ID:S5Hbs3u4
742名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 04:00:16 ID:P3XOGdX4
>>740
看病とかマジ萌え過ぎる
743名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 07:45:25 ID:Jva7T+uj
>>740
萌えたぜGJ
744名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:05:46 ID:P8pjtkDD
マダラの擬人化は肩までかかる純白の短髪が美しいやや身長が低く露出の激しい服を着た強気な素直ツンデレで意志の強そうな顔立ちを持つ傷跡に多少のコンプレックスを持つけれどそれを受け入れてくれている帝架が大好きな少女であると予想し、
帝架の擬人化はやや身長が高く冷静沈着な顔とかっちりとしたスーツや着物の似合う身体を持ちかなりボサボサした髪と我が輩という一人称が特徴の凰火を十三歳ほど若くして眼鏡をなくした感じの恋愛事にはとことんヘタレな少年であると予想し、
そしてageる
745名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:06:41 ID:P8pjtkDD
読みにくくてスイマソン
746名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 20:06:32 ID:JZ4dNOBb
動物→人間(あるいは半獣)
マダラ人間化
帝架そのまま

で、獣姦?
747名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 21:19:18 ID:BCRKvaPg
獣姦は………どうなんだろ?
748名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 21:29:05 ID:RJELxWoW
優歌×帝架待ちな俺が来ましたよ


優歌×雹霞も待ってる
749名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 21:58:32 ID:b4+0OMZi
蜘蛛×優歌ってありじゃね?な俺もいますよ
750名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:40:31 ID:4C745lVF
優歌×帝架はあれか。もふもふ病の果てにそんなことになるのか。
優歌の相手…えーと、山なんとか君はどーした?あんまエロくはなりそうもないが。
751名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 05:59:26 ID:eFF29jj4
優歌の相手は椿姫で。
そんで、椿姫が優歌で遊んでいる隣の部屋では、柊雨が証歩を・・・。
752名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 09:03:21 ID:tpnOBmnY
山口×優歌も一応見てみたい
753名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 09:40:20 ID:NkVEgblt
山下くんは好きなのは優歌なんだろうけど椿姫とフラグが立ってるようにみえてならない
ドS柊雨の証歩へのナチュラル鬼畜攻めはガチ
754名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 17:56:45 ID:QdP37Arc
むしろ自分がSだって自覚してないくせに言葉攻めとか性的な秘孔とか突きまくって
いじめてなんてないですよとか言いながら責め立てる兄さま
755名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 20:49:38 ID:ak+fvm04
>>753
山なんだか君は二人同時攻略を試みているとでも言うのか!?
756名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 22:58:19 ID:0i9em/kw
山崎君と姉上・・・・いやなんでもない

>>744
ケモナーな俺を惑わす書き込みはやめてくれ
妄想が止まらんじゃないか!
757名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 01:01:45 ID:NP5Inb/6
デカメロンの姿を変える能力使えば
凰火×凶華×凰火(メロン)て事も出来るんだよな
758名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 01:26:34 ID:PwYhEBhJ
凰火×凶華×ナス子さんが見たい
759名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 03:39:54 ID:oUYbyLN2
山田くん達がいじめられ過ぎて病み覚醒した優歌に手籠めにされて
いつの間にか優歌の兵隊になって千子に襲い掛かる

っていう話なら考えたことある
形には出来ないけど
760名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 04:41:34 ID:ciZ3Zzos
久しくアニメ溜めた分見たらマダラ出てんじゃーん、ってスレ来てみたけどそれでも無いか・・・
擬人化でも原型でもいけるから投下された瞬間俺の勝利は確定する。気長に待とう
761名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 15:19:31 ID:RwqBM18t
>>755
今のは落とそうと思ってる子のフラグは立て損なってるのに
他の人間のフラグだけは無駄に立っててそれに気づいてない状態

あれ…山本君ってエロゲの主人公じゃね?
762名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 20:55:06 ID:fXfrDlJd
>>757
夫X嫁X姑と申したか・・・・すごいな

>>758
凰火X凶華やっていれば自動的にその組み合わせになるな
(ナス子の副音声入りか!!)
763名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 00:27:00 ID:7ZWNbhxp
優歌も山口好きなんだからフラグは立っているよな・・・
764名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 00:43:38 ID:sRLt/esF
山くん…
とんだブラックホースだぜ…
765名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 02:07:57 ID:fz3dehze
物欲に目が眩んで虐めてしまったことを深く後悔していて、今は、男として責任を取りたいと思っている
とかだったら、俺の嫁に対する壱さつめの所業も許してやらんでもない
766名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 04:17:59 ID:3vz1AzaO
>>765
残念、オレの嫁だ
767名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 18:54:12 ID:sRLt/esF
>>765
でもその責任のとり方羨ましい事この上ないな
768名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:06:23 ID:WBGzU0+C
優歌のターンな流れを読まず、投下させて頂きます。
凰凶。(いろんな意味で)別人注意。無駄に長いです。



20××年 ○月×日 記録者 凶華様だ

 突然だが、全知全能である凶華様も、困るということはある。
 ならば、母である凶華様の為に、貴様ら家族どもが奔走し、尽力し、狂乱と共に救うのは当然であり自然なことだ。
 そうだな?その通りだな?この母の為に尽くせることを何物にも代え難い誇りとするがいい!!
 ……ああ、うん。なんというか、とりあえず。
 凰火を止め

──日記は不可解な事にここで破り取られている。




 夜。夜半。深夜。真夜中。
 夜間行動してるのは、ドラキュラとネコと選ばれし者というが。
 ……実は夫婦も選ばれし者の中に入るのではないか?とか。


「と、いう訳で!!やるぞ凰火!!夫婦の夜のお勤め!!愛の営みというやつだ!!」
 凰火の部屋のベッドの上。押し倒す妻と押し倒される夫の姿。
「いや落ち着きましょう凶華!?ホラ、なんか色々と問題ありますし体格的なものとか身体の発達具合とかっ!!」
 抵抗する夫。なんか必死だし情けないが、それも妻の身を案じてのことだ。うん、きっとそう。
「……凰火。貴様凶華様を舐めているのか?舐めているのだな?くだらん心配はせんでいい!!夫婦なのだから夫婦らしく、貴様は大人しくこの凶華様を愛するのだ!!」
「いやそれとこれとは別問題でっ!!」
「ええい抵抗するなというにっ!!……『携帯電話』まで跳ね除けるとはなんという……!!貴様ァ!!そんなに凶華様したくないというかっ!!そのっ……え、えっちなこととか!!」
「うわぁそこで照れんのやめてください襲ってる側のくせに!!」
「べっ、別に照れてなどいない!!ええい、いいから大人しく……」
「あれぇ?お父さん、お母さん、なにしてるの?」
 そんな所に、ある意味修羅場に乱入したのは乱崎家次女、優歌。
「ゆ、優歌っ!?」
「おおぉ、優歌っ!?ど、どうしたのだこんな夜更けに!?」
 焦る両親に気付かずに、半分寝ている優歌が答える。
「んー……おトイレにいってー……なんか声したからー……。なにしてるの?」
「う、あ、あぁ、ちょっと体操、というかマッサージをだな……」
「ははは、そうなんですよ、でも凶華の力が強くて変な声が出てしまいましてー。ストレッチとかマッサージとかは力任せにやるものじゃないんですよ凶華ー」
「あ、あぁそうだな。まぁ、凶華様とて失敗することはあるのだ」
「ふぅん?」
 寝惚け眼でふにゃん、と首を傾げる優歌。あまり思考は出来ていない様だ。
「はいはい、それじゃ優歌はもう遅いですから寝ましょうねー」
 言いながら凰火は優歌のもとに。部屋に送るつもりの様だ。
 凶華の不機嫌そうな視線を感じてはいたが、そのまま凰火は逃げる様に優歌を部屋に送り届けた。


769名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:08:09 ID:WBGzU0+C


 気が重い。
 凶華はついてこなかった。
 ということは、やはり部屋で待っているのだろう。
 凰火は凶華を愛している。
 愛しているが、だからといって凶華を抱くという行為は……。躊躇いがあるのだ。
 なんというかこう、いろんな意味で。
 しかし戻らない訳にはいかない。これ以上機嫌を損ねたら、どんな恐ろしいことが起こるのか……想像もつかなくて怖いし。
 いや、なにより凶華に嫌われるのは避けたい。
 深く嘆息し、足を進める。速度が随分と遅々としているのは心情的に仕方ない。
 しかし、さして広くもない家の中。
 この事態をどうまとめるべきか思考し、結論を出す暇もなく、自室へと到着。
 うわぁどうしよう。逃げたいなぁとか思ってみても行動に移せる筈もなく。
 再度嘆息し、扉を開け。目に入ったのは、ベッドの上、こちらに背を向け膝を抱え、体育座りしている妻の姿だった。
 ネコミミは垂れていて、尻尾も力なく投げ出されて。
 あれ、やばい?などと瞬間的に思うものの、咄嗟に声も出ず、とりあえずゆっくりとベッドに近付いて。
「……あの、凶華?」
 もしかしたら近寄った途端に押し倒されるんじゃないだろーか、なんて警戒しつつもベッドに腰掛けて、呼び掛ける。
「………………」
 反応はない。
 あれ、拗ねた?なんて考える凰火を置いて、凶華はベッドから降りる。
「……凶華?」
「…………そんなに嫌か」
 こちらに顔を向けることなく、そう問う声。
 儚い声。
「……いえ、あの、嫌とかではなく……ええと、違うんですよ?ただ、やっぱりあなたを……その、抱く、という行為は……。やはり、その、まだ早いと」
「……もういい」
 遮られた。
「……あの、凶華?これはただ、体格的な問題とか見た目や外見とか身体のサイズとか発達具合とかいったうわ全部同じ意味っ!?」
「もういいと言っているだろうが!!」
 怒られた。でもこちらは見ない。
 ……ちょっと震えているのは、泣きそうだったりするせいだろうか。……別に凶華が悪い訳ではないのだ。
 だから、そんな反応をされてしまうと困る。
 それなら、いくらか……本当にちょっとだけだが、ひどいめにでもあわされた方がマシだった。
 なにより、こちらを見てくれないのが存外に辛い。
 ……見せたくないのだろうが。泣きそうな顔なんて。
「……凶華、僕は、」
「わかった。もういい。もうしない。……悪かったな、凰火」
「────」
 言葉を遮って、言いたいことだけ言って。部屋を出ようとする。
「凶華!!」
「…………なぁ、凰火」
 扉を開けた所で、一旦止まり、凶華は凰火に問い掛ける。
「…………はい」
「………………貴様は、凶華様を愛しているか?」
「……愛しています」
「…………そうか。ならいい。………今日のことは、忘れるがいい」
 そう静かに告げて、凶華は部屋を出ていった。
「…………凶華…………」
 傷つけて、しまっただろうか。……決まっている。
 結局最後までこちらを見ようとしてくれなかった。
 それは、凰火にとってはとても意外なことに、かなりのショックと痛みを伴っていたのだが。
 ……人間の感情に疎い凰火が気付いたのは、翌朝のことだった。


770名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:10:00 ID:WBGzU0+C



 ………。
 ………………。
 まぁ、なんやかやあって、仲直り。
 朴念仁な凰火も流石に己の行動が壊滅的に悪かったということが理解出来た為に。
 その経緯には少女漫画的なあれやこれやがあったのだが、割愛しよう。
 簡単に言えば凶華に露骨に避けられたりなんだりして凶華を愛していることを再認識して己のリビドーが云々。
 ……アニメも真っ青の端折りっぷりだとか突っ込んじゃ嫌です。



 ともあれ、夜。夜半。深夜。真夜中。
「……可愛いですよ、凶華」
 凰火の部屋。ベッドの上。
 横たえられた凶華の髪を優しく梳きながら、凰火が普段出すことのない甘い声で囁く。
 対する凶華はこれといった反応もなく。
 気まずげに逸らされた視線に、凰火は苦笑する。仲直りはしたのだから、あとはもっと仲良くするだけだ。
「……凶華」
 呼び掛け、そっと、出来るだけ柔らかく、右手で頬を包み込む。
 視線が窺う様にこちらへと寄越された。
 笑みを返して、左手で凶華の手を握り込み、指を絡めて固定。
「……凰火?」
 その動きに首を傾げようとする凶華だが、その前に凰火の顔が近付いてきたことに気付き、一瞬身を固くする。
「んっ」
 それに構うことなく、唇が重ねられた。
 触れるだけの幼いそれ。
 それでも、凶華には衝撃だったのか、何度も眼を瞬かせて。
 口付けても変わらずに凶華を見つめ続けていた凰火の眼と合った途端、慌てて力いっぱいに眼を閉じた。
 その反応に微笑ましいものを感じるが、これだけで終わるつもりもない。
 そのまま凶華の唇の柔らかさを堪能していると、その内に凶華の身体から余計な力が抜けてくる。
 唇を甘く噛んでみれば、ぴくりと反応する。が、拒絶は
ない。次は舌で形を確かめる様に、もしくは味わう様に、凶華の唇をなぞる。
 表面だけに留まらず、潜り込む様にして中にも舌を這わす。
 それを繰り返せば、緊張からか閉じられていた前歯も微かに開き、隙間ができた。舌を差し入れる。
「んっ……!?ふ、っ……」
 噛まれはしなかったことに安堵して、まずは舌先で凶華の口腔を擽ってみる。ゆっくりと、馴らす様に。
「ふぅ……んっ……」
 舌で撫でられる度、ぴくぴくと反応しながら、凶華が吐息を漏らす。
 次は丁寧に、味わう様に。舌を凶華の歯茎に、上蓋に、満遍なく這わし、愛撫する。
 やがて奥に縮こまっていた凶華の小さい舌を見付けて、誘う様に突ついてみた。おずおずと出てきたそれを、優しく絡め取る。
「んん〜……っ、ふ、んぅ……」
 ちゅく、と水音。
 お互いの唾液が絡まり、混ざり合う。こくこくと凶華の喉が何度か鳴った。
 何度も角度を変えながら、唇を触れ合わせ、深さを変え、舌で愛撫し、されながら、二人の熱は高まっていく。
「んっ……!!ぷ、はっ……ふあぁぁ……」
 やっと離れた時、両者の間に銀糸が掛かり、その光景が更に二人の熱を高めた。
 飲み込めなかった唾液が、凶華の口の端から零れる。
 それを舌で舐め取って、笑みを向け、凰火が口を開く。
 宣言の様に、言い聞かせる様に。
「……凶華。今から僕は、あなたを抱きます。……いいですね?」
 問う形になってはいるが、明確に宣言だった。
 対する凶華は、恥じらう様に身体を縮こませた後、それでも凰火の眼を見て、
「………ん」
 微かに頷き、応えていた。


771名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:20:19 ID:WBGzU0+C


 上気し、朱に染まった頬と熱に潤んだ瞳。
 夫の視線に晒された凶華の生まれたままの姿は、淡く色づき、幼い未成熟なものでありながらも、どこか色香を漂わせていた。
「……綺麗ですよ、凶華」
 凶華の着ていた服は一枚一枚丁寧に脱がされ、凶華の手の届かない位置に置かれている。枕や毛布といった、身体を隠せる様なものも手近な場所にはない。
 今更隠す気もないが、これは……。
「……と、当然だろう!!……凶華様は、聖母で可憐で何よりも美しい、絶対神だぞっ!!………………だ、だから、あの……」
 恥ずかしすぎて、視線を顔ごと逸らして気丈にいつもの尊大口調で言ってみるが、凰火からは何の反応も得られない。
 ただ己の身体を見つめているのが解る。
「…………〜〜〜ッ……。お、凰火、は、早く先に進めっ……」
「ではこちらを向いて下さい」
「う……」
 たまらず先を促すが、間を空けずにそう返され、言葉に詰まる。
 手は両方ともシーツを握り締めていて、己の肢体を隠すものは本当に何もない。流石に初めは腕を胸の前で交差させていたのだが、やんわりと外され、今の形になってしまった。
 ……下の方は、足を閉じてはいるが……。
「……凶華?」
 促す声。
 しかしなかなか動けず、困っていると、凰火の方から動きがきた。
「きゃう!?……ッ、凰火っ…!?」
 腿を撫でられる感触に悲鳴の様な声を漏らし、慌てて目を向けたそこには、にっこりと笑顔の夫の姿。そして、凰火の手は凶華が感じた通り、凶華の腿に。
「あ、やだ、やっ……」
 思わず逃げる様に浮かせた足を取られ、そのまま閉じられた足が開かれる。
 くちゃ、と凶華の秘所から水音が聞こえた。
 直接的な愛撫など施していないのに、凶華の秘裂から愛液が滲んでいる。それは先程のキスの所為か、見つめ続ける凰火の視線の所為か。
「うっ……お、凰火ぁ……」
「先に、進むのでしょう?」
「で、でもっ……」
 自分の変化が恐ろしい。
 知識はあるし、覚悟もしていたつもりだが、その行為に及んだ時に自分がどうなるか解らない。
 しかしそんな不安や恐れなどは、次の瞬間には霧散してしまった。

 ぴちゃ
「ひあっ!?」

 ちゅく、ちゅぷ、ぴちゅ……
「あ、あぁっ!!……ッ、あ、やぁ、凰火ぁ!!」

 ……こちらのことなどお構いなしに、思考を奪う程の刺激を一気に与えてきた、凰火のその動きによって。
「そっ、そんなとこ、やっ……!!き、きたない、からぁっ……」
 背筋をなにかが走り抜け、それを受けている場所がじんじんして熱くて。しかしされている行為が恥ずかしくて、たまらなくて。凰火の頭に手をやりやめさせようとするが、手にも身体にも力が入らず止められない。
「……凶華の身体にきたないところなんてありませんよ?……ほら、こんなに綺麗な色をして……」
「んひぃ!!……ッ、やっ!!やぁっ、だめぇ!!」
 ちゅぷちゅぷと音を立てながら、舌を出し入れする。震える入口をなぞる様に舌先で舐め、ピンク色をした中身に滲む蜜を舌に絡ませ、乱暴な位に掻き回す。
「あっ、あっ、あっ……!!そんな、しちゃ、やっ……」
 首を振りながらの凶華の声にも、凰火は止まらない。
 開かれた凶華の大事な場所は、凰火の舌に蹂躙されていく。
「ふえぇ……やぁ、凰火、凰火ぁ……」
 びくびく跳ねる身体。切ない程に濡れた声。もう絶頂が近いらしく、余裕などなく凰火に縋る。
 無意識に逃げようとする腰は凰火に強く抑えつけられ、足は閉じられない様に腕にしっかり抱え込まれ。ひくひく収縮するそこを好きに弄られて。強い刺激に頭が熱く、白く染まっていく。
「……敏感ですね。凶華のココは……」
 笑いを含んだ呟きと共に、一際強い衝撃。
「ッ……!?ひ、あ、あぁァッッ!!」
 肉芽を強く吸い上げられ、抗うことも出来ず、凶華は一気に絶頂へと達した。
772名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:23:19 ID:WBGzU0+C


「ふあ、はぁ、はっ………」
 荒い息を吐きつつ、絶頂の余韻に身を浸して、とろりと潤む瞳で凰火を見る。
 思考がおぼつかないが、ただ思う。
「……凰火ぁ……」
 欲しい。
 具体的なことは……知識として知ってはいるが、実感は湧かないそれ。
 けれど、求めている。欲している。
 ただ、凰火を。
「凶華……」
 そしてそれは、凰火も同じで。
 深い口付けの後に。
「いきますよ……凶華……」
「くぅんっ……!!」
 凰火の楔が熱と質量を伴って、凶華のナカに打ち込まれた。




………と、こんな感じでいこうと思うのだが、どう思う千花?この全知全能であり麗しく絶対無敵な清らかで聖なるも溢れ出さんばかりの色香を振りまいてしまうと最近ご近所のもっぱらの噂だったりする罪な凶華様の完全なる計画はっ!!」
「……私に聞かないでちょうだい……」
 延々と凶華のピンクな妄想を聞かされていた千花が、溜息と共に呟く。
 何が悲しくて両親のそんな甘々ピンクエロ妄想などを聞かねばならないのか。しかも母親から。
 ……いや、父親から聞きたい訳ではないが。それは普通にセクハラだし。
 ただ肝心なラストの描写があれだけなのはどうなのか。
単に恥ずかしかったのか知識が足りなかったのかは微妙なところだ。
 取り敢えず甘々なのと凶華の妄想補正によるその行為中の凰火の美化っぷりはよく解った。それ以上に端々に滲み出る凶華ラブっぷりが凄まじかったが。そういえば行為前のヘタレっぽい部分は夫への抗議かなんかだろうか。
 ……まぁ、実際の凰火がそうなのかどうかは置いといて。砂でも吐けと言うのかこのネコミミ少女。
 ていうか自分をかわいく描写しすぎです。どこの萌えキャラですか。
 ああいや、かわいいですよ?実物ももちろん。…なんて突っ込みも言い訳も、どっちにしろ口には出さないが。だって面倒だし。
 しかし娘の良い反応を得られず、凶華は不満気だ。このまま放置はまずいだろう。
 全く、こっちは銀夏との関係も遅々として進まないというのに。
 内心そう愚痴りながらも乗ってみた。
「……でも猫さん。やっぱりその後も大事じゃない?」
「む?その後だと?」
「そう、その後。やっぱり、そうねぇ…………

773名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:25:09 ID:WBGzU0+C



 朝。

「……む」
 この時、目を覚ますのは珍しく妻の方が先だった。
 やはり体力やら身体能力やらの違いの所為か、それとも絞り取られた方が体力やら精力やらを消費するのか。
 ……そりゃそうか。いや、それはともかく。
「……むぅ。凰火の奴め……。この凶華様を放置して、惰眠を貪るとはいい度胸だ」
 ひょい、と若干疲れの見える凰火の寝顔を覗き込み、どうしてやろうか、などと凶華が考えを巡らしていると、
「う、わっ!?」
 ぐいっ、と唐突に引き寄せられ、凰火の胸に抱き込まれた。
 状況の認識に数秒の間。
「………………え?えぁ?……う、うわっ!?」
 今の状態を把握すると同時、まず混乱し、あわあわと狼狽えた。
 しかし凶華は、そんな力を少し入れれば楽に逃れられる筈の緩い拘束をそのままに、凰火の様子を窺う。
「ぐう」
 ……寝ていた。完全に寝ていた。
 なんか嘘くさいお約束ちっくな鼾だかなんだかを吐いた気もするが、やっぱり寝ていた。間違い無い。
「………………この眼鏡め」
 怒るべきなのか、これは。ええい、この清らかな凶華様の純情を弄びおって!!……なんか虚しいな。やはりこの馬鹿が寝ているからか。早く起きろこの眼鏡。
「……いや、なんというか、それはそれで気に入らんな」
 むうぅ、と唸る。ネコミミがぴこぴこ動いていたり、尻尾が凰火の腕に巻き付いていたり、猫が甘える様に頬を凰火の胸板に擦り付けていたりしたが、無意識だ。
 「……やはりぎゃふんとか言わせたいな」
 ぽつりとそんな言葉が漏れる。
 正面から言えと言ったら笑いながら軽〜く口のみで「ぎゃふん」と言った後、これで満足ですかー満足ですよね?はいはい良かったですねーとか言って終わらせるに違いないがなこの眼鏡。うわむかつく。
 と、勝手にむかついてる凶華を余所に、凰火の手が動く。
「ふ、ぁ!?」
 ぎゅう、と抱き締める力が増した。更に、何やら臀部をまさぐる様な動き。
「ちょ、お、わぁっ!?」
 こ、こいつ本当に寝ているのかっ!?なんて慌ててみても、凶華の肉体は拒絶しない。
 それは凰火の手に凶華の身が馴染んでいる所為か、凶華の本心がそれを望んでいる所為か。
「あ、駄目、駄目だそこはっ……!!ひゃんっ!!」
 途端に上がる甘い声と、素直に反応する身体。
 収まりが良かったのか、しっかりと腰を抱く腕はそのままに。
 片方、凶華の柔らかな尻を撫でたり揉んだりしていた手が、する、と尻の割れ目をなぞり上げた。
 意識は無い筈なのだが、凰火の指は慣れた様に動く。
「うぁ、ふ……んっ」
 ゆらゆら揺れる尻尾を優しく撫で上げ、尻の割れ目を辿り、指が凶華の秘唇へ到達する。
774名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:26:59 ID:WBGzU0+C
「は、あうっ……!?」
 その感触に身体を震わせる凶華を宥める様に、数度ゆっくりと秘裂を往復し、優しく刺激してやれば、そこは自ら凰火の指を招く様な動きを見せる。
 行為の後、後始末もせずにそのまま寝てしまったのだから、二人共当然の様に裸である。そして、凶華のナカには凰火の放った精が残っている訳で。
「お、凰火っ……?ま、待て待て、これ以上はその、あれだ、流石にやめ、ていうか本当は起きているだろう貴様ァ!?」
 凶華の声が聞こえているのかどうなのか。
 凰火の指は凶華の抗議も焦りも知ったこっちゃないとばかりに、ぬぷっ、と音を立てて侵入してきた。
「ヒッ!?……ぅ、あン、あっ……」
 残っていた凰火の精と、凰火の手の動きによって新たに湧き出していた蜜に潤んでいた凶華の秘所は、そのまま一気に指の根元まで呑み込んでしまう。
 いきなりの衝撃に思わず凰火の指を締め付けると、反射的なものか、指が半分程引き抜かれる。だがそれ以上の刺激を知っている凶華の身体は素直な反応を示した。
「あひっ……!?」
 凶華の意思を無視し、更なる刺激を求める彼女の肉壁が、指を奥へと誘う様に蠢く。
「あ、あぁ、ちがっ……」
 ふるふると緩く首を振って己の身の浅ましさを否定しようとするが、そんな凶華の思考は、これからもたらされるだろう強く淫らな快楽への期待に、段々と溶かされていく。
 しかし凰火の指は、淫らな肉の動きに抗う様に焦らす様に、そのままの位置でくちゅくちゅと音を立ててそこを掻き回すのみ。
 秘肉と液を絡ませ、楽しむ様に。
「や、ぁ……ふっ……」
 凶華もその動きに合わせる様に腰を蠢かすが、凰火の腕に阻まれ、もどかしさに喘ぐ。
 凶華の腕力なら一発でこの行為を止めるでも凰火自体をぼっこぼこにするでも思いの侭の筈なのだが、それはちょっと勿体ないよーな、なんて思ってみたりする凶華の無意識じみた思考の所為で行動に繋がらない。
 え、なにこれ願望?うわぁいやらしいな凶華様!!なんてどこかで吹っ切った上茶化しの入った冷静な自分が自身に突っ込んでる間に、凰火の動きはエスカレートしていく。
「ひあっ!?」
 唐突な刺激に凶華の身体が跳ねる。
 腰を抱いていた腕が、手の位置を下にずらし、尻肉を鷲掴んだのだ。
 その勢いで、指の先端が肛門辺りを掠めた。凶華は小柄な為、凰火の成人男性の手には色々と足りないので、そういう事にもなる訳で。
「ちょっ……!!そこはっ、うぁ、ダメッ……」
 否定の言葉は紡がれるものの、行動が伴わない。凰火に縋る様にしながら喘ぎ、震えるだけだ。
 とろりと熱に潤んだ瞳と切ない吐息で訴え掛けるが、既に寝惚けだの悪戯だのを軽く飛び越えて愛撫と化した動きを凶華に施し続ける凰火からの反応はない。
「にゃうっ!?」
 が、代わりの様に、凶華のネコミミに口付けた。
775名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:28:42 ID:WBGzU0+C
「お、凰火っ!!貴様やっぱり起きて、んぅ!!」
 続けて甘噛み。
「にゃうぅ……」
 同時進行で尻尾を撫で上げ、指は相変わらず凶華の秘部で蠢いていた。
 じゅぷじゅぷと淫水の音を響かせながら出し入れし、時折膨らんだ芽芯を擦る様に刺激する。
「ふぁ、ふやぁぁ……凰火、凰火ぁ……」
 ひくひくと身体が震える。これ以上を求める欲が抑えられない。
 自分のそこが蕩け、夫の熱く滾るそれを咥えたがっているのが解る。
 そして激しく抉られ、嬲られ、犯され、迸りをこの身に受けたいと。
「ひぃ……あ、はぁぁっ……」
 己の淫靡で甘美な想像に、凶華の秘部が反応し、凰火の指を締め付ける。その力に押し出される様にして、蜜に塗れたどろどろの凰火の指が、くちゃりと濡れた音をさせてそこから抜き出された。
「あっ……」
 切なそうな声が凶華の口から漏れる。
 刺激を失った凶華のそこは、蜜を垂らしながら物欲しげにヒクついて。
「や、やぁ……!!お、凰火、凰火ぁ……も、もうっ……ひうっ!?」
 たまらずに声を上げるが、返ってきたのは尻尾の付け根を指先で擦る動き。
「うぁ、そこ、だめ、やぁぁ……」
 ふるふる首を振って耐えるが、先程抜け出た指が、凶華に気付かれない動きで次に弄る場所を狙っていた様で。

 くぷぷぷぷ……

「ひぃッ!?」
 秘所への愛撫によって、連動する様に多少ではあるが緩んでいた最奥の蕾へと、ゆっくりとした動きで、しかし確実に沈んでいった。
「あっ、やっ……!!やぁ、凰火っ……ぁンッ!!」
 ぐい、と指が中で折り曲げられる。びくびくと跳ねる凶華の身体を気にした風もなく、指は中を引っ掻く様に動く。
「ひあっ、そこ、ちがっ……!!ひんっ……」
 尻尾が些か強く扱かれ、凶華の抗議の声は遮られた。
 排泄器官だというのに、もはや凰火の指で弄られると快感に直結してしまうらしく、中で蠢く指の動きに身体を震わせ、喘ぐことしか出来なくなる。
「あっ、あっ……。も、やぁ……ッ!!お、凰火ぁ……」
 縋りつく様に、凰火の首へと抱きつく。
 と、漏れる声。
 低い、笑い声だ。
「……おはようございます、凶華。朝っぱらから人の指で感じまくって、本当にあなたは悪い奥さんですね」
「なっ、こ、これは貴様がっ……ひゃんッ!?」
 意地悪そうな笑みで面白そうに言う凰火に、思わず言い返そうとした凶華の台詞が悲鳴に取って変わる。
 いつの間にか勃ち上がっていた凰火の剛直が、潤んだ秘所に押し付けられたのだ。
「あっ、あっ……!!や、熱いっ……んんぅ……ッ、ふ……」
 瞬時に理性が消し飛びそうになる。
 実際半分程度失われた。
 ぬちっ……くちゅ、くちゃり……じゅちゅ、ぐちゅっ……

「ふぁ、はぁぁっ……」
776名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:30:31 ID:WBGzU0+C
 疼く自分のそこへと、自ら腰を動かして凰火の自身を擦り付ける。
 濡れた音が響き、ダイレクトな刺激によって潤滑油が増す。
「ふ、くぅっ……!!や、もう、凰火ぁっ……」
「はい?なんですか凶華?ああ、これは朝の生理現象ですから、自分で処理しますよ?安心して下さいね、凶華」
「やぁっ……」
「だって、愛する奥さんを、処理の道具みたいに使うことなんてできませんもんね?」
「うぅ……こ、ここまでしておきながら貴様ぁ……」
 凰火を烈火の如く睨んで、凶華が恨み言のように喘いだ。
 ……しかし残念ながら、頬を紅潮させ、夫の意地悪な言葉によって潤んだ涙目では、どれだけ殺気がこめられてていようと全く怖くなかった。
「ここまでってどこまででしょうね?ていうか、まるで僕が悪いみたいじゃないですか」
 ひどいですねぇ、なんていけしゃあしゃあと言ってのけた。
「ひ、ひどいのはどっちだこのっ……うあっ!?」
 ずるり、と尻穴から凰火の指が抜き出される。
「おや……こっちがイイんですか?ヒクついてますよ?」
 指が抜かれた直後の所為でその形のままひくひく震えていた窄まりをつつきながら、邪悪な笑いを含んだ声で凰火が言う。
「は、ぁあっ……!!や、やだっ、凰火っ!!……も、もうっ……」
 懇願であり、哀願である妻の言葉と表情を笑顔でスルーして。
「……じゃあ、ちゃんとどこになにが欲しいのか、行動で示して下さいね?」
 鬼だった。悪魔だった。今、この時、少なくとも凶華にとって。
「ッ……や、ぁ」
 弱々しく震えるが、凰火は笑みを浮かべたまま、凶華をその腕から解放する。
「あぁっ……」
 愛しい体温が離れていく。思わず切ない声が漏れた。
 そんな凶華の姿に笑みを深め、凰火は更に言葉を重ねる。
「……さて、どうします?ここで終わりますか?それとも……」
「う、うぅ……。この鬼畜っ……」
「……終わりましょうか」
「やあぁぁ!!やだやだ、凰火ぁっ!!」
 する。この男は終わりにする。本当にする。
 こんな状態で放置されるのは嫌すぎる。
 もはや恥も外聞もなく、凶華は凰火に縋りついた。
「……じゃあできますね?」
 笑顔で凰火。拒否権はない。
「う、うぅぅ………………」
 唸ってもなにも変わらない。
 仕方なく、凶華は凰火に濡れそぼった秘部を晒す。
 凰火に向き合う形で座り、よく見える様に足を広げ、凰火を欲しがる場所へと手を伸ばした。
 凶華の小さい指が、己の蜜と凰火の精に塗れた秘裂を左右に開き、ヒクつく内部を見せつける。
 開かれたそこからは、とろりと蜜と精が混じりあった液が零れ出し、凶華の指と下のシーツを汚していった。
 桜色に混じる白濁色が卑猥に映る。
「……んん……はぁっ……。お、凰火っ……い、いれて……こ、ここに、凰火の……。ほ、欲しいっ……!!」
 熱と情欲に潤みきった瞳と、己のねだる言葉に羞恥を感じて震える姿。その羞恥までもが快楽に変換されてしまうまで、そう時間はかからない。
 溢れ出す蜜の量が増した。
777名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:32:35 ID:WBGzU0+C
「……おうかぁ……」
 甘ったるい声が夫の名を呼ぶ。
「……可愛いですよ、凶華」
 凶華のその行動に満足したのか、凰火がにっこり笑う。
 やんわりと凶華を押し倒し、軽くキスをして。
 そして、滴る程に蜜を湛えたその場所に、一際大きくなった肉棒があてがわれた。
「ふ、あっ…!!」
 その熱さに声を上げ、ひくりと震える。
 もう何度もした行為だが、この瞬間はどうしても緊張する。

 くちゅっ……じゅぷぷぷっ……

「ひぃっ……!!は、ぁ、うあっ……!!」
 しかし先端が飲み込まれてしまえば、後は貪るだけで。

 じゅぶぅ!!

「くひぃ!!」
 強く奥を突かれ、高い嬌声が上がる。それを合図としたかの様に、動きが続いた。

 じゅぶぶっ!!ぐちゅっ、じゅぶっ、ぐちゃ、ぐちゅっ、ぢゅぶっ……

「あっ、んひぃ!!……ッ、あん、あぅっ、ふっ、く、あ、あぁぁッ!!」
 激しい抽送が繰り返され、遠慮もなしに凶華の内部を掻き回す。
「……ッ、ふ……。凶華のナカ、とろとろですね?……それにこんなに締め付けて……いやらしい奥さんですねぇ、凶華は」
「ふあぁっ……!!ち、ちが、ちがうぅ……!!だって、だって凰火がぁ……!!」
「おや、なんです?……こんなに悦んでいるくせに……。人の所為にするなんて、いけませんよ?」
「ひぅ……!!」
 耳元で意地悪に囁かれ、身を縮こませる。嗜虐心を煽る反応だ。
 そして凰火さん、まんまと煽られました。
「……そういえば、朝ですね?」
「う?……うん?」
 唐突に、凰火から問いがきた。
 動きも止めて、にこにこと。
 ……とても嫌な予感がした。
「……お、凰火?」
「まだ早い時間ですから、みんな起きていない様ですが……このままだと、優歌や千花さん辺りが呼びにきそうですね?」
「ッ!?……お、凰火、その……途中で止められるのは、その……」
 どんな生殺しかと。しかし、ならばとっととイかせろとか、流石に言えないので。
 あうあうと言葉にならない声で何事かを訴える凶華に、やはり凰火はにこにこと。
「……来たら僕が応答するので、凶華は声を出さない様に頑張って下さいね」
「おっ、おおおお凰火ぁぁっ!?」
「大丈夫ですよ?途中で止めて朝食を作りにいくなんて真似はしませんから。今日は自分たちでやってもらいましょう」
「ま、待て!!ちょっ、す、少しなら凶華様も我慢してやらんこともっ……」
「ハハハ、今度部屋を防音にしなきゃいけませんねー」
「聞けぇ!!あ、ちょ、だめ、だっ……ふあぁ、こ、こらっ、だからぁっ……!!うあ、やっ、そんなの、深すぎっ……ひぃん!!」
 文句も抗議も与えられる快感に打ち消され、塗り潰され。


 その後、凰火の予測通りのことが起き、なんとか誤魔化したものの。
 ……必死で声を我慢して耐える妻の姿に欲情して、そのまま夕方まで貪ったとかなんとか。


778名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:34:25 ID:WBGzU0+C



………こんな感じでっ!!……ってああっ!?ピロートークとかそういう感じのアダルティムードな話をしたかったのに何このモロに直接的な生々しい話っ!?」
 千花、自爆。盛大だ。ていうか大暴走だ。女子高生の妄想力は逞しい。
 そもそも翌朝の場面から始めたのがどうしようもなく失敗だった。
 というか凰火の鬼畜っぷりはどうなんだ。デフォか。それとも義務だったりするのか。
 そしてやっぱり肝心なところが足りなかった。鬼畜の本領発揮部分は誤魔化しつつ凶華を攻めるところだろうに。
……多分面倒だったんだろうが。
「うわぁ具体的且つなかなかにエロエロしいな千花!!……しかしそれでは凶華様がいぢめられるの大好きなマゾヒストのようではないか!!しかもエロい!!」
「えぇ!?猫さん自覚無かったのっ!?」
「驚かれる程の認識力っ!?」
 ダブルでショック。
 ……相互理解は難しい。認識とか自覚とかに差があると特に。


 やいのやいの言い争う二人の居る部屋の外。
「……えぇと……。僕はあの二人の妄想を実際に忠実に再現するべきなんでしょうかねー……」
 聞いてしまったこの偶然は、彼にとって幸か不幸か。
「……それにしても二人の中の僕って一体……」
 途方に暮れた凰火の呟きが、溜息伴い虚空に消える。
 だが。
「……まぁ、期待されている様ですからやってみましょうか。……泣いても許しちゃいけないなんて、難しいですねぇ♪」
 笑顔でそんな台詞を愉しそうに吐く辺り、凰火は結構鬼畜だった。


20××年 ○月△日 記録者 乱崎 凰火

 えーと、先日、凶華が変な事を書いてしまった様ですが、なんらかの要因によってそのページは取り除かれた様なので、気にしないでくださいね。
 それと凶華。どうも最近僕を避けている様な気がするのですが気のせいですか?気のせいですよね?僕たち夫婦がいつもと違う空気とかを醸し出していると、家族たちが心配しますから、いつも通りのあなたにとっとと戻ってくださいね。
 ……ああ、夫婦としての時間をもっと持てとかお怒りでしたねそういえば。
 仕方ないので要望に応えましょう。
 付き合いますよ、あなたの夫として。
 ……覚悟は宜しいですね?

──この後、何らかの記述の跡が見られるが、復元不能。確認不能。
後に紛失され、検証不能となる。

779名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:37:58 ID:WBGzU0+C



「ふあっ、あ、あう!!……ッ、お、うかぁっ……!!」
 荒い息の中、己の名を呼ぶ妻に、優しく髪を撫でながら、
「なんです凶華?ああ、まだ足りませんか?」
 する、と尻尾を撫で上げ、強く突き上げる。
「ひぃ!!……ッ、あぁ、ち、がっ……!!あン、やぁっ……」
「こんなに締め付けているのに?」
「にゃあぁ……」
 艶を帯びた泣き声の様な嬌声と、淫猥な水音と、肉のぶつかり合う音で満ちた部屋の中。
 もう好きに揺さぶられるだけの妻に、夫は更に快楽を与えていく。
「ふあぁっ!!も、だめ、だめぇ……!!ひッ、うあ、ぁぁあ!!」
 凶華の軽い身体を持ち上げて、対面座位の形にしたのは先程のこと。
 この体勢だと凶華自信の重みも加わり、より深くまで凰火のそれを咥え込む。凰火も腰を掴んで激しく揺さぶり、最奥を穿つ様に、己を刻み込む様に楔を打ち込んでいく。
「ひんっ……!!やぅ……あ、ふぁ、んンッ!!」
「……そう言うわりに、しがみついて離してくれないわけですが……どういうことなんでしょうね?」
「ひぃっ……ッッ!!」
 凶華のネコミミに笑いの混じる意地悪な言葉を吹き込みながら、繋がっている部分に手を伸ばし、陰核を刺激する。
 短い悲鳴と共に、一瞬の硬直。……どうやら達してしまったらしい。
「っ、は、はぁ……ッ!?……ま、まて、凰火、ちょっと休ませ……っ、あ!?や、ちょっ……んはぁ!!」
 凶華の言葉を無視し、律動を再開する。
「ひぁ……やあぁ!!」
「ほら、また……。そんなにくっつかれたら、動けませんよ?」
「やぁんっ!!」
 揶揄う様に囁きながら、凰火は遠慮なく腰を突き上げる。
「うぅぅ……おーかのうそつきぃ……」
「おや、ひどいですね。あなたも悦んでいるくせに……」
「ち、ちがっ……ひゃあぁ!!」
 汗を滲ませていながらも、いつもよりタチの悪そうな笑みで、平気そうに羞恥を煽る言葉を吐いて、また凶華を責め始める。乱崎家の鬼畜おとーさんはノリノリです。
 凶華が凰火にしがみついているのは事実だ。与えられる快楽によって削がれ、本来の力には遠く及ばないが、今の凶華にとっては精一杯の力で。
 ……凶華にしてみれば、凰火の責めに耐える為に縋っているのだから、反論したいと思わないでもない。しかし、何言ったってどうせこちらの分が悪くなるだけなので意味がない。
 ていうかそんなこと言ってる余裕はなかった。
 悔しいのでちょっと爪を立ててみるが、意にも介さない。
 ただし、その行為に眼を細めて。
「……悪戯はいけませんよ?」
「ひあぁっ!?」
 凶華の奥深くまで己を埋め込んで、一旦停止。すると同時に、尻尾を扱いた。
 強弱をつけ、わざと安定しないリズムで、二人の営みによって様々な体液で濡れたひくひく動く尻尾を、丹念に。
「はぁ……んっ……!!ふぅ、ァ……んひッ、うくぅ……」
 凶華の瞳が、理性を失くした様にとろんとしていく。だらしなく涎を垂らし、凰火の愛撫に酔っていく。
「……凶華はこれが好きですねぇ……」
「はぁぁ……やぁ、ちがう、ちがうよぉ……だって、おーかが、おーかがぁ……」
 緩く首を振り、幼い口調でそう言いながら、凶華の膣は凰火の雄をきゅうきゅうと締め付ける。
780名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:39:34 ID:WBGzU0+C
「おやおや……身体は悦んでいるようですけどね?」
「やっ、ちがっ……んんぅ!!」
 尻尾の付け根を強く握れば、びくんっと身体を硬直させ、言葉を止めてしまった。
「……またイッちゃいました?」
 くすくすと愉しそうに笑いながら、そのまま手を下へ。
 つぷ、と音を立て、実にあっさりと、凶華のナカへと凰火の指が侵入した。凰火の剛直を咥え込む膣の上、ひくひくと収縮していた蕾からだ。
「〜〜〜ッッッ!?」
 だが凶華にとっては強力すぎるその衝撃に、反射的にか逃げる様に腰が浮く。凰火が押しとどめるその前に、凰火のソレが抜ける感触に力を失い、自らへたりこんでしまったが。
「はあぁっ……!!やぁぁ、深いっ……!!それに、っ……うぁ、駄目、だめ、だっ……んぁッ……!!か、かきまわしちゃ、だめぇ……」
 びくびくと震えながら、舌を出し、荒い息を吐きながら訴える。
 しかしその瞳は快楽に潤みきっているし、凰火のソレを締め付けるそこは愛液を垂らし続けているし、掻き回されているそこは寧ろ嬉しげに凰火の指を咥え込んでいるし、腰は無意識にか更に凰火を感じようと動いているしで……。
「……うそつきはどちらでしょうね?」
 第一、声が甘すぎる。
「んひっ!?……ぁ、お、おーかっ……」
 挿れた時と同じ様に、あっさりと指を抜く。切なげに自分を見上げてくる凶華に、凰火はにっこりと微笑んで。
「あっ……」
 ぽふん、と軽い音と共に、凶華を押し倒した。勿論まだ入ったままだ。
 そして腰をがっちり掴んで、最奥に先端を擦り付ける様にしてから、凶華の中から抜ける寸前まで己の形を覚え込ませる様にゆっくりと抜いていき。
「駄目ですよ、自分だけ気持ちよくなるなんて……」
「そ、んなっ、あ、あぁっ……!?」
 この後の展開など丸見えだ。
 緊張に凶華の身体が強張る。が、それを見越した様に凰火が凶華の唇を塞ぎ、反応する暇も与えず蹂躙する。
「んっ、ふ……ッ、んぅ……」
 そちらに意識がいって、力の抜けた瞬間に、
「ッ!!……〜〜っ!!……っ、んぅぅ……ッ!!」
 一気に凶華を貫いた。
 甘い悲鳴も嬌声も、凰火に口を塞がれている為に、微かに漏れるだけにとどまって。
 まるで支配されてしまったような錯覚を覚え、ぞくぞくと喜悦に似た何かが背中を走り抜けた。


「またイきましたね?……おやおや、これはまた……ぐちゃぐちゃのどろどろですね?本当にいやらしいですねぇ、あなたは」
「ふぁ、あぁっ!!……っ、やぁ、おーか、だって……!!さっき、からっ、あぁ、ぅんっ……!!い、いっぱい、出してっ……にゃあぁ!!」
 幾度も絶頂を迎え、敏感になった身体を凰火は容赦なく責め立てていく。

 じゅぶっ、ぐぶぶっ……じゅぽっ、ぐちゅうっ、ずちゅっ……

 結合部から溢れるのは、凶華の蜜と凰火の精だ。凶華の足を伝い、既にぐちゃぐちゃのシーツを尚も濡らしていく。
「ひぅ、あっ……!!や、めっ……んあぁっ!!」
 四つん這いの状態で、バックから責めを受けて。
「ふみゃあっ!?……ッ、や、やだ……それ、やぁ……」
「しっかり自己主張してますからねぇ……ちゃんと構ってあげないと可哀相でしょう?」
「ふあぁ……」
 後ろから突く動きと同時進行で、凶華の胸の頂を指で弄る。強く摘んで擦ったり、こねくりまわしたり。
「やぁ、んぅっ……!!ふあぁ、らめ、らめぇ……」
 そうして。
 かくかく震えて今にも崩れそうな凶華の腕と足を気にもせずに、凰火は凶華が快楽の許容量を越えて気を失うまで責め続けるのだった。


781名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:44:18 ID:WBGzU0+C



 微睡みの中。凰火の腕の中で。
「……ねぇ、凶華」
「あ、う……?」
「……今度、道具を使ってみましょうか」
「……ど、うぐ?」
「ええ。……雹霞と帝架には気付かれるでしょうから、いない時にでも。……愉しみですね?」
「ん?んー……」
 眠気のせいで、凰火の言っていることが頭に入ってこないし、何のことかもよく解らない。
 でもなんとなく頷いておいた。
「……無理をさせましたね。ゆっくり眠ってください」
「ん……。おやすみ、おうか……」
 すう、と眠りに入った妻の寝顔を優しげな微笑みで見守りながら。
「……大人のオモチャ、とも言いますけどね?」
 そう呟いた凰火は、やっぱり鬼畜でサドなおとーさんだった。



 後日。
 雹霞と帝架とついでに月香不在のリビングで。
 凰火の言う『道具』に苛まれながら、優歌と千花と銀夏の前で普段通りに振る舞うハメになった凶華さんが。
 ああ、生返事って危険だなぁ……なんてどこか遠くを見ながら思っていたりしたのはまあ、余談である。


782名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:44:56 ID:WBGzU0+C

20××年 ○月□日 記録者 凶華様だ

 くそう凰火のやつめ調子に乗りおって……!!
 この凶華様直々に、誰が乱崎家のヒエラルキーの頂点に君臨しているのかわからせてやらねばなるまい!!……ふふふ。手始めにそうだな……まず足にキスでもさせ

○そうですか、そういうプレイがお望みですか。いいでしょう。足といわず全身舐めあげてあげましょう。たっぷりねっとりじっくりと。
……泣いてもやめませんので、覚悟してくださいね?

○あわわわわ横手から人畜無害そうな顔をした実は鬼畜サドマスターな眼鏡がっ!!
 ……あーえーと、最近足りてないっぽい家族サービスをするのはどうかなダーリン?ほら、優歌とか喜ぶぞ!!遊園地とかどうかな!!そしてそんな恐ろしい企みはこの上もなく軽やかに忘れてしまうがいい!!

○ハハハいいですね家族サービス。親として子供に喜んでもらうのは大変嬉しいことですし。特に優歌にはそういう楽しみをたくさん与えてあげたいですからね。
でも忘れませんから覚悟しておいてくださいね?企みと称するのはどうかと思いますが、絶対忘れませんから。

○あああああああ…………家族たちよ!!凶華様をたすけ

○ハハハ何言ってるんですか。こんなことを書いた日記なんて見せられる訳ないでしょう?教育上よくありません。
ああ、折角ですから改めて、わかりやすく言っておきましょう。
……犯し尽くしてあげます。
覚悟、しましょうね?

○……家族たちよ。きっと伝わらんだろうが、これだけは記しておこう。
 乱崎家の父は鬼畜でサドでとても最悪なことに絶倫だ。
 ……おうかのばかぁぁぁぁぁ!!

○はいはい、気は済みましたね?じゃあ行きましょうか。
部屋に。
あぁ大丈夫です。防音設備は完璧です。

○え、ちょ、今から!?いや待ておう

○では、破棄しますね。
……全く、貪られる位でやっと満足するくせに酷い言い様ですよね。
さて、破棄破棄……と。


──大日本帝国超常現象対策局公認特殊作戦遂行家族 乱崎家の日記より抜粋──されませんでしたとさ


              (終)
783名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:50:05 ID:WBGzU0+C
はい、終わりですー。…日記モドキとかいろいろと申し訳ない出来に。
ともあれ、お粗末様でした。
しかしサドを書こうとして絶倫の方に流れるのは何故なんだ自分。
784名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 03:12:37 ID:4t58+d7E
ああ…GJだ…
『それとも義務だったりするのか』に吹いたwwww
また一つ良作ができましたな
785名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 16:36:23 ID:GeWUghNT
神作が連発だなこのスレ
GJ!!!
786名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 22:29:07 ID:2JKDFQsz
ちょ、千花w
凄まじいGJでございました。甘々でした。
787名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:00:07 ID:LbTkQY2Q
投下します。
>>544の続きです。
788名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:05:13 ID:LbTkQY2Q
 前回から1週間。せいぜい知紅が再三襲撃してきたくらいで、この一家にしては珍しくとても平
穏な日々を送っていた。

 そんなある日。夫婦が二人でいた居間でのこと。突然、凶華が大きな声を上げた。
「お、おおおっ?凰火、凰火!!」
「ど、どうしました?!」
 声から妻の尋常でない動揺具合を感じ取った凰火は、読んでいた新聞を投げ捨てて凶華に近寄っ
た。
「い、今!動いたぞ!間違いない、動いたぞ!」
「へ、え、何が?」
「子供がだよ凰火!!」
 涙が軽くにじむほどに感激を表情で表わしながら凶華は自分の膨らんだ腹部をなでた。
「あ、赤ちゃんが、ですか!」
「そうだ!いま、その、なんだ?ピクッ、っとでも言うか、いやグニッ、っとでも言うか……、い
や細かいことはどうでもいい!凶華様の中で赤ん坊が動いたぞ!!」
「お、おおお!」
 凰火にも喜びが伝わってきて、表情が震えるようにして崩れ徐々に笑顔を成してくる。そして、
壊れ物に近寄るように、凶華の腹部にゆっくりと自分の顔と手を近付けた。
「凶華、ちょ、ちょっといいですか?その、私にも分かるように、そのあの……」
「ああ、ちょっと手と耳を当ててみろ。感じるかどうかは、やってみないと分からないが」
 手と耳を凶華の腹に当てる凰火。そして待つ。
「おお、今また動いたぞ!!」
「え、そうですか。何も感じませんでした……」
 大喜びする凶華に対し、がっかりした表情を浮かべる凰火。
「うーむ。まあ実際の動きは微弱だし、子宮を蹴とばしたわけでもないからな。外までは伝わらん
のだろう」
「はぁ、残念です。まあ、わが子の成長を聞き知っただけでよいとしましょう」
 そう言って、凰火はため息をつき、苦笑いを浮かべる。
「まあ、もっと大きくなれば分かるようになるさ。ん、まてよ?」
「今度はどうしました?」
「いやな。ちと実験してみようと思うのだが、ちとそこに座れ」
「はあ」
 言われるままに凶華の隣に座る。
「凶華様の携帯電話あるだろ。あれはようするに精神をかき乱したり繋げたりするものなわけだ。
なら、それを応用すると……」
「ん、あらら?」
 凰火の体の感覚が狂う。体の部品の位置が大きく変わったかのようだ。それに実際の体の動きと
感覚が一致しない。
「こうなる。今、お前の感覚は8割程度が凶華様と同じになっている。自分の感覚が薄れた分動き
づらいと思うから、下手に動くな」
「なるほど。うーん、これがあなたの体の感覚ですか」
 他人の身体感覚を体験するなどいう機会はこんな場合でないとおそらくないだろう。たとえて言
うと、夢で全くの別人を演じさせられているような感じか。
 初めて感じる凶華の体は、小さくて柔らか。男の無骨な体と違って、毛布やぬいぐるみのように
柔軟で肌触りよく思えるが、その気になれば象でも捻れる力を秘めているのもよく分かる。
789名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:06:17 ID:LbTkQY2Q
 そんな感覚をしばらく味わっていると。
「お、来た来た!」
「う、うわっ、何ですか今の!」
 体の中で何かが蠢いた。凰火は慌てて自分の腹に手を当てるが当然そこには何もない。
「今のが子供が動いた感覚だ。凰火」
「あ、ああなるほど。そうですか、ああ、なるほど。なるほど……」
 動揺が治まってくると、体の内からしみじみと幸福感が伝わってくる。さっきまでは気付かなか
ったが、重い腹部の感覚は胎児の存在を如実に示し、新たな命の存在が凰火の表情を緩ませる。
「はぁ、こうやって母性って育まれてくるんでしょうね。なんだか女性がうらやましいです」
 今度は自分のではなく、凶華の腹をなでながら凰火は呟いた。
「それは隣のバラは赤いバラ、というやつだろう。男がいい、女がいいとは一概には言えまい。ん
?!」
 まじめに凰火を諭していた凶華だが、また何か閃いたように目を見開いた。
「どうかしました?」
「いやいや、こっちの話だ。しばらくわが子の感覚を楽しんでいろ」
 そうして、小一時間ほど夫婦はお腹の赤子の成長と動きとを感じ、幸福感に浸っていた。


 そして家族みなで胎児の成長を喜んだあとの深夜。
 毎度毎度のごとく、夫婦は寝床であられもない姿を曝し、いざ事に及ぼうとしていた。
「凰火、昼間のことを覚えているか?」
「え?ああ、もちろんですよ。あれは一生忘れられないいい思い出になりそうです」
 凶華の突然の質問に待ったを掛けられた形になったが、凰火は笑顔で答えた。
「まあ、それに関連してだが、ちょっと変わったことをしてみないか?」
「変ったことって……、今度は赤ちゃんプレイでも?」
「怒るぞ。ではなくてだな、感覚を交換したうえでヤッてみないか、ということだ」
「え、それはちょっと……」
「そういうな。どこぞの神話の時代からの大問題だ。慣れるまで動くな」
 引き気味になる凰火を無視して、凶華は感覚交換を開始した。
「……え、んっ、あ、やん!」
「え、あ、どうしました?凶華」
 ベッドに横たわる凶華がいきなり可愛らしい声を上げて身悶えを始めた。
「いや、だって、アン!こんなことって」
 喘ぎながら、凶華は自分の股間の方に手を伸ばし……、たがその手は宙を切った。
「なにがしたいんです?」
「そ、そこ……、お前のソコが、凄いことに……」
 震える凶華が指さしたのは、凰火の勃起した一物。自分には存在しない器官で男の昂る性欲を感
じ取ってしまい、凶華は耐えられなくなったようだ。
「凄いって、まだ準備中のような状態ですよ。これは」
「で、でも!熱い!おかしい!アアッ!!」
 腰を浮かせ空を突き上げるようにしつつ、無い勃起に触れる代わりに陰唇をまさぐりながら少女
は大声でわめいた。
 男の性欲は女とは違い、外的かつ暴力的だ。乱暴に獲物を狙い、貫こうとする攻撃性。自らの性
欲を外に吐き出しつつ、分身を女に植え付けようとする征服欲。どちらも初めての凶華には耐えが
たい。もし本当に男根があったなら、穴という穴に見境なく打ち込んで、どろりとした精を溢れん
ばかりに放出しかねない状態だ。

790名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:07:47 ID:LbTkQY2Q
 一方、凰火の方は。
「ひぃ、あああ!!」
 女性ならともかく、男の口からは聞きたくないようないやな声で喚き出した。他に手のやりよう
がなく、自らを慰めだした凶華の性感は今は凰火の体に伝わる。そして凰火もまた初めての感覚に
狂いだす。自分の中に、凶華の細く柔らかな指先は入り込み、内と外とを舐めるように撫で回す。
それとともに体に内から性欲が湧き出る。だが、それは男と違い、外に溢れかえるのではなく内に
留まり、むしろ外からの介入を待つ内向的かつ貪欲なものであった。指で入口をいじられるくらい
では物足りない。もっと大きなもので深々と貫いてほしい、乱暴に膣も子宮もほじくり返してほし
い、そんな激しくも切ない思いに囚われてしまった。ほんの少し奥に胎児がいるのに、入口がこん
なに淫らでいいのかと恥ずかしくなるほどだ。

「う、うう。これは刺激が強いですね、ちと指を止めてください!!」
「ん、んんんっ、はあ、ああん。わ、分かった……」
 凶華も初めての勃起体験に慣れてきたようで、落ち着きを取り戻してきた。ハァハァと荒い息使
いながらも、先ほどのような狂った動きは止めた。
「うん、よし!次行くぞ次!!」
 ベッドから身を起こす凶華。そして、正面に座る凰火の方に顔を寄せる。
「つ、次とは?」
「まだ、準備段階なんだろう?じゃあやることはいつも通りだろう」
 明らかに邪悪なことを考えている凶華の笑み。これは身体感覚とは関係ないのか、凰火の背筋が
凍りつく。
「ま、まさか……、ちょ、やめ!」
 気付いた凰火が制止しようとするが、時すでに遅し。既に凶華の口は凰火の息子に食らいつこう
としていた。

「ひぃ!!」
「うげっ!!」
 二人の声が重なった。上は自らの口で自らのペニスを弄んでしまった凶華の悲鳴で、下は自らの

息子を自らの口に含んでしまった凰火の悲鳴だ。

「ふぁぁ、ふぅごい!出る、何か出ちゃう!!」
 凶華が凰火のモノを咥えながら叫ぶ。自分の口と舌と唇がこんなに気持ちのいいものだとは知ら
なかった。そして、この固く昂った凰火の性器がこれほど敏感な性感帯だということも。
「ひゃぁ、ふにゃ、あああ」
 舌を少し動かしてやるだけで、暴れん「棒」は爆発しそうなほどに膨れ上がる(ように感じる)
。今はしゃぶっているのが凶華自身なので痒いところに舌が届き、的確に性感を刺激できる。裏筋
、カリ首、尿道、それぞれの場所を時に強く、時に弱く舐めってしゃぶって吸い上げて効率よく快
感を汲み上げていった。
「ふぃもちイイ!イイ!おチンチン気持ちイイ!イク、イク!イカひぇて!!」
「うぐっ、凶華!ちょっ、やめ……!」
 強烈な男の快感に狂い、幼児退行したかのような凶華に対して、凰火の方は極めて気持ち悪そう
にしていた。自分の無骨な一物の形を、細部に至るまで舌で覚えてしまった。浮き上がる血管から
伝わる激しい脈動が今も口内を震わせている。
 さらに舌に絡みつくやや粘つく液。これは間違いなく自分の先端から漏れた先走りだ。実際はど
うであれ、男にとって精も先走りも尿道から出る以上汚物と大差ない。それをじっくりと味わって
しまった。吐き気を催しそうなものだが、この辺は凶華の感覚なのかえぐい味のはずなのに美味し
く思えてしまうのが悲しい。
 しかも、それだけでは終わりそうにない。この昂りかたからするに、もう射精寸前だ。このまま
では生臭くねっとりとした自分の精をおいしくいただいて、ごくりと飲み込んでしまう。
「凶華、やめなさい!でないと!!」
「断る!このままイカせろ!!」
「あなたのも舐め回しますよっ」
「!!!」
 凰火の一喝で凶華が口を離した。すごい恥ずかしい台詞をお互いに言い合っているのだが今はそ
こまで頭が回らない。
791名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:09:03 ID:LbTkQY2Q
ず、ずるいぞぉ凰火……。凶華様は、自分のを自分で舐め回すなんて恥ずかしいことはできん…
…」
 あと少しのところで冷や水を浴びせかけられて涙目になる凶華。
「私だって嫌なんですから我慢しなさい!」
「じゃあ、その……、始めるか、本番?」
「え、ええ。そうなりますね」
 お互いにおぼこのような恥じらいの表情を浮かべて見つめあう二人。凶華がゆっくりと身を横た
える。
「体が動かしにくいし、赤ん坊もいるんだから、ゆっくりだぞ」
「ええ、分かってますよ」
 凶華の両脚を押し広げ、ゆっくりと近づく凰火。逆に自分が脚を広げられているような感覚なの
で、むしろ初めて男を体験する乙女の気分だ。ただただ突き込み快感を得る男とは違い、女は相手
の乱暴な侵入を許さなくてはならない。自分の体がどうされるのか分からない恐怖と、未知の快楽
への期待が入り混じり心臓が早鐘を打つ。

 ピトッ、と亀頭が凶華の入り口に触れる。
「「!」」
 二人同時に体に衝撃が走る。凰火は熱く固い勃起を感じ取り、凶華は柔らかく湿った陰唇を感じ
取って。
 そのまま凰火は徐々に押し込んでいった。
「う、うぁっ」
 熱い肉銛が押し広げて入ってくる。それを「凰火の」膣は悦んで迎え入れ、よだれを垂らして咥
え込み、愛おしそうに包み込む。まだほんの入り口なのに、亀頭の微細な動きだけで自分の全身が
肉悦で支配され、魂まで握りこまれたかのようだ。屈辱的であるとともに、そのまま快楽の酔って
男に全てを任せてしまいたくもある。
「あぁん」
 柔らかな肉壁が「凶華」のペニスを包み込む。入口は狭く、そのままでは通りそうにないのだが
、柔軟に広がり、きつ過ぎずそれでいてしっかりと「凶華の」勃起を締め付けてくる。粘膜のねっ
とりとした肌触りの心地よい。先っぽだけでは物足りない。もっと深く、根元まで突き入れたい。

 さらに侵入を続行する。
 カリ首が「凰火の」膣を刺激していく。1回引っかかるたびに凰火は切ない喘ぎ声を洩らす。
 「凶華の」肉棒に膣が吸いついてくる。まるで初めからこうあるべきだったかのように茎に馴染
み、擦り上げてくる。凶華の中の暴力的な衝動が激しくなってくる。もっと激しく強く擦り込みた
いと。

 そして、とうとう最奥に達した。
 自分の一物はこんなに大きかったのか、と思うほどの圧倒的な存在感。「凰火の」体内をみっち
りとペニスが埋め尽くし、内側から圧迫してくる。そしてそれは不快でも苦痛でもなく、膣を押し
広げられることも、ビクッビクッっと脈動が伝わることも、全てが快感であり幸福であった。
 「凶華の」ペニスは根元まで埋め込まれたが、彼女の性的衝動は激しくなるばかりだ。根元まで
入れてもまだ足りない。もっと深く、もっと強く埋め込みたい。そんな思いが凶華の頭を埋め尽く
した。

792名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:10:09 ID:LbTkQY2Q
 しばらく、挿入の余韻に浸っていた二人だが、やがて凰火が腰を振り出す。はじめはゆっくりと

、徐々に激しく。
「うわ、あああ、ああああっ、すごい、掻き回される!これが、イクッ?!もっともっと、うわあ
あ!!」
 腰を掴まれて激しくのしかかられ、ガクガクと突き込まれるという女の側にとってのセックス。
受動的でありながら激しく感じてしまい、もっと乱暴に支配されてもいい、いやしてほしいと思っ
てしまった凰火。恥ずかしさがこみ上げるが性欲が上回り、どうしても男を求めてしまう。
「いいぞ凰火!もっと、もっと突き込め!ほら!ほら!ほら!」
 さっき自分で胎児のことを考えて、と言っていながら完全に獣と化した凶華。自分の膣肉がこん
なに気持ちいいものだとは思ってもみなかった。タイミングよく、「自分の」肉棒を自分の膣で締
め上げるのがまたたまらない。そして、いまにも決壊しそうにペニスが膨れ上がるのを恐れながら
も期待してしまう。

 お互いに快楽を貪りあい、ついに絶頂に至った。
「ああああああああああっ、内と外から!溢れる!壊れる!イクッ〜〜〜!!!!!」
 突き込まれながら内側から溢れ出る感覚を味わう凰火。
「出る、出る!出ちゃう!!出っ、う、ぐぅ!!!!!」
 昂る性器から精液を迸らせる凶華。
 二人の絶叫は部屋全体を揺るがすようであった。

 しばし、荒い息をしながら放心する二人。
「ん、んん?」
 凰火が妙な声を上げる。
「どうした?」
「今また、赤ちゃんが動きました」
「そうか。ははっ、親が仲良くしているので喜んでるのかな?」
「そんな〜」
『喜んでなんてないよ!!』
 突然二人の頭の中に響く妙な声。
「こ、この声は?!」
「お、オデッサ!なぜここに?!」
 凶華の妹(?)である魔族の現女王オデッサだ。彼女がいるということは何かに取り付いている
可能性がある。
『オデッサ・エイはお姉ちゃんに子供ができたって聞いて会いに来たんだよ!でもまだ生まれてな
かったから二人の様子をうかがってたんだよ!』
 何か考え込むような不機嫌な表情で凶華が問いかける。
「……、どこでだ?」
『赤ちゃんに取り付いてたんだよ!だからよく分かる。赤ちゃんは騒がしいから動き出したんだよ
!つまり不機嫌なんだよ!!』
 実際、胎児が動くのはうるさくて不機嫌な時が多いらしい。
「って、貴様さっきから夫婦の営みを聞いておったかこの痴れ者がぁ〜〜〜!!!!」
『うわ、何でオデッサ・エイが怒られるの?オデッサは赤ちゃんの様子を見に来ただけだよ?二人
が体感を交換して大声出しながら押したり引いたりしてたのはオデッサには関係ないよ?』
「うるさい!貴様などもう妹でもなければ家族でもない!!魔界の果てまで追い詰めてくれる!!

「ちょ、凶華!?今あなたがいなくなったら、この体はどうなるんです?」
「ええい、止めるな凰火!我らが恥を雪ぐのだ!今やらずしてどうする?!」
『よ、よく分からないけど、これは魔界に対する反逆行為と見做されかねないよ?!最悪1人対全
員の戦争だよ!冷静になって、ねっ、ねっ』
 狂乱家族の一日はなかなか終わらない。

793名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:10:47 ID:LbTkQY2Q
以上です。
ネタ切れなので当分続きはないでしょう。
794名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 03:36:06 ID:i59ApuKu
>>793
GJ!
え?次は残されたナス子さんとのプレイでしょ?
795名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 12:40:56 ID:G9C3iQ5+
そうか、ナス子か…
凰火に平穏は訪れないのか…
796名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 01:25:25 ID:S2ka/Rt2
アニメは強欲王編で終わりかな
797名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 15:48:13 ID:B1kP6+YE
神作ラッシュの流れに乗ってこっそり投下させて頂きます
前回女体化ピエール書かせて頂いたときに>>649のコメント頂いたこともあり、蜘蛛×雷蝶で書いてみました
あ、念のため、>>653様ほか蜘蛛蝶予告してくださってる職人様とは別人ですのであしからず

設定としては、女体化ピエールの一件の後の話です
その他捏造設定もあるかも知れません、あと最新刊まで読んでないから設定の矛盾もあるかも知れません
その辺りをご了承の上でお読み頂けたら幸いです

10レス消費予定、では、参ります
798蜘蛛と蝶の夜伽 1/10:2008/09/05(金) 15:51:32 ID:B1kP6+YE
愛しい人に届くことすら無く散った、少女の想い。
「………《蜘蛛》。」
その悲恋は、人の心へと飛び火して。
「はいな。」
恋する少女のか細い心に………小さな、それでいて濃く深い陰を落とす。
「今夜、拙者の所に来なさい。」
「………っ………?」
まるでミリオンへの定例通信のときのような、普段の彼女の様子からは想像のつかない声色で、雷蝶は呟く。
その傍らで、珍しくお菓子にも手を付けずに黙々と仕事をこなす雷蝶の様子を監視していた《蜘蛛》は、その声
にしばし沈黙した後、雷蝶とは対照的にどこか陽気な、ふざけているような声で答える。
「いやぁ、あの………それがしも、今夜はちょっと別件で仕事があるんですが………。」
「局長命令。従いなさい。」
《蜘蛛》の意思を無視するように、ぴしゃりとそう言い切ってから………雷蝶は、何かに耐えかねたように眼の
前の書類を見つめていた眼を閉じ、微かに震えた声で言う。
「………今夜は………お願い。どうしても、独りは嫌なのん。」
「………っ?」
思わず漏れたそんな弱音に、《蜘蛛》は驚かされる。雷蝶が他人にそんなに弱い姿を見せているところなど、今
まで見たことがあっただろうか。
局長命令である以前に、1人の少女の切羽詰まったような訴えであるその言葉を………それも、真っ直ぐに自分
に向けられているそれを、切り捨てることが出来ずに。《蜘蛛》は溜息を漏らしながらもそれを了承する。
「………了解しました。局長殿のご相手をするのも、それがしの仕事ですからね………いつもの場所で?」
「ええ………屋上。待ってるから。」
「それじゃ、ちょっと早めにいろいろ片付けちゃいますかね………では、夜にまた。」
そう言い残し、す、と《蜘蛛》の気配が消える。広い執務室に、独り雷蝶だけが残される。
積まれた書類の1枚1枚に眼を通し、署名や捺印をする作業に戻りながら………雷蝶は1度、溜息を吐いた。



/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



そして、その夜。
「しかし………いつも思うんですけど、こんなトコでその格好って、寒くないんですか?」
超常現象対策局本部ビルの屋上。吹き晒しの冷たいコンクリートの床の上に、灰色の風景とコントラストを描く
ようなカラフルでファンシーな色合いの毛布が、大きな花のように丸く集まり敷かれているその中央。生まれた
ままの姿で横たわっている雷蝶に、《蜘蛛》が歩み寄る。
「………寒いし、風邪だって引くわよん。でもねん………こればっかりは、性分だから。」
眠っていたわけではなく、ただ薄目を開けて物思いに沈むように沈黙していた雷蝶が、低く呟く。
「起きてるなら、せめて服くらい着てても。」
「どうせ脱ぐんだから、面倒でしょ。いいから、始めなさい。」
言いながらむくりとその身を起こし、雷蝶はその生気を感じられない程に白く、起伏に乏しい裸体を恥ずかしげ
も無く《蜘蛛》の眼の前に晒して………その両腕を、何かを抱き留めようとするかのように開く。
「あと………相手をする身としては、この季節に吹きっ晒しの屋上って、ちょっと堪えるんですが。」
「動けば、すぐに暖まるわよん。」
控えめな訴えをバッサリと斬り捨てられ、1度嘆息してから………《蜘蛛》は、自分を受け入れる為に開かれた
腕の中に、踏み込む。口元を覆っている黒い布を下に引き摺り降ろして、普段なら決して他人には見せないはず
の素顔の一部を曝け出す。
799蜘蛛と蝶の夜伽 2/10:2008/09/05(金) 15:53:12 ID:B1kP6+YE
「まぁ、ご無沙汰といえばご無沙汰ですからね。じゃ、手早く………。」
一刻も早く、雷蝶の中の衝動を発散させてしまおうと、《蜘蛛》は早速雷蝶の身体に口付けようとする………が。
「あ………ま、待って。今日は………。」
近づくその顔を、雷蝶が制する。おや、と首を傾げながら、赤い宝石のような飾りの付いた覆面の奥の瞳を雷蝶
に向ける。外からでは見えない瞳からの視線を受け、雷蝶は、一瞬だけ躊躇した後………。
「今日は………出来れば、ゆっくり………。」
小さく、そう呟いた。《蜘蛛》が、意外そうな声を漏らす。
「………おや、そうですか?」
「うん………だから、その………。」
その先の要求を言葉に出来ず、柄にもない、初心な少女のように照れた様子を見せながらもじもじしている雷蝶
の姿に………何か、感じるところがあって。《蜘蛛》は敢えて、その先を詮索せず………ただ黙って、優しく、
その顎を引き寄せて唇を奪う。
「………ん、ぅ………。」
唇が触れ合った瞬間はぴくりと身体を緊張させたものの、すぐに《蜘蛛》に全てを委ねるように全身を弛緩させ、
雷蝶は《蜘蛛》の舌を受け入れる。長く熱い口付けのあと、離れた2人の舌と舌を、名残を惜しむような透明な
糸が結んだ。
「………ふ、はぁ。」
とろん、と、その人を惹き込むような怪しい色を湛えた瞳を惚けたように蕩けさせて。雷蝶は熱い吐息と共に、
眼の前の《蜘蛛》の顔を見つめる。
「………局長殿、今日は随分と甘えん坊ですね。何かあったんですか?」
口の端から垂れる2人分が混ざった唾液を拭き取りながら、いつも通りの不真面目に聞こえる口調にほんの少し
だけ真剣な響きを含めた声で、《蜘蛛》は尋ねる。
「それ、は………いいから。早く………続けなさい。」
何かを言いかけて、言い淀んで………結局、言わずに。雷蝶はただ、その先の行為を催促した。
「ゆっくりって言ったり早くって言ったり、どっちかにしてくださいよ。」
「………間は置かずに、でも時間はたっぷり掛けて。これでいいかしらん?」
「あらら………我侭言いますね。いつものことですけど。」
ぼやくような言葉とは裏腹に、《蜘蛛》の手は優しく繊細な手つきで、雷蝶の虹色の髪を撫でる。
古い傷痕に覆われた、お世辞にも綺麗とは言えないその手の感触に身を委ねるように眼を閉じて………雷蝶は、
《蜘蛛》の胸にもたれ掛かる。
「………っ………。」
その、軽い体重を感じながら………《蜘蛛》が、雷蝶の細い身体を、導いていく。



/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



雷蝶の羽を傷つけずに、つまり雷蝶の背中が完全に自由になままで事に及べるという格好は、決して多くない。
《蜘蛛》はほんの少しだけ考えた後、毛布の花の中央で胡坐をかき、その上に雷蝶の軽い身体を向かい合うよう
に、抱きつくようにして座らせ、腰に腕を回して支えるような形を取った。
腰か首かを常に片手で支えていないといけないので《蜘蛛》にとっては腕にくる体勢だが、雷蝶を床に寝かせる
わけにもかないので仕方が無い。後ろから、という方法もあるが………今の雷蝶の様子を見ていると、相手の顔
が見えないその体勢は彼女の不安を煽ってしまいそうな気がして、気が進まなかった。
「ん、ふ………ちゅ………。」
《蜘蛛》の上に座ったまま、今度は雷蝶に促されるでもなく再び唇を重ねる。2度目のそれは、1度目ほど長く
は続かずに………《蜘蛛》の唇が、徐々に雷蝶の唇から遠ざかり始める。
800蜘蛛と蝶の夜伽 3/10:2008/09/05(金) 15:54:38 ID:B1kP6+YE
「………ふあっ………ぅ………。」
頬に、瞼に、耳に………首筋に、鎖骨にと、花弁のような赤い痕を散らしながら。やがてその接吻が、ほとんど
膨らみの無い雷蝶の胸に差し掛かる。成長した乳房のそれではない、少女の肌特有の柔らかさを持つ胸に口付け、
仄赤く自己主張をする先端を食む。瞬間、雷蝶は全身に電気を流されたかのように、ビクリとその身を震わせた。
「あ、はぁっ………《蜘蛛》、そこ………いい、わよん………。」
真っ赤な顔に惚けたような笑みを浮かべながら、雷蝶が熱い吐息に紛れるような声で呟く。
「………勃ってるのは、寒かった所為ですか?」
「な、っ………へ、変なこと、聞かないで頂戴………ん、ぅ………。」
雷蝶の腕が、《蜘蛛》の頭を掻き抱くようにして引き寄せる。少々の息苦しさを感じながらも、しばらく唇と舌
で雷蝶の先端とその周辺を愛撫して………《蜘蛛》は、背骨の限界の所為でそれより下と向かえない頭を、雷蝶
の細い身体を支えていない方の腕にバトンタッチさせる。
包帯の巻かれた《蜘蛛》の腕が動き、その指先が、新雪のように白く美しい雷蝶の肌の上を滑る。腰骨と肋骨を
なぞる様にして、その手が、《蜘蛛》の唾液でしっとりと濡れた胸に辿り着く。
「………ん、っ………。」
ぴくぴくと痙攣を繰り返す雷蝶の様子を、見つめてから。《蜘蛛》は、片手で器用に雷蝶の胸を愛撫し始めた。
より複雑で的確な動きで刺激を送り込む《蜘蛛》の手は、唇や舌よりも早く確実に、雷蝶の身体を高めていく。
硬さを帯びた先端を指先で転がす度に、雷蝶の口から押し殺したような可愛らしい声が上がる。
「ふ、ぁ………ひぅっ………く、ぅ………っ!」
「………なんでしょう。お菓子ばっか食べてるから、声まで甘ったるくなるんですかねぇ?」
口と指とで両方の胸をゆるゆると刺激しながら《蜘蛛》は冗談めかした口調で言うが、雷蝶は答えない。ただ、
その細い腕を《蜘蛛》の頭に絡ませながら、何かに耐えるように息を荒げるばかりになったその様子に、《蜘蛛》
は雷蝶の身体に限界が近づきつつあることを察する。
「………胸ばっかりってのも、つまらないですかね………。」
くにくにと胸の先端を圧迫しつつ、誰にも聞こえない小さな声で呟き………《蜘蛛》はその指を、雷蝶の下腹部
へと滑らせる。くびれのない腰と腹を撫でるその感触に、雷蝶は《蜘蛛》の意図を察するが、その身体が緊張し
接触に対して身構えるよりも早く………《蜘蛛》の指先は、雷蝶の入り口へと辿り着いていた。
「ひゃぁンっ!?」
瞬間、既にしとどに濡れていた雷蝶の秘裂を押し開いて、《蜘蛛》の指先が焼けるような熱を帯びた雷蝶の体内
へと進入する。突然の接触に、雷蝶は眼を見開き、それまでになく甲高い声を上げる。
それまでの押し殺した声ではない、思わず口から飛び出したその悲鳴が、天高く聳える摩天楼から夜の街の空へ
と響き渡っていく。基本的に出入り禁止のこの場所で、誰かにその声が聞かれることなど万が一にもあり得ない
のだが、雷蝶は思わずその手を口に当てる。こんな場所で行為に及んではいても、一応、《蜘蛛》以外の他人に
その姿を見られてしまうことへの抵抗はあるらしい。
「大丈夫ですって。今は、誰の気配もしませんから。」
「だ、だからって………んぅっ、ち、ちょっとは、心の準備とか………ぁ、ぅ………!」
「どうせなら、我慢せずに喘いでくれた方が………それがしとしても、こう、燃えるんですがね。」
さらりと《蜘蛛》が言ってのけたその台詞に、雷蝶が頬を染めながら視線を落とす。
「………ンッ………あんたでも、そういうこと………あるのねん?」
ぴくり、と一瞬だけ動きを止めた後、《蜘蛛》はぽりぽりと頬を掻く。その口元、普段なら忍装束に隠れていて
決して見ることの出来ないはにかんだ様な笑みが浮かんだのを、雷蝶の眼が捉えた。
「まぁ、これも仕事のうちとはいえ………それがしも、健全な男子だもんでして。」
「………仕事、ねん………。」
「相手にはちゃんと悦んで貰った方が、やり甲斐があるというか、なんというか………ねぇ?」
「………そう………ん、ふぁ………。」
おどけるようなその言葉に、微かに表情を曇らせながらも………その頬を、紅潮させて。雷蝶は《蜘蛛》の言葉
に応えるように、少しずつ、声のトーンを上げていく。
801蜘蛛と蝶の夜伽 4/10:2008/09/05(金) 15:56:02 ID:B1kP6+YE
「あ、あ、あっ………あ、っは、ふっ、ぅ、ッ、あぁンッ!?」
ぞくぞくと震える首筋に、《蜘蛛》の舌が這う。指先はなおも雷蝶の奥深くを目指すように、その内壁の感触を
楽しむようにして蠢かせ続ける。時折、壁の奥に埋まったしこりのような感触を持つ部分に触れる度に、雷蝶は
もはや抑え込むことを忘れた、感極まったような喘ぎ声を上げた。
「………良い感じに、鳴いてくれますね。」
「ひぁっ………だ、ぁ、だって、そこ………《蜘蛛》が、触ってるトコ、が、あ、あぁ………きゃぅっ!?」
「そこっていうと、ここですか?」
「ああぁっ!?だ、駄目ぇっ、そ、そこばっかり触ったら………ひ、あ、うぅぅ………〜〜〜ッ!?」
最も快楽を掻き立てるその場所を執拗に責め立てながら、片方の胸の先端に軽く歯を立てる。際限なく与えられ
続けるその刺激は、やがて………雷蝶の身体の許容量を、突破した。
「あ、あっ、ッッッ………〜〜〜ッッッ………!!!」
《蜘蛛》の上で雷蝶の四肢が引き攣る。足の指が、ぎゅ、と縮こまり、《蜘蛛》の頭を掻き抱いた腕に力が入る。
「う、げっ………!?」
不意に、顔を薄い胸に押し付けられ………頭を、その細い身体に眠っていたとは思えないような怪力で締め付け
られて、《蜘蛛》が思わず呻き声を上げた。
「ちょ、局長殿………た、タップ、タップ。」
絶頂に震える雷蝶の肩を、《蜘蛛》の手が軽く叩く。たっぷりと時間を掛けてその余韻に浸った後、雷蝶がその
訴えに気付き、抱きしめていた《蜘蛛》の頭を解放する。
「ぶ、はっ………し、死ぬかと思いましたよ………。」
「ふぇ………あ、っ、ご、ごめん………。」
「いや、油断してたそれがしも悪いんですがね………次は、ちょっと気をつけてくださいね。」
苦笑しつつ、《蜘蛛》は雷蝶の頬を撫でる。指に絡みついた愛液がべとついていたが、まるで夢の中に居るよう
な浮遊感に襲われている今の雷蝶に、そんなことを気にしている余裕などありはしない。
「さて、と………それじゃ、次に行きましょうか。」
何気なく1度、自分の指を舐めてから。《蜘蛛》はその手を、自分の下半身へと持っていく。
「………ん………。」
頬を赤らめつつ、熱い視線と共に雷蝶が頷く。利便性の為に付けられたのか、本来の忍装束には付いていないで
あろうチャックを開き取り出された《蜘蛛》のモノは、そのどこか飄々とした態度とは裏腹に、もう限界が近い
ことを主張するかのように膨れ上がり震えていた。
「ん、ふ………確かに、健全な男子みたいねん………。」
「まぁ、あんな可愛いトコ見せられちゃぁ、仕方ないってもんでしょう。」
さらりと言ってのけられた『可愛い』の一言にみるみるうちに顔を真っ赤にしている雷蝶の細い身体が、《蜘蛛》
の腕に抱え上げられる。膝の下に腕を入れられ両足を大きく開くような格好になり、雷蝶は一瞬だけ恥ずかしさ
から抵抗を試みたが………間も無くその身体は、《蜘蛛》のモノの真上に降ろされていく。
「ぁ………っ………。」
《蜘蛛》の先端が、雷蝶の入り口に宛がわれる。触れるだけでその体温が伝わっていくかのように、雷蝶の身体
がじんわりとその熱を上げていく。ひくひくと《蜘蛛》を待ち詫びるように切なげに震える秘裂を幾度か愛撫し
………《蜘蛛》は、抱え上げた雷蝶の身体に、少しずつモノを沈めていった。
「ん、ぁ、はぁっ………あ、ッ、あぁぁ………っっっ………!!」
小さいながらも、解れ、濡れそぼり、十分に男を受け入れる準備の整った雷蝶の秘所に、《蜘蛛》のモノが徐々
に埋まっていく。入り口から少しずつ内部を満たされていく、腰が砕てしまいそうなほど甘いその感覚に、雷蝶
はぶるぶると身を震わせながら酔いしれた。だらしなく開かれた口から、悦びの声が漏れる。
「………っ、と………。」
やがて、その進入が終わる。鬱血し熱の塊となった《蜘蛛》のモノが、更に熱い肉壁に包み込まれる。体格から
察する通り雷蝶の内部は狭く、勢いを付けずともただゆっくりと挿入するだけで、《蜘蛛》のモノはその最深部
にある子宮の入り口に到達していた。
802蜘蛛と蝶の夜伽 4/10:2008/09/05(金) 16:03:02 ID:B1kP6+YE
「あ、あ、あっ………あ、っは、ふっ、ぅ、ッ、あぁンッ!?」
ぞくぞくと震える首筋に、《蜘蛛》の舌が這う。指先はなおも雷蝶の奥深くを目指すように、その内壁の感触を
楽しむようにして蠢かせ続ける。時折、壁の奥に埋まったしこりのような感触を持つ部分に触れる度に、雷蝶は
もはや抑え込むことを忘れた、感極まったような喘ぎ声を上げた。
「………良い感じに、鳴いてくれますね。」
「ひぁっ………だ、ぁ、だって、そこ………《蜘蛛》が、触ってるトコ、が、あ、あぁ………きゃぅっ!?」
「そこっていうと、ここですか?」
「ああぁっ!?だ、駄目ぇっ、そ、そこばっかり触ったら………ひ、あ、うぅぅ………〜〜〜ッ!?」
最も快楽を掻き立てるその場所を執拗に責め立てながら、片方の胸の先端に軽く歯を立てる。際限なく与えられ
続けるその刺激は、やがて………雷蝶の身体の許容量を、突破した。
「あ、あっ、ッッッ………〜〜〜ッッッ………!!!」
《蜘蛛》の上で雷蝶の四肢が引き攣る。足の指が、ぎゅ、と縮こまり、《蜘蛛》の頭を掻き抱いた腕に力が入る。
「う、げっ………!?」
不意に、顔を薄い胸に押し付けられ………頭を、その細い身体に眠っていたとは思えないような怪力で締め付け
られて、《蜘蛛》が思わず呻き声を上げた。
「ちょ、局長殿………た、タップ、タップ。」
絶頂に震える雷蝶の肩を、《蜘蛛》の手が軽く叩く。たっぷりと時間を掛けてその余韻に浸った後、雷蝶がその
訴えに気付き、抱きしめていた《蜘蛛》の頭を解放する。
「ぶ、はっ………し、死ぬかと思いましたよ………。」
「ふぇ………あ、っ、ご、ごめん………。」
「いや、油断してたそれがしも悪いんですがね………次は、ちょっと気をつけてくださいね。」
苦笑しつつ、《蜘蛛》は雷蝶の頬を撫でる。指に絡みついた愛液がべとついていたが、まるで夢の中に居るよう
な浮遊感に襲われている今の雷蝶に、そんなことを気にしている余裕などありはしない。
「さて、と………それじゃ、次に行きましょうか。」
何気なく1度、自分の指を舐めてから。《蜘蛛》はその手を、自分の下半身へと持っていく。
「………ん………。」
頬を赤らめつつ、熱い視線と共に雷蝶が頷く。利便性の為に付けられたのか、本来の忍装束には付いていないで
あろうチャックを開き取り出された《蜘蛛》のモノは、そのどこか飄々とした態度とは裏腹に、もう限界が近い
ことを主張するかのように膨れ上がり震えていた。
「ん、ふ………確かに、健全な男子みたいねん………。」
「まぁ、あんな可愛いトコ見せられちゃぁ、仕方ないってもんでしょう。」
さらりと言ってのけられた『可愛い』の一言にみるみるうちに顔を真っ赤にしている雷蝶の細い身体が、《蜘蛛》
の腕に抱え上げられる。膝の下に腕を入れられ両足を大きく開くような格好になり、雷蝶は一瞬だけ恥ずかしさ
から抵抗を試みたが………間も無くその身体は、《蜘蛛》のモノの真上に降ろされていく。
「ぁ………っ………。」
《蜘蛛》の先端が、雷蝶の入り口に宛がわれる。触れるだけでその体温が伝わっていくかのように、雷蝶の身体
がじんわりとその熱を上げていく。ひくひくと《蜘蛛》を待ち詫びるように切なげに震える秘裂を幾度か愛撫し
………《蜘蛛》は、抱え上げた雷蝶の身体に、少しずつモノを沈めていった。
「ん、ぁ、はぁっ………あ、ッ、あぁぁ………っっっ………!!」
小さいながらも、解れ、濡れそぼり、十分に男を受け入れる準備の整った雷蝶の秘所に、《蜘蛛》のモノが徐々
に埋まっていく。入り口から少しずつ内部を満たされていく、腰が砕てしまいそうなほど甘いその感覚に、雷蝶
はぶるぶると身を震わせながら酔いしれた。だらしなく開かれた口から、悦びの声が漏れる。
「………っ、と………。」
やがて、その進入が終わる。鬱血し熱の塊となった《蜘蛛》のモノが、更に熱い肉壁に包み込まれる。体格から
察する通り雷蝶の内部は狭く、勢いを付けずともただゆっくりと挿入するだけで、《蜘蛛》のモノはその最深部
にある子宮の入り口に到達していた。
803蜘蛛と蝶の夜伽 4/10:2008/09/05(金) 16:03:55 ID:B1kP6+YE
「あ、あ、あっ………あ、っは、ふっ、ぅ、ッ、あぁンッ!?」
ぞくぞくと震える首筋に、《蜘蛛》の舌が這う。指先はなおも雷蝶の奥深くを目指すように、その内壁の感触を
楽しむようにして蠢かせ続ける。時折、壁の奥に埋まったしこりのような感触を持つ部分に触れる度に、雷蝶は
もはや抑え込むことを忘れた、感極まったような喘ぎ声を上げた。
「………良い感じに、鳴いてくれますね。」
「ひぁっ………だ、ぁ、だって、そこ………《蜘蛛》が、触ってるトコ、が、あ、あぁ………きゃぅっ!?」
「そこっていうと、ここですか?」
「ああぁっ!?だ、駄目ぇっ、そ、そこばっかり触ったら………ひ、あ、うぅぅ………〜〜〜ッ!?」
最も快楽を掻き立てるその場所を執拗に責め立てながら、片方の胸の先端に軽く歯を立てる。際限なく与えられ
続けるその刺激は、やがて………雷蝶の身体の許容量を、突破した。
「あ、あっ、ッッッ………〜〜〜ッッッ………!!!」
《蜘蛛》の上で雷蝶の四肢が引き攣る。足の指が、ぎゅ、と縮こまり、《蜘蛛》の頭を掻き抱いた腕に力が入る。
「う、げっ………!?」
不意に、顔を薄い胸に押し付けられ………頭を、その細い身体に眠っていたとは思えないような怪力で締め付け
られて、《蜘蛛》が思わず呻き声を上げた。
「ちょ、局長殿………た、タップ、タップ。」
絶頂に震える雷蝶の肩を、《蜘蛛》の手が軽く叩く。たっぷりと時間を掛けてその余韻に浸った後、雷蝶がその
訴えに気付き、抱きしめていた《蜘蛛》の頭を解放する。
「ぶ、はっ………し、死ぬかと思いましたよ………。」
「ふぇ………あ、っ、ご、ごめん………。」
「いや、油断してたそれがしも悪いんですがね………次は、ちょっと気をつけてくださいね。」
苦笑しつつ、《蜘蛛》は雷蝶の頬を撫でる。指に絡みついた愛液がべとついていたが、まるで夢の中に居るよう
な浮遊感に襲われている今の雷蝶に、そんなことを気にしている余裕などありはしない。
「さて、と………それじゃ、次に行きましょうか。」
何気なく1度、自分の指を舐めてから。《蜘蛛》はその手を、自分の下半身へと持っていく。
「………ん………。」
頬を赤らめつつ、熱い視線と共に雷蝶が頷く。利便性の為に付けられたのか、本来の忍装束には付いていないで
あろうチャックを開き取り出された《蜘蛛》のモノは、そのどこか飄々とした態度とは裏腹に、もう限界が近い
ことを主張するかのように膨れ上がり震えていた。
「ん、ふ………確かに、健全な男子みたいねん………。」
「まぁ、あんな可愛いトコ見せられちゃぁ、仕方ないってもんでしょう。」
さらりと言ってのけられた『可愛い』の一言にみるみるうちに顔を真っ赤にしている雷蝶の細い身体が、《蜘蛛》
の腕に抱え上げられる。膝の下に腕を入れられ両足を大きく開くような格好になり、雷蝶は一瞬だけ恥ずかしさ
から抵抗を試みたが………間も無くその身体は、《蜘蛛》のモノの真上に降ろされていく。
「ぁ………っ………。」
《蜘蛛》の先端が、雷蝶の入り口に宛がわれる。触れるだけでその体温が伝わっていくかのように、雷蝶の身体
がじんわりとその熱を上げていく。ひくひくと《蜘蛛》を待ち詫びるように切なげに震える秘裂を幾度か愛撫し
………《蜘蛛》は、抱え上げた雷蝶の身体に、少しずつモノを沈めていった。
「ん、ぁ、はぁっ………あ、ッ、あぁぁ………っっっ………!!」
小さいながらも、解れ、濡れそぼり、十分に男を受け入れる準備の整った雷蝶の秘所に、《蜘蛛》のモノが徐々
に埋まっていく。入り口から少しずつ内部を満たされていく、腰が砕てしまいそうなほど甘いその感覚に、雷蝶
はぶるぶると身を震わせながら酔いしれた。だらしなく開かれた口から、悦びの声が漏れる。
「………っ、と………。」
やがて、その進入が終わる。鬱血し熱の塊となった《蜘蛛》のモノが、更に熱い肉壁に包み込まれる。体格から
察する通り雷蝶の内部は狭く、勢いを付けずともただゆっくりと挿入するだけで、《蜘蛛》のモノはその最深部
にある子宮の入り口に到達していた。
804蜘蛛と蝶の夜伽 4/10:2008/09/05(金) 16:04:31 ID:B1kP6+YE
「あ、あ、あっ………あ、っは、ふっ、ぅ、ッ、あぁンッ!?」
ぞくぞくと震える首筋に、《蜘蛛》の舌が這う。指先はなおも雷蝶の奥深くを目指すように、その内壁の感触を
楽しむようにして蠢かせ続ける。時折、壁の奥に埋まったしこりのような感触を持つ部分に触れる度に、雷蝶は
もはや抑え込むことを忘れた、感極まったような喘ぎ声を上げた。
「………良い感じに、鳴いてくれますね。」
「ひぁっ………だ、ぁ、だって、そこ………《蜘蛛》が、触ってるトコ、が、あ、あぁ………きゃぅっ!?」
「そこっていうと、ここですか?」
「ああぁっ!?だ、駄目ぇっ、そ、そこばっかり触ったら………ひ、あ、うぅぅ………〜〜〜ッ!?」
最も快楽を掻き立てるその場所を執拗に責め立てながら、片方の胸の先端に軽く歯を立てる。際限なく与えられ
続けるその刺激は、やがて………雷蝶の身体の許容量を、突破した。
「あ、あっ、ッッッ………〜〜〜ッッッ………!!!」
《蜘蛛》の上で雷蝶の四肢が引き攣る。足の指が、ぎゅ、と縮こまり、《蜘蛛》の頭を掻き抱いた腕に力が入る。
「う、げっ………!?」
不意に、顔を薄い胸に押し付けられ………頭を、その細い身体に眠っていたとは思えないような怪力で締め付け
られて、《蜘蛛》が思わず呻き声を上げた。
「ちょ、局長殿………た、タップ、タップ。」
絶頂に震える雷蝶の肩を、《蜘蛛》の手が軽く叩く。たっぷりと時間を掛けてその余韻に浸った後、雷蝶がその
訴えに気付き、抱きしめていた《蜘蛛》の頭を解放する。
「ぶ、はっ………し、死ぬかと思いましたよ………。」
「ふぇ………あ、っ、ご、ごめん………。」
「いや、油断してたそれがしも悪いんですがね………次は、ちょっと気をつけてくださいね。」
苦笑しつつ、《蜘蛛》は雷蝶の頬を撫でる。指に絡みついた愛液がべとついていたが、まるで夢の中に居るよう
な浮遊感に襲われている今の雷蝶に、そんなことを気にしている余裕などありはしない。
「さて、と………それじゃ、次に行きましょうか。」
何気なく1度、自分の指を舐めてから。《蜘蛛》はその手を、自分の下半身へと持っていく。
「………ん………。」
頬を赤らめつつ、熱い視線と共に雷蝶が頷く。利便性の為に付けられたのか、本来の忍装束には付いていないで
あろうチャックを開き取り出された《蜘蛛》のモノは、そのどこか飄々とした態度とは裏腹に、もう限界が近い
ことを主張するかのように膨れ上がり震えていた。
「ん、ふ………確かに、健全な男子みたいねん………。」
「まぁ、あんな可愛いトコ見せられちゃぁ、仕方ないってもんでしょう。」
さらりと言ってのけられた『可愛い』の一言にみるみるうちに顔を真っ赤にしている雷蝶の細い身体が、《蜘蛛》
の腕に抱え上げられる。膝の下に腕を入れられ両足を大きく開くような格好になり、雷蝶は一瞬だけ恥ずかしさ
から抵抗を試みたが………間も無くその身体は、《蜘蛛》のモノの真上に降ろされていく。
「ぁ………っ………。」
《蜘蛛》の先端が、雷蝶の入り口に宛がわれる。触れるだけでその体温が伝わっていくかのように、雷蝶の身体
がじんわりとその熱を上げていく。ひくひくと《蜘蛛》を待ち詫びるように切なげに震える秘裂を幾度か愛撫し
………《蜘蛛》は、抱え上げた雷蝶の身体に、少しずつモノを沈めていった。
「ん、ぁ、はぁっ………あ、ッ、あぁぁ………っっっ………!!」
小さいながらも、解れ、濡れそぼり、十分に男を受け入れる準備の整った雷蝶の秘所に、《蜘蛛》のモノが徐々
に埋まっていく。入り口から少しずつ内部を満たされていく、腰が砕てしまいそうなほど甘いその感覚に、雷蝶
はぶるぶると身を震わせながら酔いしれた。だらしなく開かれた口から、悦びの声が漏れる。
「………っ、と………。」
やがて、その進入が終わる。鬱血し熱の塊となった《蜘蛛》のモノが、更に熱い肉壁に包み込まれる。体格から
察する通り雷蝶の内部は狭く、勢いを付けずともただゆっくりと挿入するだけで、《蜘蛛》のモノはその最深部
にある子宮の入り口に到達していた。
805名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 16:05:32 ID:B1kP6+YE
………すいません、「書き込み完了しました」って出るのに書き込まれません
ちょっと時間を置いて出直します………
806名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 16:09:52 ID:B1kP6+YE
ちょ………反映されてなかっただけか………!?
………すいません、こちらの不手際です

このままだと要領オーバーの危険性があるので、申し訳ありませんが、次スレ立てさせて頂きます
あらためてそちらに1/10から投稿します………誠に申し訳ございません………(汗
807名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 16:17:07 ID:B1kP6+YE
立てました

狂乱家族日記でエロパロ 弐さつめ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1220598882/

では、改めて投下してきます
808名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:50:59 ID:UbAshSWB
さっぱり埋めてみるんだよ
809名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 20:39:50 ID:uNgTibs4
残りレス数約200、残量は30KB
埋めネタを5、6個で足りるかな?
810名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 20:47:58 ID:fAgtg1/5
アニメは強欲編までか・・・
凰Xオア<宇宙を彷徨っている間のオアシス夢オチとか見たい希ガス
811名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 21:51:00 ID:vAOmVwV3
保管庫を作れる勇者はおらんか?
812名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 04:24:46 ID:WnV4JgNb
>>811
新スレ曰く、2chエロパロ保管庫の人に頼めばたぶんやってくれるとか
813名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 10:01:56 ID:MST+w289
よし、保管庫作るか。
814名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 10:58:39 ID:/JyWmlOg
保管庫に期待
815名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 13:12:26 ID:VDle8CeQ
保管庫キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
816名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 21:33:31 ID:/pa/Pitv
817名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:04:11 ID:RMlj4BPM
銀夏と雷鳥のカラミみたい
818名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:55:33 ID:rwlZ8Dt9
保管庫マダー?
819名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 11:33:01 ID:in2bUDq6
次スレ
820名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:34:45 ID:UtFWymBI
このままじゃ、このスレも次スレも落ちそうだな……
821名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:41:09 ID:q9qbRngq
しまった、ヤンキーは上げ方向か・・・
今日の決済はあきらめよ
平均71.05S
スワポ10枚痛いな
822名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:43:17 ID:q9qbRngq
スレを

ま ち が え ま し た

(m´・ω・`)m ゴメン…

スワップって書かなくて良かったよ・・・
823名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:58:36 ID:O5t7fdJQ
>>822
気にしなさんな
824名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 06:44:57 ID:CFXHOZ3u
落ちるかもってところで丁度誤爆レスが来るとかもうね
825名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 00:45:24 ID:SWzem0Z6
処女童貞予想
凶→キッスが精一杯 処女
千→男には興味なさげ 処女
優→論外 処女
月→生殖方法が違いそう 不明

凰→愛せない故に性欲無し 童貞
銀→1回くらいありそう 非童貞
帝→サバンナ時代に雌がいる、子供もいそう 非童貞
雹→それなにおいしいの? 童貞

まず作者が若いのでエロ期待できないんだよな
あまり恋愛経験もなさそうな文だし・・・
826名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:11:46 ID:g0CI78i0
ふむ。
優と千は倫理的に問題ありそうな過去があってもおかしくないと思われるのだが。
827名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:58:11 ID:Cyq7T9TZ
ナス子さんは非処女のような気がする
なんとなく
828名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 02:19:19 ID:Xy2Q+Njo
虐待一族な家にいたからな…。だが個人的に反吐が出るので性的虐待は勘弁してもらいたい。
いや、エロパロネタなら何も言わんけどな。
もし公式でそんなん出されたら…。アニメから入って、初っ端のいじめ描写で早々にorzになって脱落しかけたメンタル面激弱な自分には、もう狂乱に関われなくなるよ…。
ドSでサドな凰火はバッチコイなのにな!!
829名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 02:37:51 ID:iZm1Gh+T
兄貴がいたらしいし優歌はともかく千花はええじゃないかぐへへな誘いはあったのかもな
830名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 13:06:58 ID:xOyd+rrC
凰火は凶華のことを妻として愛してるって言ってたけど、たぶん家族としての愛なんじゃないかと思ってる
だから、どうやってエロ方面に持ってくかで色々と悩む
あー、駄目だ。上手く出来ないから申し訳なくて泣きじゃくる凶華しか思いつかん
831名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 13:48:47 ID:q1aKCbsK
ゲボックに怪しげな機械を開発させれば、大人凶華もロリ凰火もやりたい放題なんだがなぁ
832名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 14:16:30 ID:vd36DNDv
大人になってショタ凰火を責めようとしたら逆転されていつものように蹂躙されるわけですね、わかります。
833名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 14:52:19 ID:SWzem0Z6
>>830
あんなに素直にキスを強請ってもしないもんな、凰火(苦笑)
性的な愛情表現が出来無いのかもしれない。
OASYSの事もあるしエロ行為については知ってるんだろうけど。。
834名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 16:47:28 ID:xOyd+rrC
>>833
あくまで知識のみって感じだな。基本的にそういう欲求はないと。
つか本編で最終的に救われるのは凰火だと思うぜ。色々と。
そして凰火が閻禍の本当の子孫だと頑なに信じてるオレ
835名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 17:52:17 ID:u99zpMLN
>>834
多分十巻を見る限り違うかも
836名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 18:16:16 ID:SWzem0Z6
リアルで身長差も関係するかも。
俺178cmで、甥が125cmなんだが
・・・えーと、無理。
入れられないと思う。
小さすぎるって!120cm台って。
ジャイアントスイング楽々かけられる体に、
ちんこ入れられるなんて思いもしないよ。戸惑うよ。
いや、甥に試したとかではないぞ?

837名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 18:20:16 ID:v0v7Otog
>>836
ショタコン乙
838名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 23:14:28 ID:johWiN35
だが親父185cm、母140cmな折れがいる
839名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 23:31:46 ID:lLgNo/yu
やっと10巻まで読んだぜー
9巻の「ああ、やはり凶華の可愛らしい(*婉曲表現)モノでは無理ですか!」
10巻の心の準備が出来てない
にダメガネもなかなか・・・やりおってと妄想力を書き立てられたわぃ
840名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:43:52 ID:94nWJ5Xk
>>838
詳細求む
841名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 04:05:05 ID:ynCUpvxC
身長差夫婦っつったら真っ先にダブルアーツが思い浮かんだオレはスレ違いですねそうですね

>>840
求めんなw
842名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 19:54:06 ID:4AFvu06H
コラボスペシャルでもキスの身長差を気にしてたな
たまには凰火からキスできないのかあのドM眼鏡
843名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 20:11:37 ID:Qxz/dMjk
照れる…とかそんな理由じゃね?
もしくはする気がないかだな
844名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 07:53:08 ID:SX3b7amE
あんなロリ体型から求められたら………ハァハァ
845名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 08:05:01 ID:KUD5GG6J
>>841
キリとエルーってそんなに身長差あったっけと思ったらあの2人夫婦じゃなかった
846名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 18:27:48 ID:mXE6ZLs+
最近投下が少ないけれど、モチベーション少ない時は
DVD付属の「ヴァネッサ=エルの純情」嫁。
凰火すごすぐる。
「いけない寝坊助さんですね 朝ですよ僕の眠り姫」
マジ萌え狂った
847名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 18:58:09 ID:Q/ma+Fwt
どうでもいいけど今回、ねんどろいど始めて買おうと思うんだよ。
発売までまだ3,4ヶ月余裕あるけどどんなもんか教えてくれないか?
848名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 22:00:37 ID:xDL/oLjb
>>846
うわ、読みてー
DVDを買うお金がないオレは涙目ですね。わかります
あと、その小説はいったいどれくらいなんだ?長いか?短いか?
849名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 22:41:50 ID:I4Z73nC5
>>846じゃないけど説明するな
DVD各巻に付属されていて、長さは短編にも満たないくらい。壱かんめに『ヴァネッサ=エルの純情 1』、弐かんめで『〜〜の純情 2』ってなってたから、つなげればそれなりになるだろうけど
壱かんめに文庫サイズのバインダー(?)が付属されてて、表紙で凰火が凶華をお姫さまだ(ry してた
850名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 22:53:38 ID:tcAoaz9J
お姫様だっちわいふ?
851名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:34:41 ID:mXE6ZLs+
飯田疾病なのでケータイ画像だがうp
ttp://www2.uploda.org/uporg1677760.jpg.html

これだと片手でちっぱい両方揉めちゃうなあ

852名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:39:45 ID:mXE6ZLs+
>>848
さっきageたセリフは凶華の妄想でもなんでもない。
マジで凰火のセリフ。
あと吐息の触れる距離。夫婦なので照れる事は無いとか

「あなたのことを一目見たそのときから、僕の心はあなたの虜です。
あなたへの気持ちを言葉にする事はできない。
愛が穢れてしまうから----ああ、愛しているという言葉以上の愛の言葉が
存在しないという事実が、これほど不条理に思えたことは無い。
僕に出来る事は、今日華、あなたに愛していると何万回でも
繰り返し囁く事だけ・・・」

とか書いてました。どうせ番外そのよんとかで出るよ。
いいもんいいもんバインダーがほしかったんだもん
853名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 23:57:41 ID:xDL/oLjb
そうなのか…。となると、前に凰火の愛は家族としての愛だっていったけど、そうでもないのか
つか凰火はロマンチストなのね
854名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 00:08:42 ID:G25NgoaO
凰火がキザ過ぎて砂糖吐きそうになった
855名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 03:48:33 ID:vSGKnmSZ
>>851
全力でdクス

あと凰火がキザ過ぎて蜂蜜吐きそうになった(※褒め言葉
856名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 04:04:17 ID:/S5pgIp7
どうしよう、DVD欲しくなっちゃったじゃないか。
確かにいつか番外とかに収録されるだろうがこれは…。
畜生、やってくれるぜ凰火。給料出たら買うよ。バインダーも欲しかったし。
857名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:17:57 ID:rnql4l3Z
買うか本気で迷ってたけれどそれ聞いて買う気になった。
DVD買って欲しい誰かがネタで落としたんだとしても本気で興奮した。
ネタだとしてもバインダーだけでもすごく価値あると思うし、給料出てまだ初回限定あったら買うよ…
858名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:43:41 ID:66e2awFr
>>857
高いよね、DVD。3話7000円台だもんね。
しかもノンテロップOP入ってないし、全巻購入特典無いくせに
ブックレットつまんないし。

ちなみに、ペケさんの書き下ろし口絵がひとつづつ入ってる。
1かんめは「ダーリンの眼鏡をつけたエプロン姿の凶華様☆
・・・と後ろで予備の眼鏡を付けようとしてる凰火」

ムジャッキーの時のように凰火視点の話。ドSモード。
凶華様はデレモード。
859名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 23:07:09 ID:66e2awFr
                   ,
                 (___)∧         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ( ´Д` )       < >>855-857 どうする?うpした方がいいかしら?
                 __,=====、__  /)     \__________________
                /       `(ソ彡
               | i      i / |
               | |  i  i  |(___ノ
               | |  |  |  | |//
               | |  |  |  |.ノ
              と\/  |  |   |.
               /  /   |  ヽ
              <___/    i. _>
                 '--、_,--`
                 i. , |  ノ
                  |  |  |
                  |  |  |
                  |  |  |
                 _/   | \
                (___/\_つ
860名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 23:11:40 ID:66e2awFr
なんか工作員のようだが皆にこの気持ちを分けたいのだよ ヒヒヒ

2巻より

ムジャッキー「ピエールのお兄ちゃんオレサマの初めてをあげるっ。
ちゃんと料理してくれないとだめだぞ?」

さあ、買え。
僕は来月まで昼飯はコンビニおにぎり2個です。
861名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 00:43:03 ID:VzL0azZ6
>>860
ピエール×ムジャッキーとか弩ストライクなんだが
862名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 00:44:49 ID:1tXiRRhG
百合ですねわかりませぅくぁwせdrftgyhじゅいこlp;
863名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 01:58:13 ID:l5o+FzQU
>>859
うpしたほうがいいとぉ…思ぅうよぉ!HAA!(森乃進的な意味で)
864名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 09:24:12 ID:/i85nUXK
>>856-857は買う気になってるからうpしない方がいいと思う、俺は。
小出しだとすごく萌えて購買意欲が刺激される。
…ただ、高いよな。しかしマジで好きならお金くらい落とすべきなんだろうか。
865名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 21:14:06 ID:r+KiRz5Z
>>864
ebもがんばって看板にして一生懸命宣伝している割には
人気も売上も今ひとつに見えるので
原作刊行打ち切りでまともな結末作れなくなるのを防ぐため
俺は貢ぐ事にしたよ。約7万だね。
なあに、かえって免疫がつく。

じゃあ小出し燃料だけにするよ
ttp://www2.uploda.org/uporg1681024.jpg.html

凶華はどんどんどんどんかわゆくなっているすなあ
866名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 16:55:16 ID:Jk8mX2jt
うめ
867名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 18:58:05 ID:wrJZffzS
がはぁっ!!
868名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 19:06:07 ID:C5BmAgmM
なかなか良い同人誌があった。『はじめての〜』っていうタイトル
869名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 19:21:48 ID:kg1O6XVZ
ふと、凶華はともかく

ヴァネッサ=エルとナス子さん的には凰火は好きなのだろうか?
870名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 19:24:00 ID:ja4SIwPM
25話予告の凰火(世界のTK)ボイスがエロ過ぎる件

>>868
あれいいね
昨日同じサークルさん新刊出したよ
871名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 20:35:14 ID:FuPfr6xf
>870
新刊マジですね…!(HPで確認)
すげぇ欲しい。とらに置いてないかな。
既刊の方はとらで見つけて咽び泣いた。

凰火の予告も悶え死ぬ。
872名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 05:08:51 ID:IWEK+Eix
>>871
自分も物凄く欲しい。
既刊の方は通販で買ったよ。良かった、残ってて…!!
基本的にでかいイベントとか遠くて行けないんで、通販が頼みだ…。
まだ観れてないけど、凰火の予告も楽しみです。
873名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 05:48:45 ID:UGsDz5wd
次スレで久々の投下と活性化してるので
こっち埋めー
狂乱辞典入れたからレスしやすくなったw

>>869
ナス子さんは凰火に惹かれてる描写あり。
凰火(というか乱崎家)にとってナス子さんは可愛いお客さん。

ヴァネッサについてはDVD付属小説次第かな。
いつものごとく初対面は最悪の印象っぽ。
発送しましたメールが来たのに発売日までお渡しできませんて・・・。
874名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 09:04:33 ID:gxwe+M3a
アニメはたまにGJなのに(鳥哭島での夫婦愛情確認シーンの間とか演出とか俺的に最高)
なんで原作のほっぺにちゅーを二度もスルーしてくれたかな…
ちょっと残念だ
875名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 09:23:52 ID:FyasgLVB
改めて思うが、強欲王つええwwww
876名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 09:25:32 ID:FyasgLVB
つか来週はオリジナル?
877名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 18:20:18 ID:GN0cViRc
予告見る限り
来るべき災厄編のうち、宴なし・凶華シグナス化
じゃないのかな?

返す返すも夫婦のラブシーンばかり削りおった分
最終回付近は萌えていただきたい。
878名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 22:02:50 ID:gxwe+M3a
夫婦ラブがこの前の凰火の次回予告で終わらないことを願いたい
最終回でヒヒヒすらまだしてない夫婦のあんなことやこんなことが
あっても全然怒らないから夢見ていよう
ウッカリ旅行入れちゃって今週リアルタイムで見れなくて凹
879名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 05:47:01 ID:g+Nh4qbn
FBonlineで番外編掲載復活したが、やっぱOASISと黒優歌は好きになれんわ・・・
エロいことなら凶華様とするがよい、なのに。
880名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:23:17 ID:g+Nh4qbn
たいへんたいへんたいへんたいへんたい!!!

・・・ハァハァ

ヴァネッサ=エルの純情3到着

凰凶の皆よ、今回は

・夜の夫婦生活
・肉体言語
・ヴァネッサたん逆レイプ

の3本ですた。ンガクク
881名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 10:37:33 ID:8RATxFaa
肉体言語=マッサージ
逆レイプ=タイ式マッサージ
と思った
882名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 01:11:26 ID:evpFQ/+C
>>880
その文字みただけで俺の中が色々爆発した
883名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 22:04:41 ID:iIIwqTH1
>>880
1巻目をなんとか買ったのに3巻目も買えというのか!
全部DVDにとってるから改めて買うのがイタイ…

ところで凰火凶華一緒のベッドで枕2つ?は
一体どこの同人誌かと思ったよ。
萌えたよ。正直萌えたよ。そしてそうなった
経緯を妄想しておくよ。
884名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 22:16:06 ID:ALnu2LF/
一緒のベッドで枕2つ?!
マジですか!くそぉ見そこねちまった!
885名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 22:25:35 ID:iIIwqTH1
一緒に寝てるシーンはないのだが
凰火のベッドに枕が2つあって「あれ?凶華は?」
みたいな旦那さん
ということがあった25話
886名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 22:29:04 ID:k2XWtXYZ
夜の夫婦生活…だと?ゴクリ
887名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 22:35:47 ID:44d5BeoR
中に水が入っていたから
凶華様も欲望全開の夜だったに違いない
888名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 22:37:38 ID:iIIwqTH1
そうだよな…!あってもおかしくないよな!
凰火に抱かれた凶華はもうやり残すことないから
あぁいう風に出たんだよな!
旦那様に心も身体も愛されて、もう思い残すことありませんだな!
889名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:00:03 ID:u0YMzQyV
>>883-887
でもシーツ乱れてなかったぜ?
890名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:06:29 ID:u0YMzQyV
>>886
毎度ご迷惑お掛けしております
小説小出しバレで御座います

【「可愛がってやろう」
言いながら簡単な作りの己の寝巻きに指を掛け、じらすように徐々に脱いでゆく
ヴァネッサでした。さりげなく照れ屋な凶華はそのような行為を滅多にしないので
(酔ったときなどたまにする)その表情も相まって恐るべき淫靡さでした。
幼い肩が露出し、その艶かしい態度と相反して蟲惑的な−】


たまにする

たまにする

たまにする・・・

これ絶対入ってるね(みうらじゅん風に)
891名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:34:38 ID:iIIwqTH1
>>886
1巻目もどこの同人誌かと思ったが…

(たまにする)って、ヒヒヒが書いたのか!
俺の給料みんな狂乱で飛んでいく予感がするよ
さようなら7140円

>>889
事が終わった後に凶華様の身体をきれいに拭いて、きぐるみも着せて、
シーツも綺麗なのに替えて、ようやく寝る。くらいのことはするだろう
あのメガネは。
ついでに寝顔にちゅってするといいよ。
892名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:43:17 ID:u0YMzQyV
>>891
検証画像作ってみた
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader798942.jpg

凶華側は乱れてるな
お主のいう通りかもしれん・・・ゴクリ
893名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:54:17 ID:iIIwqTH1
>>892
やるな。
……しかし凶華側乱れてるか…?
あぁ、多少。…?
894名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 00:01:02 ID:O9chIg9B
>やるな
×そんなことやるな
○お前やるなぁ、すごいよ

なんか勘違いされたら悪いなと思った
895名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 00:08:27 ID:RG6pbA0Z
息子が暴れだして止まらないぜ。
896名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 00:17:26 ID:Vfot0Ton
そんな時は、利き腕についている凶華さまを使うんだ。
897名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 17:30:42 ID:TyaekcqY
布団は1つで枕は2つ、の時点でテンション上がりすぎて
乱れてるとかもうどうでもよくなってきた
898名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 18:29:09 ID:bdGtyRZP
>>894の可愛さに萌えた
899名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 22:03:41 ID:O9chIg9B
凰火が凶華に銃を突きつけたときの声がエロすぎる件について
900名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 21:16:41 ID:HImfQKWl
なに、ベットで凰火が自前の銃を凶華に突きつけた時の声がエロいと!?
901名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 21:38:31 ID:y6GpGgwA
貫いたわけじゃないのか…
902名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 22:02:17 ID:PYcS9Wck
>>900
そりゃえろいに決まってるだろう!
903名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 07:00:40 ID:ut3//BB1
こんな電波を受信した


「あっん、そ、そこぉっ…」
「ここ?」
ぐりぐり
「あっあっあ、ん…も、っと、強く…」
ぐりゅっ!
「ひゃふ、あぁ…、!」
「ここさっぱり弱いんだね」
「うるさ……はっあひ!?ひゃ、めぇそこそこひゃぁあッ!」
「気持ちいいでしょ?お母さん」
「あ、ああ……あんっ…はああ!」

「ななな、なにしてるのですか!……ってあれ?」
「ひっ、う!……あ、?ど、どうしためがね」
「どうしたのお父さん?そんなに慌てて…」
「い、いえ!なんでもありませんよどうぞ続けてください。
僕はこれでし、失礼しますね!」


ただのまっさーじです。
眼鏡はきっとむっつりだから
聞き耳をたてているに違いない…!
904名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 12:51:00 ID:2SNU6XSP
にわかさんどこいったのwww
905名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 20:24:26 ID:z25sO+js
>>903
ありがとう。元気でた。

ついでに凰凶以外は許せなかったはずの俺が優歌×凶華に萌えた。
凰凶前提だけれども。
それでそれがまっさーじじゃなかたっとして

「ななな、なにしてるのですか!」
「どうしたのお父さん?そんなに慌てて…」
 凰火の目の前には次女に馬乗りにされて朦朧とした表情でこちらを見ている
妻の姿。
「そりゃ慌てますよ」
 冷静になって優歌に近づく凰火。どこが冷たいオーラを醸し出している。
「凶華は僕のですよ?いくら優歌でもそんないけないことしたら許しませんよ?」
 いつもと違う凰火に絶句する優歌。怖くなって凶華の上から退いた。
「凶華もですよ?娘に攻められてそんなになって。僕じゃ物足りないんですか?」
「ちが、そうじゃなくて、おーかっ…」
「いけない奥さんには、おしおきが必要ですかね?」

とかなんとかで優歌の前で凶華を犯したりしたらいいです。
凶華は自分のだと言い聞かせるように。
個人的に優歌を犯しちゃうおしおきとかナシで。
優歌ちゃん襲う凰火はだめ…とかオコチャマ思考ですスミマセン。

903さん、勝手にいじってすみません。
906名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 03:58:01 ID:Hy1IwpHU
>>905
凰火のじぇらしーきゅん死にです…!
そして優歌に見られて羞恥をかんじつつも
いつもより乱れ感じちゃう凶華がいるわけですね
その姿に殊更せめたてられてふらふらになるまで犯されるがいいです…!
907名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 05:23:52 ID:xohZWYTe
にわかさんどこいったのwww
早く続き書いてくれ〜!
908名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 05:54:51 ID:P1IeW4Ub
>>906
そして優歌は何かに使えるかなぁ、とか思いつつその様子をしっかり記録しているんですね。
909名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 07:23:27 ID:xohZWYTe
にわかさんどこいったのwww
早く続き書いてくれ〜!
910名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 18:40:22 ID:kp3Hg2NG
ほんとにちょっとずつ狂乱同人増えてて嬉しい。
狂乱ってだけで買っちゃうんだが、ドS凰火多いよ皆さんw
だがそれがい(略
911名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 23:51:01 ID:AEnIGgQN
え、増えてるの?
視野が狭いのかな…あんまり本持ってないよ(´・ω・`)
というかドS凰火さんなんてオフラインで見たことない…
912名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 06:46:26 ID:akhsgrRh
にわかさんどこいったの
早く続き書いてくれ〜!
913名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 21:00:27 ID:xojAqftY
新作投下をまったり待ちつつsageつつ埋め
914名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 21:09:34 ID:akhsgrRh
にわかさんどこいったの
早く続き書いてくれ〜!
あなただけですよ!初期組で未完なの!
915名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:25:19 ID:eHHvm1jd
あんまりしつこいのも考えもんだぞ
読み手は読ませてもらってる立場なんだから控えめな態度じゃなきゃ
916名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:49:53 ID:gpVYON8P
明日の最終回で、デレ夫婦シーンがあれば
俺5本は書きたいシチュがあるんだ・・・
917名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 02:05:52 ID:TOi58HRS
多加墓×しずちゃんとか
閻禍×泪雨夜とか
ピエール×ムジャッキーとか
ピエール×死神三番とか
ピエール×雷蝶とか
柊雨×証歩とか
優歌×山本くん×椿姫とか
ひーちゃん×山(自主規制)とか

書きたいカプやシチュは数あれど、時間が無いっていう、ね…泣きたい
918名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 19:47:54 ID:l/tRA/Fz
もうすぐ凰凶できそうだけれども、最終回放映前(うちの地区)に
要するに最終回みてない状態で書いた先週の妄想とか投下しても
大丈夫かしら
空気読んでないかな
919名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:48:09 ID:5wjjzSym
>>918
むしろ投下しない方が空気読めて無いよ!
カモンカモン

そういう自分は全巻読んでみて、凰凶の関係は1年経過しても
ほっぺちゅーまでなのか
ヤッてんのかが分からなくて書けないんだが。
920名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:57:07 ID:l/tRA/Fz
まだ7冊目途中なので妄想し放題です。
というかオフィシャル気にしてたら二次創作なんてできないよ!
大丈夫、書いてください!!
921名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 20:58:19 ID:l/tRA/Fz
という訳でできたので、弐冊目のほうに投下してきます
922名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 01:46:22 ID:HSjEfvuf
最終回で大量の子供産んだと思ってしまった
そして妊娠出産NETA書きたいとおもいますた
923名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 02:25:05 ID:BUrxBJU6
凶華様妊娠上のほうにもあったけど萌えるね
愛の結晶最高だね
是非読みたいです
924名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 07:18:20 ID:P/IUZZ8D
だが、大変残念なことに
精神寄生体である凶華様ではなく身体の持ち主のナス子さんと凰火の子になってしまうという
それなんてNTR?
925名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 12:21:27 ID:AgEf7ECV
>>924
そ そんな今さら…
926名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 12:32:56 ID:vNmogBjX
そういえば、凶華様が離れてる間にナス子さんの胸を凰火が揉みまくれば成長するんだろうか?
927名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 12:46:19 ID:5euJA5Kz
>>266
揉みまくるってwwwww
アレじゃないか。成長が早いから1ヶ月ぐらい凶華様(成長とまった原因)が抜けてれば成長するんじゃないか
928名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 13:01:06 ID:BUrxBJU6
あれやっぱナス子さん引っかかってきちゃう?
子どもさえできれば成長しなくてもいいよ
…たぶん生殖能力ないけどな、あの大きさ
929名無しさん@ピンキー
ナス子さん自体も、「この体は結婚している」「心は・・・」とか言ってたから
オールオッケー!オールオッケーよ!
魔族と水の宇宙人の繁殖方法が地球人類と同じかはわかんないけど
凰火も中の人さえ凶華ならオールオッケーっぽいし!
ということでちょこちょこ進めてます