【みんな】ハーレムな小説を書くスレ【仲良く】 10P
幽霊ならネタと言うかショートショートであった
主人公が女幽霊見て逃げてった先に
主人公ラヴィなスケバン連中や悪魔がいて
そいつ等からも逃げてくうちに
女子寮に迷い込んで、寸止め
っていうかSUNDOME?
既出であっても無くても無問題
パクリでなければ
こう、明治〜現代くらいの時代に、民俗学者が主人公でさ。
あちこちフィールドワークに出かけては、科学の普及で忘れられて零落していった神様を拾ってきて、
研究室が狐娘とか狼娘とか付喪神とかでハーレム状態って妄想をしたことがある。
……今、別のとこで連載さえ抱えて無ければなあ。
明治で民俗学はちときついな。
遠野物語が1910年、そして1912年には明治が終わる。
日本の民俗学を確立した柳田國男(1875-1962)は、とてもフィールドワーク専門に強いとは言いがたい。
農政官僚崩れで性的なモノとか排除してたし、
遠野物語の本当の作者は、佐々木喜善(1886-1933)とみなすべきなんじゃないかな。
真の意味でフィールドワーカーといえる民俗学者となると、宮本常一(1907-1981)とかになって、相当時代が新しくなってしまう。
いっそ終戦後、昭和20年代とか――
えー、中野の古本屋に入り浸ってる光景が目に浮かんでなりませんが。
693 :
686:2007/08/12(日) 22:15:47 ID:NayPs8IX
>>691がけっこう近いな
俺のは現代が舞台で、零落した神様ってのも出るし付喪神もアリ。
狐と狼は出ないけど代わりに猫又がある。
……いっそのこと競作にしない?
>>681 こうなんというかレアなハーレムはないか、電波を拾ってみる
本命にはふられるのに本命の家族親友にはモテまくりだよハーレム
最近妻は冷たく娘に邪険に扱われるけど妻の友人や娘の友達には(ryハーレム
付き合い始めた彼女がバイのタチだったのには驚いたがネコだった女の子たちが押しかけてきてすったもんだしてたらいつのまにかハーレム
孤独のグルメみたく食べ歩いてたらそこの女将やウェイトレスも食べちゃったよハーレム
超現実主義者だけど寄ってくる女の子は自分が本物のオカルト(幽霊やら宇宙人やらUMAやら)だとか言うんだ俺は信じないけどハーレム
正義の味方と悪の組織の戦いに親族が巻き込まれた被害者の会ハーレム
銀行強盗立て篭もり事件人質ハーレム
近隣市町村との合併を拒んだ過疎村役場ハーレム
ダメでしたorz
>>691 >>693 >>687の妖精学者がそんな感じの話だったと思うぜ。探しに行くんじゃなくて人外さんたちが向こうから寄ってくるタイプだったが。
だが君たちの書いた話を読みたいと思うのも確かだ。
・女だけの遠洋漁業船に乗る。ロシアで捕まるが相手がみんなメーテル
・男子校だが女教師ハーレム
・女だけの祭りに放り込まれてえらいことに(逆レイプ)
・前世とみせかけて来世ハーレム
・カーディーラーで馬車馬生活。軽ワゴンを売るため、今日も奥様に試乗される。アフターケアも万全
・女悪魔にオレサマオマエマルカジリされる
ユウの朝はいつも早い。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
「はぁ、はぁ、はぁ。ユウ、もう起きたのか?」
ユウがアパートの一室で目を覚ますと、自らの上で懸命に腰を振る女がいた。
りりしく整った顔立ちに、地球人にはない真っ赤な瞳がユウを見つめ、肉厚の唇が女の色気を出していた。
そして女は、片目に眼帯をつけ、そのはちきれんばかりの体を海賊服で包んでいた。
最も海賊服の前ははだけて、その巨乳の頂点で可愛く揺れるピンク色の乳首を顕にしていたし、下半身は完全に裸で、ユウの一物を美味しそうに咥えていた。
腰を振るたびに女海賊の巨乳が揺れる。
「ああ、海賊。お前、またやっているのか?」
毎朝のこととはいえ、仮にもこの女は世界中で騒がれるお尋ね者である。
宇宙的な大海賊、キャプテン・テキットゥの一の子分にして、この地球侵略にやってきた女海賊、ハゥレムなのだ。
「ああ、俺はユウの子を生まねばいけないからな。早く生むためにも、一日も欠かすわけにはいかん」
この女海賊はあっさりと、恥ずかしいことを口にする。
ユウは諦めて、この女の腰使いに合わせる。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
それにしても、ほんといい締りしてやがる。
毎日味わっている、女海賊の膣内だったが、いつもきつくぎちぎちと締め付けてくる。
「あぁ、そうだユウ、早く孕ましてくれ」
女海賊は腰を大きく動かし、ユウの肉棒を貪る。
本能に導かれるまま、子宮をユウの亀頭に合わせ、射精を促す。
はやくしないと、あいつらが……
女海賊には早くしなければいけない理由があった。
それは……
「女海賊め、今日こそは許さんぞ。ユウを弄ぶのはやめろ」
「今日は負けん、ハゥレムよ観念しろ」
「ユウ様、私にも子種、くださいね」
「ああ、ユウさん。またやってるぅぅぅ」
「女海賊さん、いいなぁ〜、ピンクもしたぁ〜い。」
五者五用の反応が、ユウの狭いアパートの一室に木霊する。
そう、こいつらまでくるんだよ。
ユウは毎朝の光景ながらも、少し呆れる。
うんざりとしながら、腰を突き上げ女海賊の狭い媚肉を抉る。
「またお前らか、俺はユウに孕ませてもらっているんだ。お前らは邪魔だ」
女海賊は邪魔そうに手を振る。
そして見せ付けるように腰を大きく引き、結合部を見せ付け、再び奥深くに咥える。
「きょ、今日は僕も頑張ったんだ。だから、ユウ。」
5人の中で、一番背の低いレッドは恥ずかしそうに今日の衣装を見せる。
ボーイッシュな美少女であるレッドは、メイド服というものに身を包んでいた。
清楚な衣装が、可愛らしいレッドに良く似合う。
「な……そこそこはやるらしいな」
ユウの一物がレッドの衣装に反応する。
「俺だって。見ろ、ユウ君。これでどうだ」
情熱的な赤毛に、かっこいい美貌のグリーンはスチュワーデスの格好をしていた。
グリーンなのに青い制服に身を包んでいた。
少しサイズが小さいのか、グリーンの抜群のスタイルを誇る体が、ぴちぴちになり、体の線が丸見えだった。
「くぅ……だが、まだまだ」
「私のはどうです?ユウ様、そそるでしょう。……にゃあ」
風貌だけ見ればクールビューティーなブルーは、猫耳というものを装着し、可愛らしく鳴いて見せた。
服装も、猫をイメージしたもので、布が少なく、半分くらい裸のようなものだった。
「さすがに、ブルー。やるな」
女海賊は好敵手であるブルーの攻勢に感嘆する。
「じゃあ、私ね。ユウさん、こういうのもいいでしょう?」
金髪碧眼のイエローはその豪奢な肉体を、軍服に包んでいた。
最も、彼女が身につけると軍人というよりはハリウッドスターが、軍人の役をやっている程度にしかならなかった。
だがイエローは、服を見せると、ズボンを脱ぎ始める。
ズボンの下はノーパンで、イエローの金髪の陰毛が晒しだされる。
「これでよしっと、やりたくなるでしょう?ユウさん」
指でヴァギナを広げる。
それが上半身の軍服の硬いイメージと合わさって、絶妙なエロさを主張する。
「くそ、これは………なかなかの……だが……」
ユウの肉棒が膨張し、女海賊の子宮口をこじ開ける。
「ふふふ、これで残りはピンク一人、いい加減お前らも、身の程をわきまえろ。その程度のお前らとは戦う気も起きん」
女海賊は笑って、勝利宣言をする。
「あのぅ、私いいですか?」
ひょこっと4人の後ろから出てきた、ピンクは何のことはない普通のピンクレンジャーの制服に身を包んでいた。
いや、ちがうかな?
ユウが良く見ると、その制服はピンクの圧倒的なスタイルにあっていなかった。
元々、ぴったりに設計されているレンジャーの制服は、ピンクの突き出た乳に押され、くいっと上がったお尻の形が制服の上からも明らかになっていた。
ピンクが動くと、服がぴったりと引っ付き、裸でいるよりもエロかった。
どぴゅぅぅぅぅぅぅ。
ピンクのあまりにエロティックな姿にユウは思わず、女海賊の子宮内でいってしまっていた。
女海賊の子宮はうねり、ユウの精液を食らい尽くす。
「ひぃぃぃぃ、ユウ、いくぅぅぅ」
女海賊としてのプライドはとうに捨て、ユウの上でいき狂う。
「な……!」
「くそ、ハゥレムの奴め」
「次は私ねぇ」
「ここに、頂戴」
「私のを見て、出したのに〜〜、私も精子欲しぃ〜〜」
そして5人はユウの方に近づき、襲い掛かる。
こうして今日も世界平和は、ユウの部屋で保たれたのである。
だめだ、眠くて文が変になってる。
後で投下しようと思ってたのを、投下するね・・・
GJ!
>>694>近隣市町村との合併を拒んだ過疎村役場ハーレム
「・・・・うるさい」
都市部よりまだましで、しかしミーンミーンと蝉が泣き喚く暑い真夏の午後二時。
山間部の片隅の、何処となく明治を感じさせる村役場の一室で
私、こと 竹取 おきな は何の罪もない蝉に対し罵倒の言葉を吐いていた。
「そのようなこと、おっしゃらないでください、村長、かぐや村の品位に関わります。
第一、貴方が何を言っても、蝉も、書類の量も何も変わりません。」
一部のすきもないスーツ姿に、きらりと光る銀縁眼鏡
容姿端麗、眉目秀麗、全身から“私はデキル女です”と主張する
この場にまったく不釣合いな、いわゆる妙齢の淑女は
なんでも、他所の国でお勉強なされた中央のキャリアなんだそうだ、エリート様だ。
・・・セクハラ上司の金玉を蹴り潰したあげく、ド田舎に放逐されたという曰く付の。
「そうは言うがね、月読助役、こちらは夏休み返上で働いているのにね・・・。」
「はい、手を動かす。」
「・・・・はい・・・。」
ぽむぽむと判子をつきながら、私はため息をつく。
私はたしか高校生のはずだ。
今はたしか夏休みのはずだ。
ほんの100kmほど離れた隣町の男性の友人達は
今頃さらに100km先の海水浴場で、真夏の狂い咲いた青い春を満喫していることだろう。
「・・・・なんたることだ・・・・」
私の口から零れ落ちたわずかな怨嗟の念は、部下たる月読諒子女史の耳に届き。
まことに残念ながら、物凄い目で睨まれました。ちくしょう。
村の、けっして破ってはならぬ鉄の掟に、こうある。
・村を代表するものはこの村で生まれた健康な男でなければいけない
たしかに、過疎の進んだこの村には健康な男子など他にいない。
そもそも、男が他にいない。いるのは男性機能を失ったようなご老体と
そもそもついてない人々だ、ナニが。
「おきなさーーん、桃、とれましたよーー」
外から、鈴を鳴らすような美しい声が聞こえ、私は目線を窓に移す。
真っ白なワンピース、つばひろの麦わら帽子をかぶった乙女水樹女史が、
おおきな瑞々しい桃を、もっと瑞々しい顔をほころばせながら両手にささげ持っている。
「いいところじゃないですか、村長、都会のごみごみしたところより・・・ずっと。」
「そうはいうがね、部下A。」
「休憩にしましょ。」
「・・・・はい・・・。」
いい所なのはしってる。ここで生まれ、ここで育った。
みんないいひとなのも知ってる。乙女水樹女史、鬼ヶ島桃乃女史、浦島籐子女史
個性を煮詰めて出来たような人々だが、良い人だ、間違いなく。
みな美しく目の保養にもなる。・・・・・・決して無害ではないが。
でも、だからってあんまりじゃないか。
飾りで村長席押し付けられて。
「そんちょー、まいどでーす御伽市地域課の御門です!!とりあえず、がっぺいしましょー!!
あっ、もも、清水白桃じゃないですか!!それ、私の分ですか?!乙女さん」
「貴女のぶんなどありません、おきなさんにちかづかないで、回れ右して帰りなさい!!」
変なのに目をつけられて。
「・・・私だって都会とか海とかで青春したり遊びたいんだ。」
頭をかかえた私を見て、私の麗しき部下たる月読女史は少し笑ったような気がした。
「ふふっ・・・・すねないすねない、仕事終わったら諒子おねいさんが遊んであげるから、ねっ?」
いかん、幻聴が聞こえる、もう駄目だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とまあ、ちょっと書いてみました。
せっかくなので
ネタ元
>>694に多謝
あと、出来よくないけど石投げないで
わっふる!わっふる!
707 :
探し人:2007/08/13(月) 00:15:07 ID:GnhipGU5
初めまして、ある小説を探しています。
戦争している国の第二(?)王子が相手の国に交渉しに向い、軍の責任者がお姫様で、交渉を有利に進め
る為に留学中に作った媚薬(媚香)を薄めず飲んでしまった為お姫様とお姫様の従者とヤリ、その後自分
の兄を間接的の殺し、そのお姫様と結婚し、皇帝になって、後宮で二人+数人とヤリまくっているお話です。
誰かこんな感じの小説ご存知ではありませんか?
知ってますよ。
>>707 E=mc^2の著者猫氏の「La Hache」って作品だ
アドレスは貼らん
あとsageろ
埋めー。
毎日、暑い日が続きますね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
俺はアイスばっか食ってます。もーバリバリです。シャリシャリです。
友人連中のように部活に入っていない俺は、春からこっちバイト三昧で、懐には大金がジャラジャラ入っていたりする。
本当は夏休みに爆遊するための資金だったのだけど、一緒に遊ぶはずだった友人どもがふざけたことに全て予定キャンセル。
野球部の友人は入ったばかりの野球部が何の冗談か甲子園行き、サッカー部は急遽地獄合宿。
他にも突然海外旅行とか、青春18切符がどうとか、色々と。みんな事故ってしまえ。
俺自身もどこかへ行くのもいいけど、一人で行って楽しい場所などそうそうなく、ただ毎日バイトで稼いだ金で──アイスを食っとります。
今年は夏休みに入った頃から30℃超のガンガン暑い日が続き、扇風機しかない家の中になど留まっちゃあいらんねーのである。暑死ぬ。
共に遊ぶ相手もいないが、こっそり中学のときの担任と談合して(アイス二箱で)、監視員代わりに誰も来ねー中学校のプールにたむろすることを許されたのである。
いーのか公務員。俺はありがたいが。
そして今日も、午前中からずっとプールサイドでアイスを食い、気が向きゃ泳ぐの繰り返し。いい御身分だな、自分事ながら。
持ってきたクーラーボックスには、ガリガリ君にパピコにスイカバー、雪見だいふくにMOW、ホームランバーに赤城しぐれに……と、しこたま放り込んである。
最初は部活の監督をしている俺の中学時代の馴染みの先生どもがアイスをたかりに来て、俺が食うために買ったアイスを山ほど貪り食っていった。
だがその件は、クーラーボックス以外に職員室にアイス身御供を置くことで何とか解決。
グラウンドを使う部活の顧問が、隣り合ったプールに直接アィス托鉢に来る以外は、全て俺の腹に入る。
しかし、何でここの水泳部活動していないんだ?
俺は自分で持ち込んだビーチチェアに寝そべり、ビーチパラソルの下でクーラーボックスから取り出したガリガリ君を、ソーダ味コーラ味一度に開ける。ゴ−ジャス。
すると、開けた袋がぼふん、と爆発するように広がり、そこから二人の少女が飛び出した。
ぱんぱかぱーん。
「おめでとうございます! この夏、一番に百本のガリガリ君を食べたアイス大好き人間のあなたに!」
「私たちアイスの妖精が賞品を贈呈……」
コーラ味の方から飛び出した日焼けで褐色の肌に旧スク水、浮き輪を持った少女がクラッカーを鳴らす。
ソーダ味から飛び出した新スク水に水泳ゴーグルの少女は、その手に賞状か何かを持っている。
「感謝状……あなたは今年に入り、ん……百本の……」
日差しが暑いのかさりげなくパラソルの影に入ってきた二人。新スクの少女が、何事もないように賞状を読み上げ始める。
「と言うわけで〜、感謝の印に、何か差し上げますよ?」
旧スクの少女はそう言うと、新スクの少女が差し出していた感謝状を俺に渡してきた。
あっけに取られる俺を尻目に、二人の少女は俺のビーチチェアににじり寄ってくる。
「えーと」
俺は二人を指差し、言葉を淀ます。
「私はガリガリ君コーラ味の妖精なので、コーラと呼んでください」
「私はガリガリ君ソーダ味の妖精。……ソーダ」
二人がそれぞれ名乗る。
「コーラに、ソーダね」
確認して、改めて日焼け肌で元気っぽいコーラと、色白でクールっぽいソーダに、言いかけた言葉を継ぐ。
「俺はアイスが食いたいので、邪魔はしないで下さい」
「非道いッ!?」
「不思議現象は無視」
派手目にリアクションするコーラと、ポーズだけそれを真似てショックっぽい振りをするソーダ。ソーダは素直クールというやつだろうか?
「お願いします。ガリガリ君は今日はもうないんだよー」
そして、それらを放っといて、頭を下げる俺。
「うわー……頭下げられましたよ……どうするソーダ?」
「んー……」
ソーダが俺の上をにじにじと移動して、ビーチチェアの下に置いておいたクーラーボックスに手を伸ばす。
「パピコスイカバー、パピコ雪見だいふくMOW、スイカバー赤城しぐれパピコパピコ……」
ソーダがクーラーボックスの中身を確かめると、そこへコーラも寄っていって中を覗き込む。
「うわー、本当にもうガリガリ君がないんですねー。おにーさん裏切り者?」
「今日はもうガリガリ君は10本食っとるわい。単に君らのが最後だったの」
「うーん、裏切り者どころか凄いイイ人? むしろあなたがガリガリ君」
コーラが感心したようにウンウン頷く。クーラーボックスの中身を見ていたソーダが俺の手を握り、
「……おにーさん、そんなに……ガリガリ君……食べたいの?」
無表情のままながら可愛らしく聞くので、俺は、
「もちろん。俺はとてもガリガりたい君なのだ」
と、答える。
「ふーん……」
それを聞いて、少し考えるコーラ。ソーダは少しだけ迷うようなそぶりを見せ、
──俺にキスをしてきた。それも口の中に舌を絡めてくるようなヤツである。
俺にとっちゃ初めてのキスの味は──ん? ……キスの味は、ガリガリ君ソーダ味だ……。
「私たちはアイスの妖精だから、舐めるとちゃんとアイスの味がするんですよ?」
コーラはそう言って──今度は自分も俺にキスして来た。
「うわー……何か不思議な感じだ」
「気持ち……良くない?」
「いや、すげーイイ感じ」
「ならイイじゃないですかー……♪」
俺の寝そべるビーチチェアに、両脇から抱きつくように二人のアイスの妖精も乗っている。
アイスの妖精の抱き心地というのは不可思議なもので、アイスのようにひんやり冷たくもあれば、人肌のように心地良くもある。
もにゃもにゃした氷を抱いているようでもあり、そこには体温も感じられたりする。しかも、その冷たさに不快さは感じられないのがまた凄いところだ。
二人はスク水をはだけ、少し固くなってきているちっちゃな乳首とかペタ胸とか、ぷっくらした股間のところなんかを使い、俺の身体を揉み、擦り、愛撫する。
二本の舌は俺の唇に這い、舌に絡み、顔や首筋を嘗め回す。
スクール水着が良く似合う姿なのに、俺に舌を差し出すその表情には驚くほどの官能と淫靡が溢れているのだ。
「私たちアイスの妖精はァ……アイス好きな人であればあるほど気持ちよくなれるんですよォ……?」
「おにーさん……私たち、美味しい? 気持ちよくて、分からない……」
妖精たちが歓喜に満ちた表情で囁いてくる。わき腹の辺りに当たっている彼女らの股間は、既に熱気に融かされたかのようにビショビショだ。
俺が二人を少し強めに抱き寄せてやると、二人は「あン♪」「んッ……」と恥ずかしそうに呻く。
「おにーさん……私たち妖精は、私達を呼び出す資格を持った人間が現れるたびに、新しく、生まれてくるの……」
「つまりィ……私たちは正真正銘ハツモノで、しかもあなたのものってことなんですよ……♪」
二人はそう言って身を起こし、水着の股間のクロッチ部分をめくって見せる。
そこはまさにアイスが融け出すように、滾々と冷たい愛液を湧き出させていた。
「さぁ、アイス大好きのおにーさん♪」
「融けちゃう前に、私達を食べて──」
パラソルの下、夏の日差しから隠れるように、アイスの袋から現れた妖精二人は、涼しげな眼差しで俺を誘惑した──。
「あッ────────────!!」
少しだけ固めの抵抗を突き抜け、コーラの小さな膣は俺の侵入を受け入れた。
「んッ……! んッ……! んぃぃぃッ……!」
俺の下で小さな身体が跳ねる。
ブルブルと震えながら目はつぶっておらず、まるで痛みだけではない何かに耐えているようだ。
「だ、大丈夫か?」
俺は挿入したまま動かずに、ぴくぴく俺にしがみついているコーラの顔を覗き込む。
「…………お」
「お?」
「おにーさん、あ……あニャた、そ、相当の、ア、アイしゅ好きでしゅね……?」
コーラがやっとのように俺に視線を合わせ言う。気付くと、結合部からプシュぅぅぅぅぅ……と液体が噴き出している。舐めればコーラ味がするに違いない。
「ど、どうしたんだ」
「私たちアイしゅの妖精は、アイしゅ好きな人であるほど気持ちイイって……言ったじゃないでしゅかァ……」
言って、コーラは傍らでドキドキしながら見守っているソーダに顔を向ける。いまだ、身体の痙攣は止まらないまま。
「しゅ……しゅごいよこの人ォ……い、イキまくり♪」
コーラは一際大きく痙攣し、また股間から液体を噴き出した。
「おにーさん……もー、はぅ、私はダメです……イ、イキまくりの融けまくりです……お好きに動いちゃってください……♪」
そう言うと、もうコーラは意識が朦朧としてしまっているようで、快感に身を任せてただただ痙攣と潮吹きを続ける。
俺がソーダのほうを見ると、コーラを見守っていた彼女と目が合い──彼女はおそるおそるコクリと頷いた。
それを見た俺が腰をパン! と叩きつけると、コーラは「ふぇェェェェェェェェェ〜……!」と大きく啼きながら、また激しく潮を噴き出した。
「う〜……納得イキませんよォ〜……」
コーラが俺にしがみついたまま不満げに唸る。
反対側にしがみついたソーダはすっかり満足げな表情で、俺にメロメロといった感じにポ〜ッと俺を見ている。
結局俺はコーラを完全ノックアウトした後、ソーダも同様にトロトロになるほど抱いた。それも二回。
コーラが怒っているのはどうもその辺らしく、何故自分は一回でソーダは二回なんだ、ということらしい。
俺は顔の前に立てた人差し指を、昔の何とか言う特撮ヒーローみたいにちっちっち、と振って見せる。
「……『お前さん日本じゃ二番目だ』?」
「俺は5.5:4.5でソーダ派だ」
「納得イかねーぃ!」
いきり立つコーラ。ソーダがそんな俺を見て「カッコいい……」とか呟くのを見て、「騙されてるよ!」とまた騒ぐ。
「とりあえずアイス食おう」
俺が言い出してクーラーボックスに手を伸ばすと、ソーダとコーラが二人がかりでそれを止めた。
「他のアイスを食おうってんですか?」
「……浮気者」
拗ねたような顔で言う二人。しかしだね。
「あのね、君らは食べちゃったけど、実際は食べられないでしょ」
「む、オヤジギャグですか」
「複雑怪奇」
「俺はとにかく、ちゃんとアイスが食べたいの」
ごねる二人を尻目に、俺はクーラーボックスの中から適当なアイスを三つ取り出す。
「君らも食うでしょ?」
「うわ、侮辱ですよ。私ら、ガリガリ君の妖精ですよ?」
「シャーベット系のほうが好き」
そう言いながらも、二人ともきっちりスイカバーと雪見だいふくを受け取る。
「ではいただーく」
「いただきまーす」
「ます」
そういって揃ってパッケージを開けた瞬間。
ぱんぱかぱーん。
『おめでとうございまーす!』
『あなたはこの夏一番に!』
「百個のMOWを!」
「百本のスイカバーを!」
「百組の雪見だいふくを!」
『食べ……て…………』
牛柄のぱっつんレオタード、スイカ模様の三角ビキニ、赤い浴衣を着た女の人の三人は、尻切れトンボに台詞を途切れさせた。
「コーラとソーダの開けた分は、俺の分で換算されるらしいな」
「っていうかどれだけアイス食ってんですか!?」
冷静沈着な俺の分析に、コーラが茶々を(もしくはツッコミを)入れる。
「え? だって俺、今年夏だけで、アイスに10万以上使ってるよ?」
「猛者!?」
「カッコいい……」
「騙されてるよ!!」
コーラが暴れる。
「あのー……私らはどうしたらいいんでしょうか?」
出てきたばかりのMOW、スイカバー、雪見だいふくの妖精が困ったように言う。
「んー……っていうか、君らはいつまでここにいられるの?」
俺が訊くと、牛柄ぱっつんレオタードのボインちゃん妖精が答える。
「一応、夏が終わって皆さんアイスを食べなくなると、自然にアイスの国に戻るってことらしいですけど……」
「でも、俺、冬も普通にアイス食うよ? コタツに入って」
「え……じゃあ、私たちはどうしましょう?」
困る妖精たちに、てててと近寄ってソーダが言う。
「このおにーさん、凄く素敵な人だし、一緒にいればいいと思う」
まぁ、アイス食ってるだけですが。
三人は、先に出てきたコーラとソーダを見る
ソーダとコーラは二人とも一見ただのスク水姿だが、股間からはたっぷりの精液を溢れさせ、お漏らしをしたように身体中が愛液に塗れている。
ゴクリと喉を鳴らすMOWたち三人。
「あ、あのー……わ、私たちも、いていいんでしょうか?」
顔は真っ赤。それもそのはず。
至極柔らかそうなナイスバディのMOWの妖精。
スイカップと言いたげな、爆乳のスイカバーの妖精。
和風しっとり系美少女の雪見だいふくの妖精。
三人とも俺のために生まれたての、正真正銘ハツモノちゃんなのだ。
すでに女になった余裕か、コーラが俺にしがみついて見せながらこれ見よがしに言う。
「不本意だけど。このおにーさんに抱かれて、幸せになれないアイスの妖精はいないですよ?」
見た目だけなら年上の三人に対し、物怖じのかけらも見せない。
反対側にしがみついたソーダもコクコク頷く。
俺は膝をついてソーダとコーラに高さを合わせ、抱き寄せてキスをしてやる。目線はMOWたち三人のまま。
MOW、スイカバー、雪見だいふくの三人の妖精は、おそるおそるながら俺に擦り寄ってきた。
プールサイドに甲羅干しのように横たわって(アイスの妖精なのにとけないのか?)、コーラ・ソーダ含め八人のアイスの妖精が満足気にしている。
「すごいですね……こんなに気持ちいいものとは……」
「いや、このおにーさんが特別なんだと思うし」
「蕩けちゃいそうなのに、融けないとはこれいかに」
「おっさんか。幸せになったでしょ?」
「なった……幸せ……♪」
「……カッコいい」
精液やら何やらに塗れたまま、口々に俺を褒める。照れるけど、こいつらみんなアイスなんだよなー。
俺はMOWたち三人の後、新たに他のアイスも開けてみた。
アホな話、開けたアイス全種類から妖精が出て来る。
ホームランバーからは短パンに野球のユニホームの女の子、パピコからはゴス系双子ちゃん。そして。
この赤城しぐれが最後の一種類である。
少しの躊躇の後、俺は小豆味のにくいヤツの袋を開けた。
ぱんぱかぱーん。
「あなたはこの夏百本の赤城しぐれを……」
「THE・ガッツ!?」
赤城しぐれから出てきたのは、背が高く筋肉隆々の、土方焼けの眩しい女の人であった。
「はぁ〜、あんた派手にやったねェ」
赤城しぐれの妖精しぐれさん(仮)が廻りに横たわった他のアイスの妖精達を見回しながら言った。
「あんたよっぽど、アイスの神様に愛されてるんだね……」
呟きながら俺に近寄ってきて、しなだれかかる。
「……私もいいかい?」
俺はしぐれさん(仮)を抱き寄せる。
「実は赤城しぐれの妖精は、もっと別のイメージだと思ってたんですけどねぇ……」
「へぇ……どんなだい? 和服の女でも出てくると思ったかい?」
俺が呟くと、からかうようにしぐれさん(仮)が言う。
俺は照れたふうに答える。
「赤城前・農林水産──」
ゴ リ ィ ィ ッ !!
失言とベアハッグにより肋骨を折った俺は、入院中アイスに困ることはなかったと言う。
折った本人もちゃっかり居座ったと言う。
おまけ。
プールサイドで妖精達みんなと戯れている(こいつら水に入っても融けない)と、俺のプール使用許可を出した昔の担任の女教師が現れた。
足元にぞろぞろと、ちっちゃい六つ子の女の子を連れている。
「お前から盗んでピノを食ってたら、アイスの妖精とやらが出てきたんだが」
「どんだけ盗んだんだよ!?」
ピノは一口サイズ六個入りのアイスである。
埋まった? まだまだね
GJだが、ガリガリくんの精と言われると、どうしてもあの顔が浮かんでしまうんだぜ
ちなみに妹のガリ子もそっくりな顔してるんだぜwwww
埋めネタどころではない素晴らしきハーレムktkr
ピノ美味いよピノ
>>722 考えた。
例の歌を奏でるポカスカジャンと共に登場とか。
「私は一向に構わんッッ!!」とか言って、ガリ子も受け容れる。それもハーレム。
なんというアイスハーレム
なんというGJ
そして残りは10Kb
なんて素適なハーレムww
でもモレもガリガリ君であの顔を思い出しちまったんだぜw
>>724 猛者ですな。後GJ!
結構良かったと思うんでできたら2,3続編作って欲しいんだぜ?
読み返しててふと思った
この猛者ならいつかビエネッタの妖精をも召喚するに違いないと
ビエネッタ一人で食うには多いよビエネッタ
>>700 赤毛のグリーンが青い制服でゴレンジャイよりもゴライオン思い出したよ
仮令猛者といえども
ハーゲンダッツは資金的に厳しいか
そう言えばレディーボーゲンのでっかい奴見かけなくなったけどどうなったんでしょうね
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/ =->ァ' ,. , ' 、、>ァ< ̄`ヽ、
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ヽ/ .iレyヽ /^'y / ,.-、 .} ) /
_ji_i @i i @i_,.!ー'ク/_/ // 私たちはアイスの妖精だから、
/ `○´ _ ヽ ,.<ヽ、舐めるとちゃんとアイスの味がするんですよ?
/ ノ、 / ) _,. -‐'二/ /
i ヽ、__i_,ノ iヽ、/ /
i 'ー一 i i /
ヽ _ i i. /
`ヽ、 / '二つL__i__/
`( ̄i -}''" (__}ー )
 ̄ヽ__ニ' }ニ/
病院の中庭、俺の車椅子を押すのは、俺のアバラを一気に四本折り、さらに四本にひびを入れた本人である。
小豆味のアイス、赤城しぐれの妖精──しぐれさん(本人確認を取り、正式に『仮』が取れた)である。
「うー、だから悪かったってばさー」
いや、折れた肋骨が内臓に傷つけて、一時はヤバかったんですよ? 歩くと俺、泣いちゃうので車椅子なのである。
「アレはおにーさんの失言だと思いますよ?」
傍らを歩くガリガリ君コーラの妖精──コーラが、むしろ諭すように言う。反対側を歩く同じくソーダの妖精ソーダもコクコク頷く。
「……気にしてなんてないやい」
……いや、本当ですよ? この涙はアバラが痛むからですよ?
他の妖精連中に一万円渡してアイスの買出しを頼み(多分自分達のアイスしか買ってこないだろうが)、俺は病院の中庭でアイスタイムである。
「アイス食べたいなら言ってくれればいいのに……」
そう言ってしぐれさんが歩を止め、俺にキスをしてくる。さわやかな小豆の味が口の中に広がる。両脇のコーラとソーダもキスをしたそうだ。
「いや、ちょいと趣向を変えたいんだ」
病室の冷蔵庫(冷凍庫)の中にはもうアイスのストックがなく、これは今ある最後のストックである。
レディーボーデン。バニラとストロベリーの半分半分のやつだ。
俺はアイスは一人食いするタイプなのだが、機嫌を直した証拠にしぐれさんにこれをあーんとかやってみようと思う。
「やだよー、照れるじゃないか」とか言って、こう、ばしーんとかはたかれたら、俺、死ぬかもしれんが。
俺は後ろのしぐれさんをふいと見上げ──いてて、骨に響く。
ちょっと拗ねたような表情のしぐれさんを見上げて、ぺかりとレディーボーデンの蓋を開けた。
レディーボーデンの妖精は、病院よりも背の高い赤と銀のボディースーツを身につけた光の巨人な女の子でした。
「おにーさん、レディーボーデンも百個食べたんですか」
「あなたは百個のレディーボーデンを……」とか言ってる光の巨人を尻目に、コーラが、むしろ奇特な目で、俺を見ていたと言う。
まぁ、ちゃんと顔が見えてて、可愛いのが分かってるのが救いだ。あとは縮むといい。縮んで。
俺それでもこの夏一度も下ったり壊れたりしていない腹に讃嘆の声を送りたい。
ひょっとしてアイスの神様にでも取り憑依かれてんのかしら。
誰ですか、ガリ子ちゃん連れてきたの
埋めー。
「なぁ、レッドハーレム、ブルーハーレムときて……まあ、紫ハーレムはええわい。一応格好は揃えて来てんから。
せやけど──何であとの二人、B'zの格好やねん!? おかしい思わへんかったんか!!」
「いや……せやから私も言ーたんですよ……。B'zとか……今短パン穿くのんおかしいやろって。せやけどコイツラ言ーて聞かへんのですわ」
「アホか!? レッドお前、B'zカッコええ、B'z……カッコええて、しきりに言うてたんお前やろが!
せやからワシも、あ、次はB'zなんやなぁって、こんなんしたんやないか!!」
「せやから喧嘩になったアカンて……ただの行き違いやろ? 直していこや、な?」
「そー言うブルーのおのれ……おのれはなんでウエストポーチ付けとんねん? デ○ズニーランドで買うたヤツをよぉ!」
「いや……ウエストポーチ、便利ですやんか、ドクロねえさん。ほら、戦う時も、飴とか持ってけるんですよ?」
「飴ちゃんいら──ん!! 便利かどうか関係アレへんのじゃい! ヒーローとして、版権ものはアカンて前回のピカチ○ウの時も言ーたやろがい……!!」
「そ、そんな怒らんで下さいて……ほ、ほら、味噌汁のおかわりどーです……?」
「イヤそれはもらうけどもやなぁ……キミらホンマ、ちゃんとせなアカンで……」
鍋からよそった玉葱と麩の味噌汁を、ブルーがドクロ怪人に渡す。ドクロさん、何で割烹着に突っ込まへんの?
毎週土曜の八時半になると、マンションの俺の部屋にはドクロ怪人と正義の戦隊ヒーローがやってくる。
黒の全身タイツに骨の模様つけて、頭にドクロをかぶってるナイスバディのドクロ怪人──敬称ドクロ姉さん。
俺の部屋で悪さをするドクロさんを止めるべく、正義のヒーロー『ゴハーレム』がやってくるのだ。
ところがこの女だらけのゴハーレム、いつも戦隊モノにお決まりの、揃いのコスチュームを着てこない。
どうも各人の意思の疎通に問題があるようで、上手いこと衣装が揃わないのだ。
ドクロさんはそれが気に食わないようで、いつも戦闘にならずに説教タイムに入る。
ドクロさん曰く、ちゃんと戦隊ヒーローとして姿見を整えてこれんヤツラと戦われへんとのこと。
いつもなら晩飯を食い終わってのんびりしているところにやって来るのだが、今日は帰宅が遅れてちょうど晩飯タイムだったわけだ。
それにしてもコイツら、いつのまに自分達の食器とか持ちこんどるねん?
「いやー、しかしYOU太くん、キミの飯は美味いなー。どや、いっそワシの嫁になれへんか?」
「ドクロ姉さん、青年を悪の道に誘ったらアカンですわー」
「何やとー!? どこが悪の道や、メッチャ幸せにしたるッちゅーねん!」
ガバーと俺を抱き寄せて、ちゅぱちゅぱキスをするドクロさん。
ゴハーレムの面々は、ドクロさんの杖を取ってポコリ殴ったり、味噌汁に醤油を足したり、みみっちい方法で阻止しようとしている。こいつらヒーローちゃうわ、絶対。
説教と夕飯の時間が終わり、
「──ほな、来週はちゃんとシよな? ワシもちゃんと戦いたいねんから」
「ほな、戦ってくださいよ。今」
「せやから、ちゃんとしてからや−て、言ーてるやろがァァ!!」
ドクロさんの前蹴りが紫ハーレムのミゾに入り、紫悶絶。
「ほな、どうもありがとうございました」
「また来週お願いします」
他の連中は紫を引きずって三々五々帰ってゆく。
ドアの外で紫が「お前らなんで怒らへんねん! アイツ絶対おかしいて!」とか言ってるのを聞いて、ドクロさんがドアに駆け寄り杖を投げつける。
ドタドタと逃げていく音。
「ったくアイツら……ほな、ワシも帰るよ。ほしたら、またなー」
言って窓から出て行くドクロさん。
次の週、日曜八時半。
俺は風呂の中でついウトウトしてしまって、ちょうど風呂上りだ。
「──何やYOU太くん、シャンプーの匂いなんかさして……ひょっとして、ワシを誘ってる?」
部屋の中にはすでにドクロさんが来ていて、俺のビールを勝手に飲みながらJUNKスポーツとか見ている。
「ドクロさん……これから連中来るのに、酒とか入ってたアカンでしょ」
「なー! そんなんエーねん! 連中ワシが悪させんと出てこれへんのやから!」
ドンドンドン。
ドクロさんが言うと、部屋のクローゼットからノック。はよせぇと言っている。
「ほら、もう呼んでますて」
「うるッさいのー。日曜くらい静かにしといたらエーのに」
ドンドンドン。
「ドクロさん、ほらー」
「うー、しゃーないのー」
ドクロさんはコップに残っていたビールの残りをグイッと空けると──。
自分の衣装をビリィッと裂いた。中から、実に形のいいおっぱいが蕩けるように飛び出してくる。
「わ!? 何してんの、ドクロさん!」
「今からキミを手篭めにすんのやろ〜ぉ? 大丈夫、絶対幸せにしたるて!」
「わー!?」
『待て────────いぃ!!』
ドクロさんがおっぱいを俺の顔に押し付け、固くなってきちゃった俺の股間に手を伸ばしてきた時に、バ────ンとクローゼットが開く。
「レッドビキニ!!」
「ブルー競泳水着!!」
「グリーンハーレム!!」
「イエロー裸!!」
「ピンク裸!!」
『五人合わせて──ゴハーレム!!』
「ちょっ、待てや─────ッッ!!」
五人、戦隊ヒーローどころかただの痴女のような格好で出てきたゴハーレムにドクロさんが叫ぶ。そのドクロさんもおっぱい丸出しなのだが。
「ドクロさん、ズルイですてー」
「私らもYOU太くん、目ェ付けてたんですから」
「アホかー! ワシはこれが仕事やねん!」
おっぱい丸出しのドクロさんの言葉に、俺が、
「仕事なんだ……」
ポツリ呟くと、「いやいや、そやないねん。そやないねんでYOU太くん」と俺のほうに擦り寄ってくる。
それを見てまた、俄然騒ぎ立てるゴハーレム。イエロー裸とピンク裸はいいとして、グリーンハーレムのアレは、ボディペインティングだな。
「ええかお前ら、よー聞け……」
そして説教タイム。まわりは裸だらけ。レッドビキニがこっそり俺のお尻を触ってくるのをドクロさんが杖で殴る。
こんな感じで今週の休日も終わっていく……。この人ら普段何してんだろ?