【おお振り】おおきく振りかぶってエロパロ3球目

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163カノルリ
「叶くんて、よくない?」

三星の躍進の原動力である、2年生エース・叶の注目度は、
校内で日に日に高まっていった。
「もしかして、甲子園行っちゃうかもね!」
クラスメート達の会話が耳に入って、本を読むことに集中できない。
机の横に掛けられた紙袋には、叶宛ての手紙が2通。
ルリが叶の幼なじみと知った人から、度々頼まれるようになったファンレターだ。
ルリは読みかけの本を机に伏せて教室を出た。

廊下には、野球部の試合日程を記載したポスターがあった。
あと2つ。
あと2つ勝てば、三星は念願の甲子園に出場することができる。

ルリはポスターをじっと見て、幼なじみのことを考えた。
いつの間にかアイドル扱いだよ。あの叶が。
みんなは知らないんだ。
昔はチビでヤンチャで、よく女の子を泣かしてたヤな奴だったのに。

…でも、根っこのとこではいつも優しかったよね。

チャイムが鳴って、生徒たちが講堂へ移動し始める。
今日は全校あげての野球部の応援の日だ。
きっと今日も暑いんだろうな…。
窓の外は目が痛くなりそうなほどの日差しだった。
164カノルリ:2007/07/02(月) 16:01:10 ID:WXBkkmPp
「三橋。」

呼ばれて振り返ると、そこには叶が立っていた。
ルリは驚いた。
夜の8時。普段なら叶はまだ学校で練習している時間だ。
「何やってんの?」
「何って…、買い物だよ。」

それもそうだ。
家の近くのコンビニ。向かいの家に住む幼なじみ。
別に偶然会ったって、不思議なことは何もない。
とは言え、叶は部活で朝は早く、帰りは遅い。同じ学校でも校舎は別。
実際会話できる距離で叶を見るのは、とても久しぶりのことだった。
試合の後だから、今日は早いのか…。

風呂上りなのか、Tシャツにスウェットパンツ姿で髪は濡れたままだ。
「あ、あの、今日、おめでとう。勝ててよかったね。」
「あぁ、ギリギリだったけどなー。」
叶は笑いながら、牛乳を2本持つとさっさとレジへ向かった。
ルリはハッと思い出して、叶の後を追う。
165カノルリ:2007/07/02(月) 16:02:19 ID:WXBkkmPp
「ねぇ、叶への預かり物があるの。帰りちょっとうちに寄ってよ。」
「預かり物?」
断っても断っても、次々と預けられる叶へのファンレターやプレゼント。
ずっと気が重かったが、これで肩の荷が降りる。

買い物を終え、並んで歩き出す。何を話していいのかわからない。
帰り道は、ほんの数分がやけに長く感じた。

叶がルリの買い物袋をヒョイと持つ。
「重てっ。」
中はお菓子やジュースばかりだ。
「い、いいよ。持てるよ。」
「こんなもんばっか食ってんと、デブになるぞー。」
叶は笑う。

ヤナヤツ…。
「ふんだ。ほっといてよ。」
ルリがふくれると、叶は
「うそうそ。お前、ちょっと太った方がいいよ。」
と言ってまた笑った。
166カノルリ:2007/07/02(月) 16:03:19 ID:WXBkkmPp
「ただいまー。」
玄関を開けると、奥からルリの母が顔を出す。
「こんばんは。」
叶が頭を下げると、母は廊下をパタパタと走ってくる。
「いやだ、修ちゃんじゃない。久しぶりねぇ。聞いたよー、
野球部頑張ってんだってねぇ!」
「はい。」

お母さんにつかまったか。いいや、今のうちに。
「叶、今持って来るから待っててよ。」
そう言うとルリは2階の自分の部屋へ走った。
 
輪ゴムで止めた手紙の束は、20通くらいある。
それから、可愛らしい袋に入れられたいくつかのプレゼント。
それらを全て紙袋に突っ込む。
167カノルリ:2007/07/02(月) 16:04:47 ID:WXBkkmPp
その時、開け放していた部屋のドアから気配を感じた。
驚いて振り返ると、そこには叶が立っていた。
「ちょっと、何勝手に入って来てんのよぉ。」
「いや、おばさんが…。」
言いかけた叶の後ろから、お盆に2つのグラスを乗せた母が現れた。

「あんた、なんて言い方よ。ごめんね修ちゃん、ゆっくりしてってね。」
そう言うと、パタンとドアを閉めてさっさと出て行ってしまった。
「ゆっくりなんてしてかないよ。叶は今日試合して来たんだよ!」
もう、お母さんは…。
ゆっくりも何も、話すことなんて何もないのに…。
 
「あいかわらずでかい家!」
叶はソファにドサッと腰掛ける。
「叶んちだってでかいじゃん。」
「こんなでかくねーよ。」
 
叶は部屋をキョロキョロと見回す。
「あんまりジロジロ見ないでよ。」
ルリが言うと、叶は余計にあちこちを見る。
わざとだな…。ルリは呆れてため息をついた。
168カノルリ:2007/07/02(月) 16:05:57 ID:WXBkkmPp
「はい、これ。」
紙袋を渡す。
「ふーん。サンキュ。預かったって、誰から?」
叶は袋から手紙の束を取り出す。
「知らないよ。叶のファンでしょ。」
「はぁ?」

叶は怪訝そうな顔でルリを見た。
中に入ったプレゼントの包みを見ると、
「何これ?知らない人からこんなんもらえねーよ。」
と、紙袋をつき返した。
「そんなこと私に言われても困るよ。
とにかく私は責任を果たしたからね。ほら帰って帰って。」

ルリはソファに座っていた叶の手を引く。
「なんだよ。ひっでぇな。」
叶はムッとして、ルリの手を引き返す。
「キャ…。」
ルリは簡単にバランスを崩すと、叶の膝に乗るように倒れた。
「ちょっとぉ!」
ルリが怒って顔を上げると、至近距離で叶と目が合った。
169カノルリ:2007/07/02(月) 16:07:22 ID:WXBkkmPp
「な、なに…。」
言いかけた言葉を叶の唇が塞ぐ。
キス、だ。
すぐに唇を離すと、叶は真っ直ぐにルリを見た。
「なにしてんのよ…。」
叶はじっとルリの目を見て、大きく息をついた。
「キスした。お前のことが好きだから。
だから、知らない女からの手紙なんて、普通の顔して預かって来んなよ。」

ルリは呆然として答える。
「そんなの、知らないよ…。」
告白を、そんなの知らないと言われてしまった。
叶はルリの言葉にカチンと来た。
片手で髪をぐしゃぐしゃとかきあげ、パッとルリを見据える。
「悪かったな!」

いくつか文句を言ってやろうと、ルリに向き直った叶は唖然とした。
ルリの大きな目から、大粒の涙がぽろぽろとこぼれていたのだ。
「なに、泣いてんだよ…。」
そんなにやだったのか?
そう思うと、叶もショックを隠しきれなかった。
思わず下を向いてしまうと、ルリが小さな声で呟いた。
170カノルリ:2007/07/02(月) 16:08:38 ID:WXBkkmPp
「そんなこと、知らなかったもん…。
だって、私なんてただの幼なじみじゃん。家が近所なだけじゃん…。
その私が、どうして叶のこと好きな人達にダメなんて言えるのよ。
私だって、そんなのずっとやだったよ。
もしその中の誰かを、叶が好きになっちゃったらって、ずっと怖かったよ。
でも、そんなこと言えないもん。ただの幼なじみに、そんな権利ないもん…。」

叶は泣いているルリをぽかんと見つめる。
「え、それ…って、お前もオレを好きだからってこと?」
ルリは叶の胸に、ドン、と拳をぶつけた。
「今頃気付くな、バカ!ずっと好きだったよ!」
叶はルリの細い体を思い切り抱きしめた。
「苦し…。」
ルリが喘いでも、叶は手を緩めなかった。

「んん…。」
叶の深いキスに、ルリの口から声が洩れる。
はぁ、と息をつくと、叶がルリをじっと見つめる。
「ほんとにお前、オレのこと好き?オレ、夢見てない?」
「バカ…。」
ルリは笑って、今度は自分からキスをした。
171カノルリ:2007/07/02(月) 16:11:24 ID:WXBkkmPp
ルームランプのオレンジ色の明かりに、ルリの華奢な体が浮かび上がる。
着ている服を1枚ずつ脱がしていく。叶の手は震えていた。
ルリは目を閉じて、自分の素肌が外気にさらされていくのを感じた。
薄い水色のブラジャーの背中に手を掛け、ホックを外すと、
真っ白で小さな胸が現れた。叶は息を飲む。

「あんまり見たら、ヤダ…。胸、小さいから。」
そっと手で触れると、すっぽりと手のひらに収まる。
「いい、小さくても、メチャクチャ可愛い。」
そう言うと、叶は小さな膨らみに、唇を押し当てた。
片手で胸を触りながら、乳首にチュッと吸い付くと、ルリの体がブルッと震える。
もう片方の手を、水色のショーツのゴムに掛けると、ゆっくり引き下ろす。
足首に引っかかったショーツを引き抜くと、叶はルリに向き直る。
「すげぇ、きれい…。」
裸のルリは頬を染めて、手で顔を覆う。

「私ばっか、恥ずかしいよ…。」
言われてみれば、ルリは全裸に剥かれているのに、叶は来た時のままだ。
「ごめん。」
叶はそう言ってTシャツに手を掛け、一気に脱ぐ。
細身ながら筋肉の付いた、しなやかな体が薄暗い部屋に浮かび上がる。
ルリは体を起こして、叶の腹筋に触れた。
172カノルリ:2007/07/02(月) 16:14:30 ID:WXBkkmPp
「…くすぐったいかも。」
叶は身をよじる。
「すごい。痩せてるのかと思ったら、腹筋割れてる…。」
筋肉に沿って指を這わせる。
つつ、と下まで降りると、スウェットパンツの紐部分で指が止まる。
「これ、取ってもい?」
ルリが上目で見る。
「あ、あぁ、うん。」

しゅるしゅると紐を解き、スウェットパンツを脱がすと、
ボクサータイプのパンツの前はパンパンに張り詰めていた。
ルリがそれをパンツの上から触った。
「う…。」
「あったかい…。」

しばらく片手でスリスリと触ったあと、ルリはパンツのウエストに手を掛けた。
「えと、脱がすよ?」
そう言ってルリはおそるおそるパンツを脱がせた。
解放されたペニスが、腹にぺちんとぶつかる。
173カノルリ:2007/07/02(月) 16:17:54 ID:WXBkkmPp
「おっき…。」
ルリは思わず声を出した。
「いや、悪いけどオレなんて普通だよ…。」
叶は恥ずかしそうに言った。
「こんなのが、私の中に入るの?」
ルリは瞬きもせずに、不思議そうに見つめている。
そっと手で握ると、それは硬く、熱を持っていた。
「あんま見んなよ。」
叶がルリのおでこを指でちょんと突く。

「交代。今度はオレの番。」
そう言うと、叶はルリの頬にキスをした。
頬に、瞼に、おでこに。たくさんのキスをする。
ルリは体がふわふわ浮くような感覚に、力が抜けていく。
目を閉じて、体を預ける。気持ちいい…。
裸の胸が触れ合うと、叶の鼓動が聞こえる。
「すごい、ドキドキしてるね…。」
「あたりまえじゃん。嬉しくて死にそうだよ。」

叶の舌がルリの乳首をペロリと舐めると、背中からくすぐったいような
痺れが突き抜ける。
「あん…。」
唇が、だんだんと下の方に降りていく。腹、臍を伝って、下腹部へ。
そして幼さの残る秘唇へとたどり着いた。
熱い舌が、まだ渇いたままの肌を舐める。
秘裂に舌を差し込むと、花びらは一瞬で開いた。
174カノルリ:2007/07/02(月) 16:20:22 ID:WXBkkmPp
力を抜いて、全てを叶に委ねる。
性的な刺激と、他人を信頼して体を預けることの気持ち良さ。
今までに経験したことのない快感を、ルリは全身で感じていた。

「三橋、気持ちいい?」
叶が顔を上げてルリを見る。
「なんでそうゆうこと、聞くのよぅ。」
「だって、気持ちよくなってもらいたいんだもん。なぁ、どうなの?」

聞くまでもない。
ルリの秘裂には蜜液が溢れ、熱く蕩けてしまいそうだった。
小さな入り口は完全に開ききって、叶を待っている。

叶の指がゆっくりと出入りする。
探るように、曲げた指で膣壁を擦ると、
ルリの呼吸が浅く速くなり、背中に汗が浮き出してくる。
ピンク色に染まった顔を、左手で覆うように隠す。
ルリの体がピクンと震えるたび、小さな胸が波打つように揺れる。
可愛いな…。
叶はぼんやりと思った。
175カノルリ:2007/07/02(月) 16:28:50 ID:WXBkkmPp
「入れるよ。痛かったら言えよ。」
「うん…。」
ルリの心臓は、壊れてしまうんじゃないかと思うほど、ドキドキしていた。
膣口に叶自身がピタリと押し当てられると、ルリの体は硬直した。

「力抜いて。」
叶が蜜液をまぶすようにペニスを擦りつけると、だんだんと滑りが良くなる。
亀頭がクリトリスを擦ると、ルリの体がピクッと動く。
気持ちいいのかな…。叶はしばらく、その動きを繰り返した。

徐々にルリは力が抜けていくが、叶はこのままでは挿入前に果ててしまいそうだ。
片手で持って、入り口を探る。ルリもそれに気付いて緊張する。
優しくしてやりたい。
そう思って出来るだけゆっくりと挿入していく。

「うんん…。」
ルリは体をよじる。やはり痛いのだろうか、じりじりと体が逃げていく。
「大丈夫か?痛いならやめるからな。」
叶は心配そうにルリを見る。
自分の欲望で、ルリをつらい目に合わせたくない。
「平気…。叶は?気持ちよくなれそう?」
ルリが赤い目で問いかける。
「もう最初っから気持ちいいよ。」
「よかったぁ…。」
176カノルリ:2007/07/02(月) 16:30:01 ID:WXBkkmPp
ルリはふぅ、と大きく息をつくと、叶の目を見て言った。
「私は、叶が大好きだからね。叶にだったら私、痛い目に合わされてもいいの。
だから、我慢しないで、来て…。」
そう言って、叶の首に腕を回す。
叶は目から、涙か汗かわからない、熱い液体がこぼれるのを感じた。

「ル、リ。」
かすれた声で名前を呼ぶと、くせのあるふわふわの髪に指を絡める。
「好きだ、ルリ、大好きだよ。」
ぐっと体を密着させ、強張りを押し込むと、ルリの体が汗でしっとりと濡れていく。
思いきり腰を突き動かすと、体の奥から何かが裂ける音がした。
ルリは小さく叫んだが、叶の体に回した手を離すことはなかった。
177カノルリ:2007/07/02(月) 16:35:11 ID:WXBkkmPp
「…なんか言ってよ。」
行為の後の気だるい空気の中、素に戻ると照れが出てしまう2人。
沈黙に耐え切れず、ルリが言う。
「なんかって…。」
ルリの大きくてまん丸な目が、叶の目をじっと見る。

叶は髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜ、呼吸を整えると
「好きだよ。」
と言った。
ルリの目はさらにまん丸になる。
「なんだよ。」
叶は顔を赤らめた。
「ビックリして…。そんなこと言うと思わなかった。」
「なんだよ!じゃあもう言わねーよ!」

叶が顔を横に向けると、
「ヤダ。もっと言って。」
ルリは叶の膝にぴょんと飛び乗って、顔を覗き込む。
目はキラキラと輝いていた。
「くっそー!可愛いな、お前は!」
叶は笑いながらルリを抱きしめると、優しくキスをした。
178カノルリ:2007/07/02(月) 16:36:05 ID:WXBkkmPp
「じゃ、またな。」
「うん。忙しくてもメールくらいはしてよ。」
玄関で叶とルリがキスをしようとした時、またルリの母が登場した。
2人は慌てて体を離す。

「あらぁ、修ちゃん、帰っちゃうの?」
「あ、明日も練習あるから…。お邪魔しました。」
叶がルリに笑顔で、「じゃあな」と言い玄関を出ると、母はチラリとルリを見る。
「お母さんは修ちゃん好きだから、いいと思うな。」
ばれてる…。
ルリは耳まで赤くなると、モゴモゴと口篭もった。
「修ちゃん、甲子園行けるといいね。そうしたらみんなで応援に行こう。」
「うん…。」

叶はきっと甲子園に行くよ。
そしたらまたファンが増えちゃうかも。
でももう不安になんてならない。
きっと叶は、満員のスタンドの中にだって、私を見つけてくれるはず。

ルリは目を閉じて思う。
明後日にはきっと、マウンドでガッツポーズする叶が見られるよね?
頑張ってね、修悟!