【ご主人様】メイドさんでSS Part2【朝ですよ】
萌えた。
麻由の胸は窒息できるほどの大きさってことか。
意外に巨乳?
GJ。いっそ今回の事で子供が出来てしまえばいい。
645 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 15:22:49 ID:xXQjPPB2
麻由は鈍感みたいだからなぁ。
案外周囲には気づかれていて、皆から暖かく見守られていたりだとか。
麻由の話を投下します。
一人Hのネタなので、苦手な人はあぼーんでお願いします。
「一人寝」
「留守中、宜しく頼む」
「行ってらっしゃいませ」
朝、会社へ向かわれるご主人様を、執事を筆頭に使用人一同でお見送りするのが当家の習いでございます。
私が遠野家にご奉公するずっと以前からの決まりだと、先代のメイド長に伺ったことがあります。
しかし、ここ数日はその慣例が行われておりません。
一週間前、遠野家の主であられる武(たける)様は社用で外国へと旅立たれました。
現地法人の視察、関係各所への訪問、その他もろもろの予定が詰まった二週間の出張だということです。
数日間の出張は年に何度かありましたが、二週間というのは武様が社長になられてから初めてでした。
そんなに長い間お会いできないのは、私が遠野家に仕えて以来初めてです。
寂しいですが、お仕事とあらば致し方ございません。
自分の感情を抑えるべく、スーツケースを取り出して手ずから武様の旅支度を致しました。
武様もしばしの別れを惜しんでくださり、出発までの一ヶ月はいつもより多く私を召されました。
出発前日も求められたのですが、あいにく私は月のものの最中で、応じることができませんでした。
残念だがその代わりに、と濃厚な口づけを何度も受け、私は立っていられなくなり、ずるずると座り込んでしまいました。
その体勢のまま成り行きで「ご奉仕」をすることになり……。
達された武様は私の胸元をはだけられ、吸いついて赤い痕を付けて「僕がいない間のお守りに」と仰いました。
その夜は一緒のベッドでぴったりとくっ付いて眠りました。
主が不在のお屋敷は、いつもより少々気が抜けた雰囲気でございます。
メイド長としては、いつも通りの空気にするべく厳しく当らねばなりませんが、私も何となくその気になれないでおりました。
日中、仕事をしている時にも気がつくと「武様がお帰りになるまであと何日…」と、そればかり考えてしまうのです。
ご出発の当日から数えているのですから、話になりません。
一日一日、日が暮れていくのをじりじりとただ待つ有様でございました。
待ちわびた夜が来て、一日の仕事を終え自室へと引き上げます。
メイド長の職務を拝命してから、私はご奉公に上がった当初の使用人部屋とは別に部屋を賜りました。
同じ使用人棟内ですが、先代のメイド長から受け継いだ広めの一室です。
ベッドに横になり、カレンダーを見てため息をつきました。
武様がお帰りになるまであと一週間。
長くて長くて、お目にかかった頃にはお婆ちゃんになっていそうです。
布団を被り、目を閉じて武様のことを考えます。
ご出発の前夜には、私の体調のせいで軽い触れ合いに止まりましたから。
以前、私はいつでも武様のお求めに応じられるよう、経口避妊薬を服用しようかと考えたことがありました。
それを相談しますと、「毎日薬を飲むなんてさせられない。副作用もあるだろう」と反対されてしまいましたが…。
こんなことなら、飲んでおくんだったと思いました。
今頃は、武様は一体何をしていらっしゃるでしょうか。
時差がありますので、日本が夜の時にはあちらは昼間になりますかしら。
あちらで、異国の美人と懇ろになられたりはしないでしょうか。
旅先では、人は開放的になるといいますから。
仮にもお仕事での洋行ですから、そんな浮ついたことはなさらないと思いますが…。
離れていると不安ばかりが募り、気持ちがざわつきます。
これでは駄目。もっと楽しいことを考えないといけません。
武様がお帰りになったら何をしようかなど、そういう建設的なことを。
お屋敷を空けられていた武様が戻られると、私は明るい部屋で一糸まとわぬ姿にされて体を検分されます。
他の方と関係を持つなどありえませんし、恥ずかしいからと拒んでも結局は強行されてしまうのです。
以前、書斎の本が落ちて鎖骨の辺りにぶつかり、赤いあざができた時は、帰宅した武様に問い詰められました。
胸元をはだけたまま寝室から書斎へ連行され、実況見分さながらに説明をする羽目になりました。
検分が終わり、ご納得されると、武様は自分の服を脱がせるよう私に申し付けられます。
ガウンとパジャマ、下着をお脱がせし、二人とも生まれたままの姿になったところでベッドに倒れ込むのです。
武様が優しい口づけをくださり、それが段々と深くなって……。
三ヶ月前の土曜の夜のことを思い出し、私は布団をかぶって頬を染めました。
あの時は、出張からお戻りになった武様に、普段より輪をかけて丹念に一晩中何度も愛されましたから。
外が白み始めてやっと開放され、私は節々の痛みを堪えて起き上がり、身支度を整えて仕事を始めました。
「ご主人様はお疲れのようだから起こさないように」と皆に申しつけ、その日は眠気を堪えながら過ごしたのです。
最初はそうでもなかったのですが、ベッドを共にするごとに武様は私を焦らされるようになりました。
愛撫を受け、身体が蕩けそうになったところで急にお預けをされてしまうのです。
そして口の端に笑みを浮かべながら、「どうして欲しい?」と尋ねられるのです。
毎度のことながら、お願いするのが悔しくって、言うもんかと唇を噛み締めても結局は無駄になり。
最後は、涙を浮かべて哀願する羽目になるのでございます。
普通の恋人同士なら、こちらからもお預けを仕返すとか、しばらく口を利かないといった反撃ができることと思います。
ですが、武様と私は主従の関係でございますから、そういったことができないのです。
メイド長たるもの、ご主人様のお言いつけを無視するなどあってはなりません。
それに、以前に「僕の求めた時に麻由が拒否するのは許さない」と申し渡され、承諾した事情もございます。
この二つを利用されている気もするのですが、何せ、私からの下克上の道は閉ざされているのでございます。
武様がお戻りになったら、どんな風に可愛がってくださるでしょうか。
また焦らされ、私が困り果てるのを楽しげに見つめられてしまうのは必定でしょうが…。
それが判明するのにはあと一週間も待たなければなりません。
私は横になったまま手を持ち上げ、そっと身体の線をなぞりました。
お戻りになったらまた大変…と思いつつも、心の中では実の所、期待しているのです。
この手が自分のものでなく、武様の大きくしなやかなお手だったなら。
私はどれだけ高められ、うっとりとなることでしょう。
服の上からでは飽き足らず、私はそっとパジャマの裾から手を入れ、肌に触れました。
「あっ…」
その冷たさに身体が跳ね、思わず声が出てしまいました。
手が温まるのを待ち、ゆっくりと動きを再開させます。
お腹、ウエストの辺り、みぞおちと順になぞってゆきます。
なかなか肝心な所に触れてくださらない武様の手の動きを無意識に真似ていることに、我ながら苦笑いたしました。
思い切って下着の上から胸に触れ、掴みました。
そのまま揉み上げ、しぼり出すように先へと指を這わせます。
「んっ…あ…」
胸の頂に触れた瞬間、堪えきれずに声が漏れました。
電気が走ったように快感が生まれ、背筋が反ります。
指先で頂を擦り、何度も刺激します。
『反対側も可愛がらなければね』
耳元でそう囁かれ、甘い期待に震えたことを思い出してしまい、もう片方の胸にも触れました。
『ほら、すっかり固くなって僕を誘っている』
立ち上がった胸の頂を指が掠めると、武様のお声が頭の中に響きました。
「やっ…武様…んっ」
『もっと触って欲しいかい?麻由』
「…はい」
武様の指が胸の上で私をからかうように動き、頂を弄ばれるようにうごめくのが目に見えるようです。
もどかしい。下着を取って、直接触れて欲しいのに。
いつもそれをなかなか言い出せず、悶々とする羽目になるのです。
「…ん、あ…もっと……」
『もっと、何だい?』
「んっっ…」
私は背を浮かしてブラジャーのホックを外し、上に持ち上げました。
そして、武様のお手に見立てた自分の手を、反対側の手で胸に押し付けます。
「あぁ…」
『直接触ると、ここの固さがよく分かるね』
指が頂を何度も弾き、そのたびに身体が小さく跳ねます。
『ちょっと解そうかな?』
想像の中の武様はにっこりと笑われて、胸を口に含み、宥めるように優しく舐められるのです。
……さすがにそれは再現できません。
手の平で円を描くように胸の先を擦り、違った刺激を与えました。
「あっ!やぁ…」
指先で触れるのとは違う感触に、切ない声が出ました。
想像の中の武様は、掌全体で胸を包み、しばらく休まされます。
痛いほど立ち上がっていた胸の頂が固さを失い、ほんのりとした温かさにホッとします。
落ち着いたのを見計らい、また胸を交互に舐め上げられ、先を指で弾いて反応を楽しまれてました。
「…あっ…んんっ…くすぐったい…」
『くすぐったいだけなのか?』
「いえ…」
『正直に言いなさい、麻由』
「や…んぅ…あぁ…ん…」
『言わないと、こうだよ?』
「ああ!」
想像の中の武様の指が、胸の先を大きく弾きました。
痛いほどの鋭い快感に、大きな声が出てしまい、慌てて唇を噛みます。
ここは武様のお部屋ではなく、使用人棟の自室。
だからいい加減にしなければ…と思いつつも、私はこの行為を止めることはできないようです。
横になったものの、眠気は一向に訪れず、それどころかますます内側から燻るような欲が湧いてくるのです。
『…ひどくして済まないね。ほら、麻由はこれが好きだろう?』
「あっ!」
武様が舐めてくださる時を思い出し、どうしても濡れた刺激が欲しくなりました。
自分の指を舐め、唾液で湿らせてからそっと胸に這わせました。
親指と中指で胸の頂を摘まみ、濡れた人差し指でそっと撫でます。
『好きだろう?』
「あ…はい…っ……」
目を閉じていると、本当に武様に胸を責められているような気分になりました。
「…あ、武様っ…」
胸に顔を埋められている、想像の中の武様のお体に空いた腕を回しました。
当たり前ですが、今ここにいらっしゃらないので、腕は空振りし、胸を弄んでいる方の手にぶつかります。
胸元の空虚さに耐え切れず、私は掛け布団の端を引っ張り、腕に抱き締めました。
これは、武様のお顔。私は、今それに抱きついて求めている。
そう強く思い込もうとして、ギュッと目を閉じました。
「武様…あっ…だめ…」
『駄目、は麻由の場合、いいと言ってるのと同じなんだよ?』
ベッドを共にするたび、武様が私に仰る言葉が頭に蘇りました。
「だって…あっ!」
『ほら、拒んでいるというのなら、なぜこの手は僕を突き放そうとはせず、抱え込んでいるんだ?』
「それは…」
『ああ、麻由はただ恥ずかしがっているだけなんだ。僕には分かっている』
笑みを浮かべてそう仰って、武様は尚も私を責められるのです。
「ああ…ぁ…んっ…はんっ!」
『いい声だね。蕩けそうなほどいい声だ』
「ん…んんっ…」
指がもたらす快感と、想像の中の武様が発される言葉に、自分がどんどん高まってゆくのが分かりました。
胸への刺激だけでは満足できなくなり、私は空いた手をそろそろと下へ伸ばしました。
パジャマの下を通り、下着の隙間から秘所へと指が届きます。
『っ…熱いね』
そこに触れられるたび、最初に武様が仰る言葉。
自分で触れてみても、明らかに他の部分より熱く、敏感になっているのが分かります。
『麻由、ほら、もうこんなに濡れているよ?』
「んっ…っ」
溢れた蜜を指に絡め、周囲に塗り広げるように動かされる武様の指。
羞恥を煽るようにゆっくりと動かされるさまを再現しようと、またギュッと目を瞑りました。
指を浅く突き入れ、すぐに引き抜きます。
微かな水音を立てて何度も繰り返すうち、頭の中がぼうっとなってゆきました。
それでは足りない。もっと、もっと存在感のあるものを感じたい。
そう思わせるため、これは武様が私によくなさる行為のうちの一つなのです。
『物足りなそうな顔をしているね』
「…ぁ…はぁ…」
『これでは不満かい?ここが、ヒクヒクしているが…』
「んっ!」
少し深く突き入れた指に、腰が跳ねました。
熱くぬめり、指とは違うものを待ちわびている秘所に意識が集中します。
私が望むものを下さる武様は、今ここにはいらっしゃらない。
それが急に悲しくなり、こんなにはしたない行為をしながらも胸が痛みました。
「…武様っ…あぁ…」
『欲しいかい、麻由?』
「んっ…欲しい、です…」
いつもは、なかなか言えませんのに。
今は自然に口をついて言葉が出てきました。
まるで、いつも武様が私を焦らされる時と同じように、想像の中の武様に追い詰められているのです。
『でも、まだここを可愛がっていないからね』
「あぁんっ!」
武様のお声が頭に浮かび、それに操られるように私は敏感な突起に触れました。
「あ…やぁ…だめ…ですっ」
『駄目、は聞かないと言ったはずだよ?』
指に力が入り、刺激が強くなりました。
「んっ…そんな…」
『今やめたら困るだろう?』
「っは…あぁ…」
指が突起の周りを円を描くように撫で、腰が浮き上がります。
『ほら、ここもそう言っている』
「きゃっ!」
蜜で濡れた指でぺたぺたと突起を叩く動きに、高い声を上げてしまいます。
切ない疼きが下半身を支配し、頭の中が沸き立つようになっていきました。
突起が痺れたようになり、もっともっとと求めています。
腰が無意識に動き、指に秘所を押し付ける格好になってしまいます。
「あぁ…くっ…ん…」
『どうだい?』
「武様…」
『イきたいなら、イかせてあげてもいいんだが…』
意地悪な武様のお言葉に、普段ならムッとしますのに。
「っあ…イかせて、下さいませ…」
私は、想像の中の武様のお顔を見上げ、懇願しました。
いつもと全く同じこの状況。
せめて今だけでも違う風に想像すれば良さそうなものなのにと、自分に突っ込みを入れました。
『じゃあ、いくよ…』
武様のお声がそう告げ、指が動きを激しくしていきます。
「あっあっ…んんっ!あんっ!」
身体は解放を求めて一直線に駆け上っていきます。
「やぁ…だめ!あぁん!あん!ああ…」
目の前が真っ白になり、私は達してしまいました。
息を整え、そっと秘所から指を外して溜息をつきました。
いつもなら、この後に武様が入ってこられ、身体を揺さぶられてまた快感に喘ぐところです。
ですが、今は離れ離れ。
自分の手で再現できるのは、ここまでです。
もどかしいですが、これ以上はどうしようもありません。
起き上がり、後始末をして下着を着替え、また横になりました。
身体はまだ快感を諦め切っていませんが、一度達したので少しは落ち着きました。
横になり、今度こそと目を閉じました。
早く一週間が過ぎればいいのに。
武様がお戻りになったら、いっぱい可愛がって頂こう。
そう思い、お帰りを待とうと決めました。
二週間も離れるのですから、武様はその夜は、焦らさずにいて下さるでしょうか。
それとも、私がまた願わざるを得ないような状況にされてしまうでしょうか。
ですが、それでもいいような気がしました。
とにかく無事に帰られて、お顔が見られれば。
明日起きたら、すぐカレンダーに今日の分の×印をつけよう。
そう決めて、私は力を抜き、眠りに落ちていきました。
──終わり──
>>648最終行
×楽しまれてました
○楽しまれました
です。面目ない。
GJ!
ああっニヤニヤが止まらない
うちに………メイドこねぇかな
GJ!まあ麻由ったら、いけない子!
武様はなんか出張から帰ってくる度にS度が増してそうw
「帰ったら試そうと思ってたんだ」とか言って新しいプレイを強要するとか
麻由の話を投下します。
461と484で書いた、二人のサインの話です。
「夜這い」
今日も一日の仕事を終え、自室に戻ってお風呂に入り、寝る準備を整えました。
ベッドに横になり、読みかけの本をぱらぱらとめくります。
しばらく読んでいましたが、段々と眠気が襲ってきたので、本を置き、電気を消しました。
眠る前に考えるのは、当家のご主人様、武(たける)様のことです。
年度末でお忙しくなさっていますので、最近はお疲れのご様子。
厨房のコックは栄養のあるメニューを考えてくれておりますが……。
何か健康法などをお勧めしたほうが良いのかとも思います。
メイド長として、ご主人様の体調管理を真剣に考えねばなりません。
今度のお休みには、書店で何か健康本を見繕ってこよう。
そう決めて目を閉じました。
夢の中で私は、武様とベッドで睦み合っておりました。
後ろから抱き締められ、愛撫を受けているのです。
「んっ…武様…」
胸に生まれる疼きと、背に感じる温もりに甘えるような声が漏れます。
なんと心地良い、甘い夢でしょう。
「あぁ…はぁ…ん…」
「麻由……」
首筋に武様の吐息がかかり、身体が震えます。
……吐息?
まどろみから一気に覚醒し、私は飛び起きました。
枕元の照明をつけ、おそるおそる振り返ります。
「やあ」
爽やかに笑っておられる武様が、そこにはいらっしゃいました。
「あ、あのっ。どうして武様がここに…」
ドキドキする胸を押さえ、問いかけます。
「ん?君の顔が見たいから、来たんだ」
あくまでも爽やかにそう仰るさまに、私は頭痛がしてまいりました。
「ここは使用人棟ですよ?武様がいらっしゃる場所ではありません!」
腰に手を当てて怒りますが、武様はそんなことは気にならないご様子です。
「君が構ってくれないから、僕が来る羽目になったんじゃないか」
「えっ?」
「僕を避けていただろう?」
「……」
図星です。
年度末でお忙しいのですから、自重なさらないといけませんもの。
「それは、その…」
「メイド長としての話が終わるとすぐ去るから、個人的な話ができないし」
「……」
「用向きを聞くのは別のメイドばかりだから、顔すら見られないときもあるし」
「はあ…」
拗ねたようなお顔でそう仰る武様をきまり悪く見つめます。
「だから、忍んでくることにした。ここなら麻由に会えるからね」
「ですが、今日はもう遅いですから…。お休みになった方が宜しいと思います」
「何だって?」
「お話なら明日、ご出勤の前に伺いますから」
ご主人様が使用人棟におられるこの状況を、何とかしなくてはなりません。
私は武様を何とか宥めようと頑張ります。
「分かってないね、麻由」
「えっ?」
「僕は、夜這いをしに来たんだよ」
「夜這い…」
おうむ返しに呟き、あっけに取られてしまいました。
「知らないかい?夜這いというのは、男が女の人の寝ている所へ…」
「知っております!」
私はますます目を三角にして怒りました。
「夜這いなど、紳士がなさることではないでしょう!自重なさいませ!」
ああ、何ということでしょう。
ますます頭痛がしてまいりました。
「…仕方が無いじゃないか」
「えっ?」
武様は拗ねたようにそう呟かれました。
「君の顔が見たいから、こうして忍んで来ているんじゃないか。
僕を甘えさせてくれるのは麻由だけなのに、拒否されるんじゃどうしようもない」
「うっ…」
私は言葉に詰まりました。
確かに、この方は社長として日ごろ重責を担っていらっしゃいます。
誰かに甘えるということもおできにならないのでしょう。
「最近忙しくて、僕も少々疲れている。
だからこそ、麻由に癒されたいと思うのはそんなにいけないことなのか?」
「…」
ますます私は言葉を失くし、下を向きました。
「最初は、本当に顔を見るだけで帰るつもりだったんだ。
でも君の寝顔を見ているうちに、どうしても触れたくなってしまった。
そうしたら、君があんな反応をするから…」
先程のことを思い出し、一気に頬に血が昇ります。
「違います、私は夢を見ているんだと思って…」
「夢?」
言い訳をしようと一気に喋ったところで、はっと息を飲みました。
「僕とベッドにいる夢を見ていたのかい?」
「…はい」
一気に旗色が悪くなったのをひしひしと実感いたしました。
「夢の中の僕は、どんな風に君に触れていた?」
「えっ…それは」
「嫌がっているようには見えなかった。むしろ、起きていて僕に気付いて、反応してくれているものだとばかり思って」
「いいえ、夢ですわ」
「じゃあ、どういう夢だったのか説明できるね?」
詰問されるのに、私はたじたじとなってしまいます。
「説明と申しましても…」
「実際の僕が我慢しているのに、夢に出た僕が楽しんでいたのかと思うと悔しい。
そんな夢を見た麻由には説明責任があると思うんだが、どうだ?」
勢い込んでそう仰り、顔を近付けられました。
私は言うべきか言わざるべきかと考え、動かない頭を必死で働かせようとします。
「説明しだいでは、麻由の言うとおりにするから」
武様が促され、私はしぶしぶ口を開きました。
「…あの。二人でベッドに横になっておりまして」
「うん」
「武様が背後から私を抱き締めて下さっていて」
「うん」
「それで、その。手を…」
「手が、どうしたって?」
説明していると、先程の夢を思い出し、再び頬に血が昇りました。
「手を…動かされて。その…」
あちらを向き、消えそうなほど小さい声でそう申し上げました。
フッと黙られた武様に見つめられているのが分かり、身の置き場がありません。
「…麻由は、拒否しなかったんだね?」
「はい」
「そうか」
頷かれる武様のお声が何だか嬉しそうに聞こえます。
そっと視線を戻し、お顔を伺うと微笑を浮かべておいででした。
「実際は僕のことを避けていても、夢の中では素直に求めていたんだね」
「…はい」
「よかった。僕はてっきり、麻由に嫌われてしまったのかと思って…」
「まあ、何てことをおっしゃるんです!」
そんなことは絶対ありえませんのに。
「嫌いになったわけじゃないんだね」
「もちろんですわ。お慕いしていますもの」
身体ごと武様のほうを向き、大きく頷いて申し上げました。
「じゃあ、構わないだろう?」
武様が距離を詰められ、私の肩に手を掛けられました。
「えっ?」
「僕も麻由のことが大好きだ。一緒にいたい」
…嫌な予感がします。
「せっかく久しぶりに二人でいるんだから、ね」
パジャマのボタンに手を掛けられ、するすると外されてしまいました。
「いけません!お疲れなのですから」
胸元を掻き合わせ、お手から逃げようとします。
しかし、それより早く引き寄せられてしまいました。
「知らないかい?男は、疲れるとしたくなるものなんだ」
その言葉に私は固まりました。
男性とは、そういうものなのでしょうか…本当に?
「だから…言うことを聞いてくれるね?」
「っ!」
耳元で囁かれ、熱いその息に悲鳴を上げそうになりました。
あれよあれよという間に、私はパジャマを脱がされてしまいました。
本格的に危険を感じて布団に潜り、身体に巻きつけて抵抗します。
ミノムシみたいで滑稽でしょうが、この際しょうがありません。
「…麻由、あくまでも拒否するつもりかい?」
武様の声が低くなり、何だか怖いです。
布団に顔を埋め、必死で首を振って意思を伝えるのですが…。
「前に、僕が求めた時は拒否しないと約束したじゃないか」
「…」
「あの約束を破るということは、それなりの覚悟があってのことなんだろうね」
武様の言葉に、あの時のことが蘇りました(冬の雨 参照)。
二人の関係を終わらせようとして、私は武様を傷つける言葉を言って…。
思い出すだけで胸が詰まり、息が苦しくなります。
布団を握り締めた手を離し、胸を押さえて息を整えました。
「隙あり!」
「きゃあっ!?」
いきなり布団が思い切り引っ張られ、身体から外されてしまいました。
奪われた布団は足元に放られて、私は下着姿で呆然とします。
声を殺して笑われている武様の肩が震えているのが見えました。
「甘いね、麻由。拒否するならもっと強い意志を持たないと」
「…」
「そんなことでは、この先も僕に騙され続ける羽目になるよ?」
「だ、騙され…」
まさか、まさか。
昔の話を持ち出されたのは、私の心を乱して隙を作るための手段だったのでしょうか。
あっけにとられたまま横になっている私の上に、武様が圧し掛かられ、進退窮まりました。
「あ、あの…」
「さあ。この期に及んで、何か言っても無駄だよ」
「んっ!」
武様の唇が私の胸元を吸い上げられ、ピリッと痛みが走りました。
場所を変えて何度も吸い付かれ、そのたびに声が漏れてしまいます。
「麻由のこの声を聞くのは久しぶりだね」
嬉しそうに仰って、武様は次々に痕をつけられました。
唇と吐息の熱さと、身体の上で動く武様のお手と。
それに翻弄され、私は段々と抵抗する気力を失くしていきました。
背中に手を回され、ホックを外して下着が取り除かれたところで漸く正気に戻ります。
「やっ!」
抵抗する私の手を抑え込み、武様は胸に口付けられました。
「は、っ…あ…」
頂の周辺をなぞるように舌で愛撫され、胸を揉まれました。
「だめです、声が聞こえてしまいますから…」
気力を振り絞って武様のお手を掴み、静止しようと頑張ります。
ここは他のメイド達の部屋とは別の階ですが、もしもということもありますから。
「さっきからあんなに怒って大声を出していたのに、今更じゃないか」
「それは…」
武様は聞き入れて下さらず、尚も胸元に唇を寄せられたままで。
「じゃあ、今から一切声を出さなければいいんじゃないか?」
「えっ?そんな…」
無理です、と言おうとした私の唇を奪われ、味わわれた後に武様は微笑まれました。
「だって、聞こえてしまったら…。皆にばれてしまうではありませんか」
「ああ。だが、もう皆知ってるかもしれないよ?」
「えっ!」
「僕達はもう5年以上もこうやっているんだ。みんな気付いていて、知らない振りをしてくれているだけなのかも」
私は武様の言葉に青ざめました。
そうなのでしょうか、もしかしたら他のメイド達も執事の山村さんも、コックさん達も…。
あれこれ想像し、穴があったら入りたい気分になりました。
明日から、皆の顔がまともに見られなくなりそうです。
武様のお手が再び身体を辿り、その刺激に肌が粟立ちます。
「いつもは『声を我慢しちゃいけない』と言うが、今日は我慢しても構わないから」
目を合わせ、にっこりと笑ってそう言われてしまいました。
無性に悔しくなり、意地でも声を出すものかときつく唇を噛みます。
「いいね、そそられる」
涙目で見上げる私を見て、武様はますます楽しそうにそう仰いました。
「んっ…ん…んっ…」
胸に顔を埋め、武様が愛撫されます。
私は必死で声を殺し、唇を閉じました。
武様が立てられる水音と、私が息を飲む音だけが部屋に響いておりました。
「ん…あ、っ…」
時折、どうしても声が漏れてしまいます。
私は、手で口をしっかりと押さえました。
「そこまでしなくてもいいのに」
胸から顔を上げて、武様が仰います。
口に手を当てたまま首を振る私を見て、苦笑されてしまいました。
「そんな風にされると、『じゃあ、麻由がその手をどけて喘ぐほどに責めたてよう』という気になるんだよ?」
「!」
胸の頂に口づけられ、啜るように唇で触れられます。
柔らかい刺激に、身体が勝手にピクピクと反応しました。
「っは…あ…」
声を我慢するストレスが、身体の中から熱を生じさせ、広がってゆくのを感じました。
武様から与えられる外からの刺激と、身体に広がる熱の内側からの高まりと。
二つが相乗効果を生み、私はどんどんと追い詰められてゆきました。
「ん…や…っん…」
言葉で静止しようとすれば、口を開いた途端に喘ぎが零れてしまいそうで。
私は必死で首を振り、武様のお背に手を回して爪を立てました。
「っ…手をどけたね、麻由」
少し顔をしかめながら、武様がそう仰いました。
触れるのを止めて頂けない状況に、頭に危険信号がともります。
「んむっ!」
武様の指が私の唇を辿り、そっと口腔内に差し入れられました。
「これで、口を閉じられないね」
笑みを浮かべてそう仰るのに、私は悲鳴を上げそうになりました。
声を我慢してもいいとさっき仰ったばかりなのに。
全く反対のことをされて、しかもそれを楽しむようになさるなんて。
口の中にある武様の指を押し返すべく、舌を使って頑張りました。
しかし、指は後退するどころか、逆に舌を弄ぶように動くばかりなのです。
「ん…っん…」
チュッと音を立てて指が引き抜かれ、また差し込まれました。
上顎を指先で撫でられ、喉が震えます。
身体を包む熱を逃がすように、何度も身を捩りました。
しかし、それが腰の辺りに切なさを生み、余計に追い詰められるのです。
「ん…っは…あ、ん…んっ!」
まだ触れられてもいない下腹部に熱が集まり、キュッと収縮するのを感じました。
それに気付かれるのが恥ずかしくて、肘を突っ張って必死に武様と自分の身体の間に距離を作ります。
「余裕が無いようだね」
楽しげにそう言われますが、もう返答する気力など残っておりませんでした。
「はっ…あ…んっ…」
頭の中がぐるぐると回り、喉の奥が痺れたようになりました。
「あっ…んんっ!」
一際身体が大きく震え、私は達してしまいました。
荒い息を整えながら、呆然とします。
胸を触られただけでこんなことになるなんて。
「麻由、もしかして…」
武様の驚いたようなお声に、身の置き場の無い気持ちになります。
身体を縮め、手で顔を覆いました。
「イったんだね、麻由」
口内にあった指を抜いて、息が掛かるほど近い位置でそう言われてしまいました。
首を振るのですが、逆にそれがイったことを認めているようで、泣きたい気分になりました。
「麻由がイく時は、背中が反って身体全体が震えるからね。隠しても無駄だよ」
意地悪くそう仰り、戯れにまた胸の頂を弾かれました。
「あっ!」
思わず声を上げてしまい、また赤面しました。
「声を我慢するんじゃなかったのかい?」
茶化すように言われ、唇を噛みました。
スッと脚を撫で上げられ、小さく声が漏れました。
「さて、今度は僕も楽しませて貰わなければね」
武様のお指が身体の中心へ向かい、くるくると円を描きながら登ってくるのが分かります。
焦らされるような動きをかわそうと、身を捩っても効果は無く。
ただ、声を立てないようにと唇に力を込めるしかできないのです。
下着を取り去られ、大きく脚を開かされる格好になりました。
武様のお顔が秘所に近付き、恥ずかしさに身体が竦みました。
「胸を触っただけなのに、もうこんなに濡れているね」
嬉しそうに仰り、そっと指で触れられました。
襞を撫でられ、浅く差し込まれるたびに水音がし、羞恥心が刺激されました。
「ん…んっ…」
せめて腰を引こうとしても、引いた分だけ武様のお指が前進して、距離が取れません。
「本当はもっと麻由を可愛がってからにしたいが…僕も限界だ」
脚の間にいらっしゃった武様の気配が離れ、ベッドの脇で衣擦れの音がします。
服を脱ぎ、準備を整えられた武様が、再び私の上に覆い被さられました。
「いいね?」
耳元で囁かれ、ゆっくりと武様のものが差し入れられます。
その熱と徐々に高まる圧迫感に、私の口から切ない溜息が漏れました。
「凄いね…絡み付いてくるようだ」
ほうっと息を吐き、武様が仰います。
「まだ入れただけなのに。麻由のここは、貪欲だね」
頬に口づけられ、微笑んでそう言われてしまいました。
私の身体をこんな風にされたのは武様なのに。
自分がとんでもなく淫らな女になったような気がして、いたたまれなくなってギュッと目を瞑りました。
髪を優しく撫でられ、そっと目を開けました。
「そんなに必死に我慢しなくてもいい」
目元に滲んだ涙に口づけられ、武様が仰いました。
「だって、武様…。武様が…」
「ん?」
「私を嬲るようなことばかり仰って、余裕が無くなって。私、私…」
こんな時に泣きたくないのに、涙が勝手に溢れました。
「…悪かった。泣かないでくれ」
嗚咽を漏らす私の上で、武様が仰いました。
「麻由とこうするのは久しぶりだから、つい一人で盛り上がってしまったんだ。
僕の悪い癖だね。泣かせてしまって、済まない」
宥めるように額や頬に何度も口づけられ、謝られます。
それに絆されるように、気持ちがゆっくりと凪いでいくのを感じました。
涙を拭い、唇を緩めて微笑んで見せます。
「麻由…」
目を細められた武様が、唇を重ねられました。
差し入れられた舌を迎え入れ、絡め合いました。
チュッと音を立てて唇が離れ、見つめ合いました。
「…いいかい?」
頷くと、武様がゆっくりと腰を動かし始められました。
その圧迫感と、もたらされる快感に私の腰も次第に揺れ始めました。
「はっ…ん…はっ…」
浅い息を何度も繰り返し、熱い快感を逃がそうとします。
両手を捉えられ、みぞおちの辺りで交差させられて胸を突き出すような格好にさせられました。
それをじっと見られた武様が、そこにお顔を埋められます。
「ああ、癒される…」
胸に頬擦りをして、うっとりとそう仰いました。
膨らみに口づけ、質感を楽しむように唇で甘噛みなさいました。
胸を責めたてるのではなく、じゃれておられるようなその行動に心が温かくなりました。
お仕事第一と私が考え、二人きりになるのを避けていたのがお寂しかったのかも知れません。
申し訳なくなり、私はそっと両手を外し、お背に回して抱き締めました。
「武様…」
小さく囁き、髪をそっと撫でました。
お気が済んだのか、武様は顔を上げられ、また見つめ合いました。
「ありがとう、麻由」
耳元で囁かれ、くすぐったさに身じろぎします。
「んっ!」
また力強く動かれ始め、息が早くなります。
「あ、あ…」
私はもう唇を噛まず、声が出るに任せました。
脚を抱えられ、繋がりが深くされました。
「あっ…やぁ…んっ…」
強くなった圧迫感に耐え切れず、手に力が入りました。
「…もっとかい?」
武様はそう誤解なさり、動きを激しくされます。
ベッドのスプリングがきしみ、ギシギシと音を立てました。
「あっ!あんっ!ち、違…」
訂正しようとしても、もう声になりませんでした。
「やんっ…あ、ああ…武様ぁ…」
強くなった快感に翻弄され、どんどんと呼吸が荒くなっていきます。
「麻由っ!」
声さえ逃すまいとするように、また唇を重ねられました。
先程のように、逃げ場を失った快感が体中を狂ったように駆け巡り、頭が真っ白になりました。
「んっ…あふっ…ん…」
息が苦しくなり、顔をずらして酸素を求めます。
すぐにまた唇を絡め取られ、吸い上げられました。
ああ、もう駄目。
武様!と心で叫び、お背に爪を立てて私は達しました。
余韻に震える私をさらに何度か突き上げられ、武様も少し遅れて絶頂を迎えられました。
抱き締められたまま身体を反転させられ、私は武様の上に乗る格好になりました。
まだ秘所がヒクヒクとして、武様のものに絡んでいるのを感じて恥ずかしくなります。
「ん…麻由…」
上になった私の胸にまた頬擦りされ、武様は微笑まれました。
「よかった。癒されたよ、麻由」
「…はい」
満ち足りた表情で仰るその様子に、私も胸が一杯になりました。
武様のものが抜かれ、喪失感にふと寂しくなります。
後始末を終えられてからまたギュッと抱き締めて下さったので、すぐ元通りになりましたが…。
「そんな顔をしないでおくれ。無理に君を抱くようなことはしないから」
「…本当でございますか?」
お顔を見上げ、問い掛けました。
「自分の体調を鑑みて、大丈夫だと思えば誘いをかける。それならいいだろう?」
「はい」
「でも、それだと誘う前に麻由に逃げられる可能性があるな…」
小さく呟き、武様は考え込まれます。
「屋敷に帰ってきたときに何かサインを決めておけばいいね。
じゃあ、出迎えの時に僕が右手でカバンを渡したら、誘いの合図だということにしようか」
「合図、でございますか?」
「ああ。左手だったら、今日は一人で眠るというサインだと決めよう。覚えておきなさい」
「…かしこまりました」
「世の中にはYES・NO枕というものがあるらしいが、まさかそれを使うわけにはいかないからね」
「イエスノー・枕、でございますか?」
「ああ。枕の表裏に○と×が描いてあって、どちらの面を向けるかで、今日の夜どうするかを知らせるらしい。
それがいいなら、手配しようと思うが?」
武様にそう言われ、頬が染まるのを感じました。
そんな枕、他のメイド達に見られたらどうなるか、考えたくもありません。
「結構でございますっ。カバンを渡す手のサインで十分ですから…」
「そうかい?じゃあ、メイド長。宜しく頼んだよ」
そう仰って微笑まれ、武様はまた軽い口づけを下さいました。
「今日はこのままここで休むよ。明日、早めに起こしてくれればこっそり帰るから」
「はい」
返事をし、武様に身体をすり寄せました。
武様のお部屋の広いベッドとは違う、自室の狭いベッドの上で並んで眠る。
これも幸せというものかもしれないと思いながら、私は目を閉じました。
──終わり──
武様も横になられ、足元に放られたままの布団を掛けてくださいました。
「また、夜這いをかけてもいいかい?」
「えっ?だめです!」
私は大きく何度も首を振り、拒否しました。
「そんなに必死にならなくてもいいじゃないか」
苦笑いされ、きまりが悪くなって下を向きました。
「ここでスリルを味わうのも悪くないが、麻由が嫌がるならやめた方がいいかな」
「…ええ」
「じゃあ、僕の部屋へ今まで通りにおいで」
「はい」
やはりその方がいいようです。また夜這いなどされたら困りますもの。
「でも、最近はお忙しいですから…」
「構わないよ。それに、疲れたらしたくなると言っただろう?」
「はあ…」
体調を考えて自重するといった選択肢は、武様の中には無いのでしょうか。
661と662の間に、上の文章を補足してください。
コピペ失敗してました。
>>654-663 GJ!です。
>>保管庫管理人さん
次スレに移行するので、このスレの未収録作品がありましたら、収録をお願いします。
667 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 22:59:24 ID:4PIQVOlU
いい年をした社会的に成功した男が女遊びもせず、毎日きっちり家に帰っているとなるとねぇ。
ばれてるだろうなぁ。
取り敢えずYesNo枕吹いたww
埋め
梅
埋め
埋める
埋めない
埋めます。
埋める
埋めるとき
埋めれば
埋めろ
680 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:55:45 ID:eW85c9XO
アッー
682 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 05:27:25 ID:dHCoc9aA
梅揚げ
683 :
埋め小ネタ:2008/03/18(火) 20:23:20 ID:yWY1/F3S
年度末を迎えて慌ただしいさなか、新年度には新しいメイドを雇いいれようかと
深い仲のメイドに相談してみた。
「みんな、それなりに忙しいようだし。 一人か二人新しい人を雇おうかと思うのだが、どうだろうか?」
「あら、旦那様。 私たちのお世話に行き届かないところがございましたか?
申し訳ございません、みなに申し伝えておきます」
発現が不用意だったか? いらぬ誤解を招いたようだ。
ウチのみんなは実に良くやってくれている。 不意の来客や知人、友人を招いたパーティでも手抜かりは無い。
少ない人数でも、私に恥をかかせぬよう細かなところまで気を配ってくれている。
誤解されたまま話を伝えられてはみんなに申し訳ない。
「いやいや、ウチの娘達は良くやってくれているよ。 でも、そのかわり休む暇も無いだろう?
キミにしても、昨年は一日も休んでいないじゃないか。 たまの連休だって他の娘に休ませているし。
私がシフトを組んでも気がついたら後ろに立っているし」
「だって……」
いつもはハッキリものを言う女性が口ごもる。 耳まで赤くして。 まるで少女のように。
「ん?」
「だって、私の目の届かないところで旦那様と他の娘を二人っきりにはできませんわ」
「な、なにを……」
「私だって、旦那様と関係を持つまでに何年掛かったかお分かりですか?
やっと、やっと結ばれたっていうのに……」
「いや、なあ、まあ、その……」
「それを……新しい娘を雇うだなんて。 あんまりですっ。
出来ることなら、いま当家にいる他の娘たちですら追い出して旦那様と二人っきりで暮らしたいというのにっ」
「それは、それで問題があるでしょうに」
「だから、我慢しているのですよ。 旦那様に悪い虫が着かない様に見守りつつ、旦那様のお世話をする。
それが、私の幸せなんです」
言い切られてしまった。 しまった、これ以上言う言葉が無い。
こういうときは
「しかし、キミの体が心配だ。 体調を崩してもキミは無理をするつもりだろう」
「ご心配なく。 私、こう見えても丈夫にできていますから。 それに、私の体の心配をなさるのであれば
毎晩、確かめてくださいまし。 隅から隅までじっくりとごらん下さい。 きっと、旦那様にご心配をかけることはありませんから」
「う〜ん」
「まだ、信じていただけませんか? かしこまりました。 これから浴室と寝室の準備をしてまいります。
旦那様が納得されるまで、私の体をお調べくださいませ」
「おいおい、ちょっと。 お〜い」
行っちまった。 まったく、昼間からナニをさせるつもりだ。
嬉しそうに走りやがって。
さて、ドリンクはどこだっけ?
685 :
sage:2008/03/19(水) 16:52:02 ID:cKKgEPFZ
埋めてみる
埋め
687 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 02:21:31 ID:4f+M5cnX
SSでやりたかった「メイドのみやげ」(冥土の土産)ってネタを、
『メイド刑事』ってラノベで既にやられててしょんぼり(´・ω・`)
おバカさんめ!
そんな所は10年前に、当時9歳の俺が通った所だ!
でもこれはぜったいみんなかんがえるよね(´・ω・`)
えっとぉ・・・GunbloodDolls ?
再開しないかなぁ
行ってらっしゃいまし ご主人様
無事のお帰りを お待ちしております
うめる
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f'´ ̄ , '´:::::::::::::::::::::::`ヽ l
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l:::::!::::::| 伐_j f以ヽ彡イ
ヽ:::!::::::i V;;リ {;;リ 〃::: |
Vl::::: | ' {:::::: l 梅ですよ、サイトさん。
l:!:::::::l>、 ー .イ:::::::,'__
厂 ̄ ¨ヽ \ :::!-j> _ ィ<、::::::::/ ヽ
`ート 、_r' _\ヽ:|,_ ̄ヘ二´¨l_ハ::/ ./゙ヽ
/⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / }
l l } Y ヽ ' 〉、 ∨ /
ゝァ‐ } くrー! 入 }:.:.\ V二ニ〈
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ン′ ヽ| ¨ヽ:.:.. ノ ヘ_/ ヽ
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`ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 /
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く ハ /-- ――‐イ 〉