1 :
名無しさん@ピンキー:
___,,,,,..... -一ァ
/ ̄;;;´;;、;;;ヾ;;;, -──--、,!
. /'´|;;;;,、;;;;;;;;;;/ ,!
. /:.:.:.レ´:.ヾ;;;;;;i
>>1 ,!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i 乙 ,!
. /:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ ,!
. /レ' ;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉 __,.,!
/-、ヽ,:|:.:.:,/ /:.:.://.:,:ィ:.:.:.,!
/'ヽ、ヾi ゙´.: /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
. /ゝ-`';:/ .:〈ニ=-=ニ二 ̄ヽレ',!
/::::;;;;;/ ' ,, ニ`ー-,、__\〉ィ,!
. /;:::::/ ::. ::.,,\_ゞ;'> 〈;,!
/i!:::::iヾ-'、::.. '';~ ,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_、,.` .: ,;:' ,!
/;;;;;i' ('ー、ヽ ..: ,;:'' ,!
ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、 ,..:'.:'" .: ,!
``ヽ.、_ ¨` ,:' (_r:,!
``ヽ.、.. ノr;ソ~,!
``ヾ、 / 7,!
``ヽ,!
さて、始まるざますよ
>1乙!
よし!うちにきてこなかがを書いていいぞ!
10 :
243 ◆X9xLTlcDnY :2007/06/20(水) 22:25:54 ID:TUeimScq
うぉっ、sage忘れすみませんorz
前スレきれいに埋まったw
産めSS&新スレ乙です
交換日記はあれで満足なのか?w
>>1乙、百合書きに火がつきますように
アニメ店長みたいに
15 :
4-842:2007/06/20(水) 23:00:22 ID:j2VdMJND
Darlin'をKagamin'にするのはいささか強引すぎかと思ったのだけど…
埋めSSを読んで間違いではなかったと確信した、交換日記の方GJ
あと前スレ
>>827-841もGJ、トリを奪って正直すまんかったw
刀、 , ヘ
/´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
/: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
/: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : : :\: : : : :: : : :ヽ \ /: : : :/
 ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i / /: : : : :/
/: : ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/ /: : : : :/ 、
. /: : / . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : | /: : : : :/ |\
/: : ィ: : : : :.i: : | \!___/ ヽ:: : : : : : :\|:.:.:.:/:! ,': : : : / |: : \
/ / !: : : : :.ト‐|- ヽ \: : : : : l::::__:' :/ i: : : : :{ |: : : :.ヽ
l/ |: : :!: : .l: :| \: : : l´r. Y {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
l: : :l: : :ト、| 、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|: : :ト、: |: :ヽ ___,彡 ´ ̄´ ヽl-‐' \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
!: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
V ヽ| }/// r‐'⌒ヽ イ〉、
ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、 こ、これは
>>1乙じゃなくて
ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ ポニーテールなんだから
r‐'T¨「 |: | !:.∨:/:./: :| |: : : : .l: : : :\ 変な勘違いしないでよね!
/: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\
>>まとめサイト管理人さん
あ、ゴメンナサイ!
前スレの777は僕です。
トリップ付けてませんでした。。
18 :
3-822:2007/06/21(木) 00:20:17 ID:/TJeVfQP
>>1 乙です
>>10 おお、自分のSSにも挿し絵が!
4人の幸せそうな様子が伝わってきます。
ありがとうございますです(_ _)
小ネタです…
○月○日
先日のこなたお姉ちゃんの話をみなみちゃんにしたら
『あうあう…』って言いながら、何故かカオを真っ赤にして俯いてしまった…
同じ話をひよりちゃんにしたら
『今度かがみ先輩が遊びに来るときは、ぜひご一緒したいっス!』
って言ってくれた。
私もみんなでワイワイ騒ぐのは好きだから、
今度叔父さんにお願いしてみよう。
>>22 何気に事を理解してるみなみに萌えwww
ひよりは明らかにネタにする気満々だしwww
けど、ゆたかって同人誌(ひより作、恐らく18禁?)読んで真っ赤になってたし、そーいうのわかるんでは…
と、いらない疑問を考えてしまったorz
ちょっとこなたの回し蹴り食らってくる…
>>23 知識として知ってるかどうかはともかく
二人で仲良く寝てるんだ、羨ましいなとか
思ったんじゃないかなとw
もしくは、同人誌読んだときは
あきらかに性的な描写があったから赤くなったとか
偶然ゆいお姉さん達のを見ちゃったのを
(実際そういうことがあったかは謎だけど)
思い出しちゃったとかry
こなた×かがみの非エロ投下します。
保管庫の管理をされている方へ
出来れば小ネタと一レスSSの区別の基準を教えて下さい。
「ねえ。かがみってさ、白馬の王子様に憧れたことってある?」
お昼休み。こなたが唐突にそんなことを言い出した。
「また何かアニメの話?」
「ううん。よく女の子の憧れの定番みたく言うけど、実際どんなもんなのかなーって、ふと思ってさ」
「ふーん。よく分かんないけど、そういうのに憧れる子もいるにはいるんじゃない? 私達ぐらいの年じゃさすがに稀少っていうか、痛いと思うけど」
「つかさはどう?」
「うーん……小さい頃はシンデレラや白雪姫に出てくる王子様にちょっと憧れたりしたかな」
「なるほどー」
「そういうあんたはどうなのよ?」
「私の場合は別のものに憧れてたよ。世界を救う勇者に選ばれるとか、突然異世界に召喚されるとか、スタンドや念能力にも憧れたなぁ……」
「それって白馬の王子様より痛々しいんじゃ……」
「ムーの読者投稿欄で前世の仲間捜しとかはしてないから安心してよ」
「何それ?」
「夢を見すぎた少女達のお話さ。……まあそういうわけで、私はどっちかというと、王子様に迎えに来て貰うより、捕らわれのお姫様を助ける方がいいね。二つの意味でもえる展開だし」
「ああそう……」
さして興味も無さそうにかがみが相づちを打つ。そこで話が途切れた。
「あ」
またこなたが唐突に声を上げた。
「お姫様といえば、お姫様抱っこってしてもらったことある?」
「横抱きのこと? 無いわね。実際にああいう抱き方されるのって、遭難して救助された時とかじゃないの」
「あー……まあ、そうだけどさ。かがみは夢が無いというか……ロマンが分からないというか」
「何だと?」
かがみが目を三角にして睨み付けるが、こなたは華麗にスルー。
「つかさはどう?」
「私は、されたことないけど……どんなのかちょっと興味はあるかも」
「ほほう」
キラリ、とこなたが目を光らせる。
「じゃあちょっとやってあげよっか?」
「え、こなちゃんが? できるの?」
「つかさぐらいなら抱っこできるよ。こう見えても体力に自信はあるしね。ささ、姫様、遠慮無くどうぞ」
椅子から立ったこなたが両手を広げる。つかさは少し逡巡してから、傍へ寄っていった。
「つかさ、首に腕回して」
「う、うん」
こなたはつかさの背中と足に腕を回し、
「よいしょっ、と」
一息に持ち上げた。
「わ……!」
軽々と持ち上げられたつかさ。抱く側と抱かれる側、身長差の割にはなかなか様になっていた。
「すごーい! こなちゃん、力持ちなんだ」
「ま、ね。どう? 初お姫様抱っこの感想は?」
「うん……何か、ふわふわして不思議な感じがする」
「ふむふむ……確かに、抱っこしてるこっちも何となく新鮮な気分だね」
そのまま数秒、お姫様抱っこの姿勢を続ける二人。
「ちょっとこなた。いい加減にしなさいよ。つかさが周りから変に見られるでしょう」
かがみから注意されて、こなたは渋々つかさを降ろした。
「ありがとう、こなちゃん」
「どういたしまして。ところでかがみはどう?」
「な、何がよ?」
「お姫様抱っこ。されてみない?」
「私はいい」
「ホントに?」
「いいって言ってるでしょうが。あんたに抱っこされて何が楽しいか」
「……そう」
心なしか残念そうに俯くこなた。かがみは少し言い過ぎたかと思い、声を掛けようとしたが、
「よしっ。みゆきさんいってみよう」
こなたはとっとと席を離れてみゆきの所へ向かっていった。
「え。お姫様抱っこですか?」
「そうそう。ちょっとやってみない?」
いきなりそんなことを言われて戸惑っていたみゆきだが、ほとんどこなたの勢いに流されるようにして、お姫様抱っこされるのを了承してしまった。
「では、失礼。……よいしょっ」
太っているという意味ではなく、つかさより体型がいいみゆきのこと。予想通りに重量があったが、それでも持ち上げるのに苦は無かった。むしろ持ち上げられているみゆきの方が不安そうだ。
「あ、あの、大丈夫ですか?」
「うん、全然平気。むしろ心地良い重みと感触が」
「最後のはセクハラだぞ……」
横からその様子を眺めていたかがみが突っ込むが、こなたは意に介さずみゆきの抱き心地を満喫している。
「どう、みゆきさん? 感想は」
「ええと……何だか、変な感じですね。こそばゆいというか……」
「あー、分かるよゆきちゃん。何かちょっともやもやした感じするよね」
十数秒して、こなたはみゆきを降ろした。
「どうも、貴重な体験をありがとうございました」
「いやいやこちらこそ」
こうして、つかさ・みゆきと二人がこなたにお姫様抱っこしてもらったわけだが……
「……(ジー)」
「な、何よ? 何見てんのよ?」
「かがみ、お姫様抱っこ……やってみたくない?」
「ない!」
かがみはこなたの問い掛けを一言で切って捨てると、口を引き結んでそっぽを向く。
「……それじゃあさ、かがみ」
「何よ?」
「お姫様抱っこ、させてくれないかな?」
「っ!」
押してダメなら引いてみろ、引いてダメなら押してみろ。誘うのではなく、頼み込む作戦にシフトしたこなた。その瞳は真っ直ぐかがみを見つめている。
「な、何でそんなことしなきゃいけないのよ。つかさやみゆきで十分――」
「いやいや。事ここに至って、かがみをお姫様抱っこしていないというのは、まさに画竜点睛を欠くというもの。この機を逃せば末代まで悔いることに――」
「大げさすぎるだろ表現が」
「じゃあ簡単に。お姫様抱っこさせて。かがみをしたいから」
かがみ、しばし沈黙。やがて、大きくため息をついた。
「……分かったわよ。断ってもあんたのことだから、しつこく頼んできそうだしね」
「うん。きっとしつこく頼むよ」
こなたはにんまり笑ってうなずく。
そんなわけで、かがみもお姫様抱っこされることになった。
「じゃあかがみ、首に腕回して」
「気を付けてよね」
「大丈夫だよ。任せたまへー」
「……」
抱っこされる直前のかがみは、つかさやみゆきよりよほど緊張した様子だった。
「それじゃあ、いくよ」
「え、あ、ちょっ、待っ――」
心の準備がまだだったか、慌てて声を上げるかがみ。だが、こなたは既に持ち上げる体勢に入っていた。
「よいしょっ」
ぐいっと持ち上げるこなた。ストップさせようと不自然な体勢になっていたかがみ。結果――
ゴン
鈍い音が鳴った。例えるなら、お姫様抱っこされようとした人間が、うっかりバランスを崩して後頭部を傍の机の角にぶつけたような。
「いや、それ例えじゃなくてそのまんまだから」
誰にともなく突っ込むこなたはさておいて。
かがみは両手で後頭部を押さえている。かなり痛そうだ。
「あ、あの、かがみ……」
恐る恐るこなたが声を掛ける。
「……こぉ〜なぁ〜たぁ〜……」
地に響くような低い声。心配そうに傍へ寄っていたつかさとみゆきも、ただならぬ殺気を感じて身を引いた。
「そこへ直れーっ!!」
「はいぃっ」
怒鳴りつけられ、萎縮するこなた。バランスを崩した主な原因はかがみにあると思うのだが、それは口に出さない。
お姫様というのは、何においても守るもの。それがこなたの義務だったのだから。
この際だから他の人達もお姫様抱っこしてみよう。
・みさお
「わっ!? いきなり何だよ?」
「お姫様抱っこだよ。どう?」
「どうもこうもあるかっ! 恥ずかしいから――」
「でもみさちゃん、ちょっと嬉しそうじゃない?」
「そ、そんなわけないだろ! はーなーせーっ!」
・ななこ先生
「うわわ!? 何や泉!?」
「いえいえ。ちょっとお姫様抱っこ行脚をしておりまして」
「わけの分からんこと言うな! 恥ずいからはよおろさんかい!」
「おー、先生が顔真っ赤にしてるの初めて見た。結構可愛い……」
「なっ……ええ加減にせいっ!」
・ゆたか
「ダメっスよ先輩!」
「おわっ、どしたのひよりん?」
「小早川さんには既に岩崎さんという伴侶がいるっス! 一つのカップリングに固執するのは本意ではないっスが、小早川さんのお姫様抱っこの権利は岩崎さんにあると主張するっス!」
「うーん、それもそうか……分かった。ここはひよりんの意見を尊重しよう」
「分かってもらえて嬉しいっス!」
「んじゃ、代わりにひよりんをお姫様抱っこね」
「え? ……ひああっ!? は、恥ずかしいっスよ〜!」
おわり
読んで下さった方、ありがとうございました。
…いや、GJ。お姫様だっこ萌えたよ。
>>1スレ立て乙、そして
>>29も乙ー。
本文のラスト一行とおまけにほのぼのと萌えました。
>>29 ゆい姉さんはきよたかさんにそしてそうじろうは逆にこなたを抱くのですね
Gj!
>>32 GJーーーー!
お姫様抱っこ絵描きたいぞ、と。
今日も何時に帰れるかわかんないけどw
>>25 今回もGJですー。
えーと、小ネタと1レスSSの区別に関してなのですが、
自分の中では、小ネタに分類するのはパロディ・改変などのネタと、
短くて特殊な体裁の文章(シナリオ形式とも一般的な小説の形式とも異なるもの)という風に決めています。
(3スレ目の小ネタは別の方がまとめたものなのでちょっと基準が違うかもしれませんが…)
前スレ埋めネタは1レスで、交換日記ということで文章の構成も普通のSSとは
違っていたために小ネタの方に分類させていただきました。
追記
あ、でも今見返してみるとそんなに特殊な感じでもないかも…。
解釈次第でどちらにも分類できそうな気がします。
もしも小ネタの方に載せて欲しくない、ということであればそのようにします。
私の分類法はあくまで私個人の主観に基づくもので、
文章を書いた方に別の意図があればそれを壊してはならないと思うので。
お姫様抱っこをして肩を外した奴は手をあげろ!
ノ
男をお姫様だっこしたのかい?
ちょっとみんなに質問。
こなたってみなみの事何て呼んでたっけ?
見落としただけかも知れないけど、単行本内に描写が見つからなくて…。
腕抜け……っ!?
どんだけ重かったの!?
私は平均くらいの身長、体重だけど、中学の時に同級生の女の子に軽々お姫さま抱っこされたことあるよ?
>>25 GJ!
仕事がきつくて執筆が全く進まない俺を誰か叱ってくれ・・・orz
1日15時間労働とかもうね・・・・(´・ω・`)
15時間ってどんだけ?
もしかしてプログラマ?
>>41 工 場
夕方いって朝帰ってくるんだぜ・・・
さぁそろそろ仕事いくかな・・・
時間かかっても書き上げてやるぜ!
>>38 3巻46ページで「みなみちゃん」って言ってるよ〜(≡ω≡.)
2日ほどスレ読まずに溜め込んで一気に読み返してみた。
口の中にハエが飛び込んで「ブラボー」絶叫するつかさと
間の抜けた声で「シカでしたぁ」と言うみゆきが浮かんだ俺もうだめぽ
深夜バス乗って博多逝ってくる…
45 :
38:2007/06/21(木) 16:55:39 ID:hxKV+IUg
>>43 おお本当だ。見事に見逃してたか。
教えてくれてありがとう!
46 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:42:14 ID:nJvoGfva
>>27 こなた腕力強いなー
こなたの成長が遅いのは某最強のオカマと同じ理屈なのでは?
とか妄想してしまった
>>20 おお、綺麗な色が塗られてます゚+。(・∀・)゚.+
書いた者としても、ここまで情景を再現してもらって嬉しいかぎりです。
GJ!
こなた「みwikiってやつ勝負捨てないやつだよな?」
すげーもん捨て身だもん。
お前ほんとに私らと学年同じ?」
みゆき「おぉわ!」
つかさ「ゆきちゃんきた!」
こなた「みwikiさんかっこいいよな。
みwikiさんだってなんか骨格できてるもんな。
体、大人じゃん。あれ。
みwikiさん高1じゃねえよな」
先生「わー、きたきたきた。高良20ポイント」
ゆい「すげー、110」
こなた「110?」
ゆい 「第3ステージだけで110。」
こなた「第3ステージだけで110!?。
おかしくねぇ、宮浦ばっかり・・・放しては同じの釣ってねぇ?
アレ?それ栗生のじゃねぇ?
おい、かがみ、かがみ、来てみー。
あ、これ栗生のじゃねぇ?」
かがみ「あー、これ栗生のだわ。」
こなた「うちの教室で飼ってるやつだべ?」
こなた「みwikiさん絶対16歳じゃないよ。」
「大体、お前、宮浦に外人いるなんて聞いたこと無いし。
“みwiki”っておかしいよな。」
かがみ「みwikiってぜってー英語だべ?あれ」
こなた「『みゆきさん』ってことねぇもんな」
先生「はいー、後五分」
こな&かが「やべー。」
>>48 これは釣りバカグランドチャンピオン大会の名シーンではないですか!
一瞬なんじゃこらって思ったけど、読み進めてて栗生で吹いたww
48さんGJです。
LV0 らき☆すた?どうせ典型的萌えアニメだろ?どうでもいいよ…
LV1 原作は4コマ漫画か。ってか監督何で交代してんの?
LV2 エンディング毎回変わってて面白いな。みゆきさんってのはなんかニコニコしてて結構いいかも。
LV3 みゆきさんって女神じゃね?理想の嫁って感じ・・・
LV4 つかさもドジっ子でかわいいな。こなたとかゆい姉さんとかななこ先生とかもいい・・・
LV5 かがみって別にかわいくないのにヒロイン扱いされててうぜぇ。かがみ死ね!
LV6 かがみ結婚してくれ!
LV7 やべぇかがみ最高!かがみと水さえあれば生きていける!
LV8 かがみと結婚した!俺はかがみと結婚したぞ!!
LV9 やっぱみゆきさんは最高だわ
MAX あきら様とちゅっちゅしたいよぉ〜
LV4〜7あたりをふらふらしてるんだが、LV5だけ該当しない ノシ
>>34-35 回答ありがとうございます。
載せる場所は今のままで結構です。
>>38 DVDのブックレットにこなたの全キャラに対する呼び名が。
本編で呼んでないキャラに対する呼び方も載ってたりする。
>>54 thx
こういうのあると助かるわ
しかしちょいと過疎ったね
その分土日にくるかな?
>>50 LV限界突破 ちょっくら陵桜学園に入学してくる
どうでもいいけど「陵」って字エロくね?
陵が付く中学卒業した俺だが、 一度模試の時に陵を凌って書いてやったぜ!
スルーされたんだけどな…
>>56 入試の時に気分が悪くなると入学後に幸せになれるかも
>>56 リョジョークの「陵」だしな。
まぁ、本来は丘という意味らしいが。
>>59 リョジョークのほうは「凌」でもいいよな。
どちらも「凌ぐ(しのぐ)、圧倒する」の意味あいだと思う。
流れ星ー消えるまでに願い事を三回言えるとそれが叶うという。
【シューティングスター】
「今度ばかりは許さないからっ」
(あちゃー。マジで怒らせちゃったか)
こなたは後悔していた。かがみをからかい過ぎて本気で怒らせてしまったのだ。「かがみんごめん〜。怒らないでよー」
「怒ってマセンヨ。泉サン」
「怒ってるじゃんかー」
「私帰るのでどいてくださいます?」
「うぅー」
こなたは思わず道を空けてしまった。
「家に帰ってかがみんに電話してみよう」
「あ、もしもし。かがみん?」
「・・・なんですか。泉さん」
「今晩家にこない?」
「は?」
「やー。ちょっと見せたいものがあってね。お願いっ」
「・・・分かった。行って上げるわ。」
「ありがと。じゃまた今晩ねー」
ガチャン
「あっ。切れた・・。かなり怒ってるなー。」
ー夜ー
「やふー。かがみん」
「今晩は。こな・・泉さん」
「ふふふ。上がって上がってー」
「で。見せたいものってなによ。早く帰りたいんだけど。」
「もう少しまちたまへ〜」「ったく。なんなの・・」
「あっ。来たっ。ほらほら空見てっ」
「!流れ星・・」
「これをかがみんと並んで見たくてね〜」
「わ、私もう帰るわよ」
「かがみん」
「な、なによ」
「ごめんね?」
「・・・」
「ちょっとからかうだけのつもりだったんだ。」
「こなた・・」
「あっ。やっと前みたいに『こなた』って呼んでくれたね」
「っっ」
「ふふふー」
「・・こなた」
「なにかな。かがみ・・ん」
啄むような軽いキス。しかし確かに唇は触れ合った。
「あ、あんたが悪いのよっ。折角我慢してたのに・・。帰るっ」
踵を返し、帰ろうとするかがみの腕をこなたは引き寄せた。
「え?」
イイヨイイヨー
「逃がすとでも思ったのかな〜?」
そして深い、夜空よりも深いキス。
「ん・・っ。はっ。こな・・たぁ」
そのままベッドに押し倒す。
ー「ねぇ、かがみん。」
「んー?」
「さっき流れ星に何か願い事した〜?」
「・・したわよ。あんたは?」
「私もしたよ〜。」
「どーせゲーム欲しいとか漫画欲しいとかでしょー」
「ふふふ。そう思う?」
「・・違うの?」
「じゃ、せーので言おっか」
「ん。」
せーのっ
『ずっと一緒にいられますようにっ』
満天の星空を翔ける二条の流れ星。寄り添うようにどこまでもどこまでも。
急に思い付いたので携帯から。今は後悔している振りをしている。
>>66 反省の色が無いw
だが反省の必要も無い! GJ!
>>66 GJ!引き締まった逸品という感じですな。
携帯からというのがまたすごいw
>>66 乙です。実にGJです。携帯からとはお疲れさまです。
こなたってばホントにかがみが好きなんだなぁとw
こにちは(´・ω・`)ノアニメの10話のお泊まりこなかがSSを〜
アニメしか見てないので設定とか間違ってたらご容赦を(´・ω・`)
「ん……」
かがみが膀胱からの刺激に身震いする。それを合図にしてしょろろとまだ幼さを
残す秘裂から飛沫になって小水が流れ出す。
「ふぅ……それにしても二人とも宿題終わった途端寝ちゃうんだもんな」
ため息混じりに二人の寝顔を思い出す。今日はつかさと二人でこなたの家に泊まりに
来ていたのだ。
(私も早く戻って寝よっと)
ジャーーーー。
流して手を洗いこなたの部屋へ戻ろうとする。
「………ん?」
ふと見ると光が漏れている部屋があった。なんとなく歩み寄る。
(こなたのお父さん仕事してるのかな?)
作家の仕事風景というものにちょっぴり興味もあってそっと部屋を覗いてみる。
「!?」
だがそこには仕事をしている作家の姿はなかった。大きいヘッドホンをかぶりロリ系の
ギャルゲーをしながら自分の屹立をしごているこなたの父親そうじろうの姿があった。
(こ、これって……)
思わず固まってしまう。ヘッドホンのおかげでかがみには気付いてないようで一心に
自慰をしているそうじろう。
(これは見ちゃいけない……。み、見なかったことに……)
この場を去らなくてはという思いは強かったのだがパニックになってるのか体が
言うことを聞かなかった。目もそうじろうのソレから離れない。
(これが男の人の……。って私はなにを見てるんだ! 仮にも友達の父親じゃないか)
そう理性が語りかけているのだが、もう一人の自分が頑として言うことを聞かない。
(あんなになるんだ……それにすごく擦ってる。痛くないのかな……)
男性のオナニーを目の当たりに見てドキドキしてしまう。
「……………」
ごくりと生唾を飲む音がことさら耳に響く。無意識もぞもぞと腰をうごめかす。
水色のパジャマの尻が可愛らしく揺れていた。それを見られてるとも知らずに。
「んふふ。かがみ、何してるの?」
「んぐっ!」
驚いて声を出しそうになるかがみの口をふさいだのはこなたの手であった。
「だめだよ。見つかっちゃうよ〜☆ 」
「!?」
ぎくりとする。そのまずさを即座に理解する。
「それじゃゆっくりとばれないように…ね?」
その言葉にコクコクとうなづいてゆっくりとそうじろうのいる書斎を後にした。
「んん〜ばるさ…みこ……すぅ……」
つかさは勉強疲れか心地よさそうに眠っていた。お互い布団に入るとこそこそと
こなたが話しかけてくる。
「いやーだめだよ、かがみ。人のお父さんのオナニーなんか覗いちゃ〜」
「えっとその、仕事してるのかなって思って作家さんの仕事風景見てみたかったし……」
言い繕うも我ながらとってつけたような言い訳に聞こえてしまう。最初はたしかに
そんな気持ちであったのだけれど。
「まぁちゃんと閉めずにやってるお父さんもお父さんだけどね。
っていうか友達きてるのにやめてほしいよねー」
「あんたなんともないの?」
「いやーまーもともとそのためのモノであったりするわけだし」
「そりゃまぁ……」
「そういうことしてるのは暗黙の了解になっちゃってるかなー。
三次元に手をだされても困るしねー」
「……そりゃまぁ」
「今日はかがみたち来ててテンションあがっちゃったのもあるのかもしれないね」
「う。それはなんか…複雑な心境だなぁ……」
かがみが先ほどの自分の立場を忘れ呆れる。
「ところで……さっき」
「へ?」
「かがみのお尻がさーもじもじーーっとかわいく揺れてたんだよね〜」
ニタニタと笑いながら問いかける。
「そ、そんなことないわよっ」
「へぇ。じゃああれ無意識に揺れてたんだ。かがみムズムズしてた?」
「し、してないわよ。変な事言わないでよ!」
「いやぁ隠しても無駄だよー、調べればわかることだよ。かがみん♪」
こなたが得意げに布団から手をだして人差し指をたてる。
「……調べるってなにを?」
「かがみが濡れてるか、濡れてないか♪」
「なっ! 濡れてない!」
「それじゃ調べてみる?」
「ばか! いいってばっ!」
「ほらほら……ほんとに濡れてないかな〜☆」
かがみの布団へと手を伸ばす。
「ちょっとこら!」
「ほらおっきな声だしたらつかさが起きちゃうよぉ?」
「や、やめろって。あっ」
つかさのことを言われてたじろいだ隙に器用にかがみの手をかいくぐって
パジャマに手を差し込む。こなたの手がパンツ越しにかがみの秘裂をなぞった。
「ほらほらかがみ、パンツ越しからでも湿っぽいのわかるよ……」
「……………ばか」
恥ずかしそうにやっと言葉を紡ぐもそれ以外言えなかった。
「それに熱くて……男の人のオナニー見て興奮しちゃった?」
男の人とぼかしてはいるがこなたの父親である。
「……………」
なんと言っていいかわからず固まるかがみ。それでもなんとか現状を打破しようと試みる。
「も、もうわかったからいいじゃない……」
恥ずかしそうに暗に認める発言。しかしそれで許すこなたではなかった。
「いやいやかがみ、でもこの火照ったここをそのままに眠れるのかな?」
「なによ寝るにきまってるじゃない……んっ……こらこなたぁ……」
さするような手の動きに非難めいた口調でこなたに制止を要求する。
「んふふ。さっき嘘ついたお仕置きはしないといけないからね」
いいながらなおも秘裂にあわせて指を上下にこすりつける。
「そんなっ。あっ……」
「人の親のオナニー覗いて濡らしちゃってる悪い子かがみ♪」
「んくっ…そんな言い方…するなぁ…あふっ」
うごめく腰の動きはいつしか拒む動きではなくなっていた。
「んっ……あっ……はぅ……」
必死に漏れる声を抑えようとするかがみに、こなたの苛虐心が増した。
すっと手を引っ込めてみる。
「あ……」
かがみは物欲しそうな声を上げてしまった。
その声の意味するところを自分でも察する。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
羞恥で全身が燃えてでもいるかのように熱い。
それを見透かすようににんまりと笑うこなた。
「ねぇかがみ? お布団はいるところあけてくれたら、もっとさわったりしてあげてもいいけどぉ?」
「そ、それは…………」
続きをしてほしいなら布団あけて受け入れろといっているのだと理解する。
ここに来て選択肢を委ねられて戸惑う。
「…………」
「どするぅ?」
意地悪そうに聞いてくる。その問には応えずにゆっくりと布団を開けてこなたを
迎え入れる。戸惑っていた時点で答えは既に出ていたようなものだった。
「そかそか♪」
そそくさとこなたがかがみの布団に入ってくる。違う体温が布団の中に入ってくる
感覚が次にくる快感への期待を高まらせた。
「かがみのお布団あったかいね」
「バカ……あ」
こなたの手がゆっくりとかがみの胸元に伸びてくる。ボタンを外していくこなたの手に
心臓の鼓動を必死に悟られまいと抑えようとするが、かえってドキドキが
強くなってるような気がしてならなかった。ボタンがはずされた胸がはだけられる。
布団の中とはいえ、はだけられた外気を感じる。さらにはこなたの手がそのふくらみを
やさしく撫でまわしはじめる。
「ん……ぁっ」
冷たい感触が胸の肌をつたわり時折乳首に触れ電流のような刺激を送ってくる。
「かがみの乳首堅くなってる」
「さ、寒いからよ……」
「ほんとかな……れろ……」
「ぁん! ふぁ……んく……あっ……」
顔を布団にもぐらせたかと思うと舌の感触が堅くなった乳首をなめあげた。
その刺激に声を懸命に抑える。つかさの規則正しい寝息に多少の安堵を覚える。
「あっ……ああぁん……ふぁっ」
こなたの舌が執拗に乳首をなめまわし、時折軽く噛む。その予期せぬ行動に
流されぬようにこなたの頭をかかえて懸命に耐える。ひとしきりなめたところで
再び顔をあげる。薄闇の中至近距離に見つめ合う二人。
「はぁ……はぁ……」
「かがみ気持ちよかった?」
「…………ぅん」
恥ずかしそうに小さく頷く。もはや快感と羞恥で頭が朦朧としていた。
自然とかがみのほうから顔を近づけていく。
「ん……んちゅ……ちゅぷ……」
柔らかい同性の唇。重ねるようにあわせて唾液をなすりつけるように舌を絡める。
触れあう舌先がくすぐったくも心地よかった。
「んぷ……ふぁ……んっ……れろ……」
こなたの手が再びかがみのパジャマのズボンへと差し込まれる。
今度はパンツ越しではなくパンツもかいくぐり。柔らかい陰毛が生える陰阜を
やさしく撫ではじめた。
「んっ……」
陰毛をなでひっぱるじれったい感触が背筋をくすぐる。そして散々じゃれあった後、
ついに指はゆっくりと秘裂へと伸びていった。
「んんっ……んふ……んっ」
キスでふさがれた口から漏れた声はそのままこなたに飲み込まれていく。
熱く濡れた花弁をこなたの指が時にはなぞるように時にひろげるように弄りはじめる。
「♪」
楽しそうにするこなたに負けてはいられないとばかりにおずおずとかがみもこなたの
下半身へと手を伸ばす。
(………こなただって濡れてるじゃない。っていうかこの子やっぱり毛が……)
すべすべの恥丘を手のひらでなでるようにしつつ指先で秘唇をなぞる熱く濡れた
秘唇が指にすいつくような感触。
「んふぁ……あむ……んんっ」
こなたの喘ぎもまたかがみとのキスで飲み込まれていく。それでちょっと溜飲が下がる。
くちゅくちゅくちゅ……。
唾液まみれに舌が絡まり、濡れたそぼる秘唇をさすり、勃起した陰核をこねる。
そのやらしい粘膜の濡れる音が大きくなる。つかさが気付いて起きる不安はあるには
あったが今更止められるものでもなかった。
今までのオナニーでは得られたことのない快楽が二人を満たしていた。
「んは……ぷは……こな…た……私……もぉ……」
「んふぁイキそうなんだねかがみ。いいよ私のふぃんがぁテクでいっぱい感じちゃって」
ことさら激しく指を動かしはじめる。
「あっ……んぁ……だめ……そこ……あっあっ……」
「あン……かがみの指もすごく気持ちいいよ☆」
「あっ……だめ……だめっ……んふぁ……あっ……イッちゃう……」
空いてる方の手でぎゅっとこなたの手を握る。ほどなく絶頂の波がかがみの心と体を襲った。
「あぁぁっ! イクぅっ」
まっ白になる頭の中にゾクゾクと体をめぐるしびれのような快感だけが伝わってきた。
「んッ……はぁぁ……はぁ」
余韻が徐々に緩みはじめ全器官の感覚が元に戻りはじめる。
「ふふふ。かがみいっちゃったんだね……」
「…………うん」
「それじゃ今日はもう寝よ。私もつかれたよ」
「…………うん」
「おやすみ♪ちゅ」
「あん……ちゅ……」
呆然としてる中キスを受け入れてほどなく訪れたまどろみに身をあずけるのであった。
翌日──。
(あぁぁぁぁぁっ! わ、わた、私はなんてことをぉぉぉ!)
昨夜の出来事を思い返したかがみは自己嫌悪に陥っていた。
(あれはなにかの間違いよ! っていうかこんなこと!)
懸命に否定するも夢ではない現実であったことは覆るわけもなく。
思い悩んでるかがみに気付いたか気付いてないかこなたも目を覚ます。
「あ、かがみおはよぉ……」
「お、おはよう……あのこなた、き、昨日の事だけど!」
「んなぁに?」
「ひ、ひみつだからね? つかさにも、みゆきにも!」
「やだなぁ分かってるよ」
(せっかくフラグたったんだから消えないように大事に育てなくちゃね♪)
(あう〜〜! 私は私はぁっ!)
「むにゃむにゃ〜 ばるさみこぉ……すぅ〜」
落ち込む姉とにやつくこなたに気付くそぶりなど一向になく惰眠を貪るつかさは
いったいどんな夢を見てるのだろうか。
-終わり-
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
>>70 久々の百合エロ堪能させていただきますた!!GJJJJJJJJ!!
やっぱりエロって良いよね〜
なんというエロスっぷり
これは間違いなく住民総おっき
>>70 エロい!実に!エロいぞ!
真っ昼間から性欲をもてあます
機会があれば原作もドゾー
久々の百合…久しぶりのこなかが…GJ!!
全俺が勃起
俺の全身からにょきにょき勃起
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
お前等勃起しすぎwww
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
久々におっき。
SSを見て興奮してるのが今の俺なんだよな
>>70に最大限のGJを送るので困る。
>>89 Gj!
確かにそう考えるのは自然な流れだな
形見の麦わら帽子をかぶって数少ないお母さんとの
思い出に浸っているんだろうな
91 :
66:2007/06/22(金) 19:12:38 ID:dz4ODM8s
お見苦しいものを読んで頂き幸いです。
今みるともっと推敲すればよかったな。と後悔。
次はエロでも。むしろそっちの方が本業だっtt(ry
そして
>>70様
GJっ!
>>77-88 みんな飢えてたんだなぁ、というのが実によくわかる流れだなw
ぽむさんGJ!
…久々の百合エロ小説だけど
むしろつかさのマイペースぶりの方に
ほんわかしたのだがw
ともあれ堪能した。乙!
98 :
3-115:2007/06/23(土) 00:00:35 ID:+aUXMmJK
多分誰も覚えていないだろうけど、
「次回予告」したやつ投下します。
こなかが。
エロはないです…てか書けないです。
99 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:01:54 ID:dVVjmmfT
MISAO−SIDE
昼休みも終わりかけの時間、私が漫画を読んでいると
柊の奴はいつものように空の弁当箱を下げて自分のクラスに戻ってきた。
その顔はいつものように少し楽しげで。
私たちはいつものようにその顔から柊の本当の気持ちを感じるんだけど。
この日はいつもどおりでないことが一つ、起きた。
「柊さん、またあのクラスでお昼食べてたの?」
柊に話しかけたのはクラスの男子…えーと…名前なんだっけ?
特に柊と仲が良いわけでもない、単なるクラスメートだ。
「ねぇ、明日は僕と一緒にお昼食べない?きっと楽しいと思うなぁ」
…それにしても下心のよく分かるヤツだな……
あんなの無視すればいいのに、柊は一々律儀に返答している。
やれやれ、優等生だねー、柊は…
一応クラスメートだし、あんまり関係悪くしたくないんだろうけど。
まぁ、あんまり気にすることもないだろうし、私は漫画読んでるか。
「どうしてダメなんだい?僕のほうがあんな子よりずっといいと思うよ?
こう言っちゃなんだけど、あの子ヘンじゃないかい?
女の子なのに卑猥なゲームとかしてさ。僕は理解できないな、ああいう子は」
ん?……何か雲行きが怪しいな。
誘いを断られたらしい男が突然ちびっ子の悪口を言い出している。
柊、何か言ってやれよ…まさかこの状況でも人間関係がどーとか言うんじゃねーだろな?
100 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:02:37 ID:+aUXMmJK
「もしかして…あの噂どおり柊さんってあの子のこと好きなの!?」
「ッ!?」
あ、これヤバくね?
柊にこんなこと聞いたら何言いやがるか分かんねー。
んで…その心配は不幸にも当っちまった。
「べ、別に好きじゃないわよ!アイツのことなんて!
いつもいつもオタクな話されて、
ヘンなとこ付き合わされたりして、
私だって…
…迷惑してるんだからッ!!」
――おい。
頭に血が上るのを自分でも感じる。
いくらなんでもその言い草はねーだろう。
私は柊を怒鳴りつけてやろうと立ち上がって…
…一気に血の気が引いた。
「お、おい…柊…ッ!!」
その言葉に柊が反応して、私と同じ方向に視線を向ける。
そこには――
「あ…こ、こな…た…?」
101 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:03:25 ID:+aUXMmJK
KAGAMI-SIDE
これは…悪夢なんだろうか。
俯くこなたの表情は見えないけれど…
さっきの言葉を聞いていたのは明らかだ。
よりにもよって、あんな言葉をこなたに聞かれるなんて…
とにかくすぐに…
「……ごめん…」
謝罪…だが、それは私の口から出たものじゃない。
目の前のこなたが俯いたまま、そう呟いたのだ。
なんで?なんでアンタが謝るのよ…?
「ごめん…私…バカだから…気付かなかったよ…
かがみに…そんなに迷惑かけてたなんて…」
今度は私をまっすぐ見て、また謝る。
その目に映るのは怒りではなく悔恨。
こなたはさっきの私の言葉を本気に取ったらしかった。
だけど、それも無理ないのかもしれない。
面と向かって好きじゃない、と言われたのなら
こなたもいつもみたく「ツンデレだね〜」で返すんだろうけど。
自分の知らない所で「迷惑」だなんて言われたら…
「…明日からは…かがみに迷惑かけないって約束するから…
ホントに…ごめん…」
こなたは最後にそう言うと、背中を向ける。
謝りたい。謝りたいのに…言葉が出ない。
教室中の視線が私に集まっているのを意識してしまっているのか。
そんなことをしている間に、こなたは教室から走り去ってしまう。
そして、追いかけようとする私の足を予鈴のチャイムが止めた。
もう…授業か…
102 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:04:08 ID:dVVjmmfT
授業が始まる。
でも…私はノートも開かず、さっきのことを考える。
教科書を読む黒井先生の声も耳に入らない。
私は…何してるんだろう。
あの男子にこなたのことを悪く言われた時、
私はクラスメートとの関係を気にして反論しなかった。
クラスメートを軽視しろ、と言うつもりはないけれど。
そのためにこなたを傷つけたら…何の意味もないじゃない…
そしてその後だ。
私はすぐに謝ってしまうこともできたのに。
視線なんか気にしてそのチャンスを逃した。
挙句には今。
私は何はおいてもこなたを追いかけなくてはならなかったはずだ。
それなのに私はこうして授業に出ている。
こなたを放っておいて。
いいの?
「……………ダメよ…」
こなたを傷つけて。
こなたに謝らせて。
こなたを放置して。
「……………ダメ…よッ…!」
そこまでしてアンタは守りたいのか、柊かがみ?
「優等生としての自分」などという――クダラナイものを!!
「そんなの…ダメに決まってるッ!!!!」
103 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:04:56 ID:+aUXMmJK
いきなり大声を出して立ち上がった私に、
さっき以上の視線が突き刺さる。
でも…もうそんなもの、怖くなんてない。
「え?センセの授業、そんなにアカンかったか?」
黒井先生は何やら抜けたことを言っている。
一応、退出理由は言っておこう。
「先生、こなたのところに行ってきます。いいですよね?」
「…いや、今授業中やしそんなん…」
予想通りの答え…でも。
「答えは聞いてません…それじゃ行ってきます」
「………アンタの怖さにウチが泣いたわ…」
……先生も見てたのか、アレ。
まぁそれはともかく私は教室から出ようとすると…
目の前にはさっきの男子が立ちふさがっていた。
「柊さん、あんな子のために授業サボってまで行くことないよぉ。
ほら、もうすぐ受験だしさ。
成績にキズつけるようなことはしない方がいいんじゃないかな?」
104 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:07:19 ID:dVVjmmfT
―あぁ。
さっき人間関係を気にした私が馬鹿みたいだ。
コイツは単にこなたを――
私の怒りに気付かないのか、目の前の男は更に続けた。
「それにさ、あんな子と一緒にいたら柊さんまでオタクになっちゃうよ?
友達選ぶのは柊さんの自由なんだし、もっとマシな友達を…」
「オタクでいいわよ…オタクらしいやり方で…そこを通してもらうからッ!」
最後まで言わせる必要は――ない。
こなたに見せてもらったアニメの数々。
そこで得られた知識、使わせてもらおう…!
「アンタ…自由の意味…勘違いしてるんじゃないの?
ギャルゲーやアニメに一喜一憂する女がいてもいい…
そして…そんな女に惚れた女がいてもいい!
自由とは…そういうことよ!」
私の剣幕に男が黙り込む。
さて…そろそろ止めといきましょうか。
こなたを侮辱した罪、贖ってもらうとしよう。
「柊かがみが命じる…アンタは…『消えろ』!!!」
105 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:10:49 ID:dVVjmmfT
無論私に絶対命令権などあるはずもないけれど。
その時の私の顔は多分、今までで一番「凶暴」なもので。
その顔に恐れをなしたか、男は悲鳴と共に逃げ出してしまった。
ふぅ…これでやっとこなたのところに行ける…
私は静まり返っている教室を後にした。
こなたの教室に行ってみたけれど、そこにこなたの姿はない。
靴箱に靴もないし…家に帰ってしまったんだろうか。
今更教室に鞄を取りに行くのもなんだし…このまま行こう。
私は靴を履き替え、こなたの家へと走る。
待っててこなた…今行くわ!
全速力で走り切り、こなたの家に着いたときにはもう汗だくだった。
静かではあるものの、窓越しに青い髪が揺れているのが見える。
間違いない、こなたは自分の部屋にいる。
それを確認すると私は周囲を見渡す。
ご近所の皆さん、予め言っておきます。
『ごめんなさい』
内心で私はそう謝ると、息を大きく吸い込んだ。
106 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:12:43 ID:dVVjmmfT
KOTANA-SIDE
「はぁ…」
私は何度目になるか分からないため息を吐く。
授業、さぼっちゃったな…
でもいいよね…どうせ私はかがみみたいな優等生じゃないし。
私はベッドに腰掛けて、ぼぅっと今までのことを思う。
かがみと話したこと。
かがみと遊んだこと。
かがみと…
みんなみんな、楽しかった。
かがみもそうだと思っていた。
でも…そうじゃなかったのかな…
それにしても…笑えるよね。
あんなこと言われたのに私、まだかがみのこと考えてる。
『迷惑してるんだからッ!!』
あんなにハッキリ…否定されたのに。
涙があふれる。
でも、拭く気にもなれない。
きっと…これは罰だから。
オタクの癖に調子に乗って、かがみをからかい続けた自分への。
明日から…どんな顔で登校すればいいのかな…
そんなことを考え始めたころ…
「こなたぁ―――――ッ!!!!!」
窓の外から、地を揺るがすほどの大声が響いた。
107 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:14:22 ID:dVVjmmfT
驚いて窓の下を見る。
え……かが…み?
時計を見る。
間違いなく、まだ授業をしている時間だ。
何で…何で…ここに!?
窓の外を見下ろしたまま、固まる私。
そんな私を見据えて、かがみが叫ぶ。
「さっき私は…アンタのこと酷く言っちゃった…!
アンタに怒られるのも!
アンタに嫌われるのも仕方ないようなことをした…!
でもッ!アンタに謝られるのだけは絶対に違う!」
真剣な目で。
真剣な表情で。
真剣な言葉を放つかがみ。
「悪いのは、私!
自分に言い訳して、素直にならなかった私…!
私が素直じゃないせいで…
あんなこと言ってアンタを傷つけるんだったら…!
私はもう迷わない!
私の本音…アンタにぶつけてやるわ!」
本音…?
かがみ…何、言うつもりなの…?
私の中に、期待と不安が入り混じる。
そして…次にかがみから出た言葉は。
「私は…私はアンタが好き!
マニアックで、時々イジワルだけど…
私はアンタを迷惑だなんて思ったこと、一度もないわよ!
アンタが私をどう思っても構わない…けど!
この誤解だけは…されたくないから!」
『期待』通りのもの…だった。
考えるより先に、体が動く。
窓を開け、一気に飛び降りる。
そこにいる、『大好きな人』のところに。
108 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:15:14 ID:dVVjmmfT
KAGAMI-SIDE
こなたの身体を受け止め…きつく抱きしめる。
一度は失いかけたそのぬくもり。
もう…放してやるもんか。
「かがみぃ…大好き…だよ…」
腕の中でこなたが幸せそうに囁く。
多分、今の私の顔、もの凄くニヤけてるんだろうなぁ。
だって私…今までで一番幸せな気持ちになってるから。
このままずっと抱き合ってたいなぁ……と思ったけれど。
「ところでかがみん?そろそろ周りを見てみたまへ」
「え?」
こなたに言われ、周囲を見る。
そこには…
いつの間にか集まってきていたご近所の方々が。
ひそひそ話をしている人、
拍手しだした人、
「おめでとー」とか叫んでる人…
まぁ、こんなところで大声で愛の告白なんて始めたら…ねぇ。
109 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:16:42 ID:dVVjmmfT
と、とにかく。このままじゃマズい。
ここは…
「こ、こなた!アンタの家に避難させて!」
「あー…ごめんかがみん、それ無理っぽい」
私の提案を、申し訳なさそうにボツにするこなた。
な、何で?
「いやほら、さっきドアに鍵かけちゃってさ。
そんで窓から飛び降りたもんだから…」
…アンタも入れない、ってことかい。
しかも今日はおじさんも出版社に行ってて留守らしい。
八方塞がり、ってわけね…
そうして私が真剣に考えているのにコイツときたら。
「くそぅ、バルジオンさえあれば」
真面目くさった顔でよく分からんことを言っていた。
……何のネタだよ…
私もまだまだ修行が必要らしい。
110 :
反逆のかがみ:2007/06/23(土) 00:18:14 ID:dVVjmmfT
そんなことをやっている内に、騒ぎはどんどん大きくなっていた。
もう手段は選んでいられない。
……今更、という気もするけど。
「行くわよ!こなた!」
「ぅおっ!か、かがみ?」
私はこなたの身体をさっと抱き上げると、
ギャラリーを尻目に逃走する。
「おー、速いねぇかがみん。
いやぁ、お姫様抱っこはやはり萌えですな」
「黙ってなさい!舌噛むぞアンタ!」
いつものようなやりとり。
でも私も、こなたも…
いつもより少しイイ笑顔で。
いつもとは違う関係を楽しむ。
そして、明日からはこの関係が『いつも通り』。
そんな予感をしながら、私たちはこの道を駆ける。
111 :
3-115:2007/06/23(土) 00:21:26 ID:dVVjmmfT
以上です。
エロ、書けるようになりたいなぁ…
美しい愛だ…
GJ!
ニヤニヤしながら読んじまったwww俺キメェwwwww
GJです! しかしどうしても男の声は立木ボイスで再生されてしまう・・・
_ _
┌lニ「└冂 7^>┐
,rくV冂ー厂Y^ト/´/7
)‐二ニ=-=二三ニ二(
YこjW{;二=-‐<二〈 GJ
ヒp} トニpブ ̄`!ニヽ
|フ| | ド、~ } 'Fリ
. |゙=_'_'゙ ヽ / rく
|〈.-―ヽ V /´交ヽ
. |`⌒` ,//ヽ立ソ^ヽ
/'ァ---‐''" /.交ヽ/ ,ハー、
r「//__ /'交ヾ立ソ / / \
_,ィイ//4O) ヾ立ゾ/ / ノ  ̄`ー、_
// / |卩 lフノ-‐''" '" / / \
/ />rr<‐'´__,,.. ‐'''"
|〃ル厂フ
GJ!! ツンデレここに極まるw
しかし、言葉の行き違いってのは、やっぱり両人にとっては堪えるんでしょうなぁ……
荒療治にも成りうるし再起不能にも成りうるし。
GJ
最初に男を白石だと思ったら途中で混乱したぜw
>>116 あー…ごめん。
名前テキトーに何かつけといたほうがよかったか…
118 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 00:52:18 ID:s3b1QC7i
イヤーーーーッハァーーーーーー!
たまらんですなぁ!
>>99 乙!
こなかがは最初から最後までクライマックスだぜ!
>>99に釣られた
なんというGJ!
一気に最後まで読み切ってしまいました。
あ、バルジオンまで散りばめられたあたりに
同年代のふいんき(何故かry)がっ!
今見たらKOTANAになってた…w
保管庫の方は修正しとこう…
>>120 バルジオンネタはさすがにマニアックかなーとは思ったんですけどね。
正直、こなたは知らないだろ、と思いながら書いてましたw
……なんか自分でも結構面白いと思えたSS(微エロ)思いついたのに綺麗さっぱり忘れた。
最後にこなたがかがみを「百合かがみ」と呼んでいたところまでは思い出せるんだが。
それにしてもこのスレは凄い人が多いなー。
書き物をする人間なら誰もが通る道ですよ
…と、愛だよネタ以来一本も書けていない自分が言ってみる
わかるネタが少ないので
(そもそもアニメ等にはまったのが最近)
次も百合で勝負しようと構想を練っています。
かがみったらすっかりこなた色に染められちゃってw
…ところでバルジオンって何?
教えて!ななこ先生
ググール先生を頼ると23年前の戦隊特撮モノが…
>>127 バルジオンいうんは「超電子バイオマン」に出てくる
バイオハンター・シルバのロボットや。
バルジオンはシルバが地球に来たときにどっか行ってもーてな。
シルバはそれを探し回んねやけど…
見つからへんままバイオマンと戦うては負けて、逃げていくんよ。
「くそっ、バルジオンさえあれば!」て捨て台詞言いながらな。
微エロ投下。
流れ切って申し訳ない_| ̄|○
夏休みも終わりに近づいたある日。こなたは例の如く宿題を写しにかがみの家へと来ていた。
【おーさまげぇむ】
「かがみん。王様ゲームしよう。」
唐突。
「は?暑さで頭おかしくなった?」
「む。ひどいなぁ〜」
「ってか二人でしたって面白くもなんともないでしょ」
「私は。かがみんとしたいんだよ?」
「〜〜っ」
そしてかがみは考える。
(もし勝てばこなたを好きな様にできるいやいやこなたは友達であってこなた可愛い友達にそんな事する訳にはこなた可愛い)
「って違〜うっ」
「?」
「いいわ。やってあげる。」黒かがみ勝利。
「やたっ」
「で。どーすんの?」
「これで〜」
10円玉。
「コイントスで決めよう。」
「シンプルでいいんじゃない?」
ー
「負けた……」
「ふふふー。勝負方法を私に決めさせた時点で決着は着いていたのさ〜」
大佐。
「じゃ、言う事聞いてもらうよ〜。かがみん?」
「くっ。肩もみでもお茶くみでもやってやるわっ」
「ふふ。ではつかさちゃんに電話してもらおうか〜」
「つかさに?それだけでいいの?」
「ふふふ〜。そのかわりどんな事があっても途中で切っちゃダメだよ?」
友達の家に遊びに行っているつかさの携帯に電話をかける。
『あ。もしもし。つかさ?』
『うん。どうしたの。お姉ちゃん?』
『ちょっとね!?〜〜っ』「ちょ、ちょっとっ!あんたなにやって、あっ」
こなたの指はいつの間にかかがみの割れ目をなぞっていた。
「ほらほら。電話続けたまへ〜」王様命令。
『お姉ちゃん!?』
『な、なんでも、はっ、ないっ』
『そ、そう』
『つか…さ、んっ、調子はっどうっ?』
『う、うん。何ともないよ』
『そっそう』
『今こなちゃんきてるの?』
『あんっ来て、るぅ』
「かがみん。びしょびしょだよ〜」
「ば、ばか。言うなぁ」
「イっちゃいそうなの〜?」囁く。
『そうなんだ。お菓子出して上げてねー』
『わ、かったっ。はぅっ』
陰核をつまみあげる。
『〜〜っ』
かがみは俯き。絶頂が間近なのがよく分かる。
『え?』
『お姉ちゃん?』
「な、なんで止めるのっ?」
「ふふふ。かがみん辛そうだったからね〜」
『あ、つかさちゃん?取り込んでるから切るね〜』
『こなちゃん?分かった。またねー』
がちゃん。電話が切れる。 「さてさて。」
「こな…たぁ」
「どーしたのかな?」
「……せて。」
「なに〜?」
「…かせて」
「うん?」
「イかせてぇっ!」
焦点を失った瞳から涙をこぼしながらかがみは懇願した
(しまった。焦らせ過ぎたかなー)
「よく出来ました♪では。」
再び責めを開始する。
「あ、はっ。んっ」
かがみはすぐに昇りつめる。
「はっ、あぁっ、こなったぁ。もう…」
「イっちゃって〜」
「や、やぁ、見ないで。見ないでぇっ」
「可愛いよ。かがみん?」
甘く囁く。
「あ、こなたこなたこなたこなたこなたぁっっ!」
一際大きく愛する人の名前を叫びかがみは絶頂を迎えた。
腰が抜けているかがみをベッドに運び、ついでにこなたもかがみの横に丸くなる。特大のたんこぶを作りながら。
「ね。こなた。」
「んー」
「…愛してる」
そして二人は笑いあう。
FIN
138 :
127:2007/06/23(土) 09:59:12 ID:hLQRfZLx
毎度毎度思ってるのだが、
このスレにとってのGJは、ぐじょぶ!じゃないのか?
こなた的に考えて・・・。
このスレのGJ〓GL
>>132 GJ!
不自然な電話にも全く疑問を抱かないつかさに萌えた
ところで、こなたってつかさのこと「つかさちゃん」って呼んだっけ?
>>142 つまり「ウホッ、いい百合…」という意味だな。
つまりかつて白石×あきら物を投下した自分には当て嵌まらな(ry
えー、リアルで忙しいので約束は出来ませんが、近日中にまた白石×あきら物を書く予定です
……多分非エロだけどorz
145 :
132:2007/06/23(土) 13:16:44 ID:muHyoHHS
>>141様
2巻辺りで呼んでませんでしたっけ_| ̄|○
脳内修正お願いします。
かが×こな書いてみたい今日この頃。
>124
どもです(´ω`) 脱ぎ方がこなたらしいと思いますたw
そんで調子にのって こなかが+つかゆきつか を途中まで。
「え……?」
一瞬、三人が凍り付いた。
「あ……あ、あの、私としたことが…なんと言えばいいか……」
みゆきも自分の失言に気付き真っ赤になってモジモジとしている。
「えと、その、まぁある意味健康であるってことだし……」
しどろもどろにかがみがあまりフォローになってないフォローを入れる。
「でも意外だねぇ。みゆきさんがオナニーなんて」
「あんた、そんな露骨な表現やめなさいよ」
そう。その失言は暗にみゆきがオナニーをしていることを指し示していた。
「眠れない時につい……お恥ずかしい……」
消え入りそうなみゆきの声。
「みゆきさん、そんな気にすることじゃないからさー。ほら、つかさなんて
毎日してそうなイメージだし」
「なんですとー!?」
いきなり自分に振られてつかさが驚く。
「そ、そんな毎日はしてないよぉ」
「つかさ、それしてること暴露してる。それも毎日とは言わないまでもかなりのペース……」
「はうっ……それはその……」
「そういうあんたはどうなのよ?」
助け船のつもりか、矛先を妹からこなたにうつす。
「私? してるよ? ネトゲで寝落ちしないかぎりは結構」
「うわ。こいつはぬけぬけと……」
「かがみは? この際ぶっちゃけようよー」
「私は……ないよ」
恥ずかしそうに応えるかがみ。実際知識はあるけどそのような行為はしたことはなかった。
「それはだめだよーかがみ。人生の楽しみの72%は損してるね」
「いや、それ割合大きすぎだから」
「これは大問題だね。かがみにオナニーを教えてあげなくては…」
「え? あっ!? ちょっとあんたっ!」
こなたがかがみに襲いかかった。
「あ……」
「まぁ……」
もみあう二人を呆然と見てるつかさとみゆき。二人が見てる中、激しく抵抗するかがみを
こなたが余裕でいなしていく。
「ふふふ。よいではないか。よいではないかぁ♪」
「あんたは悪代官か! ちょっそこはシャレに……あっ」
こなたの指がパンツの上からかがみの秘唇に触れる。必要以上に触れたことのない
部分。そこを触られてるという恥ずかしさのせいかかっと瞬時にして体が熱くなる。
くすぐったい感触もあいまって身をよじってのがれようとする。
「ちょっと……やめさいよ……んっ」
しかし、こなたの指は執拗に抗う鏡の秘裂をなぞりつづけた。くすぐったいような痒い
ような感触が秘部をじんわりとしめていく。それらの感覚がいつしか熱い感覚にかわっ
ていくのにそう時間はかからなかった。
「んっ……あっ……んくっ」
漏れる声に艶が帯びはじめる。
「あっ……だめっ……んんっ」
いつもと明らかに違うかがみの反応。今までにない感覚に戸惑いを隠せないようだ。
「感じてきたんだね……こうなるとかがみもなかなか可愛いなぁ」
「んはっ……うっさい……」
「ぬふふふ。上の口は生意気でも下の口は正直だぞ☆」
どこかの三文ポルノのようなセリフを吐きつつもじんわりと濡れはじめてる秘裂を
なぞるようにあとぐる。
「んっ……ひぁっ」
「ふふ。ここがいいんだね。この固くなってるところ」
ぐりぐりとパンツ越しにクリトリスをこねる。
「やぁっ……そこだめ……んはっ」
「お姉ちゃん……」
明らかに感じはじめている姉をもじもじとしながら見つめていた。そんなつかさの肩に
みゆきの手が置かれる。
「あ……ゆきちゃん?」
「つかささん、なんだか私も変な気分に……」
みゆきの目がとろんとしているのをみてつかさも同性ながらドキリとしてしまう。
どちらからとなく顔が近づく。
「ちゅ……ちゅむ……」
重なる唇。柔らかい感触を何度も味わうように離しては重ね離しては重ねをくりかえす。
(ゆきちゃんの唇やわかい……それに胸も……)
「あん……」
おしつけられるみゆきの胸に手をのばしてしまう。
「あ、ゆきちゃん、ごめん……つい…」
「いえ、いいんですよ……私もつかささんの……よろしいですか?」
「え? でも私のゆきちゃんみたいに大きくないし……」
「でもやわらかいですし、なによりつかささんのドキドキしてるのが…わかります」
「ん……ゆきちゃん……ちゅ……」
二人で胸をさわりながらお互いの鼓動を感じながら再びキスをくりかえすのだった。
「ほら、見て。つかさとみゆきさんも始めちゃったよ……」
「……つかさ…みゆき……んっ」
茫然としながら二人のキスを見つめる。すでに秘部をいじられてもやがかかったよう
な頭の中でそれはとても甘美そうに見えた。
無意識に喉がなってしまう。
「ん? かがみキスしたいの?」
「ち、ちがうわよっ」
見透かされたように感じてあわてて否定する。
「はずかしがらなくていいんだよ♪ かがみ、私たちもチューする?」
「くっ……ここまでしておいて…したいならすればいいじゃない」
恥ずかしそうにそっぽをむく。その仕草がこなたのS心にさらに火をつける結果になる。
「ちがうんだなー。チューだけはお互いの許しがないと出来ないのだよ、かがみん」
「そんなの……」
今までのことだって普通は許しなくしていいものではないのだが、今のかがみには
それをつっこむ余裕などなかった。
「さぁかがみはキスしたいの? したくないの?」
「それは……」
視界につかさとみゆきのキスが入りされてるところを自己投影してしまった。
高まるキスされたいという衝動についに言葉が後押しされてしまう。
「キス……した……い」
「むふふ。かわいいよ。かがみ……んーー」
「んっ……ちゅ……」
ようやく現実に体験するキスの感触。唇が舐められ舌が口内に入ってくる。
おずおずと迎え入れて絡める。
「んちゅ……ちゅぷ……ちゅるる……」
流し込まれる唾液もいやな感じはせず、余計に興奮をかき立てていった。
「ん……んぐ……こくん……ん……ちゅぷ」
こなたはキスしながら秘唇をこねあげて布地ににじむかがみの愛液の感触を愉しんでいた。
ぢゅ……。
布地に溢れる感触を指にのこしながら固い芽の部分にそれをぬりたくるようにこねる。
「んふ……ふぁ……あん……」
その度にかがみの口から甘い吐息が漏れた。その感度の良さにこなたの方も
興奮してしまう。
(ちくしょー。かがみんかわいいなぁ。触ってないけど私のもけっこうすごいことに……)
「ぷは……かがみぃ…」
「ふぁ……」
「ねぇかがみ、パンツ脱がせていい?」
「……………」
恥ずかしげにこくんと頷くかがみにツンデレの真髄をみた気がしたこなたであった。
「ん……」
上着を脱がされてみゆきが恥ずかしそうに身もだえる。それにあわせてたわわな
乳房が揺れる。
「ゆきちゃんのおっぱいきれい……」
「そんなに見られるとはずかしいです……」
白い肌を先ほどよりもうっすらと桜色にそめる。指でつつくと。ふにんと揺れて指が
しずむ。その感触がつかさ自身の胸にはない感触で思わずくりかえず。
ふに…ふにふに……。
「ん……つかささんたら……んっ……」
やがて指だけでなく手の平をそっとあてると手のひらが埋まるのではないかという
くらいの弾力が伝わる。その柔らかさを感じるようにぐにぐにとやさしく揉みはじめた。
(すごい柔らかい……)
「ん……はっ………あん……」
(でも乳首は固くなってる……)
揉みながら指先で固くなってる乳首をさする。
「んんっ…つかささん……」
「ゆきちゃん気持ちいい?」
「はい……とっても……んっ」
それを聞いて少し嬉しくなる。
(もっとゆきちゃん気持ちよくしたいな……そうだ)
顔をゆっくりみゆきの乳首に近づける。
「……ぺろ」
「ひゃぅん」
舌の感触がみゆきにちがう刺激をおくる。つかさはその反応に気をよくして乳首を
舐め倒すように舌でこすりあげる。
「んはっ……あんっ……あっあっ……」
乳首だけでなく乳輪までつかさの唾で濡れていくさまはとても淫靡であった。
(ゆきちゃんのおっぱい私のよだれまみれになっちゃった……なんかエッチ……)
さらなる刺激を送ろうと今度ははむと乳首をくわえる。
「あっ……」
(なんだか私赤ちゃんみたい)
そう思いながら固くしこったみゆきの乳首を吸いはじめる。その反応は今まで以上に顕著で。
「あぁん! んはっ……つかささんっ……んっ」
名を呼ばれ乳首をくわえながら上目遣いでみゆきの顔を見やる。
(ゆきちゃんの顔すごくエッチになってる……もっと吸っちゃえ)
「ちぅ〜……ちゅぱっ……ちゅぱ……」
「あっ……そんな……あぁぁん」
普段見ることどころか想像することもできないみゆきの痴態にいつにない優越感を感じる。
(うふふ。わたしがゆきちゃんを感じさせてるんだ♪ …あれ)
「ぷは……ゆきちゃん?」
体を起こされて不審がるつかさに上気した顔をほころばせながら、
「つかささん、今度は私がつかささんを……」
(え? え? ちょっとまって……もうちょっと…)
普段感じない優越感にひたりたかったが、流されて自分も上着を脱がされてしまう。
「あ……ひゃう!」
みゆきの舌がつかさの乳首に這う。濡れた熱い舌の感触が乳首にここちよく
まるで電流でもながれたかのように感じてしまう。
「れろ……りゅぷ……ちぅぅ……」
「んっ……はっ……あん!」
(あ〜〜ん。きもちいいよぉ)
「れろ…ちゅぷぷ……くにぃ……」
「んはっ! ゆきちゃん! 噛んじゃダメっ」
「あぁ! これはすみません。痛かったですか?」
「……ううん。そうじゃないの……すごく気持ちよくて……」
「まぁ。それならもっと大丈夫ですね……はぷ」
「あぁん!」
(大丈夫じゃないよぉ……おかしくなっちゃうぅ)
ところがみゆきの攻撃はそれだけにとどまらなかった。くわえながらさすっていた手が
下に持っていかれる。下腹部あたりをさするみゆきの手におどろく。
「あッ……ゆきちゃん……そこは……んっ」
すでに熱くぬれそぼっていた秘裂を直接触られる。オナニーとは違う他人の指の感触。
(ゆきちゃんの指が私のを……んっ……あっ! はずかしいよぅ)
今まで以上に恥ずかしい感覚が体を熱くさせる。
「あっ……あぁんっ……くはっ……あっあぁん!」
「ちゅぅ……はむ……くにぃ……ちゅぽっ…ん」
くりゅくりゅくりゅ……。
(あっ…乳首…吸われて、クリ……触られてる……恥ずかしい……どっちも固くなってる……)
「ぷは……つかささん、ここどうですか?」
「あの……気持ちいい……です」
「ふふ…私もここが気持ちいいんですよ……一人でするときはいつもここばかりさわってしまいます……」
みゆきの告白にどきどきしてしまう。
(ゆきちゃん一人でするときこんなふうなんだ……)
「わたしもゆきちゃんのさわっていい?」
「ええ……もちろん……」
おずおずとみゆきの秘部へと手をのばした。
(熱い……それに濡れてる……ゆきちゃんのここ……)
「んん……」
「あっ……ふぁっ」
二人でお互いのクリをやさしくさするように時にはつまむように愛撫をくりかえす……。
蜜のようなとろりとした粘液が秘裂があふれ二人の指にまとわりつき淫靡な音を奏でる。
くちゅ……ちゅぷ……ちゅくちゅく……にちゅ……
「あっ……あんっ……んんっ…ゆきちゃん……」
「つかささん……んんっ……んちゅ……ちゅぷ……」
いつしか再びキスをしはじめていた。先ほどよりもさらに深く味わうようにお互いの唇を
求め合うのであった。
-続く-
154 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:01:02 ID:s3b1QC7i
>>132-137 GJ!かがみんかわいいなあ
コイントスを自在にあやつるこなたスゴス
……ってか、結局殴られてるこなたワロスw
>>147-153 こ、これは……ハァハァ
くしゃみ同様、アレも連鎖するんですな。
あと、みwikiさんがなんて失言したのかkwskwww
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
今日もか!!
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
なんつー…ハイペース…
おっきしてもうた
∧_∧
( ;=ω=)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 15:29:53 ID:kn8ZWqk4
自慰行為だろ・・・常識的に考えて・・・
黒子が無いからこなたじゃ(ry
∧_∧
(; =ω=.)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
「かがみんってえちーよね〜」
そんなこなたの言葉にかがみの箸が止まる。
【キスまでの距離】
「…こなた。何ですって?」
「だからぁ。かがみんってばえちー…ったぁいっ」
鉄拳制裁。
「どう考えてもあんたの方が…その…えっち…でしょ」
「口の端にご飯つぶつけながら口ごもるかがみん萌え」
「うるさいっ!」
真っ赤になって怒鳴る。
「そもそも私とあんたがキスしたのだって成り行きだし。」
「む。聞き捨てなりませんな〜。じゃ、かがみんは私とえっちもキスもしなくていい、と?」
「別に構わないわよ?」
「お。言ったネ。じゃ取りあえず一週間キスもえっちもなしね〜」
「上等。」
双方とも深く考えていない。
ー三日後の放課後。
「ね。かがみん。キス…」
「あら。しないって言ったのはどこの誰でしたっけ?」
「そんなごむたいな〜」
「じゃ、自分の方がえっちだって認めるの?」
「…かがみんの方がえちー」
強情。
「じゃあ帰ろ。」
「…うん。」
(本当にかがみんは私なんか…)
こなたの瞳からは涙一筋。
ー六日後の夜。23時30分
「後30分我慢なさい」
「も、ダメだよぉ」
「言い出しっぺは誰だっけ
「私だけ、ど。このまま、だと壊れちゃうよ〜」
涙をいっぱいに溜めての懇願。
「かがみん、は私の事なんて本当は…」
「だから言ったでしょ?成り行きだって。」
「あやま…謝るからぁっ。そんな事言わないでぇ。キスしてっ」
「だーめ。後3分。」
ーそして。0時00分。日付は変わり魔法は溶ける。
「こなたっ」
「う?か、がみ、ん?」
「ごめん。ごめんね。ひどい事言って。」
ぼやける瞳でこなたは笑う。
「良か、った。嫌われてないんだね?」
「当たり前じゃないっ」
そして口づけ。
「ん。ちゅむ。はぁっ」
既にお互い身につけているものはなく。
「こなた。可愛いっ。」
かがみの片方の手は乳首に。もう一方は割れ目をなぞる。
「あっあんっ。かがみんっかがみんっ」
「わ。もうびしょびしょじゃない。」
「はっんうっ、ゆー、なぁ」
一層激しくなり。
「だ、だめだよっかがみんっ。イくっ。イっちゃうぅ」
陰核をかがみの指が押し潰した。
「だめっだめだめだめだめぇ〜」
こなたの体が大きく跳ね。
かがみの腕とベッドをびしょびしょにした。
〜後日談〜
かがみの家のごみ箱にて発見
〜○月×日〜
今日はこなたと喧嘩した。一週間もキスできない。後悔。
〜○月△日〜
今日はこなたにひどい事を言ってしまった。私の馬鹿っ。
〜○月◎日〜
一週間まであと一日。こなたこなたこなたこなたキスしたいキスしたいキスしたい
〜○月◇日〜
やっと……
日記はここで途切れている
一日に二回も書いてしまった_| ̄|○
そして俺の文才のなさが浮き彫りに。
大・後・悔
>>170GJ!!
オナニーで流れ切って申し訳ない・・・orz
もう一回抜いてくるノシ
一日に2本もうpする、その想像力と筆の速さとその他モロモロにGJ!
しかも、どうみてもやっつけ仕事ではない。スゴス。
>>170 むひょー、H、Hっす!
…と、君のIDそのままにぐっじょぶ。
最後の日記がすげーヒットしたw
あはは〜かがこなミコ酢〜
>>175 神すぐる・・・!!
ぐじょじょしたー!
うは、名乗るの忘れてたw
>>175 蒐集完了、あじゅじゅじゅしたー。
あ、あと「そしてふたりは」のリンク切れ、まとめの人ではないけど修復しちゃいました。
差し出がましくて失礼。
>>175 色塗ってもらってなんだが
ちょっと胴が長くないか?
えー今から鬱もののSS投下します
・レイプ
・死亡ネタ
ありなので嫌いな人は予め飛ばすかタイトルをNGワードにでも放り込んどいて下さい
柊かがみは犯されていた。
「あぁ、ん、んぁあぁ!」
何で
何でこんなことに?
わからない
私はこの男達に犯され、虐げられて―――
「あぅ、ぁああぁ!あぁんっあぁん!」
散々殴られて、そしてこんなことされて
多分、一緒にいたつかさも襲われて―――
「ああぁぁっ!うぁぁぅあぁ!」
私のからだは意思とは関係なくしゃべってる
なんだか精神だけがそらへととんでいくような―――
「んぁぁあああぁ!あぁあああぁあ!」
あぁ、からだが、こころがそらにとんで――――――
柊つかさは暗い公園で目を覚ました。
身体が痛い
それになんだかベトベトして気持ち悪い
服もボロボロだし胸とかあそことかみえちゃってる・・・
何で私はこんな風になってるの?
・・・・・・思い出した
私は悪い男の人たちにあんなことやこんなことをされたんだ
つかさが虚ろな瞳で周囲を見渡すとすぐ近くにかがみが倒れていた
あ、お姉ちゃんだ
まだ、寝てるみたい
大丈夫かなぁ
そっとかがみの頬に手をやる
―――冷たかった
―――え?
お姉ちゃん?
大丈夫、だよね?
もう一度頬に手をやる
冷たかった
夜の寒さとは違う、冷たさ
嘘だ、信じたくない
お姉ちゃん
お姉ちゃん!
お姉ちゃん―――!
「あれ?そこにいるのは、かがみとつかさ?」
かけられた声に、はっと振り向く
小柄な体系に碧の瞳、腰より長い青髪、そして何よりその髪の頂点にぴょこんと自己主張するアホ毛
間違いない
こなちゃんだ―――
泉そうじろうは電話に出た。
「はい、泉で―――」
『お父さんっ!いますぐ車かっとばしてコッチに来てっ!』
「こなたか?何をそんなに慌ててるんだ」
『急いでっていってるじゃん!早くしないとかがみが!つかさが!』
「わ、わかったからとりあえず落ち着なさい。そもそも何処にいるんだ?」
『あ、場所?場所は公園で、―――ん、あんたら何?今取り込み中だから―――って、ちょ、な、何すんの―――わあああぁぁ!』
「おい、こなた!どうした!」
―――ツーツーツー
そうじろうは一秒とたたないうちに110番を押していた―――
泉こなたは座っていた
否、座らされていた
あー、もーサイアク
まさか自分がエロゲのヒロインになっちゃうとはね・・・
しかも、陵辱ものとかもうね、あー嫌だ嫌だ
ヒモで縛られる前に、もうちょっと抵抗できるかなー
とか思ってたけど、やっぱ現実は違うよ、トホホ
こうなったら覚悟を決めよう。でも、正直言ってかなり怖い。初めてだからねー
とりあえず私の周りの男達に話してみた
「で、私をどうすんの?」
「言ってほしい?」 「別にいいよ。覚悟はできてるし」
「じゃあ、早速やっちゃおうか」
「おうおう、やっちまおうぜ」
「今度はロリっ子かーたまんねぇぜ。ハァハァ」
数分後―――
「ん、んっ!んぐっ、んーんー!」
まさか、こんなにキツイとは。痛い、苦しい、でも、何も出来ない
口とオマンコとお尻にアレが入ってる
膜が破けた時は死ぬほど痛かった。てか今もだけど
気持ち良くなるとかって嘘じゃないの?
「あ、出るー出るっ!」
ドピュッドピュ
「んーんー!んんんっ!」
ちょ、口ン中出てるー!うわっマズっ
下のは相変わらず痛々しく突いて―――
あれ?
痛くない。何かいい感じ
あぁー身体って正直だなー
「あぅあ、あはっ、い、いいよっ、あぁぁあー!」
ヤバ、頭が真っ白になってきた
ヤバいヤバいヤバいヤバい―――
「よ、よしそろそろ中に出すぞ!」
「あぁあん、なかっは、なかはだめぇぇぇ!」
ドッドピュドピュ
「うぁあぁあああああぁあぁあ!」
もうダメだ―――
成実ゆいは驚愕した
通報聞いて駆けつけてみたけどこれはあまりにも酷すぎるよ
通報を聞いた同僚に引っ張られてきた彼女の前には
目を覆いたくなるような惨状が広がっていた
意識なく倒れている白濁液まみれの三人の少女たち
しかも、その中には従姉妹のこなたがいた
気付けば、私はこなたに駆け寄っていた
「こなたっ!こなた!しっかりしてー!」
「―――ぁ、ゆい―――ねぇさん―――?」
「こなた!もう大丈夫だから。お姉さんたちがついてるから」
「―――ぅん、でも―――私より、かがみたちを―――先に―――」
「わかったから、わかったから、無理はしちゃだめ」
「―――はぁい」
「成実さん!救急車と応援呼びました!」
「ありがと。私はこの子たちを保護するわ」
「あ、俺も手伝います」
「OK、頼むわ」
私はこなたを運び、同僚がツインテールの女の子を運ぶ
でも、なんだか同僚の様子がおかしい
「何かあったの?」
「―――成実さん、この子、息をしていません・・・」
私は衝撃のあまりこなたを落としそうになった―――
日下部みさおは泣いていた
「うぅ、ひいらぎぃ、なんで、何でお前がぁ、ぐすっ、死んじゃったんだよぉ」
私とあやのは柊の葬式に来ている
「ひいらぎぃ、かえって、うぅ、こいょぉ、」
何で死んだのは柊だったんだろう
妹とかちびっこが生きてて何で柊だけが―――
「何であんなちびっこが、うっ、いるのに、ひいらぎがぁ」
「みさちゃん、あの子だって被害者なのよ、それはひどいわ」
「・・・ゴメン」
ふと後ろをみるとちびっこと高良さん(多分)がいた
ちびっこは自分とは比べものにならない量の涙を流している
「うわああぁぁぁぁん!かがみいぃいぃ!何で何で何でぇ!」
「泉さん、もう少しお静かにされた方が―――」
「そんなこといったってぇ、かがみがぁぁ!う、うえぇぇえぇん!」
そうだよな、悲しいのは自分だけじゃないよな
ちびっこだって被害者なのに
ゴメン、ちびっこ―――
高良みゆきは自分の部屋にいた
かがみさんは亡くなってしまわれました
泉さんはあんなことがあったのにもう学校に戻られています
でも、つかささんの心の傷は深くて未だに部屋から出られないそうです
私と泉さんが訪ねても会ってくださいませんでした
お体に障ってないとよろしいのですが
プルルルルル
―――着信:柊つかさ―――
つかささんから?
『ゆきちゃん?』
「つかささんですか?」
『うん』
「お体のほうはもうよろしいのですか?」
『うん、もう大丈夫だよ。それでね、私は今学校の屋上にいるの』
「学校の屋上?」
『うん、町がとっても綺麗に見えるよ。それに空が吸い込まれそうなくらい青いの』
「つかささん、一体何をしてらっしゃるんですか?」
『私ね、お姉ちゃんの所に行くの』
「――――――!」
その一言にみゆきは周りが真っ暗になったような錯覚に陥った
『それでね、最後にゆきちゃんに一言言いたかったの』
「つかささん!駄目ですっ!考え直して下さい!」
『止めようとしても無駄だよ、もう決めたんだから』
「つかささん!」
『ゆきちゃん、皆、ありがとう、そしてバイバイ』
「つかささ―――」
ヒュゥゥゥ、ドン!
―――ツーツーツー
「―――そんな―――つかささんまで―――」
窓の外には不気味なくらい青々とした空が広がっていた―――
完
携帯からなんで読みにくかったらすまん
ごめんね、空気読めなくて
ごめんね、百合じゃなくて
たまにはこんな激しいなあっても良いよね…
乙!
>>188 乙つ。なんかひぐらしを思い出したw
所で>170氏=
>>66氏?
書き方すごい好きなんだが。コテ入れてほすぃorz
同士はいないものか・・・・
柊かがみは犯されそうになっていた。
「とー!」
「ぐふっ」
「何だお前は!」
「やー!」
「ぐえ」
「もう大丈夫だ、俺が来たぞ」
「あ…ありがとう…ぐすっ…」
「よしよし、俺の嫁にしてやろう」
「それはかんべんして」
完
GJ!
だけど、だけど……orz
……よし、誰か甘いものを持て。
193 :
3-115:2007/06/23(土) 23:03:13 ID:6ezscRxP
授業が終わり、帰路につく。
中学生の頃に比べると、やはり授業の内容は難しい。
でも、学校に行くのは苦ではない。
どんなに私が疲れていても、心を癒してくれる…
そんな友達ができたから。
元々、私は人付き合いは上手くない。
私自身は何もしていないつもりでも、
人に避けられてしまうことが多かった。
高校でも…多分変わらない。
そう、思っていた。
あの時、無意識でした一つの親切。
それがこれほど重要なことになるなんて…
あの時の私に想像できただろうか?
そんなことを考えるうちに、私の足は公園に差し掛かった。
いつもなら素通りするのだけれど…
今日はそこに見知った顔を見つけた。
ベンチに腰掛けているその人に近づき、声をかける。
「こなた…さん」
「おー、みなみちゃん」
ゆたかの『お姉さん』…こなたさんだ。
私より二つ年上の先輩だけど、あまりそうは見えない。
そういえば…いつもゆたかを交えていたから、
二人だけで話したことはあまりなかったような気がする。
やはり、ゆたか以外の人には少し苦手意識があるのかも知れない。
でも、今日は少し…この人と話してみたい気分だった。
自分の知らないゆたかを知っている、こなたさんと。
見ると、こなたさんは変わった色の飲み物を手にしていた。
えっと…「ペプシエッグプラント(=なすび)」…
……よくは知らないけれど、何か怪しい雰囲気がする。
あまり触れないほうがよさそうだ。
私が黙ってしまっていると、こなたさんの方から話しかけてきた。
「いつもありがとね、みなみちゃん」
「え…?」
何故かいきなり、お礼を言われてしまった。
私…こなたさんに何かしただろうか?
私の困惑を感じ取ったのか、こなたさんが続ける。
「んー…ほら、いつもゆーちゃんと仲良くしてくれてるからさ。
おねーさんとしては、それが嬉しいわけですよ」
でも、私の困惑はますます大きくなるばかりだ。
それこそ、お礼を言われるようなことではないと思う。
むしろ…私の方こそお礼を言わなくちゃいけないぐらいだ。
だから私はこなたさんに直接、そう言ってみた。
すると、こなたさんは少し真面目な顔で、
お礼の「理由」を話してくれた。
「ゆーちゃんさ、昔から体弱くってね…
中学の時も、あんまり学校行けなかったんだよ。
学校の行事にもあんまり参加できなかったから、
クラスでも浮いてたらしくて…友達いなかったんだよね…」
中学校時代のゆたか。
私の知らない、その時間。
想像することは、少し困難だった。
今のゆたかは…確かに時々保健室には行くけれど…
学校を休むほどのことはあまりない。
それにあんなに優しい性格のゆたかに、
友達がいなかったなんて。
それじゃ…私と、同じ?
理由は違っても…
私達は二人とも友達がいなくて。
そしてお互いが『初めての親友』?
「まぁ中学でそんな感じだったから、
ゆーちゃん、学校行くの全然楽しそうじゃなかったんだ。
だから私、こっちの高校に来ないかって言ったんだよね。
一緒の高校だったら色々見てあげられるし、
ゆーちゃんも楽しくなれるかな、って思ってさ」
いいお姉さんだ…
正直なところ、少しとっつき辛い人だと思っていたけど。
もの凄くいいお姉さんだった。
…ゴメンナサイ。
「でもやっぱり学年違うと限界あるしねー。
同い年の友達ができたのは嬉しいよ。
ゆーちゃんも毎日楽しそうにしてるし。
だから、ありがと、みなみちゃん」
こなたさんはまた私にお礼をすると、
「まぁ私も友達なんてつかさとみゆきさんぐらいしかいないし、
他人のこと言えないけどね」
なんて自嘲気味に言って笑う。
でも…
おかしい、と思う。
ゆたかと同じように…
この人に友達がいないのも、おかしいと思う。
こんなに…いい人なのに。
だから。
「あの…私でよければ…その…
こなたさんの友達に…」
それを聞いたこなたさんは、もの凄く驚いた顔をした。
…やはり不躾だっただろうか。
先輩に対して友達、だなんて。
そう思っていると。
「ふふっ…やっぱいい子だねー、みなみちゃんは。
ありがと、嬉しいよ」
そう言って、今日一番の笑顔を見せた。
少し…ゆたかの笑顔に似ているかも知れない。
「友達になってくれたお礼、っていうのもなんだけど。
相談乗ってあげよか?主にゆーちゃんのことで」
「!?」
そう言ってこなたさんはベンチから立ち上がると、
私の顔を覗き込む…にま〜っと意味ありげな笑みで。
「あ、あぅ…何で…」
「にゅふふ、私を甘く見てはいかんよみなみちゃん?
もうすぐだからねー、ゆーちゃんの誕生日」
…そう。
元々、私がこなたさんに話しかけた理由は…
ゆたかの誕生日に何をあげればいいか相談したかったからで。
どうやら、完全に見抜かれていたらしい。
「まー私もかがみと付き合うようになってから、
そーいうのにスルドくなったわけですよ」
そう言ってこなたさんは得意げに胸を張る。
そういえばかがみさんとこなたさんってそういう関係だったっけ…
どうりでさっき友達の名前を挙げた時に出てこなかったわけだ。
「うし、んじゃちょっと色々店見て回りながら話しますかね。
行こか、みなみちゃん」
「…はい!」
そうして私達はショッピングに向かった。
家でのこと、学校でのこと。
ゆたかのこと、こなたさんのこと、私のこと。
色々話して、時々笑いながら。
多分、周りの人にはどちらが年上かなんて分からないだろう。
でも間違いないのは…
周りの人にも私達が仲の良い友達として見られているということ。
それぐらい自然に、私はこの時間を楽しんでいた。
この――新しくできた、年上の友達と。
201 :
3-115:2007/06/23(土) 23:17:26 ID:6ezscRxP
以上、こなた&みなみのお話でした。
あー…何か盛大に空気をぶち壊したような気がしないでもないですが…
ちなみに実はもの凄く時期外れな話だったりします。
ハ
〃'ハヾヽ <12月の話なのねー
⌒q*・∀・)⌒
| |
これは珍しいコンビ…GJ!
今日もまたなんという豊作……
>>188 ぅぁぁぁぁぅ……orz
>>201 うはw
リアルタイムで見てたけど、こなたの友達の中にかがみが入ってない?と思ったら、
そーゆーことでしたかw
うお 何か朝からすごい更新されとるGJ
207 :
3-115:2007/06/24(日) 00:25:43 ID:C1TCvcPn
>>204 一応昨晩投下した「反逆のかがみ」の後の話です。
内容的にはほとんど関連ありませんがw
>>146さんから一気読み。みなさんぐじょぶ!
おっきしたり鬱になったりほんわかしたりなんて忙しいスレなんだ・・・!!
>>147-153の続き
(………全部ぬがされてしまった……)
裸はさすがに抵抗があった。それでも高揚感がその意識を払拭させる。
これから起きる期待の方がはるかに勝っていた。
「ほら、かがみ見て見て♪ ねっとりぃ」
脱がしたパンツの足抜き部分をゆびでひろげてクロッチ部分を強調してかがみに
見せつける。
「わ、わざわざ見せるなっ」
「ほら糸引いてるよー」
クロッチ部分に付着する粘液を人差し指でぬぐって親指を付けたり離したりして
その合間にがやらしく垂れ落ちる糸。
「だから見せるな! そしてそんなところ触るな! 恥ずかしいっていってるでしょ!」
恥ずかしさをごまかすように怒鳴りこなたをにらみつける。
「…………」
そんなかがみがかわいくてたまらなく、もっと意地悪をしてしまいたいと思ってしまう。
「……………なによ」
「……ぱく」
こなたがクロッチを触れた指先をくわえた。
「っ!?」
その行為に羞恥が極限に達する。
「ん〜しょっぱい」
「そ、そんなの舐めるなっ!」
「そうだね。直に舐めないとね〜」
「うわっ?」
かがみの足をとり広げた。丸見えになる濡れた秘唇。
そこに向けて顔を近づけるこなたの舌はすでに唇から覗いている。
「ん……汚いって……」
「お風呂でちゃんと洗ってないの?」
「そんなわけないけど……入ったし昨日だし、トイレにもいってるし……」
なによりもうすでにぐっしょりと濡れていた。
「ま、大丈夫でしょ♪ れろっ」
「んっ!」
指よりも優しいそれでいて熱い感触。その刺激よりもなによりもこなたの舌で
あるという認識がかがみに羞恥の快感を与えた。
秘裂を濡らす粘液を拭うようになぞり愛液を舐めとる。下着についた粘液より熱く
とろみのある蜜。味も濃いように思えた。
「ん……んふ……ふぁっ」
猫がミルクを舐めるようにぴちゃぴちゃと舐めとる度にかがみの体がふるえる。
「ひぁっ!」
秘裂の頂にある固くなってる陰核を舐めこすると、ことさら大きな声をあげた。
「やっぱりクリがいいんだね……ちゅ……」
今度はついばむようにキスを繰り返す。
「んはっ…あっ……あン!」
(んー感度いいからやりがいあるよー♪ 次は……)
クリトリスを吸いながらやわらかいヒダをなぞったり広げたりする。とめどなく溢れる
淫液がかがみの尻の谷間まで垂れおちていく。
ここまでくるともはやこなたの方も我慢ができなかった。
「ぷは……ちょっと待ってね」
やおら自分も脱ぎはじめた。発育途上の体があらわになっていく。パンツを脱ぐ際
自分の秘部を確認してみる。
(あぁかがみのこと言えないぐらい濡れてるし)
「こなた…?」
戸惑いと好奇を含んだ声で呼びかけるかがみ。
「んふふ。ここまできたら最後まで……ね♪ よっ」
片方の足をもちあげ下に自分の足をすべりこませ。もう片方の足はかがみの足の上をまたぐ。
「貝合わせって言うんだって」
「あぁ! これなんかやらしいよ……」
「やだなーかがみ、さっきからやらしいって。んっ……」
くにゅ…くちゅ……
二人のぬれそぼった秘唇が重なる。
「ん……ふたりのおまんこがキスしてるんだよ」
「そんなこと……んっ……あっ……」
にゅるにゅると二人の愛液がまざりあう。互いの襞が陰核が擦れ合っていた。
「んはっ…あぁん……こんなの……」
「んっ……あっ……かがみん、私も気持ちいいよ……」
ちゅぶちゅぶとこすれあう濡れた音が大きく聞こえる。
「かがみぃこれきもちいい?」
腰をうかせてさらに上下させながら聞いてくる。
「んぁっ……気持ち……いい」
ちゅじゅじゅぷ……じゅっ……じゅぴっ ちゅぶぶっ
こなたの動きは時折うちつけてるかのような激しさを見せ、二人の粘液の飛沫を
太ももや腹部にまで飛散させた。
「あぁぁん! んはっ……気持ちいいの……」
「んっ……どこが気持ちいいの?」
「あっあっ……そんなこと……」
「んっ……言わないとやめちゃうよ? んふふ」
「あふ……いや……やめちゃ……だめ……んっ」
「じゃ、言ってみて。かがみはどこがきもちいいの?」
かがみの足をつかんでそこを支点にして器用に秘部をこすりあわせながら言いつのる。
「んっ……あっ……ふぁ……ん…こ」
「え? 聞こえないよ? かがみん♪」
「んぁ……お…まんこ……おまんこ……んぁっ」
「どうして気持ちいいのかな? んん?」
「こなたの……こなたのおまんこがいっぱい擦れて……あぁん!」
「……かがみ、やらしぃ。あン!」
「だって……だってぇ……んんっ」
「嘘嘘♪ 私も気持ちいいんだよ……かがみのおまんこ。すごいぐちゅぐちゅ……」
「だめ! そんなのっ あぁぁ!」
明らかに二人は言葉によっても感じていた。秘部同士の快感だけでなく、
言葉が脳を愛撫していた。
「こなちゃん……お姉ちゃん、すごいエッチ……」
二人の言葉の愛撫に触り合っていたつかさとみゆきも興奮する。
「あは。そだ♪ つかさもみゆきさんもこっち来てかがみもっと気持ちよくしてあげてよ」
「んぁ……え?」
「あ…はいそうですね……」
「……うん」
二人が近づいてくる。
「お姉ちゃんのおっぱい……れろ……」
つかさが胸に顔を近づけたかと思うと乳首を舐めはじめる。
「んぁ……」
一方みゆきは鏡へとかを近づけていく。
「かがみさん……ちゅ……」
こなたと交わしたキスとはまた違う優しいキス。
「ん……んぷ……れろ……」
こなたは下半身のほうで若干視点が離れているせいで3人が
くんずほぐれつしてるのを目の当たりに出来た。
(うぉ〜すごい光景だ〜やらしい! やらしすぎるぅ〜!)
その興奮は腰の動きに如実に表れ、ぐちゅっぐちゅとさらに早く擦り合わせていく。
当然その快感は増幅してかがみへと伝わった。
「んんっ! んふっ……はふっ……んぁ!」
(そうだ。さっきゆきちゃんにしてもらったのやってみよう……)
つかさが、かがみの乳首を甘く噛みしごく。
「んんんっ! んっんっ!」
甘いキスでとろけさせられ、乳首を吸われて噛まれて揉みしだかれて、
秘裂はやらしい音をたててはげしくこすれらてるのである。今までにない快感の刺激。
(だめっ 壊れる……おかしくなるっ!)
ましてやかがみはまだオナニーすら未経験であった。それがいきなり極上の快感を
送られて混乱せぬわけがなかった。
(怖い…なにこれ…なんか……来る……あっだめ……怖い……あぁぁ)
「んんん〜〜〜っ!」
ついにくる絶頂の波の恐怖におののきながら頭の中が真っ白になっていくのを感じた。
ビクンビクンビクン!
大きく脈動する体を抑えることができなかった。
(なに……体の言うことが……きかない……)
「すごい…イってるんだね……かがみん……あ……私も……ふぁ……」
かがみの硬直で絶頂を知り、こなたも程なくエクスタシーの波が押し寄せる。
「んぁ……すごい……」
「はぁはぁはぁ……」
(こんなことって……)
ようやく体の自由が戻ってきた中で茫然とする。
(気持ちよかったけど……いつもは……無理……)
そんな感想が出てくることも無理はなかった。
「これでかがみも72%分を補えたね♪」
「でも……」
つかさが不意に口を出す。
「これってオナニーじゃないよね……」
「あぁそう言われればそうですね……」
「むむ盲点……」
「盲点あるかーっ!」
「それはそうと……」
おずおずとみゆきが手をあげる。
「ん? なぁに? みゆきさん」
「あの……次は私に先ほどのかがみさんのを……」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にさせてねだってくる。
(か、かわい〜〜〜〜この人はもぉ! まったくもぉ〜!)
目をかがやかせるこなた。
「はいっ! よろこんでっ!」
居酒屋の注文取りのような返事をしてこなたが高く飛び上がる。
そのまま手を合掌させてみゆきに向かってつっこんでいった。
「ル、ルパンダイブだーーーーーっ」
若い四人のエッチはまだまだ終わらないのであった。
∩∩ 4 人 の H は こ れ か ら だ ! V∩
(7ヌ) (/ /
/ / ∧_∧ ||
/ / ∧_∧ ∧_∧ ( = ω =. ) ∧_∧ ||
\ \(○∀○)―--( ´∀` ) ̄ ⌒ヽ(´∀` ) //
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ、こなた /~⌒ ⌒ /
| |ー、 / ̄| //`i かがみ/
|みゆき | |つかさ / (ミ ミ) | |
| | | | / \ | |
| | ) / /\ \| ヽ
/ ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ |
| | | / /| / レ \`ー ' | | /
以上〜。最後のAAはちと遊び過ぎかも
でわでわ(´・ω・`)ノシ
>>214 GJ!あんどGL!
最後のルパンダイブを想像したら違和感なくて吹いたwww
今日は萌えたり沈んだりほのぼのしたりエレクトしたりと忙しいな…
だが皆様GJとしか言えないぜ!
>>214 GJ!
こなちゃんに吹いたw
ゆきちゃんエロス…w
今日は大豊作だな。
アニメが終わった後もこの調子は続くよな?
もし・・・流れが止まったら・・・・
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいたやいやだいやだいやだいやだいやだいやだあひゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃくびゃりゅくけぅぇくぼあぎゃらgawmdm0tamwdp0tam0ふじこgamgam0gj
次はPS2でゲーム!
はさすがに厳しいかなぁ…
>>201 お、こういう組み合わせも新鮮だねえ。GJ。
>>214 うおお、かがみ総受け! 良いねえろいね。ぐじょーぶ!
同人でえろげ作ったらいいじゃない
>>218 ちょ、狂乱しすぎwww
まぁ、確かに今の時期みたいな熱は冷めてしまうかもしれんが、
それでもアニメ効果でかなりの数のファンを獲得してるから、それなりに続いていくと思うな。
あんまり心配することはないように思う。
∧_∧
( ;´∀`)3日連続…
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
今さらだが
>>140のGLって
ガールズラヴ
だったんじゃ?
goodlillyでもGLだけどなw
パヤパヤとネチョが補給できればいいのです ←結論
こなた「気合入れてくれよ・・・みんなぁ!」
かがみ「お前だろ・・・」
こなた「な・・・なんだコノ」
かがみ「ラーメンの雑誌ばっかり見てるだろ」
こなた「お前さっき私のことすずむしの脳ミソっつったろ」
かがみ「『明日は鹿児島でラーメンを是非!』
明日鹿児島から12時に帰るっつってんのにさぁ・・・」
かがみ「すずむしぐらいの脳ミソしかねぇからそんなことしか言えねぇんだ
なんてなことをね・・・」
こなた「うへへへ・・・」
かがみ「もうラーメンはいいな?すずむし・・・」
こなた「V止まった瞬間にぶん殴ってやるから見てろ
いいか、今度私をすずむしっつってみろ
ぶっとばすぞぉ」
>>213 ルパンツ履いてるこなたを想像して笑い、不覚にも最後のAAでもワロテしまたw
GJ
にちようび。
11時半に起床。昨日はサタデーナイトフィーバーとばかりに(二次元の世界で)遊びたおし、就寝は多分空が白み始めてからだったと思う。
それにしては早起きな自分に感心する。恐らく由貴姉のボイスを目覚ましに使ったからだろう。。
大きく伸びをする。伸びをすれば背が伸びる、という話をきいたことがあるが、まったく信じられない。一時期日課で15分伸びを生活に取り入れたわたしの努力は報われていない。
欠伸をしながら眠い目を擦り、洗面所に行くべく立ち上がる。
…だるい。
いつも思うけど、睡眠時間は同じ筈なのに就寝時間が遅いことで起床時のだるさが当社比30%ほど増すのはなぜ。
頭頂部付近に髪が持ち上がっているような違和感を感じる。寝癖かな。
酷いときは百獣の王を思わせる出で立ちに変貌する己の長髪。夏は少し寝苦しい。
メリットは…なんだろう。これといって思いつかない。
切るのが面倒になって放置していたらこうなった気がする。
そうこうしているうちに洗面所へ到達。
まずは寝癖をチェックしよう。そう思って目の前の鏡を見る。
驚きの瞬間。
髪が持ち上がっているだろうと感じた部分には三角形の耳が生えていた。
思わず確認。ふわふわとした感触で確かに神経が繋がっていると確信。
髪と同じ青色だ。
「な、なんという猫耳…!」
まさか。まさかとは思うが。
ボリュームのないお尻を触る。もちろんというかそこには尻尾があった。
掌と足の裏を見る。…よし、肉球はないし、爪も長くなってない。。あったら半獣の類になってしまう。
しかし尻尾の違和感に気づかないなんて…いくら起きぬけといっても鈍いにもほどがある。
それにしても、また属性が増えてしまった。
猫耳ロリつるぺた(オプションでセーラー服)なんて特殊な層しか狙えなさすぎる。
しかし、あまりリアルに猫過ぎると萌えないとはいえこの変身は中途半端すぎる。
どうせなら完全に猫になれば面白かったのに、このままじゃ学校にも行けない。
と、ここまで考えてこの事態にも冷静沈着な自分に気がつく。
「やっぱりオタク効果だよね…ぱんぴーじゃプラスに考えることもできないし」
普通に猫耳がステイタスとして捕らえられるのはまずないだろう。
このときばかりはお父さんに感謝した。
「とりあえず今日はひきこもるかな…お父さんに見られないようにするのが大変だけど」
そう、あの父に見つかったら厄介なことになる。気がする。
小さいの「も」、好きだなんて発言もしたことがあるお父さんのことだから、いくつ属性を持ってるか知れたもんじゃ―――
こん、と何かが落ちる音がして振り向く。
落ちていたのはコップ。そしてそれを落としただろう人物は目を軽く見開いて固まっている。
しまった。やっちゃった。
右手に歯ブラシを握りながらぷるぷる震え出す青い髪の男。
入り口方面に突っ立っているので溜めている間に部屋に戻ることも出来ない。
もはやこれまで。総員衝撃に備えよとばかりに身構える。
震えが収まっていく。…3、2、1、
う”っ。
「こぅなぁたぁぁぁぁぁぁ!!!!!お父さんが猫耳属性持ちと知ってての凶行かぁぁ!??!この歩くミスアホ毛め!!!」
縮地も真っ青のスピードで飛び掛り、今なお万力のような力で溺愛の抱擁を続けているセクハラおじさん。
泉そうじろう、実の父だ。
実の娘に抱きつき、あまつさえでれでれに崩れまくった笑顔を隠そうともしない。
町を歩いて小さい子に道を聞いたら脊髄反射で通報されそうだ。
…ぐぁぁぁぁ。お父さんの変態度について考察してる場合じゃない。これから抜けださないと…。
「お、おとーさ、ん。くるしい」
「こなた、お前は生意気な猫っ娘と従順な猫っ娘どっちが好きだ?!?やはり生意気な方だよな、そうだよな!!
猫は本来自分勝手で気ままな生き物だ!忠実にさせることで本能とのギャップの堪らなさを味わう、というのも一興だがやはり萌えというのは本質の中でこそ磨かれる!
生意気な少女を屈服させることに漢のロマンが凝縮されている!!勿論ツンデレ属性も持っているからこそ言える話だが…それに加えて貧乳!どれほどの確率だったんだ、この神秘は!?
そう、貧乳はいい!実にいい!胸がないことを気にして落ち込んだり、小さいが故にブラを気にせず結果服の隙間から乳首が見えてしまったり!
そもそも感度の問題からいって……!」
駄目だ。こんな奴に僅かでも人間味を期待したわたしが馬鹿だった。下手したらこのまま固有結果でも発動させかねない勢いだ。
そろそろ本当にまずい。息が苦しくて声が出ない。
あ、なんかだんだん気持ちよくなってきたような…視界が白い…
「……だからこそ服装にこだわらず目立ててしまう巨乳に劣る部分もある!しかし…って、こなた!?おい、こなた!どうしたんだ!?しっかりしろ!」
ふぁっきんくそおやじ。
ただ、いつかのこにゃたブームが再燃して欲しかった。
それだけなんです…
>>234 頑張っれ〜おとーさんは応援しているぞw
>>234 この猫耳化症候群は空気感染するよな!?
空気感染すると言ってくれ!
>>237 馬鹿だな。
だ液等から感染するのに決まってるじゃないか。
>>238 なんて素晴らしい・・・
なんて素晴らしい発想だ!
>>234 続きは!?もちろん続くよね!?
私待ってる!ずっとずっと待ってるから!!
閃いた。閃いたぜーorz
>>238様ネタ頂きましt
こにゃた物投下ー
242 :
5−61:2007/06/24(日) 20:16:36 ID:NdCKnsUB
朝起きると。猫になっていた等という経験をお持ちの方はいるだろうか。
【ねこなた】
私、泉こなたは悩んでいた。人生で一番悩んだかもしれない。
「…なんでネコミミ生えて…尻尾も…」
「おーい。こなたー、お友達きてるぞー」
(そうだ。今日はかがみんが来るんだった…)
「上がってもらってー」
(どうしようどうしよう。そだ、取りあえず帽子で…)
「お邪魔するわよー」
ガチャー
「いらっしゃい」
不自然な笑い。
「……なんであんた部屋で帽子かぶってんの?」
「や。ちょっとね。それよりゲームしようゲームっ」
「?まあいいわ。」
「じゃ、座って〜」
「負けないわよ〜」
かがみが腰を下ろす。
「………!」
「こなた?」
(あ、膝。膝。膝。にゃ…)
「ちょ、ちょっとなにしてっ…」
「ごめん。なんか、我慢出来ない。」
私は無意識にかがみの膝で丸くなってしまった。
「ったく。猫じゃないんだから。」
そういいながらもかがみは私の髪を撫でてくれる。
「…にゃ〜…」
(気持ち…良すぎ…。ねむ…)
「こなた。ごめん。」
「う?」
「努力はしたけど我慢出来そうにないや…」
「え?」
キス。状況を把握できていない私にかがみが口づけの雨を降らせる。
「こなたが可愛い過ぎるのが悪いんだからっ」
理不尽じゃないデスカ?
パサっー
気付くと帽子が床にあった。
「!!」
「あ……」
「こなた、それ…。」
「変だよね…。私にもなんでだか…って信じてもらえないよね…あははは…」
あーあ。ばれちゃった。嫌われるかな…
「可愛いっ」
「うん。分かってるよ。明日病院に、って。ええ!?」
「それネコミミ!?可愛い可愛い可愛いっ」
かがみんが壊れた…
やたらハイテンションなかがみは私をベッドに連れていった。
「可愛いなぁ。もぉっ」
「ってあれ?かがみん、頭……」
「え?あれ?えええ!?」
かがみにも生えていた。私と同じネコミミが。
「ごめん。これキスしたら感染するみたい。」
「にゃああああっ」
それから暫く二人は学校を休み。クラスメートには駆け落ちした。と思われていた。らしい。
FIN
適当に書きすぎたorz
>>234様申し訳ない
そしてこそっともう1本。
こにゃた物じゃないっす
244 :
5-61:2007/06/24(日) 20:20:48 ID:NdCKnsUB
「…みんっ」
(ちょ、こなた可愛いんですけど押し倒してもいやいやこんな朝っぱらから)
「…がみんっ」
(むしろ朝だからこそだめだめだめ今日は一緒に遊びに行く予定なんだか)
「かがみんってば!」
(あーもう我慢出来ないかも。ん?)
【糖分100%】
「あ。ごめん。ちょっとぼーっとしてた。」
「…かがみんは私といても楽しくないんだね…」
と。こなたが眉をハの字に垂らし、私の膝の上から顔を見上げてくる。
「もう帰るっ」
ごろごろと。部屋の入口まで転がっていったかと思うと走って出ていってしまった。
「え?あ、こなたっ」
追わなくては。
走る。何度通っただろう。もう目をつむっても想い描く事のできる。この道を。「はぁ、着いた、はぁ」
息を整えるのももどかしく私はドアを開……かない?鍵まで閉めてる。
「こらっ開けなさいっ」
何時間そうしていたか。いつの間にか陽は傾き、回りをオレンジに染め上げていた。
「ふん…。開けるまでここにいてやるわ。」
私は座り込み。覚悟を決めた。
ガチャ…
「こなたっ!?」
ドアから顔を覗かせたのは。
そうじろうさんだった。
「こなたじゃなくてごめんね。でも入れて上げる事はできないんだ…」
「ならあいつが折れるまでここにいま…」
「あっそういえば家の裏にある窓閉めないと。鍵開けっ放しだから。」
私は理解する。
「ありがとうございますっ!」
「ん?何か言ったっけ?」そうじろうさんは悪戯っぽい微笑みを浮かべながら家の中に戻って行った。
「裏の窓ね…」
走る。
「待ってなさいよ…」
ガチャ…
こなたの部屋のドアを抜けると。そこは戦場であった。
抱き枕やら漫画、ゲームが散乱している。
私は迷わずベッド…ではなく隅のぬいぐるみの山を崩した。
「か、かがみん…」
見つけたぞ。お姫様。私は今なんでもできる気分だった
246 :
5-61:2007/06/24(日) 20:30:06 ID:14ZAXy/3
「ど、どーやって入ったのっ。そもそも鍵閉めてたは…」
騒ぐと近所迷惑なので。取りあえず黙らせる。唇で。
「ん。ちゅ、はっあっ」
「はぁっ、こなたぁっ」
「ん。ふ、かがみんはずるいよ。こんなこと、されたら、怒れないじゃんか…」
「ごめん。でもあの時私がぼーっとしてたのはあんたの事、考えてたからで…」
247 :
5-61:2007/06/24(日) 20:32:23 ID:14ZAXy/3
途端。こなたの顔が明るくなった。
「え。そなの?それを早く言いたまへ」
ったく。現金な奴。
「って、ちょっとっこなたっ!?」
「んふふ〜」
あれ?何で私、こなたに押し倒されてるの?さっきまで私が上…
「ね。私の事ってどんな事考えてたの〜?」
にやにやしながら聞いてくる。
「そ、そんなの言える訳っ」
口が裂けても無理。
「む。なら体に聞くしかありませんな〜♪」
「また変なセリフを…あっ」
私の服をもう脱がせている。
「乳首勃ってるよ〜。かがみん?」
248 :
5-61:2007/06/24(日) 20:34:54 ID:14ZAXy/3
「ば、ばかっ」
「馬鹿とはなんですか。馬鹿とは。そんな子には…」
「んっ。ああっ、噛んじゃ、駄目ぇっ」
「かはいひよ〜」
「あんっなに、言ってるのかぁっ、ふっ、わかん、ないっ…」
「強がれるのも今の内だよ〜」
こなたが私の割れ目を舌でなぞる。
「んあっ、なんてとこ、舐め、てんのよっ!」
「ふふふ〜」
「あぁっんっ、はぁっ」
にちゃにちゃ。淫らな水音が響く。
「ひあっ、止め、て、止めないで、違うやめ、」
もう自分が何を言っているのか分からない。
249 :
5-61:2007/06/24(日) 20:36:30 ID:14ZAXy/3
「イっちゃいそうなの〜?」
「はぁっ誰がっ、はぅっ」
「んふ。強情だねぇ」
と。こなたは言い、陰核を舌で転がす。
「あぁっ!?ちょっ、たんま、たんま、それ駄目ぇぇっ」
「勝負の世界に待ったは無しだよ〜」
「あぅっ。や、あんっ」
「イっちゃえ♪」
甘噛みされる。
「あっああああああっ」
私の体が弓のようにそれ、意識がブラックアウトした。
250 :
5-61:2007/06/24(日) 20:38:36 ID:14ZAXy/3
目が覚める。
「ん。私、結局…」
体には毛布が被せられている。
「こなた?」
返事はない。回りをみてもいない。
「こなた!?どこ…行ったのよ…」
ガチャー
「あっ。かがみん目、覚めたんだ…ちょ、ちょっとっ」
ぎゅっと。
「また…どこかに行ったのかと…思った…」
「私はどこにもいかないよ。ずっとかがみんの隣りにいるから。」
「本当?」
「私が嘘吐いたことある?」
「……ありますけど。」
たくさん。
「細かい事はきにしないっ」
まあいっか。
251 :
5-61:2007/06/24(日) 20:40:18 ID:14ZAXy/3
「そだ。珈琲飲む?ブラックだけど。」
「砂糖入れなさいよ…。まあ戴くわ。」
「どぞー。」
うわっ本当に、苦っ。
「……」
「かがみん?」
「なに?」
「口直し♪」
口づけ一つ。
「……甘。」
「えへへ。甘いネ。」
そのキスは。角砂糖よりも甘く。甘く。そして微かに珈琲の味。
FIN
急な仕事が入って途中から携帯になりました_| ̄|○
読みにくくて申し訳ありません。
5の61さん、乙
堪能しましたw
途中から携帯に切り替えてまで投稿する、その心意気に感服しますた。
仕事頑張ってください。GJ!
さっきから投稿のタイミング読んでるんだけど、ねこなたとか拗ねこなとか、神作品降臨が多くてタイミングが掴めませんw
GJ!
>>254 みんな待ってるから、ノリでGo!!
>>240 実は即興だったりするので続きは用意してませんでしたすみませんorz
そのうちこなた受けとかこなた受けとかこなた受けとかで続き書きます
>256さん
wktkしつつ待ってるw
>>256 裏の裏をかいてこなた受けを待ってみるテスト
>>256 同じく、楽しみにお待ちしております。ねこみみ生やして。
今はじめてSSなど書き始めてみたけど難しいね
職人さんたちはすごいわ
はい、流れを読まずに投下します。
あきら×白石(非エロ)で一応前に投下した『夜の公園にて』の続編になります。
前の作品を見てなくても大丈夫な作りにはしてあります。
「白石、白石〜。
……はあ、駄目だこりゃ。完全に寝てるよ」
現在ラジオの収録中である。
「あと少しで終わりだったのに、全く。
いくらテスト勉強で疲れてるったってアシスタントが寝てどーすんのよ。
……えー、メールがきてるので読みまーす。
埼玉県の『トマトジュースは二度とかき氷にかけない』さんからです。
『私も人の事はあまり言えませんが、もう少し白石……えーと名前が思い出せませんが、とにかく、優しくしたらどうでしょうか』
んー、結構こんな内容の手紙多いのよねー。
何て言うかさー、一々反応が面白いからついからかっちゃうんだよねー。天性の弄られキャラってやつ?
別に嫌いってわけじゃないよ。むしろ……な、なんでもない。
この前は寝てるあたしをおぶって途中まで送ってくれたし……ってそんなのはどうでもいいの!
うん……まあ、少しは考えてもいいかな。こいつなりに精一杯頑張ってるのは分かるしね」
「ま、今回は多めに見ますか。補習が入ってラジオに出れませんじゃ洒落にならないしね。
皆さんも、今回白石が寝ちゃったのは多めに見てやって下さいねー。
これからも小神あきらと、ついでに白石みのるもよろしくぅー。
バイニー!」
ラジオ番組終了後……
「全く、アシスタントがフォローされてどうすんのよ」
言葉とはうらはらに、あきらは穏やかな表情をしていた。
「一緒にやってるのがあたしだからまだよかったけど、普通なら番組降ろされても文句は言えないっつーの。
……幸せそうな顔で寝ちゃってさ。
こりゃ一人前になるまでみっちり教育しないとね。時間かかりそうだなぁ」
嫌そうな口調だったが、そうではない事がその微笑から見てとれる。
「……ん、うーん……
はっ!あ、あれ、あきらさん。
番組は……」
「とっくに終わってるわよ」
「も、申し訳ありません!
あきらさんをフォローするのが自分の役割なのに」
「まあ過ぎちゃったもんはしょうがないっしょ。
だけど、いい?もし赤点とって補習で番組出れませんなんて事は絶対にしない!
約束だからね」
「は、はい!もちろんですとも!」
「じゃ、手出して」
「手、ですか?」
「はいはいさっさと出す。
ゆーびきーりげーんまーんうっそつーいたーらはーりせーんぼーん飲ーます。
ゆーびきーった。
……ん、どうしたの?」
「い、いや、その……
あんまり女の子と手を繋ぐ事なんてなかったので……」
「ふーん。
もしかして、あんたまだ付き合った事ないの?」
「まあ、欲しいとは思ってるんですけどね」
「……あたしが恋人になってあげよっか?」
予想もしなかった言葉に白石は動揺する。
「え、えーっ!?な、何をおっしゃるんですかいきなり!?
そんな、自分には不釣り合いですって!
確かにそうなれたら嬉し……ってそうじゃなくて!
とにかく……」
「冗談よ、冗談。
アシスタントも満足に務まらないようじゃちょっとねー」
「……全く、驚かせないで下さいよ」
「そうねー、あたしが舌を巻くくらいになったら考えてあげてもいいかな。
何年かかるかわからないけど。
ま、とりあえずテスト頑張りなさいよ」
「はい、白石頑張らせていただきます。
それでは、さようならあぁぁ!?」
階段から転げ落ちる白石。それを見て苦笑するあきら。
「はぁ、先は長そうだなぁ……」
終了です。
エロい作品が連続して投下されてるから、息抜きに非エロでもと思って……
嘘です、単に技量がな(ry
ありがとうございました。
>>266 続きキター!
このシリーズがなかったら、そろそろあきらにマジギレしてたかもしれない俺ガヨル(汗)。GJ!
続けてですまんですが、かがこな?で6レス行きます。ちょっとエロ&弱鬱展開につきご注意。
……話が話なので、「本編準拠」なかがこなをご所望の各位もご注意くださいorz
=======================================
268 :
1/6:2007/06/24(日) 22:34:14 ID:DbWCWQpF
「あ、こなちゃんだ。……こなちゃん、おはよー」
すがすがしい朝、駐輪場の脇の中庭。いつものように、つかさが声をかける。
私達の前には、見慣れた後姿。青く長い髪が、梅雨の晴れ間のそよ風になびいてる。
でも……なんだろ、いつもと同じ光景のはずなのに、何か違和感が……
……あ、そうか。『アレ』がないんだ。
雨の日も風の日も、病めるときも健やかなる時も……ちょっと違うか。
頭の上にぴょこんと飛び出した、一房のアレが。
振り返ったこなたは、いつものように挨拶を……
「あ、おはよー、かがみちゃん、つかさちゃん」
……へ?
――――――――――――――――――
An Affair 〜何かが違う日〜
――――――――――――――――――
270 :
2/6:2007/06/24(日) 22:34:59 ID:DbWCWQpF
―硬直。
「……どしたの、二人とも?」
見上げるように、私たちの顔を覗き込むこなた。
ぱっちりと開いた、くりくりとした瞳。いつもの眠そうな目じゃない。
誰かに似てると思ったら……そうか、従妹のゆたかちゃんにそっくりなんだ。
「ちょ……『どしたの?』はこっちの台詞よ。変なモノでも食べたの?それともまた何かのアニメの影響?」
いつもの調子で、つっけんどんに言い放つ。
「そ、そんなんじゃないよぉ……ひどいょぉ、かがみちゃん」
こなたの表情が歪み、目元に涙が滲む。
「うわ、ちょ、ゴメン!そんなんで泣かないでよ……」
ちょ、調子狂うなぁ……
「じゃあ、一体何があったっていうのよ……いうの?」
ちょっと猫撫で声で言い直す。……また泣き出されたらかなわないしね。
「あ、あのね、あのねっ」
両の拳を口元に当てて、一日の出来事を母親に話す幼児のように、こなた。
「昨日お休みだったでしょ?だからね、久しぶりに床屋さんに行ったの」
「へぇ……あんた、少しは身だしなみに気を使うこともあるん……」
「!……ふぇ……ひど……」
「あ、ウソ!冗談!忘れてっ!」
はぁ……何をかいわんや、だわ。
「そ、それでどうしたの?こなちゃん」
つかさのゆるい語り口が、いい具合にフォローになってくれた。
「うん。……そんでね、理容師さんがてっぺんの毛を切っちゃったの」
いや、床屋なんだから当たり前だろ……といいかけて、口をつぐむ。
「そしたらね、なんか変な気持ちになっちゃって……」
なるほど。それで今日のこのリアクションなわけね。
……って、ちょっと待て。あんたの『アホ毛』は一体どういう機能なのよ!?
― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
271 :
3/6:2007/06/24(日) 22:35:49 ID:DbWCWQpF
「すっかり遅くなっちゃったわねー」
「そだね〜……なんか怖いね……」
学校の帰りに糟日部のゲマズに寄って、私の宿題を写して……とやると、もうこんな時間。夜はもうとっぷりと暮れていた。
ところどころにしか街灯のない、薄暗い公園を駅へと向かう。
私の服の裾をしっかりと掴んで放さない、弱気なこなた。
いつもなら玄関までの見送りだけど、今日はなぜか、そばについていてやらないといけない……そんな気がして。
池の周りの植え込みを回りこんで、噴水のある広場の前に出ようとした、その時。
―私たちは、急に誰かに腕を掴まれて、茂みに引きずりこまれた。
………………
「嫌ぁ……嫌だよぅ……」
「こ、こなたぁっ!」
抑えこまれながら、叫ぶ。
こなたは、その顔を涙でぐしゃぐしゃにして、しゃくり上げてる。
胡坐をかいたもう一人の男の上で軽々と持ち上げられ、両脚がMの字を描いている。
足元に打ち捨てられた、こなたの『お気に入り』の可愛らしいショーツ。
スカートの襞から見え隠れする、まだ幼い『大事なところ』。
こなたの身体がゆっくりと下ろされ、男の禍々しいモノが押し当てられる……
「うぇ……ひっく、怖いよぅ……」
「やめて!やめてぇっ!」
「うるせぇっ!このアマ!」
弾けるような音とともに、私の左頬を衝撃が襲う。……ヒリヒリとした熱い感触と、血の味。
「うぐっ……」
「へっ、気丈な嬢ちゃんだな。……ま、そういうのをヒィヒィ言わせるのが楽しいんだがな」
くっ……こいつ、最低だ……
「う……うぁあぁぁ〜ん……」
男のモノが、こなたの秘所を撫で回す。
ぴちゃぴちゃという音に、弱々しい泣き声がかぶる。
「……へへっ、やっぱりガキはこの泣き声がたまんねぇよなぁ」
「ったく、お前のその趣味だけは理解できねぇな」
「うっせぇよ。……あぁ、もう我慢できねぇや。さっさといただくとするか」
片手をわきの下から胸へと回し、こなたの胴をがっちりと抑えこむ。
「やめてぇぇっ!私はどうなってもいいから……あきらめるから、こなただけはっ!」
抑えつけられ身動きの取れない身体をよじって、叫ぶ。
「うっせぇな……こいつの後はお前だ、楽しみにしてな」
もう片手をこなたの肩にかけ、その男は力を込める。
男のモノが、こなたの大事なところをこじ開けようとする。
「ひっ……やだ、やだぁ!やだやだやだぁぁぁ〜〜っ!助けて、かがみちゃん!お父さぁぁん!!」
「こなたぁぁぁっ!」
……お願い、神様っ!
こなたを……こなたを助けて!!
272 :
4/6:2007/06/24(日) 22:36:34 ID:DbWCWQpF
―突然、強い風が公園を吹き抜けた。
「うわっ!?」
木々を揺らし、電線を鳴らし、看板を叩き、私たちの髪を巻き上げて……
……ほどなく、風が止んだ。
めちゃくちゃに煽られたこなたの髪が、再びまとまる。
―でも、ひと房だけが、重力に負けずに立ち上がった。
「?」の形にも似た、その姿は……
恐怖に見開かれていたこなたの目が、すぅっと細くなった。
いつものアホ毛、いつもの半眼。……いつもの、こなた。
「むふ♪ゴーカンとはお兄さんも若いねぇ」
肩越しに後ろを振り向くと、自らを貫こうとしている男を見つめ、にんまりと笑う。
「……なんだァ?」
さっきまでメソメソ泣いていた『ガキ』の、突然の豹変。呆気に取られ、間抜けな表情を晒す。
―次の瞬間。
「さわんなっ!」
鋭い声。こなたは身を僅かにひねり、後ろに向かって肘鉄を一発。
こなたの細い肘が、男の鳩尾に深々とめり込んでいた。
「………ぐ・」
声を上げることもできず、男が崩折れる。
その胸板を足場にして、こなたが跳んだ。
「たりゃぁっ!」
「……っ!このガキぃっ!」
男が私を放り出して体勢を立て直すのと、こなたがその懐に飛び込んだのは、ほとんど同時だった。
掴みかかろうとする男の腕をかわして、
「ふんっ!」
低い位置から、右アッパーを一発。
「ぐぶっ・」
鳩尾に一発もらった男の膝が、がくん、と崩れる。
間髪入れず、反対側に引いた、こなたの左拳が疾(はし)った。
「真・昇龍拳っっ!!!」
顎を跳ね上げる拳、後を追うように肘。そして鳩尾に食い込む膝。
見事な多段ヒット。……つか、まさかそれをリアルで決めるヤツがいるとは。
舞い上がっていくこなたと、のけぞり吹っ飛ばされていく男の姿が、やけにスローモーションに見える。
二人の背後に、この辺では有名なスポーツ用品店の看板が見えた。
オレンジ色の文字で、「YOU WIN」。
……って、ハマりすぎだろそれ。
― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
273 :
5/6:2007/06/24(日) 22:37:27 ID:DbWCWQpF
少ないとはいえ人影のある、駅近くの大通り。
ここまで来れば人の目もあるし、もう安心だ。
「……はぁ、はぁ………はぁっ。……ここまで来れば、大丈夫、よね」
ドキドキと脈打つ心臓、滝のように流れる汗。
正直しんどいけど、こうやって無事に戻ってこられたんだな、と思うと、息苦しさまでもが少し嬉しい。
横を見ると、こなたも荒い息をついている。私ほどじゃないけど。
「はぁ、はぁ……あ、ぱんつ忘れてきちゃった」
「そういう問題じゃないだろ、つか声に出すなよそんなコト」
「まあいっか、あれが動かぬ証拠となって、あわれ暴漢ご一行さまはお縄頂戴!というわけだよ、かがみん」
アホ毛をぴんぴんと動かして、のんびりとした口調。……うん、いつものこなただ。
「ていうか、あんたは本っ当マイペースよね……私なんて、」
つい数10分前の、あの出来事を思い出したら。
―急に、身体の震えが止まらなくなった。
「……かがみ?」
「……ぅ……な、何でもないわよっ!」
安堵の涙がこぼれそうになるのを、ぐっとこらえる。
こなたの前で泣いたりしたら、後でどう言いふらされるか。……堪(こら)えろ、堪えなさいよ私。
そんな私の手を、こなたが取った。
「かがみ、……ほら」
私の手を握り締めた、こなたの手は、
―私と同じで、小刻みに震えていた。
「……いやー、さすがにリアルで体験すると、かなり……クるもんだねぇ」
まいったネ、といった調子で苦笑い。
でも、その目尻には、私と同じ、光るものがあった。
私は、思わずこなたに抱きついた。
少しの間の後……こなたも、私を抱き締め返す。
もう、人の目なんてかまっている余裕は、なかった。
「……こなた……よかった……よかったね……」
「うん……かがみが無事で……ホント、よかったよ……」
公園のほうで、パトカーのサイレンの音がふたつ聞こえた……
― × ― ― × ― ― × ― ― × ―
まとめサイトメニューの「トップページ」をクリックすると、まとめサイトのトップではなく
作品?に飛ぶのだけどこれは仕様・・?
最近ここに来たばかりなので、例えば「記念すべき第一作。このSSから全てが始まりました」
というような演出になっているのなら初心者ゆえの戯れ言と読み飛ばしてください
275 :
6/6:2007/06/24(日) 22:38:10 ID:DbWCWQpF
あの忌まわしい事件から数日後。私たちはいつものように、放課後の中庭を歩いてる。
三日ぶりに登校してきた学校。クラスメートの声がこんなにも安心させてくれるものだなんて、今まで気づかなかった。
「犯人が逮捕されたそうですね。……本当によかったです、大事に至らなくて……」
「十分大事だけどね。引っぱたかれて口ん中切れるし、制服はボロボロだし……」
「あっ、す、すみません!そういう意味ではなくて、取り返しのつかない最悪のケースに至らなくて、という……」
あわててフォローするみゆきさん。くすっと笑う私。
このあたりが、こなたに『天然系』といわれる所以なのかもね。
「私なんて、お気に入りのぱんつなくしちゃったよ〜」
「!ぱ、ぱん……っ」
つかさの顔が、ボッ、と音を立てて赤くなる。
「だから、それを大声で言うなっ」
「んにぃー☆」
頭に手をやって、ちょろっと舌を出すこなた。
……一見、大したことでもなかったかのように振舞ってるこなた。
でも、私はゆたかちゃんから聞いた。
こなたもおじさんもあの後、いわゆる、その、りょ……『凌辱系』のエロゲーを全部捨ててしまった、ということを。
「♪私のぱ・ん・つ・返してよね〜♪」
「あーもうっ!やめいっつーの!」
「お〜、さすが本場モノの『あーもうっ!』は違うねぇ」
こなたの心の傷だって、浅くはないはず。
でも、こうやっていつものように……ううん、いつも以上にハイテンションに振舞う、
そんなこなたを見ていたら……
「こなたっ!」
「ほぇ?」
きょとん、とした顔。
「こ……これから何があっても、私が守ってあげるからっ!」
真っ赤になって硬直するつかさとみゆきを放置して、私はこなたを……力いっぱい抱きしめた。
「おほわっ!?突然デレモード発動ですか、かがみん!?」
― Fin. ―
----------------------------------------------------
以上です。あじゅじゅじゅしたー。
今まで気づかなかったけど、「じゅ」って1個多いのな(だからどうした)
あと
>>269さん、なんかタイミングぶつかっちゃったみたいでゴメソ。orz
最初のレスにコテ入れ忘れてるし、今回はつかさ並のドジっ子な俺。あじゃぱー。
>>妄想屋氏
いえ、むしろこちらこそなんかすいません。
あとGJ!
>>妄想屋さん
やっちゃいましたすみません!
アホ毛にそんな機能が・・・GJ!!
今度こそ!
おおこなた、しんでしまうとはなさけない!
王様の声が聞こえる。真っ暗だ。私は棺桶の中にいるのだろうか。
いまいちどよみがえり、じゃあくなるまおうをうちたおすのじゃ!ゆうしゃこなた!
――そうだ、私はまだ死ねない。しんでしまうのはなさけないらしいし、何よりまだおきらくBOXが届いていない。
予約だけして終わりなんて死んでも死にきれない。
さあ、ゆけ!こなたよ!
さぁ、いざ欲望を叶えるために!勇者こなたは不滅だ!
「…!…た、なた!」
誰かが呼んでいる。変な夢を見たせいかな?
「…なた、こなた、こなた!」
眠い…。誰…?
「あぁ、こなた。悪かった…早く起きてくれ、お前が起きてくれないと…」
おk。状況把握。狸寝入り続行。
「起きてくれないと、猫耳の誘惑でもう限界なんだ!」
「おはようお父さん」
「お…」
光の速さで起床。こら、残念そうな顔をするんじゃない。お母さんに言いつけますよ。
「まぁ、冗談はさておいて、だ。こなた、どういった風の吹き回しかな?」
心の底から湧き上がってくる喜びを抑えきれないといった表情でカメラを構えながら聞いてくるお父さん。
本物だということは気づいてないらしい。好都合だ。
「ちょっとね。ほら、わたしちっちゃいし、似合うかなーって」
…感涙してる。流石に少し恐ろしく思えてきた。
男泣きしながらわたしにいかに猫耳が似合ってるかなんて説明しなくていいから。
さっきので反省はしたらしく、いつものお父さんの感じだけど。
時計を見ると、既に起きてから1時間経過している。
失神の時間は思ったより長かったみたいだ。頭も少しくらくらするし。
部屋で寝ようと思ったら、新聞を見ていたお父さんが唐突に聞いてきた。
「あ、ところでこなた。今日どこかにいく用事はあるか?」
「んーん。どこも」
「そうか、なら良かった。さっきあの双子のお姉ちゃんの方から電話があってな、二人で来るそうだから」
…がびーん。この人は。
早々に対策を立てなければ。
猫になると布団が今まで以上に心地良い。
別に猫になったわけじゃないけど、気分はもう完全に猫だ。
こうなってしまった以上、積みかけの漫画を読みたい願望をノックアウトし、いわゆる一つの萌え要素をなんとかしなければならない。
方法は4つある。
一。かがみたちを来させない。
一番楽だけど、部屋に来る途中伝言の追伸があった。
曰く、つかさのクッキーが同伴らしい。
…これはボツだ。
二。帽子とか装飾品で隠す。
室内で帽子っていうのもおかしな話だけど、気に入ってるって言えばなんとかなる。
問題はしっぽだ。
スカートだとまる見えだし、ズボンだと形が浮き上がる。
いくら巧妙に隠しても立った拍子にバレてしまっては元も子もないし。
…もっこりを隠そうとする気持ちってこんなんかな。
…なんか嫌になってきた。パス。
三。あくまで猫耳だと言い張る。
とても偽者とは思えない質感の超リアル猫耳!レイヤーたちの間で今大ブレーク!
とか言えば騙されてくれそう。
ちょっと貸してとか言われたら万事休す。
四。白状する。
ある意味賭けだ。常識外れな天然のつかさとわたしにメロメロなかがみなら篭絡は容易いかもしれないけど、万が一引かれたら困る。
「にゃー…三かな。無難に行くと」
いっそ、EX:猫になってしまったフリをして、思いっきり甘えてみる:というのもアリだけど、もう実はチャイムが鳴っている。
今からこれを実行するには覚悟の時間が足りない。
玄関までお出迎えに。
ま、にゃんとかなるかー。
二回目のチャイムが鳴る。
「はーい、今行きますにゃーっと」
ドアノブを掴み、開ける。
予想外。
そこにいたのは驚いてるつかさとかかがみとかじゃなくて、
「あ、あのー…泉さんですよね?…ここにサインもらえますか」
人の良さそうな配達員の青年だった。
…しぶしぶサインをする。気合を入れたのが馬鹿らしくなった。
さぁ、配達員の青年は去った。何も見てないフリをしながら去って行ってくれた。
良かった。あまり気にされるといくらオタクといえども精神的ダメージはある。
再びチャイムが鳴る。今度は女の子の話し声もするし、まず間違いない…と思う。
よし。今のわたしはただ一匹の猫。なんびとたりとも否定できはしないのだ!
「おーっす、こな、た」
「こんにちはー、こなちゃ…」
凝固→凝視。
まさか開けて入ってきちゃうなんて。つくづく計画が思い通りに進まない。
「…上がるわね」
「…お邪魔しまーす」
ぁぅち。いたたまれない反応。
「先に上がってて?なんか持ってくから」
「いいわよ、そんなの。早く…部屋行きましょ」
「そうそう、お菓子も持ってきたし、早く」
…?
様子がおかしい。目が危ない感じ。
部屋に入ってもその違和感は続いた。
わたしにしきりにベッドに座るように勧めたり、何故か二人揃ってドア側に陣取ったり。
この妙な空気を見逃すわたしじゃない。
先ほどからどうも会話がぎこちないし、猫耳にも尻尾にも突っ込まない。
でも、ちらちらと気になって盗み見てるし、猫耳に気が引けてるってわけでもなさそうだ。
考えろ。クールになるんだ、こなた。
この状況から導き出される結論は一つ…!
「わ、わたしちょっとコンビニ行ってアイスでも買ってくるからてきとーにゲームしてていいよ」
この場からの離脱を最優先!
あの二人の雰囲気から危険な香りがぷんぷん漂ってきます!
「お姉ちゃん」
確認するような声。その声を合図に、示し合わせたように二人はわたしを拘束した。
「あんたが悪いのよ…あんたが」
我慢しきれなくなったのか、猫耳に手を伸ばす二人。
あちゃー、嫌な予感は的中してしまった…。
「やーん、ふわふわー!」
「こなちゃんかわいいかわいいかわいいー!」
わしゃわしゃと好き勝手にいじくりまわされる猫耳。テンションが異常に高い。
あ、ちょっ…だめだって、こらっ。
「あにゃ、にゃふっ、んん」
やばい。ちょっときもちいい。
ちょっと、こんなに敏感だなんて聞いてな…あ、尻尾を発見された。
「えいっ!もー、しっぽもかわいー!」
「つかさ…ちょ、ま…んにゃぁぁっ!」
だめだめ。しっぽはだめだ。きもちよすぎるからだめ。
「こなた…かわいい」
あぁ、かがみもスイッチ入っちゃった…
もうどうぞお好きなよーに…
「ただでさえ可愛いのに…もう可愛すぎー!」
「こなちゃんのしっぽ…こなちゃんのしっぽ…」
「明日学校行けるかな…」
こなたが可愛いからやった。今は反省していない。
ワッフル! ワッフル!
ぶはははは、柊姉妹にそうじろう菌感染w
GJ1
両者ともGJ
今日も萌えたり鬱になったり忙しかった
>妄想屋(仮名)氏
アホ毛の有る無しで豹変するこなたに、黒髪ミルの面影がちらりと見えたwww
288 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 23:02:58 ID:uqghnjOq
GJすぎてもうたまらん
GJ
かがみん達に名雪やレナを感じたぜ!
GJ!
>>284氏のやさぐれ風のこなたにめちゃくちゃはまった!
全裸で正座しながら次回作待ってます!
sage忘れスマソ
ども、作者のみなさま、GJっす。
相変わらず日曜夜の作品ラッシュはすごいなー、などと感動しておりますー。
>>274 自分は後からまとめ担当として加わったクチで事情はよく知らないのですが、
見たところ、本来のwikiのトップとは別の場所にトップがあるみたいです。
そのため、右上のメニューからトップに飛ぼうとすると使われていない本来のトップに行ってしまうようで…。
あと、件のSSに関してなんですが、これも自分はよく知らないです。
どなたかがwikiにSSを投稿しようとして、間違えてそこに保存してしまったのかもしれません。
とりあえず、混乱する方が出ないようにSSだけ別の場所に移すことにします。
で、件のページに現在使われているトップページへのリンクを貼ることで対処、という形に。
293 :
240:2007/06/25(月) 00:02:56 ID:gg0YyscT
>>256 困らせるつもりでは無かったのです…申し訳ない
あなたのこなた受け、wktkしながら待っておりますw
『……お母さん、どうしたの? その格好』
『うーん、お掃除をしようかなーって思って』
いや、そうは言うけどさ。
カーキ色の探検ルックでお掃除って、どこの国のお掃除衣装ですか。
−−−−− てけてけかなたさん その7・こわしやかなたさん −−−−−
『そう君のパソコン、また何かいっぱい入ってたみたいだから』
『それで、もしかして私のパソコンから侵入して消そうってこと?』
『そういうこと。ちなみに、ここに来て最初にしたのもそれだったのよ』
だから、お父さんはあの時絶叫したのか……ご飯を作り忘れるぐらいショックみたいだったし。
『でもまあ、お父さんはまだお母さんがここにいるってこと知らないんだし、それくらい
は許してあげてもいーんじゃ……』
『うーん、確かにそうかもしれないけど……ちょっと、悔しいかなって思って』
おー、これが妻の夫への愛情と嫉妬ってやつですか。なんてふざけて言ってるけど、
そりゃお母さんからしたら寂しいよね、ほかの女の子のこと見てるだなんて。
『それと、こなたをこんなにした、ちょっとしたおしおき』
『……それは勘弁してあげてー。とゆーかそれ私の責任でもあるし』
お父さんごめんなさい、完全にとばっちりっぽいです。だけど私には止められません。
『んで、どうやってお父さんのパソコンに? 確かにネットワークにはつながってるけど、パスワードかかってるはずだし……』
『ああ、それなら大丈夫』
そう言いながらお母さんは次々とフォルダを開いていって『マイ ネットワーク』に
たどりついて、お父さんのパソコンのアイコンへ。そしたら案の定パスワードが要求されたけど……
『こうこう、こうで……えいっ』
うわ、すんなりとアクセスできましたよ?!
『そう君ってば、私の誕生日をパスワードにしてるんだもの。すぐわかっちゃった』
お父さんってば、どんだけお母さん思いなのさ。自分のパスにも使うだなんて……今はその愛情が裏目ですよー。
『それじゃ、行ってきまーす』
『へ?』
お母さんを手を振ると、エクスプローラーの中へ……って、えっ? なにすんの?
――かわぐちーひろしがー♪ どうくつにはーいるー♪ か〜めらまんとー♪ しょーめーさんのー♪ あとにーはいるー♪』
って、なんかメディアプレイヤーが勝手に立ち上がったよ?! とゆーか嘉門達夫の声?!
『お、お母さん、そのネタはさすがの私でもわからないって!』
『そう? そう君とよく一緒に見ていたのだけど……』
お父さん、もしかして『かなたとの想い出だから』とか言って買ったDVD-BOXデスカ? とゆーかソウデスネ?
『じゃあ、この格好をしたんだから、この曲でも』
――ちゃーちゃっちゃららっちゃー♪ ちゃーらーちゃーちゃららっちゃー♪
『っておかーさん、これ『アトランチスの謎!!』』
『そう君とよく一緒にプレイしてたゲームなの。よく手助けしてもらって、初めてクリアしたのよ』
あー、だからその格好だったんデスカ……ということは、もしかしたら、
『それじゃあ……そう君の、ばかーっ!』
お母さんは「えろげー」と書かれたフォルダに向かって、やっぱり盛大に"手榴弾"を投げつけ始めた。
スピーカーからは盛大な爆音と、画面からは次々と壊れていくフォルダの姿。
せめてもの救いは、お仕事関係みたいなフォルダは全部避けているぐらいか。
……打ち合わせから帰ってきたらタマシイが飛んでそうだから、今からなーむーと拝んでおこうか。
『そう君のっ! すけべーっ!!』 完
川口浩探検隊とアトランチスの謎を知ってる人がどれくらいいるんだろうか。
今は反省している。
というわけで、皆様お久しぶりです。
メインPCのマザボが盛大にぶっ壊れてしばらくアクセスできませんでした。
とりあえずは古いノートPCが手に入ったので、しばらくはそれで書き込んでみたいと思います。
……何かのタタリ、じゃなくて意思かーとか一瞬ボケたのはここだけのヒミツ。
きっとかなたさんが口止めを…くぁwせdrftgyふじこlp
| ヽ __ │手榴弾は、小銃と共に、平均的な歩兵の装備として利用されている。構造は、現代の手榴弾は球状や筒状のも
ヽ L,ァ'´ / ... │のが多いが、旧式では棒状の柄の先に円筒状の爆発物が付いた物もある。共に信管と爆薬を内部に収めた
, >f=-<ー 、 │構造をしており、ピンやキャップなどの安全装置が取り付けられている。安全装置を解除し、レバーを外したり
/: : :イ´: ∧ヽ 、: :.\ ....│紐を引く事によって信管に点火すると、数秒程度で爆発する。大抵は防水・密閉構造となっており、雨で濡れ
/: : : :|:/:_: l/ }: |、: : !: : :ヽ....│ても使用でき、水中でも爆発する。材質は、古い物では鋳物によって本体(炸薬が詰められている部分)が形
l: : : : |/´// l:バ`:|: l: : . | │成されているが、近代の物では炸薬の性能向上もあって圧延加工の鉄板で作られている物が多い。旧日本
|: l: : :|≠彳 !テミ: :!: ト、! │陸軍では鉄不足から、陶器による手投げ弾も製造され、マークII手榴弾あるいはミルズ手榴弾をモデルにした
|: l: : :イ代.| |rt:从l: l . . │と推定される、パイナップル形の京焼・清水焼・備前焼が存在する。備前焼では山本陶秀(人間国宝)も制作した。
l/l: : : 弋シ ゞ= {ノ: :| / また、旧日本海軍では丸い形状のものを開発した。沖縄の自衛隊資料では「四式陶製手榴弾」とある。確実な生
ヾ.ト、:.l、''''' 。 ''''イ:∧l  ̄| 産地としては瀬戸焼、有田焼、波佐見焼、信楽焼などが確認されており、他に益子焼、九谷焼、萬古焼、伊賀焼
r'" Vヽヾ7ーfァニ彳 l/ │などで製造していたとも言われている。使用方法としては、目標に投げて(投擲という)爆散による破片で相手を倒
/ 、、i ヽ_ ,‐'、 . │すほか、ワイヤーや針金を利用して、仕掛け爆弾として罠に用いることもある。「投げ込む」という動作が可能である
/ ヽノ j , j |ヽ .....│ため、障害物の向こうに投擲したり、銃弾が通じない戦車や装甲車などの内部に放り込むといった戦法に用いられ
|⌒`'、__ / / /r | ....│る。手榴弾を罠として用いる場合、信管を点火と同時に爆発するものに取り替えることがある。これらは地雷同様、
{  ̄''ー-、,,_,ヘ^ | │触れると非常に危険なものである。太平洋戦争中の日本などで、自決用として用いられた例もある。また、補給が
ゝ-,,,_____)--、j .│断たれた緊急時には水中に投擲・爆発させ、魚を 圧力で麻痺させて捕まえる事も可能で、食糧を得るために利用
されたケースもある。映画等の描写では手榴弾が大の大人を数メートルも吹き飛ばす事があるが、これはあくまで演出で、実際の手榴弾にはそこま
での威力はない(特に「パイナップル」等と呼ばれる小型のものにはない)。実際には爆発自体は大人1人を僅かに浮かせる程度で、むしろ爆散する
破片による負傷が主である。手榴弾を数十センチ〜1メートル程度の穴に落とし込めば、周囲の人間が負傷することは無いとされている。洞窟や建
物内などの逃げ場の無い閉鎖空間に於けるこの兵器の威力は良く知られるところだが、その一方である程度の距離が置ける場所では、飛散する破
片は急速に速度が落ちる事から、威力は期待できない。水中では爆圧によるダメージを至近距離でのみ与えうるが、多少距離の開いた場所ではほ
とんど影響を与えられない。
ぐっじょぶぐっじょぶぐぐぐgっぐっじょぐじょ!!
今夜は……いや、今夜『も』良作揃いで寝るのも忘れちゃう
>>276 ドジっ娘エロパロ書きってジャンルもコアなファンに人気が……
アホ毛切られちゃったところで某オメガ馬鹿を思い出したw
>>284 猫は尻尾の付け根のところに性感帯があるってどこかで聞いたような……
短時間でここまで書き上げるなんてすごいッス
>>295 アトランチス懐かしいなぁw
お亡くなりになったPCさんに黙祷(-人-)
>>295 両方知っている人が来ました
いつもながらGJです
| ヽ __ │おっぱいは、まんこと共に、平均的な女性の性器として利用されている。構造は、現代のおっぱいはお椀状やロケッ
ヽ L,ァ'´ / ... │ト型のも のが多いが、旧式では垂れパイの皺乳の先に突起状の乳首が付いた物もある。共に敏感で快感を脳内
, >f=-<ー 、 │に送る 構造をしており、パットやブラなどの下着が取り付けられている。ブラジャーを解除し、揉みしだいたり
/: : :イ´: ∧ヽ 、: :.\ ....│乳首を引く事によって体の信管に点火すると、数秒程度で爆発する。大抵は敏感・蜜液構造となっており、濡れ
/: : : :|:/:_: l/ }: |、: : !: : :ヽ....│ても使用でき、挿入でも爆発する。材質は、古い物ではパックによって本体(食塩水が詰められている部分)が形
l: : : : |/´// l:バ`:|: l: : . | │成されているが、近代の物では整形の性能向上もあってシリコン制ので作られている物が多い。旧日本
|: l: : :|≠彳 !テミ: :!: ト、! │陸軍では貧乳不足から、ステイタスによるフェチズムも推奨され、マークIIおっぱいあるいはミルズおっぱいをモデルにした
|: l: : :イ代.| |rt:从l: l . . │と推定される、パイナップル形の京焼・清水焼・備前焼が存在する。備前焼では山本胸秀(人間国宝)も制作した。
l/l: : : 弋シ ゞ= {ノ: :| / また、旧日本海軍では丸い形状のものを開発した。沖縄の自衛隊資料では「四式胸製おっぱい」とある。確実な生
ヾ.ト、:.l、''''' 。 ''''イ:∧l  ̄| 産地としては瀬戸焼、有田焼、波佐見焼、信楽焼などが確認されており、他に益子焼、九谷焼、まんこ焼、伊賀焼
r'" Vヽヾ7ーfァニ彳 l/ │などで製造していたとも言われている。使用方法としては、目標をはさんで(パイズリという)射精による飛沫を顔射で浴びる
/ 、、i ヽ_ ,‐'、 . │ほか、泡や濡れ下着を利用して、色仕掛けとして罠に用いることもある。「谷間を見せる」という動作が可能である
/ ヽノ j , j |ヽ .....│ため、コスチュームでもって谷間を強調したり、言葉が通じない堅物や外国人などの視線に放り込むといった戦法に用いられ
|⌒`'、__ / / /r | ....│る。おっぱいを罠として用いる場合、乳首を触れると同時に勃起するものに取り替えることがある。これらはクリ同様、
{  ̄''ー-、,,_,ヘ^ | │触れると非常に気持ちいいものである。太平洋戦争中の日本などで、自慰用として用いられた例もある。また、補給が
ゝ-,,,_____)--、j .│断たれた緊急時には水中に水没・パイズリさせ、男を水圧で麻痺させて捕まえる事も可能で、顔射を得るために利用
されたケースもある。映画等の描写ではおっぱいが大の大人を数メートルも噴出させる事があるが、これはあくまで演出で、実際のおっぱいにはそこま
での威力はない(特に「パイナップル」等と呼ばれる小型のものにはない)。実際には爆発自体は大人1人を顔にかける程度で、むしろ爆散する精液によ
る臭いが主である。おっぱいを数十センチ〜1メートル程度の穴に落とし込めば、周囲の人間が射精することは無いとされている。洞窟や建物内などの逃
げ場の無い閉鎖空間に於けるこの性器の威力は良く知られるところだが、その一方である程度の距離が置ける場所では、飛散する精液は急速に速度が
落ちる事から、威力は期待できない。水中では射精による快感を至近距離でのみ与えうるが、多少距離の開いた場所ではほとんど影響を与えられない。
おっぱいこえーw
あきら様の小説書いてくれるひと、ずっと楽しみにしてました!
>>300 一瞬何事かと思ったじゃないかw
一文の長さもう少し加減した方がよくないかい。
305 :
274:2007/06/25(月) 01:59:02 ID:nKdMp6Kw
>>292 なるほど。そういう事情だったのですね
解説&修正、お手数をお掛けしました。
おまいらのSSで溢れるくらいに元気が出た。これで明日からがんばれそうだ!
だれか、エロかがみさ投下してください。みたくて仕方ない。
>304
3行ほどなおし損なった(´・ω・`)モメンヨ
ぬぁ、GJが多すぎて焦るw
>>266 あなたの書くあきらが可愛くて困るw
こんなあきらなら大好きですwww
>>276 アホ毛なしのこなたと聞いて、一瞬かなたさんが取り付いたのかと…w
またアホ毛無しこなたが見れることをwktkで待ちますw
>>284 何気にながにゃになってるねこなた萌えw
かがみとつかさの気持ちが激しくわかる…www
>>295 …嫉妬するかなたさん…(・∀・)イイ!!
てかかなたさん、手榴弾なんて危険極まりないものをw
またもやエロゲを全て消されたそうじろうに合掌。呆然としてる姿が目に浮かぶ…w
長文失礼いたしました。皆様の作品をこれからもwktkしながら待ってます。
あきら様に和んで、アホ毛なしこなたにひやっとしたりほっとしたりして、猫こなたは
かがみたちならずともどうにかなりそうに可愛くて、かなたさんが無意識に濃くなってる
あたりやっぱり夫婦だなあ、とか妙に感心しました。
4氏とも、ぐっじょぶでした。
ねこみみから何か電波を受信しましたヨ
なにやらSSをかける気がする
熱が冷めてなければ今夜逝ってみよう
ねこみみ祭りの中、空気読まずに投下します。前スレの601です。ねこみみめがっさ萌えました。ありがとうございます。
投げっぱなしでは読んでくれた方に申し訳ないので、続編を。
○8レスお借りします。
○萌えドリル特典のアレの続きになっています。
○前スレで投下したこなたルートの続きです。
○非エロです。
○主人公の名前は便宜上白石みのるとしておりますが、各自脳内変換してお楽しみください。
どうしてこんなことになったのだろうと俺はキリキリ痛む頭で考える。目の前には艶のある髪を膝の裏まで伸ばした小柄な少
女がいて、何故か上向きに顔を上げ、目を閉じて、心なしか唇を少し突き出しているように見える。閉じられているわけでもな
く少し開かれたその唇は何故かたまらなく魅力的に見えるのは俺の目の錯覚だろうか。
よくは分からないが、この状況で男ならどうするだろう。
決まっているじゃないか。
俺は一歩前に出て、彼女の肩を抱く。
そして、唇を重ねようとした、その瞬間に、目の前の少女は跡形もなく消え去っていた。残るのは間抜けに唇と腕を突き出し
た無様な格好の俺だけ。
前のめりになっていた勢いそのままに顔面から地面へダイブして、俺は気がついた。
なんて夢だ。
目覚めは快適とはお世辞にも言えなかった。心臓はうるさいくらいに太鼓を叩いているし、シャツの首周りは嫌な冷たさに濡
れている。
まったく、なんて夢だ。
動機の治まらない胸を押さえながら、大きく息を吐く。
夢っていうものは、願望を表すとよく言われるけれど、それってきっと嘘だよな。誰か俺の今日の夢を、夢判断してくれ。俺
にどんな願望があるっていうんだ。夢の中の女の子が現実世界で知っている誰かに似てたのだって、きっと意味なんかないのだ
。そうに決まってる。
毛布を跳ね上げてベッドから降りると、俺はシャツを脱ぎ捨てて、新しいものに着替えた。時計を見ると、いつもより三十分
早い時間。もちろんアラームはまだなっていない。普段だったらここでもう一眠り、といくところだけど、とてもそんな気分に
はなれなかった。もう一回あんな夢でも見てしまおうものなら、『もう止めて、俺のMPはとっくにゼロよ!』状態になってし
まう。
朝から憂鬱だ。制服に着替えてしまうと、俺は鞄も持って部屋を出た。どうせ寝られないならさっさと行こう。早すぎる分は
駅でマガジンでも立ち読みしてればいいだろう。そう思って階下に降り、キッチン兼リビングに入る。親はもう起きているはず
だ。というか、この時間なら父親の朝食の時間と噛み合うかもしれない。
「おはよ――う?」
そこには悪夢の続きかと思えるような光景があった。朝食を運ぶ母と、それを食べている父。そして何故か父と朗らかに談笑
している女――の子がいる。膝の裏まで届こうかという長い髪に、服装によっては中学生、いやさ、小学生にだって見えかねな
い小柄な体と童顔。
おいクソ親父、どこで子供作ってきた。そんな言葉を俺はなんとか飲み込んだ。
「いやあ、そうか、こなたちゃんはウチの息子と同じクラスなのか」
「そうなんです。転校したてて不安だと思ったから、呼びに行ってあげようかなって」
しゃあしゃあと答えるちびっ子同級生に、もはやいろんなものを通り越して感嘆の念すら感じる。俺はマリアナ海溝の底に届
いてしまうようなため息を一つ吐くと、リビングの中に入っていって、いつもの自分の席に座った。
「おはよ、みのる」
あー、おはよう。ていうか名前呼びなのな。親いるんだから空気呼んで欲しかった。な、親がにやにやしてるだろ? 後で大
変なのは俺なんだから自重してくれないか。
「あー、そうだね、ごめんごめん。でももう手遅れ」
は?
「さっきからさんざんみのるって言ってるし」
朝から頭痛が止まらない。あの悪夢から始まった今日は、まだ始まって一時間と経っていないというのにこれだ。今日が終わ
るころにはもう俺は死んでるんじゃなかろうか。
そう、あの訳の分からない夢からだ。
ふと。
夢の中の少女と、今隣に座って俺を見上げている少女が、重なる。あの時、あの夢で、俺は何をしようとしていたっけ?
「どしたの?」
こなたにそう訝しげに言われて、俺は慌てて視線を逸らした。逸らした先で母親が含み笑いをしながら俺の前にトーストと目
玉焼きを置く。その含み笑いの意味に気付かざるを得ないけれど、俺は気付かない振り。気付いてたまるもんか。さらに逃げる
ように逸らした視線の先で父親が感慨深げに頷いているのだって俺には見えない。見えないったら見えないのだ。
「こなたちゃんも一緒にどう?」
「あ、私は家で食べてきたんで」
「そう?」残念そうに母親は言う。「じゃあ、明日は用意しておくから食べずにいらっしゃいな」
「いいんですか?」
「もちろんよー」
こなたはちらりと俺の方を見る。その表情が一瞬だけ変化し、声を出さずに唇だけが動く。
計 算 通 り 。
次の瞬間にはもうにこにこと笑顔に戻って、それじゃあお世話になっちゃいます、とか母親に向かって言っている。アレだ。
やっぱりか、と思った。けれど、そう思ったらどこか肩の力が抜けるのを俺は感じる。
なんでそうなるのか、わからなかったけど。
俺は目の前の朝食をさっさと片づけると、鞄を持って立ち上がる。それに合わせるようにして、母が渡したのだろうマグカッ
プでお茶を飲んでいたこなたも立ち上がった。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい、こなたちゃん、また遊びに来てね」
「はい、お邪魔しました」
外面もちゃんと取り繕えるんだな、と俺は変なところに感心する。まあ、よくよく考えたらそうじゃないと昨日の朝、俺の部
屋まで上がって来られないだろうし。
玄関で靴を履く。ねえねえ、とこなたが俺の方の辺りをちょんちょんと突いてきた。
「みのるの家の庭のところに自転車あったけど、乗ってかないの?」
「まあ、駅の駐輪場分かってなかったし」
「じゃあさ、今日は乗ってかない?」
なんとなく嫌な予感を覚えながら、それでも俺は一応抵抗してみる。
「……一台しかないぞ?」
「やだなぁ」こなたはムカつくような笑顔で言う。「二人乗りだよ、ふ・た・り・の・り!」
いいように振り回されているという自覚はあったものの、さすがに見た目小学生なこなたを邪険にするのも気が引けて、結局
言うとおりにしてしまっている自分に嘆息。朝から何回ため息ついてんだ俺。今日が終わるまでにいったい何回ため息吐いたら
いいのやら。
自転車を手で押して軽く転がしてみる。特に問題はなさそうだ。いっそパンクでもしていたらよかったのかもしれない。
「おし、後ろ座って」
「んー、こっちのほうがいいな」
そう言うと、こなたは俺の肩に手をかけた。ああ、そういう二人乗りをしたいわけね。左足を後輪のステップにかけてながら
、さあ出発っ、と声を上げる。
「大丈夫?」
「たぶん」
「バランスちゃんととれよ?」
「やってみる」
言葉にやや引っかかるものを感じたが、俺はそれを追求したりはせずに、ペダルに足をかけて、「行くぞ」と後ろに声をかけ
た。返事を待たずに、ぐ、とペダルを押し込む。坂道を転がるようにそろそろと進み出した自転車に、こなたが飛び乗る。俺の
両肩に重さがかかる。それは想像していたほどではなく、そして心配していたほど彼女の動作は危なっかしくはなかった。
「おー」
最初はこなたの重心がふらふらしていて危なっかしかったものの、すぐにそれも消えて、自転車は順調に走り出した。
バランスのことを抜かせば、ペダルを漕ぐのにそう違和感はない。分かってはいたけれど、本当に軽いんだな、と俺は思う。
あれだけ見た目が小さくて細ければまあ当然なのかもしれないけれど、何故かこなたは見た目よりも大きく見えることが多い。
だから、こんな時にふとギャップを感じてしまうのかもしれない。
「楽しいね、クセになりそう」
「なんだ、二人乗りしたことなかったのか?」
こなたは俺の耳元に顔を近づけるようにして、言う。
「うん。初めて」
にしてはちゃんとバランスとれている。もともと運動神経のいい奴なんだろう。
「私、友達少ないからさ」
「そうなのか?」
「うん」こなたが頷いた気配。「みのるが知ってる人たち。仲いいのはそれで全員だよ」
「意外だな」
「そう?」
「ああ」
少なくとも、この三日ほどを見る限りでは、友人の少ないようなキャラには見えなかったけど。
「それは、みのるの前でそう見せてるだけだよ」
そうかな? 俺にはそうは思えないけど。
「ほら、私オタクだし」
関係ないだろ。
「そう言ってくれる人って、貴重なんだよ?」
そうなのか?
「そ」
まだ道もうろ覚えな俺は、こなたの指示に従って自転車を走らせていく。こなたの重さを感じながら、昨日よりも少し早い時
間の街並みを走っていく。
吹き抜けていく風が心地良い。流れていく風景を、どこか懐かしく感じている。肩にかかった手から、まるで絨毯に染み込む
コーヒーのように、何かがじわりと浸透してくるような錯覚。
だからかもしれない。
こなたが明らかに遠回りの道を指示していることに、俺は気付かない振りをした。
取り戻せないものなんてない。いつだってどんな時だって、手遅れということはない。そんな耳障りの良い言葉をまともに信
じている奴なんているのだろうか。人生には厳然として取り返しのつかないことやものが往々にして存在し、いったん起こって
しまったらもうどうしようもない。そして、悲しいことに、そこでゲームーオーバー、とはなってくれない。そのまま人生は続
いていく。はいリセット、セーブしたところから、とできたらどんなに楽かわからないな。
そんなことを廊下でぼんやりと考えていた休み時間。体育の後の奇数クラスは女子の更衣室になっているのでまだ中には入れ
ない。個人的には体育の後の教室に残る制汗剤の匂いが何とも言えず気持ち悪い。が、そんなことを口に出そうものならきっと
恐ろしいことになるんだろう。具体的に想像はできないが、きっと恐ろしい。それだけは分かる。
「あれ」
そんな声が聞こえて振り向くと、そこには松葉杖をついた柊かがみさんがいた。まあ、この状態なら体育は見学だろうな。
「まだ入れないんだ」
「男は終わってるから、そっちのクラスは大丈夫だと思うけど」
「そう」
言いながら、かがみさんはゆっくりと、松葉杖を使って歩く。俺も経験はあるけど、あれはかなり大変だ。特に階段とか、怪
我してない方の足を逆に怪我してしまいそうなくらいに大変だ。
「大丈夫?」
思わずそう聞いてしまう。そして、こっちを見た彼女の表情を見て、くだらないことを聞いてしまった、と俺は自己嫌悪した
。きっと彼女が何度も言われて、きっと聞くのもうんざりしているであろう言葉だ。
けれど、彼女は笑うと、
「うん、ありがとう」
と言った。
ごめん、と謝りたくなるのをこらえる。それを言ってしまえばまた彼女に気を遣わせてしまうに決まっている。
それだけで、彼女は通り過ぎて行くものだと思っていた。けれど、気がついたら俺の前で足を止めてこっちを見ている彼女が
いる。
「あの」
「何?」
「なかなか言う機会無くて言えなかったけど……ごめん。ありがとう」
「何のことだかわからないな」俺はそう言って、肩を竦める。
ひょっとしたら彼女は怒るかもしれないな、と一瞬思った。それならそれでいいんじゃないかという気もした。俺の返答をど
う思ったのか分からないけれど、彼女は表情をむっとしたようなものに変えたあと、それを今度は微笑みのような、でも苦笑に
も見えるものにした。
「つかさから聞いてはいたけど」柊さんは言う「お人好しなのね」
心外だ。俺は貧乏くじだけは引きたくない人間なんだ。
「転校してきて真っ先に引いてる人が何言ってんだか」
呆れたようにそう言って、彼女はくすくすと笑う。その笑顔に陰が見えなかったことが、俺の心を少しだけ軽くしてくれた。
代理の存在に、彼女がいい気分をしていないんじゃないかとずっと思っていたから。
「なんか、押しつけちゃったみたいだけど、文化祭まで、よろしくね」
「引き受けたのは俺だしね」
「ありがと」
そんな言葉を残して、彼女は松葉杖を使って自分のクラスへ戻っていった。視線を移すと俺のクラスからも女子がぞろぞろと
出てくるところだった。そう言えば彼女に訊きたいことがあったのを思い出す。わざわざ彼女のクラスまで追いかけていって訊
くような事ではない。また後で訊いてみるか。そんな事を思いながら、自分のクラスの中へ入っていく。
予想通り、制汗剤のキツイ匂いがした。
何故か俺の机の上に座って柊さん妹と話し込んでいるこなたも、きっとこういうの使っているんだろうな、と思う。
何か楽しそうにしている彼女は、俺が近づくと、こっちを見て笑って、隠し持っていた制汗剤のスプレーを俺に向かって噴射
して、けらけら笑っていた。
何故か今日も、文芸部の部室に連れ込まれている。転校してきてまだ四日。既に諦観の境地に至りそうな自分が少し切ない。
きっとこんな風に振り回さる日々になるんだろう。いつか逆に振り回してやろう。そんな風に決意を固めながら昼食を食べてい
ると、
「ねえ、みのるってさ、前の学校で付き合ってる子、いなかったの?」
いきなり爆弾を投下するちびっ子。なんてことを言うんだ。そして柊姉妹に高良さんもそんな興味津々な顔で食いつかないで
ください。マジ勘弁。素直にいないというのもなんだか癪な気もしたけれど、嘘をついたところで何かプラスがあるのかと言わ
れると、結局いろいろ追求されてボロがでるだけだと思うと、素直に言っておいた方がいいか。
「い、いない」
そこ。あかさらまにがっかりした顔するな。傷つくじゃないか。やっぱりね、見たいな顔もやめろ。もっと傷つくじゃないか
。
「まあ、そんな気はしてたけど」
「こなた、やけに自信たっぷりじゃない」
「それはだね、かがみん」こなたは人差し指を立てる。「部屋に女の影がまったくなかったからだヨ」
部屋。影。柊姉妹は顔を合わせて何かを呟くと、「ええええ!」と悲鳴を上げた。鼓膜に響く。
「も、もうそんな関係にっ」
「うーん、みのるツンデレでさ」
「そうなの!?」
「周りに他人がいるとこうなんだヨ」
「じゃ、じゃあ二人きりの時は……!」
「そりゃあもう」
「一日でいったいどんな進展がっ」
なんだろう。もうどこからツッコめばいいのか分からない。ポイントの切り替えを間違えた電車のように、あらぬ方向に加速
していく会話。ブレーキも故障中だ。ていうか、このメンバーにブレーキって存在するのか? 柊姉はブレーキだと思ってたん
だけど、勘違いだったかなぁ。昨日なんかまったりしてたのが幻のようだ。
「こなた」
「何?」
「いい加減にしとけ」
「うい」
あっさりとこなたは引き下がる。コイツはそれでいいんだけど、置いてけぼりにされた柊姉妹はぽかんとした顔。
ほら、さっさとフォローしやがれ。
えーみのるがやってよー。
自分が蒔いた種は自分で全部掘り返すもんだ。
めんどくさいー。
ならやんなよ。
うー。
アイコンタクトは一瞬。くそ、やっぱりコイツとは波長があってしまうのか。それを認めるのもなんだか悔しい気がする。何
がどう悔しいのか明確に説明する言葉を今の俺は持っていないけれど、でもそう感じてしまうのだから仕方が無いじゃないか。
「つかさ、かがみ」こなたは二人に向き直る。「ごめん、嘘」
「はあ?」
「本当はね、自転車に二人乗りするくらいの仲なの」
朝のことか。そしてそれは説明としてはどうなんだ。誤解を深めるだけじゃないのか、おい。
「それって、ねえ」
「ねえ、お姉ちゃん」
何故かこなたを見て、それから俺に視線を移して、そして姉妹で顔を合わせて、頬を赤らめる柊姉妹。ほら、誤解深まってる
。どう収集つけるつもりなんだ。てか、つける気無いのか。無いんだな?
「柊姉妹の考えてることは、たぶん違う」
「もうちょっとディープな仲だよね」
「ちょっと黙ってろ」
「うい」
「まあ」柊姉は肩を竦めると、小さく息を吐く。「仲が良いってのはよーくわかったわ」
誤解だ。今俺は酷い誤解を受けている。謝罪と損害賠償を要求する。ついでにコッペパンも。
「ふもふも、ふもっふ」
「日本語でいい」
「みのるはかなめ派? テッサ派?」
「俺はマオ曹長とクルツがいればそれでいい」
「おおう、そっちかー。かがみは?」
「私は、どちらかと言えばかなめ派だけど」
「そう言いながらかなめの本命は」こなたはにやにや笑いながら柊姉を指さす。「本棚の奥に隠してあるソースケ×ガ」
「おおおおまえ、どうしてそれを!」
おお、手が出た。柊姉の左ストレートをこなたはあっさりと避ける。やっぱり運動能力高いな、こいつ。
ぎゃあぎゃあ騒いでいる俺たち(主にこなたと柊姉だけど)を見て、あらあらまあまあ、と高良さんが微笑んで左手を自分の
頬に当てる。仲良しさんなんですねぇ、これからも仲良くしてくださいね。そんな言葉で締めくくられて、俺は脱力して机に突
っ伏した。
がたん、とカーブにさしかかって電車が揺れる。俺は吊革に掴まって立ったまま、流れていく風景を見ていた。そろそろ夕焼
けが青いグラデーションに押し込まれていっている、そんな時間。隣で立っているこなたが吊革をつま先立ちして掴んでいるの
が気になるといえば気になる。疲れないか。
「疲れた」
そりゃあそうだろう。ずっと爪先で立ってればそりゃ誰だって疲れる。そう言うと、こなたは俺を見上げて、何故かにんまり
と笑った。この四日間で知った、コイツがろくでもないことを考えているときの表情だった。そしてその俺の洞察は見事に当た
っていた。こなたは吊革から手を離すと、吊革に掴まっている俺の腕に、ぶら下がるようにして掴まる。
なにやってんだ。
「こんなところにいい吊革が」
吊革じゃねえよ。
そう言ったところで、コイツが止まるはずがない。これも学習っていうのだろうか。嫌な学習だ。
「たいぶ」こなたは言う。「素になってきたネ」
そう言われて、俺は眉間に皺を寄せた。もしそう見えるんだったら、オマエのせいだ。イヤミを込めてそう言ったのに、こな
たはその言葉に、どこか嬉しそうに笑う。ここ笑うところか?
「たぶん、笑うトコロ」
そうなのか。まあ別に良いけどさ。
そんなことを話していると、俺たちが降りる駅に電車が到着する。吊革から手を離して歩き出す。こなたは俺の腕に掴まった
ままだ。知り合いに見られたらどうなることか。こなたはそれでいいのだろう。そうやって外堀から埋めていくつもりなのは分
かる。
じゃあ、俺は?
どうなんだ?
まだ出会って数日。何をどう判断したら良いのかなんてわかるもんか。
俺の腕に掴まって隣を歩いているこなたを、横目で見る。分からない。何を考えているのかなんてわからない。いったいどう
したいのかもよく分からない。このまま流されるままでいいのかなんてことも、わからない。このまま流されていったらどうな
るのか、そんなことも分からない。
「自転車じてんしゃー」
どうやら二人乗りがえらくお気に入ったらしい。俺は駅の隣の駐輪場へ入って、朝停めた自転車を引っ張り出す。一日百円が
毎日だと、地味に俺の財政を圧迫しそうだ。自転車に跨ると、朝と同じように、こなたは後輪のステップに足をかけ、俺の方に
手を乗せる。
「じゃ、気合い入れて行こうー」
入れてどうする。あとは家に帰るだけなのに。
「いや、なんとなくノリで」
テンション下げろ。
地面を蹴り、ペダルを踏み込む。それにタイミングを合わせて、こなたも地面を蹴る。朝よりも遙かにスムーズに自転車は走
り出した。んー、と気持ちよさそうな声が頭の後ろの方から聞こえてくる。やっぱり、一人で乗るときより、さほど重いとは思
えない。
「みのるは」後ろでこなたが声を出す。耳の周りで唸る風の音に、かき消されてしまいそうな、声。「迷惑に、思って、ない?」
俺はその言葉を、聞こえなかった振りをした。答えることができなかった。答える言葉を、俺は持っていなかった。無言で自
転車を走らせる。
そろそろ見慣れてきた街並みの仲を、自転車は走る。こなたの指示か無くても、道は覚えていた。朝、遠回りした道ではない。
駅からまっすぐに俺の家に帰る道。俺は何も言わなかった。こなたも何も言わなかった。同じかどうかも分からない風の音だ
けを、俺たちは聞いていた。
なあ、こなた。
訊きたいことがあるんだ。ひょっとしたら、口に出した瞬間にもう終わってしまうような、そんな疑問なのかもしれないけれ
ど。口に出した瞬間に、一瞬で俺たちの関係を変えてしまうような、そんな言葉なのかもしれないけれど。
いつか、たぶん、訊くことになるんだろう。
きっと、そう遠くないうちに。
なあ、こなた。
おまえ、どこまで本気なんだ?
無言のまま自転車は走り、俺の家が見えてくる。一瞬スピードを落としかけて、けれど俺はもう一回ペダルを強く踏み込んだ
。ぐ、と体が押さえつけられるように風の勢いが強くなり、風景が倍速で流れ出す。
「おお?」
加速した自転車は、そのまま俺の家の前を通り過ぎる。
「みのる?」
ほら、道を教えろ。
「え?」
おまえの家までの道だ。俺は知らないから、指示を出してもらわないと困る。後ろを見ないで、俺はそう言った。こなたの表
情を見なくても良かったのは幸運かもしれなかった。自分の表情をこなたに見られなくて済んだのはもっと幸運なのかもしれな
かった。
「うん!」
く、と俺の肩を掴んでいる手に、力が入るのがわかった。
辺りが、もう夜の色に染まってしまっていることを、初めて知った。
「このまままっすぐー!」
さあ、ここから先は俺の知らない道だ。こなたに見えないのをいいことに、俺は笑う。
こなたがどんな遠回りな指示を出したって、俺にはわからない。
わからないんだ。
『こなたルート・ふもっふ!』(了)
以上です。読んでくださった方ありがとうございました。
長文で申し訳ありません。
タイトルは電波が降りてきたせいです。やりすぎました。ごめんなさい……
>>321 ぬぁぁぁぁ、GJ…!!
リアルタイムに立ち会えたことに感激!
ちゃっかり両親と仲良くなってるこなたとか、つま先立ちで吊り革に掴まるこなたとか、最後の最後で一瞬大人しくなるこなたとか、もうたまらんです!
だけど、これだけは…言わせてください…
♪白石フルボッコ♪
うわぁ、なんかいいな、コレ。まさしく学園モノって感じ。
爽やかな雰囲気がめがっさ好印象です。GJでした。
>>321様
とても、とてもGJですっすごく気に入りました。
気後れしますがSS投下。
もとの話知ってる人いるのかな…
325 :
5-61:2007/06/25(月) 13:22:49 ID:nhuOpoZ9
白雪舞う季節。愛し愛される者達の聖なる夜。
【賢者の贈り物】
クリスマスを一週間後に控えたある日。
「こなた。クリスマスは当然空けてあるんでしょうね?」
「んふふ。だいじょぶっ」
ピース等をしながら言ってくる。
「で。ゲーマーズ寄ってかない?」
「あー。今日は帰るわ。」
「…そか。」
(げ。また拗ねてる…。かがみ、我慢よ。我慢しなさい…)
「じゃ、じゃーね」
「うん…」
本当はこなたと一緒に行きたい。っていうか一緒ならどこでもいいのだが。
326 :
5-61:2007/06/25(月) 13:23:55 ID:nhuOpoZ9
「今日はっと、レストランね…」
一人ごち。バイト先に足を向ける。
(あーこなた今日も可愛かったな。アホ毛が6本多かったけど。)
ぱりーん
(今日も眠たそうだったし、ちゃんと寝てるのかしら。)
ばりーん
「ちょっと!柊さん!?お皿っ」
「え?あっ!す、すみませんっ」
またやってしまった…
「割った分は給料から引いとくから。」
「あ、はい…」
ー
ゲーマーズにて。こなたは涙を流していた。
「…さらば。私のP○2。お前の事は忘れないぜっ…ぐすっ」
327 :
5-61:2007/06/25(月) 13:25:15 ID:nhuOpoZ9
お金を受け取り。
「さて…何も見えない見えないっあそこにある漫画の新刊なんて見えない見えない」
ぶつぶついいながら店を出ていく。
そして入っていった店はー
同時刻。かがみ。
「ちょっ、売り切れ!?再入荷は一ヶ月後…どうしよう、間に合わない…」
クリスマスは目前。
「仕方ない。隣町まで…」
「君。そのゲーム欲しいの?」
振り向いたそこには一人の店員が。
「はいっ。」
「どうしても?」
「どうしても、ですっ」
「実は僕用に取って置いたのが一つだけあるんだ。」
328 :
5-61:2007/06/25(月) 13:26:34 ID:nhuOpoZ9
「それを君に譲ってもいい。」
「本当ですかっ」
「勿論ただじゃないよ。」
「お金ならっ……」
「その髪。」
「いくらでも。って髪、ですか?」
「うん。こうみえて本業は美容師でね。その色は初めてみたから。」
「……分かりました。」
ー
クリスマス。雪が舞い、回りを白銀に染める。
「かがみんまだかなー」
ゲームを売ったお金で買ったプレゼントを準備し、待ち受ける。
がちゃー
「メリー、クリ、スマス、か、がみん…」
「メリークリスマス。こなた。」
「な、な、なんでショートになってるの!?」
329 :
5-61:2007/06/25(月) 13:27:55 ID:nhuOpoZ9
「ちょっとね〜。ほら、これプレゼント。」
「…もらえないよ…」
自分のプレゼントはー
「え?」
「プ、プレゼントなんて用意して、ないっ」
嘘を吐く。
「その包みは?」
「こ、これはー」
「ちょっと貸しなさい」
奪われ。開けられる。
「リボン…」
「ふぇ、かが、みん…いつもツインテールにして、たから…」
泣き出してしまった。
「…もらえるだけで嬉しいよ。」
ぎゅっと。泣き止むまで抱きしめる。
「ありがと。こなた」
「ぐすっ、プレゼント、開けていい?」
330 :
5-61:2007/06/25(月) 13:29:02 ID:nhuOpoZ9
「いいわよ。」
「うんっ」
包みを開ける。破れないように。大切に大切に。
「あ…」
ゲームソフト。
「ふふ。嬉しいなら嬉しいって…」
「かがみん。怒らないでね?」
「?」
「ハード、売っちゃった…」
どうして。
「ええ!?あんなに欲しがってたじゃない!」
こんなにうまく行かないのだろう。
「うぇ、ひっく…ごめんなさい。」
「ま、お互い様ってことね…」
リボンは付けるべき髪を持たず。ソフトはハードがなければ。
「ほら。泣かないの。料理食べよ?」
「うん…ひっく」
331 :
5-61:2007/06/25(月) 13:30:07 ID:nhuOpoZ9
「でもどうして売っちゃったの?」
「かがみんだって…」
それはね。
「髪なんかよりも」「ゲームなんかよりも」
『大切なものができたから。』
自惚れではなく。
「…馬鹿こなた」
「…馬鹿かがみん」
二人の距離は零。
それは愚かで。確かに賢者の贈り物。
FIN
「かがみん。」
「こなた。」
メリークリスマス!
ちゅっ
>>321 GJ
青春ぽくていいですねー
>>325-331 こちらもGJ
元の話では金時計のところがP○2になってるあたりがこなたらしいですねw
>>332で思い出した。
アレだ、昔ズームイン朝の某CMでやってたヤツか!
なかなか深い題材選択ですな…
ラストにヤバいくらい萌えた、GJ&GL!
箸休めに小ネタいきます。
いつもどおりの日記ネタで芸がありませんがw
×月△日
きょうアニメーション研究部の部室の前を通り掛かったら
田村さんと八坂先輩が珍しく言い争う声が聞こえたのだけど
「かがみ先輩の総受けは私も認めますけど、小早川さんの誘い受けと
岩崎さんのヘタレ攻めは譲れないっス!」
「え〜クールな完璧超人の強気攻めもいいじゃん」
「いくら八坂先輩でもコレばっかりはダメっス!」
とか言って、何だか私たちのことを話してたみたいだけど
『ソウウケ』とか『サソイウケ』とか『ヘタレセメ』ってどういう意味なんだろ…?
こなたお姉ちゃんなら知ってるかな。
うん、今度聞いてみよう。
×月○日
私のパソコンにこなたお姉ちゃんから「ゆーちゃんゴメン、ちょっとだけ預かっててw」
ってメールが届いてた。
一緒にファイルが添付されてたので開けてみたら、中からこなたお姉ちゃんによく似た
マスコットが出てきて突然
『もう!こなたったら…いきなりあんな狭いところに押し込めたと思ったら、ゆーちゃんの
ところに送りつけるなんて…しかもネットワークも遮断してる…!?
きっと、またえっちなゲームをしてるのね!』
とか言ってきました。
私が反応に困ってると
『あ、突然お邪魔してごめんなさいね。でも、ゆーちゃんのパソコンにはそう君やこなたと違って
えっちなソフトも入ってないし、いかがわしいリンク先の履歴もないから居心地いいわ〜偉い、偉い♪』
って褒めてくれました。
「…もしかして、かなた"おばさん"ですか?」
私がそう尋ねた瞬間、いきなりパソコンがフリーズしてしまった。
わ、わ…どうしよう〜…こなたお姉ちゃ〜ん
以上です。
>◆cj23Vc.0u.氏
事後承諾ですが、無断拝借すみませんでした。
ゆーちゃん、趣味がインターネットになってたから、
パソコンも持ってるって事にしておいてください。
3巻のカットとか見たら、こなたもゆいさんもゆーちゃんには
あまりエロいのは見せたく無さそう…
かがみ「今から鹿児島空港へ向かいます
今日12時の飛行機で帰りますから」
〜移動中〜
かがみ「これ近道」
こなた「ま確かに近道のような風情ではある・・・」
かがみ「おっ?」
こなた「あれ?おいツンデレ」
かがみ「こっちか?」
こなた「これじゃない?」
かがみ「あってますか?」
みゆき「はい・・・」
かがみ「みゆきが見てれば大丈夫。
すずむしが地図を見てればそりゃ間違うよ。みゆきならなら大丈夫」
こなた「おいつかさV止めろ
今すぐここでやるから」
こなた「やってやるんだ、こいつを
稲のように植えてやるから今ここに
少しは秋にでも実のりゃいいんだこいつ
止めろっつってんだろ、つかさぁ」
かなたさんとゆたかは初対面?
>>336 曖昧3MB それママってことかい? ちょwww
『お母さん、どこー?』
ネトゲを終わらせてフルスクリーンモードから戻ると、画面にいつもいるはずのお母さんの
姿が無かった。とりあえず、IRCにはいるみたいだから声をかけてみたけど……
『あ、ごめんなさいね。お隣の部屋に行っているの』
タイムラグも無く、すぐに返事が来る。そっか、ゆーちゃんのお部屋か。
普段は私以外には姿を見せないようにしてるはずなんだけど、お母さんがそっちに行って
るってことは……ちょっと、様子を見に行ってみようか。
−−−−−− てけてけかなたさん その8・いもうと −−−−−−
「ゆーちゃーん……起きてるー?」
部屋を覗き込みながら呼んでみたけど、返事はない。部屋の主であるゆーちゃんは……
あ、やっぱり寝てるや。
夕陽のぽかぽかとした日差しを浴びながら、ゆーちゃんはすやすやと眠っていた。昨日から
ちょっと体調が辛かったみたいだけど、少しは良くなったのかな。
『ゆたかちゃん、気持ちよさそうに眠ってるわよ』
『それならよかった。ありがと、お母さん』
ゆーちゃんのPCのメモ帳が立ち上がっているのに気づいて、静かにキーをたたく。
画面の中にいるお母さんは、優しいまなざしでゆーちゃんのことを見ていた。
『一昨日熱を出したときはちょっと心配だったけど、今日は大丈夫みたいね』
『ごはんもそれなりに食べてたし、お昼からずっと寝てるなら大丈夫っぽいね』
こっちに来てからゆーちゃんも元気な時が多くなったけど、少し疲れたりすると体調を
崩すこともある。そういう時は食べないよりも食べたほうがいいってことで、栄養にいい
料理を私もお父さんもゆい姉さんからレクチャーしてもらっていた。
「うーん……」
あ、寝返りで毛布がはだけちゃってる。よいしょっと。
首のあたりまで毛布を戻してあげてから、ぽんぽんと優しくなでてあげる。
『こなたも、すっかりお姉ちゃんね』
『ゆーちゃんはかわいい妹だからねー』
初めて見たときから、お母さんはよくゆーちゃんのことを気にかけていた。体調の面とか、
自分の境遇と似通ってたところがあるって思ってるみたい。
『妹、かぁ』
それと……私に妹を遺せなかったっていうのも気がかりなようで。
『ねえ、こなた』
『えっ?』
『ゆたかちゃんのこと、大事にしてあげなきゃだめだからね。大切な妹なら、なおさらよ』
少しおどけたように言うお母さんだったけど、その瞳はまっすぐで……真剣だった。
……きっと、そこにはいろんな思いがあって、
『わかってるよ。ゆーちゃんは、みんなで守る。私も、お父さんも、ゆい姉さんも、おじさんも、
おばさんも、みなみちゃんも、ひよりんも、みんな……みんなでね』
私も、ちゃんとそれにちゃんと応えて、
『だから、お母さんもゆーちゃんのこと見守ってあげてね』
またひとつ、お母さんと約束をかわすことにした。
『当たり前ですよ、かわいい家族ですもの』
そう言ってにっこり笑ったお母さんを見て、私も思わず頬がゆるむ。
うん、きっと大丈夫。
お母さんが、ずっとゆーちゃんを見守ってくれるんだから。 完
もしかしたらゆたかはかなたの生まれ変われじゃないのかとふと思った。
今は反省している。
>>337 いえいえー、面白かったですよ。初対面したらきっとそんな感じでしょうw
しかし、いつになっても妙齢の女性に「おばさん」という言葉は最大の凶器になってしまうようd
おや、なんかHDDから異音g
>>342 >もしかしたらゆたかはかなたの生まれ変われじゃないのかとふと思った。
>今は反省している。
『てけてけ』なかなたさんが、実はゆーちゃんが眠っている時しか現れないとしたら・・・
とかオモタリ
なんか現実から逃げてる気がする(´・ω・`)
こなつか物いきますー。今回はかがみん脇で〜。
こなたの部屋にかがみとつかさが遊びに来ていた。
「あ、そいえばさー。ゆい姉さんの部屋からこういうものを持ってきたんだ」
がさごそと部屋を漁り奥の方からソレを取り出して二人に見せる。
「なっ!?」
「ん?」
ピンク色の楕円形の物体。そこからコードが延びスイッチのついた直方体に繋がっていた。
「あんたこれって……」
「こなちゃん、これなぁに?」
かがみはそれがピンクローターであると即座に理解する。つかさのほうはこれが
どういったものかは知らないらしい。
「いやーちょっと興味があってねー拝借してきたのだよー」
「成美さんにすぐばれるんじゃないの?」
「いっぱいあるうちの一つだし、ゆい姉さんああいう性格だから。たぶん大丈夫」
(泥棒にはいられてんぞーっ。婦人警官!
っていうか哀しすぎるぞ夫が単身赴任中の人妻ーっ!)
「ねぇ、こなちゃんってばぁ。これなぁに?」
「っていうかあんた、こんなもの私たちに見せてなにするつもり?」
「いやーさすがにこれはお父さんと共有出来ないし、かがみんとつかさと
共有しようかなーって」
「ねぇねぇ何に使うの? これ」
「勝手に共有しようとおもうなー! あんた一人で隠し持ってなさいよ!」
「いやーそれだとなんか根暗エロ少女みたいじゃない。興味本位って事でさー。
二人にもお裾分けしようかと」
「でもこなちゃん、これ一つしかないよ?」
「だから持ち回りで所持するのが妥当かなーって」
「妥当じゃない。妥当じゃない」
「そうなんだぁ。ところでこれ何に使うの?」
「んふふふ。つかさ知りたいのかね?」
「うん。なんかかわいいねぇこれ♪」
(あ〜あ。何も知らずにこの子は……)
「よーし。それじゃ実践で使い方教えちゃうぞー! つかさっ」
「へっ?」
「脱ぐのだーっ!」
「え〜〜〜〜っ!?」
勢いで下をあっという間に脱がされる。
「うーー。こなちゃん、恥ずかしいよ〜」
下半身すっぽんぽんを必死で手で隠しながらもじもじとしている。
「大丈夫大丈夫。いまからもっと恥ずかしいことになるんだから」
(そ、それって全然大丈夫じゃないんじゃ……)
「よっと♪」
「きゃっ」
こなたがつかさの足を広げるととっさに秘部を隠す。
「ほら、隠してちゃ使い方教えられないよ♪」
「あははは……も、もういいかなぁ…なんて……」
「だめだめ。つかさはよくても私と私を操作してるプレイヤーが許さないから」
「プ。プレイヤーって?」
「むふふ。このエロゲのだよ」
「エロゲじゃねーって」
冷静につっこむかがみも興味本位で止める気の方はないらしい。
「お姉ちゃん助けてよぉ〜」
「まぁ自分で蒔いた種だし自分でなんとかしなさい」
「えーーーっ! もともとはこなちゃんがぁっ!」
「往生際が悪いよ。てぃ」
手を払いのけてつかさの秘部を露わにさせる。うっすらと生える陰毛の下に
閉じた貝のような秘裂が見えた。
(ほんとだ。これなら処理とか必要なさそうだわ……)
普段まじまじとは見ない妹の秘唇を見てることに後ろめたさと
共に言いしれぬ興奮を覚えた。
「つかさのここはかわいいなぁ♪」
「もぉ、こなちゃーんっ」
手を秘部へと延ばす。
「んっ」
敏感なうちももをなでられて体を硬直させる。
「すべすべえやわらかいなぁ」
「やぁんっ! あっ」
内股ももから股の付け根おしりのほうまでなでさする。やわからい肌触りはまるで
赤ん坊のようであった。。腿の付け根をつかむようにしながら親指でくにぃと割れ目を
ひっぱる。
「あんっ」
くぱぁ
閉じられていた秘唇が開いて中のピンク色の粘膜が露わになった。
「すごい綺麗なピンクだね……つかさ」
「……………うぅ〜」
なんといっていいかわらずに涙目でうなるつかさ。
「ちょっとは濡らしておいた方がいいのかな〜?」
「え?! ちょっとこなちゃんっ? ひゃうっ」
こなたがやさしく触れるか触れないかのタッチで割れ目をなで上げる。
「こなちゃんくすぐったいよぉ……んっ」
ゆっくりとなであげては左右にこするように降りていくといった緩やかな愛撫を繰り返す。
「あ……んっ……んっ……はっ!」
「つかさ、どう? 気持ちいい?」
(うぁ。これ、私もやられたらやばいかも……)
自分がやられたところを想像してかがみの頬にほんのり赤みがさした。
「わかんないけど…くすぐったいんだけど……なんか変な感じ……」
「感じてきてるんだね♪ それじゃもっと強めに……」
「あん! あぁっ! んんっ!」
今度は秘唇がひしゃげるのがわかるくらいの強さで秘裂をなぞる。膣の部分で
震えるように指を動かしながらクリトリスへと向かう。ピンクローターへの演習訓練と
いったところだろうか。
「んはっ……あっ……あぁぁん!」
つかさの声が艶を帯びる。この愛撫でも十分感じてるようだ。こなたの
即席指ローターが陰核に到達する。
「んはっ……こなちゃん………これだめ……んっ」
固く充血した肉の芽をこねられて体をくねらせる。
「感度は十分だね♪ もう濡れ濡れだぁ……」
濡れた陰唇はすっかり開ききり、やらしくひくつかせて陰穴を覗かせていた。
「はずかしいよぉ……んっ」
「かがみー。つかさ抑えておいて〜♪」
「はいはい……」
「え? え? お姉ちゃん? なに? うそ?」
ここに至ってもまだ何をされるか理解しておらず、かがみに羽交い締めにされて
動揺するつかさであった。
「大丈夫大丈夫♪」
お気楽そうにこなたがこたえながらピンクローターを拾い上げる。
「ほ、ほんとに痛いことしないでね?」
「あはは、痛くはないよ♪ ただ……」
「んっ……あっ……た、ただ?」
ピンクローターを秘唇にあてがい、つかさの愛液をまとわせるようにぐにぐにと
こすりつける。愛液にまみれてさらに光沢を帯びるピンクの卵型の物体。
「暴れちゃうくらい感じちゃうんじゃないかなぁって……ぴと……」
勃起した陰核にローターを当てる。
「んっ」
「スイッチオン♪」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ………
こなたの合図と共にピンクローターが振動をはじめた。
「ひゃうん! あぁぁぁっ! あっ……んっ! くはっ」
先ほどの指での愛撫とは比べ物にならない刺激がクリトリスから電流のように伝わる。
「んはっ……あっ! こ……こなちゃんっ! とめ、とめてっ! これ……だめっ!」
姉に自由を奪われてうごける範囲で身じろぐつかさ。
「いや! これ! だめなのっ! んぁ! こなちゃ……ん! お姉…ちゃん! あぁぁっ!」
「どうだめなのかな?」
ぐりぐりと振動を与えながらクリをこねる。
「あぁん! だめっ! これ気持ちよすぎてっ……んはっ……壊れちゃうっ!」
それでもこなたは執拗にクリトリスへの攻めをやめなかった。
(つかさ、こんな顔するんだ……)
間近でみるつかさの感じてる顔にどきどきしてしまう。
「だめぇ! こなちゃんっ……私っ 私!」
「イキそうなのかな? いいよぅ♪ つかさ、いっぱい感じちゃって♪」
「んぁ! だめっ……イッちゃう……んっ……あぁぁ! イクっ あぁぁぁあぁんっ!」
体をつっぱねるように硬直させる。
(あ……つかさイっちゃってる……すごいびくびくしてる……)
耐えきれず絶頂を迎えるつかさを思わずぎゅっと抱きしめた。
「んっ……お姉ちゃん……ふぁっ……はっ……はぁ………んっ」
「思ったより。すごい反応だったねぇ……」
感慨深げに押しつけたままのローターを離す。陰核から振動がなくなった瞬間で
あった。圧迫からほどかれて、陰核へさらに血があつまろうと押し寄せる。
その血の流れ熱さを生みさらに刺激となっていった。
「ひぁっ……んあっ…あぁぁっ!」
再度ビクンビクンと体を震わせる。
「おおっ 今、また軽くイったかな?」
「うん……なんか今、すごかった…クリがぶあーーってなって、
すごく熱くなって……これ…すごすぎだよ……」
「とまぁ……こう使うんだよ。つかさ、気に入った?」
「……うん…」
「かがみも共有するよね?」
「えっと……まぁ……ちょっと興味あるし……」
「じゃあ一週間ずつ持ち回りね」
こうしてゆいのピンクローターが3人の所有物として共有されることになった。
──数週間後。
「お姉ちゃん?」
「なぁに?」
隣の部屋からつかさが声を掛けてくる。
「今日、アレ使う? 使わないなら……」
「また? 私になってから毎日”持ち出し”してるじゃない」
「あ、あははは……」
すっかり虜になったつかさなのだった。
-終わり-
∧_∧
( ;´∀`)い、今帰宅し(t
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
∧_∧
( ;・∀・) GJ
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
個々の口調のポイントをとらえてる
何度もアニメ見てるんだろうなぁと感心
てけてけかなたさんアナザー(史上最大の辛辣編)
こなたの部屋。
コチ、コチ、コチ……
壁掛け時計の針は、今が深夜であることを示している。
こなたは、室内服のままベッドに横たわっていた。
目は閉じられているが、眠っているのか…。
すると、枕元にゆらゆらとこなたと同じ姿が浮かび上がる。
かなた「こなた……いいえ、友人間の呼び名に従ってこなちゃんと呼びましょう。
貴女の身体は今までのネトゲ中心の生活によって、多くのダメージを受けています。
これ以上ネトゲにはまる事は非常に危険です。こなちゃん、現実世界に帰る時が来たのです」
こなた「しかしネトゲ界制覇を狙うマニアは後を絶たない……ってお母さん!スリープ中のPCから出現しないで!(汗」
>>345-349 これは…GJと言わざるを得ない
(ところで、今見返したら
>>332の俺がみゆきさんみたいな喋り方をしている何があった昼過ぎの俺)
∧_∧
( ;´∀`)こ、これから出かけるってときにオギンオギンに(ry
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
356 :
354:2007/06/25(月) 21:14:17 ID:cIrpP02k
すみません、割り込んでしまいましたorz
358 :
354:2007/06/25(月) 21:24:24 ID:cIrpP02k
あれ、割り込んだと思ったら
>>353は単発だったんだろうか…?
>>358 気にしないで下さい。いつもの発作ですので m(__)m
∧_∧
( ;´∀`)エロパロスレの本領発揮ですな
人 Y /
>>344さんGJすぎ
( ヽ し
(_)_)
>>353 ウルトラセブンワロスww
「先生がピンチなんだよ!デュワ!」
こなたルートに青春を呼び覚まされ(だが白石は許さん)、賢者の贈り物でじーんと
来て、ゆーちゃん日記ににやりとしてたら、本家てけてけと嬉しいツープラトンが
炸裂して、ぼぬさんエロ上手いなあとおっきして……モロボシこなちゃんでオチも完備w
今日も大漁でした。みんなぐっじょぶ。
>>353 デュワ! デュワワワ、デュワ!!
(意訳:GJ!)
>>363 日本語でおk!
しかしウルトラセブンとは…また古いネタを……セブンといえばスp誰か来たみたいだ。
メール機能を使って携帯に移動しそうだなかなたさん
>>365 何故か携帯からリングの貞子が出てくる画像を思い出した
>>365 と言う事はつまりだ。
仮にこなたのパソコンからそうじろうとゆたかのパソコンに同時にかなたさん(を添付したメール)を送信すれば、
二人のパソコンに現れるかなたさんは1/2サイズになると言う訳だな。
エロ関係のアイコンやフォルダをごみ箱に運ぼうとしても重くて持ち上げられなかったり、よろけて転んだりする訳だな。
電人かなた…い、いや、なんでもない ただ言ってみたかっただけ…
転んだ拍子にファイルがコピーされるのか
ドラッグミスした時みたいに
>>365 なんと…また世界が広がる!
てことは無線LANとかでネット繋げればPSPやDSにも…!
てことは携帯に送ればいつでもどこでもかなたさんが近くにいるわけか
これでこなたが携帯を家に忘れる癖を直せそうだ
ID3タグにでも忍ばせればiPodやその他mp3プレーヤーにも……
372 :
(1/2):2007/06/25(月) 23:06:58 ID:NxHtx5Sj
じめじめとした、外の光も入らない暗い部屋の中。
ロウソクぐらいしか明かりが無い中で……
「おじさん……」
オレは壁に両腕を拘束されて、身動きがとれずにいた。
「約束、破りましたね?」
−−−−−− もう、そうくんってば! −−−−−−
「ゆ、ゆいちゃん?!」
コンクリートの壁に響くゆいちゃんの声は、とっても冷たく、
「気安く『ゆいちゃん』だなんて呼ばないでください、おじさん……いや『泉そうじろう』」
ロウソクに浮かび上がる姿は、肌が露出しまくりのボンテージルックだった。
「な、なにそんなカッコしてるのかな?! というかきよたか君が見たら泣く――」
「黙ってください」
ヒュンッ、ピシィッ!!
風を切る音が聞こえたかと思うと、オレの顔の横で鋭い音――ムチの音が響いた。
「ゆたかに、必要以上にベタベタしないでって言ったのに……それに、ドアを開けっ放し
でトイレに入るだなんて」
「いや、ほら、それはスキンシップで! トイレについてはオレの癖だしっ!」
「それは全部……不可抗力だと言いたいわけですね?」
「うんうんうんうんっ」
オレは懸命にうなずいたけど、炎にゆらめくゆいちゃんの瞳はとっても冷たい。
「では……こういうことも、不可抗力のスキンシップですね」
ヒュンッ、ピシィッ!!
「あぐぅっ!?」
ふ、太ももが、太ももがぁっ!
思いっきりムチを打ち付けられて、オレの太ももに強い痺れが走る……
「こうなったら、教育してあげますよ……私のこの手で」
「じょ……女王さまぁ」
ムチを持ったその姿は、まさに女王様そのもので……痺れた箇所が快感に変わっていく。
「ふふふっ、そんな震えた声を出しちゃって。そんなに気持ちよかったですかぁ?」
まるで小悪魔のような、挑発的な声。
舌なめずりをしながら、ゆいちゃんは太もものレザーホルスターから拳銃を……って、えぇっ?!
「だったら、拳銃でそこを撃ち抜いたらさぞかし気持ちいいんでしょうねぇ」
「じゅ、銃だけは、銃だけはっ!!」
「あははっ、今拒否したって遅いですよ……イッちゃってください、お・じ・さ・ん♪」
引き金にかかった指が、少しずつ、少しずつ引かれて……でも、それだけは! それだけはぁ!!
「さよならー♪」
パァンッ!!
373 :
(2/2):2007/06/25(月) 23:08:36 ID:NxHtx5Sj
「……あはははは……うふふふふ……ああっ、それいい、それ……ぐははっ、ああっ、じょー
おーさまー……うあっ、じゅーは、じゅーはー……でも、いい、いいー……」
「おじさん、なんかとんでもない夢見てるみたいだねー」
「ホント、どうしようもない夢見てるみたいだねー……このエロエロおとーさん」
私とゆい姉さんは、ゆーちゃんの後ろに立ちながら思いっきり醒めた目でお父さんを見ていた。
「えっ、えっ?」
ゆーちゃんはというと、私に目を、ゆい姉さんに耳をふさがれながらおろおろしている。
……いや、よだれをたらして眠りながらトンデモナイ寝言をほざいてるこの人の姿を、
ゆーちゃんには見せられるわけないって。ただでさえR-18な寝言なのに、デレデレにとけ
きった顔まで見たら合わせ技でX指定だっての。
「とりあえずさー、こなた」
「なにー?」
「後でおじさんのこと、軽くおしおきしてもイイカナ?」
「あー……やめておいたほうがいいんじゃない? この寝言聞くと、ただのごほうびにしか
なんないだろーし」
この寝言はどう聞いても陵辱だよねぇ……しかも自分がされてるほうじゃん。
「とりあえずは……ゆたかをここから連れ出そっか」
「それが一番やねー」
私はそう言いながら、ゆーちゃんのことをお姫様だっこしてお父さんに背を向けた。
「こ、こなたお姉ちゃん? ゆいお姉ちゃん?」
「あー、ちょーっと子供には刺激が強いから上に行こうねー」
「放置しとくのが一番だよー」
「どっ、どうしたのっ?! ねえっ、ふたりともこわいよー?!」
そして、そのままリビングから脱出していく。ぐっばいお父さん。今日だけはあなたのことを
忘れさせてくださいっ!!
「ああ、うたないでー……うたないで……えー、うたないのー? ああっ、あたまは、
おでこだけは……わかりましたぁ……ゆいさまぁ、わたしはあなたのいぬですぅ……」
お父さん、リビングから声が漏れてるよ……
ほんっとーに……あなたの夢はホンッッッッッッッットーに最低だ!!
《妄想くんってば!》 完
>>353 かなた
「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んでいく……それが私よ、こなた」
みゆき
「あの……明星、すなわち金星は地球より太陽側にある、いわゆる内惑星と呼ばれるものですので、必ず太陽と同じ方向に見えます。
つまり、明けの明星は東、宵の明星は西に出ます。……ですので、そのようなシチュエーションはありえないかと……」
こなた
「あれは金星のことじゃなくて、ウルトラの星だって説もあるみたいだけどね」
アレ? 最後の1行誤変換しちゃったなぁ( ´∀`)
というわけで「もう、そうくんってば!」をお送りしました。
こんなネタを書きましたが、自分はそうじろうさんはお気に入りのキャラです。
4巻101ページを読んでいたら、たまたま電波が降りてきてしまっただけで。
さすがにピンヒールでゴリゴリとかは書けませんでした。すまんこってす。
>>375 1レス目でぎょっとして2レス目で吹いた。貴方の電波は高品質すぎだ。ぐじょーぶ。
377 :
5-61:2007/06/25(月) 23:47:37 ID:1aLBjXLs
クラス替え。それは私にとって僅かな期待と多くの絶望が混じる瞬間だった。
【私だけの。】
「また…違うクラス…」
「や。柊。また一緒だな。」
「…え。」
クラスメートが何か喋っているがよく分からない。
「いるよなー。自分の第一目標しか目に入らない奴。」
代わり映えしない教室で授業を受ける。ここに何故あいつはいないのか。
「こなた…。」
思わず口に出す。
「何だ、柊。恋人が恋しいのか?」
教室の言葉に笑いが起こり。私の顔が紅くなるのが分かった。
「お。噂をすれば泉じゃん。」
勢いよく外を見る。移動教室なのだろうか。私の知らないクラスメートと私の知らない笑顔で話すこなたがいた。
(私の知らない知らない知らない…!)
バキっー
「柊さん!?」
「あ…っ。」
シャーペンが真っ二つに折れていた。
「先生。」
手を上げる。
「なんだ?柊。」
「シャーペンが折れたので保健室行ってきます。」
「先生はそれ、ムリあるとおもうぞ…。大体まだ授業ちゅ…」
「その問題の答は2で、次の問題は底を揃え分母を払えば3となります。では。」
朗々と。教師の返事を待たず、私は教室を後にする。出る間際、恋って盲目だねぇとかいう言葉が聞こえたが無視する。
「あっ。かがみん〜」
ぱたぱたと。こなたがこちらに走ってくる。
「……」
「かがみん?ってうわぁ」
こなたを抱き抱える。俗にいうお姫様抱っこだ。
「せ、先生には早退したって言っといて〜」
こなたが顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
「ちょ、かがみん?どこ、行く、の?」
「…舌噛むわよ。」
保健室に入る。養護教諭はいない様だ。念のため鍵を締める。
「……」
少し乱暴にこなたをベッドに下ろす。
「かがみん?今日変だよ?」
乱暴に制服を脱がす。
「あっ、ちょっと、こんな所で…っ」
抵抗するが押さえ付けた。
「うああっ、嫌ぁ…」
こなたの割れ目に指を差し入れる。
「む〜っうー」
「声。出しなさいよ。」
「あっ、止めて…かがみん」
シーツを噛み、声を出さまいとしている。
「濡れてきたわよ?」
「濡れて、なんか、ないもんっ」
「いいわ。じゃあイかせてあげる。」
「うあっ、む〜、あぁっ」
>>368 電人かなた、暁にたお(元ネタはまず変換できない字を使ってるのですよ)れる
こうですか?><
379 :
5-61:2007/06/25(月) 23:50:27 ID:1aLBjXLs
「声。出しなさいっ」
ああ。
「う〜、はぁっ、嫌ぁ」
なんて事してるんだ。私は。
「っ!やだやだやだやだやだぁっ」
「……」
愛液を散らしながらこなたは絶頂を迎えた。
「ふぇ…も、イヤだよぅ…」
未だ身体を動かす事の出来ないまま。こなたは涙を流していた。
「…かがみんなんて」
「ごめん。」
涙を舐めとる。
「…大嫌い」
「〜っ、ごめん…」
あーあ。嫌われたか。まあ当然かな…
「…謝っても許さないから」
「ごめん。」
でも。
「あ、あんただって悪いのよっ。あんな笑顔、私以外に見せてっ」
「え…」
「エゴなのはっ、我が儘なのは分かってるっ。でも…」あんたが私以外と話すと、笑うと、胸が、身体中が痛い。
「かがみん…」
「ごめん。帰るね…」
私は立ち上がり。踵を返す。
こんっー
「ったあ。」
頭に何かぶつかった。振り向くといつの間にかこなたの顔が真下にあった。
「!?」
髪を引っ張られ。引き寄せられる。
「ちょ、痛…」
ぎこちないキス。こなたは精一杯背伸びしている。
「…かがみん。私は怒っているんだよ。」
あ、やば。頬が緩む。
「ごめん。」
「これから一週間毎日キスすること。」
いつの間にか泣き止んでいる。
「え…」
「そうしないと許さないから」
「毎分でも喜んで。」
「それから。」
「ん?」
「この笑顔を見せるのは、かがみんだけだよっ」
とびっきりの微笑み。
「…かがみんも私と同じ悩み事。あったんだね」
小声で。
「え?何?」
「何でもないっ」
「?まっいいわ。取り敢えず今日のキスっ」
「え!?そんな、いきなりっ」
FIN
380 :
5-61:2007/06/25(月) 23:52:27 ID:1aLBjXLs
嫉妬するかがみを書いてみたかった。
今は後悔していない。
>>375 すごく……誘電波体質です……
俺もそうじろうさん大好きだ
あんなおとーさんになれたらいいなあ、と独身のひとりごと
なにはともあれGJ!
>>378 >>378 そっちもあったか…
俺はてっきり愛する人をプログラムで再現しようと思って世界のスパコンを支配する方を考えてたぜ
とりあえず5-61氏にはGJの言葉を捧ぐ
383 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:55:38 ID:4TyNIvtH
調子に乗ってまた一本いきます
×月△日
ああ、またやっちゃった…
今日、私は熱を出して学校を休んでしまった。
なんで私はこんなに体が弱いんだろう…
私は病弱な自分の体が嫌い…自分の身体のことよりも、その事で周りのみんなに心配や
迷惑をかけてしまうのが嫌。
こなたお姉ちゃんやゆいお姉ちゃん、そうじろうおじさんやかがみさんたち…みなみちゃんにも…
夕方、私が目を覚ましたら目の前にみなみちゃんがいてびっくり。
ふと見ると、私はみなみちゃんの服の袖を無意識のうちにしっかりと掴んでいた。
起こしてくれればいいのに…もう、恥ずかしいなぁ…
でも、みなみちゃんはそんな私にいやな顔ひとつしないで「大丈夫?」って声をかけてくれた。
多分、私だけが知ってる、私の大好きな不器用で恥ずかしそうな、
はにかんだ笑顔をみせながら…
やっぱりみなみちゃんは優しい。
…みんな、心配かけてゴメンなさい。
明日は元気になって、ちゃんと学校に行きたいな。
(おまけ)
「おお…これは…(ジュル…)」
「天然モノだけが持ってる極上の薫りっスね〜(ハアハア…)」
「わわ…なんだか、普通にお似合いだね…(ドキドキ…)」
「あんたたち…ホンットーにシュミ悪いわね――…」
「そーいうかがみだってしっかりノゾいてるじゃないw」
「う"っ…」
「さ、さっ…お邪魔虫は退散っスよ、退散…」
「しょーがないわね…じゃあ、かがみ…続きは私の部屋でしよっか♪」
「するかぁあぁぁっ!!」
「お姉ちゃんあんまり大きな声出すと、ゆたかちゃんに聞こえちゃうよ…」
「…外が騒がしい」
「あ、あははは…――」
以上です。
いつもアレなネタばかりでも何なので、今回はちょっと雰囲気を変えてみました。
>>375◆cj23Vc.0u.氏
相変わらずのGJ!です。
そして、ありがとうございます。ネタのリンクまでして頂いてホントに恐縮&感激です。
「てけてけかなたさん」もいつも楽しく読ませて貰ってます。
次のお話も期待して待ってます。
>>382 あれだ、現代のスパコンだとネズ公の脳を実時間1秒シミュレートするのがやっとっていうのを思い出した。
すげー今日も大漁だー
最近のこのスレの賑わいっぷりはすごいなぁ。
かなたさんはかわいらしいしゆーちゃんの日記にはいつもニヤリとさせられるし
ぼぬさんは毎回すごくエロいしそうじろうは変態だしラブラブなこなかがも甘酸っぱいし
もうあなた達は何回GJを言わせれば気がすむんですか!
ひより×ゆたかの非エロ投下します。
※前スレ457-459『ほんとのきもち』の続編です。
「コーホー……コーホー……」
マスクも着けてないのにシスの暗黒卿みたいな呼吸を繰り返しながら、ひよりは自室の机に向かっていた。目の前には完成したばかりの原稿。同人ではなく、アニ研の部誌の方だ。
本来なら脱稿直後の清々しい気分に満たされているはずなのだが、ひよりの表情は冴えなかった。むしろ苦悩を絵に描いたように歪んでいる。
そのうち頭からぶすぶすと煙が上がってきた。やがて卵を電子レンジに掛けた時のように、ボンッと爆発する(イメージ映像)。
「……あ゛〜」
呻きを上げて机に突っ伏す。
漫画を描いているうちはいい。ひたすら作業に没頭して、頭の中を真っ白にできる。
だがそれを止めると、どうしても思い浮かべてしまうのだ。クラスメイトで友達で、今まで散々漫画のモデルにしてきて、そして今はひよりの脳内で盛大な悩みの種になっている、小早川ゆたかのことを。
ゆたかの笑顔を思い浮かべると、胸が締め付けられたように苦しく、それでいてどこか切ない幸福感を覚える。
あの小柄な体を抱きしめたい。柔らかそうな髪を撫でてみたい……妄想は広がっていく。あくまでプラトニックな範囲でだが。
「いやだからこういう妄想をしてる時点で重症だってばーっ!!」
ガリガリと頭を掻きむしり絶叫する。
以前は傍観者の立場で、みなみとゆたかの仲睦まじい様を妄想していたのだが、今はそれが自分主観になっている。
ひよりの理性としては許せず、また困った事態であった。
「次だっ! 次の作品に取り掛かろう!」
そんなわけで最近のひよりは、意識が朦朧とするまで徹底的に漫画を描くのに専念するのが夜の日課になっていた。
「最近のひよりんは猛烈というか何というか……」
原稿を渡されたアニ研部長の八坂こうの言葉は、感嘆と呆れが混ざったような調子だ。
「では確かに、部誌の原稿は受け取ったよ」
「はい……」
「……執筆速度と裏腹に元気無いじゃん。どうしたの?」
問われ、ひよりは一瞬躊躇したが、結局何も言わなかった。しかしその態度が明白に「何かある」というのを物語っていた。
「何? 言えないような悩み?」
「えーと……まあ、そんなとこっス」
歯切れの悪いひよりの言葉に、こうはそれでも納得したように頷く。
「なるほど。それで、漫画描くのに逃避してるわけか」
「!」
図星であったからこそ、その言葉に反感を覚えた。
「そっ、そんなことないっス! 私は今、絶好調なんスよ!」
「寝不足と精神疲労丸出しの顔で言われても説得力無いよ。漫画家は体が資本。プロでもアマでもそれは同じ。ひよりんだって分かってるでしょう」
「う……」
「無理して自分をいじめるようなこと続けてたら、近いうちに描けなくなるよ。何にも」
こうの言葉は、忠告というより予言のような響きでひよりの胸を刺した。
「ひよりん」
「は、はい?」
「しばらく漫画描くのやめろ」
「え……」
それは……何だろう。鳥に向かって「飛ぶのをやめろ」と言うものではないのか。
「別に筆を折れって言ってるわけじゃないよ。だけど、しばらく漫画から離れて、しっかり悩み事を解決した方がいい」
「あのっ、でもっ……」
「いいから。ほら、行った行った」
ひよりはまるで邪魔者扱いのように、部室を追い出される。ピシャリと閉め切られた部室のドアが、やけに冷たく見えた。
失意のどん底というのは、まさに今のような状態を言うのだろうか。ひよりはゾンビのような足取りで廊下を歩いていく。
「はぁ〜……」
肺腑からひり出すようなため息をつく。
こうの言っていることは分かる。自分が漫画に逃避しているのも分かる。今のままだと体にも心にもよくないのも分かる。
だけど、他にどうしようもないではないか。悩みを解決って、具体的にどうすればいいのか。
まず自分がゆたかを本気で好きなのかも判断できていない。仮に本気だとして、ゆたかに告白するか? 漫画のような展開は漫画でしかあり得ない。良くて普通に断られる。最悪変態扱いだ。よしんばゆたかにそっちの気があったとして、既にみなみという伴侶がいる。
「はぁ〜……」
自分の本当の気持ちすら判然とせず、開き直ったとしても横恋慕の片思いに行き着くわけだ。
笑ってしまいたくなるほど、どうしようもない状況ではないか。これをどう解決しろというのだ。
「ハロー! ヒヨリ〜!」
急に背後からハイテンションな声を掛けられ、振り返る。
「あ、パティ」
ひよりのクラスメイトで交換留学生のパトリシア=マーティン(愛称:パティ)。アニメ・ゲームなど日本のオタク文化に並々ならぬ関心を抱くアメリカ人だ。
「んん〜? ヒヨリ、どうしましタ? なんだかゲンキないでス」
「まあ……色々あってね」
「いけませんッッ!!」
「どわっ!? ……いきなり耳元で怒鳴らないでよ」
「ひよりはこの国が誇る『萌え』のショウライをになう一人ではないですカ! そのあなたがそんなブルーなカオをしているなんて、これはコッカテキソンシツでス!」
「いやいや、ただの同人作家に大げさすぎ」
「ノー! 大は小を兼ねるでス!」
「間違ってるからそれ」
ひよりの突っ込みも意に介さず、パティは一切テンションを落とすことなく捲し立てていく。普段のひよりなら付いていけないこともないのだが、今は相手をするのが辛かった。
「……ヒヨリ、ホントにチョウシわるそうですネ」
ひよりの様子に気付き、パティは声のトーンを落とした。暴走しがちだが空気は読めるらしい。
「ひょっとして何かビョーキですカ?」
「そういうわけじゃないけど……気持ちの問題、かな」
「なるほド。メンタルがモンダイなのですネ……」
しばらく顎に手を当ててマンダムしていたパティは、何か思いついたかポンと手を打った。
「そういうときはキブンテンカンがヒツヨウでス!」
「気分転換って……」
「善は急げでス! Let's go!!」
「ど、どこに?」
「決まってまス! 萌えの聖地・アキハバラですヨ!」
「ええっ、今から!?」
「もちのろんでス! ワタシはほぼ毎日通ってますヨ」
そう言ってパティは秋葉原までの定期券を見せてくれた。気合いの入ったオタクぶりには頭が下がる。
スイッチの入ったパティに引っ張られながら廊下を駆け抜け、昇降口に到着。
「さあさあ、聖地に行くですヨ〜☆」
「うーん……まあ、それもいいかな」
多少は気晴らしになるかもしれない。せっかくなのでひよりはパティに付き合うことにした。
とその時、
「あれ、田村さん?」
「!?」
聞き慣れた、しかし今は色んな意味で刺激の強すぎる声。
ゆたかとみなみが連れ立ってそこにいた。今から帰る所だろうか。
「今日はもう部活終わったの?」
「う、うん。ちょっと事情があって早引けというか……」
「あ、ひょっとして具合悪くなったとか? 田村さん、最近あんまり顔色よくなったから……」
ゆたかの心配そうな表情を、ひよりは真っ直ぐ見ることができない。見ると顔が熱くなって赤くなって、とても平常心ではいられないだろうから。
客観的に見て、これが恋以外の何なのだろう。
「そういうのじゃないから……えっと、それじゃあ」
ひよりは逃げ出すようにその場から駆け出していた。
いきなり走り去るなんて、きっと変に思われただろう。だがどうしようもなかった。
最近はまともな会話を交わすことすら少ない。このままではいずれ友人関係すら消えるだろう。むしろきっぱり疎遠になってしまえば、今のように思い煩うこともなくなるのだろうか。……いや、余計悪化しそうな気がする。
「ヒヨリ〜!」
校門を出てとぼとぼ歩いていたひよりの背後から、呼びかける声が聞こえた。振り向くと、パティが走ってきていた。
「どうしたですカ? ワタシをおいていくなんてひどいでス」
「ああ、ごめん」
「きゅうにはしりだしたりしテ、ユタカもミナミもおかしがってましたヨ」
「……だろうね」
重い気分で頷いた時、携帯電話の呼び出し音が鳴った。ひよりの携帯だ。
「……岩崎さん?」
表示された番号は、さっき昇降口で別れたばかりのみなみのものだった。
「……もしもし」
『今、どこにいますか?』
「校門出て少し歩いた所だけど」
『じゃあすぐに追いつきます。話があるので』
「え、あの、小早川さんは……」
『私一人です。それでは』
一方的にそれだけ告げると、電話は切られた。みなみの口調はいつも通り、抑揚の少ないクールなものだった。しかしどこか、険のようなものを感じた。
「パティ、悪いんだけど、岩崎さんが話があるって……」
「わかりましタ。テキトーにひまをつぶしてるので、おわったらレンラクしてくださイ
しばらくして、みなみが小走りにやってきた。
「岩崎さん、話って?」
「単刀直入に聞きます。あなたは最近、ゆたかを避けていませんか?」
「!!」
いきなり単刀を直入される身にもなってほしいと、しゃっくりしたような表情になりながらひよりは思った。みなみは話を続ける。
「ゆたかは……気に病んでいる。田村さんに嫌がられるような、怒らせるようなことをしたのではないかと」
「そ、そんな……」
「私から見ても、最近の田村さんはゆたかを避けているように見えます」
確かに、分からないはずがない。気付かないはずがない。こうなるのは必然と言えた。
「答えて下さい。田村さん」
本物の射抜くような眼光というものを、ひよりは初めて見た。それなりに付き合いを経た今なら分かる。ほとんど無表情で、みなみは怒っていた。正確には怒りかけていた。もしも、ひよりがゆたかを傷付けるようなことがあれば、みなみは許さないだろう。絶対に。
「あの、私は……」
ひよりは逡巡する。何と言えばいいのか。ゆたかを避ける意図は無かった。だが結果的にはそれをしていた。言い訳のしようもないほどに。
「私は……小早川さんを…………」
何も言えない。
「…………ごめん」
「……何故そこで謝るんですか?」
「今はまだちょっと待って欲しい。自分でも整理できてないから……」
「わけが分かりません。私はあなたがゆたかを避けているのか、と聞いています。答えて下さい」
「……避けるつもりはなかったけど、結果的にそうなってた、かも」
「それは何故ですか?」
もはや詰問だ。無表情だが、みなみは明らかに苛立っている。だが同時に、友達のひよりにこんなことをしていることを悲しんでもいた。ひよりは俯いたまま、首を横に振る。
「……言えない」
「……」
みなみは目を閉じ、ゆっくりと息を吸い、そして吐いた。
「田村さん、あなたは――」
「岩崎さん」
ひよりがみなみの言葉を遮った。
「私は小早川さんを傷付ける気は絶対に無い。だから何とかする。何とかするから……今は待って」
「……」
二人は真っ直ぐに目を合わせたまま、しばらく沈黙していた。
「……分かりました」
頷いたみなみの目に、猜疑の色は無かった。
「ではまた明日、学校で」
みなみはひよりに背を向け、歩いていく。ひよりはただ黙ってそれを見送った。「また明日」と、今はまだそう言ってくれる。これから事と次第によっては、そんな言葉も掛けてくれなくなるかもしれない。
「……嫌だな」
友達を無くすというのは、辛い。
みなみと別れたひよりは、とぼとぼと俯き加減に一人で歩いていく。
不吉なことに、脳裏では今までのゆたかとみなみとの思い出が走馬燈のようによぎっていた。多分、死にはしないと思うのだが。
(……そもそも、何で私はあの二人と友達になったんだっけ……?)
『蜜にすいよせられる蝶のような』……というフレーズを思い出す。他でもない自分で言っていたことだ。
「……そうか」
元々はあの二人が、あんまり仲睦まじくて、あんまりネタとして美味しすぎたから、接触することが多くなったのだ。友達になった理由としては、あまり上等でないと思う。
事実、あの二人をモデルにした漫画も何作か描いてきた。
ひょっとすると自分は、あくまで観察者を気取りながら、あの二人を羨ましいと思っていたのだろうか。
「ヒ〜ヨ〜リ〜」
不意に後ろからかけられた恨めしげな声。
「あ……パティ」
「あ……パティ、じゃないですヨ! 今日だけでおいてけぼり二回はひどすぎまース!」
「ごめん……」
謝る言葉にも元気がない。
「あともう一つごめん。アキバ行きだけど、今日はもう気力が続きそうにないや。また今度ってことで」
「そうですカ? それならしかたないですネ……」
「うん。それじゃ……」
「ストップ! 途中までご一緒するでス」
「え、でも……」
「ヒヨリ、さっきよりワをかけてつかれたカオをしてまス。ワタシ、ベリーベリー心配でス」
「……そう」
そんなわけで、ひよりはパティと二人、並んで家路を歩いていく。
「ひょっとしてミナミとケンカしたですカ?」
「ううん。そうじゃないけど……」
いっそ思い切り喧嘩できた方がよかった。そんなことを重いながら言葉を濁す。
「ヒヨリ、それはよくないでス」
「え……」
「なにか言いたいことがありそうなのに、なにも言わずにだまってしまいまス。そういうのすっきりしないでス」
「……ごめん」
「あやまられてもしょーがないですヨ」
「……そうだね」
力なく笑う。お節介でも色々と気を遣ってくれているパティに、こんなことしか言えない。自分で自分が情けなくなる。
「ヒヨリ。なにかなやみがあるなら、イッパツぶっちゃけてみたらどうですカ? 案ずるより生むがキヨシ、というコトワザもありまス」
「使い方は間違ってないけど、肝心な諺自体が間違ってるから」
どこでヤスキヨが混同したのかと呆れながら、肩の力はいい感じに抜けた。
イッパツぶっちゃける……確かに、腹に溜め込むよりよほどいいかもしれない。
「……急に変なこと聞くけど、パティには好きな人っている?」
「イエ〜ス! たくさんいるですヨ。ヒヨリのこともスキでス」
「いやそうじゃなくて……その……別の意味でさ」
「ステディですカ? ん〜……いますヨ」
「いるんだ。どんな人」
「ずばり『萌え』でス!!」
「へ……?」
「『萌え』こそがワタシのステディ! この国でめぐりあった愛しいヒトなのでス!」
「いや、萌えは人じゃないっていうか……」
「こまかいことはきにするなでス!」
まあ、本人が満足ならそれでいいのかもしれない。
「ヒヨリのなやみは恋のなやみなのですカ?」
「……うーん……」
しばらく悩んだ末、ひよりは口を開いた。
「……これから私が話すことはさ、全部、仮のこととして聞いてくれるかな」
「ンー? たとえ話、というやつですカ?」
「そう。例えばの話。出来れば聞いた後、忘れてくれたら嬉しい」
「OKですヨ」
パティは笑いながら頷く。しかし態度は軽くない。ひよりも小さく笑って頷き、そして話し出した。
「自分でもよく分からないけど、多分、好きと思える人がいる」
「What? それは好きでいいんじゃないですカ?」
「まあね。好きな人だよ。でもその人には、もう私以外にとても好きな人がいて……つまり、片思いなわけ」
「ふむふむ……」
「あと、その好きな人っていうのは……何というか、結ばれようが無いっていうか、好きになってもどうしようもなくて……」
「つまりそれは……禁断の恋、というやつですカ?」
「うん、そう。それで」
飲み込みが早いというより、パティは元々そっちの気があるから分かり易いのかもしれない。
「つまり二重に障害のある恋をしているわけ」
「なるほど。萌えるテンカイですネ」
「他人事なら私もそう思うよ。でも、実際こうして悩む身になるとさ……きついよ。色々と。考えてもしょうがないのに考えちゃって、頭の中がぐちゃぐちゃになる」
そのお陰でゆたかともみなみとも疎遠になりかけ、危うく普通の友情すら壊れるかもしれない。
一体どうすればいいのか。考えても考えても――
「ヒヨリ。だれかを好きになるのは、そんなに苦しいことなのですカ?」
「え……」
パティの問いはごく普通に、常識を聞く調子でしかなかった。
「人でもモノでも、何かを好きになるのはとてもハッピーなことのはずでス。ハートがうきうきして、おどりたくなるようなそんな気持ち、それが好きということではないですカ」
「いや、でも……」
「余計なことはあとでどうとでもすればいいでス」
今まで散々悩んできたのを「余計なこと」の一言で切り捨てられた。呆然とするひよりをよそに、パティは話を続ける。
「まずヒヨリの気持ちでス。ヒヨリはそのヒトが好きなのですネ?」
「う、うん……」
「じゃあまずその気持ちをつたえるですヨ」
「伝えるって言っても……だってその人は――」
「ああもうっ、まどろっこしいことを言うなでス! ラヴ・即・斬!!」
「斬ってどうする。……ってパティ、その台詞、るろ剣じゃなくて漢式の方?」
「萌え系だけではなくタカクテキに日本の文化をまなぶこともタイセツですからね」
それでも漫画・アニメ・ゲームに偏りまくっているが。それはさておき。
「かんがえてどうにもならないなラ、いちかばちかぶつかるしかシュダンは無いのでス」
「……」
確かに、パティの言うことは分かる。恐らくそれだけが現状を動かす唯一の方法。
だが問題が一つある。
その方法を取るには、多大な勇気が必要ということだ。
「ヒヨリ。昔の日本人が、こんなときにふさわしいコトバをのこしているですヨ」
「……どんな?」
「『考えるな。感じるんだ』」
「いやそれ隣の国の人だよ」
「OH! まちがえましタ。えーと……あ、そうそう。『我、事において後悔せず』でス」
「宮本武蔵か……よく知ってるね」
「空手バカ一代のマス・オーヤマも、このコトバにユウキづけられてまス」
「ホントに色んな漫画読んでるなぁ……」
「ワタシもアキバでショッピングをするとき、このコトバになんどもあとおしされましタ。このDVDを買えばあのドラマCDは買えない……どっちを選べばいいのか、まさに究極の選択!
そんなときワタシのあたまのなかでみえないだれかがささやくのでス! 『逆に考えるんだ。両方買っちゃえばいいやと考えるんだ』と……ごはん代とかへらせばわりとなんとかなるものですネ」
「それ、宮本武蔵あんま関係ない……っていうか……」
何か、ひよりにとって激しくデジャヴを感じるエピソードだ。しかし深く考えるのはやめておく。
「とにかくワタシが言いたいのは、なやむひまがあったらトッカンするのでス! 奇跡を待つより捨て身の努力! ヒヨリにはきっと萌えの神様の御加護があるでス!」
パティは手の平で勢いよくひよりの背中を叩いた。痛くもあったが、小気味よい感触だった。
「……そうだね。やってみるよ。ありがとうパティ」
「どういたしましてでス。ではワタシはこのへんでシツレイするでス」
「うん。また明日、学校で」
「はい、また明日」
カラリとした笑みとともに手を振って、パティは歩いていった。
ひよりは携帯を取り出し、番号を選び、コールする。呼び出し音がしばらく鳴った後、相手が出た。
『もしもし、田村さん?』
「急にごめん。小早川さん、今どこにいるの?」
『駅のすぐ前だけど……』
「それじゃあ、悪いんだけど少しだけ待って貰える? 話があるの」
『電話じゃダメなの?』
「うん。直接話したいから。それから、岩崎さんはいる?」
『ううん。何か学校で、用事があるって別れたから』
「そう……」
ひよりを問い詰めようとしたのは、ゆたかに黙っていたのだろう。
『みなみちゃんもいた方がいい?』
「いい。話は小早川さんにだから。一人でいて。それじゃ、すぐそっちに行くね」
電話を切るやいなや、ひよりは駆け出した。会って、ゆたかに何と言うのか、ほとんど何も考えてはいない。考えても分からないのだから、当たって砕ける他にない。
生まれて初めて本格的な漫画を描こうとした時に、少しだけ似た気持ちで、ひよりは駅へ向かい走っていった。
ゆたかは律儀に駅前のベンチに座って待っていてくれた。ほとんど全力疾走してきたひよりは、息を荒げながらもまず謝る。
「はぁ……はぁ……ごめん、待たせて」
「ううん。それより話って何なの?」
「ちょっと待って……」
ひよりは体を曲げて膝に手を当て、呼吸を整える。ここまで走ってくるのは、完全文化系・インドア派なひよりにとって、かなりきつかった。
「田村さん、これ」
「え……」
顔を上げると、ゆたかがつめた〜い缶ジュースを差し出していた。ひよりがへばっている間に買ってくれたらしい。
「あ、ありがとう……」
おずおずとした手付きでそれを受け取る。
「どういたしまして」
相変わらず、ゆたかの笑顔は見ている側の頬まで緩むようだ。だが今のひよりにはその笑顔があまりに眩しい。思わず目をそらしてしまいそうになる。
ひよりは受け取ったジュースを一気に飲んで人心地つく。もちろんちゃんとジュース代は払った。待たせた上におごって貰うなどさすがに出来ない。
「それで田村さん、話って?」
「うん……あのね……」
唾を飲み、小さく深呼吸。
「最近、私さ……小早川さんを避けてるみたいな所があったでしょ」
「……えっと、それは……」
どう答えるべきか困った様子で、ゆたかは頬をかく。否定しないあたりが正直だった。
「その原因は、小早川さんの側には何も無いの。全く、私の個人的な事情で……理由はとにかく、嫌な気分にさせてたと思う。本当にごめんなさい」
深く頭を下げる。
「…………」
何秒か、何十秒か。お互い何も言わないまま時間が過ぎていく。頭を下げているため、ひよりからゆたかの表情は見えない。
(……こ、この沈黙はきつい……)
ひよりの背中に嫌な汗が流れる。ゆたかは怒っているのではないだろうか? ひょっとするとこのまま背を向けて去ってしまうのでは……辛い想像が脳裏をよぎる。
「……良かった」
「え?」
呟いた声に顔を上げると、ゆたかはホッと胸をなで下ろしていた。
「私、ずっと田村さんに何か嫌なことしたんじゃないかと思ってて……」
「そ、そんなことない! ホント、こっちの事情だから」
「それって、どんな事情だったの?」
「うっ……そ、それは……その」
言葉に詰まる。
ここで言ってしまうべきか。自分の気持ちと、今までの葛藤を。そうすればもう引き返せない。
「……くっ」
額に脂汗が流れる。
いちかばちか、賭けるか。勝負に出るか――
「……いいよ。田村さん」
逡巡していたひよりに、ゆたかがそう言った。
「言いにくいことなんだよね? 無理には聞かないから」
「そ……それは、確かに、そうなんだけど……」
「じゃあ、もういいよ。気にしてないから」
「……そう? 怒ったり、してない?」
「うん。だから田村さん。これからも友達でいてね」
にっこりと無邪気に笑い、ゆたかは手を差し出した。
(…………ああ、そうか――)
ひよりの胸中に、何とも言えぬ感慨が浮かぶ。今さら、自分が何を望んでいたのかに気が付いた。
これでよかったのだ。
友達でよかったのだ。
自分が一番怖かったのは、こんな当たり前の関係でなくなること。そしてもうこの笑顔を向けて貰えなくなることだったのだ。
ゆたかのことは好きだ。それはもう疑わない。だけどゆたかが自分のものにならなくても構わない。
今まで通り、ゆたかとみなみが仲睦まじく、自分はそれを眺めている、そんな関係でいい。
たまに羨ましく思うかもしれない。
だけどそれでもいい。
自分には漫画がある。
そんな感情は全て創作の熱に昇華してしまえばいい。
「……うん。これからも、友達でいたい。小早川さんとも、岩崎さんとも」
ひよりはゆたかの手を取り、優しく握り合った。
「……小早川さん」
名前を呟いた途端、ひよりの目から涙が零れた。自分でも全く不意に溢れ出ていた。
「た、田村さん、どうしたの?」
「あれ……何で涙……」
眼鏡を外し、何度か袖で拭うが、涙は止まらない。
「あの、これ使って」
ゆたかがハンカチを差し出す。何だか今日は色々な物を差し出されてばかりだ。
「あ、ありがとう……」
ゆたかから受け取ったハンカチを目に当てる。花柄がプリントされた布地に、じわりと涙がにじむ。
「ねえ、小早川さん」
両目にハンカチを当てたまま、ひよりが話をする。
「私、小早川さんのこと好きだよ」
全く自然に、それだけを伝えることが出来た。
「私も田村さんのこと好きだよ」
だからゆたかも自然に、それだけを返してくれた。
その「好き」でいい。今のひよりは素直にそう思えた。
涙は止まっていた。眼鏡を外した視界に映るゆたかの顔は、微妙にぼやけている。だけど、笑ってくれているのは分かった。
「ハンカチありがと。明日、洗って返すね」
「別にいいよ。それぐらいなら」
「いいからいいから」
涙と一緒に、心の中でわだかまっていた色々なものが、流され、消えていったのだろう。
ひよりはようやく、自分に戻れた気がした。
「それじゃあ小早川さん。また明日、学校で」
「うん。また明日」
翌日の放課後。ひよりはアニ研の部室を勢いよく開いた。
「こんちはっス、先輩」
「おっすひよりん。……と」
こうは入ってきたひよりを一瞥するなり、読んでいた雑誌を机に置いた。
「何? 一日でずいぶんいい顔になっちゃって」
「昨日は久々によく眠れたっスから。体調ばっちりっスよ」
グッと親指を立てるひより。その晴れやかな表情を見て、こうはこっそり安堵の息をついた。
「悩み事は意外に早く解決したみたいだね」
「お陰様っス。というわけで、例の命令なんスが……」
「ん? 何?」
「だから漫画禁止令を解いてほしいっス」
「ああ、そういやそんなの出してたね」
「そんなのって……」
ひよりにとって、下手すれば禁断症状を起こしかねない事態だったのに、軽く言われて唖然となる。
「もう全然大丈夫みたいだし、今まで通り好きなだけ描いていいよ。そもそも本気で描きたい人には、誰が何と言っても止めようが無いしね」
「自分は昨日、先輩の言い付けを守って描かなかったスよ……」
「その分のバネを今日活かせばいいじゃん」
「もちっスよ! 今の私は絶好調っス! 描きたいことがいっぱいあるっス!」
「おお、言ったな。じゃあ次の部誌は大増ページでいこうか。もちろんひよりんの負担で」
「い、いや……そのへんは現実的なスケジュールとか気力体力諸々を考慮してもらえればありがたいかなー、と……」
「何言ってんの。脳内麻薬と脳内神が降りればそれくらい余裕でしょうが」
「そう都合よくは降りてこないっスよ!」
出来ると押すこう、無理と引くひより。果たして勝敗はいずこに。
兎にも角にも、頑張れひよりん。
おわり
読んで下さった方、ありがとうございました。
寝る前にちょっとチェック、と思ったらリアルタイムで!
同性同士だし、それにとりあえずはひよりの思い込みという形ではあるけれど、
好きあっているカップルの間に入り込んでしまうというのは悩むでしょうからね。
最後は彼女なりの答えが見えたようでよかったです。
これからも楽しみにしてますよー。実にGJでした。
>>397 >いっそ思い切り喧嘩できた方がよかった。そんなことを重いながら言葉を濁す。
重い→思い
>>393 おおリアルタイム。
GJ!!
パティもこうも良い味出してるなぁ。
>>393-402 いいねー
パティのテンションとボキャブラリーには笑った
今回は妙にフランクな神様は出番なしだったのね
>>397 なんという読み応え…間違いなくこのひよりんは青春している
とにもかくにもGJなんですよ
いいか、みんな
(゜д゜ )
(| y |)
らき☆すたのキャラの名前をくっつけると・・・・
こなた ( ゜д゜) かがみ
\/| y |\/
( ゜д゜)こなみ
(\/\/
( ゚д゚)こなみ
(゚д゚)
9月にはらき☆すたの小説が出るんだが、
ここのSS作家さんの創作レベルをちゃんと
超えられるんだろうか・・・・
>>402 パティ良い奴だよパティ。プラトニックですこぶるGJ。
>>409 まあ、なんのかんの言ってもプロの人だから、そこらへんは楽観してる俺。
>1-808氏
おお、これはいいもの。GJ!
ところで、こうもパティもここの投下作品じゃほとんど初登場 じゃないだろうか(もう5スレ目で作品も200個近いのに)。
脇役程度で出てきたことはあるけど、ここまで出張ってくるのは珍しい気がする。
>>409 らき☆すた殺人事件だっけ?
なんかタイトルからしてすごいカオスになりそうな予感が……。
こなた「おお〜〜、ひよりん青春だねぇ」
かがみ「ま、あんたには一生縁が無さそうな世界よね」(←原作準拠)
こなた「ん?そうでもないよん」
かがみ「?・・・まさかあんた、実は裏でこっそり抜け駆けとか・・・!?」
こなた「それはご想像におまかせしよう、むふふん♪」
こなた(・・・と、意味深な事を言っておくだけで、かがみの脳内ではいろいろと暴走していくのだヨ(ニヤリ))
何を言いたいかというと、つまりGJ!と。
>らき☆すた殺人事件
やはり殺人現場に林檎が落ちてて、がぶりとかじった歯形がついてたから
捜査一課の腕利きたちも鑑識課員も頭をひねってたりするのか?
>>413 あ・あ・あ〜♪チョココルネ〜くわえて〜探偵、登・場〜♪
こうですか!?わかりませんっ!?><
―雨が降っている
積みゲーも録画アニメも消化してしまった
ネトゲはメンテ中
読みたい漫画もない
外は土砂降りの雨で、わざわざ傘を差して外に出るのも面倒だ
要するに、暇だった
ベッドでコロコロしながら携帯の横目で眺める
鳴らないかなー
かかって来ないかなー
かがみん、忙しいのかなー
こっちから電話したら迷惑になるかなー…
―雨は止まない
お昼ご飯の食器を洗い終わってPCを立ち上げてみる
ネトゲはまだメンテ中
しばらく電脳世界を徘徊して電源を切った
らしくないな、と思う
私は待ちに徹する女だったか?
否。断じて否。
決めた。こっちから電話してやる
一撃で何もかも一切合切決着する
眼前に敵を放置して何が私か!?何が泉こなたか!?
でも出なかったらどうしよう
やっぱり忙しいのかも…
不意に携帯が震えだした
<着信:柊かがみ>
>>409 俺は栗厨だし、竹井作品には長年付き合ってるんだが、
確かに文章自体はハイテンションで面白い、だけど
そのはっちゃけ具合が、らき☆すたファンに受けるかどうかは現時点で微妙だと思う。
とくに原作組からの反発が激しそうだ…
気になったなら、PCゲーム中古で「秋桜の空に」「お姉ちゃんの三乗」という作品を探してみるといい。
両方とも絵は正直微妙だが、これらで竹井イズムはつかめると思う。
その上で、自分に合うか合わないかを判断してみると良いんじゃないかな、じゃないかな?
「うひゃいっ!?」
『こなた?どしたの?』
「何でもないっ」
…うあ、やばい
声を聞くだけで胸が締め付けられる
こんなにも、私はかがみんを好きだったのか
『何それwまあいいや、あんた家?』
「そだよー」
『おじさんは?』
「打ち合わせに行ってる」
『ふーん…今から行っていい?』
「ふぇ?来るの!?」
『あ、何か用事でもあった?』
「ないないないっ」
『そう…じゃあ悪いけどさーカギ開けてくんない?』
「……へいかがみん、今どこ?」
『あんたん家の前』
「おk待ってろハニー」
携帯を放り投げてダッシュ
玄関扉のガラス越しにツインテールが見えた瞬間、理性がふっ飛んだ
「おっすこなたああああ!?」
「かがみぃぃぃんっ」
「でえぇいっ落ち着けっ」
「生かがみん萌えー!!」
「意味分かんないからっ」
ああ、かがみんだ
このツッコミはまさしくかがみんだ
「会いたかったよぅ…」
「はいはい。仕方ないなぁ」
「かがみんは?」
「私はその、ヒマだったし、こなた何してるかなって」
「ツンデレかがみんも萌えー」
「ツンデレって言うなっ」
雨はまだ降っている
でももう、そんな事どうだっていい
私の心は晴れ上がってしまったから
暇だからやった
反省はしているが後悔はしていない
小説版買うのは確定な俺です
こなたかわええかがみかわええ
しかしあきら様分が足りないだろこのスレ
>>419 書いてみたいけど俺が書くと相手が白石になっちゃう(´・ω・`)
むしろ俺はそれを望んでいるッ
>>419様
書いてみたいけど俺はかがこなしか__| ̄|○
>>419 「……ああん!? コレと絡めと?」
(こ、これですか)
「ずっこんばっこん?」
(あきら様、随分と直接的ですね)
「はっ、仮にも私は現在売り出し中にして一部上場鉄板銘柄間違いなしのアイドルよ!?」
(そうですね、はい)
「その私が何でお色気担当の落ち目女優みたいな真似事しなくちゃならない訳?」
(色気ですか、それはちょっと厳しいかと)
「しかも相手がコレ? 全然売れてもしないセバスチャン?」
(セバス…?)
「何それ、全然寒くて笑えないんだけど? んな事して私に何のメリットがあるの?」
(この視聴者が喜ぶ、でしょうか)
「私の濡れ場が見たかったらハリウッドスターと共演の映画依頼でも持って来いってーのっ!!」
(はぁ)
「大体タイトルにも『女の子で』ってあるでしょ? 解ってる? アンタここじゃ用無しなのよ」
(まぁ僕の濡れ場が見たいーなんて人はそういないでしょうが)
「なに、求めてるのは本編の素人連中と百合百合ですか? それこそ接点無いっつーの!」
(そうですねぇ。でもあきら様、一人ではどうしようも)
「……ん? アンタ今何て言った? 一人で?」
(え? あ、はい。ですから一人で濡れ場ってのは)
「それよ! 私だけのプロモビデオ! 私のこれでもかっていうフェロモンパワーをギュギュッと濃縮させた
アイドルならば誰しも夢見るPVを作るのよっ! 公共電波規制ギリギリのエロティシズム全開のビデオで
私とエロエロを夢見る既存ファンも可愛い小悪魔に引っ掛かった新規ファンもまとめて相手してあげちゃうの!
そして青少年の口コミエロネットワークは私の話題一色に! これよ、これからの時代の売り方はこれなのよー!」
(PVとAVの曖昧な線引きが掴み難いんですが)
「そんな訳でみんなも私のPVが欲しい作って!ってハガキに書いて送って頂戴ね〜!」
(おハガキ待ってます)
「それじゃ今日はこの辺で。ばいみー!」
「……あのさぁセバスチャン、タノミコムって何票入れば商品化だったっけ?」
(……抜かり無いですねホント)
本編の素人連中との百合百合っていう表現にテラワロスw
あきら様と白石のやりとりが脳内アニメで再生出来たよ、GJ!
「はろー、かーがみん」
「おっす、こなた」
電話で話すときの恒例のやりとり。
でもなんでかがみからの電話だっていつもわかるんだろ?……愛?
「今日も暑いわね〜。ところで今なにしてた?」
「ん〜?もう少しで最近ハマッてるアニメが始まるからテレビの前で待機してた」
「へー」
「全裸で。いや〜ほんと暑くってさ〜」
なんてかがみんには通じないネタだったかな?
「今からそっち行くからそのまま待ってろ」
ガチャ ツーツーツー
…………えっと?
風邪引いて白石に看病されるあきら様
ラジオ25回の上機嫌→病欠→いじけモード
とかネタフリしてみたり。
>>427 そのネタに近いもの書いてるんだが、あんまし筆が進まない……
これから買出しだ
429 :
1/3:2007/06/26(火) 15:12:42 ID:9qSY7aZP
ラジオ番組というのは案外疲れるなものだ
テレビと違い、音声のみで様々な事を伝えなければならない
滑舌や声質の調整はもちろん、声の高低、イントネーション、アクセントなどを使って『パーソナリティ』を演じなければならない
その分小さなミスも許されない仕事だ
それ故に
「…あきら様?ペットショップの前で何を?」
ストレスも溜まる
「…なんだあんたか」
少女と呼ぶにも幼い彼女が若干呆れたような、安心したような表情で振り替える
「なにって見りゃ分かんでしょ?」
「はあ、犬ですね。飼うんですか?」
「白石、あんたは馬鹿か。あたしみたいな超多忙売れっ子アイドルがペットなんて飼える訳ないでしょうが」
「言われてみればそうですねー…では一体何を?」
「るっさいなあ。見てただけだよ」
「…見てただけ、ですか」
「何よ文句でもあんの?」
「いえそんな滅相も無いっ!!」
機嫌を損ねてはマズイと慌てて首を振り、ふと疑問を抱いた
(あきら様…なんか元気ない?)
430 :
2/3:2007/06/26(火) 15:15:16 ID:9qSY7aZP
あきらは案の定ため息を付きながらガラスに指を当て、寂しげに笑う
「…あたしもね、たまーにだけどさ」
「はい」
「寂しかったりすんのよ、これが」
「はあ…」
「なんつーの?アイドルってだけで周りが勝手に引いちゃうって言うかさ…」
「そうなんですか」
「ぶっちゃけ友達とかいない訳。売れっ子アイドルの宿命ってやつ?」
「なるほどー」
「…あんた、話聞いてないでしょ」
「ぐふぉっ!?」
ズドン、と足を踏み潰され奇声を上げる
幸いな事に人通りは少なかったが、痛いものは痛い
「いたた…いえ、ちゃんと聞いてはいるんですが」
「ですが、なによ?」
「イマイチよくわからなくて」
「なにが?また下らない事言ったらはっ倒すわよ」
「その、あきら様はなんで寂しいのかなって思いまして」
「…はあ?そりゃいくら超多忙売れっ子アイドルあきらちゃんでも一人は寂しい時があるに決まってんでしょうが」
あきらは(ああコイツは馬鹿だったな)と鼻で笑いかけて
431 :
3/3:2007/06/26(火) 15:17:19 ID:9qSY7aZP
「いえですから。居るじゃないですか」
「…なにがよ?」
「あきら様の行く所には、いつも僕が居るじゃないですか」
「―っ!?」
「だからあきら様は一人なんかじゃ…どうかしましたか?お顔が赤いですがはっ!!」
「調子に乗るな若造がっ!!」
「痛い痛いですあきら様連打はダメです連打がはあっ!!」
「…ったく。もう帰るわ」
「うぅ、お疲れさまですー」
「なに言ってんの。送りなさいよ」
ほら、と挿し出される、袖に半分隠れた小さな手
三秒程その手を眺め、赤くなったあきらの顔を見て、もう一度その小さな手を見て
「この白石みのる、全身全霊で送らせて頂きますっ!!」
「…ばか。行くわよ」
壊れないようにそっと、手の先を繋いだ
クオリティ低くて申し訳無い
保守代わりに受け取ってくだしあ
(´・ω・`)
ここの職人さん方の書くあきらは可愛くてこまるw
>>432 GJ!!
クオリティ低いなんてとんでもないですよw
やべwww最初はアニメ見てこんな黒いのあきらじゃねーよwwwwwとか思ってた俺が最近はあきらは黒くなきゃいけないとか思い始めたぜ!
GJ!
何このツン切れwwwwww
いや、実にGJ。
らっきーちゃんねる最終回あたりで見たい位だ。
おおう…意外と好感触
極極至悦です
次も頑張るよ(`・ω・´)
「藤原紀香ってさ、よく陣内姓を名乗る気になったわよねぇ。自分より売れてないお笑い芸人よ?」
(そうですね)
「私なら、自分より収入や知名度が低い奴の姓は名乗りたくないわ」
(そうですか)
「そ。だからアンタさ、ホント頑張らないと白石名乗れないわよ?」
(ど、努力します! ……ってどうして名乗れなくなるんですか?)
「さぁどーしてかしらねぇー」
>>432 GJ!
携帯からの即興が恥ずかしいぐらい良い二人だったぜ!
>>438 むしろおまいにGJw
あきら様のニヤリ笑いが浮かんだw
ところで文中でつい「あきらは」を「あきら様は」って書いちゃう事ないか?w
いや、デフォであきら様だから気にしたことはないな
やべぇあきら様やべぇ…
このツンギレ加減が最高だwwもっと書いてくれ!
できはイマイチかもしれませんが……
流行のあきら様SS投下します。
☆三レス程度
☆白石×あきら様
444 :
1/3:2007/06/26(火) 18:47:45 ID:8rQnp8Tg
「次回も見てくれないと、火星に代わってお説教よ」
「ふもっふ!!」
あーっ、もう。調子乗ってるんじゃないのよ。白石。
らっきー☆ちゃんねるは私が主役なんだから、私よりアンタがめだってるってどういうこと!!
お疲れ様でした〜、の声とともに、私たちの声しか聞こえなかったスタジオにざわめきが戻る。
ううっ、大声で叫んだから身体が重い……
「あ、あきら様。大丈夫ですか?そんなに無理しなくても……」
うるさい。せっかくのレギュラーなのだから、休むわけにはいかないでしょ!!
それに、白石一人にこの場を任せるなんてことができるわけないじゃない。
「すみません、僕が至らないばかりに……あきら様に無理させてしまって」
本当にそうよ。大晦日のコミケすら休んだっていうのに。
でも、私もヤキがまわったもんだわ。
体調管理すらできないなんて、アイドル失格じゃない。
あ〜、やっぱり疲れがまわって新幹線で口開けっ放しで寝てたのが悪かったのか。
ラジオの収録もあるから大阪と東京の往復の繰り返しだったし。
「あきら様、楽屋まで戻れますか?」
うっさい。あんたの手を借りるまでもないわよ。
重い身体を引きずって立ち上がる。
くらっとする視界。照明のライトに当てられたか?
バランスを崩して倒れこむ視界。
「あっ、あきら様!!」
地面に倒れこむ瞬間、暖かいものに包み込まれる感触があったけれど……もう、どうでもいいや。眠いし。
「お父さん、どこかいっちゃうの?」
それは、私がまだこっちの業界に入ったばかりの頃。
ただでさえ喧嘩の絶えなかったうちの両親の仲は、私のデビューによってさらに決定的な傷を負ってしまった。
その頃の私はまだ幼かったけれど、でも大きな荷物を抱えた父に、異様な雰囲気を感じ取っていた。
「嫌だよ、お父さん。私もついてくの」
お父さんの大きな足に抱きつく。
お父さんの顔は逆光になってあまりよく見えない。
大きな手が伸びる。くしゃっと私の頭を撫でる、その手。
ひんやりとした、大きな手の感触が、私はお気に入りだった。
お父さんが私に向かって何か声をかける。
何を言ったのか覚えていない。きっと迎えに来るとか、そんな事だったと思う。
事情を知らない私は素直に頷き、精一杯の笑顔でお父さんを見送った。
それが、お父さんに関する、最後の記憶。
445 :
2/3:2007/06/26(火) 18:49:07 ID:8rQnp8Tg
目が覚める。
ぼんやりとかすむ目に浮かぶのは、いつもの天井。
今日が何日か思い出そうとして、そういえばスタジオで倒れたのを思い出して……
「げ……」
白石がベッドにもたれかかって眠っているのに気がついた。
「ふわぁぁ、あ、あきら様。よく眠れまし……ごふっ……」
白石の顔に蹴りが炸裂する。
床に転げ落ちた白石の顔には真っ赤な足型。
「勝手に乙女の部屋に入ってるんじゃねぇ!!」
白石は涙目になり、鼻を押さえて立ち上がる。
「だ、だってご家族の方は誰もいなかったし、あきら様が苦しそうにしてましたから、その……」
あ〜、そういや今日は母親はいなかったっけ? 妹も友達の家に泊まりに行くとか言ってたし。
私が病気だってのに、薄情なやつらばかりだ。
「あきら様、身体の方は大丈夫ですか?」
「あ〜、まあ多少はね」
眠る前に比べれば大分楽になった。まともに声が出るようになったし。
枕元についた手に、くしゃっと湿った感触、濡れタオル。
おでこの上のひんやりとした感触はこれによるものだったんだろう。
「白石……」
「ひぃっ、ごめんなさい。そんなつもりじゃ」
低い声で声をかけるだけで縮み上がる白石。
そんなひどい事、やった覚えはないんだけれどね、とため息をつく。
「あんた、こんな遅い時間までいて、終電大丈夫なの?」
はっ、と白石は時計を見上げる。
時間はもうすぐ12時。終電も近い。
「す、すみませんあきら様。でも、お体のほうは大丈夫ですか?」
「アンタに心配されるほど、落ちぶれちゃいないわよ。明後日のラジオ収録、遅れるんじゃないわよ」
「は、はいっ。お疲れ様でしたっ!!」
慌てて部屋を飛び出していく白石。
白石が階段を駆け下りていく音が聞こえ、やがて静かになる。
「ばーか」
終電がなくなっても、うちに泊まっていけばいいのに。
誰にともなく悪態をついて、私は布団にもぐりこんだ。
446 :
3/3:2007/06/26(火) 18:50:02 ID:8rQnp8Tg
ラジオ収録当日。
長引いた風邪はあの日を境にすっかりよくなった。
何とか仕事に間に合ってよかった。これ以上の失態は芸能生命にも関わるし。
「おはよーございます」
かわいらしく挨拶。スタッフの顔もにやけている。
媚売り成功。ふっ、ちょろいもんよ。
一通り挨拶して回ろうと思ったけれど、白石が見当たらない。
「あれ?白石さんは?」
「ああ、彼は風邪で休むらしいよ。まったく、仕事を何だと心得ているんだか」
ディレクターが吐き出すように言う。
あのバカが、風邪? バカは風邪を引かないっていうのに。
ただ、一つだけの心当たり。私の側で看病してくれた彼は……
「まったく、そろそろ降板も考えるべきだな。今日は一人になるけど、いいね」
「いやです」
私の一言に、ディレクターは凍りつく。
てっきり「いいです」とでも言うと思って?
「視聴者は私と白石さんの掛け合いを求めているんです。片方かけてしまってはラジオが成り立ちません」
「だが、しかし放送日も近づいて……」
ああん?融通のきかねぇジジイだな。
ディレクターが一番偉いとでも思ってるのか?
「ディレクターさん。ちょっとしゃがんでもらってもいいですか?」
ディレクターは首をかしげながらも私の視線にあわせてしゃがみこむ。
周りの角度、O.K。他のスタッフの視界には入らない。
ディレクターの首元に手を伸ばし……
「調子こいてんじゃねぇぞ、コラ。この小神あきら様の言う事、おとなしく聞いとけや」
ネクタイを掴み上げ、ドスを聞かせた声で目の前で言い放った。
ネクタイを離すと、ディレクターは尻餅をつき、おびえた表情でこっちを見上げる。
「ごめんなさい。私、白石お兄さんがいないとどうしても不安なんです。絶対つれてきますから、ちょっと待ってもらえますか?」
ディレクターは壊れた人形のようにカクカクと首を振っている。
ふっ、ちょろいもんよ。
「じゃ、行ってきますね。スタッフの皆さん。ご迷惑かけて申し訳ありません」
かわいい声で媚を売る。スタッフも「いいよ。行ってらっしゃい」とにこやかな表情で送り出す。
待ってろよ、白石。病欠なんて許さないんだから。
以上です
あきら様かわいいよあきら様
ここって流れに乗る書き手が多いな
あきら様かわいいよあきら様
>>448 投下し易いし電波もすんなり降りてくるんだろう。
運転中にリアルタイム遭遇、GJですよ。
GJ
逆ネタ書こうと思ってたが
>>447に任せるとしますw
GJ
>待ってろよ、白石。
この文で某☆狐ゲームを思い出した
みんなに質問
オハラッキーってどこに☆が入るの?
オハラッキー☆
なのか
オハ☆ラッキー
なのか
教えてください
おは☆らっきー(>ω<)じゃね?
>>447 GJ!かわいすぎるだろ…常識ry
原作2巻だと
おはらっきー☆
だよ
あきラッシュも勿論素晴らしいけど、個人的には
>>426がクリティカルしたw
おかげで変な電波を受信してしまったよ。ネタ拝借失礼。
─ある夜、泉家─
pipirupiru♪ pipirupi…
「はろー、かーがみん」
『おっす、こなた』
「どしたのこんな時間に?」
『ああ、ちょっと話したい事があるんだけど、今時間いい?』
「ごめーん、今からお風呂入るトコだから。後でこっちから
『首を洗って待ってなさい。他の場所は私が洗うから』
ガチャン、ツーツーツー…
…………はい?
>>456 あぶなw確認したw
平仮名で「おはらっきー☆」だなw
>>457 かがみん壊れてるw
GJだw
459 :
1/3:2007/06/26(火) 19:58:34 ID:9qSY7aZP
それは彼が芸能界に入って初の
「あれ?これだけ僕宛になってますね」
ファンからのプレゼントだった
「あきら様見て下さい!!ファンの方からプレゼントを頂きましたっ」
「へぇ、良かったわね。アンタも立派になったもんだ」
「それもこれもあきら様のおかげですっいやあ嬉しいなあ」
「はいはい、そんで何が来たのよ」
「えーとですね…あ、クッキーです。手作りみたいですよ」
「…ふーん…今時クッキーねぇ」
瞬間的に冷めた態度のあきらに気付かず、その場で一つ摘んでかじる
460 :
2/3:2007/06/26(火) 20:00:09 ID:9qSY7aZP
「これはなかなか…何かこう、沸き立つものがあると言うか、嬉しいものですねー」
「………」
「あきら様もどうですか?美味しいですよ」
「なぁ白石」
「はい?」
「アンタさ、馬鹿も程々にしときなさい、よっ?」
ニヤケ面の彼の足を恒例の衝撃がドスン、と貫く
「げはっ!?」
「なぁんでこの徹頭徹尾言語同断完全無欠ラブリーアイドルあきらちゃんがそんな素人の作ったクッキー食べなきゃならない訳?あぁん?」
「申し訳、ございません〜」
「大体さぁアンタ、クッキーもらったくらいで喜びすぎじゃない?どんな奴が作ったかも分からないのに浮かれすぎっつーか見てて痛いっつーか」
「すみません…何せ女性からプレゼントをもらったのは初めてでして」
「物ぉくれるなら犬になって尻尾振りますってか?あぁヤダヤダ」
「そんなつもりでは、その、すみません、浮かれすぎました」
「分かればいいんだよ分かれば。ったく芸能界をナメてんじゃないわよ。そんなもんさっさとしまっちゃいなさい」
「うぅ…すみません」
ビクビクしながら鞄にクッキーをしまい込み、しょんぼり顔で家路に着く白石だった
461 :
3/3:2007/06/26(火) 20:02:38 ID:9qSY7aZP
翌日
「白石さん、おはらっきー☆」
楽屋にぶりっ子モードあきら様が降臨していた
「おはようございますあきら様…ところで、その、何かあったんですか?」
「えぇ〜?どうしてぇ〜?」
「いえ、スタジオ入りしてないのにこう、普段のあきら様らしくないと言いますか」
「もぉ〜白石さんったらっ☆あきらねっ白石さんにお願いがあるのっ☆」
「はあ、なんでしょう?」
「これ食べてっ☆」
「これは…クッキー、ですよね?」
「あきら頑張って作ったんだよ☆食べてにー☆」
「それはもう有り難く頂きますけど…一体なにが」
「ツベコベ言わずに食えっつってんだよ!!」
瞬転
ズドガァッ!!
「ドグファ!?」
通例より重いストンピングがヒット
「今日のは、普段より、強烈で、すね…」
「返事は!?」
「はいぃぃっ!!」
「ふむ…じゃあにー☆」
またもや瞬間的にモードチェンジして嵐の様に走り去るあきらを見送りつつ、白石は足を抱えて悶絶していた
「馬鹿白石…感謝の手作り品なんて素のままで渡せるかっての」
両手の指に巻かれた包帯を袖の中に隠しつつ、あきらは自動販売機に蹴りを入れた
お粗末様でした
即興ネタなのでクオリティ低いのは多目に見てください(´・ω・`)
此処を見てるとあきら様が可愛く見えるから困る
なんかアニメのらっきー☆ちゃんねるが許せそうになってきた俺ガイル
かわいいあきら様が連続投下されてて悶える
折りしも半角のほうでもあきら様の画像が流行ってるな
ツンギレってあきら様のためにある言葉だな
いや、デレ要素も入ってるからツンデレギレ…?
かなたブーム
↓
百合ブーム
↓
ねこブーム
↓
あきら様ブーム←いまここ
>>462様 GJ!!
まさにツンデレギレ
469 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:37:46 ID:iq8y/4C3
ここって女の子でエロパロなのに、いつまで稔ネタ?
いい加減オリキャラ白石マンセーうぜーよ
,ィ=≠ミx、
____ {ヽ i{ / ヽヽ
` 、: : `: . 、ヽ:ヽ|ハ }: }
, . :―≧: : : : : : :|: |_ |:ノ
, イ: : : : : : : : : : : : : : : : : : > 、 /
/-‐/: : : :/: : /: : : : : : : : : : : : :<
/: : : :/: : : /: /7ヽ____ : : : : : : : ヽ
/:__ : : / : : , イ/ / ,イ: : : : : : : : :ハ
// /: :/: :/メ:/ / / l: :/: : : : |: : : |
<|: /|: / {/ヽ-/ / | /!: : : : :|: : : |
|/>|/l.圷≧ァ /\j/│: :/: :l : ∨
≦二 : { } 込ソ x、/ヽ | :/ : /: : : \
/: : :_:_: ノ.:.:.:. {rf≧x j/|: :/、 : : :「
 ̄ ̄`ーヽ ´ ̄ ̄ム┴く: \: :|
. イ「「 ̄\ fヽ. .:.:.:.:/ \:ヽ|>
/ く_{{:{ /≧ー――/ ヽハ
/ /ム:.ヽ //, ィニニ/ }V
/ }ー Vハ/ィ≦.__ノ7 j
/ー― , -≠≦ヽ=≠ ' ノ / { /
/ /.:.:.:r―.:.:.:ハ ̄ ̄ く 〉 ∧
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お前が言うか
>>468 漏れ妄想するよ>こなゆき、つかゆき、かがゆき
いいよな。
そろそろSSに登場したこともなければ話題に出てきたことすらない
某姉妹の時代が来るんじゃないか、と期待してやまない俺参上。
>>475 らきすたで柊姉妹、小早川姉妹以外の姉妹と言えば・・・
あの二人か!?
いのりさんはかがみみたいな目だよな
そう言えばまとめにもいのり・まつり姉妹は無かったね
かなり端役だから書きにくいのかな(´・ω・`)
口調チェックしてきますね(`・ω・´)
480 :
5-61:2007/06/26(火) 21:01:42 ID:Rnt3pQzg
やっぱ俺にはかがみ&こなたしか書けないよママンorz
ってことで駄作1本投下
481 :
5-61:2007/06/26(火) 21:03:44 ID:Rnt3pQzg
「かーがみんっ。アイス食べよー」
「また?しょうがないわねぇ」
【二人のキオク】
「買ってくるから待ってなさい。なにがいい?」
「チョコ〜!」
「はいはい。」
苦笑しながらも道路の反対側にあるアイスクリーム屋に歩いていった。なんだかんだ言ってダブルにしてもらっている。
「えへへ〜。やっぱりかがみん優しい♪」本人の前ではいわないが。
「おっ。戻ってきた〜」
アイスを待って道路を渡ってくる。
フワッ−
風が吹き付け。かがみのリボンがほどけ。
「あ…」
瞬間。私の目にはコマ送りの様に見えた。
飛ぶリボン。追い掛けるかがみ。そして−。急ブレーキをかける車。
ドンッ
かがみんが、車にぶ、つかった?車がかがみんに。かがみんにかがみんにかがみんに−
「あ…。嫌…。嫌ぁぁぁぁっ!」
ー病院ー
「先生…あの子…」
「あぁ。もう三日寝てないな」
泣き腫らした目をして。未だ目覚めないかがみに寄り添う。
「私がアイス食べたいなんて言ったから……。」
かがみの手にはリボン。にぎりしめ、何があっても放そうとしなかった。
「う、あ…」
細い声。
「か、かがみん!?」
目が。覚めていた。
「かがみん…。かがみん〜」
抱きつく。
「うあっ。ちょっ」
困った様な声で。
「あなた、誰?」
…え?
482 :
5-61:2007/06/26(火) 21:05:27 ID:Rnt3pQzg
「ごめん。知り合い?」
「〜〜っ!」
「ごめんね。本当に覚えて…」
「ふぇ……なんで、そんなこと、ゆーの…。」
「ごめん。」
たたたっ
走って出ていってしまった。
「…。」
何故こんなに悲しいのだろう。知らない子の事なのに。
「…。」
何故こんなに−
「涙が溢れるの…?」
−−
「なんで…。なんで…っ」
こなたは走る。
「ひどいよ……。」
走る走る。そして−
「…。」
(私のかがみんへの想いはこんなものだったのかっ!?泉こなたっ!記憶?そんなもので崩れる程。私の想いはっ。私達の歩んで来た道はっ)
「弱くないっ!」
踵を返し。また走り出す。しかして今度は、逃げる為ではなく。愛する人の元へ。柊かがみの元へと。
−−
「行かなくちゃ…」
何故なのかは分からない。
「あの子の所に。」
突如。
『弱くないっ!』
(あの子の声…)
「あっ…」
三日も寝ていたからだろう。足が崩れ落ちそうになる。
「それでもっ」
行ける。妙な確信があった。
ドアにたどりつい…
「かがみんっ!」
勢いよくあの子が飛び込んで来て−
ドンッ
483 :
5-61:2007/06/26(火) 21:06:19 ID:Rnt3pQzg
「いたた…かがみんだいじょぶっ!?」
「……。」
あー。
「う。かがみん?」
私は…
「……さいってー。」
「え?」
あの子…ううん。こなたに。
「ひどい事言った…」
「か、かがみん!?」
「…こなた。」
ぶつかった衝撃だろう。全て想いだした。
「こなた、こなたぁっ。ごめんね」
もう。
「離さないからっ。絶対に。」
抱きしめ。
「ぐすっ。うわぁぁぁぁぁんっ」
背中を撫でる。
「な、なんでリボンなんて取りに行ったのさっ!また買えばいいの…」
このリボンは−
「これはね。あんたから貰ったクリスマスプレゼントのリボンなんだ。」
比喩等ではなく。
「命よりも大切なもの。」
「…かがみん。」
「ん?」
「キス…してもいいかな」真っ赤な顔で聞いてくる。
「もう…。しょうがないわね。」
目を閉じた。
FIN
うあー。即席で書いたから乱れまくってr
某ラノベ(MF文庫J)からでむぱ受信しました。
バッドエンドにしようと思ったのにorz
どうみてもハッピーエンドです。本当に(ry
>>484 これは超GJ
短いのにワクテカしたよ(`・ω・´)
今回はパラレル物なのでかなり違う感じになってしまうと思われますので、
そういうのが気にくわない方はスルーお願いします。
デリヘル「Lucky☆Star」です。
コンコン
ノックの音がする。ついに来た。早速私は扉を開けるとそこには4人の女の子が立っていた。
「いらっしゃいさぁ入って」
「はい失礼します。…えっと今日は『Lucky☆Star』をご利用頂きありがとうございます。
今回お相手させていただくかがみです」
最初に入ってきたツインテールの女の子が挨拶をする。すこしたどたどしいのは
慣れてないからだろうか。
「つかさです」
「みゆきです」
「こなたでーす! よろしくぅ! あ、チェンジとかどうします?
かがみんとかはちょー乱暴者だからチェンジした方がいいかもだよーっ」
青髪の元気な女の子がまくしたてるようにそう言ってくる。
「こら! こなた! いきなり何言ってるのよ! 失礼でしょ。お客さんすみません〜」
かがみが怒ってたしなめる。
「こなちゃぁん、それにお姉ちゃんも……」
つかさと名乗った少女はかがみの妹らしい。二人をとりなそうとする。
どうやら役割分担が決まってるらしい。
「そもそもこの場合、あんたの方がチェンジされやすいでしょう? 体型的にさぁ」
「うっ。わかってないなぁ。貧乳はステイタスなのだよ。ねえお客さん?」
「え。あ、あはは。そうかもね」
突然振られて戸惑ってしまう。容姿的にはみな可愛く申し分ないのでチェンジなど考えていなかった。
「わぁすごいおっきな部屋ぁ」
不意につかさが部屋をみて感嘆の声をあげる。今日はもともとこのつもりで大きめの
部屋をとっておいたのだ。
「お風呂もユニットバスではありませんね。お客様、お風呂の方はってきてよろしいでしょうか?」
「あぁよろしくたのむよ」
みゆきとなのる一番大人びたメガネをかけた女の子がお風呂に向かう。
「あ、お客さーん、プラス一万で本番OKだよ♪」
「え? ほんと?」
思いがけない提案に嬉しさを隠せない。
「こらっ! かってに交渉するな! お客さんすみません〜。うちはそういう行為無しということなので……」
申し訳なさそうかがみが謝る。あぁこの元気っ子こなたの暴走なのか。
暴走しそうな子ではあるなと短い時間で把握する。でもまぁ少し、いやかなり残念だ。
「ぶーっ! かがみの頭でっかちー。気持ちよくてお金も貰えるんだからうまうまでいいじゃんか……」
それでも不満そうにぶーたれている。
「こなたぁ〜」
「うー……はいはいわかりましたぁ。お客さん、ごめんね。
そのかわりいっぱい気持ちよくさせてあげるからね」
そういうとまだ少女とも思える体のこなたが私の目の前にしゃがみ込みファスナーに
手を掛けた。
「あ、だって今お風呂……」
みゆきがお風呂を張ってるので体をあらってからとばかり思っていた。
「いいからいいから♪ さっき本番できるかもって期待させちゃったお詫びだよ♪」
そういいながらまだ勃起してないそれをとりだしはじめる。
「あ。それなら私も……」
かがみも一応規約通りとはいえ、後ろめたかったのか積極的に私の股間の前に
ひざまづいた。二人の顔が温度が感じられるほどに私のペニスに近づく。さらに熱い
舌先が私のまだ洗われてない陰茎を舐めはじめた。
「ぺろ……れろ……ちゅ……」
「んは……れろぃ……ちゅぷ……んふ」
あっというまに唾液まみれになる私の陰茎が徐々に血の流入をはじめる。
「あの〜私もいいですか?」
おそるおそるといった感じでつかさが聞いてきた。
「あぁよろしく頼むよ」
「はぁい。がんばります♪」
許可がおりるとつかさはいそいそと私のシャツを脱がしはじめた。前をはだけると
私の左胸に顔をよせてくる。
「それじゃ乳首舐めますね……れろ……れろ……」
股間を舐められてる刺激とはまたちがう快感が襲ってきた。その刺激に
思わず震えると、もう完全に勃起していた屹立にもそれが伝わったらしい。
「ぷは。お客さん、いまびくんってしたよー。つかさに乳首舐められて感じちゃった?」
「え……あぁ」
「ホントですか? 嬉しいです……はむ……ちぅ……」
今度は乳首をくわえて吸いたてながら舌でころがしてきた。それがまた気持ちいい。
「お客さん敏感なんですね。私たちももっと舐めちゃいますね……れろ……」
「ふふふ。皮被ってるね。お客様のちんぽ……れろ……仮性包茎ってやつ?」
こなたが包皮にくるまれた部分を意識させるかのように接地部分をなぞるように舐めていく。
「あぁごめん……でもこれ剥けるから……」
私が手を伸ばして剥こうとするのをこなたの手が制止する。
「だいじょぶー♪ 私とかがみで剥くから♪ ね、かがみん♪」
「え? あ、うん……んむ」
「あむ……」
二人が包皮を甘く唇でくわえてひっぱる。内側の粘膜が離れる感触がこそばゆくも
気持ちよかった。唇でゆっくりとずりおろしていく。
「ぷは……剥けました……れろ……」
「剥けたね♪ ……れろ……」
剥けたばかりの亀頭や雁首を二人の舌がゆっくりとまた舐めまわしていく。
「お風呂前だとやっぱり臭うね……くんくん」
こなたが鼻先を寄せてまだあらってないペニスの臭いを嗅ぐ。少し気恥ずかしい。
「こら、あんた、お客さんの前でそんな失礼な……すみません」
「え。あ、いいよほんとのことだし……」
謝られる方が余計に恥ずかしい気分にさせるというものだ。
「あ、でも、臭う方が興奮したりもしますから」
「え?」
「かがみん性格キツそうに見えてMだもんね」
「そうなんだ?」
「あ、あの……その……はい……」
「じゃ続けてくれる?」
「はい……れろ……んぷ……ちゅる……」
「あ、私も……れろ……ちゅぷ……」
二人の舌が亀頭を竿を舐めまわしていた。
「はむ……れろ……ちゅぅぅ……ちゅぱ……はむ……」
つかさはというと乳首を吸い舌でころがし吸ってきていた。3人の女の子に舌で
奉仕されるのはたまらなく気持ちよかった。
「お風呂はれましたよ? あら、もう始めてますのね……」
その時お風呂にお湯をはっていたみゆきが戻ってきた。
「私もお仲間に、よろしいですか?」
「えっとそりゃもちろん……」
「それでは失礼します」
みゆきが私の首手を回す。私との顔の距離がぐっと近づいた。
「お客様はディープキスとか大丈夫な方ですか?」
「え? あ、うん。大丈夫……」
「そうですか。苦手な方もいらっしゃいますので……ちゅ……ん……」
そう言うとにこっと笑ってから唇を重ねてきた。
ゆっくりと彼女の舌が入り込んでくる。私の舌をさぐりあてるとからみつけてきた。
ねちゅねちゅと唾液がまざる音とそれを飲み込む音。時折私の舌から唾液を
すすり飲むように強く吸う。荒くなってる鼻息ですら愛撫のように感じる。
空いてる手をおもわずその4人の間では一番豊満な乳房にのばす。
「ん……んんむ……」
それに気付いたみゆきがさわりやすいように体を開いてくれた。強く揉みしだくと
甘い吐息が私の口内に漏れる。全身を包む快感にあっというまに射精感が強く
せり上がり始める。
「ぷは……あの……そろそろイキそうなんだけど……」
4人に訴える。
「ん……そうですね。まだ私たちも服を着たままですので、
一発目は口内がよろしいかもしれないですね」
それに異存はまったく無かった。
「それでは最初は誰になさいますか?」
そう聞かれて私は4人の顔をそれぞれ見比べてしまった。
どの子も魅力的で選べと言われるとちょっと迷っしまう。
しかし射精感が早くせよと急かしている。私はついにその一人を選ぶことにした。
-続く-
>5-61氏
GJ、続きに期待ー
>>476-479 実は宮河姉妹のことなんだぜ、それ…
まさかそっちの解釈で来るとは思わなかった
>>492 ハァ?ろくなSS一つも書けやしないくせに、いっちょ前に文句言ってんじゃないわよ
>>493 お前らは萌えドリルポスターのこなたとかがみかw
「ったく・・・・」
(はぁ・・・また思ってもいない事言っちゃったよ・・・明日ちゃんと謝れるかな・・・)
492はぶんぶんと頭を振ると、お気に入りのモフモフ枕に顔を埋めて布団を被った。
お前らいい意味で気持ち悪いなwwww
こういう対処法があったとはwww
すまん、なんか知らんが宮川姉妹のエロになっちゃった(´・ω・`)
需要あるかな?
無い
て言ったら書くのやめるの?
書きたいなら書きなよ
需要なんて気にする必要ないから
えーと…なんか良く分からないけど自己満で投下するね(´・ω・`)
504 :
1/5:2007/06/26(火) 22:57:33 ID:9qSY7aZP
今日こそは説得してみせると心中で気合いを入れ、真っ赤な字で埋め尽くされたノートを勢いよく開き、ちゃぶ台に叩き付けた
「あのねお姉ちゃん。赤字なの。分かるでしょ?」
「あらあらひかげちゃん。家計簿なんて付けてたのねぇ」
「話をそらさないでっ!!」
「凄いわぁ。お姉ちゃんには無理ねぇ」
「だからそうじゃなくてっ」
「なぁに?自慢したかったんじゃないのぉ?」
「そんな訳無いでしょ…」
思わず脱力してちゃぶ台につっぷしてしまう
だがこんな事ではいけない。何としても姉にオタクを止めてもらわねば、いつまで経ってもこの暮らしは脱出出来ないのだ
「あのねお姉ちゃん。お金を稼いできてくれるのは本当に感謝してるの」
「あらあらぁ、感謝だなんてぇ」
「でもね、その稼ぎをほとんど同人誌に注ぎ込むのは辞めてほしいのよ」
「まぁ…どうしてぇ?」
「もう塩粥だけで生活なんて嫌だからよっ」
「あらあらぁ…困ったわねぇ…」
全く困ってない様子で可愛らしく首を傾げる
ひかげは一瞬キレかけたが、そんな事ではとため息を吐き、再び説得を再開する
505 :
2/5:2007/06/26(火) 22:59:03 ID:9qSY7aZP
「ねぇ、お姉ちゃんは食べられるお肉と食べられない同人誌、どっちが大事なの?」
「まぁ…同人誌もある意味エネルギー源よぅ?」
「だからそういう事じゃ」
「それにぃ、とっても素敵なものなのよぉ?ひかげちゃんは読んだことないでしょぉ?」
「む…そりゃ読んだ事はないけど」
「知らないものを悪く言ったらダメだってぇ、学校で教わらなかったぁ?」
「…教わった。教わったけど、でも」
「ん〜…そんなに言うならぁ、一緒に読んでみましょお?」
「わ、ちょっとお姉ちゃんっ」
ぐいと自分の膝下に引き寄せて左手で抱きしめる姉に抵抗するも、さすがに腕力では敵わない
(まあいっか。読んでから説得しなおせばいいんだし)
506 :
3/5:2007/06/26(火) 23:00:16 ID:9qSY7aZP
「そうねぇ…これなんていいかもぉ。ほらぁ、このページとか綺麗に描かれてるわよぉ?」
「あ、ほんとだ。上手だね」
「ここなんてほらぁ」
「可愛いねこだねー」
「それからこうなってぇ」
「わ、キス、してるよ?」
「そうねぇ。好きな人とだったら嬉しくて気持ちいいのよぉ?」
「そうなんだ…ってお姉ちゃんこれって、えっち本なんじゃ」
「ほぉらぁ…この子気持ちよさそうでしょお?」
「え、うん、そう…だね」
徐々におかしな方向に話が進んで行くが、初めての18禁本に目を奪われているひかげは全く気付かない
「お姉ちゃん、この人、なんでこんな所触ってるの?」
「ここを触ってもらいと気持ちいいのよぉ?」
「…気持ちいいの?」
「そうねぇ…お姉ちゃんがやってあげるわぁ」
「え、うひゃっ?」
さわ、と小さな縦筋を撫でられ体が跳ねる
507 :
4/5:2007/06/26(火) 23:01:06 ID:9qSY7aZP
「お、お姉ちゃんっ?」
「あらあらぁ、感度良好ねぇ♪」
「ちょ、だめ、ふ、わぁぁ」
「ここを触られると気持ちいいでしょぉ?」
「なんか変、なんか、んう、ぞくぞくするよぅ」
「それが気持ちいいってことなのよぅ?ほらぁ、ここもぉ」
「うきゃうっ!?ビリビリって、なに、いまあぁぁっ!?」
「ここは気持ちよくなるスイッチよぉ♪こうやって触ったりぃ」
「ひゃうんっ」
「転がしたりぃ」
「んゃあああっ!?」
「押してみたりぃ♪」
「だめ、だめっお姉ちゃんそれだめぇ!!」
「くすくす…ひかげちゃん可愛いわねぇ。いっぱいしてあげるぅ♪」
「やぁっだめっ変になるうっきゃぁんっ!!」
未成熟な陰核を姉の指先が優しく撫で、擦り、転がし、押し潰す
その度に少女の体を電流の様な感覚が容赦無く襲いかかる
「あ、あ、だめ、何か、来ちゃう、だめ、来ちゃうのっ!!」
「あらあらぁ…ひかげちゃん、イッちゃうのねぇ?」
「やぁっ、やだぁ、こわっ怖いよぉっ!!」
「大丈夫よぉ、お姉ちゃんがだっこしててあげるわぁ♪ほらほらぁ、イッちゃいなさぁい♪」
「やっ、ふやぁぁぁぁぁっ!!」
強めに摘み上げるひなたのトドメの一撃で、ひかげはあっさりと果てていった
508 :
5/5:2007/06/26(火) 23:02:18 ID:9qSY7aZP
「…ねぇお姉ちゃん?」
「あらぁ、なにかしらぁ?」
「…ごまかしたね?」
「あらあらぁ、そろそろバイトの時間だわぁ。行ってきまぁす♪」
「ちょっお姉ちゃん!!せめて手を洗ってから…行っちゃったよ」
全身の力が抜けてしまっているので追いかける事も出来ず、仕方無くため息を吐く
「まったくもう…帰ってきたら説得し直さなきゃ」
その前にとりあえずお風呂だと思い、ひかげは風呂場までふらふら歩いていった
胸の奥に生まれた小さな感情に気付くのは、少し未来の話
509 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:03:16 ID:Hjle1RUp
GJ!!
お粗末様でした
(´・ω・`)
エロ書いたの初めてです(`・ω・´)
>>510 GJ!
だが10才ちょっとの妹をイかせるのは犯罪じゃなかろうか
やっぱりそうだよねえ(´・ω・`)
反省している
>>510 おおGJ、GJ!
これを機にちょっと話題になってくれたら、なんて淡い希望を持って書き込んだんだが、
まさかいきなりSSが来るとは思わなかった。ありがとう。
514 :
230:2007/06/26(火) 23:22:50 ID:M0MCWXUJ
ちょっと流れに乗り遅れた感のある白石×あきら。
非エロです。
515 :
230:2007/06/26(火) 23:25:04 ID:M0MCWXUJ
「あきらちゃん、今日このあとちょっと付き合わない?」
なんて。
ふざけたことを口にしたスーツの男を思わず見つめてしまう。
収録も終わり、がやがやとした喧騒から抜け出しだるい体を癒すためゆっくり休もうと思った矢先の誘い。
この男は誰だろう。あまり見ない顔だが、見たことが無いわけでもなさそうだ。
思い出そうと半眼で凝視していたのをなにやら勘違いしたらしいそいつは、
「あぁ、大丈夫。君に迷惑はかけないよ。それで、いい店があるんだけど」
はぁ?あんた何様?この空前絶後の超がつく美少女小神あきらさまがあんたみたいなショボそーな男にほいほいついてくとでも思ってんの?
むしろ誘うだけで迷惑だってことに気づいてないワケ?余程浮かれた頭なわけね氏ねじゃなくて死ねダボ。
半ば反射的に出そうとしてしまったこのセリフを喉元でこらえ、プロ根性よろしく猫撫で声で対応する。
「あ〜っ。ごめんなさい…。あきら今日はちょっと用事入っちゃってて…」
「いや、ちょっと付き合ってくれるだけでいいんだ。そう、1時間くらいでいいからさ」
夜にそんな時間ないわよ。あたしは早く帰って寝たい。
大体明らかに酔わせちまえばこっちのモンてきなオーラ放ってる下半身至上主義みたいな奴についてく女は底が知れてるっつーの。
「えぇ、でもぉ…」
こんなときにも自動で返事をする長年染み付いた猫。
最近はあいつの前でだけ何故かコントロールが聞かなくなってるけど。
「じゃあ、先約があるのかな?それなら仕方ないけど、誰だい?」
用事と言えばすぐに男に持っていくこいつがたまらなくうざい。色魔め。
しょうがない、適当な誰かに協力してもらうか…。
っていっても、こんなこと頼める奴なんて一人しかいないんだけど。
516 :
230:2007/06/26(火) 23:26:07 ID:M0MCWXUJ
「今日は白石くんと仕事について話すから…ごめんなさぁい」
少し離れたところでADと談笑してるあいつを呼ぶ。
甘ったるい声で、しらいしく〜ん、と声をかけることでなにかを勘付いたらしく、少し落ち着かない様子。
近寄ってきたところを目で脅す。
あんたはとにかくほいほい頷きなさい。はい、わかりましたあきらさま!
よし、コミュニケーションは完了。この間僅か1秒。
「へぇ、こいつと?…夜にまで仕事なんか良くないよ」
明らかに白石を見下している視線。まぁそうよね。ぽっと出の新参のくせになぜかあたしと組んでレギュラーまで持ってるし。
頭の硬い奴らはは妬みこそすれよく思うことはない。
「そもそもこいつは本番でもミスだらけだし、顔も平凡だ。君のパートナーとしてつりあってるとは思えないよ」
…こいつは自分が相応しいとでも思ってんの?思い上がりも甚だしい。
「こんなさえない奴と一緒にいないでさ、僕に付き合ってよ。絶対に気持ちよくさせてあげるから。テクには自信があるんだ」
ついに本音が出てきた。やりたいだけなのが丸出しで、品性の欠片も無いじゃない、こいつ。
今はまだ「え〜、あきら何のこと言ってるかわかんなーい」でいけるが、もう怒りが臨界点を突破しそう。
そこで初めて白石が口を開いた。
「あきら様。行きましょう」
手を握られ、引かれる。一瞬びっくりして、すぐに握り返す。
やっぱり、あれだけ言われてなんとも思ってないはずはない。
「ちょっと、お前?彼女は僕と行くって言ってるんだから、さっさと手を離せよ」
言ってないし、離さなくてもいい。殺意が芽生えるのと怒りゲージが振り切れるのを感じ、叫ぼうとしたところで、また白石が口を開く。
「それは出来ません。僕はあきら様を離したくないんで、あなたに渡しもしません」
「な”っ…」
「それじゃあ。行きましょう、あきら様」
呆然とする名も知らぬ彼を尻目にあたしを連れてずんずん進む白石。
勿論あたしも呆然としていた。
517 :
230:2007/06/26(火) 23:27:57 ID:M0MCWXUJ
外に出て、外気が肌を刺して、それからやっと外に出たと気がついた。
繋がれた手から熱が伝わってきて、そこからだんだんと体に暖かさが伝わってゆく。
「…あの、あきら様?さっきのことなんですけど…」
ばかじゃないの、と思った。
いまどきそんなクサイ台詞で女が喜ぶとでも思ってんのか。
「あきら様?顔が赤いですよ?風邪ですか?」
「…うるさい。あんたさっきの意味わかってて言ってるんでしょうね」
「あ、はい!僕はあきら様のことが好きです」
真っ直ぐにこっちを見据えた白石のその言葉に、また頬が紅潮するのを感じる。
くそ。白石ごときにやり込められるなんて、あたしのプライドが許さない。
「…じゃあ、疲れたから家までおんぶして」
「え?」
「さっさとしなさいよ。何?あたしをおぶるのは嫌なわけ?」
「い、いえ、滅相もありません!ではっ!」
よいしょ、と背中におぶさる。
頼りなさそうな白石の背中は意外と広くて、暖かかった。
「…好き」
「え?何か言いました?」
「何でもないわよ。ちゃっちゃと進みなさい、ちゃっちゃと」
「は、はいっ!」
ぼーっとしながら思う。こいつ、このまま送り狼になるんじゃないの?
…こいつにそんな甲斐性があるわけないか。まず、何期待してんのよあたし。
ああ。やっぱり、こいつに調子を狂わされっぱなし。
女の子の感触が嬉しいのか顔をにやけさせながら歩いてる白石の髪を袖から余った指先で引っ張り、八つ当たりをした。
518 :
230:2007/06/26(火) 23:29:14 ID:M0MCWXUJ
終。
あきら様はツンギレギレデレくらい?
乙
やはりスカスレ住人としては胸糞の後にスカがくると効果倍増だな
白石かつこいいよ白石
>>518 あきら様分確保(`・ω・´)
こなた派だったが浮気するかもしれないくらいのGJだ
>>511 そこまで喜んでもらえると嬉しい(`・ω・´)
ところでSSが出てないのは柊家長女・次女くらいかな?
コミックス版とアニメ版の一部しか知らないんだ(´・ω・`)
俺も長女と次女が好きだがキャラがはっきりしてないから書きにくいんじゃないか
まあアニメしか見てないからよく分らんけど
柊家って4人姉妹だったのか…
なんというかしましハウス
>>510 姉妹百合いいよ姉妹百合
>>511 だがそれが(ry
>>518 目だけで会話してる二人が面白い。その会話の内容もw
ところでアニメ12話を元にしたSSを書いたのですが
発表はいつまで控えたほうがいいでしょうか
校正などの理由で投下は明日以降になるのですが。
今日もGJ祭りですなw
>>521 長女次女は原作だと更に喋ってないから…(クイズの答えの時くらい?)
あんなに美人姉妹なのに出番少なすぎorz
>>524 どうなんだろ
明日なら大丈夫じゃないかな?
どちらにせよ俺は見れないけど(´・ω・`)
次のメインはいのり・まつりかなー
寝るまでに書けるか微妙&非エロになるかもしらんけど(´・ω・`)
〜手乗りかがみ〜
「いや〜、しかしびっくりしたよ」
「あんま驚いてるようには見えないわね」
「いやいや、驚いてないわけが無いよ」
今こなたが話しかけているのは机の上である
知らない人が見たらきっと頭がおかしいのだと思うだろう
しかし違うのである
「いや〜、でも、ほんとにさ、どうしてそうなったのさ」
「……わからないわよ」
「いったい何がどうしたら"こんなに小さく"なるのかな〜」
こなたは何も無い机の上を見ていたのではなかった
そう、そこにはこなたの親友、かがみがいたのだ
"手に乗るぐらい小さい大きさになって"
続かない
MXだとまだやってないんだよね……
だからといって瀬戸内海まで待ってたら一週間遅れになっちゃうし、
そこまで焦らしプレイされると股間のスターターピストルがマグナムまで膨れちゃうし。
>>524 あまり過度なネタバレなければ投下しても兵器かと。
GJ!
だが、グレーゾーンなのは間違いないw
>>476-479 2番目の姉の名前はまつりか。
いのり姉はアニメでも既出だし、漫画の単行本は一通り読んだけど、
どっちが長女でどっちが次女の方かが分からなかったからなぁ…。
●短編4レス投下します。
●カップリングなしの非エロ。強いて言えばあきら&みのる。
●独自設定があるかもしれません。
537 :
(1/4):2007/06/27(水) 00:58:09 ID:7Jx7zZvg
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……だるぅぅぅぅぅぅぅぅ」
スタジオから出た私は、扉に寄りかかりながら思いっきりため息を吐いた。
ったく、ただ収録するだけでもダルイってのに、一日で4本分録るだなんて。いくらテレビの
収録で長期ロケがあるからって、マネージャーもホイホイ仕事を詰めるんじゃないわよ。
「おつかれさまっすー」
「あっ、おつかれさまですー☆」
あっぶな、営業スマイル忘れるところだった。まだまだ前半戦だってのに、後2本もつの
かしら……マネージャー、あとでフルボッコ決定ね。
とりあえず、まずはお昼ご飯を食べないと。あーでも、ここの仕出し弁当ってあんまり
美味くないのよねー。いくら高い弁当でも、機械でばーっと作った弁当なんて美味くないっての!
イラつきながら、私は楽屋のドアを蹴り開けた。
「あ、あきら様。どうしたんですか?」
中に入ると、白石のボケ顔が……って、何故?
「あんた、どうしてここにいるのよ」
「どうしてって、ここは僕の楽屋ですけど?」
「あぁん? そんなわけないじゃない。私が間違ってるっての?」
私はそう言いながら、ドアを見上げて……あ。
「"白石みのる"様ぁ? なーにこいつまで様づけしてんのよ。"様"をつけるのは私だけで十分だっての!」
「いや、それはスタッフさんの心配りってやつで――」
「白石まで心配りするぐらいなら、私のほうに全部注ぎ込めばいいの!」
「……あきら様、今日は午前中からよく飛ばしてますねー」
「ふんだっ、あんたの顔を見たらイライラしただけよ!」
ああっ、ホントこいつのボケボケ顔見てるだけでイライラするんだから。
「……で、あんた何食べてんのよ」
ふと見ると、白石は仕出しのものとは違うプラスチックの弁当箱を開けているところだった。
「あ、これですか? 母親が"今日は長丁場だから持って行きなさい"って持たせてくれた
んですよ。今日は仕出しがあると思わなくて」
そう言う白石の机には、手がつけられていないままの仕出し弁当の箱が置いてある。
「へえ、母親ねぇ。こんなのに持たせるだなんて、すっごくもったいない」
「まあ、曲りなりにも僕の母親ですから」
母親……ね。
私にとっては、あんまり良くない言葉。聞くだけで、気分が滅入りそうになる。
「あー、よかったらあきら様も食べます? まだ手もつけてませんし」
「なっ! だ、誰があんたの弁当なんか食べるって!? ばっかじゃない?!」
まったく、自惚れるのもいい加減にしなさいっての。誰が男の弁当なんか……
「いや、それが……なんかみょーに張り切っちゃってて、僕一人じゃ食べ切れなさそうなんですよ、これが」
「本当、親子揃ってボケボケね」
ため息をつきながら、私はしぶしぶヤツのお弁当を覗き込んだ。
手作りの弁当、か。
いったい、どれくらいぶりに聞く言葉なんだろ。
538 :
(2/4):2007/06/27(水) 01:00:21 ID:7Jx7zZvg
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ハンドメイド
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
少し大きめの弁当箱の中には、出汁巻き卵に肉団子、エビチリにイカフライ、それとでっかい
海苔ご飯……へー、男の子の弁当って感じね。
「なーんだ、フツーのお弁当じゃない。張り切ってるって言うからどんくらいかと思ったわ」
「いつもは鮭一切れとか、ひどい時はコレにご飯ぎっしりと梅干し一個ですから……」
「あんたには実にお似合いの弁当じゃない。それに、私にはこんな弁当合わないわ。さて、
楽屋で仕出しの弁当でも――」
くぅうぅうぅぅぅぅぅうううぅぅぅぅうぅぅ……
「…………」
「…………」
「……あの、あきらさ――」
「ねえっ、みのるお兄ちゃん☆」
「は、はいっ!?」
私は営業スマイルを浮かべながら、両手を白石の首にかけた。
「今の、聞こえてなかったよねっ☆」
「い、今のって、あきら様のかわいらしいお腹のお――」
「聞こえてなかったよなぁ白石ィ?!」
そして、何かをほざこうとしたコイツの首を一気に締め上げるっ!
「ぐひゅっ?! あ、あきら様ッ、聞いてませんっ! 聞いてませんっ! 鼓膜が風に揺れた
だけぐえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
「ふんっ、最初からそう言いなさいよ」
手の力を緩めると、白石はがっくり崩れ落ちて床に這いつくばった。
まったく、このバカは……全部、この弁当のにおいがいけないのよ。
ため息をつきながら、私はまた主のいない弁当箱を眺めた。
肉団子はよく店で売ってるようなタレでギットギトのものじゃなく、揚げてあって別に
ついてるソースで食べるもの。出汁巻きにはグリンピースが入ってて、エビチリも冷凍で
身が白っぽいものじゃなく、イカフライもちゃんと揚げてある。へえ、ホントに手作りなんだ。
そう思うと、なんとなく心が苦しくなる。
手作りの弁当なんて、もうどのくらい食べてないんだろ。
小学校の頃ぐらいだったような気はするけど、それからはずっと仕出しとかマネージャーが
買ってきたコンビニ弁当ばっかりだし。そもそも……"あの人"は作ってくれないから。
539 :
(3/4):2007/06/27(水) 01:02:07 ID:7Jx7zZvg
なんとなくむしゃくしゃして、腹いせに肉団子をひとつつまんで口に放り込む。
……何よ、ハンバーグの団子版じゃない。もっと工夫ぐらいしなさいっての。そりゃ、
やわらかくて食べやすいけどさ。ソースもそんなに辛くないし。
出汁巻きは、グリーンピースをよけてと……あ、甘っ! 甘いっ! 何コレ、砂糖どんだけ
入れてるのよ! お子様じゃないんだからもっとお砂糖控えなさいっての!!
あーもー、口直しのエビチリは……かっ、辛ぁぁぁぁっ!! 辛いっ! なによこの両極端!
確かにバランスはいいかもしれないけど、このバカの味覚ってどうなってんのよ!
「あ、あのー、あきら様?」
イカフライは……しなしなじゃない。お弁当なら仕方ないかもしれないけど、まあ固くないし
フツーね。じゃあ、もう一度肉団子を――
「えっと、あきら様ー?」
「わひゃああぁぁぁああっ?!」
な、なにいきなり生き返ってるのよ、このバカはっ!!
「あの、お気に入りでしたら、もっと食べていいですよ?」
「だっ、誰がこんなもの!」
あまりにも恥ずかしくて、私は思いっきり弁当箱に手をかけて……
「こんな……ものっ……!」
でも、できなかった。
このお弁当が、曲りなりもコイツのことを想う人が作ったって考えただけで……手が、固まる。
だけど、そんなの私らしくない……だからっ!
「こうしてやるぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
「ちょ、あ、あきら様っ?! 何してるんですかっ!?」
「はぐはぐはぐはぐはぐはぐはぐはぐっ!!!!」
私は思いっきり、このお弁当をがっついた。
こいつが、もっと食べていいって言ったんだから! 全部、全部食べてやるっ!!
「ちょっ、い、いくら何でも食べすぎですって!」
「知るかっ!! あぐあぐあぐあぐあぐあぐあぐあぐ!!」
手作りのお弁当……全部、私のエネルギーにしてやるんだからっ!
540 :
(4/4):2007/06/27(水) 01:03:26 ID:7Jx7zZvg
「ふぃ〜……」
「あ、あの、あきら様。いくらなんでも食べすぎだったんじゃ?」
全部食べ終わって椅子に座ると、白石はお茶を差し出しながら私の顔を覗き込んできた。
「うるさいわねっ! あんたの分のエネルギーを私が補給してあげたんだから、感謝しなさいっ」
「ぼ、僕の分のですか?」
「……なんで顔を赤くしてんのよ。このバカ」
本当、コイツってばどうしようもないんだから。まあ、そのぐらいボケボケなほうが
私も目立ってコントロールしやすいんだろーけど。
「よかったら、母に頼んであきら様の分も――」
「あぁん?! のぼせてるのはどの口なのかなぁっ!?」
「い、いひゃいですいひゃいですっ!!」
とんでもないことを言い出した白石の両頬をぐいぐい引っ張りながら、思いっきり睨み付ける。
そんな、毎週じゃなくて……今日食べただけで、当分は大丈夫だっての。
「まったく、本当にあんたはボケボケなんだから……そんなこと言う暇あったら、早く
仕出し食べて午後に備えなさい。後半はもっともっといじってやるんだから!」
「そ、それは勘弁していただけると嬉しいかなーと」
「さー、どうしようかしら」
そうするかどうかは、いつも私の気分次第。ま、今日はお弁当っていうプラス材料はあるけどもね。
「あーもう、あと20分しかないじゃない。私は先に行ってるから、遅刻したらただじゃおかないわよ!」
「は、はいっ、わかりましたっ!」
バタンッ!!
あわててペコペコ頭を下げる白石の姿を消すように、私は外に出て思いっきり楽屋の
ドアを閉めた。
「手作り弁当……か」
ちょこっといっぱいになったお腹に手をあてて、ふとそんなことをつぶやいてみる。
――今度、マネージャーに手作り弁当作ってこいって命令してみるかな。
というわけで「ハンドメイド」お送りしました。
あきら様の口調って難しいですね。なかなかモノに出来ない……
まあ、忙しくてそうそう手作りのものは食べられないんじゃないかな、と。
特にお弁当なんかはなおさらということで。
「食事かセックスを書かせればその人の実力がわかる」
っていうらしいけど、メニューと味に文句をたれながら
しっかり食べてるシーンなんか微笑ましくなった。
なんという良あきら様
GJです
こなたやつかさと知り合えば毎日食べられるのになあ(´・ω・`)
ところで投下する前に一言
ごめんなさい
では投下します
544 :
1/4:2007/06/27(水) 01:11:24 ID:+C+DQS13
改札口を出ると、雨が降っていた
あの気象予報士はやっぱりアテにならないなと口の中でぼやいてみたが、無論それで晴れるはずもない
「あー、どうするかなー」
このまま濡れて帰るのも手だ
幸い家もそう遠くは無いし、これだけどしゃ振りならどうせ誰も見やしない
まつりがよし、と腹を決めかけたその時、珍しいものが視界に入った
「おかえり、まつりちゃん」
真っ赤な傘を差したいのりは、駆け寄って来た妹に穏和な声で微笑みかけた
545 :
2/4:2007/06/27(水) 01:12:20 ID:+C+DQS13
「いや参った参った、帰って来なり土砂降りだしさー」
「だから言ったじゃない、あの人の天気予報は外れるって。それに梅雨に雨が降るのは当たり前でしょ?」
「確かにねーっと、それよりどしたの?駅前に用があったとか?」
「何言ってるの、まつりちゃんを迎えに来たのよ」
「はー…珍しい。でもま、助かったよ」
気恥ずかしさから頬をかくまつりを見て、いのりは優しく笑う
「たまにはね、二人で話したかったのよ。いつもかがみとつかさが居るから」
「そっか。でも改まって話す事なんてある?」
「他愛の無いお喋りで十分。ところでまつりちゃん?」
「んー?」
「女の子が雨の中走って帰るのは関心しないわね」
「うっ…なんでバレてるかな」
「お姉ちゃんですから」
「納得。ま、次は気をつけるよ、っとわっ?」
一台の車が直ぐ隣を走り抜け、二人に盛大に泥水をひっかける
546 :
3/4:2007/06/27(水) 01:13:30 ID:+C+DQS13
「っぶないなあ。一言くらい謝れよなー。大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ。私は大丈夫」
「…いのり姉ちゃん?」
「うふふ…神に仕える巫子に泥水かけて謝罪も無しに逃げ去るなんて」
不気味に笑い、するり、とどからともなく長弓を取り出し矢をつがえ
「神罰が必要かしら?」
「まてまてまてっ!?どっから取り出したそれ!?って言うか危ないだろ!?」
「あらいやだ。危ないのはああいった車の方よ?」
「アンタが一番危険だっ!!いいからそれ片付けろって!!」
「あらそう?お姉ちゃんちょっと傷ついたわ」
「…だからどこに直した?まあ気にしても仕方ないか…」
「そうよ、いつもの事じゃない」
「そんな日常私は知らんっ!!」
「これが愛の成せる業よ」
にっこりと微笑む長女に本格的なツッコミを入れようかしばし悩み、面倒なので放置する方を選択
547 :
4/4:2007/06/27(水) 01:14:37 ID:+C+DQS13
不意に、雨音が消えている事に気付いた
「おっ?止んだ止んだー」
「今年は空梅雨かしらねえ…」
「細かい事は気にしないっ早く帰ろーよ」
「そうね。お風呂浴びなきゃね」
「だなー。服びしょびしょだし」
「たまには昔みたいに一緒に入る?髪洗ってあげるわよ?」
「…それもいいかな」
同じ道を並んで歩き、姉妹は連れ添ってのんびりと家路に付いた
雑な下調べ&何らかの神が降りて来た結果です
特にいのりが…(´・ω・`)
期待した方ごめんなさい
( ;∀;) イイハナシダナー
こんばんは、「ひいらぎ」「恋するロッテ黒井」の作者です。
今回で三つ目のSSなのでコテ付けようかと思います。
軽め鬱、非エロ、死人、オカルト注意。
NGワードは「おひさ!」で。
551 :
おひさ!:2007/06/27(水) 01:33:49 ID:/C8ujBCz
八月のなかば、郊外にある墓地公園にこなたの姿があった。
「ふぅ、相変わらず無駄に広いねぇ、ここは・・・」まるで寂しさをまぎらわす様に独り言を漏らす。こなたはぐるりと辺りを見渡し
「えぇっとたしか・・・あ、あった、これだね」
目当ての墓石を見付けると、ゆっくりと歩みよる。
「久しぶりだね・・・かがみ。」
そう呟くと、鞄からポッキーをとりだした。
遡る事、半年。
高校卒業からそろそろ丸一年になろうかと言う頃、かがみから連絡が入った。
久々に会いたいと、かがみはそう告げた。
何のことは無い、たまには友達同士集まってほんの少し前の事で盛り上がる
言うならプチ同窓会のようなもの。誰にでもあるごく普通の行事である。
ただ、指定された場所が何故か病院だった事を除いて。
なんの不安も無かったと言えば嘘になる。
しかし、入院してるからと言ってそれ即ち命に関わる事、と言う訳でもない。
むしろ命に関わる方が少数である。大方、骨でも追って暇を持て余しているのだろう
こなたはそうたかをくくっていた。
だが、その予想は最悪の形で裏切られる事になる。
「・・・うそ、でしょ?」
「こんな嘘言ってどうすんのよ。何か私が得する事でもある?」
「いや、そ、そう!この機会に積年の恨みを晴らすため!でしょ!?」
「あぁ、そうね。確かに積年の恨みはあるわね。死ぬ前に晴らしとこうかしら。」
かがみはそう言うとけらけらと笑った。
そして、短い沈黙が病室を包んだ。
「・・・まぁ、ね、安心して。別に恨んだりなんかしてないから。」
「・・・」
「寧ろ感謝してる。あんたには、沢山思い出を貰ったしね。」
かがみは窓の向こうに視線を移し、さらに続けていく。
「なんだかんだ言っていつでも側にいてくれたし。楽しかった、あんたといると。」
「かがみ・・・」
「ねぇ、こなた・・・ありがとね、友達でいてくれて。あんたの事、忘れ・・・」
「やだっ!」
「やだよ!聞きたくない!」
「こなた・・・」
「私はただ、かがみに会いにきただけだよ!そんな遺言染みた事、聞きたくない!」
こなたはそう叫ぶと、ドアを開け駆けだそうとノブに手を伸ばした。
しかし、かがみは言葉によりそれを制止する。
「違う!遺言なんかじゃない!」
「じゃあ何!?そうとしか!っ・・・そうとしか・・・聞こえないよ・・・」
かがみにとって、瞳に涙を浮かべ言葉を詰まらせるこなたは
不謹慎だがとても可愛く見えた。自分の為に涙してくれている事もあいまって、だ。
それにより、かがみは自分の中で強固にしていた決心をさらに揺らぎ無いものとして
ゆっくりと口を開く。
「まぁ、遺言に近いものはあるけど・・・心残りがね、あるのよ。」
「心残りって・・・近いどころかほぼいっしょじゃん・・・」
「まぁ聞きなさいよ・・・
えと、なんだ。その、私さ、今まで恋愛なんてした事なかったじゃない?」
「ん・・・」
「でもね、ずっと好きだった人は居るのよね。」
「・・・橋渡ししろって事?」
「そんな面倒くさい事する必要は無いわよ」
「面倒くさいって・・・かがみは私にどうしてほしいの?」
こなたは瞳に涙を浮かべながら訝しげに訪ねる。
普段の人の生活では中々見られない光景だ。
「んと・・・そこで私の話を聞いてくれてるだけでいいわ。」
「?よくわからないけど告白とかはしないの?」
「するわよ。」
「え?誰に?・・・っ!?いや、ちょっと待って!!ないよね?それは無いよね!?」
さっきの表情はどこへやら、慌ただしく騒ぎ出すこなた。
「あるわよ。多分。」
「いやいやいやいや、ちょ、タンマ、タンマね」
「あのねぇ・・・何もそこまで嫌がる事」
「あー!違っ!嫌ななわけないっ!そうじゃなくて、違くて、えと・・・マジですか?」
「ん。本気。・・・好きだよ、こなた。」
「あ・・・う・・・」
「・・・嫌?」
「だから!そうじゃないよ!私だって!・・・かがみの事、好き・・・」
「そっか。うん、よかった。」
こなたの返事にかがみは満面の笑みでそう答えた。
二人とも顔は真っ赤でまるで中学生。ただ、それはとても幸せな事だった。
それから二人は、友達から恋人になった。
と、いっても二人の関係に何か大きな変化が表れたわけではない。
いつものようにラノベやゲームについて語ったり。こなた節にかがみが突っ込んだり。
こなたが「かがみデレの変」と名付け、それをイジってかがみを怒らせたり。
ただ、一つ変わった事と言えば、キスをするようになった事。
ただ触れ合うだけのキス。しかしそれは、甘美でいてとても切ないものだった。
そして、初めてのキスからふた月程たった、梅雨である事が嘘のように晴れたある日。
かがみはこの世を去った。
最後に「いつまでも忘れないで、幸せになって」と残して。
「あれから、ふた月か・・・はやいねぇ・・・」
いつもの様に、いつもの口調で独り言を漏らす。
かがみにみっともない姿を晒す訳にはいかないから。
遠い将来、もしそれをネタにイジられたりしたらたまったものじゃない。
「さて、と・・・」
こなたはポッキーの袋を開けると、中身を一本だけ口にくわえる。
そしてもう一本取り出すと、墓石の前にそっと置いた。
「あんま食べ過ぎると太るかんね。一本だけ〜。」
いつものニヤニヤにゃんこ口で意地悪く言ったその瞬間。
「わっ!」
何の前ぶれもなしに、一陣の風が吹き、こなたは思わず顔を隠す。
そして顔を上げた瞬間、こなたの瞳に映るポッキーは、確かに折れていた。
「ははは、帰ってたんならはやく言ってよ、かがみん。」
涙を浮かべ、必死で笑顔をつくるこなたは、とても強がりなのだった。
以上です。
ご意見等いただけれは嬉しいです。参考にさせてもらいますので
いい話なんだけどオチがイマイチ掴めない(´・ω・`)
こなたは「かがみがいる気がして(実際には居なくて)泣いた」のかな?
それとも「かがみが生き返ったから(嬉しくて)泣いた」のかな?
>>557様
うぅ…これから寝るってのに…涙がちょちょぎれるw
こういう話に弱い。
>>530 ま、放送が最遅のかがおか(カップリング風に書いてみた)エリアに住んでいながら、
一週間も待ちきれないのでネットにうpされてる動画で既に12話をチェックした
俺のようなやつも(ry
>>557 GJなんだけど…なんというか、せつなさ炸裂?(誤用)
軽め鬱、非エロ、死人、オカルト注意という前置きだったからどんな凄いのが来るのかと思ったら、意外とライトで普通にいい話っぽかった
>>557 正直個人的に、鬱系・死系ネタは基本的に苦手でスルーしがちだけど
今回は話の読後感が悪くなくて、なおかつ爽やかな締めで
そっち系のネタでもアリだなと思わせてもらいました。
そしてうるっときた>< GJです。
>>558 お盆で仏様が帰ってくるってことじゃないの?
梅雨の時期から二ヵ月後だから
早速ご意見ありがとうございます。励みになります。つぎもがんばります。
オチについてですが・・・敢えてボかしました。
某RPGの様な奇跡もアリ、プチ奇跡もアリ、気のせいもまぁよし。
かがみがアレしてるのが気になるならいっそ夢でもよし。
優柔不断と言われればそれまでですが・・・
では、名無しに戻ります。
ちなみに「太るかんね〜」と言い放つこなたに「真面目に墓参りしなさいよ!」
とかがみが突っ込むオチが・・・反応をみる限りしなくてよかったなと思います。
>>558 こなたは差し出したポッキーを折っていった風をかがみに見立てた(見立てようとした)んだと思う。
でも、実際に死んだかがみがいるはずないから泣いた、ってことで多分前者かな。
あと、梅雨から二ヶ月だとちょうどお盆の時期だってことも踏まえると、
物語中のこなたの切なさが理解できる……かもしれない。
>>564 なるほど
曖昧な描写はわざとだったんだね(´・ω・`)
すっきりしたw
合計11作品…なんという投下数
>>557感動の一言。
GJ!
俺なんからっきー☆ちゃんねるが大好きになった。
それもこれもお前等のせいだ!責任とって投下してくれ。
>>568 寝る寸前だったのに書きたくなったじゃないか(´・ω・`)
gdgdになる予感がするけど書いてみる
長引いたので無理に打ち切りました
投下しておきますね
耳に当てていた体温計のディスプレイを確認する
「37.8度か。完全に風邪引いたな」
事務所に連絡をいれようとして携帯が見当たらない事に気付き、半身を起こして辺りを見渡す
少し離れた場所に転がっていた携帯をなんとか回収して事務所に電話をすると、もの凄い勢いで怒られた
まあいきなり病欠してクビにならないだけ有り難いのかも、と思い、同時に苦笑いを浮かべる
(それに、怒られるのは慣れてるし)
『看病フラグ』
数時間後
ガンガンガンガンっ!!
何かを殴りつけるような音で、目が覚めた
「…んぅ?」
ガンガンガンガンっ!!
「…工事?うるさいなぁ」
ガンガンガン…ズドンっ!!
「うおっ!?」
「ぅおらあぁ!!白石ぃ!!」
「…あきら様っ!?」
「10秒で開けないとドア蹴り壊すぞゴルァ!!」
ズドンっ!!ズドンっ!!ズドンっ!!
「わああああ!!直ぐに行きますっ!!」
全力で玄関まで走って扉を開けた瞬間
「うらぁっ!!」
「ぐふぉあっ!?」
小神あきらの見事なヤクザキックが炸裂した
「…あ、ごめん」
思わず素で謝る少女の言葉も聞こえないまま、白石の意識は再び闇に落ちた
「あきら様、今日はどうなさったんですか?」
「どうもこうも無いわよ。現場行ったらアンタがまだ来てないって聞いたからたるんだ根性叩き直しに来てやったって訳よ」
「はあ、ありがとうございます。ですがあの」
「あぁん?何か文句でもあんのか?」
「いえ、僕は今日病欠すると事務所に連絡を入れておいたのですが」
「はあ?聞いて無いわよそんな事。誰に言ったのよ」
「あきら様のマネージャーさんです」
「あんのクソマネージャー…連絡事項くらいちゃんとやれってんだよ。次会ったら絶対殴り倒す」
「すみません、最初からあきら様に連絡を入れるべきでした。その、多忙なあきら様に無駄足をさせてしまいましたね」
「全くよ…ってアンタ、病欠って何よ」
「はあ、恥ずかしながら風邪を引いてしまいまして」
「…アンタほんとばっかねえ。夏風邪は馬鹿が引くって言うけどマジだったんだ?」
「そのようですねー」
苦笑いしながら頬をかく
確かにその通りなのだから仕方ない
「んで?飯は食ったの?」
「いえ、食欲が無かったものですから。薬だけ飲みました」
「アンタはどこまで…ええい、ちょっと待ってなさい」
ガサゴソとバッグをあさり、携帯を取り出す
「あきら様?」
「黙ってろボケ…あ、もしもし?あきらです☆ごめんなさぁい…白石さんが心配でぇ、そうなんですよぅ☆あきら居ても立ってもいられなくってぇ…にー、そうですかぁ?じゃあそうしますねっ☆はいっじゃあまたっ☆…これで良し」
見事な猫っ被りぶりを見せつけ、チョロイもんだと携帯をバッグに戻す
「あのー…あきら様?今のって」
「プロデューサー」
「はあ、そうですか」
「つー訳で今日丸ごと空けたから。とりあえずコンビニ行ってくるから鍵開けたままにしとけよ?」
「わかりました…ってあきら様ラジオの収録はいいんですか!?」
「アンタが使いもんになんないから収録出来ないんだろうが。いいから黙って寝てろ」
「ですがその、いいんですか?」
「黙らないと永眠させるわよ?」
「大人しくしときますっ」
機嫌を損ねては命に関わると、白石は慌てて布団に潜り込んだ
「とりあえずコレな。ウィダーイン。あとレトルトおかゆとスポーツドリンク。冷えピタと桃缶、あー、薬はあるんだよな?」
「はい…その、いくらでしたか?」
「アンタから金貰う程落ちぶれちゃいないわよ。この超売れっ子癒し系アイドルあきら様を舐めてんのかアンタ」
「滅相もございませんっ」
「分かればいいのよ分かれば…レンジどこ?」
「あ、それです」
「あーはいはいこの小さいやつね」
「…あきら様、なんだか優しいですね」
ピタリ、と動きを止めてこちらを振り替える
「………だぁれが誰に優しいって?何ならいますぐ息の根止めてやろうか?」
「その、あきら様?お顔が真っ赤ですが」
「黙れ」
べしっ
「うぁたっ?デコピンですか、新鮮だなぁ…」
「いいから早く食べちゃいなさい。コップは、ああコレか。安物ねぇ、っと、おかゆ出来たか」
「はあ、どうもすみません」
「ったく、手がかかると言うか世話が焼けると言うか。ほら口開けて」
「…あの、あきら様?」
付き出されたスプーンを眺めて一秒程戸惑い、つい呼びかける
「あぁ?今度はなに?」
「そのですね…いいんでしょうか」
「なにが」
「いえその、今の状況がと言いますか、僕としてはとても嬉しいのですが」
数秒の沈黙の後
「…自分で食え」
「かしこまりました」
黙々とおかゆを食べる間、桃缶に苦戦してキレかけているあきらを眺める
(なんだか、これっていいなあ)
「白石」
「うわっはいっ!?」
「これ開けろ。て言うかアンタ何ぼんやりしてんのよ。熱があるからって甘えてんじゃないわよ」
「あ、はい、ただいま」
缶詰のプルトップを引き、中身を皿に移す
「どうぞ」
「いやどうぞじゃないでしょ。それアンタのだから」
「え?ああ、そうでしたね、すみません」
「全くアンタほんとに抜けてるわね。そんなだから夏風邪なんて引くのよ」
「はあ、面目ないです」
黄桃を口にしながら苦笑いを浮かべる
「あきら様、その」
「だから今度はなによ。詰まんないこと言ったらはっ倒すわよ」
「あの…いつも迷惑ばかりかけてしまって」
「…だからアンタは馬鹿なのよ」
「はあ、自分でも馬鹿だとは思います」
「このあたしが、超絶悶絶級ぷりちーアイドルあきらちゃんが、嫌な事を進んでやると思うのかアンタは。だからアンタは夏風邪引くのよ。桃でも食って頭の回転速度上げなさい」
「はあ、そうですか。頂きます」
「…ほらやっぱりアンタ馬鹿だ」
「え?」
「はいはい何でもないからさっさと食って寝ろ」
「はあ…」
いつもこうだ。少し早口にしただけでこの馬鹿はいつも気付かない。全く腹が立つ。このあたしの言葉を一度ならず何度も聞き逃すなんて
「まあいいわ。今日の所は帰る」
「あ、お帰りですか?それなら玄関まで」
「だから寝てろっつってんのが分かんねぇのか?あぁこのニブチン。終いには布団にくるんで外に放置するぞこら」
「寝ときますはい」
「よし。じゃあまた明日ね」
「お疲れさまでしたー」
「はいはいお疲れー」
白石の頭のを軽く叩き、彼から見えない角度で優しい笑みを浮かべてあきらは部屋を後にした
続くかも
さすがに誘い受けがすぎる
長引いたので無理に打ち切りって
今投下せずに後で完結させるという発想がなぜできない
579 :
バド:2007/06/27(水) 04:05:54 ID:+C+DQS13
今後用にコテ付けさせてもらいましたー
>>416>>429>>459>>504>>544書いた者です
無駄に長いですね(´・ω・`)
何かあきら様書いてて楽しくて止まらないw
携帯からなので読み辛いかもしれませんが、許してやってください(´・ω・`)
次から投下する時はは短くまとめるようにします(´・ω・`)
スレ汚し申し訳ない
4時半か。。。そろそろ寝ないと仕事に(ry
583 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 05:39:51 ID:gLU9hM4N
こなた「かがみ、パンツみせてぇ」
かがみ「あんた、ストレートすぎるだろ」
なんだこのあきら様ラッシュは
しかも上手い……
こうなったら『〜にて』をシリーズ化させるしか……!
ってなわけで、また時間が出来次第投下します
新ジャンル「キレデレ」
>>584 かがみん、突っ込みどころが若干ズレてるw
ってか見せる事に抵抗はないのかw
なんという良作ラッシュ……
一作一作に感想つける暇すらない恐怖のGJ連射
これは間違いなく信長の鉄砲隊
2ちゃん中の神SS書きが終結してんじゃないだろーか
終結してどうすんのよ!
あきらネタかななこネタ投下してくれー
593 :
590:2007/06/27(水) 10:24:49 ID:v7pv898O
>>591 ごはっ(吐血)
えらい誤変換してしまった……
俺が終結してくるorz
>>592 「そういえば先生」
「ん、なんや泉」
「先生は何で先生になったんです?」
「当ててみ。4択や」
1:
「先生になったら近所の寿司屋の息子が毎日タダ寿司持ってやって来ると思うてなぁー」
「ド根性!?」
2:
「それから暫くしてな、先生不覚にもイソップの死ぬあたりでコロッとアレにはまったんよ」
「泣き虫先生!?」
3:
「でもってトシちゃんにも憬れたし」
「ビンビン!?」
4:
「ま、とどめはドリフの名前がヒロインたちに付いたギャルゲーやな」
「グラデュエーション!?」
携帯即興にエロは求めなーいで
俺の中でのあきら様萌え度急上昇中ww
GJすぎるんだぜ
パティ「うう〜なんですかコレは?」
ひより「パティは梅干し苦手?」
パティ「これがウメボシですか・・・
ウワサには聞いています
これを食べると・・・
口がアナルになってしまうと!」
ひより「ならんならんならん」
あきら様はアレだ、セレブ化に目がくらんで、実業家あたりと婚約するけど
結婚式当日に自分の本当の気持ちに気がついて失踪しちゃうタイプ。
んで、ウェディングドレスのまま白石のアパートに押しかけて、
「あ…あたしを連れて逃げなさい!」と半泣きで迫ったりして以下略。
>>597 こらww
あきら様派の俺を萌え死にさせるのはやめなさいww
フッ・・・俺の中であきらの株が急上昇だぜ
>>597 良ネタをありがとう(`・ω・´)
いい感じの電波を受信出来たよ
次回のあきら様SSに期待
作者の方お疲れ様でした
>>597 逆に白石が会場に突撃してあきら様を攫っていく、というのもおもしろい
605 :
バド:2007/06/27(水) 17:25:36 ID:+C+DQS13
投下します
今回は短めにできました(`・ω・´)
606 :
牽引1/3:2007/06/27(水) 17:26:45 ID:+C+DQS13
「おつかれさまです」
「おつかれっ白石さん最近調子いいみたいですねー」
「え、そうですか?」
「業界にも慣れて来たんじゃないですか?」
「あはは、僕なんて全然素人ですよ。やっぱりあきら様のようにはいきませんねえ」
「またまたー、そだ、この後お昼とか一緒にどうです?」
「あ…すみません、この後ラジオの収録があるんです」
「あらー残念っ、また今度ね」
「本当にすみません、お疲れさまでしたー」
深々と頭を下げ、ため息を吐く
最近やたら食事に誘われるが、白石はその全てを断っている
ただ単に時間が合わないだけなのだが、どうしても申し訳無く感じてしまう
今度何かお詫びをしようと心に決め、自分の楽屋へ向かった
>>590 初代スレから付き添ってる輩はどれくらいいるかなんて思ったりしてな
608 :
牽引2/3:2007/06/27(水) 17:28:56 ID:+C+DQS13
楽屋に入ると、場に不似合いな少女が足を組んで座っていた
「あー、やっと来たかグズ」
「あきら様?どうかなさったんですか?」
「べっつにー。アンタこそ何してんのよ。食事誘われてたでしょ?行かなくていいの?」
「あ、見てらしたんですか?」
「はん、間抜け面でヘラヘラしちゃって。何か色気付いてんだか。馬鹿じゃなねーの?」
「はあ、すみません」
「大体アンタあたしのアシスタントじゃなかったっけ?一人でフラフラなぁにやってんだか。主役ほっといていい訳ぇ?」
「えぇと、申し訳ないです」
「ああもういい。さっさと行け。犬みたいに尻尾振ってワンワン鳴きながらさっさと行け」
「あの…あきら様?僕もこれからラジオの収録なのですが」
「はぁ?何言ってんのアンタ。あたしもアンタも今日半日オフでしょうが。マネージャーから、ってまたかあのハゲ。て事はアンタ断った訳ね」
口元が綻びそうになるのを堪え、コメカミを指で押さえてうめく
「あ、あきら様も半日オフなんですか。それでしたら、良かったらお昼でも一緒にどうですか?丁度ギャラも貰いましたし」
「あぁん?何でアンタなんかと」
「そうですか…残念です、じゃあ僕はお昼食べてきますね」
「待てや」
609 :
牽引3/3:2007/06/27(水) 17:30:12 ID:+C+DQS13
「はい?」
「あたしも行く」
「…はあ。いえ、いいんですか?」
「うるさい」
「ぐふぉ!?」
ズドン、と恒例の震脚
「腹が減ってんだよいいから黙って付いて来いボケナスが」
「はいぃ!!」
さりげなく白石の手を掴んで大股で歩きだす
どことなく、その姿はスキップを踏んでいるようにも見えた
(…アンタはあたしに付いて来ればいいのよ)
「え、何かおっしゃいました?」
「言ってねぇよボケ!!」
ズドンっ!!
「ぶへぁ!!」
610 :
バド:2007/06/27(水) 17:31:04 ID:+C+DQS13
お粗末でした(´・ω・`)
>>610 割り込んだゴメン
それはともかくGJの言葉を捧げよう…
>>611 よくあることさw
GJありがとう(`・ω・´)
>>610 乙〜
今日だってまだ3/4ぐらいしか終わってないのに28レスとは……
ハイペースなのもいいけど体壊さないでね!
乙
てか1週間で600レスとかどんだけ〜
つかさ分が足りない…ッ!
神がおりてくるのを待つか…無理矢理自給自足するか…。
取り敢えずみなさんGJ
>>613 その優しさに癒された
まだまだいけそうだ(`・ω・´)
つかさはアレだ、連れて行ってとか言えないまま
相手が人生の旅立ちの日を迎えちゃうタイプ。
んで、見送りの新幹線のドアが閉まる直前に
思わず相手の胸に飛び込んじゃってそのまま発車、
「え…!あ…」とか言いながら大赤面しちゃったりなんかして以下略。
投下します。
みのる×あきらでエロ無しです。
撮影が終わり、室内に残ったのは二人だけになったその瞬間、あきらは机に突っ伏した。
もう一秒とカメラに向かっていられない。
冷えたテーブルに熱を持った額を押し付ける。
冷たくて気持ちいい。体内に籠った熱が吸い取られていくようだ。
「あきら様、大丈夫ですか? あきら様!」
みのるの声が脳味噌に直接打撃を与える。
あきらは机に触れている部分を額から左の頬にずらした。
あきらの直ぐ横で机に両手を置き、それに顎を乗せてみのるがこちらを覗き込んでいた。
みのるの目許に怠さにぼんやりとしたあきらの目線がぶつかる。
「あの、あきら様、こんな所で寝たら余計風邪が悪化するかと……」
真面目な声を出すな息を吹き掛けるな顔が近いんだよ気色悪い、
と本編でテレカになっていた人物のように言いたかったが、
マスクの下の口は酷い有様で機能停止も同然だった。
本編。なんて嫌な響きなんだろう。
全く情けない。始めの頃あんなに偉そうにアイドルの心得を説いたというのに、
体調管理すらまともに出来ず、後輩一人に番組を任せるなんてアイドル失格もいいところだ。
「そんなに気を落とさないで下さい……次がありますよ」
みのるに悪気が無いのは解っているし、
他の関係者が全て出て行っても一向に動こうとしないあきらを心配して残ってくれているのも承知しているが、
そう慰められてしまうと自分の失態とそれに依る不利益をまざまざと見せつけられているように感じてしまう。
一言もまともに喋っていないどころか、咳き込んでいただけのあきらが言いたいことを正しく理解し、
代弁してくれたみのるには助けられたが、それとこれとは話が別だ。身勝手な考えではあるが。
あきらは一層強く咳込むと、たっぷり余った袖の下の手を机に這わせ、
みのるの手を鈍い動きで上から押さえた。
「……あきら様?」
意図が読めないあきらの行動に、みのるははてなマークを頭上に浮かべて首を傾げる。
それに構わずあきらは、やはりゆっくりとした動作でみのるの手を掴み、
手の平が上になるようにひっくり返した。
そこに人差し指で『の』の字を書く。
「の?」
次にあきらは、やはりのろのろと『ど』を書いた。
再びみのるは書かれた一文字をはてなマーク付きで口にする。
「ど?」
『あ』
「あ…」
『め』
「め……ああ!」
あきらの言いたいことがやっと解り、みのるは彼女に向かって勢い良く頷いた。
「解りました、のどあめですね。近くに薬局があるんで、一っ走りして買ってきます!」
みのるとは対照的なスピードであきらは彼の手から指を離した。
「直ぐ帰ってくるんで、ちょっと待ってて下さいね」
椅子から立上がるみのるに、あきらは重たい頭を一回だけ横に振った。
一旦席を外して欲しくてお使いを頼んだのだ。
のどあめ位で調子が良くなるとは思えないし、むしろ遅くなってくれた方が有り難い。
机を巡回してあきらの目の前までやって来たみのるは、
彼女が首を横に振ったのを見ていた筈だというのに、
目線を合わせる為に机に手を置いて顔の位置を下げた。
「だって、体調の悪い時は誰でもいいから側に人がいた方が安心するもんですから」
元気付ける為に底抜けに明るく笑って去るみのるの背中に、
あんたは五月蠅過ぎんのよ、とあきらは毒を吐こうにも喉の痛みが邪魔をして吐けなかった。
「………」
が、しかし。
みのるが退室してからものの数分であきらは、病からか妙に独りでいるのが心細くなっていた。
認めたくないが、閉じた扉が向こう側から開かれるのをさっきからずっと待っている。
認めたくない、認めたくはないが、事実だ。
あきらは一つ大きく溜息をついた。
認めたくないだなんて、何を意固地になっているのだろう。
病気なのだし、その上今は一人きりだ。
強気な自分とは暫しの間おさらばしよう。
人が来れば平気な演技をすれば良い。
大丈夫、出来る。女優なのだから。今回はちょっとうっかりしてしまっただけだ。
と自分に言い聞かせるあきらの頭の中を、みのるの言葉が反復する。
誰でもいいから側にいて欲しい。本当に誰でもいい。
誰でもいいのだけれど、その人が薬局のビニール袋に入ったのどあめを持って来るのだったら、
少しだけ、ほんの少しだけ余分に安心出来そうだ。
早く帰ってこないかな。
おしまい
読んで下さった方、ありがとうございます。
それでは。
>>606、
>>619 GGGGGJ!!神作品ラッシュでうはうはw
強気なあきら様も弱気なあきら様もかわいすぎるぜ…
最近あきら様株の価格がうなぎのぼりな件について
もはや亀レス
>>457 ちょwwwwwその着信音wwwww
627 :
バド:2007/06/27(水) 18:48:56 ID:+C+DQS13
流れ切ってごめん(´・ω・`)
下手だけどつかさSS投下しますね
>>626 こなたがバラバラになっても元通りになるのか
629 :
1/3:2007/06/27(水) 18:50:25 ID:+C+DQS13
「ねぇつかさ、それサボテン?」
「だよー。ゆきちゃんに貰ったの」
「ふぅん…サボテンねぇ」
「私に似合うからだってー」
「あぁ、納得したわ」
「あはは。この子ね、なかなか花が咲かないんだってー」
「まあサボテンだからね」
「それでね、花が咲いてる所を見ると願いが叶うんだって」
「へぇ…それ、何てサボテン?」
「えっとね、確か…」
『月下美人』
630 :
2/3:2007/06/27(水) 18:51:11 ID:+C+DQS13
最近、何故か無性に寂しくなる
高校にいた頃はこんな事無かった
「みんなに会いたいなあ…」
頬杖をついて、ゆきちゃんから貰ったサボテンのツボミを眺める
パティシエの専門学校に通い出してから、ほとんどどみんなと会ってない
お姉ちゃんは大学の近くで一人暮らしを初めてしまったし、ゆきちゃんも学校が忙しいみたい
こなちゃんだけはあんまり変わらないな、と思ってちょっと笑った
でもまた直ぐに、胸の奥が切なくなる
みんなに会いたい
けど邪魔しちゃいけない
でも、やっぱり会いたい
どうしようもなくなって、涙が浮かんできた
私はいつもこうだ
自分じゃ何もできない
でも今は、助けてくれる人もいない
寂しくて、溢れだしそうな涙を堪えるために、枕に顔を押し付けて
とつぜん、携帯が鳴った
631 :
3/3:2007/06/27(水) 18:53:12 ID:+C+DQS13
「誰だろ…もしもし?」
『つーかさっ元気無いねーどしたの?』
「…こなちゃん?」
『YES.I.DO!!』
ちっちっちっ、って舌打ちが聞こえる
ほんと、変わらないね
「久しぶりだね。どうしたの?」
『いやさー、なんかみんなに会いたくなってね?つかさも寂しいかなってさ。そんで、明後日の日曜空いてる?』
「っ!?空いてるっ!!」
『おっけーい、かがみんとみゆきさんも来れるから、これで全員だ』
「みんな、来れるの?」
『久しぶりにプチ同窓会ってねー…つかさ?ほんとどったの?』
「なんでも、ない。大丈夫、なんでもないんだよ」 もう涙を堪えるなんて無理だった
ぼやけて見えるサボテンの花に、私はみんなの優しさにちょっぴり微笑んだ
―月の夜にしか咲かないサボテンの花は
―幸せを運ぶと言われています
―だからつかささんに、この子をプレゼントさせてください
―みんな、幸せになれますように
632 :
バド:2007/06/27(水) 18:54:29 ID:+C+DQS13
お粗末様でした(´・ω・`)
>>623 GJです
弱気なあきら様もいいなあw
>>632 バド氏の投下の早さに脱帽
呼び合うように出会ったくらいGJ
あとこなたの台詞、「Yes,I am!」じゃないの?
>>433 …うぉう、確かに(´・ω・`)
本気で間違いました…
>>632 GJ!つかさの心情を描いた作品ってあまりなかったよな・・・
いいパティシエになれよー
つかさキタキタキタ━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━!!
乙&GJです!
サボテンがつかさの心を癒しますように…
>>626 おお、気付いてくれる人がいたw
それにしても、ほんの24時間前へのレスが亀になるとは……凄まじき、あきラッシュ。
おお、GJです!
あきラッシュ、ぼく……もう疲れたよ……
だけどバイトに行かなくちゃ
なあ、ちと質問だが・・・桜庭先生×あきらが好きな俺ってマイノリティなんかね?
周囲に賛同してくれる奴がいないw
>>639 サイレントマジョリティを考(ry
俺は好きだけどな……
アニメにおける白石とあきら様みたいに、ゲーム(原作)におけるひかる先生とあきらも。
>>639 というか一瞬桜庭先生って誰?と思ってしまったw
まぁ、そもそも知名度が低いと思われw
>>634 かがみならツッコむトコかもしんないけど、こなた&つかさなら
そのままでも(というかそのままの方が)自然な気がするww
書きたいけど桜庭先生がよく分からない…
漫画版4巻のおまけとかにチラっと出てたメガネと白衣の人だよね?
こなた「サボテンの花が…咲いている…」
そうじろう「ほんの〜小さな〜出来g
こなた「おとーさん、私の世代には通じないからそれ」
こなたなら普通に知ってそうだけどw
父「どこに〜いーっくのこんな雨のーなーかっ」
こなた「かがみんにヨバイかーけーるー
いーまのっわたーしはもう止められーなーい
理性が勝つじしーんがーなぁくてー」
父「りいーぱにーなったなーまなむすめよー」
ごめん(´・ω・`)
>>607 俺も俺も。
アニメ化されると知って、3月末頃から覗きに来てた(原作見たこともないのに)。
拾った画像見ながらSS読んで、こなたってどのキャラだろうとか思ってたのが遠い昔のことのように思える。
>>648 よう俺
久しぶりにこのスレでポルノネタ見た気がするな…
まとめ見てたらGIOGIO氏がポルノのタイトル使ってSS書きまくってたけど、彼はもうスレを去ったんだろうか
初代のスレが立ったの2年前の12月か……
エロパロ板にはいたけど、誘導されるまでここの存在は知らなかったぜ
惜しいことをした
何年居ても読むばかりだから、
俺もお返しとしてそろそろ何か書かなきゃな……
大暴投ーっΣ( ̄□ ̄;) 淫乱化系同人誌のノリで行ってみたら失敗したっ。
とりあえず中途放棄も気持ち悪いと思うのでジャンプ10週連載の華麗さでまとめてみますw
人気スレでたくさん投下があってよかった……(;ノ∀`)
黒こなたにフォローしてもらおう(ぉ
__
/ -―‐- 、:丶
〃´ \:ヽ
{{ __ }.::}
_, - ―‐‐┤ \ー‐――'<
/.::_/.::.::.::.::|.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\
______//_/____::/|.::{.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ::.::ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~|lll|'.::|.::|.::.::.:|.::.::.::.::.::.::.l.::.::. ',
_ |lll「.::j.::l::.::.::l\⌒.::.::.::|.::.::.::l あーあるある。趣向を懲らそうとして空回りして
│ |lll|::ハ.l:.::.:: | ヽ.::.::.: |.::.::.::| オリジナル設定盛り込みすぎて
│ |lll| ',.::.::.│ \.::.|.::.::. | 「それ○○○○でやる意味あるの?」って
│ |lll|三 ヽ ::.:|三三7:ヽ|.::.::.`ヽ 原作ファンから総スカンされたりっ。
│ |lll|" \| ""・l.::.::|⌒l:ド、l それで対応間違えてmixi日記晒されて
│ |lll|、 ‘ー'ー' j.::.::|-イ.:| 2chで祭りされちゃったりとか、
│ |lll|:l>ー‐rーt< リ .::|.: l :| 事態収拾するつもりがドツボにはまって
│ |lll|:|_j;斗<_,>/.:: /! ::.: | ブログ炎上しちゃったりとかとか
│ |lll|:| >、 __/.:: / ヽ.::. |
├‐tュ‐‐┬‐tュ――|lll|:| / /.:: / i.::.|
│ ‖ ‖ ll |lll|:V ,'.::.:/ .|.::.|
│ ‖ ‖ |!____ |lll|.::ヽ i/.:/l |.::.|
_j ̄|! ̄`|! ̄|! /  ̄ l\{ W / |.::.|
そいではデリヘル『Lucky☆star』をコテにいれておきますのでNGワード推奨でー。
>>487-490の続き
「それじゃ……こなたちゃんで……」
「ん。はぁい。あーーんむ……」
小さな体にみあった小さな口を大きく開けて私の屹立を頬張る。狭い口内の熱い感触
がたまらなかった。ちろちろと鈴口から裏筋にかけて舌がからめられる。
「じゅぷ……れろ……んちゅ……ちゅるるう……んく」
クビの動きにあわせて青く長い髪が揺れた。先ほどから我慢していたのだ。
あっという間に射精の衝動がせり上がる。
「こなたちゃん出るよ……」
「んん……んっんっ…んぐ……んぷ……ちゅぷ」
了解とばかりにストロークを早める。もはや我慢する理由もなかった。
「んっ!」
びゅくんっ! びゅぶぶっ どぷっどぷぷ……
爆ぜるようにこなたの口内に精液をぶちまけていく
「んんっ……んっ……んく……んぷ」
大量の精液をこぼさぬようにその小さな口に受ける。やがてペニスが
脈動を終えたのを見計らいこぼさぬように口を離す。
「ん……あぁぁ」
こなたが口内の精液を見せてくれる。白濁液の中を蠢く舌がいやらしかった。
「あらまぁ、たくさん出ましたわね」
背後でよりそうようにのぞき込むみゆきが感嘆の声を上げる。それがなんとも気恥ずかしい。
「あ。おふきしますね……」
つかさがティッシュをとって精液にまみれたそれをかいがいしくふき取ってくれる。
「ん〜……んっんっ」
「へ? 私?」
口を閉じたこなたがかがみを手招きで呼ぶ。
「な。なによ……んんっ?!」
突然こなたがかがみを抱きしめてキスをする。
「んんん! んっ……んん〜」
どうやら口内の精液を口移ししてるようであった。二人のキスのあいまからこぼれる
精液がなまめかしかった。
「んん……んっ……ごくん……ん」
かがみの喉が動き、逃げ場のみつからない精液がのみこまれていったのがわかった。
「んん……ぷは……飲んじゃった……精液……」
「ふふ。おいしかった?」
「………ばか」
恥ずかしそうにそっぽを向きながら口元をこぼれた精液をつかさに手渡されたティッシュで拭った。
「それじゃ、お風呂に入りましょうか、いい湯加減ですよ。お背中おながししますね」
みゆきがそういいながら衣服を脱がせてくれる。他の3人も各々服を脱いで入浴の
準備をしていた。
──これから一晩、めくりめるプレイがまってることは想像に難くなかった。
デリヘル『Lucky☆star』の四輪車コース。頼んで良かったと思わずにはいられなかった。
そいではまたアニメ見てて思いついたら今度はラブラブ百合エロをw(´ω`)ノシ
PCない俺は負け組(´・ω・`)
>>656 あきラッシュ、ボクのとも〜だち〜♪あきラッシュ、ボクのとも〜だち〜♪
>>656 ヒールが、ヒールが・・・
つーかオチ怖!
661 :
5-61:2007/06/27(水) 23:28:57 ID:GJU+Pfbk
なんか友達から『おまえのかがこなはいつも波乱ばっかだな』
とか言われたのでふつーのラブラブを書いてみた。
流れ切って申し訳ないorz
>>660 ありがとう
でも俺AUなんだ(´・ω・`)
663 :
5-61:2007/06/27(水) 23:31:30 ID:GJU+Pfbk
かがみん〜。今晩家に泊まりにこない?」
「あんたは…また何を企んでるの?」
【『か』と『み』の間】
「む〜。ひどひなぁ」
「わ、分かったわっ。行けばいいんでしょ!行けば!」
どうも私はこいつに弱い。惚れた者の弱みってやつかな。
「じゃ、帰ったら私の家に来てネ」
「はいはい。行かせて頂きますよ」
「覚悟…じゃなかった、楽しみにね〜」
「取りあえず行きたくない気持ちが倍増。」
「さて帰ろ〜」
話変えやがった
−−
「歯磨きに。着替えに。お菓子に。あとは…」
何故か顔を真っ赤にしながらバスタオルを詰め込む。
「こ、これは一緒にお風呂とかっいやいやないないっ」
なんだかんだ言っても楽しみなかがみだった。
「あっ…。ふふ。」
悪戯っぽく微笑みながら携帯を手に取り−
「かがみんまだかな〜」
玄関にて待つ。
「(検閲済)や(検閲済)も準備したしね〜」
そして−携帯が震える。着信。『柊かがみ』
『もしもし〜?』
「おっす」
『かがみさん?後ろから聞こえるんですけど?』
「気のせいじゃない?」
振り向くと。そこにはツインテールの恋人の姿。
『……住居不法侵入罪だよ』
「そう?じゃ、帰るわ。」「あ、ちょ、ちょっとっ」携帯を放り投げ。
「おっす。こなた」
デコピン一発。
「…やふー。かがみん」
額を押さえながら。
「取りあえず私の部屋行こ〜」
「ん。」
「飲む物持ってくから先に行ってて〜」
「分かった。」
664 :
5-61:2007/06/27(水) 23:32:57 ID:GJU+Pfbk
ガチャ−
ドアを開ける。
「ふぅん。一応片付けはしたみたいね。」
少し前は漫画やゲームが散乱していたが。
「ん?」
窓際に写真がいくつも伏せて置いてある。
「……一枚くらい見てもいいよね。」
端の一つを表に。
「〜〜っ」
かがみの写真だった。
残りにも全てかがみが映っている。
笑うかがみ。振り向くかがみ。怒るかがみ。ポッキーをくわえたかがみ。
(あー。撮ってたわねぇ…恥ずかしいから止めろって言ったのに。)
頬が緩むのを抑え切れない。
「こなた…。」
「かがみん〜?オレンジジュース、で、い、い…」
「あっ…ごめんっ」
「…見た?」
「…うん。」
「ちゃー。気持ち…悪いよね…」
「そんな事ないっ!私だって携帯の待ち受けはあんたの…」
「え?」
開いて見せる。
向日葵の様に笑うこなた。「あ、う…」
双方とも顔は真っ赤。
今にも湯気が出そうだ。
665 :
5-61:2007/06/27(水) 23:34:11 ID:GJU+Pfbk
「え、えと。そだっ。ゲームしようっ」
「そ、そうね」
隣り合って座る。何かの拍子に手が触れ合い。赤くなって離……さずそのままにぎりしめる。それはまるで−初恋。
−−
「そろそろ御飯にしよっか」
「ん。」
「かがみんは何食べたい?」
「こな…げふんげふん」
「?」
「な、何でもいいわよっ」
「じゃ、レトルトのカレーで。」
「……夢がないわね。」
「しょうがないじゃんかー」
−−
「ふぅ〜。おいしかった〜。」
レトルトでも。
「そうね…。」
好きな人と一緒に食べれば。
「本当においしかった。」
「ふふ。私洗い物やっとくからお風呂入っといでよ〜」
「え?あ、い、一緒にっ…」
「〜♪」
鼻歌を歌いながらキッチンに行ってしまった。
「また。言えなかった…」
−−
お風呂上がり。
「なにかDVDでもみる〜?」
「そうね。何がいいかな。」
『かがみんの水着姿』とか『かがみんの着替え』やら不穏なタイトルのディスクもあったが故意に無視する。
「……これ。」
「うわ。それホラーだよ?」
666 :
5-61:2007/06/27(水) 23:35:13 ID:GJU+Pfbk
「え!?じゃ、じゃあ別…」
「ふふふ〜。怖いのかな〜?」
ニヤニヤしやがって。
「う。そ、そんな訳っ…。」
「じゃあこれ見よ〜」
ガチャ−
ディスクが吸い込まれた。
−−
「きゃ〜っ怖っ。顔。顔が〜。」
こなたにしがみつくかがみ。
(こ、これは何とも…)
胸が当たって映画どころではなかったりする。
「こっちみんな〜っ」
(やっぱかがみん胸、あるなぁ…)
「イヤぁぁぁぁっ」
(っていうか何これ。デレモード?)
「はぁはぁ…やっと終わった…」
「やっぱ恐かったんじゃん〜」
「ふ、ふん。演技よっ」
「じゃ、もっかいみようか〜」
「無理。」
ちょっと残念。
「もう寝よっか」
「そ、そうね。私は居間で寝るわ」
「え!一緒の部屋で寝ようよ〜」
「何かされちゃたまらないもの。」
違う違う。こんなこと思ってないっ
「ひどっ!」
「じゃお休み。」
667 :
5-61:2007/06/27(水) 23:36:02 ID:GJU+Pfbk
居間で布団にくるまり。
(この家ってけっこう広いわねぇ…)
ミシッー
家鳴り。
「〜〜っ」
さっき見た映画をおもいだしてしまう。
あの染みが顔に見えてくる。周りには何かの気配。
「う。あ。こなた…」
枕だけもち。こなたの部屋に走る。
ーーー
「かがみん…。ひどいよぅ…。」
折角の。
「いっぱいお話しようと思ったのに…」
ガチャー
「ん?」
そこには愛しい人。
「…おっす。」
「かがみん?」
「あー。い、一緒に寝てあげるわっ」
「え?」
「だからっ…」
気持ちとは裏腹に口は別のことを紡ぐ。
「別に寝てくれなくていいんだけど?」
「…ごめん。」
小声で謝りながらも。私のパジャマの裾を放さないかがみん。今にも涙がこぼれそうだ。
私にはー
「……。」
この腕を振りほどくことは出来そうにない。
「……はぁ。」
溜息一つ。私は横に動き場所を空けた。
「…ありがと。」
私の横にかがみんの体温を感じる。
(あー。あったかいなぁ。)
「へ、変な事したら怒るからねっ」
(いいにおいもするし。)
「…。」
(これはあれだな。かがみんが悪いっ
668 :
5-61:2007/06/27(水) 23:37:00 ID:GJU+Pfbk
「こなた?」
「変な事ってどんな事かなぁ〜?」
「そ、そんなの言える訳っ…」
(ダメだ。我慢出来ないっ…)
「こんなことかなぁ〜?」
「あっ。こっこらっ」
かがみに覆いかぶさる。
キス。何か言おうとしていたかがみの口を封じる。
「んーっ。あっ、ちゅ。」
「はぁっこなったぁ」
(これは全部かがみんが悪いんだっ)
「あぁっ。はぁっ」
かがみんのパジャマを脱がす。
「かがみん…可愛いっ」
「ば、馬鹿ぁっ」
割れ目に手を添え。触れるか触れないかの所で往復させる。
「はぁっ。あんっ。するんならっちゃんとっ…」
「あれぇ〜?やっちゃダメなんじゃなかったっけ〜?」
「あぁっ。意地悪…っ」
「かーがみんっ。『好き』って言ってくれたらやったげる。」
「んあっ、はぁっ。そんなの…」
「あ。言ってくれないんだ。じゃ、もう寝るね?」
「えっ?嫌ぁっ」
「じゃ言うんだね?」
かがみは涙をため。
「……き」
「ん〜?」
「好きっ。大好きっ。こなたぁっ」
やっと言ってくれた。
「ん。私も好きだよ。」
(ちゃんと言ってもらったのははじめてかも。)
「じゃ。再開〜」
「ああっ!?そんな急にぃっ」
触れるだけだった手の動きを早める。
「んあっ。やぁっ。ああんっ」
中をかき回す。
「はぁっ。うあっ、んくっ」
「気持ちいい?」
「ふ、ふんっ。あぁっ」
「まだそんな事言えるんだ〜。じゃあこれはどうかなぁ?」
陰核を押しつぶし。振動させる。
「ちょっ。ダメっそれダメぇぇぇっ」
かがみの体が小刻みに震える。
「ダメっ、こな、たぁっ。これじゃ…すぐイって…」
「イってもいいよー」
「こなたこなたこなたぁっ。お願いっキスしてっ」
「はいよ。お姫様♪」
「ちゅむ。んーっ。んぁぁぁぁぁぁぁっ」
電流が流れたようにかがみは仰け反り。かがみは絶頂を迎えた。こなたと口付けをしたまま。
669 :
5-61:2007/06/27(水) 23:40:05 ID:GJU+Pfbk
ーー
「こなた。明日覚えときなさいよ…!」
「ごめんなさい」
反射的に謝ってしまう。
「かがみんってさー」
「ん?」
「初恋っていつした〜?どんな人だった?」
「またあんたは突然…。」
「教えてよ〜。」
私の初恋はー
「いつっていうか。」
「うん。」
「現在進行形」
「…え?」
「あんたよ。あんた」
ずびし。指差す。
「振り向いても誰もいないっ」
「ってことは…もしかして私だったり?」
「だからそういってるでしょ」
ぼんっ
そんな擬音が聞こえそうなほど。こなたの顔が赤くなる。
「あ、あんたはどうなのよっ」
「私?私はー」
「『か』ではじまって『み』でおわる人っ」
FIN
670 :
5-61:2007/06/27(水) 23:41:48 ID:GJU+Pfbk
なんだこれ。
微妙ですな。気づかれたことがあればこそっと教えてください。こそっと。
乙
すごく・・・良いです
何と言うかこういう話好きだなぁ。
乙&GJ
IDがGJw!
>>670 乙です。指使いの描写とかなかなか。
「現在進行形」は殺し文句としての最終兵器ですなw
百合分補給させていただきました。
それでは、自分もSSを投下させていただきます。
●短編7レス投下します。
●カップリングなし・非エロ。そうじろう&ゆい+みんなのSSです。
●独自設定があるかもしれません。
675 :
(1/7):2007/06/27(水) 23:48:11 ID:IyTFYOk+
とたとたとたとたとたとたとたとたっ
「あの、叔父さんっ、蛍光ペンってありますか?」
可愛らしい足音を響かせながら、ゆーちゃんが居間に入ってきた。
「ああ、それなら本棚の筆入れにいっぱいあるよ。使いたいだけ持って行きなさい」
「はいっ、ありがとうございます」
ペコリと一礼すると、筆入れから蛍光ペンを持って出て行くゆーちゃん。
「転ばないように気をつけなよー」
「大丈夫ですー」
可愛らしい声と足音が、二階へと遠ざかっていく。
どたどたどたどたどたどたどたどたっ
「お父さんっ、ポストイット貸してー!」
今度は荒々しい足跡を響かせながら、こなたが居間に入ってきた。
「ああ、それならここに……うん、これだ」
後ろのミニタンスの引き出しからポストイットを出して、こなたにちらつかせる。
「使い終わったら、書いたのも全部貼りなおして返せよー」
「はうっ、言葉尻で揚げ足とらないでほしーなぁ」
「日本語は正しく使うことが大事だからな」
「わかったよ、もう。お父さん、ポストイットちょうだい」
「はいはい。いっぱいあるから、使いたいだけ持って行きなさい」
「今は一個でいいから、それ貰っていくねー」
こなたは俺の手からポストイットをひったくると、どたどたと二階へ上がっていった。
本当、対照的な二人だこと。
二階からきゃいきゃいと聞こえてくる声に苦笑いしながら、オレはノートパソコンの画面に視線を戻した。
「さて、と……ネタ、どうしたもんかねー」
立ち上げてあるテキストエディタは、相変わらずまっさら。
ついでに、オレの頭の中のネタまでまっさらだった。
「こんなに降りてこないのは久しぶりだな」
シノプシスの締め切りは、明後日だってのにねぇ……
677 :
(2/7):2007/06/27(水) 23:50:39 ID:IyTFYOk+
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
HOME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「こんちゃーっす」
玄関のドアが開いたかと思うと、ゆいちゃんがひょっこりと居間に入ってきた。
「おや、いらっしゃい。今日は非番かい?」
一週間ぶりに見るゆいちゃんは私服姿で、夏らしいTシャツとジーンズ姿だった。
「はい。それに、今日はゆたかたちが勉強会って言ってたから、陣中見舞いって思って」
そう言いながら、ゆいちゃんは手にしていたスイカ玉をひょいっと持ち上げて見せた。
「おー、いいね。今日はちょうどこなたたちも勉強会だから、夕ご飯の後でも出そうか」
「かがみちゃんたちも来てるんですか。ちょうどいいですねー」
6月最後の土曜日。もうすぐ期末テストってこともあってか、我が泉家は勉強会で大盛況。
柊さん姉妹に高良さん、岩崎さんに田村さんと、こなたとゆーちゃんのお友達がそれぞれ
自分たちの部屋で勉強に取り組んでいた。
「ま、座りなよ。それとも、ゆーちゃんたちのところに顔出す?」
「うーん……今おじゃましちゃ悪いから、休憩中にしとこっかなと」
「そっか。じゃ、お茶を用意するから待っててね」
オレは立ち上がると、台所の冷蔵庫を開けて麦茶のタンクを取り出した。あとは、コップを二つと。
「あれ、おじさん原稿中だったんですか? だったら退散したほうが――」
「ああ、気にしない気にしない。ちょうど気分転換しようって思ってたし」
転換するにも、切り替えるべきものがないのが悲しいんだけどさ。
「そうですかー。今回はどんな話なんです?」
「この間は伝奇ミステリーを書いたから、ここらでちょっと違うのはどうかって編集さん
と話しててさ。坂本さんも、上の池原さんも新しいのが見てみたいって言ってたし」
「新しいのねー……で、なかなか浮かばないと」
「トホホ、ご名答ー」
泣きまねをしながら、ゆいちゃんに麦茶とおせんべいを差し出した。
「今回はゼロからのスタートだからね、迷う迷う」
「こなたも言ってましたけど、ラノベなんてどうです?」
「いや、実生活がラノベな展開だから、書いてても飽きるだろーし」
「……あっさり凄いこといいますね、おじさん」
「あはは。まあ、それ以前にウチのレーベルってそういう方向じゃないから」
「なるほどー」
せんべいにかじりつきながら、ゆいちゃんがこくこくとうなずく。
ジャンルは幅広いけど、中高生向けはまた別に編集部が存在している。編集長は何度も
変わったけど、今の加藤さんも方針はそのままにしておきたいらしい。
678 :
(3/7):2007/06/27(水) 23:52:12 ID:IyTFYOk+
「で、締め切りはいつなんです?」
はうっ、そいつぁ痛いところを……
「……シノプシス――つまり筋書きが明後日まで」
やばい、口にしただけで気分か重くなる。
「それは……大丈夫なんですか?」
「あ、あんまりじたばたしないで、降りてくるまで待つよ。よくあることだし」
その分、ギリギリだから坂本さんたちにも泣いてもらうことになるけど。
「無理しちゃだめですよ。体が資本なんだから」
「大丈夫だって」
のほほんとした言葉だけど、ゆいちゃんの言葉には実感がこめられている。
ゆいちゃんも、かなたの時のことを今でも覚えているんだろう。
「今こなたたちを置いて逝ったりしたら、かなたからどんなに怒られるか」
「かなたお姉ちゃんのことだから、ずっと正座させられますよ。こっそりえっちゲー買って、
すぐ見つかったときみたいに」
「ゆ、ゆいちゃん、それ覚えたの?」
もう二十年ぐらい前のことだってのに……
「あの時のお姉ちゃんのぷんすかした顔、今でも忘れられないですって。おじさんもペコペコ土下座してて」
「……またそうならないよう、しっかり生きることにするよ」
かなたには、そのことでホントによく怒られてたからな……
ノドを潤すために麦茶を一口すすりながら、そのときのことを思い出してちょっとブルーになる。
――まったく、あんたってばすぐゲームのほうに行くんだから!
――まーまー、息抜きも必要なんだしさー
「おー、騒がしい騒がしい」
こなたとかがみちゃんの言い合いは、もうここでの名物になっている。まさにツンデレとボケ
担当のセオリーどおり。
「あれで本当に勉強になるんですかね?」
「まあ、いいんじゃない? 本人たちが楽しいなら」
「……おじさん、女の子がいっぱい来たからって、いくらなんでも大らかすぎじゃ」
「んー、それもあるにはあるけど」
コップをテーブルに置きながら、オレは天井をゆっくり見上げた。
「やっぱり、にぎやかなほうが楽しいよ。今までウチは静かすぎたんだしさ」
「それも……そうですね」
ゆいちゃんも、同じように天井を見上げる。
彼女も、我が家のことはよく知っていたから。
679 :
(4/7):2007/06/27(水) 23:53:29 ID:IyTFYOk+
この家がこんなににぎやかなのは、いったいいつ以来だろう。
思えば、回数も片手で数えるぐらいしかないかもしれない。
「こういうにぎやかな家を、求めてたのかな」
「にぎやかな家、ですか」
「うん」
つい先日まで、こなたと二人きりだった我が家。
それはとてもあたたかかったけど、小さすぎた場所。あいつとした約束とは、程遠い空間。
「この家はさ、かなたと一緒に選んだんだ。本当なら、六畳一間の安アパートでも別に
よかったんだけど、かなたが頑として譲ってくれなくてな」
「あのかなたお姉ちゃんが、ですか?」
「そう、意外だろ?」
ちょっとやきもち焼きだけど、いつもオレと一緒に寄り添ってくれたかなた。普段は
オレの言うことについてきてくれたけど……
「『子供がたくさん生まれたら、その分いっぱい部屋を用意しておかないと』って。
それに『そう君ががんばるために、ちょっとでも目標が大きいほうがいい』ともね。
それだけは、絶対に譲ってくれなかった」
「あのお姉ちゃんが……」
「目標はなんとかがんばれてるけど、子供のことに関してはこなた一人しか叶わなくて……
それからずっとこなたと二人で過ごしてきて『ああ、このままずっと二人で過ごすのかな』
って考えたこともあったよ」
でも、その約束から長い時間が経って変わったことがある。
「けれど、ゆいちゃんがたまに来てくれて、ゆーちゃんが家に来てくれて……そして、
こなたとゆーちゃんがいろんな友達を連れてきてくれて、家がわいわいにぎやかになって」
コップの氷がカランと音を立てるのと同時に、ゆいちゃんの顔を見据える。
「きっと、かなたはこういう場所を望んでたのかもしれないね」
「みんながわいわい楽しんでる場所をですか」
「うん」
ふと、みんなを見ていて思う。
もしもかなたがいて、こなたの妹や弟がいたらこんな感じなのかな、と。
「ゆいちゃんには、感謝してもしきれないよ」
「えっ?」
「うちによく顔を出してくれて、ゆーちゃんをこの家に下宿させてくれて……本当に、ありがとう」
オレは居住まいを直して、ゆいちゃんに向かって深々と頭を下げた。
680 :
(5/7):2007/06/27(水) 23:54:41 ID:IyTFYOk+
「やっ、やですよーおじさん! なんで私がっ?!」
「この間、姉さんと電話で話しててね。ゆーちゃんをうちに下宿させようって言ってくれたの、
ゆいちゃんだってポロッと話してくれたよ」
姉さん、関心したように話してたっけ。「ゆたかがあの学校になってから元気になった
みたいで、ゆいには感謝しないと」って。
「で、でもっ、どうしてそれが?」
「おかげで……久々に思い出せたから」
今家が包んでいる雰囲気に、思わず頬が緩む。
「たくさんの家族で過ごす、ということをね」
こなたは、オレしか身近にいる家族を知らない。
小さいときはそれでぐずったこともあったし、今も顔には出さないにしろ、かなたの
命日あたりになるとオレの顔色をうかがったりもする。
「こなたも、ゆーちゃんが来てからはいろいろ努力してるよ。『お姉さんになろう』って」
「そうみたいですね。料理とかもゆたかに教えてるみたいだし」
「いつもは出しっぱなしにしてたエロ同人誌も、今じゃタンスの奥深くだし」
「いやー、それは未成年としてどーかと思うわけですけど」
「あ、あはははははは」
うう、ジト目が怖い……
「まあ、こなたにも家族ということを知ってもらうことが出来て、俺も久々に思い出せて
……それをきっかけにして、たくさんの子が家にやってくるようになった。ゆいちゃんには、
感謝しきれないよ」
「そ、そういう意味でってわけじゃなかったんですけどねー」
照れ笑いしながら、ゆいちゃんがパタパタと手を振る。
こういう風に、無意識のうちに安らぎを届けてくれるっていうのがゆいちゃんのいいところなんだろう。
「きよたか君も、いい子を選んだもんだ」
「ちょっ、どっ、どうしてそこできよたかさんの名前が出てくるんですかー!」
「わははは、照れない照れない」
きっと、ゆいちゃんときよたか君は幸せな家庭を築けるはず。
だからこそ、強く願う。
その絆を、ずっと大切にして欲しいと。
681 :
(6/7):2007/06/27(水) 23:55:59 ID:IyTFYOk+
「でも……私もよかったです。ゆたかをお二人に任せて」
「卒業まで、しっかり見守らせてもらうよ」
そう言って、仏壇の写真を見つめる。
「かなたも、きっと見守ってくれるはずだからね」
「ええ」
オレとゆいちゃんは、二人で微笑んでいるかなたに向かって笑いかけた。
「ねえ、お父さーん……って、ゆい姉さん来てたんだ。いらっしゃーい」
しばらく二人でおしゃべりしていると、こなたが居間に入ってきた。
「んー? おお、どした?」
「おじゃましてるよー」
二人してしゅたっと手を上げ、こなたに挨拶する。
「いや、今日は夕ご飯どうするのかなって。こっちもゆーちゃんのほうも、みんな今いい感じでさ」
「おお、集中してるのか。良き哉良き哉」
普段から、こうやってこなたも勉強してくれると嬉しいんだけどな。
「だったら、オレが用意するよ。今日は暑いし、そうめんでいいか?」
「んー、いつもの具もちゃんとつけてと……じゃあ、私も手伝おっか」
「こなたはいいから、勉強を続けてなさい。オレ一人で大丈夫だよ」
エプロンに手をかけようとするこなたを制しながら、よっこらしょと立ち上がる。
「だったら、私も手伝いますよー」
ゆいちゃんも立ち上がって、こなたに笑いかける。
「うーん……じゃ、お願いしよっかな。今日は久々にいい感じではかどってるし」
「だったら、さっさと部屋に戻った戻った。出来たらすぐに呼ぶからさ」
「はーいっ」
こなたは返事をすると、またばたばたと階段を上がっていった。
「本当、にぎやかですねー」
「ああ、落ち着いて浸ってる暇もありゃしない」
まあ、こういう生活もいいだろう……って、おおっ?
「どうかしました?」
「いや、なんか今、いいネタが……うん、うん、これはいけるかも……」
頭の中で散らばっていた物語のかけらが、ひとつ、ひとつとまた組みあがっていく。
「なあゆいちゃん、女の子だけが繰り広げるホームドラマってどうだろう」
「ま、またそれは突飛なネタですねっ!」
「いや、のほほんとした姉とちんまりとした妹をメインにして……うん、なんかいけそうだ」
頭に思い浮かんだネタを、ゲームセンターあらしよろしくキーボードで叩き込んでいく。
うん、これは……これはいけそうだ!
682 :
(7/7):2007/06/27(水) 23:56:54 ID:IyTFYOk+
「うしっ、これでメモ完了!」
そして数分後、ネタの元になるメモが画面の中ですっかり組みあがっていた。
これで忘れることもないだろうし、まだまだ頭の中にはいろいろ湧き上がっている。
「あ、あのー、私が夕ご飯作りましょうか?」
「あー、大丈夫大丈夫。今いい気分だから、このままのノリで作っちゃおう」
「本当、おじさんってばネタの神が降りてくるとノリノリですねー」
「ふっふっふ、それがオレの取り柄だからね」
頬を緩みっぱなしにしながら、オレは壁にかけてあるエプロンに袖を通した。
「さーて、いっちょやりますかっ!」
なあ、かなた。
お前が望んだ家庭って、こんな感じだったのかな。
いろんな感じの子がいて、わいわい騒いで、時々ケンカもしたりして。
それでも、やっぱりどこか絆で結ばれている「家族」。
もし、そうだったとしたら……なんて、素敵な望みだったんだろう。
みんながこの家にいて、つくづくそう思う。
ただひとつ、お前がここにいないのが残念でならない。
でも、一緒にいたくなったら帰っておいで。
姿は見えなくてもいい。神様も、少しは許してくれるだろう。
ずっと、いつでも待ってるから。
「「みんなっ、ごはんだぞーっ!!」」
「「「「「「「はーいっ!!」」」」」」」
みんなが集まるこの家で、ね。
そうじろうさんSS「HOME」でした。
なんだかんだでよく姿を見せるゆいさん。
多分ゆたかの様子を見に来るだけじゃなく、二人のことも見に来てるんだろうなー
とかふと思って、つらつらと書いてみました。何故か視点はそうじろうさんですが。
しかし、前回のSSとはホント正反対なことw
>>683 GJ
まさにホームドラマって感じがいいなぁ
普段はネタかちょい役のそうじろうが主役張ってるのは珍しい
ただ一つだけ気になる点が・・・5レス目の最初の方でそうじろうが「姉さんと〜」って言ってるけど、ゆいとゆたかの母親のゆきはそうじろうの妹だったような
投下したいんですけど普通に書き込むときと同じように書き込んでいいんですか?
>>684 ああっ! 「義姉さん」と書き直そうとしてすっかり忘れてた!!!!
穴掘って埋まってきまーす……orz
21歳越えてからじゃないとだめです
>>683 あいかわらずGJ!です。
芸巾広いですね〜
しんみりと読ませていただきました。
>>686 追い討ち掛けるようで悪いけど、そうじろうから見て「義姉さん」だと、妻のかなたの姉ってことになるんじゃ・・・?
あれ?
俺もこんがらがってきた、出来れば第三者の意見求む
いちおう三巻114Pで、ゆきさんはそうじろうの妹になってますね
>>690 えっと、そうじろうはゆい方のおじさんで、ゆいにとってはおばさん……でしたよね?
ちなみに、脳内ではかなた=そうじろうの幼馴染み=ゆいも昔から知っている
という感じでネタを作ってました。いろいろこんがらがらせてすみませぬorz
みのる+あきら非エロです。軽くネタバレ含みます。
いつもに増してあきら様の機嫌が悪い。それは本編出演を目の前に風邪をこじらせてしまったから。
顔の半分を覆い隠すほど大きなマスクをして、机に突っ伏しています。いつもならすぐに帰ってしまわれますが、今日は本当に辛いみたいで収録が終わって30分は過ぎているのに、まだそのまま。
さすがにヤバいんじゃないか?
「あきら様?」
「…なに」
「そろそろ帰られた方が…」
「わかってるわよ」
「なら早く出ましょうよ。もう遅いですし…」
「うっさいわねー!そんなに帰りたいなら一人でっ…ゴホッ」
あー、また怒らせてしまった。いつもは元気なのに真っ青な顔色で咳き込むあきら様を見るのは正直胸が痛みます。暫く僕を睨んでいましたが、疲れたのかまた突っ伏してしまわれた。うーん、困った。
いつもは怖いあきら様だが、こんな僕をずっとアシスタントでいさせてくれる。それなのに僕はあきら様に何もしてあげられない。
あきら様の小さな方が辛そうに上下する度に胸が痛む。
>>691 あ゛。
見落としてた。
穴掘って書き直してきまーすorz
後で修正したのをどっかのうpろだに上げます……収録はとりあえず見送ってください>Wiki管理人さん
そうだ。今ならあきら様に恩返しができるんじゃないか。小さなことしかできないけど、それが少しでもあきら様の為になるのならと思うと体が勝手に動いていた。
いつもあきら様のマネージャーさんがここであきら様の為にホットカルピスを作ってたっけ。今日はなぜかマネージャーさんは不在だから僕が作ろう。
熱すぎないように、でもぬるくなりすぎないように。注意して温度調節をする。
ここだ、と思う温度でマグカップを持ってあきら様の元に向かう。
「あきら様」
「あ?」
「ホットカルピスです」
「は?」
「あったまりますよ」
「へぁ…」
「飲んでください」
「あ、うん。ありがと」
マスクを取ろうと、あきら様はサイズの合っていない袖を捲ろうとしている。そんなモタモタしてると絶妙な温かさが損なわれる。それは困るから手を伸ばしてあきら様のマスクを取ると真っ赤になって睨まれた。怖いな。
マグカップに触れる小さな唇に魅入ってしまう。
「どう…ですか?」
恐る恐る聞いてみると、深くため息をつかれた。
「薄いわね」
「マジ…ですか?」
「マジだっつーの。しかも熱いし。あたしは猫舌なの。そんなことも知らないの?アシスタントでしょー?」
「すすすすすみませーん!」
猫舌?そんなの初耳ですよ。いつもホットカルピスぐびぐび飲んでんじゃないですかー。あ、マネージャーさんはそれも考慮した上で?
かなわないな。まだまだあきら様と過ごしてきた時間もマネージャーさんとは桁違いだな。
「でも」
「え?」
「嬉しかったわ、ありがと」
「えー!」
「なによ、その"えー!"って」
「だってあきら様がお礼を言うなんて」
「悪い?」
「いえいえ、そんな」
「じゃー、素直に"どういたしまして"でしょ?」
「ど、どういたしまして」
「よろしい。んじゃ帰るわよ。送ってって」
「体の方は…?」
「カルピス飲んだらちょっとは楽になったわ。白石さんのもなかなか美味しかったかなー」
おや、なんだか目頭が熱いぞ。おかしいな。
怖いけど一生ついていきます、あきら様!
おわる
ホ ッ ト カ ル ピ ス ?
白石さんのホットカルピスもおいしい……
( ゚д゚ )
そうじろうとゆきは兄妹
かなたとゆい&ゆたかは叔母と義姪
カルピス……
イヤ、ナンデモアリマセンヨ?? ナンニモソウゾウシテマセンヨ??
>>690 寝ぼけ頭でトンチンカンな返答をして本当にすいませんでした。
原作で「叔父」って漢字使われてるから間違えたのかな
ゆいやゆたかがそうじろうを呼ぶ場合には「伯父」が正しい
「ねーねー、かがみかがみー」
「どうしたのよ、カバンなんか持ち出してきて」
お昼休みの教室。お昼ごはんを食べ終わると、こなたはカバンを持ってこっちにやってきた。
「んにゃー、ちょっといいことを思いつきまして」
「あんたのいいことって、あんまりいい印象無いんだけど……」
「まあまあ、そんなつれないこと言わないで。夏休みあたり、旅行なんてどうかなって思って」
そう言うと、こなたはサイコロの形……いや、サイコロそのもののキャラメルを取り出した。
「何よ、それ」
「これを使って、旅行先を決めてみたら面白そうだと思ったのだよ」
「まさか、桃鉄の影響でも受けたっての?」
確か、CSの旅チャンネルあたりでも似たようなことやってたわね。
「ううん。そーじゃなくて、あらかじめ1から6で行き先を決めておいて、サイコロが出た目と
同じ数のところに行くのだよー」
「へえ、あんたにしちゃ面白いこと考えるじゃない」
いつも漫画やアニメのネタを持ってくると思ったけど、今日は違ったんだ。
「アニメ見てたら野球で押してて、かわりに録画してたバラエティーでそんなことやっててさ。
たまにはこういうのもいいかなーと思ったのですよ」
「って、結局はアニメ絡みかい!」
「いやいや、だからフツーのローカルバラエティーだってばー」
それでも、こいつがアウトドアがらみのネタを出してくるのは珍しい。まあ、夏休み中
キッチリ勉強だけっていうのも嫌だし……たまには、いいかもね。
「で、行き先とかは決めてるの?」
「うん。まあ、これを見てくれたまへー」
そう言いながら、こなたはカバンの中からノート大の厚紙を取り出した。
「1『青森で温泉またーり・ノクターン号』、2『仙台で即売会に参加・ナイトライナー』、
3『名古屋で登山・ニュードリーム名古屋号』、4『AIRの聖地巡礼・ドリーム和歌山号』、
5『讃岐うどんでもずずっと・ドリーム高松号』、6『福岡ドームで即売会・キング・オブ・
深夜バス・はかた号』……って何これ。不穏なことばっかり書いてるし、しかも見たこと無い
乗り物ばっかりだし!」
「ふっふっふっ……かがみー、1と3と5はちゃんとした観光だし、世の中には深夜バス
という便利なものがあるのだよ」
「ま、まさかバスの中で寝て行くっていうの?!」
「時間とお金は有効に使わないとねー」
余裕そうにこなたは言うけど、私は違う。私もつかさも、夜はぐっすり静かに寝たいっていうのにー!
「それじゃ、最初の行き先をー」
「って、何いきなり決めてんのよっ!! そして何サイコロ手にしてるのよっ!!」
「何が出るかな♪ 何が出るかな♪ それはサイコロまかせよっ♪」
こなたが机の周りをぐるぐる飛び跳ねて、サイコロを上下に振って……って、何の儀式よコレは。
「とおーっ!!」
そして、こなたが力強くサイコロを手放した……って、おぉいっ!!
「6! キング・オブ・深夜バスはかた号! 13時間深夜バスの旅で決定ー!」
「ああああああああああああっ、なんでよりによって最悪な目がぁぁぁっ!!」
あまりもの現実にパニックになりかかってると、こなたががしっと私の肩をつかんだ。
「さーかがみくぅん? 僕はどんどんこれからおみまいしていくぞぉ?」
「こっ……この、ダメ人間っ!!」
悪魔のように目を輝かせるこなたに、私はただそう言うことしか出来なかった……とほほ……
トンデモな間違いをしたSSを投下したお詫びに、一部スレ住人におなじみらしいネタをパロってみました。
かがみだったらなんだかんだ言いながら付き合いそうです。
ちなみに自分のところではsolaの直前にやってたりします。
>◆cj23Vc.0u.氏
了解です。保管は見送りということで…
>>618 「フォッフォッフォ、めでたいのう。
おぬしは今、全体を通して200個目の作品を投下したのじゃ。
記念にのぞみカードを(ry」
>>703 桃鉄バロスwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>701 それは今水曜どうでしょうを視てる俺への(ry
>>705 アドレス見て茶を吹いたのは俺だけでいい
…また随分と格が無(y
「叔父」は修正しないの?
重箱の隅を突くようなことかもしれないけど
「日本語は正しく使うことが大事だからな」ってそうじろうも言ってるので
>>708 あ、了解ー。
今日は本当にダメダメだ。
「ぽんこつ」とか「まじかるひよりん」とか浮かんできてもうダメだ。
そーれ、にゃうーん
そんな日もあるさ。
>>701 >名古屋で登山
せんせー、マウンテンってもう改装工事終わってましたっけ?
ってゆーかそのネタ分かる人メチャクチャ限られてるから!wwwww
ダメだ…最近かがみんばりにこのスレでツッコんでばっかな気が…
>>711 パロ元ネタの中に「サイコロ振る→移動する→店休日or閉店」というコンボがありましてw
>>701 GJです!
なんだろ、頭の中に原付でベトナム走ってるこなたとかがみが浮かぶなぁ・・・。
途中の峠でかがみのほうにカメラ背負ったつかさが乗って、最終夜でみゆきさん号泣。
うん、ごめん。
こなた×眼鏡の非エロ投下します。
※みゆき、ひよりのかけている眼鏡の種類に言及していますが、これは原作等を見て勝手に推測しただけです。
「ねえ、みゆきさん」
昼休み。お弁当を済ませたこなたが、みゆきに話しかけた。
「みゆきさんって、小学生の頃から眼鏡なんだよね?」
「はい、そうですよ」
小さい頃から本が好きで、寝る前に母が本を読んでくれるのが好きだった。しかしいつも母・ゆかりが途中で眠ってしまい、続きが気になって薄暗い中、頑張って自分で読んでいたらだんだんと――
というのが、みゆきの目が悪くなったいきさつである。母子の微笑ましさというより、ゆかりのおっとりぶりが垣間見えるエピソードだ。
「どんな感じで眼鏡作ったの? 眼科行ったの? それとも眼鏡屋さん?」
「私の場合は眼鏡屋さんでしたね。簡単な検査をしてもらってから、いくつかレンズを試すなどして、数日後に出来上がった眼鏡を受け取りました」
「なるほどー。初めて眼鏡をかけた時ってどうだった?」
「やはり慣れないうちは大変でした。こう、視界が迫ってくるようで、どうしても体がふらふらして……」
「ふむふむ……それはそれで、こちらとしてはその様子を想像すると萌えるものが」
「また何を馬鹿なこと言ってんのよ」
熱心にみゆきの話を聞くこなたの所に、かがみとつかさがやってきた。
「こなた、眼鏡にする予定でもあるの?」
「ううん別に。ただ聞いてみたくてさ。眼鏡っ娘が如何にして眼鏡っ娘になったかを」
「ああそう……それにしてもあんた眼鏡好きだな」
「大好きだよー。生まれ変わったらCV:森川智之の眼鏡キャラになりたいと思ってるよ」
「何だそりゃ。っていうかそんなに眼鏡好きなら、こなたも伊達眼鏡とかしてみたら?」
「…………はぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜ぁ〜〜」
「長すぎるだろため息が」
「分かってないなぁかがみは。伊達眼鏡なんて邪道以前の問題だよ! ファッションで眼鏡をかけるなんて眼鏡っ娘としても眼鏡君としても認められないの!
目が悪いから仕方なくって感じで地味な眼鏡をかけてるのがいいんだよ!」
「いや、わけがわからんから」
「その点、みゆきさんはまさに理想の眼鏡っ娘! 目に物を入れるのが怖くてコンタクトがNGというのも実によろしい! ジーク・眼鏡!!」
やたら情熱的に語りまくるこなた。かがみはもういちいち突っ込みを入れるのを諦めた。
「やれやれ……」
「でも、こなちゃんの言うことも少し分かる気がするよ。眼鏡ってこう、かけるだけで印象が変わるし、知的なイメージがあるじゃない?」
「そう? 確かにみゆきに限ればそれで間違ってない気がするけど……」
みゆき以外に知人関係で眼鏡な人は、
ハンドル握るとたまに暴走する警察官、成実ゆい。一年の後輩でこなたのオタク友達でもある、田村ひより。アニ研顧問でもある生物教師、桜庭ひかる。同人ショップの鉄腕アルバイター、宮河ひなた。
「……知的か?」
「そ、それはその人達に失礼じゃ……」
「まあ、どっちにしろ私達にはあまり関係ないけどね」
そんなことを話しているうちに、昼休みの終わりを告げる予鈴が鳴った。
その日の帰り道、三人で駅に向かって歩く途中、ふとかがみが眼鏡屋に目を留めた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「え……いや、別に……」
「ん? かがみ、ひょっとしてお昼の話で眼鏡に興味湧いたの?」
「そんなことないわよ。私は眼鏡もコンタクトも必要無いし。伊達眼鏡なんて認めないんでしょ」
「確かに眼鏡っ娘というジャンルとしては認めないけど、オシャレでかけること自体を否定はしないよ? かがみならスタイリッシュな眼鏡とか結構似合うかもね」
「なっ、何言ってんのよ。私はそんなの……」
「私はちょっと興味あるかな。眼鏡ってかけたことないし」
「それじゃあ、ちょっと入ってみようか」
そう言ってこなたとつかさはすたすたと眼鏡屋に向かっていく。
「あ、ちょっ……し、しょうがないわね二人とも……」
ぶつぶつ言いながら二人を追いかけるかがみだった。
眼鏡屋の店員はほぼ全員眼鏡をかけている。このお店もご多分に漏れず、店員さんはきちんと眼鏡をかけていた。
素敵な眼鏡さん達に「いらっしゃいませ」と迎えられたこなた達は、とりあえずサンプルを覗いてみる。
「一口に眼鏡のフレームって言っても、色んな種類があるのね」
「このフルリムフレームってのが一番普通のだね。北の将軍様がかけてるのもこれだよ」
「何でわざわざそれを例に出す」
「みゆきさんが使ってるのはこの逆ナイロールってのだね。下半分だけ枠が付いてるやつ」
「へえ……」
「フレームも大事だけど、レンズの形も重要なポイントだよ。みゆきさんやひよりんが使ってるのは丸目型で……あ、これこれ。ロイド型とも言われるやつね。このロイド型っていうのは世界三大喜劇王の一人、アメリカのハロルド・ロイドからきてて――」
「あのさこなた。ちょっと詳しすぎないか」
「これぐらい一般常識の範囲だよー」
「少なくとも眼鏡を必要としない一般人の常識ではないだろ」
眼鏡に関してはみゆき並の知識と解説力を発揮するこなただった。
「ねえねえお姉ちゃん。見て見て」
「ん? ……ぷっ」
呼ばれた振り向いたかがみは、危うく吹き出しそうになった。つかさが大きなサングラスをかけていたのだ。
「えへへ……どうかな?」
つかさは少し照れくさそうに尋ねる。いかにも強面の男性がかけそうな真っ黒いサングラスは、しかしつかさがかけるとかえって明るい滑稽感を醸し出していた。
「そ、それは……似合わなすぎて逆にありっていうか……くくっ」
「そんなにおかしい? ちょっとは大人っぽく見えるかなーって思ったんだけど……」
「いやいや、つかさよ。君は今、まさに天然萌え+ギャップ萌えを体現している。グッジョブ!」
こなたはグッと親指を立てる。
「よく分かんないけど……やっぱり普通の眼鏡の方がいいかな」
少しだけ名残惜しそうにサングラスを外すつかさだった。
「で、かがみはどの眼鏡にするの?」
「どの眼鏡って……別にあんた達についてきただけなんだから、試す気なんて無いわよ」
「えー」
途端に残念そうな声を上げるこなた。
「かがみんの眼鏡、見てみたかったのに」
「そんなもん見て何が楽しいのよ」
「例えばかがみ、前につかさと髪型交換したことあったでしょ」
「うん。それがどうかしたの?」
「眼鏡をかけてみるっていうのは、そういうのと同じで、日常の中のちょっとした『変身』でもあるわけ。普段、眼鏡かけてない人がかけたり、逆にかけてる人が外してたりすると、ちょっぴり新鮮な気持ちになるでしょ」
「う……まあ、分からなくはないけど」
こなたの説明に頷きながらも、まだ渋る様子のかがみ。
「しかたないなぁ……それじゃ私が」
そう言うとこなたはサンプルをざっと見渡し、一つを手にとってかけてみた。
「どう?」
丸目型の黒いセルフレーム眼鏡をかけたこなた。たったそれだけで顔の印象が随分と違い、何やら文学少女めいた雰囲気が出ている。その意外性に、かがみは不覚にもドキリとしてしまった。
「へー、こなちゃん似合ってるね」
「ありがと。かがみはどう思う?」
「べ、別にどうってことないわよ。ただ眼鏡かけてるなーってぐらいで……」
「ふうん……それじゃあ、かがみがこの眼鏡かけてみてよ」
「な、何で私が……」
「眼鏡かけるぐらいでそんなに構えなくていいじゃん。はい」
こなたから眼鏡を受け取った眼鏡は、しばらく躊躇ってから、こなたに背中を向けてからそっとかけてみた。
「かがみーん。照れてないでちゃんと見せてよー」
「うるさい。ちょっと待って」
近くにあった鏡を覗き込んで、ズレなどないか確認してから、ようやくこなたに向き直る。
「ど、どう?」
不安げに尋ねるかがみ。
その瞬間、横から傍観しているつかさには何となく見えた。こなたの背景に「ズキュウウウウウン」という効果音が打たれるのを。
とてつもない衝撃を受けたこなたは、がくりと地に膝を突いた。
「くっ、油断した……普段は勝ち気なかがみんが文学少女系黒縁眼鏡を装備することによってこれほどの破壊力を生み出すとは……やはり眼鏡道は一筋縄ではいかない……!」
「な、何をわけわかんないこと言ってんのよ! 変なら変ってハッキリ言いなさいよ!」
「否!! バカをいうな。むしろ大成功に近い」
「何の成功だよ……」
「伊達眼鏡は邪道以下……その認識は改めるべきなのか……? しかし……くっ、私はどうすれば……教えてくれ五飛……」
「おーい、こなたー?」
こなたは何やら一人で盛大に苦悩しはじめてしまった。
「ダメだこりゃ……ほら、いい加減お店に迷惑だから行くわよ。つかさ、こいつ引っ張るの手伝って」
「うん。…………あの、お姉ちゃん」
「何?」
「眼鏡、かけたままだよ」
「あっ……」
うっかり万引きしかける所だった。かがみは慌ててサンプルを戻してくる。
その様子を見て、こなたは微笑を浮かべる。
「ふふ……眼鏡をかけているのを忘れるほどフィットしていたとは、どうやらかがみんには紛れもない眼鏡っ娘の素質があるようだ」
「馬鹿なこと言ってんじゃないわよ」
「ねえ、かがみ」
「何?」
「これからたまに眼鏡かけない? 伊達眼鏡でいいから」
「断る」
「ちぇ……」
心の底から残念そうにうつむくこなただった。
数日後。とある喫茶店にて。
「――とまあ、そんなことがあってねー」
「なるほど。気持ちは分かるっスよ先輩」
「ひよりんも眼鏡好きだよね」
「大好きっス。まあ、私自身は眼鏡っ娘と呼べるかは疑問っスけど」
「いやいや、オタク系眼鏡っ娘というのも十分にありだよ」
「光栄っス。ところで先輩って、高良先輩みたいにハイスペックな眼鏡っ娘が身近にいるせいで、眼鏡キャラに対する評価が辛くなりがちじゃないっスか?」
「あー、確かにね。あれだけ萌え属性揃えたのをリアルで普段から見てるとどうしてもね」
「ですよねー。まさに歩く萌え要素っス」
「でもまあ、みゆきさんはあくまで眼鏡っ娘の理想の一つでしかないわけだから。例えばツンデレ委員長な眼鏡っ娘をみゆきさんと比べるのは土俵が違ってるし」
「なるほど。それもそうっスね」
「ゲームやアニメの眼鏡キャラも幅が広いからねぇ」
「確実にニーズがあるから、どんな作品にも大抵一人はいるっスよね」
「作中の眼鏡率が妙に高いのもあるよね、ヘルシングとか。眼鏡ってのを抜きにしても魅力的なキャラも多いけど、やっぱり眼鏡は重要なポイントだよね」
「同感っス」
「そういえば、かってに改蔵8巻での眼鏡っ娘の話、あれでやった人気投票みたいなのを絶望先生の方でもしてくれないかなぁ」
「ああ、面白そうっスね。アニメ化も決まったし、応募数が多くて結果が色々カオスになりそうっス」
「ひよりんは眼鏡キャラ三人選ぶとしたら誰?」
「うーん……難しいっスね。三人に絞るとなると」
「そうだねぇ……ひよりんの場合はやっぱり男キャラが多い?」
「そうとも限らないっスよ。私の場合は――」
眼鏡の話題は尽きず……。
おわり
読んで下さった方、ありがとうございました。
>>714 GJ! こんな時間まで起きてた甲斐があったぜ!
にしても、北の将軍様とヘルシングかよw
みゆき「……見えちゃうんです」
こなた「なにが?」
みゆき「眼鏡を外すと…その…死の線が」
こなた「!」
それならいいですとも!と言ってほしかった。
>>670 GL!
検閲済バロスwww
何を準備したのかkwsk
この人の書くかがみんが可愛すぎて困る。
か が み は 俺 の 嫁
>>645 こなた「ここにサボテンを植えよう 花が1000年に一度咲く〜♪」
こなた「いくつ1000年が訪れて 咲いた花はいくつ散った?〜♪」
かがみ「セラニポージとはまた・・・」
こなた=アルク
かがみ=秋葉
つかさ=琥珀
みなみ=翡翠
みWiki=カレー
士貴不在。
>>717 『踵をあげて見る世界』ktkr
眼鏡着用な3人も見てみたい……
本当にGJなSSばかりで
仕事の合間に見てるが追い付かない(=ω=.)
題名:白銀の夢から覚める頃
「んっ……はっ、はぁ……」
かがみんこと柊かがみは自室で自慰に耽っていた。
親友である泉こなたの下着を左手で持ち、クロッチを鼻に押し付け、臭いをかぎながら
右手で自らの秘所を弄っていた。
「くぅん!んっ……こ、こなたぁ……っっ!」
手の速度が速まり、逝こうとしたまさにその刹那
ガチャ
「かがみん、なにやってるのかな、かな?」
「っ!!!」
突然開いたドアから下着の持ち主であるこなたが現れ、そう言い放った。
「な、なんであんたがここに居るのよ!」
「私がここに来ること忘れてたでしょ?それにそれ、泥棒と同じだよね」
「う……ぁ……」
こなたは真っ直ぐにかがみに視線を向けながらかがみの目の前に近寄った。
「いけないんだあ、人の下着勝手に盗んじゃって。しかも何回も」
「なっ……」
「全部お見通しだよ?かがみんが私の家に来たときに盗っていったのとか、私が汗かいてシャワー浴びてるときに覗いてたりとか」
「ごめんなさいっ ゆ、許して……お願い…!」
「そのまえにそれ直したら?」
「あぅ……ああっ」
「はあ はあ 」
「そぅそぅ、それでいいんだよー」
かがみが、このことを誰にもいわないよう哀願したところ、オナニーをするよう命じたこなた。
「そんなこと……無理だよぅ……」と、かがみがいうと「じゃあ、みんなにばらしちゃおっかな」と、こなた。
かがみは渋々先程の行為の続きをやりはじめた。もちろん、こなたの下着を顔に押し当てながら。
「んっ!…んぅ……はぁ……」
「かがみん、そんなに私の下着が興奮するんだったらいくらでもあげるよ」
「んんっ!?……ほんと?」
「うわあ、かがみんは本当ムッツリスケベさんだなあ クスクス」
「ううっ……」
「かがみん、手ぇ止まってるよ」
「んっ……うあっ! はぁっ……はっ…」
「なんなら私がやってあげようか?」
「はっ……はい、……やって…お願い…」
「素直だけど、かがみん、私に謝ってないよね?パンツ盗んだこと」
「あ、謝る…ご、ごめんなさい……だから、お願い……やって」
「クスクス じゃあ、やってあげるね」
「んっ!……はぁ…はあ……んっ」
「かがみん、キモチいい?」
「す、すごく……気持ち良いよぅ……ふぅん!」
かがみはやがてこなたの指攻めに耐えられなくなり、絶頂に達した。
「ふわああああああああああああ」
「んっ、かがみん、もう下着盗んじゃダメダヨ♪」
「はっ……はっ……はぁ、わ、わかったよぅ……こなたぁ…」
「したくなったら私に言ってね。私がしてあげるから」
「!」
-終わり-
ニュースを見たとたん萎えてしまった
>>736 脳内変換で耐えるんだ。
しかし、この分だと近いうちにまた容量オーバーしそうだな。各自、万一に備えてスレ容量に注目って事で。
(容量は画面下、[ 2ちゃんねる 3億PV/日を(以下略)]の左側。480KBに近づいたら次スレの季節)
大半の放送地域で放送したということで
>>524で
言ってたSSを投下します。たぶん6レスほど。
・アニメ12話の内容を含みます。まだ見てない人はスルー推奨。
・フルメタル・パニック3巻『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』の内容を
若干含みます。知らない人にもわかるようにしているつもりですが、
これから読もうと思っている人はスルー推奨。
・非エロ
「ああああああああああ」
ごろごろごろごろ。
かがみは自室で一人悶えていた。年末のコミケに連れて行かれたときに見かけた同人誌の
内容を不意に思い出してしまったからだ。
かがみの好きなフルメタル・パニック。ではなく、その同人誌。単なる二次創作なら問題
はなかったが、宗介とガウルンが裸のまま肌を合わせるというとんでもない表紙だった。
思わず手にとって読んでしまった内容は、もっととんでもないものだった。硬派な宗介と
ガウルンが性別を越えて互いを求め合う……。
「ありえないありえない」
ありえない。彼らは同性愛者ではないし、そもそも敵同士なのだ。宗介にとってガウルン
は幼少の頃から大切なものを奪われ続けた憎んでも憎みきれない仇敵である。ある意味宗介
にとって呪いのような存在。宗介がどんなにあがいても解かれることのない呪縛。
『呪縛』。それが件の同人誌のタイトルだった。宗介にとってガウルンは付きまとい続け
る呪縛。しかし彼はその呪縛を受け入れて身体を求め……仇敵の身体を受け入れることで、
自らの人生に一つの答えを見出す。愛憎という言葉があるように、愛と憎しみは隣り合わせ
にある感情。ガウルンのことを憎み続けたからこそ、その愛は……。
「違う違う違う!」
気づけばその同人誌の内容を思い出してしまう。それほど、例の同人誌はかがみに強烈な
インパクトを残していた。
「あーもうふざけるんじゃないわよ」
宗介とガウルンがそんな関係になるなど、原作に対する冒涜だ。原作を好きであるからに
は、あんなものを読んではいけない。
「私はフルメタのファンなんだから」
かがみは本棚からフルメタル・パニックを一冊取り出す。最近、二巻まで読み返したとこ
ろだったので、次の『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』を読むことにした。
いつもの力を発揮できず、かなめと微妙にすれ違いながらも、仇敵ガウルンを捕らえるこ
とに成功する。しかし、ある出来事からガウルンに艦内を掌握され、絶体絶命のピンチに。
宗介とかなめの活躍で再逆転に成功、最後は宗介とガウルンによるアーム・スレイブの一騎
打ち。互いの命を懸けた土壇場の決戦(ショウ・ダウン)、まさにクライマックス。
かがみは物語の世界に没入していく。やはりフルメタはこうでなくては。
『愛してるぜぇ、カシム〜っ!!』
「!!」
宗介もろとも自爆しようと、下衆な笑いを浮かべるガウルンの叫び。かがみは思わず反応
してしまった。
いやいや、これは違うから。かがみはもう一度その部分を読む。これはガウルンの偏執狂
的な性格がそうさせただけであって、深い意味などない。あるはずがない。でも、決着した
あと、ガウルンのことで悪態をつく宗介は妙に活き活きしていたような気が……。
「んなわけないってば!」
次々と湧き出る変な想像を振り払って、かがみは物語の続きを読むことにした。
「なんていうか……変な雰囲気ね」
かがみがこなたに連れられてきたのは、同人誌販売店である『とらのあな』。秋葉原にい
くつか存在する店舗の一つである。
「コミケが地下99階の大部屋モンスターハウスならここは10階程度だよ」
「なんだその例え……コミケに行ったのにわざわざこんな店に来なくてもいいんじゃない?」
「さすがの私もコミケで全部買えるわけではないのだよ」
結局、つかさに任せた部分はほとんど満足に買えていなかったという。そもそもつかさに
は、こうして後からフォローできそうなところを任せていたらしい。普段は面倒くさがりな
くせに、こういうときは用意周到なこなたであった。
「でも……ねえ」
気後れしているかがみを尻目に、こなたは目ぼしい同人誌を次々と手にとっていった。と
りあえずかがみもそれに着いていく。ほとんどは18禁のもので目を逸らしたくなるが、中に
は思わず目を奪われてしまいそうになるほど美麗な絵もあって驚かされる。
(ん……?)
視界に何か見覚えのある絵が入ったような気がして、反射的にそちらの方を向く。次の瞬
間、そうしてしまったことを後悔した。
その本のタイトルは『呪縛』。表紙に描かれているのは宗介とガウルンである。
「お、かがみそういうのに興味あるんだ」
「なななななな、何言ってんのよ、あるわけないでしょ!!」
店内にいたほぼ全員が、いきなり大声をあげた少女を振り向いた。
「いやいや隠さなくていいって。そういうのが好きな人はいっぱいいるから」
「違うわよ! ただフルメタのキャラがいたから思わず見ちゃっただけなんだから!」
「ん? 私はこれのことだなんて一言も言ってないけどなぁ。『呪縛』?」
「わ、わあああああ!」
盛大に自爆して真っ赤になった。気づくと注目を浴びていてさらに恥ずかしくなる。かが
みの額に汗がにじむのは、決して暖房の効きすぎなどではなかった。
「大丈夫だよ。ホモが嫌いな女子なんかいないっていう格言もあるくらいだよ」
「そんなの知らない! わ、わたし先に出るから!」
逃げ出したかがみを責められる人はいないであろう。
「あー恥ずかしかった……」
「恥ずかしいと思うから恥ずかしいんだって。周りはみんな同類なんだよ」
「あんたと同類になったつもりはない」
帰りの電車。座席に座って落ち着いてくると、愚痴を言いたくもなってくるものだ。
「でもさぁ……健全な作品を題材にどうしてあんなものを描くかな……」
「人間には想像力があるんだよ。かがみは終わっちゃった漫画の続きを想像したことはない?」
「まあ、あるわね……」
例えば、壮絶な戦いの末に世界を救った勇者はその後どんなふうに生きるのか。英雄とし
て崇められているのか、また新たな戦いを求めて旅を続けるのか、それとも愛する誰かと幸
せに暮らすのか。
「ヤマトの勇気は世界を救えるのか……!」
「誰だよそれ」
「とにかくそういうのはあっち方面も同じことなのだよ。大抵の作品は恋愛要素があるしね」
「それはわかるけど……」
「最近は金目当てで人気作品を描く人が多いけど、純粋に好きだから描く人もいるわけだよ。
もちろん、好きだからこそ二次創作を嫌う人もいるけどね」
物語の外にもその世界の存在を求めるのか否か。結局は人それぞれということなのだろう。
「というわけで、これかがみにあげるよ」
こなたはA4サイズの紙が入りそうな紙袋を手渡してきた。この状況なら、中身が同人誌で
あることくらい察しがつく。
「まさかこれ、18禁じゃないでしょうね」
「開けてのお楽しみってことで」
「否定しろよ」
かがみは嫌な予感がした。まさか……。
電車が一旦止まって、駅名を告げる。車内の数人が下車したあと、数名の高校生と思しき
男子たちが乗車してきた。
「あいつまた練習さぼりやがったな」
その高校生のうちの一人。その声には明らかに怒りがこもっていた。彼らの持っている道
具から、彼らは野球部員だと伺い知れる。
「今度の試合はあいつ抜きだな」
「でもここに来てエースピッチャーがいないって」
「練習に来ない奴にマウンドを任せられるかよ!」
熱くなっているらしく、声を荒らげた。そんなつもりはないのだが、かがみは思わず聞き
耳を立ててしまう。先ほどのこなたではないが、人間には想像力が働くものなのだ。
「だよな。あいつ何かおかしいぞ」
「ちょっと待ってくれ」
彼らの総論が決まりかけたとき、一人が反論した。
「確かに先月あたりからあいつの様子がおかしかった。あいつに何かあったんじゃないかな。
俺が話をつけてやる」
「そこまでしてやることねーよ。それこそあいつの都合じゃねえか」
「俺は、あいつがピッチャーじゃなきゃイヤだ」
彼は自分の手に持つキャッチャーミットを見つめた。おそらくは、『あいつ』の球を受け
続けてきたものだろう。
ちょうど電車が次の駅に到着すると、キャッチャーミットを持った彼はさっさと電車を降
りてしまった。『あいつ』の家の最寄り駅なのかもしれない。この後彼はどんな言葉で説得
するのか、かがみには知る由もない。
「青春だねぇ」
同じ年代であっても、青春とは無縁のこなたであった。
『どうしたんだよ。あんなにも練習を続けてきたじゃないか!』
『今は練習してないだろ! もう俺に構うな!』
『一緒に甲子園行こうって行ったのは嘘だったのか!?』
『ああ、嘘だよ! 俺は一度も甲子園に行きたいと思ったことはない。ただ、お前と野球を
やっていたかっただけなんだ』
『だったらなんでだよ! お前の球を受けるために、俺は野球をやってるんだぞ!』
『俺はお前にバッテリーをやっていい人間じゃない』
『なんだって?』
『俺はお前を友達として見れなくなっちまったんだ』
『俺が何かしたのか? 俺に悪いことがあったら何でもする!』
『そうじゃない……悪いのは俺のほうだ! お前のことを……好きになっちまったんだ……
気持ち悪いだろ? 軽蔑するだろ?』
『いいや……俺はお前の全部を受け止める』
夕日の差し込む部屋で、二人は――
「だー! 違ーーーーう!」
「ど、どうしたのかがみん」
電車の中でいきなり頭を振って絶叫する女子高生というのはかなり奇異なものであった。
(な、何考えてるんだ私は……!)
心の底から自分の想像力を恐ろしいと思った。あろうことか仲間の欠員に悩む野球少年で
そんなことを考えてしまうなんて……。
「東武動物公園〜東武動物公園〜」
アナウンスが到着駅を告げる。ちょうどかがみが乗り換えをするべき駅だった。
「じゃ、私はこれで!」
かがみは脱兎のごとく駆け出した。
「やはりこれか……」
予感はしていた。というよりも、あの流れで行けばこれしかないと思っていた。
「あいつ何考えてんのよ……っていうか店員も売るなよ」
こなたは十八歳以上ではないし、こなたを見て十八歳以上だと思う人もいないだろう。
「どうしろっていうのよ、これ……」
家に帰って勉強のノルマを済ませ、風呂に入ってすっきりした……はずが、こなたが寄越
した紙袋の中身によって一気に重苦しい気分になった。
紙袋の中身はやはり同人誌。そしてタイトルは『呪縛』である。
「やっぱりこなたに返して……ダメだ」
こなたに返すためには学校に持っていかなければならない。言語道断、絶対にやってはい
けない。そもそもこなたは譲渡したのだから返すというのは正しくない。
万一家族に見つかると思うとゴミ箱には捨てられない。直接こなたの家に行くかこなたに
来てもらうかして持ち帰ってもらわなければならないが、それまではこの部屋に保管するこ
とになる。
「どこかに隠さないとね……」
初めてエロ本を手に入れてしまった男子中学生のように――実際、それはエロ本と言って
いい代物なのだが――かがみは悩んでいた。
こんなものが部屋にあるのは迷惑でしかない。こなたも嫌がらせのためにこんな本を買っ
たのだから大したものだ。と、ここで携帯電話の着信音が鳴る。
「もしもし、ってこなた!」
さっさと電話で話をつけるべきだった。そんなことも気づかなかった自分に愕然となる。
『プレゼントは楽しんでいただけたかね?』
「あんた、何考えてんのよ!」
『興奮気味だねぇ。もしかして読んでた?』
「怒ってんのよ! あんたのせいだろうが!」
ここにこなたがいたら殴る。次に会ったら絶対殴ってやる。
「私の家はあんたのとことは違うんだからね。こんなもの押し付けられても困るのよ。捨て
るわけにもいかないし」
『それをすてるなんてとんでもない!』
「なら責任もって取りに来なさい! 私がそっち行くんでもいいけど!」
『気に入ってもらえなくて残念。来週には宿題見せてもらうからその時にでも』
「今から見せてもらうつもりかよ」
『いつもすまないねぇ』
「それは言わない約束……って違うだろ!」
『お、かがみんもノリがよくなったね』
「少しは悪びれろよ」
それからひとしきり話して、電話を切った。
すると、再びこの問題と向き合うことになる。さて、この『呪縛』をどうしてくれようか。
宗介とガウルンがそんな関係になるなど、いくらなんでもふざけている。他人の作品世界
に好奇心が湧くのは仕方ないとして、どうしてこの二人なのか。宗介にはかなめというれっ
きとした恋人(?)がいるのだ。
まあ、男女と男同士ではそういった場面の機微が全く異なるのだから無理矢理にでもそう
いうカップリングにしてしまうという理屈はわからなくはない。それでも、宗介にはクルツ
という仲間がいる。飄々とした男だが宗介との信頼関係は強く、美形なので絵的にも映える
だろう。いや、やはり長年の因縁があるガウルンのほうがある意味結びつきは強いし、その
設定を逆手にとって背徳感を演出……。
「だから何考えてるんだ私はーっ!」
思わず脳内カップリング議論を繰り広げてしまった自分が恥ずかしくなる。頭が沸騰し、
全身がむずがゆくなり、じっとしていられなくなってベッドの上をごろごろ転がり、叫び声
をあげながら枕をバシバシ叩く。
それで本の存在が消えてくれるわけでもなく、例の同人誌が目に入る。鎖で繋がれた表紙
の二人は、これから起こることを全て覚悟しているかのように、熱い眼差しをしている。そ
の絵はとても完成度が高く、最初見たときもこれに目を惹かれてしまった。その内容は……。
(その内容は……)
一枚目をめくる。まだそのような場面ではない。このとき、二人はまだ引き返せたのかも
しれない。
二枚目、三枚目もまだそんな場面ではない。四枚目をめくると、二人は生まれたままの姿
になる。五枚目をめくると、二人は肌を触れ合う。その次のページで、手や足などではない、
もっと重要な意味を持つ部分が触れ合う。
次のページで、二人は激しく互いを求め合う。呪いが二人を縛り付けてしまったかのよう
に、二人は離れることなく、共に堕ちてゆく。もしかしたら、二人が引き返せる地点などな
かったのかもしれない。呪いに縛りつけられてしまったその時から……。
ガチャッ
「お姉ちゃーん」
「うわああああああああああ!!」
ガサガサガサガサ!
かがみは大慌てで本を隠した。
「ど、どうしたのお姉ちゃん」
「どうしたのよつかさこそ」
あっけにとられているつかさに、平静を装って訊ねる。……とはいえ、この状態のかがみ
を平常だと思える者はまずいない。
「こなちゃんから電話があってね、お姉ちゃんの様子が変だから見てやってくれないかって」
「こなたのやつぅ〜!」
怒りに震えるかがみに、つかさは恐怖で震えている。
「んー、これは私とこなたの問題だから、つかさは『絶対』手を出さないように」
『絶対』の部分を強調する。
「どうしてくれようかしら。明日が楽しみだわ……」
「お姉ちゃん怖いよ……」
なんとか落ち着きを取り戻して怯えるつかさをなだめ、やんわりと部屋に帰ってもらう。
いろいろあって精神的に疲れてきたので、早めに寝ることにした。
部屋を暗くすると、余計なことばかり考えてしまう。例えばベッドの上で……。
「あーもう!」
よく見たらフルメタル・パニックの本そのものが枕元、手の届くところにあった。原作本
に罪はないが、安眠のために棚に戻しておいた。フルメタとは全く関係ない音楽CDをかけて
なるべく何も考えないようにする。たっぷり二時間を要してかがみは眠りに落ちていった。
例の本は一瞬で隠せる場所――すなわち枕の下に置いたまま。
かがみはこの夜、悪い夢を見た。
それはまるでタチの悪い呪いのようにかがみに付きまとい続ける。しかし、悩まなくなる
ことが呪縛からの解放とは限らない。それは、新たな世界を自分の一部として受け入れてし
まうことなのだから……。
−終わり−
いろんな意味で話題になった12話のSSでした。
読んでくださった方々に、ありがとうございます。
当方3-283と申す者です。
「あずまんが大王」のSSとかを読んでこの世界に
「呪縛」されてしまいました。
>>745 イイヨイイヨーGJ!
なんか初めてエロドジン読んじゃった時の気分を久々に思い出したw
これはこれでらきすたっぽい日常的あるあるギャグだなww
>>745 > じっとしていられなくなってベッドの上をごろごろ転がり、
> 叫び声 をあげながら枕をバシバシ叩く。
このかがみ萌えすぐるwwwGJ!!
それにしても作者のフルメタ愛っぷりは異常www
>>745 GJ!なんという背徳入門…
馴れるまではネタ元作品に顔向けしづらいのもいい思い出ですな
>「コミケが地下99階の大部屋モンスターハウスならここは10階程度だよ」
実際に大部屋モンハウだから困るw
好きな作品のエロ同人を読んで最初は否定するがやがて…
この板の住人の何%が通った道だろうか!!wwwww
なんかもうイロイロとGJすぎて笑うしかありません。
コミケにひよりとそうじろうがいた事は既出?
実はひなたとひかげも居たんだぜ。
「かがみんかがみーん。ちょっとこのクイズゲームやってみてー」
「ん、別にいいわよ。どれどれ…」
『Q1.俗に世界三大美女と呼ばれるのは、小野小町、クレオパトラと、あと一人は?』
「こんなの簡単じゃない。“泉こなた”…と」
『不正解×』
「あれ? おかしいわね…」
『Q2.俗に世界三大珍味と呼ばれるのは、トリュフ、キャビアと、もう一つは?』
「これなら間違い無いわ。“泉こなた”…と!」
『不正解×』
「あれぇー? おっかしいなぁ…」
「か、かがみん……(嬉しいやら複雑やら……)」
ここに壊れかがみんを流行らせてやりたいんですがかまいませんね!!
>>745 見る前に読んでニヤリ、見たあとに読み返してまたニヤリ。
ぐっじょぶ……いや、ここは元ネタに敬意を表して。
愛してるぜ、745ぉぉぉぉぉ!
……すまん。
>>752 止めはしないが
かがみスレみたいに爆破されないように気をつけてなーw
>>751 hontoya
!
kidukanakattayo
>>745 貴方の書くかがみんは可愛すぎます!
仕事中にコッソリ読んでたら、顔がニヤけて注意されましたよorz
いつもはバレないのにこんなにニヤニヤした作品は久々でした。
作者様へ
っ【最大級のGJと次回作への期待】
>>752 止めはしない。むしろ見守ってやる。それはもう生暖かく。
なんという作品ラッシュ…
作者様一人一人にGJを言う暇すらない…
皆さんGJです!
そういえば今回の脚本フルメタの賀東センセだったねw
ああ、ハルヒの滅茶苦茶つまんなかった回の人か
>>752 こうですか?わかりません<>
かがみ「ねぇ、こなた」
こなた「どったの」
かがみ「こなた!こなた!つるぺたこなた!」
こなた「えっ・・・」
かがみ「こなた!こなた!つるぺたこなた!」
こなた「ちょっ・・・かがみん・・・」
かがみ「こなたかあいいよぅ〜お持ち帰りしたいー!」
こなた「かがみが壊れた・・・」
_ ∩
( ゚∀゚)彡 こなた!こなた!つるぺたこなた!
⊂彡
763 :
5-61:2007/06/28(木) 22:46:01 ID:D5oDd5JT
752みたいに壊れさせようとしたらこなたが壊れたwwww
反省も後悔もしていない。
764 :
5-61:2007/06/28(木) 22:47:16 ID:D5oDd5JT
「ふぁ〜っ。良く寝たぁっ」
朝7時。柊かがみ起床。
洗面台に向かった。観察を開始する。
【うさかが】
(……ナンデスカ。コレ)
「なんで。なんでウサミミーっ!?」
静かな朝に響き渡る声。
「そ、そりゃ、こなたが私をうさぎみたいって言った時はちょっといいかなって思ったけどっ」
誰ともなく言い訳を始める。
「取りあえず部屋に戻らなきゃ……」
誰にも見つからないように。
廊下、クリアー。階段、クリアー。ドア、クリアー。
「ふぅ。帰ってはきたものの。どーしよ。こなたに見つかったらなんて言われるか…」
バターンっ
「おはおは〜!かがみんっ。おはようのちゅーしよーぜっ」
(いきなり見つかる所だったわ…)
とっさにベッドの影に隠れた。
「何だ。いないのか〜。ん?」
ウサミミが見えてたりするが。
足音がこっちに向かっている。
(や、やばっ)
「……。」
「……ぴょん」
言ってみた。
こなたがこちらを見下ろしている。
「……。」
カチッ−
無言で部屋の鍵を閉め。
そしてこっちに戻ってくる。
「ねぇ?かがみん?」
「……何よ」
「可愛いすぎるんだけど、押し倒してもいいかな」
「第一声がそれかっ」
「ごめん。でも我慢出来そうにないよ?」言いながらも。しきりに頭の上をチラチラと。
「え、えと。そうだ。UFO!あんたの後ろにUFOがっ」
「……。」
おもいっきりスルーし、上気した顔で近づいてくる。こころなしか息も荒い。
「ごめ。もー無理。」
手が伸びてきて−
765 :
5-61:2007/06/28(木) 22:48:32 ID:D5oDd5JT
ふにふにふにふに
「ちょっ。こらっ何やって…」
ふにふにふにふに
「〜〜っ」
目をぎゅっとつむって耐える。
ふにふにふにふに
「やっ、も、ダメぇぇぇぇっ……え?」
パッと、手を放される。
「ご、ごめん。かがみん。痛かった!?」
「ち、違っ!」
「もうやんないから許してっ」
平謝りしてくる。
「…いい。」
「え?」
「触ってもいいって言ってんのよっ」
むしろ触れ。
「そ、そう?じゃ、お言葉に甘えて。」
さわさわさわさわ
さっきまでとは違い。撫でるように触ってくる。
「うあっ、あんっ」
(き、気持ち良すぎ…)
「かがみん?ホントに痛くない?」
「あっ、いい、からっ、続けな、さい…」
「う、うん」
さわさわさわさわ
「あふっ、はっ、あぁっ」
さわさわさわ…ピンっ
「ひあっ、こなたぁ、なにやって…」
指で弾かれる。
「気持ちくない?」
ピンピンピンっ
「だめぇ、それだめぇぇぇぇっ!」
「…かがみん?もしかしてイっちゃった?」
「うるさいっ!」
「ごめんよ…」
こなたがキスしてこようとする。が、それを手で防ぐ。
「〜〜っ。どうしてっ!?謝るからぁっ」
違う。そうじゃない。
「前のネコミミの時もキスで染ったでしょ?だから…」
「……。」
手をシーツに縫いとめられ。
「ちゅ、んっ」
少しだけ乱暴な口付け。
「はぁっ、かがみんとキスできないくらいならっ。染ってもいいっ」
「こなた…」
あぁ。わかった。私はこいつが好きで堪らないんだ。
FIN
766 :
5-61:2007/06/28(木) 22:49:39 ID:D5oDd5JT
『ケモノの一部が宿るという東洋の病は。お互い心から愛する者通しの口付けによってのみ感染し。またそれによって治癒される』
−ある医学書より抜粋
767 :
5-61:2007/06/28(木) 22:50:37 ID:D5oDd5JT
かがぴょんブームも来るよなっ。なっ
769 :
238:2007/06/28(木) 23:20:18 ID:mhAp5Jkg
>>767 GL!
きっと流行るよ!
そして4日前の自分を誉めたいw
>>767 うさ〜耳30センチ♪抱きついてガマンだ、ぎゅっ♪
うさ耳で薄紫色…あれ?なんかどこかで見た事あるような(ry
>>769 それは誉めていいと思うぜ
…っていうか、たった4日間で500レスも進んでたのかこのスレ
>>773 携帯持ってないからもう長期旅行に行けません
>>771 薄紫と聞いたら初号機しか思い付かないぜ。
かがみんがwww
>>773 いま、エロパロ板で一番勢いのあるスレだからな…
ずっと、らき☆すターン!
エロパロなのにエロくないのまで秀逸すぎて困る
もちろんエロイのも秀逸だからもっとこまる
「投下作品が多すぎて読みきれません><」ってのも、すごい贅沢な話だよなぁ
ケモノを心に感じ、ケモノの力を手にする拳法…獣拳!
『我が名は激獣フォックス拳の使い手、泉こなた!』
『えっと…同じく激獣ドック拳の柊つかさ…』
『同じく激獣ラビット拳の柊かがみ!…ってなにいわせんのよ!』
勢いでやった今は反省している
かがみ「こ、こなたぁ・・・おしっこ」
こなた「!?トイレぐらい自分で行きなよ・・・」
かがみ「も、もうだめぇ 漏れちゃぅ」
こなた「ちょっ、かがみ!」
かがみ「ふわぁ・・・」ジョーージョロジョロ
かがみ「すっきりした」
こなた「・・・・・・」
>>779 みゆき「あ、あの…、私は何に変身すれば…」
ケモノ対応表
こなた=キツネ
かがみ=ウサギ
つかさ=イヌ
みゆき=ウシ
ゆたか=リス
みなみ=タカ
ひより=タヌキ
みさお=サル
あやの=フェレット?
こう=オオカミ?
ななこ=ネコ
ゆい=トラ
ゆかり=クマ
牛
誰かすぱげ亭さんとこのイラストで一筆妄想してくださいませんかね!?
>>722 1-808です。
可愛いつかさをどうもありがとうございました。「うきうきうぉっちんー」に萌えました。
明日東京に行かなきゃいけないのに……
真夜中こそ一番電波が降りてきやすいものだから困る
とりあえず、流れを読まずに一発投下します。
完結するか心配だけれども……
「はぁ〜」
と、胸に手を当て、大きく息を吐く。
緊張してる……してないわけないじゃない。
厳粛な雰囲気に包まれる廊下。リノリウムの床にコツコツ響く自分の足跡。
この仕事を始めてから何度も来ているけれど、いまだになれない場所、裁判所。
今まで何百人もの人々を裁いてきた空間。このプレッシャーに押しつぶされそう。
いけない。ぺしぺしと頬を叩いて気合を入れる。
被告と会うのに私が不安な顔をしていたら、向こうにまで不安がうつってしまう。
絶対に失敗は許されない。
今日こそが弁護士かがみ、最初の法廷だからだ。
逆転☆裁判
「それで、もう一度確認するけれど、あなたは本当にやっていないのね」
「はい、いきなり手をつかまれて、『この人チカンです!!』って……」
私の依頼人、白石みのるくん。
最近ちょっと話題に出てきた若手の芸人だ。
「でもまさか、高校時代の同級生の弁護をするなんて思わなかったわ」
「僕も充分驚いてるよ。でも、こんな形で再会になるなんて……」
白石くんは落ち込んでいる。
まあ、無理もないかな。
白石くんの罪状は迷惑防止条例違反。いわゆる痴漢ってやつ。
痴漢による逮捕は、ずっと積み上げてきたものを一気に崩れ去ってしまった。
高校時代に番組のアシスタントとしてデビューして以来、常に頑張ってきたのに。
せっかくレギュラーをもらっていた番組からは降板。
デビュー当時からの相方だった小神あきらさんも、逮捕以来一度も合いに来ていない。
「大丈夫よ。あなたはやっていないんでしょ」
「は、はい……」
「なら大丈夫。真実はいつも一つ♪」
あ、これって確かこなたに借りたマンガにあったセリフだったな。
彼女とは高校以来あっていない。いや、正確には高校三年の1月以来。
そういえば、最近他の同級生にもあっていない。
「そうだ。無罪判決が出たら高校時代の同級生やって裁判勝利パーティやりましょ。ね、それ目指して頑張ろう?」
「は、はい。なんだかかがみさんを見ていたらなんだか元気が出てきましたよ」
部屋に入ったときに比べて白石くんの表情は幾分明るくなってきている。
よし、これで被告の方のメンタルは大丈夫。
最初から負けるつもりで裁判に挑んでは、勝てる裁判も勝てるはずがない。
「そろそろ時間です。法廷の方へ」
係員からの声がかかる。
「じゃ、白石くん法廷で会いましょう」
「はい、よろしくお願いします」
部屋を扉を閉めるまで、白石くんはずっと頭を下げていた。
よっし、ここからは私の仕事。
初めての裁判。絶対負けるわけにはいかないんだから!!
この場所に立つのは何度目だろう。
今までは偉い先生の付き添いで立っていた場所。
でも、今の自分には何の後ろ盾もない。
自分がミスをすれば、白石くんの人生がすべて駄目になってしまう。
そう考えるだけで今までに感じた事のないほどのプレッシャーが襲い掛かる。
ううん、ダメ。ここで気迫で負けてしまったら、この後の裁判まで負けてしまう。
「ではこれより開廷する。弁護側、準備はいいかね」
「は、はい、弁護側柊かがみ、準備は完了しています」
少し声が裏返ったけれど、大丈夫、許容範囲。
裁判長は検察側に目を移す。
「検察側は……まだ来ていないようだが、一体どうした事かね」
そう、検察側の席はいまだ空席。
おかしい、検察が遅れてくるなんて……
「お待たせしました」
法廷内に響き渡った声と、開かれるドアの音。
その声に、私はどこか聞き覚えがあった。
どこかで聞いた、懐かしい声。昔は私の側にいたのに、ここ数年聞くことのなかった声。
その声の主は……
「検察側、泉こなた。遅れてしまって申し訳ありません。準備完了しています」
私の敵として、私の目の前に現れた。
以上です。
つづく……きっと
弁護士になったかがみんというものも見てみたくなりまして……
あちこちで裁判の手続きとか流れとかを見ながら続きを書いているのですが、
一度裁判を傍聴しなきゃ書けないな……これ
791 :
752:2007/06/29(金) 02:04:24 ID:rY8Sm6Fo
「『らっきー☆ちゃんねる』の出演依頼?」
「うん。たまには本編のキャラがゲストに出てもいいんじゃないかって、セバスチャンが上に提案したらしくてね。
それでその提案が通って、今度の生公録イベントに、私とかがみに来てくれないかってさ」
「んー…急にそんな事言われても…」
「ちなみに私はもうOKの返事した
「ね、当日着て行く服、一緒に選んでくれない?」
「おk。トゥゲザーしようぜー」
─公録当日─
か「最終回で泉こなたと結婚します!」
あ「ポカーン(゜Д゜)」
み「ポカーン(゜Д゜)」
こ(ちょ、公開の電波で何言ってんですか、かがみん!?)
か「これから二人の仲を縮めていこうね、こなた☆
取り敢えず今日はこの番組が終わってから(キン!キン!キン!キン!)」
奇妙な電波が降りてきた。
自分は悪くない。
>>790 うおぅ、リロせずに投下したら、比べ物にならない電波を受信されたSSが!
何か申し訳ない気分…。
続きが凄い楽しみです!!
>>790 白石(´;ω;`)ウッ…
かがみがんばれかがみ
>>790 「Konatan -Irony Of Fate-」
検事ってスーツだよな?
スーツ着てるこなた想像するとなんだか変な気分だ
ちなみに裁判なんて逆転裁判くらいしか知らないから
現実では私服だったら俺恥ずかしいなw
>>792-795 感想ありがとうございます
続きも誠意製作中ですが、長編書きなれてないので大丈夫かな……
>>795 スーツ姿のかがみは簡単にイメージついたのですが、
スーツ姿のこなたはイメージつきません。
あと、私の脳内も半分ぐらい逆転裁判です。
とりあえずwikipediaやググって出た情報を参考にはしていますが、
正しい裁判とは少し違うかもしれません
誰かいい参考情報があればお願いします〜
ななこ先生みたいに首の後ろあたりで髪をゴムでとめる感じのポニテでスーツを着ているこなたを容易に想像してしまった俺はきっと異端なのだろう
>>796 実際の裁判は逆転裁判みたいなのとは全然違って淡々としてる(当たり前だけど)から
まんまゲームのノリでいいと思うよ
検事さんや弁護士さんは仕事だからもちろんスーツ着用
傍聴はたまに面白いのがあったりするから暇があれば行ってみるのもいいかも
行くときはスーツ着用とまで言わないけどそれなりにきちんとした格好でね
>>798 そうそう、そんな感じの髪型
でも絵みたいな成長はしてないでちっこいまま。表情は(=ω=.)みたいなのほほんとした感じでスーツとはいかにもミスマッチみたいな感じが好きなんだw
ラノベ好きなかがみといったら、参考にしてるのはタクティk(ry
机とか壊すんだよきっと
つっても最近読んでないから今どういう展開になってるんだろ…
続きを期待しておきますね
>>791 女子高生に人気のルー大柴に、夢想歌と、楽しませていただきやした
だ、だれか…あきら様SSを…!((;´д`))っ
>>767 GJ
うさみみかがみん、萌え死ぬwww
ところでサイコロは付いてないんですK(ry
>>803 速い、速いよ職人さんGJ!
・・・ツバつけそこねたorz
>>790 うわ、かがみかっこえぇ…!それにしてもこなた、よく検察官になれたなw
なんというGJ。一目見ただけで分かってしまった。これは
確実に続きが楽しみ。
>>803 うはww俺の妄想具現化されてるwww
待ち受けにさせていただきます、あじゅじゅじゅしたー!w
>>803 びしっと指をさしているのが逆転裁判らしくてかわええです〜
スーツのこなた……こんな感じかとフィードバック……
どうしてSSの神は空気を読まないのか。
これから授業でその後東京だってのに、SSを書いている私は何してるんでしょう
だって、神が降りている間に書かないと脳みそから消えちゃうし……
ということで、眠い目擦って書いた続き行きます
☆投下分量は五レス分。前回の続きとなります。
☆えらい欝系になりそうです。でも、ラストはなんとか頑張りますから……
「こなたぁっ!!」
私は思わず声を上げた。
あのときよりか少し大きくなり、髪を縛りびしっと立つ姿は少し変わっていたけれど、
でも、そこにいたのは紛れもない、高校時代の親友、こなた。
何年ぶりの再会だろう。高校時代をずっと一緒にすごしてきた、大切な親友。
別れも告げずに私の目の前から消えてしまった彼女。
「なんで何も言わないでいなくなっちゃったのよ、私がどれだけ心配したと……」
でも、私の叫びはこなたの冷たい視線で射抜かれる。
高校時代には一度も見たことのなかった、氷のような冷たい視線。
「弁護人、あなたには現在発言する権利を与えられていない。退廷させられたくなければ今すぐその口を閉じなさい」
あの頃のこなただったら絶対言わないような、冷たいセリフ。
数年ぶりに再会した友人に、まるで絶縁状を叩きつけるような態度に、私は呆然とした。
こなたはそんな私を意に介さないように鞄から書類を取り出す。
「起訴状を読み上げます。被告人白石みのるは20○○年×月△日、糖武伊勢崎線車内において被害者の
臀部を撫で回すなどの暴行を加え、その場で被害者、駅員などに取り押さえられ現行犯逮捕されました。
これは埼玉県迷惑行為防止条例の第二条に該当します」
こなたは何のよどみもなく、すらすらと起訴状を読み上げる。
舌をかみそうなややこしい文章を、立て板に水を流すように。
その姿はまるで百戦の裁判を潜り抜けてきた一流の検察官のように見えた。
「この犯行は、全女性に対する侮辱ともいえる、卑劣な犯行です。我々は、その犯行の状況を事細かに実証していきます。」
全女性の侮辱……とまで言われたか。一応私も女性なんだけれどね。
冷たい水のような、人情味を含まないこなたの起訴状の朗読が終わる。
「被告人、白石みのる。あなたは自分の意思に反して供述をする必要がない場合、黙秘権があります。
また、法廷で供述したことは全て証拠とされるので、そのことを良く認識して供述するように」
起訴状の朗読、黙秘権の通知と続けば、次に来るのは……そう、罪状認否。
ここで初めて被告側に意見を述べるバトンが渡る。
「被告人、起訴状の内容を認めますか?」
裁判所中の視線が被告人、白石みのるくんに集中する。
裁判官、検察官、裁判所の係員、後ろに控える傍聴人。
すべての人の視線が白石くんに向けられ、白石くんを押しつぶそうとする。
気の弱い被告は、その雰囲気だけでも飲まれてしまいそうになる。
でも、私は信じている。彼が自分に科せられた偽りのない罪を認めるはずがないと。
「……そのようなことは……していません」
ふぅっ、と小さく息をつく。
被告人を信じるのも弁護士の仕事。でもその重圧は予想外に重い。
弁護士は被告人の見方であるはずなのに、その弁護士に対しても平然と嘘をつく人がいる。
信じては裏切られが当たり前の仕事なのだ。弁護士って。
「それでは、次に弁護人……」
やっと私にバトンが渡る。ここからが私の仕事場。
私が憧れてきた、法と正義によって人々を守る世界。
「私も同じく、起訴状の内容を否認します。彼は下積み時代から芸能の世界で積み上げてきた、まじめな人間です。
私は本裁判で彼が一切の痴漢行為を行っていない事を立証いたします」
言い切った!! 初めて一人で言い切った!!
初めての大仕事を成し遂げた達成感で心がいっぱいになる。
でも、法廷の反対側の席に座るこなたは、そんな私を侮蔑するような視線で見る。
「彼が真面目な人間かどうかはどうでもいい。普段真面目そうな人間がこういったときに手を出すものなのだ」
「な……」
のぼせ上がった頭に冷水をかけられたようだった。
何よ、どうしちゃったの、こなた。あんたがそんな事を言うなんて信じられない。
「検察側の冒頭陳述を始めます。彼は……」
冷たい氷のような視線でときどき私を突き刺しながら、こなたは冒頭陳述を始める。
そこには、あのときの暖かい友情なんてひとかけらも残っていなかった。
冒頭陳述が終わり、いよいよ裁判の本番、証拠調手続きが始まる。
検察官、泉こなたが彼が犯罪を犯したと見られている場所、時間について事細かに追求している。
「被告人、白石みのるは糖武伊勢崎線※※時□□分発の中目黒行きの列車の五両目に乗っていた。間違いないですね」
「はい、間違いないです」
ここのところは問題ない。時刻も車両もこちらの調べと一致している。
「被告人、あなたはどの位置に立っていましたか?」
「えっと……前から二つ目のドアの近くです」
「その位置は被害者のいた位置とほぼ同じですね。右手はつり革を握っていて、左手はどの位置にありましたか?」
「左手は下に下ろしていました。間違いないです」
「つまり、左手は被害者の腰と同じ位置にあり、被害者の臀部を触れる位置にあったと……」
ん、ちょっと待て。何か引っかかる。
左手を下ろしていたのは間違いない。でも、白石くんと被害者の細かい位置関係は?
混雑した列車なら、同じドア付近でも結構位置に差がある。
被害者の細かい位置を検察官は言っていない。これはもしかして……
「い、意義ありっ!!」
上ずった声を法廷に上げ、立ち上がる。
法廷の視線が一気にこちらに集中する。
ううっ、ち、ちょっぴり恥ずかしい。けれど……
「被告人が左手を下ろしていたことと、左手が被害者の臀部にあるという事は二人の位置関係を無視した発言です。
これは誘導尋問です。検察官に質問を変えることを要求します」
「弁護人の主張を認めます。検察官は質問を変えなさい」
ふぅっ、と息をついて席に座る。
誘導尋問。質問者が期待している答えを暗示させ、自分の主張どおりの意見を引き出す方法。
人間の記憶は意外に脆い。実際はやっていなくても警察の人に『やったんだろ』と言うと、自分の記憶が信じられなくなる。
さっきも、左手を下ろしていたことと被害者のお尻の位置に手があったということは無関係だ。
でも、『その位置に手があったんですね?』と言われると、人間はついつい頷いてしまう。
もしかしたらやってしまったんではないかという疑念は偽の記憶を生み出し、真実をゆがめてしまう。
そんなの、正しい法廷じゃない。法廷は真実を探り出す場所。
真実を歪めてしまう権利は検察官にも、弁護士にも、裁判官にだってない。
「では、質問を変えます。被告人は……」
こなたはあの冷たい視線で私を一瞥し、質問を続ける。
何よ、あの目線。私のこと、忘れちゃったわけ?
この後の質問は終始白石くんの立っていた位置に言及する話だった。
白石くんが被害者のお尻を触ることができたかどうかについては、結局あいまいなままだった。
白石くんと被害者の位置は微妙な位置。手を伸ばせば届かない事はないが、結構無理な体勢となる。
そこまで手が届くのか、そして触る事のできるのかについて焦点が絞られたが、結局あいまいなままだった。
でも、これは弁護側にとっては微妙な状況だ。
普通の刑事裁判では検察側が「犯行を犯した証拠」を提出し、それに対して弁護側がその証拠を否定する。
しかし、痴漢に関しては被害者女性の「この人がやりました」が痴漢に対する証拠となりうる。
そうすると、弁護側は「犯罪を犯していない証拠」を提出するしかない。
やったということを証明するのは比較的簡単なことだけれども、やってないということを証明するのは難しい。
でも、それができなければ負ける。これが日本の痴漢裁判の現状。
なんとしてでも、一つでも検察側の証拠をひっくり返さなければ……
「では次に、検察側はこちらのものを提出します」
こなたは大きな紙袋をかかげる。いったいなんだろう、あれ?
「検察側は、これを証拠として提出します」
机の上にどさっと広げられたもの。
無造作に広がった薄い本。そこにはいくつもの女性の裸体が……
「キャーッ」
傍聴席から悲鳴が上がる。
「そこ、静かにしなさい。検察官、一体これは何だね?」
「被告の家にあったものです。この中には今回の事件の状況に近い痴漢モノ、中には無理やり女性に性交渉を迫るものもあり……」
こなたは白石くんの家にあったその……エッチな本について淡々と説明している。
「ちょっと、白石くん。なんでそんなもの持ってるのよ!!」
「え、ええっ、なんでっていったって……あの、男の子だったらこういうものは一冊か二冊持ってるものですし」
それにしては多すぎだっつーの!!
なんだか二次元の同人誌なども混じってるし。あんたそういう面にも興味あったのか?
「……といったように、これらの証拠からしても被告人が無理やり性交渉を迫る事や痴漢に興味があったと考えられます。
検察側はこれを資料として提出し、被告人に異常な性癖があったことを立証します」
「ふむ、では弁護側、これに対して何か異議はあるかね?」
えーっ、そんな事言われても……
白石くんがエッチな本を隠し持っていた事は事実だし、
それにもしかしたら白石くんに変な性癖が……いかんいかん。私だけは被告人を信じなければ。
エッチな本を公衆の面前に晒された白石くんは真っ赤になって机に伏せている。
そりゃ、あんだけのエッチな本をこんな大勢に見せつけられたらヘコむだろう。
でも、なんとか、なんとか反論しなきゃここで終わってしまう!!
焦りで頭の中がいっぱいな私。裁判長が私から目をそらし、時計を見る。
「うむ、今回はここで時間のようですね。では、本日はいったん打ち切り、次回の開廷に持ち越したいと思います」
裁判長の一言で、裁判は終わりモードになる。
た、助かったぁ……
いや、格闘技で言うところの「ゴングに助けられた」ってやつだろう。
もし、もう少し終了が遅ければ、私たちの敗訴は決定だっただろう。
反論する資料を集めるために、しばらくの猶予ができたのは僥倖だった。
「た、助かりましたね、かがみさん。あれ、かがみさん。どうしました?」
いや、何か引っかかる事が心に残っている。
あれだけ冷たい視線で私を見ても、あれだけ容赦ないことを言っても、あいつはこなただ。
ならば、あれだけ変なゲームが好きで、さまざまなそういったものに興味を持っているこなたが、
なぜエッチな本を材料として被告人の変態性をアピールするの?
昔のこなただったら、絶対こう言うはずだ。
「何故次元の違いが分からん。二次元と三次元は根本的に違うのだ」
と。でも、今回のこなたはそういった異常性を極端にアピールしていた。
まるで、昔の自分を否定するかのように……
「あれ? かがみさん。どうしました? 大丈夫ですか?」
「ごめん、先に戻っていて」
白石くんを置いて走り出す。
何かが、絶対おかしい。そしてその一つはこなただ。何故自分の今までのアイデンティティーを否定する?
小骨が喉に引っかかったような違和感を覚えながら、私は検察官の部屋へと駆け出した。
みなみ×ゆたか(ゆたか×みなみ?)短編、微鬱・エロ無し、投下します〜
――小早川さんって…岩崎さんに構って貰いたくて、身体弱いフリをしてるんじゃないの?
違う――って言いたかった…でも、心のどこかで私は――…もし、そう出来るのなら――
私は…こなたお姉ちゃんやかがみさんが言ってるような『イイコ』じゃない…
"バム、バム、バムッ!"
体育館に響くリズミカルなボールの音。
みなみちゃんがボールを持って、ドリブルでゴール下に切り込んでいく。
そして、バスケのことをよく知らない私でもわかるくらいキレイなフォームでシュートを放つと、
ボールは当たり前のようにリングをくぐる。
みなみちゃんがボールを持ったら、明らかに空気が変わる。バスケ部の子でも止められない。
(キレイだな―…)
いつものように体育の授業を見学することになった私は、いつの間にか、みなみちゃんだけを
目で追うようになっていた。
シュートを決めたみなみちゃんに、同じチームの女の子が駆け寄って祝福してくる。
みなみちゃんはちょっとぎこちなさそうに、それを受け止めていた。
――どうして、私はあそこに居ないんだろう…
不意に薄昏い感情が夕立ちの暗雲みたいに私の心の中に立ち込めてくる。
チクリと胸が痛んだかと思うと、目の前がスーと暗くなって――…
・
・
・
「大丈夫…?」
気が付いたら私は保健室のベッドの中で横になっていた。
みなみちゃんが私の顔を心配そうに覗き込んでくる…よく見ると、みなみちゃんはまだ
体操着のままだった。
「…もしかして、ずっと?」
「…天原先生、いなかったし…辛そうなゆたかを放っておけなかったから…」
ああ…またやっちゃった、どうして私はこうなんだろう…せっかくクラスのみんなが
みなみちゃんを中心に盛り上がってたのに――――…でも…
「どうして…」
「え…?」
「私…みなみちゃんの気を引きたくて、倒れたフリをしたのかもしれないのに…」
「ゆたか――」
もちろん、そんなつもりはなかったけど…でも、みんなの輪の中に居るみなみちゃんを見て
チクリと胸を刺すものがあったのも確かだったから…
「…ゆたかがそうしたいのなら、私はそれでも構わない…」
「みなみちゃん…?」
「私…騒がしいのは苦手だから、こうしてゆたかの傍にいるほうがいい…」
「あ…」
みなみちゃんが私の手を包み込むように握ってくれる。
みなみちゃんの手のぬくもりが、じんわりと胸の奥まで伝わってきて、涙が出そうになる。
私の顔を覗き込んでくる真剣な眼差しは、嘘や偽りといったものを一切感じさせない。
「みなみちゃん…」
心臓がすごくドキドキしてる…みなみちゃんに聞こえたらどうしよう…
身体中が熱い。また倒れてしまうかも…
でも、さっきまでのズキズキ、ちくちくとした痛みより何十倍もいい。
――小早川さんって…岩崎さんに構って貰いたくて、身体弱いフリをしてるんじゃないの?
今なら『違う』とはっきり言える。
みなみちゃんが傍に居てくれるって、はっきりと言ってくれたから…
私は幸せ者だと思う。
ホントにそう思う。
私が昏い気持ちに足元を取られそうになると、必ず誰かが手を差し伸べてくれる。
ゆいお姉ちゃん、こなたお姉ちゃん…そして、みなみちゃん…
「ゆたか?」
「うん、大丈夫。もう大丈夫だから…」
「そう、よかった…」
「あの、みなみちゃん…」
「何?」
「――着替えとカバン…取ってきて貰えないかな…?」
「うん、私のも取ってくるから、着替えたら…一緒に帰ろう…」
「うん!」
私は…弱い子だけど、お姉ちゃんたちやみなみちゃんが居るから、こうして笑っていられる。
今は…こうして、笑っていられる時間が少しでも長く続きますように…
(END)
(おまけ)
「ねえ、ふゆき…保健室、帰らなくていいの?」
「いま戻ったら、馬に蹴られそうな気がするから…ひかる、コーヒーもう一杯。」
「なんで私が…(ブツブツ)」
「あの場所に!あの場所に行きさえすれば――ッ!」
「ちょっと、ひよりん。どーしたのよ!?」
「部長っ!たった今、保健室の方から極上の甘々で萌え々々でユリユリ〜な電波をキャッチしたっス
本当です、今度は嘘じゃないっス!」
「ダメよ、ひよりん。今日は部誌の原稿を仕上るまでは絶対に帰さないからね」
「部長〜後生ですから、行かせて下さい――」
「いいの?あれは…」
「ああ、いつもの事だからな」
(おまけ・2)
「あの…こなたお姉ちゃん…」
「何?どーしたの、ゆーちゃん」
「お姉ちゃんが保険委員とかしてて、お姉ちゃんと二人きりになりたくて病気のフリとか
する子が居たら、どう思うかな…って…」
「どう…って…――」
"はい、かがみ…クスリ。"
"あ、ありがと…こなた、ゴメン。私、ウソついてた…"
"どうしたの?"
"私…こなたと二人きりになりたくて、倒れたフリをしてたの――"
「ぶ、げふぅっ!!」
「ど、どうしたの?お姉ちゃ〜ん…」
「し…死ぬわね…ソレ…そのシチュ…」
「ええっ!死んじゃうの?」
「うん、萌え死に…身体中からいろんな体液噴出しそう…――ウフフ…かがみのヤツ…
可愛いコト言っちゃって…――(ブツブツ)」
「ど、どうしよう…こなたお姉ちゃんが壊れちゃった…しっかりして、お姉ちゃん!
こなたお姉ちゃ〜ん!!」
822 :
日記のひと:2007/06/29(金) 10:30:34 ID:7vcuocb1
とりあえず終わりです。
ゆーちゃんは絵本の話とか見てると、ただのピュアっ娘じゃなくて、
結構内に溜めてるものとかありそう、とか思ったので…
では〜
ちょww逆転☆裁判カコイイwwwみなxゆたカワイイwwww
ホント、どうしましょこの神な流れ。
いや、どうもしなくていいのか。みんなGJ!
>>822 こなたが〜、こなたが壊れた〜
みなゆた、かわいらしいですね
ゆたかの純情な中に思い悩む様がとても綺麗に表現されていると思います
……なんかブラックな逆転☆裁判を見た後は上ので糖分補給してください
うは、授業から帰ってきたらまた作品が!GJです!
それにしても、「逆転☆裁判」読んで思ったんだが、9月に出るという小説
「らき☆すた殺人事件」にも多少「そんな」雰囲気が漂いそうな予感が…?
被害者、容疑者、(真犯人、)目撃者、検察官、弁護士(かがみで内定?)、
裁判員(2009年以降の場合)あたりのうち数人をメンバーの中から供給すれば…?
ところでもうすぐ容量オーバーしそうだな
お前らこの程度のレベルのSSで喜び過ぎw
俺がお前らにSSの神髄と言うものを見せてやろう
今日か明日にお前らはこの俺のSSに平伏す事になるだろう
>>827 この怒涛の萌えラッシュを前にしてそこまで言うとは・・・大いに期待してるぜ
でもそういう宣言はもう少し人の多い時間にしたほうがいいんじゃないか?
830 :
(=ω=.):2007/06/29(金) 13:39:36 ID:nSvboUPs
>>827に期待
俺も書き上がったら投下するよ
でも次スレの方がいいよね?(´・ω・`)
832 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 14:11:49 ID:Bix9vrDR
>>830 全部神評価な訳だな
次スレはまだ意識する程度でいいんじゃないだろうか?
止める必要まではないと思う
もう流れが速すぎて、そのうちネタが誰かと被るんじゃないかと
ビクビクしながらSSを書いている俺ガイル
おみゃーら釣られすぎだ
835 :
バド:2007/06/29(金) 15:20:21 ID:SROQrstA
出来たので投下します(´・ω・`)
単発即興ネタの非エロです
836 :
バド:2007/06/29(金) 15:21:38 ID:SROQrstA
「もうこんな時間ですか…早いものですね、あきら様」
「…zzz」
「あきら様?…っと、お疲れのようですねー。毛布毛布…これでよし、と」
「…zzz」
「それにしても…こうして見ると本当に、小さいんだなあ…」
(…小さい?)
「はは、普段のあきら様からはこの寝姿は想像つかないよなあ…いつもはあんなにエネルギッシュでワガママで」
(この野郎…人が寝てると思って好き勝手…)
「でも…やっぱり可愛いんだよなあ」
(―ぇぇぇっ!?)
「頑張り屋で、臆病で、でも弱い所なんて滅多に見せなくて…」
(………)
「寝てるから言えますけどね、あきら様。僕はですね、アナタの事が」
(まてまてまてっ!?何よこの展開っ!!起きてる起きてるって言うか確認しろよこの馬鹿はっ///)
「最初に会った時から、ずっと―」
てってれーれてっれれてれれーれてーれれっ♪
「うわっと…はい、白石です。あ、はい、はい…分かりました。すぐに行きます、はい、失礼します」
ぴっ
「ふぅ…休憩中なのにな…って、はは、あきら様良い夢見てるんでしょうかねー。行ってきます」
ぱたぱたぱた…がちゃん
「―っの馬鹿っ!!///あーもう顔が戻らないし熱いし心臓があぁもうっ!!///」
じたばたじたばた
「うぅ…あのヘタレぇ…て言うか何あの電話は!!タイミング最悪って違うわよ馬鹿っ!!」
げしげしげし
じたばたじたばた
「あーあ…もうちょいだったのになぁ」
837 :
バド:2007/06/29(金) 15:23:25 ID:SROQrstA
お粗末様でした(´・ω・`)
書き方変えてみたので読みにくいかも
>>840 なんというGJ…
素晴らしい(`・ω・´)
てけてけかなたさんアナザー(嗚呼まぶたの母編)
なぜ母・かなたはお父さんと結婚したのか?
そもそもどんな女性だったのか?
こなたは意を決し、父親に真実を教えてくれるよう頼んだのであった。
そうじろう「あれはお父さんが小説家の修行のため大陸に渡ったときのことだった…
あの暗く長い時代が終わり、すべてが新しく生まれ変わろうとしていた。
そう、あれはお父さんが18になった年の春……」
(ナレーション)
『15年戦争と内戦に明け暮れる時代が終わりを告げ、キャンプ・デービッド精神に基づく五族協和政策が
着々と実を結びつつあった年の4月25日未明。 突如沸き起こった砲声が、人々の太平の夢を打ち破った。
38度線を越えて一気に南下した張学良軍は、三面紅旗の旗印の下、結集しつつあった解放勢力と激突。
戦火は燎原の炎の如く大陸を席巻、国際政局は俄かに緊張の度合いを増していったのであった。
同年、宮中において中大兄皇子、蘇我入鹿を殺害。青天白日の旗を掲げて国民党軍に合流。
激動する歴史の流れに、朝廷は大移民計画を決定。
夢を抱く若者は、大挙して赤い夕日のイスカンダルへ旅立っていった――。』
こなた「ちょwwwまてwww」
(強制終了)
>>844 最初みたときみwikiがどっかのアニメの先生に見えた
こなた×黒井投下します。
飲尿ありますので、苦手な方は御注意されたく候。
848 :
玩具:2007/06/29(金) 20:40:18 ID:xuTnLyfa
校舎三階の女子トイレ。どうにも勝手の悪い所にあるため、普段は花子さんも素通りする寂しい場所であるが、
今日は久しぶりの客と見えて、並んだ個室の奥から二つ目、清掃ロッカーの隣の鍵が、赤に変わっている。
校庭から賑やかな声が聞こえてくる程、空気はひっそりとして気配も無い。静寂とは正にこの事。
と、それを破って本日二人目の御来店。青い髪を長く垂らしアホ毛をゆらゆらさせながら、件の個室に向かってズンズン歩く。
ドアの前に仁王立ちすると、マリオのリズムでノックをした。ガチャッと開錠の音に合わせ、少しずつ開いて行くと―――
「…あ……う……泉…」
頬をほんのり上気させ、淫秘な光を宿した目で、生徒を見つめる黒井がいた。
「あはは、何て顔してるんですか?センセ」
青髪の生徒―――泉こなたは中に入り、後ろ手にドアを閉めながら、妖しい笑みを浮かべる。
「そんなに私とHしたかったんですか?涎まで垂らして、犬みたいですよ」
白い指をつっと伸ばして、顎に滴る唾液を拭うと、暫くニチャニチャいじった後に、絡めるように舐めあげた。
「はぁ………早よ…な?」
うっとり眺めていた黒井の切な気な懇願を無視して、意地悪く目を細める。
「え〜〜どうしよっかなぁ?今日の四時間目、随分強く殴ってくれたし」
「あっ、あれは……ワイもな、教師やさかい、船を漕いどる生徒をそのまんまって訳には……いかんやろ?」
「へぇ、立派ですね……同性の教え子とセックスしたくてトイレでハァハァしてる変態教師とは思えないくらい―――御立派です」
「う、……それは、やな……その…」
まごつく姿に気を良くしたのか、わざとらしく嘆息すると
「しょうがないなぁ……舐めていいよ、ななこ」
「あ―――――はい…ありがとう、ございます」
こなたが黒井を名前で呼ぶ時、二人の立場は入れ替わる。
849 :
玩具:2007/06/29(金) 20:42:45 ID:xuTnLyfa
タイルに膝を着け、主人のスカートに顔を埋ずめて深く吸い込み、何とも言えぬ高揚感に包まれながら、徐々に中へ侵入していく。
純白の清楚な下着が薄暗がりにぼぅと浮かび挙がって、視界を覆うほど肉迫すると、布の縁を甘く噛んだ。
「そうそう。手は使っちゃ駄目だよ、ななこ」
ゆっくり頭を下げていく。
薄い茂み、突起、ワレメの順に露になって行く光景を、上眼使いに凝視する。溢れる唾液が染みて匂いが溶け出ると、鼻孔を愛撫し脳に絡んで、じんと痺れが広がった。
「ハア…ハア…綺麗です。泉様の、とっても……」
「クスッ……早くしないと授業始まっちゃうよ?」
「はい……ん…ちゅ…」
赤くぬめった舌を先頭に、ふっくらした唇と可愛らしい八重歯が続き、熱い吐息を漏らしながら、愛しい秘処に口付ける。
「ちゅぷ…くちゅ……んん…ぷぁ……んむ…」
「ななこ、すっごい変態顔だよ。そんなに美味しいの?」
「はむ…美味しい…美味しいよぉ……ぷちゅ……にちゅ」
二枚の唇がテラテラと跡を残しながら、ゆっくり開閉して秘裂を味わい。時折チラつく舌が軟体生物のように蠢き、つつき、ほじくり、えぐって、涎を塗りたくっては飲み干す。
こなたは僅かに息を荒げ、優越の笑みを浮かべつつ、その小さな掌で黒井の金髪を弄び、更に侮蔑の言を投げ掛けようとして―――ふと、もよおした。
「ねぇ、ななこ……私、オシッコしたくなっちゃった。どうしよう?」
「!!…………はい…」
今にも高笑いを始めんばかりの顔で問いかけた主人の真意に、犬は眼を見開いた後、それを一層どんよりとした物に変えながら了承した。
「クスクスクス…分かってると思うけど、一滴でも溢したらお仕置きだよ?」
ペットの従順さに満足したこなたは、両手を黒井の後頭部へ回すと眼を細めた。
850 :
玩具:2007/06/29(金) 20:44:21 ID:xuTnLyfa
「………………………ッ」
数瞬のあいだ止まった空気に、微かな水音が広がり始める。
「んく……ん……んむ……ふ……」
緩やかな丘にぴたりと吸い付き、ほっそりした喉の断続的な動きと共に流体の燕下される音がやけに響く。息継ぎの度に恥毛が揺れた。
「ふぅ…ん……むあ……ぢゅる……む…」
「可愛いよななこ。やらしくて…」
徐々に小さくなって行く音を追い掛けるようにグイグイ顔を押し付けてくる黒井は、いつもの快活な雰囲気を欠片も感じさせないただれた情欲を浮かべている。
「ふぅ……んふぅ………チュウ……あっ!」
遂に放水が止まると、こなたは強引に引き剥がした。余りに急だった為か、淡いピンクの裂目から薄黄色の雫がポタリと滴る。
それを追って目線を落とした黒井が、恐る恐る顔を上げると―――
「あーあー溢しちゃった…お仕置き……だね」
これ以上ないくらいの、けれど冷えきった笑みを張り付けて、口を歪める主人が居た。
「あぁ……でっ、でも今のは――うあっ!!」
突然髪を引っ張られ、シャープな顎が反り返る。
「言い訳するんだ……随分偉くなったんだね」
「痛っ…ごめ…さい……んなさい……ごめんなさい…」
ギシギシ音がするほど握られた痛みに、泣きながら謝罪を繰り返す。
「まぁ時間もないし、緩めので許してあげるよ。ほら、さっさとお尻向けて」
尚もグズつく黒井だったが、こなたが拳を振り上げると、緩慢な動きで壁に手をつき、少女に臀部を突き出した。
851 :
玩具:2007/06/29(金) 20:45:56 ID:xuTnLyfa
「私に脱がせって言うのかな?」
「はぁ…はぁ…ふぅ……ん…」
振るえながらスカートに手をかける。段々めくれていくと、豊満な肉塊に食い込んだ黒い下着が表れた。白黒の対比が眩しい。
こなたは左手の甲で円を描くように撫で回した後、右の尻たぶをおもいっきりひっぱたいた。
パァン!
「ひぎっ!」
「相変わらず良い音するねぇ」
パァン!パァン!パァン!パァン!
「あ゙っ、ぎっ、痛っ、ん゙っ」
立て続けに振り下ろされる幼い鞭が、成熟した白桃に赤を叩き込んでいく。左右の色合いは調和を失って行き、白・黒・赤の組み合わせを作り出した。
「んー?なぁにコレ」
一旦振り被った手をクロッチにあて、数度こすった後口に含み、じっくり味見をしてからこなたは聞く。
「あぁ………ああぁ……ごめんなさい…ごめんなさいぃぃ…」
そこには同心円状の染みが出来ており、窮屈な場所で蒸された汁気が淫臭となってむらむら篭っている。
「まったくさぁ!」
バシン!!「ああっ!」
「これじゃっ!」
ビシッ!!「ひぃっ!」
「全然!!」
バチン!!「いだぁっ!」
「意味ないじゃん!!」
バシン、バシン、バシン
「ああぁあーーーー!!ごめんなさいぃー!!」
狂ったように打ち付けるこなたは、その怒声とは裏腹の顔をしている。髪を振り乱しながら悶える黒井。ヒットする度に床に増えていく水滴は、涙か淫水か。
852 :
玩具:2007/06/29(金) 20:47:37 ID:xuTnLyfa
「お尻叩かれて濡らすなんて真性の変態だよ。ほらっ、何か言う事あるんじゃない?」
「ヒック……ウ、ウチは、アアッ!せっ、生徒にぃ、ひぃっ!お尻叩かれて…ゔぅっ!濡らしちゃう……へっ、変態ですぅ」
途切れがちに吐き出された言葉に独りうなづくと、下着をずらして濡れそぼった肉孔に指を挿入していく。
「ふぁあぁ!?」
「手も痛くなってきたし、面倒だからイカせてあげるよ」
温い粘膜を掻き出すように激しく出し入れさせながら、こなたは折檻を再会した。「ひぃ、ひいいぃ!ダメぇ!や、やっ、んぐぅ!」
「ほらほら、イケ!イっちゃいなよ!!」
「あ〜っ、ああっ、あっ、うー……ぐ、イグイグぅ!」
最後の一掻きと打擲が黒井の体を蝕むと、遂に絶頂を向かえた。
「ふぁっ、ふああぁあぃああぁああああ!!」
衣服を整えているこなたの足下に、虚ろな眼をした黒井がへたりこんでいる。チェックのすんだこなたは、余韻に赤く染まった黒井の耳に口を寄せ
「日曜日、家に来なよ。一から躾なおしてあげる…」
それだけ言うと個室から出て行く。その足音も消えてしまうと、トイレは元の静けさを取り戻した。
聴こえるのは……教師の小さな呼吸のみ。
終
御目汚しスマソ
連投引っ掛かったorz
854 :
5-61:2007/06/29(金) 20:51:02 ID:bq+mQ61J
リアルタイム遭遇っ!GJです。
俺にとってはクリティカル。
ってことでエロなし一本投下ー。
855 :
5-61:2007/06/29(金) 20:51:54 ID:bq+mQ61J
リリリリリ
午前5時。目覚ましが鳴り響く。
「……ちょっと早く起きすぎたかも。」
でも
「寝坊するわけには行かないもの…」
今日は…
【二人の一周年記念】
顔を洗い、髪をいつものツインテールにする。
服は一番大人っぽい物を選び、薄くルージュを引く。「よし…完璧っ」
現在AM8時。あいつとの待ち合わせはAM10時。二時間も前に着いてしまった。
「ま、本でも読んどこ。」待ち合わせ場所である噴水に腰掛け、本を開く。
−−
「…遅いっ」
30分の遅刻。
「う〜、ごめんっ」
謝りながら。後ろに回していた手を差し出してくる。
「これ、一周年記念っ」
一輪のたんぽぽ。
「…あんたこれその辺で摘んできたでしょ」
「あぅ。鋭い…」
「まぁいいわ。行こうか?」
「うんっ」
「最初はどこ行くの〜?」
「映画でも見ようかと思ってる。」
「い〜ね。」
「……ほら。」
かがみんが私に手を差し出してくる。
「?」
「ったく。鈍感な奴ね」
真っ赤な顔でそっぽを向きながら
「手……つなごうって言ってんのっ!」
「かがみん…今日はデレ?」
頭はたかれた。
−−
それから時間は跳ぶように過ぎて行った。
色々な事をした−
バスに乗ればこなたは子供料金でいいと言われ拗ねてしまったり。
生放送の街角インタビューでかがみが恋人の可愛さを一時間近く語ったり。
かがみが弁護士になりたいと言えばこなたは検事になると言い出したり。
「あー。今日は楽しかったーっ」
「うぅ。明日学校行ったら絶対冷やかされるよ…」
生放送なので。
「こなた。最後に行きたい所あるんだけどいい?」
「うん。」
−−
「ここは…教会?」
「ん。ついといで。」
正門を開け中に入る−
「わーっ。すごいねぇ」
ステンドグラスから差し込む夕日が幻想的な雰囲気を作り出す。
856 :
5-61:2007/06/29(金) 20:52:44 ID:bq+mQ61J
「ってゆーちゃん!?つかさもっ」
そこにはゆたかとつかさがいた。みゆきやゆいの姿もある。
「ゆい姉さんまで何してんですか?」
「やーっ。警察の偉い人に適当に言ってここ借り切っちゃった♪」
「それを…職権濫用っていうんですよ?」
「固い事言わないの。今日は一周年なんでしょ?」
「〜っ。なんでそれをっ」「まあまあ。こなちゃん抑えて。こっちきてねー」
ぐいぐいと。つかさがこなたを押していく。
−−
「それではっ。今日の主役の登場ですっ。」
アルコールが入っているのか異常にテンションが高いゆい。
左右別々の入口からこなたとかがみが入ってくる。
「わぁっ。」歓声が上がる。
左からはタキシードを着たかがみ。
右からは−純白のウェディングドレスに身を包んだこなた。
「こなちゃん…綺麗…」
つかさが溜息混じりに漏らす。
「に、似合わないってばっ…」
こなたはぶつぶつ言っているがまんざらでもなさそうだ。
(っていうかかがみん、すごく似合ってる…)
薄く引かれたルージュがタキシードの色とコントラストを描き。なんというか非常に…
(大人っぽい…)
一方かがみ。
(やばいやばいやばいこなた可愛い可愛い可愛い)
「……。」
(苦労して準備したかいがあったわ…可愛い可愛い) コメントどころではなかった。
「えー。ごほん。泉こなた。」
「は、はいっ」
「汝、いかなる障害があろうとも。死が二人を分かつまで、柊かがみと寄り添うことを誓いますか?」
「……誓いますっ」
「では。柊かがみ。」
「……ん?あっ、はい」
「…話聞いてたのか微妙ですけど。汝、いかなる障害があろうとも。死が二人を分かつまで、泉こなたと寄り添うことを誓いますか?」
「誓います。」
「では誓いのキスを。」
「えっ、ちょっ、ちょっと待った。すんの?ここで?」
「するわよ。ここで。」
「うぅ…恥ずい…」
かがみがこなたのベールを持ち上げる。
「目、閉じなさい?」
「う、うん。」
深い深い口付けを。
「キャーっ」
観客(主につかさだが)から黄色い声が上がる。
857 :
5-61:2007/06/29(金) 20:55:20 ID:bq+mQ61J
ーー
「もう嫌だ…恥ずかしくて死ぬ…」
「じゃあ締めにフォークダンスでも踊りましょうか」
みゆきから提案
「お。いいね〜」
「ちょ、私はイヤよっ!?音楽もないし…」
ドーンっ
正門が開け放たれる。
「心配御無用っ」
「あきら様〜。機材勝手に持ち出しちゃまずいですって。」
「はっ?白石の分際でこの私に逆らうつもり?」
「いえいえいえいえ。滅相も御座いません。」
「最初からそうしてればいいのよ。いい子にしてれば私が一緒に踊ってあげるわ」
「はぁ。ありがとうございます。」
「ってことでっ。音楽は任せなさい!」
「な、なんだかよく分かんないけど問題解決だねっ」
「……。」
「ではではかがみん。Shall we Dance?」
「………sure。」
FIN
858 :
5-61:2007/06/29(金) 20:57:21 ID:bq+mQ61J
あきら様にゲスト出演依頼しますたwwww
聖書の言葉については適当に訳しただけだから間違ってるかもorz
お目汚し失礼。
ちょwww今Mステでもってけ!セーラーふくがwww
29位
そろそろ容量が心配なので、ひとっ走り次スレ立ててきます。
>>815 裁判の描写について突っ込み所満載だけど、文章はめちゃ上手いと思う。
>>865 ……なんつーか、一言だけ言わせてくれないか
かっけー!
>>865 もうね、なんて言うかね、こんなこなたもサイコーって話なんですよ?
ぐっじょぶ!
スレ立て乙です
さぁ、埋めるざますよ
イクでがんす
ふんが〜
まじめに埋めなさいよ!
あ〜いまい3センチ!
それ百合ってことかい?ちょwwww
埋まりそうで埋まらない
あ〜イマイ1プッシュ!
それリダイアルってことかい?ちょw
短縮な登録 だぁぁ無理ってことない?ぷ!
がんばっちゃ やっちゃっちゃ
そんときゃーっちふぉんリリースぎょっ
汗(Foo)汗(Foo) 染みたらケータイケータイF R E E Z E!!
今回は808さん来ないのかな?(´・ω・`)
しかし埋まらないな…
梅ィ
近所の駐車場の隅に埋めた。
あなたが欲しかった。
大好きだから。ずっと離れたくないから。
だから埋めた。近所の駐車場の隅。
ずっと一緒だよ、かがみん…
怖ぇ!!!
884 :
1-808:2007/06/30(土) 03:20:00 ID:KgJSC2EX
埋め立てを兼ねてカップリング特に無しの非エロ投下します。
※途中で切れたらごめんなさい。その場合はまとめサイトの方で収録後、編集させてもらいます。
予め言っておきます。読んで下さった方、ありがとうございました。
ある休日のこと。柊家を尋ねたこなたは呼び鈴を押したが、しばらく待っても反応が無かった。遊びに行くことは昨日のうちに伝えてあったから、留守というはずはない。
そう思い、もう一度呼び鈴を押そうとした瞬間、インターホンを通じてかがみの声が聞こえてきた。
『悪いこなた。今、手が放せないから勝手に上がってきて』
「りょーかい。おじゃましまーす」
そういうわけでこなたは勝手に上がらせて貰う。
居間に入ったこなたは、その場の光景を目にした途端、手に持っていた紙袋を落とした。
「か……かがみ、その子は……」
かがみは、0歳児と思われる赤ん坊を抱いていたのだ。
「あ、こなた。この子はね――」
「どうして……」
「?」
こなたは顔を俯かせ、わなわなと全身を震わせている。やがてガバッと顔を上げた。
「どうして何も言ってくれなかったんだ!?」
「は?」
「僕が認知しないとでも思ったのか!? 君一人で背負い込むなんて――」
「どういう設定の小芝居始めてんだよ!? あんたと私の子とか生物学的にありえねーだろ!」
「こうしちゃいられない。すぐに役所へ行って書類を用意してくる!」
「してくるなーっ!!」
「お隣さんの?」
「そうよ。旦那さんが交通事故に遭ってね。命に別状は無いみたいなんだけど、色々大変で……今日一日だけ預かるよう頼まれたのよ」
「何だそういうことだったのか」
かがみに抱っこされた赤ん坊は、父親に訪れた災難も知らず、無邪気に笑っている。
黒目がちの無垢な瞳。ふわふわした髪の毛。つるつるの肌。見ていて自然に頬が緩んでしまう可愛らしさだ。
「てっきりあの夜の過ちがホニャラララかと思ったよ」
プニプニと赤ん坊の頬を軽く指で突きながら、こなたが冗談の続きを呟く。
「あんたとの過ちなんぞ一ミクロンも存在せんわ。……こんな日に限って私とつかさ以外留守でね。お母さんに電話しといたから、なるべく早く帰ってきてくれると思うけど」
「ふむふむ……かがみとつかさは半日ベビーシッターを任されたわけだ」
「そういうこと。こなたも手伝ってよ」
「うん、いいよ。頑張ろうね、かがみお父さん」
「私が父親役かよ!?」
「そりゃあ、こっちが母親役なら必然的に」
「何の必然だよ!?」
と、かがみがいつもの調子でこなたに突っ込みを入れた途端、赤ん坊がぐずりだした。
「ああっ……よしよし、良い子だから泣かないでねー」
慌ててあやすかがみ。
「かがみ、少しは突っ込みの勢いを押さえないと」
「分かってるならそっちも突っ込みたくなるようなこと言うな」
「ところでつかさは?」
「台所でミルク作ってるわ。一応、粉ミルクとか使い捨ておむつとか必要な物はこの子と一緒に渡されてたから」
そうこう話すうちに、ほ乳瓶にミルクを詰めたつかさがやってきた。
「あ、こなちゃんいらっしゃい。ごめんね、急にこんなことになってて」
「いやいや、これはこれで楽しいよ。一緒に子守りを頑張ろうじゃないか第二夫人」
「だいに?」
「さりげなく自分が第一夫人かよ、ずうずうしい……って、あくまで私が父親か! いやそれ以前に第一夫人、第二夫人とか日本の憲法に反して……ああもう何から突っ込めばいいんだか」
「今日ぐらい激しい突っ込みはお休みしたら? 赤ちゃんもいるんだし」
「それもそうね……つかさ、この子にミルクあげて」
「うん、わかった」
かがみから赤ん坊を受け取ったつかさは、ほ乳瓶を何度か振って温度を確認してから、乳首の部分を赤ん坊の口に持っていく。
「そういえばかがみ。この子、男の子? 女の子?」
「女の子よ」
「ふーん……」
お腹が空いていたのか、赤ん坊は一心にほ乳瓶を吸っている。その様子を見てこなたが一言。
「母乳はあげないの?」
「あげねーよ。そもそも出ないし」
「まあ、そうだよね。でもさ……」
こなたはふと言葉を止め、しばし考え込む。
「……みゆきさんって出そうじゃない?」
「……いや確かに出てもおかしくない気がしてしまうけどさ」
(みゆきさんの母乳プレイか……今度ひよりんに提案してみよう)
「また何かろくでもないこと考えてるな」
「お姉ちゃん、ミルク終わったよー」
「あ、はいはい。ちゃんとゲップした?」
「うん」
「で、次は?」
勢い込んでこなたが身を乗り出す。
「別に強いてすることはないわよ。ちゃんと見ててあげることぐらいね」
「何だ。結構暇なんだね」
「言うほど楽じゃないわよ。いつ泣き出すか分かったもんじゃ――」
「ふぇ……」
「げ」
言ってる傍からまたぐずりだしだ。
「お姉ちゃん、これはおむつかも」
「わ、分かったわ!」
つかさの素早い判断に従ってかがみがおむつの準備する。
「おお、何という姉妹連携プレイ……」
「感心してる暇があったらこなたも動く! ウェットティッシュとか用意して」
「ラジャー!」
その後こなたとかがみは、赤ん坊のお尻を拭くのに難儀したり、おむつの付け方がよく分からなかったり、とにかく散々手間取った。
まあ結局最後には、それらまとめて全部つかさがこなしてしまったのだが。
「どうやら育児スキルに関して、我々とつかさの間にはテレビのジャイアンと映画版ジャイアンぐらいの差があったようだね、かがみん……」
「いや、のび太と出来杉君ぐらいの差だろ……」
「ふ、二人ともそんなに落ち込まなくても」
フォローしようとするつかさの腕に抱かれて、赤ん坊はすやすやと眠っていた。
「何て言うか、こういうのは技術以前に人徳なのかな。お母さんっぽさっていうか」
「確かに、この中じゃ一番つかさが母性的よね」
「えーと、そうなのかな? 良く分かんないけど……」
ともかくミルクもおむつも済み、これでしばらくはゆっくりできる。
と思ったその時。
「ふ……ふぇぇぇ……」
不意に目を覚ました赤ん坊が、一気に泣き声を上げ始めた。
「ええっ? ど、どうしたんだろ。よしよし、泣かないでね〜」
つかさが必死になってあやすも、赤ん坊は一向に泣き止む様子を見せない。こなたやかがみも頑張ってイナイナイ・バーとか定番をやってみるが、全く効果がない。
「ご飯もトイレも済ましてるのに、一体どうして……?」
「冷静に考え込んでる場合かこなた! どうにかしないと――」
「ただいまー」
「あ……」
救いの声が玄関の方から聞こえた。かがみ、つかさの母、柊みきだ。
「ごめんね遅くなって。あらあら、こんなに泣いて……」
居間にやってきたみきは、すぐにつかさから赤ん坊を受け取る。
「よしよし……」
小さな声で囁きながら、優しく抱っこした体を揺する。たったそれだけで、頑固に泣き続けていた赤ん坊が次第に静かになっていき、とうとう穏やかに寝息を立ててしまった。
「「「おお〜」」」
素晴らしい手際というか光景に、三人が感嘆の声を上げた。
「こなたちゃん、手伝ってくれてたのね。どうもありがとう」
「いえいえ、大したこともできず」
「かがみもつかさもお疲れ様」
「うん」
「それじゃあ、後は私が見てるから。こなたちゃん、ゆっくりしていってね」
「あの、お母さん、ちょっと聞いていい?」
「ん? どうしたのつかさ」
「何でお母さんが抱っこしたらすぐ泣き止んだの?」
つかさの疑問はかがみ、こなたにとっても同じだった。特別なことを何一つせず、みきはあれだけぐずっていた赤ん坊を泣き止ませてしまったのだから。
「私達、ミルクもあげたばかりだし、おむつも替えたばかりで、その子が何で泣いてるか分からなかったんだけど……」
「うーん……きっと、お母さんが恋しかったんじゃないかしら?」
シンプルながら、今のみきが口にするとこれ以上ない説得力のある回答だった。三人ともなるほどと頷いてしまう。
「やはり四人の赤ちゃんを捌いてきた経験者は格が違いますねぇ」
「うふふ、まあね。特にかがみとつかさは手間のかかる子だったわ」
「ほほう、出来ればその辺について詳しく聞かせて頂きたく……」
「ちょ、ちょっとこなた!」
かがみが止めようとするが、みきとこなたはもうその場に腰を据えて昔話をする体勢になっていた。
「今でこそかがみはしっかりお姉さんをやってるけど、赤ちゃんの頃はかがみの方がずっとたくさん泣いてたのよ」
「お、お母さん、そんなこと――」
「だってホントのことだもの。つかさにばかり構ってると、ヤキモチ焼いてすぐ泣きだすのよ」
「へぇ〜……根っこの部分は今も変わってないかも」
「んなわけあるかーっ!」
赤面しながら、大本の話には突っ込まず(突っ込めず)こなたがボソリと呟いた一言に全力で突っ込むかがみだった。
「それからつかさね。すごく腕白な赤ちゃんで、いつも何をするか分からなかったのよ」
「そ、そうだったの……?」
「ハイハイが出来るようになってからはもう片時も目を離せなくて……うっかりしてたら、縁側から一人で外に出ようとしたこともあったわ」
「危なっ……それはある意味、つかさの天然ぶりの原点かも」
「それからね――」
みきはかがみとつかさの赤ん坊時代のお話を色々懐かしげに話していく。こなたにとっては非常に面白かったが、かがみとつかさにとっては非常に恥ずかしかった。
「いやぁ、色々興味深いお話をどうもありがとうございました」
「どういたしまして」
「うう……こっちは全然ありがたくないわよ」
「自分が赤ちゃんの時の話って、何かすごく恥ずかしいよ……」
「二人とも。物心づく前の自分の思い出っていうのは、こういう機会でもないと聞けないものなのよ」
「それは分かるけどさ……」
揃って深々とため息をつくかがみとつかさだった。
「そういえばこなたの赤ん坊の頃って――」
どうだったのよ、言いかけて、かがみはハッと口を噤む。こなたのお母さんはこなたがまだ物心づく前に故人になっていたからだ。
しかしこなたは特に気にした様子もなかった。
「あー、そういえば私はそういう話全然聞いたことないなー」
「こなたちゃんのお母さんは、確か――」
「はい。私がまだ小さい頃に死んじゃってます」
「そう……それじゃあ、お父さんに聞かないといけないわね」
「……聞いた方がいいんでしょうか?」
「思い出は大切なものよ。それに、いつまでも聞けることじゃないからね」
みきの言葉は、しみじみとした響きを持ってこなたの胸に落ちた。
「うーん……それじゃあ、ちょっとお父さんに聞いてみよっかな」
「あ、聞いたらちゃんと私達にも教えなさいよ」
「う……何かこうなるとかがみ達には聞かせたくないような……」
「こなちゃん、それはずるいよー」
「そうよ。フェアじゃないわよ」
「わかったよぅ。それじゃあ今度かがみ達がうちに遊びに来た時に、お父さんに聞いてみよ」
渋々頷いたこなたは、苦々しいような気恥ずかしいような、複雑な表情だった。
その時、
「ぅ……ふぇぇぇ……」
みきの腕に抱かれていた赤ん坊が、またぐずりだした。
「よしよし……」
優しく赤ん坊をあやすみきの横顔を見ながら、こなたはふと、覚えてはいないはずの母の声を耳にした気がした。
おわり
普通にまだ余裕がありました。
改めて、読んで下さった方、ありがとうございました。
GJ、とだけ言わせてもらうんだぜ!
>>888 埋めに使うにはもったいなさ過ぎるGJ!!
イイハナシダナー(ノ∀`)
みきさんもっと出て欲しい・・・・
あと、ひよりんに提案吹いたw
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