「そんな攻撃、これで十分ですわ。封魔結界陣!」
かぐやは錫杖を両手でつかむと、それを直角に地面に突き立て
る。次の瞬間、3人の眼前に光の壁が生成される。迫る紫色の炎。
だが、その炎は光の壁に当たると180度向きを変え、技をはな
ったキュバスへと襲い掛かった。
「な、まさか、きゃあああああッ」
自らが放った紫色の炎に包まれ苦しむキュバス。炎はすぐに消
えたが、キュバスは一瞬よろめく。
そして、それが致命的な隙となった。
「いまですわ。みなさん」
「おう!」「うん!」
かぐやの呼びかけに答える2人。アリスは一瞬腰を落とすと、
キュバスに向かって走り出し、ドロシーは腰に下げたホルスター
から退魔銃を取り出す。
ようやく、体勢を立てなおすキュバス。
「お、おのれー・・・はっ」
「退魔!撃滅脚!」
アリスの前蹴りがキュバスの顎を捉えた。空中たかく舞い上が
るキュバスの体。
だが、妖女は空中で羽を広げなんとか体勢を立て直す。
「く、よくもッ!」
キュバスは、地上にいるアリスに向かって手のひらを向ける。
キュバスの手のひらが再び紫色に光る。
「これでもくら…」
「烈空魔弾!」
一瞬早く、ドロシーの退魔銃が光る。
「はうッ!!」
衝撃波をくらい、のけぞるキュバス。
「お、おのれ、どこまでも生意気な、…はッ」
キュバスは、先ほどまで視界に捉えていたはずの、かぐやの姿
が見えないことに気がついた。
そして、同時に背後に気配を感じた。かぐやだった。
「くらいなさいッ!封魔!乾坤檄!」
光を放つ錫杖。キュバスは恐怖を感じた。
「ひぃぃッ」
おびえる表情を意に介さず、かぐやは渾身の力を込めて、手に
した錫杖を振り下ろした。
「ひぐあッ!」
・・・ドン!
次の瞬間、まるで瞬間移動でもしたかのごとく、キュバスの
姿は空中から消える。そして、その下で土ぼこりが巻き起こる。
「う・・・、うああ」
衝撃で生成されたくぼみの底で膝をつきうめくキュバス。
「みんな、とどめよッ!」
3人はキュバスを中心に正三角形を描く位置に立つと、それぞ
れに印を結んだ。
「ま、まって、なにをするつもり」
あせるキュバス。もはや戦意は喪失し、その美しい顔には恐怖
の色が浮かんでいる。
そして、3人の体から光が放たれお互いを光の線で結ぶ。
「ひぃぃ・・・」
腰を抜かし後ろに倒れそうになる体を、両手で支えるキュバス。
その目には涙さえ浮かんでいる。その姿は、一度はアリスたち
を敗走させた魔女の姿ではなかった。
「奥義!退魔白滅陣!!!」
3人が声を合わせた。次の瞬間、中心部に光の柱が立ち、突風
とともにキュバスの体を包み込んだ。
「きゃあああああああああああああッ」
キュバスは直立の体勢で数十センチほど浮き上がる。同時に、
身に着けていた衣服は吹き飛ばされ青白い肌と紫色の乳首、そ
して幾人もの男を魅了した豊満な胸が光に映える。
「う、うそよ、あたしが敗れるなんて・・・」
自らの敗北が信じられず、断末魔の悲鳴をあげるキュバス。
「・・・こんなッ、こんなあああぁぁぁぁ・・・・・・ッ」
光の柱がすこしずつ細くなり、消滅する。ほぼ同時に、妖女の
肉体に小さな雷が走り、次の瞬間轟音とともに爆発が起きる。
ドオオオオオォォォォ・・・ン
「やったわ」
勝利に沸く3人。キュバスのいた場所には、立ち上る黒煙のみ
が残されている。それが多くの男の命を奪った魔物の最後であ
った。
完
4.魔法少女風(?)のつもり。
「お前なんか、良太くんじゃなーいッ!!」
アリスが弾けるように両手を広げる。魔法少女は、自らの魔力
と意思の力で妖女キュバスの幻覚を打ちやぶったのである。
衝撃で吹き飛ばされるキュバス。
「あんッ!」
少しはなれた場所に膝から崩れ落ちる。キュバスは振り返りア
リスを見上げた。
魔法少女アリスは怒りに満ちた目で妖女見つめている。
「キュバス!大好きな良太くんを利用するなんて絶ッ対に許せ
ない。覚悟なさい」
「ふん!あたしの幻覚を破ったくらいでいい気にならないでよ
ね。」
キュバスは立ち上がりながらアリスに答える。その手にはいつ
の間にか剣が握られている。柄の部分を髑髏に模したグロテスク
なデザインの曲刀だった。
「これで、あんたを切り刻んであげるんだから!」
両手で剣を振りかざし、羽を広げキュバスがアリスに向かって
くる。
「だったら!私も刀で勝負してあげるわッ!」
そう叫ぶと、アリスは右手にもったステッキを空に向けてかざ
した。するとステッキから光の帯が伸びアリスの体を包み込む。
そして光が消えたとき、そこには着流しに身を包み日本刀を持っ
たアリスが立っていた。
「魔法侍アリス!なんちゃって」
舌を出しアリスがいたずらに笑う。そのあどけない表情がキュ
バスの怒りに火をつけた。
「ふ、ふざけるなあああああああああぁぁぁッ!」
アリスを一刀両断せんと、キュバスの曲刀が振り下ろされる。
アリスも刀の柄に手をかけると渾身の力を込め抜き放つ。
キンッ!
次の瞬間、2人の女剣士はお互いに3mほど向こうに跳んでい
た。
「う・・・ッ」
アリスが片膝をつく。キュバスはニヤリと笑うとアリスの方に
向きなおった。
「ふん、あたしの勝ちみたいね。フフフ・・・。さあ、今度こそ私
の夢のとりこにしてあげるわ」
「それは、どうかしら」
「え・・・、あ、あら・・・」
今度はアリスが笑う番だった。彼女が刀を鞘に納め、パチっと
いう音が鳴るのと同時にキュバスの胸を守っていた鎧に切れ目
が入ったのである。
「え、うそ・・・、そんな・・・」
金属音が響き、二つに切り裂かれた鉄板が地面に落ちる。同時
にキュバスの豊満な胸が露わになり、軽く揺れる。
「いやあぁんッ」
キュバスは突然のできごとに頬を朱色に染めると、その豊満な
双丘を両手で隠そうとする。だが、その瞬間プチッという音と
ともにキュバスの陰部を覆った下布が弾け跳ぶ。
「だ、だめえええええッ」
片手で陰部を隠し、泣きそうな声をあげるキュバス。
「あんた・・・、淫魔じゃなかったっけ?よく、わかんないなぁ。」
アリスはあきれた顔でいうと、日本刀を両手でくるくるとまわ
す。再び光につつまれと、魔法少女の姿もどる。
「まあ、いいわ。これでとどめよ。ミラクル・ステ――――――
ッキ」
アリスは日本刀から姿を変えた魔法のステッキをかざすと、そ
の先端をキュバスに向ける。
「ええ、ちょ・・・、ちょっと待って・・・」
慌てながらアリスに懇願するキュバス。その顔は恐怖にゆがみ、
目には涙が浮かんでいる。
「お、お願い、許して、許して・・・ッ」
だが、何人もの人々の命を奪ってきた魔物が許されるはずもな
い。
「消えちゃえ――――――――――――ッ!」
ステッキの先端から無数の星型の光が放たれ、帯状の光線とな
ってキュバスに襲いかかる。
わずかばかり残されていた衣服は、溶解するように消滅した。
光の激流に巻き込まれたキュバスは、恥部を隠すこともできず
両足をM字に開き断末魔の悲鳴をあげる。
「こ、こんな死に方、いやあああああぁぁぁぁぁ・・・・・ぁんッ!」
キュバスの体を球状の光が包み込む。数秒の後、球体は弾ける
ように砕け散ると、わずかばかりの光の粒子を散らし跡形もな
く消え去った。それが、妖女キュバスの最後であった。
終わり・なんか、他の物とあんまり変わらないですね・・・orz
超能力系の技で倒しているからかな・・・
5.妖怪退治風編 (出来るだけ短めで。今回のアリスはカジ
ュアルなパンツスタイルです。)
「くらいなさいッ」
「なんですってッ!」
ズンッ・・・
アリスが渾身の力を込めた木刀による一撃は、妖女キュバスの
鎧を砕きその胸をつらぬいた。
「げはぁッ」
キュバスの口からどす黒い色をした血が吐き出され、アリスの
顔を汚す。キュバスは震える手でアリスの肩をつかみ、引き剥
がそうとあがく。アリスの肩に鋭い爪が食い込むが、少女は意
に介さない。
「こ、こんな、このキュバス様が・・・こんな小娘に」
「最後よキュバス。・・・はぁぁぁ!」
木刀にアリスの霊力が注入されていき光を放つ。キュバスは胸
部に熱いものを感じつつ、美しい顔をゆがめなおもあがく。
「はなせ、はなせええええッ」
だが、もう遅かった。アリスの口から気合に満ちた掛け声が発
せられる。
「でえええいッ!!」
ドン
次の瞬間、アリスの木刀から衝撃波が放たれる。それは妖女の
肉体を容易く突き破ると、ありあまるエネルギーを中空へと解
き放った。
「ぐぎゃああああああああああッ」
断末魔の悲鳴がひびく。キュバスは10mほど吹っ飛ばされると、
公園の公衆トイレの壁に激突する。
「ぐはあッ!」
壁を背に崩れ落ちるキュバス。激突した箇所は円形に凹み、衝
撃のすごさを物語っている。
「が・・・」
そして、キュバスは絶命した。その顔には驚愕の表情が浮かび、
見開かれた両目がアリスを見つめている。そして胸部には大人
の頭部ほどもある穴が開き、豊満な乳房はちぎりとられている。
「馬鹿な女、悪魔に魂を売らなければこんなことにはならなかっ
たのに・・・」
アリスは、両足をだらしなく広げ痴態をさらすキュバスの死体
を見つめるとつぶやいた。数秒後、キュバスの体からは煙が上
がり、その痕跡を消し去らんと炎上する。
炎に包まれるかつての妖女の残骸に目もむけず、アリスは立ち
去るのであった。
完
以上で全部です。他にも、いろいろあったんですが自重してお
きます。
お目汚し失礼いたしました。
ID:I0ZL5qPO
超GJ!
戦意喪失→懇願→情け無用のトドメ→エロい悲鳴
最高!ナイスバディを破壊する「もったいない感」もいいっす
>>クレイさん
変わらず質の高いSSをありがとうございます。
>>◆gpRZPuIJgk さん
自分の仕掛けた罠に嵌る、と言うのも私は好きです。
それで、南が取り乱すシーンが長いと最高です。
>>621さん
GJ なのですが、改行にもうちっとだけ気を使って頂けると嬉しいです。
677 :
621:2008/04/25(金) 07:42:43 ID:I0ZL5qPO
>>675 戦意喪失→懇願→情け無用のトドメ→エロい悲鳴
ありがとうございますm(_ _)m
と、いうかこのパターンしかかけないのですがw
>>676 ご意見ありがとうございます。ちなみに、どういう風に改行すると
読みやすくなるのでしょうか?
ワードからそのまま貼り付けるのか、上のように整えるか、
どちらがベターか迷っていたりします。
(それとも、もう少し文章の内容的なことに関する指摘ですか?)
お時間があるときに教えていただけると幸いです。
>>677 さん。
どう言う風に…と言いますか、全ての行の間に1行スペースをいれなくても
良いのではないかな?と、言う点と、機械的にある文字数で改行されている為に
>>671 の2行目や10行目など、1,2文字だけが浮いているように見えてます。
必ずしも何文字という定数で改行しなくても良いのでは?
679 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 17:23:51 ID:+LxRRNEP
最近SSが多くて嬉しいです
>>621 魔法少女風(?)の、
アリスが「恥じらい」というが女の子らしい一面をみせているキュバスを躊躇なく屠ることに萌えました。
この悪女なんだけど、ほんのちょびっとだけ可哀相と思わせちゃうくらいのバランスって好きかも。
下手に可哀相が先行しちゃうと萎えるから配分が難しいんだけど。
近頃、屠る系一辺倒じゃなく、辱め系が好きな人が増えてきたみたいでスレが活性化しているね。
681 :
621:2008/04/25(金) 23:40:31 ID:I0ZL5qPO
>>678 なるほど、参考になります。たしかに、文字数を決めてしまうと
ちょっと見づらいですね。
貴重なご意見ありがとうございますm(_ _)m
>>680 感想、ありがとうございます。”ちょっとだけ”同情される程度のかわいそさというのは
実は狙っていたので、うれしいです。
602さんの作品を悪女目線で書いた作品を読みたいのは俺だけ?
あまりゲームやアニメに詳しくないので、自分の好きな時代劇な感じで書いて見ました。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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むかしむかし…日本がまだ日本と呼ばれていなかった昔の話…
夕日も西に傾き、旅籠の前を大勢の人が行き交う中、夕餉の勘定を終えた大治郎は玄関先で草鞋の紐を締め直していた。
齢の頃は18ぐらいであろうか。名は体を現すとはよく言うが、彼の体躯は名前とは逆、つまりは小柄で、
寧ろ、顔だけを見ればまだあどけなさが残る少年のようだ。それでいて野袴のような旅装の下に隠された身体は、
よほどに修行を積んだのであろう、鍛え上げられた様子が否応にも伝わってくる。
その大治郎に旅籠の老爺が声をかけた。
「もし、旅のお侍さま…」
「なんだ、私のことか?」
「これからお立ちでございますか?」
「都に出きるだけ早く着くようにとのお達しなので、夜道を急ぐつもりなのだが…」
「お止め下さいまし…。貴方のようなお若い方にもしもの事があったら…」
「心配するな。夜の山越えにも慣れているし…、その、なんだ、このような旅も修行のうちなのだ。」
「そうは申されましても、その…」
老爺が語ったところによれば、これから大治郎が夜をついで越えようとする猿塚峠には
いつの頃からか、夜になると麓からもぽつんと不気味な灯りが見え、それ以来、夜になってこの峠を越えようとした人々は
二度と戻ら帰ってこなかったと言うのだ。いや、一人だけ戻ってきた男がいた。が、その男は一晩にして、
十も二十も年を取ってしまったかのように痩せ細り、何やら奇声を発し狂ってしまったらしい。
「なるほど、それは物の怪の仕業かも知れないな。」
「そうでございます、そうでございます。ですから一晩お泊りになって明日の朝…」
「ははは、なぁに心配するな。そのような物の怪、私がついでに退治しておこうではないか。」
「冗談ではございません。お侍さまと同じような事をおっしゃって峠に向かったお方は誰一人として…」
「わかった…。それ程までに言われては…」
「は、お止めくださいますか?」
「なぁに、私も肝に銘じて歩くとするよ。ありがとう。これは少々だが取っておいてくれ。」
しきりに引き止める老爺に心づけを渡し、大治郎は猿塚峠に向かって足早に歩き始めた。
まだ騒がしい街道の雑踏を抜け、猿塚峠と書かれた標を横目に、耳に響く虫の音を嗅ぎつつ脚を運ぶ大治郎であった。
日が西に沈むと、大治郎は旅籠で貰い受けた提灯に火をいれたが、それでも歩む速度が落ちる事はなかった。
峠の入り口辺りでは聞こえたはずの虫の音もいつの間に止み、あたりは静まり返っている。
その中を提灯の灯りだけを頼りにしながらも、呼吸を少しも乱すことなく軽快に脚を動かしていく。
「ふぅむ、峠もそろそろ半分は来た頃かな。ちょいと水でも使うか」
大治郎が提灯を片手に、腰にぶら下げてある竹筒を手に取り、ごくりと喉を湿らせた時…
「おや?」
前方の竹やぶの向うに、ぼんやり灯が灯った一軒の平屋が見えた。
「確か、さきほどまでは何も見当たらなかったはずだが…。ははぁ、さてはあれが物の怪の住処か…」
「鐘付き堂まであるところを見ると、どうやら寺のようだな」
考えながら歩いていた大治郎は、既に吸い寄せられるように寺の入り口に佇んでいた。
「ごめんっ。旅の者だが、少々道を間違えてしまったらしい。差し支えなければ一夜の宿をお借り…」
その言葉が終らないうちに、扉がすすーっと音も無く開き、中から一人の女が姿を現した。
灰色の頭巾を被ってところから察するに、この寺の尼なのだろう。
透き通るような白い肌、そして、切れ長の目に朱に染まった唇……何よりも大治郎よりも高い堂々たる身長、
そして前で合わせた法衣の間から覗くこんもりと膨れ上がった乳房の上部が大治郎の目を釘付けにした。
「私、この寺の尼で、名を千代と申します。お疲れでしょう…さ、どうぞ中へ…」
「いや、かたじけない。」
千代と名乗った女は大治郎に先立って庫裏へと導いていくと…
「このような寺ゆえ、然したる物もございませんが、すぐ何かお持ちしますのでごゆるりと…」
大治郎に座を勧め、そのまま音も無く障子の向うに消えていった。
不思議な心持ちながらも、太刀、脇差を腰から外し傍らに置いた大治郎は、どっかりと腰を下ろし辺りを見回した。
「ふうむ。これと言って怪しいところは何もなさそうだが。」
ぼんやりと視線を庫裏のあちらこちらに飛ばしながら呟く大治郎が、台所から漏れ聞こえる…
「うふふ…ここの所、むさ苦しくて美味しくもない男ばかりだったけど、今日の獲物はなかなかの男ね」
「小さくて可愛い顔してる割に、逞しい身体…。ふふっ、わらわがじっくりと可愛がって、
この世の快楽を与える代わりに…お前の身体からたっぷりと…搾り取って…うふふ、ほっほっほっ」
その声を聞いたかどうか…
程なくして障子が開くと、酒を盆に載せた千代が現れ、大治郎の隣に静かに膝を折って座る。
「生憎、このようなものしかございませんが…」
「おおっ、この寺には酒があるのか。むっ、美味い…な。」
千代の酌を受けながら酒を飲みつつも、先ほどより幾分乱れた法衣の間から見える千代の胸元に
ちらちら視線を送り、大治郎は次第に落ち着きを失っていく。それに気付いた千代はわざと襟元を少し広げ…
「あら、お侍さま、私の胸元に何かついていらっしゃいますか?」
「い、いや…そ、そのようなわけでは…」
「でも、お侍さまったら、先ほどから私の胸元ばかり…いやですわ。」
「す、すまん。気に障ったら…許し…」
大治郎の言葉が終らないうちに、千代が大治郎の手を取り胸元に導き入れる。
「千代さん…、な、何を…」
「うふふ、お侍さま。本当は、こうして私の胸を…こうしてお触りになりたかったのではありませんか?」
「い、いや、そ、それは…」
「いいのです。ここには、貴方さまと私だけ…、何の気兼ねをすることがございましょう。」
柔らかくそれでいて弾力性のある千代の胸の感触が指先から伝わり、大治郎の目は次第に虚ろになっていく。
「そう…こっちを見て。こちらも触って構いませんのよ…」
「こ、ここも…か…千代さ…ん…」
千代は大治郎のもう片方の手を取ると自らの秘所へと導きながら、ふっと行灯の火を消す。
指先が千代の秘所に直接触れ、その指にねっとりとした湿り気を感じた大治郎はついに身体を千代に寄せる
千代の方は、自分の手を大治郎の下半身に伸ばし、既に固くなった大治郎の物を撫でまわす。
「私の方も…うふふ、お侍さまのだって、ほらっ、もうこんなになっちゃってる…」
「はぁはぁ…」
「いいのよ、私に甘えても。大きい胸好きなんでしょう。お侍さま」
女を知らないわけではない大治郎ではあったが、女の手でこのように積極的に触られたのは初めてであった。
その、初めての何とも言えない快感が大治郎の身体を襲い、喘ぎ声が漏れる。
「はぁっ…あぁぁっあっ…」
「うふふ、可愛い声ね…お侍さま。ほらっ…女の私に触られるのってどうかしら?」
そのしなやかな指使いで、撫で、引っ掻かれたりするうちに大治郎の中の熱いものが湧き上がってくる。
「ふわっ、ち、千代さん、私っはっ、んっ…」
「まだ、だめよ…お侍さま。うふふ…いいこと…私が、貴方のものをたっぷり可愛がってあげるのだから…」
力の抜けてきた大治郎をふわりと押し倒すと、千代は法衣の裾を端折りつつ、大治郎に馬乗りになる。
大治郎の物を手にとり、ゆるゆると軽く刺激を加えながら、大治郎を妖艶な目で見つめ…
「うふふ…私に押し倒されちゃって…あぁぁ、いいわぁ。あっ、ぁん、貴方のが擦れて…気持ちいい。」
「あぁぁっ、千代さ…ん、あぁっ、だっ」
「ふふふふ…どうしたの? そんな悲しそうな顔しちゃって…うふっ、坊やはいれて欲しいのかしら?」
「あっぁぁ、は、早く…い、いれ…、じゃないと」
「もう、坊やは私の虜ね…。いいわ、いい、いれてあげるから…」
「い、いれっ……ぁっああっ」
「はぁっ、ぅぅん、いいわ、すごくいい。大きくて固くて…うふふふ…わらわの中でさらに固くなって…」
大治郎の物を含み、腰を激しくふる千代に、大治郎はあっという間に爆発してしまいそうになる。
「あぁぁっ、千代さん、千代さん。だ、だめっ、もう我慢できない」
「もう、いいちゃいそうなの?ほらっもうちょっと我慢するのよ…そうすれば、もっともっと気持ち良くなれるんだから…ふふふっ」
「そ、そんなこと言ったって、あっ、あっ」
「ふふふふ、わらわのあそこ…気持ちがいいのかい、いっちゃいそうなのかい?」
大治郎の腰が自然に浮かび上がり今にも射精しそうになったその時、
千代のあまりにも激しい腰使いに、大治郎の物が千代の外に出てしまう。
「ぁっ、あぁぁんもう…わらわも、もう、もうすぐなんだか、ら…」
慌てて大治郎の物を掴み直し、自らの秘所に導き入れる千代。
「あぁぁっ、すごい、何だかさっきより固くて大きくて…いいわ、それに熱くて…はぁんぁぁっん」
「は、はぁ、はぁん、いいわ、わらわもいくわ、さっ、坊やの熱いのかけておくれ、そう我慢しないで…いいのよ、出しなさい…」
「あっ、あっ、だめだ、千代さん、も、もう出るっ、あぁぁぁっ」
「そう、ちょうだい、ちょうだい。わらわの中に、坊やの若くて熱いものを。あぁぁぁぁぁっ…」
千代の下で腰を僅かに動かしながらも、大きな声で喘ぎ悶えながら、大治郎は沸きあがる熱いものを千代の中に放出し…
やがて…そのまま目を閉じたまま、力尽きたようにぐったりと動かなくなった。
同じように絶頂を迎え、その大治郎に覆い被さるように身体を預けた千代。
自然と庫裏の行灯に灯が入ると、千代の口から始めは小さな声で含み笑いが起き…その笑い声は次第に大きくなっていった。
「ふふっ、うふふふふ、ふふふ、ほほほっ、ほぉっほっほっほっ…」
「これでまたわらわの身体が一段と若返ったわ。おーほっほっほっ、わらわの瑞々しい肌は、そう…こうして永遠に…」
「うふっ…若い男の精液を搾り取って…ふふふ、この坊やはまだまだ絞り取れそうね。」
「もう二、三日掛けて、貴方の身体が干からびるまで搾り取ってあげるから、楽しみにしていなさいね…」
千代が大治郎の頬をいとおしそうに撫でながら、真っ赤な舌先をちろちろと出したその刹那、
大治郎の目がパッと開いた。
「なるほど、そう言うことか…」
「なっ、なっ、なんですって! お、お前……」
驚きに包まれている千代の一瞬の隙を突き、大治郎は千代を前方に突き飛ばしながら身体を起こし
枕元の太刀を引き寄せ、鯉口を切りつつをしつつ身構える。数間ほど飛んだ千代は尻餅をついたまま大治郎を睨んだ。
「残念だったな。私には貴女のような大年増を抱くような趣味はなくてね…。」
「なっ、なにっ、と、年増ですってぇ。」
「その証拠に…ほら、自分のあそこ確かめてごらんよ。」
「なっ…なっ、はっ、やっ、ひぃっ、な、なに、何これ、何よぉ」
狂乱しつつ叫び声をあげる千代の秘所には、褐色の木でできた、ちょうどこけしのような棒が深々と突き刺さっていた。
必死にそれに手をかけ引き抜こうとする千代。しかし、身体に汗しながらもそれはピクリとも動かず
それどころか千代の下半身は、騎乗位の姿勢のまま、大治郎に秘所を露にしながら、金縛りにあったかのよう自由が効かない。
「やっ、何これ、ぬ、抜け、抜けない。やっはぁはぁ…いやっ、いやぁぁ、何でよ、こんなもの…あぁっ」
「それに、いやっ、か、身体が、身体がぁ、ひぃっ、いやっ、動かな…くっ、あぁぁっ」
「おっと、それはただの木の棒じゃない。私が特別にお願いして頂いてきた御神木の一部を切り出したもの…」
「お前にはもう想像できるだろう。それに秘められた力を…」
「な、なにっ・・・そんな嘘にわらわが、騙されっ、やっ、はっぁっ、ぬ、抜けない、ひぃっ…」
紅潮した白い乳房を振り乱しながら、股間に両手を宛がい木の棒を引き抜こうともがく千代。
「よせって…無駄なことだ。それは、この私が持ってる御札を底に貼り付け封印を解かない限りは動かないのだから」
「そんなことより、自分の肌の心配でもした方がいいんじゃないのか?」
大治郎の声にはっとする千代。あまりに激しく木の棒を引き抜くことに没頭していたために気付かなかったが、
千代の腕に、太腿に、一つまた一つ皺が浮かび始め、自慢の豊満な巨乳も徐々に弾力性を失いつつあった。
「ひ、ひぃっ…いやぁ、そ、そんな、このまま、このまま、精気を得られなければ、わらわは…」
「干からびて死ぬのか…、これまでお前が散々食い物にした男達の様にな」
「いやぁぁぁ、ひぃっ、いやっ、た、助けて。ね、ねぇ、助けて…こ、殺さないで…」
鯉口を切ったまま一歩、また一歩、千代との間を詰める大治郎。
千代の豊満な身体も少しずつ緩みはじめ、見るからに熟女の身体になり始めている。
「ここで助けてたところで、また別の男をこうして誑かすのだろう?」
「ち、違う、違うの…ごめんなさい、ど、動物の精液でも、だ、大丈夫なの…。も、もう、しないから、これ、取ってぇ…」
「じゃ、じゃないと、あっぁっ、きゃぁぁ、わらわの、わらわの肌がぁぁ、やっ、お願い、助けて、助けて…」
「わ、わかった。その代わり、もう二度と人間は襲わないんだな。」
「襲わないから…はっひぃっ、は、早くっ早く、助けて…」
「やれやれ………」
遠くに視線を移しながら小さなため息を一つ漏らし、大治郎は懐から何やら小さな御札を取り出し、
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前、はっ!!」
激しい気合を込めて御札に息を吹きかけると、その御札を千代に深々と刺さっている棒の根元に貼り付けた。
すると、どうだ、あれほどまでぴったりと秘所に収まっていた棒が徐々に緩み始めていく。
「どうだ、少しずつ緩んでいるだろう。それに、もう脚は動くはずだ」
「はぁはぁ、ほ、ほんと…、あっぁぁ、もう少し…。脚も動く…」
「もう暫く待てばそのまま抜ける。抜けたらもう人間を襲うのは止めるんだな…私は先を急ぐよ。」
大治郎はこれ以上、千代の身体を見ないように背を向け立ち上がり、太刀、脇差を腰に差すと、
庫裏を後にしようと障子に手をかけ、ふと、何かを思い出したように振り返る。
「おっと、良い忘れていたが…その御神木で作った棒。それを彫った者に危害を加えようとすると…」
「もうすぐ取れるなら…都合が良いわ。わ。わらわ、わらわを散々馬鹿にしてくれたこの恨み…ほぉっほっほっ…」
「ふんっ、生意気な坊や、このまま八つ裂きにしてくれるわっ!!」
跳ね返るように飛び起きた千代の細長い腕の先から、鋭い爪が見る見るうちに伸びていく。
「 坊や、覚悟しな、さっきのようにはいかな…」
千代が言い終わらないうちに、緩んではいるものの、まだ秘所に突き刺さったままの御神木が、
急に赤く光り始めたかと思うと熱を炎を発しながら、千代の割れ目の奥へと進み始める。
「なっ、なんで急に…ひぃっ、ぎゃぁぁぁ、ぬ、抜けないっ、あ、熱っ、熱い、熱ぃぃ、ぎゃぁぁあああ…」
「ひぃっぎゃっ、熱いっ、た、た、助けて、助けてっ、熱いっ、熱いのぉ」
秘所から発せられた炎が千代の全身をあっという間に包み込むと…
「あっ、あぁぁっぎゃぁ、熱いっ、ひぃやぁ、熱い、た、助けて…」
「いやぁ、ぎゃあぁああああ、ひぃっぁっ熱いぃぃ…ひっぎゃぁぁあぁぁぁ……」
昇華するように燃え尽きていった。
「…危害を加えようとすると、独りでに発火するのだが……」
「…と、少々言うのが遅かったか。」
ため息をついた大治郎がふと辺りを見回すと、いつの間にか寺は消えうせていた。
脇に広がる竹やぶの中には焼け焦げた大きな蛇が横たわっていたことを、
竹筒の水を口に含み、夜の峠を再び歩き始めた大治郎は知る由もなかった。
------- * * ------- * * ------- * * ------- * * ------- * * -------
長くなってしまいまして、読み疲れてしまった方、どうもすみません。
個人的には大人の色気がある悪女が好きで、…となると、やはり男を誘惑して欲しいので、
エロシーンを書き始めたら長くなってしまいました。 (Mっ気もある悪女好きなのでw)
感想など頂けると嬉しいです。では、では、皆様、良い週末を。
悲痛な雄叫びが印象的。
懇願しても許しちゃいけません。涙を流した悲しげな表情を勝手に妄想・・・
でも再度死を悟った瞬間に助けたら今度こそ改心して俺のヨメになってくれるか?w
GJ!
熟女程度で逝ってくれてよかった。これ以上老化されると萎える。
俺はやっぱ20代後半から30代くらいの悪女が好みかな。
しかし、なんだこの投下ラッシュ、すごい。
ただ、そろそろ残り20KBだから次スレのテンプレでも考えはじめないといけないかもな。
しかし、あれですね。前にも書きましたけど、昔話は
ちょっとアレンジするだけでいいヤラレ作品になりますね。
うんうん。
>>699 昔話スレがけっこう賑わっているのも頷けますな。
>>696 遅ればせながらGJ。
やっぱり一度命乞いしてから、往生際の悪い反撃、そして敢え無くヤラレ・・・がいいね。
ふと思ったのだが、ひょっとして池波ファンw?
702 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 14:06:49 ID:uYX0MBFs
ttp://milesta.blog72.fc2.com/blog-entry-40.html 深田祐介『高麗奔流(こうらいほんりゅう)』文藝春秋
59頁:レントゲン写真撮影シーン
ブラジャーを受け取って更衣室のほうに歩みだすと、
申R美がブラジャー姿で出てきた。
女性にしては並外れて幅があって広い肩が白く輝くように美しく、
テコンドーかなにかの武道で鍛えたのだろう、その下の
二の腕は明らかに筋肉質である。
申は出身成分がいいのか、あるいは伝手(つて)があるのか、
ブラジャーも日本製のように見える。
純子と技師の会話を聞いていたらしく、申R美は純子の眼の前で、
手を背後にまわし、ブラジャーを外した。
童顔にふさわしからぬ、おおきな、お碗型の乳房が
はずむように飛び出した。
X線室はまた緊張した空気になった。
こういう北朝鮮軍の女戦士が、大和なでしこの水野美紀と闘うのを見てみたい。
これがアクション女優なら、女流アクションの振興へ大いに寄与するだろう。
バカエロやられの『乳爆の拳』シリーズ第二弾を投下します。
ブラック・ビッグ・バスティーズ……この世から貧乳女性を根絶するべくテロ行為にあけくれる狂気の集団である。
BBBの女戦闘員たちが戦闘行動を行う場合は五人一組が原則であり、小隊長と部下である四人が組みとなり任務につく。
いつものように市街でゲリラ的におこなわれた貧乳狩りの帰還中、ある一組の女戦闘員達が可愛らしい貧乳女性を発見した……
それが、結果的に彼女たち五人の運命を決定づけることになった。
あまりに小動物然とした女性に嗜虐の笑みを浮かべた女戦闘員達は、彼女を路地裏に連れ出すと凄惨なリンチを開始した。
貧しい乳の女には何をしても許される、BBBの構成員のほとんどはそう考えているし、彼女たちも例外ではなかった。
「やめて、やめてくださいっ」
小さく縮こまり、涙を浮かべて懇願する女性の行動は女戦闘員のサディスティックな感情を刺激するだけであった。
彼女を取り囲むやいなや、汚い言葉で罵りつつ、顔を殴り、股間を蹴り、身体中をナイフで斬りつける。
「さぁっ、もっと泣き叫びなさいよ」
「汚らわしいっ、胸が小さいってだけで生きてる権利なんてあんたにゃないんだよ」
「どうだい、この胸は……フフ、気持ちいいだろ。あんたもこんくらいありゃ仲間になれたのにねぇ……」
骨はヒビが入り、何本も歯を折られた顔面は殴られすぎて青黒く腫れ上がっている……擦過傷は数え切れないくらいだ。
エスカレートする暴力の洪水は、か弱き女性を徹底的に破壊していく。
「も、もう、や、やめ……」
バタンと倒れこむ女。ビクビクと小刻みに痙攣している。
もはや彼女の外傷と内臓への損傷は致命的なものにまで達していることがみてとれた。
息を荒げつつ、満足した女戦闘員たちの間をフラリと通る影が一つ。よくみれば、整った顔立ちの青年である。
足音も気配も感じさせない、その男の出現に女戦闘員はリンチに夢中になっていからか、まったく気付かなかった。
青年は倒れた女性を抱き起こす。折れた肋骨が肺に刺さり、ゴボゴボと血を口から噴き出している。
「間に合わなかったか……」
悲しそうにそうつぶやくと、男は彼女の肉体の数箇所をさする。瞬間、彼女の呻きがとまった。
「もう、苦しまなくていい。仇はとってあげるから、ゆっくりお休み」
優しく男が言うと、苦悶の表情から解放されたような顔で、女は静かに息をひきとった。
「癪に障るねえ、わたしたちみたいなイイ女を無視して、貧乳女に駆け寄るなんてさ」
このグループの小隊長である女戦闘員がイラつきを隠さずにいう。
彼女の名はセレナ、大柄な金髪の白人女性である。彼女のコスチュームは他の女戦闘員達とは違っていた。
BBBにおいて、小隊長はBBBのコスチュームであるレオタードを改造する権利を持つ。
セレナは元からの自己顕示欲の強さ、そして露出癖から、胸と股間を残しほとんどの布地をなくしており、
もはやレオタードというよりスリングショットと呼ばれる水着に近い格好である。
そして、BBBだけあってバストは114cm、Nカップの爆乳が否応なくその存在を主張していた。
まるで、洋物ポルノを体現したかのような彼女であるが、その乳房はまぎれもなく天然である。
BBBは作り物の乳を許さない。
彼女たちが世界でテロの嵐を巻き起こしたとき、貧乳女性の一部は助かりたいばかりに豊胸手術をこぞって受けたが、
BBBの女戦闘員たちは迷うことなくみせかけだけのニセ乳女性たちにも襲いかかり、殺しまわったのである。
「何がイイ女だ……気持ちの悪いほど肥大した乳しかアイデンティティのないバカ女がなにをいう……」
声は荒げていないが、青年の発するその言葉からは彼女たちへの揶揄と怒りがはっきりとみてとれた。
「ハンッ、胸が大きいわたしたちが優性の遺伝子を持った素晴らしき存在なのかわからぬ輩らしいね。
ひょっとしたら、貧しい乳の女しか興奮できないじゃないだろうね?
ああ、イヤだイヤだっ、こんなビョーキと話してちゃ、わたしの口が腐っちまうよ」
青年を嘲るような口調で一気にまくしたてるセレナ。
BBBは胸が大きいことを絶対視する選民思想を持った者たちの集団であり、
それ以外の価値観を認めない狂信的な者がほとんどである。セレナも例外ではなかった。
「病んでいるのはどっちだ……アタマのオカシな女が囀るな。相手にするのも疲れる……
チチやパイのようにお前らに絶望を与えてから葬ってやりたいが……残念なことに俺の拳は仏の拳。
イかし逝かすが我が拳の真髄。せいぜい、悦楽に肉体を歪ませながら死ね」
「なぁに、ごちゃごちゃ言ってるんだい。
あんたたちも、こんなゴミの話をボーッと聞いてるんじゃないよ。さぁ、さっさと殺っちまいな」
セレナが命ずるままに四人の女戦闘員がナイフやハンドガンなどを手に男に襲いかかる。
「古来日本に伝わる武術、それが仏の教えと出会ったことにより生まれたのが我が流派。
『逝かし仏』、慈悲深き奥義をとくと味わうがいい」
そういって男――イクトは動いた。その動きはまさに流れる水のごとく。
決して素早くはないが、女戦闘員達は彼をとらえることができない。
ナイフを突いても、銃を撃っても、彼には傷一つ与えられない。
その間にイクトは彼女たち間を縫い、胸やお尻、太股をなでるかのように触れていく。
女戦闘員達に痛みはなく、少しくすぐったいように感じるだけである。
「なにをチョコマカと、電車の痴漢みたいにわたしたちの身体を触ってんじゃないよ」
「アハハ、ちょっとタッチするだけが彼の限界なのよ。あたいたちが魅力的過ぎて殴れないんじゃない」
「ボクはそれでも許さないよ、か弱き乙女に、無断で触るなんて」
口々に冗談とも挑発ともとれる会話をしながら、女戦闘員達はイクトに波状攻撃をかける。
自分達が狩られる側であるとは思いもせず、彼女たちは男を狩ることをひたすら愉しんでいた。
数分後、イクトの動きが止まった。
「フン、息切れかい。それとも死ぬ覚悟でもできたのかい」
セレナはニンマリと獲物を狩る悦びに興奮していた。
彼女の言葉には何も答えず、イクトは静かに合掌する。
「アハハ、ほんとに観念したようだね。坊主の真似事なんてさ。いいだろう、引導を渡してやるよ」
BBBが表舞台に立つまで留学生として何年も日本にいたセレナは、
流暢な日本語でイクトにそう告げると、自らのナイフをイクトの心臓めがけて突きこもうとした……
その時だった。彼女たち全員の動きが止まったのだ。
皆が、すごく切なそうな顔をして、何かをこらえるかのようにモジモジと身体を揺らしている。
さきほどまでの妙なイクトの動き。あの撫で回しが『逝かし仏』の正体であった。
そして、その不可思議な効果がこれより後、彼女たちに襲いくる。
「も、もう……ボク、我慢できないひぃぃっ……」
まだ二十歳にもなっていない若き女戦闘員ナナコが肉体の疼きに耐えられず、ペタンとその場に座り込んだ。
その次の瞬間、彼女はバスト100cmに到達せんばかりの大きな胸を左手で揉みしだき、その右手は自らの股間へとのばす。
「フゥゥッ……気持ちいひぃぃ、ハァァッ……」
いやらしく喘ぐ声とともに、レオタードごしに秘所を弄くるナナコ。
レオタードをその恥肉に押しつけることによってできた縦の割れ目はとても卑猥である。
その光景をセレナや他の三人の女戦闘員は羨ましそうにみている。
その間にイクトは一人の女戦闘員の背後にまわりこんでいた。
「手伝ってやるよ」
イクトはそう言いつつ、肉体の疼きを堪えるのに精一杯で身動きができない女戦闘員のお腹に腕をまわし、
ハイレグレオタードの隙間から指を突っ込んだ。
「あひぃぃっ、なんなの、あたい、なんでこんなぁっ」
身を悶えさせながら、女戦闘員は色艶のある声を漏らす。
「我が奥義『逝かし仏』を受けたものは性衝動に襲われ、全身が性感帯になる。どうだ気持ちいいだろう」
「い、いひぃぃ……こ、こんなの初めて、全身を愛撫…された……ような……ああっ」
秘所を弄くられる快感だけでは我慢できず、自ら105cm、Iカップの胸を揉みしだく。
「そ、そうなのね、ハァッン…あ、あんた、あたいたちを挑発しときながら、
イヒィッ、じ、実は抱きたくて仕方がなかったんでしょ。だからこんな技をかけて……」
「やれやれ。どんなにおまえの頭はおめでたいんだ」
心底、呆れたようにイクトはいう。
「そういう態度はダメよ。こんなの気持ちいいことならなら大歓迎だから……ハァハァッ
す、素直になりなさいよ、本当は抱きたいっていうなら抱かせてあげてもいいのよ」
「……そうか、なら」
イクトが何かをいいかけたその時だった。
「ボク、だめっ、こんなの、イイよぉっ……ボク、ボク、もうダメェェッ」
先ほどからオナニーに没頭していた女戦闘員ナナコが絶頂に達したのだ。
ナナコはその同年代の女子にくらべ圧倒的な乳の成長ぶりからウシ乳と陰口を叩かれ、
男子学生はつねに自分の胸にむかって喋ってくることに強くコンプレックスを感じていた。
しかし、BBBが世界でテロリズムの嵐をまきおこしたとき、それは反転した。
乳を持つものが優秀なのだと説くBBBに感化された彼女は組織に入り、
今までの鬱憤を晴らすかのごとく、貧乳女を狩るようになったのだ。そんな、彼女も報いを受ける時がきた。
秘所に指をいれ、レオタードごしに勃起した乳首を指でつまみあげるような態勢のままのけぞりかえり……イく。
そして、そのままマリオネットの糸がプツッと切れたかのようにアスファルトの地面に倒れ動かなくなった。
「どうやら、逝ったようだな」
「ああ、うらやましい……ああっ、あたいも早くイきたいひぃっ」
「やれやれ、おまえの脳みそはお花畑か。よくみてみろ、あいつはイッた瞬間、三途の河を渡った」
確かに、先ほどまで興奮で荒げていた息はどこへやら倒れた女戦闘員はピクリとも動かない。
「ま、まさか」
セレナは生地が肌に擦れるだけで、興奮してしまうほどに強烈な性衝動を我慢しつつ倒れた女戦闘員に駆け寄る。
「し、死んでいる……」
脈と呼吸を確かめた彼女はその事実に驚いたような声をあげた。
「そ、そんなっ……」
「そういうことだ、さぁ、先に仲間が逝ってくれたんだ。
あの世に行っても淋しくないだろう。おまえも我慢せずに逝け」
なんとか、背後のイクトを引き剥がそうともがく女戦闘員だが、力が入らない。
イクトはジュクジュクに濡れた秘所に指を挿れかき回した。
「ウヒィィィィッ、やめ、やめて。イっちゃうから……その指止めてぇっ……」
イクトは女戦闘員の懇願を無視し、指でクリトリスを刺激。
余ったもう一つの手でもがき揺れまくる乳房を揉みこみ、ツンと勃った乳首をレオタードごしに指の間でクイッとつまんだ。
「あ、あっ、ヤダ、イッちまう、死んじゃうっ。アヒアヒアヒ……ヒャァァァァッ」
そんな卑猥な叫びがビルの谷間にこだまし、ビクンと身体が痙攣したかと思うと力なくその場に倒れこんだ。
女戦闘員の自慢であった105cm、Iカップが胸が倒れた衝撃でブルルンとむなしく揺れた……
残ったのはセレナと二人の女戦闘員。
「ど、同時……にかかれ、お前たちのコンビネーションをみせて……やれ」
感じているのか、途切れ途切れながらもセレナは必死で命令する。
仕方なく二人はイクトに襲いかかるが性的な昂ぶりを抑えることに精一杯で、パンチは腰が入っておらずヘロヘロである。
男は二人の拳をなんなくかわすと、グニャリと二人の女戦闘員の乳房を鷲掴みにした。
「はぅっ」
「ああんっ」
小さく喘ぐ女戦闘員たち
身体のどこを触られても敏感になっている状態で、感じやすい乳房を揉まれてはタマらない。
女戦闘員たちは動きをとめると、身を固くし、ジッとイくのを我慢する。
「や、やめろぉ……ンァッ……」
「イ、イヤッ。き、気持ちよすぎ……ハァンッ」
男は構わずに二人の乳房を強く何度も揉みしだく。
同じ程度の力で男は彼女たちの胸を揉みこんでいたが、
よくみれば左の女戦闘員の乳房はレオタードのなかでグニャグニャと卑猥に形状を変えるのに対し、
右の女戦闘員の乳房は弾力性に富むのか、男の手を押し返さんばかりに、お椀形の形状を保とうとする。
彼女たちは姉妹であり、同じ102cm、Jカップのバストでありながらあまりの乳の柔らかさの違いに、
軟乳のアミ、硬乳のミアとBBBでは呼ばれていた。
BBBに協力する乳に魂を売った男たち、報酬として与えられる性乳奉仕。
そのなかで彼女たちのダブルパイズリはかなりの人気の誇っていた。
しかも、彼女たちは戦闘も並みの戦闘員以上の実力を持ち合わせていた。
今まで息のあったコンビネーションで、数々の貧乳女性や逆らう男たちを屠ってきたのだ。
しかし眼前の男に対しては、ただ、淫らに肉体を悶えさせる姉妹でしかなかった。
「くっ、ハァン、は、離せ、離しなさい……ンン」
「フゥンッ、ダメ、身体がクニャクニャになって力が入らないよぉっ」
二人は両手でミアの自分たちの胸から吸いついたように離れない手を必死ではがそうとするが、無意味であった。
しかし、イクトを背後から倒そうと性的興奮を必死に抑えこんだセレナが忍び寄っていた。
「死ねぇっ」
イクトの背中めがけてナイフを刺しこもうとするセレナ。
しかし、イクトはとうに気付いていた。アミとミアの乳房をひっぱるようにして避けつつ、セレナのお尻を軽く蹴る。
「イタッ、やめっ……けどダメェっ。こんなのでも感じちゃう。ヤダ……離してぇ」
「ひっぱらないでぇっ、ああ、お願い。おっぱいから手を離してよ。まだイキたくないの。どんなことでもするからぁ」
二人の女戦闘員が半泣きになりながら、イクトに許しを請うが彼は無視である。
「あとでゆっくりイかしてやるから、ちょっと待っていろ」
ただ、セレナにむかって吐き捨てるようにそういっただけだ。
「あふぅん……」
お尻を蹴られ四つん這いになったセレナは、尻への打撃が刺激になったのか、喘ぎ声をあげつつ自らの巨尻を撫でている。
「フゥン……そ、そうだ、私たちが胸でしてあげるゥゥッ」
「アアッ、そ、そうよ。アミと私のパイズリよ。すごいんンンァ……だからぁぁっ」
彼女たちには悔い改めるなどという意識など毛ほどもなかった。
ただ自らの自慢の肉体を使うことで助かろうと、欲望だけがすべての世界に生きてきたBBBの戦闘員らしい命乞いである。
「どれだけ魅力的な身体だろうと、心が汚ければ俺の心は動かせん。
まあ、地獄でも鬼をめいっぱい誘惑するんだな」
イクトの乱暴だがツボをしっかりと抑えた乳房への愛撫が強まった。
アミの軟乳がグニャリグニャリといやらしく卑猥に形を変えていき、
ミアの硬乳が何度も何度もその弾力でイクトの手を押し返し、リズミカルな揺れを生む。
「イヒィィ、気持ちいい、アァッ、イきたい、もうイッちゃいたいぃぃぃっ」
「パイズリいいよ、お願い、あんた、男でしょ。パイズリだよ胸だよ二人で挟んじゃうんだよぉぉぉっ」
アミはこらえつつも喘ぐばかりだが、ミアはパイズリに相当の自信を持っていたようで、
パイズリへの誘惑が最後の希望であるかのように何度も繰り返す。
もはや二人は限界であった、股間を一度も弄られることなく、胸だけで絶頂に達しようとしていたのである。
イクトが最後にグニュウゥゥときつく二人の乳房を掴みこんだのが合図だった。
「もう、耐えらんない。イっちゃうよぉぉぉぉっ」
「パイズリ、パイズリなんだから、パイズリィィィィィヒィィッ」
乳の硬軟はあったとはいえ、さすがは姉妹といったところか。アミとミアは同時にイき、そして逝った。
イクトが手の形がつくまで何度も揉み込んだ二人の片乳房を離す。
支えのなくなったアミとミアはもたれかかり、お互いの乳房をすりつけるように倒れた。いやらしく重なった四つの乳房。
その谷間には、まさに二人が得意としていたダブルパイズリの餌食となるイチモツがあるかのようだった。
「さて、と。待たせたな。おまえにはゆっくりと肉体に悦楽を刻みつけてから逝かしてやる」
そういうと、イクトは四つん這いの状態からヨロヨロと立ち上がりつつあるセレナにむかって歩き出した。
つづく
小隊長セレナのヤラレは次回で。
>>703の名前を間違って姉妹スレのにしてしまいました。
思ったよりKB消費しちゃいました。495KBなのでスレ立てに挑戦してきます。
GJ!!!
相変わらず外道なのに可愛い敵娘がたまりませんな。
GJ&埋め