風来のシレンのエロパロスレPart3

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1名無しさん@ピンキー
前スレはdat落ちしたくさいな
2名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:40:16 ID:pgCdv1+A
38F ペケジに殺されました
3名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 15:21:28 ID:lcEuU9eF
久し振りに見つけた
4名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 01:03:15 ID:mVjwmjfv
保守
5名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 14:22:30 ID:n7JIiUwk
保守
6名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:44:10 ID:cBdutGdD
保守
7名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 02:00:12 ID:nhdCDEqK
8名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 02:14:47 ID:YQX6JiGf
まだ星華クリアしてなかったのにDC壊れちゃったよage
9名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 03:02:53 ID:nhdCDEqK
保守
10名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 17:08:14 ID:nhdCDEqK
保守
11名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 10:18:46 ID:2tvA/zVh
これは突っ込むべきなのか…?
12名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 13:01:37 ID:N3qx3GWP
前スレも保守だけで100ぐらい消費したからなぁ
13名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 20:15:45 ID:ZKGWMDWP
SFC版のシレンはロリコンだよ。
幼女にキスされて力が1ポイント上がってるからそれは明らか。
あと、いつのまにかコミックアンソロジーが
発売されてた。
14名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:03:56 ID:TWlsmgDq
SFC時のシレンって何歳くらいなんだっけ?
15名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:35:56 ID:G8MaJCh/
とりあえず軽く書いてみた。
シレン×お竜物。
ちょっとばかりショッキングな表現があるから、苦手ならスルー推奨。



 杉並の旧街道……その名が示すとおり、すでに街道としての役割は終えた道
であったが、テーブルマウンテンへたどり着くためには最初に踏まねばならぬ
道であり、山頂を目指す風来人たちがもっとも多くたむろす地形であった。

 やがてこの地にその名を轟かすことになるシレンも、この旧街道に隣接する
場所にある、渓谷の宿場での休息を終えて足を踏み入れていた……。
 木漏れ日が差す森の中で、得物の刀をびゅんと振るうと彼を囲んでいた数体
の怪物を一刀両断にして葬り去る。

「こいつらじゃ敵にならねえな」

 怪物達は切断面から大量の血しぶきをあげて大地に倒れ伏す……その返り血
をぐいっとぬぐうと、そうつぶやいた。
 刀を鞘に戻して、わずかにずれた三度笠を直す。

 そして合羽をひるがえして再び道を往こうとするが、その背後に再び気配が
感じられた。またか、と、ばっと振り向いて居合い抜きの構えを見せる。
 しかし、その目に映ったものは――

「あぁら怖い」
「……なんだ、あんた」

 後ろに立っていたのは、人間の女だった。それを見てシレンは構えを解いて
直立するが、警戒は解かなかった。人間であろうとも害を成さないとは限らな
いからだ。
 その女は姿も変わっていた。
 シレンが三度笠に旅合羽と、純和風の姿をしているのに対し、この女は胸の
上半分も露出させたようなタイツの上に風変わりな手袋とブーツといった、珍
妙な格好をしていたのだ。おまけに王冠の様な髪飾りまでしている。

 服装だけ見ると半端な道化のようであったが、しかしその顔は目鼻立ちが整
って美しくふくよかな部分と引き締まった部分がバランスよく調和した肢体に
、ぶら下がるように張り出した形の胸は、男の目を誘うのに十分であった。

 本人もそれを意識してか、わざと屈む様な格好でシレンに見入ると、

「さっきの戦いぶりといい、なかなか男前じゃん。気に入ったわぁ……どう?
私とイイコトしない?」

 と、接近して、上目遣いに息を吹きかけるかのようにして言う。
 大抵の男ならばこれで参ってしまう所であろう。だが、シレンは仁王立ちの
まま微動だにせず、目だけをぎろりと見下ろすと、

「女ぁ買ってる銭はねえんだ。他、当たってくんな」

 と、低く言った。
 もとよりそこらの道で言い寄って来る女などにロクな人間がいないことは、
旅でさんざん経験したことだったので、邪険そうに扱う。

 下手をすると後ろに筋者が控えている事もざらであった。もっとも風来人も
ロクな人間とは言えず、そのロクでも無い者同士、いさかいを起こす事もあっ
たが。
 しかし旅慣れたシレンは余計な闘争を避ける手段も身につけていた。
16名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:37:10 ID:G8MaJCh/
 こういう場合は大抵、貧乏人を装えばあちらから去っていってくれるものだった。
こういうときは親友の形見、薄汚い合羽が役に立つ。
 シレンは今回も同じようにして追い払うつもりだったが、ふと引っかかるものを
感じて開きかけた口をまた閉じる。

 いくら旧街道といっても、今となっては怪物が出現する危険な地形なのだ。
ただの娼婦風情がのんきに出歩ける場所では無いはずだった。

(……と、すりゃあ。こいつも風来人か?)

 シレンがそんな風に思っていると、顔に表れていたのだろうか。

「あん。そんなんじゃないんだって、本当に気に入ったんだからぁ」

 と、女が反応する。
 その聞き慣れた妙に甘える様な声色を、耳の右から左へと通り抜けさせて、
シレンは「へぇそうかい」と、ぶっきらぼうに答えた。
 しかし女はそれに気分を害した風でもなく、シレンに擦り付きながら甘えを
続ける。

「ちょっと目をつむってておくれよ……ね、いいことしてあげるから」

(目をつむって、ねぇ)

 女のあからさまに怪しげな態度に、シレンはもう少しまともな演技ができな
いものかと内心で吹き出す。
 いくら男が色気に弱いといっても、よほどの間抜けでもなければ、知りもし
ない女が、突然いいことをしようなどと言って寄ってくれば、警戒するものだ

 目をつむれと来ればなおさらである。

(新手の盗人かなんかかね)

 そのように女の正体を推測したが、どの道、盗まれて困るものなど三度笠と
合羽、そして刀以外にはない。道具袋には役に立つかどうかは解らないが、
一応の門番も入っている。
 それにシレンには、たとえ首筋に刃物を突きつけられたとしても、どうにで
も出来る自信があった。

(せっかくの美人なんだ)

 言い寄ってきてくれたのだから、その真意がなんであれ乗ってみよう……シ
レンはそう思うと、ふっと殺気を消して、表情を和らげる。そして、

「じゃあ、いいことしてもらおうか」

 といって、目をつむる。ばれると信頼を損なうので、薄目は開けていない。
 それを見た女はにんまりとすると、よりシレンに体を密着させて言う。

「そのまま目を開けないで……じゃあいい? やさしくいくわ……」

 だが、甘い言葉とは裏腹に、その細い腕をシレンの顔めがけて走らせる女。
それと同時に破裂する音に合わせて威勢よく叫ぶ。

「ドーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 すると顔で暴発した何かに、シレンが一瞬ぐらりと揺らめく。それを認める
と女はケタケタと笑いながら逃げようと、身を翻すのだった……。

だが。
17名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:38:58 ID:G8MaJCh/
「待ちな」
「うぇっ!?」

 逃げようにも女はその場から移動できなかった。虎ばさみの罠に引っかかって
しまったのではない。
 シレンの太い腕が、女の細い腕を掴んでいたのだ。ぎりぎりと音が立ちそうな
ほどに握りしめると小さく悲鳴があがる。

「悪ぃな、俺は目ぇつむってても動けるんだ」
「ううっ」

 今までで失敗した事がなかったのであろう、女はあり得ないといった風に、
驚愕の表情を浮かべていたが、それが視界を奪われたシレンに見えるはずもなく、
彼はお構いなしに腕をひねり上げると、そのまま女を背負い投げて地面へ叩きつけた。
 ぎゃっと悲鳴があがる。
 そして逃げられないように、勢いのまま馬乗りになると女の首根を掴んで言った。

「もう少し気の利いた事するかと思ったら、つまんねえ悪戯しやがって」

 その体勢のまま残った左腕で道具袋をまさぐって、シレンは目薬草を煎じた
薬を取り出して服用する。
 それはすぐに作用して、奪われた視界が戻ってくる……この辺りで採れる薬
草類は、まさしく医療品級の回復性能を持っているのが特徴だった。
 いや……下手をするとそれを上回っているかもしれなかった。

 それはともかく、戻った視界に映ったものは、恐怖におののいた女の顔だった。
さきほどまでの余裕が嘘のようである。
 それを見てシレンはつまらなさそうに口をへの字に曲げ、目だけ上向きにして
少し考えるそぶりを見せたあとに再び視点を戻すと、

「お前、なんて名だ」

 睨み付けるようにして言う。
 お竜は、かすかに震える声で答えた。

「お、お竜……目つぶしのお竜」
「お竜っての、あんたも大方風来人だろうが、つまんねえ悪戯で俺に手を出し
たのが運の尽きだったなぁ。風来人にが風来人にちょっかい掛けるなら、殺す
位じゃなきゃいけねえぜ」

 シレンはそう言って三度笠を脱いで置くと、瞬時に飛び下がって刀を引き抜
き目にもとまらぬ速さで幾度も剣を交差させる様にして振り払う。
 それにお竜の悲鳴が上がるが、しかしその斬撃が彼女を傷つける事はなく、
着衣しているもののみを見事なまでに破断してしまった。
 ぱらぱらとこぼれる衣服の中から、豊満な肉体が露わになる。
 それを見て、にぃっとするシレン。

「ひ、ひぃぃ」

 お竜が這いずるように後ずさるが、シレンはその肉体の上に再び馬乗りにな
ると大きな胸を捕まえて軽くもみしだく。

「逃げんなよ」

 さきほどの怪物の返り血で真っ赤になった顔を、お竜がやったように近づけ
ると凄惨なまでの笑みを浮かべて凄む。
 その迫力に再び悲鳴が漏れるが、すぐに口をシレンの唇に塞がれてしまう。
18名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:40:38 ID:G8MaJCh/
「んん、んんんーっ!?」

 突然の接吻に目を白黒させるお竜だったが、シレンはかまわず彼女を抑えつ
けたまま、ねっとりとそれを楽しんでから、ゆっくりと顔を引く。
 残った唾液がつーっと垂れ落ちて彼女の胸を汚したが、二人のどちらもそれ
を気にするそぶりはなかった。
 シレンが軽く口をぬぐってから言った。

「おっと。まだ名を言ってなかった……俺はシレンってんだ。どんな事でも、
 けじめのつかねえ事は大嫌いな男でさ」
「け、けじめって」
「けじめは、けじめよ……女が男にちょっかいかけたんだ」

 そこまで言うと、再びお竜に顔を近づけてその首筋に舌を這わせる。
 なまめかしい感触にお竜がぶるりと身震いを起こして反応すると、シレンは
耳元で「解るだろ?」とつぶやいた。

 裸に剥かれた上で、男にのし掛かられて求められる事など、ひとつしかあるまい。
 それはお竜とて百も承知の事であろう。

「ううっ。わ、解った……」

 ふいと顔を背けて言う。
 それを確認したシレンはおもむろに立ち上がると、自らの着物の下を剥ぎ
取ってしまう。
 すると、ぶるんと大きな肉棒と金玉が現れる。それはすでに太く固くいきり
立っており、起き上がってきたお竜の頬にぴたぴたと当てて、

「ほれ、しゃぶりな」

 嫌みたらしく言う。
 しかし、お竜はその要求を即座に飲んだ。

「……あむっ」

 逆らえばどういう目に合わせられるかわからない、と思ったのだろう。躊躇
することなく肉棒を口に含むと、亀頭をちろちろと舌で突きながら上下しはじめる。

「ううっ久しぶりだ。しびれるぜい」
「んぶっ……んんん……」

 口をすぼめて肉棒をこすり上げるお竜に、シレンはぶるりと腰を振るわせて
応える。
 そのまましばらくの間、お竜の愛撫に身を任せていたが言葉通り、長いこと
溜めていたのであろう。
 その我慢はあっという間に限界に達して両の手でその頭を抑えつけると、
自身の腰を振り始めてなお快楽を得ようとする。

 無理矢理肉棒を喉の奥に突き入れられる感覚にむせかけるが、シレンを怒ら
せればどうなるか解らないと思うお竜は、必死に耐えて彼を貪り続ける。

 やがてその運動が終局に差し掛かると、速度を上げてシレンが呻く。
 こみ上げる射精感に合わせて、だんだんと玉も持ち上がってくる。

「も、もう我慢できねえ……出すぞ。全部吸い取りな」
「んううっ!」

 言うやいなや、肉棒から白濁液が勢いをつけて飛び出していく。その全てが
お竜の咥内に溢れると彼女は必死にそれを吸引する。
 それによって射精の快感が高められ、シレンが深く呻いた。
19名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:42:28 ID:G8MaJCh/
「う……案外上手いじゃねえか、お竜。こんな所でうろつくより、本職にでも
なった方が良い人生送れるぜ」
「それもいいかも……」
「ん?」

 半分茶化すつもりで言ったシレンだったが、それに返ってきた言葉は妙に
艶の含まれた肯定だった。
 見れば、先ほどまで恐怖におののいていた顔が再び初対面した時のように、
いや、それどころか上気した様になって、瞳の中に渦巻きの様な模様が浮かび
上がる。
 とろんとした目つきでシレンを見返すと、小さく口を開いた。

「私ねぇ……乱暴にされると燃えちゃうタチなんだ。あんた男前だから、本当
にゾクゾクしちゃうよぉ……」
「こいつはまた」

 とんでもない性癖の持ち主がいたものだ、とシレンは自分の行為を棚に上げ
て頭を垂れ、頭をかいた。長めの前髪が目を隠すように垂れ下がる。
 髪に隠れた瞳を、爛々と輝かせるとお竜を抱きすくめて再び押し倒すと、そ
の手を彼女の股間にやりながら深く口づけを交わす。
 既に濡れそぼっていたそこに刺激が加わって、お竜は塞がれた唇の隙間から
悲鳴を漏らして喘ぐ。

「なら、もっと酷い事をしてやろうか」

 シレンは相変わらずとろんとした目つきで自分を見るお竜からわずかに離れ
ると、腰の刀をしゃらんと抜いて刀の腹を彼女の首筋にぴたり、と当てる。
 研ぎ澄まされた刃は触れただけで、その部分を切り裂いてしまう。
 薄く血が滴った。

「あ、あぁ」

 首筋に伝わる金属の冷たい感触と、走る痒い様な痛みにお竜は震える。
しかしそれでも、先ほどの様な恐怖を感じている風ではなかった。
 シレンとおなじく渦の巻いた様な瞳が爛と輝くと、その口端をつり上げて言う。

「痛いわ……」
「乱暴にされると燃えるんだろう?」

 シレンは楽しそうに笑いながら、ゆっくりと刀を離すとそれを逆手に持ち、
股間へと持って行く。
 そしておもむろに柄を彼女の肉ヒダに押し当てると、ぐりっと突き入れて入
れてしまう。

「ひぃぃっ」

 固い異物の挿入に激痛が走って鳴くお竜。
 それにも構わずシレンは逆手に持った刀をゆるやかに抜き差しすると、
びくびくと肢体を痙攣させるお竜に、肉棒をひときわ大きく反り返らせて被虐的な
笑みを浮かべるのだった。

 しばらくそれを楽しむが、しかしふと気配を感じて顔を見上げる。すると視
線の先に、首だけの龍の怪物が間近に迫ったのを捉えるのだった。

「ドラゴンヘッドか……珍しいな、こんな所に」

 本来はもっと深く踏み言ったところにしか居ない怪物である。大方、どこか
で変化の杖でも振った風来人が居たのだろう。
20名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:43:52 ID:G8MaJCh/
 お竜を犯している最中に龍の怪物がやってくるとは、ずいぶんな洒落だと思
ってまた笑ったが、相手はマムルなどとは違う強力な敵だ。放っておけば手痛い
傷を負わせられてしまうだろう。
 ゆえに二人の喉元までドラゴンヘッドが迫った瞬間、秘所からずぶりと刀を
引き抜くと、逆手のまま向かって横へ一閃する。

「出歯亀してんじゃねえよトカゲ頭」

 触れただけでお竜の首筋を裂いた刀の切れ味は鋭く、一撃で顎から上を吹き
飛ばすと、そこからどばっと噴出した血液が二人へ降り注ぐ。
 それを浴びて血の臭いを体中に吸い込むと、気持ち悪くなる様な感覚に異常な
興奮を覚えたお竜がその身を悶えさせて蠢く。

「うぅぅ……たまんない……」
「ついでに血を見ると興奮するタチか? 安心しな、俺もだ」
「もうダメぇ。シレン、その太いのぶち込んでっ」

 その求めに、シレンはさっと刀を紙でふいて鞘に戻すと、今度は自身の刀を
しごきあげながら、こつんと秘所の入り口へと突きつける。
 そしてそのまま腰を押し出すと、亀頭が割れ目を押し入って中へと進入して
いく。
 柄などとは違う本物に満たされる感触に、思わず甘い吐息を漏らして反応す
るお竜。
 シレンもまた、肉棒を包み込まれて刺激される感触に久しぶりの充足感を覚
えると無意識のうちに腰を動かしていく。

「ひっ、ひぃっ」

 一突きされる度にお竜から喘ぎが漏れた。
 薄暗い杉林の中、まとわりつく虫にも構わず二人は獣のように繋がる。何度
も何度も腰を振って打ち付ける。
 時々止まってかき混ぜるように腰を捻ったりしながら、豊満な胸を掌に包ん
で揉みしだくと口吻する。

 そんなやりとりを延々と続ける内に、お竜の喘ぎ声がひときわ甲高くなる。
限界が近くなってきたののだろう、それに合わせるかのようにシレンもグライ
ンドする速度がだんだんと速くなっていく。

「うぅっ、うっ」
「くっ、俺もそろそろ……出してやるぞ、お前の中に」
「それは、だ、だっ駄目ぇぇ」
「俺に関わったのが運の尽きだって言ったろう。孕ましてやるぜぇ」
「ひぃぃぃ……」

 わずかに身をよじって抵抗するお竜を抑えつけると、いっそう腰の降りが速く
なっていき、いよいよシレンが呻く。

「ううっ出るっ……!」
「いやぁぁぁっ」

 そして体を密着させると、彼女の中に大量の子種を注ぎ込んでいく。それは
ずいぶんと長く続いた様に感じられた。
 やがて、射精を終えたシレンがゆっくりと肉棒を引き抜いてお竜から離れる
と注ぎきれなかった分が溢れて地面へと零れる。
 それをすくってお竜の唇に塗りたくって再び口吻を交わす。
21名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 07:57:32 ID:G8MaJCh/
「うう。あんた最低よ」

 口づけから解放されたお竜は、シレンをのけて起き上がると恨みがましく
言った。
 だが自身のこれまでの行いを棚にあげているあたり、最低さは二人とも
大差がないだろう。
 シレンがそのように笑って言った。

「風来人に紳士なんかいやしねえよ」

 そう言われると、お竜も自分のしてきた事を思い出したのだろう。
目つぶしでからかってきたのは、なにもシレンだけではない。数多くの男を
同じようにしてきたのだ。
 目つぶしの後に怪物に襲われて命を落とした者もいたかもしれない。
 シレンの指摘に、目を泳がせると話を逸らすようにお竜は言った。

「……あんたもテーブルマウンテンを目指してるのかい」
「ああ。俺はこれからあの山を制覇する男よ、覚えときな」

 自信ありげに言う。お竜にはその根拠をうかがい知る事はできなかったが、
その眼光に有無を言わさず納得させられてしまう。
 それと同時に、彼女の心の奥底にめらめらと感情が入り混ぜになった炎が
燃え上がる。
 その火力に動かされて、お竜は手刀をシレンに打ち込むが軽くいなされてしまう。
まだやるか、と言わんばかりに睨まれるが、無言で今度は抱きつく。

「忘れない……ずっと付きまとってやるから。女にこんな目を遭わせておいて
あんた一人だけ良い思いはさせないよ」
「付いてこられるなら勝手にしな。寝首をかかれる位の方が面白え」
「女を慰み者にした代償は高くつくんだからね! だからとりあえず……」
「?」
「まだ足りないからもっとしてよシレン」

 その言葉に一瞬、呆気にとられたシレンだったが、にやりと笑うと再び彼女
へ覆い被さっていくのだった。

 静かな杉並の旧街道の昼下がりに、男女の喘ぎが響く。幾人かの風来人たち
はそれを聞き届けて、その日の艶話にでもするであろう。
 しかし、その喘ぎ声の主が近い将来に伝説の黄金のコンドルに乗ってテーブ
ルマウンテンから生還してくるなどとは、誰も夢にも思っていない事だった……。


終わり
22名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 16:33:20 ID:fG3I8rI3
>>21
誰よりも先にGJ
お竜が俺のイメージにどストライクwww

いつの間にかスレ落ちてたけど復活してて安心した
23名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:24:26 ID:oIBM3DX9
良い
24名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:37:45 ID:tg1cxEbJ
>>21
遅くなったがGJ
こういうの好きだし、面白い
25名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:02:47 ID:g6lwh6jO
ショッキングな描写なんて言うから
お竜たんがmnkに挿した剣でヘッポコ剣法でもやらかすかとハラハラしたぜ
まったくgjだ
26名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:51:06 ID:4gPMxPHz BE:249017235-2BP(263)
これは立派なGJ
27名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:17:30 ID:y2oGAn/i
あげ

GJ
28名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:31:57 ID:+TTYnyvQ
保守
29名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:02:24 ID:DrWgVW7h
シレンが優勢ってのも、また良いな。
GJ GJ GJ!
30名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 00:26:48 ID:QR/E4isA
hossu
31名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 22:45:50 ID:0D5iAROh
ほす
32名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 01:18:02 ID:FreYlQF7
シレンはエロいなぁ
33名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 19:57:53 ID:htuyBqc8
ほし
34名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 02:00:02 ID:IMK0pcR6
飾らない粗暴なシレンがいい味出してるな
この先のエロ道中もぜひ読みたいもんだぜ
35名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 18:46:13 ID:iXZdW0LP
疑問に思ったことの答えを書いた。

「ふふっ・・・お○ん○ん、とってもいい臭いがするぅ」
ネブリ山の廃坑。

そこで少女は魔物の性器をただむさぼり続けている。
しかも1つではなく複数である。
それを少女は2つの手で必死にしごき、口でしゃぶっていた。

びゅる びゅる びゅっ
魔物たちは精液を噴射させ、少女めがけ飛んでいく。
「あはっ、たっくさん出たぁ」
その精液を少女はうれしそうにすすった。



「全く、あの子ったら今日も遊びに行ったのかしら?」
「魔物たちに殺されたり、輪姦されたりしないかな・・・」
「大丈夫よ、あの子はあれでいて戦車の砲撃に耐えれるんですから」
「でも・・・」
奇岩谷の預かり所の娘は

今日もこばみ谷で魔物の精をむさぼる。

おわり・・・


つまりスララは泣いたフリして風来人をタクシー代わりに使ってたわけです。
これが自分の仮説です。
36名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 18:09:28 ID:yGvnNrpF
新作キター

アスカ!アスカ!アスカ!
37名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 13:21:15 ID:kl4vfTAn
アスカがモンスターハウスでフルボッコされてモンスターに凌辱されダンジョンから全裸で投げ出されて野盗とかに売られるのはまだですか?
38名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 22:41:01 ID:uuF+fqNr
あるいはモンスター(マムルとか可愛い系)を擬人化ってのも面白いかも。
…ノロージョ?ナニソレ犯せるの?
39名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 19:29:42 ID:RWdQX2UX
シレンによるアスカ調教ネタって無いの??
40名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 15:00:22 ID:EgFIu0C4
ネブリ山廃坑に潜り込んだシレンの視界に、薄絹の衣をまとった痩躯の女が映った。
金糸のような髪に隠れ、表情は見えない。
……女はシレンに気付き、近づいて来た。

(着ているものは西洋の衣か……魔物の巣窟に女一人、怪しいじゃねえか。)
シレンは相手に警戒している事を悟られぬよう、自然に構えた。

「ノロッテヤル……。」

まだ距離はあるものの、シレンははっきりと聴いた。
(ははあ、こいつはノロージョという怪物かい。確か……。)

シレンの顔に息がかかりそうなくらいの距離で、女は止まった。
その目がカッと見開き、呪詛の言葉を投げつけようとした瞬間、シレンは口で言葉を遮った。

「んむっ!? んん!?」

シレンは、不意を突かれて戸惑うノロージョを組み敷くと、衣を胸の辺りまで一気に捲り上げる。
咥内を犯しながら、その痩躯に指を腰から胸へと滑らせていく。
あばらの浮いた胴からは想像できない豊満な胸の感触が、シレンの興奮を高めていった。
41名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 15:20:24 ID:EgFIu0C4
シレンはノロージョの乳房を少し乱暴に揉みしだく。

「ん゛っ! んぶっ!」

痛みに悶えているが、手の中で乳房が張りを増していく。
シレンはそれを見逃さず、今度は強弱をつけて胸を愛撫しだした。

「うんっ、 っむう、んむむぅっ」

シレンは、ノロージョの声に艶が混じったのを見計らい、強めに乳首を抓り上げる。

「!!? ンっ むむー!?」

(気をやったようだな。 そろそろこっちも行かせてもらうか)

シレンはロージョの下着をずりおろし、一気に奥まで一物を侵入させた。
42名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 15:45:33 ID:EgFIu0C4
廃坑の奥では、ノロージョの嬌声が響いている。
何度果ててもシレンは活力を失わず、いや、それどころか一層強く激しくなり、ノロージョの中を満たしていった。

「今日はこの辺で解放してやるよ」

シレンはノロージョの髪を分け、顔を覗き込んだ。

「思ったとおり、べっぴんじゃねえか。」
「バ、ばかぁ……あんたなんか呪ってやるんだから……。」
「良いのかい? 今呪ったら抜けねえぜ。 俺は構わないがな。」
(ああ、仲間に見られてる。 頭がフットーしそうだよぉ)

シレンはノロージョと繋がったまま奇岩谷へと向かい、呪いが解けるまで逗留した。
その道程ではあまりの光景に呆れ、シレンたちを襲う怪物がいなかったという。

「なんでシレンの精は尽きないの? わたしは腰がぬけちゃって立てないのに」
「ああ、幸せの腕輪でレベルが上がってるからな。」

終わり
43名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 16:30:47 ID:Rp1H4g79
>>40
ベリーナイスだ、GJ。
ひそかにノロージョに萌えていた俺にとっては鼻血ものだぜ。
44名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 17:19:32 ID:JOYfzsTw
>>40-43
d!
ちょっとぼやいただけなのにSSにして下さるとは…GJ!
45名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:44:16 ID:EXx3YXjY
保守代わりに軽く書いてみました。明日から仕事なんで後半(エロ)はいつになるか不明です。
ちなみにシレン×鍛冶屋の娘。マイナーかもしれませんが…。
46渡り鳥と風見鶏:2007/09/24(月) 20:45:22 ID:EXx3YXjY
人生、出会っては別れる。繋がりを作っては消えていく。
いずれ来る事だが、別れる時に差はある。明日かもしれないし、人生の終幕まで連れ添うかもしれない。
風来人という渡り鳥。繋がりはすぐ消える…ほとんどは。
でも、みんなそんなことは納得済み。まだ見ぬ景色を見るためだけに、渡り鳥は旅をする。
もちろん、この男…シレンも例外ではない。
天性の剣士であるし、人に好かれる才もある。本人はそんなことを気にした事はないが。
とにもかくにも、彼の旅は続く。その一環として、こばみ谷へと足を踏み入れた。
心に刻まれる出会いが、ここにもある…。

「シレンよ、この辺りの敵はどうだ?」
「うーん、今のところは、大した事ないかな。コッパ」
確かに、この辺りに出てくる敵は大した事がない。
それよりは怪しさ満点の指圧師やら、いきなり眼つぶしをしかけてくる美女のほうがよっぽど辛い。
「お前も運がないよなぁ…。入って早々、モンスターじゃなくて人のほうに迷惑かけられてるんだもんな」
「それを言うなよ…泣きたくなるから」
そんな会話をしながらも、ひっきりなしに襲っているモンスターの相手をしている分、なんとも余裕がある。
でもハブーンの攻撃をかわし、飛んでくる矢の盾にするあたり余裕よりは非道と言えるかもしれない。
緊張感も何もない戦闘は続き、まだ昼飯にも早い時間帯には村へとたどり着いた。
「お、村に着いたな…。竹林の村、だってよ。確かに立派な竹林だな」
「ふーん…ま、歩き回ってみるか。まだ日が高いしな」
歩き回ったすぐ後、シレンは後悔した。
店に入るや否や、ペケジという男から兄貴呼ばわりされたのだ。
なし崩し的に酒場へ連れ込まれる…。
「で、アニキ。そういうわけで…よろしく」
色々な説明をされ、弁解する間もなくゾウリ頭呼ばわりされ、挙句の果てに弟ができた。
口べたな自分の性格を呪うほかはない。面白がっているのか、コッパも黙っているだけだった。
ちょっと泣きそうになりながらも、村の散策は続ける。コッパは酒場に留まっていた。
47渡り鳥と風見鶏:2007/09/24(月) 20:46:34 ID:EXx3YXjY
村人から名所だと教わった、食の神ブフーの石碑。その前に、女の子がいた。
粗末な服と、まとめ上げた髪。横顔はどこにでもいそうな町娘。それでも、シレンは引きつけられた。
石碑の前に佇んでいる姿が、まるで一枚の絵のようだ。
動けない。目の前の景色。それに手を触れるのが憚られた。
金縛りを解いたのは、その女の子が動いたから。
「こんにちは」
「こ…こんにちは」
いかん、声が上ずっている。そんな俺の声に対して、その子の声は落ち着いている。鈴の鳴るような声でもある。
「風来人の方ですか?私はこの村の鍛冶屋で修行している者です」
「あ、あぁ…あの無口な親父さんのいる鍛冶屋か…。おっと、ごめん。俺はシレン。しがない風来人さ。こばみ谷は初めてだけど」
ようやく、本来の声が出てきた。彼女の声やおっとりとしたしゃべり方は落ち着かせるものがある。
「そうですか、こばみ谷は初めて…。こばみ谷には言い伝えがあるんですよ。
飛んでいる黄金のコンドルを見たときに願い事をすれば、いつか願いが叶うと…」
「願い、ねぇ…」
「ないんですか?」
「そうだなぁ…黄金郷を見る事かな?それが目的でここに来たんだし」
「となると、テーブルマウンテンを登頂するんですか?」
「うん。いつになるかはわからないけど、きっとやり遂げてみせる」
「応援していますよ、シレンさん。仕事がありますので、これで失礼します」
そう言って、その子は去って行った。
心に爽やかな風が吹く。旅の神クロンの追い風よりも、強くて優しい風だった。
また、会えるかな。そんな風に思ったのは久しぶりだ。
いや、どうせ一回じゃ登頂できやしないだろう。彼女がこの村で修行する限り、必ず会える。

酒場へコッパを迎えに行った。
「ん?どうしたシレン、顔が赤いぜ」
自分じゃ気付かなかったけど、赤くなっていたらしい…。適当にはぐらかして、その場は難を逃れた。
「まぁいいや。続けようぜ」
「おう」
だが、その先が辛かった。敵を斬ったのはいい。だが、それが鬼面武者だったのは間違いだった。
ぼうれい武者が数匹鬼面武者へと乗り移り、将軍に。
まともに戦っても勝ち目はない。だが逃げの一手も長くは持たず、あえなく力尽きた。
48渡り鳥と風見鶏:2007/09/24(月) 20:47:58 ID:EXx3YXjY
「ん…」
ぼんやりと目を開ければ、コッパの顔が見える。痛みはほとんどない。
「おう、起きたかシレン。どうやら渓谷の宿場へ逆戻り…らしいな」
「ここもか…。やっぱり持ち物もないな。旅の神クロンの決めた事だけどな…」
「なーに、いつもの事だろ。一発で登頂できるほど軽いもんじゃないし、気落ちしないでさっさと行こうぜ」
「おう」
そこから、竹林の村への足取りは軽かった。拾った長巻だけあれば十分攻略できる。仮に無くても、大して辛くない。
それよりも、あの子にもう一度会うのが楽しみでならなかった。
竹林の村にたどり着いたら、まずは鍛冶屋。親方に長巻を預けている間、隣の家で休んでいるあの子の元へ急いだ。
「あ、シレンさん…でしたっけ?」
「ああ。今親父さんの所に武器を預けてきたから、暇でね。少し話さない?」
「いいですよ」
その家には爺さんとその孫が住んでいた。でも、今は留守にしているらしい。
ちょうどよかった。
「シレンさん…神は細部に宿りたもう、と言います。
けど、私には身近な…小さな想いほど届かないような気がするんです…。シレンさんはどう思いますか?」
「俺みたいな放浪無頼が意見するようなことじゃないと思うけど…。
小さな想いが届かないなら、もっと大きくしてみなよ。堂々と。
他人からしたらちっぽけなものかもしれないけど、自分にとって大きなものなら…神様もきっと気づくんじゃないかな」
「そう…ですね。気が晴れました。ありがとうございます」
突然に重いことを言われて、正直混乱していた。
夢が神がと言えるような人生は歩んでいないから、なんて答えればいいのかわからなかった。
考えても答えは出ず、思ったことをぶつけただけ。それでも、彼女には励みになったらしい。
少しでも役立った。それでいい。
49渡り鳥と風見鶏:2007/09/24(月) 20:49:28 ID:EXx3YXjY
「私は、こばみ谷からずっと離れた村から修行に来ているんです。親方は信頼できる方です。
そして、凄い腕前を持った厳しい方です…。この3年、怒鳴られては何度も泣きそうになりました。
それに、来たばかりの頃は親方が一言も喋ってくれなくて泣きそうになりましたし…。
とはいえ、今でもほとんど口をきいてはくれませんけど。
そんな私の夢は、親方の技を受け継いで、ふるさとで鍛冶屋を開く事なんです。小さな夢です…」
一気に言いきった。でも、途中から涙声になっていったけど。それでも涙は流さなかった。
思ったよりずっと芯が強い娘。俺とは違って、しっかりと地に足をつけて懸命。
風来人であることは誇りだけど、少しだけ恥じ入る気持ちになった。
「立派な夢じゃないか?少なくとも俺はそう思うよ。例え小さな夢でも、雲の上から見えるぐらい大きくしなよ。
嫌でも神様の視界に入るぐらいに、さ。それができれば、夢は叶うよ。俺が保証する」
飾りも何もない本心。本音。こんな子の夢を叶えないようなら、神様も大した事はない。
「シレンさん…ありがとうございます。道中、まものに気を付けてください。ちゃんと、おにぎりを忘れないように」
「はは…まるで嫁さんみたいな事を言うんだね」

目の前の子が顔を赤くする。ちょっと不思議に思って自分の言葉を反芻してみる。
んーっと…。
嫁さんみたいな事を言うんだね…
嫁さんみたいな…
嫁さん…
………
顔から火が出るかと思った。その場にいるのがどうにもいたたまれなくて、すぐに別れを告げて席を立った。
結局あの子は、うつむいた顔を上げることはなかった。
50渡り鳥と風見鶏:2007/09/24(月) 20:50:15 ID:EXx3YXjY
その後も冒険は続けた。
前回の教訓を生かして、ぼうれい武者は優先的に倒し、堅実な戦い方を心がける。
そして、山頂の町へとたどり着いた。
ただ、ガイバラという陶芸家の爺さんに大事な壺をたたき割られ、
中に入っていた真空斬りの巻物やおにぎりが根こそぎダメになった。
あの時ほど殺意が湧いた事はない。
その後は二面地蔵の谷へ行くのが限界で、また渓谷の宿場へと逆戻り。
とはいえ、山頂の町の倉庫へ武器や背中の壺を残しておいたので、さほど大きな損害はなかった。
その後もイマイチ冒険がはかどらず、奇岩谷、そしてテーブルマウンテンの入り口まではいけたが、精々そこまで。難しい。
その間、必ず立ち寄ることになる竹林の村では、あの子と俺の二人だけで会うようになっていった。
コッパの姿も、ペケジの姿もない。
そこで話すのは、とりとめもない事ばっかり。
冒険がはかどらなくて、しばらくこばみ谷に逗留するしかないこと。
少しずつ成長していく自分を感じること。
旅仲間が増えたこと。しかもみんな異様に癖が強いこと。
初めて親方に褒められたこと。
そんなことばっかり。でも、そういう何気ない時が愛しい。

…これ以上入れ込むな。別れが辛くなるだけ。それがお前のためだ。
そう理性が話しかけるが、無視した。
51渡り鳥と風見鶏:2007/09/24(月) 20:52:45 ID:EXx3YXjY
何回目かの密会。ちょっとした事件があった。
「シレンさん…私…毎日毎日、頑張って修行してきたんですけど…急に自信がなくなっちゃったんです…。
いつまでたっても、見習いで…。ろくな仕事もできないで…」
いつになく悲痛な面持ちで言った言葉には絶望が詰まっている。
俺にもそういう経験はしてきた。腕力の差。武器の扱い。頭の回転の速さ。
そういう強さの違いに打ちひしがれた事があった。
結局のところ、自分で乗り越えるしかない。俺にできるのは、ちょっと手を貸すだけ。
「夢を忘れたのか?立派な鍛冶屋になるんじゃなかったのか?」
「夢…」
「神様に届くぐらい、大きな夢にするんじゃなかったの?それとも、口で言ってみただけか?」
あえて冷たい言葉を選んだ。それで潰れるようなら、それまでの人間だろう。
普段はそんなことは思わない。急に残酷になっていた。
「いいえ、口だけの夢じゃありません!」
「なら、決まっているじゃないか。ちょっと転んだぐらいで泣くようなら、夢は逃げるよ」
「…シレンさん…わたし…がんばります!」
うん、と大きく頷いた。さっきの悲痛な面持ちはどこにやら、今は強い顔だ。
その顔なら大丈夫だよ、と一言残して踵を返した。
後ろからは、はげましてくれてありがとう、と大きな声。にやけた顔を隠して、ちょっと手をあげた。

その後…シレンはテーブルマウンテンの登頂に成功。
黄金のコンドルの背に乗り、凱旋を果たす。
傍らには旅仲間。多くの風来人に希望と悔しさを与える、こばみ谷の伝説が生まれた。
52名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:54:13 ID:EXx3YXjY
とりあえずここまでです。後半は…できるだけ頑張るつもりです。
スレ汚し失礼しました。
53名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:56:32 ID:O8JzWDIc
gj
54名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:20:17 ID:qzm/FR47
GJ!
55名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:22:25 ID:bHktkAC8
普通に読むだけでも楽しかった
後半期待してます
56名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 17:19:08 ID:O8/9Ki9C
age
57名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:15:37 ID:Fy3Xx0A7
保守
58名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 07:07:08 ID:raJw6idT
もうdat落ちしそうな勢いだな
59名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 05:23:47 ID:ADiGY70K
小説書いてた人の後半マダー状態な俺
60名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 01:50:45 ID:qvBFuXYO
うぬ
6145:2007/10/22(月) 17:04:25 ID:MM3y6Owq
赤いバイクで2tトラックと衝突しまして…2週間ばかり入院していました。
折れた足が痛いし、肩の爆弾は爆発。そしてむち打ち。
泣きそうです。SSの投下もまだかかりそうです…。とりあえずやっつけ仕事でエロ前まで書きます。
62名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 19:46:02 ID:Az4dVnIy
>>61
うわぁ…ご愁傷様です…。

ネタ代わりとは行かないけど、何となく布団で思いついたストーリー。

あぁ、俺はここで死ぬんだなぁ…
今死を目指して全力疾走している俺は、瀑布湿原にいるごく一般的なギャザー
強いて違う所をあげるとすればシレンとかいう風来人にぶっ殺されそうってことかナ―

その時、シレンの奴は俺に杖を振ってきた。そしたらなんだか俺は見慣れない身体で、
シレンと同じようなはずなんだけどなんか違う生き物になっていた。
胸は膨らんでるし、俺の自慢のイチモツはないし…
そしてシレンの奴は上着を脱いで俺にこう言った…「や ら な い か」

モンスターとか地名の差し替えは自由にどうぞ。
63名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 01:22:41 ID:s1tUnpL3
>>61
おおお・・・
ゆっくり養生してください
SS気長に待ってます
64名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 17:55:49 ID:OdWRpGGp
\沈んだスレを〜 /
 \引き上げろっ/
  \クマ〜♪/
  ___
  )三三( ̄ ̄ ̄ ̄◎
.∩∩||||∩_∩  //|
 (  )||(・(ェ)・)// |
c⌒二||二UニUニ)// |
 UU || U U //  |
~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/  |
        | ∩_∩
        |(・(ェ)・)
 不定期AGE |( ̄UU ̄)
        |  ̄UU ̄
        | ::
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
65名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 02:07:46 ID:OuVM52Iu
前スレのようにdat落ちしなければいいが・・・
66名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 09:08:11 ID:XnQVz0/T
シレン
67名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:51:16 ID:+tmKZzJ2
取り敢えず新作に期待しつつ保守

ファミ通情報だとセンセーは両刀使いらしいんだが
68名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:28:59 ID:CKSvV5uR
保守っていうかこのスレ職人はおろか読み手含めて大体何人くらいいるんだ?
とりあえず挙手してみようか
69名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 18:11:11 ID:3X5Fnio6
70名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:49:11 ID:6gwbBc7P

読み手専
71名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:10:37 ID:ghoL8CZ6
ノシ
72名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:18:29 ID:CgMWra5S
73名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:27:56 ID:QsU3ilci
よみせん
74名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:38:09 ID:rs/IMmBx
夜店
75名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 05:59:40 ID:/x5DMrLD
今思ったんだがシレンに同性愛の小説ってないよな。
レズとかホモとか
76名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 06:22:21 ID:Hvx/1aal
シレンとコッパならあるぞ

何なら同人誌うpろうか
77名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 20:13:02 ID:g8HqHJfI
あるのかよw
78名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 20:43:29 ID:/x5DMrLD
>>76 ・・・・お願いしマース

ってことは、人間×人間のはないってことだよな
どこの板にも
79名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:09:45 ID:Hvx/1aal
どっかでオロチシレンはみたかもしれんがシレンが女体化してたような気がするし同性愛じゃないよな

レズはあれだ、絡ませるほど女キャラがいない
竜とアスカとミー・・・?
姫竜とアスカ巫女orアスカミ位しか無くないか?
あとはノロージョに頑張ってもらうか



とりあえずシレンとコッパのならうpするがショタだったりホモだったりするけ本当にいいのか?
80名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:03:32 ID:5/3AUjjT
たつきちのやつ?
ホモは趣味じゃないがとりあえずうpってくれ
81名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:26:32 ID:ahhixbKJ
>>79
アテカとサチはどこ行った
82名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:29:09 ID:HQXV4GVq
>>80
そういやそれもあったな
数年前のマイピクチャ探れば出てくると思う

ofr氏のだよ
83名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 02:55:49 ID:HQXV4GVq
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4866.rar.html

ほい、うp
パスはコッパをローマ字で


こんなんでいいのかこのスレは・・・
84名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 03:05:53 ID:+hB6Lre2
>>78
人間と人間の描いてみたいですねえ
85名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 09:21:52 ID:rSykZfgm
ダウンロードはできたのに、「このファイルは開けません」
って言われたウワーン(´д`)
86名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 10:23:48 ID:HQXV4GVq
rarだからWinRAR必要だぞ

シェアだけどただで使えるから落としとけ
87名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 19:15:45 ID:rSykZfgm
サイトからソフト落としてきて同人誌見たぞー
シレンの同人誌って初めて見た・・・。
 
気になったことがあるのだが、これはうpした人が描いたやつなのか?
それとも、どこからか落としてきたのか?
88名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 19:31:45 ID:ahhixbKJ
>>86
解凍するだけだったら別にWinRARじゃなくてもできるぞ
圧縮するときに必要なだけで
89名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:23:48 ID:gojL2Xaq
落とした後でやっぱ恥ずかしいから削除しようとしたら
他の人またはプログラムによって使用されています
って出て削除できないのはなぜなんだぜ
90名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:22:41 ID:rSykZfgm
あーこのシレンの同人誌じゃないけど、前に、別のプログラムを消去しようとしたとき
そうやって表示されたなぁ・・・なんでだろ

91名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:04:56 ID:XmkfYUuq
シレンのチンコが明らかにおかしいのは
作者が本物知らないからなのか
それともコッパの夢という設定からコッパ基準の動物チンコで描写してるからなのか
92名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:13:12 ID:gxmPxUOd
ちなみにその絵師は♂な
93名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 04:08:38 ID:CTa+CMeD
どうすれば削除できるん?
94名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 05:37:08 ID:YSRM88Zm
一度ブラウザやソフト全部閉じて、電源を立ち上げたときと同じ状態にしてから削除を試みる
それでも駄目なら、一度再起動して起動後何もせず真っ先に削除しようとすれば削除できるはず

それでも駄目なら何かに関連付けされてると言うか、ブラウザのキャッシュとかが怪しいと思うわ
95名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 16:00:46 ID:zbDrtVqs
改めて2のシレン(いわゆる10歳シレン)ってショタ満点だと感じた。
でも何故かダンジョンの中でたまにお漏らししちゃうとか、妙なイメージがあるんだよなぁ。

どうせ漏らすならキララの方がいい派の人多そうだけど。
96名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:20:04 ID:O9CS/srn
突然きくが、アスカって攻めなのか受けなのか?
97名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 21:24:57 ID:gxmPxUOd
どっちでもおいしいです
98名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:46:07 ID:O9CS/srn
聞いといてなんだが俺はアスカは受けだと思う
なんかちゃんとした性格のせいかS的なことはしなさそう・・・

99名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:49:20 ID:YSRM88Zm
>>95
そういうイメージ全く持ったことなかったわ

ダンジョンの中で漏らしてしまい、その時連れていた仲間がリクだった場合顔赤くしながら取り繕ったりばれないようにしたり・・・
ばれたら赤い顔で言い訳、リクは困ったような顔でフォロー
その時連れていたのがアスカなら、バレないようひたすら隠そうとし、バレたら顔真っ赤にして俯き慌てながらも慰めるアスカ
その時連れていたのがキララなら、アスカの時と同じように隠そうとし、バレたらキララがシレンをからかうか、キララもシレンも顔真っ赤にして俯き・・・

いかん、妄想がめっちゃ広がった
100名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:27:51 ID:QXQdtR6p
なんという大部屋の巻物
101名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:15:49 ID:HmwPULfr
ドSのリクorシレンと総受けのアスカ・・・
アスカのおにぎりに超不幸の種を入れて抵抗できないようにして・・・なんかツボ
102名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:14:28 ID:SdTVj+U1
このスレのみんなはケヤキやサスミは嫌いなの?
あまり話題にならないけど…もしOKならケヤキ関連の作品の執筆しよっかなと思ってる
103名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 16:41:30 ID:1tqDb3jq
>>102 執筆してくれー!!
そういえば、ケヤキって満月の夜(だっけ?)には、なんのモンスターになったんだろう?
104名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:57:30 ID:yOQQ5vdS
>>83の再うpお願いしますorz
もっと頻繁に来れればよかったんだが
105名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:12:49 ID:H0on9m4t
>>103
保管庫のSSでは癒しウサギだったな
あれは萌えた
106名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:44:53 ID:hnw/wmD5
>>99
モンスターがうろついているダンジョンじゃ、用を足すことも難しい・・・と考えるか。
漏れそうなんだけど剣と盾を装備しているから両手が塞がっていて、
たまらず通路の角や土偶に股間を押し当ててなんとかこらえようとするシレンが思い浮かんだ。
99階ダンジョンとか悲惨なことになるだろうな。


待てよ? たとえモンスターが周りにいない安全な状況だったとしても、
剣と盾両方が呪われていた場合は外すことができないから、
仲間がいない1人だけだとズボンを脱ぐことも出来ずに・・・?
107名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 13:20:22 ID:6DXVpxtZ
>>106
そこは残念なことにコッパがいるんだよなぁ・・・

アスカとキララ連れてる時にコッパがいなくそんなことがあったと考えると、堪えきれないって感じで漏らすか、めちゃくちゃ恥ずかしそうにしながらアスカかキララのどちらかに手伝ってもらうかするんだろうな
案外シレン2でも色々考えれるもんだ・・・
108名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:29:19 ID:e5Q1IHj/
もし剣や盾ではなくてズボンやパンツが呪われたりしたら、
おはらいの巻物を見つけないことには確実におもらししてしまうことになる。

って考えたけど、よく考えたらシレン2に呪いかけてくるモンスターがいないんだった。
これならシレンに限らずリクやキララでも起こり得るんだけどなぁ。
新しく手に入れた半ズボンやパンツが実は呪われていた・・・って若干無理矢理な気もするし。
109ケヤキ作品 ◆csp2hcBvys :2007/11/23(金) 23:34:15 ID:tVOzAOR+
一話完結型だけど投下する。正直出来に自信は無いけど、誰か他の作者がくることを願って書いた。
110ケヤキ作品 ◆csp2hcBvys :2007/11/23(金) 23:36:05 ID:tVOzAOR+
月影村を、そしてフミちゃんを救うために立ち上がり、本当に救ってくれた風来人の方とその肩に乗った語りイタチに私が薬草を渡し、彼らの新たな旅立ちを見送ってから、もう二日…
二日前まで、この村にいるのが当たり前になってきていた方達が、急にいなくなってしまって、やっぱりさびしい。
懐かしい…というほど昔のことでは無いけれど、この村にあの人がやって来て、初めて薬草をあげて、タンモモを預けて、満月の夜を境に、醜い自分の姿を見られたくないからこっちの方から勝手に一時期いなくなって…思い出すのは、あの人とのことばかり…
もう一度会いたい…けれど、もうそれは叶わない…私が神社で捨て猫達の世話をしながらそんなことばかり考えている時、誰かの足音が聞こえた…。
もしかして…そう思って振り返ってみると、そこに立っていたのは、風来人の格好こそしてるものの、大柄でなんだか怖い人だった。
「よお、俺初めてこの村来たんだけどよ、ちょっとこの村案内してくれねえかな…」
私には断る勇気が無かった。
「は、はい…」
私は宿や道具を置いておける倉庫などを紹介して、最後にダンジョンへの入口を教えて終わりにしようとした、その時、ついに彼は本性を現した…
111ケヤキ作品 ◆csp2hcBvys :2007/11/23(金) 23:37:23 ID:tVOzAOR+
「おい、これでサヨナラなんてちょっとつめてえんじゃねえの?」
そう言ってすぐにその人は私のお尻を浴衣の上から掴み、揉んできた。
「い、いや…やめて下さい…」
ほんとははっきりと「触らないで!」と言うべきなんだろうし、出来ることならそう言いたい。けど、物凄く怖くてはっきり逆らえない…
おまけに、身長も2mくらいあって筋肉質な上、抵抗するなとばかりに睨み付けてくるから、怖くて足が竦んで逃げることも出来ない。
「俺、さっき神社で見た時から狙ってたんだよね…顔よし、尻よし、胸よしと一目で分かったからな。」
(そんな…誰か…助けて…)そんな事を考えてみても、ここは男に力ずくで連れてこられた倉庫の裏。誰も来てはくれない。
「へへへ…予想通り良いケツだ…さて、チチも楽しませてもらうか…」
「いやぁ…だ、駄目…」
「うるせえな」
私はその一言に怯み、ビンタでもくるかと思い目を閉じた。しかし、実際はもっと酷かった。
ビリビリッ!っと言う音がし、私の浴衣を破られてしまった。
「きゃあ!な…何を…」
「大声出していいのか?恥ずかしい格好してるの見られちまうぜ…?」
そう言われ、完全に抵抗も出来なくなった。
112ケヤキ作品 ◆csp2hcBvys :2007/11/23(金) 23:38:50 ID:tVOzAOR+
それを良い事に、無言で手でこれだけは守ろうとしていた下着まであっさりと脱がされてしまい、ついに私は全裸になってしまった。私は悲しくて悔しくて泣き出してしまったが、お構いなしに男は胸を揉んでくる…
「やっぱでかいな。柔らかくて良い感触だ。」
「うぅ…シレンさん…助けて…」
私は不意に二日前に旅立って行った彼の名を呼んでしまった…
「シレン?誰だそいつは!お前、ホレた男がいんのか!だが、お前の処女は俺が奪ってやる!」
男は怒り、私の処女を奪いに…そんなの嫌!
「やめて下さい!助けて!シレンさん!」
「ハハハ!無駄無駄。誰もきやしないさ。さーて…グボォ!」
バキィ!とすごい音がして見てみると、私を襲っていた男の人は思いきり殴られて気絶していて、今私の前には別の人が立っていた…あ、彼等は…
「大丈夫だったかい?全く嫌な風来人もいるもんだねぇ。なあシレン。」
「………」
シレンさんが…今この場所に居る筈の無いシレンさんが…助けてくれた…
「えっと…た、旅に出たんじゃ…」
「ああ、怪物にやられてさ、戻されちまった。全く、こんなダサい形で再会するとはな。」
シレンさんは顔を真っ赤にして黙っている。
113ケヤキ作品 ◆csp2hcBvys :2007/11/23(金) 23:41:20 ID:tVOzAOR+
「あの…シレンさん…?」
「あのさ、ケヤキちゃん…シレンには、その裸は刺激が強すぎるんじゃねえかなぁ〜」
「あっ…」
「…ほら…」
シレンさんはそれだけ言って、私の体は直視せずに縞合羽を脱いで私に書けてくれた…この優しいところも、大好き…
「お帰り…もう少し、この村にいられるんだね…?」
「まあ、俺達があのダンジョンを突破出来ない間はな…でもいつかはいなくなっちまうぜ…?」
「うん…。」
コッパちゃんの返事を聞いて、やっぱり少し寂しくなったけど、でも、もう少しだけ、一緒にいられる…その残り少ないシレンさんと過ごせる時間を、精一杯楽しもう…
114ケヤキ作品 ◆csp2hcBvys :2007/11/23(金) 23:44:40 ID:tVOzAOR+
終わり。済まない…俺の乏しい文才では、これが限界だ…
115名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:47:23 ID:PzCj53iw
>>114

いや、普通に良かったよ
・・・自分もなんか書くかなぁ・・・
116名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:21:01 ID:FiYiRSXK
>>114
シレン男前だな
 
どなたか>>83再うpお願いします
117名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:11:07 ID:L86HX62r
>>106-108
いまさら思ったんだが、お漏らしってエロパロに入るの?
どっちかといえば、個人的には見てみたいと思うけど。
118名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:41:32 ID:fVXBQFU+
>>108
ワラドール「…
119名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 21:56:55 ID:SUvK/gIT
>>83の再うp(ry
120名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 22:29:46 ID:sGgKiDpE
>>118
あなたが呪えるのは盾のみです。
せめて「装備している装備品」を呪えるクギワラドールになってからお越しください。

亀レス失礼
121 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:01:06 ID:URrX3z7p
倉庫で見たネタから妄想
いわゆるTS(性転換)ものなので、不快感を抱かれる方も相当いると思います
そんな方はトリップNGワード登録お願いします
122 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:01:47 ID:URrX3z7p

食神のほこらの中層だった。
左右を壁に囲まれた、薄暗いダンジョンの通路を一人の少女が歩いていた。
まだ17、18歳ほどだろうか。
が、その風采はどこか妖しさを漂わせていた。およそ人間の雰囲気ではない。

少女はノロージョと呼ばれる人型のモンスターだった。

肩まで伸びた黄土色の髪の毛の間からアーモンド型の瞳が覗く。
衣服は灰色の一枚布のみで、薄く体に張り付いたそれは身体のラインを克明に浮かび上がらせている。
やや幼さの残るたおやかな体駆に、不釣り合いなほど形のいい乳房が揺れていた。

「肉が便利アイテムなのはわかってるんだけどなぁ」
 少女が一人ごちた。そのソプラノの音程に似合わぬ男っぽいイントネーションだった。

「どうも体が変わるってのが慣れないんだよな…」
 少女――ノロージョの姿をしたシレンはため息をついた。

 肉。食えばその肉のモンスターに「変身」できるお役立ちアイテムだ。
 もちろん単に「変身」するだけでなく、当該モンスターの特殊能力が使い放題になる。

 そしてこの食神のほこらではいくらでも肉が手に入るのだ。
 このダンジョンにのみ存在する、倒した敵を肉に変えるブフーの包丁のおかげで。

 だがシレンはこの「変身」をあまり好まなかった。
 マムルやボウヤーのような愛らしいモンスターならまだしも
 サーベルゲータやギャザーのようなバケモノになるのは気分がいいものではない。

 その点から見れば、このノロージョの姿はかなりましな方だといえた。とにかく人型なのだから。
 …女性という部分を除けば。

 シレンは立ち止まって自分の手を眺めてみた。
 肩から伸びる腕はいかにもひ弱そうな女のものだ。
 もちろん「変身」しても腕力は元の体と変わらないはずだった。
 といって、この腕ではやはり頼りなく思われる。

 視線を落とすと、胸元のふくらみに目がいった。
 流線型に突きだしたふたつの胸のふくらみが薄布でおおわれている。
 くすんだ肌の色が逆に病的な色香を匂わせていた。

(待て待て待て、これはなんだかまずい)
 シレンは雑念を払うように頭を振った。すると黄土色の髪が無造作に流れた。

 気を取り直して歩き出そうとしたシレンは、通路の先にいるモンスターに気付いた。
「な… ハイパーゲイズ!?」
 なぜこんな浅い階層で。その疑問を抱くより先にハイパーゲイズが動いた。

 こけしのような胴体が開き、そこからぐばっと黒い触手の束が飛び出す。
 触手がシレンの腹部へと強烈に叩き込まれた。
「がっ… は…!」
 シレンはたやすく背後に殴り飛ばされた。
 軽く小柄な少女の身体が一回転して地を這った。すさまじい攻撃力だ。
123 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:02:52 ID:URrX3z7p
 それでも即死はしなかった。
 「変身」する前に使い捨ての盾を装備していたおかげだ。
 モンスターに「変身」している間は、武器も盾も劣化しない。
 それゆえに食神のほこらでは使い捨ての盾は最高の盾なのだ。

 シレンはよろめきながら立ち上がった。
 這いつくばった時、豊かな乳が地面に押し付けられているのが感じられて気持ちが悪かった。

 シレンはいまいましげに額にかかった長髪を払いのけた。
 まずい状況になった。
 目の前にはハイパーゲイズがいる。こいつにあと一撃を食らえばまちがいなくやられるという実感があった。
 このハイパーゲイズは今すぐ無力化しておく必要があった。

 たしか、かなしばりの杖を持っていたはずだ。
 そう思ってシレンは腰に手をやった。
(無い…?)
 シレンは愕然とした。「変身」の間はアイテムは一切使えないのだ。
 「変身」を解除する?
 いや、それは不可能だ。「変身」解除には1ターン消費する。その隙にハイパーゲイズにやられるだけだ。

 ハイパーゲイズの一ツ目がぎらぎらと少女姿のシレンを凝視している。
「っ…」
 思わずシレンは身をすくめた。
 同時に、今の自分の姿は、他人の目にはどんなふうに写るだろうと考えた。
 みるからに無力そうな女の子が、怪物の前に畏縮しきっている。まるで獲物と捕食者。

 その考えがおぞましく、シレンはハイパーゲイズに背を向けて逃げ出した。
 冷や汗で薄い衣服が肌に張り付いていた。遅れずハイパーゲイズもついてくる。
 逃げるしかなかった。ここはなんとか逃げのびて、階段を探さなければならない。

 通路を抜けたシレンは、広い部屋に飛び出た。

『一ツ目ハウスだ!』

「……な」
 シレンは呆然と立ちすくんだ。
 部屋中、見渡す限りモンスターで埋めつくされていた。
 吸引幼虫、ゲイズ、アイアンヘッド……それぞれレベル2やレベル3のモンスターまでひしめいている。
「まさか…」
 あのハイパーゲイズはここから発生していたのだ。
 あまりの光景に、シレンは数歩後ずさった。その背中に何かがぶつかった。
 背後で、ハイパーゲイズが血走った一ツ目でシレンを見下ろしていた。

「ひっ…!」
 知らず子供のような声が漏れていた。かん高いソプラノの悲鳴だった。
 無意識に両肩をかき抱いてちぢこまった。まるきり怯える少女でしかなかった。
124 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:04:02 ID:URrX3z7p
 ハイパーゲイズの一ツ目がぎらりと光った。
「っは…!?」
 ぐらりと視界が揺れた。
 体の自由が効かない。
 催眠術をかけられたのだ。ゲイズ系モンスターの特殊能力だ。

 全身から力が抜け、へなへなと地べたに座り込んだ。驚くほど長い脚が地面に投げ出された。
「…っ、なに、これ…」
 体の芯がうずくように熱い。下腹部がきゅうっとなる感覚。
 ふたつの乳房の先がつんとそそり立っていくのが衣服の感触でわかる。
 手足が震えて、顔にふりかかる髪の毛を払うことすらできない。
 まるで発情したメスのよう。
 その異様な連想にぞくりと総毛だった。

 すると今度は別のゲイズが動いた。
 腹部から幾本もの触手がまろび出る。
 それらの触手が首に、胸に、腰に、脚に、巻きついてきた。
「やっ…!」
 反抗の声を上げようとしても、ひ弱な女の泣き声しか出てこない。

 ぬるぬると舐め回すように触手が動いている。
 豊かな乳に巻きつき、脚を撫であげ、あまつさえ口の中にまで侵入しようとする。
 触手はえたいの知れない粘液にまみれており、体中を這い回るたびに薄い衣服をぐちょぐちょに濡らしていく。
 濡れた衣服は体に貼りつき、腰つきから胸にかけてのラインをいやらしく浮かび上がらせていた。
 すべやかな黄土色の髪も汚らわしく濡れてしまっている。

(気持ち… 悪い)
理解不能だった。すぐにでも殺されると思っていたのに、ゲイズの触手はそんな殺意の意図を見せていない。
(それに、こんなのはまるで、女を愛でてるみたいな…)
その考えに思い至った時、すさまじいおぞましさが脳内を駆け巡った。
(そんな、いま女の躰をしてるからって…!)

「やめ…ろ、はなせ、ぇ…っ!」
 弱々しく抵抗する。自由の効かない両手で触手を振りほどこうと試みる。

 そこへ、吸引幼虫が取りついてきた。
 イソギンチャクのような足で脇腹にべちゃりとへばりついたのだ。
 そして吸引幼虫は二本の触手をうねらせた。ゲイズのものと比べると細く短い。
 その触手を、吸引幼虫は、衣服越しにおへその穴へと突き立ててきた。

「…が…はあ…は…!」
 痛い。強烈な激痛に背中をのけぞらせる。
「…あ!?」
 瞬間、その痛みが快感に変じた。
「ちから」を吸われているに違いなかった。
 愛撫による弾けるような快楽とは違い、なにか根源を汚辱されるような背徳的な快楽だった。

「や…、だぁっ…!」
 この快感には悦びは欠片もなく、ただ焦燥と絶望の塊しかなかった。
 このままでは全ての「ちから」を吸い出されてしまう。
 この地獄からどうにかして逃れようとふるふる首を振った。
125 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:04:43 ID:URrX3z7p
 そんなはかない抵抗をあざ笑うかのようにゲイズの触手がうごめき、衣服の上から乳首をこねあげてきた。
「か… は…ぁ…っ!?」
 女の快楽が束になって脳髄をひたす。
 触手の一本がふと股下に滑り込み、ずるずるっと秘部もろとも股の間を刺激した。
「あ・あ・ああっ…!」
 両脚ががくがくとうち震える。抵抗していた手足は完全に力を失ってしなだれた。

 おへそからは、吸引幼虫に「ちから」を絶え間なく吸い上げられている。
 もはや体に「ちから」はほぼ残されていない。もはやマムルすら倒すことはできないたろう。

「やだ…、やめて…ぇっ、助けて…」
 アーモンド型の流麗な瞳から涙をこぼして哀願する。

 それには全く構わず、別の吸引幼虫――いや、レベル3の吸引成虫が胸元にへばりついてきた。
 吸引成虫は二本の触手を掲げると、それぞれを両方の乳房に突き刺す。
「…か、あっ!」
 再びの痛みに眼を見開いた。

――ずくん。
「ああ…? え、ひ、あ…!?」

 先ほどと同じく、痛みが快感に変わる。
 だが、その快感は「ちから」を奪われるものとは違う。
 吸い取られるのではなく、何かの液体を送り込まれているのだ。

「あ… あ、ああ、うあああ――」
 途端、乳房の火照りが倍になった。
 むずがゆいような焼けつくような快感のうずが胸部に、そして全身に広がっていく。
 注入されたえたいの知れない何かに感覚が犯されていく。
「ふう、ひ――はぁ、くはぁ、あ――」
 快楽漬けで、もはや息をすることすらままならない。

 一方でゲイズの触手にも弄ばれ続けている。
 体中のどこといわず撫でられ、さすり上げられ、その度に裸身ががくがくと反った。
 もはや全身が性感帯に等しかった。
 ふと、ゲイズの触手が股に入り込んで動いていた。
 今までのように愛撫するのではなく、何かを探し求めるように。

 そして全く唐突に、下腹部にえぐるような激痛と快楽とが加えられた。
「う、あ、あああああ!」
 触手が秘部を貫き、少女のものである五体がひときわ強く跳ねた。
 それが何かすら理解できない。意識は既に快楽にもまれて消えかかっている。

「ひ、い、ああ…」
 だらしなく開けた口からは唾液がつたっている。
126 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:05:29 ID:URrX3z7p
 さらに2本、3本と秘部に侵入する触手は数を増やし、ピストン運動を開始した。
「がっ、うく、ふあ、あ――」
 甘い吐息が切として漏れる。両手が何かを求めるように空を掴む。
 おへそと乳に貼りついた吸引虫どもが「ちから」を吸い取り
何かの液体を注入し、とろけるような快楽をいや増しにする。

「あ――むぐっ!?」
 空気を求めて開く口にも触手が侵入した。
「むぐ、ご…くふ…!」
 手足を引きつらせて喘ぎながらも、この仕打ち全てを受け入れるような無我の状態に引きずり込まれていく。
 秘部の触手がずちゅずちゅといやらしげな音を立てている。
 頭から爪先まであますところなく悦楽に支配され、ある一点に向けて高まっていく快楽を止めることができない。

「っく、ぐ…ふっ、ふあ――」
 小刻みな震えが止まらない。
 秘部の触手が強くうごめいたかと思うと、3本の触手一斉に別の方向にのたうちまわり、秘部をめちゃくちゃに蹂輪した。
「が・あ・あう、あ、あああああああ…っ!」
全身の快楽が一点に集中し、ついに絶頂を迎えた。

「あ…ふぅ、ふ――」
頃合いを見計らったかのように秘部から触手が抜き取られ、拘束が解かれた。
 吸引虫たちも触手を抜き取り、離れていく。

 ようやく解放された少女の体が力なく倒れた。



 しばらくしてゆっくりと意識が戻ってくる。
「う…けほ、うぇ…」
 ようやく我を取り戻したノロージョ――シレンは、口の中の苦い液体を吐き出した。
 いまだ意識は半ばぼんやりしていた。
 粘液でべとべとになった薄布が不快だった。
 酷いものだった。女性として犯されるなんてプライドも何もあったものではない。

 シレンは辺りを見回して、凍り付いた。
 状況は何も変わっていない。
 モンスターの群れがノロージョ姿のシレンを取り囲み、むせかえるような匂いを発散させている。

「あ、あ…」
 シレンの――ノロージョの表情に絶望の色がよぎった。
 このモンスター全てに犯されるまで開放されない。それが本能的に理解できた。

 逃げようとしても、手足がじんとしびれたようになっていて這うことすらできない。
 そのうえ、吸引幼虫に注入された液体の効果がまだ残っている。
 胸にかるく風が吹き付けただけで快感を覚えるほどに。

 『満腹度』。食神のほこらでは肉が手に入るゆえに餓死の心配はなく、今のシレンも満腹度はほぼ100%に近かった。

 これから満腹度が0になって死に至るまでにはおよそ1000ターンかかる計算になる。
 先ほどの一連の凌辱はいったい何ターン要したのか。
 20ターンか、それとも10ターンか。この地獄から開放されるのにあと何ターンかかるのか。
「いや…だぁ、だれか、助けて…」
 無防備にうずくまる少女めがけて、再びゲイズたちが襲いかかった。

「いや…いや、いやあああ――」
 その姿はすぐモンスターの間に消え、再び甲高い悲鳴――あるいは嬌声が響き渡った。
127 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/24(月) 21:09:07 ID:URrX3z7p
いじょ
どうせならノロージョじゃなくてお竜のほうが良かったかな
稚拙度全開ですがそこは勘弁
128名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:05:55 ID:92LWckpY
GJ
129名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:34:37 ID:dyg+Ln7t
テラGJ
130名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:11:16 ID:jbWMVlgS
131名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:13:21 ID:FysUw1z9
浮上
132名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 01:39:26 ID:jTZ+FBlN
浮上
133 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:04:03 ID:RxTNADkI
>>122-126の続き
調子に乗って書いてたら無駄に長く…
134 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:04:54 ID:RxTNADkI

 くちゅくちゅと淫猥な水音が鳴っていた。

 広い部屋の中を大量の一ツ目モンスターがところ狭しとうごめいている。
 食神のほこらに出現するモンスターハウスの内のひとつ、一ツ目ハウスだ。

 吸引幼虫、ゲイズ、アイアンヘッド。
 どのモンスターも例外なくその一ツ目に異常な興奮を宿らせていた。
 彼らの視線が向かう先は、モンスターの群れの真ん中でよがり狂う若齢の女、ノロージョだ。

「はっ… く、や、ああああ…!」
 ノロージョの美麗な唇から甘美な吐息が零れた。
 ノロージョは地面に両膝をつき、今にもくずおれそうになっている。
 だというのに、その四肢に絡み付くゲイズたちの触手が倒れることを許さない。

 その全身はゲイズの触手に付着した透明な粘液でぐちょぐちょに汚され、濡れそぼった薄衣を透かして肌の色まで見える。
 くすんだような色の肌は、性的な興奮のせいでかあっと紅潮していた。
 普段は美しく流れるのであろう黄土色の長髪も、どろどろの粘液にまみれてしまって見る影もない。

 その光景には、まるでまだ青い果実をむりやり熟れさせようとしたあげく
腐らせてしまったかのような、淫靡さがあった。

 十字架に磔にされたように左右に吊り上げられた両腕。
 細長くくびれた腰つきはほんの少し幼げで、同時に恐ろしく煽情的だ。
 力なく膝をつきながらもかろうじて閉じている内股。
 その隙間をこじ開けようとして触手がぬるぬるとうごめく。

 体型に比べて不相応なほど大きい乳房には触手が巻きつき、形を歪ませ、衣服の上から敏感な突起を刺激している。
 触手の責めは胸だけに留まらない。
 首筋、背中、尻、太股、足の裏まで、あらゆる部分を責め上げてゆく。

 ノロージョの肌を触手が這い回るたび、粘液がこすれあっていやらしい音を立てた。

「く…あぅ、ひあ…!」
 そうして性的な責め苦に喘ぐ肉体はまちがいなく女性のものだった。

 が、ノロージョの中の――シレンの意識はまだ反抗の声を上げていた。
(この、離せ、畜生…!)
 茫漠とした思考の片隅で無意味に毒づく。
 こんな風に女の快楽を味わわされるのはこらえがたい屈辱だった。
 誇りがあった。絶対にこの仕打ちに屈するわけにはいかなかった。

 しかし、ついさっき吸引幼虫に『ちから』を吸われつくしたこのノロージョの体では
ゲイズの触手をふりほどくこともできない。

「っく、ふう… ふ…」
 抵抗できないというのなら、たとえどんな責め苦を受けても毅然としていてやる。

 せめてもの抵抗に、と強く唇を閉じた。同時に這い回る触手の感触を意識から絞め出そうとする。
「うっく… んっ… くぅ、んっ…」
 ともすると漏れてくる喘ぎ声を押し殺した。
 必死で快楽に抗おうとする少女の様子は、はたから見れば美しく、儚げですらあった。

「ひぅっ! …っん…う…っ! うあ・ん・ん…!」
 だが、かき集めたなけなしの矜持も、乳房の突起を軽くこねられただけで蕩けそうになってしまう。
 悲しい焦りに満ちた表情が女の悦びに塗り潰されていく。
「あ、う、っく、ん、んんん…っ!」
 ノロージョは未成熟さの残る身体を弓なりに反らして痙攣した。
 これでもう何度目かもわからない絶頂に達したところだった。
135 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:05:55 ID:RxTNADkI

 ふと別の触手がノロージョの黄土色の髪にからみついてきた。
 そのまま触手は髪を愛撫し始めた。
「う、や…」
 ぐしゃぐしゃとかき混ぜるように、あるいは撫で付けるように。
 べっとり粘液まみれだった髪の毛がさらに汚されていった。
 持ち上げられた髪の一房から粘液が水滴になってしたたる。
 直接的な快楽は一切ない。にもかかわらず、女の象徴である長髪を
愛でられているという事実がたとえようもなく胸にこたえた。

 汚らわしく濡れた髪の毛が端麗な顔立ちに貼りつく。
「っや…だ…」
 髪を払おうとして、ノロージョは弱々しげに首を振った。
 その姿は幼児がいやいやするふうでもあった。

「う… むぐぅ!?」
 快楽に弛んだ口に触手の一本が潜り込んだ。
「ん゛む… んぐ… うあ…」
 細めの触手だったが、突然突っ込まれたおかげで息が詰まった。
 ノロージョの切れ長の瞳がうるんだ。粘液の苦い味が舌に広がる。
「んん、や、ふぐ…っ!」
 触手は思うままに口内を犯していく。舌に絡みつき、喉の奥まで侵入する。
 触手と唾液と舌とがぢゅぶぢゅぶ水音を立てた。

「…っあ!」
 舌に刺すような痛みが走った。
 勢いよく動いた触手の先が舌を傷つけたのだ。

「ひっ、あ…ふ…!?」
 突然、舌にえも言われぬ感覚が弾けた。
 口内の唾液と粘液が混ざったモノが舌の傷口を刺激していた。
「あ、ひっ… くあ…」
 この感覚はまさに電流のそれだった。
 傷口がぴりぴりとしみる。
 鋭い痛覚があった。だがそれ以上にむずがゆい快感が舌を疼かせていた。

「あ… や、あ… あ――」
 背筋を這い上ってくる淡い快感に、がくがくとノロージョの腰が震える。
 胸を絞めつけられるような、悲愁の念すら抱かされる感覚にわけもなく涙が出そうになってしまう。
「ん… くう… んむ… く、ふぅ…」
 矜持も忘れ、とにかく切なさを貪りたくて、舌を触手になすりつけた。
 その舌遣いはどこかディープキスをするのに似ていた。
 ノロージョは一心不乱に口の中で触手を転がした。
 粘液と唾液が傷口にこすれ、そのたび全身に電流が走る。
 それにつれて肉欲も高まっていき、ノロージョはくるおしげに脚を擦り合わせた。
 秘部からつたう愛液の感触さえ愛おしく思われる。

 この様子を普段のシレンが見たなら絶えかねて目を覆っただろう。
 それくらい今のノロージョは淫蕩な娼婦の顔をしていた。

 ずく、と触手の先端が舌の傷口に直接割り入った。
「あっ あ・あ・あ――」
 視界が白く染まった。
 悦楽に支配される思考。まるで口腔を男性器に侵略されるような錯覚。
 死にたくなるような切なさが止めようもなく爆ぜ、猛烈な焦燥感がわき上がってくる。
「死ん、死んひゃ、うぅ…っ!」
 忘我の境地でノロージョの四肢が激しくうち震えた。
136 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:07:12 ID:RxTNADkI

 同時に口内の触手が生ぬるい体液を放出した。
「あ、ぐぶ、う…!?」
 突然のことにノロージョは目を見開いた。
 尋常ではない量だ。ノロージョの口腔がえたいの知れない体液で満たされる。
「んっ、く、んぅ…」
 呼吸も許されぬまま、ノロージョはこくりこくりと体液を飲みほした。

「っは… ふあ…」
 体液を燕下し、かくんと虚脱した体をゲイズの触手が支えた。
 ノロージョの口から触手が抜き取られる。
 つうっと舌の先に糸が引いた。
「あ…」
 疼く寂しさが舌に残った。
 愛しいものから引き離されたような気持ちだった。
 体中がじんじんとしびれを帯びていた。

 そこへ足音が近づいてきた。
 唐突な足音にノロージョは――シレンの意識は我に返った。

 数秒も立たないうちに、モンスターハウスの入り口に人影が現れた。
(ナオキ…!?)
 入り口に立ったのはシレンのよく知る料理人、ナオキだった。
 飄々とした風貌。頭の帽子が特徴的だ。
 シレンがこの食神のほこらに潜ったのもそもそも彼を救出するためだった。

 モンスターたちがナオキに気付いた様子はない。そもそも眼中に無いのだろう。
 これでここから解放されるかもしれない。
 そう思うとじわりと安堵が広がるのを感じた。
(助け…)
 シレンはナオキに助けを乞おうとした。
 だが、そう口にする直前でシレンは硬直した。
 ナオキは侮蔑しきった視線でシレンを見下していた。
「…モンスター同士の種付けか」
 ナオキの口から飛び出した言葉は嘲りそのものだった。

 シレンの――ノロージョの秀麗な顔がさっと青ざめた。
「あ、あ…!?」
 意味をなさない言葉が声帯をついて出る。美しいソプラノの音程で。
 内股を愛液とも粘液ともつかぬ液体が内股を伝い落ちていくのが他人事のように感じられる。
 濡れてぴっちり肌についた衣服が信じられないほど冷たい。
 あれほど火照っていた身体が、瞬く間に冷えきっていく。
 安堵感を奪われた心が、底冷えのする絶望にひたされていく。

 すっかり忘れ去っていたのだ。
 今の自分が、怪物どもに犯された汚らわしいメスのモンスターだということを。

 助けを求められない。求められるはずがない。
 助けを求めれば、いま襲われている少女がナオキの既知の風来人なのだと知れてしまう。
 事実を理解したナオキはどんな顔をして自分を見るのか。こう考えただけで気が狂いそうになる。
 それは耐えがたい恥辱だ。散々女として犯された事実を知られることは
それこそただモンスターに犯されるより何倍も許しがたいことだった。

 あるいは現れたのがナオキでなく赤の他人だったなら助けを求めたかもしれない。
 けれど彼がなまじ知り合いであったせいで、助けを乞うことをシレンの衿持が許さなかったのだ。
137 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:08:21 ID:RxTNADkI

 だが、助けてもらえなければどうなるのか。
 そう、このモンスターたちにナオキの眼前で犯される。

 いや、もう既に…
 …今の自分は辱しめられた牝だった。

 その事実を反芻すると、がくがくノロージョの脚が震えだした。
 すぐにでも泣き出しかねない悲哀があった。
 見られている。
 ナオキは目の前の少女が風来人だとは理解していない。
 それでもこのおぞましい光景を見られている。事実を知られる次に恥辱的なことだというのに。

 脚の震えは止まらない。
 それを発情ゆえの行動と捉えたのか、ノロージョを支えていたゲイズらの触手が再び動き始めた。
「ああ… や… やぁ… っく…」
 ある触手はなめらかな曲線を描く背中をなぞりあげ、別の触手は執拗に乳房を弄んだ。
 軽くなぜられるだけで、少女の身体は律儀に反応して跳ね上がる。

「はは、モンスターは異種同士の交配も可能なのか。こいつぁ笑える」
 ナオキは三流の見世物でも見るような様子でノロージョを眺めた。

「い、や…!」
 羞恥にノロージョの顔が真っ赤に染まった。
 粘液が服と乳房の間に満たされて、ぴりぴりと肌が疼いていた。

 そこで吸引虫――レベル3の吸引成虫が近づいてくるのをノロージョは見た。
「っ…!」
 途端にまざまざと先程の記憶が甦った。
 ふたつの乳房に媚薬のごとき液体を注ぎ込まれたのだ。

(まさか、また…)
 最悪の予想が脳裏をよぎった。
 それを裏付けるように、ゲイズたちの触手がノロージョの身体を後ろに押し倒した。
 今まで何とか両膝で立っていたノロージョはぺたんと地面に尻をつけてしまった。

「ひ…!」
 生理的な嫌悪感が止めようもなく這い登ってくる。
 あられもない姿勢で震えるノロージョの股に吸引成虫がイソギンチャク状の足でとりついた。
「あ、ひぁ…!?」
 軟体生物の無数の足が秘部にへばりつく感触にぞくんと鳥肌が立つ。

 吸引成虫は2本の触手を踊らせ、触手の1本をクリトリスに突き刺した。
「あぐ、あああ――!」
 ノロージョはのけぞった。女性の最も敏感な蕾を貫かれたのだ。

「あ、あ… や、あああ…」
 突き刺されたクリトリスから、水面に波紋が広がるかのように悪魔的な快感が溢れ出す。
 次に吸引成虫はもう1本の触手を秘部の穴へと無造作に突き入れた。
「ひぐっ…! ああ…あ」
 秘部の触手が奥に奥に潜り込み、液体を注ぎ込んでいるのがわかった。

 吸引成虫に、あのおぞましい体液を送り込まれていた。
 秘部とクリトリス、その二箇所に。
 そして乳房に注入された時より、その体液の量は段違いに多い。
 …そんなことまで分かってしまう。
138 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:09:20 ID:RxTNADkI

「あ… やっ、だめ、ぇ…!」
 何が待ち受けているのか分かっているのに、その結末を変えられない。
 これほど残酷なことはなかった。

 乳房だけでもあれだけ悶え狂ってしまったのだ。
 これだけの量を秘部に直接注入されたら、それこそ気がふれてしまうだろう。

 ノロージョは現実を拒否するように細かくかぶりを振った。
 救いの手を求めて思わずノロージョは――シレンはナオキを見る。
 ナオキはシレンを――ノロージョを見下げていた。
 残酷なくらいにいつもの飄げた目つきで。

(イヤだ… 助けて、誰か…)
 少女の虚しい願いを圧し潰すかのごとく、快楽の爆発が開始した。
「あ… が、はあ、うく、あ゙あ゙あああぁっ――!」
 快感を濃縮した疼きの泡が次々に破裂した。
 束になった快楽が脳を蕩かす。
 純白の電流が背筋から爪先まであらゆる神経を侵しつくす。

「あ・あ・あ! くあ、あうううっ…!」
 ガラス細工のように繊細な肢体がびくんびくんと狂躁する。
 尻もちをついた姿勢から、背後の地面に頭がつきそうなくらい背中をしならせる。

 さらに二匹の吸引成虫が飛びついて来たのにさえ、悶えるノロージョは気付かない。

 うぞうぞと吸引成虫たちが這いずり、乳房に取りついた。二つの乳にそれぞれ一匹ずつ。
 見事な半紡錘形の乳房が粘液の染みた衣服を押し上げている。

 その紅潮した二つの果実を衣服ごと、イソギンチャク状である吸引成虫の足が呑み込んでいく。
 布ごしに浮き出た小さな突起だけを残すようにして。
 やがて敏感な突起の回りを取り囲む形で、すっかり乳房が吸引成虫の足に包み込まれてしまった。

「あ、ひゃ、くはぁ…!」
 見苦しく喘ぐノロージョを尻目に、吸引成虫たちは各々二本の触手をざわめかせた。
 二本一組の触手が乳房の突起に近づいていく。
 この時、吸引成虫たちがメスを支配する喜びを堪能していたかどうかはわからない。
 ほんの刹那、触手の動きが止まったかと思うと… 一気に突き刺した。

「かは、うあ、あ――!」
 新たな刺激に、ノロージョの肉体が淫らに踊る。
 触手の二本ともが衣服を貫き、突起の乳腺にその二本分の太さをまとめてねじ込んだのだ。
 吸引虫の触手は細いとはいえ、二本を合わせると手の小指ほどの太さになる。
 一つの乳房に二本の触手、全部で四本の触手が胸を犯していた。

 血は出ず、乳房に侵入される痛みだけがある。そして痛みさえもが底無しの快楽にすり変わってしまう。
 まるで乳房を女性器に見立てているように、乳房に入り込んだ触手がぐねぐねと運動した。
「ひあ、あ、あっあっあ…!」
 どくどくと体液を注入されているのが感覚でわかる。
 この体液の量も以前の比ではない。

「あ、くぁ…!? んく、ふあ、あああ、ああああ…!」
 すぐさま灼けつく感覚が乳房を襲った。もはや快楽などという生ぬるい代物ではない。
 ただ女を狂わせるだけの拷問じみた責め苦の洪水がノロージョの心身を蹂輪する。
139 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:10:09 ID:RxTNADkI

 一方でクリトリスと秘部の触手も動いていた。
「あっ、っく、きひぃ――!」
 クリトリスに刺さった触手がほんのすこし捻られるだけで、体液に侵された蕾は女体を未知の快感に狂乱させる。
 吸引成虫の触手は秘部を犯すには細すぎたが、逆にその細さゆえに秘部の奥深くまで割り入り、膣内にじかに体液を流し込む。

 吸引成虫たちには容赦がなかった。
 このままノロージョを壊してしまうつもりなのかもしれなかった。

「ひう、うっあ、あ…」
 ノロージョは口元からだらしなく唾液を垂らしている。
「ぐ、ふぅ!?」
 唯一空いていたその口にゲイズの触手が突っ込まれた。
 先刻できた舌の傷が快楽を生み出すのだと知っているかのように。
「く、あぅ、んん、あふ…!」
 息を潜めていた舌の疼きが戻ってくる。
 すがるように、ただこの疼きに救いを求めるように、ノロージョはゲイズの触手を甘んじて受け入れた。

「んっく、んあ、んむ… んっ…!」
 ちゅくちゅくと舌が淫らな音を響かせる。
 柑橘類か何かに似た酸味が舌にしみる。
 鮮烈な、それでいて物悲しい痛みと快感。
 こんなに気持ちいいのに、無性に泣きたくなってしまう。
 切なくて哀しくて、じわりと瞳ににじんだ涙が上睫毛に跳ねる。

(助けて、誰か、助けて…)
 つとノロージョの視界の片隅にナオキが映った。
(見ないで… やだ…!)
 羞恥と切なさがないまぜになってノロージョの胸を絞めつける。

「ん、あ… くはああぁっ!?」
 突如、暴力的な快感が乳房ではぜた。
 吸引成虫の触手が乳房の内側をかき回して凌辱したのだ。
 ただ悶えさせるだけの、醜悪な悦楽。
 あっという間に地獄の快楽に呑まれそうになる。

「ん、や… っく、やあ…!」
 どこかやさしげな舌の疼きにノロージョは必死でしがみつく。
 ゲイズの触手もまるでノロージョを慈しむように舌を愛でる。
 それでますますノロージョはこの疼きの虜になってゆく。
 今度は別のゲイズの触手が黄土色の髪をなでてきた。
 さっきはあれだけ嫌悪していた髪を弄ばれる行為が、今はあまりにも恋しい。
 子供を慰めるように、ゲイズの触手がノロージョの豊かな髪をかき撫ぜる。

「んふ、ふぐう、くふ、ひ――!」
 ゲイズの愛撫と吸引成虫の責め。
 二つの相反する快楽に揉まれて、ノロージョの全身が燃えるように発熱している。
 高まる感覚。快楽と快楽の狭間で脳が白く白く蕩けていってしまう。

「ふぅ、う、くぁう、ああ…!」
 逃げようもなくもたらされる快楽が、ノロージョに嬌声を奏でさせる。
「ふえっく、くう、んぐ、うあ、ああっあああっ――!」
 どうしようもなく限界に達したノロージョはついに絶頂を迎えた。
 がくんがくんとたおやかなノロージョの手足がのたうつ。
140 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:11:02 ID:RxTNADkI

「あうう、う…うぁ」
 粘液と汗まみれで赤く染まった肉体が官能的だった。

 股間に貼り付いていた吸引成虫が秘部とクリトリスから触手を引き抜く。
 二つの乳房の突起に刺さった吸引成虫たちの触手も引き抜かれる。
 じゅぽっといやな音とともに触手が抜けた。
 あるいはやり過ぎるとノロージョの心臓が止まってしまうと考えたのかもしれない。

 ゲイズも触手を離していく。
 舌に絡みつけた触手だけでなく、四肢を拘束していた触手を解いていた。
 ささえを失ったノロージョの身体が横ざまに倒れて横たわった。

「くっふ… んあ… あうっ…ふ…」
 ようやく快楽の第一波が過ぎ去った。
 しかし、けして体液の催淫効果が消えたわけではない。
 一度達したくらいでは性欲がおさまらない。
 地面から起き上がる力もなく、ノロージョは熱い身体を身悶えさせた。
 とろんとしたノロージョの目に胸元の谷間が映った。
 豊満な膨らみが胸と地面の間で押し潰されていやらしく歪んでいる。
 粘液が紅潮した皮膚をつたっていた。

「あ…」
 本能の促すまま、乳房に右手をかけた。
「ひゃぁうっ…!?」
 軽く指先で触れただけで、甘美な悦びの火が吹いた。

「ひ、ああ、あ」
 憑かれたようにノロージョは乳房を揉みしだいた。
 硬く火照った乳房がどろどろに濡れている。
 乳房と着衣とが水っぽくこすれる感触がぞくぞくと興奮をかき立てた。
 乳房を覆う衣服に五本の指が卑猥にくい込む。
 つぷ、と強く指先を膨らみにつき立てると、焦がれた快感とともに乳房に爪跡が残るのが分かった。

 そうしてもう片方の左手が内胯に自然と伸びる。
「はっ… く、くう、あ…っ!」
 指先でクリトリスを執拗に刺激した。吸引成虫の体液とノロージョの愛液が混ざり、秘部から溢れて飛び散る。

 未成熟な少女が自慰にうち震える様はとてもあさましかった。
「ぁ… っく…! んんん…!」
 ノロージョは声もなく何度目かの絶頂に達した。

「ふう、はあ… は…」
 ようやく辺りを見回す余裕ができると、ノロージョはまずナオキの姿をとらえた。
 ナオキはモンスターハウスの入り口に居た。
 最初からその場を動いた様子はない。
 ずっとノロージョの痴態を見物していたのだ。

「はん、汚らわしいな。モンスターごときにも性欲はあるらしい」
 ナオキの表情は排泄物でも見るようだった。
「っちが… あ…」
 ノロージョの顔から血の気が引いた。
 もう何の言い訳もきかなかった。
 強制的に犯されるのならまだしも、たった今自らの手で女性の絶頂を迎えたのだ。
 ナオキの冷え冷えとした視線に、誇りも矜持も滅茶苦茶に踏みにじられていった。
141 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:14:27 ID:RxTNADkI

「あ… あ…」
 寒くもないのに、かちかち歯が鳴った。
 無意識にナオキへと手を伸ばそうとする。
 みじめに辱しめられた心のための弁解を求めて。

 ぐい、と伸ばした腕が横に引かれた。
「あ…!?」
 ノロージョの細い手首を野太い腕が握っていた。その腕の主は、
(アイアンヘッド…!?)
 ノロージョの目が恐怖に見開かれた。
アイアンヘッドの筋肉質の体。その下半身に異形の陰茎が直立していた。
「ひっ…!」
 ノロージョは思わず肩をちぢこめた。
 女の立場から見ると男性器がここまで醜いものだとは知らなかった。
 しかもアイアンヘッドの男性器は人間のそれより一回りも二回りも太い。

 アイアンヘッドはノロージョの髪をわし掴むと、その頭を地面に叩きつけた。
「あぅっ――!」
 か弱い五体が地面を跳ねた。

「っあ!? う…っく!」
 地べたに擦りつけられた乳房の突起がじんと痺れた。
 こんな時でさえ過敏に反応してしまうこの肉体にぞくりと恐怖した。

 そのまま手足をつかまれ、ノロージョは無理やり四つん這いの姿勢を取らされる。
「あ… や…!」
 その醜悪なモノでアイアンヘッドが自分を凌辱しようとしているのだと理解した時
ノロージョは今度こそ自分が無力な牝なのだと痛感した。

 無限に堕ちていく気持ち。
 下腹部につうんとした感覚が走り抜けた。
 がたがたと馬鹿みたいに両肩が震える。

「ひく、ひっく、うく… ひっ…」
 知らず嗚咽が漏れていた。可憐なソプラノの泣き声だった。
 その頬を、汚れた粘液が涙のようにつたった。

 こんな辱しめを受けるのなら死んだ方がましだった。
 触手に襲われるのならまだいい。
 けれど、たった今このオスのモンスターに女として辱しめられてしまうのだ。
 しかもその醜態をナオキに見られて。

 ノロージョはナオキを上目遣いに見た。
 どこか媚びるような仕草だった。
 だがナオキは相変わらず無感動な目でノロージョを見下ろしていた。
 当然のことだった。人に害なすモンスターなんかに同情する者などいるはずがないのだから。

「…えく、ふぇっく、ひく…!」
 あらゆる望みを絶たれて、ノロージョはしゃくりあげた。
(違うのに、違うのに…!)
 激しくかぶりを振ったが、何の解決にもならなかった。
 粘液のしたたる黄土色の髪が淫らに揺れるだけだった。

 ナオキはノロージョの正体を知らない。
 だから助けてくれない。正体さえ伝えればナオキはきっと助けてくれるだろう。
 なのに、伝えることができない。
 いや、伝えられない。
 救いの手が目の前にあるのに救われないと知っているから、こんなにも胸が苦しい。
142 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:17:00 ID:RxTNADkI

 アイアンヘッドが乱暴に動き、ノロージョの尻に固く猛った性器を押しつけてきた。
「ひい…!」
 ノロージョは青ざめた。
 やめて、と哀願する暇も与えず、アイアンヘッドの巨大な肉棒がノロージョの秘部を割り裂いた。

「がっ…! ぁ――はっ―!」
 きつい秘部を限界まで押し広げられているというのに痛みはない。
 代わりに、とぷん、と快楽の波紋がお腹に、胸に、手足に、頭に伝波していく。
「あ、ああああ…!」
 ノロージョの口から流れだしたのは嬉悦か、それとも絶望か。

 アイアンヘッドは膣口に陰茎を挿入したまま激しく前後運動を開始した。
「あ、ひぅ、くひい、ひゃあ…!」
 淫靡な鳴き声が響く。ずちゅずちゅと粘液の弾ける音がそれに重なる。

 腰と腰が打ちつけられるたびにノロージョの背中が跳ね上がり
胸の下じきになった乳房が一瞬の自由を得てぶるんと揺れた。

 それはまさしく娼婦の姿だった。

「ほっとけば一生やってるんだろうな、こいつらは」
 ナオキはそう吐き捨てた。
 そしてくるりと背を向けた。これ以上見る価値もないと考えたのだろう。

「あ、あ…!?」
 ナオキが去っていく。
 もう恥も外聞もなかった。
 この仕打ちから解放されるのならどんな目で見られても構わなかった。
 遠ざかってダンジョンの闇に消えていくナオキの背に向けて叫んだ。
「ナオ…キ、助け…むぐぅっ!」
 かすれた懇願の声がかき消された。ゲイズの触手に口を塞がれたのだ。

 ナオキは不思議そうな顔をして振り返った。
「ふぐっ… えぐ、むぐぅ…!」
 しかし、口内に触手を含んでうめくノロージョは何も喋れない。
 ナオキもすぐ興味をなくしたらしく、踵を返してダンジョンの奥へ消えた。

 するとゲイズの触手も口腔から抜き取られた。
「うっ、けほ… うぇ…」
 ノロージョは咳き込んだ。何が起きたのかすら分からなかった。
 ぼんやり霞む目でナオキがいなくなったモンスターハウスの入り口を見た。
 もう誰もいない。

「あ…」
 その時、ぷつりと理性の糸が切れた。最後の最後で大事な何かを保っていた心が。
 壊れた精神の隙間から、抑えていた全身の疼きが洪水のように溢れ出す。
「あっ… あっ… あああああ…」
 つかのま無感情だったノロージョの顔がくしゃくしゃに歪んだ。
 じわりと視界がぼやけた。目元から次から次へと涙の粒が零れ落ちていく。
 じゅく、と秘部から驚くほど多くの愛液が染み出してきた。

「ああああ… ああ… あ…」
 消え入るような悲嘆の声、そしてごまかしようもなく艶の混じった声だった。
 悲哀と快楽に悶えるノロージョをアイアンヘッドが容赦なく責め立てた。

「ああ、ふあ、はっく、くああ…あ…」
 肉棒を突き入れられるごとにノロージョが声高に喘いだ。
 淫らに。淫らに。淫らに。
143 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:18:36 ID:RxTNADkI

「あ…あは… はは…」
 それでいてどこか他人事だった。可笑しくさえなってくる。
 今さら与えられるどんな快楽も、心にぽっかり空いた虚無に呑まれてしまう。
 誇りも何も失って、ノロージョは人形のように犯されていた。

「ふ、んむ…うっ…」
 と、ゲイズの触手が再びノロージョの口に侵入してきた。
 助けを求めたのに口を塞いで邪魔をした、忌むべき触手だった。

 途端、無惨に砕けた心から猛烈な憎悪が噴出した。
 どこにそんな怒りが残っていたかというほどの苛烈さだった。
 この触手を噛み切ってやろうと歯に思いきり力を込めた。

「っ…ぐう…! く、ふう…っ!」
 だが、ゴムのように弾力ある触手はぐにゃりと歪むだけだった。
 ゲイズ自身にもいささかの苦痛も受けた様子がない。
 吸引幼虫に『ちから』を吸われてしまったせいだ。
「も、う、いや…だあっ…」
 ノロージョは泣きながら己の無力さを呪った。

 一方、ゲイズの触手はやわらかくノロージョの舌を絡めとった。
 ノロージョの暴挙をすべて許すように。
「っく…!?」
 予想外の反撃に、ノロージョは目を白黒させた。

 触手は口内を這い回り、舌の傷口を刺激した。
「くひゃ…! ふっ、く…!?」
 明らかに意図的だった。
 ここが性感を与えるのだと理解しているらしく、クリトリスをいたぶるように傷口をつっつく。

「んん! んくぅ――!」
 あの切なさが舌先にわだかまっていく。見開いた瞳から一筋の涙が流れた。
「んん゙… だめ、うく…!」
 触手の粘液が傷口にすり込まれる。
 甘い酸味に舌がぴりぴり痺れる。
 どこか懐かしい郷愁に満ちた快感。
 母の胎内を連想させる生ぬるい痛み。

「あ… んっん… あふぅ… っは…」
 いつの間にかノロージョはこの触手を受け入れ始めていた。

 別の触手がノロージョの背中に潜り込み、つうっと背筋をなぞった。
「っはあああ…!」
 無情感にひたされた切なさが背中を這い上ってくる。

 おまえには帰る場所がある。この切なさはそう呼びかけてきた。

「あ、んく… ふあ…」
 ノロージョは愛しげに触手をしゃぶった。
 触手も、ノロージョをいたわるように愛撫を続ける。
 触手の愛撫が生み出すのは快楽ではなく切なさだった。
 もうノロージョにはこの感覚しかなかった。あらゆる矜持を奪われた者にとっては。

 ずぶ、と突き上げてくる衝撃に、ノロージョは心地よい陶酔から引き離された。
 アイアンヘッドの陰茎がノロージョの秘部を犯していた。

 もともと挿入の痛みがなかった上に触手の愛撫に放心していたせいで
アイアンヘッドに犯されていることを失念していた。
144 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:25:56 ID:RxTNADkI

「あ… いや、いやだぁ…」
 ノロージョはかぶりを振る。
 モンスターのオスに凌辱されている現実を恐れて。
 その恐怖を取り除いてやるとでもいうように、ゲイズの一ツ目が輝いた。

「あ… あ…ああ」
 ゲイズの催眠術をかけられたノロージョの目はとろんとして知性の光を失った。
 再び陶酔に引き込まれたのだ。
 いくらアイアンヘッドが彼女を犯しても、すでにノロージョはそれを意に解さない。もとより痛覚はないからだ。

「んあ… くう…んむ」
 ただわき上がる切なさをむさぼった。

 おまえには帰る場所がある、と何度も何度も切なさに呼びかけられる。

「あ… んんっん… は…」
 妖しく、妖絶にノロージョの肢体がくねる。少女とは思えないほど官能的だ。

「ああ…」
 ノロージョの黄土色の髪の毛にも触手が絡む。
 ほつれた髪をとかしてやるように、なめらかに撫で上げる。

「ふう…く」
 ノロージョは触手を愛するように口の中で転がす。
 舌の傷に触手が触れるごとにあさましい快感が全身を支配する。

(もう、どうでもいい)
 ノロージョはかすかに思った。
 陶酔の中で、アイアンヘッドが膣内に精液を放ったのが何となく感じ取れた。
 でも、そんなことはどうでもよかった。
 灼けるような切なさの中で全てが暗転していった。



     @   @   @




 それからどれほどの時間が経過したのだろう。
「んふ… ああ… っく…!」
 ノロージョが切ない吐息をはく。
 衣服はすでに裂かれて破り捨てられ、ノロージョは完全な裸身だった。
 幼げな少女の身体が鮮やかに紅潮し、信じられないくらい肉感的だ。
145 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:26:18 ID:RxTNADkI

 その肉体は余すところなくモンスターたちに辱しめられていた。
 全身がぐっしょりとゲイズの触手の粘液に浸けられている。

 アイアンヘッドに腰をつかまれ、背後から肛門の孔を犯される。
 内胯には吸引成虫が貼りつき、秘部にねじ込んだ触手から耐え間なく催淫作用のある体液を送り込む。
 乳房にゲイズの触手が巻きつき、ぐねぐねといやらしく形状を歪ませる。
 口腔にはゲイズの触手が入り込み、口内を愛撫する。

 ゲイズの催眠術をかけられているらしく、その相貌は虚ろだ。
「ん… あは、くふ…」
 ノロージョは一心不乱に口内の触手を愛でる。舌と触手と粘液とがくちゅくちゅ水音を立てた。

「んん… ぐむうぅ!?」
 口内の触手が、射精さながらに体液をぶちまけた。

「んっ、うっく、んっく、ふ…う」
 ノロージョは、こくこくと従順に体液を飲み下した。

 この体液を拒否して吐き出し続けていれば、あるいはノロージョは餓死できたかもしれない。
 だがノロージョにはそんな思考能力は残されていなかった。

「くぁ… あん、う…あ」
 ただノロージョは切なさに身をゆだねた。
 身体の底からわきあがる切なさ。
 虚しい心の穴を埋めたのが、最も背徳的な汚辱とは知らぬままに。

 おまえには帰る場所がある。
 おまえの帰る場所はここだ。
 そう、切なさが囁いた。

(もう、どうでもいい…)
 ノロージョはおぞましい切なさの中にゆっくり溺れていった。
146 ◆nDecG8Ru1c :2007/12/31(月) 07:28:40 ID:RxTNADkI
今度こそ終了
趣味に走りすぎました。ごめんなさい
ノロージョ化+異種姦なんてマニアックな需要はないですよねやっぱり
147名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 12:53:28 ID:lY+MqANB
アイアンヘッドが中々でないからな、アイアンヘッド好きとしては嬉しい。変な意味じゃなく

触手二匹はエロすぎる
148名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 16:33:55 ID:dV4htM2X
女体化も触手も異種姦も催眠も視姦も大好物な自分にはまさしく神だった
心からの賛辞を送らせてくれ
149名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 02:41:35 ID:5kMPQH0W
ぐじょーぶ。是非また趣味に走ってくれ
150名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 00:39:52 ID:kdVpJnqX
◆nDecG8Ru1cのクオリティの高さに嫉妬
151名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 17:38:32 ID:/M+IVLFZ
こんなスレあったのか
これだからエロパロ板はやめられない
152名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:34:53 ID:qP3hSlSR
ここはスレタイ通りシレンだけなのか?ネットサルのヒヨやジェニファーはスレ違いになるのか?
153名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 16:55:42 ID:9dM656Op
シレンって作品毎に女が変わるから羨ましい。アスカは二作になるのか。
♂は仲間にならないハーレムゲーも欲しいな。
154名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 21:06:38 ID:4MV3dFkP
ここで幽幻魔天ネムリーものが欲しいといってみる。
集めたモンスターに輪姦されるとか。
155名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 04:13:42 ID:ictBHjG/
これほど俺の趣味にストライクな作品が見れるとはっ…
156名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 07:05:37 ID:YAOyej3S
保守
157名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 04:55:16 ID:dQ7GYokg
シレン3延期だって^^^^^^^^^^^^^^^
158名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 10:46:28 ID:9m7yRcxB
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159名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 00:16:49 ID:UAnYGkWW
「んっ、んっ、ん……」
ふさがれている口から出せない声を、鼻にかかった音で、彼女は発する。
洞穴の中にともるわずかな明かりが、彼女の淫行を照らし出していた。
眼光は失われ、正常な感情を阻害されて、彼女は人形のような反射で口淫を続けている。
それでも、誰もが刺激されるであろう秘所の締めつけと、無意識の夢の中で遊ぶ舌の動きだけで、
二匹の獣人はその動きを速めていった。
「んぅ……んっ、ん……」
一度、口での奉仕を強要しているほうが、より心地よい部分をみつけて彼女の顔を傾けた。
放り出された子袋から、目潰し草の花が目に映り、彼女は一瞬だけ自我を取り戻して、うめく。
しかし、すぐに数本の触手が口に咥えていたものから解放させ、触手の主に彼女の瞳を向けさせた。
その相手――スーパーゲイズの目が不気味に光り、女はふたたび太いものを咥えさせられた。
「ちゅ、んくっ、んっ、んっ……」
ゲイズがだらしなく放り出されていたお竜の細腕に触手を巻きつけると、彼女の胸の前で腕を交差させる。
そして、手首から肘のあたりまで幾重にも戒めをほどこし、背中ともども縛り上げた。
そうして彼女は、また新たな役目をつきつけられる。
「んっ、ふ……んううっ!?」
わずかにお竜の背筋が反応し、意識の奥底のみで動揺する。
両方の口に入れている雄が征服欲を満たし、太さを増したのだ。
そして、太い腕が彼女の腰と頭とを抱えると、一切の動きを止めた。
「ん、んくっ……んっ……んっ……」
股間にうずめられた彼女から、わずかに何かを飲み込む音だけが聞こえる。
かすかに目をひらいてはいるものの、相変わらずそれは彼女の抵抗を完全に封じているものの仕業であった。
光の届かない瞳が、ただ自分と相手とのつなぎ目を映している。
――そのままの体勢が、一分ほど続いたのかもしれない。
ようやく始めと同じような体勢に戻されて、お竜はこぷり、と口からそこに溜まっていた分だけの白濁をこぼした。
「う……あぁ……」
わずかに息を荒げ、彼女は先ほどまでは暗かった眼光を取り戻した。
そうだ、と彼女はわずかに思考をよみがえらせる。
自分は仲間にはぐれていまったのだと。そしてモンスターに敗れたのだと。
状況を理解したところで、しかし、それは何の助けにもなろうとしなかった。
「ん……はぁ、あ……」
力関係を思い知らせるように、自分の正面にいるミノタウロスがゆっくりとそれを引き抜いた。
わずかに艶のかかった声が出て、お竜はその目を色づかせた。
160名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 20:13:31 ID:lETH8hui
age
161名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:22:33 ID:uqHoIuhr
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162名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:55:27 ID:nnUvJT2N
「ん……はぁ、あ……」
力関係を思い知らせるように、自分の正面にいるミノタウロスがゆっくりとそれを引き抜いた。
わずかに艶のかかった声が出て、お竜はその目を色づかせる。
下のほうは全ての体液を注がれていたが、もはや排出する時間さえ与えられないまま、次の剛直が栓をした。
「やめ……ぁあ……」
強烈な挿入感に、彼女は思わず背筋を反らせた。
精神は嫌悪が支配してはいたが、わずかに勝った快感の分だけ、胸を突き出して応える。
腹の上で縛り上げられたまま交差した両腕が、二の腕で胸を挟み込み、その谷間をいっそう際立たせた。
「うぅん……はぁぁ……」
粘ついた音を立てながら、内部を嘗め尽くすように抽送がおこなわれる。
最奥まで貫いたかと思うと、また入口まで引き抜かれる。
口腔から筋を残したのと同じように、女陰からも白液が溢れ出し、白い尻を伝った。
「あ……あ……」
うわごとのように微かな喘ぎを繰り返すお竜の目は、かの女傑だとは思えないほどにとろんと力を無くし、
中空をさまよっていた。
何かを考えようとしても、意識は自分の肉体の火照りと、上下に出された体液に向かってしまう。
彼女自身も、出された体液がただの欲望の証だとは思っていなかった。
獣人が女を襲う――それはとりもなおさず、手篭めにする力があるということだ。
強い男ほど慎重で、弱い男ほど無粋に言い寄る。
いつだったか、ふもとの村で出会ったひとりの男の姿が、一瞬だけ頭に浮かび、また意識から消えていった。
「むぐ……んっ、んっ……」
自分の自由を奪っているゲイズが、一本の触手を口にねじこむ。
意思を奪わない代わりに、雄を愉しませることを課した。
ただ、こうして自由を奪われたままで犯されることに、彼女はかすかな陶酔を感じていた。
163名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:56:12 ID:nnUvJT2N
「あん……はああん……」
いろめかしい喘ぎが、こぼれはじめていた。
ゲイズの触手から吹き上げた体液を飲み込まされてから、それはいっそう明瞭になった。
自分の肉体とは相容れないものを注ぎ込まれた結果、身体が熱を発し、頭が働かなくなってくる。
まるで酒に弱い女に、幾合もの焼酎をあおらせたようだった。
「やっ……ああんっ……」
律動により与えられた快楽も、三人分の熱い液も、分解できずに体内に蓄積してゆく。
触手も相変わらず腕を拘束し、身体を縛りつけながらも、さらに彼女の肌を蹂躙し始めた。
豊かな乳房の合間に、擦り付けるように往復する。
勃ち上がった乳首をこねまわし、あるいは柔肌にうずまる。
女のもっとも敏感な突起を刺激しているものもあり、目の前の女を追い詰めて楽しんでいるかのようだった。
そして、彼女も遂に追い落とされようとしていた。
「あっ……、も、もう……!あっ、あっ……ぁあああっ……!」
前後運動を繰り返した肉棒が力強く打ち付けられ、お竜はその黒髪を振り乱した。
快感に口元にはたしかな笑みを浮かべながら、自分の中で相手が果てたことを感じる。
そして、ミノタウロスとの結合部からは、新たな白濁が零れ落ちた。
「はあ、はあ……」
息を整えるお竜の腕が、ようやく解放された。
さきほどまで谷間で扱き上げていた触手は、精をまき散らして主のもとへ戻っていく。
だが、汚れの残ったその触手を彼女はつかむと、自ら口元へ導き、舐め上げた。
「ん、ちゅ……ん……」
舌を伸ばし、腹でひきずるように清めていく。
開いた脚の間からミノタウロスが出て行き、局部が露出していることにも、彼女は恥らおうとはしなかった。
「ねえ……、もう終わりなの……?」
そう上目遣いでゲイズに訊くお竜の瞳には、ふたたび催眠の印が現れていた。
164名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 23:09:40 ID:s/Nh6cbP
「ふふ……いいこと、してあげる……」
獲物をみつけたように妖しく微笑み、お竜は手近な触手を……両手に握り締めた。
そしておもむろに片方を局部へと導くと、ためらいもせずに自ら抜き差しを始めた。
もう片方は、しゃぶりあげながら手で刺激する。
「くちゅ……くちゅ、ん……」
異形のものを前にして、自らを慰めながらも相手の性感を高めてゆく動きは、あまりにも的確だった。
特に、上の口のほうは、筋の部分を重点的に責めあげ、無意識に分泌される涎をからめて幾度も繰り返す。
癖になるほどに濃厚なものを、貪欲に搾り出すための奉仕。
しかし、人外の体液による媚薬ともいえる効能もあったが、彼女にしてみれば、弱々しい雄を責め立てる行為といえた。
雄を追い詰め、精を搾り出す。輪姦されているということも理解はしていたが、彼女の気質がそれに溺れることを許した。
「んっ、んっ、んんっ……!」
ゲイズが鈴口から精液を吹き上げ、脈動する。
ミノタウロスよりは少ないものの、その量は決して少なくない。
それでも、美味なものをこくこくと飲み下し、彼女はまた身体を熱くした。
そして当のゲイズは、彼女が体液を吐き出した次の瞬間――横たわる女体に向けて無数の触手を差し向けた。
「んっ!?むぐううっ……!」
理性が危機を煽り、催眠と本能との間でさまよっていた彼女の瞳に、生気を戻らせた。
その目に壮絶な光景を映し、反射的に体中へ警告を発する。
瞬間的にこわばった両の脚に触手の幹が巻きつき、大きく開かせ、先頭はそのまま陰部へ突入する。
腕も同じような様子だったが、触手の頭頂部が手に触れると、彼女は率先してそれをこねまわした。
胸にはすでに何本もがうごめき、感触を堪能している。
「あはぁ……あぁ、気持ち良い……」
揉みほぐされ、うずめられ、擦られる。甘美な愛撫を、彼女は積極的に受け入れた。
痴態を目の当たりにしたグレートチキンが、股間を膨らませて近寄る。
お竜が目を細め、自ら伸びやかな脚を無防備にした。
「ふふ……ねえ、ここに頂戴……あなたも、したいんでしょ……?」
愛撫に反応して跳ねる腰が、唯一まだ空いている箇所を露わにした。
165名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 00:18:31 ID:2JoUOH7O
「ねえ……早く、挿れて……」
陰核と前は犯されていたが、肉付きの良い白肌の奥に、羞恥を誘う部位が残されていた。
期待に応えてグレートチキンが尻を持ち上げても、羞恥心は無い。
むしろ激しく責められている膣から愛液を潤わせ、誘惑している。
新たな雄は、お竜が欲求するままに狭いところを押し広げた。
「くぅん……あっ、あぁ!いいぃぃ……!」
苦痛は無かった。ただ望んでいたものを打ち込まれ、蹂躙される。
快感のあまりに全身を弓なりに反らし、引き攣らせた。
胸のふくらみは必然的に高く突き上げられ、強調される。
そうして改めて、そこにも触手がうごめいていることに気づき、彼女は悶えた。
「あ……あぁ……」
目を目いっぱいに見開き、硬直する。
余韻に浸るというよりも、あまりの衝撃に何もできなくなっていた。
ただ、それでも膣内で熱い射精を受けると自分の役目を思い出し、ふたたび務めを開始する。
胸元で堪えきれずに限界を迎えたものが、全身にかけていった。
それをすくいとると、手で扱いているものに塗りたくり、潤滑液とする。
「ああん、ああっ、もっと、もっと……!」
グレートチキンの行為が佳境に迫ってきていた。
お竜もそれを感じ取り、その脚を自分の尻を苛める腰に絡みつけた。
もっと深く貫いてほしい――その一心のまま。
「ひゃあんっ、ああっ、ああんっ……ぁあああ!」
雪色の肌に、大量のものを浴びせかけられる。
体内の深部にも、これまでで最も多い射精を受け、お竜はたまらず絶頂に昇りつめた。
166名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 01:04:59 ID:2JoUOH7O
「はぁ……あぁん……」
ねっとりと粘液のからみついた四肢をくねらせ、喘ぎをこぼす。
その疼きを癒すように内股をすり合わせ、手を差し伸べては、胸の切なさを解消すべく、自分の乳房を抱きしめる。
くちゅくちゅと淫猥な音を立て、それぞれの動作を行うたびに、粘ついた糸を引く。
頬を赤らめながら恍惚と自分の痴態を見つめるお竜に、先ほどのグレートチキンが太腿に手をやった。
「ああぁん……また、出したいの……?」
彼女の視線が、衰えない巨根へ向かった時には、それは胎内へとうずめられていた。
そして粘性の高い液をぐちゃぐちゃとかき混ぜながら、その太さをさらに増してゆく。
「あっ、あっ、んっ、あんっ……」
彼女もまた、いっこうに媚薬の効果は減じていなかった。
積極的に性交を求め、腰を動かす様は、さながら彼女が誘導しているかのようだった。
グレートチキンが華奢な身体に覆いかぶさり、二人は互いに抱き合う。
強靭な胸板にふさわしい豊かな胸は、押しつぶされ、律動を繰り返すたびに変形した。
「ああぁぁん……やあぁん……」
時には、ただ貫かれるだけでなく、円を描くように動かされ、鳴かされる。
脚を持ち上げられ、身体を折りたたまれる体勢にさせられ、より熱のこもった嬌声をもこぼした。
「あっ……あんっ、あっ……はぁん、あんっ……」
そのまま真上から打ち下ろされ、高みへと持ってゆかれる。
もう戻ってはこれないことを、彼女は直感し、快感の中を何かが遮ったような気がした。
「ああっ、ああんっ……来て、奥に来てえっ!」
しかし、男を誘う声しか、いまの彼女の口からは出てこない。
相手の腰を縛りつけ、男根を締めつけたその瞬間には、熱いものが大量に放出され、さらには隙間からあふれ出す。
下腹部から胸元に流れる白濁を見て、お竜は笑みをこぼし、自らを犯すものと一緒に、達した。
167名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 01:05:42 ID:2JoUOH7O
気まぐれで書きましたが、ここで終了しておきます。
シチュエーションを変えてまだ続けることもできるわけですが、スレの占拠は論外なので。
お竜をだんだん堕としつつも強気な感じでした。お粗末さまです。
168名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 01:09:35 ID:IqPua/0y
>>167
ありがとうございましたー!
169名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 17:15:48 ID:5NUzoVLc
>>167
テラGJ!!!!
あまりのエロさに驚愕した
170名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 08:07:30 ID:zJBHFJxB
GJ!お竜の小説ってこんなにいいのか…!
171>>166続き:2008/02/03(日) 00:31:24 ID:DrcqCRcv
「あっ……気持ち、いい……もっと……」
お竜が次に誘ったのは、すでに何度も揉みほぐされた胸部だった。
二つの山を手で両方から押し込み、グレートチキンのものを挟み込む。
並の娘よりも、ひとまわりもふたまわりも大きいそれには、犯され続けた証がたっぷりと残されていた。
奉仕をするには充分な滑らかさと、媚薬の香り。
「ふふ……気持ちいいの?」
竿を、あるいは袋を包み込み、媚薬を流し込むための管を刺激する。
その先端からは、新たな先走りが溢れ出し、彼女の身体の熱はまた燃え上がった。
やがて、胸での愛撫は根元と陰嚢だけになり、舌を伸ばして雄の最も敏感な部分を擦る行為に移行した。
ねっとりとこびり付いた淫液を舐めとり、清めてゆく。
自分の液と、相手の液を同時に口にし、それが済むと先端を咥え込み、吸い上げる。
だが、半端な量を舐め取らせるだけでは、彼女の欲望を抑えるにはとても足りなかった。
徐々にお竜の舌の動きが激しくなり、むしろグレートチキンの腰を動かすためにと奔放になってゆく。
「んちゅ、んっ、んぅ、んっ、んっ……」
もはや、搾り取ることしか頭にはなかった。情欲の炎が燃え盛っているのに、それを満たすものがないのだ。
胸が高鳴り、乳房の突起はなんとか甘い刺激を受け取ろうと突きあがっている。
その時、こんこんと男女の液を垂れ流す膣に、新たなものが侵入した。
「んぁ、はあああん……!」
それは覚えのある感触だった。ミノタウロスの剛直だ。
既に十近くもの射精を受け入れたそこであっても、ミノタウロスの摩擦は強烈だった。
それは犯す側にとっても同じである。お竜の身体は、魅惑的でありながらも引き締まっている。
吸い付き、締めつけるそこを犯し、性欲を満たしてゆくことができた。
「あぁんっ、はあんっ、はぁ、はあぁ……」
172名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 00:32:26 ID:DrcqCRcv
悦楽のあまりに、口での奉仕がままならなくなっていた。
お竜もそれを察し、さらなる淫行のために、あえて口と胸での奉仕を止めた。
代わりに口を開いたまま小さく舌を出し、とろけきった表情ででグレートチキンを見つめる。
口を犯してほしい。その淫欲を強く示すために、空いた腕を男の背へとあてた。
「来てぇ……ん、んぅ……」
そして望みどおり、上下共に性の玩具として使われる。
両方を突かれて苦しくはあったが、視界が完全にふさがれたのは、かえって興奮を煽ることになった。
さらに、止んでいた輪姦がふたたび行われたことは、ゲイズに媚薬漬けにされた時のことを、呼び起こさせた。
「んんっ、んううっ……!?」
条件反射が、無意識に淫らな身体を生み出していく。
たっぷりと吐き出され、あるいは彼女自身が分泌した蜜とで接待している膣が、男をきつく締めあげたのだ。
それに応じて膣を往復する動きは加速し、奥深くを集中的に責める。
「ぅんっ、んっ、んんっ!んっ……!」
そして、上下共に奥底に打ち付けられ、お竜はその瞬間を一度に味あわされた。
「んんっ、むぐううぅっ……!?」
口腔に、膣内に、収まりきらないほどの精液が放出される。
大量の媚薬を注ぎ込まれたのを悦んで受け止め、お竜は従順に飲み込んでいった。
興奮の最高点に達し、下半身を本能のままに震わせる。
「こくっ、んっ……こくん、こく……」
上下が蠕動し、獣人の溜まっていたものを搾り出す。
すると、ミノタウロスの亀頭が子宮口をとらえ、直に熱いものを流し込んだ。
「ぷぁっ……奥、奥に来てる……いいいぃぃ……!」
これまでで最も刺激的な絶頂を迎えて、それを鳴き声で示さずにはいられなかった。
そして、ミノタウロスの興奮も、彼女が乱れれば乱れるほどに高まる。
「あはぁ……もっと、出して……っ……」
お竜と共に、ミノタウロスも腰を動かして、残りを吐き出してゆく。
催淫の夢心地に飲み込まれ、彼女の意識はそこで途切れた。
173名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 11:44:54 ID:bLFPSLtJ
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
174名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 13:52:34 ID:9XrmAW8W
マルチでブラクラ

あちこちら張られてる
175名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 19:08:07 ID:YhHm1zU4
age
176名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 12:44:22 ID:F+6gsHXx
女とミノタウロスとかの人外大男の組み合わせは大好きです
177名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:00:13 ID:S0qieTVx
保守
178名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19:50:54 ID:hVkkos/7
>>39
書いてみたいのだが仲間にした直後と調教後の痴態とではどっちのが需要あるのだろうか
179名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:48:50 ID:sr9B1XkV
>>178
仲間にした直後
180名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 02:02:20 ID:sdR8VGLF
とりあえず両方見てから
181名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 19:58:55 ID:z+R/2x4h
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://mooningshoot.com/2ch/01_info.html
182風来のシレン2〜鬼襲来シレン城〜:2008/03/05(水) 15:46:36 ID:Lxi4jDqX
シュテン山中腹

「きゃあっ・・・し、しまった!!」
女剣士の、悲鳴にも似た声が辺りに響く

ケンゴウというモンスターに襲われたのはつい先程
3対1という数の不利、普段なら蹴散らせる相手なのだが
この辺りではモンスターも出ないハズ・・・という油断も手伝い
アッサリと得物を弾き飛ばされた

ジリジリと間合いを詰めるケンゴウ達
剣は遥か遠く、とても取りにいけそうな距離ではない
「くっ・・・これまでか・・・」
覚悟を決めるしかない、諦めかけた・・・その時

「オーイ姉ちゃん、手伝おうか?」

聞きなれない声が・・・カタナが弾き飛ばされた方向から聞こえてきた
渡りに船とは正にこういう事を指すのであろう
「そこにあるカタナをこっちに投げてくれー」
誰なのかは分からないが、こっちが切迫している事くらいは分かるだろう
すぐにカタナが手元に戻ると思っていた・・・が

何故かカタナは一向にこちらへ来ない
「ちょっと、は、早くしてくれ!!」
目の前のケンゴウに怯えながら、恐怖の入り混じった声で催促する

しかし向こうから帰ってきたのは・・・

「こっちのメリットは?」

こんな返答だった・・・段々頭が追いついてくる
よくよく考えれば他人がタダで何かしてくれる訳がない
しかしこっちの状況は分かっているだろうに、それでもこんな事を言う相手に心底腹が立つ

「そ、そんなことより、早くしてくれ、頼む、後生だ」
「なんでオレがそんな事しなきゃいけないの?
別に投げても投げなくてもこっちに何も無いってんなら、このカタナ貰って逃げた方が得じゃないか」
183風来のシレン2〜鬼襲来シレン城〜:2008/03/05(水) 15:48:33 ID:Lxi4jDqX
見捨てられる恐怖、一筋の希望が見えてきたのだ、これを手放すわけには行かない
「わかった、有り金でもそのカタナでも事が済んだら差し上げる、頼む・・・、早く!!」
少しの沈黙の後・・・
「オネーサンが何でも言う事聞いてくれるんならいいよ、なんでも・・・ね
子供じゃないんだから、何を言ってるかくらいは分かるよね?」

調子に乗っている・・・
こんなたまたま通りかかっただけのヤツの言う事を聞かなければならない
そんな理不尽な状況にハラワタが煮えくり返るが、しかし選択権など無い
そうこうしている内にケンゴウの剣先が目の前に迫っている
「フュルル・・・ヒュフゥ・・・」
荒い鼻息が聞こえる
このモンスターが打ち込もうと思えばカンタンに生命を奪えるだろう
まるで恐怖におののく様を楽しむかのように、三匹とも剣先を近づけたり離したりする
剣先に圧されながら後ずさると、石に躓いてハデにしりもちを付く
これ以上後ろに下がれない・・・だがケンゴウの剣先は無情に迫ってくる

「し、死にたくないよ・・・・・・た、助けて・・・お願い・・・「ヴァァア!!」

掛け声らしき声と共に、正面のケンゴウが上段に構え、太刀を振り下ろす

「き、キャァァアッ」

【ラクライの巻物】
ズガァァァン・・・という雷鳴が響き渡り、目の前のケンゴウが消し飛ぶ

「あーあ・・・ラクライの巻物が一つ無くなっちゃったよ・・・」

さっきの声と違う・・・子供の声だ

「あ・・・アハ・・・ハハハ・・・」
乾いた虚ろな笑い声がこみ上げる、
腰が抜けたようで力が入らな・・・「あ、ああぁ──・・・!!」
緊張が解けた為か、体中の筋肉を緩めたからか、あまりの恐怖の為か─・・・
184風来のシレン2〜鬼襲来シレン城〜:2008/03/05(水) 15:50:59 ID:Lxi4jDqX
生暖かい感触が下半身に広がっていく
「うわぁ・・・小便漏らしてるよこの人・・・」
「あ・・・あ・・・あ・・・み、見ないで・・・」
どうにか止めたいが、一度出始めた物は止めようが無い
洪水のような勢いで流れ出した小水は、股間を中心に地面に水溜りを作っていく
「やっ・・・イヤ、ぁぁ」

奇妙な開放感と共に、袴を濡らしていた排出が止まる
赤面したまま、恥ずかしさのあまり声が出ない
先に切り出したのは・・・
「全く・・・人前で小便とは、もう少し恥ってモンを─」
珍妙な生物が何やら流暢にまくしたたている
「こ、これは─?」
「ああ、語りイタチのコッパってんだ、さっき喋ってたのはコイツだよ」
「お前か・・・!!」
この生意気なツラを締め上げてしまいたくなる衝動をグッと堪える

「そう言えばさっきの話だけど・・・あの条件を分かった上で『助けて』ってったんだよね?」
「フ、フン・・・相手が子供に畜生というなら話は別だ、さっさと向こうへ行けッ」
「オイオイそりゃねーんじゃねーの・・・助けてやったのは事実だぜ、なんか礼でも・・・ムグッ」
語りイタチを片手で制し、子供の方が歩み寄ってきた

「まぁとりあえず立って立って、その服を乾かさないと」

「す、すまない・・・」
差し伸べられた手を掴んで立ち上がる、結構体重をかけたのだが身じろぎもしない
結構こっちの方は悪いヤツではないのかも・・・


「誰も来ないように見張っていてくれよ・・・」
「分かった、任せてー」
鍛冶屋の裏側で服を乾かす、あの少年に見張りを頼んでみると快く引き受けてくれた
矢張り性格が捻じ曲がっているのはあの語りイタチだけなのだろう
「ん・・・うん・・・あれ・・・?」
急激に眠気が・・・ダメだ・・・立ってられ・・・ない・・・


「最初からコレ狙ってたろ?」(ヒマキチ)
「うん、当たり前じゃん、そうじゃなきゃあ良いコの振りなんか誰がするかよ」(シレン)
「へぇ・・・キレーな人だね」(リク)
「お前のネェチャン程じゃないって」(コッパ)
「ふぅ〜ん・・・コレが新しい玩具か」(キララ)
何やらガヤガヤと騒がしい・・・もっと他に仲間がいたようだ・・・
早く逃げなきゃ・・・言ってる事が穏やかじゃない事くらい分かる・・・


ダメだ、体が動かない、動きたくない・・・このまま眠気に任せて・・・

「しかしまた巻物がなくなっちまったな」
「なァに、その分この女にゃ楽しませてもらうさ」
「どうせバクスイの巻物なんていくらでも手に入るだろ」
そうか・・・あの子供・・・よく考えれば分かるハズだった・・・
もし本当に悪気が無い・・・なら・・・語りイタチの暴走を・・・黙って・・・見・・・てるハズ・・・が・・・
「さて、じゃあ頼むぜカミサマ」
薄れつつある意識の中、最後に聞いたのはこの一言だった

「マーモリー・シューノー」
185名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:54:14 ID:Lxi4jDqX
区切りの良い所で止めました、本番はこれから・・・まァ「続く」ってことで
一応ゲームシステムに縛られているのはアスカのみです、他のキャラはそんなもの完全にシカト
アスカ初登場で仲間全員揃い踏みなのはそんなカンジで、もう無視しちゃってください
とりあえずアスカとリク姉ちゃん絡ませたいな・・
186名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 19:19:34 ID:5zoHZaBl
これは…久々の神か…シレンの腹黒さがいい!
俺的にはなんか可愛いリク君の今後に期待!
続き待ってるぜ!
187名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 21:08:53 ID:SeDghf5T
神が来た!!
続き楽しみにしてるぜ保守
188名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 21:28:23 ID:tXR0dxt8
過去スレ見てみたが、群雲氏とか、いい小説書いていた作者がいっぱい居たんだな
どこ行っちゃったんだ…
189名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 17:06:26 ID:ld3EA7BU
続き待ち保守
190名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:16:05 ID:gnktqraz
上級山道

バクスイの巻物の効果も薄れ、何やら振動に反応して意識が覚醒する

暗い・・・狭い・・・ここはどこだ・・・
ああ・・・そうか、バクスイの巻物で眠らされたのか・・・「っ!!?」
体中のあちこちが痛い、凝り固まってる・・・

ガタンガタンという音と共に、右へ左へ体がぶつかり、その度に痛みが走る

「もうちょっと丁寧に扱え!!」
出来る限り大きな声で叫んでみるが、返答は無い
余りにも無反応、それが叫んでも無駄だという事を雄弁に語ってくれる

もう何度か叫んではみるが、やはり全く反応が無い
ここがどこかは分からないが、恐らくダンジョンの中だろう、モンスターの叫び声が聞こえる


どのくらい時間が経ったか分からない─
1時間かもしれないし、10時間かも、いやもしかしたら10分も経ってないかも・・・
分かるのは体中をぶつけた痛み、そして今まさに襲ってくる痛みだけ

「頼む、お願いだ、ここから出してくれ」

・・・・・・さっきから続いていた振動が止んだ
そして久々の人の声が聞こえてくる
「じゃあ出したげる?」
「もう少しこのままでもいいような・・・」
「この人が下手に出たら出すって話だったでしょ」
「じゃあいっか、マーモリー、出してー」
「ワカッタ、マーモリーシューノー」

「うあぁっ!!」

「うぅ・・・怖かった・・・」
「閉所恐怖症にでもなったんじゃないかな?」
「そりゃないんじゃない?仮にもサムライだよ」
「まぁいいや、ダンジョンなんだから立って立ってー」

(※システム・ダンジョン内の敵や仲間は、シレンが行動するまで立ったまま動く事が出来ません)

「はぅあっ」
起立の姿勢で─何も持っていないのだが─剣を構えた姿勢のまま動けない
「こ、これは─一体・・・?」
「まァゲームシステムだね、オレらは潜り抜けれるけどアンタはそうはいかないよ」

それはそうと─
「キサマ、殺してやる!!」
この子供に騙された所為でここまでツラい目に遭ってきたのだ

胸倉を掴んで投げようとした時異常に気付く

─重い─?

「オレのレベルがいくつだと思ってるんだよ、その手ェどけろ」
子供が面倒くさそうにペシッと手で一払いすると、手に激痛が走り、着物から引き剥がされる
「え・・・?え・・・?」

(※説明・今までタンスの中に篭りっきりだったアスカ(Lv15)と、ダンジョン内で戦い続けたシレン(Lv27)ではそれ相応に差が付いています)
191名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:17:19 ID:gnktqraz
う、動けない─・・・

何故か金縛りに遭ったように、構えの姿勢を崩せなくなった

(※ゲームシステム上1ターンに出来る行動は一つのみです
今回は「自分が立っている他のマスに攻撃、もしくは移動した場合」を1行動と数えます」)

「全く、いきり立つ前に自分のカッコをよく見て欲しいモンだよ、オレなら少しは隠すぜ?」

「えっ、あぁ!!」
そう言えば・・・袴・・・脱いでる時に眠らされて──

上半身は普通だが、下半身は褌一丁、靴すら履いていない
「やっやっ、イヤァァッッ!!」
どうにか股間を隠したいが、手を当てることはおろか、立ったまま微動だに出来ない

「まぁまぁ、良いケツしてるぜ、嬢ちゃん」
後ろからカッパ!?・・・に尻を撫で回されている
そのヌルヌルとした感触に鳥肌が立つ
「や、めろォ・・・」
「OK、とりあえずそのジャマな服を剥ぎ取ったらな」
動けない事をいい事に、下半身を覆っていた唯一の衣類を剥ぎ取ろうとする
「ダメぇッッ」
抵抗しようとするが、微かに足が震える程度
成す術無く下半身が露になる

「返して・・・お願い・・・」

どこか誇らしげに、しげしげと下着を眺めるカッパに頼んでみるが、完全にシカト─

「次は私の番よ♪」
小さな女の子が歩み寄ってくる─って・・・ツノ!?

「お、お、鬼族・・・!!」

「ふふ、怯えちゃって、カーワイイ♪」
体を密着させながら、ムネに手を伸ばしてきて─

「ひァっ」

「ふふっ、チクビをちょっとイジっただけよ?」
乳房を揉まれるだけで喘ぎ声が漏れ出る
思考を蕩けさせていく愛撫、体が火照っていく
「あッ・・・」
秘部に小さな刺激が走る
「ふふ、もうこんなに濡れてる、Hねぇ」
「そ、んな・・・こと・・・無い・・・ッッ」
「ふ〜ん・・・じゃあこれは何なのかしら?」
今までの胸全体に満遍なく与えてきた刺激から一転、乳首を執拗に弄り始める
「もうこんなに硬くなってるのよ・・・?感じてるんじゃないの・・・」
確かに、着物の上からでも分かるほどに硬くなり、ポツンと浮き出ている
しかし女剣士に答える余裕は無い
「っ・・・ひゃうぁぁっッ!!」
快感に押し流されないようにするだけで精一杯、そんな気持ちをあざ笑うかのように
秘部に指を出し入れし、乳首からむず痒いような刺激を送り続ける
「やっ、もうやめ─・・・」

イク───ッッ!!
192名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:19:07 ID:gnktqraz
「ふぅ、じゃ、そろそろ交代ね」
「あっ・・・」

絶頂の寸前で止められ、どうしようもなくなった快感だけが残る
「そ、そんなァ・・・」

「まァ次のお相手はリク君だ、壊れないようにね〜♪」

リク、このあどけない少年だろう、しかし年齢とは裏腹に、
着物越しに見える既に硬くなったソレは─余り経験があるわけではないが─明らかに普通サイズではなかった

「大きすぎ・・・ウソ、冗談でしょ・・・?」

着物を緩ませて姿を現したソレは─・・・余りにも生々しく、凶悪そのものだった
「うぁ・・・うぅ・・・」
「おねーさん、コレが欲しいの・・・?」
大きく、凶悪ではあるものの、この火照った体を鎮める為には・・・
「・・・お願い、滅茶苦茶にして─」
何かが壊れた瞬間だった
こっちからは求めていない、そうして自我を支えていた何かを失った・・・

しかし、そんな気持ちは、その逸物を挿入された瞬間にどこかに吹き飛んでいた

「あっ、あっ、んっハ ぁぁッ───!!」

既に絶頂間際だった体はあっという間に達した
それでも何度も続けられる性交、その快感はプライドを確実に破壊していく

「んぁっ・・・ひゃぃっ・・・ふゃあっ・・・あぁンっ」
「おねーさんの・・・中っ・・・スゴく・・・キモチ良いよ・・・っっ」

「さて、そろそろかな─」

【金縛りの杖】

突然の出来事─それに頭は付いて行けなかった
ただ一つ理解したのは快感が無くなった事だけ─
「いや・・・もっとぉ・・・」
「まだして欲しいのか?」
「お願い、ハヤクぅ・・・」
既に人格も何もあったものではない、快感を求めるがまま・・・
「だったらこれから、何でも言う事聞いてよ、何でも・・・ね」
あの時語りイタチが言っていたことを、その主が言う
アスカには選択肢は無かった
「分かったから、お願い・・・続きを─・・・」
「確かに言ったよ・・・」
何度かその場でシレンが足踏みすると金縛りが解けた

「んじゃあリクの次はオレの相手も頼もうか、オレのもアイツには負けねぇぜ・・・」

無様に子供達に玩具にされ、這い蹲っていいように喘がされている
         ─女剣士の冒険はまだ始まったばかり─



(:´・ω・)ホントは「大人が子供の奴隷になる小説2」に落とす予定だったんだ・・・
193名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:50:57 ID:ld3EA7BU
GGGGJJJJ!
194名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 22:01:40 ID:ld3EA7BU
ところで、次回作の予定は?リクエストはアリ?
195名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 00:59:54 ID:CECxafqw
あ、なんでも〜・・・即興でよければ書いてみます
196名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 01:16:58 ID:+F1BD2sg
風来のシレンGB(月影村の怪物)のケヤキか、ネットサルのヒヨをお願いします
197名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 01:19:29 ID:+F1BD2sg
あ、出来れば今回のような凌辱モノで
何分このスレでは初めてのリクエストで…
198名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 22:19:12 ID:FNLFNkUh
法主
199名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 05:43:00 ID:t2ktK3/K
タイガーウッホ他いろいろにマワされるアスカを

犯される→投げ飛ばし→他のタイガーへ→繰り返し
目覚ましスイッチでパワーハウスの敵起こしてたとかでどうだろう
ウッホ+ミノ→ウッホ+マスチキ→ウッホ+ヘッド→ウッホ+ミノ

順番はテキトウだけど、そんな感じで
200名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 03:49:42 ID:7WCFWJ2D
>>199
いいかもしれないけど、途中からマンネリ化しないか?
201名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 03:52:58 ID:8xn9gNR3
しそうだな

二回目マワされて三回目に飛んでところで無限ループエンドにすればいいとおもう
202名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 09:34:21 ID:7WCFWJ2D
>>201
まさか3分で返事来るとは思わなかったw
俺も無限ループエンドに賛成だな
203名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 10:00:07 ID:h/rZmAjf
まあ俺がいくら言った所で文章力はないんだけどな

元々ホモ書きだし・・・
204名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 21:34:30 ID:jBMUce+p
投下期待保守age
205名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:29:10 ID:6Veo6u99
なあ、保守するだけじゃなくて、語らないか?
好みのキャラとか、キャラのエロさとか、ゲーム中で萌えたシーンやエロかったシーンとか
206名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:53:09 ID:ir4gg4xJ
>>205
アスカがケンゴウ3匹に剣飛ばされたシーン、シレンいなかったら普通に輪姦だよな。
207名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 01:58:41 ID:6Veo6u99
>>206
そういえばそうだな
ケンゴウって人型だし
他にはGB2でお竜が領主に追い詰められた時、シレンがいなければ犯されてたかもな
208名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 03:02:45 ID:QxLxOqbs
アスカとキララ連れてる時にノロージョに倒されたらそれはそれで輪姦
209名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 06:02:04 ID:icQIrsQY
でも64じゃあノロージョは出ないんだけどな
210名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 08:11:02 ID:c7yMd0um
>>209
変わりになりそうなのは…
ンドゥバとか?
211名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 08:18:12 ID:6Veo6u99
>>210
ンドゥバでエロって結構想像しにくい気がする…
212名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 18:06:43 ID:huu5lmF1
ンドゥバの名言集に男でも女でもないってのがあったしな・・・無理だと思う
今回書いたゲームでンドゥバに物知りの杖を当てると表示されるヤツ

次回作は・・・なんだか全然進んでませn・・・まだ暫くかかりそうです
213名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:02:37 ID:6Veo6u99
>>212
あ、あなたがあのリクエスト受けてくれた人?
いつでもいいけど、結局ヒロインは誰にしたの?
214名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 09:08:11 ID:n4zcfSm1
ネットサルのヒヨさん
215名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:52:07 ID:zfdUJPCP
>>214
おお…いつもネットサルやりながら一人でハアハアしていたが、
ついにこの時が…
216名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 01:45:32 ID:pbbmYbiL
公式年齢って出てたっけ?
アスカってシレンが妙齢になったら結構なオバチャンだよな
217名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:50:55 ID:zA7XvpOi
>>216
3つ上くらいと仮定すればなんとか…公式年齢は知らん
218名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 12:57:45 ID:T8DxFKEK
アスカはシレンの4つ年上だよ
シレン2の時のシレンが10歳で、その時のアスカは14歳だったはず
219名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 11:42:11 ID:7zKIr5Xq
4つか…シレンが18の時に22と考えるとなかなか…
220名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 12:04:22 ID:frY66svY
シレン2のときのアスカってそんなに若かったのか
221名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 22:24:20 ID:owMdvxvQ
身長差がアホみたいにありすぎだよな
222名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 02:38:58 ID:hgB6mylt
保守
223名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 19:50:07 ID:/EH90+FD
いろいろ妄想しつつ保守
224名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 00:14:11 ID:CHdc1N+Y
保守
225名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 14:41:03 ID:J5YFjSwI
ヒヨSS期待保守age
226名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:12:15 ID:mgSklxNS
えーと・・・なんかやる気が出なくて筆が全然進まなかった>>192です
なんか未だに期待してくれている人がいるみたいなんで
なんとなく即興で書いてみた、こんなのでよければ


本日、秘書としての初出勤・・・の直後
社長から付いてくるように指示され、選手団の中でも屈強そうな男たちと共に
半ば引きずられるように、とある部屋へと『連行』されてきた
「きゃッ・・・ちょ、ちょっと・・・何ですか・・・ここ」
「ンー・・・更衣室だよ?女子更衣室、別名精液便所」
何やら今まで嗅いだ事のない悪臭が漂うその部屋からは、薄暗いながらも
バイブ、ローター、三角木馬、etc・・・数々の卑猥な道具が見える
社長や隣の選手含め、その部屋の奥にいる選手たちも皆一様にニヤニヤとしている

「・・・・・・!!」

その更衣室の余りの非現実さに、言葉を失いつつも
なんとかふりかえってこの場から離れようとするが・・・
「うぅっ!!は、なしてよォォ・・・」
タイガーウッホやデブータの腕力に、女の細腕では適うハズもなく、身動き一つ出来ない

「このまま何かしたら・・・う、訴えますよ!!」

身動きは取れず、非現実な場面に、とっさに捻り出せる言葉はこれだけだった
特に動揺する事もなく、社長が何か合図をしたかと思うと、部屋の奥にいた選手の一人が歩み寄ってくる

「あ、や・・・やめて・・・こないで・・・」

うねうねとした触手の一つ一つが今は途轍もなく怖く感じられる

   ─ゲイズの目が光り・・・そこで意識は途切れた─
227名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:13:35 ID:mgSklxNS
そして今現在・・・
「はャァーーーッ・・・フグゥゥーーーッッ!!」
穴の開いたプラスチック製のボール
たしかボールギャグというヤツを猿ぐつわのように口に入れられており、言葉らしい音が出ない

  ─ しかしそれ以上に耐え難いのはこの格好だ ─

元の秘書の服は脱がされており・・・いや上半身のみは残されているが
ブラは取り外され、ボタンを二つ外し、胸を完全に露出させている状態だ

手はロッカー・・・元々ハンガー等を掛ける為に設置されたであろう鉄の棒に手錠を通し
更に手首どうしを固定した手錠の鎖に鉄棒の手錠をかけ、万歳の格好で手首を固定されている

そして下半身・・・
パイプイスに座って・・・いや『固定』されている
座った状態で大股を開き、パイプイスの横に足を入れ、座席の下で足を手錠で枷がされ、身動きが取れない

・・・いや問題はそういう事じゃない、上半身を露出させているだけでも耐え難いのだが
下半身に至っては何一つ着ていない・・・いや、付けていない訳ではない

だがこれは衣類ではなく『道具』・・・いや、『淫具』だ

小さな5つのフックを秘所の入り口に掛け、背中と足を一周して引っ張っている仕組み・・・
つまり膣内を曝け出している事になる

目に涙を滲ませ、社長に向かって怒鳴ろうとするが、口の中に入っている異物の所為で、虚しく息を吐くだけになる
そこへニヤニヤと下卑た笑みを浮かべ、社長が歩み寄ってくる
「ヒヨちゃん・・・いいカッコだねぇ・・・」
「フゥーッ・・・ンーッ」
「もうちょっとしたらこのボールも外したげるからね」
・・・・・・
「嘘じゃないよ、ホラ、向こうを見てごらん」
社長の声に反応し、部屋の隅でひとかたまりになっていた選手達が、『何か』から少し距離を置く
最後の選手が横にどいた先にいたのは・・・

「フャッ・・・ヒィヤヴェリャひぁんっっ(イザベラさんっっ)!?」
228名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:14:31 ID:mgSklxNS
そこにいたのは、この業界で数々の実績を挙げてきたやり手の敏腕女秘書、イザベラが・・・
かろうじてイザベラと判別できるほどの痴態を晒していた

自分の手を固定している鉄の棒、それと同じ物が向こうの壁にも設置され
イザベラの『首輪』はそこに繋ぎとめられていた

見事なプロポーションは白い白濁液にまみれながら、裸体を惜しげもなく見せていた
四つん這いで頭を下げ、尻を強調しながら、さかんに卑猥な言葉を口走り、『オネダリ』している
「はやくぶっといのを頂戴・・・ねぇ、お願いよぉ・・・早く突っ込んでぇ・・・」

「・・・・・・!!」

これが・・・イザベラさん!?
あの・・・自分が目指してきた女性・・・!?

「ああなったら口のボールを外してやる」
「ッッ!!?」

拡張器により、思いっきり開かれた無防備な膣内に、社長が指の腹をこすらせる
敏感な所への逃れようのない刺激を、身動きできない状況では、ただひたすら受け入れるしかない

「ンーッ・・・フーーーッッ」

腰をくねらせて刺激を紛らわせようとするが、このくすぐったさにも似た刺激をかき消すには到底及ばない

(やぁ・・・やめ・・・なか・・・いじったら・・・あっくっ・・・擦られて・・・
そこ・・・あっんぅ・・・・やめっ・・・こすらないでぇぇ・・・ひっ・・・やっひゃっっぁぁあァァァァ!!?)

「このガマンしてるのに声が漏れちゃうってカンジが溜まらないねぇ・・・」
社長の手は止まることなく動き続け、淫芽をむき出しにされ、性器を玩具にされ、反応に飽きるまで弄ばれる
「しかしここは愛液でグチョグチョ、乳首をこんなに硬くして・・・玩具にされて感じてる、なんてねぇ」
「フッゥゥーーー!??」
(ち、ちがッッ・・・そんなにぃぃ・・・ぃじられたら・・・誰だって・・・
あっくっ・・・感じてなんか・・・あっ、だ、ダメ・・・そこ、んっあっ・・・潰されたら・・・ひっゃぁぁぁ)
229名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 00:17:04 ID:mgSklxNS
玩具にされる事数十分、社長もなんだか飽きてきたらしく、性器をいじる行為を止め
イザベラの周りを囲っていた選手達を呼び集める

「〜〜〜〜〜、〜〜〜〜〜、〜〜〜〜〜。」

何かを手短に話し、選手たちと一緒にヒヨに歩み寄る
しかし先ほどの行為でグッタリとなっていたヒヨが気付いたのは、こぶりな胸を鷲掴みにされてからだった
(や、ちょ・・・何!?)

無言のまま、既にチャックから顔を出している、いきり立った男性器を二つの恥丘ではさみ、前後に擦り付ける
選手たちも手で軽く逸物を扱きながら、発射先を定めていく

「んっ・・・!!」

パイズリを始めて2〜30秒、耐え切れなくなった社長が、欲望の塊をヒヨの顔面にぶっかける
「ンむーーーーッッ!!」

それを合図に、選手達が息を合わせるように、強く早く扱き上げ、ヒヨの目前まで迫る


社長の掛け声で、先にかかっている白い液体めがけ、選手達はさらに白濁液をかけていく
(く、口の中に入ってきてるよぉぉーー!!)
ボールギャグの所為で、咳き込んでも際限無く口の中に苦味が広がっていく

「ふぅ、さて・・・ゲイズ」
お約束とばかりに、後ろに下がっていたゲイズの目が光る
混乱ばかりが続いていた為か、ヒヨの精神はあっという間に意識を手放した─


ヒヨが主人公をなんて呼ぶか分からなかったんでテキトーに「社長」
どこの業界かは深くツッコまないでください、「最後の1レスは蛇足だった」なんてのも受け付けません
                                                  多分続く
230名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 10:18:22 ID:WihUvkN9
超GJ!続き期待!
231名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 15:58:41 ID:uegf+bvX
続き期待保守age
232名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 01:46:22 ID:cw4ZK37m
補習
233名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 03:14:53 ID:XMq/OC5u
保守
234名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 13:08:34 ID:phKh3IQW
お、俺以外にも保守してくれる人がいた
ヒヨについて語ろうぜ
235名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 02:56:53 ID:UVm6XsqL
保守
236名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 03:39:57 ID:4UniOlM7
保守
237名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:22:28 ID:cu4SxjLQ
保守
238名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 14:47:02 ID:I9mp+ODZ
保守
239名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 15:01:56 ID:oEeP8lU1
>>199に期待
240名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 19:03:44 ID:QhHgTSQ+
3週間で10近くしかレスがないとは…ヒヨやアスカのSSの人には頑張って欲しいな…
241名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 08:16:25 ID:jrDjwDvN
保守しながら上げてみるが…もう無駄なんだろうか…
242名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 09:26:35 ID:c/Vuwd4U
お竜のパイずり
243名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 16:06:21 ID:3ugDoQdy
どのくらい経っただろうか・・・ヒヨは目を覚ました
体中が凝り固まっている事から察するにかなりの時間が過ぎたのだろう
この体中の恥部を曝け出した無防備な体勢がどれだけあの男どもの目に触れていたんだろう
そう考えると泣きたくなるような恥ずかしいような情けない気分になってしまう

「起きたみたいだね」
社長がヒヨに下衆な笑みを向ける、少し吐き気がした

相変わらず口にはボール球が含まされ、言葉を発する事は出来ない

それより・・・何だろう、体が・・・熱い
「ん・・・ひぁっ!!」
突然乳首を弾かれ、声が漏れる
「んー・・・もう感じてるのか〜」
そんなハズ・・・無い・・・
言葉に代わって首を振って否定するが、
そんな言葉とは裏腹に下半身は、既に愛液を滴らせ、切なく疼いている
「どうした?感じてないんだろう?」
社長の指がそこに触れただけで、背筋を刺激が駆け上がる
拡張器で開かれている部分とはいえ、この刺激は尋常ではない

「ひゃめ・・・ふぇ・・・」
「止めて欲しいのか・・・?お前のココはそうは言ってないけどな」
グチュグチュと淫靡な音を立てながら股間を弄り、胸にも手を伸ばす
クリトリスを重点的に弄り、乳首にもむず痒い感覚が走る

「んっ・・・むっ・・・はぅっ・・・ぁ・・・ッッ!」

そう時間をかける事もなく、声は快感による喘ぎになっていた
女を知り尽くしている社長の手つきに対し、今まで性経験の疎かったヒヨに抗う術は無い
244名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 16:06:48 ID:3ugDoQdy
「いーい声出すようになったじゃないか、イキたいか?ん?」
今まで絶頂を迎えた事は無いヒヨも、イクのはこれ以上の快感・・・という事だけは分かった
長時間の愛撫によって、蕩けた理性でそれに抗うのは不可能だった

小さく、コクンと頷く・・・それが全てを表していた

それを契機に、社長が口に付いた器具を取り外す
「さて・・・イキたいか?」

ヒヨ─早く叫んで、ここから助けを求めるのよ
頭の一部がそう叫んでいるのが分かる・・・が、
「い・・・イキたい・・・です」
ヒヨの発した第一声はこれだった

「あンっ・・・ハぅ・・・んっ!!」
ヒヨの股間ではバイブが出し入れされ、口を社長の逸物が塞いでいる
そう時間をかけるまでもなく、絶頂を迎える

今まで味わった事の無い、言い知れぬ快感を感じながらも、社長への奉仕は忘れない

「そら・・・いくぞっっ」

口の中を熱い物が満たした瞬間、股間の動きも激しくなり、またもやヒヨは達した

「んっ・・・はぁ・・・」

絶頂の余韻を味わっているヒヨの秘所へ、選手の一人が、特に前置きもなく剛直をねじり込む
「ンあっクゥぅうぅウううっっッ!!!」

  ─まだまだ宴は始まったばかり─
245名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 16:10:08 ID:rHNddJQq
あ、来てた

GJ
246名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 16:22:48 ID:3ugDoQdy
「あら、新規の秘書さんですか?」
小さなオフィスの一室で、活発そうな女の子が社長を待っていた
何故かチアリーダーのような服装だが、どことなく愛嬌があって可愛らしい
「ハイ、ジェニファーと言います、ここに働きにきました!!」
ハキハキとした受け答えに、若干好意を抱く
「じゃあ社長がいると思う部屋があるんだけど、内緒で行っちゃおっか?」
「え、いいんですか!?」
「ついてきて、こっちよ」

今までの明るいオフィスから一転、段々と薄暗くなっていく廊下に、
どこか怯えているようで、その様は小動物を連想させる
「ま、まだですか・・・?」
「あ、すぐそこよ、ほら、そこの女子更衣室」
ホッと胸を撫で下ろしたようなジェニファーを、部屋の前まで連れていく
「あ、ジェニファーちゃん、入る前にちょっといい?」
「え、なんですか?」
「ちょっと手を出してくれる?」
「いいですけど・・・そういえば何で社長が『女子』更衣室に・・・?」
両手を揃えて出したジェニファーに手錠がかかる
「・・・え?」
状況が俄か飲み込めていないジェニファーを部屋の中へ引き入れる

「・・・・・・!!」
部屋の中の有様には完全に虚を衝かれたのだろう
逃げるでもなく、その場に立ち尽くしたジェニファーを選手達が取り囲む

「よくやったな、ヒヨ、ご褒美だ、スカートを上げなさい」
小さなスーツスカートを上げると、そこにパンツの類はなく
小さな紐がバイブを固定しているだけであった
そのバイブが社長のリモコンで動き始める
  「あんっ・・・♪もっと・・・もっとぉ・・・ん」
自分で胸や秘所を弄り、快感を求め続けるヒヨに、昔の面影は無かった─
247名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 17:47:30 ID:jrDjwDvN
待ち続けてよかった…GJです
ジェニファーたんはこの後どうなってしまうのか…
248名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 17:32:11 ID:QWWp5OKn
ケヤキたん待ち
249名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:07:22 ID:xofCPuMN
保守
250名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:17:40 ID:XmE3pHPh
保守
251名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 12:04:22 ID:xMSSvrVH
保守
252名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 01:49:13 ID:kveSMch7
age
253名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:58:56 ID:bBcTC8Dg
補充
254名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 11:13:35 ID:N1BJUZZ1
保守
255名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 11:28:55 ID:VKuVNlt6
Wii版のアスカのスタイルが非常に良い件について
256名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 18:05:00 ID:PoE/Cjjk
スリーサイズを予想(おそらく答えは出ないが)してみたまえ
257名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 21:06:05 ID:OtWRnLdW
少女から女になったんだよ・・・年齢的に
258名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 18:59:20 ID:O4pQJ2Ow
>>256
88、58、90

いや、根拠は無いがバランス良さそうなんで
259名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 23:25:06 ID:yk/4iQr3
アスカとかお竜とかうどん屋の娘とか鬼娘とかアスカとかどっかの姫さんとか

シレンも順調に港作りすぎだろ
260名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:54:40 ID:bzalqwR9
>>259
アスカ2回言ってるw
あとケヤキや鍛冶屋の女を忘れないでくれ
てかうどん屋の娘って誰だ?サチじゃないよな?
261名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:22:35 ID:Rplf0/ZO
>アスカ2回言ってるw

大切な事なので二回言いました
262名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 19:09:45 ID:Rl8MUefv
旅がらすってあちこちで女作る典型例だよね
しかも中々のイケメンに育ちおってからに
263名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 19:15:26 ID:Rl8MUefv
>>260
サスミ?
264名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 23:02:33 ID:IZRq2bHv
>>263
何が?
265名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 09:43:39 ID:fpSrfEIQ
保守
266名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:51:25 ID:VguD2uFG
むみゅうのおばちゃんまで落としたのか…。


シレンはかなりのジゴロだな。俺のアスカも食われたのかな
267名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 20:53:22 ID:1tbnmumV
その発想はなかったわ

268名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 21:37:05 ID:SIGAItLD
ジゴロというか旅人は女癖が悪いと相場が決まっている
269名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 04:18:07 ID:KEVIHEai
・やり逃げできる
・2股3股がバレにくい
・吊橋効果
なるほどな
270名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 18:11:02 ID:yVrrzkKV
さて旅に出るか
271名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 21:46:25 ID:TPAPEPlG
むしろ二股がバレても惚れさすのが真の旅人

ハーレムスレ用のネタだなこれは
272名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:32:13 ID:yui40uzq
シレンはそんな感じだな。軽いお竜と初々しいアスカ
273名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:36:25 ID:KEVIHEai
お竜も年上なん?
274名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 00:44:30 ID:hthgU7sv
確か設定ではアスカがシレンの4歳年上、お竜がシレンの2歳年上だったっけ
アスカとお竜じゃアスカのほうが2歳も年上なんだな
275名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:44:42 ID:KJXh15S6
求む幼女
276名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 05:35:48 ID:Hw2hTTWl
つ[ノロージョの妹]
277名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 18:34:51 ID:HjI/xbSD
それがしの申し上げたきはつまるところ
シレン×キララ
これにつき申す
278名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 21:39:28 ID:Z4udd+0r
キララは何気に露出度が妙に高いという美味しい要素がある
つーかあれ寒くないのだろうか? ナタネ村周辺は気候が穏やかそうではあるけど、
夜とか体冷えてトイレとか近そうだぞw
279名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 22:15:15 ID:hthgU7sv
鬼だし火が吐けるから無問題なんだよきっと
280名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 22:46:47 ID:SsSI2io5
シレン3は今までのヒロイン全員集合とかにしたらよかったのに。
281名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:44:28 ID:CIXma7/H
ンな事したら昼ドラ真っ青の修羅場になるだろうが常考


まぁ女の戦いってのは見てて面白いが
282名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 11:38:44 ID:vCDiwKNf
経験則によると戦時や戦いをメインとした作品の主人公は
何故かそっちの補正が掛かって誠扱いされないから不思議だ
283名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 13:01:13 ID:R4rPREHb
>>282
ダブルスタンダードだろう
284名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 17:58:43 ID:VEgQDlmU
というか普通に世界観的に一夫多妻ありじゃね
285名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 18:30:30 ID:st9W2dce
ありじゃねーよw
286名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 18:30:55 ID:D0BSvkXN
金持ちならありあり
287名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 18:49:36 ID:st9W2dce
それは一夫多妻制じゃなく、個人の問題じゃねーかw
288名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 19:44:23 ID:D0BSvkXN
だってシレン城とか作ってんだぜ
289名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 19:50:57 ID:VEgQDlmU
確かにw城主クラスなら普通何人も嫁いるよなw
290名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 21:43:17 ID:jkO/J2P/
子供シレンの方がエロ想像がしやすい俺は異端か
291名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:21:04 ID:dW96Aeg9
>>290
シレンの出演作で一番ゲームの絵的に妄想しやすいのは64だと思う
292名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 00:27:32 ID:q0vvYf8p
>>291
出来ればプレステ、せめてwiiで復刻版でもいいからなにか出て欲しいよな

まぁシレンのシステム的にグラフィックを期待する方が無謀だけどなw
293名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 00:47:31 ID:TaFSkt0h
次のリメイクは順番的に月影村の怪物だと思う
ケヤキは全ヒロイン中一番切ない恋だったと思う
294名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 02:06:34 ID:ly9f693d
プレステはローディング長いからハード的に向いてない気がするけど
正直トルネコシリーズの2以降の惨状を考えるとな・・・
295名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:44:11 ID:sbkgoXYs
>>292
正直シレン3ですら
グラが予想以上で中身が不安になってるからなw
296:2008/05/31(土) 19:12:42 ID:zGJHnezu
すばやさ草とちから草あれば アスカを…イケルwwwwwwww
297名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 00:53:40 ID:ZfU60dSN
次のシレンの嫁さんは誰だ
298名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 01:28:13 ID:Up72lOhz
アスカ確定だろ。忍者っ娘も可愛いけど敵みたいだしな。
299名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 06:15:10 ID:nMuJl1wa
そろそろここも 
活気が出ればいいな・・・。
300名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 21:22:45 ID:mmclUE2t
女の子全員でいいじゃないか
301名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 02:26:28 ID:jdt1uhlr
フラゲのピアキャス配信見てたが
ござるがないのは痛いな
302名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 07:27:47 ID:aP+2e/eh
>>301
アスカ「おとなになるってかなしいことなの・・・」
303名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:23:40 ID:ey+eswOo
おぼろは、かわいくて、完全に好みだが
イマイチ、誰と絡むのかさえ、想像できんからな…
エロが思い浮かばねぇ
304名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 11:52:16 ID:8g8sTsOi
アスカはシレンよりコッパが好きなのか
305名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 14:41:50 ID:mjWPuDuc
新作幼女キャラ多いね
306名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 05:40:45 ID:aw+3IHEd
アスカがござるを止めたのはシレンに女性として意識してほしいから
と妄想してみよう
307名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 07:16:02 ID:EzF+fbsY
え、当然そうだと思ってました
OPで二人が一緒にいるシーンみてはニヤニヤしてる

それにしても3のアスカは美人さんだー
308名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 07:16:34 ID:WvjbLm6j
というか現代ならまだしも
時代的に24て行き遅れだよな(´・ω・)
309名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 15:04:55 ID:JnbOkmTn
シレンのお手つきだからいいんだよ
310名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 15:12:11 ID:c3YSNLGa
おい!>>309の家に鬼の軍隊が!!!
311名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 15:19:44 ID:VjFH2yQ6
乙女=処女
だからお手つきはされてないよ!
312名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 22:41:35 ID:lATs+MtN
純情にシレンだけを思い続けてる乙女だから
お手つきでも乙女
313名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:01:30 ID:wIbo0Ogo
アスカの変貌ぶりといつからシレンに惚れたかについては小説で補完してほしい
314名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 01:19:00 ID:qj4sB5IE
出会いがなかったんだよ
10年ぶりの再会で当時は完全に子供だしな
さすがに2時点で惚れてたとは思えん
ただ風来人やってる以上噂とかは聞いてただろうが
普通に考えるとシレンは有名人だろうし
315名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 02:52:42 ID:zEoN3xS4
確かに
城作ったり城落としたり伝説の山に登ったり・・・無茶苦茶やってるよなぁ・・・;;
316名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 03:33:47 ID:ElOhddwG
行く先々で惚れられてるからきっとジゴロとしても有名になっているに違いない
317名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 06:41:43 ID:TBuE9SqK
10年前は弟みたいな存在だったのが今じゃイケメンに。噂を信じて追い掛けようやく合流。そして合体。
318名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 10:00:12 ID:P2OFzOdi
おまいらそんなにネタが思いつくなら
一作書いたらどうですか ;;
319名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:23:56 ID:pgY8grCA
おぼろマダー?
320名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:33:38 ID:DwUQiycZ
>>314
ってかアスカ見参でコッパと会った段階で
「数々の噂は」とか言ってたような
321名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:43:27 ID:codJV9wF
今までの流れからしてみんなが妄想していなさそうな
センセーとアスカで妄想でもしてみるか・・・。

322名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:42:42 ID:jtDHLdSk
>>321
その二人好きな奴がここにノシ
323名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:00:29 ID:Y02xeb5z
本編に妄想を加速させるような描写でてこねぇな
まだセンセーのがある、コッパがダントツだが
324名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:02:27 ID:u65bHKLT
コッパはヒロインだろ。シレンシリーズの
俺の嫁でもある



アスカってあの口調にするのに練習とかしたんだろうか
325名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:21:37 ID:uXVHdfs6
シレンの嫁になるためにゴザルを使わない特訓をしたアスカ可愛いな。
コッパにシレンの女の趣味とかを聞いたりしたんだろうなと妄想。
326名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:58:00 ID:ZfJRQws5
アスカ(センセー、空気読んで再登場せず死んでてくれよ)
327名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 04:36:38 ID:bRebnCVf
姫を目覚めさせる時にアスカが妙に反対してきたのは嫉妬と無理矢理解釈している
328名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 07:26:51 ID:MkRLXIzK
センセーはいい歳なオッサンのクセして行動がいちいちDQNで好きになれん
十狼太とアッー!してればいいよ

千年の約束とか言って後付キャラの姫がしゃしゃり出てくるのが萎える…
恋愛展開やるならアスカとにしてくれよ
329名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 11:50:22 ID:JIptydVz
大丈夫。アスカなら寂しそうな顔で嫉妬してくれる。
330名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 18:15:28 ID:ktKzk/iA
前世ネタにしてカプろうとするかぐや姫もウザイがそれ以上におぼろがムカつくんですが
後付の公儀隠密の分際で風来人をただの無頼漢呼ばわりしてんなよクソ女が
グラフィックが全然可愛くないし期待はずれすぎorz
331名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 18:33:01 ID:RA8oW+6e
そりゃお役人から見れば風来人なんて無頼漢もいいとこだろ
332名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 19:21:38 ID:ktKzk/iA
>>331
おぼろの言うように風来人のただのアウトローなら
外伝の祭来国の元首コヨリたんがあんな丁寧に応対してくれるわけないんだが
3はストーリー面でもこれまでのシリーズを否定するような要素多すぎだよ

これまで通りシレンが女の子とフラグ立てまくりのジゴロ展開でいいのに
333名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 19:32:26 ID:WLztUl4G
EDラスト切れてくとこでアスカがシレンの腕を絡め取ったビジョンが見えたんでイケル
334名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 20:46:48 ID:p/qC1azO
>>332
国が違えば対応も違う
十狼太みたいのもいるし基本的に流れ者なんだから役人に歓迎される人種じゃないだろ
それに見下した相手に無理やりヤられるシチュとかできるからいいじゃん
335名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 20:56:49 ID:d5OJdz+R
>>334
おぼろがアスカを無理やりってシチュですね わかります。
336名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 21:13:00 ID:ktKzk/iA
>>334
なるほど、他のシリーズとは別の風来人に冷ややかな国(政権)と考えれば納得できるか
確かにこのスレ的な妄想すれば、あのムカつく言動も許せそうだ

隠密と戦闘中(シチュ的に邪魔な)アスカを大怪我負わせたのにキレたシレンが
混乱の札使っておぼろ&部下たちを操って強制乱交プレイさせる・・・
とか妄想してスッキリするお
337名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 21:38:10 ID:awL+dkyY
>>332
つか旅の神を祭る祭来国のコヨリが、
風来人に丁寧に接するのは当然というか。
338名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 21:38:16 ID:WLztUl4G
しかしアレだな
センセー主役でやれよってぐらいひたすらセンセーばっか活躍するな
さっき微妙に補充したが萎えてきた
339名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 21:53:30 ID:ktKzk/iA
>>338
そうなの?それは本当に萎えるなorz雑魚戦じゃ足手まといのクセに・・・

センセーと十浪太&ひょっとこ団はDQNだしグラフィックもムサいホントイラネ
3のキャラはかわら版屋とかのモブ幼女以外ロクなのいないね
340名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 21:59:15 ID:e0fbbhRO
俺の嫁であるコッパが可愛いから問題ない

コッパとアスカでいいと思うよ!
341名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 22:38:34 ID:RA8oW+6e
オレもコッパとアスカでいいと思う
342名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 22:42:32 ID:9URGrcaB
俺はアスカ→シレン×コッパ がいいと思う
343名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 01:18:17 ID:gwuIQRt3
コッパの同人うp!
344名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 04:04:58 ID:eGZJCouI
コッパ大人気だな 俺も好きだけど

ゲーム開始時のアスカの一枚絵が
べっぴん過ぎて始めたくないんだけど
どうしてくれますか
345名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 05:28:17 ID:RZEzxjFe
シレンはアスカやかぐやと和姦する役目があるから
センセーにはおぼろを躾ける役目を与えよう
シレンでやれと言われればそれまでだが、個人的にはシレンはそんなキャラじゃないのでパス
346名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 07:08:02 ID:k/+mr56j
シレンはそんなことしない。
背中で黙らせるのさ。

つまり背中のツボでお仕置きする。
347名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 08:24:33 ID:6g4pF6oh
シレンのミツノシラギでアスカやかぐやを倒すんですね 分かります
348名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 08:24:52 ID:/xB2m7oC
ゲームする前はセンセーは死ぬと思ってたのに死にかけてホモに走るとはな…。


コッパは昨夜はお楽しみでしたねと後からからかうキャラ
349名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:26:46 ID:7x2GCqKm
センセーが相手側に寝返ったとき、「まさか!操られてんのか?!」と思ったら、自分の意思でかよ・・・。一気に何かテンション下がった。しかもそのあと、放ってからくり城に行くとは、仮にもシレンと親戚なのにさ。
ちょwおまwwwって本当に思った。
350名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:32:33 ID:C175EUGG
>>349
シレンは弟すら殴る
おにぎりをあげずに放置する
351名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:47:36 ID:5YOyEzpu
このスレでもセンセー叩かれてて吹いたw
お前等もうちょっとセンセーに優しくなれよ
352名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 22:20:44 ID:7x2GCqKm
>>351
とりあえず、センセーの良いところをあげるとー
・二刀流ができる
・かっこいい?(人それぞれだと思うが)
しか思いつかん。思いつかないのは、まだ風来のシレン3最後までクリアしてないからか?
みんな思いついた?
353名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 22:21:48 ID:6RrkUJ+u
あぁいう主役を食いかねないキャラは
主役に希望を託して死なないと駄目だ
マジで
354名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 22:37:18 ID:vJ1deMBI
・ギメンシャ×センセーの妄想に使える
355名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 22:43:14 ID:57+ffcc5
コッパ×アスカ
コッパ×シレン
コッパ×かぐら
コッパ×センセー

便利だな、コッパって
356名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:45:55 ID:/xB2m7oC
二刀流は弱すぎる。まじで雑魚。

シレン×サスミ
シレン×アスカ
357名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:55:53 ID:6g4pF6oh
シレンとアスカは一桁しか食らわない鉄壁なのにセンセーだけ二桁余裕でした

シレン×かぐや
シレン×サト
シレン×おヨウ
358名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 00:50:47 ID:0DUyJUU9
おぼろがいない件。。。。
村人のビジュアルがもうちょっと色々あったらな
色々と妄想できるのに・・・女性キャラ自体は多いし
359名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 00:55:42 ID:aXSrZ0Pq
タエは?
珍しくビッチ系キャラ
360名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 01:05:21 ID:0DUyJUU9
タエ系キャラは実際結構いそうだよな
7人の侍しかり実際あんなもんだろ
361名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 01:05:40 ID:q6PLK+N5
タエは…ゲーム進めればわかる
362名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 18:05:08 ID:vcGl6tAa
犯人はケイマ
363名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 18:14:48 ID:JM/+Q4pO
マジでセンセーウザすぎる
仲間キャラに見せかけたライバルキャラじゃん死ねよ
実力的にはただの足手まといなのにイベントで目立つしなんなの?
不潔感あるDQNオヤジだしホモっぽい台詞あるし何一つ良いところないじゃんorz
364名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 21:55:40 ID:ScQfd48B
センセー二刀流だから攻撃力結構あるなぁとか思ってた俺
何か・・・防御力だけで評価するなよ、うん
365名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 23:09:57 ID:FwjjGwME
二刀流がセンセー専用なら……ね、うん
366名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 23:27:17 ID:aXSrZ0Pq
センセーが二刀流オンリーなのはバイセクシャルの隠喩
367名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 23:41:52 ID:q6PLK+N5
センセー不評すぎw

まぁ勝手に死ぬからな。


センセーじゃなくておぼろが仲間になればよかったのに。
368名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 11:40:30 ID:ArU/DLt9
激しく同意
369名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 14:43:41 ID:WWILwd4J
元々太刀っていうか刀系はシレンとか風来人がメインで使ってる印象が強いから
どうせ専用武器なら十狼太で棒系とかおぼろで忍具系のがおもろかった気がする
370名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 18:31:07 ID:+vTrgWa6
センセーは直接対決後にシスコン告白するのがキメェw
アスカに「全然本気出してなかった」とフォローされてんのも逆効果だし
仲間の時弱いのも本気出してないのかよ!とツッコみたくなる
371名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 19:31:21 ID:pMcLjq7z
センセーの評価がだだすべり
372名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:49:32 ID:fxLAaEL/
空気読まないでいうがここはセンセーアンチスレじゃないってことはみんな理解しているんだよな?
373名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 21:30:57 ID:+vTrgWa6
センセーっておぼろや十狼太と違ってエロパロ的にも使いにくいキャラなのがね
シレンの母親が若い頃どんなだったかわかれば近親ネタでいけるんだろうが
374名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:21:10 ID:b6IT9StJ
センセーはもうどうでもいいからおぼろに捕まったシレンとアスカのエロ小説マダー
375名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 05:49:41 ID:hJevJP3r
なんかセンセーのエロパロが投下されたら荒れそうな勢いだな
俺はセンセーも好きなんだがねえ
376名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 06:56:14 ID:coiNJQGd
センセー:ひょっとこ党員のケツに魅かれて裏切りました
      決して十狼太さんのケツではありません
377名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 07:28:08 ID:coiNJQGd
今にして思えば24の女が「ござる」口調はさすがに痛すぎるよな
口調変化はGJというべきか
少女なら可愛いで済まされるかもしれんが
妙齢女姓で「ござる」は近所でヤバイ人と噂されるレベル
378名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 18:41:27 ID:Qj1eH1F2
エロSS投下まだかよ
379名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 05:03:48 ID:XeoKyV+T
クリアして、久々に来たらスレ進んでるからwktkしてたのに
おまいら…w
380246:2008/06/15(日) 16:07:18 ID:DoXwA4Qe
ジェニファーのエロと淫乱ヒヨでも書こうか?
381名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 21:16:37 ID:QMUpjD7E
ぜひお願いします!マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
382名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 22:03:34 ID:l39jxVfl
>>376 ちょwwwセンセー自重w
383名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 04:04:53 ID:hA8l9iUe
ジェニーとヒヨを描きます。
期待しないでください。
384246:2008/06/16(月) 13:36:13 ID:lQl9nC9x
>>383
ガンバレ、誰が何と言ってもオレは期待して待ってる

・・・・・・オレが書く場合かなり遅筆だからな
385名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 13:49:14 ID:EnoVaYqn
246=383だと思ってたw
もうこのさい246氏もあの続きでジェニファー編書いちゃえば?
二人分投下くればすごい賑わうって
386名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 19:58:31 ID:EIOs3Jrd
スレ違いが多すぎる
ここキャラ批判スレじゃないぞ
387名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 20:49:55 ID:EnoVaYqn
まあ元の流れに戻ってきてるんだしいいじゃないか
388名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 20:23:50 ID:DwiN5rov
今度はくさったおにぎりじゃなくて私を食べてね?
389名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:51:43 ID:n0065/U4
390名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:03:17 ID:TOgkcetz
つまりこういう流れか
おぼろによりアスカとシレンが掴まる。

牢屋へ

コッパ「おいらがちょっくら鍵をさがしてくるぜ!」

アスカ「こうやってゆっくり話すの久しぶりだね・・・」

思い出を語る二人

アスカ「…気付いてた? 私、シレンに助けられた時からずっとシレ(ry」

わっふるわっふる

アスカ「な、中に(ry」

コッパ「なんか二人ともそわそわしてるけど何かあったのか?」

二人「い、いや?何も?」

コッパ「ふーん…まいっか」
391名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 08:10:24 ID:cNvLWbGl
さあその流れで一本書くんだ
392名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 22:56:02 ID:LTJYG1vR
よしわかった今から書いてくる
多分完成は来年の冬になると思う
393名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 22:58:31 ID:T+dOq8yK
待ってるぞ。
394名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:54:04 ID:PNuNRuXQ
どうやら長い冬がこのスレに訪れたようだな…
395名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 23:57:21 ID:PNuNRuXQ
すまん、俺のIDがなんかエロくて一人で笑ってしまった。
ぷにゅにゅるってもうなんだこれ。
396名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:43:34 ID:Cp8Q8Z++
こんな電波を受信したんだが

武芸大会
アスカ、そぼろによって拉致、拘束

そぼろによるレズ拷問

そぼろ、忍術で一時的ふたなり化 アスカの処女を奪う

シレン救出に

そぼろによって諭され、シレンも乱入

…いや、途中のアレはいらない気もするけれど。
ここがアブノーマルOKならやってみたいが…
397名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:50:22 ID:q9O+jP/b
そぼろによって諭されワロタw
398名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 03:21:17 ID:S4BEvLQP
ええい!温泉でドッキリネタはないのか!!
399名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 22:36:22 ID:7wb4S7hX
>>396
さあその流れで3本書くんだ
400名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 22:46:02 ID:Rrj4oE6b
混浴…
水浴びネタでも良いな
401名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 23:39:01 ID:Um8g1L+n
ちくしょう・・・二日ほど前から真面目に書いてみたんだが

おもしろくない えろくない   どうしてくれようか
402名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:32:09 ID:hFKbu3P2
投下してしまえ 寧ろ今のうちだ


俺も二週間ほど前から書いてるが一向にエロくならん
ゲームも進められんし正に本末転倒
403名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 17:44:51 ID:C0lvkHZ+
シレンを喋らせようか無口のままで書くか迷う

微妙に扱いにくいよコイツ
404名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 18:56:08 ID:41F+AOFI
自分も少し迷っている。ところでシレンの一人称って何?
僕?俺?拙者…は無いな。
本編では死ぬほど無口な彼も、センセーと野暮臭い話とかするんだろうか…
405名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 18:58:55 ID:0Cmxo576
そこはコッパを通してだろう
406名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 19:31:05 ID:J4P1/pUn
>>404
シレン3のエンディングでちょっとだけしゃべる千年前(前世)シレンの一人称は俺だったよ
1の小説(『アムテカに舞う花』)でも俺だったような
407名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 23:18:36 ID:41F+AOFI
成程、参考になったよ。それじゃ、頑張ってみる。
408名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 14:42:03 ID:mU+JdQqu
アッー
409名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:34:20 ID:cyp8zeV0
>>396を頑張ってみた。レス大量消費申し訳ない。
力不足のため、シレン乱入までは書けなかった…。

そぼろ、アスカへのレズ拷問
注意事項
・武芸大会、アスカ誘拐時のパロ。プロローグはゲーム内容とは少し違います。
・そぼろの性格と喋り方がなんか変。そぼろの年齢設定は18。
・ふたなり表現有り。抵抗感のある方はスルー推奨。
410名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:37:37 ID:cyp8zeV0
 ホウライ山一帯を震撼させた、かのからくり屋敷騒動より半年の事。
からくり屋敷が現れ、そして沈んだとされるホウライ山の頂。
そのカルデラ湖に、小さな舞台が設けられていた。その入口には大きな
垂れ幕がかかり、朱色の文字で大きく『武芸大会』と記されてある。
どうしてこんな場所で、個々の腕を競いあう大会が開かれているのか。
事の発端は数か月前に遡る。
 その理由とは、山頂付近で温泉が湧き出たためだった。当初こそ近辺に
住む人々は喜んだものの、知能の高いモンスター達がその権利を主張。
長い論議の末にも双方譲らず、遂に力で決めてしまおうという結論に
達したのだった。そしてからくり屋敷騒動を落着させた風来人、シレンの
身にも主催者推薦という形で招待状が送られていた。彼は乗り気では
無かったものの、10万ギタンというまぁそれ程の額の賞金が出るという事で、
コッパに言い聞かされてしぶしぶこの地へと戻ってきていたのだった。
 しかし大会中に共にからくり屋敷に挑んだ女風来人が、謎の集団に
拉致されるという情報を彼は耳にする。偶然その場に居合わせた叔父、
センセーにも捜索を依頼し、彼は試合の合間を縫って彼女の行方を捜していた。
 彼が血眼になっているその頃…。武芸大会会場より遙か上空。さんさんと
輝く太陽に照らされ、不気味なほどに黒く光る軍艦が宙に浮かんでいた。
その形から、幕府の所有する軍艦である事が見て取れる。船の名は外道丸。
これまで主流であった光陣丸系統に更に改良を重ねた、最新鋭の艦でもあった。
何故このような所に幕府の船が浮かんでいるのか…。その理由は簡単。
ただ、幕府配下のくの一がこの大会に参加しているためだ。
 その外道丸内部…罪人を捕えておくための木牢に、数人の男の姿があった。
皆群青の忍び装束に身を包み、それだけで彼らが忍者である事が分かる。
しかし、彼らは腰から下には何も身に着けておらず、男性器と尻は丸見えと
なっている。何も、男色にのめり込んでいるわけではない。
 彼らは輪になり、一人の女を取り囲んでいる。女は紫と淡い桃色の配色が
美しい羽織袴に身を包み、首の回りまで保護された胸当てを身に付けていた。
そして、濃い桃色の髪をリボンでまとめたポニーテールが何とも愛らしい。
彼女の名はアスカ。半年前、シレンとその叔父センセーと共に、からくり屋敷に
挑んだ風来人の一人。街を歩けば誰もが振り向く美貌を持つが、その身には
不釣り合いにも見える大刀を腰に差し、それを軽々と扱ってのける程の力を
持つ。
 しかし、そんな彼女も数人、それも百戦錬磨の忍者達を相手にするには
少々無理があった。その上不意打ちを食らい、彼女は気を失ったままこの艦へと
運ばれてきたのだ。自慢の愛刀と盾は取り上げられ、両腕を後ろ手に縛られ
身動きが取れない。更には布で目も隠された。自分にこんな事をして
どうするつもりなのか。程無くして、恐恐としていた彼女の鼻腔に吸い込まれる、
汗と尿の混じったような生臭い香り。そして次の瞬間には、その臭いを
発する物体が次々と可憐な顔に押し当てられた。それは自分の体温よりも
遙かに熱く、そしてとても硬い。何が起こったのか理解出来ぬ内に、彼女の
口にその物体が侵入する。
 何者かが自分の頭を掴み、それを前後に揺すった。物体が口内を往復し、
無意識に噴出される唾液が、侵入者に淫猥な化粧を施す。それを繰り返すと、
物体はぷくりと膨れ、青臭くどろどろとした液体が口内へと放たれた。
その臭い故、思わず吐き気を訴えた彼女だったが、物体が口を塞いでおり
液体を吐く事は叶わない。彼女は観念したかのようにこくりこくりと喉を
鳴らし、液体を胃へと送っていく。これは一体どういう事なのか…。
これまで一度たりとて男に抱かれた事の無い無垢な彼女にとって、この行為の
意味を理解するには随分と時間がかかった。
 4人の忍者達による、口への凌辱が始まってからどれくらい経っただろうか。
彼女アスカの姿は目を覆わんばかりのものであった。その美しい桃色の髪は
射出された精液によって白く染まり、紅潮した頬を両の眼から溢れだした
涙の河が流れている。なおも唇の間には逞しい男根な挿入され、乱暴に
彼女の口内を蹂躙する。今では抵抗する事も無駄だと悟った彼女は、侵入者を
なすがままに受け入れていた。ざらざらとした舌で一物の裏を舐めあげ、
その稚拙な舌使いがかえって男達の性感を刺激した。
411名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:40:44 ID:cyp8zeV0
 この男達を満足させれば終わるかもしれない…。そんな考えが彼女の中には
あった。しかしいくら男を射精させても、自分の口には次々と男根が
侵入してくる。何度も激しく喉を突かれ、口内に満たされる臭いと苦みが、
彼女の抵抗感を削いでいった。何でこんな事になったのか分からない。
もう、助からないのかもしれない。諦めの気持ちが彼女の心を支配し始めた頃、
木牢に一人の声が響き渡る。
「お前達、いい加減にしろ。」
 アスカの耳に届いたその声は、自分と同じ女のものであった。しかし、
自分よりも随分声質は高く、少女の雰囲気を感じ取ることが出来た。彼女の
声を耳にした時、口から男のものが引き抜かれ、いそいそと男達が衣服を
身にまとう音が聞こえる。
 男達は身なりを整えると、声の主に向かって強く礼をする。声の主は、
歳17、18程に見える少女であった。真ん中で分けた漆黒の髪。腰には一本の
脇差を差し、女性用の忍び装束を纏っている。少女は呆れたような表情を
浮かべると、怒気の含んだ声で言った。
「全く…。楽しむのは勝手だが、当初の目的を忘れてはいまいな?その女は
我々の欲しがる情報を知っている。それを聞き出せたのか?」
「そ、それが隊長…。この女、中々強情な奴でして…まだ一言も…。」
「男4人でその程度か…。もういい、下がれ。」
「いや、しかし…。」
「下がれと言っている。分からないか…?」
 少女はその可憐な顔に似合わぬ、鋭い眼光で彼らを睨みつける。男達の
額からは冷や汗が流れ、その息を詰まらせた。そして4人の忍者は彼女に
言われるがまま、そそくさと木牢を後にする。彼らの背が見えなくなると、
少女は小さな溜息を吐いた。
 忍者達の性欲の捌け口となっていたアスカは、背を壁にもたれ荒い息を
続ける。そんな彼女の耳に、また新たな音が飛び込んできた。誰かが木牢の
鍵を開け、入ってくる。その者は再び鍵をかけ直す。そして…自分の前に立つ。
一体目の前にいる人物は誰なのか。何のために自分を捕縛したのか。彼女は
一刻も早く、この目を覆う布を取り去りたかった。それにしてもこの声、
どこかで聞いたような気がする。
「悪いね。ここのところ任務漬けの毎日で、あいつらも溜まってるんだ。
私も相手をしてやっているんだが、何しろ人数が多すぎてな…。」
「あ…くぁ…。あなたは…あなたは一体誰!?どうして私をこんな目に!?」
「それは今教えてやるよ。」
「あっ…?」
 少女はアスカの後頭部に手を回し、視界を遮る布を解く。黒く染められた
目隠しの遮りから逃れ、彼女の目に久しぶりの光が届いた。そして、同時に
飛び込んでくる少女の顔。その顔を、アスカは知っていた。
「お…おぼろ!?どうして!?」
「フフ…。それにしても随分といい顔になったね。薄汚い白濁にまみれて…。」
 彼女の言うおぼろという名の人物。その姿は少女に見えるが、その実は
変身を得意とする幕府の隠密。類まれなる身体能力と指揮能力を認められ、
その若さにして忍者達を統率。半年前のからくり屋敷騒動に際しては部下達を
引き連れ、モンスターで溢れかえるホウライ山地下、ホウライ王国侵入に
成功した。しかし力及ばず敗走することになったが、シレンを初めとする
風来人の力を認め、3人を放免とし去っていった。その彼女が何故、今になって
自分を捕える事になったのか。アスカは益々、彼女の真意が分からなくなった。
「ところで、そろそろ吐く気になったか?」
「え、何を…?」
「何を…?ふ〜ん…あいつら、目的も忘れてあんたを嬲る事だけを
楽しんでいたのか。処分を考えておかないとな…。」
 その時、アスカは目の前の少女の瞳の奥に、どす黒い感情が湧いたのに
気がついた。そして一瞬だけだが、その美しくもあり愛らしくもある顔に
浮かんだ、凶悪な笑み。これまで多くの悪党やモンスターと対峙してきた
アスカであっても、全身が震え額には嫌な汗が浮かんだ。違う…。
この少女はおぼろとは違う。あの実力はあるが、少々間抜けで自信過剰の
彼女とは…違う。
412名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:43:14 ID:cyp8zeV0
「あなた、おぼろじゃないわね。あなたは一体誰!?」
「……。へぇ、気がついたんだ。私達を見分けられる者は、そうそう
いないんだけどね。」
 少女は右手で黒く、つやのある髪をさっと掻きあげる。
「私はそぼろ。あなたの知っている、おぼろの双子の姉。」
「双子!?…それにしては、雰囲気が随分違うわね…。」
「私を間抜けな妹と一緒にしない事ね。あの子、この間は船を台無しにした上に
すごすごと引き揚げてきて…。全く、あれで公儀隠密とは呆れる。」
「………。」
 表情こそ崩してはいないが、彼女の言葉には深い冷徹な感情が含まれている。
この少女にはおぼろと同様に接していては危険だと、アスカは直感した。
 くの一の少女、そぼろは尻もちをついたままのアスカの顔に、己の顔を
ぐっと近づける。あと少しでも身を乗り出せば、唇同士が触れ合ってしまう程の
距離。アスカは彼女の行動を理解出来ずに、困惑した表情を浮かべる。
そぼろはその距離を保ったまま、淡々とした口調で彼女に語りかけた。
「私の事なんてどうでもいい。本題に戻るわ。…率直に聞く。からくり屋敷の
財宝の在り処を話しなさい。」
「えっ?」
 予想はしていたが、どうしても驚きが口を突いて出てしまっていた。
そぼろは表情を全く変えずに、鋭い眼光でアスカの瞳を見つめる。少女の
視線に耐えられなくなったアスカは目を瞑って顔を反らすと、弱弱しい声で
それに答える。
「やっぱり、あなたもそれが目的なのね…。でも…無駄よ。」
「無駄…?」
 その時、そぼろの眉がぴくりと動いた。しかし、顔を背けたままのアスカが
それに気づく事は無い。
「無駄とは、どういう事だ?」
「私がからくり屋敷について何を吐こうと、あなたが何を知ろうと、
もう遅すぎる。からくり屋敷はあの夜、ホウライ山の地下深くへと沈んだ…。
あなたの求める、財宝を抱えてね。」
「………。」
 アスカはもう一度、何かを思い出すように目をつぶる。そして今度は
そぼろの顔を見つめ直し、言葉を続けた。
「からくり屋敷は、あなたが考えているような財宝の宝庫だとか、
そんなものでは断じてない。この世を崩壊へと導こうとしていた存在…
それがからくり屋敷の正体だったのよ。もうからくり屋敷には誰も
辿りつけないし、その痕跡を探ることさえ出来はしないわ。素直に諦める事ね。
………ひうっ!?」
「………。」
 アスカが言葉を吐き終えたとき、そぼろの右手がおもむろに彼女の胸当ての
中へと潜り込んだ。そして、左胸を襲う激痛。斬られたり、殴られたりという
痛みには耐性が付いていた彼女も、この痛みの前には声をあげる他無かった。
 そぼろは無表情のまま、親指と人差し指でアスカの左胸の頂上に
そびえ立つものを摘みあげる。それは愛撫だとか、じゃれているのだとか、
そんな生易しいものではない。親指と人差し指、それぞれの腹で乳頭を
ぎりぎりと締め上げる。更にはそれを強く摘んだまま、上方へと引っ張り上げた。
じりじりとした痛みが胸を襲い、彼女の両目からは自然と涙が流れだす。
「い…いたっ!痛いっ!!やめ…やめて…。そんな事やめてぇ!」
「…あんたが正直に話さないからだ。私は苛立っているんだよ?この外道丸も、
そして捜索資金も、お上に必死に頼み込んで拝借したものだ。私もこのまま
おめおめと帰るわけにはいかないんだよ。」
「だからっ!だから本当なのよっ!ひぎいっ!痛いっ!痛いぃっ!」
413名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:45:56 ID:cyp8zeV0
 今度は明らかに怒りに満ちた表情を浮かべ、アスカの左胸を執拗に責める。
あらん限りの力を込め、乳首を指で潰したまま上下左右へと引っ張り回す。
まるで乳房が千切れるかのような痛みに、アスカは涙を流しながらも耐えた。
それでも口を閉じても自然に苦痛の声が漏れてしまう。そぼろは、
明らかに彼女の反応を楽しんでいるようにも見えた。
「それにしても、これは邪魔だな…。外しても構わないだろう?」
「え…?」
 そう言うと、そぼろは彼女の乳首を解放した。胸が元の位置へと戻り、
アスカは少しだけだが安堵の表情を浮かべる。それでも左胸の頂では、
そぼろに弄り回された乳頭がジリジリと悲鳴を上げていた。
 アスカが荒い呼吸を続ける中、そぼろは慣れた手つきでアスカの胸当てを
外し、そして羽織を脱がしていく。手を縛ってあるため胸当て、羽織とも背中で
まとまっている。そしてその羽織の下からは、晒しにまかれた女の象徴が顔を
出した。みっちりと肉のつまった重量感のある二つの乳房は、まるで目の前の敵に
襲いかからんばかりにせり出している。そしてそれぞれの乳肉の中央には乳頭が
さらしを押し上げ、その身を強く自己主張していた。
 そぼろは再び凶悪な笑みを浮かべると、彼女の身を傷付けないよう、さらしを
小刀で切り裂く。さらしの捕縛を逃れた二つの乳球は、本来の位置に戻った勢いで
大きく上下に揺れた。それぞれの乳房の中央には淡い桃色の乳輪が咲き、
少々大きめの乳頭が立ち上がりかけていた。先ほどまでそぼろに責められていた
左の乳首は、充血し赤く染まってしまっている。
 目の前にいるのは女だとはいえ、初めて他人に裸体を晒す事になった事実に、
アスカは両の頬をほんのり赤く染めて恥じていた。そんな彼女を見て、そぼろは
ちろりと舌先を閃かせると、見る者を悩ませるアスカの美しい両肩に両手を着いた。
「な…何をするの!?」
「あんたの身体に直接聞くまで。それに…実は私も溜まってるのよ。」
「!?」
「私は両刀(バイ)でね…。男もいいけれど、むしろ女の方が好きなのよ。
特に…あんたみたいな凛凛しくて美しい女が特にね…。」
 すると、そぼろは両手をアスカの方から両頬へと移動させる。
優しく撫でるかのように、且つがっちりと彼女の頭を固定する。
抵抗出来ないように。逃げられないように。そぼろは彼女の顔の前に己の顔を
近づけると、ペロリと自分の唇を舐めた。そして今度は、これまでと違った
笑みを浮かべる。
「あんた、アスカって言ったね?フフ…楽しませてくれ…。」
「え?そんな…。ダメ!ダメよそんな事!」
「んっ…。」
「んふうっ!?」
 そぼろの顔がぐっと近づいてきたかと思った刹那、唇に何か熱いものが
覆いかぶさった。柔らかく、そしてしっとりしている。それでもアスカは首を
振って逃れようとするが、女性とは思えぬ力で抑えつけられ、口元を蹂躙されていく。
乱暴に唇を奪われた事で、アスカの脳内は混乱をきたしていた。
(何!?何で私、女の子と口づけを…。私、私接吻は初めてなのに…。
あぁ、柔らかい…。それにとっても優しい…。
っ!!わ、私、何を考えて…。気を強く持たないと!)
 頭では否定しようとしても、そぼろの唇はアスカの官能を刺激し、次第に
その表情を蕩けさせてゆく。そぼろは彼女の口内はおろか、歯列をも丹念に
舐めまわすと、己の唾液を注ぎ込む。これが人のものなのかと思えるほどの
甘ったるい液体は、徐々にアスカの口内を満たしていく。最初は抵抗感の
あったアスカもそぼろの唇の感覚と味に酔いしれ、その身を震わせた。 
「はぁ…くぅ…。あぁぁ…。」
「アハハ…。どうしたの、そんなに蕩けた顔しちゃって。もしかして…口付けは
初めてだった?そんな事無いわよねぇ。その年で、まだ接吻の一つもした事が
無いなんて。」
「………。」
414名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:49:05 ID:cyp8zeV0
 そうよ、とは流石に言えず、アスカは複雑な表情で顔を背けようとする。
しかし、そぼろは再び彼女の顔を抑え込むと、吸いつくほどにしっとりした唇に
己の唇を重ねた。繰り返し何度も何度も押しつけると、アスカはまたもや悦楽の
顔へと変わっていく。彼女は最早抵抗する事も無くそぼろの口付けを受け入れ、
その漆黒の瞳をウルウルと潤ませた。
 アスカの身体から力が抜けた事を悟った少女は、両手を女剣士の頬から豊かな
乳房へと移す。そぼろはアスカの唾液を味わいつつ、乳球を掴む手に力を加えた。
「あうっ!」
 胸を掴まれた痛みに、アスカは思わず悲鳴をあげる。しかし、その口はすぐに
そぼろの唇に塞がれた。アスカの反応を楽しみながら、そぼろは肉付きの
良く柔らかな乳房を揉み回す。指をぐいと押し込んでみると、ぶるんと
跳ね返してくる程の弾力。くの一はアスカに構う事無く、グニグニとたわわに
実った果実を弄ぶ。すると、彼女の息は更に熱を帯び、口からは半ば強制に
近い声が溢れ始める。
「くふっ…いや…。そ、そんな事、もうやめて…。くあぁっ!」
「本当に見事な胸ね…。こんなにも立派なものがぶら下がっているのに、
あんな剣を振り回せるなんて…。尊敬するわ。」
「お願い…。触ってもいい。触ってもいいから、もう少し優しく…。うあぁっ!!」
「本当に羨ましいわ…。私達のようにくの一として生きる事を定められた女は、
成長期より一日中胸を締め付けて、乳房の成長を阻害する。こんなもの、
忍びには邪魔だからね…。だから、私はこの胸に憧れる。弄り回したいと思う。
私が女を好きになった理由は、それにあるのかもしれない…。」
 今度は唇を離し、勃起した両の乳首を摘まんでみる。今度は明らかに快楽の
含まれた声をあげた。そぼろはくすりと笑うと、引き続き彼女の乳首をコリコリと
弄ぶ。少し乱暴に弄ってやるだけで、指の間から飛び出しそうになるくらいに
乳首が硬くなった。少女はヒクヒクとおののく二つの乳頭を愛撫し、アスカに
快感を与え続ける。
「んふうっ!くぁあ…はぁぁ…。くうっ!あふぁ…。」
「可愛い…。あんた、こんなに可愛い声出すのね…。ね、もっと聞かせて?
あんたの恥ずかしい声、いっぱい聞かせてよ…。」
「嫌あぁっ!こんな事、こんな事嫌なのに…。くあぁっ!何で…何で…!!」
 アスカは歯を食いしばりながら、身体の奥底から湧き上がる快感に必死に
耐えていた。無理矢理身体を蹂躙されているというのに、心の片隅には
この快楽をもっと与えて欲しいという思いが浮かんでくる。そんな自分を、
彼女は恥じた。
 アスカが身をよじらせる中、そぼろはふいに左手を股間へと移動させる。
袴の上から女性器を触られ、彼女は驚きと恐れの混じった声を吐いた。既に
袴が透けるほどに濡れている女性器を、そぼろはグニグニと指先で刺激し始める。
「あっ!ああぁぁっ!そ、そこは…。」
「フフ…こっちも胸と同じく柔らかい。それにしてもこれ、脱がしづらいわね。切るよ?」
 そぼろは懐から先ほどさらしを切り裂いた小刀を取り出し、手際よく袴と
下着を切り裂く。少女は右手をアスカの胸から離すと、顔を剣士の股間へと
潜らせた。そのまま、すうっと女性器の香りを嗅いでみる。鼻腔に吸い込まれてくる、
女の芳香。唇を噛みしめて屈辱に耐えるアスカに対し、そぼろは蕩けた表情で
この香りを楽しんだ。
「嫌だぁ!そんなところの…そんなところ見ないでぇ!!」
「いい香り…。この匂い、本当に興奮するわ。それにしてもとっても綺麗ね、
ここ。ぴっちりと閉じて…まるで処女のよう。」
 しっかりと手入れさせた桃色の陰毛をかき分け、そぼろは露になった女性器へと
指を這わせた。産まれて初めて他人に身体をまさぐられた事で、彼女の秘裂は
くちゅりと水音を返す程に蜜を溢れさせている。そぼろはわざと卑猥な
音を立てながら、くすくすと笑い続けた。アスカは下半身から湧き上がってくる
快感を否定するかのように、首をぶんぶんと左右に振る。
「やめて!そんなところ触らないで!汚いからっ!」
「……汚い?何を言っているの?ここは女の身体で最も綺麗な場所なのよ。
男と交わって…子供を授かる場所。そして…互いの愛を確かめ合うところ。」
「うっ…。ううぅぅ……。」
415名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:52:43 ID:cyp8zeV0
 アスカは唇をぎゅっと噛みしめ、その両の眼からは涙が流れる。彼女の仕草に
嗜虐心をくすぐられたそぼろは、更に人差し指でアスカの割れ目をなぞる。
爪の先で軽くこすっただけでも、彼女は敏感に声をあげ、身体を狂おしく
よじらせた。
 指を動かすたび、粘った水音が少しずつ大きくなり、指に絡みつく液の量が増す。
アスカの口からは紛れもない嬌声が漏れ、それがそぼろの官能を刺激した。
彼女は愛液の漏れる秘裂の中央に指を押し当て、くすくすと笑いながら
アスカへと話しかける。
「あんた、本当に可愛い…。何だか気が変わってきたよ…。」
「え?どういう…。」
「あんたを、私のものにしたい。」
「っ!?」
 思いもしなかったそぼろの言葉に、アスカは声にならない声をあげた。彼女が
言葉を理解出来ぬうちに、そぼろはずるんと人差し指をアスカの膣内へと
侵入させる。膣口と膣壁は急に現れた侵入者に対し、ぎゅうぎゅうに
締め付けるという最高の待遇をとっていた。そぼろはますます喜び、更に
奥へ奥へと指を侵入させていく。
「くああっ!あぁっ!くふううっ!!」
「はぁ…凄く柔らかい…。キュウキュウと締め付けてきて…。
それにとっても熱い…。あら…?」
「え?」
 指の第二関節までを膣内へと挿入させようとしていたそぼろが、急に指の
動きを止める。そして、ゆっくりと指を秘裂から引き抜いた。透明な粘っこい
液体がまとわりついた人差し指を、そぼろは迷うことなく舐めあげる。わざと
アスカにも聞こえるほどにぺろぺろと舐めあげ、彼女へと見せつけた。
甘酸っぱい愛液を堪能したそぼろは、涎の垂れた顔でアスカの顔を
じっと見つめる。両の頬はアスカと同じくらいに真っ赤に染まり、随分と
興奮しているように思えた。
「ア…ハハ…。アハハハハ!!」
「な、なんなの…?」
 突然、そぼろの口から笑い声が漏れた。一体何が可笑しいのか…。
アスカはただただ困惑の表情を浮かべる。
「アハハハ…。ごめんごめん。まさかあんた、本当に処女だったなんてね。」
「!!」
「私よりも年上のくせに、男の一人にも抱かれた事無かったんだ。どおりで
反応が初初しいはずよ。その歳で処女…風来人のくせに、随分と綺麗な
生活してるのね。」
 アスカはぎりっと奥歯を噛みしめ、その顔は更に紅潮する。そして、怒気を
含んだ声でそぼろに吐きかける。
「私は…。私は想い人のために、初めては残してあるのよ!
私が処女である事は、私の勝手じゃない!」
「……。まぁ、そうだけどね。」
 彼女の言葉を聞いて、そぼろは不敵な笑みを浮かべたまま立ち上がる。
そして、おもむろに忍び装束を脱ぎ捨てた。群青の装束の下から現れたそぼろの
白肌には、いくつもの生傷が見受けられ、これまでの修行の辛さと任務の
過酷さを伺わせる。しかし、それも彼女の肢体の美しさを引き立てるための
装飾にさえ、アスカには見えた。
「想い人…ね。三度笠の風来人の事じゃなくて?」
「なっ!?」
 この言葉にも、アスカはただただ驚いた。そぼろは三度笠の風来人…シレンに
会った事も無ければ、自分が彼と共に行動していた事も知らないはずだ。
それが何故…。
「妹から聞いたよ。あんたの瞳、あの風来人を見ている時は宝玉のように
輝いていたんだって?あれは、女が愛する者を見つめる目だってね…。」
「………。」
「そんなあんたの処女、私が奪いたい…。」
「え…?」
 すると、そぼろは立ったまま己の股間に右手を添えた。少女は身をぶるぶると
震わせながら、親指と人差し指で陰核をまさぐる。そしてアスカの眼に
飛び込んできた光景は、彼女の声を奪った。
416名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 02:57:38 ID:cyp8zeV0
 そぼろの陰核が少しだけ膨れ上がったかと思うと、それはみるみるうちに
大きさを増していく。そしてあっという間に、小さな陰核であった部位は
へそにまでそそり立った巨大な肉棒へと変貌した。アスカは男の性器を
目にした事は一度も無いが、雌の本能がそれを危険なものだと認識させた。
彼女は恐怖に怯えた顔で、その場から逃げようとする。しかし、身動きままならない
この状態では、壁にすりすりと背中を擦り合せるのが精いっぱいだった。
 必死の形相を浮かべるアスカに対し、そぼろは股間の一物を握ると、淫猥な
笑みを浮かべる。分身の先からは透明な汁が垂れ、乾いた床を濡らしていた。
「う、嘘!?そんな…どうして!?」
「これ?やっぱり驚くわよね…。少しは知っているでしょう?これは女を
ぐちゃぐちゃにするためのもの…。」
 そぼろは再びアスカの目の前へと歩み寄ると、亀頭を彼女の頬へと擦りつける。
アスカは目をつぶり首を振って逃れようとするが、それによって先走り汁が
彼女の頬に塗り伸ばされ、卑猥な化粧を施した。
「これも我々くの一が学ぶ忍術の一つ。妹は変身術を得意としているけれど、
私が最も得意としているのは房中術なのよ。」
「房中…術?」
 これまでに聞いたことの無い単語を耳にし、アスカの頭の上にはクエスチョン
マークが浮かぶ。そぼろはアスカの頭を押さえたまま、言葉を続けた。
「簡単に言えば性技の事。性欲の無い人間なんてそうはいない。男は女を、
女は男を求める。これは必然。そこを突けば、どんな人間だって簡単に崩せるわ。
そのために、私は男も女も愛せる身体になったの。」
 アスカにとっておぞましい姿となったおぼろの言葉には、一切の迷いは無かった。
それどころか、誇りさえも含まれている感じがする。  
 そぼろは膝をつくと、袴で守られるアスカの太ももへと手を付けた。
そして分身に手を添え、それを剣士の剥きだしの割れ目へと誘う。少女は
無理やりアスカの脚を開かせると、痛いほどに勃起した一物を女性器へと
擦りつけた。
「ひっ!?」
「私があんたを女にしてやる。そして、私の虜にする。その後でからくり屋敷の
事はゆっくり聞いてやるよ…。」
「い…嫌。お願い、それだけは…それだけは!」
 いきり立つ分身を押し付けられて抵抗するアスカの身体を、そぼろは簡単に
抑えつける。四肢が自由になればこんな小娘くらい弾き飛ばせるだろうが、
両腕が自由にならない今…そして快感を与え続けられた身体では、それは叶わない。
そぼろはアスカの情けない泣き顔を見ながら、分身をまっすぐに突き入れた。
「うっ…ああああああっ!!」
「くううっ!!」
 少女は処女特有のきつい、いやきつすぎると言ってもよい程の締め付けを
受けながら、更に腰を突き出した。火傷しそうな程に熱くなった膣壁が、
みちみちとそぼろの肉棒を咥え込んでいく。破瓜の痛みが下腹部を襲い、
そして口からは苦悶の叫びが放たれる。
「いっ…痛い!痛いぃぃっ!!お願い!抜いて!抜いてぇぇ!!」
 涙と唾液を振りまきながら、アスカは必死に懇願する。それでもそぼろは
笑みを浮かべながら、更に奥へ奥へと腰をうずめていく。
「最初はちょっと痛むけど、峠を超えればこの世のものとは思えない世界が
やってくるわ。私も最初は辛かった。けれど、今はこの行為が大好き…。
んふううっ!あぁ、締まるぅ…。あんたにも教えてあげる!刻みこんであげる!
性交の気持ちよさを…素晴らしさをっ!」
「分からないっ!そんな事分からないっ!!あああっ!痛いっ!太いいぃっ!
苦しい…本当に苦しいのぉ!だから!だからぁ!!」
 必死に叫び続ける彼女の言葉を無視し、遂にそぼろは腰の運動を開始する。
歯を食いしばって痛みに耐えようとしている彼女の姿に、そぼろの心には
ますます劣情が募り、自然とピストンが速くなっていった。狭い穴を肉棒が
出たり入ったりする事で、彼女は己の身体を抉られているような感覚を感じていた。
417名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 03:00:28 ID:cyp8zeV0
「嫌ぁぁっ!もうやめ…もうやめてぇ!あぁ、助けて…。シレン、助けてぇ!!」
「はぁっ!はぁっ!本当に興奮するわ…。無理矢理処女を奪うのは…。
女を犯す事はっ!あぁ、凄い…。私のアレを、ぎゅうぎゅうに締め付けてきて…。
これまで沢山の女を犯してきたけれど、あんたは格別よ…。
流石に鍛えているだけあるわ。ああああっ!!」
 一突きごとに下腹部同士がぶつかり合い、ぱちんぱちんと軽快な音が木牢内に響く。
それと同時に、アスカの膣口からもぐちょぐちょと粘着いた音も聞こえてくる。
秘裂からは血と愛液の混じった液体が飛び散り、それが互いの身体を汚す。
自分の出すあまりにも卑猥な臭いと音…。それによりアスカの脳髄は既に麻痺し、
そぼろに肉体の全てを任せ始めていた。
 そぼろはアスカの身体の事などお構いなしに、下半身からこみあげてくる凶暴な
衝動に身を任せる。熱い蜜に溢れ、分身に絡みついてくる彼女の膣の感触に、
少女の理性も蕩けはじめている。はちきれんばかりの剣士の太ももをがっしりと
掴み、処女を失ったばかりの秘裂へと向けて少女は剛直を何度も叩きこむ。
亀頭の先端が子宮口を突くたび、アスカは快楽と苦痛の混じった声をあげ、
それがそぼろの興奮を更に煽った。
「あぁっ!何これぇ!?熱い…アソコが熱いぃっ!何!?何なの!?アソコが
焼けるほどに熱いっ!え!?えぇぇ!?」
「嬉しいわ…感じてきてくれているのね。あぁ…ここ締まる…。凄く締まるぅ!」
「あぁっ!嘘!?き、気持ちいぃ…?嘘!嘘よぉ!ふああぁっ!!
こんな…こんな感覚初めてぇ!」
 まだ痛みは抜けていないのだろう。しかし、何度も繰り返すうちにアスカの
表情からははっきりと苦痛の色が消えていくのが分かった。それでも、時折顔を
歪めては痛みに耐える。そぼろには、自分の分身を受け入れているこの女が、
誰よりも愛しい存在に思えてきた。
「ああぁっ!アスカ!アスカぁ!!」
「そぼろぉ!私、私何か変!変なのよぉっ!何か…何か来る!来るぅぅ!!」
「イク?イきそうなのね?いいわ…。私がイかせてあげる。いくらでも
気持ち良くさせてあげるわ。あぁ…アスカ、素敵。素敵よぉ…。」
「そぼろ…?んむっ…。」
 腰の前後運動を行ったまま、そぼろは上半身をぐっと曲げてアスカの唇を
奪った。肉棒を突き立てられる快感を覚え始めたアスカは、そぼろの口付けを
抵抗する事も無く受け入れる。少女はドロドロになった剣士の口元に唇を合わせ、
強く吸う。自分とアスカの唾液が混ざり合った甘酸っぱい液体が、自分の口内を
通り食道へと送られていく。
 アスカはとても興奮した様子でそぼろの唇に己を押し付け、今度は自分から
涎をすする。少女はアスカの美しい桃色の髪をなでながら、彼女の愛撫に
対抗するように舌ごと口内を吸い上げた。リンは快楽に身体をヒクヒクと
震わせながら、舌を更に激しく絡みつける。じゅるじゅると下品な音を
立てながら、二人は互いの口内を強く吸引しあっていた。
 アスカの膣内がぐいぐいと狭まってきて、愛液に満ちた肉壁が男根に
絡みながら食い締める。倍増した快感に全身がビリビリと痺れ、そぼろは
無我夢中で腰を揺すりたてる。鍛え上げられた腹筋に守られた膣が、射精を
促すかのようにグネグネと動く。少女はアスカの膣穴を激しく突き刺し、
絶頂に向かって快感を貪った。
「あぁ…アスカ!あんた最高!本当に最高っ!あぁん…このままじゃ、私が
あんたの虜になってしまう…。くああっ!凄い!凄いいぃぃん!あぁ、ダメぇ…。
私、アスカの事好きになるぅぅ!!」
「私も…凄く気持ちいぃっ!知らなかった…。性交がこんなに気持ちいぃだなんて
知らなかったぁ!私、シレンが好きだけど…こんなにも気持ちいぃ事を教えてくれた
あなたも好きぃっ!!」
 盛んに波打ち、そぼろを小刻みに締め付けてくるアスカの膣壁。アスカは舌を
だらりと出し、そぼろもまた快楽に蕩けきった表情で一心不乱に腰を打ちつける。
もっともっとこの行為を楽しみたい。二人の気持ちは同じであったが、
それぞれの性器は限界を迎えようとしていた。
418名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 03:03:24 ID:cyp8zeV0
アスカの膣肉の躍動に耐えきれず、そぼろは半ば涙目になりながら亀頭を
子宮口へと突き立てる。幾重にも重なった膣壁が激しく萎縮し、そぼろの
分身を締め上げて射精を促す。そして遂に、そぼろは己の欲望を美貌の
剣士の中へと吐き出した。
「アスカ!アスカぁ!受け入れて!私の熱い子種、全部受け止めてぇ!!」
「私も…私ももうっ!ああっ!ふああっ!くあああああっ!!」
 とどめと言わんばかりにそぼろはぎゅうと剣士の身体を抱きしめると、
少女は分身をわななく熱い肉壁へと浸した。それと同時に、アスカは背を
弓のようにピンとしならせて絶頂を極める。痛む程に締め付けてくるアスカの
膣壁に絞り取られるかのように、肉棒の先からは白くどろどろとした液体が
噴出し、剣士の膣内を満たしていく。まるで溢れんばかりの量の精液に、
アスカは全身をビクビクと痙攣させて応えていた。
 アスカとそぼろの結合部からは、精液と血の混ざった淡い桃色の液体が漏れ出し、
床を卑猥に染めていく。そぼろは分身をアスカの中に突き入れたまま、彼女の頬を
まるで犬のようにぺろぺろと舐めまわす。アスカは蕩けた顔で絶頂の余韻に浸りつつ、
柔らかく且つザラザラとした少女の舌の感触を楽しんでいた。
「最初はこんなつもりでは無かったのに…。アスカ…私、あんたに夢中に
なってしまいそうだ…。あんたみたいな女、私は初めてだ…。」
「そぼろぉ…。はぁ…はぁ…。お願い…もっと教えて…。私にもっと
教えて…。もうこんな快楽を知ってしまったら…
私、もう戻れない。戻れないのぉ…。」
 小さな子供のような可愛らしい声で懇願するアスカに対し、そぼろは
優しげな微笑みを浮かべた。そして、再び力強いピストンを始める。
そして、木牢内に響く女の嬌声。今の彼女の声に苦痛や屈辱の感情は感じ取れず、
心の底からこの行為を楽しんでいるように思えた。そして自ら腰を浮かせ、
肉棒の出入りをしやすくする。そぼろも我慢する事無く甘い声をあげ、
それが弾ける水音と混じって淫猥な音楽を奏でていた。
 むせかえるような甘い臭気の中で、互いの名を叫びながら愛し合う二人の女。
彼女達の愛の営みは、この外道丸に侵入者が乗り込んできたその時まで、
決して止む事は無かった。
419名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 11:49:44 ID:nN9jBZje
力不足じゃなくて

レズが好きなんだろ?
420名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 18:04:39 ID:zUquJLGE
>>409
アスカ処女設定とかGJ!
このあとのシレンとのからみも是非お願いします
421名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 18:41:18 ID:xURMKW9z
すごくGJ!!
シレン乱入も楽しみにしてる!
422名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 18:46:36 ID:SY99ViOh
とりあえずNTR警告とトリップ付けてくれると助かった
423名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 19:03:55 ID:7aNrUAaS
age
424シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 02:55:27 ID:4oRwRFb6
>>418の続きを。シレン乱入話。改めて武芸大会プレイしてみたら、
外道丸ってそぼろが盗んだものだったのか…

注意事項
・シレンがへたれ
・アスカが淫乱
・堕ちEND

上記に抵抗感のある方はスルーでお願いします。
425シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:00:08 ID:4oRwRFb6
 時は正午を過ぎ、夏の日差しが更に激しさを増したその頃。ホウライ山の上空に
浮かぶ幕府所有の軍艦、外道丸に二人の男が侵入していた。いや、正確には一人と
一匹。一人は三度笠を被り、武士のような甲冑と縞合羽を羽織った青年。そして、
もう一匹は純白の毛並みが美しいイタチとおぼしき動物。だが、そのイタチは
どういうわけだか言葉を喋り、その声はかすかに震えていた。
 友人が捕らえられているのはこの船ではないのかと感づき、潜入を試みたのは
青年の考え。しかし、ここは仮にも軍艦の甲板。あっという間にこの船を護衛している
忍者達に見つかってしまい、今こうして彼らに囲まれているのだ。片割れのイタチ…
コッパは少々怯えながらも、忍者達に啖呵を切ってみせる。それに対し、青年は
腰の刀に手をかけるとゆっくりとそれを引き抜いた。形状は刀に似ているが、日本刀特有の
美しさは一切持ち合わせてはいない。しかし、その黒褐色の刀身は太陽の光に照らされ、
鈍く且つ妖しく輝いた。青年は鋭い視線を周りの忍者達に送ると、一呼吸を置く。
果たして、彼は周りの男達へと襲いかかった。
 戦闘は一方的なものだった。常人では捉える事の出来ぬ忍者の動きを、青年は
いとも簡単に察知し、彼らを一人ずつ切り伏せていく。甲板に響き渡る悲鳴と咆哮、
そして金属音。次々と倒される仲間達を前にし、忍者の一人は卑劣にも目潰し攻撃を行う。
しかし、青年は慌てた様子も無く懐からとある草を取り出すと、それをほとんど噛まずに
飲み込んだ。すると、彼の両の眼は何事も無かったかのようにはっきりと開かれる。
目を丸くする敵に容赦なく、彼は岩作りの太刀を振り下ろした。
 甲板に忍者達の身体が横たわり、辺りは嵐が去った後かのようにしんと静まり返る。
青年は血の付いた愛刀を手ぬぐいで入念に拭くと、それをゆっくりと鞘へと戻した。
仰向け、もしくはうつ伏せで地に伏せる男達を見回し、語りイタチは少々引き気味な
声を青年にかける。
「やりもやったなぁシレン…。みんな、殺しちゃったのか?」
 シレンという名の青年は、普段と変わりない口調で答える。
「いや、傷はそう深くは無い。気を失っているが、全員命はある。
俺がすべき事は、殺しじゃないからな。」
 そう言うと、青年は船の中央…櫓のような構造物へと視線を送った。そして、その入口へと
向かって歩き始める。コッパは倒れる忍者達に一瞬目をやると、シレンの後へと続いた。
 船内部の廊下を、青年は武器を構え細心の注意を払いながら進んでいく。光陣丸のように
からくり屋敷に侵食されていないとはいえ、この船の構造は複雑怪奇だった。それに加え、
いつどこで敵に遭遇するかも分からない。頬に汗を垂らしながら、彼は視神経と
聴力を研ぎ澄ませた。
 そもそも何故彼はこの船に乗り込もうなどと思ったのか。それは、情報を提供してくれた
鍛冶屋の娘、サトの言葉に疑問を感じたからだ。彼女は群青の衣装をまとった変な奴らに、
アスカはさらわれたと言っていた。群青の衣装…それは忍者の装束と一致する。
それに、サトはこれまで忍者と言う連中を見た事が無かったのではないだろうか。
だから、『変な奴ら』と表現した。そして、ホウライ山の上空に浮かぶこの軍艦。
彼はアスカを捕らえた集団とは、忍者達の事ではないかと確信していた。そこで偶然
所持品の中にあった高飛び草を使い、この船の甲板へと降り立ったのだ。
ここにアスカがいてくれ。神仏も信じない彼が、今回だけは祈りを捧げた。
「んん?」
 しばらく進むと、コッパが不思議そうな声をあげた。シレンもそれに気づいて歩を止める。
そして、背後の語りイタチへと振り返った。
「どうした、コッパ。何か気付いたのか?」
「あ、あぁ。何と言うかこう…臭うんだよ。」
 コッパは二本脚で立ちあがって腕を組む。これは彼が何かを思案する際に、決まってとる
ポーズでもあった。そして首を捻りながら、鼻腔に吸い込まれてくる臭いを青年へと伝える。
「臭うって何が?食料の類じゃないのか。」
「いや、それとは違うよ。生臭いって言うか、何て言うか…。要するに、あんまり嗅いで
いい気分のするものじゃないね。オイラもこの臭いはよく分からないんだけど…。」
「生臭い?……っ!」
 相棒の言葉を聞いて、彼の脳裏に悪い予感が浮かんだ。そして、急に声を荒げる。
426シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:04:04 ID:4oRwRFb6
「コッパ!俺をその臭いの元へ案内してくれ!早くっ!」
「!? お、おう!」
 シレンが何故こんなにも慌てているのかは、コッパには分からなかった。しかし、その様子に
鬼気迫るものを感じた語りイタチは、彼にその理由を聞く事も無く本来の4つ足で駆けだす。
青年は友の身が無事であってくれと祈りながら、相棒の後を全速力で駆けて行った。 
 その不快な臭いの元を辿っていくと、今度はそれに混じって甲高い声も聞こえてきた。それに
気づいたコッパは、声の聞こえる部屋の前で足を止める。シレンもまたその声を耳にすると、
壁に背を付けて部屋の様子を伺った。声は女性のもの。人数は二人いるようだ。
そして、どちらの声にも聞き覚えがある。
「シ、シレン…。これって…。」
「………。」
 その部屋から流れてくる声に、シレンは目を丸くするしかなかった。これは明らかに…嬌声。
それも、あのアスカの声に間違いはない。しかし、何と甘い声だろうか。信じられない。しかし…。
彼は一度ぶんぶんと首を左右に振った後、部屋の中へと飛び込んだ。
「アスカッ!!」
 あらん限りの声をあげて、彼女の名を呼ぶ。右手には太刀を構えたままだ。
果たして、彼の眼に飛び込んできた光景は…。
「あ…アスカ…?」
「ふぁ…?し、シレン…?」
 信じられなかった。いや、信じたくも無かった。部屋は罪人を閉じ込めておくための
木牢となっていたが、その内部には大量の精液が飛び散り、床を白く染めていた。
そして、アスカが身に付けていたであろう着物と甲冑が床に散乱している。
その持ち主である彼女は一糸纏いぬ状態になっており、その美しい肌がシレンの視線を釘付けにした。
 木造作りの牢屋を隔てての彼女のあられもない姿に、青年の身体は凍りついたかのように
動かなくなってしまった。それは相棒であるコッパも同じ。彼女、アスカは大きく股を広げ、
背面座位の形でくの一の少女と交わっている。桃色の毛が生え揃った股間には巨大な
一物を咥え込み、その顔は快楽で蕩けきってしまっていた。たわわに実った乳房。
今にもはち切れそうな太もも。シレンは目のやり場に困り果てた。
「……。やい、おぼろ!これは一体どういう事だ!何考えてるんだ、お前!」
 コッパが震える声で、尚もアスカを犯し続けるくの一へと怒声を浴びせる。それに対しそぼろは
くすくすと笑うと、強く腰を突き上げた。より一層大きな嬌声をアスカは放ち、
それがシレンの股間を固くさせる。
「何って…。イタチ風情には見て分からない?交尾だよ、人間の。」
「そ、そんな事聞いてるんじゃない!何でお前がアスカを…。それにお前、男だったのか!?」
 語りイタチの言葉に、そぼろはふぅと溜息をつく。
「私は正真正銘、女。面倒臭い説明は省くけど、これはくの一に伝わる秘術で生やした物。
最初はこの子から情報を聞きたかっただけなんだけど、随分具合が良かったから
私も夢中になっちゃってね…。」
「アスカにそんな事しやがって…。返せ!アスカを返せよ!」
 耳ざわりな程に何度も喚くコッパを前に、そぼろは不愉快そうに顔をしかめる。そして
アスカの体内から分身を引き抜くと、彼女の身体を床に横たえた。長い間そぼろと交わっていた
アスカは上体を上げる気力もないようで、寝転がったまま荒い息を続ける。その吐息にも、
甘いものが含まれていた。
 友の変わり果てた姿を目の当たりにし、シレンの心には静かなる怒りがふつふつと湧き上がってくる。
自然と、剣を握る右手にも力が入った。こんな木牢など叩き斬ってやる。そして、アスカを助ける。
彼女をこんな目に合わせたくの一も、ただでは済まさない。彼は怒りに命令されるがまま、
頭上へと剣を振り上げた。
「っと…そんな事しても無駄。この牢の柵はただの木に見えるけれど、圧縮と加工を
繰り返して強度を極限まで強化してある。あんた達の武具で言う、+99ってところさ。
いくらその武器が研ぎ澄まされているからって、どうにも……」
「ハアアッ!!」
 そぼろの言葉が終える前に、青年は玄岩の太刀を振り下ろす。からくり屋敷を
捜索していた最中に手に入れたこの剣は、様々なモンスターやイカヅチノカミ、
更には冥府の女王イザナミまでをも屠り去ってきた。この一撃に耐えられる物質は
存在しない。そう信じていた彼だったのだが…。
427シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:07:55 ID:4oRwRFb6
 果たして彼の自慢の愛刀は、牢の木枠にほんの僅かに食い込んだだけで止まった。
腕が衝撃でビリビリと痺れ、彼は苦痛に顔を歪める。どうやら彼女の言う事は本当らしい。
青年はその表情に悔しさをあらわにし、ぎりりと奥歯を噛みしめた。
「言っただろう、無駄って…。この子、そんなに返して欲しいんだ。もし私の要求を呑めば、
返してあげてもいいんだけど?」
「要求だと…?何なんだ、言え。」
「そうだね…。シレンと言ったね?まずはあんたの知ってる、からくり屋敷に関わる
全ての情報。そしてその攻略に役立った武具と道具を全て、私によこす事。」
「……!!」
「なんだってぇ!?」
 コッパは驚きと怒りの混ざりあった言葉をあげる。
依然、シレンは相手を睨み殺すかのような表情で、この少女を見つめていた。
「シレン、あんな奴の言う事聞く必要はないよ。その剣も楯もアイテムも、
お前の命のようなものじゃないか。それなのに…。」
「…そう。それなら、この子は引き続き私が飼ってあげるよ。
性奴としてね。さぁ、お帰り。」
「こ、この人でなしっ!そんな奴だったのかよ、おぼろぉ!」
 コッパもシレンと同じように奥歯を噛みながら、牢の木枠をドンドンと叩く。木枠の隙間は
小さいが、頑張ればコッパ一匹は潜り込めそうな大きさだ。しかし、彼が牢内に入ったところで
何が出来るだろうか。仮にも相手は忍者共の隊長。下手な真似をすれば、コッパの命に
関わるかもしれない。どうする。青年は様々な策を練りながらも、悪い結果ばかりが頭に浮かんでしまう。
ならば、するべき事は一つしかない。
「…分かった。お前の言うとおり、からくり屋敷の全てを話そう。そしてこの武具も、道具も捧げる。
だから、アスカの身を解放してくれ。」
「シレンッ!?」
 コッパは心底驚いたという顔で、相棒の顔を見上げる。相手の要求に屈したとはいえ、
彼の表情は力強いものだった。右手に握る太刀を鞘へとしまうと、それを静かに地面へと下ろす。
楯、道具袋もそれに同様。彼の様子を見ながら、そぼろはその可憐な顔に静かな笑みを浮かべていた。
「これで満足か?」
 全ての装備品を外し、両腕を大きく広げて何も持っていない事をアピールする。
そして牢内へと侵入しようとするが、そぼろは冷たい声でそれを制止する。
「待ちな。私も任務で何度か風来人を捕えた事があるけれど、あんた達は不思議な草や札を
使うようだね。恐らく、その衣服のどこかに隠し持っているはず…。」
「………。」
「着物を全て脱ぎ捨てて、素裸になりな。そうすれば、入らせてやる。
そうそう。その小うるさいイタチも黙らせてくれないか?」
「な、何を言って…うぐっ?」
 不意に、コッパの口に何かが押し付けられる。それが睡眠の札だと気づく前に、
彼の意識は脳の外へと放り出されていた。
「すまない、コッパ…。」
 彼は小さな声で、相棒へと陳謝する。深き眠りに誘われたコッパの身を優しく部屋の隅へと
寄せると、彼は改めてそぼろへと向き直った。銅当て、篭手、腰当て、足袋…その全てを
手慣れた様子で外すと、そぼろの要求通りに肌を覆う衣服をも脱ぎ捨てる。
 その下より現れた彼の裸体。鍛え上げられた胸筋。幾重にも割れた腹筋。そして常人のものより
遙かに太く、筋肉のついた腕と脚。彼の身体は、それだけで強者である雰囲気を見る者に与えていた。
産まれたままの姿になっても、彼の顔色は少しも変わる事は無い。ただ、どうしても
視界に入ってくるアスカの裸体が、彼の分身をほんの少し肥大化させた。
「もう文句は無いだろう?アスカは返してもらう。」
「あぁ、いいよ。それじゃ、入りな。中でゆっくりと聞かせてもらう。」
 そぼろがパチンと指を鳴らすと、牢の鍵はひとりでに外れ、鈍い音を立てて床に転がった。
彼はゆっくりと牢の扉を開けると、背をかがめて小さな扉を通り抜ける。牢の中へと
入ったシレンは仁王立ちでそぼろを睨みつけるが、彼女もまたほぼ全裸に近い状態で
床に座りこんだままだった。
 隙を見て殴りつけてやろうか…。青年の中の怒りの感情は消えない。しかし、今は彼女に従い
様子を見よう。だがその刹那、両腕を何者かに掴まれた。そして磔に処せられるかのように、
ピンと腕を伸ばされる。馬鹿な。牢内には他に誰もいない筈。そぼろも、そしてアスカも
微動だにしていない。自分の自由を奪っているのは何者なのか、シレンは咄嗟に首を振って確認した。
428シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:11:25 ID:4oRwRFb6
「何だと!?」
 彼の両側にいた人物は、どこをどう見てもそぼろであった。それが自分の
両腕を強く掴みこんでいる。こんな女など振りほどくのに造作は無いと思えたが、
何故か身体に力が入らない。恐らく、力を抜くツボを抑えているのだろう。
それにしても、この二人の女は一体…。
「浅はかだね。風来人などとの約束を、私が守るわけないだろう?ちなみに私は
分身の術も使えてね。そいつ等は私の影ってわけさ。」
「ぐっ……。」
「それじゃ、しばらく楽しみな。」
「楽しむ?何を…。」
 するとそぼろは、目の前で横になるアスカに身体を寄せる。そして、乾き始めた
精液のついた頬をぺちぺちと叩く。アスカはかすかに目を覚まし、その耳元へと
少女は顔を寄せる。
「いつまで寝ているの。さ、見てみなよ。」
「え…?」
 そぼろに声を掛けられ、彼女はゆっくりと起き上った。そして、ぼやける視界が
段々と鮮明になっていく。ピントの合った彼女の眼に入ってきた光景は、アスカの意識を
瞬時に覚醒させた。
「え?シレンが…。シレンが、裸で…。」
「お、おい…。アスカ…?」
 自分が愛していた者の姿に気が付くと、彼女は淫らな笑みを浮かべて四つん這いになる。
そして、シレンの足元へと潜り込んだ。青年は驚いた表情で彼女を見据えるが、アスカは
彼の分身を右手で掴むと、喉を鳴らして舌舐めずりをする。そして彼女の美しく柔らかい手が、
肉棒をゆっくりと上下にさすった。するとシレンの一物が段々と強度を増し、熱を帯びていく。
こんな状況でも反応してしまう己の分身を、彼は呪った。
「これが…これがシレンの…。熱くて硬くて…それにとっても臭い…。あぁ…。」
「アスカ、しっかりしろ!どうしたんだ!?まさか、おぼろに何かされて…?やめろ…やめろ、こんな事っ!」
 シレンの声には聞く耳も持たないのか、アスカは淫猥な笑顔を浮かべて、竿を握る右手に力を加える。
彼女の手の中で、彼の分身がビクンと跳ねた。シレンは幼少の頃からの長い旅路の中で、何度か女と
寝る機会はあった。出来心から艶町に繰り出した事もあった。
 しかし彼はこれまで彼女の事を信頼出来る仲間、剣友として接してきた。決して彼女に魅力が無いというわけでは
ないが、性的対象としては見て来なかったわけだ。そんな彼女が今自分の分身を擦り、刺激している。
この思いもしなかった状況に、彼の脳は混乱せざるを得なかった。
 シレンの分身は、遂に彼女の片手だけでは収まりきらない大きさに膨れ上がり、アスカは左手をも添えて
それをしごき始める。彼女の指が先端に触れると肉棒は強く跳ねあがり、アスカは興奮したように
鼻息を太くする。そして、先走り汁を滲ませる尿道をじいっと見つめた。
「うぐっ…。」
「あぁ、透明な液が出てきてる…。私、これ知ってるわ…。シレンが、シレンが感じてくれているのね。嬉しい…。」
 しきりに口の中に溢れる唾液を飲みながら、アスカは手淫を続ける。先端からにじみ出る透明な液体が
痴垢と混じり合い、アスカの両手を汚していった。湧き上がる男の匂いに、アスカは更に興奮の度合いを強め、
手の動きを速くする。シレンの下半身には新たなる快感が湧きはじめ、それによって漏れ始めた先走り汁が、
彼女の指先に絡みついた。アスカの手の動きに合わせて、クチュクチュという淫猥な音が室内に響く。
彼女は甘ったるい息を吐きながら、肉棒を先端から押さえつけるように握りしめた。
「これが…これが私の中に入るのね…。シレンの…シレンのものが…。
ずっと、ずっと欲しかったシレンのぉ!」
 アスカは蕩けきった声でそう叫び、艶めかしく身をよじる。次に彼女は尿道を指先で
くすぐるように責め立ててくる。そぼろと何度か交わった後、アスカは彼女から性技の
手ほどきを受けていた。手、胸、口、尻、そして性器。もちろんまだ上手とは言えないが、
女性を久しく抱いていない彼の身体を喜ばせるには十分だった。
429シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:14:27 ID:4oRwRFb6
「ア、アスカ…やめるんだ…。それ以上やられると、もう…。」
「出そう?出そうなのね?射精しそうなのね!?シレンが、シレンが私の手で達してくれるなんて…
嬉しい…。出して!遠慮なく出してぇ!このまま、このまま私の顔にぃ!」
 アスカは待ちきれないといった表情で唇を半開きにし、舌を突き出しては涎をダラダラと垂らす。
高まる射精欲求に、シレンの分身は彼女の手の中で強く脈打った。手の中に心地よい熱を感じながら、
彼女は誘うような瞳で彼の顔を見上げ、肉棒を刺激し続ける。青年の視界が真白く焼け、
欲望の具現化した白濁を彼女の顔面へと降り注いだ。
 それまで握っていた肉棒の先端から熱き子種が射出されるや、アスカは口を大きく広げて
それを受け止めた。口内に到来した精液を彼女は喉を鳴らして次々と飲み込んでいき、身体を
ビクビクと震わせる。
「あぁ、これがシレンの子種ぇ…。シレンの味…。臭くて苦くて…。んくっ。でも私、この味好きぃ…。」
 彼の放出が終わると、アスカは白い斑点の出来た顔で、絶頂に至ったばかりの情けないシレンの彼を覗き込む。
彼女はにこりと笑って見せると、彼の身体に身を押し付けるように上体を乗り出した。
「アスカ、何を…?」
「あなたには、もっと喜んでもらいたい…。」
 そう言うと、アスカはその豊かな胸の間に彼の股から生える物を挟み込む。そして間髪入れずに
両手で自らの乳球をグニグニと動かし、肉棒を締め付けてきた。その柔らかな乳房の感触に、
射精により少し萎えかけた彼の分身が逞しさを取り戻していく。
 アスカは両の頬を真っ赤に染めながら、自らの胸を動かす手の動きを速くしていった。その積極的な
責めに、ペニスの先端からは射精の残り汁と新たな先走りが漏れ始め、彼女の胸元を濡らす。
アスカは糸を引く粘液にまみれた自分の胸を見ながら、興奮で鼻息を荒くした。
「あうっ…ぐ…うぅ…。」
「どう、私の胸?男の人っておっぱい、好きなんでしょう?気持ちいい?ねぇ、どう?」
 彼女は喘ぐような声を漏らしながら、胸の谷間でビクビクと蠢く彼の分身を熱っぽい目で見つめる。
アスカは喉を鳴らして生唾を飲み込むと、唾液にまみれた舌を伸ばした。彼女の髪と同じような桃色の
舌がチロチロと動き、肉棒の先端をくすぐる。アスカの舌に先端から滲み出る先走りが絡みつき、
そのツンとした臭いが彼女の鼻腔に吸い込まれた。
 ざらざらとした舌と、心地よい弾力の胸。彼女は上目遣いでシレンの反応を伺いながら、その二つの
武器で彼を責め立てる。下半身から込み上げてくる快感を、彼はぐっと歯を食いしばって耐えるが、
そんなシレンの様子をもアスカは楽しんでいるように見えた。彼を更に攻め落とすべく、彼女は口内へと
肉棒を迎え入れる。亀頭をその柔らかな唇に挟みながら、アスカは舌を使い始めた。
 豊かな双球でペニスをしごきながら、アスカは積極的に亀頭を舐めしゃぶる。彼女の口元から溢れる
涎と、先走り。その二つの混ざりあった粘着いた液体が、彼女の胸の谷間でニチャニチャと卑猥な
音を立てた。彼女はまるで何かに取りつかれたかのように、愛する人への激しい愛撫を続ける。
強烈な快感ゆえシレンのうめき声が一層大きくなるが、アスカは乳房が変形する程に強く肉棒を
挟み込みながら、その先端を吸引し続けた。
「ぐ…あぁっ!くそ…、また…。アスカ、このままじゃ…。」
「はぁぁ…膨らんできたぁ…。いいのぉ、このまま私の口の中に出してぇ!一滴残さず、私に飲ませてよぉ!」
「アスカ!いい加減にしろっ!もうよせ、こんな馬鹿な事っ!!」
 狭い牢の中に、青年の怒号が木霊する。それでもアスカは動じる事も無く、肉棒をしごき、
その味を楽しむ事に夢中になっていた。もしこの両腕が自由になれば、頬でもはたいて彼女を
正気に戻してやりたい。しかしそぼろの影に掴まれている両腕は依然として力が入らず、
かといって足でアスカを蹴り飛ばすわけにもいかない。彼は現在の自分が置かれた状況を呪いながら、
ただただ彼女に身体を任せる他無かった。
430シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:16:52 ID:4oRwRFb6
 アスカは興奮もあらわに肉棒を強く吸いたてながら、両脇からきつく乳房を挟み込み、
より強く彼の分身を圧迫する。二度目の射精感を感じ、シレンのうめき声が更に大きくなった。
部屋中に音が響くほど、彼女は激しく唾液を弾かせる。そして熱心に這わせる舌の刺激に咥え、
左右から勃起した乳首が押し付けられた。それが最後のとどめとなり、青年の分身は限界を迎える。
「うぐ…あああっ!」
(んむううっ!?あはぁっ!出てる…凄く出てるぅ!飲みきれないっ!)
 最早彼女とは思えないほどの甘く蕩けた表情を浮かべ、彼女は口内に噴出された精液を
余すことなく飲み込んでいく。歯に絡みつくほどの濃厚な精液だが、アスカは舌でそれを
こそぎ取ると、口内で唾液と混ぜ合わせ、決して残さないように胃へと送っていった。
そして口の外、唇についた白濁をも舐めまわすと、それを口内へと運ぶ。想い人の子種を
堪能した彼女の表情は、誰が見ても幸せそうに思えた。
「シレン…シレン…。大好きなのぉ…。ずっと、ずっと好きだったのぉ…。あぁ、疼く…。私のアソコ、疼くぅ…。」
「アスカ…?ぐっ!」
 それまで何があっても立たされていたままシレンの身体が、そぼろの影によって床へと寝かされる。
彼の身体は、大の字になる形でその身を拘束された。例によって両腕に力は全く入らず、
それに加えて今度は足の力すらも奪われた。正に生ける肉人形と化してしまったシレンの股間の上に、
アスカがゆっくりと腰を降ろしてくる。そして、腹部にピタリと張り付くほどにそそり立った
ペニスを握り、秘裂へと誘導していく。既に彼女の割れ目はシレンへの愛撫の影響でトロトロに
ふやけきっており、軽く指を添えるだけでも簡単に入口を拡げた。
「シレンのが…シレンのがぁ…。やっと、やっと私の中に入るの?私、シレンと交われるのね?
あぁん、興奮するぅ…。入れたい…入れたい…入れたいっ!シレンと一つになりたいっ!」
「アスカ……。」
 繰り返し自分の名を呼ぶアスカの姿に、彼は強い愛おしさを感じていた。きっと、そぼろに
何かされたのに違いない。そう思っても、彼女のあまりにも艶めかしい姿が、彼の心を左右に
揺り動かす。アスカは本当に、自分の事を愛しているのか…?それがもし本当だとしたら…。
「んふうっ!」
「っ!!」
 シレンの思考を遮るかのように、アスカの膣口が彼の分身を咥え込んだ。彼女はそのまま徐々に
腰を落としはじめ、彼の肉棒を身体の奥へ深くへと飲み込んでいく。酷くぬるついた膣壁が
まるで精液を絞り取るかのようにペニスへとまとわりつき、シレンは堪らず快感の呻きを漏らした。
これほどの女は初めてだ…。それが、シレンの正直な感想だった。
「ううっ!ぐっ…はぁぁ…!」
「あはっ!入っちゃった…。シレンのが、シレンのが私の中にっ!んふううっ!
私のお腹の中、シレンでいっぱいよぉ…。犯して、シレン!私をぐちゃぐちゃに犯してぇっ!」
 肉壁のうねりを搔き分けながら、肉棒は彼女の最も深い場所へと達し、亀頭が子宮を
グリグリと刺激した。アスカはよがり狂った声をあげながら、シレンの身体に打ち付けるように
一心不乱に腰を振る。実質、彼は四肢の自由を奪われているので、犯しているのは
彼女の方という事になる。しかし、そんな事は関係無い。この腸壁を乱暴に抉られ、
子宮を小突かれる快感に彼女は酔いしれ、最高の悦びを得ていた。
431シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:19:58 ID:4oRwRFb6
 両手をシレンの胸につき、アスカは尻を激しく上下させる。それに合わさるよう肉感豊かな
乳房も上下に揺すれ、それが彼の視線を奪う。アスカはシレンを嬲るが如く腰を上下左右と
あべこべに揺さぶり、その度にグチョグチョと卑猥な音が牢内に響いた。二人の結合部からは
愛液と先走りの混じった液体が溢れ出し、彼らの身体と床を汚していく。アスカは頬の真っ赤に
染まった顔で、舌をだらりと出しては繰り返し何度もパートナーの名を叫んだ。甘く、愛しく、
胸を締め付けられるような声。彼は、これが仕組まれたものではないのかという疑いさえ忘れかけていた。
「アスカ…。まさか、君は本当に…?」
「本当よっ!そうじゃなきゃ、私がこんな事するわけないじゃない!ずっと…ずっと好きだった…。
私達、何度か二人きりになった時あったよね?でも、私は言えなかった。貴方も、私の気持ちには
気付いてくれなかった。こんな形だけど、言わせて…。シレン、愛してる…。」
「……。」
 愛の言葉を囁いている間にも、アスカは尚も腰を振り続け、愛する人の象徴を喜ばせる。
ここで、それまで傍観していただけのそぼろが少々怒気のこもった声を放った。
「何よ。さっきまで私の事も好き好きって五月蠅かったくせに…。
結局、気持ち良くなれる相手なら誰でもいいんじゃないのか?」
 アスカは腰を動かしたまま、首だけで少女へと振り返る。
「ごめんなさいっ、そぼろぉ…。確かに貴女は私に快楽を与えてくれた。性交の素晴らしさも
教えてくれた…。でも、でもやっぱり私はシレンが好き。シレンじゃないと、駄目なのよぉ…。」
「……ふん。」
 彼女の答えを聞くと、そぼろは子供のようにぷいと膨れてそっぽを見る。そして、アスカは
再びシレンへと向き直った。そして一時とはいえ、別の人を愛してしまった事を詫びるかのように、
下半身に力を込める。すると膣がきゅうきゅうと収縮し、痛いほどに彼の分身を締め付けた。
その状態で、彼女は休むことなく腰を上下に揺する。シレンは血流が更に肉棒に集まりつつある事を
感じ取り、奥歯をぐっと噛んでは目をつぶる。これまでのシレンの愛撫の中で、彼女はそれが
彼の射精の前兆である事を知っていた。
「シレン、また出るの?あぁ、私の中に出すのね!
いいのぉ、シレン…いっぱい出してぇ!私の中にぶちまけてぇ!」
「そ、そんな事をしたら…子供が…。」
「いいのぉ!私、シレンの子供…赤ちゃん産みたいっ!産ませてぇ!
私、貴方の子なら産んでもいい!いくらでも産むわっ!だから、だからこのまま…!」
 アスカは眼尻に涙をにじませ、叫び声を上げて射精を懇願する。涙で潤む瞳に見つめられながらの
責めに、みたび彼は限界を迎えた。彼のペニスが彼女の子宮をガンと突きあげた時、彼の頭の芯は痺れ、
アスカの腹部に大量の子種を撒き散らしていた。
「うぐ…ああああっ!」
「あああぁっ!んっ!ふあああっ!出てるぅ…。シレンの精液、いっぱい出てるぅ!
あはああっ!やだ、気持ちいぃっ!あぁ、私も…私もぉっ!」
 肉棒の先から放出された彼の精液は、子宮と膣内を容赦なく蹂躙していく。次の瞬間には
アスカが全身をピリピリと痙攣させ、身体をくの字に曲げたまま硬直した。
「あぁっ!駄目、私もぉっ!イクっ!イクぅっ!シレンの精液受け止めてイっちゃうぅ!!
あぁっ!気持ち…気持ちいぃぃっ!!あはああああっ!!」
 大の字になるシレンの上で、アスカが四肢を引きつらせて絶頂を極める。そして、彼女は
夢見心地といった感じで、うっとりとした溜め息をついた。すると力が抜けたように、ぱたりと
シレンの上へと倒れ込む。しばらく荒い息をしていた二人であったが、ふいにアスカが舌を
シレンの唇へと這わせた。彼はそれに抵抗する事も無く受け入れ、また自らも舌を差し出す。
舌と舌がまるで蛇のように絡み合う、甘く濃厚な口付け。愛する人の唾液と舌の感触を十分に
楽しんだアスカは、快楽に蕩けきった表情で言った。
432シレン乱入 ◆ozOtJW9BFA :2008/07/05(土) 03:25:41 ID:4oRwRFb6
「シレン…。もっと、もっと貴方としたい…。こんな時を、ずっと待ち望んでた…。だから、だから…。」
「君がいいのなら、俺は構わない…。アスカはもう、俺の…女だ。」
「シレンっ!!」
 今度はシレンの唇を全て覆うように、アスカは口でむしゃぶりつく。唇をぴたりと合わせたまま、
精液と愛液で更にぬめりを増した結合部を動かし始める。牢の中に響き渡る唾液をすする音と、
ねばついた液体の弾ける音。そして…むせかえるような男と女の臭い。もはやシレンにはアスカ、
アスカにはシレンの姿しか見えていない。二人は何故自分達がここにいるのか、自分達の目的は
何なのかはとうに忘れ、ただお互いの身体を貪る事に夢中だった。
 そして一人取り残された形になったそぼろは腕を組みながら、細い目で彼らの行為を
ただ眺めている。その顔は不機嫌そうでもあり、また寂しそうにも見えた。

 それから5日後の事。戦艦、外道丸の狭い木牢の中には、相変わらず男女の嬌声が響いていた。
その入口にはそぼろが立ち、野次馬として覗きにくる部下達を次々に追い返している。
何も、この光景を独り占めしたいわけではない。ただ、野蛮な男共の本能には嫌嫌していたというのが
本音だった。見るだけならばまだいい。中には性器をあらわにして、しごき始める者もいるのだから
手に負えない。かと言って、こんな山奥では性欲のはけ口となるものもあるわけはない。
彼女は溜め息をつきながら、本日7人目となった出歯亀を追い返す。そして、少女は
改めて二人に視線を戻した。
 シレンとアスカの二人は、共に何も身に付けていない格好で性交に耽っている。
今のアスカは獣のように四つん這いになって、シレンに尻を突き出していた。シレンは彼女の
肉付きの良い尻を掴むと、迷うことなくペニスを割れ目へと突き立てる。
そして、間髪入れずに腰を振り始めた。
 パンパンと肉同士がぶつかり合う音とともに、アスカの喘ぎ声が大きくなっていく。
そして、彼女の身体全体がぶるぶると震えた。恐らく絶頂に達したのだろう。それでもシレンは
腰の動きをやめず、大きなストロークで彼女の膣壁を味わう。絶頂に至ったばかりで
敏感になった性器を責められ、彼女は白目を剥きながらも、抵抗する事無くシレンのピストンに
身を任せた。今度は彼がぐぅ、とうめき声をあげ、子種を彼女の膣内へと放出する。
再び彼女はビクビクと身体を震わせ、絶頂の感覚を楽しむ。アスカの膣口からは
子宮に収まりきらない精液が溢れ出し、床を白く染め上げていた。
 彼女達が捕えられてから5日間。その間は食事と睡眠、水浴びの時間以外は全てセックスに
費やしていた。しかし、これはそぼろによって強制されたものではない。ここが敵の
船内である事など彼らはすっかり忘れ、愛する者の身体を求めあう。激しい性交の
連続によって精魂尽き果てたとしても、そぼろはシレンの道具より拝借した回復草や
手当の巻物、また回復の杖によって体力を回復させてやる。すると気がつけば、
彼らは再び獣のように交わっていた。
 そぼろは思う。これまで肉体が渇望していた快楽を、短期間のうちに繰り返し与え続ければ、
快楽の奴隷にする事などた易い。果たして、これで良かったのかどうかは疑問が残るが…。
まぁ、いい。何はともあれ、これでからくり屋敷の全てを知る男と、その攻略に尽力した女の
二つを手に入れる事を出来た。この二人を、私の完全なる配下としてしまえば、からくり屋敷の
財宝はこの手に入ったも同然。生活する上で、一切の楽しみを禁じられた我々忍の楽園…
忍者パラダイス建設の日もそう、遠くは無いだろう。
 二匹の淫獣の交尾を見ながら、そぼろは含み笑いを浮かべる。心の隅に何か忘れているような
気もするが、どうでもいい。どのみち、大した事ではないだろう。そんな事よりも、彼女の心の奥底からは
何だかわくわくするような、そんな気分が湧きあがってきた。
 こんな気分になるのは、本当に久しぶりだ。遠き昔の、子供の頃以来か。全ては、この風来人達が
もたらしてくれた。彼らにはいずれ、感謝しなければならないな…。
 彼女はゆっくりと、両の眼を開く。眩しい程の笑顔を浮かべる彼女の漆黒の瞳は、
この空に浮かぶ太陽の如く輝き、希望に充ち溢れていた。
433名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 22:13:52 ID:yXNQXZBj
434名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 09:19:35 ID:T1BAoK49
お疲れ様でした。
アスカやシレンの性格もイメージ通りで、シチュエーション的にも
自分の好みとぴたりと一致したこともあり、最高でした。
ねっとりとした、臨場感あふれる描写が好きです。
機会があったら、またお願いします。
435名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 13:24:25 ID:KukovLXJ
キテタノカ━━(゚∀゚)━━!!
超乙!マジ乙!
アスカ可愛いよハァハァ
436名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 01:29:03 ID:3aVR4waG
保守
437名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 23:44:37 ID:JHiRZGak
過疎age
438名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:56:27 ID:ABpmWrKu
ネットサルの人期待保守
439名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:50:07 ID:ics4Br3S
シレン3やってストーリーはともかく
「いつでも好きにしていい」とか
物凄くハーレム妄想できるしこれなんて好色一代記とか思いながら
こりゃエロパロも盛り上がってると思ったらなんぞこれ
440名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 21:30:03 ID:KuJURu4u
アスカとお竜とシレンの修羅場を見てみたいな
441名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 18:51:37 ID:OqPV/hRS
アゲ
442名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:57:38 ID:jIt19sKC
なんだかなぁ
443名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 10:41:03 ID:SK4kj/ze
最初に投下されたもので流れが完全に変わったか
444名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 13:49:34 ID:1mZvXb53
まぁね
445名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 14:10:02 ID:hYWzHqfl
鍛冶子とシレン似だというだんなさまとの初夜が気になる
446名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 16:16:27 ID:u1pNkJqx
ふと、正面戦士のエプロンという道具を考え付いたのだが、
誰かこの案を生かしてくれる人はいるか?
当然、呪い状態で。
447名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 20:15:23 ID:prq/g1RO
>>446
小説を書く自信はないが、アイデアとしては、
「胸とアソコを攻められるのには強くなり、尻を攻められるのには弱くなる」ってのはどうだ?
448名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 22:10:42 ID:XSVhqsjV
449名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 12:04:47 ID:d/X38SOW
>>439
レズNTRとかレイプメインの土壌が出来たスレにハーレムSSは育ちにくい
相性最悪だからな
450名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 21:35:08 ID:dhD6MlFA
今度発売されるDS2の砂漠の魔城で、お竜の乳がどうなってるか楽しみだな
451名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:19:13 ID:/Vxr/KgA
お乳
452名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 20:54:28 ID:GbTFEhTV
雑談でもしないと、ここ落ちるのは時間の問題じゃないか?
保守したりしながら一日に5回近くスレをチェックしてるとむなしくなってくる
453名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:27:07 ID:ttQwwJD7
人少ないよな
普段ROMってるけど更新だけは20回ぐらいやってる
454名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:42:32 ID:GbTFEhTV
うん、人何人くらいいるんだろうなここ…
ところで、好きな女性キャラは誰?俺が好きなのはケヤキ、ヒヨ、お竜
455名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:45:52 ID:SRRdvsV+
俺はコッパにしか興味ありません
456名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 22:45:13 ID:OBzPRZGg
俺はシレンが好きなんだ

ヒロインは基本横並び程度だからなんとも
457名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 22:53:43 ID:GbTFEhTV
シレンは俺も気に入ってる
やっぱかっこいいし
458名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:09:31 ID:fDEsbLCd
意外に人はいるのな。
459名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 08:49:46 ID:HAoCLd/c
2以来キララ一択です、はい。 ※ただしショタシレンとの絡み限定
そういえば日渡早紀の描いたキララが破壊力ばつ牛ン過ぎてどうしよう。
460名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 19:02:12 ID:lsC5QFw/
シレンによる町に嫁や港や大作成旅がらすの大長編はまだか俺
461名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 12:24:55 ID:iTaxvXdI
シレンハーレムが好きです。
男キャラはシレンとコッパしか出ない新作出ないかな
462名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:56:08 ID:vFViUTe5
男キャラは必要だ

但し初代シレンくらいのが望ましい
シレンの出番を食うようなのはイラン
463名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 23:21:51 ID:2/6Lap+B
影が薄い男キャラって…どういう役回りなの?
464名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 01:07:00 ID:oKTczOPz
ペケジやケチみたいに、どこか憎めないキャラのことじゃね?
465名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 20:59:56 ID:/Thi9kk3
ケチは俺の中で一番の名脇役
466名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 13:53:59 ID:NBhSOBUF
>>465 
俺もそう思う
467名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 02:00:55 ID:1KEmaNAe
タイガーウホッ
468名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 07:48:27 ID:jv6+KfDs
age
469名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 01:54:06 ID:YeNdSSbq
タイガーウホホホホーン
470名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 23:15:11 ID:Z2DRjWnC
えーっとタイガーウホッとハードゲイズとあとなんかいたっけ?
471名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 23:45:37 ID:VDyrGyoU
俺はタイガーウッホとかミノタウロスとかに犯されたい

そしてそこをお竜が通りかかり
472名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 23:46:46 ID:SXg8R9ci
マムコ
473コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/07(日) 23:19:24 ID:8+QTnuZg
>>455
よう
(右前足を上げて挨拶)

…いや、そんだけなんだ、すまねえ。
474名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 08:45:16 ID:DkM6y5Wy
トリップすげえw
てかお前、キャラサロンのシレンシリーズのキャラ成り切りスレにいただろ
475名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 09:50:07 ID:iHF9koCr
コッパとエロールしたいなあ
476名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 10:13:20 ID:SVtmr/pJ
>>474
しばらくいたけど「コッパとやらしいことしたい名無し」が誰も来なかったんで
何もできずに結局帰っちゃった子だよね
477コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/08(月) 13:57:33 ID:kHXwOTG8
なっ、なんだよぅ…
(後ろ足で立ち上がると、しっぽでぺしぺし地面を叩いて警戒中)

>>475
えろうる? えろうるってなんだ? タノシイことか?
(人間を見上げたまま、きゅ、と首が傾ぐ)

>>476
そうだな、前は他のトコにいたんだ。所詮はナガレモノなのさ。
オイラの名前が呼ばれたような気がしたから寄ったのよ。
(前足を組み、うんうん頷きながら喋る)
別にサビシイとかそんなふうに思ったことはないからな。ゼッタイないからな。

…やらしいこと…って…。
(しばらく考えてたが、思い至ったようで、これだから人間はー、とか呟く)
あれだろ、7日あの白いの出さないと死んじまうとかいうあれだろ?
……オイラ? オイラそんなの季節来ないと関係ないもんね。毎日自由さ。
(ちょっと得意げにしっぽをぶんぶか振る)
478コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/08(月) 15:50:05 ID:kHXwOTG8
ふあ…ふ
(長いしっぽを引きずっている。眠そう)

オイラねる。
あまりオイラがいるような場所でもないってのはなんとなくわかるから、
もし用のあるヤツがいたらそのときあらためて声かけてくれ。
(くるん、としっぽを巻き込むと、丸くなって眠り始めた)
479名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 16:40:19 ID:iHF9koCr
月曜の昼間っからナニをしろというんだw


>>477
卑猥で気持ちよくてホモホモしいことさ
480コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/08(月) 17:41:02 ID:kHXwOTG8
くかー
(丸まってたはずなのにぐでーんと伸びながら寝てる)
481名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 17:52:06 ID:iHF9koCr
たまたまふにふにしたい
482コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/08(月) 18:07:20 ID:kHXwOTG8
ぐー
(結局寝てしまったようだ)
483名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 18:30:58 ID:iHF9koCr
夜這いかけたいけど眠いな

よし、俺のチンコの上で寝かせておこう
おやすみーZzzz
(ぱんつ(フンドシではない)の上、というかチンコの上にコッパを置いて寝はじめた)
484名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 19:11:03 ID:bzG7aSJb
まあせっかくの返事が>>481の1行じゃ寝たくもなるわな

板としては構わんが、別になりきりするスレじゃないわけで…
ネタじゃなくコッパとエロい意味で遊びたいって奴は本当にいるのかね
どうせ過疎だからいいけど、埋まらない程度にこっそり遊んでくれ
485コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/08(月) 21:14:42 ID:F8vfByoz
んあ。
(地面に寝てたはずなのに、ころころこてん、と転がって目が醒めた)
…あれ?

>>484
うん、わかってるさ。
おいらと、その、そのなんだ、その、あれを…とかだなあ、
(男相手の旅の慰みの経験はあるくせに口にするのは恥ずかしいのか、
ミミの先を桜に染めて、後ろ足でガシガシと地面を削る)
その…、そういうのとか、そういう人間があまりいないってのはわかる。

オイラをホントに呼んでくれれば来るし、そうでなきゃまた旅に出るよ。
486名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 15:37:42 ID:8Gb7LTHn
前いたとこ読んでみた
要はしゃぶったりとかしてくれたりするわけ? 仲良くならないと駄目かな?

あと、ここ文章スレなんで、自分を主人公にした読み物の内容のリクエストとかがあれば
487コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/09(火) 16:57:23 ID:Gb7NI7Q4
うん?
(ぴこぴこ、と小さいミミが動く)


(最初の問いかけにはしっぽを微妙に動かしつつ敢えて肯定しなかったが、仲良くしないと駄目か、という問いには)
にー
(歯を見せて笑う、噛まれたら痛そうで、噛まれた部分によっては洒落にならなそうだ)

…オイラの物語かい?
そーだな、…そうだな、うーん…
(前足を組んで悩んでしまう)
こう、ガーンでズシャーでバシーンなカッコいいのがいいなあ。
(短い前足の身振りを交えつつ、よくわからないやたらアバウトな答)
488名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:17:13 ID:hyVP/MO/
なりきりは板違いなんだが
489名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:20:39 ID:IkQTzeyI
>>488
板のローカルルールくらい読め
490名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:28:36 ID:WFkSMWnd
キモイ流れ
491名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:31:43 ID:IkQTzeyI
>>490
その指摘は可
思うところがあるなら自力で説得しろ
>>488のように嘘ついてまで責任逃れするのは好かん
492名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:49:47 ID:Hw5AIvIi
コッパコテとか途中何故かID変わってるし自演じゃねえの
493名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:22:33 ID:GGbf4rt1
残念ながら、IDが違うということは同じ人であるということも違う人であるということも担保してくれないんだよね
IDが同じである場合のみ、高い確率で同じ人だろうという推測ができるだけ

それに、自演と数を疑うことはただ不毛だよ
>>488>>490>>492は短時間にID違うから繋ぎ変えた自演か?とか
>>489-491は中にケータイ挟んだ流れ変えの自演か?とか

支持するなら単にそう言えばいいし、支持しないなら単にそう言えばいいんじゃねえの
494名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:26:40 ID:Hw5AIvIi
何でそんな必死なんだお前
495名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:29:13 ID:g7X+aanM
>>493
正直その長文気持ち悪い
ついでにハッキリ言うとなりきりも鬱陶しい
496名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:31:22 ID:CadfqrfD
なりきり板でもないのになりきりやらされては、気持ち悪いだろ。
それでもいいっつうなら、俺が明日からアスカと名乗ってやるよw
なりきり板に行ったほうがシレン達と会えるし、本人も楽しめる。
つかそんなに一人称使って書けるなら、木端視点で何かSSでも書けばいいのに。
497名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:36:14 ID:EK+5Oi39
>>496
>気持ち悪いだろ。
それはあなた個人の意見です

なりきり嫌いって大抵言ってる事が痛々しいよな
498名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:42:26 ID:yAtOW+gs
なりきりそのものが痛々しい
499名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 22:45:57 ID:CRKjn285
とりあえず静かなところに行こうぜ
とか言って連れ出してにゅこにゅこすれば万事解決
マイナーキャラのなりきりえっちスレ立てるとそこそこ需要あるんじゃねとか言ってみる
500名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 23:05:50 ID:YkNSevNp
まあみんな落ち着け。気持ち悪いとか暴言吐いても解決しないし
「シレンのなりきりスレがあるんだから、なるべくなりきりはそっちでやった方がいい」と言うのが、俺の見解だな。つまりここで
http://same.ula.cc/test/r.so/babiru.bbspink.com/erochara/1160471037/l10?guid=ON
501名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 08:45:02 ID:eov986/E
普通にスレチ
502名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 10:57:00 ID:3Sff9rkj
そのへんについては>>1では説得力ないなとは思う
板やらスレやらの場所のせいにできる根拠はゼロだな
…まあ、2ヶ月も自分たちから何することもなく放置しておきながら
今更スレのことについてどの口が何を言うんだああん?て感じではあるんだが

>>485
というわけでコッパ呼ぶ
板としてもスレとしても問題はないがスレ参加者(笑)から不評だということを通知
503名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 12:55:24 ID:t5uEBL4H
じゃあ、このスレが950くらいになったら、次スレからのテンプレでも考えるか?
504コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/10(水) 19:23:28 ID:LoQaf1nQ
う?
(呼ばれたので、4本足でちょこちょこと小走りに走ってくる)
なんだい?

>>502
…うーん、わかったよ。じゃあまた旅にでも出るかな。
気ぃ遣わせて悪かったね。よければみんなに謝っておいておくれよ。

>>500
だからー、オイラはここの前はそこにいたんだって。
(いい思い出がないのか、ちょっぴり不機嫌そうに、ふさふさしっぽで地面をぺたふぺたふ叩きながら言う)
あのときはオイラと遊んでくれるヤツが誰も…っと、汚れちまった。
(しっぽの汚れに気がつき、埃を払おうと前足でぽんぽんしてもふもふ)


じゃあな。
505名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 19:40:15 ID:SFVsvWnL
キャラサロンにいてくれたら遊びたいな
506コッパ ◆KoppAsxbok :2008/09/10(水) 20:27:06 ID:LoQaf1nQ
(堂々と歩み去っていったつもりだったが、遠くから言葉を漏れ聞いて、へにょん、としっぽがへたった)
(迷っているというか困っている様子で、しっぽを垂らしたままとぼとぼ歩いていき、白い点になって、見えなくなった)
507名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 01:16:03 ID:qYNWRuYm
チャチャチャ チャチャチャッチャ イヨォー!
508名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 00:14:58 ID:3dAZ3NBL
新作出たのにこの勢いだと>>1000まで伸びるかどうか心配だな……
スレの繁栄を必勝ダルマ様に祈願してくる
509名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 01:19:51 ID:IHPQrgtW
マジックハウスだ!
510初心者:2008/09/18(木) 17:22:29 ID:WClqZDjt
初めまして。
初めてエロ小説書きます
初めてなので文章(特にエロ部分)がヘタクソかもしれませんがご指摘してくざされば、なるべく努力します。
時代は64です
タイトルは「アスカ陵辱」かなりの長文になると思いますがご愛読くだされば幸いです。それでは・・・
511初心者:2008/09/18(木) 17:25:41 ID:WClqZDjt
第一章「自慰」
ある夜・・・
今日もシレンの仲間として無事に頂上についたアスカはシレン達と別れ、いつものシュテン山中腹にて野宿するころにはすっかり夜になっていた。
「はぁ・・・」
こんな夜は寂しい。
できれはシレン達と泊まりたかった。しかし拙者はいつも一人・・・ましてや他の誰かと泊まるなど考えられなかった・・・
「・・・・・」
こんな夜はアレをするしかなかった・・・いや正確にはしないと眠れなくなり、翌日のシレン達の旅に影響を及ぼす危険性があった。それだけは避けたかった。アスカはシレンに助けてもらった。そのシレンにまた迷惑をかけることなどできないのだ。
そう決心し、アスカは立ち上がると、ふらふらと中腹の林の奥へ入っていった・・・
どれくらい進んだろうか完全に林の中にいるアスカは「ここなら・・・」
と意を決し座り込み、袴を解き、秘部に指を入れた。「アッ・・・」
すでに濡れていたそこに指は楽々入った。
「ン・・・」
第二章「きっかけは・・」この行為を知ったのはつい最近のことである。
初めてこの中腹に着いて鍛冶屋のそばで野宿しようとしたときだった。
なにやら声がするなと思い鍛冶屋のまだ明かりがある窓に近づけてみた。
窓にはカーテンがしてあったが、鍵がかかっていなかったので開けてカーテンを開いて見てみた。
すると・・
「とうちゃぁーん・・・大きすぎるようぉ・・・」
「・・・・・!」
なんと鍛冶屋の父と娘が裸で抱き合っていたのだ。
しかも下腹部では繋ぎ合っていたのだ。
「もっ・・・もう出る!」そう鍛冶屋の父が叫んだと同時に鍛冶屋の一物が抜け娘の顔に精液が大量に出したのだ。
そして二人はそのまま倒れたのであった。
512初心者:2008/09/18(木) 17:28:54 ID:WClqZDjt
とりあえず今までふらふらと書いてみた部分を載せました。
これから章が終わり次第載せようと思いますので御感想よろしくおねがいします
513名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 18:02:38 ID:SKoBy+2V
乙です

とりあえず感想ってか指摘になるけど、もしこれで一章目と二章目が終わったのなら一章二章と区切る必要なかったと思う
二章がまだ続くのなら分からんけど、これだけなら章で区切る場合{第二章「きっかけは・・」}と入れず「ン・・・」からそのまま一章として「この行為を」に続けば良いと思った
それと「娘の顔に精液が大量に出したのだ。」てとこが少しおかしい
「娘の顔に精液"を"大量に出したのだ。」の方が日本語として自然だと思う

偉そうに長文書きましたが、期待して続き待ってます
514名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 19:12:25 ID:Wn4zS/TO
乙。初心者氏って、こないだ他のスレで連レスについて注意されてた、あの初心者氏だよね?
小説の方は無理して1レスに全部詰め込む必要はないよ。第二章からは2レス目を使って投下すればよかったかも
あなたの書く小説は好きだから続きに期待してるんで、頑張ってくれ
515初心者:2008/09/18(木) 22:11:53 ID:WClqZDjt
〉513、514さんありがとうございます
〉513さん
一応第二章はあれで終わってます。
日本語の使い方は失礼しました。
これからなるべく気を付けます
〉514さん
2つに分けるかどうか迷いましたがこれからは章が終わり次第即座にこのスレに投下するので大丈夫だと思います。
あとこれからいろんなHを書こうと思っていますのでよろしくおねがいします
さて続きですがまだ出来ていません!(すいません)これから徹夜で書く予定ですのでご期待ください
516初心者:2008/09/18(木) 23:41:06 ID:WClqZDjt
すいません
強烈に眠いので新作は明日以降になります
よろしくおねがいします
517初心者:2008/09/19(金) 16:09:39 ID:aldD/Imn
第三章「初自慰」
「・・・・・」
鍛冶屋の父と娘のあられのない痴態を見てしまったアスカは悶々としていた。
二人が倒れたときにはっと気が付き気付かれないようにカーテンを直し窓を閉め寝ようとしたが、先程のことが何回も思い出され、寝れないのだ。
体が火照り、特に秘部はなぜか濡れていて、触りたいという感情に駆られていたしかし、アスカも武士のはしくれ。
風呂以外では決して触ることのないソコをそう易々と触ってはなるかと妙に意地を張って触らなかった。しかし・・・
「・・・・・」
体の火照りは衰えるどころかますます上がり、秘部ももう大洪水状態となっていた
「な・・・なんで・・?」このままでは眠れない。
眠れなかったら翌日のシレン達の旅に影響が出る。
シレンにもう迷惑をかけたくない・・・そう決心してついに袴を解け、秘部に指を近づけた。
「少し・・・触るぐらい・・・いいよね・・・?」
と思い指を秘部にちょんと触ってみた
「ひゃあ!」
ちょつと触っただけだったがまだその刺激を知らない少女にとってはその刺激は強すぎた。慌てて口を塞いだものの、鍛冶屋の父と娘に気付かれなかったかどうか気になったが、見てみると窓の明かりは消えていたので寝たと思った。
しかしいつ起きてくるかわからなかったので袴を直し寝ようとした。しかし・・「やっぱり・・・無理」
体は更に火照り秘部ももっと触ってくれと言わんばかりにひくひく言っている。「どっか・・・誰もいないとこで・・・しないと・・・!」
そこでアスカが見たものは鍛冶屋の近くにあった林であった
「この奥なら・・・」
そう思い林の中に行こうとした。
「ハァ・・・ハァ・・・」歩くたびに秘部がジンジンと疼き、もう愛液が足まで伝っていた。しかしもう少しでまた触れる。そういう思いが一歩、また一歩と歩きついに林の奥深くに着いた
「ここなら・・・」
とアスカはその場に座り込み焦りながら袴を解け、また秘部に指を触れてみた。「アン・・・」
先程の刺激ほどではないものの、待望の快感がきたことにアスカは嬉しかった。ここでアスカはいいことを思いついた指を太鼓の要領で秘部に何回も叩きつけたのだ。
「アッ・ひゃあ・・・ン」自慰を楽しんでいるアスカしかし、次の瞬間指がずれ、秘部の上にある小豆に思いっきり当たってしまった「アアアアアッッ!!!」今までにない強烈な刺激に思わず失禁してしまった。そしてそのまま眠りにつくのだった。
518初心者:2008/09/19(金) 16:12:20 ID:aldD/Imn
やっとできました
これからもふらふらと書きますのでご期待ください
519初心者:2008/09/19(金) 17:10:47 ID:aldD/Imn
第四章「招かれざる客」
初めての自慰からしばらくした今日、アスカはまた自慰をする。
「ア・・・ン・・・」
あれからしばらくして今ではすっかりなれ、今ではアスカは秘部に指が楽々入るまでに開発していた。
「ひゃあ・・・ア・・・もうそろそろ・・いいかな」そうアスカがいうと近くにあったカタナ(シレンにもらった武器)拾い秘部に入れた。
「アアッ・・・ン・・・」鞘を入れたままにも関わらず易々とはいった刀。アスカはそれを入り口付近でかき回した。
「ハァッ・・・アッ・・」段々と右手で刀をかき回し、左手で右胸の頂をつね回した。
刀を秘部に入れるというアイデアはつい最近生まれたもの。
いつものように自慰をしてもなかなかイケなかった。そんなとき思い出したのは鍛冶屋の父のあの一物の大きさである。それを刀と同じくらいの太さだと気付いたアスカは何の躊躇もなく刀を秘部に入れたのだったその刀を今は片思いの相手・・・シレンの一物に見立てたのだった。
「ふぁ・・・シレン・・もっと私の中かき回してぇ」そしてかき回す速度を速める。そして頂点に上り詰めようとした。
「イッ・・・イクーーー」
その時

バシッ

「え・・・」
アスカがイク寸前に誰かが刀を持ち、かき回すのをやめたのだった。アスカはその刀を持っている人を恐る恐る見てみた。
すると・・・
「まったく・・・アスカがなんか心配で様子を見に行ったら夜な夜なこういうことをしていたとはな・・」その刀を持っていたのは紛れもなくシレンだった。
520初心者:2008/09/20(土) 00:57:37 ID:p8QQgjwK
第五章「地獄の始まり」
「シ、シレン殿・・・い、いつから・・・そこに・・・?」
「んーと、「シレンの物でもっと私の中かき回してぇ」ってところらへんかな」「お、お願いだ・・・誰にもいわないでくれでござる・・・」武士が自慰をしたなどと言い回されてはこのシュテン山周辺はおろか、世界中どこいっても生きていられないだろう。
しかし、シレンは冷酷に言う。
「どうするかな。アスカの態度次第だ」
「どうすれば言わないでくれるでござるか・・・?」「そうだな・・・こいつを舐めてもらうか」
そう言ってスボンから取り出した一物・・・
「・・・・・!」
アスカは絶句した。
シレンの一物はあのでかいと思っていた鍛冶屋の父のモノよりも更に大きいモノだった。
そのあまりにも大きいものに躊躇していると、
「別に嫌やったら舐めんでいいよ。その代わり明日にはどうなることか・・・」「・・分かったでござる」アスカは意を決しまず一物の先端をチロチロと舐めてみた。すると、
「うーん、それも好きやけどこれが一番いいねんなぁ」
そう言うと同時にアスカの後頭部をつかみ、一物を喉の奥まで突っ込ませた。
「!!!!!」
十分に呼吸ができない。しかしシレンを喜ばせないと明日から死よりももっとひどいことが待ってる。
そうアスカは思い一生懸命舌を十分使いシレンの一物を舐めまわした。
そして・・・
「うっ・・・もう出る!全部飲めよ!」
そうシレンが絶叫したその時、シレンの一物が脈を打ち、アスカの口内に精液が大量に出た。
しかしアスカはシレンの命令を守り、精液が出し終わってもシレンの一物を舐め続け、
ようやくアスカの口内から出る頃には、まるでもともと射精なんてしてないようなきれいな一物になっていた。
521初心者:2008/09/20(土) 01:00:42 ID:p8QQgjwK
第六章「初めての・・・」「命令を守ったのか。偉いぞアスカ。ご褒美をあげよう。尻をこっちに向けて御覧。」
この夜初めてやさしい言葉をかけてくれた。しかもこの言葉・・・アスカは急いで袴を脱ぎ捨て、ひくひくの秘部に指を広げて、
「シレェン・・・もう我慢できないの。早くここにシレンのを入れてぇ」
「ああ・・・分かった」
そういってシレンは自分の一物をアスカの秘部に近づけた
(あぁ・・・ついに私の処女をシレンが貰うのね)
アスカはそう思った。しかし・・・
「・・・誰が秘部に入れるといった?」
「え・・・ぎゃゃゃゃあ」シレンは一瞬のうちに一物を秘部の近くからアスカのアナルに入れたのだ。しかもまだ開発もしていないソコに奥深く、しかも激しく腰を打つ。
「あがっ・・・うぐっ・・・あぁっ」
始めは強烈に痛かったのだが、それに慣れ始めると今度は快感がアスカの体を充満していく。
「へぇーアスカってお尻の穴で感じているんだ。淫乱だね。」
「淫乱では・・・ないでござる」
そう言った瞬間。

ぴたっ

「え・・・?」
「ふーん。淫乱じゃないんだ。じゃこれはただ痛いだけだよね。」
そういってアスカのアナルからシレンの一物が抜かれていってあともう少しで抜く時に、
「・・・待って!」
「ん?」
「私は・・・お尻の穴で・・・感じてしまう・・・淫乱女です。」
「よく言えました」
そして又、シレンの一物がアスカのアナルに入れたのだった
「アァッ・・・いいよぅ・・・イキそうだよぅ・・」「んじゃ、さっきのことが言えたご褒美♪」
そう言ってアスカのアナルに大量の精液を出したのであった。
「ひぃアアアアアッ!」
出された瞬間アスカは大きく絶叫してイッてしまい、そのまま気を失った。
その後シレンは一物を抜き、アスカの体をきれいにし、服も直した。そしてアスカの顔に近付け、
「明日はアスカのキスと処女を奪うから覚悟しなさいよ」
そういうとアスカから離れ、
シレンは持ち帰りの巻物を読んだ。
シレンはナタネ村に戻った今回の記録
持ち帰りの巻物を読んで、戻ってきた。

アスカとアナルセックスした
522初心者:2008/09/20(土) 01:11:32 ID:p8QQgjwK
もともと第五章と第六章は繋がっていましたが、文が長すぎるということで分けました。
ちなみにまだ続きますが、とりあえず切りがいいところですのでここでおまけ話を書こうと思います。
まだ書き始めてもないですが、いい作品に仕上げるように頑張りますのでよろしくお願いします。
523名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 01:53:30 ID:Ivjry/6R
ケチつけるようで悪いけど、読んでておかしいところ沢山あるぞ
シレンが関西弁とか、10歳なのに鍛冶屋の親父よりでかいとか、そこら辺はまだ良いにしても
四章で刀を中に入れてさらにかき回してるって書いてるのに、「ついに私の処女をシレンが貰うのね」
これおかしいだろ
524名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 20:52:26 ID:zmEkRbhf
18歳未満くせぇ
525初心者:2008/09/21(日) 07:14:18 ID:hbPPGu5V
〉523さん、
どうもすいませんでした
でも言い訳をさしてください
「シレンが関西弁」→私がコテコテの大阪人だから
「鍛冶屋の父よりでかい」→フィクションだからスルーしてほしかったけど今考えたらおかしいよなぁ
「刀を入れても処女」→「アスカは自らの処女膜を傷つけないように刀の先端を出し入れした」という一文を入れるの忘れました。
            私が〉524さんに18歳未満と思われたのは私が童貞だから(21になったばかりやねんけどなぁ)
これからも色々とおかしな点があるかも知れませんが、ご指摘よろしくお願いします。
526初心者:2008/09/21(日) 07:56:20 ID:hbPPGu5V
番外編「日常の出来事?」ここはシュテン山中腹の鍛冶屋。今日もシレンが入る・・・
「気を付けないと、火傷するよ!何の用だい?

このカタナを鍛えるんだなじゃちょっと待っててな。父ちゃん仕事だせ!」
娘の甲高い声、かまどから聞こえる火が燃えている音、父がカタナをカンカン叩く音。
全ての音や声は鍛冶屋には当然聞こえて当然な音なのだがなぜかよくわからない音が一つ・・・
「ヴーーーーーーーーン」扇風機の音ではない。又虫の音でもない。そもそもこの音が漏れているのが娘の股間からだというヒントを聞くと答えは一つ
「ほらカタナ+1だ。受け取り・・・な・・・」
娘の言葉か詰まった。
実はこの1秒前に父が隠し持ってたリモコンを操作した。
娘を見たシレンは少し不安な表情をしたものの、元気な娘を見て安心したようで出ていった。
「父ちゃぁーん、もしシレンさんにばれたらどうするのさ」
「大丈夫だ。あいつはまだ子供だ。こんなものの存在さえ知らんさ。」
そう言った瞬間。父ちゃんはリモコンを操作した。
「ひゃあ!」
「今日は特訓だ。いつもより一段階上げて仕事をやれ!」
「そんなの無理ですぅ」
「特訓だ。これをしないと今日はおあずけだからな」「・・・分かったわ」
そして閉店後・・・
「どんだけ濡れたか父ちゃんに見せなさい」
娘は無言のままスカートをたくし上げた。すると、
「ヴーーーーーーーーン」パンツは履いておらず、少女には決して似合わない極太のバイブが深々と入っている。
「いつもより濡れてるな」「いつも・・・より・・・強かったから・・・当然・・・です」
「父ちゃんが抜いてやろう」
そう言って、父は娘に近付き、顔を秘部に近付け、手でバイブを思いっきり引き抜いた。
「ひゃあ!」
いきなりバイブが引き抜かれたので今まで溜まっていたものが一気に出て、そのままイッて倒れてしまった「まだイクのは早いぞ」
そう父が言って、娘を起こし、抱き合わせ、娘の秘部に一気に一物を貫いた。
「父ちゃぁーん・・・大きすぎるよぅ・・・」
「も・・・もう出るっ!」そう言った瞬間、父は一物を抜いて娘の顔に大量の精液を出した。そしてそのまま二人とも倒れてしまった。
ちなみにこれをアスカが見て自慰を始めたのは又別の話・・・
そしてシレンは・・・
「なるほど、今日言葉に詰まったのはこういう事なのか」
ここはシレン城二の丸の秘密の地下・・・
実は初めて鍛冶屋に入った時から父娘の関係に気付き、急いで二の丸を作り、
(しかも鬼に壊されないようここだけ最高の材料100%使用)鍛冶屋に幾つもの盗聴器を仕掛け、
盗聴すると同時にこれをネタに父娘を脅迫しようと考えていた。その時・・・
「ひゃあ!」
「!」
実は窓の鍵を全て壊し二匹目のどじょうを狙っていた父娘のセックスを見て自慰をしない人はいないと踏んだのだ。
そしてその読みが見事に当たった。
「今の声・・・アスカだったよな・・・もう少し待つか・・・これから毎日のように自慰をやるやろうからなぁ」
シレンの「シレン城をハーレム城にする」はまだ始まったばかりだったのだ・・・
527名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 01:54:41 ID:DM5W1hoI

キララやサスミも出ますか?
528名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 11:22:49 ID:RlQ4/6ix

とりあえず文が短いから読んでて飛び飛びになるんだと思う
もう少し状況描写とか細かくしてみてもいいかと、何も1レスにおさめる必要は無いんだから
529名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 19:52:13 ID:HvNKG4t2
何気にシチュは異常にツボ
530名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 01:31:25 ID:vwRrU+2B
うむ
531初心者:2008/09/25(木) 08:40:49 ID:52f3ZxmE
〉527さん
出ます
どっちを先出そうかまだ検討中ですがアスカとシレンの絡みをもう一回してレズでも書こうかと思います。〉528さん
頑張ってみますがエロ部分は初めて書きますのでヘタクソかもしれませんがご指摘よろしくお願いします
さて続きですが最近忙しくてあまり書けていません。のんびり待っていてください
532初心者:2008/09/25(木) 09:33:50 ID:52f3ZxmE
一つ言い忘れていました
みまさま、ご意見ありがとうございます
533初心者:2008/09/25(木) 13:16:43 ID:52f3ZxmE
色々考えた結果、次の章にサスミを出すことに決定しました。
534名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 19:19:51 ID:5U8Kzhs8
だから…投下の時以外は連レスはよせって
535初心者:2008/09/26(金) 09:39:27 ID:dCo6vIZ2
〉534さん
すみません
これから気を付けます。
536初心者:2008/09/26(金) 17:49:03 ID:dCo6vIZ2
第七章「まさかの光景」
シレンにお尻の処女を捧げた翌日アスカはいつもの場所にいた。
あのあと朝になって気がついた。そこはいつもの鍛冶屋の前だった。
服は直してあり、普段と変わらない朝だった。
(夢、だったのかなぁ・・・)
しかし起きたときに感じた尻穴の痛みが現実だということの証拠だった
夢か現実かどっちだろうと迷ったときシレンがやってきた。
後ろにリクとたしかあれはリクの姉、サスミ・・・?「お供でござるか?」
→はい
「きぇい!」
アスカが仲間になった。
いつもの光景、しかしアスカはサスミがいることに疑問を感じたままだった。
「今日は新ルートで行くか」そうシレンが言い、
「賛成」とリクが言った。新ルート?もうシュテン山頂上に行くルート全て出たはずしゃあ・・・
疑問ばかりのアスカに最悪の展開を予想できたのはシレン達が鍛冶屋の近くの林に向かっていったことだった。
皆が無言のまま、シレンにお尻の処女を捧げた場所に着くとき、
「わぁ」
「ひぃアアアアアアッ!」リクがこけ、サスミが巻き添えを食らった。しかしさっきの声、どっかで聞いたような・・・
「さっきの声、どっかで聞いたようなと思っただろう?」
「え・・・?」
思っていたことをシレンに言われて困惑するアスカ
「何の声か教えたろうかぁ?」
アスカは頷く事しかできなかった
「昨夜アスカがイッた時の声だよ・・・」
「・・・!」
この時、アスカは昨夜の出来事が現実だと確信した。「リク、アスカに見せなさい」
「はぁい」
リクはサスミの体を起こし、着物の下の方のすそを開いた。すると・・・
「・・・!」
アスカは絶句した。
サスミの秘部には小刻みに動くもの・・・バイブが深々と刺さっていた。
537風来旅小話:2008/10/01(水) 02:23:15 ID:Kh+76/Cy
しばらく音沙汰がないので、一旦切れた、と判断させてもらいます。

で、ちょっと思い立ったものを投下。
少々、長丁場になりそうなので、軽く連載していきます。



 一匹の鷹が、颯爽と空を舞っている。
 その、さらに天の上……大空の覇者をも眼下にくだし、浮かぶ太陽が、地べたの山々を
ぎらぎらと照らし続けていた。
 山々には岩肌が露出するばかりで、緑の「み」の字も無い様な岩山の中、のたうつ蛇の
ごとく通った、道ならぬ道を一人の旅人がゆく。
 その名はシレン。
 風来のシレン。

「……暑ぃな……」

 いつもの三度笠と旅合羽に身を包む彼は、陽に焼かれ、つんと通ったあごの下から汗を
ぽたぽた垂らしつつも、峠道をつむじ風のように駆け抜けていく。
 その姿は、風来人のまさしくそのものであろう。

 このときの彼は、こばみ谷を制覇し、その後ナタネ村での事件を解決して新たな旅路に
ついた頃だった。
 たとえ風来人最高の夢といわれた黄金郷に到達しても、シレンに足の止まる時はない。
それが旅の神クロンによって定められし掟だからだ。

 なお黄金郷とは、こばみ谷を形成するテーブルマウンテンなる山の頂にある、古代空中
都市の遺跡のことだ。
 黄金郷には、伝説があった。
 いつの頃からなのか、テーブルマウンテンの頂には遺跡があり、そこに目もくらむほど
の黄金が溢れ、神鳥・黄金のコンドルが棲まう……という噂が、こばみ谷に住まう者の間
でまことしやかに語られていたのだ。

 その伝説が、こばみ谷を越えて世界中に広まると、やがて様々な風来人が、

「我こそテーブルマウンテンを制覇する者だ!!」

 と、わんさかこばみ谷に集うようになる。
 おかげで、それまで単なる集落に過ぎなかったこばみ谷は、いちやく宿場の名所となり
さながらゴールドラッシュのような賑わいを見せるようになった。

 ただ、風来人というのはそういう荒くれ者ばかりで、彼らで賑わうという事は、同時に
治安の悪化をも招く事だったから、こばみ谷に元来住まう者たちが、手放しに喜べたわけ
では無かったのだが……。

 シレンも、そんな流れに乗った男の一人であった。
 他と違うところは、彼とすれ違った人間が、男であろうと女であろうと、思わず振り返
ってしまうほどの色男であることだろうか。

 彼は持ち前の度胸と腕っ節を武器にテーブルマウンテンへ挑戦し続け、やがて、ついに
登頂に成功する。
 だが……彼を迎えたものは、もはや荒廃しきって岩が転がるばかりの廃墟だった。
 神鳥はもとより、黄金など、どこにも見あたらない。
 考古学者なら、それでも未知の遺跡発見に狂喜するところだろう。
538名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 02:25:01 ID:Kh+76/Cy
 が、シレンに古代文明探求の興味はない。
 落胆を隠せず、

(命を賭して求めた夢が、これとはなぁ……)

 と、肩を落したが、しかし得る物が何もなかったわけでもない。
 というのも、遺跡内部には先住民が遺したのであろう、石板がそこここにあって、語学
に長けたコッパに解読してもらうと、黄金郷は数千年前に突如として黄金を喰らう巨大な
蜘蛛の化け物に襲われ、滅んでいたことが解ったのだ。

 金が見あたらないのも、この化け物によって金を喰らいつくされたらしかった。
 黄金のコンドルも、おびただしい量の蜘蛛糸で封印されたらしい。

「残念ながら、我々に化け物へ太刀打ちする手だてはない。我々は黄金郷と共に滅ぶ。
 だが……化け物は黄金以外を食さぬゆえに、それを喰らい尽くせば、やがて死んでゆく
だろう。その先、これを読む者があったらどうか神鳥の封印を解いてほしい。我らが最期
の願いである」

 石板の内容は、そのように締めくくられていた。
 だが黄金郷へたどり着くタイミングが悪かったのか、化け物は恐るべき生命力でもって
現在まで生き延びていた……ただ、喰うべき黄金も果て衰弱していたらしく、

「……いい加減、くたばりやがれってんだ!!」

 シレンの敵ではなく、一刀のもとに切り伏せられ、死んだ。
 そして黄金の夢を喰われたことの怒りを化け物へぶつけると、シレンは、古代人の願い
を遂行することにした。
 探してみると、黄金郷の深部にひときわ巨大な繭があったのだ。数十メートルはあった
はずだった。

 これこそ黄金のコンドルに違いないだろう、と刀で斬りさばくと、中から幾星霜の縛め
を解かれた神鳥が現れる。
 瞬間、辺りがぱっ、と輝くようであった。
 なぜなら、言い伝え通り、黄金のコンドルは全身が金で作られた鳳凰のごとき姿をして
いて、その威容にさしものシレンも呑まれて動けないほどだったのだ。

 そして神鳥は、封印から解きはなってくれた礼とばかりに、シレンを背にのせてこばみ
谷のふもとへ送ると、いずこかへと去っていった……。

 シレンにとっては、いささか不本意な結末であったかもしれない。
 が、財宝こそ手に入れられなかったものの、伝説の遺跡と生物を目の当たりにした上、
その背にのってこばみ谷の地へと帰ってきた事実は、風来人の界隈のみならず、世界中を
驚かせるのに容易かった。

 彼はこれによって、世界に名を轟かせるまでの存在になったのである。
 風来のシレン、といえば誰もが振り向く。
 剣術道場でも開けば、人が寄り集まってくるだろう。もはや、旅ガラスなど続けないで
も、十分すぎるほどの生活ができるはずだった。

 だが、常に放浪することが、運命神リーバが風来人に与えた宿命であるし、当のシレン
も一カ所にとどまっていることを良しとはしない性分だ。
 彼は、こばみ谷を後にしたあとも、諸国を漫遊して、やがて、かつての記憶も頭の隅へ
と追いやっていく。
 そんな折りのことだった。 

「お?」

 と、シレンがつぶやいた。
 山道の横道にそれた、傾斜のきつい坂の上から、女が独りでやってくる。
539名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 02:26:37 ID:Kh+76/Cy
 だいぶ大柄な女で、ひょいひょいと旅慣れた風の足取りは、彼女が風来人か、そうでな
くとも戦いの心得をもった人間である事を予想させた。

 なぜかというと、人間の集落を外れると危険な生物が出現するゆえ、身を守る術を持た
ない者はおいそれと遠出ができないからだ。
 自然、個人で旅をするのはその術をもった人間だけということになる。

 だから女の一人旅はゼロというわけではないが、数が少ない。それだけに道中で目にす
れば、思わず目をやってしまうのは男のサガというものであろう。

 が、近づいてくるにつれて女の姿が、陣羽織が変形したような羽織に袴履き、そしてず
いぶんと見事な大小を腰にさしている……と、およそ旅装ではないことに気づく。
 その場違いで奇天烈な外見に、シレンはやや身を固くした。

 風来人はもとよりカタギでない商売である。無頼漢そのもののような奴も多いし、辻斬
りを仕掛けてくる厄介な者もいた。
 特にシレンは顔も名も売れているので、その命を狙う輩も少なくはない。
 もし、あの女が斬りかかってくるのならば――

(返り討ちにするまでだ。ついでに、ここしばらく、溜まったモノをぶつけてやろうか)

 と、自らも刀の鯉口を緩めて備えたが、だんだん近づくにつれて、その女に見覚えがあ
るのをシレンは感じた。
 女の髪は、桃色の長髪が滝のように広がっている。

 髪型はともかくとして、こんな奇妙な色の髪を生やした人間など、シレンが今まで会っ
てきた人物には一人しかいないはずだった。
 いよいよ肉迫する段階までくると、どうやら相手方もシレンに気づいたらしく、こちら
側を凝視してくる。シレンはすこし笠を深くすると、

「ちょっと……」

 問いかけようとするが、それよりも速く女の方から声が飛んできた。

「そ、そこの人っ。失礼だが、よもや貴殿はシレン殿ではござらぬかっ!?」

 女としてはやや低めの、聴く者の耳をぞくりと撫でるような艶のある声色で、しかし、
その色香を台無しにする固い武家言葉でまくしたててくる。
 男のサムライですら、こんな言葉を常時用いたりはしない。
 シレンがもし、彼女を知らなければ、

(変なやつ……)

 としか思わなかっただろう。
 が、シレンは彼女のことをよく覚えていた。
 まだ自分が幼かった頃、一時的につるんでいた仲間だ。

 滅法強いが、妙に堅苦しく、人付き合いを苦手とする年上の女剣士。
 当時はまだ子供だったが、一〇年近くの歳月を経たいま、彼女の美貌は完成され、ハッ
とするような色香をまとっている。

(が、中身は一〇年前のそのまんまだな)

 それがシレンにはおかしくて、つい、その場に突っ立って笠を深くかぶったまま、高々
と笑い声をあげてしまった。
 あまりに声が大きいので、女が仰天してしまうほどだ。
 だが、女はそれを馬鹿にされたと感じたのか、ふるふると身を震わせ顔を真っ赤にして
怒りだす。
540名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 02:30:20 ID:Kh+76/Cy
「ぶ、無礼者っ……そこに直れえっ!!」

 しゃらん、と太刀を抜き放ったがそれと同時にシレンが、

「はっはっはっ!! おまえさんは、ほんと、相ッ変わらずだなぁ……アスカ」

 ぱっと笠を脱いで、軽やかに笑いかける。
 その言葉の通り、女の正体はアスカであった。女の身ながらシレンと同じく風来人とし
て諸国を廻っている人間だ。

 なお、先に書いたとおり歳は彼よりも上である。二〇代半ばであろう。
 そこらの町人の平均身長よりも幾分か背の高いシレンと並んでも見劣りしない背丈に、
凜とした美貌が冷たささえ感じさせる女であったが、その外見に反して性格は激情家。
 おまけに頑固で、一度思ったことなら岩でも貫き通すほどだった。

 二人の出会いは、アスカがモンスターに囲まれ絶体絶命に追い込まれた際に、加勢して
危機を救ってくれたのがシレンだったことに始まる。

 いわゆる「助太刀いたす」なのだが、シレンの童ながらに並外れた勇気と行動力に激情
家のアスカはおおいに感激してしまって、そのまま彼が当時関わっていた一連の事件に決
着がつくまで、家臣のごとく付き添った経緯があった。

 ちなみに、現在も色男で通っているシレンだから、当時は人形のような美少年だったこ
ともアスカが彼につきっきりになった理由のひとつでもある。

 そして事件が解決した後はお互い一人前の風来人になるべく、それぞれの道を歩むんで
いったのだが、その後アスカが天輪といわれる国において獅子奮迅の活躍をしてから、し
ばらく経った頃のことだ。

 シレンという男が黄金のコンドルに乗って、テーブルマウンテンから生還した……との
報が、風来人同士の聞き伝えに耳に入ってきたのだ。
 アスカがその時に居たのはこばみ谷からは遠く離れた土地であったが、そんなところま
でもウワサが聞こえるほど、シレンの成した事は偉大だったのである。

(そうか、あのシレン殿が……)

 と、アスカは脳裏に幼児だったシレンを思い浮かべると同時に、立派に成長した彼の姿
を妄想して愉悦に浸る。
 加えてそれが大業を成したとあっては、表情が緩まずにはいられなかった。

 そのシレンが目前に、居る。
 しかも想像以上の男前に成長して、居る。
 自然と胸中高鳴り、アスカはいそいで刀を仕舞うと、その場に這いつくばって、

「まことに失礼つかまつった。拙者、いまだこの性格なおらずして、ほとほと困り果てて
おり申したところ。どうか許していただくわけにはござらぬか」

 と許しを請うから、その姿があわれなほどに滑稽だった。言葉が固すぎるのが余計にそ
の感覚を増幅させてしまう。
 いきなり笑い始めたシレンにも非はあるのだから、アスカがこんな姿で謝罪する必要は
ないのだが……それでも、こうせずにはいられないのが彼女の性格だった。

「おいおい、やめてくれよ。笑った俺が悪かったからさ……立ってくれ。あんたに土下座
なんてされちゃあ、かなわねえ」

 シレンはみかねてアスカを引きずりあげようと、その手を掴んだ。
 すると、
541名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 02:34:45 ID:Kh+76/Cy
「あっ」

 わずかに拒否するような吐息がアスカから漏れる。
 その意味はすぐに解った。
 なぜならアスカの手の感触はけして柔らかいとはいえず、長い時間、旅と戦いに明け暮
れて来た人間だけが持つごつさがあったからだ。

 男なら勲章にもなるかもしれないが、女にはがっかりするだけの代物だ。
 アスカ自身も気にしていたのだろう、
 引きずり起こされつつ、

「そんなに握らないで……」

 と、先ほどまでの威勢はどこへやら、小さくなってしまう。
 これを見てシレンは思わず、アスカをその場に押し倒しそうになった。旅で女っ気のな
い日々を送っていたことも手伝って、やたら厳めしい普段の姿とのギャップに当てられた
のだ。
 旅塵にまみれ、汗ばんだ彼女の肌はどんな味だろう。
 男に抱かれ、体中をくまなく犯されるアスカは、どんな色っぽい声で鳴くだろうか……
と妄想する。

「……シレン殿?」
「あ、いや、なんでもない。それよか、おまえさんはどこに向かってんだ?」
「拙者は……実はこばみ谷に」
「えっ」
「恥ずかしいのだが、シレン殿がたどり着いた黄金郷を、拙者もこの目で見てみたいと思
って……」
「黄金郷、かぁ。懐かしいな」
「どんな場所だったのでござるか」
「いやなに、廃墟だよ」
「は、廃墟?」
「ああ。黄金は化け物に全部食い尽くされててさ……」

 と、シレンは黄金郷で見たことを、洗いざらいアスカに喋ってやった。
 黄金のコンドルもどこかへ飛び去った今、黄金郷へ命をかけてたどり着く価値はないだ
ろう……と判断したのである。
 その考えは間違いではなかったようで、シレンの話をきいたアスカは口をへの字に曲げ
て残念がっていた。
 が、すぐに口の形を元に戻すと笑っていった。

「それでもこの道を来て正解でござる。シレン殿に再び相まみえることができた」
「へッ。背中がかゆくなるね」
「冗談ではござらぬ。拙者は本当に……」
「ああ、わかった、わかったよ。ところでどうでえ。剣の腕は上がったかい」
「無論。試してみなさるか」
「望むところよ」
542つづく:2008/10/01(水) 02:34:56 ID:Kh+76/Cy
 二人、バッと後ろに飛び退くと刀の柄に手を掛けた。
 居合いの勝負だ。
 そのままお互いを睨みつつ、抜くタイミングを図る……居合いは一瞬の隙を見せた時が
勝負である。
 しばらく動かぬまま時間が経過したが、そのとき、ふわりと風が吹いて合図となった。
そして、

「りゃッ!」
「ちぇあっ!」

 ほぼ同時に鞘走らせる。
 目にもとまらぬ速度で交差する刀が、炎天下の下、白刃をきらめかせて甲高い金属音が
鳴り響かせる。
 その結果は……
543名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 10:53:11 ID:KBicjzd1
乙です
続き期待してます

ただ二つだけ
時系列がおかしいのと、アスカの年齢はいっても20代入ったばかりぐらいだよ
544つづき:2008/10/01(水) 17:20:03 ID:S39AqVKx
の、前に修正を。

>>537
×その後ナタネ村での事件を解決して〜
○その後、月影村での事件を解決して〜

>>543
彼女がシレン2の時点で14歳ということなので、
それからおよそ10年前後なら、20代半ばだろうな、と。




「さすがシレン殿」
「ち、また相打ちか……」

 であった。
 刀は、お互いの首筋に触れるか触れないかのところでピタ、と止まっていた。
 ……果たし合いに見えるが、これは風来人同士、剣士同士の握手のようなものなのだ。
 ただの握手と違うところは、これでお互いの意思が確認できてしまうところである。

 格闘家なら拳で語り合う、とでもいったところだろうか。
 やがて二人とも刀を仕舞う。
 余韻を楽しむかのような沈黙が流れたが、しばらくしてそれを破ったのは、アスカの方
だった。

「シレン殿、長旅でお疲れであろう? この先をゆけば、村落にたどり着くはず……拙者
が案内つかまつろう」
「お、悪いね」

 くるり、と彼に背を向け歩み出すと、シレンがその背を追い掛ける。
 追い掛けつつ、唯一、肌の露出した首筋を眺めてみる……。
 日に焼けたせいで、少々あさぐろくなってはいたが、汗ばみ、ぬらぬらと艶がかったそ
れは、旅で女日照りの続いていたシレンの性欲を刺激するに十分だった。

「しかしさ、美人になったもんだよなあ、アスカ」
「……戯れを」
「その固すぎな言葉さえなきゃ、今すぐにでも押し倒しているところよ」
「!! し、シレン殿……」

 アスカが口を半開きに、空を見上げた。
 その後ろでは、いつの間にか彼女へ寄り添ったシレンが、アスカの肉付きのいい腰に腕
を回している。
 が、抵抗はなかった。
 アスカにしてみれば、相手は一〇年も昔から忠義を誓った相手だ。
 手も気も早いシレンに誘われたとしても、もはや童ではなくなった男と女の付き合いを
するに、やぶさかではなかったかもしれない。

「シレン殿……こ、このような所で」
「いいじゃねえかよ。どうせ、誰も通りゃしねえ。通ったら見せつけちまえ」

 いいながら、その耳元に口があたるほどの距離でシレンはなにごとかをささやくと、ア
スカの眼前に顔を回してニィ、と笑った。
 対してアスカは目をぐるぐると回しているようだった。
 なにか言おうと口を開きかけるが、シレンはその紅く濡れた唇を、我が唇でもってふさ
いでしまう。
 やはり抵抗はなかった。
545名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 17:21:04 ID:S39AqVKx
 それどころかアスカは、とろりとした目つきでシレンを見つめる。
 太陽の熱で流される汗のせいで雰囲気は艶を帯び、塞がれた口からは甘ったるい息が漏
れた。
 永遠に続くかと思われたが、しばらくするとシレンの方がふわりと身を彼女から離して
しまう。

「あっ……」

 と、名残惜しそうにアスカが切なげな視線を投げる。が、シレンは相手にならず、一方
的に笑みを浮かべると、

「御馳走さん」

 いたずらっぽく言って、一歩引いた。
 が、誤算か。
 それが彼女に正気を取り戻させることになってしまったようで、

「ふ、ふ、不埒なっ!!」

 アスカは身を震わせると腰の太刀に手を掛けて、ずいっと一歩迫る。
 うかつな言葉を喋れば、シレンを斬ってさらにその場で自らも腹を切り、果てそうな勢
いであった。
 が、シレンはいった。

「俺を斬るかい」
「えっ……あ、そ、それは……」

 と、アスカはいいかけたがそこで黙ると口を真一文字に結んでから、再度開いた。

「斬る! このような辱めは、シレン殿といえど許すわけには参らん!!」
「……しょうがねえや。ならこいつで頼む」

 と、腰の太刀をサヤごと抜いて逆さまにするとアスカにずい、と向けた。
 これで斬ってくれ、というのである。
 それをアスカは言われるがまま手にとってしまう。

 柄に手を掛けた瞬間からずしり、と重みが伝わるが、それと共に禍々しさを感じる障気
のようなものまでが伝わってきた。
 あまり長く持っていたくないような、しかし、逆に振り回してみたくなるような、そん
な矛盾する奇妙な感覚だった。
 アスカはおもわず、

「抜いてもよろしいか」

 などと、小娘のようなあどけない声で聞いてしまう。
 これが今し方まで自分を斬るとわめいていた人間の言葉だろうか。シレンは内心噴き
だしてしまいそうだったが、せっかくなので、

「ああいいぜ」

 と、けしかけてみた。
546名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 17:22:42 ID:S39AqVKx
「で、では」

 必要もない許しを得て、しゃらり、と長い太刀をサヤから抜き放つ。
 現れたものは、紅がかった色味の、鮮やかなまでの美しさをたたえた刀身だった。
 どうしてこんな色がついているのか理解できなかったが、そんな理屈を考える余裕を奪って
しまうほどに、この太刀は美しかった。

「……綺麗」

 アスカは、おもわずつぶやいてしまう。
 シレンは、彼女のそのおちつかない感情の起伏に、ついに笑い出しながら、

「そいつは「かまいたち」だ。妖刀っていわれてる代物だが、俺は好きな刀でさ……」

と、軽い講釈を垂れる。
 その言葉にアスカは深く頷く。まるで、刀にこころが奪われているようである。
 シレンは、なおも続けた。

「さて……アスカ。殺るならバッサリとやってくれよ。どうせ死ぬなら派手に死にてえん
だ。こう、上半身をえぐるように頼む。首もきっちり落としてくれよ」

 ばさりと諸肌を脱いだ。服の下から鍛えられたしなやかな筋肉に覆われた上半身が現れ
る。それにアスカはちらりと目をやり、

「では」

 といった後、刀を中段に構えた。そしてぐっと溜めたあとに一歩踏み出して、そのまま
シレンに向かい猛然と突進していく。
 アスカは、くわっとその目を見開きシレンの面を狙って矢のようになって突いた。
 ……かのように思われたが、突き入れられたはずの刀はアスカの手を離れ、シレンの顔
の横を素通りし、いつの間にか後ろにあったアイアンヘッドの顔面を襲った。

 ギャアッ、と悲鳴があがる。
 弾丸と化した刀の威力は凄まじく、敵の頭をスイカのごとく砕き、ばしゃっ、と赤黒い
血や脳漿やらを目玉やらを、飛び散り果てさせたほどだった。
 が、まだ終わらない。

 アスカはすかさず飛びかかり、刀を取り戻すと同時に飛んできた目玉を引っつかんで手
の内でぐしゃり、と握りつぶしながら敵の胴を蹴り倒すと、そのまま刃を突き立てトドメ
を刺す。
 そして惨殺された敵を見下しながら、ゆるりと刀を引き抜くが、懐紙がないことに気づ
くと、仕方なしに自分の袴でもって刀身の血を拭う。

 白い生地が、赤黒く染まった。
 彼女はゆっくりと振り返る。すると、右の頬から血を垂らしたシレンがニヤリと笑って
その様を見つめていた。
 アスカは、かまいたちをゆっくりと、厳かに、宝物でも献上するかのようにシレンに返
却する。
 と、そのシレンが口を開いた。

「やるじゃねえか」
「いや、つい力が入って……シレン殿、頬にお怪我を」
「俺を斬るんじゃなかったのか」
「今ので冷め申した」
「じゃ、なんだ。俺ぁこいつのおかげで命拾いしたのかい」
547名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 17:23:32 ID:S39AqVKx
「さて……? が、この刀は本当にこころが高鳴る」

 とアスカはシレンに近寄ると、べろりと舌を出し、彼の血が伝う頬を這うように
舐めあげる。

「うっ」

 刺激に、シレンは身震いする。
 さらにアスカは詰め寄り、鼻先が触れあいそうな距離でもって、シレンの瞳にじいっと
見入りながら、

「それにしても……シレン殿、悪いお方だ。こんな人を惑わす刀など持って」
「知らねえなぁ。俺は普通の刀として使っていただけなんだが」
「ウソなど、まかり通らぬ」

 詰問に口笛を吹くシレンに業を煮やしたのか、アスカは彼の胸に爪を突き立てた。
 剣士にあるまじき鋭くとがったそれが、肉をわずかに裂いてそこにも血を滲ませる。

「痛えよぅ」
「シレン殿。拙者とて、妖刀使いでござるぞ……その本性を知らぬで使えるほど、甘い物
でないのは承知の上のこと」
「なに?」
「ご覧あれ」

 ふ、とシレンから離れるアスカが、腰に差した大小の内、小をしゃっと引き抜いた。
 それは小太刀のようだったが、青白く輝く刀身はまるで氷のようだ。
 いや、氷そのものか。
 辺りは猛烈な暑さだというのに、その刃の周りだけ、凍てつくような冷気がただよって
いるのだ。
 妖刀の類であるのは間違いない。

「これは忌火起と申す」
「イマビキ、ねえ。ずいぶんおっかねえ名前だな」
「うむ……なんでも、この刀は何人もの若い男を斬り殺したらしい。その怨念が刀身を凍
てつかせている様だが、逆に斬りつけた時は焔をあげる」
「恨みの火、ってわけかい」
「左様。小太刀だが、並の太刀より威力がござるぞ」
「そいつは凄え。だが、副作用はねえのかい」
「……時々、やたらと若い男を斬りたくなる」

 アスカは、くっ、と柄を持つ手を絞ると、ぞっとするような微笑をシレンに向ける。

「おいおい」
「ふふふ……冗談でござるよ。無論、先ほどの無礼も」
「本当かね」
「シレン殿が拙者に意地悪をするから、仕返しをしたまでのこと」
「……どういうこったい、それぁ」

 口をとがらせて不満をあらわにするシレンだったが、アスカはそれに応じず、笑うのみ
だった。
 シレンはかつてと何も変わっていないと思っても、やはり年相応に、会話の呼吸を身に
つけているのだろう。

 彼女は忌火起を鞘に収めると、笑うままに再びシレンに寄り添う。
 寄り添うと、今度は先ほどの、ぞっとするような微笑を吐息に変えて、シレンの耳元に
吹きかける。

「さ。続きを……誘ったのは、シレン殿でござるぞ」
「わかったよ。そっちの岩場が影になってるか、来な」
548名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 17:24:09 ID:S39AqVKx
 と、シレンはアスカに抱き取り返すと、側の岩場に彼女を連れ込む。
 そこは、長い年月の間に雨風に削られてちょうど、日差しを防ぐように変形していたか
ら、これから及ぼうとする事には、うってつけの形状といえた。

 おあつらえ向きに、畳のような形状をした部分まである。
 シレンはそれへとアスカを押し倒し、再び唇を奪った。
 今度は、先ほどより激しい勢いで彼女を貪りつつ、空いた手を着物の裾から、桃色の柔
肌へと侵入させていく。
 胸のあたりはサラシで巻かれていたが、それを片手で器用にしゅるりと解いてしまう。
 そして、ツツ、と五つの指が肌を刺激したとき、

「ひあ……」

 肢体がビクンと反応する。
 そのまま胸の突起へと手を走らせると、爪で極うすくつまみあげ、わずかな電流を彼女
へ与えていく。
 同時に唇をいったん離して、首筋に吸い付くと、汗と、塵の混じった塩辛い味が口内に
広がるが、シレンはそれさえも愉しむようにアスカを愛撫する。

 そうやって、しばし重なったまま脈動していたが、ふと、先ほどシレンがやったのと同
じようにアスカの上着をぱっとはだけさせた。
 こぼれ落ちそうなほど、豊かに実った乳房が現れる。

 地球上で唯一直立歩行する哺乳類の女が、見えにくくなった尻に代わって男を誘惑する
ためにも発達させた器官だ。
 すぐにでもむしゃぶりつきたくなる衝動に駆られるが、シレンはぐっと耐え、その人間
だけが持った肉体の芸術に魅入る。

「……」

 すると、凝視されて羞恥が沸き上がったのか、アスカは頬を赤らめ、ふい、と横を向い
てしまう。
 それが合図だった。

「甘えさせてもらうぜ」

 それだけいうと、ぱかっと空いたシレンの唇が、乳首を飲み込む。
 ザラつく舌で神経の集中する箇所を徹底的に刺激しながら、時折の吸引をもって、片側
の乳房を攻める。
 余ったもう片側は、同じく余った手によってやわやわとこねくり回されていく。

 その状態を延々と続けた挙げ句、やっと頭を離したかと思うと、唾液の糸も落ちきらぬ
内に残った方の乳房に食らいつき、同じ動作を繰返す。
 それがまた延々と続けば、再び頭を離し、片側の胸に吸い付き直す。

 よほどココに未練でもあるのか。
 が、アスカの方も、その一カ所だけに集中した執拗な攻めに、妙な快感を覚えてきたら
しく、だんだんと呼吸が乱れていく。
 肢体を痙攣させる周期も短くなっていき、そして、呼吸が乱れきった時、

「う、ァ……ッ」

 全身を収縮させ、果ててしまう。
 胸への愛撫だけでだ。
 ただ、異常に執拗であっただけのことである。

「なんだ。果てちまったのか」
「あ、ひは、申し訳、ない……」
549つづく:2008/10/01(水) 17:24:34 ID:S39AqVKx
 アスカはだらしなく、惚けた顔でシレンを見つめる。
 そんな姿をシレンはいよいよ犯したくなったが、ふと、顔を天に向けるといつのまにか
太陽が沈み始めていた。
 このまま行為を続行すれば、辺りはとっぷりと闇に浸かってしまうであろう。

 そうなれば、逢魔が時である。
 狂暴なだけでなく、厄介な毒を持った夜行性のモンスターが多く出没するし、さらには
得体の知れぬ悪霊もただよい始める。

 こういった連中を相手するのは、いささか面倒が過ぎた。
 まともにやりあったら、人間の集落にたどりつく頃には疲弊しきってしまうだろう。
 得策とはいえない。
 真に強い風来人に求められるのは、戦闘狂のように戦える事ではなく、いかに無駄な労
力を減らせるか、という一事に尽きるのだ。

 たとえば、どれほどの強豪でも、空腹になりきったら為す術がない。
 そういう事態に陥らぬように行動するのが重要である。

「成仏のカマでもありゃ、余裕なんだがな……アスカ。潮時だ、人里に引き上げるとしよ
うぜ」
「あ……さ、左様でござるな」

 そういい、お互いに衣服を直しあうと、二人は岩場を後にするのだった。
550初心者:2008/10/01(水) 18:03:04 ID:DT4Cs6LU
久しぶりです。
ただ今ゆっくり書いていますのでのんびりとお待ちください
551名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 20:53:38 ID:br6w1JRT
やたら色々キテター!
期待してるお!
552初心者:2008/10/02(木) 09:38:08 ID:h5i1f27u
〉551さん
ありがとうございます
がんばります!
553つづき:2008/10/03(金) 01:14:36 ID:KtpNn/H/
・・・


二、月陰村


 その後、アスカの正確な案内もあって、日没にはだいぶの余裕をもって集落にたどり着
くことができた。
 これならば、あのままもう少し情事を続けていても間に合っただろう。

(ちと、もったないことをしたかね)

 シレンはそう思ったが、しかし、アスカのまるで道のりを知っているかのような足取り
が気になって聞いてみると、そうではないらしく、

「女のカンでござる」

 とのことだった。
 答えには納得しかねたが、ともあれ、腰を落ち着けねばなるまい。
 アスカが「お疲れでござろう」といった通り、シレンはここに来るまで、もう二、三ヶ
月ほど布団の上で寝ていないのだ。
 さしもの彼も、ゆるりと疲れを取る時間が欲しかった。
 欲を言えば酒も欲しい。

 まだ日も頭の上を傾いている内に、宿を探す。
 ここは集落、という割には広い。
 岩山をあちこちくりぬいた岩窟で出来ていて、異国情緒のただよう場所だった。
 ただ、集落の名前が、

「月陰村」

 といったのが、シレンには落ち着かなかった。

「漢字は一文字違うが……」

 なぜなら、かつて立ち寄った山奥の小村が月影村という名前だった。
 この村にはいつの時代からか、オロチを村神と祀り、定期的に村の子供を生贄と差し出
す血なまぐさい因習のあるところだった。
 生贄を差し出す理由は、そうしないと、オロチの怒りを買って村が滅ぼされるから、と
村人たちはいう。

 少々、妄信が過ぎるのではないかと思われるかもしれないが、これは神話の類ではなく
実際に月影村とその付近の山岳を結ぶ、供養峠という名の付いた変則地形の奥に、オロチ
がいるのだ。
 かつては村人も抵抗を試みたこともあるらしいが、全て、鬼に針一本で挑むような結果
に終わったらしい。

 ならば逃げ出せばいい、と言いたいところだが、オロチの呪いか何かなのか、月影村の
人々は、村の外に出ようとすると、たちまちに変則地形に迷いこんでしまい、脱出はおろ
か生きて村に帰ることすらできなかった。

 このような理由で、生贄は毎年のようにつくられていた。
 シレンは、ちょうどその季節に月影村へと訪れたのだ。
 村全体に漂う異様な雰囲気に呑まれそうになったが、気を取り直して周囲の者どもにそ
れとなく事情を聞き込んでみると、上のような事実が明らかになった。
554名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:15:37 ID:KtpNn/H/
 これだけでも熱血漢のシレンは、暴君たるオロチと、抵抗を忘れて恐怖だけに震える村
人の情けなさの両方に、腹の底からふつふつと煮えたぎるような怒りを覚えたものだ。
 が、さらに、当節の犠牲者であるフミという娘を助けようと、彼女と同い年のナギとい
う名の少年が単身、供養峠に乗り込んだ事実を知って一念発起する。

「上等じゃねえか。ヘビ野郎ごとき、俺がブッた斬ってやる」

 そういって、シレンはまず、フミを救出しようと躍起になるナギを連れ戻し「娘は、俺
が間違いなく助けてきてやる」と確約をし、その命が散るのを食い止めた。
 その時のことだ。
 ヨシゾウタと名乗る旅の薬売りがシレンに近づき、村人達の正体を暴露する。

 後に本人たちから直接教えられることになるのだが、彼らは、西洋でいうところのヴァ
ンパイアやワーウルフなどの亜人族の子孫であり、人間ではなかったのだ。
 それがゆえ、満月の夜になると怪物に変化し、特に子供の場合は理性を失って暴走する
危険性が高い。
 このため人間とは共存できずに、月影村という山奥に籠もっていたのだという。

 そして、だ。
 フミをも救出し、いよいよオロチの核心に迫ろうとした時、この、ヴァンパイアの子孫
達を脅かした怪物の正体が明らかになった。
 ……それは、誰在ろう人間だったのだ。
 上に出た、ヨシゾウタという男である。

 ヨシゾウタは、生贄として差し出された子供の生き血に、なにやら黒魔術のような秘宝
を用いて、人間をオロチに変化させる薬を作り続けていたのだ。
 むろん売るためでなく、自分のためにである。

 オロチになれば、人間どころかモンスターさえも超越した力が手に入る。
 それはオロチになった後も、人間の薬売りに化けてシレンに近づくことが、容易く行え
るほどの力だ。
 さらには、悠久の時さえも生きながらえる事ができた。

 そんな化物がいつの頃から現世に居て、いつの頃からヴァンパイアの血によってオロチ
変化の薬を生み出せることに気づいたのかは解らないが……
 つまるところ。
 オロチの持つ強大な力と、無限の生命力に酔いしれた一人の愚か者が、長きに渡り、罪
もないヴァンパイアたちを支配し続けていたわけだ。

 これを知った時、シレンの怒りは頂点に達する。

「ふ、ふざけるなよ、てめえ……人間様の顔になあ、泥を塗るんじゃあねえっ!!」

 叫び、シレンに追い詰められオロチとしての本性を現わしたヨシゾウタを滅するべく、
一振りの剣を封印から解いた。

 名は剛剣マンジカブラ。
 その斬れ味たるもの、岩を豆腐のごとく切り裂く代物であり、伝説の刀工カブラによっ
て鍛え上げられたという。

 シレンは、テーブルマウンテンに登頂する際に、この刀を偶然にも発見した。
 恐らくはかつて登頂した者の中に、これを携えながら命を落した者がいたのだろう。
 まさか自分で使う気にはなれなかったが、これを、この場に埋もれさせておくにはあま
りにも惜しいと思い、拾得し、評判の良い鍛冶屋に頼んで丹念に修復しておいたのだ。
555名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:16:36 ID:KtpNn/H/
(元の持ち主も、名剣が朽ちゆくのを喜ばしくは思わねえはずだ)

 と。
 だが、

「今は、借してもらう!!」

 それを抜いた。
 するとどうだろうか、マンジカブラはまるでシレンの怒りに呼応したかのように青白く
輝いて、刀身に光をまとう「秘剣カブラステギ」へと変化する。
 そしてきらめく刃が、ばあっ、と空に舞った時……オロチは八つある首を全て切り落と
され、果てていた。

 ただ、それで力を使い果たしてしまったのか、カブラステギもオロチが死ぬと同時に、
二つに折れてしまい、もはや剣として使い物にはならなくなってしまう。
 大変な損失といえたが、シレンは「きっとこの時のために運命神リーバが、俺にマンジ
カブラをよこしたのだろう」と思い、オロチの死骸に突き立て、その場を去る。

 こうしてシレンは月影村を苛む元凶を見事に退治し、村人たちから救いの英雄とあがめ
られたものの、彼らを苦しめていたものが他ならぬ人間の、なれの果てだった……という
事実は、心にしこりを残した。

 また、この村には、ケヤキという気だての良い娘がおり、シレンはオロチ退治のため逗
留する間、彼女と浅からぬ仲になっていて、一事は問題が解決したら連れ出してしまおう
かと思ってもいたのだが、

「ケヤキちゃん。俺ぁ、ちょいと人間が嫌いになったよ。そんな同族嫌いが相手じゃ、お
まえさんを幸せにゃできねえ……だからさ、ごめんなすって」

 軽い失恋も伴い、月影村を後にした経緯があった。
 そんな複雑な記憶を、この「月陰」という名の村は思い出させてくれる。
 シレンにとってはこばみ谷での経験よりも、深く胸に突き刺さった思い出だったかもし
れない。
 だから、いつの間にか宿探しの脚も止まっていたのだろう。
 隣を歩いていたアスカが、怪訝に顔を覗き込んでくる。

「シレン殿?」
「お! あ、ああいや、すまねえな。ちょいとボケっとしててな」
「昔のことでも思い返してござったか」
「……それも女のカンってやつかい。だがさ、詮索してくれるなよ」
「そういう無粋な真似はせぬ」
「なら、いいけどよ」

 アスカに促されて再び歩を歩んでいくと、やはり岩をくりぬいて造られた穴が連なって
いて、その中でひときわ大きな口がぽっかり開いているところに「泊まり岩」と、これま
た石灰岩を大胆に削って書いた文字看板が掲げられていた。
556名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:17:14 ID:KtpNn/H/
「なんか、どっかで聞いたような名だな」
「左様か?」
「それもこんな岩だらけの場所だったような……まあ、いいや」
「されば、早くちぇっくいんを済ましてしまおう」
「なんだい、ちぇっくいんって」
「宿帳のことでござる。いや、つい旅で知った言葉が」

 などと、他愛ない会話を交して宿に入っていくと、辺境の土地にいかにも似合うといっ
た感じの、しわだらけの顔になった女将が二人を出迎えてくれる。
 といっても愛想はよく、とんとんと手続きは済んでしまって今日の夜露をしのげる一室
を案内された。

 もちろん相部屋である。
 宿内は、通路も部屋も異質な岩窟の雰囲気からは開放され、下界の町々で普通に見かけ
ることのできる和式造りとなっていた。

 せっかく村の全体が異質でエキゾチックな雰囲気をもっているのだから、宿もそのよう
にデザインしてよさそうなものだが、しかし徹底して外の雰囲気を忘れるほどに、木材に
よる調和が施されていた。

 これはおそらく、月陰村が観光地ではないために、地域の特色を打ち出すよりも、旅人
の安息度が高まるほうが商売上、よいとされているのだろう。

 なお相部屋を取ることについてシレンは最初からそのつもりだったが、女将の方も、二
人の姿を認めれば関係はだいたい解ったようで、なにもいわずに夜の時間にも最適な、他
の部屋とは少々、離れた中部屋を用意してくれた。
 対応の手際よさから見て、案外に人の出入りは多いのかもしれない。

 さて、これで宿泊の準備は整ったが、まだ天には陽がある。
 先ほどの続きを愉しむには、もう少し遅くなってからでもよかろうと思い、シレンはア
スカを連れて酒をひっかけに出ることとするのだった。

 外に出ると、慣れぬ岩窟の村が再び姿を現わして、見渡すのみでは、穴ぼこだらけで、
なにがなんだがよく解らない。
 とにかく広い。
 村というよりは町と呼んでも差し支えなさそうだった。
 だが、宿場なら歓楽街を兼ねているはずである。宿を置く場所の、ならわしのようなも
のだ。

 そう思って探してみると、あっけなく飲み屋も見つかる。
 こっちのほうは「酔いどれ亭」といった。
 またしても聞いたような名だが、シレンも、アスカも、もう何年と旅に身を費やしてき
た身なのだ。
 よほどの事件でもないかぎり、歓楽街の施設名など忘却の彼方であろう。
 ともあれ、のれんをくぐって二人は酒を嗜むことにした。
557名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 01:18:22 ID:KtpNn/H/
「そういやさ、アスカ。ナタネ村のことを覚えてるかい」
「……無論。助けていただいた恩、片時たりとも忘れた事ござらぬ」
「そんなカタッ苦しい話はどうでもいいんだ。だが、あの時は二人で茶屋の菓子なんざ食
ってたよなあ。思えば時間が過ぎたもんだ」
「おや、らしくないことを。あなたは未来しか見ていない仁とばかり、思っていたが」
「おいおい、ひでえ誤解だな。俺だって人の子だよ」

「人の子、か」
「そうさ」
「ふふ、しかし、シレン殿からそういう言葉を聞けるとは、やはり酒は魔性でござる」
「ちぇっ……俺からしてみりゃ、女の方がよほど魔性だ」
「ときに、コッパ殿は?」
「ああ。あいつとは、またちょっと離れて旅してんだ。あんまり顔ばかり付き合わせてる
とケンカばかりでいけねえからさ」

 ……やがて、したたかに酔った。
 飲み疲れて宿への帰路につく頃には、足取りも多少、怪しくなっている有様だ。
 何度か、道を行き交う人々と肩が擦れ合ったが、あと少しで宿だというところで運悪く
人相の悪い男と、アスカの肩がどん、とぶつかってしまう。

 男の方はシレンと変わらぬ程の歳に見えた。
 若い、溢れる血気の吹き出す方向が、あらぬところへ行ってしまったかのように見える
相手だった。

 これを見てシレンが、

(ち……)

 と、面倒事を予測すると、案の定、人相の悪い男がアスカに食ってかかる。この辺りの
方言が混じっているのか、半分ぐらいしか理解のできない言葉を、大声でガンガンと怒鳴
り立ててくるからたまらない。
558つづく:2008/10/03(金) 01:19:16 ID:KtpNn/H/
 感情の起伏が激しいアスカは思わず抜刀しそうになったが、そこはシレンが風来人の辛
抱強さで抑えた。
 無駄なけんかをして、騒ぎを引き起こすのは風来人の仕事ではない。
 そういう言葉を、目の光りに乗せてアスカに語る。

 すると受け取ってもらえたようで、彼女は刀の柄にかけた手を引く……その間にも人相
の悪い男の罵りは続く。
 と、思われたが、いつの間にか背後に長身の女が立っていて、その者開口一番、

「ため吉ィ!! あんたは旅の人相手に、なにやってんだい……そんなことより、返済の工
面はできてんだろうね!? 返せないなんて言うなら、わかってんだろうねッ」

 と、啖呵を切るものだから、ため吉という名が明らかになった人相の悪いは、ほうほう
の体で逃げ出してしまった。
 それを見届けると、女は視線をアスカの方に向けて、にこりと笑った。

 美しい女だった。
 顔の造形は大きな瞳に顎がするどく、鼻筋はツンと通り、やや厚ぼったい唇が濡れて光
っている。

 姿は、牡丹の花がそのまま着物に変化したかのごとく派手な色彩の浴衣を身にまとい、
胸の上半分などは露出していて、その、ほのかに上気した白い肌からは、湯の香りもただ
よって、艶やかな色気を醸し出していた。

 また、頭には王冠のようにきらめくかんざしに飾られている……。
 その様からして、どうやら遊女であろう。

「あれはこの辺りで評判の悪い男でさ。迷惑かけちゃったみたいで、すまないね」
「……いや」

 と、アスカは気さくに話しかけてくる女に、あまり良いとはいえない表情で応対する。
こういう世界に生きる女とは性が合わぬ、という風である。
 だが、シレンの方そんなアスカを尻目に硬直している。

 色気に当てられたのではない。
 その姿が、その言葉遣いが、よく知る女のそのものであったからだ。
 だからアスカが隣にいるにも関わらず、反射的に名を叫んでしまった。

「お、お竜!? あんた、お竜じゃねえか!!」
559名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 21:15:27 ID:9qdciCt8
なんというシレンサクセスストーリーうめえwwwwwwwwwww
560名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:33:48 ID:HORc5OPr
 ぶったぎって申し訳ないが、141からの続きを勝手に考えてみました。
 最後にちょびっとシレン女体有。
561名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:35:40 ID:HORc5OPr
 ノロージョ…シレンは、涙を両手の甲で拭いながら、不意に訪れた恐怖で身震いした。
 もし、渓谷の宿場に戻されるより早く衰弱してしまったら―― 落命してしまったら。
 そうなれば宿場に戻されることもなく、ここで朽ち果て、骨も風化するだろう。

 コッパを連れてこなかったのは正解だった。けれど、
『今回は待っててやるからよ、早くしろよな!』
 拗ねたように言い放つ白い姿が脳裏をよぎる。
 シレンは強く歯噛みした。このままで良い筈がない。

 風来人とは、最後まで諦めることなく、突破口を見出してピンチを切り抜けるものだ。
 そして命あってこその人生だ。死んでは矜持も意地もない。こだわるだけ無駄だ。
 なによりも…旅ができなくなる、胸躍る冒険ができなくなる。それは絶対に嫌だった。

 シレンはノロージョの姿で甲高く声を張り上げる。
「ナオキ、ナオキ! 頼む、手を貸してくれ、助けてくれ!」
 アイアンヘッドの手の甲に爪を立てて離させると、思い切り股間を蹴り上げた!
 ナオキも、遠巻きに眺めていた吸引虫らも、突然の行為で驚愕し、目を瞠る。
 アイアンヘッドは股間を覆って蹲り、ゲイズの触手がシレンの片腕を縛り上げた。
「ナオキィ!!」
 我に返ったナオキは素早く二丁の包丁を取り出し地を駆けると、あっという間に、
 ゲイズの触手を・蹲るアイアンヘッドを・吸引虫を・ゲイズ本体をも切り伏せてしまった。

 見事な包丁さばきに微笑して、シレンは膝をつく。うつ伏せに倒れる。
「おい、大丈夫か!?」
 包丁を仕舞ったナオキが駆け寄り、シレンを抱き起こす。
 触れた肢体はモンスターの体液でぬめり、その気色悪さにナオキは眉をしかめた。
「…すまねぇ、ナオキ…。」
 抱き起こされ、ぐったりと見上げるノロージョの姿が、ナオキには一瞬、普段のシレンの姿とぶれて見えた。
「アンタ…もしかして、シレンさんかい?」
 瞠目したシレンは唇の端をクッと噛んで、俯いた。それだけでナオキは察することができた。
「話は後だ、シレンさんは聖域の巻物から一歩も出ないでくれよ?」
 言うや否や、巻物を広げてシレンを優しく寝かせる。
「ナオキ…。」
 三体を倒したとはいえ、モンスターハウスである。いまいる部屋が大部屋でないことは救いだったが、モンスターは残り二十体余り。事は終わっていないのだ。

 ナオキは再び、両手に包丁を構える。
「すぐに片して、手当てするからさ。」
 からっと笑んで、シレンを庇うように両足を踏ん張る。群れなかへ駆け出す。
 姿を見送るシレンの意識は朦朧として、一瞬で張り詰める空気さえ心地よく、眠るように気を失った。
562名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:36:51 ID:HORc5OPr
 丁寧に身体を拭われる感触に、シレンは睫毛を振るわせた。
「目ェ、覚めたかい?」
 ナオキの優しい顔を視界に映り、シレンは勢い上体を起こした。
「い、てて…。」
「まだ起きちゃダメだ、シレンさん。」
 横たわるシレンはまずナオキを見、自身を見下ろす。
 姿はノロージョのままだったが、身体は濡れ布巾で拭われたようで、微風をひんやりと感じる。
 素肌に大布を巻かれ、口なかも苦くない。
「ナオキ、その…すまねえ、こんな…。」
 申し訳なさと、羞恥に頬を染め、顔を背ける。

 ナオキの目前で、…自分を慰めてしまった。
 それさえ無かったならば、せめて、拙くとも笑顔で礼を述べられたのに。

 ナオキは無言で手を伸ばしてきて、シレンは知らず身を硬くする。
 ナオキの手ひらは、シレンの―― 今はノロージョの―― 頭髪を撫でた。
 動作は優しく、労わるように、シレンの心を癒す…。
「……ふ、ぅ…、…く……ちくしょう…!」
 シレンの目尻や目頭から、止め処なく涙が溢れ零れる。
 ナオキは何も言わず、問うこともせずに、シレンが泣き止むまで抱きしめていたのだった。
563名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:37:57 ID:HORc5OPr
 ようやく泣き止んだシレンの頬を、ナオキは苦笑して布で拭う。
「ほら、懐紙だよ。鼻かみな。」
「ありがとうな、ナオキ、」
 懐紙で盛大に鼻をかむと、丸めて塵袋に入れ口を縛る。
 ほぅ…一息ついて、二人の間に沈黙がおりる。
 微かな風の遠い唸り、二人の呼吸する音。

 沈黙を先に破るはシレンだった。
「口ン中がさっぱりしてるけどよ、漱いでくれたのかい?」
「ああ、」 ナオキは道具袋から竹筒と薬草を取り出した。
「湧き水と毒消し、それと薬草を使ったんだ。」
「何から何まで、本当にすまねぇな…。」
「いいってことよ。シレンさんだからな。」
 からからと笑うナオキに心救われる思いで、シレンも笑った。
「よし、」
 立ち上がると、くらり眩暈がしたものの、モンスターの体液による効果も収まったようで心持ち、身体が軽く感じた。
「少し待っていてくれねぇか? すぐ元の姿に戻るからさ。」
「了解だ。」
 ナオキの返答に一つ頷き、シレンは俯き、瞑目する。

 ノロージョの周囲を風が鋭く吹き抜けた後に―― 風来人、シレンの姿があった。
 腰には刀、腕に使い捨ての盾を構え、トレードマークの三度笠と、縞合羽の裾が揺れる。
「これでひと安心…うん?」
「どうかしたかい? シレンさん。」
 首を傾げるナオキから姿隠すように背を向けて、シレンは自身の姿を見下ろす。
 胸には小振りながらも形よい膨らみがある…。更に下を、そっと見る。触れる。
「ない…。」
「は?」
 シレンは涙目で振り向いた。
「体が女になっていやがる! 信じらんねェ!」
「ええっ!?」
 困難は続く…。
564名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 01:39:56 ID:HORc5OPr
 シレンが不憫すぎてさ…。でもオチを考えていないという罠
565>558より、つづき:2008/10/09(木) 22:56:39 ID:RiUKY1Ym
終わりのあたりで多少、グロテスクと感じるかもしれない表現があるので注意。



「お、お竜!? あんた、お竜じゃねえか」

 が、女はその呼び名にキョトンとした表情を浮かべていたが、しばらくして、なにやら
納得したような笑みを浮かべると、

「なんだい若旦那。新手の口説き文句かい?」

 けたけたと笑っていう。

「なにいってんだ、どう見てもあんた、お竜だろう」
「人違いだね。あたしはお辰っていうのさ」
「おたつ……」
「旦那、あたしと遊びたいなら「酔いどれ亭」から四軒先の娼窟に来なよ。あんたみたい
にいい男なら、たっぷり、もてなしてあげるよ……?」

 すす……と、お辰はシレンの腕をとりつつ、いう。
 匂い立つような湯の香りがフワフワと、シレンの鼻から下半身にかけてまでを通り抜け
ていった。
 男には、なかなかに耐えづらい責めであろう。
 シレンとて例外でなく、もしアスカが割って入らなければ、そのまま付いていってしま
ったかもしれない所だった。

「お辰さん、助けてもらったところ申し訳ないが、手前共は長旅で疲れている! そうい
う誘いはまた、日を改めてからにして頂きたいな」

 むろん、たとえ改めたって容赦はしないぞ、という無言の言葉を怒気にふくめて全身か
ら放ち、シレンとお辰の間に詰め寄っていう。
 さすがにシレンを捕えるお辰の腕を、力ずくで振りほどく様な真似はしない……が、忠
告を聞き入れねば、振りほどくどころか、切り落してしまいそうな迫力である。
 これに、お辰はシレンからぱっ、と離れると肩をすくめて、

「おおっと……ふふ、あんまりいい男だから、大奥が居るのを失念したよ。じゃあ旦那、
気が向いたら遊びにきておくれ」

 そういい、最後に片目をつむって色を送ると、お辰は片手をひらひら振りながら去って
いくのだった。

「シレン殿。もう、行こう」

 アスカはそれを見終えることもなく、シレンの腕を引っ張り足早に宿へ向かう。
 逆に、腕を引っ張られる方は、お竜に瓜二つだった女のことがどうも頭に引っかかるよ
うで、その場から動くことをためらったかのように思われたが、アスカが有無を言わせず
引きずっていくのだった。

 だがアスカの表情には、深い影が差している。
 うつむき、前方に映るモノ全てを睨み付けるような表情に、後ろをついて行くシレンは
気づいていただろうか。
 さらには、彼女の腰に差さった忌火起の柄に、一瞬、蒼い炎が浮かびあがったのを見逃
してはいなかっただろうか。
566名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:57:20 ID:RiUKY1Ym
 それらは結局、シレンが黙りこくったままで解らなかった
 ……ややあって宿につく。
 そして回廊を通り、宛がわれていた部屋にたどりつくやいなや、腰の大小すら離さぬま
まアスカがシレンを押し倒す。
 そのままにアスカがいった。

「シレン殿。せめて、今だけは、他の女など眼中に入れぬで欲しい。この……通り」

 いわれて数回、シレンは唇を奪われる。
 酒臭い。
 それに、旅塵の汚れと、肌から幾重にもこぼれ落ち、乾いた汗の痕が入り混じった独特
の臭いがなんともいえぬ香しさを漂わせていた。

 だが、アスカという女がそれと組み合わさった時、臭いはシレンを深みに引き込むよう
な催淫剤となる。
 ……気づいてみれば、ペニスがはちきれんばかりに隆起して股間の布を突いていた。
 そこへ、にゅうっと伸びてきたアスカの手が触れ、

「シレン殿ぉ」

 甘えた声が、シレンの肌をくまなく舐め回す。

「う、アスカ……」
「シレン殿、そのままで……」

 アスカはいうと、その手で軽く包み込んだシレンの股間をやんわりと刺激して、上体を
ずるずると胸から下腹部へと移す。
 そして露出している右の太ももに舌を置き、

「ぴちゃ」

 と、なめくじを這わすかのように動いた。
 そのまま股間の方へ舐めあげていくと、布にこつんと当たるから一旦舌を離し、両手を
邪魔な衣服を剥がすのに総動員した。
 すれば、彼女の目の前にブルンと長大な肉の竿が露出する。

 むせ返るような雄の臭いが放たれる。
 シレンの方も長く旅をして、汚れきった後だから、常に布でカバーされて蒸れる箇所の
臭いなど、鼻を突くこと凄まじい。
 しかし、シレンにとってアスカの臭いが催淫剤であったように、アスカにとってもまた
シレンの臭いは催淫剤であった。

 アスカは餌を出された犬ごとく目の前のペニスにむしゃぶりつくと、空気を引きずるよ
うな音をたてながら、激しく吸引を繰返す。
 すればシレンの呻きと共に、肉の竿はどんどん硬度を増して反り返っていくので、気を
よくしたアスカは、このまま一回、放出させてしまおうと企んだ。

 そうして口を離すと、唾液と我慢汁の合わさった奇妙な液体が糸を引き、それがシレン
の下腹に落ちる頃、

「ふ、ふ……」

 アスカの微笑む顔が、淫靡に塗れて歪む。
 その間にも、にゅるにゅると溢れ出てくる我慢汁を舌先で舐め取ると、右手で竿をつか
み取って、ゆるゆると上下運動をはじめた。
 シレンにくすぐったい、震えるような快感が襲った。
567名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:57:43 ID:RiUKY1Ym
 細い指が、性器にからみついてくる。
 シレンの男を満足させようと、やんわりかつ、激しく攻めたてられることに、長旅で欲
望を溜めきっていたシレンは我慢ならず、あっという間に玉袋を収縮させて空に黄ばんだ
精液を撒き散らしてしまった。
 一部はアスカの顔にも引っかかり、端正な顔を汚していく。

 彼女はそれを指ですくって口にくわえると、水あめでも食うかのように、ねぶりまわし
てから飲み込む。
 その仕草が、シレンをしてゾクリと体の芯に震えを走らせるほどに淫らだった。
 おかげで精を放出したことで、ややくたびれたはずのペニスも、またすぐに硬度を取り
戻してビクビクと脈打つ。
 それを見て、アスカが桃色の吐息を吐きつつ、ふわりと腕を開いて男を誘った。

「シレン殿」
「……ああ」

 合図で、シレンが飛びかかる。
 彼は昼間やったのと同じようにアスカの胸をはだけさせ、さらに、戦闘で浴びた返り血
が渇き、黒く変色していた血のこびりついた袴を剥ぎ取り、放った。
 下着は、ない。
 代わりに陰毛に護られた中心に、じゅくじゅくと濡れそぼった淫裂が覗き、男を受け入
れる時をいまかいまかと待ち受けているようだった。

「うう、シレン殿ぉ、はやく」
「……」

 だが、シレンはすぐさまその要望通りにはせず、己のいきりたった竿の先端だけを淫裂
の口へ突けてから、何度もなぞる。
 なぞるたびにアスカは股間から体の全体をビクリと痙攣させて苦しむので、それが面白
くてシレンはつい調子に乗り、同じ動きを繰返すと、

「い、意地悪しないでぇ」

 根負けしたアスカが腰をくねって挿入をねだる。
 その仕草は普段の姿とのギャップも手伝って、心臓に突き刺さりそうなほどに艶めかし
かった。
 シレンは思わずつばを呑むと、そのまま力を込めて相手の中へと入っていく。

「う、うあ……うっ」

 ぬり、ぬり、と体液の円滑剤を助けに下腹部から体内へ割り入ってこようとする異物に
アスカが悶えて呻く。
 あまり、多くの経験は無いほうなのだろう。
 なによりもシレンを締め付けてくる肉の壁が物語っていた。

 が、べつに処女という訳ではないようだから、シレンは遠慮せずに、己が体躯を躍動さ
せてアスカを貪り尽くしてしまうつもりだ。
 少しひいては、押しつけて、ひいては、押しつける。
 その律動が細かな快楽を双方にもたらすが、シレンには単純な前後運動だけでは物足り
ず、さらに路上に棄てられたミミズがのたくりかえる様にうごめいた。
 少しでも快楽を得ようと、呼吸が荒くなっていく。

 その動きのたび、アスカから悲鳴があがる。
 自分を突いている相手が思い人だ、というだけでも強力な快楽になるのに、それに加え
て奇妙な脈動を腹の中でされてはたまらない。
 全身を揺さぶられるような感覚から脳を休ませようと、頭をふってもみるが、役に立た
つものではなかった。
568名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:58:12 ID:RiUKY1Ym
 そういう間にもいよいよ呼吸が荒ぶっていき、肉の擦り合いも数百回目になろうかとい
う頃、限界がきた。
 すこし、シレンの方が早かっただろうか。

「アスカ、悪ぃ、出そうだ」
「あ、あぅ、も、好きに、してぇ」

 アスカが言い終わるか終わらないかの内に、腰を勢いよく引き抜くと、「うッ」と彼女
の端正な顔の上に、魚が卵にやるかのごとく精液を振りまいていく。
 その強烈な臭いが鼻を突いたことで、アスカも駄目になったらしい。

「…………ッ!!」

 と、声にもならぬ声をあげて、昼間に見せた時以上に登り詰めて反り返った後、しばら
く震えて、やがて魂が抜けるようにぐったりと床にうなだれた。

 そんなアスカの精液まみれの顔を、シレンがどこから用意したのか濡れた手ぬぐいを使
い、ふきとってやると、息も絶え絶えながらアスカがまた腕を伸ばしてきた。
 シレンはそれをゆるやかに受け取り、彼女の隣に横たわると、アスカの体を優しく包ん
で静かになるのだった。

 そのまま、数分の間じっとする。
 すると疲れに加えて安心が手伝ったか、アスカはうとうととした後、瞳が閉じたまま開
かなくなるのだった。

「おやすみ。布団も敷かねえままだったな」

 ……全て終わると、ふと、部屋の上の方に設置された窓から、にぶい明かりが射し込ん
でいることに気づく。
 首をめぐらしてみると、真っ黒な空のはるか上に、半分になった月がある。

(上弦の月か)

 それを見つめながら、シレンは我が腕に眠る女の髪を優しくなでる……と、そのうち自
分にも睡魔が襲ってくるから、重くなったまぶたをゆるゆると閉じていくのだった。

・・・

 そうやってシレンがまどろんでから、どれほど経っただろうか。
 彼の腕に抱かれたままだったアスカが、ふっ、と目を開けると、暗がりの中、視線の先
に寝息をたてるシレンの横顔を見つめる。
 見つめて、軽く数分。

(愛しい)

 そう感じたのだろうか。
 アスカは、ふいに顔をのばすとシレンの頬面に口付けをする……が、どうも落ち着かぬ
様子で、しばし呼吸を大小していたが、やがて、しゅるりと腕を抜けて立ち上がった。

「シレン殿。しばらく失礼いたす……拙者が戻ってくるまで、ゆるりとお休みくだされ」

 アスカはひとりぶつぶついいながら、にぶい月明かりで刀を探し、それを腰に帯びる。
 と、柄を二、三回撫でて、腹の底から漏れるように笑みを漏らすと、静かに部屋を退出
していく。
 後には、シレンの寝息だけが残った。
569名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:58:44 ID:RiUKY1Ym


 そして眼を転じて、アスカへ。
 寝静まった宿をすきま風のように抜け出た彼女は、空を見上げる。雲が出ていて月は少
し隠れがちだったが、それでもなお妖しげな光りを地上へもたらしてくる。
 時は子の刻、三つごろであろう。
 現代の時法で表すなら午前零時から二時にかけての時間帯だ。

 この月陰村は、観光地でないゆえに日が落ちてからの様相は、それこそ魑魅魍魎しか住
まわないのではないか思うほどに、真っ暗である。
 もし月明かりがなければ、歩くのも大変だっただろう。

 そのなかで唯一、人工の明かりがあるのは歓楽街の娼窟の周辺だ。
 ふらふらと歩くアスカは、ちょうどその方角に移動していく。
 あれほどに嫌悪感を示したにもかかわらず、光のある方へと脚が動いてしまうのは、人
のサガなのだろうか。

 だが、時折、止まる。
 わなわなと体を震わせ、なにか物欲しげに身もだえし、しばらくすると収まるのでまた
歩きだすのだ。
 そのようにしてしばらく往くと、ぼんやりとアスカの視界に人影が映る。

 月明かりが鈍いので人相を確認できなかったが、まさか幽霊ではないだろう。
 人影は、アスカとぶつかる方向に近づいてくる。
 そして互いの草履の音も聞こえる範囲に入ると、人影の正体が若い男であるのが判明す
る。それも、顔見知りのだった。

 どちらがあげたのか

「あ……」

 と、小さく声が出た。

 昼間の肩をぶつけた、ため吉とかいう男である。
 ため吉は自分の視界に映るのがアスカだと解ると、昼の記憶が甦ったのか嫌な顔をして
彼女を横切ろうとするが、邪魔がはいる。

「……待て」

 アスカだ。
 これに、ふ、と足を止めたため吉は、振り向きもせず答えた。

「なんか用かよ」
「用だ」
「……てめえ、昼間の仕返しにきたのか」
「違う」
「なら、なんだ」
「若い男に用があった。おぬし、丁度よい所に現れたな」
「は?」
「今な、血が欲しい。若い、男の……」
「なにを……」

 アスカの言葉を解せぬため吉だったが、とうとつに深くなった彼女の声色に不気味な寒
気を感じて、その場から退散しようとする。
 が、そのときだった。
 ため吉が動くよりも速く身を捻ったアスカの左腕が、彼の首を後ろから引っつかむと、
570つづく:2008/10/09(木) 22:59:31 ID:RiUKY1Ym
「お前の血をよこせえ!!」

 叫び、腰の小刀「忌火起」を右手でしゃらんと引き抜く。
 一瞬の間だ。
 その行動とその音に、ため吉が恐怖を感じた時には、心の臓めがけて背中から胸へと刃
が貫いていた。
 さらにその瞬間、刀身には人魂のような青白い炎が、ぼうっと燃え上がり、突き刺した
ところからつぎつぎに溢れ出る血液を、藍染めの布のごとく吸っていく。

 だがアスカは止まらない。
 背中から一気に忌火起を引き抜き、そのまま捕まえた首を捻るようにして地面へため吉
をたたき落とすと、仰向けにする。

 この時点ではまだ、ため吉は死んでおらず、アスカから逃れようともがいたが、もはや
心臓を突かれては力など出るはずもなかった。

 彼がその目に最期映したものは、口の両端を裂けてしまいそうなほどに釣り上げ、歯も
剥き出しに邪悪そのものの笑みを浮かべる女の表情だった。
 その女が、ズンッ、と刀をため吉の喉に突き立てる。

 突き立てると、一気に真横に引いてから刃をぐるりとひねって肉を千切り、裂いた。
 破壊された呼吸器から血と肉が溢れ、ごぼごぼと泡を立てる。
 ここでアスカは忌火起を放り棄てると、真っ黒になったため吉の首筋にむかって、髪の
毛を振り乱しながら吸い付いた。

「じゅ……じゅ、じゅっ」

 音を立てて、すする。
 まるで畜生が液体をすするかのように、だ。
 辺りにむわっと、吐き気を催すような鉄の臭いがただよいはじめるが、アスカはそれで
もなお首の血と、首の内壁からはみ出た内臓を食うのを止めようとしない。
 動かなくなった獲物を貪り食う野獣のごとしだ。

 黒い影が、しばしの間、うごめいた。

 やがて……満足したのか、アスカはゆらりとため吉の死骸から離れていく。
 血だらけにした口の周りを手の甲でぬぐうと、彼女はほう、と深く血なまぐさい息を吐
いて惚ける。
 その姿は口周りだけでなく、全身血まみれだった。
 服など、ため吉に取り付いた時にしみこんでしまった血液でどろどろになっている。

 だが。
 アスカが放り棄ててあった忌火起を手に取った時、再び蒼い炎をまとった刀身がその躯
に塗れた血という血の成分を瞬く間に吸い取ってしまう。
 ものの数秒もすると、アスカは凶行に及ぶ前と何ら変わらぬ姿になった。

 そして物言わぬ骸となりはてた男の姿を無表情に見下ろすと、アスカはきびすを返し、
来た道を戻っていくのだった。

「ああ、ああ、出来るなら、シレン殿が欲しい……精だけでは満ち足りぬ。ああ……」

 そうつぶやきながら……。
 アスカの身に、なにが起こったのか。
571名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 15:21:50 ID:PFpRvoV/
乙。なにげにお辰が気になるな
572初心者:2008/10/11(土) 16:24:25 ID:SCkNTPfF
第八章「見ている前での・・・」
サスミは嫌がる素振りさえ見せず、赤面の表情を浮かべていた。
「僕達もこうなる運命なんだよ・・・」
「ひゃあ!」
サスミにばかりに気を取られ、いつのまにかアスカの真後ろにいたシレンに服の上から胸を揉まれた。
「リクも始めていいよ」
「はぁい」
そうリクが言ったと思ったら、慣れた手つきでサスミの着物を脱がした。
「!」
目の前でサスミの全裸姿を見ることが恥ずかしくてできなかったアスカは思わず目を閉じた。
しかしシレンはそれがチァンスとばかりにアスカの服のを脱がしていく。
そしてアスカも全裸になっていった。
着ているもの全て脱がされたと悟ったアスカは恥ずかしさに思わず座り込んだ。しかしシレンはアスカの首を掴むと一気に接吻した。(あ・・・私のファーストキスが・・・ついに・・・シレンに・・・)
そうアスカが思っているとシレンが舌をアスカの口内に侵入した。
アスカもちごちない動きながら舌を絡める。
どれぐらい時間がたっただろうか。シレンの方から口を離した。
(あ・・・)
ふと目を開けると、シレンとアスカの口の間から唾液が繋がっていた。
それはシレンが離れば離れるほど細長くなっていき、次第に切れた。
アスカが名残惜しそうにしていると、喘ぎ声が聞こえた。見るとリクとサスミが繋がっていた。アスカは今度はまじまじと見た。昨日し損ねた光景なのだ。
「僕達もこうしたい?」
アスカは頷いた。
「今ここでする?」
アスカは戸惑った。
アスカの秘部は触ってもいないのに大洪水状態で受け入れ態勢は整っている。しかしリクやサスミが見ている前でこの行為は恥ずかしすぎてできない。
「したくなかったらいいよ。んじゃバイバイ」
シレンはアスカに背を向けて中腹に戻ろうとした。
今、ここを逃すと一生会えない。そう悟ったアスカは意を決して言った。
「シレン!」
「ん?」
「私の・・・初めてを・・・受け取って・・・お願い・・・」
その顔は赤面と哀願の涙で一杯になっていた。
573初心者:2008/10/11(土) 16:30:24 ID:SCkNTPfF
「・・・その前に」
シレンはアスカに近づき、アスカの目の前で一物を出し、
「・・・わかるよね」
アスカは黙ってシレンの一物を頬張った。
「ん・・・ふぅ・・・」
「うん。昨日より上手くなってるよ。・・・ん?ほらアスカ、こっちを見てごらん。」
見ると、
「う・・・姉さん・・・出るよぅ・・・」
「ひゃアアアアアッ!」
リクはサスミの中に大量に出した。
「まだだよ・・姉さん」
「え・・・ひゃアッ!」
リクはサスミの後ろの穴に躊躇なくいれた。それを見たアスカは昨日の光景を思い出しまた昨日のように裏切られると思っていたら
「ひぁん」
シレンがアスカの秘部に指を入れ、
「大丈夫だよアスカ。今日はアスカの処女を奪うからね。」
その言葉に感激したアスカは一層激しく口を動かした「うっ・・・そんなに激しく・・・で、出る!」
シレンはアスカの口の中に大量の精液を出した。
「御苦労様、アスカ。んじゃ仰向けに寝てごらん」
アスカは黙って頷いて仰向けに寝た。
アスカの目の前でシレンの一物がアスカの秘部に近づいているのが見えた。
「んじゃ・・・いくよ・・・」
「んっ!」
シレンの一物はアスカの中をズンズンと進んでいたが、壁のようなものに当たった。
「アスカ・・・覚悟はいい?」
「いいで・・・ごさる」
「んじゃ・・・いくよ」

ぶちっ

「!」
「大丈夫かい?アスカ」
「大丈夫・・でごさる」
口ではそう言っているものの、今までの敵の攻撃よりも何倍も強い苦痛に顔をしかめた。しかし、シレンが突き破ったまま置いといてくれたおかげで、痛みは徐々に無くなっていった。
「シレン殿・・・もう痛みは無くなったでござるから動いてもいいでござる」
「そうかい。そんじゃあ遠慮なく」
ぱんぱん
「ん・・・あ・・・」
シレンが腰を動かしている間、アスカは苦痛と快楽が入り交じった声を出した。しかし、徐々に快楽の喜びに支配されるようになっていった。
「アァッ・・・いいよう・・・シレェン・・・」
「やっぱり・・・処女の締め付けはきついなぁ」
ふとアスカが横を見ると、「姉さぁん・・・また出るよぉ・・・」
「ンアアアアアアアアッ」リクが丁度二度目の射精をした。そしてサスミはそのまま気を失った。
「シレン、姉さんが気を失っちゃった。」
「大丈夫だよリク、すぐに気が戻るから」
「いや・・・そうじゃなくて・・・まだ物足りないんだけど・・・」
シレンはリクの言葉に苦笑しながら、
「こっちおいで」
と指示したかと思うと、アスカを抱き逆方向に倒れこんだ。
「アッ!」
アスカが上になり、下にいたシレンの一物が深々と入っていった。
「この穴に入れていいよ」「え?」
「え?」
シレンが指差したもの・・・そこはアスカの尻穴だった。
574初心者:2008/10/11(土) 19:14:02 ID:SCkNTPfF
第九章「二穴同時挿入」
「え・・・アスカさん本当にいいの?」
アスカは返答に困ってしまった。リクのをよく見るとシレンに負けず劣らずの一物を持っていて、しかも早く出したいと言わんばかりに脈打っている。
しかもアスカは尻穴の方にも疼きを感じ、もう少しでシレンに告白するところであった。しかし、このままシレンが一物を抜いてくれるなど無いだろう。そうすれば二穴同時挿入だ。
ただでさえ秘部の快感で意識を保っているのがやっとなのに、さらに尻からの快感が来るとなると、壊れてしまうのではないか、そういう不安があった。
「大丈夫だよアスカ、壊れちゃいなよ」
不安のアスカに背中を押したのがシレンの一言だった「いいよリク・・・私の尻穴の中に入れてぇ」
この瞬間アスカは何かが崩れた。
「んじゃ・・・いくよアスカさん」
「アアアアアッ!」
(だ・・・だめっ!壊れちゃう・・・でも・・・気持ちいいーーーーーーー)
「シ・・・シレェン・・・アスカさんの尻の中気持ち良すぎて・・・もう出ちゃうよぉ」
「俺も出そうだ・・・よし12の3で一緒に出そうなんじゃ12の・・・3!」
どぴゅ

「アーーーーーーッ!」
秘部と尻の中から大量の精液が出され、アスカは気を失った。
そして気を失った二人を置いて、シレンとリクは中腹の展望台にいた。
「どうだったリク、アスカの尻の中は?」
「凄く締め付けがあって全然持たなかったよ」
「まぁ昨日開通したばっかだからな。俺らがたっぷり調教したサスミとは違うからなぁ」
「今度は・・・アスカと姉さんのレズが見たいなぁ」「フ・・・おまえの性欲の多さには参るよ。わかった。そうするように仕向けるか。」
「やったー」
「そろそろ帰るか」
「うん」
シレンは持ち帰りの巻物を読んだ
シレンはナタネ村に帰った今回の記録
持ち帰りの巻物で戻った。
アスカの処女を奪った。
575初心者:2008/10/11(土) 19:18:16 ID:SCkNTPfF
久しぶりですいませんでした。
忙しさは一段着し、更新頻度も上がると思います
576名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 20:42:27 ID:fj1EqR7C
最近盛況で宜しいことです

作家の方々は頑張ってくだされ
577初心者:2008/10/12(日) 06:30:27 ID:9j61RHpk
〉576さん
ありがとうございます!
がんばります!
さてまた次もおまけ話を書こうと思いますのでみなさんよろしくお願いします。
578名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 13:41:51 ID:GMUg5/D2
活気付くのは良いことだな
579:2008/10/12(日) 15:40:18 ID:9j61RHpk
〉578さん
そうですね
とりあえず更新が途切れないように頑張りたいと思いますんでよろしくお願いします。
580名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 20:14:48 ID:kBK7Zlt+
>>579
名前が変わっている件
581初心者:2008/10/13(月) 10:30:35 ID:c/90vYQu
〉580
しまった・・・
つい別のスレで書いてた名前を使いました。
すいません!
これからは「初心者」で統一しますのでよろしくお願いします。
582名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 20:40:52 ID:K8uQFAoa
何故いきなり過疎ったのか
583名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:50:24 ID:aq3HOMYq
シレンハーレムを回想するために
シレン最初からやり直してるから
584名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 23:29:53 ID:Vv+nuCyc
新作でキララの大人バージョン出してくんねえかなチュンソフト
585名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 10:18:02 ID:xLjoL7qe
DS2のお竜の立ち絵エロすぎだろ
586名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 02:15:08 ID:DMaLACjZ
ホントだw
587名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 18:38:45 ID:DMaLACjZ
CMテレビでやってたな。ジェロが出てた
588570のつづき:2008/11/07(金) 01:38:28 ID:yxFmIZAO
「ああ、ああ、出来るなら、シレン殿が欲しい……精だけでは満ち足りぬ。ああ……」

 そうつぶやきながら……。
 アスカの身に、なにが起こったのか。
 狂気を目に宿した彼女は、闇の中を潜って村の外れへ、外れへと歩いていく。
 気づくと、昼間にシレンと情事を交した岩場に彼女は居た。
 その時のことだ。
 唐突に腰に帯びた忌火起が、鞘ごと青白く燃え上がる。
 と、アスカはそれに同調するように、

「う、うぐ、ううう……!!」

 身をよじって苦しみはじめる。
 最初はその豊かな胸を搾るように、つぎに細い首筋をかきむしるように、最後はぶるぶ
ると震えながら、その場に崩れ落ちてしまう。
 すると、忌火起より発する炎は彼女の全身に燃え移り、さらに意思を持つかのように蠢
いてアスカから、ぼうっ、と離れていく。

 それが空中でひとかたまりとなり、粘土細工を造るかのように人型を形作っていく。
 そして地面に降り立ち……炎が消え去ると、その中から一人の男が現れた。

 姿は真っ白の旅装束に、もはや骨と皮だけしか無くなってしまったような躯を包み、し
かし細面の顔に浮かんだ目だけはギラギラと炎が躍っている。
 まるで幽鬼のような男であった。
 その男が、うずくまるアスカの元へ立ち、ふっと口を開いていう。

「いつまで抵抗する気だよ」

 これにアスカは、ぎりぎりと錆付いた歯車のように首だけを動かし、その男を見上げ、
睨み付けると掠れるような声で返す。

「お、オロチめ……これ以上、拙者の剣を殺戮につかわせぬぞ。幾人を殺めた罪、もはや
許されぬ。だが、シレン殿だけは手にかけてたまるものか……っ」
589名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:39:21 ID:yxFmIZAO
 さて……オロチという単語がでた。
 このあたりで、真相を明かしてもいいだろう。
 これまでのアスカの行った凶行は、むろん彼女本来の意思によるものではない。
 ではなにかと問えば「忌火起」を介して、アスカの躯を乗っ取ったオロチの魂によるも
のだった。

 その忌火起は、どのようなもので、また、いつ、どの時点でアスカの手に渡ったのか。
 順を追って解明していこう。

 まずは忌火起そのもの。
 これは、何あろうシレンがオロチの死骸に突き立てたはずの、折れたマンジカブラの、
なれの果てであった。
 というのは、死に際にオロチが放った言葉「オロチは不滅」という通りに、その魂は大
蛇の肉体を離れても、すぐそばの刀に宿ってこの世に留まったのだ。

 その妖力でもって、マンジカブラは妖刀・忌火起へと変化した。
 カブラステギへの変化を見ても解るとおり、もともと進化する可能性がある剣だったか
ら、なにかしら外部から影響を受けやすい性質があるのだろう。

 だが、刀のままでは、自分で動くことは敵わない。
 シレンへの復讐に燃えるオロチは、そこで、溢れるほどの妖力を情報伝達に使うことに
した。
 まず供養峠にたむろするモンスターを操り、これに自身を持たせ、人里へ人里へと運ば
せていった。
 そして、適当な剣士を見つけると、それに向かってわざと殺されてしまうことで自身の
所有者を剣士とする。
 むろん剣士の肉体を自分の物とするためである。オロチの圧倒的な妖力は、相手を支配
するのに忌火起の柄を媒介とし伝えるだけで足りた。

 こうして再び人間の肉体を手に入れたオロチは、かつてヨシゾウタと名乗っていた頃と
同じ薬売りの姿に化けて、諸国を周り、シレンの噂を人づてに聞き歩いていった。
 道中、かつて浴びるほどに飲んだ血の味が忘れられず、幾人もの人間や獣を惨殺しては
その血をすすりつつ、だ。

 果てに、シレンが旅の途中で作った女の中に、アスカという高名な剣士が居るというこ
とを聞き知る。
 オロチはこれを知るやいなや、アスカの肉体を支配してシレンに近づき、彼が油断して
いる隙をついて復讐を遂げることを企んだ。

 むろん、こういう方法ならケヤキあたりを支配すれば事は早く動いただろう。
 だが彼女を素体として考えた場合、あまりにも貧弱で、シレンに気取られた場合、殺害
に失敗する可能性が高かったから除外していた。

 だから、オロチはアスカという人物を知ったときは狂喜した。
 自分の女の手によって葬り去られるシレン、という状況を想像するオロチが、その復讐
心をさらに燃え上がらせたのは書くまでもあるまい。
590名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:39:50 ID:yxFmIZAO
 それから、幾月過ぎただろうか。
 ついにアスカと対面することに成功したオロチは、最初、忌火起を彼女へ売り渡すカタ
チをもって肉体を支配しようと考えた。
 が、アスカが妖刀の類を欲しがるような人間でない事を悟ると、オロチは策を講じる。

 彼女が往く道を先回りすると地に忌火起を突き立て、わらわらと寄ってくるモンスター
から適当に傷を負いつつ、危機に瀕した風来人を演じたのだ。
 そしてアスカがやって来るのを確認すると、

「そ、そこの剣士殿!! すまんがその刀をよこしてくれえっ」

 と、大仰にわめきたてた。
 自身も同じ危機を経験したアスカには、効果てきめんであった。
 目前の危機を放っておけぬと、一目散に忌火起へと駆け寄り、引き抜こうと柄をぐっと
握ってしまったときだ。

「うっ……!?」

 ゾクッ、と手のひらから電流が伝わるような感覚を受けたのを皮切りに、一気に全身へ
と寒気が走る。

 ――まずいっ

 思った時には遅かった。
 柄を離そうとする自身の思考とは別に動く腕が忌火起を引き抜く。
 脚が、今までオロチの支配下にあった剣士めがけて走ると、彼を取り囲むモンスターの
間を縫って割り入り、その男を袈裟懸けにバッサリと殺ってしまった。

 吹き出る返り血を浴びながら、返す刀で周りのモンスターの一匹の首を刎ね、一匹の腹
を割って、もう一匹は脳天から一刀両断にしてしまう。
 そのアスカの表情には、オロチの邪悪な笑みが浮かんでいるのだった……。

 これが、アスカを襲った災厄のてん末である。
 時に、彼女が天輪の国を発って一年ほど経過した頃のことである。

 こうしてオロチに支配されたアスカは、忌火起を手中に、血に飢えた欲望を凶刃を振る
うことで幾度も満たしつつ、シレンを探す旅を続けていった。
 やがて彼女はシレンと、最悪のカタチで再開を果たすことになる……それが、この物語
の最初に書かれた光景だ。

 しかも都合のいいことに、アスカを演じて怒った様子を見せれば、なにを思ったのか、
シレンは諸肌を脱いで無防備になったではないか。
 オロチの心が、ほくそ笑んだ。
 今なら何も労せずシレンを殺ってしまえる。

(ここがてめえの墓場だ)

 刀を振り上げ……
 だがそこで誤算が起きた。
 腕が、動かない。
 どうやら、深層に眠っているはずのアスカ本来の意識が、シレンを目の前にしてにぶく
覚醒したらしいのだ。
591名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:41:03 ID:yxFmIZAO
 どうにもならず、とうとう後ろからのんきに寄ってきたアイアンヘッドへ刀を投げつけ
るに終わってしまった。
 その後も、情事に耽るフリをしつつ絞殺してやろうとしても、やはり爪を突き立てる程
度でとどまってしまい、殺意を何度も邪魔される。

 ……たまりかねて、今のように夜道へと連れ出してきたわけだった。

「まあいいさ。てめえが抵抗するなら、こうするまでだ」

 と、オロチが揺らめく腕を横に振ると、周囲にぼっ、ぼっ、と人魂が浮かんでから、ぼ
うれい武者が三体ほど現れる。
 それを目で見回してアスカがおののく。

「な、なにを……」
「こいつらの役目は決まってるだろ!!」

 叫ぶオロチは、再び炎の塊になってアスカの口へめがけて飛ぶと、吸い込まれるように
してその中へと消えていく。
 続いて、ぼうれい武者の一体が憑依する。
 と、それで支配力が強まったのだろう、おもむろに立ち上がるアスカは、残ったぼうれ
い武者の前に立ちはだかり、羽織をはだけて、胸に巻かれたサラシを剥ぎ取り……彼らを
誘った。

「ほうれ……美貌の女剣士様がお誘いだぜ、落武者共。おまえら、どうせ死ぬまでロクに
女も抱けなかった身だろう。
 せっかくなんだ、完全消滅する前にたっぷり味わっておけよ」

 ぐぐ、と両腕をみぞおちに交差させて、たわわに実る乳房をさらに寄せ上げるアスカは
にやにやとした笑いを顔面に張り付け、目の前のぼうれい武者共を誘う。
 その口から出てくる言葉は、本来の彼女であれば絶対に使わないような、粗野なものだ
った。

 肉体の奥底で、本来の意識が拒絶を叫ぶ。
 だが、体は言うことを聞かない。
 聞くわけがない。
 オロチ単体に支配されるだけでも、最愛の人を手に掛ける寸前でにぶく覚醒できた程度
だったのだ。
 それが、ぼうれい武者の憑依でオロチの支配力を強化されては、どうになるものではない。
 しかもオロチは残りの二体をも憑依させようとしている。
 そうなれば、

(もう、止められない……)

 恐怖が、アスカの魂を染めていく。
 なんとか抵抗しようとするのだが、肉体はそれと正反対の反応を示していく。
 ぼんやりと立ちつくすぼうれい武者を前に、アスカはそのうち一体の身につけていた胴
当てを、怪力で引きはがす。
 そして中から露出した灰のような色に変色したペニスを引っつかみ、にやにやと笑った
ままいった。

「なんだ、おつむが腐って、女を犯す方法も忘れちまったのか? しょうがねえ……なら
こっちから奉仕してやる。ありがたく思え」
592名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 01:42:26 ID:yxFmIZAO
 その言葉を言い終わらぬ内に、アスカは灰色のペニスにむしゃぶりつくと、玉袋から亀
頭までをかき回すかのように攻め立てた。
 加えられる刺激に、肉の竿は瞬く間に膨張し、鉄のように固くなっていく。

 焼けた鉄だ。
 これで性欲も冥府の淵から取り戻したのだろう、ぼうれい武者は股間にかぶりついてい
るアスカの頭をぐわ、と両手で掴むと腰を動かし始めた。

「よーし、調子でてきたな……けけ、長いこと女の身をやってたら、ヤラれる方が気持ち
よくなっちまったよ」

 と、アスカはぼうれい武者が腰を前後させるのに合わせて、首を動かしていく。闇にと
っぷりと浸かった静寂の空間に、粘ついた水音が連続して響き渡る。

「じゅぶ……ぶぶ、ん、うあ……」

 時折、艶めかしい声色があがる。
 アスカの本能なのか、それともオロチの演技か……解らないが、連続する粘つく水音が
いよいよ加速して、ついにはぼうれい武者のペニスが暴発する。

 一瞬、全身をぶるりと振るわせると、怨念がこもっていそうな白濁液を、ありったけの
量、アスカの口内へぶち込んだ。
 アスカもとめどなく溢れるそれを、喉を鳴らしてすべて飲み込んでいく。

 すれば、やがてペニスは放出を終える……が、まだ終わらない。
 アスカは灰色のペニスを咥えこんだまま、そこからさらに吸引を開始する。

「ず……ずずっ、ず……」

 放出が終わってもなお加え続けられる刺激に、ぼうれい武者が低い低いうめき声をあげ
た。
 すると。

 ぐにゃり

 と、口のなかにあったペニスが形を崩すと、水飴のようになって、どんどんアスカの口
内から喉の奥、体内へと吸い込まれていく。
 形が崩れるのはそこだけにとどまらなかった。
 ぼうれい武者はその股間から四肢へ向かって、放射線状に人型を崩しながら、アスカに
吸われていく。

 ものの、数十秒の出来事だ。
 ぼうれい武者はペニスから体の全体を吸われ突くし、跡形もなく消え去ってしまった。

 そうして「食事」を終えたアスカは、一部始終を例によって突っ立ったままみつめてい
た、もう一体のぼうれい武者にゆっくり向き直り、

「さあて……お前はどうしてほしい?」

 と、さきほどよりもさらに歪んだ笑い顔で迫っていくと、しなだれかかって胴当てを引
きはがす。
 見ればペニスは既にカチコチに固まっていた。
 一応、反応はしているらしい。
 アスカはそれが可笑しかったのか、竿を片手で強く握りながら笑う。

「くくく、さっきのよりはマトモか。じゃあせっかくだ、お前は下の口で喰ってやる」
593つづく:2008/11/07(金) 01:44:32 ID:yxFmIZAO
 そういいながら、アスカは袴を落して裸体を晒すと、ぼうれい武者を押し倒し、反り返
ったペニスの上に腰をぐっ、と落とし込む。
 行程を愉しんでいるのか、秘裂に押し当てたそれをやたらと時間をかけて飲み込んでい
き……そして、ゆるゆると上下し始めた。

 暗闇の中、二つの塊がゆさゆさ蠢き、ときおり溜息のようなあえぎ声を漏らしつつ、生
者と死者のまぐわいが続けられる。
 だが、死者はしょせん死者だ。
 蠢く塊のうち、下敷きになった方がやがて人の形を崩していき、ずるずると上の塊に引
きずり込まれていった。

 事が終わると、辺りは静寂を取り戻す。
 残ったのはアスカ独りだ。
 だがその目がぼんやりと光り、二つの朱い灯を暗闇に浮かび上がらせている。
 彼女はもう、アスカであってアスカでない。

「ふ、ふ……」

 彼女は剥ぎ取ったサラシをうち捨てたまま、羽織と袴だけを身につけて再び月陰村へと
戻っていく。
 頭にあるのは殺意。
 心にあるは怨恨。
 アスカはオロチの化身となって、シレンの下へと向かっていくのだった。
594名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 23:13:06 ID:0xEI9FIG
こわ…だが、普通にもう小説として続きが楽しみになっている
595名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:34:14 ID:3YNd1d6N
乙乙GJ!
596名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 15:38:27 ID:5qkudru/
DS2の加減でお竜とかアテカとか増えないかな…
597名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 22:55:14 ID:bmiJfjuw
ほす
598名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 23:07:16 ID:JViRQEB0
保守
599名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:50:52 ID:MMva0bqU
保守
600名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 09:55:15 ID:jocHfREf
こんな素晴らしいスレがあったのか…上げさせてもらう
ところで、みんなはシレンorネットサルをプレイ中にどのシーンでムラムラした?
俺は、砂漠の魔城のお竜が領主に追い詰められてるとこだな。以前に同じようなこと言ってる人がいたようだが
601名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 13:03:11 ID:7m8fUsGI
64のサスミのひざまくら
あれ以上のものなし
602593のつづき:2008/12/05(金) 22:17:30 ID:CA09B0wU
・・・


 ところは移り、シレンの泊まっている宿「泊まり岩」へ。
 その部屋の中で彼は思わぬ時間に、思わぬ来客を受けていた。

「……ねえ、おきなよシレン。……ねえってばっ」

 暗闇の中をよく見ると、昼間にお辰と名乗った女がどこから忍び込んだのか、大の字に
なって眠りこけるシレンを上から揺すって覚醒をうながす。
 娼婦の身ながらシレンを一目気に入って、夜這いにでも来たというのだろうか。
 が、揺すられる方はまったく気がつかないようで、のんきないびきをたてるのみだ。

「ちっ、妖術でも掛けられたか。しょうがない……ちょいと手荒だけど、勘弁してね」

 お辰はいうと一歩シレンから離れ、懐から妙な小袋を取り出す。
 と、それを拳に握ってを大きく腕を振り上げ、

「ドーーーーーーーーーーーンッッ!!」

 シレンの頭めがけて一気に振り下ろした。
 火花が炸裂し、一瞬、部屋がぱあっと光に包まれる。

「うおおっ!?」

 これには眠りこけたシレンもたまらず、激しいショックに襲われる顔面を押さえながら
部屋を転がった。
 が、そこは歴戦の勇士だけあって、すぐに体勢を立て直すと立ち上がって気配のする方
へ手刀を振るいつつ、距離を取る。 

「だれだっ!! くそ、目つぶしか、なんにも見えねえ……っ」

 誰に襲われたのか。
 もしや昼間の、あのお竜ににた女か、などと思考をめぐらしながら空気の動きを頼りに
相手の居場所を探っていると、気配のする方から声がした。

「やっと起きた。シレン。あたしよ、お竜よ」
「……お竜? たしかにあいつの声だが、てめえ、お辰って女だな。いったい何者だかし
らねえが、俺を狙うとはいい度胸してるじゃねえか。アスカはどうした」
「落ち着きなよ。昼間、あんたの目の前に現れたのはお竜なんだ。正真正銘のね。お辰っ
て名乗ったは、あんたの連れに正体をさとられるとまずかったから……とにかく、これ飲
んで。目薬草の煎じ薬だから」

 ぱっ、と放られた物体をシレンは盲目の状態ながら見事につかみ取る。
 それはなにやら小さなひょうたんのようで、口を開けてみると、なるほど、飲み慣れた
目薬草独特の臭みが鼻をついた。
 シレンも風来人である以上、身体に影響をおよぼす薬草・毒草類の知識は豊富なので、
特に煎じ薬ともなれば、臭いでほとんど解るのだ。

「……わかったよ」

 と、いちおう渡された薬だけは信用したシレンは、それを一気に飲み干す。
 すると、辺りはいまだ暗闇ながらも、ぼんやりと視界が戻ってくる。
 そして重い目をしばたかせて、気配のしていた方向を凝視すると、やはり昼間にお辰と
名乗ったあの女がいた。
 彼女はお竜だったのか。
 だが、一緒にいたはずのアスカが見あたらず、しかも襲撃されたとあっては、にわかに
は信じられない。
603名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 22:18:30 ID:CA09B0wU
 シレンはじっ、と相手を射貫くような視線で捉えつつ、その動向に気を配りながら真実
をさぐるため口を開いた。

「お前、本当にお竜か?」
「お竜じゃなかったら、今の目つぶし、誰が出来るってのよ。あの薬はただの目つぶし草
じゃないの」
「ならさ。どうしてアスカがいない。だいたい、あいつに正体を知られるとまずいってえ
のはどういう了見だ。まさかお前ほどの女が、くだらねえ嫉妬に駆られたなんて言わせね
えぞ」

「は。ちょっといい男だからって、ずいぶん自惚れるじゃんか。あっちこっちで女をつく
るような男に、いつまでも目つぶしお竜が恋慕するなんて、思うんじゃないよ」
「はぐらかすな」
「もう。なら、こういえば信じる? くく、シレンさ、昔こばみ谷に挑戦していたころ、
山頂の宿場で隣の連れ合いのお楽しみを盗み聞きしたこと……あるでしょ?」

 その指摘に、シレンの呼吸が止まった。
 たしかに数年の昔、まだ少々、男として青臭かった時期に一度だけ、泊まった部屋の隣
から男女の営みを盗み聞いてしまったことがあるのだ。
 だがそれは、本人と、連れのコッパ以外は誰も知らぬはずのことだった。

「!……ぐ、それは……なんで、そんなこと知ってる」
「行脚の途中で出くわしたあんたの相棒から、教えてもらったのさ。そういやあの頃は、
あたしの色仕掛けに二度も騙されたりしたよねえ。うふふ」
「あのクソイタチ……まあ、いい。どうやら本物らしいな。だが、アスカがいないっての
は、どういうわけなんだ」

「あんたほどの男が、どうして気づかないの? あの娘、オロチの悪霊に取り憑かれてシ
レンの命を狙ってたのよ。
 でも、よっぽど好かれてんのね。ところどころで本人の意識が覚醒して、支配されるの
を拒んでたみたいよ。で、オロチもしびれ切らして支配を強化しようと闇夜へ消えたって
わけ」

「……それが本当だったとして、なぜそんなことを知っている」
「オロチのことは、月影村に居るあんたの恋人から知ったの」
「ケヤキが……?」
「ち、恋人ってところを少しぐらい否定しなよ。まあいいや……そして、オロチがアスカ
に取り憑いたのは、ため吉って男から知った。あいつは知り合いの隠密だったから」

「あの野郎か! なら、昼間の騒ぎは、探りの芝居だったってえのか」
「そう。でも、ため吉はさっき……アスカに、いや、オロチに殺られた」
「……」
「こっちとしても、仇を討たなきゃならない。でも、アスカごと攻撃するわけにはいかな
いでしょ。だからシレン、まずここから脱出して。コッパが今、助っ人を連れてこっちに
急行しているから」

「ずいぶん出来た話だな。そうやって、俺を連れ出す魂胆じゃねえだろうな」
「……いいわ。判断は任せる。でも、これだけは聞いて。
 私は、あんたに、死んで欲しくない。それだけよ。それだけでここまで来た」

 シレンはその言葉を受けてしばらく俯いていたが……やがて、顔をあげると、ニヤリと
笑っていった。
604名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 22:19:38 ID:CA09B0wU
「へっ。そこまで言われちゃ、ウソでも騙されない訳にゃいかねえだろう」
「ありがとう」

 その承諾に、お竜は柔らかく破顔する。
 そして、お互いに手を交そうとしたかに見えたが――次の瞬間。

「!!」

 お竜がばっと背後に向き直り、シレンが懐から短刀を抜き放つ。
 短刀は手を離れ、同時にお竜のクナイが飛び、その目線の先にあったフスマを突き破る
と背後にあった何者かを襲った。
 刹那、キィンッ、と金属のたたき落とされるけたたましい音が鳴り響く。と、フスマが
ズバリと斬り捌かれ何者かの正体が明らかになった。
 それは……

「……アスカ!」

 月光に照らされ、てらてらと妖しく光る忌火起を構えた女剣士であった。シレンとお竜
が会話をしている間に、村の中へ戻ってきたのであろう。
 だが彼女は、その端正な顔へ妖刀にも劣らぬほどの妖しい笑みを張り付けたまま、二人
を見据えていった。

「これはこれは、逢い引き中でござったかな。しかしシレン殿、せめて、そういうことは
拙者の知らぬところでやってほしく思うが」
「ちげえよ。それよりアスカ、おまえどこへ行ってた」
「女子にそれを聞くとは不作法な。……厠でござる」
「なにをっ」

 と、いったのはお竜だ。

「白刃たてて厠へ行く女が、どこにいるってのよ!」

 シレンとアスカの間にグイグイと割り入りつつ、なおも言う。
 両手にはクナイを煌めかせながら、低く構えていつでも相手の喉元へと迫れる用意をも
って敵を射貫くように見つめている。
 だが、アスカはその視線をものともせず、ゆるりと忌火起を空に漂わせているのみだ。

「シレン殿。騙されてはならぬ。その者、このような夜更けに侵入する輩でござるぞ」

 お竜の向かいで、シレンを見ながらいう。
 それを受けた本人はお竜の背と、アスカの眼をちらりと交互に見やったが、すぐに横っ
飛びに跳ねて寝かせてあった刀を拾うと、アスカへ向けて抜きはなった。

「ウソをついてんのは、アスカ、いや、オロチ。てめえだ」
「シレン殿」
「まだアスカを演じるつもりかよ。その体から血の臭いがぷんぷんしてんのに、騙される
わけねえだろう」
「これは、昼間の」
「いいや違う。その臭いは人間の血の臭いだ。しかも、付いてまだ新しい、な……。
 お竜が、てめえにため吉とかいう野郎を、ついさっき殺られたといってたぜ。その血じ
ゃないのか?」
「……」

 だん、だん、と言葉を畳みかけられて、アスカが詰まった。
 そのまま、しばし忌火起を下げたまま止まっていたが、やがてうつむくと肩を振るわせ
て「ひ、ひ」と、慟哭するように笑い出した。
 そしてついに、
605名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 22:20:15 ID:CA09B0wU
「くく……うひ、ひゃっひゃっひゃあっ!!」

 その姿は天を仰いで大口を開ける下品な笑い方で、本来の彼女であれば考えられないよ
うな醜態であった。
 これでシレンにもはっきり解った。

 ――間違いなく、こいつは敵だ。

 と。
 そしてアスカ改め、オロチは、忌火起を右手だけで持って器用にくるりと回すと、開い
たの方の手でパチンと指を鳴らすのを三回ほどやって、なにかの合図をする。

「け、とんだ邪魔者のおかげで、眠りの術も闇討ちもパーになっちまった。だがな、ここ
から生きて出られると思うなよ」
「本性を現わしやがったな。アスカの中から出ていきやがれッ」

 と、見たくもないものを見せられるシレンが激昂しかけるが、それをお竜が片腕で抑え
ると囁くようにいう。

「ここは私に任せて。力ずくじゃ、どうやってもオロチだけを倒すのは無理よ。
 とにかく登りの出口から逃げてコッパ達と合流して。何事もなければ、すぐそこまで来
ているはずだから!」
「コッパ達? いや、訳を聞いてる暇はなさそうだな」

 というのも、さきほどの合図で、ざわざわと何かが蠢く音が四方八方から聞こえてきは
じめたのだ。

「モンスターか」

 おそらくは、ここの住民がモンスターであったのだろう。
 オロチの余裕ある態度から見ても、それは間違いなさそうだった。
 彼らの正体が、かつての供養峠のようにオロチの犠牲となった者の末路なのか、はたま
た最初からオロチによって造られたモンスターが化けていたものなのかは解らない。
 が、ともかく。
 いまは脱出せねばならない。

「わかった……お竜、死ぬなよっ」
「あいよ」

 その言葉を皮切りにお竜が盛大な目つぶしをオロチに向かって見舞い、隙をついたシレ
ンがフスマを蹴破って外へ出る。
 と、目前に迫っていたノロージョ(宿の女将の正体であろう)を真一文字に切り裂き、
浴びる返り血を払いながら、出口へと向かって走っていった。
 それを見届けるお竜が、シレンを追わせまいとオロチへ対峙する。

「さあて二人っきりだね」
「いいや。もうじき辺りは俺の手下共で溢れかえるぜ」
「そんなもんシレンが片付けちまうよ。あいつが帰ってくるまで、せいぜい痛めつけてあ
げるから覚悟しな」
「ずいぶんやる気じゃねえか」
「そうとも。オロチはもとより、その外っ面の方も気にくわないのさ」
「ああ、この女か。そうかそうか……ちなみに、シレンが俺を俺と知らずに寝てた時は、
ずいぶんご執心だったぜ? なんだか燃えちまったよ」
「ち、この……だまんなッ!!」
606名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 22:20:45 ID:CA09B0wU
 アスカの姿をした者の挑発に、激したお竜は弾かれるように飛ぶ。相手の懐に潜り込ん
でクナイの一撃を放とうとするが、オロチの反応はそれよりも早かった。
 片腕で操られる忌火起が右のクナイを叩き落すと、同時に開いた方の腕が恐ろしいほど
の力でお竜の左腕を捻りあげ、そのまま投げ飛ばしてしまったのだ。

「くっ」

 お竜はすぐに起き上がろうとするが、かなわず喉元に刃を突きつけられてしまう。
 月光に、忌火起ギラリと光った。
 刃が細い首筋に触れるたび、薄皮が切り裂かれて血が滴る。
 相手は妖刀だ、切れ味は並大抵のものではない。
 もし、少しでも動こうとすれば、次の瞬間、お竜の首と胴体は離ればなれとなってしま
うだろう。

「畜生、こんな簡単に……私もヤキが回ったもんだね」
「いいや仕方ねえよ。この女はともかく、俺の妖力に勝てるはずがない」
「……」

 丸々と広がった眼で自分を覗き込むオロチを、しかしお竜は鋭く睨み付けてせめてもの
抵抗をしめす。
 が、それが余計に相手の加虐心を加速させてしまったらしい。

「さて。このまま殺っちまってもいいが、どうせだ……」
「え、うっ、んぐぅっ!?」

 ぬらぬらと光ったオロチの唇が、お竜のそれを無理矢理に奪う。
 しかも単なる口付けではないようで、送り込まれてくる唾液が口内全体をしびれさせる
ような感覚をもっていた。
 最初は口の中から。
 それが喉を通り、肉の内壁を刺激しながら胃へと運ばれると、しびれはあっというまに
四肢の全体へ回っていく。

「う、う……」

 刃を突きつけられずとも、身動きが取れない。
 お竜は抵抗する力もなく、だらりとその形の良い手足を畳の上へ投げはなっている。
 獲物がまな板の上の鯉となったのを確認したオロチは、さらにぞっとするような笑みを
浮かべて唇を離すと、同時に刃も離した。
 ただ、その代わりに、己が肉体の全身からびゅるびゅると、触手のように蠢く、真っ白
な蛇を生じさせる。

 オロチの能力だろうか。
 その背から、腹から、衣服を突き破り不気味に生える白蛇が、ゴムのように伸びてぐっ
たりとなったお竜に襲いかかっていく。

「く、く、く」

 その邪悪な含み笑いと共に、のたうつ白蛇の群が縄と成り、お竜の四肢を絡め取って空
に浮かび上がらせる。
 そして残った白蛇はお竜の口に割り入り、胸を護る衣服をはだけさせ、巻き付き、最後
は腰布をくぐりぬけ、秘所に近づいていく。
 と、その丸みを帯びた体を何度も擦りつけはじめた。
 固いウロコに肉の内壁を摩擦される、おかしな感覚がお竜の下半身を刺激する。

「あ、あぐっ」
「気持ちよくしてやるよ。シレンの野郎に抱いてもらえなくて、不満だろ? いやなに、
謝礼はお前の心を貰うぐらいでいいぜ」
「や、やめろぉッ」
「遠慮すんなって!!」
607つづく:2008/12/05(金) 22:21:11 ID:CA09B0wU
 お竜は抵抗し身をよじるが、それが逆に合図になってしまったらしい。
 それまで秘所に体を擦りつけていた白蛇が、ぱっと離れてわずかに静止すると、後は、
噛み付く様に体内へと侵入してきた。

「うっ……!!」

 下腹部から、それまで体験したこともない異様なヌメリと、凹凸を帯びた異物を感じて
お竜は呻く。
 やがて白蛇が獲物を貪るべく、にゅるにゅると動きはじめた時、お竜は自分の肉体が下
半身からじわじわ吸い取られていくような感覚を受ける。
 それが気持ち悪さよりも、むしろ排泄にも似たような一種の快感なのだ。
 しかも抵抗しようと、ちょっとでも動けば、

「ひィっ」

 と、内臓を引っ張られるような感覚が襲い、それを受けてまた動く肢体に

「あひゃああぅっ」

 甘い電流が走った。
 溶けるような快楽が脳を支配して視界がぼける。
 かきまわされる下半身はひくついて無意識の快楽を求め、お竜は思わず、

「あッ……あっ、ひっ、やだ、きひぃぃッ……」

 と、嬌声を漏らしてしまった。
 それを見てアスカの姿をしたオロチが楽しげに笑い、

「ひゃひゃひゃ、悪くねえだろう。人間の男じゃ、こうはいかねえぜ」

 そういいつつ、お竜を拘束する白蛇をロープを巻くように動かし彼女を自分の目の前ま
で引き寄せると、その鋭い顎を人差し指で、くん、と突き上げる。
 だがお竜は引かずに「は、はん……粋がってんじゃ、ないよ」と強がった。

「そりゃあこっちのセリフだ」
「あっ……」
「くっく。ヨダレ垂らしながら強がってもな、説得力ないんだよ」

 さらに引き寄せられるお竜が、オロチに再びの口付けを見舞われる。といっても、肉体
はアスカのものだから、やはり吸い付いてくる唇はしっとりとぬれたものだった。
 今度は奇妙な唾液を送り込まれる。
 拒否しようにも、体が麻痺したようになってうまく抵抗できない。
 なにか、しこりを感じるような……とにかく人のものではない体液が、口内にじわあっ
と拡がって吸い込まれていくのを、為す術なく受け入れるしかなかった。

「な、なにを、した……のよ」
「どうせだからお前も仲間にしてやるよ」

 と、その言葉が聞こえたのを最後に、お竜は全身が燃え上がるような感覚をうけると意
識が混濁し、やがて視界も暗黒に閉ざされていった……。

608名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 02:04:07 ID:4bOvEvrM
くそっ良いところでとめやがるっ
609名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 20:57:15 ID:S7fDEnQn
GJ。お竜が凌辱されるとこがたまらないな
しかし、「忌火起」ってどう読むんだ?しらぬき?
610名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:00:09 ID:KdziAggS
いみびおき?
611名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:10:21 ID:NgK+pJde
お前らちゃんと読んでるのか?
ちゃんと作中で「いまびき」と読むという風に書いてあるじゃないか
612名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 21:42:35 ID:MHx85OyW
何か陵辱続きで凹む


最後にハッピーエンド3Pはあるのだろうか
613名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 22:36:02 ID:S7fDEnQn
>>611
うっかりしてたぜ。サンクス
614名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 06:49:01 ID:sYWSMqWi
>>612

> 最後にハッピーエンド3Pはあるのだろうか

僕も願っておく。
とりあえず乙
615607:2008/12/07(日) 17:06:18 ID:k6tN7zow
ああ、申し訳ない…
忌火起(イマビキ)の読み、シレンの一言だけではちょっと配慮不足でした。
謝罪ついでに、チュンソフトの回し者みたいだけれど
元ネタの「忌火起草」。ホラーノベルが好きな人は一度おためしあれ。
616名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 22:32:03 ID:YguRFKrk
続き期待age
617名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 08:39:49 ID:Weo9ONbg
DS2やってて
トンファンの穴のクリア報酬がサチのキスで、
ワナ道会の優勝商品はアテカ姫のキスだと思ったのは俺だけじゃないはず。
618名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:20:52 ID:RqMpatTG
俺はGB2の当時は思わなかったが、言われてみれば…
619名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 13:39:25 ID:83o+kiys
なんとか落ちずに年を越せそうだな
620名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 00:30:18 ID:GsfJc9L2
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
621!omikuji !dama:2009/01/02(金) 00:04:48 ID:bGHD274b
続き楽しみにしてるので1回上げておこう
622名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 20:23:17 ID:ZfFf+JrT
現在DS砂漠の魔嬢プレイ中…。
サッちゃん可愛いよお竜美しいよ
623名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 22:30:24 ID:vu/2HOri
>>622
俺も今日買ってきた。サチのかわいさに今更気付いたぜ
624名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:07:06 ID:XV0KoWdg
ベーグルをアルサルにするだけで良作になる気もする
625名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:08:09 ID:XV0KoWdg
誤爆したw
626名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:21:43 ID:bUNSWSCm
627名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 04:30:42 ID:WTMFPRq3
主人公が最悪と評判なエロゲか
628名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 08:38:04 ID:UQM000gM
>>627
シレンがか?
629名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 10:31:04 ID:Js24i11G
(*^ω^)ケヤキたんかわゆす
630名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 12:19:49 ID:wn+0ZWdy
>>628
違う、>>624のこと

月影もDSで出してほしいなあ
631名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 12:22:54 ID:UQM000gM
>>630
そうか。俺もDSで月影やりたいよ。出たらケヤキスレも盛り上がるだろうなあ
632名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 15:23:14 ID:MHlFAeNm
うん、月影は名作だったよな。
シリーズで唯一といっていい公式両思いENDだったし。
ケヤキこそ真のヒロイン。
633名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 17:38:19 ID:pdoOkVnZ
別に両想いじゃなかったろ
634名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 18:47:00 ID:UQM000gM
一番ドラマチックで悲しい話ではあった
ただ、シレンは恋よりも旅を優先する男だからな
635名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 19:01:32 ID:Js24i11G
やっぱり月影村の評価高いんだな
DSリメイクして欲しいよな

>>633
まずは月影村を脱出するんだ
話はそれからだ
636名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 00:08:24 ID:aj9HyIgw
タイトルが『風来のミレン〜月影村の恋人〜』に変わるぐらいだもんな。
シレンが旅ガラスでなかったとしても叶わない恋だろうが…。
637名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 00:12:20 ID:r/CAkEMm
まあ、相手は満月の夜(だっけ?)にモンスターになるくらいだしなあ
過去の作品のように癒しウサギならいいけど
638名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 01:18:48 ID:aj9HyIgw
ミノタウロスだったりオヤジ戦車だったりしたら涙目だよなw
まぁシレンに絶対に見られたくない、ってぐらいだからかわいい系ではない気もするが、
俺も癒しウサギに一票。
639名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 01:43:26 ID:r/CAkEMm
たしか猫が好きな子だったが、猫モンスターいないんだよな…
癒しウサギじゃなくてもマムルやチンタラならともかく、マスターチキンとかだったら逃げたくもなるわな
640名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 02:12:34 ID:Ib0mUW1+
リメイクにするとシレン1みたいに大幅に味付けかわりそうだから
昔そのままのバージョンを同根してほしいぜ
641名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 02:37:39 ID:AU4GVfM0
というかDS1リメイクのシレンのドットそのものはPC月影村のグラフィック流用してるんじゃ
642名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 16:48:40 ID:5q252vZd
ほす
643名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 09:48:42 ID:Cs1DIhl3
月影村といえば、何があろうとも漏らさないナギ
644完結編:2009/01/07(水) 12:01:51 ID:HpneR244
時間かかりまくった割りに、エロ無しになってしまった。
それでも構わないという方だけ、お付き合い願います。


 さて。
 村からの脱出行を試みるシレンに、目を移す。
 最中に相当数のモンスターが襲いかかってきたが、それらの一つを力で斃し、一つを策
略で制し、あるいは逃走で切り抜けつつあった。

 村は相も変わらずの殺風景で、神秘的な月光によって照らし出されているにもかかわら
ず、岩肌がくり抜かれた、穴ぼこだらけの風情は変わらない。
 だが、気になることがある。

 というのも、村から出ようと中央から離れて外角に近づけば近づくほど、人家と思われ
る穴ぐらの数が、どんどん増えていくのに気づいたのだ。
 まるで村落中央を包囲するかのように、のき並んでいる奇妙な配置なのだ。

 普通、人間の集落というのはその逆形態をとるものだろう。そうでなくては、防衛や物
流の面で色々と手間になるからだ。
 そういう観点から見ると、この村はなにか要塞の相を呈しているようにも見えた。
 あるいは、ここはオロチがシレンを陥れるため「だけ」に造った場所だったのかもしれ
ない。

(そういやあ、最初に逢ったアスカの足取りは、たしかここへの道のりを知っているみた
いだったな)

 たぶん、上記のことが真実なのだろう。
 シレンは蛇のじりじりと焼けるような執念深さを感じながら、しかし脚はいよいよ奔っ
て、コッパとの合流を試みる。
 お竜の言葉を信じるなら、きっと打開策を持ってきてくれるはずだ。

 だが、彼自身に戦闘能力はないことを考慮にいれねばならない。守りも無しに敵地へと
乗り込めば、その身に瞬く間と危機が及ぶだろう。
 お竜のことだから用心棒を一緒に雇っているかもしれないが、過度の期待をもつのは御
法度というものだ。

(急げ)

 そう思って、岩肌を駆け上がろうとした時のことである。
 突如、背後遠方より鋭く風が運ばれてくるのを察知したシレンが、ばっと振り向きざま
刀を抜き打つ。
 すれば、かしゃぁんッ、という甲高い金属音を伴って、斬撃の盾は襲いかかってきた二
丁のクナイをはじき散らした。

「ちっ」

 シレンはまたモンスターか、と思って用心する。が、飛来物に続いて現れた影は異形で
はなく、人型であったのだ。
 それも本物のヒトである。
 村人すべてがモンスターだったいま、シレンを襲うような人間の正体は知れている。
 アスカと……

「ばぁか、まんまと騙されちゃって。さっきまでのは私と、このコの演技なの。助けなん
か誰も来やしないわよ」
(……お竜?)

 であった。
645名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:02:40 ID:HpneR244
 彼女はさきほどまでとは打って変わって、相手を小馬鹿にしたような態度で迫る。もと
もと友好的でない相手にはそういう女だ。
 だからシレンは一瞬、

(裏切られたか)

 と思ったが、そもそも自分を陥れるのが目的なら宿場の中でモンスターと共に袋だたき
にしてくるはずだと結論づけて、疑いを否定した。
 ならお竜がこんな行動に出る原因は、傍らのアスカの姿をしたオロチにしかあるまい。

「てめえ、お竜に何しやがった」

 鋭く斬りかかるように問う。
 が、返ってくる答えは砂かけのようなものだった。

「自分で考えな。謎解きも風来人の仕事だろ?」
「……ああ、そうだな。大方、俺の怒りを買わせるのが目的でお竜に妖術をかけやがった
な。だったら俺が取るべき行動はひとつよ」

 と、いうとシレンはぱっと身をひるがえし、脱兎のごとく駆け出していく。
 彼女が操られたと考えるなら、その言葉もまやかしであろう。なら、この場で怒りにま
かせて抜刀したところで、オロチの思うつぼだ。
 やはり最初にお竜のいった通り、近くまでコッパが来ているのだ。逃げればよい。なに
より逃げの一手は、風来人の十八番ではないか。

 ……そのはずだった。
 だが、逃げ出したシレンの首を一本の飛び縄のような白蛇が追うと、あっという間に追
いつきグルリと絞めあげてしまう。
 今度は、抜き打つ暇すらなかった。

「う、ぐっ」

 シレンが首に巻き付いたペタペタと冷たい感触の蛇を振りほどこうと力を込めるが、お
竜の時と同じく、びくともしない。
 その場につんのめって倒れ、ずるずると後方へ引きずられていく。
 先には獲物を待ちかまえ、舌をなめずる女がいる。

「ふふ……逃がしゃしないよ」

 笑うお竜は、かざす掌からいずる白蛇を巻き取るかのように引き戻していった。
 首ごと引きずられてシレンが深くうめくが、容赦せずにどんどん自分の方へと転がし寄
せると、そこでアスカが近寄ってきた。
 アスカは例の、ぞっとするような笑みを浮かべながら、首を絞められ文字通り息が絶え
絶えとなっているシレンの顔を覗き込む。

「どうだ、気分は?」
「け……最高だぜ」
「そいつはよかった。だが、このあとはもっと良い気分にさせてやる。俺の目を見ろ」

 いうやいなや、アスカの瞳がかっと朱く瞬いた。
 それは一瞬のことで、目をそらすことができなかったシレンの脳髄を、串刺しにしてし
まうような感覚が襲っていく。
 さらに強烈な眠気が支配し、まぶたも鉄のように重くなって口がぼんやりと半開きにな
る。
 意識が混濁していく。
 妖術だろう。
 だが、そう感づいた時には遅い。
646名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:03:09 ID:HpneR244
「あ、う……」
「くっくっ。これから精を吸い尽くして、最後に魂を喰らってやる。女たらしのお前にゃ
似合いの死に方だろう。……お竜!」

 アスカに促されるお竜が、呼吸困難となって地に転がり伏すシレンを片腕で引っ張り上
げると、それからのたうつ白蛇が邪魔にならぬよう、器用に腕を使って羽交い締めにして
しまった。
 十字架に張り付けられたような格好になったシレンに、アスカがじわじわ寄った。
 だが、その時。

「……ちょいとお待ちなせぇ」
「誰だっ!?」

 虚空から、月光の反射がギラリと輝いた。
 それが一閃。
 斬ッ、斬ッ、とシレンを縛める白蛇を切って落とすと、突風のように現れた猫背の男が
アスカとお竜の間に割って入った。
 さらにシレンを体当たりで突き飛ばす。

 そして彼が転んだ先に、腰に差していた一振りの剣を抜いてシレンの真横めがけて投げ
刺せば、衝撃で妖術が解けたのであろう。シレンはハッと眼を開けるとバネのように跳ね
起きた。
 と、横の剣を引き抜いて後ろに飛び下がる。
 合わせて猫背の男も、アスカとお竜から距離を取るべく一気に飛び下がる。
 男が口を開いた。

「間に合って良かった、大丈夫ですかい」
「そのしゃがれ声……ケチか! どうやら助けられたみてえだな。お前もお竜の仲間か」
「ええ。さ、はやく逃げてくだせえ! 姐さんがやられた様じゃ、あっしじゃ大した時間
もかせげねえ」
「バカ言え。そこまでコッパも来てるんだろう?」
「そうですがね」
「だったら、それまで持ち応えるぞ」
「そんな! くそ。あっしゃ責任もちませんぜ」
「構うこた、ねえッ」

 と、シレンは今しがた引き抜いた剣を振るい、襲い来たアスカの斬撃を払いつつ、叫ん
だ。
 ぎゃんっ、と鋭い音がして、力負けしたアスカの忌火起が跳ね返される。
 ケチのくれた剣はすこぶる調子が良いようだ。
 刀身が緑色をした大太刀である。

「それもそのはずよ、ドラゴンキラーじゃねえか。こりゃいい」
「ち。あと一歩ってとこで……」
「てめえのあと一歩は、一の字に上から一筆加わってんだよッ!!」

 シレンは時折襲い来る、白蛇をドラゴンキラーで払いつつアスカにせまる。
 名の通り、ドラゴン系の魔物や爬虫類に対し絶大な威力を発揮する剣だから、オロチに
憑かれた相手にも相当有効なようだった。
 ちょっと振ってやれば、白蛇など簡単に怯むのだ。

 さらに、お竜をケチが食い止めてくれているから、サシでの勝負に集中ができる。
 ドラゴンキラーでオロチの妖力に対抗手段が講じられた時点で、いくらアスカの体が相
手であっても、それを操る意識が剣術の覚えも無い元薬売りでは、楽な相手だった。

 一撃、二撃、三撃、四撃。
 シレンが刀を打ち込むごとに、アスカはどんどん後ろへと追いやられていく。
647名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:03:35 ID:HpneR244
「どうした」
「く、くく……っ」
「焦るなよ、最初に居合いを試した時の勢いでこい。アスカだったら俺の二撃に、一撃は
平然と返せるはずだぜ。薬売りさんよ」

 と、余裕の出たシレンは挑発をもってさらなる時間稼ぎに挑む。もとよりアスカの中の
オロチは冷徹な割に激しやすい所のある相手だから、これもまた有効なはずだ。
 その読みは当たった。

「ほざけッ!!」

 思わぬ形勢逆転をされ頭に血が上ったのか、アスカの打ち込みは、繰返されるに従って
正確さが失われていき、見るも無惨な太刀筋となってしまう。
 子供のチャンバラである。
 こうなってしまえば、もはやシレンの手の内だ。
 彼は加えられる斬撃すべてを打ち払い、あるいは避け、さばいていった。

 だが、その向こうで戦うケチはそうはいかない。
 愛用の仕込み杖を振るいつつ、お竜をうまく誘導してシレンから離すことには成功した
が、もともとは盲目をうそぶいた詐欺で生計をたてていただけのあんま師なのだ。
 モデルとした座頭市のような戦いなどできるはずもなく、それがテーブルマウンテンを
渡り歩いた女が相手にしては、防戦一方を余儀なくされていた。

「ちぇっ、あっしも損な役回りばかりでさ!」

 悲鳴を上げながら、それでもケチは逃げ回りつつ時間を稼ぐが、そのうち疲労が出てく
る。やがて何度目かになるクナイの斬撃をしのいだ時、その生じた一瞬の隙を強烈な一撃
に襲いかかられた。
 接近をゆるしたせいで、腹に重い蹴り上げを喰らったのだ。
 ケチはぶわっと空を舞ってから

「ぐえっ」

 と、地へ仰向けに叩きつけられた。
 そこへお竜のさらなる追撃が、二撃三撃と加えられていく。が、ケチも殺されてたまる
かとばかり必死に転がって、紙一重で回避しつづける。
 その危機をシレンも察知するが、いくら相手が弱ったといってもアスカはアスカだ。追
い詰める手を休めて、ケチの救助に向かえば後ろからザックリとやられてしまうだろう。
 どうにもならなかった。

「ケチ!」
「だ、旦那、気になさらずっ」

 だが、その呼びかけに勇気づけられたのか、ケチはうめきながらも腕に付けていた小手
で、自分を狙ってきたお竜の突きを跳ね返すと、その勢いで起き上がりざま、足払いを仕
掛ける。
 それが成功して、ずでんッ、とお竜が転がった。
 殺してしまってもいい敵なら、この隙に刃を突き刺すところだが、相手はお竜である。
 ケチは、彼女に金と少しの色気で雇われていて、さらに親分ともいえるシレンの女でも
あった。
 少なくともケチはそう考えている。
 そんな相手だったから、いくら操られていようとも刃をむけるわけにはいかないのだ。

「畜生、やっぱ損な役回りだ。どうして俺だけいつも……」

 ケチは怨嗟の呪文を唱えつつ、お竜から距離をとる。
 そして、どうしたものか……と考えあぐねていると、その恨み節にひとつの明瞭な声が
反応した。
648名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:04:19 ID:HpneR244
「お待たせさん!! オッサンを連れて来たよっ」

 コッパである。
 それ自体に力はなくとも、彼は強力の援軍を連れてきていた。

「おお、小旦那っ。待っていやした」
「コッパか!? じゃ、お竜はやっぱり嘘をいってなかったんだな」
「おうよシレン! お竜ちゃんがお前の身を案じまくってくれたんだ、そのありがたい援
護を頂戴しなッ」

 と、攻防に忙しいシレンに明るい声をかけるコッパの横から、白眉も美しい(?)老年の
男、ガイバラが飛び出してくる。
 これが援軍の正体だった。

「えい、老体に無理をさせおって……だがワシの新作「蛇封の壺」の威力を見よッ!!」

 ガイバラは「いかーんっ」という、意味不明のかけ声と共に、片手にもっていた小振り
の壺をアスカめがけて投げつける。
 が、しょせんは老人の投てきだ。
 投げつけられた壺は、

「うるさいっ」

 という、抜刀一撃の下、たたき割られ……
 なかった。

「なにぃっ!?」

 たしかに忌火起に叩きつけられはしたのだが、割れずに跳ね返され、しかも地面に到達
すると、今度は毬のように跳ねて転がった。
 土が材料の壺ではないのか?
 いや、今はそんなことを問うている場合ではない。

 その転がった壺が、だるまのごとく自力で直立したかと思うと、突如ぶわっと光り輝い
て、辺りを太陽光並の輝度で照らし尽くしていったのだ。
 壺の周囲はまるで真っ昼間のようである。

 あまりに予測し得なかった自体に、壺を投げた当のガイバラでさえ唖然としていたほど
だったが、威力の真価はここから発揮されることになる。

 岩場の隙間という隙間から、ひょい、ひょいっ、と大小の蛇だのトカゲだのの爬虫類が
磁石に引っ張られるかのように飛び出して来、次々に壺の中へぶち込まれていった。

 壺自体のサイズは今書いたように、せいぜい片手に収まる程度のはずだ。
 が、内部がどうなっているのか、いくら蛇トカゲが押し込まれようとも、はみ出すそぶ
りも見せない。
 とにかくガイバラの新作は、壺の周囲にあるものが爬虫類ならば、それがなんであれ強
引に封印してしまうという、いまいち用途の見あたらない作だったらしい。

 だが、その作用はついにオロチにまで及ぶことになる。

「うわあっ……!」

 そのオロチに憑依されているアスカが、悲鳴をあげた。
 風も無いのに、四方から強風に吹き付けられるかのごとく髪や衣服がばたつく。
 しばらく腕を交差し、うずくまって耐えようとしたが、無風の風のあまりの激しさに、
とうとう、忌火起の刀を取り落としてしまう。
649名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:04:51 ID:HpneR244
 すると、地面に転がったそれが壺に反応するかのように発光する。
 そして次の瞬間、刀身から光球のようなものが出でて、やはり蛇トカゲと同じように壺
の中へ「ズッ」と押し込められていってしまった。
 光球の正体はむろん、オロチの魂であろう。

 それを証明するように刀を取り落としたアスカが、光球が封印されると同時に、その場
へ気を失って倒れ伏した。
 さらに横へ目を移せば、やや遠場でケチと対峙していたお竜も同様であった。

 やがて、辺りの爬虫類という爬虫類を吸い込み尽くしてから、やっと壺の輝きは収まる
のだった。
 辺りに静寂と暗闇が戻る。

「な、なんだったんだ……?」

 シレンがいった。
 壺のせいで、周囲の生態系に支障をきたしはしないか気になるところだが……。ともあ
れ、ガイバラのおかげで当座の危機は去った、ということになる。
 これがお竜の打開策だったのだろう。

「こうも都合よくいくのも気持ちわりぃな……しかし、ガイバラのオッサン。おかげで助
かったぜ。こばみ谷から遠路はるばる悪かった」
「いや……よ、よいのだ。これで、ワシの作品は世界いかなるところでも、人に有用なこ
とが証明されたのだからな」

 そういうガイバラは、いつのまにか尻餅をついていた。
 しかも腰がぬけて立てないようである。
 ……おそらくは、いつものように、気まぐれで造った作品のなかに蛇封の壺がまぎれて
いて、それを誰かが見つけ出し、ここまで作者ともども持ってきたのであろう。

 発見者がお竜なのかコッパなのか、はたまたガイバラの弟子達なのかどうかは、誰もあ
ずかり知らぬ所であるが、少なくとも驚き様を見るに、本人でないのは確かだ。
 なぜなら、この男は初めて見た壺なら、一度は使った上で投げて割ってみないと気が済
まないという変わった性癖があるからだった。

 そう考えると、なぜお竜かケチに壺を持たせるので無く、作者が持参してきたのかも解
る。
 投げたがったに違いない。
 ……ともあれ、一件落着だ。
 シレンはふうっと一息はくと、ドラゴンキラーをケチに返却しながら、どこかで取りこ
ぼしていた自分の刀を拾いにいった。
 その傍らに、いつものごとくコッパがまとわりつきはじめる。

「いつものことながら危機一髪だったなあ、シレン!」
「うるせぇな。しかし、お竜もアスカも倒れたまんまだぞ」
「ああ。放っておくわけにもいかないよな、今晩はここに泊まっていこうぜ」
「気は乗らねえが……しかたないか」

 もう忘れられているが、ガイバラも長旅で疲労している。ここはこばみ谷からは、ずい
ぶんと離れた土地なのだ。
 体を休めることが先決であろう。

「ところで」

 と、シレンがオロチ入りの壺を指していった。

「これ、どうすんだ?」
「ああそれは……もう一人の援軍が」
650名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:06:03 ID:HpneR244
 シレンの問いに応えるケチが、今まで自分がやってきた方角に目を向けようとすると、
ちょうどそこに何かがいる。
 暗闇でよくみえないが、大きな長方形をしたものがじわじわと移動してくるのだ。
 誰かが持っているのか?

 最初は解らなかったが、近づいてくるにつれ、自力で移動していたことが発覚する。
 さらに近づけば長方形の物体は、ばかでかいタンスであることも理解できた。
 それが地上からわずかに浮遊して、ふよふよと寄ってくる。

 歩くタンス。
 冗談のような話だったが、そんな代物を、シレンはたったひとつだけ知っていた。

「あ、おまえは……マーモじゃねえか」

 喋って歩く、神の宿りしタンスである。
 いわゆる九十九神の一種であって、シレンとの出会いは彼が幼少だったころにまで遡る
ことができ、長いつきあいなのだ。
 そのマーモがシレンの目の前までくると、どこからか「やあシレン」と素っ頓狂な音の
声を出した。

「イルパ以来かな? 今度は覚えていてくれたね」
「ああ。もしかしてお前さんも来たってえのは」

 シレンは、ちらりと壺の方を見てから、またマーモを見ていった。

「そう。倒しても甦る難儀な魔物がいるって聞いたんでね、ま、しばらくは僕の中に「お
さめて」おこうと、助太刀に来たのさ」
「んなことして、おまえは大丈夫なのか」
「神様の力をあなどっちゃいけないね」

 そして、そんな会話をやりとりした後、マーモにオロチ入りの壺を封印してもらうと、
シレンの一行は適当な岩穴を選んで野宿をすることにした。
 引き返して例の宿を使ってもよかったが、襲撃されたところに戻るというのは、さしも
のシレンも気が向かなかったようだ。

 代わりに、大人が数人入っても悠々としている、小洞穴のような岩穴を見つけ、そこへ
倒れたままのアスカとお竜をかつぎいれる。
 と、一行はそれぞれ横になって休息の時間に入るのだった。

「さて、もう眠ろうぜ。おいら疲れたよ……」


・・・


 やがて、一夜が明けた。
 シレンはそのなかで一番に目覚めたと思ったのだが、ふと見ればアスカがいない。

「まさか」

 嫌な予感がして岩穴を飛び出してみたが、その目には朝日と共に桃色のなびく髪が飛び
込んできた。
 どうやら、杞憂だったようだ
651名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:06:43 ID:HpneR244
「よう、おはようさんアスカ。ぐっすり眠れたか」
「ああシレン……」

 シレンの声にアスカはふと振り向くが、なにやらモヤモヤした顔になると、また顔を戻
してしまった。

「どうした?」
「いや。今まで殺めてしまった命に、黙祷をしていたの」
「そうか」
「シレン。私を止めてくれてありがとう」

 背きながら喋るアスカだったが、シレンはふと、その言葉遣いに違和感を覚える。

(いつもの武家言葉はどうしたんだ)

 そう思って黙っていたら、疑惑に感づかれたのか。
 アスカは答えを独白するかのように語り出した。

「今回の不覚は、すべて私が未熟だったことによるもの。今まで、身も心もいっぱしの剣
士のつもりでいたけれど、それはとんだ勘違いだった。だからシレン」

 と、そこでアスカは完全にシレンへ振り向き直って、言葉を紡いだ。

「私は、すべて一から修行し直すことにした」

 言葉と共に、朝風が一陣かけぬけて桃色の髪を流していった。
 それを見るシレンは、寝癖が残った髪をくしゃくしゃかきみだすと、一間置いていう。

「ああ。止めやしねえさ、お前さんがそう言うならな」
「……いつかまた会いましょう。その時は、今度こそ一流の剣士として、あなたの力にな
ってみせる」

 そういうアスカの姿は、すでに身支度ととのえられていて、いますぐにでも旅立てる状
態だった。
 腰にはかつて忌火起と呼ばれオロチの魂を宿していた、小刀に直されたマンジカブラが
一振りある。
 いま、謝罪の心を多くの言葉で表してから失せるより、いつか行動で示そうというのだろう。
 およそ女らしくないが、アスカらしいといえば、アスカらしい。
 それがシレンには解ったから、

「期待してるぜ」

 と、一言いって彼は自分から先に背を向けると、すでに背後には気配がなかった。
 そして穴蔵に戻る。
 中ではほとんどの人間がまだ眠りこけていたが、独り、腕組みをしながら岩肌にもたれ
かかっている女がいた。
 お竜だ。
 なにやら怒っているようで、形のいい眉が少々天の方向を向いている。
652名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 12:07:41 ID:HpneR244
「おはよ」
「ああ、おはよう」
「シレン……今回、あたしは助けてもらったの、感謝しないから」
「あん?」
「あたしが来なきゃ、あんた今頃は骸になって転がってんだからね!」
「……ああ、わかった。わかったよ。むしろ俺が感謝してるって」

 こちらの方は、じつに女らしい。
 一節によれば彼女は、かつてどこかの国の「忍び」だったらしいが、この性格をみるに
とても信じる気にはなれまい。

「さて……これからどうする? 俺は気の向くままに歩いていくが」
「じゃ、あたしも少しの間ついていくよ。路銀が少ないから」
「俺もないんだが」
「黙ンな」

 そんなやりとりを、寝っ転がったまま半目を開けてみているコッパが居た。

(もてる男は大変だねぇ……この先はあれだ、きっと前世からの恋人なんですなんて詐欺
女も出てくるぞ。ま、それを見るのもおもしろくて、コイツと旅するんだけど)

 そんな事を想いながら、語りイタチはいますこしのまどろみに身を任せるのだった。


(完)
653名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 19:45:50 ID:YcgLB1Et
今まで乙でした。エロだけでなく、シリーズ通してのキャラが出てきて、一つの物語としてとても楽しめました。
ところで、次回作の予定は?
654名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 23:29:06 ID:edsJJg94
クオリティたけえええええええええええええええええええ!GJでした!
655名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 00:36:43 ID:zKR8Oyeh
エロパロ=エロだけと思っていたけれど、
これほどの二次創作小説に出会えるとはおもいませんでした。
面白かったです。ケヤキちゃんの立ち位置が個人的に嬉しかった。
656名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 00:44:01 ID:6zg3OBuF
読み物として普通に良作だった
ありがとう
657名無しさん@ピンキー:2009/01/11(日) 09:24:39 ID:2aDRp8/n
乙Z乙
オチがシレン3に繋がってる?のもイイ
658名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 00:22:21 ID:ZYESfd9X
保守
659名無しさん@ピンキー:2009/01/23(金) 02:37:08 ID:bMtGyANf
遅ればせながら乙
精を搾り取られるシレンも見てみたかった気もする
660名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 21:26:59 ID:x3haGE7h
3P見たかったお
661名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 21:43:00 ID:S9OU0KfD
うむ
662名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 23:52:41 ID:SNaLxhFz
文才が欲しい…
663名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 09:06:55 ID:oFuYF0Ud
俺も欲しい
664名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 10:51:16 ID:8+5bSiEA
文章書く練習すればいいじゃない
文才なんてあるレベルまではそんな差は出ないし
665名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 11:50:58 ID:oFuYF0Ud
じゃあ練習がてら短編小説書いていい?3〜5レスくらいの
ネットサルのヒヨにレイプはせず日々セクハラして精神的に追い詰めていく物語orお竜が領主に凌辱される物語
いつもアイデアだけ浮かんで文に出来ないんだ…
666名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 16:11:29 ID:8+5bSiEA
良いんじゃないか?
過疎スレだし、例え練習だとしてもネタ投下されるのは良いことだと思う
あんまりにも支離滅裂な文章はどうかと思うが
667名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 20:30:20 ID:oFuYF0Ud
ありがとう。日曜に投下出来るようにする
書きやすそうだから知名度低そうだけどヒヨで
668名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:26:25 ID:q1NPwOTn
やっぱここ過疎スレなんだ…
669名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 02:06:41 ID:SEWFhKCs
ヒヨといえばずっと前に一度レイプ&堕ちモノが投下されてたような・・・
670名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 17:43:56 ID:86v/PUn5
ほす
671名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 17:58:52 ID:4BEB9Z25
今日は日曜
>>667に期待
672名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 00:18:21 ID:/0fwG3UB
oi・・・日付変更線回ったぞ・・・
673名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 00:30:11 ID:YE9d6W1W
申し訳ない…1レス分しか書けてない…ホント駄目だな俺
もうちょっと待っててくれ。夕方投下を目指して執筆を続けるから
674名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 14:40:34 ID:cmAoxwr2
ドンマイ…
675名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 14:50:22 ID:t4RUpePm
>>673
初心者はそうやって期限を設けて自爆するんだよw
自分を追い詰める効果もいいが、ここは雑誌とかじゃないから首を絞めるな
スレに書き込むと挽回できないから、そういう時は自分の手元に〜〜まで投下するぞみたいに
書けばいいさ
とにかく慌てることないから。
676名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:13:42 ID:cmAoxwr2
仕事でやるわけでもないしなぁ
強制されるわけでもないから
のんびりと、気が向いたら投稿くらいの構え方で…
677名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:03:39 ID:YE9d6W1W
みんなありがとう。すごい久々の投下だからあまり自信無いけど、今から投下する
678名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:05:49 ID:M/neq/TK
「ヒヨさん、さっきからため息ばっかりついて、どうしたんですか?」
友達のジェニーさんが私に尋ねる。
表情や声で明るく振る舞ってたつもりなのに、うっかり何度もため息をついていたものだから、さすがに心配になったのだろう。
「ご、ごめんなさい。ちょっと疲れてて…」
「何か悩み事があるんじゃないですか?せっかく久々に喫茶店で一緒にお昼を食べてるのに、こんなに暗いなんてヒヨさんらしくないですよ?」
「…………」
「…まあ、話したくないならいいですけど…」
ジェニーさんには悪いけど、この悩みはあまり話したくない。ジェニーさんまで巻き込みたくないから…
私がこんなに元気が無い理由、それは…カントクのセクハラだ。
ジェニーさんと過ごした休日が明け、またキャンプ地に戻った私は、みんなの練習をグラウンドで見守っていた。しかし…
「ヒヨちゃん、どうしたんだマム?」
「え!?な…何がですか?」
「ふふーん、隠しても無駄マム!ボクには分かるマムよ〜!ズバリ、今ヒヨちゃんは何か悩んでるマム!!」
「な…!」
私は驚きを隠せなかった。マムロさんにまでばれてしまうなんて…そんなに私は分かりやすいんだろうか…
「恋の悩みだったら彼女とラブラブのボクが聞いてあげるマムよ〜?」
「い、いえ…大丈夫なので、練習を続けてください…」
恋の悩みだったらどんなにいいか…マムロさんを練習に復帰させながら、私はそんなことを思っていた。
679名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:08:00 ID:M/neq/TK
「今日の練習、終わりました」
練習後、私は監督室にいるカントクに練習終了の報告をする。しかし、それで帰れるわけがない。
「お疲れ。んじゃ、今日も掃除よろしく」
「…はい」
素っ気ない返事になっているのが自分でもよく分かる。私は秘書として、カントクの身の回りのお世話をしなくてはならない。間違いなく一日で一番嫌な時間だ。
最初はべつに嫌ではなかったし、むしろカントクやチームのためになると思えば楽しかった。だけど…
「……っ!」
「ふふ…」
まただ。カントクは今日も嫌らしい手つきでお尻を撫で回してくる。もはやこれも日課になっているような気がする。
しかし、悲しいけどこの程度のセクハラには慣れてしまった。今日はこの後何をされるのか…それを考えれば、この程度でいちいち騒ぐのも虚しくなってくる。
初日は驚きのあまり「きゃっ!」なんて情けない悲鳴をあげて、「な、何するんですか!」と、カントクを威勢よく睨んだのを今も覚えている。
「見てるだけでムラムラしてくるようなお尻してるからつい、ね。悲鳴をあげた時の表情は、最高だったよ」
あの日のカントクのあの言葉、忘れたくても忘れられない。あの時、その言葉を聞いて怖じけづいてしまった私の隙をついて、カントクは私を押し倒した。
めいっぱい抵抗したが、男性の力の前では私など全くの無力だった。あっさり裸にされ、顔ごと写真を撮られてしまった。
「訴えようとか変な気を起こしたら、この写真をネットに流すよ。でも安心しなよ、俺は優しいから決して犯したりはしないから」
そう言って写真で脅しをかけられている私は、毎日のように体を弄ばれている。
確かに犯されてはいないが、それは私が妊娠したりしたらまずいとカントクも分かっているからだろう。
680名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:09:17 ID:M/neq/TK
「ほらほら、サボらないサボらない」
尻だけでなく胸も服の上から揉み始めたカントクは、体を硬直させてしまった私に愉しそうに命令してくる。
「っ…!」
私は悔しくてたまらないが、仕事を再開する。しかし、カントクのセクハラは止まらない。
「そうそう、頑張って頑張って」
カントクは、掃除機をかけている私の服の中に手を入れて、ブラジャーの上から乳首を刺激し始める。
「…や…あん…」
我慢出来ず声が出てしまった。顔が熱くなる。きっと今私の顔は赤くなっているのだろう。
「仕事中にエッチな声を出すなんてけしからんなあ。ちゃんと仕事に集中しなきゃ駄目じゃないか、反省しなさい」
「は、はい…ぁ…すいません…」
「ダメダメ、ちゃんと私を呼んで」
「すいません…ご主人様」
私は、カントクをこう呼ぶことを義務づけられている。恥ずかしさと、逆らえないこの悔しさに、涙が出そうになるが、なんとか堪える。
「いやぁ、かわいいなぁヒヨちゃんは。その羞恥に染まった表情、最高だよ」
そう言いながら、スカートの中に潜入してきた手が、私の恥ずかしいところをパンツ越しにいじくってくる。
「…ひ…やぁ…ご、ご主人様…も、もうやめて下さい…」
「んん?奴隷のくせに刃向かうのかい?」
我慢出来なくなって、つい懇願してしまった。やめてくれるわけないのに…
「も、申し訳ございません…」
「こりゃあお仕置きが必要だなぁ」
カントクはとても邪悪な笑みを浮かべながら、それぞれの手を下着の中に入れてくる。
「!?」
「お仕置きだ」
「ひ…ひゃ…あぁん…や、やぁ…」
指先で乳首と秘所を激しく刺激され、嫌でも甘い声が漏れてしまう。もういっそ、このままイカされて楽になりたい…
「…え……?」
「ほら、何ぼーっとしてるの?早く仕事仕事」
「………!!」
イカされる寸前で止められた。私は最初は訳が分からなかったが、カントクの狙いを、今理解した。
681名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:11:42 ID:M/neq/TK
「どうした?辛そうな表情しちゃって。お仕置きが物足りないのかな?」
「い…いえ…大丈夫です…」
白々しく話しかけてくるカントクに、適切かも分からない返事を返す。ここでカントクの卑劣なやり方に屈するわけにはいかない…!
「ふふ、そうかそうか、問題無いか。それじゃ、続けて」
「っ…」
カントクも引く気は無いらしい。またいやらしい手つきで私をイカせない程度に弄ってくる。今度はなんとか声を我慢したが、正直もうほとんど限界だ。堪え切れなくなった涙が頬を伝う。
「あ、あの…もう掃除するところもないので、帰ってもよろしいでしょうか…?」
「そうか、終わったか。んじゃ今日はもう帰ってもいいよ。お疲れ!」
「れ!」のところで強く刺激され、軽くイカされてしまったが、なんとか今日は乗り切った。
しかし、毎日が楽しかったはずのこのお仕事で、仕事が終わった時に「乗り切った」なんて思う日が来るなんて…考えると悲しくなる。
明日はどんなセクハラ…いや、拷問が待っているのか、そんな心配をしながら、浮かない気分で私は宿行きのバスに乗り込むのだった。
682名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:14:03 ID:M/neq/TK
投下終了。俺は凌辱とか、ネチネチした痴漢モノやセクハラモノが好きだからこんなんにしちった
アドバイスあったら是非お願いします。
683名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:18:24 ID:pVdIBMFA
俺に出来るアドバイスは今すぐ続きを書く作業に戻るんだとしか・・・
684名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:57:32 ID:PmaoKbjS
コメントありがとう。じゃあ続き書こうかな…いつ投下出来るか分からないけど
685名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:31:14 ID:m7CHu5fa
合成の壷かと思ったら変化だった。
卍カブラ+77が毒消し草に
686名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:31:45 ID:m7CHu5fa
誤爆でしたとw
687名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 09:49:22 ID:yeJ72ZLj
>>685
悲惨過ぎて涙が出そうになったw
688名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 14:28:45 ID:XL6yZd3I
久々に64を引っ張り出して、初めから城造りをしてみる。
何も考えないで暴れる鬼だけどサスミさんとかを襲ってアレしてるんだよね……。
俺が鬼なら絶対に襲う。
689名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:30:51 ID:ATqkFRJ7
破壊活動にしか興味ないんだろ。
690名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 05:04:11 ID:T/1w0DA8
乙女の尊厳を破壊するんですね
691パコたん〜とあるモンスターの日常:2009/02/23(月) 13:55:16 ID:kkeQv8mM
ここはダンジョンの中。
日の光の届かないダンジョンは恐ろしくも愛嬌のある怪物がうじゃうじゃいます。
えっ、あたしは誰かって?
あたしはモンスターだよ。
名前はパコたん。パコパコ罠を壊すような娘になってくれって親父はがつけた。
勘違いするなよ。あたしの名前はパコじゃなくてパコたんだからな。
種族は言うまでもないよな?そうパコタンだ。
中腹の井戸の名誉ある用心棒さ。まぐまぐや元締めの護送があたしの仕事。
そして侵入者の仕掛けた罠を木槌で叩き壊す。これがなによりのカ・イ・カ・ン。
あたしは罠が大嫌いだ。しいたけよりもピーマンよりも嫌いだ。
もちろん、親父からの言いつけもある。
「侵入者を憎まず、罠を憎め」は我が家の家訓だ。
けど、このまえあったあの屈辱をあたしは忘れない。絶対にだ。
今度あの奴に会ったらただじゃ済まさない。
自慢の木槌で泣いても殴るのをやめない。絶対にだ。

 数日前のこと
あたしは侵入者に出会った。侵入者はそこに落ちてた罠を拾わずに上に乗った。
バカめ。あたしを罠にかけようったってそうはいくか。
すると突然、侵入者が杖を取り出した。
なんてことはない。あたしはこいつの射線軸からズレている。
何も問題はない。そう思った。
しかし事態は思いも寄らない方向に行った。
杖の光線が壁に反射してあたしに当たった。
「しまっ!!きゃっ!!」
気がついた時にはあたしは罠の上に立っていた。
超スピードとか幻覚とかそんなチャチなもんじゃない。もっと恐ろしいものの片鱗を味わった。
そしてカチッと罠の機動音がする。
あたしは罠を踏まされたのだ。もうだめだっ!!
あたしは思った。ごめん父ちゃん。
侵入者の剣にかかって殺されるならまだしも、よりによって罠に殺されるなんて。
ごめん。一族のみんな。この恥さらしのあたしを許して……。
そう思って下を見る。せめて自分がこれからどうなるのかを知りたかったからだ。
そしてその罠とは……。装備外しの罠だった。
な〜んだ。装備外しか。地雷とかデロデロとかそんなのに比べれば全然ゆるい。
少し我慢すればあの侵入者もボコボコにできるし、この罠も壊せる。そう思っていた。
しかし、いつもと様子が違う。あたしの知っている装備外しはあたしの木槌を外すだけだ。
けどこの装備外しはどこか違う。そして装備外しの触手はあたしに近づいてきて木槌を取り上げた。
何も言わない罠だったけどザマーミロとでも言いたげな表情だった。
くそっ。覚えてろよ。とりあえずパ子に木槌借りてこないと。
しかし装備外しはあたしを離そうとしなかった。
そして別の方向にその触手を伸ばす。待てっ!!あたしの装備は木槌だけだぞ!!
いっ、嫌っ!!それは外すのは反則だぞ!!いやぁぁぁぁ!!
勢いよく絡みつかれるあたしのズボン。
それはビリビリと音を立ててあっという間に引きちぎられた。
露わになるあたしの白のいやしウサギちゃんパンツ。
いいだろ?可愛いんだから。
次にシャツを引きちぎられてブラも剥ぎ取られる。
そして一族のなかでは結構あるほうな胸が剥き出しにされた。
くっ、くそっ!!罠にこんなことをされるなんて!!
新しくこの部屋に入ってきたモンスターはみんなあたしの方をみていた。
そう。ほぼ裸のあたしを見てみんな興奮しているのだ。
胸をつかまれてゆさゆさとされる。
692名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:55:50 ID:kkeQv8mM
いやっ!!こんなことされても気持ち良くない!!感じない!!
いやぁぁぁぁ!!
あたしが胸をいじくられている間に装備外しはあたしのパンツをずりおろす。
露わになるあたしの秘所。あたしはすっぱだかにされたのだ。
くっ、くそっ!!木槌さえあればこんな罠!!
あたしから取り上げたパンツを得意げに回す装備外し。
もういいだろ。あたしの装備は全部外れた!!
だからお願いだ!!それだけは返して!!
乙女の尊厳をズタズタに引き裂かれたあたし。
しかしまだ凌辱ははじまったばかりだった。
なんと触手は脱がしたパンツを引き千切ったのだ。
なっ、なんてことを!!
もうこのパンツで自分の裸を隠すことはできない。
あたしは全裸で家に帰ることを強制されたのだった。
その上でいきなり回転を始める触手。
もう触手が何をしようとしているのかあたしには分かっていた。
やっ、やめてっ、お願いだから、来ないで!!
そういいながらも、もうあたしの秘所からは愛液が垂れ始めていた。
罠にこんなことされても全然感じないのにぃ!!
キュィィィン!! キュィィィン!!
あたしの秘所の中に回転しながら入ってくる触手。
しかもとても太い!!こ、こんなの入るわけが!!
らめぇえぇぇぇ!!
あたしの膣の中で高速回転する触手!!
あぁぁぁぁぁ!!
胸のほうに巻きついてる触手は乳首を責め始めた。
いっ、いっちゃう!!いやだっ!!たすけてっ!!お願いっ!!だれかぁぁ!!
あたしのことを見ているモンスターがこころなしか増えてる気がする。
横ではパコタンの一族が笑いながらあたしのことを見ていた。
装備外し相手にイッてしまったら確かに一族の笑い物だろう。
もうあたしは日の下、ならぬこのダンジョンを歩けない。
せめてイクのだけは耐えよう。そう思った時だった。
お尻の穴の辺りにもう一本触手が入ろうとしたのだ!!
へっ!!えっ!!きゃぁっ!!
思わぬ衝撃でイッてしまったあたし。
ゲラゲラと笑い出す一族の連中の笑い声をあたしは永遠に忘れないだろう。
目から水が止まらなかった。悔しかった。とても悔しかった。
そしてとても恥ずかしかった。あたしを犯し終わると触手は罠に帰って行った。
あたしは服を着るのも忘れてずっとなきじゃくっていた。
693名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:56:43 ID:kkeQv8mM
「!!」
そんなあたしを見るなり比喩表現ではなく本当に3倍速で壁をすり抜けて
急いで駆けつけてきてくれたあたしの彼氏のカミカゼ。
「大丈夫か?」
「あたしは平気。大丈夫……。」
「目が虚ろだ。とりあえず侵入者から奪った布だが、これを巻いて俺の家に来い。」
と言うとあたしに布を巻いて3倍速で家まで連れて行く彼。

それ以来ほとぼりが冷めるまで、あたしはしばらく彼の家に泊まることにした。
彼の優しさが心にしみた。
だからあたしは罠が嫌いだ。絶対に罠は許さない。
この世界に存在する罠は一つ残らずあたしが叩き潰す!!
694名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:58:18 ID:kkeQv8mM
単発モンスター擬人化物です。
もうここのフロアまでくると、実際にはパコたんよりも
カミカゼのほうが驚異ですよね。

それでは。
695名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 21:32:42 ID:4hrhNONO
乙した
作品が投下されることはいいことだなぁ
696名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 09:28:31 ID:mz041JEb
乙でした、発想にやられたw
697名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 00:47:05 ID:dM4yvF/k
保守
698名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 23:39:08 ID:bHK2ssvu
日本優勝記念保守
699渡り鳥と風見鶏:2009/03/25(水) 22:19:44 ID:0NhRAfVN
「やったな、おい!」
「黄金のコンドルは本当にいたんだ!」
「先を越されるとは…」
渓谷の宿場にいるありとあらゆる風来人から、大きな祝福と嫉妬を受けた。
背中を叩く手は止まらない。
「祝福してくれるのはうれしいけど、お願いだから拳ではたくな!」
「うーるせー!」
今度は顔面に拳が飛んできた。避けたのはいいが、バランスを崩して見事にすっ転ぶ。
笑い声と酒が上から降って…。
あぁ…意識が…。

「って、こんなところで死んでたまるかー!」
はね起きれば大爆笑。みんな屈託のない顔をしている。
酒でずぶぬれの体を震わせて、俺も笑った。
「して、シレンよ。結局のところ、どうすんだ?こばみ谷にきた目的は一応果たされたんだろ?」
酔っ払いがいきなりまともな事を言い出した。
「んー…まだ行ってないダンジョンもあるし、とりあえずもうしばらくここにいるかな」
「ふむ…ま、それならいいけどよ」
「なーんか含みのある言い方だな、おい」
酔っ払いが、いきなりニヤニヤ笑いだした。
嫌な予感…。
「いやな、竹林の村に行ったんだよ、そしたら鍛冶屋の娘がさ、
『シレンさん…いつまでこばみ谷にいるんでしょうか…?』なんて言うもんだからさ」
…顔が熱い。酒精のせいだな、うん。
「何真っ赤になってんだよ、さては両想いか?いいなー、若いって」
「下世話な事言うなよ…。コッパ、移動しよう。性質の悪い酔っ払いに付き合う義理はない」
「なんだ、愛しの彼女に会いに行くのか?」
周りからまた笑いが。とりあえず言った本人に酒瓶を投げつけ、撤退。
反論しても無駄そうだし、認めるのもシャクだけど事実だし。
通いなれた道を通り、竹林の村へ。迷わず鍛冶屋。
「あ、シレンさん。おめでとうございます!」
「ありがとう」
なんかずいぶん簡単なお礼だけど、仕方ない。これ以外にどうやって気持ちを伝えればいいのか。
そもそもこれまでは、そんなことを考えたこともなかった。人は変わるもんだな。
その後も少し談笑していると、外が俄かに騒がしくなってきた。揉め事かな…?
「ちょっと様子を見てくるよ」
「あ、はい。お気をつけて」
外に出てみると、ちょうどブフーのほこらの辺りに人だかりが出来ていた。
「どうしたんですか?」
「見てくれよ、これ。ブフーのほこらの下にダンジョンがあったんだ。
それで、そのダンジョンにナオキって人が潜っていったんだ。
それだけならいいんだけど、結構長いとこ帰ってこなくてさ…どうしようかなって。
正直言ってダンジョンに潜るのは怖いし、とはいえ放っておくのも…」
なるほどな。どれだけ心配でも、力がなくちゃ救出する手間が増えるだけか。
俺が潜るから、任せてくれ。そう言って、鍛冶屋に戻った。装備を預けておかないと。
700渡り鳥と風見鶏:2009/03/25(水) 22:23:20 ID:0NhRAfVN
「え、ダンジョン?」
事情を説明。いきなりすぎて戸惑ってる。まあ俺もだけど。
「うん。だからさ、ちょっと荷物を預かっててくれない?どうやら持ち物があると弾かれるみたいだから」
「あ、はい…」
おにぎり、巻物、盾…あと刀。うん、もう何も持ってないな。
「あの…シレンさん。お願いがあるんです…」
いざ出発、と意気込んだ瞬間。見事なくらい気合の腰が折れた。
気をとりなおして…。
「どうしたの?」
「わたしも、力がついてきたと思うんです。ですから、この刀…私に鍛えさせて頂けませんか?」
凄く申し訳なさそうな表情。でも、もう十分腕はあると思う。
少し仕事を見る機会があったけど、以前と比べれば、鎚の使い方が違う。
あと足りないのは、自信かな。それをつけさせる為にこの刀が使えるんなら、安い。
「いいよ」
「ありがとうございます!一生懸命、鍛えさせてもらいます!」
ぱっと顔が明るくなった。手を上げて応えて、鍛冶屋を去る。さて、行くか。

「…結構、深いな」
25、いや26階か?少しあいまいになってきている。
目の前、赤い影。
「!!」
死神か!始めは盾で防いだ。後はもう殴り合いだ。肉もない。マムルの肉を残しておくべきだった。
「はっ!」
会心の一撃。なんとか、倒せた…。
「お、シレンさん」
一息ついていると、そこにいたのはナオキ。なんでこんなに暢気なんだよ…。
とりあえず事情を説明。流石にばつが悪そうな顔をしている。しょうがないだろうけど…。
食材もある程度集まったらしく、抜けるのに同意してくれた。さて、帰るか…。

「あ、シレンさん。ご無事でしたか?」
見慣れた刀を研いでいた。そばには親方。いつも通り怖い顔をして、にらんでいる。
俺にした挨拶も、顔を上げてはいない。そんな状態だから、こっちから声をかけることはできなかった。
「無駄話をするな…研ぎあがったようだな。見せてみろ」
渡された刀を入念に調べる。物凄く重苦しい雰囲気。
あの子も、体を動かしていた時より汗の量が増えている。
やがて、刀を調べ終えると、鬼瓦のような顔がほころんだ。
「見事だ。立派な仕事だぞ。もう一人前だな」
うつむいた顔。弾かれたように上がって、すぐに涙がこぼれてきた。
「ありがとうございます…」
「礼ならシレンさんに言え。彼がお前を支えてくれたんだろう?」
俺の方に向き直って、ほとんど聞こえない声で礼…なんだか、居たたまれないな。
あんまり慣れてないよ。こういうの。
「ありがとうございました。今まで、ずっと、色々よくしてくれて。
シレンさんがいなかったら、ここまで来れなかったかもしれません。本当に、ありがとうございました」
また、深くお辞儀。もうなんていうか、どういう顔をすればいいんだ。
戸惑っている間に、親方は拵えを設えていた。
「シレンさん。刀、返すぜ。人の思いのこもった、いい刀だ。大事にしてやってくれよ」
「…はい」
701渡り鳥と風見鶏:2009/03/25(水) 22:24:20 ID:0NhRAfVN
テーブルマウンテンを攻略した刀。慣れた刀なのに、少しだけ重く感じた。
抜いて、振ってみた。重いような気がしたけど、それは気のせいだな。手に馴染む。いい刀だ。
「あの…親方」
「気にするな。行って来い」
…なんだ?
「ありがとうございます…シレンさん。ちょっとよろしいですか?」
「…?いいよ」
誘われるままに外に出た。もう夜。竹林の中を通り抜ける風が涼しい。
たどりついたのは、村のすぐ近くにある大きな石。どちらからともなく、座った。
隣の人は少し震えていた。見ていないふりをして、月を眺めた。俺にはただ待つしかできない。
「あの…」
月が中天に輝いていた。月明かりが優しい。
言葉は消え入りそう。話の内容は、大体想像ができる。
「実はわたし…ふるさとへ帰ろうかと思うんです。
わたしの夢…鍛冶屋のない村で、鍛冶屋になって、村のみんなに農具を作ってあげたい。
いつも汗だくになって働いているみんなが、少しでも、苦労しないように…」
「そっか」
上半身を倒して、石の上に寝転んだ。しばらく、風が竹を揺らす音だけが聞こえた。
「嬉しいのに…夢が叶うのに…でも、なんだか、寂しいです。
早く帰りたいと思っていたのに、今は…シレンさんや、色んな人にお世話になって…帰りたくないって思うんです。
シレンさん…どうすればいいんでしょう?わたし…凄く、悩んでます」
体を起こした。月の明かりに照らされた顔には輝く筋。
「俺は風来人。一所に留まらない渡り鳥。でも、君は違う。家もあり、両親もいるんだろう?
帰るべきだ。帰るべき場所に。待つ人がいる場所に」
輝く筋が、一つ増えた。これでいいんだ。
「ありがとうございます、シレンさん。わたし…帰ります。ふるさとに」
「うん」
立ち上がって、村へ帰った。二人とも、何も言わずに。
鍛冶屋の扉を開けた。親方も帰ってしまったらしく、誰もいない。
「お別れするのは、寂しいですけど…どこにいても、決して、シレンさんのことは忘れませんから」
「…じゃあね」
いつもと同じように、手を振って。ちょっとそこまで行ってくる、という調子で。
「いいのか?」
コッパ。しばらく姿を見せていないと思ったけど、どうやら聞いていたらしい。
「いいんだ。俺のためにも、彼女のためにも」
さて、次はどのダンジョンに挑もうか。すっと、身軽になった気分だ。いや、穴が開いた気分と言うべきかな。
702渡り鳥と風見鶏:2009/03/25(水) 22:27:57 ID:0NhRAfVN
しばらくの後。
「おーい、シレンさん!」
竹林の村に着いたとたんに、親方に呼び止められた。一体どうしたんだろう?
「どうしました?」
「あいつから、とんでもないものが送られてきたんだ!シレンさん宛てだよ!とりあえず、来てくれ」
返事を返す間もなく、腕を引っ張られた。そのまま鍛冶屋の中へ。
中に置いてあったのは、刀が一振り。かなり大柄な刀だ。どうたぬきかな?
「この刀は?」
「これがあいつからの贈り物だ。とにかく、見てくれよ!」
なんだ一体、と思いながら鞘を払った。すぐに、見入った。
見事に鍛えられていて、もともとが無骨な刀なのに、繊細さを感じられる。
鏡のように磨きぬかれた刀身は、黒々とした青。ここまで見事な刀、見た事がない。
「すげえだろ?あいつ、やりやがったよ!」
親方の声も少し遠くに聞こえる。いつまでも見入っていたかったけど、そういうわけにもいかない。
「これを俺に?」
「ああ。後、これもあんたにだ。手紙だよ」
手紙…か。
「わざわざありがとうございました。親方」
「いいんだよ。俺も嬉しいんだ」
暇を告げて、あの時の場所へ。
同じように石に座って、手紙を広げた。
 
親愛なるシレンさんへ。そちらはどうでしょうか?体調は崩していませんか?
この度、わたしが鍛え続けた刀がようやく完成いたしましたので、贈らせてもらいます。使ってもらえれば幸いです。
…私、結婚しました。シレンさんとは全然違う人ですが、すごく優しくて、頼もしい人です。
結婚して、子供を生して、連綿と命を繋げていく。それが当たり前なのでしょうね。
以前シレンさんは、自分のことを渡り鳥だと例えられましたが、それは当たっているのだと思います。
村に帰って、初めて思いました。私は飛び回ることはできない、空に憧れるだけの風見鶏だと。
ですが、シレンさんに出会えて、ようやく空への憧れを絶てました。
わたしはわたし。それでいいんだ、って思えました。
ありがとうございました、シレンさん。そして、さようなら。もうこばみ谷へは戻りません。
ここから、旅路の安寧と、幸運をお祈りいたしております。

「さよなら」
手紙を折りたたんで、空へ放り投げた。
落ちてくる手紙へ向かって、刀を振る。二度、三度と。
手紙は紙吹雪となって、竹林を揺らす風に乗っていった。


それから先、シレンは風来人として、様々な冒険を成し遂げた。
携えた刀は終世手放すことはなく、やがてあだ名をつけられる。
刀の由縁を知るものはやっかみを、知らないものは羨望をこめて。


―――――世話女房、と。
70345:2009/03/25(水) 22:29:03 ID:0NhRAfVN
やっと続きが書けました…。エロになる予定でしたが、無理でした。ごめんなさい
704名無しさん@ピンキー:2009/03/25(水) 23:28:24 ID:t5ce8Fj8
いやあ、これはいいもの読ませてもらった
本当にGJ!
705名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 09:54:42 ID:7owxI2BA
感動した。夜の竹林のイメージとかがしやすい文になってて、竹林に隠れて二人を覗いてる気分になるほど入り込めた
心からGJ!
706名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 22:36:48 ID:xRYQlJA2
gj!
707名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 13:22:51 ID:L8d2pih6
次回作まだかなぁ…
708名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 21:54:05 ID:mCDrFUKw
誰の?
709名無しさん@ピンキー
ノロージョとちゅっちゅしたい