1 :
名無しさん@ピンキー:
これまで女性にまったく縁がなかった
彼女いない暦=年齢のモテないキモイ童貞男が
ある日のいろんな出来事で自分とはまったく正反対の
イケメンで女性からモテまくる男や芸能人の男と
人格が入れ替わってしまったら・・・・・・という
エロ小説を書くスレです。
>>1 まずはお前が書け。
話はそれからだ。
お前みたいに思いつきだけでスレ立てて、そのまま立て逃げするクソスレ主が最近多すぎるんだよ。
お前のせいで圧縮頻発して、こんなクソスレより遙かに優れたスレが落ちるのは耐え難い屈辱だ。
今すぐ削除依頼出して死ね。
この流れからあらよっと書ける奴は漢
漢の出現お待ちしております
>>2 いくらネットだからって簡単に相手に向かって
「死ね」とかいうおまえのほうがはるかに糞だ。
5 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 01:50:16 ID:p7uG5IsH
良い作品を書いてくれる作者を期待。
この場合、キモ男inイケメンがモテるのか、イケメンinキモ男がモテるのかどっちなんだぜ?
このシチュってさ、性格は凄く善良なんだが顔が不自由な責でクラスでもイジメにあっている主人公が
イケメンだが鬼畜な奴主導のクラス合同の苛烈なイジメを受ける事で脳を損傷してしてしまい植物人間化してしまう。
しかし人の良い主人公はそんな悲劇さえも虐げられていたが故の物事への執着のなさで心穏やかに受け入れてしまう。
しかしその昔助けた猫や狐の霊の介入によって鬼畜イケメンと人格が入れ替わって復活をしてしまう
復活をした主人公は新たな環境に戸惑うものの持ち前の人の良さを発揮してそれまで鬼畜で恐れ内心嫌われていたイケメンの身体でカリスマ的な人気を得ていくようになる
自分は何も変わらないのに姿が違うというだけで180度違う周囲の反応に複雑な感情を抱くようになる主人公…
そしてその感情はイジメられている時には遠くから見つめる事しか出来なかった憧れの少女までもが自分の前で頬を赤らめた時に爆発するのだった…
っていうアルジャーノンに花束を肉体版はどう?
8 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 18:51:21 ID:RIL+C6w+
9 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:07:27 ID:tO4huhNl
逆に童貞男になった元イケメンには地獄。
10 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 02:14:21 ID:PQAMx6N+
神作品を期待します。
エロイ話を頼む!
人格が入れ替わる主な出来事といえば
頭と頭がぶつかるとか。
イケメンと主人公が事故にあってイケメン主人公共に全身大火傷
一年後ベッドの上で目覚めた主人公の顔はマッド医者の手違いでイケメンの顔に………
これなんてプリフェ?
俺は横溝正史かと思ってしまった
モテないキモイ童貞男になった元イケメンは
いままであたりまえのようにできたことができなくて
地獄のような悲惨な目に。
>>13 もしかして、おまえはそのネタがプリティフェイス由来だと思ってる世代なのか?
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 22:36:40 ID:+tZ/6S3P
童貞男の設定
35歳 彼女いない暦=年齢 容姿はキモくてデブ
趣味はアニメ、エロゲー、エロマンガ
女性とは手もつないだことがない
完全な真性童貞男
ひっくりかえるような立場の
入れ換えに期待。
>>17ん?なんで俺のプロフィールが書いてあるんだ?
>>17の設定の補足
休日は朝早くから秋葉原に来て午前10時に
とらのあな1号店の4階と5階にてエロ同人あさり。
そのあとトレーダー・ソフマップ・紙風船にて
最新作のエロゲーと中古のエロゲーをカゴいっぱいに
入れて買い込む。
あとアニメイトに行って美少女アニメと人気アニメのDVDを
買い込む。
その後ゲーマーズに寄ってアニメ雑誌・美少女アニメ雑誌
ライトノベル小説を買う。
これらをリュックにパンパンに詰め込み
最後にAKB48のライブにいって満足して
リュックを背負ったまま電車に乗って帰る。
なんか満ち足りた幸せそうなリッチマンじゃないか
うらやましいぜ
俺そんな一度に買い物できるならモテなくていい
22 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:35:02 ID:KzdUHxY5
イケメン男の設定
17歳 高校2年生 初体験13歳
いままでつき合った女の数30人 Hした女の数100人
他校からの女子校生がしょっちゅ告白してくる。
ことわっても「それならせめて1回でいいから私とHして!」
とせまられそのままHをしてしまう。
現在彼女は5人の女と同時につき合っている。
最近あまりにSEXしすぎてSEXじたいに飽きてきて
マグロ状態になっている。
そんなイケメン男と
>>17.
>>20設定の童貞男が
入れ替わったらはたしてどうなるか?
イケメンとデブの性格とか癖とか、そういった細かいものを
もうちょっと考えてくれたら俺が
>>1の代わりに書く。
ただし先に言っておくが俺に文才はない。過度な期待はするもんじゃあないぜ。
ま、俺に書かせたかったら
>>50まで頑張って設定を考えてな。
>>50までレスついたら書き始める。
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 03:08:02 ID:OHkqN7rH
電王かとオモタ
間違えました出直します
26 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 12:22:26 ID:omy1/RaA
俺が考えたモテないキモイ童貞男の性格
基本的に内向的、他人にたいしてうまくしゃべることが
できず女性にたいしてはなおさら緊張して言葉を
かけることができない。
小学生時代から友達はほとんどできずいじめられてきた。
あと女の子からは顔がキモイせいか気持ち悪がられて
席換えでとなりになった女の子から激しく泣かれるほど
嫌がられてほかの女子からも罵られてそのおかげで
女性にたいして劣等感とコンプレックスと恐怖症みたいなのが
生まれた。
そして現実の女性から逃げて2次元に走ってはまって
現在35歳でアキバ系キモ童貞男になってしまった。
あと癖は女性と話すまたは話しかけられると
激しく緊張してきょどってしまう。
こんなかんじです。
あとだれかイケメン男の性格を考えてくれ。
正直さ、イケメンが善良だったらここは寝取られスレ出張版になっちまうと思うのよ。それが悪いとは言わないけど、多分違う気がする。
よってイケメン男は「二次元オタクで現実の女に全く興味が無いが故に女性相手に緊張しない」ってのはどうだろうか。
まぁ、
>>50までのレス稼ぎなんだが。
ついでだから俺も考えておこう、各キャラクターの苗字のみ
茂手(モテ)………イケメン 来裳井(キモイ)………キモオタ
……我ながらネーミングセンスの無さにビックリ
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 13:59:10 ID:UYs6aS8i
童貞男がアキバで
>>20みたいにお金を使った時の金額
エロ同人誌 20冊 15000円
エロゲー 30本 120000円
アニメDVD 10本 60000円
アニメ雑誌 8冊 5000円
ライトノベル 5冊 3000円
AKB48チケット 3000円
合計 206000円
1日に20万使う奴や
>>22みたいなのは
現実にはいないよね?
>>29 というかその1日に使う金額は
大手企業のサラリーマンの初任給じゃん。
オタクってそんなにお金使えるほど稼いでいるのか?
>>27 イケメンの男が二次元オタクになるなんて
ありえないと思うが。
ていうかなる必要がないだろ。
モテないから二次元オタクになるわけだし。
32 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 20:24:57 ID:wIQc6R0H
イケメン男の設定は
エロゲー作品でImitation Loverというのがあるんだが
そのなかに尚也というキャラがいるんだけど
そのキャラの性格にすればいいと思う。
33 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 22:35:38 ID:b5cFWLK8
>>30 オタクは給料のほとんどを
趣味に費やしている。
イケメン男の性格は
言い寄ってくる女達をうざいと思っているというのはどう?
クールでなにごとにも冷めている。
SEXしても機械的にしかやってない。
良い作品の投下を期待したい。
イケメンは実はオープンなオタクに憧れている。しかし自分があまりにもイケメンであることを自覚してるため
羞恥心でそういう場所に行くことが出来ない、いつものようにネットで二次エロ画像を漁っていたらふとある広告が目に留まる
【人格入れ替え薬・被験者バイト募集】
これは!と思い普段(心の中で)師匠と呼んでるキモオタを誘ってバイトをすることに……とか
37 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 10:40:12 ID:O9nVmtRy
>>36 そうゆうストーリーもいいけど
やっぱり王道がいいな。
もてないロリコン男がカッコイイ小学生と入れ替わってハーレム
モテないキモ顔秋葉系童貞デブ男が
自分とはまったく正反対の芸能人レベルの超イケメン男と
激しくぶつかって衝突したため人格が入れ替わってしまった。
そのことからいままでまったく相手にされないどころか
激しく罵られて傷つけられていたばかりの
とてつもない美少女や美人な女性や可愛い少女から
告白されたり言い寄られたり激しく誘惑されて
いままでまったく無縁だった天国のような快感をして
すごく幸せな気分になった
元モテないキモ童貞デブ男だったのだが・・・・・・・・・。
40 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 15:24:32 ID:TtGHjpSx
>>20 土曜日と日曜日の秋葉原には
そんなリュック男があちらこちらに
見かけるよ。
顔だけイケメンになっても
どもってたり話題が無かったり
ビクビクしてたり卑屈だったりしたら女は引く
あと髪型はメンテが必要
ヘアサロンで定期的にカットしてもらい
自宅でもワックスでセットするなど
きちんと維持しないとすぐモサ頭になる
顔だけ美形でも髪型や服がダサい男を
普通〜可愛い女は嫌がる
そういう男を好むのはデブスや腐女子ばかり
モテない男は顔がどうしようも無くキモいだけで、それ以外のスペックが最高水準ってのはどうよ?
>>41 常識じゃね?
てか、こんなところでリアルの話持ち出されてもなぁ……。
>>41 顔がイケメンになったことにより自分に
自信がついてコンプレックスが解消されて
髪型やその他ルックスを維持しようと初めて努力すると
いうのはどう?
45 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 18:50:26 ID:7/OVRH+Z
興奮するストーリーを頼む。
おっとそろそろ
>>50までのカウントダウンが始まるな
アイディアもちゃんと出てるし覚悟しとけよ
>>23
面白い話を期待。
もうそろそろ50だし、今までの意見を纏めてみる。
モテない男
・顔が破滅的に不細工
・性格は善良
・重度のヲタ
・顔以外はパーフェクト水準
イケメン
・鬼畜
・重度のオタ(現実の女に興味がない)
・すべてに対してドライ
こんな感じか?
テキトーに流し読みしただけだから書き忘れた設定あるとおもう…
あと、携帯からだから見づらいかも…
へたに書くよりこの設定やりとりだけ見てた方が腹かかえてワラエル
51 :
23:2007/06/18(月) 02:25:24 ID:grEBlgyz
あんまり煮詰まってないみたいだからもうちょっと考えてもらうかな。
>>100までね、大丈夫ちゃんと書くからさ。
あ、強調すると急に胡散臭くなるよね。大丈夫だいじょうぶ、書くから!
もう誰かほかの人が書いてくれ。
>>23は信用できん。
>>51 なにがもうちょっと考えてもらうかなだ!
ふざけんな!
なんでまた100まで待たなきゃいけない?
おまえは100までいってもまた延ばしていくつもりだろ。
からかうのもいいかげんにしろ!
>>52 同意。
いろいろたくさんアイデアも出たのに
まだ足りないから100まで待てだなんて
からかっているとしか思えないし信用できない。
なんか俺らって気持ちいいくらいうまうまと釣られちゃったみたいだな
あはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!
嘘だ!!!!
55 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:39:06 ID:POSgyPqH
>>51 レスが50までになったら書きはじめるとか
言ったくせにそのとおりにしなくて嘘ついたおまえの
言葉なんか信用できるか!!
なにが
>>100までねだ。
馬鹿にするのもいいかげんにしろ!
もう誰もおまえのことなんか期待してないから
ここから去っていいよ。
つーか去れ!!
熱いな。
>>23じゃないが、じゃあお前が書けよ。
他力本願寺な自分を見返してみたらどうだ?
57 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:42:51 ID:JGdYDM3A
23の無神経なレスのせいで
一気に荒れてきたよ。
>>23のうんこっぷりには久々に吹いた
で、結局これからどうなるんだ?
>>23へ
大丈夫!書くから!じゃねえよ!
なめんな!
おまえは速攻で逝け!
>>58 わからない。
誰かほかに書いてくれる作者が
来てほしい。
61 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 22:42:17 ID:CjNE0quV
保守
23は激しく期待はずれだったし
神作者は出てくれないものか。
保全
64 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 22:37:44 ID:SraL6pME
作品の投下を期待
保全
誰か来てくれないものか。
67 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:50:02 ID:KOkP90jf
保守
興奮するような話を!
よう、ちょっと兄弟。
ところでこのSSをみてくれ
どう思う?
20××年○月△日
俺は死んだ。
いや、そう言うと誤謬があるな。
正確に言うと死ぬ一歩手前。
『いしきふめいのじゅうたい』ってやつだ。
俺の体は今、病院の集中治療室にある。
予断を許さない状態らしい。
治療室の前には俺のオフクロ、オヤジ、オトウトが待機している。
何時間も前から。
真剣な表情で。
ん?
どうしてそんなこと知っているのかって?
それは天使に聞いたからだ。
そう、天使。
なんと、驚くことに俺は今、天国にいるらしい。
なるほど、見渡す限りの光りの空間。
足元には見たこともない白い花が絨毯のように一面、咲き誇っている。
そして目の前には件の天使。
男か女かわからない中性的な顔、構造がよくわからない複雑な白い布でできた服。
なにより、背中から見える立派な鳥のような翼が、それを天使だと主張しているようだ。
その天使は無表情に俺の事を見ている。
「で、あなたは死にたいのですか? 死にたくないのですか?」
「いや、どうなんだろう……」
そんな問答を、ここにきたときから続けている。
ふと思い出したように、天使は手元の何らかの紙を見て言う。
「あぁ、そういえば、あなたなかなかの善人ですね」
「はぁ?」
「今まで大して悪いことをしていない」
「ま、そうだな」
そりゃそうだ。
平和な日本に生まれて、平凡に暮らしていれば、悪いことをしなければ生きていけないということはそうないだろう。
「まぁ、だからといって、とくに善良な人間でもないが」
「そうですね。根っからの善人、徳の高い男、というわけでもない」
「………………」
「そんなあなたに朗報です。ただいま、善良な人間には生き返る代わりに一つだけ願いがかなえられるというボーナスが与えられます」
「は?」
「つまり、善良な人間に対する神からのご褒美ですね。どうします?」
「いや、どうするもこうするも、意味がわからないんだが……」
「簡単に説明しますと、あなたが大金持ちになりたいと願うとします。すると、今、現在死に掛けている
大して善良ではない大金持ちの人間と魂を交換し、その大金持ちとして生きていける、ということです。つまり、生まれ持った“分”というものを交換できるというおトクなシステムですね」
「つまり、俺がモテたい、と願ったら、モテモテの人間と人生を変わることができる、と?」
「まぁ、今、死に掛けている人間の中で、条件に合う方がいたら、ですが」
「………………」
どうしよう。
今の“俺”に未練がないわけではない。
だが、今までの人生、碌なことがなかった。
道を歩けばインネンをつけられ、教室では孤立し、苛められ、そんな毎日に嫌気がして、
――自殺した。
そう、俺は自殺した。
だから、いま、“俺”として生き返っても、また孤立とくだらない毎日の連続なのだろう。
いや、もっと悪い。
なにしろ、自殺未遂者なのだ。
親、兄弟の目は冷たくなり、学校ではより孤立することになるだろう。
そんなことのために、わざわざ生き返るのか?
しかし、死ぬのは――。
そう、死ぬのは恐ろしい。
本当に、本当に恐ろしい。
もう一度、自殺しろといわれたら、もう二度とできないだろう。
それほどまでに命を捨てると行ことは恐ろしいことなのだ。
今現在のこの俺が言うのも大変滑稽なのは判っている。
それでも、生きたい。
死にたくない!!
「……魂を交換すれば、別人として生きれるんだな?」
「そういうことになります。どうします?」
答えは決まった。
それでも別人になってしまうという未知の恐ろしさから、声が、手足が震えてしまう。
「……じゃ、じゃあ、お、俺は女にモテる人生を、生きたい……」
「では今までの人生に別れを告げ、別人として生きる、と?」
「あ、ああ」
「………………わかりました」
神妙な面持ちで頷くと、天使は手元の紙から一枚抜き出し、懐から取り出したペンとともに俺に差し出してくる。
「契約書です」
「契約書……?」
「あとから『俺はそんなこと言ってない』なんて言われても困りますから。一応、書面にして残しておかないと」
なんだか、天国とかいうわりには妙に現実的だ。
恐々、俺はペンと紙を受け取る。
ペンはどこにでもあるようなボールペン。
紙には、何処の国のものかもわからない(いや、天国の、なんだろうが)複雑な文字がギッシリとしたためられていた。
そして、文字列の下に署名するためのスペースが開いてある。
「ここでいいのか?」
「ええ、そこに今のあなたの名前を書き込んでください」
「………………わかった」
名前を書き込もうとする俺をとがめるように天使は言う。
「その前に、一応、もう一度、確認させてください。……ソコに署名すると、もう二度と、“今のあなた”には戻れませんよ。
いまならまだ生き返り、引き返せます。本当に魂を交換してもいいんですね?」
「………………」
俺は返事をする代わりに、書面に名前を書き込む。
書き終わると、なんだか全身を倦怠感が包み、胸の奥が削られるような感覚が襲ってきた。
その感覚について尋ねようと、天使の顔を見る。
そこには、『天使の微笑み』なんていう微笑ましいものではない、酷薄な笑みを浮かべた天使の表情があった。
「これであんたの魂の署名は終了した。ごくろうさん」
「? いきなり態度変わってないか?」
訝しむ俺に、しなを作るように身をくねらせる天使。
「そんなことありませんよぉ。一応、釘を刺しておきますが、契約は決して反故されませんのであしからず。フフ」
「あ、ああ。判った」
「じゃ、早速、魂を入れ替えますよ〜。準備は――」
「ちょ、ちょっとまってくれ、どんな人間と入れ替えるのか説明をしてくれ」
天使は気分を害したように舌打ちすると、すぐさま再び、酷薄な笑顔を浮かべた。
「はいはい。そうでしたねぇ。じゃ、説明しますよ〜。耳の穴かっぽじってよぉ〜く聞いててくださいね」
天使の説明によると、俺が入れ替わったのはなんと俺のクラスの同級生『岡部浩二(おかべ こうじ)』なのだという。
俺はこいつのことをよく知っている。
元陸上部のエースで、しかし、暴力問題を起こしたかどで退部させられた不良だ。
それでも、何故かモテる。
同級生で幼馴染だというあの娘、上級生の美人な先輩に、挙句の果てには今年学校に入ってきたばかりの若い教師にまでモテているという。
どうしてそんなにこの男について詳しいのか。
それは、俺はこの男に苛められていたからだ。
………………。
いや、この際、そんな話はどうでもいい。
そんな彼は、今日、まだ若いのに脳梗塞で、誰にも知られずにベッドで眠ったように死に掛けているのだという。
それで入れ替わることが可能なのだとか。
「……なんだか、やだなぁ。こんな男になるなんて」
「はぁあ?!」
天使はチンピラのように睨み付けてくる。
「うっせぇよ。いいじゃねぇか、モテモテなんだからよぉ……。それにいまさら言ったってもう代えられねぇよ」
苛められっ子の俺としては、そんな態度でこられると萎縮するしかない。
「……や、わ、判った。そいつでいい」
「当たり前だ。お前のモテたいって願望にはピッタリだろうがよぉ」
そう言うと、天使は俺が持っていた紙とペンをひったくるように奪い取る。
「じゃ、始めんぞ。いいな」
「あ、ああ――」
俺が頷くと同時に、俺の視界はプツリと途絶え、次の瞬間、意識がブラックアウトした。
ピピピピ!! ピピピピ!!
耳元で不愉快な音が鳴る。
俺は無意識に、手探りで音源を探り、それを止めようとする。
しかし、いつものところに無い。
俺はいい加減うるさくなり、目を開ける。
そこには。
いつもと違う天井。いつもと違う肌触りのベッド。いつもと違う、部屋。
俺は飛び起きる。
「(なんだ、ここは!? 俺の部屋じゃない!!)」
心底、動揺しながら辺りを見回す。
見たことの無いパソコンに、俺のじゃないコンポ。部屋の広さだってぜんぜん違う。
そこは俺の部屋じゃない、誰か違う人間の部屋だった。
「(ど、どういうことだ! 俺は、俺は!!)」
頭を抱え、部屋から出ようとする。
そこで、ハタと気づく。否、思い出す。
そして、机の上にあった小さな鏡で自分の顔を見る。
「(……お、岡部、浩二、だ。………岡部浩二になってる!!)」
昨日の天国での出来事は夢ではなかったのか。
俺は高ぶる動機を何とか胸をつかむことで抑えようとする。
「ほ、本当に、……別の人間になってる」
そう呟き、大きく深呼吸。
もう一度、鏡を見る。
間違いない。
岡部浩二だ。
あの元陸上部で、苛めっ子で、女にモテモテの岡部浩二だ!!
俺は笑い出したくなってくる。
なにしろ、朝起きたら、自分の望む境遇の人間になっていたのだ。
こんなに笑えるジョークはない。
俺は大声で笑い出してしまった。
馬鹿馬鹿しい、馬鹿馬鹿しい、馬鹿馬鹿しい!!
こんなことが本当にありえるとは!!
俺はしばらくそのまま笑い続けた。
………………。
ようやく笑いが収まったあと、俺は時計を見る。
まだ朝早い時間。
だが、岡部の家から学校までどれくらいかかるか知らない、俺はちょっと不安になってきた。
「(そういえば……、ここから学校って、どう行けばいいんだ?)」
漠然とした不安が胸の内を支配する。
「(地図……、なんてないよな……。どうしよう)」
そこで俺は思いつく。
「(そうだ! 両親に聞けば――。いや、ダメだ! こいつ確か、今、両親不在だったはずだ!!)」
俺は混乱したまま、とりあえずハンガーにかかっていた学生服を着る。
すると、部屋の外、下のほうでなにやら物音が聞こえてくる。
そして、そのまま、その物音の主は、軽い足音を立て、部屋に近づいてくるではないか!
ガチャ。
「起きて〜。コウくん〜。朝だよ〜、って、アレ?」
いきなりの闖入者に、固まる俺。
栗色のセミロングの髪。スレンダーで小柄な体。紺のセーラー服が目に眩しい少女。
俺はこの少女のことを知っている。
彼女は、前の“俺”と岡部浩二の同級生、両家柚子(りょうけ ゆず)だ。
固まってしまったままの俺に両家は微笑みかけてくる。
「あれ? 珍しいね。自分で起きて、もう着替えも済ましてる」
「あ、ああ。……っていうか、なんで両家さんがここに?」
「え? やだなぁ、寝ぼけてるの? オジサンやオバサンがいない間はわたしがお世話を頼まれてるじゃない」
それ、なんてエロゲー?
あまりにも羨ましい状況に今度は声が出ない。
意識が軽く遠のく。
両家はすぐ傍まで歩いてきて、目の前で手を振る。
「おーい、コウくん? 起きてくださーい」
「あ、ああ」
それでも呆然としたままの俺に、両家は微笑む。
「それじゃ、朝ごはん作るね。トーストでいい?」
「あ、ああ」
しかも朝ごはんまで作ってくれるらしい。なんてこった。
「さっきから、『あ、ああ』しか言ってないよ。ふふ」
「あ、そ、そうか? うん」
「? 体調でも悪いの?」
「いや! そ、そんなことは……」
しばらく心配気に顔を眺めてくる両家だったが、やがて、納得したのか、笑顔になった。
それは思わずドキリとする、魅力的な笑顔だった。
「(くそっ! 岡部のヤツ、いつもこんな彼女に起こしてもらってるのか……!)」
胸の中で毒づく。
そんな俺の胸のうちなど知る由もない両家は、無邪気な笑顔で言う。
「じゃ、焼いてくるけど、そ、その前に……」
とたん、いきなり顔を赤くする。
「い、いつものやつ、する?」
俺には意味がわからない。
だが、そんなことを感づかれでもしたら――!
「あ、ああ。い、いつものやつね、えぇっと、た、頼むよ」
しょうがなく、俺は話をあわせる。
「(しかし、意味がわからないな。食事の前のいつものヤツって……?)」
両家は耳まで顔を赤くすると、コクリと頷き、そして――。
「な、な、なんだ〜!?」
――いきなり俺のズボンのジッパーを下ろし、俺のイチモツを取り出したではないか……!!
「『なんだ〜!』って、いつものやつ、でしょ……?」
両家は棒立ちになってる俺の前に跪くと、おもむろに俺の性器を咥えた。
「(いつものやつって……、いつものやつって!! フェ、フェ、フェラチオ〜!?)」
動揺しまくってる俺にはかまわず、両家は舌を使い俺のペニスを刺激する。
「ん……、じゅぶ、れる……んん。あれ? 大きくならないね……?」
「そ、そりゃ……」
唐突にしゃぶられても、いきなりは大きくならない。
両家は困惑したように上目遣いで尋ねてくる。
「気持ちよく……ないの? コウくん……」
その寂しげな口調と目に俺の心臓は高鳴った。
とたん、現金なもので、俺のイチモツは軽く勃起してしまう。
「あ、ちょっと大きくなった。……はむ」
嬉しそうに両家は再び俺のペニスをくわえ込む。
今度こそ、両家の口内の暖かい感触に、俺の性器は勃起してしまう。
「はぁ、んぷ……おおきくぅ、なったぁ………んんぅ」
両家は口の中を一杯にしながら窮屈そうに喋る。
そして、唇をすぼめると、吸い付くようにして、頭を前後しだす。
「………ん、んん。じゅる………………はぁ、きもち、いい?」
熱に浮かされたような顔で両家は尋ねてくる。
「お、おう。きもちいい、ぞ」
俺は下半身からこみ上げてくる感覚に必死で耐えながら、それでもなんとか返事をする。
「よかった。……続けるね」
そう言うと、両家はさらに俺の性器を舐る。
「ん、んぅ……、はぁ………………すご、おおきすぎてぇ、おくまで入らないよ」
裏筋を丁寧に何でも舌で往復し、先端を咥え吸い付く。
それは普段の快活な様子からは想像もできない、淫靡な姿だった。
「(両家もこんな顔、するんだな………)」
それは予想だにしないクラスメイトの一面だった。
不意に笑いがこみ上げてくる。
“俺”が日々怯えながら暮らしていたのに対し、岡部はこんな毎日を送っていたのか。
両家とだって、毎日のようにシていたんだ。
なんという不公平。
どうしようもない不平等。
だが、それも終わった。
「(そう、不公平は是正され、不平等は訂正された。これが正しい姿だったんだ!)」
思わず口から笑いがこぼれる。
両家は俺のイチモツをしゃぶるのに夢中で、それには気づいていない。
「………はぁ、んちゅ………………れる。じゅぶ、………んん」
俺は笑いの衝動を抑えるために、目の前の両家の頭を抑えると、強引にピストンしだした。
「んん!! ………………や、はん、れる………やめ……ん!!」
「お前だって、毎日のように岡部のチンポしゃぶってたんだろ!? ほら、こうしねぇと気持ちよくねぇよ!!」
「………………んん!! ん…………はぁ、ひゃめへ………!!」
それでも両家は俺の生気を吐き出そうとはしない。
俺はいよいよ可笑しくなり、さらに腰を動かす。
「ひひ、くひひ!! 強引にされるのもいいんだろぉ!! どうだ、どうだ!!」
「は、はぁ!! くるひぃ、んぷ………よお………やめ、ひゃめ………」
俺は頭の頂点から何かが噴出すような感覚を覚える。
そして、いよいよ――。
「ふひひ! 出す、出すぞぉ! ありがたく飲み込めよぉ!!」
「んぅ………!! はぁ、ほめへぇ………、も、もう、ゆるひへ………」
俺の快感は絶頂を迎えた。
塊のような精液が勢いよく両家の口に発射される。
「んぷ!!………………んん、……ん、んぅう………!」
「吐き出すなよ!! そう、飲み込むんだ!!」
両家は苦しそうにつっかえながら、しかし、俺の言葉通りに精液を飲み下し始めた。
「んぐ………。ん………………、ゴクン、………ゴホ、ゴホ!」
精液を全て飲み込んだ両家は、口からはみ出した精子を指でふき取り、それもしゃぶる。
そして、なれた造作で、俺のイチモツをなめて掃除しだした。
「本当に、申し訳ない………!!」
そっぽを向いた両家に、俺は腰を低くし、頭を下げる。
「(いくらなんでも、さっきはやりすぎた)」
いくら不公平に腹を立てたって、それを人に八つ当たりのようにぶつけていい話は無い。
俺は行為が済み、後始末を終えた両家が
「………朝ごはんの準備、してくる……!!」
そういい残し、はじけるように部屋から出るのを呆然と見送った。
そして、今、台所に立つ両家の後姿に頭を下げている、という状況だ。
「ス、スマン……! どうかしてたんだ……!! 許してくれ、いや、許してください……!!」
チーン。
トースターが軽い音を立て、パンが焼きあがったことを知らせる。
両家は、俺の存在など無いように、トーストを取り出し、皿に並べる。
そして、テーブルに着席すると、トーストにバターを塗りだした。
「………コウくんも、食べなよ」
硬い声で俺にそう言うと、両家は食事を始めた。
「あ、ああ、………い、いただこう」
俺もトーストをおいてある席に着席する。
そのまま、無言でトーストに齧りつく。
すると――。
「ぷっ。………ふふふ」
向かい合った両家の席から笑い声が聞こえてきた。
「?」
「コウくん。そんな恐る恐る食べなくてもいいよ。ふふ」
俺は恐々、お伺いを立てる。
「も、もう、怒ってないのか……?」
両家は笑顔で返答する。
「コウくんが強引なのなんて、いつものことじゃない。ふふふ」
俺は呆気にとられる。
「じゃ、なんで、怒って……?」
「最初から怒ってないよ。拗ねてみただけ♪ どう? ビックリした?」
俺はその言葉を聞き、全身から気が抜けるのを感じる。
どうやら、岡部が普段から強引な性格だったのが幸いしたらしい。
「(お前のことは大嫌いだけど、今だけはアリガトウ、岡部。お前が、遠いお星様になっても、俺はたぶんお前のことを忘れない)」
そんなことを胸の中で思う。
両家はまだ笑ったまま、言う。
「それにしても、コウくんが謝るなんて、珍しいね」
「ん、そ、そうか?」
大真面目に両家は頷く。
「うん。今日、ドシャ降りになっても可笑しくないくらいにね」
「そ、そっか」
「? 怒らないの?」
そうだ、今は、俺が岡部なのだ。
今更だが、怪しまれないようにしたほうがいい。
「お、怒ったぞぉ。ぷんぷん」
「あはは、なにそれ〜」
……失敗したようだ。
「(まぁ、いいや。誤魔化せたみたいだし……)」
一人で安心する。
「あ、もう一枚、いるよね」
「な、なにが!?」
またなにか変なことでもしただろうか?
「トーストだよ」
「あ、ああ。ト、トーストね。トースト」
気の静まらない朝食が終わったのはそれから十五分後のことだった。
77 :
70:2007/06/23(土) 17:24:34 ID:dgn/x2Fm
さて、ここまで勢いで書いたSSで御座いますが、
いかんせん作者が、モテモテなんかになったことが御座いませんからネタが枯渇しております。
なにか希望は御座いませんか?
可能ならば受け付けたいと存じ上げます。
なにとぞ初心者なモノですから過度の期待は無用に存じ上げます。
よろしくお願いいたします。
ついに作品キターーーーーーーーーーーーー!(^o^)/
>>70 これからも期待しているので
頑張ってください。
希望は
>>39みたいなストーリー展開を
希望しています。
>>77 作品を読んだけどこれからの展開が期待できそうで
とてもグッジョブです。
続きを待ってるよ。
あと希望は上級生の美人な先輩や若い女教師などから
とても激しくてエロイ誘惑をされる展開を希望しています。
GJ…素直にGJしか出てこねー
へたれかけたスレを一気に立て直したその勇気に惚れた
漏れいまから作者さんちに結婚してもらいに行くから
やっと作品来たーーーーーーーーーーーーーー!
これからも興奮してエロイ話を頼む。
朝フェラするゆずたん萌え。
84 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:09:12 ID:6bzoFYCC
すげーーーーーーーエロイ。
保守
86 :
70:2007/06/25(月) 15:15:30 ID:PnkzBN8q
まだ続きますが、とりあえず投下します。
あと、タイトルつけました。「ご利用は計画的に」です。
それでは
>>76の続きです。ドゾー
87 :
70:2007/06/25(月) 15:16:54 ID:PnkzBN8q
朝食を済ました俺と両家は、簡単な後片付けのあと家を出た。
両家の話から察するに、岡部の家から学校はそこそこ近いようだ。
俺は些細な会話でも気を抜かずに、岡部を演じ、そしてようやっと学校に到着。
いつもの癖で、“俺”の席に座りかけたが、直前で気づくことができた。
そして、何食わぬ顔で岡部の席に座る。
すると
「よお、毎日毎日ゆずたんと同伴出勤とは、贅沢だねぇ」
前の席の男、前島良太(まえじま りょうた)が話しかけてきた。
こいつと岡部は悪友同士で、いつもつるんで行動している。
前島も、陸上部での事件でも関与していたはずだ。
それで停学を食らったことがあったような(その間、“俺”は平和に生きることができた)。
俺はせいぜい怪しまれないように演技をする。
「あ、ああ。う、羨ましい、ですか?」
……うまくいかない。
これでは怪しまれてしまう。
「? いつもは『そんなんじゃねぇよ』とかいうのに、どうした?」
案の定、前島は不信感を持ったようだ。
誤魔化さなければ。
「いやぁ、あ、あの、いつもと同じ反応じゃ、飽きるじゃないですか、ね?」
元・苛められっ子のくせでどうしても敬語になってしまうのが悲しいところだ。
コレでも意識して口調を変えているつもりなのだが。
「ハハッ! 何言ってんだ、お前!」
「アハハ……。本当、な、何言ってるんで……じゃなくて、だろう、な。俺」
どうやら冗談と捉えてくれたようだ。
「で、どうする? これから」
「は?」
どうするって、授業受けるに決まってるだろう。
「は? じゃねぇよ。一限目、数学の小野だろ? たりぃから屋上いこうぜ」
「(あぁ、そういうことか)」
なるほど、岡部と前島は不良だったんだ。
信じがたいことに受ける授業と受けない授業がある、ということか。
「なにブツブツ言ってるんだよ。ほら、行こうぜ!」
「い、いや、俺は……」
「なんだ? いかないのか?」
何か、何か授業を受けるための好い言い訳は無いものか。
必死で頭を回転させる。
そうこうしていると前島は
「あぁ、お前、小野に目ぇつけられてんだったな。あんまサボると単位がマズイか」
勝手に納得した。
地獄に仏とはこのことだ。
「そうそう! そうなんだよ! まさに、そのとおり!!」
俺は大きく肯定した。
「な、なんで、そんなに嬉しそうに言うんだよ……」
前島は俺の急変を不気味に思ったように後ずさる。
「……いや、ちょっと。な、なんでもないんです……」
「? お前ちょっとおかしいぞ。体調でも――」
「よぉ〜し、HR始めるぞ〜」
前島が言い終わる前に担任が教室に入ってきた。
前島はまだ少し心配気な顔をしながら、それでも前を向いた。
「(やれやれ……、なんとか乗り切った、か)」
その後、自分が岡部だということにまだ馴染めない俺は、担任が出席確認するのに
『岡部、岡部!』と連呼しても、それに気づかないというミスを犯すのだった。
ちなみに“俺”が教室にいないからといって、世界は変わらないようだ。
それから何度か怪しまれながらも時間は過ぎ、昼休みになった。
昼食は、前島は自分の彼女と、両家は俺を誘ってくれたがまた怪しまれるといけないので断った。
「だいじょうぶ? きょうのコウくん、ちょっと変だよ?」
「な、な。大丈夫だ。い、いつも、の俺、さ」
両家は心配そうな表情から一転、訝しげな顔になる。
「本当〜? 何か隠し事でもしてるんじゃない?」
マズい。
なんとかして誤魔化そう。
「いいから、両家さんは友達と食べてくれば、いいん……じゃな〜い」
「………。う〜。わかったよぉ〜。じゃあ、ね。コウくん」
そういって両家は自分の机についた。
そして、再び立ち上がると、何かを持ってまた戻ってきたではないか!
「(え!? なに!? 俺なんかしたっけ!? ヤ、ヤバ――)」
動揺している俺にはかまわず、両家は手に持ったものを差し出す。
「ひ、ひぃ〜……。ス、スミマ――」
「はい、コレ、今日の分のお弁当。朝、渡すの忘れてたから。……なにしてるの?」
俺は動揺のあまりのけぞった姿勢で椅子に座ったまま固まってしまっていた。
すぐさま、俺は体制を崩し、あくまで自然体に弁当を受け取ろうとする。
「……イヤ〜、ハハハ。な、なんでもないんだよ〜。俺はごく自然さ〜」
「そう自分で言ってる時点で『ごく自然』じゃ、ないような……。ま、いいや。とにかくこれでOK」
笑顔でそういう両家は手放しに賞賛したいほど魅力的だった。
「(朝ごはんから、昼の弁当までとは……!! 岡部ぇ!! 羨ましすぎるぞ……!!)」
両家は弁当を俺に手渡すと、机から離れた。
しかし、一メートルほどのところで停止する。
そして向こうを向いたまま、口を開く。
「……コウくん」
「ま、まだ、なにか……?」
恐る恐る、お伺いを立てる。
両家は振り向き、少し切なげな表情で口を開いた。
「……コウくん。『両家さん』じゃなくて、いつもみたいに『柚子』って呼んで……」
それは彼女からしてみれば決死の告白だったのだろう。
みるみる彼女の顔は赤くなる。
それでも、俺の目から視線をそらさない。
もしかして、今、この場で言え、ということだろうか。
俺は渇いている喉を鳴らし、搾り出すように言った。
「………ゆ、柚子。うん。わ、悪かった。べ、弁当も、あり、がとう……」
俺の言葉が届いたとき、両家……柚子は照れたように爽やかな笑みを浮かべ
「どういたしまして! で……、ありがとう。コウくん!」
何故か俺に礼を言うのだった。
昼休みの屋上はそれなりに人がいた。
だが今の季節は初夏。
それなりに日差しはきつい。
おかげで俺は、なんなくベンチの一つを使うことができた。
中心に座り、買ってきたウーロン茶の缶と弁当をおき、一人「いただきます」をした。
そして、食べ始める。
「(………………うん、うまい。なかなかやるな両家、じゃなくて、ゆ、柚子)」
素材の味を生かした素朴なおかず。
やや味付けが濃いのは、岡部の好みに合わせたからなのか。
それでも、学生が作ったにしては上出来すぎるほど上出来な代物だった。
空腹だった俺はそれを味わいながら咀嚼する。
じっくり、じっくりと。
強めの日差しにさらされた体からは、たちまち汗が噴出す。
俺は額の汗をぬぐい、すでに少しぬるくなったウーロン茶を飲み干す。
そうして、あらかた弁当の中身を食べ終えたとき、校内から屋上に通じる扉が開いた。
俺は何の気なしに、そっちを見る。
扉から出てきた人物は、俺も知る科学の教師、市倉だった(たぶん名前は紗枝。いちくら さえ、だったはずだ)。
教師といってもまだ若い。
大学を出たばかりだといってたから、まだ二十代も前半のはずだ。
肩口で切りそろえた茶色い髪。シンプルな服装の上からやや大きめの白衣を纏っている。
彼女は扉の前でキョロキョロしている。
と、思ったら、俺の顔を見て少し笑う。
そして、そのまま、食事をする俺のベンチのほうに歩いてきた。
彼女は俺の傍まで来ると親しげに声をかけてきた。
「よ、岡部君。んなところで一人で寂しく食事かい?」
いきなり話しかけてきた教師に俺は少し驚く。
なにしろ“俺”だったころは教師などほとんど会話をしなかったからだ。
弁当をひざに乗せたままうろたえる俺をニヤニヤ見ながら、勝手にベンチに座った。
ちょうど真ん中に座っていた俺は、彼女との距離が近い、と思って、少し端にずれる。
いや、ずれようとした。
しかし、教師は俺の腰ががっちりとつかんで、それを許さなかった。
「なぁに、今更、照れてんだ。私たち、そんな薄い関係だっけ?」
「か、かんけい?」
俺の声が上ずる。
俺は素早く屋上を見渡す。
こんな場面を誰かに見られたら、教師ともども大打撃を受けることになるだろうからだ。
しかし、俺の心配とは逆に、初夏の下の屋上には、日差しに負けてしまったのか、生徒たちの姿は一つもなかった。
安堵した俺は、そこでようやく女性教師に腰をつかまれているのだ、という状況に向き合う羽目になってしまった。
当然、俺は――
「おや、なに、本当に照れてんのか?」
――顔を真っ赤にした。
「い、いえ。日差しに当てられてしまったみたいです」
そう、誤魔化すしかない。
しかし、女性教師は俺の言葉の内容などどうでもいいかのように、さらに絡む。
「おやおや、今度は敬語か? いつからそんなに初々しくなった?」
「(おいおい、岡部。お前、教師相手にどんな口調で話してたんだ……?)」
だからといって、年上の、しかも女性にタメ口を利くほど、俺の肝は丈夫ではない。
「いえ、やっぱり、教師の方には、敬意と尊崇の念を持って接しなければ……」
俺が言い終わらないうちに、彼女は吹き出した。
「ハハハハハ! それ、お前が言ってきた中で最高のジョークだよ! ハハハハ!」
「は、はは……。じょ、冗句、ね。冗句」
そしてそのまま、女性教師はひとしきり笑った後、腕時計を見る。
「おっと、もうこんな時間だ。さ、もう行くぞ」
俺には当然何を言っているのかがわからない。
「行く、とは?」
「“いつもの”資料整理、だよ。手伝ってくれるよな」
「………………」
女性教師は“いつもの”に無駄にアクセントを置いていた。
岡部がいつもまじめに資料の整理の手伝いをしていたとは考えにくいのだが……。
朝のことを考えると、“いつもの”とはもしかして……。
「(いや、いくら岡部でもちゃんと柚子という彼女がいるんだ。それに相手は教師だし
俺が考えているようなことは、ない……、ハズ………)」
次第に心の声が小さくなる。
それでも、ここで断るのは不自然なのかもしれない。
だから下した結論は。
「わかりました。お手伝いします」
女性教師の頼みを聞くことにした。
「おう、じゃ、行くぞ」
彼女はそう返事をすると、ベンチから立ち上がり、俺がついてくるのが当然のように歩き出した。
俺はあわてて食事の後片付けをし、先を行く女性教師のあとを追った。
「くぅ、やっぱりかぁ!!」
「? なんでそんなに悔しそうなんだよ」
科学準備室。
俺はその冷たい床の上に寝かされ、下半身を丸出しにしている。
そして、今、俺は下半身を――。
「それより、やや勃起率が低いな。さては朝、ゆずたんに抜いてもらったなぁ?」
――女性教師の好きにされている。
女性教師は口からかなり長い舌を出し、れろり、と俺のペニスをひと舐めした。
「くぅ………!」
「おやおや、今日の君は本当にかわいいね。声を我慢しちゃうなんてさ。でも、ダァメ。
誰もこんなところには来やしないんだから、せいぜいいやらしく鳴きな」
そう言うと、女性教師はいまだ半勃ちのペニスを一気に飲み込んだ。
亀頭が生暖かい粘膜に包まれる。
そして彼女はそのまま、舌でペニスを撫で回した。
「だ、だめですよ。………そん、な」
俺の言葉とは裏腹に、俺の性器は素直に反応して、口内で膨張を始める。
「ハッ、やれやれ、今日はとことんそんなキャラでいこうってのか。よしよし、じゃ、
かわいいかわいい岡部君。もっと大きくしてあげるよ」
そう宣言すると、女性教師は口の内部を複雑に動かし始めた。
「んっ、ちゅっ、ちゅば、んん………、ん、ぢゅちゅちゅ」
女性教師のあくまでも強気の攻めに、思わず腰が浮く。
彼女はそれを両手で押さえつけ、わざと淫らな音を立てて、吸い上げる。
その音は、科学準備室に淫靡に響き、いやおうなく俺のペニスは、音と感触による
ダブルパンチで限界まで張り詰めてしまった。
「ん、くぅ……!!」
「おやおや、かわいいかわいい岡部君。見た目の割には大きなペニスだねぇ。
みんなが外にいるって言うのに、ここまで腫れさせて恥ずかしくないのかい?」
嘲るような女性教師の声に、俺は反論しようと口を開きかける。
だが、女性教師はそれを察知したかのように、口による刺激を再開する。
「んっ、んぅう、……ちゅ、ちゅうぢゅう、れる、んぐ。ちゅるるる………」
先ほどの性器の全体を刺激する方法から、亀頭部分のみを吸い上げる方法に変えてきた。
カリの部分を歯で刺激し、先端を舌でつつく。
それは朝の柚子の口戯より巧みで、今まで俺が味わったことがない感覚だった。
「(く、比べてスマン。柚子。だ、だが――)」
「おや、今、ペニスが反応したよ? 誰か他の女性……、ゆずたんのこと考えたね?」
図星を当てられた。
「クク、珍しく、義理堅いんだねぇ? 本当、今日の君はどうしちゃったのかな?」
「お、俺は、いつも……どおりです」
「ふぅん。そうかい」
大して興味も無さ気に女性教師は言う。
「ま、いいか。今は」
彼女は気を取り直したように、再び長い舌をつかいに肉棒に刺激を与え始める。
舌に唾液をたっぷりと乗せ、ペニスを滑りやすくさせ、サオ全体を舐め上げる。
「はぅ………」
ペニスの敏感な部分を舌先で舐められるたびに、体が反応してしまう。
しかし、舌は本当に敏感なところを避け、ゆっくりと焦らすように動かされる。
焦らしに耐え切れなくなったのか、俺は無意識のうちに腰を女性教師の前に突き出していた。
「ちゅぱっ、んちゅ、れる……。どうしたんだい、こんな浅ましく腰を突き出して」
「あ、あの………」
「ほら、言いたいことがあるならハッキリ言いな。でないとわかんないよ」
サディスティックな表情で女性教師は喋る。
「(くそっ! 本当はわかってるくせに………!)」
「ほら、かわいいかわいい岡部君は、その汚らしい肉棒をどうしてほしいのかな?」
「うぅ………」
俺はうなり、しかし、誘惑に負け、快感を得るための言葉を吐こうとする。
「お、俺は――」
「はいはい。ストップ、ストップ」
だが女性教師はそれを口にはさせなかった。
「言わせてもいいんだけれど、後が怖いからね。言わなくていい」
「俺は………」
言いかけた俺をさえぎるように、女性教師はペニスに刺激を与える。
「んちゅっ、それにほら、あんまり時間もなさそうだ。サッサと済ませるよ」
そう言うと、彼女はカリの凹凸に舌先をつけると、唾液をたらしながら、しつこく舐ってきた。
「ちゅる………れろ、ヂュプヂュプ……ちゅくちゅくっ、れろん……」
しつこいほどの舌の愛撫に、俺のペニスは痺れてくる。
それでも決定的な刺激ではないため射精できない。
「もう……おれ、出したい、です……」
「っんぢゅぶ、れるれる………。ふふ、もうかい? 意外に早いんだな。……なぁんてね」
女性教師は含み笑いをしながら言うと、今度はペニス全体をくわえ込む。
「んんっ………!!」
「んっ、ぢゅぶ、ちゅぱっ………ちゅぱちゅぱ、れる……んぅん」
女性教師の熟練した口戯にあっというまに追い込まれてしまう。
「はぁ、はぁっ………、で、でちゃ、い、ます……!」
思わず言った降参の言葉。
それを聞いた女性教師はペニスを咥えたままニヤリと笑い――。
「――ん! な、なにを……!」
その細い指先を、俺のアナルに深く差し込んできたのだ。
その未知の異物感に、俺の射精感は消えうせた。
女性教師は、その差し込んだ指で内部をゆっくり撫で始める。
「君がかわいいかわいい岡部君を演じるのなら、それ相応の技術で応えなければね」
「んぅ……! こ、こたえ、なくても、いい! です……!」
「なに? 『いいです』? よしよし、可愛がってあげよう、か!」
そう言うと、女性教師は指をぐりぐりと回してきた。
腸壁を擦られる感覚と、異物感から無意識に力が入り、肛門を狭めて女性教師の指を締め付けてしまう。
女性教師はそれを確認すると、今度は指を出し入れさせ、ピストン運動を開始した。
「あぅ、ああ、うん……んっ!」
「おや、もう感じ始めたのか? やはり君にはこちらの才能もあったようだ」
全身全霊否定したいが、口からもれ出るのは少女のような細い声と、熱い吐息だけだった。
女性教師の技術のためか、それとも俺に相応の才能が合ったのか。
アナルには全く痛みがなく、それどころか何かえもしれない感覚が胸の奥から沸いてきて
いまだに口での刺激を受けているペニスは限界まで勃起してしまっていた。
「おやおや、本当にはしたないペニスだね。でもまぁ、ちゃんと感じてくれているという証かな?
では、そろそろ私も本気を出そうか」
女性教師は指先を鉤状にし腸内をかき回しながら、さらに奥を目指す。
そして腸の奥深くまで到達すると、指先で腸の中を探るような動きを始めた。すると
「―――つぅ!?」
大きく痺れるような刺激が下半身を突き抜ける。
今は触れられていないのにペニスが、反り返るほどに反応する。
「なぁ、な、なに、を……!!」
俺は繰り返し襲ってくる電流のような刺激に痺れながら、何とか尋ねる。
「ああ、男の第二の性感帯、前立腺を刺激したのさ。よかったね。これはそれなりに
特殊な店に行かないとやってくれないサービスだよ」
「そ、ん……なぁ!!」
「よしよし、それじゃあ、そろそろイかせてあげよう」
女性教師は反対側の手を使い、強引にサオをシゴき出した。
もちろん前立腺を刺激するのも忘れない。
いままでの反動か、ペニスは痛いくらいに反応し、前立腺を刺激されるたびに意識が白く染まる。
俺は女性教師の圧倒的な技術の前に、すぐさま限界を迎えてしまう。
「で、出る……っ!!」
ペニスから、朝のものとは比べ物にならないほどの精液が射出される。
「ハッ! やれやれ。今日の朝、いつものようにゆずたんにヌいてもらったんだろ?
それがなんだ、この量は! 色も濃いし、匂いが染み付きそうなほど臭いじゃないか」
そういいながら、女性教師はペニスをしごき、前立腺を今まで出一番強く押し上げる。
「くぅ…………!!」
その刺激に耐えられず、俺はまた粘ついた精液を再び飛ばし悶えた。
一滴残らず精液を吐き出したペニスを一瞥すると、女性教師は口を開いた。
「どうだね。たまにはこんなプレイもいいだろう。じゃ、そろそろ私の番――」
その時、彼女の声を掻き消すように
キーンコーン、カーンコーン。
予鈴が鳴り出した。
女性教師はハッと顔を上げ、壁にかかっている時計を見る。
「あぁ! もうこんな時間じゃないか……! 次、授業があるんだよ!」
懐から取り出したハンカチで精液の飛沫がついた顔をぬぐう。
「おい、岡部君。君に奉仕してたせいで、私は授業に遅れそうだよ。というわけで、後片付けを頼むよ」
「ええ!? 俺も授業あるんですが……」
そこで女性教師は少し微笑む。
「君が真面目に授業〜? 面白いジョークだな。だが、いまはそれどころではない」
「いや、本当に――」
無視するように女性教師は無言で立ち上がると、入り口まですたすたと歩いていく。
「じゃ、悪いけど頼んだよ」
「ええ〜!?」
そして、彼女は入り口で振り返りながら言う。
「君にご奉仕した分、放課後……はダメだった。うん、明日だ。明日、たっぷりお返ししてもらうよ。
覚悟して技術を磨いておくように」
言うだけ言うと、彼女はサッサと科学準備室から出て行ってしまった。
「………………。………ええ〜…?」
あとに残されたのは、俺と、俺の出した液体たち。
しょうがなく、俺は立ち上がって、股間をティッシュで拭き、身支度を整えると
雑巾とバケツを探し、後片付けを開始したのだった。
エロ女教師キターーーーーーーーーーーーーー!
70GJ!
すげぇ!ちゃんと入れ替わりの混乱ぶりまで描いてる
エロも良いけどそういうやり取りもまた面白いな
95 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 18:57:28 ID:c/+MvleB
ていうか普通に小説として面白いジャンルだな これは
入れ替わった岡部の魂はどんな悲惨な目にあってるんだろうw
実にエロくていいな。
しかし岡部は一体どういう爛れた生活をしてたんだw
しかし彼が今後どうなるか気になる。
別人になったのはわからなくても、何か変わったことはおそらくばれるわけで。
「もうコウくんはコウくんじゃなくなっちゃった。さよなら」
となるか、
「おとなしくて優しいコウくんも好き」
となるか。
あと、岡部の友人関係はどうなるのか。
あと中の人本人とその関係はどうなるのか(きれいさっぱりないことになってるのかもしれないけど)。
>>70 それ不細工がイケメンになってモテた話になってね?
100 :
99:2007/06/27(水) 12:51:06 ID:PRVjUC66
あ、ごめん
よく考えたらスレタイに合った小説だったわ
>>99は忘れてくり
その素の勘違いが的確にこのスレの主題そのものって事はむしろ作者さんにとって最高の誉め言葉になってね?
ほかの作者からの作品の投下も期待。
そんなこんなで放課後。
俺は科学準備室での出来事のあと、五時限目だけをしかたなくサボった。
しかし、普段から真面目に授業に出ていない岡部の生活態度のおかげで、教師に煩く言われることはなかった。
「(こういうとき、普段真面目な人間だと損をするんだろうな)」
なんて考え、次に思い浮かんだのは、『アリとキリギリス』の童話だった。
「(まぁ、真面目暮らしているほうがいつか身になる、と思いたい……)」
そして、全ての授業が終わり、部活のない大部分の生徒たちは帰り支度を始めた。
俺は前島が余計なことを言う前に、柚子を誘い、逃げるように廊下を行く。
本当は一人で帰ったほうがいいのだろうが、なにせ帰り道は、行きに一度だけ見た道を行かなければならないのだ。
それだったら多少怪しまれても、道案内がいたほうがいい。
幸い、柚子は快く、俺と帰ることを承諾してくれた。
カラッカラに渇き、うだるような暑さの廊下をただただ歩く。
柚子が話題を振ってきたりしてくれて、退屈することはないのだが……。
「(でも、今、柚子が隣にいてくれるのは、俺が岡部だからなんだな……)」
そう思うと、無性に悔しく、非常に虚しかった。
だから、返事もついつい生返事になってしまう。
「――でね、恭子が言うには……」
「ああ」
「………………」
ふいに柚子が黙る。
とたん、二人の間に気まずい空気が流れる。
これはいけない、と思い、俺は柚子の顔をのぞき見る。
そこには心底心配げな少女の顔があった。
「ど、どうしたんだ。柚子」
「今日、やっぱり変だよコウくん。体調が悪いんじゃないの?」
「そ、そんなことはないって。これで何度目だ?」
ごく自然に、これ以上突っ込まれないように釘を刺す。
それでも柚子は納得しかねるように、少し悲しげに顔を近づけてきた。
「コウくん。なんか、隠し事してるでしょ……?」
俺はその言葉に内心焦る。そんな俺を見透かしたように柚子は続ける。
「また、誰かと隠れてお付き合いしているのかな?」
「そ、そん、そんなことは………」
今日の昼休み、柚子という彼女がいるのに行為に及んでしまった。
それも教師相手に。
だが、本当に大切な隠し事、『間違い探し』には気づいていないようだ。
「(まぁ、人間の中身がすり替わっている、なんて疑うはずもないが……)」
「なにブツブツいってるの? ねぇ、コウくん。わたしの質問に答えて」
俺は誤魔化すために笑みを浮かべる。
「隠し事なんてしてないよ」
柚子は問い詰めているというにはあまりにも儚げな表情を浮かべる。
「本当に? 本当に、本当、だね?」
俺は心底自己嫌悪しながらこういうしかない。
「本当に、本当だ」
柚子はなんとか自分に妥協点を見つけることができたのか、少し笑みを浮かべる。
「判った。信じるよ、コウくんの事」
俺は唇をかみ締めながら、なんとかこう言った。
「ああ、帰ろうぜ」
そして、二人は焦熱の廊下を歩き出す。
すると前から、俺にぶつかるのが目的のような一人の女生徒とすれ違った。
そして、行き違う刹那。
「嘘つきなんだね。○○○くん」
笑うような声。
俺は立ち止まり、振り返る。
柚子がそんな俺に不思議そうな声で尋ねる。
「どうしたの? 帰らないの? コウくん」
俺は女生徒の後姿を見ながら、答える。
「悪い。先に帰ってくれないか」
自然な演技をしたつもりが、押し殺したような声しか出ない。
当然、柚子はより不思議がる。
「えぇ!? ど、どうして!?」
「どうしても行かないといけない、用事ができた」
「用事? ……やっぱり体調が悪いの?」
渡りに船だ。
「そうなんだ。ちょっと動けそうもない。だから、保健室で休んでくる」
「ついていこうか?」
曲がり角で女生徒の姿が消える。
渡り廊下を行くつもりのようだ。
俺は振り返り、柚子を見る。
「大丈夫だ。俺一人で行く。だから、先に帰るんだ」
俺の真に迫った表情に驚く柚子。
だが、今は怪しまれているとか、どうとかに拘る場合じゃない。
「じゃあな」
「う、うん。じゃ、じゃあね」
柚子は訝しみながら、歩き出したようだ。
柚子の足音が消えた後、俺はさっきの女生徒のあとを追い始める。
「(まだ、そんなに遠くにいってはいないはずだ)」
分岐点を曲がり、渡り廊下を行く。
渡り廊下の中心には、件の女生徒がいた。
見間違えようのない、長い、あまりにも長い黒髪。俺より少しだけ低い身長。
そして、この世の全てを知り尽くしたかのような、達観した目。
その女生徒はまるで、否、まさに俺を待ち構えるように、そこに立っていた。
「来ると思って待っていたわ。○○○君」
「俺はそんな名前じゃない。岡部です。由来麗華(ゆらい れいか)先輩」
全てが歪むような暑さの渡り廊下の上。
俺は“俺”だったときの憧れの先輩にそう宣言した。
「勘違いしないでね。○○○君の外見がよくなったから声をかけたわけじゃないの」
由来先輩は人一人いない、空き教室の中で開口一番そう言った。
○○○。
それは岡部浩二になる前の“俺”の名前。
今の俺を見て、まず出てくるはずのない、名前。
「何度言えばわかるんですか。俺の名前は岡部浩二。○○○なんて名前じゃない」
「ふふ、じゃあなんで、○○○なんて名前で呼ばれて、ホイホイついてきたの?」
「………………」
「ほら、詰まった」
俺は噛むように言う。
「○○○なんていう下らない男と勘違いされたのが気に障っただけです。それに――」
「それに?」
なるべく軽薄になるように注意しながら言った。
「――あなたが美人だったからですよ」
「まぁ」
先輩は面白い冗談でも聞いたように、クスクスと笑った。
形のいい唇の間から、真珠のような歯が見え隠れする。
「あんなにこっぴどくフラレたのに、それでもまだ私に気があるの? ○○○くん?」
そう、俺は“俺”だったときに手酷くフラレている。
それも――。
「――半端なフラレかたじゃなかったわよね。思いつく限りの手酷いことを言ったわ」
『あなたみたいな人間の視界に入るというだけで虫唾が走る』
『あなたは自分を中庸で無害な人間だと思っているでしょう? それが下らない、というの』
『いったい、私で何回、射精したのかしら? おぞましい』
『あなたがこの世界からいなくなれば、この世界から全ての害悪がなくなるような気がするのはどうしてかしら?』
『いいかげんにしてよね。この×××! いえ、まだこれでも生ぬるい表現かしら?』
『×××××××××。××××××!!』
『では、ごきげんよう』
………………。
「……。どうして、あなたは俺に声をかけたんですか?」
彼女はさも意外そうに言った。
「あら、当然でしょう? ○○○くん。あなたは昨日、自殺したんでしょう?
そんな人間の魂が、まるで当たり前のように違う人間に成りすましている。
こんな不思議な現象、オカルト研究会の名誉会長の私が見逃すはずがないでしょう?」
「…………。○○○、自殺したんですか?」
まだそんな情報は流れていないはずだ。
何処でそんなこと知ったんだろう。
「本人のくせに知らないフリをしてもだめ。だって私は霊能力者ですもの。ふふ、驚いた? ○○○くん」
「………………。俺は岡部です」
どうして判るんだ。
「まだ言い張るの? では、私も言い張るわ。あなたは○○○くん。間違いないわ」
何故、そう言い切れる?
まさか本当に、霊能力者とでも言うのか?
いや、天国が、天使があるくらいだ。霊能力ぐらい珍しくもないのかもしれない。
だが。
……どうやら、ここにきたのは間違いだったようだ。
俺は、椅子に腰掛けている先輩に背を向ける。
「あなたは狂人だ」
せめて一太刀でもあびせたかった俺は、そう吐き捨てた。
すると、意外なことに先輩は焦ったような調子で言った。
「まちなさい! ○○○くん。まだ話は終わってないわ」
俺はいい加減うんざりしながら、それでも訂正する。
「俺は、岡部です」
しかし、先輩はそれを無視するように、言葉をつむぐ。
「まさか、昨日、あんなことを言われただけで、私に振られたというだけで、
自殺するなんて思っても見なかったんですもの」
「………………」
そう。
俺が先輩にフラレたのは、昨日の今ぐらいの時間。
焼き付く日差しを避けるような中庭の影の中。
手紙で先輩を呼び出した俺は、言葉でバラバラに切り刻まれた。
そして――、自殺した。
それが直接の原因ではなかったかもしれない。
しかし、それが何かのきっかけになってしまったのは間違いない、のか?
自分でもよくわからない。だが、それでも現実は。
………………。
結局、俺は意識不明の重体となり――、現在に至る。
「私には、私以外の人間の耐久性というものがよくわからないの。少なくとも、
私は私以外の人間に、私が○○○くんに投げかけた言葉を言われたところで自殺はしない。
そして、今も、○○○くんが自殺してしまったというのが信じられない、というのが素直な心境」
「………………」
「でも、私にも良心というものがあるわ。だから、せめて償わせて頂戴」
「これが先輩の言う“償い”ですか?」
「ええ、そうよ」
俺は教室の床に仰向けに寝転がり、性器を露出している。
そして、先輩は上履きを脱ぎ、両足を使い俺の性器を転がしている。
「残念だけど、○○○くんには微塵も興味がないの。だから、これが私なりの最大限の譲歩だわ」
「うぅっ……」
スベスベした靴下の感触がペニスの側面に当てられ思わず声を漏らした。
「……ふぅん。足でされているのにこんなに勃起させて恥ずかしくないのかしら。
………ま、いいわ。今だけは大切に愛でてあげる。ふふふ……」
先輩はより集中して足を動かすためか、椅子から腰を前に突き出した。
そのため、スカートがめくりあがり、パンツが見えてしまっている。
「先輩。見えてますよ」
言わなくてもいいのに、律儀に言ってしまう自分が情けない。
先輩はどうでもよさ気に下を見る。
「あぁ、別にかまわないわ。○○○くんを性的に興奮させるにはこういうのも必要でしょう」
「………………」
憧れだった先輩の、パンツ。
それでも、なんだかそれがいけない行為のような気がして、俺は目をそらした。
すると。
ギュウ!!
先輩は両足で、強引にペニスを締め付けた。
「んんっ………!」
「目を逸らさないで。これも償いの一つなんだから」
クールにそう言うと、もっと見せ付けるようにスカートをたくし上げる。
俺の視界に、先輩のパンツが前面に映し出される。
正直、俺は興奮した。
それを示すように、俺の性器はさらに硬さをまし、大きく膨らんだ。
「すごい……のね。男の人って……。こうやって擦ったら、まだ大きくなるのかしら」
興味深々な様子で、先輩は足の裏を使いペニスを擦り始めた。
柔らかな靴下の、少し湿った感覚に、ぞわぞわと背中が震える。
先輩は両足の指を使い、巧みにサオを上下に擦りあげる。
「うう……!」
「ふうん、男の人でも声が出ちゃうのね。それだけ気持ちいい、のかしら。私の足で
ペニスを擦られて、気持ち、いいのね?」
先輩は不思議そうに聞いてくる。
だが、さすがに俺も素直に答えはしない。
すると、今度は両足をつかい、カリの凹凸を器用に刺激してきた。
そのさい、ほかの部分で、サオを擦るのを忘れない。
「ほら、答えなさい。気持ちいいか、気持ちよくないか」
「ううぅ……!」
「唸っているだけでは判らないわ。はっきりと言葉に、しな、さい!」
敏感な部分を親指で押さえつけてきた。
思わず俺は言ってしまう。
「うあ、ぁ……! き、気持ちいいです。先輩……!」
「ふふ、では、これで償いにはなっている、と言ってもいいのかしら?
それにしても足なんかが気持ちいいとはね……。やっぱり、○○○くんはヘンタイなのね」
そう言うと、足の指先で亀頭を強くつかんだ。
電流のような快感が全身を貫く。
「ううぁ……!!」
上気した顔でうわごとの様に先輩は呟く。
「す、すごいわ。もうこんなに先端が濡れてる。靴下がビショビショよ」
先輩は足の動きを激しいのから一転、足全体で優しくしごく愛撫に変えてきた。
「こうされるとどう? 気持ちいい?」
「くぅ……」
「いいのね。こうされると、ペニスがビクビクって震えるもの」
そして、先輩はさらに動きを加速させ、一定のリズムで擦り上げてくる。
それは明らかに、俺を絶頂へと導くための動きだった。
………………。
一年のころから憧れていた先輩。
ただ見ているだけでよかった。
ただ声が聞ければよかった。
俺の視界に入るだけで、先輩の視界に映っているだけで、よかったのだ。
それがいま、体を、魂を交換したことで、先輩に弄ばれている。
俺を快感に導いてくれている。
それだけで、その状況だけで、俺はイキそうだった。
「ううぅ………!! せ、先輩……!」
「出るのね。判るわ、ペニスがさらに大きくなったもの。このまま出させてあげる」
ペニスは先端からさらにカウパー液を出し続け、ビクビクと脈打つ。
先輩はさらに、擦り上げる速度を速くしていく。
グショグショの靴下が滑らかに上下し、俺を絶頂へと導く。
「っう!! 出る………!!」
ペニスの口から今日三度目とは思えないほどの量の精液が放出される。
「んんっ! あは、す、凄いわ。まだ出てる」
射精したばかりで敏感な性器を、足先で撫で回す。
それは精液を搾り出す働きをしているのか、驚くほどの精液を先輩の足にかけてしまった。
「ふぅ、あ、熱ぅい。こんなにかけることないじゃない。○○○くん」
「ス、スミマセン。先輩」
思わず俺は謝った。
実際、異常なほど興奮してしまったのは事実だ。
俺は俯き、何も言えない。
そんな俺を見て、先輩は少し微笑む。
そして、ゆっくりと俺の体から足を下ろした。
「そのまま、じっとしてて」
そういうと、スカートのポケットからティッシュを取り出し、丁寧に俺のペニスを拭いた。
その刺激で、またも性器は元気を取り戻したが、先輩はそれを見ても何も言わなかった。
「せ、先輩。あの………」
言いかける俺をけん制するように、先輩は吹き出した。
「ふふっ。あぁ、ゴメンナサイ。これで償いになったかしら?」
「あの、その………」
ペニスの収まりがつかない俺は、正直に言おうとした。
だが――。
「ダメ。これ以上は――、“初めて”は許してあげられないわ」
先輩は先回りするように、拒否した。
「先輩………」
俺は自分でもギョッとするほど情けない声を出してしまった。
そんな俺を律するように、先輩は声を張る。
「さぁ、立ちなさい。立って、しゃんとする!」
俺はその言葉に誘導されるように立ち上がると、ノロノロと服装を整えた。
先輩も靴下を脱ぎ、裸足で立ち上がる。
すぐ傍の、少し下にある先輩の頭。
先輩は顔を上げ、まっすぐに俺を見ると真剣な顔をした。
「償いは、コレで終了。いいわね」
「………………」
そう断言されたとき、俺はどんな顔をしていたのだろう。
「……そんな顔しないで。私だって、本当はこんなことで許されたとは思ってない。
あなたの命を奪ってしまったのだから。でも――」
「俺は生きてます」
これだけはちゃんと伝えなければならない。
「――え?」
「俺はちゃんと、生きてます」
その言葉を聞いた先輩は、少し悲しげな顔をした。
「今は、そうね。きっとそうなんでしょうね。それでも――」
そして辛そうに続ける。
「――それでも、そんなの、そんな状態はきっと長くは続かないわ。だって、不自然ですもの」
不自然。
確かにそうだ。
それでも、今は俺が岡部浩二なのだ。
「俺が、この体にいることが、ですか?」
「そう。体外的な面も内的な面も。きっとうまくいかない」
「俺にはよくわかりません」
「私にも本当はよくわかってないのかもよ?」
「………………」
そして、先輩は頭を下げた。
「今日、部分的にだけど肌を触れ合わせて、判ったわ。あなたと言う人が。
本当、私には人を見る目がなかったのね。あなたはこんなに――」
「やめてください」
俺は先輩の言葉をさえぎった。
これだったら、まだ罵られ、罵倒されたほうがましだ。
だから俺は言った。
「今更、ですよ。先輩」
先輩は頭を下げたまま、頷いた。
「……そうね。本当、今更、ね」
そして、先輩はス、と頭を上げると、両手で俺の顔を捉え――
ちゅっ。
――キスをした。
それは本当に、本当に淡いキス。
瞬きのような一瞬の、触れ合い。
「先輩……なんで」
先輩は手を離すと、今度は俺を突き放した。
「さ、もう、コレでおしまい! 行きなさい、○○○くん」
「俺は………」
「では、ごきげんよう」
そういうと先輩は俺に背を向け、窓に近寄った。
これでもう、お別れ、ということだろう。
せめてもの意趣返しに、俺は殊更明るく言った。
「今度は、償いなんかじゃなくて、本当に俺に惚れさせますよ。だから、次の告白、楽しみにしててください」
先輩は窓に向いたまま小さく、小さく言った。
「………バカね」
「それじゃ、その時まで、“はじめて”取っといてください。じゃ、ごきげんよう」
そして、カバンを抱えると俺は教室から飛び出した。
そのとき
「………待ってるよ、○○○くん」
と先輩が呟いたのが聞こえたような気がしたが、たぶん、気のせいだろう。
……気のせいということにした。
110 :
70:2007/06/28(木) 15:11:02 ID:7EaA9dXz
というわけで
>>92の続きでした。
…………。
っていうか自分で書いといてなんだけど、この二人って……。
とくにこの先輩って……。
ま! いいかぁ!!
ところで兄弟。
長々と垂れ流してきたこのSSだが、
次回で終了ということで、OK?
皆様の期待を裏切る結末だと自負している。
というわけで、また。
そのときまで、ごきげんよう。
本当に面白い作品だから終わるのは寂しい
でも残念ではない
何故ならこのまま綺麗に話が終わりそうだから
切なエロい話イイ!GJ!
とりあえず先輩の声は清水香で記憶した
期待を裏切る結末と言われると悲しいが
物語的にはとても面白そうだ。
最終話、楽しみに待ってます。
続きキター
次で最後か…
どうなるのか想像つかんがwktkして待ってます
114 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:26:17 ID:/c3KbUuN
保守
書いてみた。こんな感じ?
僕、八戸正行は学校で嫌われている。
僕は両親から常に誠実に生きろと両親に言われてきた。僕は両親や僕に似ていない可愛い妹を
人並みに愛しており、両親を信じ、その言葉のとおり生きてきた。
弱い人を助けようと頑張ったし、不条理とは戦った。困った人には手を差し伸べた。
だけど、僕は嫌われている。
顔だ…。不細工なのだ。どうしょうもなく。自分で自覚できるほど。背も低い。
弱い人を助ければ、お前のせいだとなじられた。
不条理と戦えば関係ない人まで不条理なほうに力を貸して僕を追い詰めた。
手を差し伸べれば気持ち悪いといわれ、悪い噂を流された。
ひょっとしたら顔は関係なく、ただ僕が悪いのかもしれない。
そんなある日だ。僕は煩わしい学校からの帰り道に自分の一番嫌いな男、神戸幸隆に
絡まれていた。彼は長身のハンサムで学校中の女を食いまくっているという噂の
男だった。僕は勿論それだけでは嫌いにはならない。
彼もまた僕を嫌いなのだ。ストレス発散のために暴力を振るう。僕は人並みより
強いはずだが彼には全く適わず一方的にやられていた。
「いい加減死ねよ。お前の顔見てるだけで吐き気がするんだよ!」
奇遇だな。僕もだ。
「本当に死ね。」
ふらつきながらたった、僕を車が通る道に奴は蹴った。僕が必死に伸ばした手は彼が
余裕を見せ付けるために持っていた鞄に届き────僕たちは二人同時に道路に飛び出した。
そして、轢かれた。
僕は眼を覚ました。混乱する頭を落ち着かせあたりを見回す。病室だった。椅子には
見たことのない、若い頃は美しかったであろうおばさんが座って疲れたのか眠っていた。
身体に違和感を感じる…。僕は足の長さが違う、手の長さも…なんだこれは!!!
慌てて部屋においてある鏡を見る。そこには────僕の嫌いな神戸の顔があった。
「うわぁあああああああぁぁ!!!」
思わず叫ぶ…声も神戸のものだ。
「幸隆!!起きたのねっ!!」
見知らぬおばさんが僕に抱きついた。そして、慌てて離れる。
「ご、ごめんなさい。お母さん安心して…もう、な、馴れ馴れしくしないから…」
僕は混乱する頭を必死に働かせ、言い訳を考えた。僕は神戸じゃない、八戸だ。記憶もある!
でも…まずは、事情を聞かないと。
「事情を…説明…」
話し口調がわからないから曖昧に…。
「幸隆…あなたは昨日交通事故にあったの。同じクラスの八戸君って子と二人で…。」
「彼は?」
「貴方を護るような形で身体を打ち付けてしまって…亡くなったわ。」
僕の頭は真っ白になった─────僕が─────死んだ?
だけど、僕は生きていて彼は死んでいる。どうなってるんだ…僕はどうすればいいんだ。
怪我はしていない。大丈夫だ、動ける。確認しないと。
「お願いだ。彼の…彼の家に連れて行ってくれ。頼む。」
「ええっ!!もう少し寝ていないと!!」
「大丈夫、どこも痛まない。動けるから。」
「まって!お医者さんに聞いてから…ね。」
暫くすると医者が来た。医者は脳波も異常が無いし、怪我も擦り傷程度だからと
認めてくれた。ただ、明日もう一度検査するということを付け加えるのを忘れなかったが。
そして僕はタクシーで…自分の家へ送ってもらった。
そこでは僕の葬式が行われていた。同級生で着てくれたのは───たった一人だけだった。
彼女は地味な子で…でも、運悪く泥棒の疑惑をかけられた子だった。僕は無実だと
判っていたので庇い、代わりに犯人として吊るし上げられたのだ。犯人は神戸だった。
だけど、僕がやったことになり、彼女も僕を攻撃していた。元々クラスメイトにも
嫌われていたので特別嫌ったわけじゃないけどいい気分はしていなかったのは確かだ。
そんな彼女だけが僕の葬式に出席し、必死に僕の入った棺桶に泣きながら謝っていた。
彼女を恨む気には全くなれず、僕は許していた。誠実に生きていたことは悪くなかったんだ。
僕は自分の両親と妹に頭を下げた。
「あんたがっ!!!あんたがお兄ちゃんをっ!!!!」
僕の妹…香は僕に向けたことのない…憎しみの声を上げ、両親に抑えられていた。僕は
生きているといったところで…信じてもらえないだろう。だけど、両親や妹は生きている。
僕は彼らにもう会うことが出来ないのかもしれない…。そう思った。ならば、誠実に
生きていけということを教えてくれた両親、大事に思ってくれた妹に出来ることはこれだけだ。
「彼は車に轢かれそうになった僕を…助けてくれたんです。彼が居なければ僕の命は無かった。
僕は彼を嫌っていたけど、彼は僕を助けてくれた。感謝してもしきれないし、尊敬します。
それから、謝ってすむことではないですが…本当に…申し訳ありませんでした。」
僕の挨拶に両親が泣き、妹は不思議そうな顔をしていた。僕はもう一度頭を下げると…
尊敬する両親に永遠の別れを告げた。
外では、おばさん…久子というらしい…が、待っていた。僕は彼女に自分が記憶喪失
であると話し、ここに来たのは思い出せるかもしれないからだということを伝えた。
「母さん、ごめんなさい。思い出せなくて…。」
「ううん、薄々そうかもしれないと思っていたの。雰囲気が全然違うから。」
僕はどきっとした。やはり母親だ…。
「着いたわ。うちよ。」
そこは、高級住宅地の一軒家だった。庭がある大きな家で西欧風のデザインのいい家。
こんないい家に住み、心配してくれる母親のいる神戸が何であそこまで曲がった性格に
なったのだろうか。僕には理解できない。
「荷物は持つよ。重いから。」
「えっ……あ、うん。」
何かおかしなことを言っただろうか。突っ込んではこなかったので、僕は久子さんの
荷物を持って家の中に入った。そして、自分の部屋に案内してもらう。
神戸幸隆の部屋は、音楽雑誌とファッション雑誌がそこら中に散らかされた汚い部屋だ。
棚には漫画だけが並べられ、文庫は一切無い。僕は少し顔をしかめた。勉強せず、
運動も適当、だけど努力せずとも僕よりどちらも上…そんな男だったんだろう。
そんな部屋の片隅にPCが置かれ、DVDが何枚かラックの上に無造作におかれていた。
それらの中身の確認は後ですることとし、僕は久子さんに神戸の私生活を聞くことにした。
彼と成り代わるとしても聞いておかなければ不審に思われかねない。
「母さん、ごめんなさい。疲れているだろうけど記憶が無いから…いつもの俺の話を聞きたいんだ。」
久子さんの話は大体こうだ。やはり神戸は何も言わなくてもなんでも出来る男だったらしい。
父親が仕事人間で家に戻らないため、彼を抑えることが出来ず、タバコなどの非行や
暴力沙汰、果ては薬、女性関係など判っていながら止めることが出来なかったらしい。
これがこれからの自分のことだと思うと苦笑いするしかなかった。
話が終わった去り際、これだけ僕はいった。
「記憶もなくなってしまったけど…いい機会だから、自分を見直すことにするよ。」
変っても不審を抱かれないように…。久子さんは嬉しそうな顔で泣いていた。
僕は罪悪感でいっぱいだったけど…。
部屋に戻った僕は、PCの中身を確認することにした。やっぱり、中身も整理されておらず
汚かった。動画の編集系のツールが多い気がするが…。
HDDの中身を見て僕は焦った。動画が大量に…。一つ一つ確認していく…。その動画は
神戸と…女がSEXしているものだった。僕はそれを全て削除した。
まさかと思い、数枚転がっているDVDの中身を確認していく。───予想通りだった。
なお悪いことにこちらは僕と同じ高校のものだった…冷や汗が流れていく。
そして、最後の一枚は……僕が憧れていた、同じクラスの女性が嬉しそうな顔で
神戸に突かれてよがり声を出しながら腰を振っていた。
僕は気分が悪くなり………そこらに転がっていた袋を何とか掴み、そこに吐いた。
最悪の気分だった。横を向くと全身鏡に神戸が映っていて……もう一度吐いた。
投下終了。
題名忘れてた。どうしよ。
ここで出てた意見を参考にしたけど趣旨に合うのかどうか。
これで良さそうなら続き書きます。
これからどう話が展開していくのか気になる。
とりあえず、GJ!
続き、ワクテカして待ってるぜ!!
>>120 ストーリーが良くできていて
なかなかGJだと思います。
これから意外な展開が待っていそうで
続きを楽しみにしています。
>>120 少しシリアス路線かなと思うけど話じたいは
面白そうだからこのまま続けてください。
続きを待っています。
続きいきます。
ここまでが序章かな。難しい。
翌朝、目が覚めるとすぐに鏡を見た…が、残念なことに夢じゃなかったようだ。神戸に
見えるように手入れをすると二階にある自分の部屋から一階にあるダイニングへと向かった。
久子さんの姿は見えないため、キッチンへと入ると彼女は朝食を作っていた。
「あ、幸隆…朝ご飯はどうするの?」
「お腹すいてるから食べるよ。」
「そう……」
何故か彼女は嬉しそうだった。朝食は美味しかった…自分の腕より数段上。流石は
主婦と僕は思った。
「美味しかったよ。ご馳走様。」
思ったことを素直に言うと彼女は何故か泣きそうになっていた。やはり、ばれているの
だろうか…彼女には。胸がきしむ。だけど嘘を突き通すしかない。
部屋に戻った俺は病院に行く前に携帯電話を確認した。電話には大量の番号が登録されていた。
グループ名…友人・攻略中・雌犬・攻略予定………?
友人の欄には、僕もよく知る学内の男が多かった。どいつもこいつも嫌いな奴だ。
他の三つのグループには女性の名前が並んでいる。雌犬の欄には何人かのクラスメイト、
先輩や後輩の名前が書かれていた。元憧れの人の名前も。
攻略予定のところには…僕の葬式に来ていた七川千秋や…僕の妹の名前があった。僕は
この身体に変わってから初めて心から安堵した。
久子さんに新しい携帯を買うことを伝え、僕は病院で検査を受けた。結果は全く異常なし。
僕がこうなった原因は判らなかった。身体がもう焼かれてしまった以上自分としても
この身体で生きていくしかないのだが。
これからどう生きていくか悩んで病院から出たとき、病院の前には僕と同じ年頃の
髪の長い大人しそうな雰囲気の女性が僕を憎しみの目で見つめていた。
「幸隆…お前のせいでっお前のせいで……死んでっ!!」
「おわあっ!!」
突き出された包丁をなんとか回避し、距離を開ける。目の前の少女は諦めた様子も無く
じりじりと僕との間合いを詰めた。
「ちょっと待って!俺は事故で記憶喪失なんだ。君は誰だ!」
「し、白々しいっ!!!!」
「事実だ!」
騒がしくなる周り、だがさすがに刃物を持った少女に近づこうとするものはいなかった。
僕は二度目の突きもかわし、なんとか腕を掴んだ。運動神経は神戸のものなのか、
思いのほか身体は使いやすい。
「は、離せっ!絶対殺してやるっ!!」
「医者に確認してもいい。親に確認してもいい。俺は記憶喪失なんだ。」
「忘れるなんて…あれだけのことをして忘れるなんてっ!!」
そんなこといわれても…過去、神戸がしてきた悪行を僕が知るわけもないし、殺されないと
いけない謂れも無い。
「落ち着け。俺が何をしたのか教えてくれ。」
「彼氏に内緒で一回だけって言われて抱かれたら、ビデオにとられてて彼氏にバラされて
別れる羽目になったのよっ。その後は脅されて…!」
僕は開いた口が塞がらなかった。
「俺、記憶がなくてその事実も他人事にしか聞こえないんだが…自業自得じゃないか?
彼氏を裏切ったんだろ?」
「う…」
「ビデオの類は俺が全部消した。君の名前も知らないし、もう脅しようが無いだろう。
これ以上はすまないが俺としては謝るくらいしかできない。殺そうとしたことを以前の
罪と相殺してもらえると助かる。虫がいいかもしれないがほかに思いつかない。」
そういって僕は刃物を奪った後、頭を下げた。彼女はそんな僕のようすにあっけに取られていたが、
暫くすると僕の前から泣きながら去っていった。
焦った…今回はなんとかなったけど、たくさんありそうな神戸の悪事を僕はどう清算していけば
いいのだろうか…。
翌日、僕は久々に学校へと登校した。八戸正行としてではなく、神戸幸隆として。
いつまでも休むわけにはいかなかったのだ。かなり胃が痛い。昨日の時点で一応学校側に
記憶喪失を伝えてもらってはいたけど…出たとこ勝負だ。
教室に入ると生徒全員の視線がこちらに向き、数人の女性が走ってきた。その中には
以前憧れていた女性の姿もあって僕は戸惑った。
「神戸君よかったねー。怪我なくて。」
「ん、ああ、有難う。」
「あの八戸も最後の最後でいいことしたじゃない。どうせいてもいなくても同じなんだから。」
「だよねー。あの顔見なくよくなってほっとするよね。」
徐々に怒りが込み上げてくる…嫌われてるのは判ってた。だけど、面と向かって言われる
言葉は深く心を抉ってくる。
「まさに一石二鳥だねっ。」
「黙れっ!!!」
今まで笑っていた女性たちがびくっと怯え困惑の表情になる。周囲も同様に静まり返り
僕に注目が集まった。
しまった…今は神戸なのに。
「ああ、怒鳴ってごめん。だけど死んだ人を悪く言うのはやめたほうがいい。」
「うん…」
「後悪いけど記憶が無くて、他人との距離が判らなくて…記憶を無くす前、どういう
関係だったか解らないけど少し距離を置いて欲しい。」
できれば、永遠に。とは心の中だけで呟いた。
結局いろんな人と会話してわかったことは、話しかけてくるのは女性だけで
男からは前の自分並みに嫌われているということだった。女性との会話は慣れてないから
困ったが、男から嫌われてるのも理不尽なほどではなかったので、前の自分に比べれば
過ごしやすくはあった。
今後は適当にお茶を濁しながら慣れていけばいい…そんな風に思っていたときだった。
昼食時、一人の男がクラスの体格のいい男たちに絡まれていた。絡んでいるのは元々僕に
絡んでいた奴ら。自分がいなくなったことで…次点の彼…田辺に相手を変えたんだろう。
僕が死んでも彼らは変らない、弱い人間を食って生きていく。
「さっさと買ってきてくれよ。奢りで。」
「俺財布忘れたんだよなー。」
見捨てるのは簡単だ。僕には関係ない。以前彼を助けたとき、僕は彼に僕のせいにされて
矛先も全て僕へと変ったのだ。
だけど…
「おい、自分で買いに行け。」
「神戸〜お前だっていつも一緒にやってたことじゃないか。」
「そうだぜ。何いってんだよ。」
「生憎記憶が無い。どうしてもというなら喧嘩は買うぞ。」
「ち、わかったよ。いい子ちゃんぶりやがって…。」
奴らはあっさりと去っていった。背も高く、体格もそこそこいい神戸の身体なら
楽に止められるわけか。自分のときは必死で戦ったのに。
「あ、ありがとう。」
「大したことじゃないし、礼もいらない。」
田辺はあっさりと礼を言ったが彼を無視し、席に戻って食事を再開した。
女子も同じだ。なんとなく理解できてきた…僕という男女共通の最大の敵がいなくなったとき、
その矛先は次点の相手に流れるのだ。なんと醜いのだろう。一度それを体験した僕が
それを見るのは苦痛で、とても見てはいられない。女子は…葬式で泣いてくれた…八戸と
いう人にとって最後に救いをくれた七川さんだった。
彼女も教室の隅に追い詰められて、僕の葬式に出たことを詰問されているようだ。
さすがに力づくというわけにはこちらはいけないのでさり気無く近づいた。
「悪い、七川さんに用があるんだ。どいてくんない?」
なるべく笑顔になるよう努力するとしぶしぶながら彼女を解放した。聞き耳があることを
予想してなるべく大きな声で会話する。
「ごめんな…急に呼んで。八戸君の葬式のときにこのクラスの人、君しか来てなかったか話聞きたくて。
記憶は無いけど、話を聞く限り彼は俺の命の恩人だから…。」
「え…うん……彼……何故か嫌われてたから…。」
「そうなんだ。じゃ、君はどうして?」
「その……助けてもらったのに仇で返しちゃったから…他の人にいじめられるのが怖くて。
でも、急にあんなことに……それでどうしても謝りたくて……。」
少し泣きそうになっている彼女に少し笑顔を向けて、
「きっと彼は許してると思うよ。それに……俺は恩人のためにそうしてくれる人が一人でもいて
本当に嬉しい。俺はいじめとか大嫌いだからさ。なんかあったら俺に言ってくれ。
絶対力になるから。」
本当にそう思ってた。目の前の地味な雰囲気の少女に感謝してるから。以前の自分なら
いやな顔をされただろうけど七川さんは暫くぽかんとしていたが笑ってくれた。
「神戸君、記憶なくなったからって変りすぎだね。そんなこというなんて信じられない。」
「そんな酷い奴だったのかな。」
と、僕はとぼけて笑った。二つの事件を見ていた周りのクラスメイトは不思議なものを
見るような、納得できないようなそんな眼で僕を見つめていた。
放課後、一緒に遊びに行こうという誘いを全て丁重に断って図書館に足を運んだ。
正直、誘ってくれるのは有難いが嫌いな奴が多くて、さらに遊び慣れてもいないから困るのだ。
僕は一人が多かったから静かに本を読むのが好きだった。教室からかなり遠い場所に
ある学校の図書館はわかりづらい場所に有ることもあって人は少ない。図書館は独特の
本の香りが立ち込めていて、学校に着てからようやく僕を落ち着かせてくれた。
僕は何冊か本を選び、借りようとして大事なことを失念しているのに気づいた。図書委員には…
一年下である妹の香も参加していたのだ。
「神戸先輩…本を借りに来るなんて初めてですね。女遊びにしか興味ないと思ってました。」
その言葉には敵意が込められていた。当然か…。
「八戸君の妹さんが図書委員だとは知らなかった。これを読んで返したら二度と来ないから。」
「………どうして急に本を?」
「うん、俺は記憶が無くなってしまったから…彼が好きだったという小説を読みたくなってね。」
「記憶が無くなった?」
妹は怪訝そうな顔で僕を見つめている。何かおかしなことを言っただろうか。
「ああ。過去の記憶がすっぱりと。原因は解らないけど。」
無言で暫くバーコードを読みとっていた妹だったが一瞬驚いたような表情になり
時計のほうを向き、もう一度僕の方を向いた。
「神戸先輩はここに来たのは初めてですよね?」
「君が言うならそうなんだろうね。」
なんで同じことを二度も聞くのだろう。彼女は暫く何かを考えていたようだったが、
僕に事務的に返却日を告げると次の人を促して仕事をこなしていた。
投下終了です。
淡々と進んでいく中で緊張感が伝わってくる・・・
GJ!!
う〜ん。
ここは初めて見たけどスレタイのテーマを見て
もっと明るくてノリが良くてエロくて興奮する
ストーリーをイメージしたけどここに投下されている
2つの作品を読んだけど凄いシリアスな作品なのが意外。
あと人格が入れ替わるときに必ず片方のイケメンのほうは
死んでいるけどモテない男になってしまった
元イケメン男の話も読みたい。
ここはやはり
>>39の設定で明るくエロイ興奮する話を希望。
>>132 >モテない男になってしまった元イケメン男の話も読みたい。
俺も俺も
容姿はダメダメになってしまったけど今まで培ってきたモテる技術や話術等を駆使して這い上がっていく・・・みたいな
>>133 あるいは入れ替わりを元に戻そうとあの手この手を講じるとか。
これじゃサスペンスになってしまうかもしれないけど。
>>132 同意。
読んでみたらシリアス物でびっくり。
バカエロは実は難しいからな。
入れ替わっちゃって元の家族である美人な姉と妹をやりたい放題とか妄想してたんだがな
すでに投下されている作品に、あれこれ注文を付けるのは良くないと思うけど、
これから投下されるであろう未来の作品のためにいろいろとネタを語るのはよいことだと思うぜ!
心の清いブサイクと、鬼畜な性格の美声年が入れ替わったら、というテーマであれば、
鬼畜な性格のブサイクが出来上がる。
入れ替わった元ブサイクは、美しい外見につられて集まってくる女達に囲まれてウハウハかと思いきや、
女慣れしていない性格に彼女たちも白けてしまい、次第に人気が落ちていく。
鬼畜な男は、以前の女達に飽き飽きしていたので、かえってすっきりしていた。
そして、今の新しい姿で、新しい女関係を作っていこうと画策する。
もてないブサイクだったその身体だが、不潔な部分を直し、センス良く振る舞い、形(なり)を正していく。
性格も明るく、社交性を発揮していくと、周りの人間も不細工な顔が愛嬌に思えてきて、次第に人気が出てくる。
そして、もてないブサイクの身体には、でかいペニスが宿っていた。
入れ替わりを差し向けた天使様は、心の清いブサイクのことを思ってやったのに、それが裏目に、みたいな。
139 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 23:26:18 ID:Tfr1an88
保守
140 :
70:2007/07/01(日) 10:19:40 ID:FnY1D7P0
よう兄弟! 調子はどうだい?
少しだけ投下しにくい空気だが、勇気を出して投下するぜ!
それでは『ご利用は計画的に』完結篇ドゾー
「えぇ……?」
口をついて出たのはそんな落胆の言葉。
先輩と教室で別れてから、俺はいち早く帰宅するために昇降口に向かった。
そして、『岡部』と書かれた下駄箱を開ける。
そこにはなんと、ラブレターが入っていたのだ。
ラブレター。
間違いない。
『岡部さまへ』と封筒に大きく書かれている。
驚いた俺は、一度下駄箱のふたを閉める。
そして周囲を確かめる。
下校時刻を大幅に過ぎた現在の時刻では、あたりには誰もいない。
それでも人目をはばかるように俺はそれをトイレの個室に持ち込むと、中身を確かめた。
――そして、冒頭の台詞に戻る。
なんとラブレターには『今日の放課後 屋上で』と書かれていた。
というか、それ以外の情報がない。
封筒だってただの白封筒だし、中に入っていた手紙も普通のコピー用紙のようだ。
それに字が恐ろしく汚い。
……正直なところ、今日は勘弁願いたかった。
そう、今日はいろいろあって心身ともに疲れているのだ。
一刻も早く、風呂に入り、腹を満たし、泥のように眠りたいのだ。
「(もしかして、これ不良からの呼び出しなんじゃ……)」
というか、そういうことにして、さっさと忘れてしまいたい。
それでも。
「(俺のこと――正確に言うと岡部のことだが――を待ってる人がいるかもしれないんだ………)」
すぐにでも帰路につきたい。
だが、待っている誰かを放置する、ということは――。
「――俺にはできそうもないな」
俺はトイレの個室から出ると、一応手を洗い、屋上へと向かった。
途中、先輩と会うと気まずいな、とか考えたが、そんなことは起こらず、すんなりと屋上につくことができた。
日が少しだけ翳り、黄色くなった空の下に俺は出た。
吹き付ける風はまだ生ぬるく、湿気を帯び、やや不快だ。
俺は入り口から屋上を見渡す。
しかし、人一人いない。
「(からかわれた、のか?)」
俺は一応、入り口から離れ、反対側のフェンスに近寄る。
フェンス越しにグラウンドで、まだ部活動を行っている運動部の連中の影が見える。
しばらくそうしていたが、誰かが来そうな気配はない。
しょうがなく、俺はフェンスから離れ入り口に向かう。
「(やっぱ、イタズラだったんだな……)」
落胆したような、安堵したような。
そんな面持ちで入り口のドアを開けるか開けないかの、そのときだった。
「あはっ、手紙読んで来てくれたんですねぇ? 岡部さ〜ん♪」
後ろから声がかかった。
俺はビクリと肩をすくめた。
「(馬鹿な、後ろから、声!?)」
今まで誰もいなかった屋上だ。
そんな空間から声がした、なんて明らかにおかしい。
それでも俺は恐る恐る、後ろを向いた。
そこには――。
男か女かわからない中性的な顔、構造がよくわからない複雑な白い布でできた服。
なにより、背中から見える鳥のような立派な翼。
それは昨日(今日?)の夜の天使が居た。
俺は全身から気を抜けさせる。
「なんだ。お前か………。驚かすなよ……」
天使は俺をあざ笑うように笑みを浮かべる。
「ヒィヒャヒャヒャ。オバケだと思ったんでちゅか〜? 怖かったでちゅね〜」
明らかに俺を馬鹿にした声。
さすがに俺も不機嫌になる。
「で、何の用だ。俺はサッサと帰りたいんだが」
心底不思議そうに天使は聞く。
「ん、ん、ん〜? 帰る? どこに?」
「家に決まってるだろ」
「家? 誰の?」
俺は質問を重ねてくる天使を不気味に感じ出した。それでも答える。
「俺の、岡部の家……だよ」
そして、得心が行ったように天使は言った。
「あぁ。な〜るほど! オメェ、まだ自分が生きられるって信じてるんだなぁ?」
「? ……は?」
なんて言った? こいつ。
俺には心底わからない。
天使は馬鹿にしたように続ける。
「オメェさぁ、今日一日、モテモテ人生楽しんだだろ? それで終わり」
「………な、に。言ってるんだ?」
終わり? どういうことだ?
混乱する俺とは対称的に、楽しそうに天使は言った。
「なにもかにもねぇよ! 今日一日限りって契約だろ? ぼくちゃん?」
「!? 一日限り!? そんな話は聞いてない!!」
赤くなってきた空の下俺は叫んだ。
「そんな、そんな馬鹿な!!」
「馬鹿はオメェだよぉ! ちゃ〜んと、契約の書面に書いてただろうがYO★」
そう言って、天使は懐から書類を取り出し、俺に見せ付ける。
それは以前、天国で名前を書かされた紙だった。
「そんな、これ、これは……!!」
意味不明の言語で書かれていた書類。
俺は、確かに署名をした。
でも、その内容については――。
「人間って本当、馬っ鹿だよなぁ! 見たこともない風景ってだけでビビって、
契約書の内容なんて確認しもしない! 俺だって契約のことだ、聞かれれば正直に答えたってのにYO★ ウヒャヒャヒャヒャ」
「そんな!! そんなのサギじゃないか!!」
俺は天使につかみかかる。
だが、スルリとかわされ、俺は飛び込んだ勢いのまま、地面に倒れこんだ。
「バ〜カ★ サギじゃねぇよ!! 俺はちゃんと言ったぜ。
『生き返る代わりになにか願いを一つかなえる』ってYO★ 『生き返る代わり』に♪ なぁ」
「………………!!」
言った。
確かに言ってた。
「それを勘違いして、『違う人間のままずっと生きられる』なんて都合のいい解釈しやがって。
契約の書面も確かめずにサインしやがった。これが馬鹿じゃなくて、なにが馬鹿なんだYO★」
………。
確かに都合のいい解釈を、した。
「それに選択肢はちゃ〜んと与えたZE★ 『このまま生き返ることもできるけど、
本当に魂を交換してもいいのか』ってなぁ!」
………。
確かに、選択肢も、与えられていた。
「馬鹿なヤツ!! あのときあのまま変な欲を出さずに、生き返ることを選択してりゃ、オレも付け入る隙はなかったんだぜぇ!?」
………。
確かに、欲を、出した。
「大体よぉ。お前何か勘違いしてないか? ここでクイズ、でぇ〜す★ 俺みたいに契約し
人の願いを叶える代わりに魂を頂く存在をなんと言うでっしょ〜う♪ だぁ〜いヒント、英語では〜“devil”って言いま〜す★」
devil。
それはつまり――。
「あ、悪魔。だったのか………」
「おほぅ!! ダイ、ダイ、ダイセイカァ〜イ★ ピンポンピンポン♪」
「………………」
俺はよたよたと立ち上がり、空を見上げた。
天使、否、悪魔が登場してから、一向に雲が動いていない。
「最初からおかしいと思わねぇ? 自殺した人間が天国にいけるなんてYO!
自殺者は大抵、地獄行きって牧師様に教わりませんでしたか〜!?」
「………牧師にはあったことがない」
「あっちゃ〜。オタク、神を信じないクチ? 神を信じないのに、天国信じちゃった?! 馬っ鹿でぇ〜♪」
俺はゆっくりと振り返り、悪魔の顔を覗き込む。
しかし、逆光でよく見えなかった。
「俺はこれからどうなるんだ………?」
「悪魔に魂売ったんだZE★ ろくな死に方はしねぇYO★ 魂は冥府魔導に堕ち、
ってヤツゥ? ワァオ、救われねぇ!!」
俺は、
おれは、
オレハ!!
「ハハハハハッハハッアハハhッハハッハハッアハhhッハッハハッハッハh」
笑った。
腹のソコから、頭の先に抜けるように。
力が全身から抜け、俺は跪く。
それでも笑いは止まらない
「アハハハッハッ!!ヒヒヒヒヒヒイッヒヒッヒ!!」
「サァサァ、かわいいかわいいお馬鹿チャン♪ 覚悟はできたかな? って、もう壊れちゃったかNA★」
悪魔が音もなく近づいてくる。
俺は跪いたまま笑い続け、動かない。
うごかない。
「今回は当悪魔契約をご利用いただき、真に有難う御座いました。またのご利用はありえません」
そして、テレビの電源が切れるように、俺の意識はなくなった。
了
144 :
70:2007/07/01(日) 10:31:19 ID:FnY1D7P0
というわけで、コレで終わりです。
今までこんな駄文に付き合ってくれた皆さん、本当に感謝しています。
では、また。
いつか会える日までごきげんよう。
とか、言いたいところなんだが、
実はもう一つ弾は残っているんだ。
タイトルは『番外編・岡部の話』。
そう、つまりイケメンがブサイクになっちまった話だ。
しかし、兄弟。あわてるな。
多分、皆が期待しているような展開にはならない。
話は長いし、エロも少ないんだ。
それでもよければ、投下してみようと思うんだが、どうだろう?
皆様の忌憚なき意見、募集しております。
では、また。
うおう、予想外のオチ。そうくるのか。
悲しすぎるぜ。でも、面白かった。
番外編も楽しみにしております。
どうしてスレタイのテーマに反して
へんにシリアスにしてバットENDにするのかな〜。
もっと馬鹿っぽくて明るいエロ興奮話のがいいのに。
2つとも同じシリアスもので期待はずれ。
みんなが期待して想像しているのとはちがうと思うけど。
あくまで俺の意見だけど。
まさに超展開バロスWWWW
これからもしかしたらエロが無いじゃないか!とかいきなり過ぎだろとか叩きレスがあるかも知れんが俺は味方だ!
番外編もこの調子で頼む
>>146 同意。
いま完結編を読んだけど
「はあ?なにこれぇ〜。」というのが
正直な感想。
スレタイ見て期待してたのとは全然ちがっていたし。
149 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 13:22:31 ID:Z7FlN0xV
なんか打ち切りマンガみたいな終わりかただな。
突然天使が出てきてバットエンドで終わりとか。
急に1日だけだとか意味わかんねえ。
ていうかブッサーな男がいままで馬鹿にしてきた世界に対して恋にしても社会にしても復讐していくのが楽しいんじゃね?
エロなしやバッドエンドは注意書きを入れるべきだったかもしれんが
色んな趣向あるのはいいと思うけどなあ…上の二つにあったような
イケメンは鬼畜なのにギャルゲの主人公のようにもてまくりで
ブサメンの片思いの相手と関係してて
ブサメンは悪い奴じゃないのに顔だけで差別されてるとかもいいし、
単純に不遇なブサメンがイケメンになってモテる
サクセスストーリーはこのスレ的には王道で
読んでて気持ちいいだろうし、イケメンがすげえいい奴で
ブサメンの真面目な親友だったりすると入れ替わりが切ない話になりそうだし
入れ替わってモテるようになったから自信持って好きな子に告白したら
実はその子はブサメンの自分が好きと言って断られてしまって
「やっぱり元の身体に戻りたい」と叫ぶ展開だと皮肉だし
イケメンとブサメンがクラスメイトじゃなくて
まったくの他人で接点がなければ混乱っぷりが楽しそうだし
イケメンはモテまくりなのに実はインポとかだと
「元の身体だったらアレもコレもできるのにー!」と泣くコメディになるし
とにかくテーマを狭い範囲に限定する必要はないと思う。
どんな原理で入れ替わりが起こるかとか
結局イケメンとブサメンのどっちがいい目を見たのかとか、
全部作者任せでいいんじゃないか?
俺個人的には不細工がイケメンになってモテる話はあんまり読みたくない
結局内面なんかは全然関係なくてルックスで全て決まる(モテるモテないとか)なんて悲しすぎる(まあ現実はそうなんだろうがw)
仮想の中でくらい夢見させてくれ
>>154 なにわけわかんないこと言ってんの?
それじゃここのスレタイに反するだろ。
そんなの読んでなにが楽しいんだよ。
もういっかいここのスレタイ読め!
読みたくないならここから去ればいいじゃん。
おまえみたいなわけわかんない奴は
もういいかげんうっとうしいよ。
>>154 それじゃあスレタイを半分以上拒否ってるじゃねぇかw
なんとなくタイトルに引かれて入ってきたけど
外見だけで全て上手くいくほど甘くないぞ、キモメンどもって言いたい感じだろ?
完全に想像だがw
でもさこういう妄想丸出しの頭悪い話が読みたいときもあるんだよ。
>>155 >>156 完全に同意。
作者といい
>>154といい根本的に勘違いしている人が多すぎ。
もういっかいスレタイ読んで意味を考えてくれ。
読みたいものと作者のストーリーが
あまりにも違いすぎる。
なんというかいい子ちゃんすぎが多いなぁ・・・少しくらい悪くてもいいんじゃないかな?
つーかもしかして最終回読むまでバッドエンドを予測してなかったの?
明らかにこうなる事わかってたじゃん
ダメなら途中で言えばよかったんじゃない?
「汝の望むこと、一つだけ叶えてしんぜよう」
横断歩道で困っていた婆さんを助けた。
んで、助かった婆さんがそう言ったとき、正直『ああ、ボケてんだな』としか思えなかった。
それでも心の優しい俺は、婆さんに付き合ってこう言ったんだ。
「そうだな。俺のクラスの田中義男っていうのがいるんだけど、ソイツくらい女にモテモテになりてぇな」
もちろん本気じゃなかった。
でも、今すぐに思いついたのがソレだったのだから仕方ない。
婆さんは目を光らせた。
比喩ではなく本当に、ギラリと光らせた。
思わずオレは、婆さんから遠ざかる。
「なるほど。ようはソイツになれればいいわけだな?」
「違う違う。ソイツになりたいんじゃなくて、ソイツみたいに――」
否定する俺。
しかし、婆さん、人の話なんか聞きゃしない。
俺の発言を遮りこういった。
「皆まで言うな。わかっとる、わかっとる」
婆さんは巾着袋から数珠を出すと、なにやら経を唱えだした。
不気味になってきた俺は、婆さんから背を向け、走り出す。
しかし、婆さんの言葉がはっきり聞こえた。
「汝の魂、田中義男になりて、顕在せん!!」
とたん、俺の視界が白くなる。
何がなんだかわからないうちに、俺は意識を失った。
目が覚める。
どうやら、ベッドの上のようだ。
薄く目を開け、周囲を確認する。
見知らぬカーテン、見知らぬ本棚、見知らぬパソコン。
俺は飛び起きる。
「なん、なんだ!? ここ!?」
大声を出した俺を咎めるように、どこかで聞いたような声が耳から入ってくる。
『これ! あまり大声を出すではないわ!』
よく聴くと、それはさっきの婆さんの声に似ていた。
「もしかして、婆さん!? なん、なん、なんだよ! ここ! っていうか、婆さん何処にいんだよ!!」
混乱する俺とは対照的に婆さんの声は理性的だ。
『落ち着くのじゃ、若いの。お前さんの願いは叶えられた』
俺の願い?
――あ。
「俺の願いって、田中義男……?」
『そうじゃ。見事にお主は田中義男になった。おめでとう』
「オメデトウじゃねぇよ、クソババァ!! どうしてくれんだよ!!」
俺は未だ姿の見えない婆さんの姿を部屋の中に探す。
しかし、散らかった室内に婆さんの姿はない。
『何を慌てておる? ワシはそこには居らんぞ』
「じゃ、どこにいんだよ!?」
『お主から遠く離れた地。そこでお主の姿を見ておる』
あまりにも異常な事態に、体中があわ立つ。
「あ、あんた。何者なんだ? 一体、俺をどうしようってんだ……?」
しかし、無常にも婆さんは宣告する。
『ワシのことなど、どうでもよい。ワシはただ、お主の願いを叶えただけじゃ』
思わず、俺は激昂する。
「叶ってねぇよ!! クソババァ!!」
『? どういうことじゃ』
「人の話はよく聞けよ! 俺は田中義男になりたかったんじゃなくて、田中義男みたいに
モテたかったの! 俺自身が田中義男になっちまってどうすんだよ」
『慌てるな、若いの』
「はぁ!?」
『お主が田中義男になれば、それすなわち、田中義男並みにもてているも同然。お主の願いは叶っているも同義』
「いや、だから――!!」
婆さんは俺の言葉など全く気にせず続ける。
『それに術の効果は永久ではない。そこは現実のなかの仮想現実。お主の人生にまで術は干渉せん』
「? どういうことだよ」
悪いが全く理解できない。
婆さんのため息が耳に響く。
『簡単に言うと、お主が今居るところは、夢の世界ということじゃ。現実とは別次元にある』
「夢?」
『そう。そこで田中義男として、自由に振舞うがよい。さすれば、おぬしの願いが叶うも道理』
「………………。そうかぁ?」
なんか違う気がするが、納得するしかない、のか?
『とにかく、好きに生きろ。いずれは術も解ける』
「いずれは、って、いつよ?」
『さあな。知らん』
「そんな無責任な!?」
婆さんは少し鼻で笑って返事をすると、小馬鹿にしたように呟いた。
『これは祭りなのじゃよ。お主の為に開かれた、お主の為の祭り。せいぜい楽しむがよい』
「まつり? なにいってんだ、婆さん。婆さん? ……婆さん!?」
とうとう婆さんの声は聞こえなくなった。
俺は胡坐をかいて、目を閉じる。
そして、婆さんの言葉を反芻する。
「(婆さんはコレは夢の世界、といっていたな……。俺の人生には干渉しない、とも言っていた。つまり? つまり……)」
俺は瞬間的に悟り、目を見開く。
「(俺は田中義男として、自由に動くことができる!!)」
そうか。
そういうことだったのか。
「(ま、夢の世界なんだ。せいぜい自由に生きさせてもらうか。それまで、体借りるぜ、田中義男)」
開き直ると、腹がすいてきた。
俺は部屋から出て、勝手のわからない家を散策し始めた。
どうやら、田中義男の部屋は二階にあるらしい。
俺は階段を下り、台所を目指す。
扉を開けたそこはリビングのようで、テレビがついていた。
ソファーのほうを覗く。
そこには。
見たこともない少女が座っていた。
年のころは、俺と田中義男と同年代か、少し下あたりだろう。
明るめの色の髪は短く切られ、活発そうな服装をしていた。
彼女は俺の事を見ると、破顔した。
「あ! お兄ちゃん! 今、起きたの?」
どうやら田中義男の妹らしい。なかなか可愛い。
「いや、ていうか、アンタ、田中義男の――」
っといけない。
俺は今、田中義男なんだった。
せいぜい演技しないと。
「お、おお。そうなんだ。腹へってさぁ」
妹は俺の挙動に特に怪しむこともなく、笑顔で言った。
「食事だったら、台所に食パンがあるよ。とってきてあげようか?」
「ああ。頼むよ」
妹はソファーから立ち上がると、台所のほうに向かって歩き出した。
しかし、俺は見逃さなかった。
ソファーから立ち上がる瞬間、ミニスカートの中のものがチラリと覗いたことを。
いままで、女日照りだった俺だ。
それだけで、俺の股間は起動した。
「(相手は妹なんだぞ! それに欲情してどうする!?)」
というマトモな意見と、
「(俺は田中義男じゃねぇもん。それに夢の世界の話だもん)」
という欲望に忠実な意見が、俺の頭の内部で論争を始める。
まぁ、そんなことを考えながらも、立ちっ放しなのは不自然と考え、ソファーに座る。
すると、妹が台所から帰ってきた。
「ジャムしかないけど、いいよね?」
「ああ、ありがとう。それでいい」
俺はソファーに座ったまま鷹揚に礼を言った。
そして、妹が台所から持ってきたものを置いたとき、ソレは訪れた。
ちょうど前かがみになった妹のTシャツから、胸元が覗いたのだ。
「? どうしたの? お兄ちゃん?」
妹はそれには気づいていない様子。
俺は欲望に忠実な意見を採用することにした。
「いもうと〜!」
「キャッ!」
俺は妹に飛び掛ると、そのままソファーの上に引きずり倒した。
「もぉ〜、いきなりなに? お兄ちゃん」
「正直スマン。だが、辛抱たまらんかった」
正直に告白した俺。カコイイ。
妹は虚を突かれた顔をしたが、直ぐに笑顔になると、俺の頭を両手で捕らえ、唇を重ねさせた。
チュッ。
触るような軽いキス。
妹は、俺の下で微笑みながら言った。
「もう、強引なんだからぁ、お兄ちゃん♪」
「俺とお前、いつもこんなことしてるのか?」
俺は妹のTシャツの上から胸をもんでいる。
下から上へ持ち上げるように、柔らかく。
おっぱいは素直に俺の手の動きどおり形を変える。
「? ふぁ、ふぅん、へ、変なこと聞くね。いつも、してるじゃん。そう、ん、でしょ?」
少し喘ぎながら、普通のことのように答える妹。
「(おいおい、田中義男。お前にはタブー意識というものがかけているんじゃないのか?
それとも、ここが夢の世界だから、俺の思うとおりになっているのか?)」
いきなり妹のことを押し倒しておきながら、自分のことは棚に上げる。
マシュマロのような胸をもみながら、次にどうすればいいのか、少し途方にくれる。
なにしろ、今まで女氷河期を生き抜いてきた俺だ。
当然、童貞です。
「(しかし、おっぱいというのは触るだけで気持ちいいな。揉み応えがあるというか)」
先ほどから手の動きは一定している。
次第に汗ばんできた妹がねだるように言う。
「お、おにいちゃぁん。もっとぉ、らんぼぉに、あんっ、してぇ……!」
「乱暴? こんな感じか?」
尋ねながら両手を使い、胸を揉みしだく。
柔らかな双丘は強引な俺の指の要求に答え、歪むように形を変える。
「あはぁっ、……う、うん! ふぁふぅ、……はっ、はっ。そんな、かんじぃ……」
「ふぅん。これだけでいいのか?」
「ぁん! じゃ、じゃあ、直接、さわってぇ。服の上じゃなくてぇ、ちょくせつぅ……!」
「わかった、じゃ、脱がすからな」
俺は一旦、胸を弄ぶのを止め、妹の体を起こすと、Tシャツを脱がせた。
だが。
「(ブ、ブラジャーって、どうすれば外れるんだ!?)」
「おにいちゃん?」
不安げに見つめてくる妹。
ええい!
こうなれば、ままよ!
ブラジャーを引っつかむと、物凄く適当に動かした。
すると。
あっけないほど、単純にブラジャーは外れた。
「(? 運がよかったのか? それとも夢の世界だからか?)」
ブラジャーをまじまじと観察しながら、そんなことを考える。
「もう、お兄ちゃん。そんなにブラジャーが珍しい?」
妹は俺の手からブラを取り上げると、ソファーの向こうに放った。
そして、ねだるような視線を送ってくる。
「ねぇ。はやくぅ。つづきぃ……」
俺の手を自分の手に重ね、おっぱいに押し付ける。
俺はその欲望に忠実な様を見て苦笑する。
「やれやれ、タブー意識が足らないのは、俺だけじゃないらしいな」
「なに言って――、ふぁ、あんっ……んん!」
妹が言い終わらないうちに、俺は胸への愛撫を再開した。
しっとりと汗ばみ、熱くなっているそれは、服の上から揉むよりも数段気持ちよかった。
それは妹のほうも変わらないらしい。
「ふぁ、んん…………すご、い…………イイ、よ、ふぁあっ……」
調子に乗った俺は乳首を中心に攻めてみる。
乳首を押し、摘み、転がす。
それだけで、妹は敏感に反応する。
「お、おにいちゃぁん……んん! や、あぁ……あんっ、そんなにちくびぃ、いじめ、ないでぇ……!」
「でも、イイんだろ?」
意地悪く言うと、妹は顔を真っ赤にしながら告白する。
「うん、うんっ! ちくびいじめぇ、んぅ! きもち、いいよぉ……!!」
「そうか、だったらもっと可愛がってやらなきゃ、な!」
俺は爪を使い、乳首をキツクつねる。
「あ、ああ!! だ、ダメェ……!! あぅ、うぅん! それぇ、ギチギチしちゃあ、ダメェ!」
言いながら、妹は俺の手を胸に押し付ける。
俺は片方の手を解放すると、胸の下、腹を伝いまたの間まで到達させる。
そして、そのままスカートをめくり、パンツの中に侵入させる。
何処よりも熱いそこは、グショグショに湿っていた。
「おいおい。胸を弄られただけでこんなになってるぞ。どんだけ〜」
「ふぁぅっ、うぅん! だって、だってだってぇ、おにいちゃんが悪いんだもん……」
俺はある意味正直な妹の口を唇でふさぐ。
「ちゅっ、ちゅぴ……、ん、んんぅ、……ちゅぱ、ちゅぱぁ……」
妹は唇をあわすほどに、目をトロリとさせ、もっと唇を要求する。
その要求にこたえてやりながら、俺は妹のパンツを下ろす。
そして、唇を離すと妹の股座の性器弄りながら聞いてみた。
「で、もうこんなに濡れてるけど、まだ弄ったほうがいいか? それとも――」
言い終わらないうちに妹は言葉を重ねてくる。
「――もう、もうイジメないでぇ。これ以上じらされるとおかしくなっちゃうよぉ」
「じゃあ……」
「うん、うん! おにいちゃんので、わたしのなか、かきまわしてぇ……!」
俺はうなずくと、ズボンのチャックを下ろし、すでにガチガチに勃起したペニスを取り出す。
妹は期待に満ちた顔でソレをさわる。
「はやく、はやく。それでわたしのを……」
「焦るなって」
苦笑しながら、妹のスカートを捲り上げ、すでに濡れそばっていたそこに性器をめり込ませていく。
「お、おにいちゃん。もうちょっと、下だよぅ……」
「わ、わかってる」
どうにかこうにか、入り口を探し当て、いよいよ挿入する。
「あ、あ! はぁうぅ……! お、おにいちゃんのがぁ、はいってぇ……!」
熱く湿ったそこは、狭く、とても俺を歓迎しているようには思えない。
「じゃ、一気にこのままいくぞ」
「う、うん! そのままぁ、んぅ! 来てぇ……」
俺は妹を両手で掴むと、そのまま腰を前へと突き出した。
「んぅっ……!」
「はぁあん! す、すごいよぉ、……ふぁ、うぅん……!」
熱い。
とにかく熱い。
そして繊細なひだが俺の男性自身を敏感に撫でる。
俺は予告なしにピストン運動を開始した。
「ふぁああ! あんっ、あぁん! い、いきなりすぎだよぉ……!」
「ワリぃな……! このままじゃ、すぐに出ちまいそうだ……!」
正直にわびる俺。
しかし、妹のほうはそれどころじゃないようだ。
「ああん! イイよぉ! 奥のほう、コツコツってぇ、あたってるよぉ……!」
俺は妹の嬌声を聞きながら、なおも執拗に奥を攻める。
「おくぅ、おくぅ、きもちいい、きもちいいよぉ!」
初めての感触に、すでに俺はイッパイイッパイだった。
「おい! おいって! そ、そんなに、しめ、つけるな……!」
「だってぇ! おにいちゃんが、おにいちゃんがあばれるからぁ、あんん!!」
俺は奥のほうを攻めるだけでなく、ペニス全体を使ってストロークさせる。
「あ、はぁ、おにいちゃんがいっぱい、いっぱい、うごいてるよ……お!」
「ス、スマン。もう、出る……!」
あっという間に限界を迎えたペニス。
妹は夢中で頷く。
「うん、うぅん! お兄ちゃん、中でぇ、中にイッパイだしてぇ……!!」
「出、る……!!」
俺は妹の中に勢いよく発射した。
「ふぁぁあ! おにいちゃんが、おにいちゃんがぁ……! いっぱい、いっぱい、出てる……! おにいちゃん、おにいちゃんおにいちゃん……!」
妹の性器が締め上げるように収縮する。
俺は最後の最後まで出し切り、俺はペニスを妹の中から取り出した。
収まりきらなかった精液が、妹の性器の入り口から流れ出る。
そのまま、俺は床の上に倒れこんだ。
すると、妹がソファーから転がり落ち、俺に抱きついた。
「お兄ちゃん。すごく、すっごく気持ちよかったよぉ……」
陶然と吐息をはく妹。
俺は妹を抱きしめ返しながら、こう言った。
「田中義男、サイコー」
未完
ネタがないからこれ以上書けんが、
コレでもダメならこのスレは俺の手には負えん。
まぁ、どちらにしろバイビー
>>166 設定とテーマとストーリーからして
これは全然違うよ。
おまえも勘違いしている。
もうこうなったら作者が
>>39の設定で
書いてくれればいちばんいいと思うが。
夢オチ自体は否定しないが、それを前提にするのはちょっといただけない
内容自体は嫌いじゃないけど
節々から、お前らはこんなのが好きなんだろみたいなのが
ありありと見て取れるのが嫌。
はっちゃけるならもっと割り切って大胆に崩してほしいし
自然な感じに持っていくなら、もっと主人公の戸惑いも欲しい。
なんだか全体的に投げやりな感じ。
バイビーと言っている以上、あれこれ言ってもムダ。
でも確かに、スレタイに添うと、シチュエーションが偏ってくるのは難点だなぁ。
それを面白くするのは職人の腕だが、やはりある程度の力量が必要だし。
もしくは、エロの神様が降りてくるのを待つか。
>>157 モテない男(の肉体)が人格の入れ替わりでモテたエロ小説
このように補間して捉えてるんじゃない?
こんなの読んでたらますますモテなくなりそうだ
二つ疑問に思ったんだけどさ
内面的に悪くて、かっこいいやつよりも性格もよくて保志ボイスなかっこいいやつの
方がむかつかないか?
あとシチュエーション的に学生←→学生の入れ替わりが多いように見えるけど、例えば
ファンタジーの世界にして不細工で力の小さい魔王←→ハンサムな正義の勇者とかで
もいいわけでしょ?
なんか
>>144氏のバッドエンド以降、ギスギスした空気だな。
これじゃ作者さんは投下しにくいだろうし、…っていうか俺たち何様だよ。
俺はシリアスでも何でも、面白いSSが読めりゃそれで満足なんだが。
まあスレの出だしで大法螺吹いた奴とかもいたし元々順風満帆とは言い難い即死してもおかしくない雰囲気のスレだったし
それを良質な妄想出し合って支えている状態
多分叩きに走ってる奴ってあの大法螺吹いた奴だろ。いわば愉快犯だ相手すんの止めようぜ
文章力がないんで小説は書けないけど
モテない男とイケメン男の設定その他人物の設定そして
物語のプロロ〜グと簡単な物語の流れを考えてみたから
これから作品を投下したい作者さんの参考にしていただけば。
モテない童貞男
年齢:35歳 彼女いない暦=年齢の童貞男
容姿:背はそこそこ高いが体重が100Kgをこえるデブ男
顔はキモくて服装はアキバ系オタク丸だしのダサイ服装
趣味:エロゲー 美少女アニメ エロ同人誌読み
補足:小・中・高と学生時代はそのキモ顔の容姿から
女子からさんざん罵倒や中傷を受け続けて現実の女性に
たいして恐怖と絶望を覚えて恋愛恐怖症になってしまい
アニメやエロゲーなど二次元に走ってしまう。
性格は臆病で内向的なためコミュニケーションが
なかなかとれない。
女性とは手もつないだことがなくて自分はこのまま
一生彼女もできなくて童貞なんだという絶望的な思い
から毎週末に秋葉原に通い続けてエロゲーや美少女
アニメやエロ同人誌などをお金が許すかぎり買いあさり
二次元の世界の女性に没頭している。
178 :
177:2007/07/03(火) 20:46:01 ID:q5SqUe4O
超イケメンモテ男
年齢:17歳 初体験は12歳 その後の体験人数は300人
容姿:背は高くて体は引き締まっていて
顔は芸能人レベルで超イケメン 服装はかっこいい
趣味:スポーツ観戦 サーフィン パソコンなど
補足:小学生時代からモテていてわずか12歳で初体験。
その後もたくさんの女性と体験していろいろな女性から
モテまくる。
同級生、下級生、先輩、女教師、他校の女性徒、OL、
モデル、アイドルなどさまざま。
彼女も複数いて同時につき合っている。
こんなんだが性格は基本的に善良で女性関係以外は
悪いことはしない。
だが同時になにごとにもかなりクールで女性に
たいしてもそうで特別に好きな女性はいない。
女性に迫まれれば拒まないがSEXにたいしても
クールで淡泊であり機械的にやっている。
自分のモテる状況は当たり前に思っていて
この状況に冷めていて毎日来る他校の女性徒の
熱烈なアプローチにうんざりしている。
179 :
177:2007/07/03(火) 22:37:36 ID:s1ImXR1s
その他の人物設定
モテない男のオタク仲間
モテない男と同じ容姿で秋葉系オタク仲間で
一緒に秋葉原を探索している。
超イケメンモテ男の彼女その1
同じ高校の先輩で生徒会長。
生真面目な性格だが顔は抜群の美人で黒髪のロングヘアーで
スタイル抜群の容姿端麗で成績も優秀。
イケメン男にひとめぼれしてそのあとまじぼれした。
超イケメンモテ男の彼女その2
名門女子高に通う美少女お嬢様。
この子もイケメン男にひとめぼれして彼女になった。
超イケメンモテ男の彼女その3
女性雑誌のモデルをしている有名美人モデル。
超イケメンモテ男の彼女その4
最近雑誌の表紙を飾ることが多くなった
人気急上昇中の人気グラビアアイドル。
可愛らしい容姿とFカップを誇る巨乳と抜群のクビレをもつ
ウエストがエロい。
180 :
177:2007/07/03(火) 23:09:52 ID:gF8Pdam2
物語のプロローグ
月末の週末の土曜日の朝、モテない秋葉系童貞男は月末に
集中的に発売される最新作のエロゲーの初回限定版を買うため
朝早くから大きなリュックを背負ってその巨体を揺らしながら
秋葉原を目指して走りはじめた。
運わるいことに今日に限って少し寝坊したため大量の汗を
かきながらいつもより早く走っていた。
「うおー!くそぉー!」と叫びながら。
ちょうどそのころ時を同じくしてイケメン男は
彼女のうちの1人と渋谷でめんどくさいと思いながら
デートすることになっていた。
だが今日はパソコンの超人気最新作ソフトと最新パーツの
発売日でもあった。
イケメン男は少しくらい時間に遅れても大丈夫だろうと思い
渋谷に行く前に秋葉原に寄ることにした。
こうして境遇も生き方もまったく違う対象的な2人が
まったく同じ時間に秋葉原で出会うことになる。
この出来事が2人のこれからの運命を大きく変えることに
なることも知らずに・・・・・・・・・・・。
181 :
177:2007/07/03(火) 23:45:11 ID:P8ioH8Te
>>180の続き
秋葉原駅に着いたモテない童貞男はなんとか間に合わせ
ようと電気街口入口の下り階段を猛ダッシュで
降りはじめた。
ちょうど時をまったく同じくしてモテない童貞男とは
違う路線の電車で秋葉原駅に着いたイケメン男は
電気街口入口の下り階段を降りはじめた。
だんだん近づく2人の距離。
そしてこの瞬間、2人の運命は交錯する。
モテない童貞男は階段を降りると猛然と改札を目指して
走りはじめた。
一方イケメン男は寝ぼけながら階段を降りると
ぼーとしながら改札に向かっていた。
モテない童貞男は目の前しか見ておらずすぐ真横から来た
イケメン男には気づかなかった。
そして2人は出会い頭に激しくぶつかって頭と頭を
激しくぶつけて倒れこんだ。
乙だが、そこまで固まってるなら自分で書いた方がいいんじゃないかな。
たぶん人に書かれると、自分でイメージしたのとは大なり小なり違うものになるよ。
プロローグ見るかぎり文章書けないとも思えないし、そのまま続けるのをオススメ。
183 :
177:2007/07/04(水) 00:07:37 ID:29zFC3GV
>>181の続き
しばらく倒れこんでいた2人だがモテない童貞男が
めまいをしながらも立ち上がりイケメン男には目もくれず
リュックと財布を拾うと速攻にダッシュして改札を抜け
トレーダー目指して「なんとか間に合ってくれーー!」と
叫びながら猛然と走った。
あきらかに体型が変わって体が軽くなって走る速度が
早くなつたことにはまったく気づかずに・・・・・・。
一方イケメン男はしばらくしてたちあがり
「なんだよいったい・・・・」と激しく怒りながらも
落ちていた財布を拾って改札へ歩きはじめた。
体型があきらかに変わり体が重くなったことには
まったく気づかずに・・・・・・。
この時からこの2人のこれからの運命が大きく
変わりはじめた。
184 :
177:2007/07/04(水) 00:26:41 ID:j8RLBIm0
とここまでがプロローグです。
元モテない童貞男と元イケメン男の両方の視点を
交互に繰り返していく。
物語の前半は明るいエロ話、後半からだんだんシリアスに
なっていく。
最後は基本的に2人とも大切ななにかを見つけて
ハッピーENDで終わりがいいかと。
>>182 最初に言いましたが自分には小説を描いていく能力と
文章力が激しくないのでここまでが限界でもう無理です。
ここまで書いたのもかなり苦痛でした。
最近スレが荒れてきてここの方向性が見えづらくなったので
こうゆう設定とストーリーがいいんじゃないという思いで
ここまでやりました。
最後に今後ここに小説を書きにくる作者さんたちに
ある程度参考になればと思います。
ではまた。
185 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 18:34:21 ID:sgX/cqW/
保守
モテない男の「うおー!くそぉー!」にはワロタ。
あとソフマップや紙風船ではなくて
なぜトレーダーなのか?
>>188 たぶん秋葉原駅からいちばん近いエロゲーを
売っている店だからじゃない。
190 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 02:32:30 ID:fwkC5jwt
ここのスレすごいな
書かなきゃ書かないで大騒ぎして
書いたら書いたで叩くしな
そんなんじゃ誰も書く気がおきないんじゃねーの?
ヲタなんてそんなもんです
スレタイと反する内容の物は叩かれるんじゃねぇの?
あと今の段階は大騒ぎじゃなくて雑談レベルだ
>>192 同意。
ていうか最初の作品のラストが突然打ち切りになったマンガ
みたいな内容で酷かったからそこから荒れだして
そのあとの作品が最初から凄いシリアスでそのうえ
全然エロがなくてスレタイの内容に反する作品なうえ
そのあとスレタイみたいな作品は読みたくないという
キチガイなレスがあったものだからいままでたまっていた
ストレスと怒りが爆発した。
(モテない男の)肉体がモテるのか魂がモテるのか明確にしてない
>>1が悪い
>>194 スレタイからしてどう考えても肉体だろ。
>>177氏の設定を土台にした
作品の投下を期待。
メ欄が???の人、同意同意いって他の人を巻き込むの止めような。
スレタイのシチュの作品が読みたいって結論以外共通点がないと思うんだよな。
あと177の設定を毎日の様に押す人。
本人にしか見えないから本当に書いてもらいたいんなら書き込まないことな。
198 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 18:33:33 ID:rbNgeurD
保守
作品の投下ないかな〜。
200 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 10:32:59 ID:+VXsfUqu
もう作品をむやみに叩きません。
どうもすみませんでした。
もうここは去ります。
201 :
70:2007/07/07(土) 11:33:00 ID:qgGy/cLC
よう兄弟! 調子はどうだい?
大分遅れたが、約束の『番外編・岡部の話』を始めようと思う――
――んだが、どうやら俺の話は微妙にスレ違いらしい。
これ以上、ここにそれを投下してスレを汚すのは、良識ある諸兄に置かれても噴飯ものかもしれない。
ので
ここ
http://www1.axfc.net/uploader/93/so/N93_0552.txt.html に全文、UPした。
話長め、エロ少な目、どちらかというとシリアスかもしれない。
もしかしたら兄弟の期待をまた裏切る展開かもしれない。
それでも構わないという兄弟がもしいたら右クリックでDLして
片手間にでも呼んでくれると嬉しい。
それでは長い間ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
また、いずれ、どこかでお会いいたしましょう。
その時までごきげんよう。
「モテる男がブサイクの身体に入れ替わって、それでも結局モテる話」
なので、「スレ違いらしい」ではなく、完全に「スレ違い」。
あくまでも、スレタイの狭義な解釈に沿えば、の話だけど。
たぶん、感想を期待していないと思うので書かない。
うーん、邪推といわれればそうかもしれないけど、
いずれどこかで会いましょう、と書いてるということは、
感想を書かれても読まない(ここから去るので読めない)、という意味なんだと思った。
むしろ、自分のレスの中の、
>あくまでも、スレタイの狭義な解釈に沿えば、の話だけど。
あたりは
>>201を察してるつもりだったんだけどな。
誘い受けと自己主張高い作者の小説はエロでもエロなしでも読む気しねーわ
206 :
70:2007/07/07(土) 16:02:28 ID:wXM1cW04
203氏が薦められた「スレから追い出されたSSを投下するスレ」に
僭越ながら投下させていただきました。
このスレのことは気になるので、事の推移を見守らせていただきたいと思いますが、
名無しでROMに戻り、もう作品を投下することもないでしょうから、お別れの挨拶を書かせていただきました。
また、自分では誘い受けをしたつもりは御座いません。
しかし、皆様に不快な感覚を持たせしまった発言があったことを、深くお詫び申し上げます。
長々と、失礼いたしました。
それでは。
>>206 作品読んだけど最後にひとこと。
なんでモテない男は最悪のバットENDで
イケメン男のほうはハッピーENDなんだよwwwwwwwww
えこひいきしすぎだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
208 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 18:37:19 ID:tv/exuVS
結局最後はイケメン男のほうが勝つのかよ。
モテない男にくらべて落差ありすぎ。
しかもイジメを改心してないしな。
女もイジメのことを「意地悪」とか、軽く見てるし。
DQNカップルってことか。
だからってモテない奴がただ勝つ話も嫌だろw
最初からギャグテイストの強い話ならともかく
>>210 そこはうまくバランスがとれていればいいんだけど
今回はモテない男が最後は発狂してとつぜん天使に殺されて
イケメン男がそれとは真逆に女とハッピーENDだから
>>207-209みたいな意見が出るのはしかたないかと。
結局最後はイケメン男がなにもかもうまくいって
モテない男はなにもかも結局駄目だったということで
後味わるいから。
まぁこのスレタイに引かれて入ってくるって事は、ほぼ確実にモテナイ男に感情移入させるんだし
最終的にモテル男だけが幸せになると気分悪いわな。
なんか作者がわざわざモテる男を幸せにするのもモテなさそうな発想だし。
214 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:54:50 ID:v3cNj8bg
モテないのは顔が問題じゃないお( ^ω^)
>>213 馬鹿っ! モテる奴にエロSSを書く時間なんかあるわけないじゃないか!
そして読み漁る時間も
216 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:34:36 ID:ZH0600d2
>>204 今更だがすまんかった。
でもいや、なんかスレ違い云々の部分がさ、
「わたしお邪魔虫みたいだから消えるね、てへっ☆」
というセリフに対して
「お邪魔虫みたいじゃなくてお邪魔虫そのものだよ」
と言うような感じに見えたんだ。
自分が場違いなことを自覚して身をひこうとするドジっ娘相手に
わざわざ揚げ足取りのような否定で追いつめんでも、と。
感想書かない宣言は「もうここ見ないと解釈して」と言うが
それだとそもそもなんで
>>201にレスしてるのかわかんないし。
>>206 遅ればせながらthx。こっちのわがままを聞いてくれて感謝する。
>>214 顔だけで弾かれるのもむごいが
原因は他にあるなんて言われたらもっと救いがねえよ…。
>>213 >>216 >モテなさそう
2chのエロパロ板のこんなスレ来てる時点でお前らも同類だよw
いじめられっこを主人公としてみたあとでいじめっ子を主人公として見れるかどうかだな
できない人にはまったくもって救いのないストーリーになってる
このジャンル難しいね
例えばだけどブサイクでオタクっぽくていじめられてた奴がメガネを取ったり髪を整えたりしたら実はイケメンだった
んでモテモテになって戸惑う
みたいな感じの設定ならもうちょっと楽なのかもしれんね
70氏は途中まで良かったけど
最後のモテない男の発狂死亡ENDで
すべて台無しになったな。
これさえなかったらまともな作品だったのに。
221 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 16:37:59 ID:ZJvhbUfK
保全
新しい作品の投下ないかな〜。
223 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:17:42 ID:0PX94ZHG
保守
本当のイケメンって性格いい奴多くないか?
ずっとチヤホヤされることで、基本的には満たされてるから
あまり性格が歪まない傾向にあると思う。
並以下の顔なのに髪型で誤魔化してるような
似非イケメンには糞DQNが多いが。
女もそうだろ。
天然美人は性格いいが、必死美人は他の女を落としたがる。
イケメン=悪→不幸になれ
ブサメン=善→幸せになるべき
は余りにも薄っぺらい気がする。
>>224 というよりハンサムで聖人君子な男の方がある意味一番むかつくのである
>>224 それも一面的のような。ずっとチヤホヤされる→なんでも自分の思い通りに
なって当たり前、苦労する人の気持ちなんか思いやれないといったマイナス
コンボもよくある話で。そりゃ
>>224みたいなケースも無いとは言わんが。
とりあえず中高生は来るなとまでは言わないから書き込まないでくれないか?
今お前らが語ってる様なことは学生時代にみんな一度は思ったことで、
そんなことは全部分かった上でご都合主義な馬鹿話が読みたいんだ。
今までのSS全部読んだがみんな文章上手いし特に不満はないな。
ハッピーエンドだろうがバッドエンドだろうが面白ければあまり気にしない。
ブサメンとイケメンが入れ替わっていれば細かい注文はつけないよ。
つか、相手が女でもいい。そういうスレあったら教えてくれw
229 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:52:03 ID:VQU/5Fcg
保守
とにかく興奮するようなエロイ話を!
議論はいいから妄想でも語りながら雑談してようぜ
233 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 18:47:05 ID:4vGp35as
保守
クラス1のキモヲタ、ダメ男(仮名)。
或る日、クラス1のアイドル、モテ男と人格が入れ替わってしまう。
「これでモテない男一直線だった俺もモテるぜ!」
1ヵ月後。
「最近、ダメ男君明るくなったよね」「喋りも面白いし、なんか爽やかでいいよね」
「それに比べて、モテ男君は暗くなったよね」「なんか、行動の端々がキモくなったよね」
『いっそ乗り換えちゃおうっか?』
236 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 02:05:33 ID:xXpwLx45
>>234 どうしてそうつまらないこと考えるかな。
もうそんなことはいいんだよ。
>>235 おまえも糞つまらないこと言うなよ。
>>235 俺はこっちの方がいいなー
外見より中身で判断してもらいたいと思ってるから
容姿だけでモテるのはせいぜい中学まで
高校過ぎても容姿しかみない女は
容姿コンプ持ちのブス女かヤリマンDQNと相場が決まっとる
イケメンの友達はよくブス2人組に付きまとわれてたな
イケメンにも色々あるってこった
どっちもモテりゃあいいじゃない。
お前マジ頭いいな!
保全
243 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 03:06:17 ID:AXG4W7Q+
スレの詳しい趣旨はよく分からんが
最後までモテて終わる話は無いみたいだな。
金持ちになりたい貧乏DQNイケメンと
イケメンになりたい金持ち卑屈ブサメンが
入れかわるってのはどうよ
最終的には二人とも戻りたがりそうだが
>>183の続きがぜひ読みたい。
だれかアレンジして続きを書いてくれ!
頼む!!m(_ _)m
正直食指が動かん。
続きを読みたいとも書きたいとも思わない。
248 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:11:39 ID:k6zuJzRA
保守
ブサメンのキャラはある程度固定だと思うが、
イケメンのキャラが難しいな。
「全てにおいて勝ち組の男」にするか、
「顔だけのDQN」にするか。
個人的には前者が読みたい。
スレ住人の質的には後者の方が需要ありそうだがw
252 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:42:58 ID:Ep0rKuDJ
保守
253 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 01:12:36 ID:Ik2Sac6Z
保全
保守
256 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 19:07:40 ID:vYcq9yfc
保守
「じゃあ俺たち、二人ともフリーターの駄目人間ってわけか」
目の前の冴えない眼鏡デブが、ニヤリと笑って言った。
つい2時間前まで、23年間を過ごしてきた僕の身体が、
およそ僕のしそうにない自信に満ちた表情で笑っている。
「はあ。そうですねえ……」
僕は敬語で答えた。僕の方が多分、年上だってのに。
なんで敬語使ってんだよ、僕。畜生。
ていうかコイツが慣れなれしすぎるんだ。死ね。
「ええと、整理しようぜ。
俺たちは、まあ挨拶なんかしたことなかったがアパートのお隣さんで、
人格が、なに? 入れ替わったっつーの?」
「はあ」
「今日から俺は、高槻 養心(たかつきようしん)で」
「僕が……ええと……」
「向井 力(むかいちから)」
「向井、さん。ですか」
「さん、は要らないって。自分の名前じゃん!
鉢合わせに頭ぶつけたら中身入れ替わりましたって
俺たちマンガだよな。ハハハ!」
笑い事じゃないよ。一体何がおかしいんだよ。
こんなの親になんて言えば……もう1年以上、話もしてないけどさ。
あとバイト先……は、どうでもいいか。どうせ辞めるつもりだったし。
でもネット友達とか……、あ、ネットは別に問題ないのか?
誰かと入れ替わっても、意外と困らないもんだな。
僕の生活って社会と関わりないからな……。僕なんか死ねばいいのに。
「俺も似たようなもんだよ。いつ切ってもいい脳タリンの女友達しかいねーもん。
しっかしお前の身体、デブだよなー。まあ貫禄あっていいけど。
あ、俺の身体は肉つかない体質だからいくら食っても大丈夫だぜ?」
ほらよ、と向けられた手鏡に映るのは、チャラチャラした茶髪のガキだった。
タッキー、だっけ? テレビで見た中身のなさそうなあの芸能人に似ている。
僕の一番嫌いなタイプだった。
「まあ、なるようになるよ。
服とかさ、身の回りのものだけ交換しようぜ。
って、お前んとこ着れる服少ないなー。ワックスとか使わないん?
その身体クセッ毛だからセットしないと外出れねえぜ?
うーん……、よし、うちの貸してやるから好きに使ってくれよ」
使い方わかんねーし、そんな気取ったみたいな服なんか借りても……。
「エロ本も交換しないとな。
さすがにエロ本の趣味まで入れ替わったりはしないだろうし」
それについては同意せざるを得ない。
PCに保存した大量のエロCGやエロフラッシュ、
インストールしたままのエロゲーがなくなったら生きていけない。
早速立ち上がろうとすると、手で制された。
「ま、ま、ま。後でいいじゃん。とりあえずはこれ!」
そう言ってドンと床に置かれたのは、一升瓶だった。
「いやー、朝まで飲める男友達、欲しかったんだよね。
女って化粧して金持ってるイイ男捕まえることが生きる目的じゃん?
ホント女は自己中しかいねーからな」
そんなことはない。なのはたんは違う。
いつだって人のために頑張る子なんだ。
いつか僕と運命的に結ばれて、幸せな家庭を……。
「そういうの、アレだろ。恋愛至上主義ってやつ。
そんなのテレビばっか見てる馬鹿しか信じてねーって。
いや、俺も馬鹿だけどさ。ハハハ!」
うん、まあ、三次元の女は確かに馬鹿だ。それに金をつぎこむのも馬鹿だ。
こいつ、意外に分かってるじゃんか……。
「ま、飲んで飲んで!」
その日僕は、良質なエロゲーがいかに少ないかを語り、
お勧めの調教ゲーと泣きゲーを一本づつ貸した。
ここまで書いて思ったんだけど、
モテる話にもっていくのが難しすぎる。二人でヤオイに走るくらいしか……。
挫折。
>>259 頼む!
なんとかうまく続きを書いてくれ!
うお、面白い。これは期待。
どっちもどっかお気楽っぽいのがいいな。
↑業者
うわぁ…
予想以上にヲタのキャラがキモいなり…
266 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:24:26 ID:gthSVZQz
保守
>>259 やばい元イケメンさわやか馬鹿でいいヤツ過ぎるwwww
たしかにモテそうだわ。キャラ作り上手いな
俺もこんなヤツになりなかった…orz
268 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:12:30 ID:27QGksec
保全
元イケメンいい奴だな
普通はタッキーがキモヲタになったら
泣くどころじゃないだろ
元イケメンはルックスより中身がイケてるからモテてたんだな、きっと。
272 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:26:34 ID:42/PkhY+
保守
>>271 同性でも好感持てる中身だしな
友達いない設定に違和感を覚えるほどにw
元ブサメンの性格がウザ過ぎる…
>>259 この二人だとヤオイつーよりホモじゃね?
いや詳しい違いは知らないんだが、
こいつらだと男男でもヤオイとは何か違う気がする。
>>265>>274 そんなにキモイか?
いや性格はキモイが語り口がねちこくないから
自分はあんまウザイとか思わんかった。
作品募集中
保守
278 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 18:35:25 ID:uH6kLXEu
保全
保守
280 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 18:49:27 ID:W8ngLtfT
保守
保全
保茂
283 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00:44:34 ID:lDumqPnh
作品の投下を激しく期待。
読み専の質が悪いからこんなことになる
思うような展開にならなかったからって
ケチつけだすなんてガキかよ
顔も中身も終わってるな
スレタイみたいな作品を読みたくないとか
スレ自体を否定したレスをした奴も悪い。
あれからいっきに荒れだした。
元イケメンがブサメン化、虐められて地獄
元ブサメンがイケメン化、全てが上手くいきハッピー
という終わり方でないと不可
って最初に書いとけよwww
>>287 そうゆう設定も極端すぎる。
真ん中がいいよ。
モテないのを顔のせいにしてるキモヲタが
イケメンをひがむスレはここですか?
290 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:56:31 ID:DVrOBx26
保守
モテない童貞キモ男がもし美少女と
人格が入れ替わったらという設定もOKにしたら?
そのほうが作品の幅が広がると思うし。
あとここのスレのルールというのを
もっと明確に決めたらいいと思う。
294 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 01:25:28 ID:+0OYdOzk
モテないキモ童貞デブ男の週末の予定
土曜日
午前7時 起床
午前8時 秋葉原に向けて出発
午前9時 秋葉原に到着
午前9時〜9時50分 ゲーマーズで時間つぶし
午前10時 トレーダーで最新作エロゲと中古エロゲを
カゴいっぱいに買いこむ。
午前10時半 とらのあな1号店で最新エロ同人誌を
大量に買いこむ。
午後0時 おにぎりやおでん缶を買って
歩きながら昼食。
午後0時半 アニメイトで最新作の美少女アニメDVDを
いくつか厳選して買う。
午後1時半 ラジオ会館のフィギュア店で美少女アニメキャラ
のフィギュアを買う。
午後2時 ゲーマーズで美少女アニメ雑誌と
ライトノベル小説を買う。
午後4時 家に帰宅。
>>294の続き
午後5時 夕食
午後6時 大量に買ってきたエロゲを外付けHDDに
インスコしながら買ってきたエロ同人誌で
オナニーする。
午後9時 エロゲのインスコが終わり風呂に入る。
午後10時 買ってきた美少女アニメDVDとフィギュアを
見ながら「○○たんいいよー!」と言いながら
オナニーする。
午前0時 最新作のエロゲーをやりながらオナニー。
「○○たんいいよー、ああーイクー!」と
言いながら発射する。
午前2時 就寝
日曜日に続く
ツマンネ
297 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00:52:24 ID:nNqJEasf
>>295の続き
日曜日
午前8時 起床
午前9時 インスコしたエロゲをリュックと紙袋に詰めて
秋葉原に向けて出発
午前10時 秋葉原に到着
午前10時半 トレーダーと紙風船でインスコした
エロゲを全部売る
午前11時 売ったお金でとらのあな1号店で
エロ同人誌を買う
午後0時半 松屋の牛めしで昼食
午後1時 お気に入りの美少女アニメキャラの声優の
トーク&ライブショーに参加
トークのときに声優に向かって
「○○たんの声でしゃべってー!」と叫び
警備員に注意される
ライブのときは高速ロマンスというオタ芸を披露
最後の握手会のときにいつまでも声優の手を握って
「○○たんの声で僕の名前を呼んで下さい!」と
叫び警備員につまみだされる
>>297の続き
午後3時 秋葉原をあとにする
午後4時 家に帰宅
午後5時 夕食
午後6〜8時 エロ同人誌とフィギュアでオナニー
午後9〜11時 インスコしたエロゲーでオナニー
午前0時 就寝
こんな男がもし超イケメンモテ男や美少女と
入れ替わったら。
他者との関わりのウザさに軽い鬱になって引きこもりになっちゃうんじゃね?
モテない男の性格付けがみんな極端すぎないか?
サブカルチャーオタクばかりじゃないだろ
下北系おしゃれオタクは
普通に女いるから…
売れ残りは非コミュと
ロリコンキモヲタくらい
ていうかいくらなんでも
ここまでのキモヲタはいないよね?
普通に考えれば、生活が成り立たないからな。
304 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:18:01 ID:5ZcQ4R7i
>>302-
>>303 このまえ秋葉原に行ったらこれに近いデブが
リュックを背負って歩いていたよ。
305 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 19:19:48 ID:szPIX/e7
保守
>>304 逆だよ逆
そいつ多分人格が入れ替わった元イケメンだぜ
エロゲー?冗談じゃねぇ!俺はモテる、モテるんだよぉ!だからこんなもん必要ないね!
ってな感じでエロゲーとかオタアイテムを処分しようとしてるんだよ
作品募集中。
308 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 22:33:34 ID:mlOGD91a
保全
309 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 08:32:52 ID:XKOT1sar
保守
保守
311 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:31:53 ID:LS+MFDPQ
作品募集中
313 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:44:18 ID:pICc4mNc
保全
315 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 19:19:34 ID:IYyigYpN
保守
316 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:04:53 ID:4jWRr7lZ
保全
317 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 18:55:54 ID:nlyU/NOI
作品募集中
気持ち悪いスレだね
萌え萌えエロエロな興奮する
小説を読みたいぜ!
320 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 18:49:04 ID:hsC+Xf3V
保守
腐ってる
作品がないよう。
323 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 18:37:03 ID:VpFoRZvs
保全
324 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 13:55:01 ID:3Ro92dTO
作品募集中
325 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 20:37:00 ID:3aT123rX
書きたいのはやまやまなんだが、入れ替わりを最後に戻す方法が全く思いつかず書くにかけない……(汗
何かいい方法はないかね? 最後にお互いの体が元に戻らないと成り立たない話なんだが。
定番なのは、入れ替わったときの衝撃をまた与える、とか?
偶然、入れ替わってはみたものの結局「元の体がいい」とか言って、お互い合意の下ぶつかるとか…。
まぁ、『階段で一緒に転げ落ちたら心が入れ替わった』とかいう、衝撃で入れ替わる系にしか使えないけど。
あとは二人とも意識不明の重体になって、夢の中(異界)で相談し、元の体に戻る、とか、かなぁ?
一応、現時点で俺が考えてるシナリオは
主人公:パッとしないごくごく平凡な男子学生
相手:友達思いで誰とでも分け隔てなく話すクラスのイケメン人気者
が繰り広げるものだな。
主人公が階段から誤って転落するところをイケメンが助けようとするも失敗し、両者頭を強打。それが原因で入れ替わりってね。
イケメン主人公は目を覚まし、イケメンに成り代わって生活するが、とりあえず途中までは地味相手は昏睡にしとく予定。
最後は入れ替わりを元に戻さないシナリオにする予定なんだが……。
……ここの板で受け入れられるか?
>>327 ミスったw
最後は入れ替わりを元に戻さないといけないシナリオにする予定なんだが……。
ね。
戻さないなら戻す方法について悩む必要ないわなw
>>327 スレ的に久しぶりの作品投下か!? 要全裸待機
>>330>>331 期待されてるところ申し訳ないが、元に戻す方法が思いつかない限り書けないんだ(汗
俺自身はあんまりTSF読んだことはないしな、割と好きだけど。
とりあえず知ってる入れ替わり物の中で元に戻る系統のを例として挙げてくれると参考になって嬉しいんだけど・・・。
パクるかそれを基にして考えるかは別にしてね。
マッドサイエンティストの科学部長(もちろん眼鏡白衣娘)
の実験に無理矢理付き合わされた非モテとイケメン
二人揃って、頭に変なヘッドギアを被せられてスイッチオン!
装置本体が爆発!
非モテ(イケメンの姿で)「これは失敗したんですか」
イケメン(非モテの姿で)「いや、おまえ俺になってるだろ。俺自慢のロン毛がドリフ頭だけど」
部長「はっはっは、実験大成功!あたしって天才!」
二人「どうやって戻すんですか!」
部長「大丈夫大丈夫、また装置を作ればいい。半月もあれば……」
二人「えーっ、このまま半月!?」
これなら回復の担保はできるな
いや、それだとコメディか。
シリアス展開だと……
近未来に話を持っていって、脳移植が可能な時代にでもしておくか?
地に足の付いた学園物からいきなりぶっ飛んだレベルになってしまうが。
>>332 ふたりが頭どうしを激しくぶつけて
元に戻るというのは。
336 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 23:20:09 ID:ePB3fvUX
保守
337 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 18:49:18 ID:YJbrIUM0
保全
339 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:52:43 ID:RIMczKYP
保守
340 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 18:54:28 ID:UJFFmYnb
保全
341 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 01:07:57 ID:JyWvi/hA
保守
>>332 あたしんち。だと
同じ条件の時に同じ時間にぶつかったら戻った
343 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 20:56:44 ID:F8nIIK6v
344 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 18:48:57 ID:Ex912+L4
保守
345 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 01:14:06 ID:APKqC4X7
保全
346 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 10:53:23 ID:ewxCPdZ9
作品募集中
347 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:00:36 ID:rwh1UpJK
保守
348 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 22:36:07 ID:qBEu7e7j
保全
保全、って毎度レスしてる奴
コテ化しててうぜぇ
350 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 09:09:15 ID:hicLotha
作品募集中
351 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 18:21:07 ID:PjtiosZw
保守
無意味な保守レスでスレを埋める荒らしだな
作品まだーーーーーー?
てめーが書けノロマ乞食
355 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 16:34:12 ID:I3SClV4l
保守
356 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:14:18 ID:pH4ewc4X
保守
357 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 19:22:31 ID:CZ8nAb0j
保全
358 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 19:38:00 ID:7NhCcOGw
359 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 00:40:51 ID:46ftwLEH
作品募集中
360 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 20:35:18 ID:BqIY+1rV
保守
361 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 18:49:25 ID:8cKWv4jZ
保守
362 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 22:39:19 ID:4Rj4bqu4
363 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 16:29:08 ID:LytozDTq
保守
誰か作品を投下してくれ〜。
モテない男が特殊能力を手に入れて女とHする小説 にした方がいいんじゃ・・・
俺としては人格が入れ替わるにこだわらなくても、
ブ男がイケメンになってウハウハしてくれればそれでいい。
ならもう整形でいいじゃん…
367の発言がこのスレの存在意義を破壊した
面白い作品が作れるテーマのはずだ。
じゃあ作れよ
他力本願村かここは
削除以来出してこよう・・・
372 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 19:44:30 ID:FelqOkFV
保守
373 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:10:41 ID:eV/yGF82
女の人格が入れ替わって、モテない男ばかりモテるというのはどうだ?
374 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 19:08:59 ID:CJpruLFE
いっそ主人公のなかにもう一つの人格が〜って感じでもいいかもな
主導権はいつでも交替可、意識や感覚は共有で、脳内会議してる感じで
>>375 その場合は、もう一つの人格の本体をどうするかがアレだな。
もう死んでるとか病院で意識不明とか?多重人格という抜け道もアリかも。
377 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 18:45:57 ID:UBN7/83u
保守
378 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 19:20:28 ID:2B/myPlA
保全
保守
>>375 第三の人格が女性で第一の人格はスクウェアのゲーム開発しててヒロインが小泉今日子だったりするんだな?
381 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 19:18:30 ID:APPxWGK3
保守
スレタイに惹かれてみれば驚くべきクソスレ
ここの住人の質の低さは異常
そりゃ作家さんも寄り付かねーよ
早く消えてなくなれ
383 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 19:14:01 ID:oQGMTud2
>>382 誰もスレタイどおりの
作品をまともに投下してないから
荒れてきたんだろ?
>>383 ヒント1 住人内ですらスレタイの解釈が割れていた
ヒント2 本音はともかく、形式すらも作家>住人の姿勢をとらなかった
ヒント3 今更書き手を求めて保守かよ…
さほどエロくはなかったがスレ内にある文章は楽しめた
好きなシチュなだけに、「これから」を考えもせずに書き手を叩いたお前らを呪う
あと設定(笑)だけ書いて偉そうに意見してる奴もカンに障る
>>384 書き手が叩かれたのは、いきなりわけわからん
結末にしたのとシリアスばかりのストーリーで
読んでいて全然エロくないしていうかそもそも
エロが少ない。
つーかこのスレタイでどうしてあんなにエロがない
へんに大真面目でシリアスものばかり投下されたのか
理解できない。
いくらなんでもこのスレタイであの作品はないだろ?
本気で言ってるのか?
スレ住人、反省した訳じゃないの?
シリアスがどうなんて、スレタイのどこにもないだろうに。
お前さんみたいな感じのオレルールで創作者を追い出すスレ住人が
いるようじゃあ、書き手なんて逃げ出して当然だろう。
自分は最近になってこのスレを見た人間なんで、当時の空気は
また違うのかもしれんけど。
このスレの作品が予想以上に
面白かったんで、途中で終わってるのが残念で仕方が無い。
もうホント、このスレ無理だと思う。
「人格交換スレ」ぐらいのゆるいスレタイで再始動したらどうか。
圧縮まで待ってこのスレ落として、別スレ立ててさ。
自己満足と他人の賞賛(反応)のために『無償』で物書いてる作家
妄想や願望を文章化して欲しいがその能力が無い(やる気が無い)読者
最低限、この関係を理解しようねー
そしたら自分がとるべき態度もわかるんじゃないかな?
次スレに期待
もうこのスレは死んでる
久々に来たけど相変わらずでwww
このスレの物語はつまんねーし、読む方も趣味に合わないものをスルー出来ない。
ただそれだけだろ。
あと「書いてやってんだ」的な発想の奴きもちわりーよw
評価が出なきゃ単なる自己満足のチラ裏だ。
お互いを大事にしあえなかった結末
エロゲだけどStellerってとこの、らくてんってゲームがまんまこのスレ風
391 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:36:57 ID:Btnc3Zdb
保守
392 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 23:31:31 ID:ooHrnvXv
保全
まだ保守するヤツがいることに驚愕…!
お前ら自分で書けば?