魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.エロは無くても大丈夫です。
2.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に確認又は注意書きをお願いします。
3.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避け
ましょう。ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れるか、 「1/10」「2/10」
…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
5.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
あと投稿前に「投稿していい」と聞いたほうが安全です。
【読み手 & 全員】
1.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
リンクは
>>2
1乙
6 :
孤兎狸 ◆kotorixGkE :2007/06/11(月) 00:46:37 ID:PR2/mWnp
>>1 乙であります
こんにちわ、どうも人間のクズです。
前スレで投下許可出たので新スレ早々やばいモノ投下しようとかもくろんでますが。
内容的にやばげなので、もしレスをくださる奇特な方がいらっしゃいましたら、
>>狐兎狸 とつけてお返しください。
見たくない方はコテ連鎖あぼんをお願いいたします。
■流れ (前スレ)
>>201>>210-211>>238-240>>302-304(
>>387-389)
◇注意事項とおさらい
・生体改造、機械系触手と鞭打ち、及び電撃プレイ、洗脳を含みます。
・なのはさんは事故で胸に大きな傷を負い、管理局を退職しています。
・いっぱいのご主人様がなのはさんを愛でています。
・ババ抜き(笑)で勝った順になのはさんのお相手をしていきます。
・作者はなのはさんらぶです。お願い信じて。
・シリーズタイトル「なのはと愉快なご主人様たち」 第3話、始まります。
7 :
孤兎狸 ◆kotorixGkE :2007/06/11(月) 00:47:51 ID:PR2/mWnp
「フェイトちゃん」
私は、名前を呼ばれたことがない。
お母さんはいたけれど、いつも私のことを「偽者」と呼ぶ。
Fateではない。Fake。偽者。そういう意味。
「フェイトちゃん」
いつも一人で、救いを求めながら、毎日必死で頑張った。
どんなに嫌われていても、私にはたった一人のお母さんだったから。
泣いた日なんて数え切れない。いつも私の体はぼろぼろで、
訓練と実戦の毎日に、疲れきっていて。
「フェイトちゃん」
だから、あの日。初めて自分の名前を呼ばれた気がして。
「フェイトちゃん」
その手に、触れようとした。
「なのはと愉快なご主人様たち」
三日目 「雷神の御手」
薄暗い部屋の片隅。差し込む光には白く鱗粉が舞って、時の流れを忘れさせてくれる。
膝を抱えて一人。高町なのは、と呼ばれている少女は、ずっとそれを眺めていた。
身には何も着けておらず、儚げに風をはらむ髪は、陽光を受けて亜麻色に煌く。
寂しさというより諦観を浮かばせて、今が過ぎるのをただ、待っている。
不意に、ドアをノックする音。そっとそちらを向くと、よく知った声がする。
「なのは、入るよ」
きぃ、と甲高い音を立て、ドアが開く。
夏も近いというのに、ゆったりとした長袖の黒服。羽織ったマントのすそからは、零れるような金。
すらりとした細い体に、抜けるように白い肌。何よりも蒼い、切れ長の瞳が印象的だった。
「あ、フェイトちゃん。いらっしゃい。」
にこ、と笑いかけて、彼女の名を呼ぶ。力なく立ち上がって、せめて迎えようと、友達に駆け寄る。
「…なのは」
凍りついた瞳で、一言。
「違うでしょう?私のことはなんと呼べと教えたの?」
びく、と伸ばしかけた手が止まる。
冷たい氷柱を突きつけられたように。飼い主の前で怯える犬のように。
「あ、は、はい…すいませんでした、ご主人様…」
マントを外しながら、すっ、と脇を通り過ぎる。かきあげた後れ毛に違和感を感じた。
「フェイトちゃ…またコネクタが増えてる!駄目だよこれ以上は!
サイバネ化なんて体壊すだけだよ!?」
目を見開いて叫ぶなのは。見つめる首筋には4つの差込ジャックが覗く。
執務官ともなれば情報処理に追われることになる。
接続用のコネクタを増設する者もいるにはいるが、それはあくまで一つ二つの話。
脳神経に多大な負荷をかけるインターフェースコネクタを4つも植設するものなどそうはいない。
「ただでさえ普段から『ミョルニル』の制御で神経系に負担かけてるのに!
そんなことしてたらいつか―――うあ!?」
そこまでいいかけて。なのはの体は、フェイトの高く差し上げた左手からぶら下がっていた。
掴んでいる風もない。よく見ればフェイトの長く広い袖口から、黒い金属製のコードのようなものが3本。
明らかな意思を持って、なのはの首に巻きつき、宙へと持ち上げていた。
「余計な口出しはいらないって…普段から言っているでしょう?
それに私のことは…なんと呼べと教えたの?」
ぎりぎりと首に食い込む痛みに、なのはの顔が苦しげに歪む。
「ぎ…ご、ごめ…なさ…ご、しゅじ…んさまぁっ…」
冷たい瞳のまま、口元だけでフ、と笑い、左手を下げる。どさ、と音がして、なのはは床に転がった。
「うぇっ…けほ、けほっ…!」
むせるなのはを冷ややかに見つめながら、上着の首元をしゅる、と緩める。
タイを取り、フックをひとつひとつ外していく。
「聞き分けの悪い子には…お仕置きしなきゃ、いけない…よね?なのは…」
エナメルのビスチェを纏うフェイトの白くなだらかな肩から。
しゅるしゅると音を立て、黒い蛇が左右に3本づつ計6本、踊っていた。
まるで、えものをみつけたように。
「うぁっ…ひっ…くぁっ…!」
白光が閃く。そのたび、か細い悲鳴が狭い部屋に響いた。
フェイトは黒いエナメルのビスチェと白のショーツ。それに続く黒のガーターといった出で立ち。
壁につるされたなのはは、何度も何度も、鞭打たれていた。
「それ」を鞭と呼んでいいかどうかはわからないが。
左手を腰に当て、軽く崩した姿勢でフェイトは話しかける。
「私は何も憎くてあなたにこんなことしてるわけじゃないんだよ…?
ただ、言うことを聞かない子にお仕置きをしてるだけ。
…なのははいい子だから、私の言うこと、わかるよね…?」
そう言って、また一振り、フェイトの肩口から光が走る。
小さく呻いて、涙を一筋流し、なのはが息も絶え絶えに答えた。
「…はい…すみませんでした…ご主人様…」
フェイトはなのはに、名前を呼ぶことを許さなかった。
頑ななまでに自身を「主人」と呼ばせ、絶対的な差を思い知らせる。
その態度には周囲も思うところはあったのであろうが、彼女は未だに改めようとはしない。
「うん、いい子だね…私の可愛いなのは…」
不意に、吊り上げられていた両手が解かれる。とさ、と床へへたり込んだなのはは肩で息をしていた。
なのはを壁に縫いとめていたロープがしゅる、と音を出してフェイトの元へ戻る。
「『ミョルニル』…スパークモード。レベルE」
《Yes.mom》
ぴし、と空気が張り詰めた。肌を走る熱さと痛みを抑えながら、なのはが顔を上げる。
フェイトの肩口から、6本の線が延びる。包み込むように広がった黒線から、ぱりぱりと音がする。
ごくり、と唾を飲み込んで後ずさる。腕の産毛が逆立って、ちりちりと肌を焦がす。
「いい子だから、こんどはご褒美をあげようか、なのは?」
一歩、二歩。優しい表情に極上の笑みをたたえたフェイトが近寄ってくる。8本の手を広げ、慈母のように。
「ひ…や…やぁ…それ、嫌ぁ…」
血の気が引いた頬に手が触れる。軽く撫でられ、首筋までゆっくりと降りていった時。
「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
視界がすべて白に染まる。8本の腕にきつく抱きしめられた体は痙攣を繰り返し、
本人の意思に関係なくあらぬ方向へと飛び跳ねる。
「いやああああああ!痛い、痛い、痛いいいぃぃぃぃぃ!」
空気の張り裂ける音。明滅する視界。肉の焦げる匂い。
ばぢばぢと放電を繰り返し、穏やかな表情でフェイトは、なのはを優しく抱きしめていた。
『ミョルニル』。最近になって開発の進められた生体移植ユニット型デバイス。
末端はフェイトの神経節と完全に融合しており、文字通り手足となって動く。
形状は親指ほどの太さの黒いコード。先端に放電プラグを備え、各種用途に応じて電力調整・電磁誘導を行う。
一箇所ですら制御の難しい生体移植型デバイスを、フェイトは両の肩に6本も埋め込んでいた。
まるで、死んでもかまわないとばかりに。
「ひぅ…はっ…かはっ…」
いまだ細かく痙攣を繰り返し、必死で息をするなのは。
大きく見開かれた目は血走っており、脂汗があとからあとから流れ落ちる。
四肢は張り切り、動かすのも満足にはいかないだろう。
さら、と髪をかきあげられ、あらわになった耳元で、フェイトが囁く。
「なのは、痛かった?…大丈夫だよ、『ご褒美』だっていったでしょ?」
そういって、耳たぶを食む。むき出しになった神経をなめ上げられるような、ぞわりとした感触がわき上がる。
「あ、あっあっ…はう、ああん…」
ふう、と息を吹きかけられて、目の前が桃色に霞む。
手足の感覚は戻っていないのに、まるで触られたところだけが癒されていくような錯覚に陥る。
ぬろ、と大きな音がひとつ。
「ひゃう!?」
続くのはじゅるじゅるという水の音。さわさわと首筋を撫でられながら。
「あふぁ…やぁん…あっあっ…お耳、いい、よおぉ…」
もう耳の中、なんていう感じじゃない。頭の中を熱い肉が暴れまわっている。
自分をまるごと食べられているような、ものすごい恍惚感が襲ってくる。
にちゃ、と糸を引いてフェイトが離れていった。ぼやけた頭が、離れて欲しくないと囁いている。
もっともっと、たべてほしいのに…
「ふふ。そんなにお耳、気持ちよかったんだ?えっちな子だね、なのはは」
微笑みながら、なのはの頬を撫でつつフェイト。
「あ、あ…ふぁい…おみみ、きもち…よかったですぅ…」
とろんとした目は焦点があわず、空を彷徨う。目の端を黒い線が通り過ぎるのを見て、意識がようやくうっすらと戻る。。
「じゃあ、ほんとのご褒美。…狂っちゃだめだよ?」
え、なに。と疑問が浮かぶより早く。ぱん、と言う音の後に、耳鳴りがする。
きぃんきぃんと消えない耳鳴りはさらに大きくなっていく。
混乱するなのはをよそに、耳鳴りよりさらに大きく、心音がどくん、どくんと聞こえてくる。
「脳に直接電磁波を送ってるところだから、ちょっとおとなしくしてるんだよ…すぐに気持ちよくなってくるからね」
そう言いながらフェイトは、肩から伸びるミョルニルの先端をなのはの両耳に当てていた。
ぱしん、ぱしんと音がするたびに、明らかになのはの表情が変わっていく。
「あふ、あ!あ!?な、にぃ、これぇ…ひ、とける…とけちゃ、うぅ…」
びくん、びくんと、先ほどとは違う意味の痙攣を繰り返す。
「もういいかな…『ミョルニル』、オートモード。…パターンHで。」
惚けたようななのはの顎を持ち上げ、薄く開かれた唇に舌を差し込む。
嫌がる風もなく、積極的になのはは舌を絡ませていく。
フェイトは紅色に染まる舌を味わいながら、重なったまま、とさ、となのはを横たえた。
ちゅる、と口をはなして、後ろを見る。上気した顔で、左手でショーツの股布をずらし、呟いた。
「きて…」
一瞬遅れて、ものすごい存在感とともに、『ミョルニル』が、重なる二人の蜜壺を貫いていた。
「んあ、ああああっ…!」
「きゃ、ひいいぃっ!?だ、あ…か、ふ…」
同時に響き渡る嬌声。ず、ずと続く音の中で、はくはくとなのはは顎を震わせる。
「あ、はは…なのは…んっ…もうイっちゃったんだ…?」
自らに貫かれるフェイトも、とろけたような表情を浮かべ、可愛くてたまらないという風に、首筋を食んでいく。
「あ、ああぁ…や、やらぁ、ま、また、イっちゃ…あひいっ!」
時をおかず、再度びくんと強張る。腰が浮いて、ぐちゅぐちゅと音を立てる場所から、愛液があふれ出る。
しゅる、と音がして、さらに2本、二人の後ろで、黒い蛇が鎌首をもたげた。
「あん…よかったね…なのはが可愛いから、ほら…またご褒美、くれるみたいだよ…?」
浮いた腰を狙って、蛇がつん、つんと桜色に息づく蕾を見定める。
ぐり、とねじりながら、体を押し込むように、4つの穴をすべて貪る。
「ああんっ…うああぁぁ…」
「ひ、きゃ…お、しり…だ、め…イく…イ、くぅ…」
だらしなく開かれた口から、とろとろと涎が垂れる。きらきらと白い筋を作りながら、耳を犯し、床へと流れる。
「な、の、はぁ…あんっ…いい、の…?」
「は、ひ…す、すごい、き、きもち、いい、のぉ―――」
『―――フェイトちゃん』
「…!」
不意に視界がぶれる。熱に浮かされる体で、必死に自分を保とうとする。
違う、違う、違う、ちがうちがう、こんなはずじゃ、ない!
ぽと、となのはの顔に、雫が降りかかる。
「うあ…はぁん…ふぇ、いとちゃ…ないちゃ…だめ…んっ…だ、よぉ…
きもちいぃときは…ふぁ…わらうんだ、よぉ…あはぁっ…!」
違う、違う違う違う!なのはは、なのははこんな…
ばち、と光が走って。
「ひきゃ…うああああああ!?」
「ひ、うああんっ…ばちばち、って、きたぁ…」
体の中から焼かれる熱さ。それさえもなのはは、快感に感じて。
「あは、はは…ふぇいとちゃぁん…きもち、いい、よぉぉ…」
違う。こんなはずじゃなかった。私はただ、なのはに笑って欲しかった。
もう一度、あの頃の笑顔で私に手を伸ばしてくれて。ただ、呼んで欲しかったんだ。
「なのはぁ…なの、はぁぁ…う…うう…」
熱に焼かれながら、あとからあとから溢れる涙を拭いもせずに、なのはを抱きしめて、私はただ。
「ふぇいとちゃあん…あはは…」
もういちどだけ、なまえをよんでほしかったんだ。
To be next day...
毎度。狐兎狸っス。とうとうBパートが十数行削らないと入らない事態に。耳責め好きなのにorz
目指したものは「プレシア・テスタロッサの愛」だったんですが…難しいわあの人。
<tirasi>
作中のフェイト用生体デバイス・ミョルニルはれっきとした執務官用装備です。
グラップル・シューティング・スパーク・精密作業モードが存在し、
バルディッシュの近接攻撃補助、魔法で発生させた電撃の吸収・収束・電磁誘導による荷電粒子砲、
電磁結界による防御、端末への入力デバイス、それに日常動作の補助と、
機能を考えるたびにてんこ盛りになってしまいました。
装着当初の理由としてはなのはさんの抜けた穴を補うため、やや苦手だった中距離支援砲撃ができるように、でした。
フル稼動時にはフリー○ムのハイマットフルバーストが使えるようになります。
名称は北欧神話の雷神トールの槌から頂きました。ちなみにミョルニルは男性器の象徴でもあります(笑)。
</tirasi>
そんなこんなで次回最終話です。
当初グッドエンドの予定だったんですが、幸せ満載なトゥルーエンドを思いついてしまいました。
流れ的にはグッドで終わらせたほうがいいんでしょうが。
うーん、どっちにしようかな…
ではまた。
12 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 09:09:56 ID:2DZuhz7K
誰か続き書いてくれ。
「あ、そうだ。」
不意になのはがそんなセリフを吐く。
どうやら何か思い出したことがあるのだろうというのは
六課の全員が分かった事だ。
が、当然のながらなのはが何を思い出したのかは誰にも分かりはしない。
「ちょっと教えて欲しいことがあるんだけど。」
もし分かっていたら、六課の全員に聞こえるように声を上げた時点で
それ以上の発言を止めに入っていただろう。
「赤ちゃんってどうやったら出来るの?」
どがしゃああああああああああァァァァァ!!!!!!!!
エリオとキャロ以外の全員がズッコケタ。
「赤ちゃん?」
「そういえばどうやったら出来るんだろうね?」
「な、な、なな、何言ってやがんだ!?この馬鹿!」
1番最初に起き上がったヴィータが顔を真っ赤にして叫ぶ。
「ひょっとしてヴィータちゃんは知ってるの?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜!?聞くな!この馬鹿!!」
「ふえ〜ん、2回も馬鹿って言った〜「
「な、なのは・・・もしかしてホントに知らないの?」
「え?フェイトちゃんは知ってるの!?」
「痛たた、頭打ってもうた・・・ほんまに知らへんの?」
「え?え?ひょっとして知らないの私だけ?」
どうやらなのは本当に知らないらしかった。
13 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 09:50:04 ID:2DZuhz7K
「あ、ありえないわ」
「なのはさん・・・」
「え〜!?スバルたちも知ってるの!?」
なのは他お子様2名以外の全員が頭痛を覚えた。
「あ〜、そう言ったらあの頃は、なのはちゃん学校休みがちやったから授業受けとらんかったかも」
「そういえば・・・」
はやてのセリフにフェイトも思い出す。
小学校の授業で性教育を受けた頃、授業の後や帰りなどに
すずかやアリサ達と一緒に乙女にあるまじき内容の会話に花を咲かせていたが、
その中になのはがいた記憶がない。
あの頃は自分やはやても忙しかったが、なのはは虎穴に入らずんば虎児を得ずとの如く
武装隊の訓練や仕事に進んで関わっていた。
当然の事ながら、学校は休みがち、受けてない授業は幾つもあった。
「そっか、授業であったのか・・・」
ふむふむとクビを動かすなのはを見ていてふと、フェイトはある考えが浮かんだ。
『はやて、ひょっとして―』
『私もそう思うたわ』
念話ではやての意見を聞いてみようと思ったが、
どうやらはやても同じ事を考えたらしく、内容を伝えなくても会話が成立した。
(ひょっとして、ユーノと進展がないのはその所為?)
コレだけが原因とは言えないだろうが、かなりの部分を占めている気がした。
「それで、どうすればいいの?」
「え〜と・・・」
「こ、困たなァ」
(さて、どうしたもんやろ?)
1.「ユーノ君に教えてもろたら?」
2.ここはひとつフェイトちゃんと私が
3.ついでにエリオとキャロにも教えたる
4.意表をついてヴィータに頼む
5.更に意表をついてフリードに
さあどうする?
4しか見えないw
5を熱烈に希望するw
16 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 11:01:07 ID:H3CaaObI
1→純愛
2→百合
3→乱交
4→???、SM?
5→獣姦
てな感じかねえ?
6.経験豊富なヴァイス陸曹に…
いや何でもないですハイ
7.六課の男性職員一堂で(以下略
1を、ベタ過ぎるが1を
1で。
しかし思春期をなのは達以上に仕事で過ごした彼もまた知らなかった!という展開でヨロシク
恭ちゃんが(r
>20
普通に無限書庫で検索かけはじめるユーノ想像してワラタw
>>20 でもフェレット形態の優位性を知りながらなのはとともにいたユーノさんがそんなに
オクテなはずが無いや・・・
検索にかけてるふりして、油断したなのはを押し倒し…
3で六課大乱交大会を希望します
>>25 当然それにはユーノやギンガやアルフやリンディさんも入ってるんだな
>>25 もちろん、女性陣オンリー(エリオは例外)なんだよな?!
6 口で説明するよりアルフとザフィーラの“営み”を直接見学させる。
参加者ユーノ、なのは、キャロ、エリオ
前の会話見るに1が自然だな。1を希望。
しかし本編のなのはもまったく知らない可能性ってあるんだろうかw
1で「僕から教えるのはいいけど……どうやって作るのかまず教えて?」
とフツーにキョトンとされて困るみんなの反応を期待したい。
>26
待て。リンディ提督が入るなら嫁のエイミィも外せないだろ。
>>30 そこでまずはリーゼロッテとリーゼアリアがユーノに(ry
普通に子供作ったばっかのクロノとエイミィがいるじゃねーかw
34 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 18:54:47 ID:NY8pkK8/
ミッドチルダではそういう教育があるのかねぇ?
まあ、1の場合、絶対にはやて達は覗いてそうだが……あ、ユーノなら結界に閉じ籠もるくらいするか。
>>13 そりゃあちびっ子ズ大好きな俺としては3を選ばないわけにはいかないでしょう
wktk
すまん、下げ忘れたorz
じゃあユーノに聞きに行ったなのは
ドアを開けたらユーノが、なのはなのは…「うわぁ!」(赤
…という展開で
前スレでユーノ×なのは書くと宣言した者です。
二話まで書き上がって、さあ貼ろうとしたんだが……。
執筆用に使ってるノーパソがネットに繋げないorz
直るまでしばらく待っていてくださいorz
性教育なら専門家の先生がいるじゃないか・・
あれ?じゃあなんで
>>38が書き込めてるんだ?
パソコン二つも持ってるの?
状況報告なら携帯でもいけるよ。
>>38 さあ早くRに焼くかUSBメモリに移してPC房に行くんだ
なのはが1
エリキャロが4で
45 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 21:53:30 ID:XEAsovYb
>>13 1でお願いします。
>>40 家族と共有かも。スレ見るぐらいはできるがさすがに執筆は。
まあ多分携帯だろうけど。
>>38 フロッピーでもいけるかな?
とりあえずワクテカして待つ。全裸で
神林長平(というか、戦闘妖精雪風)チックなSSってどう思います?
デバイス萌えな俺としてはきちんと投げ切れるなら歓迎できるモノだと思う
>>47 むしろお願い!
デバイスのAI機能搭載型により排除されていく魔導師の話とか
エロじゃねえええ!
>>48-49 そんな期待されても困る・・・ちょっと妄想が爆発しただけで・・・うpるかどうかも・・・
たぶん空戦シーンを適当になのはキャラに置き換えただけになる。
そもそもSS書いたこと無いし、エロパロもめったに来ないのでノウハウ分かってない。
書き上げてみて形になったら上げるかもしれません。
>>13の人気に嫉妬w
しかし、
>>13が住人達のリクエストに答えるとか、
それ以前に、続きを書く等とは全く明言していない件について。
>47
そんな風に書いちゃったら自分でハードル上げることになっちゃうぞ。
ようやくシャマルさんと斗貴子さんの
中の人が同じと気付いた記念の小ネタ
「貫け!僕のストラーダ!」
「リンカーコアをぶちまけなさい!」
「シャマルさん…僕と貴方は」
「君と私は」
『一心同体です!』
「この配役、凄く納得行かないんですけど…
やっぱりエリオ君のパートナーは私ですし…」
「そうか?ここはリアルさを求めて
性格が近い私がやるべきではないか?」
「知ってる?バルキリースカートって
デスサイズの武装錬金なんだよ?」
「フリード!」
「レヴァンティン!」
「バルディッシュ!」
「あの…シャマルさん。
後ろで炎や刃や雷が飛び交ってる気がするんですけど…」
「気にしない気にしない♪
さぁ次はお待ちかね!
週間連載でのラストシーンの撮影ですよ♪」
『しゃああまああるううううう(さああああああん)っっっ!!!!』
「開け!旅の扉!じゃ〜ね〜♪」
>>55 フェイトが声以外だと一番当てはまるんだよな…
歳上で鎌使いだし……
>>55 そうだったのか…全く気が付かなかったorz
原題:BOY MEETS BATTLE GIRL
シャマル先生、その歳でGIRLですか。
てか、シグナムまでエロオを狙ってたのかよw
そういや今月のア○メディア付録漫画、悩めるエロオにアドバイスするクロノやユーノは
なんとなく想像ついたけど、まさかザフィーラまで出てくるとはww
誰ですか?
ザフィーラは八神家のわんこですが、なにか?
どなかた第十六話のスレッドログをもっている方いないでしょうか?
>2 のスレ保管庫の方には第十五話までしかログがアップされていないようで
続きが読めない状態です。
宜しくお願い致します。
ザフィーラとアルフのSSてまだ誰も書いてないんですか?
>>62 ログ持ってるが、うpの仕方がさっぱりわからぬ
>>62 うーん、あげるくらいなら今後の人のためにも wiki に書いたほうがと思ったが
管理人しか編集権限無くて、管理人が不在?
とりあえずあげてくるは
なんか、こう、リィンUが熱出して変な汁とか電波とか何かそんな感じがそうなって、ああなったから、あれでしかなかったので、こうなったこなたが、どれもかもがどうなったかと思ったら、ヴォルケンリッターがちっちゃくなっちゃった。
「せやから、ちょう悪いねんけど、みんなこの子らの面倒見るの手伝ってくれへん?」
医務室のベッドにて、すやすやと眠るのは小さな命。
そう、赤ちゃんだ。
ねむねむなぷにぷにがほわほわでくーである。
身長がちっちゃくなったとかではなく、その姿が赤子のあたりにまでなってしまったのだ。
同時に、経験も記憶もリセット。生まれて間もないホントの赤子と大差ない。
そんな幸せ天使フェイスで眠るヴォルケンリッターを六課主要メンバーで取り囲み、はやてが真剣な面持ちで頼んだ。
「かわい〜、むしろお世話させてよ、はやてちゃん」
「シャマル先生すっごく可愛いね!」
「シッ、声大きくしないの……でも、可愛いね」
「シグナム副隊長もヴィータ副隊長もあんなに格好いいのに、こんなにかわいいなんて」
「ザフィーラも、ちっちゃいね」
口元を開いて安らかなヴォルケンズに一同メロメロであった。
ザフィーラは子犬フォームと遜色ないが、残念ながら中身はリセットだ。
鼻がすぴすぴしてうにうにして寝返り打つ姿がまた何とも和む。
フリードが何か子犬ザフィーラにすり寄って翼で枕を作ってやったのを皮切りに、またみんなが沸いた。
「あはは、フリードの腕枕や。ちっこいのんどうしかわええなぁ」
「わぁ、わぁ、わたしも赤ちゃんだっこした〜い」
結局、そんなこんなの騒ぎの後しばらくしてから赤子らが目を覚ますのだが、もうマジヤバイ。
あのシグナムさんがきょろきょろしながら「あーうー」とか言っちゃう。
ザフィーラとか「わんっ」って言う。なでようとする手に噛みつくけど全然痛くない。むしろ甘噛み。あぐあぐされてくすぐったい。「攻撃などさせん!」って叫んでたスーパーサポーターの面影なし。
もう「ヴォルケンリッター」ってレベルじゃない。むしろ「う゛ぉるけんりったあ」。全員名前ひらがなで呼んだ方がしっくりくる。
そして、う゛ぃーたはキャロの腕の中。
しゃまる、ざふぃーら、しぐなむも他のメンバーの腕で安らいでいる最中である。
「はぁ、かわい〜」
軽くゆすってあげながら、キャロはベビーヴィータに微笑みかけてあげた。
くりくりと大きな青い瞳は好奇心と無邪気をいっぱいにしてキャロを見上げてくる。
「あーぅ」
小さなその手を精一杯う゛ぃーたが伸ばせば、それを優しくエリオが握ってやった。
「や、やわらかいなぁ」
「うん、それにあったかいね」
すべすべの手に弄ばれるままのエリオへ、キャロがこれ以上ないほど穏やかに笑った。
赤子を抱き微笑みそんな姿に、エリオはついドキリと胸を突かれる。素晴らしいときめきの中で、しばしキャロを眺めていた。
「よし、よぅし、う゛ぃーたちゃんはいい子だね」
優しくう゛ぃーたの頬へとキスを落としながら、上機嫌のキロはそこでエリオと目が合った。
少し、恥ずかしげに赤くなる。
「あ、ご、ごめん、でもキャロが赤ちゃんあやすの、その、何か似合ってたから……」
「ほんと?」
「うん、お母さん、って感じだった」
「ふふ、じゃあエリオくんが、お父さん」
慎重で柔らかな動作で、キャロがう゛ぃーたをエリオへと抱かせた。
エリオとキャロの手と手が触れあう。
そして、そのままキャロがエリオの唇を奪った。
突然のキス。
「!」
「あ、う゛ぃーたちゃんが」
「え、い、あ、うん!」
キャロの不意打ちに、真っ赤になったエリオがう゛ぃーたを抱えなおしてしっかり首に手を回してやる。
当のう゛ぃーたは、不思議そうにエリオとキャロを見上げていた。
「いつか、本当にわたしたちの赤ちゃんを作ろうね」
まだドキドキが止まらないエリオの腕を組んで、キャロは笑った。
あ…ありのまま、今、起こった事をはなすぜ!
『
>>13さんの2を選択してエリオとキャロをネタに赤ちゃんの作り方講座を書こうとしたらヴォルケンズが赤ちゃんになった』
な…何を言っているのか、わからないと思うが
俺も何が起きたのかわからなかった!
勢いに任せた執筆とかちみっこヴィータとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてなかった!
もっと夜中の回転止まってる頭が描いた妄想の片鱗を味わったぜ!
ブラボー! おお… ブラボー!
お陰で今書いてるエリキャロの執筆スピードにブーストが掛かった気がするぜ!
あ、選択したの3だわ。とことん頭止まってる
銀の車輪、超乙!!!
こ、これは新しい可能性を見たんだぜ!
GJ!おお…GJ!
>>45が正解です。(親と共有のパソコンで今打ってる)
とりあえず書き上がったのは全部フロッピーに叩き込んだんですが、さすがに今投下は無理w(普通に家に親いるしw)
下手したら投下は来週になるかと思います。
>>69 超GJ!う゛ぉるけんりったあ可愛いよう゛ぉるけんりったあ。
そしてエリキャロ(キャロエリ?)ちょっと待てw もう将来設計かよww
だがそれが良い。もっとやれwww
超GJ!
久々に和んだぜw
プロットがまとまったので只今ルート1の執筆を開始
投下は数日中を予定
最近フェイトがアナル要員と知った
「アッー、ッンギモッジイイ!!」
「四つんばいになればバルディッシュを返してもらえるんですね・・・?」
違和感無い
じゃあくそみそ丸ごとセリフ差し替え無しでやってみるか・・・
だがちょっと待って欲しい。
その「じゃあ」は一体どこから来たというのだろうか。
俺は姐さんの本を買った!姐さんの本を買ったぞぉぉ!!
と絶叫しているヘリパイを張り倒しているシグさんなんて電波を受信した
レリックと少女の事件も片付いて久しぶりの休暇に
フェイトに念話で言葉攻めしつつこっそり全体通信に切り替えてニヤニヤするはやてとなのは
エリオはドキドキしつつ悶々としてキャロがヤキモチ、
完全体フリードと召喚バインドで責める
スバティアは10話冒頭みたいな感じでイチャイチャ…という電波を(ry
>>69 こういうの読んでると、キャロってスバティアよりも早くロストヴァージンするのでは?って思えてくる。
下手すると、隊長陣よりも!?
エリオ主役でひとつ投下したんですけどよろしいでしょうか?
A’s最終話では特に思わなかったんだが
11話のクロノは、まんまキョンだな ため息の付き方とかが特に
誰かが、キョロノとか言ってたが
そのとおりだな
87 :
85:2007/06/13(水) 20:31:40 ID:+LoA/MBx
>エリオ主役でひとつ投下したんですけど×
>エリオ主役でひとつ投下したいんですけど○
全然今の流れと違う話なんで気が引けてるんですが…。
別に訊かなくてもおk
ありがとうございます。
キャラスレで見たネタを元に
エリオに主人公させました。
独自設定とかありますから苦手な方はスルーしてください。
あと説明台詞多くてテンポ悪いわ
一人称がたまに混ざってるわでゴメンナサイ。
ではでは。
「ほら、エリオ?またほとんど電気に変わってるじゃない。
それじゃ手元を離れたらすぐに拡散しちゃうよ?」
訓練も第三段階に進み、訓練の種類はさらに増える。
エリオは射撃魔法の訓練に苦戦していた。
どうもスフィアにした時にほとんど電気に変換してしまい、
射出すると凄い勢いで拡散してしまうのだ。
これにはフェイトも頭を悩ませていた。
二人は同じ魔力変換資質「電気」ではあるが、その実際には大きな差があった。
威力の向上の為に魔力に電気の性質を持たせる事が出来るフェイトに対し、
制御の段階で魔力を電気そのものに変換してしまうエリオ。
言うなればフェイトのものは才能と呼ばれるのに対し、エリオのものは性質。
これがエリオに近接特化型の『騎士』を目指させた要因でもあった。
「フェイトさん!ノルマ終わりました!」
キャロが二人のもとに駆け寄って来た。その姿は見事に泥まみれだ。
「よくやったね、キャロ?」
フェイトはキャロの顔についた泥をぬぐう。くすぐったそうにするキャロ。
「ちょうどいいからエリオも休憩にしようか?
飲み物でもとって来るから二人はここで待っててね?」
フェイトが飛行魔法を発動させ飛んでゆく。
エリオはそれを見送ってから思わず溜息をついた。
「エリオ君、お疲れ様!」
キャロがフリードが背中に乗せていたタオルを渡してくれた。
エリオは今気付いたが慣れないスフィアの制御に体は汗まみれだった。
「うん、ありがとう…はぁ…」
「苦戦してるみたいだね?」
「うん…なんとかスフィアの形成までは出来るんだけどね?」
立てたひとさし指の先にソフトボールくらいのスフィアを形成する。
「でもこの後がなかなか上手く行かないんだよね…
射出したら5メートルも持たずに拡散しちゃうから…はぁ…」
そういってエリオは思い切り肩を落とした。スフィアに触れ、再吸収する。
「あれ?今エリオ君何したの?」
「え?僕、今何か変な事した?」
「えっと…スフィア消す時に…」
「スフィアを消す時?」
もう一度、スフィアを形成する。そしてそれに触れ、吸収した。
「それ!なのはさんとかティアさんとかはスフィアを消すって感じだけど
エリオ君は触って吸い込んでるってゆうか…」
改めて見返してみる。言われてみれば確かにそうだ。
「えっと…いつからだっけ?
僕はいつも射出の段階まで持っていけなくて
スフィア形成するだけで魔力が勿体無いなって思って…
触ってみたら吸収出来たんだけど。
僕のスフィアはほとんど電気の筈だし、コレって変なのかな?」
「えっと…他にそんな事出来る人見た事ないけど…
エリオ君の魔力変換資質が関係してるのかな?」
そういえばそうだ。確かにコレを他の人がしているのを見た事がない。
「そういえば、私聞いた事あるよ?
ある次元世界に『竜の巣』って呼ばれる大きな雲があって
そこに住んでる竜は雲の中で発生した電気を食べて魔力に変換してるんだって。
エリオ君がしてる事もそれと似たような事なのかなぁ?」
「そ、そうなのかな?」
竜と同じ事が出来る、そう思うとこの厄介な性質も少し誇らしく思えた。
と、そこに二人のデバイスから通信音が鳴り響く!
『緊急出動要請!』
ストームレイダーの中でフォワード4人を相手にリィンフォースUが
いくつかのウインドウを表示してみせる。
「じゃ、状況説明始めます。
ガジェットドローンが襲撃したのはエルセア近郊の都市の郊外にある貨物駅。
貨物に
『地方の施設では解析出来なくて本局に輸送中のロストロギア』
があるのでその中にレリックが混ざっていたと思われます。
現在隊長、副隊長さん達が先行してまず空戦部隊と交戦してます。
どうやらガジェットの侵入地帯に人が残ってるようなので
フォワードの皆さんの任務は要救助者の確保が最優先ですよ?
今回はレリックの確保やガジェットの破壊はそれからなのです。
解りましたか〜?」
『ハイ!』
「ガジェットの地上部隊は今のところT型とV型が確認されてるのです。
複数のV型と一度に交戦ってなったら
無理せず隊長か副隊長に救援を要請する事!
いいですか〜?」
『ハイ!』
「ではもうすぐ到着なので降下準備始めて下さい!」
まず目に入ったのは赤と黄色だった。
炎ががあちらこちらでのぼっている。
隊長達が空で奮戦しているが
流れ弾が新たな爆発を生み、また火災が広がっていく。
「予想以上に酷いわね…もう一度確認するわよ!
要救助者の確保を最優先!
ツーマンセルでエリオとキャロは駅北側を、
私達は南側を捜索するわ!
現在確認されてる要救助者は6名!」
「了解!」
「了解です!」
「要救助者のおおまかな位置は
デバイスに転送されてる筈だから指示に従って!
じゃ、行くわよスバル!」
「りょ〜かいっ!ウイングロード!」
その時、なのは達は困っていた。
「なのは、気付いてる?」
「うん、フェイトちゃん」
上手い。これが感想だった。
ガジェット達の連携が以前の比ではない。
あるU型の小隊かた放たれたミサイルを回避したところに
地上のT型の小隊から弾幕が貼られる。
地上のT型を潰そうと魔法を撃つが
今度はV型が前に出て強力なAMFで魔法をかき消す。
シグナムやヴィータがV型に近づこうとすると
他の部隊から弾幕がはられて近づけない。
(どう思う?シグナム)
(召喚魔法の使用は確認されていないし、ガジェット自体の性能は以前と変化無い。
これは指揮官としての役割を果たす何かがいると考えた方がいいだろう)
(そうだね。単純に連携が上手くなってるだけだから…はやてならどうする?)
(そうやね…ここは指揮官を潰して統率を乱したいとこやけど…)
『フォワード陣に通達!ガジェットの指揮官機が存在する可能性有るから
それも一緒に探して貰ってや!』
デバイスの表示に従って走ったその先は貨車倉庫だった。
扉は破壊されて吹き飛んでいた。
「ガジェットが中にいるのか…それとも…」
「エリオ君あれ!」
キャロが示した先に、二人の整備員が倒れている。
「こちらライトニング3、要救助者2名を貨車倉庫にて発見!
意識を失っているようなので
これより彼等を安全区域まで運びます!
避難ルートを指示してください!」
駆け出そうとするエリオの腕をキャロが掴んだ。
「ガジェットがいるかも知れないんだよね?エリオ君はここで周囲を警戒してて?」
「でもそれじゃキャロが」
「私の方がプロテクションの出力は上だから心配しないで。
それに、何かあった時にはエリオ君が動けた方がいいと思うんだ」
単独での行動力ならエリオの方が確かに上なので渋々納得した。
周囲を警戒しながらキャロが整備員に近づく。
折り重なって倒れている整備員の片方を助け起こしたその時、
かすかな駆動音をエリオは確かに聞いた。
「―――キャロ!」
青い閃光がキャロの頭上を打ち砕き――――
立ち上る砂煙。キャロがいた場所には瓦礫が積もっている。
一気に瓦礫へと駆け寄ったエリオは自身の体温が一気に下がっていくのを感じたが、
瓦礫の間からもれる桃色の魔力光が見えた事に安堵を覚える。
(キャロ?大丈夫?)
(エリオ君、私は大丈夫。
エリオ君が声かけてくれたから何とかプロテクションが間に合ったんだ)
(脱出は出来そう?)
(ちょっと…無理かな。瓦礫が重くてプロテクションを維持するのに精一杯。
竜魂召喚が出来たら瓦礫なんて吹き飛ばせるんだろうけど…)
倉庫に存在した静寂を機械の駆動音が割った。
入り口からは見えなかった貨車の陰からそれが現れた。
球状の巨体が一体、二体。
そして更に――大きな影がひとつ。
ゾッとした。頭では受け入れられなかった。
胸に何かがつまって呼吸が上手く出来ない。
それでも何とか体はなすべき事を自動的に行った。
ストラーダを介して通信を繋ぐ事だ。
「―――フェイト隊長、シグナム副隊長
ガジェットドローンV型二体、
またT型に似た大型のものを一体発見。
V型の1.5倍近い大きさがあります。
もしかしたら指揮官機かもしれません」
手の震えが止まらない。
『解った。私がそちらに向かう。お前達は要救助者を連れて』
「――出来ません」
だがやるべき事は知っていた。
『エリオ!?』
フェイトさんの動転した声が響く。
「キャロと要救助者が動けない状態です」
『――そうなの!?』
『……解った。五分持たせろ』
『シグナム!?』
『今はエリオが守らねばならない。違うか?』
「その通りです」
そうだ。今やるべき事は逃げる事では無い。
アレと戦って、後ろを守る事だ。
『――だ、そうだ』
『…うん、解った。
エリオ?守るって事はね?
ちゃんと最後まで守り抜いて無事に家まで送り届けてあげる事なんだからね?』
「家に帰るまでってまるで遠足みたいですね」
少し笑えた。胸のつかえがスッと流されていく気がした。
『だから約束。ちゃんとキャロと二人で私のところに帰ってくるんだよ?』
「はい!」
『私からも言っておこう。
騎士とは守り抜く者の事だ。そしてお前は騎士だ。解るな?』
腹の下の方に力が篭った気がした。手の震えは止まっていた。
「はい!」
(エリオ君?そういえばガジェットはどうしたの?)
キャロからの念話。どうやら外の状況は全く解っていないらしい。
(今から戦うから念話はちょっと出来なくなるけど…
あ、シグナム副隊長が五分で来てくれるそうだから
何とかプロテクション維持してね)
ならそれでいい。キャロにはプロテクションの維持しか今は出来ないんだから
無駄な心配をかける必要は無い。
(うん。…エリオ君?)
エリオの声に不振な様子を感じたキャロが声を掛けてくるが、
今話している余裕は無い。
(キャロ…僕は誓うよ。君をきっと守り抜く)
(エリオ君?)
念話を切る。
時間は5分。やるべき事は守る事だ。
大型が一体、その左右にV型がそれぞれ一体ずつ。
「ストラーダっ!」
『sonic move』
(僕ひとりの攻撃力じゃこいつらの装甲を抜けるかわからない。
でも今必要なのは倒す事じゃない!守る事だ!)
跳躍する。着地したのは貨車の上。
左右のV型が閃光が貨車を穿つ直前に次の貨車の上へと跳躍。
(近づけばAMFで魔法をかき消される…
でもこれなら!)
エリオの選択した道、それは五分間逃げ回る事だった。
途中でわざと静止して狙わせ、そしてまた逃げる。
単純に移動し続ければいいのではない。
あくまでエリオを狙わせ、目をキャロの潜む瓦礫に向けさせない事。
三体が密集して存在しているところに
無闇に近づけば一体を相手にしている間に他の二体に潰されるだけだ。
また近づけばこちらはAMFで魔法を消され武器を失うが
あちらはアームで殴れば言いだけの話。
勝機などどこにも無い。
それは戦いとも呼べない無様で一方的なものだったが
エリオは確かに戦っていた。
『passage of two minutes』
二分が経過した。とそこでいきなり相手の動きが変化した。
大型の左右にいるV型はこちらを向いて射撃を続けているが
大型はある方向へと進み始めたのだ。
その進行方向には…
(キャロがいる!)
迷っている暇なんか無い。だから迷わなかった。
『sonic move』
壁を跳躍し、一気に大型の直上を取る。
あの大型のAMFがどの程度の範囲か知らないが
近寄られた時点でキャロと二人の要救助者は終わりだ。
ならば
(こいつを破壊しないと!)
「一閃必中ぅっ!」
『Speerangriff』
大型の直上でストラーダに点火、全体重を乗せてチャージをかける!
大型のシールドにストラーダの穂先が衝突する
――が、シールドは揺るがない。
(これを抜かなきゃ!)
魔力をストラーダに叩き込む!カートリッジも更にロードする!
だが
(抜けない!?)
更に絶望は続く。
大型がAMFを発動、ストラーダの穂先から魔力の光が消える。
完全に止まったエリオに四本のアームが襲いかかった。
『passage of three minutes』
エリオはストラーダの告げる電子音で目を覚ました。
急いで目を開く。
幸いな事に大型はこちらを向いていた。
まだキャロの方へは進んではいない。
(逃げ回るって手段はもう使えない。
きっとあの大型はこっちの意図を理解してる)
ストラーダを地面に突き立て、それを支えに立ち上がる。
左の手のひらがザックリと裂けているし体の節々も痛む。
頭から頬へと伝うものもある。
が、そんな事にかまっている場合じゃない。
(もうあいつらを倒すしかない)
昔から少年の武器はひとつだけだ。
(速さだ)
だが敵の鎧は硬く、少年の武器では貫けなかった。
つまり
(速さが足りない)
補う方法はある。
ソニックムーブで走り回って初速をつけ、
更にシュペーアアングリフで加速する。
幸い、この貨車倉庫は広く、充分にスペースはある。
だが
(魔力がもうほとんど無い…!)
唇を噛み締める。先程の突撃に注ぎ込み過ぎた。
時間はあと二分もある。助けを望むのは絶望的だ。
エリオの視界の端に光るものがあった。
崩れた壁の合間から千切れかけた高圧電線が覗いている。
昼の会話が思い出される。
『そこに住んでる竜は雲の中で発生した電気を食べて魔力に変換してるんだって』
左手は血にまみれている。もうほとんど握力は無い。
母と慕う人とした約束があった。
『エリオ?守るって事はね?
ちゃんと最後まで守り抜いて無事に家まで送り届けてあげる事なんだからね?』
遥か先にいる人からの教えがあった。
『私からも言っておこう。
騎士とは守り抜く者の事だ。そしてお前は騎士だ。解るな?』
そして初めてした誓いがあった。
『キャロ…僕は誓うよ。君をきっと守り抜く』
躊躇する理由なんて微塵も無かった。
左手を壁に突っ込む。
高圧電線から流れてくる電気を
血を通して一度体内に取り込み、そこで無理矢理魔力に変換する!
「ああああああああああああああ」
左手を抜く。
体に魔力が漲っているのが解る。
そしてこの魔力がどんどん元の電気に戻っていってしまっているのも解る。
エリオの周りには魔力から戻った電気が帯電していた。
時間が無い。
「ストラーダ!」
騎士の槍は騎士の意思を徹す。
『sonic move!』
地面を走る。壁を駆ける。そして跳ぶ。
「ひとつっ!」
飛ぶ。
『Speer angriff!』
大型の左にいるV型のシールドと衝突し
――――貫いた。
そのままそいつの機体も貫く。
エリオは止まらない。
『sonic move!』
一本の金矢と化したエリオは勢いを殺さず、さらに加速する。
地面を走る。壁を駆ける。そして跳ぶ。
「ふたつめっ!」
飛ぶ。
『Speer angriff!』
大型の右にいたもう一体のV型も貫かれた。
『sonic move!』
エリオは思う。
たった一人の戦いで、
体はボロボロで、魔力も底を尽きて
借り物の魔力は電気へと戻って体の至る所を焼いている、
そんな状況でエリオはただある事を思っていた。
(そういえば、僕はひとりじゃなかったんだ。
君とは話した事なんて無かったけど…
でも、君とずっと一緒にいた。
これからも―――)
だから呼んだ。
「――ス
―――ト
――――ラぁダあああああっっ!!!!」
『explosion!』
金の尾の流星は止まる事無く駆け抜けた。
駆けつけたシグナムが見たのは
三体のガジェットの残骸と桃色の光を漏らす瓦礫の山、
そしてその傍らに座り込む
ボロボロの槍とボロボロの少年だった。
新ジャンルエリストでお送りしました。
なのは世界のデバイスが好きです。
ちなみにあの台詞は
使いたかったんでパクりました。
速さが足りた!
GJです、エリオマジ男前!
SSの風呂でメンチ切ったけどこれはイケル。
>98
GJ!
頑張れ男の子!
GJ!
エロオじゃないの初めて読んだかもw
GJ
やっぱりエリオはキャロのナイト(騎士)って感じですね
>>98 駄目だ。ショタ燃え属性が開花してしまいそうなGJSSキタコレ
ようこそ、我らが領域(テリトリー)へ
我々は君を歓迎するよ、同志
>>106
ちょっと本スレで上がったネタに感化されて書いてしまったもの、投稿します
・エロクないです
・本編終了後っぽい設定です。
・「If」ものです
闇。
闇がある。
闇の中をあたし…ヴィータは歩いている。
一人で。
とぼとぼと。
独りで。
とぼとぼと。
身に付けているはやてがデザインしてくれた騎士甲冑もぼろぼろだ。
グラーフアイゼンも、あちこち錆付いて、まるでただの鉄の棒のようにすら見える。
あたりには何もない。
ただ、闇しかない。
だが―――
<ヴィータ…>
突然のあたしを呼ぶ、声。
「…?」
声のするほうに顔を向けると、不意に、目の前に3つの人影がまるで闇から
浮かび上がるように現れた。
それは、あまりにも懐かしすぎる、顔。
「ザフィーラ…シグナム…それにシャマル!」
思わず三人の名を呼ぶあたしの声に、三人がふっと小さく笑みを浮かべる。
<…まだ此方には来られぬのか>
「…ああ、まだ、ちっとな。まだ、やんなきゃいけねー仕事、残ってるんだよ…」
ザフィーラの問いに、あたしは苦笑しながら答えた。
<もう…あんまり遅いから、みんな待ちくたびれてるのよ?
なのはちゃんもフェイトちゃんも…それに、はやてちゃんも>
「はは、そっか、悪ィ。…でもさ、ホント後ちょっとで終わるんだ。後ちょっとで。
その仕事が終わったら…絶対、すぐに…そっちいくからさ…」
困った顔を浮かべるシャマルにあたしは謝る。
…そう、あたしにはまだ仕事が残ってる。残ってるんだ。
<まったく…皆、お前が来た時のために歓迎の宴を開く準備をしてるんだぞ。
主はやても、腕を振るうつもりだと張り切っているというに>
肩をすくめるシグナム。
そっか…あいつらもみんなそっちにいるんだな…。
「そっか!それは楽しみだな!なんていっても はやてのメシはギガウマだからなっ!」
あたしは、シグナムの言葉に笑顔で答えた。
ああ、そうだ。そっちには待ってる人間がいる。あたしがであった、たくさんの仲間がいる。
気がつけば、三人の背後から白い…まるで暖かい太陽のような光が差し込んできていた。
<現金なことだ…ま、いい。先に行くぞ>
<ああ、お前が来るまでの間、テスタロッサと手合わせでもして待っていよう>
<早く全部終わらせて、こっちに来てね。私達…はやてちゃんと、待ってるから>
あたしに背を向けて、光の中に消えていく、三人の姿。
「ああ、すぐ行く!絶対行くから!歓迎会、かってにはじめるじゃねーぞ!」
あたしは、三人の背に向けて大きく手を振って叫ぶ。
目の前の光がだんだんと大きくなって。
闇が掃われるほどに明るくなって。
あたしは目を開けていられなくなって――――
「…ータ! ヴィータ! 起きてよ!ホラ!駅、もうすぐだよ!」
「…んぁ」
ぺちぺちとほっぺたを引っぱたかれる感覚に、あたしは目を覚ます。
しょぼしょぼする目を擦ると、目の前には腰に手を当てて怒った顔を
している空飛ぶ小人…の姿があった。
「おぅ、リイン。おふぁよ…」
「おはよ、じゃないよ、もう! 眠ったっきり全然起きないんだもん!」
あたしは、ミッドの大陸を走る列車の中にいた。
今から、次元空港にむかう旅の途中だ。
夢の中で話した『仕事』を完遂するために。
あの、機動六課での日々ももはやずいぶんと昔の話だ。
あの機動六課の仲間も、その多くが寿命を迎え、もはや二度と顔をあわせることはない。
…無論、なのはも、フェイトも、はやても同様に。
寿命のないあたし達ヴォルケンリッタァも想い想いの場所で、眠りについている。
一番最初に消えたのは、ザフィーラだ。
『守るべき主亡き今、盾は不用』
そういって、はやての葬儀が終わるにあわせて、ザフィーラは消えた。
次に消えたのは、シグナムだ。
シグナムは、はやての死から数年後、フェイトの最期を看取り、そして消えた。
『今生、あのような好敵手に会えた事を誇りに思って私は逝こう』
そういって、シグナムも消えていった。
最後に消えたのはシャマル。
シャマルが、何を想って自ら消えたのかは、今でもわからない。
ただ、最後の時、シャマルが見せたあの泣き笑いのような表情と、一言の言葉。
『私も、あの人と同じ時を歩んでみたかった』
その言葉だけは、今でも耳に残っている。
そして、残ったのはあたしと…
「んもう…ヴィータは身の回りは全部私にまかせっきりなんだから…」
少しだけ背が伸びて、ちょっと大人っぽくはなったが…あたしの妹、八神の末っ子、リイン。
今ではこの二人だけがあのときの生き残りだ。
「もっとこう、年長者としての自覚をねぇ…」
ぶつぶつ小言をいいながら、あたしの周りをふわふわ飛び回るリイン。
このやり取りも、最近は当たり前の光景になりつつある。
「…ん、リイン、こっちこっち」
なおも小言を続けるリインに向かって、あたしはぽふぽふと自分の膝の上を叩いて呼び寄せた。
「…何?どうかした?」
不思議そうな顔をして、あたしの膝の上にちょこんと座り込んだリインを、
あたしは背後からぎゅっと抱きしめてやる。
「ちょ、ちょっとヴィータ! な、なんなのよ!もう!」
突然の出来事に、あたしの腕の中でリインがもごもごと慌てる。
そんなリインの体を押さえ込むように、あたしはさらにきゅうとリインの体を抱きしめる。
「んー…こうやってリインを抱っこするのも久しぶりだなーと思ってさぁ」
「…も、もう…変なヴィータ…」
腕の中で照れた様に顔を赤らめる、リイン。
そんなリインの姿に、あたしの顔にも、笑顔が浮かぶ。
リイン…お前はあたしが守ってやる。絶対にあたしが守ってやる。
そう、お前が、本当に仕えるべき主を見つけるそのときまで。
―――これが、あたしに残された仕事。
あの日、はやてが永遠の眠りにつくことになったあの日。
はやてから託された、あたしの最後の仕事。
『ヴィータ……お願い事…最後の…聞いて…くれる…か?』
あたしとはやてだけしか知らない、絶対の約束。
『私が居なくなったら…きっとこの子はまた一人になってまう…
それは…哀し過ぎるから…だから…』
リインを…そして、夜天の書を正しく使う事ができる人間へ、託す。
夜天の書。あまりにも強大すぎるその力は、主がなくなればそれだけで
危険なロストロギアと化す。
そのままにしておけば、きっと管理局はそれを封印するだろう。
そうなる前に、この力を正しく扱うことができる人間に、これを託す。
かつてのはやてのように、この書の力に踊らされず、ただ、まっすぐに
この力を使う事が出来る人間に。
だから…その時まであたしはこの夜天の書と、そして、リインを護る。
絶対にこいつらを一人ぼっちになんてさせねえ。
「ん、そろそろ着くなー」
「よかったぁ! そろそろ座りっぱなしで体が痛くって…」
「お前も年だなー」
「もう! ヴィータには言われたくないよ!」
だからさ、みんな。
そっちへ行くのはもうちょっとだけ、待っててくれよな。
<FIN>
以上ー
なんとなくヴォルケンのなかで最後まで残ってるのはヴィータっぽいという偏見から
書きますた。
この後、旅の途中で第97管理外世界に立ち寄った二人が、
恭也と忍の曾孫で、中学生ながら「小太刀二刀御神流」を
使いこなす見た目はなのは、性格は恭也な
「高町七瀬」と出会ってロストロギア事件を解決したりするとかいう
痛い妄想が浮かんできたあたりで死にます
_○__
>>114 あっ、あの・・・
使い魔は主が死んだ時点で消滅するのでは・・・
ifにすらなってないんじゃ・・・
いや、作品自体はGJだと思うんですが・・・
ソースはしらんけど
はやてが死んでも再生できなくなるだけで
ヴォルケンズは生存可能とか言ってなかったっけ
いやwikiにそう書いてあったんだが・・・
>>115 あっ、あの・・・
再生出来なくなるだけで消えたりしない(SS03)のでは・・・
魔力自体は現時点でも自給自足(メガミ)なんじゃ・・・
いや、GJするのはいいと思うんですが・・・
六課の落日の続きまだ〜
>>118 そーだ、それそれ
そんな感じの事を聞いた
と思ったら117の通りwikiには
なお、この修復時に、守護騎士システムも闇の書から切り離されていたことが、
A's第13話で明らかにされた。
このため、闇の書の消滅後も彼女らは残ることが出来たのだが、
これは同時に闇の書の持っていた無限転生機能も失ってしまったため、
はやてからの魔力供給が絶たれた時点で消滅することを意味している。
だが、そのことをむしろ前向きに受け入れた彼女らは、
リインフォースから願いを託されて、
それ以後、「最後の夜天の主」八神はやてを見守り続ける。(A'sSS03)
とありますな
どっちもソースはSS03になってるけどどっちが正しいんだろ
はやてが死んだらヴォルケンは消滅するだのしないだの、そんなことよりもリインの口調に違和感を覚えた
それと、はやてがStSで使ってる夜天の書は外見が同じだけのストレージデバイスで、ロストロギアじゃないはずだが
まあ、中身自体はGJなんだが、ちょっと気になったもので。失礼
なんか物議かもし出してすみません
たしか、「はやてが居なくなった後は、自前での魔力供給を立てば消える」みたいな
はなしがあったと思ったので。
>>121 >夜天の書は外見が同じだけのストレージデバイスで、ロストロギアじゃないはずだが
orz
すげぇ今更勘違い。
リインの口調が「ですよう^^」ではないのは、自分の勝手な解釈デス。
あれから何十年も立てば、リインも成長する、というかお姉さんぶりたくなるんじゃないかなーという。
作中で外見が大人っぽくなってるのはそういう背伸びしたい病の表れという事で。
非常にGJなSSだった。
こういう終わりも本気で良いかも……
で、旅するヴィータは行く先々で、なのはやスバル達の子孫に会うんだな。
キャロに良く似た女の子
「あ、あの…あなたは?」
ヴィータ
「ただの通りすがりさ。昔ここに住んでいた奴の知り合いでもあってな。いや、いいや。邪魔したな」
キャロに良く似た女の子
「あの……あの!町を救ってくれてありがとうございました!」
ヴィータ
「いいってことよ。それじゃなお墓参りはきちんとしろよ〜。じゃあな」
墓参りを兼ねて行く先々では、かつての同僚の子孫が何らかしらの問題と直面していた。
子孫達は幸か不幸は親の偉大なる魔力の才は受け付けなかった。
おかげで、なのはとユーノの家庭では、魔法の才が無いからこそ、子供達が進みたい道を自分で捜させてやったりもしたのだ。
もっともヴィータは、たとえ彼女達の子孫に才能があろうとも夜天の書を預けるわけには行かなかった。
これは、あくまで墓参りと子孫の様子見なだけなんだと思っていた。
しかし、会う者会う者、皆懐かしい六課の顔ぶればっかりで、ヴィータは我慢できず人知れず宿の中で泣き続けてしまっていた。
「キャロとエリオ、向こうであったらなんて言うかな。お前達の子孫は魔法に頼らず多くの命を救う動物病院の見習いだ」
「その他の子孫もみんな、みんなどうしようもなく素晴らしいやつらばっかりだぜ」
「あー今日見る夢はあいつらの驚く顔が見てみたいな」
魔力供給の件は消える公算の方が高そうだなぁ…
じゃないと魔導師は人工的に生命を作り出せる事になっちまう
でもまぁ内容的にGJだからいいんじゃ?
はやての口調はたしかに少し変だが…
リインはいっそはやての関西弁を継いでw
3人娘で子孫残しそうなのなのはだけなような気がする
養子と実子の両方で、はやてはダンナと子供を事故で失ってみたいな…
フェイトはそのままエリオとキャロが保護者の名前からテスタロッサ財閥でも作りそう
クロノ提督とカリム理事官の不倫、できないかな…?
まあ、まだ二次小説でメインに出来るほどカリムのキャラが出てきてないけど
>>98 GJです!エリオカコイイ!
>>114 内容はGJなんだがリインの話し方に違和感が…
はやてとスバルのおっぱい星人同盟を皮切りに
機動六課の主要メンバーはことごとく乳をもがれ再起不能という悪魔の脚本
この未曾有の危機に対してクロノは最後に残ったゲボ子(貧乳)とエリオ(女装)を餌に捕獲作戦を開始
管理局は煩悩に飲み込まれるのか、頑張れ僕らのひんぬーコンビ!
疲れてるよな・・・わかってんだよ・・・
どうせだからもう一つ世代ネタ
スバル「1+1はバイ、カンフー+カンフーでバイカンフー!というわけで合体はどうでしょう?」
ティアナ「フュージョン、ッハ!合体後はティバルとかスィアナとか」
なのは「何言ってるの、合体するなら」
フェイト「こうでしょ」(右腕をがっちりクロス)
はやて「合身魔法少女ナノフェイト・・・でいいんかねぇ?」
ヴィータ「五男(Five man)なんて誰もわかんねえって・・・」
ザッフィー「どうせならヴォルケンリッターの合体を・・・」
シグナム「蛇とサイとエイを混ぜても仕方なかろう・・・」
はやて「それ以前に私悪党やないか、しかも癇癪持ちの」
クロノ「年頃の少女が合体などと・・・卑猥に過ぎる、管理局は一体どうなってしまうのか・・・」
カリム「提督、鼻血鼻血」
>>114 いいね。こういう話好きだ。
ヴォルケンズが自前で魔力の供給ができるって話は
何処からの情報だっけ。
それができるなら確かに疾風が死んでも大丈夫っちゃ大丈夫になると思うが
>>98GJ!!!
やっぱり、STSのなかだったらエリオきゅんが一番好きです。
というかぜひとも続き書いてください!!!!
エリキャロでもキャロエリでも大歓迎すぎます
遅ればせながら
>>98超GJ!でも、この終わり方だとエリオが死んじゃってそうなので、
早急に「病院に搬送されたエリオをキャロが献身的に看病する」というエリキャロな後日談を
要求するw
はやて絡みのネタって、意外と少ないんだね
絡ませづらいのかな
>>131 関西弁もとい、植田弁がむずいから…じゃないか?
前スレのリインの酒は続きないの?
134 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 14:46:45 ID:Mlw80k0j
>じゃないと魔導師は人工的に生命を作り出せる事になっちまう
失われた技術である、ロストロギアの産物がヴォルケンズなので現行の技術じゃ不可能かと。
今週のハヤテにグラーフが書いてあるのに気付いた人いる?
↑あっ漫画のほうな!
>>135 なのはファンかつハヤテファンなら気付くだろ常考
138 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 18:31:33 ID:Mlw80k0j
サンデーにはなのはのDVDの広告も載ったし
なんかあるんかねぇ。
嗚呼ぁぁ、ちっともsageてないじゃないか。。。
逝ってくる。。。
>>135 一瞬で解ったけど。
でも「声が違うよ・・・」とか思ったw
釘宮声のヴィータ、でじこ声のナギ、どっちもそれなりに合ってはいるかもww
>>128 二期のSS03で言ってたと思う。
ヴォルケンリッターたちが主に負担をかけないために
はやてからの魔力供給でなく食事と睡眠によって魔力を回復させてるって感じだったはず。
その分食費が・・・ってはやてが嘆いてた。
作家の皆さんいつもGJ!
ターンA氏の「鬼畜王エリオ」を読んだら
「クロノ×リンディ」で(強気の)クロノに
よるリンディへの濃密な近親(強制)HR
とか見たくなった……
「年齢差のある年下男×年上女」って
かなりクルものがあるなぁ
>>133 スレの隙間で細々とやっていこうかと思いついたんデスが
ユーノでやろうかなぁ、散々なのゆーの人たちに刺されそうな事書いたし
女ッ気全くなしのユーノが幼女バージョンのリインを…うわぁ…犯罪臭いナリ…お兄ちゃん
>>143 だがそれがいい。
さあ、内に秘めたものを解放つんだ
そう、そしてそこからはやて&ヴォルケン達も……
師匠×六課女性メンバー(フェイト・ティアナあたりの受け系メンツ)で
胸揉み→興奮して押し倒しちゃってゴニョゴニョな展開とか見てみたい…
で、〆はザフィ×ユー……あれ?
保管庫管理人です。
えっと、過去2スレ分のテキストのコピーを置きました。
で、保管庫を手伝ってくださる方を募集します。
wikiの方は、登録したlivedoorID、または誰でも編集可能にすることができますので、
手を上げてくださった方がいたら設定を変更します。
正直、もう一人では、自分だけでは無理だと確信しています。
wikiを立ち上げられたのも、実は体調崩して長期療養していたおかげだったりでして(汗)。
よろしくお願いします。
150 :
:2007/06/15(金) 01:37:33 ID:T2XEnthC
えっと…これは誰かが名乗りを上げるまで
自重ですかね?
名乗りを上げても良いんじゃない?
手伝いたいが忙しくてorz
管理人さん乙です
>>77です
>>12氏のバトンを受けてルート1、「ユーノに聞く」
書きあがったので投下します。
「…ユーノくんに教えてもろたら?」
「ユーノくんに?」
「せや。ユーノくんは物識りやし、何より上手く教えてくれると思うで」
うん、言われてみたらその通りだ。
ユーノくんは人に教えるの上手だよ。
私に魔法を教えてくれたのもユーノくんだし。
「そうだね、じゃあユーノくんに聞いてみるよ」
ちょっと今のはやてちゃんの笑顔に何かひっかかりはあったけど、答えは見つかりそうだし、まあいいかな。
その日の夜。
スクランブルがかからなければ今は自由時間。
明日はスターズが非番だし、今のうちにユーノくんの時間を確認しておこうと思って私は携帯電話を手に取る。
『はい、どうしたのなのは?』
「あ、ユーノくん。今電話大丈夫?」
『うん、今日はもう上がって部屋に戻ってるとこだよ』
あ、これはちょうどよいかも。
「あのね、ちょっとユーノくんに教えて欲しいことがあるの」
『何?』
あ、時間割いてもらって教わるのに電話口じゃ失礼だよね。
それに最近会ってないからユーノくんの顔も見たいし。
「あ、今からそっちに行ってもいいかな?」
『僕は構わないけどなのはは大丈夫なの?』
「うん、明日は非番だよ」
だから少しくらい遅くなっても大丈夫なの。
『わかったよ。じゃあ部屋の整理して待ってるね』
「うん」
電話を切って、私は部隊長のはやてちゃんに外出を伝える。
「了解や。ユーノくんにもよろしゅうって伝えといて」
はやてちゃんの許可も出たので私は六課のオフィスを後にした。
「…さて、果たしてなのはちゃんは今日中に戻ってこれるんかいな?」
親友兼上司が意地悪い笑みを浮かべていたことなど知らずに。
無限書庫司書長のユーノくんはすなわち管理局の1部門の責任者なので、寮では佐官待遇の部屋に住んでいる。
個人用としては広い筈のワンルームは、壁に敷き詰められた本棚と床のあちこちに積まれてる本の山のため逆に手狭に感じてしまう。
それでも几帳面なユーノくんらしく忙しくもそれなりに整頓はされているようで、汚いという印象はなかった。
いつもの優しい笑顔で私を迎えてくれるユーノくん。「で、今日はどうしたの?」
コーヒーを入れたカップを2つテーブルに置いたユーノくんは私に尋ねます。
「電話でも言ったけど、ちょっと教えてもらいたいことがあるの」
「何を?」
よしっ、聞こう。
ぐっと拳を小さく握りしめて、私は質問しました。
「あのね、赤ちゃんってどうやったら出来るの?」
「ええぇっ!?」
ずさぁぁぁぁ!!
ゆ、ユーノくんもみんなとおんなじ反応…
や、やっぱり知らないのはそんなにまずいのかな?
ちょっと不安です。
「な、なのは…あ、あのねそれは本気で聞いてるの?」
…驚きと呆れが複雑に入り交じった目で、ユーノくんは聞き返して来ます。
頷く私。
「確かなのはの世界でも義務教育の間に教えてるはずだよ?」
「にゃはは、それはその通りなのですが…」
そう言う授業の時に限って管理局関係の都合で居なかったと告げると、
「どうしてそんなにピンポイントなんだろう?」
「それは私も知りたいよ…」
二人して苦笑しました。
「で、なんで僕の所に?はやてやフェイト、アリサやすずかに聞かなかったの?」
「思い出したのが今日のお昼でね」
「そ、そうなんだ…」
うぅ、なんかユーノくんの目が同情というか憐れんでるような…
「皆に話したら、やっばり驚かれて」
「それはそうだよ」
がーん!
つまりは完全に基礎知識?
…私は世間に完全に取り残されていたみたいなの…
ショックなの…
「はやてちゃんに、『物識りで教えるの上手いユーノくんに聞いてみるのがいい』って言われてね、そうだなって思ったから」
それでも何とか頑張って来訪の理由を答える。
「はやて…」
ユーノくんは頭を抱えて天井を仰いでいます。
「ユーノくん?どうしたの?」
「…いや、なんでもないよ。…なのは、教えるのが僕で本当にいいの?」
一呼吸おいて、私に向き直ったユーノくんが、今度は真剣な目で問いかけて来ます。
「うん」
なんでそんなに真剣なのかは判らないけど、嘘偽りない気持ちで答えました。
「…判った」
コーヒーを飲み干してユーノくんは立ち上がります。
「30分待ってくれないかな?書庫行って教材になりそうな本を探してくる」
「はにゃ?」
ず、随分と本格的な…やっぱりユーノくん学者さんだし、もしかしたらそういうとこは譲れないのかも。
時間はあるし、教わる私に異論もない。
「うん、わかった」
「なるべく早く戻るから」
ユーノくんが出ていって私は一人になりました。
…手持ち無沙汰です。
流石にパソコンは勝手にいじれないよ、当然ロックはしてるだろうし、機密文章とかもあるかもしれないもんね。
本はたくさんあるけど私が読めそうなものはきっとないよね、見た感じ殆ど専門書だもん。
「……」
首を一度左右に振ってから私は立ち上がり、今度はなんとなくベッドに腰掛け、
「えい」
そのまま背中から倒れ込みました。
「…あ」
微かだけどユーノくんの匂いがする…
ユーノくんのベッドなんだから当たり前なんだけど、それだけのことが今は無性に嬉しい。
このまま横になってたら眠っちゃうかも。
なんだか凄く心地よいよ。まるでユーノくんに包まれてるみたいな…って私何を考えてるの!?
ぶん!どか!バサバサ…
「にゃあ!?」
恥ずかしさのあまりとっさに振り上げた足が、
ベッド脇に積まれた本の山に当たって崩してしまいました。
「ごめんなさい〜」
ここにいないユーノくんに謝りながら私は山を積み直します。
「…って、あれ?」
散らばった本の中に私は見つけました。
この部屋で今まで見た本とは趣の異なるものを。
学者さんのユーノくんの部屋だから当たり前に転がっているハードカバーの専門書やそれ自体に価値がありそうな古書とはまるで異なる装丁の本です。
「っていうか普通の本屋さんで買ったものだよね」
街の本屋さんが使っているような薄い紙のカバーに包まれています。
山を積み直した後、私はその本を手に取ってみました。
少なくとも専門書の類いではなさそうなので、私でも読めるかなと淡い期待を込めてページを捲ると…
「あ、漫画?」
なんとその本は漫画の単行本でした。
「ふーん、ユーノくんも漫画なんて読むんだね」
時間を潰すにはちょうどよいかも。
そう思って私は読み始め…
「…!?? にゃああぁぁぁぁぁぁあっ!!?」
あるページを目にした瞬間、悲鳴を上げて思わず漫画をベッドの隅に放り投げてしまいました。
その叫びは防音結界が常時展開しているこのフロアの部屋でなければ間違いなく付近の部屋の皆様に多大な迷惑になる声量で。
だだだだって!だってだって!
…えっちな漫画だったんだもん!
…で、でもユーノくんも男の子だし、持っていてもおかしくはないんだよね…
あーん、まだ心臓がばくばくしてるよぉ。
深呼吸してなんとか気持ちを落ち着けないと。
「…えーっと」
気になる。
すっごく気になるよー。
私の視線は先程の本に釘付けです。
「…あ!」
閃きました。
ユーノくんは大切な友達だから、変な道に進ませるわけにはいきません。
…もしも万が一、ちっちゃな女の子にしか興味がないとか、嫌がる相手に無理矢理とかの趣味とかだったら大変!
友達を犯罪者にするわけにはいかないの!
だからこれはユーノくんを思ってのことなの…
そしてふたたび、私はその本を手に取りました…
…
うぁ…////
に、にゃぁ…////
そ、そんなことまで…////
……////
…
ゆ、ユーノく〜ん////
…よ、よかったぁ
どうやらユーノくんには危なそうな趣味はないみたい。
一安心して胸を撫で下ろします。
本の内容は普通に恋愛ものから始まって、その…な話になっていく感じで。
最後はハッピーエンドで締められていました。
というかあの終わり方は…
…ううん、それよりも疑問なのは、ヒロインの女の子になんだか小さな引っ掛かりを覚えることのほう。
「なんなんだろう…」
もう一度頭から捲り直して、ヒロインの女の子だけ観察して…
「あっ!?////」
やっと気が付いた。
同時に顔に熱が集まっちゃって…真っ赤。
…何処かで見たような顔立ちなのは当然だよ。
だって毎日見てるもん…鏡で。
このこ、私に似てるんだ…
うぁあ…なんだかもっと熱くなってきちゃう…
…ユーノくん、何を想ってこの本を…
気が付けばあの子と自分を重ね合わせちゃっていて…相手にはユーノくんを重ねて…
ぼん!
恥ずかしい!
とっても恥ずかしいけど、嫌じゃ、ないよ…
……
…
「ごめんお待たせ…って!? あぁっ!?」
部屋に戻ってきたユーノくん、私の手にこの本があることに気が付いて、大慌てで取り上げる。
でも…遅いよ?
だってもう、全部読んじゃったんだから。
「…なのは、コレ読んじゃったの?」
まるでこの世の終わりを迎えたような青い顔に震えた声でユーノくんは私に問いかける。
私は黙ったまま、こくんと小さく首を縦に振ってそれに答えた。
ユーノくんはがっくりと膝から崩れ落ちて、何やら怨色の含まれているような呻き声を出し頭を抱え込んでしまいました。
…そんなに見られたくなかったのかな?
でもね、これはユーノくんが悪いんだよ?
だから…言っちゃうよ。
「だってユーノくんがいけないんだよ? こんなに判りやすい『参考書』を隠していたんだから…」
「えっ!?」
私の発した言葉がよっぽど予想外だったのか、今度はどことなく間の抜けた顔になるユーノくん。
言葉を咀嚼して本の内容を結末を思い出したのか、次は真っ赤な顔。
「うん、やっぱりユーノくんに聞きにきてよかったな」
疑問はもう『殆ど』氷解したから。
「…そ、それならよかったかな」
大したことは何もしてないけど、と人差し指でまだ赤い頬っぺたをかくユーノくん。その仕草がなんだか可愛い。
「でもね」
まだ終わりじゃないの。
だってね、この疑問が解決したらまた新しい問題が見つかっちゃったんだもん。「この参考書、確かに判りやすく描いてあったんだけど…まだよく判らないところがあるの」
「……」
ユーノくんは何も言わない。
不思議そうな顔をしながらも、ただ黙って私の言葉を待っている。
「だからね…やっぱりユーノくんに教えて欲しいの」
…言っちゃった…
「…なのは」
ユーノくんが顔に紅を残しながらでも真剣に私を見つめてる。
「…自分が言ってる言葉の意味を判ってる?」
もう9歳じゃないよ、私。
だって気付いちゃったんだもん、止められないよ、この気持ちは。
「うん、判ってるよ」
「なのは…」
「お願い、ユーノくんじゃなきゃ、イヤなの」
だって私は、
私は…
あなたのことが…
「なのは」
両手で私の肩を掴んでくるユーノくん。
その顔がすぐそばに来て、心臓がまた暴れ始めて。
「僕は君が好きです」
それは求めていた言葉。
「私も…好きです」
もうそれだけでよかった。そのままお互いに距離を縮めて…
目を閉じて少し敏感になった唇に感じる、柔らかくて暖かい幸せなキモチ。
よく聞くレモンの味じゃないね。
だってこんなに甘いんだもの…
唇を離して、また見つめ合う。
今までで一番、ユーノくんが素敵に見えるの////
もうアレだけじゃ足りないよぉ、ユーノくぅん…
と思った瞬間、ユーノくんも私と同じことを考えていたのか、
そのままぎゅぅって抱きしめられて、またキスされちゃいました////
んっ!
ユーノくんの舌が入ってきて…私のそれを絡めとるように動いて…
えっちなキス…されてる////
絡んで踊る水音が内側に直接響いて、頭がぼぉーっとしてきちゃった…
もう何も…うぅん、ゆーのくんのことしか考えられない。
はじめてだから、やさしくしてね、ゆーのくん…
こうして私、高町なのはは今日、オトナになりました(はぁと)
すごいよ! なのはさん! 第37564壊
『保体の授業はやっぱり実技が一番なの』 終
以下おまけとあとがきに続く
おまけ
翌朝、機動六課オフィス・食堂。
「…なのは、帰ってこなかったね」
「…そうやな」
「やっぱり、おめでとうって言ったほうがいいのかな?」
「…そやな」
「どうしたのはやて、 元気ないけど?」
「…煽ったのはウチやし、バッチり思惑通りや。からかうネタもしっかりゲット」
「?」
「でもな、フェイトちゃん。なのはちゃんに2ステップも『先に行かれた』って思うとやっぱ女としては凹むわ…」
「……言わないで」
恋人が出来て愛の営みまで済ませた幼なじみの親友に対して、自分のことを思うと確かにブルーだ。
しかもあの二人の場合、次のステップ・最後の階段もあっさりと乗り越えておかしくない。
下手すれば今年中にゴールするのも不可能ではないだろう。
花の十代のうちにせめて恋人くらい作っておこうと誓いを新たにするフェイトさんだった。
あとがき
女の子の一人称って難しぃぃぃいぃぃ!
そのせいで寸止めになってしまった俺、参上! orz
所詮俺のデバイスはチキンハートだぜ!(涙
6スレからの住人で初投下がこれかよ…
でもユーノとなのはの二人の組み合わせが大好きだぁぁぁっぁぁ!!
でもストライカーズ本編ではもうユーノの出番はないだろうし(あっても最終回にちらっと程度)、
話を聞く限り二人の進展もない。
だが俺はあの勇者王とその仲間たちの言葉を胸にこれからもがんばる!
本編なんてものはただの目安だ!
後は妄想で補えばいい!
二次創作、承認!!
これが俺の(脳内)公式だぁぁぁぁぁっ!!!
>>161 GJ。
しかしユーノは二次元派だったのか。。。
これはいいGJ。
しかしなのはを脳内に重ねながらスコスコやってるユーノを想像すると泣けてくるな
GJ。
いいユーなのだったぜ。ありがとう!
>>161 GJ!!
だが一つ小言を言わせてもらうと、はやての一人称は「私」なんだぜ。
>>161 GJです
>>161までをディナーとして、コーヒー感覚で少しばかり短い短い話を。
こういう短いスタイルって嫌われそうですが、ちょっぴり図に乗ってしまいました。
ただ、書いてて「これは駄目な人がいるかもしれない」と思わざるを得ないので注意だけでも。
「キャラを崩し過ぎ」「狙いすぎ」「短い」のでここに記しておきます。
「しぐなむ、私は?」
「ふぇーと」
「じゃあ、わたし、わたし」
「なのあ」
「よっしゃ、じゃあ、あたしや」
「あるじ!」
順次、己が名を当てられた隊長格3名は喜色満面でしぐなむへと良い子良い子した。
もみくちゃにされながらも、3人の喜びが自分の喜びであるかのように幼女シグナム、通称「しぐなむ」はきゃっきゃっきゃっきゃ言って万歳。
将来凛々しくなるのだろう大きな瞳は、純真で「シュツルムファルケン、当てられるか?」とか考えてた頃と比べて同一人物のものと分かる奴は絶対いない。
リィンの熱がちょっと引いた。
そしたらう゛ぉるけんりったあも何かちょっとおっきくなった。
つまりそう言うこと。
たどたどしく言葉を使い始めたう゛ぉるけんりったあに、自分の名前クイズで盛り上がる中、ザフィーラはまだまだ人型になれないのだが、現状では最も巧みに言語を操る。
「わんっ!」
しかし。
「王!」
悲しいかな。
「ONE!」
例え犬語、中国語、英語の三カ国(一種族+二カ国)の言葉を丁寧に発音しても誰もそれがそうと理解できる者がいないのだ。
唯一、フリードのみザフィーラのユニバーサルっぷりに気づいて翼を叩いたり、よしよししたり、毛づくろいしてやったりとねぎらっていた。
「しぐなむはええ子やなぁ、あたしも鼻高々や」
「あるじ! あるじ! ちゅっ」
「ひゃ、やったなぁ、ほんならあたしはしぐなむにうりうりや! うりうり〜」
「きゃっきゃっ」
その横ではまだ、しぐなむがはやてにでろんでろんだった。いや、むしろ、はやてがしぐなむにでろんでろんだったかもしれないが、どっ
ちでも一緒だ。リィンの熱が完治して姿も記憶も元に戻った後、シグナムが現在のこの姿を見ればマジ泣きしかねないでろでろんっぷりである。
だから今現在、はやてのほっぺにチューしてはしゃいでるしぐなむをバルデュッシュで記念撮影中だ。レイジングハートで動画な。
シグナムを集中攻撃しようとするあたり隊長格マジ外道。
さて、その向こうではスバルとティアナがしゃまるに言葉を教えてあげてた。
「バスト」「ばすちょ」
「ウェスト」「うぇすちょ」
「ヒップ」「ひっぷ」
「ボンキュッボン」「ぼんきゅっぼん」
スバルの言葉を丁寧に咀嚼して、舌で転がしてから唇に乗せる。
それを何度も何度も繰り返すしゃまるの表情は真剣そのものだ。
口は、やや半開きでポカンとした感じが否めないが、キリリと上がる眉根がその真面目さを表す。
「三角関係」「さんかくかんけい」
「スバル→なのはさん」「すばりゅ→なのはしゃん」
「なのはさん→あたし」「なのはしゃん→てぃあ」
「あたし→スバル」「すばりゅ→てぃあ」
とっても情操教育に良い2人に巡り合えたしゃまるは順調だった。
「うー……」
「あ、起きた」
さらに、その隣。
キャロがだっこしていたう゛ぃーたが目を覚ます。
まどろんだようにキョロキョロして、またキャロの胸に顔をうずめてねむねむである。
悪戯好きな大きな瞳は、徐々に釣り目がちに近づいて気いるが、まだまだくりくりと可愛らしい。そんな瞳が半開きで、ふよふよと明後日の方向を見ていた。
ぱくり、とキャロの服の襟もとをう゛ぃーたが口に含んでむぐむぐする。
何かと、う゛ぃーたは服の端っことか裾の当たりをよく噛むクセがあるだ。しぐなむはキス魔。
「あ、こぉら」
そして、意識の4/5を眠りの海に沈めているう゛ぃーたは、何か妙になれた感じでキャロの胸元のボタンぷちぷち外していく。ストーリーの都合上、実に手際良く制服がはだければ、まだまだ膨らむ余地残す幼い双丘が外気にさらされる。
「ごはん」
う゛ぃーたが、胸の桜色をした先端を、口に含んでむぐむぐ。
ちょっと、くすぐったそうにしてから、キャロは穏やかにう゛ぃーたの頭を手櫛ですいてやる。
やっぱり、お母さんみたいだなぁ、とエリオはそんなキャロにエリオは見惚れるのだが、
「エリオくんも吸う?」
突拍子もない言葉にビックリドッキリ。
風呂でも果敢な積極性を見せるキャロだが、まさかここで発揮されるとは思わなかった。
「………後でいただきます」
据え膳食うあたりエリオは男だった。
「わたしはまだミルクが出ないから、エリオくんのをたっぷり頂戴ね」
でもキャロの方が上手。
いつか牧野博之先生や吉田直先生のようなコミカルを滲ませれますように。
祈りながら頭沸いてる自分はここまでということで。
>166氏 メッチャGJです。
シグナム可愛いし、ヴィータ可愛いよ。
でも一番可愛いのはキャロの様な気が。
549氏
自分でよければお手伝いします、はい。
livedoorID取得すれば良いんですか?
169 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 04:04:18 ID:KJ4MNkLx
>>161さんGJ!
いや、ほんの冗談のつもり(期待はしてた)だったんですが、
まさかこれ程の作品を書いていただけるとはw
貴方は神です!!
おぉ!シャマシャマの新作が!
じゃ、私もこっそり投下します。
きっかけは
ご指摘ありましたが
ぶっちゃけソレです。
キャラスレよりネタをまた拝借。
続きですが以前のが妙に評価高かったんで
蛇足にならないよう励みましたが
皆様のお口に合うかどうか…
ちなみに全治一ヶ月は短いと思いますが
医療技術が進んでると思ってください。
ではでは。
白。一面の白。
それがエリオ・モンディアルが見た最初の光景だった。
『聞こえてますか?』
聞きなれない声。
「えっと…」
意識は不思議とはっきりしている。
自分がさっきまでいた場所も
していた事も覚えている。
(あ…もしかして、僕…死んだのかな?)
不思議と動転はしなかった。
『聞こえていますか?』
また聞こえる声。
とにかくそちらを向こうと体を起こした。
『どうやら聞こえているみたいですね?』
そこにいたのは管理局の制服を着た青い髪の女性が立っていた。
勿論知らない人だ。
「えっと…貴方は…?」
その女性はきょとんとし、そして少し表情を引き締めてこう言った。
『貴方などと言わず、いつもの様に名前で呼んで下さい』
「…そう言われても僕は貴方を」
『知っていますよ?』
ますますワケの解らなくなるエリオ。
初めて、女性が少し意地悪く笑ってこう言った。
『そうですね…貴方と呼ばれるのでしたらこちらも貴方と呼びましょう』
「えっと…それは僕が貴方の名前を当てるまで…ですか?」
『はい、私の最初で最後の意地悪です』
生憎エリオは年上の女性に貴方と呼ばれ慣れていない。
こそばゆい感触に身をよじりそうになったが…
それ以上に気になった言葉があった。
「最後?」
『はい。今日はお別れに参りました』
女性が表情を引き締める。
『今まで有り難う御座いました。
貴方と共にいられて私はとても幸せでした』
そしてその女性は笑った。とても綺麗な笑顔だった。
でも―――――
「あの…でも僕は貴方を」
『名前も明かさず消える事をお許し下さい。
私の…
―――――最初で最後の我が侭です』
突然の浮遊感。ただ白かった世界が輝き始めた。
女性の輪郭がぼやけていく。
そして世界は光で染められ―――
見覚えのある天井。体が
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!?」
痛い。猛烈に痛い。あまりの痛みに身を軽く捩り、
「〜〜”¥○▲○¥▲□×〜ッ!!?」
また痛みに悶絶する。
「エリオ君?目を覚ましたの?」
「シャ…シャマル先生?」
見覚えもある筈、ここは機動六課の医務室のベッドだ。
「良かった!運ばれてきたのを見た時はゾッとしたのよ!
治療終わってもなかなか目を覚まさないから…」
シャマルは目じりに浮かぶ涙を軽く払った。
「あぁ、ごめんなさい。
さぁ…まだ眠り足りない筈よ?
寝てる間に会いたい人を呼んでおくから」
そういってシャマルはエリオのまぶたを優しく閉じた。
「あ、そうだ。
怖いのと痛いのと優しいの…どれがいいですか?」
エリオの意識はすぐ闇へと堕ちていった。
次にエリオが目を覚ました時にはベッドの傍らにフェイトが座っていた。
体の痛みはまだ続いているが二度目なので驚きはしない。
「エリオ、起きた?」
そのフェイトの声色にエリオは自身の胃が一気に締め上げられるのを感じた。
普段フェイトは滅多な事では怒らない。エリオもあまり怒られた経験は無い。
だからこの様にエリオの前で不機嫌を隠そうともしないフェイトを見るのは
初めてで、
「あ、あの…フェイトさん…」
エリオは思い切りビビッていた。
「とにかくまずはコレ読んで?」
初めて聞くフェイトの声。渡される紙を受け取るエリオの思考はただひとつ。
(今は言う事聞かないとっ!)
「えっと…頭部裂傷5針、左腕裂傷3針と7針、
右肩脱臼、肋骨左3番と5番にひび、4番骨折、両下腿骨疲労骨折…」
「何だかわかるよね?」
フェイトは詰問口調だ。
「…僕の怪我、ですよね…?」
「うん。全治一ヶ月だって」
フェイトは一度息を吐き、そしてエリオに視線を合わせる。
「エリオ。今回は確かによくやったよ?でも…解る?
今から一ヶ月、エリオは前線に出れないんだ。
その分の負担はエリオ以外のチームの皆にかかるんだよ?
もしかしたら今度は
『エリオがいたら何とかなった事』で別の人が
怪我するかも知れない。最悪の結果を招くかも知れない。
チームで戦うっていうのはそういう事なんだから」
エリオが言葉につまる。フェイトは続ける。
「もっと考えて。自分がどう動いたらいいのかって。
私からの話はこれでおしまい。キャロを呼んでくるね?」
フェイトが医務室から出て行く。
ややあって今度はキャロが医務室に入ってきた。ベッドの右側に座る。
「えっと…久しぶり…かな?」
キャロが笑う。と、エリオはかすかな違和感を感じた。
「うん…そうなのかな?僕は寝てたからよくわからないんだけど…」
「そうだよ?エリオ君、四日も寝てたんだから。
あ、体の調子はどうかな?どこか痛いところ無い?」
また感じる違和感。
(…キャロ…もしかして化粧してる?)
「えっと…あちこち」
キャロが笑う。
(化粧だけじゃない…どこかぎこちないんだ。無理してる?)
「そうだよね、それだけ怪我してるんだからあちこち痛いはずだよね」
エリオは考える。理由とそして自分がとるべき行動を。
「エリオ君?」
エリオの様子にいぶかしむキャロ。
エリオは考えた。ひとつ、思い当たる事があった。
だからそれに従って行動した。
「キャロ」
キャロを真っ直ぐ見る。
「ゴメン。多分…色々と傷つけたと思う」
キャロが一瞬言葉に詰まる。
「―――!
え、えっと、違うよ?私は全然怪我してないし!
怪我したのはエリオ君の方で」
遮る。
「でも」
続ける。
「泣いたのはキャロだ」
キャロの表情が崩れる。化粧は多分クマを隠す為に誰かがしてくれたもの。
もう右肩ははめてあって唯一自由に動く。
エリオは考えた。
こんな時はどうするべきか、どうしてもらっていたか。
「ちょっとじっとしてて?」
キャロの頭を抱え、自分の胸へ抱き込む。そして頭を撫でながら告げる。
「―――ごめんね?」
それが最後の壁を打ち崩した。
最初はしゃくり声だった。徐々にその間隔が狭まっていく。
キャロの頭が振るえ出す。頭を撫でる手は止めない。
一気に泣き声が大きくなる。
こぼれる大粒の涙を胸に感じ、エリオは思った。
(…痛い…)
折れた肋骨が痛むが、しかし胸の方がもっと痛かった。
自分が怪我した事で傷つけた。多分色々な人を傷つけただろう。
(…僕が…弱かったから…)
キャロに気付かれないよう、左手を握り締める。
傷が痛んだが、胸の痛みは紛れなかった。
舞台裏
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「うん、そうだね。折角目が覚めたのにちょっと叱りすぎかもね?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「うん、私もエリオ君には一度ビシッと言っておく事も必要だと思うよ?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「大丈夫、エリオ君なら解ってくれるって。フェイトちゃんを嫌ったりしないよ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「うん、だからいい加減泣き止んでくれないかなぁ?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「うん、エリオ君の意識が戻って嬉しいんだよね?」
無限ループ。
泣き声がだんたん小さくなっていき、止まった。
たまにしゃくりあげるが、
「落ち着いた?」
その一言にキャロが顔を上げ、エリオと視線がぶつかる。
「―――――!
あ!ああああの!えっと!シグナム副隊長呼んでくるね!」
キャロは顔をリンゴの様に染め上げ、もの凄い勢いで出て行った。
キャロが出て行ったので、エリオは思考に没頭した。
あの戦いはアレでよかったのだろうか?
もっと上手いやり方はなかったのか?
「どうした?浮かない顔だな」
シグナムがいつの間にかベッドの横に立っていた。
「その表情なら…私が言うべき事はあまり無いようだな」
そういって笑う。
「まぁこれだけは私の口から言っておこう」
エリオの頭に手を伸ばし、乱暴に撫でる。
シグナムの手は厳しい修練によって並みの男よりも無骨になっている。
それは決して柔らかいものではなかったが
(…優しい手だな…)
そう感じた。
エリオに視線を合わせ、シグナムはこう告げた。
「―――――よくやった。
同じ騎士として私はお前を誇りに思う」
その言葉が体の芯まで響いた。胸にこみ上げてくるものがある。
頬に違和感。
(あれ?)
エリオは泣いていた。シグナムは手を止めない。
「あれ?何で…」
涙が止まらない。胸にこみ上げた熱さはいまだ冷めない。
「あの!ちょっと待って下さい!」
「待たん」
ボロボロと泣くエリオを乱暴に撫で続けるシグナムは
なかなか見せない優しい笑顔を浮かべていた。
次の日、シャーリーが病室にやって来た。
「エリオ君、今時間大丈夫ですか?」
「えぇ、ずっと暇してます」
療養生活を送るのは初めてのエリオだが、ここまで辛いとは予想していなかった。
普段訓練で体を動かしている分、
ただベッドに縛りつけられる事がとても苦痛に感じた。
「じゃ、失礼しますね?」
そういってベッドの横に座った。
「ちょっと忙しいんでいきなり本題に入りますね?
ストラーダの件なんですが…」
「ストラーダの?」
シャーリーが表情を引き締める。
「えぇ。中破以上大破未満という感じです。
中枢のコア以外のほとんどのパーツが駄目になってます」
しゃーりーがウィンドウを出して写真を見せる。
そこに映ったのは何とも無残な戦友の姿だった。
「修理は何とか可能ですが…ハッキリ言ってオススメしません。
これだけフレームがやられているんですから
コアにも何らかの異常が考えられるんです。
ストラーダのコアは特殊なものでは無いですから
そこまで拘る理由もありませんし…」
シャーリーは手元のファイルから
パンフレットをいくつか取り出す。
「槍型のアームドデバイス、最近のものです。
このレーティアなんかは…」
嬉々としてデバイスの解説を始めるシャーリーをよそに、
エリオはずっとストラーダを見続けていた。
「あの…」
「はい?何です?あ、こっちのトリスタンの方が気になりますか?」
「いえ、そうじゃなくて…ストラーダ、何とか修理できませんか?」
シャーリーの表情が厳しいものになる。
「デバイスマイスターとして言わせてもらいます。
修理となるとコア以外全部交換ですから新しいものを買ったほうが早いんです。
あと、肝心のコアは検査をクリアしたからといって
必ず大丈夫というわけじゃないんです。
私は戦闘中にいきなり停止するかも知れないものを使わせられません」
シャーリーは一流のデバイスマイスターだ。
ことデバイスにおいては彼女の判断は絶対的に正しい。
だが
「それでも!何とかなりませんか!?」
エリオは諦めない。シャーリーの表情も変わらない。
「何でそこまでこだわるんですか?
インテリジェントデバイスならともかく、
ストレージデバイスならコアなんて部品のひとつでしかないですよ?」
シャーリーの詰問口調。
「コレは僕の我が侭かも知れません。
けど、ずっと一緒だったんです」
「『ずっと一緒だったから』そんな理由で危ない事を認めると思いますか?」
脳裏に何故か昨日の夢の内容が思い出された。
あの女性は笑っていた。
でも解る。
キャロがそうだったように――――
アレは偽りの笑顔だ。
「違います!ストラーダはいつも!あの時も!僕が呼んだら答えてくれたんです!
でも、僕はまだストラーダも何も返せていない…
だから!このまま別れるなんて嫌なんです!
だから―――」
「ストラーダじゃないと嫌だと?」
シャーリーの表情が一瞬和らぐ。が、次の瞬間獣の表情に豹変する!
ウィンドウを閉じ、パンフレットもしまう。
「そこまで言われたらしょーがないですね〜!」
シャーリーが立ち上がる。目は爛々と輝いていた。
「デバイスマイスターの名にかけて!
完全完璧究極無敵に修理してみせますよ〜!」
レヴァンテインを受け取りにデバイスルームに来たシグナムの目に
入ったのは楽しそうにコンソールを操作するシャーリーだった。
「シャーリー、精が出るな」
「えぇ、楽しいですよ?久々にやりがいがありますから。
ウチの子たちは皆優秀ですからなかなか修理出来ないんですよね〜」
そう軽口を挟む間も手は全くペースが落ちない。
「あ、そういえばシグナムさん。
ひとつ見てもらいたいものがあるんですよ」
「どうした?」
シャーリーが出したのはストラーダの写真が載っているウインドウだ。
「これなんですけど…」
「ふむ、ストラーダの写真だな。しかし…見事にボロボロだな。
ほとんど全てのパーツにひびが入ってるじゃないか」
「えぇ、全パーツ交換ですよ。
でも…この子、どこも、どのパーツも歪んでないんです。
普通ここまで壊れたらどこかしら歪むものじゃないですか。
こんな事ってあるんですかね?」
シグナムはそれを聞き、笑った。
楽しそうに、楽しそうに笑った。
「どうしたんですか?」
「いや…流石だと思ってな」
「? 何がです?」
フルスクラッチ中のストラーダを見る。
「流石は、騎士の槍だ。
『主が貫く事を望んだ、だから貫けるよう歪まなかった』と。
槍が歪んでは貫けんからな」
「…はぁ…
何というか凄い相思相愛ぶりですねぇ…
やけちゃうなぁ」
ストラーダは何も答えない。
ただ、また主の手に帰る時を待ち続ける。
こんな感じで。
ジャンルはエリスト。
ここは揺るぎません。
ちなみに舞台裏のアレは
ネコ型ロボットからのパクリです。
ちなみに蛇足の蛇足として。
「エリオ君?どうしたの?ソワソワして」
「えっと…キャロ、悪いんだけどザフィーラさんとか
男の人呼んできてくれないかな?」
「……えっと…もしかして…」
「うん…その…トイレを…足が動かないから…」
「あ!あのね!シャマル先生からやり方教えてもらってるから!
わ!わわわわ私が!」
ツヅカナイ。
>>179 GGJJ
エリスト最高かもわからんね。
シグナムの「よくやった。」これも最高。
>「流石は、騎士の槍だ。
>『主が貫く事を望んだ、だから貫けるよう歪まなかった』と。
>槍が歪んでは貫けんからな」
レイハさんの魂はストラーダに継承されたんでしょうかね。
>>161 イイヨイイヨー!
これで自分も心置きなくユーノを書く気が起きましたよええ…反対方面の意味で…
>>166 いいですねぇ〜コミカル好きです、最後がちょいエロスなのがまた何とも
>>179 GJ! ストラーダの中の人は男性音だからこれはオリジナルの展開ですよね面白い…
ていうか普通に上手いなぁシグナムもシャーリーも持ち味出してますねぇ、自分も何か書きたいな…
>>168 名乗りありがとうございます。
基本的にはテンプレートがあるので、それを使うか既存ページを流用してwikiのページを作って行きます。
・新規作者の場合は作者名でページを作る(タグには「著作一覧」)。
・作者名のページには、短編(1回の投稿のみの読み切り)と長編(2回以上の投稿に別れているもの)別に投稿作品の一覧を載せる。
・作者一覧のページに新規作者名ページへのリンクを追加する。
・短編は作品名をページ名にする(タグは「作者名」、「短編」、「エロか非エロの区別」、もしあれば「主人公的キャラ名やカップリング」、「スレ番号」)
・ページの最後に、作者名ページへのリンクを入れる。
・スレ別著作一覧に作品名ページへのリンクを追加する。
・長編は作品名で目次ページを作成する(タグは「作者名」、「長編」、「目次」、「エロか非エロの区別」、もしあれば「主人公的キャラ名やカップリング」)。
・目次ページには各話ページへのリンクと、作者名ページへのリンクを入れる。
・スレ別著作一覧に作品名ページへのリンクを追加する。
・長編の各話は各話のタイトルをページ名にする(タグは「作者名」、「長編」、「エロか非エロの区別」、もしあれば「主人公的キャラ名やカップリング」、「スレ番号」)。
・各話のページには、前話と次話ページへのリンク、目次ページへのリンク、作者名ページへのリンクを入れる。
いつもしているのはこんな作業ですが、普段のネットアクセスがPDAなのでwiki編集ができないんですよ。
livedoorIDが取得できたら、分かるようにメール欄で教えてください。IDを追加します。うまく編集モードに入れなければ、誰でも編集OKにしようと思います。
では、よろしくお願いします。
>>179 ええい、一々GJな作品を投下してくれる!(´Д⊂ヽ
ストラーダ素敵だよストラーダ、エリオが大事にするのがよく分かるよ
なんつーか、互いにいいパートナーに恵まれたんだなあ、この騎士とデバイス……うう、エリストもありかと考えてしまう自分の節操のなさが恨めしい……
184 :
168:2007/06/15(金) 09:31:41 ID:2wKRlCph
549氏、livedoorID取得したので、メール欄に書いておきます。
それでは、こちらこそよろしくお願いします。
>>178 >『主が貫く事を望んだ、だから貫けるよう歪まなかった』
そういえば、日本刀の逸話で、水面に刀を立てて、
和紙を上流から流す、刃の部分に和紙が触れたときに、
本物の名刀は持ち主が「斬る!」と思いを込めた時だけ、
サクッと斬れるなんていう逸話を思い出したw
エリオストーリー最高です!!!
更なる続編を希望します!!!!!!
というかエリオきゅんに惚れまくりです
187 :
130:2007/06/15(金) 10:03:14 ID:icCRutDO
あっという間に作品が増えた…まずは皆様に超GJ!
>>152 ユーなのキターッ!何も知らなかった真っ白ななのはさんは一晩で大人の階段を
スゴイ速さでで駆け上がっていってしまった…w そして煽っておきながら落ち込む
はやて&フェイト南無ww
>>166 う゛ぉるけんりったぁちょっぴり成長笑ったw ていうかシグナム憐れすぎ!
そしてエリキャロはもうツッコミどころ満載だぜww フェイト止めろよアンタ
保護者だろ!?10歳にしてコレはすでに進んでるっつーより爛れてる気がするぞ?www
だがそれが(ry
>>170 マジで後日談キターッ!?メインはあくまでエリストとのことだが、
こういった「絆」の話は大好きなので問題なし!やはり「リリなの」には
マスターとデバイスの絆は欠かせないしな!…エリキャロ分もあったしw
今回の話では個人的にシグナム姐さんが一番良かった!エリオにもストラーダにも
良い言葉をかけてくれたぜ!
>>152 本編の前半あたりはおもしろかったけど、こんなフェイト見たくなかったorz
>>166 スバルとティア、なに教えてるw
>>170 舞台裏の無限ループに萌えた。
書き手の皆さんGJです!!
この流れに乗って、以前お試しで投下したはやて×ユーノ(フェレット投下します。
僕はユーノ・スクライア。今日は、はやてに逢って、いろいろと話そうと思っている。なぜかフェレットverの姿であるのは、そのほうが移動中に目立たなくて済むし、なによりエネルギー効率がいいからである。
「さて…それじゃ、入ろうかな」
人間の姿なら、不法侵入になるのだが、動物なので問題ない。
そうして、入ろうと思ったときだった。
「ん?なんだこいつ?」
突如として、体が浮いた。みると、赤髪の少女に背中をつままれ、もち上げられている。ヴィータだった。
「や、やあ…」
一応挨拶を返す。しかし聞こえていないのか、訝しげな視線を僕に送り続けている。
(聞こえていないのかな…)
「こ、こんにち…」
「はやてー、なんかうまそうなの見つけたー」
「キ、キュウ!?」
その後、シグナムとシャマルが後ろから現れ、なにやら話し始めた。
「小さいな…あまり量は期待できなさそうだな。」
「毛皮なら高く売れそうね〜」
(なんかわかんないけど、ピンチ!?)
「キューッキューッ」
何とかして逃げ出そうと、必死にもがく。
「あ、こら、あばれるなー」
「私達の言葉がわかったのかしら」
「だとしたら、尚更興味深いな。一度解体してみるか」
シグナムが、どこからだしたのか、レヴァンティンをユーノに向ける。
(や、やばい!このままだと、確実に殺られる!)
身の危険を感じたユーノは、もがきつづける。しかし、必死の抵抗虚しく、もう駄目かと思われたとき、一人の少女が現れた。
「みんな、どないしたん?」
はやてだった。
「はやてーこれ食えるかなー」
そういって、ヴィータが僕をはやてに突き出す。
「キューキューキュキューキュー」
僕ははやてに必死になって助けを求めた。しかし、慌てていて日本語で言っていないため、わかるはずがない…のだが。
「わぁー、なんやのこれー。かわええなあー」
そういって、僕を抱き上げる。
「毛皮もフサフサやなー。なあ、これ家で飼ってもええ?」
毛皮の感触を楽しむように、はやてはユーノを抱きしめた。小さくとも、柔らかいふたつの膨らみがユーノにあたる。
(な、なんかいいかも…)
さっきまで、命懸けだったにも関わらず、不謹慎なことを考えるユーノであった。
「別にいいのではないでしょうか?こいつの生態も気になるところですし。」
「成長したら、毛皮がたくさん捕れそうね〜。」
「えー食べないのかよー」
「ヴィータ、こんなかわええ動物を食べたりしたら可哀相や」
「ちぇっ。まあ、いいけどよ。」
「ほな、うちはこの子を部屋に連れてくから、下でまっててな」
そういって、はやては僕を抱えたまま、部屋へと向かった。それがユーノだとも知らずに。
はやてに抱き抱えられ、二階のとある部屋につれてこられた。
「ここが私の部屋や。自分でいうのも変やけど、結構きれいやろ」
はやての部屋は確かにきれいだった。整頓された部屋にベットと机があり、机の上には夜天の書とクッションが置かれていて、そのクッションの上では、人格実体型ユニゾンデバイスのリインフォースIIがすーすーと寝息をたててている。
さて、何とか家に入りはやてに会うことも出来たが、どうやら本当にフェレットなのだと勘違いされてしまったらしく、このままだとペットとして、八神家の一員になってしまう。それは、とてもうれし…いや困ることになる。
(ど、どうしよう。何とかして僕がユーノだと伝えないと…よしっ)
「あ、あの…はやて…」
「ん?今ユーノ君みたいな声がした気がするんやけど……そないなはずあらへんな」
ユーノは心のなかでorzな心境になった。どうやら、今自分がユーノだと伝えても空耳と勘違いされ、無駄らしい。
「リインには後で紹介するとして…拾って来た動物はきれいにせんとあかんからな。お風呂の準備してこんと。部屋からでんでおとなしくまってるんよ」
(お風呂…ってえええええ!!ちょっ、それはいろいろと問題がっ…)
一人慌てるユーノを放置して、はやてはフェレットもといユーノにそう伝えると、早々と出ていってしまった。
(あ……)
部屋にはユーノと寝ているリインだけになり、妙な静けさが訪れる。
「すーすー…すー…」
リインの寝息がやけに大きく聞こえる。
(はぁ……このまま僕は八神ユーノになってしまうのだろうか…しかも永遠にフェレットの姿で…)
そんなことになれば、時空管理局は大騒ぎだろう。ユーノがいなくなったと。いや、なのはが、フェレットが僕だと気がついて、もしもはやてにそれを伝えでもしたら…
もしもそれが守護騎士達にでも伝わろうものなら…………
間違いなく僕は変態扱いされ、なのはやフェイト達にも嫌われ、守護騎士達には八つ裂きにされ…………あぁ、考えただけでも恐ろしい。
ユーノがそんなガクガクブルブル( ゚д゚)な事を考えていると、風呂の準備を終えたはやてが戻ってきた。
「おまたせなー。ほな行こか」
(え!?いや、だから、いろいろ問題が…あわわわ…)
当然ユーノの心の声が届くはずもなく、軽々しく持ち上げられて、お風呂場に連行される。
(どうしようどうしようどうしようどうしようこのままだと間違いなく天国…いや地獄行きだ…)
ユーノははやてに抱き抱えられながら、体に当たる胸の感触によって理性を崩壊させないように自分自身と闘いつつ考えた。
(……仕方ない。はやてには悪いけど、逃げるには今しかない!)
そう決心したユーノは、はやての手から擦り抜け、一目散に玄関へと走った。
「え!?ちょっと、どこいくん!?」
はやての声に耳も傾けず、ひたすらに玄関を目指す。階段を駆け降り、廊下を走り、玄関がみえてきた。
その時、玄関のドアが開いた。[上手く行けば郵便受けから出られる]
そう考えていたユーノだったが、玄関が開いたのなら好都合だ。
ドアの隙間から出ようとユーノは全力で走り、飛び込んだ。あと数センチというところまできたとき、突然ザフィーラが隙間から現れた。
(う、うわぁ!ぶつかる!)
ユーノは何とか回避しようとしたが、既に時遅し。全力走のスピードでそれにぶつかった。
ズブッ…
「むぐ!?」
ザフィーラの口に突如として何かが突っ込む。
「まってやー。逃げたらあかんよ…ってザフィーラ!何たべとるん!?さっさと吐き出しぃや。」
「っぷは!何なんだ、この小動物は」
「ヴィータが拾ってきたんを私が飼うことにしたんよ」
「飼う…別に構わん…が…」
一瞬自分の立ち位置がこの小動物に取られる気がしたザフィーラだが、それが主の望みならと、無理矢理納得した。
(いつか非常食にでも喰ってやる…)
(も、もう駄目だ…)
「キュ〜………」
そんな空気を読んだのか、プレッシャーに負けたのか、頭から脳天直撃でダメージをうけた揚げ句、四面楚歌な状況に追い込まれたユーノはそのまま気絶した。
ドサッ
「ちょ、どないしたん!?シャマル、ちょっときてな!」
「少々強く噛みすぎてしまったか?いや、殆ど力など入れていないが…」
ザフィーラは困惑した。突然何かが口に飛び込んで来たと思ったら、それがいきなりぐったりしたのだから当然である。おまけにそれが主はやてが飼おうとしていた動物だから余計に焦る。
「はやてちゃんどうしたの〜?」
「さっきのフェレットをザフィーラがたべてもうて、フェレットの元気がなくなってもうたんよ」
「主、お言葉ですがそれは違います。こやつが勝手につっこんできたんです」
「ええよ、言い訳せんでも。お腹がすいとったんやろ。言ってくれたら、なにか出したのに」
「ザフィーラ、いくらお腹が空いていたからといってはやてちゃんの飼おうとしているフェレットを食べたら駄目です!」
「いや、だから……」
もはやザフィーラの言葉を聞くものは誰もいなかった。
「シャマル、フェレットの具合はどうや?」
「大丈夫。気絶してるだけみたい。
「よかった〜そんなら、私の部屋で休ませておくから、シャマルはザフィーラに何か食べ物あげといてな」
「わかったわ」
「だからそうではないと…」
「ザフィーラ、往生際がわるい男は嫌われるで」
「な……」
はやての鋭い言葉がザフィーラに突き刺さる。そんな放心状態になったザフィーラを放置して、はやてはいってしまった。
「はやてちゃん、相当おこってるわね…しばらくは許してもらえそうにないわよ〜」
「………………」
シャマルはザフィーラの反応がないとわかると、ハァとため息をつき、ザフィーラの食品を取りに行くためにリビングに戻っていった。
その後、ユーノが眼を覚ますのは数時間後のことである。
今回は以上です。次回ユーノが起きて、はやてとのエロに持っていきたいかと。はやてエロ描写がむずい…
ザフィーラ哀れw
口からフェレットの下半身・・・tanasinnレベルだなwwwww
関係ないけどスパロボアンソロのギャレオンの口に挟まってるアストナージ思い出した
ユーノは嫌がるザフィーラの口に無理矢理その身を押し込んだ
という訳ですか・・・
昨日から今日にかけてメチャチャ投下あって驚くわ。
どいつもこいつもGJな事しやがってよぉ。
嬉しいじゃねぇか!
特に
>>179、てめぇだコラ!
そろそろクロなの来ないかなーと待ってたり。
もう一人の(ryかCLか
>>203 CLはあれで一応フィナーレじゃないの?
いや続編があるなら是が非でも見たいが
Nextって書いてたから、4の422氏にネタが湧いて気が向けば
気ままに続けれるように終わってたと思うよ。
>>184 168氏
保管庫管理人です。IDを登録しました。
現在14スレまで終わっていますので、
15スレの作品一覧ページあたりを作ってみて、
新規作成や編集ができるか試してもらえますか?
自分は最近のスレは読み切れておらず把握できていないので、
(いつになるか分かりませんが)古いスレの移行をしようと思っています。
なので新しい15スレ以降の新規登録をやっていただけると
とってもありがたいです。
>>207 そのクロノの相手がロッサだと色々とシャレにならない件について
>>209 百合よし801よしの
最強のロストロギアだな
>>208 アコース「穴が切れた、アーッ!」
こうですか?
212 :
168:2007/06/16(土) 02:23:49 ID:ZETKxise
>>206 549氏
遅くなってすみません、ちょっと出掛けてたので。
了解しました。今から掛かってみます。
「よっしゃみんな、お歌のお時間やで。何歌いたい?」
「ぶれいぶふぇにっくす!」
「はい! いのせんとすたーたー!」
「えたーなるぶれいず! えたーなるぶれいず!!」
「君が代」
上からしぐなむ、しゃまる、う゛ぃーた、ざふぃーらの発言だが、みんな必死に手を挙げて自己主張。
短い四肢を精一杯伸ばして頑張る姿は愛らしいね。
「うーん、纏まらんなぁ、他には何かないか?」
「めかりるうぃっしゅ!」
「じゃあ、ほしぞらのすぴか!」
「すぴりちゅあるがーでん! すぴりちゅあるがーでん!!」
「君が代」
各人の意見がひとまず保留にされて、ちょっぴり不満顔をしたみんなは、すぐにまたはしゃぐようにぴょこぴょこと手を挙げます。一生懸命に曲名を思い出しては大きなお声。
ざふぃーら自重しろ。
そうです、順調に回復に向かっているリィンUのおかげでう゛ぉるけんりったあのみんなはもう幼稚園くらい。
まだまだ甘えん坊さんは治りませんが、それでも自分の足でしっかり走ってはしゃいで飛びまわれる年頃です。
たどたどしいけど、きちんと言葉を使える様になったのは、この前に六課総員で言葉を教えてあげたのが効きましたね。
ざふぃーらに至っては漢字まで使えちゃいます。
「しゃあないなぁ、そしたらSnow Rainでいこか」
「ぐりっどまん!!」
「えっと、えっと、あかいかめんのぶいすりゃー!」
「かくれんじゃー! かくれんじゃー!」
「君が代」
「Snow Rainで え え な ?」
「「「「やー まいすたー」」」」
Snow Rainになりました。
☆
「あるじ! あるじ!」
う゛ぉるけんりったあで一番の甘えん坊さんのしぐなむは、いつもはやてにべったりです。
今日は分厚い神話の辞典を抱えてとてとてとはやてさんに抱きつきます。
「んー、どないしたん」
「これ なんてよむのですか?」
「おー、こりゃ分厚い本引っ張り出してきたなぁ。これな、レヴァンティンって読むんやで」
「ればんていん?」
「そや」
よしよししてやりながら、はやてが手を伸ばすのはしぐなむの胸元。
待機状態のレヴァンティンです。
「この首飾りもレヴァンティン言うねんで? かっこええやろ」
「わたしのがじてんに のってるのですか!?」
お目々をぱっちり大きくしながら、しぐなむは嬉しそう。
「そやよ。だからこれ大切にしとくねんで」
「はい!」
「あ、そうや。レヴァンティンな、ちょっとだけやったらお話ができるねんで、ちょう話かけてみ」
「? おはなし ですか?」
要領を得ない、といいう顔でぽかんとお口が開いたまま、はやてとレヴァンティンを交互に見つめてから、しぐなむは躊躇いがちにごあいさつ。
「こんにちは」
『こんにちは、マイスター』
「あ あるじ! あるじ!」
びくぅ、っとなって半分硬直するしぐなむに、はやてはおかしそうに、楽しそうに微笑みます。
「大丈夫やよ、レヴァンティンはな、しぐなむの強い味方なんやで」
「み みかたですか?」
『おうよ、俺ぁ頼りになるぜ?』
「ほ ほんとう?」
『信用ねぇなぁ。あの熱く激しい戦いの日々を一緒に乗り越えたってのに』
「?」
『いや、今のマイスターにゃ、覚えのねぇ事だな。まぁ、信用しろって、俺ぁドMだけどな、幼稚園児ストライクのロリコンでもある事がデバイス仲間じゃ知られてんだ。だから安心だぜ』
「レヴァンティン、ちょっとこっち来よか」
はやてがレヴァンティンを持って行きました。
☆
「あるじ あるじ」
「んー、どないしたん?」
ぱふっと、胸に飛び込んできたしぐなむを抱きしめてよしよし。
あったかくて柔らかい感触にしぐなむがえへへーと笑います。
「ごほんよんでください!」
「ええよ。何の本や?」
「えっと えっと いむしつたんけんしてたらみつけました」
ボーイズラブの本でした。どう見ても同人誌です。
ペンネーム:捨丸
登場人物の顔が、どっかで見た事があるような現クラウディア艦長と、どっかのカリムの義弟に似てる気がしてなりません。
「………」
「あるじ?」
「これなぁ、ちょう恐い話やねん。せやからしぐなむには早いなぁ」
「こわいはなしなのですか!?」
「そやねん。せやから別のんにしような?」
「はい! べつの もってきます」
とたとた走っていく小さな背を見送りながら、はやては本を懐に納めてニヤリと満足げな笑顔です。
☆
「あるじ! あるじ!」
とたとたと短い脚を頑張って走らせながら、しぐなむが一直線にはやての元へと駆けてきます。
そしてはやての手をくいくいと引いてせかします。
「こらこら、どないしたんや、しぐなむ」
「いぬさん いぬさんがいます」
しぐなむがうきうきと指さす先に、きちんと座っている躾けられた大型犬。
玄関口の脇で鎮座する首輪ありのその犬は、つぶらな瞳ではしゃぐしぐなむを眺めています。
「おー、かわええなぁ。よっしゃ、しぐなむ、話の都合のいい事にここに犬用のクッキーがある。あげてき」
「えぇ?!」
ラッピングされたクッキーを手渡されて、ぴょこりとしぐなむが跳びはねます。
驚きと、戸惑いと、ちょっぴりの恐怖と、大きな期待。
「つ ついてきてください」
「大丈夫やって、噛みつかれへんから行ってみ」
ぽんと背中を押されて、しぐなむはたどたどしく犬に歩み寄ります。
びくびくしながら、近づけば、犬がしぐなむに鼻を寄せてきました。
「ひゃ」
びっくりして後ろに飛びのきますが、勇気を出してもう一歩。
おそるおそる手を伸ばすと、やっぱりその手に犬は鼻を寄せてふんふんと匂いを嗅いできます。
どうにか、しぐなむの手が犬の頭にたどり着くと、犬は顔を少し伏せてじっとします。
ぐりぐりと、しぐなむが犬をよしよし。
ふわふわした感触に感動して、しぐなむははやてに振り返しました。はやても笑顔で応えます。
アゴのほうももふもふして、犬のふかふかを堪能したしぐなむは、いよいよクッキーを掌に乗せて犬ん差出しました。
ふんふんとまた鼻を近づけた後、ぱくり。
「! あるじ! あるじ!」
よほど嬉しかったのか、しぐなむは春のような笑顔。
「どや、かわええか?」
「はい!」
☆
夜、六課に届く物資のチェックをしていると、しぐなむがもじもじとはやての部屋に入って来ました。
可愛らしい猫の顔がプリントされたパジャマで、冠ったナイトキャップのてっぺんには大きなぽんぽんがついています。その両手にはふかふかマクラ。
「お、どないしたん、しぐなむ。眠れんのか?」
「あの あの」
「?」
うつむきがちに、困ったような恥ずかしいような顔でおどおど。
連日こうやって押しかけては、はやてに怒られてしまわないか、という事だけがしぐなむの頭いっぱいに広がって、たった一言が言えません。
「えと えと」
「あ、ははぁん、さては一緒に寝て欲しいんやな?」
ぱっと、弾かれたようにしぐなむが顔をあげました。
まるで花が開いたような、まるで太陽のような明るい顔。
そんな顔されたら、もう辛抱たまりません。
最高速度で仕事放り出してしぐなむを抱きあげます。
音速で制服を脱ぎ散らかして、光速でベッドにダイヴ。
「しゃあないなぁ、しぐなむは。今日だけやでぇ」
とろんとろんにふやけた親馬鹿笑顔ではやては昨日と同じセリフをまた言いました。
「あるじ あるじ おやすみのちゅー」
「うん、おやすみ、しぐなむ」
無邪気にほっぺにチューしながら、はやての腕に抱かれてしぐなむは嬉しそうに布団をかぶりました。ぽん、ぽんと、しぐなむの胸をはやての手が穏やかなリズムで優しく叩きます。
まるで、子守唄のように優しくゆるやかなその手に、しぐなむはあっという間に眠りの中。
☆
「っで、これがしぐなむの寝顔のアップで、結局一睡もせんでこの夜はしぐなむをずーっと眺めて―――あれ? シグナムどこいったん?」
会議室のプロジェクター全面を使って映し出されたしぐなむの寝顔を、ほにゃほにゃした顔で自慢げに説明していたはやてが一同を見渡してハテナ顔。
機動六課主要メンバーがそろっているこの場所で、ただ、シグナムだけが欠けていた。
そう、リィンUや各副隊長陣もそろっている、つまり、リィンUが完治した現在、「う゛ぉるけんりったあ育成記」と銘打たれた感動秘話をみんなで鑑賞していたのである。
始まったあたりからぷるぷるしてたけど、気付けばいない烈火の将に、はやては実に不思議そうな表情だ。
まさに今映っているしぐなむの寝顔を、シグナム当人に見せたかったのに。
「シグナム副隊長なら、顔真っ赤っかにして半泣きで出て行きましたよ」
「えー、まさにここがシグナムの出番やのに。しゃあない、じゃあ次は―――」
あ、シグナムさん、丸1日ほど閉じこもっちゃいました。
今日も六課は元気一杯です。
完
まぁ、なんだ。
ごめんなさい。
>>218 GJとしか言い様が無い
なにこの可愛いしぐなむさん
超GJ!しぐなむさん、いやあえてしぐなむちゃんと呼ぼうサイコー!
しかしレヴァンテイン超ワロタw
レヴァンティンはインテリジェントデバイスじゃないけどそんな事はどうでもよかったぜ!
>>218 GJです。まぁそれと本来はギャグなので言うべきことではないのかもしれませんが、あえて言わせていただきます。
レヴァンティン貴様何をやっとるかーーーーッ!
>>179ストラーダを少しは見習えーーーーーーーーーーーーーーーッ!
あくまで日本の国家である君が代を推奨するザフィーラさんに日本男児の心意気を見た
うおお!
しゃまれば氏、蝶GJ!
事のついでに自分も書きなぐったSSを投入
<続き>
何分が過ぎたかはわからなかったが、とにかくエリオは意を決してページを何ページか一気にめくった。
それがトドメだった。
悪魔の三人組のトドメのコウイチは千葉さんとかなんとかが頭をよぎったかどうかわらないほど混乱してしまった。
エリオもキャロも、この本が、男女が一緒になって読むものではないような気がしてならなくなった。
見開きで男性器を女性器に挿入した絵が書かれてあった。
エリオが急いでページをめくると、今度は挿入した断面図で記されていた。
すぐに本を閉じた。
「「あはは……」」
なんとなく気まずい空気が流れて、二人はとにかく顔を見あせて笑うしかなかった。
笑ってごまかすしかなかった。
次の日の訓練から変化が起きてしまった。
二人は互いに、思いっきり意識しあってしまったため、体が直接触れる場面で連携に齟齬が起きてしまったのだ。
これに一番頭を抱えたのは、二人の保護者のフェイトであったのは言うまでもない。
なのはの「赤ちゃん宣言」のあった日。
エリオとキャロは高町教官の言う事がわからず、とりあえず医務官のシャマルに訪ねてみたが
「え……あ〜、そっか。コホン。うん、それじゃ教材を私のほうで用意するから、明日二人は別々に取りに来るように」
なんか急によそよそしくなったシャマルさんにそう言われて、とりあえず二人は医務室を後にした。
なにか他の人に聞くのも気が引けたんで、二人は訓練が終ったら資料室で調べようということに決めた。
二人が出て行ったあとにシャマルは考え込んだ。
「さて、二人ぐらいの年頃にちょうどいい保健の教科書を捜さないと……。あとフェイトちゃんに言って生理パンツも買ってあげさせ
ないと……」
エリオとキャロは思い返せば、人間に体について勉強したのは、止血の仕方とか応急手当の方法とかそういうのばっかりだった。
管理局の宿舎に来て以来、デバイスの操作とか、魔法の種類とかというように、同い年の子供が受ける学習とは違っていたというの
もあった。
エリオとキャロは、資料室入り口近くにある資料検索端末で「赤ちゃんの作り方」で検索を掛けてみた。
トップに出たのは医療関係の産婦人科医の書籍だった。
二人とも、とりあえずその本を探してみる事にした。
資料室はの運営は無人化されており、しかもこの時間はやって来たエリオとキャロ以外には人はいなかった。
本を探し当ててエリオが適当にページを開いてみると、そこはちょうど母体の胎内で大きくなる胎児のことを詳しく解説していた。
「へ〜、赤ちゃんてお母さんのおなかの中に10ヶ月近くもいるんだ」
「私たちもこんな風にお母さんの中で育ったんだ」
胎児の絵を見て気分が悪いとかそういうのはなかった。
むしろ二人は亡き母のことを思い出しながらページをめくった。
ページが進むと出産に必要な道具とか出産時の注意、そして赤ちゃんが母親から出てくる場面が、詳細な図版で順々に記されていた
。
出血の処置とか胎盤の取り除き方を読み息を呑む二人。
沈黙が我慢できなくて、エリオがすぐ傍らにいるキャロに声をかけた。
「なんか痛そうだね……」
「うん……」
一度本を閉じる。
二人には初めて知るショッキングな内容だった。
キャロがエリオの手を握る。
怯えから来る無意識の行動だった。
エリオが握り返してキャロがハッと気がつき、エリオの顔を見る。
二人は互いの瞳を見つめあう。
「そ、そうだ赤ちゃんが出来るところ読んでなかったね」
「う、うん!」
エリオはあらためて本の最初からめくり、目次をひらいた。
目次を目で追うと妊娠という項目の中に“排卵”や“受精”といった単語があるが、エリオたちの知識で、これぞ赤ちゃんが作り方
と一目でわかるのはなかった。
「ねえエリオ君。とりあえずこの部分見てみようよ」
「そうだね」
キャロが指差したページを開いた。
そして二人とも凍りついた。
そのページにはでかでかと男性と女性の生殖器を解説していた。
「…………」
二人とも黙って読み込んでしまった。
衝撃が強すぎて、どちらも声が出せなかった。
(うわぁ……女の子ってこうなってたのか、て言うかこれってちょっとヤバイくないですか)
とにかく、キャロと一緒に読むのはヤバイのではと思った。
(ええ……男の子ってこういう形だったの。少し恥ずかしくなってきちゃった)
キャロも同じく、エリオと一緒に読むのは恥ずかしいのではないかと思った。
227 :
224:2007/06/16(土) 04:03:35 ID:75cfovQC
ぬおおお!
送信の順番ミスったorz
各自脳内修正頼みます(´・ω・`)ショボーン
それではおやすみなさい
>>227 ほ、微笑ましい…
GJだ!
しかし送信の順番ミスがちともったいなかった。
>>218 このレヴァンティンは間違い無く某レヴァンティンさん
しぐなむ可愛いしぐなむ
エリキャロオオオオオオオオオオオオオ好きだアアアアアアア!!!!!
続きをどうか!
>>230 セークスとは愛の代理行為であり、
赤ちゃんは愛の結晶なのだッ!
つーわけでもうちょい待って
アルフザフィーラに手ほどきを受けるSS書いてるから
ところで、順番ミス以外にも、
変なところで行間が空いたりしてるんだが……
メモ張で書いたのをコピペしたときにはちゃんとしていたんだが、なじぇ?
おしえて、エロパロ投稿初心者に親切でやさしいエ□イ人!
>>227 エリキャロGJ!順番ミスは確かに残念だが些細な事さ!エリキャロ微笑ましいなぁ…
…なんて思ってたら続きを執筆中だとおぅッ!? 75cfovQC…恐ろしい子ッ!待ってるぜ!!
ところで亡き母ってキャロはともかくエリオもいんの?
シャマとエリキャロGJ!
しぐなむタン可愛いよしぐなむタン
エリキャロ良いよエリキャロ。
今のうちにこっそり投下。
今度はフォワード4人の話。
「今から皆さんには殺し合いをし(違
毎度の事ですがエロ含有率0%
ではでは。
「模擬戦?私たち4人でですか?」
「そう、今日はスターズFとライトニングFで
模擬戦をしてもらおうと思うんだ」
朝の訓練。軽く体を動かした後でなのははこう告げた。
「それはつまり…私とスバルが
エリオとキャロと戦うって事ですか?」
「うん。第三段階に進んだ事だし、そんな訓練も面白いかなって」
「でもそれじゃバランスが…」
スバルはフロントアタッカー、ティアナはセンターガードである。
この二人は充分な単独戦闘能力を持つ。
それに比べてフルバックのキャロは確かに集団戦では脅威となる
援護の魔法を多く持つが、
単独での戦闘能力という点では大きく見劣りする。
となるとガードウイングであるエリオだが
防御の魔法はあまり得意ではなく
キャロが狙われた時に対処する術を持たない。
また、キャロを狙えばエリオは防御に回らざるを得なくなり、
その最大の武器である機動力が生かせない。
つまりスターズFの方が圧倒的に優位なのだ。
「うん、だから少しエリオとキャロに有利な場所で
戦ってもらおうと思うんだ。
それと、ハンデとしてエリオとキャロには後でヒント教えてあげるね?
他に何か質問とかあるかな?」
挙手は無かった。
「じゃ、訓練場の準備があるから
一度解散して20分後から模擬戦を始めるね?解散!」
「ティア、どう思う?」
「どう思うって何が?」
ティアナとスバルの作戦会議。
「エリオ達に有利な場所って何なのかなぁ?」
「まぁ…他にも色々候補はあるけど…森の中とかそんなトコでしょ」
森の中なら射線が思うようにとれず、ティアの能力に制限がかけられる。
またスバルはその突破力が発揮出来ない。
「身を隠したキャロに援護させてエリオの機動力を生かしたゲリラ戦…
でも、コレはアンタがいるから大丈夫でしょ」
「? 何で?」
首を傾げるスバルを見てティアナは頭を抱えた。
「あのねぇ…ウイングロードがあるでしょうが!」
スバルが使える魔法のひとつ、ウイングロード。
空中に足場を作る魔法だ。
「エリオも接近戦しか出来ないんだからウイングロードの上に
私たちがいたらそこまで来るしかないのよ。
そうしたら後は平地での戦闘と変わらないわ。
ウイングロードはそんなに広くないし、
正面から戦ったらエリオにアンタが負けるわけないでしょ?」
一瞬止まるスバル。そしてその表情が崩れていく。
「……えへへ〜」
「照れてんじゃないわよっ!」
そういうティアナの顔も真っ赤だ。
エリオとスバルなら打撃力、防御力共にスバルに軍配が上がる。
スバルの防御を抜ける攻撃となると
エリオでは十分な加速かキャロの援護が必要になる。
「エリオが距離を開けるようなら私の距離になるし、
キャロが援護したらそれでキャロの場所が解るしね」
「へ〜…あ、でもフリードは?」
キャロの守護竜フリードリヒ。
通常のチビ竜状態では脅威ではないが
竜魂召喚で真の姿を開放すると話は変わってくる。
「確かにブラストレイはヤバいけど…
儀式に時間がかかりすぎだからね。
儀式途中に撃つか、儀式が終わった瞬間に撃つか…
まぁどちらにせよアタシの仕事だわ」
先程からスバルはティアナの言葉に頷くだけだ。
その様子にティアナは腹が立ったのでスバルの頭をはたいた。
「アンタも考えなさいよ!
逆に言えばフリードがあの姿になったら
一方的に砲撃魔法うちこまれるんだからね?」
真の姿のフリードとなると機動力が段違いに上昇する。
スバルでは追いつけないしティアナの誘導弾ではキャロの防御を貫けるかわからない。
またブラストレイは攻撃力、射程共に脅威だ。
だがスバルはニヤニヤと笑みを崩さない。
「でもティアが何とかしてくれるんだよね?」
「なっ…」
照れ隠しにもう一度はたいた。
フィールドはティアナの予想した通りに森林だった。
「すごい!ティアの予想通りだよ〜」
「スバルうっさい!もうすぐ開始なんだから集中しなさい!」
二人は既にバリアジャケットを装着済みだ。
なのはからの通信が入る。
『じゃ、模擬戦開始するね?ready――――』
身構える。
『Go!』
「ウイングロード!」
横で記録をとっているシャーリーが尋ねてきた。
「なのはさん、どっちが勝つと思います?」
「まぁ、順当に行けばスバルとティアの方なんだけどね」
画面内ではスバルがウイングロードを発動させ、
ティアと一緒に上空へと上っていく所だ。
「その方法だと確かにディスアドバンテージは消せるけど…
身を隠せるってアドバンテージも丸々捨てちゃうんだよ」
地上15メートルを維持して周囲を警戒するティアとスバル。
「なかなか見つからないね〜」
「そうね。上から探せば簡単に見つかると思ってたんだけど…」
いきなり来た。
周囲に魔力の反応。
「ティア!」
「範囲が広すぎる…キャロの召喚魔法?」
「連結…召喚!アルケミックチェーン!」
スバル達を囲むように八本の鎖が現れた。
それはぐんぐんと天へ伸びていく。
ティアナは考える。
(何でここでこの魔法?コレだけじゃ決め手にならな――――)
『―――speer angrif』
瞬間の判断だった。
スバルの尻を思い切り蹴飛ばした。
「痛っ!」
スバルが一瞬前までいた場所をエリオが下から突き抜ける!
エリオは止まらない。
空中で体勢を立て直し、無防備なスバルを狙う。
「スバル!」
エリオの大上段からの振り下ろしを
「解ってる!」
スバルがアッパーで受け止めた。
鎖が音を立てて落ちていく。
(鎖で上に目を向かせてから、真下からの奇襲?
えげつない事やってくれるじゃない!)
だが凌いだ。
ここからは自分達が望んだ展開だ。
エリオとスバルが離れる。
「クロスファイ」
『sonic move』
エリオの姿がかき消える。
「ア」
怖気が走る。
ティアの斜め後ろにエリオが現れた。
すでに槍は腰だめに構えられている。
「ティア!」
スバルが割って入った。
二度目の激突。
が、今度はエリオが押し勝つ。
バックステップで距離をとるティアナに――
「逃がさない!」
追いすがるエリオ。
「させない!」
スバル。
三度目の激突。
今度はスバルが押し勝つ。
エリオが大きく引いた。
(アタシを狙ってスバルに思うようにさせないつもり?)
自分達が本来行う筈の事を逆にやられている。
その事実にティアナは奥歯を噛み締めた。
戦闘は止まらない。
エリオが突っ込んでくる。
スバルが迎え撃とうと前に出る。
ティアナの頭で警鐘が鳴り響く。
(キャロは―――?)
プロテクションを展開するスバル。
と、振り上げられたストラーダに桃色の光が宿った。
「―――!避けなさい!」
振り下ろされるストラーダ。
巨大化した魔力の刃はスバルのプロテクションを簡単に切り裂く
―――が、スバルは身を横にする事で何とかかわしていた。
(エリオに注意をとられて今の補助魔法が
どこから飛んできたのか見てなかった!)
後悔する時間もまた時間である。
時間が進めば行動も進む。
エリオがストラーダを腰だめにかまえ、
「―――!」
振り回す。
スバルが伏せる事で、ティアナが距離をとる事で何とか回避。
「クロスファイヤーシュート!」
四発の誘導弾がエリオに迫るが
「ストラーダ!」
『Stahl messer』
伸びた刃に一閃された。
四連続の爆音。
煙を突き抜けてスバルが迫る!
二人のタイミングは全くの同時であった。
カートリッジをロード。
リボルバーナックルが回転し、ストラーダが点火する。
「ディバイン」
「一閃」
左足で体を前に送る。
右足で震脚。
伝わる力。
「バス」
「必」
回転する上半身。
そして右腕が―――
「タアアァァァッ!」
「中ぅぅっ!」
発射される!
槍と砲撃が衝突。
拮抗が数瞬。
破裂は一瞬。
ストラーダの魔力刃が砕け散る。
>>231 メモ帳で書いたんなら、たぶん改行に問題があったんじゃまいかね。
メモ帳の枠にあわせてつい改行(enterキー)を入れてしまったとか。
「くっ!」
エリオが引いた。
今ので決めたかったがしょうがない。
「もう一度!」
『sonic move』
周囲が遅くなる感覚。
スバルの背後でスフィアを展開するティアナへ迫る。
「これでっ!」
胴を狙い、水平に一閃する
―――が、手ごたえが全く無かった。
突然の浮遊感。
足元のウイングロードが消えていた。
「え?」
目の前にはエリオと同様に落下していくティアナ。
(さっきのは幻影?なら)
エリオを見てティアナはにんまりと笑った。
「スフィアは本物よ?」
クロスミラージュをエリオに向ける。
「避けられるモンなら避けてみなさい!」
『Cross Fire Shoot』
空中のエリオに12発の光弾が降り注いだ。
「…アレ、避けるかしら普通」
地面に降り立ったティアナは先程の光景を思い出した。
エリオの選択はあくまで回避だった。
ストラーダを噴射させて地面へ向かって加速、
ティアナの誘導弾を振り切ったのだ。
「避けてみなさいって言ったのはアタシだけど…」
「ティア!大丈夫!?」
スバルが降りてきた。
「馬鹿ッ!?あんたまで降りてきたら―――」
遥か遠方に桃色の光が広がるのが見て取れた。
「…来るわよ!」
白竜の雄たけびが聞こえる。
「フリード!」
空を駆け、三人がいる戦場へと一気に距離を詰める。
エリオに迷惑をかけないようにと
随分離れた位置から魔法を行使し続けたせいで
魔力の残量にはもうあまり余裕は無い。
(…でも、これで!)
ようやく得た召喚の機会。
これでようやく自分も戦いの場へと上がる事が出来る。
(待ってて!エリオ君!)
「キャロ、上手くいったんだ」
竜の雄たけびを聞き、エリオは作戦の成功を知った。
『ティアナをウイングロードから落として
竜魂召喚中の狙撃を防ぐ』
途中、色々とアクシデントはあったが
これでこっちが一気に優勢になった。
「あとは…これをどうするか…」
そう呟くエリオは
バリアジャケットを枝にひっかけ宙吊りになっていた。
「見つけた!」
スバルとティアナの二人を発見した。
もうやる事はひとつである。
砲撃魔法でひたすら撃ち続ける。
「フリード!」
白銀の守護竜フリードリヒが応えて吼える。
「ブラストォッ!」
フリードの前に巨大なスフィアが形成されていく。
「レエェェイッ!」
迫り来る砲撃。スバルは思う。
(あたしに出来る事…それは!)
「マッハキャリバー!」
『Wing Road』
回避行動をとろうとしたティアナは驚いて叫んだ。
「スバル!アンタ何やってんの!」
ウイングロードをひた走りながらスバルも応えて叫ぶ。
「あたしに出来るのは!ブン殴る事だけだから!」
竜の炎が迫る。その赤さに心が竦んだ。
(だけどっ!)
自分がずっと信じてきた事、やってきた事。
経験と努力が、時間と思いがこの腕には篭っている。
「カートリッジロード!」
リボルバーナックルが回転し始める。
「ディバイィン!」
自身のありったけの魔力を込めてスフィアをつくる。
踏み込む。
拳を突き出す。
後は叫ぶだけだ。
だから叫んだ。
「ばすたああああぁぁぁぁっっ!」
眩い光の中で確かにキャロは
己の砲撃が弾かれるのを見た。
何故とは思わない。ただこう思う。
(もう一度!)
「フリード!」
そこに16の光弾が突き刺さった。
スバルが振り返ったそこには憮然とした表情のティアナがいた。
「…ティア!」
「まぁ、アンタがやられたらどうせあたし達の負けだからね」
スバルがブラストレイに突っ込んでいった瞬間、
ティアナはその場でクロスファイヤーシュートの展開を始めた。
それはスバルが押し切られればティアナも同様にやられるという危険な賭け。
「…ってスバル!キャロが!」
「へ?」
落下していくキャロ。どうやら意識は失っているらしい。
「キャロっ!」
『speer angrif!』
と、天へ駆け昇る一本の矢。エリオだ。
エリオはしっかりとその両手でキャロを受け止めた。
だがそれだけだ。
二人そろって落下していく。
「スバル!ウイングロード!」
「え?へ?」
『wing road』
己の主よりも早くティアナの意図を理解したマッハキャリバーが
ウィングロードで滑り台を作り、二人を受け止めた。
「エリオはそのままキャロを医務室まで運んであげて?」
エリオとキャロを見送り、なのはとスバルとティアナだけになる。
「なのはさん!ひとつ聞きたいんですけどいいですか?」
「何かな?ティア」
「今回の模擬戦、あたしの為だったんですね?」
なのはは嬉しそうに笑った。
指揮官としてはメンバーの実力を正しく把握しなければいけない。
その為に、模擬戦を行わせたのだ。
実際、キャロとエリオはその偏った能力にも関わらず、
スバルとティアナを後一歩の所まで追い詰めた。
これはキャロとエリオの能力の可能性をティアナに実感させた。
「うん、それもあるよ?
ティアナだけじゃないんだ。皆が皆の力を知ってれば
どこで助けが必要か、どう動けばいいかとか
もっと解る。もっとしっかりと力を合わせられる
わかって…くれたかな?」
『ハイ!』
そう応える二人を見て、なのはは嬉しくなった。
スバルごめんよスバル。
アンタはアホの子ギャグ担当。
ジャンルはスバティア、なのティア、エリキャロ。
ブラストレイの迎撃に
ギィガァ…ディバイン…ンン、バスタァァァァッ!
ってやりたかったのは秘密。
>>243氏、SS投下中にレス入ってしまって大変申し訳なかった。
油断していた、すまぬ。
SSはGJだったぜ!分隊同士の模擬戦いいねぇ、見てみたい。
gj!タイトルからして書いたのはエリスト小説の人でいいのかな?皆無茶苦茶
「らしい」のが良い!しかも戦闘描写が熱い!そしてエリオがちゃんとキャロの
ナイト様してるのがやはりエリキャロ好きには嬉しいw でも、そのシーンも
ちゃんとティアを中心とした「チーム」の演出に一役買っていて、作品全体のテーマが
わかり易いのも好感触だ!超GJ!
初めての投稿です
なのは×フェイト×エリオです
ではでは
247 :
246:2007/06/16(土) 22:17:18 ID:4PDZjQV/
「はぁ……」
場所は時空管理局、起動六課隊舎食堂。そこで、どこからともなく、苛立ちに塗れたため息が漏れる。だが、午後の業務を終え腹をすかせた職員達でにぎわうその場所ではそのため息は雑音と共に消えていくだけ。
それは、誰が吐いたかも分からない程の小さな不満。だが、局員達は苦笑いを浮かべながら彼女達に視線を送った。
ため息を吐いた当の本人と、その原因たる人物は気づいた様子は無い。実際、気づ
いているのだが、気にする素振りは無かった。
「あんた、いい加減にしたらどうなの?」
口から出た言葉にため息と同じ苛立ちを込めながら、ティアナがここ最近の事ですっかり美味しいと感じなくなってしまった食事を進める。
「だって……」
彼女の対面に座り、普段の食欲を全く働かせないままのスバルが上目遣いでティアナに視線を向けた。
「ショックだったんだもん……あんな事してるなんて……」
「そ、そりゃするでしょうっ。子供じゃなんだからっ」
スバルの言う”あんな事”に該当する出来事を思い出し、ティアナは顔を赤く染めながら食事と共に記憶を飲み込んでいく。
見てしまったものも何もかも。全てを忘れようとした。
「……忘れなさい。忘れなきゃ、訓練だって辛いでしょう」
辛いのは肉体ではなく、心のほう。
別に、悪いことがあったわけじゃない。若干1名、明らかにそこにいちゃいけない人間がいた気がしたが、それはもう忘却のかなたへ消えている。
……そう思うことにしている。
「いや……そもそも、あいつを除いたって普通じゃ……い、いやっ、忘れなさ
い私……!」
「ティア……?」
「な、なんでもないわよ! いい!? あんたも早くあの事は忘れなさい!」
スバルが小さく頷いたのを確認し、ティアナはもう数えるのも面倒になったため息を再度つく。
もう、食事をする気も失せてしまった。毎日、献立を考えてくれている人に小さく謝りながら、ティアナはフォークをトレーに戻し立ち上がる。
「あ、待って私も」
スバルがティアナの後を追うように立ち上がる。トレーを片付ける最中、2人は先ほどまで座っていた席の隣を見た。
あんな事がなかったら間違いなく、微笑みながらそこにいたであろう、彼女の事を考える。
1人、忘れはずの少年の顔が浮かんだ。ティアナは慌てて頭を振って追い出した。
部屋に戻る彼女達の背中。
その背中が語っていたのは、一つの事件。その傷跡と、失われたもの。
――――かつて”淫獣”と謳われ、人々の羨望と罵りを一身に受け止めた少年がいた。
あれから10年。
これは、何かを背負ってしまった小さな騎士の物語。
248 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 22:19:09 ID:4PDZjQV/
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―受け継がれるもの―
(1)
「じゃあ、今日の訓練はここまで。みんな、お疲れ様」
「ありがとうございましたッ!」
なのはの訓練の終了を告げる声と共に、新人フォワードたちの声が飛ぶ。
1人の乱れも無い新人達の敬礼に笑みを返しながら、教官という立場の緊張を解いたものの、決して教え導くという立場を忘れてはいない。訓練の時とは違う表情で、訓練の出来を評価する。
「みんな大分上達してきたよ。大分動きも良くなってきたし、ティアナも分かるんじゃない?」
「わ、私はまだまだそんな……」
「そうかな、慢心しないのはいい事だけど自信を持つのは大切だよ。大丈夫だよ、私が言ってるんだから」
「は、ハイ……ありがとうございます」
未だなのはの言う自信は持てないが、評価されるのは純粋に嬉しいことだった。
それが余裕を作ったのか、ティアナは訓練中のチームの動き、特に入隊してから一緒になったエリオとキャロに話を向けた。
起動六課に入り各々の技量が上がっていく中、訓練校時代からコンビを組んできたスバルと自分よりも、六課に入ってからコンビを組み始めた2人の上達の方が早い気がしていた。
それは技量ではない、別のもの。
心が繋がっていく事により生まれる強さ。
フェイトという共通の想いを持っているエリオとキャロは、特にそれが強いと感じた
「一緒にお風呂に入っちゃうくらいだしねぇ、随分仲良くなったよねぇ」
スバルもそれに気づいたのだろう。若干、意地の悪い表情で2人を特にエリオに視線を向けた。
「あれはたまたまです!」
「エリオ君、一緒に入ろって言っても中々一緒に来てくれないんです」
「ふぅん、入ればいいのに。別に気にする年でもないでしょ」
からかうように突いてくるスバルに、エリオは顔を真っ赤にしながら反論をした。
エリオにしてみれば、あれはキャロと更に仲良くなるきっかけではあったものの、決して笑顔で話せる
ものではなく、むしろ羞恥心から避けたい内容ですらあった。
だが当の本人の意見はそっちのけ。スバルは顔を真っ赤にするエリオを笑い。
ティアナはそんなスバルにため息を吐きながらも、エリオの反応だけは面白かった。キャロも若干頬を染めるものの、エリオと仲良くなったことのほうが嬉しいのだろう。スバルを止めることはなく、微笑みながらエリオと並んで隊舎に足を運んでいく。
「でも私、もっとエリオ君と仲良くなりたいな……」
小さく紡がれた言葉。それは、今日一番エリオの顔を熱くさせるもの。だが、心までもを温めてくれるものだった。
「うんそうだね。僕も、そう思う」
言葉と共に、恥ずかしさからエリオはキャロから視線をそらす。見上げる先に六課の隊舎。なのはと別れ、シャワーを浴びるためにキャロと別れ、その時にまたスバルたちに誘われて顔を赤くして。
249 :
246:2007/06/16(土) 22:19:56 ID:4PDZjQV/
「ふぅ……」
熱めに設定されたシャワーが一気に汗を流していく。シャワーの勢いと気持ちよさに目を細め、パタパタと飛んでいるフリードリヒにもシャワーを向ける。
「フリードもお疲れ様」
鳴きながらエリオが向けるシャワーに身を委ねているフリードは、いつの間にかシャワーの時間を共にするようになっていた。
フリードが女性陣に気を使っているエリオを1人にしたくなかったのか。それとも、主人であるキャロの想いがあったからなのか。何を言うでもなくシャワーの時間はエリオの背中を追い、フリードの体を洗うの
はエリオの役目となっていた。
エリオにしてみても、長い女性陣のシャワーを待つ時間から開放されるのは悪くない。それを別にしても、ライトニングの同じ仲間としてとして、そしてキャロを守っているフリードとはキャロと同じように心を繋げることを望んでいた。
フリードの泡ですべる体を掴みながら、丁寧に洗っていく。
フリードを綺麗にすればするほど、シャワーの後のキャロの顔が輝くのが眼に浮かんだ。エリオは自分の体をそっちのけでフリードの体を洗う。自分の体のことはシャワーを終える前、多少の時間があれば事足りた。
「エリオ、お待たせ」
再び4人と1匹が揃ったのは、エリオの体の熱が冷めたころ。夕食を取るために食堂に向かう途中、隣にいたキャロの香りに胸が高鳴る。
シャンプーの香り。乾ききっていないピンク色の髪。火照った頬。そのどれもに心臓が早鐘を打っていた。
夕食の時間も隣にいるキャロが気になって、ろくに味も分からない。いつもの事ながら情けないと思いつつも、それでも気になるものはしょうがなかった。
そんな落ち着けない夕食も時間と共に慣れてくる。丁度、キャロ達の髪が乾いたのと同じくらい。その時には盛り付けられた食事もなくなりかけていた。
「おかわり、おかわり……」
「あんた、よくそんなに食べて太らないわね」
「その分、訓練で消費してるんだよ」
大口を開け、食べ物を頬張るスバルにみんなが笑う。食べる量はそれぞれ違うのに、
ご馳走様と手を合わせるのは同じ時間。
「キャロ、持っていくよ」
「あ、ありがとうエリオ君」
エリオにしてみれば気遣いですらない、無意識の行動。お礼を言われたことに小さ
く微笑みトレーを戻す。
後はこのまま、それぞれの部屋まで歩いていくだけ。
「じゃあ、お休み。明日も頑張りましょ」
「お休みー」
手を振りながら部屋に戻るスバルにキャロが手を振り返す。
部屋に入り時計を見れば、いつも寝る時刻よりはまだ早い。明日に備えてもう寝よ
うかと考え、キャロとゆっくり話しがしたいと考えた。
ゆっくりとは言っても、寝るまでの少しの時間だけ。話しを弾ませなくても弾んで
も、その時間の終わりは一瞬だ。それを少し、残念に思いながら電気を消す。
フリードも寝る体制に入ったのだろう。先ほどまでエリオとキャロの間を行きかっ
ていた翼の音がなくなっている。
瞼を瞑る。エリオ自信眠気は無いに等しかったが、訓練で疲れた体は望んでいたの
だろう。目を瞑った瞬間、体が沈んで行くように、エリオは眠りの中に埋まっていく。
250 :
246:2007/06/16(土) 22:23:22 ID:4PDZjQV/
「……エリオ君……寝ちゃった……?」
声が聞こえた。控えめで、それでも何かを伝えるようにしっかりとエリオの心に響
いていく彼女の呼び声。
「起きてるよ」
薄っすらと目を開け、ベッドの下キャロが寝ている方へ意識を向けた。
「ごめんね、起こしちゃったかも」
「大丈夫だよ。それよりどうしたの……?」
「うん……」
エリオには聞こえない、微かに喉を鳴らす音。部屋は静まり返っていた。フリード
も深い眠りに入っているのだろう。キャロ達が暗闇で互いに意識を向ける中、翼の音
すら聞こえない。
「あのね……最近思うんだ」
そんな中、キャロがゆっくり話し始める。何を話したいのか、何を伝えたいのかは
何となく分かった。
この雰囲気をエリオは知っている。なのは達の故郷、地球に任務として行き、キャ
ロと銭湯で話した僅かな時間の空気だ。
生まれも環境も違う二人。出会ってまだ少しの時間しか経っていない。スバルとテ
ィアナ、なのはとフェイトの2人に比べればまだまだ。コンビとしてのチームワーク
も、心の距離も及ばない。
そしてそれを縮めたいと思うには、エリオはまだ幼かった。それでも、確かに2人の
絆は強くなっている。それは、同じ強い想いを持っているから。
「フェイトさんのこと?」
キャロが頷くのが気配で分かった。
エリオとキャロを繋ぐ絆の深いところにフェイトはいる。
助けられた、大切な仲間や友達。そしてそれを守れる、想いまでもを育んでくれた
フェイトの存在。
それでも、助けられるばかりじゃ、笑顔でいさせてくれるだけじゃ足りないと感じ
た。
彼女を助けたい。彼女の笑顔を守りたい。そうエリオもキャロも強く願った。
それが2人の絆の原点。きっとずっと忘れない、お互いがお互いを強く想う
きっかけの願いだった。
「前に言ったよね、起動六課が家族みたいだって。今は本当に毎日が楽しくて、訓練
は厳しいけどなのはさんや他のみんなは私達のこと本当に想ってくれているし、エリオ君も私のことを守ってくれる」
「当たり前だよ、コンビだから」
「そっか。でね、だから毎日がすごく暖かいから全然思わなかった。満ち溢れていて、
こんな事思うほうがおかしいのかもしれない……」
「キャロ……?」
251 :
246:2007/06/16(土) 22:25:04 ID:4PDZjQV/
キャロの伝えたいこと願いは、確かにそこにある。
でも、それはエリオの前には今はない。キャロが途中で言葉を切らしたのが何より
の証拠。
ベッドから体を離し、キャロのいるほうまで移動する。
驚き、エリオの名前を呼ぶキャロの手を、エリオはしっかり握り締めた。
「大丈夫だよ。キャロの言いたいこと思った事全部言って。僕も何とかするから」
小さなありがとうという声。だが、その後に、でもと続き、キャロはエリオから視
線を外した。
「そんな大変なことじゃないんだ。きっと一言言えば、すぐにでも笑って頷いてくれることなんだ」
それでも言えない事があると思う。
この、小さな少女ならなおさらに。
「フェイトさんのことなんでしょ? 言えないことなんじゃないの?」
頷く事も、首を振ることも無かった。
キャロがエリオの手を強く握る。エリオはそれに答え、握り返す。
込めたのは、安心させる力強さと少しの勇気。キャロが、口を開くことが出来るた
めのもの。
「あの、ね……」
小さな声で、キャロは言った。
フェイトと一緒に寝たい。抱きしめてもらって、フェイトさんを感じながら目を瞑
りたいと。
それは、キャロらしい純粋な願い。だからこそ、言いにくい願い。
寂しさなんて感じていない。キャロの言うとおり、毎日が暖かい。フェイトも忙し
い身だがそれでも出来るだけ毎日、寝る前のその時間だけは3人だけのものがある。
そんな、フェイトが時間を裂いて作っている時間だけでは、キャロは満足できない
と言った。
フェイトはそんな事を気にしない。笑顔で、いいよと頷いてくれる。そして、その
後に確実に言うだろう。同じような暖かさを持ちながら、本当に申し訳なさそうな顔
で、寂しい想いをさせてごめんなさいと。
そんな事は絶対無い。だから、フェイトにそんな思いはさせられない。
「そっ、か……」
「あのっ、ごめんね困らせちゃってっ、何でもないから忘れて! こんなのただの我侭だよ」
「そんな事無いよ」
我侭かもしれない。キャロの言うとおり、何でもないことなのかもしれない。
だけど、フェイトの暖かさを望むことは悪いことではない。そして、エリオにして
みればキャロの願いは何でもないものなんかではなく、大切な、叶えてあげたい願い
だった。
キャロの手を離し、立ち上がる。扉はもう視界に入っていた。
「待ってて、フェイトさんのところに言ってくるから」
「い、いいよっ、こんな時間だし!」
首を振り、扉を開けた。
暗闇に慣れた眼が、突然の光で細くなる。
エリオの姿が、視界から消えた。
* * *
支援?
253 :
246:2007/06/16(土) 22:26:00 ID:4PDZjQV/
「んっ……」
星が2人の姿を怪しく照らしていた。
「ふふ……もうびしょびしょだよ?」
「言わ、ないでっ……」
薄暗い室内。星の光しかないその中にあって、少しも存在感を損なわない絹のよう
な金色の髪に顔を埋める。
彼女の匂い。
風呂も入らず事に及んだ彼女に匂い。
シャンプーの香りも、普段の香水の香りも消えていて、あるのは汗の匂い。そして、
快楽を欲する女の匂いだけ。
「フェイトちゃん気持ちいい?」
髪から顔を離し、羞恥に染まる耳に息を吹きかけた。舌先でペロリと耳を舐め、甘
く噛みつく。
右手は先ほどから彼女の豊満な胸をもみしだき、時折尖った乳首を痛いほどに捻りあ
げる。
「ひゃう……っ!」
左手はドロドロにふやけている。彼女の体から溢れる蜜が、激しく出し入れされる
なのはの指を熱くさせていた。
彼女達の体はもっと熱かった。
フェイトの体をベッドに押し倒し、なのははフェイトの頭とは逆のほう、濡れた彼
女の股間に顔を向けた。
舌で髪の色と同じ金色の陰毛を掻き分け、蜜を溢れさせている陰唇に舌を差し入
れた。
「な、なのはもっ、して、んんっ、あげるっ!」
「んっ、そこ、いい……よ」
なのはが与える快楽に腰を浮かせながらも、なのはがしたようにフェイトもなのは
の滴る股間に舌を伸ばす。
フェイトの顔に跨っているなのはのそこがフェイトの視界を埋め尽くしていた。
張りのある尻を両手で掴み、陰唇と同様ひくひくと震えている後ろの穴を視界に納め
がら、なのはの蜜を味わった。
「もっとっもっとっ……欲しい……」
「うん……フェイトちゃんのも、美味しいよ。もっと気持ちよくしてあげる……」
部屋の中に充満する、女の匂いと荒い息。喘ぎと、互いの蜜をすする淫猥な音しかしないその部屋に、
「……え?」
呆然と目を見開いている少年が立っていた。
254 :
246:2007/06/16(土) 22:27:32 ID:4PDZjQV/
以上です。ありがとうございました
エロは最後だけですが……orz
次はなるべく早く投稿します
呼んでくれる人いるだろうか……
>>254 がああああ!!!
貴様、なんてことをしてくれたんだ!イイところで切りやがって!
前半パートで得たこの暖かい気持ちとラストのラストで来たリビドーを一体どうしろと言うんだ(#゚Д゚)ゴルァァァァァ!!
というわけなんで続きお願いします、いやマジでorz
>>254 見てますよ〜GJ
いきなり
>――――かつて”淫獣”と謳われ、人々の羨望と罵りを一身に受け止めた少年がいた。
で吹きました、?みOKw
エロオ、なのフェ3P期待してまつ
>>254 これはなんというトラウマw
とりあえず乙。続きも待ってる。
>>254 なんというGJ!
なのはに教導されるエロオ期待してまってます。もちろん、性的な意味で。
最近投下ラッシュだな。みなさんGJ過ぎるぜ!
ギン姉のSSも降ってこないかなぁ……(´・ω・`)
>>254 GJGJGJGJGJ!!
>かつて”淫獣”と謳われ、人々の羨望と罵りを一身に受け止めた少年がいた。
でめっちゃ噴いたw
なんつう続きの気になる終わり方を( ゚д゚)続き投下、wktkしながら待ってます!
ギン姉とフェイトのSSが投下されるのを願いながら寝るとする
こんちわーターンです
前スレの末尾で投下したリインの酔っ払い話の続き投下します
予定を変更してちょっと気合入れて書くことにしました
・ユーノ×リインUです
・ロリですご注意下さい(今回はまだソフトです、こっから後はハードだけど)
第一章 リインお持ち帰りされたです
「はあぁ…また今日も声かけそびれた…」
とぼとぼと6課営舎の廊下を歩く影があった、すんなりした体型、撫で肩、女の子のような秀麗な顔立ち
無限書庫司書長・ユーノ・スクライアであった
「なのは…ここんとこ一人になる時ほとんど無いんだよなぁ…」
ぶつぶつと呟きながら出口へと向かっていた、手には小さなリボン付きの包み
仕事の手が空くと何かしら6課の近くに来ては
なのはにさりげなく声をかけようとしていたユーノであったが
残念ながらなのはは連日ティアナ達の教導に忙しく、たまに歩いているのを見かければ
はやてかフェイトと一緒だった、どうにも声をかけそびれて
そう、ユーノの変なこだわりにより、さりげなく声をかけるチャンスが無かったのだ
『さりげなく』これがユーノには重要だった…他人にはよく解らないこだわり
今日こそは…と花壇の陰で待ち構えていたら
なのはの横に赤い頭がちょこちょこと横に見えて…ヴィータだった
駄目だ…あの子は苦手だし…絶対からかわれる…なのはの前でそれは嫌だ…
鉢植の影からこそっと首を伸ばしてたのを引っ込めて、腕時計を見た、駄目だ…もう時間だし…
「う…もう、帰らなきゃ…」
これで今日もまた進展無し…また影からなのはを見つめるだけで帰る事になりそうだ…
(うう…これってストーカーみたいで嫌だなぁ…)
みたいでは無くてそのものだが彼は真剣だった、陰から見つめる愛…まぁ人それぞれである
ハァ…と溜息をつくとユーノは今日もまたトボトボと通路を引き返した
手提げバッグにプレゼントの包みを入れる
…もういくつ部屋にプレゼントの包みやら萎れた花を持ち帰っただろうか…
今度バザーにでも出品しようかと考えてユーノはまた鬱が入った
出口付近のトイレの前で足を止めた
流石に建ったばかりの6課宿舎のトイレだけあって瀟洒で綺麗だ
どうでもいいけどね…ふらふらと疲れた感じでユーノは中に入った
ユーノがトイレに入るのと入れ違いに廊下の角を曲がって
ふらふらと危うい飛行するリインフォースUがやって来た
顔が赤い、というか茹だっている
そして目がグルグル回っていた渦潮のように
「ふわ…は、わわわ…な、何か変ですぅ…リインの…お目目が…
ぐるぐる目がまわって…ひく…あー…うー…あ、あそこにリインのお部屋が…あそこまで…
…頑張る…デス…」
目をぐるぐるまわしたリインが力尽きたようにユーノのバッグの上にポテっと落っこちると
むぐむぐと言いながらゴソゴソとユーノのバッグの中へ潜り込んだ
「ふー…」
口に咥えたハンカチで手を拭きながらユーノがトイレから出てきた
と、パタパタと足音を立てて制服姿の女性が近づいて来た、ん?と
ユーノはそちらへ目を向ける知的な感じのメガネの女性…あれは確か…
「あ、…えっと、すいません、あのこっちにこのくらいの女の子飛んできませんでしたか?」
両手を上下に30cmぐらいに開いて6課制服姿の女性―シャーリーが
切羽詰った感じで尋ねてきた、せいせいと息を継ぐ
「え?…さぁ?…えーと君はたしか…」
「あ、…ハイ、すいません自分はシャリオ・フィニーノ、6課の通信主任…とメカニックを担当してます…
通称シャーリーって…いぇ…あの…それでどうでしょうか?何か…」
ああ、そうそう、はやてに前紹介された局の人達の中に居たっけ
キョロキョロとあたりを見回すシャーリーを見つめた
一応局員待遇なんだけど向こうは覚えて無いのかな…うーんそんなにボク影が薄いかなぁ…男として…
最近女性からどういう風に見られているのかかなり不安なユーノだった
ユーノはハンカチをしまいながら怪訝そうに返した
「特に誰も見ませんでしたけど…飛んで…ですか?」
30cmと言うと人じゃなさそうだなぁ、あ、そういえばはやてちゃん家の…
と考えていると
「え、ええ…いえ、すいません、そうですか、じゃあこっちじゃないんだ…
あ、どうもありがとうございました!
…じゃぁまた!」
ペコリと頭を下げそう言い残すとシャーリーはまたパタパタと足早に立ち去っていった
何なんだ…
ハァ…、また一つ溜息をつくとユーノはよっこいしょとバッグを肩に担ぐと
今日も誰も待つ者も居ない、我が愛しの独身住居へトボトボと帰って行った
「リインさーんどこですか〜
…うぅーまずぃですよぉこれは…はやてちゃんに怒られるかも…」
もうすぐ夕暮れだった、このまま見つからなければ何かしら、はやてちゃんに連絡しとかないと…
シャーリーはせかせかと足を動かしながら考えた
第2章 ―ユーノ宅ー その1ですう
「……………………」
ユーノは沈黙していた、眼下の不可解な物体を見ていた
ドアを開け、10分後の事だ
そこまでの流れはいつもの通り…そういつもの平凡な日常のままだったのに…
家に帰り、誰も居ないのに小さく「ただいまぁ…」なんて言ってみる、当然返事など無い
観葉植物の小さなサボテンだけが置いてある
『おかえりなさぁーい、ア・ナ・タ』
なんて言う裸エプロンにフライパンとオタマを持ったなのはの幻視を
…見れたら余計悲しくなるな…
などと溜息をつきながら考え、ピッピと宙のパネルを操作して明かりをつけた
ぽつぽつといくつかの部屋の明かりが点る
歩きながらシュルシュルとネクタイを解いた
ふぅ…もしかしてボクこのまま一生こんな生活繰り返すんだろうか…
ハッとして足が止まった
ああ!…いや!絶対そんなハズ無いぞ!そんなに…ルックスとか悪く無いはずだ…
社会的地位だって!
きっとそのうち…なのはと…なのはと…
静まり帰る自宅で一人演説し、宙に向かって力んでみたが
流石に虚しくなり、しおしおとまた肩を落としてキッチンの椅子にドサリと座り込んだ
ハァ…とりあえず持ち帰った案件に目を通して置くか…
そう呟いてバッグを開けたら中に『それ』があった
すぅすぅ…
赤い顔で寝入るお人形さん…はだけたスカートからスラリとした足が伸びて…いや…
「んなっ!…」
「うぅん…もう食べれ無いですぅ…」
ズザっ…椅子から半ば立ち上がりかけてユーノは仰け反った
グッと何とかバランスを取って机の上を見直す
こ、これ…いや、…この子…前にはやてちゃんから紹介された事あるぞ…確か…この子は…
「リ、リインフォース…さん…ちゃん?」
「ううぅぅうん…むにゃむにゃ…ふわぁ…もぅ…んん……ああぅ…熱いですぅ…」
よ、酔ってる…みたいだコレ…この匂い…それに顔が赤いぞこの子
そうかシャーリーさんが探してたのはコレか…こういうワケか…
と、とにかく!
と食卓の上を見る
まじまじとバッグの中を自分のベッドにして眠るリインフォースを観察した
バッグの中で眠るリイン
ぴったりした制服のまま横になった小さな体全体が汗ばんでいかにも寝苦しそうだ
時折苦しそうに首元を開けようともぞもぞしている
「あ、あの…」
「ううん…うーん…うーん…」
ど、どうしよう…これはとりあえず…どうにか…しなきゃ…リインちゃん、苦しそうだし
混乱したユーノは
意味も無くあたりをキョロキョロと見回し
とりあえず目の前でうんうん唸っているリインをどうにかする事にした
「あ、あの、とりあえず胸元開けますね…聞いてますリインちゃん?開けますよ…」
聞いてるとは思えないがとりあえず小さく声をかけながら
ユーノはプルプルと震える指先で小さな制服の胸元をぷちぷちと外して広げた
人形サイズとは言え意識を失っている女の子にイタズラしてるようでユーノは緊張した
「け、けっしてヤマシイ事なんか、か、考えてなんかないです…よ」
はやての笑顔が浮かんで
ユーノはその映像に向かって必要も無い言い訳をボソボソとした
半ば目を瞑りながら薄め目を開き、ユーノは作業を続けた、遺跡の発掘調査も細かい作業はあったが
これは、それよりも数倍緊張を強いる作業だった
ようやく全部外し終わった
スゥ…と大きくリインが両手を広げ、深呼吸して楽になったような表情になった
ホッ……どうにか上手く行ったようだ、ハァと息をつくユーノ
「ううーん…」
やれやれと言う顔で自分も衿元を緩めてテーブルの上を見つめた、可愛い寝顔だな
ニッコリと微笑むユーノ
気持ちよさそうな顔のリインが寝返りをうった、パッカリと股が開いてスカートがはだけ
ヤレヤレと苦笑して椅子にギシっと寄りかかったユーノがそのまま仰け反って倒れた
スカートの下は何も付けていなかった
ドッターン派手な音が深夜の静寂に響いた
「うわぁ!」
ちょ、ちょ…と腰を擦りながら机に手をかけてグッと起き上がったユーノの眼下に
胸元がはだけて小さな膨らみの見えるリインフォースのあられもない姿があった
さっきの派手な音にも何ら反応する事なくリインは未だすやすやと寝入っている
スカートがまくり上がって白い足が微妙な角度で閉じていた、その太ももの付け根の
…やっぱり何も履いていない
こ、これって…、い、いやそりゃ彼女は一応デバイスなんだから…これが当たり前
なのかな?…そうなのかな…いやでも…
メガネを無意識に指でつまんでユーノは生唾を飲み込んだ
そろそろと近づいて真近でリインフォースのお人形さんそのものの寝姿をまじまじと見つめた
に、人間と…変わらないんだな…ていうか良くできてるな…コレ…
いやそんな近くで…本物見た事…あるわけでも…ないけど
角度を変えて色々な方向からリインの寝姿を覗き込む
…も、もうちょっとで…この…
「リ、リインちゃん…リインさん…」
恐る恐る声をかけて指でつんつんとしてみた
「うぅ……んん…」
お、起きない…
自宅なのにまた周囲を見回した、当然ながら誰も居ない、というか完全防音のこの独身用
住居は何かあっても隣の音は何も聞こえない、誰もこんな時間に尋ねてくる友人も居ない…
…ちょ、ちょっとだけ…
ドッドッドと自分の心音と壁の時計のカチカチという音だけが聞こえた
卓上からプラスチックの角の丸いお箸を抜いた
な、何をしようとしてるんだボクは…止めろ…やめ、これは…取り返しがつかない様な…
いや…これは学術的好奇心で…いやでも…やっぱり…なのはやはやてが…いや…
などと、ぶつぶつ言いつつユーノは、ゴクリと唾を飲み込んで
そろそろと箸でリインフォースの小さなふくらはぎを持ち上げ、ゆっくりと股を開かせていった
ぽてりと足が落ちて股が開かされた状態になった
メガネの下で見開いた目で覗き込んだ
スカートを箸で持ち上げてハラリとおなかの上にはだけさせた
リインフォースの大事なところが丸見えになった
たっぷり秒針が2週する間ユーノは『そこ』を見つめた
ちっちゃいけど …ある…
ギンギンに血走った目で確認した
つるつるの肌に小さなお尻が机にじかに触れて平らになり
その上に小さな裂け目があった
ふたたびユーノは唾を飲み込んだ、そろっと箸の先で触れてみた
「う、ううん…」
ピクッとリインが反応した、そろそろと箸を引き先を舐めて
…軽く先を潜らせてみる
「い…た…」
リインが顔を顰めたので、うわっ…!と慌てて箸を引いた…リインの様子を見る
まだ起きてない、…ホッとする
リインの股間に差し込んだ箸を見た
先が…少し濡れてる…ボクの唾液以外のもので…ちろりと舌で舐めた、
ちょっとしょっぱいような…
こ、…れ…
ふらふらとすい寄せられるようにユーノはリインの股に顔を近づけた
鼻先にリインの濡れた性器があった、舌をのばせばとどく距離に
「はぁ…」
ユーノは熱い息を吐きかけた、リインがうぅんと言ってピクリと体が動く
ユーノの口が開き、舌先がプルプルと伸ばされてリインの白い太ももを這っていた
目だけはリインの表情と舐めているところの間を忙しく往復する
リインの肌…雪みたいに真っ白で
…陶磁器のようにシミ一つ無くて…すべすべして……
次第にユーノの舌の動きが早くなり机におおい被さって、夢中になって太ももを舐めた
次第にその舌を股の付け根に移動させ、ユーノはリインの股間に顔を埋めて思い切り深呼吸した
ふぅうぅん…リインの吐息が漏れる
ぺろぺろ、ペロペロ…ハァハァ…んグ…ぴちゃぴちゃ…
「ん…んん…うう…ううん…」
夢中になってユーノは舌を動かした、小さな裂け目を重点的に舌を尖らせて舐める、味わう
小さなビーズの玉よりも小さな突起を見つけてそこも丹念に舐め上げる
リインの酔いが醒めかかった頬が再び酔い以外のもので朱が差しているのが見えて
興奮にユーノの肌も熱くなった
甘い喘ぎと吐息が漏れてユーノの耳と脳髄を熱く揺さぶった
は…はあぁ…はぁ…
はぁ…はぁ
ユーノは今や完全にリインのコーラ瓶程度の太ももを両手で握るとリインの股を完全に開かせて
小さな腰を自分の方に引き寄せると
リインの柔らかで弾力のあるお尻から小さな性器を執拗に舐め、噛むように大胆に味わっていた
「はぁぅ…あ…んっ…んんう…だめ…ですぅ……そこ…はぁ…」
リインの呼吸が少し乱れて声がこぼれた
ユーノはそんな声を聞きながら更に舌を動かす作業に没頭していた
時折リインのユーのに掴まれた足がビクリと伸びて
ちゅーちゅーと何かを吸い上げるような音が聞こえる
んくっんっ…小さな女の子の声が漏れる
んぐ…んんっ…なんて…こんな…熱い…あまくて… ああ…美味しいんだ…
脳が…痺れる… こんな
はぁはぁはぁはぁ、荒い男の息使いと
犬がミルクを貪るようなぴちゃぴちゃと言う音がキッチンに響いた
ユーノの体重がかかってテーブルが軽くギシギシと揺れた
とりあえず今回ここまでです、前戯ですいません
リインの軽めの話を書くつもりでしたのが気が変わって
どうせなら6課ロリ完全制覇を…
に乗り出す事にしました(笑
予定では リイン→ヴィータ→キャロです
おお、キャロは自分は初めてだドキドキするなぁ…犯罪的な意味で…
奇しくもまた3部編成になりそうですが、オチまでスンナリ決まったので、書くのは楽そうです
淫獣のご活躍をご期待下さい、エリオとはまた違う鬼畜道を突き進ませる予定です
ではまたなるべく早めに投下します
ではでは
ほんまy=ー( ゚д゚)・∵. ターンA 氏の作品は俺の股間のストラーダにダイレクトヒットやで…
今回もGJでした!
さてこの淫獣、この後どうなるやら…楽しみにまってます
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA 氏
GJ!
しかしホント淫獣には殺意覚えるな…。
>>269 GJ〜。
しかし、ユーノとなのはは関わらんのですねwww
>>254 超GJ!!!!!!
最高ですた。
エリオきゅんハアハア
続きをどうかっ
毎度どうも。狐兎狸です。
せっかく書き上げたんで投下させてください。
・痴漢プレイです。はやてさん単独
がたたん。ごととん。
静かな夜の中、電車がひた走る。
月は雲に隠れ、時折感じる風が肌に冷たい。
たくさんの思いを抱えながら、電車が走る。
家路を急ぐもの。荷物を抱え、旅へ出向くもの。使命を持って仕事へ就く者。
いくつもの時を胸のうちに抱え、電車は走る。
いつもどおり、変わる事無く。
せめてこのひと時だけ、心安らげる場所であろうとしているかのように、
がたたん、ごととん、と優しく子守唄を奏でながら。
疲れきった体をつり革に持たれかけ、
せめてひと時休まろうともがきあがくあのひとに、
精一杯聞かせるように電車は走る。
がたたん、ごととんと、八神はやてに捧げながら。
はやてさんの科学実験講座「月明かりと枕木の相互干渉について」
かいたひと:ことり
…かくん。
「…ふわ」
なんとも我ながら間の抜けた声だと思った。
この間あつらえたスーツの襟をあいた手で正す。ずれたハンドバッグの肩紐を直しつつ。
立ちながら寝かけてしまうというのはどうにもカッコ悪くて仕方がない。
つり革を改めてしっかりと握りなおし、
軽く頭を振って、眠気をせめて和らげようと努力する。…涎まで垂らしたら泣くに泣けない。
毎夜毎夜の残業。管理職を志すものとしては必要なこともあるかもしれない。
でも…さすが、に、ちょっと…疲れてきた…かな…
かくん。
「…ふわ」
とん、と隣人に肩が触れる。
倒れかけた自分に驚くが、帰途を急ぐ人たちでごった返す車内では珍しいことでもない。
「あかんなー…今夜ぐらいは、しっかり寝とかんと…そのうち体壊しそうや…」
誰に言うでもなく、一人ごちる。
毎日思いながら、結局実行されることは極めて少ないのだが。
明日は…2課に報告書類提出して…外回りいってこな…せや、ザフィーラのご飯切れそうやったなー…
朦朧とした頭で予定を思い出す。後半からはもう何を考えていたのかわからなくなってきたが。
所在なさげに窓の外を流れる明かりを見る。
ゆらゆらと右から左へ。いくつもいくつも。
あのひとつひとつが、人々の帰る場所なのだろう。
自分の帰る場所を思い浮かべながら、また瞳がとろんと閉じてくる。
ちょうど列車がゆるいカーブを曲がり、がたん、と音を立てた。
「わ、わわわ…あ、ども、すんまへん」
乗客がいっせいに動く。押しつ押されつ、肩といわず背中といわずぶつかって。
はずみで少し位置がずれてしまったつり革を窮屈に握りなおす。
鞄がゆらりと揺れて、前へずれるが、この際仕方ないこととしてしまおう。
どうせ、降りる駅はすぐそこなのだから。
またがたん、と車体が揺れ、乗客の波に流されそうになる。
「や、ちょっ…押さんといてえな…!」
引き剥がされそうな手を必死でつり革に絡めて。
ふと、違和感が走る。
最初は鞄か何かかと思った。腰の辺りに当たる感触。違う。人の体。それも、手のひら。
列車の細かな振動にあわせ、あくまでも添えられているだけのように。
がたたん、ごととんと歌う列車に衣擦れの音を隠しながら。
気のせいかな、とも思った。体勢を無理にひねって、少しずらしてみる。
「…ひ!?」
腰骨に痺れが走る。相変わらず手は腰の辺りに添えられていて。
体をひねった弾みで尾てい骨のあたりを撫でられる。
すでに触れているだけではなく、指先の蠢く感触が伝わってきていて、
そのたびにぞわぞわと、腰から脳天にまで痺れが走る。
「…や…やめてくださ…ひぅ!?」
振り返り、肩越しに不満を訴えるも、蠢く指先に操られるように、吐息がもれる。
さわさわ、さわさわと動きを感じるたびに、足から力が抜けていく。
痺れと恐怖で声が出せない。
今のはやてができることは、ただつり革を握って、じっと声を殺すことだけであった。
びく、と体が跳ねる。
腰を触られている感触。それはそのままに、もう一本、タイトスカートの上からさわさわと、
尻を撫でられる。最初は柔らかく。徐々に大胆に。
ふにふにと押されながら、指の感触はだんだんと下へ下がっていく。
や…嫌や…人がたくさんおるのに…こんなんで…ああ…
ぴちゃ。そんな音がした。聞こえるはずもないのに、確かに自分には、水音が聞こえた。
―――濡れている。
満員電車の中、顔すら見えない誰かに体を好きに弄られ、はしたなく感じている。
そんな自分の姿が浮かび、背中を黒い喜びが走りぬけた。
「あ、あ、あ、そこ…や、だめっ…」
口元にこぶしを当て、ふるふると震える体を叱咤しながら。
ぴちゃぴちゃと、かき混ぜられる音が頭の中だけに響く。
布越しに感じる体温がもどかしい。もっともっと、この痺れを味わいたい。
体の一番奥に一度ついた黒い炎は強まるばかりで。
「…逃げないんだ。もっとして欲しい?」
不意に耳元に言葉を投げかけられる。その声に頭にかかったもやが取り除かれる。
はぁはぁと息をしながら、必死で抗議をするはやて。
「や…そんなわけ…ないですっ…お願いですから…やめてくださ…ふあぁっ…!」
眠気はどこまでも思考を蝕み、与えられる感触を過敏に受け止めてしまう。
がくがくと笑うひざをこすり合わせ、立っているのもやっとという状態だ。
「でもほら…ここ、こんなになってるの…わかるでしょ」
唐突に。内股に、ぬるり、とした指がこすられる。
認めたくなんかない。こんな場所で、こんな人に。ああ、でも。
「声出すとばれちゃうかも知れないから…頷くだけでいいよ。
…中、こすって欲しい?」
嫌だ。今すぐにここから走って、逃げ出してしまいたい。大声を出して、人を呼んで。
それですべて終わって、平穏な自分の場所へ帰れる。そのはずなのに。
赤く染まった頬と潤んだ瞳で歪んだ情欲に身を焦がしながら。
気がつけば私は、頷いていた。
終点まで開かないドアの窓。その冷たさを感じながら、窓の外の流れる光を見る。
吐息にこもる熱で、ガラス窓が曇っていく。
手すりを両手で掴み、あげそうになる声を必死で押し込めながら。
閉じ合わせたジャケットの内側でシャツのボタンがはずされていく。
ぷちん、ぷちんと一つ外れるごとに、私の中で、何かが外れていく。
かきまわされる喜びに身を震わせながら。
「すごいよここ…わかるでしょ、ぐちょぐちょになってるよ」
言われるまでもない。とうに私の体は陥落していて、されるがままになっている。
無遠慮に下着の隙間から胸をまさぐられて、吐息を一つつく。
やわやわともみしだきながら、私の心をほぐすように。
時折敏感な突起を弾かれて、頭の中に火花が浮かぶ。
「や…や、そこ、弱いんです…堪忍してくださぃ…」
消え入りそうな声は列車にかき消されて。
侵入者はなおも、感じる場所ばかりを執拗に責めて来る。
つ、と太腿を流れ落ちるものに、絶望さえ覚えた。
ごつごつとした指が私の中で蠢き、壁を擦られるたびとろけそうな甘さが私を襲う。
もっと味わいたくて、きゅう、きゅうと指を締め付ける自分の体を抑えることもできなくて。
「キミ、こっちの方とかって、経験あるのかな?」
「…ふぇ?」
急に投げかけられた言葉に反応できず、おかしな声を返す。
こっちって、なに、と言おうとすると、いきなり背骨をぞわ、と怖気が走った。
「…んっ、んんんっ…!」
奥歯をぎりぎりと噛み締め、出そうになった大声をかろうじて堪える。
「へえ…気持ちよさそうだね。じゃ、こっちも可愛がってあげるよ」
この男はどこまで私を辱めれば気がすむのだろう。
抗議の声を出すことも許されず、ただじっと耐えるだけの私。
たっぷりと水気を含んだこのいやらしい音を周りに聞かれていないだろうか。
必死で唾を飲み込む私のはしたない顔を見られていないだろうか。
こんなこと、いけないはずなのに。
死んでしまいたいぐらいの羞恥が何度も何度も私の心を苛む。
それなのにまるで言うことを聞いてくれない体は、
もっと、もっとと言わんばかりにいやらしく入ってくる指を締め付ける。
「あ、ああん…お、おしりなんて…許してください…そないな汚いトコ…」
情けない声だなと思う。肉食動物に懇願する草食動物。食う者と食われる者。
こんな異常なことがまるで当たり前のように、助けの手が伸びてくることもなく、私は貪られる。
こりこりと壁越しに指が当たるのを感じて、思わずびくんと体が跳ねる。
震えるつま先で立っているだけで全部の体力を使い果たしそうな気がした。
「あ、今の好きなんだ?もっとしてあげようか?」
して欲しい。本当は指なんかじゃなくて、もっと太いので滅茶苦茶にして欲しい。
でも、私の心の声を正直に言うわけにもいかず。ただ黙って、いやいやをするように首を振るだけ。
「もっと素直にしていいんだよ。ほら、どうして欲しいのか、いってごらん…?」
何もかも捨てて、乱れてしまいたい自分がいる。
桃色に染まった視界に頼れるものは何も映らず、堕ちてしまえ、と囁く悪魔が見える。
いまだ差し込まれたままの侵入者にすべてを支配されながら、
搾り出すようにただ一言、死にたいほどの思いで呟く。
「い…いまの…もっかいしてください…私…イきたいんです…!」
刹那。目の前が真っ白になっていくのを確かに覚え、どす黒い炎に全身を焼かれながら。
ぴん、とつま先を張り、私はどこまでも、堕ちていった。
金属質な冷たさが心地よい。
頬に残った熱をすべて吸い取ってくれる気がして、うっとりと頬ずりさえする。
手すりにもたれかけながら、ひくん、ひくんと体に残る余韻を楽しむ。
声を上げなかったのが不思議で仕方がない。それぐらい、生きてるうちでも至福の一瞬だった。
『次は、終点、終点です。お忘れ物のないよう、お気をつけてお帰りください…』
ぼやけた頭でああ、もう終わりなんだな、と思う。
今だ私の奥に黒い炎はくすぶっていたけれど。
これで終わる。やっと、家に帰れる。
その安心感が、私を満たして。
心地よい笑みを浮かべる私に、確かに一言、声が聞こえた。
「お疲れ様。じゃあ帰るけど…俺、いつもこの時間だから。
明日、友達も呼んで来るよ。…楽しみにしてる」
それは戻れない片道切符。
受け取ってはいけないと必死に警告が響く頭の中で、
黒い炎に焼かれた体が囁く。
あしたも、ざんぎょう、がんばらなきゃ…
Repeat?
以上で終わりです。
なんだか自分スレ違いっぽいので、以後名無しに戻ります(−−;
「なのはと愉快なご主人さまたち」は自サイトに引きこもって完結させます。
ではでは、お目汚しの程、お詫び申しておきます。
はやて×エリオとか面白そうだと思った俺だ
夜天の主が騎士見習いを成人にとかね…
>>281 それはふたばでとっしー達が既に確立させた路線だ、フェイエリよりはまだアレだが、相当数ネタになっているのは間違いない
……とはいえ、こっちでもそれを見てみたくもあり、何が言いたいかというと書いてくれむしろ書いてください
>>281お願いします、と
最近キャロのあの天然が全てエリオを落とすための策略だった という電波を受信した
ネタだけならあるが気力と時間がない
他力本願フェアもいい所だ
>>281 フェイト相手とはまた違った姉ショタになるんだろうな
敵の罠に嵌って子供にされてしまう機動六課面々という話を想いついたが、
どう考えてもラストが
スバル「そ、そうかなのはさんって小さいころから…」
ティアナ「やるときは、やる子だったんだ」
ってオチしか思いつかないから困る
つーか、フェイトやはやても10年以上戻さないと今と大して変わらんし、シグナムとヴィータも影響なし
困るのは、ステエキだけじゃないか
エリオとキャロ0歳w
今度は「らいとにんぐ隊育児奮闘記」でもするつもりかwwwww
えりおくんときゃろちゃんを慣れない手つきであやすフェイトちゃん(9)とシグナム(x-10|xは本人のプライバシーのため秘匿)とか、かなりツボなんですけどwwwww
291 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 19:22:04 ID:u2wjcqJ0
いやそれより、はやて+痴漢で自然にエリオに不届きな事をして
フェイトにザンバーでお仕置きされる部隊長を思い浮かべた自分は一体…
いや
>>279自体ははやて大好きだからGJだ、またキボン
ここであがってるシチュって
全部「」しーがもう完成させてるんだよね
「」しー?なんのことだ?
もう一人…の続きと新作1本を納めてたUSBメモリを紛失してしまった……
結婚前になんとか完成させようと合間ぬって少しづつ書き上げてやっと9割方書き終えたのに…
ごめ、当分立ち直れそうにない…1ヶ月分の資産が一瞬で消えた…
>>296 なんとぉぉぉぉ
…バックアップしましょう(泣
蒐集してもらおうぜ・・・部屋の中ならミクロの機動六課が出動
>>296 あんですとおお!
……南無。
まあ室内で紛失したならいつか出てくるかもしれませんから
おれなんて三年前になくなったUSBメモリが先週クツダナの下から発掘されたし
スバルのデバイスのカートリッジがジャムって故障
何故か取り外しが不能になってしまったので、シャマルさんの旅の鏡で手足をデバイスごと転送
修理の間半達磨状態になったスバルの面倒をティアナが見る事となったが・・・
とここまで妄想して気付いた
旅の鏡多重&長時間起動できんのかよ、バーカ!バーカ!!俺のバーカ!!
達磨娘の需要なんてあるわねーだろ本気で死ね!!俺!!
301 :
224:2007/06/18(月) 02:20:31 ID:uTe8ozl9
あと
>>239氏
アドバイス感謝そしてスマヌ
模擬戦の話が素晴らしすぎて、
俺もなにか戦闘ものかきたくなって件のSSに追加したらグダグダorz
>>283と似たような事を考えたので一本勢いで書いちゃった。
正直キャロがぶっ壊れまくってるんだが…
今日は眠いし、後で手直ししたらうpするかもしれん
>296
orz
>>296 南無。しかし結婚前っておまw
まあかく言う俺も(皆が使う)仕事場のパソコンにエリキャロのSSが入ったUSBメモリがぶっ挿さったままだハハh
短いですが前回の続きをペタリ
あれいらい、自分の体と周囲の人間の性について急速に意識しだしたエリオとキャロ。
原因は誰にも言えなかった。
資料室の出来事から翌日、エリオは医務室に呼ばれ、シャマルから件の資料を受け取った。
「保健と体育 ミドルスクール学習」「絵で見てわかる人体の基礎知識シリーズB男性と女性」「子供に教える赤ちゃんのお話」
受け取った3冊ともは、いかにも学校で使われる教科書のようなものだった。
本をシャマルから手渡しで渡されれたあと、シャマルがエリオの視線の位置までしゃがんだ。
そしてエリオの目を真剣に見ながら、だけど優しくエリオに語り掛けた。
「いい?キャロちゃんとか女の子の体はね、男と違って、日によって体調がすごく悪くなっちゃう“生理、月経”と呼ばれるの時期があるの。
それは女の子の体がお母さん体に成長するということなの。血が出たり、ホルモンバランスが崩れちゃって頭痛とか起こしちゃうこともあるの。
今の時代はお薬や便利な魔法のおかげで苦痛や出血とか和らげる方法があるからいいんだけどね。
だから男のエリオ君には女の子の体のことを知って、理解してほしいの」
エリオの後にフェイトとキャロを医務室に呼び出す。
最初の三つはエリオのと同じだったが、残る一冊が違った。
「レディホスピタル“月経”」つまり女性の生理について詳しく書かれているものだ。
四冊の本を受け取ったあとに、シャマルが用意した椅子にフェイトとキャロが座る。
シャマルがキャロの保護者のフェイトの顔を見ると、フェイトは首を縦に振って話をする許可が出た。
「キャロちゃん聞いて欲しいお話があるの。女の子はね、お母さんの体に成長する時に、どうしても体の調子を崩しちゃう時があるの。
キャロちゃんはまだ若いからそんな事はないと思うから大丈夫だと思うんだけどね。
もし体の様子が変だったり、大事な所から血が流れてきちゃったりしたら、必ず報告して休んで!
絶対に無理して訓練しちゃダメよ!
体のことで怖くなっちゃったら、私やフェイト、ティアナ達年上の女性に相談しなさい。
そんなに緊張しなくても大丈夫よ。これはね、お母さんになる人が誰でも経験する事なのだから。
だから気兼ねなく私達に相談してね」
フェイトが口を開く。
「それとね、もしも早く生理が来ちゃっても大丈夫なように、今の内から生理用ショーツとナプキンを買おうと思うの。
シャマルさんがカタログを用意してくれたから、今日はどういうのがあるのか下調べだけでもしちゃいましょう」
訓練場。
教官のなのはにはキャロが遅れるというのは通達済みである。
昨日のなのはが起こした出来事と、それで波及したキャロの保健の授業の発生は、ティアナとスバルは察知していた。
キャロとフェイトが一緒に医務室に入るのを目撃した段階で予想していたのだ。
念話でスバルが話しかける。
(あたし12の時、朝起きたらベッドが血塗れでまいったは〜)
(ふ〜ん。私は13でお手洗い行った下着を下げたらショーツが真っ赤になってて大騒ぎって、スバル訓練前!)
なのはが訓練の説明をする。
「それじゃキャロが到着するまでの間、三人の変則的組み合わせで連携攻撃の演習やってみようか!」
昨日、ユーノ君から直接「赤ちゃんの作り方」を実践してもらった高町なのは、普段よりスッキリとした感じだった。
高町なのは、色を知る年か!
色々回ってこのスレ見つけたけど、エロ無しでオリ入ってて
ちょっとU-1入ってるかもしれない物で良ければ
スレ住民多い時間にでも投下させてもらうけどOKかな?
>>308 投下するのは良いと思うけど、その内容なら必ず注意書きを入れた方が良いな。
注意書きさえ入ってれば、覚悟あるやつ以外は踏まないだろうしね。
U-1にオリは正直厳しいと思うが。
>>308 出来ればロダを使う事をお勧めだ!
前スレはそれで無駄な口論になってるし…
312 :
308:2007/06/18(月) 19:39:26 ID:0H3ICC8x
んじゃ、もう少ししたらVIPロダにでも上げるよ。
シグナムにルー子が着るようなフリフリ着せてみたいな。
真っ赤になって鏡みて
シグナム「…………似合わんな」
ヴァイス「そんな事ないッス」
シグ「ヴァ、ヴァイス! 貴様いつから見てた!」
ヴァ「姐さんがスカートつまんで『ごきげんよう、ヴィータ』って言ってた所から」
シグ「! 死、死ぬ! 死んでやる!」
ヴァ「ヴァカ! パーンチ!」
シグ「痛ッ!」
ヴァ「姐さん、そんな簡単に死ぬなんて言っちゃダメッス。それに…その服、すっごく似合ってるッス」
ヴァ「ヴァイス…」
ヴァ「姐さん…好きだ! 俺と結婚を前提に付き合ってほしい」
ヴァ「ヴァイス…私でいいのか…?」
ヴァ「姐さんじゃなきゃ、ダメなんスよ」
ヴァ「ヴァイス……私もヴァイスの事をずっと……想っていた!」
ヴァ「姐さん!」
ヴァ「ヴァイス!」
まぁ内容はよそで張ったネタの改造だけど想いは本物
ヴァイスはティアナとじゃなきゃいやだいいやだいw
んじゃ微妙な空気の中投下
>>269 リインの続き、一応第一パート終わりまで
タイトル変えたいな…でもナイスなのが思いつかない…
淫獣伝とか…いや、つるぺたハンター・ユーノ…だめだな…orz
とにかく続き
淫獣 リインパート
・エロあり、ロリ
・ユーノ×リインフォースU
・はやてに特殊能力無し、巻き戻りとかね…
ではスタート
第2章 ―ユーノ宅― リイン目覚めたです
「ほぇ……ん…ん…」
霞がかったようなぼやんとした周囲の視界が次第にピントが合ってくる
あれ…リインは…お家に帰って…それから…それから…何だか気持ちいい夢を見ていたです…
お花畑で
ちっちゃな真っ白な子犬がリインにじゃれついてきて…アハハ…くすぐったいですぅ…
あ、はやてちゃんが座りこんで…花を編んでリインにティアラを作ってくれてるですよ…
あ、こっちを見て微笑んで…マイスターは本当に綺麗ですぅ…リインの自慢の…
やん…あ、こらぁ…そんなとこお鼻あてちゃ…あ、舐めちゃ…あっ…もう…やっ…!
この子本当にイタズラっ子ですぅ…
んん……あ、あれぇ…?何かお股がスースーするです…
お花畑と大好きなはやての顔が遠ざかりリインは手を伸ばした
次第に体の感覚が海面に浮上するように現実に戻ってきた
リインフォースUの大きな瞳がパッチリと開いた
「…………」
キョロキョロと見開いた澄み切った蒼穹の瞳で左右を見た、
…知らない…天井です…?
「…?マイスター…… はやてちゃん……?」
不思議そうに辺りを見回して呟いた
肘を立て上体を起こそうとしてクラッときた…ううん…シャーリーのトコで検査を受けて…
それから…それから… リインは…一体どうしたですか…?
頭を振った
見ると開いたリインの足の間に下を向いてごそごそしてるメガネの男の人が居たですよ…
グリフィスさん…じゃ無いです?
「あ、あのぉ…すいません…ここ…どこ…でしょうか…?」
まだフラフラする頭をしゃきっとさせようとして、腕で上体を支えたリインが尋ねた
カチャカチャとベルトを外してズボンを脱いで下着を下ろしかけてていた男の人が…ビクッとしてこっちを見たです
何か恐ろしいものでも見たような感じでリインを見たです?
リインは思わず愛想の微笑を返した
しかしこの人はちっとも笑顔になってくれない
…むしろ…何かリインが悪い事したんでしょうか…?
え…と…この人は…
リインは困惑の中考えていた
まだ少し顔の赤いリインの不思議そうな目がパチパチして
二人はしばしの間見詰め合った
コッチ、コッチ…時計の音が静まり帰ったキッチンに時を刻んでいた
(は…はぁああああああ!!…お…終ったああぁああああああ!!!)
ユーノ・スクライアはずらしたパンツを上げる事も忘れて固まったまま
心の中でムンクの叫びを上げていた、表情は凍りついたまま
な、なぜだ…なぜほんの3分程前に…止める事を決心できなかったんだボクは…
ギンギンに勃ったものは未だ萎えていなかったが、それは男として褒められるべきか微妙なところだ
いや…しかしそれをどうするつもりだったのユーノよ…
どちらにせよそれは不可能な選択だった事を本人だけが自覚していなかった
後悔先立たず、時は戻らない
自分の優柔不断、かつ流され易い性格を今更ながらユーノは呪った
脳裏を素晴らしい勢いで
これまでの慎ましくも真面目に生きてきた…今にして思えば栄光の日々の人生が
…そして
これから訪れるであろう暗黒の未来が上映されていた
ユーノ劇場―スタート―
・
・
無限書庫同僚A『…ええ…今でも信じられないですよ…司書長ってハイ…
真面目な方だと思ってましたから、すごい仕事にも熱心で時間にも厳しくて…』
(プライバシー保護の為、一部顔と音声にはモザイクと加工が掛かっております)
同、清掃職員 『いやぁ…解らない解らないもんですよねぇ…毎朝きちんと挨拶してくれてねぇ
ホント…今時珍しい気持ちのいい青年だったのにねぇ…』
同郷の友人の女性 『えー私はいつかやると思ってましたよーアイツ、ねー!
(ピー)…ずかちゃん…あの(ピー)絶対ろ(ピー)で(ピー)に違いないわ!
ちょっちょっと(ピー)…サちゃん…すいません私達急ぎますから…』
頭からタオルを被って同じように両手を隠されて左右を治安当局に拘束されて連行されるユーノ
カメラのフラッシュの砲列の中を進む
『ユーノさん何か言うことは無いんですか?』
芸能レポーターが群れをなして何とかコメントを取ろうと殺到してくる
公務員の不祥事が続いている中、公職で地位ある人のスキャンダルはお茶の間の格好の暇つぶしだ
『ハイ、どいてどいて!前を開けて…』
警備が人の海を掻き分ける
『うわぁあああん!リインごめんなぁ…リイン…私が私が…もっとしっかりしてれば…』
『泣かないで…泣かないでですぅ…はやてちゃん…』
泣いて抱き合う二人、悲しそうな顔で実況説明する各局レポーター、競ってマイクを突き出す
『貴様ぁ!…はなせっシャマル!奴を斬る!』
『だ、駄目よシグナム、法の手続きを踏まないと…はやてちゃんが…』
『くっ…』
視線でその先の犯人を射殺そうとするかのような烈火の将と、私だって…と悔しそうに胸のペンダントを握り締める二人
グルル…足元にキバを剥いた大きな犬が唸ってる
その横で冷たい目で見つめる美しい金髪の女性
『行こうか…エリオ…キャロ…』
スーツ姿の執務官が二人の子を促す
そちらから逃げるようにして車に乗り込もうとするユーノ、ふと、ちらりと人垣の方を見た、
その瞳が一点で止まりある女性の姿を捉えた、たくさんの人が居るのにそこだけがスポットライトが当たったように
ユーノにはモノクロの中のカラー映像のようにハッキリ浮かんで見えた
栗色の髪の毛をサイドでポニーに結んだ女の子がこちらを見ていた
泣き笑いするような目が潤んで
その口元が短く単語を紡いだ、音は聞こえないのに唇の形がスローモーションのように
ユーノにハッキリとその内容を伝えた
『ユーノ…君 … サ ・ ヨ ・ ナ ・ ラ …』
最後の微笑みに微量の涙が風に散り、なのはの白いワンピースが翻って群集に消えた
ち、ちが…違うんだなのは…これはちが…これは間違いで…
ユーノは必死で暗黒に向かい手を伸ばそうとする、むなしく宙をつかむ
『コラッ貴様大人しくしろ!』
無理やり車に押し込まれる
いやだぁ!まって!まってなのはぁあああ!!!!
・
・
「う、うわわああああぁああああああ!…あ、あああ、あ…あ…」
リインフォースがビクっとせてユーノの方を見た
何だかよく解らないけど、何か凄いショックを受けてその男の人が泣きながら床に崩れ落ちたです…
「あ…あのぉ…」
ビクリとユーノの丸まった背中が弾ける
「ご、…ごめんなさい…ごめんなさい…ホンの…ホンっの…出来心、出来心だったんです…」
ジーザスに祈るように両手をしっかり組んでユーノはキッチンの床でガクガク震えた
リインは困り果てていた、どうにかして今の現状を知りたかったのだが
目の前の青年は何らかの原因でパニックに陥っているようだった
仕方ないのでで、まだ多少ノイズの走る記憶領域を苦労して検索して
どうにか外見の特徴からスターズ隊なのはの友人の一人を特定した
…特記事項で外部協力者、専門考古学、6課局員扱いと出た
「あの…ええと…たしか…ユーノ・スクライア…無限書庫司書長…
…さんですよね?…ここ…どこなんです…か?私…?」
え”?…
涙と鼻水に濡れた顔をユーノが上げた
第2章 ―ユーノ宅― リイン頑張るです
「あ、じゃあ…リインが間違ってユーノさんのバッグに潜り込んで…
…その上介抱してもらったんですか…」
「…え…まぁ……ハイ…まぁ…その…大まかなとこでは……。」
顔を逸らしながらメガネを直し、心苦しくもユーノは答えた
頬が少しヒクっと動いた
嘘は…言ってない、…よね、とりあえず…ボクは…
と心の中で良心の弁明を付け加える
パンツを履いてズボンのチャックを上げ床に正座していた
「本当に…ゴメンなさいです…6課のお客様にあたる大事な方ですのに…」
ションボリしたリインがペコリと謝る、だいぶ酔いは引いてきたようだ
「い、いやぁ〜…、き、気にしなくていいよ、
ボクとしても、と、当然の事をしたまでだから…」
当然の事ながら当然の事以外は説明してなかったが
ユーノは慌てて、ガリガリと頭を掻いた
「そ、それより、もう、ホラ、8時まわってるし
…早く帰らないとはやてちゃん達…心配してるんじゃないかな?
…あんまり遅くなると女の子の夜は危ないし…」
危くする本人が言うセリフでは無いが
すっくと立ち上がって、とにかくこの思いがけない幸運な展開に乗って
このまま一刻も早くこの事件性のある事態から遠ざかりたいユーノだった
「…で、でも…リインお世話になりっぱなしで…このままじゃ、あ…」
いやいやもうと手を振るユーノの股間をリインがじっと見つめた
ん?っとその視線を追って自分の股間を見たユーノが、しまったぁ!と内股になって後ずさった
まだビンビンだった息子がズボンの下で自己主張をしていた
「…い、いやコレは…」
慌てて前を押さえ説明を試みようとしたユーノの声にリインの声が被さった
「あっ…ユーノさん…それ、ええと…男性の
…情報端末の接続部分がラッシュにより過度なストレスに晒されている状態になってますよ…」
「けっして…ええ情報何?」
ユーノが驚いて聞き返した
「…お任下さいです!…今リインが迅速かつ適正に処理しますですから…」
元気に言い放つとリインは軽やかにテーブルから飛んで
ユーノの前にトンと降り立った
な、何?迅速かつ適正に…ですか?とユーノの顔が言っている
「…これは、かなり負荷がかかってお苦しいんですよね、この状態のままだと…ちがいますか?」
極めて真面目な顔でリインは尋ねる
い、いや…まぁ、確かにそうなのかな、て言うかデバイスから見たらそうなのか…
「ま…まぁ…遠からずも…そんなとこでしょうか…」
かなりこの状態が長年続いている若き先生は答えた
た、溜まってると言えなくも無い…かな…?ユーノは頬を掻いた
dとリインは小さな胸を叩いた
「任せてくださいです!、こう見えてもリインはバックアップ専門ですから
…その上、幸いにもリインはヒューマノイド型デバイスです、擬似的なものになりますけど…
多分…お役に立てると思うです、男性とのユニゾンは初めてですけど…
あ、ちょっと…このサイズでは難しいので、待ってて下さいね」
へ?ユニゾン?
自分のお役に立てる事が解って嬉しくなったリインが笑顔でくるりと一回転した
小さな光が室内を照らしユーノが眩しさに腕を上げたのを降ろした時
すでにリインの体が人間サイズのものになっていた
…と言っても
それでも小さな女の子…○歳児程度にしか見えなかったが
しかしユーノの目の前に現れたその少女は非人間的なまでに美しかった
アイスブルーのサラサラしたロングの髪が腰まで届き
澄み切った輝く空色の瞳、人形サイズだった時と変わらない白く輝くような肌に
細い手足がすんなりと伸び、柔らかにわずかに隆起した胸…
表現として適当かどうか不明だが
正に絵に描いたような、絶世の美少女だった
とその美少女が、思わず見とれていたユーノの前にしゃがむと、早速笑顔でお仕事に取り掛かった
「じゃあ後はリインに任せて…楽にしてて下さいです…♪」
バリアジャケット姿の少女バージョンリインが
カチャカチャとユーノの締めていたベルトを外すとジーっとチャックを下ろし
わっ!と慌てるユーノのパンツを勢い良く降ろし中の猛ったものを取り出した
いや、降ろした時点で勢いよくそれはリインの眼前に飛び出てきた
うああぁ…と言う顔で眼下を見下ろすユーノ
うわぁ…と言う顔で眼前のものを見つめるリイン
「ちょ、ちょっと待って君…やっぱりまずいよ、これ!…」
いろんな意味で、とユーノは心の中で付け加えた
「…だ、大丈夫です、想定より少し大きいですけど…」
ゴクっと唾を飲んでリインはぺたぺたと自分の胸に触った
体のデータを照合する
「多分サイズはギリギリ…リインでも合うはずです…あの…赤ちゃんは産めないですけど、
膣の構造は本物と遜色無い…はずです」
リインは緊張した面持ちで答えた
頭の中で忙しく医術書のデータを照会する、挿入口の柔軟性はかなり許容範囲が大きい…と
(サ、サイズ…膣って…)
なにか今凄いセリフを聞いた気がする…ユーノはごくっと息を飲んで
思わず、これからの展開を思い浮かべた
言葉とは裏腹に股間のものはより一層硬度を増し体の血液が集まっていた
一方リインはより一層凶悪になった棒を可憐な細い指で握りながら
マイスターはやてとの会話を思い出していた
・
・
「ええかよく聞き…リイン、あのな…リイン達ロングアーチのメンバーはな…
どんな時でも、…たとえ誰が見てなくても、言われなくても常に
6課全体の事を考えて、常に皆を万全な状態で戦えるよう準備させておかなアカン、
そして…その中でもリインは現場の中心なんや…ここまで解るね…?」
おだやかな顔で隊長席に座ったマイスターはやてがリインに語りかける
人形サイズのリインはこっくりと頷いた
「ハイです…リインは…お姉さんのように…先代のリインさんみたいに単独の戦闘能力では
…高性能では無いですけど…
でも…そのぶん…調整とか補助とか…皆のバックアップに全力を尽くすつもりです…!」
少し力みすぎの弟子にはやてが苦笑して椅子を揺らして立ち上がり、リインの頭を撫でた
「うん、ちょっと言い方間違えたかな…リインの事は信頼してるから…そこの辺は心配してへんよ
んん…そやね、もっとこう心構えと言うか…」
軽くコホンと咳払いをして、はやては優しく続ける
「…あのな、リイン、リイン達みたいな人たちの事を指して言う言葉が私らの世界にはあるんよ
それは『縁の下力持ちさん』や」
「えん…の下ですか?」
?マークを浮べたリインがはやてに尋ねた
うん、とはやてはにっこりと笑顔で頷いた
「そうや、人に見られていないようなトコでも、誰に褒められなくても…
色々小さな心くばりしてな…しっかりと皆の事を支えてくれる
組織にとって本当に重要な人達の事なんや…リインはきっとなれると思う、体は小さくても
6課を支える『縁の下の力持ちさん』に…だからな、頑張ってなリイン…
わたし本当にリインの事頼りにしてるから…」
リインの小さな胸が熱くなった、この優しい主の信頼に応えたいと心から思った
ギュッと拳を握った
「ハイです!リインはきっとなるです…『縁の下の力持ちさんに』」
・
・
…今がきっとその時なんです
リインは最近は戦闘でちっとも役に立ててない気がしましたけど…
…その上今日は自分のせいで6課のお客さんのメンバーの方にまで迷惑までかけて
せめて万全の健康状態になって頂くのがリインのツトメなきゃいけないです
今日の失敗は今日取り戻すです、誰も見て無くても
…リインがんばるですよ、マイスターはやて!
同刻―八神家―
「リイン!リインはどこやぁ!!!!!!なんでまだ帰ってけーへんねん!!もう暗いでぇ!!
放せ、放してー!シャマルッ!今から限定解除申請してくるんや!!!今行くで待っててぇリイン!」
「おち、落ち着いてはやてちゃん、そんなの解除してもどうにもならないですよ〜!
…ちょっちょっとシグナムもヴィータちゃんも手伝って」
夜天のBJに身をつつみシュベルトクロイツを振り回すはやてをシャマルが必死に押さえていた
んー…
あぁ…
気の無い生返事の二人、TVに見入っている
「…そのうち帰ってくんだろ、どっかのゲーセンでも寄ってんだろ多分」
ポテチの袋を片手に、夕飯をもふもふ食べてるザフィーらの頭を撫でるヴィータ
「まぁ…リインもたまにはですね…夜遊びの一つや二つ…あぁ、これを見終わったら一応探しには…」
柿ピーに手を伸ばすシグナム、反対の手で番茶をずずっとすすった
「何を二人とも悠長な事言ってんねん!うちのリインは箱入り娘やで!リインに限って夜遊びなんか
うちの子に限ってありえへん!そ、それより……ゆ、ゆゆ誘拐とかされてたらどないすんねん!!!」
んなわけねーだろ…ねーです、ヒラヒラと手をふるヴィータ
まぁ…流石に…とレヴァンティンの手入れを始めるシグナム
ピンポーン
チャイムが鳴った
「リイン?リインか!?リイン帰ったんかー!!!」
きゃああぁぁ…と言うシャマルを引きずりながら玄関に突進するはやて
彼方から、あのこんばん…ひぃいいと言う若い女性の声
何や!何でリインやなくてシャーリーがおるんや!リインはどこやぁ!
はやての声が居間まで響く
「…あーもう煩ぇな…」
ピッと番組を変える、ヴィータの好きなアニメが写った
ニシシと笑うヴィータ、毎週チェックしてるお気に入りの番組だ
ピッ…シグナムがお茶をすすりながら番組を戻す
あ…
「まだ『3匹が斬る』が終っていない…」
むっとしてヴィータがチャンネルを戻す
「だから、ラストだけ見せてやるよ、あたしは30分付き合ったんだ、
こっちはこれから始まるんだからよ!」
ピッ、チャラッチャ〜♪アニメのOPに戻る
「過程が大事なのだ、第一先に見ていたのは私だ」
ピッ
「ふざ、ふざけんな、1時間番組なんか見るからだ」
ピッ
「貴様ッヴィータ…今からいいところだったのに!」
二人は立ち上がった
ピッ
ピッ
・
・
一方ユーノ
こ、これは…一時はどうなるかと思ったけど…ひょっとして役得って事!?
そ、そうか…考えてみれば彼女は人間じゃないんだから…
あ、慌てる事も無かったかな…人権とか無いし…
機械か何かのメンテナンスのつもりなんだろう…
じゃ…じゃあ…お願いしてもいいかな…いや…彼女も張り切ってるみたいだし
断るのも返って失礼だと思う…
カチャカチャと淫獣脳を稼動させて都合の良いロジックを組み立てるユーノであった
改めて目の前に人間離れした美しい幼女を見つめる
ユーノは今夜何度目かの生唾を飲み込んだ
さ、サイズって事は、その…最後までしちゃっていいんだよね…この娘と…
ユーノの目にはパサリとBJの上を脱いで
少し上気した頬でやるですよー!と『お仕事』の準備を始めたリインが
生きた高級ダッチワイフに見え始めてきていた
第3章 ―ユーノ宅― リイン頑張ったです
はぁっ…はっ…おっ…うっ…
キッチンの床に座りこんだユーノの股間のものに奉仕している薄いブルーの髪の頭を?んだ
「くっ…もう…出るよ…リインちゃん…飲んで…」
んぷっ…んっっ…んーんーー…んっ…
小さな口いっぱいにユーノのものを含んだリインがコクリと小さく頷いた
くぅ!!
ユーノは一声呻くとリインの喉の奥に白濁を発射した
んぐっ!
乱暴に頭を引き寄せられたリインの喉の奥にユーノの亀頭がぶつかってきた
吐き気を覚えたリインだったが必死に涙を流しながらそれを飲み干した
んぐっ…んぅ…んっ…んっ…
こくこくと小さな喉が動いて、ようやく糸を引いて口が離れた
「ぷはぁ…あっ…はぁ…はぁ…、あ、あのリインは…ど…うでしたでしょうか?」
ケホっと軽く咳き込んだリインが尋ねた
「え…、ああ、いい…よ、 そりゃぁ…もう…最高…
気持ちよかったよリインちゃん」
本当に気持ちよさにボーっとしていたユーノがハッとして秀麗な笑顔で応えた
(腰が痺れそう…)
本人は爽やかにしたつもりだったが、好色そうな男の笑みがそこにあった
まぁそこはユーノを責めても仕方無い
「…で、さ、あのぉ…悪いけど…まだ、その、残ってるんだけど…」
コホンと咳払いした、ユーノが硬度を失わないものをズイっと突き出した
すでに調子に乗り始めている
「あ、は、ハイです…」
慌ててまだ元気に反り返っている棒に取り付いた小さな手
眼下で自分の先っちょをぺろぺろと舐め、中のものを口に含んで吸いだす少女を眺めて
ユーノに背徳的な喜びが背すじを上がってきているのを感じた
「い、…いいよ…リインちゃん、そっそこのとこ裏も舐めて…あーいい…うっ…
はぁああっ…いい…よ、いい…あ…よ、よし!…じゃあ、そ、そこに仰向けになって…」
どもりながらユーノは命令した
「…ハイです…」
言われた通り、ころんと板張りの床に背をつけたリインがユーノを待った
そろそろと股を広げてみる
しかしユーノは食器棚に背を預けたまま座り、
しげしげとリインの開いた股を見つづけていただけだった
一向に動こうとしないユーノを
さすがに恥ずかしげな表情のリインが見上げる
「あ、あのぉ…?」
不安そうにリインが声を出した
「え?、いや…困ったな…ボク、その…経験が無くてね…その…どうしていいのやら…
良かったら…いや…悪いけどどうすればいいか教えて…くれないかな…」
心底困ったような顔でユーノは俯いた
考え込むように腕を組む
半分は本当で半分は恥ずかしい事を言わせようとする期待だ
「あ…」
流石に頬を染めたリインが
さっそくデータを照合して律儀に『交い』の説明を始める
「あ、あの…ですね…ユーノさんの性器をですね…あの…ここ…
リインの性器に挿入して…ここ…ここです…入れて下さいです…」
おずおずとと自分の小さな性器を少し広げて見せる、少し開いた花弁の中に綺麗なピンクの内部が見えて
ユーノは思わず鼻息が荒くなるのを感じた
(おお…落ち着けボク…こんなチャンスめったに無いんだし…)
ドキドキを鎮めて、口に出してはこう言った
「…えっ…?あー何?性器ってこれ?ボクの…チンポ?リインちゃんのは?…おまんこの事?」
リインが従順なのを良い事にに調子に乗ったユーノがわざとらしく聞き返した
相手が人間では無いということがユーノの理性のタガを外すのを容易にしていた
一瞬言葉に詰まったリインがとつとつと答える
「あ…は、ハイです…ユーノさんの…あの…チ…チンポを…」
リインの顔に朱が差してくる
「えっとね…ボクのは、大人のチンポだよ、大人チンポ…サイズが少し違うかなぁ…ホントに大丈夫?」
うーんと腕組みをして悩むフリをするユーノ、この男もう止まらない
「あ…いぇ…ハイ…大丈夫です…だいぶ広がるはずですから…」
おどおどしたリインが
検索したデータの内容を説明する、理論上子供の頭が通る場所なのでかなり伸縮性があるはずだと
うんうんなるほどなぁ…とユーノが頷く
(でもそれ成人女性の事じゃないんだっけ?…まっいいか…)
「…じゃあ…ホラ言い直して、えっと…
最初から確認するよ?…リインちゃんのは、こどもまんこで
…ええと…未使用だからスジマンかな正確には、
うん正確を期さないとね…大事な事だし…」
すじまん…?
意味は完全に解りかねたが
コックリとリインが頷いた
(た、確かにお互いの情報の伝達は…正確な方が人間とのユニゾンには良いはずです…
あんまり無いケースですし…)
任務を忠実に守ろうとする義務感がリインの口を動かしていた
少しづつ言葉を紡ぐ
マイスターはやて…リインは…リインは頑張るです…一人でも、もう平気です…
「…リ、リインの、ちっちゃなこどもまんこ…すじまんに
あの……ゆーのさんの…お、…大人チンポを奥まで…しっかり入れて…下さいです…」
ユーノが膝立ちになっていた 解ったよリインちゃん…と言いながらにじり寄る
落ち着いた声とは裏腹に襲い掛かるのを我慢するのが大変だった
心臓がバクバクして、股間のものが痛いぐらいに勃起していた
今すぐどうにかしないと発射してしまいそうだった
早く、早くあの娘の柔らかそうな中へ!
あ…
小さく声を上げたリインの股を割ると、ぴったりと閉じた性器にぷにぷにした亀頭を当てがった
濡れてる…
「あ、あの…その…ゆっくり…ぎっ!」
リインが言いかけた時
一気に中腰のまま体重をかけて亀頭をめり込ませた
「はぁっ!…つ…ぐぅ…」
苦しげにリインが呻く
「い、いいよ…でもちょっと痛いかな…ね、…リインちゃん力を抜いて…」
はぁはぁ…、息を荒げてユーノはプルプル震えるリインの耳元で囁いた
背徳感と痛いほどの狭さに腰がビクビクしていた
早く!中へ!中へ!
は、ハイです…
言われた通りにしたリインの中の抵抗がわずかに緩んだ
うぉおお!内心叫んでユーノは膝をついてズブズブと残りの竿を押し込んだ
「あぐうぅぅぅぅ……」
苦しげなリインの声を聞いてユーノは痺れるような快感にゾクゾクしていた
小さな作りのリインの股を強引に割って
太い男根がみちみちと一杯まで広げたリインの性器を貫いていた
リインの小さな手がユーノにしがみつき、苦しげに動いて、耐えるように爪を立てて背中を掻いた
その軽い痛みすらユーノにはゾクゾクして気持ちよく感じた
「は…ハハ、痛いよリインちゃん、…っく…全部はっ…流石に入らないかな……」
「…ご、あっ…ごめん…なさいです…ひっ」
再びズンとユーノが腰を突きこむ
「いや、いいよ…これもっ!」
ズンッ!ズン!
リインの背中にまわした手を小さな腰に当てて自分の腰を進めた
「はぁぅ!はあっ!ああっ!」
「ご、ごめん、我慢できない、動くよリインちゃん!」
「え…、はぁ…い…っいぁ…やっ…ああっ
やっあああっ!!!!!!」
ユーノは激しく腰を打ちつけた、ズパン!パン!パチュ!グプン!
キッチンに湿った音を響かせて、フローリングの床でリインは犯された
はぎっあ!あぅうぅ!
断続的に悲鳴がリインの口から漏れ
大人の男の体の下で細い少女の足が突きこまれるたびに跳ねた
「あ、はあっ、はは!見て!リインちゃん全部…っちゃんと入ってるよ!このっはっはっ!」
「はっ…はぁっっ…あぅ…あっ…ああ…はいっ…はあ”いっ!あっはいい…あ”っああ!」
夢中になってリインの小さな膣を貪る、
うぅ…ううう…ううぅ…
リインは必死にユーノの体にしがみついていた
それにさらに興奮してユーノは痛いぐらいに締め付けてくるのを無理やり押し広げ蹂躙する
腰が抜けるような快感を味わいながら大きく腰を引きまた突きこむ
「あ”っ・はっ・はっうう…あっ…ああっあっあっ!」
「いくっ…くっもう出すよリインちゃん、中にっ出しても…いいよね!」
「はっあっ…うぁんっ…はっ…ハイっ…い…でっ…すっ…ああ!!
リインの中に…あっ出してっあっ下さいですっ…う”あ”ひっ…ぁあ”ああ!!!」
「くっ」
「うあ”っうぁああ!!」
ビュクっビュッ!ビュビュ、リインの一番奥にユーノは射精した
「はぐっ…あっ…いい…気持ち…いい…よリインちゃん…いい」
「お…く…に…あっ当たって…ますぅ…」
「まだ出る……」
グイグイと腰を押し付ける
「は、あ”…」
子宮に打ちつけられた熱い塊にリインは口をパクパクさせていた
機能としてはあったが
本来受けるはずの無い体の奥の奥の場所に受けた熱さに思考が麻痺しかかっていた
「だ、駄目だボク、全然…おさまんないや…このままもう一回いいよね?リインちゃん…いくよ」
「え?…あ…は…ぃ…ぃう”っ!」
呆けた顔のリインの顎がコクッと頷くのを見てユーノがまた猛然と
腰を使い始めた
空気をまた肺から強制的に排出され、リインが嬌声を上げた
「うあぁっ!あぅっはぁああ…ひぁああっ、あっ…おっおなっ…おなっかあっ…ひぁっ
あぅ…そんなっあっ!そんなにっあっ奥ぅっ…突いちゃリインあっっおなかがぅ!っあつ
熱いっ…うぁんっ…あっああああ!ユーノさん!…ああっ!ユーノさぁん!!!」
「うあああっいいっいいよリインちゃん!、すごい締まるっ小さなヒダヒダが絡みついてっ!」
ユーノがぐったりしたリインの体から男根を抜いたのは結局
4発目をリインの中に注ぎこんでからだった
小さな子宮はすでにザーメンで一杯になり
栓を引き抜かれた膣がごぼごぽと欲望の塊を吐き出していた
ひくっひくっ…とリインの太ももが痙攣していた
ユーノは時計を見た
「…あ、もう10時だ、リインちゃん…お風呂に行って体洗おうよ…流石に…
ね、その後今日はもう帰ったほうがいいよ…」
リインの小さな体を抱き寄せてユーノは頭を撫でながら囁いた
「は…はい…です…」
ボーっとしたリインがユーノの胸で答えた
ユーノは「よいしょと」体を起こすと
未だ足に力が入らないリインをひょいと抱え上げた
あっ…リインが声を漏らしてユーノの首にしがみついた
苦笑してユーノはリインの額から首筋までにちゅっちゅとキスをした
「くす…くすぐったいです…」
はにかんだリインが少しだけ笑った
そのままリインを風呂場に連れこみ丁寧にリインの裸身を上から下まで洗った
たっぷりと泡だてで、少女のわずかに膨らんだ胸を掌で丹念に撫でていたら…
また股間が膨張してきたユーノだった
手が止まったユーノを見上げるリイン
「あ、あのリインちゃん…急いでるとこ…その悪いんだけど…あと一回だけ…
これ…こう、なっちゃって…」
情けなさそうに頭を掻いて、返事を待つ、期待に目を輝かせながら
「あ…は、ハイ…どうぞ…リインもう大丈夫ですから…」
そろそろと手をついてお尻をユーノに向けて性器を開いて見せてくれた
ほ…本当に良い子だなぁ…ユーノは感動にウルウルして心底そう思った
泡とカウパーでヌルヌルしたものをゴシゴシしごいた
結局
風呂場の硬質タイルにに四つんばいにさせたリインをバックから犯し始めたユーノは
体位を変えてさらに二回リインの中に放ったのであった
今度の今度こそ綺麗に洗われて、風呂から上がり
無事、綺麗に情事の痕跡を消した制服姿にチェンジしたリイン
玄関に送り出す時の事
再び不安になったユーノが恐る恐る声をかける
「…あ、あのリインちゃん、今日の事ははやてちゃんには
その…内緒にしておこうね…やっぱり…その余計な心配かける事になるから…」
ドギマギしてリインの後姿を見た
(い、今更ながら…も、もしはやてちゃんに…ていうかなのはにこの事がバレたら…)
恐ろしい光景が心に浮かび、額から血の気が引いた
帰りかけていたリインは足を止めて振り向いてクスリと笑顔で応えた
「…ハイ、ご心配無く、リインは酔って給湯室で寝てたです…ずうぅっと…
それだけ…ですよねユーノさん?」
「あ…うん…」
心底ホッとして胸を撫で下ろすユーノ
「では…また何かありましたら…遠慮なく6課のリインに声をかけて下さいですね…
いつでもお役に立ちますから…」
え?いいの?と言うユーノの表情がだらしなく緩んだのを見て
リインがクスっと微笑して続けた
「ハイ、お世話になったお礼ですから…いつでも…リインにお役に立たせて下さいです…」
あ、ユーノさんは6課の局員扱いでしたよね…失敬ですぅ…
そう言って小さく舌を出すリインフォース
お世話になってなくてもバックアップしなきゃ…と
コツンと頭を叩く
クルリと回るとリインフォースは再び元の小さな妖精サイズの姿になった
「それでは、おやすみなさいです…」
ペコリと頭を下げて、夜の妖精は夜空へ飛んで消えて行った
ボーっとその小さくなって消えていく姿を見ていたユーノ
はっと我に返り独りつぶやく
「あ……と…とりあえずボクも、今日は寝よう…か…」
しかし良い子だったなぁ…
しばしそのまま立ち尽くしていたユーノはそう言って家の中へ消えた
まるで夢を見ていたようだ…ホントにボクは…
あまりにつまらない日常に
欲望のままの幻覚でも見ていたのではないかと頬をつねった…あ、痛いや…へへ
し、しかし何だな…ホントに…良い子だなリインちゃんは
…い、いや都合がいい娘とかそう言うんじゃなくて…もっとこう…精神的な
などと考えつつ
あ、明日も時間あるかなと…ユーノはブツブツと小さく呟いていた
その夜、メガネと共に枕元にあるなのはさんの写真立ては伏せられていた
流石にその笑顔で見つめられると
後ろめたくて眠れなかったユーノであった
い、いや…これは不可抗力って言うか…据え膳食わぬは男の恥って言う…
あ、あのさ、なのは…浮気じゃないでよ…なの…かn…
語尾にくーかくーかと鼾が取って変わり、ユーノは眠りの世界に落ちた
その寝顔が幸せそうに、緩んでいた
第4章 ―淫獣始動す、ですぅ―
お昼の6課男子トイレ
くぐもったが密やかに聞こえていた
ふぅ…うっ…んんっ…うぅ…ふっ…んっ…
口を手で塞がれたリインフォース
そして便座に座って背後から少女形態の彼女を貫いているユーノ君であった
「ご…ごめん…ねっ…リインちゃん…声とか聞こえると…まずいと思うから」
ごめんと言いながら腰の動きはまったく止めようとしないユーノだった
(…だ、だって気持ちいいし…)
少女の中を何度もペニスを突撃させて貪る
「んっんんっ…んう…んっんんー…」
リインの体がガクガク揺れ
うっすら涙が浮いた目でコクコクと頷いている
昨日の事が忘れられず、仕事の手が空いたので
さっそく元気になった息子のお世話になりにきたユーノだった
せめて一日ぐらい我慢しようよユーノ君…
この男間違い無く、確実かつ一直線に破滅に向かうタイプ
それにしてもBJ姿の少女リインを真っ昼間から、男子トイレの便座で跨がされ
口を塞がれ犯される…どう見ても犯罪現場にしか見えない
はやてが見つけたら怒りの余り、宿舎ごと氷漬けにされそうな光景だった
はぁはぁ…うっく…そろそろ
んー…んー…
びくっとリインの背が反応して
ガタガタと便座を揺すってユーノがフィニッシュを中に出そうとしたその時
「…うわー大丈夫ですかヴァイスさんその顔…」
「んー…ああ、大丈夫、大丈夫…ふふん…なーに…激しい女でさぁ…
まっ…そこが可愛いとこでもあるんだけどよ…もてる男も辛いってワケよ…」
どこかで聞いたような二人の男の声がトイレに入ってきた
片方はまだ少年の声
う”っと、さすがに動きを中断するユーノ
(び、びっくりした…出しそうになったじゃないか…)
リインも自分の口を塞いでいるユーノの手を握りドアを見上げる
ドア一枚向こうでは年の離れた男二人の能天気な会話が繰り広げられていた
チョロチョロ…、ジョボジョボ…
小さな音と共に中の二人にも男達の会話が聞こえてくる
ヴァ、ヴァイス陸曹…とエリオ君…ですか
タラリと汗を流したリインが二人の声の主を特定した
「…まぁ、何て言うかな、オレとしても…あえて女の気の済むまで
付き合ってやる必要があったワケよ…右の頬をぶたれたら左の頬おってヤツよ、…ふっ
エリオもそのうちさ、解るって
…ああなった時は下手に女に言い訳なんかするのは返って事態を悪化させてだな…」
頭に包帯、頬に応急処置のほどこされたヴァイスがしたり顔で続ける、目に青痣がある
もちろん、深夜帰宅したリインの顛末を問いただした
はやて→シャーリー→シグナム副隊長のホットラインの結果であった
「…でもその割にはご機嫌そうですね」
アハハと適当に調子を合わせながら何となく真相に見当をつけたエリオが
その事はおくびも出さすニッコリ笑って相手している
「ワハハ、まーな、真の漢は細かい事なんか気にしないってもんよ…」
豪快に笑うヴァイスの声が聞こえてくる
んっ!…
繋がった部分を動かされてリインがビクッと反応した
塞がれた手から少し顔をずらして、不安気にユーノの顔を見上げヒソヒソ声を漏らす
「…だ、駄目ですよぅ…ユーノさん今は…」
慌てて、ユーノの動きを止めようとするリイン
「だ、大丈夫だよ、静かにやるから…ねっ…ね…」
小さな制止を振り切って止まらない淫獣の欲望
モソモソと動くとユーノはリインの中で怒張してるものでコンコンとリインの子宮を突いた
リインの腕を上げさせて舌を這わせる
「んんっ…あっ……んー…やぁ!…わ、脇の下はダメですぅ…」
リインが弱いところを責められ
最奥を突かれて声を漏らしそうになった
、慌てて小さな両手で口を塞ぐ
はぁはぁ、とその声に興奮したユーノが声を漏らした
「うぉっ…くっ…出るよ…」
んんー…!
中のものがまた一瞬膨張するのをリインは感じた
同時に唇をユーノに塞がれる
ドクドクと熱いものが流れこんできてリインは熱い息を吐いた
背後からユーノが抱きすくめて最後までリインの中に注ごうとする
んぐ…んっ…んんっ…ぷぁ…あ、熱い…あっ…んっんっ…
尚もユーノが腰を揺すって快楽を貪る
ジャバジャバと手を洗う音が聞こえてくる
「いやーしかし白衣のシャマルさんはホントにいいもんだな…もう…何て言うかあのオシリの
ラインが色っぽくてよ…ちょくちょく怪我してやってもいいって思うくらいだぜ」
「アハハ!…八神隊長に知られたら、入室禁止にされますよ〜」
やがて足音と共に二人の声が遠ざかって行った
ぷはっ…とリインが顔を上げてやっとホッとした顔になり言った
「もうぅ!ひどいですよぅユーノさん」
赤く火照った顔をプイと背ける
「アハハ…ごめんごめん、リインちゃんの中が気持ち良過ぎて…」
「そ、そんな事言ってもごまかされないです…、見られたら大変だったですよユーノさん」
顔を剃らしたまま、でも何かどこか照れて嬉しそうな表情のリイン
「…え…と、じゃ、もぅ一回だけ…」
「…え!?…ま、まだ…やるですか?」
「え?…駄目…なの?」
悲しそうにリインの顔を見つめるユーノ
「だ、ダメとかじゃ…ないですが、もう時間が…あっ…」
時計を見て確認しようとしたリインがヒョイと抱え上げられて声を上げた
「うん…じゃ、もうそろそろお昼休みも終るしね…あ…
…そっか…逆に考えればもう誰も入ってこないよ!さっ…リインちゃん、もう声出してもいいから
…ね、手早く終わらせるから…」
「て、手早くってユーノさん…〜キャぁ!」
クルリと空中で向きを変えさせられたリインがユーノに抱きつかされた
「じゃいくよ…」
「え?…あぅっ…うぁああっん!!」
リインのスベスベした小さなお尻を抱えると、ぷにぷにと弾力のあるそれを揉んで
濡れた秘所にペニスをあてがい、一気に根元までズブズブと埋没させた
「はぐぅぅうううん…」
少女形態のリインは自分の体重でユーノものが奥まで侵入してくるのを感じた
リインの歯を食いしばった表情を眺めたユーノがペロペロと細い首筋を舐めた
そのままリインの軽い体を上下に揺さぶり
狭い室内で駅弁ファックを始めるユーノであった
「ひっいぃぃ…ん……ふかっ…深いですぅ…深すぎますですよぅ…
あっ…リインは…リインはぁ…ああん…ユーノさぁん…!」
小さな悲鳴が男子トイレの個室に響く
体を貫かれて、ゆさゆさと小さな体を揺すられリインは
また中でユーノのものが固く反り返ってくるのを感じていた
同時刻
ズカズカと紙パックの苺牛乳を吸いながら通路を往く小さな少女の姿があった
スターズ副隊長、ヴィータ、訓練着を着ていた
ブツブツと不満げな声を漏らしながら歩く
「くっそ…シャマルと言い、シグナムと言いあたしを何かと言うと人を子供扱いしてさ…
何だよ…実際あたしらは稼動時間は同じじゃないかよ…くそっ…
それどころか…事もあろうか
新人どもまであたしのBJ見て…可愛い〜副隊長だと…あーもぅ!!!」
あの衣装は考えたのははやてだ…いやあたしもそりゃ…気に入ってはいるけどよ…けどよ!
やり場の無い怒りに、キーっと叫んでダンダンと床を踏み鳴らすヴィータだった
こちらに向かって床を磨いていた清掃のおばさんが慌てて、その光景を見て進路を変えた
最近の子は怖いねぇ…と呟きながら
「…アイツラは…とりあえず午後の教錬で地獄見せてやる…として、
…むーー…そういや、リインはどこ行ったんだ?、昨日の今日なのに…」
小さな暴風娘はキョロキョロと親友の姿を探した
以上、リインパート終わりですわ…
貼ってみたらすごい長かったデス…おかしいな纏めたつもりだったのに…すんません
週末にまたヴィータパートできたらいいかなと
エリオがあっさり闇に染まって月化するタイプ「計算どうり…!」なら
ユーノはいつまでも黄昏に立ち続けて「ボ、ボクは悪くないよ」タイプ
書き分けれたらいいなぁ…
ではでは
>>332 GJ!
エリオの方が潔い(?)のにはワロタw
にしてもユーノは書き手によってホント千変万化するな。
>>332 リアルタイムうpキタ─ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ─!!!
超GJナイスGJ
>こ、これは…一時はどうなるかと思ったけど…ひょっとして役得って事!?
>そ、そうか…考えてみれば彼女は人間じゃないんだから…
>あ、慌てる事も無かったかな…人権とか無いし…
酷い奴だなあ。ユーノくんは。だがそれがいい。
>>332 ユーノめ、この淫獣!
どこまでつっぱしってくれるのか今から楽しみです。。。
337 :
308:2007/06/19(火) 00:31:06 ID:OTYwtamt
これはスバラシイ、
実にスバラシイ!!
>>332 エロ過ぎです!
GJです!
これから先、どうやってヴィータやキャロを陥れるのか楽しみですw
>そ、そうか…考えてみれば彼女は人間じゃないんだから…
>あ、慌てる事も無かったかな…人権とか無いし…
どうみても人非人ですw本当にありがとうございましたwww
ターンA様の書かれるユーノは、夜神月ばりの外道ですねwww
>>337 とても面白かったです!!続き期待してます。
ところで、U-1ってどういう意味なんですか?(マテ
224氏とターンA氏に激しくGJ!
いいなぁ…ほのぼのエリキャロとか
ちゃんとしたエロ書けるってのが羨ましいです。
あまりに頭の悪い内容なんで
今のうちにこっそり投下。
風邪で頭痛がする中
こんなん受信しました。
キャラが壊れてるので苦手な人はスルーしてください。
ではでは。
僕は悩んでいた。
フェイトさん、キャロ、シグナム副隊長。
毎日毎日繰り返されるこの三人の激闘に。
朝起きたらベッドに誰か入ってるのは日常茶飯事。
いい加減危機感を感じたので扉に鍵をつけたのだが
全くの無駄だった。
キャロは転移魔法で僕を自分のベッドに召喚するわ
フェイトさんは問答無用で扉を切断するわ。
特にフェイトさん。何で裸なんですか。
訓練は苛烈だ。主に僕の訓練相手争いが。
そのまま模擬戦に発展する事もしばしば。
うわぁ、シュツルムファルケンの殺傷設定ってビル貫通しても全然勢いが落ちないんだ。
えっとフェイトさん。たかが模擬戦で限定解除申請するのはどうでしょうか?
クロノ提督も怒って
「バラすよ?」
あ、いきなり頷いた。何握られてんですか提督。
ちなみにキャロは開始早々に吹き飛ばされたので今僕が介抱している。
「計算通り……!!!」
何か聞こえたがキャロは気絶してる筈だ。気のせいだろう。
訓練後に一人で風呂にでも入ろうものなら
確実に誰かが乱入してくる。今日はシグナムさんだ。
ここ男風呂ですよ?
「まぁ気にするな。同じ分隊同士裸のつきあいも悪くないだろう」
いや…そうじゃなくて。あ、…右手から血が滴っているんですけどどうされたんですか?
「いや、風呂前で不届きな輩を見つけたのでな?
顔面に手加減無しの拳をくれてやったら逃げていった。
……もしかして…私の怪我じゃないかと心配してくれたのか?」
乙女らしく頬に両手をあていやんいやんとするシグナム副隊長は
確かに可愛かったけど右手にこびりついた血が全てを忘れさせてくれた。
次の日あったフェイトさんとキャロが
顔面に青あざ作ってたんだけど理由は深く考えない事にする。
いい加減耐えかねたのでヴァイスさんに相談した。
「死ね」
グリフィスさんにも相談した。
「くたばれ」
フェレットにも相談した。
「何で名前がフェレットなんだよ!?」
参考になりそうにないので帰った。
「ちょ!ま」
ザフィーラが話しかけてきた。
アルフというしっかりした彼女がいる人は言う事が違う。
「エリオ。辛いだろうが男には誰か一人を選ばねばならん時もある」
この前ゴールデンレトリバーのミルクちゃんに
いや、駄目!外でなんて!皆見てる!ぐへへへでも興奮してるんだろう?
と白昼堂々野外プレイを強要してた青い駄犬がいたけど。
「…いや、あれはその…」
ドッグフード片手にお腹をすかせた子犬の柴犬に
体を強要していた青い子犬なんてのもいたなぁ。
「スンマセン!生意気言いましたぁ!後生ですからぁアルフにだけはぁ!」
それよりもまずは後ろのミルクちゃんとシンディと(中略)とミケちゃんへの弁解が先なんじゃ?
はやて部隊長に呼び出された。
「エリオ君、君が悪いわけやないんやけどええ加減なんとかしてもらえんかなぁ?」
そうだ。全くもってその通りだ。
このままでは女性恐怖症になって男に走りかねない。
………パッと思いついた相手が何故かテレビで見た中将だった。
うん、これは無い。僕はまだノーマルだ。
でもこのままじゃまずい。
僕は三人を呼び出した。
「あの!僕はまだ恋愛とか全然解んなくて!
でもフェイトさんやシグナムさんやキャロがお互いに嫌いあってるのは悲しいんです!
僕に出来る事なら何でもしますから!
仲直りしてもらえませんか!?」
涙ながらの大絶叫。それにしても何でベルカ式の魔法には
涙を自由に流す魔法とかあるんだろうか。
三人が目に涙をにじませている。僕の言葉に感動しているらしい。
今更ながら凄い罪悪感が僕を襲った。
でも男の涙も武器になるって事は今後の為にも覚えておこう。
その後の三人の和解と交渉の話し合いは
次の日の朝まで続いた。あぁ、朝日が眩しいなぁ!
で、何故かこのような事態になっている。
「…ん、エリオ君…気持ちいい?」
確かに気持ちいい。キャロが僕の股間に顔を埋めている。
でも質問に答えようにも口に猿轡がかまされていて喋れない。
勿論両手は手錠をはめられて更にベッドの足に繋がれている。
確かに逃げ出そうとしたのは悪かったけどこの扱いはないんじゃないかな?
扉を開けて入ってくる人物が二人。
フェイトさんとシグナムさんだ。
「こ〜ら、キャロ!抜け駆けは駄目って言ったでしょ?」
「まぁいいではないか。待ちきれなかったのだろう」
どうも三人の間で次のように協定が結ばれたらしい。
月曜日はキャロ、水曜日はフェイトさん、金曜日はシグナムさんが
僕を独占していいとの事。
さらにもうひとつのルール。
日曜日は皆でおいしく僕をいただく、だそうだ。
僕は悩んでいる。
フェイトさん、キャロ、シグナム副隊長。
毎週毎週繰り返されるこの三人の共艶に。
試しに一人称でエロ書こうとしたら
何故かこうなりました。
こんなの需要あるんですかね?
>>342 感想聞けて感謝ヽ(゚∀゚)ノ
いあ、己のSSが未熟とは分かっていながらも……
正直に言おう
おれも感想が欲しいよおおおお!!!(君島君風)
ターン氏GJ!!
そして、ある槍騎士の苦難の話面白かったですよw
そういやフェイトとカップルになりそうなキャラっていませんねえ〜。
ああ、俺の理想のカップルwザフィーラとアルフだ!
でもアルフ×ザフィーラになっててワロタw
良いですよねアルフとザフィーラ!
で、以下妄想30分
ザフィーラは吼えながらアルフをバックで責め上げる。
ピストン運動で出入りする度に、結合部分からポタポタと愛液がバスタオルの上に滴る。
空いた手で、豊かで見事なお椀型のアルフのオッパイを揉み上げる。
アルフの嬌声が部屋を支配する。
やがてザフィーラに変化が訪れた。
「ガルルルルルッ!グゥッ……」
「ハァハァ……あん、アッアッアッヤッ、やああアアアアアン!!」
「グルルゥ!ガハッッ!!ア、アルフ、アルフウゥッ!!」
「んッ!で、出そうなんだね!わかるよザフィーラ!!良いよ……出して良いよ!来てえ!!」
「グアアッッ!!グウッガアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」
ザフィーラの一物がアルフの中でひときわ大きくなり、そして……!
ドバ!ドバァッ!ドブドブ。ドクドクドク……。
「ンアアアアア!」
オレンジのロングヘアを振り乱し、子宮口を触れながら噴出する愛する人の精子を感じながらアルフは達した。
「あ……ザフィーラの……あったかい……」
「ハァハァハァ……」
二人とも荒い息を暫くしたら、四つんばいのままアルフはあ顔を右に向けて、後ろのザフィーラとキスをした。
濃厚に舌を絡ませ、よだれを啜り合う。
「んふう……ン…チュ…ゴクン……プハァ……」
「凄かったよアルフ」
「感じた?」
「ああ、最高だ!」
「うん、それじゃあの言葉を言って」
「うッ……」
ザフィーラがベットの外で座って、息を飲みながらこちらを“見学”していた10歳の少年少女を見る。
「コラッ!“あなた”、あたしだけを見なさい!」
アルフが二人を気にしだしたんで、耳を引っ張って注意をよせる。
「う、うむ」
「それで?」
「愛してる……アルフ、愛してるッ!好きだアルフッッ!!」
「はい、良く出来ました」
そして二人はまた抱き合い濃厚なキスをはじめた。
互いの耳を噛み、首筋を舐め、鎖骨にキスマークを作っていく。
夜はまだ続く。アルフは思った。(ごめんね〜キャロとエリオ。あと一回やったらあなた達の番だから)
>>346書いた
>>224 ところでアルフとザフィーラのカップルって公式認定でしたっけ?
>>223 遅れてすまん
……良く覚えていないオレガイルorz
ビデオ見直さなければ!
>>246 GJ!!!
そして疑問に思ったことが……
エリオとキャロって同室でしたっけ??
同室だったらどうしよう個別だと思ってそうしてSS書いてきたんだがorz
(><)マズー
>>孤兎狸 ◆kotorixGkE さん
実は痴漢相手はヴェロッサさんだったのだあ!!
というふうに無理矢理ハッピーエンド(?)に結ぼうとする俺。
いや、GJですよw!
348 :
246:2007/06/19(火) 06:37:42 ID:aLWVsH2f
みなさん読んでいただき、感想ありがとうです
>347
それを言われると、はっきりした答えがないのです。ゴメンナサイorz
スバルとティアナは同室だし、ベッド越しに会話って言うシチュがいいなぁと勝手に……
夜、2人の部屋にフェイトが行くんだと勝手に思ってたのもあるかも
公式には無かった気がするです
SSは今日の夜にでも続き投下できそうです
>>342 ギャグ調で読み易いのが好きなので楽しめました。
ごちそうさま。
350 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 07:56:16 ID:XlHD+sQP
>ところでアルフとザフィーラのカップルって公式認定でしたっけ?
ザフィーらはアルフが唯一、肉を文句言わずにあげてた相手ではあるが・・・
アルフと一番仲のいい異性は、ユーノらしいな。
漫画だとよく無限書庫の手伝いをしているそうだ。
でも、死闘の先にザフィーラと恋仲になるのも悪くないと思う。
>>350 そういえばそうだったな
お肉命のアルフがわざわざ人に食べさせてやるなんて…
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏、続き待ってたよ!
あれだな、この事が白い魔王にばれたりした日には…
なのは「ユーノ君は…ちょっと私とお散歩しようか…」
だな…
>>342 GJ!
エリオ分がかなり補充できました。
もっと見てみてえ
あとほのぼのエリキャロの方も超GJ!
萌えました
エリキャロが相部屋なのか別室なのかは、本編見る限り不明。
ただ、五話の冒頭、隊舎でのシーンで、女性陣しかいない。
また、10話の冒頭、練習所へ向かう際の待ち合わせで、
キャロはエリオにその日初めて顔を合わせたような感じで
「おはよう」
と朝の挨拶をしているような気がする。
という感じで、わたし個人は、隊舎は男子寮女子寮と分かれており、エロキャロは別室と考えてます。
エロキャロじゃなくて、エリキャロだろ……。
エリオきゅんはエロオじゃないと常々思っていたのに……。
それはともかく、別室のほうが
「夜這いにきました」
イベントとか、
練習後のチームごとのミーティングで、疲れてエリオの部屋で無防備に眠ってしまうキャロを前に
悶々とするエリオとか書けて良いかなぁ、と。
>>356 こう考えてみな、エロオとキャロじゃなく
エロいキャロだとな、そうすりゃ夢が広がるじゃないか
358 :
246:2007/06/19(火) 20:39:27 ID:aLWVsH2f
前回、なのは×フェイト×エリオで投下した者です。
>>355 そんな事があったとは…・・・それを聞くと別室かもしれない
いい加減なこといってゴメンナサイ><
>>357 エロイキャロ……イイ!
さて、書けたので続きを投下します。
・注意
なのはさんが道を踏み外しておられます。
今回はなのはさんによる、エリオ君短期間集中調教です
キャロがちょこっと可哀想かもです
359 :
246:2007/06/19(火) 20:40:25 ID:aLWVsH2f
少年は何も考えずに走った。
疲れはなく、訓練で鍛えた体は更に速度を増していく。程なくして、エリオはフェ
イとなのはの部屋にたどり着く。
「着いた……!」
全力で体を止め、目的の人物がいる部屋の扉を見据えた。
部屋は暗く静まりかえり、中の様子は分からない。
「寝てるのかな……」
キャロの言うとおり、確かに尋ねるには遅い時間。
だが、2人なら起きていると思っていた。特に、日々なのはの教導を受け、彼女が
夜遅くまで自分達の為に起きてくれていることを知っていた。だからフェイトも、な
のはを1人で起こしておくことは無いだろうと思っていた。
だが、実際には2人の部屋は暗く、エリオはどうしようと困惑をした。
このまま帰る事は出来ない。無理やりキャロの頼みを承ったのだ。このまま帰る事
は、キャロが悲しむことと同位だった。
失礼と思いながら外に出て窓から様子を確認しようと思った矢先、足を止めた。
なのはとフェイトの部屋から聞こえた、くぐもった声。何をしているかは分からな
いが、なのはとフェイトは確かにそこにいるようだ。
無意識に扉に耳を開け、聞き耳を立てる。だが、強固な扉越しからは何も聞こえて
はこない。
こちらと向こうの世界を隔てる強固な世界。向こうではエリオの分からない何か
が起きていて、彼は向こうには決して足を進められない。
やはり気のせいなのかと思い、先ほどの考えを実行しようと耳を離した。
「おわっ……!」
耳を傾ける事だけに意識を裂いていたからかバランスを崩し、エリオは咄嗟に壁に
手をついた。
ただの壁。
スイッチ式の、普段はロックがかけられているであろう部屋のスイッチが備えてい
るだけの、ただの壁。
「え……?」
何も考えず、エリオは向こうの世界へと足を入れた。そこにあったのは、知っている
人が誰もいない未知の世界。
「――――もっと気持ちよくしてあげる」
知らないはずが無い。もう、4年以上彼女を見てきた。そして、彼女の無二の親友で
る人の事も。
だから知らない。
こんな、普段とは間逆の笑顔を見せているなのはも。
こんな、なのはに押し倒されながら、懸命に彼女に腰を押し付けているフェイトの
ことも――――。
360 :
246:2007/06/19(火) 20:41:27 ID:aLWVsH2f
魔法少女リリカルなのは
―受け継がれるもの―
(2)
「エリオ待ってっ!」
フェイトの驚愕と怒声を背中に聞きながら、咄嗟に掴み取った寝間着に袖を通しつつ、なのははエリオを追走した。
戸惑い混乱しているエリオの足を縺れさせながらの逃走よりも、エリオの背中、
ただそれだけを追っているなのはの追走のほうがやや早い。
「捕まえたっ!」
「す、すいません! 罰でも何でも受けますから!」
潔いのか違うのか。なのはにつかまれた手を振り払おうとするエリオは涙目。な
のははエリオを強引に引き寄せると、逃げられないように壁に押し付けた。
「エリオ落ち着いて。怒ったりなんかしないから」
共に荒い息を吐きながら視線を交える。もうエリオは抵抗はしなかった。ただ、居
心地が悪そうに体を縮めなのはから視線を逸らすだけ。
「いきなり居るからびっくりしたよ。フェイトちゃんに用事だった? それとも私?」
「あ、あの……!」
何度も言葉を噛みながら、エリオはキャロとの一件をなのはに話した。
キャロの願い。それを自分が叶えようとしたこと。なのは達の部屋に行き、扉を開
けてしまったこと。
ワザとじゃないんです、と謝り続けるエリオになのはは軽く微笑み、頭を撫でる。
優しい、大丈夫だと囁く言葉。その言葉に大分余裕が出来たのか、罪悪感が薄れ
ていく。代わりに現れたのは、ようやくといっていいほど遅かった目の前の人物の格
好に対する羞恥心。
「……っ!」
エリオを追うために急いだのだろう。寝間着のボタンは、申し訳程度にしか合わさ
っていない。掛け間違いの寝間着の隙間。走ったためなのかその前からなのか、覗い
ているなのはの肌はほんのり色づき、汗を張り付かせていた。
「どう、したの?」
「い、いえっ何でも!」
目の前の存在に、体が熱くなるのを感じていたのはエリオだけではない。
なのはもまた、エリオの自分を見たときの反応に喉を鳴らしていた。
汗と自分のとフェイトの蜜で汚れ、その上に寝間着を着た不快感はもう消えて
いる。あるのは満足に達することの出来なかった渇きと、すぐに帰ってもう一度
フェイトを押し倒したい欲求。そして、沸いてきてしまった少年に対する邪なものだ
け。
もう一度、あふれ出る唾液を飲み込んだ。その音が聞こえたのだろう。エリオは上目
遣いになのはを見上げた。
361 :
246:2007/06/19(火) 20:42:26 ID:aLWVsH2f
「なの、はさん……?」
未知の不安におびえる声に答える事無く、なのははエリオの体を舐めるように見つ
めていく。
震える瞳と竦めた肩。そして、恐らく本人は気づいていないのだろう。股をすり合わ
すその様子。
「ねぇ、エリオ」
普段の、透ける様に白いあの肌を真っ赤にする悦び。キリッと前を見据えた燃えるよ
うに赤い瞳を、恥ずかしさと快楽で埋め尽くす征服感。必死に耐えながらも、結局は
耐え切れず求めてしまう、あの可愛らしさ。
そのどれもと同じように感じた。
「エリオは、何を赤くなってるのかな?」
フェイトに感じた全てを、同じようにエリオに感じたい。
エリオが真っ赤になった顔をもっと見たい。
エリオがきっと知らないだろう、快楽に鳴く声が聞きたい。
そして――――、
「私のことチラチラ見て……さっきのが忘れられない?」
その果て、フェイトはどんな顔をするのだろうと。
エリオは動けない。目の前にある、なのはの普段とは違う光を湛えた瞳に射竦め
られていた。
フェイトに向けられていたものが、今自分に向けられている。それは、危機感と同
意のもの。鍛えられた感覚が、今までにないくらいの警報を鳴らしている。
何をされるかは分からない。赤くなる程度の知識はあっても、それだけで今の、な
のはと自分の状況に対する答えはでない。この異常な状態が分かるほど、少年の知識
は確かなものではないからだ。
すこしずつだが確実に危機感は恐怖に変わっていった。すぐに逃げられるように足に
意識を集中し、湿った音を聞いた。
「ん、ちゅぷ……エリオ……」
先ほどよりも近い場所にあったなのはの顔。口の中からする、湿った音。
唇を割られ歯を舐められ、唾液を送られながら舌を絡み取られ蹂躙された。
なのはの舌がエリオの口内を犯しつくす。それはまるで、久しく忘れていた雷撃魔
法を失敗した時のような痺れ。そして、初めて知った甘美な毒の味。
息が足せそうになる刹那、なのはがゆっくりとエリオから唇を離した。2人の間に
架かった光る橋が、間をおかずに消えていく。
「キスは初めて、だよね? キャロの事でいちいち顔赤くしてるんだもんね。したこ
となんか無いか」
何も考えられず、なのはの口から出た少女の名前も思い出せない。壁に貼り付けら
れていた力が弱まると、エリオは壁に背中を預けながら力なく腰を下ろした。
自分を見下ろすなのはの表情。それが、嗜虐の笑みに変わっていた。
「どう、初めての感想は? 私とフェイトちゃんの味だよ?」
「ふぇ、いとさんの……?」
目の前で寝間着のボタンを外していく。露になる、なのはの震える胸とその乳首。
普段ならというわけではないが、今のなのはは余りにも別人だった。目の前で裸に
なっているのは優しくて暖かい女性ではなく、男の前で恥ずかしげもなく股を開く
妖艶な娼婦そのもの。
目を逸らすことも抵抗をすることも出来ず、エリオはなのはに引きずられ後ろから
抱きしめられた。
362 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:44:34 ID:aLWVsH2f
「もっと欲しいよね?」
後ろからなのはに顎を掴まれると、覆いかぶさるようになのはは上からエリオの
唇に舌を這わせる。
「エリオも、一緒にして」
促され、ひな鳥が親鳥からエサを貰うように舌を突き出す。なのはに舌を吸われ、
先ほどのように口内を犯されながら、なのはの唾液とフェイトの蜜の味をそれし
か出来ないように飲み込んでいく。
その間、なのはの左手はエリオの胸を弄っていた。ボタンを外し、エリオの
胸に指を這わし、抓るように小さな乳首をくすぐった。
エリオの力を失った手がピクリと跳ねる。初々しい反応にクスリと笑いながら、な
のはの左手はその下、張り詰めたズボンを荒々しく掴んで揉んだ。
ズボン越しに揉まれ、大きさを確かめるように掴まれる。
気づかずキスに没頭していたエリオは自分の体の変化と、それをなのはに弄ばれる
羞恥に体を真っ赤に染め上げた。
「やめて、ください……こんなの嫌です……」
「やめて欲しい? こんなに硬くしてるのに?」
耳にかかる熱い吐息に身を硬くした。その隙、なのははなれた手つきでエリオを
生まれたままの姿に戻していく。
視姦されるエリオの肉棒。増していくエリオの羞恥とのはの笑み。
「可愛いよ、こんなに大きくなってるのにツルツルでまだ子供のまま……」
「あぅ……」
なのはの手がエリオの肉棒に軽く触れる。冷たいなのはの指の感触にエリオは顔
をしかめ、何度も何度も恥ずかしさに耐えながら拒絶の声を上げていた。
だがその哀れを誘う声すらも、なのはにすれば甘い誘惑。
「いつから硬くなってたのかな。さっきかな、それともフェイトちゃんの裸を見たとき
かな?」
フェイトの名前に脈を打つ肉棒と共に、小さな声をエリオがあげた。
「そっか、エリオはえっちだねぇ。キャロとお風呂に入れないのもこういうことかな?
「違う……っ! キャロは、そんなんじゃ……」
「気にしなくていいんだよ。エリオだって男の子だもん……ほら、さっきからキャロ
の名前を出すと凄いんだよ、自分でも分かるでしょ」
「違う……キャロは……」
怒りよりも悲しかった。キャロと自分の繋がりを汚された気がした。
涙を浮かべてエリオがなのはを見つめると、なのはは少し驚いた表情になりながら、
それでも小さく、エリオの耳元で呟いた。
「言ったよね? 罰でも何でも受けるって」
「……」
「大丈夫、怖がらなくてもいいからエリオだってこのままじゃ辛いでしょ?」
肉棒から手を離し、エリオの手を先ほどまで掴んでいたエリオ自身に触れさせる。そして耳元で再度呟く。
「私が教えてあげるから、気持ちよくなる方法……」
そう言い、エリオの手を上下させる。強制的にエリオに自慰をさせるように。
何をしているのか、何をされているのかも分からずに、エリオは背中越しに感じる
なのはの柔らかさ、そしてその先で固くなっている乳首から逃げるように体を捻った。
だが、そんな些細な抵抗が叶うはずがない。、駄目だよとなのはが更にエリオを背中
から抱きしめるだけだった。
363 :
246:2007/06/19(火) 20:46:05 ID:aLWVsH2f
「想像して。今、エリオのここを触ってるのは誰?」
エリオが無言でいるとなのはは更に語気を強め、言いなさいと手に力を込める。エリ
オが声を漏らすのも構わず、エリオの肉棒を握り締めた。
「ほら誰なの? フェイトちゃん? 私? それとも……キャロ?」
既にエリオの声は苦悶のものに変わっていた。だがそれすらも、いつもと違う。痛いのに、叫びたいくらい苦しいのに、なのはの手を止める事が出来なかった。
「あ、ぐぅ……」
なのはの手が更に力を増すのを感じながら、薄っすらと目を開ける。浮かんでくる
のは小さな裸体と、出会った時の柔らかい感触。
「違うっ、キャロはこんなこと……!」
「キャロか、以外にスバルとかだったら面白かったんだけどなぁ……じゃあ――――」
なのはが手に込めていた力を解放させた。
脱力し、動けないエリオの手を包むのはなのはの手ではなく小さな手。
あの時、握り締めた手。
『――――こんなのどうかな、エリオ君?』
「な……っ!?」
エリオの体を包む小さな裸体。エリオが想像してしまった少女の指がエリオ
の露になった胸をくすぐった。
一瞬、なのはに本気で殺意が芽生えた。なのはの体を吹き飛ばし、全力で存在を消
したいと思うほどに。
だが、その殺意すらもキャロの声をした甘い囁きにあっさりと消えていく。
「幻術はティアの領分だけど、私も姿と声を変えるの位できるんだよ」
キャロの手がエリオの手を包み込む。そしてそのまま、先ほどのようにエリオに
強制的に快楽を叩き込む。
先ほどよりも確かに、より暴力的なものとなってエリオの脳を冒していく。
キャロが呆けるエリオの唇に、自分の唇を重ね舌を差し入れた。くちゅくちゅと2
人の口から漏れる音がエリオの全てを壊していく。
大切な絆も。
大切な想いも何もかも。
全てが、目の前の快楽に飲まれていく。
「キャロ……やめて……」
『ほらエリオ君、ビクンビクンって気持ちいいんだよね? もっとしてあげるから』
こんなの違う。
同じなのは声と姿だけ。そこに込められている優しさも暖かさも全部偽者。
そのはずなのに。
「あうぅっ……!」
気づかず、エリオは自分を包む手に合わせて脈打つ肉棒を擦り上げていた。
キャロに姿を変えたなのはの荒い息遣いが、心を犯す。
恍惚に赤みを増しているキャロの柔らかい頬と、暖かさが胸を貫く。
薄暗い通路で、こんな誰が来るかも分からない場所で、キャロに抱きしめられなが
らエリオは自慰に狂っていく。
364 :
246:2007/06/19(火) 20:47:20 ID:aLWVsH2f
「そうそう、あまり力を入れないで優しくね」
「キャロッ、キャロッ!!」
自分を導く手に合わせ激しく擦った。何度も何度も少女の名前を叫びながら、涎を
撒き散らし、声を上げる。
「はぁっ、きゃ、キャロ! ふあぁっ!」
『エリオ君、女の子みたい……可愛い……』
喘ぐエリオの口を塞ぐようにキャロが再び舌を差し入れ、エリオと自分が奏でるイヤらしい旋律に心を躍らせた。
「凄いエリオ、どんどん溢れてくるよ」
なのはの声はエリオには届かない。彼に届いているのは少女の声。エリオが望んだ
キャロの幻。
甘く残酷な悪夢にエリオが沈んでいく様をエリオと同じように体を火照らせ、蜜を
垂らしながら嗜虐の瞳に写して嗤う。
「あうっ……な、何か……!」
『うん、エリオ君もう少しだよ頑張って。頑張って私にエリオ君のイクところ見せ
て』
「い……く……?」
何も考えられず何も浮かばず、もう既に導かれなくともエリオは自ら手を動かし
ていた。
それを指摘され、彼女に侮蔑と失望の目で見られることすら気持ちいい。
「はぁぅ、もう出ちゃう! 出ちゃうよキャロォォ!」
『いいよっ、イってエリオ君! 私にエリオ君の精液見せてぇっ!』
「うん見て! キャロ見て! 僕の見てぇぇ!!」
最後の最後、少女の名前を叫びながら、エリオは肉棒から白濁を爆発させた。そ
の間も、全てを絞り尽くすように手を休めない。休められない。
目の前が真っ白になっていく。
浮遊感が体を包む。
それはあの時の、彼女と一緒に空を感じたときに覚えた感覚。
白濁の勢いは衰えず、エリオの体やその後ろにいるなのはの体にまで飛び散った。そ
れを呆然と見ながら、なのはの声が耳に入り込んだ。
「いっぱいでたね。熱くて濃くて、凄い匂い……」
ふと気だるそうに見上げれば、魔法を解いたなのはがエリオのと同じように指にか
かった精液に舌を絡ませていた。
うっとりと、まるで極上の美酒に酔うように、自分の精液を舐め取るなのはの姿に
目を奪われる。
指にあったものを舐め終わり、なのはは唇に付いていたものをペロリと舐め、まだ
足りないとでも言うように、エリオの手を掴み口に含む。
「美味しいよ、エリオの精液。エリオも……」
舐めなさい、と言われた気がした。精液に視線を落とし、恐る恐る舌を出す。
「違う、エリオはこっち」
だがなのははエリオの唇を強引に奪うと、エリオのものと自分の唾液を混ぜ合わ
せ、舌に乗せてエリオに送った。エリオは逆らわず、なのはの舌を吸うように口を
窄め、自分となのはの体液を味わった。
365 :
246:2007/06/19(火) 20:48:35 ID:aLWVsH2f
されるがまま、導かれるままに苦味を胃の中に収めていく。なのはの唾液で飲み易
かったのか、むせる事無くなのはの与えるモノを飲み干した。
だが、それで終わることはない。2人の体に飛び散ったものも、床に飛び散ったも
のも、遂には未だそそり立つ自分の肉棒に残ったものさえも飲まされた。
不快感は無い。あるのは何もかもを壊されたような感覚と、蕩けそうなほどの気持
ちよさだけ。
精液を全て舐め終わりもう無いよと、言うようになのはを見ると、彼女は満面の
笑みでエリオの頭に手を伸ばした。
「頑張ったねエライよ、エリオ」
「なのは、さん……」
「気持ちよかったでしょ? 大好きな女のこのこと考えながらするのって」
答えず初めての自慰の余韻に浸っていると、なのはは興奮に乱れた息のまま立ち上
がり、手を差し出した。
「エリオ、今度はもっといいことだよ?」
まだ終わらない。終わらせない。彼女が望むのは少年ではなく、胸を焦がすような
金の輝き。
「今度はフェイトちゃんに教えてもらうんだよ。エリオも、そうしたいよね?」
「ふぇいと、さん……?」
「うん、フェイトちゃんともっともっと、気持ちいことするの」
ぼんやりと、フェイトが居る部屋の方向に目をむけコクリと頷く。
「じゃあ、行こう。エリオ」
「はい、なのはさん……」
差し出された手を握った。
――――何か、大切なものがあった気がする。
絶対に守らなきゃ、絶対に叶えてあげなくちゃいけない約束があった気がする。
この手で何か大切なものをあげて、大切な何かをもらった気がする。
だがそれすらも。
自分の精に汚れて消えていた――――。
* * *
366 :
246:2007/06/19(火) 20:50:01 ID:aLWVsH2f
「エリオ君……」
何度、彼の名前を呼んだだろう。
何度、彼が開け放った扉に手を伸ばしただろう。
その度に少女は首を振り、軽い自己嫌悪に唇を噛んだ。
彼は、行くといってくれた。彼は一度言ったことは絶対に破らない、と何度も何
度も。
それは決して弱弱しい小さな呟きではなかった。これは自分の弱さに抗うため、
エリオをずっと信じ続けるための激しい叱咤。
帰りが遅いとは思わない。どんなに時間がかかろうとも、彼はフェイトを連れてき
てくれると信じている。
それなのに、扉に手を伸ばすのは得体の知れない不安から。
「エリオ、君……エリオ君……」
名前を呼ぶのは、どこから沸いているのかも分からない恐怖から。
彼が、誰よりも傍で守ってくれた男の子が自分の隣から離れる不安。
自分の手を握ってくれたぬくもりが、どんどんと冷めていく恐怖感。
今彼女に出来るのは、見当違いの言葉で涙を堪えながら彼がくれたぬくもりを決
して離さないよう、抱きしめることだけだった。
「大丈夫、大丈夫だよ。絶対、嘘なんかつかないんだから――――」
――――そうだよね、エリオ君。
呟いた声は誰にも聞こえず、誰も応えてはくれない。それでも少女は、涙を堪えた。
この部屋にエリオとフェイトが戻ってきてくれた時、真っ赤な目では余りにも2
人を悲しませてしまうから。
今回は以上です。ありがとうございました。
キャロが自分的に可哀想な気がしますが、泣いた分だけ強くなって欲しいなぁと
>>358 この鬼畜!(ほめ言葉)
興奮しましたGJです。
フェイト×エリオも是非。
GJ!
なのはさんマジ外道。
でも、そこがイイ。
キャロも仲間に入ればなんの問題も(ry
えっと、続きは……
キャロが加わって、フェスティバルになる続きはどこでしょうかっ
前回の話の切れっぷりといい、あんさんは鬼畜です。
>>358 この外道め!(誉め言葉)
えいクソ、(;´Д`)ハァハァしたのは間違いないのになんか引っかかるのは何故だ……
散々姉ショタなんぞ見てきただろうに、なんか今回に限っては寝取られたキャロが可哀想過ぎるぞ(´Д⊂ヽ
なんかフォローが入ると嬉しいけど、この流れだと……うぅん……
この場合だとエリオは二人の秘め事に新たに加わることになるな
二人の魅力的な肉体によって二人の色に染められてしまうんだ
>泣いた分だけ強くなって
キャロ「オラは怒ったぞォォーー!!!」
つまり、こうなるのですか?
キター!!鬼畜なのはさんと堕落エリオ君GJGJGJGJGJ!!!
続編もすごく見たいので激しく希望します
フェイトとさらに深い快楽におぼれるエリオや
エリオの後を追ってきたキャロにばれて修羅場モードとかいろいろみたいです!!!
正直な話鬱になった○| ̄|_
文章で鬱にさせるとは凄いと思う
と言うか、フェイトが鬼畜かなのはさんに支配されてるかどうかで展開が変わりそう
遅れたけどGJ
ここまで上手に書けるとは…orz
なんか怖いような気もしますが、投下します。
12話直後なんで、ほんのわずかですがネタバレあります。
まだ見てない人は数レスとばすことをおすすめします。
突然訪れた休日と、突然訪れた事件。
慌しかった一日も、とりあえず一段落を迎えて。
「ふぁ〜……やっと終わったよ……」
「…ってスバル!あんたここ書いてないじゃない!」
「え?……あ、ほんとだ」
フォワード陣は、報告書製作中だ。
「そういえば、エリオもキャロも、もう怪我はいいの?」
「はい。わたしはもうすっかり」
「僕のほうも、そんなにひどくなかったんで、大丈夫です。……でも、せめて少しくらいは反撃できてれば……」
確かに、今回の戦闘では敵から攻撃を受けたほうが割合多かった。その事実に暗くなりかけた一同を、ティアナがまとめる。
「あたしたちがしなきゃいけないのは、任務がちゃんとできたかどうかでしょ?あいつらはトリッキーな技ばっかりだったけど……」
「『相手がどんな力があるか少しでも分かれば、それだけ対処もしやすくなる』。なのはさんの教えだよね!」
「そーいうこと。スバルって頭に花以外もちゃんと生えてるのね。なのはさん関係については」
最近すこし嫌味っぽくからかう方法を覚えだしたティアナに「あ、ひどーい!」とスバルは文句をつける。
ライトニングそっちのけで揉め始めたスターズはそっちのけで、真面目2人は作業に戻る。これしきのことはいつものことだ。
「頭に花って、なんだか今日のキャロみたいだね。なんか、新鮮だったな」
「そ、そう?ティアナさんがどんな風にしたのか見れなかったからよくわからないんだけど……」
「あー、なんかいろいろお取り込み中のところ悪いんだがさ」と、ひょっこり来客が現れた。
「ヴァイス陸曹?なにか用ですか?」
「いや、バイクどこやったのかなーと思ったりしてな。車庫のほう見てもまだなかったから、まさか忘れてきたんじゃねーよなと思ってさ」
このとき、ティアナの表情が若干固くなったのに気付いたのは、至近距離にいたスバルだけだったとか。
「そんなことするわけないじゃないですか。もうちょっとしたら戻しておきますから、気にしないでください」
「そうか。ま、ちゃんとあるんならいつでもいいけどな。どーせ普段そんなに乗れるわけじゃねーし」
じゃな、と手を振ってヴァイスの姿が消えるのを確認すると、異常な速さで動き出したのが約一名。
「スバル、デバイスは持ってるわよね。ちょっと出かけるわよ!」
「え?ねぇティア。ひょっとして……」
「……なによ。そうですよすっかり置いてきちゃいましたよやっちゃいましたがなにか!?たまにはこんな失敗だってするわよ!分かったらさっさとついてきなさい!」
「な、なんであたしまでー!?」「ウイングロードがあるでしょ、それにあんた今日は……!」「で、でもだからって……!」
廊下からの声はだんだんと小さくなり、取り残されたエリオとキャロ。
「……終わらせちゃおっか」
「……そうだね」
黙々と自分たちの分担を片付け、スバル達の分もちょっとだけ手伝いをする。
窓から見える夕日は、もう少しでその姿を完全に消す一歩手前。
「……暇だね、フリード」
きゅいと鳴き声をあげて返事をするパートナーの頭を撫でつつも、することが思いつかない。
普段なら、夜の訓練がある時間帯。けれど今回は出動のためにお休みである。今回は新しい相手の登場ということもあって、訓練メニューを調整したいというなのはの希望により、明日は早朝と午前の訓練も休みになっているので、普段よりはもう少し起きていられるだろう。
最近フリードは外の木に住んだ鳥達と仲良くなったらしい。さえずりを聞いて窓から出て行くのを止める理由もなかった。
いよいよすることもなくなり、ころころとベッドで転がるキャロ。
その脳裏に、エリオの一言を思い出す。
『なんか、新鮮だったな』
その言葉が、妙に離れなかった。
思い返せば、服は自分でも興味があったし、なにより自分に似合った服を選んでくれる良き親がいる。
でも、髪について考えてみたことはなかった……と、キャロは思う。
(髪は女の命ってフェイトさんも言ってたけど、こういうことなのかな?)
夕食をとるにも入浴するにもまだ少し早い時間。ふとしたことから沸いた興味と暇つぶしの意味をこめて、キャロは部屋から出た。
部屋から出てしばらく歩いてみたが、行くあてがない。
(だ、誰に聞けばいいのかな……)
スバルやティアナあたりに聞けばいいかと思っていたが、両名共に外出中である。
その他いろいろな顔が浮かぶが……やっぱり最後は
(フェイトさんしか、いないよね)
忙しいことくらいは分かっている。でも、ささいな悩みでも打ち明けないとなんだか悲しみそうだ、とも思う。
そう思って探してみてもフェイトの姿が見つからず、まさに立ち往生である。
(フェイトさんがいないんじゃぁ……どうしよう)
そんな時だった。急に視界がブラックアウトする。
「だーれだっ」
驚く前に話しかけられた分と、今自分に声をかけた人物の分の驚きをこめて、正解を答える。なにせその人は――
「八神部隊長!?」
「正解や。あ、別に任務中やないんやから、はやてでもええよ?」
――機動六課のトップ、八神はやてその人であったからなわけで。
数分後、はやて私室。
「うちでよければ、話をきくよ?」というはやての言葉に甘えた結果、彼女の私室へと通された。
話を聞き終えたはやては、ホットミルクを一口飲んで一言。
「せやったら、うちもちょっとは協力できそうやな」
「良いんですか?」
「もちろんや。短髪のおしゃれの方法は、フェイトちゃんより詳しいし。
髪留めとかはあたしの使ってたのばっかりになるけど、やり方を教えるくらいなら十分や」
「あ、ありがとうございます!」
キャロは(もしかしたら、相談して正解だったかも……?)と、心の隅で思う。
「そのかわりといってはあれなんやけど……少しだけ、お願い聞いてもらえへんかな?そんな無理なことやないと思うんやけど……」
「わたしにできることで、よければ」
「うん!ほんならご飯食べたら着替え持ってまたここに来てな?色んなこと教えたいし」
もし、ここにはやてをよく知る人物が……それも、ある体験をした人間ならばおそらく分かっただろう。
今のはやての目は、完全に一流の揉み魔が獲物を狙うそれであることに。
待ち望んでいた、千載一遇のチャンスといわんばかりに瞳が輝いていることに。
本日はこれまでですー。
あのアホ花キャロを見てなんでこんな組み合わせができるのか自分で不思議です
一応、がんばって続かせます。
珍しい組み合わせにwktk
>>380 逃げてー!キャロ逃げてー!
ええい、エリオは何をやっている!見習いでも騎士なら守るべきものの危機を察知して最速で駆けつけんか!
>>見習いでも騎士なら守るべきものの危機を察知して最速で駆けつけんか!
そして殴り込むがバリアに阻まれ、逆にリンカーコアを蒐集される訳だな(マテ
>>382-383 はやて部隊長なら、
リインやフェイトママやなのはさんに根回しして
確実にチャンスをものにするんじゃないかと思う。
つまり、エリオ君は性的な意味で食べられている可能性大だ(マテ
ちょっと目を離した隙に大量のSSが…皆さんGJGJGJGJGJGJGJGJです!!!!!!!!
386 :
なんとなく半値つけようかと悩んでいる17の342:2007/06/20(水) 01:16:32 ID:XdFk8UnK
>>380 キャロは、はやてに襲われた経験を生かして、エリオを襲うときに応用すると考えるのは私だけ?
頑張って続けてください。
どうもリリカルなのはScryaS受信しているものです。
本編2話のほうですが話の骨組みの方はまあまあ受信できていますが、
肝心の、なのはリインアルフ→ユーノの4Pシーンが受信できないので悩んでおります。
そしたらやっぱり言うか予告どおり先にキャロ×エリオが受信完了?できたようなので
とりあえず投げようかと思いますがもうよろしいですか。
>>337 すまないけどあげなおしてくれないかな?
取り逃がした…
sageるの忘れた…。
……どうやらいいみたいだから行きます。
注意事項
シリアスほのぼの微エロ
キャロ→エリオ
ScryaS1話と2話の裏の話の予定
二人の口調が何か変かも。きにしないで。
>>384 つまりはやて部隊長とフェイトママに優しく喰べられちゃうエリオ!?
キャロには秘密な関係だな!
「すまぬな。お前をこれ以上、この里へ置く訳にはいかんのじゃ」
「とてもじゃないけど、まともな部隊でなんて働けませんよ」
出て行け
役立たず
出て行け
役立たず
出て行け
役立たず
出て行け
役立たず
「やめて!」
午後23時00分 機動六課キャロ個室
「ゆ、め?」
キャロにとってはいつものことのはずだった。
フリードもいる。昔だったら当然一人で耐えられた。
なのに、なぜか今それができないことに戸惑うキャロ。
(フェイトさん、助け……)
フェイトは絶対に慰めてくれる。でもだからこそ頼るわけには行かなかった。
(フェイトさんに心配かけてはダメ)
いてもいい場所としてもいい事を自分にくれたフェイト。
それなのに、そのことに不安を感じていると言ったらフェイトはどう思うか。
キャロはフェイトを悩ませたくはなかった。
23時10分 機動六課エリオ個室
机に向かっていたがそろそろ寝ようかとするエリオ。するとノックの音が。
コンコン
「はい、どうぞ」
「失礼します」
「キャロ?」
「エリオくん、こんばんは」
「とりあえず座って」
「失礼します。ごめんねエリオくん、こんな遅くに」
「気にしなくていいよ。どうしたのキャロ?」
「ちょっとお話きいてね。あのね、さっき昔のことを夢で見たの」
「夢?」
「エリオくんには言ったかな。私の過去。わたしね、
竜召喚の力が危ないからってルシエの一族から追放されて、
管理局に保護されてもやっかいもの扱いされてたの。
でもつらくなかった。それが当たり前だったから」
「キャロ…」
「でもね、さっきそのこと夢でみたの。そしたらなんでか耐えれ…ないの」
泣き出すキャロ。
「ねぇエリオくん、私ここにいていいよね?私役立たずじゃないよね?」
「大丈夫です。六課の誰もキャロをそんな風に思っていませんし、
僕は絶対思いません。僕にとってキャロは大切なパートナーですから。
キャロが」
「…ありがと、エリオくん」
笑顔にかわるキャロ。
「あのね、エリオくんお願いがあるんだけどいいかな」
「何ですか?」
「エリオくんといっしょに寝ていい?」
「えっ、一緒にですか」
「また怖い夢みそうだから。エリオくんと寝るとそんなことないと思うの」
「それは…」
「ダメ?」
選択肢1 受け入れる
「エリオくんありがとう」
その後耐えれるか心配になった。
選択肢2 受け入れない
「居て良いって言ったのに。うそつき。エリオくんの、うそつき!うわーん」
絶対できない選択だった。
「どうしてもですか」
「はい、お願いします」
OKが出たと思い、笑顔のキャロ。
対してなんとか理由をつけて同衾は避けたいエリオ。
「でも、キャロは嫌じゃないの」
「どうして?」
「だって僕、結構汗臭いですし」
「エリオくんは、いいにおいがするよ」
「な!」
同衾を避けようと言ったのに、逆にいいにおいと言われてしまったので、
そんなこと言われえるとは思っていなかったエリオは固まってしまった。
「よいしょっと」
エリオが固まってる隙にベッドに潜り込むキャロ。
「エリオくんのにおいだー」
エリオのにおいを吸い込むキャロ。幸せそうです。
「エリオくんはまだ寝ないの?」
もともと寝るつもりだったエリオは意を決して言った。
「はい、僕も寝ます」
「狭くないですか」
「ぜんぜん。むしろエリオくんと近いからうれしい」
「な!」
エリオくんフリーズ二回目。
「エリオくん、最後のお願い」
「な、何でしょう」
「あのね、ぎゅってして」
「ええと」
「ダメ?」
「…はい」
「ありがと、エリオくん」
エリオの腕の中で安心しきって眠りにつくキャロ。
一方のエリオと言えば。
(寝れるわけないよ)
眠気が一気に消えて目が冴えてしまった。
結局エリオはその後数時間、悶々として寝付けなかった。
午前6時30分 機動六課エリオ個室
「うーん」
エリオのおかげで安眠できたキャロ。エリオは当然まだ寝ていた。
「おはよう、エリオくん」
しばらくエリオの寝顔を眺めていたキャロはエリオの異変に気づいた。
(あれ?ここ腫れてる)
それはただの朝の生理現象なのだが、病気かと思ったキャロ。
(大変、シャマル先生に助けを)
と思いキャロは通信しようとしたが、やめた。
(なんでだろ、連絡しちゃいけない気が)
無自覚ながらエリオの貞操を守ったキャロであった。
助けを呼ばない以上自分で頑張ろうとするキャロ。
患部を見ないことにはどうしようもないので、ズボンを下着ごと一気に脱がそうとした。
「ぬ、脱げない」
悪戦苦闘しつつもずるずるとひざまで脱がすことに成功。
「うわー、真っ赤だ」
エリオのソレはキャロには腫れているようにしか見えなかった。
完治を誓い、まずは“患部”に治癒魔法をかけるキャロ。
しかし、もともと病気ではないので治るわけありません。逆に元気になっちゃいました。
そのため余計ひどくなったと勘違いしたキャロはあわてます。
「えっ、どうして…」
(落ち着かなきゃ。エリオくんは私が治すんだから)
魔法が効かない以上、普通の治療を試みるキャロ。
「えっと、腫れてるから毒が溜まってるのかな。毒が溜まってるなら吸い出すって」
たしかに溜まってますが、それは比喩ならともかく医学的には毒じゃないんですが。
“患部”を咥えて毒を吸い出そうとするキャロ。
「出ない」
何度吸っても毒は出てきません。そこで毒が集まってないのではと思ったキャロは
毒を先っぽの出口に集めようと、指で輪を作り根元から先っぽに向かって扱き出した。
(うんしょ、うんしょ)
「うぅ…」
キャロが頑張るにつれて、だんだんエリオがうなりだした。
(早くしないとエリオくんが)
単に“治療”の快感に悶えているだけだったが、キャロには毒でうなされているように見えた。
手で“毒を送り出す”のは続けつつ、一刻も早く毒を吸い出そうと再びソレを咥えるキャロ。
本能からか、ただ吸うだけでなく口でもしごきだした。
(エリオくん、エリオくん、エリオくん、エリオくん)
キャロの治療もとい“口撃”ついに耐えられなくなったエリオ。
エリオの中に溜まっていた“毒”が一気に噴き出し、キャロの喉を襲う。
(ケホ、ケホ、……のんじゃった。……苦い)
エリオはついに目を覚ました。
「うーん、何?」
まだ事態が分かっていないエリオ。しかし自分の格好と、
パートナーの少女が口元から白い液体を口から垂らしているのを見て、
多少その手の知識のあるエリオは何が起こったか理解しました。
「キャ、キャロ、キャロ。な、なにしてるの」
「エリオくんのココが腫れてたから、毒を吸い出してたんだよ。
勢いよく噴き出すから驚いちゃった」
とりあえずキャロの勘違いを正そうとするエリオ。
「あの、これは毒でもないし、別に治療しなくてもいいんですよ……」
「そうなの?」
「はい、若い男性なら皆さん普通にためてますよ」
「もしかして出しちゃダメなの?」
「いや、どちらかというと定期的に出したほうが良いそうです」
「よかった。エリオくんに悪いことしたのかと心配しちゃった。
また溜まったら言ってね。出すの手伝うから」
「な!」
エリオくん3回目のフリーズ。
「どうしたのエリオくん。固まっちゃって」
「あの、別に手伝ってもらわなくても結構です」
「えっ……私、エリオくんの役に立てないの」
一気に落ち込むキャロ。
「えーと、これは普段は自分でしたほうが良いと本に書いてありました。
だからどうしてもって時は手伝ってくれますか?」
「はい、こちらこそよろしくおねがいします」
「でも本当に大丈夫?あんな苦いものが溜まってるのに病気じゃないなんて。
エリオくん、無理してない?やっぱりシャマル先生とかに言ったほうが良いと思うんだけど」
「わー、言っちゃだめだよ!」
「だめなの?」
「だめです。本当に病気じゃないから心配しないで」
「そう。じゃあ、エリオくんと私、二人だけの秘密だね」
キャロの笑顔は僕が守る。あとキャロに常識をつけるとことも。
そう固く心に誓うエリオだった。
END
魔法少女リリカルなのはScryaS SideStage01 第1.5話 「不安と不眠」あとがき
名前の長さに制限あるのね。知らなかった。
あと………やっぱりなにも言うまい。
公式のSS01のスーパー銭湯の一件でキャロは対エリオ専用天然無自覚系エロテロリストだと認定。
そのせいもあってかこのような電波が飛んでまいりました。いかがでしたか。
それで、先にも書きましたが、2話が結構……。受信完了できるか非常に心配です。
期待しないで待ってていただけるなら待ってていただきたいとだけ言っておきます。
にしても、みなさん書くの早いし上手ですね…。
違う、それは当然として私が遅くて下手なだけだ。
読んでくださった方、ありがとうございました。またしばらく名無しに戻ります。
GJ! とはいえない
エリオはキャロにはタメ口だろ
意味の分からない発言はともかく・・・
>>397 GJ
GJ!
エリキャロを目指す職人としては才能に嫉妬!
それぞれ修正していけば良いと思う!
>>397 むぅ、惜しくもGJとは言えない…
各キャラの呼称ぐらいは把握してくれ。
言われても解らない自分は幸せなのか…体感派だし…
いや、GJです
>>397 キャラに愛を感じるね、流されないエリオが良い、それがエロス
>>246 の なのは×エリオは別の所で似たシチュエーションを見たのだが…
ま、偶然だよね
>>397 若干気になる点もあるけどGJ
…エリオのキャロに対する呼称や言葉遣いが妙に硬いように思えて
突然の事態にドギマギしたという解釈をしつつも
気になって仕方がないorz
微笑ましくて、読んでてニヤニヤが止まらないw
>>397 プチGJ。職場の昼休みによんでいてニヤニヤが止まらず変人に見られたかもヤバソ。責任とれやー(褒め言葉)
ここってパロネタっつーか他作品の改変ネタでもOKなん?
遅くなったけど
>>380(はやて×キャロ)
逃ーげーーーてーーーー!キャロはやく逃げてーーーーーー!
揉み魔に襲われる・・・
>>407 具体的にどんなのかはようわからんけど
他作品が入るのはクロスSSスレ(
>>2)におとしたほうがいいんじゃね?
>>407 なのは世界内で上手くパロしてればOKなんでわ?
| \
|Д`) ダレモイナイ・・トウカスルナラ イマノウチ…
|⊂
|
>>302っす。
煮詰まってしまったので、短いながらも初投下します。
・キャロ×エリオ
・バカっぽい微エロ
・キャロの性格をぶち壊しております
「こんなのキャロたんじゃないやい!」と言う方はスルーでお願いします
こんなのでもよかったらドゾー
413 :
302:2007/06/20(水) 22:51:28 ID:Y1viJoGG
ル・ルシエ族の村をまさに去ろうとするその日。キャロ・ル・ルシエは族長にこんな言葉をかけられた。
「キャロよ…お前は、自身の強い力ゆえに村を追い出されると思っているようだが…別にそんな事はどうでもよい」
「………ふぇぃ!?」
きゃろろろろろろ 〜最強ょぅι゛ょ計画〜
族長の話によると、ル・ルシエ族の女性にはある通過儀礼があるらしい。それは、
『12歳の誕生日までに、生涯の伴侶となる相手の貞操を奪う事』であった。
しかし、最近のル・ルシエ族にはキャロにあてがえるような年齢の男がおらず、やむを得ずキャロを外に出すことになった…らしい。
それに加えて、キャロのレアスキル『竜召還』を世間に広める事によってル・ルシエ族の地位向上も狙う魂胆らしい。
大人として認められないとあっては大変だと思ったキャロは、族長に高らかと宣言した。
「族長さま…私、村のためにも、私自身のためにも、絶対大人になって帰ってきます!!!!」
さて、前者と後者を同時に達成するためには若い優秀な魔導士と結ばれなければならないだろうと考えたキャロは、
先ずエリート魔導士の多そうな、時空管理局への入局を考えた。
そこで風の噂に聞いたのが、若き執務官フェイト・T・ハラオウンと、フェイトに保護された少年エリオ・モンディアルの事であった。
どこからか入手したエリオの写真を見た瞬間、
(これは…この子激可愛いよぉ〜♪決ーめた、この子をオトそう!!)
と言うわけで、管理局に 潜 り 込 ん だ キャロは、竜召還が不完全な ふ り をし、
どうにかフェイトに保護される事に成功した。
あとは辺境で仕事をこなしながら、あの少年・エリオと仕事を共にするチャンスを虎視眈々と狙っていた。
そして3日3晩フリードと作戦を練った結果、見事エリオとのファーストコンタクトを皆ご存知の衝撃的なものにする事に成功した。
その後もキャロのフラグ立ては続いた。
出撃が怖い ふ り をしてエリオに手を差し伸べさせたり、
混浴風呂にわざわざ誘ったり。
ブースト系のサポート魔法も、エリオの攻撃傾向をどこからか聞いてから覚えたものであった。
ここまで来たらもう安心…と思いきや、敵は思わぬところにいた。
まずはエリオ本人。
これだけのフラグを立てても、あまりのジェントルマンっぷりが災いして、キャロに積極的なアプローチをしてこないのだ。
せっかく内部協力者のシャーリーにデートプランを立ててもらったにもかかわらず、相変わらず進歩なし。
さらに厄介だったのが、保護者であるフェイトであった。
「ちびっこカップルを歓迎して、協力してくれるだろう」というキャロの当初の読みは全く外れてしまった。
親子の枠を明らかに超えたエリオへのスキンシップ。
訓練中のエリオ中心な熱い目線。
キャロは、そんなフェイトを見る度に「早く手を打たなければ…ヤられる!」という決意を日々強くしていった。
414 :
302 :2007/06/20(水) 22:53:37 ID:Y1viJoGG
「スキスキスー♪フーワフワフー♪
「キュックルルル〜キュクルルルー♪」
ご機嫌な歌を口ずさみながら六課の宿舎の廊下を歩くキャロと、そのあとをついていくフリード。
手には、なにやら怪しいビンの入った袋を持っていた。
フェイトが仕事で六課を離れている今日、まさにキャロは「通過儀礼」を達成しようと企んでいるのである。
「えーっと…エリオ君の部屋はここ…っと」
ドアを開けようとするが、中からロックがかけられているらしく開く気配は無い。
「…HA!ここで諦める訳にはいかないよ!フリード!」
「キュクルー♪」
「ブラストフレア!」
躊躇無くエリオの部屋のドアを轟々と燃やすフリードの炎。
そのうち熱でぐにゃりとドアが曲がり、
「エーリオくぅーん!!!!!!」
部屋に突入したキャロを待っていたのは、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁくぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!!!!!!」
部屋で、Hな本片手に自家発電に勤しんでいたエリオの姿だった。
「あれ?もっと雰囲気作りからやんなきゃダメかと思ったけど…エリオ君、準備万端だね☆」
「ちょ!!!キャロ!!!あっち向いてて!!!!お願いだから!!!!」
必死にズボンを上げようとするエリオ。構わずキャロはずんずんエリオに近づく。
「もう♪照れなくたっていいじゃない♪私とエリオ君の仲だよ?」
足に絡みついた半脱ぎのズボンのせいでよたよたと部屋をさまようエリオを、キャロは間髪いれずベッドに押し倒す。
「くっ!!!ちょっとキャロ!!!いくら何でもふざけすぎだよ!!!!」
「私はいたって本気だよ?さあ!!こ・づ・く・り・し・ま・しょ♪」
ベッドに四角い魔法陣が現れたかと思うと、
「我が求めるは、戒める物、捕らえる物。言の葉に答えよ、鋼鉄の縛鎖。連結召喚!アルケミックチェーン!!!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
魔法陣から鎖がジャラジャラと現れ、あっという間に仰向けのエリオをベッドの上にXの字に拘束してしまった。
当然ズボンはハンパな位置で止まっているので、エリオの股間は全開のままである。
415 :
302:2007/06/20(水) 22:55:56 ID:Y1viJoGG
「っっっいやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
もうオトコノコとか騎士のプライドとか、そんなものをかなぐり捨ててエリオは黄色い声で叫んだ。
その傍らで、さっきまでエリオがオカズにしていた本をキャロがペラペラとめくっていた。
「ふんふん……『姉ショタアンソロジー』…この年で難儀な性癖だね…」
「やめて!僕の精神的ライフは0だよぉ!」
「でも大丈夫♪」
何が大丈夫なのか、キャロはスルスルと自分の服を脱ぎ、エリオの服はビリビリと破いた。
「私…あの空港の時から決めてたんだ(嘘)…エリオ君と生涯を共に過ごそうって!!!」
「ちょっと!答えになってないよ!」
「どんな性癖でも大丈夫!完ぺきに私色に染め上げてあげるから!!!さあフリード!」
「キュクルー♪」
フリードが、キャップが開いた例の怪しいビンの中身をエリオの口めがけて流し込む。
「ぶっ!?あばばばばばばっばっばばば!!!!!」
慌てて吐き出そうとしたエリオだが、結局半分くらい謎の液体を飲み込んでしまった。
「ぶはっ!!!これは…ドリンク剤!?」
「そう!シャマル先生曰く、『マカビンビンX、スッポンの血やバイアグラなどの数えきれない食材・薬物を適当なバランスで配合し
特殊な味付けを施して煮込むこと七日七晩!!そうすれば血液や尿からは決して検出されず、なおかつ全ての薬の効果も数倍・・・
口から注入(の)むことでさらに数倍となる究極飲料、ドーピングラブドリンクの完成よ☆』…だって」
「なんか元ネタがもう賞味期限切れっぽいよ!あの緑め!なんて事してk…うわぁ!」
その時!ル・ルシエ三等陸士が見たものは!
ギンギンに膨張して、威風堂々とそびえ立つ、エリオの股間のストラーダ(隠喩)であった。
「うふふ…見事なExplosionっぷりだよ…すごい立派…昔お風呂で見たクロノさんのより大きいよきっと」
「痛い!痛い!膨張しすぎて痛いから!フェイトさん!助けてぇ!!!!!!」
「残念♪フェイトさんは本職の執務官の仕事で遠い別次元に出張中、念話もばっちり通じないよ!」
うふふふふふふふと10歳とは思えぬ妖艶な笑みを浮かべるキャロ。
「さぁ…今から私が楽にしてあげるから…」
キャロが膨張しきったストラーダ(隠喩)に「ちろっ」と舌を這わせる。
「うひゃぁぁぁ!!っていうか何でいきなりそんな積極的なの!?」
「エリオ君…試しにこの前の休日に私が食べていたものを思い出してみて?」
「え!?えーっと…訓練前にバナナ一本、朝ごはんのおかずがソーセージ…あと…電車の中ではロリポップを舐めてて…」
「街ではアイスキャンディとアメリカンドッグも食べたよ。さあ共通点は何?」
「うーん…長くて…棒状で…はっ!!!」
「…そう!私は常にこの瞬間(とき)をイメージして食事中にシミュレーションを繰り返していたんだよ!というわけではむっ」
「うぁぁぁぁぁっ」
お口でエリオの股間のス(ryを慰めるキャロ。
甘噛み、ディープスロート、何でもござれのまさにずっとキャロのターン!であった。
416 :
302:2007/06/20(水) 22:59:08 ID:Y1viJoGG
…数分後、ベッドの上には白い液体が散乱していた。
「どう見ても精子です。本当にありがとうございました…」
半ば諦めたエリオと、
「あは…エリオ君の…すっごく濃かった…」
うっとりした表情でそれを舐めるキャロと、
「キュクルー♪」
何を考えているか分からないフリード。
「さあ、一発出してサイズもちょうど良くなったし、そろそろ…」
拘束中のエリオの上にキャロが乗っかり、いよいよその瞬間を迎える。
(族長さま…村のみんな…キャロ・ル・ルシエは今日…大人になります!!!!)
キャロがエリオのモノに手をあてがった瞬間、
突然、空間を切り裂かんとばかりの雷鳴と、電撃がキャロを貫いた。
「なんというサンダーレイジ…ひとたび食らっただけでフェイトさんの魔法と分かってしまった…間違いなく私は病院送り…」
エリオの腹上で、黒焦げのキャロが出来上がった。
その頃。どこか遠くの次元世界。
「ハラオウン執務官、さっきの次元跳躍攻撃はなぜ打ったんですか?」
「ああ、予感ですよ、予感。私の大事な宝物に命知らずな輩が手を出した、そんな予感…」
この時のフェイトの顔は、かつての大魔導士、プレシア・テスタロッサを彷彿とさせる虚ろな目をしていたとか。
ル・ルシエ族の通過儀礼のタイムリミットまで あと1年とxxx日
おわり。
417 :
302 :2007/06/20(水) 23:04:15 ID:Y1viJoGG
こんな感じです。
正直、長編書ける人の才能が欲しい…
こんなショートで精一杯(というか三日坊主?)っす。
では修行に戻ります。
418 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:07:03 ID:vgM7GNcv
HAHAHA
俺は好きだぜ。
GJ
これはいい壊れ具合w(褒め言葉)
お疲れ様&GJ
率直に言うがこの馬鹿野郎!(褒め言葉)
>>417 GJ!
黒いキャロもなかなかいいですなあ…(´Д`)
これはいいキャロwwwww
ちょこちょこ入る小ネタにも笑ったwww
エリオが姉ショタアンソロジーを使っていたということは…
フェイトとエリオは両思い!?
>>423 つ【トーレ】
いくらなんでもないなあ……今のところ接点皆無だし
つ【みゆきち】
これもなあ……
つ【アリサorすずか】
上に同じ
やっぱりフェイトが一番自然なのか
GJでした。ニヤニヤが止まらないw
>>424 誰か忘れていないか?
ほら、なの(ry
>>426 Nさんは……まあ、確かに姉属性か?
あの人からはむしろ先生属性を嗅ぎ取ったんだが……嗅覚、鈍ったかなあ?
>>417 やっぱりオレのふぇいとちゃんだ!(バカ兄弟風に)
GJ!つかフェイトの同僚も>次元跳躍攻撃 を冷静に流すなww
>>424 シグナム姐さんに決まってるだろ。騎士としての先輩だ!!
>>417 なんという作品だッッ!!
そうか、そういう略し方もあったんだな!
しかしネタのほとんどがわかる俺もそうとうな賞味期限切れだなw
さて書き直すかorz
>>428 あの人は姉というより師匠属性だ
H部隊長の師匠とは意味がちと違うけどな
彼女は……なんだろ、母親属性?
>>417 GJです!なんかキャロが電撃文庫の金属トゲトゲバットをもった某撲殺天使にみえたw
>>430 H部隊長は姉属性と母親属性、二つの属性を持っているんだ
>>417 バロスwwwwwwww
いいぞ、もっとやれw
ワロタww
なのはさんは先生と姉
フェイトママやはやて部隊長は姉と母
シグナムは師匠兼姉
とかバカみたいな想像をしてみたw
なんというネタまみれ・・・読んだ瞬間モニターが臨終した
間違いなく作者は最高の馬鹿
>>417 キャロどころか擬似親子一家全員壊れてるw
GJ!!
>>436 今更かもだが言わせてもらう、sneg?
…というか、アトリエかぐやの姉物に正にこんな感じか、これに近しい状態でスタートするエロゲがあったようななかったような…
もし一つの家族だったら並び順はこんな感じかな?
長女シグナム
次女はやて
三女なのは
四女フェイト
長男エリオ(でも最年少)
>>440 待ちたまえ!!
それだと途中でエリオきゅんが女の子になったり
ペットがアルフじゃなきゃいけなくなってしまうぞ(何でか人間になる)
それにアレは3姉妹だ
エリオ中心で行くなら
長女 シグナム
次女 フェイト
三女 キャロ
四男 エリオ
ペット アルフ
性格で考慮するなら
長女 シャマル
次女 なのは
三女 ヴィータ
四男 エリオ
辺りが妥当ではないのか!
>>440 それなんてエロゲ?
いや「○汁」だろうけど、そうじゃなくて
>>440 ドキ姉(ドキドキお姉さん)のことか?
でも、あと2人加えて姉しよとかの方が
違和感は少ないw
長女がリインで六女がキャロとかね。
(次女から五女までは上に同じ)
問題は、六女がキャロの場合に
双子の姉って考えるしかないことだけどw
母親はエリオのことを「キャロより2ヶ月お兄さん」と言ってたけど、人造人間の歳っていつから数えればいいんだ。
某部隊長は姉属性の前におっさん属性が来ると思うんだが
>>445 某「アルトは今日もべっぴんさんやなあ。」
某「ティアナは小生意気なおっぱいや!ちょうもませてな」
447 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 18:03:00 ID:rQrK7Gym
age
スバル分が足りない
>>441 長男〜三男は、どこへ?
ヴァイス、グリフィス、スバルあたりでしょうか?
おい!
スバルとファイトの婿候補ってまだでてないよな!?
「ファイト」って何書いてんだよ俺orz
とりあえずアレやるか
カチャ
;y=ー( ゚д゚)・∵;; . ターン
スバルはオレの中では男の印象が抜けないんだよな…。なんでだ。
長男とか次男とか、元ネタが解らぬ俺にはなにがなんだか…
>452
あの「朝から乳もみ」のせいでは。
>>452 城○晶を思い出させるから?
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
バリアジャケット見る限り
ギンガの方がスバルよりエロく見えた
ギンガ陵辱ないかな?
ギンガのBJはイマイチ格好良くない。
上は良いとしても下がダメだ。
ギンガ陵辱は見かけた覚えがあるような無いような。
男が出るのはあんまり読まないから、よくわからん。
>>547 わからないかなぁ、あの下がいいんだよ
究極的に活動的な所がさ
w
これから投下します。ぶっちゃけ……
オリジナルがでしゃばってます(しかも男)
ナンバーズの性格、人間関係捏造
クアットロいきなり死亡
萌えとか百合とかエロとかは皆無です
止めてくれないか
その日は滝のような雨が降っていた……。
濃い暗雲に覆われた黄昏時の空は光もろくに届かない。前もろくに見えない中で、レリックをめぐる戦いが繰り広げられていた。
「はぁ……はぁっ……」
降りかかる雨が、吹き荒れる風が、ガジェット2型と空中戦を展開するフェイトとシグナムの体温と体力を容赦無く奪う。
『シグナム……まだ行けますか?』
『どうにかな……だが』
敵はガジェットだけではない。そいつらの背後にいる『ナンバーズ』と名乗る存在。
一部を除けば規模も戦力の詳細も明らかでない相手だ。彼女等が攻めて来るなら、限定解除無しでは対等に戦う事も厳しい。
いまこの場にいるのはライトニングのフォワード四人、スターズは二つ目のレリック確保の為別行動中だ。エリオとキャロはレリックを確保して撤収の準備を始めている頃だろう。
後は十数機の残党を破壊すれば任務は終わりだが、気を抜いた瞬間を狙って襲い掛かってくることも考えられる。可能な限り余力は残しておきたかった。
「あーあー、頑張るわね〜♪ こんなうっとうしい雨の中。
さっさとあのガキ2人殺して持って帰らないと、髪もお肌も荒れちゃうわ〜♪」
眼鏡を掛けた女が一人、ビルの屋上からフェイト達の様子を伺っていた。
『セイン……そろそろ仕掛けていいわ、緊張が緩んだ所をグサッ! ……てね?』
『クー姉悪趣味……ついでにずっこい』
サディスティックにほくそ笑みながら仲間の一人、セインにクアットロは指示を送る。
どうも、仲間と比べても嗜虐的な趣向が強いらしい。愉しいのだ、苦悶や悲痛に歪んだ表情を想像する事が……。そしてそれを自らの言動や行動が作り出したと思うと、体が熱くなって息を荒げるほどに興奮する……。
ディエチとトーレは残り四人がレリックを見つけ出した時を狙って監視している。
わざわざ落とし物を探すのに魔力を浪費する必要は無い。ガジェットに捜索を任せ、管理局の魔導師が戦闘で弱った所を仕留めればいい。それがクアットロの考えだった。
他のメンバーは賛同したものの、ノーヴェだけはいい顔をせずこの場にはいなかった。
(あのクソアマ……今に吠え面かかせてあげる!)
ノーヴェはいけ好かない。自分よりも後に作られた分、実質的なスペックはあっちの方が上だろう。更にそれに慢心もせず冷静で、自分の立てた策をことごとく否定する。
所詮造られた自分達が『人道』などと言うルールに従う必要などないはずなのに、あの女は平然とそれが当然と言う目でクアットロを見る。
それを見る度に、自分がまるで失敗作であるかのように錯覚させられるのだ。
だからこそ、クアットロはノーヴェが存在し生を受けた事さえも憎らしかった……
「じゃあこっちには、踊る相手をプレゼントしないとね!」
数キロ先に20機ほど新たなガジェットが近づいている。そいつに幻術を仕掛け、数倍の増援がやってきたように見せかける。後はシルバーカーテンで姿を消して、一瞬でも隙が出来たら背後から喉笛を貫く。それで『詰み』だ。
(最後に勝つのは『ココ』がいいヤツなのよ……)
狡猾さと言う点ではナンバーズの中で彼女の右に出るものはいなかっただろう……。
だが、それ故に彼女に死神の足音が近づいている事にまだ気付かない……。
『フェイト隊長! シグナム副隊長! そちらの戦闘区域付近に魔力反応キャッチしました! ガジェットともう『二つ』! 恐らく例の連中です!』
ロングアーチからの通信が2人の耳に届いた。反応があった場所へ飛ぶと、そこには……
前に逮捕し損ねた眼鏡をかけた女ともう一人、始めて見る顔の男がいた……
クアットロは予期せぬ来訪者に一瞬思考が停止した。
そいつはこんな場所にいるはずが無い、否、生きているはずが無いからだ……
「セロ?」
クアットロがそう呼んだ男は何も返す事無く彼女を睨みつけている。
彼女より二回りほど高いだろう。180センチを超える背丈。
透き通るように真っ白な肌、この曇天を切り取ったようなアッシュグレイの髪、クア
ットロの事を冷ややかに睨むのは冬の湖を思わせる蒼い瞳。
全体の印象とは対極のイメージを抱かせる、漆黒のライダースジャケット風の服装。
そして背中には己の身の丈ほどもある長大な何かを肩から担いでいた。布を幾重にも巻き付けている故、その正体はつかめない。
「随分意外な顔が出てきたわねぇ♪ でーもぉ、ここはアンタみたいな『失敗作』が来る所じゃーないのよ〜? お分かり〜? まっ、どうしてもって言うならぁ〜、使ってあげてもいいけど〜?」
セロと呼ばれた男は言い寄るクアットロには目すら向けていない、ただ辺りを見回し何かを探しているようだ。
「聞いてるの〜? 聞こえてないってんなら〜♪ その耳引きちぎっても変わらないわよね!」
クアットロの口調が一変し目つきが変わる。左手のデバイスを起動させて戦闘体勢に入っていた。
だが、男の方は眉一つ動かさずに、肩に担いだ物に巻きついた布を解く。姿を現したのは、柄から切っ先に至るまでが真夏の積乱雲のような純白に輝く、リカッソと呼ばれる刃の根元が特徴的なツヴァイハンダーと呼ばれる両手剣だった。
「モービー・ディック」
『Yeah!』
一瞬だった。クアットロにとっては自分の体が突然浮いたような感覚しかなかった。
足元に視線を送っても、そこには自分にあるべき二本の足が存在しない。
一呼吸遅れて、上半身に激痛が走る……。そして次の動きでようやくクアットロは自分の運命を知った……
目の前には、両手剣を振り上げるセロの姿がある。
純白の刃が自分の左肩から臍の方へ向かって力任せに振り下ろされた……
あまりにも単純な攻撃、両手剣を振り回して胴体から上半身と下半身に両断し、続けざまに上から下へ斬り下ろして四分割……
作業のように行われた剣撃は豪放にして神速に等しかった。電気信号による痛みの伝達速度さえも上回る高速の一撃を、長大で重い両手剣で見舞った事実が信じられなかった。
ぶつ切りの肉片と成り果てたクアットロの鮮血が雨に混ざって流れ落ちていく。
「化かすしか能の無い女狐に相応しい最期だ……」
その様を見て吐き棄てたセロは別方向から向かってくる魔力を察知して向き直った。
やってくるのは、自分が求め続けた獲物の影……
「ようやく会えたな……プロジェクトFの『成功体』」
セロは狂喜の笑みと共に、金色の死神を迎え撃つべく両手剣『モービー・ディック』を足元に突き立てた……
続く……
とりあえずここまでです。今のところ週1ペースでやってこうかと思ってます
>>463 失礼しました。本文の方には入れたのでお許しを……
しかし入れる前に冷ややかに突っ込まれてたのに驚いた。
住人にとっては萌え、百合、エロ必須なのか……
単に自分が毛色違いすぎるだけですねハイ
>>468 あんまり気にしない。
ただ、オリキャラは苦手です。
いやいや好きな人間もここに居るから
続き期待してます
しかし描写からしたらクールで無口かと思ったら
結構アレな性格みたいですね
むしろオリキャラの方だと思
オリキャラメインにあまりいい印象ないからね
>>468 問題はそこじゃない。
「オリジナルがでしゃばってます(しかも男)」
これ。
>オリジナルがでしゃばってます(しかも男)
> ナンバーズの性格、人間関係捏造
の時点で満貫一歩手前
で
>萌えとか百合とかエロとかは皆無
ドラ3ハネ満ってところだ
何て言ったっけ?メアリースー?
オリキャラのイタさを点数で出せる奴。
>>468 エロなし戦闘シーン大好物な俺参上。クアットロいきなり死んでますやんw
まあ、もう言われてるけれど、オリキャラ入れるときには加減を注意したほうがいいかもな。
あんまり原作キャラをさしおいて活躍するようなオリキャラ話は、ものにもよるけど、総じて痛い。
まぁ加減が難しいよね、自分も覚えがある
タイマンで負けてるようじゃ話にならないし、チラチラブレーキかけながら書いた覚えありまっす
読み手の好きなキャラが雑魚扱いされたらかなりヤヴァイだろうから
479 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 23:55:32 ID:P7Afpq0J
オリキャラつーと個人的にはエレナとナイツが好きだなあ。
あの人誤字多いのが難だけど、今のナンバーズにも通じるあの
バランス感覚は結構上手いと当時思った。
>477
そういやオリキャラなラスボスが尋常ならざる強さという
のは受け入れられるんですかね?
>>479 それを入れるとなると、ちょっとテンプレにも追加をしたほうがいいかもしれない。
これから新規でくる書き手さんがこれを見て、ちょっと勘違いしそうな希ガス
>>1のテンプレの叩き台をつくった時、ちょっと載せようか迷ったんだが
・オリキャラ
・原作の設定の改変
・凌辱あるいは鬱エンド(殺人予告があった件 ※第4スレで一応決着)
については以前も議論があがったんだよな…。
479のリンク入れるんならこの際、このスレでの傾向としてオリキャラものが敬遠されることも少なくないって
趣旨のことも追加したほうがいいかもしれないと思ったんだが、諸兄はどう思われる?
>>477 個人的には全然おk
安価ミスったわ。482の最後の文のレスは
>>481宛てだ
名無しのオリキャラが大量に出てくる作品はどうなんだろう
名無しのクセにやたらと濃いキャラが多い場合特に
485 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:32:20 ID:7sv9CX3w
>>481 個人的には
・本編中の戦力で攻略可能な糸口がある
・ボス攻略にあまり極端なパワーアップを使用しない
パワーアップは本編キャラのベクトルの1歩か2歩先辺りまで
・極端なパワーアップを使用するときは相応のハイリスク描写を
あたりに収まってれば抵抗少ないかな。
戦闘メインでオリキャラ結構出て、
しかもオリキャラはどいつもこいつも戦闘至上主義者。
(非殺傷設定?なにそれ?それで被害を及ぼさずテロリストを制圧できると本気で思ってるの?)
ロストロギア不正使用者は容赦なく鉄槌を!
部下の死体には興味ない中年親父の課長が率いる機動一課ってのはダメですかorz
敵は管理外世界から送られてきた自殺上等な“自称”傭兵集団。
舞台は管理外世界と会議が行われる首都。
魔法対銃火器。
題名『機動一課黙示録』
うん我ながらスゲエ厨設定
>>482 個人的な意見でいいなら…
どんな作品だろうが(個人的にグロ、スカ、フタナリ等々は無理だけど)
投下する勇気をまず評価したい、何言われるか解らんのだから、出せる人は人間的に嫌いでは無い
内容については…あんまり無茶苦茶な場合は見ないだけだから、どうでもいいかな、
作者の個性にかかわるかもしれないし、あんまり脅かすような事はしたくないかな〜
488 :
308:2007/06/22(金) 00:38:55 ID:yJHU0DyC
>>481 一応それっぽい者書いてる香具師なんだけど、
荒れるからUPロダに上げて行けと言う結論らしい。
もうちょっとで1章書けるんでwktkしてる方はもう少々お待ち下さいorz
途中で良いいなら今日中にあげれるけど!
>>481 どんな行動も一発でネタとして免罪される魔法の言葉がある。
つそれも私だ
>>486 それ「なのは」じゃNEEEE!!
…と言いたいところだが「機動一課」と言う発想は「機動六課」が無い出てこないしな。
オリキャラ登場作品の扱いは難しいよね。
あと小出しにするのも基本的にNGだよ。
テンプレ読んでね
流れ的に、キャラクターを主観で崩してオリキャラと同じような動かし方しちゃったから、
「授業中に現実逃避してたら思いついた小ネタ〜」と、短い散文を冗談交じりに置いとこうとして躊躇っちゃいますね。
でも落とす。
※ルーテシア、ゼストが壊れてます
こしこしと、目をこすりながらルーテシアは眠そうなふりをする。
幼女がこんなそぶりを見せるのだ。隣に座る、「騎士」の呼称を受け取る男は見て見ぬ振りなどするまい。
「眠いか?」
闇夜を押しのけて自身らを赤く照らす焚火へと枝放る手を止めて、ルーテシアの狙い通りゼストは無愛想で無感情な、しかし無骨な優しさを含んだ声をかけてくる。
ニヤリ、と口角を吊り上げるのは一瞬。心臓の一拍よりも素早く、眠そうな幼女の顔を作り上げて、ゼストを見上げた。まどろんだ双眸はロリコンなる属性を有する者であれば、秒とかからずに落とす魅力。
瞼を重そうに上下させながら、しかし健気な口元を作ってルーテシアは首を振る。
「ううん。大丈夫」
「ルーテシア、休めるときは、休んでおけ」
ルーテシアから目をそらしながら、ゼストはその固い手を、ルーテシアの頭に降らせた。
撫でるでもなく、髪を梳くでもない、ただそっと頭に手を乗せる。
(あ〜ん、もう、ゼスト優しすぎ。もう素敵渋、子宮うずく〜。禁欲的な横顔とかキスりたいキスりたいキスりたァ〜い)
俯いてゼストの視界から外れるや、ゾクゾクと毒蛇の笑顔で肉体を火照らせながら、ルーテシアはあんな事やこんな事を妄想しまくって奮えた。
ゼストの寝込み襲って処女をささげようとした回数が、失敗の回数とイコールで結ばれるルーテシアとしては今日こそはキメたい所。
しかし、悲しいかな、モテる主人公並にルーテシアの欲情した気持ちに欠片も気づかぬ様子なゼストは、いかなるアプローチも「よしよし」で済ませてしまうのだ。ここはもっと大胆に攻める必要がある。
「ん……」
あくまで自然に、あくまで寝むそうに、だがどこかに色を匂わせる声音で、ルーテシアはゼストの腕にもたれかかる。籠手を外した逞しいその腕の感触に、またルーテシアの「ゼスト好き度」が跳ね上がる。
「無理をするな」
「……うん」
抱きとめる様にルーテシアを寝袋へ移そうとするゼストは、ふとそこに見てしまう。
ルーテシアの胸部に当たる衣服の隙間。フリフリしまくって、何か肩らへん露出しちゃうルーテシアのゴスロリドレスは、上から見るとなんとスターンとちっちゃいおっぱいが見えてしまうのである。
これぞルーテシア最強の悩殺アプローチだ。
世にはびこる、ちっちゃい女の子に「おにいちゃん」と呼ばれたい男性等々がこんな事されてしまえば、理性を超えた獣性の解放とともに逮捕一直線の行動に出ざるを得んばかりの微乳。
「ずれているぞ」
でもゼストさんったら、いつも通りの無表情でルー子ちゃんの衣服の乱れを正してあげちゃいました。
あ、ルーテシアさん、ゼストさんに腕枕はしてもらえたから今日のところはそれで満足だそうです。
夜が明けて、また元気にいってらっしゃい!
☆
☆
こしこしと目をこするルーテシアを視界の隅に収め、
「眠いか?」
とか冷静に言っちゃうゼストさんだけど、本心的には。
(マジ萌えるマジ萌える。そのショットいいよルーたん。いいよいいよー)
こんな感じ。
「ううん。大丈夫」
眠たげに眼をしばたたかせながら見上げてくるルーテシアを今すぐにもお持ち帰りしたい気持ちをそっと心の奥底に閉まって、ゼストはつとめて冷静な態度。
健気に首振っちゃうルーテシアに今すぐにでもイケない授業を講義しちゃいたい気持ちをそっと心の奥底に沈めて、ゼストはつとめて冷静な口ぶり。
「ルーテシア、休めるときは、休んでおけ」
そして、マジ犯罪に手を染めちゃおうかという黒い思いが鎌首もたげるのを全力で無視しながら、そっと手をルーテシアの頭に置いてやった。
(ヤバ、髪サラサラすぎだろルーたん。ルーたん食べちゃいてぇ。何で俺ってこんなオッサンなんだ? これじゃ社会的な体裁と俺のイメージ上、ルーたんとニャンニャンできぃねぇじゃねぇかよぉお)
これ以上手を動かすと股間のものまで動いちゃいそうなので、手を置いただけに止めながらゼストはそのまま硬直。
そんな折にルーテシアの頭が腕に当たっちゃうんだから辛抱たまらん!
「無理をするな」
無理してるのはゼスト自身でありながら、そんだけ言える騎士ゼストさんマジ漢。
そんな所でチラリと見えた幼い双丘。
ゼストさん、これからの人生を放り捨てて、アレしたりコレしたりするために、ルーテシアの服に手を突っ込もうとしてどうにか思いとどまる。この精神力、騎士の名は伊達じゃないね。
「ずれているぞ」
服装の乱れは風紀の乱れ。
せめて清い僕らのアイドル、ルーたんでいて欲しいという星に願う想いをこめてゼストさんはルーテシアの服を整えてあげました。
腕枕してあげてる間のゼストさんマジ至福の極みでしたってさ。
夜が明けて、寝顔ガン見し続けて結局寝れなかったルーたんに手を出す度胸のないゼストさんも元気にいってらっしゃい!
ごめんなさい
もうしませんからどうか……
>>496 GJ
漏れも投下しようと来てみたらなんかあれだった。
まあ
>>496からあまり時間もたってないし、少し様子見ますわ
498 :
308:2007/06/22(金) 01:59:27 ID:yJHU0DyC
>>496 乙
同じくちょうど投下しようと思ってたけど自重しておく。
明日の昼ぐらいにでも何処かのUPロダにあげておきます。
499 :
308:2007/06/22(金) 02:05:30 ID:yJHU0DyC
>>387 二重レス失礼。
現状荒れ防止の為にロダに上げる形になってるんで
都合良く最初から最新まで全部書いてる奴を上げるんで
今日の昼まで少々お待ち頂きたい。
テンプレをみて改めて思ったんだが、
>>1の『マナー』【書き手】のところって「読みやすいSSを書くために」に書いてることと全く同じだよね?
「読みやすいSSを書くために」にもうリンク貼ってるんだからわざわざ書かなくてもよくない?
あと5つめの
>あと投稿前に「投稿していい」と聞いたほうが安全です。
も要らない気がする。わざわざ誘い受けしなくてもちゃんとリロードすればそれでいいじゃん。
>>500 リンクを必ず見るとは限らないし、全部読むのも大変だろうから、『マナー』はわざわざ消さなくてもよくない?
書いておいた方が無難だと思う
ようやく区切りがついたんで投稿します!
>>226 >>225 >>307 (の順番で続きです)
暫くしてキャロが駆け足で来て、皆に迷惑かけてしまいましたと謝るが、教官を含めてみんなは気にしないでと声を掛けてくれた。
それからはいつも通りにドローンを使った連携攻撃の訓練が始まった。
訓練の最後に分隊ごとに分かれての演習を行う。
初めはスターズ分隊から。
予告無しの不意打ち出現なども撃退し、確実にレベルアップしていることを思わせる。
そしてライトニングの番が回ってきた。
「……ちょっと動きがぎこちないかな?」
エリオとキャロの動きを監督していたなのはが呟いた。
なのはの傍らで演習記録をするシャリオも言った。
「やはり高町一等空尉も思いますか」
「うん……こう、なんというか二人とも、どこかスレ違っちゃてるって言うか……あッ!」
フィールドの一角で爆発が起きる。
演習を即座に中止し、なのは達は駆け寄った。
エリオとキャロの連携失敗。
しかも一歩間違えれば大怪我してたかもしれない有様。
「今のボクが悪いんです」
「違います!私が、私が悪かったんです!」
失敗の元となったエリオが言うと、キャロがそれこそ失敗の責任は自分にあると涙目で言う。
そしてついにはぐずつき、キャロは大声で泣き出してしまった。
「ひ、ヒグゥッ……うああああ!わああああああああ!!」
直立不動のままキャロはボロボロと涙を流す。
キャロの突然の泣き出しに皆驚く。
「キャ、キョロ落ち着いてッ!!」
教官の高町なのはがキャロを抱きしめ慌ててなだめる。
「みんな、今日の訓練は中止!……それと、ランスター二等陸士は、向こうでエリオから事情を聞いて」
フリードが哀しそうな目でキャロの側で浮かんでいた。
内容はこうだった。
エリオが誘導したドローンを一網打尽にしようと竜魂召喚を詠唱が終った直後に、潜伏していたドローンがキャロに攻撃をしかけて来た。
ここで昨日までなら、エリオがキャロの手を取り一緒にソニックブームで離脱し、離れた所でドローンを丸ごとフリードで攻撃するのだが……。
「……で、エリオがキャロのすぐ側まで来たところでドローンを撃破しに行き、しかもてまどっちゃったのを見て焦ったキャロが至近距離でブラストレイ使っちゃたと……」
施設の一室、なのはから聞いたフェイトが確認するように言った。
その表情は暗い。
すでに日は落ちている。
もともと訓練で非殺傷設定をしたうえに威力を抑えていたことに加えて、フリードも二人に被害が及ばないよう狙いをギリギリまで外したのでよかったものの、ショックは相当のものだった。
「わたしの責任です!わたしが昨日変なこと言っちゃったから、エリオもキャロも互いに意識し過ぎちゃって……」
「まぁ待ちい。あの子らまだ幼くて、自分の気持ちの整理つかなくって、たまたまとちゃう?しゃあないやん、二人ともまだ10歳なんやし」
落ち込むフェイトとなのはを見かねて、はやてがフォローする。
そう、若すぎたのだ。
本来なら学校に通い、同い年の友達と遊び、学んで、育つはずだったのだ。
10年前、キャロとエリオと同じくらいの年でなのはたちも、PT事件や闇の書事件で命を賭けた戦いに身をおいたことがある。
それでも、最終的には事件は解決し、アリサやすずかたちと友達になれ子供次代を過ごせたのだ。
隊の健康管理を担当するシャマルが言った。
「周りの環境……特に人間関係の急変が、あの子達に見えないストレスを与えてたかもしれないわね。訓練の失敗も、ひょっとしたら、いつか起こってしかるべきことだったのかも知れない」
シャマルが続けて言う。
「くよくよ考えててもしかたないわ。問題が表面化できて良かったと思えばいいじゃない。相談をしたり、訓練のペースを落として余裕を持たせたりとか、解決策はあるわよ!」
年長者らしい落ち着いたアドバイスで、とりあえずこの場はお開きということになった。
フェイトは今夜はキャロと一緒に寝る約束をしていた。
キャロの部屋へ向おうとしたところで、シャマルが呼び止める。
「ちょっと、フェイトちゃんいいかな」
「はい?」
「エリオ君とキャロちゃんのことなんだけどね、その……」
シャマルは言いづらそうに言葉を区切ると、周りを見て廊下に自分達以外いないことを確認して、自動販売機が置いてある小休憩所に誘った。
シャマルがフェイトに何か飲むと聞いたが、フェイトは特にないと言ったので、ノンカフェインのハーブティを選んで渡してあげる。
向かい合わず、フェイトの直角になるようにテーブル左の椅子に座る。
シャマルは自分の分の飲み物を飲みながら様子を見る。
少し落ち着いたのを見計らい、同時に周囲に人がいないことを確認してから語りだした。
「あの子たち、パートナ同士でしょ。それも危険な実戦も何度も一緒に戦って……休日でデートもしちゃう仲だし……。私、ひょっとしたら二人して互いの"性"を意識しだしちゃったんじゃないかなって思っちゃったのよ」
「シャ、シャマルさん、それって!」
顔を真っ赤にしてフェイトが言い返す。
手に持ったカップが震える。
フェイトは二人の保護者として想像したくなかった。思った。まだ早すぎると……。
知識で知っていても、自分が経験した事がないこともあってショックは強かった。
緊張をほぐそうと、シャマルはやや砕けた調子で続ける。
「それとね〜、訓練のこともね〜、思い当たる節があるのよ〜。
前シグナムから聞いたんだけど、二人が入隊する時の話なんだけどね。キャロちゃんの迎えに行ったエリオ君、
エスカレータで転んじゃったキャロちゃんをソニックブームで助けた時に、キャロちゃんの胸を揉んじゃったらしいのよ。両手で、しかも真正面から、しかも手を離すのに時間かけちゃって」
言葉をとぎり、シャマルは一回背伸びをする。
う〜んと言って右腕を天井に伸ばしながら背筋を真っ直ぐにする。
そのあと、窓の外を見ながら話を続ける。
「報告書であったエリオ君の行動が、その時のことを思い出しちゃって躊躇しちゃったんじゃないかなって。
その前日には、なのはちゃんの例の宣言と今日の保健のお話も影響して、
今まで隠れていたって言うか、知るには早すぎちゃった感情ができたんじゃないかって私思うのよ。まあ推測だけどね。
……あと、このお話はなのはちゃんには内緒ね。あの子責任感強すぎるから。いずれにせよ、このままじゃまたミスをするかもしれないから、
本格的なカウンセリングをして二人の気持ちの落ち着きどころを探して……」
言い終わる前にフェイトの方を向いたとき、シャマルは驚きで目を見開いた。
フェイトは顔を両手で覆い隠し、ほとんど声を立てずに泣いていたのだ。
あふれ出た涙が手首を通じて袖に染み渡る。
フェイトは小声でつぶやく。
「どうしよう……どうしよう、どうしよう……」
「ちょ、ちょっとフェイトちゃん?」
シャマルが心配そうにフェイトの肩に手を置く。
顔から手を離し、涙を滝のように流しながらフェイトはシャマルに向いて、叫びそうになるのを堪えて言った。
「私、あの子たちのこと何にも判ってあげなかった。あの子たちに必要だったのは学校とお友達だったのに……。
能力があるからって……六課に来るように誘ったの私なんです!
今まで、あの子たちが私の言うことに反対したことないんです!
あの子たちの話を聞こうとも考えなかった私がいけなかったんです!自分が正しいと思ってた。自分は完璧な母親のつもりになってたッ!
命を落とすかもしれない実戦に出すべきじゃなかった!どうしよう!まだ10歳なのに、子供なのに、私がッ……」
言い終わる前にシャマルは無言でフェイトを抱きしめる。
少しそのままにしてからシャマルが子供をあやす様に語った。
「大丈夫よ。問題はきっと解決するわ。それにね、フェイトちゃんが二人を六課に誘ったから二人は出会えたんじゃない。
わかるでしょ?二人が互いを大切に思い合ってるのは。
今日の出来事は二人の思いがスレ違っちゃっただけ……。大丈夫、必ず良くなるわ」
しゃっくりをして泣くフェイトの頭をなでる。
フェイトのサラサラの金髪をながすようになでながらシャマルは思った。
そう、この私、『湖の騎士』たるこの私が解決させてあ・げ・る(ハート)!
こんな事もあろうかと用意していたプランを遂に、遂に実行するのよッッ!!
あと五年先と計算していたけど……、ああ、我ながら自分の先見の良さに恐れ入るわ!
フフフ……ハーハッハッハツ!!
「ね、今日は何も言わずにキャロちゃんとエリオ君を抱きしめて、一緒に寝てあげて。二人が抱いた思いは悪いことじゃない……。いつか芽生えるもの大切な思い。ちょ〜と二人には早すぎちゃって、どう接すれば良いのか混乱しちゃってるだけなの。ね、フェイトちゃん」
「グス……はい……」
翌日。
シャマルはエリオとキャロ、それぞれ個別に医務室に呼び、軽く会話を交えながら相談業務をした。
最後に二人を一緒に部屋に入れ、飲み物を用意して、雑談(主に最近のヴァイス君とティアナちゃんのなれそめ)を交えながら教えてあげた。
思春期の情操教育というものがあり、義務教育から逸脱しちゃったから自分達の心の変化が判らずにミスをしてしまったということを話した。
午前中はそれで終わり。
昼食時、やはり二人は互いを意識してしまうのか、ほとんど言葉を交わさない。
スバルとティアナが昨日の夜に見たTV番組のことでおしゃべりをしながら念話で会話する。
(ああ!この二人、見てるだけでも歯がゆいわ〜!)
(あんた、変なこと言わないでよ。シャマル先生に言われた通り平然を装うのよ)
(それはいいけど、ティアナ風邪引いてないよね?)
(へ?)
(いや、だって、訓練中クシャミしまくりだったじゃん)
(なに言ってんの。私は体調万全よ!キャロとエリオには悪いけど、この期間を利用して一気に成長させて貰うわ!)
(うわ、露骨〜)
午後に入り四人そろっての訓練となる。
ただし変則編成で、エリオとティアナ、キャロとスバルという組み合わせである。
これはシャマルからのお願いである。
たしかに今のままのキャロとエリオでは変に意識しすぎて悪いとなのはは思った。
訓練が終り、施設内に入ったエリオたちは思いがけない人と出会った。
「よ、みんな、久しぶり!」
膝の裏まで届くかという長いオレンジの髪を振りながら、あっけらかんな声で挨拶した。
ちなみにこんな感じである→「シュタッ(=゚ω゚)ノぃよう」
「アルフさん!!」
驚いた声でみんなが言った。ちなみにエリオ以外は「さん」づけで呼ぶ。
鳴海市出張以来の、久しぶりの再開である。
いつ来たんですか?と言おうとしたところ、突然アルフは犬(狼)耳をピクピク動かして四人とは別の方向へ振り向く。
アルフが向いた先には、見慣れない褐色の肌をした大柄な男が立っていた。
やや蒼みがかかった白髪と、アルフと同じ耳に、尻尾を出していた。
むき出しの腕は、いかにも筋骨隆々であることを判らせる肉付きに、肘まである頑強そうなガントレットを着けていた。
「ザフィーラ〜!」
アルフが黄色い声を挙げながら男に抱きついた。
「ええ〜〜〜〜!!??」
アルフの言葉と行動に驚く新人四人。
人型になれると聞いていたが、見たのははじめてであった。
確かになんとなく六課の守護獣を髣髴させる姿をしていたが、それよりもアルフが人目も憚らず男に抱きついたのにショックを受けた。
「会いたかった〜。全然帰ってきてくれないんだもん。心配してたんだぞ!」
「アルフ、まだ私は勤務中だ」
ザフィーラの太い首に頬ずりしながら言うアルフに、ザフィーラは全く表情を変えずに言った。
「んも〜そんなこと言っちゃって、ホントはスグにやりたくてしかたないでしょう」
「勤務中、しかも他人がいる前で……」
ザフィーラが言い終わる前に、その口はアルフの唇で塞がれた。
見とれるというか、言葉が出ない若き四人組を前に、男女の熱い口づけが続く。
見てるだけで熱い吐息が聞こえてきそうだ。
アルフは自分の髪と同じ色の尻尾をパタパタと振りながら、熱心にザフィーラにキスをし続ける。
時々アルフザフィーラの閉じた唇を熱心に舐める。
「ん……チュッ……ん〜……プハッ」
最終的に長い口づけを止めてもザフィーラは顔色を変えず、口も真一文字に結んでいた。
アルフは半泣きの顔で(どう見ても嘘泣きとしか見えない)叫んだ。
「ひっど〜い!ザフィーラ真面目にキスしてくれな〜い!!」
「アルフ!勤務中だ!」
かなり怖い声でザフィーラが言い切る。
「じゃあ、勤務が終ればいいのね……」
「まあ、そういうことになるが」
涙声で聞くアルフにザフィーラが答えた。
言質を取ったのを確認したアルフは、ここではじめて四人の方に振り返る。
そしてこれ見よがしな明るい笑顔で言った。
「みんな!勤務お疲れさま〜!!」
ここまでです!
なんとか今日中にラストまで仕上げるつもりです。
>>481 OKOK!!!!
問題は起承転結と途中経過の破綻がなければ良いのだが……。
ボスの存在そのものは100以上の異世界(平行世界)があるので居てもおかしくない。
>>484 SS書きが通るジレンマにようこそ!
大量に出る濃いキャラを制御し、なおかつ原作キャラを立たせるんだッ!
あと
>>496氏、GJ!!!
>>509 GJ!アルフに萌えた、素晴らしい
エリキャロ増えてきたな〜
HN名乗られては
512 :
302:2007/06/22(金) 08:22:21 ID:G566qRz4
>>496氏
GJっす!
ルー子&ゼストはまだまだ謎が多いのに見事なはっちゃけっぷりでした
>>224 エリキャロ氏
>なんとか今日中にラストまで仕上げるつもり
楽しみに待ってます!
こんなピュアなエリキャロ書けねぇ…なぜだ
おはようございます。保管庫に以前投下したのが残ってので同じ名前にしてみます
今回は以下の内容で投下するので嫌いな方はスルー願います
・フェイト×エリオ
・微エロ
ではどうぞ
「ただいま、フェイトさん」
「おかえり、お休みは楽しく過ごせた?」
「はい」
屈託のない笑顔で素直に答えるエリオ。
「…でキャロとはナニをしてきたの?」
意味深な聞き方をする。
「最初は街を散歩して、食事をして映画を…」
「エリオ、そうじゃなくて…ちゃんと最後までエスコートできた?」
じれったい、という感じのフェイト。
「?無事に戻ってきましたけど…」
エリオは首を傾げる。質問の意図がわからないといいたげだ。
「ストレートに聞かないとわからないかな…夕日の海岸をバックにキス位はしてきたの?」
「ちょwwwなんでフェイトさんがそれを…」
すでにシャーリーから今日の行動プランはリサーチ済みなのだった。
「というかキャロとはまだそんなじゃ…」
言ってから、自分の発言のまずさに気がつく。
フェイトはいたずらっぽい笑みを浮かべながら、
「まだ?…ってことは、いずれはそうなりたいってことなんだね」
「ううっ…」
耳まで真っ赤にしながら、無言でうつむいてしまうエリオ。
「なら、そのときのために私が教えてあげなきゃね」
その言葉を聞いてエリオははっと顔をあげた。
そして、そこにはもうフェイトの顔があった。
息がかかるくらいの距離に。
驚いて身を引こうとしたエリオの肩をつかんでそのまま抱き寄せる。
唇が重ねられる。
「んっ…んんっ!」
声にならない声を発するエリオ。
フェイトの舌が侵攻してきたのだ。
丹念にエリオの口内を犯してゆくフェイト。
溢れ出す唾液はお互いのが混ざりあい、妖しく輝いていた。
>>511 ちょ!w
エリキャロってSSのタイトルじゃなくて作者名だったのかよ!w
エリオにとっては何十分もたった気がしていた。
実際には5分もたっていないのだが。
「どう?これが大人のキス。少し刺激が強かったかな…」
口を半開きにして、あさってを見ているエリオの表情からすると
少しどころではなかったようだが。
「でも、これだけじゃ足りないよね…ちゃんと最後までエスコートできなきゃ」
そういうやいなや、エリオの衣服をぬがしにかかるフェイト。
まだ意識が戻ってないのか、エリオはされるがままだ。
ふと肌寒さを感じて、エリオは我にかえった。
そして自分の置かれている状況に気付き、驚愕する。
何も着ていないフェイトが自分に馬乗りになっているのだった。
自分は、と見るとやはり全裸であった。
「あ、気がついた?よかった…やっぱり何か反応がないとつまらないもんね。」
すでに当初の目的を忘れてしまっているようだった。
「フ、フェイトさん…」
怯える小動物のようなエリオ。その反応はフェイトの加虐心に拍車をかける。
エリオにとっての長い夜はまだ始まったばかりのようだった…
以上です、お目汚し失礼しました。
>>509 エリキャロ氏GJ!シャマル先生がやべぇw アルフ可愛いよアルフ!しかも
今日中にラストまでとの事、楽しみにしてる!
…一つだけ指摘するなら、エリオの高速機動は「ソニックブーム」じゃなくて
「ソニックムーブ」だぜ。他のはただの誤字だろうけど、これだけは二回とも
だったので一応指摘しておく。
523 :
468:2007/06/22(金) 10:15:33 ID:YOuSyY6j
遅レスで申し訳ありませんが、なんか結構アレな感じに……
>>469 471 472 473
なるほど、オリキャラはリスクが大きいと言う事ですか……
一応、本編の誰かとくっつけたりするつもりは無いです
>>470 こいつのイメージとしては『檜山信之氏が演じるような狂気の悪役』です。
特定のキャラで行けばデモンベインのサンダルフォンとか、X ASTRAYのカナード(こっちは☆ですが)あたりで
>>475 当てはめてやって見たら18点でまあ普通でした……今のところホッとしています
>>478 479
強すぎず弱すぎず本編キャラを崩さないよう気をつけます。
ナンバーズはあと2人くらい殺しそうですけど……
>>491 すいません、そう言うのが多く目に入ったから思い込んでました。
あとは感想で
>>496氏
壊れゼストさんイイ! 是非ともこれは続きをお願いしたいところです。
>>509 224 エリキャロ氏
面白い所をアルフが全部持って行ってるよ! だが、それがいい
でも一つ疑問が、フェイトは2人が六課に来た事を良く思ってないはずですが……
いろいろと設定無視してる私が言えた事ではありませんが
524 :
308:2007/06/22(金) 12:27:29 ID:dmo/oqSd
525 :
308:2007/06/22(金) 12:29:22 ID:dmo/oqSd
すいません、レス番号間違ってる上にPass伝え忘れたorz
注意書きは
>>337でPassはsageです。
エリキャロ氏GJ!
俺も大好きだよエリキャロ!
ユーノが主役のお話はまだだろうか……。
フェイトとフラグが立った感じのところで終わっちゃってるからずっと気になって……。
でもユーノ自身も瀕死なんだよな……。死なないとは思うがちと心配……。
A's++か?気長に待とうぜ。
クロノ×エイミィのSSです。
6レスお借りします。
・エロです
・苦手な方はスルーでお願いします。
>>524 何か全然投下しておkな気がしますが
GJ!
トランスポーターでの転移から、現実に戻る一瞬は、いつも少し緊張する。
カメラのシャッターのように切り替わった視界。そこに、いつもと変わらない風景が見えたことに安堵して、クロノ・ハラ
オウンは無意識に緊張していた体の力を抜いた。
コートを脱いで腕に引っかけると、リビングを覗く。いい匂いがするな、と思っていると、リビングの奥、キッチンになっ
ているところでひょこひょこ動いている、ぴんと立った癖毛が見えた。
「エイミィ、ただいま」
「あ、おかえりー」
声をかけられた彼女―エイミィ・リミエッタはくるりと振り向いて、コンロの火を止めると、ぱたぱたとクロノの近くに駆
け寄ってきた。
「今日は早かったねぇ」
「まあ、そういう日もあるさ」
「そうねぇ」
言いながら、エイミィはクロノが腕に引っかけていたコートを持って行ってしまう。てきぱきとクローゼットにそれをしま
うと、今度は管理局の制服の上着まで脱がそうとする。
「ちょ、エイミィ、自分で脱げる」
「いいじゃんいいじゃん、なんかこういうの楽しいし」
「僕を脱がすのが楽しいのか」
「そりゃあもう」
処置無し、と肩を竦めて、クロノは彼女のやりたいままにさせることにした。家の中で彼女の機嫌を損ねてもいいことなど
ないのは分かっている。
ふと。
後日なんでこんなこと思いついてしまったのかクロノは激しく悔やむことになるのだが、その時はほんの軽い仕返しのつも
りだった。いつもやりこめられていることへの、ほんの軽い仕返しのつもりの一言だったのだ。
「僕も、エイミィを脱がすのが楽しいけどな」
クロノの予想していた反応は、「またまたクロノくんったらぁ」とか、「シモネタで返すなんて成長したねえ」とか、そう
言った反応だった。エイミィがそう返して、ちょっとした笑い話で終わるはずのことだった。
けれど。
「……あ」
順調にクロノの服のボタンを外していたエイミィの手が止まる。あれ、とクロノは思った。予想していた反応が返ってこな
い。それどころかエイミィは手を止め、けれどそこから手は離さずに、上目遣いにクロノを見て、視線を逸らす。そんな動作
を繰り返している。
あれ。この雰囲気はなんだろう。
「わ、私、も」
どうしてエイミィは頬を染めちゃったりしているのだろう。
「クロノくんに脱がされるの、嫌いじゃない、よ?」
その声と、表情と、単語の羅列が生み出す意味に、クロノは頭をグラーフアイゼンでぶん殴られたような衝撃を感じた。こ
の不意打ちはひどい。これはひどい。こんな表情でこんなことを言われたら、どうするのか。どうしろというのか。
ほぼ停止した思考を蹴り飛ばして、本能だけが体を突き動かす。
「エイミィ!」
「うひゃあっ」
本能は、あっさりとエイミィを押し倒した。
「ん……」
ソファに押し倒した彼女の上にのしかかるように体重をかけて、クロノはエイミィの唇に吸い付いた。最初はゆっくりと、
唇をなぞるように舌を這わせる。キスを落としながら、手は服の上からエイミィの体をなぞる。ふる、と彼女の体が震えた。
クロノは唇の隙間に割り込ませるようにして舌を押し込む。ぬるりと滑る感触が脳を痺れさせていく。
口の中でエイミィの舌をつつくと、彼女の方から舌を絡めてくる。絡まる舌を擦り、吸い上げ、口の内側から歯列まで嘗め
上げると、呻くような声と共に、彼女の体がまた震えた。気持ちよさに体を震わせる彼女がとても可愛く思えて、クロノはそ
ちらに集中する。
口の中を犯しながら、手は下へ。ブラウスのボタンを外しつつ、スカートのホックも外してしまう。できた隙間から、クロ
ノは腕を滑り込ませた。直接にエイミィに触れる。大丈夫、彼女の弱いところは分かっているさ。クロノは頭の中で誰にとも
なく呟いて、触れるか触れないかのところで微妙な刺激になるように彼女のお腹の上で指を滑らす。
「んうっ」
不意打ちの刺激に、エイミィの腰が跳ねた。クロノは目を閉じて何かに耐えるように眉を寄せたエイミィの顔を見ながら、
さらに手を動かす。お腹を撫で回したあと、脇腹。そして背中へ。その間もクロノはエイミィの口の中を犯し続けている。
「ぷあっ」
どのくらいの時間が経っただろう。クロノが唇を話すと、くたりと体の力が抜けたように、ソファの上でエイミィは大きく
息をつく。口の周りで光を反射させている唾液の後と、ほんのりと染まった頬がいいようもない感動をクロノに与えた。
その感動に引きずられるままに、クロノはエイミィに引っかかっている服をするすると脱がしていった。ブラウスを脱がし、
スカートを抜き取って、ブラも外してしまう。そこで我に返ったエイミィが自分の胸を隠しながら、
「ちょ、ま、待って、ここリビングだよ、誰か帰ってきたら――」
オトコノコは止まれないのだ。クロノは上着を脱ぎ捨てると、エイミィに体を密着させて、キスを落とす。肌と肌が触れあ
う感触が、クロノは好きだった。汗ばんでいると、なおいい。エイミィにかってそれを告げたら「……変態」と満更でもなさ
そうな顔で言われたので、彼女もきっとそうなんだとクロノは信じている。
文句をキスで封じ込めると、クロノはエイミィの最後の一枚を脱がしにかかった。
「や、場所、変えようよぉ……」
言いながらも、クロノがパンツに手をかけると、腰を浮かせて脱がしやすいようにしてくれるエイミィが、クロノは大好き
だった。以前それを言ったら神速の右フックで昏倒させられたので、心の中で思うだけにする。
エイミィは真っ赤になっている顔を逸らして、固く目を閉じている。クロノがパンツを引き下ろすと、ちょうど真ん中に、
小さな染みができていた。
「見るなあっ」
決してじっと眺めていたわけではないのだが、それでもエイミィはクロノの手から自らのパンツを奪い取った。
クロノは彼女の両足を開くようにして体を滑り込ませると、上から覆い被さるように体を重ねる。その間にズボンとトラン
クスを脱いでしまうと、俺は最初からクライマックスだぜ、と主張しているような分身がいる。僕だってクライマックスだ、
と意味の分からないことを思いながら、それを彼女の秘裂に擦りつける。
くちゅ、と水音がした。
「……エイミィ、濡れてる」
「クロノくんが、濡れてるん、でしょ」
そうかもしれない。そうでないかもしれない。どちらでもいいのかもしれない。
ぐ、と押し込もうとすると、抵抗。
「っ、ごめ、もう、ちょっと……」
エイミィが皆まで言い終わる前に、クロノは彼女の胸に吸い付いた。桜色の突起を吸い、舌で転がし、ゆるゆると甘噛みす
る。その動作ひとつひとつに反応して嬌声を上げるエイミィのことを、クロノは愛しい、と思う。もっと声を出させたい、と
思う。もっともっと感じさせたい、と思う。
彼女の秘裂に指を差し込むと、ぬるり、と滑り込むように自分の指が彼女の胎内に埋まっていく。
「やっ、ん、中、ダメぇ」
うっかり傷を付けてしまわないように、ゆっくりと中で指を動かす。彼女の嬌声が一段階高くなる。そのまま、すぐ上にあ
る小さな突起を親指で転がすと、エイミィの腰が大きく跳ねた。
「それ、それダメだよっ、感じ過ぎちゃうっ」
それならなおさらだ。クロノはどこか加虐的な喜びを感じつつ、エイミィが感じるポイントを責める。
「あ、あ、あ、あ、」
断続的な声。抱えている足にぐっと力が込められていくのが分かった。
もうすぐだ。
「ダメっ、イっちゃ、うあ――っ!」
ひゅ、とエイミィの呼吸が一瞬とまり、体が緊張に硬くなったあと、大きく息を吐きながら弛緩していく。クロノはエイミ
ィの中から指を抜いた。指同士を擦り合わせると、ぬるぬると滑り、指の間に橋がかかる。
「ば、ばかぁ……」
それを見ていたエイミィが小さく呟く。クロノは笑いながら、その自分の指をエイミィに見えるようにぺろりと舐めた。
「ヘンタイ」
「ああ、ヘンタイで結構」
軽口で答えながら、今度こそ、クロノはすでにクライマックスな己の分身をエイミィに押し当てる。彼女の愛液をまとわり
つかせながら、クロノの分身はゆっくりと彼女の中に沈んでいく。カリの部分まで埋まったところで、クロノは彼女の表情を
伺った。さほど苦しそうには見えない。
大丈夫か。
勝手にそう判断したクロノは、残りの部分を一気にエイミィの中に押し込んだ。
「んああっ!」
彼女の顎が跳ね上がり、体全体が反るように緊張する。
けれど、それはクロノも同じだった。動いていないのにゆるゆるとまとわりついてくる暖かい彼女の中は、最高に気持ちが
良かった。
もう、我慢なんてきくものか。
「クロノく、ちょ、速いっ……!」
体が求めるままに、何度も何度もエイミィの中を往復する。最初はゆっくり、とかそんな思いはもう本能に蹴り飛ばされて
どこか手の届かないところまで転がっていってしまっていた。ただ、エイミィを感じたい、ということしか頭に残らない。
「ダメっ、すぐイっちゃう、イっちゃうのおっ!」
緊張と弛緩をエイミィの体は繰り替えす。
エイミィの体は極上の麻薬のように気持ちよくて、自分が気持ちよくなろうと動くほどに彼女も感じて、嬌声を上げてくれ
る。汗ばむ体が密着し、ぬるぬると擦れ合う人間の体で一番敏感な部分を中心にして一つに解け合っていくような錯覚。
「気持ちイイ、きもちイイよぉ」
「僕もだ、エイミィ」
「ほんと?」
「ああ」
エイミィの足を抱え上げると、体重をかけるようにして尽き込む。中で擦れる場所が変わり、刺激が変わり、彼女の反応も
変わる。
「おく、ダメ、ダメぇ、感じ過ぎちゃう……!」
「エイミィ!」
「くろのくんので、おかしくなっちゃうっ!」
僕なんてとっくにおかしくなってる。もう言葉にはならなかった。電流を流されたように、背筋に痺れるような快感が走り
、自分の制御ができなくなる。自分が自分でなくなる瞬間は、ひどく気持ちよかった。まるで泣いているように喘ぐエイミィ
を、もっと見ていたいと思った。
けれど、終わりは来る。自分の限界が近くまで迫っていることをクロノは分かっていた。
「……エイミィ」
それだけで彼女は察したのだろう。動きを止めたクロノに、彼女は目を閉じたまま頷く。
「いいよ、中で、出して。クロノくんの、欲しいよ」
「ああ」
動きを再開すると、エイミィの声もまた、クロノの脳を溶かすように響く。獣のように交わっている自分たちをクロノは想
像した。彼女の声はもはや絶叫に近く、そしておそらくは自分もそうなのだろうとクロノは思った。
「うああっ」
ひどく情けなく聞こえたのは、自分の声だった。繋がっている部分の先端から、まるで魂が引きずり出されるような快楽。
射精しているんだ、と一瞬遅れてクロノは悟った。僕は、エイミィの中に、射精している。何度も痙攣を繰り返し、もうこれ
以上はないだろうという最後の一滴までエイミィの中に射精している。
「ふあ、あ、あ……」
まるで自分の射精に合わせるように、エイミィは身を震わせていた。
「中に、出てる、クロノくんのが、出てるよぉ」
クロノは荒い呼吸を繰り返しながら、エイミィの上に倒れ込んだ。んふふ、とどこか嬉しそうにしながら、彼女はクロノの
頭を抱え込む。
そのまま、クロノは唇を重ねた。本当に唇を重ねるだけの、軽いキス。離れて、笑って、もう一回。
エイミィはご機嫌で、クロノに頬ずりしたり、頬や首元にキスを落としたりしている。猫のような甘え方だな、とクロノは
思う。それならそれで、お返ししてやる。そんな風に思うと、クロノもエイミィの唇以外のところに何度もキスを落とした。
気がついたらキスマークのつけ合いになっている。
それもまあ、僕たちらしいんじゃないか。
そう、思う。
「クロノくん」
「なんだ?」
「なんか、あたし、ちょっと幸せかも」
「奇遇だな。僕もだよ」
「そっか」
「ああ」
笑いながら、唇にキスをする。クロノの髪を、エイミィが撫でる。彼女はそうするのが好きだった。だからクロノは抵抗せ
ずに、彼女のしたいようにさせる。
「あたしたちって付き合いも長いけどさ」
「そうだな」
「なんか、クロノくん以外の相手ってまったく想像できないや」
「想像されても困る」
「あらん? 嫉妬? 嫉妬かな?」
馬鹿なことを言うエイミィを、クロノはキスで黙らせる。最近ワンパターンだな、とクロノは自覚する。もっと他の黙らせ
方を考えておかないと。
「んもう、変な黙らせ方覚えちゃって」
「おかげさまでね」
いい加減熱も引いてきて、冷静な自分が戻ってくる。今いる場所がどこなのかということを認識して、クロノはエイミィか
ら体を離した。繋がった部分からクライマックスが終了してしまったクロノの分身が抜ける。
「んん……」
その瞬間、エイミィは目を閉じて、軽く体を震わせた。
ごとり。
そんな音が聞こえて、クロノは長い間油を差すのを忘れて関節部分がすっかり錆び付いてしまったブリキ人形のように、顔
を音のした方向に向けた。
コンビニのビニール袋が見える。その横に見覚えのあるような足。あーあれを落とした音だったんだなー。あえて一部分か
ら思考を逸らすようにクロノは考える。しかし、視界はゆっくりと上へ上がっていく。
ふるふると震えながら、信じられないものを見るようにこちらを見ているのは、彼の義妹である、フェイト・T・ハラオウ
ンその人であった。
視線が交錯する。
彼女の瞳が急速に潤み出す。
違うんだ、と言おうとして、クロノは今の自分がどんな姿をしているのか考えた。
丸出し。
そう、丸出しである。いろんなものが。義理とはいえ妹の前で出してはいけない物が。
冷や汗が頬を伝う。
ちらり、とエイミィを見ると、フェイトのことには気付いていないのか、幸せそうな顔をしてごろごろしている。彼女も丸
出しだった。
クロノがめいっぱい放出したものが、彼女の中から溢れて、ソファを汚した。
フェイト・T・ハラオウンはそれを見ていた。彼女にとって不幸だったのは、リビングの入り口から二人の姿が全て見えて
しまう部屋の配置だったことだろう。そう、彼女は全てを見てしまった。彼女の義理とはいえ兄として、そして同じ職場の頼
れる先輩として信頼しているクロノ・ハラオウンが何を、いや、ナニをしていたのか。彼女の優秀な脳細胞は現場を見、そこ
でいったい何が、もとい、ナニが行われていたのかを正確に、克明に把握した。そして、真っ赤になった。脳細胞は加速し、
その加速が熱暴走を起こし、まともな思考が破壊されていく。
そして、フェイトは、
「お、お義兄ちゃんの馬鹿あああああ!」
という叫びを残してマンションを飛び出していった。
後日、しごく真剣な顔で「一人暮らしをしたいので家を出たいと思います」と母親であるリンディ・ハラオウンに訴える義
妹を必死で引き留めるクロノとエイミィの姿があったとか。
以上です。少しでも楽しんでもらえたら幸いです。
お邪魔しました。
GJ
その後なのはに(性的な意味で)慰められるフェイトを幻視した
GJ エイミィは少ないから嬉しいぜ
>>538 ラブエロGJ
しかしなんという迂闊なクロ助!
クロノ、相変わらず迂闊なヤツめ
>>545 それはユノフェか。ユーノ×フェイトなのか。
だとしたら俺も異端の仲間入りだぜ。
547 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 21:22:30 ID:q7xAuCFl
>>545 ユノフェは某魂なサイトで妙に流行ってるよな。
なのはが朴念仁過ぎてありえない話じゃないと思っている俺もまた異端だ。
551 :
Mr.P:2007/06/23(土) 00:18:36 ID:Q6Di6UZM
投下します。
エリキャロです。
微エロなので、苦手な方は回避してください。
あなたは六課のスタッフです。
六課もまだまだ軌道に乗り切っておらず、今日は残業でした。
寮にある部隊長の趣味で改築したという浴場でたまった疲れをほぐしています。
時刻は日付をまたいだ深夜です。
六課には女性職員よりも男性職員が少ないのも手伝ってか、自分以外には誰もいません。
まわりを気にせず、のびのびと足を伸ばしてお湯を楽しむことが出来ます。
しかし脱衣所で人の気配がしました。衣擦れの音が聞こえます。どうやら誰かが入ってくるようです。
あなたはこれまでの静かな時間が壊れるようで、あまりいい気持ちはしませんでした。
まだ一人の時間を楽しみたかったあなたは、入ってくる人に自分のことを気づかれないように気配を殺しました。
「よかった。誰もいないみたいだ」
「もう時間も遅いからね」
少年と、なぜか少女の声が聞こえました。
ここは男湯です。なぜ女の子の声がするのでしょうか。
すっぽんぽんなのです。好き好んで裸を見せる性癖があるわけでもなく、湯船からそっと上がりあなたは物陰へと隠れます。
「今、何か物音が聞こえたような気がする……」
「もう。エリオくんは気にしすぎだよ。まだ私も十歳なんだから、男湯入ってもいいと思うけど」
「うーん。確かにそうなんだろうけど……」
「六課に帰ってからは、こうしないと一緒にお風呂できないよ。ゆっくりはいろ」
入ってきたのはエリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエというライトニング分隊のちびっこ二人でした。
ちゃんと体にタオルを巻いています。
ははあ、とあなたは状況を理解して心の中でうなずきました。
つい先日、ロストロギアを追って部隊長の出身世界である第97管理外世界に訪れたおりに、エリオ
が銭湯で女湯に入るか男湯に入るかでもめた話を思い出したのです。エリオを追いかけて男湯まで行
き、女湯に連れ帰ってきたキャロの武勇伝は微笑ましい話として、六課では噂になっていました。
どうやらあの話の後日談が現在展開中のようです。
キャロはまたエリオと入りたいと無茶を押し通した模様。
この前はエリオくんが女湯に来たんだから、今度は私が男湯に行くよ。そんなやり取りに押される
エリオが容易く浮かびます。
あなたはちびっこカップルのことを微笑ましく思いました。想像すると和めます。
見守って行きたい気持ちはありますが、ここは黙って気づかれずに立ち去るのがマナーというもの
でしょう。
しかし困りました。
浴室から出るには二人のそばを出る必要があります。絶対に気づかれるでしょう。
このまま二人が風呂から上がるまでずっと潜んでいるという案も却下です。長時間裸で隠れていた
ら風邪を引いてしまいます。
あなたは困り果ててしまいました。最初に気配を殺したのを後悔してしまいます。
あのとき普通にしていれば、生暖かい視線で見守りつつ退場できたはずです。今この場で出現する
のは気まずいものがあります
「さ、夜も遅いし、さっさと体洗ってお風呂入って寝よう。夜も遅いしね」
キャロは男湯がめずらしいのか、きょろきょろしています。エリオそんなキャロの手を引いていき
ます。
さっさとあがってくれと、エリオを内心応援します。
「ねー、エリオくん、洗いっこしようよ」
「ちょっと、ちょっと、キャロ。何いきなりバスタオルはだけてるのさ!」
「え? だって、脱がないと体洗えないよ」
なんでもないことのように、さらっとキャロは身にまとっていたバスタオルをはだけました。
エリオの言葉を聞いているのかいないのか、不思議そうな顔をしながらタオルを畳んで脇におきま
した。
丸裸であることにまったく躊躇しておりません。
「ほら、エリオくんもタオルとって座って。まずは私がエリオくんを洗ってあげるね」
「自分で取れるからぁっ」
「タオル濡れちゃうよ?」
「気にしなくていいよ! キャロのと違ってフェイスタオルだから絞れば大丈夫!」
エリオは腰に巻いていたタオルをキャロに取られそうになっていました。
大慌てで、座ることで防御しました。キャロに一番近いところのシャワーの前に座るのは、キャロ
の希望に沿ったからなのでしょう。
適度に流されて、要望を満たしてやり過ごすという女性の扱いを学習したのでしょうか。それとも
、女性には逆らうなということが刷り込まれてしまっているのでしょうか。
エリオの将来が少し心配になってしまいました。
「じゃ、洗うね」
シャワーを出して温度を確かめ、熱くないか安全確認。エリオの頭に弱い勢いでかけて湿らせます
。
シャンプーを手のひらに出すと、泡立ててエリオの頭に載せました。
人の頭を洗うのに慣れているようです。
マッサージをするようにわしゃわしゃと揉むようにして、座っているエリオの頭を一生懸命洗って
います。
やさしく繊細な手つきは、エリオにとってはくすぐったいものがあるのでしょうか。
少し背を丸めて目を閉じています。もしかしたらシャンプーが目に入るのを恐れているのかもしれ
ません。
自分は10歳のころどうだったろう。そんなことを考えながら、あなたは二人を眺めていました。
キャロがシャワーをかけ、丹念に泡を流してシャンプーは終わりです。
ここであなたはうっかりしたことに気がつきました。
シャンプーしている間ならば、脱衣所に移動しても気づかれなかったのです。特にすすいでいると
きなんかは、足音もシャワーの音がかき消してくれるでしょう。
まだキャロの頭は洗われておりません。エリオが洗うそのときならば、脱出するチャンスはあるは
ずです。
だんだん体がしゃれにならないくらい冷えてきましたが、あなたはもう少しがんばることにしまし
た。
キャロは今度はスポンジにボディーソープを塗りたくりっていました。これから続けて、エリオの
体を洗うようです。
「背中流してあげるね。痒いところあるかな」
「特にないよ。こする力はもうちょっと強くがいいかな」
「がんばってみる」
キャロはごしごしとエリオの背中を擦っていますが、やはりそこは女の子。一生懸命なのは伝わっ
ているでしょうが、エリオとしてはちょっと物足りないようです。
「エリオくん、両手をあげて」
「くすぐったくないようにお願い」
「うん、わかった。ばんざーい」
キャロの言葉に合わせて、エリオが両手を上げます。キャロは汗がたまりやすい脇の下を、ぐりぐ
りとスポンジでこすりました。
「ちょっと、キャロ、待って! もう十分だよね。下に行ってよ!」
「だーめ。しっかりきれいにしないとだめだよ。ここは汗がたまるところなんだから」
脇が弱点なのか、頭のときよりエリオはくすぐったそうに身をよじります。
キャロはエリオの動きにあわせて動き、逃しません。
「もう、エリオくんってば」
「だって、キャロがくすぐるから……」
逃げようとするエリオと追うキャロ。
動いている最中に、エリオの腰を覆っていたタオルもタイルへ落ちていてしまっています。
スキンシップを経て、エリオにとってもタオルで隠す隠さないはどうでもいいことのようです。
子猫同士のじゃれ合いのような二人を見ていて、あなたは和みました。
「じゃ、次は前を洗うね」
「うん。よろしく」
キャロはエリオの正面に移動しました。
先ほど背中を洗ったときと同じ調子で、腕を伸ばしてエリオの胸やらお腹やらをごしごし洗います
。
鼻歌など歌って、キャロは絵に描いたようにご機嫌です。
座っているエリオに合わせてしゃがんでいるので、エリオの視点からはキャロのつむじかその下が
見えていることでしょう。
あなたはエリオの目がキャロのまっ平らな胸を見ていることに気づきました。
やがて、その目はキャロが洗っている自分の胸に移りました。
不思議そうにして、その二つを見比べているようです。
現時点で私から見ても、エリオの胸とキャロの胸、大して違いはありません。
エリオは二人の保護者であるハラオウン執務官の胸と比べているのではないでしょうか。
どのように成長していくのか、興味を持ったようです。
「ねー、エリオくん」
「な、なにかな」
女性の神秘に思考を巡らせていたエリオは、キャロが話しかけてきたことに虚を突かれたようでし
た。
どもりながらも、平静を装って応えようとしています。
「これ、どうやって洗えばいいの?」
エリオが思考の淵にたたずんでいる間に、キャロの作業は進行していました。
上半身は見事に泡だらけになっています。
その次にキャロが目指したのは、まだ小さいエリオの男性のシンボルでした。いわゆるおちんちん
。
「えーと、それは、と」
エリオは油が切れたおもちゃのように、ギギギとぎこちなく動きました。
キャロはさっきのエリオと同じような目つきでおちんちんを見ています。実際に見るのは初めてな
のでしょう。興味津々なことが見て取れます。
キャロの経歴としてハラオウン執務官に引き取られてきたということを思い出しました。ハラオウ
ン家で男性といえばクロノ提督ぐらいでしょうし、きっと異性との触れ合いの経験値は多くはないの
でしょう。そう考えると、無知ゆえのエリオへの大胆極まりない行動も納得できます。
エリオはキャロの顔を見てなにやら決心しているようです。裏方のあなたが知っているくらいです
から、キャロの事情は当然エリオも知っています。
「スポンジじゃなくて、手で泡をこすりつける感じで洗ってくれるかな」
キャロのために一肌脱ぎ、身を任せることを決意したようです。
傍から見ているあなたはそれはどうだろうと突っ込みそうになりましたが、寸前のところで飲み込
みました。
「うん、わかった。やさしくするね」
触る許可をもらえたキャロの声は弾んでいました。
そっと手を伸ばしてエリオの物を手でつかんでいます。手がゆっくりと動き、感触を確かめていま
す。
「やわらかいね。ぷにぷにしてる」
「キャロ、くすぐったいよ」
「エリオくんってくすぐったがりだね」
キャロはくすくすと笑いながら、今度はエリオのをつまんで下に引っぱったりしています。
さすがにエリオも苦笑を浮かべていました。
「ね、この下のはなんなの?」
キャロの手がさらに伸びておちんちんの下の袋へと伸びました。
「ふにゃふにゃしてる。……中に何か入ってるね」
「そこはぶつけたりしたらすごく痛いんだ」
「……大変なんだね」
キャロは手にのせてコロコロと転がしているようです。未知の物体の検分をしているようで凝視し
ています。
エリオは何かを思い出しているのか、目を閉じてふるふると震えています。
あなたは男として、股間へのダメージはとてもよく理解できました。エリオに対して、思わず同意
をもって頷いてしまいます。
「あ、ごめん。洗ってる最中だったね」
「いいよ。もう十分だから」
エリオのものを弄るのに夢中になっていたキャロは正気に戻ったようです。
キャロが泡塗れの手で触ったおかげで、エリオの股間はすでに泡塗れになっています。
「ここおしっこするところなんだよね。ちゃんと洗っとかないとダメだよ」
「うーん、そうだね。じゃ、続きお願い」
「はーい。きれいにしてあげるね」
キャロは今度はちゃんと洗うことに専念しているようです。じっと見たりせず、手を動かし続けて
います。
エリオはくすぐったそうにしながら、身を任せています。
「そういえばさ」
エリオはふと思い立ったとキャロにたずねました。
「女の人ってどこからおしっこするの?」
おそらく無邪気な質問なのでしょう。
自分はおちんちんからおしっこを出す。なら女の人は、と疑問に思ったに違いありません。
「エリオ君の見せてもらったし、私のも見てみる?」
「え、いいの?」
「恥ずかしいの我慢していっぱい触らせてもらったからね。エリオくんのはもう流すよ」
「うん、お願い」
キャロは話しながら、エリオにシャワーをかけて泡を流しきりました。
エリオは好奇心が抑えられないのか、キャロの裸をじっと見ています。キャロは恥ずかしそうに身
じろぎをしました。
けど彼女も前線に立つ一人です。行動力はあるのでしょう。
椅子を持ってきて底に座りました。エリオの視線を一箇所に浴びながら、ゆっくりと足を開いてい
きます。
「ここらへんかな」
キャロは自分のわれめを指差しています。
エリオはよくわからないのか、顔を近づけて怪訝そうな表情を浮かべています。
「よくわかんないや」
尿道を見つけることはできなかったようです。
エリオはキャロのまたに顔をうずめています。エリオの眼前には女の子の秘密が展開されていると
ころでしょう。
今時の子は進んでいるのか、遅れているのかよくわかりません。
オマケに交わされる会話もなにやら不穏です。
「うーん、そっかぁ」
キャロはここまでしたのにと不満そうです。
「もう、いいよ。十分見せてもらったし」
「でもわからなかったんだよね。それじゃ意味ないよ」
「意味ないといえばないけど……」
「お行儀悪いけど排水溝すぐそこにあるし、やってみせようか」
「えええええええ?!」
あなたはキャロのあんまりといえばあんまりは発言に思わず声をあげそうになりました。
わずかに声が漏れてしまいましたが、エリオの叫びにかき消されます。
「エリオくん、もう遅いんだから大声出しちゃダメだよ」
「そうだね、大声出してごめん。……じゃなくてさ。えっと……いいの?」
エリオはおそるおそるといった調子でキャロに尋ねています。
女の子にそんなことをさせるのはエリオの中ではNGなのでしょう。
どこから女の子がおしっこするのか気になっているのも事実。二つの事象の狭間でエリオも揺れて
いるのでしょう。
キャロはそんなエリオの葛藤を受け入れて、にっこりと菩薩のような笑み返します。
「いいよ。気になってるんだよね。見せてあげるよ。……だから、見ててね」
キャロは椅子から降りてしゃがみました。本気でする気です。
エリオもしゃがみこんで、じっとキャロの股間を見ています。
キャロがぎゅっと目を閉じました。羞恥心に耐えているようにも、尿意をがんばって押し上げてい
るようにも見えます。
ちょろちょろ。
やがて小さな水音が聞こえてきました。
あなたは放尿プレイなんてマニアックすぎだ、とつっこみたい気持ちをぐっと押さえつけています
。
すぐに音は止まりました。ふうと、キャロがすっきりして息を吐き出しています。
「ね、エリオくん、どうだった?」
「うん、見れたよ。ほとんど何もないところから出るんだね」
エリオもまた、疑問が解消されたためかさっぱりした顔をしています。
「じゃ、片付けなきゃね。シャワーで流すよ。キャロ、立ってくれるかな」
「片付けありがとね。ふふ、お風呂でおしっこしちゃった。フェイトさんに見つかったら怒られちゃ
うだろうな」
「そのときは一緒に怒られるよ。僕のためにしてくれたんだし」
「じゃ、私たち、共犯なんだね」
「そう……だね。そういうことになっちゃうね」
二人は自分たちがやった悪戯をくすくすと笑いあっていました。
フロアを水で流して、キャロの髪をエリオは洗い始めました。
あなたはやればできる男です。
チャンスを物にして、気づかれないように脱衣所に逃げ込みました。
体は冷え切っていますが、しょうがありません。
乾布摩擦をして体を温めつつ、湿気を取り除いていきます。
ある程度肌が温まってから服を着ました。
最後にちらりと浴室の中をドアの隙間から覗いて見ます。
エリオとキャロはリラックスして湯につかり、肩を寄せ合っていました。
普通にしているところを見ると、微笑ましいちびっこカップルです。
まっすぐ清く成長して欲しいなとあなたは願わずにはいられません。
お幸せに、とつぶやいて清掃中のプレートを入り口にかけて出ます。
もうしばらく、二人きりの時間が続きますように。
559 :
Mr.P:2007/06/23(土) 00:32:24 ID:Q6Di6UZM
以上です。
微妙すぎるエロな上に、二人称なんて妙なものですみません。
では失礼します。
GJ
これは新しい……
>>559 ええい、このリンディ提督も思わず噴き出すようなだだ甘カップルめ!微笑ましいにも程があるわ!
罰としてこの二人には婚約、ひいては結婚を命ずる!罪状は俺やその他スレ住人を萌え転がらせたことだ!
>>559 新感覚GJ
どうやらエリキャロ強化週間みたいなので次のエリキャロにも期待。
>>549 なのフェ、なのユーに比べたらそりゃ低いが有り得なくはない、と思う。
なのはに比べりゃ劣るだろうが、フェイトにとってもユーノは長い友人で、異性の、とつけりゃ推定だがほぼ3期でもトップ級だろう。
なんで組めなくは無い、と思う。なのはの処遇がこの場合凄く悩むけれど
なのはシリーズで「異性」という縛りを掛けるとそうなる罠。
その一言でカップル率ががっくり減るな・・・
まあ二次だし、クロノとかの縛りも取っ払っちゃったら?
二次だし、なのはやエイミィさんに拘る必要もあるまいて。
むしろ「異性」を縛る
>>566 しかしだ。「リリカルなのは」のクロ助にはエイミィかリーゼ姉妹ぐらいしかあてがう相手がいないわけだがねえ。
そこで鬼畜王クロノ
571 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:25:05 ID:xft3/qNZ
>>568 フェイト辺りはいけるんじゃね?
定番のジャンルだからそれなりに同人も出てるし。
むしろ某聖痕(今はサイト名変わってるが)を読み耽ってる俺としては、クロフェの少なさに驚いている
まあ、StSだとエリオっていう美味しいキャラがいるから、無理にクロノと絡める必要もないんだろうけど
つーか折角妻帯者になったことだし、不倫ネタの一つもありそうなもんだが
2ch外で盛んなのは、ここでは少な目なのは仕方ないと思う。
都築さんのとこの拍手レス返しが見れなくて確認できないが
なんか理由があってユーノとフェイトとは恋人としての相性が悪いとか書いてたけど、どんな理由だっけ?
過去ログ化されてない部分だったっけか…?
どっちも物静かで引っ込み系だから関係が発展しないんじゃないか、
みたいな感じの内容。
>>572 11話の時にカリム関連はちらほら見かけたが、キャラの描写量がまだ足りんな。
一枚絵のネタにはなるけど小説書けるほどじゃない。
なんということだ……書き終らない
キスシーンが何故終らない!
つかアルフとザフィーラ書いてる方が面白いって、俺はorz
>>512 ありがとうございます
>>523 脳内設定では、本気で六課にくる事を反対すればよかったと後悔してると思って……
つか、そのことちゃんとSSで表現しろよ俺orz
>>522 すみません!ごめんなさい!無理でしたorz
>「ソニックムーブ」だぜ。
サマーソルト……ごめんorz
カチャ
;y=ー( ゚д゚)・∵;; . ターン
\/|224|)
>>559 こ、この手があったか…
不覚にも嫉妬したんだぜ、チクショー負けない!GJGJ!
>>574 そういうタイプのカップル程、周囲が全く気付かない間に
深い仲になってるような希ガス
>ユーノとフェイトは奥手同士だから会話が続かなくて恋人としては相性悪い
都築氏の意図無視することになるけど、
でも実際のところ「フィクションの恋愛もの」って部分だけ見れば
奥手同士の美少女と美少年がふたりきりで会話が弾まなくてモジモジしてる様なんて
それこそ最高の素材だよな
580 :
246:2007/06/23(土) 10:10:51 ID:JORmx7ym
おはようございます246です
前回、感想レスありがとうございました
続きが出来たので投下します
・注意
実は、エロ初めてです…・・・どうやったらエロくかけるのかなぁと、教えてくださいエロい人
ていうか、人に晒すのも初めてかも
581 :
246:2007/06/23(土) 10:11:42 ID:JORmx7ym
「レイジングハート、カートリッジロード」
重苦しい低音を響かせながら、主に命じられ魔道の杖が薬莢を弾いた。
こめかみから汗が流れ落ちる。視線は固定されたまま動かない。ギリッと奥歯を噛
んだ音に怒りを込めた。
「自分が何をしているか、ちゃんと分かっているか?」
目の前にいる敵は、困惑を感じながらも、何とかなのはを落ち着かせようと足を
踏み出す。
それを制するように、なのはがレイジングハートを振り下ろした。
込められた魔力が、そこにあったものを粉みじんへと変えた。
舞い散る靴棚が降り注ぐ場所は、大切な人の家。
ここで彼女を待つのが好きだった。インターフォンを鳴らし彼女の声を聞いた後、
彼女がパタパタと足音をたたせながら出迎えてくれる。そして、言うのだ。
――――フェイトちゃん、そんなに急がなくても大丈夫なのに。
「なのは、レイジングハートを戻すんだ」
「じゃあ、フェイトちゃんのお願いを聞いてあげて。私がして欲しいのはそれだけだよ」
なのはは睨むと同時、なのはの制服の袖をギュッと掴み、俯いている彼女の手をし
っかり握った。
「人一人の命がどれだけ重いものか理解しているのか? 6才になる子の命に君が責任をもてるのか?」
「……」
フェイトは答えない。伝えたいことは昨日、目の前にいるクロノが久しぶりに帰っ
てきたときに、涙を流しながら伝えきった。今更いうことは何もない。
「なのはもだ、こんな事をして……どうするつもりだ?」
「私はフェイトちゃんが本当にしたいって思ったことを叶えるだけだよ。フェイトち
ゃんの子供の頃からの夢だもん。誰にも邪魔なんかさせない」
何も考えられない。昨日から頭に血が上ったきり降りてくれない。
泣きながら、胸に顔を埋められた。戸惑い、どうしたのと呟くいてもフェイトは答えてはくれない。
それでも分かった。すぐに反対されたんだと分かった。
あの子を自分が預かりたいと言った彼女の横顔。それが、なのはにレイジングハー
トを降ろすことを許さない。
誰も許さない。フェイトを泣かせる人が誰であろうと関係ない。自分以外の、フェ
イトを泣かせる人間が殺したくなるくらいに許せなかった。
張り詰めた空気の中、なのはがクロノをにらみ続ける。どんな模擬戦よりも殺意を込
めて。
先に動いたのはクロノだった。緊張を解くように、長く息を吐いてフェイトを見つ
める。
「君が守るんだぞ。どんなことがあっても守り抜けるのか? 14才の女の子が出来
ることじゃない」
考える時間はいらない。答えはあの子を見た瞬間から用意していた。フェイトがゆ
っくり首を振り言葉を紡ぐ。
「でも私は、そうやってみんなに助けてもらったから」
あの日手にしたものは、責任とかそんな簡単なものじゃない。
守ると決めた。あの子を導く光になると決めたんだ。
他の誰でもない。
君が私にしてくれたように――――。
582 :
246:2007/06/23(土) 10:13:04 ID:JORmx7ym
魔法少女リリカルなのは
―受け継がれるもの―
(3)
動かない手足に、千切れるほどの力を込めた。
涙が溢れる瞳に、拒絶と絶望が広がっていた。
「やめ、て……お願い、だから」
溢れる蜜に、期待と興奮が混ざっていた。
「エリオここだよ、ここに男の人のものが入るんだよ」
バインドで拘束され、フェイトはエリオに隠すところなくすべてをさらけ出してい
た。
なのはに広げられた陰唇。その奥で蠢くように涎を垂らしているフェイトの膣口。
目の前にある飲み込まれそうな迫力に、少年は目を見開きながら絶句していた。
フェイトの陰毛を感じる距離にエリオはいる。舌を伸ばせば舐められる距離。息を
吸えば、肺に送られるのはフェイトの匂い。視線を僅かばかり下げれば、何かを期待
するアナルが顔を覗かせる。
「どう、凄いでしょ? フェイトちゃんのここ」
「凄い、動いてる……」
恐る恐る指を膣の中へ突き刺していく。フェイトが声をかみ殺して顔を仰け反ら
せた。
その反応にエリオが慌てて指を抜き、それがまた刺激となってフェイトの体に火
を灯す。
フェイトがエリオを見つめる目には何もない。期待も望みも消えていた。
今のエリオは、なのはにとってただの道具だ。自分を気持ちよくさせるための、都
合のいい玩具。
それが分かっているから涙を零した。なのはにこんなことを望んだことはないと講
義した。
「エリオ、フェイトちゃん悦んでるよ。もっとして欲しいって」
「フェイトさん、気持ちいいですか?」
「気持ちよくなんか……! ん、あぁっ!」
嘘をついちゃ駄目だよと、なのはがフェイトの陰核に爪を立てる。エリオが指を入
れたときよりも強い刺激。的確な、フェイトが感じるとことを知り尽くしているから
こそのもの。
「なのはぁ……こんなのイヤだよぉ」
なのはに毎晩ひどいことをされたって構わない。泣きたくなることだって受け入れ
る。
それが、なのはが自分だけに見せてくれるものならば、喜んで体を差し出そう。な
のはに愛される為ならば、心も体も泥に埋めよう。
それは、壊れるくらい幸せなことだから。
「イヤァ、エリオやめて! 匂いなんか嗅がないで……」
でも、エリオにこんな事をさせたいとは微塵も思ったことは無い。こんな事を望ん
だことは一度も無い。
そう思っているのにもかかわらず、、エリオがぬれたそこに顔を埋め息を吸うだけ
で何も考えられなくなる。
抵抗も拒絶も、自分の体が許してくれない。なのはに教えられた快楽が、素直にな
れとフェイトに囁きかけた。
583 :
246:2007/06/23(土) 10:14:20 ID:JORmx7ym
もっと、弄くって欲しい。
もっと、気持ちよくしてほしい。
もっと、恥ずかしい思いをしたい。
何度も何度も、叫びたいほどに望んでいた。
「どうしたのかな? こんなに濡れて、乳首もこんなに硬くなってる」
「ふぁっ、あっ、だ、駄目ぇぇぇ! なのはぁっ、触っちゃぁ駄目ぇぇぇ!!」
そして、それを助長するのがなのはの存在。
なのはに撫でられるだけで、何でもないところが熱くなる。舌を這わされているお
臍も、擦られている乳首も見つめてくる目も、何もかもが気持ちよくなる。
それは、エリオのような強制ではない。10年間ゆっくりと、今の新人達の訓練な
んかよりも丁寧に、全身全霊で染め上げた故。
「フェイトさん、いっぱい溢れてきた。さっきよりもずっと……これ……」
何だろうと、フェイトの愛液を啜るようにエリオがしゃぶりつく。なのはが
教えてくれたように、喉を鳴らせて味わった。
鼻を打つフェイトの匂い。そして、微かに香る尿の残り香。
「それは愛液って言うんだよ」
「アイエキ……?」
なのはがフェイトの耳元に口を寄せた。息を吹きかけ強張った体に、壊れ物を扱う
ように指を這わせた。
フェイトの耳に舌を差し入れ、呟いたのは甘い声。
「ねぇ、フェイトちゃん。エリオに教えてくれないかな? フェイトちゃんがどれだけえっちな気持ちなのか」
きつく唇を噛みながら、なのはの愛撫から逃げるように顔を背ける。
「駄目だよフェイトちゃん……」
無論、なのはがそんな事を許すはずが無い。
この状況、なのはとフェイト、2人が裸の時だけは――――。
「フェイトちゃんが口を閉じていいのは、私とのキスのときだけ……教えた
はずだよ?」
咎めるように、冷たく見下ろすなのはの視線で漂白されていく。優しさもぬくもり
の無いなのはの瞳。
自分のものだと、自分だけにと望んだ瞳。
それに見下ろされる時に感じる、息が出来ないような圧迫感。自分が、なのはの所有
物なのだと教え込まされる征服感。
抵抗できずに口を開き、飛び出してしまったのは淫らな言葉。
「それは……気持ちいいって証拠なの……体が、エリオの硬いのを突っ込んで欲し
いって言ってるの……」
羞恥に顔を染め、ぎゅっと目を瞑った。
こんな事を口にする自分も、それを真っ赤になりながら聞いているエリオも
見たくはなかった。
「よく出来ました。じゃあ、ご褒美あげなきゃね」
「えっ……?」
584 :
246:2007/06/23(土) 10:15:22 ID:JORmx7ym
なのはの言葉に、思わず期待を込めて見つめ返した。
何をしてくれるのだろう。何か、気持ちのいい事をして欲しい。
そう考え、我に返ってエリオを見た。
「エリオ、フェイトちゃんにご褒美。イカせてあげて」
「は、はい……」
再びフェイトの陰唇を割り開き零れた蜜を啜りながら、舌をその奥へと進めた。
ぐちゃぐちゃと、卑猥な音が鼓膜を震わす。
「あっ、んんっ! ふあっ! やめ、や、ああぁぁ!! 」
唯一自由な腰をくねらせ、フェイトが喘ぐ。拙いながらも、どうにかフェイトを気
持ちよくさせようとするエリオの舌。粘膜を擦り尿道口を舐め、口全体を使って愛
撫する。
「はぁっ、ひゃっ! イッちゃう、イッちゃうよぉぉ!!」
鋭い刺激。エリオの歯がフェイトの陰核に刺激を与えた。
フェイトが腰を震わせ、声にならない叫びを上げる
「うわっ……!」
放出された黄色い液体が、エリオの体を汚していく。
立ち込める湯気、むせ返るようなアンモニア臭。
そして、見ないでと泣きながら尿道口を押さえるフェイト。なのははその手を、興
奮に震える手で跳ね除けた。
「ふふ……はは……いいよ! フェイトちゃん凄いいいよ!? こんな簡単にイッ
ちゃってオシッコまで漏らしてすごい変態みたいだよ!?」
びちゃびちゃと弧を描きながらエリオにフェイトの尿が降り注ぐ。自分の愛液を
流した代わりに残ったものは羞恥の香り。
「フェイト、さん……」
フェイトに尿をかけられながら、少年は放心していた。初めて女性を快楽に導いた。
その経験に頭が白くなっていく。そして何よりも、今も続いているこの感触が心地よ
かった。
徐々に弱くなっていく尿にどこか名残惜しさを感じた。
もっとかけて、もっと汚して欲しかった。
「う、うぅ……」
だが、2人に見られていたフェイトはそれどころではない。顔も手で覆えず、目を
瞑ってただ泣き続ける。
エリオの拙い刺激で、悶える自分も。
放尿に、壊れそうなほどの気持ちよさがあったことも。
何もかもが恥ずかしい。
「泣かないでフェイトちゃん。凄い可愛かったんだよ……もう一度、見たいくらい」
舌でフェイトの涙を拭い、唇だけの口付けをした。代わりに、フェイトの体を清め
るように丁寧に舌を這わせていく。
鎖骨を舐め乳首を転がし、更にその下。フェイトの尿道口で舌を振るわせた。
585 :
246:2007/06/23(土) 10:16:17 ID:JORmx7ym
「ふあっ……!」
その刺激に残っていた残尿が弧を描く。なのはが唇を舐めながら、エリオの体に目を向けた。
「エリオもこんなに汚れちゃって……うらやましい……」
放心したままのエリオに跨り、フェイトのように舌を這わていくた。顔を舐め、首筋
を舐め、残ったものはフェイトの肉棒。
これまで、なのはと少年がフェイトの前に来て一度たりとも触れてこなかったもの。
何かを決めたような目でエリオに背を向け、バインドで拘束されたフェイトの顔が見
える位置まで移動した。
「でも恥ずかしくないのかなぁ、こんなにお漏らしして。エリオの目の前で……こん
なにエッチに……」
「違う……そんなんじゃない……! 私は違う……」
「ちがく無いよ……いい?フェイトちゃんはぁ、誰の前でも感じちゃう変態な
んだよぉ?」
「イヤァァァァァ!!!」
頭を振って叫ぶフェイトを抱きしめる。ゆっくりゆっくり、深呼吸をさせた。
――――でも私は、そんなフェイトちゃんが世界で一番大好きなんだよ?
フェイトがいれば何もいらない。
フェイト以外に望むものなんか何もない。
笑顔も家族も友達も、魔法の力だって捨てられる。
「もっと感じて? もっとエッチになって? もっとフェイトちゃんがおかしくなっ
ちゃう姿が見たいの……」
なのはの瞳に映っているのはフェイトだけ。
それは、嘘偽りの無い事実。
たとえどんなにひどいことをしていても、それはフェイトを愛している証拠だから。
なのはの声が、フェイトの心に深く染みこんでいく。しみこんだ声は、甘い毒牙と
なってフェイトの心を切り裂いた。
切り裂かれ、その痛みにまた涙を流して思い出したのは、確かな想い。
自分はこんなにも、なのはに愛されているのに。
他に、望むものなんか無かったのに。
そう願って、この身をなのはに捧げたのにと。
「フェイトちゃん、バインドを解いてあげる。そうしたら、私の言うことちゃんと聞いてくれるよね?」
フェイトを拘束していたバインドが間を置かず消えていく。
拘束されていた事に、今更のように名残惜しさを感じて、疼いた。
「エリオ……」
それが拘束していたのは、体じゃなかった。
それが拘束していたのは、心だった。
「エリオ……」
四つんばいになり、エリオにゆっくりと近づいていく。その姿はまるで、エサを目前に力を溜める獣のよう。
しなやかな筋肉を纏った1匹の雌豹が、涎を垂らして獲物を見つめるように。
目の前の餌は、自分が胃袋に収められるのをただ待つだけ。
「ほら、フェイトちゃん……エリオが待ってるよ。ビクンビクンって期待してる」
586 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 10:19:13 ID:JORmx7ym
ごくりと唾を飲み込んだ。眼でなのはに訴えかける。
なのはがゆっくり頷いた。
――――こんにちわ私、フェイト。フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。
君のお名前は?
「エリオ、いっぱい気持ちよくさせてあげるからぁ……」
エリオの肉棒を擦りあげて精子を出させて。
エリオの肉棒を咥えて精子を飲み込んで。
エリオの肉棒を突っ込んで子宮を震わせて。
「だから、なのはもっと見てて私がエリオを犯すところ……一緒に見てて……」
「うん、当たり前だよ。言ったでしょ? 私は、フェイトちゃんしか見てない
んだから」
舌を絡ませてキスした。唾液を交換しながら2人でエリオを見た。
「……」
2人の様子にフェイトの変化に怯えるかのように、エリオは体を縮めていた。
それでも尚、異彩を放つのはエリオの分身。
更に固く、更に太く、まるでこの展開を望んでいたかのように――――。
「じゃあ、フェイトちゃん。気持ちよくなろう、何もかも忘れて……壊れちゃう
くらいに」
そして始まったのは恥辱の宴。
それは二人だけの晩餐だ。
愛するために壊す者と、愛するために壊れる者と。
憐れな道化に出来るのは、二人を盛り上げる伴奏者。
伴奏者が奏でるメロディが、踊る二人を盛り上げる。
その震える瞳には、涙のしずくで乾杯を。
そして、壊れる心には――――。
「エリオ、君……?」
少女の涙が染みていた。
――――僕、エリオ。エリオ……モンディアル。
――――うん、エリオ。私が今日から君の、お母さんだから。
587 :
246:2007/06/23(土) 10:19:53 ID:JORmx7ym
今回は以上です
鬱なのかなぁ・・・・・・鬱なんだろうなぁ
みなさん、ほのぼの書いているので少し不安
次回は、エロオ君のストラーダが活躍します
キャロさんは、後に2回変身を隠しています
これのいきつくさきは、ちゃんとハッピーエンドです
気の利いた事はいえんがGJ!
少し、頭冷やせよ…
なのはさんマジ外道wwwwwwwwwGJ!
>>587 GJ!…この外道w
悪魔らしいやり方になってるよ、なのはさん…w
ようやく時間が空いたので投下します。
「魔法少女」が終わる時 act1 奪われた翼
「あ……」
「え……?」
機動6課のメンバー全員が呆然としていた。ようやくレリック事件を解決し、ほっと安心の息を吐いた、まさにその瞬間。
何の前触れもなくなのはのフライヤーフィンが消滅し、手にしていたレイジングハートもスタンバイモードへと戻る。
そして、慌てて手を伸ばしたはやてとフェイトの腕の中に、気を失ったなのはが収まった。
「……な……何やて?」
「……嘘……」
大慌てで医務室に担ぎ込み、シャマルに検査をしてもらう。そして、シャマルから告げられた結果に、はやてとフェイトは愕然とした。
「……本当よ。なのはちゃんから、魔力が感じられないの」
「そ、そんな事ある訳無い! だって、なのはなんだよ!? さっきも、スターライトブレイカー撃ってたよ!?」
「私も見たで? 別になのはちゃんが無茶した訳や無い。ただリミッターを外しただけで、いつも通りの「全力全開」やった。
……なのに、何で魔力が消えるんや?」
悲痛な叫びを上げるフェイトと、部下の手前、どうにか平静を保とうとするはやて。
と、話を聞いていたティアナが、口を開いた。
「……もしかして……、昔の怪我のせいかも……」
「ど、どう言う事!?」
慌ててフェイトが聞くと、ティアナは自信無さそうに答える。
「昔の怪我が、リンカーコアに傷を負わせてて……、それがさっきのリミッター外したスターライトブレイカーで爆発したんじゃ……」
「で、でもさ、だったら今までの間で何か無いとおかしくないかな?」
そうスバルが言うと、ティアナは溜息を吐く。
「……リミッターよ」
「へ?」
「リミッターかけてるって事は、リミッターかけてる分だけ本気出してないって事じゃない」
「……あっ! じ、じゃあ……」
「そ。しかもなのはさんはAAまで落としてた。……それからS+まで戻して身体への負担が大きい収束砲……、古傷が爆発するには充分よ」
そうティアナが言うと、シャマルもそれに頷いた。
「ティアナちゃんの言ってる事で、まず間違い無いでしょうね……」
「な、治りますか?」
そうエリオが聞くと、シャマルは沈痛そうな表情で……首を横に振った。
衝撃を受けたように後退る6課全員に、シャマルも落ち込んだように言う。
「魔力が完全に消滅してしまっているわ……。ここから魔力を取り戻すのは、不可能よ」
「で、でもなのはは10年前にシャマルがリンカーコア取ってもすぐに復活したじゃねーか!」
そうヴィータが怒鳴るが、シャマルは首を振る。
「闇の書の採集は、完全にリンカーコアを取り切る訳じゃないのよ。……ほんの僅かでも魔力が残っていないと、魔力を戻すのは不可能よ」
「……そ……んな……」
ショックを受けてふらつくキャロ、そんなキャロをエリオは慌てて受け止め……、
……声が医務室に響いた。
「……そっか、……もう、私は魔法が使えないんだね……」
「「「「「「「「なのは(さん(ちゃん))!?」」」」」」」」
慌ててなのはが眠るベッドを振り向くと、そこにいたなのはは目を開けていて。
そのままゆっくりと首を振り、なのはは身体を起こそうとする。
「な、なのは! まだ寝てないと!」
フェイトが駆け寄ってなのはをベッドに押し戻そうとするが、なのははそのまま身体を起こす。
「……大丈夫だよ、フェイトちゃん。私はもう大丈夫」
「でも……!」
瞳を潤ませてなのはを見るフェイトに、なのはは苦笑して……、
……医務室のドアが開き、青年が飛び込んできた。
「な、なのは!」
「……ユーノ君?」
息を荒くして飛び込んできたユーノに、なのははきょとん、と首を傾げた。
「ユーノ君……どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ!」
物凄いボケをかますなのはに、ユーノは思い切り突っ込んで、溜息を吐いた。
「なのはが急に魔力を無くして気絶したって……クロノの奴から聞かされて……」
「だ、だからってお仕事中に来なくたって……」
そう言うなのはに、はやては肩を落とし、シグナムに念話を送る。
『あのなのはの鈍さは、どないかならんかなー……』
『無理でしょう、高町ですから』
『……シグナムも結構言うんやね……』
と、ユーノが急になのはの肩を掴み、言った。
「……あのね……なのは。僕はね、なのはが大変だって時に、暢気に仕事出来る程神経太くないんだ」
「はにゃ?」
「……僕はね、誰よりも、何よりも、なのはが大切なんだよ」
そう言ったユーノに、しばらくなのははぽかん、と口を開けていたが、意味が頭に染み通ると、一気に真っ赤になる。
ユーノも何を言ったかに気付くと物凄い勢いで真っ赤になって、その場から逃げ出そうとする。
と、その袖口をなのはにそっと掴まれ、ユーノは硬直した。
「……お邪魔虫は消えよか」
「……そうだね」
そう言うと、はやてとフェイトはみんなを連れて医務室から出て行く。
と、スバルが出て行き際に振り向き、「頑張ってくださいね!」と声をかけて、二人はさらに赤くなった。
「……み、みんな行っちゃったね……」
「そ、そうだね……」
ぎこちなく喋り合う二人。と、なのはが急に俯き、喋り出す。
「……ユーノ君……私ね……、もう、魔法使えないんだ……」
「え!?」
なのはから全てを聞かされ、ユーノは暗い表情になる。
「……ごめん……、僕のせいで……」
「ううん、ユーノ君は悪くないよ」
「でも、僕のせいでなのははあの怪我したんだし、やっぱり僕が悪いよ」
そう言うユーノに、なのはは微笑んで、言った。
「私ね、ちょうどいいと思うんだ」
「……ちょうどいい?」
怪訝そうに聞き返すユーノに、なのはは告げる。
今まで心の底に秘めていた思いを……。
「私ね、レリック事件が終わったら、教導隊を辞めようと思ってたんだ」
「辞めよう……って、どうして!」
「……薄々、気付いてたんだ。私のあの怪我……完全には治ってないって。
だから、スバルやティアナ、エリオとキャロが一人前になったら、リンディさんみたいに一線から引こうって思ってたんだ」
まさかその前に駄目になるなんて思いもしなかったんだけどね、と言ってにゃはは、と笑うなのは。
そんななのはに、ユーノは肩を震わせて……、……まだ袖口を掴んでいたなのはの右手を振りほどき、ゆっくりとなのはに向き直った。
その顔は微笑んでいるが、額には青筋がはっきりと浮かんでいて。
「……ユ……ユーノ君……怒ってる……?」
「……当たり前じゃないか」
そう言ったユーノの声が、いつものユーノの声とは比べ物にならない程低く、冷たい物になっていて。
ぴきっと音を立てて硬直したなのはに、ユーノは思い切り怒鳴りつけた。
「何で言ってくれなかったのさ! 僕に……、いや、僕じゃなくてもいい、はやてやフェイトに!」
「だ、だって言ったらみんな止めると……」
「当たり前だよ! 何でなのははいつも、自分の身体を大事にしないのさ!
……闇の書事件の時もそうだった。ヴィータのラテーケンハンマーもろにもらって、
しかもシャマルにリンカーコア抜かれながらスターライトブレイカー撃って!」
怒り狂うユーノに、なのははあうあうと慌てるだけ。
慌てるあまりに、なのははとんでもない事を口走ってしまう。
「だ、だって、あの時は……、ユーノ君を助けなきゃいけないって、思ったから……、ユーノ君が大切だったから……」
「……ふえ?」
聞きようによっては告白とも取れる言葉に、ユーノは呆気に取られ、真っ赤になる。
しばらくして、自分が何を言ったかに気付いたなのはも真っ赤になった。
「……え、えっと……」
「……あ、あはは……」
お互いともに告白に等しい事を言ってしまい、なのはとユーノは、しばらくの間ごまかし合うように乾いた笑いを零しあっていた……。
一方。
「……やっぱり、そうですか……」
『……ああ、冷たい言い方をするが、なのはは「大空のエースオブエース」だ。……戦えないエースに、用は無い。……それが、上の判断だ』
そう言うクロノに、はやては唇を切れそうな程噛み締める。
そんなはやてを心配しつつ、クロノは、自分の任務を果たした。
『……もう一度言う。上は、「高町一等空尉の解雇」を決定した』
……それは、ようやく少しだけ距離が縮まった二人の、永遠の別れを意味していた……。
とりあえずはこんな所です。
全9話予定。(実は7話まで上がってるw)
エロは第9話のみになりそう。
待ってました。GJです。
wktkしておきます。
>>598 シチュはすげえ好きなんだけど、会話文での口調とかひとの呼び方に一部違和感が
>>514 行き着くところまでいってほしい。
そしてラストはキャロを交えた親子どんぶり!
>>551 すばらしい!SSの新しい側面に出会えたw
>>530 これはあんまり見ないカップル!
ラストのフェイトがどうなるか気になるwww
>>598 GJ!
ところで気になったんが、『戦技教導官の解雇』でしょ?
まさか管理局どころかミッドチルダに居られなくないわけじゃなさそうだし。
理想的展開は、ユーノの補佐として無限書庫の一般事務員とか、そういう展開はなしです(泣
>エロは第9話のみになりそう
なんということを!
俺の下半身をどうしてくれるw!
皆様が王道カップリングで
盛り上がる中、空気を読めずに投下します。
またエロ含有率0%
+微妙にオリ設定入ってるので
受け付けない人はスルーお願いします。
あと長くてゴメンナサイ。
12話でのヴィータのあまりのボンクラぶりに泣けたので
本気出して考えてみた
ほんの少しのタイミングが違えば
ありえたかも知れない話。
ではでは。
「あなたは…また…守れないかもね」
ヴィータの息が詰まる。心音がやけに大きく響く。
ロングアーチからの通信。
『…砲撃…ヘリに直げ』
「―――スターズ1よりスターズ2とロングアーチへ!
ヘリの防御、ギリギリ間に合ったよ!」
なのはからの通信にヴィータの心を縛り付けていたものが一気に解かれる。
その安堵はヴィータにいつもの思考力を取り戻させた。
眼前の紫の少女を睨みつけ、思う。
いくらなんでも少女の言葉と砲撃のタイミングが一致しすぎている。
これを偶然と思える程ヴィータは間抜けではなかった。
(仲間がいんのか?)
そう考えた方が自然だ。そして挑発してきたのには何らかの意図がある。
ギンガの緊迫した声が響く。
「エリオ君!足元に何か!」
エリオの足元から飛び出した何かはエリオの腕を傷つけ、
レリックを奪う。
また地面へと消えるそれに向かってティアナは射撃したが
それをとらえられなかった。
ヴィータは駆け出そうとし、
(違う!)
踏みとどまりもう一度紫の少女を睨みつける。
この少女には仲間がいた。そして挑発してきた。
その矢先にこの襲撃。次は何が来るのか。
グラーフアイゼンを思い切り振りかぶる。
ヴィータの予想通り紫の少女の足元に出てきた何かに向け
「おぉらぁあっ!」
振り回す!!
「っひぃっ!?」
それの髪を何本か散らしたが奇声と共に急速に下がっていったそれを捕らえる事は出来なかった。
(ちょ!クワ姉!何か話と違うんだけど!これじゃルーお嬢様を助けらんない!)
(こっちは今それどころじゃないの!
そんなのほっといてレリックだけでも持ち帰りな―――)
(クワ姉?……クワ姉!クワ姉!何が起こったの!?)
(セイン、クワットロ達の事は私に任せろ。
お前はとりあえずレリックを運べ!)
『状況終了しました。結局犯人は捕まえられなかったそうです』
しばらく途絶えていたロングアーチからの通信が入った。
なのは達の活躍で市街地への被害等は全く無かったが
犯人は逃がしたようだ。ヴィータは眉間に皺を寄せながら報告を開始した。
「こっちも報告だ。召喚師と思われる女の子とその仲間のちっこいのは確保。
レリックは奪われちまった。フォワードの奴等はよくやったよ。
今回はあたしのミ」
「あの…ヴィータ隊長?」
割り込んできたスバルの声。
頭に血が上りかけるがそこをぐっと堪えて振り向いたヴィータの視界の先には
何故か頭に花を咲かせたキャロと苦笑いをする新人達がいた。
一度隊舎へと戻ったヘリをまた呼んで
召喚師の少女とその仲間の赤い少女を運んでもらった。
新人4人はそこで解散となり、疲れ果てていた彼らは
夕食・風呂も早めに切り上げ、各々のベッドへ沈んでいった。
ベッドが容赦なく眠気を提供してくる。
エリオはそれを享受し、意識を手放そうとしたが、
そのまどろみの中である事を思い出していた。
(あの紫の髪の女の子…)
あの少女の表情が気にかかった。
どこかで見た事のある表情。よく見覚えのある表情。
どこであんな表情を見たのか。
(…そうだ…あれは…ガラスに映った…僕の…)
エリオの意識は深い闇へと飲まれていった。
次の日の朝。
エリオの胸から何故かもやもやとした感じが消えない。
美味しいはずの朝食の味も全然わからず、
横で話しているフェイトとキャロの会話も耳に入ってこない。
原因は何となく解っている。あの紫の髪の少女だ。
彼女の表情がずっと気にかかっている。
(………あれじゃまるで…)
「エリオ?どうしたの?さっきから全然食べてないけど…」
フェイトがエリオの顔を覗き込んだ。
昨日はあれから報告書など事後処理を行って
疲れが溜まっている筈の彼女だが
その顔にはエリオへの心配しか浮かんでいない。
エリオはフェイトに嘘で誤魔化す事に気が引けて、
正直に打ち明ける事にした。
「あの…
昨日のあの子と少し話をしたいんですけど、どうにかなりませんか?」
フェイトがその整った眉を少し顰めた。
「どうしたの?エリオがそんな無茶いうなんて」
フェイトの反応は当然である。
相手は重要参考人、そう簡単に面会が許されるワケがない。
エリオも言葉につまる。自分が何故彼女と話したいのか解らないのだ。
悲壮な表情で押し黙るエリオを見てフェイトは少し表情を崩した。
(ホントはあまりよくないんだろうけど…)
「そういえば誰があの子にご飯持っていくか決めてなかったね。
エリオ、お願い出来るかな?」
現在ルーテシアは機動六課隊舎のある部屋に軟禁されている。
勿論魔法を封印した上で監視はしているが特に行動は制限されていない。
ルーテシアはこの状況に特に不満を感じていなかったが…
アギトは別だった。
「ヒマだぁっ!」
「…アギト…それ二十五回目…」
「腹減ったぁっ!」
「それは…十七回目」
烈火の剣精の二つ名通り、炎の様に激しい気性のアギトは
この状況に激しく不満を感じているようだ。
飛行魔法も封じられて現在はベッドの上で無駄に跳ね回るだけである。
「ヒマだヒマだヒマだヒマだヒマだぁっ!」
「…えっと…全部で三十回…?」
「旦那早くこねぇかなぁ?」
「…………………」
そう、現在二人は騎士ゼストの助けを待つ事しか出来ない。
実はガリューはルーテシアの危機であれば
自力で自身を召喚出来るのだが
生憎ルーテシアはこの状況にあまり危機感を感じていなかった。
と、そこにノックの音が響く。
「あの…食事を持ってきました。開けていいですか?」
昨日ルーテシアに槍を突きつけた少年の声と解ると
アギトは何かを思いついたように扉の影に潜んだ。
ルーテシアはそれを見ていたが特に気にする事もなくエリオの問いかけに応える。
「大丈夫」
「じゃ、入ります」
ドアが開き、入ってくるエリオ。
「喰ら―――うぼぁっ!?」
エリオの脛めがけてドロップキックを放ったアギトが丁度振り上げたエリオの足に跳ね飛ばされた。
エリオは事態についていけない。
だが吹っ飛ばされてベッドの足に頭から激突するアギトに反射的に謝った。
「ご、ごめんなさい!」
「…………」
吹き飛ばされた人形サイズの少女と謝る少年。さらにそれを傍観する少女。
部屋は奇妙な空気に包まれた。
結局あれから何とも言えない空気は払拭できず、エリオはただ食事を置いて帰ってきた。
その事実に大きく肩を落とす。
(これじゃ何の意味もない…)
彼女のあの無表情が無性に気になった。すぐに引き返したいが、今から訓練である。
頭の中身を切り替えてエリオは訓練場に向かった。
エリオとキャロはフェイトに習った回避の訓練を午前中ひたすら繰り返した。
その為、二人とも疲れ果て、特にキャロは木にもたれて座り込んでいる。
ストラーダで時間を確認するともう昼食の時間になっていた。
「キャロ、もうお昼だから休憩しよう?」
エリオの言葉に顔を上げるキャロ。その頬に泥がついていた。
エリオは少し屈み、泥を取ろうとキャロの頬に手を伸ばす。
「キャロ…じっとしてて?」
「え、エリオ君!?」
キャロの声が半音上がる。エリオは気にせず頬へと触れる。
視線を彷徨わせていたが、
キャロが覚悟を決めたようにそっと目を閉じる。
何故かその顔は真っ赤だ。
少し唇を突き出しているようにも見える。
エリオはそれらを疑問に思ったが
深く考えずに指で泥をぬぐった。
「ホラ、取れた。…キャロ?何で目を瞑ってるの?」
「……………え?これだけ?」
目を開き、きょとんとするキャロ。
わけが解らなかったので
エリオはそんなキャロに構わず腕を取って立たせてあげた。
「キャロ?立ってご飯食べに行こう。
スバルさんとティアさんが待ってるよ?
一緒にご飯食べるんだし、早く行かないと…あ、そうだ!」
何故か残念そうに俯くキャロを置いて駆け出す。
「あれ?エリオ君?どこにいくの?」
「ゴメン、今日はティアさん達と三人で食べてね!」
「え、エリオ君?エリオくーんっ!」
エリオの考えついた事、それはあの少女と一緒に食事を食べる事である。
(僕の食べる分も一緒に持っていけば
もしかしたらOKしてくれるかも…あ、でも断られたらどうしよう)
しかし既に両手には二人分+αの料理がありルーテシアの部屋の前である。
エリオは意を決してドアを叩いた。
「えっと…お昼ご飯持ってきたんだけどあけても大丈夫?」
「大丈夫」
朝と同じ抑揚の無い声が返ってくる。
「じゃ、開けるよ」
ドアを開く。朝はここで失敗したのだ。エリオはその教訓を生かし、動かなかった。
「喰らぁぁぁぁあああああああ――うぼっ!」
何故かドアの上から少女が落ちてきてそのまま床に激突した。
朝と同様に沈黙が部屋を支配する。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「ゴルァッ!何かこのアギト様に言う事はねーのかぁっ!」
立ち上がったアギトの叫びが響く。
それを契機にエリオとルーテシアの二人は笑った。
アギトをおいてけぼりにひとしきり笑った後、
エリオは初めて名乗っていなかった事に気付いた。
「えっと…そういえば名前言ってなかったね?
僕はエリオ・モンディアル」
「…ルーテシア…」
「てめぇっ!無視してんじゃねーよっ!」
「あ、昼ご飯持ってきたんだけど
一緒に食べてもいいかな?」
「いーわけねーだろ!失せろ馬鹿!」
「いいよ」
「ルールー!?」
それから三人で食事をとった。
最初はエリオの謝罪から始まり、
アギトが罵倒し、エリオが軽く受け流し、ルーテシアがそれを聞いているというのが大半で
結局ルーテシアとは殆ど会話はしてないが、
それは確かに楽しい時間だった。
ストラーダから電子音が響く。昼の休憩時間終了五分前だった。
「あ、ゴメン。もう行かなくちゃ。
夕食も出来れば一緒に食べたいんだけど…いいかな?」
「よくねーよ!」
「いいよ」
「ルールー!?」
もはや定番となったやりとり。
ふと、エリオは気付く。
軟禁生活がどんなものかは解らないが、ヒマそうだ。
自分でよければいくらでも相手をしてあげたい。
「あと、何か用があったらいつでも呼んでね?
いつでも飛んでくるから」
その言葉にルーテシアが小首を傾げた。
「……呼んだら来てくれるの?……ガリューみたいに?」
「ガリューって…さっき言ってたルーテシアの家族かな?
うん、多分その人よりは早く行くよ?」
「………約束?」
「約束!友達だからね。
って、ああ!もうこんな時間だ!じゃあまた後で!」
駆け出すエリオ。
「……ありがとう…」
その言葉はエリオには届かなかったが確かに呟かれた。
訓練場へと走りながらエリオは自分の間違いを悟る。
確かにルーテシアは表情に乏しかったが
感情は確かに存在した。笑い、喜んでいた。
(あの子はあの頃の とは違う。
ちゃんと家族に囲まれてて、大事なものがたくさんあって…)
エリオの胸に宿る感情はまぎれもない安堵と歓喜だった。
部屋に残されたルーテシアとアギト。
いつもの無表情と一見変わらないがアギトには解る。
アギトはにっこり笑いながら言った。
「嬉しそうだな、ルールー」
ルーテシアは喜んでいた。
初めて出来た友達。そしてその友達がしてくれた約束に。
ガリューやアギト、ゼストがしてくれたように
寂しい時に駆けつけてくれると。危ない時には護ってくれると。
「……エリオ…ガリューより早く来てくれるんだって…」
ルーテシアの言葉にアギトは眉を顰める。
「ルールー…いや、アイツ多分そんな意味で言ったんじゃねーぞ?」
「……でも約束してくれたよ?」
「アイツが護れるわけねーよ。アイツ弱そうじゃん」
「……嘘ついたの?」
「嘘っつーか何つーか…って、ああ!しょげんなよ!
また来た時にでも聞いてみればいいじゃねーか!」
「…そうだね…」
機動六課管制室。
モニターに移されたルーテシアの部屋の状況を眺めるはやてと
その横にたたずむフェイト。
「ごめんね?エリオの我が侭聞いてもらって」
「ええんよ。
午前中尋問したけどあの子何にも喋らんかったからなぁ。
こんな方法の方が情報聞きだせるかも知れへんし」
はやての言葉にフェイトはすこし笑う。
「それが建前で…本音は?」
「私にはどうしてもあの子がそんなに悪い子には思えんのよ。
せやから表向きは軟禁やけど出来るだけ融通利かせてあげたい…
って駄目やなぁ私。
機動六課の部隊長さんなんやからもっと非情にならんとなぁ」
「無理する事はないと思うよ?はやてははやてにしかなれないんだし」
「ありがとぉなぁ。じゃ、この書類もお願いなぁ?」
ディスクの一角にある山のような書類を指す。
昨日の事件関連の書類で執務官であるフェイトの担当の分だ。
「……充分非情だと思うよ?」
その日の夕食での会話。
「…エリオ…護ってくれるんだよね?」
唐突なルーテシアの問いに戸惑いつつ、エリオは考える。
どうもルーテシアは言葉の数が少なく、何の事を言っているか解らない時がある。
(昼の約束の事かな?)
「うん。守るよ」
「ああああ!そうじゃなくてだなぁ!てめぇもっと考えて返事しろよ!」
ひとり事態を把握しているアギトは騒ぐが二人は気付かない。
その日の夕食もアギトは空回りし続けた。
数日間、
エリオは訓練の合間を縫ってルーテシアに会いに行き続けた。
ある日、いつもの様にルーテシアが唐突に切り出した。
「外に出たい?」
「……うん…出来るだけ広い所がいいんだって…エリオ達の訓練場とか…」
流石に重要参考人を勝手に外に連れ出してもいいわけがない。
正直言って無茶な願いだが、ただ断るのも気が引けた。
「後で上の人に聞いてみるよ。
それでいいかな?もしかしたら無理かも知れないんだけど…」
「…うん…」
舞台裏
「……あぁ、ありゃ相当凹んでるわね…」
「うん、そーだね。少し前まではあんなに一緒だったのに…
今じゃ訓練以外じゃ全然一緒にいないしね…」
「あ〜あ、またフリードに話しかけてる。
フリードもあれじゃ胃とか悪くするんじゃない?」
「延々と愚痴聞かされたら流石に…ねぇ?
フリード言葉解ってるみたいだし。
あ、フリードこっち見てるよ?どうするティア?」
「私達は何も見てないし聞いてないわ。
フリードに頑張ってもらいましょ」
「フリードが何か吼えてるんだけど」
「私達は何も見てないし聞いてないの。
スバル、解った?」
「うん、解った…(フリード、ゴメン!)」
ふたりはにげだした!(ザザザザザッ)
しかしキャロにまわりこまれてしまってにげられない!
「ティアさん、スバルさん…二人に聞いて欲しい事があるんですけど…」
エリオははやての執務室に向かう。
雲の上の更に上の人と直談判をしようというのだ。
エリオの胃が否応無しに締め付けられた。
息を整え、ノックをする。
「エリオ・モンディアル二等陸士です!失礼してもよろしいでしょうか!」
「えぇよ〜」
「ハイ!」
背筋を伸ばし、扉を開け、中に入る。執務机ではやてがにこやかに笑っていた。
「そんな緊張せんでもええよ?多分あの子の事やろ?
明日の昼からならシグナムもフェイトちゃんもおるし、
訓練休みやからその時ならええよ」
「あの!お願いがあるんで…って…」
「うん?この事と違ったんか?」
「いえ、そうなんですけど…」
「じゃ、お話はこれでオシマイやね。下がってええよ?」
書類仕事を始めるはやて。
「あ、ハイ…」
事態についていけなかったエリオは言われるままに下がった。
色々と納得いかなかったがルーテシアの望みが叶ったのは確かなので
エリオは気にしない事にした。
次の日の午後、エリオはルーテシアとアギトを連れて訓練場へと向かった。
その三人を遥か遠くから監視するのはフェイトとシグナムである。
「でも、ホントに良かったの?今査察とか色々大変だよ?」
「主はやて曰く
『あの少女を餌に別の仲間をおびき寄せる』らしいが
まぁ、本音はただあの少女に外出させたかっただけだろう。
主は外に出れない辛さというのを人一倍噛み締めているからな…
主がそう決めたなら我らはそれに従うだけだ
お前が気にやむ事ではない」
「シグナム…でも、ありがとうって言わせて?」
「礼を言われても何も出せんがな」
今日の訓練は市街地での戦闘を想定したものだったので
高層ビルが立ち並んでいる。
その光景はただただ殺風景であり気分転換になるとは思えない。
「えっと…森の方が良かったかな?」
ルーテシアは首を横に振る。
アギトはルーテシアの肩でつまらなそうにそっぽを向いていた。
「あぁ。つまんねー」
「…ううん、気にしないって…言ってる。…ガリュー?」
昨日からそうだがルーテシアの喋り方にエリオは違和感を覚えた。
それに何故ここでガリューの名前が出てくるのか。
「…!!駄目っ!」
突然エリオの眼前に紫の召喚魔方陣が広がった。
しかしルーテシアは魔法の使用を封じられている筈だ。
召喚魔方陣の上に開いた黒い穴から深緑色の甲冑が這い出てくる。
あの下水道でキャロを傷つけ、エリオと激突したやつだ。
「ガリュー!何で出てきたの!?」
(ガリュー!?こいつが!?)
エリオは驚く。ルーテシアの家族という言葉からすっかり人間だと思い込んでいた。
「…!?駄目っ!エリオと戦っちゃ駄目!」
ルーテシアの叫びが響く。普段は全く出さない焦りを感じられる声だ。
その様子からルーテシアとガリューが意思疎通出来ると察したエリオは尋ねる。
「ルーテシア!ガリューは何て言ってるの!?」
「……試すって…ガリュー?」
ガリューの背に四枚の紫の羽が生える。
エリオにガリューが迫り―――
「――セットアップ!」
間一髪でストラーダで弾く。防護服も装着済みだ。
戦闘が開始される。
「バルディ――」
「テスタロッサ。少し待ってくれ。」
防護服を装着しようとしたフェイトをシグナムが止める。
「何で止めるの!?」
当然、フェイトは叫んだ。だがシグナムは動じない。
彼女にはガリューの意思が理解出来たからだ。
「しばらく…様子を見ないか?」
ガリューの爪が迫る。
エリオは伏せて回避。と、そこに蹴りが飛んでくる。
ストラーダを盾にするが受けきれず吹き飛ばされる。
ガリューが距離を詰める。
エリオが避け、受け、また吹き飛ばされる。
既にエリオは右腕、脇腹にひとつずつクリーンヒットを貰っていた。
「うわぁっ!」
また吹き飛ばされた。
急いで立ち上がるが既に眼前にはガリューがいる。
戦いが始まってからずっとガリューのペースだ。
それもその筈だ。
エリオにはこのような格闘戦をした経験がほとんどない。
機動六課に配属されてからの訓練は基礎トレーニングばかりで
対人戦を想定した訓練でも近距離からの突撃しかしてこなかった。
また実戦ではガジェットドローンしか相手にしてないのだ。
吹き飛ばされて壁に激突する。
肺から空気が押し出され、一瞬何も出来なくなった。
ガリューが迫る。
「エリオッ!!」
フェイトの声は悲壮だ。
エリオがボロボロにされるのにシグナムは自分を押し止める。
シグナムの意図が解らない。何故エリオを助けに行ってはいけないのか。
シグナムを睨みつけた。
「すまんテスタロッサ。
……だがお前が同じ立場ならどうする?」
フェイトはシグナムに噛み付いた。
「同じ立場って何!?」
「自分の大切なものを護ろうとする誰かが現れたなら
その誰かの力を試そうとは思わないのか?」
エリオは口の中に広がる鉄の味を噛み締めた。
ストラーダを地面に突きたて、立とうとするが膝に力が入らない。
ガリューはエリオの眼前でエリオをじっと見据えている。
「ガリュー!駄目!エリオも戦わないで!」
か細いが悲痛なルーテシアの声。
ガリューの動きが一瞬止まる。
だが何かを振り切るようにかぶりをふって、エリオを見据える。
その視線にエリオは何かを感じとった。
少なくとも
(――座り込んでいる場合じゃないっ!)
膝に力を込め、一気に立ち上がる。
立ち上がった。
ストラーダを構え、思う。
(強いっ!)
少なくとも格闘戦での技量は向こうの方が何枚も上手だ。
それに比べて自分は弱い。既に何度も吹き飛ばされた。
思い出す。
(僕は…僕は!強くなる為に何をやって来たんだ!?)
ガリューが飛び込んでくる。
それはささいなきっかけだった。
ガリューが放った攻撃、それがたまたま直線的な突きだったのだ。
エリオの体が動く。身を横にする。
たったそれだけの動作でガリューの突きを避けたのだ。
エリオの中で何かが組みあがっていく。
「…?テスタロッサ、エリオの動きが…」
「うん、変わってる。何ていうか…迷いがなくなった?」
(何だ)
エリオは呆れていた。自分の頭の悪さに。
ガリューが迫る。
左足の踏み込みから体が旋回し、右の回し蹴りが放たれる。
(何も変わらないじゃないか)
そう、何も変わらないのだ。
ガリューの体の各所がエリオを狙っている。
エリオはそれをかわす。
(僕がやってきた訓練と何も変わらないじゃないか)
ガリューの体が動く。爪や足、肘や膝は攻撃ポイント。
踏み込みや旋回は攻撃の予備動作。
それらの攻撃はある範囲を捕らえる事は出来るが
全ての空間を支配するわけではない。
回避の余地はいくらでも存在した。
思い出す。訓練での動きを。
思い出す。それに費やした時間を。
思い出す。大切な人の言葉を。
『まずは動き回って狙わせない』
ステップを踏み、足を止めない。
『攻撃があたる位置に長居しない』
距離を開き、または詰める事で間合いを殺す。
『今のもゆっくりやれば誰でも出来る基礎アクションを早回しにしてるだけなんだよ?』
顔に迫る蹴りをスウェーバックでかわし、突きこまれる爪を首をふってやり過ごす。
『スピードが上がれば上がる程、勘やセンスに頼って動くのは危ないの』
全ては基本の連続だ。特別な事など何もない。
『それと…どんな時でも、どんなに怖くても、絶対に目は閉じちゃ駄目』
目を見開いてガリューを見る。
ガリューが右腕を振り上げている。来るのは右の突きだ。
あの時は言えなかった言葉が自然と口に出た。
右足を大きく斜め前に踏み出す。
ガリューの左手側に回り込む。
「――――わかってます!」
そこには大きく体勢を崩したガリューの脇腹が無防備に晒されていた。
「フェイトさんっ!」
『speer angrif!』
ガリューとエリオの距離が開かれる。
だがそれはそれまでのとは大きく内容が異なっていた。
この戦いが始まって初めて、ガリューの方から下がったのだ。
それは今までとの決定的な差。明らかな分水嶺。
そして二人の距離がまた0になる。
俗に「当て勘」と呼ばれるものは確かに存在する。
どう打てば相手に当たるか、それを直感的に判断出来る人間は存在する。
とかく攻めは才能の領域の方が多い。
では守りははどうか。
回避や受けは技術として確立しており、反復を経てのみ得られる。
相手の攻撃を読む能力は経験の蓄積によってのみ得られる。
それらは才能などではたどり着けない
努力と呼ばれる奇跡の領域。
エリオは確かにその領域に踏み込んでいた。
ガリューの攻撃を受け、避け、避け、受け流し、避け、返す。
ガリューはそれを受け、返し、突き、蹴り、振り下ろし、振り回す。
一方的な私刑でしかなかったものが戦いと呼べるものに変わっていく。
魔力が収束している刃と爪が激突し、雷光が走る。
エリオの頬をガリューの爪が裂き、
ストラーダの石突がガリューの装甲を割る。
エリオが叫ぶ。ガリューも応える。二人の加速は止まらない。
「…お前の教えの賜物だな。正直、ここまで戦えるとは思っていなかった」
ふと横目でフェイトを見る。
既にフェイトは落ち着いて、エリオの戦いを見守っていた。
「ううん、私のおかげなんかじゃないよ。
あれはエリオが頑張った、その証。
私が見てないときでも一生懸命やってる証だよ」
その表情は、紛れも無く笑顔だった。
ガリューが下がる。
彼は判断した。この少年は強い。このままでは勝てない。
大きく距離を開け、空へと飛ぶ。
ありったけの魔力をこの砲撃に注ぎ込む。
黒のスフィアが四つ生まれた。
それは敵意の具現だ。焼き滅ぼす黒い炎。
放つ。
エリオはそれを大きく回避しようとし―――
その眼前にルーテシアが立つのを見た。
「―――駄目っ!」
ルーテシアはずっとふたりを止めようとしていた。
しかしふたりに自分の声は届かず、ふたりの間には入れなかった。
ようやく開いたふたりの距離。彼女は迷うことなくそこへ飛び込んだのだ。
しかしもう砲撃は放たれている。止めることはガリューにも出来ない。
「ストラーダ!」
槍は騎士の意思に応えた。
『sonic move!』
一気に周りが遅くなる。加速していく体でルーテシアを抱え上げ、走る。
二人分の体重が足にかかる。だが体は意思に答えふたりを前へと運ぶ。
黒の砲撃をかいくぐった。
しかしまだ足りない。後ろで爆発が起きる。
エリオは跳んだ。
着地の事など考えない。
爆炎を振り切る。
しかし今度は地面が迫る。
エリオは空中でルーテシアと自分の体を入れ替え、
ルーテシアの下に回った。
地面に背中で着地、そのまま滑ってビルの壁面に頭頂部が激突した。
「……エリオ…大丈夫?」
ルーテシアはエリオの腕の中だ。
すこし汚れているが傷はひとつも見当たらなかった。
一方エリオはボロボロで粉塵にまみれている。
しかもつい先程こぶも追加された。
だがそれを口に出すような少年ではなかった。
「うん大丈夫」
笑いながら返す。体の痛みなどきにならなかった。
腕の中の少女が無傷、それだけで全てが報われた感じがした。
「……本当に…護って…くれたね…」
ルーテシアがエリオの胸に顔を埋め、ねこの様に頬ずりし始める。
「る、ルーテシア!?汚れるよ!?」
エリオの言葉に頬ずりをいったん中断し、見上げる。
「……ルーでいいよ?…皆…そう呼ぶ…から…」
ここまでお付き合いしてくれた人、
どうもありがとうございました。
今気付いたけど
最初の書き込み題名間違えてる…orz
ハイ、エリルー。
意味ワカンネー。
ガリューと戦わせたかっただけのに気付いたらエリルー。
ルーテシアの性格捏造もいいところ。
ごめんなさいごめんなさいm(_)m
>>617 ヴィータスキーなので序盤の流れは読んでてニヤニヤしとりましたGJJJJ!!!
いつの間にやらエリルーになってたのはワラタw
つーか、そのうちキャロとルー子でシュラー・バになりそうな感じw
>>617 GJGJ
戦闘シーン書ける人羨ましい
まわりこまれてしまってにげられない、に吹いた
次は、シュラー・バ?
>>617 いや大いにGJ!
エリルーフラグを待ちわびてる俺はニヤニヤしっぱなしでした。
戦闘相変わらずうまいw
フェイエリはやっぱりいいな…
ネットでフェイエリ画像を収集しながらそう思った
622 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:27:46 ID:YakkNyje
623 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:51:40 ID:YakkNyje
>>617 ルーテシア可愛いなぁ、本編これからだから期待してます
>>587 うう、鬱だ……なのはさん黒いよなのはさん((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そして修羅場……とはちと違うが、次回大変な場面ktkr?不安でもあり楽しみでもあります
とりあえず、最後の一行に一縷の望みを託して次回作を待ってます
>>617 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これはいいエリルーですね、ガリューとの戦いもかっこよかったです
しかしエリオ、二人の女性の機嫌を同時に取るというマルチタスクは難しいかもしれんが頑張らないと駄目だぞ?キャロもさることながらフリードが可哀想だw
>>617 これはいいシュ・ラーバになりますね
キャ「離れて」
ルー「邪魔」
エリ「二人とm「「黙って」」…はいorz」
フリ「キュ…キュー!!(フリードはにげだした!(ザザザザザッ))」
ついカッとなってやった、今は反省している
そしていつの間にかキャロルー×エリオの3Pになるんですね!
「なさけないやつね、たかがAランクの魔道師にやられるなんて」
「これからどうするのです?フェイト・・」
「面白いことを言っていたわね、ジュエルシードって」
「お母さんのためにあの子を生き返らせるのね!」
「冗談言わないで、そんな役に立たないやつはいらないわ・・・
こういうのはどう?あたしたちが永遠の命を手に入れ永久に
戦闘を楽しむってのは」
「それはいいわ!」
なのはたちの元へ向かう途中、フェイト一向はとある一族に捕らえられる(ふりをしていた)
そこは独裁者の国であった。フェイトはその独裁者の軍隊を簡単に倒す
独裁者に苦しめられていた民衆はフェイトたちに感謝
フェイトたちは無言で去っていく
「これはだめですね、高く売れない土地です」
「消えてなくなりなさい、クズ国め!」
フェイトがデバイスから光線をだし、一国を消滅させた
「どんな国も消え去るときは美しいものね」
「ミッドチルダもいい国なんでしょうかね?」
「なーに、クズ国なら吹き飛ばすまでよ!ジュエルシードを手に入れてからね!」
ついになのはと対峙するフェイト
「くっくっく、喜んで頂戴ね、あなたのような落ちこぼれが超エリートに遊んでもらえるんだから
魔道師は生まれたときに素質を検査される そのときランクの低レベルなあなたみたいなのが
人間界に生まれるはずよ!ようするに、あなたは落ちこぼれよ!」
「そのおかげで家族や友達にも出会えたの!それに落ちこぼれだって必死で努力すればエリートを越えるかもしれないの!」
「ではみせて上げるは、努力ではどうやっても超えられぬ壁を・・・」
「どうしたの高町なのは!?そんな程度じゃないでしょ!?本気を出しなさい!」
「さすが・・・あの子はまだ本気を出してないのにスピードも技も私を超えているの!」
なんとかフェイトにダメージを追わせるなのは、だがそれに激怒したフェイトは
「もうこんな土地などどうでもいい!大地もろともチリにしてあげる!!!」
「賭けるしかないの!全力全開、スターライトブレイカー!!」
技が跳ね返され重症を負うフェイト。当然逃げようとする
「ぶ・・・ぶざまね・・・あたしが逃げるなんて・・」
だが、クロノは止めをさそうと刃物でフェイトを刺そうとする
「く・・・体が動かない!」
「しね!!!」
「まって、クロノくん!その子を生かしておくのは確かに危険・・
だけど、思っちゃったの、きっと友達になれるって・・
だからあたしのお願いを聞いて!その子を逃がしてあげて!!」
「たしかに殺すのはよくないけど・・・でも!」
「そのこは本当はいいこだよ・・・」
「よ・・・よく覚えておきなさいゴミども!あ・・・あなたたちには未来はないわ!」
フェイトは逃げていった
「ごめんなさい、お母さん(いい気にならないでよ、いつかあなたを殺してやるんだから)」
「くっ・・・本当に使えない子!!だけど、今回は上出来ね、ジュエルシードのありかがわかったんだもの」
(なに!?ふざけないで!あれは私のものよ!あなたみたいな糞女のものじゃないわ!)
つにに最終回付近、フェイトはプレシアの力が強大すぎるため、しかたなくなのはたちと組むことに
「はははは、ざまあみなさいお母さん、いえ、プレシア!!あなたは終わりよ!ここにいるなのはに倒されるんだから!」
だが、フェイトは心臓を貫かれてしまう
「くだらないこと言って・・・あなたはいらない子よ!どこへでも行きなさい、地獄のどこかへね!」
「フェイトちゃん!!プレシアさん!なんでこんなひどいことを・・!」
「な・・・なのは、まだそんな甘いことを言ってるのか!?おばかさんね!
ひ・・・非情に・・・なりな・・・さい!
あ・・・あたしはお母さん、いや、プレシあのために働かされた、虐待もされた
なのにあいつは私を裏切った・・・私はあいつの手となり足となり命令どおりに動いたのに・・
あ・・・あいつは恐れている・・・魔道師を!
た・・・たのむよなのは・・・仇をとってちょうだい・・・魔道師の手で・・・」
フェイトは死んでしまったのか?そしてなのはは怒りに震える
「・・・ゆるさない・・・よくも・・よくも!!うぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あなたも木っ端微塵にしてあげるは、この使えないいらない子のようにね!!」
「いらない子のように?フェイトちゃんのこと?フェイトちゃんのことーーー!!?」
なのはは圧倒的なパワーでプレシアを圧倒、プレシアは片腕と下半身を切断されてしまう
「自業自得とはいえ惨めな最後なの・・・あなたは思い知るがいいわ、命の重さを」
(あ・・・あたしは大魔道師よ・・・だからあなたは私に殺されなければならない・・・)
「わたしに殺されるべきなんだー!!!」
「バカヤローなの!!!!」
こうしてプレシアを撃破、フェイトも幸い生きていた
最後は友達になっていた
こういう第一期もおもしろそうだ
面白くない
1レス目の前半までで読むのをあきらめた
これはwwまず淫獣を出してくれ。
てかクロノが女の子に対して『しね!!』は無いだろ、さすがに…
基本的にフェイトだけじゃなく、全員のキャラぶっ壊れてるなw
DB改変ネタはちょっとね。
「ひどいことされたけどそれでもお母さんが好き!」
なんて古いしwwあのキャラみたいに「親のことなどどうでもいい!思い通りにされたのが気に入らん!」
ぐらいのほうがいいし。あんないいこなわけないじゃん虐待されて
フェイトは(まっててねお母さん、いつか殺してあげるから、あたしを生み出したことを後悔させてあげる)
ぐらいのキャラのがよかったし
第一期のフェイトの親への愛情やなのはとの友情シーンなんて映画クレシン程度のショボ感動話ww
そんなしょぼい感動話じゃ萌えも燃えもないなww
とりあえず、釣られたら負けかなと思えばいいと思う
釣られないためには……どうすればいいか、賢明なる住人諸兄なら分かると思う
では、以下いつもの通りマターリ行きましょう↓
すまん、言い方がわるかった。ただ、なんか萌えを狙ってか、一途なフェイトみたいなキャラがいっぱいいるような気がして気に入らなかった
それにこういう漫画ってあんま迫力ある戦闘シーンないじゃん?
パンチで腕がもげたり、下半身切断されたりとか。
Asなんて死人がメインキャラではいないんだろ?緊張感なくない?
女の子同士が血が出るまで殴りあったり「士ね!!」ぐらいやる下品さが欲しい
オレンジ博士の数の子ハーレムものはまだですか?
>>637 保管庫のひともSSかネタか判別しづらいと困りそうだぞ
SSなら保管庫で短編作品として載せられる
すみませんここのスレの人たちのやさしさに涙しますた
ありがとうございますた ではさようなら
>637
萌えアニメに下品さを要求するヴァカ(´,_ゝ`)プッ
最近投下が多くて、GJ&wktkな感じで、かなりいいんだが、そのぶんあとで、投下するのが少なくなって荒れないか心配な俺がいる。
>>637 下品とかグロいのが好きな貴方には、ひぐらしのなく頃にシリーズをオススメする。
いや、ああいう「グロかっこいいだろ」みたいなのは嫌い
グロを芸術として扱ってるもの
DBや北斗みたいに緊張感を出すためにグロをつかってるのならいい
エヴァなんか「グロかっこいいだろ?」ってな感じなのが丸出しで嫌
下品っつうか「師ね」とか「バラバラにしてやるぜ」とか少年漫画らしい台詞が好き
>644
(´,_ゝ`)プッ
いい加減グロスキーもそれに反応する奴も自重
少し頭冷やして来い
>「師ね」とか「バラバラにしてやるぜ」とか少年漫画らしい台詞が好き
だったらこんな所にいないでそういう台詞乱発してる少年漫画でも読んでろよ
IDをNG登録して一発解決
でもう450k超えたわけだが、最近早く感じるな
すまん!
流れを無視して投下する!
キスをしたことがない青い若者たちの眼前で熱烈なラヴシーンを展開したアルフは、ザフィーラの左腕に自分の右腕を絡ませ身を寄せて、ようやくエリオたちと向き合って会話をした。
「3時を過ぎた頃にこっちに到着してね。フェイトやはやて達、六課のみんなとクロノの子供のこととか世間話をしてたりしてたわ。
その後スバルたちの訓練を覗きに来てみたら、ちょうどみんなと今こうして……て、お化けでも見たような顔してどうしたの?」
ここではじめてアルフは新人たち全員が凍っていたことに気づく。
気を取り直して、ティアナが四人を代表して聞く。
「い、いや〜アルフさんが突然ザフィーラさんにキスをしたんで驚いちゃいました」
「え?この前言ってなかったっけ?ザフィーラとあたし婚約してること。ホラッこれが証拠だ!」
にやけながらアルフはザフィーラの左腕を持ち上げる。
ザフィーラの左手薬指に嵌っている飾り気の無い金の指輪と、自分の左手の指輪を近づけ、二つがお揃いであることを示す。
再度驚きの声が通路に鳴り響いた。
廊下をエリオとキャロが歩く。
未だにさっきの衝撃が抜け切らなかった。
あの後、アルフは「それじゃ、また」と言ってザフィーラを引きずり、外の訓練場に居るなのはとシャーリーに会いに行った。
「エリオ君、アルフさんが婚約してたって知ってた?」
「全然知らなかった。ザフィーラさんが人型になれるのも知らなかった」
フェイトの実家でアルフと一緒に過ごしたことのあるエリオは、驚きでガスが抜けた表情で言った。
「あれ、凄かったね……」
「うん……」
キャロがキスシーンのことを言った。
テレビドラマとかで見たことがあったが、二人して直接見たのは初めてだった。
昨晩、フェイトと一緒に三人で川の字で眠ったが、そのときフェイトからおでこにキスして貰ったのを思い出す。
アルフの唇にした行為は、二人にとっての母親が行ったとは全く異質だった。
熱い口づけを見た二人の心臓はいまだに鼓動の速度がゆるまない。
あの後、何か飲み物でも飲もうかとキャロに言って、スバルとティアナとは別れて、暫く小休憩室で時間を潰した。
以後黙り、二人の足が向ったのは施設の一角にある倉庫だった。
訓練直後で汚れた姿のままであるが、一向に気にならない。
内側から施錠したのを確認し、薄暗い倉庫内で二人は見つめあう。
「ルシエさん」「エリオ君」
ふたり同時に互いの名前を言って、顔を真っ赤に染める。
「あ、え……と、ごめん。緊張しちゃった」
そんなエリオを見てクスと笑い、キャロが言う。
「エリオ君の顔、耳までユデダコみたいに赤くなっちゃてる……。ねえ、わたしの顔どうなってる?」
「ルシエさんのほっぺた赤くて……とってもキレイだ……」
しばし見詰め合う二人。
訓練でついたドロがこびりついていても全く気にならない。
それよりも二人の頭にあったのは、アルフのキスシーンと午前中シャマルから聞いたことだった。
(これから言う事は誰にも内緒ね。ヴァイス君とティアナちゃんはB区画一番端の倉庫でね、よくキスしてたりするのよ。キスっていうのはね……)
頭の中に、アルフとザフィーラのキスシーンと、尊敬する二人の年長者の姿が重なる。
兄のように接してくれるヴァイスと、先輩として頼りになるティアナが、あんなふうに心を通じ合わせているのではないか?
そのように想像すると、幼い二人の体の芯がまた熱くなる。
先に口を開いたのはキャロだった。
「エリオ君、わたしのこと「キャロ」って呼んで……」
「じゃあ、ボクのことも「エリオ」だけで良いよ……」
エリオがキャロの肩に両手を置く。
「キャロ、行くよ……」
「いいよ、エリオ来て……」
目を閉じたキャロにゆっくりと顔を近づけるエリオ。
ドクンドクンと互いの鼓動が耳に入る。
互いの息遣いがわかるくらいまで近づいて初めて感じた。汚れた顔も、汗の臭いも全てが愛おしい。
そして、赤い髪とピンクの髪が触れ合う。
チュッ……。
ついに二人の唇が重なった。
「ン……」
柔らかい、とお互いに思った。
キャロがブルっと震えて、エリオの背中に手を回す。
それに合わせるようにエリオが肩に置いた手をキャロの首に回す。
体を近ずけせようとすると、キャロもまた手に力を入れてエリオと一緒になろうとした。
互いの頬はさらに紅潮し、息遣いが荒くなる。
そしてキスをしてから30秒くらいしかたってないが、二人は唇を離す。
「ハァ……」
キャロが蕩けた様な表情で目を潤ませ、息を弾ませるのを見て、エリオはとにかくキャロを再び抱きしめた。
ただそうして居たかった。
それしか思いつかなかったといってよかったが、二人はそれだけで満足だった。
うれし涙を流しながら、ようやく幼い二人は互いの思いを口に出せた。
「キャロ……好きだ……」
「わたしもエリオと会った時から……エスカレーターで助けてくれた時から大好き……」
エリオはキャロの髪を優しく撫でてやり、キャロはエリオの訓練用のシャツをギュっと握り締める。
臭いを感じ、肌のぬくもりを感じ、鼓動を感じ、自分にとって大切な人がそこに居ることを感じあった。
シャワーを浴びて夕食に行かなきゃいけないってことも分かっていたが、二人はずっとそうして居たかった。
……乱入者が現れるまでは。
改変ネタはクロスSSにしたら?
ってか、もう次スレ準備か本当に早い・・・
エリオとキャロが、熱くなんかドロリとした視線に気付き、背筋が凍りつく。
ビックリして振り向いた先にいたのは、蛍光灯とか雑用品を置いた棚の影から、顔を半分出して除いていたアルフだった。
飼い猫がいる方なら理解できよう。ときどき扉や物陰から顔半分で飼い主を見る猫のソレである。
「チッ気付かれたか」
アルフがニャニヤしながら言った。バレるのを思いっきり狙っての行動だ。
「あ、あ、あ、あ、アルフさんいつからそこに!」
二人は急いで離れながら、同時に訪ねる。
汗が流れる。
エリオは自分がすでにアルフを「さん」付けで呼んでいることに気付いていない。
「お〜その声良いねえ〜。思いっきり動揺してるのがよくわかるわ〜」
笑いを堪えるのに必死な感じで、腹を抱えながらアルフは言った。
「その辺にしておけ」
アルフの隠れていた棚からザフィーラが現れる。
ザフィーラが続けざまに言った。
「エリオ・モンディアル……。事に及ぶ前に、最低でもスキャンをかけるべきだった……」
顔を背き、声にどこか哀愁を感じたのは、同情してるが故か。
いや、実際厄介な女性に見られたエリオたちをひどく同情していたのだが、ザフィーラの威厳漂う騎士の風情がそれを阻んでしまった。
「フフフ、ここは私たちが先客だったのだ。つまり、君たちの昼メロ的行動は全てこの目に焼き付けた!"つまりもうおまえは助からない"」
「そ、そんな、そんなこと言うアルフさんたちだって、さっきキスしてたじゃないですか!」
エリオが言い返すがアルフは全く動じない。
「あたしたちのはスキンシップ!いわば挨拶の一つ。挨拶するのに周りの目を気にしてどうすんの?」
胸の前で腕を組み、とにかく偉そうにふんぞり返るアルフ。
ザフィーラがそんなアルフの後頭部を、ガッという音を立てて、かなり本気な感じに「小突く」!
結構本気で怒ってらっしゃるようで……。
エリオとキャロはヴォルケンリッターの恐ろしさを、ちょっぴり知る。
「あだーーーッ!ちょっとザフィーラ!乙女の、それも生涯の伴侶の顔になにするかー!!」
「脅すな!あと、スキンシップでもTPOをわきまえろ!それと突いたのは後頭部だ。しかもその口調、どこからメディアから拝借した!」
ザフィーラはきつく睨んでるが、アルフは意に返していない。本気でないと判っているのだ。
そんな夫婦漫才(?)を見て、すっかりさっきまでの緊張感がなくなってしまったエリオとキャロ。
アルフはそれを察して二人に向いて、尻尾を振りながら言った。
「さっきのキスのことなんだけど。みんなに黙っていてあげる代わりに、このあとお土産と夕飯の材料の買出しに付き合ってほしいんだけど、どうかな?
なのはの実家で教えてもらった料理をザフィーラに食べてもらいたいんだけど、暫く"向こう"に居たから、あたしあんまりここら辺のこと詳しくないのよね。
ホラ、しかもザフィーラってこういう人でしょ?マーケットとか流行のお店とか、そんなこと全く気にしないのよ」
エリオとキャロは、ザフィーラをチラっと見てから、ああなんとなくわかったと思った。
「それにね……、シャーリーから、お二人さんが最近のデートでデパートに行ったってこと聞いてあるから」
アルフが何もかもお見通しだといわんばかりに言う。つまりお前達に逃げ場は無いぞとでも言わんばかりに。
ルージュを引いた唇の端から覗かせる上顎犬歯、いわゆる八重歯がさらに艶かしい。
キャロが勇気を出して言った。
「あの、私たち、夜間外出申請とか出してないし……」
「出してみたら?きっと通るから」
ニンマリとした顔で答えるアルフ。
「ヘ?」とあっけにとられるエリオとキャロであった。
シャワーを浴びて汗を流し、外出着に着替えたエリオとキャロが正面玄関に向う。
そこには既に車が待っていた。
角ばったフォルム。派手さの無い、いかにも軍用車輌という匂いを漂わせる。
地球で言うところのジープという車輌だ。
助手席のアルフが二人に気付いて手を振る。
運転席に座っているのはザフィーラ。
車に乗り込むと、アルフが「出発だッ!」と片手を挙げて言った。
機動六課管制室。
正面モニター映されたMAPの道路上に光点が進む。
八神はやて部隊長が机に肘をつき、あわせた手を口元に置く感じに見続ける。
いわゆる"ゲン○ウ・スタイル"というやつだ。
通信士のアルトとルキノが次々と報告を寄せる。
「スターズ03、目標死角より追跡を開始。スターズ04、後続車二両後ろから追跡中」
「機動一課より配置完了の連絡。機動一課課長より暗号入電。"たまにはこういうイベントも面白い。非常に面白い。とてつもなく面白い"だそうです」
それを聞いた部隊長は、腕を組みながら薄く笑う。
「なんや、向こうもヤル気満々やんか。よっしゃッ!現時点を持ってして、作戦は第三段階へ移行や!みんな、気張りや!」
管制室内の部下たちが、一斉に応じる。
「ヤ・ヴォール、ヘルコマンダー!」
そのころ、施設アンテナ塔最天辺では夜景きらびやかな市街地のほうへ向う白衣の女性がいた。
指輪型デバイス、クラールヴィントが怪しく輝く。
「これぞ、人の心を流し動かす"湖の騎士"の技なり。全ては私の思うがまま……」
(続く)
エロシーンまであと少しorz
(ほんとうなんだ!信じてくれ!)
なんか最後でイロイロやっちゃった感じがしたが
反省するつもりなどもとよりない!
割り込んじまった・・・ごめんなさい・・・
はやてが少佐になっとるがな(´・ω・`)、おっかない保護者(大尉)に見つかる前に車をバックで全速力
>どこからメディアから拝借した!
・・・・・マブラ(ry?
>>657 >どこからメディアから拝借した!
うあ、さっそく誤字orz
「どこのメディアから」が正しいですね。失礼。
>・・・・・マブラ(ry?
しかもオル(略)までコンプリートしているという裏設定!
>おっかない保護者(大尉)
シャマル先生の策にはまり(以下略
いや、誤字とか些細な間違いはいい
オルタがどうのこうのというのもだ
ザフィーラ「今の私ではあいつに対してどれだけ持たせられるかわからん!」「やはり貴様か・・・」「どうして何時もいつも食事の邪魔に現れるんや?」なんて熱い展開も
言いたいことが一つある
IDすげぇ
Xが三つだなんてだなんてエロイやつめ
エロを期待するぞ
>>601 正直1回無印とAs流し見した後はSS参考にして書いてるからなあ……。
どこがおかしいのか教えてくれませんか?
>>602 一応解雇しただけで、後はどこへでも行け。といった感じです。
それとお前は超能力者か?
では、「魔法少女」が終わる時 act2、はじまります。
act,2 見付けたキモチ、伝えられないキモチ
「……ふーん、そうなの」
すずかの家でアリサとすずかに全てを話した後、事も無げにそう言うアリサに、なのははがくっ、とつんのめった。
「そ、それだけ?」
「それだけって……、別に、魔法が使えなくなって、失業しただけでしょ? 元々なのははこっちでは魔法使わないし……、
新しい仕事見つからないとかなら私かすずかが世話するけど……家でお店やってるなのはに限ってはありえないしね」
「そ、そりゃあ、翠屋のお手伝いしてるけど……」
「だったら別に問題無いじゃない」
そう言ってのけるアリサに、なのはは憮然として紅茶のカップを傾ける。
と、すずかがアリサの耳に唇を寄せ、ささやく。
「アリサちゃん、……ひょっとして、なのはちゃん寂しいんじゃない?」
「寂しいって……フェイトやはやてに会えなくて?」
私達だってそんなに会えてないし、私達の気持ち味わいなさい、と言うアリサに、すずかは違う違う、と止める。
そして、何が楽しいのかにこにこ満面の笑みを浮かべながらすずかはもう一言ささやき、それを聞いたアリサもにやついた。
「……ユーノと会えなくて寂しいの?」
「っ! ……ちっ……違うよう〜! そんなんじゃなくて……」
二人の会話に全く気付かず、のほほんと紅茶を傾けていたなのはにアリサがそう言うと、
なのはは紅茶を盛大に吹き出し、真っ赤になって両手をぶんぶん振りながら否定する。
が、なのはが吹きだした紅茶が直撃し、紅茶まみれになったアリサが、青筋を立てながら言う。
「……正直に話さないと、ひさびさにほっぺた市中引き回しの刑ね」
「……あうう……」
青筋を立てたままアリサが脅すと、なのはは真っ赤になったまま縮こまる。
なのはは助けを求めてすずかを見るが、すずかはにこにこ笑うだけ。
と、アリサが追い討ちをかけるように、言った。
「大体ね……話聞いてたら、なのはもユーノも告白してんじゃない。
……なのに何で今付き合ってないのよあんた達」
「!!! ……べっ……べべっ……別に、告白とか、そんなんじゃ……」
沸騰寸前まで赤くなりながら、なのはは何とか否定しようとする。
が、アリサは呆れたように溜息をつくと、なのはに言う。
「……あのね……、ユーノ言ったんでしょ? 「なのはが何よりも一番大切だ」って」
「……う……うん……」
「で、なのはも「ユーノ君が大事だ」って言ったんでしょ?」
「い、言ったよ?」
そう言うなのはに、アリサは顔を近付け、言った。
「……なのは、一ついい事、教えてあげる。
なのはが言った事も、ユーノが言った事も、世間の常識では立派に告白よ」
そうアリサが言った後のなのはが、見物だった。
胸の前で拳を握り締めたまま硬直し、みるみるうちにその顔が真っ赤になっていく。
ぱくぱくとむなしく口を開閉させ、真っ赤になったままでおどおどと視線をさまよわせるなのはに、すずかが声をかけた。
「ねえ、なのはちゃん」
「ひゃひっ!?」
奇声を上げて飛び上がったなのはに、すずかは苦笑し、言う。
「なのはちゃんの気持ち、判った?」
「……え……?」
「なのはちゃんは、今何をしたいの? なのはちゃんは今、誰の傍にいたいの? ……その答えが、「なのはの好きな人」だよ」
そう言うすずかに、なのはは考え込む。
……振りをする。
もうすでに頭の中では誰の事を好きか決まっていて、判っていて。
あまりに近すぎてあてはめられなかったパズルのピースが、かっちりとはまる音を聞いて。
なのはは言う。自分が一番大好きな人の名を、心の底から、全力全開で。
「……私が……私が好きな人は、ユーノ君。ユーノ君だよ!」
そう叫んだなのはに、アリサとすずかは満足そうな笑みを浮かべた。
「……さて! じゃあ、次にやる事は一つね!」
急にそう叫んだアリサに、なのははきょとんとアリサを見る。
「な、何、やるの?」
「決まってるでしょ!? ユーノにちゃんと告白しなおすのよ!」
「え、あ、う!?」
自信たっぷりにそう言うアリサに、なのはは一気に真っ赤になるが、すっと表情が変わると、逆に真っ青になる。
そのあまりに急な表情をの変化に、アリサとすずかは面食らい、顔を見合わせて、
……なのはの瞳から零れ落ちる光る物を見付けて、二人は慌てふためいた。
「な、なのはちゃん!?」
「ち、ちょっとなのは! どうしたのよ!?」
「……会えないの」
涙をぽろぽろ零しながらなのはは言う。自分の苦しみを、自分の悲しみを。
「会えないの! もう二度と!
……ようやく気付いたのに、会いたいのに、伝えたいのに、ずっと一緒にいたいのに!」
そう叫ぶと、耐えられなくなったのか、なのはは泣きながら俯く。
アリサはそんななのはの頭を胸に抱き込み、髪をゆっくりと撫でながら、言った。
「……大丈夫。会わせてあげるわ」
「え……?」
そのアリサの言葉に顔を上げるなのはに、すずかも微笑む。
「大丈夫だよ、なのはちゃん。私や、アリサちゃん。
……ううん、それだけじゃない。フェイトちゃんや、はやてちゃんも。
みんなで、絶対に、ユーノ君に会わせてあげるから」
「っ!」
首筋にグラーフアイゼンを突き付けられ、スバルはその場に硬直する。
と、ヴィータは大きな溜息を一つ吐くと、スバルに言った。
「……今日はもう上がれ。今のお前じゃ、幾ら訓練しても何にもならねーよ」
「……はい」
その場から立ち去って行くスバルを見送って、ヴィータはもう一つ溜息を吐いた。
「……あいつがなのは尊敬してたのは知ってるけどさ、これじゃ戦力にならねー……」
「……ふう」
訓練が終わった後、もう一度溜息を吐くヴィータ。そんなヴィータに、歩み寄ってきた人影が声をかけた。
「どないした? ヴィータ」
「はやて!」
ヴィータは表情を明るくすると、はやてに駆け寄った。
「どないしたんや? 溜息なんかついて」
ヴィータには似合わんで? とはやてが言うと、ヴィータは少し落ち込んだような表情になると、言った。
「……スバルのことだよ」
「スバルの?」
「ああ。……なのはが辞めさせられてから、完全に腑抜けになっちまってる」
なのはが辞めさせられた事が、機動六課に与えた影響は凄まじかった。
なのはを尊敬していたスバルは完全に調子を崩し、
なのはの親友……というより、何処かなのはに依存していたフェイトに至っては模擬戦でエリオに負ける有様。
「エリオやキャロはどうにか堪えてるし、ティアナも影響少ねーんだけど、あたしやシグナムじゃティアナに教えられねーし……」
そうぼやくヴィータ。それを聞いて、はやては何か考え込むような表情になると、ヴィータに言った。
「なあ、ヴィータ……みんな、私の部屋に集めてくれへんか? 話したい事があるんよ」
「判った!」
そう答えて駆け出して行ったヴィータを見送って、はやては一人ごちる。
「私も、全力で協力するで……、アリサちゃん、すずかちゃん」
機動六課課長室に集まった8人を見渡して、はやては言った。
「ごめんな? みんな急に呼び出したりして」
「構いませんよ、はやてさん。……それで、話と言うのは?」
そうギンガが言うと、はやては微笑み、言った。
「なのはちゃんの事や」
「!!?」
途端にはやてに詰め寄り、はやてをがっくんがっくん揺さぶるフェイト。
「なのはから!? どうしたの!? 何があったの!?」
「ちっ……ちょっ……!」
「テスタロッサ! それでは主が喋れないだろう!」
シグナムにそう言われて、フェイトが慌てて手を離すと、はやては力尽きたようにその場に突っ伏し、
「はらひろほれはれ〜……」
はやての頭の上にいて、思いっきり巻き添えを食らったリインフォースは目を回していた。
……しばらくして。
ようやく復活したはやてが身体を起こし、その場にいた全員に、計画を伝えた。
「……あのな、なのはを無限書庫まで……ユーノの所まで連れて行きたいねん。
……ユーノの所まで連れて行ければどうにかなるんやけど、みんなにはそこまでの間、なのはを守って欲しいんよ」
そう言ったはやてに、キャロが首を傾げ、聞く。
「判りました。……でも……どうしてスクライア無限書庫司書長さんの所なんですか?」
「……その理由は二つや」
「絶対そうとは言い切れないんやけど……、ユーノ君、なのはちゃんがクビになった事、知らないんやないかと思うねん」
「し、知らないって……そんな訳!」
そうフェイトが叫ぶと、はやては手でフェイトを制する。
「……あのな、フェイトちゃん。なのはちゃんがクビになってから、今日で3日目や。
でもな、無限書庫から、何の音沙汰も無いんや。……ユーノ君なら、抗議ぐらいすると思わへんか?」
「そりゃあ……そうだと思うけど……」
「……それにや、私に、クロノ提督。なのはちゃんとユーノ君の両方を知ってる人間が、無限書庫に行かないように妨害してる節があるねん」
そう言ったはやてに、シグナムが聞く。
「本当ですか……? 主?」
「ああ、そうや。私が無限書庫に資料頼んだときも、頼んだ資料を受け取った時も、明らかに無限書庫の司書やない人が取り次いだで」
しかも、ちゃんと頼んだ物は持って来とるから文句言う訳にも行かんしな、とはやては続け、それにティアナは半ば呆然と、言った。
「な、何ですか……それ……、完全に私達を敵だと思ってる人が上の方にいるって事じゃないですか!」
「……敵……と言うより、かなり悪質な嫌がらせ、やろうな。私達とユーノ君が知り合いやって事は特に調べんでも判るやろうし、
ちょっと調べれば、ユーノ君が、なのはちゃんが魔法に触れたきっかけやってのも、結構な時間一緒に暮らしてたってのも判るやろうしな」
そう忌々しそうに言うはやて。
と、思いきり慌てて、スバルが聞く。
「え!? なのはさんとスクライア司書長って一緒に暮らしてたんですか!?」
その慌てように、変な誤解を招いたと察したはやては、慌てて付け加える。
「いや、人のままで暮らしてた訳やないよ? 私はよう知らんけど、ユーノ君、フェレットに変身出来るらしいねん。
だからなのはちゃん、最初はユーノ君の事を「別の世界から来た喋るフェレット」って思ってたらしいで?」
「そ、そうなんですか……」
ほっと安堵の溜息を吐いたスバルに、はやては苦笑し、
……その笑みがにやついたものへと変わる。
「……とりあえず、ユーノ君になのはがクビになった事を伝えるのが一つめの理由。
……そして、二つ目はやな……」
「アリサちゃん……地球におるなのはちゃんの友達から連絡があってな?
アリサちゃん、こう言っとったわ。『鈍感娘がようやく自分の気持ちに気付いたのに、告白できなくて泣いてる』ってな」
はやてがそう言うと、何だかんだ言っても付き合いの浅いスバル達は首を傾げたが、
フェイトやヴィータ、シグナムといったなのはとの付き合いが深い人間は、呆れが半分程度混じった笑みを浮かべた。
「……ようやくかよ……、遅すぎねえ? あいつ」
「ここまで来ると……犯罪ではないのか? 高町のあの鈍さは……」
「……まあ、それがなのはの可愛い所でもあるし」
ヴィータ、シグナム、フェイトの順でそうぼやくと、はやては苦笑したが、スバル達は目と口を限界まで開けていた。
「ど、鈍感娘って……なのはさんの事ですか!?」
「……話の流れ的に……告白できない相手って……スクライア司書長、ですか?」
「あ、あの……ひょっとして告白させるのが本当の目的、じゃないですよね?」
スバル、ティアナ、エリオの順ではやてに聞くと、はやては首を傾げ、言う。
「……スバルとティアナはその通りや。
……エリオ。私の本当の目的はな、なのはちゃんを時空管理局内に残す事や。
……まあ、ユーノ君となのはちゃんの恋を応援してるのは事実やし、叶って欲しいとも思うとる。
でもな、なのはちゃんをユーノ君の所に連れて行く理由は、それだけやないで。
ユーノ君の所なら、魔力無くてもやっていけるんや。……例えば、司書長付き秘書、とかな。
機動六課じゃあ、手は足りとるけど、ユーノ君の所は慢性的に人手足りんしな」
そう3人の質問に答えた後、はやては笑い、話を進めた。
「……それでな、どうやってなのはちゃんを無限書庫まで連れて行くか、なんやけど……」
とりあえずはここで終了。
ここまではともかく、3話から4話、4話から5話は無茶苦茶飛ばします。(一応今が3月→4話8月→5話12月24日)
……なのはを見る手段がYOUTUBEしか無い俺。
そしてYOUTUBEには8話前半(ユーノ×なのはシーン)は無いorz(1〜7話と8話後半、9話はあるのに)
公式ユノなの分に飢えてます。
俺の投下で470k超えたので、次立ててきます。
……無理ですたorz
>>668 gj!続き楽しみにしてる!
それと、「YOUTUBE」ではなく「YOUTUBEテレビアニメ無料動画」で検索してみろ。
そこにはきっと、救いがある。
>>668 同じく期待してる。
そして、金がかかってもいいというならレンタルという手もあるぞ。
>>668 ニコニコって手もある。
あと、はやて→ユーノの呼称は「ユーノくん」。8話前半ではやてがそう言ってる
ユーはや書こうとしてる俺にはユーノ→はやてがA´S時の「はやてちゃん」しか無いのがきつい…。
呼び捨てでも大丈夫だよね多分
なのは陵辱系を読んでもなぜか最後にはなのはが悪魔だか魔王だか冥王だかになって
なって逆襲&栄光のロードを高笑いしながら駆け抜ける絵が頭の中に浮かんでしまう。
>>660 GJ!
正直、管理局みたいな準軍事組織が、任務で能力を失った局員に対し何のフォローも無く
解雇するっていうのは最初違和感があったけど、何者かの陰謀があった訳ですね。
納得しました。
そりゃまあ以前、大怪我したときも入院やリハビリもあったし、ティアナの兄が死んだ時も遺族補償はあったしな
クロノダディにもそういうのもあったんだろうか・・・
477KBだし立ててみようとしたけどホスト規制で無理でしたorz
とりあえずつべとかにこ進めてる奴は頭冷やせ
DVDレンタルが安く済むしお勧めだよ
>>679 乙
>>680 同意
>>679さんが新スレ立ててくれた直後にやるもの変だとは思うが、
雑談タイムのここでやっとくべきかなと思って。
「第二十話」にむけて1の注意書き改定私案。
魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
(過去に論議があったのは特にこの3つ)
・オリキャラ
・原作の設定の改変
・凌辱あるいは鬱エンド
あと可能な限りカップリングも投稿前に注意書きをお願いします。
『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避けましょう。
ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れるか、 「1/10」「2/10」
…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
5.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
あと投稿前に注意書きも兼ねて「投稿していい」と聞いたほうが安全です。
【読み手 & 全員】
1.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
リンクは
>>2 どうでしょうか。ご意見お願いします。
>>681 『マナー』の5番の「投稿していいか?と聞いたほうが〜」ははずしていい希ガス
人のいない時間帯だと聞いても返事かえってこない可能性もあるし。
「投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です」と替えるのはどうでしょう。
『ローカルルール』の3番
「凌辱あるいは鬱エンド 」に関しては決着していて、注意書きつければ投下はおkなんですよね。
のこり2つは、そもそも嗜好の問題ともちょっとずれてしまいますし、まだ色々と住人間で物議が
でそうですので、改案として↓はどうでしょうか?
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
684 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 17:28:14 ID:906IH9p1
「凌辱あるいは鬱エンド」とか死んでこいって感じで
>>681 えーとすいません、スレ立てた者です、先にこっちを見ておけば良かったと反省してます
ローカル
○・オリキャラ …すでにオリキャラ書きましたのでええ…
○・原作の設定の改変 …しょっちゅうオレ設定やってます、特殊能力も、今書いてるオチのもそうです…
なるべく原作の雰囲気を壊さないようにこのふたつは注意してるつもりですが
と言うわけで
>>683さんに同意
△ ・凌辱あるいは鬱エンド …本人は基本女の子は最後には笑顔で終われる方向を目指しますが
うん男はどうでもいいかなw…これは他人の趣味だからどうとも口を挟めないかと
○あと可能な限りカップリングも投稿前に注意書きをお願いします。ーこれはテンプレでもいいかも
でも読むまで誰がくっつくのか楽しみたいと言われればそうかも
基本どっちでもいいかな
686 :
681:2007/06/24(日) 20:56:23 ID:ZmMnH/dD
>>683 『マナー』の5番はそれでいいと思います。
『ローカルルール』の3番
「凌辱あるいは鬱エンド」は強調の意味であえていれておくべきじゃないかなと。
>>685 元の文章はコレだった。
「あと(ネタバレ的にOKならば)可能な限りカップリングも投稿前に注意書きをお願いします。」
こっちの方がいいかな。でももうちょっと…。誰か文章考えてくれませんか?お願いします。
687 :
683:2007/06/24(日) 22:56:51 ID:VT6u2Cva
>>686 CPの確認ははなくてもいいような…。私も
>>685氏同様あってもなくてもどっちでもいいです。
載せるとしても
>>681で書かれてる文で十分な気が。
『ローカルルール』の3。了解です。
ただ、この件は4スレで熱く議論が交わされているんですが、書き手側だけでなく、
読み手側にも暴言は自重するよう注意を促したいなー、と個人的に思ったり。
で、4スレでの教訓を踏まえて↓に1項目加えてみたわけですが、どうでしょう?大げさかな?
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
688 :
681:2007/06/25(月) 00:15:42 ID:8vvDqG+9
読まない自由ってありますよね。
「あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。」
だからコレは必要だと思うわけです。
純愛作品でも自分の嫌いなカプだと場合によっては陵辱作品よりもつらい人は少なくないはず。
686のは後で自分で考えて蛇足だなと思いました。反省。
『ローカル ルール』
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
以下の事柄を含む作品の場合は、注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(殺人予告があったそうです)
でどうでしょうか。
>>688 いいと思います。
補記は見やすくなるよう番号振ったほうがいいかも
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(殺人予告があったそうです)
>>681 1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避けましょう。
ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
これなんだけど、最中はともかく直後はなくてもいいんじゃないの。
別に最新の話にしかレスしちゃいけないわけじゃないんだし。
誰からもレス付かなかったらどうすんの。
691 :
683:2007/06/25(月) 00:31:00 ID:dkvXheQ9
今までのをまとめたテンプレ案↓
これでFin?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避けましょう。
ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れるか、 「1/10」「2/10」
…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
5.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
>>690 読みやすいSSを書くために より
9 名無しさん sage 2005/09/18(日) 16:39:43 ID:9Fc44O8M
避けた方が良いことで
■他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に、自SSを投下■
よく出る話題だがやはりマナー違反かなと。
投下直後に他のSSが投下されてしまうと読み手の目がそっちに行ってしまって
先に投下されたSSが一つもレスを貰えないままという事もある。
完成済みの自SSがあっても先に他の書き手が投下していたら
せめて24時間or一つ二つレスが付くまで待つ余裕が欲しい。
(ただし先に投下されたSSに対し、1週間も2週間も経つのに
一つもレスが付かないような場合はその限りではない)
意図せずバッティングした場合は一言謝りを入れておくと角が立たないかなと。
693 :
681:2007/06/25(月) 01:07:10 ID:8vvDqG+9
>>690 読みやすいSSを書くために
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/ の9の引用なので、そこを読んでいただければ。
あと直後だと感想で割り込まれる可能性が高いですし。
でも時間の縛りを入れておいたほうが良いかもしれないですね。
>>691 『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避けましょう。
24時間経つかある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
読みやすいSSを書くためにでは24時間だけど、ここの現状ならもっと短くすべきかもしれませんが。
あととても細かいですが
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
「過去に」を足しておいてほしいです。
694 :
681:2007/06/25(月) 01:10:30 ID:8vvDqG+9
あれ?リロードできてなかった?
とまあ、本当に直後だと油断してこんなことやらかしちゃうわけですよ。
は、は、は………。鬱だ。
>>693 今の現状だと24時間は流石に無理かと
〜時間とか、〜レスとかあまりガチガチに決めてしまうのもあれなので、
そこはまあ、書き手さんの判断、その場の空気を読んで投下ってことでいいのでは
696 :
681:2007/06/25(月) 01:36:33 ID:8vvDqG+9
そうですよね。
本来はその場の雰囲気で判断してほしいって思ってますが、基準あったほうがいいかなとも。でも無理ですよね。やっぱり。
あと逆に、投稿後、自分の作品を飛び越えてレスされて、自分の作品にレスされなかったら萎えると思いますよ。
しかし、読まない自由があるから、文句は言えません。毛色の違う作品に対するレスなら多少マシでしょうが。
>>692-693 いや読んでいただければと言われても、読んだ上で
いらない、気にしすぎだと言っているんですが。
>投下直後に他のSSが投下されてしまうと読み手の目がそっちに行ってしまって
>先に投下されたSSが一つもレスを貰えないままという事もある。
こんな事よりも19スレの25前後で実際に起きてる、順番待ちで
すぐにでもいける人が投下できないなんて事態の方が、よっぽど避けるべきなんじゃないかと。
本当に終わったかどうかの確認的な意味合いでなら、10分程度置けば十分だと思います。
(前の人が、書き込みながら書いてる人とかじゃない限りは)
それでなくともその項目、投下してる最中に割ってはいることと、
終わった後にどんだけ間を置いて投下するかって、まったくの別問題を
一緒くたにしてるのは、どうかと思うんですよ。
>>697 これ書き手側の人たち、特にトリップや固定番号もちの方々、がどう思ってるか聞きたいっすね。
自分も、過去に短編を落としたことがあるんですが
>投下直後に他のSSが投下されてしまうと読み手の目がそっちに行ってしまって
>先に投下されたSSが一つもレスを貰えないままという事もある。
↑を『こんな事』っておっしゃるけど、実際誰からもコメント貰えないとね、すごい悲しいですよ?
自信がなくなっちゃう。我儘かもしれませんが、批判でもいいからレス欲しいと思いました。
それと、投下を待つことはそんなに悪いことなのかな、と。
待ち時間の間、一度冷静になって推敲する時間が出来ますし。
>>698 それは「もしかしたら、そういう事も起こるかもしれない」程度の話でしょう。
実際に良いことばかりじゃなく、697で書いたような弊害もあるのに
そんな極々限られた事例のために定める意味があるのかという意味で「こんな事」と言っているんです。
誰も書き手さんがもらえたレスをもらえなくなることを指して、こんな事なんて言っていません。
>それと、投下を待つことはそんなに悪いことなのかな、と。
>待ち時間の間、一度冷静になって推敲する時間が出来ますし。
別にそうしたい人は、そうすればいいでしょう。
もう推敲まで終わって投降するだけの人はどうするんですか。
>>698 そもそも無反応というのも一つの感想でしょうに。馬鹿馬鹿しい。
愚痴るなら別の場所でどうぞ。
>>699 >もう推敲まで終わって投降するだけの人はどうするんですか。
空気を読んで投下すればいい。ただそれだけですよ。
「投下直後の投下は良くない」これはただのマナー。ルールではない。単なる他人への気づかい。
直後投下喰らった人にしても、それを目にした住人しても、マナーを守らない人に対する不快感はどうしたって発生する。
それを察することが出来ない人は、SSの出来がどうであれ「空気を読めない」として嫌われる。
SSスレに限らず、これが匿名掲示板の前提でしょう。
その前提がイヤなら(この場合、順番待ちがイヤなら)
別にエロパロスレに固執せず、自サイトを立ち上げるなり、スレ以外の場所を探せばいい。
正直、お互いが空気を読んで気をつければいい程度のことを
ガチガチに決めるっていうのはどうなんだろう
結局その場その場で対応って違ってくると思うし、最近ちょっとギスギスしすぎてないか?
>>701に同意
ギスギスってーか、言い方がキツいなこの人たち・・・
自治厨なんてそんなもんだ
仕方ないべ
こういう人たちもいるから成り立っているんだ
スレ住人が必ずしも空気読める人間ばかりじゃないんだし
ここで話してるのもせいぜい3〜4人の内輪の談話でしかないしなあ
極論、人増えたらギスギスするのは当たり前のことでもあるし
各自スルースキルを身につけるしかないよね
SSとはちょっと離れるけど、少し前に
・SSスレでアニメ最新話のネタバレされるのが嫌な人
・ネタバレは気にしないがSSスレをアニメ感想雑談場として占拠されるのが嫌な人
・その争いを諫めようとする人
・SS読みに来てみれば、それらの争いを見せられて不快な人
でちょっと揉めたときのが印象に残ってるなあ
それぞれの言い分を吐き出しあってるだけで、話し合いでは全くない
スレの空気が悪くなって、ようやく、荒れた原因への糾弾そのものが「荒れ」だと
気づいて自然と治まっていったけど
こういうのは一度荒れて不快な思いでうんざりしてから、ようやく治まるもんだ
別にいま、現スレで順番待ちだの感想もらえないだの割り込みだので揉めてる様子はないし、
ここでどうのこうのいっても仕方ないことでもあるよねえ
と、スレ埋め兼ねて長文を書いてみる
MHスレからスルーピアス輸入しようぜ
>>699 かもしれないでは無く実際に何度も有った話、
直後に別のSSが来ると先に投下されたSSへのレスは極端に少なくなる。
基本的に直前の事にしか皆反応しないから
でも、実際に明文化して禁止するとスレが止まる事が在るだから
空気読めと言うだけ、
最近はSS書く人で前に投下した人へレスを付ける事が少なくなったから
さらに直後にやられた人へのレスが減る。
以下何事も無かったかのように通常運用
埋めついでに一言。
各々、色々な言い分があるだろうけど
過度な規制の先に待ってるのは過疎だけだという現実は頭に入れといて欲しい。
気軽に投稿できなくなったらおしまいだからな……
ちょっとROMってたけど埋めついでに。
俺も書き手だけど(ここでは書いてない)、レスの有無なんて関係ないなと思う。
必ずレスつけてくれなんて傲慢以外の何物でもないと思うし。
逆に「レスがついてからじゃないと投稿できません」とか規制されると萎える。
初心者の書き手さんは空気読まずに作品のせるだろうけど、それは終わった後に、
レスで言えばいいだけの話だし、臨機応変に対応すりゃいいじゃん。
極論言えば、いやな書き手さんのはNGIDいれちゃえばいい話だし。
ルールにする必要は無いね
自分は書き手だから、書き手のルールは自分に課してるけど
他人には強制できない、年齢もばらばらだろうし
ただ、レスがあんまりついてないのを見ると、これで書くのやめちゃったらもったいないなぁ…って思うね
すごい書き手になるかもって思うからさ、まぁ匿名掲示板であんまり多くを求めるのは酷だね
一度や二度凹んでも懲りずに投稿して欲しいと願うのみ
読み専としちゃ、どっちに転ぼうが関係ねーな
で、書き手ルールの1は結局消すのか?残すのか?
1と5を消して、割り込み防止の、書き込み前のリロード注意だけでいいだろう。
十六話のやつまで戻して良いんじゃないの?
後はマナーの問題、
どうせ守らない奴は長続きしない
>>715 つーか、確かテンプレに細かく注意書きのるようになったのって
うざい乞食レスとかリリカルあぷろだのネタもってくる香具師が多発したうえ
新参の書き手がマナー注意されて、そんなの新しく来たから知らんテンプレにのせとけ
とか逆切れしたから、じゃあ注意書き載せようってことになったんじゃね?
最低限の原則はあったほうがいいよ。また繰り返しになる。
717 :
681:
>>715さん、そこまでいきますか。たしかに極論空気嫁なんですが。
でも、
>>716さんの言うように、作品と感想で伸びるならともかく、
マナーで揉めて伸びるのはムダだと思うから、多少おせっかいぐらいがちょうどいいかなって思うし、
あと、一目見ただけでどうすればいいか分かるガイドラインがあったほうが楽って面もあると思うんですよ。
だからそれには同意しかねます。
でも確かにマナー書き手1はいらないかもしれない、と思うようになりました。
常識で考えてリロード忘れでないうかぎり、他人の投下中に投下するのは○○○としかいいようがないですし。
どれだけ空けるかは職人が空気読んで決めてもらうほうがいいかなって思うようになりました。
でも個人的で勝手な意見としては、感想レスは短いって性質を使って、短い書き込みで作品と作品の切れ目を認識してるんで、
これからは右脳でなく左脳で判断しないといけないのはつらいなって面がありますが。
今は問題になればもまた加えればいいかと思っています。
第二十話の
>>1さん、今のところ、とりあえずこれでスレたてお願いします。
魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
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