【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ4
バルフレアもパンネロをきつく抱きしめた。
今ならイク時は抱きしめて、というパンネロの気持ちが良く分かる。
繋がった部分と触れ合った肌からお互いが蕩けて混じり合い、
一つになれる気がするのだ。
パンネロもバルフレアの事が少し分かった気持ちになり…
そうして二人はそのまま何度も交わり続け…――気が付くと随分と陽が高くなっていた。
それでもなんとなく離れがたくてベッドの中でぐずぐずとしていたが、
不意にバルフレアが起き上がった。
そして、バスタオルを腰に巻くと、一人、バスルームに消えて行った。
シャワーのコックを捻る音がした。
(……また……)
せっかく分かり合えたと思っていたのに、また置いてけぼりにされてしまった。
(恋人同士って…難しいんだな…)
想いは言葉で伝えなければいけない。パンネロはそれをよく分かっていたが、
(それでも…ちょっと寂しいな…)
パンネロは頭からシーツを被ってしまう。シャワーの音を聞いていると、
(なんだか…もっと寂しくなっちゃいそう…)
二人で少し前に進んだ、そんな気持ちになった直後だったので寂しさもひとしおで。
「パンネロ。」
不意に傍で声がした。
パンネロがシーツから顔を出すと、バルフレアが立っている。
「いつまでそうしてるつもりだ?」
「え…?だって……?」
パンネロの答えを待たず、バルフレアはパンネロを抱き上げる。
「きゃっ…バルフレア…?」
慌てて胸と下腹部を隠すパンネロの頬にバルフレアはキスをすると
そのままバスルームに連れて行く。
バスタブにはお湯が張ってあり、バルフレアはパンネロをその中に注意深く下ろした。
パンネロは目をぱちぱちとさせ、バスタブの中からバルフレアを見上げる。
「…どうして?」
「さぁな。そういう気分だったのさ。」
背を向けてバスタブに腰掛けるバルフレアの背中を見て、パンネロに笑顔が戻る。
(ちゃんと…分かってくれたんだ…)
パンネロはバルフレアが巻いているバスタオルをくいっと引っ張る。
「わ…!こら…!」
体勢を崩してバスタブに落ちそうになる背中をパンネロが支えてやる。
「ねぇ、一緒に入ろう?」
少女から女性に羽化する直前の美しい肢体を隠す事なくパンネロが笑う。
「その誘いを断れる奴がいたら、そいつは男じゃないな。」
バルフレアは降参だ、とばかりに肩を竦めて見せた。
****
そしてその次の夜。
昨夜はあんないやらしい事やこんないやらしい事も許してくれた。
じゃあこんないやらしい事も大丈夫だろうと、
バルフレアはいそいそとその行為を始めたが、
「……………………ぃゃ。」
最初は蚊の鳴くような、小さな小さな声だった。
だがそれはやがて、
「いやいやいやいやいやいやーっ!」
パンネロは勢い良く起き上がると、シーツを掴み、身体を隠してしまう。
そして、涙がにじんだ瞳でバルフレアをキッと睨むと、
「バルフレアのばかっ!大嫌いっ!」
そうして、シーツを頭から被ってしまい、頑として出て来ない。
呆然とするバルフレア。
「……冗談キツいぜ。」
“ばか”ってのは新しいよなぁ…とボヤきつつ、
でも、“ばか”と叫んだ時のパンネロが
(……ちょっと…かわいいかったな…)
などと思ってしまい、自分はそんな趣味はないはずだと一人慌ててみたり。
(…女の子ってのは難しいもんだ…)
と、情けない気持ちになったり。
ともあれ、バルフレアは隠れてしまった恋人を辛抱強く宥め、謝りと、
漸く許してもらえたのは夜が白々と明けた頃だった。
終わり。
以上です。細切れ投下、で大変失礼しました。
お付き合い下さった皆様、どうもありがとうございました。
とても楽しかったです。
この二人でまだネタ有りますので、また書いたら参りますねノシ
超GJ!!!!!!!!
こんな事てどんな事だああああああああ!?
3hspsNyL.Yさん、濃厚なのありがとうございます!!
GJGJGJ!!!!!!!!!
いつも以上にパンネロの描写が可愛くてやばいよやばすぎるー!!!
3hspsNyL.Yさんの描くパンネロにいつも(*´Д`)'`ァ'`ァしとります。
次回作も(*´Д`*)/lァ/lァしながら楽しみに待ってます!
>>13-22 キテタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
すんごいよかった!
バルパンまたお願いします!待ってます!
バルパンいいね
うん
もっとSバル×Mパンでも萌えれるわ〜これハァハァ
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:01:33 ID:/8iaf2RI
すまん、あげちまった。
31 :
27:2007/06/20(水) 19:37:12 ID:YR2tpm9j
自分は文章にできない・・・すまん
シチュはそうだなあ・・・考えてくる
シチュもらったら、書くよ!w
34 :
パンネロ:2007/06/20(水) 23:05:38 ID:vmuazkpt
>>33 まじか
愛のある攻めバルが徹底攻撃するのキボン
自分も愛のある攻めキボン。
バルフレアはちょっとつまみ食い、じゃなくてベタ惚れがいい。
パンネロはいろんな事を知りたくてウズウズしている感じで。
どっか屋外で立ったままとか
モルボルに犯されるパンネロきぼー
冒険中
微妙に惹かれあってるけど二人がまだくっつく前
欲望のままに求め合う荒々しい初セックス
処女パンネロを前にして暴走するバルフレア
これだけしか思いつかんかった・・・すまん
自分で考えるとなんかしっくりこない
でもいっぱい挙がってるなw
是非この辺を上手い具合に料理してください!
何かあればまた考えてくる
愛のある荒々しいセックスキボン(*´д`*)ハァハァ
>>39 >処女パンネロを前にして暴走するバルフレア
このシチュ激しくキボン(*´д`*)ハァハァ
空気を読まずバルフラ希望
さらに空気読まずにガブドレきぼん
さらに空気を読まずにリュドパン
スレ違いだな、飢えてたんだスマソ 。
新たにスレ立てるまでもないしスレ違いじゃないよ
まさに萌えは飢えとの闘いだねw
書いてくれる人さえいれば出てるの全部見たいw
(´Д`;)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
発情の季節がやってまいりました
拘束パンネロにいたずらするバッシュ
漏れも書いてみてるんだが、
そのキャラっぽい台詞が書けなくて止まっちゃうんだよなあ…
それができてる職人さんは凄い
前スレのログ・・・(´・ω・`)
ガブドレ需要ありますか?
でも前スレで投下したものの別視点ですが・・・
そう言われたら「どうぞ」としか言えない
開け放した窓から吹いて来る涼しい風に誘われて窓辺に立てば、
眼下に広がるは夕闇に染まりつつある美しいダルマスカの城下町の景色。
灯りのともる店や家々の平和な様子を眺めれば、今が戦時中なのが不思議に思えてくる。
星が瞬き始めた夜空を見上げれば、夜の青と夕焼け色の混ざった空に大小様々な飛空艇がゆっくりと行きかい、
星々に混じって光を点滅させている。
つい先日、ナブディスが落ちたとの悲報がラバナスタに届いた。
ナブディスからやってきた王子、ラスラ・ヘイオス・ナブラディアはすぐさま
アルケイディア軍に蹂躙されつつあるダルマスカ国境にある攻防の要、今もっとも危険な
地域であるナルビナ城塞に赴くことを決断する。
今だ行方不明となっているラスラの父、ナブディスの王を思う気持ちを考えれば、
義父であるダルマスカの王であれ、ラスラのこの決断に口を挟むことは出来なかった。
そしてそれはラスラの妻となったばかりの王の一人娘、アーシェも同じであった。
前夜。
早い夕食の後、自室に戻ったアーシェは窓辺に立ち、眼下に広がるダルマスカの城下町を眺めていた。
吹き抜ける風が美しい髪を揺らし、下から届く町の光が伏目がちにしている美しい顔を
ほのかに照らしている。
その時、後ろからアーシェの横顔をかすめて伸びてきた逞しい腕が、目の前の窓をゆっくりと閉じた。
「少し風が冷たくなってきたね。体に障る。」
アーシェは何も言わず振り向きもしなかったが、夫がいつもの優しい微笑みをたたえて
後ろにいることは容易に想像できた。
背後から肩に置かれた暖かい手に、そっと自分の手を重ねる。
ラスラはもう一方の手でアーシェの顔を自分の方に向けると、その唇に優しく口づけた。
アーシェは後ろを向いてラスラの方に向き直ると、彼の胸に体を預け、顔を見上げる。
しばらく見詰め合った後、吸い寄せられるように何度も何度もお互いの唇を貪りあい、舌を絡めあう。
ふと、唇が離れた。小さな灯りしかついてない部屋の中で
わずかに開いたアーシェの唇が濡れて光っているのが見える。
肩の開いたドレスから覗く白い滑らかな肌、鎖骨の下から胸元にかけての美しいふくらみ。
きれいな人だ、とラスラは思った。
凛としてしなやかで、少しの弱さと強さを内に秘めたダルマスカの王女――。
「アーシェ、僕は――」
「…信じています」
アーシェはラスラの言葉をさえぎるように、指輪をはめている彼の掌を自分の頬にあてる。
ラスラは苦笑するとアーシェを抱き寄せた。
「最後まで言わせてくれないか。美しい自分の妻に誓いの言葉をたてたいんだ」
アーシェは、その言葉に少し頬を赤らめながら夫の顔を見上げる。
「必ず、帰って来る」
自分を見つめるラスラの真剣な眼差しに、胸がつまる。
夫となってから、まだ幾日しかたっていないこの人。
まだ何も知らない。
でもこれだけは分かる、私はこの人を愛し始めている。
それなのに。
――送り出さなければならないなんて。
「私は…信じています。ガルテアの加護があなたにありますことを…」
こんなことしか言えない自分がひどくもどかしい。
今にも涙が溢れそうになる瞳を隠すようにうつむいた。
額に触れている彼の胸から、暖かな熱が伝わってくる。
「――きゃっ!」
少しの悲鳴とともに、アーシェの体がふわりと宙に浮く。
ラスラは軽々と彼女を抱き上げ、部屋の隅にある大きなベッドまで連れて行き横たえた。
ベッドに降ろされたわずかな衝撃で、アーシェの憂いを帯びた瞳の端から涙がにじんで頬に伝う。
ラスラは唇でそっと涙をぬぐうと、そのまま彼女の唇をふさいだ。
柔らかな胸はラスラの手の動きとともにゆっくりと波打つ。
唇をふさいだままそっと肩から衣服をずらすと、美しく豊かな二つの双丘が現れた。
ためらう事なく舌を滑らすと、ぴくんと一瞬体が跳ね、アーシェの口から官能の吐息が漏れはじめる。
「…あ……んん……」
体がしだいに熱を帯び、頭の中が霞がかったように何も考えられなくなる。
ラスラからもたらされる甘い刺激に、体が浮き、たまらず彼の体に足を摺り寄せた。
ラスラは腰まで下ろしたアーシェの衣服を全て取り去ると、自らも服を脱ぎ去る。
豊かな胸から、滑らかな肌、引き締まったくびれを持つウエストを通り
腿まで美しいアーシェの体を確かめるように少しずつ手を這わせる。
そしてひざまで来た時、まだ少し恥ずかしげに閉じられた細い両足を、ゆっくりと押し広げた。
その奥に現れた蕾は、もうすでにたっぷりと蜜をたたえ、今にもあふれ出しそうだ。
その蕾のひだを開いて中にそっと指を差し込むと、――くちゅ、ぴちゃ、ぴちゃ、と淫らな水音が部屋に響く。
「あ…あっ……!」
アーシェの唇からたまらず高い声がもれた。
ラスラは顔を近づけると、とろとろに濡れた蕾の蜜を舌ですくい取り、そのままその上にある敏感な
芽にこすり付ける。
「あっや…そこはっ………」
あまりの刺激にいやいやと首をふるアーシェ。
ラスラはそれでもかまわず舌で蕾を押し開き、丹念に愛撫する。
「ん…あぁ、はあ…ぁ…ラスラ……ねえ、待って待…って」
「どうした?」
その言葉にラスラは愛撫を中断し、顔を上げた。
アーシェは先ほどの愛撫の余韻を表情に残したまま、少し気だるそうに起き上がる。
「私も、あなたに触れたい……」
そう言って彼の足の間に滑り込むと、すでにいきりたっているラスラの肉棒をそっと両手で包む。
そして、ためらいがちにそろそろと顔を近づけると、ちゅ、と先端に口付けた。
「う…」
思いがけないアーシェの行動と、柔らかい唇の感触に、たまらずラスラはもだえる。
「………んむ…ふ……ぅ…くちゅり…くちゅ…」
口いっぱいに彼のものをほおばると、最初はおそるおそる、
しだいにぴちゃぴちゃと音を立てながらゆっくりと上下させはじめた。
上気してうっすらと汗のかいたアーシェの顔に、美しい絹糸のような髪が張り付いている。
「…くちゅ、くちゅ、んん……ん…くちゅ、ぴちゃ…」
苦しげな表情で眉間にしわを寄せて、一心に舐め上げるその様子は、
いつもの清楚で凛とした雰囲気をたたえる彼女からは想像も出来ないほど淫靡で、
自分の意に反して限界を引きずり出されそうになる。
「っ……アーシェ…っ」
たまらずラスラは自分からアーシェを引き離し、ベッドに押し倒したかと思うとその唇に激しく口付けた。
そしてもうすでにはちきれそうな自分のものを、彼女の中に一気に差し込む。
「ああっ!」
もうでに充分潤っているアーシェの蕾は、ぐちゅりと水音を立ててラスラの肉棒を一気に奥まで受け入れる。
お互いに強く抱きしめ合いながら、自分の中にあるお互いの存在をしばらく確かめ合う。
まだ会って間もないはずなのに、まるでずっと昔から肌を重ねていたような感覚――。
しかしなぜだかその感覚を手繰り寄せようとすればするほど、どんどん遠くへ離れていく。
体は一番近くにいるはずなのに、とても懐かしい人を抱いているように。
――ぼんやりと脳裏に浮かんだ不吉な感覚を打ち消すかのように、ラスラは微かに頭を振った。
しばらくじっとしていた体をゆっくり動かし、中に収めていたものをじんわりと入り口まで引き抜くと、
すぐに奥へと突き進む。
「…あっ!…はぁ…あ…あ……」
アーシェの中からさらに泉が溢れ、動きを早めるたびにに猥雑な水音が部屋にこだまする。
しとどに濡れつつも彼女の中はねっとりと彼のものを締め付け、繋がった場所からぞくぞくと快感が広がっていく。
ラスラは彼女を抱き起こして向かい合う格好になると、ついばむように優しく口付けて再び下から強く突き上げた。
「ん…ああっ!!」
上から下まで密着した体から、しびれるような快楽が湯気のように立ち上ってくる。
ぐちゅぐちゅと音を立てる結合部からアーシェの蜜がたっぷりと流れ出し、ラスラの腿を濡らしている。
アーシェが固く閉じていた瞳をうっすら開いて彼を見ると、快感に耐えながらも切なげに微笑んでいる彼と目が合った。
――――なぜ…この人はこんなに……
――――悲しそうに…
――――笑うのかしら……
頭の隅にそんな思いがよぎった次の瞬間、アーシェの美しい唇は彼によって激しくふさがれ、向かいあった体勢から
再び後ろのベッドに押し倒された。
アーシェのしなやかな足を片方、痛くない程度に持ち上げ、最奥に届くかと思うほど腰を押し付ける。
「ふ…ああっ!」
ラスラはそのまま動きを早めていきながら、アーシェの肌のあちこちに口付けを落とす。
部屋の中に響くのは2人の激しい息遣いと、シーツの擦れあう音、淫靡な水音だけ。
それらはだんだんと速度を増していき、2人を否応なしに高みへと導いていく。
「あ…あ…あ…ラスラ…も……う…」
「………アー…シェ…」
限界はもうすぐそこまで来ていた。
ラスラは最後の力を振り絞るように、アーシェの細い腰に自らの腰を幾度となく打ち付ける。
「はぁ…あ…ああっ!!」
「……………っっ!!」
次の瞬間、2人の体の中心に電流が走りぬけ、全てが解き放たれた感覚の後、
アーシェの下腹部に熱いものがどくどくと放たれた。
ぐったりとアーシェの上に倒れこむラスラ。そのままアーシェをきつく抱きしめると
ハァハァと乱れた息の合間にどちらからともなく唇を求める。
ラスラは彼女の中から自らを引き抜くと、乱れた息のままどさりと隣に体を投げ出した。
汗ばんだ体を気にすることもなく、お互い寄り添い合う。
ふいにスッと涼しい風が2人の体の上を撫でていった。
アーシェが窓の方に目をやると、閉めたはずの窓に少し隙間が出来てカーテンをわずかにめくり上げている。
どうやら窓が完全に閉まっていなかったようだ。
「昼間は日差しが強くても、夜は涼しいね。ラバナスタは」
風を感じたラスラが口を開いた。
「…ええ、昼と夜の気温差がかなりあるわ。……ナブディスは、どうなのかしら」
「そうだな、ここよりは少し涼しいかな」
そういうと、ラスラはアーシェの手を握って風の通り道に手をかざす。
部屋の明かりに照らされて、重なった2人の手の指輪がきらりと光った。
「この戦が終わったら連れて行こう、僕の故郷に。美しいところだよ。もっとも今は荒れ果てているだろうけど」
そういってやや自嘲気味に笑うラスラを見て、アーシェはぎゅっと手を握り返した。
「行ってみたいわ。あなたの生まれ育ったところに……帰ってきたら、この戦が終わったら連れて行ってくれる?」
「ああ、必ず連れて行くよ。約束する」
わずかに体を起こし、精一杯の微笑みでラスラの顔を覗き込む。
「約束を破ったら承知しないから。これでも怒ると怖いのよ」
「かしこまりました。お姫様。でも、気が強いのはすでに知っているんだけどな」
悪態をついてくすくすと笑うラスラに、アーシェは「もう」と少しむくれつつも、すぐにつられて笑顔になる。
静かな部屋に、2人の小さな笑い声が響き渡った。
涼やかな風が吹き抜ける王宮の一室で、
恋人たちの束の間の幸せな夜はゆっくりと更けて行く――。
―――2つの指輪に口付けをし、閉じていた目をゆっくりと開いて王宮を仰ぎ見た。
……あの時の約束は、結局果たされなかったわね……。
いろいろな思いが走馬灯のように心をよぎり、それらを全て封じ込めるかのように強く目の前の王宮を見据える。
「殿下、お急ぎを」
顔と体がすっぽり隠れそうなマントに身を覆ったウォースラが立ち止まっているアーシェを急かす。
あたりは真っ暗な闇に包まれ、闇と同色のマントをひとたびまとってしまうと
周囲に溶け込みほとんど姿が見えなくなってしまう。
しばらくここには戻っては来られないであろう。
しかし必ず取り戻してみせる。
ダルマスカの人々に笑顔を、全ての思い出を、あの時の想いを。
それまでは心の奥深くに沈め、封印しなければならない。
心に固く誓いながらアーシェはウォースラや他の従者と同じく身を隠すためのマントを翻し
きびすを返して王宮を後にする。
ふとナルビナ城砦に赴く前夜のラスラの優しい笑顔が思い出される。
あなたはどんな時でも強く優しい人だった。
いつでも、どんな時でも――――。
「私も強くなると誓うわ」
小さな声で呟いた。
「?何かおっしゃいましたか?殿下?」
ウォースラがいぶかしげにアーシェに訊ねる。
「いいえなんでもないわ。さあ、いそぎましょう」
アーシェはさらに足を速めながら宮殿から遠ざかって行った。
ラバナスタにあの時と同じ風が吹き、アーシェの髪を揺らし通り過ぎていった――――。
fin
おおお・・・久々のラスアーGJ!
ラスラがいい感じでラスラっぽいな!
GJ!!
初々しいアーシェがかわいいよ…
エチー後の会話が、その後を思うと涙が出る。
やばい・・ラスアーよすぎ!!
新婚さんなのに切ななぁ。
いたわりあってる二人が切ない。
オープニングムービーに入れて欲しいくらいきれいなお話だ。GJ!!
保管庫に保存して来ますた。
保管の際に不手際で一瞬トップページがおかしくなりました。申し訳ない。
それと絵板のリンク、外した方が良かったかな?
悩みつつ保留してます。
管理人さん、職人さん、住人の皆さん、
おかしな所があったらご指摘おながいします。
>>62 うぅぉおおおおおおおおおおおおおお
待 っ て ま し た !!!!
G死亡フラグJ!うまいなあ。
68 :
66:2007/07/20(金) 13:58:09 ID:dbuW4tN4
すまん、絵板ちゃんと稼働していた。
お騒がせしてスマソ。
くるしゅうない