【FF12】ファイナルファンタジー12でエロパロ4
1 :
名無しさん@ピンキー:
前スレのURLに余分なもんを入れちまった。オレノバカヤロウorz
すまんかった。
新スレ繁盛祈願(-人-)
捕手
9 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 18:12:08 ID:i/3SVMdf
新スレ繁盛祈願(-人-)
ほしゅ
12 :
1:2007/06/14(木) 15:45:15 ID:Iw5w5bbc
前スレ
>>851-853 >>899-909 >>918-920より続きます。
ぴちゃり、と湿った音がして、小さな舌が自らに触れる。
最初はちろちろと先端を舐め、徐々に全体を舐め上げる。
力を失い、ぐったりと萎えていたバルフレアの男根に
瞬く間に血液が集まり固くそそり勃つ。
しかし、いくらタオルで拭いた後とは言え、自ら放った精液とパンネロの愛液で
汚れた自身をその口に含もうとした時はさすがに引き止めようとした。
だが、パンネロは小さく首を横に振り、頑として譲ろうとしない。
最初は戸惑ったバルフレアだが、不思議と汚いという感じはせず、
むしろこの健気な少女がここまでしてくれる事に深い感動を覚えた。
パンネロが唇を離す。
舌や唇が触れた所は唾液で濡れ、カーテン越しの光でてらてらと光る。
今度は横から銜え、竿の部分に唾液を擦り付ける。
パンネロは夢中になっているようだ。
その表情は男の精を求める魔物の様に淫らでもあり、
熱病に浮かされる子供の様にあどけなくもあった。
まろやかな筋肉で覆われた健康的な二の腕、華奢な肩、薄い背中、
本当に内蔵が入ってるのかと思う程細い腰、
その先にダイナミックな稜線を描き、たわわな尻。
それが自分の股間にかしずく様にし、可憐な唇を赤くして自分の物をむさぼっている。
あまりにも淫らな光景にバルフレアは固唾を呑んで見とれていた。
「……バルフレア?」
バルフレアが何も言わないのに心配でたまらない、といった風情でパンネロが顔を上げる。
「……バルフレアの…好きにして……いいの。ね?お願い……」
泣き出しそうな顔を消え入りそうな声に胸を締め付けられ、
強く抱きしめ、組敷いた。
汚れた自分の物を銜えていたのも構わず、めちゃくちゃに口付ける。
いつもの様な余裕はなかった。
パンネロの胸にむしゃぶりつくと、片方の頂を啄み、
もう片方を左手で乱暴にもみしだく。
「あ……あんっ!」
いつもと違い、切羽詰まったバルフレアの様子にパンネロは驚く。
同時に、めちゃくちゃにされればされる程、それだけ自分が求められているのだという
満たされた気持ちになり、いつもならためらわれる声を存分に張り上げる。
「あっ、あああっ…バルフレア…っ…」
パンネロはバルフレアの頭をしっかりとその胸に抱える。
ベッドの中でも素直ではない恋人がこの瞬間、妙に幼く思えた。
「バルフレア…」
耳たぶに唇を寄せ、苦しい息の下で囁く。
「お願い…もう…来て…」
バルフレアの身体が離れ、パンネロはゆるく足を開く。
てっきりそのまま入ってくると思っていたのが、
パンネロは夢見心地な気分から一気に引き戻された。
「きゃああああっ!」
バルフレアはパンネロの右の足首を持つと、高々と抱え上げ、
股を大きく開き、恥ずかしい場所を全て晒したのだ。
「バルフレア…っ!」
“いや”と言いかけて、ついさっき、もう言わないと約束したのを思い出す。
ぐっと言葉を飲み込み、両手の平で顔を覆い、ただただ羞恥に打ち震える。
一方バルフレアは挿入するのも忘れ、パンネロの姿に見とれていた。
踊り子のプロ意識が成せる技か、パンネロは普段の仕草から
無意識に身体をきれいに見せようとしているようだった。
すっと伸ばされた背筋、エレガントな動き…それらが見事に性技にも生かされていた。
身体の柔らかさ故にきれいに90度に開いた足、膝も足首まっすぐに伸ばされ、
ただ、足のつま先だけが何かを耐える様にきゅっと丸められている。
羞恥心を煽るはずが、まるで踊りのポーズの様に美しく、
また、恥ずかしげに震えている様と相まってバルフレアはまたもや見とれてしまう。
「…パンネロ…」
パンネロがおそるおそる指の間から瞳を覗かせ、バルフレアを見つめ返す。
その様に思わず笑みが溢れる。
「いい子だ。」
またもや子供扱いされ、手の平の下でも、頬がぷぅっと膨らむのが分かった。
そんな様子がかわいくて仕方がないのだが、パンネロは気付くはずもない。
だが、またもや“大嫌い”などと言われては困ると考え、ついでに“大嫌い”が
予想以上にHPを大幅に削っていた事に気づいて少し情けなくなり…
それをごまかす為に派手にシャフトを打ち込んだ。
パンネロの身体が大きくベッドに沈む。
声を上げるかと思いきや、パンネロは顔を覆っていた手で口元をしっかりと押さえている。
(やれやれ…大胆になったかと思ったら…。)
パンネロなりに約束を守ろうと必死なのだろう。
そんな健気な恋人を、もっといじめてみたいと思う。
そして、どこまでもそれを受け入れてくれるこの少女の母性に甘えたい。
繋がった部分から溢れる二人の体液でパンネロの秘裂はしとどに濡れている。
それを左手の人差し指に絡め、尾てい骨から膣にかけてをぬるり、と撫でる。
パンネロがひっ!と悲鳴を上げた。
そして、咎める様な視線をバルフレアに送る。
バルフレアはそれを受け、にやりと笑うと更に指を滑らせる。
「バル…フレア…」
パンネロは止めてと懇願しかけるが、後が続かない。
確かに好きにしてとは言ったが、
(こんな…こんな汚い所まで…)
セックスの深遠さにパンネロは自分の発言を後悔する。
「…嫌か?」
「どう…して…?そんな所…」
「イイんだろ?撫でる度に、ここがすごく締まる。」
バルフレアを蕩けさせるかのようにねっとりと絡み付く襞が
指の動きに合わせてひくり、ひくりと締めつけてくる。
自らの意思に反して反応する身体に驚き、怯え、パンネロは必死に逃げようとするが、
不自由な体勢で貫かれ身動きが出来ない。
仕方なしに目を閉じてその時が過ぎるのを歯を食いしばって耐えようと決まる。
だが、バルフレアの言葉通り、後ろを撫でられる度に結合部に
じんじんと痺れが走り、目の前が真っ白になってゆく。
(声が…声が…出ちゃう…)
ぎゅっと噛み締めていた唇から吐息が溢れ、
「ぅ…ん…あ…っぁ、あ……あっ!」
身体中を駆け巡る快楽がもどかしくて悲鳴を上げてしまう。
「あ…ぁ…あっ!バルフレア…っ!…お願い!もう…もう…っ!」
応えてやるように腰を叩き付けると、華奢な身体が大きく反り返る。
容赦ないバルフレアの突き上げにパンネロの身体は
嵐の中の小舟の様に揺さぶられ、声も出せずにただ、喘ぐ。
パンネロがいやいやと頭を振る度に髪がさらさらとシーツに広がる。
自分を抱きしめる様に胸の前で交差した腕、ぴんと伸ばされた足。
自分の物を喰いちぎらんばかりに締め付けて来るパンネロの熱に流されながら、
こんな時でも何故この少女はこんなにも美しいのだろうとバルフレアは思う。
「もっと…見せてくれ。」
忘我の体のパンネロにはバルフレアが何を言っているのか分からない。
何?と問いかけようとすると、後ろを嬲っていた指が離された。
「……え?」
バルフレアは手を伸ばすと、窓を覆っていたカーテンを開け放った。
薄暗い部屋に朝の日差しが差し込む。
「いやあぁぁぁぁぁぁ……っ!」
全てを陽の下に晒され、パンネロは誓いも忘れ、悲鳴を上げた。
「…いや…じゃないだろ…」
バルフレアの息が荒い。
明るくなった瞬間、パンネロの膣内からおびただしい量の愛液がどろり、と分泌され
熱を持った襞がより一層強くバルフレアに絡み付き、締め付けたからだ。
(溶けちまいそうだ…)
堪えきれず、バルフレアは欲望のまま腰を打ち付ける。
パンネロも快感に耐えかねて激しく首を振る。
「あああああんっ!!!」
開かされた花びらの中の芯をきゅっと摘まれた。
「あっ!あんっ!あ―――――――っっ!!!」
バルフレアの射精を待ち切れず、パンネロは一人、絶頂を迎えた。
身体中を何度も駆け抜ける痺れのリズムに合わせて、つま先がぴん、ぴん、と跳ねる。
その熱が落ち着くのを見計らって、バルフレアは抱えていた足をそっと下ろしてやる。
「……ふっ…ぁ…」
達したばかりのパンネロには少しの動きにも敏感に反応する。
バルフレアは体重をかけないように注意深くパンネロに覆い被さった。
パンネロはバルフレアの身体の下で息を弾ませ、目を合わせようとしない。
怒っているようだった。
(まぁ…当然だな。)
パンネロがバルフレアの身体を押し返さないのは指一本動かす事が
出来ない程力が抜けてしまっていたからだ。
「…悪かった…」
これは意地悪が過ぎたせいか、それとも先に一人でイカせてしまったせいか…
バルフレアが悩んでいると、
「両方…よ。」
見透かしたかの様にパンネロが呟く。そしてまた口を噤んでしまう。
(これは…相当怒ってるな…)
「当然でしょ。」
先を読んだかの様なパンネロの答えに繋がったままのバルフレアの物が萎える。
パンネロは上を向いてバルフレアを正面から見つめる。
「フランの言った通り。バルフレアは顔に出るのね。」
つい、と手を伸ばし、バルフレアの頬に触れる。
「好きな子をいじめるのは、素直じゃないから。
どうしていいか分からないから。でしょ?でも…」
そうして、クスリと笑う。
「そんな事ばっかりしていると好きな子に逃げられちゃうよ。
バルフレア、もう大人なのに…」
素直ではないバルフレアだが、この時ばかりはパンネロには敵わない、正直にそう思った。
「………ごめんな。」
パンネロはにっこりと微笑む。
「“悪かった”って言われるより“ごめん”の方が好き。」
バルフレアは相好を崩し、パンネロの肩口に顔を埋める。
「…どうしてこんな男に付いて来たんだ?」
子供の様に頭をぐりぐりと押し付けて来るバルフレアの背中を
パンネロは優しく撫でてやる。
「“こんな男”でも、大好きなの。……続き、する?」
パンネロの中のバルフレアの物がまたもや首をもたげて来たのだ。
「いいのか?」
「うん、でも…カーテンは閉めて?」
バルフレアは手を伸ばしてカーテンを閉める。
「それとね…恥ずかしい格好はもう許して?」
「じゃあ、このままでどうだ?」
「素敵。あと…あんまり激しくしないで…だって…
バルフレアは2回だけだけど、私は…何度も…」
「お望みのまま。」
バルフレアは改めてパンネロの上にのしかかり、
パンネロの細い腕が踊る様に宙を舞い、その首に絡み付く。
ゆるゆると腰を動かし、その甘い肉でバルフレアの男根を意識的に締め付けた。
「は……ぁ…っ…」
パンネロがうっとりとした声を漏らす。
バルフレアはパンネロの願い通り、ゆっくりと、そして再奥をぐっと抉る様にして動く。
二人の動きはすぐにシンクロし、穏やかな快感にパンネロは
満足げにバルフレアの逞しい背を撫でる。
バルフレアもパンネロをきつく抱きしめた。
今ならイク時は抱きしめて、というパンネロの気持ちが良く分かる。
繋がった部分と触れ合った肌からお互いが蕩けて混じり合い、
一つになれる気がするのだ。
パンネロもバルフレアの事が少し分かった気持ちになり…
そうして二人はそのまま何度も交わり続け…――気が付くと随分と陽が高くなっていた。
それでもなんとなく離れがたくてベッドの中でぐずぐずとしていたが、
不意にバルフレアが起き上がった。
そして、バスタオルを腰に巻くと、一人、バスルームに消えて行った。
シャワーのコックを捻る音がした。
(……また……)
せっかく分かり合えたと思っていたのに、また置いてけぼりにされてしまった。
(恋人同士って…難しいんだな…)
想いは言葉で伝えなければいけない。パンネロはそれをよく分かっていたが、
(それでも…ちょっと寂しいな…)
パンネロは頭からシーツを被ってしまう。シャワーの音を聞いていると、
(なんだか…もっと寂しくなっちゃいそう…)
二人で少し前に進んだ、そんな気持ちになった直後だったので寂しさもひとしおで。
「パンネロ。」
不意に傍で声がした。
パンネロがシーツから顔を出すと、バルフレアが立っている。
「いつまでそうしてるつもりだ?」
「え…?だって……?」
パンネロの答えを待たず、バルフレアはパンネロを抱き上げる。
「きゃっ…バルフレア…?」
慌てて胸と下腹部を隠すパンネロの頬にバルフレアはキスをすると
そのままバスルームに連れて行く。
バスタブにはお湯が張ってあり、バルフレアはパンネロをその中に注意深く下ろした。
パンネロは目をぱちぱちとさせ、バスタブの中からバルフレアを見上げる。
「…どうして?」
「さぁな。そういう気分だったのさ。」
背を向けてバスタブに腰掛けるバルフレアの背中を見て、パンネロに笑顔が戻る。
(ちゃんと…分かってくれたんだ…)
パンネロはバルフレアが巻いているバスタオルをくいっと引っ張る。
「わ…!こら…!」
体勢を崩してバスタブに落ちそうになる背中をパンネロが支えてやる。
「ねぇ、一緒に入ろう?」
少女から女性に羽化する直前の美しい肢体を隠す事なくパンネロが笑う。
「その誘いを断れる奴がいたら、そいつは男じゃないな。」
バルフレアは降参だ、とばかりに肩を竦めて見せた。
****
そしてその次の夜。
昨夜はあんないやらしい事やこんないやらしい事も許してくれた。
じゃあこんないやらしい事も大丈夫だろうと、
バルフレアはいそいそとその行為を始めたが、
「……………………ぃゃ。」
最初は蚊の鳴くような、小さな小さな声だった。
だがそれはやがて、
「いやいやいやいやいやいやーっ!」
パンネロは勢い良く起き上がると、シーツを掴み、身体を隠してしまう。
そして、涙がにじんだ瞳でバルフレアをキッと睨むと、
「バルフレアのばかっ!大嫌いっ!」
そうして、シーツを頭から被ってしまい、頑として出て来ない。
呆然とするバルフレア。
「……冗談キツいぜ。」
“ばか”ってのは新しいよなぁ…とボヤきつつ、
でも、“ばか”と叫んだ時のパンネロが
(……ちょっと…かわいいかったな…)
などと思ってしまい、自分はそんな趣味はないはずだと一人慌ててみたり。
(…女の子ってのは難しいもんだ…)
と、情けない気持ちになったり。
ともあれ、バルフレアは隠れてしまった恋人を辛抱強く宥め、謝りと、
漸く許してもらえたのは夜が白々と明けた頃だった。
終わり。
以上です。細切れ投下、で大変失礼しました。
お付き合い下さった皆様、どうもありがとうございました。
とても楽しかったです。
この二人でまだネタ有りますので、また書いたら参りますねノシ
超GJ!!!!!!!!
こんな事てどんな事だああああああああ!?
3hspsNyL.Yさん、濃厚なのありがとうございます!!
GJGJGJ!!!!!!!!!
いつも以上にパンネロの描写が可愛くてやばいよやばすぎるー!!!
3hspsNyL.Yさんの描くパンネロにいつも(*´Д`)'`ァ'`ァしとります。
次回作も(*´Д`*)/lァ/lァしながら楽しみに待ってます!
>>13-22 キテタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
すんごいよかった!
バルパンまたお願いします!待ってます!
バルパンいいね
うん
もっとSバル×Mパンでも萌えれるわ〜これハァハァ
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:01:33 ID:/8iaf2RI
すまん、あげちまった。
31 :
27:2007/06/20(水) 19:37:12 ID:YR2tpm9j
自分は文章にできない・・・すまん
シチュはそうだなあ・・・考えてくる
シチュもらったら、書くよ!w
34 :
パンネロ:2007/06/20(水) 23:05:38 ID:vmuazkpt
>>33 まじか
愛のある攻めバルが徹底攻撃するのキボン
自分も愛のある攻めキボン。
バルフレアはちょっとつまみ食い、じゃなくてベタ惚れがいい。
パンネロはいろんな事を知りたくてウズウズしている感じで。
どっか屋外で立ったままとか
モルボルに犯されるパンネロきぼー
冒険中
微妙に惹かれあってるけど二人がまだくっつく前
欲望のままに求め合う荒々しい初セックス
処女パンネロを前にして暴走するバルフレア
これだけしか思いつかんかった・・・すまん
自分で考えるとなんかしっくりこない
でもいっぱい挙がってるなw
是非この辺を上手い具合に料理してください!
何かあればまた考えてくる
愛のある荒々しいセックスキボン(*´д`*)ハァハァ
>>39 >処女パンネロを前にして暴走するバルフレア
このシチュ激しくキボン(*´д`*)ハァハァ
空気を読まずバルフラ希望
さらに空気読まずにガブドレきぼん
さらに空気を読まずにリュドパン
スレ違いだな、飢えてたんだスマソ 。
新たにスレ立てるまでもないしスレ違いじゃないよ
まさに萌えは飢えとの闘いだねw
書いてくれる人さえいれば出てるの全部見たいw
(´Д`;)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
発情の季節がやってまいりました
拘束パンネロにいたずらするバッシュ
漏れも書いてみてるんだが、
そのキャラっぽい台詞が書けなくて止まっちゃうんだよなあ…
それができてる職人さんは凄い
前スレのログ・・・(´・ω・`)
ガブドレ需要ありますか?
でも前スレで投下したものの別視点ですが・・・
そう言われたら「どうぞ」としか言えない
開け放した窓から吹いて来る涼しい風に誘われて窓辺に立てば、
眼下に広がるは夕闇に染まりつつある美しいダルマスカの城下町の景色。
灯りのともる店や家々の平和な様子を眺めれば、今が戦時中なのが不思議に思えてくる。
星が瞬き始めた夜空を見上げれば、夜の青と夕焼け色の混ざった空に大小様々な飛空艇がゆっくりと行きかい、
星々に混じって光を点滅させている。
つい先日、ナブディスが落ちたとの悲報がラバナスタに届いた。
ナブディスからやってきた王子、ラスラ・ヘイオス・ナブラディアはすぐさま
アルケイディア軍に蹂躙されつつあるダルマスカ国境にある攻防の要、今もっとも危険な
地域であるナルビナ城塞に赴くことを決断する。
今だ行方不明となっているラスラの父、ナブディスの王を思う気持ちを考えれば、
義父であるダルマスカの王であれ、ラスラのこの決断に口を挟むことは出来なかった。
そしてそれはラスラの妻となったばかりの王の一人娘、アーシェも同じであった。
前夜。
早い夕食の後、自室に戻ったアーシェは窓辺に立ち、眼下に広がるダルマスカの城下町を眺めていた。
吹き抜ける風が美しい髪を揺らし、下から届く町の光が伏目がちにしている美しい顔を
ほのかに照らしている。
その時、後ろからアーシェの横顔をかすめて伸びてきた逞しい腕が、目の前の窓をゆっくりと閉じた。
「少し風が冷たくなってきたね。体に障る。」
アーシェは何も言わず振り向きもしなかったが、夫がいつもの優しい微笑みをたたえて
後ろにいることは容易に想像できた。
背後から肩に置かれた暖かい手に、そっと自分の手を重ねる。
ラスラはもう一方の手でアーシェの顔を自分の方に向けると、その唇に優しく口づけた。
アーシェは後ろを向いてラスラの方に向き直ると、彼の胸に体を預け、顔を見上げる。
しばらく見詰め合った後、吸い寄せられるように何度も何度もお互いの唇を貪りあい、舌を絡めあう。
ふと、唇が離れた。小さな灯りしかついてない部屋の中で
わずかに開いたアーシェの唇が濡れて光っているのが見える。
肩の開いたドレスから覗く白い滑らかな肌、鎖骨の下から胸元にかけての美しいふくらみ。
きれいな人だ、とラスラは思った。
凛としてしなやかで、少しの弱さと強さを内に秘めたダルマスカの王女――。
「アーシェ、僕は――」
「…信じています」
アーシェはラスラの言葉をさえぎるように、指輪をはめている彼の掌を自分の頬にあてる。
ラスラは苦笑するとアーシェを抱き寄せた。
「最後まで言わせてくれないか。美しい自分の妻に誓いの言葉をたてたいんだ」
アーシェは、その言葉に少し頬を赤らめながら夫の顔を見上げる。
「必ず、帰って来る」
自分を見つめるラスラの真剣な眼差しに、胸がつまる。
夫となってから、まだ幾日しかたっていないこの人。
まだ何も知らない。
でもこれだけは分かる、私はこの人を愛し始めている。
それなのに。
――送り出さなければならないなんて。
「私は…信じています。ガルテアの加護があなたにありますことを…」
こんなことしか言えない自分がひどくもどかしい。
今にも涙が溢れそうになる瞳を隠すようにうつむいた。
額に触れている彼の胸から、暖かな熱が伝わってくる。
「――きゃっ!」
少しの悲鳴とともに、アーシェの体がふわりと宙に浮く。
ラスラは軽々と彼女を抱き上げ、部屋の隅にある大きなベッドまで連れて行き横たえた。
ベッドに降ろされたわずかな衝撃で、アーシェの憂いを帯びた瞳の端から涙がにじんで頬に伝う。
ラスラは唇でそっと涙をぬぐうと、そのまま彼女の唇をふさいだ。
柔らかな胸はラスラの手の動きとともにゆっくりと波打つ。
唇をふさいだままそっと肩から衣服をずらすと、美しく豊かな二つの双丘が現れた。
ためらう事なく舌を滑らすと、ぴくんと一瞬体が跳ね、アーシェの口から官能の吐息が漏れはじめる。
「…あ……んん……」
体がしだいに熱を帯び、頭の中が霞がかったように何も考えられなくなる。
ラスラからもたらされる甘い刺激に、体が浮き、たまらず彼の体に足を摺り寄せた。
ラスラは腰まで下ろしたアーシェの衣服を全て取り去ると、自らも服を脱ぎ去る。
豊かな胸から、滑らかな肌、引き締まったくびれを持つウエストを通り
腿まで美しいアーシェの体を確かめるように少しずつ手を這わせる。
そしてひざまで来た時、まだ少し恥ずかしげに閉じられた細い両足を、ゆっくりと押し広げた。
その奥に現れた蕾は、もうすでにたっぷりと蜜をたたえ、今にもあふれ出しそうだ。
その蕾のひだを開いて中にそっと指を差し込むと、――くちゅ、ぴちゃ、ぴちゃ、と淫らな水音が部屋に響く。
「あ…あっ……!」
アーシェの唇からたまらず高い声がもれた。
ラスラは顔を近づけると、とろとろに濡れた蕾の蜜を舌ですくい取り、そのままその上にある敏感な
芽にこすり付ける。
「あっや…そこはっ………」
あまりの刺激にいやいやと首をふるアーシェ。
ラスラはそれでもかまわず舌で蕾を押し開き、丹念に愛撫する。
「ん…あぁ、はあ…ぁ…ラスラ……ねえ、待って待…って」
「どうした?」
その言葉にラスラは愛撫を中断し、顔を上げた。
アーシェは先ほどの愛撫の余韻を表情に残したまま、少し気だるそうに起き上がる。
「私も、あなたに触れたい……」
そう言って彼の足の間に滑り込むと、すでにいきりたっているラスラの肉棒をそっと両手で包む。
そして、ためらいがちにそろそろと顔を近づけると、ちゅ、と先端に口付けた。
「う…」
思いがけないアーシェの行動と、柔らかい唇の感触に、たまらずラスラはもだえる。
「………んむ…ふ……ぅ…くちゅり…くちゅ…」
口いっぱいに彼のものをほおばると、最初はおそるおそる、
しだいにぴちゃぴちゃと音を立てながらゆっくりと上下させはじめた。
上気してうっすらと汗のかいたアーシェの顔に、美しい絹糸のような髪が張り付いている。
「…くちゅ、くちゅ、んん……ん…くちゅ、ぴちゃ…」
苦しげな表情で眉間にしわを寄せて、一心に舐め上げるその様子は、
いつもの清楚で凛とした雰囲気をたたえる彼女からは想像も出来ないほど淫靡で、
自分の意に反して限界を引きずり出されそうになる。
「っ……アーシェ…っ」
たまらずラスラは自分からアーシェを引き離し、ベッドに押し倒したかと思うとその唇に激しく口付けた。
そしてもうすでにはちきれそうな自分のものを、彼女の中に一気に差し込む。
「ああっ!」
もうでに充分潤っているアーシェの蕾は、ぐちゅりと水音を立ててラスラの肉棒を一気に奥まで受け入れる。
お互いに強く抱きしめ合いながら、自分の中にあるお互いの存在をしばらく確かめ合う。
まだ会って間もないはずなのに、まるでずっと昔から肌を重ねていたような感覚――。
しかしなぜだかその感覚を手繰り寄せようとすればするほど、どんどん遠くへ離れていく。
体は一番近くにいるはずなのに、とても懐かしい人を抱いているように。
――ぼんやりと脳裏に浮かんだ不吉な感覚を打ち消すかのように、ラスラは微かに頭を振った。
しばらくじっとしていた体をゆっくり動かし、中に収めていたものをじんわりと入り口まで引き抜くと、
すぐに奥へと突き進む。
「…あっ!…はぁ…あ…あ……」
アーシェの中からさらに泉が溢れ、動きを早めるたびにに猥雑な水音が部屋にこだまする。
しとどに濡れつつも彼女の中はねっとりと彼のものを締め付け、繋がった場所からぞくぞくと快感が広がっていく。
ラスラは彼女を抱き起こして向かい合う格好になると、ついばむように優しく口付けて再び下から強く突き上げた。
「ん…ああっ!!」
上から下まで密着した体から、しびれるような快楽が湯気のように立ち上ってくる。
ぐちゅぐちゅと音を立てる結合部からアーシェの蜜がたっぷりと流れ出し、ラスラの腿を濡らしている。
アーシェが固く閉じていた瞳をうっすら開いて彼を見ると、快感に耐えながらも切なげに微笑んでいる彼と目が合った。
――――なぜ…この人はこんなに……
――――悲しそうに…
――――笑うのかしら……
頭の隅にそんな思いがよぎった次の瞬間、アーシェの美しい唇は彼によって激しくふさがれ、向かいあった体勢から
再び後ろのベッドに押し倒された。
アーシェのしなやかな足を片方、痛くない程度に持ち上げ、最奥に届くかと思うほど腰を押し付ける。
「ふ…ああっ!」
ラスラはそのまま動きを早めていきながら、アーシェの肌のあちこちに口付けを落とす。
部屋の中に響くのは2人の激しい息遣いと、シーツの擦れあう音、淫靡な水音だけ。
それらはだんだんと速度を増していき、2人を否応なしに高みへと導いていく。
「あ…あ…あ…ラスラ…も……う…」
「………アー…シェ…」
限界はもうすぐそこまで来ていた。
ラスラは最後の力を振り絞るように、アーシェの細い腰に自らの腰を幾度となく打ち付ける。
「はぁ…あ…ああっ!!」
「……………っっ!!」
次の瞬間、2人の体の中心に電流が走りぬけ、全てが解き放たれた感覚の後、
アーシェの下腹部に熱いものがどくどくと放たれた。
ぐったりとアーシェの上に倒れこむラスラ。そのままアーシェをきつく抱きしめると
ハァハァと乱れた息の合間にどちらからともなく唇を求める。
ラスラは彼女の中から自らを引き抜くと、乱れた息のままどさりと隣に体を投げ出した。
汗ばんだ体を気にすることもなく、お互い寄り添い合う。
ふいにスッと涼しい風が2人の体の上を撫でていった。
アーシェが窓の方に目をやると、閉めたはずの窓に少し隙間が出来てカーテンをわずかにめくり上げている。
どうやら窓が完全に閉まっていなかったようだ。
「昼間は日差しが強くても、夜は涼しいね。ラバナスタは」
風を感じたラスラが口を開いた。
「…ええ、昼と夜の気温差がかなりあるわ。……ナブディスは、どうなのかしら」
「そうだな、ここよりは少し涼しいかな」
そういうと、ラスラはアーシェの手を握って風の通り道に手をかざす。
部屋の明かりに照らされて、重なった2人の手の指輪がきらりと光った。
「この戦が終わったら連れて行こう、僕の故郷に。美しいところだよ。もっとも今は荒れ果てているだろうけど」
そういってやや自嘲気味に笑うラスラを見て、アーシェはぎゅっと手を握り返した。
「行ってみたいわ。あなたの生まれ育ったところに……帰ってきたら、この戦が終わったら連れて行ってくれる?」
「ああ、必ず連れて行くよ。約束する」
わずかに体を起こし、精一杯の微笑みでラスラの顔を覗き込む。
「約束を破ったら承知しないから。これでも怒ると怖いのよ」
「かしこまりました。お姫様。でも、気が強いのはすでに知っているんだけどな」
悪態をついてくすくすと笑うラスラに、アーシェは「もう」と少しむくれつつも、すぐにつられて笑顔になる。
静かな部屋に、2人の小さな笑い声が響き渡った。
涼やかな風が吹き抜ける王宮の一室で、
恋人たちの束の間の幸せな夜はゆっくりと更けて行く――。
―――2つの指輪に口付けをし、閉じていた目をゆっくりと開いて王宮を仰ぎ見た。
……あの時の約束は、結局果たされなかったわね……。
いろいろな思いが走馬灯のように心をよぎり、それらを全て封じ込めるかのように強く目の前の王宮を見据える。
「殿下、お急ぎを」
顔と体がすっぽり隠れそうなマントに身を覆ったウォースラが立ち止まっているアーシェを急かす。
あたりは真っ暗な闇に包まれ、闇と同色のマントをひとたびまとってしまうと
周囲に溶け込みほとんど姿が見えなくなってしまう。
しばらくここには戻っては来られないであろう。
しかし必ず取り戻してみせる。
ダルマスカの人々に笑顔を、全ての思い出を、あの時の想いを。
それまでは心の奥深くに沈め、封印しなければならない。
心に固く誓いながらアーシェはウォースラや他の従者と同じく身を隠すためのマントを翻し
きびすを返して王宮を後にする。
ふとナルビナ城砦に赴く前夜のラスラの優しい笑顔が思い出される。
あなたはどんな時でも強く優しい人だった。
いつでも、どんな時でも――――。
「私も強くなると誓うわ」
小さな声で呟いた。
「?何かおっしゃいましたか?殿下?」
ウォースラがいぶかしげにアーシェに訊ねる。
「いいえなんでもないわ。さあ、いそぎましょう」
アーシェはさらに足を速めながら宮殿から遠ざかって行った。
ラバナスタにあの時と同じ風が吹き、アーシェの髪を揺らし通り過ぎていった――――。
fin
おおお・・・久々のラスアーGJ!
ラスラがいい感じでラスラっぽいな!
GJ!!
初々しいアーシェがかわいいよ…
エチー後の会話が、その後を思うと涙が出る。
やばい・・ラスアーよすぎ!!
新婚さんなのに切ななぁ。
いたわりあってる二人が切ない。
オープニングムービーに入れて欲しいくらいきれいなお話だ。GJ!!
保管庫に保存して来ますた。
保管の際に不手際で一瞬トップページがおかしくなりました。申し訳ない。
それと絵板のリンク、外した方が良かったかな?
悩みつつ保留してます。
管理人さん、職人さん、住人の皆さん、
おかしな所があったらご指摘おながいします。
>>62 うぅぉおおおおおおおおおおおおおお
待 っ て ま し た !!!!
G死亡フラグJ!うまいなあ。
68 :
66:2007/07/20(金) 13:58:09 ID:dbuW4tN4
すまん、絵板ちゃんと稼働していた。
お騒がせしてスマソ。
くるしゅうない