魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第13話

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1名無しさん@ピンキー
弥子でもイミナでも由香でも刹那でも江崎さんでもアヤでも幼女サイでもカップリングはご自由に
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>730or480KBくらいで(投下数によって大幅に立てる目処が変わります)

<投下される職人さんへ>
・投下前にカップリングと傾向を宣言必須
・なるべくメモ帳などに書きためてから投下してください
・携帯厨はがんがれ。超がんがれ。
・ss投下時のコテ記入は可
・連投はなるべく避けること

過去スレ
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第12話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177061759/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第11話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173484082/
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http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169501645/
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http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121771861/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110801893/

まとめサイト(消去)
ttp://neuro.h.fc2.com/
まとめサイト2(携帯可)
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words&id=1
2名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:42:17 ID:NyQIer/q
>>1
3名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:50:13 ID:Pd366e0l
dat落ち回避
4名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 03:36:13 ID:GHqwGMMs
>>1乙。
即死回避は30レスだっけ?
5名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 03:48:53 ID:EeVuqUb9
>>1

ネウヤコを正座して待ってる。
6名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 04:28:49 ID:Pgup3e/E
>>1乙です
>>5
同士がいて嬉しい限り
裸で正座して待ってる
7名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 04:52:43 ID:B/UnGeE2
>>1
8名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 06:15:55 ID:trUZRzQY
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 アイサイ!サイアイ!
 ⊂彡
9名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 07:32:35 ID:5pU15j9z
>>1
ネウヤコもひぐやこもサイアイもアイサイも吾アヤもだいすきなんだぜ!
10名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 09:09:40 ID:s8y/8pMl
>>1乙華麗
エロゴシクァン。



カエル生食なんだろか…
11名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 15:19:27 ID:0qxnewCj
1乙。

カエルなまじゃね?
しかもパンパンに膨らましてあると見た。
噛んだら弾けるんだ…その刺激が美味いとか思ってたに違いない。
サイだからな。
12名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 18:18:46 ID:5pU15j9z
むしろ生であってほしい
たとえ調理してあったとしても、Xが投げたのは料理じゃなくて食材のほうの未調理のカエルであってほしい
アイさんの作ってくれたカエル料理をアイさんの顔にブチまけるなんて
いくらXでもちょっと……と思うからさー
星一徹だってちゃぶ台ひっくりかえすだけだったぞX!
13名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:41:16 ID:eMK+qdzh
>>1さん乙ー。
新スレも神が沢山降臨しますように
14名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 02:08:23 ID:j5grtm2/
>>12
>アイさんの作ってくれたカエル料理をアイさんの顔にブチまけるなんて
くやしい……でも……
なアイたん希望
15名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 07:07:08 ID:Osh/Zoar
いちおつ

だからおたまじゃくしにしておけばよかったんだとあれほd(ry
カエルのヌルヌルした感じもイイ感じにいやらしいけどね
16名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 09:40:00 ID:lBAPwnxt
ソンナトコロニ、カエルヲツッコンデモナンノジマンニモナリマセンヨ、山田サン
17名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 15:22:57 ID:xFEQuwA3
ベタな萌え設定でもアイたんなら新しい何かがあるはず!(゚Д゚) 裸に大きいワイシャツだけアイたんに一票
18名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 15:48:13 ID:Osh/Zoar
>>17
その場合髪は下ろしてて下さいお願いします
ロングでもイミナ時代のショートでもどっちでもおk
シチュエーションがいまいち思い浮かばないのが難点だが
Xが服破いちゃって他に着るものがないとか……?

先週の居眠りするアイで開眼したんだが
普段きっちりしてる大人の女性の無防備な姿は
鼻血が出るほどすばらしい
19名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 16:18:25 ID:WeQwajyR
アイ小ネタが降って来たので置いてきます。
連載をパラ見しただけなんで(買うのは本)いろいろ間違えたらごめんです。


『いみな』

意味など無かったのだ。
標的の生にも、自分の死にも、刷りこまれた思想にも、テロを行う意思にすら。

殺されるところだった――しかも、仲間と思っていた相手に首を取られるところだったのだと、そう自覚した時、ただ、飽くなき興味だけが残っていたのに気がついた。

中身が見たい。

好奇だけがまっすぐに、目の前の不可思議なモノに向かっていた。
稀代の犯罪者、Xi。
空を自在に跳び、信じられない膂力で仲間だった者を捻り殺すモノ。
自在に姿を変え、真実を見失った彼がなんなのか、無心に知りたかっただけだった。

「あなたの中身が見たいのです」

遺された好奇の色は、このモノの好奇をも呼びさましたようだった。
傍にあることを赦されて、イミナは意味の無い忌み名を棄てた。
ただ、Xの傍にあるi――それが彼女のすべてとなった。

けれど。

「アイ」

呼ばれるたびに胸の底が微かに騒ぐ。
その名は。
彼女に愛を運ぶのか。それともI、自分自身を。
Xiの背を見送る彼女の目には、微かな哀しみが沈んでいた。
20名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:35:59 ID:wMP6CDS/
>>19
アイ→サイな切なさ、GJ!

ここでちょっとネウヤコ投下。
21夜明けの晩に:2007/05/31(木) 23:36:53 ID:wMP6CDS/
「うん、わかった。…ちゃんと鍵掛けとくし一人でも平気だって。…確かに美和子さん休み
だけど朝ご飯くらいはある物でどうとでもするから、無理しないでも大丈夫だよ。……うん、
うん。それじゃ気をつけてね」
 弥子は母親との電話を終えて受話器を戻すと、職場の飲みで帰れなくなった母親の食事に
ラップを掛けて冷蔵庫に入れ、戸締りの確認をしてから一つ溜息を吐く。
「ん〜…お風呂入ろ」
 部屋から持って来た着替えを脱衣所に置き服を脱いでいた弥子は、鏡に映った自身の身体に
残る幾つかの痣に気付くとさっと頬を赤らめ、脳裏に浮かんだその痣が付けられた時の状況を
打ち消す様に頭を軽く振り、浴室の扉を開けた。

 弥子がリンスを流すため汲んだ湯を被った時、入り口の扉が開く音が浴室に響いた。
(何!? まさか、誰か入って来たの!?)
 思わず動きを止めた弥子は一瞬の後に我にかえり、確認のために慌てて入り口の方を見よう
としたが、流れ落ちる湯に視界を遮られる。それを拭おうとした腕が他人の手に捕らえられ、
悲鳴は恐怖で喉に絡みついた。
「なかなか面白い顔だな」
 聞きなれた声に弥子の身体から一気に力が抜ける。
 空いた手で顔を拭って漸くはっきりした弥子の視界には、思っていた通りの男の姿があった。
ただしその姿は思い浮かべたものとはある一点で大きく異なっていた。
「……ネウロ、なんであんたが服も着ないでうちのお風呂場にいるのか、訊いてもいい?」
「矢張り貴様の頭は豆腐か。この姿でこの場にいる理由など、風呂に入るからに決まっている
だろう」
 目線を下げないようにしながら尋ねる弥子の言葉に、ネウロはいつもの馬鹿にした様な顔で
答えると、細い身体を引き寄せる。
 素肌同士が触れ合う慣れぬ感覚に身体を離そうとした弥子の抵抗など全く気にしていない
様子のネウロは、今度は腕の中の身体を自分と同じ向きに抱き直し、あれ程食べているという
のに全くそれを感じさせない細い腰を片腕で固定して、空いた手を胸に滑らせる。
「わ、ちょ…っ!」
「だが、先に少々楽しませてもらおうか」
「っん!」
 胸に触れていた手にいきなり膨らみを掴まれて、弥子はびくりと身を竦ませた。
22夜明けの晩に:2007/05/31(木) 23:37:34 ID:wMP6CDS/
 普段と異なる水を纏った肌の感触を楽しむ様に撫で回し、揉み上げるネウロの愛撫に弥子の
背にぞわりとした感覚が走り、胸の先端もつんと立ち上がる。
 懸命にネウロの手を引き剥がそうと足掻き続ける弥子の努力を嘲う様に、腰にあった手が
脚の間に移動する。
「やぁっ!!」
 そこは、くち、と音を立ててネウロの指を迎えた。
「ほう、これは湯とは違う液体だな。貴様もその気になっているのか」
「っ! 違…っ、ネウロが…ぁ…」
 低く甘い、毒を含んだ囁きを耳元に受けて弥子の身体が身悶える。その反応に満足そうな
笑みを浮かべたネウロが指で弥子の内部を犯していく。
「ぁ…っ、や、だ…、離し……っ!」
「くく、今更何を恥ずかしがっている」
 腰辺りに触れる物に気付き羞恥に顔を染める弥子にネウロは意地悪く笑うと、もがいていた
身体を今度は濡れた床に仰向けに倒し、互いの局部に顔がくる形で組み敷いた。
「ひっ!」
 ろくに温まってもいないタイルの温度に反射的に弥子の背が反るのと同時に、ネウロの舌が
弥子の秘部をねっとりと舐め上げた。
「何をしている。貴様一人よくなるつもりか?」
「……っ」
 明らかな催促の言葉に弥子も観念してネウロの、優美ともいえる身体の中でもそこだけは
異質さを感じさせる赤黒く猛々しい部分に手を伸ばした。
 弥子は自身の顔の上に跨っているネウロの股間の強張りに指をかけると、腹の方を向いて
いるそれを引き下ろし、片方の手で根元を押さえながらもう一方の掌で滲み出ている先走りを
塗り広げる様に先端を撫で回す。
 幾分遠慮がちではあるが、それなりに経験も積まされた弥子の愛撫にネウロも口を笑みの
形に変える。
「そうだ、ヤコ。主人に尽くしてこそ、奴隷、なのだ」
 言いながら内部に潜り込んだネウロの指が弱い部分を刺激すると、弥子が堪らず声を漏らし
身体を強張らせた。
23夜明けの晩に:2007/05/31(木) 23:38:30 ID:wMP6CDS/
 弥子は自分を苛む快感に耐えながら、ネウロの先端を撫でていた手を幹を握る形に変えると、
そのまま根元の方へ扱く様に動かした。
「っ!」
 ネウロが息を詰める。その事に弥子は嬉しくなって、僅かに頭を上げて先端に口付けた。
 口内に迎え入れたネウロの熱いものに舌を這わせながら、口に役割を譲った弥子の指先が
蟻の門渡りを擽る様になぞる。
「…っふ、そう…そうだ、ヤコ。いい子だ」
 快感を滲ませたネウロの声に煽られる様に弥子の舌はちろちろと幹を舐め辿り、一旦口を
離すと次に睾丸も片方ずつ含み軽く吸いながら舐めていく。
 自ら教え込んだとはいえ確実に快楽へ導く弥子の愛撫に、ネウロの指使いも弥子を高みへ
追い詰めるものへと変わる。
 そのまま互いに高め合い、耐えられなくなった弥子が口を離した。
「よし、もういい。今度は我が輩に跨れ」
 身体を離し胡坐を掻いたネウロに導かれるまま、弥子がそそり立ったものの上に腰を下ろす。
「っぁああぁ」
 深く貫かれて声と共に息を吐き出しながら縋りつく弥子の反らした背を、ネウロの腕が抱き
締める。
「んっ、あっ、あぁっ、あっ」
 共にあまり余裕のない状態であったため、弥子の身体を上下させるネウロの動きも最初から
かなり強いものになっている。
「あっ、やあぁああぁっ!」
 先に限界を迎えた弥子がネウロにしがみ付く。そのまま軽く息が整うまで待ってから、再び
床に倒した弥子に覆い被さり先程以上に強い動きで突き上げるネウロに追い込まれ、二度目の
絶倒を迎えた弥子の締め付けに誘われ、今度はネウロもその欲望を弾けさせた。
「……ぁぁ………」
 ぐったりと力の入らぬ弥子の身体を抱き起こし凭れ掛からせると、ネウロは湯船から汲んだ
湯を自分達の身体に掛けて汗や体液を流してから、弥子を抱き上げて湯船に浸かった。
「どうした、夢見心地といった様子だな。それ程に良かったか?」
「……なんで、うちに来たのか、まだ、教えてもらってない、んだけど…」
 弥子の問いに、ネウロはにやりとした笑みを浮かべる。
「なに、貴様が一人で夜を過ごすのが判ったのでな、心優しい我が輩は貴様が寂しくない様に
朝まで共に過ごしてやろうと思ったのだ」
 返って来た答えに弥子は顔を引き攣らせ、おそらくはネウロが満足するまで眠らせてもらえ
ないだろう己の運命に心の中で滝の様な涙を流した。

24夜明けの晩に:2007/05/31(木) 23:39:20 ID:wMP6CDS/
 翌朝、弥子の母親遥は同僚の車に乗せてもらう事で予定より早くに自宅に帰りついた。
 途中寄ったコンビニで朝食になる物を買って帰ったので、とりあえず弥子を起こそうかと
部屋のドアを軽くノックする。
「今日は土曜だからって、まだ寝てるのかしら…」
 そっとドアを開いた遥が見たものは、シングルのベッドで抱き合って眠っている可愛い娘と
その助手の姿だった。
 弥子もネウロも夜明け前漸く眠りに就いたため、いまだ深い眠りの中にいて微かな音では
目覚める事もなく、穏やかな寝息を立てている。
 思わず上げそうになった声をなんとか押し殺してドアを閉じ、忍び足で自室に入った遥の
顔には微笑が浮かんでいた。
「あなた、ヤコったらいつの間にか、一人の夜に泊まりに来てくれる相手を作ってたのよ。
この調子なら、私達の孫の顔が見れる日も遠くないんじゃないかしら」
 亡き夫の写真に語りかけてから着替えると、弥子達が起きてくるまで、と遥は慣れた自分の
ベッドに横たわり短い眠りに就いた。

 目覚めてから母親の帰宅に気付き慌てる弥子の懸命な嘘を、遥は気付かぬ振りをしながら
聞いてやるのだった。


 終
25名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:41:52 ID:wMP6CDS/
……すっぽんぽんネウロは初めて書いたんだが、なんだか風呂に入る時でも
手袋はしてそうな気もする。
26名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:36:01 ID:ozzFKJ8T
>>25
お風呂エッチGJ!
理解ある遥さんもよかった
ちょうど風呂上がりだったんで余計にほんわかしたよ
27名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 02:51:18 ID:541Bgizz
なにこれ、えろーい
ネウロがすっぽんぽんだからか?
そういえば、気配消せるから靴も脱がないんだっけ?w

遥に気付かず寝こけてる二人も可愛かったよ!
ごちそうさまでした
GJ!
28名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:14:36 ID:HTe04Obp
計画通り!とネウロがニヤリと笑う落ちかと思ったw
ゴチでした」!
29名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:24:41 ID:ryr3mbBt
>>19
短いけどときめいた
こーいう片思い的?サイアイもいいな

>>25
ネウロの裸って想像できない俺がいるorz
二人の仲は遥さん公認か
30名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 09:02:50 ID:hwzHPz5e
ネウロの裸はめちゃめちゃ細いと思う(*´Д`)GJ!!
31名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 11:59:36 ID:4w68CWWV
ネウロの裸に反応してる人ガ多いのに吹いた
ヤコはネウロによりテクニシャァ〜ンになっていくんだな
これも進化だな
遥さんはなんつーか寧ろヤっちゃいなさいよ的なイメージがある…
もうかなり萌えたよ!GJ!!!
32名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 21:04:28 ID:rwwGnuo9
遥さんってミーハー(死語?)そうなイメージがある。なんでだろう、雑誌編集者だから?
こう、ネウロみて「あらイケメンじゃないの」くらいは思いそうな感じ。
ネウロの全裸って初めてじゃないか? 想像つかないけど色っぽいんだろうなー
細いんだろうなー
なんにせよ神乙です!
33名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:13:40 ID:AC5IE/Ns
たぶんあのヤコの食欲により、嫁の貰い手を危惧してるからだろうな遥さん
いいカモみっけ!とネウロを見て影でニヤニヤしている腹黒遥さんもよい
34名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 02:16:54 ID:GgcvWner
>>32
第二話冒頭でいきなり「メチャいい男」発言もありますがな。
やっぱ仕事柄、感覚が若いんだろうな。
35かれらのあした(サイアイ):2007/06/02(土) 02:28:58 ID:pld9S3MS
投下します
サイアイ出逢い編のあとの妄想話です

エロシーンが無理やりなので苦手な方はご注意を
36かれらのあした(サイアイ)1:2007/06/02(土) 02:30:07 ID:pld9S3MS
 夜のサンフランシスコを旧型のフォードが駆けていく。
 随分とクラシックな形の車だが、アイにはどこかで見覚えがある型だった。
 しばらく考えて思い出す。工作員となるための教育過程で、某国の文化を知るために観た、とある映画に出てきた車だ。
確か、男女の強盗の二人組が乗り回していたと記憶している。
 とはいえあの映画は1930年代が舞台。当時出回っていたオリジナルであるはずはない。レプリカ・カーか再生産車か。
わざわざ尋ねるほどの関心もなかったが。
「とりあえず一回腰落ち着けようか」
 助手席に座ったアイに彼は言った。
「アジトっていうか、この辺での活動の拠点にしてるアパートがあるから、まずはそこに向かうってことで」
 ハンドルを握る怪盗は、今は紳士風の老人の姿だ。
「地震きたら潰れるんじゃないかってくらいボロいとこだけどね。外壁の壁画だけは気に入ったんで、オーナー殺して俺のにし
 たんだ。結構いいよ。紫の空を背景に混血の女の子が泣いてるの」
「そうですか。楽しみにしています」
 ちっとも楽しみではなさそうな口調でアイは答えた。
 サンフランシスコというと、宝石を撒いたような極彩色の夜景を想像する人も多いが、色とりどりのライトやネオンは、街の
南側ではあまり見られない。市街地南部に位置する空港から北上し、ある程度街の中心部に食い込むまでは、振り撒かれる光は
ほぼオレンジの一色。数十分ほど走ってようやく、観光客という羽虫を引き寄せるための、極彩色の灯りが増え始める。
 この都市がパッチワークのように、さまざまな顔を持つ街だということを実感できる瞬間だ。
 ダウンタウン近くのヒスパニック街の細い通りに、彼はフォードを止めた。
「ここ、ここ」
 指差したのは今にも朽ち落ちそうな建物。
 外壁にはなるほど、暁なのか黄昏なのか、青紫色の星空を背景に、両手で顔を覆った少女の姿が描かれていた。
 ここだけではない。見れば通りの建物一面、アートめいた壁画で埋め尽くされている。
「多いんだよ、この通り。宗教系からシュールなの、街の歴史を描いたやつまでまで色々」
 解説しながらミシリと体を変化させる。免許の関係で化けていた老人の姿から、アイの元同量を虐殺したときの青年の姿へ。
 そのままアイに降りるよう促す彼。
「普通の人間の目じゃ夜中はちょっと見づらいかもね。俺は見えるけど。日が昇ったらじっくり見てみるのもいいかもよ。
 じゃ、部屋入ろっか。ちょっと散らかってるけど気にしないで」
 そう言って彼はアイを中へと招いた。
37かれらのあした(サイアイ)2:2007/06/02(土) 02:31:14 ID:pld9S3MS


 
 部屋の中は始末に終えないことになっていた。
 床には本やら鞄やら、くしゃくしゃに丸まった紙やら、用途のよくわからない発砲スチロール材などが散乱している。
 トマトジュースの缶やボールペン、電源の切れた携帯、コンドームといった分かりやすいものに混じって、ちょろちょろと
妙なものも混じっていた。タオルで戯れに作ったらしいてるてる坊主、心理テストで使う箱庭セットのようなもの、エトセト
ラ、エトセトラ。
 ひときわ目を引くのが、乱暴に引き開けられたチェストの引き出しから、あふれ出して床に落ちた服たちだ。
 よくよく見れば彼の能力を反映してか、ピンクのワンピースと一緒に男物のトランクスがはみ出したりしている。
「『ちょっと』散らかってる……?」
 ついさっきそう抜かしたばかりの彼をアイは見た。
「あれっ何その汚物を見るような目つき? 俺片付けとかホント苦手でさ、ついつい使ったものその辺に置きっぱにしてその
 ままどこ置いたか忘れちゃうんだ。だからどんどんこんな風になってくんだよね。まあ気にしないで。どうせここはそう長居
 しないから。長くて数日かな」
「………………」
「なんで黙ってんの?」
 どこまでもクールな元テロリストは、頭痛をこらえるようにこめかみに手を当てた。
 品のいい両眉が美しくひそめられる。
 細い筆でしゅっと描いたような唇が歪んで――
 嘆息とともに言葉が紡がれた。
「掃除用具はどこにしまったか、覚えていらっしゃいますか。怪盗"X"」
「へ? ど、どこ置いたかなあ。っていうか使った記憶ないんだよなあ……
 そういや収納スペースの奥にホウキが突っ込んであったような気も……」
 アイは室内に目を泳がせる。床面が覗いているところがほとんどないという荒れようである。
 足元には片方だけのスリッパと、空のジンジャーエールのペットボトルが二本。それをかき分けていったん荷物を置く。
 色シャツの袖をまくると、眩しいほど白い二の腕があらわになる。
「えーっと……? 着いたばっかであんた何やってんの?」
「片付けます」
 当然という口調でアイは宣言した。
「えー?! いいよ別に構わないよそんなめんどいっ」
「あなたが構わなくても私が構います。これは人間が生活できる状態ではありません」
「普通に生活してた俺の立場は?」
「とにかく。片付けます」
 再びきっぱりと言い切る彼女。
 そして、宣言どおりの行動が開始された。
38かれらのあした(サイアイ)2:2007/06/02(土) 02:32:23 ID:pld9S3MS
 アイが片付けを敢行する間じゅう、彼は椅子に座って子供のように脚をぶらぶらさせていた。
 見る間に整理整頓されていく室内を、いまひとつ実感のない目で眺めている。
 たまにアイが物の置き場などで指示を求めるので、そのたびに適当に応じていた。

「こちらのカピバラのぬいぐるみはどこに置けばよろしいですか?」
「あーなんで置いてあるんだったかなぁソレ。いいよ別に思い出せないから捨てちゃって構わないよ」

「こちらの丸のまま転がっている牛刀は? 普通は鞘などがあるものだと思いますが」
「それ何だっけ。そうそう、中華街の裏の連中になりゆきで喧嘩売ったとき、それ持って追っかけてきた奴がいたんだ。
 鬱陶しかったんで粉々にしてやったけど。そのときの戦利品だから鞘はないよ。ホウキが入ってたとこにでも入れといて」

「手榴弾を床に無造作に転がしておくのはどうかと思います」
「それは確か……何かの役に立つかと思ってかっぱらってきたんだけど……
 よく考えたらあちこち色々飛び散っちゃうから、細胞じっくり観察しようと思うと使えないアイテムなんだよね。
 いいよソレよかったらあんたにあげる。つくりは粗悪でB級グッズもいいとこだけど」
「ありがとうございます」

 まるで魔法か何かのように、アイの作業は手際がよかった。一時間弱で同じ部屋とは思えないほどになる。
「……ひとまずはこれで応急処置ということで」
 片付けを終え、無表情のまま額の汗の玉をぬぐうアイ。
「家具と床の間に溜まった埃など、ほかにも気になる部分はありますが……それについては明日に回しましょう」
「ええぇぇぇっ!? あんたまだやる気っ!?」
「露骨に嫌そうな声を出さないでください」
 ふぅ、とアイは息をつく。
 そして、部屋に据え付けのキッチンに目をやった。
「ところで、最低限片付いたところで何か食事を作ろうかと思うのですが、何かリクエストなどはありますか?」
39かれらのあした(サイアイ)3:2007/06/02(土) 02:33:58 ID:pld9S3MS



「人間に限界なんてないって言ったじゃん」
 椅子に腰かけテーブルに肘をついたまま、彼はキッチンに立つアイに向けブツブツと文句を垂れていた。
「その気になればどこでだって生きてけるもんだよ? 砂漠でもアマゾンでも。ゴミ溜めみたいな部屋でだって」
「そんな方向で人間の可能性を見せてくださらなくて結構です。
 ……食事が出来上がりました。お口に合えばいいのですが」

 彼の返事は『別に食えれば何でも』という、ある意味では一番作る側が困るものだった。
 それに応えてアイが出してきたメニューは――
「へえ」
 彼が感心した声を出した。
 トルティーヤ・スープ。ラムチョップを炙ってチリバターソースを添えたもの。
 インゲン豆とポテトの煮物。アボガドほか新鮮な生野菜と魚介類に、レモン風味のドレッシングをかけたサラダ。
「部屋に食材がなかったので、近くにあったメキシコ系マーケットに出かけて購入してきました。
 機内食が油分の多いメニューでしたので、勝手で申し訳ありませんが本場のものより油をかなり控えめにしてあります」
「あんな小さい台所でよくこんだけ作れるね。しかも早いし。国家工作員って料理も教わるもんなの?」
「はい。少なくとも私は。料理に限らず、大抵のことは人並み以上にこなせるようにと」
 彼がスープをスプーンで掬う。
 口に運ぶと、『あ』というように目を見開いた。
 カチャカチャと音を立てるのも構わず、せわしなくスプーンを動かし始める。あっという間に半分ばかり飲み干してしまう。
 フォークに持ち替え、サラダ、煮物、ラムチョップと手をつけていく。
 すさまじい勢いで皿の上の料理が減っていった。
 一方のアイは対照的に、ゆっくりとスープを味わっている。

 彼が出されたものをすっかり平らげるには、十五分もかからなかった。
 空になった皿を突き出して見せ、
「ねえ、もうないの?」
「ありますよ」
 スプーンを置いてアイは立ち上がる。
「よろしければ食後にチョコラテも作りますが、いかがですか」
「もらうよ」
「承知しました」

 アイの料理を鍋の底まで食い尽くし、チョコラテを二杯おかわりした彼は、食事の終わり際にぽつりとこんなことを言った。
「あんた、テロリストやるより主婦のほうが向いてたんじゃないの?」
 それに対するアイの返事はなかった。
40かれらのあした(サイアイ)5:2007/06/02(土) 02:36:04 ID:pld9S3MS



 アパートにベッドは一つしかなく、ソファなど代わりになるものも置かれてはいなかった。
「言っとくけど俺、わざわざ床で寝てあげるほど優しくないからね」
 彼はそう言った。
「同じベッドが嫌だって言うなら、寒いの我慢してでも硬い床で寝なよ。
 勝手についてきたのそっちなんだし」
「はい。承知しています、怪盗"X"」
 外見、精神ともに、少女といっていい年齢のわりには大人びているアイである。少なくとも、便宜上同じベッドで寝るだけ
のことでぎゃあぎゃあ喚くほど幼くはない。
「電気消してよ」
「はい」
 言われた通りにスイッチをオフにする。白熱灯の温かみのある光が、ふっと消える。
 『失礼します』と声をかけて、アイは横になった彼の隣に体を滑り込ませ、左半身を下にして目を閉じた。
 たった一日であまりに多くの変化を味わったせいで、脳が疲労しきっている。
 すぐにでも心地いいまどろみに身を委ねられそうだった。
 
「ねえ」

 が。
 甘い睡魔に浚われかけていたアイを、暗闇の中で響く彼の声が掬い上げた。
「何、でしょう」
 つぶやくような声を返す。
「眠そうだね。まあいいかすぐ終わるから。ちょっと答えてほしいことあるんだけど」
「はい」
 正直眠くないわけはなかったが、仕方ない。寝息に落ち着きつつあった呼吸を覚醒時のそれに戻していく。
 彼は二つ三つ息をして、そしてまた言った。
「あんた、なんで俺を人間だって思ったの?」
 質問の意図がすぐには理解できなかった。
41かれらのあした(サイアイ)6:2007/06/02(土) 02:37:29 ID:pld9S3MS
「なんでも何も……あなたがご自分で仰ったのではありませんか。『人間に限界なんてない』と」
「それはそうだけどさ」
 決まりの悪そうな声が返る。
 この声だけを切り取って聞けば、買い食いを見つかった子供の言い訳のようにも聞こえるだろう。
「言っちゃってから自分でちょっと、説得力ないかなって思ったんだ。誰にでも変われて、密閉された無色無臭の毒ガスにも
 すぐ気づけて、銃も効かなくて……これ、考えようによっちゃ『人間の可能性』どころか、ただの『化け物の力』だからね」
 人を超えた力。
 それは、考えようによっては『人にあらざる力』とも解釈しうるものだ。
「でもあんたは俺を『人間』だって言った。化け物とも叫ばず怪物と怯えて逃げたりもしなかった」
「…………………」
「こうやって、くっつき合うみたいにして同じベッドで眠るのも怖がらない。
 俺ならこんな細い首、気まぐれひとつで撥ね飛ばせるのはその目でちゃんと見て知ってるのにね」
 淡々としていながら有無を言わせぬ口調。
 もぞりと隣の彼の体が動く気配がした。身を起こし、後ろからアイの首筋に手を伸ばした。
 答えなければ恐らくは、すぐにでも縊り殺し解体するつもりだろう。
 気に入らない答えを返したとしても殺される。
「ねぇ、どうして?」
42かれらのあした(サイアイ)7:2007/06/02(土) 02:38:46 ID:pld9S3MS
 彼の顔は見えない。
 ただ、長い指がつうっとアイの首を撫でていく。
 柔らかな唇がうなじに触れる感触があった。
 手が寝間着の襟元へと忍び込み、奥へと潜って下着の上から乳房に触れた。
 もう一方の手はアイの手首を掴み、シーツに押し付けて逃げられないように固定した。
「…………っ」
「教えてよ。でないと今ここで殺すよ。殺してそれからバラバラにして、中身観察するよ」
 身を固くするアイの耳元でささやく。
「俺に観察された奴がどうなるかくらいは知ってるでしょ。
 細胞レベルにまで粉々になって、DNA鑑定でもしない限り誰だったのか分かんなくなっちゃうんだよ」

 アイは身を竦ませた。
 答えならある。言葉にすることも、恐らくそれほど難しくはない。
 ただ――それが彼の求めている答えなのかどうかは分からなかった。
 それで一瞬、言葉を返すことに躊躇した。

 生あたたかい舌が耳朶を這い、寝間着の下でうごめく指が、下着のフロントホックを探り当てた。
 プチン、と音を立てて外れるブラ。
「あ……っ」
 アイは身動きできない。
 研ぎ澄まされた本能が告げている。今少しでも動けば命はないと。
 小さく笑う声がふと、止んだ。
「答えて、くれないの?」
 すがりつくように乳房をきつく掴む。
「っ!」
 痛みにのけぞるアイ。
「……そう。答えてくれないの。それじゃあ言った通り、あんたを殺して中身を見てあげる」
43かれらのあした(サイアイ)8:2007/06/02(土) 02:39:42 ID:pld9S3MS



 左半身を下にしていた体に、彼の全身の体重がかけられる。ガクンと仰向けに押し倒された。
「っひぁ……や……ぁ!」
 熱い息を吐きながら覆いかぶさってくる、男の姿の彼の肢体は、背丈だけなら自分と変わらない。
 しかし、厚みが異なる。体ごと押さえ込まれてみて初めて分かる。
 まず体重が違う。さして広いとも思えなかった肩も、見た目だけならしなやかに思えた腕も、鉄筋のような骨と筋肉の土台
に強固に支えられている。女のアイがどれだけその身を磨き鍛えていても、そもそもの土台が異なるのだから敵うはずもなか
った。
 身動きできない体を片腕で固定して、寝間着の裾をたくしあげてくる。
 ホックが外れ、既に意味のなくなったブラを邪魔っけそうに引きちぎる。
「ぁ……な、にを……してっ……ゃ、やぁっ!」
 何ひとつ隠すもののなくなった胸を舌で舐め上げられた。
 痙攣する体はベッドと彼の体に挟まれ、もがくことすら許されない。
 自由を奪われたアイの体を彼は思うさま蹂躙する。先端を吸い上げ、脇と乳房のぎりぎりのラインに食すように歯を立て、
痕が残るほどきつく爪の先で苛む。
「や、めて……、放しっ……は、な……ぃやぁっやあぁぁっやっ、ゃ、噛まない、でっ、ん」
 下半身にも手がかかる。下着ごと思い切り引きずりおろされる。
「いい体してるね、あんた。均整とれてて白くて、どこもかしこも滑らかですっげーキレイ。きっと細胞もキレイなんだろうな」
 秘められた部分への指による愛撫。
「あ、ぁ……ぁう、っは」
 必死で身をよじって逃れようとするが、がっちり固められた体はもはや触れてくるそれを受け入れるしかない。
「まあ、それと俺の正体の手がかりになるかどうかは、また別なんだけど」
 中の粘膜をこすられ、煽り立てられる。がくがくと腰が揺れてしまう。
「やめ……なぜっ……こんな、こんな、こと……はっ、ぁ、ぁあ、っぁあぁぁ、あ」
 胸の先を口に含んで転がしながら、下も責めていく。
「殺……す、ならっ……っやぁ、ん、ぁ、ひあぁあっ……こんな……ことは、必要、なっ……」
「さぁ、なんでだろ。俺にもよく分かんないや」
 恐怖と混乱に痺れきった脳に、快感を味わう余裕などない。それでも秘裂は理性とは無関係に、生温かい粘液をこぼし出す。
「いつもは観察する相手にこんなことしないんだけどね。ホントなんでだろうね。自分でも不思議」
 固くなってきた先端を指で弾く。
「なんでだろうね」
44かれらのあした(サイアイ)9:2007/06/02(土) 02:40:55 ID:pld9S3MS
 跨られた状態で胸と下を同時にいじくられていると、彼の股間が次第に力を得ていくのも分かった。
 熱を孕んで大きさを増しつつあるそれを、彼はズボンの前をくつろげて取り出した。
 グ、とアイの両脚に力を込め、挿れやすいように更に開かせる。
「そんなに抵抗しなくてもいいじゃん。どうせ処女じゃないんでしょ?」
 指でそこを押し広げた。
「あんな後ろ暗い国の工作員で、しかもあんたくらい見栄えがよければ、そっちの仕事とかもあったんじゃないの?
 任務とあればいつでもどこでも誰とでも、ってさ。それでなくても色っぽい方向の訓練とか受けてたり?」
「………っ」
「どうせこれで最後なんだからさ、開き直って楽しんじゃえばいいのに。
 あんたがその気にさえなれば俺、それなりに気持ちよくしてあげられるよ。伊達にいろんな奴に化けてきてないからね」
 彼の体の下で、アイはきつく唇を噛んだ。
 顔をそむけて目を閉じる。
 閉じようとする脚に更に力がこもるのを感じて、彼は自分の言葉が逆効果だったと悟ったらしかった。
「まあいいや」
 広げたそこに狙いを定める。
 腰を進めて深く深く――穿つ。
 赤黒く屹立したものが、じゅぷじゅぷと卑猥な音を立ててアイの胎内に飲み込まれていく。

「や……っ!」

 痙攣する体に構わず、体重をかけてひと息に。
 細い腰を自分の腰に、押し付けるようにして貫いていく。
 かくかくと揺さぶられて震える、少女の体。
「あ、ぐぁ……あ……ぁっ、やめ、て、抜いてぇっ……、やああぁ、あ……っ!」
 意外にもきつい締め付けに眉をひそめたとき、普通の挿入ではありえない、ぷつんっという感触が伝わった。
「え?」
 悶える体の最奥に達したものを、少しだけ引いてみる。
 とろりと溢れた赤いそれは――
 間違いなく、彼女がつい一瞬前まで純潔だった証。
「あー……」
 奪ってしまったからというよりは、さっき口にしてしまった台詞についてだろう、彼はひどく決まりの悪そうな顔をした。
45かれらのあした(サイアイ)10:2007/06/02(土) 02:41:48 ID:pld9S3MS
「初めてなら初めてって言えばいいのに。これじゃ鬼畜みたいじゃんか俺がさ」
「ひ、ぅあ」
 それでも手加減する気はないらしい。腰を動かす。押さえつけて自由を奪って、中をひたすら掻き回す。
 声にならない声を上げる唇を塞いで、舌を差し入れて口内に侵入する。
「……やぁ……っ、やめ……や、め、ぁ……ふ」
「可愛いねぇ、あんた」
 目尻に涙を溢れさせるアイを見て、彼は猫なで声を出して笑った。
 押さえ込まれたアイの肩が、ひくんっと震える。涙の湧いた目で首を振っていやいやをする。
「殺した後、解体する前にまた楽しむってのもアリかな。俺の正体の人間が屍姦大好きだったりするかもしれないし、
 何か新しい発見とかあるかも」
 腰を抱えなおしてぐい、と突く。
「あ……っ、あぁっ!」
 打ち付ける。奥の締め付けが強くなる。うごめく感覚は子宮口の収縮か。
 絶頂を求めて強く強く突き上げる。
「ん……んんん、んっ……、あぁんっ!」
 と――
 アイの悲鳴に明らかにさっきまでと違った甘い響きが混じり、彼は抽送を止めた。
「イイ所に当たった?」
「…………、ち、が……」
「そう、ここがイイわけだあんたは。ごめんね気づかないでずっとやってて」
 くすくすと笑いをこぼす彼。
「今からちゃんと当たるように動いてあげるから。最初で最後だしあんたもちょっとは気持ちよくなきゃ、ねぇ?」
「や、違、違いま……、っ、や、やああぁあぁあっ」
 蜜と血と、卑猥な水音をこぼす結合部を見せ付けるように、抱え込んだ腰を高く掲げ、何度も何度も打ち付け続けた。

 いつしか悲鳴はすすり泣きに変わっていく。
 やがてそれすらもかすれて消えていき、暗い部屋の天井を、うつろな目で眺めながらただ揺さぶられるだけになる。
 片脚を彼の肩に乗せられ、ただ突き込む動きを受け入れるばかりになっていた。
「そろそろいくよ」
「や……」
 耳元で囁かれ、ようやく嗚咽にも似た低い呻きを漏らす。
 ――どろりと白く熱い欲望がアイの胎内に吐き出された。
46かれらのあした(サイアイ)11:2007/06/02(土) 02:42:35 ID:pld9S3MS



 上げる声も涙も涸れはて、脱力しきったアイの中から、彼は自分のものを引き抜く。
 無理やり脚を開かせて、中から溢れ出す液体をじっくりと鑑賞した。
 愛液と精液の混じり合った白いものと、破瓜の赤い血。
「……いい眺めだね」
 アイの瞳がまだ虚ろなのを見て取ると、彼は寝間着の袖でその涙の跡を拭き取った。
「さて、と。それじゃそろそろ本番のほうに……」
 小さな顔を両手でつつみこみ――ふと彼は口をつぐんだ。
「一応、念のためもう一度聞いとくよ」
 顔を寄せて尋ねる。

「どうして何の疑問もなく、俺が人間だなんて思えたの?」
 それは今度こそ最後の、生と死とを分かつ問いかけ。

 アイはぼろぼろの体を引きずるように起こし、凌辱を受けた体をシーツで隠した。
 からからに乾いた喉を、なけなしの唾液でどうにか湿らせ口を開いた。
「………………、からです……」
「? 何?」
「………そう、だった、から、です」
 答えは小さく低くかすれていて、聴覚に優れた彼でさえ聞き落としてしまうほどだった。
「もう一回言ってよ。全然聞こえない」
 ひくひくと震える唇から、搾り出されるように声はこぼれる。
「……あなたが、苦しそうだと思ったからです」
 彼が息を呑んだ。
47かれらのあした(サイアイ)12:2007/06/02(土) 02:44:19 ID:pld9S3MS
「私の言葉に怒りを見せたときも……
 祖国と『自分』を捨てようとする、私の同僚たちを殺したときも。
 傍若無人を装っていながら、あなたはどこか苦しそうにしていた――」
「………………」
「自分がどれだけ望んでも手に入れられずにいるものを、他人が当然に持っている。しかもそれを粗末に扱っている。
 それを目の当たりにしたことからの……怒りなのか嫉妬なのか。あるいはそれ以外の何かなのか。
 あなたの精神構造を把握しきれていない私には、そこまで分析することはできません……
 ただ、」
 深く息を吸ってアイは続けた。
「私の知る限り……そういった苦しみは人間にしか感じることのできないものです。
 他の誰が、あなたを怪物だと言ったとしても……その一点で私の目には、あなたは人間以外の何者にも見えません。
 ですから無条件に思いました。人間を超えた力と、人間の心を持つあなたなら――
 人間という存在の可能性を、きっと私に見せてくれるはずだと」
 自分の顔を包み込むようにしている彼の顔をじっと見つめた。
「怪盗"X"、あなたと共になら、どこまでだろうと私は行こう、と。
 そしてそのあなたが苦しんでいるのなら、その苦しみを軽くするために、何かひとつでもできることを探したい……
 そうも思いました」
 一瞬。
 彼の顔が泣きそうに歪んだ、ように思えた。
 気のせいだったかもしれない。暗い部屋は正常な視覚を阻害する。
「よく知りもしないで適当なこと言わないでよ。あんたに俺の何が分かるんだよ」
「申し訳ありません」
「大体犯されてまだそんなこと言えるとか何なの? あんたマゾヒスト?」
「自覚はありません。あなたがそう仰るならそうかもしれませんが」
 アイは言葉を切った。
「あなたの求める答えとして……これが充分なものと言えないのでしたら、どうぞこの場で私を殺してください、怪盗"X"。
 細胞もどうぞ自由にご覧くださって結構です。
 可能性なき絶望の中、逃避と諦念のみで生きていた私が、ようやく見出した唯一の"希望"、それがあなたなのです。
 あなたの傍にいることが許されないのであれば、これ以上生きていたとしても意味はありません」
「あんた……」
48かれらのあした(サイアイ)13:2007/06/02(土) 02:45:03 ID:pld9S3MS
 彼は目を伏せた。
「あんた、本物の馬鹿だ」
「はい」
「今まで見てきた中で一番の馬鹿だ」
「はい」
「馬鹿だ」
「はい」
 視線を上げてまたアイを見つめる彼。
「俺が人間だって……そう言ってくれるの?」
「あなたが自分は怪物だと言い張っても、私は『人間だ』と言うでしょう」
「傍に、いてくれるの?」
「あなたの中身が見つかるまでは。あるいは私があなたのお役に立てる限りは」
「長くかかるよ。見つかった頃にはあんた白髪のおばあちゃんかもしれないよ」
「時間は問題ではありません。見つけた先にあなたが何を見出すかこそが問題なのです」

 彼は顔を覆った。
 それはアパートの外壁に描かれた、泣いている少女のしぐさにどこか似ていた。

「どうかなさいましたか?」
 アイが彼の顔を覗き込もうとする。
「何でもないよ」
「とてもそうとは――」
「そうだね、しいて言えば悔しいかな」
「くや……?」
 疑問符を浮かべるアイに、顔を覆ったままで彼が答えた。
「あんたの中身を見せてもらうのが、だいぶ先に延びちゃったから悔しいんだよ」
49かれらのあした(サイアイ)14:2007/06/02(土) 02:46:28 ID:pld9S3MS



 一夜が明けて翌日の午後。
「……昨日から思ってたんだけどさ」
 スタンドで買ってきた雑誌をめくりながら、彼がそう切り出した。
 表紙には彼自身をフィーチャーした文句――"Monster Robber X.I. Reappears!"――が、おどろおどろしい字体で躍っている。
「怪盗"X"、怪盗"X"って、呼び方が何かこうまどろっこしいんだよね。どうにかなんない?」
「と申されましても、今のところ他に呼び名はないのでしょう?」
 答えたアイは、昨夜買ってきたオレンジを切って、皿に乗せて持ってきたところだった。
 午前中はさすがに体に響き、ろくに起き上がれもしなかった彼女だが、昼過ぎからどうにか動き回れる程度にはなっていた。
 もっとも今日一日はアパートに缶詰めである。アイの意思というよりは、今朝起きるなり彼に命じられたことだ。
「それもそうだけどさあ……なんか『大学教授のレクターさん』とか『家具販売業者のカポネさん』みたく、職業名がそのまま
 呼び名になってるような感じで落ち着かないんだって、正直」
「では……」
 少し考えてアイは言った。
「略称のほうの『サイ』でお呼びします」
「了解。それでよろしく、『アイ』」
 そう言い、サイは五指を伸ばした掌を差し出してきた。
 何のつもりか把握しきれずきょとんとしていると、
「知らない? 手と手をパチンって合わせる挨拶だよ。この国流のね。郷に入りては郷に従えってやつで。
 意味はそうだね、いろいろあるけど。この場合は『よろしく相棒』ってとこかな?」
 知識としてはアイにもあるものだった。実際に求められたことはなかったが。
 戸惑いながらも指を伸ばし、サイの掌にそっと重ねる。
「……本当は音させないといけないんだけどな」
「申し訳ありません。不慣れなもので」
「いいけどね、別に」
 手と手を押し付けあったままで二人は笑った。


 彼らの運命はこの数年後、ある人外の存在との遭遇で再び大きく揺れ動くことになる。
 だが……それはまた別の話。
50かれらのあした(サイアイ):2007/06/02(土) 02:49:04 ID:pld9S3MS
以上です

2から4にかけてナンバー表記が混乱していますが内容の順番は合っています
2、2、3と投稿してしまったんですが正確には
2、3、4です

今週のジャンプは永久保存しようと本気で思いました
51名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 11:34:49 ID:R3Z/WdOt
ゴゴゴゴッジョブ!!
読み応えのあるサイアイを有難う神さま!
家事技能高いアイさんに激しく萌えた
52名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 13:36:40 ID:oKz730G7
god job!

エロもいいが二人のやり取りに原作のようなノリがあっていいね
53名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:11:56 ID:G/kPMpNx
本スレで「アイpod」を見てヒグアイを思いついたのは俺だけでいい





だから本スレできわどいことを言ってる人はこっちにくればいいのに!
18歳未満なんだろうか
54名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 09:13:39 ID:+y0pihob
ヒグアイに激しく期待を寄せる俺
ありえないようだが、いやいや、アイが警察に捕まったりすればアリかも
アンドリューがイミナに目をつけてるのを見て
警視庁×アイとか妄想した俺にはバリバリ許容範囲内ですよ


きわどいってこのへんの流れか↓

261 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい[sage] 投稿日:2007/06/02(土) 19:22:18 ID:igT/i41e0
>>255
ですよねー
でもあの爺さんは「人が良さそう」と言うよりは「スケベジジイ」だろどう見ても……

毛布クンクンもそうだが、片手だけ巨大化させてるシーンは
顔と手つきだけ見たら今にもアイさんの体を触りだしそうに見える

262 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい[sage] 投稿日:2007/06/02(土) 20:02:57 ID:t9+ZgGGZ0
さっきまであのコマは好々爺イメージな紳士が
一転して残虐性をあらわにする結構好きなシーンだったのに
>>261のせいでもうそんなふうにしか見えないw

X組はもうヒヒジジイな自分探し怪盗と
セクハラされまくるアイさんのコンビでいいよマジで

263 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい[sage] 投稿日:2007/06/02(土) 20:21:29 ID:MVQmHd9F0
ショタキャラのままで、アイさんがオトナのご奉仕をする
シチュエーションも捨てがたい

265 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい[sage] 投稿日:2007/06/02(土) 20:35:41 ID:eac1Sj7H0
サイが女の子に化けた状態で百合レズプレイするシチュも捨てがたい。
55名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 14:13:56 ID:S97Yu9d4
うわあ
本スレでその米は勘弁して欲しいな・・・
純粋に作品がすきで語りたい人に顔向けできない
56名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 14:31:35 ID:KiOnbMQI
だからネウロ信者はキモがられるんだよな…
ちゃんと場を考えて発言してほしいものだ
57名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 15:04:55 ID:+y0pihob
「スケベジジイ」「セクハラ」まではぎりぎりグレーだと思うけど
(ここまで駄目なら下ネタの多い漫画とかも不可になってしまう)
「ご奉仕」「百合」までいくとさすがに……
本スレで振るネタとしてはギンギンのブラックゾーンだと思うんだ

↑のレスはたぶんエロパロ板の存在もよー知らん性少年だと思いたいけどね
58名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 15:26:52 ID:uKTmPiKX
性少年の年齢じゃ知ってても来れないのが現状だがね。
ってか、ここって21斤じゃなかったのか?
ピンク自体は18斤だたけど・・・?
59名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:57:23 ID:B//sIIwR
まだ歳若い青少年のEROに対する暴走じゃね?
60 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/03(日) 18:31:59 ID:jQl3zP0t
神の皆さん乙です
住民の皆様お体大切に

ピンク板が最初21禁だったのでまとめも21禁にしてるんですよね
いつからかピンク板も18禁になったので、
<でもぴんく2chバナーにカーソル合わせると「21禁」と…どっちやねん
手伝い人と「どーすべよ」と話してて放置してました
すみません

おいらとしては
本スレはほどほどに語ってほしいなー
と思うのです

さてちょうどいいので私事
しばらく入院したりその後経過見たりすべく、で
死にはしないけどその他多忙で今まで以上にしばらく何もできなくなると思います
まとめは手伝い人に任せてありますが、手伝い人も人間です。
たまに更新遅れても石やバルクメール投げたりしないでくださいまし
スレの平和と反映がおいらの幸せであり生きがいなんだぜ
61名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:32:20 ID:cexqVkrN
>>60
いつもまとめご苦労様です。
お体大丈夫ですか?しっかり養生なさって下さい。
お手伝いさんもありがとうございます。
もちろんマイペースで構いませんので、今後ともよろしくお願いします。
62名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:02:40 ID:4preUxWN
アンドリューとあの婦警さんで誰か頼むw
63名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:38:56 ID:F2ajnoQO
アンドリューと婦警さんの体格差に萌えた
四つんばいエロス
64名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:43:43 ID:iu2kG1yR
まとめサイトの背景、前の真っ黒の方が好きだな
いずれにせよ多忙の中、更新乙です。
65名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:54:05 ID:JstwBuhq
まとめの方お疲れ様です
管理人様養生してください
手伝い人様もどうか無理はなさらないで

今週はこのスレ的な萌えどころは少なかったな
アンドリュー×婦警さんくらいか
まさか大菅(蛭?)×稲荷山のおばあちゃんで萌えるわけにもいかんしw
66名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 03:55:40 ID:M/Hy2zWH
age
67名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 04:16:07 ID:+a/yRmf2
>>60
あんまり無理せず大事にして下さい…!
5月中は沢山のネウヤコで腹一杯だったというのに、もうネウヤコ飢えしとります。
6月という事で結婚ネタ?既に何作かあるようで…他何か行事あったっけか
ともかく裸正座で神を待つ…!
68名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 22:39:05 ID:yuFZiZAq
ささやかな祈りを捧げる エロゴシカァーーーーーン
69名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 01:19:57 ID:fOr5yAHi
以前結婚ネタ書いた職人だが、やはりこの時期は欠かせないネタか。
土日に出来るだけ書けるように何とか検討する。
70名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 01:38:10 ID:lO7syXn1
あと6月って何だ?
夏服に衣替えした弥子をおいしくいただくネウロ
紫陽花の咲く雨降る公園で待ち合わせる叶絵とカタツムリの手をした後藤
ジューンブライドして幸せな結婚生活…になるはずだった筐口夫婦
中国で爆竹鳴らされながら結婚したヒステリア夫婦
<ちなみに6月6日は中国で最高にいい日らしいよ
新婦が作ったウェディングケーキらしきものであわや食中毒騒ぎになった桂木夫婦の挙式
単語カードとコシヒカリが舞飛ぶ三年後の結婚披露宴
そのコシヒカリが取れるたんぼからわざわざ手に入れたカエルを微笑ましく食べるアイとほっぺを拭くアイ
でっかい苺の乗ったショートケーキを見て悲しむ筐口(笹塚でもおk)と色々慰めてくれる等々力さん
<オプションとして口移しや生クリームプレイも良いのではなかろうか
ぴちょんさんにときめく笛吹
むしろぴちょんさんの色塗りを極める筍
雨にも負けず風にも負けず弥子を見守る浅田
…くらいか?
71名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 02:09:27 ID:fOr5yAHi
ま、思いついて書いてみた簡易結婚話。


「…ネウロ」
「何だ、ヤコ」
獲物がやって来たとばかりにドアを閉めた瞬間腕の中に捕らわれて、もう決して逃げることも出
来ない。
今日も事務所に入ってきた途端にこれだ。こういう奴だと今更身に沁みて分かっていることとは
いえ、呆れるのを通り越してある意味何も感じなくなっている私自身が哀しい。
「毎日毎日…あんたもマジで暇だよねー」
自嘲気味に返しても、まるでこのエロ魔人には通じていないようだ。
「なに、気にするな。貴様も悪くないだろう」
とか何とか言いながら、さわりさわりと身体中をいやらしくまさぐる手つきが妙に手馴れているの
が憎たらしい。遊びだか本気だか分からない中途半端な感じは一番嫌いなのに。そうだ、こんな
関係でしかないなら、いっそ本当にどちらかにけりをつけて欲しい。
その方がよほど潔いのに。
「…ン、んっ…」
なのに、事態は意とするところとは正反対で。
立ったまま壁に押し付けられて、スカートを捲くり上げられても抵抗出来ない。ショーツの中に手
を入れられて一番感じる部分をじんわりと愛撫されても、ただ身体が震えるだけだった。ダメだ、
この先は絶対に流される。
そんな恐怖に捕らわれて、思わず声を上げてしまった。
「や、ゃ…」
憎たらしい魔人は、そんな私の反応をも楽しんでいるように指の動きを激しくしていく。経験を重
ねている下地があって手慣れていることで、感じる場所を執拗に指先で突いてくる。それが堪ら
ない。我慢出来ない。
「いやあぁああっ…」
こんなところで、こんな奴に反応して感じたくない。
そう思ってはいても、やはりネウロの手管には適わなかった。

散々翻弄された後、目覚めたのはソファーの上。
ネウロは相変わらず素知らぬ顔をしたままトロイの向こうにいる。
全くもう…と起き上がろうとした時、左手薬指に見慣れない指輪をしていることに気付いた。何の
飾りもないプラチナの指輪の意味はもちろん知っている。
けりをつけて欲しい。
そう思っていたのは事実だが、まさかここまで飛躍するなんて。
「ネウロ」
嫌な訳ではない。むしろ嬉しい。
だからこそ、気持ちを確かめたかった。でなければとてもこの指輪は受け取る気になれない。そ
れはきっと普通に人間同士で出会っても同じことだ。
「これはどういうこと?」
それは同時に気付かない振りをしていた自分自身の気持ちを引き出す最初の一言になった。



終わり
72名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 14:35:45 ID:yUONjflL
仕事はえ――!GJ(*´д`;)

6月といえばあと乳の日…じゃねーや父の日とか
ネタにならんか
73名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 16:51:51 ID:k88umKf/
早速の神降臨GJです!!
6月か…あんまりないよなー入梅とか夏至とか歯の衛生週間?
ネウロがヤコの歯にフッ素を口移しで塗りたくるとかギャグだよな…
74名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:00:54 ID:tNREAH6L
むしろネウロが虫歯に…

……
……………。

センセー、魔人って虫歯になるんですかぁ?
75名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:22:37 ID:gf0rzaE/
フッ素ぬりたくるって…フッ化○○には猛毒も多いらしいねw

最近は犬も食べ物が高カロリーで虫歯になるっていうし、
魔界では飢えていた魔人様が初めて高カロリーな謎(HALのとか)を食べて
虫歯に…とか?
76名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:58:39 ID:GKJgQczR
虫歯ネウロにwktkしつつ、今日限りの小ネタでネウヤコ。


「今日は6月6日かぁ……」
「何を憂いているのだヤコ」
「ああ、ネウロ。6月6日っていうと怖い映画思い出しちゃってさー。
 6月6日の6時に生まれた子供が悪魔の子でね、おでこに666の痣があるんだよ」
「ほう、悪魔の子か」
「そうそう! あの映画怖かったなあー、お母さんが好きでよく一緒に見てたんだけどさ」
「では、ヤコ。我が輩たちも子を為すか」
「なっ!? 何その飛躍!?」
「魔人の我が輩の子が生まれるのに、今日ほどふさわしい日もあるまい」
「嘘でしょ!? って、……いやぁぁああっ胸さわっちゃ、やだっ指入れてきちゃやだぁっ」
「今日は貴様が孕むまで続けるが、当然異存は無いな」
「や、無理だって! 十月十日とかいろいろさ……ふ、あぁああん! もっとゆっくり……ネウロお…!」
「心配せずとも、一夜で孕むようにしてやる。さらには今日中に産卵・孵化できるように成長特別倍速モードだ。
 さあ我々の子のために頑張るぞ、ヤコ!」
「あっ……あぅうう……たまご産まされるのはイヤぁ……」


(終)
オー○ンオー○ン。
77名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:13:14 ID:tNREAH6L
たまごキタコレww

だれかたまごネタで
エーロ・ゴシカァン!!!

…マニアックすぎるかな?
78名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:22:32 ID:dDmFQtmk
犬は人間とキスしたら虫歯菌がうつって虫歯になるらしい
79名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:13:26 ID:3j4FJagp
>>77
そんな事は無い。自分も待ってる。全裸で。
80蛭アイ非エロ:2007/06/06(水) 22:50:10 ID:jZZI9tzz
たまごネタ虫歯ネタが待たれてるところ申し訳ないんだが
蛭が純情っぽい大菅だったらイイナーと妄想して書いてたネタがあって
そんでもって今週大菅=蛭?っぽいオチだったもんで
ひとつ蛭アイ?なるものを投下してみる
むしろ蛭→アイ
81蛭アイ非エロ1:2007/06/06(水) 22:51:10 ID:jZZI9tzz
「申し訳ありません、蛭」
 謝る口調はいつも通りに、穏やかでそれでいて淡白だった。
「私は、彼とともに行くことが決まっていますから……」
 答えの予想は何となくついていた。
 分かっていても、告げずにはいられなかった想いだった。



『私の意見によればですねえ、おそらくサイはこのとき亀の子タワシを利用して侵入したものと思われ……』
『亀の子タワシじゃ小さすぎるでしょう。トイレ用ブラシじゃないんですか?』
『ヘチマタワシの存在を忘れてもらっちゃ困る。そもそも……』

 年末年始の足音が迫ってくると、紙・映像などの媒体を問わず、マスコミが頻繁にX特集を組むようになる。
 悪の権化のようなこの犯罪者を今年もまた捕らえることができなかったと、警察の無能をそしる意味があるのだろう。
 馬鹿馬鹿しいお祭り番組の、ネタに尽きたときの『逃げ道』としての役割もあるはずだ。
 どちらにしても内容は愚にもつかない。自称専門家たちによる犯行手口の分析や、被害者たちの生前の映像を垂れ流すだけ。
去年も今年も来年も、おそらくは再来年も三年後も変わり映えのない繰り返しだった。
 こういう番組を観ていると、アイが――Xの最も有能な片腕である女が――、一切テレビを観ない理由が、少しだけ理解でき
る気がする。
 無意味に派手な色彩を多用した画面から、奔流のごとく溢れてくるクズのような情報。
 優秀な彼女ならなおのこと、このようなものに脳細胞を消費するのは、愚かかつナンセンスに感じられるに違いない。
 ジャカジャーン! と、どこかの映画から引っ張ってきたらしい効果音が仰々しく流れたところで、穏やかな声が彼の耳朶を
打った。

「蛭」
「……アイ」
 呼んだのはテレビを観ない女だった。
「申し訳ありませんが、音をもう少し小さくしていただけませんか」
 長い指を桜色の唇にそっと当て、もう一方の手でその膝の上を示す。
 ロングスカートで隠された女の腿に、小さな頭を乗せて少年が目を閉じている。
 まだほとんど胸板のない胸部をゆっくりと上下させて熟睡していた。
「眠ってしまわれたようですので」

 このいかにも人畜無害なあどけない少年を前に、誰が想像しえるだろう。
 これがあの怪盗"X"こと"サイ"であると。
 約十年前から今に至るまで、軽く三桁に及ぶ殺人と強盗をくりかえしてきた犯罪者。
82蛭アイ非エロ2:2007/06/06(水) 22:52:06 ID:jZZI9tzz
「あ……すいませんアイ。今切ります」
「切る必要まではありませんが。音量を8から9程度に弱めていただければ」
「どうせ真剣には観てなかったんでちょうどいいですよ。――ほら」
 リモコンのスイッチを押す。ぷちんっ、と何かが断ち切られるような音がして画面がかき消える。
「ありがとうございます」
 礼を言ってアイは手を伸ばし、眠る怪盗の柔らかい髪を撫でた。
 これすらも少年としての擬態なのか、はたまた常に『誰か』になりすましている彼が見せる数少ない素の部分なのか、その
寝顔は随分と無邪気で、幼い。猟奇殺人鬼どころか、その細い首に指を這わせ、思い切り絞めればすぐにでも縊れてしまえそ
うな、一種の儚ささえあった。
 普段とのあまりのイメージの落差に、蛭も思わずじっと眺めてしまう。
 アイはといえば慣れているのか、ふわりと髪に手を差し入れ、かきわける動きをくりかえしている。
 テレビの音が消え無音になった空間で、しばらくの間蛭もアイも黙っていた。
 
「アイ」

 切り出したのは蛭からだった。
 呟いた自分自身の声が、静寂に染み入るようだった。
「……やっぱり、俺じゃ駄目ですか」
 眠るサイ。
 黙っているアイ。
 彼女の答えをじっと待っている蛭。
 アイは目を伏せ、人形めいた顔に影を落とした。
「先日差し上げた答えでは、納得してはいただけなかったのでしょうか」
「……そうじゃないんですけど」
83蛭アイ非エロ3:2007/06/06(水) 22:52:55 ID:jZZI9tzz
 この物静かな女に蛭が想いを告げたのは、ちょうど一月と少し前のことだ。
 取り立てて懇意にしていたわけではなかった。
 ただサイに力を貸す者として、時に共に行動するだけの関係。
 一対一でまともに会話をした記憶さえ、考えてみればあまりない。
 そんな彼女に惹かれはじめたのは、ちょうど今のように、サイの頭に膝を貸しているのを見たのがきっかけだった。

「もう一度だけ、話、聞いてもらえないですか」
「…………」
「好きなんです」

 そのときのサイは起きていた。
 ロングスカートで隠されたアイの脚に、猫の子のようにまとわりついて、何やらグダグダごねていたのだったと思う。
 内容は覚えていない。ミュートで再生したDVDのように、思い出す光景には音が付随していない。
 蛭がはっきりと記憶しているのは、そのときのサイを見つめるアイの目だ。
 普段感情のかけらも浮かばぬ深い色をした瞳に、えもいわれぬ暖かさが宿り、口元にも仄かに笑みが浮かんでいた。
 何でもない光景、何でもない表情。なのに目を逸らすことができなかった。
 今でも蛭の心をとらえて放さない、あの瞳。

「アイにとってサイが一番なのは知ってます。俺だってサイに憧れて協力者やってるんだし、全部とは言わないけど、少し
 くらいは気持ちが理解できると思ってます。だから」
 こぶしを固く握った。
「サイの次でいいです。二番目でいいです。サイのために俺が邪魔になることがあるんなら、いつでも捨ててもらったって
 いいんです。それでも駄目ですかアイ。俺じゃ駄目ですか」
 最初に告白したとき、アイは、サイの存在を持ち出して断ったのだ。
 彼がいるから受け入れられないと。
84蛭アイ非エロ4:2007/06/06(水) 22:54:22 ID:jZZI9tzz
「申し訳ありません、蛭。それはできません」
 だが二度目の告白の答えも同じだった。
 残酷なまでに抑揚のない声音でそう返された。 
「……二番目とか考えられないくらいサイのことが大事ですか」
「違います」
「俺のこと、嫌いですか?」
「それも違います。あなたのことは好きですよ、蛭」
 首が横に振られる。
「じゃあ何で……」

 アイは答えに窮したように、わずかに細い眉をたわめた。
 長い長い沈黙があった気がしたが、恐らく実際には十秒ほどの間でしかなかったろう。

「――いずれサイの正体が見つかれば」
 答えるアイの指先が怪盗の、ばら色の頬の稜線をなぞっていく。
 『うぅん……』とサイが呻いたのを見て、アイは撫でる手を止めた。 
「彼は恐らく、私を解体して中身を見ようとするでしょう。そして私も、彼がそのつもりなら受け入れようと思っています。
 あなたの思いを受け止めて身を委ねても良いのですが……それではその時が来たときに、あなたを遺していかなければならなく
 なります」
 アイの太ももに乗せられていたサイの掌が、ロングスカートをぎゅっと握り締める。
 アイはその手の上に自分の手を重ね、眠り続けるサイを眺めた。
 顔を上げて蛭を見返す。
「私は、そんな結果は望まないので」
 暖かい目だった。
「ごめんなさい、蛭。あなたの手を取ることはできません。私は彼とともに行かなければなりませんから」
 引き結ばれていた唇に、ふうわりとした笑みが浮かんだ。
「他を当たってください。……あなたなら他にもっと良い方が見つかるはずです」

 サイがアイの膝で寝返りをうつ。
 太ももの上から落ちかけた頭を、掬い上げるようにして受け止めるアイ。
 何事もなかったようにまたロングスカートの上に戻す。
85蛭アイ非エロ5:2007/06/06(水) 22:55:05 ID:jZZI9tzz
 何を言えばいいのか分からなかった。
 こういうときはどう返せば気がきいているのか。恰好悪いと思われないのか。
「アイ、」
「蛭」
 呼ぶ声が言葉の上にかぶせられた。
 日だまりのような優しい声だった。
 今まで蛭が聞いた彼女の声の中で、最も柔らかく、そして自然な。
「お気持ちは、とても嬉しかったですよ」
「………………」
 それは、拒絶というにはあまりにも優しく。

「はい……」
 胸に熱いものがこみ上げた。
 どうしようもなく開いた距離を実感したからだ。
 結局自分はどう頑張ろうと部外者でしかいられない。
 この二人の前では。

「蛭ももう休んだほうがいいですよ。明日はサイに仕事を頼まれていたでしょう?」
「はい」
「明日の朝食は和食にするつもりです。サイが卵かけ納豆ご飯に熱を上げだして、毎日出せと言って聞かないもので。
 何かアレルギーや好き嫌いなど食べられないものはありますか?」
「特にないです」
「分かりました。七時半にはできあがるようにしておくのでその時間には起きてきてください」
「はい。おやすみなさい、アイ」
「おやすみなさい、蛭」

 出会うのがもう少し早かったら、とちらりと思った。
 彼女とアイがまだ組んだばかりの頃で、その繋がりが築かれつつある頃にもし自分が割り込めていたら。
 何か違っていたものもあったろうか?
 無音の夜が更けていく。
 眠る怪盗もその傍に侍る女も、静かに目を閉じる蛭自身をも飲み込んで、今日という日の幕をしめやかに下ろすために。
86蛭アイ非エロ:2007/06/06(水) 22:57:03 ID:jZZI9tzz
以上です

ひたすら「純情そうな蛭(大菅)たん……燃え〜……」で書いたので
来週以降蛭豹変でどうしようもないことになりそうな気がする
蛭が実は稲荷山のおばあちゃんだったりしたら笑うしかないw

虫歯ネタに萌えたので正座して待ってます
87名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 23:06:26 ID:GKJgQczR
GJ! アイさん最高だ…
言語化しがたいくらいアイさんに萌えた。GJ!
88名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 23:17:26 ID:V4qPqagi
>>86

…今までも嘘バレや誤爆や彼是から名作が生まれているのだから、
ノープロブレム!次回も待ってます。
89名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:31:13 ID:gTSfUspW
たまごネタの続き書いてみた。


何が何だか分からないうちに、ネウロが私に子供を産ませると勝手に盛り上がってしまって襲
いかかってくる。
信じられない。
いつも信じられないけど、今回はただヤるだけじゃ済まないのが余計にたちが悪くて、頭がくら
くらする、目眩がする、何も分からなくなってしまう。気持ちがついていけないうちに、ネウロは
さっさと事を進めて何度も突き入れてきた。
いつの間にか行為に慣らされていた身体が、乱暴な筈のそれをあっさりと受け入れているのも
また信じられない。
「やだぁんっ…やめ、もうやめてぇぇっ…」
ソファーの上で何度も体勢を変えられながら、オモチャみたいに扱われるうちに何度も精液を注
ぎ込まれたお腹の中がだんだん熱くなってきているのに気付いた時、私はひどく絶望的な気持
ちになった。
拒否することも出来ずに絶対このまま産まされる。得体の知れない魔人の子を。
激しく揺さぶられながらも、急に大人しくなった私をいぶかしむ余裕もないのかネウロは一言も
発しないまま何度目かの強引な射精を果たした。
「ぅあ…」
じわじわと内部から禍々しいものが侵食していく感覚が恐ろしい。ぴっちりと合わされた内部か
ら今の今まで強引に切り裂き続けていた肉の塊が抜け出ていく。
「ヤコ、何かを感じているな。いい傾向だ」
ある程度満足したのか、ようやく言葉を発したネウロだったが妙に引っ掛かるものがあった。
「何かって…」
「無論、我々の子の感動的な胎動をだ。貴様には特別に我輩が直々に受精から産卵までを今
この場で体験させてやろうというのだ。感謝するがいい」
妙に優しい声を出しながら髪を撫でてくるネウロは怖い。はっきり言って何を考えているのか想
像するのが嫌になるほどだ。頭の中が真っ白になる。
「え、え、えっ…」
お腹の中はますます熱くなっていく。そのうちに、奇妙な疼痛が起こり始めた。
「や、やだ…何…」
90名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:32:40 ID:gTSfUspW
肌寒いのにブラウスを羽織ることも忘れて痛みに身を捩っている間も、ネウロは私を観察でもし
ているように余裕の表情で見下ろしている。
「あ、ぁ…熱いよお、なんか出て、くるよおぉっ…」
そのうちに、恐怖でがむしゃらにもがく脚の間から、真っ黒で何か丸いものがころんと転がって
床に落ちた。大きさは鶏の卵より一回り大きいぐらい。どうやら本当に卵を産んでしまったよう
だ。
ネウロが倍速モード、と言っていたように床に転がった卵は勝手に中から殻を弾いた。
ぱきん。
中から現れたのは、形容しようがないほど奇妙な、訳の分からない鳥型の何か。これをたった
今産んだのだろうかと悩んでしまうほどだ。
「なに、これ…」
「気にするな、我が輩の子ならばすぐ状況を察知して人間の姿を擬態するだろう」
「はー…そーですか…」
「と、いうことでヤコ」
何もかもが異常過ぎて、やっぱり目の前で何が起こっているのか理解出来ていない私は再び
ネウロに肩を捕まれて怖気が走った。
またひどく優しい声が、耳を撫でる。
「なにも貴様が産むのは一人とは限らん。この地上で更に効率良く謎を喰う為にも、我が輩の
子は出来るだけ殖やすに限る」
「えっ、ちょちょちょっと待って…」
「ヤコよ、貴様も我が輩の奴隷であるならもっと産み増やせ。いずれこの世が魔人と人間の雑
種で占められるというのも面白かろう」
「ぎゃー!!それ何で悪夢だよーーー!!」
やっぱり魔人になんか関わるとろくなことがない。
未来の不幸を思うと、私はただ涙するしかなかった。



終わり


飼育が大変そうだな。
91名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 02:48:44 ID:RR1/PhFX
卵ネタ続きGJ!!!
ネウロなら持久力ある上に抜かず三発は余裕だろうと思ってたけど
三発どころの話じゃないぞこりゃ
>>77
本性は鳥っぽいから卵がデフォだと思ってるので多分大丈夫!

虫歯ネタもいいなぁ…裸で待っておこう
ごちそうさまでした!!
92名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 15:22:16 ID:MkzGIfqA
たまごネタ良いなあ・・・・すっげー好みだよ!
二人で仲良く飼育しつつ兄弟をつくるんだなwww
虫歯はあれか?
強酸性の唾液でしつこい菌を殲滅するのか??
つまりキス責め!!!
エーロ・ゴシカァン!!!!!
93名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:34:44 ID:ENOwhTA/
では自分はジューンブライドネタを落としていきますね。と。



 脳髄の片隅に常時開いてある小さな回線が突然目に鮮やかな白を映し出して、息を呑む。
 キーボードの上を滑らせていた手がびくりと止まるのに、あかねが毛先を上げて見せた。
どうしたのかと問い掛けてくるものをなんでもないと返して、トロイに寄せていた椅子を少し離す。
背凭れに深くうずもれて背を伸ばし、我が輩はゆっくりと目を閉じた。あくまで小休止、
そのポーズを崩さずに、先ほどの像を探す。白。目の前を染めた、白。
 たゆたったそれはふわりと翻って、離れていった。距離を取ればどうやらそれが布のようだと判る。
広い、白い布だ。シーツがテーブルのクロスだろうか。違う。色の真ん中には弥子がぽつりと佇んで、
笑っているようだった。位地が悪い。視線が低い。

 像は、弥子に付けているフライデーから送られてくるものだ。確か今日は頼まれて休日をくれてやった。
母親と納戸の掃除があるとかで、事実朝から張り切って掃除に精を出していた。方便を使って遊びにでも
行っていたら折檻してやろうと踏んでいたのだが、その気配が無いので、暫くは眺めているだけで意識
していなかったのだが――。
 フライデーが位地を変え、部屋を俯瞰する形になる。見慣れた弥子の部屋に、その白はあった。
裾がふわりと広がったドレスは古いものなのか<多少埃が舞っているものの、袖を通した弥子は鏡を
覗き込んで笑っている。くるくると回ってみたり、裾を持っておじぎをしてみたり、頭にベールを引っ掛けて
遊んでみたり。

「(ウェディングドレス、だね)」

 あかねの言葉に片目だけ開いて見れば、おさげがふりふりと揺れている。瘴気を媒介に、脳髄から
零れた像を拾ったのだろう――かたかたとあかねはキーボードを鳴らして、我が輩のPCにページを
送ってくる。白いドレスばかりが並べられたそこには、結婚式場、との文字があった。
 確かに弥子が着ているのも、こんなものだが。
 あかねはふりふりと毛先を揺らして、説明を続ける。

「(結婚式の時に、新婦さんが着るものだよ。日本では白無垢なんかもあるかな。
 真っ白なのは純潔とか潔白とか、そういう綺麗な身体を表してるの)」
「ほう、興味深いな。きょうび童貞処女でつがいになる人間などいないものと思っていたが、
 風習としてはそういった建前を残しつつ生き延びているのか」
「(い、一概にそうとは言えないと思うけれど、うん……でも、綺麗だね。弥子ちゃん)」
「ヤコはどこへ嫁に行くのだ?」
「(……さあ?)」
「フン。少し出掛けてくる。留守を頼んだぞ、アカネ。トロイ」
「(あ。……勘違い、してなきゃ良いけれど。弥子ちゃん、生き延びて……)」



 くるくるステップを踏んでみると、ドレスの裾はまぁるく広がった。それが面白くて、私はもう一回転
してみる。いつまでも回ってたいけど、流石にちょっと目が回ってきたから、休憩休憩。ベッドに座って
鏡台に写る自分を見る。ベールがふんわりしてて、別の誰かみたい。思わず笑みが零れて、一人肩を
揺らしてしまう。
 町内会のバザーに出すものを探すために納戸を片付けるのは、この時期の恒例みたいなものだ。
いつもは男手があったんだけど、今年はお母さんと二人だけで、ちょっと時間を食ってしまった。外は
夕焼けが近いのかちょっと暗くて、休みはすっかりと潰れてしまっている。うんっと伸ばした腕は白くて
長い手袋に包まれて、ひどく神聖そうなラインだった。自分で言うのも、なんだけど。

 引っ張り出されてきたお母さんのウェディングドレスは、流石に少し埃を被っていてナフタレン臭かった。
だけど傷んでいる様子はなくて、いつでも着られそうな状態で。このドレスを掘り当てるのも毎年のこと
だったんだけど、着てみたいと思ったのは、今回が初めてだった。理由はその、多分……うん。
 私にも好きな人……っぽいような魔人って言うか、ええっと、気になる人が出来てしまったから、だろう。
 自分に言い訳しても仕方ない、私はあの魔人が好きだ。愛してるかって訊かれたら良く判んないけど、
色んなことしてさせられて、肉体的にも精神的にも極限に追い詰められつつ、本気で憎いとか嫌いとか
思ったことが無いんだから、やっぱりそういうことなんだろう。そーゆー相手が出来たらやっぱり女の子
として、考えたくもなる。結婚とか、家庭とか、そんな感じの。
94名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:36:07 ID:ENOwhTA/

 勿論ただの空想で、まさかあの魔人が私と結婚してくれるだろうとか、ドレスを着て祝福されつつ
バージンロードを抜けてウェディングベルだとか、そんなことは全然本気で考えてない。でも、だからこその
想像で空想だ。ドレスを身に纏って腕を組んでなんて、そりゃ、憧れちゃうに決まってる。ありえないから
こそ、憧れる。
 バザーに出す品物を持って行ったお母さんは、そのまま町内会のちょっとした懇親会に出ると言っていた。
それまでならドレスで遊んでても良いわよ、と言われたから、遠慮なくそうさせて貰う。ベールを上げられて
誓いのキスとか、指輪交換とか。想像して恥ずかしくて一人でじたばたしてみたり、笑ってみたり、
泣いてみたり。挙動不審この上ないけど、別に誰も見てないなら構わない。

 ……幸せな結婚。
 お母さん達もそうだったんだろうな。

 弥子もこのドレスを着てくれたら良いな、それともお古なんかイヤかしらね。お母さんのその言葉も
毎年で、小学生の頃は、いつも私は考え込んでいたっけ。綺麗なドレス、お母さんのドレス。でも自分の
ドレスだって欲しい。中学の頃には祝福されるならどっちでも良いと思うようになって、高校生の今は、
すまない気持ちでいっぱいになってる。
 相手が魔人じゃ祝福どころじゃないし、きっとお母さんに話すことだって出来ないだろう。誰も祝福
してくれないだろうし、そもそもそんな節目なんか、訪れるものなのか。いつまでもいつまでも今のままの
関係が続いて、その内に私はしわくちゃのおばあちゃんになって――動かなくなったら用済みとばかりに、
魔人は去っていくに決まってる。何も確実じゃない、関係。

 自分から程遠いものにはやっぱり憧れやすいのかなあ、私はばふんっとベールを被って、ベッドに
横たわる。仰向けに天井を見上げて、それから眼を閉じた。真っ白な教会で真っ白なコシヒカリの
ライスシャワーを浴びて、ブーケを投げて。誰もが祝福してくれる、お母さんも美和子さんも叶絵も
由香さんも。笹塚さんや笛吹さんにもお世話になってるから呼ばせてもらったりして。匪口さんとか、
池谷さんとか、事件を通して知り合った人も。あかねちゃんは、合体しちゃって一緒が良いかな。でも、
新郎さんと二人っきりなのも捨てがたい。腕を組んで見上げるその人は、その魔人は、私の腕を引いて。
 ――そのまま階段から突き落とす!

「っていつもの虐待じゃねぇか!!」
「ム」
「え?」

 がばぁッ!! と飛び起きた私の目の前には、いつものように天井からさかさまにぶら下がった魔人が
いた。あれ、今日はちゃんとお願いして休日にしてもらったはずなのに、なんでこの男ここにいるんだろ。
ベールの裾を摘んでいたのか、私が起きた拍子にそれはぺろりと捲られていた。あれ。えっと。
 う、うわあ、見られた!! だらしない顔して妄想に耽ってるしどけない姿をガン見された!!
 私は慌ててベッドから退き、身体を隠して壁際に逃げる。

「な、な、なんでいるのッい言うかいつからいたの!?
 取り敢えず着替えるから、見ないでむしろ早くあっち向いて! いっそ出てって!!」
「にやけ面で何事か妄想行為にふけっているのを一通り眺めていたが、特に問題は無いだろう。
 それでヤコよ、貴様は――そのウェディングドレスとやらで、誰の元へ嫁ぐつもりだ?」
「えッ、あ、いやっ」

 真っ黒な皮手袋の中指にびしっと指されて、私は思わずたじろぐ。
 そんなまさか、今まで妄想していたことを言えるわけなんかない。あんたのトコに行きたいです、
なんて言えるはずがない。
 下らない、と一蹴されたら居た堪れない。要らん、なんて言われたら救われない。
 押し黙った私に不機嫌そうな顔を見せて、天井から降りたネウロが一足飛びに私との距離を詰める。
肩を掴まれて壁に叩き付けられて、むき出しの背中が痛んだ。ちょっと着てみるだけだから、ブラは付けた
ままだし、ホックの金具が食い込んで痛い。離して、言おうとした口は乱暴に顎を引き寄せられて塞がれる。
 キスだ、と認識したのは、たっぷり三拍ほど遅れてからで。

「ッ、んんんん――――!!」
95名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:36:54 ID:ENOwhTA/
 じたばた暴れるけれどネウロはびくともせずに、無理矢理開かされた口内を舌で嘗め回す。
顎を掴まれているから噛み付くことも出来ない、出来たとしても報復が怖くてやらないか。抵抗出来ない、
強引に舌を絡められて唾液が喉に引っ掛かる。咽ても止めてくれる気配はなくて、潤んだ目で見上げれば、

 ネウロは無表情だった。
 何も考えていないような顔をしている。
 だけど眼だけは見開かれていて、それが怖い。
 ぞっとするほどに、暗い眼差し。

 びくりと身体が竦んだ瞬間を狙いすましたように、角度を変えられてより深くに舌を突っ込まれる。
身体を捩じらせると、背中に回された手の指先でチリチリと言う音がした。ファスナーを下ろされている、
まさか、ここで? このまま? 胸をどんどん叩くのに、ちっとも動かない。空洞みたいに音だけが
反響する、それがまた、怖くなる。
 ずるりと肩からドレスが落ちて、露になったブラも引き千切られて捨てられた。やっと口を離したネウロは、
ぎざぎざの歯で自分の手袋を噛み、脱ぎ捨てる。比較的人間の形に近い手は、だけど伸びた爪が
禍々しい。それが――ぎゅうっと、強い力で胸を鷲掴みにした。

「い、いたぁあッ!!」

 食い込む爪と敏感な部分に与えられる遠慮のない力で、私は肩を縮こまらせた。寄せられた胸が
ふっくらとして、もう片方のそれにネウロは噛み付いてくる。歯を立てながら血が出るぐらいに
強く噛まれて、身体ががたがた震えた。怖い。これじゃ、強姦、みたいだ。
 行為はいつも一方的に始まるものだけど、それまでにネウロは、『のっぴきならない状態』にこっちを
追い詰めてくる。そうでなきゃいつもいつも妥協なんか出来るはずない。なのに、今は違う。怖い。
ひどく怖い。ぞくぞくする。犯される恐怖に、涙が零れ出す。やだ。お母さんのドレス、汚しちゃう。

「ッ……や、めて。ネウロ」

 やっと搾り出した声はまるで届かない。ガリッと音を立てて噛み付かれ、悲鳴が零れた。
口唇が離れると、赤い色がつぅっと流れてくる。それを舐めながら、ネウロは私の顔を見ない。
ぐにぐにと揉まれる反対側は、ぷくりと立ち上がった乳首を爪で転がしながら苛めている。

「やめてよ……ドレス、汚しちゃう……」
「汚れてしまえ」

 低い声が、冷たく肌に落ちる。

「そんなもの。ずたぼろに引き裂かれて、汚れてしまえ」

 暗い泥沼色の冷たさに、私の心も放り込まれていった。



 誰かのための白など要らない。それを穢してしまえば、この娘は今まで通りどこにも行かず我が輩の
傍にあるのだろう。ならば完膚なきまでに。この姿のままで、思い知らせてやらなければ。誰にも
見せられない姿に、汚してしまって。
 平気の平左でバージンロードを行く図太さを持つ人間なればこそ、我が輩と身体を重ねたいくつもの夜
などどうと言うものでもないのだろう。厚い化粧に隠して誰の元へと白い皮を被って行くのか。
清純な振りをして潔白な振りをして、誰に手を引かれるのか。誰の手に手を、重ねるのか。
96名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:37:42 ID:ENOwhTA/
 そんなものは許さない。手袋に包まれた弥子の手をぎゅうっと握れば、力の強さにかその顔が
顰められた。声はない、恐怖に萎縮したか。ずるりと頭からベールが落ち、足元に淡い白を広げる。
煩わしい。白い道など、いるものか。踏み付けにすれば、弥子はくしゃりと顔をゆがめる。
しゃくり上げる声を押さえる為に、また口付けを重ねる。
 何もかもを御破算に。誰の元へも行けないように。軽く細い身体を抱き上げて、無駄に布地の多い裾を
捲り上げる。覗く素足の艶かしさに、らしくもなく食欲ゆえでない唾液が込み上げた。下着を下ろす、
ちっとも濡れていない。構うものか。指を突っ込んで引っ掻き回す、長い爪で乱暴に性感を煽る。

「ッ〜〜〜〜!!」

 声にならない悲鳴など知らん。自衛のために漏れ出した愛液はまだ足りない、だからもう一本を
無理矢理に捻じ込んでやる。ぐちゅぐちゅと音を立てて掻き出すように動きを付ければ、良いところに
当たるのか膝ががくがくと震えていた。腰を抱いて支えながら、より深くに指を進める。足を閉じそうに
なっているのを、肩膝を抱え上げて阻んだ。尻までどろりと落ちていく汁が、ぽたりと床に落ちて
音を立てる。呆然としてだらだらと涙を流す弥子の、頬に噛み付いた。口唇を濡らす涙には、
塩気がある。それだけだ。
 奥に行くにつれきつくなる内部へと、それでも強引に含ませる。最奥らしき感触に触れ、
ニヤリと我が輩は笑んで見せた。口元をひくりと震わせた弥子の口唇に舌を突っ込み、
長い爪で突き上げるように引っ掻く。

「っんぐ、あ、あああああああ!!」
「――っつ」

 部屋に響くような声を上げて、弥子はぼたぼたと小水を散らした。床に落としたベールもドレスの裾も
ぐっしょりと濡れて、汚れていく。
 くくっと喉を鳴らしながら舌を引き抜くと、そこからは血が垂れていた。痛みと絶頂感とに当てられた
弥子が、堪らずに噛み付いた証。あえて治癒させずに、我が輩は弥子の左手を取る。手袋を脱がせて、
白い指先に、べろりと赤色を絡ませた。人差し指、中指――薬指。探偵には血の赤が似合う。
偽証の白など必要ない。
 足の間に身体を割り込ませ、我が輩は位置を確認するように弥子の性器に先端を触れさせた。
一度もいじってやらなかったと言うのにクリトリスはしっかりと固くなって、敏感に熟している。悪戯に
捏ねてやれば、脚の筋が引き攣ったように震えた。ぬるぬると滑らせて、ひくついた入り口に先端を
含ませる。熱を感じてか怯えるように閉じられる、その瞬間を狙い、一気に引き裂くようにして
我が輩は腰を押し進めた。

 指二本程度の慣らしでは足りなかったのか、狭いそこは処女の時のように強い締め付けを齎した。
ぎぢゅ、と鈍い音を立てて萎縮した個所は閉じられる。だが、そんなものを突破するのは容易いことだ。
腰を掴んで無理矢理に引き寄せ、突き上げていく。緩急を付けることも無く、ただひたすらに奥を
目指して突き上げる。
 喉を見せて仰け反る弥子は、嬌声も悲鳴もない。汗で額に張り付いた前髪が煩わしいのか、
ぶるぶると頭を振っているだけだ。たまに喘ぐように口元が開いて、唾液を零す。顎に落ちたそれを
啜れば、微かに血の味がした。我が輩のそれか、弥子が口唇でも噛んだものか。どちらでも良い。
そんなものは、同じことだ。
 腰を叩き付ければ、最奥に触れる。すっかり熱を含んだそこは、我が輩を押し返そうとするように
それでも健気に閉じられていた。にやり、笑う。弥子の腰を掴んで、一気に引き抜いてから突き上げる。
 きつい。それでも突破してやろうか、と思う。子宮口を無理矢理に開いて突き上げ、孕むことなど
叶わない身体にしてやろうか。腹の奥底まで汚してやろうか。誰にも見せられない身体になって、
どこにも行けない身体になって、事務所に囲われるためだけの存在になって。

 そうなれば我が輩は満足するのだろうか?
 否、そうではない。そうはならない。
 バージンロードで手を引いてやることなど御免だ。
 無理矢理に引き止めるのも違う。
 ――まさか。馬鹿馬鹿しい。
 道の先に、いたいのか。
97名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:38:28 ID:ENOwhTA/
「っひ、っく」

 弥子の喉が、引き攣った音を立てる。

「う、ぁ……うわ、ぁぁあああああああぁぁあああああん!!」

 ぐしゃぐしゃの顔を隠しもせず、腕の中の花嫁は我が輩の上着に縋り付いた。



 ぼろぼろだった。顔も身体も心もドレスも全部、ぼろぼろだった。涙は止まらなくて、赤ん坊でも驚いて
泣き止むぐらいに声を上げて私は喚く。縋り付いたのは青い上着、自分を犯す魔人の身体。なんで、
なんだってこんな最低な男が好きなんだろう。どうして、夢なんか見ちゃったりしたんだろう。
しあわせな結婚。そんなのありえない。だってこいつは、私のことなんか、全然好きじゃない。
 一番最初に会った人間で、奴隷で、いつも手近にいるから、それだけなんだ。抱くのもキスするのも
全部全部それだけなんだ。だからこんな酷いことするし、お母さんのドレスも汚すし、
私の手も血塗れにする。
 なのになんで嫌いじゃないんだろう。縋り付くのが、こいつなんだろう。
 わんわん喚いて、私はそれでもこいつの腕に安心してる。

 乱暴な突き上げを止めたネウロは、少し呆然としてから、私の背中に腕を回してぎゅうっと抱いた。
珍しいぐらいに優しい仕種はちぐはぐだ、化け物は何を考えているか判らない。ぐしぐしと鼻水や涙を
手袋の手で拭うけれど、ちっとも収まらなかった。落ち着くはずも無い、身体は痛いし心も痛い。
全部全部痛いままで、涙だけ止められるわけなんかない。痛いから、つらいから、涙が出るのに。

「ッひ、ひどい、よぉ、ひど……おか、ぁさんのドレス、こんな……ひど……」
「……母親?」
「っく、う……ちょっとぐら、ぃ、夢……見たって、許してよぉ……判ってるも、魔人と結婚なんて
 ……ドレスなんか、無理って、わかって……ふぇ、ああああ」
「ヤコ。泣き止め、ヤコ。不細工だ。目障りだ。泣くな……こら……」
「ひ、っひぃ、うぇ……うわああああぁぁああぁんん……」

 困ったように、ネウロは私の背中を撫でる。ぽんぽんとしながら、肩口に顔を埋めてきた。
髪がくすぐったくてむずがるのに止めようとはしない、私はぐずぐずといつまでも泣き続ける。
痛い。もう、全部、嫌になるぐらい痛い。化け物に夢を見るのがそんなにいけないことなんて、
知らなかった。ほんの少しの空想もいけないなんて、知らなかった。
 ちょっとだけ、想像してみたかっただけなのに。
 幸せな、未来の姿。

「先にいるのは、我が輩なのか?」
「ふ、ふえ?」

 ぽつりと訊ねるネウロの言葉に、私はぱちくりと眼を開く。

「貴様がこのドレスで進む道の先にいるのは、我が輩なのかと訊いている」

 道ってのは、バージンロードのことだろうか。
 けほけほ咳を漏らしてから顔を拭って、私は、こくんっと頷いてみせる。
 ネウロは、そうか、と短く呟いて。

「よし、ならばもっと穢してやろう!」
「っえ、えええ!?」
「魔界でこんな白い色など見せていたら、たちまち慰み者にされるぞ。誰もが眼を背けるぐらいに
 たっぷり汚して汚物然とさせておかなければ……このゲロ。掃き溜めのゲロめ」
「や、やっ、やぁぁああ!! だからそれは鶴、だ、ひぃいん!!」
「鶴では眩しすぎるだろうが、ウジムシめ」
98名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:40:02 ID:ENOwhTA/
 ぼそりと低い声で呟いたネウロは、私を見下ろして小さなキスを落とす。額と鼻先と口唇、浅いそれは
儀式めいたもののように。見上げた眼がいつものように小さな柔らかさを湛えているのに安心して、
私はぎゅぅっとネウロの背中に手を回す。すりすり懐くと、ネウロはぽんぽんっと私の腰を撫でた。
引っ掛かったドレスがずるりと落ちる。身体も落ちて、突き刺される。
 ゆっくりと優しい突き上げに力が抜ける、くったりと預けた身体は丁寧に抱き締められて、眼が眩む。
煽られる熱に頭がゆらゆら、くらくら。絡ませ合う舌も、転がされる乳首も。全然違う。どうしたんだろ。
こくんっと飲み込んだ唾液は血の味がする、舌の傷を探り当ててちろちろ舐めると、ネウロは眼を細める。
ぎゅっと握り合って指を絡めるのは左手。赤い結婚指輪は、すぐに掠れて消えてしまうけれど。

「ん、っんん」
「ヤコ。子供は何人が良い?」
「や、ばかっ」
「馬鹿な事ではないだろう」

 びくびくと反り返った性器が膨らんで、爆ぜる寸前に奥を突き上げる。

「幸せな未来、というやつだ」
「ぁ。あ、っああ、ひゃぅううう!!」
「ッ、く――」
「ぅあぃい、ひっ……!! あ、あ……んん、ふっあ……あぁ……」
「取り敢えず六十億羽ぐらいで良いか」
「良いわけねぇぇええ……しかも鳥……」



「そんな下らない誤解で……」

 後日の事務所、あかねちゃんからの説明に私はぐったりと床に膝を付いた。
 結局色んなアレで汚れてしまったドレスは、最終的にネウロがどうにか元の状態にしてくれたけれど、
元に戻すならば構わないだろうとばかりにお母さんが帰ってくるまで更に二回三回とドレスのまま
アレコレされたのだ。本気で六十億作ろうとしてるよーな眼の色だったのが、今思い出しても薄ら寒い。
六十億って。単純にアレするだけでも億って。確実に死ねる。
 きゅきゅきゅ、っと、あかねちゃんはホワイトボードを鳴らす。

『弥子ちゃん、ジューンブライドって知ってる?』
「え? ああ、六月に結婚すると幸せになれるってあれ? そういや、今六月だっけ……どうかした?」
『英語で六月を意味するJuneってローマ神話のJunoに由来してね、この人はギリシア神話で言うヘラ
 ――ゼウスの奥さんなの』
「ふんふん」
『で、この神様は、とっても嫉妬深いのね』

 ああ。
 あかねちゃんが何を言おうとしてるのか、判った気がした。

「私、結婚するとしても絶対六月だけはやめとくよ……」

 あの魔人がもっとパワーアップするかもしれない月なんて、恐ろしすぎる。
 ……それにしても。
 ネウロってば私にバージンロード歩かせてくれるつもり、あるのかなあ。
 あるとしたら――いつか、遠い未来でも良いから――

「ヤコ! 式場の予約を取ってきた、今から結婚式だ!!」
「嘘ぉぉおおお!?」
「ふはははは、関係諸氏にはもう招待状を出してある。さあ!」
「何この魔人テンション高ッ!! って、うそうそ、いーやーッ!!」

 うんまあ式場で起きた殺人事件に引っ張られていきました。
 判ってたけどね! ちょっとだけ本気にした自分が悔しいよ!

とっぺんぱらりのぷう。
99名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:34:11 ID:F1LeS4Qj
GJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
100名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:45:46 ID:40udUG2k
猟奇ほのぼのGJJJJ!!
101名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:52:21 ID:5alMTjtd
ちょ…
泣いた

ええ話や
神よありがとう!!!!!
102名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:15:00 ID:l19VEKVs
もうとても言葉が足りないが、やはりこの2文字に全力を込める。
GJ!!!!!!
103名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:11:09 ID:S+hDaZT8
GJ!
この時期にふさわしくて、やりとりがいかにもこの二人らしくて堪能した。
とにかく感動したよ、神よ感動大作をどうもありがとう。
二人には是非とも六十億羽の子供を作って欲しいものだ。
104名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:19:17 ID:ey0uG9aR
女の私から見てかなり共感できたよ。
幸せな結婚、憧れる!!
いい作品でした!!
105名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:54:00 ID:xZ4q4d7p
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
相変わらず神の中のネウロは良い嫉妬エロ魔人だ
ヤコの惚れっぷりも相当なもの
鬼畜じみてもラブい!オチも忘れない素敵な神にもう一度GJ!!
106名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 09:24:15 ID:kU260fga
ちょっマジでっ
GJ!!!!!!!!!!!!
107名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 12:05:18 ID:ZpwV42pb
ちょwwww仕事行く前にこんなの読んで身悶えていくなんて
電車の中で顔がにやけたら>>93のせいななんだからっっ!!!////



 G   J   !  ! !
108名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:13:37 ID:MFd6x/lS
ネウヤコで手フェチ小話。

「男の人の手ってときめくよね!」
昼休み、食堂で友達数人と昼ごはんを食べながらたわいもないお喋りをしている
と、突然ひとりが叫んだ。
「ちょっと関節が骨ばってたりしてさ、おっきくて、清潔ぅ〜みたいな!そうい
う指に触ったり、触られたりしたい〜」
「あ〜わかるなそれ。ちょっと乾燥肌っぽくて指先が荒れてたりするとよくない?
触られたらざらっとするみたいな…」
「ちょっと!それどこ触られてんの?エロい〜」
「いや、あんたこそ妄想しすぎだから!!」
私は本日のオススメメニューのミソカツ丼の二杯目を食べながら、そんな会話を
聞くともなしに聞いていた。うーん赤味噌とジューシーなトンカツの見事な調和。
名古屋人に敬礼。
「ヤコはどうよ?あの助手さんとか綺麗な手してそうじゃん」
「えぇ?」
最後の一口を食べようとした時、いきなり話をふられてちょっとうろたえる。
「そんなのわかんないよ」
そうおざなりに答えて私は三杯目のミソカツ丼に手を伸ばした。
それから、昼休みの時間の終わりまで「男性の手萌え談義」は続いたのだった。

「手かぁ」
放課後、事務所で。今日の昼休みに交した会話を思い出し、独りごちてみる。そ
の独り言に答える者はいない。私の助手(そいつに言わせれば主人)である魔人は
ソファで昼寝中である。
私はその黒皮の手袋に覆われた手を眺めてみる。
―そういえばコイツの手袋してない手ってまともに見たことない。
そもそもめったに外すことがないし、外すとしても、いつもおっそろしい形にか
わっていたり、血だらけだったり。
「…まだ起きない、よね?」
私はこっそりとソファに歩み寄った。
109名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:17:24 ID:MFd6x/lS
そうっと組んだ指を解き、右手の手袋を外して。
表れた指は昼休みに話していたような、白くて、清潔そうで、少し骨張った、綺
麗な手。少し変わっているのはその指の先、とがった爪。異形の印。
「触ったり…」
すっ…と手の甲を撫でる。魔人の人間変形時の常か、体温は低く、冷たいと言っ
ていいほどだ。それから手を繋いだり、指の間をなぞったり。私の手とは違う、
硬質でひんやりとした手の感触を楽しんでから、まだ起きる気配がないのを確認
して、両手でネウロの右手をとり、頬に当ててみる。
「触られたり…それから」
なんだかその細長くて冷たい指が…おいしそう、に思えて。

指先に、口付けた。

「ずいぶんと楽しそうだな?ヤコ」
「うわぁっ!!…や、やっぱり起きてたの」
「さっきから何かと思えば…さては我が輩の指を喰うつもりだったな?」
「そ、そそそそれはない!さすがの私でもまっさかまさかぁ!」
「フム、そうか?まあいい。どうせなら味わってみろ」
「へ?」

ひょいっと両脇を抱えられると、私はネウロの片方の太ももにまたがるように座
らされていた。
「口を開けろ」
「うぇっ?」
半ば強引に開けられた口に、人差し指、中指を突っ込まれた。…まあ手を突っ込
まれることはままあることだ。悲しいことに。
だけど、今日は少し違った。突っ込まれた二本の指は、いつもとは違う意思をも
って私の口内で動いている。
「む…」
何のつもり?と問いかけようとしても舌の先を二本の指ので挟まれては叶わない。
一瞬、噛んでやろうか、と思ったけど、それはできない。
もし少しでも歯を立てれば、この獣じみた鋭利な爪が、もれなく私の口の中をめ
ちゃめちゃに切り裂くだろう。
―もう、ほんとなんなの?一体。
しかし、ネウロの指が私の上顎をなぞったその時。
110名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:21:22 ID:MFd6x/lS

「んっ…!」
むずがゆいような、なんとも言えない感覚。
ネウロは少しだけ嬉しそうな顔をして、ちょっとずつ場所を変えつつ前後に上顎
をなぞり続ける。その緩急をつけて繰り返される抽挿は嫌でもあの「行為」を想
起させた。
「んっ、んんぅ…んぅ…」
そして、またがった太もも―筋肉に覆われた足は引き締まって堅い―を揺らされ
、薄いショーツにまとわれた敏感な部分がひくついてしまう。

ネウロ、いや。もういい加減にして。

口腔を思うまま蹂躙されているのだ、拒否の言葉はもう言葉になるはずもなく、
ただ若干の甘やかさをおびたあえぎに変わった。
「んふ…う…ひゃぅ…んあっ」
押し退けようとしていた両手は、とうの昔に相手の服をつかんで、とりすがって
いる。
くちゅくちゅと事務所に響くいんびな音、酷薄な笑みを形作るネウロの唇。
自分の唇からこぼれ落ち首筋をつたう唾液までもが体を震わせる。
「どうだ?我が輩の指の味は」
「んぅ…やぁ」
規則的に揺らしている太ももに、もっと刺激が欲しいとねだるように腰を振って
しまう。それを恥ずかしいと感じる理性は残っているのかいないのか。
「ひゃっ…」
おもむろにネウロは私の唾液にまみれた指を抜いた。口がじんじんして、すごく
変な感じだ。
「やっ…ちょっと…」
引き抜かれた指が、確かめるようにショーツの上から隠部に触れた。
「これだけでずいぶんと濡れたな。さあ、ヤコ。どうしてほしいか言ってみろ」
「ちゃんと…してほしひれす…」
このドS魔人はどうやら散々いじられた故の、この舌たらずな口調がお気に召し
たようだ、珍しく私に向けてニッコリと(不気味な)笑みを投げ掛け、私の唇を食
むようなキスをした。
「よろしい。まあ及第点だな。望み通り、ちゃんと、してやろう」
―終―

111名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:57:42 ID:IHC749p8
知らないうちに神がたくさん降臨しているじゃないか、GJ!!
そして味噌カツ丼が食べたくなったから、ちょっくらカツと八丁味噌買ってくる
112名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:55:05 ID:jE9+o2T3
うわー普通にしてるのよりやたらエロい…
gj!!!!
113名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:57:08 ID:D/uyCzCt
2つも投下が…!
愛と笑いと血とエロと愛に溢れた結婚ネタが素敵。
そして「手袋外したネウロ」っていう特別感がまたエロい。
どちらもGJGJ!!!
114 ◆AJ8jbg31R6 :2007/06/08(金) 22:44:32 ID:WDwEm9ZG
みなさん乙乙です。よいなぁ…極甘のネウヤコ。

そんなわけで、築ヤコ剃り剃りネタということで。
115刑事(並より上)の休日1/4:2007/06/08(金) 22:45:30 ID:WDwEm9ZG
病院の売店を出る桂木探偵を見かけた。小袋を片手に笹塚さんの病室へと向かっているようだった。
呼び止める必要もないので私も遅れてついていく。
暗さの洩れるわずかにひらいた扉を覗きこむようにゆっくりと押し開くと、薄暗い部屋の中、ベッドには目隠しのカーテンが引かれていた。
回診の時間だったのか…?
中で待たせてもらうつもりでドアをすり抜けると、やはり先客がいた。
「っ!?」
驚くのはお互い様だった。椅子に腰掛けていたのは、スカートをまくりあげ局部を丸出しにした桂木探偵。
剃刀を持ったまま凍りついたように私を見上げる。
どうみても自傷目的ではないのは明らかなのだが、その行為の意味を考えるより速く体が動いた。
物音を立てずに彼女の手から剃刀を取り上げ、乱れたスカートを正す。桂木探偵も思い出したように、その端をきつく握りしめ膝を隠した。
…しかし。
問題はないとは言え、どうしてもその場所から目を離すことができない。呼吸を整え手のなかの剃刀の重さを感じながら、ある結論に達した。
ゆっくりと彼女の前にひざまずく。どうしても確認したい。
それまでうつ向いていた桂木探偵は初めて私と視線を合わせた。泣き出しそうな瞳の奥に、いままでに感じたことのない妖しさが光る。
震える手で押さえていたスカートをまくりあげた。
小さな膝頭がゆっくりと左右に別れ、うっすらとした茂みのなかにたったいま剃られたばかりの青白い一本の跡が現れた。
そっとそこに指先をあてがう。少しざらついた、それでも柔らかな感触。桂木探偵の瞳をもう一度見つめ直し、剃刀を握る手に力を込めた。
116刑事(並より上)の休日2/4:2007/06/08(金) 22:46:42 ID:WDwEm9ZG
「……っ!」
彼女の膝に手をかけ股を更に開いて作業を始めた。肌を傷つけないように慎重に刃を滑らせると、ぱらぱらと乾いた毛が床に落ちていく。
刃先が下へ向かうにしたがい次第に彼女を押さえる指先に力がこもる。
床上に黒い染みがちらばり、淡い茂みに覆われていた恥丘が徐々に白さをとりもどしていく。
しかし、重く湿った毛束が刃先に絡み付くようになってきた。刃先をハンカチで拭き一息つく。
大分できあがったが、それでも閉じられた割れ目からはみ出す毛が気に入らない。
彼女の片足をつかむと私は自分の肩にかけた。股が大きく開かれクリトリスから尻まで一気にさらけ出される。
割れ目に張り付く毛を指で掻き出しながら剃っていくが、柔らかな肉の奥からは次々と愛液が溢れてまた剃りにくくなった。
仕方がないのでソコに口を寄せた。
「…ぁ!」
震える身体を押さえつけ、酸味のある粘った固まりを丁寧に舐めとる。
「…弥子ちゃん?」
カーテンの奥から笹塚さんの声がする。
気にせずに、毛の流れに沿って舌を動かし、まばらに生え残った毛先を整えた。
「ぅ…ん…」
圧し殺した吐息が突き刺さる。唇に細く引いた糸をハンカチで拭い、作業を再開した。
「入ってこれば?」
「あ…、まだ、ダメなんで、す」
彼女の腰を手前に引き寄せて、さらに後ろを剃っていく。すぼまった窪みに手を添えるとヒクヒクとかわいらしく収縮する。
すべての毛がなくなったことを確認すると、濡れタオルで汚れを拭き取り仕上げた。
剃刀を黙って桂木探偵に渡す。力無くぼんやりとしていた彼女の顔がみるみる間に紅潮していく。
受け取った剃刀をがさがさと袋の中に押し込むと、ゆっくりと笹塚さんのベットへと向かっていた。
117刑事(並より上)の休日3/4:2007/06/08(金) 22:47:29 ID:WDwEm9ZG
カーテンの中に消えた桂木探偵の姿が、影になり浮かび上がった。ゆっくりとベッドの上で膝立ちになる。…丁度笹塚さんの頭のあたりで。
想像通り少女のからだがゆっくりとゆれはじめる。ぼそぼそといやらしい台詞に追いたてられて小さな身体が不規則に跳ねる。
くぐもった喘ぎや遠慮のない水音に合わせ、影は次第に規則的なリズムをもちはじめた。
少女の最後のようだった。
「あ、あ、あ……っ…!?」
が、逃げ出すように暴れる身体を押さえつけ、むりやり身体の向きを入れ換える。
卑猥な音が一段と激しくなり、低く唸るような男の咀嚼音が響く。堪えきれず、少女の身体が崩れ落ちた。

思わずベッドに歩み寄ると、出来るだけ笹塚さんの視界にはいらないようにカーテンを覗く。
そこには男に顔に跨り、男根に頬を擦り付ける少女がいた。
思わず彼女の顔を引き離したが、快楽にまみれ惚けたその顔が気に入らない。その乱れきったくちびるを反り返る男根に下ろしてくわえさせた。
頭を振って口をはなそうとするが許さない。持ち上げる頭を押さえつけ男根に刺激を与えた。
男は私に気が付かず少女からの刺激に夢中になり、びちゃびちゃと彼女の下半身を犯す。
突然少女がうなりはじめた。白い喉を鳴らし、すべて飲み干すまで押さえつける。
それでも飲みきれなかったのか小さな口元からしずくがこぼれた。
118刑事(並より上)の休日4/4:2007/06/08(金) 22:48:18 ID:WDwEm9ZG
笹塚さんに気が付かれる前にカーテンからでる。手は汗ばみひどく喉が渇く。
少し間をあけ桂木探偵も現れ、なにもいわず洗面台で口をすすぎはじめた。
汗ばんだ首筋とスカートからのぞく火照った太もも。思わず背後から彼女の耳に口を寄せた。
「…結局、我慢させられてましたか」
言いながら彼女の腰に手を添え、スカートをまくり上げた。唾液と愛液とでベタベタになった腿に指を這わせ、熱い潤みのなかに指を突き立てた。
きゅうと締め付けてくるそこは、それでも柔らかくまだまだいらやしい。
腰に残った手で彼女の顎をすくい上げ、身体を反らせる。洗面台の鏡にゆがんだ少女の顔が映し出された。
キツく目を閉じたその顔を眺めながら何度も指を出し入れし、クリトリスを弾いてつまむ。
もう少しで達しそうなその表情をじっくりとながめながら苦し気な顎を解放した。
そして下着の中に手を入れて、汗ばんだ乳房をひねりあげた。
「っ!?」
程よく張った乳房の感触を楽しみながら、硬く尖った乳首を優しくほぐす。
表情とは裏腹に気持ち良さそうに押し付けられる尻を感じながら、もういっぽうの手も乳房に添えた。
首筋に顔を埋めて、後れ毛をついばみながら乳房を捏ね回す。
コリコリとした乳首は次第に餅のように柔らかくなる。それを口に含むところを想像しながら耳たぶを優しく愛撫した。
「あゥ……ぅふ……」
彼女の尻は一層みだらに誘うように、私に押し付けられる。
片方の手でその尻を優しく撫で、そのまま彼女の膝を洗面台に持ち上げた。
台に乗り上げるような姿勢になり自然と尻をつきだす形になる。
そのまま彼女の中にもう一度深く指を押し入れた。絡み付く肉の感触と手の中にこぼれる愛液の熱さ。
ちぎれそうなくらい乳房を掴み、激しい音をたてながら何度も出し入れを繰り返す。
引き抜いた指をクリトリスに滑らせると、ちいさな身体がはねあがり、洗面台がギシり軋む。
必死に声をこらえていた彼女も堪えきれず嬌声が溢れ始めた。さすがに達しそうなのだ。
「あっ…あぁーっ……っ。――んふ、ンンっーっ」
愛液でびしょ濡れになった手でその口をふさぎ、キツく抱き締めながら乳首を引き抜くように根元からしごくと、腕のなかで乱れきった桂木探偵が力尽きた。

そのまま抱き上げると笹塚さんの車椅子にそっと座らせる。
さすがにこんなに乱れた様相の少女を公共機関で帰らせるわけにはいかなかった。
自分の車で自宅なり事務所なりに送ることにする。
彼女の衣服を整え顔を拭いた。汗と自身の愛液で汚れ、ひょっとしたら涙のあともあったかも知れない。
膝の上に私の上着をかけると、私たちはゆっくりと病室をでた。
119名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 22:49:38 ID:WDwEm9ZG
完了。
おかしい、こんなに悪人だらけにするつもりはなかったんだけれども。
120名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:08:31 ID:mNwE5D9t
刑事の休日シリーズ、まさか続きがあるとは思ってなかったんですごく嬉しい
GJです!!
121名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:32:44 ID:Z8Vr6TB4
もうGW(ゴッドウィーク)の復活か・・・!早いな!
122名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:18:11 ID:LXZ3LvFb
>>78
赤んぼに口うつしをすると虫歯菌が移るとかは聞いたことがある
それをしなければ一生虫歯にならんとかなんとか
何が言いたいかっつーとエエーロ!ゴシカァン!!
123名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:53:53 ID:zsJRTH4X
イエエエエエエイ!!!!休日シリーズきたああああああ!!!!
むしろ筑紫はもっとブッチャケてもいいと思う。
124名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 08:47:31 ID:XTpp1oW7
筑紫、剃毛で終了かと思って何たるマニアックプレイ!と思ったけど
ちゃんと致してて安心舌wすばらしぃいぃぃぃぃぃぃ
125名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 16:26:35 ID:SrjLdqS3
静けさの後には嵐がくるのか…
神々にGJ!!!!!!!!!
>>108
指舐めでここまでエロいとは。最後までちゃんとみせて欲しい…と言ってみる…!
126名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:52:25 ID:Eyvs6UzA
GJの嵐だ。
同じく最後まで見たいでござる!!!!!!!!!!!!111111111111
127名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 03:17:01 ID:zJH0UPkc
ダレモイナイ…トウカスルナライマノウチ…
128魔人の花嫁 1:2007/06/10(日) 03:17:51 ID:zJH0UPkc
いつもと変わらない日の午後五時過ぎ。
プロジェクターが、事務所の壁に時計の文字盤を大きく映し出している。
壁掛け時計を好まないネウロが先週どこからか見つけてきたものだ。狭い室内に物が
増えても掃除するのが大変なだけなので、この程度の品で済んで弥子としても嬉しい
と思ってはいるのだが。
この状況は、どうしたことだろう。
「ねえ、離して…」
「断る」
「ねえったら」
いつもの気紛れか、ネウロは弥子を左腕一本で抱き寄せて膝に乗せたまま片腕で入
力作業をこなしている。視線はあくまでもパソコンの画面から離さず、弥子も離さず、
このままではまるで抱き人形だ。
「いい加減にして」
最初は一体何をされるかと怖くてしばらくそのままでいたのだが、一向に何も起こらな
い気配に業を煮やして膝から立ち上がろうと力を振り絞る。が、一度絡みついた腕が
解かれることは決してなかった。
「ふん、我が輩に構われないのはそんなに嫌か」
静かに秒針が進む壁面の文字盤を見上げて、ネウロはにやっと笑った。
「なぁっ…」
そんな反応にかっと頬が染まった。いつもなら有無を言わせず突然襲いかかられてい
るだけに、今日のこの穏やかさはかえって不気味なほどだ。早く何かの動きがあれば
いい。そう思っていた心中を覗かれたように思った。
「べ、別に…いいから離して」
「まあ待て。不満ならばこれぐらいはくれてやろう」
何事か含みのある台詞を吐いた後、いきなり弥子を抱き寄せていた腕が解かれた。
そう思った次の瞬間、逃れる暇もなく黒手袋の手がスカートの中に浸入してきてその
ままショーツの奥で与えられる刺激を期待していた花弁を分ける。
「ひゃっ…」
「静かにしろ」
「やぁ、何いきなり…嫌だよおっ」
129魔人の花嫁 2:2007/06/10(日) 03:18:39 ID:zJH0UPkc
指は行き着く先を知り尽くしているように弥子の中心を的確に突いてきた。一本で、あ
るいは二本で、からかうように焦らしながらも緩い刺激を確実にもたらしてくる。もう抱き
締める腕もないというのに、弥子は逃げることすら忘れてただ震えるしか出来なくなっ
ていた。
「あ、あぁ…やだぁぁ…」
憎たらしい男の青いスーツに縋り、必死で正気を保とうとしながら目を凝らしてみてもネ
ウロはただわざとらしい静かな横顔を晒しているだけだ。いつものようなどろどろに滾る
ばかりの情欲も熱情もなく、弥子一人が巧みな指だけでみっともないほど追い上げら
れている。
「あぁん…ネウロ…やぁぁん…」
いつも散々翻弄する指先が、すっかり蕩けて熱を放っているだろう膣内を自在に探り当
て、弥子の感じる箇所を執拗に擦る。時折快感のあまり膨れ上がっているクリトリスを
煽るように抓る。それが堪らなかった。
「や!あ、ぁ…」
もう弥子は快楽の奴隷になりかけている。
まるで漏らしてでもいるように愛液が止めどなく溢れているのが自分でも分かった。指
が抜き差しを繰り返すだけでぴちゃぴちゃ、ぐちゃぐちゃといやらしい音が響いてあまり
の浅ましさに耳を塞ぎたくなるほどだ。
なのに気持ちがいい。
もっとこの快感の為に強くして欲しい、激しく攻めて欲しいとせがんでいつの間にかネ
ウロに抱き着いていた。相変わらず無関心な様子でパソコンの画面を眺めているだけ
の冷たい魔人だったが、今は心からこの男が欲しかった。いつものようにして欲しくて
堪らない。
「はぁぁ…」
身も心も、すっかり芯から蕩けきった弥子にようやく視線を落としたネウロが冷たく言い
放つ。
「ヤコ、いきたいか」
言葉とは裏腹の熱い指先が、じんじん痺れて愛液にまみれた内壁をそれまで以上に
激しく擦り始めた。その刺激がじわりと脊髄を駆け上がって、一気に快楽の頂点まで
昇り詰めそうだった。
130魔人の花嫁 3:2007/06/10(日) 03:19:28 ID:zJH0UPkc
「ぁあぁぁん…やぁ、も、ダメぇぇえっ!!」
もう見も世もない甘い声を上げて、弥子は達してしまう。
その筈、だった。
今まさに、というその大事な瞬間、ネウロは指を抜いてしまった。こんな時に放り出さ
れたことが信じられなかった。放心状態で目を見開いている弥子を眺めて、残酷な魔
人は冷たく笑った。もうろくに頭も回らなくなっている弥子から見ても、その顔はひどく
嬉しそうで腹が立つ。
「誰が一人でいっていいと言った」
「…ぁぁあ…い、意地悪…」
「いかせて下さい、と言え」
「ぁ、い…いかせて…下さいぃ…」
「一生お側にいさせて下さい、もだ」
「やぁ…」
頭の中がぼんやりと痺れる。ネウロは一体何を言っているのだろうとは考えられなく
なっていた。もう弥子は何もかもが限界を超えていたのだ。身体中にくすぶる快感で
震える唇を指先で優しくなぞり、言葉を促してくる憎たらしい男に遂に弥子は埒を明け
渡した。
「一生、お側に…いさせて下さい…」
「まあ良かろう」
しゃくり上げながら、ようやく繋いだ弥子の言葉にそれまで不機嫌そうだったネウロは
ようやく気を良くしたらしい。スーツのポケットから何か光るものを取り出すと、するん
と指に嵌めてしまった。
左手薬指に指輪が輝いている。
とんでもない展開に、思わず呆れた声を出してしまった。
「へ?なに、これ…」
「一生我が輩の側にいたいのだろう?ならば人間共はこうするのだとこの間知ったか
らな。どうだ、間違ってはいなかろう」
「あ…色々間違ってます…てか、これじゃ結婚するってことじゃん」
痺れていた頭の中が、今度はやたらと熱い。何がどうなってこんな結果になっている
のか、弥子には全然理解が出来ていなかった。なのにネウロはますます上機嫌にな
っている。
131魔人の花嫁 4:2007/06/10(日) 03:20:16 ID:zJH0UPkc
「そう、結婚だ。貴様はこれで完全に我が輩のものになったぞ」
「え…嫌、だったらっ…」
「そうと決まったら早速夫婦の仕事に取り掛かることにしよう。すぐにでも我が輩と貴
様の子を作るぞ、ヤコ」
「人の話を聞けええぇぇぇ…」
こうなったら最後、弥子の抗議などネウロは聞く耳すら持っていないようだった。
指だけで散々焦らされた挙句、途中で放り出されていた弥子の身体は忙しない愛
撫で再び一気に燃え上がる。
「こんな風になんて…やだったら…」
まだ色々と文句を言いたいのに、ネウロの手は嬉々として制服をはだけ、さわさわと
肌を撫でてくると同時に乾きかけていた花弁を宥めるように撫で上げた。それだけで
内部が瞬く間に潤んでくる。
「呆気ないものだな、ヤコ」
含み笑いをしながら、力の抜け切った華奢な身体を引き上げて膝に跨がらせると邪
魔なショーツを引き裂いた。
「やぁん…」
びしょびしょに濡れていたとはいえ、なくなってしまうとひどく心許なくて不安な声が漏
れるが、次の瞬間にとろとろに蕩けた花弁に感じる熱くて硬いものの感触に喉が反り
返った。
「や、ぁ…だぁ…」
「いくぞ」
嫌だ、と言う間もなく一気に膣の奥の奥まで突き進んでくるもののあまりの熱さで、弥
子は咄嗟にひゅっと息を呑んだ。こんなとてつもない熱は今まで知らなかった。めちゃ
くちゃに揺すぶられる激しささえ。
「あぁ…や、やぁああっ…こんなのやあぁぁっ…」
頭の中の何もかもが一度に吹き飛んで、弥子はただ快楽の虜と化してネウロに抱き
着いたまま夢中で腰を振った。
これまでずっと翻弄されてきたことの全てが只の児戯だったのではと思えるほど、今
こうして交わっている感覚は凄まじかった。良過ぎて目が眩む。
「あぁ…もう、もう…っ」
「よし、ヤコよ。一度出すぞ」
感極まった声が耳元で響いた後で一層激しく突き上げられ、声も出ないほど突然に
弥子は待ち望んでいた絶頂を味わうことが出来たのだった。
快感の余韻で痙攣のように引き絞られる膣内の刺激に誘発され、ネウロも程なくして
弾けたようだ。
「ぁぁ…ネウロぉ…」
長く引き続く射精の感覚がぞわりと身内を駆け巡る。嫌だとか怖い以前に、本当にネ
ウロのものになってしまったのだとこうなっては実感するしかない。
ずっとこうしてセックスしてきたというのに、どのみちいずれは離れてしまう関係だとば
かり思っていたから。
この結果は、きっと正しいことなのかも知れない。
132魔人の花嫁 5:2007/06/10(日) 03:21:26 ID:zJH0UPkc
壁面の文字盤の針は、日付が変わった事実を示していた。
子作りを、と熱心なネウロが離してくれないせいで、弥子はまだこんな時間まで事務
所から出ることが出来ずにいる。
先刻ようやくネウロは満足して眠りに就いたところで、それを見届けてから抜け出すつ
もりでいるが本当に何という日だったのかと呆れるしかない。
何だかなー、と呟いて添い寝していたソファーから立ち上がる。ネウロは穏やかな顔
をして熟睡していた。
側にいたい。
そんな言葉を言わせたくて最初にあんな悪戯をしてきて、結婚だ子作りだと浮かれる
魔人はまるで子供だ。だが、それだからこそ嘘のない気持ちに違いないと思えるのは
単にほだされているのか。
実のところ、まだ弥子はどうしたいのか自分でも分からずにいる。何もかも突然のこと
だしそれも当然のことだ。
だが、もしもネウロの気持ちに間違いがなければあるいは、とも思っている。
「ネウロ、私あんたを信じていい…んだよね」
まだ嵌ったままの指輪を撫でながら呟く弥子の表情は少し幸せそうだった。



結婚ネタに参戦。
133名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 03:27:33 ID:esjG/IIT
やぁ…寝る前に上がったらリアルで更新されてるのを見てしまった
ごめんよ〜
けど、いいネウヤコ結婚ネタを見れた!眠れなくしてくれた神にGJ!!!!!!!!
134名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 08:53:49 ID:YPJcdPC6
これはこれは寝起きにいいものを見た
ネウロのイミフな行動から始まることに悪いことなしだな。
135名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 09:17:44 ID:vi9jdiLV
ここは本当に神の多いスレですね!!!!
エーロゴシkジャァン(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
136名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:15:44 ID:cXTj/OYD
GJ!!
指輪もらって中途半端に冷静になるのが弥子らしくてイイw
プロジェクターの時計とは、またオサレですね。
137名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 00:07:58 ID:KP7rlQUF
虫歯にかぎらず、見てみたい展開が
「弱ったネウロと母親的看病のヤコ」→「魔人様超!復!活!」。
問題はネウロが弱るシチュエーション…

・謎の鮮度が落ちていて腹を壊す(事務所強奪後など)
・養殖物の謎を食べて腹を壊す(蛭編(仮))
・弱体化(HAL編)
・弥子とキス+高カロリーな食事で虫歯
・遥さんの殺人的料理は魔人にも大ダメージ…!
・魔人様くしゃみしてたし、普通にカゼひくのもアリ?

と、勝手に言うだけいってみた。
とにもかくにもエーロ・ゴシカァン!
138名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 00:18:43 ID:ldI7lZd2
そんな流れなのに豚切り失礼。
>>114さんの筑弥子に激しく萌えたので筑弥子支援。

長い・けど本番なし・最後の一枚は最後まで取れない

の超焦らし展開ですが上のリクを神が完成させるまでのつなぎにでも…
139【布と獣と背徳感】1:2007/06/11(月) 00:20:41 ID:ldI7lZd2
今日の自分はどうかしていた。
度重なる事件、疲労がピークに達していたからかもしれない。
いくら休憩時間に近くを通ったからといって、
いくら事件で世話になったからといって。

彼女の探偵事務所に、自ら足を向けようだなんて。

無言でノックをする自分に、若い探偵はひどく驚きつつ、歓迎してくれた。
めずらしいですね、なんて月並みなセリフで、間を持とうと必死だ。
特別ここに用があったわけではないし、今日は急ぎの仕事でも無い。

もてなし用の茶を淹れようと立ち上がる彼女に、思わず自分も立ち上がってしまった。
「おかまいな―――…」
く、と言おうとした口のまま、視界が傾いた。

「わあっ!!」
「ッ…………!!」

彼女の悲鳴。……一瞬、何が起こったのか理解するのに時間がかかった。
そして理解した時、正直に口から出してしまった。

「…すいません、立ち眩みが……」

言ってからなんて情けないんだと後悔したが、実際疲労がたまった体は彼女の上…
押し倒す形で乗りかかってしまった彼女の上で、白かった視界が
戻ってくるのを待つしかなかった。
140【布と獣と背徳感】2:2007/06/11(月) 00:23:12 ID:ldI7lZd2
テーブルとソファの狭い隙間に二人で埋まってしまい、どちらも身動きが取れなくなった。

「ん………っく、筑紫さん、……大丈夫ですか……っ、う」
「…桂木探偵、貴女こそ………」

大の男―ましては自分は長身だ―の重みに苦しそうに呻く探偵。
自分の首筋に彼女の熱い息がかかる。 ざわ、と、血が沸いた。

こんな、一回り以上も年下の、しかも商売敵相手だというのに、
自分は確かに…、欲情していた。

彼女と自分の間で押しつぶされた右手が、自然に動く。

「!ひゃ……、筑紫さ、動かな…っ……」

ふとももにあったそれをもぞもぞとずらすと、彼女は小さくはねた。
今ならまだ、この手を引き抜いて、上手く起き上がれば、間に合う…
何事もなく、この場を切り抜けることが出来る………

「つ、くしさ………」
「・・・・・・・。」

しかし、彼女の力ない声に、らしくもなく…興奮してしまったらしい。
狭い中、苦労しながらもふとももに置かれた手の位置を上に―…ずらしてゆく。
乱れたスカートの裾まで手が上がった時、流石に彼女も気がついたらしい。

自分の手が向かう先と、自分の中にある狂気ととに。
141【布と獣と背徳感】3:2007/06/11(月) 00:23:58 ID:ldI7lZd2
「ちょ、っと…つ、筑紫さん!?何して……っひ、」

スカートの中の温度は高く、じっとりとした湿度を感じた。
動けず、かたく閉じられたままの脚の間に手を這わせると、
焦ったように彼女が叫ぶ。

本当に、自分は何をしているんだ…

動きづらいので少しだけ体勢を変えたら、いつの間にか膨張していた
自身が、彼女の脚に押し当てられた。真っ赤になって目を泳がす、
目の前の人物に、ぞく、と沸いてはいけない感情が沸いてくる。

自分の役職を思い出せ、否、それ以前に人として―…
口先ばかりの『理性』とやらが背徳感を高める。

自分は今、獣なんだ。



腰の位置を更にずらし、自身を押し当てつつも右手を動かす事は怠らない。
逃げ出そうともがく彼女の動きに変化が見えてきた。

「や、やですって…!どうして…やめてください…!」

彼女の口から出てくる、拒否の言葉。
ところが彼女は、まさぐられる下半身への刺激に気をとられてしまっている。
自分の指がショーツに触れると、

「!!ッあ!」

一段と大きく跳ねた。
142【布と獣と背徳感】4:2007/06/11(月) 00:25:52 ID:ldI7lZd2
自分がテクニシャンかどうかは分からない。
平均的な一般人より器用ではあるんじゃないかと、ぼんやり思える程度だ。
それはともかくとして、彼女は相当感度がいいんじゃなかろうか。
ショーツの湿り気は、汗の所為だけではなさそうだ。

「桂木探偵」
「ひぅっ…」

胸に顔をうずめる彼女のつむじの辺りで―本当に小さいんだなと再確認した―
名前を呼んでみる。真っ赤になって首をすぼめられた。

ずっとこうしてまぐわっていたいが、そういうわけにもいかないだろう。
もう一度だけ体勢をずらすと、熱くぬめったショーツの上から愛撫を開始した。

「ひゃ、あ、あぅ………や、やめ…」

言葉だけになった拒否に、構わず指を動かす。自分の太くて硬い指が、柔らかい
彼女の秘部を行き来する。ショーツをつまんで、ぬるぬると動かしてもみた。
徐々に硬くなる彼女の蕾に濡れた布地を擦りあてる。

「ぅあ、あ、あ、…あ…!」

苦しそうにも聞こえる喘ぎ声を漏らして、彼女は身動きが出来ないままの手で、
自分のスーツの端を強く握り締めた。…指の動きが更にいやらしいものになってしまった。
壊さぬよう、傷つけぬよう、なんて矛盾した考えだ。だが、今はそうしたい。

苦しくなるほど張り詰めたズボンのチャックに手をかける。
ヂチ…チ、と、若干緊張した手でチャックを下ろし、ベルトを緩め、自身を取り出す。
143【布と獣と背徳感】5:2007/06/11(月) 00:26:44 ID:ldI7lZd2
「……っく、……ぐすっ………くしさ…何して……」

いつの間にか彼女は泣いていた。…辛くて泣くというよりは快感に溺れて溢れてきた
涙のように見えるのは自分の思い上がりだろうか。

腰を浮かせて、今まで彼女の脚にあったそれをショーツに押し付ける。

「!!」

ショーツ越しに熱くなった自身を這わせ、足の付け根との間に差し込む。
ゆっくりと腰を動かし、先程まで指が這っていた部分を自身のそれで繰り返す。

「いあ、あ…筑紫さっ………変だよ…おかしくなっ……ふわ…あ!」

ぶるぶると小刻みに背筋を震わせながら彼女の喘ぐ声が頭の中にこだまする。
熱く乱れた吐息が首筋にかかるのが、より一層自分の動きを激しくさせた。

自分のものなのか彼女のものなのか判断のつかないものが潤滑液となり、
すべりがよくなった為非常にやりやすくなった。

ぐちゅ、づちゅっ…!

激しく擦りあってずれるショーツの奥から卑猥な音が聞こえてくる。
本当は、こんな布―――…

ふとその先を想像してしまい、あろう事かそれに酷く興奮した。
再び感じる背徳感に興奮は頂点に達し…

「うぁあああああ………くぅ……ん………」

「………ッ、桂木、探偵………」

ぐり、と一際激しく彼女をなぞりあげると、そのままスカートの中に吐き出した。
144【布と獣と背徳感】6:2007/06/11(月) 00:27:39 ID:ldI7lZd2
「はー……ッはー………はー………」


ぼーっとした目で空を見つめながら、彼女も荒い呼吸でぐったりとしていた。
余裕がなくて気付かなかったのだが、どうやら彼女も一緒に果ててくれたらしい。



ふ、と一息つくと、前髪越しに汗ばんだ彼女の額へと、キスをおとす。

「は………」

我に返った彼女は茹ってしまうのではないかと心配になるくらい
赤くなり、うつむいてしまった。




「………筑紫さん、警察のクセに………」

「……どうぞ、あなた自身で訴えてください。覚悟は出来てます。」



「・・・・・ひきょうもの」

「生まれて初めて言われました」





こうして終わった不思議な休憩時間。
今自分は、何故か何事もなく、日本警察であり、キャリアである。

ただひとつ違うのは…
休憩時間が待ち遠しい日々になったことだろうか。


 ■END■
145138:2007/06/11(月) 00:32:25 ID:ldI7lZd2
書いてる本人は凄くノリノリで楽しかったです。
あと分かりづらいですが文章中の『自分』は全て筑紫の一人称、ってことで。

ネウヤコ以外で弥子を絡ませることが出来る唯一のカプになったぞ筑弥子…
では、筑弥子の普及をこっそり祈って…お粗末さまでした。
146名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:02:16 ID:iN4wecb3
つくやこGJ!!
筑紫の理性の箍が外れた感じがすごくいい。ぜひ本番も書いてくれ
147名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:11:55 ID:u1vFNUGh
今週号から即座に サイ@竹田×弥子をエーロ・ゴシカァンする自分は ま さ に 外 道
148名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:15:39 ID:u1vFNUGh
ごめんあげた
149名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:21:16 ID:kY87Xa9E
>>147
お前は俺か

弥子に更なるトラウマを植え付けるため竹田の姿で陵辱とか
このスレにしては珍しい陵辱シチュが頭を過ぎった俺を誰か殴って欲しい
150名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:37:50 ID:J1RZz8M7
>147
禿同すぎる。だがしかしあの展開ならこのスレ住民は誰でも考えるだろ…
素っ裸で待つ エーロ・ゴシカァン
151名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:39:59 ID:cR3jSraV
竹田の姿で犯されるかサイの姿で犯されるか
どっちがいい?的な最悪の2択を迫られる弥子を
想像した俺にジャーマンスープレックスを。
しかし、ヒーローらしく助けに来る王道なネウロも捨てがたいな・・・

とにかく今週はかなり燃え萌える展開だ。
ラストのコマの弥子のしなやかなボディラインはエロ過ぎ。
152名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 20:58:45 ID:KP7rlQUF
しかもネウロは常に弥子の様子が見えている、それをサイはわかってる
たまにネウロに変身して声をかけつつ基本サイor竹田で
「みてるんだろネウロ?」

凌辱として完璧じゃないか…!!
153徒【イタズラ】:2007/06/11(月) 21:09:42 ID:1yKFeOc7
突発ネタ
陵辱??サイ(竹田)×弥子

X「探偵さんの中あったかーい♪」
ヤ「あ、んぁあっ」
X「…こんなに結構開発されちゃって。ねぇ気持ちい??」
ヤ「やぁ、あっやだぁ…ん」
X「いや?こんなにぐちゃぐちゃなのに?……ふぅん」
や「…さ、い?」
X「そっか。じゃぁこの姿ならいいの?」
や「ああぁやぁああ中で大きくならないでぇ」
X「ねぇ、どう?外見はそっくりでしょう」
や「ねぅ、ろっぁん、んあ」
X「あ、反応変わったね。そんなにネウロのこと好き?」
や「あっ…っん」
X「あいつバケモノだよ。探偵さんってマニアックなのが好きなんだね」
や「ちぁ、ちがぅ、んん…」
X「ほんとに?…………じゃぁさ、」
や「…ぁ」
X「こんなのどうかな??」
や「あぁ、」
X「ね、弥子ちゃん。」
や「や、いやぁぁああぁああぁああ…」
X「ねえどんな気分?お父さんを殺した犯人に犯されるのって」
や「・・・・っぁ・・・・・っ」
X「あー絞まる絞まる♪やっぱりこういうの好きなんじゃん」
や「いやぁ…」
X「おっとと、気絶しちゃだめ。
 探偵さんが気を失わないようにもっと激しくしてあげる」
や「あ、あぁ…い、ぁ…。」
X「そうだ、精液にこの姿の遺伝子のっけて君の中に出してあげるよ♪」
や「いやあああぁぁぁああぁ、やめてっやめてサイ!!」

俺に陵辱は無理だった。
誰か頼む。

154名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 21:12:15 ID:0FBLIT1q
今週の展開は、鬼畜から腐女子まで喜びそうだなw
155名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 21:31:25 ID:fq/wV7oK
>>154
結構狭くないかその範囲w
しかし、弥子も図太そうで脆い面あるんだなあ。でもこれって萌えポイントだよね。
156名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:30:51 ID:T80NLUvY
何の前触れもなく、父を殺した殺人鬼が目の前に現れて
しかも殺害バージョンの豹変姿まで見せられたら
神経焼ききれるよ。
事件は解決しても、謎を食べてくれても、遺族の傷は未だ癒えぬまま
弥子が不憫・・・

ラストのコマのピエタが恐ろしくもテラワロスw
157名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:36:32 ID:DJ81RBAS
今週テラモエス
サイ=竹田×弥子 エーロ・ゴシカァン! エーロ・ゴシカァン!
158名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:43:01 ID:SxzN6mIt
>>155>>156
確かに意外だったなぁ…
けど、これでヤコが洗脳されて戻ってくるベタな展開は勘弁だ・・・
エロパロだからこそ萌える!!
心も身体(性的な意味で)も傷ついたヤコを身体で慰めるネウロ
そんな話を正座して待っとりますよ!
159名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 22:58:26 ID:fhcirg0M
最後のページの姫だっこされてるヤコに萌えた。
でもネウヤコが好きな自分はサイに軽く嫉妬したw

うんわかってるよネウロがヤコを姫だっことかそんなのありえないってのはorz
160名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:04:12 ID:E6o3YcOX
>159
おお、同志よ…!
161名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:13:43 ID:9Clqbp8C
>>159
ネウロとヤコでは確かに姫抱っこは難しいな
だがそこは妄想でカバーするんだ!
サイに嫉妬と対抗意識でネウロがヤコを姫抱っこする展開を!

…でも俺もネウロがヤコに馬乗りになってる姿しか想像できなかったよ、うん
162名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:38:57 ID:vc9hyUSC
サイに犯されるヤコ。
ネウロマジギレ、ヤコを救出するが、まだ怒り治まらず。
その怒りの矛先はやこに向けられてさらにやこは…

みたいな展開キボン
163名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:58:39 ID:cR3jSraV
まさかの公式所有物発言が出たり
ネウロが日常でフライデーによる監視を付けてたり
色気なしの弥子がまさかの本格ヒロイン化といい
今週は萌えどころがすごいな・・・職人の一人だが
ここまで条件が揃うとチキンなので恐縮してしまう。
神よ!全裸にターバンで待ってます。
164名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:13:25 ID:NK0pGSXD
>>163
公式で「弥子はネウロの所有物で盗んじゃ駄目(とサイは思う)」だからね。

まとめにあるアレ思い出した。ヤコがサイに強姦されてその記憶が消えてて、
ネウロに強姦されるときにフラッシュバックして弥子錯乱、の
ちょっと長めのネウヤコ。超絶神作品。
165名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:35:18 ID:MtQpXatH
>>164
まわりが公認してる的な台詞は妄想心煽ぐな
あの神は>>93のジューンブライドネタの神だと思う
違ったら申し訳ない
>>162はヤコを慰めるじゃなくネウロが自分を慰める展開とみた!
強姦もいいが
ネウヤコ好きなので神の中に神が降りる事を裸正座で祈っておこう!
166名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 01:11:48 ID:dKCiVD+p
ジューンブライドと三部作の神は違うとこの神だとおもふ
仕事の休憩時間にコンビニで立ち読みしたが愛好家が半狂乱必至な展開に松井この!この策士め!と思わずにいられず
まったくまついはエロいのぉ
167名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 02:02:26 ID:C4UmNhj8
いや、同じ神だろ… それはさておき 我々の妄想をさらに加速させる本誌展開に 普段の妄想が漏れ出て具現化したのかと思ったよ 公式所有物万歳 
エーロ・ゴシカァン!!!!
168名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 02:13:25 ID:WHwLfD38
l・ω・`) いちお同じ香具師だよ

同人誌用のプロットと本紙展開が見事にネタ被り起こして
どうしようもなくなり正直ヘコミが最上級だ…
とは言え萌え萌えは止まらないがな! なんだ弥子ヒロインみたいだな!
169△今なら美味しく飲み干せる 急章:2007/06/12(火) 02:39:40 ID:+t3iM912
呼ばれてないのにやってきた
基、先刻漸く今週の展開に因る戦慄から開放され書き終えた。
・ネウロvs裏ヤコ
(設定破綻)
・エロ僅か
・あらすじ…狂気ヤコがネウロを呑み喰いしようとしてた
・《筍除けた》
170今なら(ry 急章1:2007/06/12(火) 02:42:42 ID:+t3iM912
[四日目 戌の刻以降]
 そうだ、このままで済む筈も無かったのだった。
「…この…体力の低下は…血と瘴気を奪われた所為なのだろうが…」
 ネウロは、一昨日弥子に血を呑まれた時の情景を眼裏に浮かべた。
非力な細い体で精一杯に縋り付かれ、弾力のある柔らかい唇を我が身に
押し当てられる。恍惚の目は微かに緑色の光を帯び、血を呑み込み
こくこくと鳴らす喉の音が寧ろ心地良かった程で。結果、その日も
今も、気力が切れた途端に卒倒してしまう位衰弱してしまったのだが。
「…愚かだな、」魔人は未だ事務所の床に寝転びたまま、呟いた。
日は疾うに沈み、窓からは街明かりが細々と差す程度。あかねちゃんも
早々と眠りに就き、動くものも音を立てるものも無い。
「…身体が、思うに任せぬのは、既に何処かヤコに喰われたか…?」
 不意に外では一陣の風が吹き、揺す振られた窓枠が、がたがたと
鳴った。病葉が枝ごと飛ばされてびたん、とぶつかった後、再び
静けさが戻った筈だった。その時、
  キ、イィィ…。
 事務所の扉がゆっくりと開いて、少女が姿を現した。すっと手を
壁に延ばし、照明の電源を入れる。「…只今、」
やんごとなき魔人様は、何事も無かったかの如く仁王立ちしていた。
「帰れと言った筈だ。何故戻って来た」
「…帰ってキたよ。ねうろヵ゛戻レって言ウから」
 少女は、魔人を微かに緑色に淀んだ目で見詰めながら言った。
魔人は憮然たる面持ちで黙っており、少女は亦た言った。
「息苦しいでしょ、地上に出てから――ここ数日は、特に。
私さ、あんたの血と瘴気だけじゃなくて、心臓も半分食べちゃった
みたいなんだ。胸の中に鳩でも飼っている感じで、心臓が勝手に
働いてくれてる…ねえ、あんたの身体を食べたいんだけど、いい?」
 少女の目は通常の色に戻ってはいたが、張り付いたような笑顔で
桃色の唇から溢れ出る言葉は決して常時のものでは無かった。
「ヤコ、貴様は病気が…」
「病気って?ネウロ食べれば治るよー絶対に」
 「何だと…」ネウロが愕然とした所を見た弥子は、くすくすと
笑っていた。そして、何の気無しに机上の万年筆を弄んでみて、
…それを片手に握ったまま彼に躍りかかった。
  ドッ…
 ネウロは、肩口に被り付いてきた弥子の体重を支える事が出来ず、
弥子を抱き付かせたまま仰向けに倒れた。
171今なら(ry 急章2:2007/06/12(火) 02:45:16 ID:+t3iM912
 くすくすと少女の笑い声がする。
「魔力が切れたの?違うよね、折角首に付けた傷が消えたままだし」
少女は、数日前に自分が魔人に付けた、僅かに赤味を遺すのみの
傷痕をするするとさすっていたかと見れば、爪を立てて引掻いた。
魔人は片眉をぴくりと動かした。
「我が輩を…喰い殺すのか。ああ…今の貴様ならば全てを美味しく
飲み干してしまえるのだったな、のっぴきならないまでに…。
それ程に我が輩を憎んでいたのか?」
「そうね、《くよくよし呪うネウロの食欲》ね。…嘘、」
仮面の如く張り付いた笑顔で、くすくすと笑い続ける。
「呪うなんて、憎むなんて、そんな。あんたを生かす為だったら、」
上体を起こし、彼の腹に跨った姿勢で傷を引掻き続ける。
「手伝うよ、《何度もどんな》用だって」
…少女の顔から笑顔が消える。
「でもあんたは私に嫌がらせするだけして、用が済んだら私を
放っぽっていなくなるんだよね。何があっても無くても、究極の
謎を食べたらいずれ魔界に帰っちゃうんでしょ?お父さんの時も
だったけど…もう会えなくなるなんて嫌。だから、今のうちに」
  ガッ
 弥子はネウロの首筋に噛み付いた。犬歯が傷口を捕え、治り掛けの
薄い皮膚が鋭利な圧迫に耐え切れずに裂けた。少女は魔人に圧しかかり
滲んだ血をひちひちと舐めていたが、ふと動きを停めると復た上体を
起こし、両手を緩慢に自身の首に引き寄せて…己の首を、絞め始めた。
「ダ、メ、ダッテば…ねうろ食べチャ、イナクナッタラ、私ハ…」
 震えていた。無表情で、緑に淀んだ目で、少女は。
 声を絞り出していた。渇れた声で、己の行動の意味を解せずに。
「今ノウチニ、「食べたい」殺シテ。「帰らないで」ショウキ、モドス
カラ。「このまま」…ジャダメダカラ、ねうろ」
「…。…」
 ネウロは、自縛に陥った弥子を見据えつつ言った。
「…貴様、が、ヤコなのか」
「今更、何。一昨日、ネウロの血を思いキり飲んじゃったのに、
ワザワザ生キタ雉を獲ってキてくれて嬉しカッタよ。ダカラ、
コレ以上アンタニ負担掛ケタクナイ…」
「…鳩、だ。《まさか、逆さま》だとは…」
魔人は呆然と少女を見詰めていたが、不意にククッと笑った。
「外見が変化している方が正気だとはな…尤も、正気でも狂気でも
際限無き欲望の本質は変わらぬようだ。興奮して濡れているのか?
服に染みているぞ、我が輩の腹まで湿りが伝わってきた」
「エ?あっ、…」
172今なら(ry 急章3:2007/06/12(火) 02:50:31 ID:+t3iM912
 弥子は瞬時に顔を赤らめ、もじもじと腰を摺り動かした。
「それともその齢でおもらしか、ボケ老人が」
「ち、違うって。これは、その…あうゥ」
少女が慌てふためいている隙に、魔人は床に置いたままのある物を
魔界虫を喚んで引き寄せ手の内に収めた。
「それは後に回して…まず、貴様の容態を戻す。…これを呑め」
 ネウロは弥子を腹の上に乗せたまま起き上がり、弥子の頭をがしりと
掴んで固定すると、手の内に有る暗褐色の液体入り小瓶から蓋を外して
口内へ押し込んだ。
「ぐえほっ…、ちょっとコレ、薬臭いと思ったらうがい薬ジャ」
「…その通り。薬…だ。巧く効くと良いのだが」
「ねゥろ、モウ薬イラナイよ。私、元に戻るカラ」
少女は緑色に淀んだ目で魔人を見詰め、抱き付いた。
「ねうろガ…柄にも無く優しいカラ、このままでイキタカッタ。
でも、もうィィよ。多分、大丈夫…戻れるカラ。だカラ、…ねえ、
もう一度口付ヶさせテ」
「…ヤコ?貴様、我が輩に命令するのか」
「命令なヮケナイよ、お願いしてルノ。…あと、一つ約束シテ、」
┌私 ヲ 独 リ 置 イ テ ィ ヵ ナ イ デ…│
│…あ ん た を い つ か 食 べ さ せ て┘
 魔人は少女の額に触れた。何と暑苦しい、貴様は幼児ではなく
赤子だったか…魔界の赤子はミルクが不足すると親の身を喰して
糧とするのだったな、と呟いて。
 「…もしこの身が貴様より先に果てたならば…、
…遺さずにその胃袋の中に収めろ…。いいな」
ネウロの返答を聞いた少女は、穏やかに微笑んだ。そして、腕を
一度解いて少し離れると、血の気が無く比較的薄い魔人の唇へ
自身の桃色で柔らかな唇を寄せ、
  ふぅぅ…
 息を吹き込んだ。丁度それは、数日前に魔人が少女に施した
のと同じ行為だった。瘴気を含んだ吐息を、魔人は特に動揺も無く
受け取った。少女は、身体中の酸素と瘴気を魔人に口移しし終えた
途端にがくりと崩れた。
173今なら(ry 急章4:2007/06/12(火) 02:56:56 ID:+t3iM912

[五日目]
 やっと、狂騒じみた時間も終わった。今はもう、穏やかな位だ。
 弥子の体は、事務所のソファーに横たえられていた。
人形の如く動かぬそれは、ともすると死体のような…。
『弥子さん、もう朝、を通り越して夜になっちゃいましたよ』
本物の死体そのものであるあかねちゃんが、心配して何度も呼吸や
脈拍を診に出てくる。隆起の緩やかな胸ははだけられて、白い肌に
うっすらと紅い斑点が数箇所に浮いていた。
「ふむ、AEDの必要は無し、と。甲状腺の肥大も縮小したし、
体内の瘴気残存量も誤差程度、ついでにこちらの感度もまずまずと
いったところだな。血色も戻っていい色に色付いた」
 ネウロは弥子の胸の突端…乳輪に指先を滑らせ、固くしこるのを
幾度となく確かめていた。時々舌先でちろちろと舐め上げ、弥子が
意識の無いままに「ンッン…」と鼻に掛った声を揚げるのもまた
確かめていた。あかねちゃんは効果音的にはぁ…と溜め息の如き
音を立てて魔人を『諭し』た。
『動かないのが気に入らないからといって、そう何度も反応を
見るのは止めてください』
「知るか」魔人は少女の服を直すと、今度はその唇に口付けた。
 あたかも口付けを待っていたかのように、弥子は目を開けた。
これは至極当然の事なのだが、暫くは虚ろな目で彼を見つめ、
次の瞬間、ばっばっと周囲を見渡し、序でに叫んだ。
「無意味に口を付けるなああっ!」
 弥子は、至近距離にあったネウロの胸板を張り飛ばし、股間に
蹴りを入れた。ガギン、と鈍い金属音が響いたのは気の所為か。
「痛だだだだ!硬ったい!あんた腰に武器でも仕込んでるの?!
でもって何で私は事務所で寝てるのよっ!!」
 ネウロはソファーから少し離れて弥子を睨んだ。
「武器…?貞操帯がか?まあ、中身で貴様くらいは簡単に殺せるか。
それはともかくだ、貴様は今日が何日だか判るか?何月何日だ?」
 弥子も負けじと魔人を睨み返す。「5月10日じゃないのっ!?」
174今なら(ry 急章5:2007/06/12(火) 03:06:57 ID:+t3iM912
魔人は、切るような短い溜め息を吐いた。「―――そうか…」
彼は全くの無表情で、視線を有らぬ方向へ向けて言葉を紡ぎ出す。
「5月14日月曜日、午後8時46分だ。貴様の好きな時代劇の
放映はついさっき終わったぞ。あらすじはアカネにでも聞け」
「嘘ーっ?!って、ええっ、叶絵からメール…宿題?小テスト??
受けた記憶も無いよ!何なのよ…コレは」
「分かり易く言えば、貴様はこの四日間生死の境にいたのだ。
しかも、今まで何をやらかしたのかも覚えていないのか。厄介だな」
 ネウロは、弥子の首を軽く絞め上げるように両手で掴んだ。
「大量の生肉を買い込むわ、気分のままに刃物を振り回すわ、
数え上げたら限が無い。更に厄介な事には…貴様に要らぬ約束を
取り付けられたのだ。折角だ、実現させてやろう。
…もし究極の謎を喰う希みが叶ったならば…、
…今度は貴様を完璧に殺してやろう…。いいな」
 両の手の中に納まっているのは、少女の今や大層温かいか細い首。
 人間の息の根を止めるに必要な時間は一瞬だ、とネウロは呟いた。



今なら美味しく飲み干せる 急章…及び全編終了です。3スレに跨る呑気な書き手を御許し下さい。

 本誌の今後の展開&触発された神たちの作品に大いに期待してます。
175名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 10:31:20 ID:gjAKxuaC
GJ!!!!!
胃袋のなかにってアレかネウロOPのやつですか、あと貞操帯ってw
176名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 11:28:45 ID:U9Hrc0ks
続きキタ〜〜〜〜!!!
待ってた、待ってたよ、GJ!!

長編お疲れさまッした、完結おめでとう。
さあも一度最初から通して読むぞ、朝から至福をありがとう!
177名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:06:19 ID:lGUBlBwd
長編乙です!!
今週号の展開に神々が大いに意欲触発されることを期待している。
あと>>137のネタは自分も大いに見たい。
ネウヤコネタは尽きないなぁと思う。

それまでの場つなぎでネウヤコ投下。
ちょっと出てた父の日ネタが出来たので落としておく。
神降臨の呼び水になればいい。
178little lady:2007/06/12(火) 19:07:40 ID:lGUBlBwd
可愛い娘、愛しい娘。
どうかずっとこのまま傍にいておくれ。
父の願いは、世界共通。

なのに時は無常。
子供は育ち、親は老いて。
可愛い娘も、いつの日にかは、誰かの手を取って離れていく。
いつまでも、父だけの可愛い娘では、いられない。
それは、世の常、人の常。





夕刻は過ぎて、車のライトと街頭の明りが入った。
春の終りに近づき、そろそろ夏を迎える準備をするように、空気に含まれた水気が多い。
急な雨が増えて、先日も弥子は雨に濡れて事務所に来た。
天気予報を見れば、そろそろ梅雨が始まるのだと、盛んに言っている。
いい加減に、折り畳みでも置き傘でもすればいいはずだが、相変わらずの豆腐頭だ。
一向にその気配が見えない。
だが、忠告はしない。
ずぶ濡れの弥子は、蛞蝓のようで分相応で、悪くない。
よって、着衣のままで、情交を仕掛けてやる。
そのままで居ろというのに、反抗してくるのが悪い。


そろそろ弥子を帰してもいいだろう。
それとも、今日も抱いてしまおうか。
そんなことを考えていていると、弥子がソファからこちらを向いた。
今日は珍しく、言葉少なになに何やら思案している風だったが、どうしたのか。

「ネウロ、今欲しいものってある?」

「究極の謎。」

「・・・・だよね。」

愚問だ。
それ以外に、我が輩が求めるものが、あるはずがない。
いまさら何を言っているのか。

「決まっているだろう。
 それがどうした?
 貴様が用意してくれるのか。」

「いや、さすがにそれは無理。
 ちょっと聴いてみただけ。」

それは、嘘だ。
我が輩の欲しいものが、それだということなど、弥子はすでに知っていたはずだ。
それを承知で、それでも問うてきたということは、何らかの意図があったと考えるのが妥当。
つまり、聴いてみただけなどという気まぐれは、ありえない。
我が輩は、静かに立ち上がり、気配をたってソファに向かう。
すでに、帰り支度を始めようとしていた弥子は、気付いていない。
179little lady2:2007/06/12(火) 19:12:03 ID:lGUBlBwd

「弥子。」

「へっ!?」

突き飛ばすように、ソファに転がして、その上から覆いかぶさるようにまたがる。
小さな身体が、急に慌しく抵抗しようとするが、機はすでに過ぎた。
愚鈍な貴様では、機など見えるはずも無いが、見せるつもりも無い。
いつまでも、我が輩の手の内にいればいい。
そうしている間は、精々可愛がってやろう。

「なっ何?
 ちょっと待って!!」

「我が輩の欲しいものを聞いて、どうするつもりだった?」

「い・・いや別に。
 本当にちょっと聴いてみただけだって。」

弥子の表情が、驚きから、戸惑いに変った。
あからさま過ぎる。
”隠し事をしています”と宣言しているも同じだ。
我が輩が、質すように名を呼ぶと、怯えに小さな肩をビクリとすくませる。
コレでやましいことが無いはずがない。
なのに、弥子は強情にも、同じ言葉を繰り返すだけ。
ある意味、奴隷らしい良い心がけと言えなくも無い。
我が輩の嗜虐心を煽ってくるのだから。
よほど甚振られたいらしい。

「あっ!!
 ネウロ・・・ちょっ」

膝から大腿をなで上げる。
だが、肝心なところには触れず、内側の柔らかな大腿の際まで。
弥子は、我が輩の腕を押しのけようとするが、あまりに非力だ。
抵抗というよりも、我が輩には、煽っているようにしか感じられない。
180little lady3:2007/06/12(火) 19:13:07 ID:lGUBlBwd

「ヤダ・・・って。
 ネウロやめて。」

「弥子。
 言うなら、今のうちだぞ。」

「へっ?」

今度は、ブラウスをたくし上げて、胸に触れた。
胸は、弥子が弱い部位の一つ。
あくまで直接ではなく、下着の上から乳房の硬い部分をやんわりと捏ねる。
だが、硬い生地の上では、心地よさに溺れきることも出来ない。
それでいい。

「ずっとこのまま・・・というのも悪くは無いだろう。」

コレで弥子には、我が輩が何をしようしているのか、知れたはずだ。
我知らずと深まっていた笑みに、弥子の顔が引きつった。
先ほどより、ずっと真剣みを帯びて。

「ヤダ、やめて!!」

悲鳴に近い声が、我が輩の耳には心地良い。
バタバタと暴れて、捕らえられた虫のようだ。
惨めだな、弥子。

「どうした。
 いつもに比べれば、耐えられないことではあるまい。」

「この性悪!!!最低!!」

それは褒め言葉だといってやりたい。
褒美代わりに、爪で生地の上からつねってやった。


我が輩の強引で横暴な普段の触れ方は、弥子の抵抗を許さない。
それは同時に、弥子の”抵抗できない”という言い訳でもある。
しかし、声を乱すことも出来ないほど触れ方では、その言い訳は成立しない。
だが、逃げられないことには、変りない。
抵抗することを諦めてしまっても、理性を辱める煽りからは、逃げられない。
羞恥心の強い弥子には、これ以上ない責め苦だ。
181little lady4:2007/06/12(火) 19:14:20 ID:lGUBlBwd
足の付け根を、指の腹で撫でると、無意識の期待でだろう。
弥子の抵抗が一瞬止まる。
だがふれない。
何かを訴えてくるような視線を感じた。
言えば触れてもらえるのは、解っているからだ。
しかし、問われてもいないことを、答えることが出来ないのだ。
不器用で、好都合だ。
もうしばらく耐えてもらうことにしよう。

もそりと腰を動いても、我が輩の指は、そこには触れないし当たらない。
失望に暮れる表情にそそられる。
今度は、腰を煽るように食む。
歯を這わして、柔らかい肉を舌でなでる。
くすぐったそうに、腰を蠢かせて息を吐いた。
随分と熱の篭った息だ。
耐えるという行為にも感じているらしい弥子を笑った。

「ネウロ、言う。
 お願い。
 もう言うから。」

「興がのった。
 後で聞く。」

「もうヤダ。
 言う、今言う!!!
 聞いてお願い!!!
 父の日!!
 ネウロに、父の日のプレゼントをしようと思ってたの!!」

それは、絶叫だった。
もうこれ以上は、我慢ならなかったらしい。
しかし聞いた答えに、今度は我が輩の脳髄がジリジリと焼けるようだ。
何と言ったこの娘。
いや、我が輩が聞き間違いなどするはずがない。
チチノヒ・・・といったか。
それはもしやこの国では、数日後らしい父の日のことか?
確かこの世界では、父親に感謝するとかいうアレか?
182little lady5:2007/06/12(火) 19:15:39 ID:lGUBlBwd

「今度の日曜日の父の日。
 ネウロになんかプレゼントできればなぁ・・・って。」

「我が輩、貴様の父親になった覚えは無いぞ。」

「解ってるよ。
 お父さんは・・・もういない。
 でも、ネウロはお父さんがいなくなってから、ずっと一緒にいてくれたから。
 そりゃいろんな痛い思いもしたし、恐いこともあったし。
 いいことばっかりじゃなかった。」


嘘の無い弥子の言葉だった。
これは、下手くそな嘘ではない。


「けどね、悪いことばっかりじゃなかった。」

その目に、ゆるぎない確固とした意志がある。
我が輩の怒りにも気付かずに。


「あのままだったら会えない人が一杯いるし。
 いろんなことを、教えてくれたし。
 それにネウロの凝り性で、プライドの高いところとか。
 お父さんもそういうところあったから、余計に。
 お父さん・・・みたいだなぁって。」

まったくもって愚かだ。
短絡で愚図で不器用で、壊滅的に阿呆だ。
弥子の父親、桂木誠一といったか。
これはアレの教育不足だ。
何故、嘘のつき方の一つも教えておかなかった。
それが身を守る術に成ることもあるだろうに。
おかしくも無いのに、笑えるほど愚かだ。

「あっ笑った!!
 どうせ馬鹿だと思ったんでしょ。
 だから言いたくなかったに!!」

今度はふて腐れて、顔を背けた。
だが、我が輩が顎に手をかけると、簡単にこちらを向かせることが出来る。
睨みつけたところで、痛くも痒くもない。
非力だ。
簡単に嬲ることができる。
そうだ、我が輩でなくても、少し弥子より力のある人間でも簡単に。
苛立つ。
何故この娘は、こうも我が輩の思うようにならない。
183little lady6:2007/06/12(火) 19:16:47 ID:lGUBlBwd
「勘違いするな。
 奴隷らしい良い心がけに、歓心しただけだ。」

「違う!!
 今のは、絶対馬鹿にしたような目だった。
 解るだから!!」

解ると自信満々にいうなら、何故我が輩の苛立ちには気付かんのだ。
我が輩の嘘に、まんまと騙されるている分際で。

「思いついたぞ。
 貴様にもできる、我が輩へのプレゼント。」

「・・・聞きたくないっていうのは。」

「そうか?
 それでもいいぞ。」

「そうなの?」

「あぁ。」

我が輩の爪が、弥子の胸の下着を引き千切り、乳房を刺した。


「やぁ・・ぅあん!!」

「結果は変らん。」




小さな舌が雄に絡まる。
初めての頃に比べれば、多少なりとも上手くなったかもしれない。
先を舌先で擽るように刺激し、片手で根元を撫でる。
両手ではするなと忠告したからだ。

「どうした。
 随分物欲しそうな目をしているぞ。」

「はぁく・・っぅん!」

もう片方の手は、弥子の自由の手。
それは、すでに、弥子自身の下肢を辱めている。
そこは、すでに何度も達しているにも関わらず、一度も雄を入れていない。
適度に指と舌で煽ってから、自慰をさせて、自分から服を全て脱がせた。
全て、”父の日のお願い”という特権を使って。
スカートも下着も脱がせているので、液は足を伝い膝にまで落ちていく。
184little lady6:2007/06/12(火) 19:17:53 ID:lGUBlBwd

「ふぅんっ・・・。」

その顎を取って、放させる寸前で、先を唇で食んできた。
あからさまに強請っている。
淫乱な女だ。
そう、我が輩がそうした。
娘などではない。
これは、女だ。
浮かされた視線に、にっこりと微笑んでやれば、弥子は顔をゆがめた。
許してなどやる気は無い。
もっともっと辱めて、嬲って、知らしめてやる。
我が輩は、貴様の父親などというものではない。

膝立ちをしていた弥子の身体を、少し離すと、零れ落ちた液が見えた。

「弥子、それはなんだ?
 お漏らしか?
 粗相をするような年でもなかろうに。」

「ネウロ・・・・。」

「したければ、トイレに行け。
 我が輩は、待っていてやるぞ。」

「ち・・・が・・うの。」

「違うのか?
 なら、それはなんだ?」

顔がとられていて、背けられない所為だ。
目を伏せて、視線だけでも逃げようとする。
無駄だ。

「弥子、目を開けろ。」

微かに首を横に振る。
反抗的な態度には、躾が必要か?
我が輩は、貴様の父親ではないのだぞ?

「このまま放り出されたくなければ、目を開けろ。」

おずおずと開かれた目は、怯えていた。
そうだ、それでいい。

「弥子、溢したものはなんだ?」

「・・・あ・ぃ・・き・・・」

「なんだ、聞こえない。
 はっきりと言え。」

戸惑いに、唇が震えている。
苦しいと伝えてくる視線に、せめてもの温情をくれてやる。
頬を寄せてやった。
これが最後のチャンスだ。
185little lady8:2007/06/12(火) 19:19:28 ID:lGUBlBwd
「愛液・・です。」

それでも小さい声だったが、ちゃんと聞こえた。

「そうか、愛液か。」

繰り返して耳に、声を注いでやる。
コクリと頷いて、首にすがり付いてきた。
その背中を抱きしめてやると、シクシクと幼く泣き始めた。
悔しいのか、恥ずかしいのか。
なんでもいい。
認めた。
自分で自分を辱めて、強請ってくる淫らな女であることを認めた。
そう、貴様は我が輩の娘ではない。
女だ。
短絡で愚図で不器用で、壊滅的に阿呆で。
そして可愛い我が輩の女だ。
父親と似ているなどと思って油断しているから、そんな目にあう。
嘘の一つもつけないから、辱められているのだ。
解れ。理解しろ。
我が輩の手の内に居ろ。

愛でてやるから。

弥子を、我が輩の膝の上に上げて、向かい合うように座らせた。
身体を離し、涙を舐めとる。
頬に唇を沿わせ、そのまま唇に口付けてやると、実に嬉しそうな顔をした。
舌を絡ませながら、今日は一度もしていなかったことを思い出した。
安心したような笑みに、我が輩の感情がぶれる。
脳がぬるま湯に浸されたような感覚。
幼い娘のような笑みを可愛いなどと思うなど、錯覚だ。
惑わすな。
女でいればいい。

「弥子、我が輩の最後のお願いだ。」

弥子の耳に、それをそっと囁いた。
ちゃんとできるか?

だが、少しだけ戸惑う仕草をするものの、もそもそと動き出し、雄の上にまたがった。
先ほどまで口でくわえていた物だが、触れるには抵抗があるらしい。
ソッと柔らかな手つきで、自分の場にそれを合わせた。
直ぐに入れるかと思ったが、少し辺りを撫で付けるようにしたのに、我が輩が内心驚いた。

「きもちぃいのぉ。
 ネウロ?きもちぃい?」

「あぁ・・・いいぞ。」

「そっか、よかった。」

まただ。
あれほど辱めたというのに、いっそう幼けない娘のようになった。
何故だ。
何故これほど我が輩の思うままにならんのだ。
実に不愉快だ。
どうすれば、我が輩だけの女になるのだ。
苛立ち紛れに、弥子の腰を掴み、気を抜いていた弥子の中に一息で突きいれた。
186little lady8:2007/06/12(火) 19:20:19 ID:lGUBlBwd
「愛液・・です。」

それでも小さい声だったが、ちゃんと聞こえた。

「そうか、愛液か。」

繰り返して耳に、声を注いでやる。
コクリと頷いて、首にすがり付いてきた。
その背中を抱きしめてやると、シクシクと幼く泣き始めた。
悔しいのか、恥ずかしいのか。
なんでもいい。
認めた。
自分で自分を辱めて、強請ってくる淫らな女であることを認めた。
そう、貴様は我が輩の娘ではない。
女だ。
短絡で愚図で不器用で、壊滅的に阿呆で。
そして可愛い我が輩の女だ。
父親と似ているなどと思って油断しているから、そんな目にあう。
嘘の一つもつけないから、辱められているのだ。
解れ。理解しろ。
我が輩の手の内に居ろ。

愛でてやるから。

弥子を、我が輩の膝の上に上げて、向かい合うように座らせた。
身体を離し、涙を舐めとる。
頬に唇を沿わせ、そのまま唇に口付けてやると、実に嬉しそうな顔をした。
舌を絡ませながら、今日は一度もしていなかったことを思い出した。
安心したような笑みに、我が輩の感情がぶれる。
脳がぬるま湯に浸されたような感覚。
幼い娘のような笑みを可愛いなどと思うなど、錯覚だ。
惑わすな。
女でいればいい。

「弥子、我が輩の最後のお願いだ。」

弥子の耳に、それをそっと囁いた。
ちゃんとできるか?

だが、少しだけ戸惑う仕草をするものの、もそもそと動き出し、雄の上にまたがった。
先ほどまで口でくわえていた物だが、触れるには抵抗があるらしい。
ソッと柔らかな手つきで、自分の場にそれを合わせた。
直ぐに入れるかと思ったが、少し辺りを撫で付けるようにしたのに、我が輩が内心驚いた。

「きもちぃいのぉ。
 ネウロ?きもちぃい?」

「あぁ・・・いいぞ。」

「そっか、よかった。」

まただ。
あれほど辱めたというのに、いっそう幼けない娘のようになった。
何故だ。
何故これほど我が輩の思うままにならんのだ。
実に不愉快だ。
どうすれば、我が輩だけの女になるのだ。
苛立ち紛れに、弥子の腰を掴み、気を抜いていた弥子の中に一息で突きいれた。
187little lady9:2007/06/12(火) 19:21:24 ID:lGUBlBwd
「はぁあんっつ!!!
 はっ・・・はぁふあ・・・。」

弥子は、口を閉じることも出来ず、声もまともに出なかった。
戦慄く唇から唾液がポタリと落ちて、我が輩の服を汚した。
まるで処女を奪われたような顔をしている。
中は、手馴れた娼婦のように雄を締め付けてくるというのに。
どこまでもアンバランスな。

「ねぅあっつ!!
 やっ・・・んぅう!!」

何度も突き入れて、嬌声を上げる。
乱れた高い声が卑猥で、我が輩の手に張り付いてくる肌が子供のようで。
感覚がぶれる。
どちらも弥子で、情欲を掻き立てられる。

「だめぇ・・あっつんんぅ。
 あ・・げぅ・・できなぃあ!!」

声を乱して、それでも言い募る。
コレだけ散々されておきながら、律儀なことだ。
ならば、その心には、応えてやろう。

「心配するな。」

「やぁ・・・もぅ・・・。」

「我が輩は、心優しい主人だからな。
 奴隷からの供物は、いただいてやる。」

それが貴様の全てなら、受けとやらんでもない。
我が輩は、紳士だから仕方がない。
譲歩してやる。
その代わり、女も娘も余すことなくだ。
全て我が輩の手の内にいてくれ。

「だから、イっていい。」

「あぁああん!!」

ずっと我が輩の手の内にいてくれ。


可愛い娘、愛しい娘。
どうかずっとこのまま傍にいておくれ。
父の願いは、世界共通。

いつまでも、父だけの可愛い娘では、いられない。
それは、世の常、人の常。



ならば、恋人にしてしまえ。

188名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:23:28 ID:lGUBlBwd
またやってしまった・・・ミス気をつけるって言ってたのに。
タイトル6ダブりの上、8を二回投稿。
すまん・・・死んでくる。
189名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:33:42 ID:UklfySON
父の日ネウヤコググググッジョブ!!!
何だかんだでヤコにメロメロな魔人様に萌えた
190名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:38:36 ID:Va+ytiw5
ありがとう神様
お疲れ様でございました。
よっし明日も仕事頑張るお!
191名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:40:41 ID:C4UmNhj8
まさか父の日ネタでネウヤコ読めるとは思わなかった お見事、GJ!!!
192名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:55:08 ID:U9Hrc0ks
なんだ今日は…!
神が降る日なのか!?

二柱ともGJッ!
狂喜乱舞で寝られないかも…。
非道の限りを尽くしながらも芯の部分で弥子を求めてやまないネウロってのは、やっぱり自分には王道萌えだなあ。
193監視愛:2007/06/13(水) 00:38:35 ID:eDK6y6UR
なんかもう、今週の流れはすげーな。
てなことで今思いついたものを書いてみた。
「弥子には常に監視がついていました」と「所有物」公式設定記念ということで
張り切って投下。


最初にネウロと出会ってからというもの、私に完全な自由は一切なくなった。
さまざまな口実を作っては当然のように身近に置きたがり、授業中などそれが出来ない
時にも常に監視の目を絶やさない。
たまに視線の端に映るイビルフライデーは、何て熱心なんだろう。主人の執心をそのま
ま引き継いで。
それってまるでストーカーのようだ。
一度そう文句を言ったら、人間の感覚を安易に当て嵌めるなと鼻で笑われもした。
私は逃れられない。
ネウロがそれなりの利用価値を私に見出している間は、決してその監視の目から逃れ
ることが出来ない。
最初は嫌だったのに、それによって護られている気もするし慣れもあっていつの間にか
気にも留めなくなっていた。
勝手に私を奴隷と呼ぶ傲岸不遜で意地悪な魔人の手口も、もうそれほど嫌ではなくな
っていた。
そんなある種歪んだ感情は何色をしているのだろう。

「…ぅあっ…」
「どうした、もっと抵抗していいのだぞ、ヤコ」
今日もまた、事務所に入るなりいきなり襲われて、抵抗も全て封じられたまま散々に犯
された。なのに抵抗しろとはあまりの言い草だ。そんな矛盾の中に以前とはわずかに異
なる感情の揺らぎがある。
それなりに肌を合わせてきた時間があるからこそ、馴れ合いなどではなく素で感じ取れ
るものがある。
だからこそ、逃れる気にはなれない。
突き入れるペニスの粘膜から直に膣内の柔らかさを感じ取り、十二分に愉しんでいるに
も関わらずネウロは薄笑いをしながら憎たらしい口を叩く。
「あまりに従順では面白味がないな。ではこれではどうだ」
「ぃやあっ…」
隙間もないほどぴっちりと擦り合わされた男と女の形が、わずかずつの変化を遂げてい
く。堪らないほどに。
分かっている、何もかも分かっている。これはただの戯れだと。
だからこそ、私も身体の力を抜ききってされるがままになった。
私を眺め、守護する魔人の大きな翼の中で。
こんな法悦なら、逃れる気になどなれはしない。



うっひゃほい。
194名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 01:23:15 ID:760PzeQ4
ここ数日の投下量は凄いな
一日で沢山投下されていたので、ちと長文すんません
>>168
おお!やはり同一の神でしたか
こっそり様子を伺いつつ、同人誌楽しみに待っとります
>>170
待ってました!ちょっぴりグロホラーにビビリつつ
結局はラブで安心そして萌え!おつかれでした!
>>178
父の日!!確かに最近のネウロはそんな感じがしなくもないと思う
意外な萌えに悶えた…
>>193
公式の常に監視設定には参った
こんな早くにこんな萌え作品が読めて
今夜も眠れないw

ハイペースで萌えを与えてくれる神々にGJ!!!!!!!
195名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 13:38:48 ID:arz0yNbU
神作品の投下ラッシュにグッジョォオブッ!!!
最高!!
ここのスレいつもゴッドウィークじゃねーかwww
196名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 14:37:57 ID:WuATyj7/
あああああ何というラッシュ!
このスレは本当に神が宿っているとしか・・・!
グッジョブ!萌えさせてもらった!!
197名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 14:43:13 ID:qqgbUS+q
本当に神がいるスレだと思うよ!!
どの神もGJGJGJ!!!萌えさせてもらいました!!!!
今なら萌え死ねる。
198名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 21:28:02 ID:tLEgsVdS
今、本誌読んだが、ナァニコレ、スッゴいんですけどっ

って思いながらこのスレ来たらもっと凄い投下ラッシュきてた…

ゴッジョブ
199名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:05:19 ID:Nt+mnd4D
ネウヤコサイヤコがいいのはもちろんですが
今週蛭に萌えた俺がきましたよ
だが相手がいない件
200名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:08:43 ID:k+5Igta6
無いのなら、書いてしまおう、エロパロディー。
201名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 22:19:42 ID:Nt+mnd4D
華代子おばあちゃんがあと60年若くて
蛭(依)の幼馴染で足の悪い健気な美少女だったりしたら
脳内はいまごろ依×華代子祭りになってたんだけどね……orz

「そんな…依ちゃん…どうしてあなたが」
「あの子は良い子だから…」

……普通にアイ受けで捏造妄想したほうが建設的か……
202 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/13(水) 23:00:52 ID:ZQSabVAT
神の皆さん乙です
手術が終わって病院食(夕)の残りをもりもり食べた人が来ましたよ
縫ったところ痛いけど超元気
退院は一週間後かな


手伝い人書き込みしてない…かな
まとめの背景が黒じゃなくなったのは仕様みたいです
一ページいちぺーじ変えなきゃいかんので…
時間かかりますが手伝い人と入院先に石を投げないでください

>>201
ヒント:夢の中ならなんでもあり
203名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 15:08:55 ID:/2iBraQM
父の日ネタGJ!!ネウロのメロメロさに萌え尽きたww
ここの神々の作品は本当クオリティ高杉
ところで
本誌展開でのネウヤコ前提のサイヤコがすげぇ読んでみたいッ!!!
職人様どうかお暇なときにorz
全裸にローション片手でお待ちしております!
204名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 15:44:04 ID:SJoiQWN6
まとめ人キタ――――――!!!
手術せなアカンような病気って…
心配してたんです。
元気になられて超良かった。
これからも無理せずに養生してください。

私情スマソ。
205名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 20:37:40 ID:flMp8b+b
こ、この鬼畜どもめ!!

というわけで俺はあえて甘々をゴシカァァンするぜ!!
206名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:07:14 ID:6256nrnv
もう今週のザンプを読んでから毎日ヤコの拷問を妄想する日々です。

>>202
まとめ神乙です。
また退院された頃良かったら書き込みして下され。心配してますた
207名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:19:03 ID:PuReeoI+
連日ネウヤコに萌えられるなんて幸せすぎて何か怖いな!
今後のジャンプの展開を妄想して悶えつつ神の降臨を全裸で待ちます
208名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:32:19 ID:3nfNbWva
まとめの人乙です。お世話になってます。

蛭の相手はいざとなればサイが(ry

ネウロの弥子虐めと吾代虐めって、よく見ると全然違うんだよね。
弥子は、楽しくて虐めてる。吾代はただ扱いがテキトーで雑なだけ。
この差に萌えって話はネウロキャラスレでネウヤコ自粛ムードな今
どこですればいいのかわからなくてココに書いたよ。
チラ裏スマソ。

そんな自分にはネウヤコラッシュは本当もう…
神々よ心から感謝!!ゴッッッジョブ!!!
209名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:49:51 ID:6rd8LtvA
ネウロキャラスレってネウ弥子自粛モードなん? 知らなかった

自分の目には吾代いじめもそれなりに楽しんではいるように見えるけどな
まーでも見方も萌えも人それぞれですよね
ちなみに自分の目には楽しみのベクトルが違うように見えるよ
弥子は好きな子いじめ、吾代は部活の後輩パシらせてみたくなる心理だと思ってた

扱いが適当というのはむしろXとアイだと思う
とはいえこれはどっちかというと
熟年夫婦の粗略さのように見えるのである意味これも仲がいい証拠なんだろうな
210名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 12:15:11 ID:MYf62TAe
特殊な例を除いて単キャラスレでカプ萌えは当たり前にスレ違いだし
住民にスルースキル無ければ顰蹙買うのが当然だと思うけどな
カプ厨自重って
211手伝い人 ◆LG21.duXKc :2007/06/15(金) 14:24:38 ID:aCyIZt3k
     ヾ////////////// ,イ、    \ ,,,  u  `ー--、___/   
      ヽ、////~~ヽ///  ,r---、  ヾ ゙i, ,i",-一´.|lllllll(     ・    ・
        i///    .i,   .__ ゙i' ヾ  "ヽ, `ー一´;;::__ uヽl lll ll).    ・    ・
 修 背 ど  V  ク .・ l u ⊇(      i';:~':;;;:' // ' ヽ .|ll lll(     ・    ・
 正 景 う   .|  .ワ ・ | .__ :;ヾ ;:◎/:;冫 i;;('`  '~)';|llll /)    フ   フ
 作 の だ   |   ッ ・ | ' /〃 :;i~`"",⌒;i  ,);;ヽ、 ◎,ノ:;;|l l.<     ゥ   ゥ
 業   ぁ    |    .・ l '    '~"~~:;`i   ,i' ;;:).(,.~~i.l~:;;|lll/ |    (    (
 完   ・     i、     >   u  .__ '`l   i  '^  ´^!i//   |      )    )
 了   .・     |ヽ    ,!   ,_ ' /〃  i' u     ./".__   i.    (    (
  ・   .・     |´`ー一´  i'`iヽ  '   _i    u  ,/ ' /〃 'i     ・    )
  ・         | i;: `ヽ    .l ヽ、___ヾ__,i   ./  '     l    ・   (
  ・        l  !;:   ヽ    ヽ、" `ー'ー'ー'ヒノ /        l.   ・    )
           イ       ヽ   `ヾニy-r-y ~ ./          ヽ


話の流れをぶった斬ってすいませんが
まとめサイトの背景画像を表示→非表示に修正、終わりました
単純計算で約750ページ超、漏れとか抜けとかは追い追い修正ってことで…
212名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 15:55:32 ID:ay6sUPjb
おおお手伝い人お疲れ様!
突然のシロタに吹いたw
213名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 18:09:09 ID:J8KobhVK
何かフゥ〜フゥ〜が真に迫っててワラたw
マジで乙です!
214理解不能:2007/06/15(金) 20:53:03 ID:xGK077EY
酸味も甘味もない、妙なネウヤコ。


 ネウロの考える事はよく分からない。
 それは、ネウロが私達人間の細かな感情を読めないのと同じで、仕方のない事だとは思う。
 だけどやっぱり……
「ぁっ、やぁ…なん、で」
 昨日の夜、電気を消してベッドに入ったところで、ネウロが窓から入って来た。……まぁ、
夜這いを掛けられるって事自体はもう珍しくもなくなってる事で、一応私も文句は言ったけど
結局いつもの様になる様になって、ネウロもそれなりに満足したらしく、私のベッドで一緒に
眠りに就いた……筈、だったのに。
「…貴様が悪いのだ。大人しく抱かれていろ」
 気が付けばネウロは眠ってた私を抱いていた。
 しかも、何故だか異様に不機嫌そうで、何がどうしてこんな事になってるのか、まるで理解
出来ない事態に混乱だけが増していく。
「っ、……ど…ぅして…、ぁあっ」
「ほう、まだ他の事を考える余裕があるのか」
 やっぱり面白くなさそうに呟いて、ネウロは指を一本私達が繋がってる場所に無理矢理捻じ
込もうとする。
「やっ、やだ! 無理…ぃ、あんただけ、でもキツ…の、にぃ! やぁぁっ!!」
 私が抵抗し始めると気が変わったのか、ネウロの指は目標を変えてその近くのクリトリスを
押し潰す様に動いた。
 強過ぎる刺激から逃げようとするけれど、私の力なんかじゃネウロの指さえ止められない。
ネウロの全てに翻弄されてしまう。
「だめ、おかし…くな、る……っ!」
「そうだ、ヤコ。我が輩だけを感じていろ」
 指を止めようとしていた手は、ネウロに捉えられてその背に回されてしまった。縋り付く事
しか出来なくなった私に、ネウロは漸く機嫌の良い笑みを浮かべて、突き上げを強くした。
 ああ、もう、本当におかしくなる。ネウロがくれるキスも気持ち良くて、私の深い場所まで
全部、ネウロに狂っていく。

「……ふぇ? 寝返り?」
 なんでこんな事になったのかを改めて訊いてみたら、返って来たのは私が寝返りをうった
からだという、やっぱり私には理解出来ないものだった。
「我が輩がわざわざ貴様の身体を我が輩の方へ向けてやったというのに、その度に壁の方へ
向きを変えるなど気に入らん。貴様それ程壁が好きだとでもいうのか!?」
 ……やっぱりネウロの考える事はよく分からない。
 だけど、それを抱いているネウロ本人には多分解ってないだろうある感情に気付いた私は、
こっそり幸せを噛み締めた。

おしまい。
215名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:54:43 ID:xGK077EY
壁に嫉妬ネウロw
実は別に考えてたネタが微妙に本誌の展開に近くて、どう変えてやろうか
考えながら最近の読み返してたら、そっぽ向いて寝てるネウロから何故だか
こんなの思いついた。
次号読んでショック受けたりする前に、とりあえず形にしときたかった…。
216名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 22:41:16 ID:oG2hxpGx
>>211
背景に文句つけた者です。
正直、わりと軽い気持ちで言ってしまってたんですが、こんなひとりの意見にも
大変だというのに真摯に答えて下さって、頭が下がります。
心から感謝です。
本当にありがとうございました!!
217 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/15(金) 23:15:32 ID:uNfEQawX
神の皆さん乙です
>>204他 続けざま私事で済まない
元気なんだけど個室なのでこのような時間に書き込みができる暴挙
手元に29号のジャンプがあるからきっと治りも早かと

>>211 乙 まず管理人が泣いた

>>216 いえいえ
自分も手伝い人も最初「?」だったので調査すべくしばらく放置していてすまんかった
何事も改悪(一種の)は困るもんですな
218名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:45:17 ID:ob4pdfxw
まとめ殿、手伝い人殿共に乙です。
750頁…電話帳の如き冊子体を思い浮かべ…
うわ本当に乙華麗様です!
>>215
> 壁に嫉妬ネウロ   発想の妙に寧ろ感心した…今後の展開に触発された貴神の作品にも期待します!
219名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 23:58:20 ID:9vTI3eN3
>>214
ひゃっほう!GJ!!

ネウロがこっち向く度に壁の方へ向きを変えたのは無意識のうちに何かを感じてたのか弥子w
やばい本誌で顔だけあっち向けてた魔人がすねてるようにしか見えなくなった
220名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 19:35:14 ID:JQYNErfi
気付いたら皆弥子父の墓参りに
人によっては泊まりがけで行ったようなので
すっかり父の日を忘れてた俺は保守でもしとくよ
221名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:03:42 ID:HaGU1x9K
明日は発売日
蛭アイ展開か蛭ヤコ展開か
ネウヤコ展開かネウアイ展開か
サイヤコ展開がサイアイ展開か

どれかは来てくれますように
222名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:17:32 ID:poqxgPb/
アイヤコと予想
223名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:18:19 ID:Hb5n7gEK
そこでアイヤコを求める俺は外道。
224名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:22:11 ID:P+vTknwV
ユリってだめなのかなぁ・・・
225名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:26:34 ID:HaGU1x9K
百合は組み合わせによっては俺はおk
アイヤコもばっちこい
にょたいのしんぴがよく分からんので自分では書けないんだけどね

ひそかに本誌でアンアイくるのを待ってる俺がいる……
あの訛りのある英語での言葉責めって意外にそそると思うんだ
226名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:41:32 ID:+8oJ3bCR
本誌の展開からして父の日ネタ何か来ると思ってたんだが
どうやら神々も父への感謝に忙しかった日だったようだ
父子仲良くいい日をすごして下さい

そしていよいよ明日はジャンプ発売日。
俺…弥子誘拐でハァハァな今のうちにたくさん妄想しておくんだ…
227名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 21:18:01 ID:K2PCR0Qu
明日ジャンプか…長かったな1週間が…
頭の中がネウヤコとサイヤコでいっぱいいっぱいだわ
228名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:17:21 ID:eeyjUuPx
来週はサイヤコで、ネウヤコは再来週と予想
りょーうっじょく!りょーうっじょく!
229Pietà:2007/06/17(日) 22:33:36 ID:El7+d3gM
父の日ということで、即効で書いてみた。
エロなしだけど。



かさりと枯れかけた草が足元で鳴った。
花束と線香を持って向かう先は桂木家の墓。
ここに父親である誠一は眠っている。
いつもとはいかないけれど、弥子は命日以外の日でも思いついたらこうして父親の墓参
りに来ることにしていた。
何故か、ではない。理屈ではないのだ。
あの事件のことは一生憶えていなければいけないことだと思っているし、出来るだけこ
こに来ることで精神的な平穏も保てている気がしたからだ。そう、弥子はまだ父親の死
から完全に立ち直ってはいなかった。
あれだけ悲惨な事件だったのだから、それも当然のこと。

「お父さん」
静かに、弥子は墓前で手を合わせた。
供えた白菊が微風に揺れている。
「探偵の仕事は、まあ順調…でも今でも怖いよ。それにね…」
墓の掃除は母親の遥が毎週のように訪れてはやっているらしいので、いつ来ても綺麗
なままだ。それだけでも、悲しみは消えていないのだと気付かされる。
お父さん、大好きなお父さん。もっと色々話したいことがあったのに。相談だってしたか
った。でも、いつも忙しそうだったからつい後回しになっているうちに、もう何も話せなくな
ってしまった。
本当に大切なものは、いつもそうやって取り返しがつかなくなってから気付く。そして初
めて愕然とするのだ。弥子はそれを十六歳で知ることになった。
「お父さん、私ね…」
わずかに口篭りながらも話し出す弥子の背後で、ネウロが近付いてくる気配がした。弥
子をいつも庇護してくれた父親が亡くなって以来、摩り替わるように常に側にいた男だ。
最初は嫌だったし迷惑だとさえ思っていたのに、今となっては離れることなど絶対に考
えられない。
「私、きっとお父さんを喜ばせてあげられないの。花嫁姿を見せられない」
230Pietà:2007/06/17(日) 22:34:36 ID:El7+d3gM
いつの間にかネウロに恋をして、離れられなくなったことを知った時に心に決めた。それ
が他の誰にも恋をしない、結婚もしないこと。
もとよりネウロ自身には結婚などという概念はない。だからこの先一生、弥子は報われ
ない片恋を続けるだろう。それでも良かった。
もうこの心は優しさの欠片もない魔人で一杯になっている。
「だけど見守っててね、大好きなお父さん…」
娘として、晴れ姿を見せられないのは何という親不孝か。それが分かっていても弥子は
いまさら気持ちを曲げることなど出来なかった。

悲しみは続くし、思いも消えない。
けれどもうあの男には二度と会わないと思い込んでいたのに。
どうして突如として目の前に現れてしまったのだろう、あの顔のままで。



終わり
231名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:35:58 ID:W7FVuaVm
ここで空気を読まずに
アイサイ

「ん…いつもながら…何してんの…」
「知っての通り、私には父と呼べる人がいません。唯一父と呼べるあの方も祖国を捨てた時に捨」
「その話はスレストに関わるからほどほどに!それより後ろ手にされて後ろから触られてる事を詳しく!」
「はい。横で寝ていたら急に乳首責めがしたくなったので」
「だからってこんなに念入りに鎖や手錠で固定しなくてもいいじゃん…痛いよ…」
「あなたが乳の日を忘れないようにと痛みと記憶をせめて結ばせようと思いまして、つい」
「アイ違う!今日は父の日!6月第三日曜は父の日だから!」
「…」
「アイ…ありとあらゆる知識学んだんじゃないのいや今手帳見たところで」
「すみません私としたことが…サイが父になればいいわけですね」
「うんそうそうだよ。…ってえぇ?!」
「今からでしたら来年の父の日には充分間に合います。さあ今日が終わるまであと少しですが、さあ」
「ひ、ゃ、無理矢理に、なんてやだああああ」
「また覚えてないのですね…いつもよりはずっと軽いつもりですのに」
「そう言う訳じゃ、あ、アイの中あついぃ…っ」
「あなたを見ているとこうなるのです…たくさん、くださいね…あの蛙のように」
「だからカエルなんて好きじゃないってばあ、ああああっ!!!!」

だれか にんぷ アイ たのむ
232名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 23:47:28 ID:HaGU1x9K
>>229
弥子切ねぇー
GJという言葉だけでは言い表せないものを感じた
きっとパパンも許してくれるよ

>>231
金○日ネタに声出してワロタ
攻めなのになんだかかわいいアイさんだな
妊婦アイを想像してときめいた俺はどこに出しても恥ずかしい立派な変態

別に誘い受けとかのつもりはなく>>231読んでただ純粋に思ったんだが
アイの祖国ネタで何か書いたりするのはやはりヤバイというか色々不謹慎だろうか?
233231:2007/06/18(月) 00:16:13 ID:etrHNhK9
あっれ保守がてら投下書いてる間に書き込みや投下が

>>232
とんでもない
いつか同志や指導者による性技を教え込まれるアイさんを書く予定だ
いつどこでファビョられるかわからんのと
あくまでネタなのではぐらかせてみた
厄介なことには代わり無いし
234名【おれい】:2007/06/18(月) 11:12:48 ID:w1iQucTH
本誌読んだ
無事だったフライデーにテンションがあがったのでついやった初投稿
本誌の展開丸投げのほのぼのネウヤコ




「ねぇ、ネウロ」
ギチギチと鳴きながら自分の周りを飛んでいるイビル・フライデーを目で追いながら、ヤコはかねてからの疑問を口にした。
「いつも私のとこに来る子って決まってるの?」
「最初につけて以来そのままだ、それがどうかしたのか?」
「ふぅん……そっか、ずっと同じ子なんだ」

ヤコは微かに笑みを浮かべると、指にとまったフライデーの頭というか目玉の上部をそっと撫でる。
「そうなんだー……って、痛ッ!?」
いつものように頭を掴まれて、無理矢理目を合わせられる。フライデーは慌てて指から離れていった。
「随分といい御身分だな、尺取虫よ。恐れ多くも主人自ら奴隷の質問に答えてやったのに、
例の一つもできないばかりか質問の意図すら隠蔽するとは、我輩悲しみのあまり貴様のオツムをクシカツ改めグシカツしてしまいたくなるぞ?」
「オツムいいながら手の形変えるなー!!
 いつもお世話になってるからちゃんと見分けがつくようにあだ名でもつけようかなってちらっと思っただけです教えてくれてありがとうございました!!!」 一息に言い切ったヤコをソファに投げ付けると、ネウロは満面の笑みでにじり寄っていく。
「な、なに?」
「イビル・フライデーの視覚は我輩に直結している。
 この暖かい眼差しに見守られていることにそれほど感謝しているのなら、貴様が満足するまで見つめ続けてやろうではないか」
「ギャーーー!」
235おまけ:2007/06/18(月) 11:14:58 ID:w1iQucTH



「ところでヤコよ、このイビル・フライデーになんと名付けるつもりだったのだ?」
「えーっと、単純にフーちゃんとか、
 ネウロの魔界道具でギチギチいってるからネギちゃんとか、プラス丸いからネギヤキちゃんとか、
 丸さに重きを置くならオヤジとか……そんなだよ。え、なにその哀れみの目線」



御粗末さまでした。
来週までwktkとgkbrの二十奏に翻弄されながら神を待つ。
236名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 16:46:04 ID:S4j1Uy4W
長ゼリフをよどみなく言いつつ嬉しそうに言葉責めするネウロを想像して吹いたw
電車の中で隣の人に変な目で見られたじゃないか!
237名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 18:42:31 ID:JL5t1266
慌てて離れていくフライデー可愛い。撫でたい。
人気投票でも一番枚数入れたのがフライデーだったんで、本当に無事で
良かった。

…実は某ビーちゃん思い出した。
238名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 18:50:43 ID:Vf+Ru8uw
gjなんだが誤字は萎えるのでヨロ

礼の一つも
239名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 19:04:52 ID:J+JWhuo3
和んだ。ほのぼのGJ!!!
240名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:44:48 ID:RcHTPAVI
それにしても今週のネウロはエロい…
「我が輩の弥子」にはドキっとした、まあ読みは「どれい」だけど

もしサイが「そうか俺はいやらしい人間だったんだ!」と思ったらとか、
あの縛り方は脱がすの前提ぽいなあとか
で、ネウロはそれをフライデーで見てるんだよなあとか

妄想が止まらないー
241名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:47:59 ID:zeXGLHC/
ポタポタ酸を垂らしつつエロゴシカァァン
(*´д`*)ハァハァ
242234:2007/06/18(月) 21:20:36 ID:w1iQucTH
GJくれた方々ありがとうございました!

>>238
誤字、ご指摘ありがとうです
次はミスのないようにがんばります

お手伝いさま
誤字と改行おかしなところ、修正よろしくお願いします
243名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:23:52 ID:auuscSqA
あの縛られてるヤコがカッターシャツで胸元少しはだけさせてるのがまたエロいね
にしてもよく拘束されるなw
244名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:28:18 ID:JPcBbvcz
Xって絶対いやらしい人間だよ。なんだよあの扇情的な拘束の仕方は。
245名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:30:27 ID:0YcjEMkP
サイがエロモード全開のヤコの拷問を神のどなたか…!!!
246名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:37:48 ID:MqhDJsUv
エーロゴシカァアアン!
247名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:58:34 ID:1b7Z3gF4
つまりネウロの「やってくれたな」というセリフは…
すでに弥子は・・・ッ?!

ゴクリ・・・ッ
248名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:11:38 ID:6LZcu0jo
ん?
やってくれた喃?

しまったエロくない!
249名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:34:09 ID:zHso+m5J
これからまた1週間待たなきゃいけないんだぜ・・・!
あんなえろいヤコ見せ付けられたら仕事が手につかないじゃないか!

とりあえずサイがヤコにどんな仕打ちをするのか妄想しつつ
エーロ・ゴシカァン!!
250名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:01:39 ID:0bDmeCDN
弥子のシャツのボタンが前回より外されてるよーに見えるのは
首が絞まるからか既に食べた後だからなのかどっちなんだぜ?
251名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:36:32 ID:QsMdXOo8
身体検査くらいはされてそうだな
ネウロも服の中にイビルストーカーの一匹も仕込んでおけばいいものを
252名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:12:13 ID:2ffJwW9n
とりあえず先週はカットシャツはスカートにインだったのだ
まつい・・・あざとっ!
あーしんぼうたまらん
253名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:35:54 ID:BIBn+n+b
サイヤコエロが待たれてる中で空気よめずに投下。
ヤコ←笹塚(無自覚)みたいな。エロなし。ていうかエロくできんかった…スマソ。
笹塚主役小説化記念。

* * *

「あれ、笹塚さん。こんにちは〜今日はどうしたんですか?」
邪魔するよ、と言いつつ笹塚は探偵事務所の中に足を踏み入れた。
室内にはソファに座ってファッション誌を眺める探偵の姿があるだけで、常に彼
女の傍らにいるはずの助手の姿が今日は見えない。
「これ、よかったら」
「こ、これは!!いかわさっ!もらっていいんですか!?」
どうぞ、と言ってビニル袋を差し出すと、この華奢な見た目に反して大食漢な女
子高生は、感に耐えないという様子で受け取った袋を捧げ持った。
「ありがとうございます〜!!前もらったたこわさも、すごいおいしかった〜あ
れつまみにグイグイいけちゃって!」
「え…酒?」
「って親が言ってたなぁ〜あはは…」
コーヒーでいいですか?という問いに答えてから、ソファに腰を下ろして待って
いると、程なくして盆にコーヒーを乗せた探偵が戻ってきた。
「今日は一昨日の事件のことをちょっと聞きに、ね」
「あ、そうですか…」

先日とある場所で殺人事件があった。いわゆる密室殺人というやつで、おそらく
鑑識による地道な捜査によって遠からず真相は判明するかと思われたが、例によ
ってどこかから事件を嗅ぎつけた探偵と助手のコンビにあっさり解決されてしま
った。
相変わらず話の要所要所で曖昧になるのをスルーしつつ、いくつか確認のための
質問をする。
254名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:41:09 ID:BIBn+n+b
―この探偵と助手が明らかに何か隠しているのに、それを自分が追求しないのは何故なのか。

どうして一介の女子高生が事件を解決するだけの高い能力を持っているのか。
一体どのような捜査方法をとっているのか。
そしてあくまで「先生の」推理だと言って慇懃な口調で滔々と推理をまくしたてる助手の存在。

それらの突っ込んでください!と言わんばかりの部分に、笹塚は触れない。
事件の早期解決のためならば、多少の胡散臭さには目をつぶる。
一番の理由はそれだ。

しつこく問い質したところで、彼らが正直に答えるとは思えないし、もし仮に自
分がそんなことをしたら、彼等がこれまでどおりに捜査協力することはなくなるだろう。
外部の助けは不要だと警察のプライドをかざすより、事件の早期解決を望む笹塚にとって、
それは避けたいことだった。まあ、単に面倒だから、というのもある。

そして、全く陳腐な言い回しではあるが、「世の中には知らなくていいこともある」のだ。
彼らが解決した事件の犯人を見るにつけ、そう思う。

しかし、この少しだけ妹を思い出させる桂木弥子という少女を見ていると、追及
しない理由はそれだけではない、という気がしてくる。それを深く考えようとは
思わないが―

「あの、笹塚さん?」
「あ、ごめん。ちょっとボーっとしてた」
「…ボーっとするっていうか、なんかもう息してるか確かめたくなりましたよ!」
ちょっと困ったように笑う表情がなんでだかやたらと眩しく見えて、笹塚はいさ
さか動揺した。そして、思わずしなくてもいいような質問をしてしまう。


「…弥子ちゃんさ、あの探偵のことどう思ってんの?」
「ええっ!?ネウロ?いきなり何でですか?」
「あ、いや。なんつーか…見てると弥子ちゃんにとってただの助手とも言い難い
よう…な?」
「うーんそうだなあ。あいつは、なんだかんだ言って、お父さんの事件を解決し
…たのは私ですけど、その時助けてくれたし、感謝してる、のかな。それから…」
「それから?」
いや、問わずともわかる。
255名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:44:55 ID:BIBn+n+b
頬を赤く染め、目を伏せて睫毛を震わせた、この表情。
これはずっと昔、自分がまだすべてのものが当たり前に存在している日常の貴重さに
気付かずに過ごしていたころ、見たことがある。

―恋する女の子ってやつか…?


「これはこれは笹塚刑事!いらっしゃっていたのですね!」
バンっとドアが開いて長身のスーツ姿の男が入ってきた。
いやあ近頃ずいぶん暑くなりましたねと、汗一つかくことのなそうな顔でそう話
すこの助手の胡散臭さを改めて確信する。
「ところで今日はどのようなご用件で?」
「いや、こないだの事件のことを聞きに。でももう署に戻るよ。弥子ちゃん、コーヒ
ーありがとう」
「いえいえ〜」
それじゃ、と事務所を出てドアを閉めると、ドアごしに会話がわずかに聞こえてきた。
楽しそうな(時々悲鳴がまじるが)様子をしばらく聞いて、エレベータに向かった。


それから…と言いよどんだときの表情に愛らしさを感じたが、しかし、その表情
は助手に向けられたものだと気付いたときに不満を覚えたこと。
今、何となく追い出された気がして何故か少し腹が立っていること。
追及しない理由の一つに、「妹に似て」可愛いと思う探偵に会えなくなるのが嫌
だからなどという非常に個人的な動機に思いあたったこと。

それらについてはもう、考えないようして、笹塚は事務所を後にした。

* * *

その後のネウヤコでちょいエロを書こうと思うがなんかヤコネウ風味になりそう。
需要あるだろうか…
256名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:48:16 ID:BIBn+n+b
あ、途中のセリフ
「あの探偵のこと」は「あの助手のこと」だ。
申し訳ないです。
257名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:55:12 ID:vO5gwMx5
>>255
需要します。お願いします。
258名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:04:56 ID:jr1x0z4P
>>255
ヤコネウなんて大好物だ!
笹塚→ヤコって切なくなるな…良いもの読ませてもらったGJ!
259今週一番萌えた台詞:2007/06/19(火) 01:18:21 ID:0w8PUFUr
「我が輩が魔人であることを知っているのはXとHALとあとは我が弥子のみ。
 そして『今のおまえ』といったな。
 我が輩の弱体化の進行を教えたのはXと弥子のみ、
 我が輩を殺す理由があるのは……Xのみだ」
「……ふうん」

「本当にそう思ってるの?」

(奴隷にあんたを殺す理由が無いって言い切れるの?)
260名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:27:02 ID:W/albm5o
>>255
伏してお願い申し上げますとも!!
ヤコネウなんて素敵過ぎる。
261 ◆AJ8jbg31R6 :2007/06/19(火) 09:26:32 ID:XrMz6soq
皆が全裸でハァハァしている中、自分は何をやっているのだろう。
石垣独白、エロ無し、笹塚辱め。
262刑事(下の下)の休日:2007/06/19(火) 09:28:15 ID:XrMz6soq
聞いてくださいよ。
僕の先輩がですね、入院しているんですよ。
でね。お見舞いにいってきたんです。
ところが、寝てるんですよ。先輩は。
仕方がないので部屋でプラモをつくりながら、起きるのを待っていたんです。
ところが。
椅子の下に妙な気配があるんです。そうです。黒いなにかと、謎の紙袋が。
見てはいけない…。しかし、僕の身体は操られたように紙袋を手に取ってしまいました。
……僕は、見てしまったのです……。
(SE:きゃぁーーーーっ)

突然現れた、剃刀と女の子のパンツ。
恐怖のあまり逃げ出しそうになりました。
けれどわずかな好奇心が僕の足を引き止めます。
「この謎を解かなければ!!」
まずは床のチェックです。ごわごわしたごつい毛が散らばっています。
・・・間違いなく先輩のスネ毛!
となると、剃刀とパンツにも説明が付きます。
(SE:じゃじゃーん)
「先輩は入院中に伸びたスネ毛が気になり、剃刀で処理していたのです!!」
と、なると問題は女の子パンツになるわけですが、皆さんは謎は解けましたか?





…僕もこの解答にたどり着くまで、時間がかかりました。まさか先輩があんな事をするなんて…。
いくら何でも、邪魔な前髪をあげるためにパンツを頭にかぶるなんてっ!
しかし、この僕にもまだ解くことのできない謎があります。
そう、先輩はどうパンツをかぶっていたのかです。
もちろんオーソドックスな帽子かぶりが考えられますが、それは素人の考えです。
察するに、おそらく先輩はヒーローかぶり。伝説の変態仮面に違いな

(ガスッ)
(ツーッ・ツーッ・ツーッ)

「おやおや、今夜のリスナー殿は回線不良のようでありますな。
それでは怪傑ドーパミン!今宵はこれまで〜っ。」

263名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 09:29:38 ID:XrMz6soq
梅雨なのに晴れているのがいけないんです。
今週号表紙のようなねっとりとした弥子が…… 

…何でもないです。
264名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 10:09:47 ID:DsKtfyyI
休日シリーズGJ!
笹塚辱めときたからどんなのだと思ったらwwww
265名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 11:58:37 ID:qukj7PEF
一瞬やおいかと思ったおいらが馬鹿だった

だが筍はその斜め上を行くバカスwwwww
266名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 12:08:50 ID:d3ghQKoC
久々に心からバーローと言いたくなったwwwwバーローwwww
そしてGJ
267名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 22:00:53 ID:fGXC+6Aw
タケノコバーローwwww
奇しくも笹塚続きだな。神々に感謝です。この流れで
「吾代さんってなんだかお兄さんみたい」発言の弥子に嫉妬笹塚希望と
言うだけ言ってみるエーロ・ゴシカァン!
268名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 22:42:11 ID:bKJDcGy3
石垣バカスwww
休日シリーズ登場でわっしょいだったのにその斜め上を鮮やかにいくクオリティに嫉妬したww

GJ!
269名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 09:35:02 ID:ZkCDOOPC
サイの「ドスケベ人間」発言に反応している人が少ないのが意外すぎる
ハレンチ教師を箱にしにいく前にアイさんにいろんなことを仕掛けてみて
自分がドスケベかどうか確認したに違いないじゃないか!
270名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 10:52:14 ID:CJfTFY0M
>>269
今回は
どのネタもぴんくで
話しきれなかっただけだyo!
俺だってサイアイ待っちゃうもんね
271名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 11:42:59 ID:R1dwOC8E
俺なんかネウヤコ前提のサイヤコ鬼畜待っちゃうぜ!!
272名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 11:51:24 ID:bj45DZ2L
仕方ない。
俺の出番か?
273名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:26:52 ID:zAdeJOxm
>>272
あんたぐらいの職人の作品を見ればひょっとしたら…
274名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 22:35:23 ID:+N7WCfjk
我が脳髄は空腹(萌えに飢えてる)だ…

あのエロい縛られヤコで今週はじりじりです
最後にネウロがヤコを姫抱きするエンディングだったらもう萌え死んでもいい
ていうかそんなのが読みたい
275名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:21:11 ID:7PcRE19D
単行本派なんだが、今日チラっとジャンプを見てしまった。
やっぱり先が気になる・・!
このスレの盛り上がりようを見てるとな!!!
276名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:49:54 ID:qvOsMcqI
フィルターかかっている超個人的意見
>>275
最後のページを単行本サイズだけで見るのはモタイナイナー
他にも今週号はもうなんて言うか
これ勝利友情努力がテーマの少年雑誌?みたいな
277名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:53:05 ID:ZFhwbtoU
お姫様だっこ、そういやサイがしていたなあ。
現実的にありえそうな範囲の妄想でなら、
竹田への恐怖と一緒に、弥子がネウロへの思いを再確認する展開が悶へ死ぬる。
本誌ではやらなさげなのでは
弥子がネウロの顔みたとたん安心して眠っちゃって、ネウロがため息ついてお姫様だっこ、な
先週のようで先週と違う展開を妄想して萌え…
278名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:49:07 ID:7uMnmdY0
お姫様だっこいいなぁ!

255の続きでネウヤコ。
今週の流れからのサイヤコ、ネウヤコ投下を待つ身を持て余して書いた

* * *

笹塚さんが帰るのを立って見送った後、私はそのままソファに腰を下ろした。
するとネウロも、なぜか私の横にくっつくように座る。
不審に思っているとネウロは例の助手モードのときのキラキラした瞳で私を見た。

「さぁ先生、あの刑事と何を話していたか聞かせて頂けますね?この事務所に
 二人きりでいたなんて思うと僕は嫉妬の炎で火傷しそうですよ」
「あんた1億度の炎でも火傷しないんでしょっ?!
 ていうか笹塚さんと何かあるわけないじゃん。事件の話しただけだよっ」
「いやぁ先生は素敵なレディ〜でいらっしゃいますからね、
 いつ何時どんな輩に襲われてもおかしくありませんよ。
 あぁそうそう、それから…の続きをお聞かせ願えますか?」
「ちょっ…え、なに?あんた聞いてたんじゃん!いつからっ?!」
「さあどうでしょう。ねぇ先生聞かせて下さらないんですか?!」
「その右手の指それぞれがとっても切味のよさそうな刃物に変わっているのは
 仕様ですかそうですか」

まったくもう、何を言わせたいんだこの魔人は。まあわかってるんだけど。

それから…好きな人だからとても大切なのだ、とかなんとか言わせて所有権が
自分にあることを確認したいんだろう。
その気持ちは違っちゃいないけど、無理矢理言わされるってのはどうもね、
なんて思ってるうちにネウロの手(素敵に鋭利な刃物に変身中☆)が、
私の首の薄皮一枚のところまで近づいてきたので渋々言ってやる。
279名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:50:06 ID:7uMnmdY0
「だからさ、ネウロは私にとってまあそれなりには大事かなぁ〜みたいなね」
「ほう!つまりは僕のことを愛しているとそういうことですね?」
「愛してる…ってそんな」

こ、こんな状態で愛とか言うか…そもそもこじつけってレベルじゃねーぞ、
ってちょっと皮膚切れてるぅ!!

「そういうことですね?」
「ヒィッ!そ、そういうことですー!!」
「それでは、証明してください」

どうしてだか助手モードを崩さないネウロに、私はどきどきした。
対奴隷口調のトーンよりも幾分高い声は、若干の甘ささえ感じさせる。
もともと客観的に見て、人間基準で美しいと形容できるような顔立ちなのだ。
いつもの横暴な口調がナリをひそめたとたん、また違った印象を見せる。

「ね、先生?」

ああもうっ!いつまでこの遊びを続けるつもりなんだか。なんか調子くるうなあ。
…こうなったら、まぁ付き合ってやるか。

「証明って何をすればいいのよ」

聞いてもネウロは黙ってニヤニヤ笑っているだけだった。

「キス、するから口の中の酸性度下げてよ」

珍しく私が主導権を握ったキス。
舌がネウロの尖った歯の先に当たるたび、体がわずかにはねる。
だんだんと激しくなっていくキスを受けながら、私は頭の片隅で考えていた。
280名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:51:16 ID:7uMnmdY0
愛の証明。

軽々しく口にするこの魔人は、人間がこれまで一体どれだけそれに振り回されてきたか、
わかってるんだろうか。
私もまだ二十年にも満たない人生経験しかしてないけど、ちょっとはわかってるつもりだ。
…まあネウロを好きになってからわかったことが多いんだけど。

魔界に愛はあったの?
魔人は人を愛せるの?

魔人のネウロと人間の私。
事件を解決するうちに信頼関係みたいなものは、少しずつ築いてこれたような気がするときもある。
でも、それとはまた別にわいてきた、私のこの感情は?

ネウロが嫌になるくらい私を求めてきたり、時折横暴な口調で愛を囁くのは、
私への愛なんてものじゃなく、きっと魔人の戯れでしかない。
いくら言葉を重ねたって、何回セックスしたって、それが愛し合ってるってことにはならないと思う。

ネウロはそういうこと、わかってるのかな。
地上に来てから身につけた知識を、ただ実践してるだけじゃないかな。
私のこと、単なる自分の所有物だとしか、思ってないのかな。

でも、人間は、いくら一方通行でも、すれ違ってても、誰かを愛することはできる。
私はネウロのことが、好き。…まだよくわかんないけど、これが愛してるってことかなと思う。
ネウロがたとえセックスや言葉による証明でしか、人間の愛を解せなくても、
私は魔人であるネウロのことを愛そうと思う。

それが、私の人間としてのプライドだ。
281名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:53:33 ID:7uMnmdY0

私をソファに押し倒して、尚もキス…とその先を続けようとするネウロの肩口を、
私は逆に両手で押し返した。
ソファの上で仰向けになったネウロの腹にまたがって、スカーフをほどき、
スーツとベストのボタンを外す。

「おやおや、今日も先生は性欲旺盛ですね!タンパクな僕はいつも困ってしまいますよ」
「ちょっと黙っててよ!」

どの口がそんなことを言うんだか。
私はさっきまで考えてた、ネウロに対する愛云々の思考の一切合切をドブに投げ捨てたくなった。

唇から首筋、首筋から胴体へと、唇を移動させていく。
人間の人種をすべて混ぜたらこんな色になるのかもしれないという綺麗な象牙色をしたネウロの肌は、
滑らかでキスをしていて心地よかった。
スラックスを緩めて、形を変え始めたネウロのペニスにキスしてから口に含む。
舌で擦るように刺激してやると、それはぴくりと反応した。
「はむ…んふぅ…ふぁ…」
ちゅくちゅくと音を立てて舐めながら、先端からくびれへと舌を移していく。
黙っててと言ったからなのか、珍しいことに大人しくしているネウロを上目使いで見ると、
全く涼しい顔をしてる。
だけど、それは確かに硬度を増してきていて。

舌での愛撫を続けながら私は自分の下着の中に手を入れた。
触れられてもいないのに…濡れてる。
クリトリスを、十分に愛液をからませて濡らした指でこねるように刺激した。…ネウロがするみたいに。
爪を立てたほうが感じるのは、いつもそうやって乱暴に扱われているからだ。
「んあっ……んふぅ…ん…」
恥ずかしいけど、認めたくないけど、私は今ネウロにものすごく欲情してる。
強引にセックスに持ち込まれて、無理矢理引きずりだされるようにして感じるのではなく、
体の一番奥底から溢れ出てくるような、欲情。

…ネウロがほしい。

びちょびちょになった下着を脱いで、寝そべっているネウロにもう一度乗り上げ、
十分に濡れたそこにネウロの先端をあてがうようにして、腰を落とした。
だけど早く欲しくて焦るあまり、なかなか入らない。
固くなったペニスの先端がゆるゆると隠部の周りを擦るのが、ますます性感を高め、
声を荒げてしまう。
「はぁっはぁんっ!ねうろぉ…だ、だめ…は、入んない、よぉ…。はやく、ほしっ
…んぁっ!ひゃあっ!?」
腹筋の力だけで上体を起こしたネウロに押し倒されて、たちまち形勢が逆転した。

282名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 02:55:31 ID:7uMnmdY0
「黙っていろというから我が輩、たまにはと思って好きなようにさせていたが、
 いい加減辛抱ならんぞ。ヤコ」
「ひんっ、あっあっだめっ、あああぁっ!!」

両足を肩に担ぎ上げられ、一気に固くなったものが奥まで入ってくる。
その衝撃があまりにも大きすぎて、もう、どうにかなってしまいそう。口調…戻ってるし。
「やぁっ…んっんうっ!もっ…とゆっ…くり、んぁっ!」
「だめだ」
内壁がこすられる度、快感が頭まで突き抜ける。
もう、はやく達きたい。達かせてよ…!
「あぅっ、ひああぁっ!んっ…ふぁ?」
急に抽挿の速度を緩められて、間抜けな声を出した私の耳元でネウロは言った。
「奴隷の分際で主人の体を思うままにもて遊んだのだ。その罪は重いぞ」


その後、何度達きそうになっても、絶妙のタイミングで気をそらされて、
なかなか達かせて貰えなかった。
恥ずかしい言葉を言わされたり、あられもない格好をさせらたりして、ようやく許してもらえた。
……はあ。

私はネウロに抱きついて、その胸に顔を押し付けて顔を見られないようにした。
恥ずかしくなったのだ。
勝手に愛について考えちゃったり、勝手に盛り上がってネウロを押し倒したりしたことが。
「先生、情熱的な愛の証明ありがとうございました」
「もう…何でまたその口調になってんのよ」
ちょっとだけ顔をあげてちらっとネウロを見たら、やつは面白そうに笑っていた。

―もしかして、私の心中なんてこいつにはとっくにお見通しなのかも。

悔しいことに、私が何をしようと何を考えようと、結局はこいつの手のひらで
踊っているだけなのだ。

* * *

ヤコネウ風味とか言って結局は…でした

283名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 03:05:23 ID:q+mqnK2t
いやいやいや、乙です!
ネウロの「レディ〜」の「〜」に笑った。
その言い方…様子が目に浮かぶようです。
GJ!
284名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 03:06:40 ID:bPxsITg3
いやー真夜中に癒された
乙です!
285名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 14:44:48 ID:gwaS/AIz
あぁっ……ネウロっ……
助けてぇっ………

いやぁっ…

んんっ………
286名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 16:12:09 ID:E9tIrksk
サイ、そのくらいにしておかないと壊れてしまいますよ・・・

え、私も混ざれと?
287名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:11:53 ID:2OvYNnBs
ヤコがほんの少し傷ついただけでも
世界を壊す勢いで激高するネウロ
288名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:43:42 ID:OAGbXcz1
ごめん。
スーパーサイヤ人化するネウロが浮かんだ。
289名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:44:07 ID:wgq7GwYJ
本誌柱のキャッチコピー↓
ヤコを弄んでいいのは我が輩だけ

サイに何かされてないか念入りに身体検査
290名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:24:48 ID:N0GvAkW8
今週はネウヤコとエロい方向をプッシュされたとしか思えない自分ガイル
「我が弥子」といい、あの縛りかたといい
なんだかもうカラーイラストまで卑猥に見えてきた…
291名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 20:18:08 ID:7qIJqz0l
ドロドロネチョネチョした生物に乗る弥子
292名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 21:47:08 ID:N0GvAkW8
>>289
ネウロ「やってくれたな」
293名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 23:37:55 ID:Zdk6nzuP
今気づいたけど…イビルフライデーって、貞操帯みたいなものだったんだね。
294名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 07:29:25 ID:MGHCScVF
多分ヤコはフライデーに気付いてないと思うからちょっと違うような
それよりあんな姿もこんな姿も見放題だよけしからん…
295名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 15:39:56 ID:Rl+7HlDh
>>294
何故か突然ネウロになりたくなった
296名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 16:01:00 ID:Y9qfIexX
着替え中も食事中も入浴中もトイレ中もあんなことやこんな事してる最中も見放題だと!
うらやm…いやけしからん!まったくもってけしからん!
297名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:17:31 ID:DHLpLlgF
見るだけでなくしっかり録画できるイビルフライデーだったり
298 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/22(金) 19:27:45 ID:TfEJ60zf
今週は松井とイビルフライデーに嫉妬
悶える住民と神の皆さんお疲れ様です

傷はくっつき縫った糸も溶けてきて元気です
再度事情でまともなPCが無いのでこのまま手伝い人に一任します
このスレが来週月曜に反映することを祈りながら養生します
299名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:59:55 ID:QVwqPejN
イビルフライデーって貞操帯のやくわりがあったのね。
300名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 12:25:56 ID:SzShJP9J
バレ見てきた
くっ苦しい
萌え死ぬ
301名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 13:23:22 ID:1WY4xyF/
>>300
そういうこと思っても解禁まで書くなよ…
302 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/23(土) 15:23:05 ID:p+n/FS1q
300はおいらと語ればいいんじゃないかな!
saqula@di.pdx.ne.jp
今ならうざいほどに一万字くらい返信
他何故か連絡が取れn(ry な人も今一度チャレンジすればいいよ

誰かナメクジとかかたつむりとか粘液な話きぼん
303名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 19:03:42 ID:QNpGm3H7
管理人様へ。
以前と同じで、「宛先の指定に誤りがあります」と表示が出た。
なんでだろう。どうしてかな。

一職人。
304 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/23(土) 20:37:29 ID:mnpkzgGK
何故だろうなあ
別板ではガンガンメール届くんだが
・ドメインがyahoo.caなど迷惑メールになりやすいアドレスである
→一部のドメインを拒否設定にしています
・@を半角にしていない
・キューとエルをジーとアイにしている
…後半のはコピペ→@を半角に直せば起こらない事故だしなあ
では
di.pdx.ne.jp→ezweb.ne.jpで試してみやがれです><
305303:2007/06/23(土) 21:43:38 ID:QNpGm3H7
あ。
多分こっちがフリーメールのアドレスだからかも。
何かがあった時に連絡がつけられないのは困るので、対策を考えて
みることにするよ。
306名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:45:08 ID:mG3cLEEP
そろそろ目障り
307名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:21:46 ID:4+3Zcb5D
306はIDにちなんで
クリープやら生クリームやらローション
どれか全身まみれるやつ書いておくれー
308名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:03:46 ID:kt8Yc1Ym
ぬるぬる・ゴシカァン!!!!
309名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 03:41:39 ID:BLjl0i3o
言いだしっぺの法則ですよ
310307:2007/06/24(日) 06:05:14 ID:lYPsw3bV
それもそうだ
兄弟x弥子
「可愛い君可愛いソレ」

「美味しいコーヒーがどんなものか知ってるかい?」
「んー!んー!」
「まあ猿ぐつわしてたら答えらんないか」
「あの賢い助手にでも聞くんだね…それよりも」
「んーっ!んんーっ!!」
「このオランダのコーヒーショップで仕入れたコーヒークリームを試すアルバイトはどうだい?」
「服着たまま全身真っ白なんて、いやらしいね。首筋や太股にもたくさんたらしちゃって」
「んんんんぅっ…!!!」
「おや?全身にかけただけで感じているのかい?」
「敏感なところ、全部に塗ったらどうなるかな」
「んんんうーっ!!!!!」
「…あーあ、なんだか透明な液たらしちゃって…可愛い」
「ユキ、とろけた目で何か言いたいようだよ…猿ぐつわを外してあげなさい」
「はいはい」
「はぁっ…か…からだじゅう、じんじんするんです…上も、したもいっぱいにしてください…」
「だってさ。どうする?兄貴」
「素直だねぇ…バイト代を予定の倍にしてあげよう」
「ふぐっ!んんんーっ!んーっ!」
「やばい、中に塗りこんでたんだった…兄貴、これ上物だぜ」

有限会社笑顔の社員旅行はカンナビスカップだと信じている
イイ!コーヒーは悪魔のように黒く強く熱い、とかいった文章
<今手元に資料無く曖昧ですまそ
エロい人修正ヨロ
311名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 08:10:02 ID:fVytiX61
>>310
仕事はEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
言いだしっぺGJ!!

しかし吾代も初登場時はどう見ても準レギュラー化するような人相じゃなかったが
一番出世したのはやっぱり兄貴だよなぁ
髪型ちょっと変えてグラサンかけたら渋かっこいいオジサンの出来上がりだぜ?
312名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 09:13:10 ID:jTt06grN
>>311
髭増量を忘れるなんてー!
313名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 11:47:09 ID:0LX3kU5G
あたくしお髭の方が好きなの
314名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:36:08 ID:aMAt+fkn
>>313
それ何てヴィオラwww
315名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:55:23 ID:soWejBi7
午後のまったりとしたひととき。
ぬるぬるネタに便乗。
センターカラーを意識してみた。
316邪の目の午後事件:2007/06/24(日) 14:56:14 ID:soWejBi7
「やぁん…何これぇ…」
身体中、何だか分からないカタツムリみたいな粘液生物のせいでぬるぬるしている。
訳も分からないまま、これで迎えに来いとネウロに言われるまま駅前まで行ったらこの
有様だ。
みっともないどころではない。
好奇心丸出しで注視している通行人たちなど気にすることもなく、ネウロは悠然と腕組
みをして微笑んでいた。
「先生、趣向を凝らしたお出迎えに感謝致します」
「…出来ればしたくなかったけどね」
「またまたあ、先生はいつも僕を驚かせる方じゃないですか。今更ですよ」
「ぅっ…」
弥子はもう泣きたくなるほど絶望的な気分に陥っていた。
それでなくても、やたらと口の上手いこの魔人のせいで、意図しない方向に噂は歪めら
れている。下手をしたらもう弥子は世間では人外の扱いを受けているかも知れない。
何とか人目を逸らして謎の粘液生物を引っ込めた後、ネウロはぼそりと囁いた。
「御苦労、貴様も言いつけを忠実に守る程度の脳味噌は有しているようだな」
「あ…たんたが命令したんじゃん…逆らったら何されるかわかんないしぃ…」
「当然だ」
「うわ、さも当たり前のように言ったよこいつ」
身体中にへばりついたぬるぬるの粘液が気持ち悪くて、バッグからハンカチを出して拭
い取っていると突然抱き寄せられた。
「そのような姿はなかなかにそそるな」
「え、ちょっと待っ…」
またやられた。
充分に用心していたつもりだったのに、どんな場所でもサカるネウロの性質を今日はこ
ろっと忘れていた。まさか、こんな人気のある駅前でなんてと思っていたのが弥子にと
って仇になった。

嫌だ嫌だと抵抗したのにあっさりと人目のない路地裏に連れ込まれて、ぽたぽたと滴っ
ている粘液の助けを借りるようにしてすぐさまネウロが犯し始める。どうせぬるぬるして
いるからと慣らすことも濡らすこともしなくていいとばかり、簡単なものだ。
まるでモノみたいな扱いをされて、弥子の心はざくざくに切り裂かれていく。
「やぁだぁぁ…そんなトコ、触らないでぇ、入れないでよおおっ…」
薄汚れた壁に縋りながらも、背後からの圧倒的な律動にちかちかと目が眩む。それを必
死で押し退けて甘やかになりそうな声を振り絞った。
「何を言う、ヤコ」
がっちりと細腰を掴んで欲望を打ちつけている憎たらしい魔人は、自分だけ充分に楽し
みながらも更に弥子を追い詰めていく。さっきからクリトリスを弄んでいる指先が爪で掻
くようにして性感を煽っているから、堪らない。
「あああんっ!」
びくっと身体が跳ね上がり、一層ネウロのものを締め上げる内部が潤んだ。もう粘液で
はない自らの潤みが内腿にまで垂れ落ちているというのに、羞恥は綺麗に吹き飛んで
いた。
「ああっ!ネ、ネウロおっ…」
「そうだ、もっと悶えまくれ。我が輩の成すままにな」
「やっ…熱いよおおっ…」
髪をがむしゃらに振って、快楽に溺れきってしまった弥子が妖艶ささえ漂わせて喘ぎ続
ける。そんな姿は紛れもなく奴隷そのものに見えた。
ただし、望んでの奴隷である。



どっとはらい。
317名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 15:08:05 ID:CaPifhVZ
うぁあGJ!!!
あのカラー表紙の裏側では、こんな饗宴があったんだ!!
さらにあれがエロくみえてしまう!!
318名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 15:12:23 ID:97DCAEVp
今年の露はwktkして乗り越えられそうだ
ありがたやありがたや
319316:2007/06/24(日) 15:17:16 ID:soWejBi7
訂正。
「あ…たんたが命令したんじゃん」→「「あ…あんたが命令したんじゃん」
320名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 16:16:02 ID:vZDydToH
もうあの表紙をやらしい目でしか見られなくなってしまったじゃないかGJ!
梅雨って何かこう・・・えろい季節だよな!

どうでもいい話なんだが、さっき仕事してる間昼寝して
ネウロとヤコの中身が入れ替わるというけしからん夢を見たんだ。
誰かこれを文でおこせる神の方はいないだろうか…
321名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 16:33:54 ID:+R5GGOgo
おおお!!最近は投下が少なくて寂しいと思ったら
何ともエロい!GJ!!!
>>320
そのネタは既出だと思う。でも、また見たいネタですな
何故だか、性別だけ逆転か?と思い違いをしてしまったなんて言えない…
さらなる神を裸で座して待つ!
322名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 17:37:34 ID:e1uKzZpP
>>320
ドラマCD2でXが似たようなことしてたな
323名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:09:51 ID:CaPifhVZ
今日は投下をせずにいようと思っていたのだが、>>321のコメに反応。
せっかくできたから、ネウヤコ投下しておく。
>>320ではないが、ちょい攻めの弥子・・・になってしもうた。
本当は、バカエロを書こうと思ってたんだけど、頓挫。
バカエロでネウヤコXIがみたい。
324愛のある食卓1:2007/06/24(日) 18:10:37 ID:CaPifhVZ
「弥子、弥子。」

ネウロが呼ぶ。お気に入りのおもちゃを呼ぶような声だった。何でも自分の思い通
りになる人形でもいい。腕を曲げるのも、足を掴んでも引きずっても、文句一つ
言わない人形だ。
ちょっと待って、お願いだから。
さっきから言っているのに聞いてもらえない。きっとネウロの耳は、飾りなんだ。
(私の声限定で)
大きな唇が、私の頬を這うなれない感覚に、身体がどうしてもこわばった。熱い
吐息が首筋にかかって、恐い。魔人だから、もっと冷たい息をしているのだと
思っていた。
頬を覆う手は大きくて、自分が丸々すっぽりと覆われてしまった気がする。
ちっぽけな動物になってしまったような。
勝手に頬がかっかと燃えて、外から入ってくる夕風が冷たくて心地いい。
室内がかなり薄暗い。ネウロの向こうで、今にも夕日が落ちようとしているのが
わかった。ネウロの表情が影になって、見えにくくて恐い。
ソファを掴む。浮いてしまいそうになる思考を放すまいとするのに、
指先が甘く痺れて、抵抗を忘れてしまいそうになる。気を抜くと震えてしまう。
顔を背けようにも、ネウロが私に馬乗りになっていては、身動ぎしかできない。
それを気持ちいいからだなんて、ネウロが誤解していなければいい。
違う、気持ちいいなんて無い。恥ずかしい。
そして、ひたすら恐い。

「弥子。」
「ネウ・・・」

唇が触れた。ぬるい唇が重なって、私の唇を舐める。厚く硬い舌の感触は、
人と違う気がして、恐い。飴のように、ぺろぺろと舐めて、唇を食む。
食いちぎるというほどではなく、ネウロの犬歯が私の唇を何度も甘噛みしている。
深くは入らず、ただうわべだけを何度念入りに。唇を食べられている。
そういうキスを何度も繰り返して。
325愛のある食卓2:2007/06/24(日) 18:11:30 ID:CaPifhVZ



ネウロは、気まぐれに、抱きついてきたり、キスをする。普段は、私のことを
奴隷だとか便所雑巾だとか言う癖に。
自分の満足するまで、何度も何度もキスをして触れて抱きしめて。
全身で、私のいたるところに触れようとする。頬、首、額、瞼、お腹や
腕や足の指先になんてこともあった。まるで大きな犬が、飼い主にじゃれ付くみた

いに。
それは日課のように続いて、堪らなく恥ずかしい。私を請うような行為に似ていて


解っている。そこに色めいた感情がまったく見えないから、きっとコレは
欲情しているというわけではなく。
ただ触れるだけ。それだけで、ネウロは何かを満たしている。
だからそれ以上を強請ってくることは無い。触れるときのネウロは、まるで
謎をお腹一杯食べたときのように、上機嫌。

「弥子、弥子。」
「ふっ・・・ん」

鎖骨を噛まれた。子供みたいに私の肌を吸って満足げに笑う。
ちゅっと音を立てて離れた唇が、厭らしい。
視線から絡んで、息が咽喉で篭って熱くて苦しい。

「弥子、もっとだ。もっとくれ。」

そういって、唇を舐めずる。あぁそうだ。
ふと気がついた。
もっともっと。ネウロの飢えているそれは。
そんな風に強請って、満たそうとしていたのは、もしかして。

「ネウロ・・・・美味しい?」

思うままに問うた。ダメだとか嫌だという拒否ではなくて。
すると、ネウロがピタリと抱擁をやめて、私の顔を凝視してきた。
目をぱちぱちと瞬かせて。
当たっていたみたい。食欲染みた愛欲なんて。
ネウロらしすぎて、私は思わず笑った。

受け入れてあげればよかった。ネウロが子供なんだということを、私は
忘れていたのかもしれない。
ネウロは我侭で、私のことは、何でも言うことを聞く奴隷だと思っている。
もしかしたらそれって、小さな子供が親に我侭を言うみたいな気持ちかもしれない


甘えて、手にぶら下がって、そんなことに満足しているような?
でもそれじゃぁ私が困る。私は、人差し指で、ソッとネウロの唇に触れる。
唇に封をしてしまうように。
326愛のある食卓3:2007/06/24(日) 18:12:32 ID:CaPifhVZ

「でも、もうダメ。
 ネウロは、気持ちよくなっていいかもしれないけど。
 私ばっかり食べられたら、私がなくなるから。」

ネウロに口付けられるたび、触れられるたびに、何かが磨り減っていく気がした。

体温とか吐息とか、それに浸み込んだ私の気持ちとか。
そういうのが、食べられて、咽喉を通って、ネウロの脳髄で消化されたら、
知られてしまう。
そう思うと、恥ずかしくて、恐かった。

「だから、私にも頂戴。
 そしたら、ネウロに私をあげるから。」
「何をだ?」

目を瞬かせて、問い返されて、思わず答えに窮した。
でも、ネウロだけだなんて、思わないで。
食欲なら、私はネウロにだって負けない。

「ネウロを・・・頂戴。」

身体を少しだけ起こして、ネウロの唇に触れた。
ネウロはされるがまま、何をいうわけでもなくて。ぬるい唇は柔らかくて、
味もしない。
ネウロがいつもするみたいに、歯を当てて甘噛みをして。結ばれた唇を
くちゅくちゅと舐める。
気持ちがいい。こんな暴挙、普段だったら鉄拳ものかもしれないのに。
だからこそ、今はネウロに許されているんだと解る。
嬉しくて、それが私の体を少しずつ満たしていくのが解る。

少し顔を離して、その沼のような瞳を覗きこむ。
もっと、もっと私に、ネウロを頂戴。
笑っていた目を、すっと細めて、濡れて光る唇の端が上がる。

「いいだろう。
 食らってみろ。」

急に視界がぐるっと変る。天井が旋回して、腰を抱えられて、上体を
持ち上げられる。あっという間に、私はネウロのお腹の上に座っていた。
今度は、ネウロがソファに寝そべっている。余裕の笑みは深まって、まるで
私を試すように誘う。

「えっ・・・あの・・・。」
「喰いたいのだろう。」

見下ろしているのに、見上げている気になってしまうほど、不遜な声色。
挑発的な眼光。
こうまで言われると、負けられない気がしてしまう。
こみ上げてくる恥ずかしさを見ないふりして、私はネウロの身体に覆いかぶさる。
腕を付いて、視線をまっすぐに受けて、まずは唇に。指でネウロの髪に手を
差し入れると、少しだけ冷たかった。頬に触れると、私と違う硬い皮膚の感触。
そのまま這うようにして、ネウロの咽喉仏にも。盛り上がった咽喉が、
ネウロが男なんだと思えて、緊張する。
だから、ネウロの手がどこに行っていたかなんて、気付かなくて。
327愛のある食卓4:2007/06/24(日) 18:17:26 ID:CaPifhVZ

「やっんんっ!!
 ネウロ!!ちょっと!!」

太ももの内側からゆっくりと這い上がってきた悪戯な手。なのにいつの間にか
もう片手で、腰を取られていた。

「貴様にばかり食わせてやると思ったか。
 貴様は貴様で勝手に喰っていろ。
 我が輩も勝手にする。」
「ヤダって!!ネウロ!!」

ネウロの手は、難なく私の下着に触れて、細長い指が撫でてきた。
本当に勝手だよ。いつだって、抵抗なんてさせてくれたことないじゃない。
恥ずかしい、恥ずかしくて、恐い。
逃げられないから、逃げたくなくて、そんなのが恐い。
恥ずかしいから、ネウロだけだから、逃がさないで。

「はぁっ・・・ぅんあん。」

声が殺せない。貪られる。ダメだ、このままではあげられなくなってしまう。
私は、腕を叱咤して、這うようにして、ネウロのこめかみにキスをする。
震える指で、なんとかネウロのジャケットとベストを剥いで、肩に触れう。
服の上からでは解らないほど、筋肉質で彫刻のように綺麗なラインを撫でて知る。
熱い。
まるで人のような魔界生物。それとも魔界生物のような人なんだろうか。
どちらでもいいや、ネウロなら。

足が震える。自分の身体さえ、支えていられないぐらい。
下着をくぐって、指が直に私の中を探ってきた。

「ぐちゃぐちゃと厭らしい音がしているぞ。
 しかも暖かいな。
 熱いぐらいだぞ。」
「いぁっつ・・・ぅろ・・・。」
「こぼれてくる。
 我が輩に手では、受け止めきれんぐらいだ。
 気持ちがいいのか?」

解っている。自分でも恥ずかしいぐらいに濡れて、気持ちがいい。
ネウロの指が触れているのだと思うと、堪らない。
あの長くて綺麗な指で。汚らしいものになんて、触れそうにも無い手が、触れて
気持ちよくしてくれる。
328愛のある食卓5:2007/06/24(日) 18:20:16 ID:CaPifhVZ
「はぁ・・・ぅれしい。
 気持ちいぃぉ。おいしぃ。
 ネウロの指・・・暖かいのとか・・・。
 ネウロが気持ちよくしてくれてるの、うれしぃ。」
「そうか。 我が輩も美味いぞ。
 この汁のぬめりも・・・」
「ひゃあぁん!!」
「この中も、いい味をしている。」

長い指が一本ゆっくりと中に入っていく。味わうように、中をかき回して、
暴かれていく。異物感と少し痛みがあるのに、美味しいといわれると、
また嬉しくて、ジワリと中が疼いた。
親指が淫核を捏ねて、意識が飛んだ。

「ゃんっ・・はあぁあ!!」

もう限界だった。突っ立ってた腕が、ガクッと力をなくして、ネウロの上体に
倒れこんだ。思考までじんわりと濡れていくような感覚。指先も足も肩も唇も
痺れている。
なのに、我侭な指は、そんなのを待ってはくれなかった。

「ぁん・・ネウロまだ・・・。」
「美味かっただろう。
 今度は我が輩に、貴様を食わせろ。」

最も痺れているそこを、ネウロが乱暴になぶる。入っている乱暴な指は、もう
一本じゃない。苦しいのに、ぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。

「弥子、体を起こせ。
 腰を浮かせろ。」
「やだぁ、もうぁ・・・ん。
 ちか・・・らはいなぁ・・・」

無茶だ。もう、目も開けているのが辛いぐらい。本当なら視界も閉じて、
ネウロの指の感覚だけを追っていたい。
でも、触れてくれるのが、ネウロなんだって感じたくて、目をあけているだけ。
329愛のある食卓6:2007/06/24(日) 18:21:36 ID:CaPifhVZ


「弥子。」

強請るような声で、少しだけ指が止まった。
微かな譲歩。いや譲歩にもなら無いかもしれないけど、少しだけの猶予。

「もっと気持ちよくしてやるぞ。」

その言葉に、逆らう術なんてなかった。もっと、もっと気持ちよくなりたい。
ネウロを感じて、気持ちよくなって、味わいたい。
味わってもらいたい、私を。
何とか、ネウロのお腹に腕を立てて、上体を起こした。下から突き刺すような
ネウロの指が、私を支えてくれているみたいで、理性が散れ焦れになる。
私、厭らしいなぁ。ネウロの指をねだって、恥ずかしいところをいいように
触られて、よがり声を上げて。
今も、勝手に中が、ネウロの指を締めつけようとしてる。動いてくれないから、
焦れてる。
でも、今なら厭らしい私でも、ネウロは許してくれるよね。
早く欲しくて、私はネウロの胸の頂を指で触れてみた。くりくりと固いそれを
捏ねる。あげるから、早くちょうだい。

「くすぐったいぞ。」
「気持ちよくない?」
「いや、悪くないな。
 続けろ。」

横柄な口調で言われて、私は指の腹でもみ続ける。固くなるそれに、ネウロも
気持ちいいのがわかって嬉しかった。
なのに、直ぐ中に埋められた指が動き出して、そんな余裕もなくなる。
かき回されて、気紛れに淫核に親指が触れて、意識が途切れそうになる。
ぽたぽたと毀れたものが、ネウロのお腹を汚している。

「はぁっん。
 はっ・・・うぅあん・・・。」
「いいぞ、弥子。
 もっと、もっと強請れ。」
「ふぅん・・・。」



意識が途切れていた。気を失っていたというわけじゃないけど、夢中に
なりすぎて理性がなくなっていた。
背中に、ネウロの太ももの固い感触。いつの間にか、ネウロは座った状態で、
足を立てて、私をその足に凭れさせていた。
スカートがぐしゃぐしゃだけど、もう直す意味がない。下半身の感覚が曖昧で、
足を開いたまま投げ出されて。でも、今は支えてくれる指がなくて違和感がある。
物足りなさに、じくじくと疼いている。
330愛のある食卓7:2007/06/24(日) 18:22:42 ID:CaPifhVZ
ネウロの指は、私のブラウスをプチプチとボタンを外していた。ぬるぬるに
テカっていて、恥ずかしい指。汚したのは、私だ。
全部外されたブラウスの下で、背中でブラのホックまで外された。多少なりとも
圧迫していたものがなくなると、心ともない。そして、ネウロはゆっくりと
ブラウスを肩から外し、ブラも丁寧に脱がしていく。
なんだか、本当にネウロの人形になったみたいな気分になる。でも人形に
こんなことするなんて、やっぱりネウロも厭らしい。子供っぽいのに。

「弥子。」

呼ばれて視線を向けると、キスをされた。少しだけ深いキスだった。
舌が差し入れられたときに、何かドロリとしたものを流し込まれて思わず飲み込ん

だ。

「っぐうん・・・何、コレ?」
「心配ない。
 痛みを麻痺させる為の薬のようなものだ。
 せっかくの美味い食事を、痛みで台無しにしたくはなかろう。」
「・・・ありがとう。」

腐っても紳士ということなんだろうか。いつもだったら、私の痛みなんて
お構いなしだろうに。こんなに優しいネウロが少し恐い。

「礼に及ばん。
 我が輩にとって食事は、至上の物だ。
 心を湧きたたせ、安寧と快楽でもあり、生きる全てと言っていい。
 そして、食事に対する敬意は、たとえ誰のものであっても同様。
 たとえそれが奴隷の食事であろうともな。」

滑る指が私の胸を嬲る。思わず身体がくねって、逃げそうになる。
少し強く押しつぶすように、でもネウロにすると優しいぐらいの力だろうけど。

「ねぅろ・・やだコレ。
 もどかしい。」
「ダメだ。
 貴様もこうして我が輩をむさぼったのだ。
 我が輩にも食わせろ。」

もう片手が、また蕩けた下肢の間にもぐりこむ。ドロドロに蕩けたそこは、
もう指では足りない。
もっと・・・もっと・・・全部。
欲しいそれに、私は手を伸ばした。

「ネウロ、もう・・・ちょうだい。」

綺麗な唇がにたりと笑った。可愛い。
私の胸を嬲っていた指が、スラックスをくつろげて、昂ぶったそれを取り出した。
太い雄は固そうで、それが入ると思うと、堪らない。
331愛のある食卓8:2007/06/24(日) 18:23:58 ID:CaPifhVZ

「弥子。」

強請られて、キスをする。次にネウロが言う言葉は、わかっている。
唇が同じ動き。

「いただきます。」
「いただきます。」

ネウロが私の腰を掴んで、ゆっくりと差し入れていく。もうグズグズに緩んで、
薬の効果もあるのか痛みはなくて、もどかしいぐらい。
でも、そんなのは、最初だけ。先だけが入ってしまうと、ネウロは
掴んでいた腰を離した。

「ゃぁっ・ああん!!!」

急すぎるそれに、目の前が真っ白になった。痛みはないけど、意識が吹き飛ぶ。
じっと耐えていると、下からじわっと溢れた血がネウロまで汚している。
涙や唾液なんて溢れてきたものを、ネウロの舌がなめとってくれた。

「動くぞ。」

頷く間もなく、ネウロが私の腰をいいように、上下に動かして狂いだす。
人形みたいに、好き勝手していい人形にしてくれる。
ネウロの我侭をかなえてあげたい。謎しか食べれないかわいそうな子供。
味わうだけで、お腹が膨れないだろうけど、口寂しさを紛らわすのでもいい。
美味しいのは、いいことだよね、ネウロ。
中で当たる感触。もっともっと、私を味わってもらいたいのに。
ネウロの首にしがみついて、何とか耐えているのに、ネウロは酷い。
深くさし込んだまま、前後に動かれると、奥でかき回されて我慢できない。

「も・・・ねぅろ・・・やぁん。」

限界だった。ネウロは、それを読み取ってくれたみたいで。そのままトントンと
奥を突かれると、私はあっけなくイッた。

「はぁっんっつ・・・!!」

じわっと中に溢された熱いそれは、私にも美味しかった。
これじゃ本当に、誰の為の食事なのかわからないね。




目が覚めると、未だ私はネウロに抱えられてた。手櫛で髪を撫でてくれていた。
いつの間にか、汚れていたはずの服も元に戻されていて、思わずホッとする。
ネウロが魔力でどうにかしてくれたんだろうなぁ。

「目が覚めたか。」

声が出なくて、ただコクコクと頷いた。
てっきり放置されていると思っていたのに、こんな風に抱きしめられていると、
どうしていいかわからない。いつ、いつものネウロに戻るの?戻ってくれても
いいのに。厭らしいことをされたし、したけど、それは私の自己満足にすぎない。

でも、こんな風にされると勘違いしたくなる。
332愛のある食卓9:2007/06/24(日) 18:26:17 ID:CaPifhVZ

「さて、帰るぞ。」
「帰るって・・・どこに?」
「貴様、真性の阿呆か。
 貴様の帰る場所は、この事務所と自宅以外にどこにある。」

侮蔑の含んだ目。なのに、言ってくれる内容は、どこまでも優しい。
そんなことしなくていいのに。
ネウロはお構いなしに、私を抱えてすたすたと歩き出した。

「いいよ。
 歩いて帰るから。」
「だから阿呆だと言っている。
 あれだけして、まともに立てるか。」

言われて、確かに腰が痛いし、下半身に力が入らない。
でも、このまま抱えられて帰るのは、恥ずかしすぎる。

「心配ない。
 ビルの上を歩くから人目にはつかん。
 それに、貧相な身体だが、貴様はなかなか美味い。」

改めて理性があるときに言われると、恥ずかしくて、思わず紅潮する。
あんなに厭らしいこと一杯したのに、自分でもおかしいと思うけど。

「これからも味あわせてもらうぞ。
 その返礼だと思え。」

酷い。
いつもなら主人に尽くすのは、奴隷の仕事だなんていうのに。お礼だなんて、
ありえないじゃない。余計に、その言葉の奥に何かあるって、思いたくなるよ。
それも狡猾なネウロの計算内のこと?

そんなことを考えていられたのもそれまで。視線があって、キスをされた。
いままでと違う、深い深いキス。それが答え?

もしそれでいいなら、お願い。
ごちそうさまは、言わないで。

333名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:29:27 ID:9XxvDQen
しえーん
334名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 19:07:14 ID:AFUOEKe8
グっっっっジョブ!!
雰囲気が素敵で好きだ。そしてエロい…!
335名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 19:33:36 ID:zvS62fv5
ちょっ……! これラブいよ、ラブい!
キスはアメとムチの要領か? GJ!
336名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 21:40:54 ID:vZDydToH
なんという・・・ゴッジョブ!!
ネウヤコの喰らいあいってとてつもなくえろいな・・・!
神よありがとうこれで1週間生きていける

>>321
本当?ちょっくらまとめ行って探してくる!
337名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 22:14:33 ID:soWejBi7
>>320

それって多分、これだと思う。
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words8&id=28
338蛭アイ凌辱:2007/06/24(日) 23:35:25 ID:zvS62fv5
なんというニッチなカップリング……
とか自分で書いといて頭抱えつつ投下

注意点
・タイトル通り凌辱なので苦手な方はスルー推奨
・捏造激しいので苦手な方はスルー推奨
・前提として多少サイアイあり。ただこっちはエロはありません

全19レスとちょい長めなんですが明日来週のジャンプ解禁なんで一気に落とします
339蛭アイ凌辱1:2007/06/24(日) 23:36:23 ID:zvS62fv5
 目を覚ましてもしばらくの間アイは、自分自身に起きた異変に気づかなかった。
「あ……?」
 視界に入ってくる光景に見覚えはない。
 アパートの一室だ。それは分かる。
 遮光カーテンの隙間からオレンジ色の光が差し込み、本来は白いのだろう壁を赤く染め、天井に張った蜘蛛の巣を
細く鈍く輝かせていていた。
 アイは壁に身を預け、長い両脚を投げ出すようにして床に尻をついている。
 頭が重い。普段なら覚醒して数秒で思考が回転を始めるのに、今はストでも起こしたかのように脳が働いてくれない。
 知覚を鈍らせている薄い膜を振り払おうと首を振ると、左の後頭部がずきりと痛んだ。
 この感覚は二日酔いか?
 たしなみ程度に飲むことはあっても、度を越したアルコールの摂取は厳しく自分に戒めているはずだったが。
「ん……く」
 何はともあれひとまずは、この隙だらけの無防備な恰好を正さねばならないだろう。
 身じろぎしようとして――ようやくアイは異変に気づいた。
 アイの手首は頭の上で交差させられ、鎖で幾重にも動きを封じられていた。黒光りするその鎖は太く、ずっしりと
重い。緊縛は固く、工作員時代に叩き込まれた縄抜けの要領で抜けようと試みても外れなかった。
 誰がこんなことを。呆然とアイは鎖を見る。
 長く伸びたそれは壁に深々と打ち込まれた楔に繋がり、これまたどれほど強く引いても抜けてはくれそうにない。
 試しに体重をかけて引っこ抜こうと試してみたが、成人男性の入った『箱』をも軽々と持ち歩く彼女の腕力をもって
しても脱け出すことはできなかった。

「これは……」

 冷静なアイでも、さすがにひやりと冷たい不安を感じた。
 ゆうべの記憶を反芻する。サイは確か仕事で出かけていた。今回の計画に必要なのだといって葛西を連れ、『明日の
夜には帰るから飯作って待っててよ』と言い残して、アイの頬にキスをひとつ落として出て行った。
 だからアジトに残っていたのは自分と蛭だけだ。
「蛭……」
 そうだ、蛭。彼はどうなったろうか。
 もしこの事態が自分だけでなく彼にも振りかかったものならば……
「蛭! ひ――」
「呼んだ?」
340蛭アイ凌辱2:2007/06/24(日) 23:37:31 ID:zvS62fv5
 声を上げたアイに返ってきたのは、意外なまでに能天気な声音だった。
 アイが寄りかかった壁の向かいに、バスルームらしい摺りガラスのドアがある。ガチャ、とそこが開いて、蛭の顔が
覗いた。
 上半身裸にジーンズという恰好。肌に刻まれたヒルの刺青が、人のよさそうな顔立ちにそぐわぬ不気味さを与える。
 シャワーを浴びていたのか、髪はしっとりと濡れてかすかに湯気を立てていた。
 タオルでそれを無造作に拭きながらバスルームから出てくる。
「案外意識戻んの早かったな。まだ夜明けなのに。縛る時間は充分あったから別にいいけど。
 おはようアイ。気分はどう?」
 向けてくるのは明るい笑顔。

「蛭……」
 まず感じたのは、無事でよかった、という安堵。
 訓練を受けたアイとも突然変異体であるサイとも違い、蛭は肉体的には凡人だ。
 妙な目に遭わされていなければと心配するのは当然のことだった。
 だが一瞬遅れて浮かぶ疑問。
 なぜ彼はこんなにも平然としていられる? この明らかに異常な状況で。

「蛭……ここは」
「俺が借りてるアパートだよ。最近はアジトのほうに入り浸ってたからマトモに使ってなかったけど、世間的には俺、
 ここから勤めに通ってることになってるんだ。薬が効いてよく寝てたんで、車使って運び込ませてもらった」
「くす、り……」
 後頭部がまたずきっと痛んで、アイは低く呻いた。
 薬。覚えていない。経口、注射、吸引。薬物を体内にとりこむ方法など山ほどある。心当たりなど――
 記憶の糸をまた手繰り寄せて、はっとした。
 心当たりなら、あった。
341蛭アイ凌辱3:2007/06/24(日) 23:38:26 ID:zvS62fv5
『アイ、田舎の知り合いが果実酒の瓶詰め送ってきたんだけど、一緒に飲む?』
 昨夜。久々にサイのいない静かな夜。
 風呂から上がり、髪を下ろした白いナイトドレス姿で夜涼みに浸っていたアイに、蛭がそう声をかけてきたのだ。
『……せっかくですがそういうことでしたら、サイと葛西が帰られてから改めて全員で』
『葛西はあんまり甘い酒好きじゃないし、サイが一緒のときだとサイの世話で手一杯でアイほとんど飲めないだろ?
 大丈夫、結構大きい瓶にたっぷり入ってて、ちょっとやそっとじゃなくなりそうにないから。
 一足先にちょっと楽しむくらいなら問題ないよ。二人が帰ってきてからまた開ければいい』
 純朴な顔でそう勧められて、一杯くらいならという気になってしまった。
『ビワとヤマモモの二種類だけど、どっちがいい?』
 ビワを選ぶと、グラスに氷を入れ金色の酒を注いだものが差し出された。
 口に含むと、甘酸っぱいまろやかな含み味に混じって、かすかに舌を刺す苦いものを感じた。
 続いてくらりと体が傾ぎ――
 それを最後に、アイの記憶は途切れている。

「あの酒に……!」
「正確には、グラスの飲み口に塗ってあったんだけどね。酒のほうに入れると吐き出されたりして面倒になりそうだ
 ったから」
「なぜ、こんなことを……」
 頭痛をこらえて呻くように問うアイ。
 サイの被害者や、自分が実行してきたテロの犠牲者に恨まれるならともかくも、蛭にこんなことをされる覚えは全
くない。数年前、彼がサイに心酔し協力者に名を連ねて以来、常にとまでは言わないまでも必要に応じて行動を共に
してきたのだ。
 絆、というといささかべたついた表現になってしまうが、それをもう少しドライにしたような関係性なら、彼らの
間にも確かに存在しているはずだった。
「私は何か……あなたに憎まれるようなことをしたのでしょうか」
 ずくんと後頭部がまた痛んだ。
 苦痛に眉根を寄せる。
「私に落ち度があることであれば直します。すぐに直せることなのかどうか分かりませんが努力はします。
 ですから……この鎖はどうか解いていただけませんか。
 サイが帰っていらっしゃる前に戻ってお迎えしなければ……」

 呻き混じりに紡ぐ声に、蛭の唇が歪められた。
342蛭アイ凌辱4:2007/06/24(日) 23:39:15 ID:zvS62fv5
「鎖で壁にくくりつけられて、そんな状態でも悲鳴も上げずにサイ最優先か。
 頭が下がるな。協力者の鑑ってやつ? 普通の女なら悲鳴上げてパニックだよ、こういう場面」
「私にとっては、それが自然なことですから。――外してくださるのですか、くださらないのですか」
 ひた、と静かな目でアイは蛭を見つめる。
 一方普段は垂れ気味の大人しそうな蛭の目は、今は攻撃的に吊り上がり、苦痛と拘束に喘ぐアイをサディスティ
ックに観察していた。破壊を望み力を求める犯罪者の、捕食すべき獲物を見極める目だ。
「そういうこと言われて素直に外すのって、お人よし通り越していっそ馬鹿だと思うんだけど。
 俺がそんな馬鹿に見えるのか?」
「そういう……わけでは、ありませんが……」
 縛められたままでアイは身動きする。じゃらんと音を立てて鎖が擦れる。
 力を込めて引いてもやはり鎖は解けない。楔も抜けない。
「解放してくださる気がないなら、自力で脱出するか誰かの助けを待つ他ありませんので……」
「ほんっと冷めた女だな。こっちのテンションまで下がってくるよ」
 呆れた息を漏らす蛭。
 髪を拭くタオルを床にぱさりと落として、一歩、二歩と壁際のアイに近づいた。
 解けない鎖をわしづかみにし、力を込めてぐいと引く。
 アイの手首が吊り上げられて、鎖がその関節に食い込んだ。
「っぁ、ぐぅっ……!」
 走る痛みに顔をひきつらせるアイ。

「言っとくけど、逃がしてやる気なんて毛頭ないよ。
 あんた、もうここから出られないんだよ。
 弱って死ぬまでずっとこのまま。その壁にくくりつけられたままで、俺の玩具になるんだ」

 蛭はピンク色の舌で唇を舐めた。
 吸血生物そのものの表情だった。
343蛭アイ凌辱5:2007/06/24(日) 23:40:13 ID:zvS62fv5



「前からムカつく女だと思ってたんだよ」
 部屋の隅の床に、大きな布断ちバサミが転がっていた。
 鈍い銀色に光るそれを蛭は取り上げる。アイの目の前にちらつかせてじょきじょきと開け閉めする。
「ちょっとサイに信用されてるからって、当然みたいな顔で四六時中所構わずピッタァーッと隣に並んじゃってさ。
 『私だけがサイを何から何まで理解してるんです』って顔で。見ててどうしようもなくイライラするんだよね」
 壁に押し付けたアイの目を、尖った先端で脅しをかけるように突く真似をした。
 顔をそむけて両目を庇おうとする彼女を見て、クククッと笑う声を漏らし、閉じていたハサミをまた開く。
 開いた刃と刃の間に、アイのナイトドレスの裾を挟みこんだ。
「っ! 何を……」
 目を見開いて抗おうとするアイ。
 ――じょきんっ、と布地の断ち切られる音が響く。
「見れば分かるだろ?」

 じょきん。じょきん。じょきっ、じょき、じょきんっ。
 しなやかな体を包む白いナイティが、無惨に切り刻まれ単なる布の切れ端と化していく。
「っと、暴れるなよ。動くと体のほうまでザクッといくぜ。
 ――で、どこまで話したっけ。ああそうだあんたがムカつくってとこまでだっけ。
 ちょっとでも可愛げがあればまあ許す気にもなるってもんだけど、あんた、そういうの全然ないじゃん?
 いっつもロボットみたいな無表情で。いつでもテンション低くて冷静で。何もかも人をコケにしてるみたいでお高く
 とまってて」
 裾から襟元まで、縦にすっぱりと切り開かれた。
 アンダーウェアに包まれた形のいい乳房と腰が覗く。
「あんたみたいな女見てるとムカムカしてくるんだよ。髪の毛掴んで引き回して、床にでも叩きつけて踏みにじって、
 目茶苦茶にしてやりたくなる。サイがあんたに妙に依存して傍に置いてるの見てると、尚更ね」
 地味どころか冴えないといってもいい普段の服装とは裏腹に、下着は凝ったものを身につけていた。
 薄いブルーのヨーロピアンレースを使ったブラ。カップには上品な小さな花の刺繍が散っている。
 ショーツもそれと全く同じデザインのもの。
344蛭アイ凌辱6:2007/06/24(日) 23:41:51 ID:zvS62fv5
 ひゅう、と蛭が口笛を吹いた。
「へえ、下は意外に可愛いの着てるんだな。しかも結構似合ってるじゃん」
「……………」
 アイは目を逸らして唇を噛んだ、
 いかに鉄仮面といわれていても、無理やりに服を裂かれ下着を晒されて屈辱を感じないわけがない。
 そもそもアイは、貞操を重んずる儒教道徳の国の出だ。祖国はとうに捨てたとはいえ、幼少期から身や心に刷り込
まれた倫理観は否応無しに恥辱となって彼女を苛んだ。
 体を隠したくても、頭の上で手首を鎖で拘束されていてはそれすらも叶わない。
 蛭はハサミの先でブラを軽くつついた。
「これ、あんたの趣味? それともサイの趣味?」
「っ、サイとこれに何の関係が――」
「とぼけるなって。知ってるんだから。夜中、あんたの寝てる部屋にしょっちゅうサイが忍んで行ってるの」
 アイは息を呑んだ。
 愕然とするアイの顔を見て、蛭はまた心底嬉しそうに声を立てて笑った。
「馬鹿じゃねーの? あんた。若いかトシかガキなのか、男か女かもまるで分かっちゃいないサイ相手にさぁ。
 それとももしかしてそこがまた良いとか? 毎晩違う人間に化けてもらって色んなプレイ楽しんでるとか?
 うわ信じらんね。変態だね。澄ました顔してとんだ変態女だ」
 じょきんっ!
 呆然となったアイの隙をついて、蛭のハサミがブラの肩紐を切った。
 カップが片方ずり落ちる。柔らかく盛り上がった白い丘陵と、その先端の桜色のものが露出される。
「あっ……あ、ぁ……駄目、い、や……」
 続けてもう一方も断ち切られる。
 ホックの部分にもハサミを入れられて、用をなさなくなったブラはアイの体を離れ床に落ちた。
 鎖で拘束されたまま、ナイトドレスの裂け目からあらわになった両乳房を覗かせたアイ――
345蛭アイ凌辱7:2007/06/24(日) 23:42:47 ID:zvS62fv5
「蛭っ……、あなたは……何を……」
「何今更怯えた顔してるんだよ、アイ。男が女を鎖につないで監禁なんて展開、次にどうなるかなんて考えるまでも
 ないだろ? それとも俺があんたを犯すだなんて思いつきすらしなかった? 変態女のくせに」
 蛭は鎖を掴む。ぎりぎりっ、とアイの体を引き上げる。
「まあ、そうだろうな。あんたは俺のことなんか眼中になかったんだから。
 その他大勢。ただの記号。サイの取り巻きの一人としか思ってなかった。
 あんたは自分さえサイの傍にいられれば他の人間なんかどうでもよかったんだ。そうだろ?」
「違……、んっ!」
 ナイトドレスの生地を邪魔っけそうに押しのけ、蛭は眩しいほどに白い乳房に唇を寄せた。
 柔らかな感触を愛でるように頬をすり寄せてから、先端部分を口に含む。
「ん、ん……、や、ぁっうぅ……っくぅ……」
 温かく濡れた蛭の口内で、ねぶられ転がされ甘く噛まれる。
 ぬるみを帯びた肉塊が敏感な部分を刺激する感触に、アイは声を詰まらせる。
 快楽とおぞましさと恥辱が背筋を這い上がってくる。
 これだけでも気が遠くなりそうなほど屈辱的なのに、鎖を掴んだほうとは別の方の蛭の手が、ハサミを放してアイ
のもう一方の乳房へと伸びてきた。
 やわやわと手のひらで揉んで感触を味わってから――伸びた爪の先で突き刺そうとするように、二本の指できつく
捻り上げる。
「ひっ……ぁ、あぁぁあぁぁぁっ! ぃ、つっ、痛……い……、やぁっ……」
 一方で口に含んだ側を吸い上げるのもやめない。
 快感と痛みを同時に味わわされ、アイの口から甲高い悲鳴が上がった。
 指の動きは更に嗜虐の度を増す。固くなりはじめていた先端を潰そうとでもするように力を込め、ぐりぐりとこね
くりまわす。
「蛭っ……やめてっ。ひ、るっ……ぅん……ぁ、ひぃんっ!」
 激痛、快楽、また激痛。アイの体が跳ねるたび、じゃら、じゃらんっと鎖が鳴る。
 胸を嬲る蛭の口元に笑みが浮かんでいく。
346蛭アイ凌辱8:2007/06/24(日) 23:43:51 ID:zvS62fv5
 さんざん弄ばれた末ようやく胸は解放された。
 鎖を握り締めていた蛭の手も一旦は離される。
「……は、ふぅっ……」
 目尻に涙をにじませ荒い息をつくアイの、今度は脇腹を蛭はつうっと撫で下ろした。
「あっ!」
 腰が跳ねる。
 胸にばかり神経を集中させていたため、こちらへの刺激は完全に不意をつかれた形だ。
 穏やかそうな容姿とは裏腹に節が目立ちごつごつとした蛭の指は、愛撫へと転じると意外なまでに繊細な快感を湧
き出させた。
「ヒイヒイ言うなよこれくらいで。この程度だったら普段からサイにもやられてるだろ」
 耳元で囁きながらそのままアイの肌をなぞり下ろしていく。
 脇腹、柔らかなカーブを描く腰、下腹。適度に脂肪を乗せていながら引き締まった太腿。そして。
「あぅ……駄目、です……そこはっ」
 淡いブルーのショーツに覆われた秘所まで、蛭の指が下りてくる。
 アイは歯を食い縛る。両脚をぴったりと閉じて蛭にそこに触れられるのを拒もうとする。 
 ポーカーフェイスはとうに崩されてしまっている。
 それでも恥辱の侵食を理性の崩壊を、せめて少しでも食い止めようと抗う、抗う。

「ふうん、頑張るな、アイも」
 今はこうして拘束されてはいるものの、単純な力だけを問題にするならアイのそれは蛭よりも上だ。
 渾身の力で脚を開かせまいとすれば、最後の一線を拒否しきることは決して不可能ではないはずだった。
「開かせたまま脚も固定しときゃよかった。こりゃ失敗したな」
 腿を掴んで下肢を開かせようとするも、これが感触は柔らかいままなのに、位置だけが石にでもなったかのように
全く動かない。蛭は舌打ちした。
「ひょっとしてあれ? サイに操立てとかそういう古風な感じ? それとも単に俺に犯られるのが嫌なだけ?」
「……両方です」
 アイにとって、サイ以外の人間に抱かれるなど考えられないことだ。
 心を捧げた彼でなければ、それが誰であろうと同じこと。他人に無理やり体を開かされるくらいなら串刺しにでも
されたほうがましだった。たとえこれがかつての祖国の倫理観に無意識のうちに縛られたがゆえの意志だとしても、
アイ自身の意志であるには違いない。
347蛭アイ凌辱9:2007/06/24(日) 23:44:52 ID:zvS62fv5
「そう……」
 答えた瞬間、蛭の瞳がぎらついた。――ように、アイには感じられた。
 押し付けられていた壁から床の上に倒される。
「きゃっ!?」
 床につくにはぎりぎりの長さの鎖がまたじゃらんっと音を立てた。
 頭を抱え込まれ、乱暴に口を吸われる。
 舌でアイの口内に無理やり押し入り、絡め取るようにその舌を吸い上げる。互いの唾液を混ぜ合わせようとするかの
ような、濃密なキス。歯茎をなぞり、上顎を舐め上げ、歯列の裏側までひたすら貪り尽くす。
「んっぁあっ!」
 唇もまた、サイ以外には触れさせたくなかった部分だった。
 サイがキスをくれる場所。何か嬉しいことがあるたび、指でなぞって『可愛いね、アイ』と笑みかけてくれる場所。
 愕然とするアイの口をなおも蛭は蹂躙する。逃れられないように頭を押さえ指に髪を絡めたまま、唇をくわえこみ、
軽く歯を立て、何度も何度も角度を変えて口づける。
「く、ぅん……いや、いやあぁっ!」
 涙が湧いた。嫌悪感と、サイへの申し訳なさから出た涙だった。
 せめてこれ以上ここを凌辱されないためにできることは、

「痛っ!」

 アイは自分の口を犯す唇に、持てる顎の力の限りで歯を立てた。
 アイの犬歯の先の形に、蛭の唇に穴が空く。血を滴らせ顔をしかめながら蛭は跳ねるように身を起こした。
 切り裂かれた純白のナイティに、蛭の赤い血が点々と、落ちる。
「やられたな……」
 低く呻く蛭をアイは強い視線で見据える。
 怒りを込めて睨み返される、かと思いきや。
 蛭の血まみれの口元に浮かんだのは嘲笑だった。
348蛭アイ凌辱10:2007/06/24(日) 23:45:54 ID:zvS62fv5
「なんてね。こっちがお留守だよ、馬ぁー鹿」
「!」
 気づいたときにはもう遅い。力の緩んだ太腿を爪を立てんばかりに強く掴まれ、受け入れさせるためにいっぱいに
開かされている。脚の間に蛭の体が割り込み、無骨な指がアイの下半身に伸びてきた。
「いやっ……だめ、だめですっ……あぁあっ、いやぁっ!」
 ショーツの上から秘裂を愛撫される。指で刺激されたそこは、薄い布ごしでもはっきりと分かるほどじっとりと浅
ましく濡れていた。
「なんだ、ビービーワーワー喚いて嫌がっといて、きっちりこっちは気持ちよくなってたわけだ。
 さっすが、性別不明の相手とも平気でやれる変態女なだけあるよなあ」
 言葉でアイを責めながら、蛭はショーツごしにそこを弄びつづけた。胸の先端や脇との境目にも手を伸ばし、アイ
の体の快感を昂ぶらせる。
 理性とも感情とも無関係の、雌としての欲望がとろとろと溢れ、淡いブルーのショーツを湿らせていく。
 アイの喉から呻きとも嗚咽とも喘ぎともつかない声が漏れた。

「さて、と。そろそろ本番に移らせてもらおうかな」
 やがて蛭が取り上げたのは、さきほどアイのナイティを切り刻んだ布断ちバサミ。
 腿の付け根とショーツの間に片刃をはさんで、取っ手を握る手にゆっくりと力を込めていく。
「! いやっ! それだけはやめて、やめてくださいっ。それだけは――っ」
「うるさいから黙ってろよ。どうせあんた、俺に犯られるほかに選択肢なんかないんだから。
 腿に股動脈通ってるの知らないあんたじゃないだろ? 変に暴れたりしたらすぱっと切れて大出血だぜ?」
「……っ、いや……放して、やめて、いやっ……!」
 アイのもがきなど問題にせず、布地はゆっくりと裁断されていく。
 一方の腿が終わったら、もう一方も。そうやって両サイドの生地を完全に切断する。
 ついに晒されたアイの秘部を、蛭は嘗め回すように観察し感嘆の声を漏らした。

「へー、変態女のココってどんなもんかと思ったら、案外キレイじゃん。サイにはいつもココ使わせてるわけだ」
 もともとの体質なのか、毛は薄い。合わせ目もしっかりと閉じあわされているし、指で押し広げると覗く花びらは
処女のごとくとまではいかないまでも、年齢と使っている頻度を考えれば充分に鮮やかな色をしている。
 アイは目を逸らして体を震わせていた。
 怒りと屈辱と、何より自己嫌悪からくる震えだった。
 目の前の男に体を許してしまうことに対する――
349蛭アイ凌辱12:2007/06/24(日) 23:46:53 ID:zvS62fv5
 ジーンズの中から引き出された蛭の肉棒は、大きく硬く怒張しきっていた。太い血管を脈打たせ、鎌首をもたげた
蛇のように蠢いている。
 同じ名称で呼ばれるものであってもサイのものであれば、見つめるどころかキスを落とし、口に含むことすら厭わない。
 だがこれは蛭のものだった。これから自分を犯そうとしている男の肉棒だった。
 蛭は床の上に押し倒されたアイの、手首から伸びる鎖を再び掴んだ。
 縛める鎖が関節に食い込む。
「ほら、行くよ」
「いや、やめて……来ないでっ……助けて……蛭……お願い……」
 蛭の体がアイにのしかかる。這い回る巨大なヒルを描いた刺青が、触れんばかりに顔に迫る。
 透明な先走りの液をこぼす先端が、慎ましやかな秘部に押し当てられる。
 サイ以外には純潔を守り続けてきたその場所が、彼以外の者の手によってぎちぎちとこじ開けられていく。
「やっ、抜いて、いやぁ、はいってこないで……いや、いやああぁぁあぁぁぁっ!」
 外側から蛭の体重に。内側から蛭の熱と質量に。
 ウチとソト両側から蛭に蹂躙される。
「やあぁ、あぁぁ―――ッ!!」
 焼けついた杭を胎内にねじ込まれていくようだった。しかもその杭は太く硬く、そしてドクドクと脈打っていた。
 突き入れられた肉棒の圧迫に痙攣するアイを見て、蛭が汗の玉を浮かべながらうっすらと笑う。
「そう、その顔。その顔だよ、俺が見たかったのは……」
 アイの顔の横に手をつく。酸素を求めてぱくぱくと開け閉めされる口に、深く刻み込むようなキスをした。
 にじんだ血の乾ききっていない唇は鉄と塩の味だった。
 拒もうともがくと鎖が手首にきつく食い込んだ。
「ひぐぅ……あぅ、あぁあ、ぅ……ひぁ、あぁん……ひ、るぅっ……やめ―――」
「やめる? 誰が?」
 こんなに気持ちよくて楽しいのに?
 蛭は笑って、笑って笑って笑って更に腰を打ち付けた。
350蛭アイ凌辱13:2007/06/24(日) 23:47:52 ID:zvS62fv5
 強引に侵入される痛みと、無理な体勢でのしかかられているための苦悶と、どうしようもないほど即物的な快楽がアイ
を襲う。内壁は悦楽に熱く燃え、抽送をくりかえす男根にねっとりと絡みつく。繰り返されるピストンに声が漏れてしまう。
 女の部分から無理やり掻き出される快感に、涙と涎が溢れる。
「サ、イ……」
 胸の疼きは侵入の痛みでも圧迫による苦悶でもなく、アイの心が産んだもの。
「サイ、ごめんなさい、ごめんなさい……、ごめん、なさい……」
 愛しい人の名を呼んだ。
 届くことはないと分かっていてそれでもアイは呼びかけた。
「ごめんなさいっ……サイ……、サイ――ッ」
 謝罪の言葉に混じって、粘液の絡み合う淫らな音と、肉と肉のぶつかり合う音が響く。
 と――
「サイのこと呼んでる余裕なんて、あるの?」
 ピストンを休め、蛭が不機嫌そうに眉をはね上げた。
 仰向けになっているせいで実際より少し小ぶりに見える、胸の白い肉をわしづかみにする。
「あんっ!」
「気に入らないな。人に抱かれてるときは、抱いてる奴の名前呼ぶのが礼儀だろ?」
「……………」
 アイは唇を噛んで黙り込む。
 これが抱くなどという行為であるわけがない。ただ押さえつけ支配し蹂躙しているだけだと思った。
 言っても蛭をよけいに煽るだけだと思ったので口に出すことはしなかったが。
「ふーん」
 この期に及んで反抗的なアイの態度に、蛭の目つきがきつくなった。
「そうか、そういうつもりか。じゃあ俺の名前呼ばせてやろうか。無理やりにでも」
 ポケットから取り出したのは、小さな瓶に入った透明な液体だ。
「な……」
「ああ、別に隠す気ないから教えてやるよ。ただの『片栗粉』の水溶液さ」
351蛭アイ凌辱14:2007/06/24(日) 23:48:49 ID:zvS62fv5
 あんかけなどに用いる片栗粉ではなく、ある種の薬物の隠語のほうと口調で分かった。
 まさか。
 蛭はアイの中に突き入れていた己を引き抜く。愛液の糸を引いて膨れ上がった男根が抜ける。
 瓶の蓋をキュポンという可愛らしい音を立てて開けた。
「心配いらないよ。大した濃度じゃないんだ。値段も馬鹿にならないしさ片栗粉も。
 ――それでも使い方次第で、いい夢ちゃんと見れる程度の濃さではあるけど」
 押さえつけたアイの上で、蛭は水溶液の小瓶を傾ける。ぽとり、ぽとりと水滴をアイの秘部へと垂らしていく。
 水滴を指の先でまんべんなく塗りつけていく。クリトリス、花びら、そしてさっきまで肉棒でぎちぎちに満たされて
 いた奥の部分。
「ひ……ぁうっ」
「聞いたこと、ない? ヤるときにこれ塗るとすごい、って話」
 口に端に浮かべるサディスティックな笑みは、さっきからこれで何度目か。
 水溶液をすりこんでいく指の動きが、ひどくむず痒く、もどかしいものに感じられ始めた。
 気持ちいい――
「は、ぁん……」
 蛭の節くれだった指が秘部から離れた。裂け目がその感触を惜しむように、切なげにひくんひくんと痙攣した。
「気持ちいい?」
「…………っ。そんな、わけが……あり、ませ……」
 嘘だった。塗られた部分を中心に、全身にじんわりとした熱が広がり始めていた。
 胎内で熾火を燃やしてでもいるかのように。
「嘘はよくないなー、アイ」
 くつくつと蛭の笑い。
「気持ちいいんだろ? 今あんた、突かれてもないのにすっげぇエロい顔してるぜ。
 欲しくてたまらないって顔。今すぐ突っ込んで動いてもらって、ひゃんひゃん喘ぎまくってイきたいって目してる」
「ち、が……」
「欲しいんだろ。俺が」
 腰を抱え込まれる。
「俺の名前呼んで、くださいってちゃんと言えるならくれてやるよ。
 手首くくりつけられたまんまじゃ自分で処理もできないだろ?」
「……!」
352蛭アイ凌辱15:2007/06/24(日) 23:50:22 ID:zvS62fv5
 性器を中心にした熱は更に広がってきていた。広がるだけではなく高まってきていた。
 触れられてもいないのに腰をよじってしまう。もどかしい。足りない。足りない。
 さっきまでここに収まっていた熱いモノが欲しい――
「ああ、床に摺りつけて自分でイくってのもアリか……でもアレ慣れてないと厳しそうだよな。
 やっぱり俺とヤるのが一番順当なんじゃね? どうする? アイ」
 嗜虐的な蛭の笑みが、視界の中でブレる。

 意思とは裏腹に腰は動く。身の内のどうしようもない空白を満たしてくれるものを求めてしまう。だが。
「……お断り、します」
 できない。そんなことはできない。
 アイはサイだけのものだ。蛭に自ら身を任せるなど。

「頑固だな」
 子宮を疼かせる蛭の笑い。
「素直になっちゃえば、楽になれるのに」
 蛭の手がアイの下腹に伸びた。とろとろと愛液をこぼすそこに、くちゅ、と指先を飲み込ませた。
「あっ! ぁ、ぁふ、あ、ひぁ、あぅ、やあぁっ」
 震える体。跳ね上がる腰。どうにもならない、快感。
 指はアイの秘部を嬲り続けた。クリトリスをつまみ、内壁をこすり、爆発寸前のアイを更に追い上げていった。
「や、ぁ、やぁん、あっや、っく、あぁあ、やめてっ、さわらない、でぇ……」
 次に侵入してきたのは舌だ。温かく、柔らかく、変幻自在にアイの中をねぶり回して彼女を追い詰める。
「ひぁ、ああぁぁあんっ、あぁっ」
 ぐちゅぐちゅと響く卑猥な音。
 指と舌の動きは酔わされそうなほどに甘かった。それでいて何かが決定的に足らなかった。
 これでは駄目だ。もっと太くもっと硬くもっと熱く、脈々と打っているものでなければ――

 頭の中が、真っ白になった。

「ひ、る」
 ぽとりと口から唾液がこぼれた。
「何?」
 アイの秘部から舌を引き抜き、聞き返す蛭の目は淫らな期待に満ちている。
「ほしい、です、ひる……くだ、さい」
 上ずり、芯をなくし、蕩けきったアイの声に、蛭は征服者の微笑みを返した。
353蛭アイ凌辱16:2007/06/24(日) 23:51:32 ID:zvS62fv5
 蜜をあふれ出させる秘部にアイが求めたものがねじ込まれた。
 気遣いも何もない欲望だけの挿入のはずなのに、高く甘くよがり声を上げて悶えた。
「やぁん……ひるっ……ひ、るぅっ」
 蛭のほうも抑えていたのか、今までの分を取り返すように深く激しく何度も何度も突き上げてくる。
 身勝手な抽送の圧迫感すら、この状態では甘い快感と化す。
「ひる、ひる……ひるっ。あぁっ……ぁんっ、奥っ、もっときてっ奥ぅっ」
 突き込まれる腰に脚を絡める。夢中で引き寄せて、自分自身を快楽の淵に追い詰める。
「中、いっぱい、突いてぇ……ひぁあぁ、あぁぁっ!」
「アイ――」
 蛭の顔から目をそむけ、必死にサイの名を呼んでいた様子からは、想像もできない乱れようがそこにあった。
 首を持ち上げ、蛭がアイの口に吸い付くと彼女もそれに応えた。
 運命の恋人へのキスのように、呼吸を忘れるほど激しく互いの口内を味わい尽くした。
「んんっ、ん……ん、んんんっんっんんんっ」
 アイの粘膜に塗られた薬の効果は、そのアイと粘膜を絡ませあう蛭にも多少だが及んだ。
 けだもののようにアイとまぐわいながら、蛭も正体のない声で彼女の名を呼ぶ。
「アイ、アイ」
「ひる……」
「アイ」
 熱を帯びた体を力の限り抱きしめる。
「アイ、蛭じゃなくてちゃんと呼んでよ、『依』って」
「よ、り?」
「そう……『依』」
「より」
「そうだよ。ちゃんと……呼んでくれたね」
「より、より」
「そう、そうだよ。呼んで。もっと呼んでよ依って。いっぱいいっぱい」
 とろんと理性の消えかけた顔で蛭、いや依は笑って。
 アイの胎内をひときわ強く突き上げた。
「あ―――っ、ひ、ぁあぁぁっん、より、よりっ、あぁん、よりぃっ……」
 ガクンとアイの体が痙攣する。体にこもった力が急速に抜けていき、絶頂に達したのが分かる。
「んっ……ふ……、アイ……アイッ……!」
 イッたアイの体にしがみつきながら、依も彼女の最奥に精を放った。
 淫靡に喘ぐ女の胎内に、白い精液は一滴残らず吸われていった。
354蛭アイ凌辱17:2007/06/24(日) 23:52:19 ID:zvS62fv5



 それから薬の勢いに任せて、記憶も定かでないほど何度も何度も交わり合って――
 力尽きて意識を失い、目が覚めたのは既にもう日がとっぷりと暮れた頃のこと。
 行為を始めたのが朝焼けの頃だったことを考えると、ほぼ丸一日爛れた時間を過ごしていたことになる。
 粘膜に直接水溶液を塗ったアイとは違い間接的な摂取だったためか、意識を取り戻すのは蛭のほうが早かった。

「ん……」
 目尻をこすって覚醒した蛭は、自分がアイの体にすがりついたまま眠っていたことに気づき、あわてて彼女から体を
離した。アイの方はといえば、まだ一向に起きる気配がない。細い二本の眉をきゅっと寄せ、見ようによっては苦しそ
うにも見える顔で眠り続けている。 
「うわ、こんな時間。サイが帰ってくる前に戻んないと」
「その必要はないから気にしなくていいよ。おはよう蛭」
 背後からかかった聞き慣れた声に、蛭は反射的に振り返って答えた。
「ああ、サイ。おはようございま……、って、えぇ!?」

 怪盗"X"がそこに立っていた。
 腕を組み、いつも通りの少年の姿で、しかしいつもとはまるで違う表情のない顔で、蛭を見つめていた。

「お、お帰りなさい、サイ……仕事はもう終わったんですか?」
 ひきつった顔で蛭が言うと、
「夕方には終わってアジトに戻ってきてたよ。もぬけの空だったから何かあったのかと思って心当たり当たったんだ。
 俺が待ってろって言ったのに、アイが待ってないなんて普通に考えてあり得ないからね」
 サイはアイに視線を投げた
 鎖で縛められ、切り裂かれ体液にまみれたナイティだけを身にまとって、床に倒れたまま意識を失っている。
「まさか、ここまで悪い予感が当たってるとは俺も思いたくなかったんだけど」
 つまりは、自分がアイに対してしたことは完全にバレているということだ。
355蛭アイ凌辱18:2007/06/24(日) 23:53:23 ID:zvS62fv5
「ここのことはアイにも教えてなかったんですが。どうしてサイが……」
「いまどき警察だって科学捜査で轢き逃げ犯を追い詰められるんだよ。あんたがアイ乗せた車がどっちの方向に行っ
 たかなんて、タイヤの跡とか繊維とかプラスチック片とか他のもろもろのもので大体分かるんだ。あとは痕跡を追
 いかけつつ必要に応じて人捕まえて証言聞いたり、あんたのはまりそうな行動パターン分析して追っかけていけば
 いいだけ」
 勝ち誇るでもなく無意味に能書きを垂れるでもなく、ただ事実だけを淡々とサイは述べた。
「俺がアイと一緒に誰かに捕まったって線も濃かったと思うんですが、それは考えなかったんですか?」
「ないね」
 サイは断言した。
「親しい身内の裏切りにでも遭わない限り、アイが不覚取るなんてそもそもあり得ないから」
「………………」 
 絶対的なまでの、揺るぎのない信頼がそこにはあった。
「俺を、殺しますか」
 ぽつんと聞いた蛭に、
「今、俺の中の怒りと蔑みと哀れみと、どれを選んであんたにぶつけようか迷ってるところさ。
 それによって俺のあんたに対する扱いも変わってくるね」
 無表情なままで、サイ。
 蛭は瞬いた。怒りなら分かる、蔑みもまあ分からなくもない。だが。
「哀れみ?」
「自覚ないの? 言わなきゃわかんないわけ、蛭?」
 ぐったりと倒れ伏したアイの傍に、サイはしゃがみこむ。
 手を縛める鎖を両の手で握り締め、冗談のように軽いぼぎんっという音を立てて引きちぎった。
 頭の上で交差され、固定されて縛られた部分も器用に解いていく。
 解放された手首には、青黒い痣が鎖の形に生々しく浮き上がりはじめていた。
356蛭アイ凌辱19:2007/06/24(日) 23:54:26 ID:zvS62fv5
「あんた、今すげぇかわいそうだよ。こんなこともしても何も変わらないし何も手に入れられやしないのに。
 鎖で縛って無理やり自分のものにして、それで満足できた? アイはあんたに気持ちを向けてくれた?」
 ひどい喉の渇きと、唇のひりつきを蛭は感じていた。
 片栗粉のせいだろうか。それとも単純に朝から何も飲んでいないのがよくないのか。
「気持ちって、サイは何か勘違いしてますよ。俺はアイのことが気に食わなくて、」
「好きだったろ。ずっと」
 ナイフで突き刺すようにサイは断定した。
「自分の周りの人間のこともしっかり観察してるつもりだよ。今の『俺』って存在を形作ってる重要な一部だからね。
 ――あんたがずっとアイのこと見てたのも知ってる。俺がアイの部屋に行ったの初めて見た次の朝、凄い目で俺ら
 のこと睨んでたのも知ってる。あんたは俺らが気づいてないと思ってたらしいし、実際アイは気づいてなかったみ
 たいだけど」

 蛭は黙り込んだ。

「アイが欲しくて、でも手に入らなくて、しかも手にしてるのは俺で。あんたが憧れてる俺で」
「違います」
「そのジレンマにずっと何年も何年も耐え続けて、抑え込んでたものがある日突然一気に弾け飛んでこんな行動に出
 た、ってとこ?」
「違います……」
「かわいそうな蛭。あわれな奴」
「違っ……!」
 絵本のタイトルを読み上げるようにそう言い――
 息を荒げて叫んだ蛭からサイは顔をそむけた。
「まあ、どうでも良いけどね。あんたの事情がどうだろうがやったことは同じだ」
 サイズの合っていない男物のスーツの上着を脱ぎ、晒されていたアイの裸体に被せる。
 硬い床の上に横たわった体を、体格に見合わぬ力で軽々と抱え上げた。
 『ん……』とアイの口からかすかに漏れる呻吟。
 うっすらと彼女の目が、開く。
357蛭アイ凌辱20:2007/06/24(日) 23:55:44 ID:zvS62fv5
「……サ、イ……?」
「ああ、アイ」
 かすれた声で名前を呼んだ彼女に、サイは答えた。
「いいよ寝てなよ。まだ眠いでしょ」
「サイ……私、は……」
「寝てなってば」
 額に軽くキスをする。
「悪い夢見てたんだよ、あんた。だからもう一回寝ていい夢見直しなよ。さっきまで見てた夢なんて忘れていいから」
 何か言いかけていたアイの唇が、何度か頼りなく震えて、そしてまた閉じた。
 両のまぶたが安堵したようにゆっくりと下り、安らかな呼吸が口と鼻から漏れはじめ、それを見届けたサイは小さ
く息をつく。

 その一部始終を蛭はサイの脇で見ていた。

「連れて帰るよ」
 サイが蛭を睨んで一方的に宣言する。
「ひとまず手当てはしなきゃ。あんたをどうするかは、アジトに着くまでじっくり考えて決めるよ」
「……はい」
「はいじゃないよ蛭。あんたも来るんだよ」
 有無を言わせない口調でそう命じる蛭の主。
 憧れる力と意志の持ち主であると同時に、あらゆる意味で決して太刀打ちできない相手。
 蛭は目を伏せた。

『こんなことしても何も変わらないし何も手に入れられやしないのに』
 サイに言われたようなことなど、本当は蛭自身が誰よりもよく分かっていた。
 それでも、ほんのひと時でもいいからアイを手に入れたつもりになりたかったのだ。
 一方でその自己満足のために彼女を汚すことが、許されることではないというのも理解はしている。
 それ相応の償いはしなければならない。

「蛭、何やってんの早く」
 アイを抱きかかえたままサイが呼んだ。
 蛭は背筋を伸ばし彼を見返して答えた。
「はい、サイ。仰せのままに」

 今彼女を抱いているのがサイではなく自分だったなら。
 そんな甘い夢想がふと頭をよぎる。首を振ってそれを払いのける。
 ――夢はしょせん、夢だ。
 断罪をその身に受けるために、蛭はサイについて歩き出した。
358蛭アイ凌辱:2007/06/24(日) 23:59:12 ID:zvS62fv5
以上です
凌辱と陵辱のニュアンスの差に最近悩みます……

自分はけっこう他職人さんが過去にどの作品書いた人かとか分かる(気がする)方なんだけど
自分がそんなことになっちゃったら俺がアイたんに対して抱いているアレとかコレとかの欲望がバレてしまうと最近こわい
エロパロ書くっておそろしいな!
359ネウヤコ短編エロ少なめ:2007/06/25(月) 00:03:40 ID:2lMaLyKn
少女の体は熱い。その額も頬も、腕も脚も、細い腰も。そしてその内奥は、もっと熱い。彼自身を更に奥へと誘うように、逆に拒むように、動きながらも、深く捉えて、決して離すことはない。少女の中を深く穿ちながら、戯れに、その細い首に手を伸ばす。
頬を上気させ、息を弾ませながら、恍惚とした少女の表情に魅せられる。
体を繋いだまま、軽く首を絞める。やはり熱い。手の中の脈動。
「ネウ…ロ…」
声にならない唇の動き。ひくひくと、少女の体内が震え、彼自身が締め付けられる。「―――――!!」
少女の脈が早鐘を打つように高まり、体が跳ねる。その微かに開いた柔らかな唇を、唇で塞ぐ。少女の唇より甘い謎は、まだ知らない。 終
360名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 01:21:36 ID:f6OEexmh
神神よ
自分はあんなエロもこんなエロも
そんなシチュエーションも
どんなプレイでも大好物です
どうか恐れず投下してください心から崇めウハウハします
361沸騰:2007/06/25(月) 01:50:36 ID:sJOxH6u0
じゃ、投下。
タイトルだけの元ネタは例の少女マンガな。


何も分からない。
ただ、生きて肉感のある愛玩人形と化してネウロに弄ばれている。
どうして、などと思う隙などわずかもない。
元々がこのような戯れはいつものことだったからだ。
出会ってから運命のように定められたかのような関係に縛られて、弥子は今日もただひ
たすら与えられるままの愛撫と快楽に溺れ続けている。

「ぅうっ…」
涙で濡れた顔で見上げたネウロの表情は、意のままになる奴隷を思う存分いたぶれる
喜びからか、まるで子供のように無邪気だ。
確かに嬉しいだろう。さして抵抗もしない奴隷人形を手にしているなら。
そんな境遇に落ちているのは本当に嫌だというのに、何故だか弥子は逆らうことが出来
ずにいる。心も身体も、どっぷりと快楽に浸る喜びを知ってしまったからこそ、言いなりに
なる方がましだと割り切っているのだ。
もう、プライドなど欠片もない。
「ヤコ、貴様は実に面白いぞ」
あたかも虫でも観察するようにネウロはきらきらした目で見下ろしている。そんな扱いを
されて腹が立つというのに、それでも関心を向けられていることが不思議と嬉しい。
「…ネウロ…」
大きな手に握られた乳房が、じくじくと熱い。
奥の奥まで剛直に穿たれた膣内が、じっとりと愛液を滲ませて一層受け入れようと柔ら
かさを増す。
痛みがもう快感に摩り替わっているのだ。
もう正気などわずかしか残されていない。
何もかも、ネウロに奪われてしまった今では。
「どうした、もっと互いに楽しもうではないか、ヤコよ」
「あぁんっ…」
もっと欲しい、もっと与えたい。そんな至福の無我の領域がすぐそこにあった。ただ奪わ
れるだけではないものが、確かに存在していた。
この狭い事務所の中に。



終わり
362名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 01:56:15 ID:62j0ylBn
一体何があったんだこの神作品ラッシュは…!
363名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 02:46:04 ID:zrzIrPof
>>358
神! GOD JOB!
なんつうか、賛辞がありすぎて上手く言えないんだが、
とりあえずえろいアイさんと切ない蛭と男前なサイに惚れた。
364名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 05:52:10 ID:2lMaLyKn
>>358
最後のサイアイの絆も素敵です

アイは性器に武器仕込んでたり痛みにやたら強かったりしそうだけど、「女」なアイも(・∀・)イイ!!
365名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 09:28:52 ID:9tw+xRme
すごく…みんなゴッジョブです…
興奮しすぎてDCS作ってしまう所だった
366名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 10:01:20 ID:I8HmsoNM
やこたん☆今週のおやつは…




有精卵。
367名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 10:01:34 ID:HGGaqCLQ
今週号を読んでサイトロがあたまをよぎった
368名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 11:21:48 ID:QEs6nrXX
うお…なんだこの投下ラッシュ!
神の方々グッジョブ!何か色々燃え尽きた!!

>>337
サンクス!探すの苦労してたんだ…!
まとめにある小説の量を見るとこのスレ本当に神がいるんだなって思う
369名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 12:02:27 ID:4rk/KVuz
たーまーごっ!たーまーごっ!
今週号読んだ。
…産んじゃえよ、卵(有精卵)
370名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 12:04:56 ID:51kGkJA6
GJGJGJ!!
やっぱり鉄仮面なアイさんにはドエロが似合う…!
でも、水を差すようで悪いんだけど、「依」は「より」じゃなくて
「よる」じゃないかなと思うんだ…
「蛭と依」は「昼と夜」、みたいな描写があったし。
まあ普通「依」って名前でたら「より」だよなあ…

ネウヤコ短編もグッジョブ、ゴッジョブ!!
「ネウロファンに神が多い」のはフラッシュやAAだけじゃないぜ…!
371名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 15:33:25 ID:xVM/Wxp5
このスレいつでも神有月だな
よーしパパヤコアイヤコとか擬人化トロイ様期待しちゃうぞー!

>>370
依のほうが親とかがつけた本名なんだから、「ちゃんと呼んで」ってことならそっちでいいんじゃ?
「ひる」はサイがつけた名前だけど、「よる」もサイがつけた名前だし。
俺はこのシーンは「よる」だとぴんとこない。
372名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 15:47:24 ID:h14J9qKx
神ラッシュktkr!ゴッジョブ!
>>370
3〜4号前読み返したらわかるけど本名は「より」だからこのままでおk
373名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 15:56:44 ID:/tJX+xKd
好物有精卵とか狙っているとしか思えない
GJ!
374名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 16:36:48 ID:CHAgIC6W
フェラ直後の口に生卵落とすとか半熟卵で濡らしてから中田氏とか思わず頭にうかんだ
縛られてから5、6発ぶたれるぐらいが準備体操ってのもすごい話だw
鬼畜SMネウヤコ神はいずこか〜
375374:2007/06/25(月) 16:40:02 ID:CHAgIC6W
×半熟卵
○温泉卵

半熟卵は濡れにくいOTZ
376名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:00:54 ID:51kGkJA6
>>372
それ見逃してた…つい最近の展開だけではやとちりしてしまった。
騒がせて&職人様すみません…orz
377名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:30:10 ID:g6nWS1+W
サイはやこに殺さないけどいろいろするんですよね
楽しみ
378名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 18:04:25 ID:2QsetoQj
静けさもあれば嵐もある
これだから日参をやめられないw
素敵な神々にGJ!!!
しかし、今週も萌え的問題発言があったので
貪欲にも新たな投下を裸正座でsageて待つ!
379名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 19:15:00 ID:4S7tXmnJ
>>371
>擬人化トロイ様
新しい萌えキター
言いだしっぺの371に是非頼む
380名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 19:51:09 ID:0NBvIk/1
「この状態から5・6発ヤられるぐらいが準備体操です」

萌えた








・・・え?違う?
381名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:00:09 ID:mWNWJN30
「この状態から5・6発ひっぱたかれるぐらいが準備体操です」

何の準備体操か考えるだけでwktkする

382名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:00:26 ID:xVM/Wxp5
弥子もよかったが
今週のゴリラを退治するサイとそれを見守るアイは
家事を分担する夫と妻のようで俺的にはえらく萌えた!
亭主関白な夫をうまく操縦して手伝わせる妻ハァハァ

>>371
トロイ様いくつくらいだろうという時点でピタッと妄想が止まっている……
俺的にはむちむちのお姉さまが良いのだが
少女にして既に魔性な女なトロイ様も捨てがたい
383名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:07:55 ID:sJOxH6u0
あかねちゃんは黒髪自慢の清純美少女(そしてハイスペック)
トロイは生まれついての魔性幼女というイメージだ。
384名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:09:18 ID:mLidM5e1
>>380
おまいのせいでそうとしか考えられなくなったw

最近本誌のツッコミどころ多すぎだ
牛乳が雑巾にかかってるコマで色々想像しちまった
385名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:11:14 ID:ipw+xBD7
ネウロにはムチムチなお姉さまがいないから
トロイはボンッキュッボンのムッチムチ系なお姉さまで是非にお願いします
386名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:31:28 ID:EmvS+4iS
トロイはあの黒い艶が色っぽいので
黒髪もしくは褐色の肌の美女のイメージだ


本誌が我々の妄想をさらに煽る展開で困るよw
387 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/25(月) 21:35:31 ID:DigSSlPq
まとめに入れてはいないしエロもないけど
まとめのあかねちゃん日記のレスのところに擬人化トロイ様がいらっしゃるんだお
ちょっとツンツンしてかわいいんだお
388名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:12:02 ID:uZ38nGlG
ヤコの準備運動発言がトラブルなんて目じゃないぐらいエロ過ぎたので飛んできました。
ネウロとヤコのハードSMなSSはありますか?
389名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:40:40 ID:+wYtSJPW
>>380
自分は、それより吾代の「それでも何かされるつーことはあんだろう」に来た。
何かってなんだよ・・・。
っていうか、考えてることは、みんな同じかよ・・・と。
やっぱり誘拐されたら、想像するのは、みんな一直線にエロなんだ。
アレ?  もしかして、考えたのは自分だけ?
390名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:45:37 ID:sJOxH6u0
殺す以外のことはするって言ってるんだから、普通エロ方面を想像する
だろう。むしろ、他が想像出来ない。
これ絶対、あちこちで描かれるなと思った。
391名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:03:35 ID:gspEpA9p
>>389
あれ俺書き込んだっけ?
392名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:14:30 ID:C5qhk41H
サイなら…サイならきっとやってくれるはずだ!!
393名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:33:49 ID:gXD1JVk2
それこそ弥子の姿で犯したりとかしてくれる訳ですね
<障害者トイレネタでがいしゅつだけど
394名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 06:52:51 ID:L2a8Qwos
>389
自分もその台詞が一番キた。
それに吾代の台詞、愛というか心配がこもってるきがした
395名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 07:21:40 ID:aFNVCIqs
吾代さんは普通にいい人だからね。
しかも名探偵は実はネウロって事を知ってるから、
吾代にとって弥子は(人より洞察力が鋭いだけの)ただの女子高生。
396名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 08:00:49 ID:nn4g8osN
きっと無理矢理(手紙を)挿れられたのに「浮気性」と言われてしまうトロイ萌え。
397名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 08:24:51 ID:n8KP/USJ
絹の布で磨いてたらしいよ
398名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 08:38:16 ID:VcEOg6/J
トロイ、魔性の女みたく言われるけど
実は意に沿わぬ主人によって父親から二回も引き離され
傷物にされた薄幸な過去持ちなんだぜ

……擬人化した場合の相手が最大の問題なんだがw
やはりサイかネウロ? 池谷じゃ近親相姦だ
399名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 08:45:49 ID:2deLtDQ/
義父だから無問題
400名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 09:30:05 ID:aFNVCIqs
大塚が陵辱とかどうだ?
池谷の才能に嫉妬してたって事は、トロイに惚れてるんだぜ
でも酷いことしちゃったんだぜ
401名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 09:30:47 ID:4rcfByrV
今週色々とエロい妄想もかきたてられたけど、アイさんの机の上にある
アイリスが、サイがどっかから盗ってきた発表前の新品種だったら…
とか考えたらそれはそれで萌えた。
402名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 11:00:16 ID:qgXHa+ec
>401
よし、それで書いてくれ!!
403名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 11:47:56 ID:78FFYd+4
最近迂濶なことを言えないから困る
困るから>>401がんがって先陣を切ってくれ
404名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 12:08:35 ID:+4WpBd+7
何このスレの伸びようは?!
トロイは全身黒の気の弱そうな美女なイメージが出て来た
魔性だとか言われてるギャップがあっていいと思うんだけど
擬人化してもしゃべれないとか
今の主人はネウロだから攫われたヤコの代わりにされるとか
浮気したお仕置きとかそんなん自分は一切書けんけど…!
405名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:03:29 ID:T6aS3Lng
池谷の娘だからトロイだってエロ女だろうと思う自分が久しぶりのエロ小説を書いて投下しますよ。
トロイ擬人化で、サイトロのつもりだったがいつのまにかトロサイに。
最後までお付き合い願えたらうれしいです。
406サイトロ〜浮気症のお留守番1:2007/06/26(火) 13:05:05 ID:T6aS3Lng
ゴリラを解体したサイは生臭い血がこびりついた笑顔で、「じゃーいってくるね」といつものようにアイに言った。
「お待ちください、」
そのまま出かけようとするサイのあとを、どこから取り出したのか濡れタオルと着替えを持ったアイが追う。
「そのままでは目立ちますよ。」
アイは手際よく血を拭き返り血を浴びた服を脱がせ、新しい服を着せる。
これも一体、いつまで綺麗なままでいれるのかと考えながら着替えさせることはもう止めていた。
ただ迅速に、サイの脳細胞が変異する前に、彼が目的を忘れてしまう前に、

「行ってらっしゃいませ。」
(さて自ら食べたいと言っていた、生きたまま猿の脳髄をつつく料理のことは忘れてしまったのか。作らなくてよいのなら作らないけど、頭を割らずにそのままおいてあると言うのはやはり脳髄は生のまま食べたいと言う意思だろうか)

深く、頭を下げた。
407サイトロ〜浮気症のお留守番2:2007/06/26(火) 13:06:00 ID:T6aS3Lng

無関心を装ってはいるけれど、たぶんアイツのお客なんだろうな。
アイが出かけに着せてくれた服に一番合う顔をまとい、こちらも至極無関心にビルの前をうろつくサイの目が、ひとりの女性を捕らえた。
もともといかがわしい金融会社が入っていたビルである。名の売れた探偵の事務所が入ったからと言ってこの雑居ビルの「ヤバい」雰囲気は消せない。
そりゃー一般人は入りづらいよね、とあくまで見た目は一般人のサイも同様にエレベータを前にして戸惑うふりをし、なれない姿で事務所のドアを開けた。

「いらっしゃい。」

「あれ、驚いたな。いつの間にこんな綺麗な人雇ったんだろ。」

誰もいないと思って開けたドアの向こうには、随分とオシャレな机と、それに寄りかかる女。壁の妙なふくらみ。
サイは元の姿に戻り、事務所の中を一通り見回した。

「はじめまして、ご用件なら伺いますが?」

にっこりと、女は笑った。その笑顔は誰も受け入れるような優しさと、淫猥さ。そして警戒心が宿っている。
この女は、この事務所にいるくせに自分のことを知らないのかとサイはすこしむくれた。だけれどすぐに笑顔になり、

「はじめまして。えーっと、ネウロに手紙を渡したいんだけど。」

懐から黒い封筒を取り出し、ひらひらと女に見せた。
女は意識的なのか、サイを決して事務所の深部、応接セットよりも奥へと容れない。

「それだったら表にポストがありますのでそちらへどうぞ。うちの事務所の鍵がいつも開いているのは依頼人様のためであって、侵入者のためではありませんから、速攻お引取りお願いできますか、怪盗サイ様?」

「!」

「それとも、あなたの性格上力ずく、という形の方がお好みかしら?」

この女は自分を知っていた!しかも知った上で、「力ずく」という言葉を出してきた。まるで自殺行為ではないか。
事務所に楽しそうなサイの笑い声が響く。

「そうだね、いますぐあんたを箱にして、その後の、たぶんネウロのお気に入りの机にこの手紙入れくのもアリだね。でも、―――」

女の間合いに、すっとサイはもぐりこんだ。
408サイトロ〜浮気症のお留守番3:2007/06/26(火) 13:08:30 ID:T6aS3Lng
「あーあ、あんたみたいな良い女がいるって知ってたら、もっと色々考えてきたのに。」

奪うように、サイは女に口付ける。
深く、深く。
二次性徴も始まっていないようなうすっぺらな少年の見た目とは裏腹なその濃厚な口付けに女は驚き、だけれどその甘いキスに酔う。
(だってしょうがないじゃない、あたしだって、ひさしぶりなんだもの。)
決して侵入者を受け入れようとしなかった女の目が、柔らかさを湛えはじめた。

「ねえ、名前教えてよ。」

女の潤んだ目と、自分の唾液がつなぐ口がまだ物欲しそうにこちらを見ていて、満足そうにサイは聞いた。

「――、トロイ。父の、最愛の娘よ。」

言って、トロイはサイを求めた。



耳に水音が響く。そのたびにサイの体は強張った。
サイをただ満足させようというアイの献身的なセックスとは違い、トロイのそれは、自らの性欲を全身でぶつけてくる。
慣れていない「攻められる」セックスには怪盗サイも手出しできず、
ただ自分とほとんど身長の変わらない女に組み敷かれ、喘ぎ声を喉の奥に押し込めるのが精一杯だった。

「声、」

まだ耳しかいじられていないのに、既にサイの股間は大きく怒張を始めている。
そして耳元で淫猥に響くトロイの声と、息でソレはさらに熱を帯びていく。

「聴かせてよ。」

がまんしないで喘げばいいのに。
かぷり。

軟骨を甘噛みされ、サイは小さく喘いだ。

「そうそう、そういうエッチな声、おねえさん好きだなー。」

トロイは満足そうに笑い、耳から頬、そしてだらしなく開いたサイの口へと舌を進めた。
先ほど自分からはじめたキスのように舌を突き出したサイのそれは期待を裏切られ、トロイの舌はただ唇をなぞる。
決して舌に触れない。上あごをくすぐり、歯列を通り、サイは求めるのにトロイは決して舌を絡めない。

「チューしたい?」
409サイトロ〜浮気症のお留守番4:2007/06/26(火) 13:09:11 ID:T6aS3Lng
唾液でべとべとになったサイの口の周りをなめる。こぼした唾液も全て舐めとるように。

「したいならちゃんと言わなきゃ、自分勝手なことばっかりしてるとオアズケだよ?」

トロイはそのままサイの服を脱がせ、露わになったうすい胸板に口付けた。
耳を舐められ欲していたキスもおあずけになっているサイの全身は敏感になっていて、それだけで跳ねる。
舌が、這う。
胸から脇、腕を通り手首、指先。おおよそアイがしないような挑発的な舐め方で、サイの理性はもろく崩れそうになる。

(ちがう、この女を、気持ちいい。この女を、また、人質に、ううん、箱に、きもちい…っ、あっ)
「アイ…っ!」

ふ、とトロイの動きは止まった。
口に含んだサイの指を出し、

「やだなぁ、こーんな良い女を抱いてるときに他の女の名前出すなんて。もしかして、その人恋人?」

妬いちゃうなーと言いながらも、唾液でてらてら光っているサイの指を、トロイは自らの秘部へと導く。

「ねえ、始めたのはあんただし、アタシもうこんなだし、やめるなんてやぼなこと、言わないよね?」

ぐぶりと、サイの指はトロイに飲み込まれた。
きっと何人とも体を重ねてはいるがサイの脳細胞にはアイとのセックスしか刻まれていない。
ソコは、トロイのソコはアイと違い慣らすことなくサイの指を3本も受け入れ、そして求めるようにうごめいている。こんなのは、初めてだった。
ここにもし、自分のを入れたら…?
サイのペニスは痛いほどに勃起していた。

「入れたいの?」

いつの間にか下着まで脱がされていたらしい、トロイは至極楽しそうにサイのペニスを口に含んだ。
自ら腰を振りながらも、トロイの口内はサイを攻め続ける。喉の奥までくわえ込み、亀頭がごりごりと喉をこする。

「っ、あはっ、だめっ、いく…、いっちゃう…っ!」

初めて味わう感覚に、サイは思わず叫んだ。
しかしトロイはぴたりと行為をやめ、いままで咥えていたモノを優しく、決してサイが達することの出来ない強さで撫でながら、言う。

「イきたいなら、言ってごらん?さっきは他の女の名前を読んですみませんでした、イかせてくださいって。」

「ご、めんなさ…っ、ほ、かの女の、…っ、んで…いか、せてください、いかせてくださいぃ…。」

世界中から恐れられているサイはいま、トロイの下で哀れに啼く、ただの少年だった。
哀れな姿に満足そうに微笑んだトロイはサイの股間に腰を沈め、

瞬間、搾り取るようなトロイの膣の蠕動運動に、サイは果てた。
410サイトロ〜浮気症のお留守番5:2007/06/26(火) 13:10:43 ID:T6aS3Lng
「早漏!つーか、っすっげー早漏!!」

「黙れ淫乱机。」

「怪盗サイっていうからどんなに絶倫かと思えば、ただの早漏じゃん!
侵入者が来たら追い返せっていうから頑張ったのに!
それなのにキスされたからちょっと発散しようと思ったのに、逆にたまったっつーの!!早漏!怪盗早漏!!」

弥子も無事奪還できた後日、ネウロの脚の下でトロイは先日の顛末を話し、
お仕置きもそこそこにつもりに積もった怪盗サイへの不満を漏らした。

「浮気症な机め。」

ため息をつきながらただ延々と繰り返されるつまらない女の話を流しながら、
怪盗サイに敗北感を植えつけたのは我が机が最初か、と満足そうにネウロは目を閉じた。

「あら、良い女をほっとく方がわるいのよ。」

眠りの渕で聞こえたのは、トロイの笑い声。


おわり
411名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:16:38 ID:bACo/YRk
GJ!
オチ吹いた!

吾代もこのトロイに責められたらいい…
412名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:16:58 ID:T6aS3Lng
途中sage忘れてスンマソン(;´Д`)
どうもヒロインがヤコだからなのか、男攻めが多いので女攻めを自己補完の意味でも書いてみた。
ムラムラしてやった。後悔はしていない。
413名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:32:52 ID:jgZgaCyl
これはいい女ですね。GJGJ!
オチがいいな。

このトロイたんだと、吾代、ネウロ、弥子、あかねちゃん、
いろんな組み合わせができそうで萌える
414名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:43:35 ID:Thfw0E8L
まあ、その、なんだ
トロイは俺の嫁
父親譲りで男に座るのが好きなトロイが大好きだ!
415名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:45:33 ID:VcEOg6/J
たった今自分の萌えカプの中にサイトロが加わった
萌えに萌えた、そして怪盗早漏に噴いた
しかもアイの名前呼んじゃっていじめられるなんてサイアイ好き的にもおいしい話だった
超GJ!

ネウトロとかもよさそうですな
よだれが止まらん、
416名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 15:15:34 ID:8rZs26K6
どさくさに紛れてトロネウと叫んでみる
417名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 16:10:00 ID:INJ44uXg
トロイの中心でサイヤコ鬼畜を叫ぶ
418名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 16:33:48 ID:gspEpA9p
お姉さんが教えてア・ゲ・ルなトロヤコ・ゴシカァン!
419名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 16:41:03 ID:DeTuFM8T
トロイ擬人化だからぶっとんで
池トロの純愛近親相姦エロでもありな気がする

娘の前で次々にいろいろな女といちゃつき乳繰りあう父
この世で一番愛する父に身も心も愛されたいという願いから
ある夜擬人化するトロイ

「お父様」
420名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:07:18 ID:Tf1rmB8z
いつものようにネウロとヤコがヤっていると出てきて「じゃああたしはここねっ★」と真っ黒なディルドでヤコのバックバージンを奪うトロイ。
トロイ→馬→絶倫しか頭に浮かばない
421名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:26:32 ID:gspEpA9p
>>420
ぜひそれで頼む
422名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 18:11:21 ID:aFNVCIqs
そうか、この漫画に足りなかったのは積極的でエロい女だったんだ!
攻められるネウロって絵になるんだろうなー。
423名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:44:52 ID:IqoR37OX
自分、トロイは擬人化するなら由香みたいなのと思ってたが
(そして由香と共に父親をげちげち踏む)
この流れに新たな色々が目覚めてきたw
424名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:48:06 ID:DoMEiv1y
ネウロとヤコで盛り上がってるかと思って来てみれば、まさかの机に萌えているのがスレの大半だなんて……
漫画が異端児ならスレも異端児だ……
どちらもそこが面白いんだけど
425名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 19:53:38 ID:uN3XwH1H
ネウロは攻めてこそネウロだろ
攻められるネウロとか逆に怖いな
426名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:19:39 ID:2uEa8y4h
王道のネウヤコはもちろんのこと
浮気性の机といい今週も萌え所が多いな・・・
ところで久しぶりに吾ヤコに萌えたのは自分だけか?
あんなに心配してるではないか!
427名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 21:37:44 ID:2jGob0xq
今週のネウロも相当エロかったが
机にまで妄想を繰り広げるお前らも相当だなw






トロイに攻められるサイは俺の嫁
428名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 21:56:43 ID:UOPKBRrt
最近の展開に悶絶しすぎてぼうこうえんになった
どうしてくれるんだ松井
429名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:27:32 ID:bAXJRwmb
ネウヤコ。フェチと蚊に注意の全11レス。エロは(5)ぐらいから。
***
虫刺され(1)
不快な羽音に、浅い眠りと耳元の静寂が破られる。虫に文と書いて蚊とはよく言ったものだ。
既に、パジャマと布団のみでは隠しきれなかった腕と鎖骨あたりに、それぞれ刺されたと思しき痒みを覚える。
(ただでさえ蒸し暑いのに嫌になるなあ……)
葛きりに水羊羹にわらびもちを山と味わう夢を中断されて、
弥子は不機嫌極まりない。
弥子はむずがゆい場所を掻きながら、自室のベッドから身を起こす。手探りで、ベッド脇にあるはずの殺虫スプレーを探す。
しかしスプレー缶の冷たい感触は手には触れない。代わりに掴んだのは、別の物だった。
430虫刺され(2):2007/06/26(火) 22:29:36 ID:bAXJRwmb
弥子がその手にまず感じたのは、堅い布の感触。棒状で上に長く延びていて、布の下では直線に近い曲線を描く堅い感触と、それより柔らかい何か。手を下に滑らせると何やら革と床の感触。
「!?」
「ヤコ。なぜ我が輩の脚を掴む。離せ。」
聞き慣れた冷徹な声が上から降ってくる。「ネ、ネウロ!?なんであんたが私の部屋に!」
慌てて手を離す。掴んでいたのはネウロの左足だったらしい。
目を凝らすと、相変わらず常識的な訪問のTPOを無視する魔人が、ベッドサイドに立って弥子を見下ろしていた。
「貴様が、久々に早く帰って安眠できる、などとあかねに呟いていたのでな。我が輩が直々に貴様の安眠を確かめに来てやったのだ。」
431虫刺され(3):2007/06/26(火) 22:31:25 ID:bAXJRwmb
……いや、絶対襲って眠らせない気だったはず。こいつはそういう奴だ。このエロ魔人が事務所でやたらサカってくるせいで、自分の部屋で眠るの久し振りなのに!
「ヤコ、奴隷思いの我が輩に感謝しろ。あまりにも幸せそうに眠っているので、暫く観察していたところ、意外にも貴様がすぐに目覚めたが」
「感謝できるか!ていうか、ネウロ、あんたどっから入ってきたのよ!」
「ごく常識的に鍵を壊さず窓を開けて入ってきましたよ、先生。」
助手顔でうそぶいてる…
「どこが常識的だ〜!大体あんたが窓開けたりするから、蚊が入ってきて刺されて起きちゃったんだよ!蚊に刺される私を見てほくそえんでたの?あんたのせいだよ!」
432虫刺され(4):2007/06/26(火) 22:32:43 ID:bAXJRwmb
「普段あれだけ食っているのだ。貴様の血の少々、産卵前の蚊にくれてやったとて罰は当たるまい。もう満腹になって去ったようだが。魔人を刺すなどと言う暴挙に出ないだけ分別がある虫だな。
貴様の頭ほどある魔界虫に刺されて麻痺毒が回り、血肉を好む幼虫を産みつけられたわけではなかろう。」
「またエグい魔界知識を……たいしたことなくても刺されたら痒いのは痒いし。跡になったらやだし。」
その時、魔人の碧緑の二つの眼が、薄闇に妖しく煌めいた。
「刺されたのか。見せてみろ」
有無を言わさず、ベッドの上に抱え上げられ、抑えつけられる。
「ちょっと!刺されるの平然と見てた癖に!やめてよ!」
433虫刺され(5):2007/06/26(火) 22:34:06 ID:bAXJRwmb
慌てて手足をばたつかせようとしても、もう遅かった。ネウロが両手で私の手首を掴んで、磔の形にベッドに仰向けに縫い止める。万力のようなネウロの手の締め付けの前に、為す術もない。
足はと言えば、馬乗りになられてぴくりとも動かせない。
「何するのよ!」
ネウロの顔が近付く。
「ふむ。ここと」
いきなり刺された右手首の内側に口づけられ、強く吸われる。
「そしてここを刺されたのか」
鎖骨の下にも唇が落とされる。ぺろり、と一舐めされる。
「ネ、ネウロ……」
何故か顔が火照る。
「中和されて痒みが止まってきただろう?唾液を弱アルカリ性にした。」
くすり、と笑う魔人。
434虫刺され(6):2007/06/26(火) 22:35:35 ID:bAXJRwmb
「どうした、ヤコ。貴様が我が輩のせいで刺されたと騒ぐので、治療したまでだ。」
「……うん、ありがと。」
何だか恥ずかしい。たまに妙に優しいんだよね。ネウロは。ほだされかけて力を抜いた矢先に、エロ魔人はのたまった。
「ヤコ、礼なら言葉だけではなく、奴隷らしく体でも示せ。」
「…はい?」
ネウロは、素早く私の両腕を片手一本で頭上に固定した。そして空いた手でぶちぶちとボタンを外し、私のパジャマの前をはだける。
「い、いやぁっ!」
「ヤコ、大人しくしろ。さっきは感じたのだろう?」
「そ、そんなことないっ……んんっ」
それは嘘だった。また、同じ刺された場所に、唇を落とされた。体の芯が、きくん、と疼いた。
435虫刺され(7):2007/06/26(火) 22:37:15 ID:bAXJRwmb
ネウロの唇が、ゆっくりと私の肌をなぞる。時々鈍い痛みを伴う甘噛みを加え、舌で啜りながら。
鎖骨から首筋、耳たぶそしてまた首筋、胸元へ。
「あ……」
思わず吐息が漏れる。ネウロの手が、指が、私の右胸を包み込む。揉みしだく。息が荒くなる。動悸を抑えられない。
「ん……あ、あんっ!」
漏れる声を殺せないほどの快感が走る。右胸の先端を円を描くように指でなぞられ、同時に左胸の先端を強く吸われた。しばらくそれを繰り返される。私はもう息が上がってしまっている。
「快いのだろう、ヤコ」
ネウロの笑みが目に浮かぶようだ。自由になった両脚をもじもじと擦り合わせると、私の内腿には、はっきりと濡れた感触があった。
436虫刺され(8):2007/06/26(火) 22:39:31 ID:bAXJRwmb
魔人の悪戯な唇が、指が、それでも飽きたらず、私の脇腹を、太股を這う。所有の証を刻むかのように強く吸われる。両手はとっくに自由になっているのに、力が入らない。頭に靄がかかって、熱に浮かされたみたいだ。何でこんなに気持ちいいんだろう…。
陶然としていると、パジャマのズボンと下着を瞬く間に剥ぎ取られ、右足の足首から上に向かって、撫で回され、唇で、舌でなぞられた。と思ったら、不意に両足を抱え込まれ、大きく開かされた。思わず顔を横に背ける。
「やっ…ネウロ…恥ずかしいよ。」
「今更何を言う。こんなに濡れているぞ。」言いながら、割れ目に口づけられ、舌でクリトリスをいじられる。
「あっあああん!」
437虫刺され(9):2007/06/26(火) 22:41:34 ID:bAXJRwmb
舌で襞を割られて舐め回される。ちゅっちゅっと音を立てて吸われる。ぷっくりと膨らんだ突起の根元を舌の先端でしごかれる。私のそこからは、愛液がとめどなく伝って流れ落ち、シーツを濡らす。その広がってきた染みの冷たさを、お尻で感じる。
「あああ!あっああんっんンだめええ」
私はもう喘ぐことしかできない。舌の動きが激しくなる。そして長い指が二本、私の内奥を蹂躙し始める。濡れそぼってすぐに奥に滑り込む。それぞれ独立した指の動きで掻き回され、中の壁を辿られる。
くち…くちゅ、くちゅ、と水音が響く。
「もう頃合だな」
呟いてネウロは、中に差し入れる指を三本に増やす。そしてその指を激しく抜き差しする。
438虫刺され(10):2007/06/26(火) 22:43:20 ID:bAXJRwmb
「ヤコ、イっていいぞ」
言うなりネウロは、複雑に曲げた三本指で私を突き上げながら、その同じ手の親指で私のクリトリスを強くしごいた。
「あっネウロ!イクっ!イっちゃうの!あっああああ!」
瞬間、強く足を突っ張る。体が、子宮が、ビクンビクンと痙攣する。頭の中で白い閃光が弾ける。足の間から熱いものがほとばしった。……恥ずかしい。指と舌だけでイっちゃうなんて…
「…ヤコ、いくぞ」
「は…あんっ」
余韻に浸る暇も与えず、今度はネウロ自身が体内に押し入ってくる。熱くて、堅い。圧倒的な質量で、激しく膣壁を擦り上げてくる。両足を抱え直され、畳まれたと感じるや否や、最奥を先端でノックされる。
何も考えられない。
439虫刺され(11):2007/06/26(火) 22:45:06 ID:bAXJRwmb
額を汗が伝う。少しずつ、ネウロの突き上げるスピードが上がる。ぎしぎしとベッドが軋む。虚空をさまようような快感が下腹部から背中を駆け上がり、そして一気に爆発する。体が反り返る。私の中がネウロを深く包み込んで、締め付ける。
「――――――!!」
私が二度目の絶頂を迎えた後、一呼吸置いて、ネウロが低く呻いた。
魔人は私の体内深くに、その熱い精を吐いた。
…その後も、結局魔人は、私に眠りにつくことを許さなかった。
翌日、私は体育の授業で、着替えるときに、叶絵に指摘された体のそこかしこの紅い跡を、蚊のせいにする羽目になる。痛む腰を抑えながら。全く横暴な蚊だ。 終
440名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:45:10 ID:pjAWSpHA
俺の腕にも虫刺されがある件について
441首絞め短編人:2007/06/26(火) 22:47:55 ID:bAXJRwmb
以上です。流れ無視して自分史上初長編投下、すまんです。携帯からで読みにくいが、次は要望にもお応えできるよう頑張ります。
皆様よい夢を。
442名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 22:49:50 ID:mcXjnipl
うおおおお!GJ!
蚊と違うのは季節を問わないところか
寒くなったら何て言い訳するのかヤコは
443名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:09:08 ID:2uEa8y4h
流れなどお気にせずに。GJ!!!やはりネウヤコはよいな。
蚊にさされを上手いことフェチに持ってきよって!!

本誌の流れに沿う神もオリジナルで行く神もエーロ・ゴシカアン!
444名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 08:03:36 ID:yvC/tXwE
なんつーエロい…!!
ゴチ!
445名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 08:21:07 ID:lhjY9QK+
>440がネウロに舐めてもらいたいと仰せであります
446名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 09:17:33 ID:rnFPY6we
>>440
>>445
我輩が動くまでもない。
コイツで十分だ。


ゴゾゴゾゴゾ………
447440:2007/06/27(水) 14:09:40 ID:W9RZorpI
いや、俺の腕はイミナさんの縫い針が刺さってたようだ
…あれ目の前が朦朧とする
448名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:33:16 ID:lRo1DI8W
440しっかりせぇ!!それは麻酔銃や!!
このままだと神作品で萌え死ぬぞwww
・・・・俺は先に逝って待ってるから


遺言はエーロ・ゴシカァン!!
449名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 18:37:27 ID:QyqGoR5y
ヤコがサイに殺される以外のあんな事やこんな事される小説マダー?
450名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:53:43 ID:+4gZc4yx
とある小説の1節より改変
こうならんことを祈る

我輩はサイの隠れ家に乗り込んだ。誰もいない。
くそっ,ヤツはどこだ
とそこで,ベッドの上に鎖で縛り付けられている黒人娘を見つけた。
彼女は叫んだ「ネウロ! 来てくれたの?」
我輩にはこんな丸顔の黒人女は知り合いにいないのだが……ヤコか?

そんな馬鹿な,ヤコは卵形の顔をしていたし,薔薇色の肌だった。
そして二重で黒の瞳を持っているんだ。
しかしそれは間違いなくヤコだった。
顔と肌はボコボコに殴られ腫れて黒ずんでいて,片目はつぶれている。
左脚は膝から逆方向にまがっており,歯も1本も残っていない。

「ごめんね,ネウロ。分からない? そうよね,私ここに連れて来られてから
 一度もお風呂に入っていないし,汚くて分からないわよね。

 あれからね,私ずっと何度もサイに抱かれたわ。
 でもね,私その相手をネウロだと思うようにしたの,だってネウロなら
 殴られても何をされても嫌じゃない。耐えられるから。許してくれる?

 私,鏡すら見てないのよ。
 前に思い切り抵抗したとき殴られて以来,目も良く見えなくて……。
 ねぇ,私醜くなった?」

我輩はヤコを抱きしめ,唇を吸った

「いや,ヤコは綺麗なままだ」
451名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:09:20 ID:t6bbZciV
とりあえず、Sageろよ。

神gj!!
俺もヤコたんの血のみたい…
よし、明日献血いってくる
452名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:20:29 ID:ma+BMqP7
元ネタわからんけど俺は泣いた

もっとグロでも待っちゃうよ
453名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:27:57 ID:qJiFQjzY
。・゜・(/Д`)・゜・。
454名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:32:06 ID:TAkeHjyZ
潰れた目の代わりにフライデーを・・・・・・・・スマン
切ないな…切ないけどGJだ…っ!
455名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:02:22 ID:ADMS9IX4
>>450
全俺が泣いた
神GJ…!胸がキュンキュンするんだぜ
456名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:06:24 ID:hl/4414S
キャラの性格がちと合ってないが切ないな・・・
だが魔界基準では美人かもしれんw
457名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:18:09 ID:8UhVSbFv
>>450
王領寺静の「ジョリーロジャートラベル」だな。多分3巻。
リアルタイムで読んでたので懐かしかった。
458名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:34:17 ID:sEay5DYV
鬼畜ものだな。
しかし、悔しいが、ひきこまれてしまう!

このスレで投下された神作品のなかで、皆さんのお薦めの切ない系の話は何ですか?
自分はサイアイの、サイがアイさんを探し続ける話が好きだ。
サイアイスキーには堪らなかったなあ。
459名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:19:17 ID:paN+UgIf
ええと、黄金拍車の続編か。
なんか懐かしくなってきたな。
460名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:43:36 ID:90/Dw6U4
サイヤコで今週号の展開に沿った陵辱もの、投下します
すこしだけバイオレンスと錯乱あり。
461サイヤコ陵辱 1:2007/06/28(木) 00:44:30 ID:90/Dw6U4


 変に身体が強張っていて、節々が痛い。身じろぎすると、金属の擦れる
音がやかましく答えた。
 またネウロのやつがドS全開で、拘束だか緊縛だかしたに違いない。
 あのサディストにも困ったもんだ、とまぶたを開けた。
 意地の悪いニヤニヤ笑いの魔人がいることを予期して。
「ん……?」
 しかし予想に反して、視界に飛び込んできたのは、黒と赤色の悪趣味な
ツートンカラー。広い室内に充満する鉄錆の匂い。
 そして、足元には大きな立方体――「赤い箱」。怪盗Xの犯罪の証。
 Xが私を誘拐した? ネウロをおびきだすために?
 それから後のことは、めまぐるしくてよく覚えていない。
 以前会ったことのある女性がXの助手だった。Xが私の目の前で、ゴリラを
一瞬にして砕いた。
462サイヤコ陵辱 2:2007/06/28(木) 00:46:20 ID:90/Dw6U4

「安心しなよ桂木弥子」
 向き直ったXがわらう。
「ネウロが来るまでは殺さない。でも殺す以外のことはするよ」
「ッ……! 何するんですか!? やめて!」
 音も無く近づいてきた女性に、シャツのボタンを外される。
 身体をよじって抵抗しても、意外と力強い腕に押し留められる。
 あっという間にシャツの前ははだけられ、下着が覗く状態になってしまった。
 そのままスカートのホックに手が伸びる。イヤだ。イヤだ。
「やめて…! いやっ、何するの!?」
「何って……ねえ。人質にすることっていったら、ひとつじゃん」
 みるみるうちに服を剥がされる。
 めちゃくちゃに暴れて妨害しようとしたけれど拘束状態では抵抗も限られる。何より
女の人の力が強くて押し留められてしまった。
 フロントホックのブラだったことが災いして、上半身裸。スカートもずり落とされ、ソックスと
ショーツを残すのみだった。
「……ッ…やだ…! やだやだやだぁあああ!!! 助けて……!」
 意思とは無関係に身体が震える。怖い。気持ち悪い。
 内側から湧き起こる不快感がどうしようもない。胴震いが止まらない。
 すると、猛獣の血がしたたる両手で頬を挟まれた。ぬるりと滑る生ぬるい液体。
 たちのぼる臭気に吐気がした。

「気持ち悪い?」
「……ッ」
「なあんだ。あんたみたいなバカ胃袋の持ち主だったら、『サル料理おいしそー』って目ェ
輝かすんじゃないかと思ってたのに……期待外れだな。それとも、レイプされるのが怖いの?」

 鑑定するように私の顔を撫で回すから、ほっぺたが乾いた血液でパリパリしてきた。
「ふうん……じゃあ怖くないようにしてあげる」
 Xはなおも至近距離で視線を合わせてくる。
 吸い込まれるような瞳の中に、何かの紋様が一瞬浮かんで、すぐに消えた。
 何だっけ、あれ。なんかすごく見慣れたものな気がするんだけど……
 急に、意識に霞がかかったようになった。身体も心もおぼつかない。

「アイ」
「はい。殺さない程度に、どうぞごゆっくり」
463サイヤコ陵辱 3:2007/06/28(木) 00:47:42 ID:90/Dw6U4

 頬を張られて我に返った。
 ビリビリ熱いそこを押さえようとしたら、手が動かないことに気づく。手どころか足も。
見れば両手足拘束だ。服も脱がされている。
 視線を上げると、そこにはネウロが居た。
 いつものにやにや笑いを浮かべたまま、一言も発しない。
 いつものパターンだ。溜息をつき、

「毎回毎回こんなキチクの所業やめてよね……、もっと普通にしようよ」

 と抗議。言ったって聴いてくれるとは思えないけれども一応。
 案の定ネウロは答えもしないで、いきなりショーツに指を侵入させてきた。まだちっとも
濡れていないそこを、乱暴に擦る。
「痛ッ……痛いよ! なんであんたはそうやって、……んむっ……んふ」
 大きく開けた口に、ネウロの舌が入り込んでくる。
 頬の内側の柔らかいところだの前歯だのを舐められて、くすぐったくて力が抜ける。
 舌同士が絡まりあうと、身体の芯が抜かれたみたいになってしまった。じりっと焼け付く
ような気持ちよさが、体の正中線を伝って秘所へ到達する。
 それを見越していたかのように、当てられたままの指が動き出した。
「んんっ……あ! あッ、あふ……ふぁあぁ……んっ」
 今度は全然痛くない。充分すぎるぐらい潤ったそこが、求めるように震えているのも
解ってしまう。

「すご……ぬるぬる」

 呟きはネウロの口から出たようだったけれども、こいつがそんな話し方する筈がないので
きっと空耳だろう。
464サイヤコ陵辱 4:2007/06/28(木) 00:48:46 ID:90/Dw6U4

 絶え間なく滲む愛液が、ネウロの指の滑りを良くする。クリトリスから合わせ目を
ゆっくり往復されて、もう我慢ができなかった。
「ネウロぉ……それもうやめ……んやぁッ! 入れ…!」
 膣口に関節ひとつぶんだけをめり込ませて、ネウロは意地悪く笑う。そのまま浅い
ところで円を描かれて、生ぬるい快感に酔う。

「もっとしてってば……ネウロのばかぁ!」

 言ってしまってから、しまったと思った。戯れにでもバカなんていう言葉をかけられて、
このドSが黙っているわけがない。
 さあっと全身の血が引いていく。めくるめく虐待の予感に身体が強張る。
 しかしネウロは面白そうに含み笑いをしたままで、何もリアクションを起こそうとしない。
言葉責めすらする気配がない。
「…ネ、ネウロ……ごめんね?」
「……ふふふ」
 お馴染みの拷問がなくて、胸を撫で下ろした。
 と同時に不審が湧き上がる。なんで今日はだんまりなんだろう。
 しかしその疑念は、与えられる快感に打ち消されてしまった。
465サイヤコ陵辱 5:2007/06/28(木) 00:50:19 ID:90/Dw6U4

 にゅるんと奥まで挿入される指。気持ちいいところを捜すようにまさぐられ、腰が跳ねる。
「入れてっ……ネウロのそれ、早く入れてよぉ……!! っあ…!?」
 言い終わらないうちに、脚が大きく開かれた。
 ぐぅっと熱いものが入ってきて、待っていた感覚とはいえ驚いたような声が出てしまう。
 一気に奥まで満たされて、頭のなかもいっぱいになる。
 ネウロの顔が近くにある。不自由な身体を何とか動かして、キスをした。
 半ば開いていた唇を舌で割り広げて、歯と上顎とを舌でくすぐる。
「ん…んッ…ふぁ……」
 薄目を開けてうかがうと、ばっちり目が合った。
 キスを続けたまま、ネウロの腰が動き始める。
「ん! んんんーーーー!! んふ……!」
 縛り付けられて、充分に開かない脚がもどかしい。
 内側をずるりと擦り上げられて、背中がのけぞる。
 奥の奥、気持ちいいところをずんずん突かれると頭の芯が痺れてしまう。
 抜ける寸前まで引き抜かれて、次の瞬間には元通り全部おさめられて、その動きに
翻弄されて涙が溢れた。
 私ばかりぐちゃぐちゃに乱れるのは悔しいので、舌を軽く噛んでやった。
「………つぅ…っ」
 ネウロは小さくうめいて唇を剥がし、それから私の頬を平手打ちした。思ったより強い
その衝撃に、口の中が切れて血が滲む。痛みより熱さが先に来る。
 冷える間もなく、ネウロは続けざまに頬を張った。何度も何度も、抽送は変わらず
続けたままで。
 ぐちゅぐちゅに蕩けた結合部が、痺れたみたいになっている。
 外側にネウロのものが当たる感覚まで、はっきりと快感として捉えている。
 感覚がへんに鋭敏だ。
 上も下も熱く痺れて意識が拡散する。ぼんやりする。
 そうしているうち、やっとネウロは振り下ろす手を止めてくれた。
466サイヤコ陵辱 6:2007/06/28(木) 00:51:15 ID:90/Dw6U4
「ネウロ……ッ、ごめん、ごめんね……」
「……気に入らない」
「ほんとごめん、もうやんないからっ……」
「そうじゃない」

 ネウロは不機嫌な顔で、苛立たしげに律動を早めた。
 きゅうきゅう締め上げているのが自分でも解る。零れ落ちた体液が、お尻と椅子の下で
擦れてへんな音を立てる。
 もう少しで絶頂に手が届く。

「ネウロ、ネウロぉ……も、いっちゃうよ…!」
「………」
「いっちゃううう……ネウロっ」

「飽きた」

 ぽんと投げ出された言葉。
 意味を解するより早く、顔をむりやり上向けさせられた。指でまぶたを固定されて、目を
開けたままのキス。
 目を合わせてみて、不自然なことに気がついた。
 あの特徴的な緑色の瞳じゃない。
 曇りの日の空みたいな濁った灰白色、それに浮き上がる紋様。
 HALの印。


 ―――視界が、ぐんにゃりと歪んだ。
467サイヤコ陵辱 7:2007/06/28(木) 00:53:11 ID:90/Dw6U4

 ―――ひどい眩暈から醒めた。
 舌先を甘く噛まれて身体の奥底をくすぐられて……そういえばネウロとしてる
最中だっけ、今。
 傲慢な魔人の顔を見たくて焦点をあわせる。
「え……?」
 そこに居たのは、怪盗Xだった。
 Xが私とキスしていた。セックスしていた。
 現状を理解できない。
 固まった私を見やって、こらえきれないように声をあげてXは笑った。


「どう? 桂木弥子、『ネウロとの』セックスは?
あんたネウロネウロってうるさいからさあ、つまんなくて飽きちゃったよ。
錯覚させたまま色々やってもらおうと思ったんだけどー」
「……X、どうして…?」
「殺す以外のことはするって言ったじゃん。人質をいたぶる方法でレイプって一番
メジャーかつ有効だと思うけどな」

 言いながら思い出したように腰の動きを再開する。
 さっきまでは甘美だった感覚も、今は不快だとしか感じられない。

「やめて! やめて、やだやだ離して、抜いてよぉッ!」
「何だよ変わり身早いな。さっきまではうっとりしておねだりしてた癖にさ」

 ぐちゅぐちゅ泡立つ結合部が、Xの言葉が真実だと証明していた。
 気持ち悪さに本気で吐気がする。
 いつの間にか、涙が流れていた。
「やめ、やめてぇ! ほんとにお願いだから離して!!」
 泣き叫ぶ私に呆れたように肩をすくめて、
「いーじゃん。ネウロとやってるんだと思いなよ」
 哀願を聞き入れる様子はなく、抜き差しを一気に早めてくる。
 気持ち悪い。全身の肌が粟立って、不快を表している。
 でも奥を擦られれば、内側が悦んで騒いだ。気持ち悪いのに気持ちいい。
468サイヤコ陵辱 8:2007/06/28(木) 00:54:15 ID:90/Dw6U4

「ほら、気持ちよくなってきたでしょ? そーいやイきそうなんだっけ。
俺もイっちゃおうっと。中に出してもいいよね」
「いいわけない……ひゃ、あああぅ……ん! やだやだやだああ! ネウロ、ネウロ助けてえっ」
「あんたの意識の中ではネウロとやってるんだろ? それでいいじゃん。
何ならネウロに変身してあげよっか?」
「やっ……熱…ッ! いや、いやあああぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!」

 奥の奥、鈍感なはずの器官で、注ぎ込まれる精液の熱さを感じる。
 粘度の高いそれが膣壁に叩きつけられる衝撃が、嫌悪と快感となって、頭の中がぐちゃぐちゃで
よく解らない。
「中出しされてイった?」
 嘲笑を含んだ言葉。
「ネウロぉ……」
「まだネウロとか言ってんの?」
 視線を合わされて浮かび上がったHALのマークを見たのを最後に、私の意識は薄れていった。



*****
469サイヤコ陵辱 9:2007/06/28(木) 00:55:52 ID:90/Dw6U4

「また随分と手酷くしましたね」
「そう? 何かおかしくなっちゃったかも。俺のことネウロだと思ってるみたいでさ、
別に変身もしてないし電子ドラッグも解除してんのに」

 ひんやり冷たい床を頬に感じる。
 手足を縛られて、床に転がされている。服も着ていないから少し寒い。

「まーいっか! ちょっとぐらい変になっても死ぬわけじゃないし」
「ええ、生命が維持できていれば構わないかと」
「それ聞いて安心したよ。じゃあもう一回しちゃおうっと」

 さっきから近くで話しているのは誰だろう。会話は耳をすり抜けて言って、内容を
理解させてくれない。
 ひりつく両手首、きっと拘束具が擦れて皮膚が破れたんだ。
 考えていると人影が差した。
 逆光の中に立っている男。
 顔に優しく手を寄せてきて、その逆の頬を力いっぱい打った。
 もう麻痺して痛みも何も覚えないけれども、しょうがないなあって呆れて、少し笑って
私は言う。


「痛いってば、もう……もっと普通にやってよね、ネウロ」


(終)
470名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:23:37 ID:90/Dw6U4
以上で投下終わりです。

今週号を読んでから、サイとアイと弥子が3Pする妄想が離れないんだ
くんずほぐれつエーロ・ゴシカァン!!
471名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 01:32:29 ID:XyDqsGz8
うおお投下ラッシュ!
心からのGJを贈ります。

弥子が切ないな。最後の平手打ちはサイのもう一回だよな。サイってこういう奴だよな。子どもみてーに残酷。
すげー破壊力だわこれ。ネ申。
ちょっと本誌順位上げにアンケ出してくる。
472名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 07:33:05 ID:qI1PAIXq
神GJ!!
サイヤコな上にネウヤコで、激しく堪能した!
473名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 07:34:14 ID:9bE5WVgt
GJGJ!
片栗粉もいいけど電子ドラッグもいいな。
474名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:19:14 ID:Q2s6lOTW
アヤさんなら歌うだけで相手(弥子とか弥子とか)を感じさせることができそうだと思った今日の昼。
そんなアヤヤコネタが浮かんだ今日の昼。
しかしありきたりなネタだとも思った今日の昼。

こんなアヤヤコって既出ネタだったか?
475名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 17:20:00 ID:iZWzW/er
出てても臆せずエーロ・ゴシカァン♪
476名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 19:20:14 ID:rvOx2on1
歴史は繰り返す
だが一つとして同じ歴史など無い
SSも同じだ

要はエーロ・ゴシカアン!
477名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 21:51:47 ID:9bE5WVgt
アヤと吾代、なら似た感じのがあったような
しかし職人が変われば言うまでもなく、既出であっても遠慮は無用!
つまりはエーロ・ゴシカァン!!
478名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 09:29:49 ID:+8CNj8+K
 エーロ・ゴシカァン!!!!!!
479 ◆ChdC8VZqyE :2007/06/29(金) 14:00:38 ID:8G/Yg8/8
神いつもエーロ・ゴシカァンでございます
ところで
早売り感想スレ@ネウロエロパロスレ
みたいなの需要ありますか?
今手伝い人と熱く審議中なのれす
意見あったらまとめの新掲示板の
雑談、その他
までよろ
480名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 17:45:45 ID:gme/YD01
何だか久しぶりに
同人誌発行とか、
イベント主催とか、
したくなってきちゃうYO。

とにもかくにもエーロ・ゴシカァン
481名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 18:14:56 ID:d2GDqBAg
まあ同人の話はほどほどにだな






で、SSアンソロの傾向はどう言った感じに?
482名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 19:35:29 ID:uE1FvggP
ちょっw何それkwsk
483名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 21:50:17 ID:PAPYPsyc
そんなもんが万が一億が一兆が一出るなら何をおいても買うw

ネウヤコ編笹弥子編吾ヤコ編サイアイ編ネウトロ編みたいな感じで
カプ別に出してくれるとさらに(ry
484名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 22:10:49 ID:M6RFHlB7
全く同人誌とはけしからん
出すなら俺が全部買い取ってやろう
485名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 23:42:18 ID:jjtXV1bt
このスレで同人と変わらないことやってるくせに同人臭い話すんなって以前叩いてたくせに
何この同人万歳な流れ
486名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 23:53:57 ID:BZCzjLzE

安西先生!ネウトロが読みたいです!
487名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:37:38 ID:1tgRxGI/
久しぶりに吾ヤコが読みたい。
あんなに心配してるんだぜ?
ネウヤコ前提ならより萌える!
488名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 06:47:56 ID:s1IEpan7
>>487
ネウヤコで吾代いじめな3P図が浮かんだ…
どうにも吾代はいじめられキャラなんだよな自分の中では
489名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 18:13:27 ID:aD60gU10
空気を読まず言ってみる

ネウヤコアカネトロイでうつってる写真の
ネウロの日本指が今にもつっこまれそうで気になる
490名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 20:02:08 ID:1Ui/igqw
今更だが、401で書いてたXとアイさんとアイリスのネタ。

iris

「ただいま」
「お帰りなさいませ、X」
 攫って来た弥子を抱えたXを、アイはいつもの様に出迎えた。
「この娘、適当に拘束しといてよ。あと、もう一つお土産」
「あ、はい」
 弥子を床に下ろしたXがアイに差し出したのは、毟り取られた様な茎の断面をした花数本で
作られた花束だった。
「これは…?」
 受け取り軽く首を傾げるアイに、Xは無邪気な笑みを向ける。
「アヤメ…っていうんだっけ? 帰りに見つけたからあんたにあげようと盗ってきた」
 Xの言葉を受けて、アイは渡された花を眺めてみた。
 花の構造はアヤメ科アヤメ属らしく大きく広がった外花被片、小さめの内花被片、蜜標の
線の上に被さる花柱が三枚ずつある様に見える。
「X、これはアヤメではない様ですね」
「あれ、そうだっけ?」
「確かにアヤメ科の植物ではありますが、アヤメであれば外花被片に名前の元となっている
網目模様がある筈です。大輪のジャーマンアイリスでもこれ程の大きさは見ませんし、第一
この内花被片の形状もジャーマンアイリスにしては不自然ですから……改良中の未発表の品種、
といったところでしょうか」
「ふぅん…そういえばアヤメが模様からついた名前だったら、アイリスってのは?」
 いつもの無表情で答えるアイの言葉を聞いていたXだが花の種類に大して拘りはないらしく、
思いついた疑問を口にした。
「ギリシア語の虹、だったと思います」
「へぇ、虹…ね。まあいいや。あんたが持ってるのは結構似合ってるしね」
「…ありがとうございます」
 花が似合うという言葉に微妙な反応を返したアイに気付き、Xが不満そうな顔になる。
「なに、似合うのが嫌なの?」
 言われてはっとした様に顔を上げ、アイは軽く首を振った。
「いえ、ギリシアの虹の女神イリスは強大な力を持つ神に忠実に従った女神なので、こうして
あなたに従う私には確かに合っているのだと思っただけです」
 そう言って、アイは傍目にはそう変わったとは分からない、どこか嬉しそうな笑みを浮かべ
大事そうに花を抱きしめた。
491名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:22:18 ID:wC43dP0F
>>490
微笑むアイさん想像して萌えた
笑ったと分かるのが観察力鋭いサイだけだったりしたらもっと萌える
アヤメは凛とした感じがするのでアイさんに合うと思うな
GJ!
492名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 00:07:53 ID:cUt+5j8s
490ごっじょぶ!!
アイさんは無表情ながらもたまにふんわりとわらうのがいいんだ!
サイに対してちょっと冷たくしてサイが焦り出したあたりで微笑むみたいな!!
うっひょう!
ツンデレいいよツンデレ!
尻に敷かれているサイとか、無表情で優越感に浸るアイさんとか
全力で叫びます

エ ー ロ ・ ゴ シ カ ア ァ ン ! ! ! 
493名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 00:20:19 ID:s0MQgYIe
アイさんはツンデレなのか素直クールなのか、悩むところだよな
俺はどっちでも萌えるんだけど

>尻に敷かれているサイとか、無表情で優越感に浸るアイさんとか
さあ>>492よその情景を今すぐSSにするんだハァハァ
494名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 01:46:27 ID:JCfzDem9
では間を取ってクーデレでどうだろう
495名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 12:21:47 ID:EnlwYZZU
忘れちゃいけない

ブラック・アイを…
496名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:42:12 ID:MsJ001K5
もう7月ですか。
7月と言えば七夕や夏祭りやら海やらエロパロ的カップル行事が盛り沢山
攫われ展開でスキンシップが暫く見られないと思われる
ネウヤコ補完をすべく、神降臨を座して待っとります!
エロエロエロゴシカァ〜〜ン!!!
497名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:31:13 ID:51JGtDQZ
今週 なんというサイヤコ
498名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 21:47:45 ID:pUcsa+SR
>>491
そう、傍にいて見てきたからこそ、アイさんが笑うのに気付くってのが
書きたかった。
アヤメは確かに凛とした感じだけど、実際あの花って何なんだろう?
前回の血が飛び散った場面とか見ると、薄い色っぽいし。

ところで関節技のコマ、ネウロのが当たってるか、当たりそうで慌ててる
ように見えるんだが…
499名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:25:17 ID:LPQw2Mwr
どうみても当たってます。本当に(ry

プロレスごっこという名目で毎日あんなことやこんなことしてたんだなw
500名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 22:47:11 ID:kRfEG6Kw
先生!関節技という言葉にエロスを感じたのは初めてです!
501名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:01:47 ID:rTCpYz/b
プロレスごっことは上手いことをw
先生!弥子はネウロに毎日組み伏せられているという事でいいんですね?
エーロ・ゴシカァン!
502名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 02:32:17 ID:Q9EMkgjW
関節技公式設定!
ますますエロスな関係に。
503名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 09:38:04 ID:vHBzsgp2
もしかしてこの流れだとネウロ弥子バトルが行われる?愛し合う二人の悲しい戦い…そんな流れを期待してエロゴシカァァン!!!!
504名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 10:00:36 ID:wpWBushG
>503
やっぱりその戦いってベッドの上で?
505名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 10:28:17 ID:iYVRLL4Z
どっちが勝つか見ものだな!
506名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 10:48:58 ID:km3d1hWN
サイ優勢にコトがはこぶので、見せつけるためにサイはネウロに変身してヤコを犯す。
だけれどティムポまでは再現できず入った感触の違いにヤコが気づき、こんなのネウロじゃないと洗脳がとけるとか。
507名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 11:17:40 ID:vZozvJL8
関節技な。寝技には違いないよな!
展開的にネウヤコというかヤコネウなのかと思うんだがなぁ
>>506のネタは正直、珍しいとは思わんかったが
ヤコの気付くタイミングがそれってのは新しいw
そんなネウヤコ話をぜひ見てみたくなった
エロゴシゴシカ〜〜〜〜〜ン!!!!
508名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 17:12:52 ID:W/heYh2v
ネウヤコ期待
509名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 17:34:35 ID:/Z2dfrBv
ここで空気を読まずにサイアイキボン
ヤコの目前でヤり出すサイアイが読みたい…
510名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 19:04:32 ID:ERILNek3
弥子の目の前でヤリ出す……
やべえそんなバカップルなサイアイ激しく萌えるw
511名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 20:03:36 ID:JW5nm1te
>>509
そして3Pに突にゅ(ry
512名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:03:08 ID:L8HDBFDK
拘束し5・6発引っぱたく事で多少の物事には動じないよう精神を鍛え
関節技を掛けることで攻撃やストレスに耐性をつけ
セックルすることで体力を付けさせてたわけですね!ネウロは

何というヤコ育成ゲーム
エロエロ・ゴシカァァアン!!!
513名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 02:10:48 ID:wCVWiUJx
今週
なんという掲載順
みんなアンケ出してゴシカァン
まだまだ萌えたいんだ…
514名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 02:20:02 ID:xAgcOhJQ
>>513
ちょっと後ろ杉だったよな…
今までサボってたがこれからは出すよネウヤコのために

そして神の出現全裸で座して待つ!エーロ・ゴシカァン!!
515名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 10:41:07 ID:3xh0sjKm
エーロ・ゴシカァン!!
エーロ・ゴシカァン!!!
今週のヤコご主人様変更にwktk
516名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 15:09:14 ID:Eo4yJFXQ
俺もヤコたんのご主人様になりたいんだぜ?
517名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 15:40:26 ID:ewo5T0DB
ほう。メイドなサイをご希望と?
518アイサイ書き:2007/07/04(水) 16:01:38 ID:n+jWpEpw
あなたのご主人様は誰だとお思いですか?

ミストレスって…いいよな…
519名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 16:26:30 ID:twqbeZvx
>518
いいよな、ミストレス。
アイは無慈悲な夜の女王って感じ?
520名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 20:09:07 ID:Oz0qaJfM
昼はサイがアイのご主人様
夜はアイがサイのご主人様
……を想像して萌えた
521名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:47:37 ID:tNEABlFZ
てす
522名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:48:42 ID:tNEABlFZ
あ、書き込めた 変則弥子受け投下ー



 下界はこみごみとしていて、だけど広い。ビルの屋上、安全柵に足をつけて垂直に、ぼんやりとそれを
見下ろした。差した傘も傾いて、だからそれは本来の機能を発揮していない。これはただ煩わしいだけだ。
手を離すとそれは落ちていく。くるりと風を受けて。視界の奥へと沈んでいく。落ちていく。
 あの傘は地面に無事降り立つだろうか。触れた瞬間砕けて壊れるかも知れない。では自分は。
 壊れても死なない。きっと、多分、絶対に、この程度では。
 おかしさに笑いが込み上げる。
 地に足が付いたら、きっと、壊れる、壊れる、それでも、死なない。

 その残酷を少しでも思い知らせてやりたい。
 それは衝動に良く似た願望。
 傘はゆっくりと車道に落ちて、トラックに踏まれた。



 晴天かそれに準じるぐらいの晴れた日なら空を見上げる人間も多いのだろうけれど、雨の日は別だ。
ぱらぱらと傘を鳴らす水滴はそれを避けただけで身体を重く濡らし、煩わしくさせる。ただでさえ湿気の
所為で、身体がいつもより重い気がした。降り続く雨は初夏を含む生温さ。梅の実が膨らむ頃と言うのは
後付けで、元の字は黴雨と言ったらしい。カビが生えるから黴菌の黴。風情が無いからと、梅。――梅雨。
 そんな空から落ちてきたのは、真っ黒な蝙蝠傘だった。何の気なしに上げた視線がそれを捕えて、
ふわふわと一緒に落ちる。開いたそれは空気を受けて、高いビルの上から緩慢に落ちていった。
くるん、とたまに身を捩る様子が、生きているみたいに見えて。
 あの傘は、どこから落ちたんだろう。

「っ……ぅ」

 いやに重い瞼を開くと、ブラインドの掛かった窓が見えた。見覚えのあるそれは事務所の窓だ、
よろりと身体を起こして、下腹部に広がった痺れに思わず顔を顰める。どうやら椅子の上で向かい合った
まま、肩に顔を埋めて気を失っていたみたいだ。ぼんやりとしたアタマを振って、私は寄り掛かった身体を
離す。視線を上げると、ネウロが笑っている。
 蛍光灯の安っぽい明かりが事務所を照らしていると言うことは、もう陽は暮れているんだろう。くしくしと
目元を擦っても、ぼやけた視界はいまいちクリアにならない。むずがるように何度も擦ると、
手を取られて止められた。黒い皮の手袋、慣れた感触。

「やっと起きたのかウジムシめ。このままの格好で惰眠を貪り続けるのかと思ったぞ」
「そんなこと、しなぃよ」

 上手く呂律が回らないのは情事の名残りだろうか、軽く舌を噛んでみても感覚は戻らない。熱もとっくに
冷めているはずの身体を離そうとすると、腰が立たなかった。むうっと膨れて見上げれば、ネウロは
にやにやと笑みを浮かべている。ぼやけた視界の中に、細められた緑色が映り込む。

「なんか、腰立たないんだけど……あんまこういうのしないでって、いつも言ってるじゃん。
 制服も汚れるしさ、うっかり記憶飛んでるよ。早く、帰らんきゃ」
「何を急ぐ? 泊まっていけば良いだろう、今日は誰も家にいないのだと、貴様が言っていたのだ」
「あれ、そう、だっけ」

 手繰り寄せようとする記憶はひどく曖昧だ。くしゅくしゅとネウロの指先に頬を擽られて、私は無意識に
それに懐く。お母さん――出張、かな。取材でいないことはそう珍しくもない。そうだ、朝に言われたっけ。
傘をちゃんと持って行きなさい。言って、お父さんの傘を持って玄関を出て行った。男物の大きい傘の
方が濡れないからって。そう――そう、だ。でも、ネウロにそんなこと、言ったっけ。聞かれてたのかな。
カモがネギを背負う気配に、この魔人は敏感だから。温泉の時もそうだった、し。
 眠気が抜けなくてうとうととした頭が、くらりと揺れた。呼吸すらも億劫な感覚に、ネウロの胸に
寄り掛かってしまう。いつもなら煩わしいと放り捨てるはずが、髪を梳かれた。するする、ゆるゆる。
眼を閉じると空調音。髪の擦れる音。あれ。
523名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:49:19 ID:tNEABlFZ
「雨、止んだ、んだ」
「ん?」
「週末まで振るって、予報で言ってたのに」
「……雨足が弱っているだけだろう。緩急はあるものだ、気にするほどの事象ではない」
「っぁ」

 くい、と腰を突き上げられて、思わずネウロを睨む。
 覚束ない視線を軽く受け流して、ネウロは笑っている。
 くつくつと鳴る喉の音が胸から響いて、くすぐったい。

「良いから腰でも触れ。最中に貴様が眠った所為で我が輩は多少欲求不満なのだ、
 膣を締めて勃起させることから始めるが良い」
「ちょ、やっ、起き抜けに無茶言うなっ」
「眠っている間中咥え込んでいたのだから問題あるまい。無意識にか食うように動いていたぞ、
 そら――今もまた濡れ始めているだろう。淫乱め」
「誰の所為よ、ばか」
「さて、貴様の素質の問題だろう。ナメクジのように粘液を垂らしおって……
 この季節ならば、カタツムリと呼んだ方が風情もあるか。そら」
「どっちでも、嬉しくないっ」

 故人のように風情を求める気持ちなんてさらさらないくせに、腰を持ち上げられて私はネウロの肩に
縋り付く。起き抜けとは言えこれもまたいつものことだ、先端だけを含む形にさせられて、入り口を
きゅぅっとする。張り出した部分を柔らかい皮膚で包み込むのは、苦手だ。萎えたそれは気を抜くと今にも
抜けてしまいそうで、だけど支える手もない。ん、と鼻から息が抜けると、ネウロはくつくつ喉を鳴らす。
 散々身体を重ねてきた所為で、入り口の辺りはひどく緩くされていた。そうでなくてもずっと入れっぱなし
になっていたなら、一時的に広がってしまっても仕方ないだろう。力が篭らなくて、きゅぅきゅぅ締め付けて
みても手ごたえがなかった。脚を閉じてみようとしてもそれは押さえられて、叶わない。とろりと落ちる
愛液で、また滑る。

 意識のない間も小刻みに愛撫をされ続けていたのか、そこはすっかり潤まされていた。奥の方では
かすかな刺激が走るたびにきゅぅきゅぅと締まる気配があって、呼吸も上がる。ゆっくり腰を上下させて
みると、段々に持ち上がってきた性器が内側を押し広げた。背中にぞくぞくとした波が走って、
私は思わず口唇を噛む。ネウロの肩に顔を埋めて、向こう側のブラインドが掛かった窓だけを
見詰めながら一心に腰を揺らす。
 くちゃ、くちゃと粘つく音が、耳をふさいだ。上がる呼吸よりもずっと鼓膜に響いてくるそれが嫌で、
ふるふるっと頭を振る。ぐん、ぐんっと段階的に持ち上がっていく性器が、不意に奥を掠めた。
唾液がぽたりとネウロの上着に落ちる。ぽたぽた、ぽた。

「いやらしいものだな、一体誰にそんな動きを教わったのだか。
 貴様のように淫乱な探偵の世話をするのは、我が輩にしか出来ん芸当だろうな」
「っひ……んなこと、な……ぁん、ふぁっ」
「一人でべとべとに濡らしている分際でよくもほざく。貴様は淫乱だ、ヤコ。
 何人咥え込んだか言ってみるがいい」
「言葉攻め……うっさいぃ、んぁ、あッ! んふ、っちゅ」

 口を塞ぐようにキスを求めてぺろぺろと舌を差し出せば、ネウロは可笑しそうに肩を揺らす。
その仕種に揺れた身体が、また少し奥に入り込んできた。すっかり勃起しているからもう動かなくても
良いのだろうけれど、腰を撫でられて止められない。浅い出し入れで、良い所を擦らせていく。
 ネウロを扱うようなセックスはそうあることじゃなくて、だからなのか変な違和感があった。絡める舌の
使い方すらどこか違うみたいで、調子が狂う。いつも血が出る寸前まで噛み付かれるのに、今日は唾液を
たっぷり絡ませて優しく受け止められている。ふるっと身体が震えた瞬間、不意に陰唇がべろりと摘まれた。

「っんぁ! ちょ、やああっ」
「言葉攻めでは物足りないと言うから、物理的な攻めに移項しているのだが……何を睨む?」
「ば、ばか」
524名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:50:05 ID:tNEABlFZ
 ぐい、っと引っ張られて、粘膜が空気に晒される。いつの間にかネウロの腰が動いて、私は縋り付いて
いるだけだった。押し広げられた個所を捏ね繰り回されて、掻き混ぜられる。おしっこの穴まで見られて
いる羞恥に、じんわりと愛液が込み上げた。水音が煩くて、身体が竦む。
 雨が強かったらこんなに気になったりしないのに、音が相殺されてしまうのに。ああ、でも、そういう時も
やっぱりネウロは喜ぶんだっけ。いつもより声が大きくなるからって、言われた気がする。
いつかの雨の日。日の暮れた事務所。お母さんは取材。あれ。なんだか、今と、似てる。
 でも、ブラインドは下りていなかった、ような。
 落ちていく傘を見た、あの日。

「何を考えている」
「っひゃぅん!!」

 ずきゅん、っと深くまで突かれて、声が上がる。
 不機嫌そうな半眼で、ネウロが私を睨む。
 あれ、こいつはこんなに簡単に、表情を変えてしまう奴だっけ。

「他所事に気をやるな、しっかり感じているが良い。
 たっぷりと我が輩の性器を堪能しろ、淫乱のカタツムリめ」
「や、だ、やだあっ」
「殻をはいでナメクジにしてやる」
「やだ、ったら、ふゃぁああ! っん、捲っちゃ駄目ぇ!!」

 おしりの方から伸びてきた両手の指がぎゅぃっと陰唇を左右に広げる気配に、私は思わず声を上げた。
あかねちゃんに見られる、壁の方を見ようとする瞬間にクリトリスが乱暴に潰される。掻き分けられた
入り口の所為で、注挿がいつもより激しいものにされた。ぱん、ぱんっと音が鳴って、首の後ろが
ぞくぞくする。縒られた神経が悲鳴を上げる。
 睾丸がぐにぐにと押し付けられる感触も、ちりちりとした陰毛も、スラックスのジッパーが引っ掛かる
痛みも、何もかもが直接伝わってくる気配に涙が滲んだ。頭がぼうっとする、ずっとぼやけていたのに
余計に煽られていく。ちゅぷちゅぷと音を立てて愛液が飛ぶと、大腿に冷たさが走った。潰されるクリトリス
は包皮の上からこりこりと嬲られて、それが膀胱を刺激するのか下半身が落ち着かない。ゆるゆると
逃げるように揺れると、より深く突き上げられる。太いそれがぱんっと音を立てるのに、唾液が落ちる。
 ざわざわと身体中に寒気めいた快感が通り抜けて、眼が潤んだ。ぎゅぅっとクリトリスを抓り上げられると
悲鳴が零れる。そのすぐ下にある尿道に爪を立てるようにされると、ヒッと短く喉が鳴った。
そこは、弄られたことがない。そんなところ、触れられたことなんか。

「雨音がしないのなら、自分で鳴らせば良いだろう。そら、漏らせ。マゾの貴様にはお誂え向きだ」
「ば、かなこと……言うな、ぁ、もっやめ」
「貴様が止めろと言って、我が輩が止めたことなどあるのか?」
「ふ、だったら今を前例に、やぁ……ちょ、ほんとにやだっ!」

 くんくんっと内側から性器が前の方を突いて、クリトリスと尿道が外から爪を立てられる。がくがくと顎が
揺れて、唾液が落ちた。頭を振っていやいやするけれどネウロは止めてくれなくて、何かが押し潰されて
いく感覚に身体が震える。その震えすらも加速を招いて、下腹部に変な熱の塊を生んでいった。暖かい
何かが広がっていくようなそれは絶頂感にも似ているけれど、それが飲み込むものだとしたらこれは
吐き出すものだ。逃げようと腰を引いても、すぐに引き戻される。いつもの、ように。
 鼻を鳴らして口を押さえ、ぎゅぅっと眼を閉じる。身体中を縮めるようにするけれど、指先は容赦なく
その小さな穴を押し広げるように爪を立てた。革手袋越しに刃物を当てられるようなそれに、
必死で閉じていたそこが抉じ開けられる。
 同時に深く突き上げられて、身体から力が抜けた。

「あ、っや、やだあ、ひゃぁあんんっ!!」
「っくく……幼子のようだぞ、ヤコ。みっともないことこの上ない。
 貴様には痴態が良く似合う、根っからの奴隷だな」
「ひぃ、いや、やあ、動かないっで、ああ! んふ……ぅやぁああ!!」

 じょろじょろと緩く垂れ流されるそれを押さえられないように深い注挿を与えられて、私はぼろぼろと涙を
零す。圧迫感に押し出される様子が面白いのか、ネウロは笑いながら激しいそれを続けた。
やがてすべてが出きった頃に、きゅぅっとした子宮口を突き上げる。

「ひん、っ」
525名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:50:48 ID:tNEABlFZ
 羞恥に火照った身体はすぐに達して、ネウロは奥深くに精液を吐き出した。
 断続的にどぽどぽと注ぎ込まれるそれは、出て行ったものの代わりのようだった。

 ぽたぽたと音を立てて足から落ちるのは精液だ。今度こそ椅子から離れて、私は息と衣服を整える。
汚れてしまったスカート、どうしよう。軽く水で洗おうか、だとしたら乾くまで事務所から出られない。
時間は――時間は、何時だろう。いつからここにいるんだろう。眼は醒めているはずなのに、
やっぱり思い出せない。机に凭れさせた身体は、がくりとよろめく。
 ふと手を滑らせたトロイに違和感を覚えて、私はその天板を見下ろした。前の持ち主に掻き毟られて
傷だらけのそれはざらざらとしているけれど、どこか可笑しい。いつもなぞる、深い傷が見付からなかった。
どんなに手を滑らせても見付けられなくて、また頭に霞が掛かる。変な空気の圧迫感。変な違和感。
 私に汚されたスラックスを見せ付けるようににやにやと椅子に腰掛けるネウロの横を過ぎて、
ブラインドを上げた。じゃらら、っと音を立てて一気に眼の高さまで引き上げられるそれ。

 窓のすぐ前には、風情も何もないコンクリートの壁。
 振り返った壁にはあかねちゃんの膨らみが見付からない。
 頭がぼうっとする。ウィルスが広がるように加速する。
 よろけた身体をネウロに支えられた。
 違う、ネウロは、こんなことしない。

「どうしたの、探偵さん」

 ネウロの顔で、なのに違う声で、それは言った。
 上着の影から出て来た黒いものが触れた瞬間、広がった痛みと同時にまた意識が白濁に沈む。
 スタンガン――なんで――どうして?
 そうか――あの次の日――ネウロとハイキングに。
 そして私は――攫われた。
 怪盗――サイに。
 殺す以外のことはすると――言われたんだっけ。
 崩れた身体は今度こそ――床に落ちた。

 お母さんが取材旅行に出掛けた日、事務所からの帰り道で空から降ってくる傘を見た。
 どこからどうして落ちてくるのか、明日ネウロに訊いてみようと思った。
 だけどその日は行くなりハイキングに連れ出されて、だから、結局。
 あの傘はどこから落ちてきたんだろう。ビルの屋上か、もっと高い場所からか。
 どこから突き落とされて。踏み外して。放り出されて。
 魔人のように怪盗のように、それは私の頭を悩ます些細なる謎。

(やばいなこれ次にネウロに会うまで覚えてらんないかもしれない)



「アイ、傘落としちゃった」


とっぺんぱらりのぷう。
526名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 23:48:44 ID:nkQY/yKN
サイヤコキター!!

あなたはあの神とお見受けします
投稿できるようになって良かった!
527名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 01:25:16 ID:GI2CDefq
ネウヤコと見せかけて実はサイヤコ洗脳強姦ネタとは…!
フラグが…フラグがじんわりと…
とりあえずヤコがハル○ケアを必要になってない事を祈りつつ
GJ!!!!!!!!
528518:2007/07/05(木) 01:36:17 ID:2z13Yv70
うひょー何かキテタ!gj!!

>>519
慈悲は海より深くあるんだけど
それは表には出さない
かと言って意地悪じゃなくてこう気持ちいいところをくすぐってくれると言うか
…あー説明するとめんどいな!
つまりはこんな感じさ!

アイサイ
*サイがメイド服を着ています。
嫌悪感のある方は華麗にスルーのこと

「アイ…やっぱりこの服はさあ…やっぱり違うと思うんだ…あっ…」
「あなたの中身である可能性がゼロとは言えないからです」
「だからと言って…体も…あ、ああっ」
「前に一度なられていたから維持は楽でしょう」
「あの時は…こんなことされなかったし…ぃ、ゃぁ」
「されていたら、お務めなんかできなかったでしょう?」
「そんなこと…な、ぁい、よぉっ」
「そうですか?今だって、ほら床を汚してしまっていますよ」
「これは…その…あ、はあっ」
「あの時も刑事と接触していましたよね?あなたくらいの方なら心配はないと思いますが、やはり危険は回避しておきませんと」
「だめえっ!ひっぱるとちょうどいい場所…ああん、響くぅっ!」
「感じすぎて、駄目なのですよね?前にこんな太いのをくわえて離さず、後ろにはローター…胸は、いかがですか?」
「やあああああっ!ぬののうえから、さわっちゃあああ、あああっ!!!」
「…毎度のことながら、女性体になるとすぐ気をやられてしまう。やはり男性体が中身なのでしょうか。嬉しい事ではあるのですが…次お目覚めになられたら、今度は私が」

顔はサイで体と服は空流まゆってのがうまく表現できずすまそ
529名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:33:13 ID:fTHX5Dsf
>>528
やばい何かがみなぎってきた
ミストレス・アイがしばらく俺の心の中に君臨しそうだ
530名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 00:31:37 ID:B56lyswa
ようやく今週のを読んでヤコのご主人様変更にwktk
目の前でサイをご主人様と呼んでアンアン言ってるヤコタンを
ネウロが見てぶちきれるとイイ
531名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 20:43:34 ID:U5SDNGd2
ヤコの姿をしたサイがヤコを責めたり、そんなサイをヤコの目の前でアイが責めたりすればいい。
532名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:56:14 ID:IOWpi+5g
需要を無視して七夕ネタ


「……♪・♪…………♪……」

 上機嫌な様子で鼻歌を歌いながら、奴隷はあかねの机に向かって折り紙に鋏を入れている。
先ほどから繰り返されている単純な音階は巷で流れているものと同じだが、我が輩にはそれが何の
儀式に必要なものなのか理解が出来ない。楽譜に起こしてみても繰り返されるたびに音階が微妙に
ずれるので、検索もままならなかった。せめて歌詞が付けばとも思うが、そこまで気になっているもの
でもないので、半分ほどは戯言だ。むしろ気になるのは、わさわさと机に生い茂る緑である。先日の
ハイキング先に生えていた植物とよく似てはいるが、構造が若干異なるのでおそらくは亜種だろう。
小型の、竹。
 あかねの机とトロイの上と応接セットのテーブル、三箇所に百均ものと思しき安っぽい花瓶が置かれ、
その植物は揺れていた。空調の作り出す微風が僅か葉擦れの音を立て、涼しげではあるが、鬱陶しいと
いえなくもない。あかねとトロイはどこか穏やかな様子で弥子を見守っているが――我が輩にはまったく、
不可解なばかりだ。この奴隷は、何をしているのか。同じく百均ものと思しき折り紙を、さくさくと切りながら。

「折り紙に入ってる金色とか銀色とかって、少ないから、小さい頃は使うの勿体無かったっけなー。
 クラスで使うときなんか男子が取り合いしちゃったりしてさ。私はおにぎり包んでたアルミホイルを
 代わりにしてみたんだけど、早弁したのとノリが付いてたのと両方ばれて、怒られちゃったっけ」
『弥子ちゃんったら変わらないね』
「買出し付き合ってくれた叶絵も言ってたよ、そんな変わってないかなあ。最近は早弁しなくても、
 休み時間におやつとか食べてるんだけど。義務教育終えると、自由で良いよね」
『中学の頃は、どうしていたの?』
「給食の前にお弁当食べてたよ? 中休みが狙い目!」
『本っ当に変わらないね』
「も、文字だけなのにすごく力強く言われた気がする……っと、出来た」

 広げられた折り紙は、切れ目の所為で蛇腹のように広がる。
 それを摘み上げて、我が輩は観察してみた。

「っわ、ネウロ?」

 背後に寄られているのに気付かなかったらしい弥子は、素っ頓狂な声で肩を跳ねさせた。

 そもそも朝から可笑しいとは思っていたのだ。呼んでもいない週末の土曜だと言うのに、来るなり
荷物と植物を抱えて、のたのたと折り紙いじりに呆けているなど――確かに我が奴隷は脳みその皺が
少々大量に少なめの可哀想な生き物だが、唐突に支離滅裂な行動を起こすほどのうつけではないし、
ならばこの行動には何事かの理由があると見るのが自然だろう。同じ鼻歌を繰り返して、同じように
刻んだ折り紙で植物を装飾して。あかねやトロイが訝っている様子ではないので、おそらくはこちらで
一般的な行事に関わっているのだろうが――我が輩には、見当も付かない。音痴な鼻歌の所為か。
きょとりと見上げてくる弥子は、鋏をぎっちょんぎっちょんと鳴らしている。
 どうしたの、と問うあかねの毛先に、それは我輩の台詞だ、と返してから、摘み上げた折り紙を離す。
やはり、何物なのだかよく判らない。ならば知的生命体としてコミュニケーションをもって質問するのが
定石か、ふむ、と弥子の首に腕を掛ける。

「我が輩朝からずっと思案していたのだが、貴様は一体何をしているのだ? この無様に切り刻まれた
 折り紙と青臭い植物は何事だ、クリスマスとやらには少し時期が早いように思うのだが」
「って何で突然肉体言語コミュニケーションに訴えるの、あいたたたた!! こ、コブラは嫌いだって
 言ってるじゃん! 4の字! 4の字までなら許容!」
「疑問文に疑問文で返すと零点になると教わらなかったのか? この植物どもは何の儀式なのかと
 我が輩は訊いているのだが――ム」

 ぽいっと弥子を床に打ち捨て、あかねの机の上を覗き込む。折り紙とは形状の違う紙片の束が、
新品なのかビニールに包まれていた。一筆書きの便箋のようなそれを眺め、我が輩は更に不可解な
気分になる。謎と言う類ではないが、こう言った不明事項が身の回りに乱舞するのは単純に不愉快だ。
起き上がろうとした奴隷の背中を踏み付けて、ぷらぷらと指先でそれを揺らす。

「ヤコ、これは何事だ?」
533名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:56:51 ID:IOWpi+5g
 げほげほと激しく咳き込んでから、奴隷は顔を上げた。

「何って――七夕飾り、でしょっ」
「たなばた?」
「あれ、知らないんだ?」
「寡聞にして知らんな。二秒で説明しろ」
「えっ」
「遅い」
「ぶぇうッ!! 二秒じゃ一呼吸がやっとだって、ヒロインにあるまじき声出しちゃったよ!!」

 奴隷曰く、大陸伝来の節句の一つでその日に笹――と言う植物のようだ――を飾り、短冊に願いを
書くと、伴侶に会って気前の良くなっている神とやらが願いを叶えてくれるものらしい。年に一度しか
つがいに会えない男女のロマンチックとやらを説かれたが、その辺りの事は聞き流した。どうやら本当に
儀式、もといまじないの一種らしい。くだらないと鼻で息を吐くと、椅子に座り直した弥子がむっとふくれた。

「馬鹿にしてるでしょ」
「否、どちらかと言えば哀れんでいるの方が近いだろうな。神などと言う不確定なものに頼むぐらいならば、
 精々自分の脳みそにアイロンでも掛けるが良い」
「……それって皺が伸びてつるっつるになんない? フリクトニク・クリップルウェーバー症?
 人間の頭がだんだんおかしくなっている?」
「フハハハハ。それで貴様は一体、何を神頼みするつもりだ」

 放り投げた短冊の束を額でべちんっと受け取って、ふん、と弥子はそっぽを向いた。微かに口唇を
尖らせながら、あんたには教えてやんない、とのたまう姿は実に人間だ。特に興味も無いので、
我が輩はそうかとだけ言ってトロイに向かう。弥子は折り紙を刻みながら何やら鎖状の飾りを作り、
あかねは毛先にマジックを持って短冊とやらを書き始める。そうしながら――また、鼻歌を鳴らす。

 人間の考えることは合理的でないまじないが多くて理解に窮することがある。やれ昼間から押し倒すな、
やれ家ではセックスをするなと言った事から、こうして根付いた文化に至るまで。そもそも我が輩には
文化と言うものなど謎を解く際必要な思考手段の補助情報でしかないので、そのものにはまったく興味が
無いと言って差し支えは無い。殺人の動機と同じだ。謎には関係ない、我が輩の食欲には繋がらない。
デスクトップに記されたカレンダーは、七月七日を示して。
 弥子にとっても、それは同じことのはずだ。食欲主義のこの娘にも、神頼みの行事などこれと言って
特別なものではないだろう。ならばいつぞやの雛祭とやらのように、それはあかねやトロイに対する
気遣いだろうか――それとも、神頼みなど、信じてでもいるものなのか。手持ち無沙汰になり、
気まぐれに検索を掛ける。七夕。七夕祭り。

「ネウロはさ」

 夕刻に近い時間なのに、上げられたブラインドからは西日が差し込む様子は無い。当たり前だ、今日は
朝から曇っている。いくつめかの鎖飾りを作る弥子は、しかし、今だ短冊を一枚も書く気配がなかった。
あかねはせっせと文字を綴る。事務所が息災であるように、我が輩が腹いっぱいになるように、弥子が
危ない目に遭わないように。自分のことを書かないのは、死人の身では願いなど究極的に意味を成さない
概念だということが判っているからだろう。何を望んでもそれは叶うまい。髪質の保持ぐらいならば、
可能だろうが。賢しい秘書は毛先を揺らす、愚かな奴隷は折り紙の輪を伸ばしていく。
せっせと、それは、織女のように。
 頬杖を付き白い項を眺めながら、我が輩は言葉の続きを待つ。

「お願い事ってないの? 気休めでも、書き表したいこととか」
「究極の謎」
「……だよね。食べ物のことばっか、って、私も言えないか」

 くすくすと肩を揺らしながら、笑う。
534名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:57:28 ID:IOWpi+5g
「年に一度しか会えない、年に一度だけど必ず会える――それって、
 出会って別れて二度と会えないのと、どっちがマシなんだろね。毎年焦がれてたら疲れちゃうのに、きっと」
「伝説だろう、そんなもの。貴様らの作った下らない戯言綴りのごく一部分だ」
「けんもほろろだ! ほんっと、デリカシーもロマンもないなぁネウロって」
「それに、今年は会えんようだぞ」
「え?」
「夕方からは雨だと天気予報が出ている」
「ああ、そんなの別に大丈夫だよ」

 けらけらと弥子は笑って、出来上がった飾りをトロイの上の笹にくるくると掛ける。それからあかねの
書いた短冊を吊るした。三本の笹すべてがそんな様子になって、やっと満足したらしい奴隷は、満足げに
息を吐く。それから我が輩を見て、つぃ、と人差し指を立てて見せた。

「どこかで晴れてたら、二人は絶対会えるんだから。星はいつだって、そこにあるんだもん」

 はたしてそれは本当に『在る』のか。
 消えてしまっても十数年を、或いは二十数年を経なければ、それは認識されない。
 何を無邪気に信奉するのか、信望するのか、信仰するのか。
 疼いた手首はいつか切り取られたそれ。
 本当はきっと、そんなものはとっくの昔にないのだろう。
 戯言綴りの、ごく一部分。

「ヤコ」
「うん? なに、ネウロ」
「来い」



 引き寄せるのはいつも簡単な事だ。腕を伸ばして引っ掛けて、戻せば勝手に飛び込んでくる。華奢な
身体は胸に沈んで、鼻が潰れたのかふぎゃんっと鳴いた。指先で押さえながら恨みがましい様子で
見上げてくる顔、その顎を取って口付ける。これもまた意味のないことで、食欲とは関係の無い戯れ合い
だが、違う欲求に即すものなのだから、生命活動の根源に近くはあるのだろう。性的欲求。この愚かな
奴隷以外を求める気にならないのは、食えない謎だが。
 反射的に眼を閉じて舌を差し出すのは慣れている証拠だろう。長く伸ばした舌で根元を擽り、口唇辺りに
篭っていた力が抜けた頃に、更に押し付けて奥歯の歯茎を辿る。柔らかくなった口唇を押し潰して、
喉まで入り込みたい衝動を押さえながら隅々まで蹂躙すれば、閉じられていた瞼が薄く開いて潤んで
いるのが判った。とろりとしたそれに口唇を重ねる角度を変え、腰をより深く抱き込む。
 抱き寄せられてバランスを崩したままだった身体は、椅子に向かって膝立ちをするような格好だったが、
それがずるりと崩れそうになって、我が輩は弥子をトロイの上に乗せた。必然口唇は離れ、濃い唾液が
糸を引きながら途切れる。丸い雫が弥子の膝に落ちた。身を竦ませる様子に、笑う。舐め取るように
膝頭に舌を滑らせれば、下半身全体がぶるりとした。

 椅子から床へと膝を付き、跪く真似事のように足を舐る。初夏のこと、短いスカートの下は素足だった。
レースアップのサンダルは先日あかねに選んで貰ったとはしゃいでいたものか。普段はローファーばかり
だから、多少は新鮮かもしれない。足を上げさせて、サンダルの隙間から足指の間を舐める。びくりと、
大腿の内側が痙攣するのが見えた。篭った吐息も、響く。
 くるぶしを通って脹脛から膝の裏までを舐め上げる。白く細い脚は鳥のようだが、ぎすぎすして骨ばった
様子ではない。柔らかい肉の舌触りは、物理的な食事を必要としない我が輩にも魅力的だった。
食欲に訴え掛けられているものか性欲に訴え掛けられているものか、べろりともう片足も同じようにする。
そっくり返らないように天板に引っ掛けられた指が白くなって震えているのが、笑いを誘う。

「ひゃ、っ」
535名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:58:05 ID:IOWpi+5g
 下着の真ん中を指先で突いてやれば、甘く可愛らしい声が漏れた。そのままぐりぐりと押し当てて
しこった粒を嬲れば、途端にじわりとした熱が広がっていく。白地に黒の水玉模様、黒いレースが所々を
飾る下着。サイドがレースになっているそれは脱がしにくいので、そのまま脇から指を滑り込ます。
肉の音がくちゅりくちゅりと響くのに、弥子はぎゅっと目を閉じていた。肩は震えて、縮こまっている。
 裾の長いチュニックと中のキャミソールを一緒に噛んで捲り上げ、薄い腹に鼻先を寄せる。幼児体型
めいて少し膨れた下腹部の柔らかさが顎に当たるのは、妙にこそばゆい。弥子も同じなのか、
閉じていた口元から小さな笑い声が零れた。すかさず指を奥に突っ込むと、またそれが止まる。
繰り返すようにしながら、手袋のまま、中指を根元まで飲み込ませる。

「……ネウロ、やっぱキツい」
「きつい? まだ一本だぞ、弱音には早すぎる」
「そじゃなくて、手袋したままなの……太くて、痛い」
「ふん」
「んッぁ、はぁあ、ん!」

 ぐい、と内側で鉤型に曲げてやれば、柔らかい締め付けがやんわりと指を包む。

「もっと暴れても平気だろう? 何を甘えている、貴様にはこの程度どうという刺激にもならん。
 もどかしさに悶えるぐらいだろう。そら。ここか? それとも、こちらか」
「やぁ、あんっふ、んくっ……やぁ、あんま暴れなぃ、でっ!」
「聞こえんな。怠けていないで、貴様も我が輩を昂ぶらせろ」
「ふ、え?」

 するりとサンダルのリボンを解けば、重い底がごとりと音を立てて床に落ちる。晒した素足を下肢に
導けば、足指がびくりと跳ねた。先ほど舐めた名残りでぬめるそれが、今だ勃起には遠い性器に触れて
いる。両足で挟ませるようにさせれば、きゅ、と探るように合わせられた。喉を鳴らして笑う、弥子は
赤い顔で唾を飲む。
 片手で腰を抱き寄せ、片手で性器を弄ってやりながら、我が輩はやわやわと弥子の腹に歯を滑らす。
尖った牙は薄紅の筋を付けた。段々と上に向かい、下着と揃いのブラを押し上げる。胸の下の柔らかい
部分にきつく吸い付けば、ひゃあ、と声が響いた。

 恐る恐るといった様子だった足の動きも慣れるごとに強くなり、片方の土踏まずで先端を擦りながら、
指で裏筋を挟み扱き上げるような動きに移行する。小さな爪がたまに引っ掛かるのも刺激になって、
ぐいぐいとそれは持ち上がっていった。段階的なものが最後まで達すると、反り返ったものに届かなく
なったのか、両方の指が先端を柔く握りこむようになる。
 滑って抜けていくもどかしさが性感を煽って、それもまた心地良い。腰を抱いていた腕に力を込め、
ぬるい突き上げを繰り返していた指を一気に増やした。手袋云々は関係なく、それはやんわりと包まれる。
激しい注挿に腰が震え、堪らずに弥子は我が輩の上着の背中を掴む。足指もぎゅぅっと縮こまって、
煽られたものが零れ出しそうになる。

「や、やだ、やだぁあッ!!」

 もう少しと言うところで指を引き抜けば、むずがる弥子は頭を振りながらしがみ付いた背中に爪を立てた。
 幼げな様子が可笑しくて、喉から笑みが零れる。くつくつと鳴らせば、潤んだ目がキッと睨みつけてくる。
宥めるように腰を撫でながら立ち上がり、弥子の身体を持ち上げた。片足だけを腕に引っ掛けて、
開かせたまま―― 一気に、突き落とす。

「っふ、んッ!! ふ……ぁ、あー……っ」

 鼻の詰まるような声を漏らしてからゆっくりと息を吐き、弥子は潤んだ眼で我が輩を見上げる。痛みは
既になく、喪失感から煽られた欲求不満が満たされたことで、快感になっているのだろう。唾液を首に
流しながら、ふぅっと満足そうに笑う。潤んだ眼が妙にきらきらしていた。
 星のようだ、と思って、自分の発想の狂い振りに嗤う。何を毒されているのか、何を馬鹿げたローマンスに
浸っているものなのか。そんなものは戯言だ、この身が人間生物を圧倒する魔界生物であることのように、
幻だ。力は衰え、星は消え、願いなど誰も聞かないだろう。この娘の願いなど。神頼み、残念だったな、
我が輩、魔神ではなく魔人なのだ。それはより、人に近いカテゴリだと言うこと。俗物と言い換えてもいい、
例えば性欲のままに、駄人間を貪ることもする。

「んゃ、あ、ネウロっ、んぅふ」
536名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 22:59:48 ID:IOWpi+5g
 息を摘むような口付けをして、不安定な身体をがくがくと揺らす。だらだらと垂れる愛液がスラックスを
汚す。華奢な身体を抱き締めている、抱き寄せる。こんなものは一瞬だ。今は。一瞬で引き寄せられる
距離にいる。生物としての圧倒がそれを可能にする。抵抗など物ともせず、意志も意識も願望も願いも
欲望も何もかもを無視して引き寄せて繋がって口付けをしてまぐわって。
 いずれそれが不可能な距離にまで離れてしまうのなら?

 一年に一度でも、確実に会えるのが良いのか。
 すっぱり切れてしまった方が、良いものなのか。
 疲れてしまうと言っていた。
 我が輩もそれは同じだ。
 究極の謎のように、焦がれているだけでは疲れてしまう。衰弱してしまう。
 ならば。
 引き寄せたまま、離さなければ良い。

「ね、ネウロ、ねっ」

 ぷはっと口唇を離して、弥子はぐいぐいと背中に回した手で我が輩の後ろ髪を引っ張る。む、と軽く
睨めば、微かな理性を必死に繋ぎ止めている様子の表情だ。ぶるぶると背筋は震え、涙はぼろぼろと
零れ続けている。光るそれは流れ星か。今度は意図的に連想するが、やはり薄ら寒い。こくんっと
唾液を呑んで気を落ち着けながら、弥子は声を絞り出す。

「こ、このあと、お母さんと食事……行くから、ナカに出しちゃだめっ」
「ほう? 掻き出せばいいだけのことだろう、いつものように」
「やぁ、残っちゃって気になるから、やなのっ! 外に、して!」
「ふん。そうか」
「んん」

 かぷんっと噛み付くキスは弥子から与えられる。後頭部を引き寄せられて、小さなそれは脳髄に
ほんのりとした霞を掛ける。仕方ない、気まぐれだが、聞いてやろう。ぱんっぱんっと音を響かせながら、
奥に叩き付ける。爆ぜる寸前に弥子の性感帯を擦り上げながら引き抜けば、びしゃりと栓の抜けた
愛液が熱く下着の中に零れ出す。
 スカートに内側に吐き出した精液は、ぼたりとその雫を床に落とした。



「って、スカートとかぱんつとか汚されたら意味ないし!!」

 ウェットティッシュで裏地を拭きながら、弥子はぶつぶつと一人ごちる。ならば最初から素直に腕の中に
来なければ良かったものを。腕の届く範囲に自分から近付いてきた分際で態度のでかいことだ、フンと
鼻を鳴らしながら我が輩はトロイの上の笹を眺める。短冊の流麗な字はすべてあかねのもので、
弥子のそれはない。折り紙の提燈や肋骨のような蛇腹、それと鎖飾りが掛けてあるばかりだ。
 足の内側まで綺麗に拭いて、弥子はソファーに腰掛ける。サンダルを編み上げて履く様子を眺めながら、
我が輩は問い掛ける。

「貴様は短冊を書かんのか? 下らない神頼みは人間の性だろう」
「良いよ、大概のことはあかねちゃんが書いてくれたし、自分のは商店街の笹にでもぶら下げてくるつもり。
 おっきいのがあって、誰でも書けるようになってるの。あ……良い、笹にいたずらしないでね。
 明日、焼いて貰いに行くんだから」
「ああ、そうやって空まで願いを届けるのだったな。ふむ」
「あれ、調べたんだ。まだ短冊余ってるから、ネウロも何か書けば良いよ。
 魔界の文字とかだったら私達読めないし」
「それは名案だが、あれと言うのは駄人間が長いこと見ていると精神崩壊の危険性もあってなー」
「新本格魔法少女かよ、危険極まりねぇーッ! やっぱ良い、どーせあんたには意味ないだろし」
「ほうほう」
「だって、信じてなさそうだもん」

 鰯の頭も信心だよ、と弥子は笑う。
 食料が含まれていなければ覚えなかっただろう言葉だ。
 ハンドバッグを掴んで、そのまま、出て行く。
537名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:00:30 ID:IOWpi+5g
「じゃあね、また明日っ」

 七は孤独な数字だ――とは、以前戯れに読んだ本の一節だ。一から十までの数字を二つのグループに
分けてすべてを掛けたとき、七があるが為にその積はけっして等しくはならない。七の倍数はそういうものだ。
数学的思考のゲーム。
 その二つの数字が重なる日、一年に一度の逢瀬、そんな連想は相反する要素を持つはずなのに
妙な納得を誘う。つくづくに毒されているらしい。一人笑って、笹の葉を撫でる。弥子がずうっと鼻歌で
鳴らしていた曲は、唱歌『たなばた』だろう。わざと、外れていた音階をなぞってハミングしてみる。
ぱらぱらと、雨の降る音がした。傘など持って行ってはやらない、川を渡るようにずぶ濡れになれば良い。

『短冊、書きます?』
「そうだな、戯れもたまには良いか」
『やっぱり、究極の謎?』
「かもな」

 あかねは笑って、笹の葉と一緒に毛先を揺らした。



ギャフン。
538名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:18:24 ID:smGwUyuS
むしろこっちがギャフン
ggggggjjjjj!!!!!!
539名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:54:02 ID:nt8uqvjY
テラギャフン。

GJJJJJJJJJJ!!!!!!!!
540名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:56:16 ID:fVdpN+Bu
これはとても良いネウヤコでした。
GGGGGGGJ!!!!!
541名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:27:56 ID:f9TdEdYu
エーロ・ゴシカァン!ギャフン!
GJGJGJGJGJ!!寝る前にいいもの読ませてもらいました。
542名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:29:38 ID:6bDkadee
キャラ抑えてますな〜。博○の愛した数式読んだのか?ネウロ。GJ!!
543名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:39:59 ID:y2ZGOHZO
GJ!
自分は森博嗣の『すべF』かと思った
544名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 00:51:19 ID:YiHaoj+p
>>543
俺もそっちかと。相当うろ覚えだが
545名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 01:08:12 ID:lop7hbzG
本誌も最近は大変な展開が続いているので久々に和んだ
やはりほのぼのはほっとする
神に感謝
546名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 01:47:58 ID:ccF6avJW
GJGJGJGJGJエーロ・ゴシカァン!!
「新本格魔法少女」ワロタw りすかww
547名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 01:49:10 ID:6bDkadee
謎好きなネウロならむしろ疑似餌でもFかな
動機が二の次とか似てるよな
548名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 01:51:45 ID:7y4T/vCC
2本続けてあの神…!? どちらもGJ         ありがたやありがたや
549泣く女は嫌い 1/9:2007/07/07(土) 04:47:16 ID:6bDkadee
吾ヤコエロなし(本誌弥子拉致から勝手に展開)
※※※
奴隷同士、同病相憐れむって奴なのか。俺とアイツの関係は。

俺とアイツの共通の「主人」であるところの人間離れした野郎―ネウロは、怪盗Xがアイツを拉致ったとわかった時も、眉一つ動かさなかった。少なくとも、俺の前では。
俺は正直、かなり動揺した。最悪の事態、「箱」になったアイツ、ヤられて頭いじくられて廃人同様になったアイツ、切り刻まれたアイツ、全て覚悟した。

相手はあのサイだからだ。

俺は会社や昔のツテを最大限利用して、アイツ、桂木弥子が監禁されているであろう場所を特定するため、奔走した。

だが、アイツの行方は杳として知れない。
550泣く女は嫌い 2/9:2007/07/07(土) 04:49:34 ID:6bDkadee
俺が無力感とネウロへの苛立ちに悩まされて数日後、サイの方から、桂木弥子の居場所とアジトを知らせてきたらしい。事務所に侵入とはナメた真似しやがる。しかも、ネウロにサシで来いだと。
俺の新車をスクラップにした外道野郎は、その要求を呑んだ。
ネウロの奴、いつもに増して苛立ってやがる。
俺はまた事務所の留守番だ。じっとしてるのは性に合わねえ。ネウロは、探偵を助けに行くというより、玩具を奪い返しにいくガキみてぇだった。
「雑用。貴様はついてくるな」
俺は逆らいたかった。だが、あの眼―俺を蟻かなにかぐらいにしか見てねぇ―底なし穴みてぇな無機質な眼に脅されて、俺は待つよりほかなかった。
551泣く女は嫌い 3/9:2007/07/07(土) 04:51:31 ID:6bDkadee
―またコンビニおにぎりも俺の体力も尽きた数日後。探偵とその化け物助手は、事務所に戻ってきた。
助手野郎も探偵も、Xと何があったのか全く口を割らねえ。

原因不明の爆発や建物の損壊、数十名の死傷者、複数の前科もちの指名手配犯の死亡・拘束―外部の情報それら全てが、こいつらとXに関係しているのは確かだ。Xはしぶとく生きてるらしいが。

俺に知るのを許されたのはそれだけだ。
二人とも貝みてぇに口を閉ざしてやがる。まったく面白くねぇ。昔はその筋で鳴らした俺が、結局何もしてねぇ。我ながら情けねぇな。
探偵も無事保護されてから様子が変だ。特に、青スーツ野郎と一緒の時だ。
二人の間に、溝ができている。
552泣く女は嫌い 4/9:2007/07/07(土) 04:53:32 ID:6bDkadee
少なくとも、俺はアイツ―女子高生探偵―所長―桂木弥子が無事だったことに安心している。と同時に、浮かぬ顔のアイツを見てるとアイツにもネウロの野郎にもイラついて来る。

アイツに感謝、しているからかもしれない。―何にだ。
早乙女社長とクソ鷲尾の件でか?
顎で使われ、無能な社長と社員どもに振り回されて、呑んでるヒマもねぇくらいだが、安定した仕事と地位を与えられたことにか?

感謝なんて、柄じゃねえ!
でもよ、探偵が、店潰すぐらい食欲出して、にこにこ笑って、助手野郎にツッこんで、助手に仕置きされて……そうじゃねえとアイツらしくねーよ。
つーか、俺にバケモン助手の被害が及ぶっつーの。
553泣く女は嫌い 5/9:2007/07/07(土) 04:55:54 ID:6bDkadee

定期的に届けさせられる資料、つまり謎の素が詰まった段ボールを抱え、俺は勝手知ったる事務所のドアを足で閉める。
―と。肝心の助手がいねぇ。今日は傷増やさずに帰れそうだぜ。
家具だけなら高級マンションのリビングみてぇな事務所のソファ。そこにひっそり座る探偵。肩の線が何ともか細い。
「あ、吾代さん」
振り向きながら、アイツは顔を手で拭った。
――泣いてた、のか?
箱を放り出して近寄る。ソファの傍にしゃがみこんで、目線を合わせる。
「おい、どうした。腹、減ったのか」
「……そうじゃなくて」
伏せた目が、柔らかそうな頬に影を落とす。
――こいつ、睫毛長いな……。
気付いたら、体が勝手に動いていた。
554泣く女は嫌い 6/9:2007/07/07(土) 04:57:51 ID:6bDkadee
泣いてる女は嫌いだ。弱くて、鬱陶しくて、イラつく。
特にコイツの涙なんか、見たくもねぇ。
気付くと俺は、どこにあれだけ食いもんが入るのかわからねぇ、探偵の細い体を、腕の中に納めて、強引にその唇を奪っていた。
小さくて、柔らかくて、熱い唇。
唇を離して、その涙で僅かに赤い目を睨みながら、言った。
「……らしくねぇよ。お前も、ネウロも。サイのことがあってからよ、」
探偵は逃げなかった。何やってんだ俺は。「…ネウロがね、一度他人の物になった玩具には興味ないって」
涙と吐息で俺のシャツが湿る。
今、初めて自覚した、俺が最も守りたいであろう唯一の女は、他の男への想いを吐き、俺の胸に顔を埋めていた。
555泣く女は嫌い 7/9:2007/07/07(土) 04:59:51 ID:6bDkadee
いつからなのか。俺がコイツにこんな感情を持つようになっちまったのは。
土下座最中持ってきといて全部食った時か?
いや、きっと、最初に出会ったとき、人質のコイツが、早乙女社長に対する俺の気持ちを言い当てた時だ。
コイツはいつだって、他人の内面にするりと入り込んでくる。心を揺さぶるような一言を、ポツリと言う。
――分かっていた。最初から。内面から責めるコイツと、外から追い詰めてくるネウロ。二人で一つ。
そこに、俺の入る隙はない。
何だかんだ言いつつ、この化け物コンビの言うとおりにしてきたのは、恩と命の危険、それ以外に。

――コイツの涙は、見たくねぇ。
556泣く女は嫌い 8/9:2007/07/07(土) 05:02:16 ID:6bDkadee
「……それはよ、ネウロはネウロでお前をすげぇ心配したんだよ」
「え?」
「お前が拉致られた後よ、あいつ、変だったぜ。やれツッコみがいないとボケれないの何だの。Xがお前の居場所知らせてきたカード折り曲げた奴見せてきてよ、すげぇツラしてたぞ」
「…そうなの?」
「そうだよ。お前を無事救出したって電話寄越したときも、少し声が嬉しそうだったぞ」
「本当に?」
やっと笑った。
「だから、今の態度は拗ねてるようなもんだろ」
「……そうだといいな。吾代さん、ありがと」
「い、いいってことよ!」
「さっき、私にキスしたよね」
「て、てめえが泣きやまねぇから!つ、つい…」
「吾代さんって、優しいね。お兄さんみたいだね」
「ば、馬鹿言っ
557泣く女は嫌い 9/9:2007/07/07(土) 05:04:59 ID:6bDkadee
……ちゅ。
言いかけた瞬間、俺の頬に、何か柔らかくて快いものが触れ、そしてすぐに離れた。
慌てて探偵を抱きしめていた腕を離して頬を抑え、ソファから飛びさする。
「ま、紛らわしいことすんな!お、俺は、持ってきた資料整理しねぇとネウロにシメられるんだよ!」
「……お礼。慰めてくれたから」
そう言って、澄んだ目で探偵は笑った。
探偵の心は、あの男のものだ。
ドアが図ったように開く。

「来たな雑用」
全くいいタイミングで帰って来やがる。
探偵が助手を見つめる目には、俺を見るときと違う光が宿っている。

――コイツは、もう泣かせねぇ。
俺が探偵に気持ちを告げるときは、きっと一生来ねーな…
558名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 05:07:24 ID:6bDkadee
以上。以前の要望に応えようとしたがエロ無理でしたorz
自分の脳内では吾代はこういう役回り。
長々とスマソ。

シャッ
559名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 07:03:09 ID:YBp0Wduc
GJ!密かに吾弥子待ってたので嬉しい
吾代は損な役回りが板についてるなww
560名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 08:36:15 ID:zS/JqffT
損な役回りでこそ吾代は輝くんだ……!
561名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 20:04:14 ID:UJlwrRN3
キテターーーー!
これは良い吾ヤコ
562名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:09:18 ID:qN/3tJG0
吾代ってこういう奴だよな。GJ!
563名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 01:37:17 ID:RtpkiXto
今週葛アイktkr!
564名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 07:46:37 ID:6SGzqeye
ほんの数コマにも関わらず俺も葛アイに萌えた……
アイさんの「………」がミソだよな
困ってるのかまんざらでもないのかそれとも
565名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 15:05:22 ID:4mXT9xQM
ヤコはどんな感じでいじられたんだろうか
566名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 20:19:21 ID:5GqGjyPh
>>565
やはり、あの縛られたままなら、道具を突っ込むのが一番楽しいか。
足まで拘束されてたから、XIのは突っ込みにくそうだし。
手を縛っているから、口では奉仕させにくいし。
せっかく椅子に縛るならM字開脚で縛ればよかったのに。
まぁせっかくだし、あの拘束状態なら、女体観察と称してパンツを切って
羞恥プレイぐらいはしておいて欲しい。
洗脳で気持ちよくなっちゃった弥子にアレコレとか。
せっかく殺す以外はするって宣言したぐらいだし。
なので、今週の弥子ちゃんは、きっとノーパン。

ところで、いじられたの内容は、頭のいじられ具合はどうだとかいう
オチじゃないよな?
567名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:11:01 ID:YHXr30gJ
時間をかけて繰り返し何度もじっくりと
完璧になるまで仕上げられるヤコ。

……先生! こんなのを少年誌でヤってもいいんですか!
568名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:01:45 ID:ve9C+SxI
マジでアニメ化するようです
569名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:17:26 ID:g8mVmaTS
なにやらそのようだな
570名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:36:18 ID:e1096RM8
キュキュキュキュキュとかチュチュチュチュチュとか動画でやったらどうなってしまうんだ
571名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:59:13 ID:Tc7X7HR0
某メルメルみたいに口で言えばおk
572名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:10:24 ID:6V8jG4a1
それはアレですか、メール送るときの擬音語?
573名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:22:54 ID:ZNkGGUqB
OPはぜひアリプロで
574名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:04:58 ID:4oT9XO9w
>>573やっぱOPはアレじゃないとな

それにしても勇気あるな。ネウロをアニメ化とは
575名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 01:09:25 ID:JenzG6wB
ヤコのぱんつは見えそうでも絶対見えないんだろうなあ・・・
576名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 03:45:04 ID:PYaBr/Su
ライスの国の国家放映するんだろうか

ライスの国が裁判起こすくらいけしからん露木さん凌辱ネタきぼん
納豆プレイは勘弁な
577名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 08:13:01 ID:B42z61Mf
実写は嫌だなw
ドーピングコンソメ
578名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 08:21:20 ID:lkWGLUgm
あれか……映像+音声で
「こんな公衆の面前でいっちゃったよ〜」とか
「バラバラでもグチョグチョでもどうかお気の召すままに」とか
「他人の体を自分の体が貫いたという証の瞬間!!」とか
聴けるわけだな

至福!
579名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 09:33:28 ID:jUsYhf0k
あらためてみるとエロゲのセリフのよーだ
580名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 10:05:28 ID:CA4c839r
地上波で女子高生が靴を舐めろとか言われるわけだ…!
581名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 10:51:15 ID:0UZcq+0K
うっじむし♪とか歌のCDとかも発売されるわけだ!



………本当にアニメ化?
582名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 11:19:52 ID:942QsN/x
バレんとこでうpしてたぞ。まだあるかわからんが
583名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:32:31 ID:HXjoUGnf
ネウロ アニメ 33号 でググるといい
HAL編まではやらないで終わる可能性もあるけれど
「ネウロ…まさかここで?(中略)いっちゃったよー…」は確実に有るな。
584名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:40:18 ID:ypU7hVhj
アニメってェ・・・やれるのか?深夜っぽい雰囲気だな。
OPは是非肉が舞〜う〜のアレで。
585名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 09:22:09 ID:5hBfrjsK
>>583
見てみた。
マジっぽいな…。
正直、連載初期からマイナーだろコノヤロウ!
と思ってみていたので、うれしいよりもショックだな…

586名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 12:09:23 ID:Das4JcRC
正直アヌメ化するとは思わなかったぜ
期待より不安の方が多いけど
取り敢えずアニメ化記念のエーロ・ゴシカァン!!!1
587名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 14:40:09 ID:mOhaqDo+
擬音とかどうなるんだろ?
チュプ・・・とか・・・
チュチュチュチュチュすげー気になる
588それがネウロクォリティ:2007/07/11(水) 18:01:37 ID:fZg5jNFs
ネウヤコ

「…これはちょっとどういう事ですかエロ魔人」
「アニメでも本誌のアレをやろうと言うだけだ。何の問題がある」
「ありありよ!なによこの…この、私が緊縛されてる サ ブ リ ミ ナ ル は!」
「厳しい環境で働いているアニメーターを労ってのことだ。もっとも貴様の貧相な胸では余計疲れるだけかもしれないな」
「貧相言うな!」
「そうだな…それは確かに貧相すぎる。アニメ放映開始までもっといい体勢を考えてみようじゃないか」
「え、あ、ちょっと!いやーーーーーー!」
だれか つづき 激しめに たのむ
589名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:15:01 ID:kOkgvTJf
「やはり貴様は縛られているのが似合うぞ」「や…ちょっとっ離してっっ」
愉しげに語りながら、魔人は弥子を電光石火で椅子に縛り付けた。
両腕は椅子の背に回し、後ろ手にくくりつける。弥子は、自然と胸を前に突き出す形になる。足は片足ずつ、椅子の足に拘束される。
「いい眺めだな」
手の内に落ちた少女を見下ろし、魔人は不敵に笑う。
制服姿の弥子は、角度にして75度ほど両足を開いた状態で、魔人を睨みつける。
すかさず、魔人はその顎を捉えて唇をふさぐ。
「ふ…ふぐっ」
弥子がいい加減気が遠くなりそうな程に、ネウロの舌は、弥子の口内を犯す。
本当に息が苦しくなってきて、弥子は噛みついて抵抗した。
ネウロが唇を離す。ぺろり、と噛まれた唇を舌で舐めながら言った。
「駄目ですよ、先生。アニメ化ということで、僕と先生の愛の交歓を待ち望んでいらっしゃる、スレ住人の要望に応えなくては」
――ヤバい。ネウロのこの眼……スイッチ入ってるよ〜〜っ
「や…やだやだっ」
椅子を揺さぶるように弥子は暴れる。
僅かにスカートがめくれて覗いた、白い大腿部がなまめかしい。
にやり、と笑って、ネウロは弥子の足の間に手を伸ばした。
***
えちーまで行かなかった。バトンタッチ
590名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 07:35:20 ID:sG2rDgg8
「ふ、ぁあっ…」
ネウロのいやらしい手はわざとらしくじっくりと剥き出しになった腿を撫で回した後、防
御も出来ない股間へと伸ばされた。
両手が自由にならないまま必死でもがく弥子を面白そうに見下ろしているネウロは、
ますます興が乗ってきているようで腹が立つ。
「せいぜい嫌がれ。これまでたっぷりと調教してきた甲斐があってこっちは随分と淫乱
だからな」
くくっと喉の奥で笑うなり、長い指がするっとショーツ越しに濡れ始めている割れ目を
撫でた。
「あんっ、やだってば」
何もかも心得尽くしている指が感じる場所で蠢く度に、弥子は堪らずもじもじと腰をよじ
った。
そんな妖しい変化を見せる弥子の耳元で、極悪な魔人が優しく囁く。
「そう、そうですよ先生…そのようにして、もっと乱れて下さい。反応はより派手な方が
スレ住人にはアピール出来ます」
「そ…んなこと知らないったら」
「またまた、可愛らしいことを」
すっかり助手になりきって、さらに翻弄していく気の魔人は超上機嫌だった。

時間ないからここまで。
続きは夜になったら書く。
591名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 10:19:28 ID:d86BMBUe
夜がものっすごい楽しみになった!!
いつもwktkさせてくれてありがとう職人様たち!!!
592名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 13:43:06 ID:zs3xOypA
リレー小説っていうのが凄いな
593名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 15:22:41 ID:R0lJ8K03
( ;´Д`)ハァハァ
待つ楽しみを知りました
 



594名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:20:34 ID:XHw2Nr61
じゃあ場繋ぎに軽いサイアイ。
エロなし、依をお持ち帰り中の、コンビ初期で初々しい頃。



「アイ。手ぇ真っ赤だよ」

 私が渡したタオルで融けた皮膚を拭っていたサイが、言ってつぃっと私の手を指差した。ハンドルを
握る手は確かに真っ赤に色付いている。ああ、と頷いて、私はブレーキを踏んだ。黄色信号では停止。
何故か後ろの車が妙に幅を詰めてくるのは、軽く無視。

 先ほどまで、化けている最中に殺されるのは珍しいことだとけらけら笑っていた彼は、もうその感情に
飽いたのか視線を私に向けている。高校生然としたシャツとスラックスの制服、それに合わせて
普段よりもかっしりとした体格。酸で融けた顔だけが見慣れたものであるのが、まるで高校生の彼を
目の当たりにしているようで、少し新鮮だ。落ち着かない、とも言う。そんな彼を殺した少年は、
軽トラックの後部座席にいるはずだ。箱と一緒に、ビニールシートを被せている。
 普通の車では成人男性を詰めた箱など積み込めないのだから仕方ない。軽トラックの可能登場人数は
二人だ。高校生の彼は運転はもとよりアジトの場所すら知らないのだし、隣に座る主は運転の仕方も
アジトの場所も多分忘れている。それでも不自由は無いのだろう、誰かを学べば、技術なんて事足りる。

 複雑な交差点は赤信号が長い。私はそれを見上げたまま、こちらを見ているサイに
促されている答えを返す。

「箱の運搬で多少鬱血したのだと思います。少々重いものですので」
「ん――ああ、そうか。人間生物の成人男性が一人に、箱もガラスだしね……そもそもよく持てたよね、
 アイ。やっぱり特殊工作員って爆肉鋼体ぐらい習うの? 筋肉をもりっと増強?」
「は? ばくにく……?」
「昨日読んだ漫画に出てた技。こいつの部屋にあったんだよね、結構有名みたいだよ?
 増刷回数が半端じゃなかったし」

 ぺいっと顔に投げつけられたのは、シャツの上着ポケットに入っていたものだろう、学生証だ。
薄い眉で無理矢理に目付きを悪くしている少年の顔は、さっきまで隣の彼が使っていたもの。
ああ、と適当に相槌て、私はそれをダッシュボードに入れた。信号は、まだ変わらない。

「少々重くはありましたが、力学的に考えれば不可能と言うほどの重量ではありません。
 反作用を受け流すのに多少自分の体重が不足してはいましたが、足捌きでカバーは可能ですし」
「はいはい、頭の良いことでー……ホントにあんたって、気の効いた切り返ししてくんないよね。
 クールすぎ、つまんない」
「……申し訳ございません」

 肩を竦めた彼が、一拍置いてから、私の手に手を伸ばす。
 ぬるい体温は彼のものか、ダッシュボードに納棺された少年のものか。
 私の赤い手と比べて、彼のそれは白い。
 苦労をしていない子供の手だ。と、思う。

「ちょっと見せて」

 くい、と取られて、ハンドルを切りそうになる。とっさに手を外して、ちらりと横目に彼を見た。観察する
顔になっているのを確認して、また信号を見上げる。右折が青になっていた。直進は一番最後だろう。
だから、まだ、もう少し。
 箱の直線的な痕がくっきりと付いた手をためつすがめつしながら、彼は眼を見開いている。きゅぅっと
絞られた瞳孔、薄くなる呼吸。人間生物が油断するパターンは三大欲にのっとっているものだけれど、
彼の場合そこにこの観察時間も含まれるだろう。裏を返せば、それは彼の偏った知的欲求が
生命活動に関わるレベルの大きさである――と言うことだろうか。
 だとしたらそれはきっと、精神生命の活動だろう。
 サイ――X.I。怪物の強盗である彼の欲求は、いつだって解体観察が基準だ。
595名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:21:56 ID:XHw2Nr61
「なるほど確かに、角が筋肉を圧迫して無駄な握力イクォール、カロリーが消費されないように
 持ってたみたいだね。それと腕の筋肉の張り方から察するに、腕に抱えると言うよりは一度持ち上げる
 瞬発力の後にそのまま胸に預けることで、むしろ胸に抱えた形にした――って感じか。
 ウェイトリフティングみたいな要領だね。最低限で最小限、中々に良い技術だ。諸々のタイミングは
 ちょっと難しそうだけど、これなら少ない筋肉量でもある程度の腕力を出せそうだ。
 下ろすときに見せてよ、ちょっと興味あるからさ」
「…………。手伝ってくださる気はないんですね」
「当たり前じゃん。それは好きで助手になったあんたの仕事なんだからさ、俺は顔とか溶かされて色々
 疲れちゃったし――ついでに、後ろの奴の観察も、ちょっとしておきたいからね。あんたよりは全然
 普通の奴だけど、そこそこ興味は惹かれるよ。クラスでは鬱陶しい苛められっ子タイプだったってのにさ」

 くっくっく、笑うと吐息が掌に落ちてくる。まだじんじんと痺れて少し過敏なそこに、それは少し
くすぐったさを覚えさせた。左折が青になる、まだ、信号は変わらない。この国のこみごみとした
道路と言うのは鬱陶しくて好きになれない。もっと徹底した区画整理が必要だと切に思う。
 碁盤目状の――チェス板状の――マス目状の――箱のような――そういうものの方が、圧倒的に
判りやすいだろうに。国土の狭さと地形の複雑さが問題とは言っても、それだけが理由ではない、と思う。

「それにしても真っ赤だね。細かい血管が切れてジンジンしてるでしょ」
「ええ、多少は――」
「痛そ」


 そ、っと。
 柔らかい何かが敏感な部分に触れて、思わず隣を見る。
 彼は眼を閉じて、私の掌、その真ん中に口唇を落としていた。


「さ、」

 声が喉の途中を抜けたところで、クラクションが鳴らされる。
 信号はもう、青だった。

 待たされていた所為で後ろのドライバーも気が立っているのだろう、私はサイから手を取り戻して、
ハンドルを握りアクセルを踏み込む。オートマチックでなかったらエンストしていただろう急発進だ。
手が暇で落ち着かないけれど、レンタルして良かったと思う。存外簡単に私の手を離したサイは、
ミラーの中でニヤニヤと笑っていた。とてもシニカルで、とても意地の悪い顔で、まるで子供のように。
 いつもより体格がしっかりしている所為かそのアンバランスさが際立って見え、奇妙な心地になる。
 男性の中に見る、幼児性――のような。
 馬鹿な、と思う。彼は男性だとか女性だとか、そういった根源的かつ根本的なファクターですら
カテゴライズが不可能の、そういう存在だ。なのに、どうして考えてしまったのだろう。男性的? 否、
彼は、セクサレスなものだと思っていたのに。だからこそ、何も考えずに応対していられたのに。

 何の先入観も無かったからこその、切り返し。
 奇妙な――気分だ。
 掌が、じんじんと熱い。

「なんだ、結構可愛いとこ、あるんじゃん」

 彼は可笑しそうに、けらけらと笑った。


(荷台の小窓から菅野依が赤面しながら覗き込んでいるのに気付いたのは、不覚にもその瞬間だった)
(まったく彼の気まぐれな悪戯には困ったものだと思う)
(そう言えば私はどうしてサイを『彼』と呼ばわってしまうのだろう?)
(これは気持ちの悪い、矛盾だ)
(居心地の悪い、矛盾だ)


とっぺんぱらりのぷう。
はうぅ〜、依君お持ち帰りぃ……
596名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 18:54:32 ID:Bl5Bz6va
>>594
超GJ!!
無意識のうちにサイを男性として意識してるアイさんハァハァ
自分でデバガメっといて赤くなる依にもついでにちょっと萌えておく
才一味萌えな自分には非常においしい作品でした

……ただひとつ言うべきことがあるとすれば
依の本名は大菅依ですネ申よ
597名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:43:52 ID:XHw2Nr61
素で間違えたorz
ごめんごめん依ごめん
598名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:40:13 ID:6JQzES6y
ドンマイです
ここのまとめ人さんは仕事早くてプロ裸足なんで直してくれるのでわ。
Xi萌えた〜

リレーも続け方上手いですねwktk
599名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:29:23 ID:FI50COTJ
>>594
うおお…神が降臨していらっしゃる…!
とてつもない萌えをありがとうGJ!
サイアイかわいいなあw

あのリレーのお陰で待たされる事が快感になりました
600名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 10:14:59 ID:YWfYsVQ2
そうして調教されていく住人たちwww
601名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 12:12:41 ID:/fTLcsZh
調教かぁ…レス読んでから本誌読んだら
二人のヤコを調教するネウロな話が見たくなったじゃないか〜
そんな猛者神が降臨される事を祈りつつ三連休も裸正座で待機!
602名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:18:50 ID:dqop/1/d
>二人のヤコを調教するネウロ
(*´д`)ハァハァ
603名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 18:12:46 ID:fbABUO//
二人のシンクロした動きでネウロのピーをピーしてご奉仕するわけですな!!
(*´д`)ハァハァ
604名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 19:10:50 ID:HrDEGazb
洗脳ヤコエロすぎる。ネウロ×洗脳ヤコ誰か頼む。
605590:2007/07/14(土) 19:28:43 ID:aaddf4ai
この流れで、リレーの続きを投下してもいいかな。
606名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 19:33:27 ID:aaddf4ai
こんなことで感じたくなんかない。
そんな弥子の思いも無視して、身体だけが勝手に慣れきっているようにネウロの指の
妖しい動きを受け入れていく。
嫌だ嫌だと言っているのに、そこがやたらと熱くなってきて堪らない。ピンポイントで攻
めてくる指先が何もかも知り尽くしているように、これでもかと煽りたてている。
「ふぁっ…」
真っ赤な顔をして首を振る弥子は、それだけでもうとろんとした表情になっていた。嫌
なのに気持ちいい。そんなジレンマがもうすぐ、何もかも吹き飛びそうだった。
「そうです、先生はそうやって何もかも正直になさっていて下さい」
じれったくなるほど優しい声で、ネウロはびっしょりと濡れたショーツの隙間から直接
花弁の形をなぞるように指を忍ばせては、軽く上気して染まった耳を噛んできた。
「ぅっ…」
「とても、感じているようですね。嬉しいですよ」
「やぁぁ…こんなの、嫌ぁあ…」
さっきからずっと、椅子に縛りつけられたままだったせいで、だらしなく開ききった両足
の間からはとろとろと流れだしている愛液がいやらしい溜まりを作っていた。そんなは
したない姿を隠すことすらも出来ず、それでも限界まで感じきっているせいで弥子はぽ
ろぽろと涙を零した。
「ぅぅ…うっ…」
「ああ、そんなに泣かないで下さい、先生。すぐに差し上げますから」
「えっ…」
「そろそろ、あちらに行きましょうか。僕の先生」
弥子の手足を戒めていたものを全部外してしまうと、ぺろっと舌なめずりをしてネウロ
はひどく嬉しそうに笑った。
「こういう展開は、お約束というものですからね」
607名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:08:50 ID:aaddf4ai
滴るほど愛液にまみれたショーツをするりと弥子の細い脚から外して、ネウロは華奢
な身体を抱き上げると側のソファーに預けた。
確かにネウヤコでは、超王道展開だ。
「さ、先生…愛し合いましょう。じっくり、たっぷり、ねっとり、しっぽりとね」
「やぁぁ…い、いきなりキャラ変えんじゃねえぇっ…」
もたらされる快感に喘ぎながらも、弥子はしっかりと文句を言う。
「お気になさらず。先生とこのように濃密な時間を過ごせる喜びゆえです」
冗談のように言ってのけながらも、ノリノリなネウロはいきなりズボンからナニを引きず
り出した。それまで弥子の痴態を眺めていただけだというのに、それはもう事務所の
天井を突くばかりに聳え立っている。
はっきり言って、とんでもない大きさだ。
「え、ちょっと…やだ、マジやだってばっ…」
「そうですか、そんなに喜んで頂けると僕も本望です」
「いやいやいや、そんなの入ったら死ぬから!」
「愛していますよ、先生」
弥子の言葉など全然聞かず、恍惚とした表情のネウロは一切の抵抗を封じ込めるよ
うに覆い被さってきて、その勢いでスタンバイOKのブツを突き立てた。
「やああああんっ…!」
一気に奥の奥まで侵入してくるものの感覚に、息を詰めることも忘れた弥子が喘ぐよ
うに声を上げる。そんな反応すらもいいようで、ネウロは存分に腰を使いながらも至近
距離から囁く。
「先生、先生…今日も相変わらずいい締まりですね」
「そ…言わなくて、いいってばっ…」
「口ではどうこう言っても、ちゃんと。ほら…」
からかうような声と共に、一旦ぬらぬらに濡れそぼった膣内からナニを抜き出そうとす
るだけで敏感になった膣壁が嫌がって吸いついてくる。
それはもう既に弥子の意思などではないのに、恥ずかしくて仕方がない。
「いやっ…」
「そこが、可愛いんですよ。だから苛めたくなるんじゃないですか、先生」
608名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:29:36 ID:aaddf4ai
「あぁ…ぁ…ネウロのバカぁ…」
逃れられない圧倒的な快感に支配されて、真っ赤な顔をしながらも弥子は追い詰めら
れていく。感じ過ぎて、気持ちがいいのに自分ではないものになっているのが信じら
れない。
「いいでしょう?感じるでしょう?それでいいんですよ」
少しずつ突き当たる位置を変えながら、自在に弥子の嬌声を引き出していくネウロは
本当に嬉しそうだ。
悔しいというのに、気持ちがいいのは本当のことなので流される。流されるまま声を上
げて快楽の中でもみくちゃにされていった。
もう、イキそうだ。
敏感な粘膜を擦りたてる硬いものが、しきりにひくひくと痙攣を繰り返している。どうや
らネウロも同じようで、絶頂が近い。
「ぁぁんっ…も、もうっ…」
「先生、いきますよっ…」
弥子の膣内をこれ以上ないほど押し広げ、犯していたものが一際の突きと同時に激し
く痙攣しながら精液を吐き出していく。気持ちがいい、堪らない。
強く抱き締められながら、弥子も一緒に目も眩むほどの頂点へと駆け上がっていった。

もう、疲れきって指一本すら動かすことも辛い。
まだソファーの上で抱き締められながら、弥子は拗ねるように赤い顔でそっぽを向く。
「ネウロのバカ…」
「先生が可愛かったものですから、つい頑張っちゃいました」
宥めるように色の薄い弥子の髪を撫でながらも、ネウロは部屋の隅をちらりと眺めて悪
どい笑みを浮かべた。


幸か不幸か、弥子があかねの机に巧妙に仕込まれたビデオカメラに気付くことはなか
った。先程までの愛の交歓現場の映像は、マニアが喜んで取引きする人気作品にな
ったという。



尾張名古屋のひつまぶし。
609名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:31:26 ID:aaddf4ai
昨日は疲れて即効で爆睡してたので、書けなかった。
だから今日は気合を入れてみた。
610名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:09:17 ID:c0dtaegr
うわあぁぁぁ、エロい!!自分もそのビデオ欲しいです!!
611名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:32:42 ID:qyj2ce5L
>>609
GJ!待ってました!

そして、>>604が読みてぇ
エーロ・ゴシカァン!!!
612名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:36:12 ID:qyj2ce5L
>>609
GJ!待ってました!

そして、>>604が読みてぇ
エーロ・ゴシカァン!!!
613名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 21:37:10 ID:qyj2ce5L
連投すまん
614名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:20:29 ID:6JQzES6y
>>609
GGGGGJ!!
愛の交歓というワードを、こんなに上手く使っていただいてありがとうございました!

今度は桂木家夜這い→お風呂で泡プレイがいいな
615名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:32:51 ID:nOXW1mYv
お約束のパターンって作中で言われたのは初か?
GJっス!!
弥子のあの服装はエロすぎだと思うんだ…いくら胸が凹んでいるにしても
616名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:11:17 ID:6JQzES6y
弥子も弥子だけど
今週はアイさんの台詞が刺激的
617名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:22:29 ID:rdPQII8u
あの『ごゆるりと・・』はWヤコとのプレイを促しているとしか思えん。
618名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:31:13 ID:qyj2ce5L
>>617
あなたが神か
619名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:39:20 ID:CMELpsjQ
内側でW弥子とネウロの3P
外側で駆けつけたアンドリュー・笹塚がアイを輪姦

俺的にはこれで完璧
620588:2007/07/15(日) 05:02:42 ID:hDpP7Goi
外の天気とは裏腹にすごく晴れ晴れしている
ありがとうどこにでも居なくてどこにでも居る俺たち

性懲りもなく
ひぐちと弥子
「あらしのよるに」

「あー…もう、こんな天気じゃ帰れないよー」
「ん?帰る気だったの?」
「連休中に部屋片付けたかったんだよね…どうしよう」
「そんなのいつでもできるじゃん、桂木」
「え、ちょっとひぐちさん顔ちかい…んっ」
「…俺と、しようぜ」
「…いいよ…あ、でも、その」
「ん?」
「…おなか空いちゃって…今日、何にも持ってきてなくて…正直それもあって帰ろうかとそのあの」
「桂木、ちょっとこっち」
「え、ちょっどこに…って」
「…食糧大量買いはさ、慣れてんだよね」
「ひぐちさん…」
「この連休分くらいは、ってそんな顔しなくていーよ」
「うん、…きゃっ」
「もっとヒドいことするんだから」
「や…あ…さわっちゃ…あ…」
「もう濡れてるね…お腹空いたんだっけ。飲みたい?」
「はい…っ」
「桂木ばっか気持ち良くなるのはだめだよ。俺も気持ち良くしてくれないと」
「はい…なめ、ます…っ!!だからあ…っ」
「素直だね…好きだよ、桂木」

だれか そふとS 頼む
手伝い人殿はヒグチ変換よろしくです…
621名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 13:12:59 ID:hoWvzgLZ
>>601
調教ネウロって、こんな感じか?
試しにちょっとだけ書いてみた。


厳重に閉ざされたシェルターの中、同じ顔をした少女たちが妖艶な表情で舌なめずりを
する。
早くも勝利を確信している様相だったが、今の意図は別のところにあるようだ。
二人の眼差しがすっと細められる。
「「殺すのは、いつでも出来るよね。だったら楽しまなきゃ」」
両手に携えた物騒な刃物をあっさりと打ち捨てると、弥子の顔をした二人は猫のような
足取りでネウロに近付いていく。
「「その後で、責任持ってちゃんと殺してあげるね、ネウロ」」
くすくすくすと笑う二人の少女の艶姿に、ネウロは明らかな侮蔑の視線を投げた後、に
やりと凄まじいばかりの極悪な笑みを浮かべた。
「…面白い。乗ってやろうではないか」
こうして、人知れずの遊びの時間が始まった。

「ねえ…こっちにちょうだい、ネウロぉ…」
「あぁぁん…こっちにも、ねえぇ…」
適当にあしらってやるだけで、もう二人は蕩けきっていた。Xにも弥子の淫蕩さが伝わっ
てでもいるように。
怪盗Xと本物の弥子。今はどちらも同じようなものだ。同じ顔をして同じ力を有し、ネウ
ロの前に現れた以上は所詮どちらも同じ敵。よって弥子を囮にされたとして何らのダメ
ージがある筈もない。
まさかその認識を今更Xが誤っているならこれほどつまらないことはないが、こういう余
興があるのなら何より。
薄い服を存分にはだけさせて擦り寄る二人の弥子を抱き寄せ、乳房やとろとろに濡れ
た花弁を刺激してやると面白いように反応を返してくる。
「そら、もっと堪えろ。弥子共よ」
「「ネウロぉ…気持ちいいよおおっ…」」
愛撫をされながらもすっかり快楽に潤んだとろんとした瞳で、二人の弥子はするすると
ネウロに身を添わせてくる。細い指でしきりに身体中を探られる感覚はまあ悪くない。
そこに弥子本人に散々教え込んだ癖を見出して、ネウロはこっそりと笑う。
「どちらにも、最高のものをくれてやろう。覚悟するがいい。弥子共」


続くかどうか分からない。
622名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 15:51:52 ID:xB7PWt6s
神よ…続けてください!
623名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 16:09:55 ID:G0W90tQe
スレ住民を着々と調教する神おそろしす
もっとしてください…!
624名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 16:17:42 ID:NOBc0/GT
ところでXってあの服全裸の上に着てそうだと思ってたんだが
それと同じ格好させてる弥子は…
625名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:37:24 ID:G0ZoTiDP
侮蔑の視線を投げるネウロ萌え
626名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:46:21 ID:xh2VuLJm
>>624
まあノーブラは確定だよな
627名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:02:23 ID:FC9AfuU1
Wヤコを見ていつぞやかのTRICKのEDを思い出した。
鏡で互い合わせになった女がディープキスしているように見えるやつ。
628名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:16:13 ID:c9AVjyHs
>>627
YOUは神か
629621:2007/07/16(月) 00:51:55 ID:4wEES4pb
明日も仕事だけど、余裕があれば続きを書くつもりだ。
630名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:53:06 ID:G04yM170
>>629
乙!マターリ待ってる。
631名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:54:39 ID:kYwAmUDP
>>621
神よ!
どうぞ仕事優先で
でも待ってます

エーロ・ゴシカァン!!!
632名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:40:28 ID:Uskk41EE
>>624
ノーパンも確定だよな !

松井め…
633名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:54:24 ID:ec6+C5Jr
でも弥子たち、抜き身の刀を二本クロスして胸元から取り出してるよ
肌切れないのかポケットなのか
634名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:19:16 ID:yg/XCITT
裸の上にベルト状のホルスターを装着していろいろ仕込んでるんだよ
635名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:25:43 ID:kYwAmUDP
色気もそっけもないなw
636名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:32:23 ID:yg/XCITT
いやいやいや
くいこみとか、無骨なベルトとおなごの柔肌のコントラストとかあるわけですよ
637名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:06:42 ID:kYwAmUDP
!なるほど…それは
ドキがムネムネするな
638名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:56:43 ID:CoqivBFl
なんてフェティッシュな流れだ・・俺の股間のバベルが暴走する!
639名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 04:03:26 ID:ec6+C5Jr
ホントにサイ服は反則すぎる
640 ◆ChdC8VZqyE :2007/07/16(月) 11:02:49 ID:Omvo5sAq
関東のスレ住民の安否とジャンプと単行本と萌えとフェティッシュの安否が気遣われます
管理人は元気です
641名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 11:52:23 ID:7T6SqjI+
642621:2007/07/17(火) 00:15:58 ID:YqtmKM96
ごめん。
やっぱ今夜は無理だわ。
慌てて書いても満足のいく出来にはならないと思うんで、土曜日にでも
熟考して再チャレンジしてみる。
643名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:03:42 ID:BJ+0zUON
>>621
来週でも再来週でも楽しみに待ってます
644名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 02:17:16 ID:vbsE0wwK
>>642
構わないさ!神の思うとおりにやってくれ!
いつまでも全裸に靴下で待っているぞー
645名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 11:47:30 ID:9OGxz3rA
管理人さん、無事で何より。
原発は続報も出てるし、余震も続いてる。油断されないように。

地震板見てると昨夜は震源別で地震が多発したようだね。
該当地域お住まいの方々、気をつけて下さい。
646名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:32:33 ID:3Eum+b2l
エロパロスレに良識を見た。
皆様息災でありますようにゴシカァン。
647名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:39:35 ID:6n/2MwvT
本当に大変な人はこのスレ見れないんだよな…
我が家は震度4だけどびびっただけで被害はなかった。
みんなの無事と、正気を取り戻したヤコが全裸にワンピースな事に
気づいて恥ずかしがる展開を希望するッ!エーロ・ゴシカァン!!
648名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 07:09:19 ID:KIiml8XB
避難した弥子が全裸にワンピースな事に気付きしかも雨が降ってきて透ける

すまんこれでも震源地近くだ、不謹慎でごめん
・柏崎〜吉田間の電車が地震発生から通ってない
<しかも単線なのです…普段から快速なんてないローカル線
・取材?支援?ヘリコプターはごうごう飛んでる
・三年前の中越地震はガンガン余震が来たのに来ない
正直不気味
でも柏崎刈羽の人はもっと不気味な夜を過ごしてんだよな
雨は降ってくるし
うちはライフライン全OK
携帯はメール送受信しにくかった
<通話はつながりにくい
中途半端にスカスカした棚や中身が落ちたくらい
<こないだ整理しちゃったんだよな…
地震家財保険入ってたからこれから請求するところ
ちょっと近所だと断水や屋根の瓦が落ちる
<風呂入れないとかね
家屋倒壊じゃないけど、一軒取材が来るくらい生活できない
レベルに物が倒れこぼれたんだろう、そんな家もある
<家人は隣町に避難
それくらいじゃなくても、部屋で寝れる状態じゃないからちょっと近所の体育館に避難、とかは居る
どうやら30年くらい前に立てた家がよろしくなさそう
<なんかあるんだろうか…
あとは地盤と家の建築、免震による
前回何か起きてるところは今回も起きてる
自分が住んでる辺りは前回より規模が大きいです…
ちょっと車で走ると道路に割れ目ができていて、塗装?
トゲが生えてるような変なのがその割れ目から生えてる
ハイブリッドカーは揺れてるとエンジンつかない
勿論地震時は車で避難しちゃいけない
だが自宅まで遠い人のことも考えてください!
徒歩帰宅が頭を余切ったくらい
当日の国道116号線は柏崎→新潟市側方面に混んでた
飛行場は比較的すぐ復旧していて全便飛んだらしい
JR上越新幹線は今後もP波を感じたら停車しなきゃいけない訳だけど
在来線は…夏の18切符には間に合わないだろうなあ…
<趣味で不謹慎でごめん
船は大丈夫なんじゃないかな
地震中も動いてる船(ジェットフォイル?)あったし
とにかく柏崎まで行く方法がないから何もできない
行ける範囲には水分けたりしたけどね
もし中越沖地震募金とかコンビニで見掛けたらヨロ
そして水とカロリーメイト的食品を買っておくんだ
<カロリーメイトがその日のブランチだったよ…しばらく怖くて動けなかったし
自分はろくに避難袋は用意してないけど、水分と乾いた食物はその辺にあるので…

以上スレ違いだが現時点までのレポ
このまま揺れないでほしいなあ… 
649645:2007/07/18(水) 12:40:26 ID:XADgJDTa
褒めてくれた656、thx

>>658
大変な中、レポありがと。
労力として現地には行けんが募金するよ。
地震板の回し者みたいであれだがw同じようにライフライン生きてる人が、向こうで情報交換してる。
復興支援の人や現地でまだ連絡とれない知り合いいる地域の現状知りたい人が書き込んだりもしてる。
余裕あったらその人達のフォローよろ。
同じ被災地の方々と話すのも気が紛れるかもしれん。

スレ違い長文スマン。
以降ROMに戻ります。
650645:2007/07/18(水) 12:42:49 ID:XADgJDTa
646と648宛てデーシター。
間違いスマン!!
651名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 14:31:21 ID:3QR+mR69
>>656の良識っぷりと
>>658の神か住人かの無事っぷりを
安否を気遣う中期待

みんな無事だといいな(´・ω・`)
652名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 14:41:46 ID:hFFcIfya
地震被害は心配なんだが違うスレでやってくれないか
653名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 14:43:40 ID:KQyViFuL
自分もだ。申し訳ないが、地震関連は該当スレでヨロシコ
654名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:12:45 ID:dHgIlHVi
本当にその通りだよな
とりあえず、さっき募金してきた!!
物資はあんまり送ると向こうの迷惑になることもあるみたいだな
仕分けで市役所の職員さんてんやわんやとか
食料とか腐るし・・・・・




655名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 15:44:41 ID:eWMJzq4r
>>654
スレ違いがわかっているならROMれ
656名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 16:13:07 ID:mPjTmgR+
災害でテンパっているのとSS過疎で苛立つのは分かるがここは工口板だ。

身内が心配な俺だって、W弥子読みたいんだ…。
657名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:02:45 ID:WrfQvK8i
おかしいよと言われてもいい
W弥子のヌードを
ちゃんと見るまでは僕は死ねない
658名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 17:55:27 ID:xl0AA5EP
俺は今悩んでるんだ。
自分のサイトに、
W弥子を掲載するか
ここの住民の為に、
W弥子を投下するか…
659名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 18:08:34 ID:PCQhDq9o
両方やればいいじゃないかw
660名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 18:08:42 ID:HfDD05mo
どっちにもupすればよくない?
そういう職人さんいるし
661名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 19:32:40 ID:z0XybxwI
wktkして待ってても宜しいか?
662名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 19:54:54 ID:KQyViFuL
W弥子…。なんという甘美な響き
663名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:57:58 ID:Ocq7KgJs
これは…ヤコヤコ・ゴシカァン!!
664名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 21:52:20 ID:sSS9CDmm
かわいいなそれw
665名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 21:59:22 ID:F8MGGG2+
W弥子にネウロがビックリ目したのに萌えた。
どれだけ内心でダメージくらってんだろ…。


まぁ、サイと区別するのなら若菜のたこ焼き20パック早食いさせれば一発判明な気がするけど。
無理矢理小食にさせたせいで弥子が栄養失調で倒れるのでも可。
666名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 23:49:37 ID:Ocq7KgJs
ヤコの見分け方は
パンチラする方がサイ、何があっても絶対しない方がヤコ
とか考えてたんだがノーパンだったらダメだな
667名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 00:34:19 ID:YJvP4EuY
ノーパンなら
それはそれで
668名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 10:56:25 ID:twrDcR32
アニメ化おめw
669名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 20:28:31 ID:zueyWTi6
シンプルに乳のでかい方がXとか
それが無理ならパッド無しの純正脂肪オパーイの方がXとか
670名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 20:50:02 ID:uTTK3O0Z
本物のヤコにはいじめたくなるフェロモンがあるはずですよ・・旦那
671名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 22:43:40 ID:iih3t5Wg
つまり、サイの化けた弥子の中身はドSということか
672名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 23:52:00 ID:/uMBnBAi
じゃあ弥子×弥子のSMとか?



ノベライズ売ってた、買って読んだ
「南米で出会った謎の少女」エロカワイイ…!
673名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:08:14 ID:80U7cSFm
どのスレにもスレを跨いで思わせぶりな感想言いたがる奴沸いて困るわ
674名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 01:01:49 ID:vreJctDx
読んだことをアピールしたくなるんだろーね
675名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 08:48:02 ID:gDtTqjgx
アンチなんじゃね?
住民の嫌がることしてるわけじゃん
676名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 13:17:54 ID:vCJ2pBSp
他スレも見てるが 別にアンチって程しつこく感想書いてる奴居なかったぞ。 スレ違いは確かに困るが「エロカワイイ」くらいの感想ここで言っても問題ないだろ
677名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 13:34:43 ID:ZohjRChm
この状況、夏休みだからか…と思わざる得ないぞ
そんな事よりも神職人と職人の中の神が降りる事を祈祷しようじゃないか
エロエロゴシカァ〜〜〜〜〜ン!!!
678名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 14:56:17 ID:ngXnZPnQ
こんな時はゴシカァンだ!
神が降臨なされるまで自分は全裸をやめません!
エーロ・ゴシカァン!!
679名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 16:18:35 ID:M5aMdEc+
どなたか>>678と弥子に荒縄縛ってやってくれ 
680名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 16:32:02 ID:UHG7iM/f
だがエーロ・ヤコヤコ・あかねゴシカァン!
681名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 17:37:21 ID:qaE+BGrz
>680
あかねちゃんが弥子を拘束しての百合プレイか。

682名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:26:51 ID:fJ6KIMfB
いつものように需要を無視するおいらが来ましたよ
旧海の日ネタで微妙に>93-98の続き
長い割りにエロはぬるくて短い馬鹿なネウヤコ
683名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:27:30 ID:fJ6KIMfB
「ヤコ、デートに行くぞ!」

 煌く笑顔でのたまった魔人に私が浮かべた表情はなんと形容したら良いものか。ルフィにカミナリが
効かないと判った時のエネルか、松田に撃たれた月か、卵焼きを落とした金糸雀か。無闇に
カジュアルな格好でトロイに腰掛け上機嫌そうな魔人は、いかにも人畜無害そうな黒目がちの
様相で私を見詰める。
 あれ、何、この……歌に喩えると『さあ! いきなり今夜結婚しよう!』って感じの様子は。思わず
私ってば寄り道して買ってきた夏季限定のアレコレお菓子類を足元にぼたぼた落としちゃってる
んだけど。唖然とする顔面にべしっと大きなショップバッグを投げつけられて、やっと我に返る。
ピンクと薄紫のそれは、知ってるブランドのもの。

「え、ちょっと、ネウロ何ごと」
「流石に制服のままと言うのは風情がないのでな、我が輩が服を用意しておいたのだ。
 サイズに間違いはないぞ、生きたマネキンを連れて行ったからな」
「あえて確認しておくんだけどそれって変身能力のある怪物の強盗さんじゃないよね?
 だとしても一体何で雇ったの、って言うかなんで勝負下着っぽいのまで入ってんの!?
 そもそも魔人と怪盗でリズリサとか行くなよ、わけわかんないよ!」
「フハハハハ細かい突っ込みが多いとは相変わらず器の小さい虫けらだなヤコよ、カマドウマなら
 その程度のものか? まったく嘆かわしいと言ったらないな、それでも親切な我が輩が教えてやる
 ならば、交換条件は貴様の着用済み下着だ。喜んで我が輩のコーディネートも引き受けてくれたぞ」
「聞きたくなかったーッ!! 心底から聞かなきゃ良かった、って言うか一体なんで、何ごとで!?
 わけ判んないんだけどネウロ、うぶ!」

 べちゃんっと更に投げつけられたのは、いつぞや見た記憶のあるゲル状のスライムっぽい物体だった。
あれ、なんか年末辺りに見たよね、これ――思っていると、制服がじゅわじゅわと溶かされていく。
ぽつりと虫食われのような穴が空いて、ひゃあっと私は飛び上がった。ネウロは給湯室の方を指差して、
ニヤニヤと笑う。

「さっさと着替えなければその魔界製特製スライムで残さず余さず貴様の制服が蕩けるぞ。
 さあ着替えろ今すぐ着替えろやれ着替えろ」
「わ、わわ、判ったから外してよ、もうっ!!」
「フハハハハ、溶ける前に着替え終わればな☆」
「『☆』じゃねぇぇ!! ったく、もうっ!!」

 ショップバッグを抱えて私は給湯室に逃げ込み、湿気やニオイを留めるためにつけてあるカーテンを
引っ張った。じゃらら、音を立てて閉じるのを見届けるのももどかしく、慌ててスライムの貼り付いた
制服を脱いでいく。ピンク色の袋を開けると、出て来たのは真っ白いチュニワンピとショートパンツだった。
一緒に入ってる下着は、無視しても良いものなのか駄目なのか。じゅわりと音がするのに見下ろせば、
ブラウスの首元から入り込んだのだろう、下着にもぺとりと件のスライムが引っ付いている。迷っている
時間はない、とりあえず言われた通りにしないと、人質の制服が危ない。靴と靴下も慌てて脱いで、
下着を変える。
 本当、一体何事なんだろう。いつも通りの放課後、事務所に来るなりアレで、コレだ。昨日も一昨日も
別に何事もなくいつも通りだったはずなのに、一体なんのスイッチが入っちゃったんだろう。御丁寧に
サンダルまで入ってるとか本当に何事なのか。わたわたと慌てながら整える身支度、の途中で、
ぐいっと頭を掴まれる。

「って、え?」
「桂木弥子。少々頭を動かさないで下さい」
「アイさん!? なんで貴方が、そもそもいつから給湯室にーっ!!」
「最初から物入れに潜んでおりました。私も雇われて髪と化粧を任されましたので、少し黙っていて下さい」
「ひぃぃなんか激しくおかしな状況になっているー!! って言うか着替え見てました!?」
「多少はしっかりと」
「ひえぇえ〜!!」

 私が未来から時間の歪みを調査しに来た時を駆ける少女だったら、肩を震わせて『なんでこんな所に
 連れて来られるんですか?』とか言っちゃってるんだっぜ! なんて頭をぐるぐるさせている間に、
アイさんは手際よく私の髪を整えて、着ている途中だった服も直していく。いや別にこのワンピ肩を
出さなくても着れると思うのに何故出させるんですか。何故ずりずり引っ張るんですか。何故そんなに
清々しげに一仕事やり遂げたオーラを放出するんですか。
684名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:28:23 ID:fJ6KIMfB
 鏡を見る間もなくぺいっと追い出されると、カーテンのまん前には魔人が佇んでいた。にっこりと相好を
崩している様子がうそ寒くて、思わず怯むと手を掴まれる。しゃらりと鳴るのは、大きな花のコサージュが
付いたパールのネックレスだ。小道具完備。説明皆無。バランス悪い、超絶悪い。

「それでは桂木弥子、脳噛ネウロ、留守は預かりましたので――いってらっしゃいませ」
「フハハハ、では行くぞ奴隷!」
「ちょ、助け、あかねちゃッ」

 ばたん。
 行儀良く姿勢良くお辞儀をしたアイさんに見送られて事務所のドアを閉じたのが、
大体三時間前のことだった。

 ……それから三時間何があったかと言うと、筆舌しがたいことが起こった。
 無闇にカジュアルでテンションの高い魔人に連れられてりんかい線に飛び乗りお台場へと連れ去られ、
大観覧車が見えたと思ったらやっぱり連れ去られて乗せられ、ヴィーナスフォートでショッピングを
させられ荷物を持たれ、日が暮れてきたら展望台に連れ去られて夜景を満喫させられ、更に海浜公園で
クレープなど奢られながら海辺伝いに散歩をさせられ、ついでに怪奇屋敷に連れられて肩を抱かれ
――エトセトラ、エトセトラ。
 すべてにおいて共通することは、私がネウロに果てしなく奉仕されつつ、まるでごく普通の
(下手するとそれ以上の)デートコースを巡る、恋人みたいな扱いを受けていることだろう。

 これが恐怖でなくてなんなのか。
 下心が見えないだけに恐ろしい。
 現に今もネウロはホテルのレストランで、ディナーを食べる私を優し〜く眺めている。

 こ……怖い。

 恐怖に追い詰められた思考はぐるぐると回転する。越えろ私の日付変更線。
 まず、やたらスムーズに歩き回っていたことから考えて、これはネウロにとって計画的犯行なのだろう。
いつから計画していたものかは知らないけれど、昨日今日思い付いたにしては明らかに手際が良すぎる。
サイとかアイさんとかに連絡取るのもそうだし、ショッピングを済ませてるのもそう。ついでにこのホテルの
予約も、か。叶絵が持ってた雑誌に載ってたけど、この辺りでは一番人気だって聞いてる。スイートは
夜景がすっごく綺麗で、昼は海も綺麗に見えるとか、なんとか。
 下手すると一週間……いや、一ヶ月でも足りないかもしれない。ネウロのポーカーフェイスを読むなんて、
私には到底不可能だ。本気で隠そうとされたら、何も気付かないに決まってる。元々能面めいた助手顔で
あちこち欺いてるこいつのことだ、いつもの傍若無人な様相で同じような事をされたら、私だって騙される。
なら、これっぽっちも気配がなかったことは、必然だ。

 問題は何が切っ掛けでこんなことを思いついたのかってことだよね……メインディッシュの子羊の
ロースト、それをネウロの分まで頬張りながら私は考え込む。静かな音楽と柔らかな照明、自然に声の
トーンが下がってしまうのか、回りの話し声は柔らかで雰囲気を崩さない。私達はと言うと、無言だ。
見詰められ続けて、目を逸らし続けて。膝の上に置いたナプキンの下がじんわりと汗で湿るのが鬱陶しい。
ああ、小羊の柔らかな触感がこれっぽっちも判らない! 二皿じゃとっても足りない! もっと食べなきゃ!
 お皿の音を立てないようにナイフを滑らす、じゅんわりする肉汁に見蕩れる。ああ……なんて棚ぼたな
至福……じゃなくてっ。騙されるな私。気を抜いたら子羊になってローストされるのは自分なんだから。

 一ヶ月前、が思い立った頃――だと考えるのは、予断だろうか。単純にホテルの予約をぎりぎりにした?
 別に今日は何かイベントがあったわけじゃないから、特に日付はどうでも良かったんだろう。あれ、
だったら、思い付いてすぐに予定を入れたって考えた方がつじつまは合うのか。目的は、この場所に
来ること。私と一緒に。えっと……デート、しに?
 さすがにここで今すぐ殺人事件が! ってことはないだろうし、だったらここに来た理由は、やっぱり
そうなっちゃうんだろうか。こんなに服とか靴まで用意して、自分のも私のも、なんだってこんなこと。
理由をつけるなら、それが何だかんだでしっくり来る。しっくり、来てしまう。

 一応私達、好き合っているわけだから。
 一応私達、付き合っているわけだから。
 一応私達、愛し合っている……わけ、だか、ら?
685名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:29:03 ID:fJ6KIMfB
 うわぁぁあぁぁ、考えただけでなんか恥ずかしくなってきた! 俯いていた顔を更に俯かせて、私は野菜の
ソテーをあぐあぐと食べる。バターがたっぷり含まれたアスパラがすんごい美味しい。素材に拘ってる、
流石だ、パーフェクトだ。ちらりと視線を上げると、ネウロはやっぱり変わらずに微笑している。何か慈しむ
よーな視線がやっぱり直視できなくて、フォークを咥えたままもごもごしてしまった。お行儀悪いのは
判ってるけど、ソレを言ったら食事の最中ずっとガン見してるこの魔人がそもそもであって。
 居心地の悪さに含んだのはオレンジジュース、口元ばっかりそんなに見ないでったら。こくりこくり、喉を
鳴らしていると、ネウロはのんびりした様子で微笑を深くする。その柔らかさと優しさに、どうしてこんなにも
背筋が凍るのか。怖い怖い、恐ろしい。助けて天国のお父さん。

 どうしてこんなことするんだろ、どうして思いついたんだろ。
 一ヶ月前、初夏の今から数えれば、それは梅雨の六月のこと。
 どうしてこんな風に優しく見るんだろ、どうしてこんな優しくするんだろ。
 六月、いつもの日々、特に何かあったかは思い出せない。
 どうして、こんな、恋人みたいに。

 はた、と気付いて、全力でそれを否定する。
 デザートのアイスに刺さっていた、カラメルの細工をぽりぽり齧る。
 まさか、それは、そんなことは。



「食事はどうだった? 弥子」
「お、美味しかった、です」
「そうか、ならば、良かったな」

 部屋に向かうエレベーターの中は二人っきりだ。やっと口を開いたネウロの言葉にどぎまぎして、私は
ちらりと視線を上げる。ネウロは階数表示を見て、その手は、妙に自然に私の肩に回されていた。背後の
窓では夜景がどんどん遠くなっていく。横の鏡を見れば、どこからどう見ても恋人同士、みたいな様相の
自分達。作り物めいたネウロに対して私はちんちくりんだけど、アイさんのお化粧の所為か、いつもより
少しだけ大人びて見える。あとでコツとか、聞いてみようかな。身長は伸ばしようがないけど、このぐらいは。
 ちん、とベルが鳴って、ネウロが足を踏み出すのに私もつられる。柔らかい絨毯にシャイニーピンクの
サンダルを押し付けながら、きょろりとフロアを見渡した。なんか、ドアの間隔が広い……と言うか、
部屋が少ない、と言うか。まさかね、まさかね。ここって、何階だっけ。
 挙動不審に辺りを見回す私に構わず、ネウロはカードキーで部屋のドアを開ける。

 暗いけれど広い部屋の中、真正面には大きな窓。
 カーテンを開けられたそこからは、星を散らしたような夜景。
 その薄明かりに照らされて、魔人が笑う。
 柔く淡く緩く、微笑する。

 あ、――やばい。
 と思った時は、いつも手遅れ。
 ネウロに関しては、そうなんだから。

「さて、プロポーズの言葉とは、どう言えば良いものなのだ?」
 
 一ヶ月前、ちょっと手ひどくネウロに犯された。
 何だかんだ強引だけどなし崩しの同意になるのが私達の基本だったから、それはひどく怖かったし、
痛かった。お母さんのウェディングドレスを着て遊んでいた私を見たネウロが、私がどこかにお嫁に
行くんだと勘違いしたらしい。一応好き合っているわけだから、一応付き合っているわけだから、
ネウロはひどく不機嫌になって、そのまま、私を。無理矢理の行為、泣いても喚いても許してくれない
圧倒的な腕力。引き裂かれる痛みが走ったのは身体だけじゃなく、胸の奥の臓器でない部分もで。
 魔人と結婚なんて夢を見るのは、愚かな事だと思っていた。一緒にいるなんて、誓い合うなんて、
そんな素敵な事は有り得ないんだって。根本、戸籍なんかないんだし。でも、その行為の核である部分は、
意外と不可能じゃないのかもなー、なんてことも思っていた。それでもやっぱり戯言のつもりだった。
想像のつもりだった、妄想のつもりだった、あくまで夢みたいなもののつもりだった。本気で望んでいたか
と問われると、本気だけど、やっぱり夢。眠ってる間だけの幸せな時間、そのぐらいの気持ちで。
欲しいなと思ったのは。良いな、と思ったのは。
686名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:29:44 ID:fJ6KIMfB
 誓うこと。
 一緒にいると、誓うこと。
 もっと簡単に言うなら、愛し合うこと。

 でも、だけど、この魔人にそんな感情あるはずないって、そもそも理解からして出来るものじゃないって
――思ってたのに、まさか一ヶ月掛けてこんなことをするなんて、思いもしなかった。ぱくぱくと私は口を
金魚みたいに喘がせて、やたらと熱い顔を押さえる。閉じたドアに背中を預けて、そのままずるずる
へたり込んでしまった。ワンピがずり上がっていく、ショートパンツ穿いてるから変なことにはならないけど、
おへそは出てしまった。今更そんなのは恥ずかしくないけれど。プロポーズは恥ずかしいけれど。
 やばい、言葉が出ない、これっぽっちも出て来ない。こんな、デート雑誌に載ってるよーなベタで
オーソドックスでだけど凝ったことして、言うのが、告げるのが、プロポーズとか。それは卑怯だ。
あんまりにも、卑怯だ。心の準備なんか出来てない、どころか少し前まで恐怖におののいていたんだから、
急降下のジェットコースターだ。急上昇かもしれない。頭の中がポップコーンみたいに弾けていく。
きっと今顔を上げたら、ニヤニヤ笑いの魔人が私を見下ろしているんだろう。さっきまでの見守るような
視線じゃなく、きっと、きっと。

 睨むように指の間から覗くと、予想外、その顔は真剣そのものだった。

「ヤコ」

 改まった様子で、その口唇が開く。

「我が輩貴様が無様に泣き喚く様子には真実無聊を慰められる」
「そんなのプロポーズの言葉じゃねぇえ!!」
「フハハハまあ聞け。吾代やそこらの不届き物で試したこともあるが、やはり我が輩、貴様の醜態が実に
 よく馴染むのだ。心地良い悲鳴と不細工な顔、嗚咽と汚物で汚れた顔など堪らない、我が輩貴様が
 好きだ。プロレス技を掛けられているのが好きだ、テストに喘ぐのが好きだ、天井から我が輩に
 踏み付けられてカエルのように潰れるのが好きだ、食料に悪戯されて本気で泣き喚くのが好きだ、
 サイにすら色気で負けるウジムシが好きだ」
「これっぽっちも嬉しくねぇえ……」
「笑う貴様も、それらと同じぐらいには、好きだ」

 ぐ、と長い身体を折り曲げて、屈ませて、覗き込んでくる。
 みどりいろ。
 ぐるぐる巻き込んでいく、泥沼色の眼がぎらりとする。
 ぎらりとして、覗き込んでくる。
 そして――笑う。

「だから貴様は笑うべきだ。魔界生物たる我が輩に求婚までさせるなど、そこらの駄人間では
 到底なしえないことだぞ。貴様は進化している、探偵としても人間生物としても――雌としても」
「せめて、女って言ってよ」
「言えば笑うか?」
「笑っても、良い」
「そうか。では笑え。ヤコよ、我が輩の女よ」

 浮かんだのはきっと、だらしなく緩んで不細工な笑いだ。



 ぎゅっと抱きかかえられて、連れられたのは窓辺だった。星がろくすっぽ見えない代わりに夜景で
地上を煌かす、慣れた風景。まだ回っているらしい観覧車が、ライトアップされてくるくると回っていた。
夜はまだ浅くて、先は長い。窓ガラスに手を付きながら見蕩れていると、項にちろりと舌を這わされた。
鏡像のネウロは首筋に顔を埋め、夜景なんか見ていない。ん、と鼻から抜けるように、甘い吐息が
零れる。肩を竦めて、篭った呼吸を逃がす。
 ぺたんっと窓に付いた手をやんわりと包まれて、背骨の辺りを辿るようなキスを落とされる。写り込んだ
自分の顔が変で、見たくないから、視界の端の観覧車に意識を集中した。ひく、とたまに喉が不規則な
呼吸に喘ぐ音が厭らしくて、耳を塞ぎたい。だけど手は、包まれて動けない。すっぽりと、大きな手に
覆われている。ああ、きっと身体中こうなんだろうなあ、なんて、変な事に納得した。
687名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:30:24 ID:fJ6KIMfB
 きっと私はいつもネウロにこうやって全身を包まれて、そこから腕だけを出して、『犯人はお前だ』なんて
言ってるんだろう。銃弾と糾弾を受けるのはいつもネウロで、それは何一つ私に届かない。大切にされて
いるんだとしたら、それは私が探偵だからだろうか、それとも。かぷっと軽く噛み付かれる感覚、背中が
大きく開いたワンピは色々と無防備すぎる。こつんっと冷たくて硬いガラスにおでこをくっ付けて、
震えを逃がして。
 きゅっと力の篭った手は、解すように、絡められた。ネウロの胸に背中をぺったり預けて、今度は耳朶を
軽く食まれる。やわやわと口唇だけで挟まれるのは、吐息も手伝ってこそばゆい。お腹をきゅっと
抱かれて、身体がより密着した。くっ付いてるのは嫌いじゃない。あまりにも自然になってしまったから、
落ち着くぐらいだ。この魔人はべたべたするのが好きだから。ベタなのも、好きだから。くるくる観覧車を
眺めながら、吐いた息はガラスを白く曇らせる。

「貴様らのルールにのっとってデートと言うものを組んでみたが、どんなものだった? ヤコよ」
「っん……耳元で喋るな、くすぐったい。どんなも何も、唐突過ぎて、びっくりしてばっかだったよ……
 怖がってばっかだった、って言っても良いけど。こんなことなら、もっと、素直に楽しんどけば良かった」
「フハハ、多少は他人を信じるのも良いものだぞ。我が輩が貴様を裏切ったことなどないだろう」
「どの口がソレを言うか。……ふぁ……ん、ネウロ」
「ん? 何だ、ヤコよ」

 くすくす笑いながら、ネウロは私の脚の間に膝を割り込ませてくいくいと突き上げている。ふわふわした
上着の裾から入ってきた革手袋の手が、薄いお腹をぎゅっと抱いて軽く持ち上げた。爪先が微かに
浮いて、身動きがとれなくなる。くいくいと、振動が続く。軸足、ジーンズの膝辺りをぎゅっと掴んで、
私は鏡像越しにネウロを見上げた。人畜無害そうな笑顔、だからこそ性質が悪い。まったく、もう。
脚が少し開かされて、振動が奥まで、響いてくる。

「し、下着汚れちゃうから、その、……ベッド行こうよ」

 女の子の口からなんてこと言わせるんだろう。
 にや、と笑みを深くして、魔人は私の耳朶に噛みつく。
 小さなジルコニアがついた、イヤリングがしゃらんっと揺れる。

「我が輩、男が女に服を贈るのは、汚す下心があるからだと聞いたが」
「それは脱がせる下心っ! 汚すの嫌だよ、その、いちおうプレゼントなんだから」
「一応も何も完膚なきまでにプレゼントだが? 投資と言い換えても構わんが」
「色気がこれっぽっちもない……。と、とにかく、だから、ベッドに」
「脱げば良いだろう」

 え。

 疑問を口にする暇もなく、ショートパンツが下着と一緒に手際よく下ろされる。ねとっとした感じがするのに
手遅れを悟って諦めが背中を滑る、それよりも強く這い上がってくるのは混乱だ。膝までするりと落ちた
それに、思わずネウロをぐるんっと振り向く。にんまり笑いは、人が悪い。魔人が悪い。魔界の良い人は
人間界でただのドS。
 大きな窓は嵌め殺しで、足元まで伸びている。夜景をめいっぱい楽しめるようにとの配慮だろうけれど、
けっこう上階な所為でちょっと怖くもあり。でもそれが問題なわけじゃなく、問題なのはむしろ、これは
――外から、見られる。
 いくらワンピの裾があったってそれはショートパンツかレギンスが前提の丈だから、何にも穿いてない
のはあまりにも心許無い。どころかまさか、この魔人はここで何かするつもりなのか。何かこう、
セックス的なものを。いくら高いと言ったって、これじゃ完膚なきまでの羞恥プレイじゃないか。部屋に
入った時とは全然ニュアンスの違う赤面、口がぱくぱくと動く。何を、一体、何をしてくれ、ちゃってるんだ
こいつは。

 するんっと後ろで裾を捲り上げて、上機嫌そうなネウロは私のおしりをぎゅっと掌で覆った。それはもう
安心感を誘う類のものじゃなく、すりすりと円を描くような動きはもっと性欲的だ。手袋の指先が敏感な
部分を掠めそうで掠めない、なんとも微妙な感じに背中が震える。慌てて頭を振って、私は掴んだまま
だったネウロのジーンズをぐいぐい引っ張った。
 このままここで致されるなんて、まっぴらだ。いくら高いとは言っても覗かれていないと確実に言える
わけじゃないんだし、何よりこう、もっとムードとかそういうものが……! これじゃいつもと変わらないよ、
むしろいつもより悪いよ! 事務所の窓はここまで大きくないから決定的な部分は見られないし!
688名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:31:35 ID:fJ6KIMfB
「ね、ネウロ止めてよ、やだったら!」
「なんだ、既に下着を汚していたと言うのに何を嫌がっている? もしかするとそれは、嫌がって
 見せながらも実は手酷いことを望むと言う高度なMのテクニックなのか?」
「高度でもMでもテクニックでもねぇええー!! 普通に嫌がってるだけだってお願いだから気付いてよ!
 こんなとこでこんなカッコしたら人に見られちゃうかもだから、嫌なの! お願いだからベッド行かせて、
 むしろカーテン閉じさせてー!!」
「むう、『女性がめろめろ☆ 夜景デートにはココ! ロマンチックな雰囲気でめいっぱいラブラブしちゃお♪』
 と雑誌には書いてあったのだが」
「声色変えんなキモい!! むしろどっから出して、っふあ?」

 むうっとしたネウロが私の腰を抱き寄せて、ぎゅっと自分に押し付ける。一瞬大腿に触れた生温い熱に
ぞくりとして、それをそのまま脚に挟まされたことにぶるんっと首筋が震えた。とくんとくんと脈打っている
のは、それなのか私の方なのか。窓に手を付くと、ずるりと身体が崩れそうになる。ネウロに向かって
腰を突き出した形に、支えられる。
 おそるおそる脚の間を見れば、そこにはまだ萎えた性器が挟み込まれていた。
 下手に挿入されているより、それは羞恥心を煽る光景だった。視覚を唐突に犯された気がして、また
言葉が出なくなる。裏腹に、触れているのを自覚した私のそこはじゅんっと愛液を滲み出させた。零れた
熱いものをぬるぬると絡めながら、ネウロはくすりと笑みを漏らす。やだ、やだ、やだ。嘘、そんな、の。
 する、する、っと、最初その動きはゆっくりしたものだった。恥毛が擦れるざりざりとした感覚が敏感な
クリトリスを擦って、じわじわと愛液を促す。ぴったり閉じていたはずのそこは痙攣するようにぱくぱくと
開いて、準備を始める。ゆっくり反り返るものが、不意にくんっと割れ目を擦って湛えられたものを
掻き出そうとしたり。満遍なく濡れると、段々に、遠慮が――なくなって、いって。

「や、やぁ、あっやだ、はずかし……やだぁ、ネウロっ!」
「恥ずかしい? 恥ずかしいと貴様はいつもより格段に濡れやすくなるのか、それは面白いことを
 聞いたな。事務所でも同じように、試してやろう」
「やっんぅ、擦れて変な感じなのッ! やだから、ねぇ……ふぁ……んっ、んんっ!!」

 腰を掴まれて律動される、動きや感覚は近いのに、違う。溢れた愛液で、ぱんっと音が鳴った。おしりに
睾丸をぶつけられる、だけどその位置はいつもと全然違う。完全に屹立したものが柔らかい裂け目を
ぐりぐりと抉るのに、入ってくることはない。それがひどくもどかしい。お腹の奥の部分がきゅんきゅんと
して喘いでしまう、口元からは唾液が零れる。
 脇からするりと入り込んできた指先が、くりっと胸の先端を抓った。柔く転がすようにされて、腰から
がくがくと力が抜けて。窓に縋っていた手は汗で滑り落ちていく。だらしない顔の鏡像、奥には満足そうな
魔人。熱い息が曇らせていくのは、ガラスか思考か。くるくる回る観覧車で、眼が回りそう。眩みそう。
崩れそう。零れそう。薄い胸を掴んで揉み込みながら、反対の手が腰を抱えなおす。そして。

「っん、ぁ、ああっふ!!」

 熱い先端が、ぐりぐりぐりっとクリトリスを押し潰した。
 指でめいっぱいに広げられた個所から、ぽとぽとと飛沫が散っていく。
 満足感と相反するもどかしさで、鳴き声めいたものが喉から零れた。

 ずるずると身体を崩れさせると、ネウロはそれを支えてくれなかった。窓越し、へたり込んでぶるぶると
肩を震えさせる私を見下ろして、にやにやと笑っている。反り返った性器はまだ満足なんかしていない、
こんなのは前戯にもなっていない。荒い呼吸を整えることもせず、振り向く。見上げる。魔人の顔、を。
 そして待たれている言葉をだらしなく零すのだ、唾液を喉まで伝わせているだらしない口元で。

「……ベッド、いこ?」

689名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:32:14 ID:fJ6KIMfB
 膝に引っかかっていたショートパンツと下着は、運ばれる最中ですっぽ抜けてしまった。邪魔臭いと
言われてネックレスも外され、ひらひらとおしりを隠したり隠さなかったりするワンピ姿のまま、私は大きな
ベッドに横たわったネウロの性器を喉まで口に含み舐める。上顎のぼこぼこした部分で裏筋を刺激
しながら先端を喉で締めると、びくりと大きな震えが走った。絶えず喉に流れ込んでくる先走りは
イガイガして苦い、青臭い。喉に引っ掛かるのを、えずかないように気を付けながら飲み込んでいく。
唾液は、ぽたぽたと流れてネウロの下肢を濡らしていた。いやらしいなぁ、思いながら掌で睾丸を
やんわりと転がす。ぐい、ぐいっと口の中で暴れるのを、歯に当たらないようにやんわりと口唇で挟む。

「んっふ、……っきゃ!」

 けふっと咳を漏らすと、きゅぅぅっとクリトリスに爪を立てられて背中が仰け反った。睨むように首を
振り向かすと、ネウロは私に圧し掛かられた格好なのに余裕綽綽の笑みを浮かべている。あぐ、と
軽く歯を立てると、そっちにも歯を立てられた。ぞくりとして、唾液が垂れる。零れだす。
 身長差の所為で、ネウロにはちょっとキツそうな体勢だった。身体を半ば起こすようにしながら私の腰を
抱いて、ちろりと舌を差し出して。重力とか力学とか色んなものを無視しがちな奴だから平気だとは
思うんだけど、少しぐらいしんどいのかな。ずるずる私も移動する。先端だけを口に含むようにしても、
そんなに変わりはしないか。ちゅくちゅく口元だけで吸い付く、ぬめる苦味に喉を鳴らす。こくん、こくん。
ネウロも同じようにしながら、くちゅくちゅと音を立てて。
 内側で暴れる指先に、ぞくぞくと背中がわなないた。浮かんでくる熱い涙をぽたぽたと性器に落とすと、
ネウロは擽ったそうな息を漏らす。舐める味に塩ッ気が混じったような、そうでもないような。唾液で
どろどろにした性器は滑ってうまく持てない。ぬるぬると遊ぶような愛撫は、少しぐらいもどかしさを与えて
いるだろうか。そうだと良い、もどかしく、なればいい。ちゅくんちゅくん、音を立てて先っぽに吸い付いて。
飲み込んで、愛撫する。

 腰を持ち上げられて、シーツの上にころりと転がされた。圧し掛かられると、ボタンを外したシャツから
覗く胸が気恥ずかしくて、視線をそらしてしまう。片方だけ袖を抜いている腕が見えた。逞しいなぁ、
と思う。普段隠されてばっかりだから、素肌を見るのはどうにも慣れない。感触で知るのも、視覚で
知るのも、感じる照れくささは一緒みたいだった。脚を抱えられて開かされ、入り口に当てられる。
ぬるりと滑ったそれを手で押さえながら、ぐりぐりと押し付けられる。
 音が立つようにこね回されて、ノックするように付けたり離したりを繰り返されて、ヒクついた先端と
クリトリスをピンポイントで重ね合わされて。焦らすようなそれに腰が揺れると、ネウロは舌なめずりをして
私を覗き込む。やっぱり、すっぽり覆われる。身体が、影に包まれる。

 安心感。

「ヤコ。欲しいのならばねだってみせろ」
「ん……ネウロ、」
「うん?」
「けっこんして」

 呆けたように眼を見開いたネウロに、私はくふっと笑みを漏らした。
 私だって言ってみたいよ、好きな人にそういうこと。
 少しはびっくりしてくれたかな、少しはやられてくれたかな。
 物言いたげにした口元は、結局何も言わずに笑って、私に噛み付いてくる。
 ぎゅっと押し当てられたものが一気に奥まで入り込んできて、焦れていた部分を突き上げる。

「っあ、ひぁ――ッあ、あ!! ネウロ、ねう……ろぉ、深いよぉッ! 奥、すぎぃる……んきゃぁあっ!」
「結婚してやろうと言うのだ、互いの奥まで隅々征服するのは当たり前のことだろう。魔界式に則るなら、
 あちこち掻っ捌いて観察しても良いぐらいだぞ。貴様に合わせているのだ。何もかも。
 こうして戯れ合うためにな」
「んふ、っく、んぁあぁっキツぃ、奥ぅ熱いぃ……」
「ぬるいぐらいだ。貴様の体温は。それでも、我が輩には暖かいな。悪くない。こういった戯れ合いは、
 好ましい。貴様がよく喘ぐし、鳴くし、喚くし、汚れるし」
「んく、あん、も、やぁすぐ、イッちゃ……うよぉ、んぁあ!!」
「よく――笑う」
690名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:33:36 ID:fJ6KIMfB
 ぺろりとワンピを捲って、ネウロは私のお腹をぎゅっと手で押さえた。幼児体型でちょっとぽっこりした
部分、やわやわと手を遊ばせて、ふっと満足そうに微笑む。それから、ホックを外したブラをずり上げ
させて、胸にキスを落とした。変だけど、こんな時のそれなのに、なんだか性的じゃない――
柔く淡く触れるだけの様子に、胸の奥がきゅぅってする。
 誓いのキスって、こんな感じかな、なんて。

「あ、あ、ひゃぁあああ!! やっあ、い、いくぅ、い――んゃぁああ!!」

 お腹の中で膨れ上がったそれが弾ける一瞬前に、追い上げられて私は達してしまった。
 薄れかかる意識の中で、とくんとくんと音を立てて注がれるものを感じる。
 あ、もしかして、赤ちゃん欲しいのかなあ。
 出来ちゃったら、それはちょっと怖いけど、でもやっぱり――嬉しいんだろうな。私。
 きっと、ネウロも。

 引き抜かれたものがびゅるびゅると音を立てて、私の身体にも精液をぶちまけていく。顔まで飛んだ
それを、舌を出して、私は舐めとった。苦くて美味しくない。だけどそれが、愛おしい。額に小さなキスを
落とされて、ふんわりとした幸福感に包まれて――意識が、とろとろと蕩け落ちた。



 聞いた話だと、旧海の日――七月二十日と言うのは、統計的に最も晴れが多い日らしい。

 もちろんその前後日も天気は良くて、目を覚ますと真っ青な空と陽光に照らされた街が窓の外に
広がっていた。シーツを被ってそれを見下ろしながら、私はふわーっと声を漏らす。夜景もだけど、
日中もやっぱり、綺麗。こういう光景を見ると、自分が高所恐怖症じゃなくて本当に良かったと思う。
昨日行った観覧車は今日もまた、ゆったり回っていた。今度はちゃんと楽しむ為に乗りたいな。昨日は
本当、密室空間に耐えられなくてお腹が空きまくっちゃったし。密室に響くお腹の音。気まずさ三割増。

「ネウロ、今日も遊んで良いの?」
「ああ、部屋は二泊三日で取っているからな。今日と明日は好きにするが良い。
 週末だから多少は混むだろうが、そのぐらいは我慢しろ」
「うん、そのっくらいは平気平気! やっぱりお天気だと気持ち良いなー、なんて言うか、
 絶好のデート日和だね」
「まったくだ」

 大きなソファーに腰掛けて、ネウロはくすくす笑う。私もくすくす。なんだか変に幸せで、どうしちゃおうか
こんな気分は。ホテルのスイートでのんびりまどろむ週末なんて、夢みたい。あの後も何度か続いた
アレコレで少し腰は痛いけど、折角ネウロが優しいんなら、時間が勿体無い。よろよろ着替えながら、
はたと気付く。あれ、昨日脱いだショートパンツはあるけど、下着が見当たらない。そう言えばブラも、
どこ行ったんだろ……。

「使用済みの勝負下着ならば今朝方従業員に化けたサイが持って行ったが」
「止めろよ!!」
「何を言う、立派な報酬だぞ。ちなみに言っておくと貴様が昨日事務所に置いてきた着替えからも、
 多分既に抜き取られて」
「1セットじゃないのかよ!!」
「蛇足として付け加えるならば、あの女もサイだ」
「聞いてねぇぇえー!! そして聞きたくねぇぇー!!」
「きっと今頃本物と二人落ち合って観覧車で何事かを」
「もう何も言うなーッ!!」
「と言うわけで、今日は我が輩達も観覧車でコトに至るとするか」
691名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:34:25 ID:fJ6KIMfB
 がっし。
 大きな手に掴まれた肩はすっぽり覆われて、逃げられない。
 あっれぇ〜……これっぽっちも安心感が沸かないのはなんでかな……!?

「さて行くぞヤコ! 日中はたっぷり遊ばせてやるが、夜は我が輩の天下だ!
 これで我が輩は名実共に貴様の主人と相成ったわけだな、フハハハハ!!」

 よっぽど逃げようかと思ったけど、突っ込もうと思ったけど、握られた手の恋人繋ぎが嬉しいから、
取り敢えずは従ってあげる事にしようと思った。
 あー、あー、あー、あー、あー。
 ……この旦那様め。



ギャフン。
壷の調子が悪すぎて困る。
692名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:50:49 ID:6MMD5iqg
重要がないわけないじゃないか!ハラショー
693名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 21:57:44 ID:mdvNB5bu
GJ!!つーかもはやブラボー!!
クリスマスもジューンブライドもつながってるんですね
ともかくおめでとうご主人様
694名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 22:14:42 ID:ngXnZPnQ
も…萌っ…!死んだ!!
神ありがとうGJすぎる!全裸で待っていた甲斐があった…
観覧車揺れて止まりまくるなwww
695名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 22:18:58 ID:qcNcYBOg
ばかっぷるktkr!
GJ! がなまぬるいよ、吠えたい口笛吹いて囃したてたい舞い踊りたいよ!

名実ともにご主人さまだとはしゃいでる旦那さまがかわいいよ〜!
でも真っ当なデートにgkbrな弥子たんもかわいいよ。

いやもう萌えました…。

ジューンブライドの次がこれなら、来月はお盆ネタですか神よ!?
696名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 23:12:59 ID:wWJ9zz/X
久々のラブいネウヤコごっそーさんでした!
奥様は魔女、じゃなくて旦那様は魔人かw
数々の障害を乗り越えて幸せな家庭をつくるがいいよ。
697名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 23:13:37 ID:0w7jxX1v
>お盆ネタ
何故か里帰りしてきたヤコ父霊相手にさわやか助手笑顔で
「ふつつか者ですが」などと力一杯間違った挨拶してるネウロが浮かんでしまった。
698名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:33:11 ID:FQ1ej2OC
良かったよ!
ネウロ可愛いすぎるw
途中でアレの続きか!と分かってにやにやしてしまった。
699名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 01:11:59 ID:FSsC7MgW
あなたが神か!!

最初の方の小ネタにニヤニヤした。エネルとか。みくるとか。あと自分の勘違いじゃないなら、アフーの人ネタとか。
700名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 01:41:00 ID:O8mi5hg9
ジーンズなネウロ
弥子の靴から下着のサイズまで熟知したであろうネウロに燃え燃え
701名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 02:53:17 ID:SFOXTuIb
GJ!
プロポーズがヘルパロてwww
702名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 03:15:24 ID:BsRpNrwF
これが神にとってはぬるえろて…ハァハァ
これこの先も地味に続いてくれたら嬉しいな

もうまじでまじでゴチになりました!!
703名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 10:18:38 ID:5bDtokrO
夜は我が輩の天下って名言じゃね?
というか、サイアイが観覧車デート?でもってネウヤコも観覧車?それなんてダブルデート?
704名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 11:05:19 ID:5bDtokrO
読み返して、もう1個。
>互いの奥まで隅々征服するのは当たり前
ってことは、魔人もヤコに征服されてますよって告白してるようなもんだよな
705名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 12:15:40 ID:9Jwvrc9J
アッー!!
706名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 12:52:32 ID:+0PjvDJ1
すばらしい神様の後に投下するのは
心底ビクビクものですが…
サイヤコでヤコヤコでフタナリちっくなグダグダ。

需要があればいいなぁ…。
707狂気の中に1:2007/07/21(土) 12:53:07 ID:+0PjvDJ1



「さぁ、ご主人様は誰?」


投げ掛けられた質問に、全力で思考を巡らす。
私のご主人様…?
私のご主人様は…


「…サ…イ……」
「そう…イイコだね」
間は空いたものの、自分の名を呼ばれた事に、
サイは満足気に彼女の頭を撫でた。
何一つ映し出そうとしない虚ろな瞳は
拉致されたばかりの頃の彼女とはまるで違う。
今の彼女には喜びも悲しみも怒りも恐怖もない。
ただ、サイの命令を聞くだけの人形だ。
「どうですか?サイ」
「結構イイ感じだよ、アイ。でもまだまだ。もっと、染めてやらないと…」
これから先のことを考えると楽しいのだろう。
彼はアイの言葉に答えながら、目の前の獲物に釘付けだった。
「そうですか。それでは、後の準備の為に私は暫く出かけてきますので。
 くれぐれも要らぬ面倒は起こさないで下さいね」
「……要らぬ…って…………」
「では行って参ります…」
サイの零した呟きを華麗にスルーし一礼すると、
彼女は闇に融けるように出かけて行った…。
「……………」



「さ、て。凄くいい感じに完成しそうなんだけど…
 アイもいないし、少しだけ遊んであげるよ。桂木弥子」
虚ろな瞳のままでいる彼女の名前を呼ぶと共に、その瞳を覗き込む。
重なり合う二つの瞳。
「さぁ、起きて」
「…んっ……」
サイの呼びかけに応えるように、
閉じられていた彼女の意思が目を覚ました。
708狂気の中に2:2007/07/21(土) 12:53:43 ID:+0PjvDJ1
「おはよう♪」
「…あれ……わたし……」
目の前にある顔、サイの満面の笑みを見て、
彼女は違和感を感じずにはいられなかった。
何か忘れているような。
何かぽっかりと抜けているような…
そんな気分だ。
突然サイの顔があったことなんてどうでもいい程、
何か大切なことを忘れている気がする。
「アンタ、蛙食べておなか一杯になったからって寝ちゃったんだよ」
まるで彼女の忘れた”何か”を埋めるかのように彼が言う。
「…あれ…そうだっけ?」
それが当たり前のように、彼女は彼の言葉を受け入れる。
そうか、忘れていたのか…と。
それがサイに洗脳されつつあるとも知らずに。
自分の意思だと受け入れる。
「うん、イイ感じだね」
「…何が?」
「こっちの話」
恐れることもなく、疑問を投げかける彼女に、
彼は再び満面の笑みで応えた。
「ところでさ、俺と遊ばない?」
「…いや、できれば全力でお断りしたいんですが……」
「そんなこと言わないでよ。どうせ俺の言葉には逆らえないんだから」
彼の言葉に一瞬だけ沈黙が訪れた。
「えっ……?」
「ホラ、いいから。まずはその邪魔な服を全部脱いでよ」
サイの言葉に、弥子の手が上着へと伸びる。
「えっ…ちょっ!!なんでっ?!!?!」
自分以外の意思が、体を動かす感覚に弥子は戸惑いを隠せなかった。
「イイね。どんどん脱いでよ。あ、下着も全部ね」
ケラケラと笑いながらサイが命令を下す。
「ヤダっ!ちょっと…サイっ!!やめてっ!!!!」
目に薄っすら涙を浮かべ、弥子は抗議の声を上げる。
一度はじめたことを、声を上げたくらいで簡単に止めてくれる
相手ではないことは解かっている。
それでも、叫ばずにはいられなかった。
あっという間に一糸纏わぬ姿と化す弥子。
彼女に出来ることは、ただ、すすり泣くことだけだった。
「泣いたって無駄。ほら、早くこっち来てよ」
部屋の隅に置いてあった質素なベッドに、
いつのまにか腰を下ろしていたサイが手招く。
声に従い彼女の足が動き出す。
「やだっ……行かないでよぉっ…」
自分で自分の足を掴み、叫ぶ。
しかし、体が思うように動かない。
足を押さえても、一歩一歩確実にサイへと近付いていく。
そして、抵抗も空しく、
サイの傍らに来た弥子は、
あっという間に押し倒された。
「や…だ……ネウロぉ……助けてっ……」
不思議なのはサイに対する恐怖はなくても、
これから起こりうることに対しての恐怖はあること。
組み敷かれ、これから何をされるのか本能的に悟った彼女は
思わず呼んでいた。
いつも自分の傍にいる、アイツの名前を。
「いくら呼んだってアイツはまだこないよ。これから招待するんだから。
 だからそれまで、俺と遊ぼう」
709狂気の中に3:2007/07/21(土) 12:55:42 ID:+0PjvDJ1
クチュクチュと濡れた音が乾いた部屋に響く。
「あっ……いやっ………」
核心を指で散々弄られて、気持ちよくないはずがない。
既にそこは洪水だった。
「うわっ!すっごい濡れてる。
 アンタおとなしそうな顔して結構淫乱なんだね」
「あぁっ……やっ…」
サイは顔を近付けると、ペロリと舌で核心を弄ぶ。
舌が触れるたび、弥子は声を上げていた。
「気持ちいいの?素直に言ってよ」
有無を言わせない命令。
どう足掻いても彼の言葉に逆らえないことを、弥子はとうに受け入れていた。
「はぁっ……あっ…い、気持ちいぃ……」
口が勝手に喋ったのか、自分の意思なのか。
それすらも解らなくなる。
ただ、口から出た言葉は嘘ではなく本心で、
唯一自由なのは、頬を伝う涙だけだった。
「…ねぇ。自分に犯されるとかって、どうなのかな…」
「ほぇっ?」
ぽつりと呟いたサイの言葉に弥子が応える前に、
彼は既に己の姿を、目の前の人物へと変えていた。
「ほら、良く見て。アンタの顔とカラダだよ。
 この小ぶりな胸もそっくりでしょ」
弥子の手をとり、自分の胸へと持っていく。
確かに小ぶりではあるが、胸のふくらみが確認できた。
そして彼はそのままその手を下腹部へと導く。
そこには、そそり立った、男性のソレ。
「あっ…」
「ここだけはこのままにしてみた。どう?
 自分の体にこんなのが生えてるのって。普段見れないでしょ。」
言いながらそっと彼女の秘部へと宛がう。
彼女のソコは、これから犯されることを待ち望んでいるかのように
ヒクついていた。
「折角だからこのまま犯してあげる」
彼はにっこりと弥子の顔で微笑むと、
彼女の秘部へと一気にソレを突き入れた。
「あっ!あぁぁぁぁっ」
ゾクゾクとした感覚が背中を駆け抜ける。
たいした抵抗もなく、思いのほかすんなりとソレは入った。
「あれ。痛がらないね。」
「あっ…やぁっ………」
荒い吐息は漏れる。
710狂気の中に4:2007/07/21(土) 12:56:17 ID:+0PjvDJ1
「………ネウロとしたことあるの?応えて」
「あぁっ……い…っかいだけ……」
応えたくもないことを、強制的に応えさせられる。
もう、何だって良かった。
どうせ自分じゃ何もできない。
このままサイに身を任せればいい…
「ふーん。じゃあ今日はそれよりも気持ちよくしてあげるっ」
言うと同時に、サイが激しく腰を打ち付ける。
「いやっ……あぁっ……そんな…激しくしないでっ!!」
「もっと激しくして欲しいの?本当、いやらしいね」
潤んだ瞳にほんのり赤く染まった頬で、
くすくすと笑うのは、自分の顔。
自分と同じ色の瞳と目が合うと、
自然と自分からキスを求めた。
クチュと唾液が交わる音がして、
お互いに深く舌を絡ませる。
自分自身とキスするなて、馬鹿げてる。
頭の縁でそんな事を考えながら、
逆らえない行為に、彼女は没頭していった。
「あ……いい……気持ちいいよぉ……」
「やっと素直になったね、弥子」
自分と同じ顔が自分の名を呼ぶ。
「今の俺はアンタで、アンタは俺なんだ…」
手を取り、そっと口付ける。
「ねぇ…もっと、アタシを感じてよ。弥子…」
711狂気の中に5:2007/07/21(土) 12:57:20 ID:+0PjvDJ1
もう何度犯されたかなんて覚えてない。
覚えてるのは快楽だけで。
あとは相手の質問に答えるだけ。
そうすれば、もっと、気持ちよくなれるから。

「…ねぇ。どう?ネウロより気持ちいい?」
私が私に問いかけてくる。
私はそれに素直に答える。
「あぁっ…ネウロより……イイっ。気持ちいぃっ」
人の気持ちを考えないでただ犯してくる魔人より、
気持ちいい。
人の温もりを感じるから。
「アイツのこと、どう思ってるの?」
「そ…んなのっ……アァァっ…どうでもいいからっ!
 はやくっ!はやくぅっ!!!」
数え切れないほど犯されたのに、
私の秘部は、まだ熱を求めてる。
早く欲しいと。
早く貫いてと。
「くっ…あはははははは」
私の言葉を聞いて、高笑いする私。
それと同時にズンと奥に欲しかったものが入ってくる。
「あはぁっ!!もっとぉ。もっと突いてぇっ!!イっちゃうよぉっ」
「イイっ。いいよっ、弥子っ!」
狂気が渦巻く密室で、私たちは同時に果てた。
フっと薄れ行く意識の中、私は考える。


ねぇ、ネウロ。
次に目覚めたとき、私は…


『私』


なのかな?




もうあ完。

ぬるエロでごめん。
意味不明でごめん。
712名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 15:33:28 ID:JgsGYqsz
もうあ完www

ヤコヤコふたなりGJ!
情景を想像するとパラダイス。
713名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 21:07:26 ID:D0pgIhtp
ちょっこれがぬるエロだったら
今まで自分が投下したもの全部健全になっちまうOTL
恐ろしきクォリティ…!!!!
714名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 22:07:52 ID:nnG/y1v1
ヤコヤコふたなり だと!?恐るべし神のクオリティ…
最高です!!
715名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 22:35:23 ID:ZrOsXssx
もしや、かつてアレやアレを投下なさった神様ですか……!
GJ!! 弥子ヤコは美味しすぎる!
716名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 23:00:11 ID:QgGcfkVI
あとがきであやまらんといて。
いいもの書いているのに萎える。
でも、エーロエロGJ!
717名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 01:42:52 ID:vaivKPlL
ヤコヤコいいな!! GJ
718名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 04:51:23 ID:2Wiy7hwd
ありがとう神
まさかヤコヤコふたなりが見れるとは思わなかった
もう俺死んでもいい
719名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 06:42:23 ID:wyd5AWuV
止めはしない
俺はこれからも生き続けて神々の作品を見て存分にハァハァする
720名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:07:51 ID:P0q4cAau
今週のヤコの髪留めくわえているネウロにまたエロいネウヤコを想像したのは俺だけですか?
721名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 17:30:38 ID:6adHMsC5
>>720
お前は俺か
表紙の弥子が、1ページ目の太ももが、エロいぜ!
しかもネウロが本物弥子に片手ぐるぐる巻き付けてますよハアハア(´Д`;)
722名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 17:47:14 ID:qpJnO5wL
扉絵のヤコヤコがエロすぎる
あのひんぬーが触れるか触れないかの隙間がまさにパラダイス
えろい服着せてくれてありがとうサイありがとうアイさん
723名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 17:52:37 ID:2x+daB4H
ネウロのはったりだとしても「我が輩にしかわからないヤコ独特のクセがある」て…ハアハアハアハアハアハア

ネウロにしかわからない夜のヤコ独特のクセって、何ですか!?
教えてくだされ神々〜!!(*´Д`)
724名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 18:16:15 ID:Fu+XsoUU
>>723
まさに>>621の神が書いたまんまだなwすげええええ
本誌のネウロもバトってないでさっさとエロい事すればよかったのに!
725621:2007/07/23(月) 19:41:23 ID:qRT9283C
ごめん、ホンマごめん。
続き書くとか言ってたけど、数日暑さバテで寝てた。
今週の展開になる前にきちんと書いておきたかったんだけど。

何とか頑張って完結させたい。

>>724
本編でも弥子の癖がどうとか言い出してたので、びびった。
726名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:22:46 ID:BElgViWx
今週本物の弥子が拘束されたけど
「出来の悪い奴隷めお仕置きだ」みたいにうにょうにょ触手プレイでもなんでもいい
感覚も共有してる(という設定で)もう一方の弥子もあはんうふんとか如何ですか神々よ

・・・サイの姿が戻ってるっぽいのは無視で
727名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:28:34 ID:kONAdNbX
さりげなく弥子が触手に目隠しされてる件
728名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:23:21 ID:EvffpTn9
弥子独特の癖って、本気で絶対にパンツの見えないスカートのことだと想った。
両側の弥子は、パンチラか尻チラしたのか。
それとも見たことの無いのでもはいていたのかと。
729名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:23:37 ID:sPGWc88j
んじゃネウロに貫通されちまったヤコの中身がサイなのも無視していいよな
エロパロ万歳。
730名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:07:45 ID:v6wDkfgG
>>729
そんな皮肉らずに素直にホモの取扱反対すれば?w
731名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 01:29:57 ID:/Zt7yR6J
だがちょっと待って欲しい。
XIの中身が飛行機の幼女だとしたら問題ないのではないか。
732621:2007/07/24(火) 02:14:47 ID:AqCeoTYX
書いた。
即効でガシガシやったんで、至らないこともあるだろうけど意欲は買って
欲しい。てかもう眠い……。
733chaos -カオス 1:2007/07/24(火) 02:16:30 ID:AqCeoTYX
タイトルがついた。


シェルターの中では、たがが外れたようにどこか壊れた笑みを浮かべながら快感を貪
る二人の弥子がいた。ある種冷めた視線でネウロはそんな二人を眺め回しながらも、
的確に快楽を与えては追い上げていく。
何よりも、この怪物共との饗宴はそれなりに楽しめるのだ。これまで奴隷同然に扱って
きた小娘が今こうして二人になった。認識とすればそれだけで充分だ。どのみち、Xで
すら人外の存在であるネウロの敵たり得ないのだから。
「ネウロ、気持ちいいよおっ…」
「蕩けちゃいそう…」
汗でしっとりと湿って重くなった服を自分から脱ぎ捨てた二人は、更に愛撫をねだって
身をくねらせた。二人になっても貧相なのは変わりないが、それもまた悪くない。
一人と舌を絡め合い片手で乳房に刺激を与えながら、もう一人には股間のものをしゃ
ぶらせてやる。強制はしたが嫌がる訳もない。何もかも本物の弥子にとっては馴染ん
だ手管なのだ。
「…ふふふっ」
弥子ともXともつかない少女が、頬を摺り寄せて目元を潤ませる。手触りからしても今
すぐ蕩けそうな肌をしている癖に、完全には堕ちきっていない風情を残しているところ
がなかなかいい。
「もっと、こっちを見てよ、ネウロ…」
「あん、こっちも…」
一人が声を漏らせば、共鳴するようにもう一人が囁く。
「ね…そろそろ」
「うん、もっといいもの欲しいな」
ペニスを玩具のように弄びながら、舐めしゃぶっていた一人の弥子が顔を上げる。だら
しなく開いた口元からは唾液と先走りの液が混ざり合ったものが垂れ落ちていた。な
んとも淫らで浅ましい表情に、ネウロは報酬でもくれてやるように狙い済ましてから精
液をぶちまけた。
「ふふっ、熱いね…」
顔中に白い液をかけられた弥子は、うっとりしながらも心底嬉しそうに笑っていた。それ
を見て、もう一人の弥子も甘えるように抱き着いてくる。
「どうせこんな機会滅多にないんだもん…いっぱい遊ぼうよ」
「そう、遊びなら思いっきり楽しまなきゃね」
734chaos -カオス 2:2007/07/24(火) 02:17:46 ID:AqCeoTYX
全く同じものになった二人は、くすくすと笑いながらもう一度ネウロのペニスを勃ち上が
らせた。
手管などもう必要ないことだった。ただ、同じ顔と姿をしていればそれで充分にネウロ
ですら興奮させ得るのだから。
「すごい、さすがだね…」
「ネウロだもんね」
「当たり前だろう、ヤコ共よ」
身を摺り寄せてくる二人を両の腕で掻き抱き、交互に熟れた唇を吸ってやるだけでもう
堪らないというように小振りな乳房を擦りつけてきた。
「もう欲しいよ…どっちからでもいいよね」
「どっちでも、気持ち良くしてくれればいいしね」
濃厚なキスを散々楽しんでから、弥子の一人が妖艶な表情で腰に跨った。快感の極
みの中でだらしなく愛液を垂れ流している花弁がひくついているのが見て取れる。
「じゃ、お先に」
先端の硬さを確かめるように指先で蕩けきった花弁を開いて、何度も前戯のように捏
ね回してから狙いを定めて腰を落としていく。
「ひぁ…すっご…」
ネウロを完全に咥え込んだ弥子の一人が、奥の奥まで迎え入れた途端に甘い声を上
げる。ネウロは特に何もすることはなかった。ただもう一人の弥子の乳房をおざなりに
揉みしだき、唇を吸いながらも時折悪戯するように花弁とクリトリスを弄んでいるだけの
こと。
まるっきり放っておかれているにも関わらず、ネウロと繋がっている形の弥子は自由自
在に腰を振り、膣壁の隅々まで淫らな硬さを堪能しきって燃え上がっていく。
「やぁ…なんかもう…」
「ネウロぉ、あの弥子がもうイキそうって」
面白い秘密でも教えるように、ネウロの手に嬲られる弥子が囁く。
「やあああぁぁんっ!!」
浅ましく、勝手に腰を使った挙句一人で快感を貪りきった弥子が一際高い声を上げて
全身を震わせ、一気に頂点へと駆け上がっていった。それでも、ネウロのペニスは一向
に萎える気配もない。
「やっぱすごいね…じゃあ今度は」
散々ネウロの手に嬲られていた弥子が身を離す。それに反応するように、もっと硬さを
堪能していたいらしい弥子がやや未練を残しながらも子宮口まで咥えていたものを開放
した。ずるんと濡れた音と共に、花弁から抜き出されたペニスは、淫らにぬらぬらと光っ
ていた。
735chaos -カオス 3:2007/07/24(火) 02:18:44 ID:AqCeoTYX
「は…ぁ」
まだ最高の快楽の余韻に浸っている弥子を抱き締めて、もう一人の弥子が愛しげに頬
擦りをする。同じ顔の少女たちが戯れ合っている様子は幼い猫の子のようだ。
「お疲れ様」
「ひどいね弥子。もっと楽しみたかったのに」
「順番だよ弥子。時間なんて幾らでもあるんだから」
「そうだね…じゃ今度は弥子が楽しんでおいで」
「うん、そうするよ」
全く同じ顔と姿をした二人は、何もかもを共有するように微笑み合っていた。それもまた
面白いと今のネウロは思っている。こんな状況だからこそ、ネウロはますます冷静に冴
え、少女たちを冷たく眺めていた。
「あぁああんっ…」
更に硬く勃ち上がりきったものを握り、もう一人の弥子が頬を染めた。
「やらしい…」
「いやらしいのは貴様だ、ヤコよ」
「…そうだね、ネウロ」
やはり同じように、挑発するように目を合わせながら腰を進めていく。
何もかもXと同じものになりきって、この間までネウロの側にいた弥子は自我すらも霧散
したままそれを不思議とも思わず目の前でどちらかとして存在している。全く愚かしいこ
とだが、今はとりあえず楽しんでやるべきだとネウロは考えていた。
弥子は確実にどちらかの中にいるのだから。

「やぁ…」
快楽に耐えきれないように、ネウロの硬さを受け入れた弥子が喘ぐ。それを見遣って先
刻まで楽しんでいた弥子が笑った。
「ネウロ…もうどっちでもいいよね…片方がいなくなったって弥子は弥子なんだし」
耳元に寄せられた唇が、甘く不吉なことを囁く。
「ふん、そうだな」
相変わらず腰を突き上げることすらせず、ネウロはしきりに腰を振って喘ぐ弥子を見る。
周到に時間をかけて同化したと見え、今のところはどれがどうともつかないがその気に
なれば簡単に見破れそうでもあった。
どのみち、人間だからという腹もある。
ネウロはあくまでも狡猾だった。
736chaos -カオス 4:2007/07/24(火) 02:19:30 ID:AqCeoTYX
「ネウロぉ…」
「あぁん…もうダメえぇ…」
二人の弥子たちは本気とも戯言ともつかぬ声を漏らして快感に浸っていた。殺戮の前
の快楽はそれほどまでに燃えさせるのだろう。その混沌はいっそ魔界の様相に似てい
て、ネウロを満足させた。
何もネウロがしなくとも二人の弥子は身体中をまさぐり、口を吸い、股間の一物を鍛え
ては跨って腰を振って精液を搾り上げた。
この怪物の、どちらかが本物の弥子であることなど別にどうでもいいような気がしてい
た。どうせ判別などたやすいことなのだしと、急におかしくなった。
「そら、ヤコ共。これでどうだ」
「やぁ…」
飽きることなく跨っている一人のヤコに、冗談のように腰を 突き上げてやった。
こんな無駄な時間を過ごすことすら、もうどうでもいい。その果てに本物の弥子と巡り合
うのが確実ならば。
二人の弥子はまだ満足する気配もなく、勝利を確信したように身を摺り寄せてくる。



梅雨明け間近。
737名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 02:22:46 ID:AqCeoTYX
管理人様、まとめに収録する際は621も一緒にして頂けると嬉しい。
一応続きなんで。
手間をかけてホンマ申し訳ない。
738名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 02:26:29 ID:FpbuDT82
うおー、GJです。
リアルタイムに読ませていただきました。

Xすら手玉にとっているネウロ
ヤコ大好きなのね、ネウロ(*´Д`)ハァハァ
739名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 02:42:06 ID:oH9TEpNK
ゴッジョォォォブ!!続き待ってたんだ!
ネウロが「ヤコ共」って言うのにとてつもないエロスを感じる…
寝る前にいいもの読ませていただいたーありがとう神よ!
740名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 03:42:27 ID:WzVZEGF9
ぐお〜〜〜GJ!!!
ネウロなら本物のヤコを味で見分けそうだ…
猛者神ありがとう!!本当にありがとう!!!!!
興奮して寝れないGJ!!!
741名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 12:26:51 ID:LLD3O4Xk
気付けば次スレが匂う時期
742707:2007/07/24(火) 14:59:09 ID:dsW220b1
超GJJJJ。
本誌見ててこのスレ見て、
ますますWヤコっていいなぁとか思った。

あ、感想くれた人々ありがdでした。

>>715
もしかしたらそうかもしれないけど、
違うかもしれない。

>>716
ちょっと不完全だったので、すまん。
次からは気をつけるよ。
743名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:23:27 ID:AqPY5InL
そういえば笹塚が誕生日だったね
笹弥子・ゴシカァン!
744名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:28:12 ID:dsW220b1
ちょっと書いてみたくなったので、書いてみたもの。

ネウヤコなんだけど、ヤコ視点。
エロは無いのでスルーでお願いします。
745My Love, Your love. 1:2007/07/24(火) 16:28:54 ID:dsW220b1



アイツにも
  愛という感情はあるのだろうか。



ネウロと交わる関係になって、数ヶ月経つ。
ネウロに抱かれるのは嫌いじゃない。
最初は本当に無理矢理で、ネウロの興味本位でしかなかった。
処女をネウロに散らされて、
痛いし、血は出るし、気持ちよくないし。
私が拒絶することを許さず、
ただ己の願望を貪っていたネウロに、
最初は殺意すら湧いた。

だけど無理矢理、体を重ねるうちに、
殺意以外の感情が芽生えたのがわかった。

私は、
ネウロに
恋をしていた。

ネウロに抱かれることが嬉しくて。
ネウロに貫かれることが嬉しくて。

自分から求めたときもあった。

普段はドSのくせに、
時折見せる優しさが、
私の気持ちを一層強くさせた。

時々、
魔人でも「恋」をするのだろうか。
魔人にも「愛」はあるのだろうか。
…と、考える。

考えても仕方がないのはわかってる。
だけど、
愛しくて、切なくて。

そんな気持ちを埋めるように、
今日も私は、ネウロを求めた。


せめて、重なり合っている間だけでも
愛があるのでは…と思いながら………


746My Love, Your love. 2:2007/07/24(火) 16:29:31 ID:dsW220b1


「弥子よ。貴様、欲しい物はあるのか?」
「…は?」
行為の後の何とも言えない不思議な雰囲気の中、
突然の問い掛けに、私はかなり間の抜けた声を上げていた。
「欲しい物はあるかと聞いているのだ」
「え…や…欲しい物って、唐突に聞かれても…」
正直思いつかない。
いや、思いつきはするのだけど、どれもこれも食べ物ばかり…
流石にこれじゃあ、すっごい顔で『学習能力がない』とか言われそう。
「我輩が聞いているのだ。唐突でも応えるのが当然だろう」
「ええっ。色々と突っ込みたいけど……。何?何かくれるの?」
「それは貴様の返答次第だ」
相変わらず自分勝手な態度と返答に、私は頭をフル回転させて考えた。
「ええと、じゃあ……」
「何だ。早く言え」
躊躇する私に促すネウロ。
一つだけ、欲しい物が思い浮かんだ私は、
意を決して口を開いた。
「……エメラルド…が、欲しい…」
「ふむ。宝石か…」
ネウロは小さく呟くと、欲しい理由を聞いてきた。
私は慌てて「緑が好きなの」と言うことしか出来なかった。


だって、


『あんたの瞳と同じ色だから』


…なんて、とてもじゃないけど言えないよ。


747My Love, Your love. 3:2007/07/24(火) 16:30:06 ID:dsW220b1


結局、この日は何も貰えないまま
「成程。貴様は緑が好きなのか。では魔界生物の……」
…という展開で、何だか怪しげな緑色の生物を、
嬉々として投げつけられた。


解かってたよ。
どうせ、こうなるってことくらい。


だけど、少しだけ…
期待してた。

ネウロから、何か
もらえるのかなって。





そんな風にずっと考えていたけれど、
あっという間に時間は過ぎて、
気付けばそれから半年は経っていた。

既に私は欲しい物のことなんて忘れてて、
いつも通り、探偵として、
いつも通り、ネウロの隣にいた。

相変わらず、愛だの恋だの何の発展もないまま、
体の関係だけは続いてて、
何だか『男に都合のいい女』みたいになってた。

それでも私は、満足してたんだ。
748My Love, Your love. 4:2007/07/24(火) 16:30:51 ID:dsW220b1

「受け取れ、弥子」
「は?」
「我輩からのプレゼントだ」
いつものように行為の後の余韻に浸っていた私に、
ぐいっと差し出してきたのは、お洒落に包装された小さな箱。
相変わらずネウロは唐突に何か行動を起こす。
私には理解不能。
「えっ?何、突然っ!
 ネウロから何か貰うなんてきっと良くない物に決まって………」
「ほう?」
「あ、いや、受け取ります!
 受け取らせていただきます!!有難うございます」
鋭利な刃物と化した手で迫ってくるネウロに屈し、
私は渋々プレゼントを受け取る。
「………ったく、何なのよ…」
ぶつぶつと文句を言いながら包装を解いていく私を、
ネウロは薄ら笑みを浮かべて眺めている。
どうせロクでもないことになるに違いない。
そんなことを思いながら、箱に入ったケースをとり出し、
ケースの蓋をそっと開ける。
「あ…」
其処にあったのは、ネウロの瞳と同じ色。
「……エメラルド…」
箱の中に入っていたのは、エメラルドの指輪。
細身のプラチナリングに、
ダイヤモンドとエメラルドが交互に埋められている。
「通常はダイヤだけらしいが…
 貴様が欲しいと言っていたのでな。くれてやる。」
「えっ…?」
「その代わり、貴様は一生、我輩の奴隷だ」
「はっ?」
「いや、奴隷とは言わぬか?」
何事か理解できないでいる私に、ネウロが決定的な言葉を吐いた。


「我輩の伴侶となれ、弥子」


ねぇネウロ

それって、

『プロポーズ』

だよね?




おしまい。
749名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:32:09 ID:dsW220b1
ほのぼのっぽいのだって、
書けるんだぜ!
っていう自己主張。

エメラルドより翡翠色って感じかな?
とは思ったものの…自己都合で……。
750名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 18:53:16 ID:cN7lF81m
GJ!

そして洗脳されたとはいえご主人様に攻撃した奴隷が
ドS魔人様に当然性的な意味でお仕置きされるSSを全裸で待機します
751名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 02:06:28 ID:XxcYoIOG
俺、個人的に、エロなしのほのぼのも好きなんだ。

つまり、何が言いたいか

GJ!!
752名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 02:15:33 ID:4L0n+eFL
ぬぉ…なんと言う甘甘ストーリィだ。
甘い話は大好物でありますぞ!

GJ!!と言わせて頂く。
753名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 02:25:36 ID:r3WZW4jV
GJ!

自分もできたんだが全23レスのやたら長いのができちまった。
ネウヤコで言葉責めでお風呂で泡プレイで洗脳後の性的な意味でお仕置き気味。しつこいネウロ。ネウロ弥子で視点がころころ変わる。
量が量だしもちっと手を入れて次スレにする。
754名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 04:15:14 ID:KoNTNzRf
甘い話にGJ!問題なく美味しく頂きましたよっ
>>753
これは…説明だけで萌える!!
ぜひとも早く拝見したいです神!次スレも大期待ですな〜
755名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 08:37:56 ID:+YUAl/Wo
>>753
うはっ!
確かに説明だけでかなり萌えるっ!!!
次スレで期待してますっ!!!
756名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 08:43:27 ID:KZOoS4XM
夏ですねぇヽ(´∀`)ノ
757名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 09:19:22 ID:2xHBxBn0
ふむ
・夏休みの宿題を終わらせるべく家庭教師
・浴衣
・水着
・祭り
・花火大会
・とうろう流し
・夏フェスのためアヤエイジア特別釈放
・青々としげった水田
・輝く山
・台風
・夏期講習
・部活
・お盆(東京って七月にやり終えるんだっけか)
・蝉
・蛍
・うちわ
・アイスクリーム
こんなもんか
758名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 11:23:36 ID:QmfV6xp8
夏服から微妙に透けて見えるブラジャーを忘れちゃ困るぜ
759名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 16:47:15 ID:ZiK9Or8Q
ここって小説版ネタはおk?
760名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:04:33 ID:NrnBGP66
自分は構わないがどうだろう
761名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:31:17 ID:BmutTcHk
モウマンタイなんだぜ
762名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:49:40 ID:R8qCQzfV
事前に注意書きとかネタバレの有無とかが書いてあれば
いいんでないかな


エロなしネウヤコ投下。なまぬるい夏っぽい話。
763名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:50:15 ID:R8qCQzfV
 白いソファーを汚さないように気をつけながら、冷蔵庫に突っ込んでキンキンに冷えたチョコレートを
頬張る。夏場はその辺に置いておくと分離しちゃうから仕方ないんだけど、個人的なことを言えば、
あんまり冷えすぎたチョコレートは味がよく判らないと思う。あの甘味や風味って言うのは口の中で
融ける過程で最も発散されるものなのだろう。ぱきんっと硬い音で気持ち良く折れる板チョコは
魅力的なのだけど、なんだかえらく勿体無い気がすると言うか。口の中でゆっくり蕩けるのを待つのも、
まあ好きでは、あるものの。
 眺めるテレビの中では、『大予想! 十年後、あの人は今と呼ばれる有名人は!?』なんて番組。
一位はぶっちぎりで私。そして出て来る明らかな盗撮VTR。アヤさんはランク外で至郎田シェフは77位。
ぱきりと口の中で割れるチョコレートは、舌を冷やして微かに痛い。

 うだる夏の退屈な時間。
 エアコンはそよそよ緩い冷気を吐き出して、窓からは燦燦と陽光が注いで。
 ちらりと見れば、机に向かっていつも通りPCを眺めているネウロの姿。

 宿題に手を付けるのはもう諦めていた。いつものように事務所に待機しながらのんびりとおやつを
食べる。夏は日が長くて、気温が中々下がらない。集中力と反比例するファクターに、不真面目な私は
めろめろだ。あかねちゃん作り置きのアイスティーはもう二リットルを空にしている。蜂蜜のほんのりと
した甘さと酸味が爽やかでたまらない。ちょっと首を傾げれば視界に入るはずの化け物を完全に
忘れ去って、TVプログラムを聞き流す。
 首の後ろは汗ばんで、髪が貼り付いている。背中とソファーが触れている個所がじっとり湿って暑い。
膝の裏も汗を掻く。アイスを買ってくるのが躊躇われるのは、そのための外出が億劫だからだ。ぐん、
と首をそらして天井を見上げる。蛍光灯には虫の死骸が貼り付いて。
 ぱきんっと、チョコレートを鳴らす。

「暑いな」

 一瞬聞き流しそうになった言葉は、現実から響いたのか。

 落ちそうになっていた瞼を無理矢理引き上げて、私はネウロを見る。前髪がぱらぱら落ちておでこが
出ると、それだけでも少し涼しい気がした。いつものスーツ、涼しい顔、ネウロは口を閉じてディスプレイを
眺めている。動いているのは眼球だけ。気のせいだったのかと思ってしまうぐらい、ぽつりと零された
言葉は、はてこの魔人の声だったのか。集中力が鈍い、視界も融ける、耳まで聾される。硬く冷えた
チョコレートの何とも言えない触感だけが、奥歯にうんにゃり。蕩けて香るカカオの強いにおい。
逸らそうとした視線に引っ掛かって、また言葉が漏らされる。

「ヤコ」
「んー?」
「一緒に風呂に入るか」

 お前は何を言っているんだ。



 安いホテルみたいに小さなバスルームの存在は、事務所を構えて最初の頃から一応知ってはいた。
男所帯の前持ち主達が使っていたのだろうそこは、掃除する人間がいなかったのか排水溝が
詰まりまくりで水垢がこびり付きまくりだったけれど、私の涙を飲むような清掃活動によって使用に耐える
状態にはなっている。とは言え、実際に使うことはそうなかった。何と言っても用がない。事務所に
泊まりこむことなんてそうあるわけでなし、そもそもこの化け物には入浴が必要なのかすら。
 だばだばだば、音を立ててバスタブに注がれるのは水だ。サビで赤くなっていた最初の部分は捨てて、
透明でカルキ臭いそれを注いでいく。壁に脚を立て掛けて寛いだ様子の魔人は、段々身体を覆っていく
それに満足そうな微笑を浮かべていた。細長い裸体。それを見下ろして、私は溜息。

「どうした豆腐、貴様もさっさと服を脱いで来い」
「冗談。ただでさえ狭いんだから、二人一緒になんか入れるわけ無いって。……そもそも女子高生の前で
 おもむろに服を脱ぎつつバスルームに連れ込むってのも、普通に無いことなんだけど」
「体感温度は大したことではないのだが、日差しは多少煩わしくてな。我が輩も貴様らのように
 涼みたくなったのだ、この水風呂と言う文化は中々に賢いぞ。誉めてやる」
「そりゃ、ありがとうございました」
764名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:51:01 ID:R8qCQzfV

 はー、っとやっぱり漏れたのは、溜息で。

 靴と靴下を脱いで裸足になるだけでも、随分涼しい気がする。脚から昇ってくる微かな冷気は、
不快でない湿気によるもの。冷たい水が流れているからだ。滝つぼの近くが涼しいのと理屈は同じ。
このままちょっと涼むのはとても魅力的な気がするけれど、いかんせん目に毒だ。この魔人、
清々しいまでにマッパである。多少は隠して。多少は。
 タイル張りの浴室、だばだばと水。気持ち良さそうな魔人に肩を竦めて、私はドアに手を掛ける。
このまま化け物の入浴シーンを見てたって、旅情サスペンスお決まりの温泉シーンほども気まずさを
感じない。タライか何かに水を張って、私も足から冷やそうか――くん、と引っ張られたのは、スカート。
 にんまりと笑った魔人が、私のスカートを掴んで見上げている。
 流石にそういう事されると鉄壁のスカートも形無しである件について、もう少しくやしく。

「何処へ行く」
「あんたの入浴シーン見てても仕方ないから、事務所に戻るの。鍵開けっ放しだし、危ないでしょ」
「あかねがいる。貴様はここで我が輩の背中を流せ」
「寝言は寝てからお願いします」
「ダメか?」
「だ……」
「イヤか……?」
「……判りました」

 がっくり、肩を落とした私に、魔人はにっこりと大層胡散臭く優しげに微笑んだのであったとさ。



 ネウロと向かい合うような形でバスタブの縁に腰掛け、脚だけで水に涼む。狭いものだから、
とてもじゃないけれど二人で入ることは出来ないし、そもそも私の人間としての心情的にこの化け物と
一緒にお風呂とか有り得ない。ご機嫌に鼻歌を鳴らしながらぱちゃぱちゃと水を鳴らす魔人は、実に
フリーダムな様子だった。私はスカートが濡れないように気をつけながら、それでものんびりと脚で水を掻く。
 なんのかんの、この化け物と一緒になってから、休みとかこれっぽっちもなかったしなあ。友達とちょっと
遠出とか、娯楽的な外出とか、本当にまるで無かったと言うか。プールとか海とかも久しく御無沙汰で、
ひどく懐かしい気がする。お父さんの運転、三人と荷物で狭い社内。次々におやつを補充しながら進む
道中の、妙な楽しさ、とか。海が見えた瞬間の、嬉しさだとか。

 ぼんやり見下ろす魔人の身体は、肩幅が広くてがっしりしてる。腕も結構太くて筋肉質だ。それもそうか、
いつも片手で人の頭を掴み上げて引き摺っていくわけなのだから。胸板とかあるなぁ、逆三角体型って
言うのかな。髪飾りも逆三角だし。それは、これっぽっちも関係ないか。
 お父さんとか、クラスの男の子とか、どれとも全然ベクトルの違う身体つきだ。何がどう違うのか上手く
説明は出来ないけれど、丁度中間みたいな感じだと思う。お父さんみたいに大きくて、だけど男の子
みたいにちょっととんがってるって言うか。鋭角的な印象がある。包まれるものではなく閉じ込めるもので、
隠すものではなく覆うもので。
 ぱちゃりと鳴らした自分の足は、脹脛すらも子供みたいにぺったんこ。細くてがりがり、体質とは言え
ちょっとは丸みが欲しい。女の子っぽい、こう、ふわふわした感じが。それなりに食べてるんだけどなぁ、
何が足りないんだろう。脂肪? ケーキとか、大好きなのに。

「何を見ている」
「え」

 ぼうっとしていた視線をネウロに向けると、髪を掻き上げた魔人が顔を洗っている。
 ひんやりした世界は変に落ち着いた。
 狭い車内で感じる高揚感とは、真逆の性質。
 とろける事務所との温度差で、思考そのものがぎこちなく動きにくい。
 冷蔵庫から口の中、放り込まれたチョコレートみたいに。

「別に、男の人の身体だなぁ、って」
「貴様は幼児体型だがな」
「わりと気にしてんだから言わないでよ。凹むよ」
「ほうほうどこが凹んで」
「そんな懐かしいネタを引きずらなくて良い」
765名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:51:38 ID:R8qCQzfV
 ぱちゃん、と引き上げた脚は、ネウロの顔の横で止まる。

「ほんと、子供みたいなんだからさ」

 くすくす、笑ったネウロに足首を掴まれる。
 手袋したまま風呂に入るな、とは今更突っ込まない。
 何故か乾いたままの感触、革の、ぺたりとする感じ。

「だが、それが良い」

 べろりと舐められるのは、濡れた足。

 ぽちゃりと脚を落とされて、同時にネウロが水から立ち上がる。慌てて眼を逸らすと、何を今更、と
笑われた。今さらだろうがなんだろうが、平常時にそんなの見るのはきまずいに決まっている。動揺は
しない、かと言って積極的に見たくはない。
 跳ねた水がブラウスを濡らして、下着を透けさせた。

 掛かる影、顔を上げると、両脇に手を付かれて覗き込まれている。

「さて、背中を流して貰おうか」

 舌なめずりが、いやらしい。



 ざばり、冷たい水を手桶で背中に流すと、ドSは満足そうな吐息を零す。椅子に座っているのにすらりと
した背中は大きくて、何ともいえない圧迫感があった。微温湯に浸したタオルでごしごしと擦れば、掌に
直に筋肉のでこぼこが伝わってくる。骨の形、筋の形。肩甲骨の陰影、背骨の数まで判りそう。背の高い
人って言うのは、骨の尺度が違うんだろうか。大小なんてよく判らないけど、お父さんの骨は、小さく感じた
っけなぁ。首の後ろを丁寧に洗う。前は自分でやるだろうから、流石に面倒はみない。下は、どこまで
擦ったら良いのか……なんだろう、この、おしりに感じる、見てはいけないもの感は。
 ざばり、流すと、跳ねた水でスカートの裾が濡れる。

「前も洗いたいのなら、して構わんが」
「謹んで遠慮いたします」
「我が輩首元を洗うのが苦手でなー」
「鏡使いなさいよそんなん。そこにでかいのが……って、何かひどく曇っている!?
 むしろ向こう側に異次元が広がっている!?」
「おお、気を抜いて思わずスタンドを発動してしまったようだ☆」
「イルーゾォなの、J・ガイルなの!? どっちにしても魔界を呼び出すもんじゃないよソレ!
 そして洗わないよ、意地でも洗わないよ」
「ち。まったく我が侭な奴隷だ、シモの掃除までするのが忠僕と言うものだぞ」
「ニューヨークに行く星の王子様じゃないんだから、誰がするか」

 ざばり、ざばり。真っ直ぐな背中を、水が流れる。
 ぐりん、と首を反らした魔人に、思わず飛び退いた。
 ぎざぎざの歯を見せて、目を見開いて。

「なら、髪を洗え。汗でべた付いて敵わんのでな」
「……一億三十六度」
「む、何の温度だそれは」
「あんたの耐久温度だよ」

 はああ。
 溜息は、生温い。

766名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:52:13 ID:R8qCQzfV
 器用に首を反らしたネウロの前髪を掻き上げて、後ろに流す。
 微温湯を満遍なく含ませて、わしゃわしゃと埃を流す。
 掌で泡立てたシャンプーを、地肌には触れないようにしながら伸ばしていく。
 空気を含ませるように、水で流れてしまわないように。

 変な感触は、動物の毛みたい。
 本性は鳥みたいだからかな。
 生え際をくしゅくしゅ擽ると、くふくふ笑う。
 何を嬉しそうにしているんだか。
 あかねちゃんにするように、引っ張らないように。
 やさしくやさしく、やわらかく。

 耳の後ろも擦る。
 ちょっと眉を顰めるのは、弱いのか。
 擽るように項の辺りに指を滑らせて。
 ずっと顔を見下ろしているのは、少し変な感じだ。
 目を閉じて気持ち良さそう。
 ちゅっとさかさまにキスをすると、少し驚いて目を見開く。
 舌を差し出されたから、放っておいて、シャンプーに戻った。

 白い泡がもこもこもこ。
 零れて落ちて足指に触れる。
 くすぐったくて、変な感じ。
 溜息ぐらい生温いお湯で流す。
 スカートの裾は、本当はとっくにびしょ濡れで。
 足はすぅすぅ、気化熱で冷えていく。

 うかれてるんだか。
 うわついているんだか。
 うだっているんだか。
 ほんとはぜんぶ、ウソなのか。

「あついな」
「お湯が?」
「指先が」
「そうかな」
「そうだとも」
「じゃあ、キスしよっか」
「そうだな、キスをしよう」

 屈ませた身体、反らした身体、ぺろりと舌先だけ触れる。

「あつい」

767名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 18:53:12 ID:R8qCQzfV
 テーブルに放っていたチョコレートは、溶け出してこそいなかったけれど大分柔らかくなっていた。
パキリとは音を立てないそれに噛み付いて、私は少し冷えた身体をソファーに凭せ掛ける。やっと世界は
夕暮れに触れて、赤い熱が最後の上昇を試みていた。室内すべてが朱に染められて、その光を背中に
受けながら、またスーツを着込んだネウロがPCに向かっている。『大予想! 次の失言政治家は!?』
なんて番組を、テレビはとろとろと空気に垂れ流して。聞き流しながら、背凭れに身体を埋め首を反らす。
足元でタライの水がぱちゃりと鳴る。開いたおでこが、気持ち良い。目に入る夕日は、眩しい。

「そんな服着てるから、暑くなっちゃうんじゃないの?」
「フハハ。そうなったらまた、貴様と風呂に入るまでだ」
「終わりが無いのが終わりかよ。無限ループだよ」
「なに、飽きるまでか、秋までのことだ」
「何回続くんだか」
「そうだな」

 ふむ、とネウロは長い指を、顎に当てる。

「百回ぐらいか?」
「あっそ」
「不満か?」
「別に」
「嬉しいか?」
「おしえてあげない」

 バスルームで髪を洗う、100の方法。



とっぺんぱらりのぷう。
エロなしだと解っているのにwktkされるようなのを目指した。
寸止めとか知らない
768名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 20:10:27 ID:SOlv4Pfv
これは何というwktkエロ無し祭…!

>>762の神のネウヤコは長年連れ添った老夫婦のような落ち着きがたまらんですぶぁい!
769名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:06:25 ID:r3WZW4jV
わ〜wktkしつつかわされてほのぼの。
でもそれが清々しかった。
「ドSは」とじょじょネタで吹きました。

G J
770名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:04:57 ID:PJ2tETHe
エロ無し宣言を読んだのにすっかり忘れて
wktkしてしまった。
踊らされた…しかし!

もっと踊らされたい!
GJ!
771名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:29:24 ID:/QJHbVfz
続きのえろい部分を待ってる


全裸で
772名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:33:57 ID:7Jv5v08U
魔界777ッ道具「イビルテンタクル」で弥子を…みたいなネタって既出?
773名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 15:43:09 ID:FgSKwlxd
むしろ神とタンゴ踊りたい!
風呂ネタいいな!
寸止め知らずなあなたが大好きだ!!


すげーwktkしたから、エロあるのも今度読ませて欲しい☆
全裸でボディーソープ&シャワーキャップで待つよ
あと、ちびネウロなら二人でも入れ・・・?
774名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:16:21 ID:2ogpSSqh
>>753だけど途中までいってみます
775tempest 1/23:2007/07/26(木) 20:20:02 ID:2ogpSSqh
ネウヤコ tempest(弥子視点)
***
……だるい…なんかもう動きたくない…

訪れた覚醒を振り払うように、弥子は枕に顔を押し付ける。
泳ぎ疲れて水中を漂っている時のような、汗だけでなく水に体さえも溶けていくような、気だるい浮遊感。

……頭の芯が重い。

嵐が過ぎ去った後のように、弥子の自室のベッドは乱れていた。
ぐしゃぐしゃしわしわでマットから剥がれかかったシーツや、滑り落ちそうになったタオルケットが、小一時間ほど前まで延々と続いた情交の激しさを物語っている。

弥子は、それらの上でうつぶせになったまま、ほうっと息を吐く。
その細い体にまとわりついているのは、寝具だけではなかった。
776tempest 2/23:2007/07/26(木) 20:22:54 ID:2ogpSSqh
***
たくさんした後は、体の節々が痛い。股関節とか腰とか。それに何か体の奥がじんじんする。もう…ネウロのバカ。

弥子の腰と背中の境目には、魔人の頭が、なだらかなくびれに沿うように載せられている。そして下肢には、魔人の片腕が絡みついている。
腰骨にかかるネウロの寝息が、直に触れている素肌の感触が、くすぐったい。

あんまり重く感じないってことは、体重調節、してくれてるのかな…。
魔人の拘束から逃れるように、弥子はもぞもぞと動いた。

……!…筋肉痛?お尻のほっぺた辺りが。恥ずかしいような、なんか嬉し…いや、それはない。ないから。
777tempest 3/23:2007/07/26(木) 20:25:24 ID:2ogpSSqh
弥子が一人で赤くなったり青くなったりしているうちに、ネウロも目を覚ましたようだ。

「何だ…弥子…もう起きたのか」

ゆるゆるとネウロはその身を起こす。弥子も半分体を起こして振り向くと、当然ながら、ネウロは裸だ。昼の光の中で、直視するのは初めてだ。
喉仏とか、さっきまで抱かれていた逞しい胸板とか綺麗に割れてる腹筋だとかが、嫌でも目に入ってきて、慌てて視線を逸らす。
胸の動悸を誤魔化すように、怒鳴った。

「もう起きたのか…じゃねぇえ!!あんなにされたら、私、体もたない!」
「これでも貴様の惰弱な体を気遣って、セーブしたのだが」
778tempest 4/23:2007/07/26(木) 20:27:47 ID:2ogpSSqh
「どこがだーー!!ここ1ヶ月ぐらいの記憶が曖昧で思い出そうとしたら頭痛いから休むって言ったのに!家まできて押し倒すなーー!」
弥子の抗議などどこ吹く風、ネウロは涼しい顔だ。
「奴隷の分際で何を言うか。ノリにノって我が輩を離さなかったのは貴様の方ではないか。耳を覆わんばかりの卑猥な台詞を叫びまくっていたのは貴様だろうが」
「ないないないノッてない叫んでない!」
「都合の悪いことだけ忘れるとは便利な豆腐頭だ。『もうあたしの●●●、××ちゃう』だの『ネウロの●●でもっといっぱい△△△してぇ』だの『もうネウロの●●で××いと□□□』だのと」
「ひぃいいい、いやぁああ!消去!消去!それ記憶から消して!」
779tempest 5/23:2007/07/26(木) 20:30:00 ID:2ogpSSqh
「断る。もっと他にも色々言っていたが、忘れているなら教えてやらんでもない」
「ぜっ全力で遠慮させていただきます!」
体をしっかりシーツで巻いて隠しながら、きっぱり言い切る。
完熟トマトのように赤くなって俯く私を見つめながら、魔人は言い放った。
「フン。豆腐頭の鯨めが」
「え……なんか初めて哺乳類?」
「馬鹿め。大食ぶりと体の隆起の少なさと、ざばざばと潮を吹きまくる所が貴様と同じだ」
「う、嬉しくない。虫から昇格しても全然嬉しくないよソレ」

警察の人達によると、私がサイに捕まっていたらしい、約1ヶ月間。聞いてもネウロは教えてくれない。聞くと必ず機嫌が悪くなる。何だかすっきりしないよ……
780tempest 6/23:2007/07/26(木) 20:32:01 ID:2ogpSSqh
「さて、弥子よ。そろそろ貴様の体力も回復しただろう。我が輩、あの程度では全然足りん。奴隷として主人の要求に全身で応えようとは思わんのか、貴様は」
「まだ回復してないっ!足腰立たない!ていうか、その物騒な右手引っ込めてええ!」
じりじりと、眼を欲望にギラつかせた魔人が私との距離を詰めてくる。
――ヤバい。文句なしにヤバい。このままだと明日学校行けないこと必至……!

ひとたびその気になったネウロの要求の激しさには、天井というものがないということを、弥子は身に染みて理解していた。
……こうなれば。
「お願い、下のお風呂で体洗ってくるからちょっと待って!汗(その他色んな液体)も流したいし」
781tempest 7/23:2007/07/26(木) 20:34:08 ID:2ogpSSqh
「ふむ。風呂か」
急に右手が人間的に戻ったネウロが、にっこりと邪気のない笑顔になった。コイツがこういう顔になる時は、酷いことを思いついたか脅迫のどちらかだ。
それは、悲しいまでに正しい経験則だ。

ひょい、とシーツごと体をネウロに抱え上げられた。お姫様抱っこ、という奴だ。
――えっ何。
体が硬直するる。恐怖で心臓がばくばくする。ネウロが耳元で囁く。
「風呂ならば我が輩が入れてやろう」
「そ、それはどうも…じゃなくて!自分で入るからいいよ!」
「そう遠慮するな。フハハハハ」
……ああ、隙を見て人目の多い学校にエスケープしようと思ったのに…入るだけじゃ済まないよね絶対。
782tempest 8/23:2007/07/26(木) 20:36:43 ID:2ogpSSqh
***

やっぱり……。

例のダメか?顔に生命の危機を感じ、シーツを引きずったまま、浴室と脱衣所の境のガラス戸を引いてみる。曇りガラスの向こうには、想像に近い地獄の様相。

何か湯船で湯が怪しい色でごぼごぼ沸いて、異臭がするし、赤面した魔界魚ぴちぴちしてるし。
ていうか浴室中に、無数の青いシャボン玉が浮いて空中で静止している。ん?洗面器に張られたお湯にイビルフライデーが…。気持ちよさそう…じゃなくて!
「…目玉のオヤジか!なぜシャボン玉…なんでソコだけメルヘン?」
「その玉に触れると溶解するぞ。強酸性だからな。魔界のバスタイムを演出してみた。低温と障気不足がネックだな」
「裸で勝ち誇るなーー!」
783tempest 9/23:2007/07/26(木) 20:38:48 ID:2ogpSSqh
ネウロのその言葉が、嘘でない証拠に、私が巻き付けているシーツの裾が、ビー玉ぐらいのシャボン玉にうっかり触れて、シュウシュウと白煙を上げながら溶けた。
段々、呆れて怒る気も失せてきた。
「相変わらず形から入るの好きだね…綺麗と言えば綺麗だけど、壁溶かさないでよね」
「この酸性度で溶かせるのは、せいぜい布と貴様の皮膚程度だ。元々は野生魔界生物除けだが。」
「そそそうですか…ちょ、ちょっとシーツ引っ張るな!」
「ほうそんなに湯船に浸かりたいか。」
ぽい、とネウロは私から剥ぎ取ったシーツを湯船に放り投げる。じゅっと灼けるような音を立てて、シーツは焼失した。ざざざっと音を立てて血の気が引いた。
784tempest 10/23:2007/07/26(木) 20:40:58 ID:2ogpSSqh
***
「さて、弥子よ。我が輩に体を洗われるのと、石鹸の代わりにこの青い酸性球で肌を焼かれ湯船に放り込まれるのとどちらが良いのだ」
魔人は、にこやかに、極上の笑顔で、裸の私に尋ねた。
「いやいやいや、死にたくないし、ネウロに洗ってほしい、です」
薄い胸と局所を手で隠しながら、答えた。――洗わせなかったら、殺す気だ…!!
「良いだろう」
なにコイツ。すっごい嬉しそう。
あれ、風呂場元に戻ってる?魔界魚とかイビルフライデーとか消えた。…そう認識した時には、後ろからがっちりと、ネウロに羽交い締めにされ、腕を取られていた。
石鹸の泡をたっぷり湛えたネウロの手が、すうっと私の腕の内側をなぞった。
785tempest 11/23:2007/07/26(木) 20:43:19 ID:2ogpSSqh
性感に近い戦慄が、ぞくりと私の背中を駆け上がる。もう片方の腕も、指先から、手首、肘、肩までくるくるとなぞられる。泡の感触、指の動き、どちらも私を煽る。
「んっ…」
声が漏れると、魔人が私を抱く腕にさらに力が込められた。両足が床のタイルから浮く。背中にぴったりと、ネウロの体が押し付けられる。脇を泡でくすぐるようにされると、さすがにこそばゆい。
「んくっ…ネウロ…離して。くすぐったい」天井に私の声が反響する。体を捻って逃れようとするが、泡を塗っていない方のネウロの腕が後ろからお腹に回されていて動けない。
「ダメだ」
上からネウロのからかうような声が振ってきた。
…また、するんですね…やっぱり。
786tempest 12/23:2007/07/26(木) 20:45:45 ID:2ogpSSqh
そのまま、床に向かって体を引き下ろされ、座ったネウロの足の間に両膝で立つ形になる。
首筋、耳朶の後ろに、ネウロの唇を感じた。
「弥子」
名前を呼ばれて、甘噛みされて、舌で愛撫されて、先刻散々体の奥に注ぎ込まれたものが、愛液と混じって、つつっと私の内股を伝い落ちる。
…ああ、ネウロだ…。のぼせちゃうよ。
浴室に充満している湯気のせいか、体の熱さのせいなのか。息が上がってきた。
いや、ネウロの脇とお腹に回していた手が、ご丁寧に私の胸を泡だらけにしているから。
「ム…泡で滑ってどこが胸かわからんな」
「…んっ…すみませんね…う、薄い胸で!」
泡越しの愛撫はいつもよりソフトで気持ちいい。
787tempest 13/23:2007/07/26(木) 20:48:07 ID:2ogpSSqh
どこに触ってるかぐらい、わかっている癖に。
憎まれ口を叩きながらも、ネウロの両手はしっかり私の胸を包み込んでいる。親指で胸と胸の間に泡を塗り込むようにされる。ネウロの手の中の先端が自分を主張し始める。
「あんっ」
いきなりその先端を摘まれる。くりくりとこねられる。
「あっ…や…ああっ」
「感度が良ければ別に構わん」
珍しく優しい言葉だ。
言いながら、背中の真ん中を唇で辿られた。濡れて、感じてしまっている自分を意識する。
胸を執拗に弄っていた手が、下に滑ってくる。
脇腹とか、いわゆるビキニラインとか、太股は弱いからやめてほしい。泡に愛撫されているのか手に愛撫されているのか、わからない。きっと両方だ。
788名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:50:37 ID:2ogpSSqh
とりあえずここまで。次ネウロ視点泡プレイで弥子視点でエンド。
目が滑るけど次スレでもお付き合い頂けたら幸いです。シカッシカッ≡≡≡ヘ(*--)ノ
789名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 21:41:29 ID:Qhu+55vg
1レスにもちょっと詰めた方がいい希ガス
790tempest 14/23:2007/07/26(木) 22:16:06 ID:2ogpSSqh
***ネウロ視点
眼を固く閉じて、顔をほんのりと上気させ、泡にまみれて喘ぐ弥子は実に卑猥だ。白い泡の間から所々覗く、快感に染まった白い滑らかな肌。不本意ながらそそる。こんな時、弥子は完全に女だ。
日頃は、食い気以外に強い気を発しないこの奴隷のどこに、こんな媚態が潜んでいるのか。逆にだからこそ、人間の本質を見抜く力と相俟って、手離せないとも言える。額に汗で張り付いた弥子の前髪をかきあげて、上からそっと口づけてやる。弥子は安心したような顔になる。
これは、我が輩の所有物だ。
後ろから手を回して、輪郭をなぞるように、僅かに膨らんだ乳房を泡ごと撫で回してやると、弥子は背中を反らせて大きく喘いだ。
791tempest 15/23:2007/07/26(木) 22:18:31 ID:2ogpSSqh
「あああんっ」
甘い声を上げる弥子の乳房を責め続けると、手の中の小さな突起が尖り始める。手の中心を先端に強く押し付け、乳房の下を指でなぞる。親指と人差し指で、薄桃色の乳首を捉えて弄んでやると、弥子は涙目になって更に息を荒げた。
「んぅ…ネウロぉ、そこばっかり…やぁ…」「そうか、ではこうしてやろう」
手を下に滑らせ、左手で弥子の股を割って開かせる。弥子は力を入れて、ささやかな抵抗を試みるが、それは我が輩を余計に刺激するだけだ。学習しない奴隷め。
右手も、体のラインをなぞりながら、弥子の細い二本の足の中心目掛けて滑らせていく。
先刻まで散々構ってやったので、もうその内奥は馴らす必要もないはずだった。
792tempest 16/23:2007/07/26(木) 22:22:25 ID:2ogpSSqh
弥子のきめ細かな肌は、柔らかくつるつるとしている。
最近少しはっきりしてきた腰のくびれや、脇腹、髪と同じ淡い色の微かな茂みへと続く、V字の一辺を、さわさわと指で撫でてやると、弥子は堪らないといった様子で小刻みに震える。
そんな姿が、また好ましい。
もう少し時間をかけても良かったが、そのまま浴槽の淵に手を突かせ、一気に後ろから挿入してやった。
「ク…キツいな弥子。そう締め付けるな」
「…んなの…知らな……は…あああぁっ」
弥子の声が浴室内に響く。
ここに連れてきてから、まだ触れてもいないのに、弥子の花弁は既に開きはじめる。入り口を過ぎれば、簡単に奥まで飲み込まれてしまった。
793tempest 17/23:2007/07/26(木) 22:25:03 ID:2ogpSSqh
腰を回すように、浅く深く抜き差しを繰り返す。左足を抱えて横から突いてやる。体位を変えるごとに、弥子は微妙に違う反応を見せるが、共通するのは、嫌がるようでいて、その声に甘さが混じっていることだ。
「あっ…やああん…もう…くうぅっ…」
「…もういくぞ、弥子」
弥子の目尻から流れ落ちる涙を舐めとってやりながら、告げた。
体をこちらに向けてやり、そのまま深く口づける。恍惚としている弥子から唇を離し、対面座位の形で突き上げ始める。
抽送を繰り返すほどに、弥子の鼓動と呼吸が早くなる。喘ぐ声と声との隙間が無くなっていく。
弥子は我が輩の背中に爪を立てた。
794名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:28:49 ID:2ogpSSqh
これでも詰めました。携帯厨なんでご容赦ください。お手数ですが、どなたか次スレお願いします。残り落としていいのでしょうか…
795tempest 18/23:2007/07/26(木) 23:31:45 ID:2ogpSSqh
***
――強烈な快感の一瞬、断片的に記憶が飛んでいる。腕の中では、たっぷりと精を注ぎ込んでやった弥子が、ぐったりとして顔を我が輩の胸に押し付けている。
柔らかな淡い色をした髪をそっと指で梳いてやると、弥子は腕を我が輩の背中に回してすりすりと頬ずりをしてきた。ぴったりと弥子の体が我が輩に押しつけられた。
とくん。とくん。
体温と鼓動が伝わってくる。無意識の行動だろうが、我が輩自身が反応してしまった。無意識なだけに性質が悪い。ごくたまに、我が輩の方が弥子に貪られているような錯覚を覚えるのは何なのか。
腹が立ってきて、もう一度犯そうとすると、弥子が目を覚ました。

「ネウ…ロ…ねぇ…教えて」
796tempest 19/23:2007/07/26(木) 23:33:58 ID:2ogpSSqh
弥子がまたあの話を持ち出すが、その間を与えず、また弥子の中に押し入る。
「あっ……嫌っネウロ!もう無理!やめて…」
却下だ。
同化するために、この体が細部に至るまでサイに観察され、代謝をいじられ、主人を主人と認識さえしなくなっていたと思うと、何故か苛立ってくる。弥子、これは仕置きだ。
洗脳されていたとはいえ、よりによって弥子は我が輩を攻撃してきた。弥子は、今の我が輩の嗜虐的な振る舞いに戸惑い、怯えているようだ。
――分からんのか。なぜこうするのか。激しい水音が浴室を満たす。
「……。……。」
ぶしゅぶしゅと潮を吹き、息も絶え絶えな弥子の最奥を突き上げる。誰が真に貴様の主人なのか、教えてやる。
797tempest 20/23:2007/07/26(木) 23:37:13 ID:2ogpSSqh
弥子がまたあの話を持ち出すが、その間を与えず、また弥子の中に押し入る。
「あっ……嫌っネウロ!もう無理!やめて…」
却下だ。
同化するために、この体が細部に至るまでサイに観察され、代謝をいじられ、主人を主人と認識さえしなくなっていたと思うと、何故か苛立ってくる。弥子、これは仕置きだ。
洗脳されていたとはいえ、よりによって弥子は我が輩を攻撃してきた。弥子は、今の我が輩の嗜虐的な振る舞いに戸惑い、怯えているようだ。
――分からんのか。なぜこうするのか。激しい水音が浴室を満たす。
「……。……。」
ぶしゅぶしゅと潮を吹き、息も絶え絶えな弥子の最奥を突き上げる。誰が真に貴様の主人なのか、教えてやる。
798tempest 21/23:2007/07/26(木) 23:39:44 ID:2ogpSSqh
「泣くな。貴様は笑うべきだと言ったはずだ」
「でも、ネウロ…」
「あの程度の攻撃、大したことはない。また忘れないのならば、構わん。貴様の主人は誰なのか。忘れるな。我が輩の挑発も拷問も。今流した涙も。全部だ。忘れることだけは許さん」
「ネウロ……」
目を見張る弥子の涙を指と唇で拭ってやると、漸く弥子は、笑った。
「そういえば、洗ってやるのだったな」
弥子を抱え、シャワーの湯で流してやることにする。
「いいって!自分で洗うから!」
「遠慮するなと言っている」
鼻の中にぬるい湯を浴びせると、弥子はぶふっと奇声を発して大人しくなった。
体に付着した泡がゆっくりと流れ落ちる。弥子は、気持ちいい、と目を細めた。
799tempest 22/23:2007/07/26(木) 23:42:17 ID:2ogpSSqh
***再び弥子視点
いきなり嵐みたいに一方的に激しくしてきたかと思ったら、また優しくなって。壊れ物を扱うようにそっと洗われて。混乱する。
――でも、私。ネウロを傷つけちゃったんだ…知らなかった。
ネウロの口から知らされたとき、胸が締め付けられるように痛んだ。自分の体をサイに無理矢理同調させられ、ネウロを殺すために利用された。それも嫌だけど、一番嫌だったのは。
――やっぱり、私、ネウロがすごく大事なんだなぁ。
と、背中をわしわし洗っていた魔人の指が、とんでもないところに伸びてきた。
「ここはまだ洗っていなかったな」
「んっ……」
「ほう、濡れているようだが水ではないな」「はあぁっ…だめ…指増やしちゃ」
800tempest 23/23:2007/07/26(木) 23:48:49 ID:2ogpSSqh
***
そのまま、ネウロ自身を洗うように強要されて。泡の滑りも手伝っていつもより早く怒張したそれを、湯船の中で、突っ込まれて。私は失神したらしい。気付けば、バスローブ姿の魔人の腕とベッドの中。
ネウロは例によって、無邪気な寝顔で満足げだ。もう日付は変わって日は高い。
……ああ、学校…。また無理っぽい…。
ため息を突きながら、ネウロが私に忘れられて苛立ってくれたのなら、ちょっと嬉しい、なんて思った。
「先生、今度僕を忘れてしまうようなことがあれば、どうなるか保証できませんよ」
起きてるし…今度忘れたらマジで死ぬ。でも、私も、もう二度と忘れたくないのは同じだ。ネウロのことだけは。
嵐の後は凪。終
801名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:51:24 ID:2ogpSSqh
長文にお付き合いくださった方はありがとうございました。次スレまで引っ張るのもあれなんで一気にいきました。後は野となれ山となれ。ではでは
802名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 00:22:43 ID:m5rGhEC6
GJ!長作有難うございました!
803名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 00:41:42 ID:9eYc0yyl
GJ!
しかし神、19と20が内容重複しております
それにより正しい20の内容が飛んでいるようです
補足please
804tempest 20/23:2007/07/27(金) 01:24:40 ID:tXoDbyY1
***
「…ねえ…ネウロ…」
幾度目か絶頂を越え、息を荒げながら、弥子は底意のない眼で我が輩を見た。
「何だ」
抽送と同じリズムの水音も何もかも無視して行為に没頭していたが、思考が引き戻された。
「最初は優しかったのに…どうして?こんな一方的なのイヤっ……」
弥子はぽろぽろと涙を流す。体を繋げたまま、行為を中断する。弥子を見つめ返して口を開く。
「…我が輩に傷を負わせた罰だ」
「私が?ネウロに?そんな訳な…」
「サイに…洗脳されていたからな」
「私、私…ネウロを攻撃したの?」
――仕方なく、経緯を説明した。
驚愕に眼を見開く弥子。
「ごめん…ごめんねネウロ…私、わたし…」泣きながらまた我が輩にしがみついてきた。
805名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 01:34:42 ID:tXoDbyY1
大変失礼しました。ご指摘に感謝。
>>775->>787,>>790->>793,>>795>>796,
>>804(本来の20),>>798->>800の順です。
orz
806名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 10:37:13 ID:VLeAjiv+
GJ!!!!
お風呂ネタっていいよなぁ…とか思った。
弥子が可愛すぎる。
風呂ネタ……今度自分も書いてみよう…。

今、何故か弥子攻めが書きたくて仕方ないんだが…
どうもネウロがS過ぎて上手く動かせない今日この頃。
807名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:14:33 ID:m5rGhEC6
安価ぐらい正しく出来るようにして下さいな
808名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 15:12:08 ID:j96vjUyO
携帯から頑張って投下してくれたのにそう文句ばかり言うなよ
809名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 15:58:33 ID:7UHL4Bnx
ネウヤコGJ!!!!!!!!
暑くてカリカリする気持ちは分かるが
楽しく拝見したならば、まずはGJだ
>>806
ネウロには負けるだろうけど
ヤコは割と攻めが似合うと個人的には思ってるので
何とか頑張って頂きたい
ヤコ攻めに期待…!
810名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 16:02:54 ID:xKvlB1FG
ケイタイで頑張った!gj!


夏ですねぇヽ(´`)ノ

書く側が空気読むのはもちろんだが、
読む側も夏の間は色んなのが来て当然だとドーンと構えてパンツ脱げ

アニメ始まったらもっとイレギュラーなの来ちゃうから今のうちにヌル〜の練習するんだぞ(/_;)


どんとゴシカアン
811名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 16:12:02 ID:xKvlB1FG
あと、そろそろ次スレ必要ですな…
812名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 19:15:23 ID:4td+kx0S
夏の名物「夏ですね」厨もほどほどにな
813名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 22:35:05 ID:XqQyNxzA
次スレ立てる前に、テンプレに夏対策盛込んでみたんだけどどうだろ
ここの職人さんあんまり「お目汚しスイマセン」みたいなこと書かないけど
今後アニメ化もあるしちょっと入れといていいかなーと
これでよければ立ててきます


魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第14話

弥子でもイミナでも由香でも刹那でも江崎さんでもアヤでも幼女サイでもカップリングはご自由に
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>730or480KBくらいで(投下数によって大幅に立てる目処が変わります)
過去スレは>>2参照

<投下される職人さんへ>
・投下前にカップリングと傾向を宣言必須
・なるべくメモ帳などに書きためてから投下してください
・携帯厨はがんがれ。超がんがれ。
・ss投下時のコテ記入は可
・ss単位の連投はなるべく避けること
・投下後に自分の作品を卑下したレスをつけない
 例)下手ですみません など

前スレ
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第13話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180459446/

まとめサイト(携帯可)
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words&id=1
814名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 23:07:40 ID:U/Czh6La
↑立てられたら宜しくお願いノシ

自分も投下の際に勝手にへこむ質なので反省仕切りです。
勿論、スレ住民含む閲覧者への謙遜と感謝・御仕官は肝に命じて!
815名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:06:15 ID:tXoDbyY1
長編キテタGJ!!
言葉責め、そう来たかああ!泡プレイおいしすぎる!
忘れられて不機嫌なドSたまんねええ
13スレ目、質、量共に超充実ハアハア

>>813
816名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:08:15 ID:sKajyu27
>>813
テンプレ感謝。
自分からも反省と戒めの意も込めてお願いしたい。

投下のときの葛藤は、きっと職人である以上は神も筆下ろしも
皆共通の物と念じる。
少なくとも自分はエロと同じぐらい悶々としている。
だからこそそれを乗り越えて、GJ貰ったときは快感。
実際喜んでくれる住人にいてもらえないと、書き甲斐ないし。
縛って放置プレイと変らんと思う。
実は職人も、住人にGJくれた住人にGJ返しをしている。
817813:2007/07/28(土) 00:11:00 ID:0+tsROrr
ごめん駄目だったあぁぁぁ
誰か 新スレ たのむ


あと過去スレ、>>2にお願いします


過去スレ
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第12話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177061759/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第11話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173484082/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第10話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169501645/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第9話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165204345/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第8話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162007369/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第7話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159446150/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第6話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156007017/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第5話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147461265/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第4話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133629021/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第3話
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魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第2話
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魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板
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818名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:16:15 ID:/n0WV1E9
819名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:24:21 ID:FNQfMxzS
乙ー 梅に小ネタでも投下するか


弥「あーもう、食べるのが勿体無いー♪」
ネ「ム。何だ珍しい貴様がそんな言葉を吐くなどと、何を貪っている?」
弥「大福ーv このふわふわした感じが堪らないの、
  口唇に当てたときの柔らかさ!! もう幸せ!!
  ほら、ネウロもちゅーしてみて、ちゅー」
ネ「…………」
弥「あー、ずっと口唇に当てていたい……でも食べちゃう、北海道産小豆頂きまーす!」

ネ「ヤコ、我が輩の口唇も大福のよーにしてみたぞ」
弥「え、どれどれ、んちゅ。んー、ちょっと乾いてる、もっと瑞々しく」
ネ「ほうほう、こうか? ん」
弥「もう少し。あとこう、サラサラした感じが足りない。柔らかさも。んちゅ」
ネ「ふむふむ、これならばどうだ? 大分近いと思うのだが。んむ」ニヤニヤ
弥「全然違うよー、本当にしてるの? もっとふにふに、んちゅ」

あ「(弥子ちゃん騙されてる……騙されてるよ!!)」
820名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:36:03 ID:/n0WV1E9
なんですかこれ
ネウロ…可愛いなぁ
GJ!
821名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 09:35:43 ID:mch4qD9L
GJ!!可愛いな。ネウロは原作でも意外とかまってちゃんだよな。
822名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 19:07:38 ID:31gkj8Bm
なんだこの馬鹿ップルはハァハァ
埋めネタでさえ萌え上がる
神もこのスレも愛してる!!
823名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 21:57:59 ID:VhNnRDMn
お茶CM風に言うと、奪っちゃった〜とかいうやつか。
奪われてきょとんとしているネウロが目に浮かぶ。
天然弥子攻めGJ!!
824ナツバナシ 1:2007/07/29(日) 04:31:58 ID:PEBhbDKU
27時間テレビ見ながら、ダラダラ書いた。
埋められるかな。


夏休みに入って数日が過ぎた。
だからといって小学生の頃のように毎日遊び呆けている訳にはいかない。出来るなら
大学受験も受けたいし、将来のことも今のうちに考えておきたい。
本音はそんなところだが、やっぱり今年もネウロに色々と付き合わされる羽目になるん
だろうなあ…と、弥子は本日分の宿題を仕上げながら溜息をついた。
まだ午前中なのに、喉が渇いて仕方がない。
今日もきっと暑くなるんだろう。
そう考えると条件反射のように、たっぷり買いだめしているアイスクリームが冷凍庫の
中からラブコールを送ってきているように思えた。

まあ、どのみち暑いことには変わりないし、せめて気分だけでも涼しくと浴衣を着てみ
ることにした。
今年買ったのはクリーム地にピンクの花柄が舞う可憐な柄。一週間前にデパートで一
目惚れして衝動買いしてしまったものだ。着付けは去年出来るようになったし兵児帯ぐ
らいなら自分でも結べるようになったので、何とかそれなりに仕上がる。
「うん…なかなかじゃん」
姿見の中の弥子はいつもよりも大人っぽく見えて、何だか嬉しくなった。
まだ真昼で暑いし、この格好で日陰を選んでのんびりと散歩でもしようかと思っていた
その時に、ネウロからの呼び出しがかかってしまう。
急に最悪な気分になった。

「で、何?」
今日ぐらいは何もかも忘れて家で過ごしていたかったのに、相変わらず空気読めない
男だ。どうしても憮然とした顔になるのは仕方がない。
浴衣姿のままハンカチで額に浮いた汗を拭いている弥子を、ネウロはパソコンの向こう
側から眺めながら意地悪くにやっと笑った。
「用など別段ないが、貴様がそんな御大層なものか」
「それ失礼だから。こんな暑い中をわざわざ来たくなかったんだからね」
ちょっと急いで来たこともあって、浴衣の着崩れを気にしながらソファーに座る。すぐに
帰るとしても少し休まないことには汗が引きそうになかったのだ。
825ナツバナシ 2:2007/07/29(日) 04:39:22 ID:PEBhbDKU
お疲れ様、とあかねがアイスティーを出してくれた。
それを飲んだらすぐに帰るつもりだったのに、用事がなくとも会いたがるネウロがデカい
犬のように纏わりついてくる。
はっきり言って、暑苦しい。
「ちょっと、暑いってば」
「まあ気にするな、日頃の慰労も兼ねてやろうというのだ」
「兼ねんでいいーーー!」
せっかくさっき苦労して着付けた浴衣が、帯が、やたらとうきうき嬉しそうなネウロによっ
て徐々に乱されていく。
これじゃ、また着直すのも結構大変だなと溜息をつきながらもネウロが上機嫌なら別に
いいかと思ってしまう弥子も、既にかなり毒されているようだ。
ちゅ、と音をたてて唇にキスをしながら肌を撫でる手が妙に熱い。
「ネウロ…熱いよ、そんなベタベタしないでってば」
「何を今更。貴様もその気になっているだろう」
「そ…んなことないもん」
肌を吸われながらも、必死に抗う声は既に甘い。
ソファーの下に落ちた兵児帯が、『当分離してくれなそうだよ』と言っているようだ。
暑いのは不愉快だけど、熱いのはそうでもない。
それが何となく不思議な気分だった。
どうぞ御自由に、とあかねも壁に入って優雅な午睡を楽しむつもりらしい。



あー夏休み♪
826名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:34:30 ID:jM8L8FLn
GJ!!
浴衣エロは夏の風物詩だしな。
あかねちゃんも長い午睡になることだろう。
827名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:59:59 ID:WYNZVnkP
この二人は事務所で致してる話ばかりだからあかねちゃんも大変だなw

ふと、二人の情事に毎度壁の中で聞き耳立てながら
エロSS書いてこのスレに投下してるあかねちゃんを想像したw
828梅アゲイン:2007/07/31(火) 04:33:50 ID:3GZjiWqS
「ね、ネウロ、あのさ」

 くいくい。
 アンドリューさんと笹塚さんがエレベーターに向かう後ろ姿を追いながら、私は小声でネウロに
呼びかけ、上着の袖を引っ張る。穴だらけで血みどろだったはずの、ううん、私がそうしてしまった
はずの上着は、その残滓をこれっぽっちも残していない。何も無かったように再生しちゃうのって、
こいつの不便な性質で、悪い癖だなって思う。HALの時も、唐突に繕っていたものが解れて、
こっちはひどく動揺させられちゃったんだし。それは、まあ、今は置いておくとして。
 ム、と視線を下ろしたネウロは、あくまで早足だ。走ったりはしない。長い足のリーチならそれでも
走っているようなものだから充分なのだろう、私はひらひら煩いシャツの裾を押さえる。ワンピースと
言うよりは裾の長いシャツだ。足元がチラチラ落ち着かない。

「どうした足手まとい」
「何気にダイレクトでストレートな一撃ぶちかますなよ、地味に傷付くんだから。あのさ、上着貸して
 くれない? その、この格好落ち着かなくて」
「落ち着かない程度の理由で我が輩に物資を要求するつもりか? 甘えるなよウジムシ、良いから
 もっと早く走れ。連中のエレベーターに置いていかれるぞ。我が輩は構わんが、空気を読む限り
 得策ではなさそうなのでな」
「あ、あの、したが」
「む? なんだ、よく聞こえんな」

 嘘つくなよ化け物。うう、私は裾を押さえる手に力を込める。

「ぱんつはいてないから、裾がめくれそうで落ち着かないのっ」

 だから上着を貸して欲しい、ネウロの上着なら身長の違いもあるから私のおしりまですっぽり隠れて、
ボタンを留めてしまえば座りでもしない限り中が見えることもないだろう。本当はこの怪しい生物の
所有物より、笹塚さん辺りのを借りたいところなんだけど(アンドリューさんのはなんかパラパラ
散ってるから)、その彼は前方を走っているところだし。
 うう、言いたくなかったのに。むうっと床に向けていた視線をネウロに戻す。

 とっても良い笑顔だった。
 今週(119話)の冒頭のように。

「ようは下着の代わりになるものがあれば良い、と」
「ち、違う、どっちにしてもひらひらするから、それじゃ解決にならない!」
「なに、丁度先ほど貴様を拘束していた魔界能力がまだ懐にあるからな、
 不定形のこれならば良い代わりになるだろう。一度出してしまったのだ、精々有効活用しなければな」
「え、っちょ、やあっ!!」

 ネウロの上着から這い出したそれが、床に落ちた途端ずるるるるるッと私の脚を這い登ってくる。
何ともいえないぬめりと不快感は、だけどすぐに走り抜けた。ねっとりと下着のようにシャツの内側で
肌に絡む、何ともいえない不快感。思わず足を止めると、ネウロは私を俵抱きにして笹塚さん達を
追いかける。荷物扱い!? いつものことだけど私の人権とかは一体何処!?

「や、ネウロやめて、見えるーっ!!」
「隠してやったのだから問題ないだろう、フハハハハ」
「こ、これじゃあなんかオムツみたいだよっ! 盛り上がってて変、あ」
「そうか。ならば、仕舞い込めば良い。そういうことだな」

 だからそれは解決になってない――
 言うより先に、私はぎゅっと口を両手で押さえていた。
 ずるずるずる、ぬりゅりゅりゅんっとお腹の中に冷たいものが入り込んでくる。
 嘘、やだ、これ。
829名無しさん@ピンキー
「くくくくく、膣内と直腸に余った部分を仕舞いこんでおけ。どうした?
 顔色がおかしいぞ、電子ドラッグの後遺症か?」
「ひ、ぃ……あんた、ぁッ」
「お二人とも早く乗り込んでください! すぐに屋上に向かいます!!」
「すみません! 先生ったら亀よりも鈍足な運動神経プッツンな人なんです!」
「ひぃッ走る、なっぁああ!! 響く、奥まで揺らいじゃうぅ! 芯までぐらぐらしちゃうよぉお!!」
「…………なんか弥子ちゃん顔色とか色々凄いことになってるけど、大丈夫か」
「少々怖い目に合ったので多少人事不祥みたいです! 身体中凄いことになっているのは
 いつものことなので、どうか気にしないで下さい笹塚刑事!!」
「っく、ひ……」

 国際警察機構の人と日本でも随一の警官を前に羞恥プレイをされながら、私は屋上へ向かう
エレベーターの重力に膝をがくがくと揺らせていた。
 最悪だこいつ、しかもうねうね遠隔操作してる……奥歯ががたがたで、何も喋れたもんじゃ……!!

「貸しはこの程度では到底返せんぞ。精々覚悟しておけ」

 耳元で囁かれた言葉にぞっとしたのは、二つの意味で!