らき☆すたの女の子でエロパロ3

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1名無しさん@ピンキー
現在、アニメも放映されていてノリに乗っている「らき☆すた」でエロいの行ってみよ。

☆カップリングは自由
☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
☆グロやSMなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
☆基本的に百合マンセー
☆荒らし、気に入らない作品はスルーで

マターリはぁはぁしましょうか。
※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。

まとめサイト(管理人と職人に感謝!)
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html

前スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178505979/
2名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 07:01:35 ID:nOHHVLFk
ぬるぽ
3名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 07:11:23 ID:6hEbszkn
>>1
4名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 08:26:44 ID:YhT0RzkD
>>1
あじゅじゅじゅしたー

>>2
ガッ
5名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 09:02:54 ID:J9jLceaA
いちおつ
6名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 09:20:45 ID:Cas4AZ0R
>>1乙スマイルですが、何か?
7名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 09:34:21 ID:eJ6DjWLJ
>>1
さあ、始まるザマスよ
8名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 11:08:01 ID:jR+HD4J9
>>1
行くでガンス
9名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 11:21:35 ID:5Hr1aR9a
>>1
フンガー
10名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 11:51:30 ID:tuHQdRfd
真面目に>>1乙しなさいよ!!
11名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 12:18:48 ID:J9jLceaA
あーいまいっ3cm!
12名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 12:40:50 ID:58lgfEuI
>>1乙ってことかい? ちょっ
13GIOGIO ◆.PBBRwjoHM :2007/05/28(月) 15:54:05 ID:WuCuHqhl
おお、いつの間にか新スレ立ってるな。>>1乙。
少し前は精神が病んでたんだよ…空気悪くしてすまんかった。
もうネガティブな発言なんてしたりしないよ!
さて、新スレ記念にSS投下。なおギャグ。

俺のSSなんて読みたくないって人は、うんとね、俺のトリップをNGに登録すればいいんじゃないかな?
14空想科学少女 ◆.PBBRwjoHM :2007/05/28(月) 15:55:02 ID:WuCuHqhl
時は遥か未来。
その時人類は高度な科学力を持っていたが、それと同時に脅威も多かった。
地震やら噴火やらいろいろ脅威はあれど、特に被害が多かったのは『怪獣』による被害であった。
…こら、そこ「怪獣なんていませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」なんて言わない!
だってこれファンタジーやメルヘンだもの。
話を戻すと、この怪獣による被害を抑えるため、政府は科学特捜隊を立ち上げた。
そこで少女たちと怪獣の熱戦が続くのであった。


「キャプ、2-06地区に怪獣『THUKASA』が出現したわ!」
「ええ〜、またつかさぁ?ほっとけば?この前の被害は鶏小屋が一つ潰れただけだったよ」
「そういうわけにもいかないでしょ!ほら、早く出動命令を!」
「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)」
「なんでイタリア語なのよ!…まぁ、早く出動よ!」
海の上にある基地からにゃもー1号、にゃもー2号が顔を出し、ジェットを噴射させ大空へ飛び立った。
「ふう、なんでTSUKASAは地下で大人しくしてないのかなぁ?」
「……きっと、怪獣の宿命だ」
隊員のみなみとゆたかがぼやきながらTSUKASAの元に向かう。
その頃TSUKASAはビルを倒壊させようと思ってぺちぺち叩いていた。
でもビルはびくともしない。
ビルの耐震強度が高いのか、それともTSUKASAの力が弱いのか。たぶん後者だ。
そして数分後、にゃもー1号・2号が到着した。
「んんっ…このビル硬いよ…手が痛いよぉ……」
TSUKASAの手は真っ赤に腫れ上がっていた。
「……なんか、可哀相だね」
「うん…」
なんかTSUKASAが可哀相に見えてきてしまった二人は、キャプに連絡を取った。
「あの――、キャプ、なんか可哀相なんですけど…手も腫れてて…傷薬でもないんですかね?」
「あーあー、ちょっと待って、ひよりんに今から作ってもらうから」

こなたは席を立つと、ひよりの実験室に向かった。
実験室のドアを開けると、異臭が漂ってきた。
こなたは普通に『臭ッ!』と言おうかと思ったが、ネタに走った。
「こいつはくせえ―ッ!硫黄以下のにおいがプンプンするぜッ―――――ッ!!
こんな部屋には出会ったことがねえほどになァ――――ッ環境で悪臭になっただと?ちがうねッ!!
ここは生まれついての悪臭だッ!かがみ早いところリセッシュしちまいな!」
「でも断る」
15空想科学少女 ◆.PBBRwjoHM :2007/05/28(月) 15:56:09 ID:WuCuHqhl
二人が会話を交わしていると奥からひよりがのっそりと出てきた。
「何スか?私早くサークルの原稿仕上げなきゃいけないのに…」
「おおう、それは楽しみにしてるよーひよりん」
(仕事中に漫画描いてていいのか…?)
「それはさておき、ちょっと怪獣の傷薬を作って欲しいんだけど」
「え?あ、ああ、いいっスよちょっと待って……」
ひよりはさらに奥にある扉に入っていった。
しばらく静寂が空間を包んだが、すぐにほどけた。
「ぶるぅうあああああああ!!」
一瞬奇声で空気が震えた。
「何!?」
「何、知らないのかがみ?ひよりんが何かを開発するときには奇声を発しながらやるんだよ」
「嫌な開発の仕方だな!」
かがみが開発の仕方にツッコみをいれた。
しかしそんなことひよりには聞こえず(聞こえたとしても直らないだろうが)、まだまだ奇声祭りは続く。
「がんばれ私の中のジョバンニ!お前が一番すごいと思うっスよ!」
「ジョバンニ……?」
やっぱりこの開発の仕方はかがみは気になって仕方ないようだ。
「ブァカ者がァアアアア科学特捜隊の科学は世界一チイイイイ!!
DIOの血を基準にイイイイイイイ…この傷薬の効力は作られておるのだアアアア!!」
(私たち…こんな人が作った戦闘機とかで戦ってたのか…)
かがみは少し切なくなった。
が、ちょっと笑みがこぼれていることに気づいたかがみはorzな心境になった。

それから数十分、薬が完成した。
「じゃあみゆきさん、これTSUKASAに届けてくれるかなー?」
「いいt……はい…」
(みゆきも大変ね…)
どうやらみゆきが薬を届ける担当になったらしい。
「じゃあ、黒井ロボに乗っていきますので」
「よろしくー」
みゆきはおおがかりなセットのような発着蔵にある黒井ロボに乗り込んだ。
「黒井ロボ、発進!」
16空想科学少女 ◆.PBBRwjoHM :2007/05/28(月) 15:57:01 ID:WuCuHqhl
みゆきがレバーを倒すと、基地の屋根がパックマンのように開き、大口を開けた。
そしてその中から黒井ロボが出現した。
「ピーピーピピー…おおう高良、今日の任務は何や?」
「えと、怪獣に傷薬を届けることです」
「なんやそれだけかい…たまには大怪獣『AKIRA』なんかとも戦ってみたいな…まぁええわ、さっさといくで」
黒井ロボは背中のジェットで空を泳いだ。
一方その頃、みなみやゆたかは、TSUKASAの相手をしていた。
「でさー、みなみちゃんたら××で×××を××××…」
(ゆたか……後でおしおき……)
相手をしているといっても友達相手にくっちゃべってる様なものだが。
「それはすごいね…あれ?なんかきたよ?」
上を見上げてみると黒井ロボが降りてきていた。
「こんにちはつかささん、つまりすべてのきずぐすりを超えた薬を持ってきましたから安心してください」
「ありがとうゆきちゃnうわあっ!」
つかさは下の自動車でひっくり返った。
ビルとビルの間に挟まって自分では起きれない。
短い手足をじたばたさせるが、無駄無駄無駄ァ!だった。
が、しかし。みゆきにはサークルナイフ以上に心にダメージを食らった。
「…………」
「お、おいどうした高良!?大丈夫?」
「…え、あ、ああ、そうでしたね」
さて、黒井ロボはTSUKASAを引き上げようとしたが、ここでアクシデント。
「ピーーッエネルギー切れです ヨッシーエキスを補充補充してください」
黒井ロボは手を差し出したまま動かなくなった。
「……どうしようみなみちゃん…」
「……さぁ」
もう全てがgdgdで、どうしようもなかった。
「やっぱりさぁ、らき☆すたで空想科学モノやろうと思ったことが無謀だと思わない?」
「それをいっちゃおしめーよ」

終われ



あ、この場を借りて質問するが、別スレに投下したSSもwikiに保管していいかい?
17名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 15:58:17 ID:FT1LuDha
ネガティブな発言なんかより空気を読まない&モラル0の行動が問題だろ
全ての人が専ブラ使っていると思うな
いい加減にコテで雑談するのがうざいというのを自覚してくれ
学習能力が無いのか…
18名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 16:22:11 ID:6xv5k1Ug
>>17
8話より
つ「それが若さ故の過ち」
19名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 16:28:56 ID:FT1LuDha
「坊やなんですね」


いやそれは分かるんだけどさ
もうこいつ同じこと繰り返してるしこれからも繰り返すだろうからうんざりとね…
20名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 16:32:27 ID:6xv5k1Ug
>>19
ほんとの糞ガキはタコ殴りにでもしないとわからんからな
21名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 16:50:18 ID:YhT0RzkD
んー。悪循環、かな。
リリカルのかけらもない某アニメで盛大にタコ殴られてたツインテ拳銃娘ではないけど、

「自分の間違いを埋め合わせしようと必死になりすぎて、かえって傷口を広げて自爆する」印象がある。

とにかくアレだ。GIOGIOのひと、君は立ち止まって深呼吸する事と、今までを冷静に振り返る事を覚えなさい。
22名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 18:03:59 ID:ZyFZScwN
SSと関係無い所に無駄レスするお前等のが邪魔
嫌いならNGにしておけよ

23名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 18:40:43 ID:zlftSTbs
                          刀、           , ヘ
                  /´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
              ,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
               /: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
     ,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
    /: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : :    :\: : : : :: : : :ヽ  \   /: : : :/
    ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i  / /: : : : :/
     /: :     ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/  /: : : : :/         、
.    /: : /  . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : |  /: : : : :/            |\
   /: : ィ: : : : :.i: : |   \!___/ ヽ:: : : : : : :\|:.:.:.:/:!  ,': : : : /              |: : \
   / / !: : : : :.ト‐|-    ヽ    \: : : : : l::::__:' :/  i: : : : :{              |: : : :.ヽ
   l/   |: : :!: : .l: :|            \: : : l´r. Y   {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
      l: : :l: : :ト、|         、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ    '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
      |: : :ト、: |: :ヽ ___,彡     ´ ̄´   ヽl-‐'     \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
        !: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      V  ヽ|    }///  r‐'⌒ヽ  イ〉、
              ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、       こ、これは>>1乙じゃなくて
                  ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ     ポニーテールなんだから
              r‐'T¨「 |: | !:.∨:/:./: :| |: : : : .l: : : :\   変な勘違いしないでよね!
               /: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\
24名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 18:43:21 ID:eJ6DjWLJ
>GIOGIO氏
>>17-21の意見をただの批判として捉えないで、
自分のどういう箇所を直したらいいのか考えるための材料にするんだよ。
このまま悪評判が続けば誰もあんたのSSを読まなくなる。

とにかく最初は謙虚に行動することを意識しようぜ。
1-808氏ぐらい口数を少なくすれば、発言に対して何か言われることはないだろ。
そうなった上で今後の自分の身の振り方を考えていくのがよいと思う。
25名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 19:21:15 ID:J9jLceaA
ギオギオがんがれ
26名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:48:28 ID:yvFHyjl5
>>1乙もー

GIOGIO氏はコテ&鳥捨てて別人になればいいのでは……
27名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:54:45 ID:EdX6Huqx
そうするとNGできなくて迷惑
28名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 21:36:14 ID:Oh/XKFBg
俺も一旦コテ外した方が良いキガス
今だと作品よりコテ自体が叩かれちゃってる感じだし
個人的には応援したいがスレは荒れんのはな……

と、こなかがを待望しつつレス
29名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:32:33 ID:nFEYLEw3
>>1乙カレー
個人的意見ではGIOGIO氏はコテ捨てた方がいい気がするが・・・
NGワード設定すればおkなのでは?
30名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:45:14 ID:eJ6DjWLJ
>>29
コテを捨てるとNGできなくなるんじゃ
31名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:48:25 ID:eJ6DjWLJ
ってコテ「だけ」捨てるのか。勘違いスマソ
32名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 02:57:03 ID:rY4NH6x4
ちょっと質問、みさおorあやのとこなたって面識あったっけ?
あったとしたらどの程度か教えて欲しいんだが。
33名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 03:00:02 ID:yhmLpI6z
>>32
原作4巻で顔は合わせてる。
特にみさおとはかがみを取り合うシーンあり。
34名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 03:02:08 ID:0qHs1udD
二人一緒にかがみの髪の毛いじったりしてるなw
35名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 04:55:28 ID:rY4NH6x4
ありがとう、助かる。
できれば呼称なんかも教えてもらえると嬉しいんだが……。
36名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 07:16:07 ID:ojMxeX4p
>>35

みさおはこなたを「ちびっ子」と呼んでるな
逆は・・・どうだったっけ?

ところで、みさおってなにげに可愛いと思うんだが
37名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 08:00:08 ID:rQn2N1ct
>>36
つか、こなたはみさおの顔自体速攻で忘れてる。(コンプティーク'07年5月号参照)
だから呼称もまだ出てないんじゃないかなあ。

あとみさおが意外に可愛いのには同意。
38名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 09:23:21 ID:ZfCns3E3
>>37

>つか、こなたはみさおの顔自体速攻で忘れてる。(コンプティーク'07年5月号参照)

こなちゃんヒドスwww
39名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 11:08:48 ID:rY4NH6x4
>>36-37
了解なんだぜ。

ついでにみさおが可愛いのも同感。八重歯とか。
40名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 12:33:20 ID:oHjzBHSR
1000 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/05/29(火) 12:13:53 ID:DOm3arF2
>>1000ならこなた陵辱物を書く

まあ、頑張れ
41名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 12:36:40 ID:yhmLpI6z
前スレ>>997>>1000に期待しながら午後も頑張る
42名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 15:14:30 ID:5XynLhsH
>>1
まなかなもー
43名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 15:51:57 ID:XmbjXVuN
>>1

前スレ1000に期待しながらバイト行ってくる
44名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 16:08:03 ID:8q+RfmWc
世界は黒あきら様×白石のローターSSとかを求めている気がする
45まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/29(火) 16:45:32 ID:rY4NH6x4
ども、コテ&トリ付けてみました。
先日作ったカップリング別保管庫、なかなか好評のようで徹夜した甲斐があったというものです。
利用して下さっている皆様には厚く御礼申し上げます。

さて、昨日はこなたの誕生日ということでスレでも話題になっていたため、
せっかくですから記念SSでも書いてみましたよ、と。

・こなた総受け
・ギャグ&エロ
・若干のムリヤリ要素
・致死量のネタ
・まずはプロローグだけ

では投下します。
46まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/29(火) 16:46:48 ID:rY4NH6x4

(ナレーション:広中雅志)

「ここはとある高校の教室。一見どこにでもありそうな普通の教室である。
 と、ここで二人の少女が何やら青い髪の少女を教室から連れ出そうとしている。
 一体どうしようというのだろうか?
 しぶしぶ二人の手に引かれて教室を出る少女。
 と、次の瞬間!
 なんと、少女は突然意識を失ったように脱力してしまったではないか!
 彼女の傍らにはクロロホルムの瓶を手にほくそ笑む少女が二人。
 これにはクラスメイト達もびっくり。

 実はこれ、本日行われる誕生日イベントへの強制連行なのである。
 学校帰りはゲマズその他をハシゴする少女に対して採られた苦肉の策なのだ。
 ……しかしそれにしてはこの少女達、ノリノリである。

 今回は罠にハメられた一人の少女の不幸な一日をお送りしよう」



『5月28日、あんらっきーでい』



「お、おぉぉぉ……!?」

数時間後、こなたは見知らぬ場所で目を覚ました。

「ここはどこ! 私は誰!」

こんな時もお約束を忘れないあたり、流石は泉こなた。
俺達に出来ないことを平気でやってのける。そこに痺れる、憧れる。
とりあえず起き抜けの一発を済ませたこなたは、冷たい壁から体を離すべく立ち上がろうとする。

「よっこらしょ───ってうわっ!?」

実はこなた、物々しい鎖で手足を拘束されていたのである。
新たな現状を把握したこなたは、またしもネタを一発かますべく思考を回転させた。

「緊縛女子高生っ!」

ブームは既に去っていた。
が、その叫びが誰かに届いたのか、静止した闇の中で動くものがあった。

「あら、ようやくお目覚め?」

闇の向こうから届いた声をこなたは知っている。

「かがみ……?」
47まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/29(火) 16:48:47 ID:rY4NH6x4
現れた姿はツインテールの同級生のもの。
しかし、その表情にこなたは違和感を覚えた。
いつも、かがみが自分に向ける態度とは何かが違うと、直感が告げているのだ。
逃げろ、と心は言う。
だが今は動けない、それが定めだった。

「───こなた」

傍らに立ったかがみは神妙な面もちでこなたを見下ろしている。
一体何が始まるんだろうか───こなたがそう思った次の瞬間、そこには信じられない光景が。

「……んっ!」
「───!?」

キスである。
それもただのキスではない。
ズキュゥゥゥゥン! と効果音が付属してきそうな、情熱的なキスである。

「ん、んんんぅ!」

かがみの唇はこなたのそれに押しつけられ、ちゅうちゅうと水音を響かせている。
それは正に精魂を吸い尽くそうと言わんばかりの勢いで、
こなたはその現実離れした感覚に意識を彼方に飛ばされそうになりながらも何とか耐えていた。

「ん、ぷはっ……!」

長いキスが終わる。
唇と唇が唾液の糸を引いて、静かに途切れた。

「かがみ、どうしてこんなこと……」
「……ねぇ、こなた。ギャルゲーに詳しいあんたなら解るわよね?」

こちらを無視してかがみが問い掛ける。
質問を質問で返すな、と言いたいところだったが、
相変わらずの異様な雰囲気に気圧され、こなたは何が、とだけ返した。

「主人公のことよ。それも学園もので、ハーレムなやつ。
 そういう主人公にありがちなことって、何?」

簡単な問いだ、とこなたは思う。
その自信に偽り無く、洗練されたこなたのヲタク脳はすぐさま正答を導き出した。
鈍感で朴念仁。ヒロイン側のアプローチにもなかなか気づかない───。
それが『ハーレム型主人公によくあること』。ばーいムルアカ。

「───そう、そうよね。あんたなら解るわよね。
 答えは『鈍感であること』。正解よ、こなた」

あれぇ、まだ私何も言ってないんですけど。
もしかしてアレか。気づかないうちに声に出てたという奴なのか。カノン万歳。
48まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/29(火) 16:51:06 ID:rY4NH6x4
「ねぇ、こなた───あんた、自覚ある?」
「何が?」
「あんたが笑う主人公の鈍さ。でも、実は自分もそうだってことに」
「へ……っ!? わ、私が?」
「そうよ。だって私があんな解りやすいアプローチしても気づかないんだもの」
「そーなのかー……何だか意外な自分を発見した気分」
「……ほら、気づかない」
「へっ? 今何か言ったの?」
「………」

かがみは黙ったまま立ち上がり、こなたに背を向ける。
そのまま部屋の中を歩き、止まり、また歩き。
その居たたまれない空気に、思わずこなたはかがみに声を掛けていた。

「あ、あの、かがみ……」
「……ねぇ、こなた。今までこの国で普通に暮らしてきたならちゃんと答えて。
 キスってどういう人にするものなの?」
「そりゃあ、好きな人に───ハッ!」
「……つまりは、そういうことよ」

そっぽを向くかがみ。だが、垣間見える頬は暖かな色を宿している。

「……かがみんが、私を好き?」
「そういうことよ。何度も言わせないで」

そんな馬鹿な、と思う一方で、思い当たる節が無くもない。

「でね、こなた。あんたに勿体付けられて、こっちとしてはいい加減我慢の限界が来てるわけよ」

身を翻してこなたの方へ歩いてくるかがみ。
再びこなたの前へ舞い戻ってくると、しゃがんで彼女に顔を近づけ、

「……ぶっちゃけて言うとね、溜まってきちゃったのよ」
「せ、性欲をもてあます?」
「そう、それ」

よっこらしょ、と立ち上がるかがみ。
こなたを見下ろし、嗜虐的な笑みを浮かべる。

「あんたはこれから1日中、あんたを想う人に貪られ続ける。
 自分自身の鈍さが生んだ結果よ。謹んで受けなさい?」

かがみの言が終わると同時、よりかかっていた壁が振動を始める。

「ああ、忘れてたわ───」

しかしかがみは動揺すらなく、涼しい表情でそこにいる。

「あんたを思いのままにしたいと思ってるのは、別に私だけじゃないんだからね」

噛み合っていた壁と壁が綻び、紙のように倒れた。


<『みゆき・つかさ編』へ続く>
49名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 16:52:22 ID:EKG+G1vf
GJ。
50まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/29(火) 16:52:52 ID:rY4NH6x4
なかがき

いじょです。
とりあえずここまでプロローグ。受け付けなかったらタイトルでNGお願いします。
本編投下は夜も深まってからになるかと。

ではノシ

補足。
当初みさお&あやの×こなたのシーンを入れる予定があったのですが、
都合により削ることになりました。
情報を下さった>>33-34,>>36-37の方々、大変申し訳ありませんでした。
51 ◆0iImM7mexo :2007/05/29(火) 16:55:01 ID:rY4NH6x4
名前欄にタイトル入れるの忘れてたorz
52名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:00:45 ID:6aR7YM7l
GJ
53名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:06:43 ID:M1IR4tZ4
総受けwktk
54名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:16:54 ID:ZP8cnq23
キスしてる所にジョジョのあの効果音が入りそうだ
55名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:19:16 ID:fw8iu6Pr
うはーーー!
56名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:31:56 ID:pYR2JRJG
>>44
ちょっと待てw
57名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:32:10 ID:rQn2N1ct
こな受け! こな受け! しかも総受け!
というかこの状況でもお約束をはずさないこなたが素敵だ。

つーことで続きを熱烈に待つ。全裸で。さらにティッシュ持参で。
58名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 18:05:13 ID:6ehx4l5D
wktkがとまらない
59名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 18:09:52 ID://Y2UNaF
こなたはSだとばっかり先入観を持っていたが...
総ウケも想像するだに勃起するな。
60名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 18:15:56 ID:3Rd1L/QL
>>59

こなた「S属性の娘が逆襲される、というところが『萌え』なんだよ、かがみん」
かがみ「黙れ、今回の犠牲者。・・・てか、こんな状況でよく余裕あるわね、あんた」
61名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:04:15 ID:4zBBbk6h
どうでもいいが誰かGIOGIO氏の質問に答えてやれよと思うのは俺だけだろうか
62名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:16:52 ID:rY4NH6x4
別スレってどこのスレのことだろう…

何にせよ、らき☆すたのSSならいいんじゃないかと思います。
ROCO氏が4コマスレに投下してたのも収納してるんだし。
63名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:31:27 ID:KWMRFhrl
まず今あるものの更新をしっかりしてからそういうこと言ってくれ

投票フォーム「こなた、ニヤリ、かがみの部屋にて」が抜けてるのと
「ちいさいこと」以降の作品が更新止まってるぞ
64名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:35:43 ID:KWMRFhrl
「こなた、ニヤリ〜」はそもそも保管すらされてないな
65名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:40:02 ID:KWMRFhrl
結局自分の作品を最優先で更新中か…
66名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:08:43 ID:yhmLpI6z
>>50
GJです!続きの完成を待ってます!頑張ってください(^o^)
67名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 20:12:56 ID:rY4NH6x4
>>63-65
ご指摘ありがとうございます。
大変助かりました。
68名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 21:08:39 ID:vGKiKNJF
総受けにwktkがトマラナスwww
69名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 21:14:43 ID:IiVCPzrT
Wikiの横幅、もう少し広くして文字大きく出来ないか?
モニタが1920ドットだから死ぬほど見辛い。このページ
だけのために解像度下げるのも癪だしなあ。
70名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 21:19:20 ID:4zBBbk6h
>>69
こんなこといっちゃ悪いが俺が知りたい
71名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:07:26 ID:rY4NH6x4
>>69
利用ガイドを読み返してみたんですが、
文字の方はサイズの変更を行えるらしいのに対し、
wiki自体の横幅を変更する方法は見つかりませんでした。すみません。
72名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:24:33 ID:9KGZrTOU
>>70
GIOGIOか?
出来るかどうか調べようともしないのか。
自分のSS載せるのは>>61みたいに自演するほど熱心なのにそれ以外は怠慢だな。
73名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:04:18 ID:jK0oen/Y
>>70-71
http://www1.atwiki.jp/guide/pages/55.html
3. の入力欄に

body { font-size: 120% !important; }
#wrapper, #header, #content, #footer, hr { width: auto !important; }
#wrapper { margin: 0em 1em 1em !important; }

上の3行をコピペして「変更」ボタンを押す
74名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:41:54 ID:TFKwmLKZ
479 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2007/05/29(火) 23:36:50 ID:pgRMaGXQ
>>469
かがみ「あ〜あ・・・今月きびしいな・・・」
こなた「いい仕事あるよ」
かがみ「あんたには頼らん」
こなた「なんだよ〜単にスク水着てビラ配りするだけなのに」
かがみ「あんたのそんなのばっかか!!」














かがみ「(プルルル・・・ガチャ)昼間言ってたあれ・・・時給いくら・・・」
75名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:48:29 ID:rY4NH6x4
>>73
ありがとうございます。
ですが、自分の所だと何やらIDの提出を求められて設定変更が出来ないようで……。
まとめ人さんに連絡入れましたのでもうしばらくお待ち頂けるとありがたいです。
76名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:52:43 ID:66iDmkQ2
>>75
おつかれ
無理せずやってくれい
77名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:18:57 ID:ZHTOxw6k
ttp://yuukifuuyou.at.infoseek.co.jp/

ここにある感じで頼む
78まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:45:37 ID:zUHPbAYU
さて、遅くなりましたがそろそろ本編投下行きます。
今夜はみゆき・つかさ編→ゆたか・みなみ編の二本立てで。
壊れるほどに凄絶なのはないです。甘っちょろいです。あとやっぱりネタです。
NG指定はタイトルの「あんらっきーでい」で。

補足。
流石に全員→こなたなんて書いたら作者が死んでしまうので、
プロローグ含めて全四話程度の構成で書いてます。
のっけから思わせぶりなシーンがありますが、全員の登場は期待しないで下せぇ。
795月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:47:35 ID:zUHPbAYU


『5月28日、あんらっきーでい(みゆき・つかさ編)』


ドリフのように小部屋が崩れると、外側から光が来た。
眩しい眩しい、金色の光。それは自然にはない光、人工の照明だ。
高く広い天井に散在する多数の大照明が、こなたを強く照らしていく。
目を開けた時、そこに広がっていたのは赤絨毯の大広間。巨大なパーティホールだ。
こなたはその中心に、鎖に繋がれたまま座っていた。
そして、その周囲には彼女を円卓状に取り囲む者たちがいる。
かがみを含めて、つかさ、みゆき、ゆたか、みなみ、みさお、あやの、ななこ、ゆい、
ひより、かなた、ゆかり───これで総勢、12人。

「そ、そんなバカなぁーッ!?」

故人がいるような気もするが、何、気にすることはない。
というか、今のこなたにそれに気づく余裕はない。
ちなみに外周には立木文彦CVのギャラリーが黒山の人だかりを作っている。
そんな中、ゆいが一歩を踏み出しマイクを取った。

「こなたちゃん誕生日記念・第1回こなたちゃんを思うままに貪ろう大かーい!」
「ちょ、待って! 私の誕生日記念って関係ないじゃん!
 ってかこれってむしろ私にとっちゃ不幸でしかないんじゃ」
「んー、でもせっかくこなたちゃんの誕生日なんだし。
 関連付けない手はないかなーって思って」
「そんなバカな!」
「なんや、泉もすっかり受け&ツッコミ担当に堕ちたなー」
「いやそりゃこんな状況に放り込まれれば受けにもツッコミにもなりますって!」

通常の3倍(当社比)のツッコミを繰り出すこなた。

「まぁそれはさておき、みんなヤりたくてムズムズしてるようなので始めちゃおうと思いまーす。
 さぁみなさん、順番を守って思うままにこなたちゃんをヤっちゃってねー!」

ゆいの宣言とほぼ同時に、最初の相手がこなたの前に現れる。
それはこなたを学校から拉致したつかさとみゆきの二人であった。

「こなちゃん……ハァハァ」
「こなたさん……」
「うわっ、ふ、二人とも?」

二人がこなたを見る目は明らかにいつもと異なる。
熱に浮かされたような表情で迫る二人の少女の姿は、確実にこなたに動揺を与えていた。

「こなちゃん、好きぃ……」
「こなたさん、ずっとお慕いしておりました……」

制服を半脱ぎにして、柔らかな肢体を擦り寄せる二人。
あまりに扇情的なその光景は、同性という名の鉄のカーテンを瞬く間に粉砕して、
恋に落としかねないほどの衝撃をこなたに与える。
美人のみゆき、可愛いつかさ。
ベクトルこそ違うものの、魅力的な二人の少女にこなたは正しく籠絡されかかっていた。
嗚呼これぞまさにテンプテーション。見切りを所持していなかったのが運の尽き。
805月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:48:45 ID:zUHPbAYU
「あら、こなたさん、気のせいか顔が赤くなっているように見えるのですが……」
「あれぇ、本当だ。私たちの格好を見て興奮してくれたのかなぁ」
「ち、違っ……!」

拒否の言葉を口にするが、そんなものは状況を打開する布石にもならない。
むしろ理想的な反応に味を占めた二人は、次なるステージへこなたを連れていこうとする。
制服の中へ、その手を差し込んだのだ───。

「ん、ぁっ……」

エロゲのヒロインみたいな甘い声が聞こえた。よく聞くとそれは自身の声だった。
今まで知らなかった自分の側面、隠されていた性癖の発露にこなたは震える。
体は馬鹿になったように快楽としての反応を返して、自分が別の存在になったかのような錯覚を覚えた。

「ふふっ、感じて下さってるんですね。嬉しくて眼鏡がずり落ちそうです」

二十の指、四つの掌。
それぞれが触手のように蠢いて、こなたを犯す。
みゆきは背中、つかさは胸。
しなやかな手が腰を愛撫すると、そこを始点として電流が背を駆け登る。
幼い手つきが薄い乳肉を愛撫すると、躰は軽く跳ね上がる。

「んっ、あっ、ふぅっ、や、め……っ!」
「どうして? こなちゃんすごく気持ちよさそうなのに」
「きもちよくなんか───あひぃっ!」
「嘘は良くないよ、こなちゃん。もっと自分に正直にならなきゃ。
 気持ち良いときはちゃんと気持ち良いって言わなきゃだめなんだから」

指の間に乳首を挟んで、軽く揺さぶる。

「んぅっ、ふっ、あっ、んあぁぁっ!!」

こなたの感覚は息も出来ないほどに酷使され、目尻には涙すら浮かんで見えた。

「ふふ、こなちゃんとこんなことが出来るなんて、本当、夢みたい……」
「つかささん、そろそろ服を脱がし始めましょう」
「うん。でも、少しずつね。半脱ぎなのもすごくそそると思うから。
 あ、靴下は脱がしちゃだめなんだよね?」
「はい、お約束ですから」

不穏な会話を繰り広げる二人に対して、こなたは何をすることもできない。
四肢を縛鎖に封じられ、天性の格闘センスも今ではただの飾りだ。
つかさがまずはスカーフをと脱衣の準備を始める中、
不意にみゆきがポケットからメモを取り出し、ぱらぱらとページをめくり始めた。

「えーと、こなたさんの痴態を出来るだけ多く楽しむ方法は……」
「か、書いてあんのっ……?」
「裏ゆきちゃんレポートにはこなちゃんの秘密がこれでもかと言うぐらい詳細に綴られてるんだよ」
「ちなみに私のレポートは108枚まであるんですよ。お恥ずかしながら」

ツッコミを入れる気力さえ今のこなたにはない。
815月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:49:31 ID:zUHPbAYU
「さて、と」

メモ帳を閉じたみゆきはこなたへ向き直ると、メモ帳をしまう代わりに何かを手に取る。
それは小瓶だ。桃色の液体が揺れる容器の外側には『エウレカセブン』とロゴがある。
これを飲んで新しい淫乱な自分をエウレカ(=見つけた)しろということなのだろうか。
しかしどうにもパチモン臭い。

「本当のことを言えば、この手でこなたさんを快楽に染めてあげたかったのですが……。
 後ろも詰めていますし、多少強引な手を使うのも仕方ありませんよね……」

言うなり、みゆきは眼鏡を光らせながらこなたとの距離を徐々に詰めてゆく。
ああっそれは私の役目なのに、とCV清水香里の声が端の方から聞こえたが、本人は素知らぬ顔。

「ふふふ……」

淫靡な笑みを浮かべながらコルクを抜き取るみゆき。
彼女の頭の中では既に自分とこなたが愛欲の輪舞が繰り広げているに違いない。

「み、みゆきさんやめて……」
「あきらめなよ、こなちゃん。どうすることも出来ないんだから。
 今日限りのイベントだし、おとなしく快楽に身を任せちゃった方がいいよ?」

弱々しいこなたの表情につかさとみゆきの嗜虐欲はなおも高まりを見せる。
こなたを抑えていたつかさは興奮冷めやらず、彼女のスカートの中に手を突っ込んで
濡れぼそった秘唇を掻き回す。
卑猥に響く水音にこなたが顔を背けた───その時だった。

「きゃっ!」

可愛らしい声───ドジっ子美少女のお約束たる小さな叫びが上がった。
悲鳴の発生源は当然ながらみゆき。
先程までの怪しい表情はすっかり抜けて、現状を把握しきれず、
驚きに目を見開いたままこなたの方へ倒れてくる。
それに併せて、手にした媚薬も安定を失い、指から抜けて中空へ。
前方目掛けて勢い良く飛んだ媚薬は、しかしターゲットたるこなたの許へは至らず、
こなたを犯しながら恍惚としていたつかさの口に飛び込んだ。
液が口内に流れ込み、空の容器がぽとりと地に落ちる。

「ご、ごめんなさい……私としたことが」

慌てて立ち直るみゆき。
と、そこには時間が停止したように動かなくなっているつかさの姿が。
そして、彼女の口から僅かに滴っているのは桃色の液体───。

「つ、つかささっ」
「ゆきちゃん」

優しい呼びかけに、みゆきは思わずつかさの目を見る。
途端、その目つきから力が抜けた。
825月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:50:24 ID:zUHPbAYU
「ゆきちゃぁぁぁぁぁ───んッ!」
「ひぁぁぁっ! つかささん!?」
「私、ゆきちゃんのことが、ゆきちゃんのことが───ッ!(バリバリバリ)」
「いやぁ──────っ!」

……どうやらこのパチモン媚薬、惚れ薬も兼ねていたようである。
性欲の魔獣と化したつかさとみゆきの影が重なり合い、一つになると、
テーブルの上に置かれた百合の花が静かに散った。
新たなカップルの誕生を祝い、今宵の月にはつかさ×みゆきの相合い傘が描かれるに違いない。
羞恥プレイ万歳。こうしてつかさとみゆきはこの場より退場と相成った。


<『ゆたか・みなみ編』へ続く>



続けて三話目行きます。
835月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:51:35 ID:zUHPbAYU


『5月28日、あんらっきーでい(ゆたか・みなみ編)』


獣のまぐわいを衆目に晒しているつかさとみゆきを見ながら、
こなたは安堵のため息を吐いていた。
もしも実際にあんなものを飲まされていたら、こっちとしてはたまったものではない。
こわやこわや、と目を細めていると突然何者かに視界を塞がれた。

「おわっ、だ、誰!」
「貴様に名乗る名前はない! ……だったっけ、お姉ちゃん」

脳髄に響く甘々のスィートボイス。
この声は間違いなく───。

「……ゆーちゃん?」
「当たりだよ、お姉ちゃん」

こなたの正面に回り込んだ小柄な影は、ゆたか〜従姉妹(いもうと)〜。
付随してゆたかの親友───みなみの姿も付いてきている。

「ゆーちゃんもこれに参加してたんだ……」
「うん。私は岩崎さんのことも好きだけど、お姉ちゃんのことも好きだから」
「ゆたかが好きなら……私も好き」

いやいや一年生、セックスというのはそういう『好き』で交わしちゃダメなものなんだよ。
泉こなた(18)は大人の気概を見せつけようとしたが、
まずは自分の抱いている疑問を解決することにした。

「……ところで、その格好は一体なに?」

こなたの指摘にゆたかは小首を傾げ、みなみは顔を赤らめた。
それもそのはず。二人はそれぞれエプロンだけ、靴下だけという、
いわゆる"そそる"格好をしていたのである。

「え、これ? えっとね、確か裸エプロンっていうんだよ」
「いや、それは知ってるけどさ……」
845月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:52:20 ID:zUHPbAYU
こなた自身、エロゲーなどでこういった格好には免疫が付いているはずだが、
それはあくまでゲームの中での話。
リアルにこういった格好をしている人間を見たことはないし、
ましてやそれが実の妹のように可愛がっている従姉妹ともなれば戸惑いは隠せなかった。

「もしかして、似合ってない?」
「そんなことはないけどさ……でも、清純なゆーちゃんにその格好はさせたくないというか」
「どうして? こうすればお姉ちゃんもイチコロって聞いたんだけど……」
「た、確かになかなかの破壊力ではあるけど……」

ゆたかは胸の前で手を組み、いわゆる『汚れなき乙女』のポーズを取る。
俯き加減の顔に加え、小学生と間違われるほど小柄な体躯ならば目線の位置も低く。
そこから視線をこなたの顔へ向けようとすれば、当然目つきは上目遣いのそれになり、

「だめ、かなぁ」

煩悩、解放、大打撃。
脳髄をハンマーで叩かれたような衝撃、クラクラして正しい判断の出来ない頭。
今こなたの感じている感情は精神的疾患の一種、つまるところ萌え───。

「くはぁ」

思わず声が漏れた。

「お、お姉ちゃん!?」
「ゆたか、大丈夫……多分、ゆたかが可愛くてああなっただけ」
「そ、そっか。良かったぁ」

みなみに諭され、安堵を露わにするゆたか。

「じゃ、じゃあ、もう始めても大丈夫かな」
「うん……ギャラリーの人達も退屈し始める頃だと思うから」

ををい、と心の中にツッコミが浮かんだときにはもう遅かった。
のけぞり状態にあったこなたが復帰する前に、二人は追撃に掛かっていたのである。
気づけばスカートをめくられ、下着も降ろされて、こなたは大切な部分を外気に晒されていた。

「ちょ、ゆーちゃん……!?」
「ごめんねお姉ちゃん。でも、これってそういう集まりだから……」

ゆたかが謝罪する一方で、みなみは躊躇無く仕事を続けていく。
こなたの両足を掴んで持ち上げ、上空で固定。そのままの体勢で静止した。
恐らくは体の弱いゆたかがそういった行為をしやすい形を作り、負担を減らすためなのだろう。
こんな時でも気遣いを欠かさない一年生カップル。

「ん……お姉ちゃんのココ、すごい……」

しばらくエロとは無縁の会話が続いていたためか、すっかり忘れ去られている感があるが、
つい5分ほど前まで、こなたはつかさとみゆきの思うがままに強姦されていたのだった。
彼女たちがこなたに残した躰の火照りは未だ健在だったのである。
855月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:55:38 ID:zUHPbAYU
「ゆ、ゆーちゃん……」

見られている、自分の大切な部分を、妹のような位置づけの従姉妹の少女に。
こなたの中で再び被虐の炎が燃え上がる。

「ゆたか……舐めて」
「うん……」

みなみの進言に頷くゆたか。
開かれたこなたの股に顔を近づけ、舌先でちろちろと陰核をつつく。

「ん……はぁっ、んあぁっ」
「ゆたか、もっとしてあげて……」
「うん」

顔を深く埋め、攻めに没頭していくゆたか。
舌使いこそ拙いが、その幼さを連想させる要素に背徳の香りを見出してしまい、
こなたは心の中で激しく悶絶する。
愛液で顔やエプロンが汚れるのも構わず、自分に快楽を与えようと頑張る健気なゆたか。
彼女のひたむきで無垢な想いは魔法にも等しく、
無自覚なままこなたを幼女の魅力の淵へ堕としてゆく。

「ゆーちゃん、ゆーちゃぁん……」
「お姉ちゃん、かわいい……何だか私もドキドキして来ちゃった」

もじもじと足をすり合わせるゆたか。
太股には愛液が垂れ、膝へ向けて一筋の線を描く。

「ゆたか」

みなみがゆたかを呼ぶ。

「岩崎さん……?」
「ゆたかのは私がやってあげる……だから、ゆたかは」
「……うんっ!」

中空で固定していたこなたの足を降ろし、M字型に固定するみなみ。
自らはゆたかの後ろに回り、股に手を差し入れて彼女の自慰を代行する。

「ん、あぁぁっ、いいよぉ、岩崎さぁん……」

目の前で繰り広げられる従姉妹の痴態。
こなたはそこから目を離せない。と、ゆたかが視線を返してくる。

「お姉ちゃんも一緒に……気持ちよく、なろっ?」

愛液にまみれた顔でゆたかが言い、陰核がその暖かな口内に含まれる。
同時、高まった快感は遂に限界へと達し、こなたの中で何かが爆ぜた。

「んあぁぁあああぁぁああぁぁぁあっ!!」

高く響く嬌声。
それはまさしく、こなたが愛欲に屈したことの証拠に違いなかった。


<『かがみ編』へ続く>
86まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 00:56:39 ID:zUHPbAYU
なかがき

いじょです。
お読みいただきありがとうございました。
次回、最後の一話で終わりになります。

ではノシ
87名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:57:47 ID:ZHTOxw6k
おつであります
88名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:11:10 ID:/s3RoeIK
おつでーすぅ
89名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:25:32 ID:nH4AC+js
激しく乙
90名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:33:17 ID:n13Gl4/2
ぐっじょぶ!!
91名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:38:47 ID:WGnQXiZU
GJ!
かがみん編期待してるんだZE
92名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 03:05:25 ID:BdzuE7fO
なんという愛欲絵巻……ハァハァ

連作が完結したらシリアスなの投下します
93名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 06:39:40 ID:mksyw/G6
94名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 07:53:36 ID:+JxpebX+
マゾっ子こなちゃん! むひょー! もう笑ったりおっきしたり忙しいのなんの。
ていうか衆人環視で総受けショーとかマジ出そう。上下から。
GJしつつ、ラストスパートにも激しく期待。
95名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 11:23:00 ID:+RRpQzYo
これより抜きます
96名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 13:17:06 ID:TqbdaTUX
もってけ!セーラーふく、オリコン初登場2位。もはや何も言うまい。
97名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 14:54:53 ID:29I16a/d
神が降臨されたw
98名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 17:46:58 ID:EmcLJwek
かがみはもはやSで確定だからな…
wktkで待ってるぜ!!
99Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/05/30(水) 20:02:37 ID:qI/PQk20
>98
そうはいかんぜ!
受けかがみをその目で見よ!!

つー訳でレポート地獄からやっと開放されました。
(本当は未だ続いてるが色々捨てた)
今こそ投下の時!!  というかね、もう次スレとかね、俺の遅筆さと来たらもう(ry


……時間空いててイロイロあって非エロと相成りました。
まとめページの方に最初の1ページ分あるようですが、
全部投下しておきます。
100Loving Stars -episode2- 1/3:2007/05/30(水) 20:11:41 ID:qI/PQk20
あれから一週間ほど経ったある日の朝。

「こーなーたっ☆」
「だーっ! 抱きつくな!!」
かがみはすっかりこなたにベタベタだった。
「えー、いいでしょう? 女同士なんだから」
「いや私たちの場合女同士"だから"ヤバいと思うんだけど」
「ううっ……ぐすっ、こなた、私のこと嫌いになったの?」
瞳をウルウルさせて迫るかがみには、こなたも逆らえない。
「んじゃ腕だけね……」
「わーいっ! ありがとっ、こなた!」
頬に軽くキスをすると、かがみはこなたに腕を絡めて歩き出す。

一方こなた。
「あー…かがみはツンデレだツンデレだと常々思ってたけど、まさかここまでデレるとは……」
余りの予想外っぷりに、未だに慣れないでいた。


昼休み。
「ほらぁ、こなた。栄養偏ってる菓子パンばっかり食べてないで、
 少しは整ってるもの食べなさいよ」
なんて言い出すなり、かがみがこなたの分まで弁当を作り始めて早数日。
……確実に絆創膏の数は増えつつあった。

「かがみ、無理しなくてもいいんだよ?」
「いいのよ、こなたは食べるだけで」
自分の分は──つかさのも含めて──質素なのだが、こなたの分だけはそれなり以上に豪華だった。

「お姉ちゃん、本当にこなちゃんのことが好きなんだね」
「愛の形は人それぞれって言いますしね」
「そうそう、それそれ! あーでも、愛の形ってどんな形だろうね? ハートかな?」
「心臓の形、では夢がありませんしねぇ……そうだ、あの形などはどうでしょうか?」

みゆきが指差した先には、星型にくり抜いた人参の煮物。
「はい、こなた。あーんっ」
「じ、自分で食べるよ……」
「ぐすっ、私から食べるの、嫌?」
「あ、いや、そんなことないよ!? ほら、あーん……」(あーやりづら……)

「うーん、星型もいいけど、私は丸い方がいいかなぁ? あのほら、たまごみたいで」
「たまごにはコレステロール抑制作用があって健康にもいいんですよ──
こっちはこっちで完全にズレた盛り上がりを見せていた。


そんなこんなで放課後。その帰り道、いつもの路上で二人は。
「こなたぁ、今日私の家に泊まりに来ない? 週末なんだしさ?」
「え? あぁ、別に構わないけど、どうして──」
「愛し合う二人が同じ屋根に下にいるのは自然じゃない?」
「あー……そうだね、そうですね、イイよ、イキますよ……」
「ありがとっ! こなた、だーいすきっ!!」
そのまま抱きついてキスするもんだから、横を歩くつかさとみゆきは、目のやり場に困っていた。
「あはは……こなちゃん、今日は家にお泊りみたいだね」
「お泊りですか──ついつい夜更かししてしまいますよね?」
「うんうん! こなちゃんと前にお泊りした時も──」

いつの間にか、ズレて盛り上がるこの二人も珍しくなくなったのだが、
「んじゃ、みゆきまたねー。それじゃ行きましょ、こなた♪」
「わ、ちょっと、引っ張るな──」
デレデレのかがみは何日経っても珍しい存在に映った。
101Loving Stars -episode2- 2/3:2007/05/30(水) 20:13:09 ID:qI/PQk20
夜、「どうぞ」とこなたの前に出された料理は、誕生日パーティーかと見紛う程の豪華さを伴っていた。
「か、かがみさん。いくらなんでも凄すぎなのでは?」
「やぁねぇ、こなたの為ならどんな料理でも作っちゃうのよ?」
呆れ顔で箸を手に取るこなた。確かに匂いは問題ないのだが、さて味はどうか。
おずおずと口に運ぶ。暫くもぐもぐやって、そして飲み込む。
「どーぉ?」
「お、おいしい……」
「もぅっ、こなたに『おいしい』なんて言ってもらえるなんて、幸せっ!!」
「お姉ちゃん、はしゃぎすぎだよ……」
この時こなたはまだ、何がこの先待ち受けているか予想もできなかった──

「ごちそうさま〜」
「ごちそうさま、お姉ちゃん」
「はい、お粗末さま」
言うなりつかさは食器を片付けるなり部屋に下がってしまった。
それも姉に言われた一言からである。

──こなたと私の愛の巣に入ってこないでね──

かがみが言ったこの言葉。恋は人を盲目にするというが、まさしく盲目である。
それに気付かないこなたは、つかさを見やった後、ボソリと呟いた。
「デザートあるのかな? つかさ、体重気にしてたみたいだけ……どぉっ!?」

振り向いたこなたはびっくりした。
無理もない。いつの間にやら、一筋まとわぬ──どこで覚えたのか、エプロンとソックスは着けている──
かがみが迫っていたからだ。
「デザートって言ったわよね? デザートは、わ・た・し☆」
「え、遠慮しておきますー!!」
こなたは立ち上がるが早いか一目散に駆け出した。
「お、お風呂借りるねっ!」
着替えをを取っては即座に脱衣所に駆け込んだ。


「はぁ……分かってないなぁ、かがみは」
シャワーの水滴がこなたの髪を叩いていく。
叩いては流れ落ち、やがてしっとりと濡れていく。
そうやって湯を染み込ませている間に考えていたのは、勿論かがみのこと。

──かがみは、そりゃもちろん悪い訳じゃない。好きも好き、大好きだ。
 それにしても、あれは頂けない。もっとありのままの、そう、ツンデレだ。
 ツンデレのかがみが好きなんだ。まぁそれだけじゃないけど。
 なんというか、かがみ、無理してるような……?


ガラリ。
「ん?」
「こなたぁーっ!」
「うわーっ!!」
今度こそすっ裸で浴場に入ってきたかがみ。
「今日は私が洗ってあげるから!」
「わぁーっ、もういいってば!!」
これを言うと、お決まりのようにかがみは泣き顔になった。
こなたはそれを見て何ともいたたまれない気持ちになり、

そのまま抱きしめた。
102Loving Stars -episode2- 3/3:2007/05/30(水) 20:14:24 ID:qI/PQk20
「バカだなぁ、かがみは。私がそんなことで嫌いになるはず無いでしょ。
 好きだよ、大好きだよ。かがみ」
こなたは腕の力を緩める。刹那、かがみの唇へと自らのとを近づける。
「いつもどおりの私たちでいいんだよ。時々こうして」
そして、口付けを交わす。
「彼氏彼女らしいことがちょっとできれば、それでいいんだよ」

抱きしめられていたかがみは少しの間こわばっていたが、
やがて力を抜き、静かに嗚咽を漏らし始めた。
「うぇっ、くすっ、だって、こなたが好きって言ってくれたから、
 私も一生懸命応えてあげようとしたのに……ずるいよ」
「かがみ、かがみはありのままのかがみでいいんだよ。
 私も、ありのままの私だから……ん」
「どうしたの?」
「あ、いやさ、こう抱き合ってたら……このままかがみを抱いちゃおっかなぁ、って」

途端、かがみの口からプッ、と小さく息が吐き出される。
顔には嬉しさと、自然さが張り付いていた。
「はははっ、こなたらしい。……いいよ」
「かがみ……」

その後中々風呂から上がってこなく、業を煮やしたつかさが
のぼせ上がった二人を見つけるのは、また別の話。



布団の中で、夜も更けて。
「おやすみ、かがみ」
「おやすみ、こなた」
部屋からはぽっかりと満月。空に輝く星々は、その明かりに遮られ点々と。
布団の中では、互いが互いの心を明るく照らしている。

一方隣の部屋には、つかさはいない。久方ぶりに、姉の部屋に転がり込んでいた。
「アンタと寝るのも久しぶりだねぇ」
「だってこなちゃんとお姉ちゃんが羨ましいんだもん」
「ははは。それじゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」

柊家に灯っていた明かりが、今消えた。夢の始まりだ。
寝息の和音。布ずれの音。今宵は、思ったよりも早かったようだ。
103Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2007/05/30(水) 20:18:08 ID:qI/PQk20
あー、なんつーか適当っつーかorz
本当遅すぎですよね、すみません。

意見や感想:やんわりとお願いします
リクエスト:絶賛受付中
次の組合わせ:ゆたか×みなみ第二段。
執筆完了予定:遥か彼方

多分6月中にはできるんでねーの?
とか言って7月8月とずれこんだら果てしなくごめんなさい。


枯れ木も山の何とやら。
少しでも楽しんでいただければと思います。
104名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 20:32:17 ID:96Sb9HMv
>Foolish Form氏ッ!
あなたのSS職人としての行動ッ!
ぼくは敬意を表するッ!
105まとめ人補佐 ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:38:40 ID:zUHPbAYU
>Foolish Form氏
まとめ人補佐が無意識のうちにとっていたのは「敬礼」の姿であった───
涙は流さなかったが無言の職人の詩があった───
奇妙な乙があった───

>>87-98
ども、応援ありがとうございます。お待たせしました。
最終話投下します。
犬プレイです。ペニバンです。ガチエロです。ほぼネタなしです。

今までと同じく三人称ですが描写はかがみ視点寄り。
NG指定は従来通りで。

じゃ、行きます。
1065月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:40:03 ID:zUHPbAYU
数分後。
こなたが意識を取り戻すと、そこにはかがみがいた。
ゆたかやみなみはどこに行ったのだろうか───見渡すと、端の方に全裸でまぐわう二人の姿が見える。
いつの間にここは乱交パーティの会場になったのだろうか。
そんな疑問はともかく、こなたはかがみの方へ視線を戻した。

「ふん、いいザマね。従姉妹にイかされちゃうなんて、とんだ変態じゃない」
「かがみ……」

優越感に満ちた瞳でこなたを見下ろすかがみ。

「さて、ようやく私の番が回ってきたんだし、前振りなしで好き勝手やらせてもらうわよ。
 てかげんなんかしてやらないんだからね?」

口の端を少し吊り上げて笑う。
その手で、小さな機械が鈍い唸り声を上げていた。



『5月28日、あんらっきーでい(かがみ編)』



「んっ、んぁっ、ふぁあっ、んぅっ……!」
「ほら、どうしたのよこなた。ちゃんと歩きなさい」

十数分後。こなたは両手の鎖を外されていた。
だが、だからといって自由が得られたわけではない。
足の鎖は未だ健在であり、その鎖は手綱代わりとなってかがみの手に握られている。
今のこなたはまさしくかがみの犬であり、そして犬らしく、
四つ足でパーティ会場を周回する、いわゆる"お散歩"を余儀なくされていた。

「も、もう無理だよかがみぃ……お願いだから取って……」
「そんな言葉に私が従うって、本気で思ってる?」
「そ、そんなぁ………」

ただ犬プレイを強要されただけなら、辱められ、
弱気になっていたこなたにも反抗する気力が残っていただろう。
しかし、かがみはそうはしなかった。
こなたの秘所へとローターを埋め込み、彼女が再び快楽に屈した後でプレイを要求したのだ。
かがみの企みは成功した。
こなたは絶望の表情を露わにしこそすれ、反抗の態度を見せることはなかった。

(牙をもいでおいて正解だったわね)

ほくそ笑むかがみ。
歩いていくと、やがて一つの集団にぶつかった。
1075月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:40:55 ID:zUHPbAYU
「あ、こなたちゃん」
「なんや泉、今度は犬プレイかー?」

そこにいたのはいわゆるひとつの大人コンビ。
ゆいとななこである。

「せんせぇ……ゆい姉さん……」
「なんや、お楽しみはまだこれからっちゅーのにもうバテとるんか?
 根性のないやっちゃなぁ……」
「こなたちゃんすっかりしおらしくなっちゃったねー、姉さんびっくりだ」

茶化すだけ茶化して、こなたに近寄る。

「でもさ、せっかくの犬プレイなんだから、もうちょっとアクセサリが欲しいよねー」
「せやなー、これ使ってみよかー」

パーティセットの袋を取り寄せるななこ。
出てきたのは犬耳のカチューシャ、そして尻尾である。

「う、あぁ……」
「へぇ、いい考えですね。付けちゃって下さいよ」
「言われなくてもそうするよーん、と」
「おー、意外と似合っとるやないか、犬耳」
「今のこなたにはお似合いの格好ですね」
「こなたちゃーん、お手ー」

次々と浴びせられる言葉。
未だ空気を振るわせて無機質に唸り続けるローター。
快楽、絶頂、絶望。そして再び始まる快楽。
終わりの見えないエンドレスワルツに、こなたの心は萎れていく。

「うっ、ひっく、ぐすっ、ひっ……」
「あれー、こなたちゃん泣いちゃった」
「情けないわね。ほら、尻尾も付けるのよ」

潤滑液で濡れに濡れたこなたの肉壁に、犬の尻尾がねじ込まれる。
挿入にも似た感覚は直ちに全身へと伝播、僅かな間のみを置いて官能へと転じた。

「う、あぁぁ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」

涙を散らせて絶頂を叫ぶこなた。
その声色は上擦り、とろけそうな表情であらぬ方向を見ている。
誰がどう見ても、悦楽に酔いしれているのは確かであった。

「はは、こりゃ参ったね。まさかこなたちゃんがこんな淫乱になっちゃうなんて」
「本当、人間なんてわからんもんや。
 ウチはこいつが一番こういう方面とかけ離れてると思うてたけどなぁ」

口々に感想を述べる大人ふたり。
かがみはそれを耳に通しながら、倒れ伏したこなたの後ろに回り、挿されたバイブに手を掛けた。
ゆいたちはその行動に驚き、目を見張ったが、かがみはある種の自信を持って引き抜く。
こなたはすぐに反応した。
1085月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:41:46 ID:zUHPbAYU
「あ、か、かがみぃ」
「どうしたのこなた。バイブ、取ってあげたわよ。こうして欲しかったんじゃないの?」

濡れたバイブを手で弄びながら、かがみ。

「そ、それ返して……」

呂律の回らない口調で言うこなた。
我慢が効かないのか、その右手はもう股間を弄り始めている。
だが、刺激が足りないらしく切なげな瞳で"飼い主"かがみを見上げてくる。

(───ふふ、可愛いじゃない)

かがみの口が思わず笑みの形を作る。
いつも飄々として、つかみ所のないこなた。
それが今、快楽を求めて自分に必死に嘆願を続けている。
たまらない愉悦に、体の奧がじんと疼くのが解った。

「これ、もともと私のものなんだけど」

半脱ぎのセーラー服。涙に濡れた顔。快楽を求めて動くだけの心。
心身ともに堕落したこなたへ向けて、かがみは非情の一言を送る。

「それ、それ欲しいの……」

食い下がるこなた。
そんなこなたに向けて、かがみは少し思案する様子を見せる。

「───そうだ。今から言う言葉、ちゃんと言えたら貸してあげてもいいわ」
「ほ、本当……?」
「嘘は言わないわ。本当よ。でも、ちゃんと言えるの?」
「うん、言うぅ……」

魂の抜けたような顔に笑顔が戻る。それは満面の笑みだ。
無垢な童女にしか出来ない、裏のない笑顔。童顔幼女体型のこなたにはある意味似合っている。
素直になったわもんだわ、とかがみは内心思った。

「じゃあ、言うわよ。私はえっちな女の子です」
「わ、わたしはえっちな女の子ですぅ……」
「私は虐められると感じちゃう生粋のマゾです」
「わたしはいじめられると、か、かんじちゃうきっすいのまぞ、です……」

自慰を続けながら、たどたどしくかがみの言葉をなぞるこなた。
その姿にかがみは打ち震え、興奮は強まる。
下着から愛液が染み出て、床に滴っても気にもならない。

「淫乱でマゾなどうしようもない私は」
「い、いんらんでまぞのどうしようもないわたしは……」
「今、我慢できずに自分の指でオナニーをしています」
「がまんできなくておなにーをしていますぅ……」
1095月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:43:06 ID:zUHPbAYU
普段、こなたに弄ばれてしまう立場の自分が、逆にこなたを弄ぶ。
これほどに気分の良いことはない。
辱めの末に、性欲の虜になったこなたがたまらなく可愛い。

「だから───」
「だからぁ……」

かがみは一拍置いて、

「もう、バイブなんていりません」
「も、もう、ばいぶなんていりませ───え?」
「……そう、いらないんだ」

そう言ってポケットにバイブをしまうかがみ。
こなたは信じられないと言う顔でかがみに泣きつく。

「そんなぁ……かがみぃ、ひどいよ、ひどいよぉ……」
「嘘はついてないでしょ? 自分で誓ったんだから、いらないのよね」
「あうぅ、うぅぅ……」

泣き崩れるこなた。
それでも自慰は続けているが、快感を得ている様子はない。
もはや誰かにされることでしか、絶頂を感じることは出来ないということなのかもしれない。

「安心しなさい、こなた」

かがみの予想外に優しい声が、こなたの背中に降りかかる。
思わぬ展開にこなたはかがみの姿を再び見上げた。

「全部私がやってあげる」

取り出したのはペニスバンド。
スカートを降ろし、下着も半脱ぎにして装着する。
それを見たこなたは、再び目を輝かせるのだった。


   ■   ■   ■


最高───。
かがみの中の恍惚は、そのたった一言に尽きる感覚だった。
今、自分はこなたの中に挿入している。
こなたの中を感じることは出来ないが、特殊な構造が連動してかがみの膣に刺激を与えてくれる。
それを疑似的な挿入の快感に据えて、かがみはこなたを蹂躙する。

「はぁっ、あ、かがみぃっ、いいっ、いいよぉっ!」
「ふん、本当に変態ね、こなた。あんた売春婦にでもなった方がいいんじゃないの?」

口調に反して、その口の端は笑みの形に吊り上がっている。
だが、座位の形で挿入しているかがみの姿はこなたには見えない。
かがみはなおも続ける。
1105月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:43:46 ID:zUHPbAYU
「ほら、見なさいこなた───みんなあんたを見てるわ」

かがみの言葉に、こなたは視線を前方へ向ける。
そこには先程まで自分とまぐわっていたみゆき、つかさ、みなみやゆたか達がいる。
別の方角には面識の薄い者達や、まだ自分と行為を済ませていない者達。
極めつけは、コロシアムの観客のように全ての方角から中央にいる自身を観賞するギャラリーたち。

「みんなに見せつけてあげなさいよ。あんたのはしたない姿を」

かがみは挿入を続けながら、こなたの耳にそう囁く。
漏れる嬌声、卑猥な表情、破廉恥な水音───今この会場にいる全ての人間が、
こなたの痴態を知っているのだ。
それに気づいた瞬間、こなたに未だかつてないほどの官能が走った。

「かがみぃ、わたし、わたしぃ───」
「イッちゃいなさいよ、こなた」

悪魔の囁きを続けるかがみ。

「みんなに見られながら絶頂を迎えて、それでまた興奮するといいわ。
 できるでしょ? 淫乱なあんたなら」

それはあまりに効果的な言葉攻め。
興奮という言葉には到底収まりきらないほどの熱狂の嵐がこなたの体を駆け抜けていく。

「ほら、ちゃんと見なさい! あんたがよがる姿を見て興奮してる人達を!」

かがみは快楽で身の自由も利かないこなたの顎を捕らえ、前を向かせる。
そしてもう片方の手で胸の上の幼い花を掴み、

「ああぁ、らめぇ、らめぇかがみ、そこぁめぇぇ……!」
「───」

思い切り捻った。

「あぁぁぁあああっ、もうらめぇぇええぇぇっ! かがみぃ、わたしいっちゃうぅぅ!」
「遠慮してないでイッちゃいなさい! 淫乱こなた!」
「うああぁぁああぁぁぁあああぁあぁぁあああぁああぁああぁあぁぁぁっ!!!」

空気を震わす絶叫。
絶頂を迎えた自身を興奮した様子で見つめる者達を見ながら、こなたは果てた。


   ■   ■   ■


「はぁ、はぁ……」
「好きよ、こなたぁ……」
1115月28日、あんらっきーでい ◆0iImM7mexo :2007/05/30(水) 20:44:32 ID:zUHPbAYU
全てが終わり、こなたの青髪を慈しむように撫でるかがみ。
静かな表情は女神のようにも、また悪魔のようにも見える。
そこに二つの影が差した。片方はブロンドヘアーの優しげな風貌。
もう片方は黒髪短髪のアウトドア系。

「みさおにあやの……」
「よっすちびっ子、元気してたー?」
「次は私たちの番だから。変わって、柊ちゃん」
「いいわよ。まだ時間はたっぷりあるし、あと二三回ぐらいは回ってくるわよね」

またね、こなた。
そう声を掛けて、かがみは休息をとるべく去っていく。
後に残されたのは、こなた、みさお、あやの。

「じゃ、さっさと始めちゃおうか」

おもむろに宣言して、スカートを降ろすみさお。
そこにはグロテスクなモノがその頭を天へ向けて屹立している。

「本物……?」
「結構溜まっててさー、そろそろ出しちゃわないとまずいしなぁ」
「みさちゃんのは凶悪よ? 壊れちゃわないように頑張ってね、泉ちゃん」

みさおのモノを前にしたこなたの目に、再び被虐の色が宿る。
悦楽の宴は未だ終わらず、こなたの受難もまた、始まったばかりだった。

<終わり>





あとがき

いじょです。
こなたの戦いはまだまだ続くかと思われますが、話としてはここで終わりです。
総合的に見て前半(1話〜2話)ネタ密度が異常ですが、これでも更正段階で結構削ってたり。
黒フード付きコートを纏ってかなた降臨とかやる予定もあったんですが、
流石にネタに走りすぎるのはよくないのでやめておきました(2話の最初でかなたがいるのはその名残)。
もし新作書いたら、その時はもう少し真面目な内容になると思われます。

それから……諸事情で再び忙しくなるため、
少しまとめ更新速度が落ちるかもしれません。その際は御了承下さい。

ではまたノシ
112名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 21:46:36 ID:ZHTOxw6k
おつであります
113名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 21:50:20 ID:5NpdPoMa
gj乙
114名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 21:56:39 ID:BdzuE7fO
GJ----

……も、戻ってこられるんだろうか、こなた(´Д`;)
115大事なものは何ですか。:2007/05/30(水) 22:08:22 ID:ms2FHx6K
地震大国、日本。この日もとある地区を地震が襲う。
ところで、災害の瞬間人は一番大切なものを守ろうとするという。
では、彼女たちの「その瞬間」を見てみよう。


こなた。

「PCはっ!PCは何としてでも死守せねばっ!…おぉっ!?積みゲーが雪崩をっ!
 うあー流されるぅ〜…」
……大量のゲーム&漫画と格闘中。
そうじろうも似たような状況らしく
「かなたの写真をエロゲの山から発掘しなければ!」とか何とか言っている。
…っていうか妙に楽しそうだなあんたら。


つかさ。

「た、大変…携帯電話どこに置いたっけ〜!?確か…ああああああああっ!!」
視線の先には家具の下敷きになった携帯電話…
またしても天に召されたようだ。
携帯電話よ、つかさに買われた不幸を呪うがいい。


みゆき。

「ど、どうしましょう…お母さんはどちらに…大丈夫でしょうか…!?
 あぁ、その前に眼鏡は…眼鏡はどこですか〜!?…あうっ!」
パニック、そして転倒。
倒れた時におなかの下から「バキッ!」というイヤ〜な音がしたが
どうやらこちらの眼鏡もお亡くなりになってしまった様子。
おお眼鏡よ、死んでしまうとはなさけない。
ついでに詰め物も取れてしまったようで…みゆき、再び歯医者通い決定。


かがみ。

「うう…私の携帯電話ぁ…って…あれ?お姉ちゃんは?」
「かがみならさっき泉さんのお家に行くって言って猛ダッシュで出てったわよ?」
116名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 22:09:22 ID:VTjW8A+N
だんだん快楽の虜になっていくこなたがすごくエロい(・∀・)
終わりのないのが終わり・・・それが(ry
117名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 22:47:36 ID:+JxpebX+
なんつーか。今夜はフルコースですな。

食前酒は甘酸っぱくさわやか、待ちに待ってたFoolish Form氏のLoving stars。
メインディッシュはこってりねっとり濃厚に、補佐氏のマゾっ子改めコスプレ性奴こなた。
デザートはほんのりまったり、115氏のショートショート。

いやもう、大満腹で大満足です。お三方に限りない敬意と惜しみない乙を。


……以上、なんかもうティッシュまみれで赤玉出ちゃった現場よりお送りしました(自爆
118名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 22:54:26 ID:BdzuE7fO
はじめに)
☆非エロ系SS投下、いくでがんす。長さは6レスです。
☆参考文献は、単行本1〜4巻/アニメ1〜8話/Wikipedia。
 それ以外で明かされた設定は反映されていないため、矛盾やシチュエーションの重複があるかもしれません。
 (おきらくカーニバル、暴騰してて手が出ないしなぁ……orz)
========================================
1191/6:2007/05/30(水) 22:55:25 ID:BdzuE7fO
使い慣れないファウンデーションで、泣きぼくろを塗りつぶす。
ドライヤーとヘアブラシを駆使して、頑固なアホ毛をなんとかなだめすかせる。
タンスの奥から引っ張り出した、形見のサマードレス。
鏡に向かって表情の確認。目尻と口元には気をつけないとね。

……おしっ、完璧。

さて、そろそろお父さんが帰ってくる時間。
いくらなんでも不謹慎すぎるかなぁ……という後ろめたさと、どういう反応返してくるかな?という好奇心。
前々から悶々としてたけど、ついに好奇心のほうが勝っちゃったョ、という次第で。

……あ〜、でも、変装してはみたけど、うーん、やっぱり……

でも、そんな葛藤は、目標(カモ)の帰宅と同時に吹っ飛んでしまった。

「ただいま〜」

……キタっ!帰って来ましたよ。
ともすると噴き出しそうになるのをこらえながら、静々と階段を下りる。
マジ声に大人補正を掛けながら、緊張の第一声。


「お帰りなさい、そう君」


お父さんは、大仰に驚くでも、笑うでも怒るでも泣くでもなく、
「(゚Д゚)ポカーン」
という表現がぴったりの表情で、じっと私を見てる。

――あ、あれ?ひょっとしてスベった?

予想外の反応に、私の「ワクテカ感」まで予想外割引。
テンションの急降下に伴って、急に恥ずかしくなってくる。

「あ、あー……えーと……」

さすがにいたたまれなくなって、身を翻して階段を駆け上ろうとしたその時。

「……"おかえり"、かなた」

お父さんは、今までに見たことのない、とても優しい顔で言った。


-------------------------------
『Welcome Back(お帰りなさい)』
-------------------------------
1202/6:2007/05/30(水) 22:56:07 ID:BdzuE7fO


 ×  ×  ×  ×  ×  × 


お父さんと向かい合って座る、居間のテーブル。
掛け時計の音がやけに大きく聞こえる、沈黙のひと時。

「……なあ、かなた」

お父さんは、お母さんの名前で私を呼んだ。
……ええい、ままよ。こうなったら、最後までお母さんを演じ切ってみせますョ。
ロールプレイは伊達じゃない!

「なあに?そう君」
「『あちらの世界』は、どんな感じなんだ?いいところか?」

脳細胞をフル回転させて、『あちらの世界』を想像する。

「ええ、とてもいいところよ。ちょっと刺激が少なすぎて、退屈しちゃうけれど」
「辛い事とかはないか?」
「大丈夫よ。お友達もいるし、それに……寂しくなったらあなた達を見に来ることもできるし」
「うげっ」
動揺が顔に出るお父さん。ちょっと追い討ち掛けてみよ。

「こなたは元気に育ってるみたいね。……見事にあなた色に染まっちゃったみたいだけど」
「いや、面目ない……」
しょげ返るお父さん。くすっと笑ってフォローする私。
「ううん、責めてるわけじゃないわ。……ちょっとズレてるけど、しっかりした子よ、あの子は……」


お母さんになりきって、私の噂話をする、不思議なシチュエーション。
でも、それを変だと感じてない私がいる。

……私は『泉かなた』。10何年ぶりに、愛する夫(ひと)と向かい合って、愛娘のことを話してるの……

『役になりきる』、っていうのは、こういう感覚なのかな?


「……再婚とか、考えたことはないの?」
「そういえば、結局今まで男やもめだなぁ」
「機会はあったのにね。あの編集さん、そう君に気があったわよ……気づいてた?」

……え、編集さん?……誰のことだろ……?
1213/6:2007/05/30(水) 22:56:51 ID:BdzuE7fO

「まあ、薄々は。……うーん、オレの趣味にも理解があったし、なかなかの美人だったけど」
「……けど?」
「一緒になりたい、って気は起こらなかったなぁ」
「私みたいに、小さい子じゃなかったから?」


私の意志を無視して、言葉がすらすらと口をついて出る。
いたずらっぽく笑うお母さんを、一歩離れて見てる私……

……あ、あれ?あれれ???


「ちょ、ちょっと待ってくれよ、かなた。オレはロリコンじゃないんだからさ〜」
「え?違うの?」
「オレは普通の女性にも人並みに興味はあるからな、ロリコン『でもある』が正しいんだよ」
「自慢げに言う事じゃないと思うわ、それ……」

ふうっ、と苦笑交じりのため息。

「……まあ、大体、そんな気分じゃなかったしなぁ」
「?」
「お前が逝っちまってから、丸々一年は魂が抜けたみたいだったよ。
 こなたを育てる以外、何もする気が起きなくて、青木川賞の賞金とデビュー作の印税で食いつないでた。
 そっち方面の趣味が急加速したのも、半分ぐらいは現実逃避だったからなあ……」
「それが、今じゃ生き甲斐になっちゃったわけね」
「わーぉ、相変わらずきっついなー」

そう君が、爽やかに笑う。

……そう、この人はそういう人。
趣味はちょっと変かもしれないけれど、本当に自分に正直で、純粋(ピュア)な人。

そんなそう君の純粋さに、私は惹かれて……

「……まあ、趣味は趣味として、さ」
「え?」
「一時はマジで、再婚も考えたよ。こなたのこともあるしな」
「……」
「でも、駄目だったなぁ。あの編集さんにしても、どうしても恋愛対象までは進めなかった」
「ふうん……どうして?」

「やっぱりその……『愛する妻』はお前だけなんだなぁって、再確認するだけだったよ」
そう君は真っ赤になって、頭を掻きながらそう言った。

胸の奥が、きゅっと締め付けられるような感覚。
そう君の笑顔が、滲んだ涙の中で揺れている。

「……寂しく、なかった?」
「いや……こうして本当に逢うのは久しぶりだけどさ、」
そう君は一息ついて、また頭を掻きながら言った。

「……どこかでお前が見守ってくれてるんだな、って、妙な確信があったからなぁ」

「……そう……よかった…………気づいてて……くれた……のね…………」
「うぉ?ちょ、かなた、泣くなよ、な?」


……そう君……こなた……
……ごめんね……一緒に居てあげられなくて。
1224/6:2007/05/30(水) 22:57:41 ID:BdzuE7fO


 ×  ×  ×  ×  ×  × 


気がつけば、居間の掛け時計の針は午前3時を回っていた。
そう君と結婚した時、最初に買った家財道具。
あれから15年。私がいなくなったこの家の時間を、ずっと刻んできた時計……

「もうこんな時間…………そろそろ、帰るわね……」
名残惜しさを隠して、席を立とうとした私に、

「……なあ、かなた?」
「なあに?」

そう君は、私の手を取って言った。
「その、なんだ。……今夜一晩だけ……一緒にいてくれないか?」
言い慣れない台詞のせいか、耳まで赤くなっているのがわかる。

「……いいけど、手を出しちゃダメよ?この身体はこなたの……」
「わかってるよ。……一緒にいてくれるだけで、それだけでいいからさ」

「……はい」

本当に久しぶりに。私は、そう君の胸に頬を埋める。
そう君の作務衣は、陽だまりの匂いがした。


 ×  ×  ×  ×  ×  × 


「……うぉ!?寝過ごしたっ!?」

がばっと跳ね起きる私。壁の時計は午前9時。
カレンダーは……あ、今日は休日だっけ。

左の頬にむず痒さを感じて、手の甲でぐいっとこする。
涙で溶いた肌色のファウンデーションが、べったりとくっつく。

「…………むー」
しばらくぼんやりした後、周囲をぐるりと見渡す。
愛用のPCも、積み上げた漫画本も、ビデオやゲーム機が繋がったTVもない部屋。
私のより一回り大きなPC、積みあがった小説本、原稿用紙の束、隠すでもなく整然と並べられたギャルゲー、カメラや交換レンズの砲列……

……こ、ここはもしかして……!?
1235/6:2007/05/30(水) 22:58:28 ID:BdzuE7fO

「……んが……」
妙な声とともに、私のすぐ横で何かが動いた。

「?……誰?……おっほぅわ!?」
自分でも驚くほどの間抜けな悲鳴を上げて、跳び退る私。

私のすぐ右横……同じ布団の中に、お父さんが寝ていた。

「お、お父さん!?……え、え?な、何で?」

ダラダラと流れる冷や汗。ノロノロと昨日の記憶を辿り始める私。
……えーと、お母さんに変装してお父さんを驚かせようと思ったら、そのままあっさりと受け入れられちゃって、
一生懸命話を合わせてたら……


……あ、あれ?そこから先、どうなったんだっけ??


ぽっかりと抜け落ちた記憶。何ひとつ思い出せない混乱の中、
『年頃の娘が、実の父と一つの布団で朝を迎えた』
というインモラルな現実だけが、いびきを掻きながら転がってる。

おっかなびっくり、自分の身体を撫で回してみる。
……うん、大丈夫。襲われてないな、うん。

「……んむ?……ん〜〜〜〜、お早う、こなた」
いつものようにのんびりした調子で、目を覚ましたお父さんが伸びをする。

「……お父さん?」
「んー?何だ?」
「あのー……何ゆえ私は、ここでこうしているのでしょーか?」
「ああ、安心しなさい。手は出してないから」
「……いや、そういう事じゃなくてさ〜……」

げんなりした顔で、そう答えるのが精一杯だった。
1246/6:2007/05/30(水) 22:59:09 ID:BdzuE7fO


 ×  ×  ×  ×  ×  × 


「……昨日の夜、かなたに会ったよ」
朝の光が満ち溢れる食卓。夕飯の残りもののチキンカレーをトーストに塗りたくりながら、お父さんが言った。

「昨日の夜……?」
真ん中あたりの記憶がすっぽりと抜けた、一連のシチュエーションを思い返す。

……なんだか急に申し訳なくなって、私はおずおずと切り出した。
「お父さん……ごめん、実はあれ、私の変装……」

お父さんの手がスッと伸びて、私の髪を優しく撫でる。

「いや、かなたは本当に帰ってきてくれたよ」
お父さんは目を閉じて、『あの人』に語りかけるように言った。


……この科学の時代に、常識で考えればあまりにも荒唐無稽な結論。
みんなに話したら、呆れた顔が返ってきそうな答え。

……だけど……


「……そうだね……そうだよね」
私も目を閉じて、かすかな記憶の中にしかない『あの人』を想う。


……お母さん……
寂しくなったら、またちょくちょく遊びに来てよね。
その時は、また私の身体を貸したげるから……

……あ、でも18禁な展開はダメだよ?
お父さん、歯止めが効かなくなっちゃうからさ。


「わーぉ、信用ないなーオレ」
「うぉ!?私、もしかして口に出してた!?」


――あとは、いつものドタバタ。
――そしてまた、いつもの日常が始まる。


……相変わらずの私達だけど、呆れたりしないで見守っててよね、お母さん……


− Fin. −
125名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:06:58 ID:ZHTOxw6k
おつであります
126名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:09:01 ID:i020+rgc
GJ
127名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:09:50 ID:+JxpebX+
…………わーお。とどめの一撃。
心が暖まる締めの一皿、確かに頂戴いたしました。ぐっじょぶ!


てーか。てーか。てーか!
かーなーたーさぁぁぁぁぁぁん!! 可愛いよ可愛すぎるよこの人ウヒョーーーーー!!
128名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:11:22 ID:zUHPbAYU
乙です。
これはいいものだ…
129名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:20:17 ID:6BRgl4E2
なんという良作……!!
130名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:20:39 ID:8iapDekY
乙でした


こんな時間だが、ちょっと母ちゃんに線香あげてくっか…
いつも見守っててくれてるとは思うんだが、この板の閲覧中はほっといてくれると助かるわ
131名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:25:33 ID:ms2FHx6K
GJ。

そういやかなたさんって本編でもほとんど語られないキャラだよなぁ…
132名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:46:14 ID:QP9llrk8
( ;∀;) イイハナシダナー
133名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:52:38 ID:lMXkoGZn
涙と我慢汁が
134名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:06:16 ID:lYXxILrj
泣いた(´;ω;`)
135名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:08:30 ID:pdCiU+7h
2巻P121〜123、泉父子がかなたの思い出を話してるけど、
変にジメジメしていないところが、ちょっといいなと思った。
お互いにいい思い出だけを残して、未練なく旅立ったんだなぁ……って。

で、タイムリーに拾い物転載。
つ【ttp://konata.info/bbs/download.php?id=103&sid=c11fdb6eff72acc7dcffa23f8e550fc6&mode=view
136名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:47:32 ID:xuN3OaXB
ひより×岩崎家の犬の非エロ投下します。
※原作3巻109ページ左準拠。

前スレ874さんへ
軍隊っぽいノリの台詞というだけで、特に元ネタとかは意識してません。回答が遅れてすみませんでした。
137Girl and dog(1/3):2007/05/31(木) 00:48:22 ID:xuN3OaXB
 岩崎みなみの家では犬を飼っている。むくむくした毛並みが可愛い大型犬だ。
 今、その犬の前に、田村ひよりが立っていた。長い黒髪を風になびかせ、引き締まった面持ちをしている。
「いざ……!」
 ひよりが一歩、足を踏み出した。犬はつぶらな瞳を向けてじっとしている。
 さらに一歩。岩崎家の庭の草木が風に揺れ、ざわめく。
 さらにもう一歩――
「う゛〜〜……」
「うわあっ、まだ一メートル以内にも入ってないのに!?」
 ひよりが一定の間合いに達した途端、犬は口から白い牙を覗かせ、低い唸り声を上げ始めた。それでも何とかひよりはその場に踏みとどまり、距離を詰めようとするが、
「ワウワウワウワウッ!!」
「ひぃ〜っ! 何で私だけそんな吼えるんスか――!?」
 涙目になりながら撤退するひよりだった。

「結局また吼えられちゃったね……」
「うん……」
 みなみの部屋でゆたかと一緒に三人でお茶菓子を頂きながら、ひよりは深々とため息をついた。
 初めてこの家に来た時から、ひよりはあの犬に嫌われているのか、近付くだけで唸られるわ吼えられるわで、散々な扱いなのだ。
 特別気性の荒い犬でもないのに何故ひよりだけ吼えられるのか? 何度試しても同じ結果だ。
「田村さん、ひょっとして犬が嫌うような香水とか……」
「いや、そういうのは付けてないし……インクとか修正液の匂いはあるだろうけど」
 そういうのが原因でもないらしい。
「思い返してみれば、私って動物に好かれるタイプではなかったような気がする……『動物のお医者さん』とか好きなんだけどなぁ」
 いやそれは関係ない、とすかさず突っ込める人材がこのトリオにはいない。今後の課題だ。
「あの子は基本的に人懐っこい方だから……根気よく付き合っていればきっと大丈夫」
「そうだといいけどなぁ……」
 みなみがフォローするも、ひよりの反応は鈍い。
「田村さん、犬は好きなんだよね?」
「うん好き」
(犬耳キャラも好きだし、犬と戯れる美少女ってのはさらに好きだけどね……)
 心の中で呟き、ちょうど目の前にいる二人で妄想する。
 ふさふさの犬耳と尻尾を付けたゆたかとみなみ。原っぱで仲睦まじくじゃれ合ううち、いつしか二人は草深い中で手と手を取り――
「うおおお、自重しろ私ー!」
「ど、どうしたの田村さん?」
「あ……いや、何でもないっスよ。ははは……」
 明らかに挙動不審なのだが普通に心配してくれるあたり、ゆたかは本当に良い子だ。
 犬耳娘の百合ネタは後でメモるとして、当面の問題はあの犬だ。
「よしっ、もう一回挑戦してみよう」
「あ、それならあの子もおやつの時間だから……」
「おやつ! そうかその手があったか」
 食料による武装を施し、ひよりは再びあの犬に挑む。
138Girl and dog(2/3):2007/05/31(木) 00:49:07 ID:xuN3OaXB
 結果から言うと、おやつで釣ろうという作戦は失敗した。
「う゛〜〜……ワウワウワウッ!」
「ひぃ〜!」
 差し出したビーフジャーキーは一秒で強奪され、その後はお約束のように吼えられまくるひよりだった。
「ううう……どうしてそこまで嫌われるんスか……」
 目の幅涙を流すひよりを尻目に、犬は奪ったビーフジャーキーを悠々と囓っている。
「田村さん、そんなに気を落とさないで……」
「くっ……もう一度やってみる」
 ひよりはまだまだ懲りずに再挑戦する。
(お姉ちゃんもだけど、オタクの人って物事にのめり込みやすいんだなぁ……)
 そんなことを胸中で呟くゆたかをよそに、ひよりはおやつを楽しむ犬の隙を窺っている。
「……今だっ!」
「あっ……」
 ゆたかとみなみが止める間もなく、ひよりは無防備に犬へ目掛けて突っ込む。いわゆるカミカゼやバンザイアタックと呼ばれる行為だ。
「ワウッ!」
 即座に反応した犬は、一声吼えるや短い助走から、ひよりのお腹目掛けて頭突きを放った。勢いはそれほどなかったが、カウンターでダメージは大きい。ひよりは仰向けに倒れた。
「わが生涯に一片の悔いなし……」
 巨星落つ。
「田村さーん!?」
「だ、大丈夫……まだ諦めない……ここで退いたらオタクが廃る!」
 変なスイッチでも入ったか、立ち上がったひよりは目をぎらつかせ、もう一度犬と向かい合う。
「ちょっと待って……」
 その前に立って制止したのはみなみだ。
 みなみは黙って屈むと、犬と真っ直ぐ目を合わせた。
「あんなことをしたらダメ」
 さっきの頭突きのことだ。みなみは静かな語調に飼い主としての威厳を込めて言い付ける。犬も怒られているのがちゃんと分かっているのか、お座りの姿勢で大人しくしている。
「へー、みなみちゃん凄いなぁ」
「……あんなに大人しくて賢い犬なのに、何で私だけ……」
 何だか無性に悲しくなってくるひよりだった。
139Girl and dog(3/3):2007/05/31(木) 00:50:04 ID:xuN3OaXB
「……こんなこと言うと失礼かもしれないけど、もっと純粋に接するといいかもしれない」
 落ち込むひよりに、みなみがそんなことを言い出した。
「純粋?」
「そう。あまり余計なことを考えずに、素直な気持ちで。動物は人の心に敏感だから……」
「……はっ!?」
 その時、ひよりの脳裏に稲妻が走った。
(そうか……私は萌えやら百合やら薔薇やら、そっち方面の煩悩を抱えすぎていたから……私のそんな穢れた心を、この犬は見抜いていたんだ……!)
「純粋な気持ちで……余計なことは考えずに……」
 煩悩は消すのだ。女子大生家庭教師に来て欲しいがために煩悩を捨て去り、ついには解脱へ至ったあの父子のように……!
 ひよりは深呼吸を一つし、改めて犬の前に立った。余計なことは考えずに、犬の目を真っ直ぐに見ながら、一歩ずつ近付いていく。犬はひよりを見つめ返しながら、じっとお座りしている。
 ひよりは少しずつ、着実に距離を詰めていく。犬は吼えないし、唸りもしない。
 とうとう手を伸ばせば届く所まで来た。
「い……いける、かな?」
「田村さん、頑張って!」
 ゆたかの声援を背に、ひよりは恐る恐る手を差し出す。
 ひよりの指先が犬の頭に触れる。犬は嫌がらない。思い切って手のひらで頭を撫でる。やはり犬は嫌がらない。それどころか尻尾を振っている。
「……やった……やったよー!!」
 柔らかい毛並みを目一杯堪能しながら、喜びに打ち震えるひより。犬を撫でる、ただそれだけのことなのだが、ここまでの苦労が苦労なだけに感動もひとしおだ。
「おめでとー、田村さん!」
「おめでとう」
 友人二人もその辺の機微は理解していた。
「ありがとう二人とも……くぅっ……まるで苦境に打ち勝ち原稿を仕上げた時のような清々しい達成感……」
(そうだ! この感動を創作に活かさない手は無い。次の新刊は『犬』! 『犬』をテーマにしよう! 犬耳娘の百合ん百合んな展開を――)
「う゛〜〜……」
 ひよりに撫でられていた犬が、白い牙を剥いて唸り始めた。
「うわあしまった! 煩悩退散煩悩退散〜!」
「ワウワウワウッ!」
「ひぃ〜ん、そりゃないっスよ〜!」
 吼え立てられ、泣く泣く逃げ出すひより。煩悩を捨てきるにはまだまだ修行が足りないようだった。


おわり
140名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:50:53 ID:xuN3OaXB
読んで下さった方、ありがとうございました。
141名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:10:00 ID:snN7EsEN
前スレ序盤あたりでななこ×こなたネタの大筋が投下されていたのでパクり。

長文、非エロ注意
142名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:10:37 ID:pdCiU+7h
>>136

ないすわーくじぇんとるめん♪
ご主人をよからぬ創作のネタに使おうとしている、そんなひよりんの邪心を見抜いてるんだな……


こなた「ただきちさん(仮名)……なんて恐ろしい子!」

ひより「……で、泉先輩はなんで吼えられないんスか!?納得いかないっス!」

こなた「はっはっは、それは私の煩悩が『純粋な煩悩』だからだよ、ひよりん(=ω=.)」

ひより「……『こはるびより』の村瀬さんみたいなもんっスね……」
143恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:12:19 ID:snN7EsEN
夕暮れも短くなってきた夏の終わり、黒井ななこは車を走らせていた。
全開の窓から入ってくる風が気持ちいい。風は真夏のそれとはどこか違っている。
「はぁ、涼しなったなぁ。夏ももうしまいかぁ・・・」
特にする事もなく、だらだらとネトゲ三昧な休みを過ごしていたななこにとっても
やはり夏の終わりという物はどこか寂しげな印象がある。
そして、ただでさえ物寂しい夏の終わりが「こなたと海に行った」夏である事。
これは、ななこを感傷に浸らせるには十分な要素だった。
「あと半年もせんうちに、あいつともお別れか・・・」
誰に言うとでもなく口にだしてみる。
胸に鈍い痛みがはしり、どうしようもなく不安になり、気分が目滅ってくる。
144恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:13:14 ID:snN7EsEN
ななこは口に出した事を後悔した。だっていつもの事なのだから。
こなたとの別れを意識すると、こうなるのはわかっていたのだから。
そのくせ、ネトゲでこなたと顔を会わせると妙に嬉しくなってしまう。
嫌な気分は何処かへ消えていってしまう。

昔、これとまったく同じ状況になった事がある。
そして、その時ななこをこんなふうにさせたのは異性だった。
「ウチ、おかしいよなぁ・・・」
逢いたい。こなたに、逢いたい。
このまま行けば、国道に出て後はまっすぐ。すぐに我が家の近く。
次の信号を右に曲がれば、こなたの家の方向だ。
「・・・そ、そういやあいつ、ホンマに宿題やってんのやろか?」
「・・・一応様子みに行った方がええよな?た、担任として。」
自分に言い訳をしつつ、ななこは右折ランプを点灯させた。
145名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:13:37 ID:OCeYh4bz
こないよ!家庭教師吹いたw

GJ!
146恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:14:09 ID:snN7EsEN
ピンポーン
泉家のチャイムが、いかにもな音をたてて鳴る。
その音を聞いて、パタパタと廊下を小走りに駆ける音が聞こえてきた。
ドアが開き、小さな女の子が顔を覗かせる。
「はぁい、どなたですk・・・」
「よっ!おひさ。」
「あっれ、おっかしぃな、そら耳かな。」バタン。
「・・・っておい!何閉めとんねん!思いっきり目合ったやないか!」
「な、何ですか?夏休みデビューも犯罪行為もしてませんよ?」
「あのなぁ・・・まぁえぇわ。あんな、せんでえぇ事はしてない、そりゃえぇわ。
でもな、せなあかん事もしてないってことないか?」「・・・いやぁ、どうだったかなぁ。あはは・・・」「はい、やってないねー。よっしゃ、今からやろか。ウチが監督やったるからな。」
「い、今から?ってか監督!?いや、激しく遠慮させていただk」
「とりあえず時間のかかりそうな数学からいこかぁ。ほら泉、はよこいよ〜」
「うぅ・・・」
147恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:14:58 ID:snN7EsEN
・・・
「ふぅ、専門外の事教えるのも結構疲れるなぁ」
「あぅぅ・・・もう死にそう・・・」
どうやら宿題の方は一区切りついたようだ。
「すいません、ちょっと横に・・・あぁ、頭が重い・・・」
そういってこなたはベッドに倒れ込む。
「あはは、お疲れさん。あ、泉、トイレかりてもえぇか?」
「どぞぉ・・・」
「ほな借りるでぇ」
こなたに断りを入れ、下に降りて、ななこはトイレに入った。
と、同時に自分が重大なミスを犯している事に気付く。
「しもた!そうじろさんに挨拶すんの忘れてた・・・」
とりあえず用をたし、そうじろうの姿を探すが、どうした事か。居る気配すらない。
「おっかしぃなぁ・・・ん?なんやこれ。」
台所に入ったところでメモ書きのようなものがななこの目に入る。
「これで何か食べなさい。翌朝には帰ってくるので心配しないように・・・」
なる程。そうじろうは出かけている様だ。[これ]の指すものはお金だろう。
なくなっているところを見ると、もうこなたは何か買って食べたと見える。
148名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:15:54 ID:snN7EsEN
「なんや、もっと早よきてたら何か作ったげたのに。」
何故かちょっと残念な気持ちになりながらななこは台所を出た。と同時にふと気付く。
「ん?まて、お父さんは居てない。ゆたかちゃんも実家帰ってる言うてたし・・・」
一瞬妙な思考にななこの頭が染まり、すぐさまぶんぶんと首を振った。
「な、何考えとんねんウチ!・・・こらあかん、さっさと帰ろ・・・」
とりあえずこなたに帰る事を伝えるために、こなたの部屋に戻る。
が、この人として当たり前の行動がななこの運命を決した。
部屋を開けた途端に見えたものは、まさに天使。
教室で見せる居眠り顔と違う、我が家のベッドで安心しきってるからこその寝顔。
ななこは、まるで意識がないかのような動きでこなたに引き寄せられていく。
149恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:18:28 ID:snN7EsEN
普段は気付きにくいが、小憎らしさの中に儚さを孕んだ目元。幼さを残す表情。
そして、淡い桜色をした唇。ななこはそこに無意識のうちに自分の唇を重ねる。
と、その刹那、こなたのからだがぴくりと震えた。
反射的に身を離すと、大きく開かれたこなたの瞳と目が合った。
「あっ・・・そ、その、違うんや!これは、あの・・・」
慌てるななこ。しかしそれとは正反対に、こなたはひどく落ち着いた低い声で
「キスしてました、よね?」そう『確認』した。
さすがに、認めない訳にはいかなかった。
「・・・すまん、ほんまに。」
心の底からすまないと思ったし、罵倒されても仕方ないとも思って謝罪した。
が、こなたの放った言葉は
「最低ですね」
冷たく、一言そういうだけ。罵倒よりも遥かに辛い一言。
「ごめん・・・」
「謝って許される様な問題じゃないですね・・・わかりますか?今の私の気持ち」
「その、最悪な気分やよな・・・ほんまごめん・・・」
150恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:19:12 ID:snN7EsEN
「最悪なんてものじゃないですよ。全然信用ならない人に奪われるならまだしも」
「うん・・・ん?」
「誰よりも大好きで信用してた先生に奪われるなんて・・・」
「い、いや、ちょっと待て。 なんかおかしないかそれ?」
「何がおかしいんですか?愛した人が他人の寝込みを襲うような人だった。悲劇ですよ」
「え!?あ、愛!?」青ざめた顔から訝しげな表情、そして一気に顔が赤くなるななこ。
その表情を見てあからさまに、よし食い付いた!的な表情を見せるこなた。
「まぁ、どうしてもっていうなら許さない事もないですけど・・・」
「え?えと・・・許してくれるんか?」
「えぇ。キーワードは[なんでもするから]」
「よ、よっしゃ!なんでもするからってアホかぁっ!」
強烈なツッコミがこなたの後頭部を正確に捉えた。
「あたぁ・・・な、何も全力でシバかなくても・・・」
「アホ!こっちは思いっきり反省しとんじゃ!そらウチのやった事は最低やけど・・・」
「でしょ?やっぱり何でも言う事・・・」
「せん言うとるやろが!」
151恋するロッテ黒井:2007/05/31(木) 01:20:28 ID:snN7EsEN
「うぅ、そんなにバシバシ叩かなくても・・・」

「あのなぁ・・・ほんま結構キタんやで?お前の態度。もう終りや思たもん・・・」
「私もちょっとやりすぎかなぁ、とは。でも、寝込み襲ったのはダメですよ。」
「っ!そ、それは・・・ごめん、ウチが悪いな・・・。」
「なら、そう思うなら教えて下さい・・・キスの意味。」
「キスの意味?・・・え、えっと、ってかいちいち言わなあかんか?」
「私は言いましたけど。」「そらそうやけど・・・わかったよ・・・コホン。あー、こなた、好きや。愛してる。」
ななこがそう宣言すると、こなたはななこの胸に顔を埋めた。
「い、泉、何を・・・」
「こなたって呼んでください。」
「えと・・・こ、こなた・・・?」
「はい?」
「ちょっと早くない・・・かな?」
「ずっと我慢してたんです。早くなんかないです・・・」
「あっ、こなた・・・・・・って何をしとんねん。」
「んー、リアルパフパフぅ」
「・・・こなた、そこ座れ。」
「え?」
こうして晴れて恋人同士となった二人の夜は、特にエロい事もなく更けていくのだった。
152名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:23:40 ID:snN7EsEN
以上です。
読みにくいところ等あれば是非お教えください
153名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:29:15 ID:hmOZftbb
GJ!
この組み合わせも新鮮ですな(´Д`*)
154名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:46:32 ID:zxeYi+Mh
最近のSSは上の上ばかりですね。
エロに感動、ギャグに純愛。もう感動がおさまらないっス。性的な意味で。
155名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:56:05 ID:bff8f6kL
つまり心のチソチソがおっきした状態。
156名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 02:45:53 ID:ATf+/6jI
かがみあんらっきーからこな黒まで読んだ。





なあ、これが人生で最上級の幸せでもおかしくないよな?
もうどうなってもかまわないよ。
157名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 02:51:37 ID:OCeYh4bz
今日の投下量は異常。まさか6個落とされるとは思わなかった。
前スレ5月20日「幸せな日曜」を超えたなこりゃあ…

>黒こな
GJ!
158名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 04:01:27 ID:L9nWE6Hx
          /\__ _/ヽ
         /''''''  || '''''':::::::\
         |(●),__||_、(●)、.:| +
         .|_ ,,ノ(、||_, )ヽ、,,_.:::|
         |__,rエエェ、_.::::::|     +
         \  ̄ヽr-rヲ .::::/    +
      ,,.....イ.ヽ`ー `ニ´ ―ノ゙-、.
      :   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
          |  \/゙(__)\,|  i |
          >   ヽ. ハ  |   ||
159名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 04:02:13 ID:L9nWE6Hx
ゴメン
160 ◆0iImM7mexo :2007/05/31(木) 06:14:30 ID:OCeYh4bz
>1-808氏
ちょっとお聞きしたいことがあるんですが「Girl and dog」の1レス目の

>ふさふさの犬耳と尻尾を付けたゆたかとみなみ。原っぱで仲睦まじくじゃれ合ううち、
>いつしか二人は草深い中で手と手を取り――

こちらの文章からインスピレーションを得て1本書いてみたいんですが、OKでしょうか?
161名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 07:38:15 ID:p1d4yXDI
うわあ。起きたらもっと凄い事になってたよ。びっくりだ。
ひよりんとわんこでくすっとして、しおらしいこなたにムヒョーして。
1スレ108さんも、ここの152さんもGJ!

ていうかこの上補佐さんも新作……もっともっと凄い事になりそうだ。わくわく。
162名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 07:44:07 ID:p1d4yXDI
……108じゃなくて808だったよね……。
アレだ、ロムこなた兄さんに成敗されてくるOTL
163名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 10:06:19 ID:BZJ4xao1
>>149

>「最低ですね」

久しぶりにクールモード(1巻1話4コマ目)に入るこなたモエス
164名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 19:12:42 ID:BEvFnFF+
ねんがんの らきすたげんさくを てにいれた!

165名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 20:27:20 ID:Gbwg4qB+
>>164
こなた と みゆき どっちがすきだ?
166名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:03:22 ID:lySY9hIY
みなみ
167名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:09:09 ID:pdCiU+7h
こなたとみさお
168名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:13:02 ID:m3hs/5dX
みゆきさん人気ないよなぁ・・・公式サイトの紹介も

かがみ「こなたの親友」
つかさ「こなたの親友」
みゆき「こなた達のクラスメイト」

になってるのが悲哀を感じる。
169名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:13:31 ID:9s39eC8g
>>165
きくまでも なかろうよ
170名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:22:10 ID:zkKggyTs
けっきょく、
かがこなに行き着くしかないような
キャラ世界観の狭さ
171名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:32:34 ID:pdCiU+7h
一見影の薄いみwikiさんだが、実は……



ってな展開もできるよな
172名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:44:18 ID:9s39eC8g
ゆたちゃんとみなみがアニメに出てくれば
妄想ぶちまける人たちも出てくるよ
だってこのスレにはリアルひよりが多いもん
173名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:48:29 ID:JMrqoQ0V
だがここでつかかがを提唱したい。
誰かヨロシク。
174名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 22:35:11 ID:F48otsR+
あいにく私はかがこなが読みたいのダ
175名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 22:50:05 ID:9s39eC8g
そんな二種類の人間がいてもいい
自由とはそういうものだ
176名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:01:31 ID:0Bvsh/vx
ここで黒こなリバ可がナンバー1な俺参上
177名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:02:28 ID:JMrqoQ0V
しゃーへん。自分で書くか。
178名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:02:38 ID:qb4I4Thl
作者もみゆき不人気は自覚してるだろうし
そろそろ後付け新設定でもでてくんじゃなーの
179名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:03:59 ID:9s39eC8g
後付け新設定を考える前に
高良家の家族の謎を解明して下さい
180名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:07:07 ID:S3fcwnhj
「わたしの むねは 3センチほどしかなく ふくらみがあいまいです」
「それは ぷにぷにする ろりーたな きゃらということでしょうか」
「ちょっとまってください」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm373320
181名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:07:54 ID:Cgkxqyzq
何故こなかがの名前があがらない……
みんな好きだよね!?
182名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:18:23 ID:OCeYh4bz
イエスだね
183名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:21:09 ID:bff8f6kL
こなかがで妄想を始めたら、なんだか乙女ちっくになってしまうこなたとツンデレでこなたを振り回すかがみがあれこれあって、やっと初めてのちゅう、の辺りで力尽きた。

184名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:45:02 ID:4mp6NkE/
>>183
さぁ、今すぐその妄想をスレに書く作業に入るんだ!
185名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:49:01 ID:snN7EsEN
>>183
戻るんだ!
186名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:05:49 ID:YV6rbSk+
>>183
よし。……俺と競争だ。


ふはははは、早くしないと俺の方が先に脱稿してしまうぞ!(こら
187名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:09:19 ID:ltg/bEtA
>>186
じゃあ俺とも競争しようじゃないか


かがこなムズいよ…
188名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:10:05 ID:1sFOfKMS
ならば俺も
189名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:16:23 ID:VBN9nxZe
宿題写す度に、こなたに奉仕を要求するかがみでいいんじゃね?
190名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:19:21 ID:D2mms008
かがこなはエロマンガ的になりがちだな
1911-808:2007/06/01(金) 00:30:52 ID:pbtNQd6K
>>160
OKです。
192名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:42:03 ID:bXz6CxuU
かがこなならこなたの誘い受けだろ…非常識的に考えて
193名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:51:04 ID:uBrHxHB7
>>192

「ねえねえ。今日一日、私のこと好きにしていいよって言ったらどうする?」
「は!?」
「へへー。かがみって意外とマニアだからなあ。私のスカートたくし上げさせたりとか?」
「ば、バカにすんな!そそ、そんなアホみたいな……」
「またまた、そんなこと言っちゃってー。ホントはやらせたいくせにー」
「ふ、ふん!もしそんなこと言うんだったらね、きちんと自分で宿題やるように言うわよ」
「……実は今日、この下パンツ履いてないんだ」
「!!?」

まあこういうことだとは思うのですが。
誘い受けっていいですよね。






194名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:52:10 ID:0LFzpbKg
こなたは男子にはもてるのですか
195名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:53:49 ID:D2mms008
見た目悪くないけどリスク高そうな不思議ちゃん扱いだろ
196名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:57:06 ID:F3j34UaB
リアルな話。あそこまでオタク出しちゃっていると、男近寄ってこないと思うよ。
それかオタクな男と話すくらいじゃないかなぁ
197名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:05:06 ID:D2mms008
見た目次第だろ

わざわざ秋葉に(見た目が並以上の)オタ女をナンパしにくる男もいるくらいだし、
性欲の前には趣味行動などささいなこと
198名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:05:34 ID:T5cLV6uT
萌え漫画内の女なんて、
男の匂いさせちゃいかんだろ
199尼野録 拾七 ◆9YoxyCDQ/E :2007/06/01(金) 01:17:04 ID:YV6rbSk+
よっしゃ脱稿したぁぁ! 俺、空気も読まず惨状!!

……えー。という訳でこれより本文5レス、前書きあとがき含め計7レスにて、非エロのかが×こなを投下いたします。

なお、今回は捏造設定に加えて女性の生理に関する描写がありますので、あらかじめご注意下さい。
また、過去の拙作をお読みいただかないと若干不親切な点があるかもしれません。

NGワードはタイトルより「ブルーデイ」でどうぞ。
それではこれより、投下を開始します。
 こなたです。気分悪いです。第一部完。泉こなた先生の次回作にご期待下さい。


 え? 真面目にやれ?
 しょうがないじゃん、朝からめがっさブルーなんだから……。


 朝っぱらから気分が悪い。しかもなんだか血が足りない。おなかもどうも張ってるし、大事なとこから血が出てる。
 うん。どう見ても女の子の日です。本当にありがとうございました。
 慣れないんだよね、これ。慣れないし好きになれない。あー。どーしてこんなもんがあるんだろう。

 今きっと私、すっごいブスな顔してると思う。
 世界卓球で時間変更と延長のダブルパンチ食らった時だってこんなにブルーじゃなかったってくらい、全力全開でブルーだもの。
 だから今日は早起き。こんな顔の私、かがみとかには見せたくないもん。さくっと授業終わらせて、うち帰って新居昭乃でも聴こう。
 口元をへの字にしながら、人ごみをかき分けて歩く。バス乗り場まであとちょっと。と、その時。

「よっ、こなたおはよう!」
「こなちゃーん、おはようー」
「おはようございます、泉さん」

 ……なんでさ。
 みゆきさんだけなら多分逢う事もあるかなあとか思ってたけど、かがみとつかさがくっついてきたのは少々予想外。
 そう言えば、こないだからつかさとみゆきさんって付き合い始めたんだっけ、と思い出す頃には、もう3人は私の目の前までやってきていた。

「おはよー……」
 うう、最低だ。こんな景気悪いブス顔、一発目から一番見られたくない人に見られるなんて。もう穴掘って潜りたい。今日は厄日だよ……。
「どうしたのよ、元気ないわね」
「女の子の日……今月は特にひどいみたい……」
「それは大変ですね……。泉さんのはいつも軽くていらっしゃるのに」
「え? こなちゃんってまだ来てなかったりは」
「……ごめんつかさ、今いっぱいいっぱいだからそういう冗談笑ってあげらんない……」
 ていうかこの年で来てなかったら、さすがに色々やばい。ああもう、また思い出したくないこと思い出しちゃったよ。
「あ……ごめんね」
 気まずそうなつかさの笑顔が、逆に私まで気まずくさせる。

 頭じゃ分かってるんだ、この子に悪気がないって事は。分かってるから、余計に自己嫌悪がふくれ上がる。
 と、空いてた右手が無意識にかがみの制服をつかんでいた。
 あわてて引っ込めようとすると、今度は逆に手を握られる。かがみの手、あったかいよぉ……。
「こなた、授業は受けられそう?」
「なんとかがんばってみる……。つかさ、みゆきさん、もしもの時は保健室まで付き添いお願い」
「うん、わかった。こなちゃんも無理しないでね?」
「お辛いときには、いつでもおっしゃってくださいな」
「ありがと、助かるよ」
 二つ返事で了承してくれる二人。いつもなら小ネタで返すとこだけど、そんな元気すらおなかから流れ出てってる。

 ほんとは、かがみに一緒にいてほしい。ずーっとずっと、かがみについていてもらいたい。
 でも、かがみだけが隣のクラス。私に何かあっても、一番そばにいてほしくても、すぐには来られないんだ。
 ……うん、でも大丈夫。つかさもみゆきさんも優しいもの。だから平気。きっと平気。

「本当に、無理するんじゃないわよ?」
「うん、へーきへーき。なんとかなるよー」
 心配げなかがみに、背伸びして笑顔を返す。固く握った手に、少しだけ汗が浮いていた。
201名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:18:18 ID:t1kidg2f
正直オタ話できるような彼女なら見た目イマイチだったとしても大歓迎だな
腐女子じゃなきゃだけど
「おし、ちょうど時間やな。ほんなら今日の講義はここまでや。来週は小テストするさかい、よーく復習しとくよーに」
 先生の声に被さるように、お昼のチャイムが鳴った。みゆきさんの号令が終わるやいなや、みんな思い思いに席を立っていく。
 ていうか、さっきから寒気が止まってくれない。クーラー利きすぎなんじゃじゃないかっていうくらい寒い。……結構、やばいかも。

「それじゃあこなちゃん、チョココロネ買って来るね?」
「……ありがとつかさ。みゆきさんも気をつけてね……?」
 一歩どころか1ドットも動けそうに無いので、私は買い出し部隊に出動を要請した。
 つかさだけじゃ心もとないので、みゆきさんのエスコート付き。
「泉さん、やはり保健室までお送りしましょうか?」
「うんにゃ、カロリー補給したら多分自力で歩いていけると思うから……飲み物はあったかいのでお願い、カフェオレのホットとか」
「かしこまりました」
「行ってきまーす!」

 購買に旅立つ二人を見送ると、とたんにやることがなくなった。かがみは……まだ来ない。古文の授業、また延びてるのかな。
 おなか、痛い。身体中の血が根こそぎ流れていっていく感覚。かがみ、早く来て。歯の根が合わない。白石くんの声が妙にうるさい。
 後ろ向きな思考の渦から、何かの言葉が浮かび上がってくる。

《泉ってさ、少し変だよね》
 中学時代の同級生。思い出したくもないあの声。
 やだ、思い出させないで。
《なんか髪もぼさぼさだしさー、男子に混じってえっちな話してるし?》
 おなか、いたい。なんか、さむい。
《そうそう! あいつ、半分男の子なんじゃない?》
 力、はいんない。早く。はやく。はやく来て。
《言えてる! そう言えば聞いた、泉ってあれが来てないんだって!》
 なんで、なんでこんな時に。きっついよぉ。かがみ、お願い。

「よーっす、お待たせ! ごめんね遅くなって。つかさとみゆきは? まだ購買?」
 ノイズの中から声がする。かがみ。重いまぶたをこじ開ける。かがみ。かがみ。かがみ。
 もうパンクしちゃいそう。遠くなる手足の感覚を無理矢理呼び覚まし、強引に立ち上がる。
 後ろで何かが倒れる音、白石くんがびっくりしてお茶を噴いた。
 糸の切れた人形みたいに漂う。ぎょっとしたかがみの顔、どうしてなのか理由が分からない。
 もの問いたげなかがみが私に手を伸ばす、その手にすがろうと私も手を差し伸べ、触れ合う直前。

「柊ちゃん、いる? みさおが階段を三段抜かししようとして足をくじいたの。念の為保健室に連れて行くから、手伝って」

 かがみが。後ろを向いた。

《えー、超やばいよそれ。なに、あいつフニンショー?》
 知らない人がいる。かがみはそっちを向いている。
《いいんじゃないの? あいつ半分どころかまるっきり男だもん》
 かがみが向こうへ行っちゃう。
《ていうかもうあいつ、――と結婚しちゃえばいいじゃない》
 かがみの背中が遠くて小さい。
《そうだよね、変人同士お似合いって奴?》
 セーラーカラーの赤色が、月の裏側よりまだ遠くに見える。
 遠くへ行ってしまう。かがみもあの子と同じように。私を置いて、どっか遠くへ……!
 ……こころが、折れた。
「やだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「こなたっ!?」
 自分が何をしているか、なんて自覚はなかった。
「やだ! やだ! やだぁ!! おいてかないで、かがみをもってかないで!!」
 かがみ。かがみ。かがみ。かがみ。行かないで。
「どうしたのこなた、落ち着いて!」
「連れてかないで、連れてかないで、だって、私、私、わた、し……」
 握り締めていたはずの手から力が失せる。目の前が真っ暗に変わる。かがみの顔。暗すぎて輪郭しか見えない。
 くたびれたぬいぐるみみたいに、私は床へとくずおれる。

 どぼん。真っ黒い沼に落ちる水音が、聞こえたような気がした。

 ずぶずぶと。私は黒い沼に沈んでいく。
 べとべととまとわりつく湿った感触と、鉄のような匂いが気持ち悪い。

『あのね、――』
 いつしか私は、中学の制服を着て立っていた。
『どうしたの、こなた』
 そしてあの子がいる。はじめて出逢えたオタク友達。

『卒業式のあと、少し話せる?』
 私はあの子が大好きで。
『別にいいけど?』
 あの子もそうだと信じて疑ってなかった。

 沼の底の風景はくるりと変わる。桜並木の見える体育館の裏手。
『……あのね、私さ』
 やだよ、思い出させないで。

『――の事が……』
 せっかく、忘れてたのに。せっかく、今好きな人がいるのに。

『やだ……やめてよこなた! あんたおかしいよ!? 女の子同士でだなんて、そんなのまるで……』
 忘れたままで、いたかったのに……!


『……そんなのまるで、変態じゃない!』


 目の前が暗転する。足の間から流れる赤黒い流れは、周囲の沼に混じって黒くよどむ。
 景色が、みんな遠ざかっていく。見慣れていた景色、見慣れていた人たち。

(…………た)

 パティが。ひよりんが。みなみちゃんが。黒井先生が。みゆきさんが。つかさが。ゆい姉さんが。ゆーちゃんまでもが。
 みんなみんな、遠ざかっていく。あの子の背中も。かがみの背中も。二つ並んで遠ざかっていく。

(………なた)

 私は声も出せない。泣く事もわめく事も出来ないで、ずぶずぶと沼に沈み込む。
 そして手足も溶けていく。黒い沼と同じ臭いを発する、沼と同じ物になっていく。

(……こなた)

 おいていかないで。お願い、おいていかないで。おいてかないでよ……一人に、しないで……!


(……こなたっ!! 起きなさいよこの馬鹿こなた!! 貧血なんかで一方的にへこんでるんじゃないわよこのヘタレーーーーっ!!)
 どんがらがっしゃーん。漫画チックな稲妻が落ちた。真っ黒かったはずの視界をベージュ色の雲が被い、ざばざばと夕立を降らせていく。
 ……ああ。お母さんの雨だ。雨が私の汚れを洗ってくれる。私の臭いを焼いてくれる稲妻は、きっとかがみだろう。なぜかそう思えた。
 身体が、浮力を取り戻す。初めて泳ぎを覚えた時のように、力を抜いて浮かんで……。


「ごな゛だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「どひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁーっ!?」


 意識を取り戻した私が見たものは。視界いっぱいのかがみの泣き顔でありました。
 いやもう。いつぞやのダイエット失敗にも匹敵するぐへぇっぷり。

「馬鹿! 馬鹿! お馬鹿! 超ド級馬鹿! なんで、ひっく、なんで、なんでこんなになるまで無理したの!」
 あのう、かがみさん。私一応病人らしいんですが。何故に振り回されているのでしょうか。
「彼女なんでしょ! 好きなんでしょ! 一緒に雨乞いだってしたじゃない! ……どうして、どうして頼ってくれなかったのよぉ……」
 服の胸元が濡れてる。こんなになるまで、泣いてくれたんだね……私のために。

「ごめん、ね」
 鼻の奥がつんとする。人影があるかどうかなんて、もう関係なかった。

「ごめんね、かがみ。無理しちゃって、心配かけて、ほんと……ごめん、ね……!」

 あとは言葉にならない。なりようもないし、する必要もなかった。
 私を力いっぱい抱きしめたかがみを、ようやくぬくもりの戻った腕で抱き返す。
 そして堰を切ったように。私たちは、二人で思いっきり泣いた。

「……昼休み、終わっちゃったね」
 私が寝かされているのは、保健室だった。部屋には私とかがみが二人きり。かがみの友達は、もう授業に戻ってしまったのだろう。
「大丈夫よ。私も気分が悪いってことにしてるし、ちょうどアレも始まっちゃったところだから……さ、これ飲んで」
 平静を取り戻したあと。かがみはお茶のようなものを淹れて私に勧めてきた。
 ていうか。かがみさん、この「甘くないのもありますよ?」と言わんばかりのキラーフレグランスは何事で?
「……なに、これ?」
「アレの薬よ。天原先生が、あんたが起きたら飲ませとけって」 
 はて。あまはら、あまはら……あー。いつもゆーちゃんがお世話になってる保健の先生だ。
 まあ先生のお勧めなら、効果は確かなんだろうけど。んー。

「いきを とめて なかの えきたいを のみほした」
「……体が動かないとか残念とか言うのは禁止ね」
「読まれてるー!?」
「あったり前よ。伊達にあんたと付き合ってないっつーの」
 ちょっとしたお茶目をかがみんに看破されてしまったので、大人しく薬を飲むことにする。……うう、まじゅい……。
「げえっ!! みるみるまに わたしの あたまに あおく ながい けが はえてきた」
「あんた元から髪青いでしょうが!」

 そうこうしているうちに身体も軽くなり、なんとか起き上がれるようにはなってきた。
 おなかのあたりも、なんだかあったかい。あ、これ使い捨てカイロだ。ぬくぬく。

「だいぶ血色もよくなってきたみたいね。とりあえず一安心かな」
「うう、すまないねえかがみんや」
「それは言わない約束でしょ……ってまた何を言わせるかなあんたは」
 ああ、いつものかがみといつもの私だ。胸の奥が暖かくなるのは、薬のせいだけじゃない。
 傍らに寄り添うかがみが、私の髪をそっとそっと撫でてくれる。それが嬉しくて、私は子供のように目を細めた。
「あのね」
「ん?」
 回る秒針を見つめながら、私は切り出した。
「初めて女の子の日が来たのってさ、失恋した時だったんだ」
「失恋……その、男の子と……?」
「うにゃうにゃ。前に話したでしょ、中学の時に仲の良かった友達がいたって」
「ああ、魔法使いがどーたらって子? ……そっか……」
 かがみはベッドに腰掛け、髪と背中とをさすってくれる。その手を感じながら、私は昔語りを続けた。
「リアルで女の子同士って、やっぱり何かと肩身狭いしさ。そこらへん分かってなかった私の、若き日の過ちってとこ」
 元からお父さんと育ち、男の子が見るようなものに囲まれて育ってきた私だ。
 中学に上がって友達が出来にくかったこともあって、友情が愛情に化けるのは結構早かった。

「私は成長も遅くてさ、女の子の日とかもぜんぜん来なかったし。だからどっかで……男の子になりたかったんだろうね」
 けれど、その夢は叶わなかった。恋に破れたその日に、私は自分が女だという事を突きつけられたんだ。
「失恋してからずっと、その事にふたして、普通に普通にって思いながら、なんでもないように生きてきたんだけど……でも、逃げてたんだね」
 切れ長の瞳をまっすぐ見つめる。それを気づかせてくれたのは、きっとこの子だ。
「ごめんね、それとありがとう。かがみがいなかったら、私、どっかバランス取れてなかったかもしんない」
 そう言って微笑むと、かがみは面白いように真っ赤になった。
「そっ……そんな事ないよ……その、それに。私だって、私が男だったら、あんたの事幸せに出来たのにってずいぶん悩んだわよ」
 もぞもぞと、でもはっきり視線を合わせてかがみは言う。
「何度も何度も考えたわ。ずいぶん悩んだし、眠れない日もあった。……けどね。結局私、そのままのあんたが好きなんだって気づいたの」
 う。改めて面と向かって好きって言われると、なんだか私までじーんって来ちゃう。
「だから、今さらだとは思うけどさ。……女の子の私でも、こなたは好きって言ってくれる?」
 答えなんて決まりきってた。私もまだまだだよね、たかが女の子の日くらいでこんな簡単な事を見失うなんて。
 返事代わりに、私の方から口づける。長くて優しいキス。少しだけにじんだ視界に、秋の日が映っていた。

「さってと。こなた、具合はどう?」
「むー、もうちょいかかるかな。6時間目から出るから、なんだったらかがみ先行ってていいよ」
「構わないわよそんなの。どの道ノートはあやのに頼んでるから、あんたが落ち着くまで付き合うわ」
「うう、すまないねえかがみん」
「二度ネタかよ」
 突っ込みつつもかがみの表情は優しい。流石私の嫁、ここぞって時には優しくて頼りになるんだから。
 あれ、それとも私「が」嫁、って言った方がいいのかな? つらつら考えてると、なんだかあくびが出てきた。

「ふやぁ……なんか眠くなってきちゃった、休み時間になったら起こしてー」
「はいはい、りょーかい。他にはなんかある?」
 今日のかがみんはデレ全開だ。私は、ちょっとだけそのデレに甘えてみる事にした。

「んっと、さ。……子守唄、歌ってほしいな」
「こ、子守唄!? ……えーとえーと、そんなの急に言われても……それっぽい曲ならなんかあんたに借りたのがあるけど、それでいい?」
「んー、まあ良いかな。ゆったりした曲なら何でもいいや」
「分かった。じゃあ……笑わないでよ」

 ♪ひとつめの言葉は夢 眠りの中から
 ♪胸の奥の 暗闇を  そっと 連れ出すの……。

 歌うのは新居昭乃の「VOICES」。流石はかがみ、私のツボを心得てる。歌声に身を任せて、私は目を閉じた。


 まどろみの中で、私は夢を見る。どこまでも青い空を、いつか見たアニメの飛行機みたいに風に乗って私とかがみは飛んでいく。
 手をしっかりとつなぎ、どこまでも二人で。


 あれだけ嫌いだった女の子の日が、なんだか少しだけ好きになれた、そんな気がした。


(どっとはらい)
206尼野録 拾七 ◆9YoxyCDQ/E :2007/06/01(金) 01:28:55 ID:YV6rbSk+
はい、お目汚しでした。
今回ちょっとデリケートなテーマの上に、らき☆すたの枠から逸脱しちゃったかなあ、とも思うのですが。

とりあえず、お目にかけたいと思います。お読みいただいた方、ありがとうございました。
207名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:36:07 ID:h2TMQ4Fm
おお、あの雨乞い話の続編なのか。
ちょっと弱気になっちゃったこなたもアリだねぇ
208 ◆9YoxyCDQ/E :2007/06/01(金) 01:42:48 ID:YV6rbSk+
>>207
あー、「オレンジいろ」ともつながってますぜ旦那。
あまごいのオチ(つかさにキスを見られる)とオレンジいろの序盤(かが×こな交際の情報源はつかさ)、
そしてオレンジいろのオチ(つか×みゆジョグレス進化)とブルーデイの序盤(こないだからつか×みゆが交際)、と
続いていってます。

てーところで、おやすみなさ―い。
209名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:42:56 ID:1hZhIBi8
うおぉ、乙です!こなちゃん。。
こなたの心理描写って、難しいですよね。
210名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:51:11 ID:dUJfsVFg
乙でござった
かがみさんとやら、私の娘は頼みましたよ
あんたならいい嫁になりそうじゃ


諸侯は既にお持ちでしょうが、とりあえず「ごな゛だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」置いておきますよ
ttp://vista.crap.jp/img/vi8062989607.jpg
211名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:52:53 ID:BKoq/B9O
リアルでうpに初めて出会った
乙です!
こなたの女の子っぽいところがとてもナイスw
212名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:56:14 ID:ggUfBVM2
乙です、乙なんだが……
物書きとしては、うますぎて悔しいっ……(ビクビク
213名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 02:10:41 ID:PJaAyz0s
切なくて甘い一本をありがとう
かがみに出会えてよかったなぁ…こなた…
214名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 02:21:43 ID:T5cLV6uT
>>201
腐女子にも選ぶ権利あるっつの
215名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 02:50:29 ID:9GesVXOE
こなかがで、くすぐり小説投下させてください。
人によっては非エロかも・・・
【注意】かなりハードフェチです。
216体育の授業後 1/4:2007/06/01(金) 02:52:38 ID:9GesVXOE
真夏の更衣室はむんとしている。
カーテンは閉ざされて、湿気を含んだ空気が、まるで肌にまとわりつくように、室内に渦巻いているように感じた。

「それにしても、おねえちゃんと一緒に体育なんて、初めてじゃない?」

つかさが、すっかり着替え終えて、ロッカーの鏡の前で、折りたたみブラシで髪をとかしながら言った。

「あー、そう言われればそうね」

汗でベトつく、白い半袖の運動着を脱ぎながら、かがみが小さく言う。
更衣室には、かがみとつかさ、そして、こなたの姿しかなく、皆は先に着替えてしまったようだった。
壁にかけられた円形の針時計は、午後4時35分を指そうとしている。

「でも、同じ教科の同じ先生が、2人も休みなんて滅多にない事だし、今日はレアな日なのだよ」

と、まだ着替えてすらいないこなた。
汗で濡れた髪の毛を、タオルでわしわしと拭きながら、鏡でしきりに髪型を気にしている。

「へー、こなたも髪の毛に気を遣うんだ?」

さも意外そうな、からかい半分のかがみの言葉に、こなたが不敵な笑みを浮かべる。

「ふっふっふっ、かがみんや。アホ毛は萌え要素なのだよー」

これを失ったら命はないとばかりに、頭のてっぺんから飛び出した髪の毛を指先でつまむ姿に、かがみが笑みをこぼした。

放課後、体育の授業の前に小さな混乱があったため授業の時間が伸びたためか、ホームルームはなく、そのままの下校が許されている。
まだ夕焼けには遠いが、昼間よりも、若干の優しさを含む日差しがカーテンの隙間から差し込んでいた。

「さて、私、先に行ってるね」

つかさは、リボンを結び終えると、まだ汗のひかない顔に、フェイスタオルを当てながら出口へと足を進めていく。

「あ、つかさ先に帰ってて。私、ちょっと寄る所あるからさ」
「うん、じゃあ先に帰ってるね。こなちゃん、バイバイ」

小さく手を振るつかさに、こなたも手を振る。

キィと、軽い金属音を立てて開く扉。
バタンと扉が閉まると、プレハブの更衣室全体がガタンと揺れたように感じた。

一瞬、しんとする室内。
外からは部活動に励む生徒達の声と、ボールを蹴る音が響いてきていた。

「それにしても暑いわねー」

どこか、イライラとした口調で、かがみはセーラー服の上着をガバリと頭からかぶると、袖に腕を通す。
こなたも、ようやく汗が引かない体に諦めたのか、運動着の上着の裾に手をかけた。

「そういや、こなたの運動着って、ダブダブだよね……」

かがみが、まるで小学生のように小柄な体に、たゆみを持った運動着を見ながらつぶやく。

「んー……本当は、もうちょい小さいヤツがいいんだけど、ないんだよね」
「サイズは?」
「エス」
217体育の授業後 2/4:2007/06/01(金) 02:53:46 ID:9GesVXOE
エスでもゆとりのある、こなたの体に若干の羨望を感じつつ、かがみは自分の胸を見る。
その後、こなたの胸に視線を送り、思わず「ふ」とニヤついてしまった。

「……かがみん、比較したでしょ、胸」
「そ、そんな事ないって!」
「……」

正直、ウソだった。
自分の胸の大きさが気になるお年頃、どうしても他人の胸と、自分の胸の大きさを比較してしまう。
みゆきと比べるにはほど遠く、つかさよりも若干大きいけれど、他のクラスメイトと比べると、やや小さい。
それはコンプレックスではなかったが、ついつい、自分の物よりも小さいこなたと比較してしまう。
少しだけ、得体の知れない優越感を感じつつ、ショートパンツに手をかけたかがみの脇腹に、こなたが「とうっ」と言いながら、指を突き立てる。

「うひゃ!?」

素っ頓狂な声を上げて、思わず身をよじるかがみ。
びっくりしながら振り返ると、こなたが、右手の人差し指を立てて不敵な微笑みを浮かべている。

「かがみん、脇腹弱いんだねぇ」
「そ、そんな事ないわよ!子供じゃあるまいし……」

明らかに狼狽した様子で、かがみが否定する。

「ふーん……とうっ」

ぷすっ、と音を立てるようにして、再びこなたの指先が、かがみの脇腹に突き刺さる。

「うぎゃあっ!」

思わず、カエルがつぶされたような、ひどい声を上げてしまう。

「ちょ…こ、こなた!」
「だって、かがみん、くすぐったくないんでしょ?」

ふっふっふっ、と容姿と年齢に似合わない親父臭い笑みを浮かべるこなたに、かがみのプライドが敏感に反応してしまう。

「と、当然でしょ!コチョコチョなんて、私には利かないのよ」
「ふーん……へぇ……ほぉー……」
「な、何よ、その疑いの眼は……」

目を細めて、かがみの顔を覗き込むこなたに、ますます、かがみのプライドが反応してしまう。

「わ、分かったわよ!じゃあ、くすぐってみなさいよ!」

かがみは言ってから、しまったと思った。
思わず、その場の雰囲気だけで言ってしまったセリフ。
しかし、実際にしかがみは、くすぐりに人一倍弱いことを自覚していた。
だが、言ってしまった以上、後に引く事はできない。
特に相手が、こなたであるという事が、かがみのプライドを強く刺激していた。

「ん……いいの?」
「お、女に二言はないわよ……」

どこか弱々しい言葉が口から漏れてしまう。

「ふっふっふっ、じゃ、遠慮なく」

ワキワキと指先をざわつかせながら、こなたがより一層、不敵な笑みを浮かべ、かがみに近づいてくる。
ギュッと全身に力を入れ、もうじき訪れるだろう脇腹への刺激に、全身をこわばらせる。
218体育の授業後 3/4:2007/06/01(金) 02:55:40 ID:9GesVXOE
(絶対笑うもんか)

強い決意をして唇を噛んだ直後、こなたの指先が触れた場所は、彼女の予測とは異なる場所だった。
こなたの指先は、かがみのセーラー服の袖口から腕の付け根に入り込み、その先の薄い皮膚を掴み上げる。

「ひゃひっ!こ、こなたっ!」

目をまん丸にして思わず身をよじり、思わず必死な形相で叫んでしまう。
すると、こなたは、かがみの心境をすべて知り尽くしたかのように、ニヤリと笑みを浮かべると、指先をグニグニと動かしながら、
「ほほー、かがみんの弱点は、脇の下というわけかぁ」
などと、囁いてくる。

「ひっ……くっ…そ、そんな…そんな事ないわよっ!」

脇の下に入り込んだこなたの細い指先が、じっとりと汗に濡れた皮膚を掴む度に、たまらない刺激が送り込まれる。
幾度となく笑い声を上げそうになるが、かがみはその刺激に懸命に耐えていた。

「じゃあ、かがみんよ。万歳をしてはくれまいか」
「…!ちょ、何で万歳なんてしないといけないのよ!」

突然の提案、弱点を大きく露出してしまう危機に、かがみは強い口調で反応してしまう。

「だってー、くすぐったくないんでしょ?ほれほれ、苦しゅうない」
「お前はどこかの悪代官か……」

そう言いつつ、もはや引くことのできないかがみは、恐る恐る両腕を上げる。
そして、頭の上で両手をギュッと握りしめ、顔には必死な表情を浮かべつつ、決して腕を下げないことを心の中で強く誓った。

「ほ、ほら…万歳したわよ……」

万歳をしてから、その姿を強く意識したためか、顔が紅潮していくのを感じる。
普段は決してしない姿勢、あまり見せる事もない部分。
それを露出しようと、自らの意志で姿勢を維持していることに、羞恥心が生まれつつある。

「じゃ、いくよん……」

こなたが、半袖の左袖を指先で降ろしていくのを感じる。
(は、恥ずかしい……)
そう感じている自分に、少しだけ驚いた。
普段はあまりに意識しない、意識することもない脇の下。
それを、親友であるこなたに露出されていく感覚に、ますます顔が熱くなっていくのを感じる。

こなたは、巧みに指先で左の袖をまくり下げ終えると、露出された脇の下に、人差し指を立てる。

「ぅくっ!」

思わず、かがみの口から空気が漏れる。
そのまま、指先をツーッと降ろしていくと、かがみの体が小刻みに震えた。
うつむき、強く口を結び、懸命に敏感な箇所に送り込まれるくすぐったさに耐える。
脇の窪みの辺りまで指を降ろし終えたこなたは、次に、脇に指先で円を描き始める。
時には指先の腹を使い、時には爪先を使い。
体育後、汗が乾き初めてきた脇に、じわじわと再び汗が噴き出し始め、皮肉にもそれが、こなたの指先の動きに潤滑さを与えていく。


「うう……くっ……ひっ……」

何回、円を描いただろうか、こなたの指先は、ぴたりと脇の窪みの辺りで止まる。
激しい刺激に、顔を真っ赤にして耐えていたかがみに、一時の安らぎが戻る。
だが、それは数秒として続かなかった。
219体育の授業後 4/4:2007/06/01(金) 02:56:22 ID:9GesVXOE
「ぎっ!ひぃっ!!」

かがみの悲鳴、それは、こなたが脇の下を指先でつつき始めた事によるものだった。
柔らかく、薄い皮膚に、こなたの細い指が容赦なく食い込み、かがみの体がその度にビクリビクリと大きく脈打つ。
同時に、食い込まれた指先を、グリグリと動かし、かがみにとっては形容の出来ない刺激を生み出していく。

「ひぁっ!はぁっ……はぅっ!ふぇ……ふぁっ!」

こなたは、顔を真っ赤にして、必死に我慢するかがみの顔を見つめながら、親父臭くニヤニヤと笑うと、指先を全て立て、左の脇の下にあてがった。
そして、汗に濡れる肌の上を、本格的にくすぐり始める。

「ひっ!いがっ!くふっ!ふっ、ふぁっ!」

脇の下の皮膚を、こなたの指が縦横無尽に動き回る。
それは、今まで送り込まれていた、どの刺激よりも激しく、強烈だった。
いよいよ、我慢ならなくなり始めた「笑い」の衝動。
何とか耐え続けていた口元が歪み始める。
頭の中で「くすぐったい」という気持ちが大きくなり、あったいう間に、思考を支配していく。

(くすぐったい!くすぐったい!くすぐったいよぉ!!)

耐えられない、しかし、耐えなくてはならない。
かがみは、こなたの指先から送られる、その怪しい刺激に、なぜか不思議な感覚を覚えつつあった。

「ふぅっ!くっ……うっうぐっ!ふぅぅっ!!」

それは、こなたの指から送り込まれるくすぐったさと相成って、確かに、かがみの体を包み込んでいく。
自分でも、そんなはずはないと思い、しかし、その思いとは裏腹に、それは心の中すらを駆けめぐっていく。

(このまま、笑って、くすぐられ続けたら、どうなってしまうのだろう?)

「ふうっ!うっ!も……もうダメぇ……うひゃははっ!あははははは!」

ついに、我慢ならなくなった口から、笑いがほとばしる。
そして、かがみは、自分の中で生まれ始めていた強い欲求の正体を知った。

「ははははは!!ちょっ、こな……やめぇ!!あはははははは!!」

(こなたに、くすぐり続けられたい……)

ぴたりと、こなたの指の動きが止む。
心の中で、ほっとする自分と、残念に思う自分が生まれ、それは一瞬にして『どうして、やめちゃうの?』という気持ちに転じていく事に、少しだけ驚いた。

「かがみん、弱いじゃん」

嬉しそうに言うこなたに、かがみは、息も絶え絶えに床にへばりつく。
呼吸が弾み、心臓がドクンドクンは強く脈を刻んでいる。

「……だ、大丈夫、かがみん?」

ゼイゼイと息を切らして、うなだれるかがみに、こなたも心配になったのだろう、顔を心配そうに覗き込む。
トクンと、胸が弾んだ。
それを隠すようにして、目を反らし「だ、大丈夫……」と一言返すだけで精一杯。

真夏の夕暮れにはまだ遠く、時計はまだ5分しか時を刻んでいない。
かがみは、自らの体に芽生えた、この不思議な気持ちの処理に、抑えられない鼓動に身を委ねつつ、困惑していた。
220体育の授業後 了:2007/06/01(金) 02:57:16 ID:9GesVXOE
以上です。
稚拙な内容で失礼しますた。
221名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 03:01:24 ID:tHqIyPYW
>>206
甘い、暖かい。
>>220
エロい、くすぐりエロい。


双方GJ
222ましまろ(まとめ人補佐) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 05:59:58 ID:1sFOfKMS
どもです。突然ですが、コテ変えます。
(まとめ人補佐→ましまろ(まとめ人補佐))
この名前だと別のスレで投下するような時に使えない事に気づいたので……。

>1-808氏
ども、ありがとうございます。
早速執筆に取りかからせていただきます。

>尼野録氏
シリアスものGJっす。
こなたにもこういう頃があったのか…。

>>216-219
GJです。これはなかなかにエロス……。
前スレでくすぐり小説の予告してた方(API書いた方)と同じ方ですか?
223名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:43:38 ID:YV6rbSk+
>>220
こ……これがくすぐりフェチか……!
というかこう、かがみの「目覚めちゃった」感覚がなんかえろく描かれてて、おっきしました。GJ!


224名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 08:12:18 ID:tAsJC3Pz
>>206> >220

すげぇぇぇぇ!GJ!!
同じく、SS書きとしてその文章力がうらまやしすぎる・・・orz


ところで、>>111氏のあんらっきーでいの「その後」をぼんやり考えてたら、ものすごく
ヤバい方向へ向かっていって困ってます。

強烈な人間不信とトラウマを抱え、一切の接触を断って部屋に閉じこもるこなた。
なんとか会って一言だけでも謝りたいと、こなたの家の前で何日も待ち続けるかがみ。
そんなかがみを、こなたの憎しみに満ちた目が射ぬく。
降りしきる雨はかがみの体力を徐々に奪っていき・・・・・・


あああああああああ
封印ケテイ
225 ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 08:32:13 ID:1sFOfKMS
>>224
ちょw
実は、後腐れのないように催眠か何かで記憶を封印されて、日常生活へ復帰、
皆の総意でパーティする時だけ淫乱な犬になるというオチも考えてたんですが……。
(最後のみさお&あやのが出てくるシーンの代わりにエピローグとして挿入する予定だった)

そういうのもいいかもしれませんね。えぇ。
226名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 08:38:15 ID:eWKZaL23
なんという鬱展開・・・
・・・・・・
・・・・・・
       
   / ̄\
  | ^o^ |  
   \_/
227名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 09:38:06 ID:YV6rbSk+
>>224 >>225
ちょ、ちょーっと待ったぁぁぁ!?
鬱展開は個人的には勘弁していただきたいのじゃよギャワー。
まあ一つの意見に過ぎないから、最終的にはましまろのひとに委ねるけどさ。


ちなみに俺の脳内では「あんらっきーでい」のこなちゃんは、みんなの「愛奴る」として日替わりで
ねっとりしっぽり愛されます。今日はゆーちゃん、明日はかなたさん、明後日は満を持してかがみん、とか(自爆
228名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 09:40:40 ID:E1jVgKbx
ふむ。家の中にも「敵」(=ゆーちゃん)がいるんだからこれはキツいな

・そうじろうにも真実を話さず、ただ部屋に引きこもる
・陵辱系エロゲーを窓から投げ捨てる
・ゆーちゃんやゆい姉さんが部屋の前までやってくるが、締め切った扉に目覚まし時計を叩きつけて撃退
・深夜、空腹に耐えかねてコンビニへ出かけるが、戻って来たら家の前にかがみがいたのでネカフェへ退避
・ちょっと気力出してネトゲーにログインするが、黒井先生と会った瞬間[Alt]+[F4]
・お金がなくなって帰宅、おずおずと話しかけようとするかがみに「……帰って」と一言
・ショックと風邪(肺炎なりかけ)のWパンチで、かがみその場でついにダウン
・病院で気がつくかがみ。泉さんが家まであなたを負ぶってきて、何も言わずに帰ってしまった、と言うまつり
・読んでて鬱入る確率は120%。二度読みでさらに鬱が悪化する確率が20%、の意味

あとはB世界突入でもかなた降臨でもなんでもありだチクショーw



ぎゃわー
助けてましまろの人ーorz
229名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:00:41 ID:8RExsI11
チューチューラブリームニームニームラムラ♪
230名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:08:01 ID:69KF1EuN
>>229
プリンプリンポンヌルレロレロ!
231名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:16:09 ID:E1jVgKbx
……や、ヤバイ。空気を変えねば。即興。

-----------------------------------
『ある日の風景』
-----------------------------------

<<(ポッペポッペポー♪ ポッペポッペポー♪)←BGM>>

「あら、こなちゃ……こなたさん、御機嫌よう」
「あら、つかささん、御機嫌よう。お変わりなくて?」
「え、ええ、おかげ様で」
「今日は、かがみさんとはご一緒ではなくて?」
「お姉ちゃ……お姉様は、少々お体の具合がよろしくないと……」
「まあ、それは心配ですわね。……帰りにお見舞いにお伺いしたいのですが、よろしくて?」
「うn……え、ええ、歓迎いたしますわ、こなたさん」


   ×


「あら、泉さん。今お帰りですか?」
「あら、黒井先生。ご機嫌よう」
「私も、かがみさんのお見舞いにお付き合いさせていただいてもよろしくて?」
「ええ、喜んで」
「……ああ、大切な教え子が今まさに病の床に伏しているなんて、胸が締め付けられるような思いですわ……」
「私もですわ……では、参りましょうか、黒井先生、つかささん」
「え、ええ。ご案内いたしますわ」


   ×


「お姉ちゃ……お姉様、黒井先生とこなたさんがお見舞いにいらしてくださってよ」
「お邪魔いたしますわ、かがみさん」
「かがみさん、お身体のお具合はいかがですか?」
「…………」
「……かがみさん?」
「……眠っていらっしゃるのかしら?」
「…………」
「……かがみさん?」


   ×


「……ゴメン、私、その口調やっぱ無理」
「かがみの負けー(=ω=.)」

<<(チャッチャラチャッチャララン♪)←BGM>>
232名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:33:35 ID:XD2HTgTM
>>228
欝物好きとしてはぜひ書いてほしい展開だから困る。
233名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 11:28:38 ID:kO+lg16B
鬱もいじめも死にネタも、取りあえず物語として楽しめる俺が通りますよ
どんな結末でもENDを見ないと落ち着かないんだよね、あんまキツいやつでも時間置きながら読んじゃう
234名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 11:48:57 ID:UIEwlf+a
そんなキツいのあったっk…


あぁ、ヒイラギはキツかった
235名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 12:22:46 ID:E1jVgKbx
連スマソ。広げた風呂敷はちゃんと畳む。
--------------------------------

病み上がりだというのに、退院そうそう泉家の前に佇むかがみ、それに引かれるかのように集まる加害者一同
見かねたそうじろうが、家へと招き入れる
全てを聞き、事の真相を知ったそうじろう、「……歪んだ愛情の暴走……か」と呟く
「親としてはぶん殴ってやりたいところだ」と前置きしながらも、その「想い」自体にはある種の理解を示す
そうじろうは語る。
こなたは、オレにさえ事の真相を話していない。警察にも訴えていない。そして、倒れたかがみ君を柊家へ運んだ。
こなた自身、皆の思い(愛情)をわかっていないわけじゃないんだろう。
こなたは今、自分の中で葛藤と戦っている。そして、それを支えられるのは君達じゃない。
……心配するな、オレはあいつをそんなにヤワには育てていない。今は時間が必要なんだ。
そうじろうはそう言って、全員を帰す。
ゆたかを一旦実家へ帰し、またもとの二人きりになった泉家。
「かなた……こなたの力になってやってくれ」と、そうじろうは呟くのだった。

数日後の朝。制服姿でそうじろうの前に現れるこなた。
「もう大丈夫。今日から学校行くよ」と言い、家を出て行く。
学園の正門前、久しぶりに再会するこなたと三人。
「おはよ」先に声をかけたのは、こなた。
「おはよ、こなた……」
沈黙。
「……あ、あのさ、こなた……私、わたし……」
今にも泣き出しそうな表情で言いよどむかがみに、僅かに微笑を浮かべてこなたは言う。
「行こ、かがみ。授業始まるよ」

立ち直るには、まだ時間が必要かもしれない。
あの頃には、もう戻れないかもしれない。
それでも、前を向いて進もう。
それが、少女の出した結論だった。
236名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 12:36:27 ID:YV6rbSk+
>>228
ほ、ほぎー(アリだー
あうあうあうあ、心がずきずき痛むのじゃよギャワー。

な、ならば対抗して。
・あのあと、表面上は普段どおりの日常生活を送るこなた。
・鈴の入った封筒を手渡されるのが調教の合図。手渡してきた相手がその夜のご主人さま。
・立木ズは背景なので参加しない。かなたさん含むあの夜の女性陣+そうじろうってとこか
・ちなみにご主人さまは日替わりで替わるが、誰が相手かは当日までこなたには秘密。
・調教の正装は、基本的にノーパンノーブラ+ラビアピアスに鈴をつける。
・服はそのときどきのシチュで自由だが、↑は厳守。破ると罰として全員に犯られる。
・でも基本は「愛だよ♪」。多少ねじ曲がってるのは気にしない。
・まあ要するに、こなたはみんなの愛奴(と書いて、およめさんと読む)ってこった。

うん、ぬるくてごめん(自爆

>>231
を、ショートコントか。こういうのもいいね。
ドリフ大爆笑ならぬ、こなた大爆笑って感じだ。この場合長さんは……やっぱりこなた?
237名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 12:48:45 ID:YV6rbSk+
>>235
うお、救済シナリオ乙。気持ちほっとした。

そしてこっちこそ連失礼。
238名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 16:56:17 ID:eWKZaL23
239名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 17:30:25 ID:E4rxEidm
救済というより責任逃避だと思うが
240名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 17:55:37 ID:wxmMr7zU
そうやって、未完や投げを極めて、SS書きに育っていくのだよかがみんや。

か「おまえ、コミケ用の原稿の代筆させるのやめないか?」
こ「そういえば、もうすぐ当落が分かる季節だねぇ」
か「くそー書いちゃる!」
つ「えぇへへ…また滲んじゃった」
み「定規に一円玉を貼ると直線引く時でも…」

こなた、かがみ、つかさ、みwikiの四名で構成される某サークルの一幕であった。
241名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 18:01:53 ID:2buiLfso
かがみだけならず洗脳が完了するなんてトゥルーエンドだな
242名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 18:54:19 ID:RgLo3FGk
発想の逆転は時として思いがけない受けを取るというが…






うん?かがみっぽいこなたにこなたっぽいかがみとな?
243名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:07:04 ID:VuOZks8P
>>240

こなた:原作(泉家の血筋か意外にいいシナリオを書く、だが文字が汚いためコミカライズするほうは大変)
かがみ:作画(持ち前の努力で、その時節時節の売れセンに絵柄を変える)
みゆき:校正&アシ(集中するとなんか出て、ものすごい勢いで効果線を引く)
つかさ:ネタ出し(考えるネタはつかえねーものばかりだが、天然キャラを作る時の生きたサンプル)
244名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:25:01 ID:wxmMr7zU
>>243
まずはコピー誌から始めるのが無難だなw 
50部程度ならまぁ、小遣いの範囲の損害で済む

こなたは島のスペースどころか、終日東西飛び回る可能性があるのでかがみんが見張り。
みwikiさんは売り子やってもらって、つかさは座っているだけでいいや。
245名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:32:34 ID:ladN+AuK
鬱系が苦手な身としては、好きな人が鬱物を書くのはモチロン自由だが
既成の普通の作品まで勝手に鬱展開にもってくのはやめてほしい
あくまで個人的に、だけど。

>>243
こなた原作って絶対エロ同人w
246名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:44:29 ID:wxmMr7zU
泉邸 こなた部屋 【会議中】

こなた「シナリオはこれでいいじゃん!プロットはかがみに任せるけど」
かがみ「……えーと、どこからツッコンでいいのやら」
つかさ「わっわっ…えーへぇーうわっ」←シナリオ読んで頬を赤く染めてます
みゆき「泉さん?やはり安全サックを付ける描写を…」
こなた「ファンタジーだからね!付ける描写で萎える人居るし、せめて妄想では中でってのが人情だよ」
かがみ「おまえ、ホントに女か」
つかさ「…………ふぁっ!ふぁっ!」
かがみ「そこ!変な所に手ー入れない」
つかさ「ひゃぅ!えへへ、おっ…おねーちゃん…あたしそんなことしてないよー」
かがみ「そおっ?じゃーその後ろに回した手を出してみなさい」
つかさ「ひぃー」

こなた「やはり双子…新しいエロの形だなぁ」
みゆき「いつまで放っておくんですか泉さん?」
こなた「無論…濡れ場になるま(ry」

こなた、かがみ、つかさ、みwikiで構成される
サークル会議の夜は無駄に更けていくのであった。

「どきどきどき」そうじろうは夜食やお茶やお菓子の用意を完了し、
こなた部屋への侵入をどう果たすかを考えていた。
247216-219:2007/06/01(金) 20:00:18 ID:9GesVXOE
>>222
こんばんは、Wiki管理お疲れ様です。
くすぐり(>>216-219)と、前スレで"API"書かせていただきました。

APIの方は、なんか予想を遙かに超える長さになりそうな予感なので、
次にポストさせていただく時は、なんかまたフェチっぽいのになると思います。
その時は、よければ読んでやってください。
248ましまろ(まとめ人補佐) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 21:56:32 ID:1sFOfKMS
完成しましたよ、と。
以下、作品概要。

・パラレルもの
・犬耳&犬尻尾付き
・ゆたか→みなみの呼称:岩崎さん→みなみさん
・服装とか特に考えてないので想像で補完しよう
 例)着ぐるみ、ファンタジー系など

NGはタイトル「いつでもいっしょ」で。
以上の内容で投下させていただきます。


>>235
心が痛い……orz

>>247
ご報告ありがとうございます。早速保管させていただきます。
APIの続きもフェチぃのも楽しみにしておりますよ。
249いつでもいっしょ(1/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 21:59:49 ID:1sFOfKMS
ちいさな草原の中を、ふたりの子犬が走っていました。
赤いかみの子はゆたか。
緑のかみの子はみなみ。
なかよしのふたりは、今おいかけっこにむちゅうなのです。
ゆたかはしっぽを元気にゆらして、みなみをおいかけていきます。

「まってよー、みなみさーん」

ゆたかはけんめいにみなみをおいかけます。
でも、みなみはとてもはやくて、ゆたかではおいつけません。
ゆたかの知りあいのお姉さんと同じぐらいはやいのです。

「………」

それでもがんばって、ゆたかはみなみにおいつこうとします。
少しずつ、ふたりの間がちぢまっていきます。
そのときです。みなみが石につまずいてよろけてしまったのです。

「み、みなみさん!?」

みなみはころんでしまいました。
あわてたゆたかはすぐにみなみにかけよります。
ですが、うつむいていたみなみがすぐに顔を上げたので、

「わっ」

こつん。
おでことおでこがぶつかって、小さな音が立ちました。
目をあけると、おたがいの顔がすぐ目のまえに見えます。

「ふふっ」
「……ふふ」

それからふたりは見つめあって、おかしそうに笑うのでした。


『いつでもいっしょ』


ゆたかとみなみは、ふたりでならんで空を見ていました。
空にはわたあめみたいな雲がながれていて、きもちのよい風が草むらをゆらしています。

「いい天気だね、みなみさん……」
「うん……」

お日さまの光はぽかぽかとしてあたたかく、ついうとうとしてしまいそうです。
ふたりがしあわせな時間をすごしていると、

「あれ?」
250名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:01:29 ID:Aep8uKq5
誰かこななな書いて
251いつでもいっしょ(2/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 22:02:35 ID:1sFOfKMS
ゆたかが言いました。

「……どうしたの、ゆたか」

みなみが聞きかえします。

「なにか、聞こえる……」

あわてて、みなみも耳をすませました。
すると、どうしたことでしょう。
どこからか苦しそうな声が聞こえてくるではありませんか。

「ゆたか……」
「うん」

ふたりはうなずきあうと、声のする方へ走りだしました。


   ■   ■   ■


「ゆきちゃん、ゆきちゃん……」
「つかささぁん……」

そこにいたのは、ふたりの大人の犬でした。
ゆたかとみなみはふたりを知っていました。

「あのひと、わたし知ってる……たしか、こなたお姉ちゃんのお友だちだよ」
「わたしも知ってる……」

ゆたかとみなみはとおくの方から、ようすを見ています。
いったい何をしているのでしょう。

「ゆきちゃん、そこだめだよぉ……」
「つかささん、かわいいです……」

みゆきという女のひとが、つかさというひとのおっぱいをさわって、何かしています。
つかさの顔はトマトみたいにまっかで、みゆきはそれをからかっているようです。

「あのひと、いじめられてるのかな……」
「ちがうと思う……」

つかさは苦しそうに顔をこわばらせています。
ですが、ときどきよろこんでいるようにも見えるのです。
それはふしぎなこうけいでした。
何でこんなおかしなことをしているんだろう、とも思いました。
でも、おかしなことをしているふたりを見ていると、
ゆたかとみなみも何だか、おかしな気もちになってくるのでした。

(みなみさん……)
(ゆたか……)
252いつでもいっしょ(3/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 22:03:34 ID:1sFOfKMS
ふたりはようすをのぞきながら、ときどきおたがいの顔や、手や、足や、
むなもとなどをちらちらと見てしまいます。
心ぞうがバクバクと音をならして、落ちついていられません。
ほっぺがあつくなって、ふたりとも、それがバレないだろうかと気が気ではないのです。

「……ゆたか、行こう。のぞき見はだめ」
「うん……」

ふたりはそこからはなれることにしました。
ほんとうは気になってしかたがないのですが、これいじょうここにいたら、
自分たちもおかしくなってしまうかも、とこわくなったからです。
みゆきとつかさの声は、まるでふたりをよび止めるかのように大きくなっていましたが、
やがて、だんだん小さくなって消えていきました。


   ■   ■   ■


ふたりは元いた場所にもどってきていました。
風はあいかわらずよわく吹いていて、かわったようすは何もありません。
ですが、ふたりの心はおだやかではありませんでした。
声が聞こえなくても、すがたが見えなくても、心はさっきのこうけいをおぼえているのです。

「みなみさん、あそぼう」
「……うん」

ふたりはまたおいかけっこをはじめました。
気をまぎらわせて、心の中のもやもやを消そうとしたのです。
おもいきりあそべば、今のくもった心にもお日さまが顔を出してくれるにちがいありません。
こんどは、ゆたかがにげる役。
みなみが十かぞえる間に、ゆたかはかけ出していきました。

「……10」

かぞえおわり、みなみはかけ出します。
ゆたかはすぐに見つかりました。
ゆたかはみなみがおいかけてきたのを見て、ひっしににげます。

「!」

そのときです。さっきのみなみと同じように、ゆたかは石につまずいてしまったのです。
いきおいをつけていた分だけ止まれなかったみなみは、
そのままころんだゆたかに倒れ込んでしまいました。

「いたた……」
「ゆたか、大丈夫……?」

ゆたかは体がじょうぶでなく、少しけがしただけでもばいきんが体に入って、
びょうきになってしまうことがあるのです。
みなみはゆたかをしんぱいしながら、体をおこしました。
253いつでもいっしょ(4/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 22:04:32 ID:1sFOfKMS
「あっ……」

ふたりはおどろきました。
なぜなら、ふたりの今のかっこうはさっき、つかさとみゆきがしていた
「おかしなこと」のときのかっこうとほとんど同じだったからです。
みなみがゆたかをくみしいたような形になっているのです。

「………」

ゆたかとみなみのしんぞうが、またドキドキとたかなります。
ねつを出したようにふたりの顔はまっかです。

「ゆたか……」
「みなみさん……さっきのこと、気になる?」

みなみはうつむいて、はずかしそうにしています。

「気持ちよさそうだったね……」
「………」
「……ちょっとだけ、やってみない?」

ゆたかはそう言って、みなみの右手を自分のおっぱいのうえにのせます。
みなみがおどろいている間に、ゆたかはその手でおっぱいをなではじめました。

「ゆ、ゆたか……」
「おねがい、みなみさん……して?」

ゆたかのかわいらしいおねがいに、みなみはがまんが出来なくなってしまいました。
ゆたかのかわいいおっぱいを、のせた手で少しもんでみます。

「きゃふぅ……ん!」

ぴこぴことゆたかのしっぽがゆれます。
さっきからあったおかしな気持ちは、このことだったのでしょうか。
ゆたかとこういうことをしたいという気持ちだったのでしょうか。
こんなことを自分たちのような子どもがしてはいけないような気がして、
みなみは不安でなりませんでした。
でも……、

「みなみさぁん、いいよぉ……もっとしてぇ」

ゆたかのしあわせそうな顔を見ると、そんなこともどうでもいいような気がしてくるのです。
ゆたかのはずかしがる顔をもっと見たい。
ゆたかのかわいい声が聞きたい。
まるで魔法にかかったみたいに、みなみはゆたかを求めます。

「ゆたか……っ」

みなみはゆたかにまたがって、ふたつの手でおっぱいをさわります。
うすいふくらみですがそこにはたしかにやわらかさがあって、
ゆたかはみなみが見たい反応をしっかりと返してくれます。
みなみは顔にこそ出しませんでしたが、その耳がぴくぴくしてこうふんを表していました。
254いつでもいっしょ(5/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 22:05:33 ID:1sFOfKMS
「あっ、ふぅ……んっ……ん?」

気持ちよさそうにしていたゆたかが、おどろいたように目をぱちぱちさせます。
手をうごかして足の間にもっていき、ふくの下に入れました。

「ゆたか……?」
「何だろう、ぬれてる……」

そのまま少しいじっていると、あっ、とゆたかが声を上げました。

「こっちのほうが気持ちいい……」
「……私に任せて」

みなみは手をゆたかのふくの中に持っていき、その中をさぐります。
すると、ぬれているところがありました。

「ここ……?」
「……うん。おねがい、みなみさん」

みなみはコクリとうなずいて、そのあたりをやさしくなでていきます。
あつくぬれたそこはひくひくとうごいて、みなみの指にびんかんに反応します。

「ふっ、あ……んっ、あぁっ……!」
「ゆたか、だいじょうぶ……?」
「だいじょうぶ……。だから、もっとさわって……?」

ゆたかはうるんだ目でおねがいします。
みなみは指がうごかすたび、ゆたかはかわいらしくあえいで、
それがまた、みなみをこの「おかしなこと」にむちゅうにさせていきます。
みなみの指はいつの間にか、ゆたかの中の方へ入りんこんでいて、
ちゅぷちゅぷとえっちな音を立てながらゆたかを気持ちよくしていきます。

「あっ、あぁっ、いいっ、いいよう、みなみさん……。もっとぉ、もっとしてぇ……!」

みなみはどうしたらいいのか少しまよって、
それから指をふやすことを考えました。
お母さん指だけでなくて、お兄さん指も入れてみます。

「あふぅ……っ!」
「ゆたか、いい?」
「うんっ……いいよ、みなみさん。きて……」

じゅぽっ、じゅぽっ。
みなみの指がゆたかの中に出入りするたび、えっちな水があわ立ちます。
ゆたかもみなみも、その音にすっかり心をとかされてしまって、
もうこの「おかしなこと」のことしか考えられません。

「なんだかへんな感じ……」
「じゃあ、さいごになめあいっこしようよ」
「なめあいっこ……?」
「うん……。そうすればきっと、いっしょにきもちよくなれるよ」
255いつでもいっしょ(6/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 22:06:31 ID:1sFOfKMS
ゆたかは体の向きをはんたいにして、みなみはゆたかにぴったりと体をくっつけます。
ふたりの目のまえには、ぬれたあそこがあって、お日さまの光をうけてキラキラ光っていました。

「みなみさんの、きれい……」
「ゆたかのだって……」

ふたりはなめあいっこをはじめました。

「んっ、ちゅ、ん、ちゅぱ……」
「ちゅ、ちゅぱ、ちゅぱ……」

ふたりのあそこはもう、えっちな水でだいこうずいになっていました。
なめてもなめてもあふれてきて、ふたりの顔をびちょびちょによごしていきます。
ですが、ふたりはそれを何とも思いません。

(だって、みなみさんのだから)
(……だって、ゆたかのだから)

えっちな水をミルクのようにのみくだすふたり。
ふたりの舌はやがて、われめの上の方、小さなでっぱりにたどり着いて、
そこをていねいになめはじめます。

「ひ、ふ、ひゃふぅっ……!」
「ん、ぁっ、あぁぁっ……!」

何か、とほうもないものが近づいてくるのをふたりは感じていました。
ひとりではこわくて、とてもうけとめられないもの。
でも、

(みなみさんといっしょなら……)
(……ゆたかと、いっしょなら)

ふたりはぎゅっとてをつなぎます。

「みなみさんっ、みなみさぁんっ……!」
「ゆたか……っ、ゆたかああぁっ……!」

広がっていくまっしろなせかい。
大きくさけんで、それからふたりのうごきはぷっつりととぎれました。


   ■   ■   ■


それから、ながい時間がすぎて。
冷たくなった草むらの上でふたりがゆめからさめたときには、
辺りはすっかりまっくらになっていました。

「どうしよう、こなたお姉ちゃんにおこられちゃうよ……」
256いつでもいっしょ(7/7) ◆0iImM7mexo :2007/06/01(金) 22:07:42 ID:1sFOfKMS
ゆたかは不安そうにまゆをひそめています。

「……いっしょにあやまりにいこう」

みなみが言いました。
そのことばにたよりがいを感じて、ゆたかは心をときめかせます。
せなかを向けたみなみに、ゆたかは言いました。

「みなみさん」

とつぜんなまえをよばれたので、みなみはびっくりしてゆたかの方を向きます。
ゆたかは笑って、こう言いました。

「また、やろうね」
「……うん」

───ちゅ。

ふたりのはじめてのチュウ。
お月さまとお星さまだけが、それを見ていました。

<おしまい>









あとがき

いじょです。
ロストマウンテンから発掘した道徳の教科書を読みながら書いた話。
執筆BGMはポポロクロイス物語2より「小さな花」。内容と関係ないですが癒されます。
これは読みにくいだろ常識的に考えて……と思う方がいらっしゃれば、
Wiki保管時はもっと漢字増やしておきます。

あと、キャラがゆたかとみなみだから何とか許されるこの世界ですが、
つかみゆでギリギリ、こなかがとかだったら確実にアウトだよな、とか思ったり。

何はともあれ、お読み頂きありがとうございました。
インスピレーションをくれ、また執筆を許可して下さった1-808氏、
そして読者の皆様に最大級の謝辞を。

ではまたノシ
257名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:11:05 ID:ltg/bEtA
>>256
だがそれがいい!
こういう文体も良いですな。GJ!
258名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:11:29 ID:D2mms008
どうでもいいけどらきすたにおける3年生軍団と1年生軍団って別漫画だよな
259名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:16:55 ID:RJPR8onT
GJ!
これって(らきすた世界に作者がいるとしたら)
ひよりの描いた同人誌じゃなくて
ゆたかの書いた絵本だよね。

「田村さん、製本のことで聞きたいんだけど」
「こ、これっスか……」
(モデルがわかりやすすぎっス)
なんて汗かきながらプレゼントの瞬間を妄想したり。

……勝手にいじってすいません
260名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:28:00 ID:ladN+AuK
>>256
GJ
世界観が完成されてて良いね



そろそろこなかがきてくれ!
261名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:39:41 ID:YV6rbSk+
>>256
ひらがな大好きな俺にとってはガード不能。
清らかでかつえっちな、まさに秘め事ですな。ぐっじょーぶ!
262名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:52:14 ID:cmz39O9h
>・服装とか特に考えてないので想像で補完しよう
> 例)着ぐるみ、ファンタジー系など


全裸でいいんじゃね?と思った俺は確実にアウアウですか
263名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:59:00 ID:Aep8uKq5
こなた攻めななこ受けってダメかな?誰か書いてくれ
264名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 23:07:47 ID:e7+eH5j1
ネトゲでチャHとか?
265名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 23:23:15 ID:9zKPcURB
ななこがこなたの家に遊びに来る

気付いたら夜。都合よくこなた以外家族は外出中「先生泊まって行ったら?」

こなたが風呂にはいっている間にななこが大人のおもちゃをみつける

「あいつ・・・こんなの持ってたんか・・・ ンッ」魔が差してそれで遊んでしまう

ちょうどこなたが部屋に戻ってきて「先生・・・なにやってんの」

「あ、ああ?ち、ちゃうねん、これはな・・・」「(´・∀・`)ヘー」

そのままこなたに言葉攻めを受けながら自慰に耽る先生


これでどうだ
266名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 23:31:18 ID:9GesVXOE
ななこ先生がネットで手に入れた怪しい「美容薬」を飲んで、淫乱になる。
みたいな、そんなおかしな設定を思いついてしまいました。
267名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 23:31:52 ID:D2mms008
無理な組み合わせはどうしてもご都合エロになってしまうのう
268名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 23:41:13 ID:uJ4iVgQ6
ご都合だっていいじゃない
エロパロだもの
269名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 23:45:50 ID:F3j34UaB
>>268
そーだ、いいこという!
270突っ込み所満載ですが何か?:2007/06/01(金) 23:47:02 ID:m6ZY3fLP
こなたの運転する車で、幽霊が出るというトンネルまで行ってみることにした。

(略)

帰り道の途中、こなたは車を止め青ざめた顔で助手席の私(かがみ)を見た。
「…ねぇ、私たちお友達よね?」
思い詰めたような表情と必死な物言いに、私はたじろぎなら頷いた。
「何があっても…友達よね?」
「も、もちろん友達よ!」「これを…見ても…?」
こなたは下を向き、そこを覗きこんだ私は仰天した。
運転席の下から生えた白い手が、こなたの足を握りしめていた…3本目の足を!
「そんなとこ握っちゃらめえぇ!」
271名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:09:54 ID:91cljWQ9
>>270
どこから突っ込めばいいのかわかんなくて逆につっこめないわw
あ、挿入っこむってことですか
272名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:49:28 ID:G05WQHhi
ten

こ「ま、ゆっくりしたまへかがみんや」
か「うわ・・・漫画やらゲームやら・・・相変わらず凄い部屋だな」
こ「そう?お父さんの部屋と比べたら、どうってことないよ?」
か「まてまてまて、そこで父親の部屋と比べるのはどうかと思うわよ」
こ「そっかな、まぁお母さんいないし、どうしてもそんな感覚になるんじゃない?」
か「そう・・・(模範となるべき同性の存在って大切なのねぇ・・・)」
こ「そんなことよりかがみんや、今日は何のDVDを借りに来たんだっけ?」
か「あぁフルメタよ、フルメタ。三期のヤツ」
こ「あぁ○ちゃんでも、賛否、評判真っ二つに分かれた三期ね〜」
か「○ちゃんって・・・たまにニュースで見かけるけど、そこって健全な未成年が見るとこじゃないでしょ・・・」
こ「別にいかがわしいなんてことないよ〜たま〜にグロいのとかエロいのが貼られるくらいだって」
か「そこはあんまり突っ込まないでおくわ・・・」
こ「え〜っと、フルメタ、フルメタ・・・・・・あ」
か「? 何か落ちたわよ?」
こ「あ〜見ない方が良いよ、パッケージの裏とか初心者が見るにしては結構過激なことになってるから」
か「!? 「ラッキーとアンラッキー ハッピーとアンハッピー・・・」って、これ、俗に言う・・・エロゲーってやつ?」
こ「大正解!!これはかなりライトな方だけど面白いよ〜」
か「そ、そう・・・」
こ「これもアニメ化したんだけど、エロゲーからアニメになった作品って結構あるんだよぅ?
 コンシューマに移植したり、PCでも全年齢化した作品だってあるのに、元エロゲーってだけで、避ける人がいるのよねぇ。
 面白かったり、感動できる作品には違いないのに、どうして皆やろうとしないかな!?」
か「そりゃあ、元エロゲーってだけで考慮する必要はどうしてもあるんじゃない?私達未成年だし」
こ「はぁ・・・じゃあ何の為に全年齢化したかわかんないじゃない、これだから一般人は・・・」
か「ま、まぁ見た感じ絵柄は可愛いんじゃないかな・・・? あんたのよく言う「萌え」っていうのも少しは分からなくもないわよ」

こ「・・・・・・・・・・・・」
か「・・・・・・・・・・・・」

:::ヽ:/: : : / !イ: : : : : : |: :l\ヽ: : : ヽ: : : : : : : ヽ: :
:\ヽ: -:/'´l |: : : : : : :|: l   ヽ、.__l: : : : : : : : ヽ:
: :∧!: /  |!、: : : : : :| |   ヽ: : : ! ̄: : : : : : ヽ
:/!: : /   | ヽ: : : : :|:!    ヽ: : | : : : : : : : : ',
:/ |: :/,.. -- 、 ヽ : : : !'   -―-ヽ: !: : : : !: : : : :
 ,!/'´  ̄ `'i  ヽ: : :l    !´ ̄`ヾ;ヽ、 : : |: : : : :
|ハヽ!rっ ___,!  ヽ: |    r'___  ,! イ : : l: : : : : 
',  `'´   ̄    ヽ|     ̄   `ヾ. l: : :ト、: : : : 
:l            '          ∧ : | ,!: : : :
l         (._,、_.)       ,': |: : !':ヽ: : :
| : ヽ、                   /: : ! / : ∧: :
l、 : : ヽ`> 、         _ ,. ‐ ' : : : :|': : / ∨
!ヽ: : : \: :ヽ: :`! ー--‐ '/´: :/: :|! : : : : ! : /
273名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:55:09 ID:1ONXDtpw
かがみ「こなたー、これいっぺん読んでみなさいよ、いろいろと考えさせられるわよ」
こなた「え〜、私本編だけでいいよ〜」
かがみ「ちょ、せっかく初回特典ついてんのにもったいないじゃない!騙されたと思って読んでみなさいって!」


・・・・・・


こなた「・・・・・・ほしのゆめみって、みゆきさんに似てるよね」
かがみ「・・・それは同感」
274名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:13:19 ID:aQDIrJMu
星の人吹いたw
275名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:28:00 ID:ziubEDi7
>>258
むしろ最近乗っ取られつつある主人公の座
276名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:42:07 ID:1ONXDtpw
つかさ「あ、こなちゃんだ、おはよ〜」
こなた「おはよん」
かがみ「おっす、○なた」
こなた「……なんで伏せるの?」
かがみ「別に意味なんてないわよ、○なた」
こなた「???」
かがみ「ほら、授業始まっちゃうわよ、早くいこ、○なた」

こなた「……訳わかんないよ……」




心の中でひそかに「あなた」と呼んでいるかがみであった。
277名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:43:48 ID:XyOQ4WDR
超ショートなのに萌えた
278名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:47:53 ID:geIbi3ow
よく出来た嫁だ
279名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 02:20:30 ID:RgZCYZ1b
半年ぶりに来たらスレが二つも進んでいた・・・
280名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 02:24:29 ID:1ONXDtpw
>>277
人呼んで5m走SSw
ところで、5m走ってマジにやるとなかなかアツいんだぜ?

>>279
ヨコソ
281名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 02:38:06 ID:935LowHh
>>280
>5m走
運動会の回のはなしで谷g…白石が参加した種目だなw
282名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:40:22 ID:6mt/Vyx1
とりあえず>>264の設定で即興でSSを書くつもりが、
執筆に三時間半もかかってしまいました。
普段なら十分な校正をしたうえで投下するのですが、
勢いが大事なのでそのまま投下。
283名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:41:04 ID:6mt/Vyx1
 こなたがそんなことを言い出してきた理由は、ななこにはわからなかった。
 ネットゲームでのチャットでの会話だから『言う』という表現は正しくないだろうが、とにかく
こなたの話は唐突だった。
《先生、花売りやらない?》
《アホか!やるわけないやろ》
 花売りとは、代価――大抵はゲーム内の通貨を支払うことでチャHの相手をする商売行為のこと
である。こなたがそんなことをするところなど全く想像できなかったのだが……。
《まさか泉はリアルでやろうとか考えてへんやろな?》
 ななこ自身はそんなことをやろうとは思わない。たとえネット上とはいえ売春行為のようなもの
だし、教師という立場上、生徒のそのような行為を看過できない。リアルでやるとなればなおさらだ。
《そんなことするわけないじゃないですか》
 ほっとした次の瞬間、さらに一行。
《先生はわたしがそんなことすると思ったんですか》
《思うわけないやろ》
《じゃあなんで聞くんですか?私のこと信じてないんですか》
 今日はやけにつっかかるな……そんなことを思いながらも、誤解を解くためにタイプを続ける。
《信じとるよ。けど確認せなあかんやろ》
《ほんの冗談じゃないですか》
《冗談でもそんなことは言うたらあかん》
《だったら先生だって変な疑いかけないでください》
《信じるために疑わないとあかんときもあるんや。何の根拠もなく信じるのは馬鹿のやることや
からな。泉がやってないって言うんならウチはそれで信じるよ》
 口で言えばすぐにすむだろうに、タイピングだとそれ以上の時間がかかってもどかしい。そもそも
こんな変な冗談を言ってごねるこなたなど、げんこつをくらわせてやればそれで終わりなのだ。
しかしチャットでは言葉以外のニュアンスが伝わらないし、げんこつなどできやしない。
《それって変じゃないですか》
《発言は疑わないとあかん。でも泉のことは信じとるよ》
 人の道を説くのが教師の務めとはいえ、こんな青春ドラマのような台詞を書かされて、なんだか
むずがゆかった。柄にもない発言の数々に、急に恥ずかしくなる。
284名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:43:04 ID:6mt/Vyx1
《それに疑われたくなければ変なこと書かなければええやろ》
 とりあえずななこは軌道修正をはかった。これ以上青春ドラマはやりたくない。
《いえですね、先生が花売りするなら私が買いたいと思って》
 は?
 モニターに映し出された文字の意味を理解するのにかなりの時間を要した。
《先生だったら相場の倍を出しても》
《アホ!いい加減にせんかい!!》
 さっきの間を、花売りに応じるかどうか迷っているのと勘違いされたらしい。
《冗談でもやめろ言ったやろ》
 こんなことを要求してくることと、自分がこんなことをやる人間だと思われていることに無性に
腹が立った。目の前にこなたがいたらげんこつ一発ではすまなかったかもしれない。
《私は先生としたいんです。冗談じゃなく》
 本気か? 自分と同じようにパソコンに向かっているはずのこなたの真意はここからではわからない。
しかしつい数十秒前にこなたの言うことを信じると言ったのは、他でもないななこだった。
《先生のことを考えると今でもこんなに》
 こんなになんだろう。頭の中で想像が一人歩きする。それなりに歳を重ねたななこには、それなりの
知識がある。その知識の出所がレディコミだったりするのだが。
《濡れてるんです》
 そしてこなたの言葉が示す内容は、ななこの想像と何ら変わらなかった。
《先生、好きです》
 今度こそ冗談。理性がそう判断したのに、何かに胸を打たれたような気がした。
《先生、そんないきなり…ああ!》
《コラ勝手に始めんな!》
《おっぱいいいです!もっとやってください!》
 ななこの突っ込みを完全に無視して、こなたはチャHを続行する。モニターの無機質なはずの
文字列を眺めると、こなたの痴態が想像の中に現れた。
《舐めるの気持ちいいです… あっ!吸うのも好きです》
 ななこは自分がこなたの乳首を舐め、吸っている様を想像した。それに敏感に反応したこなたは、
色っぽいあえぎ声をあげる。
《ブラはとってください。直接がいいです》
 どうやら今までブラはつけていたらしい。慌てて脳内のこなたをブラをつけている姿に修正して、
それを脱がすことにする。全く膨らんでいない胸に、小さな桜色の突起が申し訳程度についている。
《揉んでください。強くしてもいいですから》
 想像の中のこなたは、瞳を潤ませて乞う。顔立ちも体型も子供そのままで、保護欲をそそられる姿。
それを悦楽でめちゃくちゃにしてしまいたいという情欲が、胸の奥で燃え上がっていた。
《ええよ、ムチャクチャにしたる》
 もう、後戻りはできなかった。
285名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:44:47 ID:6mt/Vyx1
《小さいなぁ。ウチが大きくしたろか》
《言わないでください。これでも気にしてるんですよ》
 そんなことはお構いなしに、こなたの胸をもみしだく。
《そんなこと言っても気持ちええんやろ?》
《あん、んっ…気持ちいいです》
 こなたはしっかり感じてくれている。ならばもっと気持ちよくさせてあげよう。
《もっと気持ちよくせなあかんな。ほら、下脱ぎや》
《はい》
《全部脱ぐんやで》
《はい》
 想像の中のこなたは、羞恥に顔を真っ赤に染めながらも、従順だった。ゆっくりスカートを下ろし、
下着を下ろす。
《手で隠したらあかん。ちゃんと見せるんや》
《はい》
 下着を下ろすと、そこにはスリットがあった。こなたは恥ずかしがりながらも、それをこちらに
晒している。こちらに向ける視線には抗議の色が混じっていたが、それが嗜虐心を燃え上がらせる。
あの生意気なこなたが、若干反発しながらも、こんな恥ずかしい要求を受け入れてくれるのだ。
《まずは指一本でいってみよか》
 こなたの敏感な割れ目に、そっと指を挿しいれる。
《んっ》
 感度は良好。なかなかいい具合だった。
《ほな動かすで》
《はい…はぁ、ああ!》
 こなたがななこの指で感じている。などけない子供のように見えるこなたが感じている。
《二本でいくで》
 指を増やすと、こなたの反応も大きくなる。いつもはやる気のなさそうな目は、今では快楽に
染まりきっていて遠くを見つめている。小憎らしい笑みを作る口も、今は喘ぎ声をあげるために
だらしなく開かれている。
《幼児体型なのにこんなに濡れとるんやな》
《あ、だめ、気持ちよすぎです!》
《もっと感じさせたろ。クリも一緒にやったるで》
 満を持して女の子の一番敏感な部分への攻撃を始める。最初は優しく、徐々に強く。
 こなたの喘ぎ声は、その声量の限界まで大きくなる。もはや目は焦点があっておらず、そこから
やってくる快感を受ける以外の、全ての行動を体が放棄していた。それでもななこの攻めはゆるむ
ことなく、容赦なくこなたを絶頂へと追い込む。
《そろそろいくで》
 指使いをさらに激しく。一切の遠慮はない。
《だめですいっちゃいます!!!!!》
 そこでこなたの理性は決壊した。こなたはななこの指使いに耐え切れず、叫び声とともに絶頂を
迎えた。ようやくななこの指はこなたを解放し、こなたの体を休ませてやった。あとにはこなたの
荒い息遣いの音だけが響く。――そんな妄想。
286名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:46:43 ID:6mt/Vyx1
 ――な、何をやっとるんやウチは!
 行為を終えたあとのななこは、得体の知れない罪悪感に押しつぶされていた。チャHという行為
自体に抵抗があったのだが、その相手がよりにもよって高校生、それも自分の生徒であり、同性の
こなたなのだ。それを想像の中でとんでもないことをしてしまった。一人エッチをしたあとの罪悪感
など比べ物にならない。
 こなたはさっきのやりとりが終わってから一言も発していない。仮にも教師であるななこがこんな
ことをしてしまったのだから、何も言えなくなるのも当然かもしれない。
 と思いきや、突然会話が再会した。
《すいません待たせちゃいました》
 レスがあったことに少し安堵しながらも、このあとの会話を思うと気が重い。なんと言えばいい
のか、見当もつかない。
《ちょっとまどろんでたあと、手を洗っていたんで。もしかしたらお父さんに声聞かれちゃったかも》
《ほんまにしたんか!?》
 ますます恥ずかしくなってきた。モニターを前にこなたが一人エッチに耽っているところを、
再び想像してしまった。
 あかんあかん。頭を振っても、想像の中のこなたは消えてくれない。
《いや泉、これはいろいろまずいやろ》
《こっちからもしちゃいます》
 二人の書き込みはほぼ同時、よって会話は成り立っていないが、こなたの言葉がもたらした衝撃は、
そんな些細なことなどどうでもよくなるほど強烈だった。
《こっちからって》
《脱いでください。まずは上だけ》
 これ以上続けるべきではないとわかっていた。それでもこなたの言葉に、これから起こることの
誘惑に逆らえず、素直に上着を脱いだ。
《ブラも脱ぐんか?》
《脱いでください》
 むしろ積極的になっている。馬鹿だ。理性が語りかける反対意見はだんだん小さくなっている。
これから胸に何をされるか、それで頭が一杯になる。
《大きいですね。ずるい》
《大人はこんなもんや》
《こんな胸は揉んじゃいます。まずは右!》
 ななこは自分の左手をキーボードから離して、自分の右の乳房を揉んだ。
《うりゃうりゃ!もっと揉んでやれ》
《まって激しすぎや》
 片手のタイピングの遅さにいらだちながら、自分の胸を揉むという行為に没入していく。
《でも乳首立ってるじゃないですか》
 言われたとおり、乳首が立っていた。
《突いちゃいます》
 指先で乳首を突く。
「あっ、あかん」
 胸の先にこみ上げる快感と同時に、喘ぎ声がこみあがってきた。
287名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:48:08 ID:6mt/Vyx1
《感じてますか?》
 レスがないことにこなたが不安になったのだろうか。いや、こなたは嬉々として自分を攻め立てて
いるはずだ。
《感じとるやばい》
《それじゃもっとしつこくいっちゃいましょう》
 ななこは左手もキーボードから離して、両手で自分の乳房をいじり始めた。掌で乳房を包んで、
円を描くように優しく揉む。始めは優しく、そしてだんだんと激しく。それは自分自身で何度も
繰り返した行為であった。
 乳房を揉んでいるのが、想像の中のこなたに置き換わる。すると、急に羞恥心と快感が増して
きた。今、ななこにこんなことをしているのはこなたなのだ。
「泉、もっと激しく……」
《もっと激しいのがお好みなんですね》
 大人なりに成熟した乳房を、こなたは激しく揉んでくる。そんなに激しくしてくるのは自分に
それがないための妬みかもしれない、などと思いながら、今ではそれがありがたかった。
「あっ、ああっ、はぁ……」
 息が荒くなっていく。少しずつ高いところに登り始めていた。
《乳首をせめるのを忘れちゃいけませんね。摘んじゃいましょう》
 揉みしだく動きを維持しながらも、その指で乳首を摘む。こなたの攻めはねちっこく、そこに
もたらされる性感は今までの一人エッチとは確実に違っていた。
《そろそろいいですね。全部脱いでください》
 胸への刺激をやや名残惜しく感じながらも、素直にこなたの指示に従う。
《脱いだよ。早く》
 タイピングがじれったくて雑になる。早くこの先を味わいたい。
《私がどんなに感じていたか教えてあげます。まずは指一本で》
 こなたの趣味ならもっと下品な表現を使うかもしれないが、こういったチャットでは一部の単語
――例えば女性器の名称などはNGワードになっている可能性が高い。
 それを少し残念に思いながら、人差し指をゆっくりと入れた。下腹部に痺れるような感覚が
やってくる。
《もう濡れてますね。いきなり激しくやりましょう》
 こなたの指はいきなりななこの中の一番感じる部分を探り当て、激しく攻め立てる。そう、この
指はこなたの指なのだ。
「あかん、いきなり、そんな」
 ななこの濡れそぼったところに指を入れているのは、こなた。ななこを攻めるこなたの表情は、
さっきまでななこの指で乱れきっていたこなたとは正反対の、むしろ普段どおりの少し意地の悪い
笑みを浮かべるあどけない少女だった。そんな年端も行かない少女に好きなようにされてしまって
いることに、今までに経験のない感覚と感情が胸にやってきた。
 その感覚を言葉で表すなら背徳感だろうし、感情を言葉で表すなら――認めたくなかった。
こんなことがきっかけで恋愛感情が芽生えたなんて。それでもこなたの指は一切の容赦をしない。
こなたがこんなにも感じさせてくれている。こなたを思うと快感が何倍にも高まる。
288名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:50:36 ID:6mt/Vyx1
《やばいウチ感じとる》
《もっと感じてください。指増やしちゃいます。クリちゃんも舐めますよ》
 その言葉を待ちわびていた。ななこは指の本数を増やして、同時にクリトリスを刺激する。
普通はゆっくり刺激していくはずのその部分は、十分すぎるほどの性感が高まっていているせいで
すでに勃起しきっていた。
「あうっ!泉、やりすぎや!」
 ゆっくり、などという余裕もなく、いきなり最大級の刺激が送られる。愛液で濡らしておいた
指でもかなり急激なものだった。
 それでもこのクリトリスはこなたが舐めている。こなたがやってくれているのだから、全てを
受け入れてやらなければならない。
《もっとはげしく!!!》
 むしろさらに強い刺激を求める。こなたは指での中への攻撃と舌でのクリトリスへの攻撃を
器用に両立している。もっともっと、こなたはいくらでも自分を感じさせてくれる――はずなのに。
《だめです》
 ななこにとって、あまりに残酷な仕打ちだった。ここでやめさせられるなんて。
《あかん。お願いやから最後まで》
 慌ててキーボードを打って懇願する。キーボードが汚れることは気にならなかった。
《私のこと好きって言ってください。そしたら最後までやってあげます》
《好きや。愛してる》
《いいんですね。冗談じゃないんですよ》
《ウチも本気や。愛してる》
 必死だった。ここで手放したくない。その想いだけでひたすら訴える。もしここにこなたがいる
なら、抱きしめてキスしてあげたいのに。
《その言葉、忘れないでくださいね。ほら、クリちゃんに欲しいんでしょ》
 ようやく再開してくれた。好き。愛してる。もっと、何でもいいからこなたとのつながりを示す
言葉が欲しかった。
「泉、好きや。好きやからっ!」
 こなたはななこの最も望むところを的確に感じ取って攻めてくる。こなたには全て見透かされて
いる。だから、こなたが与えてくれるこの感覚は何者にも換えがたく……
《好きやからもっと》
《はい。イかせてあげます》
 こなたの攻めが最終段階に入った。もうななこには一分の躊躇いもない。
「泉、いずみぃ!」
《イってください。激しくイっちゃってください》
「ん、んぁっ、ふあっ、も、もうあかん!!」
 もう耐えられない。こなたの全力に晒されて、もう耐えられない。一気にそこまで上り詰める。
その先は、今まで感じたことないくらいの高いところで――
「い、いずみ、いく、ウチ、いくぅーーーーーーっ!!!」
 自分の指でイった。否、こなたの指と舌でイかされた。
 しばらくの間――十分か二十分か――ななこは余韻を味わったまま、放心状態だった。こなたは
いつのまにかログアウトしており、自分の恥ずかしい液体に濡れた椅子とキーボードが現実を
思い知らせた。
289名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:52:10 ID:6mt/Vyx1
 その翌日、まともにこなたを見ることができなかった。ホームルームでちらりちらりとこなたの
様子を見ても、全く変わったところはなかった。幸か不幸か、この日はこなたのクラスの授業が
なく、昼休みもこなたが見つからず、まともに話をするのは放課後まで待たされることになった。
「先生、目が怖いですよ」
 進路指導室に呼び出されたこなたは、昨日のことなどなかったかのように堂々としていて、
それがななこには腹立たしかった。こっちは今日一日悶々としていたというのに。例えばホーム
ルームで生徒全員の前で昨日の件を言い出すんじゃないかとか、内心ヒヤヒヤしてもいたのだ。
「泉、昨日のあれはなんや」
 正確には、件のチャットは十二時を過ぎたあとのことであり、『今日』の出来事である。二人とも
わざわざそんなことにつっこんだりはしない。
「チャットH、略してチャHです」
「堂々と言うな!」
 げんこつを一発。チャットでは二回はげんこつしてやりたいと思ったのだから、あともう一回
くらいはしてもいいだろう。
「ウチが聞いとるんは会話の内容のことや」
「先生寝落ちしてましたよね。まさか本当にイっちゃったとか――」
 げんこつをもう一発。今日のげんこつは打ち止めにしておこうと心に誓った。
「それやなくて、あの……冗談とかそうやないとかいう話のとこや」
「だから言ったじゃないですか。本気だって」
「ホンマに本気なんやな!?」
「信じるって言ったの先生ですよ」
「ああ……よかった」
 脱力したななこは、いきなりこなたを抱きしめる。
「うおっ、先生!?」
「泉、好きや。愛してる」
「昨日も聞きましたよ」
「直接言わんと不安になるやろ。第一なんでチャットなんや」
「ネタ的においしいじゃないですか、ネトゲのパーティーで恋愛って」
「は?」
290名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:54:45 ID:6mt/Vyx1
 その発言自体が意味不明だが、頭の中の冷静な部分が分析する。ネタというのは他人に話す
ことを前提にした話だと。
「先生と生徒の禁断の愛っていうのもいいんですけど、どこか少女漫画っぽいじゃないですか。
だからどこかに萌え要素を追加しておこうと」
 こなたの恋愛はななこの恋愛でもある。それを萌え要素とか言われるのは変な気分だが、相手が
こなたという時点でそれは諦めている。それよりも、さっき気になった部分を聞かねばならない。
「誰かに話したんか?」
「かがみんとつかさとみゆきさんに。いやあ、昼休み中問い詰められちゃいましたよ」
「アホー!!」
 ついさっき心に誓ったことをあっさりと破った。
「先生、痛いです……大丈夫ですよ、かがみんたちは理解してくれましたから」
「そういう問題やないやろ……」
 ツッコミどころがありすぎて、何も言う気になれない。こなたを恋人にすることは、いろいろな
ものを諦めることと同義なのかもしれない。
「罰として今日はネットゲーム禁止」
「お、横暴です、いくらなんでも!」
 こなたの反論にたじろぐことなく、しかしこなたから目をそらしながら言う。
「そのかわり今日はウチんとこきいや」
 それが何を意味しているか、こなたはわかっているはずで、こんなことを言うのはものすごく
恥ずかしい。
「ウチが勉強教えたる。泉の成績危ないやろ」
「それで、夜の勉強も教えてくれるわけですね!」
 四度目をやろうかと思ったが、図星だったのでやめておいた。
「あんまアホなこと言うとまた殴るで」
「うーん……こういうのも一種のツンデレなのか……」
「やめんか!」
 なんだかいろいろと疲れてきた。柊姉妹や高良はいつもこんな気分なのだろうか。
「まあええわ。泉ん家に送って行ったるからお父さんに連絡し」
「進路指導室でエッチっていうのも萌えるかもしれませんね」
「ええ加減にせえ……」
 昨日は勢いであんなことをしてしまったが、今日はどうやって目的を果たそうか、そんなことを
思案しながらななこは車を走らせた。案外簡単にエッチに持ち込めるかもしれないが。
 きっかけがきっかけとはいえ、晴れて両思いになったというのに、こなたは普段と全く変わらない。
ななこには、それが不安だったが嬉しくもあった。こなたがこんな調子なら、生徒と教師、あるいは
ゲーム仲間という繋がりをなくしても関係を続けていられるという証明になるはずだ。
「伊藤静さんみたいに関西弁萌えになってみようかな」
「誰やそれ……」
 でもやっぱりこなたの相手は疲れるのだった。

−終わり−
291名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:56:45 ID:6mt/Vyx1
チャHどころかネットゲームもやったことないので
実際どんな感じかは知らないです、あしからず。
Wikiに収録するときタイトルあったほうが便利ですかね。
タイトルは全く思いつかないんですが。
292名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 06:34:57 ID:O4I2Bofd
( ;∀;) イイハナシダナー
293 ◆0iImM7mexo :2007/06/02(土) 06:46:39 ID:aQDIrJMu
>>290
GJ!

>タイトル
そうですね。あった方がこちらとしてはやりやすいです。
でも結構特殊なシチュなので「こなた×ななこ(チャットH)」みたいな
暫定タイトルでもこちらとしてはおkですよ。
294名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 07:34:37 ID:wiWrtTsx
>>290
こな×なな! また一つ新しい地平を見た。
というか振り回すこなたも振り回されるななこ先生も可愛くてもう。GJ!
295名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 09:03:38 ID:fbx/TXhk
いまだにあきら×白石物はない、か……

無ければ作れば(ryと、こなたが囁いた気がするのでいい加減書きかけの物を完成させるか……
296名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 09:41:51 ID:1ONXDtpw
ぐっじょーぶ!


ラグ落ちで期せずして焦らしプレイになるとか、あと少しでイっちゃうというところでサーバー障害とか、
いろいろネタ派生できそうだなとオモタリ。
297名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:02:26 ID:1ONXDtpw
Wiki、「ある日の風景」が「ある朝の風景」になってるモヨリ
298名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:41:07 ID:6mt/Vyx1
レスありがとうございます。
今日は眠かった

>>293
それではタイトルは『ふたりのつながり』で。

>>296
最初は『チャHの相手はこなたではなかった』というオチを
考えてた。でもこなななではなくなってしまうので結局没。
299名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:43:08 ID:nbkHMumJ
相互リンクできますか?

http://www.orsue.com/
300 ◆0iImM7mexo :2007/06/02(土) 15:43:11 ID:aQDIrJMu
>>297
ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
301名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 15:54:37 ID:1ONXDtpw
>>300

サンクスです。
自分で直そうと思ったんだけど、タイトルまでは編集できなかったもんで……
302名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 17:51:44 ID:Hnoo5SqK
かがみが「泉」と名前の書いて在るスク水を着ている絵が落ちてた。
絵師が間違えたのかは知らないが、それだけで幸せな気分になった
こなかがに汚染されすぎだ
303名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 17:52:58 ID:KoznV0m0
>>295
「なーにやってんのよあんたへたくそなのよこれだから童貞は(ry」

とだけ思い浮かんだ
304名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 17:54:17 ID:nwTOhDof
>>302
あれは意識したんだろ、
こなたがかがみのスク水着てたし
ってか虹住人でスマソ
305名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 17:56:44 ID:40lV5Onh
>>295
あきら様×白石、激しくみたいなw
306名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 19:19:54 ID:9Xp66JZ3
>>304
サイズも合わないだろうによく着れt

…お、出前が来たみたいだ
307264:2007/06/02(土) 20:27:19 ID:PZDtMy4/
>>282-291
Σ(゚◇゚ノ)ノ

何気ない一言に反応していただき感謝

途中で誰か来て強制中断>翌日リアルで襲う
そんなネタ派生も
308名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:53:08 ID:aQDIrJMu
>>306
その後306の行方を知るものは誰も(ry
309名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 22:19:47 ID:UV67kno+
絵自体は見たことないが、
小学生の時のかがみのスク水なら
こなたでも着れるんじゃね?
310名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 23:20:54 ID:o0f2ml78
つかさ×そうじろう4レス投下します

展開が強引とかいっちゃダメです

題名:ある晴れた昼下がり 〜やっちゃったんだZE
ある晴れた昼下がり 〜やっちゃったんだZE

ピンポーン ガチャ

「うぃ〜っすWAWAWA忘れ物〜♪」
「のうわっ、・・・ つかさかー」
「こんにちは、こなちゃん。遊びに来たよ」
「こんにちは、つかさ。 さ、入ってはいって」
「お邪魔しまーす」
柊つかさは泉家に遊びに来ていた。本来ならば姉のかがみも一緒に来るはずだったのだが、
えらく急ぐ用事、つまり急用が出来たらしく、残念ながらつかさの隣にはいない。
「あれ?かがみんは?」
「お姉ちゃん、なんか用事できたみたいだよ」
「ふーん」
こなたに付いて行き、1階の和室に案内されるつかさ。
と、次の瞬間!
つかさが見たのはなんとこなたの親の娘の父ではないか。これには流石のつかさも──
「こなちゃん何一人でぶつぶつ言ってるの?」
「んっふっふ、ナレーションですよつかささん」
「こなた、お友達が困ってるだろ」
と、1階の和室に居たこなたの親の娘の父、そうじろうが言った。
「あっ、お父さん居たの?」
「ひどいなー」
「こなちゃんのお父さんなの?」
「そだよ」
「あっ、あの、こなたさんのお、お友達をやっている、ひ、柊つかさと申します。。。」
「つかさ緊張しすぎ。別に恋人の両親に挨拶に来てるわけじゃないんだからさ」
「れ、恋人・・・!」
「ははは、なかなかいい子そうじゃないか。こなたを幸せにしてあげてくれよ」
「えっ!?あっ、あの///」
「お父さん!」
「HAHAHAすまん、ついな。 冗談はさておき、つかさ君と言ったかな?私は泉そうじろう。こんにちは」
「こ、こんにちは」
おじさんは邪魔しちゃ悪いから仕事してくる、と言ってそうじろうは部屋を出て行った
「いい人そうだね。こなちゃんのお父さん」
「つかさ・・・顔など所詮、頭蓋骨に貼りついた肉の造詣に過ぎんのだよ」
「えっ?ええっ??」
「何してあそぼっか?」
「ん!? んー、ええっと・・・」
結局こなたが自らの部屋から持ち出してきた漫画を二人で読むことになった
数十分後

お菓子買ってくる、といってこなたが部屋から飛び出したあと、和室で一人漫画を読んでいるつかさ
そこに茶菓子とオレンジジュースを二人分、盆に乗せてやってきたのはそうじろう
「あれ?こなたは何処に行ったんだ」
「あの、お菓子買いにいってくるって言ってましたけど・・・」
「なんだ、そうなのか。せっかく茶菓子があったんだけどな」
そういうとそうじろうは、盆を机に置き、腰を下ろした。
「一人じゃつまらんだろう。どうだ、おじさんとお話でもしないか?」
「あっ、はい。お願いします」

さらに数十分後

「ははは、臭いだろう」
「それは確かに臭いですよねー」
最初の内はそうじろうの話を聞くだけだったが、聞いているうちに段々打ち解けてきたのか
自分からも話題を振るようになったつかさ
「こなた遅いな。何処まで買いに行ってるんだ」
「そういえば遅いですよね」
コンビニで数分で済ませることができる用事に数十分もかける娘の身も少し案じながら
オレンジジュース(果汁100%入り)を飲み干したそうじろう
「ジュース入れてくる」
「あっ、私もいきます」
と、自分のコップの中身も空にしたつかさが立ち上がろうとしたとき、よろめいてこけてしまった
しかし、こけた先にそうじろうが座っていたため、床にFirstKissを捧げることはなくなった
「ああっ!!」
「おっと」
しっかりとつかさをキャッチしたそうじろうはドキッとしたと同時に、鼻腔に女の子特有の香りを感じ取っていた
「す、すみません・・・」
「いや、床にぶつからなくてよかったね」
「は、はい。ありがとうございます」
「君、髪質いいね。すこし触っていいかな」
「えっ、えーと・・・」
つかさの返事を聞くまでもなく、つかさをキャッチしたままの格好で、つまり抱き合ったまま髪を撫でた

ナデナデ
「あっ、あのう・・・」
「あ、ちょっと櫛で髪梳いてあげるね」
「えっと・・・」
そうじろうは机の上に置きっ放しにしていた櫛を取った
「ちょっと体勢変えてくれる?おじさんに座っていいから」
「あっ、はい。」
つかさは、言われるがまま胡坐をかいたそうじろうの足に座った
サラサラ
「・・・。」
サラサラ
「・・・・・・。 」
サラサラ
「・・・・・・。 ///」
「はい、終わり」
「あ、ありがとうございます・・・///」
(お尻になんか当たってるよぅ・・・///)
(も、もしかしてこれって・・・///)
「あ、ちょっと胸揉んでいいかな?」
「あっ、はい・・・えええっ!??」
「じゃいくよー」
流石そうじろう、俺たちにできないことを平然とやってのける そこに痺れる(ry
「あっ、あの・・・ッヒャァ!」
「んーなかなかいい形しているね」
「ええっと、こ、こ、これって・・・///」
突然胸を揉みしごかれたつかさは、なにもすることができず、ただただそうじろうに身を預けるしかなかった
「はっ・・・・・・ぁ、だめ・・・・・・あぅぅっ!」
「いい声だすね。つかさ君」
「はぁっ・・・・・・!こなちゃんの・・・お父さん・・・こんなことっ・・・ んっ! あぁっ・・・!」
「そうじろうでいいよ」
そういうと、そうじろうはスカートを捲り上げ、あらわになった秘部を指で刺激する
「やぁっ・・・! そこ、ダメェっ・・・・・・! そ、そうじろうさんっ」
「ダメって、もうこんなになってるけど?」
そういって、そうじろうは下着越しに秘部を弄っていた手をつかさの前に差し出す
「やぁっ・・・ 見せちゃだめです・・・」
「つかさ君」
そういうとそうじろうはつかさの下着の中に指を入れ込んだ
「あぅぅっ・・・・・・! やっ・・・はぁん! あっ、あぁっ」
「はぁっ・・・・・・・・・はぁ、んっ! ぁ・・・あっ・・・あっ!」
そうじろうは小刻みに指を動かし、そしてスピードを速めていく
「そろそろイキそう?」
「やっ・・・! やぁんっ、・・・・!あぁっ・・・んっ! くぅんんっ!」
「あああんっ・・・・・・! ひゃぁぅっ! んっ!・・・・・・く、ふぁっ! あっ───」

「ああああああっ!!!!」

びくんっ!とひときわ大きくつかさの体がしなる
「はっ、はぁっ、・・・・・・・は、・・・はぁぁっ・・・・・・」
「気持ちよかったかい?つかさ君」
「は、はい・・・・・・」

ガラッ

「「「あっ」」」
あ゙あ゙っ! ア゙ッー! い、痛い痛いいいい こなた、痛いって」
「娘の友達に手出すなんて最ッ低!」
「あ゙っ! 痛い、こなたっ! あ、謝る!謝るからやめてっ 痛いっ!」
こなたは何故かスーパーの袋に入っていたムチでそうじろうを力の限り叩いていた
「君が改心するまでボクは殴るのをやめないっ!」
「かっ、改心したから!もう二度としないから!だからムチでぶつのやめてくれっ!」
「許さない、顔も見たくない」
「あ゙っ! あ゙っ い、痛い、痛いいいいいいいいい」
「ねぇ・・・こなちゃん。ちょっとやりすぎだよう・・・」
「これでも足りないくらいだよ」
「た、確かに悪いことだけど・・・そうじろうさんちゃんと反省してるみたいだし・・・許してあげようよ(気持ちよかったし///)」
「つかさがよくても私がよくない」
「ゔぐぅ! あっ! こなた、こなたあ゙あ゙あ゙あ゙」
「父親ってレベルじゃねーぞ!!!」

その後12分間続いた親子SMプレイは、つかさの哀願によりお開きとなった

(お父さんったら・・・つかさに手出して・・・・・・私に頼んでくれたらしてあげてもよかったのに)
(そうじろうさんの手気持ちよかったなぁ)
(俺はMじゃないからもう手出すのはやめよう・・・尻が痛いorz)

-終わり-


315名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:00:24 ID:YecAYzWX
投下させていただきます。
非エロの上長く、しかもつまらないですがご了承ください。
31621:2007/06/03(日) 00:01:05 ID:YecAYzWX
ひねくれていたかと言われれば、そうだったとは思う。
別のもっと適切な言葉で言い換えれば、私には勇気がなかった。
真正面から投げられた直球ストレートに思い切りバットをぶん回す勇気がなかった。
普段つかさにしっかりしなさいって偉そうに言うわりに、実は私も小心者だったのだ。
それを後悔しているかと言われれば……実はひどく後悔している。もしあのとき、
バットの真心であのストレートをとらえていたら、きっと今とは違った『今』があったはずなのだ。
でも、その『今』は、手放しで喜べるものだったのか。
だからといって、『今』現在、私がここでこうしている『今』のほうが正しかったのか。
わからない。わからないけど、でも確かにあったはずの『それ』に、私はいまだに後ろ髪を
引かれているのだった。
そろそろセミの鳴く声もまばらになってきた初秋の午後。
いつになくセンチメンタルで哲学的な気分になりながら、私は横たわっていたベンチから体を起こして
大きく伸びをした。
今日はもう授業もないから本当なら今頃帰りの電車の中なのだが、なぜか不意にあの日の
ことを思い出してしまって、ハムスターが回転車を回すみたいに終わりの無い自問自答に頭を
めぐらせていた。
昨日の雨がしみこんだキャンパスから、嫌いじゃない匂いがした。
ベンチに背を預けて空を見ると、なんとも言えない切ない私の気分とは反対に、太陽が夏の終わりを
告げるようにきらきらと輝いていた。
……帰ろうかな。
ベンチを立って、携帯を開いた。今日はつかさが夕飯の当番だから。
あの子、すぐ自分の順番忘れるんだから。
おっと、私も忘れちゃいけないことが一つ。
今日は、コンプティークの発売日なのだ。
正門に足を向けて、やっぱり当番を忘れていたつかさに軽いため息をつきながら、私は駅前の大型書店で
ほかに買うものがなかったか頭をめぐらせた。
31721:2007/06/03(日) 00:01:47 ID:YecAYzWX

「就職する?」
自分でもあまりに間の抜けた返事だったと思う。
というか、目の前の少女が冗談としか思えない言葉を口にしたのだ。ムリもないと思ってほしい。
「うん」
そろそろこの校舎ともお別れな時期が近づいた、それでもいつも通りな教室でのランチタイム。チョココロネに
頭(結局細いほうが頭らしい)からかぶりつきながら、こなたはなんでもないことのようにこっくりとうなづいた。
「ウソでしょ」
「ホントだよ」
「何の仕事?」
「コラムニスト。会社の近くのアパート借りて一人暮らしでやってくつもり」
私と歳が変わらない女の子が高校卒業と同時に就職するというのも眉唾モノだが、こと対人関係において
親しい間柄の人間を除けば、コミュニケーションスキルゼロのこいつが一人暮らしというのも衝撃的である。
そもそも必要以上に主観的な観点しか持たないこいつに、コラムニストなんていう大仰なものが務まるのか。
「……やっぱりウソでしょ?大体あんたを雇ってくれるとこなんてあるの?」
「ん。コンプティーク」
口に含んだコロネをごくりと飲み込んで、こなたは言葉を続けた。
「ほら私、コンプティークによくハガキ投稿してるでしょ?こないだ送ったのが編集者の目に
 止まったみたいでさ。新しいコーナー作るから、もしよかったらそこでコラム書いてみないかって、
 連絡来ちゃってさ。正直大学行く気もあんまなかったし、いいかなーって」
「あんた……」
そんなんでいいの?だって、一雑誌の一コラムの原稿料だけで食べていけるわけ?
そりゃ収入ある男の人と結婚すれば、半ば趣味みたいには続けられるだろうけど。
せっかくそこそこの大学に受かったんだし、ちゃんと卒業してそれなりのOLにでもなったほうが人生は安定する
でしょう。アニメゲームに生きるのもいいけど、それはもう趣味の一つだって割り切ったほうがあんたのためになるわよ。
たかがハガキ一枚で、大事なんであろう新コーナーの担当を決める編集に心の中でだけ突っ込みを入れながら、
一気にまくしたてた。
「ああ、だいじょぶだいじょぶ。ライトノベルのレーベルも立ち上げるらしくて。
 そこでも一冊、書いてみないかだって。それにもしダメでもユイ姉さんとこで警官やってもいいし」
たはー、と笑った。こいつは、もう。相変わらず人生を甘く見てるというか、度を越して楽観的だ。
31821:2007/06/03(日) 00:02:28 ID:YecAYzWX
……そりゃ、こいつに計り知れない文才があるのは認める。お父さんの真似事だって言って
いつか書いてくれたマンガの二字創作、すっごい面白かった。別の雑誌で表彰もされてた。
でもだからって、本当に世の中に通じるの?生きていけるの?
私を頼ってきたって、世話なんかしてやれないわよ。
大体、あの娘がかわいくて仕方ないお父さんにどうやって一人暮らしを納得させたんだか。
言いたいことは山ほどあったけど、全部のどの奥から出てこなかった。
だってこいつが、すっごいいい笑顔してたから。いつものあっけらかんとしたカンジじゃなくて、本当に心底
嬉しそうな顔。
だったら、私には何も言えないじゃないか。
「そっか。まあ、あんたがいいならそれもいいかもね。全く、卒業間際だってのにとんだサプライズだわ」
「あはは。かがみとつかさは大学同じトコ決まったんだっけ?」
「まあね」
私は結局法律系の大学に進学を決めていた。
つかさも何を思ったか三年になってから猛勉強を初め、なんと私と同じところに受かってしまったのだ。
『お姉ちゃんと一緒にいたかったから』とは言っていたが、人間の底力というものは侮れない。
家からだと結構遠いから、大学近くのマンションに部屋を借りるつもりだ。
「姉妹二人だけでマンション住まいか……うーん。背徳的だけどやっぱり萌え」
「はいはいストップストップ。多分あんたが望むような展開は天地がひっくり返ってもない」
初めて出会ったときから話題が全く変わらないこのちっこい女の子に苦笑しながら、私はちらりと
カレンダーに視線を移した。
もう二月も終わる。短い春休みの間に三月が終わって、新しい四月が来る。
そのとき、私はもうここにはいない。こなたも、つかさも、みゆきも。
私はつかさと一緒だけど、みんなそれぞれ違う道を進む。違う生き方を生きる。違う場所で生きる。
そう。違う場所で。
「……春休みさ」
「ん?」
「また、どっか遊びに行こうか。みんなで。みんな一緒で」
「いいね。最後の思い出作り」
私の提案に、こなたはにっこり笑ってくれた。
31921:2007/06/03(日) 00:03:10 ID:YecAYzWX

「ただいまー」
「あ、おかえり、お姉ちゃん。今日はカレーだよー」
家の外からでもわかるカレーの匂いに、私は胸を躍らせた。カレーは大好きだ。
「今日は遅かったね。レポート?」
「ううん。ちょっと考え事」
「学校で?」
「そ、学校で」
「ふうん……」
珍しい、とでも言いたげな顔だったつかさだが、鍋がコトコトいうのを見てすぐにそっちに気を戻した。
私は部屋に戻って、電気をつけた。
結構いいマンションで、つかさと私の部屋は別々になっている。おまけにキッチン、居間、お風呂まで
完備である。これで家賃はお手ごろ。我ながらよく見つけたと感心する良い物件だ。
ちょっと汚いかな、とは思ったけど、なんとなく体がだるい気がしてそのままベッドに身を倒した。
キッチンからカレーの香ばしい匂いがほのかにする。
横に目を移すと、コンプティークでいっぱいの本棚があった。ここ三年、毎月三冊ずつ買っている。
保存用、観賞用と、念のためのもう一冊保存用。いつだったかな。こなたが、欲しいグッズは三つ買うって
言ってた。あのときはよくわからなかったけど、今私がやってるの、まさにそれだな。思わず苦笑してしまった。
天井を見上げたまま目を閉じると、ぼうっとした頭の中でこなたが笑っているのが見えた。
……会いたい、のかな。私。
横たわったままベッドの下に手を伸ばした。高校の卒業アルバムが、少しだけほこりをかぶっていた。
やたらきっちりしたハードカバーのページをぱらぱらとめくった。
こなたがいた。あの、なんともいえないにへら、といった顔で笑っていた。おかしくなって、少しだけ笑った。
こなたとは、卒業式の日から一度も会っていない。
式の次の日には、私たちより一足速く一人暮らしのためのアパートに越してしまって、一応お別れの
挨拶はしたけど十分な言葉を送ることはできなかったと思う。
仕事も忙しいだろうし、気軽なメールも送っていない。
ものぐさな彼女のことだ。アドレスも、あの時のまま変えていないだろう。
携帯を手にとって、電話帳にまだ残っているそのアドレスに、何か打とうとした。でも、指が動かなかった。
32021:2007/06/03(日) 00:03:54 ID:YecAYzWX
「お姉ちゃん、ごはんー」
「ん。はーい」
携帯を閉じて、体を起こした。何を言ったらいいのか考えながら。
ああ、そういえば今月号のコンプティーク、買ってきたんだった。鞄から三冊のうち表紙が折れ曲がっているのを
取り出した。これが観賞用ね。持ったままキッチンに入ると、もうつかさがカレーとサラダを並べ終えていた。
「おまたせ。今日はチキンカレーでーす」
「わお。つかさのカレー美味しいわよねえ。……と、その前にちょっとだけいい?」
コンプティークを持って聞いてみる。
「いいよ。こなちゃんの読むんでしょ?」
「ん。短いコラムだからすぐ終わる」
椅子にかけて、ページをめくる。『KONATA's ROOM』っていうあんまり捻りがきいていないタイトルだったけど、
独特の文体が人気らしくてまだまだ続くみたいだった。そういえば、ライトノベルのほうももうすぐ新刊出るって
先月号に書いてあったな。
「……」
「……ねえ、お姉ちゃん?」
「ん?」
「こなちゃんに、会いたいね」
いつになく寂しげなつかさの顔に、思わず言葉がつまった。
「お姉ちゃんも会いたいでしょう?」
「……そうね」
律儀にかがみが読み終えるのを待っているつかさは、どこかすがるような声だった。
「ゆきちゃんも呼んでさ。また四人で遊びに行きたいね……」
胸が痛かった。
だって、そう。
こなたと連絡がとれないのは、きっと私のせいだったから。
ううん、違う。こなたと連絡を『とらない』のは、私に今でも勇気がなかったからだ。
32121:2007/06/03(日) 00:04:35 ID:0yJLNA1m

つつ、と机に指を這わせると、夕方のオレンジの光に温かさを持った木の質感が伝わる。
左手に持った卒業証書が、やけに重かった。
高校生活最後のイベント、卒業式がついさっき終わった。
在校生送辞。卒業生答辞。校歌。卒業生代表の言葉。
卒業証書授与。『仰げば尊し』。『送る言葉』……
頭にくっきり残っている、鮮明な映像。つかさが泣いていた。みゆきも泣いていた。
みんなが泣いていた。この三年間に思いを馳せていた。
思えば、随分はやく過ぎ去った三年間だった。
でも、これまでの私の短い人生でもっとも充実した三年間だった。
楽しかった。楽しかった。両手をあげて、高らかに言ってやりたいくらい。本当に楽しかった。
「……あ」
ぽろ、と涙がこぼれてしまって、制服の袖でぐしぐし拭いた。
どうせこれを着るのも今日で最後だ。ちょっとくらい汚れちゃってもいいだろう。
顔を上げて、窓から校庭を見下ろした。いつも野球部が、サッカー部が、アメフト部が忙しそうに
走り回っているグラウンドに誰もいなかった。
この静かな空間に、私一人。卒業式が終わって、みんなが笑ったり、泣いたりしながら帰っていった
少しあと。こなたから、五時にこの教室に来るように言われた。
ただし、つかさには言わないで。一人で、来て。
そう言っていた。
用事あるから、と言って、つかさを先に帰らせてはや二時間。そろそろ時間なんだけど。
「かがみ」
「ん」
からからとドアを開けると、こなたのアホ毛がぴょこんと跳ねた。
左脇に、卒業証書を抱えて。
「……」
「……」
どことなくいつもと空気が違って、二人とも黙っていた。
32221:2007/06/03(日) 00:05:16 ID:0yJLNA1m
「あ、あのさ」
「ん?」
「……卒業、しちゃったね」
「……そうね」
バツが悪そうな顔をしていたこなたが、ようやく口を開いた。
「色々、あったね」
「そうね。あんたと一緒で、なんだかんだで楽しかった」
こらえきれなくて、こなたから目をそらした。もうすぐお別れなんだと思うと、泣いちゃいそうだった。
「私も。みんながいて、本当に楽しかった。……でも」
「?」
「みんながいたから楽しかった、けど。かがみは特別だった」
ぽかん、とした顔をしてたと思う。
こなたは、そのとき初めて本当に真剣な顔を見せた。
胸に手を当てて、こなたは深呼吸した。どきどきしているのだろうか。なんだか、ひどく顔が赤かった。
「ね、かがみ」
「なに?」
「これからヘンなことするけど、許してね」
私の返事を待たずに、こなたがふっと私の体に触れた。
ぎゅ。
私の胸に顔をうずめて、こなたは思い切り私の体に抱きついた。
「わわわ。何、どうしたの?」
「……」
「え?」
こなたの口があるあたりから、小さい声が聞こえた。
「ごめん、何言って……」
「一緒にいたい」
32321:2007/06/03(日) 00:05:59 ID:0yJLNA1m

世界が停止した。

「かがみと、一緒にいたい。離れたくない。一緒に暮らしたい」
「こな……」
「つかさが一緒でもいい。かがみと、同じ場所で暮らしたい。かがみと、かがみと……ずっと、一緒にいたい……」
少しだけ体を離して、こなたは蚊の鳴くような声で言った。
小さい、小さい声だった。切な声だった。
私は、真正面から受け止められなかった。

「……」
「……」
何も動かない。二人とも、何もしゃべらない。ただただ、私はこなたの目を見詰めていた。
わけのわからない、何かすごく大きな力に心臓を握られたような感覚。頭を無数の言葉が飛び交って、
無数の星が飛び交って、ただただこなたの目のきれいな色だけを見詰めていた。

「な、なーんちゃって、ね?」
こなたがぱっと体を離して、ぎこちない笑みを浮かべた。
「やだなあ。ジョークに決まってるじゃん。卒業式だしさ、こういうイベント一度でいいからナマで
 体験してみたかったんだよねえ。あ、あはは……」
「な……なーんだ、そっか。さ、さすがにびっくりしたわよ、あはは」
私もバカみたいに笑った。ぜんぜん、おかしくなんてなかったのに。
「……それじゃあ、帰ろうか。送別会、やってくれるんでしょ?」
「……うん。つかさがクッキー焼いてるよ」
「わお。かがみも作ったの?」
「一応ね」
「あはは。それじゃ、楽しみ、だなあ……」
どちらともなく手を繋ごうとしても、指が触れただけでしっかり握れなかった。
こなたの目から一筋光るものが落ちたのが見えた気がしたが、無理矢理見なかったことにした。
結局、こなたは私の家で送別会をした翌朝、そのまま引っ越してしまったのだ。
32421:2007/06/03(日) 00:06:40 ID:0yJLNA1m

「……」
つかさの言葉に、私は卒業式の日のあのことを思い出していた。
こなたは、どういうつもりで言ったのだろう。
ううん、わかってる。こなたの目は、どうしようもないくらいに、全力でまっすぐに本気だった。
断言できる。あれは冗談なんかじゃない。あれは、絶対に本気だった。
相手が男の子だとか、女の子だとか、そういうのは今は瑣末な問題にしか思えなかった。
泉こなたは、たぶん人生で初めての『告白』を、私にしてくれた。
私みたいな、かわいくない女にしてくれた。
でも私は彼女の告白を受け止められなかった。だって私が、こなたのことをどう思っているかわからなかったから。
……この際だから本当のことを言う。私は、怖くなったのだ。恋愛というものをしたことがなかった
私は、女の子が女の子に惹かれるという状態は異常なものに違いないという思考に縛られていた。
だから保留した。
こなたのことは、私もなんとなく友達以上の存在だと思っていた。
でも、一般社会の倫理に無意識のうちに照らして、女の子同士の恋愛なんてダメだとブレーキをかけた。
自分の気持ちが固まっていないことを理由にして、こなたへの返答を保留したのだ。
返事がいつできるかなんてわからない、もしかしたら一生答えないかもしれない保留。
ひどすぎる。こんなの、保留じゃなくて単なる逃げだ。
逃げて逃げて、何も言わないまま三年が過ぎた。
そのくせ私は、毎月コンプティークを買って勝手にこなたとつながりを保ったままだと思っているのだ。
そしてこの期に及んでなお、私はこなたへの気持ちが固まらないままでいる。
どうしようもないくらいバカな自分に、思わずため息が出てしまった。
「お姉ちゃん?」
「あ……ごめん、なんでもない」
「こなちゃんのこと考えてた?」
「……まあ、ね」
「お姉ちゃん。もしかして、高校の卒業式の日のこと、関係ある?」
「え……」
思わず言葉に詰まった。
つかさには、言ってなかったのに。
32521:2007/06/03(日) 00:07:21 ID:0yJLNA1m
「わかるよ。送別会のとき、二人とも様子ヘンだったもん」
両手で顔を支えて、つかさがテーブル越しにかがみの目を見詰めた。
子供を諭すような、そんなしゃべり方だった。
「ねえお姉ちゃん。ケンカしたのかとか、私にはわからないけど……一回話しちゃえば、
 意外と解決するんじゃないかな」
「……何が?」
「お姉ちゃんの気持ちがだよ」
つかさの声はあくまで優しい。かがみの心に響いた。
「なんとなくわかるよ。最後ちょっと気まずくなってそのまま別れちゃったら、連絡とりづらいよね。
 でも私は、それでも会いたかったら電話するよ。会いに行くよ。
 話したいことは、話しながら考えればいいじゃない。きっとそういうときに出てきた言葉が、
 お姉ちゃんの本当なんだと思う」
「……」
「だから。ね、お姉ちゃん。こなちゃんは、すごくいい子だったでしょ?……ちょっと、ヘンなとこも
 あったけど。大丈夫。何があっても、こなちゃんはお姉ちゃんを受け止めてくれるよ。
 だから、お姉ちゃんも。こなちゃんが何を言ってきても、受け止めてあげるくらいの気持ちで
 いれば、それだけでいいんじゃないかな」
「……」
「お姉ちゃんは、こなちゃんと話したくない?」
「……話したい」
「それなら。何したらいいか、わかるよね?」
この子は、もう。たまに思いっきり私の背中をぐいぐい押してくるなあ。
ふう、とため息をひとつ。
このちょっと間の抜けた双子の妹に小さく笑いかけて、私は小さいスプーンを手に取った。
ちょっと大盛りすぎるライスの山にスプーンを刺して、つかさに笑いかけた。
32621:2007/06/03(日) 00:08:04 ID:0yJLNA1m
「つかさ。来週の日曜空いてるか、みゆきに連絡してみて」
「え?」
「遊びに行くわよ。四人で」
ぱく、と口にスプーンを運んだ。つかさはあっけに取られた顔をしていたが、すぐにぱあっと
笑って、元気よく『うん!』と言った。

「一緒にいたい」って、こなたは言ってくれた。
もし、あそこで私が「うん」と言っていれば、私と、つかさと、こなたの三人でここで暮らしてたかもしれない。
もし、あそこで私が「だめよ」と言っていれば、もう二度とこなたと会うことはなかったかもしれない。
前者にならなかったのは、今考えると本当に残念だ。
ほんの少しずつでも、こなたと一緒にいればもっと早く気持ちを固められたかもしれないからだ。
こなたの気持ちが変わったり、私の気持ちが変わったりすれば、本当に素晴らしい生涯の友達か、
社会の倫理なんか知るもんか、っていう恋人同士になってたのは間違いない。
でも、後者にならなかったのは本当に幸運だ。
だってまだ、もしかしたら、チャンスがあるかもしれないじゃないか。
まだ、本当に素晴らしい生涯の友達か、社会の倫理なんか知るもんかっていう恋人同士になれるかもしれない。
携帯をいじくりながら私は考えていた。さあ、最初になんて言ってやろう。
今更何言ってるんだって言って怒ってきたら、とにかく謝ろう。私が悪いんだから、どんなことを言われても仕方ない。
でも私は信じたかったのだ。
こなたが、それでもちょっとためらいながら『会おう』って言ってくれることを信じたかったのだ。
ごめんね、こなた。こんなバカな私で。こんな自分勝手でどうしようもない、本当にバカな私で。
そして、ありがとう、こなた。こんな私を好きになってくれて。
プルルル、というコール音がやたら長く感じた。
がちゃ。
『……はい、もしもし。泉ですけど』
三年ぶりに聞いた声は相変わらず舌ったらずで、確かにあの泉こなただった。
胸に広がるのは嬉しさ。万感の嬉しさ。大きく深呼吸して、私は最初の言葉を口にした。
「もしもし」

おわり
327名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:09:15 ID:0yJLNA1m
ありがとうございました。
形式的にミスがありました。私は21氏ではなく、この拙作のタイトルが「21」です。
お詫び申し上げます。
328名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:14:29 ID:5MZ5BHsm
GJ

……切ねぇなぁ……( ;ω;)
最近この手の高校時代を振り返る視点の話に弱くてさ。

心理描写良かったよ、ありがとう。
329名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:25:11 ID:ybKKAjGm
( ;∀;) イイハナシダナー
330名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:30:59 ID:wB5kXjrW
。・゚・(ノД`)・゚・。続きが読みたいよー
331名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:38:13 ID:iAm5Vxo/
ワッフルワッフル

いや、エロ期待とかじゃなくw
マジでその後が気になる…(´・ω・`)
332名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:57:53 ID:zGGOBxqv
切ねぇ・・・(ノД`)
そのうち、らき☆すた最終回とか迎えたらオレこんな気持ちになるんだろなーorz
333名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 01:04:42 ID:GHm5dsdz
いい話でした……GJ!!

>昨日の雨がしみこんだキャンパスから、嫌いじゃない匂いがした。

この辺、なんか共感するもんがあるなあ。
くさいよねーなんだけど、なぜか気になるあの埃っぽい匂い。
334名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 01:26:40 ID:/WPC5NVH
ひよりん
335名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 01:39:15 ID:/0YiPBwk
はぁ〜い、まじかる☆かがみん DA☆YO〜ん!

イマイチだな
336名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 01:40:21 ID:GHm5dsdz
[konakona さんがPvPモードを要求しました]
337名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 02:14:11 ID:Nccua4yL
338名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 02:42:27 ID:R63j7sKP
こなた…(ToT)
339名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 03:27:22 ID:ezQi7lb/
>>327
冗談抜きでいい話だと思った
で、日頃エロスしか求めていない自分が異常に恥ずかしくなった




首吊ろうかな…
340名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 04:09:41 ID:vA6S+aOx
>>327
マジでジーンときた…
四人で遊ぶ後日談や、かがみがどんな返事をしたのかとか是非読みたい…

アレ、ナンダロウコノメカラナガレテルミズハ…
341名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 04:40:21 ID:rOuwsfeX
>>327うん。高校の卒業式以来9年ぶりに泣いた気がする。神GJ!
続編とかあるかな?見たくてたまらない。
342名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 04:59:21 ID:HzijjEUi
ガチでいい話だった……。
早速項目作って真っ先に投票してくるよ!
343名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 06:28:35 ID:iDV/v6zg
>>327
( ;∀;)イイハナシダナー
感動した!
そしてちょっとシチュ違うけど↓の話が後日談でそのまま繋がりそうだったので思い出して笑っちまったwwwww

http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime/1179318897/618
618 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2007/05/17(木) 03:02:35 ID:4oi1BzjU
高校を卒業してから早3年が過ぎた
あのうるさいこなたと別の大学に行ったおかけで
私はめでたくオタクもリアルウィキペも天然馬鹿もいない普通の日々を手にいれた

しかし、あの騒がしい日々を
私はなんだかんだで気に入っていたと思い知らされる事がよくある
地元の成人式で久々にこなたに再会したあの日もそうだった・・・

久々に再会したこなたと話をすると近々結婚するんだそうだ
どうやらできちゃった結婚らしい、あのこなたがね・・・
その夜、同窓会で酔った勢いだったのかなんなのかさだかではないが
どちらともなくそんな雰囲気になり、こなたを抱いた
私に抱かれてる間こなたはずっと私の名前を呼びながら泣きじゃくってた・・・

先日、こなたからメールが届いた、入籍の報告だった
















ってネトゲかよ!(怒)
344名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 06:46:39 ID:iDV/v6zg
・・・ってリンク貼ってもとっくにdat落ちしてて意味無いな
↑のは漫画・小説等 [アニメ] “らき☆すた ≡ω≡. part82”に載ってた奴ね
345名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 06:59:30 ID:HzijjEUi
>私に抱かれてる間こなたはずっと私の名前を呼びながら泣きじゃくってた・・・

欝ハルヒ思い出しちまったorz
346安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:18:42 ID:fqBHOHj5
鬱ぽいですので

時刻は午前6時30分
外は明るい。
つかさはいつも通り弁当を作っていた。
いつもと違う事と言えば、2人分のおかずではなく1人分だけという事だ。
こんなことになる事を、防げはできなかったのだろうか。
そんな考えが頭をよぎる。

---朝
「今日もいい天気ねー」
かがみは言う。
「そうだね、今日も楽しい日になりそう。」
つかさも答える。
なんてことはない、いつも通りの会話だ。
電車から見える景色だって、いつもとかわらない。
だが、つかさは違和感を感じていた。
いつもと違うよな、そうでないような。
「ねぇつかさ、どうしたの?」
その声を聞いて、つかさはハッとなる。
「あっ、なんでもないよ」
本人はなんでもないと言うが、かがみにはそうでないように思えた。
なんといっても共に生まれ、共に育ち、共に学んだ仲だ。大抵のごまかしは見抜けてしまう。
「そう?ならいいけど・・・・」
本人がなんでもないという以上、それ以上問い詰める事はできなかった。
347安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:19:48 ID:fqBHOHj5
「おはよーかがみーん、つかさー」
こなたは2人よりも早く学校に来ていた。
珍しい事もあるもんだ、とかがみははやしたてていた。
こなたは遅刻こそ多くはないが、学校に来るのは大抵予鈴が鳴ってからだ。
かがみがはやしたてるのも無理はない。
「こなちゃん、毎日この時間に来てれば先生にからかわれる事もないのにねー」
つかさもかがみと同じくこなたをからかう。
「ああ、うん」
返ってきた返事はそっけないものだった。
べつにおかしい事ではない、いつものこなただ。
だがしかし今の言い方にはとげがあると言うか、何かひっかかる。
そのわりにはかがみとは普段通りの会話をしている。
私、なにかしたっけ、つかさは回想するが、特に思い当たる節は無い。
色々考えるが、こたえは出ない。
結局こなたとつかさの会話はそれで終わり、教室で席に着き、SHRが始まった。
348安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:20:28 ID:fqBHOHj5
---昼食の時間
かがみはこなた達の教室へ行く。
「やっほーかがみーん」
いつも通りこなたはかがみを迎える。
そして弁当を食べる。
いつも通りなのだ。そう、何も変わってない。
朝の違和感や、こなちゃんの態度だってきっと何かの勘違い。・・つかさは思う。
昨日は何してたっけ・・・テレビ見て・・・お風呂入って・・勉強しようと思ってたのに寝ちゃって・・
つかさはこの環境の慣れてしまったせいか、何かが変わってしまう事を極端に嫌うようになっていた。
毎日同じ事を繰り返して、その前の日とは少しだけ違う何かが起きて・・また繰り返す・・。
そんな日常があたりまえになっていた。
だから昨日までなんともなかったものが、突然変わってしまったりすると敏感に反応してしまう。
「・・・かさ!つかさー!」
かがみの呼びかけにつかさは驚く。
「どうしたの?朝からあんたおか」
「ねぇつかさ!」
かがみの言葉をさえぎり、こなたが言う。
「えっ!なにかな」
つかさもとっさに返事をする。
「あのさー、つかさは私とかがみが居なくなったらどうする?」
349安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:21:11 ID:fqBHOHj5
こなたらしくない言葉をつかさに突きつける。
「ちょっとあんた、何言って・・」
かがみもこなたの言動を不審に思ったのかそんな言葉をこなたに投げかける。
つかさからしてみれば、このこなたはいつものこなたでないような気がした。
いつものほがらかなこなたではなく、なにかを思いつめているような・・・そんなかんじがした。
「いなくなるっていっても・・・・想像つかないなぁ・・・・」
こんな返答しかできなかった。
実際、普段の生活から2人がいなくなるなんて考えられない。
「ふーん、まぁいいけどね」
「あんた、いい加減にしなさいよ」
そんなところで予鈴が鳴る。
「ああ、次って教室移動じゃん、つかさ行こう」
「う、うん」
350安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:21:51 ID:fqBHOHj5
---下校の時間
「ふー、おわったおわった」
かがみが背伸びをしながら言う。
学校から開放されて自由の時間の始まりだ。
「あのさつかさ、かがみに大事な話があるから先に帰っててくれないかな?かがみもいいよね?」
「え?まあそりゃいいけど・・・じゃあつかさは先にいっててくれる?」
勘違いではない、こなたはつかさにかなりよそよそしくしている。
かがみもなんとなくよそよそしくしているような・・・つかさは敏感に感じ取っている。
「あ、うんじゃあ先にいってるね」
「悪いわねー」
つかさは1人で帰る。
普段みんなと通る道なせいか、1人だととても寂しく思える。
なにも変わってはいなかった・・・、こなた以外は。
こなちゃんだって、明日になればきっと元のこなちゃんに戻っている、いや戻ってほしい。
つかさはそんな思いを胸に秘めていた。
351安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:22:59 ID:fqBHOHj5
つかさへ
べたなセリフだけど、この手紙を読む頃、私はもうこの世にはいないかもしれません。
もしかしたらかがみも。
突然ですが、私はかがみを愛していました。
そして昨日、かがみはそれを受け入れてくれました。
だからわたしはそれを記念して永遠の17歳であろうと思ったのです。
かがみへの愛を永遠のものにしようと思います。
生きていれば良い事がある。だけど悪いことだってある。
そしてそのうちかがみとの関係が崩れていく・・・そうなると思うと私は恐ろしくなる。
当たり前の事が変わってしまうのはとても辛い事です。
だったら最善の状態で時を止めてしまえばいい。
そうしたらずっと最善の状態でいられる・・・・
狂ってるかもしれない。だけど・・・

それとつかさ、愛してはいないけれど、かがみと同じくらい大好きだったつかさ
最後だからこそ厳しく当たろうと思います。
楽しく話していた友達が突然いなくなるのはつらいだろうからせめて・・・
でも、どうやっていいかわからないから逆によけいに傷つけてしまうかも・・
その時はごめんね。

そろそろ学校だ、それじゃあいってきます。
352安らぎ求めて:2007/06/03(日) 07:26:00 ID:fqBHOHj5
すんません
350と351の間が抜けてます

---夜
事件は突然起こった。
こなたとかがみがダンプに轢かれて即死したと父から聞いた。
運転手によると2人は自ら道路に飛び出し、ブレーキは間に合わずはねてしまったそうだ。
何が2人をそうさせたのか、なぜそうなってしまったのか。
考えてみれば朝から何かがおかしかった。
あの違和感は虫の知らせか何かだろうか?いや、そんな簡単な物では済まされないのかもしれない。
もしかしたら、何者でもないかがみ自身への違和感かもしれない。
それにあのこなたの言葉は?最初からこうするつもりだったのか。かがみは?
今となってはわからない。遺書も今のところ見つかってないらしい。
つかさは自問自答を繰り返す。
しかしいくら考えても答えは出ない。
頭が真っ白になる。
二人の亡骸を目の前にして、つかさは泣きじゃくる。
そしていつのまにか眠ってしまい朝になると自分のベッドで寝ていた。
夢などではない。現実だ。二人がもう居ないことも。
つかさに1通の郵便が届いていた。
それをつかさは読む
353名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:01:05 ID:e1ITCu4l
「作品の中でキャラが死んでしまうため、結果欝な話になってしまった」というよりも、「欝な話にしたいがために無理矢理キャラを殺した」って感じだなぁ……。
ともあれ作品を投下してくれたのは感謝。
乙!

何か偉そうな物言いでゴメン……
354名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:04:56 ID:IslKp3qH
>>327さんGJ!!
卒業ネタはヤバイよマジ泣きするじゃないか


・・・のはずだったのに>>343でテラワロタwww
てかこれネトゲ知らないとどこが笑うところか分からないだろwwwww

簡単に説明すると、
生活体験型RPGなんかのネトゲだとゲーム内の「キャラ」同士を「結婚」出来るルールがあったりする
当然リアルケコーンと違ってただ単にゲームシステムの延長に過ぎず、全部PC上で演じられる偽物な訳で・・・
かがみんはこなたの口車にまんまと騙されたわけだwww
355343:2007/06/03(日) 08:20:03 ID:iDV/v6zg
らき☆すた見てる人ならネトゲの結婚ネタもすぐ分かるかと思ったんだがやっぱり分からないひとには分からないかスマン
まあ>>354が解説してくれたし一応ハッピーエンドだ許せ
356名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:22:23 ID:yaQAOUlV
>>327
優しくて、切なくて、素直に良い話でした。Gj。

とりあえず音速超過で投票フォームに一票叩き込むのはデフォとして、「もしもし」の続きは
みんなの心の中にそれぞれあればいいんじゃないか、と思う俺。
未来への切符は、いつも白紙なんじゃよ?(待て
357名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:28:51 ID:iDV/v6zg
元々俺のコピペじゃないしふと思い出したからコピペしたまで
無理に繋げて読めとか言うつもりはないキニスルナ
358名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:31:40 ID:fqBHOHj5
むしろ全員殺してしまえばいい


20XX年 世界は核の炎に包まれた

かがみ「くっ、参謀のみゆきまで・・ゆるさない!」

つかさ「ぐわ!」

こなた「つ、つかさ!」

かがみ「つかさまで・・・・うおぉぉー」

ちゅどーん

俺たちの戦いはこれからだ!
ご愛読ありがとうごさいました!
359名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:32:25 ID:rWr65Kyc
>>343

あるハルヒスレに投下されたSSの改変コピペやね…
360名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:44:42 ID:yaQAOUlV
「21」と「ある晴れた昼下がり」、リンクだけ出来て中味が保管されてなかったので、急ぎで保管しておいた。
まとめのお二方、勝手にやってしまってごめんなさい。あと、どっか不備があったらごめん。
361 ◆0iImM7mexo :2007/06/03(日) 10:45:23 ID:HzijjEUi
アッー! 忘れてましたすみません。
普段は中身保管→リンク作成とやってる所を、今回先にリンク作ったんで忘れてたようです。
ありがとうございます。
362名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 15:22:18 ID:XLDzmUM5
俺最近このスレに泣かされっぱなしだ
363名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:16:40 ID:V9+G78Q3
最近このスレ評判悪すぎだ
364名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:30:32 ID:4uud57/F
>>363
vipから来たな
365名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:33:08 ID:MRPqTzbT
>>363
なんで?
366名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:45:22 ID:Vy88xulT
その手の書き込みはスルーしよう。
例のコテがよそで色々言いふらしてるから変なの来るかもしれないけど、そういうのも全力でスルーね。
367名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 17:10:11 ID:GHm5dsdz
つ【ttp://poya.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070603170552.jpg

拙作「あふ☆いや 〜らき☆すた After Years〜」から勝手にイメージ。
>>315氏の「21」にも通じるものがあるかも。

「こなたは貧乳ロリだからこなたなんだよ!」
という人スマソ。一度やってみたかったもんで……orz
368名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:06:47 ID:jpYgr/Ns
>>367
403
369名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:19:21 ID:zGGOBxqv
>>368
普通に表示される
370 ◆0iImM7mexo :2007/06/03(日) 18:27:19 ID:HzijjEUi
>>367
GJ。これはこれでなかなか…
まとめに保管させて頂いてもおkでしょうか?
371名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:28:36 ID:FdmjnoUd
>>367
これはよいこなた
372名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:33:05 ID:LOVZUQPP
>>367
ついにかなたさんの願望が叶った、ということか。
373367:2007/06/03(日) 18:33:46 ID:GHm5dsdz
>>370

こんなのでもよければよろしこです。
374名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:17:08 ID:Qa3Nkg1J
>>366

例のコテってGIOGIO氏?
375名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:17:51 ID:V9+G78Q3
>>374
まぁまぁ、ほっといてやろうぜ
376名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:27:29 ID:m+3Q1cmb
【ニュー速VIP】− こなた「余命、お笑い、コロネはこのスレに集合」(らき☆すたSS)
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1180795004/


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/06/03(日) 00:22:22.37 ID:y4RILOJO0
>>46
ちゃうねんそういう話じゃあない責任は俺にあるんだよ
俺は少し前でそのスレで空気悪くしたから一週間自粛したのさ。
で一週間後、作品を投下したんだよ。そしたらうっかり元ネタ在りだって言うのを忘れてさ
住人に指摘されて謝ったらまぁ叩かれるのなんの。俺のネガティブなところに腹が立った輩もいるんだろうけどさ。
で、新スレが立って、そこで改めて謝罪の文を載せて投下したらそういう行動やめろって叩かれた
もちろん応援してくれる人もいるんだよ、でも俺はどうやら名が売れすぎてしまったようなのさ
あと無条件で『俺だから』って理由で叩いてくる輩もいるようだな。

……あー、そこ、俺が誰だか分かったとか言わない!




この後「走れメロス」のコピペをらき☆すたの登場人物に改変しただけのレスを投下して住人に怒られてた。
救えない。


377名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:28:57 ID:XLDzmUM5
ワロタ
378名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:29:34 ID:6usfy3MP
DQNは死ぬまでDQNを改めて証明してくれてありがとう
この話題は最悪板あたりにでも立てて、ここは徹底スルーな
379 ◆0iImM7mexo :2007/06/03(日) 19:35:07 ID:HzijjEUi
>>373
氏のページにうpしておきました。
アップロードに関してよく把握していなかったせいで
個別にページが出来ていたりしますが、削除依頼出しておいたので放置お願いします。

ありがとうございました。
380名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:45:11 ID:MRPqTzbT
以前キャラ別こなたスレに勝手に投下したSSをここにうpしてもいい?
あのときはTPOをわきまえずにうpしてしまったから、かなり非難浴びてしまた。
381名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 19:47:34 ID:zf84McG7
他所のゴミをここへ持ち込むな
382367こと『妄想屋(仮名)』:2007/06/03(日) 19:51:16 ID:GHm5dsdz
>>379

確認しました。さっそくのご対応dクスです。

ちなみに、「らきすたMADNESS」と「あふ☆いや」が俺の作品です。
コテ決めてないんだけど、「妄想屋(仮名)」あたりでひとつ……

他の更新の時の「ついで」でいいので、よろしくお願いいたしますm(_ _;)m
383名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 20:26:54 ID:hyTog9WX
>>367 他のキャラもぜひ
384名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:04:11 ID:yaQAOUlV
>>367
大人こなた! かがみのリボン!! 嗚呼!! 嗚呼!! 嗚呼!!!

とりあえず音速超過で飛行機雲を引きながら保存しました。
このこなたが「あふ☆いや」で切なさに身を焦がしてたかと思うと……ぽっ。(待て
ともあれ、GJでした!
385名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:30:39 ID:SZ4VcPDC
>>367
そのこなたを見たかがみの反応が
「あんた誰だ!?」だったら切ないw
386名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:53:58 ID:dhf0FRob
たまにはみなみとゆたかの甘々なSSでも見たい今日この頃
387名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:57:02 ID:DNs8B8R/
やっとこさ白石×あきら(非エロ)完成。
流れを読まずに投下します。
388夜の公園にて:2007/06/03(日) 21:58:22 ID:DNs8B8R/
「あきらさん、あきらさーん。
……また寝ちゃったみたいですね。もう番組も終わるのに。
えーと、最後にメールを紹介して終わろうと思います。
えー、『白石さんはあきらさんによくきつい事を言われますが、あきらさんの事を嫌になったりしないんですか?』
似た内容の物が結構来てるみたいですね。
嫌になった事はないです。
何故かって?それはーー
おっともう時間ですね。それではまた来週!」

「あきらさん、ラジオの収録終わりましたよ」
「すー……、すー……」
「仕方ない、送って行きますか。
幸い家もスタジオからそれほど遠くないし、あきらさん軽そうだから背負って行けるだろうと思います」
ビルから出ると、白石は夜の空を見上げた。
「そういえば、初めてあきらさんと出会ったのもあんなふうに満月が出てたなあ………」
389夜の公園にて:2007/06/03(日) 21:59:21 ID:DNs8B8R/
話は半日前に遡る。
「あたし小さい頃からこの業界にいるんだけどさ、二年前スランプに嵌まって凄く悩んでたのよ。
しまいにはやめる一歩手前だったわ。
すぐそこの公園のベンチで色々考えてたらね、誰かが声をかけて来たのよ。
暗くて顔はよく見えなかったけど、近所の中学の制服着てた。
なんかわからないけどそいつは暖かくて、あたしはいつのまにか悩んでる事を吐き出してた。
そしたらそいつなんて言ったと思う?
ならやめちゃえば、って抜かしたのよ!
『そんなの絶対いや!あたしはね、この仕事でみんなに愉しさや夢、希望をあげたいの!
あたし自身がそうだったからね!
だからどんな事があってもやめたりしないんだから!』
って胸倉掴んで叫んだわ。
叫んだ後、あたし自分の最初の気持ちを思い出してはっとなったわ。
すっかり忘れてたのよね。
『良かった。どうやら悩みは吹っ飛んだみたいですね。
……羨ましいですよ。僕にはそれだけ熱心になれる物がないから』
390夜の公園にて:2007/06/03(日) 22:00:21 ID:DNs8B8R/
『おっと、そろそろ帰らないとまずいな。
……寒そうですね。ちょっと待って下さい。
よっと』
『何これ?』
『見たら分かるでしょう、Yシャツです。
ああ、返さなくていいです。
ファンのプレゼントと思って下さい。
それじゃ』
『ま、待って!』
『何ですか?』
『……その、ありがとう!』


「なんて事があったのよ。
どう思う?」
「そ、それは――」
「それは?」
「……とっても良かったですね」
「なんか棒読みな気がする」
「そ、そんな事ありませんって!」
「ふーん、ま、別にいいけどさ」

再び現在。白石は例の公園に来ていた。
「よっと。少し休憩するか。
……あきらさん、まだ寝てますか?……寝てるみたいですね」
返事がない。まだ寝てるようだ。
ベンチに降ろし、自分も腰かけながら白石は独り言を呟く。
「……あきらさん、朝の話なんですけど、実はその相手僕なんですよ」
391夜の公園にて:2007/06/03(日) 22:01:21 ID:DNs8B8R/
「僕はしっかりと覚えています。いや、忘れられません。
ありがとうって言った時のあきらさんのあの笑顔を。
だから、三月にラジオ番組の関係で偶然再び会った時はとても嬉しかった。
あきらさんが気付いていないのにはちょっとがっくりしましたが。
朝の話、本当は『あれは僕なんです』って思わず言いそうになりました。
でも、言いませんでした。話をするあきらさんがとってもいい顔をしていたから。
もしそれが僕だって知ったら、あきらさんのいい思い出に傷がついてしまう。
だから、言えませんでした……
あきらさん、まだ寝てますか?」
首を向けずに聞く。返事はない。
「あきらさん、僕は今とても楽しいです。
結構あきらさんの僕への態度が厳しいってメールが来るんですが、裏を返せば僕に裏表なくぶつかってきてるって事ですから僕はむしろ嬉しいです。
……今、解った事があります。
どうして二年前の事を忘れられなかったのか。
どうしてあの時のあきらさんの笑顔がまだ鮮明に思い出せるのか。
それは、僕があきらさんの事を――」
そう言いながら顔を向けると、そこには目をぱっちり開けたあきらの顔があった。
392夜の公園にて:2007/06/03(日) 22:02:22 ID:DNs8B8R/
「あっ、あきらさん!?
い、いつから起きてたんですか!?」
「そうねー、ラジオの収録が終わってあんたに背負われた所からは確実に起きてたわよ」
「じゃあ、ま、まさか、今までの僕の言葉も……」
白石の顔が青ざめる。
(馬鹿だ、本当に自分は馬鹿だ!
あの時あきらさんの相談を受けてたのが自分だってばれたらどう思うか、そんな事は火を見るより明らかだ。
下手をすればこの仕事自体やる気を無くすかもしれない。
取り返しのつかないことをーー)
「知ってたよ」
「……え?」
「あれがあんただって事、ちゃんと分かってる」
「で、でも、暗くて顔が見えなかったって」
「うん、見えなかった」
「じゃあなんであれが僕だって……」
「声よ、こ・え。
あんたの声って結構特徴があるからねー。
ま、最初は思い出せなかったけど」
白石の全身から力が抜けた。
呆れたのではなく、安堵のためである。
393夜の公園にて:2007/06/03(日) 22:03:21 ID:DNs8B8R/
「朝その事話した時にあんたが突っ込んで来るかと思ってたんだけど、まさかそんな風に考えてたとはね。
白石、あんたもう少し自分に自信を持ちなさい。
あんたが思ってる程あんた自身は悪くないんだから。
なんだかんだでラジオでもちゃんとやれてるしね。
わかった?」
「は、はい!」
「うん、よろしい。
……あの時、本当にありがとう。
これからもよろしくね」
二年前よりいくらか大人びた屈託のない笑顔に、白石は一瞬言葉を失った。
「も、勿論、喜んで!」

「ところでさあ、さっきあんたあたしになんか言いかけてなかった?
たしかあきらさんの事が、って」
「い、いや、それは、その……」
「早く言いなさいよ。
我慢は身体に良くないよ?」
「いえ、なんでもないです、忘れて下さい」
「何、あたしが起きてるとまずい事なの?
あたしに聞かれたらまずい事でも言おうとしてた?」
「いや、そ、その……
あ、あきらさんの事をす……」
「す?」
「す、素敵だなって言おうとしたんです」
「ふーん……つまり、それまでは素敵じゃなかったと、そういう意味?」
「いや、そうじゃなくて……」
「………ヘタレ」
「ん?何か言いましたか?」
「んーん、別に。
それにしてもさあ、あの時あんたあたしに気障っぽい事言ってこのYシャツ被せたわねー」
「だあぁー、その事は忘れて下さい、いやほんとに!」

夜の公園に、楽しそうな二人の声が響き渡っていた。
394名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:05:02 ID:DNs8B8R/
終了です。
らっきー☆ちゃんねる最初の方聞いてないので違う所はあると思いますが、どうかご容赦下さい。
395名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:08:27 ID:BGFN5ohy
ついに白石あきら様コンビきたなGJ
396名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:09:08 ID:J4E8d74/
これはいいもの
GJ
397名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:13:44 ID:yaQAOUlV
>>394
……信じられない。あの黒あきらがこんなにも味のあるツンデレに!
良いものを見せていただきました。
肝っ玉お姫様とヘタレ王子様のでこぼこカップルに幸あれ。GJ!
398名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:14:55 ID:ERfKR4/q
>>388
な、なんというツンデレ・・・GJ
399名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:36:58 ID:GHm5dsdz
>>385
むしろ、
「久しぶりの待ち合わせ、隣合わせで待ってるのにお互いに気づかない」
というのはどうでしょう、とかw


>>394
た、た、たまらーーーん!!GJ!!
……実は、なんか白石君が痛々しくて、らき☆ちゃん飛ばしてたんだけど、これからはちゃんと見ようw
400名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 22:56:34 ID:28p66Mw0
「………ヘタレ」にグッと来たのは俺だけじゃないはず
401名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:27:55 ID:IRKAWj58
つまらん 次
402名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:31:15 ID:ld8rYY/G
折角"まらん"を差し入れてもらっても使い道がありませぬ
403名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:33:23 ID:J4E8d74/
>>402
これはww新発想w
マラン
404名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:37:45 ID:l/satZp2
>>402
吹いたwww
405名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:38:43 ID:wyBJJzBw
>>402はもっと評価されていい
406名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:40:17 ID:AS0dYubg
なんというかわし…
>>402は間違いなくクレーマー担当
407名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:45:46 ID:TAtvwQSy
>>402ってみゆきさんじゃね?
408名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:00:07 ID:KASnJhC1
かがみ「そういえば、『マラン』って映画があったわよね」
こなた「かがみん、それを言うなら『ラマン』だよ……」
かがみ「ちょ、ちょっと間違っただけじゃない!ってか、なんであんたがそんなもん知ってんのよ」
つかさ「あ、それ知ってる!この間テレビで見たんだけど、ラマンのレーサーさんって大変だよね、24時間も走るなんて……」
かがみ「つかさ……それはルマンでしょ」

みゆき「(こほん。)……『ラマン』と言うのは、英仏合作のロマンス映画ですね。マルグリット・デュラスの自伝的小説をジャン=ジャック・アノー監督が見事に映像化されて……(以下延々と)」
409名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:12:19 ID:xlSxCU+I
>>402
さすがというか・・・
かわし方を心得ていらっしゃる・・・!
410名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:20:32 ID:dWH9uZpr
>>402
後の「まらん記念日」である。


……ごめん(自爆
411名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:32:55 ID:XoCROqBf
原作にあったこなたがみゆきに目薬する話、
アニメだと妙にエロく感じた。
放送まだの地域の人は楽しみに待っていてほしい
412名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:41:44 ID:YnYJRAeO
>>402
 が`・щ・´ノ つ<<<<(;Θ щ Θ)

社会人時代のスキルをこんなところで活かさないで下さいよ、師匠
413名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:55:02 ID:hpX/RvuC
>>412
黒井先生乙
414名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 04:39:45 ID:aT1p7OxL
何まらんからなら使えるんだ?
415名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 04:43:39 ID:dN6kgWe9
止まらんこの流れ
416名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 04:51:53 ID:9q/G9XoH
ネタ妄想
ベンチに座ったこなたが隣の人に淡々と自分の過去を話していく

本編の学校生活の後
途中で足を注目されてマラソン選手になったり
徴兵で軍に行ったり
兵役から帰ってきて足が不自由になった上官と知りあったり
その上官と漁船に乗ってマグロ取りにいったり

で、かがみと一緒になり幸せになるが、かがみもそう長くはなく
最後はかがみの引き取った子供(かがみとそっくり)と並んでバス停に座っておしまい



元ネタ分かる人なら分かるはずだ
ヒント ト○・ハ○クス
417名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 04:53:33 ID:czJ+1J1u
つまらんこの流れ
418名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 04:55:02 ID:88j1lopX
たまらんのう
419名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 05:16:06 ID:L3bXBSFW
>>416
何その俺の大好きな映画
420名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 08:10:44 ID:3pTql3a2
知的障害者だったかなんだったか忘れたけどめちゃくちゃ世渡り上手いんだよなwwwww
421妄想屋(仮名):2007/06/04(月) 08:25:23 ID:VQNvELX/
>>382
流れを読まずに自己レスご報告。
あと、『Welcome Back(おかえりなさい)』も俺ですた。


……自分の作品書き忘れるなよ俺……orz
422名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 09:05:57 ID:9q/G9XoH
共通項としては足が速いぐらいだけどさ
生きてる片親は母じゃないし
それにかがみが父親に虐待受けてる設定になってしまう・・・
423みwiki:2007/06/04(月) 09:33:53 ID:a+TmdsuV
え?「まらん記念日」についてですか?
(こっぺ♪こっぺ♪こっぺ♪こっぺ♪ らららこっぺぱん♪らららこっぺぱん♪)

そもそも「まらん」とは、フランスの作曲家、指揮者、バス・ヴィオール奏者の
マラン・マレー(Marin Marais, 1656年5月 - 1728年8月15日)の事だと思われます。

あ、ググると先頭に来ますので万一興味を持たれた場合、続きはそちらでどうぞ( ´∀`)

昨日>>401さんが、あきらさんx白石さん作品に感動し、思わずこのマラン氏を作者に
プレゼントしたのですが、”差し出した手”を表すAAの「つ」が、まるでひらがなの「つ」に
見えてしまい、一見>>401氏を貶しているかのように見えてしまったそうです。

それを、咎めることなくさりげなくフォローした>>402さんの行為にスレの皆さんが感動し、
>>410氏の提唱によって日本記念日協会が「まらん記念日」と非公式に定めたのが
始まりと言われています。

ちなみにこんなフラッシュもあるみたいですよ( ´∀`)
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown/5583/swf/maran.html

また、「まらん」ではなく「まろん」のミスタイプだ、という説もあります。
ただ時期的に栗の可能性は少ないのでは?という意見が多く、現在では
マラン・マレーをプレゼントした、という説が定着しています。
424名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 11:22:10 ID:VQNvELX/
こなた「『この返し いいねと君が言ったから 6月3日はまらん記念日』……なんてね」
かがみ「吉本ばなな?……てか、あんたらしくないわね、その台詞」
こなた「小説家を父に持つ文芸一家をナメてもらっちゃ困るなぁ、かがみん」
かがみ「文芸一家ねぇ……大体あんた、どうせその歌しか知らないんでしょ?」
こなた「くぉはぁっ!さすが私の嫁、察しがいいねぇ!」
かがみ「!!よ、嫁っ(///)……って、なんで私があんたの嫁なのよっ!!」
こなた「照れるな照れるな」
かがみ「あーもう……っ! !!」


みさお「あーあー、もうgdgdじゃん。こーゆー時ツッこむ役がいなくなるのがあのメンツの欠点だよなー」
425名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 11:26:35 ID:frTi7uMM
>>423
なんという民明書房
いや、今日から高良書房と呼ぶか
426名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 11:41:31 ID:TJOosPTN
>>424
俵万智だったとおもうがな、サラダ記念日
427名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 12:12:47 ID:a+TmdsuV
こなた「かがみんー、吉本ばななじゃなくて俵万智だよ。>>426さんが言ってた。調べたらそうだった」
かがみ「えっ!?そ、そうだっけ(///;;)……って、あんたも否定しなかったじゃない!」
こなた「私『サラダ記念日』なんて一言も言ってないし・・・ ̄ω ̄・」
かがみ「わ、悪かったわよ。私だってたまには勘違いくらいするわよ(///;;)」

みゆき「ちなみに現在は”吉本ばなな”ではなく”よしもとばなな”と改名されていますよ」
かがみ「そ、そうよね。改名したのよこなた」
こなた「ほぅ」
みゆき「また”俵万智”さんは高校時代、通学に田原町駅を利用していた故のペンネームと
思われがちですが、こちらは本名だそうですよ」
かがみ「へー・・」
こなた「ほー」
428427:2007/06/04(月) 12:13:40 ID:a+TmdsuV
かがみもサラダ記念日に関しては何も言ってなかった・・・orz
429名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 12:42:00 ID:VQNvELX/
>>427
フォローdクス、素で勘違いしてたorz


この雰囲気好きだなぁ
430427:2007/06/04(月) 12:54:13 ID:a+TmdsuV
>>429
実はおいらも「サラダ記念日=吉本ばなな」だと思ってました。
なんでだろ・・・
431名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 12:57:59 ID:L3bXBSFW
>>423
なんという…
432名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 14:37:15 ID:dWH9uZpr
まとめに「まらん特設」ができている件について。


GJ。
433 ◆0iImM7mexo :2007/06/04(月) 15:50:09 ID:L3bXBSFW
>>432
あざっすw
434名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 15:51:37 ID:dN6kgWe9
みwikiが登場するとなぜかあの声で勝手に再生されるから困る
435名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 16:29:01 ID:L3bXBSFW
436名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 16:29:57 ID:L3bXBSFW
間違えた……orz
437名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:54:06 ID:4EziKq3x
まらん!
なんて斬新なんだ…<まらん
目から鱗が落ち続けて止まらない。
438名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 19:51:59 ID:jtIsHugT
まらんktkrwww流石兄弟を思い出したぜ
439名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 20:49:43 ID:v/YgvuY8
エロサイトの入り口で18歳未満をクリックすると・・・
   100%の確率でYahoo!Japanに飛べる。
つまり、
  Yahoo!Japanのアクセス数はエロサイトに支えられてるって事なんだ。
             _
      (⌒    .<X>ヽ
     '´ ̄ ̄ ヽ  !((ハ从 i
    i   .ノリ)))i !i゚ヮ゚ 从.l  流石、こなちゃん。頭いいね。
    i(リ =ω=.ノリ  /  ⌒i
    i/   \|  /   ,| |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/   Dell  ./ .| .|____
      \/____/ (u ⊃
440名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 20:56:49 ID:s8L7Mi9g
441名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:22:41 ID:rD56fVKE
こんな例もある
ttp://ram.product.co.jp/
442名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:26:04 ID:4EziKq3x
>>441
ちょっと待てw
443名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:28:56 ID:QyrY83nO
こんな例もあるよね有名だけど
ttp://www.typemoon.com/
444妄想屋(仮名):2007/06/04(月) 22:21:44 ID:KASnJhC1
SS、4レス投下行くでがんす。
非エロ、かつ、今回は恋愛ものですらありません。うーむ。
----------------------------------------------
4451/4:2007/06/04(月) 22:23:00 ID:KASnJhC1

……糟日部の駅前広場から、細い通りをちょっと入った雑居ビル。
蔦の絡まる手すりと模造煉瓦。狭い階段を昇ったところにある、小さなお店。
イーゼルに乗った小さな黒板に、『本日のおすすめ』の文字。

ステンドガラスの嵌まった、マホガニーの扉を押し開ける。
素焼きの鈴が、カラコロと素朴な音を立てた。

「いらっしゃいま……あ、こなちゃん!いらっしゃーい」
いつもの人懐っこい笑顔で、いつものように、つかさが出迎えてくれた。


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あふ☆いや 〜らき☆すたAfter Years〜
  Episode 2. グラスの中の思い出
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「……ねえ、こなちゃん?」
「んー、何?」

カウンター席の奥から3番目。
いつもの席に腰を落ち着け、つかさ特製チョココロネとハーブティーを堪能した私に、つかさが話しかけてきた。

「あのね、ちょっとお願いごとがあるんだぁ」
「私に?」
つかさが私に『お願いごと』……というのは、ちょっと珍しい。

「うん……実はね、新しいメニューを考えたんだけど、味見してほしいなあって」
「へぇ、新作かぁ」

つかさの作るスイーツは美味しい。
高校の頃からクッキーを焼いたりしてたし、本当にお菓子作りが好きなんだね……と思ってたけど。
まさか本格的に調理師学校に通って、卒業後はこのお店でパティシエの修行を始めるなんて、思ってもみなかった。
ぽや――っとしているようでいて、ちゃんとつかさは自分の夢や進路を考えてた。
成り行きまかせで物書きになった私としては、ちょっと見直したというか、してやられたというか、なんというか。
4462/4:2007/06/04(月) 22:24:04 ID:KASnJhC1
「おまたせ〜」
つかさが持ってきたのは、大きめのタンブラーに入った、透き通った液体。
みっしりと付いた泡の粒。窓から差し込む、初夏の昼下がりの日差しを浴びて、無数の太陽がきらきらと輝いてる。

「ん?ソーダ水?……どれどれ」
と、タンブラーに口を近づけた私を、
「あ! ちょ、ちょっと待って、こなちゃん」
ちょっと慌てたように制止する。

「それだけじゃ、まだ完成じゃないんだ。主役はね……はい、これっ」
薄いクリスタルガラスで出来たワンショットグラスと、磁器製(マイセン)の小さな砂糖壷が4つ。
「へ?こっちが主役?」
「うんっ、開けてみて」

蓋を取ると、壷の中には小さな小さな『星粒』が入ってた。
赤、菫色、白、オレンジ……壷ごとに違う色。

「一粒、舐めてみて」
促されるままに、菫色の粒を一粒つまみ、口に入れる。
金平糖に似ているけれど透き通ってはいないそれは、舌に乗せるとさらりと溶けて、ほのかに甘酸っぱい味がした。
「んー……これを舐めながら飲めばいいのかな?」
「ううん、その中から好きな色を……好きな味を組み合わせて、炭酸水で溶かすの」
「なるほどね、組み合わせるのかぁ」
「いちおうレシピもあるんだけど、お客さん自身でいろいろ試して、好きな味を見つけてもらいたいな、って」

とはいえ、何か目安がないと味の見当もつかないので、まずはつかさのレシピに従ってみることにした。

赤と菫色の粒をいくつか炭酸水に溶かして、一口含む。
酸っぱさと軽い刺激の中に、主張しすぎず、埋もれてもしまわない甘さがあった。
ミスマッチなようでいて、それでいて不思議に調和した味。

なんだか、とても懐かしさを感じるような、この味は……

「それね、高校の時のこなちゃんとお姉ちゃんをイメージしてみたんだ」
「私と、かがみを……?」
「うんっ。いつもこなちゃんがお姉ちゃんをからかってて、お姉ちゃんは怒ってるみたいに見えるんだけど、なんだかすっごくお似合いなんだよね」
「…………」

『かがみ』を多めにしてみる。勢いを増した酸味を、軽い刺激が飄々と受け流す。
……うわ、かがみをイジった時とおんなじだ。ちょっと笑っちゃった。
4473/4:2007/06/04(月) 22:24:59 ID:KASnJhC1

「それで、これがみゆきさんと私」
空になったグラスに、白とオレンジ色の粒を落として炭酸水で溶かす。
白の甘さを、オレンジの香りが包み込む。ほんわりとした味わいが、舌と鼻の奥に心地よい。

「これが、お姉ちゃんと私」
菫色と白の粒が、炭酸水に溶けていく。
酸っぱさと甘さが、反目することなく調和する。これが『姉妹のスタンス』って感じなのかな。

「こうすると、こなちゃんと私ね」
うは、甘さが刺激に押し負けそうな、ギリギリのバランス。まんまあの頃だなぁ……


「……でね、四人で集まると、こんな感じ」

……かがみ。つかさ。みゆきさん。そして私。
どことなく噛みあってないようで、それでも気がつくと、いつも一緒にいた四人。

あの頃のみんなが、あの頃のまま、グラスの中で輝いてる……


「……こなちゃん?……泣いてるの?」
「え?……あ、いや、その、煙草の煙が目に、ね」
「あれ?煙、流れて来ちゃった?……ちょっと空調見てくるね」


窓際で煙草をくゆらせる、見知らぬおじさんに、心の中で感謝。
……あー、不覚。最近、なんか涙腺緩くなったなぁ……

4484/4:2007/06/04(月) 22:25:42 ID:KASnJhC1
  −x−  −x−  −x−  −x−  


いつしか日も傾いて、店内は琥珀色の光に包まれてた。
そろそろ夕食のお客が入ってくる時間。うーん、あんまり仕事の邪魔しちゃ悪いかな……

そんな事を考えていたら。
「……それでね、このメニューの名前なんだけど……こなちゃんにつけてほしいなあ、って」
「私に?」
「うんっ」

新メニューに自分が考えた名前がつく……というのは、ちょっと面映い。
……いや、小説やらコラムやら発表しておいて、『何を今さら』って感じではあるんだけどね。

「別にいいけど……なんで私に?つかさは何かアイデアとかないの?」
「うん、あるよ」
「なんだ、だったら……」
「あるんだけど……、元ネタはこなちゃんの命名だから、こなちゃんのOKが欲しいんだ」
「?……どゆこと?」

つかさはちょっと照れくさそうに、はにかみながら言った。
「名前ね……『Lucky☆Star』にしたいなって」


『Lucky☆Star』。私のデビュー作のタイトル。
とある地方都市を舞台にした、少女四人の日常を描いたお話。


そう。私が書いたラノベも、つかさが作ったカクテルソーダも、込められた想いは同じ。

もう戻れないあの頃への……私たちなりの、愛惜の歌。


「いいよ、つかさがそれでいいなら、私はオッケー」
「わぁっ、ありがとう、こなちゃん!」


懐かしい思い出たちが、ソーダ水の中で揺れている。

ワンショットグラスの中。
『Lucky☆Star』が……あの頃のみんなが、西日を受けて暖かい色に輝いていた。


― Fin. ―
449妄想屋(仮名):2007/06/04(月) 22:27:06 ID:KASnJhC1
---------------------------
以上です。あじゅじゅしたー。


……なお、実際に作ったとして、本当に美味しいものになるかはわかりませんw
450名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:30:13 ID:s8L7Mi9g
もう寝ようとしてたら新作キテタ!
乙です
451名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:44:40 ID:deyp+i5r
GJ
なんというか、こう穏やかにさせてくれる
452名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:47:13 ID:XoCROqBf
いいですねこういうの。
なんだか目から汁が出てきちゃうのですよ
453名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:47:35 ID:bUuQHd54
振り返りたい過去があるって良いことだよね。
454名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:51:39 ID:T/I67Vsq
時間がないから、携帯に送った。評判良いし、明日の通勤の中ででも見るか。
455名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:53:04 ID:LyoLTukR
GJ
傑作だな、こりゃ。いいもの見せてもらったよ
456名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 22:59:02 ID:v/YgvuY8
( ;∀;) イイハナシダナー
457名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:01:24 ID:dWH9uZpr
なんかこう、しっとり来るなあ……つかさちゃん、俺にもLucky☆Star。かがみん大目で。
つーわけでぐっじょぶ!


なのだが。>>447の頭に誤植発見。
「それで、これがみゆきさんと私」→「それで、これがゆきちゃんと私」ね。
458妄想屋(仮名):2007/06/04(月) 23:11:31 ID:KASnJhC1
>>457

うっひゃあ。
管理人様、Wiki掲載時に修正plz orz
459名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:26:05 ID:s7XfQKBy
作者さんオリジナルの未来の話だけれど
全然世界観を壊してなくて上手いなぁ・・・
乙です!
460名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:55:55 ID:laxH7FJu
GJ!
あふ☆いやシリーズいいなぁ…
461名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:56:29 ID:4EziKq3x
>>458
その一文から、みゆきの愛が伝わってきたww
GJ!
462名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:06:24 ID:7HWE16BT
深夜は鬱モノの時間…と言う訳で投下します。御注意されたく候。
463替え玉人形:2007/06/05(火) 00:07:22 ID:7HWE16BT
「こなた…アンタがこんなんじゃ…つかさだって苦しむと思わない?」
さっきまでドアノブをガチャつかせていたのに、静かな声をかけてきくる。
諦めるまで黙っているつもりだったけど、気付いたら叫んでいた。
「……うるさいよ。逃げたクセに、つかさを置いて逃げたくせに!!」
「ッ―――それは…違う…違うの…わ、私は助けを呼ぼうと思って…それで…」
「目出度くつかさはレイプされちゃいました。ホント、妹想いの姉だよねぇ」
「……ヒドイ…ヒック…グス…ヒドイよ、こなたぁ…」
コイツは何を泣いているんだろう?つかさはもっと苦しかった、もっと辛かった。ソレを見捨てておいて、お前に泣く権利などあるものか。
「かがみ。ウザイからさっさと帰ってくんない?それともぶん殴られたいのかな?私は構わないけど」
「…………………ごめん」
玄関に向かう足音を聞きながら天井を眺め――――目を閉じた。
464替え玉人形:2007/06/05(火) 00:08:34 ID:7HWE16BT
たまたま私が学校を休んだその日、下校中のつかさとかがみを三人で襲ったらしい。
かがみからの通報で警官が駆け付けたものの、既に姿はなく。事件から三日後にかなり離れた場所で発見された。
それきりつかさは眠り続けている。
医者が言うには心が生きる事を止めたがっているとか。
ふざけてる。
つかさが何をしたって言うんだ。可愛くて、やさしくて、頑張り屋で、おっちょこちょいな私の恋人が、一体何をしたって言うんだ。
毎日御見舞い行った。何時つかさが目覚めてもいいように、学校もそっちのけで通いつめた。
家と病院を往復する日々。先の見えない病状。最悪だ。あんなに楽しかった日々が、遠い昔に思える…
それもこれも全部アイツのせいだ、実の妹を置き去りにして、しかたがなかったと言い張る卑怯者。
こんなことならいっそアイツが捕まればよかったんだそうすればつかさは元気に私と何で何でアイツじゃなくて――――――とまれ。
アイツの事で頭を使うのは馬鹿馬鹿しい。せめて楽しい夢が見られるよう、眠りについてしまおう。
465替え玉人形:2007/06/05(火) 00:09:48 ID:7HWE16BT
翌日。病室でつかさの髪をとかしていると、柊夫妻がやって来た。
「いつもありがとう…泉さん」
「本当に…つかさもいい友達を持って…」
「いえ。私がしたくてやっていることですから…」
正直、二人に会うのは辛い。娘を汚されたのだ、想像もつかない苦しみに違いない。
病室で会ったのはこれで三回目だが、今日は何かおかしい。二人とも私の顔を確り見ようとしない。
「あの…何か私に?」
「………ええ。実はお願いがあります…ここ迄して頂いているのに、我儘だとは思いますが…」
申し訳無さそうに、お父さんが切り出す。
「そんな。遠慮せずに何でも言ってください」
「ありがとう。…その、話してほしい人がいるのです」
「えっ………まさか…」
「はい。かがみです。どうしても聞いてほしいそうです…お願いできませんか?」
―――ここで断れるなら人生はどんなに楽だろう。私も18だ、自分の心を裏切る言葉も必要な事ぐらい、分かっている。
「………はい。かまいません」
「ありがとう。これから呼んできます…本当に、本当にありがとう」
二人そろっておじきをすると、速足で病室を出ていった。
466替え玉人形:2007/06/05(火) 00:11:17 ID:7HWE16BT
しばらくすると、おどおどしたかがみが入ってきた。うつ向きながら、時折こっちを盗み見ている。
「で、何?床とにらめっこしててもしょうがないでしょ」
「あっ…その…あの…あ、謝り…たくて…」
「何を?さっさとしてよ、つかさの症状が悪化しちゃう」
「―――――ッ!」
かがみはスカートの裾を握り締めながら、肩を振るわせた。アハハ、いいざま。
「つ、つかさを…助けられなかったのは、私のせいだって事…私、反省してる。本当なら姉の私が、妹を…助けるべきだった…」
「―――――へぇ」
嗚呼、やっぱりコイツ分かってない。
私はかがみの胸ぐらを掴み、顔を無理矢理上げさせた。脅えてうるんだ瞳の中に、私が入っている。
「分かったならいいよ。じゃ、速く返して」
「えっ……な、何を?」
「決まってるじゃん。つかさだよ。元気一杯のつかさ。ほら、速く速く」
「え…あっ……えっ?」
「反省してるんだよね?なら返してよ。速く…速く…速く!謝ったんなら返してよ!!」
「ヒッ!?―――う…うぁああああぁああん」
ちょっと強めに揺すってやったら泣き出した。イライラする。アンタがそんなだから…
「謝ってほしいんじゃない!つかさを返してほしいの!」「ヒック……エク…ゴ、ゴメナ…サイ…ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」
ポロポロこぼれる涙と言葉。―――疲れた。もういい…
手をはなして扉に向かう。かがみが何かを言う前に、振り返って宣告した。
「私、アンタの事キライだから」
泣き声が…聞こえた気がした。
467替え玉人形:2007/06/05(火) 00:13:03 ID:7HWE16BT
先生から注意があったらしく、お父さんが学校に行くように言ってきた。
気乗りしないが、あまり心配をかけると御見舞いに行くのを禁止されるかもしれない。行く事にした。


久しぶりの校門は酷く場違いに見えた。いや、私が場違いになったのか…
「ん?」
何か下駄箱に入っている。………手紙?。
『昼休み屋上に来てください』
それだけ。名前も書いちゃいない。でも、この字は知っている…
無視してもよかった。それでも今こうして屋上に居るのは、昨日の燃え残りをぶつけてやろうと思ったからだ。
そう…つかさが怒れない分、私が憎んであげるね。
「こなた」
来たか…さて、先ずは軽くジャブから。
「遅いよ。呼んでおいて遅れるなん……て!?」
振り向いたそこには、最愛の人が立っていた。


「つか…さ?」
目を疑った。あり得ない。だって起きたなら連絡が来るはずだ。だから違う。そんな訳ない。なら詰まりこれは…
「よっぽど私を怒らせたいみたいだねぇ」
「………」
かがみだった。長かったツインテールは肩にかかる程度に切り揃えられ、白いヘアバンドが薄紫の中に浮かんでいる。
自信なく彷徨う目線は、ツリ目の角を削り取り、憎らしい程ソックリだ。
だから我慢ならない。本気で殴り飛ばそうと手に力をこめた瞬間―――
「なっ!?」
抱きつかれていた。
468替え玉人形:2007/06/05(火) 00:15:13 ID:7HWE16BT
「はっ、放してよかがみ!何すんのさ!」
単純な力なら私の方が有るはずなのに、どうしても引き剥がせない。
「聞いて…こなた…聞いて」
「わっ、分かった。分かったから…」
声量とは裏腹の、うむを言わせぬ気迫に圧倒され、慌てて首を縦に振った。
「あのね、私がね、つかさの代わりになる。」
「………えっ!?」
「私じゃつかさを返してあげられない。だから…こなたが満足できるように、何でも言って。こなたが失くしちゃった分を、私が埋めたいの…」
胸に埋められていた顔が上がると、どんより曇った瞳のが見える。
誰?―――いや―――何?コレ…
「何でもするよ?髪はもう切ったし、口調もすぐにまねる。料理も上手くなるし、こなたがそういうコトしたいなら、幾らだってしていい。
あっ、こなたの宿題、全部私しがやってあげる。ううん…やりたい、やってあげたいの……だから、私を嫌いにならないで…」
『何か』は私の肩を強く握って離さない。痛い…痛い。何でコイツは笑っているんだ?
「つかさがあんなになって、こなたにまで嫌われたら……私…壊れちゃう……壊れちゃうよぉ」
それは笑いながら泣き出して、懇願の言葉を繰り返した。
私は―――
Aこんなの…間違ってる。
B―――何でも、するんだね?



希望の多かった方で、エロと結末を書きます…が、遅筆なので忘れられた頃になると思いますorz
469名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:16:14 ID:bU+XzsUu
sageを覚えてくれ。
470名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:17:17 ID:7HWE16BT
御目汚しスマソ
471名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:19:03 ID:nGfxHaoI
他人に聞かなきゃ書けないなら、書かなくていいと思う。
472名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:20:23 ID:7HWE16BT
>>469
すみません。うっかりしていました。以後、注意します。
473名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:20:32 ID:nlrKJd4H
■日本VSハンガリー クリック戦争【GAME4】勃発!!■
ハンガリー国民総出の大逆襲、 捲土重来の猛攻撃!
現在、1位のハンガリーに大差で苦戦中!だけどあとちょっとの所まで猛追!
奇跡の逆転優勝のために 集え馬鹿なことに熱くなれるクリッカーたち!!!

動画
第三次クリック世界大戦総括(現在第四次大戦開催中)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm403426
クリック世界大会 Game3総括
http://www.youtube.com/watch?v=W97NxPqrcbc


☆☆ 一番クリックした国が優勝 ☆☆
【本スレ】ttp://wwwww.2ch.net/news4vip/に行って「クリック」で検索
おまいらの力、貸してくれ!!

【まとめサイト】被疑も左も分からない奴はここを見てくれ!
http://www33.atwiki.jp/clickvip/


ツールは、初心者は斧。慣れてきたらびっくりを使って簡単多重&自動認証化への貢献を!
詳しくは本スレで!(>>1を熟読!)
474名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:22:26 ID:kUM2pwmI
半角と全角が混ざってるのは意図して書いてるのかな……?
句点や疑問符は出来るだけ全角に揃えるといいかもね
475名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:28:22 ID:6r/RE/h7
>>471
経験上こういうのはロクなもんを書かないんだが
まだ例外は見たことがないな
>>472
まだ書く気でいるならやめてくれ
476名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:48:24 ID:uFkATWBf
>>449
乙&GJ!!
なんか学生時代を思い出したよ…鳥肌たちながら、画面がぼやけながら読ませていただきました。
感動をありがとうです。
477名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:49:18 ID:Xw/lH7DR
いやー、みんないいの書くなぁ。驚いた
新参ですまないんだがまとめのアドレス教えてもらえないだろうか?
478名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:51:54 ID:1dn1/YBV
>>477
それくらい自分で調べろや・・・
>>1を見ろ
479名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:06:15 ID:3axfTFUR
sage忘れはともかく俺はこうゆうのあってもいいと思うがな。
ただし、どうにかしてハッピーエンドに
480名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:11:18 ID:Xw/lH7DR
>>478
マジボケした。ほんとにすまない


2択wktk。勿論B選ぶ
481名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:23:59 ID:JLTSAGoq
どーせならとことん救いの無い話にしてくれ
482名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:25:02 ID:JQn7/mvZ
sage忘れは次から注意すればそれでいいじゃないか
二択ってのも面白そうだし欝もの好きとしては最高だったよ。
俺もBを選ぶけどどうせならBADとハッピーEND両方見たいと思ってしまうな。
483名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:26:54 ID:rRN57guy
>>468
Bにするぜ
484名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:29:05 ID:gKqAT1lZ
>>472が書いたやつそんな批判されるような内容では無いきがするが…。

まあこれは俺の単なる考え。そして俺もBキボンヌ(´Д`*)
485名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 02:22:02 ID:akM/xd2I
個人的には鬱展開は遠慮したいが、投稿作品として>>468氏の作品はアリだと思う。

ただ、こなたxつかさカップリングで、後半こなたxかがみに持って行く伏線だったとしても
こなたの性格からして、(レイプ犯に怒りを爆発させることはあっても)
かがみに攻撃の矛先を向けることはないんじゃないかなーと思った。

まぁそれも含めて創作なんだろうけど・・
486名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 03:03:29 ID:JQn7/mvZ
>>485
ソコまで突っ込むと女同士ってのもありえなくなっちゃうし
細かい設定の違いとかはあまり気にしないで読んじゃったほうがいいよ。
欝や寝取りグロや物語が破綻してる作品でも気にせず読んじゃう俺が
変わってるのかもしれないけどな
487名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 03:25:13 ID:nGfxHaoI
しかしこれでパターンBが投下されたら、ほぼ確実にパターンAも読みたいとか言う連中が沸くぞ?
それはありなのか?
488柔らかな風が吹くこの場所で〜:2007/06/05(火) 03:43:03 ID:Kp99vppk

 ささやかな風が髪をなでる。
 頬には柔らかな感触、暖かな体温。
 ベンチの上には、二人っきり。
「――ねえかがみ、知ってる?」
「なにを?」
 彼女のひざに触れていない方の耳に、のんびりした声が響いた。
 あの時と少しも変わってはいない、でもほんのちょっとだけ大人びたような声。
「人生はねー」
「うん」
 かがみの膝の上に乗せたこなたの頭を、そっと優しい手が撫でる。
「――まらんの箱のようなものなんだよ。開けてみるまでは、誰にも判らない。だからおもしろいんだってさ」
「ふーん」
 彼女は特に感心するわけでも無く、気の無い返事を返しただけだった。
「いやー、ホントにそうだなあって思ったよ……」
 別にこなたも気を悪くはしなかった。
 実際は会話の内容なんてどうでも良かったのだ。
 ただ彼女と言葉を交わせる事が純粋に嬉しかった。
「……で、結局あんたがさっきまで長々と話してたのって、一体何のネタよ。しばらく姿を消してたのと関係でもあるの? それとも次回作の内容?」
 それならやめといた方がいいんじゃない、とかがみは苦笑する。
「実体験を元にするといい話が書けるんだよー」
「はいはい」
 くしゃり、とかがみが頭を乱暴に撫でる。
 それがなんだかくすぐったくて思わず笑い声を上げた。
 つられて彼女も笑った。
 やっぱりそれが、ただ嬉しかった。

「まあ私が開けた箱の中身は――、……いいものだったみたいだけどね」
「……あっそ」











目の前で激しくタイミングを逃した、まらん。あとガンプ。

選択肢モノは難しいだろ、運営的に考えて
489名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 03:46:28 ID:eAPz1B1k
うおおおおお、あの名台詞がああああ!
GJ!
490名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 04:21:42 ID:XCbJs5et
らき☆すた×ひだまり、かwww
ひだまりも好きな俺としては二度うまーw
491名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 06:00:26 ID:TTG4eKQT
アルェー、ひだまり好きな俺だがひだまりネタがどこにあるかわからない…orz
492468:2007/06/05(火) 06:47:40 ID:7HWE16BT
スレを混乱させて申し訳ありません。
只今Bルートを書いております。自分で始めたことなので、しっかり最後まで終わらせたいと思います。
493名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 10:09:25 ID:eBUxDpf8
>>491
「実体験をもとに〜」ってくだりじゃないかな
494名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 10:35:35 ID:vl1+yY+L
SSは、エピソード単位で完結させたほうがいいんじゃないかなって思う。
中途ぶった切りは、読んだ人に落ち着かない気持ちを残すからね。
特に鬱モノは、落ち着かなさがハンパないし。

以後の展開を他人任せにするのもちょっと、ちょっとだなあ。
広げた風呂敷は自分できっちり畳むのも、作家としての務めだよん。

いじょ。日向こなたでした。
495名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 11:55:59 ID:kL5JOZ3/
読者に選択させるのはオススメ出来ないなあ
後、なるべくいっぺんに投下した方が良いと思われる
投下して、さあ続きを考えるか、では読者も生殺しだしな


まあ、俺もかつて某谷川作品のSS書いてる時に生殺しをやっちゃった事はあるけどなorz
496名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 11:57:56 ID:kL5JOZ3/
どうみても内容が被ってます本当に(ry
忘れて
497名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 12:01:18 ID:tFLdlnEa
>>494
俺も大筋では、こなたせんせに同意。
「連載」とはっきり書いてないのに途中で終わってるのは、確かに座りが悪いからね。
展開の意見を募りたいなら、投下前に「こんなプロットで書いてるんだけど」と尋ねる手もあると思うし。

あとはそうだな……。
自戒になるんだが、>>1に書いてある事をもう一度肝に銘じようと思った。
もちろん俺も気をつけるし、みんなも少しだけ思い出してくれると嬉しい。
らき☆すたが好きで集まってきた同士なんだし、深呼吸してゆっくり話せば分かり合えると思うから。




はい、真面目な話おしまい。
じゃあ俺はちょっと、こなたせんせのロリ巨乳に顔を埋めてくる。止めるな(自爆
498名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 12:09:04 ID:akM/xd2I
じゃ俺はつかさのプ乳に顔を埋めてます・・ぷにゅ。
499名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 12:58:43 ID:ZwnandCx
私はみゆきさんの巨乳に顔を埋めてぐりぐりします。
500名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 13:06:10 ID:NDGeqRP5
私はかがみとレゲーをやる
501名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 13:07:20 ID:JQn7/mvZ
じゃあ僕はこなたのあほ毛をなでる
502名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 13:44:08 ID:gKqAT1lZ
じゃあ>>503はAAお願いしまつね。
503名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 13:50:17 ID:rDpBOgl4
                        _|イ,.. ------
                 ..::'´: : : : : : : : : : : : : `ヽ
                /: : :「`゙´: : : : : : : : : ヽ: : : : \
              ___/: : : :.:.:|: : : : : : : : : : : : : :.\: : : : :.
ヽ         /: :.´: : :.: / : | : : : : |: : : :.\: : : : :.ヽ: : : :l
} ト、     /ィア: : : : : :.l: :/|: : : : ::|: : ト、: : ヽ: : : : :.ヽ: : |
./ノ       //: : : :/: : :.:|:.:l |: : : : :.ト:.:.「弌ー: ヽ : :.: :.: i:.:.|             /^~^
 !     / /: :/:.::.l: : : :.レl |: : : : :.| ヽ|   \:.|:.: : |:.:.:.l: :|               {
/ユ、    /  l: : l: : :.|: : :./|:.:| ト、: : :.:.|   .____   ト、:.:.r、:.:l: :|  ,r-、___           >-<
サソ }  /   l: : {: : :.{:.: : :.∧|  ヽ: : :|  ≡=-、 |::}:.:.| .):|:.:|r<:.:.:.:.:.:.:.〉       {/ヽ
=---ァ     |: : ィ: : :.l: : : :{   _,xz \|       ・|∧ l´:l:. : |{:.:.:.:.::/}:.:./     /iラ y'´   ごきげんよう。
  ノ     |: / !: : :.ヽ:.:l:ハ ≠ ̄      ;;:;; }: :.Y:.|:.: :.|ヾ-ノ /ノ __   {( ニ=-r'/
一'        |/ | : : : |:ヽ:.:.:|ヽ ;;;;   <_,フ   ィ:./:.:.:.}:l: | : : |  ヽ / / `ヽ  `ー=イ.〉》
- 、rrrtュァ、   |:.: :.:|: : ト、|| :.ゝ 、  _,..ィ  |/: : : 从 | : : ト-、 |.|ノ ____,.ノ^      /{{
  ヾミ三彡、<((ヽ:.::.:|: : l |{: i: : : : :l:.ノ:./` /: : :./:. ̄`ヽ、ヽ__>||<          く ヾ_
___,..ゝ=ニイリ ヾ、`_\{:.:.:| |ヽヽ:.ィ.r':.:.:.:.l___,/: : :./:.:.:.:; 'ニ二}:.:\  〉 ,ノ`Y ̄}    ヽ、_
ヽ、 ヽ-=‐'´-==ミ二|: : :| |. Y l |:.:.:.:.:.| /: : :./:.://´ ̄`ヽ: :∨ ///;.ノ^ヽ
 } }┐      //´l: : :.|  ∧ l |:.:.:.:.:.| イ: : :///       |: : :V ):.{: : : : : .::ヽ
彡' .イ} } ̄`ヽ //  | : : |  / | l l:.:.:.:.:.|/.|: : { / /     }: : : \丶ヽ: : : :.:.:.:.:i
  / ∧ ゝ.   Vム  |l: :.:|  }  \\:.:.:.| /l:.:/ .l/      /:..: :.\:ヽr-ァ、: : :.:.:.}_
イ_ノ ノY^¨^~^'´:.:.:.:ヽ.|l: :.:|_,./     \\!:/l/./        /ト、:.:.: : :.ヽ:\ ノ、:.:.:/´ ̄
ノ /,∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./^ |ヽ: {={        ヽ|   {          | !:.ヽ:.:. : : :i\:ヽ :Y {   /
∠r'´ ノ:.:.:.:.:.: r-v'〈 (|て\_\   ___/~⌒ヽ!           ノ |:.:.:.i:.:.:. : :|/∧:.V } |  /
=- ,イ:.:.:.:.:.:,.イ /`ヽr-=ニ二// Yニ/ '´∧ /\ _____/  l:.:.:.|: : : : |{Y∧:.V| |  {__,.ノ
=‐'´ `弋_{ 瓜、   v‐‐-=' ヘ }‐弋  |{ ∨\___/     |:.:.:|: : : : | シ ∧:.V !/´
504名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 16:16:44 ID:NeYSSt1x
もしもこなたとみゆきが入れ替わってしまったらー編!
505名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 16:33:41 ID:akM/xd2I
みゆきさんのファンになりそうだ
ttp://bbs03.gazoubbs.com/2ji2nd/img/1179989033/47.jpg
506名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 17:05:23 ID:59Q8jOla
こなたは格闘技経験者(原作コマ外の衣装から見て合気道か日本古武術?)だけど、
案外みゆきさんも何かやってそうな気がするのは俺だけかなあ。
良家の子女ともなると、護身用として何か身につけてそうな気がするんだよな。
507名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:37:37 ID:o041PL3S
>>506
とりあえず、胴衣を着ているみwikiさんを妄想してみた。と思ったら、長くなった。

おお、あのボリューム感溢れるピンクの髪がテールでくくられ揺れている。
構える腕と指先の何と細くなめらかな事か。
眼鏡は外しているが、その凛とした瞳からは、
不安とも緊張とも付かない覚悟の光が見える。
互いに構えを取り、試合開始。

みwikiさんが俺の襟をがっちり掴んでくる。
この細く白い腕が胴着の袖から、ちらちらと見える、
指先の爪は、きちんと切りそろえられている、どうやらみwikiさんも覚悟完了らしいな。

俺も同時にみwikiさんの胴着の襟を掴み前に引き出す。
互いに組み合って、動かない。 むうみwikiさんは、俺の出方を伺うのか……。
しかし、この密着状態に近い中で漂ってくる香りは闘争本能を消失させる気がする。
このフェロモンの成分は、みゆきさんの汗と昨夜のヘアーコンディショナーか。

しかしこのままでは、らちがあかない、内股をかけてみるか。
手前にみゆきの襟を両肩を掴むが如く引き、
右足を前に出し、身を一瞬で捻り、左足でみゆきを跳ね上げる!
一撃で勝負が付く技ではあるが、みゆきさんを道場の畳に叩き付けるのは心が痛む。

………別の意味では、叩き付けられ、苦痛に歪むみゆきの顔をのぞき込むのは
誰の心にも棲んで居るであろう、歪んだ被虐心が、マックスまで満たされ幸せだろうが。
508名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:39:15 ID:o041PL3S
だが、手前に強引に引いたのがいけなかった。
「ひゃぁんっ!?」という嬌声と共に、みゆきさんが俺の胸に倒れ込もうとしてきた!
思わず、俺は身を後ろに引き、みゆきの襟を掴んだまま間合いを取り呼吸を整える。

…がっ!引っ張りすぎたためか、みゆきの胴着は襟元が緩んでしまい、
彼女の象徴である巨乳を覆うブラが、ちらちらと覗き始めた。
「////……」みゆきはうなだれたまま、俺の胴着の襟元を握ってはいるが、力は入っていない。
頬は真っ赤に紅潮して、羞恥心で今にも溶けそうな勢いだ。

しかも、彼女の乳は、そのへんのスポーツ・ホルターブラでは収まりが利かないらしく
俺が襟元を引き、彼女の肢体を揺さぶる度に、
それは悩ましく喘ぐが如く、ホルターブラをランダムに動かす……。
「ありえねぇー!このタイプの製品は、背中の布地がX状に支えているはず!」
「みゆきの乳は、インナー製品の常識をも超えるのか!」

……そうして、互いに勝機が見えぬまま、時間がだけが過ぎていく。
焦りの中、みゆきが、そっと襟元を小さく、くぃくぃとひいてきた。
みゆきは、道場の畳の縁に視線を落とし、小さくささやいてきた。

「ごめんなさい、そろそろ負けてくれませんか?」

小声でささやき返す

「この状態でどうやって負けろと仰る、
           後は寝技で四方固めぐらいしか」

すると、みゆきがこう言った

「じゃぁ、それであなたがが負けてくれますね?うふ」
509名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:41:09 ID:o041PL3S
ずっと組み合っているからだが、みゆきのフェロモンは、俺の周りに充満している。
もうどうでもいいや、と言う思考に覆われていく…むしろ脳を痺れさせる元凶がこれか。
脚が揺れる、腰が溶ける、とっとと押し倒して上に覆い被さって
一定時間、拘束すればあなたの勝ちですよ。

そう見て取ったみゆきの瞳が怪しく光り、目も鬼の様につり上がる。
そして口元が醜く歪んだ……

「バカな男……」

その瞬間、みゆきは、俺の襟元を引っ張ったかと思うと、
同時に右足を差し込み、その豊満なボディーのどこに、
そんな反発力があるのかと思うが如きしなりを魅せ、
刹那、左足が俺を跳ね上げた。

見事な内股だった……。

俺の身体は次の瞬間には道場の上に叩き付けらていた。
遠くなる意識の中、瞳に映ったのは、先ほど見た鋭い眼光のみゆきではなく
いつもの、ほややんした、みゆきの顔だった。

みゆきは、のぞき込む様な姿勢で倒したエモノを見ている。
その為に、乱れた襟元から覗く、乳白色のスポーツブラに覆われた乳が、
熟れたパパイヤの如く垂れ、荒い息に合わせ上下している。

あり得ない、このタイプのブラだと後ろでX状に引っ張っているはずで
そんなに垂れたりするはずが!

しかし、そんな男の無粋な妄想は、審判役であったかがみんの一声で消え去った。

「内股、一本―――!」 
510名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:41:54 ID:o041PL3S
みゆきは、しゅんと乱れた襟を直し、礼をする。
そして、道場の端に座っていた、こなたとつかさに向かって、とたとたと歩み去っていく。
とても、さっきの動きの持ち主だとは想像出来ない様な、ゆったりした動きで。

みゆきは、こなたから、預けていた眼鏡を受け取ると、
ふーと、大きな溜息をつき、掛けた。

つかさは「すごーい、先生から一本だなんてすごーい」と子供の様にはしゃぐが、
こなたは「むぅ、あたし最近、みゆきさんが何者なのか、段々わからく”なてキタヨ?”」と、
頭上にでっかい?マークを浮かべていた。

みゆきは「えへへ、そうでしょうか」と苦笑しながら、友人の顔を見た。
いつもの顔だ、どうやらバレ無かったみたい、みゆきは心の中で人心地ついた。
そして、いつもの如く焦点の定まらない視線で窓を仰ぎみる。

「一応護身術は習っていたんです…帯は黒じゃないんですけどね、
 知ってました?黒だと、喩え相手が痴漢や変質者でも、
 それが一般人である以上、襲ってきたからといって一方的に倒したりすると、
  後々色々面倒なんです。 段位持ちはバトっちゃいけないですよ?」

みゆきは、いつもの、みwikiさんな解説を言おうとした舌を寸でで飲み込んだ。

「いけない、いけない…」ぺっと小さく舌を出して、みゆきは頭を軽く叩く。
511名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:43:17 ID:o041PL3S
みゆきは、ちょっと動揺する胸を手で押さえ、視線を道場に向け直した。

そこには、互いに居合っている、へっぴり腰のつかさと、自称格闘家のこなたが見える。

「どこからでも掛かってきなさい!」っと、余裕しゃくしゃくのこなたと、
「おねーちゃーん、こわいよー」と、審判やっているかがみに懇願するつかさ。

確かに、この試合は不公平な気もする。

だが、そう言う審判も、さっきとは打って違い、全く公平性に欠けていた。
「こなた…つかさにキズ一つでも付けたら、即座に身体に躾するわよ?」
…と言う感じで、場外の立場で試合を見なきゃならんのに、既に闘志満々である。

みゆきは思う、どのみち、この二者対決は、審判乱入によって巴戦になると。
みゆきは、そう言うのを眺めるのも好きだった。 みゆきは、また思う……。

「こないだマリ見てを読んで、その調子で、話しを振ってくれたこなたさんなら、
                  あたしの趣味を分かってくださるかも」

みゆきは、そんな願望を浮かべると静かに瞼を閉じた。

眼鏡のレンズには、つかさを置いてけぼりにし、
かがみVSこなたの、格闘デスマッチの惨状がかがみの如く映っていたが
瞼を閉じたままのみゆきには幸か不幸か、見る事はなかったそうな。

 投げっぱなしで終わり。


512名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:44:58 ID:o041PL3S
つか、いつからBBSPINKも連投規制が……信じられん。
これじゃ、オン書きでの投下なんか無理だ。

そんなBBSPINKに絶望したー!みwikiさん、BBSPINKを買い取ってくれ
昔みたいに、八連投までおkな世界に戻してくれw マジでw
513名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:51:40 ID:akM/xd2I
>>511
乙ー!
なんかこういう感じの試合になる気がしてきましたw
リレーのアンカーやった時の表情ですなー

ところで一発目の最終行「被虐心(M)」は「加虐心(S)」の間違いではなかろか?
514名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 19:15:31 ID:tFLdlnEa
黒いよ、みゆきさんw というか乳揺れすら計算ずくですか。恐ろしい子……!
つーわけで乙でしたー。
515名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 19:51:21 ID:TTG4eKQT
みwikiさんの


おっぱいおっぱい!
516名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 19:56:40 ID:o041PL3S
(=ω=.).。oO(ども〜>513-514 多少文脈がおかしかったり、、の打つ所が間違ってたりしてますが、
           その辺りは、心の目で修正お願いします。(礼
517名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 20:39:48 ID:xenhX3uv
つかさ×かがみの非エロ投下します。
シリアスというほどではありませんが、ギャグやパロディは少ないです。
518つかさ(1/3):2007/06/05(火) 20:41:08 ID:xenhX3uv
 しとしと雨が降っている。
 つかさは学生鞄を頭の上に掲げ、小走りに駆けていく。天気予報では今日一日曇りとのことだったが、必ず当たるとは限らない。ましてやつかさの運の悪さは折り紙付きだ。電車を降りた途端、狙いすましたように降り出してきた。
 どうにか家の玄関に駆け込んだ時には、全身濡れ鼠になっていた。
「はぁ……」
 ため息を一つ。このまま家に上がることは出来ない。
「おかーさーん! タオル持ってきてー!」
 奥の方へ呼びかけるが、返事が無い。
「あ、そうか。今日は……」
 両親と長女のいのりは仕事で遠くへ出掛けているのだ。今日はだいぶ遅くなるとのことだった。次女のまつりも大学の講義があるので遅くなる。いつも一緒に帰ってくるかがみは、こなたとゲーマーズへ寄り道している。
 そんなわけで今、家にいるのはつかさ一人だ。
「しょうがないか……」
 濡れた格好のまま、お風呂場へ向かう。濡らした廊下は後で掃除しないといけない。
 びしょ濡れの制服を洗濯機へ放り込み、スイッチを入れる。体の方もベタベタして気持ち悪いので、軽くシャワーを浴びた。
 お風呂場から上がり、バスタオルを体に巻いて自分の部屋へ向かう。普段なら女の子がはしたないと怒られるが、今は一人だからその心配も無い。
 部屋着に着替えると、雑巾を持ってさっき濡らした廊下の掃除をする。終わった頃には、ちょうど洗濯機が止まっていた。制服を取り出し、そのまま乾燥機へ放り込む。
「そうだ。晩ご飯の支度もしないと……」
 お母さんから頼まれていたのだ。つかさは台所へ向かい、何を作れるか冷蔵庫の中身を吟味する。
「う〜ん……」
 つかさは腕を組み、眉間に皺を寄せた。
 残念なことに、一家全員に十分な夕食を振る舞えるだけの食材が無い。買い物にいかなければ。だが外は雨。せっかくシャワーを浴びて着替えたのに、また濡れて汚れてしまう。
「……でも、頑張らなくちゃ」
 台所を任されたからには、半端な料理を家族の食卓に上げるわけにいくまい。自分に言い聞かせ、グッと握り拳を作って気合いを入れる。近所のスーパーまでだから、大きめの傘を差して行けばそんなに濡れないだろう。
 お父さんの大きな傘を借りて、つかさはいざ外へ出た。
 出て一分も経たないうちに、通りがかった車に水をはねられてびしょ濡れになった。
「うぅ……」
 泣きたくなるのを堪え、スーパーへ向かう。店に入った所で、見かねたパートの人がタオルを貸してくれた。日本の人情も、まだまだ捨てたものではないらしい。
 それはさておき、買い物だ。タイムサービスまではちょっと時間があるので、今日の夕飯に何を作ろうかじっくり思案する。
 ふと、通りかかった卵売り場で『特売』の文字が目についた。Lサイズの卵が一パック九十八円。安い。
「うん。オムライスにしよっと」
 残り二パックになっていた卵を全て買い物カゴに入れる。後ろにいたおばさんがちょっと恨めしげに睨んでいた気がするが、非情を以て黙殺する。主婦にとって夕飯の買い出しは戦場なのだ。狼は生きろ、豚は(ry
 オムライスと付け合わせのサラダに使う野菜。タイムサービスで割り引きされた鶏肉。それから仕事で疲れているだろうお父さんのために、ちょっと良いビールを一本。
 だいぶ重たくなった買い物カゴを持って、レジへ向かう。レジ打ちをしていたのが、さっきタオルを貸してくれた人だったので、会計のついでにもう一度お礼を言っておいた。
 帰りは水をはねられることもなく、無事に家へたどり着けた。
519つかさ(2/3):2007/06/05(火) 20:42:00 ID:xenhX3uv
 濡れた服をもう一度着替え、エプロンを身に付け、早速夕飯の支度だ。お米を研ぎ、炊飯器のスイッチを入れる。
「そうだ、制服」
 洗濯した制服にアイロンを掛けなければ。しわしわのクチャクチャでは学校に着ていけない。ご飯が炊きあがるまで時間があるので、そっちの作業をする。
 乾燥機から取り出した制服を、居間でアイロン台に広げる。家事は得意なつかさだが、たまにポカをするのでこういう熱い物系統は要注意だ。服を焦がすのもだが、下手すると自分が焦げかねない。
 とりあえず、アイロン掛けはそつなく終えた。制服は自室へ持っていき、ハンガーに掛けておく。
 ご飯が炊けるまでに、オムライスの下ごしらえをしておく。
 玉葱・人参をみじん切りにして、油を引いたフライパンに入れてじっくり炒める。火が通った所で塩胡椒を振り、そこに鶏肉を加える。色が変わるまで焼いて、また塩胡椒で味を調える。
 木じゃくしでフライパンをかき混ぜるつかさの顔には、充実した笑みが浮いていた。数多くの家事スキルの中で、料理こそがつかさの真骨頂なのだ。

 チキンライス完成。あとは卵をふんわり焼いてこれを包めば、オムライスの出来上がり。サラダもボウルいっぱいに作っておいた。これは各自で小皿に取ってもらう。
 しかし夕飯は出来たのだが、まだ誰も家に帰ってきていない。
「お姉ちゃん遅いな……」
 出来上がったチキンライスにはラップを掛けておく。後で人数分だけチンして、卵を焼けばいい。
「……はぁ」
 することがなくなって、居間で一人息をつく。
 テレビをつけてみたが、面白い番組は無かった。すぐに切る。
「…………はぁ」
 誰もいない家が、こんなにも静かなものだと今さら気が付いた。耳に聞こえるのは、壁掛け時計のチクタク音と、外からの雨音だけ。電気を点けているはずなのに、妙に周りが薄暗く感じる。
 どこよりも慣れているはずの家が、どうして一人だとこんなにも心細い空間になるのだろう。
(……もしかして、このまま誰も帰ってこないんじゃ)
 うっかりそんなことを考えてしまい、慌てて首を振る。怖いことを思い浮かべたらさらに不安になって、また怖いことを……と悪循環だ。
「お姉ちゃん、早く帰ってこないかな……」
 本当に遅い。ふと気が付くと、外から聞こえる雨音はさっきよりも強くなっていた。土砂降りと言っていいぐらいだ。
「あっ……」
 気が付いた。かがみも傘を持っていなかったのだ。この大雨に、駅で立ち往生しているのかもしれない。
 本当にそうなら電話を寄越すだろうが、この時のつかさは一人でいる心細さからか、とにかく動きたかった。すぐに立ち上がるや、玄関に走っていった。
520つかさ(3/3):2007/06/05(火) 20:42:56 ID:xenhX3uv
 買い物に行った時より、雨の勢いはずっと増していた。日はもう暮れて、視界も悪い。
 それでもつかさは右手に傘を差し、左手にかがみの傘を握って外へ飛び出した。
 水滴の膜がアスファルトを覆っている。水たまりを踏むたび泥がはねるが、つかさは気にせず、息せき切って駆けていく。
 長靴の中まで水が入って気持ち悪かったが、そんなことより早くかがみに会いたかった。
「きゃっ……!?」
 濡れた路面に足を滑らせ、転んだ。浅い水たまりに突っ込んでしまう。
「う……ぐす……」
 顔についた泥を手の甲で拭いながら、涙がにじんだ。痛いよりも悲しかった。家で待っておけばよかったと、そうは思わなかった。
 自分でも馬鹿だと分かっている。ただ家で留守番しているだけなのに、どうしてそれが耐えられないのか。甘ったれていると自覚しても、誰かが――かがみが傍にいないと不安なのだ。
 雨の中、膝をついたままベソをかいているつかさの傍を、傘を差した誰かが横切っていく。怪訝な視線を僅かに投げただけで。
 涙なのか雨なのか分からないが、とにかく顔についた水を拭って、つかさは立った。
「つかさ?」
「あ……お姉ちゃん」
 目の前にかがみがいた。濡れ鼠になって、驚いた目をしてつかさを見ていた。
「どうしたのよ? こんな雨の中で……」
 心配そうに駆け寄ってくるかがみ。その手が肩に触れた途端、つかさの堪えていたものが決壊した。
「う……うわぁ〜ん、お姉ちゃ〜ん!」
「ちょっ、どうしたのよつかさ!? 何かあったの?」
 いきなり大声で泣き出したつかさに、かがみはおろおろするばかりだった。

「一人で留守番も出来ないなんて、小さい子供じゃないんだから……」
 並んで歩きながら事情を聞いたかがみは、呆れ顔で呟いた。
「ごめんね、お姉ちゃん……」
「別に怒ってないわよ。わざわざ迎えに来てくれたんだしね。ありがとう」
 雨の中を走っていたかがみは、今はつかさの持ってきてくれた傘を差している。しかし既に二人ともずぶ濡れだった。
「早く帰らないとね。このままじゃ二人とも風邪引いちゃうわ」
「あはは……なんかもう、ここまで濡れるとかえって平気だけどね。むしろ気持ちいいかも」
 さっきまであんなに心細かったのに、かがみが隣にいるだけでこんな冗談も出てくる。
「そんなこと言って、明日熱出して倒れたりしないでよ」
「うん。……ところでお姉ちゃん、かなり遅かったけど何かあったの?」
「それがさー。帰る途中でこなたが財布無くしたのに気付いてね」
「ええっ! 大丈夫だったの?」
「お店で会計の後うっかり落としたらしくて、店員さんが拾って預かっててくれたの。にしてもこなたってば、中の現金よりもポイントの入ったカードのことばっか心配しててさ――」
 かがみは普段と変わらぬ調子で話し、つかさもそれにいつも通り相づちを打つ。土砂降りだった雨は、いつしか優しいものに変わっていた。
521つかさ(おまけ):2007/06/05(火) 20:43:48 ID:xenhX3uv
 夕食の後、二人は食後のお茶を飲みながらまったりしている。
「ねえ、つかさ。覚えてる? 幼稚園の時にさ――」
 不意にかがみが昔話を始めた。
「二人きりで留守番してたことがあったじゃない」
「うん。何となくだけど、覚えてる」
「あの時のつかさ、お母さんがいなくて寂しくって大泣きしてさ。大変だったんだから」
「そ、そうだったね……何か私、その頃から変わってないのかも……」
 今日の一件ではそれが証明されている。つかさは苦笑いして頬をかいた。
「……でもね、本当はあの時、私も心細くて泣きそうだったんだ」
「え……」
 かがみの意外な言葉に、つかさは目を丸くする。
「なのにつかさがわんわん泣くもんだから、こっちは泣くに泣けなくてさ……」
「お姉ちゃん……」
 かがみは自嘲のような苦笑のような、複雑な笑みを浮かべる。
「やっぱり双子だからかな……私も、寂しいの苦手だから、今日のつかさの気持ち、何となく分かるわ。今さらだけど、帰るの遅くなってごめんね」
「いいよ、そんなの……」
 謝るかがみに、つかさは俯いて首を振る。当たり前のことに今さら気が付いた。

 つかさが寂しい時はかがみも寂しい。つかさが悲しい時はかがみも悲しい。テレパシーなどなくても、二人は根っこの部分で似たもの同士なのだ。
 ただ、かがみはお姉さんだから。責任とプライドで耐えてきた。そんなことが、今まで何度あっただろう。
 思い返すにつれ、つかさはかがみに申し訳なく思った。同時に、深く感謝もした。

「……お姉ちゃん」
「ん?」
「私も、いつかお姉ちゃんみたいになれるよう頑張るね」
「な、何よ急に? そんなこと改まって言うなんて」
「えへへ……」


おわり
522名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 20:44:35 ID:xenhX3uv
読んで下さった方、ありがとうございました。
523名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 20:50:02 ID:o041PL3S
(=ω=.).。oO(GJ やっぱ日常の風景を描いたものはいいですね。
524名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 20:56:24 ID:TTG4eKQT
大変GJ
これはよい姉妹愛
525名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 20:58:14 ID:tFLdlnEa
うわ、どうしよう。可愛いよこのつかさ。
胸がぽかぽか温かくなりました。姉妹愛にGJ。
526名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 21:04:55 ID:iTNKqEuE
>>511
みwikiさんに
「バカな男(ひと)……」
って言われてみたいハァハァ

>>522
いいなぁ……いいなぁぁぁぁ!!
がんばれつかさ!夢は立派なパティシエだ!(アレ?

527名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 21:35:12 ID:s62rhhiq
じんわりきた。姉妹は良いものだ
528名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 21:56:58 ID:akM/xd2I
ムハー!姉妹愛GJ!!
お姉ちゃん大好きなつかさが可愛ぅ過ぎる(*´Д`)
529名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 22:07:51 ID:ARKR9w7q
つかさかわいいよつかさ
やっぱかがみはお姉ちゃんでつかさは妹だな
530名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 22:13:10 ID:BPKtUR6x
 G J
531名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 22:32:46 ID:RPLu58if
つかさはきっと良い俺の嫁になるな
532名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:10:35 ID:sf8LzyUL
つまらん 次
533名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:14:53 ID:akM/xd2I
柊家の隣のおばちゃん:
「まぁ、今年も>>532さんから取れたてのまらんを頂いてしまいましたわどーしましょ」

(声:くじら)
534名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:15:06 ID:t4CzyAWs
まらんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
535名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:15:40 ID:FFRBcw3Y
まらんの予感…!
536名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:23:45 ID:NcC5O0fb
まらん人気だな
537名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:40:13 ID:iTNKqEuE
こなた
「海外に行きたい かも」
かがみ
「いきなり何よ、マヌケに」
つかさ
「お姉ちゃん、それを言うならだしぬけに、だよ…」
かがみ
「大体、なんでまた海外に行きたいなんて言い出すのよ?」
こなた
「うん、『まらん』が見たいなーって」
かがみ
「……まらん?」
こなた
「ほら、シンガポールにあるじゃん」
かがみ
「あのな……それはマーライオンだ」

みゆき
「マーライオンと言いますと、実物は写真でみるよりずっと小さいので、『世界三大実物はショボイ』の一つに数えられていますね。
日本で言えば、札幌の時(ピー)台とか、大阪梅田の足立(ピー)石店とか……」
こなた
「!!くっ、黒い、黒いよ、みゆきさんっ!?」
538名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:41:57 ID:gKqAT1lZ
今年の流行語大賞↓
539名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:43:08 ID:vRf62PEZ
おっぱいがいっぱい
540名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 23:47:20 ID:t4CzyAWs
>>539
 ___   からけ?
‖    |     ∨
‖空気 ∧_∧   .ヘ∧
‖ \ ( ・∀・) (゚A●)
|| ̄ ̄⊂   )  (   と)
凵    し`J   U U
541名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:16:34 ID:S/KB/4Es
そうか、やっぱりそうだったのか・・・!
俺の考えが正しければ、>>518の物語のラスト、傘を渡す印象的なシーンは
らき☆すた誕生と同時に決まっていたのだ。

ど、どういうことだキ○ヤシ!

全ての鍵は『つ まらん』だ。
まらんを差し出すこの行為に、>>518のクライマックスを暗示する
秘密が隠されていたんだよ!

!!?

>>518の主人公の名前をよく見てみろ!

『つ かさ』

(;゚д゚) (゚д゚;(゚д゚;)な、なんだってー!?

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

こなた「バカっぽくて凄く笑えたでしょ?」
つかさ「えーっ!?私は”そっかー”って感動しちゃったんだけど・・・」
542名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:24:34 ID:Z3OykuWY
 Ω ΩΩ <ナ ナンダッテー!!
543名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:28:06 ID:sZUKgXgQ
な、なんだってー!
544名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:38:07 ID:DOTOsU4j
>>540
ににに
545名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:44:48 ID:j2adkNkf
>>544
むむむ
546名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:48:07 ID:OwlU8LIq
「そういえば、つかさってはえてないよねー。びっくりしたよ」
「つかさはお子ちゃまだからね。生理もまだだし」
「…………」
「なによその目は?」
「いや、双子だから、かがみんもはえてないし生理きてないのかなー、と」
「ぶっ飛ばすぞてめえ」
547名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:50:10 ID:bhEet3RP
俺はアニメ6話のこなたの台詞
「ななこさん……上手だったね」
で妄想させてもらおう。
この台詞自体がパロディだとか
いうことはこの際無視。
548名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 01:29:34 ID:thLu4QCr
こなた
「ななこさん……上手だったね。
私、今までイったことなかったんだ。
だから、今日も媚薬とか持ってきたんだけど……
ななこさんが相手だと、媚薬なしでも初めてイっちゃったよ」

ななこ
「じゃかぁしいわ!媚薬飲まされたんもイかされたんも私のほうや!!」
549俺とこなた:2007/06/06(水) 01:55:38 ID:v/rykcWb
蝉の鳴き声に紛れインターフォンの音が響く。
しばらくして足音が聞こえ鍵の開く音と共にまた足音が聞こえる。
「おじゃましまーす」
特に返事なし、仕方ないので勝手に上がらせてもらう。
すぐにお目当ての部屋に辿り着いた、特にノックもせずに部屋に入る。
「よっ」
「うぃ〜」
こなたは相変わらずのゆるい返事で俺は思わず顔が緩む。
「出迎えぐらいちゃんとしてくれよ」
「え〜、今大事なトコ」
こなたが食い入るように見つめるのはパソコンの画面、
俺はよく知らないがネットゲームをやっているようだ。
「いつも思うけどそれ面白い?」
「う〜ん、普通」
「普通て」
ネトゲをやる友達と遊ぶ場合、友達がネトゲをしていたら
大概相手はないがしろになる、遊びに来た意味がないなんてざらだ。
「俺来るってわかってたんだろぉ?」
「ぅ〜ん」
とはいえしばらくしたら終わりにしてくれるものだが、今日はハズレのようだ。
「もうちょい待ってて」と言われ早二時間、することがなくなった。
漫画もテレビもゲームもあるが別にやる気がしない、切ない。
ベッドでゴロゴロしていたせいか睡魔がやってきた、まぁいいや、
俺はゆっくり瞼を閉じた。
550俺とこなた:2007/06/06(水) 01:57:18 ID:v/rykcWb

――

どのぐらい経ったのだろうか、目が覚めると外は若干暗くなっている。
「おはよー」
「・・・」
頭がまだはっきりしないがこなたがギャルゲをしてるのは理解できた。
「俺帰る」
ふら〜っとベッドから降りる俺をこなたが慌てて止める。
「ちょ、ちょ、待って!」
「もう遅いじゃん」
少しふて腐れ気味なのを察したのかこなたはゲームのスイッチを切って寄ってくる。
「ゴメンゴメン、まさか事態が起こっちゃってさ」
「俺ネトゲよく分からん」
「ほらほら、座って座って」
ポン、とこなたが俺をベッドに戻す。
「ん〜?」
「まぁまぁ♪」
素早い手付きでこなたは俺のモノを取り出した。
「お、おい!」
「今日はお父さん遅いんだよ、それに男女がやることなんて一つでしょ」
フフフ、そんな言葉を発しながらこなたの手と唇がソレに触れる。
「うぅっ」
起きたばかりで若干戦闘体勢気味だったソレはすぐに完全な戦闘体勢になる。
「久しぶりだし、口に一回出す?」
俺は首を横に振ると軽いこなたを持ち上げベッドに寝かす、
服を脱いでこなたに股がるとTシャツを捲り小振りすぎる胸に舌を這わした。
「はっ・・んっ・・・」
そのまま短パンの中に手を伸ばす。
551俺とこなた:2007/06/06(水) 01:58:37 ID:v/rykcWb
「ん?」
なぜかこなたのソコは十分に濡れていた。
「お前・・・」
「アハハハ・・・あひゃうっ!!」
あ、思わずぐっ、と力を入れてしまった。
「正直に話せ」
「・・・はぁ・・はぁ、いやぁ私も久しぶりだったもんで寝顔見てたらムラムラと」
「ふ〜ん、つまり俺のためとか言いながらも実は自分が一番我慢できなかったと」
「いえ〜す」
ひょうひょうとしてるこなたを見て少し意地悪をしたくなった。
「ちょっ、それダメ」
いつも少しひねた物言いをするこなただが恋愛に関してストレートな行動に意外と弱い、
こうして精一杯抱き締めるだけでちょっとパニックになる。
「ダメだって!こういうのされたら・・・」
何も言わず抱き締めていると体の力が抜け、自然と手を回してくる、
顔を見ると完全に上気していた。
「・・ダメって言ってるじゃん」
「なんで?」
「・・・離れたくなくなっちゃうよ」
キャラ変わってますよこなたさん、と心で呟く。
「入れていい?」
「あ、ちょっとまって・・」
ガサゴソとベッドの中をま探る。
「はい」
渡されたのはコンドーム、いつでもできるように隠してあると前言っていた。だけど。
「あっ、ちょっと」
俺はそれを投げ捨てた。
552俺とこなた:2007/06/06(水) 02:00:15 ID:v/rykcWb
「俺の相手しなかった罰と勝手に一人でした罰」
「ちょっ・・」
何かを言う前に俺は一気にこなたを突き挿した。
「ああっっ!!!・・・ちょ・・ちょっ・・と、まって」
入れただけで軽くイッた様子だったが構わず腰を動かす。
「ひゃっ!あっ!ああっ!ダメっ」
しばらく軽いピストンを繰り返してから俺はこなたに話しかけた。
「中に出していいか?」
いつもの調子に戻っていたこなたは少し考えたのち。
「・・・だめっ!妊娠しちゃうっ!・・・・って言えば萌えるよね」
とニヤニヤして言った。
「わかってるね」
俺もニヤっと笑いながら勢いよく突き始める。
「はぁっ!・・ああっ!・・・あっあっああっ!・・」
こなたの中は狭く外見も高校生を抱いてるとは到底思えなかった。
「くっ、出るぞ・・」
こなたの腹に白濁した液を吐き出す、やはり溜まっていたせいか持続時間が短い。
「中に出すんじゃなかったの〜?」
「ばか、妊娠したらどうするんだよ」
「私は別にいーよ」
顔が少し本気っぽくてちょっとドキリとする、たまにこういう顔するから困る。
「いくぞ」
「お〜、若いねぇ」
今度は俺が寝そべりこなたが股がる形になった。
553俺とこなた:2007/06/06(水) 02:01:38 ID:v/rykcWb
うっ、と少し苦しそうな声を上げながらそれはすぐに歓喜の声になった。
「はっ・・入ったよ・・」
こなたの腰つきに合わせ腰を打ち付ける。
「・・あぁああっ!・・ふ・・深いっ・・あっ・・ああっあっ・・」
いつも余裕な顔ばかりなこなただ快感を貪るときは女のその顔で多分俺しか知らない、
いつも一緒にいる柊や高良さんも知らない一面を俺だけに見せている、
そう思うだけで突く勢いが増していく。
「ああっ・・は・激し・・ぃぃぃいいいっっ!!・・やぁっ・・・」
くたりと倒れ込むこなたを支えるが俺はまだイッていないので腰を止めるわけにはいかない。
「ちょ・・っと、・・私・・無理ぃ・・」
「こなた・・中に出すぞ・・マジで」
「へぇ?・・ホントに?・・ダ、・・メぇっ!・・ああっ・・」
「いいって・・言ったろ?・・」
「ダメっ!・・本当にっ・・ギリギリなんだよっ・・ダメっ・・・できちゃう!あっあっあっああっ!!」
「そんなこと言われたら・・どうなるか分かってるんだろ・・?」
二人して息絶え絶えとなりながら抱き合う。
「ほら・・こういう時なんて言うんだ?」
「・・・はぁ・・あったかぁい・・はぁ・・はぁ・・・」
「・・・よくできました」
554俺とこなた:2007/06/06(水) 02:03:49 ID:v/rykcWb
――

「本当にデキたらどうするのさ」
若干不機嫌気味のこなた、まぁそりゃそうだろう。
「別にいいって言ったじゃん」
「う〜」
ことが終わるとこなたはいつものこなたに戻っている。
正直この歳で妊娠させたらどうしようと不安はあるがやってしまったものは仕方ない。
「ところでさ」
「ん?」
「おじさんは遅いみたいだけどゆたかちゃんは?」
「・・・・・・・アハハ〜」
「ちょ、おま」


―おわり


百合じゃないけど勢いで書いた
555名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 02:43:10 ID:KJ5NEbw6
>>554
GJ!
でも書く時は最初に簡単に説明とか注意書きはしとこうや。俺は特に気にしないから大丈夫だけど気にする人だっているんだからさ







とりあえず次はみゆきさんをたのむぜw
556名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 02:49:33 ID:v/rykcWb
>>555
投下してから気付いたんだゴメン

一応原作持ってるしアニメ見てるけど言葉遣いに変なところあったら
指摘してくれたらありがたいです(´Д`)
557名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 06:51:52 ID:Z3OykuWY
男キャラが少ない中「俺」の存在は貴重だよな

GJ
558名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 07:03:37 ID:KYfJ0sOM
………だめだ、らきすたは百合以外受け付けられなくなっている。
でもGJ
559名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 08:09:45 ID:NK+IzyCY
>>554
ナイス勢い。からっとした感じが原作のこなたっぽくて良いね。GJ。
560名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 09:46:25 ID:WakF9SOo
>>556
GJ!
こなちゃんらしさがよく出ててすごく良い、
途中で『俺』をからかう余裕を見せたりしてる所とか。
561名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 09:55:47 ID:7e7cENKZ
俺、童貞なんだ・・・
562名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 09:56:56 ID:S/KB/4Es
俺も。
563名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 09:59:08 ID:m7WGMrto
>>554
長年のカップルみたいなだらだら感がいいね(w
中田氏いいよ中田氏
564名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 10:10:36 ID:P8CpHzmq
>>554は萌えドリルの特典のゲームのこなたルートと考えればわろし?
565名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 10:44:15 ID:z/kO/TcK
>>561-562
ちなみに童貞歴何年でつか?
566名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 11:15:53 ID:j+mKbodm
で、プランBはどうなったの?
567名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 12:44:58 ID:rzEIWvKg
広橋ボイスと平野ボイス…どちらも良さがあって
やっぱり一粒で二度オイシイな(≡ω≡.)

と、>>554を脳内補完していて思った
568561:2007/06/06(水) 12:46:22 ID:7e7cENKZ
>>565

18年でつ、リア工でつ
569名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 13:54:28 ID:/tXh1HJa
32年...魔法使い...
570名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 14:35:59 ID:iTKlsc3L
>>566
只今執筆中です。遅れて申し訳ありません。エロがなかなか終わらなくて…orz
なるべく急ぎます。
571名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 14:39:14 ID:iTKlsc3L
またしてもsage忘れ…
本当救えねぇ…
572名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 15:50:04 ID:Sd4fEQce
う〜〜ん
sage忘れもさることながら、自分語りや進捗報告も避けたほうが吉っスよ。
SS書きは作品で勝負っス。
573名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 16:43:16 ID:z/kO/TcK
>>570
急がなくていいから良SSをじっくり作ってくれたまへ。期待してまつ(`・ω・´)
574名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 17:35:46 ID:uTpdtiQo
>>570
急がないでいいからがんばれ!

>>572
聞かれたから答えたちゃっただけだし気にしないでいいじゃないか
575名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 17:56:18 ID:i6IhT4TZ
投下します。
かがみ×こなたで微エロ(人によっては寸止めと感じるかもしれません)。
タイトルは「胸いっぱいの愛のおおきさ」。SSを書くのは生まれてこのかたはじめてです。
576胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 17:58:56 ID:i6IhT4TZ
「ミルク、多めで」
 湯気の立ち上るマグカップをコーヒースプーンでくるくるかき混ぜていたかがみにこなたが言った。
かがみが目をやるとこなたはベッドの上でボン太くん人形を両腕で抱きしめて憂鬱そうに俯いたまま、それ以上何も言わなかった。
かがみはむぅと唸って、ミルクを注いだ。
こなたがくれたお揃いのマグカップ(雑誌の懸賞で貰ったものらしく美少女キャラがプリントされている)にいつものコーヒー、いつもどおりたっぷりの砂糖とちょっぴりのミルク。
かがみはもう何も聞かなくてもこの小さな恋人の好みの分量はわかっているし、こなたはそれに満足そうな顔をする。
それがこのささやかな“恋人の時間”のルールだったはずなのだ。
ところが今日のこなたときたら、腰まである長髪の中で小さく丸まって、まるでマリモみたいになっている。頭頂部からぴょこんと飛び出たトレードマークの癖っ毛も、心なしか萎れて見えた。
やっぱり今日のこなたは変だ。ううん、この一週間ずっと変だった。
 兆候はあった。例えばコンビニで普段は漫画誌しか立ち読みしないこなたが、サンデーもマガジンも放って女性誌のある特定のページを食い入るように読みふけっていたり(会計を済ませたかがみが裾を何度引っ張っても梃子でも動かなかった)。
あるいは、怪しげな広告を大量に張り付けたホームページの記事をプリントして持ち歩き、それを参考にしながら事ある都度に自分の平坦な胸をマッサージしたり(男子の前でもお構いなしでかがみが丸めた教科書で頭を叩いて叱りつけた)。
 お昼のチョココロネの相棒はココアから牛乳に変わった。
この一見些細な変化はこなたの不可思議な行動の中でも最も劇的な変遷を辿った。最初の何日かでいくつかの銘柄を試した後なんらかの結論に達したのか、翌朝からミニストップのビニール袋で十数本の「北海道牛乳」を持ち込み、暇さえあればすすり始めたのだ。
昼休み後の五時間目には、こなたの机の上に積み上げられた空っぽの200ミリリットルパックからなるピラミッドの荘厳なミニチュアが築かれていた。
577胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 18:01:24 ID:i6IhT4TZ
 そしてストローからずぞぞぞぞと牛乳を吸いながらみゆきの胸元と自分のそれを交互に睨みつけるのを発見するに至って、かがみはこなたの症状を確信した。かがみはこれらの挙動不審に覚えがあった。
 妹のつかさも中学時代、この病気を一度やった事がある。
 そう、この一連の行動は(多少過剰であるにしても)年頃の女の子ならよくある青春の麻疹ってやつなのだ。
 それでもかがみが半信半疑にならざるをえなかったのは、それがこなただったからだ。
 だってこなたは虚勢かどうかは知れないが「貧乳はステータスだ」と自信満々な奴なのだ。
 それが胸の大きさで悩むなんてらしくないにもほどがある。
 そんなわけで土曜日の午後、つかさとみゆきが駅前のショッピングモールに買い物に出掛け、かがみの部屋でふたりきりの週に一度の“恋人の時間”。
 テーブルに置かれたミルクたっぷりのコーヒーに目もくれずどんより暗い気分を撒き散らすこなたに、かがみは困惑を隠せなかった。
 ややあってかがみは嘆息するとマグカップを置き、口火を切った。
「ねぇ、こなた。そんな顔してないで悩み事があるならちゃんと話しなさいよ」
「……」
「私達恋人でしょ。それともアンタにとって私は、そんなに頼りないの?」
 こなたはだいぶ長い逡巡をみせた後、ボン太くんの柔軟な後頭部に押し付けられた唇からくぐもった声をあげた。
「……かな」
「え?」
「私の胸、やっぱりちいさいかな……」
 やっぱりその事か。かがみはこなたが答えてくれた事に安堵しつつも、彼女を傷つけない回答をすべきか一瞬悩む。結局、本人がいつも言っている事なので正直に言う事にする。
「それは……まぁ大きくはないだろうけど。でもあんた自分で『貧乳はステータスだ』なんて言ってたじゃない。何で今更そんな事を気にするのよ」
「だって……」
578胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 18:03:13 ID:i6IhT4TZ
「アンタが何を気にしてるのかわかんないけど、胸のサイズなんてどうでもいいじゃない。私だって大きい方じゃないけど気にした事ないわよ。それにきっと大きければ大きいなりに大変だろうし」
いろいろとね、とみゆきを想像しながらかがみは答えた。
「別に大きければいいと思ってるわけじゃないんだよ」
「ならなんなのよ?」
「揉めるだけあればいいんだよ」
「はぁ?」
 要領を得ない話に思わずかがみが聞き返すと、こなたはピクリと癖っ毛を震わせて、心底傷ついたような表情をみせた。
 かがみがその顔にうろたえる間もなく「てい」とこなたは抱えたぬいぐるみを投げつけてくる。
 「もうなにすんのよ」とかがみが跳ね除けると、薄幸のボン太君はコロコロと床を這い、つぶらな瞳で環形蛍光灯を見上げた。
「……いいですよー。どぅせ私がかがみんの事を考えてベッドの上でゴロゴロ悩んだって、かがみんには関係ないんだもんね。やっぱり本当の私の彼女は二次元にしかいないんだー」
 こなたは冷めかけた群青色のマグカップを、やけっぱちに一気飲みしたかと思うと乱暴な仕草でテーブルに叩きつける。
 そして口の周りにコーヒーの髭をつけたまま「むふー」と唸ると毛布を身体にぐるぐる巻きにしてベッドに潜り込んでしまった。こなたがヘソを曲げた時の常套手段だ。
 もっとも生来我慢強い方ではないこなたは放っておいてもすぐに機嫌を直してしまうのだが、面倒見のよいかがみはこの小さな恋人の可愛らしい抗議行動を無視できた試しがない。
 それに己のベッドの膨らみから呪詛の声が連綿と聞こえてくる光景はあまりにも寝覚めが悪すぎる。
579胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 18:04:59 ID:i6IhT4TZ
「あー、もう! 拗ねないでよ、世話が焼けるんだから。痛っ、ちょっとこなた引っ張らないで。まったく子どもなのよね」
 かがみが毛布の端を掴むと、こなたは腕だけ外に出してツインテールの片割れをぐいぐいと引っ張って抵抗の意を示した。
 格闘の末、なんとかこなたを転がり出したかがみは、ハンカチを取り出してコーヒーの髭を拭ってやる。
 こなたはそんなかがみを無表情に見つめていたが、口の掃除がひと段落したのをみると「かがみ」とポツリと呼びかけた。
「かがみはさ、私のおっぱい揉みたくない?」
「えっ。……ななななにバカなこといってるのよ!」
 かがみが慌てるのも構わず、こなたは更に言い募った。
「私はかがみのおっぱい揉むの、好きだよ」
「っ!?」
 羞恥で頭を茹で上がらせながら、冗談もいい加減にしないと怒るわよと言いかけたかがみは、こなたはいつになく本気の、どこか切羽詰ったような顔に口を噤んだ。
 いつも眠そうなこなたのどんぐり眼は、胸中に溢れる想いをなんとか訴えようとして、かがみを覗き込んだ。
「私はかがみのおっぱい凄く好きだよ。柔らかくてあたたかくて、そりゃ大きさじゃみゆきさんには敵わないかもしれないけど、私が世界で一番好きな人のだもん。
 乳首触った時のくすぐったそうなかがみの甘い声可愛いよ。エッチの時恥ずかしそうにしてるかがみが好き。
 ねぇ、知ってる? かがみの胸に顔を埋めるの凄く気持ちいいんだよ。ふわふわした幸せな気持ちでお腹いっぱいになっちゃうんだよ。
 でも私ばっかり気持ちいい思いしても全然ダメ。だって私とかがみは恋人なんだもん。
 私の幸せな気持ち、かがみにも知って欲しい。かがみにも私の胸を揉ませてあげたいし、愛してほしいんだよ……!」
580胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 18:07:28 ID:i6IhT4TZ
 こなたは、拙くたどたどしく、そのどうしようもなく大切な想いを言葉にしていく。
 こなたの瞳孔いっぱいにかがみの顔が反射する。きっとかがみの瞳にも、この必死に言葉を紡ぐこなたが映っているはずだ。
 「それとも」とこなたは毛布に顔を埋めて不安そうに呟いた。
「そう思うのは私だけなのかな。かがみはそんなことどうでもいいって思う……?」
 ほんの些細なこと。でも恋人がいるとその些細な事がたちまち大問題に変身してしまうのだ。
 他の誰でもない、かがみが愛してくれないとダメなのだ。
 ああもう本当にこいつは。かがみは嘆息した。
 こいつは本当に私の事が好きなんだ。かがみはこの愛おしい恋人をぎゅぅと抱きしめ、耳元に唇をよせた。
「馬鹿ねこなた。それに私もだけど。
 あんたは知らないかもしれないけど、おっぱい触られるとすごく気持ちいいのよ? 
 こなたに弄られると凄くドキドキする。だから幸せのお裾分けしなきゃいけないのは私の方なのよ。
 本当は私だってこなたの胸触りたかったよ、でもアンタ『貧乳はステータスだ』なんて言いながらなにげに小さいの気にしてそうで怖かったの。
 大丈夫、今度はちゃんと愛してあげるから。ううん、愛させて」
「……私の胸、揉むほどないよ?」
「だからってコーヒーにいくらミルク入れても大きくならないって。大丈夫、小さくたってちゃんと気持ちよくなれるわよ。私もこなたもね」
「じゃあさ」
 こなたは身体を覆っていた毛布を無造作に跳ね除けた。テーブルの上に寄り添うふたつのマグカップは空っぽで、窓にはカーテンが閉まっている。
 時計の針は2時52分を指していて、つかさが買い物から帰ってくるまでまだ時間がある。
 こなたは薄いトップスの裾をぎゅぅと掴んで、自分を包み込むかがみを見上げた。熱に浮かされた女の子がふたりきり。
「証明してみせてよ」
 こなたはキャミソールを捲り上げて、恥ずかしそうに微笑んだ。
581胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 18:09:09 ID:i6IhT4TZ
 インドア派のこなたの肌は、日焼けもソバカスも何もなくて真夏の砂浜みたいに白かった。
 胸の僅かな丘陵は、荒くなった呼吸に合わせて微かに上下していて、その頂上にはつつましやかな蕾が彩りを添えていた。
 かがみが静かに手を添えると、その先端が微かな勃起によって抵抗した。
「んっ」と小さな悲鳴をあげるこなたに気を使いながら、かがみは左胸を少しずつ揉み解し、おへそに口付けする。
 舌を出して舐めるとぴちゃりと粘着音がして、同時にこなたが緊張に身を硬くしたのがわかる。
 かがみは舌をゆっくりと這わせて、少しずつ頂上の桃色の蕾へと近づいていく。
 唾液のラインがてらてらと蛍光灯を反射し、かがみも自然と息が荒くなった。
 吐息がこなたの肌をくすぐって、それが互いをより興奮させた。


 好きだからエッチな事もしたいし、エッチな事をしてもっともっと互いを好きになる。
 きっと昔から、それが自然な恋人たちの姿。


 すっかり充血して硬くなった乳首は、それでも清楚な桃色を保ってかがみを誘っている。
 かがみは優しく唇に含んだ。






「あうっ……ぬふふ、かがみんもすっかり私の貧乳の虜ですな?」
「は、恥ずかしい事言わないでよ。こんな時までもう」
「大丈夫〜。かくいう私はとっくの昔にかがみんに篭絡されてるからね! これでおあいこだよ、かがみん♪」

〈 了 〉
582胸いっぱいの愛のおおきさ:2007/06/06(水) 18:10:42 ID:i6IhT4TZ
以上です。
勝手がわからず、一行の長さを調節してるうちに文頭がガタガタに orz 凄い自己嫌悪。
タイトルはちょっと捻りすぎて滑ったかなとも思ったけど、個人的には気に入っています。
583名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:15:47 ID:CDtsKz5k
>>582

うはあ、甘酸っぱくていいなぁwww
初めてとは思えない描写力GJ。
584名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:37:32 ID:bl2E+Cpg
これは良いもの
585名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:24:17 ID:sZUKgXgQ
なんというSS…
文体を見ただけでワクワクしてしまった
この人は間違いなく伸びる


あとはもうちょっと改行をしっかりしてくれれば完璧
586575:2007/06/06(水) 19:34:20 ID:i6IhT4TZ
>>585
すみません。一行の字数制限をすっかり忘れてて、慌てて改行を増やしてしまいました。
今回で掲示板に長文を投稿する際には、読みやすくするための作法があるんだなと学びました。
次に投稿する機会があれば気をつけたいと思います。
587名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:48:45 ID:uVQoG8pC
ときにスレ住人・・・今すごく恐い夢見たんだが
いや、こなた達がな 出てくるんだがどうも・・・

まずつかさがムッチャマシンガントークなんだ
みゆきは借金まみれの競馬狂いだった
こなたは俺でも引くほどのムッツリスケベで
かがみにいたっては超ひきこもり
白石はすんげー必殺技とか投げてるし
もうゆたかなんか超マッチョだった

いや〜〜今思い出しても恐ろしいわ
588名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:51:13 ID:sZUKgXgQ
これをエロネタに発展させられる猛者はどこかにおらぬか
589名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:54:55 ID:S/KB/4Es
つかさ「あのねんーとねそぃでねあのえっとだからねあそうそうそう(以下三百七十八文字削除)
みゆき「過去72回の全国各地のデータを総合すると次のオッズは・・・・(以下略)」
こなた「(ピー)」
かがみ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
590名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:19:23 ID:NK+IzyCY
>>582
は……初めてでこれか! いやもう、こんなにこなたを可愛く書ける君に脱帽。
カフェオレ級に甘ぁい二人を、どうもごちそうさま。GJ!
591名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:21:00 ID:11UehkSM
>>587
何だそのカオスww
「夏はマシンガン」歌ってるつかさとか連想してしまった・・・
592名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:23:44 ID:2PSA6UBw
みのる「はどーけん! はどーけん! しょーりゅーけん!!」
ゆたか「いいんですか? 私はノンケだって食べちゃう女ですよ。」
みのる「アッー!」

こうですか? わかりません
593名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:58:03 ID:sZUKgXgQ
>>591
幼少期イベントの進展具合で性格が変わるのか…
594名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:16:13 ID:4bTwIXE8
>>587
猿野乙
595名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:41:30 ID:pKGOI1f7
俺はとんでもない思い違いをしていたようだ……。
――貧乳とは小さいもの。
でもこれは間違いだったんだ。

ど、どういうことだキバ○シ!

よく考えてみるんだ。
地球は丸い。
しかし今我々が立っている地面はまったく丸く見えないではないか!

!?

そうつまり貧乳とは、実際は大きな球体の一部分が見えているだけでしかなかったんだよ!!

Ω ΩΩ<な、なんだってー!?

――――――

いや、ただ>>582にGJ!と言いたかっただけなんだ
596名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:51:21 ID:2PSA6UBw
>>595
あ、そのネタエロ漫画で見たことが……
597名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:02:54 ID:bl2E+Cpg
>>595
実際に曲率半径計算するとえらいことになりそうだな。
598名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:09:20 ID:uVQoG8pC
こなた、かがみ、つかさ、みゆきの4人で桃鉄やったらどうなるんだろ

こなた「ぶっとびカードで沖縄行っちゃった・・・目的地青森なのに・・・」
つかさ「あ〜ん、またボンビーついちゃったよぅ;;」
かがみ「ちょっとこなた!なんで私のときだけモモトラマン出動させなかったのよ!」
みゆき「ひたすら借金作ってたいらのまさカードと徳政令カード・・・ブツブツ」
599名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:36:34 ID:m7WGMrto
>>598
みゆき「ひたすら借金作ってたいらのまさカードと徳政令カード・・・ブツブツ」

あるあr
でもどっちかっつーと、こなたがやりそうな(w
「なんか普通に勝つのに飽きちゃってさぁ〜」とか言いつつ。
600名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:51:19 ID:dV67hxxi
みゆきさんは目的地までのマス目の内容とルートと出目の期待値を計算して堅実に
601名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 23:36:12 ID:4bTwIXE8
いや、みゆきさんはバランスを重視するから
ほどよく儲けてほどよく損して、最終的には中間に落ち着くタイプだろう。
602名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 23:48:45 ID:dDLqwK59
>>598

こなた「やっぱ、桃鉄は99年でしょ〜(ピッピッ)」

で、30年ぐらいでもうgdgdに・・・
603名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 00:13:10 ID:BPDHOL3I
>>602
DSので対戦しようとして3人30年設定しかできないのに憤慨するこなたの姿が見えた

604名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 01:03:08 ID:cI6pgOLX
誰かみさお物を投下する予定の職人はおらぬか!?
605名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 01:31:27 ID:3B5KHsgy
Bパート投下します。引き続き鬱です。御注意下さい。
606替え玉人形:2007/06/07(木) 01:32:37 ID:3B5KHsgy
「―――何でも、するんだね?」
緊張がふっと消えた。なんだ…早い話、私に都合よく事態が進んでいるって事じゃないか。
「うん。うん。するよ。する。何でも」
自らサンドバッグになるって言うんだから、尊重してあげなくちゃね……つかさの無念を万分の一でも味あわせてあげる。
「じゃあ奥に行こうか。あ、それとつかさのマネだけど、不愉快になるから許可なくしない事。あくまでかがみは代わりなんだからね」
「うん。………奥で何するの?」
屋上の奥には古い貯水タンクがある。元々人の来ない場所だけど、あそこなら万全だろう。
「そういうコトだよ。そういうコト。幾らしてもいいんでしょ」
「あ……でも……ここで?」
「何、いきなり破るんだ?それも自分の言葉」
軽く睨みつける。アハ、すーぐ下向いちゃって。まぁ相応しいよね、臆病かがみにはさ。
「そっ、そんな事…ない。速く行こ…」
「そんなにしたいの?好きモノだなぁかがみは」
速足のかがみをはやしながら歩く。三歩遅れてタンクの裏に到着した。
「それで……どうするの…」
「ひざまづいてよ。犬っコロみたいに」
「…………ん」
かがみはあっさり従ってよつんばいになり、頭を垂れた。
「クスクス…ほら…」
「ッ!?」
靴とソックスを脱いだ爪先で、顎をクイっと持ち上げる。いい眺め…癖になりそう。
「おしゃぶりしてよ。赤ちゃんみたいに。」
一瞬戸惑うそぶりをしたものの、桜色の唇が、静かに右の親指を包みこんだ。
ぬるりと温い粘膜が、指の腹と爪の上をゆっくり通り過ぎると、先に硬い感触。半開きの前歯をこじあけて促すと、熱い舌が迎えに来る。
「ハム…フム……ンン…チュ…ン…」
「うまいうまい。初めてとは思えないよかがみ」
舌先がチロチロと探りを入れ、少しずつ絡めて行く。柔らかな弾力に富む肉のクッションが、しごき、舐めあげ、慰撫する感覚に、我を忘れそう。
607替え玉人形:2007/06/07(木) 01:33:56 ID:3B5KHsgy
「ハァ…凄くだらしない顔してるよ…かがみぃ。ヨダレたらたら垂らしてさぁ…ほら、他の指も」
かがみの顔が徐々に移動して、次の指にしゃぶりつく。
「じゅ……ぐじゅ…ぷぁ…んぅ…」
「そう。指の間も丹念にね」
五指を隈無くねぶりつくすと、赤らんだ顔をあげて様子をうかがってきた。
「そんなに興奮した?変態さん」
「そんな……」
「まぁいいよ。次は…下、脱いで。スカートはつけたままだよ」
「―――――はい」
太股に沿って両手がつーと裾の中に潜り込み、もぞもぞした後膝まで降ろされた布地は…白かった。
脚を引き抜き、片手でそれを摘みあげ、もう片方でスカートを押さえ付けている。
いじらしいなぁ…これからもっと恥ずかしいのに。
「そそる脱ぎ方するねぇ。ひょっとして、そういうバイトしてたとか?」
「しっ、してない!そんなの!」
「じゃあかがみは、天然でやらしいんだね。清楚なつかさとは大違いだよ。こんなのが姉だと妹まで変な眼で見られちゃう……謝って、つかさに謝ってよ」
「……ッ…ウッ…ヒック…ごめんなさ…ごめんなさぃ…エッ…やらしくて…ごめ、なさい」
涙の痕に涙を伝わらせ、クシャクシャにした顔で口にしたセリフは、更に私を悦ばせた。
「それじゃあ次、座って足を大きく開くの。よぉくアソコが視えるようにつき出すんだよ」
「うぅ…ひっ……うぁ…うく…」
「いい加減その泣き顔も飽きたから、さっさとしてくんない?只でさえ評価低いんだからさぁ…こういうところで点数稼がないと…」


捨てちゃうよ。


ささやく程度だったけど、今のかがみにはテキメンみたいで
「あっ、ああ…ごめなさい、ごめんなさい!」
ビクっと振るえて腰を下ろした。
608替え玉人形:2007/06/07(木) 01:35:17 ID:3B5KHsgy
お尻を床にペタリとつけて、膝を曲げて横に開く。
スカートの影から覗く、申し訳ていどの恥毛を備えた処には、ぴたりと合わさった緩やかな曲線があった。
「なんだ。こっちもやらしい形してるのかと思ったけど、案外キレイだねぇ」
「ふぅ…はぁ……はっ、恥ず…かしい…よ」
目をつぶり、吐息を漏らしながら小さくイヤイヤをするかがみに命令する。
「中も見せてよ。」
「えっ………な、中?」
「広げろって言ってるんだよ、かがみ」
「そっ、そん…………分かった…」
素直でよろしい。さっきのが大分きいたのかな?
「くっ………………ん」
人さし指と中指がスリットの淵に当てられた。指の股の角度が大きくなるにつれて、段々と秘裂が広がって行く。
露になった傷口は淡い桃色で、既にうっすら湿っていた。離れているのに感じられる視覚の匂い。
「やらしいね。やっぱり変態さんだよ、かがみんは。人の足を舐めて、大事な処を見せびらかして、こんな風に濡らしちゃうんだもんねぇ」
私は足を伸ばしてかがみの割れ目に沿えた。そのまま指を屈伸させて刺激してやる。
「ひぁぁ!?ちょっ、それ…ダメ、ダメぇ…うあっ、あ、あ、いやぁ…」
「解る?かがみ。私、かがみのお母さんの部分、足蹴にしてるんだよ…ハァ…んふふ。これってさ、ホント酷い事だよね。」
屈伸を速め深く掻いてやると、粘った液が裏を伝って踵に集まり、直に溢れた果汁と出会って、床一面に泉を作る。
「ああっ、ひぃやぁっ、あっ……はあっ…んぁああっ」
「なのにこんなに感じちゃってさ。もう最低だよ、サイテー」
「あ゙あっ、ああっ、はひぃっ、こ…なた、こな、たぁ!」
かがみは口から舌を垂らし、うっとりした目で私を見つめ、発情した猫みたいに声をあげ続ける。
「何、イカせてほしいの?ねぇ変態さん。イカせてほしいのかな?」
「はぁんっ、ひいぃ…う、うん…いか……イカせ、てぇ!」
「別にいいけど。イク時は大声で『イク』って言うんだよ」
一層強くほじくってやる。細かい震えを爪先に感じた時…
「い、イッ……ぐっ、イクっ、イッちゃうぅぅぅっ!」
かがみは果てた。
609替え玉人形:2007/06/07(木) 01:36:11 ID:3B5KHsgy
昼休み終了のチャイムが鳴った。
「ほら、教室帰るよ」
ぐったりしているかがみに言う。さっさとしてほしい、時は金成だ。
「……ぇ?……なん…で?」
上体を起こしただけのかがみは不思議そうにこっちを見ている。
「何でって……何が?」
「だ、だって…そういうコト……するんでしょ?」
急にモジモジしだすかがみ。一体何を言って………ああ、そゆこと。
「セックスしないのかって事ね。」
「えっ…あ…………うん」
全く…勘違いちゃんだなぁコイツ。この際だから最高の笑顔で言ってやろう。
「冗談きついよかがみ。セックス!?かがみと?そんな気持悪いコト出来ないよ、私。」
「……………へ?」
「私はかがみで遊ぶだけ。愛してないのに出来る程、汚れた女じゃないからさぁ」
「―――――――――」
「そういう事だから。じゃっ、先に帰るね。」
階段の一段一段を、かがみの心と体に見立てて、グリグリと踏みにじった。


それからもう三ヶ月、私はかがみを玩具にした。
いろんな遊び方をしたけれど、中でも最近のお気に入りは―――
「ねぇ『つかさ』かがみの事どう思う?」
片手で乳首をツネリながら聞く。前は薄いピンク色だったこの突起も、今では艶しい紅色に染まっている。
「づ……あ…お姉ちゃんは、くっ……痛っ…最低だよ。わ、私の事、おいてけぼりにして……いだぁっ!
おっ、お姉ちゃんなんて、はぁっ、大っ嫌い…い、居なくなっちゃえば、いいんだ…」
「クスス…そうだね、『つかさ』の言う通りだよ」
―――かがみにつかさのマネをさせ、自分を罵倒させる事。
初めは一々教えなくちゃ言えなかったけれど、今では私の悦ぶセリフを瞬時に出せる。
「お、お姉ちゃんは、汚くて、ひっ、卑怯で、やらしくて、ご…ご…ゴミみたいな女の子…」
「あはははははっ、素敵!素敵だよ『つかさ』ほら、もっともっと言ってあげなよ!!」
御見舞いに行く度に、かがみに苛つきを覚える度に、こうして何度も何度も自分を否定させた。
あぁ……気持いい。明日のお見舞いも、健やかな気持で行けそうだ。そう思っていた。


が、


その晩かかってきた電話は…もう見舞いの必要がない事を、無慈悲に伝えていった。
610替え玉人形:2007/06/07(木) 01:37:01 ID:3B5KHsgy
あっと言う間だったらしい。
アラームが鳴って、医者が来て、止まって、停まって、全部トマッテ。奇跡もドラマも一切なく。私の幸せは帰らぬ人になっていた。
皆泣いた。私も泣いた。涙の量で蘇るなら、世界中の人間を泣かせたっていい。それぐらい。泣いた。


だけど本当は


問題なんて一つもなかった


元々私の人形は


代わりのために居たんだから


ほらおいで…私の愛しいお人形


ダイジョブ、ダイジョブ


時間はたっぷりあるからね

611名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 01:40:23 ID:3B5KHsgy
読んで下さった方、ありがとうごさいました。
また、御指摘を下さった多くの方々、本当にありがとうごさいました。
それでは。
612名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 01:45:25 ID:uLqkD6G6
GJでした、そして
AパートAパートーーーーーーっ!!!!
613名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 05:05:58 ID:lxmpeigr
まさしく俺の求めるものがここにあった
GJ
614名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 06:25:35 ID:k9G2gCR1
こいつぁ…

タマらんですなぁ…
615名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 06:49:50 ID:afBndbPR
GJ
お望み通り鬱にならせてもらったぜw


それと以前ここでこなた嫉妬モノを頼んだことがあったんだが
今度はかがみ嫉妬モノがみたいなーなんてあはは
616名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 06:58:36 ID:YQJA1IC6
俺はあきら嫉妬物を(ry

………すまん、自重する
617名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 06:59:16 ID:01xcgahb
(´;ω;`)ウッ…

レイプ犯絶対に許さない
618名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 08:04:08 ID:VD2bL/ar
壊れてもたorz
619名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 08:12:54 ID:kCZ2kFOl
GJ。これは欝になる…

あと、前編では出だしがアレだったんで気づけなかったが、
文章上手いなぁ。俺も見習わなくちゃ。
620名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 09:02:33 ID:zq1z8oRN
GJいい感じに欝になれたぜ!
621名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 11:10:39 ID:a18Z0gDt
GJ!!!かなり最高ですた(`・ω・´)
622名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:15:20 ID:4wLiogrL
434 :konakona:2007/04/08(日) 08:39:02 ID:ipR3FWo20
蟹食った。

こ:(;=ω=.)‥‥(蟹の身をひたすら取り出し、溜めている)
か:(゚д゚)こなたったら、もう。嫌な食べ方してー。
こ:(;=ω=.)‥‥(脚の取り出し作業終了。胴体へ移行)
か:(*゚∀゚)あ!すごい蟹味噌!
こ:(;=ω=.)‥‥(蟹味噌の詰まった甲羅に取り出した身を苦心して盛り付けている)
か:(*゚д゚)もう、こなた!子供みたいな事しないでってば!
こ:(;=ω=.)フゥ‥‥終った。

こ:(=ω=.)はい、かがみどうぞ。
か:(*゚д゚*)‥‥
623名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:38:24 ID:/X/n6BGo
かがみ:……何このスレ……ええと

663 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/06/07(木) 22:13:14 ID:TunD0tWn
ここってホントキモいわね
なにがかがこなよ
たいがい呆れちゃうわね、
あたしがこなたを好きとかあり得ないから!
いいかげん目を覚ましなさいよ
しってるかどうか解らないけどレズなん
て普通は存在しないの! きもちわ
るい妄想垂れ流してないでまともになりなさいよ!

かがみ:……よし☆

翌日
「いやー、昨夜はへこんだよー」
「なによ突然」
「いやさ、お気に入りのスレに荒らし書き込みがあってさー、それがまたかがみの物まねだったからねー」
「ふ、ふーん」
「荒らしには触るなってのが基本だけど我慢できずにレスしちゃってさー、それでへこんでるんだよこれが」

かがみ:……どれだろ、でも縦読み気付かないってこなたもまだまだね、――と

675 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/06/08(金) 01:15:30 ID:kO6nemLk












みるくだいすき

かがみ:………………ぁぅ
624名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:53:15 ID:hT/5wV0e
ナンテコナタイ
625名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 15:02:57 ID:d18oHX96
>>611
ぐ、見事な鬱すぎて言葉が見つからん。悔しいけどGJ。
あとあれだな、こう綺麗に終わるとハッピーエンドルートは蛇足なような気がする。
その代わり、気が向いたら甘いのも書いてくれると嬉しい(俺個人は)。

>>623
縦で技あり、IDとあわせて一本。
これもある意味ネット恋愛か、幸せになりやがれこんちくしょー。ぐっじょーぶ!
626名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 15:07:26 ID:rbC1Ni15
>>623
かがみ隠れヲタ疑惑急浮上w



699 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/06/08(金) 12:10:44 ID:775k61ss
>>663,>>675
こら、未成年!こんなところでなにやっとんねん、放課後職員室来い
627名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 15:35:55 ID:d18oHX96
>>626
そう来たか、やるな。
てか、なんか浮かんじゃったから、さらに続けさせてくれ(自爆



714 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/06/09(土) 0:03:52 ID:sKrbH1kr
>>699
いや待てそこ。仕事熱心なのはいいとして、その時間ってことは職場からかおい。
気持ちは分からんでもないが、ちったぁ自重しろ。

そう言えば、うちの同僚でも昼休みに堂々とどこぞのスレに書き込んでる奴がいたが……まさか、な。
628名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 16:58:46 ID:Swrufg27
「やほー、遊びに来たよー」
「あ、ゆい姉さん、いらっしゃ〜」
「いやー、お姉さんびっくりだ」
「何かあったの?」
「んー、サイバーポリスのお手伝いで、某巨大掲示板を回ってたんだけどさー」
(……ぎくっ)
「18禁のスレッドでねー、女の子同士が縦読みでラブレター交換してたんだあ」
「うぐっ!」
「なんか高校生っぽかったから、『このスレは警察に監視されています』って書いてきたんだけどさー」
「ごはっ!」
「最近の高校生は進んでるよねー」
「……そ、そうだね―〜、ゆい姉さん(冷汗だらだら)」

「……ただねー、なーんか、どっかで見たような名前だったんだよねー」
「ぐはっ!」
「なんだったかなー、うーん」


(ゆい姉さん……それは素ですか?それとも誘導尋問ですカ――!?)
629名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 18:54:08 ID:vJ3kewMT
ゆい姉さん……たはーとしたボケ面は、仮面だったかw
流石、エリートの成実の嫁ではあるな。
630名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 18:54:21 ID:k/9X/m6u
できました。投下させていただきます。
つまらない上長く、しかも鬱ものです。
苦手な方はスルーしてやってください。
631八月の星:2007/06/07(木) 18:55:02 ID:k/9X/m6u
赤と青の光に少し遅れて、どん、ぱぱんという音が遠くに響いた。
「わあ。花火、綺麗だねー」
「本当。いい位置知ってたわね、こなた」
「まーねー。特等席だよ」
夏祭りが終わって数日したある日の、夏らしく暑い夜だった。
ちょうどいい感じに涼しい風も吹いて心地いい。
小高い山のてっぺんの、名前も知らない樹に背を預けて、私たちは目の前の
美しい光に素直に感動していた。
ぱっと光の華が咲き、ぱらぱらという音とともに消えていく。
どん。ぱぱん。どん。ぱぱん。
今度は、二つ同時だ。赤の光と、緑の光。
前が赤なら次は青、前が青なら次は赤。
一拍おいて緑が咲き、次に咲くのは白、紫。
「本当に綺麗ですね……」
みゆきも心奪われたような顔で、感嘆の声を漏らしている。
この花火大会は毎年見に来ているが、こんないいポイントがあるなんて今まで
知らなかった。こなたもたまには粋なことをしてくれる。
「一応、お礼言っとくわ。あんがとね、こなた」
「お、ツンデレかがみんからお礼の言葉か。こりゃフラグ立ったね」
「あんたはいつもそれね」
こんなときでもマイペースに笑うちびっこに、私は小さく苦笑した。
それにしても本当に綺麗だ。毎年八月は、この日のためにあるのではないかと
すら思えるほど。
すぐ後ろから香る樹の匂い。遠くから運ばれる風の匂い。
いつまでもこうしていたい気になってくる。
「お姉ちゃん、そろそろ最後みたいだよ」
「お」
残念ながら本当にそろそろおしまいらしい。毎年最後は豪快に五つ、六つの大輪を
咲かせて、遠くに響く太鼓の音に一抹の寂しさを感じながら、つつがなく終わるのだ。
632八月の星:2007/06/07(木) 18:55:43 ID:k/9X/m6u
どん。どどん。ぱらぱら……
「綺麗……」
「本当に……」
つかさとみゆきが目を細めて声をあげた。
最後の花火は綺麗な円を描き、ぱらぱらと落ちていく。
その色は虹のように、とりどりの光をいつまでも紺色の空に残しておこうとしているようだった。
最後に一番大きな赤の花火を散らせ、お祭りの夜は静寂を取り戻した。

「やー、楽しかったね」
「本当。最高だったわ」
帰りの道を下りながら、私は思ったままを口にした。本当に最高だった。
来年まで待ちきれるか自信がない。
きっと今夜はなんとなくそわそわして、ろくに寝られないんだろうなーとぼんやり考えていた。
「来年も楽しみだねー。……あ」
「ん。どうかした?」
「お姉ちゃん、見て。空」
つかさが指差した空。満天の星がうめつくしていた。
「わあ……」
「わお。アレも綺麗なもんだね」
「私もあんなに多くの星は初めて見ました。綺麗ですね……」
花火も素晴らしかったが、この星々もたまらなくいとおしい。
ああ、なんてすばらしい一日なんだろう。
「んー。冬休みにでもさ、またみんなでここに来ようか。今度は星を見にさ。
 気温も低いし、今よりもっとよく見えると思うよ」
こなたが切り出した。
「それいいわね。天体観測ってやったことないけど面白そう」
「私もやりたいなあ。絶対面白いよ」
つかさも同意してくれる。天体観測。なんとなくわくわくしてくる響き。
「お、あの星見て見て」と、こなたが中天を指差した。
何かの星座だろうか。ひときわ強い光が四つ、ダイヤの形に寄り添っていた。
633八月の星:2007/06/07(木) 18:56:25 ID:k/9X/m6u
「あれ私たちみたいじゃん。仲良し四人組」
「……意外とロマンチックね、あんた」
「いいじゃん、こういうときくらい」
こなたが小さく笑った。
「じゃあ、冬休みかそこら……十二月に見に来るのは、あの星にしよう。
 そのときにまだ四つとも綺麗に光ってれば、私たちの友情は永遠です」
「うわ、恥ずかし!」
「えー。そういうのステキだと思うけどなあ」
「私もそう思います。ふふ、星座で友情を確認するというのも楽しいじゃないですか」
思わず本音をぶちかました私とは対照的に、つかさとみゆきはノリノリだ。
……まあ、そりゃあね。私もちょっとは少女マンガ的に目をきらきら輝かせて『ステキね』
なんて言ってみたかったけどさ。でもやっぱりちょっと恥ずかしいじゃない。高校生にもなって。
「そんで、そのときにはあの星にお祈りしよう。星に願いをってのやってみたいんだよ。
 きっと叶う」
「あんた、今日はとことんロマンチックだな」
「いいじゃんいいじゃん。星四つに願いも四つ。ちょうどいいでしょ?私はね……うん、やっぱり
 アニメとゲームかな。これから先も、すっごくいいアニメとゲームに出会えますようにってお祈りする。
 ついでにラノベで賞取って、ラノベ界の星になれますようにってね」
「うん、すっごくこなちゃんらしいね」
「いい意味なのか?それは」
「まあまあ、かがみさん。いいじゃないですか」
お願い、ね。
「かがみはどんなお願いするの?」
「しないわよ。子供じゃあるまいし」
「……」
634八月の星:2007/06/07(木) 18:57:06 ID:k/9X/m6u
そんな目で睨むなよう。
まあ、その。そりゃあね、私にだってお願いくらい、あるわよ。
「かーがみ?」
「……秘密よ。その日まで教えない」
「あはは。楽しみにしとくー。きっとかがみのことだからすっごく乙女チックなこと言うんだ」
「うううう、うっさい!」
「もー、素直じゃないんだからー」
こなたが楽しそうにくくっと笑った。
むう。相変わらずちょっとむかつくぞ。つかさとみゆきもなんだかくすくす笑ってるし。
ふんだ。いいわよいいわよ。どうせ私は素直になれない女の子よ。ぷん。
………………。
……正直に言ってしまおう。
そんな顔をしてむくれてみても、本当はすごく楽しみだった。
だって四ヶ月後に、あの星はまだきらきらと光っているのかなんて。考えただけでわくわくしてこない?
そして、その星に願いをかけるの。両手を広げて、大声で言ってやろう。
きっとこなたは笑う。つかさも、みゆきも笑うかもしれない。
だってそれは、やっぱりすごく恥ずかしいものだったからだ。
それもいいかな、ってその時は思った。それは私の正直な気持ちだったからだ。
『みんなと、ずっと一緒にいられますように』……
でももし、あの星が光っていなくても、私たちの関係はずっと、ずっと続く。
それはある意味、私の確信だった。

でも、その天体観測に四人揃うことはなかった。
同時に、私のお願いが叶うこともなくなった。
その日。……十二月十日の随分前に。
楽しそうに星を指差したこなたは、本当に星になってしまった。
635八月の星:2007/06/07(木) 18:57:47 ID:k/9X/m6u

「かがみさん。おはようございます」
「みゆき」
十一月も終わりにさしかかったある日の朝。
夏の暑さが懐かしくなるくらい冷え込んできて、暦の上ではそろそろ冬と呼ぶべき季節に
なっていた。その日も太陽こそ顔をのぞかせていたが、空は少し灰色をしていて雲も多く、
肌に感じる以上に寒い気がした。
制服の衣替えは随分前に済んでいて、みゆきは長袖のそれを綺麗にたなびかせている。
「おはよう。今日も寒いわね」
「ええ。これ、学級委員会の月報です。確認と署名をお願いしますね。来週までらしいです」
「わかった。……」
「……」
痛すぎる沈黙。
何か言いたいことはあったのだと思うが、言葉にならなかった。
きっと、みゆきもそうなのだと思う。
「……それでは、またお昼休みに会いましょう。今日はお弁当ですよね?」
「うん。あとでそっち行くわ」
「わかりました」
友達相手でも一礼を忘れないみゆきの真面目さは、たまに尊敬したくなる。
数枚のプリントを手に持ったまま、私は窓の外を見やった。
吐く息が、すぐに白い霧になり、消えた。

こなたがいなくなった。
そして私と、つかさと、みゆきはまだ、彼女のために一度も涙を流していない。

一時限目の数学の授業を半分だけ耳に残して、私はまだ空を見詰めていた。
太陽が雲に隠れてグレーの空模様になった。
教師が黒板に数式を書く、カリカリという音だけが響いていた。
636八月の星:2007/06/07(木) 18:58:28 ID:k/9X/m6u

その日は朝からどしゃ降りだった。空が墨を落としたようなグレーだった。
私は自分の部屋のベッドに寝転がって、高校に入って二度目の休みをとった。仮病を使って。
手に持ったプリントの綺麗な明朝体には、現実感がまるでなかった。
『泉こなたさんのご葬儀のお知らせ』……その日付は、今日だ。
ひどい頭痛がした。喉の奥がチリチリした。
私は、学校でそのプリントをもらった瞬間に、ああ、私はこれには参加しないだろうなと
直感した。なんとなく、これに参加したら『終わり』だと思った。
つかさもそうだったのだと思う。つかさも自分の部屋にこもったまま、その日は
一度も出てこなかった。ざあざあという雨の音が耳障りだった。
電気もつけずに、部屋の中で、ベッドの上で、私は無為に時間を過ごしていた。
プリントをくしゃくしゃに丸めた。ごみ箱に放り投げると、綺麗に入った。
「……」
一体どれだけそうしていたのか。
朝から一度も体を起こしておらず、パジャマのままで私は頭痛がひどくなるのを感じていた。
父さんも母さんも、姉さんたちも何も言わなかった。気を使ってくれたのかもしれない。
時計に目をやると、もう午後六時だった。
「……」
何を思ったのか、もう覚えていない。
とにかく私はだるさが残る体を無理矢理起こし、タンスから外行き用の服を取り出した。
ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて着替えた。
一階に下りて、母さんに一言だけ『出かける』と言った。
複雑そうな顔で、でも何も言わなかった母さんの顔を覚えている。
しばらく履かなかった長靴を出して、大雨が降る中を歩き出した。
637八月の星:2007/06/07(木) 18:59:09 ID:k/9X/m6u
そこらじゅうに水溜りができていて、踏みつけるたびにばしゃり、ばしゃりという音がした。
傘なんてもうほとんど役に立っていなくて、髪を残して体中びしょびしょだった。
でもそんなことは、全然気にならなかった。
一歩、また一歩。ゆっくり歩いていた。空がグレーから黒に変わろうとしていた。
券売機で、二つ隣の駅までの切符を買った。
各駅停車の私鉄の中はひどく蒸し暑かった気がする。
そのときになって、初めて私は自分が行こうとしている場所に気付いた。
間抜けな話だ。自分でどこに行くかわからなかったのだから。
止む気配を見せない大雨の中、私は辛くはない坂道をまたゆっくりと登っていった。
坂道の終わりが見えてきた。
少し前に背中を預けた、名前も知らない大きな樹があの時あのままにあった。
そこに、よく見知った女の子がいた。
綺麗な髪を風にまかせて、じっと空を見上げていた。
「みゆき」
「……かがみさん」
みゆきだった。

こなたがいなくなった。
そして私と、つかさと、みゆきはまだ、彼女のために一度も涙を流していない。

「どうしたの。こなたの……」
続く言葉を言おうとして、喉が詰まった。その言葉を言ってはいけない気がした。
頭痛がする。喉がチリチリする。
私の顔を見て察したのか。みゆきは首を小さく横に振った。
「……私、仮病を使ったんです。行っていません」
「あなたも?」
「かがみさんもですか。……」
そこで一度、会話が途切れた。私は何も言わず、みゆきの横に立った。
よく見れば、みゆきは疲れきった顔をしていた。いつからここにいるのだろう。
みゆきと一緒に、もうほとんど黒くなった空を、大粒の雨が降る空を見詰めていた。
638八月の星:2007/06/07(木) 18:59:51 ID:k/9X/m6u
「つかささんは?」
みゆきが小さく言った。
「……つかさもよ。今日は部屋から出てきてない」
「そうですか……」
みゆきは辛そうな顔をした。
言う言葉がなかったのか――いや、あの時言うべき言葉なんてあったのか?――みゆきは
また口を閉じて空を見上げた。
「星が」
私の口が半ば無意識に動いた。
「星が、見えないわね」
「……そう、ですね」
そうだ。私たちは星を見に来ていた。
でも見えるわけがなかった。こんな大雨なんだもの。
雨脚はますます強くなった。台風が近づいていたのかもしれない。
どれだけの時間が経ったかもわからなくなったころ、みゆきがゆっくり口を開いた。
「帰りましょう。風邪をひいてしまいます」
「そう、ね」
顔を戻して、二人揃って駅に向かって歩き出した。

「私ね。まだ信じられないんだ。こなたが……」
「……」
「明日の朝になったらひょっこり顔出すんじゃないかって、いまだに思ってる」
「私も……そうです。信じられないんです」
「うん。つかさもそうなんだと思う。でも」
「泉さんは、もう……いない、んですよね」

帰りの電車、降りる駅が一つ先だったみゆきは一言、『また明日』とだけ言って頭を下げた。
家に戻って、ご飯も食べずに部屋に戻った。びしょびしょの服を脱ぎ捨て、乱暴にパジャマを
着てベッドにもぐりこんだ。
639八月の星:2007/06/07(木) 19:00:33 ID:k/9X/m6u
しばらくして、ドアをノックする音がした。
「お姉ちゃん、ちょっといい?」
「つかさ?」
体を起こしていいよ、と言った。
「ごめんね。ちょっとした用事なんだけど」
「うん。何?」
正直、驚いていた。今日は部屋から出てこないだろうと思っていたから。
つかさはいつもと全く変わらない様子だった。
「明日のお弁当、何かおかずのリクエストある?」
「……」
「どうかな?」
「玉子焼きとウィンナー」
「ん、わかった。それだけなの、ごめんね」
手でごめん、のサインをして、つかさはゆっくりドアを閉めた。
頭痛がひどい。喉がチリチリする。
そうだ。私が泣けない理由がわかった。みゆきも泣かない理由がわかった。

つかさが泣かないからだ。
つかさが泣かないなら、私も泣けないからだ。

体を倒して、頭を押さえた。痛い。痛い。頭が痛い。
いたいよ――

ざあざあという雨は全く止む気配がなかった。
電気もつけない部屋の闇の中で、私はずっとずっと、目を閉じていた。
640八月の星:2007/06/07(木) 19:01:15 ID:k/9X/m6u

「へ?行くよ、もちろん」
つかさは当たり前だよ、といった顔をした。
「……そう。わかった。みゆきも?」
「ええ、そうですね。私もご一緒します」
その日の昼休み、いつものようにつかさとみゆきと一緒に昼食。
今日のお弁当当番はつかさで、相変わらずハンバーグにニンジンのグラッセ、
ポテトサラダに多めのご飯。美味しかった。
「それじゃお姉ちゃん、いつにしようか。なるべく早いほうがいいと思うな、試験もあるし」
「んー。じゃあ、十日。十二月十日……ちょうど日曜ね。それでどう?」
「うん、いいよ」
「私もそれで大丈夫です」
つかさはにっこり笑って、楽しみだなと言っていた。
絶対に行かないと言うと思っていた。
このとき、あの約束した天体観測に行くことが決まった。三人で。


「ヘンな話だけどさあ」
こなたが妙にもったいつけた口調で切り出した。
せめて口でもごもごしているチョココロネを飲み込んでから話しなさい。
「んぐ……もしだよ。私がいなくなっちゃったらどうする?」
「はあ?」
いきなり何を言っているのか。つかさもみゆきもぽかんとしていた。
こなたは空気を察したのか、慌てたように手を振った。
「いやいや、もしだよ、もし。そんなことはないと思うけどさ」
「いきなり何よ。そっち系のシナリオのゲームでもやった?」
「うぐ」
図星らしい。
悲劇のヒロインにあこがれるのはわからないでもないが、そういう話題は
できればあんまりしたくない。
641八月の星:2007/06/07(木) 19:01:57 ID:k/9X/m6u
「……まあ、そうね。とりあえず、探しには行ってあげるわよ。どうせあんたの
 ことだから、どっかのゲームセンターにでもいるんだろうし」
「うわあひどい。でも否定できない」
こなたが楽しそうに笑った。
対して、みゆきは少しだけ真剣な顔だった。
「そうですね。私もきっと、泉さんを探しに行くと思います。やっぱり、泉さんには
 いてほしいですから。学校をお休みしても探しに行きますね」
この狭い空間の中の時間が止まった気がした。
こなたが目をぱちくりして、みゆきの顔を見詰めていた。
そのうち恥ずかしそうに、
「あ、うん……あ、ありがとう、みゆきさん」
と、頭を掻いていた。
自分で話振っといて照れるなよ、と少し笑ってしまった。
みゆきも少し恥ずかしかったみたいで、顔を赤くしていた。それにしてもみゆきは本当に
友達思いね。まあ私だって、いざそうなればきっとそうするんだろうけど。
「わ、私は……」
つかさが少し俯いて言った。
「お姉ちゃんたちみたいに、探したりできないかも……その、探しものって苦手だから。
 で、でもね!約束する!私、こなちゃんがどんな遠くに行っちゃっても絶対泣かないよ!
 こなちゃん、私が泣いてるって思ったらいやでしょう?だから、泣かない!」
ぎゅっとこぶしを握って力説した。
みゆき以上に力強い目をしていた。
こなたはまた目をぱちくりして――つかさの頭にそっと手を伸ばした。
「あんがとね、つかさ」
「わ」
優しい手つきで、つかさの髪を撫ぜた。
642八月の星:2007/06/07(木) 19:02:40 ID:k/9X/m6u
「うんうん。つかさの言葉はストレートでかわいいねー。お姉ちゃんとはえらい違いだ」
「うっさいわね、探してやんないわよ」
「うわ、それはちょっと困る」
その小さい頭を撫でながら、こなたはけらけらと笑った。
つかさは顔を真っ赤にして、それでも『えへへ』と笑っていた。

つかさは本当に、どうしようもないくらいに、友達思いだった。
つかさは本当に、どうしようもないくらいに、友達との約束を守ろうとした。
今にも爆ぜてしまいそうだったのに。


十二月十日がやってきた。
その日の夜は雲ひとつない、きれいな紺色の空だった。
今日は三人で、自転車で走ってきた。電車でもよかったけど、つかさが自転車にしようと言ったのだ。
こんなに空がきれいな夜は、電車なんかじゃダメだって。
あの山に登らなくても、もう星はちらちらと見えていた。

こなたがいなくなった。
そして私と、つかさと、みゆきはまだ、彼女のために一度も涙を流していない。

つかさは笑顔だった。笑顔で自転車を走らせていた。
みゆきは笑っていなかった。顔を伏せていて、どんな顔をしていたのかわからなかった。
もしかしたら泣いているのかもしれなかった。
私はどんな顔をしていたんだろう。わからなかった。
自転車を走らせながら、私は別のことに頭をめぐらせた。
確かに、つかさに聞いたのは私だ。『天体観測、行くの?』と。
どうして聞いたのか、自分でもよくわからない。
そのときの私はつかさは絶対に断ると思っていたし、私もつかさが断ることを期待していた。
でもつかさは、迷うことなく『行く』と言った。どうして?
643八月の星:2007/06/07(木) 19:03:23 ID:k/9X/m6u
……ここ数ヶ月のつかさは、見ていられなかった。
いつも笑っていた。試験で悪い成績をとっても、けんすいが一回もできなくても、お弁当を作ったのに
お箸を忘れても、いつも笑っていた。
笑っているからこそ、その顔を見るのが辛かった。
「かがみさん」
みゆきが小さい声で話しかけてきた。泣きそうな顔だった。
「つかささんは……」
「……」
みゆきも同じことを考えたのかもしれない。
私は小さく頷いた。
正直に言うと、私はこの天体観測に来たくはなかった。
それはきっとみゆきも同じだっただと思う。
私も、そして多分みゆきも、ようやくわかりかけてきていたから。
こなたは、私たちの手なんて届かないくらい遠くに行ってしまったっていうことに。
でも、つかさは、そう。きっとそれを受け入れることを完全に拒否したんだ。

山のてっぺんについて、あの名前も知らない樹に背を預けた。
「今日は準備ばっちりだよ。サンドイッチとジュース持ってきた」
つかさがリュックを開け、得意げに言った。
私とみゆきもリュックを開けて、ビニールシートを取り出した。小学校のときから、遠足のときに
使っている水玉模様のやつだ。こなたに『かがみのパンツもこういうガラなんじゃないの〜?』とか
言われて腹が立ったこともあったけど、結局そのまま使っている。
みゆきは上品なピンク色。つかさは薄いグリーン。
草が生える上にそれぞれ敷いて、空を見上げた。
そのときだった。つかさが、もう一枚のビニールシートを取り出した。
「つかさ?大きさ足りないの?」
「え?違うよ」
つかさが出したビニールシートを見て、私は息が詰まった。
644八月の星:2007/06/07(木) 19:04:04 ID:k/9X/m6u
「……なに、それ」
「ビニールシート」
「わかってるわよ。『どうして、それを広げようとするの』」
つかさが取り出したのは、昔の特撮ヒーローがプリントされた小さいビニールシートだった。
割に新しいから、取り寄せたのかどこかで買ったのかはわからないけど……
まぎれもなく、こなたが使っていたものだった。同じものだった。
「つかささん……」
「だってここ、こなちゃんの席だもん。敷いておいてあげなきゃ」
「何……言ってるの?つかさ」
「こなちゃん、ちょっと遅れてるだけだもん。今日はいっぱいお願いするの。いっぱい星に
 お願いするの。早くこなちゃんが来ますようにって。こなちゃんお寝坊さんだから、きっと
 そうしないと来ないんだよ」
まったくしょうがないよね、と言ってつかさは小さく笑った。
私は思わず立ち上がっていた。
「つかさ。こなたは来ないよ」
「もう、お姉ちゃん。どうしてそういうこと言うの?またこなちゃんにイジワルされちゃうよ?」
「こなたは来ないんだよ」
「おね」
「来ないんだよ!」
空気が、びりびり震えたのがわかった。
自分でも信じられないほどに体を震わせて、あらん限りの声をあげていた。
つかさもみゆきも、目を大きく開いて私を見ていた。
「やめてよ……」
つかさがどこを見詰めているのかわからない目で言った。
私は言葉をおさえられなかった。
645八月の星:2007/06/07(木) 19:04:46 ID:k/9X/m6u
「つかさ、こなたはもう来ない。もう会えないんだよ」
喉がチリチリした。
「やめてよ」
胸が張り裂けそうだった。
「こなたは行っちゃったんだよ!私たちの手なんか届かないところに!」
もう、目の前が歪んで見えていた。
「聞きたくない!」
私は初めて、その言葉を口にした。

「こなたは、死んじゃったんだよ!!」
「言わないで!!」

みゆきが口を手で押さえて肩を震わせていた。
つかさが耳を押さえて小さい体をもっと小さくしていた。
静かな、静かな夜に、私とつかさの声だけが遠く、遠く響いていた。
「おね、ちゃん……お姉ちゃん、ひどい……」
薄いグリーンのビニールシートに、ぱた、と一粒、水のしずくが落ちた。
「わ、わたし……私、約束したのに……絶対泣かないって、約束したのに……」
私も膝から崩れ落ちた。目の前がひどく歪んで、何も見えなくなっていた。
「いままで、いままで……信じられなかったのに。こなちゃんが……いなく、なっちゃった
 なんて……信じられなかったのに。
 お姉ちゃんが泣いちゃったら……泣いちゃったら、本当に、なっちゃうじゃない……」
つかさは泣いていた。綺麗で小さな瞳から、ぼろぼろと涙をこぼしていた。
みゆきも泣いていた。みゆきの泣き顔なんて初めて見た。
口に手を当てたまま、小さく肩を震わせて、ピンクのビニールシートを濡らしていた。
そして私も。私も泣いていたのだ。
私は何年ぶりかも忘れて、空を見上げて。子供のように大きな声をあげて泣き続けた。

こなたがいなくなった。
そして私と、つかさと、みゆきは、こなたのために初めて声をあげて泣いた。
646八月の星:2007/06/07(木) 19:05:28 ID:k/9X/m6u
涙も枯れたころ、私たちは体を寄せ合って空を見詰めていた。
つかさの気持ちは痛いほどわかっていた。
私も、みゆきも、こなたがいなくなったなんて信じられなかった。信じたくなかった。
でもそれは、もう終わってしまったことなんだ。
「あの星、見つからないね」
「そうね……」
受け止めるのは苦しいことだった。
今まで生きてきて、これほど辛いことはなかった。
私だって、もしかしたらつかさみたいなことを言っていたかもしれない。
でも、でもね、こなた。
あなたのことだもの。きっと、ムリして笑ってる私たちを見てるほうがずっと辛かったわよね。
だから、つかさを許してあげて。
あなたとの約束を破って泣いちゃったけど、こうするのがきっと一番よかったはずだから。
「あ、ありました!あそこ、あそこです!」
みゆきが珍しく興奮した声で中天を指差した。
ああ、あった。八月の星が、あのときと同じように、四つ集まってひときわ強く輝いていた。
「綺麗……」
「うん……」
その光は、夏に見たよりずっと強く輝いているように思えた。
つかさが両手をぎゅっと握り締め、つぶやくように言葉を紡いだ。
「こなちゃんが、ずっと元気にやっていけますように」
それはこなたの分?
「うん。こなちゃんのことだから、きっと向こうでも大丈夫だと思うけど。あ、あと、
 向こうでライトノベルの星になれますように」
そのお願いなら、こなたも笑ってくれるわね。
647八月の星:2007/06/07(木) 19:06:09 ID:k/9X/m6u
「それで、これが私のお願い。……こなちゃんのこと、いつか笑って思い出せるようになりますように」
それはつかさだけでなく、私たちの願いでもあった。
冬の涼しい風が吹き、つかさの少し伸びた髪をたなびかせた。
つかさが両手をほどいた。みゆきが、空に話しかけるように口を開いた。
「泉さんが、私たちを見守っていてくれますように」
こなたなら、それこそじーっと見詰めていてくれるかもね。
不幸だとか辛いことだとか、全部睨みをきかせて追い払ってくれそう。
「ええ、そうですね」
みゆきは百合のように笑った。
さて、それじゃあ私の番か。どうしようかな。
ねえこなた。どういうお願いが一番私らしいかな。
自然と立ち上がっていた。空に向かってカタチにならない言葉を探していたときだった。

『ありがとう』

「え?」
今の、声。今の声。あれは……
「ね、今の聞こえた?」
後ろを振り向いた。つかさとみゆきが、信じられないという顔をしていた。
「聞こえた……」
「聞こえ、ました」
こなたの、声。確かにこなたの声だった。
ありがとう、って。
そっか。こなた。あんたも、いたんだね。私たちと一緒に、星を見ていたんだね。
私たち四人で、星を見に行くっていう約束。ちゃんと守ってくれたんだね。
胸が高鳴った。自然と笑みがこぼれて、私は思い切り、これ以上できないっていう
くらい力いっぱい、両手を広げた。
「こなた」
648八月の星:2007/06/07(木) 19:06:57 ID:k/9X/m6u
今決まった。これが私のお願い。
「こなた。これが私のお願いよ。……一つ約束して。
 来年も、絶対ここに来るのよ。私と、つかさと、みゆきできっとまたここに来るから。
 そのとき、あんたもここに来るの。四人で、星を見るのよ。
 あんたのことだから、ゲームしたりアニメ見たりしてるかもしれないけど。
 絶対遅刻しないで、きっとここに来るのよ。約束だからね!」
ふわっと、こなたの匂いがした気がした。
無限に広がる紺色の空に向かって、私は思ったことのすべてを伝えた。
つかさが隣に来た。みゆきも隣に来た。
三人で、きらきらと輝く四つの星をいつまでも、いつまでも見詰めていた。
こなた。
あなたがいなくなっちゃったのは、すごく、すごく辛いけど。
でも大丈夫。私たちは、大丈夫だから。だって、星があんなに輝いてるから。
あの星が輝いてる限り、私たちの友情は永遠、なんでしょう?

真冬の中天に、四つの星がひときわ強く輝いていた。
はるかかなたから、ずっと私たちを見つめていた。


おわり
649名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:07:53 ID:k/9X/m6u
ありがとうございました。
650名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:08:49 ID:k9G2gCR1
感動をありがとう。






まらん
651名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:12:33 ID:/mWEMxZB
まさかエロパロ板で
涙目になる日がくるとは・・・GJ
652名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:12:36 ID:jMCeaeqv
>>649
リアルタイムで読ませていただきました。
毎年四人が再開できることを祈って。




まらん
653名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:14:01 ID:kzyeZDVW
鬱と感動のコンボ
(ノД`) ナイタ
654名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:15:07 ID:GS9B2Znk
>>649
乙です
きっと、いつまでも4人は一緒だよね。じゃないと悲しすぎる・・
655名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:19:59 ID:jFAkcfV1
ノートン先生が大激怒
「俺の涙腺を壊す危険性あり」だそうだ
乙です
656sage:2007/06/07(木) 19:29:07 ID:qfqMl903
>>649
日輪乙。
657名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:43:13 ID:d18oHX96
>>649
素で泣いた。GJ。
こなた。これからもみんなのラッキースターでいてやってくれ。
658名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:45:28 ID:pJ2yqslZ
>>649

つかさ健気だよつかさ
GJ!
659名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 19:45:50 ID:qkDeIOON
>>649
な、泣いてなんかいない!
これは心の汗だ!

久しぶりに友人の墓参りに行きたい気分になりました。
660名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:12:03 ID:2UtKRkRp
まったく電車で泣いちまったじゃねぇか
らき☆すたでこんなに泣くことになるな
んて思わんかったよ。


本当に……
GJ(ノД`゚。)
661名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:16:09 ID:ZiME75iz
電車の中で読むんじゃなかった…
662名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:19:07 ID:k/9X/m6u
>>656
申し訳ありませんとしかいいようがありません。
バレたから白状するというのは最低だと思います。
今度このようなことは二度とないようにします。
663名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:23:26 ID:eikDfT2S
流れを読まずに投下

こなた「ねーねー、なんでかがみは弁護士を目指そうとしたわけ?」
かがみ「同性婚を合法化するためよ」
664名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:27:16 ID:4r70Z43Q
>>663
弁護士は司法であって立法は国会な
つまり政治家なって議員席狙わないと意味ナス
665名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:31:49 ID:nOTLRWEe
かがみが弁護士になろうとして理由は
こなたが事件を起こした時に真っ先に駆けつけるためですよ
なんてやさしい…いや、ある意味で失礼な子
666名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:32:54 ID:/6aUXIlZ
>>662
パクったって事か?
死ねよ
667名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:34:46 ID:3spisf3f
>>664
かがみ「(///;)わ、わかってるわよ・・・まずは弁護士になって同性愛に悩む人達の力になりながら
      そのうち政治家に立候補しようと思ってたのよ・・・(///;)」
こなた「かがみんに清き一票を〜」
かがみ「ちゃ、茶化すな!」
こなた「あ、私はかがみんに入れるからね♪」
かがみ「え?あ、ありがと・・(///;)」
668名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:42:57 ID:kz2w0xaY
>>666
まぁまぁ、謝ってるんだし多目に見てやろうぜ
元ネタ存在の作品はこれ以外にもあるじゃないか
669名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:43:59 ID:/mWEMxZB
ところで元ネタは何?
日輪じゃわからん
670名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:55:03 ID:hT/5wV0e
>>664
立法は国会に限らないという細かいつっこみは置いておいて、
同性の結婚は憲法24条によって認められていないから、結局は議員になって改憲発議しないとならないか。
671名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 20:56:13 ID:vJ3kewMT
御鏡党の夜明けであったw
672名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:09:40 ID:NbHpH/ta
大目に見るというが、全く同じことが以前にもされてる。
ID:k/9X/m6uがトリを外したそいつ本人かどうかは確かめようがないが、
>>662の発言を見る限り指摘されなきゃしらばっくれる気満々だったのは明白。
最低というより終わってる。
673名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:21:50 ID:9KlHL2ip
もういいよコピペ改変だろうが何だろうが
それで荒れたことが今までに何度あったか
わかった人はスルーしてとっとと次いこうぜ次
674名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:24:33 ID:4wLiogrL
(=ω=川)
(__つ川⊂てもてー
675名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:27:25 ID:kz2w0xaY
>>672の頭の中には
パクリ=G
の方程式でもできてるのだろうか


ところで諸君、これを見てくれ
ttp://ranobe.com/up/src/up193624.jpg
なんかこれ見た後妄想が止まらないのだが…どうすればいいと思う?
676名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:30:04 ID:hT/5wV0e
早めに寝てリフレッシュ
677名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:30:18 ID:NbHpH/ta
別にそうと断言しないし、するつもりもないよ。
ただやってることがあまりに同じだったから。



さあ、分かったらその妄想を文章に起こす作業に戻るんだ!
678名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:49:49 ID:3B5KHsgy
>>671
かがみ「我々は一人の友を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!
異性愛に比べ我が御鏡党の数は30分の1以下である。にも関わらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か!諸君!我が御鏡党の戦争目的が正しいからだ!
一時の常識にとらわれて、異性愛が地球に蔓延り1000余年、同性を求める先人達が自由を要求して、何度奴らに踏みにじられたかを思い起こすがいい。
御鏡党の掲げる、人類一人一人の戦いを、神が見捨てる訳はない。
私の妹、諸君等が愛してくれた柊つかさは死んだ、何故だ!(ry
679名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:51:28 ID:qkDeIOON
ちょwwww
680名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:55:19 ID:4wLiogrL
まぁ実際日本でも江戸までは認められてたからな

681名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:55:32 ID:9KlHL2ip
>>678
ばるさみこすぅ〜

だからさ
682名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:56:07 ID:jFAkcfV1
アッー! のほうだけだけどね
復活しないかな……同性愛
683名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:57:35 ID:i1sFVbyL
おまえらかがみんのために色々考えまくりだなwwwwww




嫌いじゃないぜ、その熱い気持ち。
684名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:03:59 ID:8rrqgwpG
努力の甲斐あって同性愛の合法化に成功したかがみ。
しかしそれはこなたの仕掛けた巧妙な罠だった……
685名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:04:39 ID:YROn0xL0
>>683
にーちゃん、そこで格好付ける意味が分かんないよ。
686名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:10:01 ID:hT/5wV0e
同性愛がある程度認められて、同性婚が認められないのは納得いかない
687名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:10:30 ID:3spisf3f
>>683みたいな書き込みにいちいち突っ込む奴が居るとは・・・・・
688名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:13:20 ID:4wLiogrL
NHK(日本引き篭もり協会)から脱退した泉此方の命をねらうくらやみ団。
彼女を守るため未来から来た朝比奈はUNO(ユーノ)からバードコールを授かる。
そんな中、泉此方と面会がしたいという男が現れる。彼は自らを「ルルーシュ」と名乗った。
689名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:14:41 ID:4093sDl8
>>682
待て。そうなると俺が一生独り身でいる確率が上限突破だ。


でも、かがみとこなたがより一層べたべたらぶらぶすると思ったらこれくらいなんともないぜ!
690名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:15:50 ID:vJ3kewMT
NHK (日本柊協会)
691名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:17:05 ID:fZ9jk5gg
NHK(名前は柊こなた)
692名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:17:52 ID:3spisf3f
NHK (なんつっても 柊xこなた)
693名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:18:50 ID:3spisf3f
遅かったか・・・orz
694名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:21:18 ID:/UikHFiu
NHK(日本ホモセクシャル解放会)
695名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:22:59 ID:fZ9jk5gg
>>692

いやネタ的にはそっちのがいいと思う
696名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:23:29 ID:vJ3kewMT
NHK(にっこり 柊 かがみ)

 
697名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:31:48 ID:8rrqgwpG
健全ww
698名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:39:01 ID:hT/5wV0e
ANAのNはnationalだと思っていた時期が俺にもありました
699名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:41:09 ID:4wLiogrL
ANA(アナルに 中田氏 あきら様)
700名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:11:53 ID:eikDfT2S
流れを読まずに更に投下

こなた「みゆきさんが医学部を目指した理由は何でスか?」
みゆき「卵細胞から取り出したDNAで、
     卵子を受精させるというお話を聞きまして・・・」

情報ソースが見つからなかった orz
701名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:16:13 ID:hT/5wV0e
みゆきさんがES細胞から作った人工ちんこを移植したと聞いてやってきました
702名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:19:59 ID:3spisf3f
>>700
卵丘細胞の核を未受精卵に移植・・・ていうのは見つかったヨー  ̄ω ̄・
ttp://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/051216_wakayama_clone.html
703名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:33:39 ID:fZ9jk5gg
>>702

かがみ「こ……こなたが……」
つかさ「こなちゃんが……!!」
みゆき「泉さんが……っ!!」

三人「……自分でググったぁぁぁぁぁ!!(イヤーーーッホォーーーーゥ!!)」

こなた「……あのね……」
704名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:34:12 ID:eRPro+Kh
>>687
マジレスするとザ•フロッグマンショーのネタ。
705どうせだから残りも。:2007/06/07(木) 23:36:12 ID:3B5KHsgy
かがみ「戦いはやや落ち着いた。諸君等はこの戦争を対岸の火と見過ごしているのではないのか?しかし、それは重大な過ちである。
奴等は異性愛を唯一の価値観にしようとしている。我々はその愚かしさを異性愛者共に教えねばならんのだ。
つかさは、諸君等の甘い考えを目覚めさせる為に、死んだ!戦いはこれからである。
我々の軍備はますます復興しつつある。異性愛軍とてこのままではあるまい。諸君等の友も恋人も、奴等の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。
この悲しみも怒りも忘れてはならない!それをつかさは死を以って我々に示してくれたのだ!
我々は今、この怒りを結集し、異性愛軍に叩きつけて初めて真の勝利を得る事が出来る。この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。
党員よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ党員!御鏡党は諸君等の力を欲しているのだ。ジーク・カガミ!
我が忠勇なる御鏡党親衛隊よ、今や異性愛軍艦隊の半数が、我がラーノ・ベイによって宇宙に消えた。この輝きこそ我等御鏡党の正義の証である。
決定的打撃を受けた異性愛軍に如何ほどの戦力が残っていようと、それは既に形骸である。
あえて言おう、カスであると!
それら軟弱の集団が、このバ・ルサミコ・ス〜を抜く事は出来ないと私は断言する。
人類は我等選ばれた覚醒者たる御鏡党々員に管理運用されて、初めて麗しき古代の姿を取り戻す事が出来る。
これ以上戦い続けては人類そのものの危機である。異性愛者の無能なる者共に、思い知らせてやらねばならん。
今こそ人類は明日の未来に向かって立たねばならぬ時であると!
ジーク・カガミ!!
706名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:39:35 ID:jFAkcfV1
>>705
O2
思わず吹いた
707名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:49:07 ID:eikDfT2S
>>702 thx

流れを無視して再々投下

こなた「つかさは料理の勉強だっけ?」
つかさ「女体盛りって芸術だよねー」
708便乗:2007/06/07(木) 23:59:49 ID:4gxTvMmy
我らは己らに問う 汝ら何ぞや
 我らは同性愛の兵なり

ならば同性愛者よ汝らに問う 汝らの右手に持つものは何ぞや
 ふたなりと百合展開なり

ならば同性愛者よ汝らに問う 汝らの左手に持つものは何ぞや
 かしましとマリ見てなり

ならば ならば同性愛者たちよ 汝ら何ぞや

 我らレズにしてレズにあらず

  百合にして百合にあらず

   同性愛にして同性愛にあらず

    変態にして変態にあらず

 我らバルサミコスなり バルサミコスの群なり

 ただ伏して異性愛者の視線を無視し

 ただ伏して眼前のこなたの処女を奪う者なり

 闇夜で縄を振るい縄縛して「うしろ」を狙う者なり

 我ら同性愛者なり

 同性愛者の住人なり

時至らば我ら百合SSをエロパロスレに投下し

誤爆を以て己の素っ首左右に振るなり

されば我ら孤高の同性愛者として本スレに下り

誤爆を行いて赤っ恥をかき

七百四十万五千九百二十六の地獄の異性愛者どもと変態合戦所望するなり


勝利の日まで!
709名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:16:17 ID:7EUkGUTH
神父乙と言っておこう
710名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:18:40 ID:C/1uQcod
せっかくだからオチをつけとく

つかさ「そういえば、こなちゃんは・・・」
みゆき「まだ進路が決まっていませんね」
かがみ「社会からあぶれたら私らが囲ってあげるわよ?」
こなた「あわわわわわ(ガクガクブルブル)」

ノンケこなたを狙う三人でした
711名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:42:11 ID:fqpU/aG8
よし!誰か戦争改変しろ。
712名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:47:26 ID:iN5zgJOB
一回こなた主観で「諸君私はかがみんが好きだ」で書き始めたけど挫折した覚えが。
713名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:50:05 ID:ANwDajU2
諸君 私はかがみんが好きだ
諸君 私はかがみんが好きだ
諸君 私はかがみんが大好きだ

ツンデレが好きだ
ツインテが好きだ
つり目が好きだ
巫女さんなのが好きだ
双子のお姉さんなのが好きだ
意外に純情なのが好きだ
隠れて努力するのが好きだ
割と胸があるのが好きだ
体重を気にしてるのが好きだ

学校で 自宅で
神社で 歩道で
ゲーセンで 喫茶店で
ファミレスで 図書館で
海で こなたの家で

この地上で活動するありとあらゆるかがみんが大好きだ

二列にならんだチアガールの前列で音楽に合わせて足を上げるのが好きだ
空中高く放り上げられたポンポンが空中できらきら輝く時など心がおどる

こなたの操るアキラがかがみんのパイをKOするのが好きだ
悲鳴を上げて倒れるパイを見て「くそ、格闘ゲームじゃ敵わん」と悔しがる時など胸がすくような気持ちだった

廊下に張られたクラス分けの表を見てガッカリするのが好きだ
何でもない振りをしながら既に確認した表を何度も見直している様など感動すら覚える

勉強がはかどらないつかさの面倒を見てやっている様などはもうたまらない
船を漕ぐつかさのおでこを「ほい」とペンでつっついて起こすのも最高だ

DSの萌えドリルで様々なコスプレをしたかがみんを
タッチペンの先でつっついて怒られた時など絶頂すら覚える

自分のクラスでみさおやあやのと一緒にいるのも好きだ
五年間一緒のクラスだったみさおがお腹を触っただけで叩かれる様はとてもとても悲しいものだ

身体測定の結果に凹んでいるのが好きだ
一人だけ余裕の表情をしたみゆきを八つ当たりの様に怒鳴りつけるのは屈辱の極みだ
714名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:50:52 ID:ANwDajU2
諸君 私はかがみんを天使の様なかがみんを望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なるかがみんを望むか?
情け容赦のない鬱展開なかがみんを望むか?
純愛フラグの限りを尽くし秋葉原の勇士を萌え殺すヒロインなかがみんを望むか?

『かがみん! かがみん! かがみん!』

よろしい ならばかがみんだ

我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただのかがみんではもはや足りない!!

大かがみんを!!
一心不乱の大かがみんを!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に萌えの味を思い出させてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人のかがみん萌えのスレ住人で
世界を燃やし尽くしてやる

「最後の大隊大隊指揮官より全空中艦隊へ」
目標日本国埼玉県上空!!

第一次かがみん萌え作戦 状況を開始せよ
715名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:51:50 ID:ANwDajU2
後半ほぼそのまんまですまん
716名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 02:25:49 ID:RWBqf9BZ
かがみん 私はヲタショップが好きだ
かがみん 私はヲタショップが大好きだ

ゲーマーズが好きだ
アニメイトが好きだ
とらのあなが好きだ
メロンブックスが好きだ
メッセサンオーが好きだ
まんだらけが好きだ
信長書店好きだ
amazonが好きだ
DLSiteが好きだ

秋葉原で 日本橋で
立川で 大須で
神保町で 天神で
紙屋町で 中野ブロードウェイで
ネット通販で ダウンロードサイトで

この日本に乱立するありとあらゆるヲタショップが大好きだ

エンドに並んだ新作の一山が絶叫と共にヲタに取り崩されるのが好きだ
空中高く放り上げられたパッケージが飛びつくヲタの奪い合いになった時など心がおどる

店員の積み上げる夏コミの新作が店頭を飾るのが好きだ
歓声を上げてごった返す店内から飛び出してくるヲタを押し返して入店した時など胸がすくような気持ちだった

リュックにポスターを突っ込んだヲタの横隊が歩行者天国を闊歩するのが好きだ
財布を忘れて恐慌状態のヲタが取り置きしてくれと何度も何度も懇願している様など感動すら覚える

拝金主義の転売厨達が値崩れによって涙目になる様などはもうたまらない
泣き叫ぶ転売厨達がスレで必死に工作するが「工作員乙」の一言でばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

哀れなあぶれ組がヤフオクで健気にも入札してきたのをわずか100円差でひっくり返して落札した時など絶頂すら覚える

有明の人の流れに滅茶苦茶にされるのが好きだ
壁サークルの期待の新作が目の前で売り切れていく様はとてもとても悲しいものだ

konozamaを食らって涙するのが好きだ
なくした予約券を探して災害救援隊の様に床も見えない部屋の中を探し回るのは屈辱の極みだ
717名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 02:26:33 ID:RWBqf9BZ
かがみん 私は新作を天国の様な新作を望んでいる
かがみん 私に付き従うヲタ仲間
君は一体何を望んでいる?

更なる新作を望むか?
目新しさのない糞の様な新作を望むか?
発売延期の限りを尽くし二次元世界の少女に萌える嵐の様な新作を望むか?


『新作! 新作! 新作!』


よろしい ならば入店だ


我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこのゆるい学園生活の中で三ヶ月もの間新作を待ち続けてきた我々にただの新作ではもはや足りない!!

特典を!!
ポイントゲットで豪華特典を!!

我らはわずかに1ペア ニ名に過ぎぬヲタ仲間に過ぎない
だが君は一騎当千のラノベヲタだと私は信仰している
ならば我らは君と私で総力1000と1人のヲタ集団となる

我々ヲタを犯罪予備軍と罵りふんぞり返っているマスゴミに思い知らせよう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に二次元の味を思い出させてやる
連中に我々の熱意を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
ニ人のヲタの戦闘団で
世界を萌やし尽くしてやる

「陵桜学園高等部三年B組泉こなたより三年C組柊かがみへ」
目標東京都千代田区秋葉原ゲーマーズ!!

第二次ラッキースター作戦 状況を開始せよ

逝くぞ かがみん



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かがみ「……あ、ごめん。私今日は近場で済ませるから。つか勝手にヲタ仲間にすんな」
こなた「orz」
718名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 02:27:14 ID:RWBqf9BZ
眠い中速攻で考えたからイマイチですまん
719名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 05:52:38 ID:wUWJgT2I
>>718
GJ
盛大に噴いたw 特にオチ
720名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 06:13:43 ID:8zViqxgV
何故にどいつもこいつもこなたを殺したがるんだ・・・畜生・・・
721俺とこなた:2007/06/08(金) 06:57:35 ID:h7ka1m9m
こな(ry・・小ネタを投下、非エロ

「俺が負けたら一週間チョココロネ奢ってやるよ」
「よっしゃ」
10連敗したのが悔しくて必死に練習を重ねた日々、今日こそこなたに
目にモノ見せてやると意気込み勝負を吹っ掛けた。
「あの、こなたさん?」
「なに?」
「邪魔」
今から勝負をしようというのにこなたが座ったのは座布団ではなく俺の股ぐら。
「いや〜、この位置が最近の定位置だったし、キニシナイキニシナイ」
圧倒的不利な気がするが、俺は何も言わず了承、くそっ、良い香りしやがって。
「フフフ、懲りないやつめ、チョココロネは戴きだよ」
「あまり俺を舐めない方がいい」
「毎週いやってほど舐めてるけど?」
「そうじゃなーい!」
ともかく試合は始まった、バランス型のいわゆる初心者向けキャラの俺に対し
こなたはトリッキーな上級者向けキャラを使う。
まぁ初心者向けも上級者向けも使い方次第でいくらでも変わるんだが
さすがに年期が違う、鮮やかにコンボを決めてくるこなたに対し、うまく連携できない俺。
しかしこのまま終わる俺ではない、家庭用ソフトを買いゲーセンで鍛えた
技でちょっとづつ追い詰めていく。
722俺とこなた:2007/06/08(金) 06:59:27 ID:h7ka1m9m
「むぅ、一朝一夕で鍛えたわりにはやるね」
「下克上じゃぁぁあああ」
なにせ対こなた戦を考慮しての特訓だ、成果はそれなりに出ている。
「だけどそんな付け焼き刃なんてすぐ折っちゃうよ?」
「・・・うぉあっ!?」
こなたの目が一瞬光ったかと思うとキャラの動きが変わった。
「ま、まさか今まで手を抜いていたのか」
「ノンノン、フェアに徹していただけだよ」
「同じ意味だろぉー、つか尻をなんとかしろぉぉおお」
「なんのことかな〜?」
さっきの間抜けな声は別にこなたが本気を出したからではない、
こなたの尻が俺の股間をグリグリと刺激しているからだ。
なんとも気持ちい・・卑怯な手を使う、意識が集中できない。
「ほらほら、気を抜くとすぐ終わっちゃうよ〜」
「くっ、そこまでしてチョココロネが欲しいのか・・・」
「プライドの問題だよ、そうだ、一応聞いといてあげるよ私が負けたらどうするか」
「くぅ、俺が勝ったら・・・こなたを抱き枕にしようと思ったのに」
「・・・・・・・」

―――

「いや〜、まさか私が負けるなんてねぇ〜」
「・・・・」
絶対態とだ、そうとしか思えん。
「ほら〜、早く」
ベッドの上で待ってるこなたを見たらどうでもよくなってきた。
しかし次こそは勝つ。

―終わり
723名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 07:10:36 ID:N01bvJ1v
>>721
(ryじゃわかんね
724名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 07:25:09 ID:tu8tJ3/x
そろそろ……白石も書いてやって下さい……
725名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 07:30:55 ID:D9ulHmIv
トラックに撥ねられそうになってるつかさを白石が身を挺して助ける
そんな彼につかさが惹かれていくのは時間の問題であった
あきら様は最近白石の様子がおかしいと感じているのだが・・・
726名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 08:02:24 ID:h4tfHyxq
たまにはかがみを殺す方向で
727名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 09:18:43 ID:fqpU/aG8
白石が死んであきらが精神崩壊の方向に。
728 ◆0iImM7mexo :2007/06/08(金) 09:27:14 ID:8OmcRn45
すみません。流れを切ってしまって申し訳ないんですが、
ちょっとみなさんにお聞きしたいことが……。

現行のまとめwikiでは、コテなしで1作品のみ投下しておられる
名無しの方々に対しても作者ページを作成しているのですが、
この先、4スレ5スレと進行するに従ってページ数がかさみ、管理しにくくなると思われます。
そこで、大変申し訳ないのですが現存する名無しの方々(複数投稿している方は除く)の作者ページを削除、
それらの作品を納めるための総合ページを作成したいと思うのですが、いかがでしょうか。
(作品の投下されたレス番などは情報として残しておきます)

多少規模の大きな改変になると思われるので、
念のため質問させて頂きました。ご意見など下されば幸いです。
729妄想屋(仮名):2007/06/08(金) 09:48:03 ID:J+PGiglH
>>728

管理ご苦労様です。

一発ネタなど、無記名で投下したものもいくつかあるのですが、名乗り出てもいいでしょうか?
730 ◆0iImM7mexo :2007/06/08(金) 09:54:16 ID:8OmcRn45
おkです。というかお願いします。
731名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 10:00:13 ID:L8bHw5YQ
管理頑張れー

それよりこなななやこなかが、またはその逆が少ないのはなんでじゃ( ;ω;)ウッ
732名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 10:09:46 ID:zxii+jJQ
>>728
他のエロパロSSスレを見ても、大抵は名無しの作者だらけだし
それでいいと思いますよ。
733名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 10:23:32 ID:bOH6q62j
>>728
ここは現行スレから覗かせてもらってます。
管理お疲れ様です。
734名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 12:08:31 ID:VptrdNom
>721
すまん、名前欄見てなかったんだ
全て自分の不注意なんだけど
(ryじゃ判らないんだ。できれば書いてくれたら読み飛ばせる
735名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 12:39:36 ID:5kl89mkn
鬱なのは読んでて辛いんで

か「ただいま〜、は〜疲れた〜」
こ「おかえりかがみん、ご飯にする?お風呂にする?それともあ・た・し?」


か「ななな何やってんのよあんたはぁ!」
こ「何って、男子永遠の憧れ、新婚さんごっこだよか〜がみん」
か「あ・た・し・は女子!そんなのに憧れてないっ!」
こ「ん〜…そっか、かがみは奥様役がいいんだね。じゃあ交代〜」
か「違うっ!人の話を聞けっ!…あぁもう仕方無いなぁ…」

こ「たっだいま〜、いやぁ今日も疲れた疲れた〜」
か「お、おかえりなさいこなた…えと、ご飯にする?お風呂にする?そ、それともああああアタシ?」

真っ赤な顔で顎先に人差し指を当て、上目遣いで恥ずかしそうに問うかがみに、こなたの理性は限界だ!

こ「かっ…かがみ〜〜んっ!」
か「ちょっこなひゃぁぁぁぁああああ」


みたいなのキボン。
736名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 12:54:04 ID:lfhrDYDV
なぜ同棲してんのか、とか
なぜ嫌と言いつつ交代に応じるんだかがみん、とか
まぁ色々聞きたい所もあるけど丸々含めて
ユーが書いちゃいなよ!
737名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 13:37:19 ID:h7ka1m9m
>>734
ゴメン

「こなた」と「こねた」をかけたかっただけなんだ
次からはちゃんとした説明いれます
738名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 13:38:03 ID:Xf3CZe70
>721
こなたは好きだが百合は苦手な俺にとってはまさしく神
もっと書け、いや書いてくださいお願いします
739名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 14:43:31 ID:O8ly42b2
百合もよろしく
740名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 14:55:12 ID:m6kOjlIR
途中までは女なんだけど変なクスリ飲んで男になっちゃったことにすれば両方できるな
741名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:05:11 ID:BjskoXiG
女性の男性化はちょっとなぁ……。
リアルおなべや性転換をテレビで見たことあるけど、きついわ。
742名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:13:10 ID:yl1uzAgg
じゃあ、間をとってふたなりということで一つ。
743名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:14:01 ID:BjskoXiG
それには大賛成な俺
744名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:16:01 ID:p5U8Bu3u
突然生えてのどたばたなんてふた百合ネタの基本だからなあw
745名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:34:17 ID:uf+BAeFH
虫歯の治療をしに歯科医院にいき担当の先生に一目惚れしてしまうみゆきさん

昼休み、その先生のことを笑顔で語るみゆきさん

その反応にニヤニヤするこなた、呆然のかがみ、wktkするつかさ

反応に気付き真っ赤になって両手をふりながらあたふたするみゆきさん

さてみゆきさんの恋の行方は?

というのを思い付いた

746名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 15:42:58 ID:jkKfJ1rq
歯医者ネタは何かと使える気がする
747名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 17:03:26 ID:D9ulHmIv
柊家でくつろいでいたこなたが突然かがみの猫になると言い出す。先日、かがみが一緒にゲマズ
についていった恩返しと言う。「好きにしたらいいじゃん」とかがみが軽くあしらうと途端にじゃれる
こなた。かがみのことを「ご主人様」と呼び、かがみのひざに丸まってしまう
748名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 17:27:05 ID:WB9JKVXs
大佐殿と神父の改変者はネ申!感動した。
749妄想屋(仮名):2007/06/08(金) 18:07:33 ID:fLZUWYM/
昨夜投稿した>>716-717
「かがみん 私はヲタショップが好きだ」
を修正しました(@Wiki)。

誤字修正と、あとこなたがちょっとだけ意地悪くなりましたw
750名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 18:34:48 ID:WB9JKVXs
>>749
GJ!です。 萌えましたw
751名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:31:53 ID:WB9JKVXs
                 ,. -─-,. .._
                / / /ニ.._-ハ._     _______________ 
                  / , '   ,/ー- `メ }j    /かがみさん…はやくぅー!!
             _/_,ノ   /‐-、 ノ、yハ   |はやく…きてぇ…あたし、もうぐちゃぐちゃ
            /´ _,.. ィ /     、 / {  <かがみさんの事考えただけで!
         _,∠ニヘ/´`Y´ヽ>、  o  j′、\  |あぁぁぁっっ―――!らめぇ!イッちゃうー!?
      rf^jく     _}  l  lヽ´トァ¬'´ハ ヘ、 ヽ \ダメこんなトコで…あたし淫乱娘になっちゃうよ
       {J /_ノ'T ̄ 丿  レ  ` ‐ ´ :! }/  ! j ヽリ  \___________/
       し'´ / ハ._/ __/ j' ̄ ̄ ̄}|〈{  ノ/  ′
        {/ { ` ̄ ,」 /_,∠__,/jノ\__,.ィ
         ` y'´`ヽ  ´  ,. -‐rヘ、__,/     ←学内のかがみ好き真性レズッ娘
         /     \_,/ニ;ニi、 } , -ァ-‐   ̄ヽ
           / ⌒ヽ/   )' ;..: ;..:.,:.'ゝ'´..:/        _`、
        ′   /  /.:..:.:';:.:':.'.::.:..:..:..:j    _、/´  丶
       /   />':´.:..:..:.::.:.;:.;'.::.:..:..:./  ,.ィ'´ \    `、
       /   ,_'.:..:..:.:.::.::.::.::.;':'.::.:.:..:..:.`ヽ.´.:/    丶、  丶       _
       /   '   ̄` ー一 '´` ー--‐--一′        ヽ  \ ,. _,.ィ'ノ⌒>ヘ
     r‐' 、 /       /.:.:  .:.:\              \__,ゝ‐'" /´/
/´二工`ヽ_j/      /.:.:   .:.:.:.:\             (,.-へ,ノ /´
{´,. -‐-ミゝ ._}      ジョジョジョ〜〜             ヽ//
´..__ _ `´_ノ                                 ゝ' 
      ̄
752名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 19:35:30 ID:D9ulHmIv
         | ヽ    __
          ヽ   L,ァ'´ /
         ,  >f=-<ー 、
      /: : :イ´: ∧ヽ 、: :.\
     /: : : :|:/:_: l/ }: |、: : !: : :ヽ
      l: : : : |/´//  l:バ`:|: l: : :.|
      |: l: : :|≠彳   !テミ: :!: ト、!
      |: l: : :イ代.|     |rt:从l: :|      __l l  ┌─┐
      l/l: : : 弋シ     ゞ= {ノ: :|        /    ┌┘
      ヾ.ト、:.l、'''''  。  ''''イ:∧l        \     O
     r'" Vヽヾ7ーfァニ彳 l/
    / 、、i    ヽ_ ,‐'、
    / ヽノ  j ,   j |ヽ
    |⌒`'、__ / /   /r  |
    {     ̄''ー-、,,_,ヘ^ |
    ゝ-,,,_____)--、j
753 ◆0iImM7mexo :2007/06/08(金) 19:42:05 ID:8OmcRn45
>>729-733
応援ありがとうございます。
これを励みに頑張っていこうと思います。

とりあえず、反対意見などは見られないようなので、実行に移すことにしますね。
恐らく時間のかかる作業なので、完全な移行までの間、
閲覧者の方々にはご迷惑をおかけするとは思いますが、どうかご容赦ください。

ではノシ
754名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:07:35 ID:0GHC8atO
残念な事に>>751の峰岸あやのは原作だとみさおと常にペア(OPでも一緒に踊ってる)だが
高校最後のクリスマスに野郎と××した女なのでレズとは程遠い
755名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:31:52 ID:bOH6q62j
>>754
そんな事言ったらエロパロの大半が成り立たなくなっちゃうだろw
756名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:39:34 ID:0GHC8atO
じゃあちょっと変化球で
イブの日に彼氏と約束してたのに当日になって彼氏から他に女いるからと別れ話を持ちかけられ、幸福から一気に
絶望の淵にまで落とされたあやのは、街をさまよっているところを会う予定のないみさおと偶然出会い、そのままなし崩し的に・・・

って事にしとこうか
原作でもクリスマス後の詳細まで書いてなかったしな
757名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:41:40 ID:WB9JKVXs
>>754
マジか!それは失礼した。 峰岸あやの ちぃ!覚えた!
>高校最後のクリスマスに野郎と××した女
なんたること!毒牙に掛かってしまったかw

>752
つかさちゃん、羞恥プレイをさせて、それを鑑賞するのがお好きなんですね。
エロイS娘めっ!つかさちゃんには、おしおきが必要だなw
>755
ここは、私が不勉強だったと言う事で<あやの
758名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:43:39 ID:ltV0Gxm1
クリスマスの詳細は不明だけど
その後のエピソードでお嫁さん云々と言ってるから彼氏との付き合いは円満に続いてると思われ

でも恋愛と結婚は別と考えてもいいんじゃないかな
公式で「みさおの世話女房」と書いてあるぐらいだし
どっちが恋愛でどっちが結婚か分からんがw
759名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:47:24 ID:0GHC8atO
だからこそ彼氏がそのままみさおにすり替わっても問題あるまい?
まあ普通はありえないけど
760名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:52:48 ID:RWBqf9BZ
彼氏と思っていたらじつはずっとみさおの変装だったという(ガリッ)いだーっ!!
761名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:52:51 ID:ltV0Gxm1
ありえないと言い出したらそれこそエロパロの大半が成り立たなくなっちゃうぜw
762名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:56:24 ID:yl1uzAgg
そこで4巻の嘘予告をあえて真に受けて、みさお兄×あやの×みさおの兄妹丼てぇのはどうよ。
763名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:01:38 ID:bOH6q62j
考えてみたら、みんな高校卒業間近だからそろそろ××しちゃう頃なのかぁ・・・(´・ω・`)






相手は誰だこんちくしょうw
764名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:04:50 ID:YhgrR+qQ
>>763
××はレズだよな?そうだよな?
765名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:17:45 ID:7rafQhCc
チョメチョメ = 受験
と脳内変換中
766名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:18:05 ID:ltVB8Nyg
げ…現実逃避ぃぃぃぃッ!!!
767名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:38:49 ID:WB9JKVXs
そろそろ、スパートを掛ける時期かな?<6月

                        _/\_
                   /´` く/. : . ヽ: .> 、
                   /. : . : . : .,ヘ : . : . : . : . \
                  /    /^ヽム..∨ ヽ : ヽ. :\.ヽ
               / . : . :| {'⌒  ヽ ', : |. : .|: . : .ヽ ',<そんな、三年の夏に慌てるようじゃ
               .′. i.: . :|ム-、   ' V:|'⌒|ヽ. : . ∨ \あきまへんわ。
              |: |. : |. : イ:|     | | |、 :ト. : . : |ヘ
              |/|. : |. :i|ヘ{     | | | V:| V. : .ト.:',
              l{ |. : |. :i| ヽ__    j/ィ三气 . : |ヘ ',
                    |. : ト. iト.イ≠气  .  ´ .:.:.:.∨ |ノヽ}
               ∨ | V|ハ:.:.:.:.   r―v.  :.:.:.:.:ハ:.′
          fヘ    ,ィァV| ヘ{ ヘ、:.:  ヽ __ノ  /} j/
       .イ ) ,三 /)ノノ ヽ , } |.:.:≧ 、 .. __ . <.:.:.:| |:.\
     彡 | } ヽ  /^) l/ .、 く.:ヘ:|.:.:./´{ノ  / ヽ_:}/.:.:.:.:〉
        ヘ ヽ、/ ′}/ / _.>|{ ´{ /^ヽ/ヽ  // >、/
.           ', / ヽ   / / {  ヽ |/ {⌒ヽ-へ/   /ヽ.
         { {   } / /  ',      }-、/       /    ',
         ノ    / /   ヽ     /  {       /    ',



768名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 22:45:34 ID:DCz0NDOe
この前勢いでこなななのSS(上のチャットHのやつ)
書いてからなんかななこ先生が気になってしょうがないんだ
朝の起き抜けのYシャツ姿なんかもう
769名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 22:57:31 ID:luZT3E/D
キャラの誰かに彼氏できる

彼氏死ぬ

鬱エンド

王道だけどこういうのは心理描写が濃いし、そのキャラの本性が分かるから好きなんだよなぁ。
妄想するだけで胸がキュンキュンして悲しくなるけど…誰かこんなのをこなたで書いてほしいんです><
一番想像できないキャラだし。
770名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:04:02 ID:bOH6q62j
人それぞれなので、鬱好きさんを否定する気はないのだが
よければ「鬱物の良さ」を簡単に教えてはもらえまいか?

各キャラが好きで萌える話にwktkするのはよく理解できるのだが、
各キャラが好きで鬱物にwktkするという心理がよくわからない・・・・
771名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:10:22 ID:X675nhJb
よしじゃあ、こなたの嫁を殺そう。ネトゲの
何かBOT使いすぎでBANされたとかで

アホっぽいっちゃアホっぽいし、喪失が書けるっちゃ書けるし、ぎりぎりオリキャラじゃないし


鬱物の良さはよく判らんが、狂気は大好きなんだぜ
なんか自分の骨が荒野に撒かれる感じがするのとか大好きだ
772名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:11:25 ID:7rafQhCc
あれだ、キャラが好きで好きで好き杉で、
○○たんのうんこ食いたいだとか、
○○たんの指をミンチにしてもきゅもきゅしたいだとか、
『便意を通り越して殺意』みたいな歪んだ愛情表現じゃないかなと
773名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:14:36 ID:bOH6q62j
>>771
なるほど
狂気繋がりなのはなんとなくイメージできた

>>772
歪んだ愛情表現もなるほどな感じ。
でも『便意を通り越して殺意』にはフイたw
774名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:16:27 ID:EgQsOk+c
いや、まぁ鬱モノ自体はそれほど嫌いじゃないんだけどさ。
わざわざ鬱にするためだけに設定作るってのはどうかと思うんだよね…
775名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:19:50 ID:m6kOjlIR
こういうの読み始めた頃は欝嫌いだったけどいつのまにか欝好きになってて
今でもなんですきなのかよく理解できないけど嫉妬して狂ったり
今まで純粋な人の豹変振りが好だったり好きなキャラが悲しんでたりするとこみたいからかもしれない。
ナニが言いたいのか自分でもよくわからなくなってきたぜ
776名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:20:00 ID:kNm5uswm
うっ、こなたの嫁彼氏もの書いてたのに…。
777名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:24:27 ID:2NDYWWPl
パロロワにらきキャラが登場するのを心待ちにしている
778名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:31:47 ID:luZT3E/D
>>770
鬼畜までいく鬱は苦手なんだけど、ある程度の悲劇は話として美しい気がするんだよね。
悲劇の中で救いがあるのもいいし、他の話を読んだときにその内容の落差で両方とも
中身が一層光るという点で鬱も読んでみたいなってのがある。だから俺はギャグも大好きだし
矛盾してるけどキャラの幸せを願ってたりする。

ちょっと酔ってるから支離滅裂だったらごめん。
779名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:45:28 ID:bOH6q62j
>>774-778(アンカーが大雑把でゴメンw)
なるほど。
パラレルワールド的視点で、大好きなキャラの幸せな話も不幸な話も一通り観てみたい・・
という感覚は判るよーな気がしまする。

あと可愛さ余って・・・・なS指向もありかも。。
780名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:47:20 ID:7rafQhCc
"読者が、どうか怒りと悲しみのあまり最終巻を破り捨て、そのまま衝動的に
 『Fate/stay night』を再インストールし、彼女が救いを得るに至るまでを
 もう一度見届けずにはいられなくなるような、そんな物語を書き上げてみたい"

この、某筆者のあとがきを見て、なんとなくニュアンスは伝わるかな……?
781名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:55:03 ID:uf+BAeFH
>>776
ずっとそれを待っていた…あなたがネ申か!
782名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:56:43 ID:I8BgmvjD
こなたの触手モノは邪道?
783名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:57:42 ID:2NDYWWPl
どうみてもアリです
784名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:58:21 ID:qsNKQwyU
>>782
投下前に注意書きしとけばOKじゃない
つーか俺は鬱でもラブラブでも触手でも読むぞw
785名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:01:39 ID:fW3rcMOC
女子高生コンクリ事件並みに鬼畜な話じゃなければ
なんでもいけるんだZE
でも触手とかカオスだなww
786名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:03:00 ID:yWkLSInQ
>>782
ホモ以外なら大歓迎だけど注意書き忘れるなよ
787名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:03:04 ID:vb3L/O9A
エロゲやり過ぎで夢の中で触手に犯されるこなたwktk
788名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:05:56 ID:L+V1Hu74
あえて言おう


ショタ化とか希望してみる!!!!
789名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:14:48 ID:tZblVFXy
この流れの中でもこなた×かがみを待ち続ける俺は異端
790名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:24:31 ID:AoE9v1rl
触手は大好きだぜ
というか俺自体が触手になった
うねうね
791名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:27:20 ID:hJjpUpms
かがみとつかさが職種に教われる画像がある
792名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:28:22 ID:yWkLSInQ
>>790
俺昨日触手に尻の穴掘られた夢みたんだが
それお前だったのかもナ
793名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:29:07 ID:4zIi6EzF
ただひたすらに、百合を待ってみる。
794名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:38:08 ID:7cgO6GLn
こなた×かがみがここまで多いのは喜ばしいのだが
そろそろつかさ×みゆきがあってもいいと思うんだ
795名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:45:43 ID:GPxqiEej
みゆき総攻めで
796名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:47:21 ID:m4SZOz2k
つかさ×かがみという奇跡も見てみたいw
797名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:50:45 ID:cpDB8HyF
>>796
よっしゃ!!任せて!!

えっと今書きあがったばかりです。
こなかがと見せかけてつかかが。エロ有。鬱無。だけど文体は重いかもです。
798名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:52:09 ID:cpDB8HyF
私があなたの片割れじゃないことを悲しく思ったことがある。
私がもう一人のあなたじゃないことを寂しく思ったことがある。
何故……? もし……そうなら私は不安を抱かなかったのかな?
そうであったのなら……私はあの人の一部。いつでも私の中にもあなたがいると思えたのかな?
もしかしたら……なんで二つに分かれてしまっちゃったのかなと悲しむのかな?

私は……今まであなたが傍にいてくれたことがどんなに当たり前で嬉しくて……嬉しくて。
これから……これからもあなたの傍に私がいられるのかが何よりも……何よりも怖くて。


                 《I wish you were here》
                

                                                『らき☆すた』より
799名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:53:30 ID:cpDB8HyF
「……あれ?ここってどこだっけ?」
気が付くと知らない道を歩いていた。知らない街。知らない道。見知った空。
周りには人の気配も無く喧騒も聞こえない。……おかしい。
「……つかさ?…こなた?」
子犬のように私の後ろについてくる可愛い妹の姿も子猫のようにじゃれてくるこなたの姿も見えない。
……まぁ、こなたと子猫を同列に並べるのは失礼よね。子猫に。
「……なんてね。あれはあれで結構可愛いとこが……」
本人の前では口が裂けても言えないけどね。にしても……どこ?ここ?
まるで夢の中にでもいるかのような感覚。目に映る建物も空もどこかセピア調に感じてしまう。
しょうがないので歩き出す。困ったときはとりあえず事態が動くまで前進あるのみ!
「あるこーあるこーわた……うわ!!」
店員の居ないタバコ屋を通りすぎ交差点に入った瞬間に誰かとぶつかった。
あれ?今足音聞こえなかったような……。
「いたたた……すいません大丈夫でし……こなた?」
800名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:54:56 ID:cpDB8HyF
ぶつかった相手はこなただった。
「あ!かがみん探したんだよ!?」
私の顔を見たこなたが興奮した口調で言ってくる。
やっぱり迷子になってたみたいね。息を切らしてるこなたの姿に申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが入り混じる。
「ごめんね。なんか迷子になっちゃたみたいで。でもありがと」
尻餅をついたままのこなたに手を差し伸べながら感謝の気持ちを伝える。
私のことを必死で探し出してくれたんだ。これくらいは素直に口にできる。
でもこなたは微妙な表情で立ち上がると
「え?かがみん迷子だったの?」
と言ってきた。……待て待て待て。
「は?じゃあ何でそんなに慌ててたのよ?探してたんでしょ私を」
その言葉で思い出したのか興奮した面持ちで
「そうだよ!かがみんおめでとう!!」
「……えっと?」
誕生日は結構前に終わったわよね。つかさと私へのプレゼントを思い出す。
あれって予算的にもかなり差があったわよね?結構ショックだっだんだから……。
私の反応が鈍いのに疑問を持ったのか
「あれ?かがみん聞いてないの?」
「うん……なにかあったの?」
まぁ…こなたの様子から悪い話じゃなさそうだけど……。
「あの海原雄山が、かがみんを弟子として認めるんだって!!」
「はい?」
あれ?それって実在の人だっけ?……言われてみるとそうだったような…?
「待ってよこなた。なんで私なの?つかさの間違いじゃなくて?」
「なんでってなんで?」
「だって料理下手よ私。つかさなら分かるけど」
そうよね……流石に彩りがモノクロな野菜炒めなんて作らないけどお世辞にも上手とは言えない腕だし。
ううう。我ながら悲しい話だわ。
「料理?違うよ。料理の弟子なんかじゃないって」
「そうなの?じゃあ何の?」
私の疑問にこなたは……目の前にいるようで遠くにいるように感じる……こなたは一言で言い切った。
「ツンデレ」
801名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:55:00 ID:+fYUNdHr
つかさの元ネタ?の娘が生首もって訪ねてくるFLASHだったか何かを
こなた視点で

いや、単なる好奇心だ
802名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:56:03 ID:cpDB8HyF
「……夢?」
まだ暗い部屋の中で目を覚ます。まさか夢の衝撃で起きることがあるなんてねぇ……
「ったく、あいつは……」
結構あいつに言われてること気にしてるのかしら私。
「……ふぅ」
なんとなくこなたの顔を思い浮かべる。深夜アニメについて熱く語るこなた。ネトゲのやりすぎで眠そうなこなた。
ことあるごとに私をからかって笑うこなた。……なによ。私をからかってる時が一番好い顔してるじゃない。
「ん……」
無意識に伸びていた手が胸を刺激する。私なにやってるんだろ?何時から私……。
こなたがじゃれてくるのが本当は嫌じゃない。こなたが楽しそうだと私も何だか嬉しい。
これって………恋……なのかな?
「……んぅ。……あん」
たいして発育してない胸は私の手の平の中に楽に収まり手の動きに合わせて形が歪む。
友達を……同性の友人を想ってこんなこと……。
そう思うほど意識はドロドロに溶け始め手だけは別の意識を持ったように蠢き背中には心地よい温かさが……。
……ん?
「え!?」
一瞬にして意識を取り戻した私は慌てて振り返る。
「お、おはよーお姉ちゃん」
妹がいた。orz
「つ、つかさ!?ど、どうしてここに!?」
混乱気味な私の問いにつかさは頬をポリポリしながら
「えへへ…」
と笑った。えへへ…じゃないわよ。まったく何時の間に潜り込んだんだ?
「ねぇお姉ちゃん?」
「なによ?」
「続きしないの?」
「できるか!」
803名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:57:06 ID:cpDB8HyF
この娘は……。私のツッコミにつかさは心底残念といった表情を浮かべ天井を見上げた。
「つかさ……他に何か言うことは無いの?」
隣で双子の姉があんな行為を始めたんだ。正直それを考えるとこっちが気まずい。
「う〜ん。お姉ちゃんもそういうことするんだな〜って」
ううう。双子とは言え流石に恥ずかしい。こうなったら……
「そういうつかさはどうなのよ?言っとくけど内緒ってのは無しだかんね?」
私はつかさにも告白を強要した。こうして二人だけの秘密にしてしまえば少しは……。
答えるのに躊躇すると思ったけどつかさは
「さっきお姉ちゃんもって言ったよ?」
とあっさり言ってきた。……ん?
「へ?」
…そっか。『も』か。そう……つかさも……そういうことするんだ。
つかさのことなら何でも知ってるという自負があっただけに少し変な気分だ。
隣でまだ天井を見上げたままのつかさが私の知ってるつかさでは無いような錯覚に陥る。
いつまでも子犬じゃないのよね……。なによ…ちょっと寂しいじゃない。
「……」
「……」
しばし二人とも無言で天井の闇を見つめる。沈黙を先に破ったのはつかさだった。
「お姉ちゃん……聞いてもいい?」
「……なに?」
つかさの方を向き返事をする。つかさはまだ上を向いたままだ。
「一人でする時……どんなこと想像してるの?やっぱり好きな人とか?」
「うぐ……」
なんつーことを聞いてくるんだこいつは。
「別に……特にそういうのはないかな」
「ふーん……そうなんだ」
実際は……脳裏にあのアホ面……じゃなくてアホ毛……いやいや……こなたのニマニマ顔が浮かぶ。
顔が赤くなったような気がしてつかさから目を離し私も天井を向いた。この暗闇で見えるわけはないんだけど。
「つかさは?好きな人とか?……なんてね」
テレ隠しに冗談めかして聞いてみたのだが返ってきたのは
「うん。そうだよ」
心底意外な答えだった。
804名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:57:47 ID:cpDB8HyF
「嘘!?」
思わずつかさの方を向いて多少大きな声を出してしまう。
「もうそんな大きな声出したら皆起きちゃうよ」
「あ……ごめんごめん。で、本当なの?好きな人……いるの?」
恐る恐るといった聞き方になってしまうのは何故だろう。
そりゃつかさだって女の子なんだ。好きな人がいたって不思議じゃない。
でもそんなこと全然想像したことすらなかった。……想像すらしたくなかった?
つかさが私の質問に答えようとこちらを向く。ただそれだけの行為にすら妙な威圧感を感じた。
私は……つかさがこれからしゃべろうとしていることを聞きたく……
「うんいるよ?とっても大好きな人」
「へーそうなんだ。でもなんで黙ってたの?」
せめて私にくらい教えてくれてても良いのにという気持ちを忍ばす。
「……私だけの秘密だったから…かな?」
こなたあたりには話してたんじゃという心配は無用だったみたい。
「どんな人なの?その人」
いくらなんでも流石に誰とは聞きにくい。それにイメージを掴めれば検討が付くかもしれない。
しかし……どんな奴だ。私のつかさを……
未だ目が慣れないのかつかさの表情はこの近さでも読み取れない。
ねぇ?一体どんな顔で私に話そうとしているの?
805名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:58:38 ID:cpDB8HyF
「えっとね……とっても優しくて」
まぁ…妥当な線ね。
「恰好よくて」
ハンサム系?
「少し意地っ張りで」
素直じゃない奴なのかしら?
「髪が綺麗で」
ロン毛?……そんな奴いたかしら?同じ学校じゃないのかな。
「いつも傍にいてくれて」
やっぱり同じ学校?てか誰?
「困ってる時はいつも助けてくれて……」
なんで知らないんだ私。それなら知ってても良さそうなものなのに。
「………」
そこでつかさの言葉が途切れる。まぁ聞くかぎり悪い奴ではなさそうだけど。
「へぇ…なんか絵に描いたような奴ね。でも誰なの?私も知ってる人?」
私の感想と疑問に何故か小さくため息をついたつかさは
「そしてね……」
「うん?」
どうやら説明はまだ続くみたいだ。
「今私の横で寝てるの」
「へー」
なんだ。どうりで私に話してくれないはずだし私が知らないはずだ。こりゃ一本取られたね。ハハハ……
「……」
「……」
しばしの静寂。
って、ちょっっつかさ!?
思わず上体を起こそうとした瞬間つかさが私に覆いかぶさって押し倒される形になってしまった。
「……お姉ちゃん」
「つ、つかさ……えっと…本気なの?」
「本当だよ」
ようやく暗闇に慣れてきた目にはつかさの顔は普段と変わらないように見える。
まっすぐに私を見つめる目。嘘を吐いてるようには決して見えない。
「だって私たち姉妹な…んむ!?」
806名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:00:00 ID:cpDB8HyF
急に視界がぶれたかと思うと唇に柔らかいモノが押し当てられた感触がした。
っておい!
「つかさ!なにするのよ!」
つかさの肩を掴んで引き離し抗議する。だって……
「信じてくれた?」
「そうじゃないでしょ!……私初めてだったのよ!?」
唇に手を当てて恨めしげに妹を睨む。でもつかさはそれに怯むこともなく
「大丈夫。お姉ちゃん初めてじゃないよ?」
「は?」
まったく記憶にないんですけど……???
「お姉ちゃんがよく寝てる時に私が……何回か…テヘ」
可愛らしい笑顔でとんでもないことを言ってのける。
「テヘじゃないだろ〜」
数々の衝撃に眩暈がしてくる。
「まぁまぁ……それより……」
今度は何を言い出す気だ?この娘は。
「さっきの続き……私がしてあげるね?」
「へ?」
あっけに取られた私の顔を手に取り再びつかさの顔が近づく。
つかさの顔が……唇が……吐息が……私に……ってダメだって!
「つ、つかさ!待って!」
「もう……本当にお母さん達起きちゃうよ?お姉ちゃん困るでしょ?」
心底残念そうな顔されてもこっちが困るわ。だいたい……
「あのね……困るのはつかさも一緒でしょうに?」
私の指摘につかさの顔から笑顔……いや表情が消えた。……つかさ?
「やだな……私は困らないよ?」
「なんでよ?」
「だってもう私には後がないんだもん」
「……」
……やばい。すでに覚悟済みだこいつ。……少し寒気がした気がした。
807名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:00:52 ID:cpDB8HyF
「お姉ちゃん嘘吐いた……よね?」
私の目の前の唇が蠢き言葉が漏れる。視界は既につかさで埋まっている。
つかさの瞳が私を映している。瞳が……唇が……ん?…あれ?
「……嘘?」
何故だろう?段々と思考が鈍ってきたような気がする。
つかさの吐息が顔に当たってる。……つかさの吐息が私の肺に流れ込んでる。
だから息苦しいのか?こんなに……甘いのに。
「お姉ちゃん一人でする時……こなちゃんのこと考えてるでしょ?」
……なんだバレてたのか。何故か動揺はあまりしなかった。
私と同じシャンプーの香りがした。でもなんか違う……。
「知ってたの?」
「双子だもん」
「そっか」
……ならしょうがないか。
あ、この香り……シャンプーとつかさの香りが混じってるんだ。
シャンプーのミドルノートなんてあるのね……。
「でも……邪魔はしないから安心してね?」
「……え?」
「お姉ちゃんを私のモノにしようなんて思ってないよ?」
少し意識が浮上してくる。なんだ?つかさ…何が言いたいのよ?
なら……今のこの状況はなんなのよ?
「私を……お姉ちゃんのモノにしてくれるなら……私なんでもするから……」
「……つかさ」
頬に何かが零れ落ちる。
……もう。
「だから……傍にいて。私を置いてどこにも行かないで」
少し震えているつかさの体を引き寄せ抱きしめる。
震えている割につかさの体温はいつもより熱く…まるでつかさの想いが私に染み込むみたいで……。
つかさは……卑怯だ。
「じゃあ…お願いしようかな?」
「え?」
「続き……してくれるんでしょ?」
つかさを……可愛い妹を悲しませることなんて私が出来るわけないじゃない。
まぁ……この娘を一人占めってのも悪くない……かな?
808名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:02:26 ID:cpDB8HyF
「う、うん」
一瞬ビックリした顔をした後にようやくいつもの顔に戻ったつかさがパジャマの上から胸を触ってくる。
「……ん」
上手とは言えないけど……つかさが触ってると思うだけでなんか…
「ねぇつかさ。直に……して?」
「え?うん……」
返事をしたつかさはぎこちないない手付きで私のパジャマのボタンを外し……損ねてどうするよ。
「どうしたの?急にオタオタして」
「だって…本当にお姉ちゃんとこんなふうになるなんて」
涙を拭いながら笑顔でそんあこと言われると……あ〜もう!
しょうがないので自分でボタンを全て外し胸をつかさの前で晒す。
つかさに裸を見られるなんてよくあることなのに……かなり恥ずかしい。
嗚呼、顔真っ赤なんだろうなぁ…。
「ほら…これでいいでしょ?」
顔を横に背ける。ちょっとつかさを見るのも恥ずかしくなってきた。
「ありがと…お姉ちゃん」
なんかマヌケね。
「ん…ふぁ…あ…」
つかさが可愛い手で私の胸を包み込み優しく撫で始める。
うわ……それだけなのに凄く気持ち良いかも。
「んぁ…」
つかさは左手はそのまま撫で回し続け、右手は親指と人差し指で私の先を摘みクニクニと揉みしだきだした。
「くぁ…そ、それぇ」
つかさの手は柔らかくて温かくて……指は……あれ?少しべトついてない?
「あん……ね、ねぇつかさ?」
「な〜に?お姉ちゃん?」
手と指の動きを止めて返事を返すつかさ。少し息をついてから
「なんか……つかさの右手の指べトベトしてない?」
809名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:03:13 ID:cpDB8HyF
私の言葉につかさは私の胸から右手を離して少し考え込んでから
「え〜とね、この部屋に来る前に自分の部屋で……」
「ん?」
「お姉ちゃんのこと考えてたら我慢できなくなっちゃって……その……エヘヘ」
おい!!
「つ、つか、ヒャン!」
流石に抗議しようとしたけどいきなり乳首にキスされて中断してしまう。
「ん、チュプチュム。どうせすぐに色々とベタベタになるから大丈夫……おいし…」
そしてそのまま口に含まれ舌で転がされ舐めあげられる。
「ん!…ああぁ…」
「チュ〜〜〜」
「す。吸っちゃぁぁあ」
私の言葉が聞こえたのか今度は唇で乳首を挟んで指でするのと同じように揉まれる。
「くん、ああうあぁ…ぁ」
柔らかい唇の感触が乳首全体から伝わり思わず身を捩る。
「お姉ちゃん……敏感なんだね」
「ハァハァ…あ、あのね……うわ」
私の痴態を見たせいかつかさの目はトロンとして口は半開きで……まさに発情してるという表現がピッタリだ。
う〜ん。頼むから私の顔の上で涎を垂らすなよ〜なんて思ってたら唇を塞がれた。
「ん?!…んむ……プチュクチュ」
そのまま舌を入れられ歯や舌を舐められる。そしてそのままつかさの唾液も私の口の中に溜まっていって……
ンクンクンク……
つかさと舌を絡ませながら私とつかさのカクテルを嚥下する。
810名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:04:13 ID:cpDB8HyF
「ん……!?」
甘いキスを続けてるとつかさの右手がいきなり私のショーツの中に潜り込み開きかけたアソコに押し当てられた。
「ちょ、いきなり…」
そのままクチュクチュと既に濡れてしまってる処を弄られる。
「あ、あぁん…」
「嬉しい……お姉ちゃん私でこんなに感じてくれたんだ」
「ちょっ…変なこと…くぁ…」
うっとりした口調のつかさに文句を最後まで言うことも出来ずつかさの指に支配される。
「……しょっと」
「あ……」
急に指を離され思わず名残惜しそうな声を漏らしてしまう。
「お姉ちゃん……ほらこんなに……」
指に付いた私のをマジマジと見られ一気に顔が熱くなる。
「お、お願いだからそういうのは止めなさいよ」
「あ、ごめんね、お姉ちゃん」
そう言うとつかさは指を口に含んで舐め取った。
だから……そういうのを……
「う〜ん。私のと似てるけど……お姉ちゃんの方が少し味が濃いかな?」
「つかさ……わざとやってるでしょ?」
「そんなことないよ〜エヘヘ」
そう言って可愛く笑うつかさ。まったく可愛く笑えば何でも許されるとでも思っているんだろうか?
……許しちゃうんだろうなぁ。
私たちの未来を一瞬垣間見たような気がして暗澹たる気分になる一方で意外に嫌じゃない自分に嫌になる。ハァ…。
「じゃあ今度はこっちね〜」
「え?」
考え事をしている間につかさは私の太ももの間に移動していた。
「下着が濡れて透けちゃってる……すご…」
「――!!」
もう……いや。
そのままつかさは私のショーツに指を掛け横にずらし私のアソコを黙って見つめる。
811名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:05:02 ID:cpDB8HyF
何秒くらいそうしていただろう?
過度に敏感になったソコはつかさの吐息にすら反応してトロリと染み出すのが自分でもわかる。
流石につかさに何か言おうとした瞬間に強烈な刺激に襲われた。
「んぁああぁ!」
いきなり敏感な粘膜のヒダに吸い付かれ思わず声が迸る。
チュプチューッという音と唇の感触がアソコに纏わり付いてるオツユを吸い取られてることを伝える。
「あ……あぁ……」
酸素不足の金魚のように口をパクパクしてしまう。
「……これがお姉ちゃんの……お口いっぱいにお姉ちゃんが、お姉ちゃんのが……」
つかさはつかさでなんかブツブツ言っていて……そろそろ正気じゃなくなってきてるような。
「くっぁぁあ!……ハァハァ…ぁあ…」
いきなり舌を捩じ込まれる。指すら入れたことの無い処への強烈な刺激に思わず腰を捩りつかさから逃げる。
「あん……もう」
困ったなぁといった感じの声を出すつかさ。悪いのは私かよ?
「ん…しょっと」
今度は逃げられないように両手で太ももをロックされてしまう。
「お姉ちゃんのは……フフフ…隠れちゃってるね」
812名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:05:54 ID:cpDB8HyF
ん?一体何の……!
「ん――!」
いきなり舌でクリを剥かれ私の一番敏感なトコロが外気に晒される。
そのまま剥きだしのクリをペロペロ――ッと舐めあげられ唇でハムハムと甘噛みされ、強烈に吸い出される。
私のクリはつかさの舌や唇がどういう風に自分を可愛がってくれてるか克明に鮮烈に伝え続ける。
「くん!くあ!つ、つか…あぁあ!」
「♪」
まるでお気に入りのドッグフードに夢中な子犬みたいなつかさ。これはこれで可愛いのがなんかむかつく。
「つ、つか……ふぁ…わ、わた…し…もう……ぁぁん…」
口を離して代わりにまた指で掻き混ぜながら再び私に覆いかぶさる。
「うん……まかせて」
グチュチュグと湿った音がさらに大きく部屋の中に響きわたる。
その音に呼応するように私の声も……
「あ、あぁぁああ、くぁああ…んむぅ!?」
大きくなりかけたところでつかさの唇によって塞がれる。
上と下を同時に攻められ更に息苦しさが私の意識を追い詰める。
舌が…舌に絡みつき、指が無遠慮に優しく攻め立てる。
「んむ――!!!」
そして……私の意識はつかさの体温を感じつつ急速に深淵へと沈んでいった。

「……んあ?」
我ながら間の抜けた声でベッドの上に身を起こす。
えと……私は半裸で隣にはスヤスヤと無邪気な顔で眠り続けるつかさが……。
そこで一気に昨晩の記憶が脳裏に舞い落ちる。
「うわぁ……」
色々な一線を一晩で飛び越えてしまったことに思わず天を仰ぎ嘆息する。
「ん〜〜。あ、お姉ちゃんおはよ〜」
布団の中で伸びをしたつかさは私に気付くといつもと変わらない様子でコロコロと笑う。
私はその笑顔を恥ずかしさで直視できず思わず目を逸らす。
「あれ?どうしたのお姉ちゃん?」
……あんたね
「それはこっちのセリフよ!?なんでそんなに普通にしてられるのよ?」
私の心情的には慟哭に近い問いにつかさはキョトンとした顔をして
「だって私はお姉ちゃんのモノだもん」
さも当然のように話すつかさに軽く眩暈を覚える。
どっちがモノだか分からないわよこれじゃ。
「もう少しだけ寝る」
そう言って横になるのが精一杯だった。
813名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:06:55 ID:cpDB8HyF
二人で天井を見つめてる。
布団の中でつかさが私の手を握っている。
こういうところは本当に昔から変わらない甘えんぼのままだ。
……そうか甘えんぼか。
「つかさの甘えんぼ」
「え?」
聞き返すつかさに昨夜のお返しとばかりに言ってやる。
「この甘えんぼ。私がつかさを置いて何処か行くわけないでしょ。なにを心配してるのよ?」
なんとなくつかさの私に対する想いの正体がわかったような気がした。
「だってお姉ちゃん……こなちゃんのこと……」
私の手を握る力が少し強まる。
「だからってつかさを一人にすると思う?この私が」
「そう……そうだよね」
少しつかさの目は潤んでるのは突っ込まないことにした。
「そうそう」
「……」
「でも昨夜の責任はとってもらうからね?」
「え?」
「目覚めちゃったわよ。妹相手に思いっきり」
「アハハハハハ…」
まったく笑い事じゃないわよ。

「ところで…こなたとのこと応援するってのは本気だったの?」
ずっと疑問だったことを聞いてみる。
「……うん」
「なんで?」
つかさは少し寂しそうな笑顔を浮かべると
「こなちゃんだからかも」
「……」
私は黙ってつかさの想いを聞き続ける。
「こなちゃんはお友達で嫌いじゃないし……もし他の人だったら絶対嫌だった」
まぁ…分からないでもないけど。自分が認めた男に娘を嫁に出すような感覚かな?
「それにこなちゃんだったら……私を一人にしないでくれるかなぁって……」
少し顔を赤くして話すつかさ。
なんだ……つかさもこなたに気があるんじゃないか。そういうことなら……

「ねぇ……応援なんて言わずに二人でこなたの奴を堕とさない?」
答えは聞く前から分かっていた。だって姉だし。
814名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:07:48 ID:cpDB8HyF
同刻in泉家
「いくよー『泣符』首吊りニポポ人形!!」
自信満々といった顔でゆーちゃんが手札の中から一枚のカードを引いた。
なかなかに強力な攻撃だねぇ。ゆーちゃんも上手くなったもんだ。だ・け・ど…
「ふっふっふ。甘ーい!トラップ発動『掘符』万世戻り…はっくし!!」
何!?急に背筋に悪寒が……?
「どーしたの?風邪?……大丈夫?」
心配そうなゆーちゃんの顔に多少萌えつつ
「大丈夫大丈夫。ちょっと悪寒がしただけだから……」
と安心させる。実際今はなんともないけどあれはなんだったんだろ?
「ならいいんだけど……」
 
少女が自分の身に振りかかる運命を知るのはもう少し未来のお話。

                             END
815名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:09:26 ID:MxfpUMFq
早く… 早く続きを…!
816名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:10:27 ID:cpDB8HyF
以上です。お目汚し失礼しました。

それと遅くなりましたがリレー小説のラスト(鬱じゃないほう)に過分なるお褒めの言葉を頂きありがとうございました。
817名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:11:58 ID:cpDB8HyF
>>815
例えワッフルワッフル言われても3Pモノは書いてませんです。申し訳ない。
818名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:15:50 ID:vb3L/O9A
これだ!これだよ!!
俺が待ちに待ってた姉妹百合物はこれなんだ!!
もうまさに>>797

         / ̄ ̄ ̄フ\               _       ノ^)
       // ̄フ /   \            .//\     ./ /
      //  ∠/  ___\___  __//   \   / (___
    // ̄ ̄ ̄フ /_ .//_  //_  /      \./ (_(__)
   // ̄フ / ̄////////////         |  (_(__)
 /∠_/./ ./∠///∠///∠//      ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/       (´ー` ( ( (_(___)
\    \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \  _   /⌒ `´  人___ソ
  \    \ \フ / ̄\ \ .//\  //\ / 人 l  彡ノ     \
   \ _  \//___\/∠_  //   < Y ヽ ヽ (.       \
    //\///_  //_  ///     人├'"    ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   //  //.////////∠/      ヽ-i ヽ__  ヽ
 /∠_//./∠///∠// .\\       `リノ ヽ |\  ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\      c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
819名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:15:56 ID:m4SZOz2k
三分で俺の奇跡キタ−−!
俺の奇跡テラカップラーメンwうぇww

職人さんGJ!!!(´∀`)b
820名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:16:57 ID:GPxqiEej
いいわぁ……アブノーマル一直線だわぁ



ってか逃げてー!こなたん逃げてー!
821名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:17:30 ID:C81H21qL
ここ最近泣いたり笑ったりして
このスレは疲れる


抜けねええええ!!!
822名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:19:09 ID:Geq1GeQp
乙です
姉妹ものもやっぱりいいですな、最後のオチも噴いたww


いい作品の後にどうかと思ったけど、ひとつ投下させていただきます。
容量が心配ですが・・

非エロ、かがみ→こなた
823名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:20:23 ID:Geq1GeQp
 「・・よし。今日はこんなもんかな」

 ペンを机に置き、大きく伸びをする。
 柊 かがみは、月末に大学に提出するレポートを書いている最中だった。
 まだ梅雨の季節には半月ほど早いというのに、今夜は少し蒸し暑い。
 陵桜学園高校を卒業してから2年あまり経った、ある1日―


 ふと時計を見ると、もう日が変わっている。・・集中すると時間って忘れちゃうものね。
 レポートを書き始めたのが9時前だから、かれこれ3時間は机に向かいっぱなしだった事になる。

かがみ (ちょっと張り切りすぎたかしら。あんまり眠くないな)

 1階に降りて、冷蔵庫から麦茶の入ったペットボトルを取り出し、一気に飲み干す。のどを気持ちのいい冷たさが通り過ぎる。
 家族はもう寝てしまったようだ。リビングに明かりは点いていない。
 音を立てないように台所の戸を閉め、ゆっくりと自分の部屋に戻る。

かがみ (やっぱり眠くならないわね。仕方ない、続きでも読みますか)

 布団に入り、枕元に置いてある1冊のライトノベルを開きながら手探りで電気スタンドを点ける。
 かがみは元々ライトノベルが好きで、よくこうやって寝る前に読みふける。今日手に取ったのは、特にお気に入りのものだった。
 普通の女子高生たちが普通に送る、何の変哲も無い学校生活。
 そんなエッセイじみた物語の中に、かがみは高校時代の自分たちを当てはめていた。

かがみ 「あの頃は本当に楽しかったなあ・・。いつも皆がいて、いつも笑っていて、いつも・・・・」

 懐かしさとともにページをめくりながら、いつの間にかかがみはまどろんでいた。


824想いの一方通行 (2/7):2007/06/09(土) 01:21:16 ID:Geq1GeQp
 「―ちゃん、お姉ちゃん?」
かがみ 「!?」

 つかさ? どうしたんだろ。あー私寝ちゃってたんだ。
 目を擦りながら、かがみはベッドから・・・・起き上がろうとしたが、なぜか体は勉強机に向かっていた。

かがみ 「あれ? 私、ベッドで本読みながら眠くなって、そのまま・・あれ?」
つかさ  「お姉ちゃん、勉強のしすぎだよ・・」

 時計は、1時少し前。眠ってから数分しか経ってない。

かがみ 「寝ぼけてたのかなあ? まあいいわ、それよりつかさ、何か私に用事でもあったの?」
つかさ  「ううん、最近お姉ちゃんずっと机に向かってるから、差し入れとかどうかなと思って」

 見ると、床の上には軽い夜食とつかさ手作りのクッキーがあった。
 そういえば、晩ご飯ちょっと控えめにしてたっけ。体重、増えないよね。・・ね?

かがみ 「ありがと、いただくわ。つかさも一緒に食べる?」
つかさ  「いいの? それじゃ、取り皿持ってくるからちょっと待ってて」

 つかさが立ち上がり、1階へと降りていく。
 つかさは高校を卒業した後、調理関係の専門学校に入った。調理師を目指す事にしたらしい、家族も私も賛成した。
 好きな事だからだろう、誰も手伝えないような勉強も何とかこなしていた。最近は母さんの代わりによく台所に立っている。

つかさ  「お待たせー」
かがみ 「ん、それじゃ食べましょ。今日の献立は何?」
つかさ  「えへへ、新メニュー。お姉ちゃんが美味しいって言ってくれたらレシピに加えるつもり」
かがみ 「ほほう、私をうならせられるかしら?」

 箸を取り、取り分けてもらった新メニューとやらを食べてみる。
 見た目は普通のサラダっぽいけど、ドレッシングかな? いい香りがするのよね。
 口に運んで味わう。つかさもひと口食べる。

つかさ  「どう?」
かがみ 「ん、参りました。美味しいわよこれ。どんなドレッシング使ったの?」
つかさ  「ごめん、色々試してたらいいのが出来たからちょっと味見してもらおうと・・」
かがみ 「私は人柱かい」


825想いの一方通行 (3/7):2007/06/09(土) 01:22:19 ID:Geq1GeQp
 あっという間に差し入れは胃に収まった。クッキーをつかさより5枚多めに取ったのは秘密。

かがみ 「ごちそうさまでした、と」
つかさ  「おそまつさまでしたー。   なんだか、懐かしいね」

 空いた食器を重ねながら、つかさが口を開く。

つかさ  「まだ高校にいた時も、お弁当作って学校に持って行って、こうやって一緒に食べたよね」
かがみ 「あーそんな事もあったっけ、本当に懐かしいわよね」
つかさ  「お姉ちゃんと私は手作り、ゆきちゃんは残り物だけど豪華なお弁当、こなちゃんはいつもチョココロネだったっけ」
かがみ 「・・あんな時も、あったのね」

 少し記憶をさかのぼる。いつも皆と一緒に行動していた、高校時代。

 待ち合わせによく遅れてきたこなたのせいで、そうそうのんびりできなかった登校。
 いつもマンガやアニメの話題ばっかり振ってくるこなたに困惑しっぱなしだった休み時間。
 栄養が偏ると言っても聞く耳を持たず、学食以外ではチョココロネ皆勤賞だった昼食。
 とうとうこなたが自分で宿題片付けたところ、見られなかったな。

つかさ  「お姉ちゃん、さっきからこなちゃんの事ばかり話してるね」
かがみ 「そりゃそうよ、あいつはいつでも・・ええぇっ!?」
つかさ  「どんな話をしててもすぐにこなちゃんの話になってるもん」
かがみ 「・・・・」

 かがみはほんの少しだけ赤くなり、慌ててそっぽを向いた。つかさは不思議そうな顔をしている。
 だが、すぐに二人の表情は暗くなった。

つかさ  「こなちゃん・・どうしちゃったんだろうね」
かがみ 「知らないわよ。あいつの事なんか、もう―」


826想いの一方通行 (4/7):2007/06/09(土) 01:23:28 ID:Geq1GeQp
☆☆

 ―卒業式。私たちの母校、陵桜学園高校の、卒業式。
 皆、それぞれの思いを抱えて巣立っていく。校門の前で私たちは、いつものように話し合っていた。

かがみ 「色々あったけど、今日でこの学校ともお別れね」
つかさ  「分かってるんだけど、もうこれきりだと思うと寂しいね」
みゆき 「そんな事はありませんよ。たまには皆さんで顔をそろえて先生方に挨拶に来たりもできますし」
かがみ 「そうね、もう二度と来られないって事は無いんだし。同窓会みたいな感じで集まったりさ」
つかさ  「そうだよね、また会いたくなったら会えるんだよね」

 やわらかい風が足元を吹き抜ける。春一番には少し早いが、気持ちのいい風だった。

こなた  「でさあ、皆は卒業してからどうすんの?」
つかさ  「私は、調理関係の学校に行くよ。好きな事を思いっきりやってみたいから」
みゆき 「私は、医学部で医療について学び、そこで得た事を将来につなげようと思っています」
かがみ 「うーん、私はやっぱり、大学に行って法学部専攻かな。みゆきとは学校違うけどね」
こなた  「おやおやかがみさん、同じクラスになりたくて選んだ文系なのにそこまで引っ張りますか」
かがみ 「それとこれとは関係なーい! あれは、つまり、その・・・・そういうあんたはどうなのよっ」
こなた  「え? んー実はまだこれと決まっている訳じゃないんだよね」
かがみ 「ひどすぎる・・普段からしっかりしてないとは思ってたけど、まさかこれ程とは・・おじさんが可哀想になってきた」

 かがみはよよとわざとらしく崩れ落ちながらこなたをジトッと見つめる。

かがみ 「念のために聞いておくけど、いつか言ってた【寄生したい】って言葉、本気じゃないわよね・・?」
こなた  「うお、そこまで堕ちちゃいないよ、かがみんひどっ」
かがみ 「いい? 電話やメールで連絡取ったりは出来るけど、これからはそうそう自由に会えなくなるのよ? お互い忙しい時期だし」
こなた  「分かってるよー。誰にも迷惑はかけないし、先の事も考えてるからあんま怒んないでよ。せっかくの卒業式なんだし」
かがみ 「ふー・・まあいいわ。今ちゃんと皆聞いたんだから、その言葉に責任持って、しっかりやんなさい」


こなた  「むふふー。     ・・私ね、かがみと過ごし――」
かがみ 「え?」
こなた  「――えに行くから、ずっと待ってて」


 こなたの声は、急に強く吹いた風にほとんど持っていかれてしまった。最初と最後、あとはところどころしか聞き取れなかった。

かがみ 「こなた、ごめん、よく聞こえなか―」
こなた  「いい天気だし、皆でどっか遊びに行かない?」
つかさ  「うん、行こうよ。高校生活最後の思い出だね」
みゆき 「では、ちょっと歩きましょうか。どこへ行くのかも決めながら色々話せますし」
つかさ  「そうだね。お姉ちゃん、行くよー?」
かがみ 「う、うん・・」


827想いの一方通行 (5/7):2007/06/09(土) 01:24:58 ID:Geq1GeQp
 卒業してからもしばらくの間、私たちは電話やメールで時々は連絡を取り合っていた。
 今日はこんな事があった、休みの日はこんな事をする予定、応援や励ましのやりとり、などなど。
 会う頻度はめっきり少なくなったが、私たちの交流は在学中となんら変わることはなかった。少なくとも半年間は。


つかさ  「お姉ちゃん、こなちゃんの携帯番号知らない?」
かがみ 「はあ? 物忘れ激しいにもほどがあるわよ・・携帯のアドレス帳に登録してあるんじゃなかったの」
つかさ  「うん・・でも、これ見て・・・・」

 つかさが差し出した携帯。画面には、呼び出し画面が映っていた。
 存在しない番号にかけた時に聞こえるあのメッセージを流しながら。

かがみ 「勝手に番号変えたのかしら? 私のからもかけてみるわ」

 同じだった。無機質な応答者がメッセージを繰り返すだけだった。

かがみ 「メールで文句言ってやろ。番号変えたんなら、ちゃんと教えなさいよ、まったく・・」
つかさ  「お姉ちゃん、あの、その・・メールもね、同じなの・・」
かがみ 「え・・どういう事・・?」

 もう一度、つかさの携帯を見る。送り返されてきたこなたへのメールが、そこにあった。

かがみ 「・・こなたの家にかけてみましょう。自分から連絡手段を絶つなんて、何考えてるのよあいつは!」

 かがみはこなたのとった行動に憤りながら、こなたの家に電話をかけた。すぐに、こなたの父、そうじろうが電話をとった。

かがみ 「もしもし、こなたのおじさんですか? 私、柊 かがみです。あの、こなたは今家にいますか?」
こな父  「―こなたは、この家にはもう・・そうか、友達にも自分からは何も言わなかったのか」
かがみ 「? どういう事ですか?」
こな父  「卒業して間もなく、こなたは家を出て行ったよ。  一人暮らしをする、だと。行き先も言わず行ってしまった」


 (何? おじさん、今何て言ったの?)

 ―私たちは卒業した後も、1ヶ月に1回程度は直接会う様にしていた。お互いの事を忘れないために。
 皆、その日には時間を取ってちゃんと集まってくれた。こなたも、もちろんその場にいた。
 だけど、集合場所は喫茶店やカラオケボックスなどで、それぞれの家に上がり込んだりというのはなかった。
 話している時も、誰も一人暮らしの話すら持ち出さなかった。こなた、あんたは何でいきなりそんな事を・・相談もしてくれずに―

こな父  「立派にできるから心配するなと言って出て行ったんだ。あと、絶対に誰にも言わないで欲しいとも、言っていた」
かがみ 「・・・・そうですか」
こな父  「集まって遊んだりした事とかは報告してくれてたよ。・・電話を使わず、わざわざ家に帰ってきて」
かがみ 「分かりました。・・ありがとうございました、失礼します」

 かがみは携帯を閉じた。つかさに一通りの事を話すと無言でベッドに入り、その日はもう起きてこなかった。
 つかさは泣きながら、みゆきの携帯に電話を入れ、自分が聞いた事を同じように伝えた。みゆきも、一緒に泣いていた。
 そうじろうは静かに受話器を戻すと、仏壇――妻、かなたに向かって呟いた。

こな父  「かなた・・こなたの事も、皆の事も、見守っていてくれよ・・・・。ごめんな、こなた。黙っててくれと言われたのに、喋ってしまって」

 飾られた写真は、何も答えないまま微笑み続けていた。


828想いの一方通行 (6/7):2007/06/09(土) 01:26:10 ID:Geq1GeQp
☆☆

 空の食器を間に挟み、かがみもつかさも押し黙っている。
 時計は1時半に近づこうかというところ。そろそろ寝ないと明日に支障をきたす時間だ。

つかさ  「こなちゃんには、きっと理由があったんだと・・思うよ」
かがみ 「・・・・」
つかさ  「やりたい事を頑張っているかも知れないし、落ち着いたらまた連絡をくれるよ、きっと」
かがみ 「・・・・」
つかさ  「じゃあ、私・・寝るね。お姉ちゃん、風邪ひかないようにね、もう夜遅いから・・おやすみ」
かがみ 「・・ねえ、つかさ」

 不意にかがみがつかさを呼び止める。部屋を出て行こうとしていたつかさは、その声に振り向いた。

つかさ  「何? お姉ちゃん」
かがみ 「考えてみると不思議よね、こなたって」

 かがみは床を見つめたまま喋り始める。しかし、それはつかさに話しているというよりは、自分に向かって話しかけている様にも聞こえた。

かがみ 「自分勝手で、マイペースで、普段はまるでやる気がないくせに言う事だけは一人前。
      寝坊して遅刻する、宿題はやってこない、ギャルゲーにネトゲに毎日がだらしのない生活。
      でも、そんなこなたの側にいると、何をするにも楽しかった。ううん、こなたがいるから、楽しかった」
つかさ  「お姉・・ちゃん?」
かがみ 「あいつと一緒に登校したいから、遅刻ギリギリでも我慢した。あいつともっと一緒にいたかったから、いつの間にか文系を選んでた。
      あいつと一緒にお弁当を食べたかったから苦手な料理も頑張った、あいつと―」

 そこまで一気にまくしたて、言葉が途切れる。
 ひと筋、ふた筋と、頬を伝う涙が通り道を作る。かがみは、静かに泣いていた。

かがみ 「私はね、つかさ。こなたと友達でいられて、良かったと思ってるんだよ。
      しょっちゅうドタバタしてたし、からかわれもしたけど、こなたといると、本当に楽しかった。
      卒業しても、いつでも会えて何でも話せる、そんな一生ものの付き合いをあいつとはしたかった。なのに・・」
つかさ  「・・・・」
かがみ 「こなたにとって、私は【ただの友達】だったのかな・・・・こなたは、私の事をそこまで想ってくれなかったのかな・・・・。
      私がそうだから強要するって訳じゃないんだけどね? でも・・こんな一方的な関係の立ち消えなんて、私はイヤだ・・。」


 ―私は、こなたの事が、好き。
 女同士だからとか、そんな表面だけのものでは図れない。高校時代をともに歩いた、いちばんの友達だから、好き。ただ、それだけ。
 でも、それはこなたには伝えられなかった。在学中も、卒業してからも、今までずっと。・・そして、これからも。


かがみ 「う、ん・・。  ・・あれ、もう朝?」

 窓ガラスから差し込む朝日を顔に感じて、かがみは目を覚ました。勉強机に向かい、ノートに覆いかぶさるように寝ていた自分の姿。

かがみ 「・・あれは夢だった、のかな」

 昔を懐かしんだあまり、見てしまった夢だろう。そう思いながら、かがみは立ち上がり、大学へ行く準備を始めようとした。
 と、机の隅にひっそりと置かれている写真立てに目が留まる。
 ・・卒業式の直後に皆で撮った記念写真。いつも一緒だった4人が、額縁の向こうで笑っている。こなたも、満面の笑みでピースサインをしている。

かがみ 「こなた。夢の中で言った事は、全部、本当だよ。」

 そう呟き、準備を済ませたかがみは、朝食を食べに1階へ降りていった。
 ベッドの上には、しおりを不恰好に挿まれたライトノベルが転がっていた。


829名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:26:51 ID:W9GXWHBS
ありそうでなかったつかかが…!
GJ!
830想いの一方通行 (7/7):2007/06/09(土) 01:27:33 ID:Geq1GeQp
 自分の中の想いに、やっと正直になれたあの日から、はや6年。陵桜学園卒業から実に8年の歳月がすぎた。


 つかさは、無事調理師学校を出て、免許も取得。今は市街のレストランで、オーナーの補佐として活躍している。
 ―1ヶ月に1回、予約を取って特製ランチを食べながらつかさといろんな事を話すのが、私の最近の楽しみ。
 みゆきは、新しく出来た大病院で、子供やお年寄りを相手に女医として頑張っている。
 ―ただ、歯科には近寄らないって、あんたも立派な医者でしょ・・まあ、みゆきらしいといえば、らしいわね。
 そんなこんなで、皆はそれぞれの道を進み始めている。

 かがみも、今は新人弁護士。どうやら最近は、被告側に厳しく原告側に甘いという、なんとも分かり易いスタイルの弁護士が流行っている様だ。
 もっとも、当の本人は知る由も無い。知らない方が、幸せかもしれない。


 今日は早めに仕事を終え、かがみはいつもの場所に向かった。新刊の発売日だ。
 お目当てはあのお気に入りのライトノベル。口コミや雑誌で評判を呼び、いまや大ベストセラーシリーズとなっている。
 コミック化やドラマCD化もされ、幅広い層の注目をも集めている。

かがみ (こなたが見たら何て言うのかしらね。乗り遅れた! とか言いそう・・逆にどっぷりのめり込んでたりして)

 そんな事を考えながら、その1冊を手に取り、レジへ持っていく。
 この本を買う事だけが目的ではなかった。この6年、ずっと、用事の無い時でも通い続けた。ただ、偶然、ぱったりと、また会えると信じて。

かがみ (・・いるわけ、無いわよね。)

 ほんの少し気落ちしながら、ゲ○マ○ズを出る。梅雨も完全に過ぎ去っていないのに、太陽が眩しい。
 遠い昔にあいつと肩を並べて通った、この道をかがみは今日も歩く。


831822:2007/06/09(土) 01:28:49 ID:Geq1GeQp
以上で、終了です。
読んでくれた方、ありがとうございました。
832名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:30:21 ID:WIL8g1ZS
鳥肌が立ってしまったのは夜の寒さと眠さのためだけではないだらう
833名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:30:57 ID:ypo0Tk8J
ちゃんと風邪薬は飲むんだよ
834名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:33:09 ID:W9GXWHBS
GJ!

こなたはだらしがないように見えて実は色々考えてるタイプだと思う。
835名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:33:44 ID:sAJBvUTf
SS拾った!G−−−J!

>>806
これはいい姉妹レズ……
まさか、あのつかさがここまで積極的とは。一見おとなしそうな娘ほど内に情熱を秘めている、というのは真実だった!

>>831
そのライトノベルって、もしや……という余韻がいいですなあ。
台詞のところは、名前を入れなくてもよかったかもしれないスね。文脈でわかるし。
836名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:34:04 ID:GPxqiEej
GJ

こなたはだらしがないように見えてやっぱりだらしがないタイプだと思う
837名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:40:28 ID:Geq1GeQp
感想、ありがとうございます。

>>835
長文が多かったので、紛らわしくなってはいけないと思って付けました。
次の機会があれば、その部分も気をつけて書きたいと思います。
838名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:17:40 ID:M5GJD5oy
すまん。
原作読んだことのないにわかファンから質問。

こなたがラノベ作家になるってのは公式設定ではないんだよね?
いちゃもん付けとかじゃなくて純粋に知りたい。
839名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:18:35 ID:dClXninZ
>>797
待ちに待ってた姉妹百合物キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
切羽詰まっていつものほんわかイメージのまま積極的に行為に及んでるつかさと、場に流されつつも
所々で冷静にツッコミ入れてるかがみんが妙にリアリティあってイイヨイイヨー

>>822
これもこれでほろりとくる内容でGJ
最後来るかと思ったら結局来ないのねこなた
一体どこへ行ったんだ・・・まさかモロッk(ry
840名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:20:50 ID:WIL8g1ZS
>>838
そういう設定は無いね
841名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:21:50 ID:sAJBvUTf
>>838

公式設定ではありません。
「あふ☆いや」で勝手に創作した設定なんだけど、おそらく初出はもっと前にあると思います。
誰でも思いつくネタだし。orz
842名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:22:31 ID:XuRfYm/Q
最近コンプ買ってないから俺も知りたい。あの4人は卒業してそれぞれの道を歩き出したのかな?
843名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:23:59 ID:+fYUNdHr
ついでにいえば、かがみが薦めても「場面を想像するのが面倒臭い」との理由でラノベ(文章一般を?)自体を読まなかった
その後かがみの度重なる説得によって多少は手を伸ばしたようだけど

ノベル系のゲームはやってるかもしれない
844名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:38:45 ID:M5GJD5oy
あじゃじゃしたー。

なんつーか、個人的には公式でも全く違和感ないんだよね。
それが言いたかった。
845名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 03:08:36 ID:8jjd+rEv
黒井センセの口調がトレースできん…orz
皆さんはどうやっているんですか?
846名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 03:33:47 ID:dClXninZ
ヒント:なな子センセ似非関西人
847名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 05:28:53 ID:8jjd+rEv
>>846
そうか…僕は僕のフィーリングで書いていいんだ!
848名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 05:36:05 ID:Trxmw4U5
せやせや、あんたの思うように書いたらええ。
こーいうのは、頭であれこれ考えるんやない。心で感じるんや。
849名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 07:23:44 ID:MtQysDcF
こんなとこで何してるんすか、ななこ先生
850名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 09:42:55 ID:1wgNndwz
>>842
時間の流れを極端に減速中なので、まだ高校三年の冬。
コンプエースの方では開き直ってサザエさん時空、かな?
851名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 11:49:54 ID:sAJBvUTf
>>843
その後、
・CDドラマで場面を想像する楽しさを知った
・ラノベの奥付と前の巻の奥付を調べてかがみに突っ込まれた
というシーンがあるので、その後ハマってしまったという可能性はある。
食わず嫌いがある日突然覚醒する、というのはよくある話だし。

まあそれでも、「こなた→ラノベ作家説」は妄想の一つに過ぎないことに変わりはないけどねw
852名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 15:25:07 ID:GPxqiEej
メイン四人が完全にいなくなるという展開もそれはそれで面白いな>卒業後
とはいえキャラデザの時点でメイン勢含むバランス考えて創られてるから各々性格や立ち位置ガラッと変わるんだろうけど
853名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 16:21:16 ID:+UZ/eip2
原作に白石が逆輸入は……ないだろうな
854名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 16:42:06 ID:GPxqiEej
声のない白石に存在理由無いしなw
855名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 16:45:44 ID:Vs75D2KA
>>854
まさに真理wwww
856名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:00:12 ID:+Qs99Ns2
この分だと、万が一原作に白石が出ても谷口ネタ以外させてもらえないだろうなw
857名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:03:23 ID:yWkLSInQ
>>854
お前言ってはいけないことをwwww
858名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:04:46 ID:DFdUCsG7
>>852
卒業後の大学生・社会人組の日常+高校生組の日常が
相も変わらずゆるゆるまったり描かれる可能性もある。
859名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:38:56 ID:WIL8g1ZS
>>858
ちょっと見たいと思ってしまった
860名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:01:27 ID:MpPoDIf1
でもこなた達が陵桜学園制服を着れなくなるぜ
861名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:02:32 ID:BAu0WlVM
みんな散り散りになるからあんまりゆるゆる感はないと思う
埼玉なら自宅通いだろうからせいぜいかがみつかさの帰宅後の会話くらいしか見るとこねーだろうし
こなたはヒキオタニートまっしぐらだしみゆきはそれこそ付き合いが途絶しそうだし・・・

俺って夢がねぇなorz
862名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:09:27 ID:GPxqiEej
卒業組はシビアに高校組はまったり
863822:2007/06/09(土) 18:12:52 ID:Geq1GeQp
822です。
続きを書いてきたので、僭越ながら今一度投下させていただきます。
時系列は、夜中に投下した話のラストから繋がる形になっています。
名前を入れない方が・・という意見がありましたので、消してみます。前後の文章や言葉遣いで区別お願いします。


バレを少しだけ、先に話してしまいますが、上で話されているように[こなた=ラノベ作家]です・・。
過去にこの設定で書いた職人さんがたの作品とまるごと被る事は無いと思いますが、前もって言っておきます。
この設定もしくは作品自体受け付けないという方は、タイトルかIDをNGワードに入れてください。

非エロ、かがみ×こなた、純(?)愛
864カーテンコール (1/4):2007/06/09(土) 18:14:02 ID:Geq1GeQp
「ただいまー」

 玄関にはかがみの挨拶だけが響く。家には誰もいない。まだ夕方にもなっておらず、誰も帰っていない。
 リビングで簡単に着替えを済ませ、すぐに自分の部屋へ。さっき買った新刊を読むためだ。
 部屋に入ると扉を閉め、そのままベッドにダイブする。鞄から本を取り出し、早速読み始める。

 普通の女子高生たちが普通に送る、何の変哲も無い学校生活。
 かがみは懐かしさからこの本を気に入ったが、正直、今時こういうのは売れないんじゃないかと思っていた。
 表紙や挿し絵にいわゆる【萌えキャラ】を使い、ヒロインと最終的にくっつくという王道ストーリーが今は受けるのではないかとも。
 要するに、かがみが少しだけ古いタイプの人間という訳だった。

(話の構成は具体的でしっかりしてるし、内容も分かりやすいから人気もあるのかもね)


 母が帰宅し、夕食の支度ができる頃にはかがみは既に読み終わっており、買った時についてきたチラシや広告に目を通していた。
 眺めてはページをめくり、また眺める。何度かそれを繰り返しながら、かがみはある宣伝に目を留めた。

「うそ、この本アニメ化するのっ!?」
「ただいまー」

 かがみが素っ頓狂な声を上げたと同時に、つかさが帰ってきた。すぐに階段を上ってくる足音。まずい、聞かれた・・。

「お姉ちゃん、ただいま。大きな声が聞こえたけどどうかしたの?」
「あ、お帰りつかさ。ううん、別に何でもないよ。」
「ふうん。あ、そうだ。お姉ちゃん宛に、こんなものが届いてたよ」

 差し出されたのは、一通の封筒。おそらくダイレクトメールかと思われる。

「またダイレクトメール? つかさ、それ捨てといて」
「中身も見ずに早いよ〜! 見てから捨てたってバチは当たらないと思うけどなあ」

 と言いながら、つかさは勝手に封を開け始めていた。
 チラシに目を戻して、かがみがページをめくろうとした時、今度はつかさが声を張り上げた。

「すごーい! お姉ちゃん、試写会の招待状だって!」
「んーはいはい、試写会は捨てとい・・ちょっと待って!」

 かがみは立ち上がり、つかさの後ろから覗き込む。
 そこには、かがみの名前と日程、試写会に招待する旨の文章が書かれていた。・・こんなのが当たる懸賞か何かに、応募したっけ?

「いいなあ、試写会ー。私、まだそういうの行った事無いんだよ・・一緒に行きたかったなー」
「何言ってんの、一緒に行きましょうよ。試写会の招待状って、普通はペア招待なんだから。  ・・あれ?」

 書かれてあるのはかがみの名前だけ。ほかには誰の名前も書かれてない。つまり、これはかがみ個人への招待状という事になる。

「・・つかさ、残念だったわね。後で感想とか教えてあげるから我慢して、ね?」
「それは別にいいけど、やっぱりいいなー」
「くさらないの。で、肝心の内容はどんなのだろ・・?」


 もう一度、柊家から甲高い声が聞こえてくる。あのライトノベルの、アニメ化記念試写会の招待状だった。 


865カーテンコール (2/4):2007/06/09(土) 18:15:33 ID:Geq1GeQp
 6月30日、日曜日。天候・・曇りのち晴れ。
 少しばかり影が差した大通りを、かがみは歩いていた。先日届いた招待状に書かれていた、試写会が行われる日である。

(正直、届いた理由が分からないのよね・・アンケートに答えたわけでもないし、それらしい懸賞にも応募してないし)

 怪しいといえば怪しい。社名も差出人も書かれていない、ダイレクトメール風の封筒に入れられただけの紙切れ。
 本当は行こうかどうか迷ったのだが、せっかくもらったんだからとつかさに背中を押され、そのまま出てきてしまった。

(ま、いいか。つかさには感想聞かせるって言っちゃったし、話の種くらいにはなるわよね)


 電車を乗り継いで数十分、そこから徒歩でまた数十分。
 試写会の会場は、市民会館の様な普通の建物に見えた。その場所が町外れでなく、老朽化が進んでさえいなければ。
 一瞬かがみは場所を間違えたのかと思ったが、入り口の自動ドアの脇の簡易掲示板を見て安心した。

   【○○ 記念試写会 会場    柊 かがみ様】

 小さな不ぞろいの文字でそれは書かれていて、その横には道案内の質素な地図もチョークで添えられていた。
 かがみは一通り確認すると、建物の中に入っていった。

 案内された場所はすぐに見つかった。映画館の雰囲気にも似た、スクリーンと照明。幕は端っこが少しめくれている。
 100席ほどある中のひとつにかがみは腰を下ろし、周りを見渡した。   ―まだ誰も来てないのかな。ちょっと早すぎたかも。
 上映時間まで、あと20分あまり。薄暗い中、かがみはあらすじを確認しておこうと思い、持ってきた本にざっと目を通す。
 だが、時間が来ても、かがみ以外の人間はそこにはいなかった。幕がゆっくりと上がる。

 何度も何度も繰り返し読み続けた、お気に入りの1冊。
 長い連載を続け、本当に少しずつだが人気を獲得し、今では殆どの人がこの本を知っている。
 普通の学校生活に、歳相応な会話、誰もが望む平凡な日常、そんな風景を描いた原作が、アニメ化される。
 その前段階といった位置づけの試写会、それは思いのほか面白かった。


 ―うんうん、皆やったわよねこういう事。     え、嘘、どうしてそんな事言えるかなあ?
 どこにでもいるいる、こんな考え方する人。     あはは、やっぱり怒られたー。
     私も、昔はこうだったのかな―


 ブザーが鳴り、幕が静かに下りる。ほんのりと明るくなった照明の下で、かがみは拍手を送っていた。
 久しぶりに喜怒哀楽を表に出し、全てを素直に感じられた。そんな生き生きとした表情だった。

「なかなか面白かったわよ! 初期からのファンの私が言うんだから間違いは無いわよ!」


 ―つい声が出てしまう。これはいいアニメになりそうだ。他の皆にも見せたかったな。
 つかさは感情移入しすぎて手がつけられなくなりそうね・・みゆきとは原作と両方からしっかり感想語り合いたいな。
 こなたは・・・・あいつは割と何でも言うから、批判もしそうね。ラノベとは世界観が違うんだよ! とか言っちゃって。
 で、そこで私がすぐ反対するのよね―

 そんな事を考えながら、かがみはしばらくぼうっと座っていた。この余韻に、もっと浸っていたかった。
 ・・うん、そろそろ帰ろう。つかさにも教えてあげなきゃいけないし。
 そう思って立ち上がろうとした時、通路につながるドアが開いた。ここの人間か、もしくはこの試写会の関係者か。
 受付には誰もおらず、電気も点いていなかった。担当の人がいなかったか、貸切なのだろう。おそらくこの人は、関係者だ。
 まずはお礼を言って、ついでに私しか呼ばれてない訳も聞いてみようと、かがみは向き直りながら口を開いた。

「本日は、記念試写会にご招待いただき、真にありが――」


866カーテンコール (3/4):2007/06/09(土) 18:17:07 ID:Geq1GeQp
 振り向いた姿勢のまま、かがみは目を見開いて硬直していた。
 およそ適齢には見えない身長。足元まで伸びた長く青い髪、頭の先から1本はねたアホ毛。吸い込まれそうなほど透き通った大きな目。
 あの頃となんら変わる事なく、泉 こなたはそこに立っていた。

「本日はご来場いただき、真にありがとうございました。  って私のセリフじゃないね。久しぶり、かがみん」
「――あんた・・こなた? 本当に、こなた?」
「そうだよ、私だよ。いくら長い間顔を合わせてないからって忘れる事はないじゃん。私はこれでも―」
「・・一体、今まで、どこで何をしてたの? 勝手に家出ていなくなって・・心配したんだよ?」

 かがみは、こなたの目を見つめながら、泣きそうな声で言った。かがみの目からは、すでに涙が溢れ出しそうになっている。
 こなたに会えた嬉しさと、今まで我慢してきた寂しさが一気に膨れ上がってしまったようだ。
 しかしこなたは、反省するというよりは、どこかバツが悪そうに頭をかく。まるで、悪戯がばれて叱られている子供みたいに。

「その事は、謝るよ。ごめん。」
「今更そんな風に言われても、私は・・。もうずっと、会えないんじゃないかって思ってた・・」
「そんな事ないよ、かがみ。今だって、こうしてちゃんと話をしてるじゃん。お互いの目を見て、ね。
 それに、私はかがみにまた会えるって確信してたよ。約束、したしね」
「やく・・約束?」
「うん、卒業式の日にかがみに言った、アレだよ。私とかがみだけの約束」

 かがみは、あの日の記憶を手繰り寄せる。目にたまっていた涙は、少し乾きはじめていた。
 ―やわらかい日差し、皆の会話、こなたの言葉、急に吹き込んだ風・・そうだ。あの時、こなたが何か言っていた様な気がする。あれが、そうなの?

「・・ごめん、こなた。あんたの言う約束ってやつ、私聞いてないかも知れない。風にかき消されてよく聞こえなかった・・」
「な、なんですとおおおっ!? ちょ、それはひょっとしてマジで言ってるんですか? ・・それが本当ならとんだ人生の空回りだよ・・
 いや、忘れてたからかがみは心配したとか言って泣きそうになったのか・・確かに、覚えててくれたなら今頃デレ全開だったろうし・・」

 こなたが、訳の分からない事を呟きながらネガティブモードに入っている。それも、かがみも見た事が無いほどのオーラをまといながら。
 おそらくはこの【約束】が、こなたの今日までの行動の理由。それさえ聞かせてもらえれば・・
 かがみは、こなたに対してもう怒ってはいなかった。少なくとも、その約束とやらを聞かせてもらう方が大切だと思った。

「ちょっと気が引けるんだけど、その時にこなたが言った約束、何だったのかもう一度教えてくれない?」
「き、聞きそびれておいてそれはないよかがみん・・」
「いいじゃない、減るもんじゃないし。それに、教えてくれたなら、許してあげない事もない。かなり不本意だけどね」
「あのセリフをまた言わせる気ですか? こっちとしては顔から火が出そうだったんだからね? かなり本気入ってたのに」

 何を言いたいのかが分からないが、こなたとしては珍しくまともな言葉を口に出したのだろう。ますます聞いてみたい。

かがみ 「いいじゃない、教えなさい! お願い、このとおり!」
こなた  「あーもう、分かったよ。言いますよ言えばいいんでしょ。笑わないでよ、絶対に笑わないでよ」


867カーテンコール (4/4):2007/06/09(土) 18:18:21 ID:Geq1GeQp
 こなたは観念し、ゆっくりと深呼吸を始める。息を整えると、今度はこなたがかがみの目を見つめ、口を開いた。


     ――私ね、かがみと過ごした思い出を元に小説書くよ。かがみの好きなラノベでもいいや。
        全部書きあがったら、読ませてあげる。  初版持って迎えに行くから、ずっと待ってて――


「・・・・何をするにも、どこに行くにもかがみはいつもついてきてくれたよね。無茶言っても、わがまま言っても。
 私がからかうと、すぐムキになって怒ったりしたっけ。反対に、かがみにツッコまれると私は何も言えなかったりね。
 料理苦手なのにお菓子とか作ってくれたり、文句言いながらも宿題見せてくれたり。
 一緒にいて、よく分かった。かがみは、優しくて素直な女の子だなって。お世辞じゃないよ、本当だよ。
 そんなかがみを毎日見てて、私は思ったんだ。かがみと、ずっと一緒に歩いていきたいって。
 でも、かがみはもう将来の事を考え始めてて、そんな事言い出せなかった。言ったら、かがみはきっと悩むじゃん?
 かがみがどう思ってくれてるかも分からなかったしね。だから、卒業するまで言わなかった。これがあの時の約束と、私の気持ち」

 一気に言うと、こなたは息をついて上を向いた。息が苦しくて反射的にそうしたのか、恥ずかしさからそうしたのかは、分からない。


 ―そんなガラにもない事言うから、こなた、顔真っ赤だよ。   ・・なんだ、私の片想いなんかじゃ、なかったんだね。
 それにしても、聞かれても無いのにペラペラと。聞いてるこっちが恥ずかしかったでしょ。そういう所は昔から変わってないんだから。
 でも、私の事、そうやって考えててくれたんだ・・・・ありがとね―


「・・なるほどね。そういう事なら、許してあげるわ。最後にひとつだけいい? なら1巻を出した時に帰ってくればよかったんじゃないの?」
「かがみん、読んだなら分かると思うけど、まだあの本の中の登場人物は卒業してないよね? つまりは、そういう事。
      ちゃんと私たちと同じ道進ませてはじめて、完結するんだよ。  ・・なぜかメディア展開するはめにもなっちゃったしね」
「アニメ化の話にはちゃっかり食いつくんだ。どうにもしまらない約束だこと・・さっきまでのカッコいいこなたはどこに行ったのかしら」
「んふふ、このアニメの結末はね、卒業してからの私たちの事をそのまま使う予定なんだ。誰もが幸せになれる未来とは、みたいな感じでね。
 ・・かがみ、いい加減に涙拭いたら? せっかくのツンデレが台無しだよ」

 かがみの目からは、とめどなく涙が溢れていた。さっきまでの、感情が複雑に混じりあったものではない。
 言わなくても、同じ想いをお互いに抱いていた。ただそれだけで、涙の止まらない理由には十分だった。

「別にいいの、私の勝手でしょ。   それより、その約束とあんたの言葉は、その・・そういう意味と受け取っていいの・・かな?」
「あんな事誰かに言えると思う? かがみだから、ほかでもないかがみだから、私ははっきりと言えるんだよ。  【好きだよ】ってね」
「ま、またそんな恥ずかしい事を・・・・でも、想っててくれたんだね。よかった」

 かがみは、涙の痕を残した顔で、こなたに満面の笑顔を見せながら言った。こなたは、少し照れながら、それでもかがみに微笑みかけている。


 ―私とこなたは、ちゃんとつながってたんだね。姿は見えなくても、想い続ければそれだけで通じ合えている。
 ―こなた、この本面白かったわよ。全巻、しっかり初版だから感謝しなさい。あんたに言わせれば、これもひとつの愛って事なんだよね?
 ―帰ってきたのなら、何より先に言わなきゃいけない言葉がある。私がずっとずっと言いたくて言えなかった、たったひとつの―


      『・・ただいま」「・・おかえり』

 かがみの誕生日の、ちょうど1週間前。こなたからの、最高の誕生日プレゼントになった。
868822:2007/06/09(土) 18:20:54 ID:Geq1GeQp
以上、完結です。
読んでくださった方、ありがとうございました。
869名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:39:03 ID:z1SBSF24
かがみ×つかさキボン
870名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:42:05 ID:7BNASElz
>>868
この感動を言葉にして表せられたなら……

激しくGJ!!!
871名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 18:50:43 ID:BAu0WlVM
>>868
最近涙腺が緩くなっていけねえや・・・・GJ!
872名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 19:04:59 ID:rWgb/Tkq
>>868
これ以外にかける言葉などない
   _、_
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E) グッジョブ!!
フ     /ヽ ヽ_//
873名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 19:06:56 ID:2L7+kyQL
違うよ、これは汗だよ
目から汗が出たんだよ
874名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 19:47:36 ID:fI5ZO54a
俺の涙腺は間違いなく崩壊
875名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 19:51:44 ID:KsfiTcwp
>>868
電車の中で読むんじゃ(ry
876名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 19:52:39 ID:KsfiTcwp
スマン、あげてしもーた
877名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 20:07:45 ID:gxSduf5A
よく判らんが>>864の文章を読むと何故か目から汗が出て視界がぼやけてしまうんだ
ちょっくら目医者に行ってくるわ
878名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 20:53:24 ID:W9GXWHBS
GJの一言に尽きる作品。堪能させていただきました。
879名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 21:03:13 ID:Geq1GeQp
感想ありがとうございます。
文章のつながりには気をつけたつもりですが、もし違和感等を感じましたらそれっぽく読み替えてください。


30日の日曜日が今年から数えてちょうど6年目にしか無かったので2人の再開までが長くなりました・・
かがみんごめんなさい
880名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 21:50:45 ID:sAJBvUTf
うはああああああああああ
GJ!!そして再会おめ!!


このスレ、どこを向いても良作だらけだなあ……
881名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:04:21 ID:f8At/ln1
        ________ ノ`-、_,-一ー- ,_ _____________
                    _)  r'´ ,____ `★、
              ___ /^'~/フ´,r--、`、``'ヽ、`、 l i /, ______
            ━━━━/   .}i  {;;;;;;;;;;} .}:::u::r´`}、i|州|i/ム'__,,━━━━
  ┏┓  ┏━━┓     / U  ,!{  ゝ;__ノ ,ノ:::::::{ r^ヽ}` "=三__       ┏━┓
┏┛┗┓┃┏┓┃    /     i::::゙ミ、___,,ノ::::u::::! !;;;;} !,  、ミミ、、       ┃  ┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━,/     ,!i_j:::::::::::::::::::::::::::::::`、`´ノ`、'ミミ、,━━━━┓┃  ┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃ /     ,!:::::::u::::U:::::__:::::::::::::`´!  i`  `'      ┃┃  ┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗・{     メ-一ー-ー'T´   `>、:::::;ノ  |━━━━━━┛┗━┛
  ┃┃      ┃┃ _`、   ノ `>、,   `ー--'´ _,,>. v. .|_______   ┏━┓
  ┗┛  ──┗┛ ── '`-''´,r' ̄;r'/`ー-、__,,-'´ _ノ _,ノ─────    ┗━┛
────────────/::::::/ / __ノヽ_`ト=ニ-一''´──────
882名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:05:19 ID:1wgNndwz
>>864
粋なカーテンコールをありがとう。GJ。


つーか曜日まできちんと計算してたのか……やられた。
883名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:22:00 ID:cXOeULmq
6年ってそういうことか!スゲー
細かい仕掛けがあるSSっていいな
そういや、Lucky☆Starの粒の色がキャラの好きな色だったりしたっけ
884名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:50:23 ID:2L7+kyQL
空気を読まず投下

こなたはもてる。
本人は気がついていないだろうが、それとなく好意を寄せられている。主に女子を中心に。
大抵は運動しているところだけを目撃したり、一目見たその瞬間に心を射抜かれてしまったり、人懐っこい性格に惹かれたりして恋に落ちているらしい。時には男子でもころっといってしまう奴がいるが、これは大体特殊な趣味の持ち主だ。
なのでいくらもてようが彼氏が出来るようなことはないと思い、自分の気持ちは隠している。
言ってしまったら私たちの雰囲気を壊してしまうだろうし、こなたにも変に思われるだろう。
それに、こなたのことが好きなのは私だけじゃない。



いつも通りつかさたちのクラスに行くと、見慣れない男子がこなたと談笑していた。
「かがみさん」
つかさとみゆきが声をかけてきた。
「こなちゃんなんだけど、今日は一緒に帰れないって」
「え?なんで?」

「あの人と一緒に帰るって」


可能性がないわけじゃなかった。
だけど、心のどこかでまだありえないと思っていた。
半信半疑のまま、こなたに近づき、話し掛ける。

「こなた、この人誰?」

知らず厳しい口調になってしまったかもしれない。知らない男子が驚いた顔でこっちを見ている。
こなたは普段の軽い口調で答えた。

「ん?彼氏。つかさたちから聞いた?今日一緒に帰れないから」

「わかった」



眩暈がした。












885名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:52:15 ID:2L7+kyQL
帰宅した私はベッドに体を投げ出した。ゆっくりと脱力していく。

あのあと、ストーカーじみた行為だとはわかっていたがこなたたちを尾行してみた。
結果は、絶望を味わっただけだった。
手を繋いで歩いている姿。楽しそうに話している姿。一つのジュースを二人で飲んでいる姿。
どう見ても恋人同士のそれだった。

納得がいかない。私はずっと好きだったのに、なんであんなぽっと出の男にこなたを取られなきゃいけないんだ。
早く気持ちを伝えなかった自分に憤りすら覚える。

嫉妬からの行き場の無い怒りと空しさで何もする気がなくなったころ、ノックの音がした。

「お姉ちゃん…いい?こなちゃんのことなんだけど」


つかさが入ってきた。気分が重い。今一番聞きたくない話だ。
無情にもつかさは話を続ける。

「こなちゃん…あの人と一週間前から付き合ってるんだって」

やだ。

「趣味も合うから話しやすくて、いい人だって言ってた」

やだ。

「しばらくその人との時間を優先したいから、」

聞きたくない。

「私たちといる時間が減るかもって」



―――ああ。
やっぱり、聞かないほうが良かった。

「そう…」

こんなに悲しい気持ちになったのは初めてかもしれない。
何もする気が起こらなくなってきた。

「お姉ちゃんは、それでいいの?」

「そんなの、あたしが決めることじゃあないじゃない」

そう。こなたが決めたんなら、もうあたしにはどうしようもない話だ。
そもそも、女同士でなんて少しでも考えた私が馬鹿だったんだ。
なのに。

「わたしは、こなちゃんと一緒に居られる時間が減るなんて嫌」


引っ込み思案な筈の妹が、自分の感情をぶつけてきた。

886名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:54:24 ID:2L7+kyQL
「わたしと、お姉ちゃんと、ゆきちゃんと、こなちゃん。この四人で過ごせる時間が減るなんて嫌」

「――私だって、やだ」

私だって、嫌だ。
でも、しょうがないじゃない。こなたが――

「それがこなちゃんの選択でも、わたしの気持ちは嫌って言ってる。元に戻せなくても、諦めることだけはしたくない」

「こなちゃんが、って言うだけじゃなくて、お姉ちゃんの気持ちは?壊すのは簡単でも、直すのは難しいんだよ」


強い。
この子は、なんて強いんだろう。
私は現実に泣きそうになってただけだっていうのに。


そうだ。諦めない。私はこなたを諦めない。
私の、気持ちは。

887名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:56:07 ID:2L7+kyQL

次の日。
あれから一晩中台詞を考えていたおかげで寝不足だけど、心は決まったし、気分も晴れた。
つかさはというと、昨日の芯の強さはどこへやら、朝から電柱に頭をぶつけて涙目になっている。

「何かにぶつからないように前を見ながら歩いてたら足が引っかかって…」



こなたたちの教室に入る。
これから自分が言い放つことを考えるとドキドキしてきた。
青く長い髪の後姿を見つける。
…隣には、昨日の男子。

急に頭に血が上ってきた。
つかつかと歩み寄ると、和やかに話をしているこなたの肩を掴んで、こっちを向かせる。

「うわぉっ。かがみん、どした?」

いざとなると恥ずかしい。まっすぐ見つめられて、思わず言い淀んでしまう。

「ぅ…ぁ…その…」
「? 何も無いんだったら話してていい?」

こなたが男の方にを向き直ろうとする。
させるものか。

「いい、こなた。よく聞きなさい」
「いや、そりゃあ聞くけどさ」
「まず、私はあんたのことが好きだから」

あ、こなたが赤面してる。珍しい。


「だから、あんたに彼氏が出来たって諦めないし、本気だから女同士でなんて、なんて言わせないわよ」


「私はずっとあんたと一緒に居たいし、誰にも渡したくない。覚悟しときなさい、私、すっごい負けず嫌いだから」


言い終えて、ふぅ、と言葉を切る。

「とりあえずはそれだけ。なんか言ってみたら意外に短かったわね」

888名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 22:59:49 ID:2L7+kyQL
爆発しそうな心臓を抑え、なんとか平静を取り繕う。そして何故かこなたがプルプル震えている。
後ろでつかさも震えている気がする。一体なんだっていうのよ。

「か、かがみん…本音はそこまで私にデレだったなんて…!」
「お姉ちゃん…すごい」
「これが本当のツンデレですか…」

名も知らぬ男子まで。

「何?なに?なんだっていうのよ?」
「いや、つまりはねかがみん…」

プラカードを後ろから掲げるこなた。まさか…!?


「「「どっきりでしたー!」」」

言葉が出ない。

私の乙女心を返せ。





889名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:02:09 ID:2L7+kyQL
結論はこうだ。
彼氏なんてのは全部嘘、みゆきもつかさもグル、恋人っぽい仕草は全てカモフラージュ。
注意してみていればおかしな点はあったかもしれないけど、気が動転していて気づかなかったのかも。
ええい、笑うな。笑うなっつーのに。
…それにしても、恋人のフリは手が込んでいなかったか?



「いやー、照れるなー。まさかかがみが私のことをそこまでー」
「言うなっつの!それ以上言ったら殺す!」
「お姉ちゃん、気持ちに嘘はつけないよー」
「少しでもあんたを見直した私が馬鹿だったわ…」
「まぁまぁ、そんな怒らないで、かがみん」
「誰のせいだと思ってんのよ!」
「晴れて両思いなんだからいいじゃんー」
「…え?」

「だから、あたしもかがみのこと好きだよ」

あ、やば。
ちょっと、体、言うこと聞きなさいよ。あ、








…やっちゃった。
つかさも驚きに目を見開いている。
しょうがないじゃない、可愛かったんだから。

「いきなりちゅーとは…大胆だね、かがみん…」


本日2度目の赤面。これで全部チャラにしてやろう。

890名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:09:21 ID:PNvEowat
ん〜?終わり?
891名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:29:24 ID:uiE6Xr0M
こんなことに付き合ってあげた男子も
こなたと同じ趣味嗜好の持ち主とみたw
892名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:33:04 ID:zdeG1LV3
こういうのもいいね。
かがみんかわいいな。
893名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:36:54 ID:dClXninZ
かがみはいざ窮地に立たされると弱そうだ
その感じが出てて良い感じに仕上がってる
>>884氏GJだす
894名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:38:12 ID:fRKJNUS3
コーヒーの苦さではなくココアの甘さだったか。GJ。いいなあこの二人
895名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:41:36 ID:sAJBvUTf
かがこなの真骨頂だーーーー。
896名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:45:57 ID:rWgb/Tkq
と次の瞬間!なんとかがみが突然告白してきたではないか
これには流石の仕掛け人もびっくり。と、ここでネタばらし
「もう二度とかがみんをからかうことなんてしないよ」とこなた。

つまり何が言いたいかというと乙。
897名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:48:04 ID:Geq1GeQp
テンポよく、楽しく読めました
GJです
それにしてもこのつかさノリノリである
898名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 23:55:09 ID:u4FRIbTY
数日後、そこには元気にイチャつくかがみとこなたの姿が。

GJ!
899名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:10:17 ID:XPZyRjxR
>>896
ナレーションが脳内で再生されたwww

つまり何が言いたいかというとGJ!
900名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:11:32 ID:cUJ4p3Ea
>>115で一度投稿した者です。
ここで一本投下させていただきます…また短いですけど。

かが→こな。だけどこなた出てきません。
901親友への好意と親友の恋:2007/06/10(日) 00:12:16 ID:cUJ4p3Ea
「ほれほれ柊、ロッ○バスター!」
「チッ○スターの筒で遊ぶな!小学生かアンタは!」
「うふふ……」

ある日の柊家。
相変わらず子供みたいなことで騒ぐみさおと、
それに対しツッコむかがみ、
一歩退いたところで微笑むあやの。
その関係は5年間、変わることがない。
ただ――

「あんたってホントこなたと同レベルよね…こなたが二人いるみたいだわ」
「そこで『日下部が二人いるみたい』って言わねーのが柊らしいよなー」
「………どういう意味よ?」

中学生の頃に比べ、かがみがこうしてみさお達と遊ぶ時間は明らかに減っていた。
登下校、昼休み、休日…かがみは大抵こなた達と一緒にいる。
そして、こうしている今も、かがみは頻繁にこなたの名前を出す。
それがどういう意味かを知らないほど、みさお達も子供ではなかった。

「柊ちゃんって、本当に泉ちゃんのこと好きなんだなぁ、ってことだよ」
「んなっ!?何言い出すのよ峰岸!そ、そんなことないわよ!あんた達と同じで…」
「よく言うなー柊、クラス替えで私らのこと眼中になかったくせに」
「う…」

あやのの一言にうろたえるかがみに、みさおが追加攻撃。
さらに止め、とばかりに二人が突っ込む。
902親友への好意と親友の恋:2007/06/10(日) 00:13:10 ID:cUJ4p3Ea
「大体、私らのことは名前で呼んだことなんかねーくせに『同じ』ねぇ?」
「ぅぐっ…」
「それに…柊ちゃん、泉ちゃんにからかわれるの、楽しんでるよね?」
「そ、それは…」
「そーそー、私がやったら殴られるよーなことでもあっさり許してたりするよなー」
「うぅっ…な、何なのよ?さっきからあんた達…」

二人の指摘にかがみはろくに反論もできなかったが、
何故二人が唐突にこんなことを言い出したのかが分からなかった。
そしてその疑問を口にした途端…二人の顔が真面目なものに変わった。

「柊ちゃん…そろそろ素直になった方がいいと思うよ?」
「…え?」
「あのちびっ子のこと、好きなら応援ぐらいしてやるぜ?柊はその…友達…だしさ」
「だ、だから何で私がこなたを好きってことに…」

まだ自分の気持ちを認めようとしないかがみ。
だが…そんな彼女に、二人の親友は不安を隠せなかった。

「……柊ちゃんがそう思うなら急がせはしないけど…」
「…その態度が裏目に出ないといいんだけどな」
「…?よく分かんないけど…別にあんた達が心配するようなことじゃないでしょ」

そう言ってかがみはこの話を終わらせた。
…だが。




――その時のかがみには知る由もなかった。
二人のその懸念が…現実のものとなることを。
903親友への好意と親友の恋:2007/06/10(日) 00:14:30 ID:cUJ4p3Ea
次回予告

『さぁて、次回のらき☆すたは?』

かがみです。こないだお弁当屋さんにいった時に思ったんだけど、
「ノリ弁当のおかずだけ」って一体何の意味があるのかしら?
ごはんとセットじゃないと肝心のノリがなくなっちゃって。
一体何弁当なんだアンタは、って感じになるわよねー。
やっぱりこれって普段セットになってるものは片方だけだとダメってことかしらね?
次回、『反逆のかがみ』。

『お楽しみに』
904名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:30:32 ID:abDSxguG
>ノリ弁当
  |:::::::           i
  |::::::::    ⌒   ⌒ |
  |:::::    -・=- , (-・=-

905名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:35:40 ID:TKx4UrcD
>>903
わっふるわっふる
やっぱかがみんはこなた好き過ぎだなw
だがそれがいい。

>>904
お引き取りくださいw
906名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:45:49 ID:xY7TP8B7
どういうわけかこなたが子猫になってしまい、ひょんな事からかがみに拾われて帰り
かがみの膝の上で(=ω=.)な顔でナゴナゴしてる・・・・・・





・・・・・という夢を昨夜みた。
907名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:40:53 ID:sMluY3DC
>>906
貰った!!

こなたが猫になっていた。

いや、正確には猫耳と尻尾が生えた、が正しい。
その猫こなたは、何故かダンボールに入りうちの玄関の前に鎮座している。
どうせなら家の中で待っていて欲しかった。誰かに見られていたらと思うと気が気じゃない。

そんなご近所づきあいに人一倍気を配る私の考えなど知りもせず、ぬけぬけと言葉を発する猫こなた。

「拾ってにゃー、かがみん」
「…それは何なのよ」
「あれ?おかしいにゃー、わたしの計算では猫要素に我慢できなくなったかがみんが躊躇せず玄関先でおっぱじめる予定だったんだけど…猫耳属性なしか」
「…」

はぁ、とわざとらしく溜息をつく。
もう少しまともなアピールを期待したい。

「取りあえず私の部屋に行きましょ。こんなところじゃ落ち着いて話も出来ないし」
「ほほう、かがみんはわたしと二人っきりで話したいにゃ?」
「さっさと来い!」
908名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:41:51 ID:sMluY3DC
「なんか飲むでしょ?」
「んー、じゃぁ牛乳で」
「おい…確か市販の牛乳は猫にはあんま良くないんじゃなかったっけ?」
「いにゃー、大丈夫だと思うけどね」

ふさふさの耳と尻尾を揺らしながら概ねいつも通りに返答するこなた。
そしていつも通りに応対する私。人に猫耳が生えてノーリアクションっていうのもどうかと思う。
コップに1杯牛乳を注ぎ、先にこなたを向かわせておいた部屋へ。

ドアを開くと、ベッドでごろごろ転がっている青い物体。
段々猫化が進んでいるようだ。
あ、ベッドから落ちた。

「ふにゃー…」
「はい、牛乳。少しは落ち着きなさいよ」
「ん。…ぷはーっ。そりゃ無理な相談だよ。猫なんだから」

話の合間に一息で牛乳を飲み干すあたり、根本的なところは変わってないようで何より。

「で、いつからそうなったの?」
「朝起きたらもうこうだったよ」
「…病院とか行かなかったの?」
「だってめんどくさいじゃん」
「……本音は?」
「こんな萌え要素実体験の機会滅多にないから!」

びしーっと親指をたていい笑顔のこなた。
…なんかもう、こいつは。

「なんでうちの前に居たわけ?」
「かがみんならどんな私でも受け入れてくれると思ったから」

う。
不意打ちとは卑怯な…。

「ふ、ふん。他の人が最初に来たらどうするつもりだったのよ」
「まぁまぁ、照れない照れない」
「照れてないっ!」
909名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:43:11 ID:sMluY3DC
くそ。なんだかまたいいようにあしらわれてる気がする。
猫なら猫でこっちにも手がある。

急にこなたを抱き寄せ、頭と耳を撫でる。おなかに手を回すのも忘れずに。

流石猫だけあって気持ちよさそうな顔してるけど…なんかちょっとやらしいわね、これ。

「ふにゅー…。かがみん、尻尾もぉ…」

あーもう。可愛いなもうっ。
照れ隠しにわしゃわしゃと耳と尻尾を撫で回す。

喉なんか鳴らしちゃってーもうっ。
私が小動物に目が無いって知ってやってるのか。

しかもさっきからこなたの温もりと柔らかい体が私の理性を刺激してっ…!
限界!

「こなたっ…!って、あれ?」

…寝てる。

すぴー、と気持ちのいい寝息を立てて眠る猫こなた。
興奮が引いて穏やかな感情に変わっていく。


…まったく。

910名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:44:49 ID:sMluY3DC
終わり。
基本かがこな。
911名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:45:06 ID:Po4EIdAr
GJw萌えたw


なんか猫アルク思い出したのは俺だけでいい
912名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:47:58 ID:oJECkHd0
寸止めww

GJ
913名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:50:38 ID:6yP+PRdq
うわーおGJ
こにゃたかわいいよこにゃた
914名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:02:29 ID:Z2SyRznV
即席とかすげぇwwww
GJ!
915名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:03:23 ID:DD5rNRoS
こにゃたに全俺が鼻血
916名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:09:52 ID:JxgVaYV5
深夜にいいものを見た
GJJJJJ
917名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 04:53:06 ID:0bUAd+y2
これは素敵なかがこな。GJ。

ところでそろそろ次スレの季節だのう。
918名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 05:02:45 ID:g/476cRb
>>917
立ててきていいのかい?
919名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 05:17:01 ID:0bUAd+y2
>>918
490kb超えてるし、俺は緒事情で立てられんので、頼む。
920名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 06:37:58 ID:ro7ntW/F
>>918
よろ〜
921名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 08:00:23 ID:abDSxguG
もしもこなたがプロ野球選手だったら

「やっぱりパリーグだよね」
「どうして?ロ○テ?」
「いやぁ守備付くの面倒くさいじゃん」
「DHか!」

1番、サードベイスアー KONATAーIZUMI! ナンバーファイブ
922名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 08:38:52 ID:/ATryQQB
今度は2週間かからなかったか…
恐るべきはアニメ化の力よ…
923名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 09:18:33 ID:tZM7fEdf
>>921
個人的にはこなたは1番センターで

…パワプロでらき☆すたチームでもつくろかな(=ω=.)
924名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 09:34:25 ID:OVujj7Oy
>>918
SS抱えて次スレ投下待ちーっす。よろー。
925906:2007/06/10(日) 09:49:40 ID:xY7TP8B7
>>907
ぐは!お前さんは俺の夢か!(*´Д`)
他愛もない一言に速攻で夢投稿マジでありがとう!
速攻で保存シマスタGJ!
926名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 10:03:26 ID:Hy9+l3Kd
>>907
砂糖と卵白を少し混ぜると猫の乳に似せることが出来るんだっけ
それにしてもこの作者、GJである
927名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 10:20:05 ID:kLcpm/3f
918がたてにいったんだっけ?
いってないなら私立てるが
928名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 10:22:16 ID:kLcpm/3f
返事がなければ3分後にたてる。
929名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 10:25:18 ID:kLcpm/3f
重複してたらごめん。

らき☆すたの女の子でエロパロ 4

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181438664/
930名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 10:48:03 ID:OVujj7Oy
>>929
サンクス!さっそく投下してきますた。
931名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 11:31:53 ID:fFS1OoJb
>>921
スカイマークスタジアムって今でもその放送なのか?
最近行ってないからわからない
932名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:15:30 ID:sMluY3DC
>>921
もしこなたがプロ野球選手だったら


「今年の新人王はあいつで決まりだな…」
「どうやったら新人で、しかも女で三割七分も打てるんだ?」
「俺は高校時代から同年代の誰かに負けたと思ったことはなかった、だがあいつは次元が違いすぎる…」




こなた(あと安打20本でPS3…)
933名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:18:52 ID:xY7TP8B7
>>932
もしこなたがプロ野球選手だったら

「あ、録画し忘れた・・!じゃ、今日はこれで」
「お、おい待て!」

翌朝のス○ニチの見出し
天才新人王候補、三日目にしてクビ!!(か!?)←超小文字
934名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:19:56 ID:xY7TP8B7
あ、東ス○だったっけか・・・まぁいいやorz
935名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:27:29 ID:zMNnXIst
>>932
もしこなたがプロ野球選手だったら



つかさ「お姉ちゃん弁護士やめて女子アナ目指すことにしたみたい」
936名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:28:34 ID:5P3G59aa
・パワプロに出られるような選手を目指して奮闘、
 能力を上げて貰うために本業で奮起する。
・新作ゲームを買った翌日の試合で完封ペース勝利
・アニメを見るために球団の忘年会をすっぽかす
・好きなアニメの声をやっている人が結婚。次の日の登板で序盤でKO、2軍落ち。

いや、これらはある選手の実例ですが
937名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:42:17 ID:OVujj7Oy
>>936

ちょwww誰だそれwwww
938名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:44:07 ID:e/iGKhgm
>>937
今年アメリカに行った投手のうちの一人だなww
ちなみに一番最後に・好きなアニメの声をやっている人が結婚。次の日の登板で序盤でKO、2軍落ち。
で検索すればでてくるぞ
939名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:47:49 ID:OVujj7Oy
dクス。

って、井川か!予想通りだったw
940名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:55:37 ID:5P3G59aa
>>938
フォローd  「井川伝説」で出てくるね
こなたならこれに匹敵する伝説を残しそうだw
941名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:11:29 ID:OVujj7Oy
速攻で作ったよw

・小遣いは5000円だが、有明には10万以上持っていく。帰りの移動はバスや電車ではなくフェリー。
 学校帰りに電車でアキバまで行って同人誌&コミック&雑誌計25冊(11800円)の予想外出費。
・休みの日はネトゲーをしてる。『らっきー☆ちゃんねる』のプレゼントには折れたレバ剣を提供。
・そうじろう曰く子供の頃からギャルゲーをしていた。
・柊かがみ曰く学校から自宅までまっすぐ帰ったためしがないらしい
・PCとPS2は父親に買ってもらってゲット。陵桜学園に入れば買ってもらえるため奮起。
・にらめっこの時の顔が凄い
・「女の子らしく見えるよう髪を切らない」を継続したら、とんでもない長さになった。
・中間テスト終了後、何故かかがみ、つかさと3人で何故かケーキバイキングに食事に行く。
・ネトゲに没頭するあまり、BoAがグループではなく個人名であることは、最近になってようやく知った。
・ゲームヲタ。試験前のoff日、ネトゲでソロ狩りしている現場をななこ先生に目撃される。
・小神あきらから『らっきー☆ちゃんねる』の出演オファーの電話がかかってくるが「だるー、何もやる気しない……」と電話を切った。
・かがみに助言「壊れたPS用CDは冷凍庫に入れとけば直るらしいよ」しかしみゆきに「理論的にありえません」と突っ込まれる
・こなたにDSLiteにサインを頼んだら「白パンカラーはデフォだよね」といってサイン
・趣味「試験前に部屋の片づけ」
・黒井ななこに「髪を切れ!」と説教されたら、1センチだけ切ってきた。
・ボン太くんの着ぐるみにサインをもらう、満面の笑顔でツーショット写真
 なぜかドラゴンマガジン、ふもっふコーナーは泉こなた特集
・コンビニで「おーいお茶」を購入、千円札出しておつりは全部コミックにつぎ込む
・ドラクエ8は朝七時に並んで購入、学校は欠席
・アニメを見るために宿題をすっぽかす
・FF-XIの発売日当日は、物凄いスピードであっという間に帰宅。
942名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:51:35 ID:zIjvJG9E
>>941
あまりにも「そのまんま」じゃねえかw

>>935
「おーかがみん取材に来てくれたんだ」
「仕事だからよ!別にあんたに会いたいわけじゃないわ!」
943名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:06:51 ID:Z2SyRznV
>>935
みゆきさんは担当医、つかさは食事管理っすかwww
944SSまとめ 1/2:2007/06/10(日) 15:08:23 ID:3rI4D1gx
空想科学少女
>14-16

『5月28日、あんらっきーでい』
>46-48 >79-82 >83-85 >106-111

Loving Stars -episode2- (こなた・かがみ)
>100-102

大事なものは何ですか。
>115

『Welcome Back(お帰りなさい)』
>119-124

Girl and dog
>137-139

恋するロッテ黒井 (こなた・ななこ)
>143-151

よにもしあわせな、ブルーデイ。 (こなた・かがみ)
>200,202-205

体育の授業後 (こなた・かがみ)
>216-219

『ある日の風景』
>231

いつでもいっしょ
>249-256

ふたりのつながり (こなた×ななこ)
>283-290

ある晴れた昼下がり 〜やっちゃったんだZE (そうじろう×つかさ)
>311-314

21
>316-326

安らぎ求めて (鬱)
>346-352

あふ☆いや 〜らき☆すたAfter Years〜
  Episode 2. グラスの中の思い出
>445-448

替え玉人形 (鬱)
>463-468
 Bパート
 >606-610
945SSまとめ 2/2:2007/06/10(日) 15:09:29 ID:3rI4D1gx
柔らかな風が吹くこの場所で〜
>488

胴衣を着ているみwikiさんを妄想してみた
>507-511

つかさ
>518-521

俺とこなた
>549-554

胸いっぱいの愛のおおきさ  (こなた・かがみ)
>576-581

八月の星
>631-648

I wish you were here (かがみ×つかさ)
>798-800,802-814

想いの一方通行 (かがみ・こなた)
>823-830
 カーテンコール
 >864-868

無題 01 (かがみ×こなた)
>884-889

親友への好意と親友の恋 (かがみ×こなた)
>901-903

無題 02
>907-909
946名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:15:26 ID:3rI4D1gx
SSまとめサイトが問題無く機能しているようなので、
SSまとめはこのスレで終了です。


あと、次スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181438664/
947名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:18:53 ID:z//t4WT4
まとめ乙!
次スレ立ててくれた人も乙!
948名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 16:19:21 ID:wD0M34Zk
埋めショート

「ねーねー知ってる?」
「何を?」
「えっとね、5秒で済む会話で30分話できる二人は好き合ってるんだって。」
「へー。ていうかつかさ、そんな事どこで聞いたの?」
「…ねーつかさ」
「なに?こなちゃん」
「二人で二時間くらいだべれるわたしとかがみんはどーなるの?」
「なあっ!?」



「………夫婦、ですかね?」
「みゆき!?」
949埋め
 夜。よい子も悪い子も寝る時間。
 柊家のかがみの部屋。
 ベッドの上には、シーツに包まれた影。時折揺れる髪が、カーテンの隙間から差す月明かりに映えている。
「んっ……ん……」
 灯りを落とした部屋の中に、くぐもった声が響いている。
「は……ぁ……」
 寝間着姿のかがみは、下着の中に左手を伸ばし、自らの秘所を指先で擦っている。
 まだ未成熟なそこは、ぬるぬると滑るほどに潤んでいた。指を動かすたびに湿った音が漏れる。
 濡れた花びらやクリトリスをいじり、かがみは押し殺した声を上げる。
「ん……んぅ……」
 シーツを硬く鷲掴みにしていた右手を、まだ未発達な乳房に当てた。
 乳首の辺りにあるしこりを押しつぶすように、指先で摘む。痛みに息が漏れたが、それが快感でもあった。
「は、ぁ……こ…な…………」
 卑猥な行為に勤しみながら、かがみは閉じた瞼の裏に、親友であるこなたの姿を思い浮かべる。
「こなたっ……あ……んっ……んぁっ……!」
 頂きに達して、かがみの体がビクリと震えた。
「はぁ……はぁ……」
 脱力し、薄く目を開ける。
「こなた……」
 行為の最中に何度も呟いていた名を、もう一度呟く。
 仰向けになる。見慣れた天井が、ぼんやりと霞んでいた。
「……馬鹿だ、私は……」
 同性の友達を想像して果てるだなんて、何て恥知らずなことを。こなたが知ったらきっと軽蔑するだろう。
 だけどやめられない。体がうずくたび、こなたのことを考えながらしてしまう。何度も、何度も。
「本当に……馬鹿……」
 脱力感と罪悪感を胸に抱きながら、かがみは目を閉じた。