1 :
名無しさん@ピンキー:
>>1 何もネタが無い状態で立てても、立て逃げにしかならん。
二つほどネタは考えてあるがいかんせんキャラがまだわからん
本編もう少し観て各キャラのイメージが固まったらここに書きたい
まあしばらくはのんびりだな
イサ×ヤサ、ヤサ×イサどっちでもいいが、
ともかくそれが鉄板と思えるような展開になってくれれば神。
キャラと設定がもう少し見えてこないと、さすがに書きずらいわな
あと、この手の書こうとするとインナーの設定も気になるわけだが
とりあえず3話見る限り、イサコはブラしてないんだろか
キャラと世界観把握のためノーブラで小説版探したけど見つからない
ヤサコ「子ども達の噂によると、大黒市では最近、女子小学生の行方不明事件が多発しているそうです」
そういやフミエが「今時指紋の照合だけじゃ危ないわよ」とか言ってたな
セキュリティのハイテク化に伴い空き巣等の手口も高度化していったのか
指紋照合のみのロックが金沢に住んでいたことからの小此木家の習慣なら
単純に金沢に比べ大黒は一層の備えが必要な程度に治安が悪く物騒であるとも取れる
土地勘も危機感もなさそうなヤサコや人気のない場所を一人でうろついてるイサコは
変態破廉恥漢に狙われやすかろうな
ヤサコは太もも、イサコに至ってはノーブラだしな
意外と単独オナニーとかでも合うのかなあと思った
あとは犬、神社に入れば不可視、とかかなあ
12 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 16:44:25 ID:IrdnRFSp
>>9 指紋じゃねぇよ、声紋だよ。
あの後、モジョたちが声マネてはいってたでしょ?
ああ、そういえば「ただいま」って言ってたな。すまんすまん
ノーブラで待機
イサコは上着の丈が短くて、お腹(背中)がチラリと見えるのが良いわー
電脳空間と実体の関係付けがいまいちわからんのだが、以下プロット。
1.サッチーのボールがヤサコを追跡、メガビーで追い払おうとするもしまいにはスカートの中とか胸元に入りこもうとする。恥ずかしくて動けなくなったところにサッチー登場。
修復ビームで衣服を破壊、ヤサコはサッチーの大きな手で押さえ込こまれ……
2.好奇心旺盛な妹がオババのたんすから勝手に持ち出した電脳お札。使い方がわからずとりあえずヤサコにベタベタとはってみる。
最初は怒っていたヤサコだが、しだいに身体に異変が、貼り付けられた電脳お札のなかには、NHK教育では放送できない効果をもつものがあったのだった……
3.ちょっとしたミスにより電脳空間に閉じ込められてしまったイサコ。
ウィザード級の腕をもつ彼女だったが、電脳空間内でのイリーガルの力は絶大で、抵抗むなしく身体を侵食されていく…
てのが読みたいな
もっとラブラブな方がいいです(>_<)
小説の紹介文にある
「反発し合いながらも惹かれてゆくふたり」で
イサ×ヤサの妄想が拡がりまくりんぐ
その妄想を形にして叩き込め
小説版の会話はたまらんのぅ
イ「いやよ」
ヤ「イサコ」
イ「いやだって言ってるでしょ」
ヤ「いやなことされるのがすきなくせに」
あー、やっぱりヤサコ攻めなんだな。
内気眼鏡っ子のエロ的逆転属性を彼女も持っている、と。
伸びないなぁ……
明日会社行く前に本屋寄ろう・・・・。
Mっ娘イサコを責めたい
古流でムリムリと
みんなメガネしてるのを逆手に取って、
全裸に電脳服(?)だけ来て歩き回る疑似露出プレイとか
>>28 とりあえず詳細
メロンパン描いてくれて有難うを言いたい
ヤサコ×フミエきぼんぬ
>>27 俺も考えたーw
でも、大人はかけてなかったり、子どもも時々外したりしてるんで無理かなと断念
むしろ逆を考えるんだ
仮想空間のアバターをすっ裸にすればいい
ハッキングで相手のアバターを卑猥なものに強制書き換えしたりして、遊べば尚ヨシ!
電脳陰茎でふたな(ry
賛否が分かれるトコロか…
ドSとドMが交互に入れ代わるイサコ×ヤサコを妄想…
エロるのにメガネ通して触っても感触が無いのは障害だね
見えてなければ、チンコ入れられたかも解らないのはあんまりだ
期待すべきはイマーゴの不具合かな
頭で考えただけで操作できる=脳内電流を読み取る、なんだろうけど
目以外のフィードバックとして直接脳に電流流せるとかあれば
見えてないのに全身にチンコこすりつけられてる感覚も有りかも
手淫時のピストンワークに合わせて悶えてくれるなら充分過ぎる
お前らイサコイサコって!フミエの事忘れんなよ!!
フミエがいちばんムーミン顔なんだよなー
でも一番ナマめかしいフトモモw
なまめかしいフトモモはオヤジじゃないか?
>>29 RUMP
一方的にイサコだけ電脳感覚があるのもいい
>>40 ありがとー
サイト主はイサコ中心でうれしい
>>40 恐ろしくラブラブフミエなエロエロフミエ発見
>>40 「管理外エロイン」
「給食タノしみ」ワロスwww
『ヤサコ、かわいい』
今まさにデリートキーを押そうとしたヤサコの指が止まった。
『あの骨ばった体にさわりたい』
『むりやりキスして泣かせたい』
ダイチとイサコが激しくぶつかり合ったあの時、フミエとヤサコは、イサコが持っていたデータの一部を盗む事に成功した。
しかし、そのデータは殆ど壊れていた…筈だったのだが…。
一体何がどうしたのか、さあこれから寝よう、という時にいきなりイサコの日記らしき文章がメガネに展開されたのだ。
「イジメ」「イリーガル」「前の学校」など、気になる単語が目に飛び込んで来たが、いくらなんでも人の日記を盗み読む趣味は無い。
急いで日記データを消去しようとしたその時。
『ヤサコをしばり上げて、くすぐってやりたい』
『そのままおしっこがまんさせて、おもらしさせたい』
小学生にとっては刺激的すぎる、赤裸々な日記がヤサコの指のみならず身体まで硬直させてしまった。
「え…? なに、これ?」
『口の中に指を突っ込んでやりたい』
『涙を流していやがるだろうけど、あたしは中指でヤサコの喉の奥までぐちゃぐちゃにしてあげるんだ』
何度も出てくる”ヤサコ”という名前。
その度に、あのキツい目つきで睨まれた感覚に陥る。
そして…ヤサコはゾクッとした。
『ヤサコ、好きだよ』
『ヤサコとセックスしたい』
「ひっ…!」
セックス。
去年保健体育で習った言葉。
男性器を女性器に挿入して射精、そして受精…。
何かそれは汚らしい行為の様に思え、ヤサコはその言葉が嫌いだった。
『キスしてあげる。ちっちゃいおっぱいもんであげる』
しかし、その相手が男性ではなく、イサコだったら…?
初めて逢った時、ヤサコはイサコを素直にかっこいい、と思った。
その後、ちょっと近寄りがたいかな、そしてちょっと恐い人かな、とも思った。
しかし、ヤサコは自分でも気がつかない内に、イサコに惹かれていた。
スラリと伸びた手足。
ちょっと色黒の肌。
時折見えるおへそにもドキドキした。
そして何より、イサコのあの目。
鷹の様な、蛇の様なあの目で見つめられると、ヤサコは何か本能的な危険を感じ、同時に本能的にイサコを求めていた。
無論、そんな複雑な感情をまだ小学生であるヤサコが理解出来る筈は無かった。
今の今まで。
『セックスしてあげる、ヤサコ』
女の子同士で一体どうやってするのか。
そんな根本的な疑問など、考える余裕は無かった。
『泣いてもゆるしてあげないんだ』
『ヤサコをメチャクチャにしてやるんだ』
「い…イサコちゃん…わ、わたし…」
胸が激しく高鳴る。
頭がかーっとなり、こめかみが締め付けらる様だ。
『あたしのオモチャになってよ、ヤサコ』
「イサコちゃん…わ、わたし…も」
ブツン。
日記のテキストが一瞬で消えた。
そして目の前には、ソファーに深く座り足を組んだイサコの映像が現れていた。
お前…夜中になんてモノを書き置いていきやがる
おっきして寝れないじゃまいか
来い・・・!来い・・・!来い・・・!
イイヨイイヨー!
こういう、ほのめかすような感じなの堪らんわー!!
>>46 やばい、百合最高。
心で思っていることだから容赦ないストレートでハードなエロワード。
これだけで抜ける!
「い…イサコちゃんっ…!」
思わずのけぞったヤサコだったが、すぐにこれは映像だったと理解した。
恐らくイサコが正面にカメラを置いて、自分を撮したものなのだろう。
「…でも…なんでこんな…はっ!」
イサコの組まれた足がゆっくりと離され、大きく開かれた。
「うそ…」
カメラの位置からライトを当てている様で、ヤサコの目にイサコのスカートの奥底にあるものが飛び込む。
そこにある筈の白い清潔な布は無く、代わりに肌の色よりほんのり赤みを帯びた一本の縦すじがあった。
「え…何で? 穿いてない?」
イサコの胸が高鳴った。
お母さんのモジャモジャのも、妹のそれも見たことがある。修学旅行の時に同級生のも、見るつもりは無かったけれどそれなりにたくさん見た。
もっと言えば自分のも、好奇心から鏡で見たこともあった。
しかし、心の奥底で憧れていた少女のそれを目の当たりにしたヤサコは、激しい高ぶりを感じていた。
「ヤサコ…これ、見て」
くっ、と膝が開かれると、その魅惑的なピンクの縦すじにヤサコの指が触れた。
「んあっ…」
あの気高い少年の様な口から、「女」の声が漏れる。
「ヤサコ…あたしの…まんこだよ」
「いっ、いやあっ!」
ヤサコは思わず叫び、メガネを外した。
「はあっ…はあはあ…はああぁ…」
ふざけた友達から聞いた事があるだけで、自分からは口にすらした事のないイケナイ言葉を、イサコが放った。
…まんこ。
自分の胸を両手で触り、動悸を押さえようとした。
飛び出しそうなくらい激しく高鳴る心臓。
「きゃっ」
しかし、乳首の先に鋭い感覚を受け、ヤサコは驚いて手を離した。
「…え?」
自分の胸を見下ろすと、パジャマの薄い布を突いている二つのポッチがあった。
自分の勃起した乳首だった。
恐る恐るもう一度、優しく指先でそのポッチを突く。
「ああっ…ひいンッ!」
初めての刺激が、乳首から股間へと突き抜けた。
(まずい。これ、エッチだ。)
そう理解してしまったヤサコは、既にスイッチが入ってしまっていた。
切り方なんか解らない。
火照る身体と、沸き上がる快感に、ヤサコはもう自分をどうしたら良いのか解らなかった。
「い…イサコちゃんっ!」
何故そこでまたメガネをかけたのか解らなかった。
この火照りをイサコがどうにかしてくれる。
そう願ったのかも知れなかった。
「ふぁ…やさ…こぉ…ふうっ、んっ、んんん〜っ」
そこには、いつもの凛々しいイサコの姿は無く、自分の名前を呼びながら自慰にふける淫猥な少女の姿が映っていた。
「ああぁ…もおぉ…いきそう…やさこぉ…っ!!」
何の事か解らなかった。
しかし、イサコの切羽詰まった表情とその声から、それは今自分に起きている不可思議な快楽と同じものだと本能的に察した。
「まっ、待って、イサコちゃんっ」
ヤサコは、イサコの顔と股間に画面を分割すると、ブレと色調の補正を施す。
念のために映像をリアルタイム保存モードにした。
「はぁぁ…あっ、ああっ、やさっ…こぉ」
口の端から軽く涎を垂らし、すっかり惚けてだらしない顔つきになったイサコの目は、もう鷹のそれでも蛇のそれでもなかった。
しかし涙を浮かべた愛欲に溺れるその目は、あまりに愛おしかった。
「ふぅぅ…あんっ、あああんっ」
股間をズームすると、すじはすっかり充血し、愛液で濡れていた。
バルなんとか液とかいうものだと授業で習ったが、忘れてしまった。
嫌悪感から真面目に聞いていなかった事が悔やまれる。
どちらにするかを一瞬迷ったが、ヤサコは表情の方をメインに据え、股間を画面端に追いやった。
それほど、今のイサコのだらしない顔は官能的だった。
「さ…さわ…るよ、イサコちゃん」
「ふあっ、ヤサコぉ、ヤサコぉぉっ、イクうっ、イクうぅ!」
「イサコ…ちゃああんっ!」
意を決してヤサコは、右手で自分の薄っぺらい胸を掴み、左手の中指で思い切り自分のデリケートな部分を引っ掻いた。
「イクぅ、いぃいいっ…! ヤサコおぉっ!」
「ふぁ…あ、これやだっ、ああっ、うそおお」
イサコの顔が痙攣する。
同時に、自分もイサコと同じ快楽に包まれた。
「ひやややあぁぁっ、ひっ、きゃふううっーっ!」
パチパチと頭の中でフラッシュが焚かれ、初めての絶頂にヤサコはベッドへ前のめりに倒れ込んだ。
「あひぃ…いぃぃ…いさ…こ…ちゃあぁぁん」
突き出したお尻がピクピク痙攣しているのを感じながら、ヤサコはこのいけない遊びの余韻に浸っていた。
「やさ…こ」
声に気付き、目を開くとそこにはイサコの顔があった。
「ああ…イサコ…ちゃん」
「好きだよ、ヤサコ」
「わたしも…好き。イサコちゃん」
ヤサコはその夜、何度もムービーを再生しつつ、イった。
体力も尽きた後は、「好きだよ、ヤサコ」という声をループしながら目を閉じた。
そしてふと、こう思った。
…イサコちゃん、このムービーの事を知ったら、どんな顔するかな?
バキバキに勃起した
56 :
sage:2007/06/11(月) 03:13:22 ID:CIBOXhl3
乙!!!
ムービー超見てぇぇぇぇ
↑やべー久々だからミスった
イサコ様に踏みにじってもらってきますノシ
正誤表
>51
>イサコの胸が高鳴った。
↓
ヤサコの胸が高鳴った。
>くっ、と膝が開かれると、その魅惑的なピンクの縦すじにヤサコの指が触れた。
↓
くっ、と膝が開かれると、その魅惑的なピンクの縦すじにイサコの指が触れた。
名前似てるから、いつか間違えると思ってた orz
>どちらにするかを一瞬迷ったが、ヤサコは表情の方をメインに据え、
股間を画面端に追いやった。
めちゃめちゃオナニー慣れしてる手際のよさでワロタ
イサコもメガネでヤサコの動画をオカズにしてたんだろか(;´Д`)ハァハァ
し…神だ……
「し」って何だよ
「お前があたしを呼び出すとはね」
放課後の体育館裏。
イサコの手には、可愛らしい便せんがピラピラと舞っていた。
「う…うん。来てくれて、ありがとう」
「フミエ…は?」
「ううん、いない。わたしだけ」
「本当か?」
妙にそわそわしているヤサコに、当然の如く警戒するイサコ。
しかし同時に、その紅潮したヤサコの頬から目が離せなくなっていた。
(真っ赤なほっぺた…)
(ちゅーしたい…)
ぶんぶんっ!
イサコは頭を振ると、我を取り戻した。
(何考えてんだ、あたしは)
(ここにいるのは現実のヤサコ)
(あたしの妄想の中にいる、都合の良いヤサコじゃないんだ)
「…? イサコちゃん?」
「うっ…いやっ、だから呼び出して何の用だっ」
無理矢理頭を切り換えると、改めてヤサコを睨みつける。
「ええと…ね?」
「?」
何だこいつ?
身体くねらせて色っぽく…いやいや…。
「何の情報が欲しいかは知らないけど…」
「違うの!」
ズイ、とヤサコが顔を近づける。
イサコは驚いた。
女の子ではあるけれど、その強面と他者を寄せ付けないオーラを発する自分に、ここまで無防備に接近してきた人は今までにいなかった。
更に。
「いっ…イサコっ…ちゃん!」
きゅっ、と両手が暖かいものに包まれた。
…ヤサコが、自分の手を握って口元に持ってきている。
「なっ、ななななっ!」
イサコは焦った。
柔らかい指に包まれた自分の手に、ヤサコの熱い吐息が吹きかけられる。
「イサコちゃんっ…その、ええと」
(これって? これってまさか?)
イサコの胸は、あり得ない期待に膨らんだ。
「わ、わたしと、お付き合いして!」
かーん!
頭の中で10本のボウリングのピンが跳ね飛んだ。
初めて逢った時、その華奢な体つきに目を奪われた。
そして何者にもまだ汚されていなさそうな純粋な瞳。
暗号屋の仕事を介し、色々な知らなくても良い事まで知ってしまった自分にとって無垢なヤサコは、何か聖なるものに映った。
しかし、自分の性格や周囲の環境から、それを愛でる事は出来ないだろうと思い、その秘めた想いは妄想でヤサコをいたぶる事で昇華してきた。
そのヤサコが…!?
「なっ、何をっ、いっ、いいっちゃってえぇるのぉ?」
声がひっくり返る。
それすら自分で気付かないほど、イサコは動揺していた。
「わたしも…イサコちゃんが…好き」
ちゅ。
指に生暖かくて気持ちの良いぬめった感触が。
「あわ…あわわ…」
目を閉じたヤサコが、自分の手にキスをしていた。
「やぁっ、やぁさっ…ふあっ…」
「好き…イサコちゃん」
「うわああーっ!」
イサコはヤサコの手を振り払うと、一目散に逃げた。
逃げるしかなかった。
(ありえないっ、ありえないっ)
(ヤサコが…ヤサコがあたしの事を好きなんてっ)
走りながらイサコは、自分の手に激しく口づけていた。
おちんちん、おっきしたw
ウヒョーーーーイ
こいつ・・・神か
シェンだよな
み…淫猥すぎる
みんな信じられるか…?
こいつら小学6年生なんだぜ。
つメガ婆
エロい子はいねが〜
「くそっ、何であたしが逃げなきゃなんないんだっ」
部屋の壁を強く叩く。
「はっ…」
その壁に叩き付けた手は、先ほどヤサコの唇が触れたところ。
イサコは叩いた拳を、片方の手で撫でると、ベッドに倒れ込んだ。
ピピッ。
電脳メガネのフルエラーチェックが終わった。
「異常なし…か。って事は」
…さっきの言葉は夢でもメガネのエラーでも無い。
「ヤサコ…本当にあたしの事を?」
ガバッと起きあがる。
でもどうしよう。
あたし、男の子と付き合った事なんて無いし、ましてや女の子なんて…。
そりゃ、妄想の中じゃヤサコにあんな事してたし、あまつさえそんな事までしてたけど、それは妄想だし。
大体、実際に女の子と付き合うなんて、一体どうすれば…。
それに…。
あたしみたいにハブられてる子と、しかも女の子同士のカップルだなんてクラスの連中に知れたら…。
あたしは構わない。
慣れてるし、ガキ臭い連中と気安く群れるのなんて趣味じゃない。
陰口なんて今更恐くも何ともない。
でも、ヤサコは…。
「…くっ!」
イサコは電脳メガネをかけるとヤサコフォルダから、隠し撮りしていた、ありったけの画像をばらまいた。
”困り顔””悲しそうな顔”でフィルタをかける。
画像の8割が消えた。
『イジメ?』
ダイチに呼び出される直前、ヤサコに毒づいた時の画像。
一番のオカズ画像だ。
『な、何言ってるの…?』
静止、複製、並べて展開!
ずばばばっ、と視界がヤサコの泣きそうな表情で埋まる。
ああ…この目。
この怯えきった小鳥の様な目。
ゾクゾクする。
「ヤサコ…ヤサコっ!」
スカートとパンツを慌ただしく降ろす。
そしてメガネの隠し機能イマーゴを入れると、目がカチカチと赤く点滅した。
「ふあああっ…!」
背筋を突き抜ける様な快感と共に、イサコの股間に猛々しいテクスチャが構成されてゆく。
「ふあ…あ…はあぁ…えへ、えへへ、ヤサコぉ」
ズル剥けでグロテスクな肉棒は、ぴくん、ぴくんとイサコのおへそまで跳ね、その度に快感がパルスの様に突き抜けた。
これがイマーゴの機能の一つ。
実体を持つテクスチャと、それの脳神経への直結である。
右手を見る。
ヤサコがさっきキスしてくれた手。
「あぁ…やさこっ…はああっ!」
イサコは肉棒を握りしめると、鬼のようにしごき始めた。
「あっ、あっ、ああっ、ヤサコがぁ、あたしのぉっ、ちんちんんんっ!」
ヤサコの唇が、自分のちんちんに触れている。
「ははっ、あははっ、そうだよ! くうっ、もっと、もっとあたしのちんちんをしゃぶりなっ!」
カチカチカチ。
目を赤く点滅させ、ヤサコの唇を拡大する。
「ああ…ヤサコの唇…真っ赤で柔らかそうで…まんこみたいじゃないかぁ、あははっ!」
赤黒い肉棒をしごきながら、犬のように浅ましく腰を振る少女。
「だめっ、出るぅっ、でるううぅっ、ヤサコ、ヤサコおっ!」
カチカチカチ。
放課後の画像を出す。
『わたしも…イサコちゃんが…好き』
ループ!
『わたしも…イサコちゃんが…好き』
『わたしも…イサコちゃんが…好き』
『わたしも…イサコちゃんが…好き』
「ああっ、ヤサコっ、ヤサコ、あたしもぉ…すっ、すきぃ…あっ、あっ、あああっ、でっ、でるううっ…かはっ」
イサコは左手の平を出し、そこに真っ白い白濁テクスチャを吐き出した。
「ひゃ…あはぁ…ああーーーーっ! あーーーーっ!!」
ヤサコの唇を…汚した。
倒錯した快楽の中、ぐったりと倒れ込むイサコ。
『わたしも…イサコちゃんが…好き』
『わたしも…イサコちゃんが…好き』
『わたしも…イサ…』
停止。
「ダメ…だよ…」
快楽の余韻に浸りながら、イサコの目から涙がこぼれ落ちた。
「こんな…あたしの事なんか…好きになっちゃ…ダメ」
メガネを取ると、下半身裸のあられもない姿のまま、イサコは泣いた。
「うわああーん! ぐすっ、ぐすうぅっ、ああーん!」
あなたかがみか
やべー。
やべー。
イサ子やべー、ちんちん生えても許せるよw
なんかワロス
ふたなりイサコをありがとう
本当にありがとう
ネットの噂によると
電脳コイルでエロパロでは
ヤサイサのハードなエロが楽しめるとの大評判です!!(cv折笠富美子)
滅茶苦茶グッジョブ!な内容!!
でも…俺的にはやっぱ…おちんちん無しの方が良かったんだが…
あくまで電脳ちんぽだし、ヤサコから触られることはあってもヤサコにぶっさすことはできないので、自分としては無問題。
神よ、ありがとう!!今後にメタ期待!
オナニーの滑稽さがイサコの惨めさをひきたてててイイ!
アニメでも自己嫌悪にさいなまれるイサコが出るといいな。
しかしヤサコの困り顔がお気にのオカズとは、
両想いになっても苦労しそうだなw
…くそ、居心地悪い…。
ヤサコはまだ教室には来てない。
女子のおはよう、という声がする度に入り口を横目で見る。
…だっ、だから何であたしがこんなにビクついてなきゃならないのよっ!
でも。
でももし、ヤサコと付き合う事が出来たら…。
だめっ! そんな事は…。
ヤサコはあたしみたいに穢れた子と付き合っちゃいけないんだ。
あたしなんかと付き合ったら、クラスで孤立しちゃうよ。
…でも。
でも…ヤサコとデート出来たら。
お誕生日パーティーを二人だけで。
そして、クリスマスの夜には…
「おはよう、フミエちゃん」
「おっはよー」
がたた!
椅子から落ちそうになった。
ヤサコの声だ…!
くっそー、だから何であたしが焦らなきゃならないのっ!
…来るかな?
昨日の事、あたし逃げちゃったし。
も、もう一度好きって言ってくれるかな?
…来ない。
そ、そうだよね。
ここ教室だし、みんなの前でそんな…ね。
…うう、居心地悪い。
ヤサコは後ろの席。
あたしが…振り向いてやらなきゃならないの?
そ・ん・な・く・つ・じょ・く…!
…はっ。
なにやってるのかしら、あたし。
ヤサコと逢ってから、調子狂いっぱなしだ。
そうよ。
あたしはヤサコに好きって言われたのよ。
それを受けるのも断るのも、あたし次第。
振り向いて、ヤサコの顔を堂々と睨みつけてやればいい。
そうすればヤサコは、『昨日はどうしたの?』とか言って尻尾を振って寄ってくる筈。
ヤサコは、このあたしに惚れてるんだから!
ガタッ!
さあ、振り向いてやったわよ。
胸を張って、足を組んで、子分を見る様な目でヤサコを睨むの。
ほら、目が合った。
いらっしゃい、ヤサコ。
遊んであげても良いわ…よ…?
え?
ぷいっ、と目をそらした?
しかもあの顔…。
…怒ってる…。
き…嫌われたぁああーっ!?
イサコヘタレ杉ワロタ
ヤサコからすれば自分に気があるのはもうバレてるのに
なに逃げ出してんだよてとこか。
イサコが自分のデータ流出に気づく日は果たしてくるのか…
イサ子の内面って、原作小説読むとこんな感じなんだよねw<無意味にてんぱってる
ヤサ子とイサ子はある種相互補完、オナニーの見せあいが美しい、と思う。
しかし嫌われたイサ子、カワユスw
作者は絶対ガチレズ
ヤサコフォルダワロス
また読み返しにきましたよ。
よく読んだら「実体を持つテクスチャ」なのか・・・てことは!
>>77 >「うわああーん! ぐすっ、ぐすうぅっ、ああーん!」
_ト ̄|○
>メガネを取ると、下半身裸のあられもない姿のまま、イサコは泣いた。
もちろんこのときの映像ももヤサコに流出するんだろうな
ミヒャエルさん
神杉!!
続きが待ち遠しい!!(*゚∀゚)=3ハァハァ
ところで…
ちゃおの漫画版とかでも
イサコはヘタレなの?
小説版もマジでこんな感じ??
漫画はまだ出てないんじゃないか?7月3日とか
小説版はアニメより更にかたくなな印象だな
アンソロまだぁ?
97 :
94:2007/06/14(木) 07:43:54 ID:CBhlVeyG
>>95 教えてくれてトン!
そういや
ヤサコの方も原作では腹黒いんだろうか。(byネットの噂)
アニメじゃ
まだそういった描写が無いし…
>>97 別に小説版のヤサコも腹黒いわけではない
普通にイサコと反発しあったりしてるだけ
小説ヤサコはテンパリ
アニメヤサコは横暴
100 :
97:2007/06/14(木) 22:37:00 ID:8Lpp6a8v
「くっ…くふふふっ、あーっははははっ」
「もう、フミエちゃん、そんなに笑っちゃダメだよ」
「だって、イサコのあの顔…ぷふっ、あはははっ!」
「フミエちゃん!」
ヤサコはちょっとムカついた。
自分がやった事とは言え、イサコの事をこんなに笑われると、何故だか自分がムカついてしまう。
「あは、あはは…ゴメンゴメン」
一息つくとフミエは、カーペットに両足を投げ出して座ったまま、ヤサコのベッドに背中を預けた。
「でもまさかヤサコがねぇ…」
歯を見せて嫌らしい笑顔を見せる。
「何よ」
「そっちの話とか苦手そうだったから話題振らなかったけど…やーるじゃん」
「何よ」
「しかも女の子、しかもイサコ…ぷっ…ふふっ、ああ、ごめーん」
「知らない」
昨日フミエに電話した時、ヤサコは泣いていた。
焦った告白に、イサコが怒ってしまったのではないかと。
パニクっていたイサコをフミエは根気よくなだめ、話を聞いてやり、どうやら事の次第を理解したのは2時間後だった。
「…でも、本当にアレで良かったの? イサコちゃん、凄く困ってたみたい」
「やめて、思い出すから、ぷふふっ…あぐっ、うぐぐぅ」
なんかムカついたので、ヤサコは馬乗りになってフミエの口を塞いだ。
「ふが、ふがふがっ、ごめんっ、もう笑わないからっ」
「本当?」
「ホントホント…ふう」
ヤサコのお母さんに出してもらったジュースを一気に飲んで一息いれると、フミエは人差し指を立てるとワイパー状に振った。
「ちょっとやそっとで許しちゃダメよ」
「許すって、こっちが許してもらいたくて、フミエちゃんに相談したんだよ」
「いやいやいや、あーゆー…ええと、何だっけかな…」
フミエはチョンチョンと空中でキータイプすると、すぐにその語句を見つけた。
「ツンデレ」
「つんでれ?」
「そう、あーゆーツンをデレに変えるには、敗北感というのを与えないとダメなのよ」
「何言ってるのか分かんない」
「とにかくっ」
またもズイ、と人差し指をフミエに突き出した。
「ヤサコはイサコの事、好きだよね」
「…う、うん」
「その日記によると、イサコもヤサコの事、好きなんだよね」
「た、多分…」
勿論、ヤバい部分はさすがに話さなかった。
と言うか話せなかった。
「良かったよ、一回こういう事になって」
「そうなのかなぁ」
「でないと、イサコはヤサコの事、好きって言ってくれないよ」
「…どういう事?」
「イサコってあんな性格でしょ、心では好きって思ってるかも知れないけど、絶対ヤサコにそんな事言わないよ」
「…かも知れない」
「ヤサコはそれでも良いの?」
「ん〜」
悩み所だ。
イサコと両思いになれればそれでも良い、とも思う。
でも、やっぱりイサコからも好きだと言ってもらいたいと思うのは、少女の心。
「それと、イサコはもうちょっとヤサコや私達の方に寄って来てもらわなきゃ」
「そう…かも」
「クラスで孤立したままのイサコじゃ、ヤサコを安心して預けられないわ」
「フミエちゃん…」
「それに、あのイサコがオタオタする姿を端から見られるなんて…くふふっ、あはははっ、またあの顔思い出しちゃった…!」
「…もう」
今度はヤサコは止めなかった。
ひとしきり笑い終えると、フミエは身体を起こした。
「…とにかく、もう少しイサコには冷たく当たる事」
「嫌われない?」
「その心配をイサコにさせる為よ」
「可哀想」
フミエは心の中で両手を上げてやれやれ、というポーズを取った。
これだからこの子の友達はやめられない。
「心を鬼にっ」
「うーん」
「イサコの為でもあるのよ」
「…わかった」
あんまりわかって無さそうな顔でヤサコは応えた。
「あとね…あ、『ブックマーク共有エッチフォルダ』って言って」
「え? ぶっくまーくきょうゆうえっちふぉるだ…わっ」
バララララッとサイトが並ぶ。
それも、子供には見られない筈のいわゆるエロサイトだ。
「なっ、なななっ、なにこれっ、フミエちゃんっ」
「そこの百合フォルダ」
「え…うわ」
女の人同士が抱き合ってる画像、小説? 人生相談?
「ふ…フミエちゃん、まさか…」
「違う違うっ、ヤサコの為に探してやったのよ、苦労して」
「これ、見ちゃいけないサイトでしょ」
「お勉強! ヤサコはここ見て、イサコを攻める方法を学ぶのよ!」
「攻める?」
小学生には余りに強すぎる刺激に、ヤサコはメガネを外した。
「とにかくその辺ズラッと読んどくのよ。じゃ、そろそろウチ門限だから」
立ち上がるフミエ。
「あ…ありがとうね」
「いやあ、サイト探すのそんなに手間じゃないし」
「いえ、そっちじゃくて」
「うん、解ってる」
にかっ、とお日様の様な笑顔を向けられ、ヤサコはちょっとテレた。
「また明日」
「うん、また明日ね」
正誤表
>102
>パニクっていたイサコをフミエは根気よくなだめ
パニクっていたヤサコをフミエは根気よくなだめ
orz orz orz
お待たせした割りにエロシーンがなくてすみませんでした。
>>105 お疲れ様です 続きをすごく楽しみしてました
ありがとうございます
文章では冷静ですが、今めっちゃモニターの前で歓喜してます、━続き━━(゚∀゚)━キタ━━・!!
またスレの最初から読み直してROMってます。
>>105 乙&GJ
イサコがいいように翻弄されそうな展開で
今から、その時が楽しみ
エロシーンがないのにせがれが奮い立ちおるわい。
それがしの大金時殿もいきり立っております
本艦の主砲もいつでも発射可能であります
えー
フミエを絡ましたのか
今日は3時から「電脳コイル」1〜5話一挙再放送ですな。
ミヒャエル師のSSが
き…嫌われたぁああーっ!?
で終わっているので続きが大変気になってしょうがない…
ヤサイサの愛の行方は?!www
すげえ続きが気になるw
誰だ、数寄者が混ざってるぞw
GJすぎる。
115 :
112:2007/06/16(土) 12:56:56 ID:clc3ntuq
あれ!
更新されてる!
スレのリンクを貼り直さんと駄目か。
今回もグッジョブ!!
文章に透明感があって凄く綺麗だなー
やっぱりヤサコの足は、すらっとしてえろいなぁ。
ハラケン×イサコってあり?
ハラケンがなんかすごい力を持ってて、それに目をつけて下僕にしようとするが…
みたいな
おばちゃんVsイサコ とかw
どちらが真のSか頂上決戦だ!!
ハラケン×サッチー
イサコ×ヤサコ
GJすぎ
フミエがエロサイト調べる時、どんなワードで検索したんだ・・・
つ、続きが激しく待ち遠しいぜ!
ヤサコ×フミエきぼんぬ
テンパり受けイサコもいいが、女王様攻めイサコも素敵だ
完璧ドS女王様も最高だが、うっかりなとこがあったりする
女王様だったりしたら白飯5杯はいけるね
おばちゃん×ハラケンがありそうだと思いつつ
ヤサコ×イサコで。
ラムネ飲むイサコ色っぽいよイサコ
>>117 オープニングで階段昇るカットの足描写は神だね
あと、やはりオープニングで、ぐっと腰を落とすイサコ様の
腰のあたりから覗く生肌もたまんねっす
腰を落とすシリーズで言いますと
先生を装ってダイチ達に呼び出されたイサコ様が、様子がおかしいと悟った時に
浅く腰を落として連絡動作に入るシーンがお気に入り。
戦闘慣れしてるな、とか思いましたし
この様な、さりげないけれどキャラをしっか立てる描写は
そうそう出来ないと思う。
この頃、ヤサコの様子がおかしい。
いつもボーっとしていて話しかけても上の空だし、何だかよそよそしいし、それに。
それに、いつもアイツの方を見ている。
おかしいよヤサコ。
どうしちゃったの?
アイツに何かされた?
どうして私には何も話してくれないの?
そう、分かったわ。
それなら私は私のやり方でこのモヤモヤを解決させてもらう。
<コイル電脳探偵局>No.7、橋本文江さまの腕の見せ所なんだから。
その夜、私は自分の部屋で、メガネの視界の中に浮かぶモニターを食い入るように見つめていた。
そこにはオヤジの目を通した、ヤサコの部屋の様子が映っている。
学校が終わって帰り道で別れた時に、密かに後を尾けさせたのだ。
どうやら上手く天井裏に潜り込んだようだけど──。
私は、信じられなかった。
何してるの、ヤサコ!?
パジャマなんてキレイに脱ぎ捨ててしまっていて、右手は下着の中を一生懸命まさぐっていて、もう片方の左手で自分の胸をいじっている。
ヤダ、これって、オ、オナニー!?
そんな、いつもおとなしくて、エッチな事なんて全然興味なさそうなヤサコが…こ、こんなに激しく…!?
その映像に私の目は釘付けになっていた。
そんな…そんなのいやらしい。
いやらしいよヤサコ。
そんなの見せられたら、私までおかしな気分になっちゃうよ…。
『…。…!』
その時私はヤサコが何か口走っているのに気が付いた。
オヤジから届けられた音声のレベルを目一杯上げてみる。
『…コ』
!!
『イサコ!!イサコぉ!!』
そんな…まさか…!!手の震えを必死に抑えながら、私はキーボードを叩いてヤサコのメガネに映っている映像を自分のメガネにリンクさせた。
ヤサコの転校初日に管理共有した後、こっそり接続を繋いだままにしておいたのだ。
視界一杯にヤサコの写真や映像が広がる。
授業中の姿、給食を食べている時の姿、学校からの帰り道の姿まで、幾つも、幾つも。
こんなに、いつの間に…。
私は唇を噛んだ。
なんで?
なんで?ヤサコ。
初めて会った時から可愛いって思ってた。
だから、危険を冒してデンスケを助けてあげた。
大黒市で一番最初に友達にもなってあげた。
それなのに…。
それなのに、どうして私じゃなくて、ヤサコの名前を呼んでいるの?
どうしてヤサコの事を想いながらいやらしい事してるの?
許さない。
そんなの絶対、許さないんだから…。
>>130 イサコとヤサコが混じっておりませんか?
(ちなみにミヒャエル氏とは別の方ですよね、念のため)
×視界一杯にヤサコの写真や映像が広がる。
↓
○視界一杯にイサコの写真や映像が広がる。
指摘どうも。
別人すよ。
つーか他もだ…。
すまん、上げ直すわ。
GJ!
修羅場になりそうでガクブル
135 :
130修正版:2007/06/18(月) 00:50:08 ID:yBNEX7ye
その映像に私の目は釘付けになっていた。
そんな…そんなのいやらしい。
いやらしいよヤサコ。
そんなの見せられたら、私までおかしな気分になっちゃうよ…。
『…。…!』
その時私はヤサコが何か口走っているのに気が付いた。
オヤジから届けられた音声のレベルを目一杯上げてみる。
『…コ』
!!
『イサコ!!イサコぉ!!』
そんな…まさか…!!手の震えを必死に抑えながら、私はキーボードを叩いてヤサコのメガネに映っている映像を自分のメガネにリンクさせた。
ヤサコの転校初日に管理共有した後、こっそり接続を繋いだままにしておいたのだ。
視界一杯にイサコの写真や映像が広がる。
授業中の姿、給食を食べている時の姿、学校からの帰り道の姿まで、幾つも、幾つも。
こんなに、いつの間に…。
私は唇を噛んだ。
なんで?
なんで?ヤサコ。
初めて会った時から可愛いって思ってた。
だから、危険を冒してデンスケを助けてあげた。
大黒市で一番最初に友達にもなってあげた。
それなのに…。
どうして私じゃなくて、イサコの名前を呼んでいるの?
どうしてイサコの事を想いながらいやらしい事してるの?
許さない。
絶対、許さないんだから…。
新たなSS職人さんか!
グッジョブ!!
129師の作品はフミエ→ヤサコ→イサコかwwww
三角関係のガチ百合展開エロが楽しめそうだw
頭でメガネを操れるってことはメガネを通して相手の頭を操る事も可能なの?
イサコからハッキングの報復としてもんのすげー快感を与えられるフミエとか
138 :
129:2007/06/18(月) 01:46:52 ID:yBNEX7ye
「ねえ、イサコ。いるの?」
カーテンを閉め切った上に電気もついていない、薄暗い視聴覚室へとヤサコがやってきた。
『ヤサコへ。放課後、視聴覚室へ来て。待ってるわ。天沢勇子より』
あんなメールにつられて本当にのこのこやって来るなんて。
自分でやった事なのに苦々しい気分になる。
まあいいわ。
こっそり入り口のドアに近づき内側から鍵をかけると、私はあらかじめ展開しておいたキーボードのエンターキーを押した。
それに呼応して視聴覚室のスクリーンに映像が映し出される。
突然の事にヤサコはビックリしてスクリーンに目を向ける。
さあ、ご覧なさい。
あなたが、どんな浅ましい格好をさらしていたのか。
『イサコ!イサコぉ!!』
そこには、昨夜録画しておいたヤサコのオナニー動画が大写しになっていた。
「な、何よこれ!?どうしてこんな…ヤダ!!やめて!!やめてッ!!」
ヤサコは、今まで見た事がない程取り乱して大きな声を出している。
そんなヤサコの姿を見て、私はなぜかとても胸がドキドキしていた。
「やだ…やめてよ…やめてよう…」
その場に座り込んで泣き出したヤサコに、私は背後からそっと近寄る。
「ヤ・サ・コ」
「きゃあっ!?」
「ふ、フミエちゃん…」
突然の事に、ヤサコは呆然と私を見上げていた。
私はそんなヤサコとスクリーンの中のヤサコを、わざとらしく何度も見比べる。
「へえ〜、ヤサコって結構激しいのねェ」
「なっ!?違う!!これは違うの!!」
ヤサコは真っ赤になって頭をブンブンと横に振る。
フン、な〜にが違うんだか。
「そ、そうだ!フミエちゃん、これ止めて!!今すぐ!!フミエちゃんなら出来るでしょ!?」
必死になって私の胸にすがりついてくるヤサコを見て、私の中に今までにない感情が湧き上がってきた。
…私、もっとヤサコをいじめたい。
もっとヤサコに意地悪して、困らせて、泣かせたい!!
「いやーよ」
「え?」
「せっかくこんなに綺麗に撮れたのに」
「一体何言って…。まさか、フミエちゃんが…?」
「そうよ。私が撮影したの」
「な、何で?何でこんな事…」
「随分イサコにご執心ですこと」
ヤサコの言葉をわざと無視して、私は話を続けた。
「…それで、イサコとはもうしたの?」
「…え?」
「イサコとはもうSEXしたのかって聞いてんのよ!!」
私はバン!!と思い切り机を叩いた。
ビクリ、と体を硬直させるヤサコ。
ああ、たまらない。
書き上げてからまとめて投下する事を勧めたい
俺もたまらないわけですが
143 :
129:2007/06/18(月) 07:57:32 ID:yBNEX7ye
「セッ!?…そ、そんなの、してない…」
「ふぅ〜ん、そうなんだ。じゃあキスは?そのぐらいしたんでしょ?」
「…そんなのしてない!!した事ない!!何で?何でそんな事言うの?今日のフミエちゃんおかし…ングっ!?」
やった!!
ヤサコの唇を、私の唇でふさいでやった!!
思いっ切りぎゅって抱きしめる。
ヤサコのからだ、細くて折れちゃいそう。
柔らかい唇の間に舌をねじ込む。
ヤサコのくちの中、あったかい!!
そのままヤサコの舌を探り出して、無理やり絡ませて、じゅるじゅる、って下品な音を立てて吸い込む。
ああ…おいしい…。
ヤサコのつば、おいしいよぉ…。
「〜〜〜ッ!!イヤ!!やめて!!」
ヤサコに突き飛ばされて、私は床の上に倒れてしまった。
背中かどこかを打ったみたいだけど、そんなのどうでもいい。
「ハハハ!!やった!!ヤサコのファーストキスの相手はこの私よ!!」
倒れたままで私は大声で笑った。
笑いが止まらかった。
そんな私から目を反らしながら、ヤサコは何度も何度も唇を拭っている。
フン、そんなにイヤなんだ。
でも、あなたの初めての相手は私。
この事実は、もう変わらない。
まだまだこんなもんじゃないんだから。
ヤサコ。
あなたの全部を、奪ってやる。
144 :
129:2007/06/18(月) 08:25:58 ID:yBNEX7ye
携帯でプチプチ打ってるんであんまり連投きかないんスよ。
サーセンwww
続きはまた今晩にでも。
>135
>130
>138
>139
>143
勝手ながら纏めさせて頂いた。
やべぇよ、フミエちゃんこええよw
と思ったら抜けてた…orz
>129
>135
>138
>139
>143
本来ヤサイサが王道なところを敢えてフミヤサにするとは…
GJ!
ドSですな!
フミエ!
ヤサコには受けは無理と考えていましたが考えを改めました!
148 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:08:30 ID:G7mZACLk
>>143 ジョジョが思い浮かんだのは俺だけじゃないはずw
149 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:51:54 ID:duv5UbhZ
ハラケン…
何気にわざと小説版に文体似させてる?
としたら凄いな
>「ハハハ!!やった!!ヤサコのファーストキスの相手はこの私よ!!」
シリアスなんだが、ジョジョ吹いたwww
このまま行くとフミエが人間やめたり、イサコがフミエの首抱えて海に沈むんじゃないか
フミヤサはおれのなかでおうどうですよおお
. -―- . やったッ!! さすがフミエ!
/ ヽ
// ', おれたちにできない事を
| { _____ | 平然とやってのけるッ!
(⌒ヽ7´ ``ヒニ¨ヽ
ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′ そこにシビれる!
/´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {. ヽ _ _ あこがれるゥ!
`r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ ) ( , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
{(,| `'''7、,. 、 ⌒ |/ニY { \
ヾ| ^'^ ′-、 ,ノr')リ ,ゝ、ー`――-'- ∠,_ ノ
| 「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
, ヘー‐- 、 l | /^''⌒| | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人
-‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ !‐}__,..ノ || /-‐ヽ| -イ,__,.>‐ ハ }
''"//ヽー、 ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿! , -===- 、 }くー- ..._
//^\ ヾ-、 :| ハ  ̄ / ノ |. { {ハ. V'二'二ソ ノ| | `ヽ
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<. / |. ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
/ <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ \ `丶、 |、 \\'ー--‐''"//
\___,/| ! ::::::l、 \ \| \ \ヽ / ノ
ズキュウウウウウウウウウウウン
フミエ「ヤサコ…
もうイサコとキスはしたかしら?
まだよねぇ」
フミエ「初めての相手はイサコではないッ!
このフミエだッ!―――――――――――ッ」
ヤサコ「君がッ!バグるまで!メガビーを止めないッッ!」
イサコ「お前がッ!バグるまで!メガビーを止めないッッ!」
でも可
159 :
129:2007/06/19(火) 23:06:38 ID:Jzl7H8+L
私はのっそりと身を起こして胡座をかくと、スクリーンに映し出されたままの映像に目を向けた。
「ところでさ、ヤサコ。この映像いくらで売れると思う?」
「…え?」
「黒客の連中からなら、お年玉換算で2、3年分は踏んだくれるかしら」
「ちょ…」
「そうだ!いっそネットで大公開ってどうかしら?」
「何を…」
「サンプル映像で興味を引いて、ダウンロード販売するの。きっと全国から注文が殺到するわよ」
「何言ってるの!?やめてよっ!!」
声を震わせながらヤサコは叫んだ。
私は芝居がかった動作で頬杖をつき、ヤサコの顔を睨みつける。
「…そうね。やめてあげてもいいわよ」
「ほ、本当に?」
「ええ。そのかわり、私の言うこと何でもきいてくれる?」
「な、何でも…?」
「…イヤなら別にいーんだけどな。じゃあ早速アップロードを…」
「わ、分かった!!分かったから…お願い…」
胸の前で両手をキュッと握ってお願いするヤサコ。
小さくて、はかなくて、可愛らしくて…めちゃめちゃに、壊したい。
「うふふ、いい子ね。それじゃあ…」
ペロリと舌なめずりをしてから、私は最初の、素敵な命令を口にした。
「それじゃあ、パンツ脱いで」
160 :
129:2007/06/19(火) 23:33:17 ID:Jzl7H8+L
「パ、パンツを!?」
「そう。脱ぐの。今。ここで」
「そ、そんな事…出来ないよ…」
「じゃあいいわよ。今日から有名人ね。おめでとう」
そう言ってキーボードを叩くふりをする。
「ま、待って!!」
「…なあに?脱ぐの?脱がないの?」
「…言うとおりにします。だから、それだけは、お願い…」
「じゃあ早くしなさいよ」
ヤサコはそれでもまだ腰の辺りで手をもじもじさせている。
しばらくして、ようやく意を決したようにスカートの裾に手を入れたけど、そこでまた動きが止まってしまった。
「う、うく…グス…」
「…?」
「ひっく…え〜ん、びえ〜ん…!!」
ヤサコが、泣いていた。
涙をぼろぼろ流して、赤ちゃんみたいにみっともなく声をあげて。
「え〜ん、ええ〜ん…!!」
それはまるで、許しを請っているみたいだった。
こうして泣いていれば、誰かが優しく頭をなでて「そんな事しなくていいんだよ」って言ってくれる、そんな救いを待っているみたいだった。
でも、誰もいないよ?
私も、許してあげない。
私は何も言わなかった。
やめていいよとも言わなかったし、逆に怒ったり、早くしろと促すような事も言わなかった。
ただ黙って、ヤサコが泣いているのを見ていた。
161 :
129:2007/06/20(水) 00:25:45 ID:EmgLtpZ2
どれぐらいの時間が経っただろう。
「うう、グスッ…グスン…」
言うとおりにするしかないとやっと悟ったのか、ヤサコはのろのろとスカートの下の手を動かし始めた。
そうそう、それでいいのよ。
都合よくピンチを救ってくれるヒーローなんていない。
それが、現実なんだから。
ヤサコはパンツを腰から少しずつずり下げていって、膝の辺りまで降ろした所で片方ずつ足を抜いていった。
後に残った左足のつまさきからパンツを引き抜くと、すぐにクシャクシャに丸めて体の後ろに隠す。
私は立ち上がってズカズカとヤサコに近づくと、そのパンツを強引に奪い取ってやった。
ヤサコの体温が残っていて、まだホカホカにあったかくて、少ししっとりしている。
その感触にちょっとだけ興奮しながらパンツを広げると、そこには大きくキャラクターがプリントされていた。
テレビのキャラクター、「芋猫」だ。
「ちょ、ちょっと、やめて、恥ずか…」
ヤサコ、あなたって…。
本当は、すぐに抱きついてほおずりしちゃいたいぐらい可愛い。
でも、私の中のもう一人の私が「もっとやれ!もっとやれ!」とせっついてくるのだ。
「へえー、随分可愛らしいパンツはいてるのねえ」
そう言いながら、私はヤサコのパンツを高々と頭上に掲げた。
「は〜い!小此木優子さんは小学六年生になってもプリントパンツを愛用していま〜す!」
「!!う、うぅー…」
恥ずかしいのか、悔しいのか、ヤサコは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
162 :
129:2007/06/20(水) 00:35:24 ID:EmgLtpZ2
本日はここまで。
遅くてすまん。
書きたい内容に書くスピードが追っ付かねー。
裏話を一つ。
フミエ視点なのでヤサコの行動は描かれてませんが、実は「天沢勇子」からの呼び出しのメールを受け取った後
一度家に帰って「勝負パンツ」(小説設定)に穿き変えてきてます。
リアルタイムGJ!
勝負パンツをバカにするなんてパンツ脱がすよりひどいよー(つД`)
ゾクゾクした。GJ!
フミエの攻めに戦慄したぜ!GJ!
たまらないわ
これぞ私が待ち望んでいたSS!
>都合よくピンチを救ってくれるヒーローなんていない。
>それが、現実なんだから。
いかん、今度はヴァニラ・アイス戦のあれを思い出してしまった
なんか凄いのが来たな
GJ!
答――B
>私はヤサコのパンツを高々と頭上に掲げた。
もしかしてこれフミエの死亡フラグじゃね?
変態すぎるぜ・・・
>>171 なんで?雷でも落ちるというのか
タイムボカン風ガイコツ姿でアフロになるフミエ
>>171 「私は人間をやめるぞ、ヤサコ!」と叫びつつパンツをかぶるフラグ
>恥ずかしいのか、悔しいのか、ヤサコは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
うつむいたヤサコの背後にゴゴゴゴゴゴと擬音が轟いてる気がするぜ
176 :
129:2007/06/20(水) 20:58:48 ID:EmgLtpZ2
「さーて」
私はヤサコのパンツをポケットにしまい込んだ。
「それじゃあ次は」
「つ、次?まだ何かするの!?」
「当たり前でしょ。パンツを脱いでさあこれから、って所なのに。ここでおしまいなんて、そんなのフルコースの前菜だけ食べるようなもんじゃない」
「そんな…。もう許してよ…。私、何にも悪い事してないのに…」
いいえ。
ヤサコはとっても酷い事をしたのよ。
私の心を、ズタズタに傷つけたんだ。
その事に全然気付いてないなんて。
ヤサコって、とっても残酷。
でもいいんだ。
その方が私もヤサコに酷い事出来るんだから。
「今度はそうね…スカート、めくってみせてよ」
「ッ!?」
私は、自分のスカートの裾をつまんで軽く持ち上げてみせた。
「こういう風に自分で持って、たくしあげるの。簡単でしょ?」
「で、でも私、今…そ、そんな事したら、見え…ちゃうよ…」
「そうよ。見たいの。見せてよ。ヤサコのスカートの中」
私はヤサコの顔を正面から見つめて、強い口調で、ハッキリとそう言った。
叩きつけられた私の視線に耐えきれず、ヤサコは目を反らして視線を泳がせる。
「先に…この映像、止めて…」
何度も何度もリピートされていたヤサコのオナニー動画。
私は特にためらいもせずに、黙ってその映像を止めた。
同時にスクリーンの照り返しさえ消えてしまった視聴覚室の明かりをつける。
今まで薄暗かった部屋の中に、私とヤサコの姿がようやくハッキリと照らし出された。
「…言うとおりにしたら、今の映像消去してくれる?」
「ええ、約束するわ」
本当はもう、この映像の扱いなんてどうでも良くなっていた。
今はただ、とにかくヤサコのスカートの中を、目の前にある生のヤサコの身体を、見たい。
177 :
129:2007/06/20(水) 21:03:27 ID:EmgLtpZ2
ところでもしかして俺が終わらせるまで他の人投下しにくい?
まだ先が長そうなんで気にしないでほしいんだが。
でもそれだとスレの流れ的に良くないのかなあ。
>>177 まとめて投下してもらえるに越したことは無いけど
個人的には特に投下しにくいってことは無いな
つか3話ころから書いてるのが
いまだに書き上がらない方が問題
>173
パンツを掲げるかフミエ!
掲げればたちまち雷神の餌食ぞ!
>>178 ミヒャエルさん??
き…嫌われたぁああーっ!?
で放置のまんまのへタレMイサコと
129さんのやりたい放題のディオサドフミエ!
是非ともイサコのリベンジを!
―て
次の章では更にへタレでエロいイサコが望めるのでしょうか…?
>>176 絶対このポケットに入れたパンツは今夜のオカズに使うんだ、間違いない。
さぁ皆でイサコをいじめてやろう!!
183 :
178:2007/06/21(木) 07:27:18 ID:UGBHij3Y
>>180 俺はミヒャエル氏じゃないよw
あんなエローイの書けないし
俺自身はまとまるまで投下しない主義なんで、
ここにはまだ投下したことないっす
イサコをいじめられるのが希望な流れをブチ切るようで悪いけど
あんまエロクない奴投下してもいい?
”放課後の廊下で”その1/2
「ヤーサコ!」
突然学校の廊下で誰かに背中を押された。
「うわっ、な、何?フミエちゃん」
2、3歩つんのめってヤサコは後ろを見ると、そこにはノートを抱えた元気いっぱいの少女フミエがいた。
フミエがノートをヤサコに手わたすと、手で縦に立てて
「はい、これ昨日貸してもらった宿題のノートありがとうね、いや〜助かったわ〜」
ヤサコは爽やかな笑顔を見せ、ずいっとフミエの顔の前に手のひらを広げてこう言った。
「それでは 宿題の見せたお代は500メタをいただきまーす」
「え!? あ〜今手持ちちょうど無いわね・・。」
フミエは突然の料金徴収に驚きながらも自分の電脳ポケットに手をいれて手ごろなメタバクを探していた。
「メタバグ足りないからオヤジじゃだめ?」
電脳ポケットからにょろ〜んっと自分の僕、オヤジの首をつかんでヤサコの目の前に出した。
そんなフミエの姿を見て逆に慌てたヤサコは
「フミエちゃん!?じょ、冗談だよ。別に友達なんだしそんなの気にしないでよ」
フミエはそんなのわかっていたわよという顔をしながらオヤジを電脳ポケットにしまい、ニンっと笑顔を作りながら
「嬉しいこと言っちゃってでもヤサコ、これは正当な代価なのよ。はいこれ宿題のお・だ・い♪」
フミエはヤサコの肩に手を乗せてヤサコの柔らかいほっぺにちゅっ♪っと軽くキスをした。
「!!!??」
一瞬でヤサコの顔が茹でダコ状態になる、フミエはそんなヤサコの反応にグッと来てついつい頭をなでなでしてしまう
(きゃしゃでかわいい子ね〜・・・これはサービスよ)
とフミエはヤサコの首の髪をよけて、うなじにちゅっ!っとキスをした。
「ぁっ!・・・ゃあ」
ヤサコは突然のフミエからのキスにびっくりしたが、うなじからのキスで思わず口からもれた
自分でも信じられないくらいえっちな声を出したことに驚いている。
手ではっと口をふさぐとチラリと横目でフミエを見る。
フミエちゃん、続き・・するのかなぁ・・・。
そこにフミエが意地悪そうな目で見ている。
「はう!ふ、フミエちゃん・・あの・・」
「お客さ〜ん、続きは料金制なっていまぁ〜す、ヤサコは会員だから1000メタでいいわね〜」
「へぇ〜・・・意外と安いんだ〜・・・ってちがーーーーう!!」
赤面マシュマロ化しているヤサコはフミエをポフポフ、ノートで叩きだした。
「アイタタ、ヤサコ〜そんなに照れないの、軽い挨拶みたいなものでしょ?友達同士のキスなんて」
ノートをぎゅっと抱きしめてさっきのキスの余韻か、少し体をくねらせながら
「でも、キスされるなんて初めてだったし・・・」
(ここまで、いじめてオーラを出すなんてこの子、天然かしら?ヤサコって・・これで計算だったら恐ろしい子ね・・・。)
とフミエは後ろ手で”ヤサコはうなじに弱い”と自分の秘密手帳を呼び出し、
光の速さで書き込んでいた。
ヤサコの顔に近づいて
「そそられる反応ね〜ヤサコ、お口にもしてあげるかぁ〜?」
唇にちょんちょんっと指でツンツンするとさっきより強めにヤサコのノート攻撃を食らった。
「もぉフミエちゃんったら!先に帰っちゃうね!!」
ズンズンとヤサコは廊下を歩きだし
「あ、待ってよヤサコ、冗談よ、冗談」
とフミエはヤサコ後を追い、二人は玄関の方へ向かっていった。
そんな甘酸っぱい少女同士の交流空間に1つの視線があった
廊下の壁の曲がり角でっやや哀愁間を漂わせ、様子を伺う人物が一人。
「・・いいなぁ・・・。」
”放課後の廊下で”その2/2
「・・いいなぁ・・・。」
そうボソっと言葉をもらしたのはメタバグ争奪バスツアーで見事、男だらけの大黒黒客のリーダーを勝ち取ったイサコである。
自分もあんな会話に参加してみたい、フミエのお尻を冗談交じりに触ったり、ぺったんこな胸をなでたりしてみたい。
特にヤサコは特別に可愛がってあげたい。
エロトークを持ちかけて恥ずかしがる彼女を見たいし、
今自分が着ている服装を交換しあってヤサコのおへそや下着のチラ見をしてみたい。
(はぁ・・・はぁ・・・)
薔薇色イサコ電脳妄想しているとそんな甘美な妄想を打ち消すかのような現実が襲ってきた。
ドドドドドドド!!!
『イ〜サ〜コさ〜〜〜ん!』
『イ〜サ〜コおやび〜〜ん!』
放課後、イサコ御用達のパン屋にメロンパンと飲料を買いにいかせた
子分その1とその2がドタドタと必死に廊下を走りながらやってきた。
その姿を見て手を頭に当てると、イサコはちょっと頭痛がしてきた。
息を切らしている子分からメロンパンとコーヒー牛乳(いつもはフルーツ牛乳だが威厳もこめて)を受け取り
ちょっと引きつり気味な笑みで女王様顔を作るとイサコは子分に労いの言葉をかけた
「ご苦労だったな、ダイチさすがは私の黒客メンバーでもあるわ」
「いや〜〜っそれほどでも何てったってイサコさんの一番弟子ですからね〜」
と頭を後ろに当ててダイチは親分の役に立てたと、だらしない笑顔で喜んでいる
これだから、バカとハサミは何とやら・・・。
名前を呼ばれなかったナメッチは涙目である。
(なんだってこのクラブはこんなにもむさっくるしいんだ、私もたまにはヤサコとかフミエとかぽわぽわした少女トークや
ちょっとイケナイお話したいのに・・嫌!それは駄目だ私の完璧でスレンダーなイメージが・・・・)
っと腰に手を当ててコーヒー牛乳をゴクゴクいなせに飲んでいると変な視線が気になる
ちらっと横目で視線の主を探すと、ダイチが唇を突き出していた。
!?思わずコーヒー牛乳をマジ吹きしそうになるのをこらえて
「・・何の真似?」とあくまでクールに言い放った。
「こういうご褒美ってやっぱり軽くキスじゃないっすか?っぶべっっ!!」
パチィン!!
言葉も終わらないうちにイサコのビンタが飛んできた。
「バカ言ってるんじゃないわよ、相手がヤサコだったら指でも舌でも入れてあげるけど、
あんた達だったら一生お断りよ!」
と顔を真っ赤にしながら早口でまくしたてて、イサコはメロンパンをかじりながらズンズンと去っていった。
「待ってくださいよ〜っイサコさぁ〜〜ん」
ダイチが後を追っかけるとそこにはナメッチ一人が残った。
「あれもご褒美じゃないんっすかね〜・・・」
その頃はちょうどフミエがさっき自分が行った冗談な行動の三倍返しをヤサコからされている時であったとな。
エロパロかどうかはさておき、かなりいいっす
うらやましがるイサコ'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
ヤサコのお部屋で
1/
カリ・・・カリカリ・・・。
部屋に響くシャープペンシルの音
お決まりの 家での勉強会 もちろんマンツーマンである。
そこにいる人物は二人、ヤサコとイサコである。
今度の国語の作文の授業で”私のまち自慢”という内容の作文の宿題が出た。
ヤサコとイサコは転校生ということもあり、転校してくる前に住んでいた街、金沢市に関する内容の作文を書いてくるように言われた。
ヤサコは同じ住んでいた街だから一緒に書いた方が早く終るという理由で強引に自分の部屋までイサコを連れ込んでいた。
イサコは表面上嫌そうで終始ツンツンな態度でヤサコに小言をもらしていたが、内心はデレデレである。
(ヤサコの部屋かぁ〜・・・どんな部屋なんだろう・・・。クンクン・・わたしの匂いとかヤサコ気にならないかしら)
顔はクールではあるが、下校途中スキップしていたのでその姿を見たらどんなにカッコつけてもお世辞にかっこいいとはいえなかった。
カリッ・・カリカリ・・・・もう部屋に出された飲み物氷が溶けかけてコップに水滴がびっしり付き始めた頃
少し部屋の空気がだらけてきた、無理も無い会話が皆無な空間であるからだ。
カリ・・カリッカリッ・・コト。
ヤサコはシャープペンを置いて腕をのばして伸びのポーズをし始めた
「ん〜・・・ちょっと休憩しようか?イサコちゃん」
今までヤサコの顔を隙をみてはじ〜っと見てたイサコはにやけた顔を隠すように唇をキュッと引き締めた。
「あ!?ああ、そうだな」
「・・・」
「・・・」
再び訪れる何か気まずい間・・・。
「あ、イサコちゃん、私ちょっとお手洗い行って来るから、楽にしててね」
そう言うとパタンとドアを閉めてヤサコは去っていた。
ヤサコがトイレに行くのと同時イサコは小さいため息が一つもれた。
(はぁ・・私のバカバカ!ヤサコの顔じっと見つめてばかりで、雑談とか話せばよかったのに
やっぱフミエだともっと気軽に喋ったり、私の知らないヤサコなのかしら・・・)
ごろんと寝そべり視線の先には逆になったタンスが見えた。
ぱんつチェックKtkr!!
2/
電脳メガネをかけてイマーゴを起動する。カチカチカチカチ・・・。確立から入ってる可能性大か・・。
「・・・。」すっ
無言で起き上がるとタンスの前に正座になりタンスの取ってに手をかけた・・・。
(な、何を考えている、私、他人の家でしかもこんな、お約束・・・。でも・・でも・・)
少しの迷いの後スーッと開けるとそこは予想の通り、パンツの楽園だった。
無表情でイサコは「ヤサコってちゃんと丸めて下着とか整理して入れてるのね・・・」
そこには白、緑、黄色、水色、小学生が思えぬほど、いろいろなカラーや布の種類があるおそらくコレクションなのだろう。
おもぐろに一枚の下着を手に取ると・・・それは一枚の純白のパンツであり裏には芋を抱いた猫のプリントがしてある。
イサコの表情がしだいに崩れてにやけ顔になった。
突破できなかった電脳障壁の枝を見つけて地道に解き進んで突破したような達成感をイサコは感じていた。
幸せ〜〜〜って顔をしていたイサコだったが、すぐに我に返った。
「とうとうお約束な展開のまま進んじゃったけど、これはまずいわ、友達の家に来て勝手にタンス
開けて喜んでる女の子ってどんだけなのよ、そう私は天沢勇子なのよ、周りのガキ共とは違うのよ!」
ヤサコの勝負パンツを握り締めたまま、お約束の1人語りをしているとイサコはスーッと静かに
タンスを閉めた、そしてクールな暗号使いのイサコは次の行動に移った。
ぐいっぐい・・・・。装着完了!
「やっぱり直にかぶって見ないと、クールじゃないわね」
かぶった〜〜〜〜〜!!
芋猫がプリントされた下着を頭に被ったイサコは部屋の真ん中で仁王立ちしていた。
イサコはパンティを被ったまま本編5話のラムネを飲んだ後のさわやかな表情を浮かべ、ある種の達成感を得ていた。
((っ・・・・・っ))
((っ・・っ・・っ・・・))
まずい!何か話し声が聞こえるヤサコが戻ってくる、華麗に前転をしながらテーブルのポジションつき、
カチャっと部屋のドアが開く直前のコンマ何秒でスカートのポケットにヤサコの下着を入れた。
「ただいま〜ごめんね遅くなって、お母さんがお菓子の差し入れだって」
「ん、おかえり」
あくまでイサコの表情はクールであった。
>>190 >>192 エ、エロくねぇ〜〜・・・・OTZ
ミヒャエル氏や129氏の作品に感動して連投してみましたが、
全然エロくないですね。むしろイサコ様が変態な方向へ・・。
まだ勢いで書いた続きが残っており、次は某お菓子を使ったお約束な奴で
どんだけ〜って奴ですけど投下してもよろしいですかね〜?
ちょwww
195 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 12:44:57 ID:a23iT2lX
バスの中で思いっきりにやけそうになっちまったwwwwwwww
画力さえあれば漫画にしたいぐらい気に入った
3/
適当にヤサコが持ってきたお菓子に手をのばそうとしたとき私がメロンパンに勝るとも劣らない
好きなお菓子を発見したそう、”ポッキー”である。
そこから1本取ろうとしたとき、手が空を切った。
ヤサコが目の前までやってきてその手にはポッキーを箱から一本取り出していた。
「イサコちゃん、ちょっとしたゲームしよう」
「な?何をするんだ?」
「ポッキーゲーム、はいイサコちゃん片方銜えて」
「な!ちょ、何で私がそんな事を!?」
ん〜・・・とヤサコが銜えたポッキーを突き出され、仕方なく銜える。
「こ、これでいいのか?」
『コリッ・・コリ・・・』
(はいぃ?もう片方から食べ始めてるよ、ヤサコ ・・・)どうにもこうにも口がニヤけてポッキーをカタカタしている
まずはこの状況をどうにかしないといけない。
そうだ口を離せばいいんだ!ポッキーを口から離そうとすると
がしっ!!ヤサコに肩をつかまれた。
「え!?ちょ、ヤサコ」
ヤサコの目が本気だ、私はどんどん迫ってくるヤサコの柔らかい唇に触れかけたとき
不意に目をつむってしまった。
(あぁ・・・。私のファーストキス・・・)
・・・あれ?
いつまでも来ないヤサコの唇に私は目を開けるとそこには私が銜えていたポッキーの端を
ポリポリ食べているヤサコがいた。
「イサコちゃんゲームなんだし本当にキスすると思ったの〜?」
やられた! まんまとヤサコに一本取られた、だってあんな状況だと普通はキスするでしょ?
てか私に考える間をあたえないでの攻撃、ヤサコなかなかどうして・・・。
と考えている間も無くヤサコがすたすたと自分そばにやってきて隣にぴたっと座り
そして頭を私の肩に寄り添うようにくっつけた。
「はひゃ・・・!ヤ・・・ヤヒャコ!!」
「重い?イサコちゃん」
「そ、そうじゃなくて、そんなにぴったり密着されると、その・・・・あ、暑苦しいわ!!」
「そう・・・じゃあ脱ごっか?」
服をぐいっとひっぱってパタパタさせている。思わず胸の方に視線がいってしまう。何、このエロ空間!?
てかさっきからヤサコにリードされっぱなしで私へたれっぱなしだわ。
197 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 13:10:24 ID:Ntkb5cxN
ハラケンがダイチ達に拉致られてイサコに調教されるのまだー?
ヤサコ「あれ…?」
フミエ「どーしたの?ヤサコ」
ヤサコ「わ、わたしの…」
フミエ「?」
ヤサコ「ぱ、パンツが…無くなってる…」
フミエ「あぁ、最近よくあるのよねぇ…プールの時間に下着が無くなる、っての。ま、どうせダイチ達の仕業でしょうけど…」
ヤサコ「どうしよう…」
フミエ「待ってて、先生呼んでくるわ」
ヤサコ「ありがと、フミエちゃん」
………
モジョ「…モジョ!モジョモジョ、モジョー!」
イサコ「…よし。よくやったぞ、お前ら…ハァ…ハァ…」
このメンタルコンディションでは攻めにまわろうとしても
無理してボロを出しヘタレスパイラルに陥るだけだ! ここは耐えるんだイサコ!
(でも結果はおんなじ)
ハラケンがダイチ達に拉致られてイサコに調教させるのまだー?
↑に見えた
4/
何かヤサコのスイッチが入ったのかずいっずいっヤサコが近づいてきて顔を近づけてくる。
「イ・・イサコちゃん・・・」
さすが清純な女の子らしくもじもじしてるだけでくっついてくるだけでまだ具体的な行動はしてこない。
「な、何よ・・・」OK、OKまだまだ私は冷静に対応する。
私は直感した、ヤサコはクールな私にメロメロ状態で、私にいじめられたいと思っている。
よし、こうなったら私も女だ。とことんヤサコをいじって、なじって、そしてヤサコと・・・ヤサコと・・・。
「イサコちゃん・・本当は今日二人っきりで勉強だけじゃなくてイサコちゃんともっと仲良くなりたいの・・・」
ヤサコはもう私が油断したら襲うオーラーがただよっている。
このまま素直な私をヤサコに見せて欲望のおもむくまま二人でいきたいけど、ここまで保ってきた私のプライドもある。
そう決意するとイサコは深く深呼吸した。
迫ってくるヤサコを手でぐいっと押しのけ私は立ち上がるとそばにあったイスに座り、足をピッと伸ばし、足を組んだ
よ〜く見なさい、ヤサコ、私の脚線美に見とれて私だけのものになるといいわ。
「大変ね、これ見せてあげようか?」
少し足をチラっと上に上げる
「ほ、本当に?」
ヤサコの目が輝く
「ヤサコ、その代わり私の子分になれ、嫌ならいいんだぞ」
「あ・・・ぅぅ・・・」
困惑するヤサコ、あぁ・・・ゾクゾクするわ
「こっちに来ればすぐに体を舐めさせてやる、さぁどうする?」
さぁ来なさい、ヤサコいっぱいいじめてあげる・・。
「うぅ・・・ああ・・イサコちゃぁあ〜ん・・・」
私に抱きついてくるヤサコ、思わず私も抱きしめる。
ああ・・ヤサコ・・ヤサコ!なんて抱きしめたら折れちゃうくらい細い体なんだろう、
そうよ!私はいつだってピンチを乗り越えてきたし 私もヤサコにメロメロなのよ!!
すっかりイサコは自分の世界にトリップしているとふと、イサコに抱きしめられたヤサコが
「はぁ・・はぁ・・イサコちゃぁん・・・・ん、好き!」
っとヤサコが私を押し倒してきた。
(はわわ・・・ヤヒャコ、積極的・・・でもわ、私が攻めにならないと)
「ふふ、もう私が欲しくなったの?・・・たっぷり調教してあげるわ・・」
ぐるりとイサコが上になってヤサコのお口にちゅ・・っちゅ・・っと口づけをかわす。
ヤサコは恥ずかしいのか、うつむいたままあたしを受け入れようとしてる。
「かわいい子・・・めちゃくちゃにしてあげる!」
ぐっ体に力入れた瞬間
ポロっ・・・っポケットから芋猫パンツがころりんと落ちたのである。
(わ、私のバカ〜何もこういうときに・・嗚呼こうなるなら下着の上から
ヤサコの勝負パンツはけばよかった・・『そういう問題ではない』)
>>202 やば・・・オチが思いつかん・・OTZ
このまま百合で行くか・・・。フミエ乱入か・・・。
京子参上か・・・メガバァがタシロか・・・。
なるべくコイルらしく終らせる方向で考えます。
ヤサコがわざとパンツに気づかないふりをしてレズに突入、
一見イサコ主導のまま行為をすすめ、
ヤサコのあえぎ声にイサコが内心メロメロになりヨダレもたれかけたところで
「イサコちゃん、私のパンツかえして」と反撃開始とか
ヤサコ「あれ…?」
フミエ「どーしたの?ヤサコ」
ヤサコ「昨日、リコーダー持って帰るの忘れちゃったんだけど…」
フミエ「もしかして無い…とか?」
ヤサコ「………」
フミエ「…ホント、ヤサコってよく物を失くすわよねぇ。パンツとか」
ヤサコ「フミエちゃんっ…!」
フミエ「ごめんごめん、でもここまでくるとさすがに悪質ね」
ヤサコ「下着だって悪質じゃない…」
フミエ「とにかく、先生に相談しましょ。私も付き添うから、職員室行こ」
ヤサコ「ありがと、フミエちゃん」
………
モジョ「モジョ〜…?」
イサコ「5番、口をつけたら殺すぞ。ハァ…ハァ…」
へたれなイサコ萌えさんグッジョブ!!
ミヒャエルさん、129さんに続き第3のSS職人さんが!!
ありがたや、ありがたやwwwwwwwwwww
このスレのせいで電脳コイルCDと電脳コイルノベルの2つを購入しちまったよ!!
もうヤサコとイサコ、フミエをまともに見ることが出来なくなっちまった!
どうしてくれるんだ!!!wwwwww
へたれなイサコ萌えさんの変態イサコにハアハアwwなんですが
個人的にイサコの一人称は【私】より【あたし】の方が違和感が無いような…
今、小説版読んでるせいかね?
207 :
206:2007/06/21(木) 20:05:02 ID:/n3LqcrT
あ…
でもアニメ確認したら桑島声で【私】とか言ってる!
アニメじゃ違うのか!
とりあえずSS読んでハアハア…
おっと!大切なこと書いてない!
>>203 このままへタレクールイサコとやけにアダルトなヤサコのレズ突入でお願いします!
(*´д`*)ハァハァ
209 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 20:32:00 ID:K+G9cm+C
電脳ペットに感触を与える技術が開発されたら、電脳バイブとか
電脳触手とかが開発されるだろうなぁ
210 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 20:53:55 ID:79yiueMT
続き全裸で待ってる
211 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 07:55:57 ID:UBqcSnlR
本編でもうとっくにフラグ立ってるのに
ダイチxフミエが無いのが意外だ
意外だと言う奴が書けばいい
ダイチはイサコの子分で良いとこなしのヘタレだし
フミエは全くダイチに興味ないしなぁ
ダイチの暗号屋への憧れは何か目的があってのことと信じてるのは俺だけでいい…
半分はマジヘタレだと思ってるけどorz
今日コイル再放送の録画見たんだがおもすれー
ss系のスレがここ意外に見当たらないんでここに投下しますね。
最近徐々に暑くなってきているけれど、窓を開ければ心地良い風が吹く。
布団に転がりながら不思議な清涼感を感じていると電脳メガネがメールの新着アイコンを表示した。
未承諾広告や迷惑メールは父が設定したフィルタで弾かれるからフミエちゃんかな?と幾分ウキウキ
しながらアイコンをクリックする。
まず驚いたのは差出人だ。登録した覚えはないけれど確かに『天沢 勇子』と表示されている。
「イサコ……ちゃん?」
イリーガルの一見で顔見知りになった…と思う、凛とした容貌に『暗号』自分とはまったく違うタイプ。
なにより個人的に過ぎる理由だけれどあの性格にツインテールという組み合わせ。
ヤサコ自身TOKIMEKIを感じていた、そのイサコからのメールだ。
「どれどれー」
僅かに口角を上げながら本文に目を通す、内容としては金沢繋がりの簡単なものだったけれどこれは良い機会
とヤサコはイサコを自宅に呼ぶことにした、もし終らなかったら泊まっていけば良いよ、と。
我ながら下心を隠し切った自信がないメールを返信したヤサコはイサコがいつきても良い様に準備を始めた。
イサコからツンツンした返信が返ってくる、準備は粗方終ったけれどまだイサコが来るまでには時間が
かかりそうだ。
特にやることが無くなってしまったヤサコはなんとなく布団に潜った。
今から遊びに来るイサコの事を考えながらごろごろごろごろしていると悶々とした感情を抑えられない。
「んーっっく」
一度伸びをして一息つきまた布団に潜る。
変な気分になっているな。とヤサコは自己解析する、まさかアレはやらないよな。今にもイサコが
家に来るかもしれないという状況だ、するわけがない。と自分に言い聞かせる。
しかし自分の意思とは逆に手は自然と下に伸びていった。
「ふ……はっ………イサコちゃん…ヤバイかな、好き…だよ………」
217 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 11:48:01 ID:0sOT4T/j
イサヤサきたこれ
>>214 サッチーに消されたフミエのペットを復活させたいんだよ、きっと
>>218 黒客クラブの噂によると
ダイチが暗号屋にあこがれる真相はフミエちゃんの消されたペットを・・・
こうですか?
フミエが冗談半分でダイチからデータハッキングしたら、そんな情報が引き出されて……
「ウソでしょう」 と笑い飛ばしていたら、ダイチの子分から真実を聞かされて……とかw
今日の本編は良い燃料だったね
今日さっそく公式放送でイササヤキタ―――――――――――――――!!
>>215 今度は変態ヤサコの職人さんかwwwwwwww
今までイサコやフミエを狂わせド変態にさせた魔性の女ヤサコの視点のエロエロSSが満喫出来るわけですね!!
このスレにいる住人の大半は個室で二人っきりになった時、いつイサコがヤサコを襲うか期待と不安が入り混じった目で見ていたに違いない。
しかし今週のは妄想しろといわんばかりだったなw
今夜あたり俺は来ると思ってるぜ。
だから今から全裸で待機中。
あっというまの30分だったなw
幼児ネタに期待してしまうんだが
ツンデレの基本は、ツインテールってらき☆すたで言ってたな
イサコの服が引っ掛かったまま悪戯をするヤサコ・・・ハァハァ
ボクのモジョがなくなったー!
密室に2人きり
「暑いね」(→脱ごっか)
ツンデレ
「やめなさいよエッチ」
鬱ものが 見てぇ
232 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 21:24:44 ID:0sOT4T/j
イサヤサかヤサイサならなんでもこい
もうイサイサでもヤサヤサでもいい
何の暗号文だよ(w
ここは、レズスキーの巣窟だなwwwwwwww
イサがヤサにいろいろポーズとらせてる時に
ヤサのしなやかなフトモモに手が触れてぴくんってなっちゃって
「ヘンな気起こさないでよね」とかイサが言って
ヤサがあわてて「なっ何いってんの」って赤面して
でもなんかイサの手つきがねっとり汗ばんでくるのを感じて
「ヘンな気起こしてるのはそっちじゃない」みたいなことヤサがつぶやいて
しまいにはイサが衝動を抑えきれずヤサの短いスカートをぺろっとめくってしまう
そんなSSを僕は読みたい
閉じ込められたままどんどん暑くなって全裸になり、
おまえのなつやすみ生活に突入キボン
あのまま閉じこめられてたらトイレとかどうしたんだろうなぁ
7話ネタじゃないけどまた通りますよ
玄関前、そこにはたっぷり30分はチャイムを押しあぐねているイサコの姿があった。
どうしたものかと考えているイサコの前へ⊂二二二( ^ω^)二⊃しながら京子が出てきた。
「あ、もう!!京子ッ……んー、録画停止…」
こっそり悶えていた(少々マニアックな)至福の一時が呆気無く終ってしまった、ということに少なからず
落胆するがそこはそれ、気分を180度切り替えイサコを出迎えに行く。
有無を言わさないようイサコを部屋へ引き入れ菓子やジュースを勧める、夜はまだ長いのだから。
「ねぇねぇ、イサコちゃん。ココどうしよっか?」
「そこは○○で、ここは×××を使えばいいわ。(っ……近ッ//)」
何故か課題が思うように進まず、ヤサコの進めもあり仕方なく、という形でイサコはヤサコの家に泊まることになった。
他愛の無い話、ヤサコが振る話題をイサコがツンで返す。
イサコとしては格好の良い自分、凛とした自分を演出できたことを喜ばしく思っていたが
ヤサコとしてはこのツンをどうデレにするか、その時の至福を思い心が躍る思いだった。
折角だから一緒にお風呂に入ろうというヤサコの提案をのんでしまうイサコ。存外ヤサコは押しが強かった。
((はぁー、思ってたより細いし肌も白いし、綺麗ー……))
「ねぇ、イサコちゃん体流してあげよっか?」
「え…い、いやいい」
「いいんだね?やった♪」
「待て、そっちのいいじゃなっ…」
「どぉー気持ちいい?ねぇーイサコちゃん気持ちいい?」
「え、まぁ、気持ち……っておいっ!どこ触、んっ」
「え?どうしたのイサコちゃん??」
「な、なんでもないッ!///」
「ふーんwえぃ!」
「痛ッ??ちゅ、ちょっとなにしてんの!」
「えへへー、痛かった?」
「(ッ//)じゃ、じゃぁ頭洗ってあげようか、お返しにね」
「………え、ちょっとイサコちゃん痛ッ、目!」
「え、そう?ごめんね。くふふw」
((こいつッ))
たっぷりと楽しい時間を過したイサコとヤサコの間には不思議な友情と敵愾心が生まれていた。
それはお互いに強い興味を抱かせるには必要十分な感情だ。(計算どおり!)
ヤサコは火照った体を潤すラムネを一気に飲みほす。
「ごめんねー、まだダンボールとかは片付けてなくて……布団一枚しか敷く場所がなかったの」
「いや、良いよ普段の寝床に比べたら、ね。一枚なら一緒に寝ればいいだろ?」
(一晩でデレさせてやるッ!)
241 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:39:22 ID:0sOT4T/j
人生初のSS挑戦
イサコ「足をひらけ!」
ヤサコ「ちょっ…やめなさいよ、えっち!」
イサコ「ゆうことを聞け!」ヤサコ「誰に向かってその口聞いてるの?」
イサコ「なっ…!馬鹿っやめろぉ!」
ヤサコ「ふふふ…嫌な事されるのが好きなくせに」
イサコ「アッー!」
キョウコ「うんちー!」
他愛の無い話がやけに意味のあるモノに感じる。
素敵な時間が穏かに流れているのを自覚できる。
あぁ、やはり惹かれているんだなと改めて思う。
昔はこんな事を思えただろうか?思えなかった。
全く自分とは違うタイプ、イサコとの出会いは。
ヤサコにとってとてもとても幸福なモノになる。
それはイサコにとっても。日付が変わっていく。
ゆっくりと、穏かに。少しだけ寂しさを残して。
今までの『ゆうこ』とは違う、寂しさも薄れる。
起きたら折角の日曜日なんだから散歩に行こう。
一緒に一歩前に進める。
浮かれた気分のせいにして今日は、手を繋ごう。
ヤサコ「…暑いわね〜…」
イサコ「話しかけるな」
ヤサコ「………」
イサコ「…?…っ…?…あれっ…?」
ヤサコ「しょうがない子ねぇ…」
イサコ「…!?…ちょっ…!おま…っ…何して…!」
ヤサコ「イサコちゃん…イサコ…イサコのお尻、あったかい…」
イサコ「おいこらっ…!か、顔を…埋めるな…っ!」
ヤサコ「太もも、スベスベだ…ちゅ…っ…」
イサコ「ひぃ…っ!あ、あんた…いい加減に…!」
ヤサコ「スカート、捲るね…?」
イサコ「や、やめっ…あっ…!」
ヤサコ「うわぁ…いい匂い…好きだよ、イサコ…ちゅっ…」
イサコ「う…あ…ぁ…」
イサコ「足をひらけ!」
ヤサコ「アイアイサー!」あっさり大開脚
イサコ「え?・・えーと、言うことを聞け!」
ヤサコ「聞いてますがなにか?」
イサコ「いや、その、もっと嫌がれ」
ヤサコ「いや〜ん、えっちい〜」
イサコ「・・・参りました。もうしません」
ヤサコ「許しません」
イサコ「すいません、今回は見逃してください」
ヤサコ「だめです、もっと高圧的な命令をしなさい」
イサコ「ごめんなさい、もうしません」号泣
ヤサコ「わたし喉が渇いた」
イサコ「はいっ、すぐラムネを買ってきます」
ヤサコ「黄色いのがいい」
イサコ「え?ビールですか?」
ヤサコ「あなたの黄色い液体がいい」
イサコ「ええっ?えええええっ?」ふたたび号泣
フミエ「もうそのへんで許してあげなよ」
ヤサコ「・・どうしよう、わたし覚醒しちゃった」
247 :
129:2007/06/24(日) 01:30:25 ID:J/caIoAw
職人さん充実してきたね。
間あいたし忘れられちゃったかな?
だがその分ラストまで書き上げてきたぜ。
<前回までのあらすじ>
ヤサコがイサコに対して恋慕の情を抱いていると知り嫉妬に狂ったフミエは
ヤサコのメガネをコロッケにして揚げたりステーキにして焼いたりケーキにサンドしたりした。
一方ハラケンは…。
玉子「ほうら、女の子の格好したケンちゃんも可愛いでしょう?」
ハラケン「こ、これが僕?…キレイ…」
んじゃどーぞ。
248 :
129:2007/06/24(日) 01:34:03 ID:J/caIoAw
ヤサコは意を決したのか、ようやくスカートに手をかけた。
私は思わず身を乗り出して顔を近付ける。
見たい、ヤサコの、ここ。
早く。
早く!!
でも、ヤサコの手はなかなか進まない。
まるでわざと焦らしてるみたい。
…さすがにそんな事はないんだろうけど。
そんな事を考えていると、ヤサコの手がピタリと止まった。
「…やっぱり、出来ないよ…恥ずかしいよ…」
この期に及んでまだグスグズしているヤサコに、私はついに我慢できなくなってしまう。
「いいから早くしなさいよ!!」
「キャアッ!!」
私はヤサコを押し倒すと、一気にスカートをめくり上げた。
そのままヤサコの膝の間に両手を突っ込んで、強引に脚を開かせる。
ついに、ついに見ちゃった!!
ヤサコの、ここ…。
「い、イヤッ!!見ないで!!見ないでぇ!!」
こんな風に嫌がっている時までヤサコの声はキレイで、透き通っていて、それが尚いっそう私の「意地悪したい」っていう心をくすぐった。
「へえ〜、これがヤサコのあそこなんだあ」
そう言って、息が吹きかかるぐらいまで顔を近付ける。
ヤサコのおなかも、太ももも、余計な脂肪が付いていなくてスラッとしてる。
でも、中心部のそこだけは柔らかそうにぷっくりしていた。
「綺麗な色ねえ。あ、ヤサコ、もう生えてるんだ?」
私は、うっすらと生えはじめているものの一本をピン、と引っ張った。
「ひ、ヒゥッ!?」
「ヤサコってはいてるパンツはお子ちゃまなのに、その中身は大人なのねえ」
249 :
129:2007/06/24(日) 01:37:07 ID:J/caIoAw
「もうやめてよ…やめて…」
ヤサコは顔を両手で覆ってすすり泣いている。
どうやら私の言葉はしっかりとダメージを与えているらしい。
フフン、そうでなくっちゃ。
私は手をゆるめなかった。
ヤサコのあそこに、キスをする。
正確に言えば、それはキスなんていう、やさしいものじゃなかった。
吸い上げて、ねぶって、乱暴に、一気に、唇と歯と舌の全部を使ってヤサコを責めてやったのだ。
「ひ、ヒギイィーッ!!」
一番敏感な部分に、突然物凄い刺激を受けて、ヤサコはすぐにイッてしまった。
腰を浮かせて、太ももの内側をブルブルって震わせて。
その姿があまりにも可愛いくて、いやらしくて、私はおなかの下の方がカアッ、と熱くなってきてしまった。
いよいよだ。
いよいよ、ヤサコの全部を完全に私のものにするんだ。
ぐったりしているヤサコのあそこを舐めまわしながら、私は手探りで自分のランドセルを見つけた。
その中から、この日のために用意したとっておきのアイテムを取り出す。
「…ぷはっ。エヘヘ、ヤサコ、いいもの見せてあげる」
「…?ヒッ!?な、何それ!?」
私に差し出されたアイテムを見て、ヤサコは顔をひきつらせた。
「これはね、『ディルドー』っていうんだって」
250 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 01:37:35 ID:+zXxsqal
続ききたあああああああああああああ
251 :
129:2007/06/24(日) 01:41:01 ID:J/caIoAw
「ほら、男の人のおちんちんの形してるのよ」
私はディルドーのさきっぽをピン、と指ではじいた。
「電脳アイテムじゃなくて、ちゃんと実体があるでしょ」
両方の先端が男の人の形をしているそれは、女の子同士が繋がるための特別製だった。
その一方の先端をヤサコのあそこに近付ける。
「これがこれからヤサコのここに入っちゃうんだから」
「ヒッ…!!無理無理、絶対無理!!そんなの入らない…」
「大丈夫だって。あんまり太くないの選んだから。ちゃんとほぐせばそんなに…」
グリグリ、って押し当ててやると、ヤサコは後ずさって逃げようとした。
「やだあ…誰か、助けてよう…イサコ…」
!!!!
イ
サ
コ
その名前を聴いた瞬間、私はいかりとか、しっととか、にくしみとかで目の前が真っ赤になった。
そして何も考えられずに、ただ衝動のまま無造作にディルドーをヤサコの中に突っ込んだ。
「───ツッ!!」
私が我に帰った時、ヤサコは糸が切れた人形みたいに床に転がっていた。
体は小刻みに痙攣して、目は虚ろで、口の端から流れるよだれが泡みたいになっている。
あそこからは初めてだから、っていう理由だけじゃない血が流れていた。
ヤサコ。
かわいそうなヤサコ。
でも、あなたが悪いんだから。
私の目の前でアイツの名前を呼ぶなんて。
その名前だけは、絶対出しちゃいけなかったんだ。
252 :
129:2007/06/24(日) 01:44:58 ID:J/caIoAw
ディルドーが挿さったままのヤサコのあそこ。
まるでヤサコにおちんちんが生えてるみたい。
私はいつの間にかべちゃべちゃになっているパンツを脱ぎ捨てると、ヤサコの"おちんちん"に上を向かせてそこにまたがった。
ヤサコの初めてを私が奪ったから、お返しに私の初めてをヤサコに捧げてあげる。
ヤサコがそうされたのと同じように、私は体重をかけて一気に腰を落とした。
「───がッ…あぁ…!!」
あまりの苦痛に息が詰まって、私は叫び声をあげる事も出来なかった。
まるで体全部がふたつに引き裂かれたみたい。
でも、これは今ヤサコが感じている痛みや苦しみと同じ。
そう思うと、何だかこの苦痛さえ嬉しかった。
「ヤサコ…私たち、繋がってるよ。私たち、ひとつになってるんだよ」
ヤサコの体に覆い被さり、優しく頬をなでる。
「あ…うう…」
まだ朦朧としてるヤサコにキスをして、私はゆっくりと腰を動かしはじめた。
「う…うう…」
まだ痛みは続いているみたいで、ヤサコのくぐもった喘ぎ声が私の口の中で響いた。
私のあそこから流れた血と、ヤサコのあそこから流れた血が、絡み合ってひとつの筋になる。
こんな特別な絆を持つの、私とヤサコだけだよ?
こんなに深く繋がっているのは、この世界中で、何十億っていう人間の中で。
私とヤサコの、たったふたり。
もうヤサコと離れるなんて想像できない。
絶対、誰にも渡さない。
ヤサコ、ずっと、ずっと一緒だよ───。
253 :
129:2007/06/24(日) 01:49:34 ID:J/caIoAw
───この一部始終を、目撃している者がいた。
フミエがシャットアウトしたカメラの機能を回復させ、その目を盗んで。
メガネの視界に映し出された画面の中では、フミエが懸命に腰を振っている。
そして、やがて大きな声を出しながら果てると、ヤサコの体の上に重なるように倒れ込んだ。
カメラとの接続を切ると、その少女は頬杖をついてフフン、と笑った。
校舎の屋上に打ち棄てられた机や椅子の山。
その頂上に不遜に足を組んで君臨する瓦礫の王。
いや、瓦礫の女王、か。
その少女──天沢勇子は夕陽を背に立ち上がると、小声でこう、呟いた。
「…フミヤサか。ヤサコは総攻めだと思ったが…これはこれで、アリだな」
そして、いま収めたばかりの映像を「今夜のオカズ」フォルダにそっとしまうのであった。
END
ちょwGJwwww
イサコ「…脚を開け」
ヤサコ「…えっちぃ…」
イサコ「………」
ヤサコ「…ふぁ…っ…!あ、天沢さん…?」
イサコ「…都市伝説」
ヤサコ「え…?」
イサコ「ホントにしてあげようか…?…んっ…」
ヤサコ「あっ…ん…」
イサコ「へぇ…うなじ甘噛みされるの、イイんだ?」
ヤサコ「ちょっ…どうし、ちゃったの…?…イサコ…」
イサコ「あんたみたいに…無防備な姿、晒してると…んちゅ…っ」
ヤサコ「あぅ…ふ…っ…」
イサコ「喰われちまう、って…!」
ヤサコ「ふ、ふざけ…ぅやぁ…は…っ」
イサコ「さっきの…倍返ししてやるわ…!」
覚醒したハラケソがオバチャソを犯す近○相○ネタがみたいです
当初の過疎っぷりから
物凄い繁栄で嬉しい
259 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:39:35 ID:4UKvSog8
俺×オヤジ キボン
>>259「オヤジのここ…おいしいよ」
オヤジ「……」
>>259「ケツも舐めてやるな」
オヤジ「……」
オヤジって喋れたっけ?そもそも感覚無いから(ry
公式放送で萌え死しそうになった後で
土曜のヤサコ職人さんのヤサイサ!
129師のフミヤサ!
あ…貴方たちは私を萌え殺すつもりか!
つかエロすぎるよwwwwwww
ハアハア
198氏から始まったショートSSもいい感じですねw
ヤサイサ、イサヤサ、フミヤサ、ヤサフミ
ドンと来いですよ!
俺は今でもオヤジを初めて見た時の衝撃を忘れられないぜ。
あんな顔してプリンプリンの可愛いケツしやがって…
オヤジが8体のモジョにかわるがわる・・とかお願いします
>>263 おまえ!どんな欲求してんだ!?
ぼくからも その お願いします!
オリジナル出しちゃだめなのかい? 男女の絡みが嫌なら書かないけど
設定は引越しする一年前の夏、既に製造中止された眼鏡を付けてイリーガル探してるイサコたんと
石川に化石調査に来た大学生ってな具合に まぁ、完成するか分からんけどw
何故大学生?
小学生でいいじゃないか。
オリキャラに名前とか付けて良い人系な感じにするとオリキャラじゃなくて
俺キャラと呼ばれる分類になるぞ。
※俺キャラ 自分を投影させる、またはそれに類するキャラを登場させる事。
オリキャラはどんなスレでもたいてい物議をかもすからねぇ
わーわー
放映中の作品だといずれ本編との矛盾がさけられなくなるしね…
個人的にはエロ質が高ければなんでもいいけどな。
電脳コイル 第07話を見てついカッと書いてしまった短編作
1/2
『私たち、やっぱり友達になれないのかな・・・』
その言葉を思い出す時、私の胸の中にズキッっとくるものがある。
廃工場でのイリーガル捕獲作戦はあいつと幼児のせいでまんまと失敗した、今思い出しても非常に腹立たしい!
反面あのドタバタも少し痛快だと感じてしまった。
(良かった、あの幼児に怪我が無くて・・・。)
夕暮れ時の大黒市、今は誰もいない学校の屋上にいて、メロンパンをほおばりながらぼんやりと空を眺めている。
あいつのせいで自分がしかけたトラップに引っかかるなんて我ながらなんて情けない・・・。
二人して密室でガラスを叩いたり、私を師匠にしてくれって言われたり
気安く私に幸せになるコツを言ってきたり、イサコと呼ばれたり、まったくなれなれしい。
あ〜あいつと喋っていると子分達に示すような態度ができなくなる。
だから私は言ってやった、お前がやってるいるのは自分のためであり、友達と調子を合わせるためだけのことだと!
それでもあんまりあいつが馴れ馴れしく私に接してくるから少し黙らせてやろうと恐い話をしてビビらせてやった。
話の効果はてきめん、最後の方になると「やめてよ〜」ってあいつのビクビクした態度を見ると
自分の中でゾクゾクしたものを感じた。もっとあいつをいじめたいと思ったが泣き出すと何なので
ほどほどにしておいであげた、いじめないで!ってあいつの顔見るともうたまらない気分になる。
あいつをアンテナ代わりにしたとき腕とふとももの感触すべすべして気持ちよかったなぁ〜・・・
ふと空間に窓を開きあいつの顔の画像をずら〜っとあたりの空間に広げる、
あの清純そうな顔にいきなりキスしたらあいつどんな風になるかな・・・。
びっくりしていきなり泣き出すのなかな、ふふ きっとあいつの唇は柔らかそうだな
もし受け入れたら予想の斜め上の行動をしてやる!
舌を入れて思いっきりあいつの唾液をすすってやるんだ・・・。
スラットした縄文時代の服装みたいな上着の袖に手をつっこんであいつの胸をもみしだきたい
押し倒して唇から音がもれるくらい吸いあって、あいつ”ヤサコ”の耳元で言葉攻めして
ヤサコのほっぺをペロペロ舐めてやる。
ヤサコ・・・何色のパンツはいてるんだろう・・・。
ヤサコ・・・ああ・・思いっきり抱きしめてぎゅう〜ってしたい・・・。
ヤサコ・・・いっぱい抱きしめてキスをしてヒラヒラしたスカートの中に手をいれていっぱい愛撫してあげたい・・・。
「んっ!」
じゅんっと自分の股間に刺激が走り、下着に手をいれるとぬちゃって生々しい感触がした・・・。
あいつ、ヤサコで濡れてしまったらしい・・・。
ぬるっとした指を見つめているとだんだんと私の呼吸が荒くなってくる 駄目だスイッチが入ってしまった。
「はぁ・・はぁ・・・んっ・・・」
愛液がついた指を口に含むとごろんと仰向けになり足を静かに開く・・。
すっと灰色のジュニアショーツの股間の上を指でなぞりながらゆっくりと指でこすっていく・・。
「あ・・ヤサコ・・・私の体も触って・・・思いっきり抱きしめなさい・・・」
名前と転校前のまちが同じってくらいしか共通点がなく、あだ名も性格はもちろんまったく正反対だけど
だからこそ引かれたのかもしれない・・・。
くちゅ、くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ・・・。股間の布をどけて赤く興奮しているおまんこから
愛液が唾液のようにツーっと流れると指でそれを指ですくって指で愛撫してやる
さっきと音が違ってぐちゃっぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃっとかきまわしている。
もう我慢できない!下着をぐいっと脱いで下半身がノーパン状態になった。
2/2
「ヤサコ!ヤサコ・・!あぁん!気持ちいいよ・・・ヤサコォ!」
口を半開きにしながら、自分の乳首をきゅ〜っと指でコリコリさせながらまだ幼さが残る自分の性器を存分にまさぐり
何度もヤサコの顔を思い出しながら妄想で次々と彼女のエッチな姿を思い浮かべていた・・・
スカートをたくし上げて下着を見せてくるヤサコ。
色っぽい表情でこちらを見つめ、大好きと何度も抱きしめながら言ってくるヤサコ。
M字に座ったヤサコの股間から純白のパンティが見えて見ていたあたしに気がついて布をぐいっとマンチラをしてくるヤサコ。
「んん・・・ああ・・・ヤサコ・・毎日おかずにしても飽きないぃ・・あん・・んあ・・イィ・・!」
じゅっぽじゅっぽ指の先を出したり入れたりして自分の指をヤサコの指だと思ってさらに感度を高めている。
屈服させてあの細くて清楚な体を調教してやりたい。
「裸になりなさい!今日は首輪をつけて街を散歩よ!」と「あたしの足の指を舐めなさい!んっ・・・。
下手くそ!」ヤサコの可愛らしい顔を足でぐりぐりと踏みつけてやるんだから!
もちろんその後はやさし〜〜くヤサコを愛してあげて「さっきは強く踏んでごめんなさい」とか
「お尻とあそこに思いっきりバイブを入れて攻めて痛かったでしょ?」とか謝るんだ。
でもヤサコはきっと許してくれて優しく私を拒まずに受けれいてくれるんだ。
ヤサコの優しい笑顔を思い浮かび愛し合ってる姿を想像すると指2本を入れたおまんこがきゅぅ〜〜って締まる
「あ・・駄目・・ヤサコ、イサコをイかせてぇ・・・!」ぐいっぐいっと指を奥まで挿入させながら
ぐるっとうつ伏せになりお尻を突き上げる。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ・・・っとあそこかき回しながらおしっこの穴をぐりぐり指でいじめる・・・。
今のこんなはしたない姿を誰かに、特にヤサコに見られたら変態!って言われるのだろうか・・・
それともそれをネタにして私を脅迫してくるのかな・・・ヤサコに「イサコってこんな風にお尻を振りながら
オナニーしてるんだ、しかも私をおかずにするなんて・・この変態!」ぱしぃん!っとヤサコにあたしのお尻をはたかれるのを
想像する、イイ・・・ヤサコにいじめられるのもイイよぉ・・・あ・・ダメ・・イく・・!
ヤサコをおかずにしてイっちゃぅぅ・・・!
「ヤサコ!ヤサコォォォあぁ・・あああっ!!」
ビクン、ビクン!と体を痙攣させ、高く突き上げたお尻をくねっとくねらせるとくたっと倒れた。
はぁ・・・はぁ・・っと肩で息をしながら手の甲を顔に当ててイった快感の余韻にひたっていると
さきほどまで空間にあらかじめ出していた画像に気がついた。笑顔のヤサコの画像である。
あのチビのフミエと一緒におしゃべりしている所を何気なしに撮った画像であるが、
やっぱりヤサコの言うとおり他人を拒むだけでは何も幸せになれないのかもしれない。
はみかんだ笑顔を見ると思わずかまってあげたくなるような衝動にかられる。
それに彼女はつらいことがあったんだろうけど前に向かおうと努力しているのに・・私ったら・・。
ダイチ達に呼び出される前にヤサコした行動・・・。
そして今日の行動・・・。
胸がきゅ〜〜って締め付けれるようだ・・・。ズキッズキっと鼓動している・・・。
「うう・・駄目だよ・・・私なんか友達に・・友達なんかなっても・・ともだ・・ちに・・うぅ・・っ」
涙が頬を静かに濡らす。 体を丸め込ませ、静かにイサコは泣いていた・・。
「本当はイサコって呼ばれてもいいし、ヤサコって呼びたいし、メガネを使って楽しく遊んでみたいし
もっとみんなと仲良くなりたいんだけど・・私には・・私には使命があるの。
ごめんね・・ヤサコ、こんなに嫌な女でごめんね・・・」
ラスト(2分割じゃ駄目だった(泣))
すっかり日が沈み、イサコも身支度を整えて、例の所へ電話をしてウィンドウを閉じると
もう先ほどの少女の顔ではなく、1人の暗号屋の顔になっていた。キっと表情を集中すると
「待っていろよ、イリーガル必ず逃がしはしないからな!」
その場所から立ち去ろうとしたときふとメールが一通着信した。
クラスの連絡表経由からイサコにメールが届いたらしい。
送信元はヤサコであった。
題名:今日は京子を助けてくれてありがとう♪
本文:今日はイサ・・天沢さんのイリーガル追跡の邪魔をしてごめんね。
でも天沢さんのおかげで京子もあたし達が追っていたハムスターも無事でありました。
改めてお礼がしたくてメールを送ります。
文章を見るとイサコはまったくあいつはわざわざ・・と思いながらメールを見ていると画像がメールについていた
自分と同じ髪型をし、キッと目つきを悪くした幼児(京子と書いてあったな)と
マヌケな表情を浮かべた犬(あの犬元気になったんだな・・よかった)を抱きしめているヤサコであった。
メールの続きを見ているとあの幼児のマイブームがおばちゃんからツンツンしているお姉ちゃんになったらしい。
「なんだそれは私か?・・ふふ」と思わずクスクス笑ってしまった。
そのメールと画像を自分のお気に入りのフォルダに入れるとポケットからドライジンジャーが入った小ビンを取り出し
2、3粒口に放り込む。
「さあ・・、行くかっ」ぐっ!っと力強く地面を踏みしめる。
スパイシーでピリッとした味が口中に広がった。
END
GJ
あんまエロくなくて正直スマンと思っている。
ぷちっと書き残します。
イサコお前、学校の屋上でオナニーするなよって書いた後思いましたけど、
7話の後ヤサコのお礼メールがイサコに届いていたらいいなぁと思いました。
アニメでもこのスレでも大黒黒客の放置プレーには見ててwktkしてきます。
あ〜来週の話も楽しみだけどエロパロスレも楽しく見ています。
そんでは。
129さん、終わっちゃったんで勝手に続けていいですか?
あれから、どれだけの時間がたったのか・・・遮光カーテンの隙間からこぼれていた陽の光も今はない。
あたしのあそこはまだ鈍い痛みと異物感が残っている。
ヤサコもきっと・・・
二人は距離を置いて倒れたままだ。
ヤサコは背を向けたまま、両手で自分を抱きしめていた。
あたしはそんなヤサコをずっと見つめている。(後ろからそっと、抱きしめてあげたい)
ヤサコがゆっくりと立ち上がり、うつむいたまま呟いた。
ヤサコ「フミエ・・・ちゃん・・・パンツ、返して・・・」
無感情な言葉だったが、怒っているようにも聞こえた。
あたしの胸が少し痛んだ。(初めてだもんね、あたしもだけど)
(でもヤサコがいけないんだから!優しくかわいがってあげようとしたのに、なんで?なんでイサコの事なんて・・・!)
ヤサコはあたしの物よ!気を取り直しあたしはヤサコと向かい合った。
フミエ「確かに、そのままじゃ帰れないものね。いいわ、それじゃあこれを穿いて帰りなさい」
電脳袋から1枚のスパッツを取り出した。
ヤサコ「私のを返して・・・」
フミエ「だ〜め、だったらこれも渡さないわよ、そのまま帰んなさい」
ヤサコ「そんな!」
しぶしぶであったが、ヤサコはスパッツを受け取り、しばらく眺めていた。
フミエ「もちろん新品よ、サイズも大丈夫だと思うわ」
きつめなのでスカートを手繰りあげないとうまく穿くことができない。
伸縮性のある生地はヤサコをぴったりと包み込んだ。
フミエ「似合うじゃない、かわいいわよ」
穿き終わったヤサコは体育座りになり、頭をひざにうずめた。
・・・無言の時が過ぎていく・・・
フミエ「ごめん、痛かった?」
ヤサコ「・・・」
フミエ「だよね、わたしも初めてだったからさ、怒ってる?」
ヤサコ「・・・」
フミエ「ヤサコの最初の友達があたしなのに、いつも一緒にいるのに・・・
ねぇ!なんでイサコなのよ!なんであたしじゃないの?」
ヤサコ「!! そんな、ごめんなさい・・・」
こうするしかなかった・・・じゃなきゃ、分かってもらえない、あたしの気持ち。
フミエ「もぉ、怒っていない?」
ヤサコはあたしをじっと見つめているだけで返事はない。
フミエ「ねぇ、痛いことしないからさぁ」
ヤサコ「絶対・・・?」
フミエ「絶対、ぜったい!ねぇ、許してよぉ」
ヤサコはコクンと頷いた。
ヤサコに近づきそっと抱きしめた、ヤサコは体を硬くして小刻みに震えている。
子犬みたいなヤサコ、そんなヤサコが今まで以上にいとおしく感じる。
(痛くしないから・・・これからは、もっと気持ちよくさせてあげる)
下駄箱にはもう人影はない。
校門を出てからも二人は無言で歩いていた。
ヤサコ「フミエちゃん、あの、さっきの画像・・・」
フミエ「へっ?あぁ〜ヤサコがオナニーしてたやつ?」
ヤサコ「いやっ!言わないで」
真っ赤になっているヤサコを横目で見ながら、二人の管理共有フォルダにファイルを転送した。
フミエ「約束だったものね、もったいないけど渡すわ、ほら、このファイルちゃんとオリジナルでしょ?」
もちろん、コピーは取ってある。
フミエ「ふふっ、削除しちゃもったいないわよ。だって、処女最後のオナニーですもの」
ヤサコ「フミエちゃん!」
フミエ「あはは、あたしも撮っとくんだったな〜」
フミエ「あのさ、さっき渡したスパッツだけど・・・」
フミエが渡したスパッツは、もちろん普通のスパッツではない。
いわゆる電脳アダルトグッズだ。
ぴったりと肌に密着したストレッチ素材には3Dスキャン素子が組み込まれ、
包み込まれた形状を実体を持つテクスチャとして表示できる。
また、像に触れることでその形状や圧力をスパッツ側に送信し、スパッツ自体が
伸縮・変形する仕組みだ。
キーボードを操作すると二人の目の前にスパッツの映像が現れた。
ヤサコ「これって?わたしの!なんで?」
フミエ「そのとーりよ、大丈夫、あたしたち以外には見えないから
ステルスモードってやつよ。登録ID以外のメガネでは見えないの」
ヤサコ「何のために、こんな・・・やだっ!」
フミエ「まあまあ、こーするとねぇ」
といって、スパッツのお尻を軽くなでてみる。
ヤサコ「ひ、ヒゥッ!?」
フミエ「やっぱ、ヤサコって敏感ね」
今度は一番敏感なところを・・・
ヤサコ「あぁっ!だめぇ・・・」
フミエ「どぉ?ステキでしょ、離れていてもあたしはヤサコを触れるの」
ヤサコ「そんなぁ・・・」
>276
>277
いいね♪
うはw何か豊作ですなww万歳ww
アキラXフミエ即効で書いたんですけど投下しても大丈夫かなぁ・・・。
ヤサコ「…あ、イサ…あ、天沢さん、お祭り来てたのね」
イサコ「…何か用?」
ヤサコ「初めて見た、髪下ろしてるトコ…浴衣、似合ってるよ」
イサコ「…うるさい」
ヤサコ「な、何よ…ところで、それ…」
イサコ「チョコバナナよ、欲しいの?」
ヤサコ「…」
イサコ「何をニヤついて…」
ヤサコ「わたしのリンゴ飴と交換ね、はいっ」
イサコ「おい、こら…!」
ヤサコ「んぐむぐ…おいひぃ〜…」
イサコ「…おい、ん…」
ヤサコ「ひゃ…っ!…な、何!?」
イサコ「口の周り、チョコだらけだぞ」
ヤサコ「な、何も舐めなくても…んむっ…」
イサコ「…(うるさい口…)」
>279
来週の予告ktkr!!
アキラきゅんと不思議な怪現象
1/2
4年こと撲、アキラは毎夜変な出来事に遭遇している。
今日も暑く寝苦しい夜が続いている、タオルケット1枚でも暑いくらいだ。
さすがに2段ベットの上に寝ているお姉ちゃんはもう寝たのかなぁ?
いつも夏が近くなってくると「暑〜い〜〜」、「アキラ寝もうたの?姉より先になるなんて重罪よ!」と
ベットを揺らしてきたりと非常にやかましいのである。
さっきまでパンツとシャツ1枚になってしかも頭にタオル巻いて扇風機の前を陣取り
必死にキーボードを叩いて何かしていたけど、
弟の僕がいるんだし少しは身だしなみとか行動とか気にしたらどうなのかなぁ〜。
この前バスの墓場にお姉ちゃんといたグラスタイプの電脳メガネをかけていたお姉さん、
確か、ヤサコさんだったなあの人がお姉ちゃんになってくれたらきっと今のフミエお姉ちゃんよりも
優しくしてくれるのかなぁ一緒に宿題といてくれたり、お菓子とか作ってくれたり・・・。
そんなアキラの勝手な姉願望を考えていると、横で「よっしゃ〜〜今月の問題解決No1はあたしよ〜♪」
コブシをグッと握りガッツポーズを取っている。
どうやらお姉ちゃんが所属している”コイル電脳探偵局”に寄せられた今月の問題解決数がお姉ちゃんがトップらしい
バスの墓場からのことから鬼姉の言いつけで黒客クラブへの参加が自粛させられている。
何だよ〜自分だって僕達と似たようなことしてるのにさ、僕だけなんてずるいよ〜って何べん言っても
お姉ちゃんは「あんな悪たれの巣窟に出入りしてたら、駄目人間になるから駄目なの」
でも・・っと言いかけたときジュワッ!とお姉ちゃんが例のポーズを取る、この姉は本気で撃ってくるから僕は黙った。
(ちぇっ、お姉ちゃんのおっさんくさいパンツ姿の画像、ダイチさんに送ってやる!)
そういえばこの前お菓子取られたから腹いせにお姉ちゃんの着替え姿の動画を
昔からフミエお姉ちゃんと仲がいい(?)ダイチさんに”お菓子とられたから腹いせに送るね〜”と送ったら
翌日学校で目を細めて黙ってうなずいて頭をなでてくれて、1000メタくれたなぁ・・・どうしてだろう・・?
今の大黒黒客クラブはこの前バスの墓場にいて僕たちを散々コキ使った、イサコというお姉ちゃんのクラスメイトが
リーダーになったらしいけどみんなで楽しいことしてるのかなぁ、あ〜クラブ出たいなぁ〜・・・。
そんなこんなで就寝時間になって寝ているわけだけど、最近お姉ちゃん静かだなぁ・・・。
そんなに電脳探偵って忙しいのかな〜って目を閉じながら思っていると、「きゅっ」っと小さな声がした。
今はメガネをかけておらず、しかも目を閉じている状態なのでよくはわからないが、
お姉ちゃんの僕(ペットって呼んだら怒られる)オヤジが僕の様子を見ているらしい、
何でだ?僕は適当に狸寝入りしていると、オヤジが顔をひっこめたような気がした。
ここのところ最近である、オヤジが僕が寝ているか確認してその後決まって不思議な怪現象が起こる。そろそろ始まるはずだ・・・。
2/2
ギシッギシッギシ・・・ベットが小刻みに揺れる、お姉ちゃん起きてるのかな?・・・
いつもなら数分小刻みに2段ベットの上段、お姉ちゃんのベットからギシギシ動いてるのが静かになってから
寝るのが僕の日課となっている。
もうバッタンバッタンうるさいなぁ・・・!
一度文句言ってやろうと思ってガバっと起きて上を覗こうとしたとき急に声が聞こえた。
「ぁ・・・ぁん・・」
僕は気づかれたと思って寝たフリをした。声はまだ続いている。
「ん・・っ・・んっ・・・ぅん・・・」
お姉ちゃん?の声が聞こえる、最初は寝言かと思ったけどどうやら起きているらしい。
上から時折漏れてくるお姉ちゃんの声を聞くとムラムラとした気分になっておちんちんの先がカーッと熱くなる
何で大きくなるんだろう、自分の股間を押さえると上のベットの揺れがまた少し強くなる。
「ン・・イイ・・・サコ・・・ァコォ・・んああああっっ・・・・」
誰の名前かわからなかったがお姉ちゃんは口をふさぎながら何かをしているらしい。
ギシッギシ・・!っとベットがきしみ、そして静かになった。
何かむあっとした匂いが辺りを包んでいる・・・。
お姉ちゃん上で何をやっているんだ。
メガネ・・・メガネ・・自分のメガネを手探りで探して、起きて確かめてやろうと思いメガネをかけたらオヤジが
「きゅっ」目の前にいた。手には何かお札を持っている。
ピタッと僕のおでこに貼られるとメガネのディスプレイから羊がムクムク現れて、柵の上をピョンピョン飛び始めた。
僕はえもいえない眠気に襲われてそのまま体に入れた力が抜けて、コテンと寝転んでしまった。
ぐぅ・・・ぐぅ・・・。下のベットでよく熟睡している弟の寝顔を確認する影が一つ。
影は確認するとぼさっと布団に寝転がる。
心なしか息が荒くその姿は一糸まとわぬ姿でメガネのゴーグルがキラっと光っていた。
「はぁ・・はぁ・・もぉ・・・オヤジ・・・アキラをちゃんと寝かしつけないと駄目じゃない・・・」
オヤジが敬礼して答えている。布団の周りには丸めて湿ったティッシュが無造作に落ちていた。
「アキラったら私の盗撮なんて覚えちゃって気になるお年頃なのかしら?まぁどうせダイチが仕向けた悪戯だろうけどね」
ふぅっと一息つき、ディスプレイを覗くとさっきまでおかずだった画像、動画をフォルダに戻した。
「ふふ・・あの子が転校してきてから私もいけないお遊びを覚えちゃったわ、今度はトイレやお風呂の
隠し撮りもしちゃおうかしら、それとも私みたいないけないことを・・サコもしてるのかなぁ・・・」
フミエの一番のおかず、○サコの快楽に浸っている姿を想像すると小さくまだ膨らんでいない胸の乳首がピーンっと立つ。
「やだ・・また濡れてきちゃったじゃない・・・」「きゅっ!」「ん?」 オヤジが新しいファイルを持ってきたようだ
そのファイルを見て、にたぁ〜っとするフミエ、「アナル好きだったなんてますます燃えるわ・・・んっ・・もう一回しよ・・」
フミエが自分のアナルに指が伸びかけたとき、オヤジはアキラがちゃんと寝ているか確認するため
下のベットに降り、アキラの顔に自慢のお尻を押し付けたり、体中をツンツン突っついたりしていた。
熟睡している弟、アキラは夢の中でイサコが「ほ〜らぁ、こんなに硬くしてはしたないおちんちんだな!」
と自分のおちんちんをぐりぐり踏んでいて、ヤサコが「アキラくんってきれいなお姉さん好きなの?」と
アキラの乳首をぺろぺろしており、そして自分の顔にお尻を押し付けてくる実姉フミエが「アキラ、あんたがこんなに
変態だったなんてね〜うりうり!」とかな〜〜〜りエロイ夢を見ていたのであった。
「う、う〜ん・・・お姉ちゃん達やめてよぉ・・・むにゃむにゃ・・・。」
END
>>281 GJ!
アキラって誰だっけ?と一瞬考えたけど、弟か!個人的に盲点だった
ここからダイチにフミエのいろいろな情報は確実に流れていってるなw
とすると妄想がひろがったわ
それにしてもフミエえろいなw
>>289 GJ!
浴衣で夏祭りといったら…この板の住人ならわかってるよな?
と書こうとしたのだがやっぱりさすがだなw
新しく来た町、初めての夏祭り、人込みにさらわれ知った顔とはぐれるヤサコ
慌てて探すが、気付けば社の裏の森深く、そこには何故か同じく迷ったイサコの姿が
見知らぬ場に心細くなっていたヤサコは安堵の表情を浮かべ、
イサコに近づきその手をとる
表面上は冷静さを装っていたイサコも、ヤサコの存在と繋いだ手の体温に勇気付けられ、
内面では別の意味で動揺しつつも落ち着きを取り戻しかけていた
だがそこは真夏の逢瀬の場
いざ落ち着いてみれば、人というのは周りがみえてくるもの
ネットワークが発達した世界だとしても、小学生には少々刺激的なことが
そこかしこで繰り広げられている
耳までをも真っ赤に染めながら俯き、一歩も動けなくなってしまうヤサコ
イサコとしては一秒でも早くその場を離れたいのだが、
ヤサコの俯き僅かに震える様子や、浴衣の襟元から覗くうなじをみているうちに…
まあ、おまえらわかってるよな?
>>281 ありがとう
ありがとう
フミエかわいいよフミエ
アキラ二段ベッドうらやましすぎる!
>>283 あまさわゆうこです!あまさわゆうこです!
こうですかわかりません
不意にWarningやalertと表示されたウインドウが幾つも表示される。
突然のことに虚を突かれたイサコは、しかし気だるそうに溜息をひとつ吐き口角を上げる。
「またフミエか?私に挑むなんて10年は早いよ!!」
侵入のパターンが前と酷似している、またフミエというのなら、遊んでやっても良い。
先日。やられたのは屑データとはいえ自分の防壁を突破したフミエには少なからず興味を抱いていた。
イサコは敵の侵攻をグラフィカルに表示しているウインドウを一瞥するとイマーゴを起動した。
1,2,3,4,5,6……11!!!
8個のダミーを除いても3ヶ所からの同時攻撃!!
一体2本の腕でどうやっているのか?3つの内のどれもが本命と思しき多重侵入。
「チッ、一体、どういうことだ……」
易々とイサコが手を加えたファイアーウォールが突破されていく、イマーゴだけでは手に余る現状に
2つキーボードを呼び出して応戦を開始する、その間にもひっきりなしに侵入検知のウインドウが出続けている。
イサコはまさか自分が古流の技術を使わざるを得ないとは、とまるで苦虫を噛み潰したような表情を見せる。
必死の操作の末ようやっと1つ目を潰せた。
「く、なっ!?こいつッ、この技術ッ!明らかにフミエじゃないな!!化け物めぇ……」
一種遊んでいるようなそぶりを見せる侵入者に苛立ちを隠せない。
段違いの力で3つのインターフェースを使用しているイサコが徐々に徐々に圧されていく。
「う、嘘だろ、コイツ!?(屑データを囮にして大元を隔離するしかないっ)」
屑といえども、まるで舐るように自分のデータを物色する侵入者に嫌悪を抱かずにはいられない。
侵入者は『日記.txt』と『日記.doc』を抜き取り、精液状のテクスチャを貼り付けると忽然と姿を消した。
イサコの頬を一滴、涙が伝っていく。初めて経験した圧倒的な力による蹂躙に戸惑いを隠せないでいた。
モジョがイサコに寄り添う。
「ふ、5番……それで慰めているつもりか?」
――元気娘が引き戸を開け入ってくる。
「なにしてんのメガバァ??それよりメガビー切れちゃったのよー!」
「フォフォッフォフォフォ、メガビーだね?」
「なんかやけに楽しそうね?(こわっ)」
あ、タイトル書き忘れてたメガバァ×イサコで『イサコ電脳レイプに遭う』をお送りしました。
ちょw
誤字訂正→×あ、タイトル書き忘れ
○あ、タイトル変え忘れ
あと全然エロじゃない、ごめん。またROMるよ。
>>276>>277の続き
フミエ「今日はずっと穿いてるのよ」
ヤサコ「えぇっ!だって・・・」
フミエ「なによぉ!えいっ」
フミエは指を突き立てた。
ヤサコ「っ痛い!」
フミエ「ごめん、ごめ〜ん」
フミエ「とにかく、後で連絡するから」
ヤサコ「ちょっとー、ヤサコぉ〜」
ヤサコとはここでお別れ、あたしは家路を急いだ。
部屋に戻ったフミエはランドセルを投げ出し、早速ヤサコのスパッツを呼び出した。
ヤサコのほうが家が近いから、先に戻っていることだろう。
これから始める事を考えただけで胸が高鳴る。
アダルトスパッツには別の機能も搭載されていた。
3Dスキャンが形状だけではなく、その内容物を表示することもできた。
モードを切り替えるとヤサコのむき出しの下半身そのものが目の前に現れる。
さっき学校で見たヤサコのあそこ。
「これからはいつでもあたしのものなのよ」
「ん?椅子に座っているのね」
スパッツの太もも部分がきれいに前に揃えられている。
「ふふんっ、回転っと!」
ヤサコの下半身が90度回転し、ちょうど真下から覗いているようだ。
ぴったりと閉じた1本の筋、その後ろに少しだけ見える花びらのような細かな皺。
知らない間に自分の一番恥ずかしいところを人に見られているなんて・・・考えただけで喉がカラカラになり
下半身が熱くなってくる。
「さっきまで・・・つながっていたのよね。ヤサコ・・・」
〜〜つづく〜〜
やっちまった、誤字訂正
×ヤサコ「ちょっとー、ヤサコぉ〜」
○ヤサコ「ちょっとー、フミエぇ〜」
だ、だれかそろそろまとめを。。。
まだ1スレ目で300もレスついてないんだから簡単に探せるだろ
まぁでもエロパロでも普通のパロでもSSが
まとめであったらいいよね。
個人的な意見だけど
>>292 複数の人が互い違いに書いてるから、SSの書き込みだけ抜き出しても
わけが分からなくなるだろ
じゃぁ俺がwiki形式で良いなら
今日か明日中に作れりゃ作っとく
298 :
道萬:2007/06/26(火) 18:06:37 ID:hydn8a0s
>>276>>277>>289>>の続き
宿題も夕食も終えて準備万端だ。
あたしはヤサコの下半身丸出しのテクスチャを眺めながらこれからのことを考えていた。
もう我慢できない、目の前のヤサコの縦筋に指を這わす。
その頃ヤサコはちょうど夕食を食べ終わったところだった。
ヤ「ごちそうさま〜」
ヤ「!! フミッ・・・ ぁふっ!」
いきなりの刺激に思わず声が出てしまった。
ヤサコは2階の部屋に駆け上がり、フミエに連絡した。
ヤ「もぉ!フミエちゃん、いきなりはやだよ」
そんなヤサコの割れ目からはかすかだが愛液がにじみ出ていた。
フ「部屋に戻ったんでしょ、ゆっくり楽しめるわね」
話をしながらも愛撫の指は動かし続けている。
ヤ「はぁぁ・・・わたしどうすればいいの?」
フ「そうね、ねっころがって軽く足を開いて」
フ「力を抜くの、そうよ、あたしに身を任せて・・・」
ゆっくりと割れ目の奥に指を沈めていく。
ヤ「っ、くぅぅ・・・」
スパッツがフミエの指の形になり、ヤサコの中に進入していく。
ゆっくりとその指を前後に動かした。
ヤ「ぁ・・・ぁん・・・」
いま、ヤサコはどんな表情で感じているのだろう。
指にヤサコの愛液の感触を感じられないのが残念で仕方がない。
指を2本にしてみる。
ヤ「っ・・・ちょっと、痛いかも・・・」
フ「あ!ごめんね、」
あたしはヤサコに口を近づけ、昼間とは違い優しく舐めあげていった。
ヤ「な、何っ?あっ…ん…あぅ…ふ…っ…」
ヤ「もう・・・スパッツがヌチャヌチャになっちゃたよぉ」
ヤサコは自分ではない予期せぬ刺激と、目覚め始めた貪欲な快楽に身をゆだねていた。
〜〜つづく〜〜
299 :
道萬:2007/06/26(火) 18:07:36 ID:hydn8a0s
フ「今度スパッツとお揃いのブラもプレゼントするわね」
フ「あそことおっぱい、同時にかわいがってあげられるから」
ヤ「いやぁ、そんな・・・」
ヤ「もうだめ、いく・・・ぃく・・・いっちゃうぅ!」
フ「ワンモアセッ!YASAKO!」(来日記念)
ヤ「はぁ・・・はぁ・・・んくっ・・・」
フ「ねぇ、映像もリンクしてよ」
ヤ「え?でも、恥ずかしいよ」
フ「ヤサコのイッちゃった顔見たいもんw」
ヤ「いやぁ、絶対いやw」
フ「ちぇ!だったらこれでどうだ〜」
ヤ「フミエちゃん、なんか変!何なのそれ?」
フ「あ、わかった?オヤジで〜す」
ヤ「えぇ!やだやだ!恥ずかしい」
フ「やるのよ!オヤジ!」
オヤジも心なしか嬉しそうだ。
ヤ「ふぁ…あ、これやだっ、ああっ、うそおお」
そうそう、オヤジって結構テクニシャンなのよ。
そろそろ頃合ね。
ヤサコの全てを見せてもらうわよ!
フミエは左手でヤサコを愛撫しつつもキーボードを激しく叩いていた。
管理共有には隠しフォルダをセットしてあるのよ。ここからならヤサコの領域に直接アクセスできる!
今ならヤサコも気がつかないだろう。
あれ?あっけないほど簡単にアクセスが繋がった。
デフォのファイヤーウオールとか、市販のソフト使っているようじゃまだまだダメね。
コイル電脳探偵局としての自覚はあるのかしら。
まあ、いいわ。今度注意してあげよ、もっともあたしがバックドアを仕掛けてからだけどねw
フ「やっぱ、ヤサコだわ。キレイに整理整頓してある」
フ「でも、こーゆー方が探しやすいってね・・・」
次々とスキャンしていくがお目当てのフォルダはだいぶ奥のようだ。
フ「このフォルダは?イサコがいっぱい、ちょっと癪ね。ん?不自然にに階層の深いフォルダ発見!」
フ「この隠し方はまだまだおこちゃまねw ファイルがひとつっと、パスワードくらいかけなさいよ、どれどれ」
・・・コピー完了。
〜〜つづく〜〜
300 :
道萬:2007/06/26(火) 18:08:32 ID:hydn8a0s
ヤ「フミエ・・・ちゃん、も、もう勘弁して・・・」
ヤ「おトイレ行かせてぇ」
おっと、肝心のヤサコをすっかり忘れていたよ。
すでにファイルのほうに関心があった、ヤサコとはいつでもできる、でもわざとらしく残念そうにあたしは言った。
フ「え〜、これからなのにぃw」
フ「まあ、いいわ、あたしもお風呂に入りたいからまた後でね」
ヤ「まだするのー、もうくたくたよー」
フ「しょうがないわね〜じゃあ今日はもうおしまい、明日のお楽しみね」
リンクが切れた。
横を見るとちょっと寂しそうなオヤジがたたずんでいる。
フ「またやらせてあげるから!とっとと戻んなさい!!」
冷蔵庫からオレンジジュースを取って部屋に戻り、気持ちを落ち着かせた。
早速さっきのファイルを開いてみる。
フ「どぇ!イサコ!」
フ「何よ!何よ!何なのよ〜!」
そこに写し出されたのはヤサコの名前を呼びながらソファーでオナニーをするイサコの姿だった。
(ヤサコ…あたしの…まんこだよ)
(ああぁ…もおぉ…いきそう…やさこぉ…っ!!)
(はぁぁ…あっ、ああっ、やさっ…こぉ)※ミヒャエル・コドモスキーさんから引用
フ「これって、セルフよねぇ。クールなイサコもやるもんだわ」
ファイルの保存日時は?1週間前・・・
そう、このころからヤサコの態度が変わったんだわ。
女の勘よ、間違いない。
今後の対策を考えなきゃ・・・でも、・・・
ふぅ、さすがにあたしも今日はクタクタ・・・
〜〜つづく〜〜
301 :
業務連絡:2007/06/26(火) 20:19:00 ID:DZfebl0M
>>301 よくやった!
君にはイサコ様に踏まれる権利がある!!!!
>>301 のように素晴らしいサイトが出来た日にこんなもの投下して心苦しく思うのですが……せっかくなので投下。
>>259 をみて反射的に思いついた文。
反省はしているが後悔はしていない。
本筋とは全く関係がないオリジナルで、やおいくさいので見たくない人は『オ・ヤ・ジ』で無視登録を。
舞台設定何も無くいきなり行為から始まります、あくまでネタ小説です、笑って流せる人以外見ないでくださいませ。
…………怒り狂うと思うので……。
「オヤジっ!!!」
我慢できなくなった俺はチャックを下ろし、はちきれんばかりに膨れ上がったモノを取り出した。
こんな経験初めてだった、今までどんな女を見てもこんなに興奮した事が無かった……単なる電脳体……0と1だけの存在のくせに何で俺をここまで狂わせるんだコイツは!!
苛立ちと興奮が混じりに、俺の怒張したモノみて少し怯えているオヤジの腰をわしづかみにして、
フローリングに押し倒しお尻を突きださせたポーズ……ようは後背位の体位に持っていった。
「きゅ!?」
いきなり押し倒されて戸惑ったのだろう、オヤジが驚きが混じった声を上げる。
これから何が行われているのか全く解っていないのだろう。
きょろきょろと……時折俺を見つめながら……あたりをうかがっている。
これから俺がヤっちまったらいったいどんな反応をするのだろうか?
その背徳感と興奮に、想像するだけで思わず射精してしまいそうになる。
たまらず俺は、突き出されたオヤジの双丘に手を這わせた。
……やわらけぇ……!!!
オヤジの製作者に心から感謝の意を述べたくなった。
発酵させたパン生地って感じか?
しっとりとしていて、それでいて柔らかく……ほのかに暖かい……。
そのまま尻の肉をもみしだくとオヤジは、「きゅ、きゅ……」と先ほどとは明らかに質の変わった声を上げる。
まさか……コイツ本気で感じているのか!?
ますます電脳ペットを作り出した製作者に感謝したくなってきた。
だったらもしかして!?
思い立った俺は両手をオヤジの双丘にひっかけ、ゆっくりと両手を開いた……。
やめれwwwwww腹いてぇwwwwww
「まじかよ……」
思わず声がもれた、柔肉に隠された双丘の奥には、綺麗なピンク色をしたちっちゃな菊の花の蕾が鎮座していたのだから……。
「きゅ〜〜〜〜〜〜」
オヤジが恥かしさの入り混じったような声を上げる、声を上げるたびに菊の蕾がひくひく動いて本気でいやらしい。
電脳体である事を忘れてしまいそうになる……ホントで生きているみたいだ……。
なに考えてるんだ製作者!? こういう用途を考えてたって言うのか!?
ごくりと唾を飲んだ俺は、そっと指を菊の蕾に伸ばし、そっとつついた。
「きゅぃぃ〜〜〜!!!???」
びくりとオヤジの体が跳ねた。
ヤバイ……なんだコイツ!? マジ可愛いぞ!?
たまらなくなった俺は菊の蕾に再びひとさし指を伸ばす。
今度はつつくだけじゃない、少し力を込めて蕾に指を押し付け、ぐりぐりとひねってみる。
「きゅぅ〜〜〜〜〜〜〜きゅきゅきゅ〜〜〜〜〜!!!!」
オヤジが声を上げる、何を言っているのかは解らない、でも、確実にオヤジは感じているのは解る。
さっきよりも1オクターブ高い声で喘ぐオヤジの反応が嬉しくて、俺はひとさし指に力を込める。
指先から確かに伝わる温もり……オヤジが身を捩るたびに指先からオヤジの菊が感じられて酷くドキドキする。
挿れたい……挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい挿れたい……。
もう俺の頭は挿入しか考えられない、オヤジの中につっこみてぇ!
コイツの中身をかき回してぇ! グチャグチャにしてぇ!!!
両手でしっかりと柔肉を掴み、先ほどよりも強く押し広げる。
そのままピンク色の蕾にガマン汁が滲み出ている俺の分身を押し当てた。
びくりとオヤジの体が痙攣する、先ほどまでと明らかに違った感触に違和を覚えたんだろうか?
電脳体の癖に生意気な感性もってやがる!!
怯えたように震えながら身体を曲げてこっちを見てくるオヤジに、俺は笑顔を見せてやると、そのまま躊躇無く腰を前に突き出した。
「ぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!????」
オヤジから珍妙な声がした。
突然の衝撃に声にならない悲鳴をあげた……ってところか?
そんなオヤジの悲痛な声が俺の加虐心を刺激する。
どういう構造で質感があるのかわからないが中身は凄く暖かく、ぶっちゃけ滅茶苦茶気持ちがいい。
本気で製作者はいい趣味している、ダッチワイフの隠し機能なんだろうか?
しかしこれは隠しておいて正解だ、こんなの味わったら二度と生身の女なんて抱けなくなっちまう。
「きゅぅ……きゅぅ…………」
オヤジが苦しげに声を上げる。
小さな入口からも解るようにオヤジの中は酷く狭い、俺をサオがはいったらもうパンパンで、分身をちぎらんばかりに締め付けてくれる。
興奮に任せて腰を振る。
気持ちよすぎて気を抜いたらすぐに果ててしまいそうだ。
「〜〜〜〜〜!!!!」
俺が腰を打ちつけるたびオヤジが震える。
尻の柔肉がぷるぷると官能的に揺れ、俺の興奮を助長させる。
俺は爪を立てて握り潰すようにオヤジの尻を掴みながら腰をスライドさせた。
「?」
暫く動かしていると違和に気がついた。
別段ローションを塗ってるわけでもないのに妙にサオに滑ついた感触がある、汗というには滑つきすぎている。
変に思ってオヤジと俺の接合部を見たとき俺は言葉を失った。
俺のサオに血が絡み付いていたのだ、出所はどうやらオヤジの尻……。
大してほぐしもしないで、小さな穴に無理矢理ねじ込んだのだ、きっと裂けてしまったに違いない。
でも、電脳体だぞ? 血が出るわけねぇじゃねぇか!? なんでだよ!?
おかしいけれど、まぁ電脳体なんだから大丈夫……なんて思い込んでみるものの、血のリアルな見た目と感触は俺の中から燃え上がっていた興奮を萎えさせる。
俺がこうやって動くたび、オヤジの裂けた蕾はすり擦られて言い様のない痛みがあるに違いない。
何か妙に罪悪感に狩られた俺は、急いでサオを抜こうと腰を引いた。
「えっ?」
だが、俺は再度驚愕させられた。
引き抜こうとした矢先、俺のサオを締め付ける力が増したからだ。
見るとオヤジが必死に下半身に力を込めて俺が出るのを拒んでいた。
「オヤジ……お前……」
「きゅ……きゅ……」
そして締め付ける力はそのままに、ゆっくりと俺へと腰を近づけていく。
痛くはない……はずだ……電脳ペットにわざわざ痛みなんて余計な機能を取り付けるなんてありえない。
これはプログラム……そうプログラムのはずなのに、脂汗を浮かべながらも俺に奉仕してくれるこの姿はなんなんだ?
ゆっくりと腰を沈めてきたオヤジの尻はついに、俺のサオ全てをくわえ込んだ。
あの小さな体のどこに入りきったのだろう、いや、電脳体だからソレくらいの自由は利くのか?
……でもオヤジのこの苦しそうな表情は……いったい。
電脳ペットは人間の喜ぶ事をするようプログラミングされているからこんな事をしてくれるのか?
だったら何なんだこの俺のもやもやとした気持ちは……そうであって欲しくないと願ってしまうるこの想いは……!!
「きゅ…………きゅ…………」
鳴き声も心なしか苦しそうで、顔に浮いている汗は明らかに動いたから吹き出ている汗には見えない。
でも……オヤジは笑った。
糸みたいな目を細めて、俺に微笑みかけてくれた。
俺の中でなにかがはじけた。
プログラムでもいい、作り物でもいい、そんなレッテル糞喰らえだ!!
俺は今最高に興奮している。
挿れたいとか、加虐心とかそんなものじゃなくて……。
オヤジの尻がエロイとか、オヤジの姿がエロイとかそんなんじゃなくて……。
ただ、オヤジと一つになりたくて、俺は最高に興奮している。
「オヤジっ!!!!!!」
俺はオヤジの腰を掴み何かに突き動かされるように腰の動きを再開した。
さっきよりも大きく、深く腰を突き入れる。
「きゅ……きゅ……」
オヤジも慣れてきたのだろうか?
痛みを通り越して麻痺してきたのだろうか?
兎に角、さっきまでの明らかに辛そうだった声色にどんどん快楽の色が混じってくる。
「きゅ〜〜きゅ〜〜〜〜」
「オヤジ……オヤジぃ!!」
腰を前後だけでなく微妙に角度を変えて動かす。
上に、下に、オヤジの中に俺の分身を縦横無尽に暴れさせる。
俺が腰を突き入れるたびにオヤジの声に快楽の色が濃くなっていく。
下半身から欲望のマグマがこみ上げてくる。
腰の動きが加速する、俺に限界が近づいている……!
「オヤジオヤジ……オヤジオヤジオヤジオヤジ」
「きゅっ……きゅ〜〜〜〜〜!!!!」
「オヤジィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
腰を思いっきりオヤジの尻にたたきつけた。
それが引き金となって俺の分身から白濁色のマグマがほとばしる。
俺は射精した……オヤジの中に……。
「はぁっ……はぁ……オヤジ……オヤ……っ!!??」
オヤジを抱きすくめてやろうと顔を上げた俺は驚愕した。
そこには誰もいなかった……。
目に映るのは射精を終えてしぼみつつある俺のサオと、白濁色に汚されたフローリングだけ……。
オヤジの存在なんて影も形も無くて、俺が一人部屋で下半身丸出しで座っているだけ……。
全部俺の妄想だった……ってことなのか?
寒気がした。
なんだ? さっき感じたオヤジのぬくもりも、ヤツへの愛おしさも、あの快感も、全てウソだったというのか?
オヤジは……オヤジはこの世界に存在しないって言うのか!?
確かにヤツは電脳ペットだけど、でも、でも!!!!
「……?」
左手に物が当った感触があった、見るとメガネが落ちていた。
どうやら行為時の衝撃でいつのまにやらメガネが落ちてしまっていたらしい。
まさかと思い焦ってメガネをかけなおすと、目の前にオヤジがいた。
心配そうに俺を見つめながら、でも少しもじもじしながらお尻をさすっているそんなオヤジの姿が。
「オヤジっ!!」
俺はたまらずオヤジを抱きしめた。
腕からは確かにオヤジの質感を温もりを感じる。
知らず知らずのうちに頬を涙が伝っていた、その涙をオヤジがそっと小さな手で拭ってくれた。
その優しさが嬉しくて俺は抱く手に力を込めた。
これが嘘だって言うのか? メガネが感じさせているだけだって言うのか?
そんなもの信じられるか!!
オヤジがいない世界が真実だっているなら俺はそんな世界なんて認めない!!
床に落ちていたガムテープでメガネと俺の耳とを貼り付けた。
何重にも何重にも……絶対メガネが外れてしまわないように……。
オヤジは心配そうに俺を見ている、大丈夫だ……もう絶対お前から離れたりしないからな……。
一通り張り終えた俺は、もう一度オヤジを抱きしめ、髭の下辺りに唇をつけた。
そこがきっと、オヤジの口だと思ったから。
オヤジは真っ赤になりながら、うっとりとしたように目を細めている。
オヤジはやっぱり暖かくて柔らかい……確かに、オヤジはここにいる……。
俺にとって何が真実で何が偽りなのか解らない。
もしかしたら電脳生物ってのは普段見えないだけでホントはそこら辺に存在していて、メガネがないと見ることも感じることもできない……そんな生命体かもしれないじゃねぇか?
だから、なにを言われようと今の俺にとってはメガネから見るこの世界こそが真実。
誰がなんと言おうとかまわねぇ、どんなあつかいうけてもかまわねぇ、俺の見ている世界が俺にとっての真実でさえあればそれでいい。
オヤジがいるこの世界さえあればそれでいい……。
オヤジ……愛してるぜ……
了
生まれて初めて書いたサオ付きエロがこんなんでいいのか俺……。
次書くことがあれば素直に百合ん百合んしたの書きます、はい。
でも……オヤジって可愛いよね?
>>307 ゴメンw 一度付いた情欲は止められなかったww
すごいものをみてしまったwww
色々と凄すぎて圧倒されたぜwwwwGJwww
316 :
道萬:2007/06/27(水) 00:19:40 ID:OQaLfYl/
>>301 乙です!
放送も進行中なのであまり変な設定を付け加えるとどうかなとも思いますが、
世界観が狂わない程度にいじってます。
317 :
道萬:2007/06/27(水) 00:21:42 ID:OQaLfYl/
>>276>>277>>289>>298>>299>>300の続き
翌日、ヤサコは欠席だった。
あたしはやり過ぎちゃったかな、とちょっと後悔した。
あまりにも色々なことを経験した1日だったし。
心配になったのでヤサコに連絡してみることにした。
フ「ヤサコ・・・大丈夫?」
ヤ「ちょっとね〜、疲れちゃったから・・・熱あるって休んじゃった。ふふっ」
フ「よかった、もう学校来ないのかと・・・」
ヤ「あれ?フミエちゃん、心配してたの?こんな目にあわせたのフミエちゃんなのに」
フ「それは言わないでよ・・・あたしもやり過ぎたかなって反省してるんだよ、ちょっとだけど」
ヤ「えぇ〜、ちょっとだけ〜わたしの初めてを奪ったのにw」
よかった、ヤサコは大丈夫そうだ。
フ「まあ、ゆっくり休んでよ、また連絡する」
ほっと安心して席に腰掛けた。
前の席にヤサコがいないと、なんか広すぎる。
ふと、イサコがこっちを見ているのに気が付いた。
あたしと目が合ったとたん険しい表情になる。
いつもはヤサコが間に入るけど、今日はいない。
いい機会だ、はっきりと話をつけよう。
フ「イサコちょっと、話があるんだけど」
イ「そうね、わたしもよ」
フ「・・・」
イ「放課後なら屋上にいるから」
〜〜つづく〜〜
318 :
道萬:2007/06/27(水) 00:22:30 ID:OQaLfYl/
そして放課後。
屋上の片隅、机や椅子が野積みされた山の中、その城にイサコはいた。
フ「あれ?ダイチ達は?」
イ「メタバグのかけらを拾いに行かせたわ、今日は戻ってこない」
イ「まあ掛けなさいよ」
高圧的な言い方にムッとしながらも椅子に座り、あたしは言った。
フ「ヤサコはねぇ、あたしの物だから手を出さないでよね」
イ「ふぅ〜ん、そーゆーこと、昨日のアレじゃまるでレイプね」
フ「な、なによ!何で・・・!?」
イ「ふふっ、」
空間に開いたウインドウ、そこには昨日視聴覚室での出来事が再生されていた。
フミエは思考が真っ白になりかけたが、なぜ?と解析する気持ちのほうが何とか勝った。
このアングルはヤサコのじゃない!あたしのだ。
でもなぜ、カメラは切っていたはず、わたしだって保存はしてない。
どこから?だれが?なぜなの〜!
イ「サンプル映像で興味を引いて、ダウンロード販売したら、きっと全国から注文が殺到するわよ」
フ「それって、あたしのせりふじゃない!」
イ「レズ小学生の同時処女喪失なんてヤラセじゃ作れないものね」
やっぱりイサコって侮れない、敵に回すと恐ろしいやつだ。
追い込まれたフミエはとっておきの切り札を出すしかなかった。
フミエ「じ、じゃあ、これを特典映像に加えることね」
震える手で再生したファイル、それはヤサコからコピーしたイサコのオナニー映像だった。
イサコ「何っ!」
(ヤサコ…あたしの…まんこだよ)
(はあっ…はあはあ…はああぁ…)
(ふぁ…やさ…こぉ…ふうっ、んっ、んんん〜っ)※ミヒャエル・コドモスキーさんから引用
イ「!!」
イサコの表情が明らかに変わった。
形勢逆転、できるかも・・・
フ「これもなかなかじゃない?ねぇ、イ・サ・コさん♪」
イ「おまえ!・・・どうして!・・・」
予想以上のダメージだ、こんなにうろたえたイサコは見たことがない。
フ「イサコって、てっきりSだと思ってたけど、Mだったんだ〜」
〜〜つづく〜〜
319 :
道萬:2007/06/27(水) 00:24:17 ID:OQaLfYl/
イ「うるさい!」
イ「わたしが誰だかわからせてやる!」
そしてメガネの隠し機能イマーゴを入れると、目がカチカチと赤く点滅した。
フ「ギャフッ!」
何がおきたか、わからなかった。
突然メガネのアクセスが途切れ操作不能になったと思ったら、見慣れない画面が表示され強烈な感覚が身体を襲った。
苦痛ではない。
今まで感じたことのない強烈な快感が全身を駆け巡った。
ガクガク!
椅子から滑り落ちるフミエ。
徐々に高まる快感ではなかった、いきなりの絶頂が今まで経験した何倍もの強さで途切れることなく続いている。
全身を激しく痙攣させながらあえぎ声など出なかった、口からほとばしるのは絶叫。
フ「ぐぁ!・・・ぃ・・・がぁ!・・・」
スカートに黒い染みが広がってきた、失禁してしまったようだ。
それを見たイサコの目が再びカチカチと赤く点滅し、制御を切った。
激しい痙攣は止まったが、まだ時折全身がピクピクと波打っている。
その波に合わせておしっこが断続的にほとばしり続ける。
イ「他愛もないわね」
イ「あら?6年生にもなっておもらし?替えのパンツはあるのかしらw」
フミエの耳にイサコの言葉が届いているのか、放心した顔と余韻に浸っている肉体からは伺い知れない。
イ「ほら!手を出して」
フミエを助け起こそうと手を伸ばす、その姿は勝負の勝者としての威厳に満ちている。
やっとのことで手を伸ばして起き上がり椅子に腰掛けたフミエだがしばらくは言葉が出ない。
フ「ぅう・・・あはっ・・・」
まだ、快感の余韻がぶり返してくる。
フ「な・・・何よ、今の・・・」
イ「イマーゴよ」
フ「イマ・・・」
イ「えぇ、あなたのメガネで起動させて脳内に直接信号を送ったの」
イ「エクスタシーのデータを増幅しループさせればわけないわ」
フ「強烈過ぎるわよ」
イ「だから使用禁止なのよ」
イ「もちろんイマーゴの機能はこれだけじゃないわ」
フ「あったら使いたくなるもんね」
イ「あなた、壊れた子供の話は知ってる」
フ「都市伝説の?」
イ「全てではないけど、これのせいみたい」
フ「そりゃ、壊れるわ」
〜〜つづく〜〜
320 :
道萬:2007/06/27(水) 00:26:09 ID:OQaLfYl/
フミエはだいぶ落ち着いてきた。
しかし、濡れたパンツとスカートが気になって仕方がない。
イ「どうするの?そのおもらし」
フ「教室に体操着があるから、着替えて帰るわ」
イ「さっきのファイル、どうやったの」
フ「守秘義務!って言いたいところだけど、正直に話すわ。ヤサコよ、ヤサコが持っていたの」
イ「ヤサコ!?まさか!何で・・・」
フ「ヤサコのファイルをスキャンしたときに見つけたのよ」
イ「じゃあ、ヤサコも見たって事!?」
フ「そりゃあ、ヤサコが持っていたんだから当然よね」
フ「あたしたち3人ともがお互いのエッチ画像を握っているってわけね」
イ「・・・」
フ「・・・」
イ「他人の領域にまで侵入するなんて・・・お遊びにしてはなかなかの知識を持っているのね」
フ「ダイチなんかと一緒にしないで!格が違うんだから」
イ「あなた、やつらよりも馬鹿じゃないから・・・わたし・・・フ、フミエ・・・のこと嫌いじゃないわよ」
フ「へぇ〜、嬉しいこと言ってくれるじゃない。これからはフミエって呼んで」
フ「ねぇ〜、イサコぉ・・・イマーゴの使い方、あたしにも教えて」
フ「イサコは何か目的があるのかもしれないけど、あたしはこのメガネに使えない機能があるってことが癪なのよ」
イ「そうね、あなたなら使えるかもしれない」
イ「だけどちょっとずつよ、そう、ご褒美としてね」
フ「ご褒美って、まさか、エッチの?」
イ「ええ、わたしを楽しませてくれたらね」
フ「あたし達これでうまくいきそうな気がしない?」
イ「?」
フ「あたしがヤサコに、ヤサコがイサコに・・・」
イ「わたしがフミエねw」
フ「さっきのは勘弁〜あははっ」
イ「ふふふっ」
明日、ヤサコが登校したらどう思うだろう?
あたしとイサコが仲良しになっていたなんて。
明日が楽しみ!
イ「じゃあね、おもらしさんw」
フ「それを言うな〜!」
〜〜つづく?〜〜
ひえ〜
意外な展開
ヤサコ「…フミエちゃーんっ!…はぁ…どうしよ…」
イサコ「…(ちっ…これだから人込みはイヤなんだ…)」
ヤサコ「いつの間にか森の中だし…電話も繋がんないし…」
イサコ「…(こんな事でいちいちモジョを使ってもいられないしな…)」
ヤサコ「ホントに…」
イサコ「どうしたものか…」
ヤサコ・イサコ「…あ」
………
イサコ「…手、離してくれない?」
ヤサコ「だ、だってぇ…イサ…あ、天沢さんは怖くないの…?」
イサコ「…別に」
ヤサコ「じ、じゃあ何か言ってよ!いっつも強気なんだしさ!」
323 :
2/6:2007/06/27(水) 01:33:49 ID:AOcDSq21
イサコ「…イリーガルってのはね」
ヤサコ「そ、そーいうのはやめてって!」
イサコ「じゃあ黙って歩いて」
ヤサコ「な、何よ、もう…」
イサコ「…」
ヤサコ「…?…ねぇ、何か聞こえない…?」
イサコ「え…?」
ヤサコ「ほ、ほら…何か、話し…」
イサコ「…しっ!…誰か来る」
ヤサコ「(んぷわっ!?)」
『…ねぇ…早くぅ…』
『わかってるって…』
イサコ「(な、何だ…?)」
『へへ…濡れてきたぜ…』
『あん…そこダメぇ…』
イサコ「(こ、これって…!)」
324 :
3/6:2007/06/27(水) 01:35:35 ID:AOcDSq21
ヤサコ「んんむぅ…(苦しい…)」
イサコ「…あ」
ヤサコ「ぷはっ…ね、ねぇ…この声…あちこちから…」
イサコ「…(まずいな…早く離れないと…)」
ヤサコ「…(い、イサコに…後ろから…だ、抱かれ…)」
『よし…挿れるぞ…』
『あぁん…キてぇ…』
イサコ「…(こ、こんな声聞いてたら…私…)」
ヤサコ「…あ、あの…天沢、さん…?」
イサコ「な、何…?」
ヤサコ「み、耳…息…」
イサコ「ちょっ…何耳紅くしてんのよっ…!」
ヤサコ「だ、だって息荒いから…!」
イサコ「あ、あんたこそ何息荒くして…!」
325 :
4/6:2007/06/27(水) 01:36:47 ID:AOcDSq21
ヤサコ「そ、そんなの…ぴったり、くっついてたら…」
イサコ「…(か、髪…いい匂い…うなじの汗、メタバグみたいにキラキラして…)」
ヤサコ「身体が…火照ってくるに、決まって…」
イサコ「…(く、唇が…色っぽく、動いて…こ、この角度だと…む、胸が…見え…)」
ヤサコ「ど、どうしよう…天沢さん…」
イサコ「…(限、界…だ…)」
ヤサコ「…ひゃっ!?…ちょっ…ドコ触って…!」
イサコ「…何よ、下…履いてないの?」
ヤサコ「やめ…っ!…見ないでっ…!」
イサコ「濡れてるじゃない…その気になって…」
ヤサコ「そ、そんなんじゃ…ひぅっ!?」
326 :
5/6:2007/06/27(水) 01:38:00 ID:AOcDSq21
イサコ「ちゅ…(しょっぱい…汗…)」
ヤサコ「そ、そんなトコ…舐めない、で…ふぁ…っ!」
イサコ「ふうっ…」
ヤサコ「み、耳…くすぐったいって…あっ…あっ…」
イサコ「ふふ…声、漏れてもイイの…?」
ヤサコ「だ、ダメぇ…」
イサコ「なら、ほら…指、食わえてなさい…」
ヤサコ「あむぅ…あぐ」
イサコ「痛っ!…この…噛んだら痛くするからね!?…言う事を聞くの」
ヤサコ「ふ、ふぁい…」
イサコ「…脚、上げて」
ヤサコ「…(あぁ…い、イケナイ事…されちゃう…)」
イサコ「いい子ね…んむ…」
ヤサコ「んっ…ふぅ…(あ、鎖骨…噛んじゃダメぇ…)」
327 :
6/6:2007/06/27(水) 01:39:31 ID:AOcDSq21
イサコ「ココ、疼くんでしょ?…楽にしてあげようか…?」
ヤサコ「ぅん、イヒャコぉ…」
イサコ「な、何よ…(コイツ…腰、くねらせて…)」
ヤサコ「早くぅ…」
イサコ「じ、じゃあおねだりしてみせなさい…(スイッチ入ると…私の呼び方、変わって…)」
ヤサコ「意地悪っ…」
イサコ「ほら、早く…(積極的に、甘えてくるようになるのか…)」
ヤサコ「はぁ…はぁ…イサコぉ…わたしの、火照ったカラダ…イサコの手で、慰めてぇ…!」
イサコ「(こっちがマズいな…)へぇ…上出来とはいえないけど、まぁいいわ…遊んであげる…!」
こ・・・ここで終わるっていうのかい?
続きは浴衣回放送後に投下してやるよww
とかだったらマジ外道だな……で、続くんだろ?
>>320なんという三角関係。三角関係が微笑ましいと感じたのは初めてです。
次回放送後に夏祭りネタ書こう。
ここで終わるのはちょっと
ときめきをどうすれば
333 :
道萬:2007/06/28(木) 00:59:03 ID:jb1dm4Pe
>>330さん、どもです。
今回は3人百合娘達の関係がだいぶ馴染んだ後のお話ということで。
334 :
道萬:2007/06/28(木) 01:00:16 ID:jb1dm4Pe
【ヤサ×イサ×フミ エンドレスサマー】
今日は日曜日、イサコが面白いところに連れて行ってくれるというので大黒駅前で待ち合わせ。
すでにイサコとフミエは来ていた。
ヤ「ごめ〜ん、待ったぁ?(お気に入りのワンピース、なかなか出てこなかったんだもん)」
フ「時間通りよ、おはよヤサコ」
ヤ「おはよう!フミエちゃん、イサコちゃん」
イ「おはよ」
今日の大まかな計画はイサコとフミエの間で決められていた、キーワードは「ヤサコで楽しむ!」だ。
駅前から商店街を抜けて大きな緑地公園に着いた、日曜日だから大勢の人でにぎわっている。
公園内に入ると3人は自販機でジュースを買った。
フミエとヤサコは並んで歩き、その後ろにヤサコが続く。
フ「やっぱ、あの場所しかないんじゃない?」
イ「そうね」
一行が着いた場所は公園入り口近くの公園管理用駐車場だった。
今日は管理事務所も休みなので車が入れないように入り口にチェーンを渡してある。
3人はそれを跨ぎ、中に進んだ。
ヤ「ふぅ〜ん、なんでこんな所に来たの?」
ヤサコはあたりを見回す。
管理用なので車を停めるスペースは6台位で、奥に作業車が2台停まっている。
すぐ横の遊歩道には大勢の人々が途切れることなく行き交う。
イ「さあ、始めるわよ」
イサコはアスファルトに一気に直径3m位の円を描いた。
ヤ「イサコちゃんって、上手よね」
イ「イマーゴを使いこなすには重要だから」
イ「歪んだ円では結界も歪む」
フ「あたしもそのチョーク欲しいな〜」
イ「今度あげるわ」
フ「本当っ!イサコさまぁ〜」
イ「まずは円がきれいに描けるよう練習することね、描けるようになったらあげる」
フ「フミエがんばるぞー!」
イサコは一旦立ち上がり、今描きこんだ陣を確認した。
さらに内部に一回り小さい円を描き始める。
ヤ「なんか複雑〜、大変だね」
イ「さっきのはサーチマトン用、あぁ、サッチーだっけ?邪魔されたくないから」
フ「公園は空間管理室の管轄外だから心配は無いけど・・・」
イ「今度のが本命・・・」
ヤ「本命?」
イ「そう、わたし達のお楽しみ用よ」
フ「なんか、ワクワクするわ〜」
イ「ふふふっ」
335 :
道萬:2007/06/28(木) 01:01:26 ID:jb1dm4Pe
イ「これで・・・完成」
フ「おー!さすがイサコw」
イ「ライン踏まないでね、今からイマーゴとリンクさせるから」
しばらくすると描いた模様がかすかに光り、陣が消えた、それ以外の変化は何もない。
ヤ「なに?消えちゃった・・・」
フ「イサコぉ、失敗?」
イ「・・・見てて」
イサコが陣のあった場所に歩いていくと・・・消えた、その場からイサコが消失した。
ヤサコとフミエはあわててメガネを外したがイサコはいない。
あっけにとられる二人。
ふいに、何もない空間からイサコが現れた。
ヤ「イサコちゃん!」
フ「どーゆーこと?メガネ無しでも消えてたわよ!!」
イ「ふふっ、面白いでしょ」
イ「詳しくは説明しないけど、この陣はイマーゴと連動させることによってメガネに関係無く中が見えなくなるの」
イ「中に入ってみて」
フ「へぇ〜」
ヤ「おじゃましまーす」
中から見るとイサコが描いた陣がちゃんと足元にあった。
イ「わたし達、ここでするのよ」
ヤ・フ「えぇ〜〜ッ!!」
ヤ「だって、だって・・・人がいっぱいいるよ・・・」
イ「この結界の中なら大丈夫」
ヤ「みんなに見られちゃう」
イ「さっき、あなた達メガネ外して見たでしょ」
目に見えない結界と言われても風を感じ、横を歩いている人たちの声も聞こえる。
遮られている感覚など何も無い。
もし、している最中に結界が消滅してもわたし達は気がつかないだろう。
イ「フミエ、もう一度めがねを外して表に出てみて」
確かに何も見えない。
フ「本当だ・・・さすがイマーゴ」
フ「えっ?」
何もない空間から手が生えてこちらに向かって手を振っている。
フ「イサコったらw」
336 :
道萬:2007/06/28(木) 01:02:26 ID:jb1dm4Pe
イ「どうだった?」
フ「すごい!すごい!」
ヤ「あたしも見てみる」
イ「ヤサコはダメよ」
ヤ「どうして・・・?」
イ「だって、本当かどうか不安でしょ?」
ヤ「うん」
イ「そこがいいのよw 本当じゃなければあなたの裸、丸見えよ」
ヤ「やだやだ、いじわるぅ」
イ「さあ、時間がないわ。結界がこの状態を保てるのは約1時間」
イ「ヤサコから脱いで」
ヤ「でも・・・」
フ「手伝ってあげるw」
ヤサコの背中のジッパーを下げる、ヤサコは胸の前に手を当てて小さくなっている。
フ「さあ、腕を抜いて・・・」
ヤ「ぃやぁ」
イ「今日はブラつけてないのね」
フ「もう乳首がピンピンじゃないw」
ワンピースがストンと足元に落ちた。
ヤ「あぁ・・・」
イ「かわいいわ、ヤサコ」
ヤ「イ・・・イサコちゃん」
イ「パンツは私が脱がせてあげる、さあ、遊歩道の方を向いて」
ヤ「だめ、できないよ」
イサコはヤサコの後ろに寄り添い、パンツに手をかけた。
イ「ほら、たくさんの人が歩いてる。ここでヤサコはパンツを下ろすの・・・」
ゆっくりと、じらすようにイサコはパンツを下ろしていった。
イ「手で隠しちゃダメ」
ヤ「はぁ…はぁ…」
何人かの人がこっちを見ているような気がする、膝がガクガクしてきた。
足に力が入らない、あそこが熱くなる。
パンツを足首まで下ろし立膝の姿勢になったイサコの目の前には、ぷっくらとした、かわいいヤサコのお尻があった。
イサコはそのお尻にキスをした。
ヤ「ひ、ヒゥッ!?」
とうとう全裸にされてしまった、隠すものはもう何も無い。
屋外に晒す事など決して無いヤサコの股間を風が吹き抜けていった。
ヤ「!(くすぐったい・・・)」
〜〜つづく〜〜
>>329 >>330 >>332 完結…のつもりだったが、なんか気まずい雰囲気に…
斯様な作品でも何か感じて頂けたのなら、
腕も自信もありませんが続きの制作に尽力してみます。
いや、させて下さい。
>道萬
ヤフイとかわけわかんねーよ
名前はちゃんと書け
いや名前は書かないのが普通だろw
素人が流れを無視して書き込むのはおk?
プロなどいないのでおK
「カンナ・・・」
僕はベットの上で何も無い天井を見つめている。
メガネをかければ笑顔の彼女を見ることが出来るが、僕の中のカンナは少し怒っていてどこか寂しそうな顔をしている。
ずっとカンナのあの顔を忘れられない。
どうして僕は・・・考えても仕方ないことはわかっている。
『ドンッ!』
リビングから大きな音がした。
嫌な予感がするが部屋から抜け出て・・・音を立てないように覗き込むとソファーへ倒れこんでいる下着姿の女性が一人。
たぶん散乱するビールの空き缶に足をとられたんだろうなぁと思いつつ声をかける。
「オバちゃん大丈夫?」
・・返事が無い
「ねぇ?寝てるの?ねぇ?」
そっと肩に手をのばしたその時、ガバッとオバちゃんに抱きつかれる。
「ふふっケンちゃ〜ん 大好きっ」
言うが早いか顔を近づけてくるが、なんとか顔をひねってよける。
酔ってるなぁなどと考えつつ脱出を試みる。。
「オバちゃん。放してよ」
思いっきり力をこめてもビクともしない、う〜んどうしよう。
「ダ〜メ!ケンちゃんは私のなんだからそれにオバちゃんって呼ぶなってぇ〜」
めんどくさいと思いつつも、なんとか話をそらそうとする
「あれそういえばお父さんは?トイレ?」
オバちゃんが不機嫌になるのがすぐにわかった。
「仕事よ仕事!ったく私みたいなピチピチギャルが一緒に飲んであげてんのに、『すぐ行きます』とか言っちゃってさぁ。ケンちゃんはあんな風になっちゃダメよ」
オバちゃんはニコッと笑うと顔を近づけてまたキスをしようとしてくる。
「わかったよ・・・もうっ・・・放してってば」
「いいわよ」
あっさり放されちょっと残念じゃなくて意外だと思ったがすぐに理由がわかった。
プシュッ!!
「あの・・・これは何?」
オバちゃんは僕の前にビールをつきだして嫌な笑みを浮かべている。
「何ってビールよ?わかったんでしょ。付き合いなさいよ」
「僕、未成年なんですけど・・・」
「もう。なに言ってんのよ。私だって未成年だぞ」
無理やり僕の手にビールを渡すともう一本ビールを取り出してチラッと僕を見る。
「一人で飲めないなら、お姉さんが口移しで飲ませてあげようか?」
「いっいいよ。飲めばいいんでしょ。」
すこし照れくさくて思わず飲んでしまった。
「うえっ!苦い・・・どこがおいしいのコレ?」
ラベルをマジマジと見つめるとオバちゃんは不思議そうな顔をして僕を見つめている。
「ぷっ。ケンちゃん飲んだこと無かったの?ホントにオコチャマねぇ。はい座って座って」
自分の座っているソファーの右側をバンバン叩きながら満面の笑みをうかべている。
「どうせ僕はオコチャマですよ。どこかの17歳と一緒にしないでください」
しぶしぶ腰を下ろしながら『17』にアクセントを置き言い放つ。
「怒った顔もカワイイぞ。」
チュッ
まったく気にしたそぶりも見せずにキスをしてくる。
ダメだこの人には勝てない・・・
「こんなのはね、どんな子でも遅かれ早かれ皆通る道なのよ。どうせ飲むなら早いほうがいいでしょ?
さぁ飲んだ飲んだ。真面目なだけじゃ女の子にもてないよ。あっ!もしかしてケンちゃんって・・・」
オバちゃんが言い終わる前に僕はゴクッゴクッとのどを鳴らしながら残りを飲み干した。
「えっ!?ケンちゃん初めてなんだよね?意外とイケる口なんだ・・・あっまだ沢山あるけど飲む?」
次に出てきたのは、チューハイってやつで甘くてジュースみたいで僕は黙々と飲み続けた。
4本目に手をかけたときにオバちゃんが僕の顔を見ずにつぶやいた
「・・・あの子と一緒に飲みたかった?ごめんね。思い出させて。」
「・・・カンナはね。カンナはずっととなりにいるんだって思ってたんだ。同じ時間を過ごして同じ思い出を共有していけるって・・・
手をつないでどこかに遊びにいってさ。あの笑顔がずっとずっとそばにあるって信じて疑わなくてさ。こんな僕なんかと一緒にいてくれて・・・あんなに あんなに・・・」
どうしてだろう?あの日からずっとずっと自分の中に溜め込んでいたものが、全部吐き出される。
はぁ酔っぱらってるんだ・・・でももう止められない。
「僕がこっ・・・僕の所為なんだってわかってるんだ。イリーガルなんて本当はどうでもよくて、ただ何かの所為にしたくて・・・でもっでも」
「違うよ・・・ケンちゃんのせいじゃないよ。ねっ?誰のせいでもない。。誰のせいでも。」
オバちゃんの言葉で僕の枷がはずれることはないけど、少しだけ少しだけ罪の意識が軽くなった気がした。
お酒のせいもあってか温かいオバちゃんに抱かれて僕はずっとカンナのことを思って泣いた。
そんな僕の頭をオバちゃんは何も言わずただただ撫でてくれていた。
どれぐらい泣いていただろう。
僕はオバちゃんの胸に抱かれ泣きつかれて寝てしまった。
明るい部屋に僕の頭を抱えて眠るオバちゃんの寝息だけが聞こえる。
何時だろう?メガネが無いから時間がわかんないや。
子供のような顔で眠るオバちゃんを見ていると、ぜんぜん似てないのにカンナの顔が重なって見える。
お酒のせいなのかな?なんて思いながら、もし大人になったカンナがこんなに近くにいたら・・・
フッと僕とオバちゃんの唇が触れる。
キス しちゃった。
オバちゃんにキスされたことは何度もあったけど自分からするのは初めてだ。
えっ!?何で僕。顔が熱くなる。。目がマワリそうだ。
ヤバいヤバいヤバいこんなことしちゃったのがバレたら何言われるかわかんないのに。
なんでだろう止められない。
『いいよね?』誰に問いかけるでもなくオバちゃんの腕から抜け出す。
そしてゆっくりとオバちゃんの胸に手を近づける。
『お願いだから寝ててよオバちゃん。。』
自分よがりな願いだと知りつつ、寝息とともに上下する胸に触れる。
「んぅ」
オバちゃんから小さな声が漏れた。手を離して急いで寝たフリをする。。。。
・・・大丈夫。静かにゆっくりとブラジャーをずらす。
キレイな乳首にそっと触れると少し顔をしかめたオバちゃんは定期的に寝息をたてる。
僕の心臓ってこんなにうるさかったっけ?
7話以降
スレの流れが速すぎて全然読むのが追いつかない…
GJなSS職人さんばっかで
ここが昔過疎っていたってマジ?
道萬さんのssグッジョブ!!!な内容で毎回楽しませてもらってますが
299のフミヤサssはオヤジを混ぜない方が純粋に楽しめたかな…(ポツリ)
8話以降は祭りネタ満載で大変だろうなあ…
346 :
道萬:2007/06/29(金) 00:46:17 ID:byM2vcEO
>>345さん、どもです。
感想ありがとうございます。
オヤジは、ヤサコをハッキングするために必要だったんです。
でも、ストーリーの流れをぶった切っていますね。
現在wiki用に大幅な加筆・修正中です。
ちなみに今回の「エンドレスサマー」は第2話として書いています。
今回分で完結ですがこれも後に修正いたします。
第3話以降もご期待ください。
347 :
道萬:2007/06/29(金) 00:48:07 ID:byM2vcEO
>>334>>335>>336の続き
フ「マットもひいたわよ、ヤサコ、横になって」
3人の脱いだ服はとりあえずフミエのリュックに仕舞い込んだ。
フ「じゃあ、まずあたしからね」
フミエはマットに寝ているヤサコに69の格好でまたがった。
フ「ほらぁ、遊歩道の人達に良く見えるようにもっと足を開いて」
ヤ「あぁ、ぃやぁ!」
フ「すっごいビチョビチョじゃない」
フミエはヤサコの一番敏感な部分を音をたててすすり始めた。
ヤ「はぁ・・・ぁはぁ・・・いやぁ」
フ「大きな声を出すと外の人に聞こえちゃうわよ」
ヤ「・・・ぅん・・・ん!・・・んっ・・・」
フミエになすがままにされて快楽におぼれるヤサコをイサコは無言のまま鑑賞している。
イサコは無意識にいつものポーズをとってしまう。
全裸では腰に手を当て仁王立ちになっても格好がつかないが癖なのでしょうがない。
視線に気がつき、ヤサコはイサコを見つめた、
イ「・・・(ヤサコ、あなたのすがるような視線、ゾクゾクするわ)」
イ「・・・(あぁ、もうガマンができないっ自分で触ってしまいたい、でも、でも…)」
イ「っ!・・・」
イサコの内ももに生暖かい感覚が伝っていく。
ヤサコの潤んだ目がその液体の流れるさまを目で追っていた。
ヤ「イサコちゃん・・・来て・・・」
イサコはヤサコの顔にまたがり、膝をついて腰を沈めた。
イ「あぅ・・・はあぁ・・・ヤサコぉ」
ヤ「ん…ぅん…あむ…」
イ「ぃ…ぃくぅ…!」
イサコは目の前にあるフミエのお尻に顔をうずめた。
フ「イサコぉ・・・あぁ・・・ぃい」
3人はひとつになり、お互いの一番敏感な所を舐めつづけた。
それぞれが何回もの絶頂を迎えては目の前にある「あそこ」に再び顔をうずめる。
その痴態は永遠に続くかのように思えた・・・
348 :
道萬:2007/06/29(金) 00:49:09 ID:byM2vcEO
快感に顔をのけぞらせたイサコの視界のすみに動く物体が横切った。
イ「まずい!動くな!」
3人はそのままの格好で固まった。
キュウちゃんだ、まだこちらには気がついてないようだ。
でも、なぜ公園に・・・ !! ・・・管理事務所は敷地外だったのか!?
その球体は周囲を探索しながら確実にこちらに近づいてくる。
フ「メタタグなら・・・」
フミエがリュックサックに手を伸ばそうとしたその時。
ヤ・フ・イ「!!!」
傍らに置いてあったペットボトルをフミエが倒した。
中からこぼれるジュース、トクトクと流れ出た液体が結界に達する。
・・・パシッ!
結界にほころびが生じた。
キュウちゃんが反応した!急速に近づいてくる。遠くにはサッチーの姿も現れた。
イ「やばいぞ、逃げろ!」
3人は慌ててフミエのリュックから服を取り出した。
キュウちゃんはビームを発射し空間の修復を始めた、このまま中にいれば閉じ込められてしまう。
ヤ「わたしのパンツ〜」
イ「そんな暇はない!とりあえず上着だ」
フ「もうやばそう!」
フミエとイサコは何とかスカートと上着だけは着る事ができた。
イ「早く出ろ!」
ヤ「待って〜、裏返し〜」
イ「チッ!」
イサコは有無を言わさずヤサコの手を引っ張り引きずり出す。
ヤ「いやぁ、まだ服着てないよ〜!」
三人は奥の作業車の隙間に逃げ込んだ。
ほどなくサッチーも到着し、結界のあった空間は完全に修復されてしまった。
フ「いやぁ、あぶなかったわね」
イ「あなたがジュースこぼすから!」
フ「ごめん、ごめん」
イ「おっちょこちょい!」
フ「だってー!」
ヤ「・・・わたし、どーしたらいいのー!」
ワンピースを着られず、服で前だけ隠したヤサコが泣きそうな声で訴えた。
ヤ「くすん・・・くすん・・・」
ヤサコはベソをかきながら二人の陰に隠れて着替えた。
ヤ「え〜ん!恥ずかしいよ〜」
349 :
道萬:2007/06/29(金) 00:49:58 ID:byM2vcEO
サッチーは待機状態のまま移動していく気配は無い。
いつまでこうして隠れてなきゃいけないのだろう。
フ「あ!なんかスースーすると思ったら、下はいてないや」
全員ノーパンだったことに気がついた。
フ「はい、イサコ、これがあたしのね・・・あれ?ヤサコ、自分のパンツ持ってる?」
ヤ「持ってるわけないじゃない」
イ「・・・あれ・・・」
イサコが指差す先、さっきの陣があったすぐ横にヤサコのパンツが落ちていた。
ヤ「あー!あたしのパンツ〜!」
駆け出そうとするヤサコの腕を掴んでイサコは言った。
イ「今行ったらサッチーにやられるぞ」
ヤ「だって、だってー パンツ〜!」
その時、一陣の風が吹き、ヤサコのパンツは宙に舞い上がった。
フ「飛んでっちゃた・・・」
ヤ「あぁ〜!」
ヤサコの声で振り返ったサッチーの長い指に芋猫プリントのパンツが引っ掛かり、ヒラヒラと風に揺れていた。
ヤ「や〜ん、わたしのパンツ返して〜!」
〜〜おわり〜〜
350 :
1/7:2007/06/29(金) 01:11:25 ID:ZUEZB6GM
>>327からの続き
ヤサコ「はふぅ…(指…気持ちイイ…)」
イサコ「ん…ふふ…下のお口が、ヨダレ垂らして悦んでるわよ…?」
ヤサコ「ふぅ…っ…ん…(あぁ…もっとぉ…)」
イサコ「ホントに…やらしい子だね、あんたは…っ!」
ヤサコ「んん…ふっ…ぷはっ…ね、ねぇ…イサコ…」
イサコ「な…何よ」
ヤサコ「…“ヤサコ”って、呼んでよ…」
イサコ「…!(こ、コイツ…)」
ヤサコ「ずるいよ…イサコばっかり…」
イサコ「う…(呼んだら…引き返せなくなる事、知ってて…?)」
ヤサコ「呼んで…してくれなきゃ…ヤだよ…」
イサコ「…本気にするわよ」
351 :
2/7:2007/06/29(金) 01:12:55 ID:ZUEZB6GM
ヤサコ「うん…だって…わたし達、もう…」
イサコ「…違う!」
ヤサコ「えっ…?」
イサコ「友達…なんかじゃ…」
ヤサコ「イサコ…」
イサコ「友達なんて過程、もうとっくに通り越しちゃってるわ…」
ヤサコ「でも、それって…」
イサコ「友達になるの飛ばして、先にこういう事しちゃったら、どうなるか…私にも、わからない…」
ヤサコ「…いいよ」
イサコ「え…?」
ヤサコ「友達になるのなんて、遅かれ早かれ変わらないよ。それに…」
イサコ「…それに?」
ヤサコ「わたしがイサコなら、この後わたしの事、意識しない筈ないと思うから…」
道萬氏の更新速度のおかげで一週間耐え切れた
本当にGJ!
353 :
3/7:2007/06/29(金) 01:14:21 ID:ZUEZB6GM
イサコ「…!…な、何を…(コイツ…やっぱり、策士だ…)」
ヤサコ「…?…イサコ…泣いてる…?」
イサコ「べ、別に…!」
ヤサコ「ちゅっ…」
イサコ「あっ…?」
ヤサコ「…涙、しょっぱいね」
イサコ「…」
ヤサコ「イサコの涙でも…わたし、拒んだりしないよ」
イサコ「…う、く…」
ヤサコ「全部わたしが受け止めてあげる。わたしがその為の器になってあげる。だから…」
イサコ「…ヤサコ…」
ヤサコ「…やっと呼んでくれたね、イサコ…」
イサコ「ヤサコ、私…」
ヤサコ「イサコ…大好き」
イサコ「私も…好き…ん…」
ヤサコ「ん…ちゅっ…」
354 :
4/7:2007/06/29(金) 01:15:20 ID:ZUEZB6GM
イサコ「…続き、しよっか?」
ヤサコ「…うん」
イサコ「…手、後ろに回して」
ヤサコ「こ、こう…?」
イサコ「そう…うっ…」
ヤサコ「あっ…(イサコも…履いてなかったんだ…)」
イサコ「わかる?ヤサコ…私、もうこんなに…」
ヤサコ「うん…あったかい」
イサコ「このまま…最後まで…」
ヤサコ「いいよ…来て…っあ…っ…!」
イサコ「ん…ふ…指…増やしてくから、ね…?」
ヤサコ「あっ…いき、なり…っ!…んふぁっ…!」
イサコ「気持ちイイ?ヤサコ…んっ…!」
ヤサコ「はぁ…はぁ…イサコも…?」
イサコ「ん、あ…っ!…ヤサコの…指…」
355 :
5/7:2007/06/29(金) 01:16:26 ID:ZUEZB6GM
ヤサコ「ん…っ…イサコも…気持ち、イイんだ…ふぅ…あ…っ!」
イサコ「んぅ…ココ…ココが、感じるの…?…ヤサコ…」
ヤサコ「ぅあっ…!…そこ…クリクリされたらぁ…っ…!」
イサコ「ふ…むぅ…ちゅっ…イきそう?ヤサコ…」
ヤサコ「わ、わからない…けど…っ…何か…くる…っ…んっ…!」
イサコ「はぁ…っ…あ、脚上げて、ヤサコ…私も、もう…う…っ!」
ヤサコ「うあぁあ…あぁーっ!…イサコぉっ…!」
イサコ「あうぅ…っ…くふぅっ…ヤサコぉ…っ!」
ヤサコ「はっ…あ…!」
イサコ「はぁ…はっ…イったのね、ヤサコ…私も、よ…はぁ…はっ…」
356 :
6/7:2007/06/29(金) 01:17:50 ID:ZUEZB6GM
ヤサコ「はぁぁ…はっ…み、見ないでぇっ…」
イサコ「は…はぁっ…ははっ…幼児の…トイレみたいだよ、ヤサコ…そんなに…よかった?」
ヤサコ「うん…嬉しい、イサコ…好き、だよ…」
イサコ「私も…ヤサコ…」
………
ヤサコ「…やっと抜けられたわね、イサコ」
イサコ「…イサコって呼ぶな」
ヤサコ「…(学校とプライベート、プライベートとさっきの事は分けて考える、って事なのかしら…?)あ!あれって…」
イサコ「何…?」
ヤサコ「やってみようよ、相性診断!」
イサコ「な、何でそんなこと…」
ヤサコ「いいから、ほら!」
イサコ「お、おい…」
357 :
7/7:2007/06/29(金) 01:19:17 ID:ZUEZB6GM
ヤサコ「…あ、出たみたい…えっと…『ガチ百合』、って…何コレ?」
イサコ「なになに…『ふたりはこれから、白とか黒の雷を出せたり出せなかったりするでしょう』、だと…?…何だ、これは」
ヤサコ「…うーん…よく、わからないけどさ」
イサコ「…?」
ヤサコ「わたし達、きっとうまくいく筈…だよね?」
イサコ「…」
ヤサコ「…イサコ」
イサコ「…そう、かもね」
ヤサコ「うんっ!…あ、射的空いたみたいだよ!行ってみよ!」
イサコ「こ、こら、腕を引っ張るなっ…」
-FIN-
…以上です。長引かせてすみません。
何か展開変わってますね…
夏祭り前に変な妄想抱いてしまいそう…
満足いく終わり方ならば幸いです。
>>358 GJ!
なんか可愛くてほのぼのした。
個人的には最後のプ○キュアネタもツボだった。
やっぱ初期だよねえ(別に後継を貶してるわけじゃありません。ちゃんと見てるし)
でも、今度書く時は会話劇じゃなくて情景描写もしてみてほしいかな。
今後にも期待してます!
ダイチがイサコに責められるSSお願いしまつ><
イサコ「おいお前」
ダイチ「なんすか」
イサコ「チンチンについて色々と教えろ」
ダイチ「…」
イサコ「実は私もやっとヤサコたん達のグループに入れたんだ」
ダイチ「はあ」
イサコ「そこである問題が起きた」
ダイチ「はあ」
イサコ「私は六年生になったのに、全くと言っていいほど異性に関する情報を知らない。このままではヤサコたんに呆れられてしまう」
ダイチ「(らしいっちゃらしいな)」
イサコ「そこで身近な異性に聞くことにした。それがお前だ」
ダイチ「へえ…」
イサコ「なんだその反応は。私に選ばれたことを感謝すべきだろう」
ダイチ「はあ…ありがとうございます…」
イサコ「ということだ。じゃあ早速脱げ」
ダイチ「は!?」
イサコ「脱げと言ったんだ。わかるか?着ているもの全てだぞ」
ダイチ「え…聞くだけじゃないんすか…?」
イサコ「馬鹿。聞くだけよりも体で覚えるほうがわかりやすいだろう」
ダイチ「いや、そうっすけどー……」
イサコ「もういい!私が脱がしてやる!」
ダイチ「うぎゃあああっ!!やめ、ちょ、自分でやる!!」
脱がされ後
ダイチ「(勃起しそう…)」
イサコ「ふん…あまり女児の体と変わらないな。つまらん」
ダイチ「も、もういいっすか…?」
イサコ「まだに決まってるだろう。私はこれが一番気になるんだ。この肉の棒…私にはついていない」
ダイチ「いや、でもそれ…」
イサコ「なんか大きくなってきたぞ…!?」ツンツン!
ダイチ「つ、つつくなっ!!」
イサコ「うるさい、動いたら眼鏡壊すわよ」
ダイチ「ぐ…」
イサコ「固い…!何故この部分だけ膨張するんだ…摩訶不思議…」シコシコシコシコ
ダイチ「シシ、シシコ…シコんなよ!」
イサコ「下僕のくせに私に口答えするな」
ダイチ「ううう…」
イサコ「ん?この棒だけじゃなく、ここも立っているな。胸の突起…これは私にもあるぞ」
ダイチ「あ…そうすか…」
イサコ「私の胸の突起が立つときはヤサコたんを妄想してるとき…つまり興奮している時…つまり、お前は興奮している」
ダイチ「し、してないっ」
イサコ「ふん、嘘をつくな。顔が真っ赤だぞ」シコシコシコシコ
ダイチ「そりゃあ男なら…」
イサコ「なるほど…男はこれ、やられると興奮するのか。今度他の下僕達にもやってみよう」
ダイチ「ぐ…」
イサコ「ん、もうこれ以上大きくならないのか?」シコシコシコシコ
ダイチ「うーーー」
イサコ「なんか出てきた。白い液体。おい、これはなんだ」
ダイチ「精………知らないっす…」
イサコ「謎の液体…!一体何なんだ…」ぺろり
ダイチ「!!舐めるなよ!」
イサコ「下僕の体から出てものをどうしようと私の勝手だ。それにしても妙な味だな…ヌルヌルするぞ」
ダイチ「わ、わかったから、もう何も言うなーっ!」
イサコ「また出てきたぞ、さっきの液体。これも興奮すると出て来るのか?男の体は水分を失いやすいつくりなっているな」
ダイチ「(やばい…色んな意味でやばい…)」
イサコ「………よし」
ダイチ「へ?」
イサコ「もういいわ。男のこと、よくわかったから」
ダイチ「あ……」
イサコ「じゃ、行ってくるわ」
ダイチ「…い、行ってらっしゃい…?」
イサコのその後を知ったものはいない
>>361 を読んで不意に思いついたので……勝手に使ってごめんなさい……
**************************************
「全部脱いだぞ……」
「隠すなっ!!」
「ひっ……わっ、わかったよ」
イサコに怒鳴られ怖気づいたのか、ダイチは己の股間を隠していた手をのける。
イサコの眼下に晒されたダイチのナニは小学生相応の小さな皮のかむった可愛らしいものだった。
しかし、イサコには何か不満らしく眉根に皺を寄せている。
「……お前? 私は全部脱げといったんだ、聞こえなかったのか?」
「はぁ? ナニいってんだよ! 脱いだじゃんか、もう何も脱ぐものねえよ!!」
「だったらコレはなんだ?」
ダイチの皮かぶったナニを掴むイサコ。
「脱げといっただろうが!」
そのまま無理矢理皮をむく。
「ぎゃああああああああああああああああ
いたいいたいいたいいたい!!」
「わめくな! 耳障りだ」
初めて味わった形容の仕様が無い痛みにダイチは股間を押さえ口をパクパク動かすだけで声が出ない。
ひゅーひゅーと空気だけが口から漏れるのみだった……。
「・・・・・・・・・・」
「こんな風になるとは予想外だった、悪かったな。
お礼に薬を塗ってやる、メンタムだ。 効くらしいぞ?」
「・・・・・・!!!??」
「たっぷり塗ってやるからな」
イサコは口の端をゆがめると指先いっぱいにメンタムを取り、赤くなっているダイチの亀の頭に塗りたくった。
「ぎぃががぼあjほあvgふいおjbぉあjふぃおあjふぃおあめいぉgにぉあ!!!」
声にならない叫び声を上げダイチは失禁し、床に倒れ付した。
そのサマを口の端をゆがめながらイサコが満足そうに見下している。
「これはいい、今度ヤサコに試してみるか」
ヤサコの肉芽に塗ったとき彼女はどんな反応をするだろうか?
想像しただけでもれる愉悦の笑みを堪えながらイサコは去っていった。
後に残ったのは黄金色の液体の中で白目を向いているダイチのみであった……。
了
364 :
道萬:2007/06/29(金) 18:18:58 ID:dBzsXMjO
ども、道萬です。
連日投下するとネタ切れになるわ、仕事に支障が出てくるわで・・・
これは次回放映前にはやめようかと思った作品です。
順番は違いますが今回は第4話目として書いたものです。
おわりまでの5レスを一挙投下します。
※最後の5レス目は読まなくても良いかもしれません。
第3話はネタがネタなので一時封印しました。
wikiに登録してくれるエライ人、別の話として登録してくれると嬉しいです。
でわでわ。
365 :
道萬:2007/06/29(金) 18:20:01 ID:dBzsXMjO
第4話
【ヤサ×イサ 記念日】
放課後、某所にて。
フ「ねぇ、イサコぉ・・・ ・・・あなたって、まだ処女よね?」
イ「なによ、いきなり!」
フ「ん〜、聞いてみただけ、だってあたしとヤサコは経験済みだし」
ヤ「あれはフミエちゃんが無理やり・・・」
フ「運命よ、う・ん・め・い♪」
フ「ヤサコもイサコの処女、奪っちゃいなさいよ」
ヤ「えぇ〜!」
フ「だって好きなんでしょ?イサコこと」
ヤ「それは・・・」
ヤサコはチラッとイサコを見た。
イサコは目も合わせず、何も言わない。
フ「でも。ヤサコはかわいい乙女の処女を2人も奪っちゃうのよねぇ〜」
ヤ「フミエちゃん!」
フ「でも、あたしは嬉しかったの、初めての人がヤサコでさ、一生の思い出にするわ」
イ「・・・あげてもいい・・・」
ヤ・フ「え?」
イ「ヤサコに・・・あげてもいい・・・」
ヤ「イサコちゃん・・・」
フ「やっと決心がついたのね」
ヤ「本当に・・・いいの・・・?」
イ「・・・うん」
フ「で、いつ?いつにするの?」
ヤ「なんで、フミエが仕切るのよ〜」
フ「あぁ〜、イサコの処女喪失シーン・・・考えただけで「あそこ」が熱くなっちゃう」
ヤ「わたしとイサコちゃんのことでしょ、なんでフミエちゃんがそんなにはしゃぐのよ」
フ「え〜!あたしも混ぜてよ!2人だけなんて、ズルイわ!」
フ「パーティーよ、パーティー!イサコの処女お別れパーティーなのよ」
ヤ「勝手に決めないで!!」
ヤ「イサコちゃんもなんか言ってやって」
イ「・・・」
・
・
・
ヤ「わたしは・・・イサコちゃんと2人っきりがいいな・・・」
366 :
道萬:2007/06/29(金) 18:20:57 ID:dBzsXMjO
いよいよ、その日が来た、ヤサコは思った。
(今日はわたしの一番大切な日になるかもしれない・・・)
ヤ「こんにちわー」
イ「・・・いらっしゃい、待ってたわ」
イサコはいつものジャケットではなく、前ボタンのかわいらしいブラウスにスカート姿だった。
ヤ「イサコちゃん似合う〜可愛いよ」
イ「ありがと」
イサコは少し赤くなり、ヤサコを部屋に招いた。
ヤ「・・・」
イ「・・・」
お互い、これからのことを考えると会話が続かない。
テーブルの上にあるジュースに入っている氷が時折乾いた澄んだ音をたてる。
ヤ「イサコちゃん」
イ「!・・・な、なに?」
ヤ「わたしのこと好き?」
イ「・・・うん・・・」
ヤ「うんじゃなくて、好きって言って」
イ「・・・好きよ」
ヤ「ねえ・・・」
ヤサコがイサコの隣にすり寄ってきた。
ヤ「イサコ・・・」
ヤサコの顔が近づいてくる、ヤサコは目を閉じてイサコに口づけをした。
イサコは硬直したまま目を閉じることができなかった。
ヤサコがイサコの胸に軽く手を当て、そのまま2人はふわふわのカーペットの上に寝転んだ。
ヤ「わたしが脱がせてあげる」
ヤサコはゆっくりとイサコのブラウスのボタンをはずし始めた。
イサコは横を向いて視線を合わせない。
ブラウスの前を空けると裸の胸があった、未発達の乳房のピンク色の突起は小さく尖っていた。
ヤサコはそれを優しく口に含む。
イ「ん!・・・はぁ・・・ぃや」
ヤ「わたしの好きなイサコ・・・」
イ「ヤサコぉ・・・あぁ・・・」
イサコの上半身を抱き起こしブラウスを脱がせた。
ヤサコは胸から首筋、唇へと口づけを続けている。
ヤ「イサコっていいにおい」
スカートの横のホックをはずし、足元へと脱がせていく。
イサコの下着は薄いピンクでレースの入ったちょっと大人びたパンティーだ。
両手で胸を隠し、パンティー1枚になったイサコが横たわる。
ヤ「すごい、イサコお姉さんみたい」
ヤサコも服を脱いで下着1枚になった。
ヤサコは再び小さな胸に口づけをして今度はおへそのほうに移動していく。
イ「はぁ・・・はぁ・・・ぁあん」
ヤ「気持ちいい?いまヤサコがしてるんだよ」
イ「あぁ!・・・ぅん!・・・はあぁ」
ヤサコの手がイサコの内ももを優しく撫でる。
イサコの身体がピクンと反応した。
367 :
道萬:2007/06/29(金) 18:22:17 ID:dBzsXMjO
ヤサコはイサコに寄り添い愛撫をつづけながら囁いた。
ヤ「イサコ・・・」
イ「なに?」
ヤ「あのね、イサコが1人でしていた画像、キレイだったわ」
イ「・・・ぁん・・・」
ヤ「わたしアレを見て生まれて初めてオナニーしちゃったのよ」
ヤ「イサコの名前を呼びながら・・・何度もイッちゃった・・・」
イ「ヤサコ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ヤ「ごめん、イサコの日記ちょっとだけ見た」
イ「ん?」
ヤ「書いてあったでしょ、わたしとしたいこと」
ヤ「ねぇ、イサコ・・・」
イ「・・・なに?・・・あぅ・・・」
ヤ「ほら・・・」
イ「はあぁ・・・ヤサコと・・・SEX・・・したぃ」
ヤ「・・・そう・・・わたしもイサコと・・・本当のSEXがしたぃ・・・」
ヤ「本当は初めての人はイサコだったらよかったのに」
イ「いいの、わたしにしてくれるのなら・・・それで・・・ヤサコ・・・来て」
2人の下着にはうっすらと染みができてる、最後の1枚はお互いに脱がせてもらった。
ヤ「わたしもまだ慣れてないんだ」
そう言いながらヤサコは自分の「あそこ」にディルドーを挿入し始めた。
それはヤサコ自身の処女を捧げたディルドー、この前フミエがヤサコに家に預けていったものだ。
ヤ「ん!・・・はぁ・・・」
ヤサコの顔が軽い苦痛のため歪む。
イサコはヤサコに生えたおちんちんを見つめている。
(わたし、あれでヤサコとつながるんだ・・・ヤサコと・・・ひとつになれる)
ヤ「痛かったら、言って」
イ「大丈夫」
ヤ「・・・入れるね」
ヤサコもフミエに入れられたことは何回かあるが、自分からしたことはない。
ぎこちない手つきでイサコの入り口を探す。
ヤ「ゆっくり入れるけど、いい?」
イ「うん」
ヤ「じゃあ・・・いくね」
ヤサコから生えたディルドーは、ゆっくりとイサコの中に沈みこんでいった。
イ「!!! んん〜っ!(ヤサコぉ!愛してる!)」
イサコはヤサコをきつく抱きしめた。
ヤ「イサコ大丈夫?」
イ「大丈夫・・・」
ヤ「痛くない?痛かったらやめるよ」
イ「平気・・・ちょっとのあいだ、じっとしてて」
その後のことをイサコはあまり覚えていない。
ただ、痛さの中でヤサコと繋がることができた、愛し合っていることが確認できたその幸せだけが記憶に残っている。
368 :
道萬:2007/06/29(金) 18:23:15 ID:dBzsXMjO
長い時間だったのか、短かったのか、2人は一緒に登りつめ、そして果てた。
2人はそのまま抱き合い、目を閉じていた。
ヤ「本当は入れるのあんまり好きじゃないの」
ヤ「抱き合ったり、キスしたり、舐めあったりするのが好き・・・」
ヤ「でも、一度だけでいいから・・・イサコと繋がりたかった」
イ「・・・」
ヤ「イサコ・・・愛してる・・・」
イ「ぅえ・・・ひっく・・・」
ヤ「イサコ・・・泣いてるの?」
イ「ぐすっ・・・」
ヤ「ごめんなさい、痛かった?」
イ「・・・違うの・・・うれしかったの、わたしもヤサコのこと・・・愛してる」
ヤ「イサコ!」
イ「ヤサコぉ」
2人の頬を涙が伝う。
そして、静かに口づけをした、深く、甘く、とろけて2人がひとつになるような、そんな口づけだった。
369 :
道萬:2007/06/29(金) 18:24:06 ID:dBzsXMjO
フ「ねぇ、この前のパーティーの件だけど」
イ「パーティーはないわ」
フ「え?・・・さては!あんたら!」
ヤ「えへへ」
イ「ふふふっ」
〜〜おわり〜〜
>道萬さん
「GJ!!」
ふたりのラスト最高でした。
エロパロでウルウルッとしたのは初めてです。
371 :
1/4:2007/06/30(土) 09:17:58 ID:OYn3kBh3
夏祭り前に投下できて良かった。
7話の閉じ込められたとこからの話。
───不覚だ。
まさか、この私がこんなつまらないミスをするなんて。
おまけに、一緒に閉じ込められたのがコイツときてる。
小此木優子。
馴れ馴れしくて、すましていて、言うこともやることもいちいちシャクにさわる奴。
私は、こういうタイプが大嫌いだ。
こういう人間が誰かに優しい言葉をかける時は相手を思いやっているんじゃない。
私は人に優しくしてあげられる人間なんですよ、って自分に酔っているだけなんだ。
「ねえ、イサコ」
「イサコって呼ぶな!!」
いつの間にか図々しくあだ名で呼ぼうとしている。
油断も隙もありゃしない。
「…天沢さん、私はやっぱりあなたと友だちになりたいって思ってる」
「前にも言ったろう。群れるつもりはない」
この答えを変えるつもりは、ない。
人の領域にズカズカと土足で入り込もうとする侵入者を、私は改めて突っぱねた。
これでしばらくは大人しくなるだろう。
「……」
…ん?
「プ…クク…」
小此木の様子がおかしい。
「ク…クックック…」
笑っている…のか?
「ククク…アハハハハハ!!」
「何がおかしい」
「だって、『群れるつもりはない』だなんて」
「群れるつもりはない」の部分は、わざとしかめっ面をして低い声で話していた。
…私のモノマネのつもりか。
本当に人の神経を逆撫でするのがうまいヤツだ。
でも、それに続いて発した言葉こそが、本当に私を怒らせた。
「『群れるつもりはない』んじゃなくて、社交性も協調性もないから『群れる事ができない』だけじゃない」
「…何だと?」
「その癖に本当は寂しがり屋だから『子分だ』なんて言ってダイチたちをはべらしている」
「貴様…」
「怖いんでしょう?『友だちになって下さい』って言って拒絶されるのが。だから力ずくで無理やり繋ぎ止めようとしてるんでしょう?」
「分かったような事を言うな!!」
「分かるよ?だって、単純なんだもの、イサコ」…え?
気が付いた時には、小此木の顔が私のすぐ目の前にあった。
コイツ、いつの間にこんな近くに…。
「ねえイサコ、私が友だちになってあげるよ」
そう言って私の手を取ると、小此木は突然私を壁に押し付けた。
「な、何をする!?」
「イサコがあんまり可愛いから、我慢できなくなっちゃった」
コイツ、さっきまでと雰囲気が違う…!!
「クソ、離せ!!」
私はバンザイするような体勢で両方の手首を抑え付けられている。
振りほどこうとしても動かない。
コイツ、一体どこにこんな力が…!?
「そんなに嫌がらないで。仲良くしましょ」
目の前に小此木の顔が近付いてきて、そして…。
「!?」
一瞬、私は何が起こったのか分からなかった。
私の唇に、何か柔らかいものが重なっている。
これは、小此木の。
…唇、だ。
小此木は、私にキスしているのだ!!
頭が混乱する。
女同士だぞ!?
いや、そういう事じゃない。
何でコイツが、私に?
何のつもりだ?
何の意味があるんだ?
あ、あ。
唇の間から何か入ってきた。
小此木の舌だ!!
クソ、息が苦しくなってきた。
コラ、そんなに吸い込むな!!
私の肺の中の酸素を全部持っていくつもりか?
ああ、息が…。
離せ!
離せ…!!
「ぷはあ…。ウフフ、イサコとキスしちゃった。これで私たちもう友だち、ううん、それ以上の関係になったのね」
小此木はそう言いながら私の脚の間に膝をねじ込んでくる。
ダメだコイツ…。
とにかく、とにかく一度振り払わないと。
仕方ない。
小此木のメガネを攻撃する。
視界に閃光を走らせ、同時に最大音量のノイズも送り込んでひるませる!!
それ!!
…。
……。
………。
…なぜだ?
なぜ何も起こらない!?
「ああ、イマーゴ、だっけ?」
「!?」
「何それ。馬鹿みたい」
小此木がクスクスと笑っている。
でも、笑っているのは顔だけだ。
声には抑揚がなくて、何て冷たい──。
「私のメガネはおじいちゃんの作った特別製なのよ。どんな攻撃だってはね返しちゃうんだから」
そんな馬鹿な。
そんなメガネの話なんて聞いた事ない。
おじいちゃん?
そいつ、何者なんだ?
「それで?どうするの?私から逃げ出したいみたいだけど」
「クソ、離せ!馬鹿!!」
精一杯もがいてもびくともしない。
「ウフフ、イサコってメガネがないとなんにもできないのね」
そんな事はない!!
私は。
私は…。
次の瞬間、私は床に引き倒された。
「そんなダメな子のイサコはしっかりと躾をしてあげなくちゃ」
小此木は腹這いになった私の背中に素早くのしかかってきた。
「クソ、離れろ!!…痛ッ!?」
そしていつの間にか私の腕を後ろ手にねじ上げている。
「ほら、おとなしくしてないと折っちゃうわよ」
「なっ…!?」
私が一瞬ひるんだ隙に、小此木は私の両手の親指を紐で結んでしまった。
な、何だコイツ?
どうしてこんなに手慣れてるんだ?
それにこの紐だって、一体どこに…?
「ようやくおとなしくなったわね」
小此木が私の顔をのぞき込んでくる。
その胸元が大きく開いていた。
…確か、コイツが着ていた服は胸元を紐で編み上げてあるタイプだったはず。
これか!?
そんな事を考えている間に、小此木の手が私の下半身をまさぐってくる。「や、やめろ!!何をしてるんだ!!」
「ああ、ゆめにまで見たイサコのからだ…。脚も、おしりもキュって引き締まってて、想像してた通り」
ダメだ。
全く聞いていない。
小此木の手は尚も無遠慮に動いている。
私のスカートの中に滑り込んで、更に下着の中に…。
「や、やめろ!!そんな所…ヒッ!?」
「あら、ここだけ反応が違うわね。そうか、イサコはおしりの穴が弱点なんだ」
小此木の指がグリグリ、と刺激を強くしてくる。
「やめろ…やめろ…!!」
恥ずかしさと悔しさで涙が滲んでくる。
「あら、泣いちゃうほど良かったのね。それじゃもっといじめてあげる」
「ひああぁっ!!」
情けない声が出てしまう。
小此木の指が体内まで侵入してきたのだ。
「あ…か、はぁ…!!」
「ほらほら、どんどん入っていくよ。まるで自分から欲しがってるみたいね」
違う。
そんな事、絶対ない。
それなのに。
深く、深く。
自分でも触れた事のない場所に入ってくる。
「ほうら、根本まで飲み込んじゃった。」
「あ、ああ…」
頭がボーっとしてきた。
こんなのは、いやだ。
でももう、まともに物を考える事ができない。
「それじゃ今度は、動かすよ」
小此木の指が、出たり入ったりする。
何度も何度も私のからだのなかを往復する。
ひねったり、ねじったりして。
新しい部分に指が引っかかったり、押し込まれたりして。
その度に私の口からは自分でも聴いた事のないような声が洩れた。
「思った通りね。イサコって最高!!これは長持ちしてもらわないとね」
「…?」
「イサコ、私が前の学校でトラブルを起こしたって言ったでしょ?あれ、当たり」
そういえば、そんな会話をした気もする。
「でも、イジメじゃあないよ。あのね、私」
小此木はいたずらっぽく笑って、私の耳元でささやいた。
「気に入った子の事、壊しちゃうの」
「…こわす?」
「そう。前の学校の子は、せいしん病院に入院しちゃった。その前の学校の子は、家出しちゃって今もどうしているか分からない」
私の本能の部分が告げていた。
「ねえ、イサコ」
コイツは、違う。
「あなたは…」
コイツは、危険だ。
「どのくらいもってくれるかな?」
でも、私はもう逃れる事は出来ない。
小此木の指の動きが早くなる。
からだのなかに、今までに感じた事のない波が押し寄せてくる。
その波は次第に大きくなって…。
薄れていく意識の中で私は悟った。
ああそうか、私、こわされちゃうんだ。
「イサコ、可愛い。大好きだよ」
ぼんやりとした視界の隅の方で、小此木はあくまで無邪気な笑みを浮かべていた。
END
オマケ
二人の様子を京子がずっと見てました。
「m9(^Д^)ウンチ!!」
最初の1/4とか無しで。
改行大杉でエラー出ちゃった。
>>371 おはようござ !!!!( Д) ゜ ゜
かみさまありがとう、もう一回布団はいってkimasu
なんという
>>371!
不覚にもにやにやしますたGJ!!!1
>道萬さん
別の話として〜とのことで内訳を話数ごとに分けようと思います。
タイトルはエンドレスサマーで
>>276〜が第1話、
>>298〜が第2話、
>>347〜が第3話、
>>365〜が第4話という内訳であっているでしょうか?
私用とwiki管理で自分もss書く暇NEEEEEEEEEYO!
浴衣回にwktkしすぎて早くもあげさせて頂きますね。
>>371 それを こわすなんて とんでもない!
一生かけてかわいがってあげてください
アナルオンリーで
転校した理由が、ヤサコがエロイ事しちゃったからって良いな。
黒ヤサコ萌える
黒いのも好きだし、鬼畜も三角関係もいいと思うけど、たまにはアマアマで小学生らしい幼さの残る話も読みたいなあ。
自分の子供時代を考えると(昭和生まれ)
今時の小学生は援助交際するくらいに進んでる。
電脳世代の小学6年生なんてもっと凄いんだろうな。
>>371さんと似たようなSSを昨晩、急に書き始めてしまった。
エロくないし中途半端に長いし、投下しようか迷ったが、ごめんなさい。
せっかくなので投下します
※黒ヤサコ注意
『統計によると、吊橋の上で告白すると、その想いは相手に伝わりやすくなるそうです』
廃工場の一室で、二人の少女が閉じ込められていた。
いわずもがな、イサコとヤサコの二人である。
「そして食っちまうんだ……おまえの魂をなぁっ!!」
「やめてぇっ!」
イサコが指を突きつけると、ヤサコは悲鳴をあげて顔をふせた。
(くっくっくっ……)
愉しい。
こういう勘違い女を痛めつけ、その怯える様を眺めるのは痛快だった。
イサコは手を下ろし、耳の辺りを押さえたまま小刻みに震えるヤサコの姿を嗜虐的な笑みを浮かべて、しばらくのあいだ観察していた。そして、ふっと笑みを引っ込めた。
(まあ……いつまでも遊んでても仕方ない。ここらで安心させてやるか)
でもこのままにしておけば、静かで脱出の算段もしやすいかな、などとも考える。
「う、うっ……」
しかし震えてるヤサコを見ていると、さすがに哀れな気がしてきた。「おい」と、声をかけようとした、そのとき。
気がついた。
ヤサコの口元が奇妙に歪んでいることに。
(なんだ、こいつ?
もしかして、笑ってるのか?)
「うふふふっ……あははは」
裏付けるように、ヤサコの喉からこらえきれない笑い声が漏れ始めた。
「あっはっはっはっは! もうだめ〜、たえられないよ! 本当かわいいなぁ、イサコは!」
「なっ……!」
イサコは絶句する。怖がっているとばかり思っていたヤサコの突然の豹変に戸惑っていた。なにより、ヤサコの畳み掛けるような言葉が、何だか本当のようでぎくりとした。
「そ、そんなわけあるかっ! あたしは不安なんかじゃ」
「不安なくせに」
ヤサコは椅子から立ち上がった。そのまま、イサコの方へとずんずんと近づいてくる。
「な、なんだよ。こっち来るな」
「怖がらなくてもいいよ」
「怖くなんかないって!」
「不安なら、わたしが側にいてあげるから。だからイサコ、わたしを拒まないで」
鼻と鼻がくっつくぐらいまで、ヤサコは距離をつめてくる。視界いっぱいに拡がるヤサコの顔は、優しく笑いかけていた。
「い、イサコって呼ぶなぁっ!」
386 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 19:05:00 ID:4ObqM1be
ハラケン×ヤサコか…(´・ω・`)
>>385続き
とっさにイマーゴを起動させた。メガネを壊すとか、危害を加えるとかいう気はない。ただ、少し空間を弄って驚かして、だれがこの状況のリーダーかを教え込んでやるつもりだった。
ぐにゃり、とヤサコの身体が歪む。
(ほら、怯えろ! 泣いて、あたしにたて突いたことを後悔するがいいっ!)
イサコは凶悪な笑みを浮かべ、ヤサコがいつものように怯えた顔をして、許しをこうのを待った。
(えっ?)
しかし、ノイズだらけになったヤサコは、にこにこ笑いながら依然としてそこに立っていた。まるで、自分の身体に走る無数の線など見えないかのように。
「なっ……おまえ、まさか?!」
まさか。
さっき怯えているように、耳の辺りを押さえていたのは、まさか?!
「ん? そうだよ。メガネの電源切ったんだよ。慣れるまで少し時間はかかるし、足もふらつくけど」
信じられない。
暗号屋のイサコにとって電脳メガネの電源を切るという行為は、身体器官を自ら潰すのと同じことだった。
「イサコってば、何を黙ってにやにや笑っているのかと思ったら……。ふふっ、
んん、もぅーっ、抱きしめてちゅーしたいぐらいかわいい!」
砂嵐まみれのヤサコが満面の笑顔で飛び掛ってきた。
「ひぃぃっ!」
先ほどまでの強がりはどこへやら、イサコは恐怖のあまり悲鳴をあげて、ヤサコのタックルをかわす。
「あははハはハはァアアーーァー、イぃィィサKこぉ、N逃ゲげげ、ないなイデないでよぉぉーーぉ!」
イマーゴによるアタックのせいで、ヤサコの音声データが歪んで、病的なまでにエコーがかかって空間に広がっていく。そしてバグった彼女の全身は、何かわけのわからないモザイク状のものになっていた。
はっきりいって、怖い。小さい子が見ればトラウマになること請け合いである。
事実、この日を境にイサコは、色とりどりのモザイク怪人に追い掛け回される悪夢を見るようになる。
「来ないでぇぇぇっ!!」
「GGGGGGGGるおンんでしょK? あっプふぃぃーっーーイッ」
ヤサコの声はすでに生物の発するものではなくなっている。
イマーゴを切って、歪みを矯正すれば済む話なのだが、パニック状態のイサコは目にうっすらと涙をにじませ、ただ異形から逃げまわっていた。
>>385続き
狭い室内である。すぐに部屋の隅に追い詰められた。
イサコは必死の形相で、ロックされた扉をグーで叩いた。
「だれかぁぁぁっ!! 助けてぇぇぇぇっ!!!」
がんがんがん!
手の薄皮が破れて、血がにじみはじめた。
「−−−。っーーー。ーォっーーーーーP?」
扉を叩いていると、ぐねぐねしたものに腕をつかまれた。あまりの嫌悪感に、肌が粟立つ。
「ああぁっ! 消えろぉぉっ!!」
振り払うように、腕をばたばたと動かす。
その動作がたまたま、イマーゴの緊急停止機能を作動させたらしい。一瞬で、音もなく、モザイク怪人がヤサコになる。
「ねえ、イサコ。落ち着いて、わたしよ」
「やあああっ!!」
ヤサコの手を跳ね除けた勢いが止まらず、イサコの長めの爪がヤサコの柔らかい頬を切りつけた。
「あ」
ヤサコの声に、イサコもようやく正気を取り戻す。ヤサコの目の下あたりに、一本の赤い線が出来ていた。
「あ……ごめん」
思わず謝ってしまう。
すぐに、なんでこんな奴に素直に謝っているんだあたしは、と思い直し、顔をあげてにらんでやろうとして……凍りついた。
眼前にヤサコが立っていた。
先ほどまでの全身モザイクヤサコではない、いたって普通のヤサコである。
ただし、すべての感情がそぎ落とされたかのように無表情だった。
>>385続き
「な、なんだよ。
悪かったって、いっただろ。でもおまえも……」
「……」
無言で、ヤサコはイサコを凝視している。
「おいっ! なにか文句があるなら、口に出せよ!」
ヤサコの口がぱかっと開いた。
「天沢」
「ひっ!」
ヤサコが自分の名前を口にした。
あの“イサコ”とかいう馬鹿げたあだ名ではなく、きちんと自分の苗字を、呼び捨てで。
(あ、ああああああ……!!)
我知らず、かくかくと足が震え始めた。
イサコは同年代の女子から呼び捨てにされた経験など、ほとんどなかった。“天沢さん”と、遠くから遠慮がちにいわれるのが普通だった。
それを、今、息がかかるほど近くで、頬に血をにじませた無表情のヤサコに、呼び捨てにされた。
暗号屋をやっていれば、危険な目にあうこともしばしばある。
学校では、何もしていないのに男子や上級生にからまれる毎日だった。
もう、大抵のことは平気になっていた。怖いものなんてないと思っていた。
でも、イサコは怯えていた。暗がりを怖がる子供みたいに、光のない目で自分を見つめるヤサコにただ怯えていた。
だが、必死で恐怖を押さえ込もうと自分に言い聞かせる。
(負けるな、怯えるな、あたしっ!
こいつはどこのクラスにもいる、自分のいいたいことすらろくにいえない、日和見でご機嫌取りの、何でもない屑みたいな奴なんだっ!
あたしがこんな奴に負けるはずなんか、ないっ!!)
唾を飲み込み、目をすっと細める。イサコ女王様モード起動である。
そして、啖呵を切るため、大きく息を吸い込んだ。
>>385続き
「だれに向かって……きゃっ!」
しかし、出だしをいい終わる前に、悲鳴をあげてしまった。
ヤサコの右手が前触れなくのびて、ツインテールの一房をつかんだのだ。
「いっ…いたたっ! 離せっばかっ!」
暴れても騒いでも、無造作に髪を握りこんだヤサコの手はぎゅっと結ばれたままだった。イサコの細い、肉が全くついていないような腕に爪を立て、引き剥がそうとする。
ぶちぶちっ……。
何本か髪が抜ける音が頭の奥で響いた。背筋に冷たいものが走った。
「あううぅっ!
はなせよ……はなしてってばぁっ……!」
「……」
ヤサコは無表情のまま動かない。ただ立っているだけだ。髪が抜けたのも、自分が暴れたせいだった。
イサコは抵抗するのをやめ、代わりにヤサコをきっとにらみつけた。なかなか堂に入ったものだったが、ツインテールの一つをつかまれているため、小リスのように首を傾げたままである
一方、イサコのメンチをヤサコは無言で受け止め、感情のない瞳でじーっと見つめ返してくる。もちろんツインテールをしっかり握ったまま。
力関係は歴然だった。
「……」
ヤサコはじーっと見つめてくる。
「……!」
「……」
あくまで無言のまま。
「……うっ……」
「……」
ツインテールをぎゅっとつかんだまま。
重圧に耐え切れなくなり、イサコはついに折れた。
「…わ、わかったよ。さっきまでの態度が気に障ったなら謝るよ。変な話をして脅かしてすまなかった。
だから…お願いだから、髪を離して、ねっ?」
普段なら決してすることのない弱弱しい笑みを浮かべ、先ほどまで小馬鹿にしていた“おめでたい奴”の機嫌を損ねないようになだめて、すかす。
「……」
すっ、と戒めが解けた。首にかかっていた負担がなくなると、恐怖もどこかへ消えていく。怒りが再燃し、イサコはまた目つきを険しくする。
「くっ、おまえっ!」
今さらだけど、少しでもイニシアチブを取り戻すために、なにか言い返してやらねば。
勢いよく顔をあげると。
再びヤサコの手が眼前まで伸びていた。
「っ?!」
反射的に両手で頭をかばう。しかし、ヤサコの狙いはツインテールではなく。
>>385続き
「ぃっ? ぃぃぃぃいぃいやぁぁぁぁぁっ!!!!」
次の瞬間、部屋中にイサコの絶叫が響いた。
ヤサコの手には、強引にむしりとったイサコのメガネが摘まれていた。
「……くすっ」
無表情だったヤサコが、ここで初めて小さく笑った。
「ああああぁぁぁぁぁっ!!!!」
ツインテールの付け根を両手で押さえたまま、イサコは叫んでいた。
すでに顔の一部になっていたメガネだった!
イマーゴによって認識の奥底までつながっていた器官だった!
それを、あらゆる手順を省いた強引なやりかたで引き剥がされた!
よりにもよってこんな不安定な空間のなかで丸裸にされたっ!
「あははははは」
不愉快な笑い声がする。
「う……うあぁぁっ……!」
視界が歪む。
膨大な空間情報が一挙に消失する。
代わりに無機質な打ち放しのコンクリート壁が迫ってくる。
空間を充たしていた様々な音が聞こえなくなる。
きーーーーん、と耳鳴りがする。
世界が歪んで回りはじめる。
消えそうになる。
「か、返せっ! かえせぇぇぇぇっ!!!」
メガネを団扇のようにぱたぱたさせているヤサコに、獣のように跳びかかる。
ひらりと、ヤサコは体をかわした。
>>385続き
「あはは。
ほらほらっ、どうしたのー? こっちだよー?」
猫のようにぴょんぴょんと跳ねるイサコの前で、ヤサコはメガネを猫じゃらしよろしく振っている。
「うあああぁぁっ! ふぅぅぅっっ!!」
メガネを奪取しようとする腕が空しく宙を切る。
「鬼さんこちら、メガネの方へー。
たのしー! くすくすっ……」
「わああああああっ!!! うううううっ……!!」
まるで浮きの上を歩いているかのように、足元がおぼつかない。ヤサコの笑い声が耳につく。目の奥がじわっと熱くなった。
「イサコったらぼろぼろ泣いちゃって……まるで京子見てるみたい。
六年生にもなって、本当にしょうがない子ねー」
涙でぼやけた視界のなか、ヤサコの顔も歪んで見える。実際、彼女の唇は愉しげに歪んでいた。
「うあっ!」
足がもつれた。
ぺたり、と膝から落ちた。
「うっうううっ……」
イサコ自身は気づいていなかったが、彼女のむき出しになった裸眼からはずっと、ぼろぼろと大粒の涙がこぼれていた。
「うっ、うわぁぁぁぁーーーんっ!!」
座り込んだまま立てなくなったイサコはついに声をあげて泣き出した。
>>385続き
「イサコ」
頭上からヤサコの声がかかる。
「ひっく、うぇぇぇっ……!」
しかし何の反応もできず、とめどなくでてくる涙を両手でがしがしとこすっていた。
「イサコ、顔をあげて」
ふたたび声がかけられる。
「ぅっく……あぅぅ?」
ようやく顔を上げると、何の含みもない温かい笑みを浮かべたヤサコの顔が覗き込んできた。
「悪ふざけしてごめんね、ほらメガネだよ」
「あ……ああああ……!」
ヤサコは折り畳まれたメガネを振った。イサコは神に救いを求めるかのように、ふるふると手を伸ばす。
すっ、とメガネが手の届く圏外へと引かれた。
「ああっ……!」
「ふふ」
ヤサコはまた悪戯っぽい顔に変える。
ヤサコは石器時代に流行したような極限まで地味な服を着ていた。胸元の開きを交差する二本の紐が、意匠のすべてだった。
Xのアーチにつるを引っ掛けて、ヤサコは胸元へイサコのメガネをすべりこませた。
「ううぅぅっ、どうして……かえして……あたしの……」
ヤサコの奇行に、イサコはしゃくりあげながら疑問の声をあげた。
「ほら、イサコ……。
もう少し手をのばしたら、届くよ?」
ヤサコは石器服の裾をつかんで、スカートのように放射状に拡げた。
拡げられた隙間からヤサコの裸体がのぞく。
小さく切れたへそや少し汗ばんだ肌が、見上げるイサコの目に映った。
>>385続き
「あ、あっ……」
イサコは両手をよろよろと、たくし上げられたヤサコの上着のなかへともぐりこませていく。自分が何をしているのか、すでにイサコには正常な判断ができなかった。
(メガネ……メガネ……)
ただ熱に浮かされたように、服のなかに手を突っ込み、ヤサコの柔肌の上に指を這わしていく。
ヤサコのなかは温かかった。室内が蒸し暑い上に、先ほどのじゃれ合いだ。彼女の身体は熱を放ち、汗が気化してシャツのなかの空気はじっとりと湿っていた。
「はぁ、はぁ……あたしのメガネっ、メガネぇぇっ……」
メガネを求め、小刻みに動く細長いイサコの指が、汗の玉が浮いたヤサコのわき腹をなぜる。
「んっ……!」
ヤサコがくすぐったそうな声をあげた。
イサコは構わず、ヤサコの身体をなで回す。服がへその上あたりまで捲り上げられる。
痩せぎすの体型のせいか、ヤサコのあばらの硬い感触が、はっきりと指先に感じられた。
(ちがう…ちがう…これじゃない…これじゃない…)
少し乱暴に手をスライドさせる。途中、爪が何かに引っかかる感触がした。なにか、硬い、けど弾力のある……。
「はんっ!」
ヤサコが軽く悲鳴をあげ、がしっとイサコの腕をつかむ。
>>385続き
「?!」
されるがままだったヤサコの豹変に、全身を強ばらせる。
「イサコひどいよ。そんなところを引っかくなんて」
「ひっ…かく…?」
膝をつき、両腕をヤサコの服にもぐりこませ、礼拝するエジプト人のような格好をしたイサコが不思議そうな顔をする。彼女の両手は、ちょうどヤサコの小さな二つの膨らみをおおっていた。
あばらの時とは対照的に、ヤサコの控えめな双丘の感触はメロンパンのようで、まるで骨などどこにも入っていないような柔らかさだった。
そして、両の手のひらを、硬くなった豆粒代の突起がつぶされまいと押し返していた。イサコから与えられた爪の刺激で、さらにぴんと勃った二つの突起を、ヤサコはイサコの手のひらに擦りつけていた。
「女の子の大事なところを引っかくなんて……。
さっきの顔といい、本当に手くせがわるい子猫ちゃんだね、イサコは」
ヤサコの目がだんだんと細くなる。
「ち、違うっ! あたしはただメガネを……っ」
「ふぅん?」
ヤサコの声は冷たかった。
先ほどの恐怖がフラッシュバックし、イサコは戦慄する。
(いや…やめてっ…そんな目で見ないで! 怖いの、その目は怖いの……)
体が小刻みに震え始めた。
「そんなに怖がらなくて、いいよ。
ちょっと痛かったけど、もう怒ってないから」
(ほんとうに?
だったら……いつもみたいに、笑いかけてよ……そんな、冷たい目じゃなくて……)
にこ、とヤサコが笑った。
服の上から腕をつかむ握力が、さらに強くなった。
>>385続き
「ぅぅっ……!」
恐怖で手が汗ばむ。ヤサコの肌もしっとりと濡れている。
「ほら、聞こえる? わたしの心臓の音。イサコに触られて、興奮してるみたい」
ぎゅうぎゅうと、ふくらみかけの乳房にイサコの手を強引に押さえつけながら、ヤサコは熱い吐息をもらした。
「はなして、はなしてよぅ……」
イサコは弱弱しくつぶやく。
他人とここまで肉体的に接触したのは、記憶の限りにおいて絶無だった。
密着部分で汗と体温が交じり合っていく。
ヤサコの胸は柔らかすぎて、まるで一つの肉体へと取り込まれていきそうな感覚だった。
手のひらを走る神経を刺激する、ヤサコの硬くなった乳首の感触はくすぐったかった。
イサコは首筋にぞくぞくするような快感を覚えながらも、あまりにも肉感的な官能に、電脳空間に馴れた理性が拒絶反応を起こしていた。
(……くすぐったい……やわらかい……気持ち悪い……でも……)
ヤサコの胸の奥から響く、どっどっどっ、と高ぶる鼓動に共鳴して、自分の心臓のリズムも乱れていく。
「はぁ……はぁっ……」
息が乱れる。
柔肉の生々しさに、怖気の混じった快感が背筋に走った。そして、なぜか下腹部が奇妙に熱くなっていた。
(何だよっ?! なんなんだよっ、これっ……!)
じんじんじんじん……!
いまだかつて体験したことない感覚のせいで、頭のなかがぐちゃぐちゃになる。
そして、唐突に腕にかかっていた力が緩まる。
「っ!」
ずるり。
機会を逃さず、急いで両手を引き抜いた。勢いあまって尻餅をついた。熱湯のなかにつけこんでいたかのように、両手が真っ赤になっていた。全身から汗が流れていた。そして、じわりと……。
(あ、あたし……)
呆然としているところに、ヤサコの声がかかる。
「イサコ、パンツが丸見えだよ」
「うあっ?!」
ばっ、とデニムスカートを真っ赤になった両手で押さえる。顔まで茹でた蛸みたいに紅くなる。
(み……見られた? いや、この暗がりだ。見えてない見えてるわけないっ。小学生のメガネに暗視装置なんて付いてるわけが……)
祈るように“見られているわけない”と何度も心の中で繰り返すが、ヤサコは愉快でたまらないといった調子で続けた。
「染みが、できてたね。
汗? それともー……?」
「ううっ……」
歯を食いしばる。
見られていた。一番、知られてはいけない相手に、見られていた。
「おもらし、しちゃったのかな」
「う、う、ひっく……」
スカートを押さえる手が震えた。Lの字に放り出した脚を、ぎゅっと閉じる。
ヤサコに顔を向けられない。けれど彼女がどんな表情をしているかは、声音からも容易にわかった。
「あはははは、なんで漏らしちゃったの? わたしのおっぱいを触りながら、股のあいだを濡らしちゃったの?
イサコはヘンタイのお漏らしだったんだ、わたし全然知らなかったよ。
フミエちゃんやダイチが知ったら、どんな顔するのかな? ねぇ、染み付きパンツのイサコちゃん?」
「もぅ、いやぁっ……」
イサコはスカートを押さえながら、再び嗚咽をあげはじめる。
どうして、こんななんでもない奴に自分は追い詰められているのか。メガネのない自分はこんなに無力で、惨めな存在だったのか。なんで自分は股を濡らしているのか。
悔しかった。情けなかった。わけがわからなかった。
>>385続き
「ね、イサコ」
座り込んだままぽろぽろと涙を流すイサコの前に、ヤサコはしゃがみこんだ。
「一人で生きていこうって強がっても、それが平気なんだって思い込んでも、そんなものちょっとしたことで崩れちゃうの」
ヤサコは優しく、イサコの頭をなでる。
イサコはいやいやと頭を振る。するとヤサコは、今度は涙で濡れた頬をすりすりと愛撫し始めた。
「たとえば……そうだ、クラスの掲示板に“六年生にもなって天沢勇子はお外でおもらししてしまいました”って書きこんでみよっか。いま保存したばかりの映像つきで」
「ぃっ! やめっ……!」
「嫌でしょう? 止めて欲しいと思った? そうだよね、恥ずかしいよね。
人の目が気になるのは、人の輪から外れきれてないってことなんだよね。どう思う、イサコ?」
何も答えたくない。何も分からない。ただ、ぶんぶんと首を振って、下をむいた。
しかしヤサコの指がイサコの顎を、くいっと押し上げた。涙と鼻水でふやけた顔を上からのぞきこまれる。
「でも、イサコ……いってたね。一人でも平気、みたいなこと。
じゃあ、別におもらしのことバラしても関係ないのかな?」
「おねがいっ、やめて…ひっく…そんなことしないでぇ……」
イサコはぐしゃぐしゃに泣きながら懇願した。
>>385続き
ヤサコは微笑んだ。
「ふふ……嘘。
しないよ。これは二人だけの秘密」
「ひっく……ほん…とうに?」
「うん。イサコがわたしの胸を触ったのも、幼児みたいに泣き出したことも、全部ここだけの秘密だよ」
「うっ……ううっ」
「わたしたち……友達になれるかな?」
「……」
しゃくりあげながらヤサコの目を見る。ヤサコはまっすぐと見つめ返してくる。
(あたたかい目……。このヤサコはこわくない。さっきのヤサコはいや。友達にならなかったらきっとまた、あのヤサコになる。友達になれば……こわくない)
怯えていたかと思えば笑い出し、そして全身モザイクになったり、無表情になったり、呼び捨てにしたり、またイサコといったり、肌が柔らかかったり、あばら骨は硬かったり、その上乳首も硬かったり。ころころと変わっていくヤサコに、イサコの心は疲れ果てていた。
もう楽になりたかった。
わけのわからない恐怖に怯えるのはいやだった。
優しくされたかった。
そして、目の前のヤサコは優しく微笑んでいた。
「ね。色々あったけど、これからは仲良くしようよ」
「……う、ん」
消え入りそうな声で、頷いた。
>>385続き とりあえずお終い
ぱあっ、とヤサコの顔が輝いた。
「本当!?
じゃあね…ふふっ…ヤサコって呼んで」
「や、さこ……」
「もう一回」
「ヤサコ」
「もっと」
「ヤサコ」
「今まで呼んでくれなかった分、もっと」
「ヤサコヤサコヤサコヤサコヤサコ……」
イサコはヤサコの名前を呼び続けた。感にたえないような表情でヤサコは、ぶるっと身震いを一つした。
「わあ! 大好き!」
そのままヤサコが抱きついてきた。勢いあまってそのまま押し倒される。
がん。
これは、イサコの後頭部が床にぶつかった音だ。
「ヤサコヤサコヤサコヤサコヤサコヤサコ……」
天井を見つめたまま、壊れかけのイサコは繰り返していた。
床に放り出されたイサコのツインテールに鼻を埋めて、クンクンと匂いを嗅いでいたヤサコは、うっとりと自分の名前が耳元で呼ばれるのを聞いていた。そして。
「……ねぇ、イサコ」
「ヤサコヤサコヤサコ……」
「もっとすごい秘密、作らない? きっと、もっと仲良くなれるよわたしたち、絶対」
「ヤサコヤサコヤサ…ひぅっっ?!」
ヤサコの指がイサコの染み付きパンツのなかへと潜りこんでいた。
「だから、もっと足を広げて……ねっ♪」
暗転
ヤサコひどいよ
かわいそうだよイサコ・・・ハァハァ・・・
>>385読み直したら、初っ端から落丁があること発見……
他にも幾つか誤字脱字あるかもしれない、ごめんなさい。
※黒ヤサコ注意
『統計によると、吊橋の上で告白すると、その想いは相手に伝わりやすくなるそうです』
廃工場の一室で、二人の少女が閉じ込められていた。
いわずもがな、イサコとヤサコの二人である。
「そして食っちまうんだ……おまえの魂をなぁっ!!」
「やめてぇっ!」
イサコが指を突きつけると、ヤサコは悲鳴をあげて顔をふせた。
(くっくっくっ……)
愉しい。
こういう勘違い女を痛めつけ、その怯える様を眺めるのは痛快だった。
イサコは手を下ろし、耳の辺りを押さえたまま小刻みに震えるヤサコの姿を嗜虐的な笑みを浮かべて、しばらくのあいだ観察していた。そして、ふっと笑みを引っ込めた。
(まあ……いつまでも遊んでても仕方ない。ここらで安心させてやるか)
でもこのままにしておけば、静かで脱出の算段もしやすいかな、などとも考える。
「う、うっ……」
しかし震えてるヤサコを見ていると、さすがに哀れな気がしてきた。「おい」と、声をかけようとした、そのとき。
気がついた。
ヤサコの口元が奇妙に歪んでいることに。
(なんだ、こいつ?
もしかして、笑ってるのか?)
「うふふふっ……あははは」
イサコの推量を裏付けるように、ヤサコの喉からこらえきれない笑い声が漏れ始めた。
「あっはっはっはっは! もうだめ〜、たえられないよ! 本当かわいいなぁ、イサコは!」
「なっ……!」
もはや何も隠すことなくヤサコは、腹を抱えて笑いだしていた。笑っている理由はわからない。けれど、自分のことを笑っていることははっきりとわかる。イサコは思わずかっとなった。
「なにがおかしいっ! それとイサコって呼ぶな!」
「だって、おかしいもん。イサコは不安なんだよね?
こんな所に閉じ込められちゃったんだもん。わたしも不安だよ。
でも、イサコはそれを認めたくないから、怪談話なんかしてわたしを怖がらせて、自分は平気なんだって思いこみたいんだよね?」
「なっ……!」
イサコは絶句する。怖がっているとばかり思っていたヤサコの突然の豹変に戸惑っていた。なにより、ヤサコの畳み掛けるような言葉が、何だか本当のようでぎくりとした。
「そ、そんなわけあるかっ! あたしは不安なんかじゃ」
「不安なくせに」
ヤサコは椅子から立ち上がった。そのまま、イサコの方へとずんずんと近づいてくる。
「な、なんだよ。こっち来るな」
「怖がらなくてもいいよ」
「怖くなんかないって!」
「不安なら、わたしが側にいてあげるから。だからイサコ、わたしを拒まないで」
鼻と鼻がくっつくぐらいまで、ヤサコは距離をつめてくる。視界いっぱいに拡がるヤサコの顔は、優しく笑いかけていた。
「い、イサコって呼ぶなぁっ!」
モザイクヤサコも黒ヤサコもこえええええ
自業自得とか墓穴とかをおいておいたとしてもイサコはとんだMさんですね!
しかし黒ヤサコは妙に飴と鞭のあつかいが上手いなw
いいぞ!ヤサコもっとやれハァハァ
黒くないんだけど、イサコ大好きがいきすぎるあまり
膨れ上がったリビドーを性知識の無さで表現できず、
「ああ…何回キスしてもおさまらないよう」と性欲を持て余し
リビドーにせきたてられて粗暴になっちゃうヤサコというのはどうだろう。
イサコにはトラウマものだが…
なんかもうヤサコじゃないけど、面白いからよし!
もっとやれ。
406 :
道萬:2007/06/30(土) 23:25:33 ID:5IcX0VJc
ども、道萬です。
>wiki”管理”人さま、ご苦労おかけします。
wikiに今ある1話目は加筆・修正をしましたのでそのままでOKです。
2話目
>>334〜349
タイトル:【ヤサ×イサ×フミ エンドレスサマー】
3話目
>>365〜369
タイトル:【ヤサ×イサ 記念日】
という感じで作っていただけるとありがたいです。
それではよろしくお願いいたします。
407 :
道萬:2007/07/01(日) 00:31:20 ID:w8dxq09O
第5話
【イサ×フミ 目覚め】
今日は水曜日、授業は午前中でおしまいだ。
給食・掃除も終わり、クラブ活動がある生徒以外はほとんど帰校した。
そんな日の午後2時ごろ屋上にて。
フ「どうしたの?急に呼び出して、今日はスル日じゃないよね」
フ「生理前でムラムラしちゃってとかw」
イサコは聞いてないかのようなそぶりで振り返った。
イ「前にチョーク欲しいって、いってたわよね」
フ「うん、イサコからもらった陣作成理論のマニュアルも大体理解できたわ」
イ「勉強家ね、宿題もそれくらい・・・」
フ「で?な・に・よ!」
イ「今日はテストをしようと思って」
フ「げげっ!イサコまで抜き打ちテストなのぉ・・・」
イ「ふふっ、そうね・・・この前公園で書いた空間消失の陣にしましょう」
フ「ちょっと、難易度高くない?
イ「ここは学校だから、サッチー除けはいらないわ」
フ「はいはい、描けばいいんでしょ・・・」
陣の描き方はこうだ、まずメガネ内部に描きたい陣を呼び出す。
ブルー画面の中に陣が表示される。描き始めて図面のラインと一致すると画面上の該当する部分がピンクに変わる
描き進むとだんだん画面全体がピンクに染まってくる。
色が均等になればちゃんとした陣の完成だ。
色の濃いところ、薄いところは周囲のラインを書き足すことによって調整する。
このあたりは経験がモノを言う。
フミエはだいぶ練習したらしく、キレイな円の中に必要なラインを描いていった。
フ「う〜ん、こんなもんかな・・・これでどぉ?イサコ」
イ「さすがフミエね、合格よ」
イ「でも、せっかく作ったんだから楽しみましょ」
フ「やっぱり、それが目的だったのねw」
イサコは陣をイマーゴとリンクした。
2人は陣の中に入り、イサコはフミエの服を脱がした。
フミエはいつも見慣れた学校で全裸になる、こんな非現実的な状況に息が荒くなった。
イサコは服を持って陣を出る
フ「!!まって!どうするの?」
あわてるフミエの声を背中に受けながらイサコはその服を積み重ねられた机の引き出しの中にしまった。
イサコは服の替わりに椅子をひとつもって陣に帰ってきた。
イ「さあ、座って・・・手を後ろに回すのよ」
フミエの両手は椅子の背もたれに縛りつけられた。
フ「イサコぉ・・・何するの?」
また陣を出たイサコはさらに椅子をふたつ持ってきた。
イサコはフミエの前に回り、右足の足首を持って今もってきた椅子の上に乗せた。
フ「やぁ・・・イサコぉ・・・」
その足をやはり椅子の背もたれに縛り付ける、左足も同様だ。
フミエの足は椅子によって広げられ「あそこ」がパックリと開いている。
フ「はぁ・・・あはぁ・・・」
イ「かわいいわよフミエ、恥ずかしいカッコね」
フミエの顔は紅潮し、正面にいるイサコとは目を合わせない。
イ「ちょっと待っててね」
イサコは陣を出た。
イサコは陣を離れ、後ろを向いて何かをしている、誰かと連絡をとっているようだ。
408 :
道萬:2007/07/01(日) 00:33:07 ID:w8dxq09O
ひとり残されたフミエ、これから何をされるのか期待と不安が入り混じる。
胸のピンク色の小さな突起は痛くなるくらいコリコリに尖っていた、そよ風がその突起を優しく撫ぜていく。
フ「はぅ・・・ぅ」
椅子のお尻のところがヌルッとしてきた。
フ「あたしって・・・もう・・・こんなに、感じてる・・・」
ガチャン! ギギ・・・ギィー
屋上の鉄の扉の開く音だ、誰かが来た!
フ「ヤ、ヤサコ?」
入り口に顔を向けるが、ここからは見えない。
そこに現れたのはダイチとアキラだった。
フ「!!!」
フミエの心臓は早鐘のように鳴った、鼓動が頭の中に響く。
さっきのイサコの連絡はダイチとアキラを屋上に呼び出すためだった。
ダ「何だよ〜俺達だって忙しいんだぜ」
イ「急に呼び出して悪いな、でも、ありがと」
ダ「お、おぅ」
イサコの普段と何かが違う言い方にダイチはちょっと戸惑った。
ダイチとアキラはイサコと向き合ってはいるがフミエのいる場所と10mと離れていない。
もし、ダイチ達がこちらを向いたら真正面から丸見えになってしまう位置だ。
フ「・・・ぅう・・・はあぁ・・・」
フミエ身体は小刻みに震える、
フ「(やだ!やだ!やだ!)」
目には涙が浮かんでる。
イサコがこちらを向いて、にっこりと微笑んだ。
イサコは呼び出した2人を見ながら、申し訳なさそうに話した。
イ「あのねアキラ、せっかく呼んだのに用事が間に合ってしまったの、ごめんなさい」
ア「そんなイサコさん、大丈夫です。何かあったらいつでも喜んで来ますから、それでは失礼します」
フ「あいつ、お姉ちゃんにもそんな口のききかたしたことないのに・・・」
アキラは丁寧にお辞儀をして帰ろうとした時、イサコの横に置いてあるカバンに気がついた。
(あれ?あのカバンお姉ちゃんの?・・・??)
アキラは階段へと降りていった。
ギギ〜ッ・・・バタン!
扉が閉まった。
409 :
道萬:2007/07/01(日) 00:34:12 ID:w8dxq09O
ダ「で、俺も帰っていいか?」
イ「あなたはいて頂戴」
ダ「なんだよ〜、かったりーなー!」
イ「あなたにしか頼めないことよ」
ダ「ん?」
イ「実はね、この陣を監視して欲しいの」
それは見えなくなっているフミエの陣ではなく、イサコの描いた何も効果のない陣のことだった。
イ「これはね、キラバグを探索するシステムよ」
ダ「キラバグ・・・」
イ「えぇ、今システムの再構築中で目が離せないのよ」
ダ「で、」
イ「わたし、どうしても用事があって・・・1時間ほど出なきゃならなくなって」
ダ「俺がこの番をしろってことか」
イ「そういうこと」
ダ「そんなこと俺じゃなくても・・・」
イ「私はあなたに一目置いているのよ、ダイチ君」
ダ「・・・し、しゃーねーなー」
イ「もし、陣が虹色に光ったら連絡をちょうだい、リモートで対処するから」
ダ「お、おぅ、まかせな」
イ「進行状況がわかるように、データだけリンクしておく」
イサコはダイチのメガネを制御できる、イマーゴ・リモート・システムを立ち上げた。
これを使えばダイチのカメラ映像もチェックできる、
万が一、フミエの身に危険が迫ったらダイチ自身をブラックアウトさせるつもりだ。
イ「それじゃあ、お願い」
イサコは階段を下りていった。
屋上にはダイチと身動きのできないフミエの2人きりになった。
フミエはこの異常な状況に、いつにもまして身体が敏感になっているようだ。
椅子に縛られ身動きのできない「あそこ」からは止め処もなく愛液があふれ続ける。
フ「はぁ・・・ぁはぁ・・・(ダイチに見られたら・・・見られたら・・・)」
椅子から愛液が糸を引いてゆっくりと地面へと滴り落ちた。
ダイチはしばらくの間フミエに背を向けた体勢で陣を見つめていたが次第に飽きてくる。
ダ「なんともないじゃん!」
ねそべったり、ごろごろしたり、集中力の続かないやつだ。
ふと起き上がり、辺りをキョロキョロと見回す。
フ「(だめっ!こっちを見ないで!)ぅう・・・はぁ・・・はぁ・・・」
周囲を確認しているようだ、ポケットに手を突っ込んでこちらに向かってくる。
フ「(いやっ!だめっ!)あぅ・・・ぁ・・・はぁ・・・」
ダイチは陣のすぐ横を通り過ぎ、屋上の扉が見えない影に移動し腰を下ろした。
フミエの斜め後ろ3mくらい、首を回すと何とか見える位置だった。
フ「ん・ッ・・はぁ・・・んふぅ・・・」
心臓が止まりそうだった、汗がどっと噴出す。
410 :
道萬:2007/07/01(日) 00:35:10 ID:w8dxq09O
ダイチはキーボードを呼び出し何か入力している。
ウインドウが開いた、そのウインドウをダイチは最大化した。
あるのは・・・画像フォルダのようだ。
フ「えぇっ!」
出てきた画像は、フミエ、フミエ、フミエ、全部フミエだ。
フ「あれは!家族共有フォルダに入っている私の写真じゃないの!さては、アキラのやつ」
無意識に足を閉じようと動いてしまった。
椅子が動き、音をたてる。
ガッ!ギギッ・・・
ダ「誰だ!誰かいるのか?」
ダイチはあわててウインドウを閉じた。
影から出てあたりを見回すが誰もいない。
ダ「なんでぇ、びっくりさせやがる」
誰もいないと確認したダイチは安心し、大胆になってきていた。
さっきの場所に戻り、壁に背中を預けたまま、別のフォルダを開く。
そこにはフミエの水着姿・パンチラ、そしてダイチが作ったと思われるアイコラが大量に入っていた」
フ「(あのバカ!あたしでなにやってんのよ、変態!)」
ダイチはモジモジと落ち着かない。
自分の股間をズボンの上から撫でまわしている。
ダイチはベルトを外し、ジッパーを下げた。
フ「何・・・してるの」
一気にズボンとパンツを足元まで下げる。
フ「!」
以前も見たダイチの垂れ下がったおちんちん、心なしか大きく見えた。
いや、フミエが見ている今もムクムクと徐々にだが長さも太さも変化し続ける。
フ「・・・ごくっ・・・やだ・・・」
フ「(前にパンツをひん剥いてやったときは小っちゃなウインナーみたいだったのに・・・)」
ダイチのそれは徐々に起き上がり、上を向いていきり立った。
右手で握り、ゆっくりとしごき始めた。
ダ「あ!・・・ふぅ・・・」
ダ「うぅ・・・フミエ・・・」
フ「(えぇ!・・・なに!)」
ダ「フミエのマンコ・・・フミエのおっぱい・・・」
フ「(やだっ!・・・やめてよ!・・・あたしで何やってんのよぉ)」
ダイチの手の動きがだんだんと早くなってくる。
息が荒くなり、目も虚ろだ。
ダ「はぁ、ああっ、フミエ!フミエぇ・・・」
フ「(ダイチ・・・あたしで・・・オナニーしてる・・・ダイチがあたしのことを、知らなかった・・・)」
フミエはダイチから目が離せない、ダイチのあえぎ声にフミエの「あそこ」がヒクヒクと反応している。
フ「(ディルドーよりも細いから・・・アレなら・・・入っちゃうかも・・・)」
フ「ダイチの・・・おちんちん・・・」
411 :
道萬:2007/07/01(日) 00:35:57 ID:w8dxq09O
サイレントモードで通信が入った。
イ「フミエ、聞こえる?」
フ「イ、イサコ!」
フ「どうにかしてよぉ・・・」
イ「ダイチのおちんちん見て、欲しくなったんじゃない?」
フ「・・・なんで・・・ダイチのなんて・・・」
イ「あら、ダイチはフミエのことが好きみたいよ」
イ「今のフミエを見たら、喜んで入れてくれるわ」
フ「・・・グス・・・イサコの・・・いじわるぅ・・・グス・・・」
イ「わかった・・・もうちょっとの辛抱よ」
ダイチは自分の肉棒をさらに激しくしごいていた。
ダ「フミエぇ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ダイチの先端が濡れて光ってる。
フ「男も・・・濡れるの?・・・」
ダ「あぁ!・・・はあ!・・・はあ!・・・フミエぇ!・・・い・・・くっ!」
白い液体が勢いよく発射される、ビクンビクンと痙攣にあわせて白い液体が次々と出てきた。
ダ「あ!・・・あ!・・・あぁ・・・ぁ・・・」
ダイチは声を上げながら背中を壁にもたれたまま崩れ、座り込んだ。
ダ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
フミエは最後まで目が離せなかった、初めて見る男のオナニー、しかも、自分を使ってオナニーされた・・・
ダイチが果てたのと同時にフミエの「あそこ」の中で熱いものが断続的に収縮していた。
フ「(なに?これ、こんな感じ初めて・・・)」
感覚が昂ぶってきた、登りつめるにしたがって収縮も強くなってくる。
フ「あぁっ、あっ、(あぁ!ダ、ダイチぃ〜!!!)」
フミエは絶頂を迎えながら「あそこ」の奥からおしっこではない飛沫がほとばしった。
下腹部がピクピクと痙攣している。
フミエはこの状況だけで激しくイッてしまった。
ダイチがズボンを穿いている時、イサコからの連絡が入った。
突然の事に焦りながらダイチはリンクをつなげる。
イ「ダイチ? お・つ・か・れ・さ・まw 陣の再構築は問題なく終わったわ、もう帰っていいわよ」
ダイチは努めて平静を装った声で応答していた。
ダ「・・・わかった・・・」
しばらくしてダイチが屋上を後にする音がする。
それと入れ違いにイサコが屋上に戻ってきた。
イ「フミエ、がんばったわね、エライわ」
イサコは声をかけながらフミエの縄を解いた。
自由になったフミエはイサコに抱きついて、泣きじゃくった。
フ「うぇ〜ん・・・え〜ん・・・ああ〜ん・・・」
イサコは優しくフミエを抱き返す、その時、結界は静かに消えていった。
このイサコの計画、はたしてただのプレイだったのか、それともヤサコから引き離すため、だったのかは
知る由がない。
〜〜おわり〜〜
乙です
本編も恋愛話だしここのSSも色々凄いなぁ
GJ!
でも、ダイチが気付くことを期待してた…
気付かないままのが、らしいっちゃらしいけど
414 :
道萬:2007/07/01(日) 18:11:39 ID:w8dxq09O
ども、道萬です。
>wiki”管理”人さま、ありがとうございます。
第四話【イサ×フミ 目覚め】はwikiの方でかなりの加筆・修正をいたしました。
フミエの気持ちがずいぶんと変化しましたが、これで、私の中で表現したかった内容に近づきました。
415 :
道萬:2007/07/01(日) 18:15:24 ID:w8dxq09O
>>412さん、
>>413さん、
ありがとうございます。
3人百合娘達なので、男との絡みは考えてませんでした。
今後の展開のひとつに玉子さんを交えてみても面白いかもしれませんが、
もう少し様子見です。
夏祭りで広がるであろう様々な妄想…
どう、料理してくれよう…?
夏祭りのせいでハラヤサに火がついた。
なにか書こうかと思ったが、文章書くって難しいなorz
そもそも需要もなさそうだし、職人さんが現れるまで待つことにする。
418 :
道萬:2007/07/01(日) 23:36:01 ID:w8dxq09O
>>417 いや〜需要はありまくりでしょ。
おばちゃんのせいで間違った性知識をもってるハラケンが
ヤサコにド変態プレイを要求するとか。
夏祭りの破壊力はすごかった…
ハラヤサやら恋するダイチやら燃料がたっぷりでいい
それなのに自分のなかで奴らが幼い恋愛しだしてエロにならねえw
助けてw
幼い恋愛から青臭い恋愛→サカりのついた恋愛へとレベルアップさせるんだ
>>420 わかるw あいつら思いのほかピュアすぎるw
いや、まあ小学生だから当たり前かもしらんが……
ハラヤサとかガチャイサとか、
いろいろ脳内めぐったがエロにならんし文章にもならんわ。
壮大な長編になる事前提で…
挑戦…してみようかしら…?
イサコ「うんち!!」
ヤサコ「ちょww何言ってんすかww」
イサコ「うんち!!」
ヤサコ「ヤバスwww録音しなきゃwwww」
イサコ「うんち!!」
フミエ「ヤサコ、尻から茶色いソフトクリーム出てるよっ」
フミエ「どしたの?」
ダイチ「い…い」
フミエ「?」
ダイチ「一緒にうんちしに行きませんか!」
フミエ「望むところSA☆」
ヤサコ「ハラケンのちんちんもぎもぎ♪」
ハラケン「うわっぽ!うんち出る!」
フミエ「あたしももぎもぎ♪もぎっ♪もぎ」
イサコ「甘いなヤサフミ!ちんちんはこうやってもぎもぎするんだ!!」
ハラケン「ウホッ!!そこはアナルでぶしゃ!!!!でもギモヂイイイィィィィィ!!!!」
ヤサコ「ん…ぁん……ハラケン……アンッ」
ハラケン「ハアッハアッ……くっ…ヤサコ…んっ…」
ばっ!!
イサコ「ヲイヲイ!!トイレでhなことはするなよ貴様ら!」
黒ヤサ「んもう…イサコちゃんの照れ屋さん…」
イサコ「ふふんっん!!もう私に黒ヤサのギャップ攻撃はきかんZE!」
ハラケン「それにしてもhっていう字はいつ見てもフニャチンのようだ」
イサコ「(下ネタは華麗にスルー!)とにかく服を着なさい!二人とも!」
ヤサコ「イサコちゃんもね」イサコ「うんち!!」
以上、うんち☆劇場でした
最低wwwwww
半角スレの一言でハラヤサ妄想に火がついた俺が来ましたよ
需要ないわけじゃないみたいだし書いてみるわ
う〜ん、ハラヤサにはいまいちハマれない。
なんでかっていうと、ヤサコがハラケン好きになるのはまだわかるんだけど、ハラケンがヤサコを好きになるきっかけがどこにもないから。
そっちルートに進むなら、もうちょっと描写がほしい。
ダイチは応援したい!
ハラケンも浴衣には反応してたけど
ヤサコがハラケンを気にしてる描写のほうがなんか印象に残ってる
まあ自由研究を一緒にしていくうちにどれだけ仲が深まるかかな
コイルに関しては百合脳しか働かないから男×女を書く気が起こらねーんだよな
百合=エロいイメージ
男×女=エロくないイメージ
という感じ
>>428 逆に俺にはいきなり8話でヤサコがハラケンに惚れる理由がさっぱりわからないんだが…
今の今まで特にそんなエピソードもなかったわけだし…
7話のエピソード以降
ヤサコ&京子がイサコに対して気になるようになる…とかだったたわかるんだがな。
ダイチ→フミエはずっと昔からなんでフラグも当然だっつーのもよくわかる。
だがハラケンは玉子おばちゃんが相手なんじゃないのか?
どう考えても。
難しく考えるな
妄想するんだ
>>431 自分の場合だと
百合=エロス
男×女=エロ
なイメージ
>>427 kwsk
なんというか、ヤサコはハラケンのことを気にしている
ハラケンはヤサコのことを意識している、と感じた
でも
>>428がいっているみたいに、ヤサ→ハラケンの感情の流れはわかるんだけど
ハラケン→ヤサの流れがねえwそんなに浴衣姿が衝撃的だったのかよとw
でもヤサコの口からダイチの名前がでるたびに、ヤサコをチラ見するハラケンはおいしいなっておもた
特に意識してなかった子の艶姿見たとたん、気になってしょうがないなんて
めっちゃ胸キュンなシチュエーションじゃねぇかよ
恋のきっかけなんざ知るか、出物腫れ物所嫌わずだ
俺としては普通にハラケン関係は、おばちゃん→ハラケン→カンナで主人公と関係性を出すためののヤサ→ハラフラグかと思うんだが。
はい、百合が好きです。
第9話以降展開予想。
ハラケン率いる生物部が、黒客に負ける。
↓
「四つん這いになれ」 「なればメガネを返していただけるんですね」などの
会話を経て全裸に。 (ハラケンが)
↓
指でアナルをほじくられ、「汚い穴だなぁ」などと罵られる。
↓
アキラのフェラチオで「アッー アッー!」と悶える。
↓
ダイチに局部を見せながらガチャギリとナメッチに尻の穴を見せる。
「気持ちいい!」と悶えながら男性自身を勃起させる。
このあと、デンパがコンドームをつけ、ハラケンに背後から挿入。
「アッ、アッ、アッ、アッ!」とハラケンは勃起させながら声をあげる。
↓
ダイチも加わり4Pが始まる。
ヤラれるばかりだったハラケンが一転、攻勢に出て、ダイチを下にして犯し始める。
小刻みに腰を振りながら、「アッー、アッー、イク!」
と叫んで、ハラケンもダイチの腹に勢い良く射精。
うん、空気よまないにも程があったな、ゴメン……。
439 :
432:2007/07/02(月) 20:41:18 ID:bUO88YqM
>>435 そうれもそうか
スマン!
野暮だった!
>>437 ワロタwwwwwwwwwwwwww
>>436 今発売中のちゃおの電脳コイルが
イサコ×ヤサコ×ハラケンの三角関係っぽい百合だ。
11月には単行本発売で続きも読めるらしい。
小説版のハラケン心情描写を見るに、カンナに未練ありまくりというか
ヤサコに近付いたとしても、それは何かに利用するためという気が。
今のところアニメだとハラケンがイサコをどう思っているかは出てないが、
小説版だと憎悪とか物騒な方向だしなあ。
>>437 >ダイチもハラケンも女性陣相手では所詮受け
までよんだ
>>440 そんなにハラケン物騒な子なの?!
まぁ、真っ黒なケンちゃんでもぜんぜん構わないけど(;´Д`)ハァハァフンフンソウソウ
ネタバレやめれ
444 :
437:2007/07/02(月) 21:10:51 ID:PiBF9rRP
せっかくなのでこっちも考えてみた。
ヤサコ率いるコイル電脳探偵局が、黒客に負ける。
↓
イサコとの「四つん這いになれ」「なればメガネを返していただけるんですね」などの会話を経て全裸に。 (ヤサコとフミエが)
↓
指で膣口をほじくられ、「綺麗なピンクだなぁ」などと誉められる。
↓
イサコのクンニで「アッー アッー!」と悶える。
↓
イサコに局部を見せながらフミエに尻の穴を見せる。
「気持ちいい!」と悶えながらクリトリスを勃起させる。
このあと、イサコが双頭ディルドをつけ、ヤサコに背後から挿入。
「アッ、アッ、アッ、アッ!」とヤサコがクリを勃起させながら声をあげる。
↓
フミエも加わり3Pが始まる。
ヤラれるばかりだったヤサコが一転、攻勢に出て、イサコを下にして犯し始める。
小刻みに腰を振りながら、「アッー、アッー、イク!」と叫んで、ヤサコとイサコが同時に絶頂。
07/02までまとめ完了しました。
道萬氏には加筆・修正を加えていただいたようです ヽ(;´Д`)ノ
ありがとうございます。
基本的にスレの流れが百合基本でしたので今日追加したンギモチィイ!!をやおい(BL?)のまとめに使いたいと思います。
今後スレの流れが♂×♀になった場合は統合します。
メガネがあれば風呂もトイレも覗き放題だと思うのは俺だけ?
>>444 イサヤサが
いつの間にやらヤサイサになっているところがエロい!(;´Д`)ハアハア
イサコの通信の相手は実は母親なんじゃないかと思えてきた。
母娘で暗号屋。
バリバリの理系で、イサコを五倍ぐらいキツくしたような感じなの。
そんな妄想。
つーかよく考えたらまんま少佐だなそれ。
450 :
読み切りSS:2007/07/02(月) 23:11:47 ID:XPJ2ZSA/
「ハラケン、気持ちいい?」
大股を開いた、はしたないあぐらポーズ。
ハラケンのイチモツを素足で挟み込むヤサコ。
「だ、だめだよ、やめてよ・・」
「やめて欲しいのに、こんなに大きくしてるんだ?」
いかにも慣れた足捌きで、ハラケンのナニが大胆に、しかし繊細にすりあげられる。
「ローションたすね」
「ああ・・あああっ!」
ズリュッ、チュプ・・ズリュッ!いかがわしい音が生物部室に響く。
足の裏、足の甲、指先での締め付け、テクニックなどとは形容できぬ妙技。
「も、もう・・だめ・・やめっ・・ハァハァ」
「はい、よくここまで我慢できました、これはご褒美ね」
頬を紅潮させたヤサコがプリーツをたくし上げ、パンツをちょうどハミマンさせるように横からずらし
ハラケンにうすピンクの恥部を見せつける。
「ほら、見てよ、ハラケン、ほら!ほらぁ!」
ヤサコの細い足が凄まじい速さ、しかし決してハラケンのナニを傷つけることなく擦過する。もはや神業である。
「・・っ!・・はぁっ・・・!」
のけぞるハラケン。
その悩ましい表情を上目遣いに見ながら、ヤサコ自身も、クリ○リスをいじり始めるのだった。
「ハラケン、かわいいよ・・ハラケン!いっちゃいなよ、ほら・・」
「・・!うわぁ!」
「オラっ!いけって!いい加減、足がだるいんだよ?」
イラっと来たヤサコ、彼女の必殺技”ヤサコ電脳足コキスペシャル”が炸裂する。
言葉では表現しづらいが、この足固めを食らえば、どんな男も一こすりである。
「っ!!!」
とめどない噴出。
「・・っ!・・ふあ!・・ナ・・ンナぁ!カンナ!」
絞り出し工程に移行していたヤサコの足が止まる。
このアニメで百合とかいってるやつきもいな
マジうざいんだが・・・スレ違いもいいとこだろ
レズ板に行けボケ
遅えよw
451にもなってから指摘することかw
453 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 00:48:09 ID:LN5kVUxX
なんか男がこれを書き込んでると思うと・・・泣けてきた。
もう何年もいるのに何でだろな・・・w
「おまえ、私のことが好きなのか?」
「ば、バッキャローだれが手前なんか!」
「あんた、あたしのことが好きなの?」
「ば、バッキャローだれが手前なんか!」
ダイチ「バーロー」
イサコ「コナンくん!」
>>456 こんなネタにもなってないようなレスで吹くとは思わなかったよ畜生
>>446 相手側もメガネを持っている可能性を考慮すると、トイレはばれそうだが…
風呂にはメガネかけて行かない気がするから、こっちはアリかも?
覗き放題はともかく、プリントスクリーン機能が写真に。
おぉ、大分盛り上がってきたんだなぁ
>>461 そのパンツ、デンスケが持って来てくれたのか、デンスケが拾ったのか
それともデンスケが取ったのか
それが問題だ
実体がないデンスケにパンツはくわえられないだろ…
電脳パンツを知らないのか?
メガネをかけてない人にだけバレる電脳服による露出プレイから
完全な露出プレイにステップアップしようと脱ぎ捨てた電脳ぱんつを
デンスケがくわえてきたんだな。
おしりも見せてホスイ
電脳おしり
「フミエちゃん今日はわたしの家で一緒に宿題やろ」
「うん、いくいく」
「うぅ〜ん・・・宿題終わった〜」
「ヤサコ、ごくろうさま」
「フミエちゃん、私の答えを写しただけじゃない」
「あははっ・・・」
フミエはノートをカバンに片付けながら振り返った。
「これからどうしようか?遊びに行く?」
「あのさあ、フミエちゃん・・・相談があるんだけど・・・」
「なぁに?」
「あのね・・・絶対に内緒にしてくれる?」
「うん」
「ほんとに内緒だよ、フミエちゃんにしか相談できない事なんだから」
「友達でしょ、フミエを信じて」
「約束だからね!・・・この前ね調べものをしてたらね、変なサイトに繋がっちゃったの。
女の人の裸で・・・丸見えで・・・すごくエッチだった。
でね・・・私のあそこと形が違うの」
「私って病気なのかな?心配になってきて・・・だから・・・フミエちゃんに見てもらいたいの」
「ヤサコ・・・」
「こんなこと頼めるのはフミエちゃんしかいないよ〜、だからお願い・・・」
恥ずかしそうにパンツを脱いで仰向けに寝転んだ。
ひざを立てて足を広げる。
「ヤサコってもう毛が生えたきたんだぁ」
「え?フミエちゃんはマダなの?」
「うん・・・」
「どお?おかしくない?」
「よく見えないわ、もっと指で広げてみてよ」
「・・・変な気持ち」
「人のあそこって見るの初めて・・・あ、きっとこれがクリトリスね」
「あ・・・さわったら汚いよ・・・」
「よく調べなきゃわからないじゃない」
「ピクッ!・・・あぁん!・・・やっぱ、やめて!よくないよ」
「どうしたの、急に?」
「だって・・・これエッチだもん」
「大人はみんなしてるんだよ」
「でも・・・」
「ヤサコは心配なんでしょ?」
「・・・うん」
「でも、変な気持ちになるし、声出ちゃうし」
「それが普通なのよ、どんな感じか教えて」
「はぁ・・・うぅん・・・あぁ・・・いやぁ・・・」
「だんだんヌルヌルしてきたわ」
「う・・・ふぅ・・・ふぅ・・・んんっ・・・」
「痛かったら・・・言ってね・・・」
「あぁ!やだ!そんな所、処女じゃなくなっちゃう!」
「大丈夫よ、指は平気だって書いてあったわ」
「あぁ・・・でも・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「ヤサコのなか温かいよ・・・付け根まで入っちゃった」
「も、もう・・・やめてぇ・・・はあ!・・・はあ!」
「どうだった?わたしのって変?おかしい?」
「大丈夫、心配ないわ」
「良かった〜、じゃあ、今度はフミエちゃんの番ね」
「私はいいわよ〜」
「ずる〜い」
「私はどんな感じがするか知ってるから」
「え?なんで?ひとりエッチしてるの?」
「いつもじゃないわよ、ときどき」
「フミエちゃんって、エッチなんだ」
「・・・」
「でもズルイよ、それじゃあお互いの秘密にならないじゃない」
「絶対に言わないから・・・」
「ダメ!フミエのも見せてくれないのならもう宿題見せてあげない!」
「あんまりみないで・・・」
「あ、ヌルヌル出てる・・・」
「ヤサコのさわりながら思い出しだしたらこうなっちゃった」
「さっきさわったのここね」
「はあぁ・・・なにこれ?・・・自分でするのと・・・ぜんぜん違う・・・」
「え?何?」
「はぁ・・・はぁ・・・あぁん・・・ふうぅ」
「フミエちゃん何やってるの?」
「おっぱいをね一緒にいじるともっと気持ちいいのよ」
「あぁ〜、気持ちいいがいっぱいくる・・・」
「ピクピクしてるけど、大丈夫」
「んん〜、すごい・・・はぁ・・・はぁ・・・おっきのがくる・・・」
「平気?ヤサコちゃん・・・」
「あ!・・・あぁ!・・・はうっ!・・・くっ・ぅぅ・・・!!!」
「ヤサコちゃん!」
「はぁ・・・はぁ・・・はっ・はっ・・・はぁ・・・」
「・・・」
「すごい・・・大きいのが・・きたの・・・頭が真っ白・・・」
「ヤサコちゃん・・・」
「・・・きっとイッちゃうって、この事かしら」
「汗びっしょりだよ」
「今度はふたりで一緒にやろ?・・・」
フミえもん
〔セクロス〕
ヤサコ「フミエモーン!聞いてよ"ー!!イサコにセクロスしよって言われた!」
フミエモン「良かったじゃない」
ヤサコ「良かった」
〔うんちくび〕
ヤサコ「フミエモ〜ン、イサコが私の乳首を見て『ウンチ!』って言ったー!うわーん!」
フミエモン「なんのこと?」
ヤサコ「会話が…」
〔うんこ〕
ヤサコ「フミエモ〜ン!イサコが私のマンコ見て『うんち!!に色が近い!』って言ったー!うびゃーん!」
フミエモン「うれしいの?悲しいの?」
ヤサコ「いやらしい」
フミエモン「いや、そうだけど」
〔マン血〕
イサコ「初☆登☆場」
ヤサコ「もーぅ、イサコちゃんったらっ…。そんなに股広げてるから、いつもマンコから血が垂れてるのよ」
イサコ「ごめんYO☆」ドババババ
ヤサコ「いいの♪私はそんなノーパンイサコが好きだから♪」ぎゅっ
フミエモン「…あの黄色の液体は血なのか…?」
〔ある日突然〕
ヤサコ「フミエモ〜ン!体のありとあらゆるところから濃い毛が生えてきちゃった!なんでだろ!」
フミエモン「それはね……恋をしているからだよ」
ヤサコ「でもか?
(゜Д゜)……
( ゜Д゜)9m ウンチッ
9mウンチ
フミエモン 続
〔うほ〕
ヤサコ「前のやちが途中できれたいる」
フミエモン「おちつけ。続が出たわ」
イサコ「おめ」
京子「でとう」
ハラケン「ござい」
ダイチ「マース」
〔コイル…〕
ヤサコ「フミエモン、私イサコと別れたわ」
フミエモン「えええっ!!なんで!?」
ヤサコ「私、BLに目覚めちゃったの」
フミエモン「あなたは会員番号8番だからねっ」
〔アニメ観賞〕
フミエモン「電脳コイルおもすれー」
ヤサコ「はあ?電脳コイルとかうんち!」
フミエモン「見てるのね」
〔マサコ〕
フミエモン「マサコー!」
マサコ「ヤサコです……って名前が変わってる!?」
フミエモン「マサコ、また新しい依頼が届いたから出動よ!」
マンコ「だからマサコじゃない………って名前が!!」
フミエモン「どうしたの?マンコ、顔色が悪いわよ」
チンコ「本当だ…大丈夫?」
マンコ「ハ…ハラケン!」
フミエモン 続
〔うほ〕
ヤサコ「前のやちが途中できれたいる」
フミエモン「おちつけ。続が出たわ」
イサコ「おめ」
京子「でとう」
ハラケン「ござい」
ダイチ「マース」
〔コイル…〕
ヤサコ「フミエモン、私イサコと別れたわ」
フミエモン「えええっ!!なんで!?」
ヤサコ「私、BLに目覚めちゃったの」
フミエモン「あなたは会員番号8番だからねっ」
〔アニメ観賞〕
フミエモン「電脳コイルおもすれー」
ヤサコ「はあ?電脳コイルとかうんち!」
フミエモン「見てるのね」
〔マサコ〕
フミエモン「マサコー!」
マサコ「ヤサコです……って名前が変わってる!?」
フミエモン「マサコ、また新しい依頼が届いたから出動よ!」
マンコ「だからマサコじゃない………って名前が!!」
フミエモン「どうしたの?マンコ、顔色が悪いわよ」
チンコ「本当だ…大丈夫?」
マンコ「ハ…ハラケン!」
mgちんこ
※オバちゃん年齢サバよみすぎ注意
『文化人類学の一説によれば、近親相姦のタブーは、それを本能的に嫌悪する心から生まれたものではなく、放っておくと頻発してしまう事実が始めにあったからこそ作られたのだそうです』
恋の味を知ったのは、17歳だった。
「原川さんにはぁ、恋人とかっていらっしゃるぅんですかぁ?」
居酒屋のテーブルを差し挟んで、マチコ先生が巻き舌気味に訊ねてきた。
「恋人ですか?」
玉子は軟骨を箸でつまんだまま、ぱちくりと大きく瞬きをした。教師の前、そして酒も入っているので、彼女はいつものライダースーツではなく、黒を基調としたスーツに身を包んでいる。
「ええ。ちなみにぃ、わらしは全然っ、そーゆー話がなくて、クラスの子からも馬鹿にされてるんですよぉぉっ!」
マチコ先生は半ば自棄になったような笑い声をあげた。完全に出来上がっているようだった。第一印象ではそうは見えなかったが、彼女も色々とたまっているのだろう。
「はあ」
気の抜けた声で頷いた。
なんでこんな話題になったんだろう?
玉子は記憶の糸をたぐるが、自分もかなりアルコールで脳をやられているらしく、全然思い出せそうにもない。仕事と趣味の両方においてバイク乗りである彼女は、日ごろからあまり酒は嗜まない方なのだ。
そんな玉子がこのような酒席にいる理由は、ただ一つ。
“彼”のためだった。
先日、マチコ先生が顧問を務める生物部の女子生徒が事故にあって、亡くなった。
夏休み中の事故というのは、不幸にして、毎年どこかの学校で確実に何件かは起こっている。
休み明けの教室にぽつんとひとつだけ使う生徒のない机が置き去りにされるように、周囲の人間にこれらの事故はいつまでも容易には片付けられないしこりを残す。
そして、彼女と部活動で同じ研究をしていたのが、玉子の甥の原田研一、通称ハラケン、愛称ケンちゃんである。
マチコ先生は今どきになく責任感の強い教師だったらしい。セラピストや時の流れに問題を丸投げするのを良しとしないで、夏休み中、原田家の親を通じてハラケンの心の問題に取り組んでいたのである。
今日も、外でハラケンの両親と直に相談する約束だった。しかし、彼らにどうしても外せない急の用件が入ってしまったのである。マチコ先生にも予定があるだろうから、日にちを変えて改めてというわけにもいかない。
そこで代理を名乗り出たのが叔母である玉子であった。日ごろから家の空けることの多い原田家に出入りして、ハラケンの面倒を見てきた彼女ならば、と両親もマチコ先生も快諾した。
最初は喫茶店で、かなりの時間を使ってハラケンのメンタルケアについての論議を重ねていた。ふたりとも真剣である。
そして日も暮れると、これからのため互いの交流を深めましょうと、近所の居酒屋に向かった。そして杯を重ねながら、仕事や趣味について、談笑しあっていたのだが……。
「ひっく…うう、わらしなんか…顔も地味で…周りの男といえば……あのホクロぐらいで……。
原川さんみたいな…美人で頭のよさそうなひとには……きっとすてきなであいが…ひっく……あるんでしょうねぇ…」
マチコ先生はかなり酒には弱かったようだ。机にほっぺたをくっつけ、嗚咽交じりのくだをまきはじはめた。
「恋人、ですか……」
玉子はアルコールでとろんとした瞳を中空に固定し、“彼”との最初の出会いを回想しはじめた。
玉子、リアル17歳の夏。彼女は遅い春の目覚めを経験した。
お盆のことだった。年の離れた兄が、妊娠5ヶ月の義姉を連れて実家に戻ってきた。
電脳メガネという新たな情報ツールが世界に普及されはじめた頃だった。情報工学系の大学に進学するつもりだった玉子には、恋愛とかファッションとか普通の女子高生の話題にはまったく興味を持てず、ただひたすらこの新技術についての基礎知識を頭に詰め込む毎日だった。
そういうわけで、玉子にとって結婚とか妊娠などは、戦争と同じくらい、遠い世界の出来事に属していた。兄の結婚を聞いたときも、嫁はよっぽどマニアックな趣味をしているに違いないと思った程度だった。
そして、妊娠についてだが。
正直、気持ちが悪いと思っていた。
自分の体のなかに他の生き物が入って新陳代謝を続けている。考えるだけで鳥肌が立った。
自分の体が別の生き物のように変形する。想像するだにおぞましい。
「時々、お腹を叩いたりするの」
義姉がふっくらとしたお腹を差し出してきた。玉子は彼女をマニアックな趣味の持ち主だとは思っていたが、各地を飛び回って活躍するキャリアウーマンとして尊敬もしていた。その彼女が……笑顔で、膨れた自分のお腹をさわってみろという。
義姉さん、わたしはもう女子高生ですよ?
(妊娠って、精神まで変質してしまうのね)
ぎこちなく笑いながら、つきあいのつもりで義姉のお腹に触れた。
そのとき。
どん
体が震えた。
「あら。ちょうどこの子、お腹を蹴ったわ」
外界の音が遠くなっていく。義姉の言葉が頭に入らない。
義姉のへそと自分の掌がくっついてしまったかのような錯覚にとらわれていた。
どん どん
胎内から外界に、力強く、自分の存在を伝えてくる、この子は……。
「男の子だ……」
玉子は、ぼそっとつぶやいた。
「? よくわかったわね玉子ちゃん。
そうよ、元気がよくて、とってもかわいい子なの」
そんなことわかっているわ。少し静かにして。
何も答えず、玉子は義姉の腹に手をのせたまま、必死にメッセージを送り続けてくる“彼”に神経を集中していた。
どん
また、振動がきた。体の芯まで染みこんでいく。こんな力強い告白は初めてだった。
−僕はここにいる そこにいるのは 誰?
−早く外へ出たい 早く 君に会いに行きたい
“彼”のメッセージは非情に単純で、心揺さぶるものだった。冷たい理性の防壁の奥に流れる、熱い情動のマグマが噴出してくるのを感じていた。
(うん、わたしも……あなたに会いたい!)
玉子は興奮のあまりその場で倒れそうになるのを、必死で踏ん張る。
くらくらとする頭を振っていると、義姉がまだ何かいっていた。
「……このまえね、超音波写真を撮ってもらったの。
まだ突起みたいだけど、ちっちゃなペニスが写っていたわ」
ペニス!
頭を金属バットで殴られたような衝撃が走った。耳の奥でわいんわいんとエコーがかかる。
ふらふらと義姉から離れる。マタニティドレスに、汗で黒い染みができていた。
火照った掌がじんじんとする。
「玉子ちゃん?」
後ろから声がかかったが、玉子は幽鬼のようにおぼつかない足取りで、何もいわずに部屋から出て行った。
家族の喧騒が遠くから聞こえてくる。
部屋の扉に鍵をかけ、玉子は電気もつけずそのままベッドに仰向けに倒れこんだ。
まだ動悸が治まらない。
真っ赤になった右手は、まだ熱を失っていない。
玉子は、まことに色気のない話ではあるが、家では毎日黒いジャージを着用していた。機動性に優れているし、徹夜の最中にふと眠り込んでも寝巻きとして通用する。慣れれば実に楽な格好だった。
しかし。
(……身体が熱い)
今では、ジャージすら肌に触れているのが鬱陶しかった。
ズボンを下着ごと乱暴に引き下ろす。寝たままの姿勢だったので、途中、膝に引っかかった。
「はぁ……はぁ……」
息が荒くなっていた。
腿の内側がじっとりと汗ばんでいる。
「んん……!」
上には黒いジャージを着込み、下半身だけを露出した状態で、玉子は猫のように身体を丸めた。
「ん、くぅんっ…熱いよぉ…」
ぎゅっ、と股を閉じ、股間の夜陰に熱を持ったままの右手を潜りこませる。
うっすらと生えた恥毛の感触に、ぞくっ震えた。
「さ、さわられてるぅ……」
触っているのは自分のはずなのに、まるで他人に秘所を弄ばれる感覚。
秘裂を指でなぞるだけで、指にじっとりとしたものが絡みつく。
「ひぃ、くぅぅんっ!」
玉子の身体が爆ぜた。
皮を被った肉の突起を、つままれたのである。
「だ、だめぇ……そんなとこ弄っちゃ嫌ぁ……」
甘く強烈な刺激に神経を焼かれ、哀願するような声をあげてしまう。
しかし包皮ごしの愛撫は止まず、摩擦は激しくなっていく。
「ひんっ! あ、あああ……っっ!!」
クリトリスの皮が剥かれ、陰核がむき出しになった。
「あ、ひぅ、あ……んんっ!」
玉子は痙攣し、声を上げまいと必死に奥歯をかみしめる。しかし、唇の端からは、抑えきれない快感に矯正が漏れ、涎がとろとろとこぼれはじめる。
“彼”の熱をためた指の腹が、玉子の裸の陰核を転がしている。
もはや、右手は玉子の意思を離れて、自動的に動き、絶え間なく彼女の身体に刺激を送り続けていた。透明な液がシーツの上に飛び散っていく。
「?! ……ぃぃぃっ!! んくぅぅぅうぅっ!!!」
陰核を弄りながら、残った指が膣口に引っかかる。
「っはぁあぁあっぁっ……!!」
玉子は目を蕩けさせ、しまりのない口の奥では、舌が攣ったようにぴくぴくと震えている。完全に理性を失った雌の顔だった。
すでに愛液でぐしょぐしょになった彼女の陰部は、“彼”の指を受け入れようと微かに引きつっている。
ぬちゃぁっ、と人差し指と親指で陰唇が拡げられた。
「んにゃぁぁぁっ…おねがいぃぃっ……!」
何をお願いするというのか。
もはや快感に全身を支配された玉子には理解できない。
ぬぷっ……。
湿りきった肉穴が、玉子の、“彼”の指を楽に飲み込んだ。
「あう、ああああああ、あんっ!! だめっ、赤ちゃんっ、赤ちゃんのなのにぃぃぃ、イかされちゃうよぉぉぉぉっ!!!」
すでに玉子の頭の中では秘裂に潜り込んでいるのは、“彼”の出来立ての性器だった。
想像しただけで脳の神経は快感に焼ききれ、身体が弓なりにしなって、がくがくと震えた。絶頂に達したのである。
ちょろちょろ、と尿道から透明なアーチを描いて、シーツに染みを作っていった。
「あ、あああ、はぁぁぁ……っっ」
身体から力が抜け、腰が落ちた。
尻に湿った温かい感触がする。愛液と尿が入り混じったジュースでベッドはぐしょぐしょになっていた。
玉子は呆然と天井を見上げたまま動けなかった。
しかし、右手だけはまるで別の生き物のように、じゅぶ…じゅぶ…と玉子の秘所を出ては入りを繰り返していた。
「はぁはぁ……とまらないぃぃ…」
そのとき、リビングで家族の笑い声が起こった。
びく、と身体を震わした。玉子はようやく現実感覚を取り戻し、自涜をやめようと右手に力をこめる。
しかし痺れたように手首から先の感覚はなく、相変わらず右手は玉子の夜陰を弄り続けている。
「あふっ……だめ……聞こえちゃう」
左手で右腕をつかむが、そのとき爪でクリトリスを引っかかれた。
「ぅっ!!」
玉子は必死で口を閉じて、喉から出ようとする嬌声を抑えていた。
ごろりと転がって、壁の方を向いて、胎児のような姿勢になる。
「んっ……ぅくぅぅっ……!!」
左人差し指を噛みしめ、啼いてしまいそうになるのをこらえた。
「聞こえちゃう……わたしの…Hな声が…“彼”にぃぃっ……」
そこで、またイってしまった。
五ヵ月後、義姉が出産したという知らせを受けた。
中間試験の最中だった。最後の試験が終わるや否や、愛用のバイクを走らせて、病院へと直行した。
新生児室には何人もの赤ん坊が駕籠の中で、この世に何の不安もないような顔で寝息をたてていた。
玉子はガラス越しに鼻息をふんふんいわせて、中の一人に熱い視線を送っていた。
「お、玉子来てたのか」
うるさい、静かにして。
兄が後ろから声をかけてきたが、何も答えず無視した。“彼”が目を覚まし、不思議そうに新生児室の天井に視線をはわせていた。
「ここからじゃあ、よく判別がつかないだろう。うちの子はな……」
「奥から二列目、右から四つ目の青いカゴ」
「うん、そうだ。
よく名札が見えたな」
「見えない」
「……そうか」
兄は何か納得いかないように、首をひねっている。
「彼の名前はなんていうの?」
「ん、ケンイチだ。
研究一筋と書いて、研一」
「ケンイチ……ケンちゃんかぁ……」
うっとりと名前を呼ぶ玉子の口から、涎がじゅるりとこぼれそうになった。ちょうど、そのとき“ケンちゃん”が玉子の方を、つぶらな瞳で見つめてきたからである。
そのあと五時間ほど、つまりは面会時間ぎりぎりまで、ガラス窓の前で玉子は直立不動でいた。
玉子の見舞いは、その後も続いた。
「お。今日も来たのかい」
看護士や入院患者にもすっかり顔なじみになっていた。もっとも、玉子はとりあえず笑って礼は返すものの、すぐに視線を甥に戻してしまうのだが。
「本当に玉子ちゃんは赤ちゃんが好きなのね」
「滅茶苦茶大好きです」
それも、ひとりに限った話だったが。
「ふふ。ケンちゃんのこと抱いてみる?」
「っなー!! だ、だ、抱くなんて義姉さんっ!? がふっ!!」
「た、玉子ちゃん?」
義姉が退院してからも、日を置かず、兄の家に通い続けた。
「玉子ちゃん。すごく助かるんだけど、その、こう毎日……」
「いいんです。ケンちゃんのおしめを替えることは、わたしの生きがい、いきっ、いきがっ……ぐふっ!」
「た、玉子ちゃん?」
毎日、紙オムツを取り替えるたびに鼻血を噴く。幸せな毎日だった。だが三年にもなると、さすがにこのような生活はできなくなった。
「もうすぐ受験だろう、玉子。もう家に来るのはひかえろ」
「げふっ!」
「た、玉子?」
志望大学に現役合格しても、玉子はもはや素直に喜べなくなっていた。最短でも4年、大黒市から離れて他県の大学に通わねばならなくなったからだ。それに、彼女はマスターコースまでは進む予定だった。これで更に、2年。
6年も会えない。
ハイハイしかできないような彼が、6年もたてば自分の足で歩くようになり、自分の思いを口にするようになる。
それを近くで見守れないなんて。彼といっしょに時を過ごせないなんて。
玉子は身を裂かれる想いだった。
だが、苛酷な環境にまかれた種は、強い根を張って成長するのが世の常である。
玉子の恋もまた同じだった。
「アイシャルリターン」
玉子がそういい残したかは定かではない。ただ日曜・祝日・長期休講の度に、大黒市では、100km超の距離をものともせず、黒いバイクを駆って兄の家に通う彼女の姿が目撃されたとか。
そして、現在。大黒市のとある居酒屋にて。
「……恋人は、いませんね」
回想を終え、玉子はきっぱりといった。
うにゃうにゃ、と机に頬をくっつけたマチコ先生が何か反応したが、呂律が回っていないので全く意味が分からない。
自分の恋心が世間と相容れないことぐらい、17歳の当時から承知の上だった。夢想の中で思い描く幸せが、現実になることなど一生ない。
ぐっ、とコップに残ったビールを飲み干した。そのまま天を仰いで固く目を閉じた。
それでも。
彼のお嫁さんにはなれなくとも、彼の童貞は自分が奪ってやるつもりだった。
よしんば、何か最悪の事態が起こって、それすら叶えられなくなっても、自分の処女だけは彼に絶対捧げる。
それは、もう決定事項だ。
最初期の計画では、彼の幼少期から“きれいで、頼れるお姉さん”のイメージを植え付け、青い性衝動に悩む年頃になったら美味しく育った彼の初めてを刈り取るつもりであった。
だが、自分を抑えきれなくなってきている。
年齢差、血縁関係。そういったものが、年を追うごとによりリアルになって、心を圧迫する。
そして、余裕がなくなる度合いに反比例して、胸の内でたまった衝動が暴れて破裂しそうになる。
もう、色々と自分に限界が近いのを感じていた。
ふう、と息を一つ吐いて、視線を戻した。向かいでは机につっぷしたまま、マチコ先生が限界を突破していた、色々と。
少し酔いすぎた。
完全に潰れたマチコ先生をタクシーに押し込んでから(彼女のアドレスは第三小学校のデータバンクから失敬した)、自分は酔い覚ましのためにも、外気に当たりながら徒歩で帰宅することにした。
時は九時を少し過ぎたくらいで、何度か赤い顔をした会社帰りのサラリーマンや大学生の集団とすれ違った。
酩酊はしていたが、玉子の手は自動的に交通量の少ない道を検索して、ナビに導かれるままふらふらと歩いていく。
すると。
「おやぁ……あれは、ケンちゃんじゃなぁい……」
薄暗い街灯の下にぽつんと立って、道路を見つめている少年がいた。
頭はくらくらで、視線を合わせようにも焦点はぶれ、さらに星一つ見えない夜中ではあったが、どんな状態であっても玉子が彼を見間違えるわけはない。
足を忍ばせ、そっと少年に近づいていく。
果たして、玉子の見立てどおり少年はハラケンで、ウィンドウを開いてしきりに何かをメモしているようだった。一心不乱に作業しているため、玉子の接近にはまったく気がついていない。
玉子は悪戯っぽく笑ってから、ハラケンに声をかけた。
「こらぁっ、そこの君っ! 今、何時だと思ってるの?」
びくりと体を震わせ、ハラケンが恐る恐る振り向く。腰に手を当てて立っている玉子を見ると、顔から緊張が解けていった。
「なんだ、オバちゃんか」
ハラケンはまた道路の方へと視線をやった。
玉子は後ろからおおいかぶさるようにして抱きつき、顎をハラケンの肩の上にのせる。彼の髪が火照った頬をくすぐった。
「もぅー、ケンちゃんってば、おばちゃんっていうなよぉ。まだわたしぃはぁ、ピチピチの17歳なんだからぁ」
「……お酒くさいよ」
けらけらと笑って、入力を続けるハラケンの肩にぐりぐりと顎をおしつける。
「オバちゃん、痛いってば」
「いいじゃなぁい…それよりぃ、ケンちゃん……?
だめだぞぉ……いくら夏休みだからってぇ、こんな時間に外なんか出歩いちゃあ」
「うん。でも、色々な時間帯でのデータを取っておきたんだ」
タイプする手を止め、ハラケンが遠い目をして交差点を見つめる。
すぅっ…とアルコールで蕩けた頭が、一瞬で醒めた。
「イリーガルの、自由研究?」
「…うん」
「こんな夜中まで?」
「今日は父さんたちがいないし、それに今までカンナ一人に任せて、僕は……」
そこで、言葉が途切れた。
ハラケンの暗い感情のない眼球は交差点を見つめていたが、焦点はもっと先の“なにか”に合っていた。
「……ケンちゃん」
ちがう。ちがうのよ。
あの子が死んだのはあなたのせいじゃない。あなたは関係ない。あの子の生も死も何もかも、あなたとは関係ない。
衝動に身を任せて叫びだしたかった。
だが、それを口にしたら、ますます彼の心は彼女に囚われてしまう。
そんなこと、決してあってはならない。
「……ケンちゃんが補導されたり、変質者に襲われりしたら、それこそ兄さんたちが悲しむわ。
もちろんわたしだって」
口から出たのは保護者としての、一般論だった。
玉子の言葉に、ハラケンは少し下を向いた。アスファルトをどこか空ろな瞳で見つめている。
このように傷ついた彼を見るのは辛かった。
こんなにも彼の心を虜にしている亡霊が嫉ましかった。
しかしまた、傷を抱えて憂いを秘めた彼の姿は、保護欲と嗜虐心の相反する感情を励起させ、胸の奥の柔らかい部分を刺激してやまないのも確かだった。
「うな〜」
玉子はごまかすように変な声をあげ、自己嫌悪と暗い情欲が入り混じった胸を、ぎゅっとハラケンの背中におしつけた。
「……オバちゃん、重いよ」
「それよりぃ〜、わたしぃ、もう歩けないよぉ。ケンちゃん家に泊まっていくぅ〜」
酔ったふりをして、ハラケンにしがみつく。
ふぅ、とため息をついて、ハラケンは玉子をひきずるようにして歩き出した。
だらしない顔をした玉子はおぶさりながら、自分とあまり変わらなくなったハラケンの身長について思いをめぐらしていた。
まだ続く予定。でも長くなってきたのでこの辺で。
……しかし、玉子×ハラケンは需要があるのだろうか。
>>487 GJにもほどがある…
なんだこの文才はァーーーーーーーーーーッ
>>487 需要があるか?あるに決まってる。涅槃で待ってるぞ!
ハラ玉、ケン玉
>>469 GJ!
こうして女の子は大人になってくんだね…(*゚∀゚)=3ハァハァ
マチコ言うなwww
>>493 恥ずかしい。
ミチコさんと混じって、まいっちんぐな名前になってしまった。
>>487 おばちゃん三十路寸前吹いた。
生まれる前からベタ惚れってどんだけー!
てかすごすぐる。続き期待。
>>492 おまえ、前にもフミエスレにいただろ!w
俺にも胎児の声がパクロミボイスで聞こえたよ!!
おばちゃん悲恋だなぁ(ノД`)シクシク
>>477-486の続きを今投下。
兄の家の居間で、玉子は正座するハラケンを前に説教をしていた。
「いい、ケンちゃん?
イリーガルの研究をするなとはいわないわ。でもね、こんな時間まで出歩く癖をつけてたら、本当に不良になっちゃうんだから。
世の中は腐ったミカンだらけなんだよ。わたしの役目はね、周りの腐ったミカンを間引いていって、ケンちゃんを千両ミカンに仕立てあげることなの。そして、最終的には皮をむいてジューシーな果肉を美味しく頂くわけで、えっと……あれ?」
酔いが醒めたと思ったのは一時的なものだったらしい。いつのまにか、説教のつもりがただのセクハラになってきた。自分でも何をいっているのかわからなくなり、首をこくりと傾げた。
す、とハラケンは黙って水を差し出す。
「……ごくごく……それで…イリーガルとかはわたしがぜーんぶ、まとめてぶっつぶしてあげるから…ケンちゃんがそんなことする必要は全然なくってぇ…うーんと、えっとぉ…」
アルコールのせいで舌は軽くなっているが、半分死んだ脳では思考がついていかない。
「もういい?」
ハラケンは立ち上がり、自分の部屋に戻ろうとする。
「だめぇ〜、もっと話を聞いていけよぅ〜」
その肩を押さえて、強引に座らせようとする。
ハラケンは嘆息し、玉子の手を無造作に払った。
「いい加減にしてよ……僕は忙しいんだから。
オバちゃんの相手をしてる暇はない、ん……って、オバちゃん?」
そこまでいいかけて、ハラケンは絶句した。
玉子の目からぼろぼろと涙がこぼれはじめたのだ。
「お、オバちゃん? どうしたの?」
「ううううう、おばちゃんっていうなぁぁぁ!!」
くる、と背を向け玉子はダッシュで部屋から飛び出す。涙の玉が空中に散って、きらきらと光って、消える。
後に残されたハラケンは立ち尽くしたまま、どうすればいいのかわからない。
物置として使っている部屋に、玉子が引きこもって十分。
中からは、どったんばったん物音がする。親戚とはいえ、他所の家で立てる音量ではない。
「オバちゃん、何しているの……?」
恐る恐るハラケンが中を覗き込もうとすると、ドアが勢いよく音をたてて開いた。
出会い頭だったので、たまらずハラケンは尻餅をついてしまう。
「痛ぁっ……。
……って、本当に何してるの、オバちゃん……?!」
ハラケンは呆然と呟いた。目の前では見下ろすように、目と鼻を真っ赤にした玉子が仁王立ちしている。先ほどまでのスーツ姿ではない。ライダースーツを着ていた。しかも、それは高校時代に愛用していたものだったので、サイズが合っていない。
スライダーがへその辺りまでしか上がらないので、ライダースーツの前がV字に開いて、鎖骨から下腹部までが露出している。
ノーブラである。玉子の豊満な胸が、ピチピチの革スーツに押しつぶされながらも、その弾力性で押し返し、ぴったりと密着している。
後1cmずれたら乳首が見えてしまうのではないかというぐらいのぎりぎりの位置で、ぎざぎざのファスナーが玉子の少し赤みの差した肌に食い込んでいた。
ぎちぎちに全身に食い込んだラバーが、彼女のボディラインを強調している。
かなり無理な着こなしのせいで、ファスナーが股下まで縦断している。股間に食い込み、うっすらと割れ目ができている。もしかしたら、ノーパンなのかもしれない。
色々な意味で痛い格好である。
ちなみに、なぜ兄の家に玉子の高校時代のライダースーツがあるのかだが……それは説明不要のことかもしれない。
「走ってくる。もう帰ってこない。さよなら」
手短に別れを告げ、ライダースーツ玉子はハラケンの横を大きく足音を立てて通り過ぎる。
「ま、待ってよ。
“走ってくる”ってバイクに乗るの? お酒飲んでるのに?」
ハラケンは慌てて立ち上がって、全身レザー玉子の腕を取った。
「うん。兄さんのバイク借りてくから。ばいばい」
まったく話にならない。そのまま、ボンデージ玉子は腕をつかまれているのも気にせず、玄関へと歩を進めていく。
ハラケンは引きずられながらも、必死で玉子を止める。
「ダメだよ! そ、そんな格好で外出るだけでも危険なのに……」
もろ肌がほとんど露出した上に、横乳がはみ出し、へそまで切れ込んだVカットの革ツナギ痴女、夜を走る。
大黒市にまた、新たな都市伝説が生まれてしまう。
現実的には、公然わいせつ罪で即トラ箱行きは間違いない。
「人通りのないところをナビで検索する。ポリの無線は盗聴できる。ごきげんよう」
ずるずる。
あくまで聞く気なしの態度で、ハラケンを引きずったまま、ついに玄関にたどり着く。
「ナビなんかあったって、そんな状態じゃあ危険なことには変わりないじゃないかっ!」
“ナビ”という単語に、ハラケンの語調が自然と荒くなった。
「……」
玉子はもはや何も言わずに背を向けて、ハイヒールを片足にはめていた。これからバイクに乗ろうというのに、である。もはや、自暴自棄になっているとしかいいようがない。
「なんで黙ってるんだよ!
やめてってば…僕はもうあんな思いは嫌なんだよっ!」
ハラケンが叫ぶ。
玉子の動きが止まる。ぽろり、と履きかけていたハイヒールが地面に落ちた。後姿で表情は見えないが、肩が震えていた。
「……ぁないか」
玉子がぽつりと呟いた。
「オバちゃん?」
ハラケンが聞き返すと、勢いよく玉子は振り返った。
「ケンちゃんが冷たいのがいけないんじゃないかぁぁっ!!!」
ひしっ、とハラケンの腰にすがりつき、玉子は泣き出した。その衝撃でメガネがおでこにずり上がり、彼のシャツを涙で濡らす。
「……!?」
当惑しつつもハラケンは、振り切るわけにもいかず、お腹の辺りが玉子の涙でじわじわと熱くなっていくのを感じながら、玄関に棒立ちになっていた。
「…ひっく…ばかばかぁっ!
…自分だって…ひっく…夜中まで…出歩いて…ひっく…わたしが注意したって…他の娘のことばっか…ひっく……」
「! カンナのことは、違うよ……ただ、僕は」
「うるさいっ! ケンちゃんの嘘つき! 不良小学生っ! ワガママ男っ!!
無理してるのはケンちゃんの方なのに、ほうなのにっ……なんで、わたしばっかりいわれなきゃいけないのっ!!」
玉子は子供のように泣きじゃくりながら、ぽかぽかとハラケンの胸を叩く。
理屈も何もない、ただ激情をぶつけてくる玉子に、ハラケンは辛そうに目をつむった。
「ごめん……」
ハラケンがぽつりと呟く。本来、謝る理由など彼にはなかったのかもしれない。しかし、泣いている玉子を放り出すほど彼は幼稚ではなかったし、なだめて適当に場をおさめるにはあまりにも人生経験が不足していた。
ひっく、ひっく、とお腹に顔を埋めたまま嗚咽する玉子を、ハラケンは優しく抱きしめた。
「もうオバちゃんに心配なんてかけないよ。だから、もう泣かないで……」
ハラケンの腰に手を回していた玉子はまだしゃくりあげていたが、涙は止まっていた。
少しは発作が収まったらしい。
「おばちゃんっていわないで……」
玉子がぽそりと呟いた。
「え?」
「玉子、って呼んで」
ぎゅ、とハラケンの服を強く握り締める。
「えっと、その……どうしても、そう呼ばなきゃだめ?」
「だめ」
ハラケンはちょっと顔を反らした。そのまま、しばらく決心がつかないような表情で、口の中で何かごにょごにょ呟く。
しかし、玉子にしっかりと抱きしめられているので逃げ場はない。さしものハラケンもようやく意を決したのか、息を大きく吸い込んで、ぽつりといった。
「……玉子」
「……」
玉子は黙ってシャツに顔を埋めたままだった。しかし、耳のあたりが真っ赤になっている。
同様にハラケンも顔をトマトみたいにして、横を向いている。
「こ、これでいいよね。オバ……玉子、さんも」
ノリでいってはみたものの、さすがに恥ずかしくなってきたらしく、今度は“さん”付けである。
「……だめ」
「ええっ?!」
ハラケンは思わず声をあげた。
玉子がようやくお腹から顔を離した。メガネがすとんと定位置に落ちた。
「ちゅーして」
じっ、と玉子はハラケンを見上げている。
「……えっと、何?」
「ちゅー」
玉子は唇をすぼめ、目を閉じた。
両膝を付き、おまけに両腕を大きく広げている。
このポーズに題を付けるなら、さしずめ“カモン!”とでもいったところか。しかもこの態勢、既に半分肌がご開帳している状態ではかなり危険である。あと少し張力が加わればライダースーツがはちきれそうだ。
「そんなの、べつに今じゃなくても……いつも…してるじゃないか」
ハラケンは照れながら呟いた。
「いつもはわたしからじゃない。今日はケンちゃんから。仲直りのしるしに唇にキスして」
玉子の目はマジである。
長年の経験則というものがある。ハラケンは逃れられない運命と知って、そっと前かがみになって顔を近づける。
さすがに口付けをするつもりはなかった。いつも玉子がやっているように、おでこか頬にキスをすれば、この困った叔母も機嫌を直してくれるだろう。
しかし…というか、当然というか…ハラケンの読みは、見事に外れた。
「じれったいなぁ」
がし、と玉子はハラケンの頭をつかんで、引き寄せる。
「ちょ、ちょっと……待って!」
問答無用、とばかりに玉子は自分の唇に、ハラケンの唇を近づけていく。
「んっ……!」
「むぐっ?!」
頭を抱えられ、強引に唇を奪われたハラケンは目を白黒させた。そして唇を割って、玉子の真っ赤な舌が口内に侵入してくる。
「ん、むぅ、んちゅ……」
「ん〜〜っっ?!!」
ハラケンの歯茎を、口腔内粘膜を、そして舌を。玉子は舌を使って縦横無尽に味わいつくしていく。軟体動物同士の交尾のように、彼と彼女は互いの唾液を交換し合う。
「んく……こくんっ……」
互いの位置の関係で、ハラケンの唾液が大量に玉子の喉へと落ちていく。彼女はうっとりとした表情で喉を鳴らして、甥の体液を飲み込んでいく。
「んっ……」
そしてハラケンの顔も、舌から玉子のアルコールの混じった唾液を吸収し、そして一時的な酸欠状態から頭がぼうっとなって、蕩けた顔になっていく。
二人の粘膜の接触面から、涎が銀色の糸になって、玉子の胸の谷間へと垂れていき、へそのあたりに溜まっていく。
他にだれもいない家の玄関で、ぴちゃぴちゃという音だけがしばらく響いていた。
五分後。
廊下でハラケンが少し目に涙をため、体育座りをしていた。
「うう……ひどいよ、初めてだったのに」
「うふふ」
横で玉子はハラケンの頭を優しくなでている。
ごめんね、ケンちゃん。
玉子は微笑んだ。
実はあなたのファーストキスは生後三ヶ月の時にすでに奪っているの。
……時は遡り十年前。ハラケンの両親が不在の折、子守を頼まれたことがあった。親戚とはいえ、普通は女子高生に子守を頼まないが、そこはそれ。
ぐっすり寝付いたハラケン。至福の表情で見つめる玉子。その時、彼女に悪魔が囁いたのである……。
「ごめんね」
衝撃の事実は口にはせず、ハラケンのさらさらとした髪を気持ちよさそうに指で梳く。
そして、愛撫をやめて、拗ねているような顔をしたハラケンの前に移動する。だが彼は視線を反らし、俯いてしまう。
「ケンちゃん……」
ハラケンの顔を覗き込むと、自然と胸が強調され、今にもライダースーツからこぼれそうになった。下を向いたままの彼の耳や頬がみるみる赤くなる。
「おわびに、気持ちよくしてあげる」
じーっ、とファスナーを下ろす音がした。
「って、オバっ……玉子さんっ?! 何してるの?!!」
「ケンちゃんのズボンを脱がしてる」
玉子は手際よくハラケンを剥いていく。金具をはずしてズボンを奪い去った。
体育座りの状態でジーンズを剥がれたハラケンは、後ろにひっくり返って、後頭部をぶつけた。
「いたた……た? って、うわぁっ!」
玉子の指がブリーフにかかっていた。ハラケンは必死で彼女の狼藉を止めようと試みる。
「や、やめてよ…そんなっ…!!」
「大人しくして」
ふんふんと鼻息を荒くする玉子。抵抗空しく、ハラケンの下半身が丸出しになる。
ブリーフが脱がされると、ぶるん、と中から勢いよくペニスが飛び出した。
それはなぜか硬くなっており、天に向かって力強く屹立していた。
「わあああっ!!」
ハラケンは恥ずかしさを誤魔化すように叫ぶ。彼の目からは、涙が一筋こぼれていた。
玉子は一仕事終えたようないい笑顔をして額の汗を拭う。そして、一点を凝視する。
「ああっ……! ケンちゃんの大きくなっている」
鼻血でも噴きそうなほど、幸せに満ちた顔をしている。
最近は新生児の内に皮を剥いておくケースも多くなってきている。しかし、ハラケンのものは今は亀頭を露出させているが、普段は皮に包まれて顔を出さない恥ずかしがり屋だった。
「見ないでよ……!」
ハラケンは恥辱で唇をかみしめていた。シャツを引っ張り、必死で隠そうとしている。
「ほらほら、恥ずかしがらないで。保護者として、ケンちゃんの成長を見守っているだけなんだから」
す、と玉子は四つんばいになり、猫のような姿勢をとった。
「それに……気持ちよくしてあげる、っていったよね?」
おもむろにハラケンの足を開き、直立する彼のペニスを胸の谷間へと誘う。
「あああっ?!!」
敏感な部分が柔らかい、しかし弾力性にあふれた肉で包み込まれた。
ハラケンは未知の刺激に、びくびくと廊下の上で悶える。彼のペニスのサイズは平均より上だった。小学生にしては、なかなかの大きさだったといえる。それが今、完全に玉子の胸に挟まれ、見えなくなっていた。
「はぁぁぁっ……ケンちゃんの熱いぃぃっ! ……火傷しちゃいそう」
手を使って乳房をゆさゆさと揺すりながら、谷間に埋没している陰茎をしごき始める。
「ひゃ、あ、うああっ!」
蕩けるような快感に、ハラケンはしきりに痙攣し、床をのた打ち回る。だが、玉子が覆いかぶさり、巨大な胸で腰を押さえつけている。かりかり、とフローリングに爪を立てても、彼女の快楽責めから一歩も逃れることができない。
「ケンちゃん…涎たらして、すごいやらしい顔になってる……」
熱に浮かされたように玉子は張りのあるバストで、ハラケンのペニスをぎゅっと締め上げた。胸の谷間には、彼の唇を奪った時に垂れた唾液が溜まっていて、それが潤滑油となってがちがちになった陰茎を揉みほぐしていく。
「あああああああああっ!!」
ハラケンの身体が一際強く震えた。エクスタシーを経験しても、彼は射精せず、ペニスは硬いままだった。
ひゅーひゅー、とハラケンは喉からかすれた息を漏らし、ゴーグルの縁に涙を溜めていた。
「け、ケンちゃん、イっちゃった? イっちゃったんだよねっ、わたしの胸で!」
玉子が興奮して鼻息を荒くし、身を起こす。
ぷるん、と胸のなかから勃起したままのペニスが抜かれる。鈴口には透明な汁の玉がにじんでいた。糸をひき、玉子の胸の谷間にまでつながっている。
「もう、ケンちゃん! 我慢しなくていいのにっ!!」
顔を近づけ、亀頭にふぅーっと息を吹きかけた。
ぞくぞくっ!
ハラケンの身体に電流が走る。
「ほら……早く楽になっちゃえよぉ〜」
汗や、涎や、我慢汁でぬるぬるになったペニスを、玉子は黒のレザーグローブで包み込み、ストロークを始める。
「ひ、あ、いっ……!」
ハラケンの腰が浮く。端から見れば、玉子が彼のペニスを片手でつかんで持ち上げているようだった。
くちゅ、にちゅ、ぬちゅっ……。
人のいない原川家の廊下に、湿った音が響く。
敏感な海綿体を刺激する革の質感に、粘性のものが混じっていく。
鈴口の先から、とろとろとカウパーが垂れ始め、亀頭を伝う。
激しく上下運動を繰り返す玉子のグローブに潤滑油のように馴染んで、陰茎全体に塗りこまれていく。
ハラケンはぎゅっと唇を噛んで、射精を必死で耐えていた。
「ん……ぴちゃ……ケンちゃんの味だぁ……」
そのとき、玉子が亀頭に口づけし、ハラケンの分泌液を舌で舐めとった。
「ああああっ! もれるぅぅ、でちゃうっ!! オバちゃん、やめてぇぇっ!!!」
「玉子、でしょ」
はむ、亀頭に軽く歯を立てる。舌を使って尿道口をほじる。
「!! うにゃあ、ひゃうぅぅ……玉子たまこたまこたまこたまこぉぉぉっ!! トイレにいかせてぇぇっ……!!!」
もはやブリッジしているような姿勢になって、ハラケンは哀願する。
すっ……と玉子の手が離れた。
一瞬、ハラケンの身体が弛緩する。
しかし。
「ふふふふ……すぐにいかせてあげる」
玉子はもう一方の手でぎゅっと陰茎をひねり、カウパーでしんなりしたグローブでもって玉袋をもみしだく。ぬぷ……と玉子の細長い中指がハラケンのアヌスのなかに潜りこんだ。
「あああああぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
ツボを三点同時に責められ、ハラケンはイった。
懸命に精の奔流をせき止めていた尿道が決壊し、びゅるるるるっ、と熱い飛沫を飛ばして玉子の顔へと噴出した。
「あはぁっ! でたでたっ、ケンちゃんのせーえきぃっ!!!」
顔中をべとべとにした玉子が法悦の笑みを浮かべた。
ハラケンのペニスはまだ震え、断続的にザーメンを飛ばし続け、玉子の耳や髪を汚していく。
「ああんっ♪ 壊れてたらどうしよう? ケンちゃん、弁償できる?」
玉子は悪戯っぽく笑いながら、白濁液にまみれたメガネを外した。
ハラケンは何もいえず、ただ仰向けに倒れたまま、荒い息をしている。
メガネを外した玉子が妖艶に笑う。
「ケンちゃんのもべとべとだね♪ 今、きれいきれいしてあげるからね〜」
さすがに萎えて、くたっと倒れたペニスを手にとって、ぴちゃぴちゃと舌をはわし始めた。
「オバ…玉子さんって、こんなこと、いつも、男の人にしてるん、ですかっ……?」
少しは息が整ってきたらしい。ハラケンは手を突いて上半身を起こし、裏筋を舐めている叔母にむかって震える声で聞いた。
様々な情報にアクセスしやすい時代ではあるが、ハラケンは性についての知識には疎かった。一般的な小学生男子よりも、そういった話題には淡白な性質だった。
だから、玉子がしている行為を性的と判断する基準すらなかったが、それでも自分が玉子とイケナイことをしているのだということは、分かっていた。
「あむっ……違うよぉ、こんなこと、ケンちゃんにしかしていないもん……ちゅっ」
「ひゃうっ!」
ハラケンは敏感な部分を吸われて、思わず声をあげてしまう。だが。
「はぁ、はぁっ……。
……“していない”って?」
玉子の言葉になんとなく不審な点を感じて、聞いた。彼女の語調には現在進行形というより、まるで習慣的なニュアンスがあったのだ。
「へっ? いや、何でもないのよ。もう、ケンちゃんったら!」
玉子は誤魔化すように笑う。
……時は遡り十年前。ハラケンの両親が不在の折、以下略。
火のついたように泣くハラケン。慌てず紙オムツを交換する玉子。その時、彼女に悪魔が囁いたのである……。
「そ、それより、ケンちゃん。ほら、見て。ぬるぬるになっちゃった。汗かいちゃったみたい」
玉子は胸元のファスナーに指を引っ掛け、力をこめ、左右に勢いよく開いた。
ぷるん、とメロンのような乳房が完全に露わになる。
先走り汁とザーメンをかけられてらてらとした光沢をした肌には、玉のような汗が浮かんでいて、熟れきった南国の果実を連想させる。
そのボリュームある乳房が、サイズの合わないレザースーツに横からきつく締めあげられ、ハラケンの前に突き出される。
圧倒的な存在感に、ハラケンは思わず唾を飲み込んだ。
「…っ?! ごくっ……はぁ、はぁ…っ……」
呼吸困難に陥ったかのように、ふたたびハラケンの息が乱れ始める。ぎゅっと胸襟をつかむ手に力がこもり、シャツに皺が出来る。股間のものが、むくむくと起き上がっていく。
火照った顔をした玉子の顔が視界一杯に拡がった。
「……なめて、くれないかな?」
ぎゅっ……と両腕で胸を挟みこむ。マシュマロのような柔らかさで形を変える。ピンク色の乳首が、つんと立って、ハラケンの唇に触れそうになる。先ほどのディープキスで、彼の唇はグロスでもつかったような艶やかな光沢をもって、湿っている。
「…ぅぅっ……あ、あ、ああ…」
ハラケンは吸い寄せられるように唇を近づけて、乳首を口に含んだ。
「んんぅぅっ!」
ぞくぞくっ、と玉子は身を震わせ、感に堪えない声を漏らす。興奮しているせいで、胸が風船のように弾んだ。
ハラケンは両手で玉子の柔肉をもみしだきながら、硬くなった乳首を舌で転がし、時には甘く噛んで引っ張る。
「はぁんっ! ケンちゃん、それすごいっ、もっと強く噛んでっ!!」
玉子の乳首に分泌液がにじみ始めていた。
ハラケンは乳房に顔を埋め、我を忘れたように叔母の乳首を吸い続ける。その姿はまるで乳飲み子のようだ。
ぶるぶると、玉子は感動と快感に支配された顔で、乳首を吸うハラケンの頭を見下ろす。ちゅっ、ちゅっ……と廊下に響く音を聞くだけでイきそうになる。
ハラケンの頭を抱え込んでいた手に力がこもった。
「ひゃ、あ、あああ、あん、ふわぁぁっ……!
はぁっ……ケンちゃんはっ、おっぱい好きだった、からね……もっと強く吸ってもいいんだよぉっ!!」
その言葉にハラケンがぴくっと反応し、玉子を上目で見た。
「……“好きだった”? え? どういう意味?」
「いやなんでもないのよ。たいした意味はないの、ぜんぜん」
頬に汗を流しながら、玉子は目を反らす。
……時は遡り、以下略。
おっぱいを求めて泣くハラケン。慣れた手つきでミルクを温める玉子。そのとき、彼女に悪魔が囁いたのである……。
「ほ、ほら、そんなことよりケンちゃんの、また大きくなってるね」
悪魔の誘いに弱すぎる女が、純真な少年の股間を指差した。
あれだけ射精したのにも関わらず、ペニスは前よりもなお力強く勃起していた。
「あ…これは…」
「恥ずかしがらなくてもいいの。
……わ、わたしが、ケンちゃんのを、その……包んであげるから!」
声が震える。
ついに、“その時”が近づいてきている。
今まで頑なに守ってきた一線(かなり早い段階で脱線しかけたようにも思えるが)を越え、あっちの世界へと旅立つ時が!
「?? ? 包むって……たまこ、さ……」
「こ、怖くないから。ケンちゃんはじっとしてっ、していれば、いいんだよっ?!」
ちーーっ……。
玉子はゆっくりと立ち上がって、既にファスナーはへその辺りまで開いていたが、留め具を限界まで下ろした。やはりというか、彼女はパンツを穿いていなかった。恥毛が現れ、秘所がファスナーの間からのぞく。
ハラケンは声もなく、目の前に突きつけられた玉子の陰部に見入っている。
玉子は膝をついて、ハラケンの足をまたいだ。彼女の夜陰は微かに光を反射して、しっとりと輝いている。その直下には、ハラケンの男性自身が勃起して切っ先を向けている。
玉子はごくりと唾を飲み込んだ。
アポカリプス……ナウ!
「いくよ」
そのまま、腰を。
落す。
前戯も何もしていない。それでも、玉子の肉穴はハラケンの性器を難なく受け入れた。
「あ、あああっ……!」
「ふわぁぁっっっ! ケンちゃんのが、わたしの、なかに、入っているぅぅぅ!!!!」
全然痛くなかった。
ハラケンのペニスを、湿った玉子の秘所はぬるぬると飲み込んでいく。
「た、たまこ、さ……」
セミのように玉子の身体にしがみついたハラケンが声をあげる。
「はぁぁんっ……ケンちゃん、キスしてっ! わたしを愛してっ! わたしのことしか考えないでぇぇっ!!」
ぎゅうぎゅうと、玉子の膣がハラケンのものを締め上げる。
あまりの快感と痛みから逃避しようと、ハラケンは必死で玉子の首筋を舌で愛撫し、吸い付き、唇で跡をのこしていく。くぅん、と啼き声が玉子の喉から漏れた。
「あふっ、好きぃぃ…! 大好きなのぉっ…もっとぉぉっ…!!!」
玉子の腰が動き始めた。
ボリュームある尻が、ハラケンの細い腿に叩きつけられ、ぱんぱんと音を立てた。
廊下がぎしぎしときしんだ。
「ひぅぅっ?! 玉子さん、痛いっ!」
根元からペニスをくわえ込んだ玉子の肉穴は、うっ血するほどの膣圧でハラケンを責めていた。
ハラケンの腕に力がこもる。
「ケンちゃんごめん!! 身体が勝手に動いちゃうのぉぉっ!」
玉子は激しく腰をグラインドさせる。放り出された乳房が、ぶるんと震えた。
前後左右に腰が動く度に、ファスナーの歯が、間に挟まれたハラケンの陰茎を引っかく。
喉から出そうになる声を抑えようと、目に涙をためながら、ハラケンは玉子の肌に唇をはわせる。
肉壷のなかで少年のペニスはどくどくと脈打ち、心臓から絶え間なく送り込まれる血によって、限界まで硬くなっていた。
「う、うううぅ、きつぃぃ……!」
「ごめんねっ!! ケンちゃん初めてなのにっ、乱暴にしちゃってごめんねっ!! 処女なのにこんなHに責めちゃってごめ、……んんんぅぅぅっっ!!!」
ごりごり、と充血した亀頭が玉子のGスポットを擦った。
むきだしになった喉をキスされながら、玉子は頭をのけぞらし絶頂に達する。
「あああっ! でるっ!!!」
ハラケンもまた限界を越えた。
精嚢から叔母の子宮へ、マグマのように熱い精液を流し込んでいく。
きゅうきゅうと、玉子の膣壁も収縮し、甥の精液を搾り出し、吸い上げていく。
「あ、うううぅぅ……!!」
「んんん……いっぱいだされてるぅぅぅっ……!!!」
ぶるぶるっ、と身体を震わせ、二人はつながったまま、廊下に倒れた。
なにもかもが、満たされていた。
玉子は目の前のハラケンの髪を優しくなでた。
彼はくすぐったそうな声をだした。
唇に微笑をためて、お腹をなでる。
たぷん、と彼の精液が中で揺れた。
膣に陰茎が潜り込み、隙間からとろりとザーメンが腿にこぼれていた。
そのとき、気がついた。
処女膜、破れていない。
直感だったが、絶対的な確信があった。
医学的にいえば、性交を行っても必ず処女膜は破れるというわけではない。
だが、ハラケンの性器のサイズは平均以下ではないし、なによりあれだけ激しく動いたのだ。
なぜ?!
それは、つまり……あの状況で破瓜しなかったのは、つまり……。
「ケンちゃん……きっと、わたしたち、神様に祝福されているんだよ」
「……」
ハラケンは不思議そうに玉子を見つめる。
玉子は夢見るような、とろんとした瞳で続ける。
「ケンちゃんとなら、いつでも、いつまでも、ヴァージンのままでセックスできるんだ……。
17歳のあの夏に、あなたに恋をしたあの時のままで」
「オバちゃん?」
だが、魔法の時間は終わりかけている。
玉子はそっと、初恋の人の唇を指でおさえた。
「今だけは、おばちゃんって呼ばないで」
ぱちくり、と瞬きをする彼は可愛かった。
そのとき。
P−−−−!!
玄関の外で、車のクラクションが鳴った。
「わっ!」
「?!」
突然のことに、二人の身体がびくっと跳ねた。
だが、車は原川家とは何の関係もないことで警笛を鳴らしたらしい。ぶろろろ……と、そのままエンジン音が遠ざかっていく。
「わわ……!」
しかし初体験を済ませ完全に気が抜けていた二人は、この不意打ちに、あたふたと乱れた服装を直そうとする。まだ互いにつながったままだということを、完全に忘れて。
「……ひぎぃっっ?!!」
ハラケンが常にない調子の悲鳴をあげた。
「え、え? ケンちゃん?」
テンパった玉子が、わけもわからずハラケンの顔をのぞきこむ。
「大丈夫?! どうしたのケンちゃん!」
「ち…チャックが」
「え?」
玉子は間抜けな声をあげ、下をむく。
ファスナーが、ペニスの包皮に歯を立てて、巻き込んでいた。
「あ……」
クラクションに慌てた玉子は、自分の穴を貫いているハラケンの肉棒を忘れて、そのまま思いっきりジッパーを上げてしまったのである。勢いがついていたため、かなり複雑な形で巻き込んでしまっている。肉まで食い込んでいるらしく、ちょっと血がにじんでいる。
「うううう……」
ハラケンは顔を真っ青にして、汗をだらだらと流している。
「ご、ごめんね? ごめんねケンちゃんっ!」
「!!!? う、う、うごかないでぇっ!!」
地獄絵図である。
先ほどまで甘くて苦いリリシズムなど、どこかへと吹き飛んでしまっている。
「じゃあ、その、下ろすからっ……ケンちゃん、息を深く吸って」
「ひっ……!」
ハラケンの目には涙がにじんでいる。
「3……」
玉子も震える手でスライダーをつかむ。
「2……」
震える息遣いだけが辺りに響く。
「1……」
暗転
その後のこと。
二日酔いで目覚めたマイコ先生は、がんがんと痛む頭と酸っぱい体臭に閉口し、禁酒を決意した。
寝不足で目を充血させたハラケンは玉子に付き添われて、前かがみの姿勢で病院へと向かった。
たまたまカンナの母と病院の前で出会い、えらく心配されたので、とりあえず喘息だということにした。
玉子はその夏始終機嫌がよく、職場でも辣腕振りを見せ、大黒市におけるサーチマトン運営の全権を任されるようになった。
ある日、カンナの家から手紙が届き、ハラケンは四十九日という言葉を知った。
そして、自由研究はというと、玉子の手伝いもあってなんとか完成した。
こうして、ハラケンの五年生の夏休みは終わった。
終わり。間を置いたせいで、前半と少し雰囲気が変わってしまったかも。
>>保管して下さっている人
Aパートで、マイコ先生を漏れなく別の女教師の名前にしてしまいました。
もしよろしければ、直しておいて下さると幸せです。
あとマイコ先生ファンの方、ごめんなさい。
>>514 うおおおおおおおおえええええええええああああああああああええええええええおおおおおおおおっきした
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!!!!!!!
医師の治療が必要なほど深刻なダメージガクブル
おばちゃんの心配性で大事をとった
(&医者に見られる羞恥に怯えるハラケンの顔見たさ)
だけで実は軽症であってホスイ。自分で歩けるぐらいだからいいけど
>>514氏GJ!
それと名前の修正をしておきました。
出掛けだったのでチェックしてなかったんですよ……反省している。
>>514 良いなぁ〜
お姉さんの童貞狩り、というのはよくあるシチュだけど
この二人の場合、玉子も処女であるっていうのが非常にエロイ。
いや公式にはどうか知らんけど、きっと処女だろう。
今回のイサコ様の鎖骨付近にできた鍵穴、
メガネ外して見るとどうなってるんだろう。
(イリーガルに侵入された)デンスケの舌にできたのは
できものっぽい描写だったから、現実側の実体には
痣とか傷口っぽい印ができたりするんだろうか。
キスマークっぽい赤い痣を「ミチコさんを受け入れたしるし」と
判断した黒ヤサコが暴走してイサコを拘束する、みたいな話に
持って行けないものか。
ミチコさんの付けたしるしなんて残さない、イサコは私だけのもの、的な。
鍵穴のある場所だから鎖骨責めと背中責めかな?
デンスケ同様、メガネ外したら見えないだろ…とは
イサコのイマーゴ&頭痛設定のせいで言い切れないんだよな。
アザとかあるかもな。
522 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 04:42:04 ID:+8zReDlI
玉子×イサコ様の百合物募集してます><
>>514 出来がよすぎて体中の穴という穴から体液噴いた
いやー
525 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 04:04:13 ID:rPC3XN16
まだ〜?
ここんとこSS職人さんたちの投下が過疎ってきたのかな?
このスレ
ま…7話直後が異常な盛り上がりだったのかもしれんけど…
とりあえずワクテカ正座で待つ事にしよう…
いまいち男キャラがパッとしないからなぁ。
男はキャラがパッとしなくてもチンコがあれば困らない。エロパロ的に
12才の少女>12才の少年 乳が生えてくるあたりからもはや一人前の女として扱われる。同年代の男はゴミみたいに扱われる。
18才の少女≧18才の少年 男の肉体性が成長期を終えて急激に向上、まあ精神性では女に到底及ばないのが多い。
30才の女性≦30才の男性 男の成長はそれほどでもなくても、だらしない女に限っては勝手に衰え出して距離感が無くなる。
40才の女性<40才の男性 女としてより、妻として母親としての社会的機能が重要に。母親+子供で男より優位に。
自分の近所を一望した感じではこんなイメージ。
まあダイチくんもフミエちゃんと一発いたすことが出来ればヤリチン化するでしょう。
精神に関しては、結局どっちもガキだと思う
女の子はいわゆる「おませ」であって、大人ぶろうとしてるあたりはむしろ男よりガキだ
その辺のギャップがおいしいいじりどころだな
このスレ的にも
男子の部屋を見てみよう!
ヤサコ「昨日の夜こっそり忍び込んでハラケンとダイチ君の部屋に監視カメラを仕掛けておきました」
アイコ「マジ?wwでもヤサコGJwwwww」
イサコ「ふん、私は見たくてみるんじゃないかr」
フミエ「…wktk」
ヤサコ「では、再生シマース」
※京子はお留守番
※カンナは故人
ハラケンルーム
『うーん…』
ヤサコ「なんか悩んでるみたいよ」
『今日もハルヒがでなかった…二千万円使ったのに…」
アイコ「ハル……」
『そういえばひぐらし見るの忘れてたな。ニコニコで見るか』
イサコ「馬鹿ね。録画すればいいのに」
『さてと、昨日やっと買えた月箱でもするかな。あ、でも今日はらき☆すたのd』ブチッ
ヤサコ「……」
フミエ「オタク…」
アイコ「失望した…」
イサコ「私とあまり変わらない生活をしているのね。奇想天外」
ヤサコ「私のほうが奇想天外です…」
ダイチルーム
『ッーーーー!!!』
アイコ「うわっ、いきなりでかい声出さないでよねー」
ヤサコ「音量下げるわね」
フミエ「ていうかミエって何?」
『…っハアッハアッ…フミエ…可愛いよ…もっと…舐めろよ…』
フミエ「え」
アイコ「キャーッ、ダイチ君オナニーしてる!」
ヤサコ「包茎チソチソテラカワイスwwww」
フミエ「ていうか!あたしの、名前!ちょ」
『フミエ…フミエ…フミエフミエフミエフミエェェッ!!!』
ヤサコ「すごい…気持ちよさそう……」ジュルッ
『んっー!気持ちいいぜフミエ…もっと強く舐めろよ…んっぁん!ん!』
アイコ「妄想の中でセックスだなんて可愛いわあ〜♪」
フミエ「ててていうか止めなさいよ!何観賞してるの!?ダイチだってこんなの見られたくない筈よ!」
ヤサコ「あ、白い液体」
フミエ「えっ、嘘」
アイコ「バッチリ見てるじゃないwwフミエのエッチww」
フミエ「うーー……」
『…ハアハアハア…アッ…ん…』
ヤサコ「もう終わりかー。つまんないのー」
イサコ「私は充分楽しめたわぁ……」グチョグチョビチョビチョ
こんとんすぎwwwwww
534 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:00:08 ID:vV1OYUAo
乙。面白かた。
こーゆーテンション高くてテンポ良いの好きだ。
てかダイチはホントにやってそうだ。
ダイチはまだ発毛前です。
オナニー目撃しても何してるのかわからないプニエ
キボンヌ
一郎⇒玉子⇒ハラケン⇒ヤサコ⇒イサコ⇒ダイチ⇒フミエ
と将来的になったら面白いかなあ。
538 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 09:56:33 ID:eEvdzAX7
一郎⇒玉子⇒ハラケン⇒ヤサコ⇒イサコ⇒ダイチ⇒フミエ⇒京子⇒デンスケ⇒一郎
あれ?
※イサコ分身注意
『西洋の怪談によると、鏡のまえ以外で自分とそっくりの姿をみてしまったら、それは死の前兆なのだそうです』
生物部合宿の晩。
教室に張られた寝袋の中、肝だめし前さいごの熾烈な場所取り合戦が繰り広げられていた。
「こいつ……邪魔すんなっ!」
「このポイントはゆずらねぇっ!」
フミエとダイチらが相手のルートに罠を仕掛けあう。勝負はすでに始まっている。
「どう?」
全ての設定が終り、横で見ていたヤサコが不安そうに聞く。
「まあ、やるだけはやったわ」
フミエは難しい顔で答えた。すると、外からダイチの声がした。
「おい! 肝だめしの前に話がある」
「何よ」
もぞもぞと外へ這い出すと、光の輪が咲いた。
「ちょっと、まぶしいじゃない」
フミエが文句をいった。向かい合うようにして、懐中電灯をもったダイチが、にやりと意味ありげな笑いを浮かべていた。
「せっかくの肝だめしだ。もう少し、盛り上げてから始めようぜ」
ダイチの言葉に、フミエの眉が寄った。
「は? 輪になって踊ろう、とかいう気? さっき、散々やったじゃない」
それには答えず、ダイチはナメッチに目配せをする。“へい!”と、ナメッチがコンソールを操作し始める。
空間の色調整が行われ、懐中電灯の強い白色光がだんだんとピンクの色調を帯びていく。
「こういうときの定番は、アレに決まってる」
どこからかコンガの音が聞こえてきた。
「……エロ話だ」
『はぁ〜?』
大黒黒客メンバーを除く生物部員の呆れた声が、桃色に染まった教室中に響いた。
ちなみにナメッチが選曲したBGMは『タブー』。ぷわ〜ん、というホーン・セクションが官能的な往時のストリップ劇場のアンセムである。
時は数時間前に遡る。
『でも、教室にお泊りか〜……ちょっと、どきどきしちゃう。お婆は“男女七歳にて同衾せず。スケベな孫め”とかいってたけど』
『ドーキン? なによ、それ』
『さあ……でもなんかエッチな気がしない?』
『やめてよ。わたしエッチな話とか苦手なのよ』
『わたしも……苦手ってほどじゃないけど』
『わたしはほとんど弱点よ。聞くだけで、力が抜けちゃうのよね』
校庭の片隅で他愛もない話をするヤサコとフミエを、木の上から握りこぶしのような耳をした奇妙なネズミが見下ろしていた。
そして、数時間後。
「エロ話ぃ〜?! なに考えてんのよ!」
「フミエちゃん……しぃーっ」
「ダイチ君、最低ぇ……」
フミエがきんきんわめき、ヤサコが指を唇に当て、アイコが半眼でつぶやく。ちなみにハラケンは、ぼーっと騒ぎを眺めていた。
当のダイチは平気な顔をしている。
「なんだぁ〜? もしかして、恥ずかしいのかぁ?」
意地の悪い口調である。ナメッチやガチャギリもにやにやと、下を向いてぶるぶる震えるフミエを見ている。
勝負はすでに始まっていたのである。
黒客メンバーはアキラのペットマトン、“ミゼット”による事前調査によって、機先を制したと思っていた。
思いこんでいた。
だが、しかし。
うつむくフミエは、別に恥辱に耐えていたわけではない。笑いをかみ殺すのに必死だったのだ。
スパイ戦の常識に“監視者の背後には別の監視が付く”というものがある。フミエはハッキングや二重スパイ(アキラ)による優位に慢心せず、周囲に気を張って監視を警戒していたのである。
樹上に愚弟の電脳ペットが潜んでいることに気付いたとき、思わず爆笑しそうになってしまった。
ヤサコとの会話も計略の内で、デマを流すことによって、相手の混乱を誘えないかとは思っていたが、こうも図に当たるとは! 毛も生えていない男子がセクハラなんて十年早いのだ。いや自分も生えてないけど。
どうやら、前哨戦はフミエに軍配があがったようである。
そうとは知らず、ダイチはスケベな笑みを浮かべ、自信満々に話し始めた。
ダイチの語った話をまとめると以下の通り。
主人公は、活発でリーダーシップあふれるとってもクールな少年。そんな彼が、同じ学年の少女に恋をした。
彼は勇気を振り絞って夏祭りに誘う。恐る恐る差し出した夏祭りのクーポンを、はにかんだ表情で少女は受け取った。
夢のような時間。縁日のぼんやりとした灯りのなかで少年は、まるで天の川に膝まで使って、織姫を連れて歩いているように感じた。
暗い石段で、少年と少女は黙ってラムネを飲んでいた。告白しようと思ったけど、少年の口はまったく動かない。辺りはしんと静まって、ラムネの瓶のなかでビー玉がからんころんと透明な音をたてている。
二人はそのまま黙ったまま、互いの家路についた。
数年後、相も変わらず少年と少女は同じ学校に通っていた。しかし、少女はなにかというと彼に絡むようになり、時には敵対的ハッキングまでしかけてくる始末。おとぎ話のお姫様のように可憐だった彼女は、もはや思い出の中にしかいない。
あまりにも少女からの干渉がうざったく、少年は友人たちに不平を漏らした。友人はひどい女だ、といった。女のくせに生意気だ、ともいった。
ある日、少年のもとに電話がかかってきた。友人たちからだった。廃工場に今すぐ来てみろ、とだけいって通話が切られた。
嫌な予感がして、急いでかけつけると、そこには笑いながら少年をむかえる友人たちがいた。そして、床には縛られたまま、スカートをびりびりに破られ、体中を精通したてのザーメンで汚された少女が、工場の床に転がされていた。
やったぜ、と彼らはいった。おまえもやるか、臭ーけど、ともいった。
クールな少年は、数の不利も忘れて殴りかかった。
気が付くと、半裸の少女がぼろぼろになった少年を膝まくらしていた。
ごめんなさい。少女は謝った。
なぜ謝るんだ。ひどいことをしたのは俺たちの方なのに。少年は泣いた。
少女はゆっくりとかがんで、少年にキスをした。
お願い。わたしを抱いて。少女はいった。それとも、こんな汚いわたしじゃ、だめかな……?
少年は少女の頭をなで、彼女の服のボタンを一つずつ丁寧に外していく。
きれいだ。少年はいった。ずっと前から、君はきれいだ。
そこでようやく、少女の目から涙がこぼれた。
そして、夕闇迫る廃工場のなかで、ふたりは静かに、熱く、愛し合った。
ダイチの語った話をまとめると以下の通り。
主人公は、活発でリーダーシップあふれるとってもクールな少年。そんな彼が、同じ学年の少女に恋をした。
彼は勇気を振り絞って夏祭りに誘う。恐る恐る差し出した夏祭りのクーポンを、はにかんだ表情で少女は受け取った。
夢のような時間。縁日のぼんやりとした灯りのなかで少年は、まるで天の川に膝まで使って、織姫を連れて歩いているように感じた。
暗い石段で、少年と少女は黙ってラムネを飲んでいた。告白しようと思ったけど、少年の口はまったく動かない。辺りはしんと静まって、ラムネの瓶のなかでビー玉がからんころんと透明な音をたてている。
二人はそのまま黙ったまま、互いの家路についた。
数年後、相も変わらず少年と少女は同じ学校に通っていた。しかし、少女はなにかというと彼に絡むようになり、時には敵対的ハッキングまでしかけてくる始末。おとぎ話のお姫様のように可憐だった彼女は、もはや思い出の中にしかいない。
あまりにも少女からの干渉がうざったく、少年は友人たちに不平を漏らした。友人はひどい女だ、といった。女のくせに生意気だ、ともいった。
ある日、少年のもとに電話がかかってきた。友人たちからだった。廃工場に今すぐ来てみろ、とだけいって通話が切られた。
嫌な予感がして、急いでかけつけると、そこには笑いながら少年をむかえる友人たちがいた。そして、床には縛られたまま、スカートをびりびりに破られ、体中を精通したてのザーメンで汚された少女が、工場の床に転がされていた。
やったぜ、と彼らはいった。おまえもやるか、こいつ臭いけど、ともいった。
クールだった少年は、数の不利も忘れて殴りかかった。
気が付くと、半裸の少女がぼろぼろになった少年を膝まくらしていた。
ごめんなさい。少女は謝った。
なぜ謝るんだ。ひどいことをしたのは俺たちの方なのに。少年は泣いた。
少女はゆっくりとかがんで、少年にキスをした。
お願い。わたしを抱いて。少女はいった。それとも、こんな汚いわたしじゃ、だめかな……?
少年は少女の頭をなで、彼女の服のボタンを一つずつ丁寧に外していく。
きれいだ。少年はいった。ずっと前から、君はきれいだ。
そこでようやく、少女の目から涙がこぼれた。
そして、夕闇迫る廃工場のなかで、ふたりは静かに、熱く、愛し合った。
「さあ、次はおまえらの番だぜ」
話を終えたダイチが挑発するようにいった。
相変わらず下を向いたままのフミエの顔には、勝利の笑みが浮かんでいた。
ふふん、お子様のダイチにしてはなかなか背伸びしたわね。どこから取ってきたか知らないけど、話に妙なリアリティもあったし。……でも、女の子同士でするヒミツ話のエグさには及ばないわねぇ。
予め用意しておいた『堕ちた転校生 副部長の肉壺実験室』を頭の中で暗誦しながら、フミエは反撃のタイミングを計っていた。
「どうした? もしかして、泣いてんのかぁ」
……ああ、男子って本当にバカだわ。
フミエはもはや憐憫すらこめて、死刑執行の刀を振り下ろさんと、息を吸った。
そのとき横で、ぼそっと声がした。
「それは典型的な“逆転”・“転落”型のエロ話だね」
ハラケンだった。
ずっと黙って、ダイチのエロ話を聞いていたのだが……。
「高嶺の花や、気丈な性格の女性が、無残に陵辱されることにエロティシズムを感じるっていう、落差を愉しむ類の話だよね。ダイチのは和姦で終わったみたいだけど、強姦だけでも話は成立する。
こういう類の話は、萌えに特化すれば“ツンデレ”みたいな変型もあるみたいだし、割と人口に膾炙してると思う」
……何やら語りだしはじめた。
「あと、場所も重要かな。普段は絶対にしないような場所で聖域を侵されるということで余計に背徳感が出てくるから。公園とか、公衆便所とか。
僕の知っている話でいうと、たとえば金沢あたりのタイプでは、学校のなかで“あっち”にイってしまうんだ……」
ある小学校に、イリーガルに異常に関心を持っていた少女がいた。
そうだね、イリーガルの頭文字をとってI子さんってことにする。
それで、 「アイコ、って何か嫌ね」 …うん、我慢して聞いててよ。それで、頭がよくて容姿もスレンダーで凛々しい、かっこいい女の子だったんだけど、自分の興味の持てないものには全く無関心を通していたんだ。
そのせいで、クラスでも孤立していた。I子さんは全然気にしていなかったんだけど。
ある日、同級生の、えっと、仮にY子さんってことにしておくけど、彼女がI子さんに声をかけたんだ。お友達になりましょう、って。
最初はただの同情だったんだ。
でも、I子さんは差し出された手を、虫でも払うみたいにぴしゃりと叩いた。
『あたしを哀れまないで』
『そんな……哀れんでなんかないわ』
Y子さんは心を見透かされたようで、気まずそうな顔をした。I子さんは淡々と続ける。
『“哀れみには常に殺意がこめられている”。あたしはあなたたちごときに殺されたりはしない。友達ごっこがしたければ、相手はいっぱいいるわ。少なくとも、クラスの総員から3人ひいた分だけはね』
『3人って……』
『先生と、あなたと、あたし。大人は子供の友達にならないし、自分と友達になるやつは病気。そして、あたしは友達なんかいらない。そういうことだから』
そのまま、I子さんは行ってしまった。
Y子さんは呆然と立ち尽くしていた。叩かれた手は真っ赤になっていたし、かけられた言葉に温かみなんてまるでなかった。それでも、どうしてもY子さんはI子さんのことを嫌いになれなかった。
その逆。彼女はI子さんに参ってしまったんだ。I子さんの毅然とした態度、まるで世界に対して恥じ入ることは一つも無いみたいな、何の迷いもなく人生を送っているような姿に、惚れてしまったんだ。
どちらかといえば大人しい性格のY子さんには、I子さんが映画のなかのスーパースターみたいに見えたんだろうね。
気が付くと、Y子さんはちりちりと痛む自分の手に、そっと口づけをしていた。
それから何週間は何事もなく過ぎていった。
I子さんは相変わらずクラスの中で孤立したままで、Y子さんも遠くから彼女を見るだけで、声をかけてくることもなかった。
だけど、ある日。とつぜんI子さんは先生に呼び出された。
I子さんは面倒くさいと思ったけど、行かなかったらもっと面倒なことになることはわかっていた。それにしても不思議なのは、彼女には呼び出される理由なんてまるで思いつかなかったことなんだ。
教師も生徒もバカにはしていたけど、問題を起こすような真似は極力避けてきた。自分へのイジメなんかも、表に出ないように、ひっそりと処理してきた。
呼び出した先生は困ったような顔をして、なかなか本題を切り出さなかった。
『実はね、その、あなたが裸で校庭を歩いているのを見た人がいるの』
『は?』
『趣味は人それぞれ、自由に楽しめばいいわ。でも、あなたのは少しが問題があるの。どれぐらい問題かといえば、大人がやったら犯罪になるくらい』
『そんなことするわけないでしょうっ!』
クールなI子さんも、さすがに声を荒げた。
その場はそれで収まったんだけど、I子さんは自分に向けられる視線が普段とは少し違うことに気が付いた。
余計なことは気にしない彼女も、同級生の噂話をこっそり盗聴し、学内の掲示板をチェックした。
すると、噂のなかで彼女がとんでもないことになっていることがわかった。
『I子さんは放課後の校庭を下には何もはかずに走り回るらしい』
『I子さんは登り棒にセミみたいに腰をすりつけて叫び声をあげるらしい』
『I子さんは校門の前で座り小便をしているらしい』
キレそうになった。IDから投稿者を特定しようかとも思った。けど、どうせ面と向かって悪口もいえない臆病者のたわ言だと、I子さんは懸命に自制した。
こんな突拍子も無い噂、すぐに誰も恥ずかしくなって話すのをやめるだろうと思っていた。
でも、噂は消えるどころか、ますますまことしやかに囁かれるようになった。しかも、噂は学外にも波及しているようだった。
地域ネットには、I子さんにそっくりな女の子がストリーキングをしているとまで書かれていたんだ… 「ストリーキング?」 …裸で表を歩いていた、ってこと。
これらの目に見えない悪意に、さすがのI子さんも参ってきた。
そして、プレッシャーから逃げるように、彼女はますますイリーガルの研究に没頭するようになったんだ。
ある晩、I子さんは職員室に忍び込んだ。
イリーガルが出没する噂を聞きつけたからだ。そして、イリーガルを見つけた。 「えらく雑な展開ね」 ……僕も噂で聞いただけだから、詳しくはわからない。
ともかく彼女は興奮していた。退屈な学校生活も、無能な教師も、無知な同級生も、下らない噂も、いまではもうどうでもよかった。
世界には、ただ自分と目の前に佇む小さい黒い影みたいなイリーガルだけがあるばかりだった。
彼女は熱っぽくイリーガルに言い放った。
『あたしと結合するのよ……』
そして、彼女はおもむろにジャケットを… 「なんだよ、結合って」 ……だから、噂ではそうなっているんだ。えっと、ジャケットを脱ぐと、彼女のきめ細やかな肌が露になった。
汗ばんだ肌にタンクトップの生地がぴったりと貼りついて、彼女の細い肢体が強調される。
微熱に浮かされたような少女に挑発され、イリーガルは不定形の何だかわけのわからないものになって、彼女の肌に食らいついた。
『ーーーっ!!!』
夜の校舎で、異形の化け物に歯を突き立てられ、孤高の美しさを秘めた少女が悶絶する。
イリーガルは彼女の鎖骨のあたりに、頭をもぐりこませていた。筋肉の襞の一本一本を触手で開かれ、皮膚の裏から無数の針でひっかかれるような感覚。
『ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』
あまりの痛痒感に、彼女の肢体は弓のようにしなり、平らな胸が天井に突き出される形になる。うっすらと透けて見えていた双蕾が硬くなって、タンクトップの生地をつんと押し上げている。
少女の柔肌に食い込んだイリーガルは、ざわざわと体内で蠢き、か細い末梢神経を弄り続けている。
たえまなく与えられる電気刺激に、少女は胸をかきむしった。タンクトップの肩がずれ、片肌が露出した。
I子さんはこそばゆい快感に身を焼かれ、無人の聖なる学び舎で、喜悦に満ちた悲鳴をあげる。
いや、誰もいないわけではない。
実は、すぐ近くから。
扉の陰から、ひとりの少女がI子さんの嬌態を、呆然と見つめていたんだ。
そう……ヤサコだった。 「え、わたし?」「じゃあI子ってイサ」 ……Y子さんだった。
あの日、I子さんに手を打たれて以来。Y子さんはI子さんのことを、それはもう熱心に、見守るようになった。
I子さんの凛々しい横顔を見ているだけで、どくん、と彼女の心臓は跳ねた。
メガネの映像データに彼女の姿をあまさず記録した。
朝礼中の退屈そうな顔。
授業中、頬杖をつく不遜な態度。
体育の時間に苦労して撮った着替えのシーン。
昼休み、無造作に口に給食を運ぶ仕草。
メロンパンが出たとき、少しだけ見せた嬉しそうな表情は、マット紙にプリントして家の壁に貼ってある。
寝ても覚めても、I子さんのことで頭がいっぱいだった。
彼女のことを想って、ベッドのなかでいけないことをした。
勉強中でも、身体がいらいらしたらオナニーをしてしまった。
そして運命の晩。椅子に座ったまま、いつものように秘所に手を這わせていると、窓の外を想い人が通りかかるのを目撃した。
灯りに誘われる蛾のように、Y子さんはふらふらと家を飛び出したんだ。
そして、月明かり差し込む職員室で、イリーガル相手にもだえる彼女を目撃してしまった。
許せなかった。
美しさと恐ろしさを合わせ持つ女神、誰も傷をつけることのできない鋼鉄の処女、何人も手を触れるのをためらう聖女、ラ・ピュセル、それが彼女だった。
その彼女が、醜い電脳生物を身体に潜りこませ、雌犬のような声をあげてヨガっている。
哀れみは殺意と似ている、と彼女はいったけど、崇拝の念というのもまた、えてして陵辱したいという欲求がやってくるのと同じ場所に宿るものなんだ。
『どうしてっ?!』
ヤサ……Y子さんは思わず叫んでいた。
『な、なんだっ?!』
とつぜんの闖入者にI子さんは動揺した。乱れた服装を整え、声のした方に視線をやった。
そして、相手を認識すると、彼女の混乱は最高潮に達した。
『おまえは……だれだ』
そこに立っていたのは、I子さんそっくりの少女だった。
服装も彼女の普段着と同じで、デニムスカートにタンクトップとジャケットを着ていた。
ゴーグル型のメガネをかけ、奥には強い意志を秘めた瞳。挑戦的に切れ上がった眉に、頭の後ろでまとめたツインテール。 「ツインテールって……」「とりあえず最後まで聞こうぜ」 …頭の先から爪先まで、I子さんと瓜二つの姿だった。
自分とそっくりの姿をした幻影。怪談話ではドッペルゲンガーとかが有名だ。精神医学の分類ではオートスコピーともいうみたいだけど。
I子さんは混乱していたけど、目の前にいるのが幽霊だとか、幻覚だと錯覚するほど愚かではなかった。
『テクスチャを貼り付けて、あたしに偽装してるのか……じゃあ、まさか噂のあたしは、おまえの仕業かっ?!』
瞬間的に頭が沸騰したI子さんは、目の前で佇む“I子さん”を怒鳴りつける。
だが偽者の“I子さん”は黙ったまま、じっと見つめてくる。
現在のマッピング技術では、表面だけなら対象にほとんど同一のレベルにまで似せることはできるけど、表情の変化とかまで再現するのは難しい。
自分とそっくりな顔が無表情で見つめてくる。
I子さんはさすがに気味悪くなってきた。
なにより、眼前の“I子さん”の表情は普段の仏頂面のままだけど、その内側からは隠し切れない怒りが漏れ出してきていた。
『な、なにかいえよ! この変態がっ!! それとも、人の顔借りなきゃ、なにも出来ないのか?! ずいぶんと勝手なことやってくれたみたいじゃない!』
恐怖を隠すように、I子さんは叫ぶ。
すると、自分そっくりの少女が口を開いた。
『……許さない』
『は、はぁっ?! それは、こっちの……』
I子さんが言い返そうとした瞬間、獣のように変装少女が飛び掛ってきた。
虚をつかれて、あっさりと職員室の壁に押さえつけられる。
『かはっ……はなせっ…!!』
ふたりの力は拮抗していた。同じくらいの背丈だったからね。
でも、狂気をはらんだドッペルゲンガーの少女に気圧されていたせいか、だんだんと不利な姿勢になっていく。
『……誰にも汚されない、宝石みたいな肌だったのに……』
I子さんそっくりの少女……もういいね、Y子さんだ。Y子さんは感情のない“I子さん”の眼で彼女の肩を見つめる。そこにはイリーガルが侵入した痕が残っていた。
『どうして、あんなモノにっ!!!』
悲鳴のような怒声を上げて、Y子さんはI子さんの傷跡を、力一杯つねりあげた。
『あひぃぃぃいっっっ?!!』
I子さんは大声で叫んだ。物音一つしない校舎中に響くような音量だった。
驚いたような顔でY子さんは、彼女を見つめる。
悲鳴にびっくりしたんじゃない。それが悲鳴じゃなかったことに、びっくりしたんだ。
『……いまの声、もしかして感じちゃったの?』
I子さんはびくりと体を震わせた。彼女らしくもない失敗だ。意志を侵されるほどの、刺激が肩に走ったんだね。
『か、感じてなんかない! ただ、結合したてで、痛みが増幅されて、つい……』
『ふ〜ん……そう』
しどろもどろのI子さんを蔑むように、“I子さん”の顔をしたY子さんは冷たい声で答える。
『じゃあ、今度はやさしく触ってあげる』
『い、やめっ……!』
ぽっかり空いた傷口を、もちろん身体データ上についたものなんだけど、Y子さんは優しく愛撫する。
肩に、ぞくぞくぅっ、とこそばゆい刺激が走った。
『はぁあぁぁんっ…!!』
声を上げてから、しまったと口を塞ぐが、すでに手遅れだった。
息がかかるぐらい近づいた自分と瓜二つの顔は、見つめられた者を萎縮させるような瞳をしていた。つまりI子さんの普段の眼を忠実に再現したものだったんだけど、皮肉なことに彼女自身が初めて見る瞳だったんだ。
冷たい視線に射抜かれ、I子さんはまるで自分がゴミムシにでもなったような錯覚に襲われ、当惑した。
『感じたんだよね?』
『違う。あたしは…』
先ほどよりも弱弱しい声が漏れた。“I子さん”の瞳は他社を屈服させてしまうような魔力をもっていた。
思わず視線をそらしてしまった。
すぐに、I子さんは自分の愚かな振舞いに気付いたけど、それは遅きに失していた。
Y子さんは隙を逃さず、無防備に晒しだされた彼女の肩に、ずぶりと指を突き立てた。
『いにゃぁぁあぁぁぁっっっ!!!』
皮下脂肪のほとんどない彼女の肌に深々と食い込んだY子さんの指が、内側から鎖骨をくすぐるみたいに、くいくいと曲げられた。
思い通りにI子さんの痴態を引き出したことに、Y子さんは仮面の下でにやりとほくそ笑んだ。
『あははっ! もしかして、鎖骨でいっちゃったの? いっちゃったんでしょ、イサコっ!!』
さらに深く指が潜りこんでいき、鎖骨を弄られ…… 「今、イサコっていった! いったでしょ?! なんで、わたしじゃないのっ!」「え、フミエちゃん、突っ込むとこってそこ?」 ……弄られて、イサコは涎を垂らしながら、内側からこみ上げる痛痒と快感にもだえる。
『そこに突っ込んじゃらめぇぇぇぇっ!! 結合したてで、びん、びんっ、敏感にゃのぉぉぉぉぉっ!!!!』
筋を、神経を、骨を、直接くすぐられるような快感に、イサコの全身から力が抜け、ぺたんと地面に尻餅をついた。
続く、はず。Bパートは仮名なしで、イサコの扮装をした黒ヤサコがへたれイサコを責める描写になる、はず。
愛用していたパソコンが逝って、化石を発掘し、やけくそ気味に書きなぐったので、話がわかりくい&途中二重投稿とか、本当ごめんなさい。
>>517 遅ればせながら、ありがとうございます。
553 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 07:15:33 ID:CS/kMfQC
いや、すごいっす。ハラケンの語り口がそっくり。
作者にアカデミックな匂いを感じる。
ハラケンwwww
ハラケンいくつだよwwww
こんな小学生やだwww
女子のあえぎ声を熱演してるのに、その点へのツッコミが入らないほど
凄腕の語りの名人らしいハラケンに萌え。
ヤサコの鎖骨責めに、イサコの腰は抜けていた。
『イサコ……』
『ひっ……!』
自分に見下されている! イサコは恐怖と羞恥が入り混じった表情で、がたがたと震えた。そんな彼女の様子を愉しげに覗き込みながら、ヤサコは続けた。
『わたしね、イサコみたいになりたかった。
最初は、集めたイサコの写真を合成して、身に着けて、コスプレしてるだけで満足してたんだ……』
『い、イサコって何だよ、あたしはアマサワ・ユウコだ! 勝手な名前で呼ぶなぁっ!!』
とつぜん訳の分からない回想を始めたヤサコに、イサコは虚勢を振るった。
でも、ヤサコには彼女の声は届いてないみたいだった。
『でもね……イサコの姿をしたまま、ひとりエッチしたとき、すごくよかったんだ。
まるで、本当にイサコに触られてるみたいだった』
うっとりとした声音で、ヤサコは天を仰いだ。
『い、イカれてるわ……』
目の前の異常者の頭の中で、自分がすでに慰みものになっている。イサコはそれだけで、吐きそうになった。
『そして、あの日……鏡の前でシた時に、まるでイサコを犯してるみたいに感じたっ!
美しくて、気高くて、誰にも負けないイサコが、わたしみたいな卑しい女に汚されてるっ!
すごい興奮して、すっごい後悔して、それでも何度も何度もイっちゃった!』
きゃっ、と歓声をあげるヤサコに、もはや言葉も出なかった。
『次に思ったのは、外にでたらどうなるんだろう、ってこと。
見ず知らずの、イサコなんかと比べたらゾウリムシ以下の有象無象が、パンツとタンクトップだけのイサコを見たらどーうなるんだろうっ!
低学年の子の前でおしっこしたら、あの子たちはいったいイサコをどんな目で見るんだろう!
歩道橋の上でイサコがオナニーしたらどうなるか知ってる? 玉突き事故が起こったの! 電脳ナビを搭載してなかったんだね、きっと!』
呆然としていると、ヤサコは次々と痴態と凶状を告白していく。
『交差点を真っ裸で歩いたらね。
イサコの、玉のような柔肌を、ぺったんこのおっぱいを、いやらしい縦筋を、無数のスケベな視線がなでていくの。
毛虫にたかられたみたいに不快だったわ。イサコが穢されて、貶められて、すごく悔しくて泣きそうになっちゃった。
でもね。心の奥ではイサコを、このわたしが蹂躙しているんだって、悦んでいた。
すごい変な感じなの。
わたしはイサコの格好で、視姦されているんだけど、イサコっていう存在を犯しているのはわたし自身で。
そのうち、人に裸を見られてるのが快感になってくるの……』
そこで、ヤサコは言葉を切った。天を仰いだまま、感に堪えないように、両腕で自分の体を抱いている。
とつぜん“イサコ”がこちらに顔を向けてきた。
びくり、とイサコの身体が震える。
『ねえ……イサコは、本当はめちゃくちゃに犯されたいんだよね?』
何の脈絡も無い、とんでもない言葉がかけられる。
『は、はぁ?! なにをいって』
『だって、イサコはあんなに悦んでいたじゃない。全裸で、写メ(メガネの撮影機能のこと)まで撮られていたのに、ガードレールに股をすりつけて、はしたなくヨガっていたじゃない』
『それは、あんたで』
『わたしは、そんなイサコに興奮していたんだよ。
そして、イサコが本性を見せてくれたおかげで、わたしも自分の本性に気付けたの。
わたし、Sだったの。好きな娘を虐めて、泣かせて、興奮しちゃう変態なの』
イサコの反論も聞かず、ヤサコは熱を吹きつづける。
ヤサコの言葉は支離滅裂だったけど、彼女のなかでは実に自然なロジックとしてあったんだ。
憧れるあまり、ヤサコは自分の中に“イサコ”という別の人格を作っていた。何でも出来る、力の象徴。何にも侵されない、聖域の体現。
そして、憧憬とは相反する、偶像をめちゃくちゃにしてやりたいという暗い破壊的な欲望もまた、ヤサコの胸のうちには眠っていた。
その葛藤が、“イサコ”の姿で全裸のまま町を練り歩くという行為に結実したんだ。
“イサコ”を演じながら、“イサコ”を破壊する。
矛盾するSとMの人格が、狂態を通じて、ひとつに融合していく。もはや、ヤサコのなかでは“イサコ”と自分を分ける境界線は無いに等しかった。
二人は同じ“ユウコ”の名をもっていた。それは偶然の産物だけど、この分裂と融合を最初から暗示していたともいえるかもしれない。
さて。それでは今、ヤサコはどちらの“イサコ”なんだろう。
この場には、イサコが、二人。
ひとりは怯えた瞳をして、ぶるぶる震えている。
もうひとりは、それを冷たい目で見下ろしている。
『イサコ。
脚を開いて』
見下ろす“イサコ”の声には、隠し切れない喜悦がにじみでていた。
『ち、近寄るなっ!』
嫌悪の表情を浮かべたイサコは逃げようとするが、壁際に追い詰められているので、退路がない。ヤサコの、“イサコ”の手がわきわきと動いて、腰の抜けているイサコの股へとのびていく。
『いや……やめろ……!』
腕をめちゃくちゃに振って、股をぎゅっと閉じた。それが彼女にできる抵抗のすべてだった。
だけど無情にも、すすっ…と彼女のスカートのなかに“イサコ”の手が侵入し、カモシカの脚みたいな太ももを撫でまわした。
ショーツに指がかかった。
『うわああっ! 変態、ちくしょうっ、やめろやめろやめろやめろぉっ! あたしにさわるなぁっ!!!』
彼女はほとんど泣きわめくようにして抵抗するけど、“イサコ”は容赦なく下着を剥いだ。
『いやぁぁっ!』
おしりが丸出しになって、デニムの生地が敏感になった肌を刺激した。
『あはははっ、イサコのパンツもーらった♪』
ヤサコの愉しげな声が響き、するすると両脚の上をショーツがすべっていく。
恥辱で真っ赤になったイサコは必死に股を閉じ、局部が見えないようにスカートをおさえる。
くっついた両脚の膝小僧が最後の防波堤となって、そこにショーツが引っかかって、強制ストリップを阻止していた。
『んんっ、もうー! 脚を開いてってばぁ』
ショーツを引っ張る“イサコ”の力が強くなる。ゴムがのびて、股間の部分が千切れそうになる。
『ううう……っ!』
必死で膝を合わせ、歯を食いしばる。すると。
『ま、いいか』
あっさり“イサコ”はショーツを脱がすのをあきらめた。
ほっ、としたのも束の間。
かわりに、スカートに手を突っ込んで、閉じた股を強引にこじ開けようとする。
『い、あ、ああ、あっ!』
太ももに指が食い込み、ぎりぎりと力がこめられていく。いくら脚の力が腕より強いとはいっても、不可侵領域に侵入しようとする暴力的な“イサコ”の指は、彼女の背筋を寒くした。太もものあたりがじわりと汗ばむ。
『もー、しかたない子ねー。意地になっちゃって……もう楽になっていいのよ?』
『ふざ、けるなぁぁぁっ……!!』
ぎりぎり、と奥歯をかみしめる。
『わたしはわかっているよ。
堕とされる高低差が大きくなればなるほど、快感はより増していくんだよね。だから、そんなに抵抗するんでしょ? 本当は、わたしに奪われたくてたまらないのに。
ふふ……イサコってば真性のMなのね』
『そんなわけ、あるか……っ!!』
勝手なヤサコの弁に、血管が切れそうになる。
『そうかしら?』
涼しげな顔をして“イサコ”は、両腿の谷間に突き立てた右手をえぐりこむように回転させた。
『ひあっ?!』
『だって、さっきからイサコのここ、ぬるぬるになってるよ?
もう我慢できない、早くシて、って泣いてるよ?』
『ちが……っ、これは汗で……』
『本当かなあ?』
ぐりぐり。
“イサコ”の右手が、どんどんと太もものあいだにもぐりこんでいく。
必死で侵入を阻止するイサコの股は、たしかに、汗以外の何かでしっとりと濡れていた。秘所からしみだした露が、密着した太ももの内側に浸透し、じわじわと昇っていき、スカートまで湿らしていた。
『ちがう……ちがう……』
口では否定しても、少女の敏感な部分は陵辱の予感に震えて、ますます愛液を分泌する。
芋虫のように動く“イサコ”の指が、汗と分泌液の混じったローションを拭い取り、ずぶずぶと柔肉のなかに沈んでいく。
『やめて……ごめんなさい……おねがい……』
哀願する少女には、いつもの気丈な面影は無い。ただ、自分の本性を垣間見てしまった衝撃に打ちのめされ、絶望と恥辱に満ちている。
しかし、空間に再現された“イサコ”の顔は、普段どおりのまま。退屈そうな、冷感的な貴人の顔である。
そして、あくまで無表情に少女の股を割っていく。
『あ……ああああ、あ……』
少女は絶望の声をあげる。もう“イサコ”の指は、決定的な部分にあと数ミリのところまで肉薄していた。
ついに。
“イサコ”の爪の先端が。
少女のクリトリスを突いた。
『ひぁぁぁあぁぁぁぁっっっ!!?』
イリーガルとの結合、“イサコ”の言葉責めと焦らしによって、限界まで敏感になっていた少女の身体が、跳ねた。
抜けていた腰が浮き上がり、壁にもたれかかるようにして、ずりずりと立ち上がっていく。
『あ、ひゃ、いうっ、んんんっ!!』
“イサコ”の指に強くクリトリスを押さえつけられ、股を閉じたまま、生まれたての小鹿のように脚を震わせる。
膝に引っかかっていたショーツが、細い脚をずりおちていく。
自分の中心を容赦なく突き立てられ、少女は上へ上へと逃れるように、よろよろと立ち上がる。
脚が硬直し、棒のように直立する。
『だめ、やめろっ、あ、んんっ! ごめんなさい、ごめっ、ひんっ!』
少女はまるで“イサコ”の指で持ち上げられているように見えた。
抉るような“イサコ”の愛撫で、爪先立ちになった。
ぎゅっと閉じた股には、つーっと一筋、汗ではない汁が垂れていき、足首のあたりまでずり落ちたショーツに染みを作った。
ぴん、と一本の芯が通ったみたいな姿勢で、少女は棒立ちになる。股間に手を挿しこんだ“イサコ”が、意地の悪い声でそっと囁いた。
『まだまだ終わらないよ……覚悟はいい?』
“イサコ”は流れるような動作で、少女の腋に左手をあてがう。
『う、あ?』
こそばゆさに、彼女は脇を締める。
構わず“イサコ”は右手の人差し指を曲げ、少女の尿道口に引っ掛ける。
そして。
『えいっ!』
一気に指に力をこめた。
『ひぎぃぃぃぃいぃっっっ?!!』
少女の身体が浮いた。
靴に引っかかっていたショーツが、びちゃと水音を立てて、床に落ちた。
“イサコ”の指に全体重がかかって、尿道をぐいと拡張する。
『あ、あああああああああ、ぎぃぃぃっ?!!!』
未体験の痛みにぼろぼろと目から涙がこぼれ、ゴーグルのなかにたまっていく。
暴れるたびに、ずぶずぶと深く“イサコ”の指が尿道をえぐる。
『い、ああ……!!』
“イサコ”の指を支点にして、少女はヤジロベーのようにゆらゆらと横に揺れる。そして、そのまま失禁してしまった。
『あはっ。あったかーい』
拡がりきった穴から勢いよく噴射する尿が、少女のスカートを、“イサコ”の指を汚し、床に水溜りを作る。
腋を支えていたとはいえ、ほとんど指だけで少女の体重を支えていたんだ。そのうえ放尿だ。“イサコ”の指は滑って、少女の尿道から外れた。
支えを失って、少女は糸の切れたマリオネットのように、水浸しになった床に倒れ伏した。
少女は、電気を流された昆虫みたいにびくびくと痙攣していた。スカートがめくれ、太ももと秘所が露になっている。決壊した少女の穴から、さっきにもまして、とろとろとジュースがあふれ出していた。
『みっともない格好ね?』
“イサコ”の愉しげな声がかかるが、少女は呆然自失の状態で横たわっている。
『反応しないとつまらないなあ』
ぐしっ!
少女の側頭部に重量がかかった。“イサコ”がぐりぐりと頭を踏みにじっている。ツインテールが解けた。
『あ、うう、うぅ……』
サッカーボールを扱う要領で、“イサコ”は少女の頭を仰向けにする。
解れた髪が、尿と愛液の水溜りのなかにに浮いて、放射状に拡がっていく。
『イサコ、わたしの脚をなめなさい』
スニーカーのソールが視界いっぱいに広がる。そこからパースペクティブに、すらりと脚線が伸びて、めくれたスカートの中にショーツが見える。視線をさらに上に向けると、手を腰にやり、残酷さと美しさを兼ね備えた女神と目があった。
きれいだな。
少女は思った。
そこにあるのは、彼女が常に理想としてきた姿。
比べて、自分の姿はどうだろう。
ショーツもはかず、だらしなく秘裂をさらし、股をぬらしている。
自分で漏らした尿の水溜りの中、虫のように震えて、顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃ。髪はばらばらに乱れている。
だけど、自分では気付いていなかったが、彼女は笑っていた。
だらしなく顔を緩めて、自分の存在が奪われていく快感に脳を焼いていた。
得るのと同じくらい、失うということは気持ちがいい。
人をうんざりとさせるのは、持ち続けること、変わらないままでいること。
少女はすでに完璧な自分を構築していた。そして、変わらない世界に、うんざりしていた。
彼女があんなにイリーガルを求めたのは、それが営々と作り上げてきた鎧を剥いで、なにもかも滅茶苦茶にしてくれると心の底で期待していたから。
それが、ついにやってきた。
皮肉にも、少女とまったく同じ姿をして。
この存在になら、思う存分踏みにじられてもよかった。
彼女に、“イサコ”に、陵辱されたかった。
『あはっ……』
あどけない笑い声をあげて、少女はそっと差し出された靴底に口づけをした。
そのまま、乱暴に服を剥かれていく。
でも、少女は嬉しかった。
『アハっ、あはははははははははははははっ♪』
脚と脚がからんで、秘所を乱暴にこすり上げられる。うっ血するほど、乳首をつねり上げられる。
“イサコ”に犯されている間中、ずっと少女は幼子のように笑っていた。
月が中天に昇って、睦みあう二人を、煌々と照らし出す。
絶え間ない責めに、イサコは気を失っていた。
『ん…ちゅっ……あむっ……』
イサコの鎖骨のカーブにそって、舌がゆっくりとなぞっていく。しっとりとした肌に、蝸牛が這ったような跡が残った。
ぶるっ、とイサコは震えて目を開けた。
『んん……』
世界がぼやけている。目をこする。ふと、気付く。
激しい行為の最中に、メガネが外れて、床に落ちていた。
『あ…?』
イサコは自分の肩に熱烈なキスをしている相手を見つめる。自分と同じように、裸の少女。しかし、顔は、身体は、先ほどまでの“イサコ”ではない。
『あ、あああ、そんな……』
イサコの身体が戦慄く。
目の前で自分の体を貪っているのは、理想の自分なんかじゃない、嗜虐的な笑みをうかべるヤサコだった。
『いっ、やあああああああああああああああああああ!』
受け入れがたい現実に耐え切れず、悲鳴をあげる。
イサコにとって同年代の子供は、バカで、幼稚で、書割のような存在だった。しかし、その一人に、自分の一番弱い部分を穿り返され、徹底的に陵辱されつくしたという現実。
決壊した目から、涙がとめどなくあふれる。
『イサコ、なにを泣いているの?』
おかしそうに、ヤサコが聞いた。彼女の唇が、征服した悦びに歪んでいた。
『うわああああああああ……!!』
がらがらと音を立てて、世界が崩れていくのを、今でははっきりと感じる。
叫ぶイサコをねじふせるようにして、ヤサコは鎖骨にキスをする。古代、囚人は鎖骨に穴をあけられ、鎖を通されたといわれてる。そこに、ヤサコは歯を立てて、舌でねぶり、吸い尽くして、奴隷の烙印を刻んでいく。
敏感な箇所を責めたてられ、イサコは痙攣する。
勝手に目から涙がこぼれる。
手足が床にぶつかって、音を立てた。
今や全身のどの箇所も、自分の意志で動くところはなかった。ヤサコの望むままに、なすがままに、身体が反応して、ダンスを踊る。
日ごろから蔑んでいた学校で、バカにしていたクラスの女子に、イサコは完全に、徹底的に、はっきりと壊されてしまったんだ……。
「その後、彼女がどうなったかは知らない。病院に入院してそのままだとか、色々噂はあるけれど……」
ハラケンはふぅっと息を吐いた。そして、ふと気付いた。
最初はしつこいくらい合いの手が入ってたのにも関わらず、ピンク色の教室は今ではしんと静まっていた。
不思議そうな顔をして、ハラケンが周りを見る。
「あれ……どうしたの、みんな?」
ハラケンを除く全員が、下を向いて、寝袋に突っ込んだ下半身をもぞもぞとさせていた。
「どうしたの、って……」
「なぁ……」
話に熱が入り、仮名にするのも忘れて妄想を垂れ流していたハラケンは声色まで使って、キャラを演じ分けていた。変声期前のボーイソプラノで喘ぐ様は、やけに艶っぽかった。
「いや、これは風俗研究的にみてもおもしろい話で……」
「ああっ! もー、なんか、体がむずむずするっ!」
がばぁっ!
勢いよくフミエが顔を上げた。
「ヤサコっ! 肝だめしなんかさっさと済ませて、早くいっしょに寝ましょう! ……ヤサコ?」
ふるふると首を振って、フミエは横にいたはずの友人の姿を探す。
「あいつなら、“わたしのイサコセンサーが反応してるっ!”とか叫んで、飛び出していったぞ」
「おのれイサコ! リアルまでも、わたしのヤサコを奪っていくのかぁっ?!」
「“わたしの”って……お姉ちゃん」
「それより肝だめし、どうすんだよ!」
「さあ…? もともと五対四で数合ってなかったし……あ、フミエちゃんも消えてる」
「もうグダグダっすね」
「そんなことより、ハラケン……。なんかわたしも色々と持て余しちゃった」
「いや、そんなこと僕にいわれても……そのうえ、しなだれかかられても……」
「ちょっと待ったぁぁぁぁっ!!!」
がら。
何の前触れもなく教室の窓が開いた。
「お、オバちゃん。なんでここに?」
「ケンちゃんの相手はわたしよっ!」
玉子が窓枠を踏み切って、ハラケンの寝袋にダイブする。
その後、酔ったマイコ先生も乱入し、大変なことになったとか。
ついでに。
職員室でも、ハラケンのエロ話と大して違わない痴態が繰り広げられていた。
それにフミエも加わって、ぐちゃぐちゃなことになっていた。
終り。イサコはセメもマモリもいけると思って、書き出した。怪談のテイストも入れてみようと思った。今は、反省している。
ざっと読み返すと、誤字や冗長な表現が多い。やっぱり勢いで書くものじゃない。ごめんなさい。
ちょww、職員室にいるのダイチチとウチクネと教頭だけwwウホッww
あぶれたアイコとセクロスした杉(;´Д`)ハァハァ
幼きヤサコが4423にいたずらされるお話キボン
大作乙
ハラケン最低やなw
なんという猥談特化型小学生……カンナが草葉の陰でハァハァしているぞ。
573 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:43:07 ID:TsbSa7Ef
ダイチがフミエタソを襲う話キボンヌ
>>565 最後のめちゃめちゃな展開に思いっきりワラタ。
GJ! エロパロっぽいのを期待してます。
マツリのスキャンあげてくんろー
577 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 22:41:53 ID:e3jl9ghJ
ハラケンが浴衣ヤサコを襲うとかも萌
>>565 GJ!やはり黒ヤサコ×弱イサコは夢があっていいな
>>566 ちょw作者というか、ハラケンにGJを送りたい。
580 :
道萬:2007/07/18(水) 01:36:18 ID:xhYyDac8
第5話
【フミ×ヤサ 自由研究】
ヤサコはバス停にいた。
今日は夏休みの自由研究のため、フミエと郊外の大黒市立電脳資料館に行く事になっていた。
先の曲がり角から小さな人影が走ってくる。
フミエがやってきた。
ヤ「おはよー!フミエちゃん」
フ「ヤサコ、おはよー」
ヤ「もうじきバス来るよ〜」
ほどなくバスがやってきた。
平日なので車内に乗客は数人しかいない。
2人は後ろのほうの2人掛けの座席に腰を下ろす。
いくつかのバス停を通り過ぎ、何人かが乗り降りした。
フ「資料館まで、まだ時間がかかるわね」
ヤ「フミエちゃんは行った事あるの?」
フ「4年生の遠足でね、退屈だったわ〜」
ヤ「どんなモノが展示してあるの?」
フ「行けばわかるわよぉ・・・そんな事より・・・パンツ、脱いで」
ヤ「・・・え?」
フ「時間はタップリあるって言ったじゃない」
ヤ「そんなぁ、今日は勉強だよ・・・」
フ「着いてからは勉強!それまでは・・・お楽しみよw」
ヤ「(フミエちゃんには逆らえない・・・だって、気持ちいいんだもん)」
フ「ここで、裸になってオナニーするのよ」
ヤ「え?・・・いやぁ・・・そんなぁ・・・できないよぉ」
フ「しかたないわねぇ・・・じゃあパンツだけで許してあげるわ」
自分はこれから何をさせられるのか・・・想像しただけで「あそこ」から蜜が滲み出してきた。
ヤ「・・・はぁ・・・はぁ・・・ほんとにパンツだけ・・・」
震える手でゆっくりとスカートを手繰り上げた。
前の座席で周囲からは見えないとはいえ、車内は窓から降り注ぐ日差しで明るい。
ヤ「はあ・・・ぁはぁ・・・(バスの中でこんな事をするなんて・・・)」
腰を浮かし、周りを気にしながらゆっくりとパンツを膝まで下ろす。
片方ずつ足を抜き、脱いだパンツを小さく丸めて手の中に隠した。
ヤ「はぁ・・・あ・・・ぁ・・・」
痺れるような快感が身体を突き抜ける。
フ「はい、仕舞っておくからあたしに貸して」
ヤ「いいよ、自分のカバンに・・・」
フミエは強引に奪い取り、目の前で広げて秘所のあたる部分をじっくりと見つめた。
フ「あら?もう湿ってる、ヤサコってやっぱりエッチ・・・」
ヤ「やめてぇ・・・見ないでよぉ・・・」
フ「この様子じゃぁ、あそこもビチョビチョなんじゃない?」
ヤ「そんなぁ・・・」
フミエの言葉どおりピクピクと疼いている「あそこ」からは蜜が溢れ続けていた。
581 :
道萬:2007/07/18(水) 01:37:46 ID:xhYyDac8
フ「さあ、バスの中でオナニーをするのよ、よ〜く見ていてあげるw」
ヤ「う・・・うん・・・」
少し足を広げ割れ目に手を伸ばし、入り口をなぞる様にして上下させて指を這わせる。
・・・ぷちゅ・・・ぷちゃ・・・くちゅ・・・
ヤ「うぅ・・・はぁ・・・ぁ・・・」
フ「エッチな音ねぇ、ここまで聞こえるわよ」
ヤ「やだぁ・・・あぁん・・・はあぁ・・・」
フ「もっと足を広げないと、はい、下にタオルを敷いてあげるわ」
タオルを引くために腰を浮かせた、すでにシートには小さな染みが出来ていた。
足をシートの上に乗せ、腰を落としM字開脚になるとお尻の穴までが丸見えの状態だ。
フ「さあ、続きを始めていいわよ」
ヤ「あ・・・あぁ・・・う・・・ぅ・・・」
バスが止まり、降り口のドアが開く。
男性が降りる間際にこちらを振り向いた。
一瞬目が合う。
ヤ「!」
心臓が止まるかと思った。
そんな動揺とは別に「あそこ」が収縮してトロっと蜜が溢れ出す。
フ「しっかりと見られたわね・・・オナニーしてるとこ」
実際には座席とフミエに挟まれて見えなかっただろうが、ヤサコにはわからなかった。
・・・見られちゃった・・・
充血して敏感になった「あそこ」を左指で大きく広げる。
・・・見られたい・・・
溢れ出る蜜を指ですくうと、むき出しになったクリトリスに激しくこすりつけた。
ヤ「や、やぁ・・・あぁ・・・んぁ・・・ぁ・・・」
フミエはワンピースの横から手を入れて小さな胸の突起を探り当てる。
フ「すごい・・・こんなに硬くなってる・・・」
それは痛くなるくらい硬く尖っていた。
やさしく指でつまんだり、手のひらで転がす。
ヤ「やあぁん・・・あは・・・あ・・・らめぇ・・・」
ヤサコは恍惚とした潤んだ瞳で窓の外に目をやった。
いつもと変わらぬ日常の景色、でも、わたしはバスの中でオナニーをしてる・・・
恥ずかしいけど、こんなにグチョグチョになって・・・気持ちいいの・・・
あそこのビルからこっちを見たら、全部見られちゃう・・・エッチなこと・・・してるのぉ・・・
ヤ「う・・・ぅう・・・んん・・・ああぁ・・・ぁ・・・」
口に端から涎がこぼれそうになる。
582 :
道萬:2007/07/18(水) 01:39:06 ID:xhYyDac8
誰かがブザーを押し、バス停で停車した。
おばあさんが立ち上がり、ゆっくりと降り口に向かう。
赤信号で反対車線の車が止まり、バスの横まで連なってきた。
ヤ「アッ!隣の車の人が見てる・・・」
フミエが身を乗り出し窓の外を見ようとする。
フ「知ってる人?」
ヤ「ううん、知らない・・・あぁ・・・」
フ「じゃあ、見せてあげればいいじゃない、どうせ顔しか見えないんだから」
ヤ「でも・・・エッチな事してるのバレちゃうよぉ・・・ぁ・・・」
顔を紅潮させ息を荒くしている表情だけで「何か」をしている事は想像できる。
こんな状況でも指は蜜壷の中で激しく出入りを繰り返していた。
ヤ「ジッとこっちを見てる・・・うぅ・・・んっ・・・」
フ「ヤサコが何をしてるのか知ってるのよ」
ヤ「いやだぁ・・・はぁ・・・あん・・・」
フミエは隣から肩に手を回してヤサコの肩紐をずらし上半身を露出させた。
膨らみかけの小さな胸があらわになる。
車の男性の表情が明らかに変わった。
ヤ「やだぁ・・・あ・・・あ・・・ぁあん・・・まだ・・・みてるぅ・・・ぃやあぁ・・・」
バスが動き出した。
ヤ「はぁ・・・はぁ・・・は・・・ぁぁ・・・」
フ「エッチしてるの、見られちゃったわね」
そう言いながらヤサコの小さなピンク色をした乳首を口に含み、やさしく舌先で転がした。
汗のせいか少ししょっぱい味がした。
ヤ「はぁ!・・・うぅん!・・・ぁああぁ・・・いく・・・イッちゃうぅ」
半裸状態のまま体を弓なりにそらせ小さく痙攣する。
ヤ「んんっ!・・・くぅ・・・ぅ・・・ぅ・・・」
ヤ「はぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・ぁはぁぁ・・・」
フ「よかったわよ、いつ見ても可愛いわ、ヤサコのイッた顔って」
ヤ「はぁ・・・やだよぉ・・・恥ずかしい・・・うぅ・・・」
力の抜けた手で肩紐を直したが、スカートの裾はそのままだ。
ヤサコの「あそこ」はおびただしい蜜でぬらぬらと濡れ、光っている。
フ「はい、おしぼりよ」
ウエットティッシュを取り出し手渡した。
ヤ「あ・・・ありがと・・・」
お尻のほうまでトロトロになった股間を、まだ余韻に浸り震える手でキレイにした。
ヤ「!!! ぃやぁ・・・」
フ「あ、ごめん、これメントールの入ったスーッとするやつだった」
ヤ「ぁあ・・・やだぁ・・・あそこがジンジンするぅ・・・ぁん・・・」
ヤサコは膝を抱え身体を丸くしてピクッピクッと痙攣した。
ヤ「ま・・・また・・・イッちゃう・・・イッちゃうよ〜・・・あぁん!」
痙攣のたびに割れ目から蜜がほとばしり、前の座席の背もたれや、床を雫で濡らす。
放心状態のままフミエの方に倒れかかる。
ちょうど膝枕をするかのようにヤサコの頭がフミエの太ももの上に乗っていた。
ヤ「あ・・・ぁ・・・ぁぁ・・・う・・・」
時折、小さく痙攣しながら喘ぎ声が漏れる。
フ「すごいよ・・・ヤサコ・・・あそこからピュッ、ピュッって・・・」
ヤサコの髪を撫でながら優しく話しかけた、だいぶ落ち着いてきたようだ。
フ「ヤサコぉ?・・・疲れちゃったのね・・・」
583 :
道萬:2007/07/18(水) 01:39:48 ID:xhYyDac8
“次は電脳資料館前・・・お降りの方はお近くのブザーを・・・”
軽く気を失ったのか、寝てしまったのか、目が覚めたときにはスカートの裾は直してあった。
ヤ「つ・・・着いたぁ・・・?」
フ「そうよ、起きてよ、ヤサコったら2回もイッちゃってw」
ヤ「ぱ・・・ぱんつー・・・ちょうだい」
フ「もう、時間無いから着いたらおトイレではきなさいよ」
ヤ「いやあぁ・・・恥ずかしいよぉ」
フ「さあ、さっさと降りる準備よ」
ヤ「まって・・・足がガクガクするぅ・・・あん・・・」
フ「帰りは全部脱いでもう1回チャレンジよw」
ヤ「えぇ〜・・・だめぇ、出来ないー・・・んあぁ・・・」
ヤサコは考えただけで、またイッてしまいそうだった。
下着を着けていない下半身から、また新たに蜜があふれ始めヌルッとした感触が内腿を伝ってくる。
ヤ「(帰りのバスも人が少ないといいな・・・)」
〜〜おわり〜〜
これはエロイ・・・なんというGJ・・・
久しぶりの道萬さんGJです!
ノベルスの2巻がこれまたエロいな。
ヤサコ、天沢さんがそう呼ぶとき、その名前は、フミエちゃんのでもダイチのでも、マイコ先生の呼ぶヤサコでもない、とくべつの響きに満ちている。
悪意があって嫌悪があって、甘美。
(本文より抜粋)
ちょっと小説買ってくる
ノベルス?知らなかった!
(イサニーのしすぎかな)
買ってこよ
小説はネタバレ多く含むので
アニメを楽しみたい人はもうちょっと待ったほうがいい
時間をおいて読めば両方楽しめる
小説は設定や人物の組み立てがアニメとは似て非なる物だから、混ぜないように注意したいところ
ビジュアルはないけど、内容的には小説版の方がエロい気がする
内容がエロパロだもんな
>>590 (一応別物ではあるが)内面描写がオモロいので、
読んでるとアニメの方もまた面白くなったりもする。
先に読むかどうかはお好み次第だな。
小説版の心情描写に沿うとヤサコのダークさが際立ちすぎて
普通にイサコとらぶらぶ馬鹿ップルしてる姿が想像できなくなるから困る。
ラスト近辺でイサコが手に入れる寸前だった大切なものを叩き壊して
本気でブチ殺す級の憎悪を向けられても見事な笑顔で受け止める、
そんな感じのヤサコがむしろ自然に思えてくるほどの怖さ。
惹かれあい、反発するってレベルじゃねーぞ!!
でも小説版ヤサコなら容易に想像できちまう ブルブル
>>594 小説版の描写を浅く理解して黒、黒騒ぐ人が多いのはちょっと閉口。
小説とアニメは全く違うものだという前提で比較したり推測したりするのは
面白いんだけど、なかなかそれは難しいだろう。
今更だが
西洋の怪談
さんグッジョブ!!!!!!!!!!!!
ハラ玉SS出された作者さんと同じ人?
まるで小説版のヤサコがイサコをレイプしましたみたいな
そんなSSでしたwwwwwww
道萬さん
のSSは相変わらずエロいwwwwwwwww
やっぱエロパロにはこのエロさが必要!
小説版はかなり面白いww
はっきり言ってハードでシリアスなコイルなんて小説版を読まないと堪能できません。
特にヤサコの強さといったらwww
ヤサイサファン必見!
イサコが陵辱され身も心も征服されるのは時間の問題でしょう。
内面的に強いのはどう見てもヤサコの方だしw
※夢オチ注意
『広告業界に伝わる話によると、映画館でサブリミナル広告を出したら売店の売り上げが倍増したといわれていますが、実はサブリミナルの効果は疑わしく、その話もどうも誇大広告なようです』
霧が深い。空間が壊れているのかもしれない。白いもやのなか、石段をまたいで、たくさんの鳥居が並んでいる。
石段を登りきったところに、二人の子供が石の上に仲良く並んで座っていた。
ひとりは少女だ。小学校に上がる前くらいの年齢だろうか。黒で統一された、よそ行きの格好をしてブチ犬を抱いている。
「わたし、ユウコ。やさしいこ、って書くの。
お兄ちゃんは?」
ふたりは初対面だったらしい。幼い少女がとなりに座っている少年に訊ねた。
「ぼくは……。
そう、4423」
「? 4……? ハトヤ?」
「それは4126。……君、いくつ?」
「なんでそんなこときくの?」
「いや」4423と名乗った少年は軽く首をひねる。「ともかく、これは秘密の名前だよ」
少年は拾った棒切れで“4423”と地面に書いた。となりから幼女がのぞきこむ。ブチ犬のデンスケも彼女の真似をしている。
「ひみつ? ……わたしもわたしもっ!」
「そうだな……。じゃあ、君の名前は……」
4423はカリカリと隣に三文字のカタカナを刻んだ。
「“ヤサコ”?」
幼女の問いに、4423は優しげな声で答えた。
「やさしいこ、ヤサコ」
幼女がぱちくりと瞬きをした。そして。
「…わたし、ヤサコ!」
にこーっ、と白い歯を見せて笑う。乳歯がいくつか抜けていた。無邪気な仕草を見せるヤサコに、4423は微笑みかけた。
「よし、暗号名ヤサコ。君は今から僕の子分だ」
「やだ!」
「え?」
幼ヤサコが発した強い拒絶に、4423は少し面食らう。
「わたし、4423のひとづまになる!」
ちゅっ。
少年の頬に、ヤサコの柔らかい唇がふれた。
「人妻って……。本当に君、いくつなの?」
突然の告白とキスに、4423は呆然と頬を押さえている。
一方、ヤサコは“ふふん”といった顔で腕組をしていた。
「レディにとしをきいちゃだめだよ」
「……レディ?」
「おーっ!」
4423は半眼でヤサコを見やると、彼女は楽しげに腕を上げ、元気よく応えた。
「“おーっ”なんて声、レディがあげるものじゃないよ」
「むぅー、ヤサコはレディだもん」
「レディじゃないよ」
「れでぃーっ!」
ぶんぶん。
ヤサコが腕をぐるぐる回す。見たまま、子供だ。
「子供だね」
ヤサコはバンザイしたような姿勢のまま、むすっとしている。右手につかまれたデンスケの四つ足が、宙でぶらぶらと揺れていた。
「ふんっ。じゃあ、4423はオトナ? レディなの?」
「大人の男はレディじゃないよ」
「なに?」
「うーん……ジェントルマン、かなぁ」
「じぇ…じぇんと? 4423は、その、マンなの?」
「どうかなあ……」
「そういえばネクタイしてるし」
「これは、まあ色々とね。そういう君も、お洒落な格好をしてる」
「わたしレディだもん」
「だからレディじゃないって」
夕暮れの神社の境内で、ふたりはのんびりとした会話を続ける。
周りに大人の姿はない。二人きりだった。
夕闇が迫っている。世界は赤というより、こげ茶色になっていた。
4423が石の上から腰をあげた。
「そろそろ行こうかな」
「どこに?」
「家に帰らないと。ヤサコも親が心配するだろ」
「やだっ! 4423ともっとあそぶ!」
「そんなこといったって……君はレディだろ? 子供みたいなことをいっちゃだめだよ」
「とにかくやだーっ!」
「でも、日も落ちちゃったし、夜道は危ないよ」
太陽は山の向こうに沈みかけている。
空はただ薄明を残すのみである。
「まだあそべるよ」
「真っ暗になったら遊べないよ」
「まだあそべる! まだあかるいー!」
やっぱり、太陽は山に沈んでいなかった。
空もせいぜい小焼け程度だった。
「あれ?」4423は首をひねった。「なんか、今、おかしくなかった?」
「ぜんぜんおかしくないよ、ヘンなのは4423。
ね。もっとあそぼう」
くいくい。ヤサコは4423の腕をひっぱった。4423は釈然としない表情のままだった。
「まあ…いいか。それで、ヤサコはなにがしたい?」
ヤサコはデンスケを片腕で抱え、もう一方の手の指をあごに当てた。しばらく首をひねっていたが、やおら勢いよく腕をあげ、歯の欠けた笑顔を見せた。
「レディっぽいやつ!」
「またそれか……」4423はため息をつきながら、メガネを操作しウインドウを開いた。「十次元ジャンケンや亜ジャイロスコープ討論はヤサコには無理だろうし、あとは……ソリティアやマインスイーパしかないなあ」
メガネにインストールされている各種ゲームを検索していたらしい。4423は適当なものを見つけられず、困ったような顔をしてヤサコを見る。幼女の顔は期待できらきら輝いていた。
(ここでかくれんぼとか電脳影ふみとかいったら、すごくがっかりされるだろうなぁ)
それは、なんか嫌だ。4423は必死になって考えた。
ルールが単純で、メガネや特殊な道具を使わず、生身の身体だけでもできるような、それでいてなおかつ大人がやるような……。
「あ。そうだ」
「なに? なに?!」
ヤサコは食らいつきそうな勢いで、4423にがぶりよった。ぽん、と彼は幼女の肩に手を置いた。
「道具も使わず、ふたりでもやれる、ヤサコにぴったりの大人の遊びがあったよ」
「ほんと?!」
「ああ」
夕陽が逆光になって、4423の顔はよく見えない。
しかし、彼はたしかに笑っているようだった。
「ねえ、4423……ほんとに、するの?」
ヤサコは困惑した顔で、向かいあう形になった4423をおずおずと見た。
「ヤサコは僕の人妻になりたいんだろ?」
「……うん」
「じゃあ、早めに経験しておいた方がいい」
「だって……」
「ヤサコにはまだ理解できないかもしれないけど、これは重要なことなんだ」
「……」
ヤサコはうつむいた。恥辱のためか、耳まで真っ赤になっている。
4423は優しく語りかける。
「恥ずかしがってはいけないよ。ヤサコも本当は……したいんだろう?」
びくり。ヤサコの小さな身体が震える。やはり、期待していたらしい。
4423は唇の端を上げた。
「じゃ、今すぐしようか」
こくり、と無言のまま、ヤサコが小さくうなづいた。
土や砂利の上では都合が悪い。
神社の境内に、雨よけのためか何なのか、適当な青いビニールシートがあった。
ふたりはビニールシートを地面に広げ、お見合いするような格好で座る。
靴を脱ぎ捨て、
「それじゃあ……」
4423がヤサコをじっと見つめた。ヤサコが幼い顔を精一杯緊張させている。
「……配役を決めよう」
「はいやく?」
「そう。ロールプレイングに重要なのは、状況設定と人物設定だ。それさえ決めておけば」
「ろーる……? おままごとじゃないの?」
ヤサコは首を傾げた。
4423が提案した“大人の遊び”はロールプレイング、役割演技とも呼ばれる、心理療法でも用いられる一種の寸劇だった。
これならば、道具も使わなくて済むし、大枠さえ決めてしまえばあとは流れに任せるだけでいい。むしろ煩瑣な設定にとらわれない方が、演者のカタルシスというものを得やすいのである。
大人も子供も楽しめる、懐の深い遊びである。
しかし子供は、その深さを知らない。レディに憧れるヤサコが恥ずかしがるのも無理はなかった。
「“おままごとみたいなもの”っていったんだよ。まあこの場合、新婚家庭という舞台設定にするからほとんど同じと考えてもいい」
「ほんと?! わたし、4423のひとづまのやくなの?!」
「“お嫁さん”ね。
そうだよ。そして、僕が夫さ」
「じゃあ、デンスケはわたしたちのあかちゃんね!」
「ああ。それも、ありだね」
4423は小さく笑う。
ちょこん、とデンスケはシートの上に礼儀正しくおすわりしていた。
「4423はハラケンをやって!」
びしっ!
ヤサコが指を差した。
「え。
……ハラケン、って何?」
とつぜん意味不明のことをいわれ、4423は戸惑う。そんな彼にお構いなく、ヤサコはぶんぶか腕を回す。
「ハラケンはハラケンっ! 4423はハラケンのやくぅぅーー!」
「わかったよ……」
えてして幼児は意味不明な言動をするものだ。4423は、少し困った顔をしながらも、ハラケンになった。
ネクタイ姿の服装はそのままだったが、ヤサコの目の前に座っている少年の顔は、眠たいような、ぼーっとしてるような、ちょっと困惑したような表情をたたえていて、どこからどうみても普通のハラケンだった。
「まあ、これで配役は決まった、のかな?」
なにか理屈にあわないことが起こっている気がする。少年はまだ少し、納得がいっていないようだった。
対してヤサコは全く気にせず、齢相応におままごとに熱中しはじめていた。
「じゃあね、わたしはゆうはんをつくっているから。ハラケンは、はやくかえってきてね」
帰ってくるも何も、1mだって離れてはいないのだが、それは演劇上のお約束である。
4423/ハラケンも自分からロールプレイングを提案するだけあって、その辺はわきまえている。靴をはいて、一旦シートから離れた。
ヤサコも“ふんふ〜ん♪”と鼻歌などしつつ、包丁でまな板を叩く真似などしはじめる。
「ただいま、ヤサコ」
そこに、ハラケンが帰ってきた。
嬉しそうな顔をしたヤサコが見返り、とてとてとハラケンの方へかけよる。靴下のままシートの上を走ったため、何度かすべりそうになる。
「おかえりなさいっ♪」
つんのめって、そのまま少年に抱きつく。わざとなのか、不可抗力なのか、微妙なところだ。
「気をつけるんだよ」
「はい、あ・な・た♪」
幼女はノリノリだった。
「ねぇ、あなた……ごはんにする? おふろにする? それとも、わ・た・し?」
それにベタベタな展開である。
少年は鈍痛でも耐えるかのように、指で額を押さえる。
「本当に君は……」
いくつなんだ。
喉まで出かかったが、そこからまたレディうんぬんの堂々巡りが始まる気がしたのでこらえた。
それに今、彼はヤサコの夫であり、ハラケンである。無粋な突っ込みは避けたかった。
「どうするの?」
下から覗きこむようにしてヤサコは訊ねてくる。
「……じゃあ、僕はデンスケにしよう」
シートの端っこで二人を見上げるブチ犬を、少年は抱き上げた。
「だめぇー! デンスケはわたしのーっ!」
ヤサコはぴょんぴょんと跳ねる。少年は幼女の手の届かない場所までデンスケを持ち上げる。
「“わたしの”じゃなくて、“ぼくらの”だろ?」
爪先立ちの姿勢のまま、ヤサコはふくれっ面をした。
「むー……じゃあ、もうひとりあかちゃんがほしいっ!」
「え?」
「あなた、あかちゃんつくろっ!」
「あ、えっと」
「……でも、どうやればあかちゃんってつくれるのかなあ?」
どこまでも王道をつっぱしる幼ヤサコだった。
少年はデンスケを“たかいたかい”するような姿勢のまま固まっている。“全面降伏”を表すポーズにも似ていたが。
続く。眠れないので書き始めたら、やっぱり変な話になりそう。
4423はイメージが湧きにくいので、ハラケンのものを代用。
両想いな展開も好きだけど、書くのが難しいから、黒ヤサコが片想いをこじらせて暴走するような話ばかり妄想してる。
アニメ本編も片想いの連鎖ができてるし。京子→ダイチ→フミエ→?ヤサコ→イサコ/ハラケン→兄(失踪中)/カンナ(他界)みたいな。
“あっち”の世界との境界に立っているのがイサコとハラケンで、それに引寄せられてるのがヤサコ?
>>598 ありがとうございます。そうです。小説版読みたい。
実に変
そして実に変でいい
>>597 つーか、読んだんだけど別に黒くないじゃんヤサコ
ネタで黒黒言ってる人も多いんだろけど、
本気で言ってるとしたら浅すぎだわな
ヤサコパパ→自称17才
↓
4423←イサコ←ヤサコ←ハラケン→カンナ
↑
ダイチ→フミエ
ヤサコパパ→自称17才
↓
4423←イサコ←ヤサコ←ハラケン→カンナ
↑
京子→ダイチ→フミエ→アキラ
↑
デンパ
ヤサコパパ→自称17才
↓
4423←イサコ←ヤサコ←ハラケン→カンナ
↑
京子→ダイチ→フミエ→アキラ
↑
デンパ
連投スマソ
これ中々あわないな。
>>603 イイヨイイヨー
初手からすでに萌え萌えしてしまったんだぜ。
相変わらずのヤサコの攻めっぷりが際立ってますな……
しっかり仕上げてくださることを期待してまつ。
611 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 16:40:09 ID:4gnzJe/G
今までないくらいに萌えてしもた…
続き待ちつづけるぜ
【ダイ×フミ】
『web少女誌のアンケートによると、初恋が実る確率は幼なじみの関係では更に低くなるのだそうです』
夏休みに入って数日が過ぎた。
イリーガルの自由研究はこれと言った進展も無く、
逆に例の巨大魚騒動のお陰で調査範囲を拡げる羽目になったヤサコとフミエは、
古い空間を求めて連日町中を駆けずり回っていた。
休憩も兼ねて神社に立ち寄った2人は、ラムネで喉を潤しひと息ついた。
ヤサコは日陰になった賽銭箱の前に腰掛けるとモニタとキーパネルを展開した。
とりあえず今まで調べた分の資料をまとめる為だ。
フミエはしばらく横で眺めていたが邪魔になると思ったのか、はたまた飽きたのか。
砂利の敷かれた縁の下に潜るとメタバグを捜してウロウロし始めた。
フミエは実に活動的であり、じっとしている事が無い。
その小さな体の何処にそんなスタミナが蓄えられているのだろう?
ヤサコはふとそんな事を思いクスリと笑った。
「アタシの事は気にしないで続けてー」
そう言われてモニタに向き直り作業に集中する。
ヤサコはまだこの町の事をよく知らない。
古い空間を捜して町の中を案内するのはフミエが担当した。
狭い路地に率先して突入し、高い塀を越え危なそうな場所に踏み込んだのもフミエだった。
今度はヤサコが集められたデータを整理しまとめる番だ。
頑張ってくれたフミエの為にもボンヤリしていられない。
画像をいくつも展開しテキストとリンクさせ、必要ならば衛星写真もダウンロードする。
一通りの作業を終えた時には目の前は大小のパネルで埋め尽くされていた。
全てを保存しパカパカとパネルを閉じる。視界が開けた瞬間ヤサコは驚いた。
いつの間に横に来たのか、フミエがぐったり寝そべって小さな寝息をたてている。
どうやらスタミナは無尽蔵ではなかったらしい。
「たくさん歩いたもんね」
ヤサコは汗で張り付いたフミエの前髪を整え、そっと額に触れる。
汗ばんではいるが熱は帯びていない。熱中症の心配は無さそうだ。
蝉の鳴き声が辺り一面響く中、風が御神木の枝をざわめかせながら抜けて行く。
「私もお昼寝しようかな…」
うーんと伸びをして鳥居の方に顔を向けると、
背中を丸めて石段を登って来る人物の姿が目に写る。
「ダイチ…くん?」
ダイチは両手をポケットに突っ込み、俯いてキョロキョロと地面に視線を這わせていた。
件の巨大魚事件以来、少しはしおらしくなったかと思いきや
輪をかけた様にメタバグ探しに躍起になっている。とヤサコはフミエから聞いていた。
ただし、あまり迷惑はかけられないという理由から
元祖黒客のメンバーであるデンパとは別行動が多くなっている。
今もメタバグ探しに夢中で2人の事に気付いていない様子だ。
「いーこと思い付いちゃった」
ヤサコは一人ほくそ笑むと、音を立てない様に気をつけながら社を降り、
ダイチに歩み寄りながら大きく手を振った。
「ん? あ、ヤサ…」
「シー!」
足早に近づくと声をひそめて言った。
「フミエちゃんが起きちゃうでしょ」
「え、フミ…ブスエが寝てんのか?こんな所で」
「今日は一日中歩き回って疲れてるから、もうちょっと寝かせてあげたいの」
「相変わらず電池切れすんのかアイツは」
「でね、お願いがあるの」
「あん?」
「私、用事があってこれから家に帰らなきゃならないの」
「まさか、俺にブスエのお守りをしろってんじゃないだろな!」
「シー! 起きるまでの間でいいから、お願い。側にいてあげて」
「あんなのはブン殴って起こしゃいいんだ」
「だめよ!すごく気持ち良さそうに眠ってるんだから。ね、お願い」
ヤサコは両の掌をペタリと合わせ拝む様なポーズで頭を下げた。
ダイチはちらりとフミエの寝ている社の方へ視線を送ると、
さも億劫そうに耳の穴を掻きながら言った。
「そ、そこまで言われちゃ仕方がねぇ。アイツが起きるまで見張っててやるよ」
「ホント!ありがとう!」
ヤサコは今度は合わせた両手を握りしめぶんぶんと振って飛び跳ねた。
「じゃあ私帰るね。フミエちゃんが起きたら用があって先に帰ったって伝えて」
「あぁ、言っとくよ」
「自分で起きるまで起こしちゃダメよ?」
「分かってるよ」
「寝てる間に変な事しちゃダメよ? 起きてからケンカしてもダメよ?」
「わかった…って何だよ変な事って!?」
「シー!」
「…早く帰れよ…」
ダイチは、何故だか嬉しそうにウキウキと帰って行くヤサコを見送ると
さっきまでヤサコが座っていた賽銭箱の前に腰を下ろした。
隣では頭をこちら向きにして横たわったフミエが、何とも幸せそうに寝息を立てている。
「…なんだよ、変な事って…」
しばらくじっとフミエの寝顔を眺めていたダイチだが
急に立ち上がると辺りをキョロキョロと見回し始めた。
さらには下へ降りると社をぐるりと一周して、もう一度辺りを見回した。
どうやら周囲に誰も居ない事を確認した様である。
念には念を入れメガネを使って盗聴、盗撮の気配が無いかもサーチする。
そうしてやっと元の位置の戻ると、腰掛ける事無くフミエの側にかがみ込んだ。
「こ、これは決して変な事ではないぞ。寝てるのを見張ってるだけだからな」
自分に言い聞かせる様に聞こえるか聞こえないかの小さな声で呟くと
ずいっとフミエの顔に自分の顔を寄せる。
産毛が見える程に目を近づけ、無垢な寝顔を凝視する。
閉じた瞼から伸びた睫毛は長く黒く艶やかで、
柔らかそうな頬は血管が透けて見えそうな程瑞々しく
桜色の唇はぷっくりとほころび濡れた前歯が覗いている。
『なんだコレは?』
息がかからぬ様に呼吸を止めていたのが苦しくなり
ダイチは上体を起こすと深呼吸をした。
『なんでコレからあんな汚い言動が飛び出すんだ?』
まるで未知の生物と遭遇したかの様な心持ちで社の軒越しに青空を見上げると
真っ白い雲が切れ切れに流れて行く。
『あぁ上は風向き逆なんだ…』
取り留めの無い事を考えながら、
ダイチは自分の体が何処か遠くに在る様な感覚に捕われている事に気が付いた。
『何でこんなに顔が熱い?』
『何でこんなに息が苦しい?』
『何でこんなに鼓動がうるさい?』
空から再びフミエの顔に視線を戻す。
明るさに慣れた眼には陰になった軒下は暗かったが、それでもフミエの姿はハッキリと見えた。
『何でこんなに好きなんだ?』
━つづく━
リアルタイムで見てた。(・∀・)イイヨイイヨー
突然の連投失礼しました。
昨日の放送を見て矢も楯もたまらず書いてしまいました。
この後目が覚めたフミエとダイチの間に一悶着有って
エロエロに突入するハズだったんですが、
どうにも長くなってしまいました。
一応書き続けるつもりですが、皆様方の評判が芳しく無ければこのまま消えます。
お目汚しとは存じますが、読んでいただければ幸いです。
>>617 (・∀・)イイネイイネ
続きガンバレ。
619 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:15:44 ID:3/fY+EOI
応対すんよ(´`)
続き頼む!
>>617 バカヤロウ・・・!待ちに待ってた!プニエタソ(=´ω`=)
「つづく」を見て肩の力が一気に抜けたくらいだ・・・
続き楽しみにしてます。
>>617 続きはまだですか?
気になってしょうがない
622 :
617:2007/07/22(日) 20:52:43 ID:7dqT1PYI
【ダイ×フミ】を書いた者です。
続きを希望して下さった皆様方、
まとめサイト管理人様、ありがとうございます。m(_ _)m
たった今職場から戻りました。
これから続きを書きますので、待たれている方には申し訳ありませんが
まったり気長にお待ち頂ければ助かります。
なるべく早く仕上げるつもりなのでどうかお許し下さい。
>>622 日曜の夜遅くまで、乙勤めご苦労様です
期待してます
楽しみにしてます!
626 :
617:2007/07/23(月) 02:48:03 ID:/GimENDz
まずお詫び致します。
今回も続いてしまいました。
しかもまたエロエロに突入する前に…
本当に申し訳ありませんm(_ _)m
ダイチのダメっぷりとフミエの可愛さが
書いてる最中楽しく楽しくて。
ほんとゴメンなさい。
このまま長期化しそうな雲行きですが
気長にお付き合い頂きますようお願い致します。
読んだ方が少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
じらしプレイ、嫌いじゃない
628 :
617:2007/07/23(月) 02:58:14 ID:/GimENDz
二話【ダイ×フミ】1/4
『大手下着メーカーによると、発育を促し形を整える為にも膨らみ始める前から着用するのが望ましいそうです』
少しだけ雲の流れる速度が増した気がした。心無しか量も増えている。
無意識にメガネを操作しウェザー情報を呼び出す。この先もずっと晴れだった。
蝉は相変わらず鳴き続けることだろう。
太陽のアイコンが点滅するパネルを閉じると、ダイチは横で眠る少女に目を向ける。
無防備だった。
普段憎まれ口を叩くその口は今は静かに呼吸を繰り返し、
常に険しい視線を投げつけるその瞳も柔らかそうな瞼に被われている。
こちらが声をかける前に気配を察知し、迎撃態勢をとる勘の鋭さは
体温が感じ取れる程顔を近づけても発揮されはしなかった。
「こんなだったんだ…」
両膝を抱えて知らず呟く。
小さい頃から一緒に過ごした幼なじみだ、寝顔は何度も見た事があった。
ただしそれはもっと幼く無邪気だった頃の話。
お互いを、特にダイチが一方的と言える程意識し始めてから
寝顔をまじまじと見たのは何年振りだろう。
「こんなに可愛かったんだ…」
ぷっくりした頬が華奢な体と相まって、まるで赤ん坊の様に見える。
ダイチはしばらくその寝顔に見蕩れていたが、やがてじわじわと視線を移動させ始めた。
白い首筋。剥き出しの細い腕。平らな胸…
そこで視線の移動が停止した。
どういう訳かフミエはぴちぴちにタイトな服を好む。
遠目で見ると地肌に直接ペンキを塗った様に見える事さえある。
お前の服はテクスチャーかと揶揄した時はぶん殴られた。
体が小さいのもきっとこんな服ばかり着てる所為だと確信している。
現に今着ている服もノースリーブで体にぴったり張り付く様にフィットしてー…
ついこの間、巨大魚騒動の時にも着ていたものだろう。
メタタグを高々と掲げる姿と途方も無い敗北感を思い出し、胸がちりちりと痛んだ。
「うぅ…イカンいかん!しっかりしろ俺!」
気を取り直して再び視線を戻す。
その視線の先は平らな胸。
両手は胸のわずかに下で組まれ、呼吸に合わせ上下していた。
629 :
617:2007/07/23(月) 03:01:19 ID:/GimENDz
2/4
「んー…?」
這いつくばって顔を近づけ、睨みつける様に目を細める。
首、鎖骨、胸が構成する稜線を真横から見ると
うっすらと、ほんの僅か申し訳程度に胸の膨らみが確認出来た。
更に真上から良く見ると胸の中心に微かな突起も見つかった。
「おぉ、喜べフミエ。小さいけどちゃんと女だぞオマエ」
しかしこのタイトな服で押さえ付けられてさえいなければ
もっとこんもりと盛り上がっているのではないか?という疑問も産まれた。
そもそも6年生でブラを着用していないのは問題ではないか?
疑問が産まれれば好奇心も発生する。
そしてそれはまだ朧げな性衝動によって加速する。
「さ、触ってみたらどうだ?」
誰に問うでも無く呟く。
答えは最初から決まっていた。「Yes!」
一時は落ち着いていた鼓動が再び速くなる。息も苦しい、顔も熱い。
うなじから後頭部に向けて血が登って行くのが自分でも分かる。
耳鳴りがする程頭に血が登った頃には平衡感覚すら怪しくなった。
「うぅ…何だこれ?」
漫画の様に鼻血でも吹き出せば少しは楽になっただろうが、
あいにくダイチの鼻の粘膜は丈夫だった。
ふらふらする頭でなんとかフミエににじり寄ると、
フミエの胸と自分の右掌を交互に何度も見比べた。
一瞬、掌の上ををブロックノイズが走り抜け、心の動揺を見透かされた様でドキリとした。
「こ、これは純粋な探究心からの検証だ、落ち付け、大丈夫」
服の上から押してみて弾力があれば、服によって圧縮された胸の存在が明らかになる。
もし逆にぶにゅっと柔らかければ、残念ながら非圧縮で見たまんまの体積ということになる。
残念過ぎる、いや残酷過ぎる検証だった。
「い、行くぞ…」
震える指を揃えて胸めがけてゆっくりと降ろして行く。
「何処に行くのよぉ?」
沈黙、しかる後、暗転ー…。
630 :
617:2007/07/23(月) 03:03:56 ID:/GimENDz
3/4
文字通り目の前が真っ暗になった。
限界近くまで頭に登った血液が音を立てて一気に降下したのだ。
鼓動は更に速度を増すが逆に体温はどんどん下がって行く。
何故だか聴力も低下し、今までうるさかった蝉の鳴き声が
ボァーっと遥か遠くから聞こえる。
急激な貧血を起こしたダイチは、ひざまずいていたので昏倒こそしなかったが
ぐらりと上体を倒すと手をついて四つん這いの格好になった。
横たわったフミエに覆い被さる様にして…。
「ちょ、ちょっとアンタ何やってんのよ!?」
「あ、フミエさんおはようございまス!」
ダイチはまだふらつく頭を必死にもたげ、何とか返答した。
「おはようじゃぁないわよ!ヤサコはドコ行ったの?」
「用があるとかで先に帰りました、ハイ」
「はぁん。で、アンタはそこで何やってんの?」
「いや、別に何でも…あ、ヤサコさんから起きるまで見張ってろと…」
「見張る?これが?」
ダイチが邪魔で身動きが取れないフミエはもぞもぞと身をよじったが、
ダイチが立ち上がらない限り抜け出せそうになかった。
「と、ところでブ…フミエさん。いつからお目覚めで?」
「…」
「な、何か聞こえました?見えました?」
ダイチは回らない頭で必死に言葉を紡ぐが、
何故か丁寧な言葉になっている事に気付いていない。
ムスッとしていたフミエが口を開いた。
「イカンいかん、しっかりしろ俺ー」
631 :
617:2007/07/23(月) 03:06:05 ID:/GimENDz
4/4
がっくりと、首よ折れろとばかりにダイチはうなだれた。
穴があったら入りたいとは良く言ったものだが、
今のダイチには穴を掘る体力も、掘った穴に飛び込む気力も無かった。
更なる追い打ちをかける様にフミエは発言を続ける。
モノマネのつもりなのか、アゴを突き出し変な声を出した。
「喜べフミエー、小っちゃいけどちゃんと女だぞお前ー」
ダイチの両の腕は上半身の重量を支えるのすら危うい程脱力した。
かといってこのままフミエの上に崩れ落ちる訳にも行かず
腕をプルプルと震わせて耐える。
「ばっかじゃない?」
「はい…馬鹿でした…」
「でしたじゃないわよ。今もきっちり馬鹿だし、
これから先もずっとずっと、死ぬまで馬鹿よ!」
「返す言葉もありません…」
「死んでも馬鹿よ!子々孫々七代先まで延々と馬鹿なのよ!」
「仰る通りです…」
怒られながらもダイチは不思議に思っていた。
何故フミエの目から水が溢れているのか。
何故そんな細い腕で自分の体を支えようとしてくれているのか。
「こんな馬鹿好きになったのかと思うと、自分が情けないわ!」
「…え?今何と?」
「馬鹿ぁ!」
━つづく━
起きててよかった・・・
そしてダイフミ寸止めでまた眠れそうもない、グジョブ!
ちょ、ここでつづくのかよ!
また寸止めプレイ
寸止め続きで申し訳ない。
IDだけは終わってるのがまた皮肉な…
まとめサイト管理人様、いつもご苦労様です。更新の早さには感服致します。
このシリーズもう少し続きそうですのでコテを名乗ろうと思います。
次回から【寸止め刑事】で投稿致しますのでよろしくお願いします。m(_ _)m
スルーされる方も是非ご利用下さい。
寸止め刑事さん、乙です
ぐあー
小学生のぎこちない恋愛たまらん!
>IDだけは終わってる
ほんとだ、これは上手いw 慌てるダイチ可愛くて良いな
割り込みぽくてすまんがハラケン×ヤサコ投下
似非切ない系でハラケンがちょっとひどい奴
大黒市に無数ある神社の境内、ベンチに腰掛けて僕はずっと顔を覆っていた。堪えようとする
嗚咽は止まらず、目の前の日記帳にぼたぼたと促されてくる。邪魔な眼鏡を押し上げ、腕で眼を拭う。
セミの声が煩い。風が揺らす葉擦れも。そのどれが現実でどれが電脳なのかも判らない。そんな曖昧
の中で、僕はそうしている。懐かしい声と、文字。僕が去年の夏に失ってしまった大切なもの。
うつくしかったものは消えて、二度と戻らない。更新した瞬間消えてしまう、擦れ違いに消されたデータの
ように、残像めいたものだけが、やっとここに残されて。
腫れぼったい眼からは熱いものが込み上げ続ける。膨らんだ涙腺が破裂しているみたいだ。泣いて
いる場合じゃない、だけど止まらないものはどうしようもない。向こう側にはヤサコもいる。女の子に
泣き顔を見せるのは嫌だ。こっちに背を向けてくれているうちに堪えてしまいたいのに、止め方が、まるで。
「ハラケン」
ぽつり、ヤサコが呟く声がして、僕はひぐっと喉を鳴らす。上げた顔、彼女は相変わらず僕に背中を
向けたまま。俯き加減の項と細い肩の様子が見えて、こくりと息を飲み込む。どうしてだか脳裏に
過ぎったのは、祭の夜の姿。襟足から覗いていた、白い色。
「そっち向いても、良いかな」
声が出なくて答えられない。
ヤサコはくるりとゆっくり踵を返す。
俯き加減の顔でちらりと、僕を伺って。
ひどくゆったりしたペースで、彼女は僕に歩み寄ってきた。僕はカンナの日記を閉じて仕舞い込み、
顔を腕でごしごしと拭く。涙は皮膚を滑るばかりでちっとも拭えない、目尻が痛くなるばかりだ。フミエが
いたら笑われるか喝を入れられているだろう。いなくて良かった。今はちょっと、耐えられない。
胸と頭の奥が、ひどくぐらぐらしていた。物理的に揺らされているようなショックに平衡感覚が狂って、
上手く言葉を吐くこともできない。涙も止まらなくて、鼻水も出て来る。頭の奥に冷静な部分はあって、
それは自分を女々しいとか鬱陶しいとかそれこそフミエのように詰るけれど、身体自体はどうしようも
なかった。どうにもならなかった。どう蔑んでも、止まらないものはある。悲しいとか、悔しいとか、
後悔とか、愛しさとか。目の前に影が掛かる。ヤサコがいつの間にかひどく近くに、立っている。
目の前までゆっくり歩み寄って来たヤサコは、だけど止まらずに、僕が腰掛けているベンチにその
膝を乗せた。え、と思う暇もなく、僕は彼女の腕にぎゅっと抱かれる。同年代の女の子の中でも
ほっそりしたそれが僕の頭を抱き込んで、胸に押し付けさせた。左胸。響くのは心音。よくオバチャンが、
落ち着くでしょう、と言いながらしてくるのと同じ――それ。
だけどオバチャンと違って子供のヤサコは、胸が硬くて小さい。だから、オバチャンよりもよく音が
聞こえた。とくん、とくんと言うそれは落ち着いている。ぽんぽん、と抱かれた頭を撫でられるのは、
子供扱いめいていた。小さな手が僕の髪を梳いて――ヤサコは、よしよし、と呟く。優しい、音で。
身体から響いてくるものと耳に入るもの、両方に、僕は目を見開く。
「よしよし、いいこいいこ」
「ヤ、サコ」
「めいっぱい、泣いちゃいなさい」
とくん、とくんと響く音。
さらり、さらりと髪を梳く。
それはどっちも、同じリズムで。
「たくさん泣いたら、暫くは落ち着いていられるのよ。だからハラケン、たくさん泣いちゃいなさい。
付いててあげるからね、声出しても良いから」
「ッ……、う」
「よしよし、よしよし。いいこね、いいこよ」
「ヤサ……」
「ハラケンは、人の為にたくさん泣けるいいこだから、大丈夫よ」
とくんとくんとくんとくんとくんとくんとくん。
「大丈夫だから、たくさん……泣いていいのよ」
優しい声が、妙に苛立ちを誘った。
何が大丈夫なのか、誰が良い子なのか判らない。
カンナからこの音を止めたのは、僕なのに。
なのにヤサコは、ぎゅうっと僕を抱き締める。
ずきずきと広がっていく暗い衝動が頭の奥からじんわりと広がって――
僕は、ヤサコの腰をぎゅうっと抱き締めた。
※
ヤサコを同じ神社に呼び出したのは、次の日だった。カンナの残した地図を何よりも優先したい
気持ちはあったのに、どうしてだか僕は同じベンチの同じ場所に腰掛けている。相変わらずセミは煩いし、
微かな風が鳴らす葉擦れも同様だった。木々のお陰で神社は涼しいけれど、煩いのは、苦手だと思う。
鬱陶しいし、感覚器が無駄に使われているみたいで。しかも不随意だから――尚更に。
ベンチに置いた指は、緩いリズムを鳴らす。時計とよく似たそれは、昨日ヤサコに聞かされた心音を
なぞるものだ。近付いてくる時のゆったりした様子も、多分同じだったんだろうとぼんやり思う。他人の
心音なんて聞いたことはない――オバチャンは家族だ――カンナと手を繋いでいる時には少し感じた
ことが、あるかもしれない。思い出そうとしたけれど、それはヤサコの音に掻き消される。思い出せ、ない。
ずきずきと広がっていく。
「ハラケン、ごめん待たせちゃった?」
ぱた、と石畳に靴を鳴らして駆けて来るヤサコの声に、僕は彼女に眼を向ける。
夏らしい半袖と膝丈のスカート。裾は昨日穿いてたものより、短いような気がした。まっすぐで肉付きの
薄い大腿が少し大きく見えるのに、思わず視線の高さを変える。急いで来たのか首筋に汗を浮かせて、
彼女は顔を赤くしていた。ぱたぱたぱた、僕の隣までゆっくり走ってきてから、膝に手を付いて息を
整える。別に、とひどく気の入っていない言葉を押し出しながら、僕は指先で刻んでいたリズムを止める。
今はこのリズムじゃない、だろう。
大きく口を開けて息をするヤサコが、ふわりとした笑みを浮かべて僕を見る。
「どうしたの、いきなり呼び出されたからびっくりしたよ……昨日の地図、何か判ったの?
明日フミエちゃんと会うから、その時に相談してみようと思ってたんだけど」
「いや、それとは違う用事なんだ――ヤサコ、これから時間は空いてるの?」
「え? うん、別に平気だけど、なに?」
きょとんとした顔は、暢気そうだと思う。のんびりしていて、今まで生きていた中でショックなんか殆ど
受けたことはないような、そういう印象だった。生温くて緩んでいる、真夏のアスファルトのような様子。
ちりちり広がっていく暗いものは多分苛立ちで、多分僕は怒っているんだろうと思う。理由は判らない
けれど、そうなんだろうと、理解する。
ベンチの上に置いていた手を上げて、僕はヤサコの手を掴んだ。汗ばんだそれはとくとくと早い脈を
微かに僕の指先に伝える、それがまた気持ち悪くて少し力を込めてしまう。ヤサコは一瞬表情を
曇らせて、だけどすぐに、きょとりとした。どうしたの、と問われて、僕は答えない。どうしたのか、
答えることが出来ない、所為だけじゃなく。生温い手、早い脈、塗り替えられて行ってしまう色々な感情。
立ち上がり、ヤサコの手を引っ張って僕は神社の裏に回る。市内でも少し外れにあるこの神社は、
森が他所よりも濃くて人も少ない。突然引っ張られたヤサコはたたらを踏んで、そのまま僕に
引き摺られるように付いてくる。抵抗はない。危機感がない。夏休みのしおりでも不審者には
気をつけろとか書いてたのに――ああ、納得する。
彼女にとっての僕は不審者なんかじゃ、ないか。
友達? 仲間?
どれでも気持ち悪い。
ぐるぐる巻き込んでいく。
「ハラケン、どうしたの、痛いよ離して」
「ヤサコ」
「なに? なんかハラケン、ちょっと怖いよ」
「同情して欲しい」
日の当たらない境内の裏。少し湿った空気はひんやりと肌に貼り付く。セミの声は四方から響いて
鬱陶しい。風が木の葉を鳴らす、さわさわ、さわさわ。何もかもが鬱陶しい。指先から伝わってくる
速い脈も。掌の汗ばんだ感覚も。それはヤサコなのか、もしかしたら、僕自身かもしれない。
頭の中ではとくんとくんと穏やかなリズムが静かに刻まれている。昨日押し付けられたそれが
染み付いて離れない。拍動に合わせて広がってく。じわじわと広がって行く。巻き込んでいく。
ぐるぐると巻き込んでいく。眼が眩むような衝動。口唇が乾く。暑い、所為、だろうか。
「ハラケン……?」
細い声が怯えるように僕を呼ぶ。
広がった。
巻き込まれた。
破裂した何かに任せて、僕はヤサコを引き寄せてキスをした。
※
「ッ、――!!」
一瞬呆けてから、ヤサコは顔を真っ赤にして腕を突っぱねる。だけど僕はヤサコの肩を掴んでいる
から、それは叶わないことだった。勢い良く引き寄せた所為で歯が当たり、上唇にはじくじくと痺れのような
痛みがある。その奥の体温は生温い。柔らかい口唇に触れるだけのことをちゅ、ちゅっと繰り返してから、
舌を突っ込む。ヤサコは眼鏡の奥で涙目になって、ぎゅっと瞳を閉じて暴れる。
ぬるぬるした唾液を絡ますようにぺちゃぺちゃと鳴らすそれは、特に意味のない行動だった。
なんとなく重ねてみただけなのに、心臓のリズムは少しだけ跳ね上げられる。キスって言うのは原始的な
コミュニケーションだって、何かの図鑑に書いていたっけ。だから動物もキスをする。
ちゅくんっと、口唇を吸う。
舌を滑り込ませると、ぎゅっと押し返されるようにされた。歯で噛み付けば良いのにそれは
出来ないのか、突き出された舌と先端同士を合わせる。ざらざらして柔らかいけれど硬い、
変な感じだった。甘い味がする。ラムネだ。どこかの縁日にでも行っていたのかもしれない。
ぺろぺろと絡ませて、離れると糸が引く。ぷつんと切れる。
「は、ハラケン、なにっ」
「ちょっと黙ってて」
「やっ、や!!」
ぐんっと強く壁に背中を押し付けると、ヤサコは怯えたように顔を引き攣らせた。それは少し笑って
いるようにも見えて、なのに眼はふるふると震えている。片手で肩を押さえ込みながら、もう片手で
スカートの裾を掴んだ。ダイチ達みたいにスカート捲りなんかはしたことがないから変な気分だ、
するする晒されていく脚を見るのはなんだかどきどきする。ぎゅっと足を閉じて、ヤサコは僕の胸を
両手で押した。遠慮があるのか力はそんなに篭っていない。だから無視する。白い下着が見えて、
思わず喉がごくりと鳴った。首の後ろがゾッとする。ぞくぞくと、する。
ヤサコの手はぶるぶる震えていた。僕より少し背が低い顔を見下ろすと、眼の縁に溜まった涙は
今にも零れそうになっている。めいっぱいに泣けって昨日は言ってたのに、自分は堪えるんだ。
乾いた笑いが浮かんできて、だけど零すことはしない。肘が曲がって、ずるりと落ちた腕が、
ぎゅっとスカートを押さえる。反するように、僕は引っ張る。
「やめてよ、ハラケン、何するの? こういうの良くないよ、恥ずかしいし、先生だって夏休みは
みんな仲良くって――自由研究一緒にするんだし、だから」
「同情して欲しい。って、さっきも言ったよ。僕はヤサコに、同情されたいんだ」
「や、やだぁっ」
触れた地肌は少し冷たい。自分の手が汗ばんでいる所為だろうか。僕はヤサコの脚をなぞって、
下着のゴムに引っ掛けた指を下ろした。脚を閉じて手で押さえて嫌がるから、片手を掴んで引き剥がす。
ずるりと大腿まで落ちたそれに、ヤサコはぽろりと一筋涙を零した。小さな罪悪感、は、今更どうとも
思わない。去年の夏から背負っているそれに比べたら、些細なものだ。些細過ぎて、すぐに、融けてしまう。
「だってヤサコが僕の自由研究に付き合ってくれるのは、僕に同情してるからだろ。幼馴染の女の子が
自分の所為で、有耶無耶なことで死んじゃって、その原因をイリーガルに求めてる――
そういう僕に同情したからだ。だったらもっと同情して欲しい。それだけだよ」
「ち、違うよ、同情とかじゃなくて」
「電子生物学的にイリーガルに興味があった? メタバグやキラバグにありつけると思った?
違うよ。君の性格なら、きっと、僕への同情が一番に強い。昨日だってそうだった。
カンナの日記を見た僕に、そうだったじゃないか」
「やあああ!!」
スカートの内側に手を突っ込むと、太腿の内側は汗ばんでいた。指で探ると脚とは違う皮膚の感触が
指に触れて、思わず喉が鳴る。知識的に知っていることと経験で知ることは種類が違うと、判ってはいる
つもりだけど――そっと指を滑らせて、そこに触れる。ぴったりと閉じた筋が、びくりと震えた。
浅く指を含ませると、小さな粒が指の腹に当たる。
そっと摘んで押し付けるように転がすと、ヤサコは肩を竦ませて壁に身体を寄り掛からせた。木の
それがぎしりと音を立てて、少し撓む。身体を支えるように壁に付けた手、立てられて真っ白な爪に、
頭の中の黒が加速する。広がっていく衝動に任せて、僕はぐいっとヤサコのそこを押し上げる。
「っひ、いや……いやあああ……」
ぐずっと鼻を鳴らして、ヤサコは顔をくしゃくしゃに歪めた。
胸がすぅっと落ち着いていく、反面でもっともっとと衝動が広がる。
膝をがくがく揺らして怯える目の前の女の子を、ぼろぼろにしたい。
止まらない、広がって、もっともっと。
音が鳴るのが煩わしくて、僕はヤサコの腕を掴んで引き寄せた。寄り掛かるものがなくなった身体が
がくりと地面に膝を付けるのに、肩を押して転ばせる。そのまま体重を掛けて縫いとめるようにしながら、
スカートの中の指先を暴れさせた。脚を肩に引っ掛けて広げさせて、探るようにする。ぬるぬるとした
小さな穴。爪の先も入らないぐらい小さな、それ。かりかりと引っ掻くと、ヤサコは眼鏡をずり上げて
腕で顔を覆った。多分昨日の僕も同じ様子だったのだろう。だったら、それなら。人差し指一本だけを、
強引に突き入れる。
「や、やだ……ハラケンなに、それ、痛いぃっ」
「うん。そうだと思う。始めはそういうもの、らしいから」
「なんでこんなこと、するの……痛くて、怖い、のにっ」
「だからだよ」
暗い暗い暗い。
「ひどいことをするよ。痛くて怖いことをするよ。それを許してよ、ヤサコ。僕に同情して」
「わか……んない、なんで……?」
「同情して、優しくしてよ」
カンナが死んだ時、僕は色んな人に慰められた。悪くない、不幸な事故だった、オバチャンもカンナの
お母さんも先生も親も、みんなそう言った。でも僕は違った。そんなのは同情だと思った。本当は
僕の所為だと、僕は知っていたから。僕があの時カンナとケンカなんかしなかったら――カンナは、
きっと。この夏もどこかで、笑って。僕もそれを思って、笑って。
自分を追い詰めるようなことを自覚的にした。オバチャンにはひどく心配された。それは少しだけ
過保護で煩わしくて、だけど大人に甘えることは落ち着いた。心音。リズム。ぎゅっとされる体温。
それは心地良い安心感を与えてくれるものだったのに。
ヤサコにされたそれは違った。
安心感より高揚を与えられた。
同じ子供に甘やかされること。
それは、僕にそれを与えるのは、カンナだけだったのに。
だったら――だったら。
僕はぽすりと、ヤサコの胸に頭をくっ付ける。薄くて硬いのに、感触は僕のと全然違う。
とくんとくんとくん、早い心音にゾッとする。
生き物が一生に心臓を動かす回数は、大体決まっているらしい。早まってしまったそれがふつりと
途切れそうだと、想像してしまう。手を繋いで帰った時、カンナから伝わってきた音は。顔を真っ赤にして
怒ったときのそれは。きっと。早まって早まって。早く早く早く。
スカートを捲り上げると、半端に下げられた下着の影から淡いピンクの色が覗いていた。小さなリボンの
ついたショーツをずり下ろして、僕はそこを凝視する。込み上げた唾液を飲み込むと、喉がいやに大きく
鳴った。ごくり。ヤサコは脚をくっ付けて隠すように膝を曲げる、それを押し広げる。大人とは全然違う、
子供の身体だ。当たり前だろう。ヤサコは僕と同い年の、子供なんだから。子供。子供、の。
ジーンズの中が窮屈になって、ジッパーを下げる。少しずらしてみると、勢い良くそれは飛び出した。
腕の影からちらりと伺ったのか、顔を隠していたヤサコがヒッと喉を鳴らす。男の子の身体なんか
見たことないだろう。僕だって女の子の身体を見るのは初めてだ。初めての、経験。呼吸が上がる。
鼓動が上がる。
「や……やだ、やだぁハラケン、やぁよ……ぅう」
「じゃあなんで、叫んで助けを求めたりしないの」
顔を隠す腕を掴んで、僕はヤサコを覗き込む。
眼鏡を上げた裸眼は見慣れなくて、別人みたいだ。
泣きじゃくってわななく口唇に、ちゅっとしてみる。
意味なんか、ないけれど。
きっと意味なんか、ないけれど。
「僕のこと庇ってくれてるんだよね」
「は、ハラケン、っ」
「こんな所で叫んで、誰かが来たら僕は言い訳なんか出来ないから。ヤサコも恥ずかしいだろうけど、
本当に怖いならそういうのかなぐり捨てられるはずだよね。だったら、僕のこと庇ってるんだ。
同情してくれてる。なら、これは無理矢理じゃないよ。お互い同意のことだ」
「ちが、いや、やめてよッこんなの、おかしいよ!!」
「うん――多分、おかしいんだ。僕は」
あの夏から。
背中に腕を回して、僕はヤサコをぎゅっと抱き締める。それから眼を閉じてキスをした。嫌がって
逃げようとするのを許さずに舌を差し入れて、同時に、開かれた脚の間に身体を割り込ませる。
押し当てたそれは一度滑って、だけど二度目には、その小さな隙間に捻じ込まれた。
「――――、あッ!!」
がくんッと身体を仰け反らすヤサコの締め付けに、僕は息を呑んだ。自分の中の拍動がトクトクと
リズムを上げていくのが判る、昨日よりずっと興奮するのが判る。首筋がぞくりとして、
腰が融け落ちそうになった。眼が眩む気がして、息を吐く。そうしながら、ぎゅ、ぎゅっと押し込んでいく。
狭いとは聞いていたけど、本当に狭くて小さい。本当にこんなところに入ってしまうものなのかと思う。
同時に、入り込んだらどんな感じだろうと思う。きつくて小さな個所に無理矢理入り込んで、腰を振る。
腕の中に抱き締めた身体は細いけれど、僕には少し重い。ちゅくちゅく舌を絡ますと、むずがるように
頭を振られて払われた。僕よりもずっと荒い呼吸、苦しいんだろう。でも苛立って、僕はより深くに
捻じ込もうとする。強く強く突き入れようとする。
温い熱と、込み上げるようなぬめりに締め付けられる。きゅぅきゅぅとした部分を突き抜けようと腰を
引き寄せれば、ヤサコの脚がビンッと跳ね上がって僕の腰を蹴った。ぷつんっと何かが切れるような
感触が内側から響いてくる。同時に、ずるりと滑り込んで行く。処女膜が切れたのだろう、熱いものが
一筋、込み上げていくのが判った。
「ひぃんっ……や、ぁああぁあ……!!」
ぐしゃぐしゃの顔を舐めながら、それでも僕は腰を突き動かす。少し緩んだような内側に、ぞくぞくと
怖気めいたものが込み上げてきた。幾度か自分で、或いは夢の中で、経験したことのある感覚。
はぁはぁと呼吸を荒くしながら、僕は額をヤサコの胸にくっ付ける。とくとくとくとく、早い心音を確認する。
ひくりと鳴る喉の音も、ぼろぼろ零れていく涙も。
伸ばされる手が、僕の髪を梳くことも。
「ぅ――ヤサ、コ、ヤサコッ」
「ゃ、いや、やだぁ、なにこれ、いやあぁあッ!!」
「くぁ、あ、あぁあ……ッ!!」
とくとくとく、吐き出した脈動がきゅぅきゅぅとしたリズムに飲み込まれていくのを感じた。
すぅっと胸が透いていく気がして、深い息が零れだす。
ヤサコの指は、僕の髪に絡められて、止まっていた。
※
服を直して、僕はヤサコの胸に頭をくっ付ける。まだ鼓動は早くて、ヤサコは腫れた眼で虚ろに
そっぽを向いていた。地面に擦れて汚れた服をはたくこともしないで、くったりと転がっている。それに
覆い被さるように、僕はいた。眼を閉じて、音に集中する。葉擦れもセミの声も、このリズムより
ずっと小さい。煩わしくない。もしかしたら、心地良いとすら。
ゆっくり上げられた手が、さらり、さらりと僕の髪を撫でる。
「……いいこ、いいこ」
怒って恨んで憎んで。
「ハラケンは、いいこね」
悲しんで哀れんで。
「……かわいそうね」
同情、して。
「カンナさんになれなくて、ごめんね」
代わりなんか欲しくなかった。優しい心なんか欲しくなかった。柔らかい心なんかいらなかった。生温く
包んでくれる体温なんかいらなかった。どこか諦められる大人ならまだしも、同じ子供からそんなものを
受け取りたくなかった。それはカンナだけだと思ってた。だけど、なのに、塗り替えられていく。更新
されていく。ぼろりと零れた涙がヤサコのシャツを透かせて、白い地肌の色を微かに見せた。
とくん、とくん、落ち着いていくリズム。落ち着く音。髪を撫でられて。
怒って恨んで憎んで悲しんで哀れんで。
同情して。
それから最後はやっぱり、優しく、してほしい。
「ヤサコ」
「…………」
「……返事してよ」
うつくしかったものは消えて、二度と戻らない。
終わり。失礼しました。
>>645 朝っぱらから覗いた甲斐があったよ。
すげー好きだ、このお話。GJ!
647 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:28:48 ID:AT7u5zRK
エロ切ねぇー!
なんか朝からスゴいの読んじゃったよ。
悲しいけど好きですこういう話。
なんかこんなキレイな作品の後で申し訳ないんですが
例の寸止め劇場投下させて頂きます。
はぁ切ねぇ…
648 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:30:01 ID:AT7u5zRK
三話【ダイ×フミ】1/6
『学校の古い資料によると、下着同然の姿で体育の授業を行っていた時代があったそうです』
ダイチがようやく自力で立ち上がれるまでに回復すると、
2人は揃って手水舎横の地面から直接突き出た水道で顔を洗った。
しばらく使われていなかったのか空気の混ざった水を激しく噴出し、
咳き込む様に暴れる蛇口に手を焼いた上、随分と生温い水だったが
それでも頭はすっきりした。
目の縁にまだ少し赤さをを残すフミエが、
ポシェットからウエットティッシュを取り出してダイチに渡す。
「どうせハンカチ持ってないんでしょ」
「さ、サンキュ…」
フミエは自分のハンカチを濡らすと目の周りを押さえるように拭っていたが
ふと何か思い出して顔を上げた。
「それメントール入ってるから目の周り拭いちゃ駄目よ」
「ぐぁっ!目が!目がぁ!」
「…アンタほんっと人の話聞かないわねぇ」
「そういう事は先に言え!」
「今思い出したんだから仕様がないでしょ。それに匂いで気付くでしょ普通は」
「うぬれー!」
一瞬にして自分よりも目を真っ赤に充血させたダイチを見て
フミエはクスクスと笑い始めた。
「だいぶ調子戻ったみたいね」
「う?…お、おう」
ついさっきまで怒って泣いていたとは思えない屈託ない笑顔に
拍子抜けした様に返事をするダイチだった。
こうもコロコロと態度を変えられると、
多少冷静さを取り戻した程度の頭では理解のしようも無い。
女とはなんと摩訶不思議な生き物なのだろう。
649 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:30:53 ID:AT7u5zRK
【ダイ×フミ】2/6
「じゃあまず、そこに正座」
賽銭箱の前に戻る早々フミエは床を指差してピシャリと言った。
先程の笑顔は既に消え去り、無表情で冷たい視線を浴びせている。
当然反論出来る筈も無く、ダイチは渋々とフミエに向き合う様に正座した。
「何かアタシに言う事があるわよねぇ?」
「…スマン…」
「はぁ?聞こえないわ」
「ゴメンなさい。俺が悪かったです」
フミエは背が小さく華奢ではあるが、腰から下はしっかりとして肉付きも良い。
正座した状態から見上げると遠近感の錯覚によりえらく背が高く見えた。
かのダビデ像が、下から見上げた時に丁度良く見える様に
上半身、頭部が大きめに作られているのと真逆の作用である。
その背の高いシルエットの首から上ではぷっくりした下ぶくれ気味の丸顔が
殊更に頬を膨らませ睨み下しているのだから
視覚的にも心情的にもダイチは縮み上がらざるを得ず
神社になぜ仁王像が?と混乱するのも無理は無い。
要するにダイチは心底怖かったのだ。
「ふ〜ん。で、何がどう悪かったの?」
生きた仁王像が問い質す。
知ってるけどアンタの口から何をしたのか言ってごらんと。
「さ、触ろうとしました」
「何を?」
「胸を…」
「誰の?」
「ふ…フミエさんの胸を寝てる間に触ろうとしました!ごめんなさい!」
遂に耐え切れずダイチは床に手を着いて土下座した。
額が床に当たってゴンと鈍い音を立てる。
「はい良く言えましたーって馬鹿!変態!」
「すいません」
「ふん、まぁ良いわ。未遂で済んだ事だし。
この辺で許してあげる。ただー…」
「ほんとか?!」
650 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:31:27 ID:AT7u5zRK
【ダイ×フミ】3/6
ダイチは思わず土下座したまま顔を上げた。
目の前にはフミエのむっちりした太ももの付け根を被う黒い布。
そしてその上で揺れるスカートの裾。
「あ」
「ちょっ!馬鹿っ!。何見てんのよっ!!」
慌ててスカートを押さえて後ずさるフミエ。
だが時既に遅く、ダイチの網膜には生地の織り目までクッキリと焼き付き
その上、在りもしない巻き戻しボタンまで捜していた。
許すと言われて一気に安心したのか、ダイチはつい本音をぽろりと口にした。
「黒… お前のそのセンスはどうかと思うぞ?」
「なんですってー!?」
少しは顔を赤らめ恥ずかしがるかと思いきや、
フミエは不敵な笑みを浮かべると想像を絶する行動に出た。
両手でスカートの裾を掴むと一気に捲り上げて高らかに言い放ったのだ。
「アンタにセンス云々言われたくないわね!」
「うわぁあ!なにやってんだオイ!」
逆にダイチの方が顔を真っ赤にして顔を背けて両手で目を覆う。
正座しているのでまるで恥じらう少女の様な格好だ。
どっちがどっちだか分かりゃしない。
「何よ、見たいんじゃないの?いつもスカート捲くってたじゃない」
「ばかものー!アレは…その、何だ…」
「いいから見なさいよ。ホラ!」
何が何だか分からないままダイチは、
それでも指の間から盗み見る様にしてフミエの方を見る。
何故かフミエは心持ち腰を左右に振りながらホレホレと楽しそうだった。
「な、なんで見せつけてるんだよ!?」
「見せても問題無いからよ」
「?」
651 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:31:57 ID:AT7u5zRK
【ダイ×フミ】4/6
好奇心には抗えず、ダイチはフミエに向き直ると
まじまじとフミエの揺れる腰を見つめた。
黒いと思われた下着は陽光の下では極めて濃い紺色である事が分かった。
シワの感じから生地は柔らかいがかなり厚手の様で、
股上は異様に高く、脚の付け根に沿うV字ラインもえらく鈍角だ。
極めつけは両側面に縦に走る二本の白線。
お世辞にもセンスが良いとは言えず、
むしろ野暮ったいと言うか垢抜けないと言うか…
フミエに指摘された通り、ダイチは何度もフミエのスカートを捲って来た。
今までに見たフミエの下着は白だったり無地のパステルカラーだったり、
あるいは何かしらのキャラクターがプリントされたものだったりと
多岐にわたっていたが、形は概ね同じで、薄っぺらでくしゃくしゃでー…
間違っても今、目の前で左右に揺れている様な奇怪なモノは一枚も無かった。
「…何だこりゃ?」
「これは『ぶるま』よ」
「ぶるま?」
「そう、大昔の体操着。そう言われてるわ」
「は? 下着だろソレ」
「アタシの母さんの時代にはもう廃止になってたそうよ」
「…そりゃそうだ」
二人には知り様も無い事だが、
絶えて久しいブルマーは、実は愛好家達の間で細々と生き延び、
現在もなお極少数ではあるが生産が続けられている。
ただし決して表舞台に上がる事も、本来の用途に使われる事も無いという
ある意味で都市伝説化したアイテムには違いなかった。
「で、これは本当の下着の上に履く物なの。
だからコレを見られても下着を見られた事にはならないのよ」
「…そんなもんか?」
「そんなもんよ」
「んー…革のヨロイみたいなもんか?」
「違うけど何となく言いたい事は分かるわ」
フミエが裾を掴んだままその場でくるりとターンすると
スカート全体が翻りヒップが露になったが
やはりそこもぼってりした生地が覆っていた。
「ホラ、恥ずかしくない」
「んーまぁ確かにそこまでダサダサだとなぁ」
ダイチはその道の人間が聞いたら憤慨しそうな感想をさらっと述べると、
ある事に気付いてメガネをひょいっと持ち上げた。
間髪入れずに鋭い平手が左頬を襲う。
652 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:32:33 ID:AT7u5zRK
【ダイ×フミ】5/6
「ってぇぇー!」
「馬鹿? なにメガネ外してんのよ!」
真っ赤になっているであろう頬を押さえ呻きながらも
ダイチはメガネを外した瞬間目に飛び込んで来た光景を
脳内の大事な物フォルダへしっかり保存した。
薄いライムグリーンだった。
「馬鹿はお前だろ!テクスチャーじゃねーか!
「あたりまえじゃない。実物なんかもう無いんだから」
「メガネしてなきゃ丸見えだろ」
「それで良いのよ。本来は覗きや盗撮防止アイテムなんだから」
「?意味が分かんねぇ…」
「見えちゃうのはいいのよ。見よう、覗こうって根性が許せないの」
スカート捲りに明け暮れていたダイチはギクリとして目を伏せる。
フミエの弁によるとこうだ。スカートの中を盗撮する様な不心得者は、
怪しまれぬ様にメガネを使う筈である。
そういった輩の邪魔になりさえすれば良いと。
フミエはまだ知らなかった。
盗撮防止の用途で一旦は復活の兆しの見えた生ブルマーが、
逆に愛好者の標的となったが故に結局は絶滅の道を辿った事を
「メガばぁに相談したら作ってくれたのよ
ちなみにTypeカネマス」
「なんだぁそりゃ?」
「これの商品名よ。ヤサコも履いてるわよ、
Typeカンコーだったかしら?」
その道の方であればあぁアレか。と、思い浮かべて頂きたい。
それの2026年版電脳復刻品である。
「ほんっと、男ってなんでこんなにスケベなのかしら?」
大きなため息をつくとフミエはダイチの前に向き合って座る。
所謂体育座りなのでスカートの奥が見えてしまっているが
ぶるまの効能かフミエは気にしていない様だった。
653 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:33:03 ID:AT7u5zRK
【ダイ×フミ】6/6
「もう足崩していいわよ」
やっと出たお許しに、既に痺れ始めていた両足をがくがくさせながら
ダイチはなんとかあぐらを組んだ。
「なんでアタシが怒ったか分かってる?」
「む、胸を触ろうとしたからだろ。だから謝ったじゃ…」
「やっぱり分かってないじゃないのよ!」
「は?」
「胸触られたって痛くも痒くもないわよ。アホらしい」
「はぁ…」
「アタシが我慢出来ないのは、アンタのそのウダウダした態度よ!」
「なんだよ!俺のどこがウダウダしてー…」
「乳揉みたかったらハッキリそう言えばいいじゃない!
パンツ見たかったらそう言いなさいよ!」
「うぇえ!?」
「ハッキリ言えばいくらでも揉ませるし
パンツなんか何枚でも見せたげるわよ。減るモンじゃ無し」
「そんな…お前いくらなんでも…」
「ちゃんとアタシのこと好きだって言う前に胸に手ぇ出すな!」
「あ…」
先程の泣き顔と同じく怒っているのか悲しんでいるのか判然としない表情で
フミエはそれだけ言うとぷいっと横を向いた。
「ゴメン、ほんと。ゴメン…」
フミエを裏切った自分に対する絶望感。
ついさっき、仁王像と化したフミエに対して感じた恐ろしさの正体はこれだったのだと
ダイチはようやく思い至った。
「もういいわよ」
「いや、よくない。だってお前さっき俺の事好きだって…」
「何の事かしら?」
フミエはダイチの方へ顔を向けることもせず、そう答えた。
━つづく━
654 :
寸止め刑事:2007/07/24(火) 10:50:27 ID:AT7u5zRK
ほんと申し訳ない。
寸止め名乗って開き直った訳じゃないんですが
長いわりに進展してません。
ウエットティッシュの下りは
勝手ながら道萬氏の作品からネタを拝借致しました。
お気を悪くされません様に…
655 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 11:35:29 ID:jRBZTdF8
>644
素敵な話をありがとう!ずっとこんな話を待ってたんよ。
656 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 11:38:24 ID:jRBZTdF8
連スレ失礼。ハラケンとヤサコに幸あれ。
フミエちゃん、漢だねww
次回はいよいよダイチがフミエのおっぱいを触るのだろうか……ちくしょう。
>>602からの続き(間が空いたので粗筋:幼ヤサコがハラケンっぽい4423に赤ちゃんの作り方を聞く)
そもそも、4423がロールプレイングを提案したのは、幼女に好意と恋心の境界を認識してほしかったからだった。
いくら電脳ペットを一緒に探してくれたからといって、簡単に他人を信用し、自身を預けるような真似をしていたら、世知辛い世の中どんな目にあうかもわからない。
だから新婚家庭という、理想と現実の界面に生じる、甘くて辛いハバネロアイスみたいな奇怪至極な場を擬似的にも再現し、幼い彼女に世界の複雑さを体感させてあげたかった。
教育は年長者の務め。
“赤ちゃんはどこから来るの?”
本能を抑えて社会生活を営む人間に、性教育は必須の学科だ。そして、とてもデリケートな問題だ。
初潮もむかえていないような少女に、真実を包み隠さず教え込むのが本当の性教育か? いや、そもそも……。
少年の思考はあらぬ方向へと拡散し、一時的にフリーズ状態に陥っていた。
「すきありー!」
固まった姿を見て好機ととったか、ヤサコは少年の無防備な脇をくすぐりはじめた。
「こ、こら、やめろ」
不意の攻撃に、ハラケンの顔をした4423はこそばゆさに身をもだえさせた。
どすん。
シートに足をとられて尻餅をついた。
その上に、ヤサコは馬乗りになる。少年は股間のあたりに、ふにっとした柔らかい重みを感じた。
「ほらぁ、デンスケかえしてー。もっとくすぐっちゃうよ?」
「ひゃ、ヤサコ、くすぐっ……あははっ! どいて! 重いって!」
手をわきわきと動かしながら悪戯っぽく笑うヤサコを押しのけようと、少年は腰を突き上げる。
しかし、ヤサコは器用に重心を移動させ、きゃあきゃあと笑う。動くたび、ぐにぐにと小さなお尻が少年のズボンを圧迫する。
揉みあいを続ける内に、ヤサコのスカートがめくれ、白い太ももが露になっていく。
「それそれぇー! デンスケかえさないなら、あかちゃんのつくりかたおしえろー!」
こちょこちょ。
「そ、それはちょっと……にゃははっ! や、ヤサコっ、あははっ、息っ、くる…あはははははっ!!!」
「かえせー。おしえろー。つくらせろー」
童女の細い指が蜘蛛の足のように動き、少年の敏感な部分を刺激しつづける。
「あはははは、ギブギブっ! 参ったから、脇はやめてっ!」
陸の上の魚みたいにのたうちまわる少年にまたがったヤサコは、しがみつくようにしてくすぐり続ける。シーツに皺が寄る。
デンスケを放せば脇を守るのも容易だろうに、なぜか少年はしっかり手につかんだままごろごろと悶える。
ヤサコもくすぐること自体がおもしろくなったのか、手を伸ばせば届く位置にあるにも関わらず、デンスケに触れようともしない。
ハラケンの顔をだらしなく緩ませて、4423が身をよじるたび、上に乗っかったヤサコの体が揺れる。振り落とされまいと彼女が小さなお尻を巧みに動かすと、下に敷いてる少年の半ズボンがずり下がっていく。
摩擦でヤサコのショーツも、ワンピースのなかでもみくちゃになって、華奢な彼女の腰骨に引っかかって、ゴムが伸びる。少年の体の上でロデオを続けているため、じわりと汗ばんで、ワンピースを濡らす。
「もう、あははっ、やめてっ、あははははっ!!」
「やだっ! はぁ…はぁ…わたしに、はぁはぁ…イジワルしたから、なくまでやめてあげないっ」
顔を上気させ、目にうっすら涙すら溜めている少年が哀願すると、同じように頬を紅潮させたヤサコは猫のような笑みを浮かべ、彼の服のなかに手をすべりこませる。
「わっ」
「はぁ…はぁ…からだじゅう、いじっちゃうから」
胸を弾ませ息を荒くしたヤサコの細い腕が、すす、と少年の服のなかにもぐりこんだ。
少年のシャツがまくりあがって、小さなへそが見える。
競馬のジョッキーのような姿勢になったヤサコの、スカートもめくれ上がっていた。ショーツが半分ずり落ちて、小さな桃のようなお尻がむき出しになっていた。
「えいえいっ!」
くすぐるコツと少年のツボがわかってきたらしい。
ヤサコのくすぐり責めはますます激しくなる。十本の指が自在に動き、強弱を付け、側腹をすべっていく。
そして、胸のあたりに手を這わせ、引っかくようにして熱を帯びた少年の肌を刺激する。
「あははっ、ひゃああっっ!!」
激しい快感の波が、少年の全身のバネを弾いた。
「きゃっ!」
勢いよくブリッジした少年の腰が、ヤサコの股を突き上げた。あまりにも強い衝撃だったのか、ヤサコの身体が後ろに飛んだ。
電気ショックが走ったみたいに身体を強張らせ、硬直状態のままヤサコは後ろにこてんと倒れた。
カエルがひっくり返ったような格好で、ヤサコは空を見上げて瞬きを一つした。
少年も天を仰ぎながら、ぜーぜーと息をする。シャツのボタンが取れてシートの上に転がっている。ズボンの留め金がはずれて下からブリーフがのぞいていた。
「あ……大丈夫かい、ヤサコ?」
ようやく一息着いた少年が体を起こして、ヤサコに声をかける。
デンスケも心配そうに、倒れた彼女のもとへとてとてと走りよる。そして、ぽかんとしたヤサコの頬をぺろぺろとなめる。
「ふえ?」
ヤサコは半ば放心状態だった。自分の小さな身体を貫いた未知の衝撃に戸惑っているようだった。
ワンピースの裾がめくれたままになっている。
先ほども述べたが、ショーツがずり落ちている。
か細い太ももを、崩れたM字に開脚していた。
恥丘がふっくらと張り出して、カーブにそって一本の筋が露わになっている。
「……ヤサコ」
少年が、乱れた服も直さず、静かな声でヤサコの名を呼ぶ。
「?」
「やっぱり、赤ちゃんの作り方を教えてあげるよ」
ごく。
まだ兆候すら見えないが、少年の喉仏のあたりから、彼に不似合いな音がした。英語では“アダムのリンゴ”と呼ばれる部位になる。神社の境内の中、無垢な少女と少年だけがいる。少年はかじりかけの知恵の実を、少女に差し出していた。
いつまでたっても、神社の関係者も参詣者の姿は現れない。
少年は頭の隅で疑問に感じた。だが、どうでもいいことだと思いなおした。
重要なことは、ただ一つ。
原初の熱狂に突き動かされ、倒れた少女の肩の上辺りのシートに手を突いた。
いつまで経っても暮れない赤い陽の中で、ふたりは見つめあっていた。
「あ、あなた……」
まだ、ロールプレイングは続いているようだった。
だから4423もハラケンのままだった。いつのまにか背丈も150センチ近くになっていた。服装だけは前と同じだったが、身体にあわせてサイズが変化している。
相対的にヤサコは、少年の半分くらいの身長になっていた。
この体格差に、先ほどまでのヤサコの強気はなりをひそめていた。
「どうしたの、ヤサコ?」
「……ううん」
少年の口調はあくまで優しいままだった。ヤサコは何もいえなくなる。
ぎゅっ、とデンスケを強く抱きしめた。
ペットマトンと本物の区別を付けられないほど幼い子供は、ときおり、電脳ペットを潰してしまう勢いでハグをすることがある。
ある意味で豊かな感受性をもつ彼らが、本物の肌触りを体感したと錯覚したために強く電脳ペットを抱きしめると、当然のことだが彼らの腕は電脳ペットを素通りしてしまう。
ここで初めて、彼らは電脳ペットはただの情報であり、物質とは異なった存在であることを理解する。
皮肉にも、この段階を経ることによって、子供たちは電脳ペットや諸々のツールを扱う技術が飛躍的に伸びるようになる。
力加減を知った彼らは、まるでそこに在るかのように、空間に浮かぶコンソールにタイピングをしたり、電脳ペットの清潔な毛並みをなでて喜ばせたりできるようになる。
しかし、それらには幼い頃のリアルな肉体感覚はなく、条件反射のレベルまで浸透した理性のみがある。(※N○K出版『脳と電脳 ロールプレイング・チルドレン』p32-59参照)
それはさておき。
ヤサコの腕はデンスケの電脳体をすり抜け、自分で自身を抱きしめる形になった。
簡単に折れてしまいそうなか細い腕で、肌の下には何もつまってはいないかと錯覚するくらいの華奢な身体を。
「あなた…、ハラケン…、4423……」
息のかかるほど近くで自分を見つめる男の名前を呼んだ。彼の身体も、細身ではあったが、ヤサコには無駄な脂肪のない引き締まったものに感じられた。
デンスケは抱き潰されたことに驚いて、音もなくシートの端へと避難していた。
電脳ペットのデンスケが、上になっている少年の肉体を強調し、そして抱きしめている自分の身体の細さが際立たされる。
彼に強く抱きしめられたい。彼の体温を感じたい。
リアルな身体感覚が自分の内側から沸騰してくる。
目がとろける。
心臓が高鳴る。
耳鳴りがする。
息苦しくなる。
下腹部が熱くなる。
「おしえて、あかちゃんのつくりかた」
ヤサコは小さな声で、しかしはっきりと、彼に告げた。
少年は両腕でヤサコを抱きしめた。きゅっ、と彼女の全身が緊張で硬くなったものの、じっとしていた。
先ほどまでの狂態のために、ヤサコの前髪は乱れ、汗で額にはりついていた。少年はおでこに口付けをする。
「ん……」
ヤサコが腕の中で声をあげた。全身を少年の身体に包み込まれ、息苦しくなる。思わず脚を動かすと、膝が少年の股間にはさまれるような形になった。
ブリーフの下にはまるでの骨のような感触があった。そして熱くなっていた。
「う……ぅん、ヤサコ、苦しい?」
「だ、いじょうぶ……それより、かたくなってる、よ」
ヤサコのおでこを舌を使って責めていた少年は少し照れたような顔をしたが、脊髄のあたりから発する衝動に身を任せることにしたらしい。
「んむっ?!」
少女の唇を激しく貪りながら、少年は下半身を上下させ彼女のすべすべした脚を下着ごしに愉しむ。摩擦によって、少年の股間はますます膨張していく。片手をスカートのなかへもぐりこませる。
「ひゃんっ!」
伸びきっていたショーツをひき下ろされ、下半身を愛撫された。一本の恥毛も生えていない丘の上を、少年の掌がすべっていく。窪みに指がひっかかり、きゅうという声が喉から我知らず漏れる。幼い穴からはとろりとした蜜が溢れ、少年の爪が滑り、肉を弾いた。
「ヤサコ、準備はできているみたいだね」
「くぅん……あ、はぁ……じゅん、び?」
「そうだよ。僕のが硬くなっているのと同じで、ヤサコのも赤ちゃんを作る準備」
少年は太ももの谷間に手首をもぐりこませる。中指がヤサコの臀部の亀裂に割って入った。ぎゅっ、と他の指でヤサコの柔肉を握り、もみしだく。
「ひにゃあああっ?!」
愛液を拭った少年の中指が、ヤサコの肛門に第一関節まで入りこんでいた。
ぐぐ……と、ヤサコの身体が弓なりになる。ワンピースに少年の片手がもぐりこみ、彼女の小さなお尻を支えている。そのため、彼女は股間を天高く突き出す格好になっている。
ぱくぱくと金魚のように開くヤサコの口から、嬌声が漏れた。
「わ、わたしのアヌスが、男の子のぴんと張った指で、牡蠣の中身を穿り出すみたいにして、掻き回されてるぅぅっ!!!」
「え? アヌス? いきなり台詞の表記も漢字が多くなってるし……」
一瞬の沈黙。
4423はハラケン的な当惑の表情を浮かべ、ヤサコを見つめる。
幼女の目が泳いでいた。
「……おしりがじんじんするううう……」
新たにあげた喘ぎ声は、どこか気が抜けていた。
「ワンピース、めくって」
ハラケンっぽい4423はヤサコを抱き起こし、そっと命じる。ヤサコの態度に違和感はあったが、なにより情感が切迫して、ブリーフのなかで射精してしまいそうだった。
ヤサコはといえば童女らしい戸惑いを見せながら、両手で黒いワンピースの裾を握って、すす、とたくしあげる。立ち上がったとき、ショーツは足首まで落ちていた。恥丘が丸見えになり、縦筋がむき出しになる。
対照的に上半身は、ワンピースとスリップを捲り上げているため厚ぼったい印象を与え、目にはうっすらと涙まで浮かべて、“レディ”のような貞淑さを醸し出している。
その扇情的なギャップが、少年の劣情をそそった。
ブリーフを脱ぐと、ぶるんと少年のペニスが勢いよく飛び出してきた。
「ひゃっ……!」
ヤサコは弾んだ悲鳴をあげた。両手でスカートをつまんでいるため、覆い隠すこともできず、ただ目をそらす。
しかし、横目でちらちらと少年の股間を見るのはやめない。
少年のピンク色の亀頭から透明の露が溢れ、てらてらと光っている。
ヤサコは父親以外のものを見たことはなかったが、びくびくと拍動するペニスを大きいと感じた。統計的に正しいか判断する術は彼女にはないが、彼我の体格の対比からいっても正しい判断であった。
ヤサコの股間もまた、濡れていた。股間から溢れたラブジュースが、腿を伝って、夕陽を照り返している。
夕暮れに吹く涼しい風で、股間と腿の愛液が冷えて、気持ち悪かった。ヤサコの愛液を拭った少年の指先も、気化熱の原理で冷たくなっていた。
「きれいだよ、ヤサコ」
「あうう……はずかしいよぉ」
ぎゅううっ。
再び、二人は熱く抱擁する。
身長差があるので、少年がヤサコを抱き上げるような形だ。
ヤサコの股間に陰茎が押し付けられる。しっとり冷たい秘所に焼けた肉棒を当てられ、少女は、うう、とくぐもった声を出す。
「ひんっ、ひゃうっ…! 熱いぃぃぃ!!」
ちゅっ、むにゅっ。
股間からぞわぞわと昇ってくる熱量に頭がくらくらになり、ヤサコは少年のはだけた胸にしきりにキスをする。
少年の肌が、幼女の唾液でべとべとにされていく。
「はぁっ……はぁ、ヤサコぉぉ……」
反り返ったペニスが、ヤサコの秘裂の上を何度も往復し、互いの体液を交換する。
「あああ、あああああっ!!!」
愛液の助けで、自然と陰茎が少女の裂け目を割って、ずぶずぶと押し入っていく。
ヤサコは全体重を支えられたまま、少年とつながっていた。ぶるぶると、ワンピースの裾をつまむ手が震えている。
「……じゃ、いくよ」
ヤサコを抱える少年の腕の力が緩んだ。
重力により、彼女の身体がずぶずぶとペニスを飲み込んでいく。
「ぉぉおおぅっ?!」
とつぜん突き上げられ、ヤサコは幼女らしからぬ奇声をあげた。なにかを求めるような格好で、右腕がぴんと張って天を向いている。
剛直に貫かれたヤサコの四肢が、ぴん、ときつく締まる。
はーはーっ、と喉から息が漏れ出す。涎が垂れる。
一瞬でも気を抜くと、また悲鳴をあげてしまいそうだったので、ワンピースとスリップを限界までたくし上げ、はむ、と咥えた。
幼女のぺったんこの胸が、豆のような乳首が、汗の玉が浮かんだ白い肌が、小さなおへそが露わになって、少年の肌と盛んにこすれあう。
「うっ!!」
少女の膣口が海綿体に食い込み、内部では襞がからみつき、少年を悶絶させる。
つつ、と赤みの混じった液体が、少女の太ももを、少年の陰茎を伝っていく。
「ーーーーっ!!!!」
涙目でワンピースを噛んでいたヤサコの口から、身体の奥より沸き起こった絶頂の声が漏れる。
同時に、少年の陰茎の形に拡張されていた柔なヴァギナが、痙攣を起こし、万力のように少年自身を締めつける。
「でるっ! でるよ、ヤサコっ!!」
初潮もまだすませていないヤサコの子宮に、どばどばと少年は大量の白濁液を注ぎ込んでいく。
ヤサコは頭をのけぞらせた。顎から力が抜け、はらり、と交接部分にワンピースが被さる。
焦点の合わない瞳をしたヤサコが叫んだ。
「すごいっ! 男の子の汲めども汲めども尽きぬリビドーの貯水池から青臭い性の奔流が迸り蛇のようにうねるホースを伝って、まだ蕾も開ききっていないにも関わらずその奥に隠された秘密の花弁を夏の通り雨の激しさで濡らし尽してるぅぅぅっっ!」
「おまえっ……本当、いくつなんだぁぁぁぁぁっ?!」
少年も思わず叫んだ。
「はっ?!」
ヤサコは“ちぃぃっ! やっちまったぜ”といった表情をして、さっと視線をそらした。
「……」
「……」
気まずい沈黙。
たらーり、とヤサコの頬にひとすじの汗が流れた。
ばっ、とヤサコは汗を飛ばすほどの勢いで頭を振り、指をくわえて上目づかいで少年を見やる。
「うぅぅん、まんまんがじんじんするのぉ、お兄ちゃん……。
ユウコのここ、カゼひいちゃったみたい…」
「いきなり妙なキャラ作りしてるし……」
少年が疲れたような声で呟いた。
「そ、それより、あなたのペニス、またかたくなっているよ?」
射精したばかりだというのに、少年の陰茎は勃起したままだった。
「ペニスって……」
少年は不審そうな顔をしていたが、ぎゅうぎゅうと局部を少女の肉穴につかまれ、再び切迫した情欲がわきおこってきた。
ヤサコを抱えたまま、少年は腰を振り、ペニスを少女の体内深くに打ち込んでいく。
「あ! ひ、あっ、あ」
喉から細かく区切られた喘ぎ声が、連続して吐き出される。
宙ぶらりんの脚が、爪先まで一直線に伸びて、棒のようになって痙攣している。
衝撃で仰け反りそうになるのを必死でこらえ、蝉のように少年の身体にしがみつく。
「うっ……ヤサコのなかっ、キツいっ!」
ぎちぎちに少年の性器をくわえ込み、腕はしっかりと背中に回され、少年のうっすらと筋肉の乗った肌に、爪を食い込ませる。
二度目の絶頂もすぐだった。
少年の熱い迸りが膣へと流し込まれると同時に、ヤサコもまた決壊した。
「トんじゃうぅぅっっっ!!!」
ふわり、と重力がなくなる。
ヤサコは天高く飛翔していた。
花火になって無限の宇宙空間を飛翔していくような感覚。
そして。
身体が、爆ぜた。
そこで目が覚めた。
(え?)
身体が濡れていた。
寝汗…もひどかったが、特に股のあたりがおねしょをしてしまったようにぐっしょりしていた。
(もしかして、ぜんぶ、夢?)
ヤサコ脳が寝起きにも関わらず、高速回転し、状況を把握していく。
(ああっ! わたしってば……京子じゃあるまいしっ、小6にもなっておねしょなんて!)
しかも、エッチな夢を見て。
(し、しかもハラケンのようなそうじゃないような人に、(ピー)歳のわたしがエッチなことをされる夢なんて……法律的とか道徳的にみても色々とアブないわっ!)
条例的には、今のヤサコの年齢でも余裕でアウトではあるが。
(きっと、メガネをかけたまま寝ちゃったせいだわ)
ヤサコは寝る前に、メガネのかなりの容量を占めているハラケンフォルダを開いて鑑賞するのが、最近の日課になっていた。
(サブリミナル的な何かで、わたしの夢に影響が出たのよ。N○Kの『脳の科学』で聞いたことがある。うんっ、思考終了!)
サブリミナルの実効性には疑問が持たれている。
なにはともあれ、結論が出るとヤサコ脳の回転が通常に戻った。
周囲の景色が急速に色と音を取り戻していく。
高速に下から上へ流れる寝室の情景。
胃が浮くような浮遊感。
風を切る音。
「あれ?」
自分が落下中だということに、ヤサコはようやく気がついた。
淫夢に悶えて、二段ベッドを乗り越えてしまったらしい。
夢の衝撃的な内容に、クロックアップしたヤサコ脳が、落下中にも関わらず状況認識から原因解明までやってのけたようだ。
極限状態における脳の働きはすごい。N○Kの『脳の科学』でもいっていた。
だが。
いくら脳がすごくても、たとえ空も飛べる気がしても。
がんっ!!!
人間は飛べない。
「きゅう……」
後頭部を強打して、ヤサコは意識を失った。
ちなみに。
激突の衝撃で、やはりメガネの容量をかなり食っているイサコフォルダの映像が再生された。
そのせいか、気絶したヤサコは再び淫夢を見ることになる。
ハーフサイズになったちびイサコを首輪でつないであれこれするという、かなりアレ内容だった。
終わり。少し間を空けると、素敵な作品がいっぱいで驚き。
終わり。少し間を空けると、素敵な作品がいっぱいで驚き。
かなりアレな淫夢もkwsk
670 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:50:32 ID:pLDl25wH
お疲れ様です。
起きてて得した(^-^)
エロさも最高ですがオチのつけ方、筆の運びがGOODですな。
あ
朝っぱらからやってくれるぜ・・・GJ
673 :
寸止め刑事:2007/07/25(水) 07:37:50 ID:97FP0UTw
お疲れ様です。
幼ヤサコ、エロい上に笑わさせて頂きました。興奮時の口調がなんてエロいんだヤサコw
今週の放送日までには何とか終わらせようと
毎日の様に拙作を投下させて頂いておりますが、今回は短めに小分けして投下させて頂きます。
先が見えないなぁ…
674 :
寸止め刑事:2007/07/25(水) 07:42:33 ID:97FP0UTw
四話の1【ダイ×フミ】1/2
『気象庁によると、地理的なものか観測プログラムのバグによるものか、大黒市の天気予報はよく外れるそうです』
二人の間の沈黙を補うかの様に蝉の鳴き声が騒々しさを増し、
更に厚みを増した雲のお陰で日差しは和らいだものの、逆に蒸し暑さが増した。
周囲の様々な物が密度を増す中、
ダイチは自分の体が隙間だらけになった様な感覚に襲われていた。
その隙間からは風がひゅうひゅうとが吹き込んで来るが、ちっとも涼しくはならず
気温とは関係のない嫌な汗がじっとりと滲んで来る。
遂に沈黙に絶えられなくなったその瞬間、先に口を開いたのはフミエの方だった。
「アタシはアンタの事嫌いじゃないわよ」
出鼻をくじかれ何も言えないでいるダイチに、
相変わらず顔を背けたままフミエは続けた。
「むしろ逆の感情だわ」
嫌いの逆。敵の敵は味方。反対の賛成の反対なーのだ。
何を言われているのか理解出来ず、ダイチの思考は混乱する。
「でもアンタがそんな風にウダウダしてる間は
絶対にアタシの方から好きだなんて言ってあげない」
「…ああ」
何と答えて良いかわからず、口ごもる様に頷く。
「昔、お祭りに誘ってくれた事あったわよねぇ。覚えてる? プレミアチケットどっさりくれて」
「うん…」
「2人で夜店を巡ってる間、ずっと待ってた。いつアンタが好きだって言ってくれるのか」
「…」
「そしたらアンタ結局最後まで何も言わないで、じゃあまたなーって…」
「…そうだっけ?」
「忘れるもんですか。そして次に会った時アンタ何したと思ってるの?」
「ぅあ…」
675 :
寸止め刑事:2007/07/25(水) 07:43:28 ID:97FP0UTw
四話の1【ダイ×フミ】2/2
忘れたつもりでいた記憶が瞬時に甦り、ダイチは俯いたが
床板の節目に睨まれてぎゅっと目を閉じた。
「スカート捲りよ」
「…思い出しました…」
「アタシがブチ切れてズボン引きずり下ろすのも当然でしょ?」
そこでフミエは一呼吸置くと、少し大きめの声で
ハッキリと言い渡した。
「あの時決めたのよ。アンタがはっきり好きって言うまで
アタシはアンタの気持ちに気付いてやらないって」
ダイチははっとして顔を上げた。
フミエの顔は鳥居のある石段の方へ向けられたままだった
「…スマン。あの時はホントに悪かったと思う。ただ、
祭りで二人で居る所をクラスの奴らに見られてて…」
「からかわれて、否定するためにスカート捲ったって言うの?」
「…あ、うん…」
「アンタの面子とアタシとどっちが大事なのよ!」
ダイチは再び俯くとため息をついた。
長い事ずっと考えていた。どこで食い違ってしまったのかを。
自分の気持ちと反対の行動をとったり、心にも無い言葉を浴びせたり。
木々を揺らす風と上空の雲の流れは、今日の様に真逆の時もあれば同じ時もある。
しかしダイチはずっと食い違ったまま生きて来た。
そのきっかけとなったのが、良かれと思って誘ったあの祭りだったとは。
「生意気にため息なんかついてんじゃないわよ」
大嫌いの反対の対象からそう言われ、ダイチは再びつきかけたため息を呑み込んだ。
この食い違いを何とか矯正出来るとしたら今しかないのではないか。
そう思うと少しだけ元気が出た。
ダイチが顔をあげると、今度は真っ直ぐに見つめるフミエの顔があった。
「さぁ、女の子にここまで言わせたんだから。次はアンタの番よ」
━つづく━
676 :
道萬:2007/07/25(水) 14:25:03 ID:9+FxPMGr
寸止め刑事さん、GJ!
爽やかな物語の進行、このままエロ無しで終わっても充分満足できます。
今後の展開に期待してます。
またいい所で寸止めか!
寸止めさん、よすぎる><
続きマダー
680 :
寸止め刑事:2007/07/26(木) 12:10:06 ID:yD5HmNzA
>>道萬さん
感想ありがとうございます。もうちょっと続きますのでお付き合い下さいませ。
>>お待たせしている皆様
昨日は気分転換にフミエの絵なんぞ描いていて投稿できず、申し訳ありません。
今夜はちゃんと寸止めで投下しますのでお許し下さい。m(_ _)m
681 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 19:01:47 ID:kLeBbRYA
カンバレー。
682 :
道萬:2007/07/27(金) 02:30:50 ID:9mOPujUY
ども、道萬です。
フミエたんの新たなる挑戦、お楽しみいただけると幸いです。
でわでわ。
683 :
道萬:2007/07/27(金) 02:31:24 ID:9mOPujUY
第6話
【フミ×マイ 教育指導】
生物部の部活も終わり、みんなが帰った後でフミエが教室に引き返してきた。
マ「あら?フミエちゃん、忘れ物?」
フ「先生・・・ちょっと相談があるんですが・・・」
マ「何かしら、先生でよかったら」
マ「ちょっと待っててくれる?いいもの持ってきてあげるw」
マイコは職員室に行きペットボトルのウーロン茶とお菓子を持って戻ってきた。
マ「どうぞ食べて。で、話って?」
お皿には、おせんべい・チョコ・クッキーと色々入っていた。
フ「いただきま〜す」
学校生活の事や勉強の話など、フミエは次々と相談を持ちかけた。
マイコは思った。
マ「(これこそ生徒と先生を繋ぐコミュニケーションよ!!)」
今、この瞬間マイコは教師としての幸せを噛み締めていた。
マ「(あら?クッキー?チョコ?お酒はいってたのかしら?あれ?あれ〜?)」
マイコの顔がほんのりと赤くなってきた。
その変化をフミエが見逃すはずがない。
フ「(チョコよ、チョコ・・・匂いでわかるでしょ・・・普通w)」
フ「(そろそろ切り出しますかw)」
フ「あの・・・ダイチのやつが・・・」
マ「フミエちゃんはダイチ君のことが嫌いなの?」
フ「嫌いじゃないけど・・・いっつも突っかかってくるし・・・」
マ「男の子はね、気になる女の子にちょっかい出したくなるの」
フ「ダイチが?・・・」
マ「そうね、ダイチ君は本当はイジワルな子じゃないと思うな、先生は」
マ「ダイチ君はフミエちゃんの事がとても気になってるんじゃないかな〜」
フ「そんなぁ・・・でも、あたしなんて先生みたく美人じゃないし・・・」
マ「まぁ、フミエちゃんたら〜w、大きくなったらフミエちゃんも美人になるわよ〜w」
頬に手を当てさらに赤くなったマイコは、ほめられた事でハイになってきた。
フ「(分かりやすい性格だことw・・・さあ、いくわよ!)・・・先生?」
マ「なあに?」
フ「あの・・・胸が・・・大きくなったのって、いつくらいですか?」
マ「ん〜?中学生・・・くらいだったかなぁ」
フ「でも、あたし・・・ちっちゃいから・・・まだほとんど膨らんでないし・・・このままだったら・・・」
マ「そんな事ないわよ、中学に入ってから急に成長する娘もいるから・・・心配しないでw」
フ「おっきくなるのかなぁ・・・おっきくなったらどんな風になるのか・・・触ってみても、いい・・・ですか?」
予想外のお願いにちょっと躊躇したが思春期の女の子だ、フミエの気持ちも分からなくはない。
ほろ酔い気分もあって正確な判断力に欠けていた。
マ「え?・・・ ・・・ど、どうぞ・・・」
6年生といってもまだまだ子供ね、無邪気で可愛いわ。
ジャージのチャックを外し前をはだけると、白いトレーナーが現れる。
フミエは席を立ちマイコの隣の椅子に移動し、両手で胸に触れた。
フ「先生・・・」
マ「何?」
フ「ブラジャーが硬くて・・・よくわかんない・・・」
マ「・・・困ったわね・・・しょうがないなぁ・・・」
トレーナーの下から手を入れてブラジャーのフロントホックを外す。
マ「これで・・・いいかしら」
684 :
道萬:2007/07/27(金) 02:32:17 ID:9mOPujUY
トレーナーの上からでも張りのある柔らかい弾力が手に伝わってくる。
ヤサコやイサコでは感じる事が出来ない大人の胸だ。
フ「おっきくて・・・柔らかい・・・」
マ「ぁ・・・フミエ・・・ちゃん・・・ぅ・・・もういいでしょ・・・」
フ「もう少しだけ・・・」
小さな手を思いっきり広げ、ゆっくりと下から持ち上げるように形のいい乳房を揉んでいく。
感じてはいけないと思ってはいるが、次第に乳首が硬くなってくる。
その敏感な部分をフミエは指でつまんだ。
マ「あぁ、だめっ!・・・そこはぁ・・・ふ、フミエ・・・ちゃん・・・もう・・・うぅ・・・」
フ「先生・・・ありがと・・・」
マ「はぁ・・・はぁ・・・(せ、生徒に、女の子に触られて・・・感じちゃうなんて・・・そんなの・・・そんな・・・)」
気を落ち着かせながらフミエを見る、そこには私を見上げる普通の小学6年生の少女がいた。
ひとりで変な想像して・・・私っていやらしい・・・
ブラジャーのホックは後でいい・・・今は火がつき始めた、この疼きを何とかしなければ・・・
トレーナーの胸の部分がはっきり分かるくらいツンと尖っていた。
フミエは思った。
先生は感じてる、まだまだいくわよ・・・
フ「あたし・・・あの・・・その・・・まだ・・・毛が・・・生えてないんです」
マイコの頭は霧がかかったようにボーっとしていた。
マ「・・・人それぞれだから・・・なんとも言えないわね・・・」
フ「マイコ先生!」
マ「は、はい!・・・何?・・・何?」
フ「・・・先生の・・・見せてくれますか?」
マ「え、えぇっ!それは・・・ちょっと・・・」
さすがにそれは出来ない、とマイコは思った。
フ「あたし真剣に悩んでるんです!ヤサコもアイコももう生えたって・・・ぐすっ・・・」
マ「で、でも・・・」
フ「ふぇ・・・ぐすっ・・・せんせえぇ・・・ぐすっ・・・」
マ「だって・・・(私にもそんな時期あったわ、生徒の悩みには真剣に対応しなくちゃ・・・ダメよねぇ・・・)」
フ「・・・ぐすっ・・・ぐすっ・・・」
私の膝に突っ伏してフミエ肩を振るわせていた。
酔いも手伝い気持ちが昂ぶっているせいかフミエの気持ちが痛い位に分かる気がしていた。
・・・今学校にいるのは私たち2人だけだ。
フミエの頭を撫ぜながら心を決めた。
マ「・・・わかったわ見せてあげる、その前にドアに鍵を掛けるからフミエちゃんはカーテンを閉めてくれる?」
フ「はい・・・(言ってみるもんねw)」
ジャージを下ろすとピンク色のレースのパンティが現れた。
マ「はぁ・・・はぁ・・・(学校の教室で裸になるなんて・・・先生がこんな事していいの?)」
パンティに手を掛け、ゆっくりと膝まで下げていく。
マイコのヘアーは薄いほうだった、割れ目の上部に若草のような柔らかい毛が申しわけ程度生えている。
フミエはその様子を食い入るように見つめた。
マ「フミエちゃん・・・あんまり・・・見ないで」
同性の、しかも自分の生徒に・・・こんな恥ずかしい格好を自分からしてる・・・
すごいドキドキ・・・私って興奮している?・・・欲求不満?・・・
なぜだろう、どんどん濡れてきてる・・・もうこれ以上は・・・我慢できなくなっちゃう・・・
マ「どお?これで・・・はぁ・・・もう・・・いい?・・・」
685 :
道萬:2007/07/27(金) 02:33:16 ID:9mOPujUY
マイコの顔は紅潮し、瞳が潤んでいる。
あそこがピクピクしてる・・・心の奥から今まで感じた事がない感覚が湧き上がってきた。
フ「なんか、よくわかんない、横になってよく見せてください」
頭がボーっとしてきた・・・そんな事出来ない・・・でも・・・でも・・・
マ「そ、そんなぁ・・・先生恥ずかしいわ・・・」
フ「お願い・・・マイコせんせえぇ・・・」
マ「(あぁ・・・先生って言わないでぇ・・・頼まれたら・・・断れないじゃない・・・)」
マ「他の子達には絶対内緒だからね・・・」
もうだめ・・・このままやめる事なんて出来ない・・・どうなってもいい・・・
ジャージの上を脱ぎ、床に敷いた。
横になりパンティーを完全に脱ぐと膝を立て軽く足を広げる。
恥ずかしさで両手で顔を覆った。
マ「はぁ・・・はぁ・・・これで・・・どぉ?」
フ「ありがと・・・マイコ先生・・・」
フミエは足の間に潜り込み、マイコの秘所に顔を近づけた。
フ「大人のあそこ・・・」
内腿までがヌラヌラとぬめっている。
フ「(すごいw・・・感じやすいのね)」
フ「先生?あそこが濡れてる・・・なんで?」
マ「何でもないの・・・汗だと思う・・・」
フ「拭いてあげる・・・」
フミエが割れ目に沿って指を這わせていく。
マ「いやっ!・・・やめてぇ・・・あぁん・・・だめぇ」
フ「ヌルヌルしてる・・・汗じゃないよ・・・マイコ先生・・・」
マ「ぁあん・・・はあぁ・・・あ・・・ぁ・・・んくっ・・・」
フ「先生?気持ちいいの?」
マ「はぁ・・・そんな事・・・ない・・・あぁ・・・あんまり・・・触らないでぇ・・・あん・・・」
足が自然に開いていく・・・腰が勝手に動いちゃうぅ・・・
これじゃあ、もっとしてって・・・おねだりしてるみたい・・・
生徒に・・・いたずらされてる・・・私の密かな願望が・・・
686 :
道萬:2007/07/27(金) 02:34:02 ID:9mOPujUY
ここ数年は彼氏もなく、ご無沙汰ではあったがマイコも男性経験がないわけではない。
・・・ぬぷっ・・・
蜜壷に軽く指が入った。
マ「あひぃ・・・やあぁ・・・だめ・・・あん」
体中に電気が走り、蜜がどんどん溢れてくる。
マ「いやっ!・・・フミエちゃん・・・やめてぇ・・・お願いぃ・・・」
フ「先生が保健の授業でいってた男性器を入れる膣ってここでしょ」
フミエの握り締めた小さな拳が濡れた蜜壷に押し付けられた。
力を込めると手首までゆっくりと沈み込んでいく。
マ「やっ!・・・ぃやあぁ・・・うぐぅ・・・あぁぁん・・・」
ニュルニュルとした肉壁の感触が腕全体に絡みついてくる。
フ「せんせえぇ・・・はぁ・・・はぁ・・・あたしの手が・・・入っちゃったよ・・・」
フミエはゆっくりと手を動かした。
マ「あああぁ・・・だめぇ・・・うごかしちゃぁ・・・らめぇ・・・」
・・・ぬちゅ・・・ぐぽっ・・・くちゅ・・・
静かな教室にマイコの喘ぎ声と湿ったいやらしい音が響く。
フミエはもう片方の手でトレーナーを捲りあげた。
外れたブラとその中に隠されていた乳房が露わになった。
乳首はさっき触った時よりもさらに硬く尖っていた。
指に愛液をなすり付け乳首をこね回す。
マ「んんっ・・・あぁ!・・・やだぁ・・・くっ・・・くぅぅ・・・」
フ「マイコ先生・・・とっても綺麗・・・」
身体が弓なりになり、フミエの腕を締め上げた。
マ「ぁはぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・うぅ・・・ぅ・・・」
身体が弛緩し放心状態になったマイコの蜜壷は、まだ腕をピクピクを締め付けている。
フミエはゆっくりと腕を抜くとマイコの上に身体を重ね、太ももを滑り込ませながら愛液で濡れた乳房を舐めた。
フ「マイコせんせえぇ・・・」
マ「はあ・・・はぁ・・・あぅぅ・・・フミエちゃ・・・ん・・・ぅんっ・・・」
マイコはフミエを抱え上げ、口づけをした。
687 :
道萬:2007/07/27(金) 02:34:51 ID:9mOPujUY
マ「はぁ・・・フミエちゃんったら・・・いけない子ね・・・」
マ「先生にこんなことして・・・お仕置きよ、あなたも服を全部脱ぎなさい」
抵抗しないフミエの服をマイコは脱がせていった。
マ「綺麗な肌・・・マシュマロみたい」
下着に手を掛け脱がす、それはしっとりと湿っていた。
マ「まあ、こんなにビショビショにしちゃって・・・」
マイコは指で割れ目を広げてみた。
可愛いピンク色、でも小さなクリトリスをこんなに硬くしちゃって・・・6年ならオナニーもしてるわね。
マ「自分で・・・してるの?・・・してるわよね・・・」
フ「はぁ・・・あぁ・・・や・・・うふぅ・・・」
マ「こうゆう事は・・・した事あるかしら?」
クリトリスを根元から優しくつまんでペニスのようにしごき始めた。
フ「ひゃあぁ!・・・あぁあ・・・やらぁ・・・んあぁ!」
マ「ね、すごいでしょ・・・」
フ「あひぃ・・・あぁ・・・ぁ・・・ぁあぁん・・・せんせえぇっ・・・」
マ「先生の思ったとおり・・・フミエちゃん可愛い・・・こっちのほうはどうかしら?」
両手の人差し指をきつい蜜壷に沈み込ませゆっくりと広げた。
少女の内部を覗くなんてすごくドキドキする、絶対しちゃいけない事・・・でも・・・とってもしたかった事・・・
心臓が爆発しそうだった、
蜜壷の中は肉襞のうねりがヒクヒクと収縮していた。
マ「あら?処女膜がないじゃない、ダイチ君とセックスしちゃったの?」
フ「ダイチとなんて・・・してない・・・はぁ・・・はぁ・・・」
マ「じゃあ、誰とかしら?ダイチ君悲しむわね」
フ「男の人と・・・セックスなんて・・・あぁん・・・してないよぉ・・・」
マ「そう・・・(フミエちゃん活発だから自然に・・・それともオナニーかしら)」
こんな少女がどこまで感じるのか試してみたくなった。
中指を根元まで挿入し、おへそのほうに曲げ肉壁を刺激する。
フミエの身体がビクッ!と跳ね上がった。
フ「あぁ!・・・あ、あ・・・せんせぃ・・・せんせぃ・・・・」
マ「気持ちいいのね・・・イッちゃっていいのよ」
感じるツボを探り当てると執拗に攻め続ける。
マイコが手を差し伸べると、フミエは両手で強くしがみついてきた。
フ「くうぅ!・・・あ!・・・あ・・・ぁ・・・ぅ・・・」
教室が、静寂に包まれた。
マイコは時折ピクピクと身体を震わせているフミエを優しく抱きしめる。
フミエはマイコに包み込まれ、小さくなってまだ荒い息遣いをしていた。
マ「(いけない事だけど・・・癖になりそう・・・)」
フ「はぁ・・・はぁ・・・マイコ先生・・・好き・・・」
マ「私もよ・・・フミエちゃん・・・大好き・・・」
フ「また・・・してくれる?・・・」
この子も後半年で卒業だ・・・私の願いをかなえてくれたフミエ・・・思い出をいっぱい残したい。
マ「う〜ん・・・時々ねw」
フ「先生・・・今度・・・ヤサコも一緒に・・・いいかな?」
マ「ヤサコちゃん?・・・あなた達・・・いいわよ、今度先生の家に遊びにいらっしゃい」
〜〜おわり〜〜
面白い組み合わせだな。GJ
689 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 04:14:46 ID:aFAbIXOq
エロ━━━━(゚∀゚)━━━━イ !!!!!
流石道萬さん!
しかもフミエ、腕って… おっかねえ娘だなぁw
毎回素晴らしいです。次回作も楽しみにしております。
非常にエロい作品の後で申し訳ありませんが、
恒例の寸止め劇場投下させて頂きます。
今回はちょっとフミエ視点で書いてみました。が、まだエロシーンに到達しません…
ヤサコを巻き込んだ続編激しくキボン
691 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 04:31:33 ID:aFAbIXOq
四話の2【ダイ×フミ】1/3
ダイチを見据えるフミエに、先程の様な仁王像の威圧感は無かった。
ただ、無表情を装っているその実、顔は上気し鼓動は自分でも聞こえる程高鳴っている。
それを悟られぬよう顔を背け、矢継ぎ早にダイチを責め続けた。
機微に疎い上、打ちひしがれた今のダイチは気付きもしないが、
端から見ればフミエは真逆の意味の言葉を駆使して
大好き!大好き!と連呼しているに等しかった。
すれ違い、食い違っていたのはフミエもまた同様だった。
お互いが良く似ているが故に、惹かれ合い、反発する。
自分の嫌な部分を相手の中に見る時がある。
自分に無いものを相手の中に見付ける時もある。
お互い勝負にこだわるのも、そんなギクシャクとした隙間を埋める応急処置でしかなかった。
勝っても負けても常に二人は敗者だった。
ただ、罵り合っている間だけ、心が安らいだ。
メガネを初めて手に入れ、追いかける様にダイチがメガネを買った時は正直嬉しかった。
共通の話題で語り合えるかもしれない。学校の授業よりも熱心に、メガネについて勉強した。
何故だかダイチは常にヘソを出している。その為に体操服すら改造している程だ。
流石に真似はできないが、服を買う時は自然と小さめの、タイトなものに手が伸びる。
低学年の頃、母親が洗濯に失敗して縮みまくったお気に入りの服を、
我慢して学校に着て行った日のダイチの言葉をフミエは忘れない。
「お、カッコいいじゃんか。ヘソ出せよヘソ。」
何でこんなに好きなんだろう?
ひと際騒々しくなった蝉の鳴き声に我に帰る。
ダイチを見ていたつもりがいつの間にか自分の内側の何かをじっと凝視していた。
まさかぼぉっとしている間にダイチが返事をくれたのではないかと心配になったが、
そんな素振りを見せぬ様、努めて冷淡に問いかける。
「別に良いのよ、何も言う事が無ければ。今まで通り何も変わらないわ」
良い訳は無かった。何もかもを変えてしまいたかった。
これは自分に対する挑発でもあったのだろう。
そしてその挑発に対するダイチの反発を期待した。
692 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 04:32:04 ID:aFAbIXOq
四話の2【ダイ×フミ】2/3
「いや、このままじゃダメなのは俺でも分かる」
思った通り、挑まれれば嫌でも逆の選択をする。
なんて分かり易い。なんて単純。なんてー… 自分そっくり。
フミエの胸がほんの少し痛んだ。こんな、相手を追い込んで答えを引き出す様な真似をして良いのか?
それで好きと言われたとして、自分は納得出来るのか?
自分から好きと言えない臆病さを心底呪った。
こんな卑怯な自分を好きになって、本当にいいの? ダイチ
それとは別に、長い間フミエの心をちくちくと苛み続ける問題があった。
そもそもダイチは本当に自分を好きなのだろうか?
自分が好きで居て欲しいと思うあまりに、勝手に思い違えたフミエの願望に過ぎないのではないか?
次にダイチが口を開いた時、そこから発せられるのはまた、あの恐ろしい言葉なのではないか?
この前の夏祭りで、ダイチと共に夜店を巡った。
今更好きだと言われるはずも無いと思っていたし、ダイチもどこか上の空だったが
それでも祭りは心が躍る。昔を思い出して久しぶりにウキウキした気分に浸っていた。
だが、そこで浴びせられた言葉はフミエを恐怖のどん底へまで蹴り落とした、
言葉の持つ恐ろしいまでの威力を初めて知った。
その時は涙は出なかった。傍目にはきょとんとしている様に見えただろう。
高揚した気分から一気に奈落の底へ落とされたショックの大きさに、空っぽになってしまったのだ。
その後、帰宅して就寝する迄の間、何をしたか良く覚えていない。
ベッドでタオルケットに包まり、そこでやっと涙が溢れ出して今度は止まらなくなった。
冗談でも恐ろしかった。あの時は明らかにダイチの様子が変だったし、
罵声を浴びせる様に告げられたので、本心からの言葉では無いと知れた。それでも泣けた。
もし、あの時「ごめん、実は…」と、謝りながら告げられていたら、立ち直れなかったかもしれない。
「好きだ」
何の前触れもなくダイチが放った言葉を、フミエは一瞬理解出来なかった。
ダイチはダイチでフミエを真っ直ぐに見れず、真っ赤な顔できょろきょろと視線を周囲に泳がせている。
693 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 04:32:27 ID:aFAbIXOq
四話の2【ダイ×フミ】3/3
「いや、その…昔からずっと好きで、今も好きで、これからも…」
だんだんと弱まる語気にシンクロする様にダイチの頭は俯き、
遂には床を見つめ指先で床板の木目をなぞり始めた。
「だから…今までの事は、謝る。スマン。胸を触ろうとしたのもー…」
ぎしりと床板が鳴る。顔を上げると視界が真っ暗になった。
吃驚すると同時に、何か温かい柔らかな物に包まれる感覚を覚える。
フミエの胸に抱きしめられていると気付く迄に数秒かかった。
「ほんっと馬鹿ね。それだけの事言うのに何年かかってるのよ」
フミエは膝で立つ格好でダイチの顔を抱え込み、
それでも足りないという様に自分の頬をダイチの頭に押し付けている。
胸の辺りでがもがもがと呻くダイチの吐息が胸に当たり熱い。
次第にダイチのうめき声が荒くなり手をバタバタし始めて、
フミエはやっとダイチの呼吸が出来ない事に気が付いた。
「ぶっはぁっ!こ、殺す気か!」
抱きしめられた所為か、息が出来なかった所為か、茹でたみたいに真っ赤な顔でダイチは訴えた。
頭は胸から解放されたが、フミエの両の掌はまだダイチの頬に置かれている。
それを引き寄せる様にフミエの顔がダイチの眼前まで近づいて来た。
「ダイチ、アタシも好きよ。ずっと」
言い終わるか終わらないうちにフミエの唇がダイチのそれに重なる。
ヤケドするかと思う程熱く、そして柔らかかった。
有無を言わせぬ早業でお互いのファーストキスを交換すると、
フミエは元居た場所へさっさと戻る。
今度はダイチに向き合わず、鳥居の方を向いて階段に座ると両手で頭を抱えて俯いた。
「うー!アタシってば何やってんのよぉー!」
ダイチの位置からはからはその表情は見えなかったが、
髪の隙間から覗くフミエの耳はダイチの顔に劣らず真っ赤だった。
━つづく━
694 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 04:48:41 ID:aFAbIXOq
もっと読みたいお><
>勝っても負けても常に二人は敗者だった。
>こんな卑怯な自分を好きになって、本当にいいの? ダイチ
>「ほんっと馬鹿ね。それだけの事言うのに何年かかってるのよ」
素晴らしい。
さあ、俺と一緒に出版社を回ろうか。
697 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 05:30:42 ID:aFAbIXOq
>>696 フミエスレにも居ませんでしたか?w
あの時誘われてた方と自分は別人ですが、
そこで読んだSSが今回自分が書くきっかけとなりました。
あれを書いた方がこれを読んでくれていれば良いなぁと思います。
>>696 ちょw
ここも覗いてたのかw
>>697 これは何たる偶然。
自分はまずフミエスレで素晴らしい画に出会い、
その後ここを覗いてみたら…
…いや、実は俺も(会話劇の者ですが)夏祭りと初代フミエスレに投下されたSSに感化されて、
何か長編書いてみるか、と思ってたんだが…
氏の投下したSSを見たら、見事なまでにストーリーが被っててw
俺は夏祭りの「大っ嫌いだ」直前にダイチがフミエを連れて逃げて告白、みたいな感じだったんだけど…
ネ申の出現に若輩の妄想は吹っ飛びましたw
引き続き、投下心待ちにしております。
な、なんだよ、フミエスレ見に行かなきゃなんねえじゃねえか
701 :
寸止め刑事:2007/07/27(金) 12:35:02 ID:8zNYpCxa
寸止め氏GJ
なんか切なくて涙でた
この話読んでると、ようつべで見た「こんなに近くで…」ダイ×フミver.が脳内で再生される。
寸止めさん、続き気になるから一気に書き切ってください
じゃないとウンコします
705 :
寸止め刑事:2007/07/28(土) 07:54:39 ID:7mip94SO
ごめんなさい、投下出来ませんでした。
なんか今日の放送が気になって気になって…
予告見てダイチのファーストキスがあれじゃあんまりだと思って
フミエとキスするところまで書きましたが、
いつも予告の斜め上を行く本編に(良い意味で)裏切られて来たので
今回も何かあるんじゃないかと思うと筆が進まなくなってしまいました。
今日の放送見ればまたテンション上がると思いますので少々お待ち下さい。
あとウンコは勘弁して…
コイルの予告のミスリードには散々騙されているので
気持ちはとても良く分かる
707 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 19:01:46 ID:Rlqm3Niz
ファーストキスが…
今回、新天地へと旅立ったひげたちとは別の一派がヤサコの○○に移動して……
とかいう下品な妄想でハァハァ
>>707 ダイチ×キョウコって年齢差が犯罪っぽいよなぁ
七年くらい経過したら大学生と中学生なるし
小此木姉妹はおませさんなのですよ
逆に考えるんだ
今なら犯罪じゃない
そう考えるんだ
※食事中の人注意
『社会言語学者によると、日本語は罵倒や悪態に関する語彙が貧弱で、ただ例外的に多いのは“糞”のような排泄物を用いた表現だそうです』
昼食はカレーライスだった。
ダイニングには小此木家の女たちが集まって、夏のランチを楽しんでいる。
小此木家の大黒柱にして大黒市の空間管理室長のヤサコ父はもちろんいない。今日も市の平和のために、身を粉にして働いているはずだ。たとえそうでなくても、彼は数日後“事後処理”に追われて残業三昧の日々を送ることになる。
だが、そんな一中年管理職のささやかな悲哀といえど、未来は神より他に知るものなく、小此木家には平和な時間が流れている。ヤサコ母が皿洗いなぞしつつ、人参をせっせとトレイに取り分けている京子をたしなめていた。
「好き嫌いをいってると大きくなれないわよ」
「なれるもん!」
京子が膨れ面をする。
「絶対なれないわ。ずーっとそのままよ」
隣からヤサコが嫌味をいった。京子の頬がますます膨らんで、リスみたいになっている。
テレビからは昼のニュースが流れている。
『……××教授は脳波を測定した結果、電脳メガネが人間の脳に与える悪影響を指摘し……』
かんかんかん、と皿にスプーンの当たる音がする。
「そんな勢いでかきこんでいたらお腹こわすわよ」
がつがつと猛烈なスピードでカレーライスを頬張る京子を、呆れたような顔でヤサコが見ている。
皿洗いを終えたヤサコ母が布巾で手を拭きながら、椅子に腰掛けテレビの方に顔を向ける。
『……認知症患者と同じような波形を示し、教授はメガネの常習が若年層の凶悪犯罪につながる可能性も示唆して……』
「いやねぇ、メガネ脳だって」
ヤサコ母がコップに水を注ぎながらつぶやいた。
「そんなこといっても、いまさらメガネなしじゃねえ」
ヤサコはおでこにかけたメガネに何気なく指をやってから、カレーをはくはくと口に運ぶ。
「でも、ほらユウコちゃんが話してた原川…君だっけ。あの子、通院してるみたいじゃない」
「えっと、ハラケンは、ちょっと違うのよ」
スプーンをくわえて、ヤサコはどこか遠くを見た。
「ふうん…? ともかく、ユウコちゃんたちも気をつけなさい」
テレビから目を離しヤサコ母が振り向いた。
物思いにふけっていたヤサコが横を見た。
そこには。
「あら?」
「あれ?」
いつのまにか、京子の姿がなかった。
「京子ってば……また勝手に出歩いてるのね。
車とか変質者とか、いろいろ危ないのに!」
ヤサコが眉を吊り上げた。ヤサコ母も困ったような顔をしていたが、水を一口すすってぽそりと一言。
「ま、メガネがあるから平気よね。GPSとかついてるし」
「お母さん……さっきといってること逆」
ヤサコが肩を落として突っ込んでから、食事を再開する。
ヤサコ母もワイドショーにチャンネルを切り替えて、実に主婦的な昼下がりを満喫している。
京子がいた席には空になった皿だけが残されていた。
人参は、やはりトレイの上に放置されたままだった。
太陽は中天にあった。陽炎立つアスファルトの上を元気よく京子が走っていく。
大黒市は基本的にのどかな町だが、最近ではストーカーとか少年少女の写真を撮っている不審なカメラマンの姿が目撃されている。少しは警戒心を持ってもいいのかもしれない。
「?」
ぴたり。駆けてた京子の足が止まった。
放蕩幼女が悔い改め、防犯意識に目覚めた。わけではない、もちろん。
「ウンチーっ!」
京子が指した指の先に、ゴミの収集ボックスに半身をつっこんでいる少年がいた。ダイチである。隣にはデンパがぼーっと立っていた。
京子はにぃーっと笑って、先ほどまでとは正反対に忍び足で、音も無くダイチの背後へと近づいていく。そして。
どん。
容赦なく尻を突き飛ばした。ダイチの半身が完全にゴミの山に埋まる。
あまりにも前後の脈絡のない行動だったので、横で見ていたデンパも止めることができなかった。
なぜ京子がこのような凶行にいたったかは不明である。幼児とはしばしば理解不能な行動をとるものだ。大して意味のない行動なのだろう、たぶん。
「なにすんだ! この…」
「ウンチ!」
「俺はウンチじゃねぇっ、ダイチだっ!」
ダイチは体についたゴミを払いながら、怒鳴る。
京子は首をひねった。少し間があってから、もう一度。
「ウンチ!」
「それでいい」
腕を組みながら、偉そうにダイチはうなづいた。
「え?」
幼児とダイチのなにか不自然な会話の流れに、傍観していたデンパが疑問の声をあげた。
「デンパ! ここはイリーガルいないみたいだから、神社の方行ってみるぞ」
「あ、うん」
どかどかとダイチは歩き出す。
のろのろとデンパも後に続く。
とてとてと、なぜか京子もついていく。
神社での捜索が空振りに終わり、ダイチは大して期待もせずに、金魚のふんのようにくっついてきた京子にイリーガルを見たかどうか聞いてみた。
……予想に反して、答えはYESだった。
そういえばコイツ、ヤサコの妹だったな。
ダイチは納得し、さっさと駆け出した京子についていく。道中、何度か会話を交わして、道順を確認する。
ただ京子が発する言葉は“ウンチ”だけだったのに、ダイチは真面目な顔をして相槌を打って、時には突っ込んでいたりする。
後ろから見ているデンパの首をひねる回数が多くなっていく。
工事現場についた。
ミキサー車が停まり、今まさに古い空間が現実的な意味で更新している最中だった。
京子の歩みが止まり、ダイチたちの方に振り向いた。
「ウンチウンチ!」
「ここだ、っていってる」
「でも、ここは新しい空間だよ」
本当に、なんでわかるんだろう。
デンパは疑問に思いながらも、メガネで空間のヴァージョンを確認する。
「すでにサッチーにフォーマットされてしまったんだ……」
ダイチが難しそうな顔でうなると、京子が元気よく叫んだ。
「ウンチ、ウンチっ!」
デンパにはやはり理解できなかったが、ダイチにはこう聞こえていた。
『おねえちゃんの話だと、黒いの、つりざおでつかまえたって』
「なにっ、釣りざおで?!」
ダイチが聞き返す。
「ウンチ、ウンチウンチっ!」
例の調子で、京子が答える。そして、ダイチにはこう聞こえていた。
『うん。板にスプレーで、しゅーっ、ってやって、へんなのにカンセンしたデンスケをつったの』
「黒穴から釣り上げた?! イリーガルに感染したペットをかっ!」
「ダイチ、よくわかるね? その娘の言葉……」
デンパが感心と呆気が半々の顔で呟く。ちなみに、ダイチにはこう聞こえていた。
『ウンチ、うんちウンチ? その娘のウンチ……』
なにいってんだ、こいつ。悪い電波でも拾ったのか。
不審そうに、ダイチは聞き返した。
「んあ? デンパ、いまなんてった?」
「いや、なんでもない……」
デンパも気まずい顔をしている。
まあいいか、とダイチはとりあえず当座の懸案事項に思いをめぐらす。
「しかし…すでにフォーマットされてたら手遅れに……」
一方、横では京子がきょろきょろと、ダイチとデンパの顔を見比べていた。
そして、考え込むダイチの腕を突っついた。いつものような子供特有の力加減の利かないやり方ではない。ごく普通の、そして京子にしては珍しい、大人しい仕草だった。これも幼児の気まぐれで、深い意味はないのだろう、たぶん。
「ん」
京子はあさっての方向を指さした。
わけのわからないダイチとデンパは、ただ顔を見合わせるだけだった。
京子のナビゲートは正確だった。
取り壊された家屋を前にして、ダイチは京子に質問攻めをしていた。デンパは電脳釣りざおをメガシ屋まで調達しにいっていて、ここにはいない。
「なんで、おまえ古い空間がここにあるってわかったんだよ」
『なんとなく』
「なんとなく、ってなぁ……デンパだってわかんないだぞ? おまえも誘電波体質かなんかなのか?」
『なにそれ』
京子の答えは要領をえない。小学校に上がる前の少女なので仕方がないのかもしれない。
さらにいえば、『』でくくられた京子の台詞は、他の人間にしたら“ウンチ”といっているようにしか聞こえない。デンパがここにいたら、またその太い首をひねっていたことだろう。
少し経って、デンパが戻ってきた。
そのときには京子も普通の言葉で会話するようになっていた。
「ダイチ!」
「俺はダイチじゃねぇっ、ウンチだ!
……なーんてな。すっげーおもしろいだろ、お兄ちゃんのギャグ」
「すっげーつまんない」
「ぐあ」
まあ、微笑ましい光景ではあった。
その後、キュウちゃんに追っかけられたり、イリーガルの魚を釣り上げたりと色々あった。
「んじゃ、おまえ。もう夕方だし帰れよ。一応、マップ書いてやるから住所教えろ」
『なんでー!
わたしも、おさかな見るっ!』
「うるせぇ。ここからは黒客のキギョーヒミツってやつだ。ヤサコにはいうなよ!」
『ぶーっ』
「ぶーぶー、いってもむだだ。ほら、マップできたぞ」
ダイチは、“ぶーぶー”というか、“うんちうんち”と連呼している京子の背中を押して、門の外へと追いやる。
追い出されたあとも、京子はしばらくのあいだ沢口家をのぞきこんでいた。やがて家の中からデンパが出てきて、ケースの上に乗っかっている彼女の横にしゃがみこんだ。
「ダイチ、すっかり育てる気だなぁ……。嫌な予感がするなぁ……」
彼の不安は的中していた。色々な意味で。
〈兆候その一〉
自室でダイチが魚型イリーガル、愛称“金魚”を法悦の笑みで見ていると、下からダイチチの大声がした。
「おい、ダイチ! 呼んどるのが聞こえんのか!
ダイチ、ご飯だぞーっ!!」
別に聞こえなかったわけではない。
先ほどより、階下から“ウンチ”だの“おしっこ”だの、そんな言葉は確かに聞こえてはいた。
だが、いい歳して園児まがいのギャグを連発する両親たちより、目の前の“金魚”の方が今のダイチにはよっぽど価値のあるものだった。
それにしても、本当に親はどうかしてしまったのだろうか。
上のダイチチの怒鳴る声も、ダイチにはこう聞こえていた。
『おしっこ、ウンチ! 小便が切れんのか!
ウンチ、ぶりぶりーっ!!』
本当、息子として恥ずかしい。
ダイチはその後、部屋に乱入したダイチチに拳骨で殴られるまで、金魚をうっとりと眺めていた。
〈兆候その二〉
“イリーガルを太らせてメタバグどっさり大作戦”のため、町中から餌っぽいものをかき集めることにした。
とりあえず空間のテクスチャを剥がしていると、後ろからとんとんと肩を叩かれた。
マイコ先生だった。
町中だというのにジャージ姿である。
「マイコ先生……? 何やってんの」
どう贔屓目に見ても、男のできる格好ではない。隈のできた目で、じとーっ、と見つめる。
生徒が向けてくる険のある瞳に、少し頬を引きつらせたマイコ先生は二の腕をぐっと見せ付けた。そこには腕章がはめられ、『PTA 見回り中』と書いてある。
暑いのにご苦労なことだ。
先生も自分も。
「見回りごくろーさまー……俺はだいじな用事があるんで……」
とりたてて悪いことはやってないが、空間荒しには違いない。さっさと立ち去るほうが吉である。
逃げようとするダイチに、マイコ先生は注意をうながした。
「ダイチ君。元気なのはいいけど……。
宿題とかちゃんとやってる?
橋本さんたちとも仲良くやってる?」
すると、ダイチはますます胡散臭そうな目で、マイコ先生を見つめだした。
(な、なんなの、この目……! お正月に冷蔵庫を空けたらまだ残っていたクリスマスケーキでも見るかのような冷たい目っ……!)
いまさらながら、教師である以前に一人の女性であることを自覚すると、急にジャージ姿が恥ずかしくなってくる。
母親の顔が脳裏に浮かんだ。この頃では“見合い”の“み”の字すらいわなくなってきた。
父親の声が耳に蘇ってきた。“娘に男が寄りつかないのも、それはそれで父として悲しいな”などと、水虫の薬など塗りつつ、ほざいていた。
マイコ先生の体が震える。
「なぜかはわからない……。なぜかはわからないけど……、なんか切ないわぁぁぁっ!!」
くるりと背を向け、ダッシュで駆け去っていく。きらきらと、涙の粒が夏の日差しに輝いて光の軌跡をつくる。
ダイチはしばらくマイコ先生が走っていった方を見ていたが、やがてまたテクスチャ剥がしに精を出し始めた。
別に、ダイチは彼女の服装について何か物申したかったわけではない。いや、それも突っ込みたかったが、彼女の狂気に満ちた台詞について問いただしたかったのが本当のところだった。
マイコ先生の訓戒は、ダイチにはこう聞こえていた。
『ウンチくんくん。便秘なのはいいけど……。
宿便とかちゃんとやってる?
スカトロさんたちとも仲良くやってる?』
ここんとこ暑いからなあ。
ダイチは額の汗を拭って、結論づけた。
〈兆候その三〉
道行く人が交わす会話は下の話ばかりだった。
『うんちうんち?』『しょんべん、だっぷんっ!』
けらけらと、近所の主婦連が談笑していた。
最近の日本はどうかしている。いつ頃から、こうなってしまったのだろう。
ダイチは考える。
けっこう最近だった気もする。
しかし、寝不足の頭ではそれ以上の思考がまとまらない。
最近、彼は妙な夢を見るようになっていた。その夢に悩まされ、睡眠不足なのである。
舞台や状況は毎度異なれども、必ず登場する人物がひとりいた。
そう親しい間柄でもないはずなのに、毎夜毎夜、夢に現れては彼を悩ます。それは。
『ダイチ!』
とつぜん、後ろから尻を叩かれた。
京子だった。
「最近、なんかおかしいんだよなあ……。皆、ウンコとか小便の話しかしないんだよ。
親父とかデンパとかは、まだ会話できるんだけど、それでも語尾に必ずウンコ的な言葉を付けてくるし……」
はあ、と神社の石畳にあぐらをかいたダイチがため息をついた。
『きっとブームなんだよ』
神社の階段に腰かけ足をぶらぶらさせながら、京子はあっさりそういった。手には買ってやったラムネを持っている。
「……そうかぁ? そんなの、兆しすらなかったけど……。
でも、皆いってるってことは、やっぱりそうなのかぁ……?」
隈のできかけた目を細め、ダイチは首をひねる。
『ダイチ、目の下がパンダみたい』
「寝不足なんだよ、最近」
『なんで?』
ちょこん、と京子も首を傾げた。
ダイチの言葉に興味をひかれたのか、京子がじーっと見つめてくる。
ふたりの位置関係は、神社の階段の脇に座った京子が地面の上のダイチを見下ろすような形になっている。
「いや……それは……」
ダイチが決まり悪そうに、もにょもにょと口のなかでつぶやいた。
『? へんなの』
京子はラムネに口をつけた。
飲み方がまるでなっていない。ビー玉が飲み口を塞いでいる。それでも駄菓子屋の娘かと問いたい。
「そうやって飲むんじゃねーよ」
『じゃあ、どうやって飲むの』
京子が口をとがらせ、足をぶんぶん振る。
短めのワンピースの裾から、目にも鮮やかな、白いショーツがのぞいた。
ダイチは顔を赤くして、目をそらす。
「んなの、見りゃわかるだろっ」
少し上ずった声が出た。
手に汗が滲んでいた。
毎晩夢にでる彼女はいつも、なぜかあられもない格好で、いけないことをしようと誘ってくるのだ。
そして朝目覚めると、必ず夢精していた。
……2026年。メガネの個人認証機能の発達により、ネットや空間にあふれる暴力表現や性表現の遮断が可能になっていた。
20世紀後半から導入された“Vチップ”などのコンテンツ・コントロールの発想である。
“黒客”を自称するダイチにとっては、別のアカウントを作って、R指定の情報に触れることは難しいことではない。だが、色々と手続きがあって煩わしい。それに意外と純情な彼は、そのようなサイトにアクセスしたことはあまりない。
しかし、少年の恥じらいを持ちつつも、青い衝動にも目覚めつつあった。
彼の作った大黒黒客倶楽部の入団儀式のひとつに、18禁サイトから1G相当の情報を抜いてくるという奇怪な条項があるのも、屈折した少年の心理の発露なのであろう。
ちなみに、本当にどうでもいい話だが、アキラが入団した際のこと、彼が持参したエロ動画を見てメンバー全員がひっくり返った。
興味津々といった表情で見守る六年生たちのメガネに、妙齢のブロンドの女性が映った。すでに彼女は全裸だった。海外のサイトは特に規制がきつい。アキラの腕に舌を巻きつつ、ダイチたちは動画の続きを逃すまいと目をかっと見開いた。
カメラがズームアップして、モザイク無しの女性の股間が画面いっぱいに広がる。
ごくり、と誰かが喉を鳴らした。
すると、女性はカメラに尻を向け、しゃがみこむ。日本語では俗に“ヤンキー座り”という姿勢である。“うんこ座り”……ともいう。
なぜか尻の下には、皿のようなものが敷かれていた。
そして、肛門がぴくぴくと動いて、そこから……。
しばらくして、精神的ブラクラから立ち直ったメンバーたちが、アキラを袋叩きにしたのはいうまでもない。
果たして、アキラが単に腕を見せたかっただけなのか、それとも彼の性癖だったのか。今でもそれは不明である。
……それは、さておき。
後ろめたい感情を持ちながらも、ダイチはそういった方面の知識を持っていないわけではなかった。
最近覚えたばかりのオナニーをするとき、クラスメートの女子生徒を想像してすることもあった。
同じ生物部部員だったアイコでしたこともある。
イサコにパシリとしてこき使われた晩など、彼女でも試したことがある。
フミエは……オカズにしたことはなかった。理由は特にない、はずだ。
だが、京子を性の対象として捉えたことなど、ダイチが意識している内では一度もないはずだった。ないはずだったが……。
『ダイチ?』
「うわぁっっ?!!!」
いつのまにか、京子がダイチの前に回りこみ、しゃがみこんで見上げていた。
『ん』
後ろに飛びのき尻餅をついたダイチに、京子はラムネを突きつけた。
「な、なんだよ」
『飲み方、おしえて』
「は?」
緑色のラムネの瓶が、太陽光を反射してキラキラ光る。
表面は水滴でいっぱいで、飲み口の部分もまた濡れていて、微かに光をためていた。
続く。寸止めさんがなかなか書ききらないのでウンコ投下。反省はしている。
今週の録画分をまだ見ていない。そのため先週の話に準拠しているので、鮮度がなくてごめんなさい。
722 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:39:24 ID:bxAcEGHE
ホントにウンコ投下されるとは思いませんでした…
いやウンコどころか素晴らしい。
なんですかこの文才は。一緒に出版社(ry
今日の放送見ました。
斜め上どころか異次元の展開で、びっくりするやら笑うやら。
やっぱり予告はアテにならねぇー!orz
一気に書き切る事が出来ずやっぱり寸止めですが投下します。
723 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:56:42 ID:bxAcEGHE
四話の3【ダイ×フミ】1/6
「好きだ」
そのたった3文字を喉から絞り出すのには膨大なエネルギーを必要とした。
耳がヒリヒリする程頭に血が登っていたが、
胸を触ろうとした時の様に葛藤と逡巡に演算能力を費やす事もなく
思考はむしろ澄んでいて冷静だった。熱く冷えた状態とでも言おうか
もごもごと口ごもる自分を、もう一人の落ち着いた自分が後方から眺めている様な心持ちだった。
もうちょっとマシな言い様があるだろう。ちゃんと相手の目を見てしゃべれ。
目の前のだらしない自分に対して色々と言ってやりたいが、きっと無駄だ。
冷静な部分は全部ここにある。
本体と乖離した冷静さなど屁の突っ張りにもならず、
ただグダグダの告白に後ろからツッコミを入れつつ応援するほか無い。
幸いな事に、しどろもどろながらも口にしているのは嘘偽りない本心だ。
意味さえ伝わればそれでいい。相手に無事届けばそれでー…
突然襲われた不思議な感触と、今まで嗅いだ事の無い甘酸っぱい香りに
一瞬で冷静な自分は霧散した。
同時に息苦しくなり、それが解消されると新たな攻撃が襲って来る。
アタシモスキヨとはどういう意味だ?
この熱くて柔らかいモノは一体何だ?
なんだ、全然冷静じゃないじゃん。俺。
724 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:57:22 ID:bxAcEGHE
四話の3【ダイ×フミ】2/6
思考が同じ場所を廻る事何巡目か、
フミエに突然呼びかけられダイチははっと我に帰った。
「ちょ、ちょっと!アンタ大丈夫!?」
ダイチの鼻から赤い線が一筋、アゴからダイブして胸元に黒いシミを作っていた。
頑丈さを誇った鼻粘膜も幾度もの加減圧に遂に限界を超えた様だ。
ダイチの顔を仰向けさせると、フミエはポシェットから出したハンカチで血を拭った。
真っ赤に染まったハンカチを見てダイチはやっと事態を呑み込んだ。
「おわぁ!ち、血だ!」
「今頃何言ってんのよ。こんなになるまで気付かないで」
「な、何で鼻血が…」
「ダイチ君はウブでちゅねー。キスしたぐらいで鼻血でちゅかー?」
「ば、バカ!そんなんじゃー…」
赤錆の濃い臭いに混じって、ハンカチから先程の甘酸っぱい香りがした。
「やだ、また出て来た。これじゃ止まんないわ」
ウエットティッシュを取り出し小さく縒るとダイチの鼻にねじ込む。
「スースーするだろうけど我慢しなさいよ」
「むぐ…ふまん…」
血染めのハンカチを洗おうと、立ち上がったフミエの右掌も真っ赤に濡れていた。
「わぁ!おまへ、て、手が!」
「あぁ、コレぐらい平気よ。女だから」
「?そーいうもんらのか?」
チンプンカンプン状態のダイチを尻目に、フミエはさっさと手水舎へ駆け寄ると、
勢い良く蛇口を捻り水しぶきをモノともせずにジャブジャブと洗った。
725 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:57:54 ID:bxAcEGHE
四話の3【ダイ×フミ】3/6
「アタシも好きよ」
こんなにツルリと言葉が口から出て行くとは思っても見なかった。
口が滑るという事は本当にあるのだと実感した。
ただし口を突いた言葉は嘘偽りない本心からのもので、
その意味では滑ったというよりは溢れ出たというべきか。
あまりの嬉しさから勢いがついたとはいえ、自分もつられて告白して、その上キスまで…
ダイチには悪いが鼻血を出してくれて助かった。
恥ずかしくて恥ずかしくてダイチの側から逃げ出したい衝動に駆られていたのだ。
キス…と呼ぶには突発的であり接触時間も一瞬の出来事だったが
間違いなく産まれて初めての恋愛感情を伴ったキスだった。
幼い頃に家族や親戚から一方的に見舞われるモノとは全く異質の、
それは何とも形容し難い複雑な後味を残した。
甘い様な酸っぱい様な、塩っぱいような苦い様な。それでいて嬉しい味ちょっぴり切ない風味。
ファーストキスはレモンの味? そんなバカな事言ったのは何処の味覚音痴だろう?
ハンカチを洗い終えると、ついでに顔も洗った。火照った顔に水が心地良い。
これで冷静になれる。落ち着いてダイチの所へ戻れる。
すっかり血の色が抜けたハンカチを固く絞ると、ちょっと嗅いでみる。
まだ微かにだが血の臭いが感じられた。
血の臭いには慣れていたが、これがダイチの血だと思うと一瞬頭がクラっとした。
ぜ、全然冷静になってないじゃん。アタシ。
726 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:58:28 ID:bxAcEGHE
四話の3【ダイ×フミ】4/6
随分と時間をかけてハンカチを洗い終えたフミエが社に戻ると、ダイチは後ろ手を付いて空を見上げていた。
胸のシミはほぼ乾きかけていたが、なんだかワンポイントのロゴの様で可笑しい。
「ダイチ、平気?」
「あ? あぁひろひろわるふぁったな」
「何言ってるか分かんないわよ」
フミエは拡げたハンカチを陽の当たる階段の手すりに張り付けると、ダイチの横に座った。
先程よりずっと近く、手を伸ばさなくても届く距離だ。
「なぁ、はんばえたんだへど」
「分かんないってば」
フミエがティッシュを摘んで引き抜く。
乾いた血がベリッと音を立てた。
「ふぅ、血が抜けて頭がすっきりしたみたいだ。で、考えたんだ」
「何をよ?」
「このまま負けっぱなしじゃイカンと」
「はぁ?」
「元々俺が悪いんだが、きちんと謝った。そして、こ、ここ…」
「告白?」
「そ、そう、告白もした」
「ふん、それで?」
「なのにお前は俺に抱きついて…
俺が必死の思いで告白したのに、お前はアッサリ好きよって…」
「え? 駄目なのそれ?」
「その上俺の唇を…」
そこまで言ってダイチは再び俯く。
もう床板の木目パターンを暗記してしまうのではないかと思えた。
「…ごめん…キス嫌だった?」
フミエの胸中に再び不穏な暗雲がたれ込め始める。
好きだ。この一言でそれまでのもやもやしたモノが一瞬にして払拭され、
一点の曇りもなく透き通った気持ちになれた。それが嬉して嬉しくて。
思わず重ねた唇が、ダイチを不快な気持ちにさせてしまったのだとしたら
自分はなんて勝手な人間のだろう。
次の言葉が恐ろしくて嫌な予感がして聞きたく無くて。
耳を塞ぐ代わりに胸の前で服をぎゅっと握りしめた。
727 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:58:46 ID:bxAcEGHE
四話の3【ダイ×フミ】5/6
「嫌じゃない!」
強く否定されてフミエはほっと胸を撫で下ろす。
危なかった。今怒られて平気で居られる自信は全く無い。
「好きって言われたのも、キスされたのも…嫌じゃなくて…その…」
「はっきり言いなさいよ」
ほっとして気が緩んだのか、思っている事とは逆の言葉が口を突く。
今度は文字通り口が滑った。しまったと思ったがもう遅い。
「嬉しかった…」
だめだ、否定されても肯定されても平気では居られないらしい。
フミエは危うく泣きそうになるのを必死で堪え、ぷいっと顔を背けると強がる様に言った。
「だったら何が気に食わないのよ。アタシのファーストキスまで貰っといて」
「次は俺の番だ!」
ダイチが何を言っているのか分からず、涙も引っ込んでしまったフミエは
ゆっくりと首を巡らしダイチに向き直る。
「番?何の?」
「あんな不意打ちで唇を奪われたとあっては男が廃る。
今度は俺が正々堂々とお前の唇を奪う番だ!」
728 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 03:59:04 ID:bxAcEGHE
四話の3【ダイ×フミ】6/6
ぽかーんとした表情でフミエはダイチの顔を見た。
何でこんな馬鹿好きになっちゃったんだろう…
いくら頑張ったところでファーストキスを覆す事は出来ず、
二度目は二度目でしかない。どう勝つというのか?
「攻守交代で次は1回の裏だ」
「そ、そう来る訳ね… いいわ、受けて立つわ」
知らず二人とも立ち上がる。
向かい合ってお互いにファイティングポーズをとる。
ダイチはポケットの違法電脳グッズにいつでも手が届く様、西部のガンマンにも似たポーズで、
フミエは二本の指だけ伸ばした右手をメガビー発射位置寸前にかざし。
一触即発の体勢で向き合っている。
神社の賽銭箱前という場所もあってか、遥か昔に流行った格闘ゲームの偽物の様な風情だ。
「だがココは場所が悪い」
じりじりと間合いを量りながらダイチが呟く。
「なによ、コートチェンジ?野球の次はテニスのつもり?」
「阿呆ぅ!こんな神聖な場所でそんな破廉恥な事が出来るか!」
「…胸触ろうとしたり鼻血垂れ流してた奴に言われたかないけど、一理あるわね」
見上げると紅白の布を綯った紐が風に揺れ、
その付け根で赤ん坊の頭程もある鈴が真鍮の肌を鈍く光らせ嗤っていた。
一気に力が抜けてフミエは戦闘態勢を解く。合わせてダイチも素の体勢に戻る。
「馬鹿馬鹿しい。いいわよアンタの好きな場所で受けて立ってやろうじゃないの」
「よし、ではとりあえずこの裏手の林の中まで移動だ」
━つづく━
729 :
寸止め刑事:2007/07/29(日) 04:01:22 ID:bxAcEGHE
長い事かかりましたが、やっとここまで来ました。
次回エロエロ編に突入です。
>知らず二人とも立ち上がる。
>向かい合ってお互いにファイティングポーズをとる。
思わずニヤついてしまったw
・・エロエロ待ってます'`ァ(´д`*)
>>638-645のハラヤサがなんかの呪いのよーに頭から離れません
ヤサコ視点バージョンも読みたいんですが…だめですか…?
林に連れ込んでいったい何をヤルつもりなんだダイチ……。
毛も生えてない奴にはまだ早すぎるぞ!
733 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:02:54 ID:Jcy2KHL/
しかも外でかッ!
まったくけしからん奴だぜw
エロエロまで待てない
735 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:27:29 ID:SWSVDIsl
<<731
の方に同感(´ー`)ノヤサ視点も見たーい。
736 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:44:47 ID:SWSVDIsl
またしても連デスο
ダイХフミも面白くなってきたねェ。。
期待しまくって、続きをまってます。=^ェ^=
737 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:04:23 ID:SWSVDIsl
どうやら自分は暇人らしく。。
さっきから何回もここに来て増えてない書に涙ο
調子こいて初投下。
気分を悪くさせたらスンマセン。。
ハラХヤサにしるっもり
738 :
名無しさん@ピンキー:
子どもにとって、夏休の前半は終ることないパラダイスのようなものだ。
そんな中、破棄のない表情を浮かべてハラケンが独りで歩いていた。
とりわけて落ち込んいる訳ではない。彼の場合は、いつもそうなのだ。
今年の夏休みは自由研究をヤサコとフミエと共同でしている。
自由研究は予想以上に難しいく、先が見えない。それでも、題材を変更する気はない。
今年だけは、
何があっても諦める訳にはいかない。
―カンナ。
ハラケンは心の中で呟く。カンナが生きていたら今ごろは一緒に自由研究をやっていたのだろうか。
それとも
今年もカンナは独りで…
そういえば、悩んだ時は、良くカンナが現れて励ましてくれったけ。
いきなり後から肩を叩いたりするから驚いて、文句を言うことが多かった。
今なら…文句を言うことは有り得ない。本当は不安な時に側に来てくれて嬉しかったのだから。
そう、今なら…
見上げた空は小さい雲が一つだけ浮いている。
太陽から離れた所にあるその雲は寂しそうに見える。
まるで、居場所の判らない僕みたいだ。