ヤンデレの小説を書こう!Part7

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559名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 16:14:55 ID:nwvTPD2I
一人の馬鹿のせいで好きなゲームを貶められるのは我慢ならんな
GPMは恋愛関連の行動次第で女性キャラに刺されることのできるゲームだぞ
560名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:32:43 ID:7lNRZuhv
>>559
芝村にも刺されるん?
561名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:49:21 ID:LBxMsm7W
562名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:25:08 ID:fr3DChKF
GPM厨自重しろ
レスすればするほどドツボに嵌ってるって気付け
563名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:49:59 ID:K67X1Xjj
そのレス必要ないかと。
564名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:00:01 ID:MxyVqy/G
別にスレ違いではないしいんじゃね?
ここはヤンデレスレだろ
その前はカテジナの話で盛り上がってたんだから
565実験的作品:2007/06/25(月) 22:58:29 ID:0J8+YbRQ
投下します。

がちゃり
ドアを開け、家の中に入るといい匂いが漂ってくる。
「ただいま。を!いい匂いだね。今日はカレーライスかぁ。」
とんとんとん
台所で玉葱を包丁で切っている千鶴さんの後姿が目に入る。
「あ、お帰り〜♪」
いつもと変わらない微笑で俺に振り返ると、再び包丁をリズミカルに動かし始めた。
「もうすぐご飯できるから、テレビでも観て待っててね。」
微かに聞こえる鼻歌と、綺麗に片付けられ、掃除されている室内。
いつもと変わらない千鶴さんの様子に先ほどコーネリアさんから聞いた話が本当だったのかと思ってしまう。
よし、シミュレーションをしてみよう。
俺が千鶴さんだとして、いきなり「ごめんなさい」と謝る俺。
『なんのことですか?』と千鶴さん。まぁ、そうなるわな。
「前に千鶴さんが好きなようにしていいって誘ってくれたのに、何もできなくて。
それで、千鶴さんを怒らせちゃったんじゃないかと思って。」
『別に怒ってないですけど……でも、突然どうしてですか?』
「え、あ、いや。その」
『私……そのことで怒っていましたか?』
「いえ……怒っているようには見えませんが……」
『ですよね?じゃぁ、どうしてP君はそんなことを言い出したんですか?』
「えっと、その、あの……コーネリアさんが……」
『コーネリアさん?どうしてそこでコーネリアさんの名前が出てくるのかな?かな?』
……駄目だ!自分で墓穴を掘るようなものじゃないか。これで千鶴さんが
『むすぅ……ぷん♪』
と、口も聞いてくれない状況になっていれば謝罪のしようもある。
(いや、そんな状況を期待しているわけじゃないけど)
しかし、どう見ても普段通りの相手にいきなり謝ったら俺のほうが何かやましいことがあるみたいじゃないか。
 ソファーに座りながらぼんやりと終わりの無い脳内シミュレーションを繰り返していると、突然QP三分間クッキングの着信音が室内に響く。
なんだ、上杉かと思いながら電話を手に取り、いつものように他愛も無い雑談。
「でだ、明日買い物に行こうぜ。ほら、前に言ってただろ?」
この場合の俺たちの買い物=所謂一つのオタク系店舗へ、そういう系統の物品を買いに行こうという合図なんだが……ちらりと台所の千鶴さんの様子を見る。
「ああ、了解。じゃぁ、いつものところでいいか?」
「おっけ、まぁ、また何かあったら連絡するわ。」
そういって電話を切る。そういえば、長いこと行ってなかったよなぁ。
千鶴さんと付き合うようになってから、オタク的な部分を押さえつけていた反動もあったのだろう。何故だか妙にうきうきしていた。
しかし、千鶴さんに面と向かってカミングアウトすることができなかった。
「上杉さんと何話してたの?」
「あ、いや、明日買い物に行こうぜって誘われてさ。」
やばっ!これで千鶴さんが『じゃぁ、私もついていっていい?』なんて言い出した日には落ち着いてエロゲや同人誌(えっちなのを含む)を検分できないじゃまいか。
「そうなんだ。私も明日はちょっと用事があるんだぁ。でも、夕方には終わると思うからどこかで待ち合わせて御飯食べようよ。」
「あ、そうなんだ。じゃぁ……」
566実験的作品:2007/06/25(月) 22:59:17 ID:0J8+YbRQ
久しぶりに来るそこはある意味いつもと変わりなく、週末ということを差し引いても微妙な熱気と汗臭さに包まれていた。耳に聞こえる今流行の「曖昧3cm♪そりゃ……」がエンドレスで流れ、真剣な表情でエロマンガを検分する同類たち。
……見事に割合が95対5だな……
何の割合かってもちろん店内の男女比に決まっている。
まぁ、カップルで来ている奴っていうのもいないわけじゃないけど、見事にオタップルだし、あとは少し腐っていそうな女の姿がちらほらと見受けられた。
 そう、所謂『東の秋葉原、西の日本橋』と並び証される場所のある店舗なのだ。
しかしと言うか、やっぱり千鶴さんとはここには来れないな。
色々な意味で。しかし、懐かしいなぁ……
 たかだか半年きていないくらいで懐かしいと感じる俺ってどうよ?と思いながら適当に店内を物色。
なんでだろう、妙に楽しい。表紙を手に取り、裏表紙を眺め、内容を吟味する。ただ、それだけなのに楽しい。気がつけば5冊ほど既に購入決定。
彼女がいるのにエロ同人やエロマンガってどうなんだろうな。
これって別腹?浮気?いや、二次元は浮気にはならないだろ。でも、何故か後ろめたい。
その後ろめたさが何故か、余計に楽しくどきどきさせるんだよな。うんうん。
「ほどほどにしとけよな。」
そういったのは上杉だったが、そういう上杉の手には20冊ほど……ってお前買いすぎ!
「ばぁか、俺はお前と違って彼女がいねぇんだよ。で、これは頼まれ物なんだよ。」
よく見れば俺の購入したのはきっちり押さえてあるあたり、やっぱり趣味が似ているというかなんというか。
こいつも、見てくれと性格はいいんだから彼女くらい……って俺が言う台詞じゃないか。
俺だって千鶴さんでなければ彼女なんて作ってないだろうし、そもそも作れないってばよ。
「じゃぁ、いつものメイド喫茶にでも行くか?」
店を出て、程よく戦利品を獲得した俺は上杉にそう提案した。いつも……と、言うほど頻繁に行くわけではないけど、2回に1回くらいは行っているはずだからいつものでいいはずだ。
「いや、今日は普通の茶店でいいんじゃね?」
携帯電話を見ながら上杉はすたすたと駅の方へと歩いていく。なんだろう?微かな違和感。
上杉は無類のメイド好きなのに、メイド喫茶に行かないだなんて……病気か?
そんな風には流石に聞けずに上杉の後を追いかける。まぁ、気分的にそんな日じゃないんだろう。このあと千鶴さんにもあるわけだしな。
 その後、俺と上杉は適当に店舗を巡りながら、夕方には千鶴さんと……見慣れない女の子と御飯を食べることになった。
その女の子の名前は朝倉美波。大人しい感じの小柄な可愛い女の子で千鶴さんの職場の後輩……だそうだ。上杉はガチンガチンに緊張して固まっていたようだが、
美波ちゃんの趣味が上杉と同じカメラということで話が盛り上がり、それがきっかけとなったのかなんだか二人はいい雰囲気になっていた。
 「ねぇ、今日は何を買ったの?」
お酒を飲んで程ほどに出来上がった千鶴さんは美波ちゃんの胸を揉みしだきながら、俺の紙袋をじぃっと見つめていた。
「えっとね…」
こんなこともあろうかと……こんなこともあろうかと!
この時の為に買ったダミー(いや、あそぶけど)ゲームが2本、少しえっち風味の漫画を2冊(チャンピオン系)。あとPC関連の書籍を千鶴さんに見せる。
「やっぱりこういうのが好きなの?もぅ、しょうがないなぁ。」
ふぃぃぃぃぃっしゅっ!!!!!
かかった!くっくっく、本命(見せられないもの)は既に駅のロッカーに退避済みよっ!
と、まぁ、物は上杉ルートで回収する予定だったりするのだ。 
ふと、上杉の様子を見ると美波ちゃんとなんだか和やかムードに。
 上杉の奴、ちゃんと持って帰ってくれるんだろうな?
567実験的作品:2007/06/25(月) 23:00:28 ID:0J8+YbRQ
「ごめん、俺、今日も用事があってさ。」
なかなか例の物を持ってこない上杉に電話をするとそんな回答が毎度のように返って来るようになっていた。
「おいおい……あれから何日が経っているんだよ。」
もう、あれから2週間が過ぎていた。そう、あの飲み会以降、俺は上杉と会っていない。
家にとりにいくにしても家にいない。理由を聞いても用事の一点張り……
仕事が忙しいのか?と思えば、どうもそんな様子ではない。
「すまんなぁ……なんだったら郵送するぜ?」
「上杉……お前彼女でもできたのか?」
「………………!?」
冗談のつもりだった……えっ、マジで?誰?まさか……、
「この間の美波ちゃんか?」
「いや、まだ彼女ってわけじゃないけどさぁ……チャンスなんだよ。俺にとって多分最初で最後のチャンスなんだ。頼む……俺を男にしてくれっ!」
携帯電話を切り天井を見上げる。そうかぁ、あいつ……美波ちゃんと仲良くやっているのかぁ。上杉と美波ちゃんが並んで歩いている姿が脳裏に浮かぶ。
カメラの話で盛り上がっていたってことは、やっぱり撮影旅行とか行くのかねぇ。でも、上杉って女の子と話すのって苦手じゃなかったっけ。
よく、美波ちゃんをデートに誘えたもんだなぁ。いや、美波ちゃんが誘った?でも、美波ちゃんってそういう印象の子じゃなかったよなぁ。
いやいや、俺が女の子の心情を洞察するなんて100年早いか。そうでなくても、千鶴さんが何を考えているのかさえわからんのだしなぁ。
などと、考えているとチャイムと共に鍵をあける音が聞こえ、
俺が千鶴さんだなと思うのと同時にドアを開けて千鶴さんが家の中に入ってきた。
その手には野菜や牛乳などがたくさん詰まったスーパーの袋が見える。今日の夕飯はなんだろうなぁ、などと思う俺に千鶴さんが話しかけてきた。
「ただいま。今から御飯作るね。」
いつものにこやかな様子に俺も思わず微笑んでしまう。
「お疲れさん。俺も何か手伝おうか?」
ソファーから起き上がり、台所に入り食材を冷蔵庫にしまいこむ。
「ありがと。あ、そうだ。今週末予定ある?」
「いや、ないけど……どこか出かける?」
上杉に会って例の物を受け取る計画も丁度破綻したところだしね。
「じゃぁ、日曜日に連れて行って欲しい場所があるんだけどそこでいいかな?」
そういって千鶴さんはいつもと変わらない微笑を浮かべたのだった。


☆続きます
568名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:47:51 ID:327mQnvF
ほのぼのな展開。
日曜日一体どこに連れて行かれてしまうのか……
まさか、アレ系のクラブとかじゃないよな?
569名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 13:21:14 ID:sY3P9d6b
>>567
千鶴さんなにか画策&暗躍しているヨカーン
ところで謝るのをすっかり忘れている件w
570名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:55:11 ID:vU/EztWL
機動戦士Vガンダムって投票チャンネルだとぶっちで一位だけど、
シャッフルやギフトやスクールデイズ並みのヤミシーンがあるの?
見所を誰か紹介して下さい
571名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:13:49 ID:ARIlUiTf
1話から3話まで後は最終話

ビフォア−アフター感覚で楽しめます

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9
572名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:19:43 ID:stTCQ31l
>>570
ヤンデレはない
ただの気違いがかつて友人だった主人公を殺そうとするだけ

投票は何か勘違いしたアホがやってるだけ
573和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 01:59:27 ID:ejMmZJZV
チャイムが六時間授業、つまり一日の授業全てを終えた事を告げていた。
録音された味も素っ気もない、しかも毎日十数回と聞いているために、ありがたみが薄れているチャイムではあったが、
この六間目の授業終了となると、そのありがたみも一入(ひとしお)なもの。
実際のところ、この脱力感の直後には帰りのHRなどという興を大いにそがれるものがあるが、そんなものは所詮は些事に過ぎない。
私も正直なところこのHRが嫌いなのは確か。今日など、貴重な松本君と共有する時間を減殺してしまうのだから。

あるものは部活動に勤しもう、あるものはぶらぶらと購買や食堂に向かい本日三度目の食事に舌鼓を打とう、
はたまたあるものは帰ってから何をしようか、等等、めいめいが赴くままに思いを馳せている。
私は先程の趣旨を測りかねるごくごく簡素な手紙の内容を思い起こしながら、私の席から手の届きそうなくらいの位置にある、
正方形の窓を通して外を眺めた。
白無地の便箋にボールペンで走り書きされた字というまさに思いつきで行動したことが伺える点とその手紙をわざわざ購買でも売っていない、
封筒に入れるという計画性を匂わせる点とが、矛盾しているように感じられた。
ただ、いずれにせよ計画的であるならば、私を長期間企んできた何かの罠にはめるため、そうでなく思いつき、運が悪ければ、
つまるところ、それがその場の激情による思いつきならば、私は物理的な危害を加えられるかもしれない。
おそらく、今頃あの害物は手ぐすね引いて、私が来るのを待ち望んでいるのだろう。
574和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:00:40 ID:ejMmZJZV
そもそも、今までのあの害物との直接的な接点というのも、非常に乏しいものであり、また、知りたいと思わなかったこともあるが、害物自身に関してもあまり知らなかったため、
あの寄生虫が何を意図しているのか皆目見当がつかなかった。
しかし、どちらに転んでも私にとっては好ましくない結果になるのは明らか。
でも、見方を変えれば、相手から手を出すということは私自身が正当防衛を名分として、害物に攻撃できるのも確かだ。
松本君にあんなにひどい思いをさせておきながら、ただで済ませるわけがないのだ。
現に昨日、妹による事故であることがわかって打ちひしがれる松本君を見て、報復を誓ったばかりではないか。
それならば、相手がどんな悪意を持っているかわからないが、それを私と彼にとって、プラスに転化すればいいだけなのだ。

しかし、実際報復するとなると、その方法は乏しい。
まさか接近している相手に、どんなに得意とはいえ弓で矢を放つわけにもいかない。
害物の悪意に対処する方法に特別有効なものが見つかったわけではないが、未だに浮かれているからなのか、
それとも、報復できる貴重なチャンスであるからなのか、不思議と彼女の屋上に来るように、という申し出を無視するつもりはなかった。
575和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:02:22 ID:ejMmZJZV
味気ない病室で、特別何をするわけでもなく、無為に退屈な時間を過ごすという奴はひどく苦痛なものだと思う。
何でも僕は数日前の事故で内臓を損傷し、肋骨を三本ばかりありえない方向に折り曲げ、大量の出血をしたらしいが、実に実感がない。
流石に昨日はいろいろと事故の話を聞いて、感情の大きな起伏が生じて、結果的に北方さんに迷惑をかけることになってしまった。
しかし、今日はそれに比べたらいくらか落ち着き、不遜な言い方だが、無為に時間を過ごせてしまうのは病人だけの特権ではないかと思ってしまう。
実際のところ僕自身も本来は重傷なので、無為に時間を過ごせるはずなのだが。
そこで敢えて、無為に時間が過ごせないのは重傷にも関わらず、
ふざけたことを言っていられるほどの余裕が生まれてきたということ、と言えばプラス思考でハイセンスに近い考え方なのだろうか。

すると、俄かに内臓が痛み出した。
あー、痛い痛い。内臓の損傷が並みのレベルでない事を改めて実感しました、もう馬鹿なことは言いません、はい。
そういえば、北方さんが前に話していた内容で、肝臓は“沈黙の器官”だとか言っていたような。
そう、肝臓は負担がかかっても痛みというシグナルを発しないから、そのまま放っておいて、
最終的に肝臓が痛み出したらそれは末期で、手の施しようがないから将来的に節制したほうがいい、などとのたまっていた。
まあ、今回は肝臓ではないようだから、痛んでいても末期ではないのだが、なかなかこういったことを知っていると、あんまり気分はよろしくない。
576和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:03:57 ID:ejMmZJZV
きりきり痛む腹を今日の朝、北方さんがかわいい、と評した手でさすりさすり、いかにも規格的、
ありきたりの病室の窓から外を不意に眺めてみた。
北方さんには、今日までも迷惑をかけるわけにはいかないので、学校に行くように促したが、
今は何をしている頃であろうか。
テレビの傍の棚にいつの間にやら動かされている、目覚まし時計の丸い文字盤に視線をやると、
時刻はもう六時間目が終了したくらいの時刻だった。
田並先生がわさわさと開放感に浸り、騒いでいる連中を十八番の“シャーラップ!”で即時黙らせる光景が浮かんできて、
ふと笑いがこみ上げてきた。
そして、担任の田並先生が持ってきてくれた、植物の名前に疎い自分には名称を知らないが、
優美な花弁を眺みながら、昨日今日と北方さんと過ごした時間を反芻する。

それにしても、毎回北方さんと話していて驚くのは、彼女自身の知識量の多さである。
しかも、それも広い方面をそれぞれ深く知っている。
歩く辞書?図書館?いやいや、そんなレベルじゃない。
コンピューター、電算機、電子計算機、そんなレベルだろう。
人は彼女をスーパーコンピュータ内臓のインテリゲンチア、と呼びます。
っておい、何か昔やってたリフォーム番組みたいなことを言ってしまった。
577和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:05:18 ID:ejMmZJZV
いずれにせよ、彼女と話していると飽きを感じないのだ。彼女は幼い頃から不遇で人と接触を取らなかったと、そう彼女のお父さんと自身から聞いていたのだが、それを感じさせないくらい、
彼女は話し上手であり聞き上手だ。
さらに言えば、人とかかわりを持たなかった間に読書で培ってきた知識が彼女にとって、大きな戦力にもなっていると思う。
であるにもかかわらず、人は彼女のことをポーカーフェイスでいつも澄ましていて、何を考えているのかわからない、ひどい人であれば不気味などと、
得手勝手に評している。
僕からすれば、そんな連中の目は本当に開いているのかと、問いただしたくなってくる。

僕自身、彼女に対して恐れに似た感情は以前持っていたことは確かだった。
彼女自身の僕に対する警戒みたいな物がその原因だったのかもしれないが、それは彼女の今までの人間関係から言えば至極当たり前に生じた、
自己防衛、別の言い方をすれば傷つきたくない気持ちの裏返しではなかろうか。
それにプラスできる原因としたら、人間関係などは自分と価値観が合う人間とだけ築いていけばいい、と割り切っている事だろうか。
それらは一種、達観したが故の考え方や行動なのだろうが、僕は彼女に共感できた。
その達観は彼女の過去に由来するものだけれども、それから立ち直ろうとする北方さんを助けたい、
そう思ってから彼女の気持ちも良く解り、恐れも自然と雲散霧消してしまった。
578和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:06:08 ID:ejMmZJZV
彼女の本質的な良さを全ての人に理解しろ、ということは非現実的で不可能なことはわかっている。
しかし、彼女から受ける薄っぺらな印象だけで、彼女の全人格を否定しかねないような、貶めるような事を言うのは許せない事だ。
こんな考えを抱くのはおかしいことだろうか。確かに僕は彼女のことを好きだ、いや、それ以上に彼女が僕を愛してくれるように、彼女のことを純粋に愛しているつもりだ。
だから、当然彼女に関して思うところは、主観が大なり小なり入っているのは仕方ないことである。
しかし、愛する人が不当に貶められるような事を嫌い、相手のことを考えるのは誤りでない、そう思う。

思えば、人のことについてここまで深く考えるなんて事は久しくしていなかった。
自分が気づいてあげられなかった事を嘆いていた、理沙の変化に関しても、特別微に入り細にわたらなくとも、少し考えてみれば、解ることだったのだろう。
そう思うとやはり悔しいものだが、これから気づいていけばいいのだ。今回の事故で結果的に被害に遭ったのは兄妹の僕であって、その僕もこうして生きている。
他の北方さんや近所の人、クラスメイトなどではなかったのだし、この怪我は勉強料代わりとでも思えば、安いものだ。
579和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:07:00 ID:ejMmZJZV
田並先生の花が飾られている花瓶の隣に、真紅に金文字という豪華な装丁の本が置いてある。
どこかで見たことのある豪奢な本を手にとって間近に見ると、そのハードカバーの表紙には金文字で”Albtraum”と書かれていることがわかった。
そんな題名と装から、いつか北方さんの家に行ったときに机の上に置かれていた本であることを思い出した。
彼女の説明ではグリム童話の髪長姫に関する内容だと言っていた。その髪長姫をアンダーグラウンド的な観点から捉えた物であるらしい。
この本はおそらく、彼女がここへ来て僕の世話をしながら読んでいたものだったのだろうが、それを持って帰るのを忘れてしまった、大方そんなところだろう。

あの時は特別に興味があったわけではなく、さほど細かい点に注意を払いながら読んでいたわけではなかった。
しかし、今回は特別、これといって何かをするわけでもないので、彼女の読む活字の本を読んでみたい、などと単純な考えから読んでみることにする。
ええ、迷路なのに外壁沿いに右回りに行けば簡単に外に出れてしまう、白痴もびっくりな位に単純ですよ、僕の頭は。
ついでに言っておくと、迷路の外は何もない。真っ白。そこまで考えられるほど複雑じゃない。
580和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:09:21 ID:ejMmZJZV
ページをめくっていくと、最初の方のページだけ流し読みした前回とは違って、いたるところの活字に几帳面な彼女らしく、ラインマーカーの緑の蛍光色の線引きを使って引かれたラインに気がついた。
場所によっては一言、二言程度書き込まれた付箋紙が貼ってある。
こんなところにも彼女の性格が出るのだろう、などと内容そっちのけで感心してしまった。
僕なら掛け値なしで適当にボールペンでひん曲がった線を引いていそうなところだ。しかも、引いていた線が活字にかかって、
勝手にショックに感じていそうなところだ。
それから気を取り直して再び読み返していくと、
登場する髪長姫の設定が背丈はやや高めで、美しい光沢のある漆黒の黒髪、そして涼しげな切れ長の目というもので、自然と北方さんと重なった。
それだけに感情移入しやすくさくさくと読み進めることができた。

そもそも、この話は髪長姫自身が子供に恵まれてこなかった夫婦の間に生まれるところから始まるのだが、
それは難産で、妻は母子共に安全にお産をするために、魔女のラプンツェルを望むが、魔女はそのラプンツェルと引き換えに生まれた子供をもらうことを交換条件として提示する、
というのがプロローグである。
童話として描かれる場合には、夫は子供を魔女に預け、魔女が死んだら娘を取り返そうという意思があったかもしれないが、あっさりと配偶者である妻を選択している。
しかし、このストーリーでは、優しいが優柔不断な夫は嫉妬深い妻と自分の待ち望んできた娘とのジレンマに陥っている。
あくまでもこのストーリーの主人公は娘の髪長姫であるのだが、この板ばさみにあっている夫の心理描写は難しいものではあったが、精緻で、真に迫るものがあった。
そんな本の内容に引き込まれ、ラノベ以外の活字に抵抗感を感じる僕でも楽しく読むことができた。
581和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:11:01 ID:ejMmZJZV
学校の屋上―。ここは、何度か松本君と昼食をとった場所。あの時はまだ初夏になっていなく、そよそよと心地よい風が吹いていて、
のどかな天気が続いていたが、最近では湿度も気温も上がり、かなりじめじめとしてきて、
ここから学校内の緑を見ながら食べる余裕などなくなっていた。
だから、最近では冷房がよく効いている食堂で快適に過ごしていることが多い。
現に今日も私は食堂で食事をとっていた。
それで、今ここに来ているのは食事をするためでも、学校内を見渡すためでも、悲嘆にくれるためでもない。

その食堂であまり見かけない子を伝って、私に届けられた、あの害物からの手紙にあった通りに、
この屋上の上で相手が来るのを待っているのだ。本来、放課後に屋上に立ち入りする事はできないようになっているはずだったのだが、
なぜか周到に鍵が開けられていて、私は屋上であの害物がやってくるのを待っている。
やはり、事前に私が踏んでいた通り、用意周到さの垣間見える感じから考えて、私に対して何らかの害意を持っているのは明らかだろう。
相手は松本君にとって足手まといで、それどころか彼に害を振りまく事すらするような害物だ、一方的に私を逆恨みしているの事も考えられる。
下手をすると、屋上という位置から言っても、私は死ぬ可能性すらある。
松本君のために命を落とすことならば本望。けれど、その後に松本君に苦しい思いをさせる展開になってしまうなら、それは私にとって痛恨の極みである。
582和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:12:25 ID:ejMmZJZV
私自身も、彼の傍にいたいと思うので、当然、あの害物の手にかかって死ぬ事は絶対に阻止しなければならない。
昨日は事故の犯人があの害物であることを話したために、松本君は感情を高ぶらせていたが、
最近ではあの出来損ないの妹のことで嘆くことが一時に比べて少なくなったように感じられる。
あの害物に毒されていて重病だった彼の容態を少しでも良くする事に貢献できたのだという実感が沸きあがり、
彼に恩返しが少しでもできているのだと思う。
そう、だから、恩返しのために、いくらか病状が小康状態になったあたりで、劇薬を用いて一気に解決へ導くのも手。
昨日の今日にいきなり劇薬を用いるのは、松本君のことが心配だから、そこまで手荒なことをしようとは思わない。
けれど、相手が私に対して悪意を持っている事と、松本君をあんな目に遭わせたことの報復という事から、
多少は強い薬を使って治癒に役立てるのが良いだろう。


松本君の持っているものとお揃いになるように、いろいろとお店をあたって探し当てた、
松本君のセンスのよさを感じさせる、つや消し銀のフレームにコバルトブルーの文字盤の腕時計を見ると、
既にHRの終了から二十分近くが経過しようとしているようだ。
人を呼び出しておきながら、自分は遅れて恥じることなくやってくる、というのはやはり厚顔無恥な害物だからなしえることなのだろうか。
怒りを通り越して、呆れてしまった。
おそらく、私に対して心理的な効果を生むことを期待しているのだろうが、そんなことは全く無駄。
後、十分しても来なかった場合には、学校を出て、松本君のいる病院へ向かうことにしよう。
と、そんな事を決めていた矢先、その決定は無意味なものになった。
583和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:14:03 ID:ejMmZJZV
部活に所属している下級生が上級生にするそれのように、会釈程度に頭を下げて、松本君のそれとは違ったブロンドの髪の害物、松本理沙はやってきた。
「北方先輩、お待たせしてしまってすいません。」
「いいえ、この程度気にしないわ。……それよりも、あなたが私を呼び出さなければならない程の理由、何かしら?」
例によって、私が松本君以外のその他大勢に対するように、顔色一つ変えずにそう問う。
「…………」
その質問を受けて、いつものはかなげな印象を完全に滅し、冷静に構えて、不敵な笑みを浮かべていた相手の顔が一瞬、怒りに満ちたものに変わったのを感じ取れた。
害物が私を逆恨みしていることから、理由、というフレーズが相手からすれば白々しく、癪に障ったのだと思う。
「……単刀直入に言うと、北方先輩、これ以上……これ以上、お兄ちゃんに近づいて変なことするのやめてもらえますか?」

相手としては最大限、込みあがる害意を抑えに抑えて、もどかしく感じるだけの下らない前置きを全て省いて、伝えたいことを歯に衣着せず、正面を切って言った。
しかし、私が害物の言うことなどに聞く耳を持つわけがない。だから、はっきりと拒絶の意を示す。
「ふふ、それはできない相談ね。」
今、仮に私が松本君に近づかなかったとしたら、私のことはどうでも良いことなのだが、松本君は再び毒に塗れ、病状も再び悪化してしまうだろう。
病は治り際が大切。

「っ………」
間髪を入れずによどみなくなされた返答に、害物は眉間にしわをよせて、不愉快であることが手に取るように分かる。
相手を挑発するような行動をとっている、ということは分かっているが、
ここで毅然とした態度で害物の毒手から松本君を守ることをはっきりと宣言しないと、本当の意味での平穏が訪れないような気持ちがした。
584和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:15:56 ID:ejMmZJZV
「どうしてですか?お兄ちゃんに近づかないし、話しかけないだけでいいんですよ?頭のいい先輩なら造作もないことじゃないですか?」
「くすくす、それはどうかしら?私、嫌なことを人に強制されることは嫌いよ。…もちろん、あなたもそうでしょう?
それなら、自分ができないこと、人に勧めるのはどうかと思うのだけれど。」
幼子を諭すかのように、ゆっくりと言い聞かせる。すると、ただでさえ曇り始めていた表情から完全に余裕が消え、さらに顔を歪ませた。
自分の言っていることに無理があるのにもかかわらず、自分自身だけがそれを知らないために、反論できないことを歯がゆく感じているのだろう。

「はい、でも先輩も自分さえ良ければいい、そう思っているのだから、私だって同じ様にしているだけです。」
それで、苦し紛れにこんな言葉を吐いた。正気の沙汰とは思えない。
「あらあら、交渉は一人で成り立つものではないのよ。相手に譲歩させたいなら、もう少し相手のことを考えないとどうにもならないと思わないかしら?」
結局、自分が間違っていることは何があっても認めないのだろう。あの松本君の妹とは言っても、その差は歴然としていて雲泥の差ほどもある。
それにしても、こんな身勝手な自分中心な寄生虫が近くにいながら、十数年もの間、生きてこれた松本君に驚きを隠しえない。

自分の論理に破綻を来したことを悟り、返す言葉が見つからないのか、害物は俯いて一言か二言、聞き取れない位の声で何かを呟いていた。
相手の敗北は一目瞭然。だから、こんなところで油を売っている必要などない。ぶつぶつと言っている害物を相手にするよりは、松本君の傍にいたい。
「……もう、用は済んだかしら?」
それなら、帰らせてもらうわね。といいかけた刹那、顔をあげ私に向かってはっきりと言った。

「お兄ちゃんは私のモノ。誰にも渡さない。そう、誰にも…もちろん両親にも、そして、絶対に、先輩だけにはもう、指一本触れさせない……。」
585和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:16:57 ID:ejMmZJZV
いったい何様のつもりなのか、と怒りがこみ上げてきた。第一、自分のせいで松本君が今、苦しい思いをしていることを忘れたのだろうか。
それなのに、害物は謝罪の一つもしていないではないか。
そんなのに松本君をモノ、あまつさえ所有物のように扱われたのが腹立たしくてならない。
相手から伝染したのかと疑いたくなるほど、強くこみ上げてくる殺意をぎりぎりのところで理性で押しとどめ、
歯牙にもかけていないことを示すため、表情に変化がでないようにしながら、冷然と反論した。
「松本君をモノ扱いしないでくれないかしら?あなたは松本君の妹であって、松本君はあなたを恋愛感情という形で愛していない。
そこを勘違いしているみたいね。」

反論すると、害物は再び俯きながら、少しずつこちらににじり寄るようにゆっくりと近づいてきた。
完全に今の反論が相手のスイッチを入れる結果になってしまったようだ。
私は少しずつ相手から間を取りながら、階段のある方向へと後ずさっていった。
近づいてくる害物の顔に感情の欠片もなく、視点は定まらずに、空虚な笑みを浮かべながら、聞き取れない独り言をぶつぶつと呟いていた。
それから、おもむろに制服の内ポケットに手を伸ばし、細長い棒状の何かを取り出し、突如私に向かって駆け出した。
586和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:18:28 ID:ejMmZJZV
咄嗟にそれがスタンガンであることを悟り、後ずさる足を反転、前へ向けて不意打ちをかけた。
確かに無謀であったが、このまま相手に背を向けて、逃げ出したとしても、電撃をうけることはほぼ確実。
それならば、逆にわずかな期待でも、相手からスタンガンを奪いとるという奇跡に賭けてみるべき。
やっと、松本君と一緒になれたのに、こんなところで死ぬわけにはいかないのだ。
前進しながらも、スイッチに指をかけた状態でスタンガンを持っている相手の右手に最大限の注意を払う。
突き出されたスタンガンの空を切る音とバチバチというスパーク音に恐怖心をあおられるが、すんでのところで電極を避ける。
それから、すぐに攻撃に転じて、相手の右手首を下から掴み、電極がこちらにあたることがないように、腕を突き上げた。
突き上げた腕を左右に大きく動かしながら激しく抵抗したが、その抵抗もすぐに終わりをむかえ、スティックタイプのスタンガンを取り上げた。

害物は苦しそうにその場に倒れこんでいたが、そんなことはどうだっていいこと。
それよりも取り上げたスタンガンの柄の部分にあるスイッチを安全のために切る。
しかし、そんなときにふと思い出した。―松本君の怪我と、昨日の哀れなまでの姿を。
私は松本君が許しても、この害物を許さない、そう思っている。
早々に松本君に謝罪していたとしても、私は許さないだろうが。
それならば、ここでこの害物に罰を受けてもらうというのも一興かもしれない。しかも、まさに私を襲おうとしていた、このスタンガンで。
人を襲うならば、返り討ちにあうことも当然考えているはず。
人を襲っておいて、ただで済むほど世の中は甘くないのだ。
幼少期の自分の母親から受けた折檻から考えれば、この程度の罰を受けたところで不公平ではない。
出力を最小レベルにまで電圧を下げた状態で、再びスイッチを入れる。
それでも、出力を最低にしてあげたのは私の温情だと思って欲しいところだ。最もそんな事を考えないだろうし、
感謝などされたところで私はうれしくないのだけれども。
私としては、殺しても構わないくらいだが、肉親を失う苦しみまでも松本君に与えようとは思わないからだ。
587和菓子と洋菓子:2007/06/27(水) 02:19:23 ID:ejMmZJZV
スパーク音を迸らせながら、相手に近づいていく。ブロンドの短めの髪が目に付いた。
私自身が黒髪な事もあるが、私はブロンドの髪に対して嫌悪を抱いている。
松本君自身は黒髪なので、何故、妹はブロンドなのかと思ったが、いずれにせよこのブロンドの髪を害物がしていることも重なって、
私はブロンドは好きになれそうにない。
そのブロンドへの嫌悪と害物への嫌悪とが重なって、スタンガンの出力をもう一段階上げた。
害物は恐れと身体の痛みから動けずにいたまま、私を睨みつけている。
しかし、もうそんなことはどうでも良かった。
そしてスティックの先をさっき自分がそうしたように、害物へと向け、身体に電流を迸らせ、相手は筋書き通り見事に気絶するはずだった。

しかし、その完璧で崩しようがないと思われた詰みのシナリオは不意に現れた男の手によって阻まれた。
スタンガンを掴む私の右手をその男に掴まれて、さっきの害物のように止めを刺す前に武器を取り上げられてしまった。
その無粋な闖入者は他でもない、私の父である北方利隆であった。
588名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 02:24:02 ID:ejMmZJZV
こんな感じですが、第9話投下終了です。

>>461
>>462
感想ありがとうございます。
当初、このあたりでけりをつけてしまおうと思っていたのですが、
理沙をもう少し暴走させたいなどと思ったので、もう少し続けようかと

では、また
589名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:22:01 ID:4pZbteHl
>>588
親父! いいところで邪魔しやがって!

とか思ってしまった俺はもう駄目かも分からんね
590名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:23:28 ID:4pZbteHl
よく見たらもう480KBだった。
次スレ立ててきます
591名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 12:27:23 ID:4pZbteHl
立ててきました
ヤンデレの小説を書こう!Part8

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182914768/
592名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 15:23:59 ID:38eHF/uN
>>588
GJ!
親父さんどこに隠れてたんだw
593うめネタ:2007/06/27(水) 23:22:13 ID:k5iSZYuE
 最近お兄ちゃんが消極的で困っている。
 私と距離をとりたいのか、顔も合わせようとしない。
 ちょっと前まではこんなことなかったのに。

 朝、お兄ちゃんが寝ている間に忍び込んで生理現象で勃起した男性器を舌で嘗め回すのは私の日課。
 ばれなければそれで良し。舐める前にばれたらお兄ちゃんの怒る顔を見られるからそれもまた、良し。
 それなのに、最近では寝袋で寝ているから手を出すこともできない。

 お兄ちゃんの雄の香りは私にとってまさに、麻薬。
 近頃の汗の匂いが染み込んだシャツも格別のものではあるけど、お兄ちゃん自身の匂いには敵わない。
 あの匂いを嗅ぐだけで、私の目が、口が、胸が、乳首が、子宮が快感に緩む。
 逞しい匂いのもとの、お兄ちゃんの肉棒が私のお腹を貫いて、激しく出入りして――ああ、考えるだけで幸せ。
 おかげで私のアソコは毎朝トロトロになっている。

 お兄ちゃんのお昼の弁当を作るのは、私の大事な仕事。
 ううん、お兄ちゃんは私の恋人同然の存在なんだから、仕事じゃない。
 もう、私の一部みたいなもの。全部含めて、私自身。

 私の恥ずかしいおツユを入れたお弁当。
 以前ならお兄ちゃんは残さず食べてくれたのに、今では半分も口をつけていない。
 確かに最近はかなり濃いけど、だからって味はそんなに変わっていないはずなのに。
 やっぱり、私の血液の方がお兄ちゃんの好みに合っているんだろうか。
 明日のおかずはハンバーグにしよう。たっぷり血を混ぜれば、お兄ちゃんも食べてくれるはずだ。

 学校へ登校するとき、お兄ちゃんと肩を並べて歩くのは前から変わっていない。
 ここ数日では、この時間だけが私の心が安らぐ時間になっている。
 横で歩くお兄ちゃんの顔。とっても凛々しくて、男らしい。
 すぐさま首に抱きついて、びっくりしたお兄ちゃんの唇を奪いたいくらいに愛しい。
 同級生の男子生徒なんか比べ物にならないくらいかっこいい。
 私に告白してくる男子も、せめて1mmだけでもお兄ちゃんに近づける努力をすればいいのに。
 まあ、男子がいくら努力しようと私の心はお兄ちゃんと一心同体だから離れたりはしないけど。
594うめネタ:2007/06/27(水) 23:23:01 ID:k5iSZYuE
 学校へついたら、お兄ちゃんは自分のクラスへいくために私から離れていってしまう。
 これからお昼まで、いや、お兄ちゃんはお昼休みいないことが多いから、放課後まで会えないかもしれない。
 そう思うと、お兄ちゃんの手を放したくなくなってしまう。

 どうしてなの、お兄ちゃん。
 私がお兄ちゃんを傷つけちゃったの?

 お兄ちゃん宛に届いた年賀状を切り刻んだ後で全部焼却したり、
バレンタインデーに机の中に入っていたチョコを私が義理チョコとしてクラスの男子に配ったり、
卒業式の日にお兄ちゃんに告白しようとした卒業生にボタンをぶつけて蹴散らしたり、
体育大会でお兄ちゃんと踊ろうとした同級生をエアガンで狙撃したり、
クリスマスイブにお兄ちゃん目当てで家にやって来た女に冷水をぶっかけてやったり、
それ以外にもいろいろしてきた私に、どうして冷たく当たるの?

 たまたま部屋に忍び込んで、お兄ちゃんがオナニーしている現場を見ただけなのに。
 そんなの、全然恥ずかしいことじゃないよ。
 だって、私なんか朝3回、学校で7回、帰ってきてから6回もしているんだよ。
 近頃はお兄ちゃんのオナニーしている姿が夢にまで出てきて、
夜起きたら両手が勝手にアソコを弄ったりしているから何回しているかわからないんだよ?

 もしかして、私だけが見ちゃったからいけないのかな?
 お兄ちゃんも私の淫らな姿を見れば、機嫌を直してくれるかな?
 うん、そうだ。絶対にそう。100パーセント正解だ。
 お兄ちゃんの前で足を広げて、顔の5cm前までアソコを近づけて、指で弄るの。
 きっと、いつもより興奮してずっと激しくしてしまうはず。
 お兄ちゃんの舌がいつ私の花弁を舐めてくれるのかドキドキしたり、
いつまでも舐めてくれなくてもどかしさに潮を吹いてしまったり。
 ああ、考えるだけで顔がほてって、熱いため息が出る。

 あ……いけない。早くトイレに行かないと。
 妄想が爆発して、どこまでも広がって、視界にあるもの全てを覆ってしまいそうだ。
 すでに脳内がピンク色。吐く息も桃色吐息。自然と手が胸にいってしまう。
 今、ちょっとでもお兄ちゃんのことを考えるだけで堰がきれてしまいそう。
 始業のチャイムが鳴るまで、あと20分はある。
 今からすれば、3……4回はできるはず。

 あまり人が寄り付かない女子トイレに入り、ドアに鍵をかける。
 ショーツを下ろすと、しとしとと愛液が垂れてきた。
 熱い呼吸をなだめながら、軽く淫核をつねる。
 それだけで、膝が折れて、腰が砕けて、背中がのけぞるほどの衝撃が走った。
 すごい。お兄ちゃんに冷たくされる前と比べると、段違いの強さだ。
 お兄ちゃんとスキンシップをとれない欲求不満で、日が経つごとに快感が強くなっていく。
595うめネタ:2007/06/27(水) 23:23:48 ID:k5iSZYuE
 このままお兄ちゃんに冷たくされ続けたら、どうなるんだろう。
 絶頂に達するごとに気絶するほどの快感が走るのかもしれない。
 ああ、本当にお兄ちゃんは麻薬だよ。有害だよ。
 こんなに強烈な禁断症状が起こるなんて、魅力的すぎるよ。
 もう、ずっとこのままでもいいかも……。

 いや、やっぱりお兄ちゃんに貫いてほしい。
 今の私がお兄ちゃんに襲われたら、挿れられるだけで絶頂に達する。
 お兄ちゃんの肉棒が私の中を往復するたびに私の思考が犯されて、
揺れる私のおっぱいをお兄ちゃんの手が掴むだけで腰が激しく動いて、
お兄ちゃんの荒い息が私の耳に届くだけで私は涙を流す。

 早く、早く抱いて、お兄ちゃん。
 もう、私の体は熟れているんだよ。
 ずっと、完熟のままでお兄ちゃんの陵辱を待っているんだよ。
 お兄ちゃんが私の胸をチラチラ見てるの、知ってるんだからね。
 同級生、いやグラビアモデルと比べても遜色のない私のおっぱいは天然もの。
 地道な努力を重ねてきたのは、全てお兄ちゃんの欲望を受け止めるため。
 お兄ちゃんの部屋にあるえっちぃ本の女の人じゃ、お兄ちゃんの欲望は受け止められない。
 性欲も、精液も、お兄ちゃんの愛の言葉も、私じゃないと受け止められない。
 他の女には、絶対に、少しのおこぼれも譲らない。

 奪おうとした女、奪った女は抹消する。
 たとえ地の果てへ逃げようとも、必ず追い詰めてやる。
 手足を折り、爪を引き剥がし、舌を抜き、耳を潰し、目を焼き、腹を裂き、はらわたを引きずり出し、
体中に杭を打ち、髪の毛を引きちぎり、体を覆う皮膚を剥がし、それから■してやる。

 え……そんなことしちゃだめ?
 そんなことする子には、おしおきだ?
 ああ、そんな……そんなにしちゃ、だめぇ。んっん、んん!
 ふぁ、あっ、あ、あっ、あ、だめぇ……また、いっちゃうよぅ!
 あ、ああああああ、あぁはあぁぁああああん!
 ん、あ……また、いっぱい……赤ちゃんできちゃうよ、お兄ちゃん。

 え、なに?……おっぱいが、いいの?
 じゃあお兄ちゃん、私のお腹に乗って……そう、そうやって……。
 ん……んん、むちゅ……あはぁ、はぅうん……。
 気持ちいい?お兄ちゃん。私のおっぱい、気持ちいい?
 もっと揉んでもいいんだよ。おっぱいも、アソコもお兄ちゃんの好きにして。もっと、もっと……。
 
 え?!強制するな?ごめん、ごめんなさい、お兄ちゃん。
 謝るから、私何回でも謝るから。だから……やめないで。
 え?謝れば許してくれるの?うん、わかった。言うとおりにする。
 ……私はお兄ちゃんの奴隷です。お兄ちゃんの肉便器です。
 そうなるために私は生まれてきました。……はい。これは運命です。
 あ……なでなでしてくれた……。続き、してくれるの?
 ありがとう。お兄ちゃん。――大好き。
596うめネタ:2007/06/27(水) 23:24:37 ID:k5iSZYuE
*****

 ふと目を開けると、女の声が聞こえた。
 かばんから時計を取り出して時刻を確認すると、4時だった。
 寝ぼけた頭を必死に動かして、自分の行動を思い出す。
 そう。お兄ちゃんとする妄想を、トイレの中でしてたんだった。
 気持ちよかったぁ。……もう1回、しちゃおうかな?
 うん、どうせサボっちゃったし、いいよね……お兄ちゃん。

 体勢を立て直して、もう一度しようとしたときだった。
「頼むから、止めてくれ……」
 他ならぬ、愛しい愛しい、愛しくて愛しくてたまらないお兄ちゃんの声が聞こえた。
「はっ、はっ、はぁはぁ、あぁ、あああ、また、膨らんできたわよ……」
 そして、女の声と、肉体のぶつかる音と、水の音が聞こえてきた。
 なに、これ……。

「これだけだされたら、きっと孕んじゃうわっ、うぅ、んん……」
「そんなのっ、く……駄目だ。まだ俺たちは学生なのに……」
「うふふ……私のほうは、とっくに準備済みよ……あ、あっ!」
「な、に?」
「子供を産む準備は、とっくにできているってこと。今日だって……危険日だしね」
 危険日?危険日って、つまり……孕みやすいってこと?
 孕む危険……孕む可能性のある行い……まさか、今……!
「なっ! やめろ、今すぐ離れて……」
「い……やよ、もう……い、くっううぅ……」

「や、め、ろ……」
 やめて。

「やめてくれ、……頼む」
 やめなさい、離れなさい。

「こんなの、嫌だ」
 こんなの、認めない。

 この女は……この女、この女、このオンナ、オンナああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 うあああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!
597うめネタ:2007/06/27(水) 23:26:06 ID:k5iSZYuE
 立ち上がり、鍵がかかったままのドアを全力で蹴る。
 鍵は木製のドアから外れて床に転がった。
 開け放たれたドアは、半分ほど開いてから、何かに当たった。
「っ、がぁっ!」
 トイレの個室から飛び出すと、そこにいたのは。
「な、お前……なんで、いつからそこに?!」
 全裸になり、手足を拘束されたお兄ちゃんと、
「いっつうう……なに、この子……」
 制服を乱れさせ、背中を押さえた女の姿があった。

「あら……妹さんじゃない?」
 喋るな。耳が腐る。
「何怖い顔してるの? ……ああ、うふふ。残念ね〜〜。愛しのお兄ちゃんを奪われて」
 お前に何がわかる。
「ブラコンで有名な妹さんも、さすがにわかったでしょ?」
 知ったような口を聞くな。
「お兄ちゃんは、もうあなたのものじゃないのよ」
 この女、消してやる。
 生まれてきたことを後悔させてやる。
 不良どもにレイプさせてやる。
 変態の慰みものにしてやる。
 挽肉にしてやる。
 豚の餌にしてやる。
 滅ぼしてやる。

 掃除用具入れに入っていたモップを手にとり、女の顔面目掛けてふるう。
 女はつまらなさそうな顔をして避けた。
「ふん」
 女は一歩踏み込むと、右拳を繰り出してきた。
 右足を引き、かろうじてかわす。
 女は突き出した右拳の軌道を変えて、裏拳を放った。
 拳の先に鼻が触れて、鼻血が垂れた。
 制服の袖で鼻血を拭う。お兄ちゃんを前にして、だらしない顔は見せられない。

「なかなかやるわね。正直見誤ってたわ」
 女は制服の乱れを軽く直すと、ステップを踏み出した。
 女の胸は揺れない。貧乳だ。
 貧乳のくせに、お兄ちゃんを惑わした。
 お兄ちゃんの好みはボンキュッボンだということを知らなかったらしい。
 思わず、鼻で笑ってしまった。
598うめネタ:2007/06/27(水) 23:27:40 ID:k5iSZYuE
 挑発したつもりだったが、女は顔色を変えなかった。
 怒りで襲い掛かってきたら私の棒術で体を貫いてやったのに。
 貧乳のくせに戦い慣れているらしい。ならば、私も全力で相手をするとしよう。

 呼吸を落ち着けて、意識を集中する。
 怒りの感情を全てモップにそそぎこむ。肩から肘、肘から手首、手首から指先へ。
 指の爪の先を柄につけて、軽く引っかく。体をめぐる気の流れがモップにまで行き渡るのがわかった。
 お兄ちゃんを守るために身につけた棒術。
 いじめられていた私を守ってくれたお兄ちゃん。かっこいいお兄ちゃん。
 お兄ちゃんみたいに強くなりたかった。だから、私は武を学んだ。
 けど、守りきれなかった。お兄ちゃんが負った傷は消えない。
 だけど、この女を潰せば少しは回復するはず。
 私も及ばずながら、傷の回復に協力するから。
 だから、待ってて。お兄ちゃん。すぐに、決着をつけるから。

 私は、静かに口にする。

「想い人にはこの愛を、奪う者には理不尽を。我は余すことなく与えよう。
 心を解せぬ行いを、それを与える者たちを、研いだ爪をもって引き裂こう。
 掲げるものは我の背中。免れぬことを恐れずに、心に符を貼り付けん。
 鉄を統べる者の名にかけて、貴の行いに、人罰を下す」

 女の体目掛けて、右手に持った棒を突き出す。
 体が軋み、食いしばった歯が折れ、腕の血管が破裂した。
 棒の先端が、女のみぞおちを捉えた。女の肉体を貫くつもりで、さらに突き出す。
 皮と血と肉と内臓と骨の感触が、棒を伝わって私の手中にある。

 そして、私は気合を吐き出した。

*****

 高台にある学校の下には野球グラウンドがある。
 そこに、何かが落ちてきた。
「おいおい、なんか飛んできたぞ」
「あそこの学校からじゃねえ?」
「なんだこれ? ……うわ、グロ!」
「うっ! ぉうおぇえええ……あ、カハっ……ぅぉええ……」
 野球部員の1人が、落ちてきた何かを見て、嘔吐した。
 地面に伏せる部員の背中を、他の部員が軽く叩いている。
「なんだよ、あれ……」
「人……だよな。しかも女だ」
「警察呼ぼうぜ! やべえってこれ!」

 部員達は顔を見合わせると、通報するために更衣室へ向かった。
 血だるまになった女は、目をゆっくり開けて、次に口を開いた。
「く、くっくっくっく……まだ子宮は無事よぉ……。
 絶対に、産んであげるわ……産めって言われなくても、産んであげるから。
 うふふ……くきゃっははははははははははへあぁらぁぁははは!!!」

埋め!
599名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:29:53 ID:k5iSZYuE
おしまい。
600名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:45:53 ID:1+d9Kse1
>>599
GJ!
普通に萌えていたけどオチでワロタw
601名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:02:23 ID:WXkzzbQ2
>>599
こ、こええ・・・。とくに最後・・・(((;゚д゚)))bGJ・・・
602名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 07:11:25 ID:3BWwNhpa
>>599
お兄ちゃんを傷つける奴は絶対に許さない……!
“モップ”に“掴”を加えた力!!





えぇ、そうですね、サンデ〇の読み過ぎですよ
GJ!
603名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 18:22:45 ID:w04O5D6o
俺は3ヶ月前、痴女に暴行を受けた。

「お兄ちゃん知ってる?『桜の木の下には死体が埋まってる』って言うじゃない。
 桜じゃないけど、紫陽花の木の下に死体を埋めると花が赤くなるのは本当みたいよ」

その女は以前から俺をストーカーしていたらしい。
そして3ヶ月前とうとう我慢できなくなって俺を暴行、いや、犯したんだそうだ。

「死体が埋まってると、死体をバクテリアが分解する過程でアンモニアが発生して、
 土壌がアルカリ性になるんだって」

そして昨日、その女は再び俺の前に現れた。
俺の子を宿し産むと宣言して結婚を迫った。

「で、紫陽花の花の色は土壌のPh値によって赤くなったり青くなったりするんだって。
 酸性だと青にアルカリ性だと赤にって」

俺はその女から逃げるため妹の手を借りた。

「大丈夫だよお兄ちゃん。これは梅の木、紫陽花じゃないもの。
 さぁ、ちゃっちゃとこの肉の塊を埋めて海外旅行へ行きましょう?」

俺のスコップを持つ手は震えていた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

『産女を梅に埋め』と言いたかっただけだった。
埋めネタなら何でも良かった。
今でも反省はこれっぽっちもしていない。
604名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:56:53 ID:iGEh1wMd
あやつり左近思い出した
605名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 00:27:57 ID:K5LDFcpN
蠶蠶蠶蠶醴蠶蠶蠶醴體髏髏蠶醯醴蠶醴髏蠶醴醴醴醴髏蠶蠶蠶蠶蠶醴醴醴醴髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶鬮諄醴蠶蠶躔霾醴醴蠶蠶蠶醴醴髏驩醴醴醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶醴醴醴醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶醴蠶幽繹蠶醴雖雁聴隅醴蠶蠶醴羈贍貔躍醴蠶蠶髏髏蠶髏醴醴醴醴醴醴醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶髏蠶蠶髏蠶軅體詣觀召_召状隅醴羇剤錐鋸醯艪蠶髏歡笵髏醴醴醴醴醴醴醴醴醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴鬮醴髏醢儲ィ鑓テ羽Ы⊇没踈佼Y荘繍醴髏蠶蠶甑璢霾躔醴醴醴醴醴醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髏勧醴藹韲菅莢べ⊇∃Ц它∬⊇羽讙蠢蠶葢温輻蠶醴諸荻Y呈シ隴醴醴醴醴醴蠶蠶蠶蠶
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蠶醴髏髏髏醯佼三、      ベ∃滋譴靄謔醴噬ッ¨       ``ベ⊇川浴壮穉隴肅メ醴醴蠶蠶蠶
蠶盛護燗燗鷦妓冖マ∴、      ベ俎罎靄躇諚牧べ              ベ⊇川衍掘雁隴躔醴醴蠶蠶蠶
蠶醢世鎰鋸謐幽廷レ、          沼貍隴謡鈷⊆゛                `ベ∃氾狛挧鍠薩醴醴蠶蠶蠶
蠶蠶蠶靉咒謐醴蠶蠶醢止        ∃堀鍠狽拔シ`∴               ベベ川Y珀掘鐫鉗メ醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醴髏髏蠢=@     ‘氾荘珀召Κ`∴、                ベベ川Y壮掘隴醴醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠢蹟蠢蠧熨醴影        ベY珀笠に∴3、                  `ベ介衍衒鐫醴醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶醪攤J蠡J髏’         ‘∃衍衒旦Щ辷゛                   ベ∃衍衒鋸鉗メ蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶記鷦騾粳”            ベY珀狛錐自.                    ベ∃衍珀鍠疆醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠢,``                `ヨ召Y定ネ此                   ベ∃汾珀掘儲醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶監                   ベ交ベヨ疆齔                  ∴S⊇浴衒鍠譴醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠢』                  ベ三ヘベ鴪彭                ベ⊇⊇氾衒掘儲醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶ル                  ∃川シ  ヅ’                 ベベ3氾珀伽疆醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶』                  `当癶、        、  u∴     ベベ⊇Y珀雄醴蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶鬮。                  ″  シ  、uムЩ糴庇     ∴シ⊇汾衍儲醴醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶監                      ∴、∃ヨ櫨蠶醴齔      `3⊇氾珀鉗メ醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶テ                逧此払(錙蠶髏醴h     ベ3⊇氾衒躔醴醴蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠢』              『蠶JJ髏醴醴醴影忙      ベ⊇⊇浴郤弭儲蠶蠶蠶
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蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶鹹              情苛泣罅         ∴3S川Γ ヨ据醴蠶蠶
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606名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 02:40:52 ID:5AFNFbYQ
>>605
深夜にかなり焦っただろw
607名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 14:51:58 ID:Ny0TkCfQ
 可愛い可愛い私の名無しちゃん。
 今からどこへいくつもり?もしかして八子ちゃんのところ?
 いっちゃ駄目よ。ママから離れたら名無しちゃんは死んじゃうのよ?

 名無しちゃんは七子ママの前から居なくなったりしないわよね?
 名無しちゃんはママが産んで、ママが育ててきたんだから。
 だから、これからもずっと一緒にいなければいけないのよ。

 さあ、自由になって。体を楽にして。
 ママにたっぷり甘えていいのよ。おっぱいもおマンコも好きにして。
 ママと一つになりましょう。心も体も、元通りになりましょう。

 ああ、本当、名無しちゃんは、柔らかそうね。

埋め!!!
608名無しさん@ピンキー
>>607
かわいそうな人。
自分が抱いているものをよく見て御覧なさい
分かったでしょ? それはただの人形。
名無しは……ほら、ここにいるわ。
あら? まだ分からないの? そんなに叫んだって事実は変わらないのに……

仕方ないわね。
そんなに夢の世界にいたいのなら、その願いかなえてあげる。私からの最後の慈悲……遠慮しないで受け取って頂戴。
名無しは……弟は私が幸せにするから安心して。
さようなら、お母さん。

埋め!