魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。
『ローカル ルール』
1.エロは無くても大丈夫です。
2.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に確認又は注意書きをお願いします。
3.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
『マナー』
【書き手】
1.他の書き手がSSを投下している最中またはその直後に投下するのは避け
ましょう。ある程度レスがつくのを待ってから自分の作品を投下しましょう。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れるか、 「1/10」「2/10」
…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
5.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
あと投稿前に「投稿していい」と聞いたほうが安全です。
【読み手 & 全員】
1.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
リンクは
>>2
>1乙
8 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:20:20 ID:RbZNbRr/
>>1 乙です。
で、需要があるかどうかわからないですが、ティアナの自慰話投下します。
初投下で見難いかもですが、その辺は勘弁してください。
↓以下本編
日が沈んでから数時間。
一日も終わりに近づいている時間ではあるが、まだ真夜中とは言うには早すぎる、
規則正しい生活が義務付けられている場所でなければ、活動している人も多いだろう時刻。
街中ならまだ十分人の気配が感じられたかもしれないけれど、防音がしっかりとされている、
ワンルームが二つくっ付いたような部屋には音らしい音はなにもなかった。
目を閉じれば穏やかな空気がわずかに感じ取れるくらいで、他の情報は一切頭に流れてこなくなる。
その怖いくらいの静けさはまるで世界に自分ひとり取り残されたようですらあった。
そんな中。
ティアナはベッドに腰掛け、ゆっくりと神経を集中させると、体の中に眠る魔力を呼び起こした。
じんわりとした、ちりちりと燃えているかのような熱が下腹部からわき起こる。
魔力が体中をめぐり始めたのだ。
これは毎日毎晩、彼女が日課として繰り返している魔力トレーニングのひとつだった。
魔力は年齢と共に増え、三十歳頃までは容量も上がると言われているけれど、
努力をしなければ最低限しか増えることはない。
筋肉だって負荷をかけなければ強くならないのと同じこと。
魔力だって使って刺激しなければ成長はすぐに止まってしまうというのが世の常で、
お手軽に魔力量を増やすことなんて出来るわけはない。
魔力は日々の訓練で徐々に強めていくしかないのだ。
もっとも、一の訓練で十以上魔力が伸びる人もいれば、一しか伸びない人もいるけれど、
それは才能としか言えないのだろう。
生まれ持った魔力量だってバラバラなのだから、ある意味当然と言えば当然だ。
9 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:22:20 ID:RbZNbRr/
……昼間に結構な時間幻術魔法を使用したからか。
神経を集中させてから五分も経たない内に彼女の額にうっすらと汗が浮かび始めた。
試験終了から仮眠をとって、多少は回復したらしかったが、それでも全快には程遠い。
奥歯をかみ締め、頭から意識をかっさらおうとする強烈な疲労に必死に抗う。
体に負担をかけなければ成長しないのも、筋肉なんかと同じだ。
苦しいからと言って止めていたようじゃ、それ以上の成長なんて望めるわけがない。
それに、こんな平々凡々な所で根を上げているわけにもいかなかった。
彼女の魔力量は、それはやっぱり訓練校の生徒の平均よりかは多いけれど、本局の前線で働く人に比べたら貧相なものだ。
多少は人より魔力の制御が上手く出来るおかげでエリートに近い扱いをされているが、その才能が本当に才能のある人に比べたらいかに薄っぺらいものかは、何よりも彼女自身が一番良く知っていた。
小手先の上手さは、本当の困難にぶつかった時にあまりにも脆く崩れ去ってしまうだろう。
頼りになるかと問われれば、心の奥底では首を横に振ることしか出来ない。
それに引き換え、パートナーであるスバルの魔力量は立派な才能と言って良かった。
スバルの一撃必殺で、人生を決めてしまうくらいに憧れているなのはさんの魔法から名前を取ったらしい『ディバインバスター』なんて、それだけでティアナの魔力がすっからかんになるくらいに魔力を使っているのだ。
本人は何でもないように振舞っているけれど、実際のところあれを見るたびに彼女の魔力量の多さに驚かされてしまう。
それに加えて、スバルは魔力の回復速度も速いらしい。
試験が終わってここに戻ってきた時には、ただでさえ非凡の量の魔力容量があるのに、その半分近くを回復したのか、疲労困憊の彼女をげんなりさせるくらいに元気一杯だった。
あたしは元気がとりえだから、とスバルは言うけれど、あれだって普通には持ちえない才能の一種だ。
『……だからこそ、あたしはこんなことをやっているんだけど……』
ティアナはすぅーと大きく息を吸い、頭の中で複雑にからまった糸を解すかのように再び神経を集中させた。
本当は今日みたいに激しく魔力を使った日などは無理は禁物で休息を取るのが基本なんだけれど、そんなことは承知の上でさらに負担をかける。
彼女自身、子供っぽい、と思わないでもない。
魔力量は積み重ね。
今日無理をしたって、得られるものは体の負担よりはるかに少ない。
へろへろになった状態でのトレーニングなんて効率が悪いことこの上ないし、度を過ぎた疲労は一晩眠っただけでは取りきれない。
明日だって予定はぎっしりつまっていて、早く寝るに越したことはないのだ。
事実、スバルは帰ってお風呂に入るなり、さっさとベッドにもぐり、今も(さっき見た限りでは)幸せそうな顔で熟睡している。
日頃、生活習慣を注意するのはティアナの方なのに、今日ばかりは全くの正反対になっていた。
だがそれでも、彼女は焦らずにはいられなかった。
ぐっと力を込め、すずめの涙ほどしか残っていない魔力を無理やりたたき起こして負荷を強める。
正直オーバーワーク、やりすぎだ。
それでも、彼女に止める様子は見られない。
10 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:24:49 ID:RbZNbRr/
スバルの才能は、間近で見ている彼女だからこそわかることだろうけれど、
たぶん少しくらい魔力制御が出来るなんていうちっぽけなものなんかよりずっと凄い。
今でこそティアナ・ランスターはスバル・ナカジマの唯一無二のパートナーだと認識されている。
だが、これから先、それが続く保証はどこにもないのだ。
魔力量は平凡。
銃型デバイスはまだ珍しいかもしれないけれど、中距離・長距離魔法を得意とする魔道師・騎士はいくらでもいる。
事実、スバル憧れのなのは一等空尉は中・長、さらにはぞっとするくらいの超長距離のエキスパートだ。
『もし部隊に配属されて、スバルにとってもっと相性の良い人間が現れたら……
あたし、どうなっちゃうんだろう?』
そんな疑問が彼女の頭をよぎったのは、もう一度や二度のことではない。
無論、ティアナにはティアナなりの、執務官になるという夢があるし、
例えスバルのパートナーでなくなっても、それを諦めるつもりは毛頭なかった。
毛頭なかった……けれど、もし執務官になれた時、スバルは隣におらず、
どこか遠くで全く知らない別のパートナーと笑っていたら、
たぶんそれは想像を絶するほどの哀しさとして自分を襲うだろうということも、彼女は理解していた。
それこそ、執務官になれたという輝かしい現実が一瞬で無意味に化してしまうほどに。
……本当は、誰とも仲良くする気などなかった。
一人で執務官という夢を追い、達成できれば良いと思っていた。
そうするものだと、思っていた。
だけど、何時の頃からだろうか?
彼女はビックリするくらいにスバルのパートナーとしてのティアとなっていたのだ。
「っ……!」
次の瞬間、体に軽い電流のような痺れが走った。
それと共に魔力が限界値に達し、一気に集中力が途切れる。
「はぁ……はぁ……」
目を開き、荒い呼吸を繰り返す。
部屋は相変わらず静かで、彼女の呼吸以外には何も聞こえない。
明るい場所でも熟睡できるという便利な特技を持つスバルは、先ほどと何ら変わりなく幸せそうな寝顔を見せている。
彼女が一人でバカをやって体をいじめていたということ以外、
この部屋も世界も、何ひとつ変わっていない。
帰ってきて一度お風呂に入ったけれど、もう一度入らないとたぶん寝られないだろう。
全身汗まみれ。
寝間着ようのシャツもズボンもたっぷりと汗がしみこんでいた。
魔力を燃やし尽くした体は酸素を出来る限り取り入れようと必死なのか、
肺が意志とは関係なしに激しい伸縮を繰り返す。
少し体を動かしただけでも軽い痛みが走るところをみると、本当にやりすぎだったようだ。
魔力の使いすぎで起こる筋肉痛にも似た痛みはなかなか取れてはくれない。
おそらく明日の昼過ぎまでは残るだろう。
魔力は空にしないこと。
こんな、訓練学校に入ったばかりの子にですらわかるようなことすら、出来ていない。
「ほんと……何やってんだろう、あたし……」
そう言葉にしても、誰も答えてはくれない。
いや、彼女自身ですらよくわからない答えを、一体誰に求めようと言うのだ?
ティアナは倦怠感と痺れにさいなまれる体をなんとかベッドから引き剥がすと、よろよろとバスルームへと向かった。
11 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:27:39 ID:RbZNbRr/
「っと、スバルのやつまたシャツ脱ぎっぱなしにして……」
バスルームに入ってまずティアナが気が付いたのは洗濯籠に放り込まれた一組のシャツとズボンだった。
洗濯物はその日の内に洗濯をすること。
訓練校にいた時に口をすっぱくして言っていたのに、
洗濯籠の中のくるくると丸められたそれらはスバルがそれを守らなかったことを何よりも雄弁に語っていた。
ティアナがお風呂に入った後、備え付けの乾燥機の音がしたいたから、
てっきり洗濯したのかとおもっていたのだが、どうやらそれは下着だけだったようだ。
確かに今日は予想以上に疲れたし、すぐに寝てしまいたかったのもわからないではないけれど、
そんなんではいざ部隊に配属になったときに困るだろう。
部隊の忙しさや大変さは、たぶん訓練校の時とは比較にならないはずだ。
「……まったく」
それでも、『しょうがない……』と思いながら洗濯籠に手を伸ばしてしまうのは、
ティアナがティアナたるところなのかもしれない。
『どうせ自分のも洗うし、ついでよ、ついで』
心の中で、誰にともなく言い訳をする。
シャツやズボンなど、かさばるものは寮共同の洗濯機を使って洗うのが普通だけれど、
この時間帯では使えない。
もちろん明日の朝にまとめてやってしまっても良いが、
気が付いてしまった以上それが許せないのは、たぶん彼女の良い所でもあり、悪い所でもあるのだろう。
自分を偽るためのため息を吐き、スバルのシャツとズボンを取りだす。
彼女も随分と汗をかいていたようだけれど、時間が経ったのでそれはしっとりとも濡れてはいなかった。
12 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:30:19 ID:RbZNbRr/
「……あっ」
だからこそ、なのかもしれない。
彼女のシャツを抱えた瞬間、鼻腔をふわりと甘酸っぱいにおいがティアナを刺激した。
もう何年も彼女の横にある、かぐわしいとは言えないけれど、
どんなものよりも馴染みの深いにおい。
瞬間、ドクンと一つ彼女の心臓が跳ねた。
注意深くもう一度呼吸をする。
つんとする、それでも全然嫌じゃない……むしろ、心地良いとすら感じてしまう微かなにおい。
鼻から入った香りはそのまま直にティアナの頭に揺さぶりをかける。
それに呼応するかのように、目を閉じると彼女の笑顔が頭に浮かんだ。
試験の最後。
彼女に背負われた時も、今と同じにおい、そして、彼女の温かい体温を感じた。
ドクンと再び心臓が強く鼓動する。
魔力を限界まで燃やしたせいで、下腹部には煮えきらないような熱がこもっていた。
血が昇り、顔がカァと熱くなっていく。
少し落ち着き始めたはずの呼吸が再びそのリズムを崩す。
『……いけない』
頭の中に残っている理性はそういうのだけれど、
体はとてもではないが言うことを聞いてくれそうにはなかった。
手が動く。
スバルのシャツが眼前に迫る。
いけない。
ここで止めないと、本当に止まらなくなる。
彼女の理性がそんな警告を発し続けるが、
その警告が強くなれば強くなるほど、逆に目が離せなくなり、惹きつけられていく。
そして、ティアナはスバルのシャツを手元に引き寄せると、
まるで極上のワインを嗜むかのように大きく息を吸い込んでしまった。
「んっ……」
さっきの何倍ものスバルの香りが一気に体に流れ込む。
甘美なそのにおいは彼女の脳髄を震わせて理性という名のかせをあっという間に取り払い、
それと共に例えようのない感情が胸の隙間から溢れ出した。
体の芯から湧き上がってくるゾクゾクとした感覚。
背筋を歓びという名の波が電流の如く走る。
一度スイッチが入ってしまえば、それはもうどんどんと精神を蝕んでいく麻薬に等しい。
彼女はかき抱くようにシャツを抱きしめると、
鼻を押し付け胸いっぱいに再びそのにおいを吸い込んだ。
スバルのにおい。スバルの香り。
魔力によって生まれた熱がそのまま違う熱を持ち始める。
トクトクと溢れ出した感情がぎりぎりと胸を内側から締め付け、
下腹部を中心に独特の疼きを呼び起こした。
耳を澄ます。
大丈夫。
スバルは一度眠ってしまえば、召集がかかったりしない限りは朝まで目を覚ますことはない。
そして、今日という日に限って召集などかかるわけがない。
ティアナはスバルのシャツをかき抱いたままドアを背にして座りこむと、
まるで宝ものをかき抱くかのように腕に力を込め、
自分の内にその全てを取り込んでしまおうとするかのように幾度も幾度も、
狂ったようににおいをかいだ。
普段は元気ではつらつとした所が多いスバルだけれど、
そのにおいは頭をぐちゃぐちゃにかき乱してしまう程に甘い。
これがついさっきまでスバルの肢体を包んでいたのかと思うと、
それだけで頭がおかしくなってしまいそうだった。
13 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:32:59 ID:RbZNbRr/
「スバル……」
彼女の名を呼ぶ。
聞こえるわけもなく、聞こえてしまっても困る。
だけど、こうなったからには、彼女はもう止まる術を知らなかった。
体の奥で燃える本能に従うまま、右手をシャツの下にもぐりこませ、胸に伸ばす。
普段は何も感じないくせに、彼女の名を呼び、彼女の顔を思い浮かべ、
彼女のにおいに満たされただけでティアナのそこは喜びの表情を浮かべていた。
「……んっ……あ……」
ぷっくりと膨らんだ乳頭。
だけど、すぐにはそこをいじらず、年にしては少し大きい胸を焦らすかのように揉む。
目を閉じ、スバルのにおいをかぐと、まるでその手が彼女のもののようにすら思えてくる。
彼女の手はわざと敏感なところを避け、
ゆっくりとなぞるように刺激を繰り返しながら焦らすように体の熱をドクドクと高めていく。
「スバル……スバルぅ……」
切ない。
苦しい。
だけど、それがまた心地良い。
自在に形を変えるそれを痛みを感じてしまうくらいに掴んで右に左にこねくり回し、
もどかしさに頭がチリチリとしたところでようやく先端に指を伸ばした。
ぷっくりと紅く膨らんでいるだろう乳首。
いやらしいそこを指先で軽くつついてやっただけで頭に鋭い電気が流れ、
まだ触れてすらいない下半身にもより一層の熱と疼きが巻き起こった。
『もぅ、ティアはいやらしいんだから……』
頭の中のスバルがイタズラに笑う。
まるで何もかもを知っているかのようなその表情に、
恐怖と喜びと愛しさが入り混じった痺れがティアナのお腹の底から沸き起こった。
「……んっ! くっ、ぁあ……」
痺れに感化されるままにコリコリと堅くなった乳首をつまみ、
指先でひねっては潰すように刺激を繰り返す。
「いぃ……ん……あぁ……」
シャツを鼻先に押し付けにおいを嗅ぎ、右手で執拗に感じる部分を責める。
自制が効かなくなり荒い呼吸を繰り返してしまう口からは何時の間にかよだれが漏れ出し、
スバルのシャツに点々と染みを作っていたが、
それさえも今の彼女にとっては自身を高めるものにしかならなかった。
『もぅ、ティアはいつもあたしに汚しちゃだめだって言うのに……』
「で、でも……スバル……でも、でも……んんっ!」
甘美な眩暈とともに背筋が軽く痙攣を起こし、ティアナはたまらず床に体を投げ出した。
床に撒き散らしたスバルのシャツとズボンに顔を押し付け、両の手で胸をいじる。
「いいっ……いいよぉ……」
顔をなすり、指で弾き、スバルに包まれたまま貪欲に体を弄繰り回す。
年齢的にみればまだ成熟したばかりに近い体は、
幾度かこんなことを繰り返している内にすっかり欲望と快楽の虜となっていた。
彼女がこんなことをするのは、実は最初のことではない。
最初にこういうことをした時はおっかなびっくりに胸を軽くいじっくっただけで終わりにしていたのに、
今ではとてもそれだけでは満たされやしない。
14 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:34:43 ID:RbZNbRr/
『そろそろ、こっちもたまらなくなってきたんじゃない?』
優しい笑顔でスバルが言う。
ティアナはだらしなくゼェゼェと呼吸を繰り返しながらも、片方の手は休むことなく胸をいじり続け、
もう一方の手でもどかしくズボンを脱ぎ去った。
すっかり熱くなった下半身が外気にさらされ、ひんやりとした感触が火照った肌をなぞる。
秘園からは案の定すでに蜜が漏れ出して、薄ピンクの布地が綺麗な形でぴったりと張り付いていた。
人よりも少しだけ濃いかもしれないと心配しているオレンジのちぢれ毛が、
粘液を吸って皮膚に張り付いた布地の横から顔をのぞかせていたが、
今の彼女にはそれさえも恥じる気は残っていない。
控えめ程度にフリルの付いたお気に入りの下着を破らんばかりの勢いで取り払うと、
迷うことなくよだれにまみれた指で秘部に触れる。
「ふぁ……あぁ……」
『ほら、もうトロトロじゃん』
熱が走る。
スバルのにおいを求めるように鼻を彼女のシャツをズボンになすりつけ、
全てで彼女を感じようとするかのようにシャツを口内に押し込み甘噛みを繰り返すと、
幾度かの快楽に呼応するように湧き出ていた唾液の奥に、かすかな塩っ気が混じった。
『あたしの汗、おいしい?』
頭の中の声に反応してすっかり赤くなったヒダからジュワリと蜜液が溢れ出す。
『規律正しく、何時もきちんとしなさい』
普段からそんなことを言っている彼女が、今はこの様だ。
床にだらしなく転がり、ルームメイトの部屋着に顔を押し付けてにおいを嗅いでは左手で胸をまさぐり、
もう一方では今にも溶けてしまいそうな秘部をなぞって、汗の味にさらなる欲情をかきたてている。
熱と想いに溶かされた蜜壷からは絶え間なく透明な液が糸を引いては、
存在するはずのない何かを受け入れようとヒクヒクと震えていた。
荒っぽい呼吸とクチャクチャという卑猥な音がやけに大きな音として彼女の耳に伝わる。
ほんの数時間前まで銃型デバイスをいじくっていた手で、
今はいやらしい唇を広げるように愛撫していることを知ったら、スバルは一体どんな表情をするだろうか?
堅物に思われているパートナーがこんなに下品な娘だと知ったら、軽蔑するだろうか?
『……スバルはそんな娘じゃない』
「……んんっ!」
かすかに震えるビラビラをなぞっていた指が一番敏感な膨らみに触れた。
燃えるような衝撃に頭の中にバチバチと火花が散る。
苦痛にすら似た快楽が体の奥底で小さく弾け、ドクンドクンと心臓が高鳴っては呼吸を荒くした。
「んぅ……はぁ、あっ! アアァッ!」
なまじ器用な手先が皮をめくり、真っ赤に充血しているであろう肉豆に刺激を送る。
ひくつく門からは、まるで栓が壊れた水道のように愛液が溢れ、
熱に包まれた太ももを伝ってボタリボタリとスバルのズボンやシャツに染みを作った。
頭が熱せられた鉄のようにぐちゃぐちゃになり、思考力が全て吹き飛んでしまう。
15 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:36:46 ID:RbZNbRr/
『欲しくなってきたでしょう、ティア?』
粘液にまみれた指先がひだを広げる。
ここに指を入れたら、もっと気持ちが良いのだろうか……?
もっと、スバルを想えるのだろうか……?
……いや、それだけはやっぱりダメだ。
衝動を振り切るように指を引っぺがし、代わりにさきほどよりもはるかに淫核を摘み上げた。
「あ、あぁぁぁっ……っ!」
痛みにすら思える痺れが襲う。
しかし、今の彼女にとってはそれですら物足りない。
ひねり潰すかのようにつまみ上げ、もう一方の手に自前のローションを塗りつけると、
ピッタリと閉じた菊門に人差し指を浅く突き入れ、強く尾骨を押し上げた。
内部からの鈍い刺激はおしりから背骨にかけてゆっくりと快楽を走らせ、
それは鋭く短い恥部への刺激とあいまって精神が壊れてしまうくらいの粗波となる。
何もいらない。
スバルがいてくれれば、何もいらない。
彼女の笑顔が脳裏にフラッシュのように瞬き、その度に指先が激しさを増す。
左手でヒダの表面を削るかのようにこすり、
右手は執拗に淫豆をこねくりまわして強烈な刺激を絶えず送り込んで脳内を白一色に染め上げていく。
普段は強気に締められた紺碧色の瞳も細かく震えながら、その悦楽のすべてを享受していた。
『ティアは本当に淫らだね。こういうの、インランっていうんでしょう?』
「ち、ちが……あたし……あたしは……ただ、やっぁあ、あ、あ……くぅ……!」
辛うじて下半身を支えていた太もももあまりの快楽にもはや力は入らない。
ガクガクと小さく痙攣を起こし、いつ筋肉が悲鳴を上げてもおかしくはないのに、
それでも快楽に取り付かれたティアナの手は止まろうとしなかった。
出来うる限りの方向から出来うる限りの刺激を執拗にねちっこく与え続け、
確実に彼女を高みへと突き動かしていく。
『ほら、そろそろイっちゃいなよ』
「いやぁ……ダメっ……ダメなのぉ………」
『でも、ティアナのここ、すっごい気持ち良さそうだよ? ヒクヒクして、別の生き物みたい』
爪が肉豆を引っ掻き、白色の脳裏に鋭い電気がバチバチとほとばしった。
体は快楽の渦に完全に飲み込まれ、熱したチョコレートのようにとろけた目は、
もはやどこを向いているのかさえわからない。
白魚のような指が自身を壊してしまうことすら望んでいるかのように激しくうごめき、
むせかえるほどの牝の汗にじっとりと濡れたティアナの背筋に、今までとは比べ物にならない大波が次々と襲い掛かった。
『ほらっ! ほらほらほらぁ!』
「あっ、あっ、ああああぁ! ダメッっっ! くるっ! きちゃうのぉぉっ!」
トドメとばかりに指先が快楽のスイッチをこれでもかと言わんばかりにつまみ上げる。
「あああああぁぁぁぁぁっっっ! いくぅっ―――――――!」
瞬間、空間を切り裂くようなアクメ声が響き、
処女とは思えないほどの愛液が紅緋色に染まった膣口からじゃぷじゃぷと音を立てて噴出した。
体の細胞一つ一つを崩壊させてしまうかのような堕落の快感に彼女の細くしなやかな体が弓なりにしなり、
ビクビクッと震えた奥底では子宮と膣道がありもしない子種をすべて吸い尽くそうとぎゅうぅっときつく締りあがった。
その姿はもはや何時もの知的な彼女ではない。
目の前に舞い降りた口にしたら二度と離れることの出来ない禁断の果実は思考力も簡単に奪い去る。
そこにいるのは、パートナーであり、唯一無二の親友を愛してしまった、哀れな一人の少女だった。
16 :
アキスケ:2007/05/26(土) 00:38:55 ID:RbZNbRr/
長い痙攣を終え、ドサリと彼女の体が再び床に投げ出された。
体の中で燃え上がっていた情念が取り払われた部屋は気味が悪いほどに沈黙を保ち、
ティアナの不規則に繰り返される呼吸の音のみが響きわたる。
それは、とてもじゃないが余韻なんていう上等なものではなかった。
彼女自身に残るものだって、魔力を使い果たしたために起こる痺れるような痛みと、
先ほどまでの強烈さはないものの、胸の奥にじわりとくすぶる自責の念だけだ。
「スバル……ごめんなさい……スバル……」
うわごとのように呟やく彼女の瞳から、一筋の涙が床へと伝った。
〜FIN〜
アキスケさん、ぐっじょぶです。
それに比べ、見よう見まねで作ってみてますがまだまだダメダメですウチのは。
文才うらやましすぎです。
寝る前に新スレチェックしたらさっそく投下されててサイコー
>>アキスケさん
GJっす!
うまえええええええ、発投下?読みいってしまいましたよ嫉妬!
>>アキスケさん
次回作に超期待!!!
自分なら最後ギャグしてしまうな…
絶叫→「むにゃー…何ティア?→「なな何でもないわよ!」(ドゲシ)→「ぷぎゃ」
→「…バカ」
女性陣のみ。バリアジャケットが一定のダメージを受けると粉々に砕け散り
霰もない姿になる
って妄想した事がある
うわあああ!
アキスケさんGJ!
もし、この話に続きがあったら、ぜひ見てみたいです。
>>アキスケさんGJ!です!
自分も
>>17と同じように、書き手としては新参で書いているのですが、その文才が羨まし杉です!
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 12:34:41 ID:QAyOXkIo
前スレ後半ですずかの名が出たが、たしかすずかの一族って吸血鬼みたいな家系なんだよな。
某所で『発情期に吸血衝動が高まる』『常人より寿命が長く、身体能力も遥かに上回る』
と聞くが、それがどの程度なのかが解らん…元はとらハネタなんだろうがそっちはやった事がないし。
ルール無視は覚悟の上で問いたいが、ぶっちゃけ夜の一族の能力て、
管理局員1人2人相手にならない月姫のアルク並だったりするのか?
催眠術かけて相手を虜にしたり使い魔並の超人的怪力を
発揮したり蝙蝠に化けて逃げたり千切れた腕をまるっと
生え変わらせたりできる。
能力は人によって結構まちまちらしい。
寿命は純血だと400とか500年くらい行ったんじゃなかったかな…
こんにちは396です。なんか一気に人が増えてこれが三期効果なのかと驚いてます。
若干流れに乗れていないような気がしますが完結目指して頑張ります。
注意書き
・この小説はユーノ主役のシリアス長編です(オリキャラあり)。
・エロの予定はありません。
・エリオというオリキャラがいますが三期のキャラとは一切関係ありません。全くの偶然です。
それでは投下します。
魔法少女リリカルなのはA's++
第二十一話 「変わらぬ想い」
「大丈夫?ユーノ」
フェイトはユーノに優しい声で話しかけると、すぐさま厳しい顔つきでサイオンを見つめた。
サイオンは驚いたようにフェイトを見つめていたが、すぐに表情を戻し真っ直ぐこちらを見つめている。
もしかしたら念話で手下に指示を出しているのかもしれない。
ユーノはどうしてフェイトがここにいるのかわからず困惑しているようだ。
艦内に侵入したフェイトはその後倉庫に向かうサイオンを見つけ、周りにいた手下の一人のふいをついて拘束し成り代わっていたのだ。
クロノの当初の指示通り無茶はせずユーノの計画が実行されるのを見守るつもりだったが、
予想外にサイオンがユーノを殺そうとしたためやむを得ず前に出るはめになったのだ。
(緊急だったとは言え……これからどうする?)
フェイトは冷静に状況を見て自問した。
人質はまだ十数人もいる上、ユーノと2人では勝ち目は薄い。なによりエリオという不確定要素もある。
脱出するにも一瞬で転送の準備はできないし、人質を見殺しにもできない。クロノが来ることを信じて武装解除するか。
しかし、目の前でユーノを殺そうとした以上それは危険だ。
(最悪、ユーノと人質だけでも……)
フェイトに嫌な汗が流れバルディッシュを強く握ったとき、ふいにサイオンが口を開いた。
「さすが管理局の執務官は有能だな。それとも、司書長が無能だったか?」
口の端を上げて言うサイオンにフェイトは少しむっとしたが、安い挑発にはのらずに相手を観察した。
アースラとの通信で特徴は聞いていたが目の前にすると迫力のある男だ。
がっしりした体格に2メートル近くはあるだろう身長。黒い短髪に彫りの深い顔立ちでいかにもリーダーという風貌だ。
誰もが付き従いたくなるその印象は、カリスマという言葉が妥当だろう。
「ここにいるということは、ユーノ・スクライアから全てを聞いたか、それとも最初から疑っていたか…。
どちらにせよ、フェイト・T・ハラオウン。お前がここまでたどり着いたことは素直に誉めようじゃないか」
フェイトは黙ってサイオンを見据えた。サイオンは言葉のところどころに余裕を感じさせる。
周りの手下もそうだ。どの魔導師も落ち着き払っている。
管理局の執務官を前にしてもこの態度でいられる理由は、なんといっても人質というアドバンテージがあるからだろう。
はっきり言って手も足も出せないのが現状だ。ユーノはこの状況で常に交渉を重ねていたのだ。
なおかつ人質は身内となればその心情は想像を絶する。
『ユーノ、視線はそのままにして聞いて』
フェイトからの突然の念話にユーノは眉を少し動かした。
『今の状況、何とかできそう?』
『ユーノの背中、ベルトの後ろに発信機があるから不自然にならないように破壊して』
ユーノが言われたとおりにベルトの後ろを触ると、小さな硬いものに触れた。
(いつの間に…)
そう思いながらも少し力を入れただけでピキッという小さな音と共に発信機は壊すことができた。
『それはアースラにも信号を発信していたの。それが今途切れたということは…』
『クロノが来るってことか』
表情を変えずにユーノは言った。確かに今できることはこれくらいだろう。後はどう時間を稼ぐかだが…。
そう思っているとフェイトが少し強い口調で言った。
『あと、このことは隣の人には言わないで』
隣の人、それは今もユーノの隣でじっと状況を見つめているエリオのことだった。
フェイトはユーノの返事を待ったが、ユーノから念話は返ってこなかった。
「せっかくここまで来たのだから現状はきちんと把握してももらはねばならないな」
サイオンは話しながらゆっくりと歩き出し、さきほど使うはずだった転送用装置に腰をかけた。
「約一ヶ月前から、我々はユーノ・スクライアを使いアースラを奪う計画を立てていた。条件は人質の解放。
捕らえたスクライア一族はそこの牢にいるのが全部だ。すでに半数以上は解放している」
話を聞きながらもフェイトとユーノはこの好機に内心喜んだ。1秒でも時間がほしい時に相手がその時間を作ってくれているのだ。
「でも、あなたはユーノを殺そうとした」
相手に話させるためにフェイトは促した。
それを聞いたサイオンはククッと笑いながら続けた。
「ああ、そうだな。それはすまなかった」
人を殺そうとしておきながらすまなかったで片付けるサイオンにフェイトは頭に来たが黙って聞いた。
「だが転送魔法くらい我々にもできる。もはや用済みだったんだよ。…しかし、少々やりすぎだったかもしれないな」
腰掛けた転送装置から立ち上がり、サイオンはフェイト達を見下ろすようにして言った。
「詫びと言ってはなんだが、面白いものを見せてやろう」
そういうとサイオンはベルトに軽く触れた。
「ジェイルバード、セットアップ」
サイオンのベルトが光りその形を変えていく。
現われたのはまるで腰布のように垂れる5本の帯。およそデバイスとは思えないものだった。
その帯には模様のようにそれぞれ6つの小さな赤い球がはめられており、ユーノにはそれに見覚えがあった。
色はくすんでいたが、それはまさしく一族の首にはめられている首輪についた赤いレンズと同じものだった。
「ユーノ・スクライア。お前にはわかるだろう。そう、これこそがお前の仲間への戒め。この赤い球が起爆する首輪となるのだ」
よく見ると黒い帯には赤い球が外れた部分もある。全てに球が入るとして最大30機。
今一族に使われている13機が欠けているのだろう。するとぼろぼろと球が全て外れ、ふわふわとサイオンの周りを回り始めた。
「そしてこれらを管制するもの。それが…」
サイオンは一瞬目を閉じ、再びその目を開けた。
「「!?」」
フェイトとユーノは目を見開いて驚いた。
サイオンの右の瞳は先ほどの青い瞳とは異なり、真っ赤に輝いていたからだ。
「この瞳はれっきとしたインテリジェントデバイスだ。1人の看守と30人の囚人達。これが私のデバイス、ジェイルバードだ」
首輪を制御するデバイスの存在はユーノも予想していた。あわよくばそれを発見し破壊するつもりだったが、
まさか体に埋め込んでいたとは思わなかった。しかもあの様子だと通常の視界も持っているようだ。
完全に肉体とデバイスが一体化したバイオマテリアルのデバイス。はやてとは違う融合型デバイスの形だった。
「破壊したければ私の目をくりぬくことだな」
そこまでサイオンが言ってユーノはある違和感に気付いた。何故サイオンはここまで話すのだろうか。
確かに話したところで向こうが有利なことには変わりないが、弱みをわざわざ晒す必要も無い。
そこまで考えて、サイオンの位置とコンテナが目に入った。移動したサイオン。コンテナの直線状にいるのはフェイト。
よく耳を澄ませば艦の航行音とは違う駆動音がかすかにまぎれている。
時間を稼いでいたのは自分達だけではなかったのだ。確かあのコンテナに入っていたのは……。
(まずいっ!!)
そう思った時にはすでにユーノはフェイトの前に飛び出していた。その行動を見てサイオンはにやりと笑った。
(もう遅い)
次の瞬間、高音とともにコンテナから光が一直線に伸びた。
「え?」
フェイトが気付いたときには視界は真っ白に光っていた。
ユーノは飛び出したと同時に腰からダガーを抜きとり放り投げる。
ストレージデバイスであるダガーは強大なエネルギーに反応し自動的に3つに分かれ、内臓魔力による防御魔法を展開した。
ユーノが万が一のときにとプログラムを組んでおいた最終防衛機能だ。
しかしそれは一瞬にして貫かれ、3つの欠片は砕け散った。その時間、僅か0.5秒。しかしそれだけで十分だった。
ユーノは右手を突き出し自分が知っている中で最も強固な防御魔法を展開した。
すぐさまシールドにおそろしい衝撃が走り、一瞬にして周りは轟音に包まれた。
光の中、1秒にも満たない刹那であるにもかかわらず、ユーノにはまるで時間がゆっくり流れているかのように感じた。
高エネルギーによる熱量から皮膚が焼け付くように熱い。右手の手袋はすでに焼けて消失していた。
そしてシールドへの圧力から、指がひしゃげていくのが分かった。
「ぐっ!!」
ユーノは苦痛に顔をゆがめた。それでもユーノは魔法陣を崩さなかった。
頭の中には後ろにいる仲間のことでいっぱいだった。
仲間。友人。大切な人達。彼女達を支えることが、唯一自分ができること。
瞬間、ユーノは熱さも痛みも全て感じなくなった。自分の展開したシールドが迫ってくる。
腕は不自然に折れ曲がっていった。それでもシールドは崩れない。
―――――守りたい。
ユーノの頭にあるはそれだけだった。
まばゆい閃光が消えるとともに、コンテナから現われた巨大な砲身の排気口からは勢いよく煙が噴出した。
強烈な光に目を細めていたサイオンは、徐々に目を開く。
(これでとりあえず邪魔者はいなくなったか…)
逆光と煙ではっきり見えないが砲身の直線状は跡形もなく消し飛んだ。フェイトとその間に入ったユーノは直撃し共に消え去ったはずだ。
フェイトがユーノをつけていたということはおそらくこの艦の場所はクロノに知られているに違いない。
しばらくすればアースラが直接来るだろう。こちらの計画は止められないにしても時間を稼ぐ必要がある。
そのために執務官という脅威は取り除いたのだ。
ふと、これからのことに思考を巡らせようとしたサイオンの目の端に何かが映った。
丸く開いた壁、青空と雲が広がるその場所には、たたずむ影が存在した。
「なにっ!?」
サイオンは思わず声を上げた。砲台の前には、全身から黒い煙を上げているユーノと呆然としているフェイトがいた。
ボロボロの姿でも、不思議なことにユーノはかすかに微笑んでいた。
家族を守るために友人達に嘘をつき、刃を向けたことに深い自己嫌悪に陥っていたユーノ。
ユーノには、自分は簡単に友人を切り捨てるような非情な人間ではないだろうか、という疑心も生まれていた。
そんな中咄嗟に取った捨て身の行動。駆け引きも何も無い、純粋な行動。目の前の大切な人を守りたいという強い想い。
それが確かに自分の中にあることに、ユーノは安心したのだった。
しばらくしてユーノはどさっと膝から倒れこんだ。
「ユーノッ!?」
それを見たフェイトがユーノに駆け寄る。フェイトはユーノを見て思わず口に手を当てた。
「酷い……」
それは医療に詳しくない素人目で見ても明らかに重傷とわかる状態だった。皮膚は火傷で赤くはれ、右腕はすでに原型を留めていない。
かろうじて肩から繋がっているのは不幸中の幸いだろうか。フェイトは急いで治癒魔法をユーノに施した。
(ありえん…。あれを防ぎきるなど……)
その様子を呆然と見ながらサイオンは思った。
フェイトに向けて撃ったもの。それは対艦用の荷電粒子砲だった。
通常の艦に搭載されるものを小型に改造し、なおかつ威力とエネルギー収束効率を大幅に上げた独自の最新鋭兵器だ。
対軍艦用にディストーションシールドをも貫けるよう改良を重ねていた代物だ。
(整備不良で威力が落ちたか。それとも…)
そこまで考えてサイオンは思考をやめた。都合よく実力以上の力が出る。
そんな夢物語を信じるほどサイオンは浅薄ではなかった。
しかし、フェイトを排除しそびれたのは事実だ。今この艦の動向に気付かれてはまずい。
『今がチャンスだ。…やれ』
サイオンは念話で手下に指示を出した。ユーノの治療に専念している今ならフェイトをやれる。
指示通りにすぐに2人の魔導師が飛びかかった。
剣状に伸びた杖が突き刺さる。しかし、すでにその場にはフェイトとユーノはいなかった。
(!?)
サイオンが気付いた時にはすでにフェイトは目の前にいた。フェイトはユーノを治療するという隙をあえて作っていたのだ。
フェイトのスピードを実際に見たことがなかったサイオンはその射程を甘く見すぎていた。
数十メートルの間合いを一瞬で詰め、フェイトのバルディッシュがサイオンの赤い瞳目掛けてその金色の鎌を振り下ろす。
ガキンッ
魔力同士の衝突に倉庫はひと時の静寂に包まれた。
バルディッシュのサイズはピタリと藍色のシールドで止められていた。
「やっぱり…あなたは!!」
フェイトが鋭い眼つきで目の前の人物を睨んだ。サイオンの前に立つ少年、エリオ・スクライアを。
「あなたも殺されそうになったのに!なんで!?」
フェイトはギリギリと力を込めながら叫んだ。フェイトの方が魔力は上だが魔力資質の特性上魔法は拮抗している。
「わかってる。それでも、この人を殺させるわけにはいかない」
あのままフェイトがバルディッシュを振りぬいていたらサイオンは重傷、下手をすれば死んでいたかもしれない。
もちろんフェイトは殺さずに目だけを破壊する自信はあったが。
「…残念だが、お前は千歳一隅のチャンスを逃した。武装を解除しろ。さもなければ人質を一人吹き飛ばすぞ」
赤々と光る瞳にフェイトはびくりとし、バルディッシュへの魔力を抜いていく。
そしてサイオンに向けられた刃はその形を消した。
「そうだ…それでいい」
猫なで声でサイオンが言った時、フェイトの後ろにはすでに魔導師が杖を振りあげていた。
エリオはそれを見て魔導師にバインドをかけるかどうか悩んだ。自分はそこまでは望んでいない。
しかし魔法を発動しようとした瞬間、あることに気付いた。その魔導師はぴくりとも動かないのだ。
『…どうした。はやくやれ』
サイオンも不思議に思い念話を送ったが、魔導師から返事は返ってこない。
「!?」
フェイトも気配に気付き振り返る。真後ろには杖を振りかざしたまま微動だにしない魔導師が立っていた。
(…凍ってる?)
次の瞬間、倉庫内が冷気に包まれた。
(この冷気は……)
サイオンに嫌な汗が流れた。
「まさか…こんなにも早く来るとはな……」
魔導師の後ろ、壁からのぞく青空を背に佇む人物に向かってサイオンは言った。
「サイオン・ウイングロード。お前を拉致・監禁及び人質強要の容疑で逮捕する」
氷結の杖デュランダルを向けたクロノはサイオンに言い放った。
次回へ続く
次回 第二十二話 「繁栄の闇」
また出しましたオリジナルデバイス。遠隔で人質を取れるという作品の根幹を担っているデバイスなので
思い入れがあります。利点を十分活かしきれなかったのが少し残念ですが。Jailbirdとは囚人という意味です。
バイオマテリアルとは人工関節とか人工歯根のような生体材料のことで、
これも融合と言えるのではないかと思って取り入れました。
荷電粒子については魔力も電気を帯びることはフェイトで立証されてるのでまぁいいかなと。
物語の核心というデリケートな性質上確認作業に手間取ってますが
なるべく早く書きますのでしばしお待ちを。できれば全話揃ったところで読み返してほしいです。それでは。
きたきたきたー!!!396氏待ってました!!!
>>396氏GJ!!
オリジナルデバイス&クロノキターーーー( ゚∀゚)ーーー!!!!
396氏GJ!!
男性陣がここまで輝いてるのは読んだことが無い。
396氏GJです!
最新話、待ちわびておりましたっ!!
うーむ、ユーノ右腕ご臨終か?
なにはともあれGJ!!!
こんちわーなのレンジャー第2話いきまーす
・世界観―ギリギリなのはです、多分
・エロ―ありません、…次回こそは次回こそは…
・人物―こちらのエリオは良い子です鬼畜の方とはデスノート使用前の月ぐらい違います
時空の青いエメラルド〜ミッドに悪の手が〜のびーるー
バッチこーい!悪党はあうとぉ!災害〜阻む壁になれ、超戦士〜なのレンジャ〜♪
…5つの少女の心を一つに合わせて、飛ばせカートリッジ!クロスブレイク!・必殺・時空局認可済み!
ハイパーメルトダウン!!惑星(ほし)の裏まで溶解だ!
…見てみ、時空犯罪者がゴミのようや…(語りはやて)
輝く無敵の美少女戦士達!
なのなのなのなの…なのレンジャー!〜
なのなのなのなの…なのレンジャー!〜
チャラララッチャラチャラチャラチャララララランチャラチャラチャンチャチャ!!!…
この番組の提供は
いつもあなたの隣に
時空管理局
・
懺悔と寄付のご相談はフリーダイヤルで
聖王教会
・
格差是正に敢然と立ち向かう
ミッドチルダ中央統合政府
・
セルフディフェンス イズ ビューティフル
メアリカ共和国 全国ライフル協会
・
・
・
他ごらんの各社の提供でお送りしました
ポーズを決める5人
中央にシュベルトクロイツを掲げて決めポーズの、なのブラックはやて
向かって右にレイジング・ハート・エクセリオンをエクセリオンモードA.C.S形態で構える
なのホワイトなのは
逆側にバルディッシュ・アサルト・ザンバーフォームを担いだ、なのゴールドフェイト
フェイトの隣で決めようとしてズッコケているのが、なのピンク、キャロ。フリードもオプションで付いてる
そして力強くマッハキャリバーの拳を突き出して、なのブルー、スバルが
「来週も見てね!」
アップになり、営業スマイルで微笑むはやて以下隊員4人
次回なのレンジャー第4話
『それは地球が止まったりする日なの?』
お楽しみに〜
清涼飲料水のCMが流れる
プロモーションビデオを政府広報を通してCMに流してから一月半が過ぎていた
反響は予想以上だった
20秒程度の短い、なのレンジャープロモの人気は当局の予想を大幅に上回り
口コミインターネットを通じて問い合わせが殺到した
無能、役立たず、税金の無駄泥棒と散々第3セクター他、公共事業の失敗で
非難を浴び、延々と失態と失敗を繰り返してきた統合政府が
正直あまり期待していなかった
イメージアップキャンペーン官製製作第一号
なのレンジャーの予想外の好感触の国民の反応に気を良くして、この期を逃すなと
急遽、中心人物、政府広報室室長、ローゼン・アッソー・アブラハム長官(ドイツ系ユダヤ人)
の強力な肝入りで時空管理局に通達が下ったのであった
本来の目的であった舞台発表のを先延ばしにして
同時進行で正式TV放映する事になったのが1ヶ月前である
今終った放映が、なのレンジャー第3話
『強襲・るるる無人君!ご利用は計画的に、なの!』
シナリオ・監修 聖王教会カリム
であった
「いや〜何か、何度見ても自分がTVで喋ってるの見るのは照れるね〜ティア、…あれティア?」
TVから視線を戻し、ちょっと桜色に染まった頬をかきながら、それでもチビっ子達からのファンレターの束を手に取って
ニコニコしたスバルが、まんざらでもなさそうに、相棒を振り向いてギョッとした
打ち寄せられた溺死体のようにピクリとも動かず
白くなった顔で口から魂が抜けそうな、机に突っ伏してる親友の姿があった
あ〜そうね…と掠れるような声がかろうじて聞こえた
ティアナ・ランスター2等陸士、スバルの同僚にして
なのレンジャーに出演する下級戦闘員の全てを担当する縁の下の力持ち的存在である貴重な番組スタッフであった
彼女が伝説のボクサーのように燃え尽きているのは
主役級である彼女の親友との配役の扱いの差を嘆いたものでは無かった
同じ顔のクローン美少女兵軍団と言うのがティアナに振られた設定だった
そしてまた、彼女にも一定のコアな層に支持されファンも付いてはいたが
そんな事は彼女にとってなんの慰めにもなって居なかった
一人20役と言う激務は彼女の心身を疲弊させ…、いや実際はそんな生易しいものではなく
ハードな仕事をこなすべくさらに超ハードな特訓を重ね
幻影魔術で20人キープと言う離れ業を奇跡的に体得した彼女に待っていたのは更に過酷な現実だった
『幻影は叩いたり、叩かれたりできない』
その事に気がついたのが撮影2日前だった
つまり彼女は幻影を維持しつつ戦闘員のアクションこなさなければならなかったのだ
もっと直接的に言うとスバルやなのはさん達の攻撃を受けて吹き飛ばされる、
そんなデンジャラスな状況でも幻影は消してはいけない
明らかに人間の限界を超えて、不可能な事を要求されていると解った時
ティアナは上司兼監督のはやてに必死で訴えた
「無理です!ぜえったい無理ですってば!!」
と半泣きで訴える彼女に
ブラインドを指で少し開け、何故か遠くを見て振り向こうとしないはやてが告げた
「…20人クリアできたんやから、もうちょっとや、ガンバってなティアナ…」
政府及び時空管理局及び、聖王教会の至上命令を受けて
後に引けなくなった無情な司令官の取り付く島もない言により―
超ハードの上にさらにもう一つ超をつけた
某エリートサイヤ人も素足で逃げ出すような地獄の特訓の成果により
何とか攻撃を食らいつつもティアナが20体の幻影を維持できるようになったのが
撮影日の朝の事であった
「げ、元気出してよティア、…えーと、ホラ!
この番組終ったらミッドチルダでも有数の幻影魔術の使い手になってるよきっと!うん
特別強化訓練と思えば…そ、そう!憧れの執務官も夢じゃないよ!」
必死で励まそうとするスバル
「………」
(この番組があと何話あると思ってんのよ…)
と言いたかったが手どころか声を出すのもおっくうだったので、ティアナは文句を言おうとして止めた
ちなみに全51話の予定である
番組終了までに命があるのか本気で心配になってきたティアナだった
(幻影魔術師がダイレクト攻撃に晒された上、20体からの幻影の一つも損なわないと言うのは
実はミッドチルダはおろか、全魔術師Sランクも含めて世界初だった
つまりこの時点で、ティアナは有数どころか
世界で唯一の超幻影魔術師になっていたわけである
その事を彼女が知るのは、もっとかなり後になっての事である
それを知った時、ティアナはかなり微妙な表情になったと言う
人間死ぬ気でやれば大抵の事はできるのだ…………………………)
机の向こうではダンボールに入ったファンレターを選別して
一枚づつピンクの髪の少女に手渡す赤い頭が見えた
なのレンジャーに救われて準レギュラー出演になった少年Aことエリオと
エリオに渡された手紙を一枚一枚読んでは
「わー…」と嬉しそうに微笑む、なのピンクことキャロであった
今キャロが読んでる手紙はキャロより小さな女の子からのファンレターらしく、『なのぴんく』とたどたどしく書かれた
イラスト付きのファンレターだ、クレヨンで書かれたらしい絵柄が素朴で愛らしい
このファンレターの選別作業は誰に言われるでもなく、最初に来たキャロへのファンレターの山を
はやてから見せてもらったエリオの自発的な行為で始まった
ロリっ子というポジションの彼女のファン層は同年齢の子供の層と、大きなお兄ちゃんの層のという
両極に解れていたため、全部そのままキャロに渡すのは内容的にそれを見たエリオには耐え難いものだった
手紙を毎日検閲している彼がふと
「汚れちゃったかなボク…」
と自嘲気味に言ったことから
大きなお兄ちゃんからキャロへ充てられた手紙の内容ははお察し下さい
最初は時折、なぜ自分へのファンレターの内容をエリオが見ているのか不思議に思っていたキャロだったが
エリオからは「いや、これは間違えてキャロへきたもので、実際は別の人宛だよ…」と説明を受け
さらには余計な気をきかせた
「あんな〜あんな事言うてるけど、ホントはエリオはな…キャロへ自分より年上の男から手紙が来るのが嫌なんよ…
キャロはそう言う…デリケートな男の子も気持ちも解ってあげな、あかんよ〜」
もーこの幸せモノめっ
と、にこやかに彼女の上司に頬を突付かれてフォローされて以来
ピンクの髪の召還魔術師はその事について、一切疑問を挟んだ事は無かった
むしろ不機嫌そうに『不可』の手紙を別の箱に放り込むエリオの顔さえ好ましく思うらしく
ポッと嬉しそうに頬を染めている
(もう…そんな事心配しなくても、わたしはエリオくん以外の男の子なんか興味無いのに…)
顔がそう言っていた
キャロがモジモジと身をよじって(エリオ君ご苦労様…)と微笑み
それに気がついたエリオが意味も解らず(?)な顔で愛想笑いを返した
そしてエリオの検閲に引っかかった手紙は、なのはさんに手渡され
同じように彼女が処分していたものと一緒に
アルカンシェルにより燃えないゴミと一緒に宇宙で処理してもらっていた
政府の財布を自由に使えると言うのは予想以上に凄い事みたいで事実上
無尽蔵の財力を行使できるようになった6課は
この程度の出費は軽く経費で落ちた
現在、次の撮影のため、なのホワイトことなのはさんは、スタジオでシャーリー達スタッフと一緒に打ち合わせをしている
彼女のファン層は(若年層と中年〜老年層)によって構成されていた
前者は「私・ボクの恋人になって欲しい」後者は「うちの息子の嫁に欲しい娘NO.1」と言う理由だった
よって彼女へのファンレターは百合っ気が少々ある事以外は、至ってマトモな方だったのだが
問題は、なのゴールドことなのはの親友フェイト宛に送られてくる手紙の方だった
そこで彼女もまたエリオと同じ悩みを抱えていたのであった
ガチャリとドアが開いた
「あ、フェイトさんおはようございます!」
スバルが元気良く挨拶する
「お、おはよう…」
と言ってフェイトは見るからに妖しいサングラスとマスクを外していた、6課の制服ではなく冬用のコート姿である
少し顔に疲れの跡が見える
「おはようございます…フェイトさんも大変ですね」
苦笑したエリオが席を立ち、皆のお茶を用意してフェイトに手渡した
「そ、それほどの事でもないんだけど…」
ぎこちない微笑と共に小さく応え、お茶を受け取るとフェイトは礼を伸べた
その様子はどう見ても彼女の状態がそれほどの事である事を示唆していた
執務官、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン一尉
彼女の本来のポジションである、現在は職務は開店休業状態である
と言うのも
メンバーの中でも特に『なのゴールド』として飛びぬけて、知名度が高くなり過ぎた彼女は
行く先々でサイン攻めに会い、とてもでは無いが本来の任務を遂行できなくなっていた
アングロサクソン系白人男性に特に絶大な支持を得た彼女の人気には他にもいくつか理由があった
最も大きな理由の一つのCMが流れていた
『売れ行き今期NO.1!蒸し暑い夏の夜は冷えたこれしかないね、なのゴールドドライ!』
一見何の変哲も無いビールの宣伝である
色が同じだからと言うフェイトにはあんまりな理由で、はやてにタイアップ商品のCMに送り出された彼女の
ビールのセールスコピーが反響に反響を読んで
なのゴールドドライは過去に例が無いぐらい爆発的ヒットを飛ばし
今や売り上げ3位だった会社は一躍トップに躍り出て、業界の勢力図を塗り替えてしまった
ちょどそのコピーが宙の映像に写った彼女の口から流れるところだった
軽快なCMソングに何とか合わせようと
たどたどしくも、一生懸命なフェイトが台本を読み上げるように喋る
「絞りたて…新鮮生です!、鮮度最高…、えと、なのゴールドの黄金水!…
みんな、…たくさん飲んでくださいね!」
ニッコリと、ぎこちないが、輝く笑顔を浮べて黄金色のジョッキを掲げたフェイトが
たゆんと豊かな胸を揺らして、画面一杯に微笑んでいる
バリアジャケット姿の、なのゴールドからジョッキいっぱいの新鮮生を受け取った
マッチョなTシャツに単パンの俳優がゴクゴクとビールを飲み干して
「くー…たまんねーな〜!」と叫び
手持ちぶたさなフェイトを見て眩しい笑顔でカメラに微笑んだ
仕方なしにフェイトも合わせて微笑む
二人一緒に締めた
「「のど越し最高!なのゴールドドライ!!」」
この他愛の無いCM内容のどこが受けたのか、何度見てもフェイトには理解できなかったが
女性に対してはあまり人気の無かったこの商品が、男性に対しては絶大に支持されたので
今や会社の株価は数十倍に跳ね上がり、ぜひうちの会社にもとCM依頼が時空管理局に殺到していた
ちなみにはやては、このCMの6課宛ギャラを全て同社の株で受け取っていた、流石である
「…………………」
ツッコミたくても突っ込む体力の無いティアナが机に突っ伏したまま
目だけでそのCMとそれを見ている出演した本人とを見比べた
当初このCMを最初に見て、飲んでた茶を噴出した事を思い出して考えた
この痛いほど純粋なライトニング隊隊長と今の私とどちらがより不幸だろうか…
その時勢いよくドアが開くと
戦隊のリーダー兼、監督、兼、ついでに6課部隊長と言うのが最近相応しくなってきた
なのブラックこと、八神はやてだった
(言及しておかねばならない事が一つあった
当初の構想ではなの無色(+黄色)であった彼女がなぜなのブラックなのか
…決して作者が忘れてたわけではない)
第一話の撮影中の事である
キメポーズで名乗りを上げる場面の撮影
「なのぉ〜…無色!!!!
……なの無色!!!
…んー
…なのっ!無色!!!…
……う〜ん…
…やっぱイマイチ言いにくいな…
ゴメンフェイトちゃん、リーダーで無色って斬新やと思ったんやけど…
シックなブラックもええね、アメコミとかでも流行ってるし
…やっぱり私、なのブラックやるから…
フェイトちゃんはなのゴールドにしてな〜」
ちょこっとだけバツの悪そうな顔をした笑顔のはやての
その一言による決定によるものだった
まぁ初期の設定が無かった事にされるのはこの業界ではよくある事である
「…………」
もちろんフェイトに拒否権は無かった
(こうして最終的に、現在なのレンジャーはリーダ黒、以下白、青、ピンク、金
と言う構成になっているのだ)…解説終わり
「おっはよーさん!諸君、今日も元気にしてるかな?張り切ってがんばろーな〜」
チャッとフェイトと同じようにかけていたサングラスを外すはやて、
なぜ同じ動作なのに人に与える印象がフェイトとこんなに違うのだろう、まさに光と影
傍らにマネージャーのようにグリフィスを従えて歩きながら
軽めの高級そうなコートを彼に渡すと
つかつかと入室してきた
上司の朝の仕事とばかりに元気の無い隊員から順に背中を叩いて回る
「なんやーティアナ!朝から死にそうな顔して、ちゃんと朝ごはん食べてこなアカンよ〜」
パンパンとリズミカルに両手でティアナの背中を叩く
何も言う気力が起きず、無言で手だけよろよろと挙げて応えるオレンジの頭
続いて暗い表情のフェイトの元に行くと抱きついて胸を鷲つかみにして揉み解す
キャッと言って驚いて赤くなり、後退して胸を隠すフェイトに向かって
「ん、けっこう、けっこう、ちゃあんと発育してるで、元気ださなアカンよ〜」
あっはっはと頷いて歩み去る
八神部隊長、だからそれはセクハラですってば
パタパタと机を回りこむと幸せそうなキャロと、げっそりした顔のエリオを見て
「もう〜若いからって頑張りすぎなんやから…体がもたへんよ〜ほどほどにせな」
と若過ぎる二人には不適格な助言を与えると、二人を抱き締めた
キャー、と叫び言われた意味が解っているのか…、いないのか、頬に両手を当て照れるキャロと
あ、ありがとございます…気をつけます、と意味不明なりに抱きしめられ、顔を赤くしてお礼を言うエリオの二人
最後に一人元気なスバルに親指をグッと立てると、同じように親指を立てた青い髪の少女と
輝く白い歯に、眩しい笑顔のエール交換をしてはやては朝の儀式を終了させた
「よーしみんな、なのはちゃん以外は揃ってるね、こっち見てーグーッドニュースがあるんや」
すごく嫌な予感を感じた赤い頭、金髪、オレンジの頭が顔を上げた
「グリフィス君!」
はっ、と返事をすると今や完全に敏腕マネージャの顔になった、悪の参謀ことグリフィス・ロウラン補佐が
するすると一枚の大型ポスターを広げて壁にマグネットで固定した
デカデカと派手に印刷されたタイトルは
『公演決定!ミッドチルダ・ブッド・カーン劇場に
リリカル戦隊なのレンジャー降臨!!』
とあった、朝からハイテンションの司令官が興奮を抑えきれないように説明を始めた
「みんな待たせて悪かったね…ついに…ついに公演日が決定したで!
私の…いや、私達のなのレンジャーが世間の皆様の前に正式デビューや!」
感極まったはやてがちょっとだけ言い直すと、ぐっと拳を握り叫んだ
デビューって……じゃあTVに写ってるアレは隊長にとって一体何だったんだろう
…とティアナは思ったが、思っただけだった
そんな親友の想いを知ってか知らずか
スバルが「あー遂にそっちも本番ですか!」と能天気に明るく応じる
はやても「そっちもって何やねんーもうスバルったら酷いわー」とまったく気にする様子もない
フェイトは流されるままに疲れた笑顔を浮かべ、なのはに会いたい…とポツリと呟いた
幸せ回路の入りっぱなしのキャロが
「決まったんだって良かったねー」と笑顔でエリオの手を取って話しかけ
「あ…うん…そうだね」とぎこちなく微笑みエリオが返している
このメンバーで放っておくと誰もはやてに待ったをかけないので
仕方なく体内の小宇宙を極限まで燃え上がらせたティアナが精神力で体を起こし質問した
「…あのはやて隊長…舞台って、じゃあ今、なのはさんが打ち合わせに行ってる撮影はどうするんですか?」
それはな、とグリフィスの方を振り向いたはやてに促されると
「はい、ご安心下さい、現在取り終わったもので一時撮影はお休みです
2週分のストックがありますので
その間に…と言うスケジュールになっております
みなさんは番組の事を心配される事はありませんよ」
とクリアな発音でグリフィスがにこやかにメンバーに心配無い旨を伝えてくれた
ぜひとも心配させて欲しかったティアナが肩を落とした
休みが増えるわけでは無いらしい…
「と言うわけ、いよいよ本番開始や、外国の偉い大使の人達にがっつりアピールして
なのレンジャーの名をミッドチルダはおろか多次元世界に鳴り響かせるんや!
いっそこのまま本場のうちとこの世界にも逆輸入する勢いで!…」
無駄だと知りつつも、頼むからこれ以上恥のスケールを広げないで欲しいとティアナは思った
両親と兄がすでに他界している彼女だったが
それが唯一の救いだなどと思ったのは生まれて初めてだった
(お元気ですか兄さん……私は死にそうです…)
兄の眩しい笑顔が見えたような気がした
それから2時間ほど後の事である
「ホ、ホントですか?」
「ホ、ホントかはやて!?」
食堂に二人のヴォルケンリッターの声が響いた
食事の間中、相手の役がどれだけ気の毒で哀れかと言う事を
暗に言い会うという不毛な時間を過ごしていた二人だった
悪のセクシー女幹部こと烈火の将シグナムと
第一話
『星界からの恐怖・忍び寄る宇宙からの外来種』
で怪人エビーラを務めた、紅の鉄騎ヴィータが
声を揃えて彼女らの主に向かって聞き返した
「うん、今までごくろーさんな…シグナムは次の公演が終ったらTV版で新しい幹部さんが登場するから、その人に
立場を追われる形で戦死、ていう流れなんよ…ごめんな〜代わりと言ってはなんやけど
コスチュームもチェンジして、いつものバリアジャケットでレヴァンティン持って正義の剣士で出演してもらう事になるから…」
「と、とんでも無い…そうですか剣士…」
嬉しさに震えシグナムがフルフルと首を振る、はやてが続けた
「そんでね女幹部が死んだ事に恨んだその妹が新しい幹部を倒すために組織を脱走して反旗を翻すんよ
強気で勝気な妹って設定やからシグナムなら別段役作りもしなくてええし…」
などと言う余計なはやての説明まではシグナムは聞いていなかった、そんな事はどうでも良かった
…良かった…本当に良かった
とりあえず次の公演を我慢すれば、もうあの恥ずかしい格好を全国に晒さすに済むのだ…
アレなファンから贈られてくる品物の大半が鞭だったり、ボンテージスーツだったり、酷い時には蝋燭だったりするのを
シャマル達に笑われないで済むんだ…隠さないで済むんだ…その思いで、大きな胸がいっぱいだった
「い、いえそんな事…あ、ありがとうございます…」
思わず目頭が熱くなったシグナム、それだけをようやく言った
(とりあえず部屋に帰ったら埃を被っていたレヴァンティンの手入れをしてやろう…)
くっ…、思わず涙がこぼれそうになり、腕で隠した
はやてが、何も言わんでええんよ…と抱擁して背中を撫でた
「な、なぁ!じゃあ今度は本当にあたしは正義の味方なんだな?怪人の着ぐるみじゃないんだな!?」
ザリガニ怪人エビーラを第一話で演じた後日、6課に売り上げアップに貢献してくれたと
水産加工組合から、感謝のロブスターの詰め合わせが贈られると言う事があった、その事で
6課の局員中で感謝されたり、からかわれていたヴィータが言った
彼女はそれ以後、役すらもらえず、延々と地味な裏方の作業でザフィーラの手伝いをしていた
特撮ファンを自認する彼女にとっては、怪人役以上に屈辱的な日々の中で
シャマルに顎で使われて布地を何時間も探し回ったりした事もある
「そやね明けて、TV版からやけどね」
抱いていたシグナムを離し、振り返ると笑顔ではやてが言った
「ヴィータも少年Aに逃げられた悪の組織が、身寄りの無い、美少女Bがさらってきてね
…少女は改造手術を受けた後脱走して、なのレンジャーに部外協力するようになってね悲劇のダークヒロインに大転身!
改造って言っても体が強化されただけって設定やから…
いつもの装備でグラーフ・アイゼンも持って、出演ええよ、公演が終ったら撮影所通いになるからヴィータも忙しくなるよ〜」
「ま、任せとけ!…まっ!何だ、あたしも、…こう、はやて達だけじゃどこか何か
なのレンジャーにも物足り無いモンがあると思ってたんだよ…
なかなかシナリオも考えてるじゃねーか、カリムの奴も見直したぜ
あたしが責任持って番組ガンガン盛り上げてやるよ!」
グッと腕まくりすると、燃えるような瞳のヴィータが言った
でも次の公演だけはもう一回怪人役やって欲しいんよ…
とすまなそうにはやては言ったが
ノリに乗ったヴィータには気にならなかった
美少女という評価とダークヒロインと言う
彼女好みの新しい立ち位置に完全に浮かれていたし
(なーに、所詮は一回こっきりのサービス公演だ、
全国に放映されるTV版の方が重要に決まってる、すぐ忘れ去られるさ)
ヴィータはそう考えていた
「気にすんな、あたし頑張るからよ!エビでもカブトムシでも何でも来いってんだ!」
ウキウキとして応えた
後日二人は死ぬほど、このラスト1回の出演を死ぬほど悔やむ事になる
仮病を使ってでも休むべきだったと何度も思い返す事になった…
「そっか、ありがとうな二人とも、それじゃ私はこれからなのはちゃんと打ち合わせに行くから」
はやてはニッコリと微笑んだ
「おう、気をつけて、いってこいよー、はやて」
「帰りをお待ちしています、主はやて」
そう挨拶すると、二人の騎士は何週間かぶりに
親愛に満ちた微笑みを交わした
抜けるような青空の日
嵐は確かにそこまで迫っていた
なのレンジャー第2話―嵐の前の日― 終わり
以上馬鹿話でした、気軽に読んで頂けたら幸いです
鬼畜王の方が予想外に受けたので舞上がってしまいましたが
投下直後は、なのはさんのキャラに食われちゃった…orz
と思ってたので凄く意外でした…
書いた人の思いどうりに行かない方が上手くいくようです…なんだかなぁ
…ここは一つ基本に立ち返って誰も書かないようなノサップ岬を目指して
なのレンジャーです!
あ、エリオの方もはやて攻略のめどがたったので
このアーパー指揮官をチマチマと攻略中です
ではまた
>>51 GJです!
鬼畜王最終章も期待しております!!
>>51 GJ、壮絶に吹いた
フェイトの絞りたて黄金水がツボにはいって笑いが止まらないwww
フェイトさん純粋だなぁ。
エリオの方は、そのままなのはさんに乗っ取られても俺は構わないんだぜ
>>51 ヤベェ、ツッコミどころと笑いどころが多すぎて最早感想が書けねぇw
取り合えずgj!超gj!個人的に陵辱、寝取られ系などは苦手なので、こういう
気軽に読める話は大好きだ!
396氏GJ!!
そしてユーノが心配のはずなのに、頭のどこかで「これでフェイトにフラグが立ったな……。」と考えてしまう俺キモス!!
そしてターンA氏もGJ!
ターンA氏GJでした!
ノリノリな人と振り回されている人の落差なんかが最高で笑いが止まりませんでしたw
まったく別の作品を考えるのは大変でしょうが、がんばってください!
GJです!
麦酒買ってきて読みながら、「喉越し最高!なのゴールドドライ!」とか叫びながら飲んだ自分がいたり。
59 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 00:23:59 ID:g4UkXSl6
GJだぜ…396殿
>>26 ご丁寧にサンクス。
だがこれならホントにユーノ寝取れるな
GJでした!
ところでなのレンジャーの主題歌について。
一行目と二行目の元ネタがバイオマンのOPらしきことはわかったのですが。
後の元ネタがどうもわからん。いったいなんでしょうかね?
まあそもそもバイオマン放送当時は生まれてないすけどね、俺。
>>59 26のに追加説明
通常一族は妊娠し辛いが、2ヶ月に一度程度、妊娠しやすい時期が訪れる。それが発情期
発情期は忍やさくら(忍の叔母。ただ年齢的には数歳年上程度。見た目は大人になったキャロっぽい)
の場合、大凡一週間程度。その間は本人曰く、「かなりバカになる」。事実、二人の場合学校でも耐えられなくなって
トイレやら図書室でお相手とやることやってた
なんで俺の場合、「2ヶ月程度に一度、普段休みを取らない司書長が纏めて休みを取る」とか妄想してる
>>60 解る人が居るとは…おっしゃる通り出だしはバイオマンです
戦隊ものっぽい雰囲気が欲しかったので最初だけ拝借しました
そもそもED曲にOPテーマをもってくるのは変なのですが
勢いを優先させました
中盤は、これはそれ系と思って頂いたところで、なのはネタと戦隊ネタを
ミックスしてネタを作ったので完全創作です…はやての語りはムスカのパロだけどw
最後、繰り返しているのはイッパツマンです
完全に関係無いですが勢いのある曲で創作部分を挟んでみました
バイオマン?それじゃティアナがそのうちクロスミラージュ構えてシルバの役までやらされるのか(w
>>58 麦酒か…。もうとっくに成人してるのに、麦酒が苦くて未だに飲めない俺……orz
隊長sが酒飲むとしたらこんなイメージがあるな。
・なのは・・・日本酒
・フェイト・・・葡萄酒
・はやて・・・麦酒
うーん、自分のイメージでは
・なのは:チューハイ、カクテル
・フェイト:ワイン、ウィスキー
・はやて:焼酎withするめ、ビール
かな?
どっちにしろフェイトはワインなのな。
でも何故か3人とも酒癖が悪そうなイメージがある。
はやては乳揉み上戸
これだけはガチ
>>68 むしろセクハラの帝王(女性限定)
興が乗ると上だけでなく、下も蹂躙してしまうゴールデンフィンガーの持ち主。
そしてなのははあたり構わずぶっ放し、フェイトは泣き上戸と予想。
クロノはなんだかんだ言っても甘めのカクテルばっかり飲みそうだな、あの親だし
で、ユーノ君は変な言い方だが流浪の民ってお酒強そうだし、全く酔わなかったり
>>42 GJ!!!なんですがマッハキャリバーは足装着なんで拳は……………
確かにユーノは酒に強いような気がするなぁ。
そんで飲み会なんかではべろんべろんに酔っ払った女性陣に絡まれてそのまま大乱交プレイに突入といった感じかな。
はあ、俺もフェイトの生絞り黄金水を飲みたいな
>全国ライフル協会
ヘストンワールド!!
>>70 実は一期の頃から飲んでたりして
・寒い地域では体を温める為に酒を飲む。実際そういう地域での発掘作業では夜飲むそうな
個人的にはクロノは反対に弱いイメージだな。速攻で気絶。
アリサは普段とは逆にスゲェしおらしくなる。
すずかはザル。酔わない子。酔ったふりして迫ったりはするけど
シグさんはアリサと同系統で。ある程度は飲めるけど一定超えると一気に酔う
シャマルさんは普通。ヴィータは意外と強い。ザフィーラはバカ飲みせず縁側でちびちび月見酒と洒落込む
76 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:55:31 ID:PakiEFTf
俺は、はやてが一番酒癖悪いと思う
だってはやてって酔ったらみんなに抱きついたりしそうじゃね
「ゲンヤ はやて」でググったら結構カップリングが出てくるようになってきたな。
やはり、お母さん経験の長いはやてには父性を感じる存在が似合うのかも知れない。
>>78 というより、はやて絡みのカップリングじゃ最大勢力じゃないかと感じる>ゲンヤ×はやて
ロッサはあまり受けが良くなさそうだしなw
この先、どっちの出番が多いかだな。
【エロ教師】 教え子の女子小中学生6人や教え子の母複数人と性交しまくり、鬼畜先生に懲役7年求刑
・18歳未満の小中学校の教え子計6人にみだらな行為をしたとして、強姦(ごうかん)罪
などに問われた群馬県太田市の元市立小中学音楽教師 岩井彰人(旧姓 吉田彰人)被告(31)の論告
求刑公判が10日、前橋地裁(結城剛行裁判長)であり、検察側は懲役7年を求刑した。
検察側は「被害に遭った教え子らは、好意を抱いていた教師から性欲のはけ口とされた」
と指摘した。
論告によると、岩井被告は昨年3月から11月にかけて、12−16歳の教え子に計24回、
県内のホテルなどでみだらな行為をした。被害者には小学校教諭時代の教え子だった
当時12歳の女児もいた。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070510-196611.html
次回はデートですと!
あぁもうエロオとキャロ、本編の方が進展はえーよ!
と言うか、はやての場合は闇の書の主と覚醒する以前だと
変質者がはやての足が不自由だと知り狙いを定め深夜の八神宅に侵入してはやての部屋に押し入る
はやては身の危険を感じ逃げようとするけれど背後から押され車椅子から転落し捕まる
必死に上半身だけでもジタバタさせて抵抗するが大人の力に敵う筈が無く
はやての悲鳴と挿入の際の処女膜を破った時の痛みからの絶叫も変質者の濃厚なキスでカキ消され
絶望と処女を奪われたショックから瞳に光は無くマグロ状態で中に精液を注がれ続けるはやて
って状況になってもオカシク無かったんだよね。グレアムさんが援助してるとは言えど幼女が一人暮らしをしてたのと同じだし
>>84 過去スレみてきたら、そういうシチュのSSがあったんだが、これの続きまだか?俺的にはかなり楽しみにしてるのだが。
〜少女の足は動かない〜
著者:249
というかティアナバイク乗れたのなー、と。
…クロスミラージュのあの形態と言い、ますますダディ化が懸念される
まあ取り敢えずこれで免許持ちはフェイト、はやて(車)ヴァイス(ヘリ)、ティアナ(バイク)か
そのうちスバルのローラーブレードに対して、バイク型デバイスに乗ったティアがMIUな戦闘を繰り広げるに違いない
…Uであってたっけ?
バイク型デバイスというと電人ザボーガーみたいな感じか。
それなんてキノの旅
とりあえず、これでようやくスターズ分隊の3P物が書けるなと思った月曜の昼さがり
>>90 スバル×ティアナ×ヴィータ(調教済み)の3Pを観賞する
白い悪魔と申すか!
>>91 それなんて淫帝?
当然裸にバスローブしか着ていないんだな?
それも真紅の!
ティアナ・・・・・・何という受け!何というデレ!
9話はおいしかった。
なのはさんに責められるティアナでござるか?
なのはさん相変わらず女落とすのがうますぎるよなw
・・・新スレになっても何も変わらないのか・・・
ここはエロパロスレだなのはの本スレでもネタバレスレでもないんだぞ?
ここの全員が3期or最新話見てるわけじゃないんだぞ?
ここを見ている以上、作品によるネタバレは覚悟の上だが、チラシの裏でってのはもはや暴力だ。
おれはまだ最新話を見ていない。だから俺の楽しみを奪わないでくれ。
お前それなんて暴論?
スレッドを見ていいのはネタバレを見る覚悟がある奴だけだ!
民放一局しかない地域の俺なんか放送すらされてないんだ(;;)
DVDマダ〜?
そんなあなたにCSファミリー劇場
つ洒落
ネタバレはどうでもいいが、チラシの裏はマジでうざい。
なんで本スレじゃなくてここなの?
本スレでエロイ話をするのを気にしない奴もいるが俺は気にする
そんだけ
>>86 つまりアクロバット撃ちでアクセルシューター全弾撃ち落したり
プロテクションをこの距離ならバリヤは張れないな!したりするんだな
ここなんか頭が固い奴がいるな
スレを私物化するなよチラ裏がなんぼあったっていいだろ
むしろ雑談とかなかったら単なるエロアンソロジーで楽しくないじゃん
エロ話に関する話を作品の合間にする方式なのだから、最新話が出たら当然話題の材料になるわけで。
ネタバレ禁止にして欲しい気持ちは分かるが、ネットを徘徊する以上、完全に情報をシャットアウトすることは非常に難しいことだと思うよ。
ネタバレされたくなかったらおうちのLANケーブルを切断するといいと思うぜ
本放送待ってる俺としては月曜はこのスレ見れなくなるから
本音を言えば、ネタバレは止めてほしいが我慢してる
どこにもやっちゃいけない なんて書いてないから。チラ裏に関しても同じ
やめてほしいならスレ住民に相談し、同意を得られてから
スレルールに載せて、堂々と主張しろ
いきなり「俺が嫌だから止めろ」とか、自分ルールを押し付けるやつを見ると
社会に適合できず、家で親に我侭ばっか言ってるニートなんじゃないかと疑ってしまう
いつも放送されたらすぐにネタバレの書き込みあるの分かってるのにスレ覗くのが異常だにゃ
>>107 一言多いのがどうかと思うけど…
ネタバレってほどでも無いと思うけど
カップリングの可能性が出てきたら
ここで話題になるのは仕方ないかと
今回は なの×ティアでしょ
何年このスレがあると思ってんだか・・・。
今まで問題起きてこなかったのを今更言われてもって感じがする名。
低年齢化してんのかい?
>>110 マジレスすると
一応BBSPiNKの対象年齢は連載開始時より下がったね
このスレ内の空気を悪くしてやろうという試みかもしれないな。
まぁあれだ、コミックスも発売目の前なんだしまったりいこうよ。
うはうは、おれはさっきフラゲしたぜ!3限にでも読もう。
9話見れてないんだけど、今後、なのは×ティアとか投下されそうな展開だった?
ターンA氏の鬼畜王エリオ楽しみで仕方がありません。
ハヤテ以降もスバルやティアナも攻略になりませんか?
>>115 エリオ「飲み込んで提督……ボクのストラーダ……」
クロノ「エリオ君! 僕は妻子ある身だ堪忍してくアッー!」
こうですか?!
エクスカリバー噴いた
そこまでは読めなかったw
こんちは。投稿してもいいですか?
なのはとフェイト、エロなし。
StrikerSの八話を見て勢いで書いてみた、ちょっとした裏話です。
ちなみにチバテレビなので九話は今夜放送です。
なので色々間違ってても生暖かく見守ってください。
121 :
にっぷし:2007/05/29(火) 18:20:16 ID:urBjnCzv
1/5
隊舎が寝静まった夜、フェイト・T・ハラオウンは瞼に光を感じて目を覚ました。
シーツの上に金髪を散らせたしどけない寝姿のまま、光の刺激に気をつけて瞼を開いていく。
微かに開いた瞳のぼやけた視界には、浅い階下のソファーに座る女性のシルエット。
ピンクのパジャマの上に白いカーディガンを羽織り、茶色の髪を下ろしたその女性は、
同じ機動六課に所属する同僚であり、10年来の親友でもある高町なのはのものだった。
まどろみに包まれたままのフェイトは、金色の長い睫毛を揺らして友人を見つめる。
展開した三つのパネルにキータッチする眼差しは真剣で、見とれてしまうほど美しかった。
優しい気持ちがゆっくりと胸に広がっていき、しだいに眠気が覚めていく。
しかし意識がはっきりしていくと、美しいラインを描く金色の眉は心配げに歪められていた。
(……なのは、また夜更かししてる……)
一等空尉であり戦技教導官でもあるなのはは、新人の教育に特に熱心だった。
個々の適正を把握し、各ポジションに求められる技術を教え、仮想的との戦闘を用意し――
いつ出動があるかわからない状況での訓練は、高い密度と精度を要求される。
部下の生命に直接関わる仕事だけに、元々のめり込むタイプのなのはは没頭していた。
魔法少女リリカルなのはStrikers
勝手に裏#08 願い、ふたりで
122 :
にっぷし:2007/05/29(火) 18:20:56 ID:urBjnCzv
2/5
最近無理を重ねていることを見てとったフェイトは、今日は夜更かししないことを約束させた。
苦笑するなのはをベッドに押し込めて、眠りにつくまで手を握っていたのに――。
自分が先に眠ってしまったのか、相手が途中で目を覚ましたのか。
どちらにせよ、無理をさせまいとした努力が無駄に終わってしまったことは確かだった。
相手の無茶を叱る気持ちよりも自分の至らなさに気持ちが向かい、ちくりと胸を痛める。
(……でも、なのはらしい、かな……)
フェイトは一度深く息をつくと、一度名残惜しそうにベッドに頬擦りして身を起こす。
同居人を起こしてしまったことに気付くと、作業をしていたなのはの手がぴたりと止まった。
「あ――、ゴメン、フェイトちゃん……起こしちゃった?」
寝る前にキツく言われたこともあって、バツが悪そうに尋ねてくる。
座った姿勢のまま細い脚を軽快にベッドから下ろすと、フェイトは笑顔を返した。
「ううん。気にしないで。……なにか淹れるよ。コーヒーでいいかな」
ぐっと背を伸ばして立ち上がると、肩にかかっていた金髪がぱらりと流れる。
ライトグリーンのパジャマに包まれた、女性美に溢れたしなやかな体躯。
颯爽としたフェイトの立ち姿は、涼やかな風のようになのはに清涼な気分を抱かせた。
それが気分転換になったのか、なのはもリラックスした笑顔を浮かべる。
「ありがとう。ミルクと砂糖多めだと嬉しいな」
「うん。了解」
可愛らしいオーダーを受けて、金髪の執務官はキッチンへ向かった。
寝直す時のことを考えて、自分の分のコーヒーも苦くすることを避ける。
その結果、もうこれカフェオレだよね? という状態のコーヒーが二つのマグカップに注がれた。
柔らかみのある薫香が立ち昇り、心を和ませる。
フェイトがマグカップを二つ持って戻ると、なのはは作業を再開していた。
邪魔にならないように気をつけながらマグカップを置き、ソファーに腰を降ろす。
まとめに入っているのか、なのはは新人達の個別の訓練結果や練習メニューに目を通していた。
エリオ、キャロ、スバルのものを流して見て確認した後、ティアナの訓練映像が出る。
123 :
にっぷし:2007/05/29(火) 18:23:11 ID:urBjnCzv
3/5
最近特に力を入れて彼女を指導していることを知っていたフェイトは、話を切り出した。
「ティアナ、頑張ってるみたいだね」
「うん」
なのははマグカップに手を伸ばし、ソファーの背もたれに身体を預けた。
映像を見つめながら、両手で包むように持ったカップから少しだけコーヒーを飲む。
甘い味に嬉しそうに目を細めると、こくこくと飲んでから言葉を続ける。
「失敗した時は落ちこんでたけど、次の日には元気を取り戻してくれてて良かったよ」
ホテル・アグスタでの任務中にティアナが仲間を誤射してしまい、ヴィータに救われ、叱られた出来事。
普段ミスが少なくプライドが高いだけに肩を落とす姿には心配したが、杞憂に終わったようだった。
翌朝にはスバル共々元気を取り戻し、以来一生懸命訓練に打ち込んでいる。
センターガードの重要性を再認識させる訓練でも、着実に成果を上げて来ていた。
ティアナがミスを引きずる時間が少なくて済んだのは、他の新人達にもいい影響を与えている。
スバルはムードメーカーである反面、ティアナから影響を受けやすい性格をしているため、
連鎖反応を起こして全体の訓練効率が低下する心配もあった。
訓練する側としても、中央に位置するセンターガードの失調が続かずに済んだのは助かっていた。
「ティアナにはスバルだけじゃなく、エリオやキャロのサポートもして貰わなきゃだから」
「キャロの強化や竜召喚は、詠唱中が無防備になっちゃうから……」
「強化は相手が側にいないといけないから、必要なら戦況をリセットさせなきゃだしね」
バランスが取れたスターズ小隊と比較して、ライトニング小隊は少々尖った構成になっている。
強化したエリオは高い性能を発揮するが、彼が攻撃している間のキャロの防御に不安が残る。
支援に使用できる召喚も詠唱時間が発生するし、フリードの砲撃は威力はそこそこだが単発。
上位の召喚魔法は不安定なので戦術に組み入れることは出来ない。
キャロの防御力や詠唱時間や即時支援能力の薄さを補うには、中距離支援型の魔導士があと一人欲しい。
しかし隊員の追加が望めない現状では、ティアナに頑張ってもらうしかなかった。
「そういう意味だと、ウチの子が迷惑かけちゃってるよね……」
捜索主任のため訓練を見てやれていないことや、スターズ小隊の負担を思って声を落とす。
「でもエリオは瞬間的な速度ならスバルよりずっと早いし、キャロの強化魔法は汎用性が高い。
上位の召喚魔法は成功さえすれば戦況を傾ける切り札になるかもだし、これくらいお互い様だよ」
なのはが明るく言うと、少し俯いていたフェイトも微笑みを返した。
124 :
にっぷし:2007/05/29(火) 18:24:07 ID:urBjnCzv
4/5
お互いコーヒーを口に運び、会話に短い空白ができる。
夜の静寂は耳を刺すように深く、切り替わる画像の光が暗い部屋に鮮やかな光彩を放つ。
沈黙が少し続いた後、フェイトが口を開いた。
「そういえば、ティアナの訓練はだいぶ密度を上げてるみたいだけど、何か考えがあるの?」
「うん。ヴィータちゃんからの指摘も考えてね。ちょっと駆け足してるんだ」
ホテル・アグスタの件の後に出たヴィータからの指摘。
結果を勝ち取って自分の力を証明したい、そのための力が欲しいという異常なほどの欲求。
「クロスファイアのバリエーションを少し前倒しして教えてあげようと思って」
自分でも甘いと思ってるのだろう。なのはは、少しだけ照れるように言った。
ティアナの強さへの欲求が高まりすぎて、悪い方向へ暴発しないようにと考えた措置。
高威力射撃を教えて自信を付けさせ、結果を勝ち取ることで証明しようとする傾向を抑える――。
ただし、それには前提条件があった。
まず最初にセンターバックの役割や行動を徹底的に身体に叩き込むこと。
そうすることでセンターバックの仕事が主であって、高威力射撃は従であると認識させる。
それがティアナの願望を叶えつつも、なのはが教導官として譲れない前提条件だった。
ミスの後の再教育と、センターバックとしての基本形の成熟。訓練密度が上がるわけだった。
「どんなのを教えようとしているの?」
「チャージ時間が短い、威力は落ちるけど速射性の高いクロスファイアと、その収束砲撃の二種類かな」
秘密のプレゼントを打ち明けるようななのはの言葉に、フェイトが優しく微笑む。
「うん。凄く良いと思うよ。攻撃の幅も広がるし、きっと喜んでくれると思う」
「射撃型のティアナに砲撃を覚えさせるには、このバリエーションが最適だと思うんだ」
同じセンターガードとして熱が入るのか、瞳を輝かせてなのはが言う。
いきいきとしている友人を見つめるのは、フェイトの喜びとするところだった。
「今のティアナは威力にこだわりすぎてチャージ時間を取りすぎてるみたいだもんね」
「うん。今のクロスファイアは決め技のままで、これは小回りの効く中堅の技にすればいいと思う
敵の数を減らせる攻撃が増えれば、前回みたいな無茶に駆られる局面自体も減るだろうしね」
残っていたコーヒーをぐっと飲み干し、空のマグカップを弄びながら呟く。
「ティアナも言うこと聞いて良く頑張ってくれてるからね。次の模擬戦の結果次第かな」
次のステップへ進むことへの喜びは、決意めいた表情を輝かせていた。
125 :
にっぷし:2007/05/29(火) 18:25:07 ID:urBjnCzv
5/5
大きく息を吐き、夜更けの残業の終結を暗に告げる。
プライベートに戻った優しい笑顔で、なのははフェイトにお礼を言った。
「ごちそうさま、フェイトちゃん。美味しかったよ」
「はい。おそまつさまでした」
同じく柔らかな笑顔を返し、フェイトがカップを片付ける。
堰を切ったように疲労が押し寄せてきたなのはは、手を口に当てて大きなあくびをした。
水洗いを済ませたフェイトが戻ると、なのははソファーでうとうとと船を漕いでいる。
苦笑すると、フェイトはなのはの身体を抱きかかえた。
「なのは。ベッドに入らないとダメだよ」
デバイスなしの簡易魔法で優しく浮かせ、ベッドへと移動する。
首に腕を回されていたフェイトは、そのまま抱き合うようにしてベッドに倒れこんだ。
茶色の髪がベッドに広がり、金色の髪が滝のようにこぼれる。
「きゃっ……んん、なのは……?」
「んー、フェイトちゃーん……じゅうでーん……」
甘えるように胸に顔を埋めるなのはを、母が子にするように何度も優しく撫でつける。
やがてなのはが眠りに付くと、そっと身体を起こした。
すやすやと眠るなのはの隣に横たわり、寝顔を見つめる。
疲労が溜まっているはずなのに、寝顔はとても安らいだものだった。
夜を徹した作業が満足のいくものだったのか、眠る間際の抱擁のせいなのか。
少しでも自分が安らぎを与えられているのなら嬉しいと思いながら、額にキスをする。
「お疲れ様、なのは……おやすみ」
伝染するように眠気に見舞われると、フェイトもまた瞼を閉じた。
水底に誘引されるように眠りに落ちながら、隣で眠るかけがえのない友人に心の中で呟く。
大丈夫だよ、なのは。誰も傷つけさせない。きちんと育てて、そして守っていこう。
難しいかもしれないけれど、私たち二人なら、きっとそれができる――。
祈るような願いを優しく溶かすように、隊舎は静寂と眠りに包まれていく。
そう遠くない朝が訪れるまで、二人の隊長は休息に身を委ねた。
126 :
にっぷし:2007/05/29(火) 18:26:22 ID:urBjnCzv
以上です。
ありがとうございました。
>>126 おほっ!勢いで書いたにしては描写が丁寧だな。GJ!
読んでたらなのはさんが可哀相になってきた・・・。
9話もっかい見てこよう ノシ
GJ!
>「んー、フェイトちゃーん……じゅうでーん……」
なのは萌エスw
でも、一つ気になるのは、まーこれは人によるんだろうが、
なのはの髪の色を茶色と表現すること。
どうも茶色と聞くと昨今の茶髪を想像して萎えるんで、
自分は亜麻色と表現するんだ。
>>126 繊細な描写見習いたいですGJ!
またぜひ書いて下さい
別に茶色でいいだろwww
文自体が綺麗だからか二人の美女っぷりが伝わってくるなこれ
ちょっと翌日のなのはさんのオシオキが俺の心の中で緩和されたよ、GJ!
>>128 じゃあ栗色とか木にちなんだ感じで表現したり
亜麻色ってユリアンのイメージあるからなんか自分的にはボケた色になるなw
>>114 なのは×スバルよりは自然な気がする。
>>115 激しく同意。エリオが某アーツの社長みたい(フェイトは部外者だけど)
133 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:43:30 ID:g1d9W1ou
>>61 重ね重ね39べり燐寸。
だが月と太陽を思い出しちまった…。
現状に不満を言う気はないが…
ヘボ書きマン殿はもういないのだろうか…
>>126 良い話だなぁ。GJ!
それにしても前スレ、綺麗に埋まったなw
GJ
これは、なのはさんが怒ったわけだ
なのはさんカワイソス
この後のなのはさんの悲しみを想って全俺が泣いた。GJ!
前スレの最後あたりに出てきた管理局女性陣全員捕獲物は何としてでも書いてもらいたい。
>>126 GJです!確かに、なのはさんこれなら怒るわな。
あと、多分おれだけだが「んー、フェイトちゃーん……じゅうでーん……」 の充電というフレーズで、中の人繋がりで某有名エロゲーを思い出したw
>>126 いやさ、八話見たとき
新人の少しくらいの無茶も受け止める度量もないのか?二発も撃たんでも、ティアナカワイソスな自分がいたわけよ
どうしましょう、怒るわな普通ここまでしてたら
複雑になりました
なのは×ティアナやフェイト&はやて×なのは(車椅子時)はまだですかハァハァ(ry
141 :
1/5:2007/05/30(水) 13:18:51 ID:sfhB1SM8
なんとなく書いてみた、なのは×ティアナ。特にエロくはない。
泣き止むまで、なのはさんはずっと私の肩を抱いていてくれた。それは少し嬉くて、私のことをこんなによく見ていてくれている人がいると思うと、少し気恥ずかしかった。
「……ありがとう、ございます」
泣きすぎて、ぐちゃぐちゃな発音だったのに、なのはさんは頷いてくれて。
「――ン。もう、いいの?」
「はい……」
気を抜くとまだこぼれようとする涙を、手の甲でぐいっとせき止めた。
なのはさんはくすりと小さく微笑むと、立ち上がり。
「じゃ、お風呂入りに行こうか」
そういって手を差し出した。
「――へ?」
「身体冷えたまま寝たら、風邪ひいちゃうよ」
「あ……」
言われてぶるっと身体が震える。
先程まで身体が昂ぶっていたからだろう、気付かなかったが。夜風に触れている私の身体は、確かに冷えていた。
私は頷き、なのはさんの手を借りて立ち上がり寮へ戻った。
***
なのはさんは寮の中まで私に付き添ってくれて、大浴場の前まで来てくれて……、脱衣場の中まで……あれ?
なんで、なのはさん入ってくるの?
――そう思っていると、なのはさんが極自然に脱ぎ始めて、私はようやくことの次第に気付いた。
「――、一緒に入るんですか!?」
「うん、そうだよ」
すっとんきょうな声を上げた私に対して、なのはさんはとてもナチュラルに答えた。まるで当然のように。
だが、こちらとしてはそうもいかない。
なのはさんとお風呂に一緒に入るなんて、畏れ多いというか怖いというか、照れるというか――いや、女同士で照れるって――とにかく、どう反応すればいいのよ。
「はーい、脱ぎ脱ぎしましょうねー」
「……あ、はい」
後ろから差し伸べられた手が、私の腕を掴みばんざいさせ。されるがまま、私の服が――って!
私は実践でも生半出せないような閃きで、腕から逃れて、後方に跳んだ。背中を壁に打ち付けてしまったが、そんなことより。
「ななななな、」
「ちがうよ、ティアナ。私の名前はなのはだよ」
「分かってますっ――って、そうじゃなくて。なにするんですか。いったいっ」
半脱ぎのTシャツを下ろすのももどかしく、腕で胸を隠した。
既に裸のなのはさんは小首をかしげると。
「ああ、なんだそんなこと、決まってるじゃない。ティアナの服を脱がしてあげようとしてたの」
「なっ――そんなことしなくていいです」
142 :
2/5:2007/05/30(水) 13:20:57 ID:sfhB1SM8
何故か、私の目はなのはさんの身体を見ていた。
出るところは出ていて、引っ込むべきところは引っ込んでいる、結構羨ましい体型。
「そう?」
「そ、そうですよ。子供じゃないんですから、服くらい、一人で脱げます」
「そっか、そうだよね」
なのはさんは失敗を怒られた子供のような顔で笑うと。
「じゃあ、先に入ってるね」
一人で行ってしまった。
私はその背中を見ながら、小さくため息をついた。
「……何がどうなったらこうなるのよ」
***
「……ふぅ」
なんだか、なのはさんのノリがいつもと違っているようなきがしたが、お風呂に入ってしまえば、なんてことはなかった。
そもそも、私が緊張しすぎていたのがいけないのではあるが。
全く、女同士でお風呂に入るだけで、何があるっていうのよ。私の判断力の低さには笑いたくなってしまう……何もないわよね?
私は洗い場で、鼻歌混ざりで身体を洗うなのはさんを見ながら、そう思った。私よりも胸大きいなぁ、と。
でもあれじゃないだろうか、今は年齢差があるから、なのはさんの方が大きいが、私が今のなのはさんと同い年くらいになれば、あっちの老化も込みで、追い抜く――
「…………へ?」
一瞬、目の前が閃光に染まった。
直後、目の前のお湯が、蒸発していた。
もうもうとあがる白煙の向こうで、なのはさんが笑っている。
「あ、あの……」
「ティアナ、何か言った?」
「い、いえ、言ってませんっ。なにも」
「そう、それならいいけど」
白煙でよく見えなかったが、本当になのはさんは笑っていたのだろうか、その真相は分からない。
「……はぁ、いいお湯だね」
「そうですね」
身体を洗い終えると、なのはさんは私の隣に並んだ。
肩と肩が触れていたが、なのはさんが受け入れているのだから、拒否して逃げるのもまずいと思い、そのままにした。
シャンプーの匂いか、なのはさんからはいい匂いがする。
お湯の設定は暑すぎず、温すぎず、丁度よく。疲れた体には心地よすぎて、私は思わず、眠ってしまいそう。
こくりこくりと船を漕ぎ、いつの間にかなのはさんに寄りかかっていた。
「もう、仕方ないなぁ」
なのはさんの声が聞こえた。その声には怖い所はなく、あの時のなのはさんとは別人のようですらある。
143 :
3/5:2007/05/30(水) 13:23:02 ID:sfhB1SM8
何故か、私の目はなのはさんの身体を見ていた。
出るところは出ていて、引っ込むべきところは引っ込んでいる、結構羨ましい体型。
「そう?」
「そ、そうですよ。子供じゃないんですから、服くらい、一人で脱げます」
「そっか、そうだよね」
なのはさんは失敗を怒られた子供のような顔で笑うと。
「じゃあ、先に入ってるね」
一人で行ってしまった。
私はその背中を見ながら、小さくため息をついた。
「……何がどうなったらこうなるのよ」
***
「……ふぅ」
なんだか、なのはさんのノリがいつもと違っているようなきがしたが、お風呂に入ってしまえば、なんてことはなかった。
そもそも、私が緊張しすぎていたのがいけないのではあるが。
全く、女同士でお風呂に入るだけで、何があるっていうのよ。私の判断力の低さには笑いたくなってしまう……何もないわよね?
私は洗い場で、鼻歌混ざりで身体を洗うなのはさんを見ながら、そう思った。私よりも胸大きいなぁ、と。
でもあれじゃないだろうか、今は年齢差があるから、なのはさんの方が大きいが、私が今のなのはさんと同い年くらいになれば、あっちの老化も込みで、追い抜く――
「…………へ?」
一瞬、目の前が閃光に染まった。
直後、目の前のお湯が、蒸発していた。
もうもうとあがる白煙の向こうで、なのはさんが笑っている。
「あ、あの……」
「ティアナ、何か言った?」
「い、いえ、言ってませんっ。なにも」
「そう、それならいいけど」
白煙でよく見えなかったが、本当になのはさんは笑っていたのだろうか、その真相は分からない。
「……はぁ、いいお湯だね」
「そうですね」
身体を洗い終えると、なのはさんは私の隣に並んだ。
肩と肩が触れていたが、なのはさんが受け入れているのだから、拒否して逃げるのもまずいと思い、そのままにした。
シャンプーの匂いか、なのはさんからはいい匂いがする。
お湯の設定は暑すぎず、温すぎず、丁度よく。疲れた体には心地よすぎて、私は思わず、眠ってしまいそう。
こくりこくりと船を漕ぎ、いつの間にかなのはさんに寄りかかっていた。
「もう、仕方ないなぁ」
なのはさんの声が聞こえた。その声には怖い所はなく、あの時のなのはさんとは別人のようですらある。
少しすると
「あ、レイジングハート落としちゃった」
という、まるで紙に書いてある台詞を読むようになのはさんが言った。
「えーっと、ここらへんかなぁ?」
なのはさんは言いながら水中で手を動かし、私の脚に触れた――
「ひゃんっ」
「あ、起きちゃった。ごめんね、レイジングハート、お湯の中に落としちゃったの、だからちょっと動かないでね」
「は、はい」
なのはさんは言いながら、手を動かす。まるで撫でること自体が目的なのではないかと、思ってしまうほど、その手は念入りに私の脚に触れる。
けれど、私は言われた通りに、動かないでいると
「ここかな?」
なのはさんの手が、太ももの間に入ってきた。
「あ、あああ、あの、なにしてるんですか」
「何回言わせるの、レイジングハートを探してるの。ティアナの太ももって細いけど、結構がんばってるから、さわり心地いいね」
「ここには入らないとおも――」
「私の身体に触りたいの?」
「言ってません、そんなこと」
「そう」
なのはさんは少し寂しそうな顔をして、再び手を動かした。
気付くと、会話している途中に動かしていたらしく――
「つるつるだ」
誰にも触らせたことのないような場所に、なのはさんの細い指が触れ、撫でていた。
声も出なかった。
「弾力あるね、探すの大変そうだぁ」
なのはさんは言いながら、割れ目の間に指を食い込ませ、何かを探している。
こんな所までいくら球形とはいえ、レイジングハートが入り込めるわけはない。
「んんー……あ、あった」
「――ひっ」
その部位の名称は、断じてレイジングハートではない。学生の頃、保健体育の授業で習ってる、
「あれ? ティアナのクリトリス小さいね。普段触ってないの?」
「……」
なんて答えればいいのだろうか?
まさか、
『そうなんですよぉ。なのはさんはよく触ってるんですか?』
とは訊けるわけがない。そんなことを訊いたら無駄に、地雷を踏んでしまいそうだ。
……だが、私の横にいるのは地雷でも爆弾でもない、そんなものよりもっと強力な――なのはさん。
「私のはね、フェイトちゃんが触るの好きだから、大きくなっちゃったんだ。スバルは触ってくれないの?」
その言葉に、私はカチンときた。
私のことをいうのはいい、だがスバルのことまで貶めるようなことを言われて、黙っていられるほど、私も弱っていない。
145 :
4/5:2007/05/30(水) 13:28:01 ID:sfhB1SM8
私は立ち上がると――
「わ、私とスバルはそんな関係じゃありま――ふぇ?」
視界が、ぐらりと歪んだ。
頭が酷く揺れている。
これは――上せた。
考えが追いつくよりも早く、私の身体が倒れていた。
お湯に沈む、その直前に
「わ、危ない」
なのはさんが私を抱きとめてくれた。
「のぼせちゃったんだね、ずうっと入ってたから」
なのはさんは私を抱き上げて湯船から出ると、洗い場まで連れ出してくれた。
ベンチの上に私を横にすると。
「ちょっと動かないでね、拭いてあげるから」
そう言いながら、私の身体をバスタオルで指の一本一本まで丁寧に拭ってくれた。
バスタオルが胸に触れ、撫でるようにして拭いてくれるのはいいのだが、揉まれてるように感じるのは、私に邪な考えがあるからだろうか?
「……あ」
乳首がつままれ、押し潰すように拭かれた。
「あ、ごめん、痛かった?」
「……いえ、大丈夫です」
痛いというよりも、気持ちよくて、もう少しやってほしいなぁとか思ってしまった。――言えるわけもないが。
なのはさんのバスタオル越しの手は、私の体を優しく愛撫していき、下腹に触れた所で
私は『もう自分でやります』そう言おうとしたのだが。
なのはさんは私の脚を持ち上げ、左右に大きく開いた。
「……へ?」
バスタオルが床に落ちる。
「ココは丁寧にしないとね」
なのはさんの顔が見えなくなった、私の身体が邪魔で。
なにをするつもりなのだろう――考えるまでもなかった。
「――ひっ」
私の身体くらい熱くて湿った、おそらく舌先が、大切な部分を犬みたいに舐めていた。
お湯を拭っているのだろうか、それにしては舌では水滴は取れないような気がする、というか何で舐める必要があるんだろう。
恥ずかしくて顔が熱くなっていく、頭の中が真っ白になって何も考えられない。
お風呂に入る前に洗ったとはいえ、綺麗だとは――少なくとも、舐めていいほど綺麗な部分ではない。
だが、頭のどこかでなのはさんの愛撫を気持ちいいと思う私がいて、なのはさんが私の汚い所を舐めているという状況に酔っている私がいるのも事実。
私は私の淫らな思考を追い払うように首を振り、私はなのはさんを止めようとしたが。
「なの――ひゃっ、な」
絶妙のタイミングで、なのはさんの舌が、私の秘核を舌先で弾いた。
それまでまどろむようだったのが、快楽のスイッチを入れられたかのように、
「な……ぃ」
身体の奥が痺れるような感触が走り、言葉が消えた。うまく喋ることができない。
146 :
5/5:2007/05/30(水) 13:30:35 ID:sfhB1SM8
のぼせているからとか、疲れているからとかもあるが、身体に力を込めることもうまくいかず、抵抗すらできない。
そうこうしていても、なのはさんの責めは止まらなくて。
私は精一杯の抵抗で、自分の顔を隠した。顔は燃えているかのように熱くなっていた。
漏れる声を手で覆った
その時一段と大きい電流の波が、私の中で駆け、意せず私の身体が跳ねた。
「ひぃぃっ」
なのはさんの歯が、愛撫によって敏感になった私の秘核をあま噛みしたのだ。
荒く息を繰り返す私を見て、なのはさんが笑ったような気がした。
***
深夜、物音がしてスバルは目を覚ました。ティアナが帰ってきたと思ったのだ。
実際、ティアナが帰ってきた。――何故か、最後に見たときよりも、疲れているようだった。
また、あの後なのはさんに怒られたのだろうか?
「……」
「どうしたの? ティア」
スバルがそう訊くと、ティアナの目に、じわり、涙が浮かんだ。
「私、私……」
「……ティアナ?」
「私、もう、お嫁さんに行けないっ」
「えっ、ええっ」
新手のプロポーズだろうか?
スバルは真剣にそう悩みながらも、抱きついてきた相棒を受け止め、よしよしと頭を撫でてやった。
中途半端な気がするけど、完。
142,143で間違って同一の内容投下しちまったorz
畜生、エロくないっていうから油断したじゃねーかorz
GJ!
148 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 14:39:11 ID:hao6mEK6
もつー。
いかったよ、次回作にも期待。
なのはの大怪我を元はといえば自分のせいだと思ったユーノは、なのはの幸せの為に自分の身を削って尽力する…
なんてのが思い浮かんだ
GJ!
階級差によるパワハラだなw
おっぱいの書き方が下手だな…
こんなんじゃ俺のアナルは濡れないぜ!
>>141-146 なのは×ティア キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
この二人はいま一番ホット(?)だからな、待ってたぜ、GgggggJ!!
てかどこが「特にエロくない」だ?油断しちまったじゃないか!
>>149 そういえば、なのはの世界の魔法て、よくほかの作品には
ある治癒魔法ってのはないのね?
ターンAの鬼畜王エリオ再開を求む。
>>155 シャマルさんの事もたまには思い出してあげてください。
>>155 リリカルなのはA'sを100回見直して来い
>>149 あの事故原因は本当にヴィータよりもユーノが責任感じるよな
元々ジュエルシードの件に巻き込んだことですら相当気にしてたのに・・・
160 :
前スレ660:2007/05/30(水) 18:52:37 ID:v4DGG4d1
>>157-158 すまんす、155はStsからハマッた前スレ660でしたorz
(もう前々スレだけど・・・)
近々無印とA'sは鑑賞予定なので、ご容赦ください。
いやそれだったら、なのはさん重傷のとき、もちっと
楽に治療できるんじゃね? と思いまして。
Sts9話見る限りじゃ、こっちの世界と同じ治療法じゃんと。
一定以上のダメージだと、さすがに魔法でも治せんのかな。
>ID:v4DGG4d1
痛い子がわいています
みなさんスルーでお願いします
>149
>159
今、現在進行中でそういうSSを書いている自分っす。
いつ書き終わるか未定だけど……。
ちょっと欝っぽくなりそうです。
164 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 20:37:44 ID:JGwKanq1
128 名前: メロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/05/30(水) 18:14:18 ID:???0
てゆーか
>>101の絵って
乳 た れ す ぎ じ ゃ ね ?
129 名前: メロン名無しさん [sage] 投稿日: 2007/05/30(水) 18:16:36 ID:???0
天然なら仰向けで寝るとああいう風に流れる
>>149 ユーノがなのはのこと「友達」ってガチで言うようになったの、それが原因じゃないかと思ってる
怪我のことがあって、それで責任を感じるようになって。前スレにあったエリオの話でのユーノみたく、
なのはが幸せになってくれる事を最優先に思うようになったから恋愛感情がかなり薄くなった(思いのベクトルが変わった)、とか
8話見てるとユーノ←なのはの方が強く感じたから
>>146 エロくないで油断したじゃないかw
GJ!
しかし、なのはさんも立派なエロゲ主j(ry
>>165 でも、逆になのははその想いをわかっていても、ユーノに惹かれる想いが強くなっていく、と
これなんて昔の少女漫画
そこでなのはにはもう一押ししてほしい。
本当に責任を感じているなら、自分とずっと一緒にいて、そして自分を幸せにしてほしいって感じで。
なのは×ユーノは根強いな。
ところで、StrikerSのラストでなのはが無理をしすぎて魔力消失エンド、
落ち込むなのはの支えたとなったユーノと交際を経て五年後に結婚、
しかもピュアすぎるがゆえに結婚するまでキスしかしてなかったので24歳にして
処女と童貞のまま迎えたハネムーンで初エッチな展開は需要があるのでしょうか。
個人的には凄い萌えるシチュエーション(年齢含む)なんですが。
いや、これから書いてみようかなーと思ってるんですけども。
流石に斜め上行きすぎのよーな気もするし、聞いてみました。
俺は別に要らないが、有るんじゃねーの?
そこでフェイト達の出番ですよ
>>169 需要?あるだろ。少なくともここに1。
>ところで、StrikerSのラストでなのはが無理をしすぎて魔力消失エンド、
>落ち込むなのはの支えたとなったユーノと交際を経て五年後に結婚
ここらへんユーノだけじゃなく、六課の面々との関係まで切り込んで書いてくれたら
かなり面白いものが出来るんじゃないか。
>>169 雑食なので純愛でも鬼畜でもなんでもおkです。
でもフタナリだけはカンベンな。
なのフェなら、ふたでも鬱でもドンと来いな俺
>>169 正統派に非常に期待しております。
ところで、エロパロ板だがらこそなおさら聞いときたいんだが
9話でなのはさんは体中に包帯グルグル巻きだったよな。
あれの傷跡って残ってると思う?消したと思う?
なのはが裸になったときに表現が変わると思うので。
>>177 SS01だと誰も気にしていないところを見ると、恐らく傷跡は一切ないのだろう
さすがシャマル先生、ベルカの技術力は次元一
>>177 まあ、素直に考えれば
>>178の言うとおりだろうが、
個人的には傷跡が残ってるという設定の方が燃える。
近くで見ると判る程度に残ってて、コトに及ぶ際、傷痕にくちづけとかしてくれたら悶える。
作者、武装練金ファンだし有り得るか
も。
177です
2回目なのはさんのさんを付け忘れた
>>178 そういや確かに銭湯で触れられてなかった。
グルグル巻きの印象が強すぎて。
うわーなんか
>>169さんのハードル上げてしまった気が。
傷跡のありなしは
>>169さんの好みだからなんともいえませんが。
でも本音を言っちゃうとリタイアするほどひどいってことは
体にも傷跡残ってるんじゃないかと思うようになりまして・・・。
リタイアはしてないだろ。
>>185 いやいや、「もしリタイヤしたら」のif話だから
残る傷は残る。残らないとホント殆ど残らない
昔腕をやっちまって現在でも少々腕に違和感残るくらいのをしたんだが、傷跡自体はほぼ残っちゃいねえ
一方ガキの頃近所の喧嘩で引っ掛かれた傷、まるで小型の熊かなんかにやられたみたいにえぐれたのが残ってる
なんで、なのはの怪我も意外と残ってないかもな。どういう怪我だったかにもよるけどさ
>>186 どう読んでもそんな話には見えないのだが。
>>188 >>184の「リタイア」云々は
>>169からの流れでそう言ってるのかと思ってたが、
まあ、なのはが事故後、半年も戦線復帰できなかったことを言葉の綾で
つい「リタイア」という風に表現してしまったのかも。
177です
リタイアは
>>169さんの「魔力消失エンド」を
魔法少女やめざるをえなくなったって意味に解釈してつかっちゃったんですが。
そうだとすると、怪我とリタイアの時間差が大きすぎて、リタイアと傷跡がつながらないと思うのだが。
あ、もしかして、ID:zNookzSqの脳内だと、もう一回怪我してたりするの?
時限爆弾のごとく発動したって考えられるかも。
よく再検査で膝に爆弾が・・・っていう設定あるし。
傷の上に常に肌と見間違えるほどの薄いバリアジャケットをつけていて
初めてのときに「実は……」とか
>>169 なのはさんが左側なことを、皆当然のごとく違和感を感じていないところがなのはさんの人徳だな!
しかしなのはさんはほんと手管がホストのソレだよなー
持ち上げておいて、わざと痛い目見させておいて、また優しくして完全に手なずけるあたり
どうみても確信犯です。本当にありがとうございました
じゃあアレだいっその事、ユーノとHした夜から魔力が復活したとか
書き手さんにによっては感動方向にも別方向にも転びそうだけど
じゃあユーノとセックスするたびにパワーアップか
なのは「ユーノ!俺とセックスしろ!今すぐにだーッ!フリーザを倒すにはスーパー高町人になるしかない!」
絶対にノン!
…では無いが反逆してみる
「あ…ユーノ君のがお腹の中で…あったかいよ……あれ…?」
「なのは!……これって」
リンカーコアが弱弱しくではあるが赤く魔力の鼓動を初めていた、まるで新しい命が宿ったように
お腹を撫でた、なのはの瞳から一筋の涙が伝った
それは今まで、懸命なリハビリの中で、皆の前では見せた事の無かった壊れそうに弱い表情だった
たまっていたものを洗い流すように、流れ続ける
ユーノはなのはをそっと抱きしめた
「ユーノ君…わたし…また飛べるのかな…」
なのはが呟いた
ユーノはそっとなのはを抱きしめると、なのはの涙を舐めて、優しくキスをした
「できるよ…なのは、今度はボクも一緒だから…」
素で、
「あ…ユーノ君のお腹の中が…あったかいよ……あれ…?」
「なのは!……これって」
リンカーコアが弱弱しくではあるが赤く魔力の鼓動を初めていた、新しい命が宿ったように
ユーノのお腹を撫でた、なのはの瞳から一筋の涙が伝った
「なのはの子……大切に育てるよ」(byユーノ)
と読んでしまった俺
やっぱりユーノ君はなのはの嫁だな。
逆にこんなのも思い浮かんでしまった。
事故で管理局から無理やり退職させられたなのはとか。
ギ…と重い音を立てて重厚な扉が開く。部屋の中は薄暗く、
天井近くに小さな明り取りがあるばかり。
「なのは、いい子にしてたかい?」
どこまでも優しい表情を浮かべながら、ユーノは語りかける。
声を聞いて、部屋の隅にいた影が返事を返す。
「あ…あぁ…はい、なのは…いいこにしてました…」
扉を開けると、コツンと音がして、置いてあった餌皿に当たった。
中身は何も入っていない。
「うん、残さず綺麗に食べてくれたんだね。言う事聞いてくれてるみたいで嬉しいよ、なのは。」
汚れすらも舐め尽された餌皿を部屋の外へ出し、事務的な動きで片付ける。
「は、はい…ちゃんとぜんぶ、たべました…」
なのはは服を着ていなかった。全裸でリノリウムの床へ放置され、
汚れるままに横たわっていたが、その顔は幸せそうで、どこか熱っぽく、色気さえ感じさせた。
胸部には喉から臍へかけての大きな傷跡がある。半年前の事故でついた傷だ。
結局、完全に治療することはできず、この痕だけは残っている。
なのはが身じろぎをするたび、ちゃり、と音がした。
それは壁から伸びた金属製の鎖で、
よくみればその先はなのはが唯一身に着けている首輪へと繋がっていた。
「うん、いい子にしてれば、毎日ご褒美あげるからね、なのは。」
そういってゆっくり近づいてくるユーノを見上げ、これから起こることを想像し、身震いする。
「あ、は、はぁ…ごほうび、くださいぃ…ゆーのくん…ゆーのくんん…」
伸ばされた掌にうっとりとほお擦りし、ご褒美をねだるなのは。
瞳は潤み、肌は紅潮し始め、雌の匂いをあたりに振りまく。
「駄目だろなのは、ボクの事はなんて呼べって教えたっけ?」
怒るでもなく、優しく諭す声に、はっとなって振り仰ぐ。
いたずらを見咎められた子供のように、一時しゅんとした後、改めて言いなおす。
「今日も、可愛がって下さい…私の、ご主人様…」
愛してるよ、ボクの可愛いなのは…
この場合、フェイトはどう動くんだろうか。
>>201を読んでふと思ったんだが、
なのはが調教相手を呼ぶのに「ご主人様」って呼ぶのと
>>201みたいに「くん」付けで呼ぶのとどっちが萌える?
俺は「くん」付けのほうなんだが。
>>202 フェイトも仲良くユーノのペットになっていると思うぞ。あとはやても。
>>205が神発言してるよwwww
wktkしながらまつか
>205
次回があるならタイトルなりトリップなりを入れてくれるとNGワードにしやすいので助かる。
そだね。
>>201はローカルルールの「特殊な嗜好」にガチで入る部類だからね。
人それぞれに好き嫌いがあるので、注意書きとタイトルorハンドルネーム入れる方が
読み手は勿論、書き手さんにとっても安全だ。
209 :
201:2007/05/31(木) 18:38:04 ID:flBI+bXd
>>207-208 そりゃそうだΣ(・ω・;)
すいませんすっかり失念。平に平にご容赦を…
とりあえず書き上げたので投下します。
絡みナシ微エロってことで201投稿にしておいてください。
前半は…消せないんでNGIDにでも放り込んでおいてください。
ゴメンナサイゴメンナサイorz
ちょっと時間空きましたが後半を投げさせていただきます。
―――コトに及ぼうとしたユーノの背後。扉の影に、気配を感じる。
「覗き見とはちょっと失礼じゃないか?」
相変わらず趣味の悪い娘だな、と思いつつ、暗がりに声をやる。
悪びれたふうもなく、す、と姿を見せる。
黒いエナメルのスーツに長い金色のツインテールを垂らした少女。
冷ややかな相貌の持つ落ち着いた雰囲気に少し圧される。
「別に。それに失礼かそうでないかとかいう話なら、あなたも大差ないじゃない。」
それは、そうだが。少し眉をひそめて、ため息をつく。
どうも最近のフェイトは苦手だ。
やけにボクに対してのみ突っかかってくるような気がする。考えすぎだろうか?
そんなことを考えていると、背中に重みを感じる。
エナメルの冷たさと頼りない肉の熱。耳元に感じる吐息に少し戸惑うが、
彼女が自分を見ていないことは初めからわかっている。
「ふふ。なのは、元気にしてた?ちゃんと食べたのか心配になって来ちゃった。」
案の定、フェイトはボクを机か何か、台替わりにしてなのはに語りかける。
なのはは縮こまった様子で、ぼやけた頭を必死で状況に対応させようと返事をする。
「は、はい、ご飯もちゃんと食べてます。フェイ……ご主人様。」
冷たかった部屋の空気が少し軽くなる。首の辺りの重さが取れたような気がするから、
おそらくフェイトは満面の笑みをたたえているのだろう。…この扱いの差はなんなんだ。
「ん、素直でよろしい。いい子だね、なのはは。」
くしゃくしゃと、なのはの頭を撫ぜる。若干困惑の表情を浮かべるが、
なのはは逆らうような真似はしない。いつもどおり、されるがままになっている。
「で、用事はそれだけなのかい、フェイト?…今日はボクの番だって約束だろう?」
「抜け駆けゆーんは関心せんよな、うちとしても。」
なのはが半パニック状態であちらを見たりこちらをみたりしている。
とてもとてもいやな予感がする。
折角今日はなのはと二人きりになれると思っていたのに。
「べ、別に抜け駆けとかそういうんじゃ…はやてこそどうしたのよ。」
さすがに罰が悪いのか、多少どもりながらの応答。
「なのはちゃんに会いたくて、お仕事早めに切り上げてきたんや。
…したらフェイトちゃんも案の定、やしなぁ?」
いたずらな笑みを浮かべて、はやてがくっ、くっと笑う。
こういう笑い方をするときのはやては、大抵「楽しいコト」を考えている。
すでにフェイトは両手でボクを床に押し付けるようにしている。
カーペット並みの扱いを受けながらボクは、こちらに向かってくる複数の足音を聞いていた。
…もう、いいや。
「こい、こい!」
「ババ引け、ババ…」
「ちょっと、順番守りなさいよね!」
…これは、どういう光景だろう。
『第26回なのは一日独占権争奪ババ抜き大会』を見ながら、
すでにイチ抜けしたボクは、なのはの隣に座って、二人で茶をすすりながら悩む。
狭い部屋にそれこそすし詰めになって、十数名がババ抜きを血眼になってしている風景は、
一種異様というか…近寄りたくはない構図である。
もっとも、さきほどまではボクもその中にいたわけではあるが。
「…ね、ユーノくん。」
ずず、と茶をすすりながらなのはがこちらに話しかけてくる。
目線でそちらを見ると、続けて、と察したようでまた話し出す。
「あの、みんな『ご主人様』って呼ぶと、誰が誰だかわからなくなっちゃうから…
やっぱり、『ユーノくん』って呼んじゃ…駄目かな?」
そんな言葉を聞きながら、また茶をひとすすり。湯飲みをす、と置いたあと、
茶請けの金平糖をひとつ、なのはの口に放り込む。
もごもごと舐めつつボクの様子を伺うなのはがあんまり可愛くて、頬が緩む。
そんな自分をちょっと情けなく思いながらも、答えを返す。
「いいよ、なのはの呼びたい呼び方で。
ボクは…君がそばにいてくれれば、それで幸せだから。」
くしゃくしゃと、精一杯ボクなりの愛情を込めて撫でてあげる。
たとえどれだけ歪んでいても、これだけは本当だから。
そんなボクを心底信じたような、とても安心した表情で、なのはは満面の笑みを浮かべる。
「うん、ありがと、ユーノくん!」
「うっしゃー!あがりやー!」
「ババ!ババどこいったー!」
宴はまだしばらくかかりそうだ。
2抜けしたはやてのためにもう一杯茶を入れながら、
まぁこんなのも、悪くないかな、と思う。
ここに、なのはがいるから。
Happy end?
212 :
201:2007/05/31(木) 19:00:45 ID:flBI+bXd
お粗末さまでした。
>>201当初は軽いシチュ提唱ぐらいのつもりだったんですが。
思ったより長くなってしまい、見る人によっては不快な思いをさせてしまい
申し訳ありませんでした。
期待されてた展開にしなかったのはわざとです(ぇ
畜生……三人娘が揃ってユーノを『ご主人様』と呼ぶ展開だと思ってwktkしてたのに……!
こんな仕打ちはバーボンより酷いぜ!!
こうなったら期待通りの展開が来るまでふんどし一丁でお前をストーキングしてやる! 覚悟しろ!!
……あ、でもコレお話的には嫌いじゃないですよ。だからGJです!
予想とはまるきり違ってたがむしろハードな凌辱系より俺好みだ!
GJ!
フェイトが出てきて、みんなで美味しくいただく話かと思ったら、斜め上を行く展開で吹いたw
GJ!
177です
>>191さん、確かにとっても変です。すいません。忘れてください。
>>201さん、いいね。グッジョブ。
>>201 最後でビックリしたわww
でもなのははやっぱりユーノと、と思う俺は心からGJ!
予想外の展開にユーノ株急上昇だなw
エリオ鬼畜での扱いが嘘のようだw
エリオ鬼畜は、なのはさんが何かやってくれると信じて疑わない俺が居る。
二人以外に浮気しようとすると狙撃されるとか
子供が出来たら相手にされなくなるとか
やべ、エリオ鬼畜なのってもしかして割とみんな考えるんですかね?
今日「あ、こんなん書きたい」と思ってキャロ痛めるエリオ書いてきたんですけど、
大丈夫でしょうか?
一応は、10分くらいしてから投下しようと思います
>>222 大丈夫です。投下をわくわくしながら待っています( ・`д・´)pm
それでは、いざ!
注意書き
○登場キャラの精神を壊れ風味の設定で話を作りましたので、苦手な方はご遠慮ください。
○お尻ペンペンの描写がありますので、苦手な方はご遠慮ください。
○あと噛みつきます。苦手な方はご遠慮ください。
○と、注意してますが割と描写がぬるいのでそんなに構えなくても大丈夫です。
○一応、本篇の前後にワンクッション和やかな空気になるような会話形式の話を含みますのでご注意ください。
「おいおい、もうこんなにカチカチにして。いやらしい娘だ」
『そそ、そ、そんにゃ!! ……らって、らって……ヴァイスしゃんがそんにゃに強く握りしめるから…』
「へぇ、俺のせいだって言うのかい?」
『ぁあああ あぉ、ち、違う…ごめ、ごめんにゃしゃ……』
「いいや、許さないなぁ。そんな娘はこうだ!」
バタン!
『――――!?!』
「はは、刺激が強すぎて声も出ないか。イッたのか?」
『はひぃィ……はひぃィ。イッひゃいぃましたぁぁ゛ぁ゛……』
「パイロットを差し置いて、先にイッてしまうような娘にはお仕置きが必要だな」
『ごめ…ん、にゃしゃいぃにゃのぉおお……ごめんにゃしゃいぃにゃのぉおお…ごめんにゃしゃいぃごめんにゃしゃいぃにゃのぉおお』
「だから許さないって言ってるだろう?」
キュッ
『ぁあああ あぉひいぃぃぃいぃぃぃっよぉおお゙いぃぃぃっよぉおお゙いぃぃぃっよぉおお゙いぃぃぃっよぉおお゙いぃぃぃっよぉおお゙いぃぃぃっよぉおお゙ええぇえぇんんんんん』
「さて、じゃあ、そろそろ仕事をしてもらおうか」
『ヒッ……』
「ほら、どんどん回ってく。いやらしい動きだ。よく外でそんな回転が出来るもんだ」
『いぃやぁぁ゛ぁ゛……いぃやぁぁ゛ぁ゛……言わにゃいぃれ……言わにゃいぃれ下しゃいぃィ……』
「ははは、もうこんなに腰が浮かんで。飛びそうなんだろ? 飛びたければすぐに飛んでいいんだぞ?」
『はひぃ! 飛びましゅぅぅぅ! 飛んに゛ゃいぃましゅぅぅぅいぃ! 飛ばしゃせて下しゃいぃぃぃっよぉおお゙いぃぃぃっよぉおお゙いぃ!!!』
あなたの物 わたしの物
『うん、じゃあ、今夜は七時にね』
「はい! 楽しみにしてます」
『そうだね、エリオと2人で食事するのも久しぶりだね。キャロは、ちょっと用事が外せないみたいだから、それが残念』
機動六課本部にて、携帯通信端末に耳をあてたエリオはフェイトとの約束に嬉しげな表情だった。
任務の合間。一時であれ空いた時間をフェイトは、
キャロとエリオのために使ってやろうと提案した食事会だ。
元気よくエリオは了解の返事をしたが、キャロの方は遠慮がちに辞退する。
仕事があるのだと言うのだ。
フェイトと自分に気を使ってくれたと思うエリオは、しかし逆に寂しい思いが強かった。
キャロと一緒にいたいから。
「あ……」
『どうしたの?』
「いえ、何でもないです。あの、ちょっと切りますね、七時、楽しみにしてます」
『え? エリ―――
切れた。
切った。
切った携帯を手に、エリオはじっと廊下の先を見やる。
いたのはキャロ。
年上の男の子と会話をしていた。何かしらの案内を、キャロが請け負ったのだろうか、
最後に飴玉をキャロに与えたその男の子は近くの扉をくぐって消えた。
それだけを見て、フェイトとの食事に躍ったエリオの胸は黒い想いばかりが浮かんでくる。
「あ………」
キャロが、エリオに気づいた。冷めたような、怒ったようなエリオの目に身を強張らせる。
いつも通りの歩調で、だがしかし不機嫌そうにエリオはキャロへと近づけば、
その震える肩に優しく手を置いた。
「さっきの男の子、誰?」
「し、知らない人……あの、迷ってたから、あ、あん、案内……して」
「なんでキャロがそんな事するの?」
「だ、だって……」
「勝手な事しちゃ、ダメだろ」
キャロはぼくの物なんだから。
キャロはぼくと一緒にしかいちゃいけないんだから。
「……部屋に行こうか」
はっきりと、キャロが震えた。
容赦なく平手で打った。
「きゃうっ!!」
可愛らしい悲鳴を上げたのは、キャロ。
ベッドの上。まるで犬のように四つんばになったキャロは当然のように一糸まとわぬ姿だった。
まだまだ起伏の少ない発達せぬ体だが、きめ細やかで、柔らかな肌は瑞々しい事この上ない。
そんな無垢なほど真っ白なお尻を、エリオは叩く。
「痛ッ…いよぅ……!」
気持のいいほど軽やかな打音が響くたびに、キャロは涙をこらえて耐えた。
もう、何打目なのか。幾つも付けられた紅葉の形で、キャロのお尻は赤く腫れあがる。
普通に座ることにも痛みを伴うほどに叩かれ続けたのが容易に見て取れた。
「ごめんね、キャロ。でもこれはお仕置きだよ」
また、叩く。
「キャロはぼくの物なのに、他の男の子と仲良くしちゃダメじゃないか……」
「ごめ…ごめん、なさい……」
また、エリオの掌が振り下ろされる。
弾ける様な音。ますます赤が濃くなるお尻に、キャロはついに肘が折れてしまう。
ベッドのシーツに顔面を押しつけながらも「ごめんなさい」と健気に繰り返す。
突き出される形になったキャロのお尻をじっと眺め、
おもむろにエリオはそれを撫でた。優しい手つき。
散々に打ったのだ。エリオの掌の毛細血管もかなり傷んで赤くなってしまっているが、
それも気にせずにエリオはキャロの真っ赤なお尻を撫でた。
「うん、分ってくれればいいんだ、キャロ。でも、もうしちゃダメだよ……きみは、ぼくの物」
叩かれすぎて、固くなってさえいるキャロのお尻。
それでもエリオにとって、それは極上の肉としか感じられなかった。
痛覚もおぼろなキャロは、エリオが愛しげに自分のお尻を撫でてくれている事も
曖昧な感触でしかないが、ただ許された事は、理解できた。
肘をついて起き上がろうとすると、髪を掴まれた。
そのまま引っ張られて、キャロは唇を奪われる。
抵抗する間もない。
唇と唇を合わせる程度、などという優しさは皆無だ。合わさった唇と唇の隙間から、
エリオの舌がねじ込まれる。荒々しく、キャロの短めの舌に絡めて、吸った。
声も出せない。
乱暴に蹂躙され、しゃぶられる間、キャロはされるがままに受け入れる。
(わたしは、エリオくんの物だもの)
それが幸せ。
それで幸せ。
噛み付かれ、舌を引っ張り出されてもキャロはエリオの愛しか感じなかった。
痛いほど舌に歯が食い込んでも、愛しい人の愛撫。
うっとりとしながら、キャロは与えられるエリオの唾液を零さずに飲み干す。
まるで甘い蜜で喉を潤すかのように。
終われば、次はキャロが与える番。
濃厚な舌の貪り合いを惜しそうに双方が止めた。唇から唾液が垂れた。どれが誰のものか分らない。
そしてエリオが上を見上げる形。
そしてキャロは下を見下ろす形。
軽く髪を耳のあたりで押えて、キャロは大きく開けられたエリオの口へ唾液を垂らす。
ツッ、と糸のようにそれはエリオの口内へと落ちていく。
たっぷりとキャロの唾液を含んでからエリオはそれを飲み干した。
甘美な気持ち。
淫靡な気分。
エリオがふいに、脱ぎ散らかされたキャロの服から飴玉を抜きだす。
案内した男の子の別れ際にもらったもの。
赤く丸いそれを、自分の口に含んでから、キャロに口づけた。
2人で1つの飴玉を転がした。
とろけそうなほど、甘かった。
とろけたかった。握りしめ合う手に力がこもる。
2人で、1人。とろけて、あわさってしまえば、どれほど幸福だろうかとエリオは思う。
でも、今でも十分幸福だとも思った。フェイトたちがいて、スバルたちがいる。
そして、キャロがいる。
みんながいる幸福。
「あ……」
エリオが唇を離して、キャロが物足りなそうな声。飴玉は、キャロの口の中。
そんなキャロの頭を撫でながら、エリオはキャロの首筋へと舌を這わせる。
首、鎖骨、乳房。
順々に下がって行き、膨らむ兆ししかない胸に至ってエリオは笑った。
「前歯だけで飴玉を噛んで」
言われるまま、キャロが前歯だけで飴玉を支えれば、まるでボールギャグのよう。
「落としちゃダメだよ?」
「? ―――!!」
エリオが何をしたいのか、キャロは一瞬分らなかったが、分った瞬間にはもう飴玉が口から零れた。
噛みついた。キャロの薄桃色をした乳輪にだ。
「ダメだよ、落としちゃ」
シーツに転がる飴玉をエリオは口で拾って、またキャロの口へとキスで運んだ。
もう一度繰り返す。飴玉を前歯で挟んだのを見てから、未発達なその乳房に噛みつく。
今度は、耐えた。
カリッ、と飴玉の音。
ガリッ、と歯が立った音。
「ァ―――!!!」
激痛。
だがそれを堪えてキャロは何とか飴玉は落とさなかった。
乳輪に歯が立ち、すり潰すように上と下の歯がきしられる。
「ィイァ――――!!」
飴玉を落とす。ビクン、と一度キャロが痙攣したがエリオは気にしない。
飴玉を放っておいて、エリオは続けた。
手加減もまるでなしに、乳房を白い歯で痛めつけていく。
両乳房の先端を何度か苛めていると、キャロの乳頭が徐々に立ちあがってきた。
遊びやすくなってきた。
今のところ、何とか涙を流さないでいるキャロの唇へ、もう一度飴玉をあてがった。
「落としちゃ、ダメだよ」
そっと、エリオはキャロの腰に手をまわして優しく抱きしめる。
エリオの顔の前には、キャロの白い乳房。
幾つもついた歯型は、キャロが自分の物である印。
また、キャロの乳輪を口に含む。
優しく、舌で転がしてから、
「あぐゥ――――」
噛んだ。
寝息が聞こえる。
自分の腕の中で眠るエリオを、キャロはまるで母のように抱きしめていた。
お尻や、乳房以外にも、いくつか「お仕置き」の後がある。
気のすむまでキャロを弄繰り回してから、エリオは幸せそうにキャロの胸で眠ったのだった。
乱暴だった。それでも。
メチャクチャにされても、キャロは受け入れた。愛しい人の、過激な愛撫を。
エリオの一挙一動が愛おしい。
自分を弄んでくれるエリオが、愛おしい。
離したくない。
離れたくない。
「もしもし」
『キャロ? どうしたの。食事に来れるようになったのかな?』
「いえ」
だから、とろけたかった。
2人で、1人。とろけて、あわさってしまえばどれほど幸福だろうかとキャロは思う。
「エリオくんも、用事ができてしまったみたいなので……あの、今日はフェイトさんとの食事に行けなくなったみたいです……」
『え、本当?』
「はい。忙しくなってしまったので、わたしに連絡しておいてくれと言われました」
『そう、なんだ……』
「では、切りますね」
『あ、キャ―――
フェイトたちはいらない、スバルたちもいらない。
エリオだけでいい。
エリオがいる幸福。
「わたしは、エリオくんの物」
だから。
「エリオくんも、わたしの物。誰にも、触れさせない。離れたくない。離さない」
ギュッと、他の世界から抜き取るように、キャロは眠るエリオを抱きしめた。
沈む日の赤色を受けたキャロは、笑顔。
あなたの物 わたしの物 終
「おいおい、もうこんなに(操縦桿を)カチカチにして。いやらしい娘だ」
『そそ、そ、そんな!! ……だって、だって……ヴァイスさんがそんなに強く握りしめるから…』
「へぇ、俺のせいだって言うのかい?」
『ぁあああ あぉ、ち、違う…ごめ、ごめんなさ……』
「いいや、許さないなぁ。そんな娘はこうだ!」
バタン!(ドアを強く閉める音)
『――――!?!』
「はは、刺激が強すぎて声も出ないか。イッたのか?」
『はひぃィ……はひぃィ。イッひゃいぃましたぁぁ゛ぁ゛……』
「パイロットを差し置いて、先にイッてしまうような娘にはお仕置きが必要だな」
『ごめ…ん、なさ、なさい……ごめん、な、さい……』
「だから許さないって言ってるだろう?」
キュッ(窓を拭く音)
『あぃひいいいぃぃぃぃいいいい!!!』
「さて、じゃあ、そろそろ仕事をしてもらおうか」
『ヒッ……』
「ほら、どんどん(プロペラが)回ってく。いやらしい動きだ。よく外でそんな回転が出来るもんだ」
『いぃやぁぁ゛ぁ゛……いぃやぁぁ゛ぁ゛……言わないで……言わないで下さいぃ……』
「ははは、もうこんなに腰が浮かんで。飛びそうなんだろ? 飛びたければすぐに飛んでいいんだぞ?」
『はひぃ! 飛びます! 飛んじゃいます! 飛ばさせて下さいぃぃぃ!!!』
「部隊長、ストームレイダー離陸しました」
「うん、じゃ、グリフィスくん休憩行ってええよ」
「あの」
「ん?」
「ストームレイダー発進の際はいつもああなんですか?」
「そやよ。あかん?」
「いえ、みさくら機能があるのならば、ツンデレ機能も付けてもらいたいなぁ、と」
>>222 お〜い名前欄、名前欄。シャア板の種なのはSSのままだよ〜
というか私もあの板の住人ですが、あなたってエロ書けるんですね。羨ましい……
終わりです。
エリオ、キャロどっちも良い子なのを崩したのは申し訳ないです。
こういう話も、アリかな、と思った次第です。
そして、何よりも本篇前後に変な話混ぜてホントすいませんした。
書いてる時、妙にテンション上がってたんです。
「ストームレイダーは淑女」と思ってらっしゃっる方には申し訳ないです。
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ストームレイダーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あー、印になれば何でもいいや、と思ってそのまんまのトリだったんですけど、
ダメなんですかね。次から、変え時ます〜
>>232 あー、印になれば何でもいいや、と思ってそのまんまのトリだったんですけど、
ダメなんですかね。次から、変えときます〜
| |д゚) 日付またいでID変わってすいません。201なんですが…
| と )
>>201>>210-211 のさらに続きとか、投下よろしいでしょうか…
えらく属性選びます。多分最初に望まれたような展開。
ぶっちゃけ黒いです。読んだらしばらく鬱続くかもしれません。
ただ、愛だけはいっぱい詰まってます。歪んでますが。
数回続けようと思うので、コテ&鳥つけます。
◇注意事項とおさらい
・多少グロ表現というか、痛い表現が出ます。
・なのはさんは事故で胸に大きな傷を負い、管理局を退職しています。
・いっぱいのご主人様がなのはさんを愛でています。
・ババ抜き(笑)で勝った順になのはさんのお相手をしていきます。
・シリーズタイトル「なのはさんと愉快なご主人様たち」 始まります。
海。水溜りと形容することすらおこがましい。
その部屋はまさしく海の様相を呈していた。
肌を打ち付けるたびに、ぱしゃ、ぱしゃと音がする。
すでに始まってから数時間が経過している。
その部屋で動くものは一組の男女だけで、女に至っては息も絶え絶えといった感じだった。
打ち付けられるままに床に突っ伏した女は、床にたまる液体を飽きることなく啜り続ける。
ぐちゃぐちゃと粘液質の音が響く中、体液の海で、なのはは、幸せに溺れそうだった。
「なのはと愉快なご主人様たち」
一日目 「淫獣の精力」
「あぁ…ん、ちゅ、ずず…っは、おいし…おいしいよぉ、ゆーのくんの、せぃ、えきぃ…」
完全に力を失った瞳が、宙をさまよう。
彼女の頭に浮かぶことはただただ快楽を貪ることだけであり、
それを与えてくれる大好きな人が、愛しくて愛しくてたまらなかった。
腹の奥を荒々しく叩かれるたび、消えてしまいそうな悦楽が襲ってくる。
二人の繋がっている部分からは、常に粘っこい音とともに液体が零れていた。
「ん…出る、また出るよ、なのは…全部、飲み込ん…でっ…!」
どぷん。そんな音が聞こえてきそうなほどの射精。
細い腰にまわした腕をできる限りの力でひきよせ、可能なだけ奥へ突きこむ。
こりこりとした感触を先端に覚え、感覚のなくなった下半身をさらに痺れさせる。
「は、ひ…そ…こ、ぉ、だ…めぇっ…!」
肺に残った残り少ない空気を、絞りつくすように声を出す。
何度出されても、何度出されても腹の中の剛直は萎える事を知らず、
彼女を白で塗りつぶすように、内から外から、欲望を吐き出し続けていた。
すでに上体を支えるだけの体力もなく、消えうせそうな意識を必死に保ち、
送り込まれてくる熱を身体の奥で感じる。
引き込まれるたび、押し込まれるたび、熱は体の中をうねり、
彼女の全てをかき混ぜていく。
ぱしゃ、ぱしゃ。
「ほら…っ、また、零れてるよ。どうするんだったの…?」
何か、耳元で囁かれる。
ああ。どうするんだっけ、たしか、さっきいわれたとおりだと…
床を埋めるほどの白。目に入るそれ全てが愛しく感じられ、独り占めしたくなる。
言われたこと。それを思い出すことも忘れ、なのはは舌を突き出し、丁寧に舐め取る。
ぴちゃ、ぴちゃ、ず、ずず…
「そう。いい子だね、なのは…全部、飲んで…」
なんと心地よい声だろう。この声に従っていれば、どこまでも安らげる。
今までの価値観など全て投げ出してもかまわない。
幸せに涙さえ流しながら、彼女はつぶやいた。
「…ゆー…の、くん…す、きぃ…」
そうしてまた、どぷん、とおとがする。
「ふぇ〜〜ん、ユーノくんなんて、嫌いだぁ」
膝立ちで泣きながら、行為の「後始末」をするなのは。
「いや、あのっ…ホントごめん、なのはがあんまり可愛いから、つい我慢できなくって…」
その後ろでは、さっきから何度も平謝りしながら、ユーノが床掃除をしていた。
あれからさらに6時間。
時計の針が3時を指し、彼女を独占できる時間が終わりを告げるまで、ユーノは彼女を抱き続けた。
やめる時ですら、名残惜しそうではあったが。
「ん…んっ、はふ…」
なのはがいきむたび、白濁が溢れてくる。止む事無く、あとからあとから。
なんだかいじらしく思えて、そっと後ろから近づく。
「なーのーはっ」
ひ、とすら声にならない息をだすなのは。
「ち、ちょっとユーノくん、だめ、まだ終わってないから…っ!」
そんなささやかな抵抗を排除して、ユーノは彼女を抱きしめる。
細い肩。柔らかな腕。年相応に膨らんだ胸。慈しむように、愛でるように。
ユーノは彼女に触れていく。
かり、と感触がして指が止まる。なのはが何かを言いたげにこちらを向いた。
大きな傷跡。一生消えることのない、彼女の終焉。
不安を隠す事無く見つめてくる彼女をよそに、ユーノは傷跡をなぞっていく。
まるで、それが、それこそがなのはだと言わんばかりに。
傷跡は臍まで続いている。
どれだけ出したのか、苦労して後始末をしているにもかかわらず、そこはいまだにぽこりと膨らんでいた。
わずかに膨らんだあたりを撫でる。押されて苦しいのか、なのはの顔が歪む。
「あ、ごめん…痛かった?」
心配そうに覗き込むユーノに微笑を返しながら、なのははユーノの手に自分の手を重ねる。
さす、さす。
「こんなに出して…苦しかったんだからね?」
ごめん、と一言また謝る。二人の手は重ねられたまま、ゆっくりと動き続ける。
さす、さす。
「…なのは?」
震えている。重ねた手に力が入っている。左手で目をぬぐう仕草で、
ユーノはなのはが泣いていることに気づいた。
「なのは、どうし…」
言いかけて。
不意に彼女が振り向いて、抱きついてきた。顔を胸にうずめ、見られないように。
「ごめ…ごめんなさい…ごめんなさい…」
震える声で謝り続ける。訳がわからないといった彼をよそに、なのはは泣き続ける。
「わ、わたし、こんなに愛してもらってるのに…ユーノ君のこと、大好きなのに…」
ああ、そうか、と彼は気づく。涙の意味。悲しみの意味。
あまりに小さくいじらしい彼女をぎゅ、と抱きしめ、できる限りに優しく頭を撫でる。
「いいんだ、なのは。泣かないで。ずっと、そばにいるから。どこにも行かないから…」
薄暗く狭い部屋。月明かりの差し込む中、嗚咽の声が響く。
細く長く、細く長く。
いつまでも、いつまでも。
くー、くーと小さな寝息がする
あれからしばらくして、とうとう泣き止むこともないまま、
なのはは泣き疲れて眠ってしまった。
なるべく起こさないように細心の注意を払って、ユーノは彼女に毛布をかける。
赤く腫れたまぶたを見て、ひとつため息をつく。
彼女はもう、子供を作れない。
半年前の事故。それはあまりに大きな代償を彼女に背負わせた。
必死の治療、リハビリも功を成さず、両足の膝から下は感覚を失い、歩くこともままならなくなった。
外傷からの内臓破裂は各部に及び、命は取り留めたものの、女としての機能を失った。
絶望は彼女の心を蝕み、溢れんばかりだった魔力を全て奪い去った。
道を見失ったなのはは、何度も自殺を試み、全て止められた。
生きる意味なんてない、と喚く彼女にユーノは伝えた。
じゃあ、ボクが意味をあげるよ、と。
それから半年。
立ち直った、といえば嘘になる。
傷跡は一生消えず、両足で立つこともできない。
それでも、どんな形でも、必要とされていることが、彼女を支えている。
「ゆー…の…くぅん…」
小さな小さな声で、幸せを夢に見ながら、なのはは彼の名を呼ぶ。
目の端の涙をそっとぬぐってやり、軽く頬に口付ける。
あまりに愛しく、大切な彼女。
ただ、笑っていて欲しいだけだと願いながら。
「おやすみ、なのは…」
そういって、扉を閉じる。
「泣かないで、なのは。ずっと、そばにいるから…どこにもいかないから…」
声は闇に溶け、吸い込まれる。届ける神がいるのかも知らぬまま、彼は願う。
なのは、わらって、と。
To be next day.
GJ!
歪んだ愛は結構好きなので続き楽しみにしてます。
>>237 大丈夫!この程度じゃまだ鬱にはならないぜ!
べ、別に、お、お、乙なんて言わないんだからね!
しかしこの話がどういう結末を迎えるのかちょっと気になる。
>>237 精神的に病んだ子をまわして生きがいを与えるシチュですか。
ユーノ君だけだったら個人的にもGJだったんですが。
でも良作には変わりない。正直才能うらやましいです。
エリオキャロ!
エリオキャロ!
キャロエリオでもいいや!
早く続きマダー?
うわああ更新してみたらユーノなのはSSが!
目から汗が出てしまったではいか!
さあ、早くハッピーエンドを書くんだ!!
>>237さんの流に水差すような質問なんですけどここ、短めの短編でもいいんですよね?
完結するなら俺的にはおk
あ、短編というよりも、一話完結です
簡単な話をちょこちょこ投下するというスタイルが身についてるので
251 :
暗愚丸:2007/06/02(土) 03:40:16 ID:rmsmQqhG
えと、訳わからない妄想電波受信したので投下します。
今回は……なんて言うかお馬鹿系十五禁レベル百合乱交(?)ものです。
「それでは、八神家お引っ越し完了記念パーティーを始めまーす!」
「わー、ぱちぱちぱちぱち」
「……アリサちゃん、口真似で拍手ってむなしくない?」
「余計なツッコミ入れてないで、アンタも拍手しなさいよなのは。ってか、他の連中もこういうときは拍手するのがお約束でしょうが!」
「だって……」
「ねぇ?」
「相変わらず、フェイトちゃんとなのはちゃんは阿吽の呼吸ですねぇ」
「あはは、やっぱすずかちゃんもそう思う? 家の子等と同じんで、一つ屋根の下に一緒におると、そうなってまうんやろうね」
「……こいつと阿吽の呼吸? 冗談じゃねぇな」
「……ヴィータ。目上の人間に対する言葉遣いをまだ覚え切れていないようだな……」
「もう、二人ともダメですよ。そんな些細なことでケンカしちゃ」
「シャマル。ええからええから。これも二人には立派なコミュニケーションやねんから」
「違います!」「そんなわけねーです!」
「ある意味、阿吽の呼吸って奴か。ね、ザフィーラ?」
『……アルフ。私に同意を求められても困るのだが』
「別に良いじゃん。で、何で子犬モードなんだい?」
『主から、パーティーに絶対出るよう言われたからだ』
「ザフィーラ庭で寝てるとか言うんやもん、たまにはきちんと主の命令に従ってもらわんと」
「……こんな事で、命令するはやてちゃんもはやてちゃんだと思うんだけど」
「なのは……。それは言わないでも良いことだよ」
「うんうん、そうですよね、フェイトちゃん。……ところで、はやてちゃん」
「ん? どないしたん、すずかちゃん?」
「いえ、いくらみんなと友達とは言え、私とアリサちゃんがこちらに来ても良かったんでしょうか」
「あ、それ、アタシも思ったんだけど。一応アンタ達と違ってアタシとすずかは一般人だし、魔法の事は秘密にしとかないといけないって言ってたでしょが」
「あはは、すずかちゃんもアリサちゃんもあたしのお友達やから、大丈夫。わざわざ二人ともこっちのこと誰かに話したりはせんやろ? それに、いざとなったらリンディ提督に話を通したらOKやし」
「そりゃ、こんな事言ったって誰も信じないけどね。ってか、さりげなくえげつないこと言ってるわね、はやて」
「ん? あたし、何も変なこと言うとらんけど?」
「まぁ、興味深いところは多々ありますけど、向こうで役に立つ技術とかはなさそうですし」
「そうだね。基本的にミッドは魔法が先にあって科学がソレに追随している世界だから」
「便利は便利なんだけどねぇ。あ、はやてちゃん。せっかくのパーティーなのに、大事なこと忘れてるよ?」
「え?」
「リーゼさん達からのお祝いのジュース、みんなのグラスに注いだよ? ほら、主役のはやてちゃんが音頭を取らないと」
「あ、あぁ、そうやった。では、八神家のミッドチルダへの引っ越し&移住お祝いってことで、かんぱー――いっっ!!」
『かんぱー――いっっ』
「コクコクコクコク…………ぷはぁ! まずい、もう一杯!」
「あ、主、そのようなはしたないまねはおやめ下さい」
「それはあまりにもベタ過ぎると思うんだけど」
「あーもう、シグナムも、ヴィータもごちゃごちゃ言わんとさっさと飲む!」
「はい、解りました主……ん……こくんっこくんっ」
「はやてのも後であたしが入れたげるから。ごくんっっ!」
「……はぁ、このマスカットジュース美味しいねぇ」
「そうだね、なのは。凄くきめ細かい炭酸が、綺麗だし」
「あら、これ……?」「ちょ、ちょっと……」
「ん? どないしたん、すずかちゃん、アリサちゃん?」
「いえいえ、何でもありません。ほら、アリサちゃんもグラスを一気に空けてくださいね? もう用意出来てますから」
「ちょ、ちょっと、すずか! これは、ヤバいでしょうが! んぐっ! んぐっんぐっっ…………」
「……けど、ホントに美味しいね。このジュース。なんか、体がふわふわしてる気がするよ」
「なのはも? 私もそんな気がしてる。……なんか、シグナムとヴィータ静かだね」
「んー―――。あぁ、やっぱりヴィータの抱き心地は最高だなー――――」
「ごくっごくっごくっごくっ……」
「ぷはっ! すずか、アンタねぇ……って、シグナムさんとヴィータ、何やってるの?」
「このすっぽり収まる感覚が良いな。ふむ、ヴィータは良い。小さい子は良いな」
「あらまぁ、シグナムさんの膝の上に大人しく座ってるなんて、ヴィータちゃんらしくないですわね?」
「ああ、あの子等のあれはいつものことやからええんよ。んー、いつもの、こと?」
「ってか、はやて! あんたなんてもの飲ませるのよ! これは流石にまずいでしょうが」
「あらあら、アリサちゃん、そんなに声を荒らげるのははしたないですよ。とりあえず、これでも飲んで落ち着いて」
「まぁ、確かにちょっと頭に血が上ってきてるし……、とりあえず水で頭冷やすわ。ってか、あんたら容赦無さ過ぎ……ぶっっ!」
「あらまぁ、折角口に含んだモノを戻すなんて、ホントにはしたないですよ? ほら、ちゃんと飲まないと?」
「ちょ、まっ、すずかっ! や……ごくんっ!」
「そんな満面の笑み浮かべるなんて……。意外に鬼やね、すずかちゃん」
「はやてちゃんほどではないですけどね」
「可愛いなヴィータ」
「ごくんごくんごくんっ!」
「なんだか、ホントにふわふわした気分だね、なのは」
「……えと、フェイトちゃん? そこはソファの背もたれだけど?」
「あれ? あはは、ごめんごめんなのは」
「私はシャマルですよ、フェイトちゃん」
「あはははは、あれおかしいねぇ?」
「ああ、おいで、ザフィーラ。アルフも」
「ザ、ザフィーラ。逃げても良い?」
『諦めろアルフ。酔ったシグナムの可愛い物好きには、誰も勝てん』
『……はぁ、じゃあたしも子犬モードになっとくかね』
「ごくっごくっごくっ……」
「……あー、あたま、ふらふらする〜。すずかのばか〜、なんてもののませるのよ〜」
「なんてもの、ですか? あら? 水だと思ってたんですけど、よく見るとアクアビットですね、これ。んー、リーゼさん達、渋い趣味をしてますね〜」
「そうやねぇ。けどこれって、スルメとかにあいそうやねぇ」
「まぁ、芋焼酎みたいなモノですものね」
「んふふ……、可愛いなぁ、ヴィータは。ザフィーラもアルフも可愛いなぁ」
『ザフィーラ』
『何も言うな……、頼む』
「うぅ……せかいがまわる〜〜、はやてのばか、すずかのあほ……」
「あらあら、アリサちゃん、何気なくひどいこと言うんですね」
「うぅ、アリサちゃんにいじめられたぁ、この痛みは体ではらってもらわんと……」
「こ、こないでよ、はやて。なにするきよぉ」
「こないするに決まってるやん!」
「きゃっ!」
「アリサちゃんらしくない、可愛らしい悲鳴ですね。やっぱり、上半身ブラジャーだけだと、恥ずかしいですか?」
「あ、あ、あ、あんたたちねぇ」
「あはは、やっぱアリサちゃんのおっぱいおおきいねぇ。揉み甲斐がありそうやわ」
「ちょ、ちょっと、まってよぉ、ひゃんっ!」
「おお。やっぱ、アリサちゃんのおっぱい揉み心地ええわぁ。こう、スポーティーな感じ?」
「な、なに、ばかいってるのよぉ。や、やめてよぉ、ふぁっ! ひんっ! や、そ、そこはだめぇ!」
「ふふっ、アリサちゃん可愛い。私も脱いじゃいますね」
「なんや、すずかちゃんも揉んで欲しいん?」
「ふふっ、はやてちゃんがしたかったらしても、良いですよ? その代わり、私もおっぱいもみもみしてあげますから」
「はふっ……、人に揉まれるんもまたきもちええもんやね。でも、やっぱすずかちゃん、おっぱいおおきいて、ええねぇ」
「はやてもけっこうおおきい、んっ! さ、さきっぽ、くりくりするのは、はんそくですよ」
「ひゃんっ! ひぁっ! や、やめ! そんな、両方! ふたりとも、やめて!」
「そんな無理言うたらあかんよ、アリサちゃん。こんな可愛いおっぱい揉まずにおれるわけあらへんやんっ! す、すずかちゃん、けっこうテクニシャン、ふぁっ!」
「んくっ。は、はやてちゃんも上手です……、あふ……、ふぁ……んくっ!」
「ん〜〜、なのは、飲んでるぅ?」
「うん、ほんと、おいしいねぇ。けど、フェイトちゃん、それテーブル」
「あれ? あははは」
「でも、ほんと、おいしい。ちょっとはしたないけど……、直接のんじゃお」
「あはは、なのは、すごいねぇ。ラッパ飲みだぁ」
「うん、ホントにおいしいよ、このジュース。頭の中ふわふわするし。あ、フェイトちゃんも飲んで」
「……あー、えーと、わたしもラッパ飲み?」
「うん、そうすると、また別のおいしいさが有るよ?」
「う、うん……こくんっ……お、おいしいねぇ。……あ、間接キスだぁ」
「間接キス…………あ、前、お義姉ちゃんにおいしい飲み方教えてもらったこと有るんだよぉ」
「へぇ、どんなの?」
「うん、ソレかしてね。んっ……」
「……あ……、ちゅうっ…………ん、こくっ」
「えへへ、こうすると甘さが増すんだって、お義姉ちゃん言ってたの。ホントに甘くておいしいねぇ」
「おいしいねぇ」
「二人だけでいちゃついとったらあかんやん!」
「「はやて」ちゃん」
「もう、あたし抜きでいちゃつくなんて、反則やん。ってことでおっぱい揉み揉みの刑や」
「……アリサ達の胸揉んでたんじゃないの?」
「うん、そやけど、いつの間にか二人の世界に入って追い出されたんよ。ってことで、覚悟してぇな。……それと、フェイトちゃんが話しかけてるんはあたしやのうて、ジュースの瓶」
「あれれ? あははは……、あれ? なんか、すーすーする? あれ? 私、いつの間に上全部脱いだんだろ?」
「あたしが脱がせてあげたんよ。あ、ごめん、わすれとった」
「ん、なに、はやてちゃん?」
「なのはちゃんも脱がせたげるね?」
「え、えと、いいよそんな……えと?」
「フェイトちゃんのおっぱいはほどよい形と柔らかさで手になじむやね。なのはちゃんのおっぱいはちょっと小振りやのに、先っぽこんなに固なって、可愛えぇわ」
「や、やんっ! そんなにもんじゃ、ふぇ、フェイトちゃん!?」
「なのはのおっぱい、可愛い」
「や、やだ、舐めちゃダメ! もう、はやてちゃんとフェイトちゃんのばかっ!」
「ちょ、なのはちゃん! アクセルスフィアなんて、家ん中でだしたあかん? ……ってなんか、ちっちゃない、それ?」
「普通の十分の一の大きさだから、怪我はしないよ。痛いけどね?」
「って、あいた! あいたたたた! いたい、いたいって! もう、こうなったらもっと揉んだる!」
「んっ! ふぁっ! は、はやてちゃん! いい加減にしないと怒るよ! フェ、フェイトちゃんもそんなやめてよ!」
「なのは、可愛い……はやても可愛いよ」
「はふっ! ちょ、フェイトちゃん!? そんな、あかん、下はあかんって!」
「ふふ、なのはも可愛い」
「フェイトちゃん、そこはさわっちゃダメ!」
「こ、こうなったら、フェイトちゃん、覚悟してもらうで!」
「やんっ! はやて、そこお尻!」
「……ふふ、アリサちゃん、もっとさわってあげるね」
「すずかのばかぁ、いいもん、あたしもおかえしするんだからぁ」
「やんっ! フェイトちゃん、ダメ、其処ダメ、ひぅっ!」
「ひゃふっ! な、なのはちゃん! そ、そんなんあかん! そんな、先っぽ撃たれたら、あたし感じすぎてまう!!」
「ヴィータ。可愛いな、ヴィータ。ああ、アルフ、ザフィーラも可愛いぞ」
「ごっくん、ごっくん、ごっくん、ごっくん……ごくりごくりごくりごくりごくり…………」
『……ザフィーラ』
『私は何も見ていない、私は何も聞いていない、私は何も見ていない、私は何も聞いていない、私は何も見ていない、私は何も聞いていない、私は何も見ていない……』
「ふふふふふっ。いい写真(え)が沢山撮れたわね、デジカメだから現像は簡単だし、クロノ君かユーノ君辺りに高値で買ってもらえるわよね、多分。……でも、なんかみんなを見てると我慢できなくなって来ちゃった」
「ふふっ、もうこんなになってる、なのは可愛い」
「や、やだ、そんなところに話しかけちゃダメ!」
「ひくっっ! な、なのはちゃん! やめ、そんな下、一番敏感なとこ、あたって、んくぅぅっ!」
「すずかのばかぁ、すずかのばかぁぁぁ……」
「ふふっ、私は馬鹿だから、アリサちゃんが何をされたくないのか解らないんですよ。たとえば、此処を膝でぐりぐりしたりとか」「ひんっ!」「此処を指でつまんだりとか」「ふぁぁぁっっっ!!」
「はやてちゃん、私も混ざりますね?」
「しゃ、シャマル? なんで、いきな、ふぁぁっ!!」
『…………くっ。我慢できん』
『ザフィーラ?』
『私は逃げる!』
『って、一人だけ転移するんじゃないよっっ!』
「……ふむ、ザフィーラはどこに行った? まぁ、いい。可愛いな、ヴィータ。可愛いな、アルフ」
『誰でも良いから、この馬鹿騒ぎをどうにかしとくれよ』
256 :
暗愚丸:2007/06/02(土) 03:50:05 ID:rmsmQqhG
ってことで、
>>68-69あたりが元ネタの、酒乱ネタでした。
地の文一切抜きなのは仕様です(ぉ
えと、前回ふたフェイ長編にレス下さった皆様、ありがとうございました。
で、高校云々でつっこみ食らったのですが、ウチはStSが映らないんで、そのネタを知らずに書き始めたためと。
そのネタを知ってから、脳内では合わせたつもりで、直すの忘れてました(汗
ご指摘ありがとうございました。
それでは、次回はふたフェイ、すずか編か、番外編ロリアル×リインでお会いしましょう。
257 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:55:36 ID:ZyuzG+27
皆さんはじめまして。
つい最近このような掲示板があることを知った者です。
今までは見ているだけだったのですが、自分でも小説を書いてみたくなり投稿しようかと思います。
文才も無い新参者がいきなりの申し出で申し訳無いのですが、この掲示板のルールも分からないため書きたいと思っているジャンルを書きますので、皆さんが読んでみたいと思うものを選んで頂きたいです。
お手数おかけしますがよろしくお願いします。
1.純愛物(なのはorフェイトorはやてorティアナ
2.陵辱物(なのはorはやてorティアナ)
以上です。初投稿のため、私の方で書けそうなキャラを絞らせていただきました。選ぶ際にはどのキャラが良いかも書いて下さい。
それではよろしくお願いします。
ああお酒ネタだお酒ネタだ
暗愚丸さんはやっぱりいいなぁ。乙です(*´ω`)
一方その頃、アースラ内の一室では、
コップ一杯で寝転がったクロノを尻目に、
一升瓶片手に全くシラフのユーノに絡み続けるリンディ提督の姿があったそうな。
暗愚丸氏乙です。
酒乱物、今までありそうでなかったwとにかくGJ!
>>257 たぶんあなたは俺の知り合いの方ですね。まずは、自分の好きなキャラ、好きなシチュエーションのをかくといいかと思います。俺的には、はやてキボンです。スレルールは
>>1や↓を参考にしてください。sageの方法はメール欄にsageと記入して書き込み又は投下です。
読みやすいSSを書くために
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/ sageについて
メール欄にsageって入れるとスレが一番上に行かない
sageろと言われるのは上にスレが昇ると変な人が付いたりするから
書き込みのあったスレッドは基本的に、一覧の一番上に移動するんだが、 メール欄に半角でsageと入れると、そのままで移動しない。
sageと書くと、下がると勘違いしてる人も多いので、注意されたし。
一番上に上がると、荒らされる事が多い板では、sage推奨されてることが多い。
長文レススマソ
>>257 相手がユーノであるならば、誰が相手でも私は一向に構わんッッッ!!
まずテンプレに目を通すこと覚えといたほうがいいな
>>256 暗愚丸氏GJ
ロリアル×リインってのは初めて聞いたなぁw
楽しみにしてます
>>257 ここのとこ陵辱系多かったから
純愛希望かな、ティアナ軸希望
ザフィーラが羨ましい立場に居るのに気の毒に思えるのは何故なんだぜ?
上の方でちょいと、一話だけの話云々と言ってた者ですが、
今って暗愚丸さんの直後になるんですか?
まだ間を開けた方が読む側のためになるなら、昼ごろにでも落とそうと思いますけども。
それは、それとして、暗愚丸さん、GJです!
>>264 ううん…まだ読んで無い人が多そうだから、その話ならお昼の方がベターかなぁ?
個人的にはもう一度文章を見直しする時間が出来ていいと思うけど
>>256 GJ!
もしかして暗愚丸さん、フェイトが全キャラ落とすプロセス、全部書ききるつもりですか?
とんでもない大長編になりそうだw
てゆーか、はやユーまだー?
暗愚丸氏乙〜。
たまにはこういうお馬鹿なギャグぽい話も良いものだw
投下、しようと思います。
注意書きもいらないかもしれない程度ですが、一応。
☆エロなしです
☆ある程度作者の思考に沿った変態度がスパイス程度にキャラに加えられています
☆作者が変態だからです
☆主役はシグンナム
269 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 13:27:19 ID:wThd+Mlx
260さんと同じく、ユーノなら良い。
BLは困るけど。
沈鬱な表情で医務室へと入ってきたのはティアナだった。
この白い城の主であるシャマルはその表情で体のケアでなくて、
ティアアナが心のケアを欲しがっている事に気づく。
「いらっしゃい、ティアちゃん」
「あの……」
「とりあえず、座りましょう。あなた、切羽詰まった顔しいるわ。ゆっくりとお話をしましょうか」
切り出そうとしたティアナをやんわりと制して、椅子を促す。
出鼻をくじかれた形だが、幾分か落ち着いたティアナは頷いて腰かけた。
シャマルはポットのお湯に手をかけて微笑む。
「コーヒーと紅茶か何とも言えずトロッとしたもののどれがいいかしら?」
「コーヒーお願いします」
コポコポと、静かな白い部屋に暖かな音。
それほどの時間をおかずにカップがティアナに手渡されるが、それまでの時間が
ティアナには居心地が悪く感じてしかたがなかった。
早く言って楽になりたいという気持ち。
誰にも言いたくなくて塞ぎこみたい気持ち。
「何か、悩みごとかしら?」
「……はい」
「言いづらい事なら、少しずつでいいの。話したい事を話してくれてもいいのよ」
「……」
ティアナがぎゅっと、唇を噛んだ。
苦しい。
裡に秘めた想いを、どう扱えばいいのか理解できずに持て余しているのだ。
せめて、ここに来ればちょっとは楽になると足を運んでも、
未だ決心が固まったわけではない。
そんなティアナを、シャマルは辛抱強く待った。
2人が持つカップから昇る湯気ばかりが動く白い世界。
ティアナが口を開く。
「あたし……スバルの事、好き、みたいで…す」
ティアナがぎゅっと目を瞑った。力いっぱい、目を閉じた。
歯を食いしばるようにうつむいて、言ってしまった開放感と
言ってしまった後悔が混ざりあう奇妙な感覚。
それに耐えるよう。
表:「そうだったの……気づいたのは、いつから?」裏:(うん、みんな知ってるわよ)
「…分かりません。気付いたらもう…その……変ですよね。こんなの。おかしいですよね…?」
表:「そんな事ないわ。性別の問題じゃないのよ」裏:(レズ大好物だもん)
「でも……」
表:「気の迷いかもしれないと、思ってる?」裏:(あ、もちろんボーイズラブも歓迎よ)
「…はい」
表:「でも、スバルちゃんが気になる?」裏:(やっぱり同性どうしってピュアよねぇ)
「はい。どうしようもないんです! あの娘と一緒にいるだけで…その、胸が熱くなって、いつまでも触れあっていたくなって……」
吐き出すものを、吐き出させた。
とにかく解決ができる出来ない以前に、喋らせる事である。
随分と長い時間、ティアナを質問も交えてしていろいろと聞きだした。
カップの中身が冷める頃合い、ティアナの話は「スバルをどうしたいか」という内容にまで及んでいた。
「抱きしめて…」
「抱きしめる、だけ?」
「あ、ぅ」
「キスは? 睦み合いたくはないの? あの娘を独り占めにしたく、ないかしら?」
「…………」
カァッと、ティアナの頬が目に見えて赤くなっていく。
激昂して叫んでしまうかと思ったシャマルは、この反応に瞳を光らせた。
「わかったわ。じゃあ、予行演習ね!」
「へ?」
「さ、脱いで脱いで」
「あ、ちょ、シャマル先せ…ッ!」
「ウフフウ、まぁ、可愛い下着ね。そそっちゃうわぁ」
「いや、ちょ、待って、少し、あの、アッーーーー!」
♀
ティアナが出て行ってしばらく後。
もじもじと、身をよじりながら、シグナムが入室。
「あらシグナム。どうしたの?」
「あの…その……」
何か期待するような眼差し。
熱っぽく、匂いたつような色気を伴いながら、口ごもる。
「あら大変、ちょっと顔が赤いわよ? ほら、風邪薬、さ、早く帰ってゆっくりしなきゃ」
「あ、いや、違う、これは…あの」
風邪薬手渡されてすぐ締め出されてしまったシグナムは、
しばし医務室の閉じられた扉の前で立ち呆けていたが、
やがてすげぇ残念そうにとぼとぼ帰って行った。
♀
次に入ってきたのはスバルだった。
先ほどのティアナの事もあり、シャマルは自然と苦笑が漏れる。
「いらっしゃい、スバルちゃん」
「あの、ちょっと質問というか……その…」
ほとんどティアナと同じような雰囲気だった。
ティアナが罪悪感と言うか背徳感を滲ませているのに対して、
こちらは自分では理解できないから大人に聞きにきた子供のような風だろうか。
シャマルは、スバルに椅子に座るよう促しながら、再び嗜好品を詰めた戸棚に手をかける。
「コーヒーと紅茶か何とも言えずトロッとしたもののどれがいいかしら?」
「紅茶を……」
「うん、ちょっと待っててね」
やはり、紅茶を用意する間のスバルもそわそわした様子で座っていた。
すぐに出来上がる紅茶を手に、フーフーしてからスバルは一口。
そして、まっすぐにシャマルを見つめてきた。
「あたし、なのはさんが好きなんです。あの……憧れとか、そんなんじゃなくて、ホントに、好きなんです」
表:「……そう、なの」裏:(ちょwwティアカワイソスwww)
もう覚悟しきってこの医務室へと足を運んだのだろう。
明瞭な意識の元、スバルは言い切った。
とはいえ、流石に顔が真っ赤だ。その態度も言葉も、真摯に受け止めながらシャマルは頷く。
「恋愛感情と言う事ね」
「はい」
「自分で変だと思う?」
「……はい。でも! 自然な気も、するんです。男の子を好きになるより、自然になのはさんが、その、好きなんです……」
「うん、うん」
「いろいろ、調べたんです……思春期特有の、疑似恋愛感情かもしれないとか、憧れの感情と勘違いしてるとか……でも、この感情は、違うと、言い切れ……ます」
それからは、やはり、やる事はティアナと同じ。
感情の全てを吐き出させる。
シャマルは穏やかに聴きに徹するだけだ。徹するしかできない。
「やっぱり、普通じゃ、ないんでしょうか?」
「そんな事ないわ。最後の最後には、感情の問題よ」
「そう、ですよね!」
「そうそう、人の目なんか気にせずに、ね」
「あの…それで…ちょっと質問なんですけど……」
恥ずかしげに、スバルが上目遣いでシャマルを見てくる。
赤らんだ頬。視線は忙しない。
「女の子どうしって、その……どこまで……あ、あの、やっぱりいいです!」
「ウフフ、そんなに遠慮しなくても大丈夫よ。教えてあげるわ、イロイロと……」
「あ、いえ、その…失礼します!! え!? ロック!? あ、開かない!?」
「そんなに邪見にしないで。優しく教えてあげるから」
「いえ、あ、ちょ、待って、その、アッーーーー!」
♀
「シャマル……」
またシグナムが来た。
いつもは凛と鋭い双眸が、今は物欲しそうに潤んでオンナを感じさせるものである。
身じろぎしながら、腿をすりよせながらシャマルに甘えた声。
「シグナム、酷くなってるわよ!? 体は大事にしなきゃダメよ!?」
「ぁ……違、シャマル、その、私にも……」
「すごい熱!? 火照りすぎじゃないの!? 早く寝なさーい!」
またつまみだされた。
クスン、と一度だけ鼻をすすってからシグナムはとぼとぼと帰っていく。
♀
次の来訪者はスターズ分隊隊長だった。
難しい顔だ。
だが、その根底はやはり先の思春期の2人と同じものを抱えている表情である。
「いらっしゃい、なのはちゃん、どうかした?」
「ちょっと、お話を聞いてもらいたくて」
エヘヘ、とどこか無理をした笑顔を零しながらなのははちょこんと椅子へ腰かけた。
「コーヒーと紅茶か何とも言えずトロッとしたもののどれがいいかしら?」
「何とも言えずトロッとしたものをお願いします」
ものごっつい時間がかかってからなのはに湯気の立ち上るカップが手渡される。
シャマル自身も中身が同じものを手にして口へと運んだ。
少しだけ、トロッ、チュルル、とすする音だけが白い部屋に溶けて消えるだけの時間が続く。
「また、なんです」
「……うん」
極々自然に、なのはがぽつりと漏らす。
シャマルも、なのはの言わんとしている事を承知の上で頷いた。
「フェイトちゃんと別れてから、男の子が気になる事もなかったんですけど、女の子にも、もう何とも感じなくなったのに……また」
「………」
余裕のあったなのはの表情が、変化する。
カップを握る手の力が強くなり、苦しそうな、歯がゆそうな。
「ティアに、特別な想いが、出来ちゃいました……」
表:「訓練中?」裏:(三角関係wwww)
「はい……頑張る姿がいじらしくて。『ちょっと苛めたくなっちゃう』程度だったんですけど。気付けば、その………」
表:「サディスティックな気持ちになったの?」裏:(よし、まずは部隊長に報告ね)
「はい。この前、ちょっとティアが頑張りすぎたのをキッカケに……つい頭を冷やさせるのを口実にして……」
「気分が良かった?」
「はい。すごく。あの娘を、独占して、崩して、弄んで、痛めつけて、愛して、愛したい……」
「うふふ、相変わらずね、なのはちゃん」
照れて、はにかむようになのはが苦笑する。
おかわりを淹れてから、なのはは訓練中のティアの事を語った。
ポジションが同じゆえの個人訓練の話が、主だった。
ティアを独占できる時間。好き勝手出来る時間。至福。幸福。
2人の時間。
打てば打つだけ響く性質は、スバルら新人全員の持つ粘り強さであるが、
「ここにいていいのか?」と鬱屈した思いを抱えながら耐え続けるティアを、
なのはは愛でているようだ。
汚したい、と言うと少々荒っぽいが、サディズムに溢れたなのはは
それに近い事をティアにしたい様子が会話の節々で読み取れた。
現状では、訓練中のティアをギリギリまで苛めぬく事に快感を得ているようだ。
「でも、まだティアには手を出せないんです」
「どうして?」
「分かりません……単純に、拒絶されるの、怖いかもしれません」
笑った。やはり、無理がある。
「だから」
そして笑い方が、変わった。
背筋に嫌な汗が流れたのをスタートにして、シャマルが弾けるように扉に走った。
閉まっている。ロック。
「今日は」
コツコツコツ
「シャマルさんを」
コツコツコツ
「な、なのはちゃ…アッーーーー!!」
これで終わりです。
おつまみ感覚で楽しんでもらえれば幸いです。
>暗愚丸さん
フェイトカワイス
GJです。
>>276 主役カワイソスwww
ところで、前々スレ
>>92を未だに待っているのは俺だけじゃないよな?
ハァハァ
>>276 GJです。 ライトニングとロングアーチもお願いしますw
鬼畜はやて×なのはとか読みたい人いますか。
こんちはー鬼畜王エリオ、書けたので投下します
少し長くなったので今回前編です
・エロあり、ちょっときつめの表現あり(でもないかも)
・フェイトはM なのははノーマル天然(少しだけ焦点が常人とズレてる そしてはやては どS
鬼畜王エリオ 前編
パート1 ―フェイトの朝―
あっっあっあっああ…
爽やかな朝の光が差し込む、小さく間断的な喘ぎ声を聞きながら
エリオは狭い自分の部屋で傍らの時計を見た、それでも皆が起き出す時間まで
はまだまだ早い時間帯だ
エリオはフェイトの熱い体を腰をもう一度、じっくり味わっていた
「あっくっうっ…その…あっ…エ…エリオ…あまり…あっ…激しくは…もう…あぅ…はぁっ…」
ニチっ、結合部が音を湿った音をたてる
「解ってるよ…フェイト、でも…代わりに…時間はまだ…あるんだし…
その分をフェイトの…このよく締まるいやらしいアナルで
たっぷり楽しませてもらうよ…
ほらほら…
…もっとお尻の穴に集中して…そうだ…締めるんだフェイト…いいぞ…」
そう言いながら体重をかけて、さらに深く熱く絞るフェイトのアナルに鉄棒のようなペニスを埋めていった
シーツを握り締めたフェイトが夢中で頷く
エリオの眼下で、今度はゆっくりとした動きで徐々に
見かけからは想像できないエリオの太いペニスがフェイトのアナルから引き抜かれていく
内壁を引きずり出すようにアナルの周囲をもりあがらせるその光景を眺める
またゆっくりとまた腰を沈める
「はっぐぅっ…あっっ…はぁ…」
再び抜ける寸前まで腰を引くと、カリの部分がフェイトのアナルから一瞬顔をのぞかせ
すぐまた根元まで鉄のように固い肉棒を白いフェイトのおしりの中へズブズブと押し込まれていく
「ふあぁ…あっ…うぐっ…くっくぁ…はっああ…」
フェイトが苦しみと悦楽に紅潮してシーツを噛んでいる
もう30分以上、熱い二人の息使いだけが
朝の冷たい空気の中で間断なく繰り返えされていた
フェイトのアナルを入ったり出たりを間断なく繰り返す自分の猛った肉棒の様を楽しみながら
エリオはじょじょにストロークの長いピストン運動に移行していった
パン…パンと腰をフェイトの豊かですいつくような白いお尻にたたき付ける
「はっああっあっあっっ…うあぁっっあっあっああつああああっあぅっ…あつ熱いああ…やけちゃう…私の…
あっお尻の穴がっ…ああっ…駄目…フェイトのアナルが焼けちゃう!!」
何度も何度も丁寧に丹念にフェイトの内臓を突き刺すように固いペニスをズンズンと突き込む
ピタリと腰の動きを止めフェイトの表情を確かめる
大きく腰をグラインドさせた、フェイトが苦しそうに快楽の悲鳴を漏らし表情を曇らせた
眼下で豊かな金髪が流れて
エリオはおしりのあたりにかかったそれをさらさらと撫でた
「はぁっあ…んんっ…やぁ…止めないで…あっ…やめちゃいや…」
呻くフェイトの耳元に口をよせて後ろから囁いた
「ほら…もうフェイトのここ、熱く滑って熱い肉の壷みたいだよ…ボクのものを握りしめて放してくれない…
解るかい?本当に…いやらしいアナルだ…こんなに強く吸い付いて…
欲しいの…?
もう前でやるよりこっちの方が感じるとか?
…どう?正直に言うんだフェイト」
おおお重なる。
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンAさんお先にどうぞ・・・orz
エリオの手には収まりきらない豊かで柔らかな胸をまさぐりながら、いやらしい言葉を次々に吹き込んだ
じんわりと腰を押し付ける
たまらずフェイトがエリオの体の下で顔を赤らめ、絶え絶えに喘いだ
「嫌ぁ…はぅ…はぁっあっっ…あっそっそうです…意地悪しないでぇ……あっ…
フェイトはいやらしいお尻で感じる…あっエリオのおちんちんに夢中な…アナル奴隷です…はっ
だからっ…ああっきて…きてぇエリオ…いやらしいフェイトをもっともっと苛めてぇ!っ突いてええ!!!」
「よく言えた…
フェイト…ほらボクのをたっぷり味わえ…」
ガンガンとエリオが腰を使い始めた、強烈なピストン運動でフェイトのアナルを責めたてる
「あっ…きてるの!ああ固いっ!エリオのが…あっ…奥まで…あっフェイトの中を…まるで…あっ…ああっ…擦ってる…みたいに
……ああっ感じる!感じちゃう!
中をゴリゴリ削ってる…だめっ…あっくるのっ…ああっ!ズンズン来るの…熱くて…固いのが…っふぁあああっ!!!!!!!」
エリオも限界に達しそうになっていた
「…うっっく!、いいぞ…いくぞフェイト!、ケツの穴で感じるんだ、痛みも快楽もぜんぶ…魔力もまわしてケツの穴で感じるんだ!
いけ!フェイト!いっちゃえ!!いけええ!!!!」
腰を目いっぱい引いて、思い切り深く突き込んだ
「あぎっ!」
呻いたフェイトの柔らかく白い尻をわしづかみにして固定して、彼女の腸の奥の奥に熱い精子を大量に吐き出した
「は…っああっあつっ駄目っ!そんなたくさんっあぅ…!あついい!!!!
エリオのでお腹の中がっああっ!あぐっ出てる!熱いっ!エリオの精液が腸の奥で跳ねてる!
いくっいっちゃう、フェイトいく、うあっあっあああああついいいいいアナルが焼けちゃうううううううううう!!!」
「くっうっッ…つ…はぁ…は」
一声呻くとエリオは熱い大量のザーメンをフェイトのアナルの腸内に流し込んだ
後ろからフェイトの体を抱きしめると豊満なバストを揉み、口付けを交わしてベッドに二人倒れ込んだ
はぁはぁと二人は重なって息をつき
汗に濡れた若い二人の匂いが部屋に充満していた
このところエリオはフェイトが執務官の仕事から帰った時などは必ず自分の部屋に寄らせるようにしていた
朝先に起きると、寝入ってるフェイトの下を気づかれないように脱がして、いきなりアナルに挿入して犯し
精液を流し込むのをこの赤毛の少年は日課にしていた
この非常に気持ちのいい毎朝の運動だったが
こうなる前に、いささかの紆余曲折があった
そもそもの原因は
今は妊娠しているため過敏に神経質になったフェイトが前をあまり使わせてくれなくなった事にあった
これは毎日でもフェイの子宮に精子を注ぎたいエリオには辛かった
だが、普段はエリオの言う事に素直に従い、従順で大人しい性格の彼女だが
この件だけは強硬に抵抗して、どうしても譲ってくれなかったのだ
いつか、どさくさに紛れていやがるフェイトの膣に突っ込んだエリオがそのまま
「ねぇフェイト、パパのミルクを上げようよ、いいでしょ?」
と、ふざけて、必死に止めるフェイトの制止を振り切って、思い切り子宮ガンガン突いて中にたっぷり注ぎこんだところ
エリオは後でメチャクチャにフェイトに怒られて
2,3日フェイトには指一本触れさせてもらえず、当然させてもらえなかった
(その間はずっとなのはさんの体を貪ってたけど、もちろんこっちにも厳重に怒られた)
フェイトの赤ちゃんに対する愛情は時としてエリオに対するそれ以上になるようだ
ので、流石のエリオも最近は少し彼女に気を使い、ずっとフェイトは後ろの方専門の奴隷にしていた
まぁ、ちょうどいいから、どうせならこの際徹底的に開発して
フェイトをアナルの方が感じる
どこに出しても恥ずかしくない、アナル奴隷に仕上げるつもりのエリオだった
エリオはぷるぷると腰を震わせると、ふはーと満足げな息を吐きながら腰を前後にゆるゆると動かして
達した後のフェイトのしまりを楽しんだ、眼下でハァハァとフェイトが喘ぐ
自分の精液とフェイトの精液がちょうどいい潤滑油になって
強烈なフェイトのアナルの締め付けが気持ち良かった
今度長めのアナルプラグでも買ってこよう、少年はそんな事を考えていた
「はっあっはっっ…あっ…はあ………」
やっとフェイトのアナルから太い肉棒を精液の糸を引いて
引き抜いたエリオが、フェイトの髪をかきあげ、額にキスをした
ペニスをフェイトに舐めて綺麗にさせるた
フェイトの舌使いは丁寧で丹念で、両手で玉袋をふにふにとマッサージしながら
カリの溝まで残さず精液を舐め取ってくれる
裏筋にそって下から上に舌先を這わせて
フェイトの本日の朝のお勤めが終了した
「…それじゃ、ボクもそろそろ訓練もあるから行ってくるね…フェイトはそのまま寝てていいよ」
ややあって起き上がったエリオがフェイトの顔をペニスから離して次げた
「…うん、……解った…いってらっしゃい、お昼にはまた…その…私食事作って部屋で待ってるから…」
にっと笑うとエリオはフェイトの唇にもう一度自分の唇を重ねて
じっくりとと舌を絡ませてフェイトの唾液を味わった
んっんん…
短くも熱い口付けを交わしてエリオは舌で唇を舐めると
身を翻し手早く訓練用の服に着替えた
「…あと例の話だけど今夜あたり実行って事で…なのはさんにはボクから確認しとくから食事は3人分で…
お昼はなのはさんと3人でまた
…じゃあお願いしますね、いってきます…」
少し考えるような仕草でそう言うと、エリオが再び笑顔を浮べるとドアの向こうに消えて行った
フェイトはベッドに身を起こし、小さく手を上げエリオを見送ると
しばし締まったドアを見つめた
行為の後の熱さに火照る体でボーっとした顔でフェイトは自分のお腹を愛おしげに撫でた
(そろそろ外見から解るようになってくるかな?)
まだもう少しかかりそうだ…
フェイトはもそもそと動いて、エリオに使わせてもらっている棚から
自分の真新しいブラックレースの下着を取り出して身につけると
しばらく何か思案していたが
やがて考えるのに疲れたように、ころんとシーツの上に身を丸めて
すーすーと安らかな寝息を立て始めた
パート2 ―なのはの朝―
たったった
軽い体重の足音が近づいてくる
「なのはさーん!」
ん?と振り返ったバリアジャケット姿のなのはさんが振りかえった
早朝の訓練施設
ここは練習場を見下ろすコンクリートのビルの3階の位置
なのはは朝の訓練メニューの上からフォーメーションの位置を確認していたところだった
出現させていたパネルをひとつづつ消して、こちらを見てにっこり微笑むなのはさん
「…おはようエリオ、早いのね、今日はこれからね…わたしこないだのフォーメー…ひゃっ…!」
こちらから視線を外して下を見て何か説明しようとしたなのはさんを
隙あり!と後ろから抱きしめてエリオは胸を揉みしだいた
きゃぁ!、声を上げるなのはさん
「…ちょっ…こ、…コラ、エリオ君止めなさい、やめ…」
脇を上げたなのはさんが後ろを振り向きながらバタバタとイタズラ小僧を振り払おうともがいた
そのわりには本気で振りほどこうというほど力がこもってない…
(よしイケル!)と内心呟くエリオ
委細構わず、ボクはなのはさんの見た目よりもたっぷりと豊かな胸を心行くまで揉み解す事にした
(もみもみもみもみもみもみ…朝一番に、よく揉んでおかないといけない…ボク的に…主人として)
エリオは考えていた
「やんっあっ…もう……」
しょうがないエリオくん…どうしてこうHな子になっちゃったんだろう…
みたいなやや諦め顔のなのはさん
抵抗するのを止めて、上げた手を降ろしたので
早速期待に応えるべく朝のスキンシップに勤しもうとして、もにゅっとおっぱいにかけた指にさらに
力をかけようとしたその時下から声が響いてきた
「なのはさーん!」
ビクっとしたなのはさんがとっさに胸をつかんでたボクの手を握ると、見かけよりかなり強い力で素早く引き剥がした
うぁ!なんて事!?
舌打ちして、しゃがみこんで下を見つからないように手すりのコンクリの隙間から見てみると
今大声で叫んで朝の楽しみを中断させてくれた青い髪の少女スバルと
欠伸をしているオレンジの頭、暢気なティアナの姿が見えた
「あ…お、おはようスバル、ティアナ…」
明るく笑ったなのはさんが小さく手を上げて挨拶を返している
ニコニコしたスバルが下で大きく手を振って
まだ眠そうなティアナがふりふりと面倒臭そうに手を振っている
ボクはと言うと
胸から追放された両手をずらしてなのはさんの腰のあたりを
さわさわして、さらにお尻を撫でようとして…
なのはさんの後ろ手につねられていた …痛い
「まだ今日の訓練は始まらないんですかー!」
下からそう訪ねるスバルの声が響いてきた
朝から元気いいなぁ…いつか犯そう
「え、ええ、まだもう少し準備に時間があるから……はっっ………っ!」
笑顔を凍りつかせて、声を詰まらせたなのはさん
下から怪訝な表情の二人が見上げている
「なのはさ〜ん!…どうかしたんですか?」
「な、なんでもないの、、二人ともとりあえず柔軟して待っててね…」
ニコニコと手を振るなのはさんの表情がこわばっている
近くで見るボクにしか細かい表情は解らないだろうけど…
ボクを無視するからだと、頷いた
なのはさんのこわばった表情の原因は言うまでも無くボクにあった
(こ、こら……エリオ君、だめだよ、止めて…)
低い声でひそひそと下に笑顔をむけたまま、呟くなのはさんの後ろでボクは
なのはさんのパンティを脱がして足首まで下げていた
さっきのなのはさんの声はボクがそのすべすべしたお尻をペロッと舐めたからだ
(とりあえずパネル何枚か出して下さいよ、下からのブラインドにもなるし…このままだと見えちゃうかもしれませんよ)
こちらもボソボソと返した
一瞬少し怖い目でこっちを見たなのはさんが、溜息を一つつくと
とにかく下から見えないようにするために、なのはさんが宙に映像資料を3つほど浮かびあがらせた
これで下からは死角になり、そうは簡単に見えないはずだ
どっちみち二人とも半分朝で寝ぼけ気味だろうけど、まぁ念のためだ
(だめだよエリオくん…訓練終ったら後でまたちゃんと相手してあげるから…ね)
言い聞かせるようになのはさんがお願いしてくる
(いーや、嫌です、今朝はちゃんと用意までしてきたのに…手もつねられたし…)
ふーふーとわざとらしく手の甲に息を吹きかけ
強情にボクは主張した
せっかくの美味しいシチュエーションを逃す必要がどこにあるだろうか?いや無い
用意?
赤らめた顔に怪訝な表情を浮べたなのはさんが少し振り向こうとして
「ひゃん!」と声を上げた
ん?と妙な声が上から聞こえたのでスバルとティアナが上を見上げた
しかし下から見るとなのはさんはパネルに指を走らせて何か黙々と作業をしている…ように見えるはずだ
気のせいか…そんな感じで二人はまた柔軟運動をしながら何やら話しを再開していた
実際には下を向かないと声が抑えられないなのはさんをボクが苛めてたのだ
「ちょっ…ちょっと何を…やめてエリオ…」
「動いちゃだめですよ〜危ないですからじっとしてて…」
プシュー
とさらに片手に野球ボール大の泡を貯めた
薄めの彼女の髪と同じ色の茂みに白いシェービングの泡をせっせと、隅々まで塗りたくった
敏感なところに指先が触れると、なのはさんが小さく声を漏らした
「やっ…何…エリオ?どうしてそんな…きゃっ冷たい…」
真下からなのはの恥ずかしい部分をじっくりと覗き込んで
ジリジリと音を立てて安全刃のカミソリで、なのはの秘所の周りの陰毛をそり落としていく
危ないから慎重に…
ボクはグロもスカの趣味も無いので
大事な大事な可愛い、なのはさんのお豆さんとか切り落としたく無かった
…その努力の甲斐もあって
しばしの時間の後、芸術的に素晴らしい光景がわが眼前に出来上がった
「よっと…さぁできた、どうですか、なのはさん?生まれたばっかりの赤ちゃんみたいにツルツルのピカピカですよ」
ボソボソと呟くと、ツッと指先をむき出しの肉芽を撫でた
「ひぁっっ!!」
思わず声を上げそうになって、なのはさんが両手で口を覆った
その目が気がハッとして、真っ赤な顔で付かれなかったかとスバル達の方にむけられた
どうやら二人には聞こえなかったようだ
ホッとするなのはさん、この人には珍しくまったくの隙だらけなので作戦を継続する事にした
エリオは足を閉じようとするなのはの股を開かせてパンティを完全に脱がせた
下から頭をこじいれ、舌を敏感な部分にピチャピチャと這わせた
パンティは片方の足首、バリアジャケットのブーツの上にひっかかっている
「駄目…エリオやめて、スバル達に気がつかれちゃう…!、それにもうすぐ教導を始めないと…あっ…やっん…」
ぴちゃぴちゃと音をたてていた顔を放すとエリオがニヤニヤとして口をぬぐい
「じゃあなのはさんも早く終るように協力して下さいよ…」
カリっと肉芽を噛んだ
はくっ!…
耐え切れずなのはさんが手すりにしがみついて指を噛んだ
下からヴィータさんの「オース」と言う声が聞こえてきた
ふるふると震えるなのはさんの太ももを撫でると
中指をするリとなのはの強制的に濡れさせられた秘肉の中に差し込んだ
「……っっっ!!」
(やっ…あ…止めエリオ…)
ニヤニヤした笑いを止めないままエリオは指をこねた
ビクリと腰を跳ねさせたなのはが、思わず手すりによたれかかった
下から見ると剃毛されたなのはさんのサーモンピンクの秘所がてらてらと光っている
両手で薄く光る肉ひだを差し広げると舌を尖らせて中に差し込んだ
「んんっ…あっ…ひっ…くっ…あっ…うっ…あっああっ…くぁっっ……!」
苦しい息使いでハァハァと手すりにつかまるなのはの姿を下から見たスバル達が
何してんだろうなのはさん?みたいな顔をして見上げた
ヴィータ副隊長が、なのはぁ!まだ始めねーのかぁ!と尋ねている
スターズ隊長の顔がボッと赤くなった
「ご、ごめん…調整にもうちょっと時間がかかっちゃって、先にスバル達への注意事項とかお願いヴィータちゃん…」
んだよ、しょーがねーなー、おいお前ら…
ヴィータさんの声が聞こえる
「さて、いきますよ」
え?
と振り向きかけたなのはの秘所に反りかえった固いペニスがそえられ
たっぷりと舌で慣らされて濡れたなのはの秘肉に当てられた
(う、嘘でしょ今なの?…エリオ…ヴィータちゃんまで来たのに…はっ…ああ…)
ズブズブと挿入した
「ああっ…くっ…ひっ…くっ……あ………んああ……こんな…とこで…あっあ…エリオのオチンチンが入ってくる…」
濡れた膣内をエリオのカリで一気にこすられて
なのはの目が見開かれた
歯を食いしばって声が漏れるのを防ぐ
(うぁあ………すごい締まり、なのはさんこういうのが感じるのかな?)
下からまたスターズの面々から心配そうな声が聞こえてくる
「なのはさーん、まだですかー!顔色が悪いけど…体の調子が悪いんですか?」
「なのはぁー!どしたー!?」
怪訝な顔つきのスバル達がこっちを見てる
「だ、…大丈夫!何で無いの……まだ…あっ…こっちの…準備が…整わない…から、もう少しだけ待って…っ!」
腰が砕けそうになるのを腕の力で手すりに上体を起こしたなのはさんが
必死で途切れ途切れに返事を返して手を振った
少し間を置いてハーイと言ったスバルの返事がきた、ヴィータはまだ何かぶつぶつ言ってるが
眠そうなティアナに振り返ると何やらお説教を始めたようだ
「こらティアナ!欠伸なんかするな、たるんでるぞ!」
何とかごまかせたみたい…なのははホッとした
そう思ったら膣の奥まで貫いた熱い鉄の棒みたいなエリオのペニスが動きだした
「いやっっ…や……んっ…ああっ……駄目ぇ…あっ…許してエリオ…
声が…声が出ちゃう…あっああ…ふぐっ…あぅ…」
後ろからエリオがゆるやかなピストン運動で腰を叩きつけてくる
なのははRHを持たない側のバリアジャケットの布地を強く噛んで声を押し殺した
んっんんっんっ…んーっ…んんんっんっんっ…くあっ…
エリオは腰を突き込んではグリグリと亀頭でなのは子宮をこね、ゆっくりと引き抜いてはまた一気に突き込んできた
手すりと?んだなのはの手に汗が滲み、噛んで食いしばった歯から甘い吐息が漏れた
低い音で下に聞こえない程度の音量でピストン運動を繰り返し、快楽をなのはの中へ打ち込む
ふぅっ…はっ…うくっ…ああん…はっ…ああ!
眼下ではティアナ達はデバイスの調整をしているようだ、座り込んでいる、キャロがやってきた
キョロキョロしている…エリオを探しているのだろうか?
もし彼女達が今また上を見たら…
なのはの目が潤んで恐怖とかすかな甘い痺れのようなものを体の奥に感じていた
後ろからエリオの囁くような声が響く
「じゃあボクも急ぎますから、なのはさん…早く終らせたかったら…頑張ってなのさんの、おマンコを…
ギューーッと締めて下さいね…
ボクのチンポの動きによー…く合わせて、…いいですか…ボクのチンポの形をを膣で感じて…
ほら締めて締めて…
…そうそう、いいですよ…うっく…いい…赤ちゃんの手に握られてるみたいだ…
カリが入り口の付近にきたら…そ、そうそう…いい感じ…たまらないや…これならすぐ…」
ハァハァと荒い息を吐きながらエリオの腰の動きが段々と激しくなってくる
背後からなのはに抱きついて腰をふり、なのはの胸をバリアジャケットの上からもみしだき
、首筋に舌を這わせる
なのはのお尻に乱暴に打ちつけられるたびに足が踏ん張り切れずに手すりの鉄棒にこんこんと当たった
「あっあっあっあっ…ああっ…熱いっ…エリオのが奥まで来てるっっ…当たってるよぉ……」
なのはが押し殺した喘ぎをもらした
「はぁっはっはっはぁはぁ…いいぞっ出るっ出るよっボクの精子っ…子宮で受けろ…なのは!」
後ろから覆いかぶさって腰を使いながら耳元で小さく叫んだ
、なのはの首筋が火照って汗ばみ紅潮してる、そこで耳たぶを噛んだ
くぁ!一声呻くとエリオは亀頭を密着させ白濁した精液をなのはの子宮に叩き付けた
んう”!と声を殺したなのはさんが手すりに両腕で抱きついた
身を乗り出したなのはの下でスバルがティアナの後ろに回り背中を押して柔軟をしているのが見えた
エリオはぐっぐっと腰をなのはに押し付けると最後の1滴まで精液を流し込んでから
まだ固さの残るペニスを握るように放さない柔肉の中から引き抜いた
「あ…んっ…」
声を上げるなのはの後ろで、エリオはごそごそとポケットの中から何やら応急処置用のテープを取り出した
はぁはぁと息をつくなのはさんの股を大きく開かせて
膣から精液が流れ出しそうになる出口をを素早くテープで塞いだ
「…な、何をエリオ…?」
はぁはぁと首筋まで赤く染めて息をつくなのはさんが驚いて声を上げた
ズルズルと体を引き、できるだけスバル達、下から見えない位置に体を引き戻そうとする
「あはは…このために下の毛を剃ったんですよなのはさん、こうしておけばテープが張りやすいでしょ?
それに毛が残ってるとテープについて大変ですよ、だからこれなら剥がす時に痛い思いしなくて済むでしょ?
…これならボクの精液が漏れないし…妊娠しやすいでしょきっと…ちょっとした気遣いって言うか…」
いつもの調子でエリオが勝手な理屈を展開し始めた
…訓練の間も動いても大丈夫でだと思いますよ、何かコーフンしますね
…その間中も、ボクの精子がなのはさんの子宮を犯してるみたいで…
とうとうとエリオは喋り続ける
「もう…馬鹿…」
上気した肌にちょっと呆れた顔のなのはさんが、するっと体を捻ってボクの束縛から逃れた
あっ、と言うボクの前でするするとパンティを上げてキュっとかわいいお尻を小さな布地に収納した
「じゃあ、もうエリオは反対側から降りてスバル達のとこに行っててね」
少しだけ反撃できたなのはさんが、残念そうにお尻を見つめるエリオに言い聞かせるように告げた、まだ首筋が
しっとりと汗ばんでいる
まだその首筋舐めたいなぁ…とエリオは思ったが、下を見て、さすがにタイムオーバーなので諦めた
なのはさんの言う通りにすることにしよう
「あ、こらー!」
パンとなのはさんのお尻を軽く叩くとボクは駆け出した
「じゃあ例の件の打ち合わせは訓練の後、お昼に3人であの部屋にしましょう!…また後で〜…」
そう言うと返事も待たずに建物の中へ走り去った
3分ほどあってなのはの下の方から
「…遅れてすいませーん!」
というエリオの声と
「遅いよーまだなのはさんまだ用意してるけど、エリオ遅刻だよー」
と言うスバルの声や
「何やってやがんだコラ、最近調子がいいからって頭にのってんじゃねーぞエリオ」
と言うヴィータの声が聞こえて来た
ごめんなさい、とエリオの声、キャロの声が聞こえてきた、全員揃ったようだ
ハァ…
なのはは息をついた
(エリオって最近どんどんHな子になってる気がする…それとも男の子はみんなこうなのかな…?)
チラッとユーノ君のふわふわした横顔が脳裏を掠めたが、彼には気の毒な事に
なのはには未だにユーノ君が男として認識できず、自分の体を求めると言うような事が
実感としてピンとこなかったのですぐその考えは消えた
どちらかと言うとマスコットに近い
実際最近はお弁当を運ぶだけの彼との付き合いは小学校のおままごとのような気分になるなのはだった
ちょっとパンティーの上からエリオに貼られたテープの部分を押さえる
「もうエリオったら…確かにこれなら教導で動いても垂れないだろうけど……何かムースで剃ったとこ…スースーするし
…それに…ちょっと」
お腹に残るエリオの熱さに頬を染めたなのはさんは、手すりから身を起こすと
気を取り直して赤い紅玉のデバイスに話しかけた
「レイジング・ハート、それじゃ今日の訓練メニューもう問題ないよね?」
『オールライト・マイマスター』
いかなる時も冷静沈着なデバイスが応える
この子だけは何があっても私たちの秘密を漏らさない、小さい頃からの大事な大事な相談相手だ
こういう誰にも頼れない時になると本当に大切にこの子のことを思う
なのはは笑顔で小さく頷くと、頼もしい友人を首筋に当てキュッと抱え込んだ
そっとバリアジャケットの上からRHを、お腹に当てた
「ね、レイジングハート…エリオ君、小さなパパは…困った人だね
こんな事しなくてももう先約の子がにここに居るのにね」
『マイマスター・ウイズチャイルド』
クスっと笑うと
なのはは、うん、と頷き
宙に浮いたパネルを指先を走らせて一つづつ消して行った
(あとは…多分今夜なんだよね…フェイトちゃんは…大丈夫かな…)
パート3―はやて攻略1―
「…んー…でねぇ、そんな事言うから私は言うてやったわけよ!
……んうーー…聞いてるのぉ!なのはちゃん!フェイトちゃん!!…ふひゅ………うにゃー…」
はいはいと、困ったようになのはさんが相鎚をうって微笑む
「あの、すいません、こちらお勘定お願いします」
フェイトがウーロン茶を置いて勘定を手に取り、右手を挙げて店員を呼んだ
彼女は運転があるためアルコールを取っていないためまったくの素面だ
もっともはやてと同じがそれ以上飲んでいる隣のなのはさんの顔色にもこれと言って変化は無いが…
こちらは生来アルコールに強い彼女の特性らしい
「なのは、…そろそろはやても限界みたい、この辺でお開きにして帰ろう…」
ふにゃー…
とお座敷のローテーブルに耳まで真っ赤になった顔を突っ伏して、幸せそうな表情のはやて
はやての背中を優しく撫でながらなのがさんが答えた
「うん、だね、そろそろ帰ろっか、はやてちゃん」
「んなー!にぉ…二人ともぉ…何を言うてるのー…夜はまだまだ…ひっく…
これからやぁー!…ひく…まだまだわたしはぁ…ぜーんぜぇん……
んくっ…酒はぁああああ…飲んでもー…飲まぁれるなぁ…てぇー…私ぃ…まだー…ぜんぜえん…酔ってないもん…」
目をぐるぐる回しながらもはやてが抗弁して、やがて再度ポテっとテーブルに突っ伏した
これは駄目かもと、なのはさんが苦笑してフェイトと目を見合わせ
軽く微笑んだフェイトが立ち上がり、なのはは
はやての肩に上着をそっと乗せてそのブラウンの髪を撫でた
うにゅうにゅと、はやてが呟く
「じゃあ、代金は私が払っておくから、フェイトちゃんは車まわしてもらえるかな?」
なのはが伝票をフェイトから受け取ると
解った、と言うフェイトが上着を抱えるとお座席からローヒールを履いて店の外へ出て行った
「はやてちゃん…」
なのはは優しくはやての艶やかなブラウンの髪を撫でた、優しい瞳で親友の酔いつぶれた姿を見つめる
んんー…んー……
「もう…、いくら明日から土日休みでも、6課の司令官がこんなとこで寝ちゃ駄目だよ…」
はやてちゃん…、もう一度なのはが呟く、その瞳がほんの少し妖しい光をたたえる
スースーと、はやてはもう安らかな寝息を立てていた
「寝ちゃったんだね、はやて…」
車を店の前にまわしたフェイトが戻ってきていた
その目から先ほどまでの透き通った明るさが消えてどこか不透明な感じになっていた
「うん、可愛い寝顔だよね…はやてちゃん…」
なのはが幸せそうな赤ら顔のはやての前髪を鋤いた
「…じゃあなのは…二人で私の車に運ぼう」
フェイトが、むにゃむにゃと呟くはやてに肩をまわして立たせた
その表情は人形のように整って美しく、決然とした表情には、感情がこもっていなかった
「うん私も手伝う…」
反対側をささえたなのはさんが、どこか物憂げに応えて、足に力が入っていないはやてを二人で支えた
「それじゃあ、ごちそうさまでした」
にっこりと店員の人に挨拶するとなのはさんと、無言で小さく頭を下げるフェイト
なのははフェイトと一緒にはやてを抱え出口に向かった
めったに見ないような綺麗で魅力的な女性の3人組の一人に声をかけられて
若いメガネの店員が顔を少し顔を赤らめて、この麗しいお客様ご一行を送り出した
まったく仕事抜きにしてもまたウチにぜひ立ち寄って欲しいものだ、心からそうこの若い店員は思った
「まいどありーぜひまたウチにお寄りになって下さいね〜!」
お世辞抜きでそう声をかけた
はやてを支えたなのはが、のれんに手をかけて、少しだけそっちに目を向けて
軽く会釈して微笑んで出て行った
パート4―はやて攻略2―
…ちゃん…
……やてちゃん…
「はやてちゃん」
んっんんー…
はやてはボーッとする頭を上げた
あれ?なんや私、いつの間に寝てたん…あーなのはちゃんが…あ、私居酒屋で酔いつぶれて…つぶ
潰れて…あ…え・・え!?
「な、何やこれ?」
はやては目をパッチリと開いた、顔はまだ赤かったが意識だけはクリアになった
霧が晴れるように周囲の景色が鮮明になる
はやては首をめぐらせて、自分の両手首と両足首に輝く光の輪があるのを見た
大きく腕と足が開かされて空中に固定されていた
「な…なんやこれ?バインド?誰が?」
下を見ると40cmほど下に見慣れたベッドのシーツが見えた、空中にバインドでうつ伏せに固定されている
ここは…私らの部屋…!?
「…ちょ…これ何なん?な…なのはちゃん!?フェイトちゃん…ええ…!?」
あ、起きたとベッドの傍らから声が聞こえたので、そっちを見た
ごそごそとしゃがみこんで動く、腰まで流れる金髪と、ポニーテールが見えた
こっちを見て笑ったなのはがまた下を向いて何やらフェイトに話しかけている
だがはやての驚きは信頼する二人の姿を確認してもその驚きは収まるどころかより大きくなっただけだった
改めて、二人の姿をまじまじと見てパクパクと虚しくはやては口を開閉した、まだ私酔ってるんやろか…??
「な…何してんの二人とも…いや…それよりふたりともその格好は…………」
絶句するはやてに言われた二人
ん?と振り返ったなのはは眩しい白い柔肌に茶のハードレザーのボンテージスーツを着こんでいた
大人しそうな体型の安産型のヒップラインにぴっちりとした衣装が艶かしい
「あ、目が覚めたんだねはやてちゃん」
とにっこりなのはが笑う、…はやては息を飲んでもう一人の親友を見た
抜群のスタイルに似合いすぎる黒のレザーの衣装を身に纏ったフェイトがもくもくと動いていた
彼女のかつて身につけていた以前のバリアジャケットも色っぽかったが
今度のは完璧に性の劣情を誘うための衣装だ
下着と水着の愛の子のようなその衣装は
今はもう胸もお尻もスーツに収まりきれないほど、はちきれそうに育っていたフェイトのピチピチの肉体
をかろうじて大事な部分だけ隠していた
それがまた裸よりもいっそう彼女の魅力を引き出していた
これでいいのかな?となのは
中に何やら妖しい色合いの液体の入った太い注射器をフェイトに見せている
(な、何あの人間用にはとても見えない、見たこともないデッカイ注射器は…)
はやては戦慄した
うん、エリオもそろそろ来るかな?と、フェイト
え?とたて続けに驚きに見舞われていたはやての目の前に
ドアが開いて、もうこの3人娘専用の部屋に来るはずの無い4人目の人物が姿を現した
「あ、お二人とも準備できたみたいですね!、…や、はやて部隊長もお目覚めですか…ちょうどいい場面みたいですね」
にこやかにスタスタと入ってきた赤毛の少年を
あっけに取られたはやてが見て言った、制服姿で宙吊りにされたまま
「エ…エリオ………これは一体…何の冗談なん…?」
う、ちょっと予想以上に長くなっちゃった…
前・後編の予定が中編まで入りそう
ちょうどいいのでもう一度見直して中篇入れます
後編も一応書いたのでまた加筆修正してまた来ます、ではでは
うーんユーノまでいかなかったか…
見える。見えるぞ。
子供が出来て相手にされなくなるエリオ君が。
あと、なのはとレイハ姉さんに萌えました。
乙です。
読み応えすごいです、∀さん!
白牌大好きなんで、これはGJでしか有り得ません
チクショウ、エリオ羨ましい
>>296 乙であります。
最初はエリフェイに目が行っていたんだけれどもエリなのの食い合わせは物凄くいいなあ。
続編も正座しながら待っています(`・ω・´) シャキーン
>>296 前のもそうなんだけれども例えば「手すりと?んだなのはの手に汗が滲み」で?って化けてるんですが
「つかんだ」でおk?
>>296 おおうチクショウメ、すごいいいところで寸止め食らった気分です。
はやてさんマダー。
悔しいので私がはやてさん投入します。
「なのはと愉快なご主人様たち」2話目です。
呼んでないとか言うな。
あと属性さらにマニアックになっていくので要注意。
■流れ
>>201>>210-211>>238-240 ◇注意事項とおさらい
・レイプ表現と獣姦を含みます。ついでにはやてさん死ぬほど黒いです。
・なのはさんは事故で胸に大きな傷を負い、管理局を退職しています。
・いっぱいのご主人様がなのはさんを愛でています。
・ババ抜き(笑)で勝った順になのはさんのお相手をしていきます。
・シリーズタイトル「なのはと愉快なご主人様たち」 第2話、始まります。
そのころ、私はまだ、小さかったから。
慣れたつもりではいたけど、やっぱり、寂しかったんだと思う。
それが悪いことかどうかなんて、どうでも良かった。
最初のときはやっぱり泣いたけど。
それが私の隙間を埋めてくれる気がして、
繰り返し繰り返し、私は溺れていった。
ちゅく、ちゅくと、指を動かすたびに水音がする。
潤みきったそこはあとからあとからいやらしい液体を吐き出し、
嫌でも自分が興奮してることを自覚してしまう。
きっと今、私はだらしない顔をしているんだろう。
でも、そんなことも気にならないぐらい、私は目の前の光景に魅入っていた。
「ひ、きゃああぁ…た、たす…たすけて、ぇ…はやてちゃん…はやてちゃん…」
可愛らしい声で、私に助けを求めてくるなのは。
手足は固定金具に通して、床にくくりつけた。
高く上げたお尻を左右に振って、なんとか逃げようともがいている。
涙と鼻水で顔はぐしゃぐしゃで、綺麗な顔が台無しだ。
感じてる様子なんて微塵もない。ただただ、汚されるだけの彼女。
「ああ、ええよ、なのはちゃん…もっと鳴いて…?」
絶望の色を濃くして、なのはがこちらを見る。
憎んでいるだろうか。裏切られて哀しいのだろうか。
彼女の気持ちを想うたび、背筋をぞくぞくと快感が走りぬけ、
あまりの興奮に一筋、涙がこぼれ落ちた。
ソファの上で軍服のまま、はしたなく股を開く私の前で、
なのはは、豚に犯されていた。
「なのはと愉快なご主人様たち」
二日目 「夜天の性癖」
口に布をかまされて、叫ぶことも許されず、私はずっと泣いていた。
体の真ん中を貫く痛みはそれこそ気も狂わんばかりで、
いっそ殺してくれと本気で思った。
抵抗しようとしても両手は抑えられ、動かそうとするだけ自分がさらにみじめに思えた。
乱暴に腰を突かれて、心臓が飛び出しそうだったけど、気絶することすら許してもらえなくて。
お腹の奥が熱くなるたび、妙な気持ちになったのを覚えている。
永遠にも思えるような長い長い時間の後、ぼろぞうきんのようになって、
遠い喧騒をどこか別世界のように思い、路地にたった一人で横たわっていた。
それから私の生活は、歯車が狂ってしまったかのように変わってしまった。
体の痣が消えるほどの時間がたっても、心は忘れてくれず。
人と関わることが何よりも恐ろしくて。
なのに、あの時のことを思うと、嫌で嫌で仕方なかったはずなのに、
体の芯が火照り、何度も何度も自分を慰めた。
でも、指を入れたぐらいじゃ満足できなくて。
淫核を千切れるぐらいにひねり上げても全然足りなくて。
何度も何度もイっても、火照りは引くどころか加速していくばかりだった。
おかしくなりそうな日々の中で、ある日、知らないおじさんに話しかけられた。
言ってることの十分の一もよくわからなかったけれど、
なぜかそのときの私はその人についていってしまった。
連れて行かれた先は古いビルの小さな一室で、男の人が何人もそこにいた。
机も椅子も、家具の一切ない部屋の中で、扉の閉まる音を聞いた後、
私の体は車椅子から引き剥がされた。
奇妙な笑みを浮かべて近寄ってくる人たちを、心の底から怖いと思うと同時に、
お腹の奥がじわ、と熱くなるのを自覚して、なんとなく理解した。
ああ、これがほしかったのか、と。
「ん、く、はぁ…もっと、もっと突いて…!」
艶のある声を撒きながら、腰をうねらせる。
中に入ってるモノの感触を楽しむように、2・3度前後に動かす。
タイトスカートをたくし上げ、ストッキングを破り、下着をずらしただけで男に跨っている。
素性は知らない。その辺で声をかけただけの関係。
コトがすめば、顔すら覚えていないであろう。
小さくうめく声を聞いて、はやての瞳が妖しく揺らめく。
「なんや、もう出てまうのん…?ええよ、そのかわりいっぱい出して…」
その言葉が引き金になったのか、男の腰が数度跳ねる。
下半身から上ってくる熱を感じて、はやては顔に喜悦の色を浮かべた。
「あ…あ…あ♪」
ふるふると震える体を両手で抱きしめて、余韻を楽しんだ後、
名残を惜しむ風もなくゆっくりと立ち上がる。
太腿を流れ落ちる名も知らぬ男の精を指ですくい上げ、
もったいないとばかりに舌の上へ運ぶ。
「ひ…ぎっ、嫌…嫌ぁ…」
声のほうを見やる。いつしか豚は腰の動きを止めていた。
しかし息は荒いままで、なのはの余りに小さい体を覆いつくさんばかりにのしかかっている。
苦しげに浅い呼吸を繰り返すなのはのあごに手をやり、持ち上げる。
いつもの優しい、しかしどこか色を含んだ表情で、はやては語りかける。
「ふふ、なのはちゃん、苦しい?
豚のペニスって細くて、気持ちええトコをこすってはくれないんよ。
そのかわりすっごく長くて、子宮の入り口に先っぽを引っ掛けて、
そのまま射精するねん。…最低30分は続くんやで?」
豚の交尾について説明するが、なのはに聞く余裕など一切ない。
ただ、どぷどぷと注がれる気持ち悪さから、一刻も早く開放して欲しい、それだけだった。
ふと背中の気配に気づき、はやてが振り返る。先ほどの男が覗き込んでいた。
豚に犯される美少女に興奮したのか、一度出したにも関わらずすでに回復している。
「んー?なんや、こんなん見て興奮したんか?…最低やな」
そういって、屹立した肉棒を指ではじく。情けない声を上げながら、男は一歩下がった。
そんな様子を見て、はやては四つんばいになり、綺麗に整った尻を突き出す。
「しゃあないから、入れさせたるわ…でも、そんなド変態はこっちで十分、やろ?」
誘う素振りを見せながら、彼女が手を添えたのは、未だに残滓を垂れ流す場所のはるか上。
ごくりと唾を飲み、妖しい表情に導かれるように、男ははやての腰をつかむ。
「あ…うあ、ああぁ…は、はいって…はいって、くるぅ…」
はくはくと酸素を求め、はやての顎が動く。苦しげに、被虐の喜びに打ち震える。
乾いた音が響く中で、向かい合わせに犯される二人の美少女は、全く逆の表情を浮かべていた。
名も知れぬ男に尻穴を突かれ、涎を垂らしながら喜ぶはやて。
人ですらない存在に自分の中心を支配され、注がれる絶望に涙するなのは。
「あ、は…なのはちゃん、辛いんやね…?
ず、ずと背骨ごと引き抜かれそうな愉悦を楽しみながら、
はやてはなのはの涙の意味が変わってきたことに気づいた。
がちがちと歯を震わせ、必死で耐えるなのはの涙をぺろ、と舐め取る。
「ほら、正直にいってみ…?『イかせてください』って…」
ぶるぶると頭を振り、苦しみに歪んだ顔で、はやてに哀願する。
「た…足りないのお…これじゃ…イけなくて…辛いのお…」
その言葉だけで、全身が総毛立つ。軽く達するほどの衝動をなんとか抑え、
どうしてほしい?と問いかける。
「イ…イかせて…滅茶苦茶に突いて…気持ちよく、してえ…」
ああ、なんて可愛いんだろう。心から愛しく思う、私の親友。かけがえのない、大事な人。
近づけた唇を、どちらからともなく絡ませあう。
つ、と糸を引きつつ顔を離した後、はやては言う。
「だぁめ」
豚の射精はまだ続く。
どこまでも深い絶望の淵に落とされながら、なのははイかせてくださいと叫び続けた。
なんども、なんども。
ハーブティーの香り。
金具の跡を気にしながら、真っ赤に泣き腫らした目をこすり、はやてのお茶を飲む。
またお気に入りの店を見つけたとかで、最近よくご馳走してくれるのだ。
「あはは、堪忍なー、なのはちゃん。うち、スイッチ入るとどうにもならんさかい」
さきほどの暗い影を取り払って、いつものはやてが申し訳なさそうに言う。
落ち着きは取り戻したものの、豚の精液はなのはのお腹から出ず、ぽこんと膨らんでいた
「うう…気持ち悪い…これ、どうすればいいの?」
ぽりぽりと頬を掻きつつ、はやてが説明を始める。
「あー…豚って最初は水みたいに薄いのを出すんやけど、
初めのは精液、ちゅうか先走り、みたいなもんなんやって。
それでお腹の中を満たしたら、だんだん濃い奴を出すねん。
そんで一番最後に、それまで出した分が出えへんように、
ゼリー状の特に濃い奴で蓋するんよ。溶けるまではちょっと…かかるなぁ」
ではしばらくこのままなのか。動くたびにたぽん、たぽんと揺れ、どうにも意識されて仕方がない。
責めるような視線を向けるなのはに、はやては慌てて話し出す。
「あああ、怒らんといてえな、なのはちゃん。
そうや、また今度、ご飯作りにくるよってに」
う、となのはが固まる。異国の地でロクに外へも出れず、一日中部屋の中にいるなのはには、
はやてがたまに作ってくれる日本料理が何よりの楽しみなのだ。
「うー…何作ってくれるの?」
「カツ丼」
「絶対嫌」
光よりも早く即答する。
「あははは、冗談や、冗談…なのはちゃんの好きな奴、なんでも作ったげる。
だから、な、堪忍しといて?」
平身低頭で謝り続けるはやての姿に辟易し、ため息をつくなのは。
根は悪い子ではないのはよくわかっている。…悪気はあったのだろうが。
なによりはやては、大事な友達だ。
「う゛」
突然に、下腹部に異常を覚える。
慌てて目をやると、とろ、と白いものが流れ出していた。
「あれれ?もう出てきよったん?大抵10時間は出てきいへんかったんやけど…
栓しそこなったんかいな?」
目を丸くするはやてに、何か違和感を覚え、問いただしてみる。
「…はやてちゃん、なんでそんなに詳しいの?」
一瞬の沈黙の後、バツが悪そうに答えるはやて。
「いや、その…なんちゅうか、経験者は語る、ちゅー奴?」
「…はやてちゃんの変態」
やっぱりこの子はわからない。
あとからあとから溢れてくる濁液を必死で処理していると、すぐ近くにはやての息を感じた。
いつの間に近寄ったのか、にじり寄るような姿勢でにこ、と笑いかける。
「んでまぁ…罪滅ぼしもかねて、おねーさんが全部綺麗にしたげるさかい、ちょっと動かんといてな?」
言われたことを理解するよりも早く、はやてがなのはの股間に顔をうずめる。
ぞろ、とした感触を覚え、鳥肌が立つ。
「え、え、あの、はやてちゃん!?」
逃げようとしても腰をつかまれ、動くこともままならない。
「ん〜…ず、ずず…んく、ん…」
「はやてちゃんのどへんたい〜〜〜〜〜〜!!!」
過去は決して変えることができず、人は未来に向かって歩くことしかできない。
癒せない傷跡ならば、いっそえぐってしまえ、とはやては思う。
汚れても汚れても消えることのない輝きを、人は持っているのだから。
しあわせに、なれるはずだから。
To be next day...
毎度。狐兎狸めにございます。
いや60行制限がキツいキツい。削ったり次に送ったりで構成に四苦八苦です。
A・Bパート共に60行ぴったりとか恐怖でした。
前回Hシーンを入れたものの内容薄く思えたため、
実用度を上げてみようと頑張ってみました。…使えるのかコレ?
はやてさんは闇の書に選ばれるほどだから、きっと黒いに違いない!
とか勝手に考えて、いざ筆を進めてみたらまぁ黒い事黒い事。
「キャラが勝手にしゃべりだす現象」にずいぶん助けられていいペースで書いてますが、
次がどうなることやら…
次回はフェイトさん編です。さらに属性変わって読む人選んだり。
どーも、
>>202です・・・。
いままで孤兎狸さんのSS、楽しみにしてましたが・・・。
てめぇ、このクソブタ、なになのはさん犯してんだああああああ!!!
たかが家畜の分際でこの・・・!うらやましすぎるぞちくしょうっ!!!
今すぐ貴様をカツ丼にしてこの世から抹殺してやるぅぅぅ!!!
いや、はやてが他の男になのはさんを犯させなかったのは評価できるんですけど・・・。
ただ、あのクソブタがうらやましすぎて・・・。
そしてアレがその価値を判らないのがむかついて・・・。
すみませんでした。
連投です。
先ほどは失礼なことを言ってすみませんでした。
次のフェイト偏楽しみにしてます。
犬はそこそこ見るけど、ブタと来たか。
はやてが直接手を下す方が好みかな。
さて、これより読む人を選ぶとか、何する気ですか、フェイトさんw
馬じゃなかっただけ、リンコア収集中にシグナムやヴィータが叩き潰してた素敵生物たちじゃないだけマシ
と、思ってもブタ羨ましいわあああああああああああ!!!
狐兎狸さん、GJ!
面白かった。「だぁめ」とか言われてみたい。
犬なら未だしも、糞豚がぁぁぁぁぁぁ!!家畜の分際でなのはさんをぉぉぉ!!!
と、はやてスキーの俺でもおもってしまった。
とにかくGJ!!!
作者がタイトルや鳥つけても
感想書き込んでるヤシどもが内容ばらしてたら
特殊志向の回避してる意味なくない?
なんらかの対処してほしいね
作者も感想書いてるほうも
それができないなら作品のうぷを自重してね
312 :
>>202:2007/06/03(日) 03:42:30 ID:mvoPtSZv
>>311 すみません・・・。どうか平に平にご容赦を。
孤兎狸氏の書いたssの感想見て思った
何だかんだ言っても結局おまいらなのはさん好きなのね。
普段は散々悪魔悪魔とか言ってるくせに
>>313 好きな奴ほどからかいたくなるっていうだろ?
>>311 >1
>2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
もうみんな寝てるかと思ったけど結構起きててビビってます
上の方で書かせてもらったシャマるときシャマれば、のライトニングの方出来たので落とそうと思ってるですけど、大丈夫でしょうか?
317 :
311:2007/06/03(日) 04:23:56 ID:3N8b+xLN
>>315 『ローカル ルール』
1.
2.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に確認又は注意書きをお願いします。
>>306-310の書き込みの発生は
当然作者が想定すべき事態なのでは?
特殊な嗜好の作品を挙げればスレの方向性が
変わるのは理解する必要がある
そういう作品はチラ裏でやれば?
読みたくなかったら抜かせばいい
それだけのことじゃね?
>>300 そうみたいです、ちょうどいいので少し実験失礼
?む ←ワードパッドからコピペ
?む ←直接打ち込み
化けるなぁと思ってた時は「つかむ」とひらがなで打ってたんですが、こういうのって
どこが関係してるのか詳しくないのでよく解らんです…
>>孤兎狸氏
うはwいいはやて、ちょっとやる気が出てきましたよチクショウw
そっかそうきたかぁ…射精アイディア面白いなぁ、さっそくパク(ry
320 :
311:2007/06/03(日) 05:26:47 ID:1Haa6ZjS
321 :
突発ネタ:2007/06/03(日) 07:10:30 ID:8PzLzd8F
J( 'ー`)し 「ほら、ブーンの欲しがっていたデバイスだよ」
( ^ω^) 「カーチャン、ボクの欲しいデバイス、知ってたんだお?」
J( 'ー`)し 「ふふふ、ブーン、テレビでこのデバイスのCMする時、立ち上がって見てたじゃない」
( ^ω^) 「うれしいお。これで皆と訓練できるお。さっそく魔法詠唱するお」
m9J( ^Д^)し 「ストレージデバイスじゃ、インテリデバイスのかませ犬だっつーのwwww」
(゜ω゜)「・・・・」
なんか議論モードに入ってるみたいなんで便乗質問。
ここに載っけたヤツって他の(自分の)サイトに載っけてもいいの?
どうしても確認しときたいのでどうかご回答お願いします。
>>311 お気持ちは分かりますがそれはココに住む以上は宿命ではないかと。
>>322 自分のなら問題ないでしょ
640氏はこっちに投下したものを
自分のサイトで再掲してるし
>>323 回答ありがとうございます。
本当はもうちょっとちゃんと修正して投げたいのですが
今日中に投げないとしばらく時間的に無理なんで。
では今から投げてもいいですか。
325 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:34:45 ID:sn7cOkIo
家事って結構しんどい。
その間にダメって言われてないから良いってことで。
注意事項
エロなし
ユーノ主役?
多分ギャグ系だと
投げるのは初挑戦です
正直あんまり期待しないで
最後に、このSSは電波の影響で作成されています
326 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:36:10 ID:sn7cOkIo
午後7時30分 時空管理局本局食堂
ここで管理局のし…エースオブエースこと高町なのはは、注文した夕食もたべず、ただうつむいていた。
《マスター…、食事をとってください》
〈もう!レイジングハートは、しばらく黙ってて!!!〉
《……了解しました、マスター》
そこに背後からエイミィがやってきた。
「あっ、なのはちゃん」
「…エイミィさん。こんばんは」
「どうしたの、なのはちゃん?そんなに暗い顔して」
「そんなことないですよ。…そういえばどうしたんですか、今日は」
明らかに話を逸らそうとするなのはさんですが。
「クロノくんが出張だから、見送りも兼ねてクロノくんの部下の皆さんにご挨拶に来たんだよ、今日は。
そういや、なのはちゃんのほうはどうして今日は本局に」
「そ、それは……」
実はこの話題、墓穴を掘っていたということに気づいたなのはであったがもう遅かった。
「なのはちゃん、何かあったの。つらいとは思うけど、このエイミィお姉さんに話してみてよ。ねっ」
(回想開始)
327 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:37:02 ID:sn7cOkIo
午後5時40分 機動六課部隊長室
「じゃあ、なのはちゃん、この資料ユーノ君に届けてくれたら、今日は上がってええよ」
「了解しました、八神隊長。ところではやてちゃん、中身は?」
「聖王教会からの預り物で、無限書庫に届けてくれってことだけで、私もよう知らんのよ。
あと、ロストロギアじゃないってことは聞いてるけど。でも貴重な資料らしいから大切に扱ってな」
「わかった。じゃあ行ってくるね」
「さぁ、なのはちゃんも行ったことやし、私もこの書類片付けて、はようあがろ。
そういえば、リインなかなか帰ってこえへんな」
午後6時50分 時空管理局本局無限書庫
無限書庫の受付には、なのはと二人の司書がいた。
「はい、確かに聖王教会からの資料、受け取りました」
「受領確認しました」
「ではさっそく、保管庫に納めますね」
一人が資料を納めに行った。
「お願いします。それで、あの…」
その次がなかなか出てこないなのはであったが、受付の司書はいつものお願いを『当然』覚えていた。
「司書長ですか?」
「はい、どこに居ますか」
司書はユーノのスケジュールをチェックしだした。
「今日は…、午前は客員教授として外部で講義をなされてましたが、
昼からはずっと無限書庫の中に居ますよ。今も勤務されてます」
「わかりました、ありがとうございます」
なのはは、ドアから中に入っていった。それと入れ替わりに、もう一人の司書が戻ってきた。
「ねえねえ、やっぱりユーノ司書長には、なのはさんが一番似合ってると思わない」
「え、うーん。確かにそうだけど、でも、あの二人もなかなか強力よ」
328 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:38:05 ID:sn7cOkIo
無限書庫の中に入ったなのはは、ユーノを探していた。
(ユーノ君どこだろ。あっ、ユーノ君だ。)
いつもならここで「おーい、ユーノ君」といいながら
光の速さで一直線に飛んでいくなのはであったが今日は違った。
「あれは、アルフとリイン?」
なのははそういうと、突然ささっと物陰に身を隠して、三人の様子をこっそりのぞきだした。
「ユーノさん、コレはどこに運べばいいですか」
「ユーノ、コレはどこに運ぶんだー」
「リインのはあっちで、アルフのはそっちに持っていってくれるかな」
「はいです」「分かったー」
その姿は児童と保父さんではなく、どうみてもロリとロリコンお兄さんですから。残念。
ロリコンうんぬんはほっといても、なのはさんにそれは当然らぶらぶに見えるわけで。
「…………………………………」
《どうしたんですか、マスター》
「…帰るよ、レイジングハート」
《了解》
329 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:39:04 ID:sn7cOkIo
(回想終了)
「・・・アルフとリインがユーノ君と仲良くしてて、それがとっても嫌で、
それでユーノ君に声も掛けずに帰ってきちゃったんです」
「ほんと、最近いつも変なんです、私。
前もユーノ君がリインのメンテナンスのときに手伝いにきた時に、
はやてちゃんやリインと仲良くしてるのにモヤモヤしたり、
無限書庫でユーノ君が、アルフやほかの司書の人と仲良く話すのを見てるのがつらかったり、
ユーノ君がわたしのこと、『ただの友達』って言ってるのを聞いて落ち込んだりしてしまうんです」
(あちゃー、恋愛には疎い子だとは思ってたけど、まさかこれほどとは。
あんだけユーノくんスキスキ光線出してるのに、本人は自覚なしか。)
エイミィは一計を案じました。
(どうしよ。ココは一つ、なのはちゃんには荒療治が必要かな。よし)
「なのはちゃん、ユーノくんがお見合いしたって知ってる?」
「えっ、知らないですけど」
「相手はスクライア一族の族長さんの娘だって。もし結婚が決まったら、
ユーノくんは管理局辞めて、次期族長として遺跡巡りの流浪の生活になるらしいよ」
「そんな、ユーノ君管理局やめちゃうの。…ウソだよ。ねえウソですよね、エイミィさん」
なのはは大きく取り乱した。
「嘘だよ。なのはちゃん」
「…もう、エイミィさん!!」
「ごめんごめん。でも、ユーノくんが管理局辞めちゃうって聞いてどう思った、なのはちゃん」
「………大切なものがどこかに行ってなくなってしまった時と同じ感じがしました」
「なのはちゃんにとって、ユーノくんってどんな存在?」
「…私にとって、ユーノ君は大切な友だ」
「本当に?なのはちゃんにとって、本当にユーノくんはただの大切な友達?」
「………違います。ユーノ君は、ユーノ君は」
「ユーノくんは?」
「ユーノ君は、一番、誰よりも大切な人です。私の好きな人です!!!」
少し声を荒らげて突然立ち上がったなのはは、『何事だ』という周りの注目を浴びた。
しかし、感情が高ぶって、そんな恥ずかしいことをしたことに気づいていないなのはを、
エイミィはなんとか座らせた。
「なのはちゃん、落ち着いて、ねっ、ね。いったん座ろ」
「…はい、分かりました」
なのはが座ったので、周りも注目するのをやめた。
しかし、よく見ると若い局員を中心に携帯端末をいじりだした。
330 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:40:09 ID:sn7cOkIo
『エースオブエースがスクライア司書長を好きだって言った』
そんな噂が広がっていくことに気づきながら、それをわざと気にしないでエイミィは話だした。
「よかった、なのはちゃんが気づいてくれて」
「えっ」
「私は気づいてたよ。なのはちゃんは、本当はユーノ君が好きで好きでたまらないって」
「そうだったんですか?」
「そーだよ。エイミィお姉さんにはお見通し。そ・れ・じゃ・あ、今から告白しに行こうね」
「…えっ、今からですか。そんな、私」
「何言ってるの。思い立ったが吉日ってね。それにねなのはちゃん、ユーノくんって
管理局の女の子の中で人気なんだよ。彼氏にしたい若手局員ランキングでベスト10、
結婚したい若手局員ランキングじゃあベスト5に必ず入ってるんだよ。知ってた?」
「…知りませんでした」
「ユーノくんに、『なのは、この子が僕の彼女』って紹介されたら耐えれる?」
「…無理です。ユーノ君は誰にも渡さない!!!」
なのははまた立ち上がって叫んでしまった。
そしてこのことが、後々『スクライア司書長は魔王に襲われた』という噂を生んで、
ユーノを弁護することになろうとは、このときは誰も思いはしなかった。
「なのはちゃん、それって今から行くってことだね」
「はい、今から告白に行きます」
「じゃあ、まずそれ食べちゃおうね」
「えっ」
そうです。なのはさんの前には、ほとんど手がつけられてない夕食が。
「急いでるからって言っても、よく噛んで食べないとだめだよ」
なのはは、エイミィの言うとおり、よくかんで夕食を食べ終えた。
「それじゃ行くよ、なのはちゃん」
「はい」
二人は決戦の地、無限書庫へ。
331 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:41:46 ID:sn7cOkIo
午後7:20 無限書庫内部
この時間、とっくに事務系一般職員の終業時刻は過ぎていたが、
無限書庫では、他部署の職員のための図書貸し出しや、
調査依頼の報告書作成のために、ちらほらと人が居た。
「いつも思うけど、ひっろいねーココは」
なのはは当然ドキドキしていたので、そんなエイミィの感嘆に答える余裕はなかった。
「あっ、ユーノくんだ。おーい、ユーノくん」
エイミィのその言葉で、なのはに一気に緊張が走った。
「やぁ、なのはにエイミィさん。どうしたの、こんな遅くに二人そろって」
「ユーノくん、ちょっといいかな。なのはちゃんから大事な話があるんだ」
332 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:42:30 ID:sn7cOkIo
午後7:30 無限書庫司書長室
「二人とも入って」
「「おじゃまします」」
「ごめんねユーノ君。いそがしいのに」
「いいよ。なのはの大事な話だから。それで?」
なのははどもりながらも質問した。
「ユ、ユーノ君って、付き合ってる子はいるの?」
「いないよ、それがどうしたのなのは?」
大丈夫だとは思っていたが、二人ともその言葉に安堵した。
「よかったね、なのはちゃん」
「はい」
(よかったねって、エイミィさん、なのは。それってどういうこと…)
まさかなのはさんが、ユーノ君に告白するのに障害がないから喜んでいる、
などとは思いつきもしないユーノ君は少しへこみました。
(ぼくだって、彼女はほしいよ…)
ユーノ君がいじけ始めました。
そんなユーノの気持ちを知ってか知らずか二人はさらに盛り上がります。
「よし、じゃあ言っちゃえ!」
「はい!」
なのははユーノに向き直ると、こういいました。
「ユーノ君、真剣に聞いてね」
「…わかった。話して」
これが「耳かっぽじってよく聞け」「Yes,sir.」って聞こえたら病気です。ええ私は病人ですよ。
それはスルーしといて、なのはさんの告白がいよいよスタートです。
「ユーノ君、私ね、最近ずっと変だったの。今まではユーノ君のこと
一番仲の良いただの男の子の友達だって思ったけど、それなのに
ユーノ君に『ただの友達』って言われたときは、なんかとっても悲しかった。
ユーノ君が、アルフやはやてちゃんやリインと仲良く話してると、とってもつらかった。
嫌な子だよね。みんなに嫉妬してたんだ、私。
でもそれで分かったんだ、私はユーノ君が好きなんだって。
いつからかはわからないの。もしかしたらフェレットの姿のころからかもしれない。
ユーノ君はジュエルシード集めに責任感持ってたよね。あのころから好きだったのかも。
私、無意識にユーノ君との今の関係壊したくないから、都合よく友達って言ってきた。
でも今日、ユーノ君がアルフやリインと仲良く作業してるときに、もう今のままじゃダメだって思ったの。
だから改めてもう一度はっきり言います。
私、高町なのはは、ユーノ・スクライアのことが大好きです。付き合ってください」
333 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:43:18 ID:sn7cOkIo
(言っちゃったよー)
なのはさんは恥ずかしさのあまり、逃げ出そうとします。
でも当然エイミィにつかまるわけで。
「ストーップ!なのはちゃん。返事を聞かないで逃げようとは
お天道様が許しても、このエイミィ様がゆるさないよ」
「ユーノ君、こんなかわいいなのはちゃんを、彼女にいかがかな」
ユーノは黙り込んだあと、こう答えた。
「なのは、僕もなのはのことは好きだよ」
それはなのはが待ちわびていた言葉だった。
でも自己評価の低いユーノ君は、うかつにもこんなことを言ってしまいます。
「でも、僕じゃ、なのはとはつりあわないよ。だからゴメン」
(えっ、…なんでそんなこというの、ユーノ君)
「えぇー、なんでよ、ユーノくん。好きなら付き合っちゃえばいいのに」
「僕はなのはにとって足手まといだから。僕はなのはに何もしてあげれない。
だからなのはと付き合う資格なんてないんだ」
(私が魔法と出会えたのも、フェイトちゃんやはやてちゃんたちにあえたのも、
私に魔法を教えてくれたのも、私を体をはって守ってくれたのも、
私が管理局に入ろうと思ったのも、そして今も頑張っていられるのも
ぜんぶ、ユーノ君のおかげなのに。それなのに付き合う資格ない。冗談じゃない)
ふるふるふるふる、となのはは体を振るわせ出した。
「………私が、こんっなに頑張って告白したのに、頭きた」
ぶちぃ。
(えっ、なのは?)(えっ、なのは、ちゃん?)
ソウデス、カンリキョクノシロイマオウコト、タカマチナノハサンガ、キレテシマイマシタ。
334 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:44:16 ID:sn7cOkIo
しかし、なのはさんは単純に怒りを表現しようとはしませんでした。
「ユーノくん、そういえばジュエルシードの回収のときのお礼、してもらってなかったよね」
「えっ?う、うん、まだだけど。でもなのはは、要らな…」
「じゃあ、今からでもしてもらっていいかな」
(なのは、どうしてそんな、怖い笑顔ができるんだよ)
(なのはちゃん、ちょっとこわすぎだよ)
一見ほほえんでるように見えるのですが、
ニコって音よりギロって音が聞こえてきそうな気がするのはどういうわけか。
なんかゴゴゴゴって黒いオーラでてるように見えるし。
魔王に睨まれたフェレットはどもりながら答えました。
「もらっていい?ユーノ君」
「は、はい!どうぞなのはさん。僕にできることでしたらなんでも」
ただ今時空管理局で一番「Yes,sir.」が似合う男に
バルディッシュに変わりましてユーノ・スクライアが選ばれました。
それは置いといて、ユーノから『全権委任状』を受け取ったなのはさんは、
一転して黒いオーラが消えて、本当の笑顔になりました。
そして、なのはさんはこんなこと言いながらユーノに飛びかかりました。
「それでは私、高町なのはは、報酬として、ユーノ君をいっただっきまーす!」
それは、まあ、一言でいえば、『べろちう』とかいうやつで。
(僕、なのはと、キ、キスしてる。えっ、舌入ってきた?ちょ、うわっ)
(すご、ディープだ。…よし私も今夜クロノくんと!って今日から出張だ…)
少し長めの出張ということで、昨晩は『3人目を』と意気込んで夜通し頑張り、
そのせいで出発を遅れさせて、クロノの部下に迷惑かけたというのに、
それをすっかり忘れて一人落ち込むエイミィさんでした。
335 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:45:11 ID:sn7cOkIo
そんなエイミィさんに対してなのはさんは超ご機嫌です。
「えへへ、ユーノ君ゲットだぜ!」
もしもし、ユーノ君はポケモンじゃないですよ、なのはさん。
「なのは、舌っ、舌っ」
まだ、頭がきちんとついていかないユーノ君は、再度問いました。
「なななんで、舌いれたんですか?」
「なんとなくかな、入れたくなったの。もしかして嫌だった?ユーノ君」
「そ、そんなことないけど。逆に嫌じゃなかった?なのは」
「全然。普通のキスもいいけど、もっとユーノ君と繋がってる感じがして好きだよ」
「なのはちゃんは大胆だね。さっきまで自分の気持ちも分かってなかったのに」
「もう、エイミィさん」
「怒んない、怒んない。怒りっぽいとユーノ君に嫌われちゃうぞ」
「え、本当?ユーノ君」
「そんなことはないけど。でも、ほんとに僕でいいの、なのは」
「ユーノ君、今度言ったら、ユーノ君でもSLB撃つよ、もう」
できれば今度からそこは「怒った顔のなのはもかわいいから好きだよ」などとと答えてあげましょう。
「ユーノ君は私だけ見てればいいの」
「…わかった。僕と付き合ってください、なのは」
「はい、よろしくおねがします。ユーノ君」
336 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:46:01 ID:sn7cOkIo
しかし「ユーノ君が落ちたー、おしまい」で終わるほど話は単純ではなかった。
「ちょっとまったぁ」「ちょっとまつです」
「ひとりじめはずるいぞぉ、なのは」「ひとりじめはずるいです、なのはさん」
突然物陰からロリ二人が登場。
「アルフにリイン、いったいどこにいたの」
「私たちは、三人が来る前からずーっといましたよ。ねー」
「あぁ、ずっといたぞ。告白もぜんぶ聞かしてもらった」
「えっ。ユーノ君、二人は帰ったんじゃなかったの?」
「二人とも眠たくなったからって、ココで寝かしてたんだけど、二人とも寝てたんじゃないの?」
「それ、うそだ。エイミィから〈ついに告白〉って念話で連絡があったから」
「眠たくなったって言って、私の偽装魔法で寝たふりしてたんです」
「やられた」
なんか無性に悔しいユーノ君でした。
それに対してなのはさんは、エイミィからってところに大きく引っかかった。
「エイミィさん、それってどういう」
「たははー、まいったなー。ごめんね、なのはちゃん。
いやー実はさ、なのはちゃんに告白させるように、前々から二人からたのまれたんだ」
エイミィにかわり、リインとアルフが話し出した。
「なのはさんがユーノさんにぞっこんだってことは、
みんなの中じゃ気づいていなかったのは当の二人だけです」
「でもあたしらは、クロノとエイミィが結婚したころには
ふたりともユーノが好きだって自覚してたからな。
だからユーノと結婚したいからって二人でブーケ取り合ったし」
「そうです。でも、わたしもアルフもずーとユーノさんに告白するのは控えてたんです」
「フェイトもはやても、なのはがはっきりと気持ちに気づくまでは待ってあげろって」
「でもそれじゃあ、いつまでたっても私たちは告白できません」
「だから、エイミィになのはを告白させるようにけしかけたんだ」
リインとアルフはユーノに向き直った。
「私たちはプログラムや使い魔なので、現実問題としてユーノさんの子供を作ることができません。でも」
「ユーノを好きな気持ちはなのはには負けるきがしないぞ。だから」
「「せーの」」
「ユーノ、大好きだ」「ユーノさん、大好きです」
二人はユーノに告白した。
337 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:47:09 ID:sn7cOkIo
「二人ともありがとう、でも僕にはなのはが」
なのはへの愛はもとより、ロリコン呼ばわりされたくないユーノ君は、
気持ちだけありがたくお受け取りして丁重にお断りするつもりでしたが、
それを聞いてうつむいたなのはさんはそれを許しません。
「そう、だったんだ。そうだよね、やっぱり好きなんだよね。ごめんね二人とも。
ホント、自分勝手だよね、私。ユーノ君、ごめんね。付き合う資格がないのは私の方だよ」
うかつにも鬼の目にも涙とか言うと殺……いえなんでもありません、多分何かの間違いです。
今度は自分が引くと言い出したなのはに対して二人は言いました。
「そんなこと言わないでください、なのはさん」
「そうだぞなのは。なのはにも幸せになってほしいからあたしらは告白しなかったんだ。
ユーノに悪い虫がつかない様に追っ払ったり。結構大変だったんだぞ」
「なのはさんは、ユーノさんが人気あるの知ってましたか」
「…さっきエイミィさんに言われるまで全然気にもしてなかった」
(なんでだろ、ちょっと悲しい)
でも告白してもらったんだから文句をいうな、ユーノ君。
「さっき二人でブーケ取り合ったって話したけど、
ユーノを二人で『悪い虫から守る』って決める前は、リインとよくケンカしたな」
「ですね。私たちはユーノさん告白しなかったですけど、
アルフとはどっちがユーノさんに相応しいかいつも言い争っていました」
「でも、それじゃあダメだって思ったんだ。みんな仲良くやらないとな」
「だからみんなで付き合えばいいんじゃないかって思ったんです」
「なのは、みんなでユーノと付き合っちゃお」
なのはは二人に問いました。
「…でも、それでいいの二人は?」
「なのはさえ良ければな」
「です」
「……わかったよ、二人とも。私もみんなで付き合うのに賛成する。
それじゃあユーノ君、ユーノ君はアルフとリインとは浮気してもいいよ。
でもユーノ君の正妻は私だからね、二人とも。分かってる?」
「分かりました、そういうことにしてあげるです」
「分かった、そういうことにしてやるか」
「あの、僕の意見は」
必要ありません。
338 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:48:09 ID:sn7cOkIo
「三人とも良かったね」
「「「はい」」」
「ありがとうエイミィさん」
「です」
「ほんと、エイミィのおかげだ」
「そんなぁ、みんなが頑張ったからだよ。ユーノくん、これでいいよね」
「みんな、ホントに僕でいいの?」
〈まだ言ってるよ、どうする二人とも。やる?〉
〈やっちゃうか〉
〈ですね〉
「「「せーの」」」
「ユーノー」「ユーノくーん」「ユーノさーん」
ユーノは三人に抱きつけれました。
「そんなことゆっちゃう口は塞いじゃうね」
「なのはさん、次はわたしですよ」
「なのはのつぎはあたしだぁ」
ここで突然おもむろにあの人がしゃべりだします。
《あの、すいませんマスター。私はいつまで黙ってれば良いんでしょうか》
「えっ、レイジングハート?」
なのははキョトンとして、自分のデバイスの名を呼びました。
《マスターに黙っててと言われて黙ってましたが、もうしゃべってよろしいでしょうか》
「「「「ぷっ」」」」
「「「「あはははははっ」」」」
「あはは、そういやレイジングハート、さっきから一言もしゃべってないよね」
《マスター、やはり忘れてましたね。ひどすぎます》
「ごめん、レイジングハート」
《笑って謝られても、誠意が感じられません。それとあなたたちもいつまで笑ってるんですか》
「ごめんね、レイジングハート、ラウンジで話しかけられなかったから
なのはちゃんのこと黙って見守ってるんだと思ってたのに、
本当はしゃべりたくてウズウズしてたんだと思ったらおっかしくて」
《それはどういう意味ですか。私はウズウズなんてしていません》
「あたしらはほんとに忘れてた、ごめんなレイジングハート」
「す、すいませんレイジングハートさん」
唯一笑わなかった、いや笑えなかったユーノがレイジングハートを慰めます。
「ほったらかされるはつらいよね。僕もよくほったらかされるから、辛さはわかるよ」
《本当のマスターは、やはりあなたですねユーノ》
「もう、機嫌直してってば、レイジングハート」
339 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:49:34 ID:sn7cOkIo
午後8:20 無限書庫前廊下
「じゃあユーノ君のお部屋へ、レディ」
「ゴー」「ゴー」「ゴーです」
《マスター、もう少し上品にしてください》
無限書庫を出て、一路ユーノの住居へ向かう4人?と2人。
みなさん、泊まる気まんまんです。
「ユーノ君のお・ヘ・や♪」
変な歌を歌いだすなのはさん。
《マスター、くれぐれも明日に影響の出ないようにしてください》
「えっ、明日非番でしょ、レイジングハート」
《ですが、六課はいつ出動がかかるかわからないので控えてください。》
「さっきのことまだ怒ってるの?今日ぐらい許してよー、レイジングハート」
《ですから私も、全くするなとは言いませんので、どうか控えてください》
なのはが控えるということは当然自分たちも控えないといけない。
『不完全燃焼』で終わるのが嫌な二人は、なのはに加勢した。
「ひどいです、レイジングハートさん。今日は多少は許されるべきです」
「ちょっとぐらいいいじゃないかぁ、レイジングハート」
《マスター、こんな小娘たちの誘惑に乗らずに、六課のことを少しは考えてください》
「むぅ、小娘って言った。リインは小娘じゃないです」
いいえ、どうみても小娘です。本当にありがとうござ…いえ何でもありません。
340 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:50:14 ID:sn7cOkIo
そんな4人?の後ろでユーノはエイミィから差し入れを貰っていた。
「はい、ユーノくん」
「あの、なんですかコレ」
「何ってただの栄養ドリンクだよ。今晩頑張ってね」
「…はぁ、分かりました。でもどうしてみんな僕がすきなんだろ」
「何言ってるのユーノくん。ユーノくんは管理局の女の子の中でも本当に人気あるんだよ。
昔っからふたりを応援してた私としては、なのはちゃんよりも、
ユーノくんが誰かに持ってかれないか心配だったんだから」
ユーノの背中をバシバシ叩くエイミィさん。
「イタタ、痛いですよエイミィさん」
そんな抗議を激しくスルーして、エイミィはユーノに忠告した。
「それと、あの三人を彼女にした以上、幸せにしてあげないと
周りから何されるか分からないよ、私も含めてね」
「というよりまず、三人も彼女がいて、しかもあの三人が彼女ってところで、
まず僕は周りから大変な目にあうかと思うのですが」
「それは大丈夫。なんせ、なのはちゃんが居るから。
ユーノくんにちょっかい掛けようもんなら一発であの世行きだよ。
だからユーノくんは絶対、大丈夫だよ。心配しすぎ」
「はぁ、管理局の白い魔王ですか…」
「さすがにユーノくんも知ってるかぁ」
「まあ、それぐらいは」
お二人さん、そんなこと言ってると、そらきた。
「ユーノ君、エイミィさん、なんかさっきから私の悪口言ってない?」
なのはが突然振り返って、『笑顔で』、聞いてきた。
「そっ、そんなことないよ、なのは。ねぇ、エイミィさん」
「そ、そうだよ。そんなことないよ、なのはちゃん」
341 :
「魔王の夫」:2007/06/03(日) 10:51:38 ID:sn7cOkIo
同時刻 機動六課ラウンジ
はやてとフェイトは、はやてが聖王教会から無限書庫行きの資料を預ったときに、
カリムからもらったファーストリーフでいれた紅茶を手に、雑談をしていた。
「そうなんよ、で」
〈フェイト、フェイト〉
「ちょっとごめん、はやて。アルフから念話」
〈フェイト、フェイト〉
〈アルフ、どうしたの?〉
〈あっ、フェイトぉ。うんと、あのね私とフェイトの精神リンク、繋がってるよね。
できればしばらく完全に切ってくれないかな〉
〈………もしかして、ついになのはが告白したの〉
〈うん、大成功。ついでにわたしたちも。フェイト、だから〉
〈…分かった。でもあまりユーノの迷惑にならないようにしないとだめだよ〉
〈わかったぁ。じゃあねフェイト〉
「はやて、アルフから連絡あってなのはがついに告白したって」
「うちにもリインから連絡きたで。それでしばらくフルサイズで居てええかって聞いてきた」
「私には、精神リンク切ってくれって」
二人の間には、当然なんとも言えない微妙な空気が流れていた。
「ユーノ君、いきなり4Pか」
「はやて、オヤジ…」
「フェイトちゃん、そんなこと言わんといてぇな」
「きゃ、ちょっとはやて。いいかげんにしないと怒るよ、もう」
揉み魔のはやてさまが覚醒しました。
できれば嘘にしたくない嘘次回予告
このままフェイト×はやてのフラグは立つのか
スバル×ティアナはあるのか
キャロはいつエリオを襲うのか(言うまでもなく性的な意味で)
そして本題、ユーノの体力は持つのか
次回
魔法少女リリカルなのはScryaS 第2話「ユーノの底力」
Take off.
サブタイトルだけでタイトル入れ忘れてた。まあいいや。
このSSは創ったというより、電波を受信して解読したものだと思っています。
1週間かけて受信・解読して投げました。そのくせこの程度ですみません。
レイハさんの扱いが何気に悪い気がするのはそれこそ受信電波の仕様です。
余裕があれば修正版どこかに載っけます。しないかもしれませんが。
最後に読んでいただいた住民の皆様、ありがとうございました。
淫獣め…少し頭冷やそうか…
何にしてもGJ!!
ターン氏の作品ではあまりにもユーノの扱いが不憫で仕方なかっただけにこの扱いは少々許せんなwww
なのはだけでなくリーンとアルフまで…とりあえず4Pシーンを激しくきぼん!!
>>342 何とも言えない読みづらさを感じるけど、まあ、仕方ないか。
フェイト×はやてに期t(ry
>>311 思い付くのは、安価付けて感想書くようにして連鎖あぼーん。
345 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 13:07:04 ID:ZuzQDIty
ターンAカモン
>>342 す、すばらしい・・・。ごちそうさまでした・・・。
>>342 GJだ!
しかし問題は「魔王の夫」を「魔王の犬」と勘違いして
終盤まで「あれ、なんかユーノがいい目にあってる…?」と思った俺だ
>>342 GJ!
ごっつぁんです!
結婚式でウェディングドレス姿のユーノをお姫様抱っこしているなのはを想像してしまった。
,
>>346 特に理由がなければコテはやめた方がいいよ。
あと、勘違いならスマンのだが、アンカー間違ってない?
>>348 想像して、あまりの似合いっぷりに吹いたw
やっぱり、ユーノ君はなのはの嫁
虹裏厨ウザ
見直しできたところまで投下します
鬼畜王 はやてパート中篇
・はやてがひたすら、苛められます、SMぽいプレイあり、微スカあり、苦手な人はスルー推奨
・見なくても後編で話はつながります
パート5―はやて攻略3―
「もちろん冗談じゃないですよ…」
半裸のような格好のフェイトとなのはの間に立ったエリオが答えた、なぜかバリアジャケットを着ている
宙に釣られたはやては制服姿、フェイトとなのははボンテージ姿…異様な空間がはやての見慣れた部屋に広がる
「せ、…せやかて…」
「…すごい本気ですよ、今回のボクは、そりゃぁもうね…
…特別コースでやらせてもらいますよ……
何せ、八神隊長どのは…「ど!」Sの人で…かつ
苛められて喜ぶ「ど!」変態体質の方…とお見受けしていますので生半可な事では…」
身動きが取れないまま、あっけに取られたはやてに構わずエリオが続ける
「…いえまぁ…後半部分ははこれからボク達が…フェイトさんとなのはさんと一緒にですね…
そう貴女を共に作り上げていこう!…というところもあるんですが…それはまぁこっちの話ですけど…
ですので…その…まぁ…ボク達の幸せの為です…
諦めて下さい…
では!覚悟はいいですか?いいですね?…始めます…」
な…なな…
とわななくはやてに構わず自分の都合を述べたエリオが
不透明な目の色をしたフェイトから極太の注射器を受け取った
ギシギシとベッドを踏んで、目でその姿を追うはやての後ろへ回り込む
「な…何を…ひゃあああ!!」
大きく足を開かれてた、はやてが股間に何か当たったと思うと
いきなりお尻をつかまれる感触がして声を上げた
「え、えええエリオっ…何してんの!!?」
「…今からするところです、黙ってて下さい…」
そう言うとエリオは
軟膏をたっぷりとのせ、はやての小ぶりな白いお尻を下着の上から鷲つかみにすると
パンティを引っ張り隙間を開けると、人差し指を排泄用の穴に根元まで差し込んだ
内側から撫でると、ゆっくりと内部で動かしてはやての腸の内壁を擦って軟膏を塗りたくった
「ひっ…ぃい!やぁああああ!!やめぇ!やめて何するん!?きゃぁあああ!!!!」
とんでもない感覚にはやてが悲鳴をあげる
そんなはやての言葉に一切耳を貸さずエリオはしばらく、はやての腸内に軟膏を塗りたくっては、ズボっと指を引き抜いた
はひぅ!はやてが声を上げる
下着を伸ばしたまま、ひくひくしているはやてのアナルに
続いて極太の注射器を刺すと一気にその中身を注ぎ込んで行った
妖しい液体がグイグイと、はやての、お腹を満たしていく
「はっ…ひぃっは…いいいいいいい、止め、やめてぇ!何っ!?いやぁ!何かお腹、おなかに入ってくるぅ!?…
くっ…くるっ苦しい…駄目!やあ!やめ…止めて止めてエリオ…あああっ何やこれぇ!?…ひぃいい!」
はぁっ!あ!っいひゃあぁぁ!!
はやての悲鳴を鼻歌交じりに見下ろしたエリオがビール中瓶ほども量がある浣腸液を全て
その細いお腹に全部注ぎ込んだ
冷たいものがお腹の中いっぱいに満たしてきて、少し下腹部を膨らませた、はやての額に汗が浮かんだ
「はっ…ぐっ…くっ苦しい…おっおお…腹…」
はっはっは…苦しげに冷や汗を流して、はやてが息をつぐ
哀願するようにエリオの方を向いた
「はっ…あっ…エリ…オ…はぁ……お、お腹が…い、の…
痛っ……お、降ろしてぇ…おっ…お願い…お、おなかが…と、…トイレに行かせて…」
羞恥に顔を染め薄く涙の滲んだ目ではやてが言った
エリオはにこやかに笑顔で答え
はやての小さな純白のパンティに手をかけ、乱暴に引き千切った
女性としての魅力を損なわない程度にまるで小鹿のように
引き締まってはりのある小さなお尻が露になった
酔いのせいでは無く、はやての顔が真っ赤に染まった
エリオは真っ白な双丘を両手で広げると、薄い色素のぴくぴくと蠢くアナルをじっくりと眺めた
はやてが泣きそうな顔で、いやぁいやや…と呟いている
今度は人差し指を口に含むと唾で濡らして、するりとそこに差し込んだ
「ひっ…」
ビクリとはやての腰が撥ねる
グリグリと浣腸液でいっぱいの腸内をエリオの指がかき回す
「はっ……ぎ…やめ、やめてぇエリオ…いやぁ…やめて…で、出てまう…堪忍してぇ…」
たまらず声を漏らし、もはや完全に酔いが醒めたはやてが涙ぐみながらエリオに懇願した
エリオが一気に指を引き抜いた
ボッ!
あぎ!
おしりをぶるぶる振るわせたはやてがとっさに括約筋に力を入れて、漏れ出しそうになるものを耐えた
僅かに耐え切れない分量が、ぴゅぴゅっと透明な飛沫をシーツに散らした
くっうぅぅ…
はやての顔が羞恥に歪む
「へぇえ…さすがはやてさん、…すごい精神力ですね、いや括約筋ですね…感心感心…」
これはよく締まりそうだ楽しみ楽しみ…と
エリオが呟く
「た、助けて…なのはちゃん…フェイトちゃん…いや…私こんなんいややぁ…堪忍してぇ…助けてぇ…」
ぽろぽろと涙をこぼして左右を見た、そこにはいつもの自信に満ち溢れた6課部隊長の姿はどこにもなかった
「………ごめんなさい」
低いトーンで無表情なフェイト、取り付く島もない態度に、はやてが絶望的な目つきで見上げた
「フェ・フェイトちゃん…な、なのは…」
顔を巡らせてもう一人の親友を見た
ベッドに四つんばいになり近づいたなのはが、ひざ立ちになり、はやての顔を両手で挟んであげさせた
愛おしげにはやてを見つめ、涙でぐしゃぐしゃになった顔と向き合う
なのはの不思議な光を湛えた瞳がはやての空色の瞳を覗きこんだ
「た、…たすけて…なのはちゃん…お願い…お願いや…もう帰して…」
なのははギュッとと涙に濡れたはやての頭を抱きしめた
(な…んなのはちゃん…)
と涙目のはやてが、淡い期待をその表情に浮べたが、次の瞬間、なのはの言葉に凍りついた
「…ごめんねはやてちゃん…、でも私…はやてちゃんが漏らしても大丈夫なように…犬用シートたくさん買ってきたの
…ホラ…今敷き詰めるから思いっきり出していいよ…」
と、言ったなのはが、ぴりぴりと『漏れても安心、給水力驚きの3倍』と書かれた犬の写真入りの100枚入り
パッケージを破って、はやてのお尻の下の位置に綺麗に重ねていった、たちまちベッドのシーツが見えなくなるほど
敷き詰められる
ち、ちが…と言いかけるはやてになのはの言葉が重ねられる
「…それから…はやてちゃんの恥ずかしいところ…なのはもちゃんと責任持って…最後まで、見てあげるから…
記録するものとかも用意したの…ほら…見て、これで私達全員同罪だから…ね」
優しそうな目で呟いた
なのはの指差す方向を見るとベッドの脇にいつの間にか3脚にカメラが用意されていた
涙目にぼう然としたはやてがそれを見て、いやいやと首を振った
ぐきゅるるる…
お腹が鳴ってはやてが声を上げた
「いや…いややぁ…こんなの……やめてぇ…私かえりたい…いややぁ!助けて、こんなん嘘…んぐっ…!」
フェイトがはやての傍らに膝を下ろして強引に唇を吸った、舌を差し込んではやての舌をからませ
放そうとするはやての顎をつかんで歯茎の裏まで丹念に蹂躙した
なのはは、フェイトに唇を塞がれてくぐもった吐息を漏らすはやてのスカートを捲り上げて
しなやかでむっちりした大腿部とお尻を露にさせた
黒い細めのネクタイを解き、はらりと抜き取ると
はやての機動6課制服の前をはだけさせ、手早くタンクトップのブラを外した
ぴんと形のよい乳房を露出させた、ピンクの小さな乳首が起立していた
んー!んんー!!んうっ!!
フェイトになおも口を自由にされ続けるはやてが必死に抵抗しようとする
なのはとエリオが下から、はやての左右の乳房に吸いつき、口に含むと口中で乳首を舌先で転がした
エリオが舌先で舐めた小さな突起を指先で弾いた
はやての全身が跳ねて、びくびくと痙攣した
「すごいや…こんなので、もう小さいの何回かいっちゃったんですか…予想以上の変態体質だ…
いや褒めてるんですよはやて隊長…こんなに苛められて、乳首いじられたぐらいでいっちゃうなんて…」
そう言いながら、エリオははやてのかたくなった乳首をつまんでスイッチを捻るようにねじった
くぐもった悲鳴が上がる
エリオは、はやての引き締まった、それでいて柔らかで雪面を思わせる繊細な腹筋に舌を這わせて
おへそに舌を差し込んだ
はやての押さえつけられた体が魚のように跳ねようとしてもがく
「…それとも、これは…アルコールが薬の吸収率を高めてるのかな…?あ…さっきの浣腸液、即効性の媚薬入りなんです
でもこっちはまだ漏れてませんね…頑張るなぁ…」
再びお尻にまわりこんだエリオがはやての濡れたアナルを指先で撫でる
エリオがはやてのクリトリスを剥いて、指で撫で言葉で責め続ける
「はやて隊長?…お腹冷たいですか?安心して下さい…これから薬が効いてきますから
もうすぐに熱くなりますよ…焼けるぐらいに…ね」
うく…あっ…やっ…あっ…
間断的に熱いはやての声が漏れる、背後からフェイトが、前からエリオが、下からなのはが
3匹の肉食獣が一匹の雌鹿に群がるようだ
立ち上がったエリオが、はやてのプルプルと震えるお尻を思い切り平手で叩いた
パァン!!
んくぁ!!!衝撃でフェイトの口から逃れたはやてが悲鳴を上げた
はひゃッ!
「ほらぁ!」
パァンパァン!
はやての白いお尻が赤く充血する
「ひぃ!…やっ…やめてぇ!ほ、ホントに漏れてまう…」
涙と羞恥に紅潮した顔のはやてが懇願した
本格的に腸がぜん動を始めたらしくて、断続的に排出しようとする体と我慢しようとする意思の間で
はやてのお尻がビクンビクンと蠕動して揺れていた
「あはは、赤いおしり…痛そうですね、じゃあこんどはこっちのお味を、失礼…」
あざ笑うエリオがはやての傍らにしゃがむと
舌を、はやてのわきに差し込んで、先を尖らせ薄い毛の根元を舐めて味わった
はひゃ!
別方向からのその感触に体の力が抜けそうになるはやて
襲いくる開放への誘惑に歯を食いしばって括約筋に力を込めて耐えている
「…うく…はぁ…あ…くぅうう…」
ぴちゃぴちゃとエリオが音を立ててはやての脇下を舐める
「…ハァ…いい味ですよ八神隊長、…臭いも凄い…発情したメスのフェロモンプンプンだ…いい香りだ
またエリオがはやての脇の下で舌づつみをうつ
「やっああ…あっあかん…そっそんなとこ…やめてぇ…汚いて……」
なのはが立ち上がり、エリオの横にならんで、ぴくぴく蠢く肛門を見つめた
「はやてちゃん苦しそうだね…じゃあ……なのはが少しだけ、助けてあげるね…」
はぇ!?と涙に濡れた顔を上げて言うはやての声を聞きながら
なのははチラッとエリオの方を見た
小さな赤毛のなのはの主人は、はやての脇を舐める顔を上げると苦笑するような表情をして頷いた
「先をこされちゃったか」
OK、そんな顔だ
なのはがエリオの意向を受け、コクリと頷く、男性の腕くらいもある双頭ディルドーをベッドの下から取り出し
滑らかな部分の方を自分の秘所に当て奥まで導いた
あぅぅぁぁっっ…あっ!なのはが甘い声を漏らす
クチュッと言う湿った音と共に一気に挿入して腰の後ろで、皮のベルトをギュッと絞り
肉感のある白い腰に固定した
なのはの股間から彼女の清楚さと真逆のものが猛々しく生えていた
爽やかな室内の明かりの下に
そのグロテスクなイボ付きの紫の姿を誇示している
ひっ…はやてが息を飲む
「フェイトちゃん…」
「…うん、なのは」
フェイトの手がひるがえると
うつ伏せの体勢でバインドに宙で固定されていたはやての体がひっくり返されて、ベッドに押し付けられた
産婦人科の診察台のように大きく股を開いた体勢になった
「な…やっ…やっ…やぁ……」
「力を抜いてね、はやてちゃん…」
ピタリとはやてのアナルにディルドーの亀頭をつけると、はやてを駅弁スタイルで抱えたなのはが言った
バインドで固定されているので彼女の腕力でもできる体位だ
「いっいや!何すんのなのはちゃん!…いやっ!やっ止めてぇ!来ないで、む、無理…そんな大きいの……はがっ!!」
はやてが声を遮られ、背中が弓なりに反って、足の先まで緊張で伸びた
ディルドーの亀頭部がはやての中に埋まっていた
「ひっ…はぎぃぃっっ……!!」
なのはの両手がはやての開かれた股に押し付けられていく、しっかりと、逃げられないように引き寄せている
ズブズブと残りのイボ突きの幹を沈めていく
「はっ…あっぎっ…いぎゃ……ああっはっ…あああっつっ…うぁああああ…お尻っ…お尻がぁっっ……裂け、裂けるうぅ…」
なのはがディルドーの残りの部分を根元まではやてのアナルに埋め込んでいく
プチプチとイボの部分が音をたててはやての中に入っていく
はぎっ…あっ…、はやての悲鳴がこぼれる
やがて全部がはやての中に埋め込まれるとなのはがプルプルと腰を震わせて息をつき、視線を落として
抱きついた体の下を見てはやてとの接合部をうっとりと見つめた、極太の人口ペニスがはやての肛門を一杯まで押し広げていた
「あっ…う…ん…すごい…よ……んっ…大丈夫…だよ、一杯まで広がってるけど…裂けてないよはやてちゃん…
見て…すごい…わたしと、はやてちゃんのお尻が繋がってるの…こ、こんなに…」
なのはが我慢できないようにずりっと腰を動かした、なのはの子宮もディルドーに同じだけの圧を受けて奥に痺れに似た
快感を感じていた
あ”うッ!…はやてが目を見開いて天井を見上げる
「ホントだ、いっぱいに広がってるけど大丈夫そうだね」
覗き込んだフェイトが微笑した
「いっ…ぎっや、止めて動かさんといてぇ、なのはちゃん……ぬ、抜いてぇ…お、お願いや…はっ…ああ…」
だが痛みと圧迫感に必死なはやてには二人の言葉は何も聞こえてなかった
ただただ必死にこの苦痛から逃れようとしていた
「でも苦しそうだねはやて…私も気持ちよくなるように手伝ってあげるね…」
フェイトの白魚のような繊細で冷たい指がはやてのピンク色に濡れた秘所を撫でていた、もう片方の掌は
するするとはやての少し膨らんだお腹を撫でている
貫かれたアナルとひくひくとうごくはやての秘所を見つめる
「綺麗…ぴったりと閉じて…はやてもなのはと同じ…処女だったんだね…いいな…」
そう言うと、秘所からいっぱいに拡張したはやてのアナルの外輪部に舌を這わせた
はやての口から甘い喘ぎが漏れた
「やっはぁっ…あっっ…ああん…あぅ………あっ…あっ…う…はぁ!…あっあかんっ!
…そんなっそんなとこ舐めちゃっ…あっ…やめぇ…広げちゃ…わたっ私おかっおかしくなってまう……」
秘肉を広げられて舐められ、限界まで伸びたお尻の敏感な粘膜を舐められて
はやての体がピクピクと反応して、脚を閉じようと拘束された身を捩った
「いいよ、なのは…きて」
顔を上げたフェイトがなのはに告げた
こっくりと頷くとなのはが腰をゆっくりと前後し始めた
「はぁっ!あぐっ…あっあっあああっやぁああっなのはちゃん…いやぁっお腹が…中が出てまう!こわい怖いいいい!!」
「はっはぁっっはっ…んっ…すごいよはやてちゃん…なのはの中にもビリビリ伝わってきて……あっ…」
「うふふ…はやての乳首ももうカチカチ…」フェイトが舌を這わせ、乳首をコリコリと噛む
あぎっ!ひぃいい!たまらずはやてが悲鳴を上げる、その上ではなのはとフェイトが愛おしげに熱い口づけを交わしていた
「…ん…と、じゃあボクはとりあえず…」
しばし満足げにうんうんと、3人の美女の饗宴をとっくりと眺めていたエリオは
はやてを攻め立てるのに夢中ななのはさんの後ろにまわった
「なのはさんの…後ろもらいましょう…」
え?と無我夢中ではやてを攻め、気を取られていたなのはさんが気がついた時にはジッパー付きの股のレザーが開かれて
なのはさんの秘所からアナルまでを丸見えにした
エリオ僅かに身をよじった、なのはの後ろから覆いかぶさり
はやての腸液と愛液がディルドーを伝いしたたって濡れたなのはの体に己の体を密着させて
ペニスをズリズリと擦り付け滑りを良くすると、そのまま
なのはさんのアナルを一気に貫いた
「はぁぁああっ……うぁっ…あっ…はっ!あっ…ああ…エリオ…いきなり…あっ…
そんな急に深く…はっ…あっ…固いよう…あっ…ああっ!はやてちゃんのもすごいの!ああっなのはの中が擦れるっきゃああ!!…」
「さぁ…なのはさんは…っ…今はっ…はっっ…はぁ…前に、はやてさんに集中して…攻めなきゃ…せっかくの…
はぁはぁ…はやてさんの後ろの初めてですよ…」
唇の端を上げて笑うエリオが息を荒げて言いながら、ガンガンと後ろからなのはさんのアナルを責めたてた
はぁ!あっあああっ…あぐっ…はぁぁああ!!ああっああああ!!!!
二人の喘ぎ声がミックスされる
体を前後から貫かれる衝撃に悦楽の悲鳴を上げながらも、なのはが自らも夢中になってはやての腰を引いて
自らの恥部を押し付けるようにグリグリとはやてを攻めた
「いぎっあっあああっあかんっあっぐっもうっあっああああっ、それダメェ!…おっお願い…やっぎっ!
お腹っ!ひっっ・いいぅぐっいぐっあっぎっ熱いっあっくるっなんかきてまうっああああ!!」
「よぉし…出すぞ…いけっなのは!!」
エリオが熱い白濁をなのはの腸中に叩きつけた
同時に悲鳴を上げたなのはが反射的に一際強く腰をはやてに叩きつけ果てた
はぎいいいっ…なのはが声を上げてはやてに腰を押し付けた
同時に絶叫を上げたはやても達してビクビクと痙攣して背すじを反らした
はっ…あっ…かっ…いっ…はぁっ…あっ…あ…はっ…はぁ……
白目をむいたはやてになのはが抱き突いたままぐったりしている
そのなのは腰を支えていたエリオが剛直を引き抜くと
つながったままの二人がシーツに崩れ落ち
声を上げた、震えるなのはの両脚を開かせると、股の間から白い精液が垂れて流れた
「はぁ…はっ…はやてちゃん…わたしも…抜くね…」
紅潮した肌に発情しきった目つきのなのはが、腕に力をいれて体を起こして、はやてに囁きかけた
「いや…やめて…抜かないで…もぅ力入らへんの…もう私…私…」
ズリュ、音を立ててディルドーが引き抜かれていく
ズッズズズ…
ひぃ…ひぃいい…いやぁ…、はやての小さな悲鳴が漏れる
ボッ…
湯気を上げて紫の剛直が引き抜かれた
ぴゅッ
はやての肛門が、プピュっと音を立てるとシャアアと透明な次いで濁った液を噴出しアーチを描いた
「あっ…あぁ…いやぁ…見んとって…はっ…ああ…いやああ……」
やがて液体が全て流れ尽くすと
固形の排泄物がずるりとひねり出されて、ベッドに敷かれた犬用シートにボトボトと落ちた
「うあぁぁ…もういやぁ…やぁ…もうかんにんや……いや・いやぁ…見ないでぇ…なのはちゃん…」
はやてがうわ言のように焦点の合わなくなった目で呟いた
「ふふふ、はやてちゃんのすごい臭いだよ…犬用の消臭剤用意しておいて良かったね」
「…ホントだ臭いね…はやて、お酒飲みすぎかもね」
なのはとフェイトが左右からはやての開いたアナルが少しずつ閉じていくのを眺めていた
はやての出した汚物をベッドから片付けるとなのはとフェイトに綺麗に後始末させた
シュッシュっと強力消臭剤をスプレーしている、部屋の空調設備と合わせて
最近のはすごい性能で、先ほどまでの部屋に満ちていた
はやての消化系の臭いが綺麗に消えて、微かに柑橘系の香りがするだけだった
(まぁ好きな人は好きなんだろうけどねぇ…ボクの趣味じゃないから…)
と内心考えたエリオは放心しているはやての股開いて、その間に立った
「じゃあこれから…えっと…なのはさんには先越されちゃったなぁ…まぁいいや…
順番が逆になっちゃったけど、はやて部隊長の処女を頂くことにしますね」
綺麗に拭き取ったはやての裸身を撫でると、エリオはその股に顔をうずめた
はやてはボンヤリとして反応しない
ぴちゃぴちゃとエリオが舌を使う
うそや…うそ…こんなん…
ぶつぶつとベッドに座り込み、時折体をピクンピクンと反応させながら、自分の股の間で蠢く赤い頭を見ながら
はやてが呟く、はやてはもう現実感が無くなりつつあった
エリオが顔をあげ、フェイトに合図させてバインドを解かせた
支えを失ってはやての上半身がくたっとベッドに倒れた、エリオはその片足を脇にかかえて持ち上げると
ペニスを当てて一気にはやての薄く閉じた柔肉をを押し広げて侵入した
「ひぎっ……!」
ビクリと目を見開くはやて
エリオは松葉崩しの体勢で、容赦無くはやての処女の膣に剛直を突きこんだ
そのまま激しくピストン運動を開始した
空ろだった彼女の体の感覚が一斉に目覚めてつま先から頭の先まで、神経を駆け巡った
「はぎっ!いっ…いたっあっいっっ…ああっ!あっ…アソコっあっ私のっあっあそこが熱いっとけてまう…!あっああ!!
いやっ…やぁ!…こんなんっあっこんな…わた私っああっ初めてなのにっ…深いっふかすぎるっあああ!!!!」
荒い息ではやてを蹂躙しながらエリオが呟く
「…クスリが本格的に効き始めてきたみたいだね…処女喪失の痛みより気持ちがいいか…
アハハ…いや痛いのが気持ちよくなってきましたか?
そらっ!…この体位が一番深く奥まで突けるんですよ!」
挿入する腰の角度をいっそう深くして
はやての悦楽交じりの悲鳴を心地よいBGMとして聞きながら
エリオは容赦無くはやての奥を突きまくった
痺れるような悦楽が背筋を駆け上がるのをエリオは感じた
「…っっく…そら一発目受け取れ…はじめての処女の子宮で思いっきり男の精液味わえはやて!!」
エリオが叫んで大きく腰をうちつけた
はやての彼女の一度も踏み荒らされた事の無い奥の園へ思う存分精子を注ぎ込む
「はぁっ!あっあああっ!熱いっっああ!何これ…ああっやぁ!私っ私ぃ!あっあああああああああ!いぐううう!!
とぶっやっあああっ私っいいいっあっとんでまうううああああああ!!!焼けるっぎもちいいいぅ!!あああ!!!!」
エリオが汗ばんだ背中を反らせて、はやてのお尻を引き寄せた、グリグリと亀頭をはやての処女の子宮に押し付ける
はぁはぁ…はっはっはっ…くっ…、はやての腰を引き寄せて呻く
「はぁっ…はっ…最高…ですよ、八神隊長…っ初めてなのに…絞り取られる…うっ…く締まる……」
エリオは、はやての太ももを押さえつけるとザーメンと愛液に濡れた剛直を痛いほど締め付けるはやての膣から引き抜いた
痙攣する股を大きく開かせ指ではやての秘所を開いて確認すると、ゴポリと、ピンクの混じった白濁が流れ落ちた
はぁっぅ…あっ…はぁっ…あっはっ…はっ…はっあ………
はやてがせいせいと荒い息を吐いた
指でそのはやての処女の証をすくうと、エリオは小さく喘ぐはやての口に含ませて飲ませた
えぅ…えっ…、はやてが喘いで喉を動かし、それを飲み込んだ
「…さぁこれからが本番ですよ八神隊長…」
エリオがサディスティックな笑みを浮べた
「…ねエリオ…今度は私が」
黒のディルドーを装着したフェイトがエリオの傍らに身を寄せた
「ああ…フェイトは…はやての…どっちにする?」
私は…と言いかけるフェイトの腰に手をまわし、エリオはフェイトの奥深く繋がった、ディルドーの先をつまんで
軽くゲームのレバーを動かすようにそれを回した
ぅあっ…内部を刺激されて、フェイトが赤く顔を俯かせてエリオの腕にしがみついた
「はっ…あ…私も…エリオと一緒がいいな…」
しがみついたフェイトの、その細い指がエリオの細い腰の小さな引き締まったおしりを割ってアナルに差し込んできた
「うぁ…っつつ…くっ…」
ゾクリとする快楽に唇を嬉しげに歪めて、直接前立腺を刺激されたエリオのものがビクビクと波打って大きくなった
「じゃあ、今度はどっちが前か後ろか決めないとね…」
二人の視線の先で、ピクリとも動かない、はやての放心した目から一筋の涙が伝っていた
ベッドの傍らのデジタルカメラが静かな電子音を低く響かせていた
パート5―結ばれる世界―
「…でね、その頃はまだなのははボクがフェレットって言う、なのは達の世界の動物だと思ってたんだ、
だからボクが見てるのになのはが着替えをはじめちゃった時はさ…」
「わぁw、そんな事があったんですか…私はあの…その…あんまり出会いとかそういうのとは違うかも
しれないんですけど…えっと…エリオ君と空港で出会った時の事なんですけど…」
楽しげに会話する男女の声が6課宿舎の廊下を移動していた、と言っても二人の歳の差は恋人と間違えられるには
少々離れすぎてどちらかと言うと兄弟のようだったが、時折笑い声がはじけて、どちらも楽しそうだ
右手に花束、左手にケーキの箱を持ち、スーツ姿のメガネをかけた優しげな風貌の男性―無限書庫司書長・ユーノと
民族衣装風のいでたちのピンクの髪の少女がユーノの歩調に合わせるために少し早足で前を歩いている
―キャロであった
「でもこんな時間にわざわざ部屋まで案内してもらって悪いね…ええと…」
後ろを行くユーノが声をかけて口ごもった
「キャロ・ル・ルシエです、そんな事全然いいです…、気にしないで下さい…えっとこっちの子はフリードって言います」
こぼれるような笑顔で前を行くキャロが応え、ちょこちょこと、その後ろを付いて歩く使役竜のチビ竜が
キュア、と続いて応えた
よろしくフリードとユーノが笑顔で返す
「えっと…なのはさんは…直接はわたし達の隊長さんじゃ無いんですけど、普段エリオ君とか、わたしも訓練とか…
一緒にずっとスターズの人達と一緒にお世話になってて…あ、私はライトニングって言う分隊なんです…
えっと…なのはさんの恋人の考古学の先生ですよね…えっと…」
「ユーノ・スクライア 、次元管理局の局外協力者…って身分でそちらには紹介されてるのかな?
無限書庫の司書長とかさせてもらってます、なのはの…その…その恋人って言うか…」
少し嬉しそうな表情に照れたように笑うと、ユーノは花束を持った手でちょっと頬を掻こうとした
「…今正にちゃんと…正式に恋人って認めてもらえるように頑張ってるところかな?
突然だし…なのは…こういうの気に入ってくれるといいんだけど…」
少し視線が俯く
「実際ね…ボクは、女子にプレゼントとか…その君みたいな小さな女の子に言うのは恥ずかしいんだけど
…何せこういうの初めてで…今日ふと急に思い立ったんだけど…やっぱりタイミングも変だし…」
ケーキを持った手を掲げて苦笑いをする、ユーの、一応雑誌を見て、女の子に人気のお店を調べて
場違いなスーツ姿で女の子の列に並んで買ってきたのだ
「そんな事ないです!絶対なのはさん喜んでくれますよ、…女の子ってそういうのとっても嬉しいんですから…
…ええと、あの、まだこの時間だとなのはさん起きてるはずですから…
とにかく気持ちが一番大切ですから!…
…だから、まだ、えと下の食堂とかまだ使えますから、そこでお話とかできるし…」
キャロは言葉に力を込めて力説した、ホテルの事件の一件で遠目に一度見ただけであり
あまり知らない人ではあったが
キャロはなぜかこのどこか頼りなさそうな、なのはさんの幼なじみだと言う線の細い司書長の人を応援したい気分だった
自分もいつもエリオ君に
…と言う気分ではいたが、いつも今ひとつ踏み込めないキャロにしてみると
この女の子の扱いが下手そうな、このユーノという人の事が他人事とは思えなかったのだ
最近のエリオ君は以前よりもどこか大人びてきていて、自分にも確かに…優しくしてくれるが
どこか子ども扱いされているような気がして不安なキャロだった
「あの…頑張って下さい!、……あっ…いえ…その頑張るって…いえ…わたし…ええと…
そう言う意味じゃ…無いんですけど…あの…ごめんなさい…生意気言って…」
少し前をトテトテと歩きながら振り向いては両手を小さく拳を握って応援してくれる女の子に
ユーノは苦笑して感謝の意を表した
「いいんだ…嬉しいよ、ありがとう、…ボクも普段、その人から、ちょっとナヨっとして見られてるみたいだから…」
いえそんな、と真顔で言うキャロに苦笑しながら適当にあいずちをうちながらユーノは考えた
(そうだよな、今日こそはボクもビシッとしなくちゃ…いつ渡そうか迷ってたけどやっぱり…そうだよ…
今日渡そう…うん決めた!…たぶん…いやぜったいだ!)
ユーノには珍しく鼻息を荒めてスーツの内の四角い感触を確かめた
にここしばらくの間、ユーノの外出用のスーツの懐の内ポケットに入れっぱなしになっていた小さな箱があった
なのはの誕生石を調べたユーノが司書長の給料で3ヶ月分を投入した高価ではあるが、
あまり学者としてのユーノにとっては考古学的な興味の乏しい、だが彼の人生にとっては大変重要な装飾リングだった
(これ渡したら…やっぱりプロ…プロポーズの言葉とか…その…言うんだよな…
ヤバイ…全然考えて無かった…
どうしよう…やっぱり君のお味噌汁が……だったっけ?なのはの世界では?…いやでもボクのとこでは…どっちを…
困ったなぁ…この子相手にそんな相談できないし、…今のうちに考えとかなきゃ…)
そんな事を、色々語りかけては応援のエールを送ってくれるキャロの話を上の空で聞きながら
ユーノは考えていた
「…あ、そこです、なのはさんと、あとわたしたちの隊長のフェイトさん、部隊長のはやてさんのお部屋です」
3人で一緒に住んでるのか?
ちょっと驚いたユーノが気を取り直して部屋の前に来て立つと息を飲んでネクタイを締め直した
「…えっとそれじゃ…」
お願いするよ
と少し緊張した顔のユーノ
「ハイ!わたし、あのフェイトさんと…あの一緒に、はやて隊長ともお話してますらから…出て行って、いえ…
ユーノさんはここでもいいし…
えと…さっきお話した下の食堂とか、お外でもいいですから…あれ?」
一人段取りを考えて、ユーノに説明していたキャロはドアを見て小首を傾げた
「…お部屋のロック外れてますね?あ……じゃあ…ちょっと驚かせてあげましょうよ、なのはさんビックリすると思いますよ」
え、いいのかな?と言う顔でユーノは見たが
楽しそうにそう言うとキャロはすでに開閉ボタンに指を伸ばしていた
たまたまとか偶然とか
あるいは、うっかりが幾重にも重なる時が人生にはあるのだろう
今日はそんな夜だった
以上で中編終わりです、後編はまた週末までに加筆修正して
整理できたら投下予定です
や、はやて大好き人間としては、どうしようかと思ったんですけど
ここは愛を込めて思いっきりヤル事にしました
さてエリオ君はどうなっちゃうんでしょうね、後編はエロ無で語りとその後になる予定です
ではでは
>>362 乙彼。
次回修羅場になりそうな悪寒w
つーか、絶対ヴォルケンが知ったらエロオ半殺しにされるべw
GJですた〜!
はやて凌辱続きマダ〜?
これは……次回修羅場の予感、予感つーか確信かw
キャロはエリオを、ユーノは三人娘(主になのは)を見て何を思い、どう動くのやら……今から楽しみだ
何が言いたいかというと、GJということだ
ついでに次回も期待して待たせてもらいます
アリサは俺のペット
超GJ!うわー次回を見るのがちょっと怖いぜw
さりげにユーノ×キャロフラグ立った?
>>342です。第1話投げた後体調不良で寝込んでました。遅くなりましたが感想のお礼?と連絡を。
お楽しみ頂けたようなのでよかったです。
昨晩、やっと話が繋がりましたが、見直す度に修正修正。それでもコレです。
淀みなく書いてしまうほかの職人さまがうらやましい。
・今後の予定について(本当の予告かもしれないモノ)
フェイト×はやてとスバル×ティアナですが多分ありません。すみません。
理由は簡単です。電波が飛んでこないからです。
「ユーノ君、いきなり4Pか」 から キャロはいつエリオを襲うのか(言うまでもなく性的な意味で) は、
一週間前からいじってません。あの時は受信するって思ってましたが・・・飛んできません。
なのに予告をそのまま投げてしまいました。本当にすみません。飛んできたらもちろん書きますが。
2話の方は多少飛んできています。しかし肝心のエロ部分が飛んできません。
エロゲでもやってアンテナ増やす必要があるかもしれません。
そのくせキャロ×エリオは話の骨格がすでに飛んできています。
といっても微エロなんですが。こっちが先かも。
最後に。
今週からしばらく中間テスト、ゼミ発表、レポートが立て続けにあるので
1話の時の受信解読ペースだと、次投げられるようになるのは7月頭です。
来週日曜日も何か投げてたらそれ多分遺言ですので。
では明日から毎日、大学逝ってきます。第1話読んでくれたみなさま本当にありがとうございました。
生きてたらまた会いましょう。その間も名無し(読み手)で書き込んでるとは思いますが。
・追加
魔王の犬っすか。そんな感じの動画さっきみたので、もしも受信できたらやってみます。
なんという修羅場の予感w
鬼畜王でピンク髪なのにメインになれなかったキャロに逆襲のチャンスはあるのかw
しかし完全に溺れてるフェイトもイイが
サカリすぎのエリオに困った人だなあとか言いながらもちゃんと付き合ってるなのはさんが素敵すぎるなw
妙にどSと強調されながらやられっぱなしのはやてはどうなるんだ
>>362 お疲れ様です。
つーか、ユーノとキャロをここでぶつけてくるだなんてアンタは鬼かなのはか(誉め言葉
修羅場になるのか司書長が堕ちてしまうのか、とても楽しみです。
おおっいいとこ突いてくる人いるなぁ…
気の強い子は得てして苛められて感じちゃうパターンですよね、それがこの肉体的前半部
そしてボクはこの話エピローグから書いてるんですよね…で後半で本質的なはやての
S体質が明らかになる…と まぁバランス取ろうとしたらこうなったワケで当然反撃は…ふっふふ
なんちゃって まぁ、はやて大好き人間が書くものですから偏愛があります
妄想チラ裏 案件1
なのレンジャーの後はこれしかないか!?
『魁!魔法学園機動第6課(仮名)』
ティア「こ、この闘技場の周り、AMFで囲まれてる…!足を踏み外したらまっさかさまじゃない…!」
スバ「み、見て!ティア、もう誰かあそこにもう誰か相手チームの人が立っているよ!!…よーし今度こそあたしが…」
「二人とも下がって…ここは私に任せて…ハッ!」
スバ・ティア「フェ・フェイト―――――――――――!!! …さん、(しかも1期BJ)ああっ…って、もうあんなとこに!」
ザシャアア、闘技場に降り立ちバルディッシュを構えるフェイト
「お待たせしました、さぁ始めましょう…」
「ふっ命が惜しくないようだな…」
見通し・レイジングハートで飛翔鶴垂剣してしまう、なのはさん…「ふ、私らは恐ろしい人を大将にもったもんやで…」
闘技場ごとレヴァンティンでぶった切るシグナムさん、リンカーコアぶっこ抜きで大逆転のシャマルさん
・・なんでもできるな、んでスバティアは富樫と虎○と…w
妄想チラ裏 案件2
そろそろ純愛にチャレンジでしょ
『魔法少年剣士恭也、推参!(仮名)』
なのはの生まれなかった世界、魔法生物ユーノ(女子)を偶然助けた男の子の物語
シグナムと恋に落ちたり、ユーノにちょっかい出したり(出されたり?)と大忙し
「よせ…シグナム!闇の書を止めるには他に、何か方法があるはずだ!もう止めろ!」
「…言うな!恭也、私はベルカの守護騎士だ…そこをどけ!…主の命を守るためなら…たとえお前でも」
ジャキン
シグナムはレヴァンティンを構えた
「斬る!!」
難点・書いてる人がトライアングルハートを知らない(ぉ
妄想チラ裏終わり、いや書くわけじゃないですよ(ぉ
こんなの面白くないかなぁみたいな
ではまたまた来週〜
>>371 『魔法少年剣士恭也、推参!(仮名)』
>シグナムと恋に落ちたり
これだ!
失礼します。投下、しようと思います。
注意書きもいらないかもしれない程度ですが、一応。
☆エロなしです
☆ある程度作者の思考に沿った変態度がスパイス程度にキャラに加えられています。
☆ヴィータは好きです。好きだから手が出せないんです。
失礼します、と控えめな声がかかりドアをくぐったのはエリオである。
「いらっしゃい、エリオくん」
「こんにちは、シャマル先生」
「何かご用事かな?」
「はい。実はシャマル先生に聞きたい事があるんです」
「ん〜、長い話になりそうね。待っててね、ミルクを温めるわ」
幼いながらに、男らしさに溢れた眼差しだ。
並の思春期の男の子よりも豊富な経験を、どこかのオンナで得たような。
すぐに、ミルクは適当な熱さになって湯気を立てる。
自分にはコーヒーを淹れてから、向かい合って座った。
「キャロちゃんの事かしら?」
「! なんで分かるんですか?」
「エリオくんとキャロちゃん、最近とっても仲がいいもの」
「はぁ…あの、その事で相談なんですけども」
エリオが言うには、キャロが熱烈すぎるようだった。
朝から夕に至るまで腕を組み、頬をすりよせては甘えに甘えて、
夜は夜でそれはもうホント、エロパロ板だからできるような過激に素敵なベッドの一騎打ち。
キャロが可愛くて可愛くて仕方のないエリオは、甘えられる事に鬱陶しさを微塵も感じないし、
夜のお楽しみは若さゆえむしろバッチ来いな勢いだ。
だが、しかし。
頭の冷静などこかで、やり過ぎてはないか? という思いが一抹だけよぎる。
このまま愛しさと若さのままににキャロともっと密になった方がいいのか、
それともそこそこに距離を置いて、他の人たちと接する隙間も作った方が良くはないか?
キャロは愛しい。
それは、純然たる事実である。
それを踏まえて、密なままでいる事が双方のためになるのか、
それともスバルやティアらとの親交も含めてみるのがいいのか。
「のろけすぎよ、エリオくん」
「あ、いえ……すみません……」
「フフ、謝る事ないわ。でも、そうねぇ、どうすればいいかと言われても、ちょっと困る問題ね、それは」
人差し指を、唇にあててシャマルは思案する素振り。
落ち着かない様子でエリオはもう空っぽのカップに口をつけてしまう。
「あの、やっぱりやり過ぎでしょうか……?」
「ううん。そんな事ないわ。むしろ、もっと若さに任せてキャロちゃんを蹂躙した方がいいわ。エリオくんにべったりなのも、『MOTTO MOTTO!!』というキャロちゃんのサインに間違いないわ。You can fly!」
「Hey! I can fly!」
「いい、朝昼夜構わずにキャロちゃんを求めちゃいなさい。人目ぐらいしか気にしなくてもいいから。あ、八神部隊長に言えばどの部屋でも使用許可ほぼ確実に出るから話しておくわね」
がっしりと、シャマルは瞳を輝かせながらエリオの肩に手を置いた。
「応援してるわ、エリオくん」
「あ、ありがとうございますシャマル先せ………」
立ち上がろうとしたエリオが、立ちあがれなかった。
何故か?
理由は簡単だ。シャマルの手がエリオの肩を抑えているから。
「あの、シャマル先生?」
「さて、エリオくん」
「は、はい」
「そんな話聞かされて、私ちょっと我慢できなくなっちゃったの」
「え、え、え……」
「クラールヴィント、SMフォルム」
「い?! クラールヴィントってそんな機能が…痛ッ!? ちょ、シャマル先生、縛るのは…あ、ダメ、ズボンは…あ、ぼ、ぼくにはキャロがアッーーーーー!!」
♂
「シャマル!」
真剣な顔して、勢いよくヴィータが入ってきた。
尋常ではない表情だ。
譲れない何かを賭した者の貌。
「落ち着いて、ヴィータちゃん。何があったの?」
「カイザとデルタなら、デルタの方が強いよな! 最後に出てきたデルタの方が、強いよなぁ! シグナムに言ってやってくれよ、カイザよりデルタの方が強いって!!」
悲痛な叫び。
同意が欲しい。
ただ形だけでもいい。
同意が欲しい。そんな、ヴィータにシャマルは優しげに手をあてた。
「平成は認めないわ」
♀
失礼します、とエリオよりもさらに遠慮がちな声。
ひょっこりと現れたのはキャロだ。
「シャマル先生、今大丈夫でしょうか?」
「うん、いらっしゃいキャロちゃん。大丈夫よ、何かご用かしら?」
「はい。保健体育の事について、聞きたい事があって来ました」
新人たち最後に登場したキャロだが、一番ストレートに切り込んできた。
ひとまず、キャロを座らせてミルクを温めてやる。
気を使って、さっきエリオが使っていたカップで出したら何かピクッとキャロが反応してた。
自分には再度コーヒーを沸かして、カップはデスクに。
「でも、もうこれ以上キャロちゃんに保健体育について教える事はないと思うな」
「あの、それじゃあ、もっとエリオくんを虜にする方法を教えてください」
さらに一直線。乙女は強かった。
「そんなに焦らなくても、大丈夫だと思うけど、どうかしたの?」
「いえ、その……エリオくん、最近ちょっと考えてる所が多くなって。たぶん、わたしの事について考えてるんだと思います」
鋭かった。
今しがた、エリオからの相談を受けた事でシャマルが見通せるようになった事を、
直感でキャロは拾い集めたのだ。
「エリオくんと、離れたくないです。もっと一緒にいたい……あの、今でも十分一緒にいるんですけど……なんと言うか、もっとずっと一緒にいたいんです」
「うん、エリオくんが離れちゃうと思ったの?」
「………はい。もしかしたら、エリオくんわたしとちょっと距離を作っちゃうかもしれないと思ったから……わたしがもっと頑張ればエリオくん、もっと構ってくれるかなぁ、って」
うつむきがちに、キャロがたどたどしくそれだけ言った。
そのいじらしい姿に、MだがSでもあるシャマルの背筋に淫靡な感触が流れた。
嗜虐の心が鎌首をもたげるが、ここは抑えた。さっきエリオですっきりしていなければ、
もうここで「アッーーー!」となっていただろう。
「キャロちゃんにそんなに想われて、エリオくんは幸せね」
「そ、そんな……」
ニコニコとしたシャマルを見つめられずに、うつむいたままキャロは頬を真っ赤にしてさらに下を下を見つめてしまう。
「でも大丈夫よ。そんなに気を張らなくても、きっとエリオくんならキャロちゃんの事構ってくれるわ」
「本当ですか?」
「ええ。だからもっと熱烈に仕掛ければいいと思うな。躊躇っちゃ駄目よ」
「はい!」
先ほどは、自分がそういう趣味だから、エリオに倫理も道徳も関係なしに
「ケモノになれ」と助言したがそれで正解だったようだ。
輝かんばかりの笑顔のキャロを眩しそうに眺めて、シャマルは2、3度励ますように頷いた。
「じゃあ、あの、その…エッチも……こ、こ、このままでいいんでしょうか……?」
「ん〜、それは、エリオくんと一緒に築き上げていく事よ。私はそんなに深く言えないわ」
「そう、ですか」
「うん。エリオくんを離しちゃ駄目よ?」
キャロの太陽のような笑顔。
「はい。大丈夫です、ずっと一緒にいます」
それが。
「ところでシャマル先生」
日食のように陰っていく。
ケリュケイオンが鈍く煌いた。
「なんでシャマル先生から」
四角の魔法陣が、医務室の床、壁、天井に現れる。
その魔法陣全ての向こう側にある空気が、禍々しいものであるとシャマルは肌で感じられた。
怖気に似た感覚に背を叩かれて、シャマルがドアへと走った。
お約束だがロックされている。
「エリオくんの匂いがするの?」
現れるのは、触手。
3本4本じゃ足りない。
ゆうに2ケタを超えるニュルニュルに、シャマルは恐怖とともに、
与えられるであろう快感に期待をしてしまう。
「あ、あのキャロちゃん落ち着いて、その、成り行きと言うか、あの、ゴメ、ゴメンなさアッーーーー!」
♀
『あのぅ、やっぱり私みたいな小娘じゃ相手にしてもらえないでしょうか?』
「う〜ん、つきあいは長いけど、どんな娘がタイプかは全然わからないからねぇ……」
『そうなんですか?』
「ええ、彼、寡黙でしょ? それに、そんな事話せるようになったのもこの10年の間だったから」
『やっぱり……駄目なんでしょうか……』
「あ、あ、そんな顔しないで。彼の好きな食べ物とかは知ってるわ」
『ほ、本当ですか!?』
「うん、今度それを手作り……というわけにはいかないから、そうね、口移ししてあげれば?」
『そ、そそそそそそんなななななな、く、くち、くくくく、くち、くちうつしなんて………』
「ふふ、ウブなのね。でも、振り向かせるにはそれくらい大胆さが必要じゃないかしら? 彼、朴念仁にしか見えないでしょう?」
『ぅ……でも、そこが魅力的で』
「ぞっこんなのねぇ」
『はぃ……一目ぼれ、だったんです』
「どこが格好良かったの?」
『あの、あの、凛々しい目、逞しい四肢。この男性だ! って、思っちゃったんです』
「う〜ん、確かに頼りになるわよねぇ。うん、元々守護のために生まれてきたんだもの。護ってあげたいって、思わせればもしかすれば」
『ま、護ってあげたい……ですか?』
「うん、あなた小さいからそんな攻め方もいいかもしれないわよ」
『でも、おっきくもなれますよ?』
「それは彼もだから大丈夫じゃないかしら?」
『え、おっきくなれるんですか?』
「正確には人間型になれるの」
『えーーー! ほ、本当ですか?!』
「そう、筋肉ムキムキよ。でも本体はあの形態だから、きっとフリードにも目はあるわ。頑張ってね!」
『はい! 有難う御座いますシャマル先生!』
♀
っで、当然と言えば当然だが最後の最後に現れたのはライトニング分隊の隊長である。
「千客万来ね。いらっしゃいフェイトちゃん」
「お邪魔します」
「うん、とりあえず座っちゃって。コーヒーか紅茶か何とも言えずトロッとしたもの、どれがいいかしら?」
「あ、じゃあMIXで」
「通ね」
慎ましげにフェイトが着席する横で、シャマルが実に真剣な顔でブレンドを創造し始めた。
懐かしいような、胸の奥にグイグイ入り込んでくる甘酸っぱい香りで部屋がいっぱいになる。
「さ、て。何か、悩みごと?」
「エリオとキャロの事で、ちょっと」
「そうなの? 割と上手くいってるように見えるのに」
「上手くいってるから、寂しくなっちゃって」
苦笑。
まるで子離れできない母の顔だが、ほとんどそれと同じようなものだろう。
思いの外ダイナミックな仕上がりになったMIXブレンドで舌を潤しながら、
フェイトが視線を天井に向けてため息。
「もう、私の事必要じゃ、ないのかなぁ、って」
「そう、ね。年齢の割にしっかりした、2人だものね」
「うん」
「でも、フェイトちゃんだってあのくらいの時、エリオくんとキャロちゃんぐらいしっかりしてたんだから」
「そう、だっけ?」
「そうよ。なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん、ぜーんいん。私たち大人が手を貸さずともどんどん先に行っちゃうんだもの。結局、フェイトちゃんも落ちたのたったの2回で、私たちも寂しかったんだから」
「そ、そうなんだ」
誉められた、と理解した時、フェイトは俯いて真っ赤になっていた。
微笑ましげに、シャマルはカップの中身をすする。吃驚する出来栄えでビックリした。
「だから今フェイトちゃんが感じてる寂しさは、以前に私たちが感じてた寂しさ」
「ご、ごめんなさい……」
「ふふ、謝る事じゃないわ。でも、寂しいと感じるだけ、あの子たちが立派になっている事だから、喜びましょう」
「……うん」
もちろん、それだけで納得してすっきり出来るわけではなかった。
出生が、出生だ。
「子」に対するフェイトの想いは、複雑なのである。
フェイト自身、「母」に甘えた記憶がない。
いや、あるにはある。
しかし、あるのが記憶だけだから問題だ。記憶があるのに、経験も体験もない。
「母」に甘えた記憶があるのに、覚えていない体。
そんな歪の中でここまで何事もなく育ったフェイトだが、
さて、いざ「子」に相当する者を持ってその歪が顕著に表れてきたのだった。
「母」に甘えたい、すりよりたいと言う願望がフェイトの胸で芽生え、
それを刈り取るために、逆に自分が甘えられる、すりよられる対象となる。
でも抑えられない。
「あの、シャマル……」
もじもじと、上目でフェイトはシャマルへと視線を送る。
強い羞恥心を超える想いを溢れさせて。
「また、その……甘えていいか、な?」
「子」が甘えてくれる、すりよってくれればそれだけ、
フェイトの甘えたい、すりよりたいと思う気持ちが強くなっていく。
気持ちが強くなれなるほど、もっと甘えてもらう、もっとすりよってもらう。
悪循環。
そして、エリオとキャロがなのはの下で見違えるような成長を遂げる事で、
その悪循環は断たれた。
支えてあげている事が、支えてもらう事であるフェイトは、ここで支えがなくなった。
だから、
「いいわよ、いらっしゃい」
「…………母さん!」
「うん」
それをシャマルに求めるのだった。
何かが弾けたように、フェイトが椅子を蹴ってシャマルの胸へと飛び込んだ。
発作みたいなものだ。
エリオとキャロを保護する以前から、こういう事があった。
リンディと一緒だったた頃は、小さな衝動だったが、ここ最近はやはり顕著だ。
幼児退行と言うのが早いだろうか。
とにもかくにも、シャマルを「母」として、何度か甘えてすりよる事はあった。
これがそれである。
「母さん、母さん、母さん、母さん」
「よし、よし」
白衣の下の豊満な胸へ、その頬を押しつけながらうわ言の様にフェイトは「母」と繰り返す。
優しくその金髪を撫で梳きながら、シャマルもフェイトの体を逃さぬようにしっかりと抱きしめてやった。
髪、こめかみ、おでこ、まぶた、頬に口づけながら、シャマルが立ちあがり、
ベッドへとフェイトを抱えてやる。もちろん、だっこだ。
フェイトは痛いぐらいシャマルを抱きしめるがそんな苦痛にもならぬ苦痛はおくびにもださなかった。
シャマルがベッドに腰かければ、フェイトはその膝に座る。
小さいが形のいい鼻をシャマルの頬と首筋へと押しつけて、フェイトは猫のように甘えてくる。
まるで昔に香る事のなかった母の匂いを探すように。
「母さん母さん母さん母さん」
されるがままのシャマルは、フェイトの背に回した手をゆっくりと、穏やかに叩いてやった。
ポン、ポン、と心地よいリズム。それがフェイトを安心させてくれる。
もう片方の手で手近な机の上にあるクッキーを手に取れば、
シャマルはそれを口に含んで細かく砕く。
「ん」
口をポカンと開けてそれを見ていたフェイトだが、顔を少し差し出されればシャマルの唇へと吸いついた。
香ばしいアーモンドの匂いと、サクサクしながら唾液でしっとりした甘い菓子。
口移しが終わり、唇が離れれば、フェイトは無邪気に咀嚼して美味しそうに飲み込んだ。
「美味しい?」
「うん、もっと……もっと」
「はい、はい」
今度はチョコチップの散らばるクッキー。
しっかりと砕き、たっぷりと唾液をからめてからまたフェイトの唇へと運んでやった。
美味しそうと言うよりも、嬉しそうに口で受け取ったフェイトは、満足そうだ。
「母さん母さん母さん母さん」
「ん〜、今度は何が欲しい?」
「おっぱい」
「ふふ、フェイトは甘えん坊さんね」
「うん」
スルリと、白衣をはだけた。手なれたものだ。
いくつかのボタンを外して、シャツとブラを脱げばたっぷりとした乳房が外気にさらされる。
「やわらかい」
ふにふにと、無遠慮にフェイトはシャマルの乳房を掴んで弄ぶ。
あったかいのを確認して、掌に返る素敵な弾力を楽しんだ。
掴む力を少し強くするたびに、指の間から桜色の先端がキュッと細って顔を出すのが楽しいようだ。
束の間揉みしごいた後、ふいにフェイトが乳輪へと舌を絡めた。
そして歯でまたその弾力を味わい、吸いつてい来る。
母乳は出ないが、それでも一心不乱にフェイトはその乳房を貪ってシャマルに抱きついた。
さらり、さらりとフェイトの頭を撫でながら、しばらくは「母」と「子」の時間。
有り得なかった時間の幻を少しでも夢見る時間。
終わりです。
エロ描写がないのは、淫妖蟲等の人間の絡みがないエロゲのばっかりやってたので、人同士どう絡めればいいのか分らないからです。
正直、言い訳でしかないですが、しかし、このなのは作品に対する溢れる愛情をどうにか形にしたくて。このパッション、誰かに届けば幸いです。
>>381 リアルタイム投下乙&GJ!
ライトニング隊は平和だなあ…癒される
最近はフェイエリしか見てなかったから、キャロエリはなんか新鮮な感じがしてなおGJ!
しかしシャマル先生よ、若さに任せて突撃の後押しなんぞしちまっていいのか?そりゃエロパロ板的にはおいしい展開だけどさw
まあ、そんな考えさえ吹っ飛ばしたのがフリードリヒの相談、まさかザフィーラが好きなおにゃのこは思わなかったwwwww
竜語が理解できるシャマル先生は地味にすごいと思うんだ…あ。
先生、しぐしぐの出番が微塵もないのは仕様ですか!?
GJ!!
次は是非ユーノを登場させてやってくれ!!
>>381 最後で意表をつかれた。
何というか……言葉にならん。
ともかくGJ!
>>382 しぐしぐは前回で
>>381乙!
カイザとデルタはこんな感じかな
北崎デルタ≧木村デルタ>木場カイザ=草加カイザ≧村上デルタ>草加デルタ=巧デルタ
≧啓太郎カイザ>影山カイザ>三原デルタ>その他デルタ>その他カイザ>阿部デルタ
よし流れは見切ったここはユー×なの派の期待にこたえて書かねばなるまい?(誰も言ってない
なのはさんまじらぶな私が全開でお送りしますぜ。いやホントだってば。
ユー×なの分補充もしないといけないしね!
そんじゃごゆっくりお楽しみください。
◇注意事項
・エロ一切ありません。ユー×なの分全開でお楽しみください。
・糖分の取りすぎには注意しましょう。
陽の光が暖かい。
優しくそよぐ風には、遠く潮の香りが乗って、海鳴市に夏の訪れを教えてくれる。
表に干しておいた洗濯物も、今日はよく乾くだろう。
少し塩素の匂いがして、洗剤の量間違えたかなと、少し反省する。
「ずず…んー、ちょっと白ワイン多いかな…」
コトコトと音を立てるシチュー鍋の前で、何度目かの味見をする。どうも微調整が苦手なのは、魔法と一緒だな私。
牛乳でごまかしちゃおうか、と冷蔵庫を振り返ると、不意にドアチャイムが鳴る。あ、もうそんな時間?
「はーい、ちょっと待ってねー」
ぱたぱたぱた。軽く流しで手を荒い、エプロンのすそを持って玄関へ急ぐ。
これで化粧品の販売とかだったらまた泣きそう。…こないだも負けたし。
がちゃ、と扉を開くと、そんな杞憂も吹っ飛ぶほどの笑顔で、友達がそこにいた。
「やっほー、なのはっ!」
「なのはちゃん、お招きありがとー。」
突き出された花束にびっくりして、すこし固まってしまった。
しげしげと頭の上からつま先まで眺められて、ちょっと頬が赤くなる。
「あはは、エプロン似合ってるじゃん。ようやく奥さんぶりが板についてきたかー?」
相変わらずの口調で、アリサちゃん。
「でもなんだか、家庭科の調理実習みたいですけどね。ふふ」
いやすずかちゃん、さりげなくひどいから。
「ねね、そんなことよりさ、早く赤ちゃん見せてよ!」
あ、そうだ。いつまでも玄関で立ち話してる場合じゃないや。
ごめんごめん、と謝りつつ、スリッパを用意して、私は言う。
「さ、上がって!」
小さなベッドの上で、くるくるとメリーが回る。
くぅくぅと寝息を立てながら、可愛いお人形さんが、そこに寝ていた。
「うわ〜、ちっちゃーい」
ぷにぷにとしたほっぺをつつきながら、まるで珍獣を見るような目つきでアリサちゃんがベッドを覗き込んでいる。
まぁ、寝たら起きない子だから、ちょっとぐらいいじくっても大丈夫かな。
「ホント、可愛いですねぇ…私もそろそろ考えようかなぁ…」
意外そうな顔で、アリサちゃんが振り返る。
「あれ、アンタこないだの御曹司、フったんじゃなかったっけ?もったいない」
薄く染まった頬に手をやり、恥ずかしそうにするすずかちゃん。
「そうなんですよねぇ…子供は欲しいな、とは思うんですけど、中々良いご縁がなくて…」
「けー、この贅沢者め。どうせあたしは独り者ですよーだ」
もらった花束を簡単に花瓶に活けて、お鍋を弱火にする。みんな来るまで待とうかなと思うけど、
少し早いしいいかな、と舌を出して、お茶を用意する。はやてちゃんがくれた取って置きの紅茶があるのだ。
「なのはー、この子もう喋ったりするの?」
お湯を注ぐ私を振り返って、アリサちゃんが言う。
「えー、まだだよ。大体3歳ぐらいからだもん。そのかわり掴まり立ちするようになってから、
あっちこっち歩き回ってばっかりで、目が離せないんだよ」
「うわあ…見てみたいなぁ…でも起こしたら可哀相だし…」
すずかちゃんが困った様子で悩んでる。小動物好きは相変わらずだなぁ。
3人分のお茶を入れたあたりで、表からざわめきが聞こえるのに気づいた。
あちゃ、やっぱり待てばよかったかな、と反省しているうちに、ぴんぽーん、と音がする。
慌ててスリッパの音をさせながら、お迎えに急ぐ私。
「みんな、いらっしゃーい!」
今日は、この子の一歳の誕生日。
「あ、くそ、ちょっと手加減しろよ、アリサ!」
「へへーん、この私に勝とうなんて、百万年早いってのよ♪」
テレビの前では、ヴィータちゃんとアリサちゃんがゲームに熱中してる。
ヴィータちゃん、また怒り出さなきゃいいけど。…あ、7連食らった。
「早いものねぇ…なのはちゃんが管理局やめてから、もう二年だなんて」
ずず、と湯飲みを傾けながら、リンディ提督が呟く。当然砂糖入りで。
「私もこの年でもうお婆ちゃんだなんて、ちょっと悲しいですけどね」
テーブルを囲んで、お母さんとお父さん、リンディ提督にクロノくん。
お兄ちゃんとお姉ちゃんは旅行に出かけてて、今日はこれないんだって。
しまったなぁ…もっと早くチキン焼き始めればよかった。
「なのはちゃーん、あとどれ運ぶん?」
ひょこっとキッチンに顔を出したのは、はやてちゃん。
悪いとは思ったけど、シャマルさんと一緒にお料理運びを手伝ってもらっちゃった。
「あー、ごめん、大物が残ってるんだけど、もうちょっとかかりそうなんだ。」
「りょーかい。お茶の用意してるさかい、いつでも呼んでな?」
にこにこと笑顔で言ってくれるはやてちゃん。助かるなぁ。
オーブンを覗き込んでいると、寝室のほうからうああん、うああんと泣き声がする。
ありゃりゃ。はいはい、今行きますよ。
おとなしくしてなさいよ、とチキンに言って、エプロンを急いで外す。
小走りで向かったベビーベッドの周りで、シグナムさんとフェイトちゃんがおろおろしてた。
隣で犬型ザフィーラさんとアルフさんが冷静にちょこんとお座りしてるのが対象的で面白い。
「な、なのはぁ。どうしよう?どうしたらいいの?」
うわあ。フェイトちゃん涙目だ。しばらく見てたい気もするけど、やっぱ駄目かな。
「あー、もうミルクの時間なんだね、用意するからちょっと待ってて。
シグナムさん、悪いんですけど、ちょっと抱いててもらえませんか?すぐ戻りますから」
え、え、と目を回すシグナムさんに押し付ける。
もう首もとっくに座ってるし、乱暴にしなければ大丈夫。…だと思う。
うわあん、どうかチキンが焦げませんように。
ちゅばちゅばと、ゴムの乳首をしゃぶる音が静かに響く。
「子供か…いいものだな…」
哺乳瓶を支えてあげながら、見たことないような微笑みをたたえたシグナムさんが言う。
「あれあれ?シグナムさんも、そんなお年頃かな?」
にやにやしながらエイミィさん。真っ赤になったシグナムさんを背中から覗き込んでる。
「そういや、最近庶務課の子と仲いいよねー。どんな関係なのかな?」
驚いた様子でシグナムさんが後ずさる。ちゃぽんとミルクの音がして、慌てて支えなおした。
「な、い、いや、あれはただ、報告書の書き方を教わりに行っただけで…」
「それにしちゃ、何度も行ってるよねー、物覚えの悪いシグナムくん?」
エイミィさんも人悪いなー。ああいうシグナムさん見るの面白いのはわかるんだけど。
お母さんに手伝ってもらってチキンを切り分けていると、ドアが開く音がした。
お母さんお願い、と一言言って、玄関へ急ぐ。
「おそーい!みんな待ってるんだからね!」
むっとする私の前に、ユーノくんがいた。
「ごめんごめんなのは、書類書き上げるの手間取っちゃって」
そういってぐいっと私を抱き寄せ、ほっぺたにキスをくれる。
「うわー、あんたらいつまで新婚気分なのよ」
「普通、奥さんが旦那さんにするんじゃないのかな?」
「なのはちゃんうらやましー」
「それなんてエロゲ?」
ぎし、と固まった私たちの後ろから声がする。
「ば、ばかばか、みんな来てるっていったでしょ!」
「い、いやごめん、つい習慣で…」
弁解するユーノくん。撫でてもらったって許さないってば。
「習慣と来ましたよ奥さん?」
「毎日毎日やって飽きへんかねー、このひとたち」
「こりゃ二人目も近いな」
なんか散々に言われる。うわあん、ユーノくんのばかぁ。
えぐえぐと泣く私を連れて撫でながら、いそいそと居間に向かうユーノくん。
そして、ようやくパーティーが始まった。
「なのは、そろそろ行かないと」
あれ、もうそんな時間?すずかちゃんと一緒に洗い物をしてた私は、その言葉で時計を見る。
わ、ホントだ。予約の時間に遅れちゃう。
「なのはー、洗濯物とりこんどいたぞ」
「寝室に片付けておきますね」
そういえばすっかり忘れてた。ヴィータちゃんとシャマルさんに感謝。
出かける支度もしなきゃ。ああん、なんでこんなに忙しいんだろう。
「んじゃ電気消すよー。ほらフェイト、早くいったいった」
アルフさんの声。相変わらずフェイトちゃんに世話やいてるみたい。変わんないなぁ。
あ、やばいやばい、ホントに遅れちゃう。火の元と窓の鍵を確認して、寝室に急ぐ。
ベッドからは、また寝息がしている。ホント、寝たら起きないんだから。…誰に似たのかな。
そんなことを思いながら、そっと抱き上げる、ついでにほっぺたをつん、つんと突いて。
玄関には、もうみんな集まってる。
ミニバスをリンディさんが手配してくれたから、みんな一緒に行けるのは嬉しかった。
「わーんごめん、靴はいちゃうから、ユーノくん抱いてて」
そういって愛しい子を預ける。ああ、いいよといって抱き上げる旦那様。うむ、素直でよろしい。
「ほらほら、早く行かないと」
アリサちゃんが急かす。靴を履き終わって、おまたせ、と私。
がちゃ、とドアを開いて、外へ急ぐ。
一歩踏み出して。
そこには、地面がなかった。固まった笑顔で、後ろを振り返る。
変わらない笑顔。変わらないみんな。
大事な友達。お世話になった人達。一緒に戦った戦友。両親。
なにより大事な、私の家族。
私の手は、あっけなくドアノブから滑り。
どこまでも、落ちていった。
「ゆー…」
絞り出した声も届かず。大好きな笑顔は、あっというまに離れていった。
ああ、ドアから出なければ良かった。そうすれば、私は…
後悔は闇の中へ吸い込まれ、どこまでもどこまでも、私は落ちていった。
「…は!なのは!?」
その声で、私は目を開ける。薄暗い部屋。見慣れた天井。窓からの月明かり。
がば、体を起こした私。汗でびっしょりの胸を撫でおろしていくと、
そこには大きな傷跡。私のすべてを奪った、大きな傷跡。
「大丈夫?なのは…すごいうなされてたけど…」
隣に、愛しい顔。心配そうに覗き込んでくる、優しい面影。
目覚めたくなかった。ずっとあのまま、夢を見ていたかった。
けれど、それは叶うはずもなく。残酷な現実は、私に容赦なくナイフを突きつける。
「ふぇ…ユーノくん…」
ようやく絞り出した声は、彼の名前。それだけ言って、私は彼に抱きついた。
胸に顔をうずめ、せめて温もりに包まれながら、泣き出した。
「うああん…うあああん…」
背中をさする手。優しく抱きしめながら、私を慰めてくれる声。
「大丈夫、なのは…夢、みんな夢だから…」
そう、それは夢。
私が永遠に失った、うたかたの夢。叶うはずもない、幻。
月明かりに包まれ、私はいつまでも、泣いていた。
うああん、うああんと、あかちゃんのように。
「なのはと愉快なご主人様たち」
Intermission 「夢」
To be next day...
毎度。狐兎狸であります。
たまにはこんなのも書いてみたくなる。
不意打ちみたいに書いてみましたが、やっぱり欝になるだけだろうか。
書いてる最中もオチを考えると胸が痛くてたまらなかったんじゃよー。
いやホント、なのはさんラヴですよ私?
それじゃ次回、今度こそフェイトさんで。
>>390 GJ。
でも夢オチは切ないので幸せSSにして保存しておきます(´;ω;`)
ピアryやニryで10話をry
むぐぅ。GJ! なんだがちと切ないねぇ……。でもたまにはこんなのもありかな?
フェイトのお相手はユーノで是非。
>>390 ありがとうございました。ユーなの成分補給できました。
ただ、無粋かもしれませんがこの状態のなのはでも子供は持てるはずです。
自分は絶望してませんよ?
方法はいくらでもあります、現代社会でも。
少し切なくなったがいいもの読ませてもらったよ。
フェイトの話も期待して待ってる
ターンA氏、続き超期待しています!!!!!
>>390 GJです
これは唸らざるを得ない
切ないな
>>390 うわぁ…ひっでぇ…でもいい話だった GJ
2次元牧場スレになのはネタが来てた
さて、今日は夜の女王様の誕生日か、どんなSSが来るかwktkで待つぞー
『もしもなのはが漢になったら〜それなんてエロゲ?』
第一話「衝撃は突然になの」
【注意】性別逆転 ※エロなし
嫌悪感を感じる人は、以下スルーでお願いしまする。
その言葉の意味を理解するのに、ずいぶん時間がかかった。
知らされた瞬間、全ての思考が止まった。
それでも持ち前の精神力で持ち直し、告げられた言葉を何度も心の中で反芻した。
言葉の意味をようやく理解して、そして、自分の頬が引き攣るのを感じた。
「・・・・・・。ええと・・・・・・。もう一度、言ってもらえます?」
困惑の極みにあるであろう患者を目の前にして、医務官は深いため息をついた。
暫しの沈黙がもたらしたのは、重苦しい空気。
ベッドに横たわるのは、時空管理局戦技教導隊の誇る『不屈のエース・オブ・エース』高町なのは、
傍らの椅子に腰掛けて、なのはに現状の説明を行っているのは機動六課専属医務官のシャマルである。
シャマルはなのはに対して心持ち身を乗り出し、そしてゆっくりと、言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
「うん。だからね、なのはちゃんはね、男の子になっちゃったの。たぶん、あのロストロギアが原因で・・・」
シャマルはそこで言葉を切り、口を閉じた。
それから、茫然としたままのなのはを窺うようにして沈黙を保った。
なのはは心の中でシャマルの言を繰り返した。
(だからね、なのはちゃんはね、男の子になっちゃったの)
眩暈がした。
そんなの、ありえない。
信じられない言葉。
認めたくない現実。
しかし、その思いに反して、確かに感じる体の違和感。ベッドから体を起こすと、以前よりも肩が
幾分軽くなったように感じる。自分の体に目を落とせば、胸の膨らみがずいぶんと引っ込んでいる
のに気づいた。真っ先に出た感想は、(ああ、はやてちゃんががっかりするだろうな)というもの。
事あるごとに自分達、仲の良い部下の胸を揉んで楽しむという、困った癖をもつ幼馴染の悔しが
る顔を思い浮かべて、少しだけ苦笑する。悲しいとか、そういった感情は不思議と湧いてこなかった。
いまだに夢の中にいるような、茫漠とした感覚がなのはの心を占めていた。
何となしに、あごを指先でなぞってみると、ところどころに短く硬い毛の感触がした。幼い頃、父は
大怪我を負ってベッドの上で寝たきりになっていた。目覚めない父が悲しくて、はやく起きて欲しく
て、父の顔をぺたぺたとはたいたことがあった。その時に感じた父の不精ヒゲの生えたあごの感触が
脳裏によみがえる。それでこれは、いわゆる不精ヒゲが生えているのだと理解する。
極めつけは股間の違和感だ。シャマルさんもいるし、今この場で確かめる気にはなれないけれど・・・。
今、自分はどんな表情をしているのだろう?
こちらに向けられるシャマルの視線、哀れむような瞳が痛い。
彼女の表情で、否応なしにこれが現実であるのだと認識させられた。
悪い夢であればいいとか、シャマルさんはきっと意地悪して冗談を言ってるに違いない
という高町なのはの淡い期待は、無情にも打ち砕かれたのだった。
ふと心に浮かぶのは大切な人たちの顔。
フェイトちゃん、はやてちゃん、ヴィータちゃん、シグナムさん、スバルにティアナ、ライトニングの子供達、
機動六課のスタッフ、ユーノ君、戦技教導隊の先輩や同僚、海鳴の家族や友人、
――――みんなは、男になっちゃった私のことを、どう思うだろう?
管理局によって感知された未確認(Unknown)のロストテクノロジーの稼動。
それは身体構造の変性を引き起こすロストロギアだった。
任務中に起こってしまったロストロギアの暴走事故。
強烈な金色の閃光に包まれ、気を失い、目が覚めると、
私、高町なのはは、男になっていた。
(TO BE CONTINUED…)
>>390 いやはや、なんとも王道というか、見事な突き落としっぷりで。
恭也と忍が出てこないのは、雫など二人の子供の顔をたとえ夢でも見たくないですからかね?
あの万年新婚夫婦に何故か二人目がいないのも案外同じ理由だったりして。
ところで
>>393氏も言及していましたが、子宮が駄目で「子供が産めない」のと
卵巣が駄目で「子供が作れない」のとどっちなんでしょうか?
この流れだったら性器破壊もOkかな?
愛がありますから大丈夫ですよ
呼ばれて飛び出て。
男は言葉で語るもんじゃねえ、背中で語るもんだ、
との理由で滅多にレスとか返さない狐兎狸です。生まれてごめんなさい(何
いやホントは作品読んであーだこーだ言ってくれるだけで十分満足なんですが。
>>393 そいつぁ野暮ってもんだぜジョニー?HAHAHA。
ごめんなさいごめんなさい石を投げないで。
作品の裏については色々ご想像ください。
別に魔法でチンカラホイと一瞬で治すのは簡単ですが。
それで面白いのか、って次元ですな。
ラストシーンまで一気にすべて決まってますので、あとは仕上げをごろうじろ。
あとほんの少しだけ、この愛すべき愚か者共にお付き合いください。
読み終わってから「バッカでー」とせせら笑うのもお任せします。
馬鹿でも愚かでも、私は精一杯に生きる人間が好きですから。
あと
>>403の前半。とらハ3知らないからです。今ググって初めて知った(ぉ
>あとほんの少しだけ、この愛すべき愚か者共にお付き合いください。
>読み終わってから「バッカでー」とせせら笑うのもお任せします。
>馬鹿でも愚かでも、私は精一杯に生きる人間が好きですから。
それってスレを荒らすのとどこが違うんだ?
亀レス?ながら
>>390氏GJ!!!ほんとに切ねえぇぇぇぇぇー
408 :
さばかん:2007/06/04(月) 21:45:10 ID:bVkRu545
お久しぶりです。今回も懲りずに投下させていただきます。
今回もはやての過去話のエロなしの続きです。よろしくお願いします。
動物が生きる為には血が流れていなければならない。
ぶしゃ すしゅ ぴちゃ ぴゅー
動物が生きる為には血を求めなければならない
どしゅ ざくっ ぎっ ごとっ
今まで私は透明の血を啜っていた。そうやって生きていけた。
でも、それを私は放棄した。
大切な家族が。シグナムがシャマルがヴィータがザフィーラが、私を生かす為に
リンカーコアを取り、後に厄介な事にならないように殺していた。
叫びと流血の奔流が耳朶に響き、私はそれを掻き消すため
「♪あなたとふたりで生きたい 光の差し込むこの世界で
花咲く季節が過ぎても 生命の終りが訪れるまで
ふたり同じ道 歩き続け 終まで離れずいられたら
終わりが見えたなら 遠い始まりを振り返り この道行き語り合って
あなたとふたりで生きたい 光の差し込むこの世界で
あなたとふたりで逝きたい 遥かな旅路の果てには
ふたり一緒に♪」
歌っていた。
少し前のお話。
時空管理本局。クロノくんは激務におわれていて、現在少しだけ休憩していた。
彼の仕事は忙しい時と暇な時が極端で確実に寿命を縮める仕事だ。
そんな仕事を誇りと自身が信じる正義を貫く為奮闘していた騎士の休息を、
「クロノくん、ちょっといいかな?」
エィミィの声が邪魔をした。
ダルイ体を起こし、扉を開ける。
「エィミィ、どうした?」
「失礼するよクロノ執務官」
知らないおっさんの声がきこえた。
いや、いるのはエィミィだが、彼女は休息室にずかずかと入り込み、知らないおっさんも入ってきた。
成る程、さっきの声の正体はこいつか。
「クロノくん。このおっさん誰?クロノくんの知り合いだからって言われて案内したけど」
「君も知らんのか。僕の近所に昔いた、豆腐を待ち続けてた人?」
「いや、違うぞ」
おお、おっさんが突っ込みを入れた。
「初めましてクロノ執務官。私の名前はアサフキと言う。戦艦ドロブネの・・・艦長だ!!!」
「ねぇクロノくん。アサフキって・・・セクトかよっ!あの面でセクトかよって、ぷぷぷっぷぷ」
クロノくんに耳打ちをして話すエィミィにクロノくんも言い返した。
「ああ。しかも戦艦ドロブネだって。昔、戦艦の費用削減の為に泥だけで船を造ったそうだ。
しかし、泥で造る技術の方が費用がかさんで結局お蔵入りになったと言う伝説が!!!」
「おお〜そんな話が」
「なんて設定があったら面白いかもな」
「もういいかな〜。おじさん短気なんだよ」
「は?今回の事件を貴方方が引き継ぐことになった?」
「ああ。今回の事件は裏が大きいそうじゃないか。若く優秀なクロノ執務官だが、まだこういった事件は
早いとグレアムさんが判断したかどうかは知らないが彼直々の依頼だよ」
蓄えた顎鬚をさすり語るアサフキ。
「殺された局員は僕の部下でした。彼等には家族もいます。遺族は保障されるでしょう、しかし金も大切ですが人も大切です。そんな命を刈り取った奴等を法廷に叩き込むのは僕の仕事です」
「私も長年人の上につく立場にあり、君の気持ちも分かる。しかしもう決まった事だ。何故私に頼まれたかは私の知るところではないが。心配無い。外道をとっ捕まえてから君の仕事をすればいい」
アサフキは扉を開け、再びクロノに振り返った。
「本来私は君にあう必要は無かった。会おうと思ったのはあくまで私の独断で、君の気持ちを胸に刻みたかった。君の無念、必ず晴れる。ドロブネに乗ったつもりでいて欲しい」
(泥船かよ)
おっさんは去った。
「やあ、そろそろ来る頃だろうと思ったよ」
クロノくんは真相を確かめるためにグレアムさんのいる部屋へ向かった。
「何故トランクスだけしか着てないんですか?」
「はは。情事の後は火照るからいけない」
言って、ベッドの中で眠っている双子の使い魔を見つめた。
「まぁそんな事はどうでもいいです。それよりも、」
「それよりも何故今回の件をあのひげおっさんに頼んだのか・・・か?」
「ええ」
「今回の事件は君の調べた通り『闇の書』がらみだろうな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
沈黙が訪れた後、グレアムさんは静かに語った。
「簡単なことさ、奴等が大きく動き出すのはもう直だ。そして、その奔流に流されるのは」
「戦艦ドロブネ・・・ですか?」
「そうだ。彼等には犠牲になってもらい、動きを円滑にする」
ドンと何かを叩く音が響いた。
「そんなに僕の実力が信用できませんか?」
クロノくんが怒りの表情で壁を叩いた音だった。グレアムさんは冷静に見る。
「信用できるできないではない。より確実に最小限の被害で済ませようとした配慮だ」
「ミニマックスだとかどうでもいいんだよこのパンツジジイ!!!」
「せめて絶倫じじいと言い直せ!!!!」
「クソッ!どうあってもこの件を僕に譲っ、」
続きを言おうとした瞬間だった。
グレアムさんに通信が入った。
「・・・そうか、ご苦労様」
通信を切ったグレアムはにやりと笑い、皮肉そうに見つめていた。
「真坂・・・」
「喜べクロノ、君に仕事が戻ってきたぞ」
その後の話。
戦艦ドロブネはいたって普通の戦艦だった。クロノくんはその、今やただの血溜まり
と化した場所を冷静さを取り繕って歩いていく。ぴちゃぴちゃと雨が降った後のようなこの音は
自然ではなく、まぎれもなく人間の仕業だった。
それが私達、八神家だと言うのはいわずもがなだった。
クロノくんがやってきたのはコントロールルームだった。それを適当に操作すると別々の映像が表示される。それは現代で言う監視カメラだった。どうやらまだ生きているらしい。
これが生きている理由は簡単だった。ここに進入した相手はハッキングのプロもいただろうが、アナログなシステムには気が付かなかったようだ。そして、普段はこんなものは仕掛けられていない。
仕掛けられた理由は・・・彼等が人身御供だったからだ。
クロノくんはその罪悪感をかみ殺し、映像を再生するのだった。
見た光景はとても単純なものだった。
40分前、5人の局員が操作から戦艦に帰ってくる。
そう、この映像を見てだいたい予測できた。
そう、この5人は侵入者である。変身魔法で局員に変身していたのだ。
これだけの夥しい死体に、新たに5人が加わった。
そこから先、目をそらすのを必死に堪えた。
不鮮明な画像から血が、叫び声が。その鮮やかな殺しは、鮮やかでないものをどんどん量産していく4人。
残りの1人、これが不可解だった。車椅子に乗り、誰も殺さない。こいつは恐らく、
「主・・・」
その主は・・・歌っていた。この場所で、この場所だからこそなのか。
不釣合いな歌は、とても懸命に歌われていて、この世界を掻き消そうと努力している。
クロノくんはそう思ったらしいが、実際歌っていた私はよくは覚えてない。
その後の光景が映る。
「なんだこりゃ?」
その主の背中からおっさんが襲い掛かるも背中からばっさりと切られる。それだけならこの凄惨な
光景では正常、そのおじさんの正体はここの艦長で、まだ息がある。
その主が、剣を持った女性に何かを話しかける。
その主は、女性の剣を持ち、倒れた背中に自らが突き刺す。止めを自らがするつもりだろうか。
クロノくんは主を見て。
「まるで自ら血で汚れようとしているような・・・」
何度も何度も突き刺し、艦長が絶命するのにはそれから少し掛かった。
その映像を切ったクロノくんはさっき主が歌っていた歌詞を呟く。
「ふたり同じ道 歩き続け 終まで離れずいられたら か・・・」
それは主がずっと一緒に使い魔といたいということなのか。クロノくんはそう思った。
だが、そんな事を多数が許さないだろう。
私達が生きるには多くの犠牲が必要で、しかも、それはとても自分勝手で自分しか望まない。
「その歌が僕に届くことは無いだろう。多数の代表、それが正義、それが僕だ。
だが、せめて幸せな時を過ごしてくれ。一人の少女の望み位叶えてあげたかった」
それは無駄な話、多数の意思が正義だというのなら
私、八神はやての願う事は紛れも無く悪なのだから。
その意思が交わり事は決してない。片方は全て捨てられる、そして、捨てられる方を私は知っている。
だってこれは私の回想なのだから。
つづく
ネ申職人GJ!!!
なのは一家の団欒がサイコウ
そしてシャマルの母性ぶりが、目から汗が出てきた。
>>390 呼んでもらえないスバル達カワイソスw
とか思ってたら、こういうオチか……切なくなるねぇ
お久しぶりです。シチュ希望?から生まれたはやて×ユーノ(フェレット)を以前少し投下したsakura(っ´▽`)っ ・・・ です。
前スレでマダーとの事ですが、現在執筆中です。時間がなく、なかなか書きあがりませんが、完成したら投下いたします。放置した訳ではありません。
キャラの話し方とか変かも知れませんが、投下したときはよろしくお願いします。
さばかん氏GJ!!&乙!!! なんか最近切ない話がおおいねぇ〜
なんか凄い投下ラッシュだ久々じゃないか。
だが、百合分が足りないと思うんだ。
いつもは棒が足りなくて百合だらけなのにな
まぁ百合分は本編で溢れてるからなあ・・・
>>381 シャマルさん平成は認めないなんて言わないでくれ…
貴女は王子やダディやぼっちゃまや地獄兄弟を否定するのか…
鬼畜王エリオを読んでから、なぜか分岐シナリオ
【なのはさん攻略失敗でエリオ廃人エンド】を想像しまくってる。
これもある意味で深くハマッたってことなんだろうな。くそー、完敗だ。GJ。
多分はやてがどSっぷりを発揮してエリオは逆レイプされるな>鬼畜王エリオ
ヴィータの一日 act1
…と言うわけでヴィータ様だ、今日はなんか近くの小学校で職場体験とか言う事で
餓鬼どもが退去して6課を訪れている
さっきまで、はやてが下の拾いフロアで全員を前に、なんか
「というわけで私ら6課は日夜悪い人達を捕まえたり、災害救助とかやね…」
「ねーねー、ねーちゃんパンツ見せてー」
「変身してー変身!おっぱい揺らせー」
バキ!
…あ、はやてのハイヒールが迂闊な発言した馬鹿な餓鬼にヒットした…
静まり帰るホール
「…てなわけで、みんな社会のルールを守ってええ子にしてなあかんで〜?」
…おお、流石だ、こえぇぇ
てな事があったりした、シグナムもシャマルもちょうど外に用事があって
んで今は各部署をあたしが…案内してんだよな、なんで
こんなくだらねー餓鬼どものお守りを、泣く子も黙るヴィータ様がしなくちゃなんねーんだ…
ブツブツと呟く
「…あー、オイ、止まれお前ら、ここがデバイスとか調整するとこでだな…」
わけのわかんねー機械の林の中で
シャーリーとリインがにこやかに微笑んでいる
ちっ、こいつらまで営業スマイルかよ…
しかしこの餓鬼ども、このあたしが説明してやってんのに
ザワザワザワザワ…ちっとも静かになりやがらねぇ…なのはに言われて我慢してるが
やっぱ一発ガツンとやっといた方がいいんじゃねーのか?餓鬼にはやっぱ鉄拳制裁だ
とあたしがそう思って案内の旗の代わりに立ててたグラーフアイゼンにカートリッジを
一発装填して、手近な餓鬼に一発軽めのをぶち込もうかと思った時だ…
「ね、ねぇ!みんな…静かにしてよ、案内の人も困ってるじゃない…」
んん?、グラーフアイゼンから目を上げてそっちを見ると
いかにもナヨっとした感じのメガネのお子様が、殊勝にもあたしに協力しようとしてるらしい
エリオぐらいの背格好か、でもあいつと違って全然運動とか出来そうな感じはしない
グリフィスを小さくしたみたいな奴だ…
腕に委員長とか腕章をつけてる…ふーん、まぁ、このあたしに協力しようと言う心がけは認めてやるが…
「うっせーんだよ真面目ぶってんじゃねーよ委員長」
「ねーねーここつまんない、もっと別のとこいこーよ!」
…余計煩くなってる、ダメだこりゃ…
仕方ねーやっぱここはあたしが一発…
そう思ったとき、よく知った声が聞こえてきた
「はいはい、みんなー、じゃあそろそろお昼にしようか?、6課の普段食べてる
メニューとか用意したからねー、みんな移動しましょ」
ニッコリ笑ったなのはがドアのとこから歩いてきた
やりー!、ごはんごはん!
ドドドド、餓鬼どもがなのはの誘導に従って、どんどん部屋から移動していく
笑顔で誘導するなのは
あいつはホント、こういう餓鬼の扱いが上手い…
前世は羊飼いか何かだったんじゃねぇのか?、と思う
「お疲れさま、ヴィータちゃん、あたし達もお昼にしようよ!」
「…あーそうだな、んじゃあいつ等の来ないとこでゆっくりするか…」
と言いかけた時だ、弱弱しい声であたしに話しかけてくる奴がいた
「あ、あの…さっきはお役に立てなくてすいませんでした…」
後ろを振り向くとさっきの委員長のやつだった
まだ居たのかこいつ?
「なんだお前は、さっさとメシ食ってこい…」
「あ、あのボク…」
と言う嬉しはずかし、少年の初恋物語
書いてみたり
おわぁ…2行目 退去→大挙
やっぱ即興じゃこんなもんです…orz
右を見て。左を見て。
いやここが婦人服売り場なのはわかってんだ。
俺が知りたいのはそーゆうことじゃない。
手持ち無沙汰にうさぎのぬいぐるみを抱きしめながら。
あろうことか、ヴィータは迷子になっていた。
ヴィータちゃん小劇場「或いは平穏な日々」
かいたひと:ことり
「くっそー…シャマルの奴どこいったんだ?」
一人で帰ってもいいにはいいのだけれども。
はやてに買い物を頼まれた手前、手ぶらで帰るわけにも行かない。
なんとかしてお財布…もとい、シャマルを見つけなければ。
つい最近できた大型量販店。オープンセールとかでごったがえす人波。
やっかましいメガホンの呼び声。とおせんぼする商品の山。
あっちを見ても、こっちを見ても、見知らぬ顔。のほほんとしたいつもの顔は一向に見当たらなくて。
そのかわり目の前を、親子連れが何組も通り過ぎる。
母親の手をつないではしゃぐ子供。一組、一組、いくつも通り過ぎる。
それをずっと眺めながら、ぎゅ、とうさぎのぬいぐみを抱きしめる。
け、と一言。
「あーめんどくせ…いっそフロアごと焼き払っちまうか…?」
もう一度見回ってこようと一歩踏み出すと、ぬいぐるみが反対のほうへ歩き出した。
振り向くと、そこには小さな女の子。涙目になりながら、うさぎの足を引っ張っている。
「…なんだお前。離せコラ…これは俺のだっ!」
ぐい、と引っ張るも、必死な力は結構なもので。えっく、えっくとえづきながら、一向に離さない。
「ふぇ…」
女の子の顔がゆがむ。びくっとしたヴィータは、慌ててうさぎを押し付けて。
「わ、わーわー、わかった、貸してやるからっ!頼むから、泣くなっ!」
ぱ、と笑顔が輝いた。ありがと、といわれて、ちょっと照れる。
おまえ、どっから来たんだ? 名前は? 誰と一緒なんだ? どのへんではぐれた?
答えの返ってくるものはひとつもなく。いつしかうさぎのぬいぐるみに、雫がぱた、ぱたと降りかかる。
「だー!いちいち泣くな!いいかそういうときはな、ベルカじゃこうすんだ!
『お母さんありがとう、お母さんありがとう、お母さんありがとう』ってな!
ほら、言ってみろ!」
きょとんとした顔で女の子。出かけた涙も引っ込んで、すう、と息を吸い込む。
おかーさんありがとー、おかーさんありがとー、おかーさんありがとー。
ちょっと肩で息をしながら、得意そうな瞳で見上げてくる。
やればできるじゃねえか、と一言。笑顔が戻ってくる。
「のぞみ!?」
「本当にもう…なんとお礼を申し上げてよいか…本当にありがとうございました」
何度も何度も頭を下げる母親。女の子の手をしっかりとつかんで。
「あ、ヴィータちゃん!?やっと見つけた!」
声のするほうに、見知った顔。おせーよ、何やってたんだ?と文句。
もうはぐれちゃ駄目よ、と後ろから。振り向けばそこに、女の子。じっと見つめながら。
「…えへ。おかーさん、ありがとー!」
うさぎのぬいぐるみを抱きながら。そういって女の子は、母親のところへ走っていった。
きょとんとするシャマルに、なんでもねーよ、手をひらひらとさせて。
「あれ、ヴィータちゃん、うさちゃんは?大事にしてたじゃない」
「ん?あー…いいんだ。俺は」
帰ればそこに、笑顔があるから。だから俺には、もう必要ない。
きっといっぱいの笑顔をふりまいて、うさぎは跳ねるだろう。
おかあさん、ありがとうといいつづけて。
>>426 GJ
ちょっと和んだ。
ところでつかぬ事を伺いますが…
貴方某所で某黒皇子と白き騎士とのクロスSS書いてません?
即興に便乗してみる。
ほのぼのっていいですね。心が洗われるようです(お前が言うな
てゆーか、今思った。ヴィータの一人称って「あたし」固定だっけ…
誤字もいっぱい、句読点もおかしいのはいつもどおりですはい。泣きそうorz
鬼畜王エリオ最高すぎます。GJ!!!!!!!!!!
スバルとティアナも犯しちゃって欲しいです
なにげにエリ×シグ派もいるんで頼む
エリオが責めるのも、六課女性陣全員に責め立てられるのも
両方とも見たい…!
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏GJ!
>「ねーねー、ねーちゃんパンツ見せてー」
「変身してー変身!おっぱい揺らせー」
バキ!
…あ、はやてのハイヒールが迂闊な発言した馬鹿な餓鬼にヒットした…
静まり帰るホール
「…てなわけで、みんな社会のルールを守ってええ子にしてなあかんで〜?」
ここで吹いたw
ハイヒールがヒットって…餓鬼致命傷だな
全キャラ中エリオだけ見たくない……
>>434 >全キャラ中エリオだけ見たくない…
つまりザフィーラ、ユーノ、クロノは見たい、または見てもおkなのかwww
>>435 >>434じゃないがユーノなら犯したい
それはともかく鬼畜王エリオのなのはさんなんか裏でとてつもない事考えてそうで
ガクブルなのは俺だけ?なんかエリオが泣き見そうな気が
>>436 RHとの会話からすると「こうなったら小さなパパさんにはちゃんと責任とってもらおっか」的な結論は出てるっぽいし
そんな酷い裏はないんでないの。はやて巻き込んだりやってる事は素でヒドいけどw
エリオが泣きを見るとすればはやてさんの方じゃね。つかはやての反撃にwktk
肉体的にMで精神的にSって素敵。しかも上司と部下ですよ
つまり昼は表面上変わりなく部下を弄り夜には攻守逆転とかああもう妄想がとまらん
なんにせよオチが楽しみだな。修羅場だし
>責任とってもらおっか
キャロとユーノにエリオを引き渡して、自分はフェイトちゃんと逃亡
こうですか? 分かりません><
虹裏厨うざ
投下、しようと思います。
注意書きもいらないかもしれない程度ですが、一応。
☆エロなしです
☆ある程度作者の思考に沿った変態度がスパイス程度にキャラに加えられています
☆作者が変態だからです
☆シャマルがだらしなくなります
☆主役はシグナム
☆シグナムが活躍しすぎてますが、シグナム好きなので許して下さい
ホログラフィキーボードから手を離し、シャマルは端末をいったん止めた。
虚空を切り抜いたかのようなウィンドゥもそれで線となってから溶ける様に消えていく。
だいたいの書類と報告書、
そしてなのはと煮詰めた新人たちの育成プログラムはこれでもう片付いたろう。
目頭を押さえながら大きく息をつく。
疲れた、とは声にしない。
実際に前線に立っている者たちの方が負担は大きいのだから。
文官と武官という違いだ、疲れ方の質が違うと言えば違うが、
それでも文字通り身を切っている方がシャマルには大変に思えている。
ただ、
「ん……」
溜まっている事が、難儀な事ではあった。
散々、相談に来た新人らとアハーンな事やバキューンな事を繰り広げたが、
どちらかと言えばして能動的な側だった。
してもらいたい。
かき回されて、突きあげられて、弄られて乱れたい。
痛いぐらい乳首を引っ張り上げられ、嫌と言うほどにお尻を叩かれて、
子宮の口が開いてしまうくらい突かれて、何度も何度も許しを請っても許されぬほど犯されたい。
足腰が立たなくなるまで交わってそれでもまだ果て無い相手が自分を貪る。
いろいろな妄想が頭の中でふつりふつりと浮かんできてはシャマルの頬、首筋に朱が差し始めてきた。
妄想の中の自分が虐められるたびに心音は大きくなり、呼吸が荒くなっていく。
肩が落ち着きなく上下し始めて、むくむくと乳房の最先端が起き上がるのが分かる。
(ここでいじってしまおうか)
そう、考えた時ドアがスライドして人が入ってきた。
ビクリ、と震えてすくんだ。ギュッと、膣肉が収縮して子宮に熱。興奮したのだろうか、と自分で考えながら、座っていた椅子のキャスターを回して入室してきた人物の方へと向いた。
ザフィーラだ。
珍しく人の姿である。
いつも通りの無表情だが、対称的にシャマルは焦ったような笑顔。
跳ね上がった鼓動は全然落ち着かない。
「い、いらっしゃい……どうしたの、人型なんて珍しいわね」
「必要か?」
挨拶もなしに、大股でシャマルへと歩き寄った。
一拍だけを置いてからシャマルは「ザフィーラが自分が溜まっている事を理解している」と理解する。
途端、シャマルのぎこちない笑顔が悪戯っぽくなる。桜色に蒸気したその笑顔は、挑発的な眼差しと絡んで妖しい美しさがあった。
「女の子に言わせるつもり?」
「……そうだな」
自然な動作で、シャマルが立ちあがる。そんな日常的な動作でも、今のシャマルでは驚くほど色っぽい。
ザフィーラの腰へと腕を回して、背伸び。
触れあう唇。
上下の唇に挟み込むように、シャマルの上唇を撫でるように食んで、食むように撫でてやる。
ゆっくり、何度も。
ザフィーラの唾液にすべり、ぷっくりとした唇が潤えば次は下唇。
いつもこうだ。
性のはけ口が欲しいと思うと、ザフィーラは来てくれる。そして慰めてくれる。
どんな時代でも、シグナムにもヴィータにもだ。
戦いに疲れた時、状勢の回転に気を削りすぎた時、ストレス発散のためでも、意思昂揚のためでも、
そこにザフィーラの役目はあった。
貞操観念や倫理、道徳の問題ではなかった。
戦争をする兵隊や傭兵に春を売る女たちが必要不可欠なように、
ヴォルケンリッターの女たちもどこかで乱れられる時間を欲しがる。
シャマルの腕に力がこもり、すりよるようにザフィーラに密着。
豊かな胸をザフィーラへとおしつけて、適当に体をゆすっては軽く乳頭を押しつぶす。
胸の先がこすれるたびにやってくる微弱な快感に時たま震えながら、
シャマルはザフィーラの唇へとさらに吸いついた。
自分の唇でシャマルの唇を撫でる様なゆったりとしたキスを繰り返すザフィーラは、
急に吸いつかれてもさして動じずにされるがまま。
チュッ、チュッ、と吸引する音が幾度か漏れて、最後にポッと空気の抜けるような音とともに唇が離れた。
「私が疲れてるからって、気を遣ってくれなくていいの」
不満げで、期待するような眼。
そんな好色の瞳を見下ろして、ザフィーラは無表情に頷いた。
「わかった」
ザフィーラの片方の手がシャマルの背に回る。もう片方は後頭部だ。
まるで獲物に食らいつくかのように口を開けて、シャマルの唇を奪う。
まるで喰べるかのよう。
後頭部を固定されて、首もままならぬままシャマルの唇がザフィーラの口の中へと消えた。
すぐさまに、シャマルの口内へとザフィーラの舌が差し込まれる。
絡めるようにシャマルの舌をつつき、撫で、しゃぶり、ねぶる。
背を伸ばして上を見上げる格好のシャマルの喉に、
ザフイーラと自分の唾液が混ざった液体がするりと落ちて行った。
「んッ…んッ……」
その間にも、シャマルの歯肉や内頬を美味いもののようにザフィーラは蹂躙していった。
声も出せぬシャマルはザフィーラの舌に吸いついて甘噛みして「もっと、もっと」とサインにする。
息が苦しくなっても、まだ繋がったまま。苦しさが大きくなるごとに、シャマルはザフィーラを抱きしめる力を強くして、より乱暴に胸を擦り潰してそれを快感にする。
時折、ピクン、ピクン、とシャマルが痙攣じみた震え方をするが、
それでもまだザフィーラはシャマルの口に差し込んだ舌を抜かない。
発達した犬歯でシャマルの唇を何度も噛んだり、
舌に甘く噛みついて引っぱり出したりとザフィーラが好き放題してからようやく2人の顔が離れた。
強い酒でもあおったかのように真っ赤な顔のシャマルは、
ザフィーラの腕の中で必死に呼吸をして足りなくなりすぎた酸素を取り込む。
その際に激しく上下する胸がこすれては、何度かピクンとシャマルが反応した。
どうにか息も落ち着けば、赤い顔は呆けたように恍惚にとろけ切っていて何とも淫靡だった。
べたべたになった口はいまだにだらしなく開いたままだが、ザフィーラには「もっと」と言外に入っている様な気がした。
「いい顔だ」
貪るような、キスとも言えぬディープキスから打って変わって優しく、
柔らかな口づけをシャマルの頬へと落してからお姫様だっこをしてやる。
四肢に力の入らないシャマルは、うっとりとした表情でザフィーラにベッドへと連れて行かれてしまう。
まず軽めなシャマルを受け止めてベッドは揺れ、重量級のザフィーラが腰をかけるとギシリと鳴った。
自ら制服に手をかけて、シャマルはすぐさま上半身を外気に晒す。
重量ある豊満なバストが揺れた。その桃色をした先っぽは痛いほどに勃起し、小刻みに震えて切なげだ。
「吸ってぇ……噛んで。ねぇ、苛めて、虐めてぇ……」
熱っぽく、ねっとりとした声音だ。
蛇のようにザフィーラの頭に抱きついてその胸を顔面に押しつける。
豊かな肉感と、いくらかの汗による湿気を心地よく感じながら、片方の乳房を口に含んだ。
そして、強い刺激は与えない。
なめて、舌で転がすが決して激しくは弄らなかった。
歯ではさんだりするが、唾液に滑らせて軽い甘噛みを断続的に繰り返すだけに留める。
歯の固い感触が上下から固定される、と言う寸前でスルリと乳頭をよけるのである。
さらには乳輪を舌でなぞるだけだったりと、焦らすように口で遊ぶ。
さらには乳輪を舌でなぞるだけだったりと、焦らすように口で遊ぶ。
「ザフィ、ラ……お願い。もっと、もっと強ぐぅうぅぅううぅう!!」
懇願するような声が、途中で悦びの叫びにすり替わったのは、
もう口に含んでいない方をザフィーラが無遠慮に摘み捻ったからだ。
奇襲のようにもう片方の乳房から飛んできた快感に、シャマルは何秒も奮えて喘ぐ。
無骨な指が乳首に力を込めるたび、電流でも流されたようにシャマルは痙攣するのだ。
落ち着けば、今度は五指全部を遣って乳房を掴んで力を込めた。
親指と人差し指の間から乳頭が出てくるような掴み方だ。
「あ゛ぁあ゛ぁぁぁあ゛あ゛あ゛―――――」
目を見開いて、シャマルが背を弓なりにして喘ぐ。
その拍子に片方の乳房からザフィーラの口が離れたが、手は離さない。
掌で乳房を玩具のようにこねるたび、いやらしく肉が変形して、勃起したニプルが一層主張してくる。
何度か揉みしごいた後、親指と人差し指を遣ってまたすり潰すように乳輪と乳首を抓ね上げてやった。
反った背はそれ以上動かないのか、固定されたようにシャマルは動かなくなるが、
いく度か痙攣じみている所を見ると軽く達しているのだろう。
それから片手で片乳を弄びながら、片手でシャマルの腹をさすって落ち着くのを待った。
腹、へそに指を這わせて撫でてやるのだ。そして、シャマルの子宮を腹ごしに軽く指で叩いた。
さらに腿にも手が伸びてこねる様にさすったり指先で円を描いていると、
そっとシャマルの手がザフィーラの手に乗せられた。
秘所へ導く。
シャマルはショーツの中へ手を入れようと誘導したが、ザフィーラはそれを強引に止めた。
「もう、焦らさないで……」
ザフィーラの膝の上にのせられて、大きく股を開いている格好に直されたシャマルは、
不満気に真上を見て頬を膨らませるが、ザフィーラはいつもの通りの顔だった。
随分と湿気たショーツを上から割れ目をなぞってやり、何度か往復。
包皮と思しき場所の上を、少し強めにつつきながらだ。我慢するような声がシャマルから漏れる。
往復を繰り返すうちに、どんどんとショーツが秘所の中へと飲み込まれていく。
奇妙な感覚なのだろうか、シャマルの眉が上がり始めたのを機に、ショーツを脱がす。
ショーツの端に手をかけて下ろすが、ショーツの中央あたりは膣にはさまれてなかなか頑固だ。
そうして愛液にしっとりと湿ったショーツを脱がしてやると、濡れそぼった秘所が露になる。
もうすでに受け入れる準備は出来上がっていると言わんばかりに濡れそぼって肉花が咲いていた。
手早くズボンの方も放り投げれば、何とも猛々しい棹が顔を出す。
屹立するそれは太いが、それ以上に長さが特にある。
軽くシャマルの体が持ちあげられれば、ザフィーラの胸を背もたれにするように座りなおされた。
降りてくるシャマルの濡れた割れ目に、上を向く肉槍があてがわれ、ハマった。
「んん―――ぁ…・あぁ……」
甘い吐息。
固さと柔らかさがバランス良いザフィーラのそれは、
するするとシャマルの中へ中へと突き進んですぐに子宮の入り口へとぶちあがたる。
その瞬間にまたシャマルから甘い声を零して悦びに震えた。
震えに応じて、膣の中も緊張してザフイーラのモノをギュッと締め上げる。
ハッキリと感じられるほどに強く締め付けられてザフィーラも軽く呻く。
そして、シャマルが自分で腰を上げてペニスを入口付近まで抜きかけた。
「抜けないで」と名残惜しむかのようにシャマルの肉襞はザフィーラに絡みついて抵抗になる。
それが強くて気持のいいものだった。
ふるふるとお尻を浮かせてから、シャマルは支えを離す。
自由落下。シャマルの膣がザフィーラの怒張したモノへと落ちていく。
「あぐッ……!」
ゴツン、と子宮口へペニスの先端が叩きつけられる。
一気にペニスが自分を貫く快感と、衝突の快楽が混ざって一瞬シャマルの視界に火花が散った。
「ヒッ…ァ…あああ!!」
そこで体が傾けば、子宮の口へと突き刺さったペニスがコリッと膣の最奥を強くこすった。
また背筋に寒気のような快感が駆け昇って脳天を叩く。
痙攣じみて悦べば、お尻の穴が締まってそれに連動して膣もまた締まる。
そんな連鎖で、シャマルは何度も何度もピストン運動を繰り返して痛いほどペニスを自分の奥に叩きつけて喘ぐ。
ペニスが行ったり来たりするたびに、何度も達した。
でも足りない。
まだ足りない。
髪を振り乱しながら、顔を真っ赤にしてシャマルはザフィーラを貪った。
ペタン、とザフィーラのペニスに腰かけてシャマルがうっとりと、ぐったりとする。
もう結構な数、イッたと思うが数えていなかった。
少し休憩のつもりだったのだろうか。
シャマルの動きが止まると、ザフィーラが動いた。
シャマルを抱きかかえて、今まで腰かけていたベッドの上に倒れさせる。
肉槍は突き刺さったまま、まるで獣の交尾のようにバックで繋がった形。
「はへぇ……」
呆けたようにうつ伏せにされ、お尻だけ高くあげた格好のシャマルは、
薄ぼんやりとこれからザフィーラに泣かされるのかと直感したあたりでペニスが抜かれる気配がした。
そして、パンッ、と強く大きな音。
「んあぁッッ!!」
ザフィーラの腰がシャマルのお尻を叩いた音。
荒々しく打ち付けられた腰。
逞しい肉の棹は、シャマルの膣の奥の奥を殴るように突いてくる。
暴力的な快感の波に、シャマルは歯をくいしばって悦んだ。
また、ペニスが引き抜かれる感触。しかも、膣の内臓側をこそぎ落とすような勢いでカリが引っかかってくる。強く絡む襞がカリに引っかかれるたびに激しく跳ねてシャマルは悦びを示す。
そして抜けるか抜けないかと言う切ない所で、また突っ込まれる。
「ああぁああああッッッッッ!!!」
反射的に、逃げる様に腰が動いたがザフィーラはそれを掴んで離さずに、引き寄せた。
ぶつかる肉槍の先端と肉花の最奥。
自然とシャマルは笑顔になる。
台風のような快感に耐える様に力いっぱい閉じた眼から涙がこぼれ、何とも言えずに淫靡な笑顔だった。
シャマルがひっくり返される。
シャマルが仰向けにされて、正常位の格好。ふるん、と柔らかな胸が揺れた。
やはり、逸物が抜かれぬままひっくり返されたので膣がこすり上げられてそれがまたシャマルには気持ち良かった。気持ち良すぎた。
ぐったりとするシャマルだが、ザフィーラは止まらなかった。
突く快感は先ほどと同じだったが、今度は引き抜かれる時にカリがGスポットを通過してくる。
ペニスの角度を変えながら数度ピストン運動を繰り返し、
ザフィーラはシャマルが一番鳴く場所を探してカリにひっかけ続けた。
探す過程で極楽のような快楽に陥り、的確にGスポットを攻められ始めると、
シャマルは地獄のような快感で埋め尽くされる。
苦しいほど気持ちが良かった。何度も泣いて、鳴くがザフィーラは止めてくれない。
むしろ加速する。
数回、意識が飛んだりしたが、ザフィーラは襞をもっと強く激しくこすり上げる快感で起こしてくる。
もう止めて。
そう言ったには言ったが、喘ぎ声にかき消されて何を言ったか伝わらなかった。
例え伝わってもザフィーラは止めないだろうが。
イキすぎてつらい、と訴える様に伸ばした手も、ザフィーラは優しく握ってくれるだけ。
脳が焼けるほど強烈な快感の波に呑まれ、半分意識を失っているシャマルへと、
ザフィーラが声をかけてきた。
「シャマル、ドアのロックを忘れていた」
覚醒。
もしも見られたら、誰かが入ってきたら、という緊張に体がこわばり、
恥ずかしさと恐怖で固まってしまう。
その緊張で膣も締まったのだろうか、ザフィーラが呻いた。
身を起して確認しようとするシャマルだが、イキすぎて体が思うように動かなかった。
1度また達して、ようやくザフィーラごしにドアのロックの有無が見えた。
ロックされていた。
「嘘だ」
弛緩。
だまされた怒りよりも、ホッとした思いの方がシャマルには強かった。
そして、弛緩したまさにその瞬間に、ザフィーラがGスポットを目茶目茶に強く引っ掻いて、ペニスを打ち付けてきた。
多分、この睦み合いで最強の快感。
「―――――――!!!」
視界が暗転してしまったシャマルは、だらしなげに口を開きザフィーラに抱きつきながらイキ続けた。
そこでつながっている場所から生暖かい水の感覚がザフィーラにかかる。
流石にピストンを止めて、シャマルを抱きしめたまま確認してみると、体が緩んだからだろうか、
シャマルがほぼ意識を飛ばしたまま失禁していた。
気にせずにザフィーラはさらにシャマルを貪った。
♀
「ザフィーラ!!」
振り返ると、シグナムだった。
顔を真っ赤にして、覚悟を決めた表情だ。
どこか艶めかしい雰囲気で、色っぽかった。
「頼むザフィーラ!! 私の体もメチャメチャに」
ウィーウィーウィーウィーウィーウィーウィーウィーウィーウィー
『ガジェットドローンの出現が確認されました! スターズ分隊、ライトニング分隊の皆さんは至急ヘリポートへ集合してください! 繰り返します! ガジェットドローンの出現が確認されました!』
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………出撃だ」
「………ああ、頼んだぞ」
頼むつもりが頼まれた。
泣きそうな顔したシグナムを見送ってザフィーラもロングアーチへ。
この日、約4年に渡るガジェットドローンとの戦闘における撃墜数を、シグナムがとんでもない記録で残す。
リミットをかけてなお、明らかにリミットを解除したはやて以上の活躍に誰もが驚愕し、そして美しいと感じた。
支援
終わりです。
うん、書いてる時、書くのに気を張りすぎて擬音多くて行詰めすぎで読みにくいわコレ。
ゴメンなさい、ヒマな時に目を通して下されば幸いです。
それでは。
追伸:自分は王子や地獄兄弟たちも大好きです。もうちょっとシャマルにはシャマるようにキチンと言っておきますのでお気を悪くされずに。
>>450 |;゚ω゚)ノ先生!どうみてもエロありのような気がします!
てゆーか注意書きが初話のまんまコピペのような気もします!
一応GJとはゆっておきますが。
すごいゴメんなさい。
おっしゃる通り、コピペだったんで、ミスしました。
スゴイごめんなさい。
これスゴイごめんなさい。
横着してすんませんでした。
奇襲にも程があるわ。
ごめんなさい。
イ`!
非エロと信じて最後まで読んでますた。
どんでん返しとか期待してたZE
いや、でもエロもいいですよ?むしろバッチこい!
支援したはいいが終わりだったのか…タイミングわりぃ………orz
職人さまGJでした
しかしシャマルのエロは始めて見た気ガス
>>400 ネタ先を越されたw
続き期待してるぜー
フタバでエリ×シグにはまった・・・・
鬼畜王シリーズでやって欲しいです・・・・・
一応18禁SSなんですが投下していいですかね
460 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 13:50:34 ID:xnpzHc8D
注意事項
一応18禁SSですが、あんまりエロくないと思います。エロ書くの初めてです。
お馬鹿ネタSSなのでキャラが壊れてるのは勘弁してください。
まともにエロ可愛いのはフェイトだけです。筆者が贔屓してるからです。
なのはさんがまさに外道として扱われています。筆者がStSを8話までしか見てないからです。
ユーノ君も最初はマトモですが、段々とタガ外れますので十分ご注意ください。
主人公最強オリジナル設定オリキャラ有りです。
注意事項→本文→後書きになってます。後書きはわざと改行してません仕様です。
本文がネタなのか後書きがネタなのか読む人次第ってことで一つお願いします。
時間設定的には漫画版StS直前くらいです。
上記の要素で好みでないものがある場合、華麗にスルーでお願いします。
それでは
古代ベルカ式催眠術師リリカル・ユーノくん。
魔道書覚醒編
とにかくフェラが好きっ!を合言葉にリリカル・マジカル頑張ります。
僕はユーノスクライア。今年で数えで14歳だ。何の因果か時空管理局っていう組織で無限書庫司書長なんてものをやってる。
正直ストレスで倒れそうになることもあったけど、色んな次元世界の貴重な資料に触れる機会もあり、犯罪の捜査にも役立つやりがいのある仕事だと思っている。
うん、何?なんでいきなり自己紹介しているかって?
……ああ、それはね。僕、かなりテンパってるからです。うん、正直このテンパっりぷりはジュエルシードを、海鳴にばら撒いちゃった時以来だよ。あの世界だとまともな人間の姿でいられないのがキツイかったね。
「んっ…ちゅ、あっ……じゅるっ、れろっ、んっ…ちゅぱ……んぐっ、はむっ……んっ、くちゅ、ぐちゅ、じゅる……ちゅっ」
っ、あぁ!くっ、ふっ、はぁ……そんな、風…にっ、舐るように玉をしゃぶるなんて!くっ、はっ。
おっと……ゴメン、ゴメン。まずは何でテンパってるかを話すよ。少し音は聞こえたみたいだけどね。
うん、その今日は久々の休日だったんだ。無限書庫も大分整理されてきたからね。部屋でゆっくり本でも読みながら体を休めようと決めていたんだ。普段の仕事と同じじゃないかって?ま、そこはそれ好きに読むのと仕事で読むのは別ってことだよ。
でも体はやっぱり仕事で疲れていたんだろうね。椅子に座ったまま居眠りしてしまったんだ。
そして、ふっと目覚めると部屋に女の子がいたんだ。いやこの言い方は正確じゃないな。
あっ、く、そこっ……あ、ありのまま、今、起こったことを話すよ
「何か気持良い、主に下半身が、と思ったらフェイト・T・ハラウオンが膝立ちで
僕のペニスをしゃぶっていた」
あ、あふっ、うぁ……そっ、そこっ!!な…何をを言っているのか、分からないと思う。僕も何でこんなことになっているか分からない。
頭がどうにかなりそうだ(気持良さで)……
魔法だとか催眠術だとか、そんなも(ry
ん?…………催眠、術?
あっ……ああっ!!思い出したっ!!僕使ったじゃんっ!フェイトに!!古代ベルカ式催眠術!!
昨日、なのはやフェイト達に久々に会って、食事をしたんだ。
その後、お酒が入っちゃってテンションが上がって、彼女達に冗談で本で読んだ催眠術をかけたんだ。
彼女達の方も乗り気だったし……その場のノリってやつもあったしね。
冷静になって考えると、はやてやヴィータとかはともかく、シグナム、シャマルあたりは止めそうなもんなんだけど、守護騎士達も酔ってたのかな?
普段の僕ならこんなことしないんだけど、やっぱりストレスたまってたのかなぁ。
で、でもあれって、もう誰も使い手がいないから、正確な術式が伝わらず。ただのお遊びの催眠術と同じレベルでしか扱えないって本には、そう、書いてあったのにっ。
おまけにぶっつけ本番で初めて人にかけた素人だし、そもそも僕はベルカ式使えない、はっ、ずなの…にっ、そこよわっ……。
そんなことを考えている間もフェイトは一心不乱に、肉棒に吸い付いてくる
ぐっ、ヤバイっ、先から溶けそうな気持ちよさだっ!ハマりそう。
「えっ、あっ、マズイってフェイトっ!!そんなことしちゃ」
感じたことのない快楽に心がオカシクなりそうだ。自分でするのとはわけが違う。
意思を強く持つんだ、ユーノ・スクライア!欲望なんかに負けない強い意志をっ。
何かを察したのかフェイトが肉棒の先を丸ごと咥内に含み、舌で縦横無尽に舐めまわしはじめた。
「あっ、そこっ、舌で嘗め回すの良いよっ、フェイトっっ!」
思わずフェラを続けるよう命令する言葉が口をついて出る。って、おい、何言ってるんだ僕はっ!意思、弱っ、弱すぎるよ!!
咥えながらこっちを見上げるフェイト、彼女も興奮しているのか、白磁の頬もほんのりと朱色になっている。
紅い眼も潤んでいてすごく艶っぽい。欲情に溶けて眼が炎のよう。
な、なんだ。フェイトの眼を見てるとクラクラする。さっきからどうしたっていうんだ僕は。
またすぐに舐めるのに集中するフェイト。膝立ちで、屈んでしているため少し体勢がキツそうだ。思わず声をかける。
「ふっ、フェイト、くっ、あっつ、その体勢、キツく…ない?」
い、いま言うべきのは、うぁ、そ、そんな事じゃない、だろ、…んっ、うっ、ふぅ、ああぁっ。
「ふっ、あんっ、ちゅぅ、……だ、だいひょーふ、じゅっ…んぅんっ、ひょれひょりも……ひぃもち、ふぃいぃ?ふぃーの(大丈夫、それよりも……気持ちいい?ユーノ)」
口で健気に、奉仕をしながらモゴモゴと喋るフェイト、って咥えながら喋るの、舌がさっきとまでと違う所に当たって気持ちよすぎるっっ。
そして、またあの紅い眼で僕を見つめてくる……僕は背筋がゾクゾクとした震えがくるのを感じた。
唾をゴクリと飲み込み、
「あっ、ああ、すごくっ、すごく気持いいよフェイト、ありがとう」
そう彼女に告げた。
嬉しそうに眼を細めるフェイト。アリサの家の犬みたいだな。
場違いにもそんな事を考えると、腰の辺りにむしゃぶりついているフェイトの頭を自然になでていた。
黄金を溶かしたような長い髪は手入れが行き届いているのか。すごく手触りがよく極上の絹のようだった。膝立ちのため、地面に髪が着いてしまっている。
髪でしてもらいたいかも。こう巻きつけてしごいてもらったら、どんなに……
はっ!!僕は何を、考えて……駄目だ、流されちゃ。彼女は催眠術でおかしくなってるだけなんだから。
「流されてもいいんじゃないか?マイ・マスター」
って何さ、この声。
え、ぐっ、っ、
なに、なんだよっ、この力は
あっ、あれはっ、何で僕の部屋にあるんだ。無限書庫から持ち出してなんかないぞっ!!
あのベルカ式催眠術の本は、まさかロストロギアか!?
それも偽装機能付き魔道書だったのかっ!!それも、管制人格が存在するレベルの書だなんてっ!
ま、魔力が、
身体に、入って……
(ここで力へ渇望、他者との距離とかそういったエヴァエヴァしくも、リヴァイアスな会話がオリジナル魔道書のオリジナル管制人格とユーノとの間で長々とあるがエロくないし、すごく中二病な会話なのでバッサリカット。
結局ユーノは魔道書と契約して肉欲に身を焦がすという選択肢を選ぶので中略。
あれですね分かりやすくいうとジャバウォックでARMSな契約をするユーノ)
声が聞こえた後、契約により僕は完全に別人になってしまった。いや、違うな。ただユーノ・スクライアという人間の欲望に、理性が負けたんだ。
魔道書が欲望の後押しを、ほんのチョッピリしただけだ。僕はもともとそっち側の人間、欲望の為に生きる人間だってことに気づかされた。書と契約してしまった今はそう思う。
でも後悔はない。声が聞こえた後、身体が完全に覚醒したのを感じた。
過去・現在・未来を通して僕という存在にはありえない、行使できるはずのない速度、威力で、魔法を構築する自信が今の僕にはある。
これも書の契約による作用だろう。すごく世界をクリアに感じ取れる。こんなにも多種多様な力が世界には溢れていたんだ。知らなかったよ。
何故、僕が契約できたのか。魔力が極端に増大しているのか。測定したら今の魔力量はオーバーSSSランクは間違いなさそうだ。疑問は色々と尽きない。
後で考えればいいさ。そんなこと。今は関係ない。
欲望に正直に生きる人間の側としてはさ。
目の前に旨そうな御馳走があったら迷わず喰らい、味わうべきだろ?
そう、いまはこのフェイト・T・ハラウオンって御馳走をさ。
それ以外、考える必要はない。
急に反応がなくなったの僕を心配したのか、涙が零れそうな瞳でを見つめるフェイト。そんな泣きそうな顔しないでよ。大丈夫だからさ。
「何ともないよ。うん、そうだフェイト、さっきの凄く気持ち良かったから続けてよ」
軽い命令口調にも関わらず、嬉しそうに顔を綻ばせて、「うんっ!分かったよ、ユーノ」と笑顔で頷く。
うーむ、可愛いなぁ。泣き顔もソソるけど……屈託のない笑顔もたまらないね。
つーかこの状況をスンナリの受け入れてる僕ってやっぱこう基本的な属性が悪人だったんだね。
魔力でこんな奉仕させてるのに心まったく痛まないし、むしろこれからの期待でマイサンがガチガチでそっちの方が痛い。
いきなり関係ないけど、やっぱフェイトってMっぽいよね。泣きそうな顔見ると特にそう思うねぇ。素質はあると思うんだよ(主にプレシアの鞭となのはの砲撃が原因で)
それに…なんていうか……あのバリアジャケットとかさ反則じゃない?
初めて見たときは思わず「エロっ!」と口に出してしまったくらいだ。そろそろ、もう少し大人しめの新しいデザインにしたほうが良いと思うよ?そういう趣味があると誤解されそうだし。
すずかの家で見たときフェイトの印象を、なのはに聞かれなくて良かったよ。とてもじゃないが寂しい瞳をした女の子とか、そんな洒落た答えは返せなかったね。もし聞かれていたら思わず
「いやー凄くイイと思うよっ!マントは微妙だけどベルトとか拘束具っぽい感じが非常にエロスで、色も黒ってとこがポイント高いね。
髪の色と合わせてプラス20点をあげよう。髪型もツインテールで更にプラス10点だ。……それに比べて、なのは、君はなんだい?
自分の小学校の制服をちょこっと改造したみたいな、そんなバリアジャケットじゃないか。正義の魔法少女としては正しいのだろうけどね。色も白だしさ。
けど共に戦うパートナーとしては、もう少し嬉し恥ずかしなドッキリイベントが起きるような服装をだね期待したいところだよ……って僕は何を正直にっ!わけ分からん口調が気持ち悪いよっ、何様だ、僕!!」
と答えかねないくらい内心は電王的クライマックスになっていたからね。
そんなことをあの頃、なのはにバレていたら
1:「ユーノ君、ちょっとお散歩しようか」
2:Bindで手足を拘束!
3:これが私の全力(ry
4:SLB!!
5:「まだ私のターンは終わってないの」
6:2に戻る
な極悪コンボ喰らいかねないよ本当に。
たぶん僕が消滅するまで止まってくれないね。間違いない。魔王の片鱗、見え隠れ。おっと5・7・5で俳句になってるよ季語はないけど。むしろ魔王が季語か?極寒の冬とか飢餓、台風とかそんな感じの。
俳句も季語も意味をよく分かってないからただの戯言だけどね。
僕ってば、なんでこんな萎えちゃうようなこと考えるかなぁ。
こんな楽しいことしてるのにわざわざ心のトラウマスイッチを押す必要はない。
なのはのことはいいや。それよりフェイトだよ。……今度是非ともフェイトにはバリアジャケットでしてもらおう。今から期待で胸が高まるね。
468 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:11:57 ID:xnpzHc8D
「ぺろ……んちゅ、あ、あんっ、ユーノのが、くちゅのにゃかで、あびゃれ…て、あふ、ちゅちゅっ、れろっ」
おっと、妄想してたら思わず、胸だけじゃなくフェイトの咥内で肉棒も期待と希望でビクッ、ビクンと膨らませちゃったよ。
「いいよっ。あっ、フェイト、すごく、いやらしくて、はぁはぁ、可愛い、よ。あぅ、興奮して、今にも出ちゃいそうだよ」
実際、気持ちよすぎて、さっきまで他のこと(魔王)を考えていたから耐えれたけど。こっちに集中しちゃうと……うっ、ホンと、に出そうだな。
最近自分でしてなかったからなぁ。その裏のあたり舐める、んっ、いいっ、よ。忙しくてっ。けど、あんまり早いのも、っ、あぅ、情けないし……。
どうにかしてフェイトの気をそらせられないかな?
困ったときの管制人格頼み〜。
正統なる書の主が命じる、主の希望を叶える最善の一手、神の一手を答えろっ!
「おっぱいに悪戯すればいいんじゃない?」
脳内に電流が走るっ。おおっ、なんてナイスでグッドなアイデアなんだっ!グッジョブ、魔道書!!
僕は楽しめるし、フェイトの気をそらす事も出来る。
よしっ、そらやろう、すぐやろう、それやろう。正義は我に有り。ゴー・アヘッド、ゴー・アヘッド。
それはわしのイーピンだっ!トラ・トラ・トラだ!ユーノ・スクライア!!
すでに服は乱れていたけど、さすがに脱げてはいない。管理局の制服だし。
ま、服の上からっても、それはそれでイイしね(はぁーと。
柔らかそうな曲線を描く果実に、優しく手を伸ばす。ふにっ、ふにんっと、僕の思うままに形を変えるおっぱい。うーん、マンダム。服越しでも分かる素敵な感覚。
………感動したっ!!
女の子って、やっぱイイなぁ。どこもかしこも柔らかいっていうか、
イイ匂いがするっていうのか。全体的に甘い感じがするよね。
「ゆ、ユーノ、何をっ、んっ、あっ……」
女の子は砂糖と素敵なもので出来ているってのは本当だったんだ。
469 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:17:05 ID:xnpzHc8D
うむうむ、この性格と同じで慎ましやかな胸もやっぱ溜まらないですなぁ。
やわやわと成長期特有の、まだ芯に少し硬さの残る胸を揉みしだく。
大きい胸もいいけど、
「だから、ふぅ、ひっん、……んんっっ、は、話を聞いてってば」
この将来性を感じさせる柔らかさもアリだな。
無論、小さいのも大きいのも全部好きだけどね。
そうさ!おっぱいの嫌いな男なんて存在しないんだよ!
そもそも男は生まれたときから「おっぱい好き」っていう設定がデフォルトで装備されてるものなんだ!!
「あっんっ、んぁ……ちゅぱっ、だ、駄目だよユーノ。そんな悪戯しちゃ。
あん、あっ…だ、ああっそんなに胸さわっちゃ・・・くっ、ひっ、そ、そんなこと、しっ、しちゃ……
うっ…ふぁ、あ……あんっ」
おっと、すっかりおっぱいの魔力に嵌まってたよ僕。
恐るべし現役女子中学生のおっぱい。
まぁでも、これで少し射精感が遠のいて回復出来そうだ。
フェイトが僕の肉棒から口を離し、顔を見上げて抗議する。瞳の焦点はすでに情欲に塗れて、ちゃんと定まってはいない。
身体もすっかりほてって出来上がっているようだ。
しかし、考えが甘いよ。動きが止まったからって、相手が言うこと聞いてくれた?
甘い、甘いよ、翠屋のケーキか、士郎さんと桃子さんの仲の良さ並みに甘すぎるよっ、フェイト・T・ハラウオン。
言葉だけで僕を止めようなんて。それも言うことを聞いてくれたと勘違いするだなんて。
そんなエロい顔見せられて言葉だけで止まれるわけがないじゃないかっ!
まだだっ!まだ僕のバトルフェイズは終了していないっ!
やわっ、やわっ、ふにっと擬音がしそうな胸を揉み撫で回しながら、僕は探すっ。
ビクンっ!!フェイトの身体が大きく震えた。
よぉっしっ!、見つけた、ココだっ!!フェイトのコア(胸の感じやすい場所)はっ。
470 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:19:03 ID:xnpzHc8D
「あぁ、だ、駄目。そこは、び、敏感んっ、ひっん、いっ……ふぁ?
や、やめっ、そんな風に、あんっ、抓まないで、そんな、ところっ、…んあっ……んっ、ひゃんっ、ジンジンして…いっ、いっちゃ……」
女の子の弱い所を責めるのはいいねぇ。文化の極みだよ、そう思わないかい。
甘いソプラノ、震える肢体。真に甘露ですね。
その後、僕のターンを10分ほど続け女体の神秘を堪能する。
お、身体ビクビクしてるねイキそうなのかな?
うむ、心のメモリーに記録しとこう。
ま、僕は彼女の痴態を目覚ましたときからハイビジョン高画質劣化なしのデジカメ(HDM端子出力有)並みの精度で脳内HDDに記録しているけどね。
今の僕はアルファ波全快だ間違いない。三橋の全力集中っぷりにも負けないね確実だ。うーむ、和む。
それじゃ先ずフェイトをイかせてから口で一発抜いてもらおうかしらん。
しかし、おっぱいから手を離したくないし、咥えてももらいたいって気持ちが両方あり脳内で争っているというのもまた事実。
究極と至高の勝負だ。さすがの雄山とてこれは容易に決めれまい。
「だっ、だから、それ以上は、ああぁん、んっ、本当に、くっ、んうぅぅぅっ、だめ……」
それにしても反応が一々エロくて可愛いなぁ、フェイトってば。まだまだ僕も青いね。はぁはぁ。
優柔不断な僕に業を煮やしたのか、異次元世界一のツンデレへの思考に耽った隙を突いて反撃してくるフェイト。
「あっーんっ……ちゅぱ、ぺろ…ぺちゃっ……あふっ、んっ、くちゅ…ちゅ、んんっ……ちゅ、ちゅぱっ…じゅっ、じゅるっ……あうっ…」
ああっ、ちょ、油断したっ!回復しきってないのに攻めに転ずるとはっ。やるっ。くっ、そこっ先っぽの穴吸い付いてくるの気持いいっ!
って舌先で、雁首の先こそぐの…それ弱いってば…駄目っ!どこで、こんなテクニックを…うわっ、効きすぎるってばっ!!
はむはむと竿を甘噛みしながら、熱病に浮かされたような瞳で睨みつけてくる。
「あむっ、はむ……ひょうは、わたふぃひゃ…んちゅ、はふっ、ふぇめる、……ふゃくにゃんだから。
くちゅぐちゅ、ふゅーにょは、たのしんでればいいにょ。あふっ…
(今日は、私が攻める役なんだからユーノは楽しんでればいいの)」
一旦イキそうになるのを引き伸ばした分、フェイトの口撃すっごいキクよっっ。あっ、出っ、出そうっ
「あんっ、ふっ、うぅ、ユーノの、ぺちゃ、んちゅ…ビクン、ビクン震え…てる……よ、はっぁ、かわ…いいっ」
淫乱な雌猫みたい台詞を、フェイトが言うなんてっもうそれだけでっ!
「出して、いいんだよ。ちゅ、んぐっ、んっ……どぴゅ、どぴゅってしていいんだよ。はぁ、
そんなにビクビクして身体を強張らせなくても、何回でもシテあげるんだから。んふっ、
あんっ、んん……れろっ、じゅる、ちゅ」
フェイトはそこで止めを刺すように、まず口を離してから、
ぼうっと肉欲に潤んだ瞳で、彼女の唾液にまみれた亀頭のあたりを見つめ…
その唇を一気に肉棒を咥え込んで、吸引しながら頭を振リ出した。
「だっ、っん、んん…、あぅあっ、それはっ」
「ぐちゅ、ふぐっ…ちゅう、んぐぅっっ……んぐ、じゅるるぅぅっ、ちゅっ、ちゅっぅぅっ」
「うわっあっ……もっ、もう駄目、いっ…イクっ…イクよっ、フェイトっ!」
脊髄を走る、いままでで最大の快感がペニスから脊髄にかけてサンダーフォールのような痺れがっ
僕は彼女の頭を抱え込んで、ぐっと腰を突き出す。
「あっ、んっ、ぐっつつ…ぐちゅ、んちゅ、ふぁぁ」
顰められる眉、苦しそうに歪むフェイトの顔も、今の僕には興奮を促す作用でしかないっ。
「出るよっ、そうっ、そのまま……んっ、んん、うぁ、フェイトっ、飲んでっ」
僕はガチガチになった肉棒の根元を唇まで押し込んでトコトン犯し、フェイトを味わい尽くすんだっ。
ドクンドクッドクドクっと、もはやゼリー状といっても過言ではない濃い白濁した精液がフェイトの喉の奥に射精される。
びゅるるっ、ドクンっ、ドク、びゅ、びゅるるっっぅぅ
とてつもない勢いで、スペルマが噴き出す、うっ、わぁ、き、気持ちいい……と、飛びそう……
「うふっ、ん、んん、ごくっ、ごくっ、んちゅ、あっ……ごほっ、ごほっ、んっんん、あっ、ああっ……ぷはっ、うぅ…はぁはぁ」
必死にすべて飲み干そうと頑張るフェイトだったが、やはり飲みきれる量ではなかったのだろう。
喉を咳き込ませて、口を離してしまっていた。
「ご、ごめんね。ユーノ。全部、…んちゅ、ぺろ、……れろれろっ、飲み、じゅる、ちゅ…きれなくて」
フェイトは謝りながらすぐに、肉棒を舐めてきた。
どうやらそのまま、竿に溜まっている分の精液を尿道から吸いだす気のようだ。
じゅるじゅるっっと音を立てて亀頭の先に吸い付いてくる。
「あぁ、うっ、うぅ……ふぅ。いいよ。
全部飲めなくてもさ。飲んでくれようとしたことが嬉しいんだから。
すっごい気持ちよかったよ、フェイト」
これは正直な気持ちだ。フェイトのフェラチオ奉仕は肉体的な快感だけでなく、精神的にも僕は大変癒されていた。
マイナスイオン出てるというか、もう直接摂取してるってレベルだねコレは。
「でも、こんなに、ちゅ、ぺろ、ぐちゅ、んぐっ、んぐ…あ、こぼすなんて…」
またも泣きそうになって彼女が言う。
僕の精液で白く汚れている顔、震える桜色の唇。
僕に胸を悪戯されて乱れた制服。
彼女を見ていただけで僕のデバイスはカートリッジをロードしていた。
先ほどあれだけ大量に出したとは思えないほど、
既にいきり立って血管が浮き出るほどビンビンになっている。
「それならさ、フェイト」
魔道書の魔力のおかげなのか、体力にはまだまだ余裕がある。むろん性欲もだ。
「今日さ、最後、そう最後まで付き合ってくれる、フェイト?」
彼女の頭を撫でながら目線を合わせて聞く。
口元があまりに愉快で緩んでしまう。そしてそのままジッと見つめた。
この問いに、フェイトがどんな答えを返すのか。
ついさっきまで、僕のものにむしゃぶりついていた、口唇を。
End of Text
ハラウオンじゃなくて、ハラオウンだってのw
474 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:36:45 ID:xnpzHc8D
最初はA'sの分岐物の長編を書くぞ書くぞと考え妄想を始めました。
無限書庫で闇の書の手がかりを探すユーノ、偶然古代ベルカ式の魔法の本を見つける。
実は魔道書で契約しちゃう。契約の影響で、一日に一回別な女の子とセクロスしない死んじゃう設定。
そっから女性キャラ喰いまくりなユーノ。
セクロスすると実は相手の使用魔法と魔力を頂いちゃう
(相手の女の子に悪影響はなし、むしろセクロスすると肌がきれいになり、
脂肪が燃え、便秘も直り、冷え性、生理不順、偏頭痛、眩暈も癒される。
豪屋さんちのデビルくんですね)
と喰えば喰うほど強くなるみたいなそれなんてキメラアント?
最初に喰うのが無限書庫内にいた某双子の使い魔なもんだから最初っから接近戦と遠距離戦がヤバイくらい強くなる、
話が進めば進むほど、同い年の白と黒のプリキュア百合魔導師やら、
守護騎士の実はワイヤードの神様な剣の騎士やら勇者姫で光になれぇぇっ!なエターナルロリータやら
飛べない翼に意味はあるんでしょうか、なエルルゥを喰いまくり宇宙ヤバイくらい強くなる。ザフィーラ?誰ですか、それ。
かつ夜の一族やら平行世界では幽霊だったローウェルな女の子やら、
どこぞから妖狐なんかも見つけたりで喰いまくり。民間人にも手を出したり、出さなかったり
更に無敵、最強、俺参上、本能だけで戦っているというのかボインボインもげボインとなるユーノ。ずっと俺のターン。
最初は毎日いろんな女の子とセクロスすることに葛藤を覚えるがエロSSの主人公の悩みなんて読んでてもつまらんのでさらっと2,3行で流し、
ある程度人数増えたらハーレムで複数奉仕やら複数H。
ダブルパイズリ、トリプルパイズリは書きたかったよパトラッシュ、無念。
最後は魔道書の力を使いこの虫野郎とフルボッコで闇の書の防衛プログラムをどうにかすると、
リィンフォースはどちらも僕は大好きなので無理矢理TがUを生み出す設定にして共存、
Tがいるの生み出されてまだ未熟な自分は何のために主といるのか自己の存在意義はあるのかと悩む中学生日記的ゆかなフォース、
そこでユーノがすかさず「君の命は君のものだ!彼女のものじゃない」
と微妙に的を外したスーパーでK1な台詞で二人同時に口説きリィンフォースT、Uを親子丼喰いと、
そんなん素敵やんと完徹して茹った頭で妄想回路をヒートエンドさせていました。
ありえないですね。バーローのぶりっこくらいありえないですね。
ぶっちゃけそんな超ご都合主義荒唐無稽大河浪漫伝奇ハーレムヒーロー長編
(レイプ無しの最近のアトリエかぐや仕様。
MWAのツカサきゅん=ユーノじゃねって考えちゃうと二倍お得ですね。
二人とも魔法少年ですし、ショタですしキャラ被ってるし)を考えてました。
乱文乱筆失礼いたしました。
SS投下するの初めてだったのでスレをageてしまいました。
投下しながらテンパってしまいました。
ゴメンなさい。
これで本当に投下終わりです。
テンパってる事だけはよくわかった
読んでないけど
ニコニコが大好きなのは良く分かった。
>>474 SS投下は乙彼だが、あとがき?みたいな語りを長々とするのは…その……なんだ、困る。
スレッドの容量は500kbまでなんだから、誰も読まないようなチラ裏で無駄遣いしちゃ駄目なんだぜ?
mixiのはやて×リインです。
乙&GJ!です。が、できればsageは投下する全てのSS、レスでしたほうがいいかと。あと、後書きはながくても7から10行くらいのほうが。
設定は投下前に箇条書きにしてかいたほうがよむのが面倒にならずいいかと。
名前欄にわかるようになにかかいたほうが(ry
他にもいろいろと言いたいですが、長くなるので
>>1のテンプレや読みやすいSSを書くためにを読んでください。
長文レス失礼しますた(´・ω・`)
ずっと
>>169にwktkし続けてたけど、我慢できなくなって自家生産始めた俺が来ましたよ。
出来たら投下してもおkですか?
……ひょっとしたらその前に別のユーノ×なのは投下するかもしれないが。
タイトル入れるかトリップつけるかして欲しいね
出来ないやつは死んだほうがいいかもね
あとがき長杉で吹いた。
前書き読んでNGIDに放り込んだけど。
書きもしないくせに偉そうにほざいている連中がいるな。
>>484 書けないくせに偉そうにほざいているアホがいるな
>>480 殺伐としたところに、wktk
よろしく
なのは歴の短い俺だが、色々と見て回ってると、何とはなしにネタが浮かんできたりする。
まだほんの種なので、花が咲くまでには時間がかかりそうだけど。
途中で枯れずに咲ききれば、投下してみようと思うが……やはり、エロじゃなきゃいかんか?
>485
書き手を罵る池沼がいるスレには投下しない主義でね。
偉そうに書き手を罵るならてめえで書いてみろ。
>>489 書き手を罵る池沼がいるスレには投下しない主義でね。
偉そうに書き手を罵るならてめえで書いてみろ。
なんか……みんな、えらそうですね……
書き手も読み手もマターリ楽しもうよ。な?
>>1 『粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。』
こんな流れの中であえて
キャロエリSSを期待カキコ
>>493 前も書いたけど妄想プロットでも落としてみたらどうだろうか?
ひょっとして書き手さんの目に留まってそのシチュが採用されるかもしれないぞ?
エロパロスレに来ていいのは、マタ―リとSSを楽しめる奴だけだ!
雰囲気悪くなると投下が少なくなるからな。勘弁してくれよ〜、と言ってみる。
>>450 GJだよシャマればの人。
ザフィーラの人型形態の必要性について得心しますた。
>>457 さあ、詳細について早く吐こうか。
何故だ!?
『シグ』と聞いて『シグルイ』と連想してしますのはッッ!!?
後ろに『ウェドナー』と付けてしまう俺みたいなのもいる
気にすることはない
エリキャロの需要分が足りませmm
だれか頼むっ。
はやて×なのは(リハビリ中)(巻き込まれるフェイト)みたいなの見てみたい…
それだけじゃいまいち伝わってこん
余力があれば考えんでもないから
もうちっと詳しくスワヒリ語で教えてくれんか
エリキャロはただ今書いてるけど忙しいので時間がかかるます
ちゃんと書き終わればいいな
エリキャロは本編でも周り中がくっつけようとしてるからな。
急がないと本編に追い越されてしまうかもしれないぞ。頑張れ。
えっと人居なさそうなので鬼畜王エリオ最終章投下します
本来一つの話のエピソードにあたる部分だから
それほど劇的な展開はなしなしです
注意
・流血あり、苦手な人はスルー推奨
・エロ無し
・自分設定あり
では最後です、どうぞよろしく〜
鬼畜王エリオ はやてパート後編
パート1 ―死―
「エリオ君……」
キャロが笑顔の凍りついたままの表情で目を見開き彫像のように固まった
そのまま廊下にクタっと、意味が解らない光景にへたり込んでふるふると口を押さえる
持っていたケーキの入った買い物袋をどさりと落とすとユーノも真っ青な顔で室内の光景に言葉を失っていた
「ユーノ君…」
なのはも流石に真っ青になってユーノと視線を合わせている
ちょうどエリオのものを握って奉仕していたところだった
舌先からエリオの先に透明な糸が引いている
出くわす場面としてはほぼ最悪だろう
「な…のは…」
ひくっ…ユーノがおかしな呼吸音を上げた
キャロは思った
大きなベッドの上に彼女の良く知った男女が4人居た
でもいつもと全然違う、みんな服も着てない全員裸…キャロの頭が現実を受け入れられずに
フェイト、なのは、はやて、そして想像した事も無かったエリオの裸身を見つめた、その股間に起立するものも
ユーノは思った
駆け寄って叩くべきなんだろうか?誰を?なのはを?エリオを?
それとも回れ右して逃げた方がいいのか?
だがユーノはどちらもできなかった、ただただ立ち尽くしてなのはと見詰め合っていた
「キャ、キャロ、あ、あの、こ、これにはワケが…」
息を飲み込んだエリオがベッドから降りてキャロの方にヨタヨタと近づいた
なぜ自分がキャロに真っ先に向かわなければならないのか行動の説明が自分でも解らない…
ただ行かなければと思った…
青ざめたユーノの傍らを通り過ぎる
彼の目はなのはと見詰め合ったまま固まっていた
凍結した時間と音の無い世界の中エリオがキャロの目前まで迫った
「キャロ…」
指先がピンクの髪の毛の先に触れようとした
歩み寄りかけたエリオに、ふいに物理的な空気の塊のように絶叫がぶつかってきた
「い………イヤアアアアアア!!!!来ないで、来ないでええぇええ!!!」
「キャロ!」
「ひっ」
パニックになって後ずさるキャロにさらに近づきその肩に手をかけようとしたエリオの目に
異様な姿のチビ竜フリードの姿が写った
紅い瞳が、さらに大きく見開かれ、血走り殺気を放っていた
「まっ…まずい君離れて!」
ハッと、我に返ったフィールドワークで竜の生態について心得のあったユーノが
元の職業柄反射的に叫んだ
主のパニックを受けて、小さな竜の野生の守護本能が剥きだしになっているのが、
その血走った眼に見て取れたのだ
フリードが普段の大人しい愛嬌ある姿からは想像もできない
ギラギラとした野生の容貌に、その鋭く尖ったキバの並ぶ口から大きな雄たけびを上げた
その口から泡の混じる涎が飛び散った
信じられない素早さで床から撥ね上がったフリードをエリオは見た
次の瞬間、少年は首筋に灼熱の激痛が弾けるのを感じた
「うぐぁあああああっがぁ!うわぁああぁ!!!あっあがぁぎゃっ!ぎぃやあああ!!!!!」
魂の凍るような悲鳴を上げてエリオはもんどりうって倒れ込んだ
必死になって細い腕をまわして引き剥がそうとする
もがきまわるその細い肩から首に、がっしりと熊バサミのようにフリードの牙が食い込み
ブチブチと音をたてて筋繊維を断ち切り、真っ赤な肉をはじけさせた
呆然と座り込んでいたベッドの上の3人娘が見つめる前にエリオが絶叫をあげもがきまわっている
白いシーツと白い肌の3人の娘に噴水のように吹き上がった血が驟雨のように振りそそいだ
エリオは必死にその死の顎を外そうとしたが、牙は直を深くめり込み
めりめりと音を立ててエリオは自分の首が引き千切られるのを感じた
うあ!うあああ…ああ!あああああ!!!エリオの断末魔の叫びが響き渡る
「いっ……いやあああエリオ!エリオお!!!!」
ぼう然としていたフェイトが弾けるように動いた
枕元のバルディッシュを握り
クイック起動すると、愛する人の命を奪おうとする小さな脅威に容赦無くサイズを振り下ろした
フェイトの眼が普段のおっとりした優しさを湛えたものではない、狂気がその紅玉の瞳に写っていた
「エリオから…エリオから離れろ!離れてぇえ!!!!」
フリードの首が半ば首を切断され白い骨が見えた、こちらも脊髄まで達した切り口から血を噴水のように噴出す
振り下ろした鎌を再度跳ね上げて翼を切飛ばす、鮮血がフェイトの顔を染める
しかしそれでも尚狂怒りに歪む小さな竜の牙はエリオの首に食い込んだままだった
「こっ…この!」
「やっやぁ…」
キャロが泣きながら首をふるふると振る
ようやく動いたなのはがレイジングハートを起動させるとその柄をフリードの口に差込んだ
「…ごめん!フリード許して…」
痛い痛しい表情で一瞬座り込んでパニックに陥っているキャロを見て、デバイスに命じた
『ショック』
軽い衝撃が室内に木霊し、魔法の衝撃が白い小さな塊を吹き飛ばされた
エリオの首から離れ、2、3度床に跳ねてとまった時
このキャロの忠実な兄弟のような守護竜はすでに絶息していた
「エリオ!いや、いやぁ!エリオ死なないで!」
「…フリ…フリード…、いゃ…いやああああ!!!!!!」
「エリオ君…しっかり!しっかりして!、今…シャマルを呼んで来るから!」
フェイトの悲鳴、キャロの絶叫、なのはの叫びが室内に響く
ユーノはまだ、入り口に立ち尽くしていた…
行うべき指標を失って逃げ去る事も、目の前の惨劇に介入する事もできず
悲鳴と叫喚の中、真っ赤な世界がグルグル回っていた
(なぜボクはここに居るんだろう…)
その手が無意識に胸のケースをまさぐっていた
もはやそれが今日開かれる事が無い事を
いや永遠にその機会を失ってしまっただろうその箱を
エリオを抱きしめて血でその艶やかな金髪を斑に染めたフェイトと
フリードの返り血を浴びて白い裸身に血の飛沫を散らせたなのはが
二人、シーツを咥えるとビリビリと引き裂いて、フェイトが抱きしめているエリオの首に巻きつけて応急の手当をした
悲しみの中でも二人の体に染み付いた教導のスキルが彼女達の体を的確に動かした
しかし傷口から吹き出る血は水道管が破裂したようにあっと言う間にシーツを赤く染め上げ
その処置をあざ笑うかのように、どんどん小さなエリオの体から大量の血液を失わせていった
「ダメだ、止まらない…」
両手で傷口を押さえたフェイトが首を振り恐怖に美しい顔を歪ませた
キャロが廊下にへたり込んでフリードの『残骸』とエリオを見やって空ろな目から涙を流している
あ…あああ…ああ…
「シャマルさん呼んでくる!」
フェイトが涙に濡れた目でなのはを見上げて頷いた
傷口をさらに集めたシーツで覆いながら、経験上助からないと解っている…愛する者の命を必死に守ろうとしていた
なのはが血の飛沫が残る裸にシーツをまとっただけで廊下に飛び出した
部屋を出る瞬間呆然としているユーノと目と目が会って、悲しげななのはの視線が交錯した
その傍らを
風のように、なのはは走り去った
ユーノはその後ろ姿を追う事もできず、なのはの居たベッドを見つめていた
廊下の壁で大切な者を二人いっぺんに失いつつある少女が忘我の涙を流し
その口元は悲しみの余り、引きつって笑っているかのように見える
「エリオ君…フリード…いや…いやぁ…こんなの嘘…いやだよう…わたし…わたし…
こんな…こんなつもりじゃ…ごめんなさい…ごめんなさい…」
ゴブッ、嗚咽を漏らし続けるフェイトの胸の中で、エリオは血を吐いた
フェイトの柔らかな胸の谷間がまた赤く染まる
「…なの…はさん、駄目だよ…あんな…に…裸に…血だらけの格好じゃ…みんなにバレ…ちゃうじゃないですか…」
小さく笑おうとしてまた血を吐いた
悲鳴を上げたフェイトがエリオの喋るのを止めさせようとする
ゆっくりと歩み寄る者が居た
大量の血を失い青くなった顔でエリオはそのブラウンの髪の女性を見上げた、だんだん顔の感覚が無くなってきていた
どこか遠くを見るような表情のはやてが見下ろしていた
「はや…て………さん…」
ゲホッゴホッ!
微笑いかけようとしてエリオが血の塊を噴きだした、血の飛沫がはやての足元にかかった
逆光でエリオには高い位置にあるはやての表情は見えなかった
「駄目…駄目だよエリオ…喋らないで…今にすぐ…なのはがシャマルさんを呼んでくるから…」
涙を流しながらフェイトが必死で言った
「エリオ……」
ハッとして、フェイトはやてを見上げた
力ない目でエリオも見上げている
そっと、はやてはしゃがみ込むとエリオの顔を両手で挟んだ
優しげな目がエリオを見つめる
「…お痛が過ぎたんやな…あかんやん…エリオは、こんな悪い事する子やなかったやろ?…」
エリオはようやくはやての全身を見た、はやての閉じた股からエリオの精液が流れ出ていた
ニッと笑おうとする
(…でも、ボクは後悔なんか…してませんよ…)
エリオはすでに他人のものになったように動かなくなった唇の代わりに、頬を歪めて
そう目ではやてに返した
ゲハッ!
エリオが再び大きく血を吐いた、飛沫ではやての頬が赤く彩られる
はやては避けようともしなかった、微笑を浮べた顔が鮮血に染まり、前髪の髪飾りから粘液質の血が滴った
急速に体が重くなってきた
もう腕も上がらない…
「エリオ!エリオ!しっかりして!もうすぐなのはが!…」
フェイトが必死で叫ぶ
エリオの耳にはやての声が静かに語りかけてきた
「…そやねエリオは一度やった事を後悔するような子や無かったね…
…でもねエリオ
あんたの事を…ホンマに大事におもてくれてる人を見誤ったらあかんよ……
…もうお休みや…こんなんただの夢やから…」
少し悲しげな表情をして、はやては言った
フェイトがはやてを振り返った
「はやて…あなたは…」
エリオを抱きしめたまま、信じられないものを見る目つきでフェイトが親友を見つめた
周りが急速に暗くなって行くのをエリオは感じた
夢…なんかじゃない…フェイトのお腹には…なのはさんのお腹にはボクの子が…
貴女だってひょっとしたら…
必死で意識を繋ぎ止めようとする
…こんなところで終るのか…?
咽び泣くフェイトの声、じっと深い闇のような瞳のはやて、廊下に座り込んだままぼう然と全てを見つめるキャロの表情
視界が滲む…
まぶたが重たいな…
ああ…これが死なのか、フェイトの叫び声が遠くに聞こえる
エリオの意識は闇に落ちた
パート5 ―始まりの場所へ―
あれは何だろう…?
ほとんど止まっているようなスピードではあったが
確実にエリオは『光』に近づいていた
(ああ…もう…すぐそこに…)
ぐんぐんと浮上するスピードが上がって行き、全身が光に包まれた
エリオは体を叩きつけるような衝撃に目を覚ました
「!!…っはぁ!あっ…!!!…はっ…あ…はぁ…
……………!??」
闇の中に居る、何…だ…どこ…だ此処は?キャロは?はやては?…ユーノは!?
キョロキョロとあたりを見回した、まだ目が闇に慣れない
「ど…どうしたのエリオ?」
至近の声にハッとして赤毛の少年は声の方を見た
ようやく慣れてきた目が薄闇の中にぼんやりと忠実な金髪の女性の姿を写した
「フェイト!?…ここは!?…いやボクはいったい…みんなはどうした!?」
一瞬、驚いた顔のフェイトが真顔になると
少し怒ったような声で何かを憚るようにヒソヒソ話しかけてきた
「…何を言ってるのエリオ…、それに年上の人に向かって呼び捨てにするのは感心しないよ」
なんだって…?
「な…何を言ってるんですか、フェイト…さん…なのはさんも居ないじゃないですか…彼女はどこに…、それより…」
パン
いきなりボクの両頬が軽く鳴った、フェイトさんの両手で挟まれている
「なのはの事は言わないで…!もう一度言ったらエリオ…私本当に怒るよ…このまま置いて行っちゃうよ?」
(な……)
いつもの従順な彼女の姿では無い、凛とした昔の保護者の顔のフェイトさんの表情に気押されて思わず沈黙した
「もう…、ふざけてないで、私は真剣なんだから…だから…早く言って…!」
怒りをおさめるとフェイトがまた少し照れた感じで尋ねてきた
「え……早くって……何を?」
間が抜けたような自分の口が返した
ちょっとイラっとしたフェイトの声が薄闇から返ってきた
「だ、だから…今大事なのは…エリオがどうやったら…その、そこ
…それから、せ、精液を出して楽になれるかでしょ!?」
プイと顔を背けたフェイトが薄闇の中でも解るほど赤くなって言った
(何だって………?)
改めて体が部屋の冷気を感じていた、言われて周りを見ると今まで居たはずの拾いベッドルームではなく
自分の股間に目を落とすとものが大きく起立していた
(これ…は…)
ごく狭い空間に居る事に気がついた、足の裏によく磨かれた木の板の感触がある
さっきまでは確かに絨毯の部屋に居たはずだ…
唾を飲み込んだ
「だから私が何とかするから…大人しくしてなさい…」
そう言うとフェイトはエリオにとっては馬鹿馬鹿しいほど恐る恐るそれを手を伸ばし握った、まるでそれを初めて見るように
エリオはそれを呆然として眺めながら無意識にフリードによって致命傷を負った首筋を撫でた
『傷が…無い!?』
あのドクドクと壊れた蛇口のように血を噴出した深い傷が消えていた、いつ癒えた…?
いや、そんな馬鹿なそれにここは…
股の間ではぎこちない動きで真剣な顔のフェイトが手を上下させていた、思考に気を取られていたが
ぎこちない手つきだ、あんなに毎日仕込んだ手淫の技術が見る影もなかった
他人事のように醒めた頭でそれを眺めている自分がいた
エリオは呆然と呟いた
「ここは…」
(あの日のサウナルーム…)
結局一生懸命頑張ってくれた過去の(?)フェイトには悪いのだが
熱い股間とは裏腹に醒めた頭で長々とその児戯のようなテクニックにつきあっていたエリオが
ようやく出せたのは結局業を煮やしたエリオが強引にフェイトの口を使った後の事だった
突然のエリオの乱暴な態度に少し驚いたフェイトだったが、とにもかくにも口中に出してエリオのものが
おとなしくなってくれたのを見てホッとしたようだ
「良かった…じゃあ、私はこれで先に行くけど、エリオは少し時間を置いてきてね、
みんなは食堂に居ると思うから…」
そう言ってフェイトがドアを開けて出て行くのをエリオは
「ええ…ああ…」
と、上の空で頷いて応えていた
…以前の自分なら興奮で後ろから彼女を羽交い絞めして犯したのだろうが…
ヘタリとしている我が分身を見下ろす
今は別の事で頭が一杯だった
もう一度腕に収納されたストラーダを見て現在の年月日を確認する
「ウソだ…いや、やっぱり間違いないのか…」
忠実で冷静なデバイスが極めて正確な年月日と月日を伝えてくれた
一人薄闇で呻いた
…時間が2ヶ月前まで戻っていた
30分ほどぼう然として座り込んでいたが
肌が通常の体験ではありえない事態に頭が変になりそうになった、さっきまで死に掛けて…いや死んで…
思わず両手で肩を抱いた
どうすればいいんだ?
誰にもこんな事は相談できるはずもない、異世界に一人放り出されたような怖さを感じた
冷えたサウナルームの床に座り込んでドアに背を預けていた
(ま…まて、落ち着け、これは勘違いで、タイムスリップとかそういんじゃなくて、もっとつまらない何か理由の可能性が…)
そう幻覚とか夢とか…精神病の一種とか…いや、でもあの気持ちよかった日々が全部妄想…
カリカリと苛立たしげに入り口のはめこみ式の麻の足拭きを掻いた
と、その指がふいに接着の無い部分を探り当て、下に潜り込んだ
「………」
何となく、そこからピリピリと接着されいるシートを剥がして行った
特に考えも無く、そちらを眺めた目がシートの下の床にひっかき傷のようなものを見つけた
・・・・・・・?
怪訝な顔つきでエリオは少し顔を近づけてそれを見た
「…字?…、これは…文章か…」
ベリベリと麻のシートを全部剥がした、エリオの前に信じられない奇妙な光景が広がった
(これは…)
現れた下の床には一面に文字がびっしりと書き込まれていた
パート6 ―エリオノート―
「……………!!」
なんだこれは…ガバッと目を近づけて読んで見た
今まで何度も足を運んだ部屋のシートの下にこんなものがあったなんて…
子一時間程その字を追うエリオの目が次第に驚愕に見開かれていった
最初にすぐ解った事がある
これは…この文字はよく見覚えがある、なぜならこの筆跡は…
(ボクの字だ…)
10分ほど薄暗い床に手をついて熱心にその文字を読んでいたエリオが
ようやく立ち上がると
階段状になって座る場所になっている木で組まれた横の部分に回りこんで
しゃがみ、何かを探し始めた
「…これか」
通気用の木枠をつかむと軽く力をこめて外した、中からビニールに入った冊子を取り出すと
木枠を元に戻し、エリオは胸に抱いてそっと外に出た
もう通路の外に見える外は薄暗くなりかけていた
「あれ?エリオ君じゃないですか?」
「うわ!」
心臓が飛び上がりそうになって思わず声を上げた
振り向くと身長30cmたらずの上司が宙に浮いていた
「こんなとこで、どうかしたですか?」
「な何だリイン空曹長!、い、いや、ちょっとサウナ使おうと思ったんですけど、電気来てないみたいで…ヒィぃ!!」
エリオは思わず悲鳴を上げて後ずさった、信じられない人と動物のペアが居た
「こんにちはエリオ君!」
キュア♪
笑顔のキャロとフリードだった
リイン空曹長の後ろで屈託の無い笑顔を振りまいている
つい先ほど(エリオの感覚ではだ)
死んだ竜と二度と忘れられないような表情で
へたりこんで泣き崩れていたはずのキャロがそこにいた
「……や…やぁ…キャロ……フリードも…元気…?」
「?…元気だよ」
「キャウ?」
と言う顔で一人と一匹が不思議そうにエリオを見つめると
キャロは、どうしたのエリオ君?と尋ねた
「い、いや何でも無いんだ…あ、あのそれじゃボクちょっと用事があるから、また後で…」
エリオはぎこちない笑顔を振り舞いて、食堂とは逆の自分の部屋に向かって早足に遠ざかって行った
ぽつんと取り残されたリイン空曹長、キャロ、フリードが
顔を見合わせて
「へんなエリオ君ですね?」
キュア?
と呟いた
夕ご飯も食べずにエリオは部屋に篭りっきりになっていた
いつまでたっても食堂に来ないエリオを
心配して見に来たキャロがノックすると、中から
「…何でも無いんだ、ちょっと考え事があるから一人にして欲しい…」
という答えが返ってきた
不安げに一緒に来てくれたスバルの顔を見上げると
スバルは、ぽんとキャロの頭に手をおいて優しく撫でて笑顔で頷いた
なんだか解らないけど、こういう時はそっとしておく事がいいかもね、そうスバルの表情が語っていた
少し迷った顔のキャロが少し微笑み返すと頷いて二人は帰って行った
明日になればまたいつもの優しいエリオ君に会えるはずだ
部屋の中ではノートに書き込まれた内容を一応全て読み終わったエリオが
足を投げ出し、放心の体で宙を眺めていた
思わずまた無意識に首筋を撫でていた
はぁ…溜息をひとつ、つく
「信じられないけど…信じるしかない…みたいだ…」
天井に向かって呟いた
もう一度時計とカレンダーを見る…そしてフェイトさん…キャロ…フリード
またノートに視線を落とした
そしてこれ…
ノートに書かれた『エリオ達』の記録
あの床に書かれた文字は一見して
最初は意味が解らずエリオには、唐突でデタラメな書き込みにしか見えなかった
それはこんな感じだった
『3回目』『これから試す戻ってこれたら次は別の』『ここに気がついたなら君は…』『○月○日』『何か別の方法を』
『正―」『フェイトクリア、なのはクリア、ヴィータクリア、シグナムクリア…』『また戻ってきた…』
『…時に女子トイレ、ティアナさんの弱みを』『前と全然違った、バタフライ効果なのかもしれない?』
『これは真実だ、ここを見たボクは信じてくれ!』『ボク的にはポイントは媚薬の調合にはシャマルが役に立ってくれる、早めに彼女を…』
『助けて、気の迷いだったんだ、子供のところに帰りたい…』『↑この意見は正しかった…、ボクも試した』
何かで削ったような字もあれば、ボールペンで書き込んだものもあった
そこに全て共通していたのは自分の筆跡である…ということだけだった
その脈絡も無い短い文章が床板にびっしりと書込まれていた中に
ふと端を見ると特に注目を引くようにガリガリとひときわ何度も深く刻まれた
四角の枠の中に『背後の通風孔の中』とあった
その中にあったのがこのビニール袋に入ったこのノートだ
内容は床に書かれていた文字の羅列よりかなり整理されたもので
何度も落ち着いた思考で、検討したもののようだった、今それを読み終わった
著者は一人残らずエリオ、つまり自分だった…
その数、ざっと見ても20人以上…
ノートを読んでる間中、たくさんの自分と部屋で語り合うような奇妙な感覚に落ちいった
以下がそのエリオ君達の歴史…戦歴だ
フェイトさんとの『アレ』からみんなスタートしていたらしかった
ここはみな同じらしい、あの部屋、稼働率の低いあの個人用サウナ…
そこからさまざまにボクの…エリオ達の運命が分岐している
大半がフェイトと付き合い始めていた
フェイトさん主導になったり
そのまま自分のように順次なのはさんに手を出していったりと
フェイトさんとだけの関係を続け、無事子供を産ませて6課を出る事になったものも居た…
…あ、でもこいつはキャロに刺されてる…(汗
えーと…フェイトと関係を持ったが別れ、キャロを犯して…、その後別の女に手を出していた…で、またキャロに…
あ、これは焼き殺されてるな…デカイ黒い竜?謎だ…
別れたところまでは一緒だが、スバルとねんごろになった者、落ち込んでたティアナを堕とした者…
…あ、このエリオは車に撥ねられてる
相手を変え積極的に快楽に走ったものも当然たくさんいた、ヴィータさんや、シグナムさん
果てはシャーリーさんやスバルさんの姉のギンガさんにまで手を出したものもいる…
なんて羨ましい奴らだ…いや自分だったな…これ
複雑な心境だ…
ペラペラと以下他のページ
短時間に…つまり一日に全員に手を出してどこまでいけるか試してみたり
掴まって刑務所…に、行く途中で被害者の一人、シグナムさんに斬り殺されてる
…うう、ありそうで怖いなあの人だと…
6課全体をハーレムとして全員に上手く自分を共有物として認識させ、女同士で秘密裏に平和協定を結ばせた
策士のエリオもいた
…それでも結局は破綻していたが…
聖王教会…カリムさん、シャッハさん
こっちはロングアーチ…だな、ルキエさん、…アルトさん両名に至るまで名前が出てくる…
…なんとまぁ凄い行動範囲だなと、自分の事ながら、ここに書かれているエリオ達の行動力に感心すら覚える
まったく…
腕を組んでエリオは考えた
自分がやった事ながら…
どうやって関係を持ったんだろう?
…と思った
そのくらい、この先達のエリオ達が堕とした、出てくる女性の名前は多かった
知らない女性の名前もたくさん出てくる
…ルーテシア?
ふーん?…さらにページをめくる
まぁともかく、ボクは鬼畜としてはまだランクが下だったみたいだな…
なんかそれは人間として嬉しいような悲しいような…
残りのページが少なくなって行くに従ってどうやらエリオ達とボクに結論めいたものが出つつあった
「………」
その前に最後のエリオ、現在のボクの前の…一番最近のエリオの事を話そう
最後の文章を書いたエリオは、計3回の人生を歩んでいた
…大体ボクは4,5回死ぬと記憶が無くなってリセットがかかるらしい…
で、このエリオもまたノートの存在に早々と気がついている
2回目で気が付いたのはボクも同じだがボクのは偶然だ…
このエリオはまったく同じ部屋に戻った事に原因を求めて、隅から隅まで部屋を調べた上でこのノートを発見したようだ
自分で言うのも何だがこのエリオはなかなかカンが鋭いやつだ…
気が付かずに同じ人生を繰り返した奴も多かっただろうに
…で、それからだ
それ以降の事を彼は、この慎重なエリオはかなり詳細に記録していた
1回目、最初の人生はほぼ自分と同じ、フェイト、なのはの両名を堕とし、はやてに手を出した時点で
彼女が持っていたデバイスで抵抗した際に事故で死んだ…か
…シュベルトクロイツが頚動脈を…
うう…それも痛そうだな…
思わずブルっと身を竦めて首筋を撫でた、フリードに噛まれた痛みを思い出してしまった…
…とにかくだ次の人生
2回目の人生は、ノートを確認して真面目に人生をやる気になったのか
大人しく生活していた…(フェイトさんとの情事以外は)
そしてフェイトを出産させたあとに、自分が成人するのを待ってから結婚していた
…その後は特に何事も無く
順調に出世して…
20歳で死んでる…
「……」
最終魔道ランクはS、地位は提督、子供は2人だった
ぽやんと成長した自分とフェイトの子供のいる生活を想像して見た
…あんまり実感が湧かないな…
それも当然でエリオもやはりまだ少年だった、実際にはフェイトとなのはを妊娠させたのだが
やはりそこは遊びの延長感覚で、孕むとか孕ませるとか言葉だけが先行した精神的には未だ子供のままだった
子供が子供を持つと言うのはやはり現実の想像までには至らない
弟が増えるみたいなものだろうか…エリオは考えた、まぁいいか
3回目は自殺…これは本人にしか理由は解らないがノートをまとめ、自分の結論を書いた後、自ら命を絶ったようだ
愛する妻と子供を失ったショックなのか、単にまたスリリングな人生をやり直したかったのかその辺は不明だが…
その跡がボクという事になる…
そして重要なのはここだ…2回目の死因
「はやて隊長か…ここも…」
エリオは爪を噛んだ
最後のエリオの2回目の人生の破局は、はやてとの不倫がきっかけだった
発覚してそれが原因で死亡している
事故死だ、真面目に人生を送った末の過ちなのだろうか、それとも…
全ての自分が死んだ要因、偶然では無い、全員はやて隊長に手を出した時点で死んでる…
もう一度、他のエリオの生涯の最後を丹念に見直してみた
はやてを犯したりした奴はもちろん
直接手を出さなくても他の女性関係がこじれて6課が崩壊の危機に直面すると
彼女が表面に乗り出してきた時点で、自分は様々な理由で死んでいた、事故死、病死、ets…
やはり自分が何らかの原因で死ぬとき必ず『はやて』と関係している、という事になる
「…………」
そこでエリオは考えこんだ
つまりは…
(はやてさんの…能力…、夜天の主の、なんらかの能力が関係していると言うのか…?)
それについても言及している文章はたくさんあった、流石自分だ、考える事は同じらしい
何人かのエリオがすでに
はやての経歴と夜天の王の能力について調査していた、それによると…
自分達、若い陸士にはほとんど知られていないはやて部隊長の能力だが
この奇妙に閉じた世界はやはり彼女の能力の生み出した産物であるらしい
失われた闇の書の能力が…今は夜天の書か…が形を変えて発現したものである可能性が高いようだ
彼女の能力の正確な全容は自分も含めて若い陸士はほとんど知らない
トップシークレット扱いのレア能力だった
自分も少しは『闇の書事件』の名は知っていたが、今回まで詳細はさっぱり知らなかった
そして調べ上げられたその闇の歴史はエリオの想像以上に危険なものだった
かつて闇の書は、一度は幼少の頃のなのはさん、フェイトさんらの協力の元
完全に本体から危険因子が分離され、その能力は危険性を失い安定したと思われていた…らしい
が、その実、その世界を滅ぼしかねない危険な魔導書は
外に向かって純粋な破壊に行使されていた能力が
今回は真逆に内にそのベクトルの方向を向けた形で精神世界に力を解放したようだ…
元々闇の因子とは魔導書の本質であり善悪の問題では無く
デバイスとして本来どちらかがだけが存在できるようなものでは無いようだ
コアが形成されるのは、川が流れれば土砂が溜まるように、あのデバイスにとっては自然な状態なのだ
その形成されたコア…取り除けば見た目、一時的に解決したように見える
が、それは永久に脅威が除かれた、…と言う事は無く、必ず別の形で力が発現するもののようだ
(つまり闇の書事件でアルカンシェルにより消滅したのは何世代か前の持ち主の願望を顕在化したもの…
それが闇の書の闇…ならば)
このたび長年、表面化して見えなかったのは
かつて膨大な魔力を外部から蒐集する事で機能していたそのシステムが
エネルギー源を外では無く内に求めるシステムに変更されたものによるものだと推測される
長の年月の間
普段は使用されない、はやての魔力をダムのように蓄積する事で能力を発揮するだけの魔力を蓄えていたのだ
闇の書自体の6課の裏公式記録では、この魔導書の何代目かの持ち主が追加プログラムを作成した可能性を示唆していたが
正確なところ、その生成過程は未だ謎に包まれていた
エリオが思うに闇の書の能力はそもそも所持者の願望をかなえる事だけを目的に自己進化してきた
特異なデバイス、魔導書ではないかと考えている
そして今、正統な所有者、八神はやての手に真っ白な状態でそれが手渡され再起動した時
闇の書、今は夜天の書の名で呼ばれるその魔導書は新たな主の要求に応えるべく新たな能力を発現したのだった
現実を改変する脅威の能力を…夢を夢で無くすその力を
(新たなコアが…夜天の書の夜が…はやてさんの精神をコアにして形成されている…)
…はやての経歴にその発現した能力のヒントがあった
彼女はかつて夜天の主として覚醒する前に
たびたび夢の中でリインフォース初代との邂逅があったようだ
体の自由が効かない不自由な現実
夢と現実の狭間を行き来する少女、ただ何事も無く、静穏に満ちた世界を求める心
それは渇望と言ってもよい彼女の飢えに似た願いだった
生まれ変わった夜天の書は主の願いに忠実に応えたのだ…
ノートから顔を上げて眠気の来た顔をゴシゴシと擦った
軽く息をつく
時間が戻るのか?…しかしではこのノートは…
夢を現実化する…いや現実が夢に入れ替えられる…のか、よく解らないな…
ただ巻き戻される…今の自分のように
たくさんの自分の人生が綴られたノートをパラパラとめくる
これは多分氷山の一角なんだろうな…たぶん…と
エリオは考えた
(…………彼女が拒絶する現実が目の前に現れると、能力が発現して…望む現実に沿う形になるまで
やり直される…何度でも……何度でも………そんなとこだけか解った、確かな所は…)
闇の書は一見無害な存在になったはずが
考えようによっては以前の単純で強大な破壊をもたらす存在とは別の意味で危険な存在に変質していたわけか…
腕を見た、エリオの肌が粟だっていた
「はぁ…まいったなぁ…、八神隊長……」
背後に穏やかな微小を浮べた八神隊長が自分を見下ろしているようで
エリオは呻いた
自分は仏の掌ならぬ、はやて隊長の作った内面世界?いや箱庭か…をぐるぐると延々まわっていただけだと…?
前の人生の最後の場面を振り返って、はやての言葉を思い出していた
『あんたの事を…ホンマに大事におもてくれてる人を見誤ったらあかんよ………もうお休みや…こんなんただの夢やから…」』
エリオの記憶に残る最後のはやての言葉だった
本人は自覚して無いんだろうが…慄然とした
…実際、対処しようの無い能力だった、公的には総合でSSランクの彼女
従える4人の守護騎士もニアSランク、一個の人としてもほぼ人類最強…
戦力に換算すると一人師団と言っても過言では無いと言われていた6課部隊長八神はやての
その個人的、物理攻撃能力でさえ
この隠された真の能力をカモフラージュするために用意された飾りのような気がしてきた
…なんて事だ
安全を守るためのはずの組織、機動6課のトップが
今、世界にとってその存在を一番不安定にさせる人物なのかもしれない…
ふぅ…息をついて考える
…ノートのエリオ達のように意図的にはやてに逆らえば、…何度か人生をやり直して
逆に考えれば普通はできない不埒な事もできる…と考えれなくもないが…
それも数に限度がある、記憶が消えれば『ボク』は消える…それは死ぬ事と同じじゃないんだろうか?
それに…つい最近一度死んだ身としてはあの死の激痛が…
交通事故に会った人間がふいにフラッシュバックして恐怖を感じるような話を聞いた事があったが
自分が実感する日が来るとは思わなかったマジで怖い…
その点では現在のエリオは快楽のリスクとして死を割り切る思い切りがつかなかった
確かに他の子にも興味はあるけど…痛いのは…
手に入れたものをそのつど失い
例えば手に入れた肉奴隷の調教を最初からまたやり直さなければならないその事実にうんざりした
鬼畜としては覚悟が足りないエリオなのかなぁ…今の代のボクは…
そう言えば惑ってるエリオの書き込みも随分あったっけ…触れ幅によっていろんなエリオが居たんだろうなぁ…
ボリボリと赤い頭を掻いた
(そうか…それで20歳のボクは…子達はもう『無かった事にされちゃったんだったな…』それは…お気の毒かもしれないな…)
「ちょっと非道いですよね…はやてさんそれは…」
エリオは俯いた
しかし…
かと言って、では彼女に逆らわず…
例えばキャロと結婚して大人しく暮らせば彼女の支配から逃れられるのかと
言うと現実は単純にそうでもないのも理解できた
何らかの理由ではやてが今の現実を拒否するような事態が起きれば
エリオの知らないうちに世界は改変され巻き戻されると言う事だ、
そんな事を考えながら送る人生もまた嫌だった、知ってしまった以上おちおち子供も作れない
彼女はボクでは無く世界を支配してるのだから…
…もしもだが…今の自分はすでに大事な人の事を忘れて生きているかもしれない
そう思うのは実に嫌なものだった
自分はあまりにも軽く、はやて隊長は、どSとか言ってたのだが…事実はエロ小説よりも奇なり…だった…
自分が表面的に見ていた以上にSの人だった…しかも次元世界レベルで…いや…
頭を抱えた
はやての笑顔を思い出した
自分も鬼畜として、ずいぶん悪戯をして暴れまわった気もするが、これはちょっとスケールが違った…
運命のダイスを気に入らない結果が回避されるまで何度でも振り直す無邪気な女神…
それが現、機動6課部隊長八神はやて
ふと、なのはさんが死に掛けたという事件の事を思い出した
アレには能力が発揮されなかったのだろうか?あるいは
『なのはさんが死んでた歴史』がすでに回避されたのだろうか…
…イマイチはやての振り直しの基準が解らない…なのはさんが怪我をしたとこまではOK
そこから感動的に復帰したのが彼女の意に沿っていたのか…
自分のケースしかサンプルが無いので、よく解らなかった、あるいはまるで関係無いのかもしれないが…
精神の限界点が…かなぁ…
エリオはふらふらと立ち上がってベッドに倒れ込んだ
…どうする、これから?
当面キャロと幸せな家庭を築き
それと八神隊長の能力の事には背を向けて知らないふりをして
何も起こって無いと信じて人生を生きていこうか?
「…………嫌だな…それ…」
まるで一生監視が付いたような気分になった
もしまたキャロを不幸になんかして、いや、はやてさんに知られたら…
また自分はあの暗い部屋に舞い戻る事になるんだろうか?
巻き戻る基準が曖昧なので、それがまた不安だった…
くそ…このボクが…
悶々として、エリオは何時間も何時間も考え続けた
ふと気がついて時計を見て、窓に薄明かりの差し込むのを感じた
朝になっていた
すっくと、立ち上がって洗面所に向かった
エリオは冷たい水で顔を洗いながら、今までの考えをまとめた
鏡の中の自分の瞳を見つめて、ひとつの決心をした
「……よし…」
蛇口を閉めバスタブに入ると
熱いシャワーを浴びてから
丁寧にドライヤーをかけて、清潔な服に着替えた
鏡に向かって髪を何度かチェックした
「とにかく逃げるのはやめだ…」
ドアを開けた
これから訓練だが、その前にいくつか行くところがあった
最終章 ―夜の向こうへ―
誰も居ない馴れ親しんだ3人娘の部屋の前にエリオは立った
何度も何度もこの部屋でフェイトやなのはと交わった、
…そしてはやてとも…あの最後の夜
ドアを見つめる
その後はあまり思い出したく無かったが…
チラリと自分が立っている場所の後ろのあたりを見つめる
へたりこんでピンク色の髪の少女の涙にくれる姿を幻視してしまい
幽霊を見る思いで、思わず目を逸らした
今はここの住人の3人ともそれぞれの部署で朝の職務の準備に出ているはずだ…
そっと、セキュリティの電子ロックに手を伸ばす
何度もフェイトやなのはとの情事のたびに押した番号だ、淀み無く指がナンバーを押してゆく
「…………」
(これが最後だな…まだボクの気がおかしくなっただけかもしれない…あるいは今まで全部ボクの見た夢…)
期待してるのかな…ボクは…まだボクは以前のままの…そんな事を考えていた
プシュ
が、しかし、あっけなくすぐに最後の疑念もロック解除の音と共に消えた
しばしエリオは沈黙して静まり返った室内を眺めた
(これで確定か…この時のボクは…ボクはここに一度も来た事が無かったはずだ…)
初めて見るはずなのに見なれたキングサイズのベッドの置かれた部屋を
ドアをくぐらずに通路からじっと見回した
ここで…
首を撫でる、フリードに噛み殺されたんだよな…ボクは
…清潔感に満ちた清浄な空気、本来3人の仲の良い娘だけの空間
当然の事ながら、血の跡も匂いも、どこにも無い…
シュッ
やがて誰も入室しないので、ドアがシステムに従い自動的に閉まった
締まったドアが再び自動的に電子ロックされた
エリオは、その扉を見つめていた
よし
とにかくこれで決心がついた、やるべき事をはじめよう…
まずは…
もう訓練まで時間が無い、赤い髪の少年は行動に移すべく、そこから足早に立ち去った
「あれ?」
司令官のシートの側ではやてがドアの開く音に顔を上げた
朝のミーティングの打ち合わせをグリフィスと話していたのだ
ひょこんと、朝のこの時間帯には珍しい赤い髪がドアのとこに見えた
「何?エリオじゃないの?…どしたん、なんでこんなとこに?
…なのはちゃんかな…?
…なら下の訓練所の方へ行ったよ?」
はやての指がそちらの方を指す
グリフィスも不思議そうにエリオを見ている
んんっ…と軽く乱れた息を整えて唾を飲みエリオはつかつかとはやてに近づきながら話した
すーはー、深く深呼吸する
「えっ…と…すいません、どうしても訓練前に…八神隊長に聞いて欲しい事があって…」
完全に息を整えると、エリオはピタリと、はやての前に立った
「私?」
あっけに取られて見つめる書類を持ったはやての手を
真剣な顔つきのエリオの両手が強く握った
「わ?な、何…ちょエリオ…どしたの…?」
びっくりした顔のはやてと
傍らで成り行きを見つめるポカンとした顔で成り行きを見つめるグリフィスの前で
エリオは真剣な表情ではやての両手を握り締めた
少し驚きの顔を赤く染めた司令官が赤毛の少年の瞳を見つめた
「あ…あの…」
はやてが何か言いかけた時、それにかぶせるように
エリオは少し恥らったような顔を伏せ気味にした後
意を決したように顔を上げ言った
「あの…えっと…こんな…突然ですいません
…でもボク…どうしても我慢できなくなって…それで今朝…
早い方がいいかと思って…
八神隊長…いやはやてさん…前から…
いや…会った時からずっと見てたんです…
貴女の事…
貴女が好きなんです!
ボク…強くなります!偉くなります!、それから…それから…だから」
一呼吸置いて室内中に響く大きな声で叫んだ
「絶対に八神隊長に相応しい男になって貴女をお嫁さんにもらいにきます!!
…それまで…それまで少しだけ待ってて下さいね、はやて隊長!
っそれでは、失礼します!」
あっけに取られた顔のグリフィスと
「はぇ?」と言って顔を赤く染めたはやてが
間の抜けた声を出して手を変な形に伸ばして硬直した
その結果として思わず持ってたファイルを落っことした
床でファイルを止めたバインダーが音を立てカラカラと軽く回った
固まったままの二人を残して、足早に立ち去りかけたエリオがくるっと回れ右をすると
手早く落ちたファイルを拾い上げ
ぼう然と突っ立ってるはやてに手渡した、
「はい、どうぞ」
ニッコリ美少年スマイルで微笑んだ
「あ、…ありがと…」
それ以上言うべき言葉が無く、ファイルを受け取り、立ち尽くすはやてに、じゃあ、と言うと今度こそ
エリオは足早にドアの向こうに消えて行った
司令室には突然襲来して
またあっと言う間に去っていった朝の春風に声を失った二人の上司が残された
「…………これはエリオ君に先をこされましたかね」
ややあってグリフィスが明後日の方向を向き、少し咳払いして呟いた
首を振ってクスクスと小さく笑っている
「な、…なな、何言うとるん!グリフィスまで!!
…ちゅ……ちゅーか何!?君まで私の事狙ってたん!?」
珍しく軽くパニくっているはやてが歳相応の可愛い表情になり
頬を桜色に染め
なんとかボケを入れようと、わぁわぁと喚いた
「いえ…まあぼくの方はちょっと冗談ですけど…ま、どうですかね?
それに、ぼくには部隊長を口説くような度胸もありませんし…
いえ、隊長の魅力を蔑ろにするつもりなど…そんな恐れ多いと言うか…しかし彼の目は、…アレは本気でしたよ経験上?
…どうするおつもりで?」
落ち着いた感じのグリフィスが事の成り行きを楽しそうに吟味していた
はやてがパクパクと口を開閉する
「…まぁ5,6年も立てばエリオ君も15,6歳、はやて隊長は24,5ですか、いいじゃないですか?若いツバメってやつですかね」
澄ました顔手元のパネルを操作しながらそう言う
う”…と軽く身を引いたはやてが
赤い顔のまま体勢を立て直すと努めて年上のおねえさんを装って指を立てて言った
「あ、ハハ …いやぁねグリフィス君…
あ…あんなん、あの年頃の少年にありがちな、よくある事や
まぁ…その近くの素敵な私みたいな…お、お姉さんに対する純な少年のあれ…ええと…軽い憧れって言うか
…そう、そんなん…
初恋…いやっ!…じゃなくて
ええと、そう!…ハシカッ!ハシカみたいなもんやって!!…ね、うん…」
真っ赤な顔に、語尾が裏返ったり、不明瞭にぼそぼそなったり上下する
ハキハキした物言いの彼女にしては珍しい光景だ
グリフィスが目を細めてそれを見つめた
「おや?、じゃお断りするんですか…可愛そうに失恋ですねエリオ君…
ショックで…戦闘に支障が出なければいいんですが…」
わざとらしく悲しそうな表情を作り肩をすくめるグリフィス、手元のパネルを操作している
「ちゃ、ちゃうて!!、だからそんなんとちゃうって言うてるやろ!そのうち忘れるに決まってる!一時の気の迷いや!」
唯我独尊のマイペース大王が真っ赤な顔で慌てて言った
「どうですかねぇ…」、「そんな事より仕事や仕事!そんな事言ってて、グリフィス君さぼったらアカンよ!」
誤魔化すようなはやての声が司令室に響く
「ハイハイ知りませんよあやふやな対応してたら、あの年頃の少年は…おやリイン曹長いいところへ実はですね…」
「何かあったですか?」
「あーこらぁ!グリフィス!…」………!!
………
――――――――――――――――
(よし!ここはこれでいい…)
立ち去ったフリをしてドアにぴったりと張り付いていたエリオが
グッと腕をまくり、今度は本当に駆け去った
・
・
・
「すいませーん!…遅れました…」
はぁはぁ…
教錬所ではギリギリ時間に間に合ったエリオがなのはさんの前で荒い息を吐いていた
「エリオ…訓練の前にそんなに息を切らしてるのは感心できないよ?
ここは学校じゃないんだから、時間に間に合えばいいってものじゃないの…
ちゃんと次からは、訓練の前は時間に余裕を持って来なきゃ駄目だよ…?」
さっそく訓練前になのはさんに怒られた、ああ…この感覚も自分には懐かしい
妙に嬉しそうなエリオが朝の清浄な空気を吸ってそう思った
凛としてRHを持って立つ純白のバリアジャケット姿のなのはさん、…なんと言うか感慨深いなぁ…
ボクはその清楚な姿の下にどんな魅力的な肉体が隠されているのかよく知っている…いや今は知らないのか
(ややこしいな)
あの服の下には…
ぅおっと!いけない…いけない…、気持ちを切り替えて言った
「すいません!…気をつけます!これからもどうか、ご指導よろしくお願いします!」
ペコリと頭を下げる
「…ん、いい返事だね、じゃあ今度から気をつけててね、…今日のメニューを説明するね」
ニッコリ微笑んだなのはさん
ああ…その輝く笑顔があんなHな桜色に染まった顔になるなんて…
自分の感覚ではほんの今朝、快感に身を焦がす彼女を後ろから犯して、犯し…
うわヤバイ…、また危うく股間がムクムクと元気になりそうになった
慌てて精神をコントロールして欲望を鎮める、ふぅ…
(?)な顔でなのはさんがこちらを見た、気のせいかと思って説明を続ける
(危ない危ない…)
そうだ、より道してる場合じゃなかった
なのはさんの体の魅力は凄い磁気を発しているがそこは我慢…
少なからず、いやかなり未練もあるが…
今回の人生の目的はそこではない、我慢だエリオ、我慢我慢…
昨晩さんざん考えた結論を反芻していた
つまり
『さしあたり八神はやてを第一に攻略して妻にする、そして子供を作る』と
分析の結果、はやては二股とかそういうのが全然許容できないタイプの女性のようだった
開けっぴろげな性格に見えてその実独占欲が強いらしい
いや考えてみれば彼女の性格は開けっぴろげではあるが
やや自己中心的なところがあった、そうでなけりゃあの年であの地位には居ない
清純派アイドルが引っ込み事案ではそんな仕事やってられないのと同じだ
彼女を手に入れるにはまず大前提として
完全にモノにするまでは彼女だけ愛してるというスタイルを貫くしか無さそうだ、寄り道は禁物だった
むろん他の魅力的な女性達の事を諦めるのは…いやとりあえず手を出さないのは…
大変惜しかったが…それもこれも後で考える事にした
まず下手な浮気は即ゲームオーバーの危険性があった
死に方の見本市のようなバラエティーに富んだ前世の自分達の死に様の記録がそれを警告していた
はやてを含む二股、あるいは3股以上でバレたケースでは特に酷かった
切り殺される、、リンカーコアを抜かれる、頭を吹き飛ばされる
感電死、焼死、凍死、石化、銃殺…よくもなまぁこれほどと言うぐらい様々な面白い死に方をしていた
書き込んだ連中…エリオ…自分、は
どいつもこいつも、馬鹿だ、そのくせ失敗したと言ってるワリには
どこか自慢でもしてるみたいだ…気持ちは解らなくも無いが…
で、ボクもノートの最後のページにはボクも『キャロに見つかってフリードに噛み殺される』と書き込んだわけだが
死んでもいいからなんて死んだ事の無い奴だから言えるんだ…あの苦しさ…
そう何度も味わいたいとは思わないな…しかし引き換えが6課全員か…うーん…
そんな事を、一晩中悩みに悩んだ挙句、ボクは決心したのだ
この人生のボクはとにかくはやてを手に入れると心に決めた、そこがボクの人生のスタートだ
彼女の能力は恐ろしいが、逆に考えてみると、彼女を手に入れれば
…それはボクの人生は無敵になると言う事に他ならない
はやてとボクの幸せが(ボク以外の要因で)邪魔されそうになったら
自動的に彼女の能力で無かった事になる、これは凄い…
かと言って独力であの人を力でものにするのはちょっと難しかったのも事実
今回は、なのはさんやフェイトさんの力を借りれないとなると、なおさら自力で頑張るしか無い…
そうして考えると10歳足らずの自分の年齢が重く圧し掛かった
この歳では階級だけはどうしようもない…
しかし魔力と戦闘の方だけは自分の力は少なくともSランクまで上がることは
過去の自分の歴史から実証済み…
事前知識の無い、前世でさえBBBまで行けたのだ
(…早いうちにAランクまで駆け上がって若手のナンバー1の地位を確保する…
そうしなければ、とりあえず6課であの人を口説ける立場まで到達できない…しかも時間もあまり無い)
記録からすると
はやてもあと4、5年もすれば結婚するはずだ…相手も解っている、が
途中までははやては3人ほどの男の間で揺れてたらしい…くそっなんて不届きな連中だ…ボクのはやてに…
エリオは自分の事を棚に上げてそう思った
その男達とボクの間では社会的地位も年齢差もある
それを推して、今からボクはそこに強引に割り込まなければならないのだ
今なら…なんとか間に合うだろう…
真面目にやって、とにかく急いで実績を重ねる必要があった
もちろん個人的にもせっせとアプローチして、努力はするが…
はやての組織のトップと言う立場を慮ると、社会的に彼女の心の背を押す背景が必要だった
そんな事を考えている間に
なのはさんの話が終ったようだ、エリオは姿勢を正した
「じゃあ行くよ!まずはライトニング分隊とスターズ分隊で模擬戦やってみようか、じゃあ用意して…はじめ!」
「「「「ハイ!」」」」
なのはがそう言うと同時にスターズとライトニングの各組が左右に飛んだ
ビルを挟んで左右に散って走り出す4人の若い陸士達
自分がはやてをどう思っているかはエリオにもまだよく解らない
少なくとも嫌いでは無いしハッキリした性格も好きな方だ
肉体の魅力だってフェイトさんやなのはさんに比べてもいささかも見劣りしない…
あの日本女性特有のきめの細かい肌にすらりとした…
「エリオ君前!!!」
「うおっと…」
直前でティアナの牽制弾を首を捻って避け、飛んだ
また妄想しそうになった頭を振る
(まぁいくらはやて隊長でも、子供ができたら…多少は浮気とかも大目に見てくれるはず…それまでの我慢だ)
「今は集中…!」
スバルと併走してビルを挟んで疾走する
前世ではフェイトとなのはを妊娠をさせたが、まだお腹も目だたない時期にご破算になったため
そもそもエリオは子供を持つと言う感覚がまだ理解できて居なかった
(うーんはやて隊長とボクの子かぁ…)
そのころはスバルもティアナも食べごろになってるだろうなぁ…
向こうに見える青とオレンジの年上のお姉さんズを見やる
考えてみれば記録のボクはともかく、現在のボクは彼女らの体は知らない…
うーん…スバルさんとか胸大きいよなぁ…おお…ゆれてるゆれてる…揉み応えありそう…
ティアナさんは、おー睨んでるなぁ…あれは感度良さそうだ、アレはバックで…
「とわっと…」
エリオは慌ててしゃがみこんで撃ち込まれてきたスバルのリボルバーナックルをを避した
赤毛が数本散る
ストラーダで牽制して距離を取る
はっ!…、ダメだ…ダメだ…集中できて無い!
とにかくまずははやてさんだ…心の中で首を振る
「エリオ君、補助いくね!」
後ろからキャロの声が聞こえた
「ありがとう!頼むよキャロ!」
内心とは裏腹に表面上、精悍な顔つきでキャロの声に笑顔で応えた
ストラーダが補助を得て、赤く輝いた
エリオが顔を上に向けると、上空に描かれたウイングロードを駆けてくる
青い髪の少女が見えた
「でやぁあああああ!!!」
軽くステップを踏んでエリオはストラーダを構えた
「こい!!!」
RHを掲げたなのはがビルの上から若い陸士達の様子を不思議そうに見ていた
「ねぇ…レイジングハート、エリオ君すごく、いい感じに力が上昇してるように見えるけど…
…どうしたんだろうね?何かあったと思う?」
『私には解りかねます、しかし体力・魔力の総合数値が大きく上がっています』
忠実なデバイスが応える
「だよね…なんでかな?」
なのはは最近の練習メニューを思い出して、何が原因か考えていた
うーん?特に思い当たるような事は…
背後の屋上のドアが開いて金髪の同僚が歩み寄ってきた
「ごめんなのは…遅れちゃった」
訓練用の地味な服装に着替えたライトニング分隊隊長の親友が謝りながら話しかけてきた
「ううん、今始まったとこだよ…ホラ見てフェイトちゃん、ライトニング分隊…エリオ…ちょっと注目だよ」
促されてフェイトはなのはと並んで立ち眼下を眺めた
リボルバーナックルとストラーダが交錯して魔力の衝突が起こり
青と赤の火花を散らしていた
なのはもフェイトも知るはずも無い
彼女達自身も知らない彼女達を知る赤毛の少年が宙を飛んで、驚くスバルの頭上を越えて行った
一陣の爽やかな風が、二人の隊長の美しい金と栗色の髪を風になびかせ
青空からの陽光に眩しそうに目を細めた
エリオがこの後、レリック事件での活躍を契機に
時空管理局史上でも若手の最年少記録を塗り替えるペースで出世の階段を駆け上がっていくのは
これからほんの少し未来の話である
彼が首尾よくはやてを手に入れて結婚し、大人しくその人生を幸せに暮らしたのか
それともまた性懲りも無く、あの部屋に舞い戻って行ったのか
…それはもう誰も知らない
カメラが上にパンして晴れ渡る青空を写した
鬼畜王エリオ 最終章 後編
―はやてパート― END
(ひぐらし+ハルヒ)/2って感じですね。
とりあえず、BBBは無かったはず。
ふはー…orzなんとか終りました
以下チラシご容赦を…
フェイトパート、鬼畜王は○作シリーズのノリでやろうと思ってたのでこの時点ではエリオ
は車に撥ねられて死亡…ぐらいにしか考えてなかった
なのはパート、自分には珍しくキャラが勝手に喋り出して、慌てる あまりになのはさんが…
素敵過ぎる発現を繰り返すので大幅にカットカットの嵐…だってタイトル鬼畜王なのに…エリオが霞んじゃう
例) 「赤ちゃんが生まれたらね、…正直にユーノ君には、この子エリオ君の子なのっ!て言うつもり
きっとユーノ君なら解ってくれるよ!」
…なのはさん、世の中には知らない方が幸せな事もあるんです、全力全開杉…ユーノ首吊りそうなので
はやてパート なのはパートの時点で何も考えていなかった…で予想どうりの難産 、進まない
やっぱりはやてもボンテージ姿でエリオ打ってる姿があった方が良かったかなぁと未練
…しかしそれだとはやての能力が本人の意思で発動する事になるので諦める…
迷った挙句、無限ループを選択
ちなみにハッピーエンドならはやてと海外に1年ほど視察の旅…Hの旅に出発…エリオが幸せすぎるのでボツ
最後のあたりでちょろっとリインが出てくるのは
ついお持ち帰りして一日中リインを陵辱する話を…と少女監禁を企てるも
切が無いのでこれもボツ…
書いてる間中、素敵なレスを頂いて、「そっちの方が面白いんじゃないか…?」
と何度も思いました…が、初志貫徹して3部構成3人娘で終了としました
ああ…スバルとかギンガもいいっすね〜
では読んで下さった方々、ありがとうございました、またまた〜
>>526 あーそれは作中設定です
エロオは色を知って強くなったのです
SAGAです
>>527 おうちに帰ってゆっくり読ませていただきました!
お疲れ様です完結GJ!
私はYU-NOを思い出してしまいましたがw
さて次は自分の番だな ≡c( ヽ^シ;'ω')ノシ ガンバロウ
まぁ言いたい事はたくさんある・・・エリオはもっと絶望ENDでいいだろうとか
そんなことより・・・ユーノさんが不憫すぎるんですよー!?orz
ヤりまくる内容だったからか、設定の穴をツッコみたくなるけど……。
ま、いいか。反吐が出る内容に比べれば可愛いもんだし。
とりあえず、おつかれ。
完結お疲れ様です
大盛りだけどジューシーなお話でした
やはりユーノは「いいひと」ですなぁ
>527
GJでした!
しかし、最終攻略目標、はやてか……剛毅なw
ヴォルケンズ全員に勝てないと嫁さんにはできんぞ、エリオ!
ただ、魔導師ランクには突っ込ませて貰う!
BBBというランクはないっす!
基本は
E→D→C→B→A→AA→AAA→S→SS
で、それぞれの間に能力やなんやかんやで+やら−が付くみたいです。
Bランク以下では多重文字ランク(BBとか)は存在しないのです。
AAAの書き間違いだったらごめんなさい。
なんつうか、また浮気して刺されると日記に書き込まれそうなw
>>527 ターンAさんGJ。
次回作も期待してます。
>>527 完結GJ!
だけど、なのはパートに釣られてここまで読んできた俺の時間を(ry
ターンA氏GJ
はやて好きな俺からしたら、もうちょっとはやてのシーンが欲しかったorz
だが、はやてのSSは少ないのでありがたく読ませてもらいました。
>>536 結局よくわからん謎の人で終わった気がするのは俺だけ?>なのはさん
これがネ申作品というやつか!
超GJ!!
己の妄想を掻き立てるラストは精妙極まりない虎眼流の流れのごとく……。
たぶん将来はこういう展開になる事間違いない!
・エリオの告白とその後の活躍に影響されてグリフィスが本気にはやてにプロポーズ。
・はやてキャロに配慮してグリフィスの申し出を受諾。
・予想をはるかに超えてはやてとグリフィス結婚しかも妊娠発覚
・部隊内結婚に触発されてユーノ、なのはにプロポーズ。受託。
・エリオ、仕方がないのでキャロルと付き合いだす。
・はやての気まぐれに戦々恐々としながらエリオ君はキャロルちゃんと清い交際を続けるのであった
540 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:26:00 ID:voU7B2Ai
>>527
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏GJ。お疲れさまです。
なのレンジャーの方も期待してます。
ああしかし過去のエロオの話も見てみたいという好奇心がッ…!!!
>>539
つチラシ裏
541 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:28:54 ID:voU7B2Ai
>>527
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏GJ。お疲れさまです。
なのレンジャーの方も期待してます。
ああしかし過去のエロオの話も見てみたいという好奇心がッ…!!!
>>539
つチラシ裏
連投おまけにsage忘れた。orz
ホントにスミマセン。
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏GJGJGJGJGJ!です!
>>542 気にするな
かくいう私もチラシの裏を載せる人間でね。
すごいなぁ、よくあの展開からここまで纏められたと思う。
ターンA氏、超GJ!です。
鬼畜王の番外編でヴォルケンとかスバティアも料理してやってください。
スバティア見てぇぇぇ!
というかスバティアが男とからむようなSSって見たこと無いな
本スレ逝けばヴァイス絡みの妄想が腐るほど有るがな。
550 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 19:52:24 ID:whSeLSD0
ふと思った。エリオでなくてティアナが逆行するはめになっていたらどうなるのだろうかと。
……どうがんばっても、なのはやスバルに攻められてへたれそうなイメージになってしまった。
ごめん。sage忘れた。
他に手頃なのがいないからかねぇ、ヴァイスになるのは。
>>553 接点がないことをクリアできれば、何とでもなりそうなんだけどなぁ。
今のトコ、三人娘とヴォルケン女性陣くらいか。
ヴァイス×ティアはまだ妄想の余地アリ
でもスバルはなんか女キャラ(なのはとかティアとか)しか合わないような希ガス
はやてのエロははやてが奔放な方が書きやすい…たぶん
残り少ない容量で小ネタいっちょう!…書きますよ?なんか連投してるようで気が引けるけど
「あー起きたんか?」
「んん…あーおはよう、早いな…はやて…ぶはぁ!」
ddと言う音に目を覚ましたオレの目に写ったのは
裸にエプロン一枚でまな板に向かうオレの嫁、新妻はやての眩しい後ろ姿だ
「もうちょっとで朝ゴハンできるからね、ちょっとまっててや〜…きゃあ!…」
光の速さではやての後ろにまわったオレは
さっそくはやての素晴らしく柔らかさと張りを兼ねそろえた形のいいおっぱいを揉んでいた
ふにふに…もみもみ、可愛い乳首を転がして固くする…くぁー幸せ!
「ちょ…ちょぉ!こらぁ…やめ…あっ…あかんやん…包丁持ってるのに危ないて…あっ…やんっ…」
朝からこんな挑発的な姿をしている嫁が悪いんだ、誰だってそう思うオレだってそう思う…
けしからん色っぽいうなじを舐める事にした、この素早いベロでぇ!…ぺろぺろ、耳たぶを噛む、はむっ
「ひゃぁああ!!あっ…だめ…はひぅ!…」
オレの性感帯への連続攻撃により、ガランとはやての手の包丁が流しの中に落ちた、オレははやての体の向きを変えさせると
テーブルに手を付かせて後ろからいきなり挿入した、一気に根元まで怒張したものをズブズブと押し込む、うぉおお…この抵抗感が…
「あっあああ…やぁ…こんな朝から…いきなり…ひどいやん…んっんん…あ…あんなに昨日したのに…」
「とかなんとか言ってもう濡れてるじゃないか…くく…いや昨日のオレのか?いい感じで熱くぬめって
オレのを締め付けて放さないぜ…この、いやらしぃ嫁め…」
オレはグイグイと腰をはやてのぷりぷりした可愛いお尻に押し付けて亀頭で子宮をこねた
うおおぉ素晴らしい!気持ちいいぃ!ビバ新婚生活!!先生…オレ…昨今の出生率低下に反逆します!!!
「やっああん…だめぇ…私…あぅ…お弁当作らんと…あっ…やっ…そんな激しく突いちゃ…腰が…あっ浮いてまぅ…あっ」
「ふっふ…朝は、はやてを食べるのが先だろ…うっ、おおっおぅ、…締まる…くぅ…もう出すぞ…はやて」
オレの朝立ちのままはやての膣に突っ込まれた息子が一瞬膨れあがると
はやての中に大量の白濁を流し込んだ
「くおっおおおおっ出るっ…おっおお出るぅ…まだ出るぞ、解るか?はやてどんどん子宮にオレのザーメン流し込んでるぜ…」
「やっあああああ……あっ…あかん…わたっ私…あっ出勤まえ…なのにっ…あっ……やぁあああ…熱い…」
「ふふふ…はやてのがオレの締め付けて最後の1滴まで絞り出されちまうぜ…この淫乱司令官め…」
「そ…そんなひどい事言わんといて…私そんな女やない…あ、アナタしかこんな…」
「何を…!?くそっ…そんな可愛い事言うと……勃っちったじゃねぇか!それっ抜かずの2発目だ!突き突き突きぃ!!!」
「やっああ…また中で固くなって…あっあっだめぇ!またっあっ…いったばかりやのに…イクあっイってまぅう!!!」
「…という夢を見たんだ、どう思うエリオ?」 ふぅ…とシリアスな顔で肩をすくめ溜息をつくヴァイス
は…はぁ…あの…と言いかけた赤毛の少年が赤い顔を上げて何か言いかけ
「ヴァ…ヴァイス陸曹…うし…後ろ…」
と、言ってヴァイスの後ろを指指して口をパクパクさせ青くなった
え”?と言ったヴァイスの後ろにゴゴゴゴゴゴと効果音付きの笑顔に怒りマーク付の上司が立っていた
「ほほぉ?…ヴァイス陸曹…そろそろヘリの準備ができたかと思て見にきてみれば…
朝から忙しく駆け回ってる上司をズリネタに…随分楽しそうやね…」
ズガガーン!煌く閃光、弾ける轟音、…何でボクまでぇ!… などと言う男の子約2名の悲鳴を残しつつ
ヴァイス陸曹のショート劇場終わり
>>533 遅れましたが、ご指摘ありがとうございました
知りませんでした…何か本スレでBBBの次がAとか言うのを見たような気がして…やっとwiki見ました
ホントだ…汗、そっかエリオがあの歳でBって言うの聞いてて、それも勘違いに拍車をかけてた…
そういえば最近流れ早くて本スレ見てないや…
相変わらず中の人いい加減でして…ハイ、反省…そういうちょっと違う世界だと脳内でよろです…
>>528がなんか要領を得ないレスだと思っていたが、そーゆーことか。
そー言う事です、この後に及んでまだアニメしか見てません…
シグナム×恭也を本気で書こうかと思って
とらいあんぐるハート のSweet Songs Forever を見てみたら…
…何このニンジャマン兄姉は…( ゚д゚)ポカーン、超帝国の末裔か何かですかこの一家は?
(兄と姉が騎士で末の妹がダイバーの血を覚醒させたとか?)
となるぐらいです、もっとエロゲの主人公みたいなちょっと剣が使える兄ぐらいに思ってたのに…
なんかあまりにもとらはの設定が複雑そうだったので断念… なのレンジャーの続きでも考えよう
あ、あと
>>556は早速“活用”させていただきました!
562 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:45:27 ID:94HtG73P
とらハか・・・懐かしいな。派生作品とはいえ、なのはが人気がでたのは嬉しい。
このスレを見ている人は、なのはからの人なの?
>>562 俺はアニメから入ったよ
とらは3のリリカルおもちゃ箱?ってのが元になったのは知ってたから、見るならとらはシリーズをすべてやってからみよう、と思ってたんだ
基本的に原作→アニメみたいな順で見るから
でも売ってなかったり妙に値段高くて手がでなかったりでね
そうこうしてるうちに友人にA'sを強制的に見せられハマってしまった
565 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 02:28:49 ID:94HtG73P
本家は、なのはのHもあるんだよね。ネタバレになるけどCCさくらっぽい部分もある(ライバルの男の子の魔法使いと一度わかれるけど再会してくっつく)
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA氏は設定を取り入れることが出来ないようなので
そういう方向はやめたほうがいいんじゃない?
真面目なアドバイス。
とりあえずキャロとエリオのHをもっと書いてー。
>途中までははやては3人ほどの男の間で揺れてたらしい…くそっなんて不届きな連中だ…ボクのはやてに…
この3人ってやはりヴェロッサ、グリフィス、ゲンヤの3人かねぇ?
>>565 最後にちょろっとじゃないか、でもあのクロノはアニメのクロノというよりフェイトのような感じだな
そしてたぶんなのはさんとフェイトさんの場合どっちが旦那なのかという話題で
フェイトさんがなのはさんの旦那だと言い張っている水樹女史の主張は恐らく正しい
アコースはヴぇロッさの苗字だろ
アコースと聞いてランバ・ラルの部下が最初に浮かんだら負けですか?
ターンA超GJ!
鬼畜王エリオは自分にとって神作品になりました。
エリオ×スバル×ティアを達成した運命もいつか書いてくださると嬉しいです
>>568 年齢的なものを考えるとゲンヤさんじゃなくユーノかもね。ゲンヤさんもありだが。
しかし不憫な子よのうユーノ…メインでなんか書くか
そろそろ次スレの準備とかしたほうがよくね?
まだ40kb以上残ってるから、大丈夫じゃないかな。
579 :
あおそこひ:2007/06/10(日) 13:09:21 ID:fhccRmOT
前スレでも投下した者です。二回目なので名乗ることにしました。
「幕間劇8話」
・非エロ
・8話ですが白き魔王降臨時のお話ではありません。
前半部、ホテル・アグスタ撤退時のお話です。
580 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:10:51 ID:fhccRmOT
ホテル・アグスタ内部の廊下。背中合わせに立つなのはとユーノ。
周囲に満ちるのは戦場の空気。
ホテル・アグスタからの撤退が決まり、ユーノとの別れの挨拶を交わした直後の、敵の強襲。
この場にいるのは、なのはとユーノの二人だけ。
敵の襲撃の時点では、他の機動六課メンバーは、それぞれの場所で撤収準備を行っていたはずだった。
はやても、対応に追われている。
なのはからの思念通話で状況は伝わっているが、すぐに応援は送れない。
なのはが遭遇した場所以外でも、敵影は複数確認されている。
シャマルによる封鎖領域は張られていて、ホテル内の一般人への被害の可能性はない。
しかし、結界が破られる事も考慮しなければならない以上、一般人の避難が最優先であることに変わりは無いのだ。
指揮官不在のスターズ分隊は、副官のヴィータの指揮の下、一般人の避難誘導を担当。
ライトニング分隊は、副官のシグナムを除いて、襲撃者への迎撃任務に。
シグナムは単独で哨戒兼迎撃の任務に当たり、ロングアーチの護衛はシャマルとザフィーラが担当。
いささか変則的な構成での対応となった。
「なのは、こういう状況に陥る心当たりはある?」
「あはは。けっこうある、かな」
少しとぼけた口調とは裏腹に、なのはにふざけた様子はない。
ユーノと出会ったころから変わらない、芯の通った揺れない強さの現われだ。
「敵の様子は、わかる?」
「この場にいるのは、見えてる三人だけだね。みんなアームドデバイス。結構な腕だと思うよ」
「シグナムたち…繋がりじゃないよね?」
「違うよ。みんな近代ベルカ式。…装備からして、本局か、軍部からの戦力だと思う」
「…六課が、本局の内側にも敵がいるのは話に聞いていたけど」
「ごめんね、ユーノくん。巻き込んじゃって」
「かまわないよ、なのはになら。…最初に魔法に巻き込んじゃったのは、ぼくの方だしね」
「それは、事故の後にさんざん聞かされたよね。もう言っちゃだめだって、約束したはずだよ」
「そうだったね。ごめん、なのは」
ひとしきりの会話の後、二人は押し黙った。
戦闘の兆候。周囲の殺気が跳ね上がる。
「…同じ場所に立つのは、久しぶりだね」
襲撃者たちの攻撃が始まり、なのはとユーノがそれぞれに応戦する流れの始まりに、なのはが囁く。
数年ぶりに、二人は戦友として互いの背中を預けていた。
581 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:11:55 ID:fhccRmOT
敵は三人。いずれも近代ベルカ式の熟練者。対人戦闘に特化した『騎士』たちだ。
「来るよ、ユーノくん」
「なのはも気をつけて!」
ユーノは、正面から来る騎士の斧型アームドデバイスによる攻撃を、飛び退いて回避。
飛び退きざまにバインドを放つが、放たれた魔力鎖は返しの一振りで断ち切られてしまう。
半端な防御魔法ならそれごと本人を断ち切るであろう、絶対的な破壊力を感じさせる一撃。
斧の騎士と交戦するユーノを狙って、離れた位置から連続で実体の矢が放たれた。
弓型アームドデバイスを構えた騎士からの、カートリッジでバリア貫通能力を跳ね上げた精密射撃。
なのはは、周囲に浮かべたアクセルシューターでひとつも逃さず矢を撃墜、ユーノを援護する。
斧と弓の連携の合間を縫い、三人目の騎士が手にした鎖型アームドデバイスを振るった。
カートリッジのロードと共に、一本の鎖が途中から無数に枝分かれして、二人に降り注ぐ。
なのはとユーノに対して仕掛けられた、鎖型デバイスによる物理拘束魔法。
いち早くそれを察したユーノが、デバイス基部をバインドの魔力鎖で絡めとリ、固定。
デバイス自体の動きが制限されてコントロールの乱れた分岐鎖は、すべてが二人からそれて床に着弾した。
鎖型デバイスを絡めとったユーノの魔力鎖は、そのまま鎖を伝って使い手まで到達。鎖の騎士までも拘束する。
なのははその機を逃さず、鎖の騎士へ右手を向けて、魔力集束砲撃をチャージ。
周囲に展開するアクセルシューターはそのまま維持し、本来相手にすべき弓の騎士への牽制にあてる。
斧の騎士がなのはに向かって突進するが、右手でバインドを維持したユーノが、二人の間に割り込んだ。
弓の騎士は、なのはとユーノの一連の行動に隙を見出せず、手出しが出来ない。
「まず一人、いくよ。クロスファイアー…シュート!」
拘束されたまま砲撃を受け、一撃で鎖の騎士は沈黙した。
582 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:12:42 ID:fhccRmOT
なのはによる鎖の騎士への砲撃直後。
突進する斧の騎士は、斧を振り上げ、カートリッジをロード。
なのはとの間に割り込んだユーノへ、バリアをも打ち砕くアームドデバイスの断撃を叩き込む。
ユーノは、鎖の騎士を拘束していた右手の魔力鎖を解除し、左手をかざしてシールドを展開。
振り下ろされる斧を、正面からブロックせずに浅い角度で受け止め、そのままシールド上を滑らせて受け流した。
攻撃直後の隙を逃がさず、ユーノは斧の騎士に右手で接触。強制転移魔法を発動。
「いくよ、なのは」
「うん、やっぱ頼りになるよね、ユーノくん」
ユーノの意図を察知したなのはは、維持していたアクセルシューター全弾を、弓の騎士に向けて発射。
衝撃と爆煙で、ごく短時間、弓の騎士の行動を阻害する。
斧の騎士の強制転移先は、なのはの目の前、なのはと弓の騎士の射線上。
弓の騎士は、射線の手前に現れた斧の騎士が邪魔をして、なのはを狙うことができない。
すでに身構え、魔力を蓄えていたなのはの右拳が、転送直後の斧の騎士に突き刺さる。
斧の騎士はボールのように弾き飛ばされ、壁に激突した。
さらになのはは、吹き飛んだ斧の騎士を高速で追走。
壁に衝突した直後で、対応しきれない斧の騎士の顔面を右手で掴む。
右手の周囲には六基の小型魔力スフィアが展開。
その掌は、すでにチャージを終えた魔力集束砲撃の発射口。
「安心して。魔力ダメージだから気絶するだけだよ。でも…舌を噛まないように、歯は食いしばっておいてね」
先ほど、ミドルレンジから鎖の騎士を一撃で行動不能にした攻撃。その、顔面への零距離砲撃。
斧の騎士が、人生において最大の畏怖を抱いた瞬間。
閃光が弾けた。
583 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:13:38 ID:fhccRmOT
なのはが斧の騎士を右手で捉えて動きを止めた瞬間、弓の騎士はカートリッジの残弾を全弾ロード。
全ての魔力を込め、勝負掛けの一撃を放った。
矢の発射直後に、制御しきれなかった魔力が暴発。
弓型アームドデバイスは完全に損壊した。
矢に込められたバリア貫通効果は、最強レベル。
例えリミッターの無い結界術師であっても、バリアやシールドでの防御は不可能。
鎖の騎士を沈めたときのようなアクセルシューターの維持も無いため、射撃魔法での迎撃も間に合わない。
しかし、この状況には無力と弓の騎士が考えていたユーノが、当たり前のように動いた。
ユーノは瞬時に複数のチェーンバインドを縦横に走らせ、目の細かい網状として展開。
放たれた矢は投網のようにバインドに絡めとられ、バリア貫通効果を生かすことなく失速。
弓の騎士がデバイスと引き換えに放った最後の矢は、なのはに届かない。
「さて、と。あなたたちの事を聞かせて。ここに来た訳とか、なんでこんなことをしたのかとか、ね」
なのはは気絶した斧の騎士を右手で壁に押し付けたまま、半身を捻って背後の弓の騎士へと視線を向ける。
最後の攻撃を防がれ、デバイスも失った弓の騎士は、なのはの声を背に受けながら、即座に逃走に移った。
「話を、聞いてってば」
それでも逃げ続ける弓の騎士。
なのはは左手のレイジングハートを向け、その先端に、両手に余る数のアクセルシューターを灯した。
「デバイスを粗末に扱うような子だし…少し、頭冷やそうか」
584 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:15:04 ID:fhccRmOT
『はやてちゃん、こっちは片付いたよ』
『二人ともお疲れ様。やっと一般人の避難が終わったんで、今からこっちの反撃や』
『ってことは、はやて、さっき言ってたコトやるんだな?』
なのはとはやてとの思念通話に、ヴィータが割り込む。
『そうやね。悪いけどなのはちゃんは、ヴィータからスバルとティアナを引き取って、バックアップに回ってな』
『敵は、まだいるの?』
『あと5〜6人は確認してる。今、ライトニング分隊が相手しとるけど、新人の手にはまだ余る相手や』
『ってことは、はやてちゃん?』
『うん。今回はウチのコらをまとめて、相手させようと思う』
状況は、悪かった。
フェイトたちライトニング分隊が遭遇したのは、近代ベルカ式の騎士、五人。
エリオは、同じく槍を使う騎士に完全にはりつかれ、技量の差で押し込まれている。
キャロは、短剣を両手に持つ騎士の接近を許してしまい、防戦一方。
フェイトは二人の援護に回りたくても、騎士三人がかりの包囲を抜け出せないでいた。
個々の実力差はともかく、エリオとキャロの対人実戦経験のなさが致命的だ。
そこを狙われ、エリオとキャロから各個撃破されようとしていた。
二人は騎士たちに翻弄されてしまい、フェイトのフォローが追いつかない。
短剣の騎士が、両手に持つ短剣の片方を、キャロへ投擲。
おそらくは、クロスミラージュと同じ設計思想による、二本一対のアームドデバイス。
キャロはとっさに展開したバリアで短剣をガード。
しかし、バリアに触れた瞬間、短剣に込められていた遅延性バインドが発動。キャロをバリアごと絡めとる。
ベルカ式の戦闘技術と、ミッド式のバインドとを併用した搦め手。
短剣の騎士は、残った短剣のカートリッジをロード。
短剣にバリア破壊効果を付与し、バリアごと動きを止めたキャロに斬りかかった。
「…エリオくんっ!」
「キャロッ!」
キャロの危機に、高速移動魔法で短剣の騎士を妨害しようとするエリオ。
しかし、目の前の槍の騎士は、その隙を見逃さない。
カートリッジをロードした槍の騎士が、エリオへと槍を薙ぎ払う。
移動魔法の完成直前に、カウンターでエリオを捉えるタイミング。
三人の騎士を相手にするフェイトのフォローも届かない。
585 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:16:01 ID:fhccRmOT
短剣の騎士の攻撃がキャロを、槍の騎士の攻撃がエリオを捉える瞬間。
「エリオ。己を見失うな。闇雲に動くだけでは、そこにある危機は救えない」
唐突に。気配も警告も無く。エリオへ向け槍を薙ぎ払う槍の騎士の背後に、シグナムが現れた。
「レヴァンテイン!」
<Jawohl. Explosion>
「紫電…一閃!」
シグナムはレヴァンテインを紫炎と共に抜剣。横なぎの槍がエリオに到達するより早く槍の騎士を捉え、斬り伏せた。
そして、シグナムがエリオのもとに駆けつけたのと同じタイミングで。
「…盾の守護獣の名において、仲間を討たせる訳にはいかん!」
キャロに迫る短剣の騎士の周囲に、突然、無数の光る魔力の帯が出現。
獣形態のザフィーラによる鋼のくびきが、短剣の騎士に幾重も絡みつき拘束する。
「キャロも最後まであきらめるんじゃねーよ。いくぜ、アイゼン!」
<Ja. Explosion>
高速飛行で接近してきたヴィータが、グラーフアイゼンのカートリッジをロード。
ザフィーラのバイントに拘束された短剣の騎士の前で、くるりと旋回。
推進剤の噴出により爆発的に加速された鉄槌本体を、投げつけるように短剣の騎士に叩き込んだ。
「ラケーテン・ハンマー!」
瞬く間に、槍の騎士と短剣の騎士を無力化。
フェイトも、騎士が動揺した隙を突いて、包囲網を突破。シグナムたちと合流した。
「テスタロッサ、ここは我らが引き受ける。エリオとキャロを連れて、バックアップに回ってくれ」
シグナムは背後のヴィータとザフィーラへ視線を送り、はやてからの言葉を伝えた。
新人たちを、主戦場から遠ざける配置変更。
今回の相手は、まだ新人たちの手に余ること判断しての、はやての采配だろう。
そして主戦場は、はやて個人の戦力であるヴォルケンリッターが担当する。
新人たちが配属されるまで、ガジェットの相手を一手に引き受けていたように。
「…面倒な役ばかり押し付けて申し訳ありません、シグナム」
「構わん。お前が上官で、私は副官だからな」
シグナムは淡々と、しかし愉しげに答えた。
586 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:17:09 ID:fhccRmOT
「ミッドチルダの新米騎士どもに、真のベルカの騎士の戦いを見せてやるぜ、覚悟しろ!」
グラーフアイゼンを残った三人の近代ベルカ式騎士たちに突きつけ、ヴィータが吠えた。
「主に仇なす者は、我らヴォルケンリッターが相手だ」
近接戦を見越して、獣形態から人間形態へと変化したザフィーラが宣言する。
フェイトを相手にしていた三人の騎士が散開。
シグナムは、剣型アームドデバイスを構えた騎士と対峙。
ヴィータとザフィーラは、大槌、大鎌を持つ騎士と入り乱れて戦いを展開した。
長剣の騎士の技量は高いが、シグナムに比肩しうるものでもない。
シグナムは小細工は用いず、隙の無い剣技で、長剣の騎士を攻める。
あえて魔法やカートリッジを用いないことで、逆に長剣の騎士にもそれを使う機会を与えない。
結果、シグナムは、自分の土俵である純粋な剣の技量のみの戦いへと、長剣の騎士を引きずり込んだ。
後の無い長剣の騎士は、それまでになく強引にシグナムへと斬り込む。
シグナムはこの攻撃を見切り、カウンターを見舞うために紙一重で回避。
しかし、隙を伴う攻撃は、長剣の騎士による誘い。起死回生の切り札への布石。
シグナムの回避行動を予測していた長剣の騎士は、斬撃の途中でカートリッジの全弾を連続ロード。
一瞬で目が眩むほどの膨大な魔力を刀身に集め、デバイスにセットされたニアSランク攻撃魔法を解放する。
シグナムが回避した剣の軌道を追うように、周囲の空間が連鎖的に起爆。
避けようが無いほどの至近距離での、広域爆砕魔法の発動。シグナムは爆炎の中に消えた。
使い手の制御の限界を超える魔力を放った剣型アームドデバイスは、負荷に耐えられず自壊。
長剣の騎士は手際よく破損デバイスを待機状態に戻し、新たに取り出した予備の同型デバイスと交換。
手の中に再び、剣型アームドデバイスが現れた。
「デバイスの破損を前提に、許容量を超えた魔力を解放する、か」
「!」
薄れた爆炎の中に、シグナムが佇んでいた。
足元には紫の魔力光を放つ古代ベルカ式魔法陣。レヴァンテインからのカートリッジの排莢音。
始動にムラのある連鎖爆砕魔法が発動した瞬間、最も威力の低い一点へと移動して、防御魔法を展開。
長剣の騎士の切り札を、傷ひとつ無く完全防御。
「新しい事を考えついたつもりだろうが、ベルカでは使い古された手段だ」
長剣の騎士は、技量の限界を超えた爆砕魔法の使用とその結果のデバイス破損で、先ほどまで完全に無防備だった。
シグナムはその間、あえて手を出さなかったことになる。
「そして己の技を磨くベルカの『騎士』を名乗る以上は、使う必要の無い手段でもある」
ミッド式をベースにしているとはいえ、近代ベルカ式の『騎士』を名乗る者への、先達としての言葉。
取り返しのつかないことをしながら、己を省みぬゆえに、その過ちに気付かない者への静かな怒気。
「最期に教えてやる。ベルカでそんなヤツを何と呼ぶのか、な」
シグナムが動いた。長剣の騎士がそう気付いた時にはすでに、シグナムは間合いの中にいる。
意識の虚を突き接近、反応する前に切り伏せる。魔力に依存しない、純然たる戦闘技量。
剣撃で吹き飛ばされる長剣の騎士。体勢を整える間も与えず、シグナムは叫んだ。
「『未熟者』だ。今一度手の中にある剣を見つめ直せ!レヴァンテイン!」
<Ja. Explosion>
「飛竜…一閃!」
レヴァンテインを一度鞘に収めてカートリッジを弾き、圧縮魔力の解放と同時に連結刃として抜剣。
槍のように直線的に伸びる刀身が、砲撃の威力で長剣の騎士を捉えた。
587 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:20:06 ID:fhccRmOT
「アイゼン!」
ヴィータは上に向けた掌に現れた四つの鉄球を、鉄槌で殴打。高速移動する騎士へと発射。
対する騎士は両手持ちハンマー型アームドデバイスを繊細に操り、ミッド式の射撃魔法で鉄球を迎撃。
その直後に、高速移動魔法でヴィータの近接距離にまで接近してカートリッジをロード。
誘導弾を発射するためにグラーフアイゼンを大きく振りぬいたヴィータに対し、大槌を振り下ろした。
近代ベルカ式の近接攻撃、ミッド式の高速移動魔法をいずれも高レベルで修得する、ハイブリッド型。
高機動かつ高破壊力を実現させた、槌の騎士。
「させん!」
横合いから現れた人間形態のザフィーラが、力の乗った蹴りで槌の騎士を弾き飛ばす。
弾き飛ばした槌の騎士を、ザフィーラは鋼のくびきで追撃。
しかし、先回りしていた鎌の騎士が、現出する無数の魔力の帯へ、下草を刈るように大鎌型アームドデバイスを振るう。
鋼のくびきはこの一撃に断ち切られ、槌の騎士に届かない。
大鎌型アームドデバイスに乗せた付与魔法で、相手の補助魔法を無効化。
近接攻撃と支援の両方をこなす鎌の騎士。
「うぜーんだよ、くらっとけ!」
ヴィータは同軸上に並んだ騎士たちに対し、今度は二連続八つの鉄球を打ち出すと、自身も鉄球を追うように進撃。
一呼吸置いてザフィーラも、ヴィータへと続いた。
前方にいた鎌の騎士は、大鎌の届く範囲の鉄球三つを一振りで破壊、そのまま接近してくるヴィータを迎え撃つ。
後方の槌の騎士は、残り五個の鉄球を引き付けた後、高速移動魔法で鉄球を置き去りに。
槌の騎士の移動地点は、ヴィータへと向かう鎌の騎士の隣。
ヴィータの目前で肩を並べた槌と鎌の騎士は、同時にカートリッジをロード。
大槌と大鎌のアームドデバイスが、左右から揃ってヴィータへと振り上げられる。
588 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:21:00 ID:fhccRmOT
「一人は、まかせろ!」
ヴィータの後ろについていたザフィーラが速度を上げ、ヴィータよりも前に出ると、鎌の騎士へと突進。
振り下ろされる大鎌の刃よりも奥、デバイスの柄の部分を肩で受け止め、障壁を展開。
同時に相手の腰に手を回して抱え込み、完全に鎌の騎士を受け止めた。
「ハッ、根性見せろよ、グラーフアイゼン!」
<Jawohl. Explosion>
「ラケーテン…ハンマー!」
ザフィーラのサポートで槌の騎士と一対一になったヴィータは、前進しながら、推進剤の噴射により高速旋回。
振り下ろされる槌の騎士のデバイス自体を、下から跳ね上げて迎撃。
グラーフアイゼンの先端突起とハンマー型アームドデバイスの打撃面が激突。一瞬、その威力が拮抗する。
「ブ・チ・抜・けぇっー!」
その状態から、ヴィータはさらにカートリッジをロード。大槌を完全に弾き返した。
打ち負けた槌の騎士はデバイスこそ手放さなかったものの、弾き飛ばされ大きく体勢を崩す。
推進剤の噴出と旋回を止めず、追い討ちをかけるヴィータ。
しかし、槌の騎士は再度の高速移動魔法で、ラケーテンハンマーを回避。
同時にヴィータの真後ろに移動し、背後からの一撃による決着を狙う。
ヴィータの後ろに回りこんだ槌の騎士の目の前にあるのは、当然、『後姿のヴィータ』。
だが、それは無防備なものではなく、ヴィータが『真後ろ』へとラケーテンハンマーを打ち込むための予備動作。
槌の騎士の高速移動の終点めがけて、ヴィータはすでにグラーフアイゼンを奔らせていた。
槌の騎士がそれに気付いたのは、高速移動から抜け出た瞬間、グラーフアイゼンで殴り倒されてからだった。
「予備動作が大きすぎて狙いも動きもバレバレなんだよ、このド素人が!」
589 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:21:51 ID:fhccRmOT
ザフィーラにより槌の騎士と切り離された鎌の騎士は、そのままザフィーラとの戦闘に突入。
近接攻撃はザフィーラと互角。バインドを断ち切る魔力付与に加え、シールドの運用にも長けている。
鎌の騎士は、大型のデバイスとは逆に小器用に立ち回り、少しずつザフィーラを押し込んでいく。
ザフィーラは隙を見て拳で反撃。
しかし、ザフィーラが拳の間合いに入り込んだ瞬間、バインドが絡みつく。
ミッド式、設置型のバインド。ザフィーラは魔力の輪に締め上げられた。
鎌の騎士は、カートリッジをロード。勝負掛けの一撃。
デバイス自体のポテンシャルを跳ね上げ、シールドをも穿つ攻撃力で、拘束したザフィーラへと斬りかかる。
薙ぎ払われる大鎌。
しかし、障壁に触れた硬い手ごたえの後、そこから大鎌が振りぬけない。
瞬間最大攻撃力を発揮したはずのアームドデバイスは、それでも、ザフィーラの障壁により防ぎきられた。
「盾の守護獣の力を…なめるな!」
ザフィーラは魔力の放出とともに、自らを拘束していたバインドを破壊。
右拳を握り、至近距離の鎌の騎士に叩き込んだ。
鎌の騎士は、再度カートリッジをロード、底上げした魔力での堅牢なシールドで、ザフィーラの拳をガード。
しかし、ザフィーラはシールドに接触した拳をさらに押し込むと、シールド自体にシステム介入。
堅牢なはずのシールドは、一拍の間をおいて崩壊。
アルフも使っていたバリアブレイク、そのベルカ版。
ザフィーラはそのまま拳を突き込んで鎌の騎士の髪を掴むと、頭を斜め下に引き寄せて、その顔面を膝で蹴り上げた。
衝撃にのけぞる鎌の騎士に、止めの重い蹴りを叩き込む。
「小細工に頼りすぎだ。基礎から鍛え直せ」
590 :
幕間劇八話:2007/06/10(日) 13:22:39 ID:fhccRmOT
襲撃者の鎮圧。事態の一応の収束。その顛末。
「密輸品の強制捜査…ですか?」
「事前にどっかから、手がまわっとったみたいやな」
グリフィスの問いに、報告書を読み上げながら、はやてが答えた。
「オークションを隠れ蓑にした密輸品の取引。手引きは機動六課ってのが、今回のシナリオだったみたいや」
「しかし、いくらなんでも、令状の提示も報告もなしの強襲というのは考えられませんが」
「それの報告もあがっとるよ。現場の執務官の独断専行。成功失敗に関わらず、首切られ役は決まってたんやね」
「それで、肝心の密輸品というのは?」
「それが見つからなかったんよ。状況からして、絶対にかなりヤバイもんがお膳立てされてたはずなんやけどな」
こればかりは、はやては首をかしげた。
「まあ、そのおかげでお咎めはなし。カリムやクロノ君にも迷惑かけんですんだってわけや」
「あと、襲撃してきたんは、執務官の要請を受けた武装隊、204部隊」
「あまり聞かない部隊ですね」
「もともと戦技教導隊と関わりが深い、試験的な意味合いの強い部隊のひとつやね」
「どんな部隊なんですか?」
「見たとおり。コンセプトは、近代ベルカ式だけから成る部隊の有用性」
「でも、要請があったとはいえ、強襲に手を貸すなんてリスクが高すぎますよ。弱みでも握られていたんですかね?」
「まあ、理由はわからんでもないけどな」
はやては、政治的取引か強権により、204部隊が動かざるを得ない状況ではなかったかと推測している。
はやてのような例外的な古代ベルカ式の使い手を除けば、魔法キャリア上層部は、ミッド式出身者で占められている。
現場レベルでその有効性が認められてきたとはいえ、近代ベルカ式自体は、政治レベルではまだ外様あつかいだ。
成立して日の浅い近代ベルカ式は、まだ、直接の出身者を政治の場へ輩出しきれていない。
現場レベルではなく、政治のレベルでその有用性を主張し、同胞の立場を守れる者が少ないのだ。
理不尽な命令を出されても、それを理不尽だと拒否できるだけの派閥の力が無い。
「そんな中でのあせりもあったと思うんよ。鳴り物入りの六課を倒せば、実績として残るわけやし」
そこではやては息をついた。
「煮え切らない事件やけど…今はロッサに後始末させて、とりあえずここから撤収しよか」
591 :
あおそこひ:2007/06/10(日) 13:27:27 ID:fhccRmOT
以上でした。
全部投下してから、ベルカ式の弓ってシグナム姉さんくらいしか使えないだろうって気づいたよorz
文書でも何にでも、ご指摘・ツッコミでもあれば下さいな。
失礼しました。
GJ!
相変わらずなのはさんカコイイ
>>570 クロノはアニメも本質は同じらしい。
本来はこういう子だってPlatinaで言ってた。
たぶんこっちでも、エイミィと出会わなかったらフェイトみたいな子になってたんだと思う。
とりあえずたぶん原作クロノからフェイトが生まれたのは確かだろうから、
兄妹になったのもさもありなんと言ったところか。
>>591 上手い!
戦闘シーンの燃えた!
そしてラストの陰謀を臭わせる幕引き。
震えますね。
やられ役204部隊の以前の活躍とかその後とかの話が気になります。
(妄想で、彼らは皆根はイイ奴らに決定!)
>>593 それは知ってたよ。でもアニメクロノと原作クロノはなのはさんとなのちゃん
みたいな関係だと思うので同じ存在なのはわかるけど経験が違いすぎて同じだからこそ
絶対に同じにはなれないというかそんな感じに思う。
フェイトとクロノはまぁ、兄妹としか思えないかな
別に恋愛を本編でするかしないか以前の問題で男女の仲にはなれなかっただろうな。
二人ともそんな事思いもよらなかったはず。
クロフェもネタでやってる分にはいいがある程度本気でやると
すさまじい違和感というかクロノとフェイトが互いにオナニー見せあってるみたいな
関係に見えてしまう。
>(妄想で、彼らは皆根はイイ奴らに決定!)
中将「管理局予算会議の第三次修正案審議は間近だ。六課が消えればその分の予算は君たちに回せる」
隊長「納得できません。六課には古代ベルカ式の、つまり我が隊の先達ともいうべき騎士もいます。それを……」
中将「近代ベルカ式はまだ歴史の浅い技術。それゆけ研究予算は膨大にかかるがその使用者は少ない」
隊長「承知しています。だから我々はその運用法の確立に日夜取り組んで―」
中将「内勤の連中には費用対効果が悪いといって近代ベルカ式全廃を唱える声もあるのだよ?知っているね?」
隊長「実績は着々と上がっています!近接戦闘主体の集団模擬戦における我が隊の戦勝率はご存知のはずです!」
中将「それを実戦でも証明してもらえばいいのだ。そうすれば内勤の連中は私が黙らせよう。最初にいった予算も約束する」
隊長「しかし!」
中将「これまでの努力を無駄にしたくはあるまい?君たちの部隊がつぶれたら誰が近代ベルカ式を守り育てるというのだ」
隊長「…しかし…」
中将「私だって内勤の連中に与したくはない。これは近代ベルカ式だけでなく武装隊全体のために必要な行動なのだよ」
隊長「武装隊全体のために…」
中将「そうだ。武装隊は管理局のもので教会の手駒ではない。わかるな?」
隊長「…命令は書面でいただけるのでしょうか」
中将「なにをいっているのだ。私は君の決断を応援しているに過ぎん。もちろん正しい決断ができると信じてるがね」
隊長「…武装隊全体のため、管理局に対する聖王教会の過剰な影響力を排する、と…」
中将「私の睨んだとおりだ!君は正しい決断ができる男だよ。では吉報を待ってる」
……
……
隊長「…武装隊全体のため、武装隊全体のためなんだ。私闘ではない。決して私闘の手先などでは…くそっ!」
>>595 最後の二行何が言いたいのかよくわからんが
捏造カプ話ってネタだろうが本気だろうが妄想の産物だろう
違和感なんかは個人の嗜好によると思うぞ
(個人的に言えば百合なんか苦手で「ネタにやってる分には」の典型だがまあそれはともかく)
よく見かけるなのはとフェイトのガチ百合とかクロフェとか、
なのはがユーノにベタ惚れなんて話ですら本編からすれば「違和感」はある
こういうのは好きなやつが楽しめればいいじゃないの
598 :
594:2007/06/10(日) 17:42:52 ID:nvXjZTN/
>>596 全米が泣いた!(;;)
たぶん本気で戦っちゃいなくて、
無意識に怪我させないように手を抜いちゃったから倒されたんだ!
そう思うしかない
>>597 おそらく最後のは上述のような理由でクロノとフェイトがあまりに近いから、
まるで自分のクローンを愛するかのようにナルシストの如く見えるってことでない?
>>クロノとフェイトが互いにオナニー見せあってるみたいな
それもアリかな、と思ってしまった奴がここに。書いてみるかな…
>>600 クロフェは好きだけど、この板ではあまり見なかったのでちょっと期待。
自給自足で行ってるけれど他の人のクロフェ分が足りない……
前スレのログお持ちの方いらっしゃいましたら
あげていただけないでしょうか?
>>591 GJ!戦闘描写は全体的にレベル高いから
ストーリーの起伏持たせるのに敵側の描写が多少あったらさらに良かったかもね
これ続くのかな?最後はヴェロッサあたりが締めるオチかと思った
>>596 どうせなら敵のリーダーは美少年か美少女で亡き父が近代ベルカ式の先駆者で
その遺志を受け継ごうと頑張っていたとか…という話を思い浮かべた
>>602 datだけでいい?
適当なうpろだよろ
>>605 dです
苺30
strawberry.web-sv.com/Sn/5/uydsw.htm
482KB
まだあるって認識なんだろうけど、
書き上げたSSが10kbほどなんで次スレ希望してもいいかな?
埋めの小話になんか他の書くわ。
了解、立ててくる
ざっと見直したがテンプレ変更案とかなかったよな?
まぁ何かあったら笑い飛ばした挙句に修正してくれ
穴埋め短編書こうとしたら、短くならなくて絶望した。
12KBなんですが、次スレ投下よろしいでしょうか…orz
618 :
615:2007/06/10(日) 23:05:38 ID:AiI/opl4
じゃあもうネタに走るしかないじゃないか!!
というわけで使い古されてそーなネタをひとつ。
ユーノ×なのはを考えてみた
ユーノ「好きなんだ、なのは。キミのことが」
なのは「本当!? 嬉しいよ、ユーノくん」
ユーノ「なのは……」
なのは「ユーノくん……」
なのは「――――だから、受けとめて欲しいの」
ユーノ「…………え?」
なのは「ユーノくんへの思いを全てこめた――これが私の全力全開!!」
ユーノ「あれ?」
なのは「スタァァーーーーーーーーライトォォォォーーーーーーーーーーーーー!!」
ユーノ「あれ? ちょ、あれ? おかしいな、あっれぇー??」
なのは「ブレイカァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
デッドエンドだった。
フェイト「なのは! 次私! 私! 私ならいける!!」
スバル「待ってください! それなら私が――!!」
ヴァイス「ザフィーラの旦那、オレと組みませんか!! 超高級ドッグフード一ヶ月分で!」
ザフィーラ「断る」
ヴィータ「こいつらマジ命知らずだな」
はやて「せやねー。……ヴァイスくん減俸一ヶ月、と」
619 :
615:2007/06/10(日) 23:30:29 ID:AiI/opl4
ついでに続きでフェイト×なのはを考えてみた。
フェイト「もう以前の私じゃない!! 受けきってみせる!! 来て! なのは!!」
???「待つんだテスタロッサ!」
なのは「うん、いくよーフェイトちゃん!!」
フェイト「な、あなたは――シグナム!!」
シグナム「お前との決着はまだついていない。ここで死なれては困るのでな」
フェイト「あなたという人は……!」
なのは「スターライトーーーーーー!!」
シグナム「フッ、礼には及ばんさ。私が望むのはただお前との勝負だけだ」
フェイト「ですがこれは、私にとって避けられない戦いなんです!」
シグナム「ならばここは一つ共闘といこうじゃないか」
なのは「ブレイカーーーーーーーー!!」
シグナム「不本意ではあるが、お前となら誰が相手でも――!?」
フェイト「あ!! ちょ、ま、なのはーー!!」
「「あーーーーーーーー」」
はやて「あんなー、シグナム」
シグナム「はい、主はやて」
はやて「しっかりしてなー?」
シグナム「はい、すみません、主はやて」
はやて「フェイトちゃんもゴメンな?」
フェイト「いいんだ……私は所詮薄幸キャラがお似合いなんだ……」
はやて「重症やわ……はい、りんご」
シグナム・フェイト「「…………」」 シャクシャク
ヴィータ「なーなー! シグナムとフェイトがボコられたってほんとーかー!?」 バーン!!
シグナム「くっ……」
フェイト「ここは堪えなきゃ、シグナム」
エリオ・キャロ「フェイトさん……」
フェイト「ううっ……そんな目で見ないで……」
シグナム「堪えろ……」
なのはさんは躊躇というモノが無くて困る
「クロノくんってさ・・・」
「ん?」
「死ぬんだよね・・・」
「死なない、ってか不吉すぎる」
「生き返るのに時の卵とかマネキンとか必要じゃないの?」
「・・・クロノ違いだ」
「じゃあ・・・悪魔?」
「もっと違う!」
「フェイトちゃんが銃使い(ガンナー)だったらよかったのに・・・あ、でも兄妹じゃないや、尖角無いし」
「もうわけ分からん」
「終わりのクロノクル〜」
「ニ だろ」
「サイボーグ!!」
「ちゃんづけか!しかもあれ猫!!」
解る奴いるかな・・・?
ん〜、3つしか分からん
ぱちぱちと焚き木が爆ぜる。ざあざあと外は雨。
薄暗い洞窟に一人膝を抱えて。
「ユーノくん…」
かたわらの少年の名を呼びながら。なのはは、心配そうにユーノの額を撫でた。
なのはさん全開劇場「刻を止めて」
かいたひと:ことり
ある遺跡の発掘調査。たまたま長期休暇中だったなのはは、連れて行って欲しい、とユーノに同行を願い出た。
順調に進むと思われた発掘作業の7日目。不意に襲ってきた現住生物に、ユーノは襲われ、
それから二日間、目を覚ますことなく眠り続けているのだった。
外傷の手当てはした。頭を打っているようだが、脳に異常はないだろう。
焚き火に薪を放り込みながら、もしこのままユーノの目が覚めなかったら、などと考える。
ぱち、と跳ねた火花に驚いて。ぶるぶると頭を振り、悪い考えを振り払う。
そう、もう少し、もう少し待てば、きっと…
「う…」
ば、と振り向く。確かに聞いた声を裏付けるように、ユーノの表情が変わっていた。
「ユーノくん!?ユーノくん、しっかりして!」
頬をぴしゃぴしゃと叩いて。わずかに呼吸が荒くなっているのに気づく。
「ああ…ユーノくん、苦しいの…?」
ぜいぜいと胸で息をしている。体勢が苦しいのだろうか?どこか痛いところがあるのだろうか?
首を、肩を、胸を撫で下ろしながら。一箇所、ユーノの体に変化を見つける。
「…え?きゃっ!」
かけた毛布を取り払って。なのはは、ユーノの股間が異様に膨れ上がっているのを見つけた。
どきん、どきんと心臓が鳴る。ユーノの息は相変わらず苦しそうだ。
「苦しいんだ…大丈夫ユーノくん、私が…助けてあげるから…」
しゅる、とズボンの留め紐を解く。パンツごとずる、と半分ほど下ろして、原因を見つける。
手が止まった。家族のモノは見たことがある。小さいときの話ではあるが。
だが今また見るそれは、あきらかに記憶の中のものとは違った。
こんなに大きくはなかった。こんなに脈打ってなどいなかった。見るだけでドキドキなど、してこなかった。
「こ、これ…どうしよう、まさか毒とか…」
おろおろと周りを見ても自分ひとり。ここにユーノを助けることができるのは、私だけだと気づいて。
意を決したようになのはは、そっと手を伸ばしていった。
「うわ…すごい熱い…硬くて…焼けそう…」
さす、さす。筋肉の異常というわけではなさそうだ。
患部をマッサージしながら、隅々まで触診する。こんなことならもっと救急のレクチャーを受けておくんだった。
ユーノが再び呻く声を聞きながら。
「ごめんね、ユーノくん…今、助けてあげるからね…」
こすこすと裏側をさすっていると、先端から透明な液体がにじみ出てきたのに気づいた。
やはり毒なのか。だとしたら二日も放置していて、本当にユーノは大丈夫なのだろうか。
せめて致死性ではないことを祈りながら、力強く、根元から絞り上げる。
「う、ぐぁ…」
ひときわ辛そうな声。早くしなければ。ああ、でもどうしたら?
おぼろげな知識をあさり、毒蛇にかまれたときの対処を思い出す。
確か…
「…はむ…ん、ちゅ…ちゅうう…」
心なしか熱を増してきた患部を口に含む。先端から毒を吸い取ろうと、一杯に頬張って、懸命に吸い込む。
口内にたまった苦い液体をぺ、と吐き出し、苦しげなユーノの顔をもう一度見る。
「頑張って…もう少しだからね…」
そういって、再び毒を吸い出す。たまった毒を絞るように、根元からこすりあげて。
「ん…ちゅっ…ん、く…」
何度か繰り返すうち、変化が出てきた。脈動が早くなり、明らかに体積が増したのだ。
ああ、もう少しだ。あとほんの少し頑張れば、ユーノくんは助かるんだ…
唾液でしとどに濡れそぼる患部を、両手で絞り上げる。
目を閉じ一心不乱に、すべて吸い取ろうと、肺活量のすべてを使って吸い込む。
「あ…あ…うあ!」
不意にユーノの手ががし、となのはの頭をつかむ。びく、と大きく跳ねた後―――
なのはは、逃げ場を失ったまま、あふれ出てくる大量の毒を、ごくごくと嚥下するのだった。
「うわあああああああん、ユーノくんどうしよう!?私、大丈夫なの!?」
涙目のなのは。大丈夫だよ、と返すも、ユーノの苦しみ方を見ていたなのはには信じられない。
「いや、あの…それは、毒じゃなくってね、その、なんていうか…」
「だってだってユーノくん、すごく苦しそうだったもん!早くしなきゃ死んじゃうって思って、それで私…」
なのはの気持ちはものすごく嬉しい。なんていうか、男冥利だ。
でもなんていうか。えと、あの。正直困る。
「うわあああん、死にたくないよお〜」
いまだざあざあと降る雨の中。
わんわんと泣き続けるなのはを前に。ユーノ・スクライアは、いつまでも困っていた。
おしまい
埋め埋め。次スレいってきますwwwwwwww
フェイトの提案により久し振りに一緒に寝ることになったエリオとキャロ。
川の字で寝た次の日の朝、最初に起きたキャロがみたものは、フェイトの腕の中、
完全に安心しきった顔でフェイトの胸にうずくまって寝ているエリオの姿だった。
それを見たキャロは、
『これぐらいわたしも胸があれば、エリオ君をあんな風に優しく支えられ、
パートナーとしての絆も深まるのでは?』
と考え、早速訓練の休憩の合間を縫って六課の巨乳どころに、
どうすれば胸が大きくなるのかを聞いて周る。
そしてついに調査の結果たどり着いた人物、おっぱい伝道師ことはやての助言、
「やっぱり、自分が触ってもらいたい人に揉んでもらうんがええと思うよ」
により、キャロは行動をとる。
――助言を貰ったその夜、エリオの部屋へ訪れたキャロは強烈な爆弾を落とした。
「エリオ君、私の胸を揉んでほしいの」
というエリキャロを受信した。
なのはー!後ろ!後ろ!
________
|  ̄ ̄ ̄ ̄=〓〓)
 ̄ ̄ ̄ ̄=\;;;\
\[ ̄]
埋め。
>やられ役204部隊の以前の活躍とかその後とかの話が気になります。
(妄想で、彼らは皆根はイイ奴らに決定!)
穴埋めとして勝手に後日談作成
斧 「いやぁ、悪魔が、白い魔王が、来るんです、やめて殺サナイデェ!」
短剣「ちょ、姐さん!この娘また悪夢見たみたい!」
斧 「貴女がお望みなら土下座します足も舐めます尻尾だって振ります体も差し出しますだから許してください許してください許してください」
短剣「大丈夫だからね、もう悪魔も魔王も襲ってこないからね」
斧 「壁に叩きつけられるくらいおなか殴られるのは我慢しますけど女の子だから顔だけは顔だけは顔に直に砲撃だけはいやいや白い手を伸ばさないで」
短剣「姐さん、姐さんってば!手を貸してください!」
剣 「そうだよね・・・未熟だよね・・・私・・・血を吐くほど練習してやっと出来るようになったんだけどね・・・安易だよね・・・薄っぺらよね・・・」
短剣「姐さんも引きずりすぎです!手も足も出ず切り札も無傷で避けられたから落ち込むのはわかりますけど!空戦型近代ベルカ式の超エリートなんですから
いいかげん立ち直ってください!」
剣 「ごめんね。年上の私がしっかりしないといけなかったよね。幼女を縛り上げた挙句襲い掛かったら、逆に獣男に縛り上げられてハンマーでおしお
きされちゃったあなたに比べれば、ささいなことよね・・・」
適当に 斧=幼女、短剣=少女、剣=20歳前 くらいに脳内補完してみた
>>560 遅れましたがありがとうございます〜
すごいボリュームで驚きです、色々参考になったので
お気に入りに登録しましたw
(・∀・)*\ 「歯ー食いしばってねー!!」
634 :
169:2007/06/12(火) 09:34:58 ID:DiXawnTM
>>480 遅レスすまん。
書くのも遅くてすまん。
そぉですか。書いちゃってますか。
こちらはこちらで書いちゃっているので、纏まったらうpします。
それでもいいならどうぞ。
501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501
kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまで
かんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ501kまでかんばれ
じゃあ穴埋め
『リイン頑張るデス!』
・エロあり、の予定
・鬼畜王と関係無し
「…ですね、はやてちゃんはもちろん、シグナムもヴィータちゃんも
私を使うほどの状況にはならないですし」
するりとスカートを脱ぎながらリインが言った
「それ自体はいいことなんですけどね」
手元のパネルを操作しながらシャーリーが応じた
「でもいざと言う時働けなくては
祝福の風リインフォースの名が泣きますから…だから私や蒼天の書の
メンテナンスチェック、よろしくですよシャーリー…」
とぷんと一糸纏わぬ姿になったリインフォースが液体に体を浸した
ふわりと宙に浮く妖精のように両手を広げたその間に蒼天の書が浮かび上がる
「はい、もちろん」
にっこり笑ったシャーリーがパネルを操作し次々に項目をチェックしていく
システムオールグリーン、うん問題ないね…
シャーリーの指先が軽やかに動きリインのコアから指先に至るまで丁寧に
データを確かめていく、ふとその指が止まった
「あれ…?ちょっと脈拍が早いかな?、どうかした?大丈夫リイン?」
「んん… 大丈夫ですよ…何も問題無いです…」
こぽこぽと小さな気泡が浮いてく
リインの穏やかな表情を見て、ちょっとした心的要因かしら?
確かにシステムには問題は無いわね…?とシャーリーは結論づけた
少し考えて、作業を進め、シャーリーは全ての項目をクリアにした
「よしっ…と、OKですよ、もう上がって下さって結構ですよリイン空曹長」
「はい…です、ありがとでしたシャーリー」
容器のふちに腕をかけて笑顔のリインがゆっくりと濡れた体を引き上げた
うーんリインちゃんもこうして見るとエロ可愛いなぁ…ついつい見とれてしまうシャーリーであった
濡れた髪を纏わせたお人形のようなリインの裸身は
女性の彼女から見ても小さくも無駄の全く無い均整のとれたスタイルで(当然と言えば当然だが)
どちらかと言うと芸術的な美しさを感じさせた
「どうかしたですかシャーリー?」
不思議そうな顔でリインがぽけっと自分を見ているシャーリーに気がついて尋ねた
「え、ええ…いぇ、何でもないんです」
あはは、シャーリーは手を振って笑った
なーにを考えてるんだろう私は…コツンと頭を叩いた
自分と同じぐらいのサイズのドライヤーの前で体を乾かしていたリインは小首を傾げている
「変なシャーリーですぅ」
こちらも
屈託無く、無邪気な笑顔を返した
と、立ち上がろうとしてふらりと揺れた
「あ、とと…」
ふらふらと揺れて、ほえぇ…と呟く
「あ、…だ、大丈夫ですか…やっぱりもう一度チェックした方が…」
「だ、大丈夫です、いきなり立ち上がったから立ち眩みがしただけですよ…」
あはは…と笑うとリインは照れたように言った
じゃあはやてちゃんのとこに報告に行ってきますです…
そう言い残すとリインは小さな制服を身に着けて出て行った
「え、ああ…ハイ…じゃあまた…」
デバイスが立ちくらみ…?ハテ…?
と頭を傾げたシャーリーが何の気無しにリインの入っていた調整培養液のカプセルに近づいたその時
「うぃーす!こんちはー!おじゃましまーす!」
「え?あ、あぁ…ヴァイス陸曹…どうかしたんですか?」
リインと入れ替わりにやたら機嫌のよさそうな青年が静謐な室内に入場してきた
機動6課ロングアーチ所属ヘリパイロット
ヴァイス・グランセニックであった
メカの事で彼とは多少気心の通じていたシャーリーであったが
それは、格納庫や整備中のヘリの近くの事で、普段は彼ともあまり局内では話す事も無かった
この部屋で会うのは初めてではないだろうか、珍しい顔だ
ちょっと驚いた顔のシャーリーを見て、ヴァイスがチョンと手を立てて
お願いするようなような仕草でこっちに近づいてきた
「ああ…、いや、ちょっとね、ダチのお土産を置いて置いたんスけど、
…いやちょっと隊長さんがた、特に姐さんとかにに見つかると没収されそうなんでね…」
いやぁ…ウヘヘと変な笑い方をするヴァイス
ハァ?と言う顔でヴァイスを見つめるシャーリー
まぁ、…と言う事で失礼しますよっと、こそこそと室内に入りこんだヴァイスが
シャーリーの前を泥棒のような格好で通り過ぎると
リインフォースの入っていたカプセル近くの棚をごそごそと探り始めた
と、しばらく立って
「ん、んなぁー!無いっオレの、…オレの酒!」
素っ頓狂なヴァイスの叫びが響いた
「さ、酒ぇ!」
その愕然とした顔のヴァイスを驚いた顔のシャーリーが見た
唖然とした表情でオロオロしているヴァイスに質問する
「さ、酒って…ヴァイスさん…局内で飲酒は禁止ですよ何考えているんですか…」
「わ、解ってますよ…だからダチのお土産だったんです、帰って飲もうかと
…くぁー姐さんに見つらないように、わざわざ瓶に入れなおしてカモフラージュまでしたのに…」
「瓶って………え、…ええええええ!、それって」
悲しげに空の瓶を振って見つめる、ヴァイス
紛う事無く、それはリインフォース用の調整液のボトルだった
「なな…何を考えてるんですか!、それは………あ、ああああ!もしかして」
座り込んだヴァイスに近づくと先ほどまでリインが体を浸していた液体に指をつけて口に含んだ
馴染みのある臭いがツンと鼻に抜けた
だってここんとこ、この部屋使って無かったじゃないスかこのあたりの棚とか…正座でトホホと呟くヴァイス
「…や、やっぱり…この中に…それでさっき…」
はぁ?どーかしたんスか?とヴァイス、その襟首をつかんでシャーリーは問い正した
「…ちょっと!ヴァイス陸曹!、ここがどういう場所だか解って…いえもうそれより…これ一体何度くらいのお酒なんですか?」
はぁ?と言うとヴァイスは首を捻って
「さぁ…?ダチが言うには何かハブとか言う蛇を生きたまま、その土地の地酒に付け込んだとか何とか…
『ハブ酒』…だったかな?確かそうとう強い酒だったかと、何かスゲー…えへ…精が付くとか
…おわ!」
少し照れた顔で顔を赤らめたヴァイスの襟首をぱっと手放すとシャーリーは
冷や汗を流してリインの消えたドアの方を見つめた