◆無垢ではない美しさ ジルオール闇小説 その6◆

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875名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 00:07:11 ID:LqdiZYw7
以上であります。
9.11.12.13以外はエロが無いとんでもない蛇足ばかりの文章になってしまいました。すみません。
876名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 01:58:35 ID:Xn/uqpxm
面白かった
その発想はなかったわw
877名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 07:09:31 ID:660rDXMQ
あうう、見事なスレッドストッパーになってしまいました。スミマセン。
878名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 09:31:10 ID:wX7eKKSe
ん?ナーシェスメイン珍しいし力作だと思うけど
投下のタイミングがちょっと悪かったのかも
皆がSSに飢えてる時なんかはガッチリ読んでもらえる
879名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 10:25:57 ID:V29WYSdR
エルフ山盛りGJ!

やさぐれオイフェ、なきむしフェティ、仕方なくまとめるケリュネイアと
作中のエルフ娘達がとてもとても愛らしかったです

あと、本編では嫌われ役のナーシェスが幸せになってるっぽくて
ホンワカできました
880名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 08:07:01 ID:wcbWiuLb
うまいな、しかもエロい、GJ。
しかし宿命とは言え、主人公に選ばれなかったフェティが痛々しいな。
881795:2008/10/18(土) 00:12:57 ID:k1r38n33
こっそり口上加筆〜
http://erafiz.orz.hm/up/index.php?mode=dl&dfile=era1227.erb
ID、PASS共にera
882名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 00:21:35 ID:zu2tM+dp
>>881
頂戴しました
テンプレに妊娠関係が入ってないのが痛い
いつの日か口上付きボテHができる日が来ると信じて!
883名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 03:58:33 ID:taL6yK01
>>881
ありがたやありがたや

ところで電極やらエンゲージリングとか増えないのあるけどどうやったら買える?
884名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 08:04:36 ID:zu2tM+dp
eraの話題で恐縮ですが、以下が本家での条件になってます
・エンゲージリング出現条件(値段は1000000)
恋慕+(従順、欲望、技巧、奉仕精神合計が17以上)+好感度3000以上+反発刻印Lv0+レズ経験500未満+恋慕or淫乱にした人数一人+奴隷一人
・ハーレムエンド条件
 90日目終了時に所持金1000000以上+助手が10人以上(ヌルくしたので120日6人程度になってるはずです・・・)
・人を選びそうなアイテムにはロックが掛かっていて登場しないようになってます。CSVフォルダ内Itemファイルのアイテム名の直前の;を削除すると
ゲーム内登場します。地の文すらなくて味気無いコマンドもあるかもしれません
・いつもEXTRAで延々とやる派なので、エンディングがちゃんと機能するかはちょっと怪しいです・・・
885名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 08:07:24 ID:zu2tM+dp
書き漏らしました、条件を整えた上でキャラを調教相手に選んだ状態にしないとリングは出ないそうです
886795:2008/10/18(土) 20:12:12 ID:hIQoLIOE
 でも、デフォルトのITEM.CSVだとエンゲージリングの所に;が入ってるから出ないと思うよ。
しかし、単体エンドか〜。
本編のアイリーンエンドが好きなんで、書く気が起きなかったんだけど、無いと寂しい気もするなぁ‥‥。

特殊エンドも4巫女以外にもあっても良さそうだし。
887名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 20:30:47 ID:zu2tM+dp
多人数で絡むのは、ロストール王宮の3人まででしょうかね
後は2人なら多いんですけど
でも、原作だとエリス様と闇の王女は必ず死んじゃうし
いかにも同人的でいいですよね
あ、双子・・・
888795:2008/10/18(土) 21:08:50 ID:hIQoLIOE
 ロストールエンド(王女二人とエリス様+密偵双子)があるなら、ディンガルエンドもあっても良いかも。
関係者はザギヴ、カルラ、アイリーン、オイフェ位かな?
これだけの人を手に入れてるなら、ネメアが去ったあとのディンガルは思いのままかもなぁ
889名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 22:17:12 ID:zu2tM+dp
実は、特殊ENDは条件満たしても発生するか確認してません・・・
ちょこちょこ口上が埋まってからですかねぇ
シャリ君はみんなの願いを叶えてくれるんなら
ペウダやボルボラの願いを叶えてくれてもいいと思うんだ・・・
890795:2008/10/18(土) 23:26:34 ID:AvlznXC7
 出身地選択機能の追加で対応できるんじゃないか?>ペウダやボルボラ
初期の所持金やプレイ終了日、主人公の技巧レベル、特定キャラとの相性辺りを弄って何とか‥‥
891名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 23:48:12 ID:zu2tM+dp
自分で言っておきながらペウダやボルボラで延々とプレイするのも
つらいかもしれませんねw
まずは先に本編を形にしないとダメですよねぇ
892名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 01:14:03 ID:Ix3c3R35
一回チャレンジマスターをボルボラにして遊んだよ俺w
893名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 09:56:56 ID:O+/J4V4o
投下します。>>33-200ぐらいの続き。
まだ512kbdatは大丈夫、のはず。
894XX話『お風呂2』 1:2008/10/19(日) 09:57:48 ID:O+/J4V4o
 街にはいまだ戦禍の爪痕が残っていた。壁の壊れた民家、砕けたレンガの転
がる道。宿屋や酒場をはじめ、市民向けに繁盛していた店舗も軒並みその看板
を倒している。
 ロセンやリベルダムほどではないものの、ここロストールも戦争の被害を受
けていたのだ。有力貴族の反乱という意外な形で。
「らっしゃーい!」
 元気な声が、耳に入ってくる。振り返るとそこでは、薬屋の親父が外にカウ
ンターを出して呼び込みをしていた。ロストールの大通りは、戦禍にあってな
お活気に溢れている。大通りに構えていた店舗群はカウンターを外に出して露
天商売をしている。
「よきかなよきかな」
 復興の気配がある。
 俺は満足して頷くと、大通りを進んでいった。
 広間を通り抜け、城へと続く歩きなれた道を程度進むと、右手にリューガ邸
が見えてくる。貴族の邸宅の多くは反乱の被害を受けていたが、そこだけは綺
麗なままだ。
 その門を顔パスで通り過ぎ、俺は一直線に二階の一室に向かった。

 陽光の差す部屋で、彼女は本を読んでいた。
 部屋の間取りは城の私室と似ていた。ほとんど変わりが無い。王族の部屋に
しては狭く、家具も質素なまま。ただベッドの脇の本棚と、開いた窓から降り
注ぐ日の光だけが、以前とは大きく異なっていた。
895XX話『お風呂2』 2:2008/10/19(日) 09:58:11 ID:O+/J4V4o
「よう」
 声をかけると、アトレイアはこちらに目を向けた。アトレイアは木椅子に座
り込んで何かの本を読んでいたようだが、俺に気付くとすぐに立ち上がった。
「あ……!」
 本を開いたまま置いて、俺に近寄ってくる。
「アクト様! 戻っておいでで……ん!?」
 駆け寄ってきたアトレイアをつかみよせ、キスをした。
 口の中で舌をうごめかせる。初めてではないが、緊張は舌から伝わってくる。
その味を堪能するべく、湧き出てくる唾液をアトレイアの口の中に練り込ませ
るように舐めていく。きゅう、きゅう、と痛そうなほどに舌を押し付けると、
アトレイアはそれに耐えるかのように、俺の服を指先で掴み身体をぶるぶると
震わせた。目はぎゅっとつぶっていた。
「んんっ!」
 充分に堪能した後、唇を離す。ぬらり、と淫猥かつ心地よい感触も同時に離
れていくのが名残惜しい。視線を落とすと俺とアトレイアの唇の間で、銀色に
輝くつばの糸が連なっていた。
 キスを終えたアトレイアは、ほう、とつやめしく息をついた。
「ふ……あ……」
「元気そうだな」
「……は……い」
 恍惚とした表情で、アトレイアはうなずく。うむ、素晴らしい。
896XX話『お風呂2』 3:2008/10/19(日) 09:58:28 ID:O+/J4V4o
 キスの衝撃から落ち着くと、アトレイアは近況を話し始めた。ロストールの
復興に向け、アトレイア、及びアトレイアに入れ知恵した俺が発足したプロジ
ェクトは、最近ようやく軌道に乗り始めたらしい。
 抵抗勢力は多く、ディンガル軍との折衝は予断を許さない状況だが、それで
も何とかやれているそうだ。支援者は多い。残った貴族のほとんどはアトレイ
ア派のはずだし、障害になりそうで性質の悪そうな連中は、俺やゼネテスのお
っさんが片っ端から取り除いている。
「皆さんには、とてもよくしていただいています」
 と、アトレイアは語る。事実、アトレイアの肩にかかる責任は大きいはずな
のだが、それを苦に思う様子は見せたことがない。ただ、心配ごとがないわけ
ではないらしい。
「ティアナ様は……ご無事でしょうか……」
「たぶん無事じゃないか」
 と、アトレイアの手前言うしかない。投げやりだが。
 ティアナの安否については、はっきり言って、かなり怪しい。なにしろシャ
リがティアナに近寄ってたのを見たような気がするのだ。だとすると、非常に
のっぴきならないことになっている可能性が高い。
 あの性悪子供の危ない思考に完全に染まる前に、奪還しに行かなければなら
ないな。

 さてそれはともかく、ティアナが行方不明になってしまった後、リューガ家
の反乱によってロストール王家は崩壊しかかっていた。国王セルモノーはいま
だ健在なものの、心労のためか病床に臥せっている。さらに実質的に王権を駆
使していたエリス王妃を失ってしまい、その力の衰えは隠せない。
 そんな中台頭してきたのがアトレイアだ。現国王が病気。王位継承権第一位
の保持者だったティアナは行方不明。既に盲目が(俺の手によって)回復して
いることは知れ渡っているし、ロストール復興へ力を尽くしていることは庶民
の誰もが知っている。情勢を見れば、アトレイアが近いうちに王位に付くのは
確実だろう。
 本人も、戸惑いを見せつつもやる気が無いわけではないようだ。
 俺にとっては、行事が増えるので共にいられる時間が減るのが難点と言えよ
う。だがプレイ場所が国の全てに広がるのは素晴らしいことだ。今から各所を
偵察しておかねばならんな。
897XX話『お風呂2』 4:2008/10/19(日) 09:58:51 ID:O+/J4V4o
 と、俺の沈黙をどう受け取ったのか、アトレイアがあわてて言い直した。
「あ、いえ、もちろん! アクト様には、一番よくしていただいています」
「そんなことは当たり前だから言わずともよい」
「は、はい」
「ところでアトレイア。立つが良い」
 俺は出された紅茶を机に置き、立ち上がる。考えタイムはやめだ。それより
今はすべきことがある。
「はい?」
 聞き返しつつ、アトレイアも上品な仕草で立ち上がる。アトレイアは、いつ
ものドレス姿だ。アクセサリーは復興の資金とするため売り払ってしまったら
しく、ゆったりとしたワンピースだけ。
 その胸に、俺は両手を伸ばした。
「……えっ」
 先ほどのキスに増して、異様に唐突であったと思う。だが仕方ない。俺は今
とてもおっぱいを揉みたい気分だ。なにしろ二週間もロストールを離れていた。
そろそろ性欲が限界だ。
「……っ」
 そういうわけで、俺はアトレイアの胸に触れた。ぱよん、と、言いようも無
く優しく柔らかい感触が、両手の平にじんわりと伝わってくる。その感触に誘
惑されて更に手を押し込むと、アトレイアの乳房が俺の手を受け入れてぐにぐ
にと形を変えた。服の上からの感触だったが、それが逆に新鮮で脳髄を麻痺さ
せるような快楽を与えてくれた。
「え、あ……あの、そ……の……」
 アトレイアは何度も視線を上下させ、おっぱいを弄繰り回す手と俺の顔を交
互に見やる。何かを言いたそうに、唇を僅かに震えさせる。が、その度にアト
レイアは目をそむけて、唇を止めた。
 結局、言葉にはならなかった。きっと適切な言葉が見つからないのだろう。
898XX話『お風呂2』 5:2008/10/19(日) 09:59:20 ID:O+/J4V4o
「……ん……!」
 俺はすばやく後ろに回りこむ。腰をアトレイアの尻に押し付けつつ、胸にや
った手に力を込める。手の腹で豊満な胸を思うがままに圧迫する。同時に人差
し指を細かく動かして、敏感な先端にこまやかな快楽の波を与えてやる。する
とアトレイアはこれまでになく背筋を反らして、快感に打ち震えた。
「ひゃあっ! ん、ん、んあぁっ!」
 乳首をつまんだまま、ゆさゆさと乳房を揺らす。耳たぶへの甘噛みを繰り返
す。何度も何度も、先端への圧迫と弛緩を繰り返す。最後にぎゅう、と乳首を
親指の腹で押し込む。するとアトレイアはぴんと身体を伸ばして、二、三度激
しく息をついた。
 そして、くたりと後ろに倒れこんでくる。軽く達してしまったようだ。
「んあ、ふああぁぁ……」
 ごく近くで漏れる悩ましげな吐息を楽しみながら、くりくりと乳首をいじっ
て、最後の余韻を楽しむ。十数秒ほどそれを続けた後、俺はアトレイアから離
れた。
「うむ。相変わらずいい乳だった」
 アトレイアのなまめかしく乱れたドレスの皺は、俺の手の跡だった。
「あ……ありがとう、ございます……」
 褒められたので、アトレイアはぺこりとお辞儀をした。
「では次は風呂に入るぞ。ようやくあれが届いた」
「は、はい……」
 アトレイアは素直に頷く。今はまだ昼で、街ではたくさんの人間が仕事をこ
なしているが、そんなことは何の障害にもならなかった。アトレイアは俺の肉
奴隷なのだから。それは既に決定事項であり、この先も決して変わらぬことだ。
899XX話『お風呂2』 6:2008/10/19(日) 09:59:47 ID:O+/J4V4o
 リューガ邸のバスは、王宮ほどではないもののそれなりに広い。石造りで、
煙の立つ湯の張られた湯船。一家五人ぐらいは全員が入れそうだ。そして、す
みっこに立てかけられたピンク色のマットと、特製のボディソープが満杯のボ
トル。
 なんでこんなものがここにあるのかといえば、当然俺が注文したからである。
ドワーフ王国で見かけた際に、これは使えると考えて大金を積んで譲ってもら
い、リューガ邸に輸送させた。
 今日はこいつらを使って、アトレイアにマットで奉仕してもらうのだ。それ
はエアの予言した気に食わない運命よりも更に確定的な未来だ。
「いいか。世の中はギブとテイクだ」
「はい」
 というわけで、いい機会なのでアトレイアに世の厳しさを教育してやる。そ
ろそろ奉仕の精神というものを本格的に身につけてらおう。王族は国民に奉仕
するのが役割だからな。無論アトレイアは俺専用なわけだが。
「何かを貰ったなら、いつかは返さねばならん。量は問題ではないぞ。質の問
題だ。前返しもよし」
「はい」
 真面目に答えるアトレイア。頬はやや上気したままだ。
「とういわけでこれだ。泡プレイだ。がんばって奉仕すべし」
「はい。がんばります」
 アトレイアは微妙にずれた返事をして、俺が教えたとおりに三つ指を付いて
お辞儀をした。そして服を脱ぎ出す。相も変わらず清楚ながら淫欲をかきたて
る裸体を鑑賞しながら、俺も外衣を脱ぎ捨てていった。
900XX話『お風呂2』 7:2008/10/19(日) 10:00:08 ID:O+/J4V4o
「……こう……でしょうか……」
 湯気の充満する浴室の中に、マットが敷かれていた。その上に俺は横たわり、
アトレイアの全身が泡まみれになっていくのを鑑賞する。
 長く外に出ていなかったことと、高貴な血筋によるものか、ただでさえ白い
アトレイアの肌に、純白色の泡が魅惑的にまとわりついている。
「もうちょっと、下に伸ばせ」
「はい」
 アトレイアは小さな手を首元にやって泡をそっと伸ばし、胸の谷間に落とし
ていく。慎重だ。きっと、初めてのことで緊張しているのだろう。俺に対して
粗相のないように。その様は思わず押し倒して即座に挿入して中出ししたくな
るほど淫猥だったが、全てのソウルを駆使してその衝動を押さえ込んだ。
 今日は奉仕の精神を教え込まねばならない。この魅惑の肢体を思う存分いじ
くり廻すのはそれはそれは気持ちよいことなのだが、同じことだけ繰り返して
いたのでは、いつまでたっても成長がない。人類の革新がない、と言い換えて
もよいだろう。
 などと無駄なことを考えていたが、そろそろ頃合だ。
 俺はアトレイアに声をかける。
「よーし。そんなんでいいだろう」
「はい。では、その……し、失礼いたします……」
 アトレイアは俺に顔を向け、恥ずかしさに視線をちらちらとそらしつつも、
なんとか微笑んでみせた。その泡にまみれた身体を、俺にゆっくりと近づけて
いった。
「……んっ」
901XX話『お風呂2』 8:2008/10/19(日) 10:00:32 ID:O+/J4V4o
 アトレイアの全身が俺の体に乗っかった。滑りの良い乳色の肌が密着して、
俺の肌を優しく押さえた。アトレイアのおっぱいが俺の胸に当たり、むにゅり
と押しつぶされた。乳首と乳首同士がこすれあって、くすぐられるような快感
が背筋を通り抜けた。直接の刺激がなくとも、既に俺のペニスははちきれそう
なほどに勃起していた。
「こ、こう、でしょうか……」
 アトレイアが遠慮がちに言った。
「よし。そのまま、前後に動け。押し付けながらだ」
 アトレイアの動き方のせいもあるかもしれないが、泡まみれの体は意外に軽
く感じた。
「はい……」
 返事をして、アトレイアは身体をぎこちなく動かし始めた。
 にゅるり。アトレイアが前に動くと、そんな音がした。良い匂いのする髪の
毛と整った顔立ちが、すぐそばにあった。下半身は見えないが、手による愛撫
の何倍もの圧迫感と圧迫のもたらす快楽が太腿に、腹に、そして亀頭と竿に伝
わっているのがわかる。
 アトレイアが後ろに動く。乳首が俺の腹のあたりをこすれながら下にずれて
いった。大きな乳房が俺の下半身に合わせてむにゅりと形を変えて、亀頭の先
端をを下乳の部分で愛撫していった。アトレイアの胸の谷間から、泡に包まれ
たペニスがにゅるんと顔を出した。
「くっ」
 俺の快楽を与えるため懸命に動くアトレイアの姿は、視覚効果となって俺の
脳髄を直接激しく揺さぶった。
「……気持ち良い、ですか?」
「ああ」
 問いかけに答えてやると、アトレイアは清楚に微笑んでみせた。そして動き
を再開する。
「はぁ……んっ……」
 やがて、くぐもった声がすぐそばから聞こえてくることに気がつく。当然、
その声はアトレイアのものだ。
902XX話『お風呂2』 9:2008/10/19(日) 10:00:48 ID:O+/J4V4o
「アトレイア」
「あ……あ、の……」
 きっと、自らが快感を得ていいものかどうかと、恥ずかしさと性の欲望、そ
して与えられた役割の中で葛藤しているのだろう。俺は迷うアトレイアの肩に
手を伸ばし、泡の力を借り優しく撫でる。
 肌と肌とが触れ合うと、アトレイアの身体が小さく跳ねた。たったこれだけ
でも、刺激的だったようだ。
「んぁっ」
「もっと、押し付けろ」
「……あ……」
 内心を見抜かれたことを知ったためか、それとも全く別の理由によるものか、
アトレイアは視線をそらして頬を更に赤く染めた。
「……で、は……」
 アトレイアは俺の腹に手をついて上体を起こし、腰をペニスに近づけていく。
愛液と泡の入り混じる中、性器同士が密着した。ちゅくり、と水音がした。
ペニスの先端とアトレイアのクリトリスとが触れあって、同時に僅かに擦れあ
った。
「ん……!」
 アトレイアの身体がびくんと跳ねた。同時に俺のペニスにも、身震いするほ
どの快感が伝わってきた。
「よし……そのまま、またがって動かせ」
 話しながら俺は細かく腰を動かしてやる。
 するとアトレイアは可愛く反応し、すぐに問い返してきた。
「こ、のまま、で、すか……んっ」
「うむ、股間に押し付けながらだ」
「は……い……!」
 アトレイアの股間で白い泡に包まれて、ペニスがしごきたてられる。ときお
り左右に竿がズレるが、そのたびに俺は腰を動かしてアトレイアに押し付けて
やった。亀頭をアトレイアのクリトリスと擦り合わせると、激しい快感が腰の
下部から広がってくる。
903XX話『お風呂2』 10:2008/10/19(日) 10:01:12 ID:O+/J4V4o
 それはアトレイアも同じだったようだ。
「ふあ、あ、ん、ああぁっ……」
 腰が前後するたびに、アトレイアの嬌声が反響した。肌と肌とが溶け合いそ
うなほど密着している。どちらかが身体を動かすと、もう双方の身体に快感が
走る。その繰り返しで、俺達は高まっていった。意味のある言葉は交わさない。
アトレイアの可愛い喘ぎ声と、淫猥な水音だけが鼓膜を揺らしていた。
「んんんっ!」
 すぐ傍に唇が来ていたので、キスをする。そっとついばむだけで、アトレイ
アはぶるぶると身体を震わせた。決して寒さのためではない。
 もういいだろう。
「アトレイア」
「……んんっ! は、は、い……!」
 息も絶え絶えな様子で、情熱に染まった視線を俺に向けるアトレイア。そん
なアトレイアの後ろ首に手を回し、ぐいと引き寄せ、顔をほとんど密着させて
から、俺は囁いた。
「中に出したい。できるな」
 アトレイアはごくりと唾を飲み込んでから、こくん、と頷いてみせた。

 尿道口にアトレイアの秘唇がぴとりと張り付いた。アトレイアは息を呑む仕
草を見せてから、その腰を沈めていった。俺しか分け入ったことのない秘裂に、
大きなペニスが進入していく。カリ首までが入ったところで、俺は細かく上下に
腰を揺らす。傘の張ったペニスを刺激する摩擦が、更なる勃起を促す。
904XX話『お風呂2』 11:2008/10/19(日) 10:01:29 ID:O+/J4V4o
「んっ……!」
 ずりずりと身体同士を摩擦し合う。それと同時に、アトレイアの秘所に収ま
ったペニスもまた、淫靡な水音を立てつつ、アトレイアの粘膜を擦りあげた。
亀頭と竿全体が愛液で包まれている。柔らかで、それでいてきついアトレイア
の膣に、ペニスがぎゅ、ぎゅ、と締め上げられる。
「んああぁっ! はあっ、はあっ!」
 アトレイアが激しく喘いだ。もはや上体を起こしておくことはできず、上半
身を俺に押し付けている。熱い吐息が耳にかかる。俺はアトレイアの背中に手
をやり、彼女の動きに合わせて腰を動かした。
「ん、よし、もっと動けっ」
「ふあぁぁっ! ん、は、は、はいっ!」
 懸命に返事をして、アトレイアは腰を振った。じゅくり、とひときわ大きな
粘り気のある音が股間でした。
 アトレイアは俺の背中に両手をやり、精一杯の力で抱きしめてきた。抱きし
め返してやると、アトレイアは目をぎゅっとつむって大きく喘いだ。
 腰を浮かし、ペニスを膣の深くに突きたて、そして引く。するとアトレイア
は全身をびくびくと震わせて、快感の声をあげた。絶頂の脈動が、アトレイア
の全身から伝わってきた。
 俺は円の軌道で腰を動かす。アトレイアの熱い膣壁をぐりぐりとかき混ぜて
犯し、その粘膜に俺の性の証を刻み込んでいく。左手でアトレイアを引き寄せ、
右手をアトレイアの股間にやり、膨れ上がったクリトリスを激しく愛撫する。
「ひゃあああっ! あ、あ、あ、ああっ!」
 性感帯を刺激されて、アトレイアは太ももをびくびくと振るわせた。結合点
から愛液がぴゅ、ぴゅ、と勢いよく飛び出てきた。
 俺は最後に亀頭をもう一度奥深くに突き入れ、亀頭の先端でアトレイアの膣
の上部を小突いた。瞬間、肢体が一気に反り返った。アトレイアは髪を振り乱
して絶頂に身悶えた。
905XX話『お風呂2』 12:2008/10/19(日) 10:02:14 ID:O+/J4V4o
「あ、あ、ああぁぁぁああっ!」
「くっ」
 アトレイアと同時に、俺も絶頂を迎える。濡れに濡れた膣のまろやかに絡み
つくような圧迫は、とっくに俺のペニスを限界へと押しやっていた。快感がペ
ニスの先端に集中し、アトレイアの中で爆発する。
「ひあ、ん、ん、んあぁっ!」
 俺はアトレイアの膣の奥深くに、何度も何度も射精する。アトレイアの子宮
に精液を叩きつけ、送り込んでいく。その度にアトレイアは大きく身体を震わ
せた。悦びを隠し切れない様子だった。

 射精を終えると、アトレイアはまぶたを閉じたまま、俺の胸板にへたり込ん
できた。
 アトレイアは爪で肌をかり、と小さく引っ掻いた。それは何かを懇願するか
のようなしぐさだった。可能な限りゆっくりと、傷つけぬように抱きしめ返し
てやると、アトレイアはようやくまぶたを開き、俺の顔を見つめた。
 何かを伝えたそうだ。何度か逡巡しつつ、アトレイアは口を小さく開く。
「……」
 が、結局、言葉にはならなかった。アトレイアは真摯な視線で俺を見上げた
だけだった。何を言いたいかはわからないが、それでも俺は、何をしてほしい
かは理解できる気がした。
 俺はアトレイアの唇に顔を近づけて、キスをしてやった。するとアトレイア
は目を潤ませてそれに応え、舌を絡め合わせた。唇を離すと、アトレイアはふ
たたび目を閉じて、そっと頬を俺の胸に寄せた。
「……あ……」
 かすれた声が聞こえてくる。結果的には、間違いではなかったようだ。上か
ら見るアトレイアは、眩しそうに目を細めて、安らいだ表情を浮かべていた。
 しばらくそうしていると、やがてアトレイアははにかむように微笑み、もう
一度その頬を俺の胸に押し付けてきた。

                               (完)
906名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 10:03:37 ID:O+/J4V4o
以上です。
ではまた。
907名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 15:01:35 ID:S1PAzgX/
GJ!
アトレイアとノエルの素直さは双璧
908名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 17:58:56 ID:zM7mMscF
GJ!
あなたの描かれるアトレイアたん好きです。
909名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 22:13:50 ID:xjVIh4Zy
相変わらずGJ!!
でもなんか改行が微妙な位置でないかい?
910名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 06:11:31 ID:D4YWf1h2
今更だが、erazill?あげてくれてる人たちサンキュー!
めちゃくちゃ面白いな、これ
アイリーン可愛いよ、アイリーン。エロいセリフが聞きたくて
ついつい苛めちゃうぜ
911名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 03:55:11 ID:rsbUTc9H
>>884
ハーレムエンド条件なんだけど、
>ヌルくしたので120日6人程度になってるはずです・・・
と言っているけど、6人では無理みたいです。
6人恋慕にしたけど、だめだった。
912名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 10:39:13 ID:gE/N0upR
>>911
せっかくEND条件を満たすまでやっていただいたのにスミマセン
END条件もヌルくしようと思ったのですが失敗していたようです…
自分でもプレイしたら全部BADENDになってしまいました
元ファイルに差し替えよう…
913名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 00:03:42 ID:SaIDRLQF
助手を6人にしてるかい?
恋慕6人じゃダメだぞ。

ENDING.ERBを別のバリアントに移して確認した限り
ちゃんとハーレムエンドでたよ
914名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 12:29:08 ID:iYS8UGMV
>>913
恋慕にするだけで助手にしていなかった。
ナチュラルに間違っていたよ。ありがとうハーレムを見てくる。
915名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 01:05:45 ID:xLVPus7s
era乗り遅れた・・・
erazill本体が見つからないんだが落とせるところありますか?
916名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 02:10:09 ID:uqKKVG/H
ttp://www7.atwiki.jp/eratoho/
eratohoまとめwiki内うpロダ内のera1136.rar
passは両方ともera
917名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 17:13:51 ID:cQxDys5D
陵辱・異種姦・調教モノです
陵辱系苦手な方は回避でお願いします
erazillの恋慕エステルのキメラ調教SSになります
918名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 17:14:22 ID:cQxDys5D
砂に埋もれた古代都市ラドラスの最深部。
代々の族長を努めてきた巫女のエステルですら、その存在すら知らなかった一画にその牢獄は存在していた。
悠久の歳月を経ても訪れる者も無かったその一室には、土の巫女エステルが監禁されていた。
突如現れた虚無の子シャリによってエステルが囚われてから一月が経っている。
今は、シャリの忠実な操り人形へと変貌してしまった、かつての無口な青年から、性の奴隷へと堕とすべく
調教という名目でその若い身体を弄ばれていた。
調教の開始当初は強い意志の力で、快楽に負けまいとしていたエステルだったが、繰り返し身体に刷り込まれる快楽に
徐々に抗う力を弱められ、今では処女の身ながら、オールの忠実な肉奴隷と化していた。



「やあ、どう?土の巫女のお尻の具合はさ」

薄暗い地下牢に転移してきたシャリが、いたずらっぽくオールに問いかける。
オールは、エステルの尻孔を背後から貫いていた。
小さく可憐だった窄まりは日々の調教で丹念に解され、今はオールの逞しい男根をも
尻孔で受け入れることができるようになっていた。

「ああっ!ご主人様っ!やめないで!イ、イケそうなんだ…!」
「おや、邪魔しちゃったね、ゴメンゴメン…さ、続けて続けて・・・」

シャリに促されたオールに再び腸内を突き上げられ、嬌声を上げるエステルをシャリは改めて視る。
豊満な胸を強調するように両の腕を後ろ手に縛られ、絞り上げられた乳房の先端には興奮に尖りきった乳首。
その両の乳首をそれぞれ白銀のピアスが貫通しているのが異様だった。
快楽の蜜をを溢れさせている無垢なままの秘部には、魔力で振動を与え続けて快楽を引き出す魔淫球を咥え込み
決して勝手に落さぬようにと、オールから厳命を受けているようだった。

「あっ!ボク!…イクっ!イっちゃうよっ!ご主人様ぁっ!イカせてっ、下さいいいっ!!」
「…!…ぁっ…ぁ……っ…!…!…」

オールの熱い飛沫を直腸奥に感じ、尻孔での絶頂に達したエステルは、断続的に汗に塗れた身体を痙攣させていた。
エステルの痴態を暫く観察していたシャリだったが、調教の出来に満足したのか、オールに鍵を握らせた。
「それ、頼まれてたモノの鍵ね、檻に入れてあるからさ。準備ができたら早速試そうよ」
新しい玩具を与えられた子供よろしくはしゃぐシャリの要望に応えるべく、オールは余韻に浸るエステルを強引に立ち上がらせて
別の牢へと移動させた。
919名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 17:15:27 ID:cQxDys5D

「じゃーん!これがオールから頼まれてた調教用のキマイラだよ、カッコイイでしょー?」
「なっ…まさか…ボクをエサにする気!?そんなの嫌だよ!…ねえ、助けて!オール!」

馬ほどもある獰猛な魔獣を前にして、縄で縛められたままのエステルは恐怖に顔を引きつらせた。

「地の巫女エステル=ズゥ、君の処女をこのキマイラに奪わせるんだって!それが、オールの今の"願い"なんだってさ!」
「…そんなぁっ…いくら何でも……うぅっ…」

絶句するエステルの心中など委細構わずに、オールはキマイラを四つん這いにしたエステルに向けてけしかけた。

「ひいいいっ!熱いモノが当たってるよぉ!怖い、怖いよ!オールぅ…!」

尻孔から垂れているオールの精液も丁度良い潤滑油の役目を果たし、グロテスクなキマイラの生殖器の先が
エステルの処女口に侵入を始める…

「がぁっ!ボ、ボクの…初めてが…魔物にいいいっ!」

エステルは乙女が操を捧げるのには、長さも太さも形も凶悪すぎるキマイラの生殖器に無垢な処女穴を乱暴に貫いた。
いつかは愛しい主に捧げるはずの純潔は呆気なく魔獣に奪われたのである。

「ぐあぁっ…がぁっ……あっ、あぁあっ…ひいぃいっ!」

破瓜血と自身を守るために湧き出した蜜を纏っても出し入れには窮屈で柔らかな膣壁。
その隘路を硬い突起だらけの剛直が獣の本能のままに蹂躙した。
いつしか繊細な内壁を抉られ出血したのか褐色の内腿に鮮血の筋が幾つもできていた。

「がっ…あぐっ…ぐうっ…痛いぃ…けど…キミがっ、ご主人様が望むなら…!」

キマイラが咆哮を上げ魔獣の汚れた精が、奔流になってエステルの子宮目掛けて流し込まれる。

「ひいいいいっ!!出てる!熱いのが一杯出てるよぉ…!」

調教用のキマイラは無精子なのだが、そのことを知らず胎内に大量の精を吐き出され魔獣の子を孕む恐怖に
エステルはキマイラに貫かれた格好のままキミへ視線で調教の終了を求める。

「も…もう、終わりにぃ!うぐっ!…あぐっ…あ、ああああ!!」

キミは無情に首を振り、キマイラは凶悪な剛直で繋がったままのエステルに再び挑みかかった……



精魂尽き果て胎内のみならず、全身を魔獣の臭い精で汚され、無様な大股開きでポッカリ空いた秘穴からも
魔獣の精を垂れ流すこの姿を見て、先程まで無垢な身体だったと誰が信じられるだろうか…
気を失ったエステルの姿にオールはキマイラの働きに満足して檻へと戻した。
魔獣の精液溜りに伏したままのエステルは激しい責めに意識を失っていたが、その寝顔は愛しい主人の"願い"を
叶えるために耐えたことに、どこか満足げな表情だった。

「オールが頑張ってくれたおかげで、すっかり地の巫女も"女"になったねぇ」
「彼女の"願い"も叶えられるし、僕の目的にも一石二鳥ってやつだね…ん?彼女の"願い"は何かって?」

オールの問いにシャリは無邪気な笑顔で答えた。

「女らしくなって君と結ばれることだってさ!」



END
920795:2008/11/01(土) 22:22:35 ID:5Yk8kNSm
口上上げてみました〜。
まぁ、まだまだスカスカな訳ですが。
http://erafiz.orz.hm/up/index.php?mode=dl&dfile=era1327.erb
ID、PASS共にera

>>918
GJ!
キメラを可愛がって頂いてありがとうございますw
921名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:25:52 ID:6FM7DI7P
>>918
GJ!
エステルけなげすぐる・・・
でも、それを意に介さない男主もいい!
>>920
うおー!!ありがとうございます!!
アイリーンたんに続きカルラまで・・・死神姉妹最高!
922名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 08:36:57 ID:Af8TJx/L
>>918
eraとSSを連動させるのって面白い試みだな
シャリがアスティアとかアーギルシャイアとかまでどうやって捕まえたとか
売却されたあとの女主とかはどうなるのかとか
前後の話もあるとさらにeraが面白い

>>921
GJ!カルラはやっぱケツ責めだな、ケツ!
923名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 12:39:43 ID:pcqa7Nfm
一応、次スレへの誘導です
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1216894644/
924埋めネタ
ジルはロストールで出来た友人のフェルムを訪ねようと酒場の扉を軽く押し開けた。
明るく人気者のフェルムが働くこの酒場は、同じロストールのスラムにある酒場とは違い、無頼の徒が訪れることは少ない。
しかし今日に限って、怒号に悲鳴が飛び交う戦場のような有様だった。
「俺様の、熱く燃え滾る愛の炎は、何人たりとも消すことなどできないのだ!」
「いやぁーっ!」
自称勇者のガルドランが、フェルムの細い肩を掴んで放そうとしなければ
「このエルフ!痛い目に遭わせてやる!」
「放しなさいっ!この下等生物が!」
ガラの良くない冒険者風の三人組と、エルフらしいの旅人が揉み合っている。
「コラ!みんな止めなさい!暴れると容赦しないわよ!」
ジルは愛用の大剣を振りかざし、無法者達を威嚇しようとした。
しかし、常に手に馴染ませてきた剣が、重くて満足に上がらない。
ジルはその時鞄の中に、配達を頼まれていたロクシャの墨が有った事に遅まきながら気が付いた。
「なんだぁ?コイツも畳んじまえ!」
「勇者の恋路を邪魔する、魔女め!食らえ!勇者タックル!」
決して、結託していたわけではなく、好き勝手に暴れていた無法者達だったが、前後双方からの攻撃に
ジルの重すぎる剣は、弾き飛ばされて、地面を転がっていった。
「良く見りゃあ、コイツも中々の上玉じゃねぇか、そらっ脱げよ!」
ジルの服に手を掛けた冒険者の男が、力任せにジルの服を引き裂いた。
「きゃあっ!馬鹿っ、何するのよ!」
男は、胸元を隠すジルの身体を抱きすくめ、良く掃除された床にジルのしなやかな身体を、力任せに押し倒した。
「きゃあーっジルさん!助けて下さい…!」
「このっ!汚い手でアタクシに触らないで!!」
「きゃあーっ!」
ジルだけでなく、友人のフェルムも、生意気なエルフのフェティも、たまたま居合わせた名も知らぬリルビーの吟遊詩人の少女も
床の上で、テーブルの上で、或いはカウンターに乗せられて、獣と化した男達に蹂躙されていく。
騒ぎを聞きつけたゼネテスが、辿り着いた時には、店の中には、口からも股からも尻孔からも、白濁を垂れ流して
3人の少女達が無残な姿を晒しているだけだった。
ガルドランに連れ去られたフェルムの行方は、現在でも杳として知れない。