早速ですが前スレで書きかけの"しろがねのきょじん"の続きを投下します
前回までの粗筋
人が立ち寄らぬ深い雪山 底には人並みはずれて巨大な体躯の女が住んでいた
ある日彼女は傷ついた一人の男を助ける 男は逃げ出した奴隷だった
やがて男は意識を取り戻し体も回復すると女は姿を隠した
女は自分の巨大な体躯を人に見られる事を恐れていたから
今まで彼女の姿を目にしたものは恐怖か好奇の視線しか向けなかったのだから
だがやがて其の姿を見た男の反応はどちらでもなかった
男から返ってきたのは純粋な感謝と優しい言葉だった
「しっかりと狙いを定めて……。 大丈夫落ち着いてやれば出来るわ」
セリアの声にテオは黙って頷く。 左手には弓が、そして右手には矢を番え引き絞られた弓の弦。
真剣そのものの眼差しは真っ直ぐ獲物の兎を見据えている。
やがて放たれた矢は吸い込まれるように兎に向かって飛んでいき、そして命中する。
「やった! 当たったよ」
はしゃぐように喜びの声を上げテオは獲物に向かって駆け出す。
そしてそんなテオの背中を笑顔で見つめながらセリアは安らぎを、同時に不思議な気持だと感じていた。
今までセリアにとって他人は、他人との拘わりは恐怖や嫌悪感でしかなかった。
だが今テオと共にいるセリアの気持はとても穏やかだった。
そして感じていた――まるで夢のようだと。
自分以外の他人とともいいること、それがこんなにも心地良いことだなんて、と。
二人は仕留めた獲物を手に帰路へと付く。
互いにこれまでの事これからの事を談笑し話し合いながら。
だが突然セリアが突然歩みを止め、其の動きにテオはセリアの顔を、そして彼女の視線の先を追うように首を廻らせ――。
セリアもテオも其の視線の先に反応し思わず身を伏せた。
そこにはあるはずの無いものがあった。
自分たち以外人間は存在しないはずの雪山。 だが視線の先にいたのは複数の男達。
其の姿にテオは驚きと、そして脅えにも似た感情を憶える。
だが直後、脅えの感情が消え去る。 いや、正確にはかき消される。
何故ならテオの隣のセリアもまた震えていたのだから。
常人よりはるかに巨きな体躯のセリア。 だが今の彼女はまるで幼子のようにか弱く儚げに見えた。
テオはそんなセリアの肩をまるで必死に護ろうとするかのように抱きしめる。
そして男達が立ち去るまで息を殺して潜んでいたのだった。
テオとセリア。 二人共男達の姿に脅え恐れたがその理由はそれぞれ異なっていた。
テオが感じた恐れ。 それは男達が逃げた奴隷、すなわち自分を追ってきたものだと分かった為。
そしてセリアか感じた脅えは、純粋に人間に対する恐怖心。
そう。 彼女の人間に対する恐れや脅えが消えたわけではない。
あくまでもテオとだけ普通に接する事が出来たのだ。
普通の人間に対する感情は依然として恐れと脅えでしかなかった。
暫らく後男達は諦めたかのように立ち去っていったが、セリアの顔には依然として脅えの色は残ったままだった。
そして夜が更けた後も彼女の顔には暗い影を落としていた。
もちろんテオの胸中にも脅えや不安の気持は残ったままだった。
だが彼の胸中にはそれ以上の思いがあった。 それは脅えるセリアをどうにかしてあげたいという想い。
彼女の心を苦しめている不安と恐怖を取り払ってあげたい。
その彼女を不安たらしめているのは自分を追ってきたであろうあの男達。
あの男達を何とかしなければ、その為には――。
翌日も山には男達の姿はあった。 このままでは見つかるのも時間の問題かもしれない。
そしてテオは意を決し口を開く。
「セリア。 今まで良くしてくれて本当にありがとう。 短い間だったけどとても楽しかったよ」
「テオ……?」
「所詮あいつ等から逃げ切れるわけが無かったんだ……」
「あなた……まさか?! どうして……」
「あいつ等はボクが連れてきてしまったようなものだから。 そのせいでセリアに嫌な思いをさせてしまって……
だから……」
「だからテオ。 あなたが出て行くというの? それで……私が満足するとでも思っているの?」
「セリア……? え?!」
テオはセリアの顔に驚きを隠せなかった。 何故なら彼女の瞳からは大粒の涙が溢れ出していたのだから。
「確かにあなたが居なくなればあいつ等もいなくなる。 そして元通りの生活に戻るわ。
でもそれはあなたを見殺しにするって言う事……。 そんな、そんなこと出来るわけ無いでしょ?!
それに……、それに元通りって言うけどそれが何だって言うの……?
元通りの……、そう、元通りの一人っきりの寂しい生活に戻るのよ?
そんな……、そんなのイヤ!
あなた言ってくれたわよね? 短い間だったけど楽しかった、って。
私だって……私だってあなたと一緒に過ごしたこの数日間とても楽しかったんだから!
だから……そんなあなたと離れるなんて絶対にイヤ!」
セリアの言葉の最後の方は涙交じりで言葉になっていなかった。
顔中クシャクシャにしてまるで幼子のようにうずくまり泣いていた。
そんなセリアに対しテオはそっと抱きしめた。
そして「ゴメン」と言ったテオの瞳にもまた涙が浮かんでいた。
泣きじゃくるセリアを抱きしめながらテオは思い、そして悔いる。
自分の考えの浅はかさを。 セリアの気持に気付いて上げられなかった事を。
そして気付く。 最早自分は一人ではないのだと。
自分をこんなにも想ってくれる女性が、セリアがいるのだと。
そして覚悟を決める。
彼女のために決して諦めないと。
今回はココまで
後日続きを投下いたします
前スレでレスくれた皆さんありがとう御座いました
7 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 21:23:03 ID:2K9dKirx
dat落ち防止の為ageます
現在、続き執筆中
他のお話も構想中
余力あったら絵もうpしたいです
_せず頑張れ
七瀬嬢の作者も戻ってこないかね
続きが読みたいぜ
この板始めてきたんだが
エロの二次創作スレって認識でおk?
この板は二次創作のスレもオリジナルのスレも
さらにはシチュエーション優先でどちらもありなスレと色々あります
このスレも「巨大な女性」さえ登場すれば
オリジナルでも二次創作でもどちらでもOKです
>>10 どうもです
描けたら描こうかなと思います
×描く
○書く
初っ端から大丈夫か俺は・・・
職人さんの来訪は大歓迎です 勿論読者の方もです
首を長くしてお待ちしてますね
あとエロでも非エロでもどちらでもOKなので
気負わず好きなように書いてください
そーいやナミのSSまだ未完成だったな・・・
「大きくなりたいんです、私」
困惑している医者を奮い立たせようと育子は胸の前で両手をぐっと握りしめてみせた。
ナースが後ろから検診器具を持って現れるが、医者が右手を小さく振ってそれを止めた。
万年筆を指で器用に回しながら育子に語りかける。
「君ねぇ、そんなこと言っても無理だよ」
「なんでもいいんです、私、大きくなりたいんです」
「そんな突発的な成長促進剤なんてこの世にないよ、諦めたまえ」
育子の微かな望みはそこで終わった。
「あぁーぁー、このままじゃ顔合わせられないよぉ」
診療室から長い廊下に出ると育子は天に向かって拝んだ。
「なむあみだぶ、なむあみだぶ…ぶつぶつ」
すれちがう車椅子の患者さんたちが不思議そうな顔で覗き込んでいく。
頭を垂れながら重い足取りで正面入り口の方へ歩き、渡り廊下と交差する地点で右に曲ろうと
したその時、育子は背後から呼び止められた。
「ちょっとあなた、待ってもらえる」
振り向くと今、診察受けた医者のアシスタントしていたナースが
こぶりの胸を揺らしながら追いかけてきた。
「はい…?」
急いで追ってきたのか、息が上がり顔も紅い。
「あなた、そんなに大きくなりたいの?」
側に近寄られて気づいたが、ナースは背がとても高く、まるでモデルのようだった。
白衣の邪魔にならないようにと、後ろに束ねた髪が清潔感を醸し出す。
でもきっと仕事が終わって振り解けば凄い美人になるんだろな。
街に出れば男性の視線を絶えず浴びまくっているんだろうな。育子は勝手にそんなとこまで
想像してしまった。
「ねえ、聞いてる?」
ナースが不審がっているのに気づき、育子は我に返った。
「あ、は、はい。どうしても大きくならないと私困るんです」
「なぜ?」
「それは今週末にちょっとある人と逢うんです…」
「その人と逢うのに大きくなる必要があるの?」
「それは…えーと…その…」
正直に答えるべきか迷ったがもうワラにもすがる思いで打ち明けた。
「私、その人とはメル友なんですけど、すごいイイ人なんです。それで話を合わせる為に
勢いでモデルみたいに背が高いとか見栄張っていたのが引っ込められなくなって、その…」
確かに育子の背は150cmにも満たない子供体型だ。ナースの胸の位置より低い。
「で、嫌われたくないからなんとかしたいってわけね」
「そ、そうなんです…バカみたいだけど…もにょもにょ…」
やっぱり言うんじゃなかった、失笑されてる。
育子の声は段々小さくなり、最後は聞き取れない大きさになった。
「そうなんだ。分かったわ、じゃ私がなんとかしてあげる」
「は?」
「今晩21時にここに来て」
不思議がる間も与えず、ナースは名刺サイズの案内図を育子のポケットにすっと刺し込んだ。
それだけ言うと今来た廊下を戻っていく。休憩時間が終わったのか。
「じゃあとで。きっとよ」
「はあ…」
それにしても長い脚を弾ませて走る姿は優雅で美しい。育子の憧れのスタイルだ。
途中、何度かこちらを振り返り、手を振っている。育子もそれにつられて力無いが小さく
振り返したりなんかした。
フェチ板から来ますた。
期待age
続き期待
続きカモーン
「これから姉さんと勉強かぁ、嫌だなぁ」
のどかな昼下がり。
少女アリスは野原に寝ころんで独り言を言っている。
「勉強しても、大人になった時のことなんか考えてないし。
何か奇想天外なことでも起こって楽しくならないかしら」
と言ってる矢先、なんと草陰からチョッキを着た白兎が現れた。
「ああ忙しい忙しい!」
懐中時計をチラチラ何度も見ながら駆け足でアリスの前を通り過ぎる。
「これはただ事じゃないわ!」
アリスも立ち上がって急いで白兎の後を追いかける。
「待ってよウサギさん!」
「なんだね君は。悪いけど私はロリに興味はないし急いでいるんだ、では!」
と言うとまた「あぁ忙しい忙しい!」と繰り返しながら全速力で白兎は走り出した。
「失礼ね!私だって来年から○学生のレディよ」
頬を膨らまして怒るアリス。
「気に入らないからもっと追いかけてやるわ」
追いかけているうち白兎は小さな穴の中へと入っていった。
アリスが顔を突っ込むと中で白兎の独り言が響いている。
肩から胸へと徐々に体を穴へ入れてゆく。
「きついけど・・・何とか通れそう」
まだ小振りなアリスのヒップでもギリギリの大きさだ。
「中はもっと狭いし暗いわね。・・・きゃあ!!」
急にバランスを崩し体が前に転げる。
アリスは下の長い穴に向かって落下しているのだ。
しかし心配や恐怖心はない。
ゆっくりと落ち葉のように降下しているのだ。
穴は下まで延々と続いている。
「どこまで続くのかしら・・・」
あまりにも落下が長かったせいで、
アリスがうとうととし始めた頃にお尻に軽い痛みを感じた。
「痛っ!」
お尻を撫でながら周りを見渡すと、廊下のようだった。
「ここは何処なのかしら?」
廊下を歩いているうちに1つのドアを見つける。
一応ノックはしてみたが、反応がないのでとりあえず入ってみるアリス。
そこは少し開けた部屋だった。
やはり誰もいないし何もない。
部屋には何もないと思っていたが
よく見るとアリスでは入れない程の小さなドアと
その前にテーブルが合った。
テーブルの上には鍵が置いてある。
「この鍵できっと開くのね」
小さなドアを開けるアリス。
顔を突っ込んでもやはり通れなかったが、
扉の向こうはとても綺麗な庭が広がっていた。
「私の体が小さければ行けたのに・・・」
ガッカリして部屋を後にしようとしたその時、
さっきのテーブルの上にクッキーが置いてある事に気づく。
クッキーの表面には『私をお食べ』と書いてある。
「不思議ね・・・さっきは無かったはずなのに。この言葉も意味深だわ」
しかし食いしん坊のアリスに躊躇いは有りませんでした。
クッキーに手を伸ばし、三口で1つを食べきりました。
するとどうでしょう。
アリスの体がどんどん大きくなっていくではありませんか。
「痛っ、痛い!」
立っている状態で頭を天井にぶつけ、その勢いで大きな尻餅を付いたと思ったら
座った状態でまた頭をぶつけてしまいました。
アリスの体は狭い部屋にいっぱいです。
「これじゃ部屋を出ることも出来ないわ!」
下を見回しているとテーブルの上にガラス瓶に入った飲み物が有ることに気付きました。
『私をお飲み』とタグに書いてあります。
「またなの・・・でも逆に飲み物を飲めば小さくなれるかもしれないわ
そしたらあの素敵なお庭へも行けるし」
アリスは瓶を取り、飲み物を一気に飲み干しました。
「これで全て解決!」
しかしアリスの望み通り所か、全く予想出来ていなかった事態が起こりました。
アリスの巨体が更にどんどん大きく、正確に言えば大人に成長しているのです。
「きつい・・・狭いわ・・・きゃ!」
○学生の膨らみ始めて間もない胸元が急速に盛り上がり始める。
エプロンドレスがどんどん押し上げ、広げられ
丸い巨乳が綺麗に形作っています。
上半身に上着を引っ張られ、くびれていくラインもピッチリ張り付いていきます。
巨大になった体でも、さっきまで足は伸ばせていたのに
スラリと足が伸びていくのでM字開脚のポーズをとるしか有りません。
しかし太股はむっちりと肉付きの良い形になり、
それにつられてヒップもパンツを締め付ける程に巨大化し、いやらしい体になってしまいました。
そしてついに胸元のボタンが飛び、爆乳となったおっぱいが外にさらけ出されてしまいました。
もはやアリスの体は完全に大人です。
GJ
「いやああああ!一体、何がどうなってるのよ!?」
あまりにも非現実的な状態にアリスが叫びます。
しかしどうにもなりません。
頭は天井に押しつけて首は曲がり気味、
下は自分の爆乳で遮られ全く見えない。
その爆乳は壁と自分の極限まで折り曲げた足に押しつけられ、
巨大なお尻も左右の壁に見事はまって抜けられない。
全く身動きがとれない状態なのだ。
「これじゃ手も動かせないし何か食べることもできないわ!」
アリスは特大の溜息をつきました。
「お母様や姉さんより胸が大きくなってしまうし、パンティは食い込んで凄くキツイし・・・」
天井に押しつけている頭の痛みを我慢して考えています。
「少し暴れれば脱出出来るかも・・・」
体を左右上下に動かしてみました。
部屋全体が『ミシミシッ・・・』と悲鳴をあげています。
「もうちょっと、頑張れば・・・ひゃっ!」
情けない声をあげてしまったアリス。
壁に押しつけていた爆乳の乳首が擦れて感じてしまったようです。
「なんなのかしら、今の感じは。とても不思議だったわ」
おそるおそる、また体を動かします。
「あんっ、なんだか気持ち良い気がしてきたわ」
今度は胸を重点的に体重をかけ、動き始めました。
「はぁ〜、気持ち良いわぁ」
胸に押し付けている足も左右にばたつかせ、体全体を使っておっぱいを刺激しようとしています。
それに伴って胸の形が激しく変化し
部屋の音も『ミシミシッ』から『ギシギシッ』へとどんどんけたたましい物へと変わっていきます。
「あんっあんっあん!」
するとどうでしょう。
アリスの胸がまた一回り大きくなりました。
しかし覚えたばかりの快楽に喘ぎ声をあげるばかりのアリスはそれに気付きません。
「あんっ、気持ち良い。もっと!もっと!」
アリスが絶頂に達する寸前にやっと異変に気付きました。
「胸の中から何かこみ上げてくる・・・出ちゃうぅ!」
乳輪から乳首へと膨らみが移動した瞬間、先からなんと母乳が吹き出したのです。
しかもその巨体に見合わない、もの凄い料を垂れ流して。
今のは3でしたすいません
>>21 ありがとうございます
今日はもうこの辺で
ぶっちゃけアリスって良く知らないんだけど、
知らなくても十分楽しめました。
続き、期待してます
アリス>不思議の国のアリスですよね?
続き期待
室内巨大化、成長、膨乳噴乳
書きたいことは全部書いたんじゃない?
続きを書いても辛いだけかもよ
>>27 確かにそういう意味ではやりたい放題書きましたw
でもまだ個人的にやりたいシーンがあったりするので
案が纏まったら続きをちょこちょこ描きたいと思ってます
どなた様も頑張って続き書いてくだせぇ
期待してまっせ
「なんで母乳が・・・」
しかしぽかんと驚いてるわけにも行きません。
母乳が止まらないのです。
「このままだと溺れてしまうわ!」
そうこう言っているうちにも母乳は出続けます。
消防車が放水しているように、乳首の先から母乳が吹き出し
壁に当たって床へと垂れていきます。
その量は既に元の大きさで言うと膝の部分まで溜まっていました。
「なんとかしないと」
アリスはまたその巨体を揺さぶってみました。
「あん・・・やん・・・」
しかし乳首が擦れて気持ちよくなるだけ、
いやそれどころか母乳の出が良くなったようにも見えます。
「気持ちよくて・・・気が遠くなりそう・・・」
快楽に身を委ねかけたその時です。
小さな扉が開いてあの白兎が部屋に入ってきたのです。
「ああ忙しい!近道でもしないと遅れちまう」
また白兎が駆け出そうとしましたが、何かにぶつかって後ろへ倒れ込んでしまいました。
白兎は母乳でびしょぬれです。
「痛てて・・・誰だいこんな所にわけのわからんどデカイ物を置いていったのは!」
目の前にはピンク色がかった双丘の割れ目と、それに挟まったヒモのような物。
上には丸みがかった2つの天井と左右には2つの柱があるばかりです。
「大規模な内装工事があるなんて聞いてないぞ」
立ち上がり、身震いをして母乳を少しは払い除けたつもりのようです。
「しかし粗末な工事だ。壁は柔らかいし前の割れ目は湿っている。
それにこんなに水漏れが激しくちゃしょうがない」
「そこにいるのはさっきの兎さんね。私は物じゃないわ」
びくっと驚く白兎。
「誰かいるのか!?」
辺りを見回すが、さっきから有る異様な風景しかない。
「・・・気のせいか」
「私はここよ!」
アリスは体を動かし、その爆乳を激しく揺らしてみました。
しかし白兎にとっては天変地異が起こったようにしかみえません。
天井が激しく揺れ、びちゃびちゃと謎の甘い液体が降り注いでくるのですから。
「ひえええ!ち、近道は諦める!」
そういってドアへ向かって駆け出す白兎。
「あ、待って。私を助けて!」
しかし怯えきった白兎の耳にアリスの言葉は恐怖でしか有りません。
そして溜まった母乳に足をとられながら白兎は部屋を出ていきました。
白兎が出ていった後も洪水は続きます。
巨大な状態でもう低めの腰まで母乳が溢れてきています。
「もう打つ手はないわ・・・」
アリスが諦めたその時、体に異変が起きてることに気が付きました。
体がどんどん縮んでいっているのです。
「どうしてから?」
大きさが縮みだけではありません。
体型もどんどん元の年齢に近づいていきます。
さらにまた違う違和感にも気付きました。
「マ○コになにかはさまってる・・・」
胸も縮んで視界が開け、立ち上がれるようになってそれが何かやっとわかりました。
小さくなった割れ目に扇子が差し込んであるのです。
「きっと最初にぶつかった時にくっついたのね。
これにも不思議な力があるみたい」
いかにもっといった感じで扇子はキラキラと光っています。
「早く抜かないと小さくなり過ぎちゃ・・・痛い!」
今まで自慰行為すらしたことがなかったアリスにとって
扇子を自分のあそこから抜くのは苦痛なようです。
「ッ・・・・抜けた!」
ようやく引っこ抜けたのも束の間。
元の体型、元の身長でも母乳で溺れるには充分な量でした。
「あぷっ・・・・ぶはっ!」
アリスはバシャバシャと母乳をかきわけながら、必死に泳ぎました。
しばらくして流木にしがみつき、
やっと落ち着いて辺りを見回すことが出来るようになりました。
どうやら気付かないうちに部屋から出てしまったようです。
その風景は川のようですが、水は母乳の量の方が濃い感じです。
「このままどこまでも流されるのかしら・・・」
アリスの心配は的中しませんでした。
流木が岸に流れ着いて脱出することが出来たからです。
ようやく身だしなみを整えることが出来ます。
「胸のボタンは飛んだままだけど、前のエプロンで何とか誤魔化せるかしら」
ツルペタに戻った胸を撫でながら独り言を言っていると
茂みの向こうからもガヤガヤとした賑やかな声が聞こえてきました。
「なにかしら?」
気になって茂みを分けてこっそり覗いてみました。
ネズミや魚、カラスやエビなどが集まって騒いでいます。
魚が言いました。
「いやぁ、今日の水はなんか良いね、気分が良くなる」
ネズミが言いました。
「まるで酒を飲んで美女といちゃついてるようだぜ」
そこへドードーがやってきて
「ワシなんかほれこの通り」
といってズボンを押し上げて勃っているチ○コを皆に見せつけました。
「ウホっ、すげーなドードー」
皆は驚きの声をあげます。
アリスは茂みの影で顔を真っ赤にしています。
「私のおっぱいであんなに・・・」
アリスは恥ずかしくなってその場から離れるのでした。
さて動物達はその後どうしたかというと
「よし、コーカスレースを行う!水を飲んで一番勃った者が勝ちじゃ!」
「「「「「おー!!!」」」」」
と盛り上がっていました。
アリスは歩いているうちに可愛らしい家を見つけました。
「素敵。一体どんな人が住んでいるのかしら?」
呑気なことを言っていられるのはこの瞬間だけでした。
「メアリーアン、メアリーアンはどこだ!?」
家の中から怒鳴り声が聞こえます。
「メアリーアン!そこに居たか!」
二階の窓から顔を出したのはあの白兎でした。
「兎さんの家だったのね」
「そこで待っていろ!」
勢いよく窓を閉じたかと思うと
今度は怒鳴り声の変わりに階段をドタバタと下りる音が聞こえてきます。
「どういうことなのかしら?」
アリスにはさっぱり意味がわかりません。
考えてる暇もなく玄関から白兎が出てきました。
さっきとは格好が変わって、正装のように見えます。
「あら、お出かけなんですか?」
「家で雇われてる癖にそんなことも知らんのか!」
と怒鳴り散らす白兎。
「でも私は家政婦でもメアリーでもなんでもないわ」
「口答えは良いから早く二階から手袋を持ってこい!」
耳元で言われ、迫力負けしたのかそのまま玄関に入ってしまいました。
「仕方ないわ・・・でもなんであんなに偉そうなのかしら?
まったく意味がわからないわ」
と階段を上りながらアリスも愚痴を漏らします。
二階の部屋に上がると早速手袋を探し始めました。
「何処にしまっているのかしら?」
タンスや机の引き出しを開けて見ますがなかなか見つかりません。
「もう、本当のメアリーじゃないとわからないわよ」
と不平を漏らしていると、机のガラス瓶に目が止まりました。
「あの部屋にあったのと凄く似ているわ」
違いは瓶にタグが付いてないと言うことだけです。
「これを飲んだらまた大人になれるのね・・・」
部屋での快楽を思い出し、頬をピンクに染めるアリス。
一度喜びを覚えたアリスに、迷いはありませんでした。
「頂きまーす」
アリスは瓶の中身を一気に飲み干しました。
効果はすぐに現れました。
胸はどんどんボリュームを増し、ボタンのなくなった胸元から
どんどん溢れてゆきます。
膝まであったスカートも、足とヒップの成長のせいで
既に超ミニスカート状態になっています。
満足げな笑みを浮かべるアリスでしたが、何かが頭にぶつかって表情を歪めます。
「もう、なんなのよ!」
上を見上げると、そこはもう天井でした。
アリスは成長と一緒に巨大化もしているのです。
「いやぁ、なんでぇ!?」
驚いている間にも、アリスの巨大化は進みます。
顔より大きくなった爆乳はベッドを潰し
体重をかけた腕は物置を砕き
足は本棚をけっ飛ばして真っ二つしてしまい
お尻は椅子や机を下敷きにしてどんどん大きくなっていきます。
「メアリーアン!メアリーアン!遅すぎるぞ!」
白兎が玄関の前でドアを叩いています。
「それどころじゃないのに〜」
二階の部屋はアリスだけでギュウギュウです。
もう壊れるかと思った瞬間、家の中でもの凄いけたたましい音が鳴り響きました。
重みで床が抜け、アリスの下半身が一階へと落ちてしまったのです。
上半身は爆乳がひっかっかったおかげで下へは落ちませんでした。
しかし、それでもまだ巨大化は続きます。
一方、アリスが落ちた音を聞いた白兎は玄関でさらに怒鳴っていました。
「いくらなんでも遅すぎる!中で何をドタバタ騒いでるんだ!」
中に入ろうとドアノブを掴んだ瞬間、ドアが勢いよく開きました。
アリスの右足が玄関から突き出たのです。
白兎はそのまま靴底にへばりついて敷地の柵まで吹っ飛ばされてしまいました。
家の中ではまだまだ巨大化は続いてます。
外へ出た両足に変わってお尻が一階を破壊し始め、
食卓も台所もみんな潰れてしまいました。
それどころか、一階の窓という窓から尻肉が溢れ始め、壁も変形し始めています。
二階からも両腕と爆乳が突き出し始めました。
両腕は左右の窓から。
おっぱいは正面の窓を割って突き出し、変形した窓枠を極小ビキニのようにして引っかけています。
そして居場所の無くなった頭は天井を突き破って屋根裏に出てしまいました。
家の殆どをボロボロにして、ようやく巨大化がおさまったのです。
>>30は4
>>32は6です
原作ネタ含めようとすると巨大娘分がどうしても少なくなってしまうのがネックですね
逆に無理矢理関係無いところで巨大化させてみるのもありかも知れません
では今日はこの辺で
>>34 GJ!!
原作よりも破壊しちゃってますね。今後の展開にwktk
>>35 どうもです
ここはお気に入りなんでスレの主旨に沿うように巨大化を長めにするよう何とか頑張ってみます
まぁ、『童貞の限界』の方が個人的には怖いですけどね・・・
期待ホシュ
ホシュage
巨大ロリってのもありかな?
身長はそれほどでもないんだけどプロポーションがロリ体型だから
体のパーツは同じ身長の成人男子にも見劣りしない
特に頭部は何倍もあったり、そんな感じ
つまり身長が2m位あるロリっ娘を想像すれば良いってこと?
よく解らないけど、SSは歓迎するよ
まぁそんなもんですかね
同じ種族(?)の成人女性がいたとしたら2.5mとか3mとかありそうな
そんな風に感じさせるロリです
面白そうだし、書いてみたら?
年端も行かぬ一人の幼い少女が立っていた。
少女の名前はハティ。
ハティは緊張した眼差しで自分の手の中を見つめていた。
彼女の視線のの先、手の中にはすっぽり収まった小さな瓶。
小瓶の中には妖しげな色の液体が入っており異様な臭いを放っていた。
やがてハティは決心したように小瓶に口を付け中身を飲み干した。
口の中に広がる異様な味と臭いに吐き戻しそうになる。
だがハティは口に手を当てグッと我慢した。
暫らくハティは額に脂汗を浮かべうずくまっていた。
やがてハティの体が震え始め、口からは呻き声が漏れ始める。
そして其の体は急激に成長を……、いやその変化はむしろ拡大や膨張と言った方が正しいだろうか。
変化が終わった頃、元は大人の腰より少し上までしかなかったハティの背丈は大人より高くなっていた。
「あはっ、あははっ! やった、やったぁ! おっきくなった! あたし大人になったんだ!」
ハティは自分の体が大きくなった事に喜びの声を上げた。
だが実際には其の姿はハティの望んだそれとは違っていた。
確かに"大きく"なった。 そう、それは基の幼い姿のまま只大きくなっただけでハティが想像してた姿――。
<大人の女性>の姿には程遠い<巨大な少女>の姿であった。
だが其の事に気付かぬハティは無邪気に喜びの声を上げる。
「やったやった! これでトニーおにいちゃんのお嫁さんになれる!」
――さて、一体どういう経緯でこのような事になったのか。
その為に少し時間を遡ってお話しましょう。
巨大ロリもの書いてみました
とりあえず冒頭だけ
本編で実際に巨大化するのは後半なんで時間軸捻じ曲げて導入部に無理矢理持ってきました
続きはまた後日
あと「しろがねのきょじん」の最終話が書き上がってるのだがエロパート入れられなかったorz
それでも良ければ後で投下しますがよろしいでしょうか?
>>44
ぜひお願いします。
明くる日も追手の男達は山に来ていた。 逃げ出した奴隷――テオを捕まえ連れ戻そうと。
しかし男達はそれどころではなかった。
「い、一体どうなってやがんだ……」
男達は戸惑っていた。 彼らはこの山に人が住んでると言う話は全く聞いていなかった。
それなのに男達が今経験してるのは山に張り巡らされた無数の罠の洗礼。
それも並みの罠じゃない。 まるで大型の獣を捕獲する為のような。
更に言えば其の罠はコレを作った人間もまた強大な力や体躯の持ち主なのでは。
そう思わせさせるものだった。
そして――。
「う、うわ……!?」
「な、何だどうし……ひっ?! こ、こりゃ……」
男達が見つけたもの。 それは奴隷が身に付けるぼろきれのような粗末な服。
だが見つけたそれは引き裂かれおびただしい血で真っ赤に染まっていた。
それは見るものにこの服の持ち主の末路を想像させるには十分だった。
おそらくは獣にでも襲われ命を落としたのだろう、と。
いや、獣なら未だ良い。 若しかしたら得体の知れない邪悪な妖精――。
そこまで考え男達は震えた。
若しかしたら自分たちはそんなもののテリトリーに侵入してしまったのでは、と。
そうだとしたら何時までもこの山にいるのは危険である。
そもそも、たかだか逃げ出した奴隷のためにこれ以上危険な場所に止まっていられるか、と。
それに何も収穫が無かったわけではない。
この引き裂かれた血染めの服。 結果報告には十分だ。
そう結論付けるのは未知なる恐怖におののく男達にとっては十分だった。
そして男達は逃げるように山を後にしたのだった。
そんな逃げ去る男達の背中を遠くから息を殺し見つめる人影が二つ。
やがて男達の背中が完全に消え去ると見つめていた人影から張り詰めてた緊張が消え去る。
二つの人影、それは言わずもがなセリアとテオの二人だった。
追手達が見つけた血染めの服。 服は確かにテオが着てたものだが血は当然違う。
追手の目を欺く為獣の血で染めたものだった。
策が上手く行ったことにテオは胸をなでおろすとセリアの方を向いた、其の瞬間――。
「やったね! テオ!」
喜びの声を上げセリアが抱きついてきた。
そして抱きしめたまま立ち上がると其の身長差でテオの足が地面から離れる。
更に感極まったセリアはそのままテオの体を抱き上げ、直後我に帰る。
「ゴ、ゴメンナサイ、テオ……! わ、私ったらつい……」
抱きしめるだけならまだしも、抱き上げるなんて子供じゃあるまいし……。
自分はとても失礼な事をしてしまったのではないか、とセリアは申し訳無さそうに俯いてしまう。
そんなセリアに向かいテオは笑顔を向け優しく語り掛ける。
「気にしないでセリア。 むしろボクの事でそんなにも喜んでくれて嬉しいくらいだよ」
「で、でも……」
「それに……喜ぶセリアのとっても可愛い笑顔も見れたし……」
言いながらテオは自分の顔が熱くなっていくのを感じてた。
そして言われたセリアの頬もまた益々赤く染まる。
セリアの雪のように白い肌はまるで夕焼けに照らされたように鮮やかな朱に染まっていた。
暫らく気恥ずかしそうにしてた二人の顔にやがて笑みが浮かぶ。
そして互いに向き合い見詰め合うとセリアはテオの目線にあわせるように膝を折る。
普通の人間よりはるかに大きなセリアの体躯。 だがそこに威圧感のような類は全くなく、
感じさせるのは包み込んでくれる様な優しさ。
そしてセリアの目に映るテオの姿もまた、自分よりはるかに小さい体ながら、
だがそこから感じるは大きな優しさと愛しさだった。
吸い寄せられるよう二人は其の顔を近づけ唇を重ねた。
雪の寒さに包まれた中、唇越しに伝わってくる温もりに、静寂が支配する雪山の中で伝わってくる鼓動に――
二人は互いの存在を確かめ合った。
寒さの続く雪山の冬は長く、短い春の訪れは未だ遠い。
これからまだ続く冬の寒さを乗り切るのは至難であり、そして追っ手がまた再びやって来ないとも限らない。
だがこの先どんな困難が待ち受けていようと二人が挫ける事は無いだろう。
互いを大切に想う二人はこの先何があっても必ず一緒に乗り越えて切り抜ける事が出来るのだろう。
Fin
これにてお終いです
読んでくださった方ありがとうございました
前スレで決着つけたかったのですが落ちてしまった為叶わず
それでもどうにか終わらせました
エロパートが入れられなかったのが心残りですが
いつか何らかの形にしたいと思ってます
もう一つのSSラージロリータはエロも入れるつもりですのでヨロシクお願いします
ではまた
49 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:29:34 ID:MAO3PxwE
GJ保守
おちんちんとどかないお(´;ω;`)
昼過ぎ、普通の学生ならまだ学校で授業を受けている時間。
郊外にある雑木林を、俺は一人歩いていた。
この道を通る人はほとんど居ない。なぜなら、この先には寂れた神社しかないから。
いつ建ったのかも、宗派すらも解らない。
俺は別にお参りしに行くわけではない。
何の神様か、そもそも神様が居るのかすら解らない神社で、お参りなんかしたくない。
用があるのは、そこに住んでいる一人の女性にだ。
長い林道を抜けると、神社が見えてきた。建物自体は無駄に大きい。
その隣に、彼女はいた。
神社に寄りかかり、眠っている少女。
足首まで丈のある、長袖のワンピースを着ている。
正座しながら寝ていて、足が痺れないのだろうか。この前本人に聞いたら、大丈夫と言っていたが。
彼女は生きていく上で食物を必要としない。太陽の光を浴びることで生命活動を維持している。
その分、睡眠時間を多くとる必要があるとか。
よく解らないが、それが彼女の種族の特徴だ。
「リティさん」
彼女の名を呼ぶ。その声に反応し、まぶたが微かに動く。
「ん…うぅん…?」
うっすらと目を開け、辺りを見回す。そして、膝の近くにいる俺に気付くと、見下ろしながらいつもの微笑みをくれた。
「あ、おはようございますぅ…」
まだ少し眠たそうだ。起こして悪かっただろうか。
目を擦っている彼女の顔を見上げる。座っていても、背は神社より少し低い程度。
立ち上がったときの身長――というより大きさは、神社と同じかそれ以上になるだろう。
それが彼女、巨人族のリティさんだ。
「どうしましたか? こんな時間に。学校は?」
「今日はサボリだよ、サボリ」
俺の言葉を聞くと、リティさんは怒った表情を作る。
「もう、駄目ですよ! 学校にはちゃんと行かなきゃ」
こんな風に叱ってくれるところは、年上らしい。年上といっても、1つ2つしか差は無いのだけれど。
「大丈夫、大丈夫。サボるのは週に1回って決めてるし、それにたまには息抜きしないと体に良くないって」
言いながらカバンを放り投げ、学生服の上着を脱ぎ始める。
「と、いうわけで。いつものやつ頼むよ」
靴を脱ぎ終わると、一歩彼女に近づき両腕を広げた。
「…もう、しょうがないですね…」
困りながら――それでいて少し嬉しそうに――、リティさんは俺に向かって手を伸ばしてきた。
俺の体がスッポリ収まってしまうほどの、巨大な手。
胴体を握られると、そのまま静かに持ち上げられた。
彼女の太ももの上に降ろされ、優しい束縛から解放される。
服の生地がシーツのように広がっている。
ゴロンと寝転がり仰向けになると、彼女の顔が、突き出た胸の膨らみの向こうに見える。
「どうですか? 寝心地は」
「ああ。いつも通り、最高だよ」
高級ベッドで寝たことなんかもちろん無いが、この寝心地の良さはきっとそんなものにも劣らないだろう。
脚と脚の間に溝が出来てしまうのが数少ない欠点だが、この柔らかさや温もりに比べたら些細な問題である。
横になっている俺の体に、彼女の手の平が覆いかぶさる。
「少し、頭を浮かせてください」
リティさんの言うとおりにする。彼女は俺の頭の下に親指を潜り込ませた。
毛布より温かい掛け布団に、それと全く同じ素材で出来た枕。
昼寝をするには贅沢すぎる環境だ。
「いつもありがとう。この一週間これだけが楽しみで生きているようなもんだよ」
「そんなオーバーな…。でも、そう言ってもらえると嬉しいです。
…アレ? それじゃあ、あなたが学校をサボるのは私のせいですか?」
「そうそう、リティさんがそうさせてんだよ。だから俺が留年したら、リティさんが責任とってな」
「もう、いじわるです…」
口ではそう言いながらも、笑顔は変わっていなかった。
「へぇ。あそこのデパート、工事するんだ」
「はい。それでこの前、私に工事を手伝ってほしいって偉い方が来たんですよ。と言っても、私には力仕事しかできませんけど」
「クレーンとかで運ぶより、ずっと安全だろうな」
リティさんが作ってくれたベッドに寝転がりながら、彼女ととりとめのない話をしていた。
「私、嬉しいんです。皆さんの役に立てて…。こんな体じゃ、できることは限られますけど」
リティさんは、街の人達とも上手くやれているらしい。
最初の頃に比べたら、大進歩だ。
「なぁリティさん。覚えてる? 初めて来たときのこと。あのときは…」
「…ん…」
「? リティさ…。……」
うとうとし始めている。今にもまぶたが閉じそうだ。
思えば、眠っているのを俺が起こしてしまったんだった。まだ寝たりないのだろう。
ここでまた名前を呼べば起きてくれるだろうが、ムリに起こす気は無い。
彼女の顔を見ていると、俺まで眠たくなってきた。
「おやすみ、リティさん…」
聞こえるか聞こえないか位の小さな声で言うと、俺もリティさんも心地よい眠りに落ちていった。
太陽の位置からして、だいたい1時間位経っただろう。
俺が目を覚ましたとき、リティさんは既に起きていた。
彼女は空を見上げていた。だが、その表情はいつもと違う。
(泣いてる…?)
嗚咽をあげるような泣き方ではなく、自然と涙がこぼれてしまった、といった様子だ。
「リティさん」
布団変わりになっている巨大な手をペチペチと叩きながら、彼女を呼んだ。
こちらに気付き、涙を拭く。
「あ、おはようございます」
「おはよう…。怖い夢でも見たの?」
手を退かしてもらい、服を滑り地面に降りる。
本当はもっと温もりを味わっていたかったが、俺は立ち上がり彼女を見上げた。
「いえ、その逆です。とても懐かしい夢を見ました」
「懐かしい?」
「はい…。私がこの世界に来る前の、本来いた世界の夢です」
リティさんがこの世界に来たのは、2ヶ月前のことになる。
彼女は彼女の意思に関わりなく、この世界に来てしまった。
何が原因でこうなってしまったのか、誰にも解らない。
気付いたら、この神社にいたそうだ。
だが確かなのは、彼女は一切こんなことを望んでいなかったということだ。
元いた世界には、巨人も人間も両方存在していたらしい。
しかし両者がコンタクトを取ることは無かった。
それぞれの住む土地は完全に隔絶されており、長い歴史の中をほとんど不干渉のまま過ごしてきた。
当然リティさんの周りには、自分と同じ大きさの人しかいなかった。
だから彼女には、自分が巨人族であるという自覚はあっても、巨人であるという意識は無かった。
そんな世界に住んでいたため、突然人間しか居ない、自分と同じ大きさの巨人が一人も居ない世界に飛ばされてしまい
とても心細かっただろう。
普通の少女だった自分が、イレギュラーとして扱われる世界。
好奇の目や、珍獣を見るような目を向けられることに耐えられず、「元の世界に戻してください…」と涙ながらに訴えたときもあった。
その姿はひどく痛々しく、見るに耐えなかった。
それが今では、彼女も居て当たり前として扱われ、頼りにされる存在にまでなったのだ。
リティさん自身も、小人との生活に慣れてきたと思っていたが…。
「元の世界の夢…」
「最近見ていなかったのに、久しぶりです」
目をつぶりながら言った。夢の内容を噛みしめているようだ。
「やっぱり、帰りたいって思う?」
「…」
俺の質問には答えず、続けた。
「この世界の人達、私にとても良くしてくれます。突然やって来た巨人の私に…。それは本当に嬉しいです。ですが…」
再び空を見上げる。元の世界に思いを馳せているのか。
「私、この世界に来て初めて解ったことがあるんです。
同じ大きさの人がいてくれるのって、すごく安心できることだったんだって。
辛いときに手を握ってもらったり、頭を撫でてもらったり…抱きしめてもらったり。
そうされると、とても落ち着くんです。
でももう、誰からもそんなことをしてもらえないと思うと、切なくなってしまって…」
胸に手をあて、顔を伏せる。先程の涙の理由はこれだったのか。
リティさんは直感で解っていた。もう二度と、自分は元の世界に戻れないということを。
いつも優しい微笑みをくれるその裏で、そんな気持ちを抱えていたなんて…。
そんな彼女に何もしてやれない自分自身が、ひどく腹立たしかった。
何かしてやるには、俺はあまりにも小さく無力だった。
彼女の膝の近くまで行き、それに手を添えながら言った。
「ごめん…」
「え?」
「リティさんがこんな辛いのに、俺は抱きしめてあげることができない。本当にごめん」
「そんな、謝らないでください…。謝られても、私困ります…」
「…」
確かに俺が謝る筋合いはないし、それでどうにかなるわけでもない。
だが、そうせずにはいられなかった。
「ですが…」
膝に当てている俺の手の上に、彼女は自らの指をそっと重ねた。
「?」
「私、あなたに触れているとき、安らいでいるんです。
勝手は違いますが、人の温もりを感じられるという意味では同じです。
…いつも、感謝しています。こんなに私の近くに来てくれるの、あなただけですし」
言って恥ずかしくなったのか、俺の手に添えている指に少し力が入る。
いつもリティさんから一方的に温もりをもらっているだけと思っていたが、俺も同様に温もりを分け与えていたのか。
「…ありがとう」
「だから、感謝してるのは私ですってば」
「あの…さっき言いましたよね。『俺は抱きしめてあげることができない』って」
「ん? ああ」
気のせいか、顔が赤くなっている。
「で、でもでも! こういうことなら、できますよね!?」
いつもするように、俺の体を掴み持ち上げた。
「ちょっ、リティさん?」
突然で困惑する俺。慣れているはずなのに、いきなりやられると矢張り驚く。
しかも手は、俺の定位置である脚の上には行かず、高度はグングンと上がっていく。
胸の前で上昇は停止した。
彼女は腕を引き、自分の体に俺を近づかせる。
「!?」
柔らかい壁が俺を受け止めた。そして後ろから彼女の手が、俺を優しく押し当てた。
「…」
あまりの出来事に、しばらく声も出せなかった。
まさかリティさんがこんなことするなんて…。
ここでは、今まで以上に彼女を強く感じることができた。
彼女の体温、彼女の匂い…。
胸から発せられる鼓動は、体の大きさに比例して、力強い。
それを耳ではなく、体全体で感じられた。
「ど、どうですか…?」
上から声が降り注ぐ。見上げると、リティさんの顔のアップ。
こんな間近で彼女の顔を見たのは初めてだ。
先程よりずっと顔が赤い。気まずそうにしているようにも見える。
きっと俺も同じような表情をしているのだろう。俺の鼓動も、彼女の手に伝わっているのだろうか。
「いや、その…」
「い、嫌でしたか…!?」
「いや、そうじゃなくて! ただ、大胆だなぁ、と…」
「…」
一呼吸置いて、再び喋りだした。
「私、あなたに抱きしめてもらいたいです。でも実際にはできないから、こういう風に…。
それに、あなたをもっと近くで感じたいんです。
それからあなたにも、もっと私を感じてもらいたい…。
だから…だから…」
ぐぐぐっ…。恥ずかしさを抑えるように、俺を押し当てる手に力が込もる。
「いたたた…。リティさん、ちょっと…」
「あ、ごめんなさい…」
手の力が元に戻る。それと同時に、お互いの間にあった緊張がほぐれたようだ。
俺は体から力を抜き、全身を彼女に委ねた。
顔を大きな胸に埋もれさせる。
「しばらく、こうしていたいな…」
「…はい」
せわしなく動いていた心臓が、穏やかな鼓動を発するようになった。
彼女の感情が、高揚から安らぎに変わったのが解る。
そのとき、俺たちは確かに抱きしめあっていた。
脱ぎ捨てた学生服を着なおしながら、空を見上げた。
陽が傾き始めている。
「じゃあ、また来るよ」
「はい、お待ちしてます。あ、でも学校はちゃんと行かなきゃダメですよ」
最後の最後に釘を差される。やはりこういう方がリティさんらしい。
だが、できない約束はしたくないので、あいまいに頷く。
彼女も注意を無視した俺に特に何も言うことはなかった。
「またね、リティさん」
「はい」
最後にリティさんに手を振り、俺は神社を後にした。
そろそろ暗くなる。
彼女温もりは、まだ俺の中に残っている。
風によってその温もりが奪われてしまう前に帰ろうと、俺は家路を急いだ。
乙です
>>58 ありがとう
巨大娘の話の割りに、
ちょっと展開が退屈すぎたろうか
ほのぼのしてて良いよー
ほのぼのっちゅーよりも
『切ない』よね
続きを望めるのなら、純愛路線のエロスをキボン
圧縮に備えてホシュ
<あたし、おっきくなったらトニーにいちゃんのおよめさんになる>
それがハティの幼い頃からの口癖だった。
尤も今も先日やっと初潮を迎えたと思えないほど幼さが残る少女であるが。
彼女は六つ年上の幼馴染トニーの事が大好きで将来結婚したいと夢見て其の言葉を繰り返してた。
トニーは冒険者、或いは雇兵、或いは何でも屋のような生業をしていた。
故にいつも村の外の世界を出歩いており、最近では特に村に帰ってくる事は少なくなっていた。
そして時折の帰還の日にはハティは命一杯甘えてアピールしてた。
だがそんなハティの願いも努力もある日露と消える。
その日のトニーの帰還はいつもと違っていた。
「お帰りなさ〜い、トニーにいちゃ〜ん」
ハティはトニーの姿を確認するや否や勢いよく跳んで抱きつき甘える。
「ただいまハティ。 実は今日は報告する事があるんだ」
「何、なに? お土産でもあるの?」
「あぁ、勿論あるぞ。 だがそれ以上の報告もあってな。
若しかしたらこれから先はずっと村にいられるかもしれなくなるぞ」
「本当?! じゃぁこれから毎日会えるの?」
ハティは飛び上がって喜んだ。 だが直後其の喜びは奈落の底へと叩き落される事になる。
「あぁ、実は結婚する事にしたから、それで村で腰を落ち着ける事にしたんだ」
「へ……? 結……婚?」
「紹介するよ。 旅先で知り合った俺の嫁さんになってくれる人だ」
トニーがそう言うと彼の影から一人の女性があらわれる。
「はじめまして。 私メリンダ。 トニーの婚約者です。 よろしくね」
そう言ってメリンダはハティに向かって微笑み語りかけた。
だがハティは呆然と固まったままだった。
そんなハティに構わずメリンダはハティの手を握り続ける。
「貴方の事はトニーから聞いてるわハティちゃん。 とっても可愛いくて妹みたい、って。
だから私の事もおねえちゃんみたいに頼ってくれていいわよ」
継いでトニーも笑って口を開く。
「そう言う訳だからハティも、メリンダと仲良くやってくれ」
だが笑顔の二人とは対照的にハティは俯き黙り込んでいた。
(妹……? おねえちゃん……? 何、それ……?)
ハティの肩がわなわなと震え出す。
「……カ」
「ん? 何だ?」
そして俯きながら洩らしたハティの声にトニーは聞き返した。
「トニーおにいちゃんのバカ! 何よ嫁って! 何よ妹って!
あたしがトニーおにいちゃんのこと昔っから大好きだっての知ってるくせに!」
そして顔を上げたハティの瞳からは大粒の涙がボロボロと零れ始めていた。
「ハティ……」
そんなハティの肩にトニーは手を伸ばそうとする。 が――。
「触らないで!」
ハティはそんなトニーの手を振り払って走り去って行ってしまった。
そして後に残された二人の間には気不味い沈黙が残った。
それからのハティは感情のままに泣き叫び、手がつけられない状態だった。
トニーも、彼女の両親もなだめようと手を尽くすも一向に泣き止むことは無かった。
仕方ないので暫らく一人にすることにした。
そして時間も流れ様子を見に彼女の部屋を両親が覗くとそこにはハティはいなかった。
日も大分傾きかけてた為両親は心配し、やがて完全に日が落ちると村中を探し始める。
トニーも一緒になって探し回るもハティの姿は見つからなかった。
姿をくらましたハティ。
彼女は村はずれの荒地、更に其の外れにある洞窟に向かっていた。
そこは村人の誰もが近寄らない洞窟。 邪悪な魔法使いが住むと恐れ誰も近づかなかった場所。
昔から村の大人達に決して近づいてはいけないよと言われてた場所。
そんな場所に彼女は向かっていた。
「何の用じゃ?」
洞窟から聞こえた声にハティは身構えた。
まるで地の底から響いてくるような、呻くような不気味な声。
一瞬ハティは身構えるも奮い立たせるように更に一歩進める。 そして口を開く。
「あ、あの……魔法使いさんですか?」
其の声に応えるように洞窟の中から影が現れた。
ボロきれの様なローブに身を包んだ其の人影は背中を丸め杖をついて格好だった。
ローブに隠れ顔はよく見えないが、だが其の奥の眼は鬼灯のように爛々と不気味な光を湛えていた。
「ほぉぅ。 儂が何者か分かって来たというのか?」
姿を表わした魔法使いは相も変らぬ呻くような不気味な声で問い返した。
其の不気味な声にハティは脅え竦みそうになる気持を抑え口を開く。
「あ、あの魔法使いさん! あ、あたしどうしても聞いて欲しいお願いがあって来ました」
ハティの声を聞いて魔法使いは始め低く、やがて声を上げて笑い始めた。
「ぎひっ、ぎひっ、ぎひひひっ。 こいつは愉快じゃわい。
お嬢ちゃん、本当に儂が何者か分かってきてるのじゃろうな?」
其の不気味な笑い声に怯みつつもハティは言葉を続ける。
「し、知ってます。 村の大人達が皆怖がってる魔法使いだって。
で、でもそれはそれだけ凄い魔法使いさんだってことでしょ?」
「ぎひひひひっ。 面白い。 良いじゃろう、中に入って来い。 話ぐらいは聞いてやろう」
そして魔法使いは踵を返し洞窟の中へと進んで行った。
ハティもまた其の背中を追って洞窟の中へと入っていった。
「ぎひひっ。 つまり邪魔な女を排除し惚れた男をものにしたい。
そして其の男を虜にする為に直ぐにでも大人の体になりたい、というわけじゃな」
ハティから話を聞き終えた魔法使いは不気味に笑った。
ここは洞窟の奥。 魔法使いの住処であり、おそらくは研究室でもあるのだろう。
干したイモリや蛙、謎の生き物の骸骨、妖しげな色の液体で満たされた大釜、不気味な彫像……等々。
其の部屋はまるで混沌とした魔界の様。
そんな不気味な部屋でハティは震えを必死に堪えていた。
「年端も行かぬ小娘がどんな用かと思えば何と何と。 見てくれは小娘でも中身は立派な女と言う事か。
良いじゃろう。 お嬢ちゃんの願い、叶える手助けをしてやっても良いぞ」
魔法使いの其の声にハティは思わず声を上げる。
「ほ、本当?!」
「ああ。 じゃがその代わりお嬢ちゃんは儂に何をしてくれる?」
「え?」
「当然じゃろ。 只で願いを聞いてもらえるとでも思ったか?」
言われてハティは懐から袋を取り出す。 それはハティが今まで貯めたなけなしの小遣い。
だが――。
「おいおいお嬢ちゃん。 願いを聞いてもらうのにそれっぽっちの金で足りると思っとるのか」
「で、でもこれがあたしの持ってるお金全部……」
「ぎひひっ。 分かっとるわい。 お嬢ちゃんにそんな大金とか払えるとは思っておらんよ。
じゃからな……」
「ハティちゃん未だ見つからないの?」
「ああ……」
メリンダの問いにトニーは力なく応える。
ここはトニーの家。 ハティを探す為駆け回っていたトニーは今は一旦家に戻ってきていた。
ややあってトニーは沈痛な面を上げると席を立った。
「また探しにいくの? もう時間だし遅いから探すのは日が明けてからにしたら?」
「逆だよ。 こんな時間だからこそ探さなきゃ。
こんな夜遅くになっても帰ってこないなんて心配で家にいてられないよ。 じゃぁ探してくるよ。
多分遅くなるから待ってないで先に寝てて良いからね」
そして再びハティを探す為トニーは家を後にした。
「ふん。 全く困ったチビガキね。 トニーにこんな風に心配掛けるなんて」
トニーが出て行ったあと扉を見ながらメリンダは不機嫌そうに呟いた。
「全く。 トニーもあんなガキ放っておけばいいのに。
今日だって折角初めて村に連れてきてもらった日だっていうのに台無しにしてくれちゃって。
あぁ、もういっそこのままどこかでくたばっててくれないかしら。
どうせこの調子だとこの後も色々邪魔してくれそうだし」
トニーがいなくなるとメリンダの態度は一変した。 いやコチラの方が本性なのだろう。
「ふーん。 それがあんたの本性な訳ね」
突然部屋に響いた声にメリンダは席を立ち声のした方を向いた。
そこには今トニー達が必死になって探してるはずの少女の姿があった。
「ハティちゃん! どこに行ってたのよ皆心配してたんだから。
あぁ、でも良かった。 無事でいてくれたのね」
メリンダはハティのもとへ駆け寄ろうとする。
「しらじらしい」
だがそれを遮るように発したハティの声にメリンダは足をとめた。
「な、何を言ってるのハティちゃ……」
「あたしの前ではもうごまかさなくったってイイわよ。 アンタの本性はさっき見せてもらったもの。
最低ね。 トニーにいちゃんの前では猫被ってたのね」
ハティに言われて途端にメリンダの顔がこわばる。
だが直後其の顔に嘲る様な笑みが浮かぶ。
「ふーん。 それでどうするの? トニーに言いつける? 好きにすれば?
どーせアンタみたいな小便臭いガキの言う事なんか信じるわけ無いわよ」
そしてメリンダは得意げに鼻を鳴らし胸をそらす。
だがそんなメリンダの得意げなようすにもハティも怯む様子も無く薄ら笑いを浮かべる。
そして扉の方に顔を向け口を開く。
「だってさ。 トニーにいちゃん」
瞬間メリンダの顔が蒼ざめる。
「あははははっ。 やーい引っ掛った〜」
だが其の直後そう言ってハティはけらけらと笑った。
ハティの其の笑顔にメリンダの顔は今度は逆に見る見るうちに真っ赤に染まる。
「な、嘗めてんじゃないわよ、このガキ!!」
そして感情のままにハティの襟首を掴んだ。
その次の瞬間ハティの肩から一匹の蝦蟇が顔を出しメリンダの顔めがけて紫色の息を吐きかけた。
蝦蟇に息を吐きかけられたメリンダはそのまま瞼を閉じ崩れ落ちてしまった。
そしてハティの肩から蝦蟇は下りると――それは信じられない光景だった。
蝦蟇はその口を有り得無い程大きく開け頭から呑み込んでしまった。
そして其の全身を完全に呑んでしまうと蝦蟇は大きな袋になってしまった。
ハティはしゃがみこむと其の袋を拾い上げ外へ出るとトニーの家を後にした。
「ぎひひっ。 言う通りにしてきたかい、お嬢ちゃん」
ハティは魔法使いの住処の洞窟に再び来てた。 魔法使いの言葉にハティは袋を放って渡した。
魔法使いは袋に近づくと手をかざし呪文を唱え始めた。
やがて袋は蝦蟇に姿を変え、蝦蟇は其の口からメリンダを吐き出した。
「ぎひひひっ。 こいつはいい。何とも嬲り甲斐のありそうなイイ女ではないか」
気を失い横たわるメリンダの姿に魔法使いは喜悦の声を洩らす。
そう、ハティにとってメリンダは邪魔な排除したい存在であった。
魔法使いにとっても女の体は欲望のはけ口や魔法の人体実験など格好の獲物で、そこで両者の利害が一致を見てた。
そしてその結果が今この状態である。
魔法使いは舌なめずりをしながらメリンダの服に手を掛けようとする。
「ねぇ魔法使いさん。 言われたとおり連れてきたんだから早くあたしのもう一つのお願いかなえてよ」
「おぉ、そうじゃったそうじゃった。 ぎひひひっ、待っておれ、今渡してやるから」
ハティの声に魔法使いは棚に向かい一本の小瓶を取り出し渡した。
ハティは小瓶を受け取ると口を開く。
「これが、大人になれる薬なのね」
「ああ、そうじゃよ。 それを飲めばお嬢ちゃんの望みは叶うぞい」
魔法使いの其の言葉にハティは其の顔に喜びの笑みを浮かべる。
ハティは貰った小瓶を見つめながら口を開く。
「これで……、コレさえあればトニーにいちゃんと……! アリガトウ魔法使いさん!」
そう言うとハティは洞窟を後にしたのだった。
だがこの時ハティは勿論、魔法使いも気付いていなかった。 ――渡す薬を間違えた事に。
それは”大人になる薬”ではなく”大きくなる薬”だったことに。
ちょw マルチ自重w
これからどう展開していくのかwktk
スマソ 次からはSSのオマケで絵を貼る時はココだけにする
続きは書け次第投下します
ところでコレとは別にレズネタの構想があるのですがありでしょうか?
>>74 それは巨大娘同士で乳くり合うのか、普通娘を弄くり回すのかどっち?
いや、俺はどっちでも大歓迎だけど。
相手のコは普通サイズです
3mぐらいの巨大娘を弄繰り回すのと、逆に弄くられるのと両方考えてます
圧縮落防止
この板ってそんなに早く落ちちゃうの?
「ここだぁ…」
約束の時間5分前。カードに記されている建物へ辿り着いた。
「誰かいるんですかぁ?」
零細企業の工場跡地だったらしき建物は、大きなトタンの扉が半開きになっていた。
鍵が壊れているので中へ簡単に入れる。
「失礼しまーす」
廃屋の中は工作機械が撤去された跡が至る所に見受けられた。
「うっ…」
暗い建物内は屋根が高く、無気味に静まり返っていてかなり怖い。
やっぱり帰ろうかなと思ったその時、ナースが廃材の横から現れた。
「時間どおりね」
白衣から私服に着替えると昼間とは別人だった。
髪をおろしているので、病院で感じた清純なイメージとは変わり
街にいる華やかな普通の女。
だがなぜかファッションだけは、初夏になるのにスプリングコートを羽織り身体を隠していた。
「あの…あたし…やっぱりよくよく考えてみたら…その…」
「どうしたの。やっぱりやめる?」
背丈が違い過ぎる為、頭の上から声が落ちてくる。
香水の匂いが鼻をくすぐり不思議な気分にさせた。
「まだ名前を言ってなかったわね。私、ひとみ。森林仁美よ、よろしくね」
「わ、わたし育子。築地育子です。わたしの無茶なお願いに、こんな遅くに
ありがとうございます…」
目前に立つ仁美は育子の知るどの男性よりもずっと高い。
足元を見てもヒールなんて履いてない。野球部の浩平─俺は185cmある─と、
言ってたがそのガタイのいい幼馴染みよりもずっと高く感じた。
「信じられないかもしれないけど、私も以前は育子ちゃん、あなたと同じくらい小さかったのよ」
そう言ってコートのポケットからケースを取出した。
手の平に乗せて開けると、中には小さな注射器と液体の入った小瓶が見える。
「これが…」
「そう。大きくなる薬」
「ただし、この薬は副作用があるの。それだけは予め言っておくわね」
「副作用…?」
仁美がコートのベルトを解いた。
前を開き、腕を背中から抜くと丁寧に畳み、傍に積まれた鉄材の段にそっと置いた。
「わ…」
育子は目を丸くする。
コートの中は競泳水着に似た布地の少ないボディスーツ一枚だった。
黒に光沢した素材が体の線に張り付いてかなり際どいのだが、気にするそぶりも
なく堂々としている。
「これは特殊なボディスーツで伸縮性がもの凄く高いの」
「はぁ…」
指先で布地をピチンと引っ張ってみせたが、その意味を育子が理解するのはまだ
これからだった。
「いい?じゃ見ててね」
仁美が眼を閉じて深呼吸する。
動きをしばし止め、次の瞬間大きく息を吐き出した。すると信じられない事が起きた。
「わ…わ…わ…」
傍に積まれていた鉄材が押し出されて崩れ出す。
見上げないと何だか判らないほど巨大な─ふくらはぎ?─が、どんどん上へ伸びていく。
鋼板の屋根が歪み、めくり上がると支柱に衝突しながら次々と落下してきた。
「ぶふぉっ」
都心方面に広がる光の夜景を眺めていた男が、コーヒーを噴水のように全部吐き出した。
「かはっ…かはっ…かはっ…」
事務所が入ったマンションから見て少し先にある下町工場の密集地区。
その一画の屋根が突然、間欠泉のように空高く吹き飛んだのだ。
夜空に飛んだ屋根の欠片は満月と重なり黒いシルエットになっていた。
「なんかいる?」
ベランダから身を乗り出して暗闇に目を凝らすと、ぽっかり開いた工場の大穴から、
なにかとてつもないサイズの影がゆっくり動いていた。
白い肌、長い髪、膨らんだ胸、くびれた腰…
「な、な、なんだぁ、…あ、あ、あ、あれ、お、お、女?」
回りの建物と比べても飛び抜けて大きい巨大な美女。
建物から腰より上を出しているのだがどうしても遠近感がおかしい。
巨大な女が屋根の両端を掴んで、体を反らすようにして頭を後ろへ振った。
髪がゆっくりと弧を描いて夜空を泳ぐ。
男は転げるようにして部屋の中に飛び込んだ。
「な、なんだよ、早く仕事しようぜ」
「もう、私帰りますよぉ」
「い、いいから、あ、あ、あそこを、み、見ろっ」
一緒に残業していた同僚を無理矢理連れ出し、血相を変えて指差した。
「なによ?」
「どうしたんですか?」
「あ、あれれ…?」
しかしそこは真っ暗に静まった普段と同じ下町地区。
「おまえさん、だいぶ疲れてるみたいだな、早く終わらせて帰ろうぜ。なっ」
肩を叩いて同僚たちが呆れて部屋に戻っていく。
「あれ?バカでかい女…、幻ぃ?…あれれ?」
「どう?驚いたでしょ」
建物の内部はもはや手の施しようがない荒廃ぶりだった。
天井の残骸がまだ上から少し落ちてくる。
腰が抜けた育子は起き上がる事すら出来なかった。
元のサイズに戻った仁美がスーツについた埃を払い終え、手を差しのべる。
「え…え…、仁美さん…ど、ど、どういうことですか?今の…」
「これが副作用よ」
お尻に食い込んだボディスーツを指を入れながらそっと直す。
「この薬は常に心の中で気を締めていないと、今みたいに規格外まで
大きくなってしまう弊害があるの」
「実を言うと、この薬は今も再研究している段階で、世の中にあるのはこれだけなのよ」
「な、なんでそんなものを仁美さんが…、どうやって手に入れたんですか?」
「ふふふ、それはまだ言えないけど…」
そう言いながらケースを育子の手の中にそっと挿し入れる。
「育子ちゃん、いい?もし本当に必要で服用するのならば、絶対に今言ったこと
を忘れないでね」
そしてもうひとつ別のケースをポケットから取出した。今のケースと形は同じだ。
「この青いケースはいわゆる中和剤。こちらを服用すれば薬の効力は全て消える」
「これは私も必要な時が来るかもしれないから私が持っておくけど…」
「育子ちゃんがもう大きくなる必要がないと思った時は、カードに記してあるアドレスに
連絡ちょうだい」
コートから細い銀の腕時計を取出し、左腕につけた。
「じゃあ、私、待ち合わせているからこれで失礼するわ…」
「しつこいようだけど服用したら集中力を弛めないでね」
「はぁ…」
ひとり工場跡に取り残された育子は手にしたケースをまじまじと見つめる。
侵入した時と異なり天井が無く、月明かりのおかげで充分に明るかった。
メタリックのケースが冷たく光る。
「痛っ…」
頬を軽くつねってみた。間違いなくこれは夢ではない。
育子の決断力が混乱する。
投下終了でしょうか? 出来たら終了宣言していただけると助かります
圧縮はスレッド数が800を越えると起こるらしいです
確か今現在が790台でかなり危険な状況
ましてや前スレが圧縮で落ちてるし
sageてるから沈んでいるだけであって、
圧縮時の除外対象とは別の話のはず。
>>80 凄い期待
背の小さい女の子が急に身長が伸びたりするの好きなんだよね
知り合いで小学3年生のときクラスで一番小さな女の子がいたんだが
小6の時には自分よりも背が高くなっててクラスの後ろのほうになってて
3年間の過程で急速に身長が伸びていくその子に興奮したのは内緒だ
二次創作が見たい今日この頃
巨大化が似合うキャラ…誰がいいだろう?
そもそも判断基準が解らんな
結婚直後の悟空とチチ
性に目覚めたサイヤ人の激しさに体を壊しそうになったので
DBに「悟空さとSEXしても大丈夫な強い体を与えてけろ」と頼むが・・・
hosyu
穂
91 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:46:09 ID:uz0o2uU7
壱 零 伍 参
92 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:35:12 ID:LsXHMa86
エイケンのキリカさんとかどう?
性交可能な最大サイズって何メートルぐらいかな
身長4mぐらいか?
全身を潜り込ませるとかのプレイもあるから
どんなに大きくなっても大丈夫。
俺はほのぼの系も好きだがな
95 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:07:50 ID:mRspORpR
>>94 だができたら性器同士が合わさった方がいいから
3mぐらいまでかな
処女だと細いの、それこそ自分の小指ぐらいの細さでもいけるの?
だとしたらかなり体格差があっても性交OKかな?
20倍体で丁度があそこに入れるぐらいかな
女は巨大化、男は頑丈になる都合の良い薬があったらなぁ
やっぱり超巨大娘の方が需要は多いのか?
性器同士が合わさるレベル範囲の大きさって需要少ないのかな
絵やコラはギガの方が圧倒的に楽だから数が多いだけだと思いたい
>>100 コラはわからないけど見栄えするギガ絵描くのってセンスが必要なんだぜ
>>101 その通りですな。ギガテラフェチだから禿げ上がるほど同意
コラはどんな素材を使うかで全てが決まるからな。
素材にあわせたストーリー構成とコラ技術は2の次だ。
・巨大化した女子と一緒に机型校舎屋上で授業を受ける
・一目惚れした女子に巨大化薬を飲ませようと奮闘する(主にライフルによるカプセル発射)
どちらを書くべきでしょうか
>>105 意見ありがとうございます
一回分の話が纏まり次第後者を書きたいと思います
・・・ちなみにアリスを放置してる者です
108 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 11:02:49 ID:uPMnPup/
ハンマー投げの室伏幸治の妹の由佳で書いて欲しい。
>>99 俺はそういうの好きだけどな
2.5mぐらいの女と一般的な男の結合とかな
勿論女の方はかなり豊満な体で
急に創作意欲が沸いてきたんですが、誰かネタを提供をお願いしますorz
ちなみにギガ系を書こうと思ってます
>>110 レズっ気のある女子高生が、街中で突然巨大化。
前から気になっていた同級生の少女を自分のものにしようとする。
少女は巨大女子高生から逃げようとするため、街を舞台に壮絶な鬼ごっこが始まる。
本気を出せばすぐに捕まえられるが、少女の逃げ惑う姿が可愛いので
少女"だけ"を殺さないように、破壊の限りを尽くす巨大女子高生。
街がガレキの山と化し、少女に逃げる体力が無くなったころ、
とうとう少女は巨大女子高生に捕まり、彼女の性欲の餌食にされてしまう…。
こんなのを考えたのですが、どうでしょうか。
百合系が苦手な場合は、小人は男でも構いません。
>>111 ネタ使わせていただきました。
後、もう少しで終わります。
他の方も、ネタがあれば遠慮なくどうぞ
ほしゅっときます
>>113は今書いている最中なのだろうか。
もっと盛り上がってくれるといいな…
というより、このスレを今どれくらいの人が
見ているのか心配。
最初に居た人達は、どこに行ってしまったんだ
118 :
113:2007/08/19(日) 19:48:33 ID:RU+8mdc3
すみません。やはり遅れそうです・・・
ちなみに今、巨大女子高生(かなりギガ級)と同級生の少女とのhしーんの途中なのですが
1.同級生の少女も何らかの原因で巨大化させてレズ再会
2.通常サイズでh
どちらがいいでしょうか?
>>118 3.中途半端に巨大化。ギガ娘主観ではそれでもお人形遊びだが傍から見ると…
とか。難しいかな?
>>118 書いてくれてたのですか! ありがとうございます!
そうとは知らず、とんだ無礼を…。
最初2が良いと思ったのですが、
>>119の3も捨てがたいです。
どちらかで書いてくれると嬉しいです。
お好みアキンドー媚COPY売るダサイ玉ぼて+
つ 横浜中華饅頭
('A`) おたふくソースで食う俺様が神…
なんだってぇ〜?
guntama guntama gunntama----------!!!!!!!!!!
久々に来たら変な書き込みがw
>>113 SS、楽しみにしています。
いくらでも待つ気でいますが…、
せめて、どの程度まで書けたか教えてくれると嬉しいです
4mぐらいのアマゾネスで一本読んでみたい
捕虜にしてレイプするのも
反対に捉えられて犯されるのもどっちでもいいから
戯画じゃねーとDSめぐんでもらえねーつーの
乞食な漏れカワイソス ('A`)
セミが忙しいと言い訳してみるテスツ
セミが忙しくなくなる秋なら
書けるってこと?
南の方ならしばらく書けそうにないな
秋に関係ねく一週間で死亡遊戯という罠。
いくぞ!それ逃げろ
ブルルルン
バスの運転手は必死にアクセルを踏む
視界はぐんぐん風となり線へと変わる
運転手さあんスピード出し過ぎぃぃ!!
乗客の悲鳴をよそにメーターは時速120キロをあっというまに突破した
ビルで溢れた街を抜け、隣街へ続く開門橋を渡る
へっ!どんなもんだい
得意げになってバックミラーで今出た街を確認してみる
ぜーんぜんだめでち、不合格でち!
ビルのはるか上からのぞく巨大少女の悪戯な顔がニマと笑っているではないか
わっ!
同時に巨大なカカトがぐんぐんこちらに向かって伸びてきた
ちょっと待ってくれぇ!
わぎゃああ
ブチュチュバアッ!!!!
橋もろともバスは踏みつぶされてしまった
メキメキメキ
音を立てて崩落する大関門橋
逃げ切れたら100万円あげます!
眉唾な誘い文句に乗った運転手は一瞬にして乗客もろとも海のもくずとなったのだ
パパ、今月こそ家のローン返してね、きっとだよ
娘の願いも虚しく一発逆転を試みた父親の果敢なチャレンジは
あっさりと終了した
ああ、大金に目がくらんだパパを許してくれ・・無念・・
海草が揺れる海の底を漂流する白骨が確かにそう悔やんだ
もうちょっと巨大娘に活躍してホシス…
つーかもう
>>113のSSを待つの我慢できない…。
せめて、出来上がったところまでで良いからうpしてほしい。
お願いします
「いやだいやだ食べたくないこんなの」
「わがまま言うな馬鹿娘、バランスよく食べなきゃ成長しないんだっ」
「このっ」
「あああ、なぐったああー、いゃあああ」
「あなた、ちょっとやりすぎですわ」
「むぐぅ…」
ママが腕を抑えたのでパパは殴るのを止めた。
娘は壁の隅まで下がってしまい頭を抱えて震えている。
「だが残すのは絶対に許さん 食べ切るまでだんじて部屋には戻さんぞ」
絶望的な一言―
「えぐぅ ひっぐ うっうっ ぁぅぅ 」
「泣くなと言っとろうがっ」
「あぃあぎゃああっ」
「あなたっ」
冷蔵庫にしがみつき完全に怯えきっている少女は涙で綺麗な顔がクシャクシャに変わった。
「いゃあっうぃぃん…ういっく…えっく…
」
一瞬だけ背中を向ける継父に気付くと、鋭く睨みきる。
コロス…クソオトコメ…イツカ…
意気地になったまりなは朝までそこから動かなかった 。
「はい、鞠菜。これ」
何も食べないまま学校に出掛けようとしたのだが、母親から呼び止められた。
「ママ…」
中を見なくても大好きなパルメザンチーズの匂いでわかった。
「気をつけていってらっしゃい」
「ありがとうママ、いってきます」
緑が眩しい見渡す限りに広がった田園風景。継父が駆るトラクターが丁度帰って
来たが、駆け足で水路敷の隙間を降りていった。
「なんだあいつ…俺をわざと無視しやがって、しかもなんかニコニコしてやがったぞ」
引き車から鍬を降ろして納屋に立て掛けると顔を手ぬぐいでぬぐう。
「おまえ、なんかやっただろ?」
妻の道子は小さくなっていく我が娘の姿を微笑みながら見つたまま答えた。
「…別に」
「じゃあ、これはなんだ?」
「ハッ!」
青いポリバケツの蓋を開けた万吉がこちらを睨む。
誰も食べてないのにミートスパゲティの袋が3つも入っていた。
「おまえ、せっかく俺がしつけている時になんてことを!」
「ああ、あなた違うんです。それは…」
「うるさいっ。いいからこっちに来いっ」
耳たぶをつまんだ万吉は母屋の隣にある牛小屋の中へ妻を連れ込む。
藁の上へほうり出された妻は脚を斜めに寝かせてその場にへたり込んだ。
「ホントに駄目な母親だ。どうすればいいのか分かっているな?」
黙って頷く妻は立ち上がって着ているものを脱ぎ出した。
万吉は麦藁帽子を牛柵にかけながら、こっそりと唇の端を上げる。
「ぐぴぴ、ほんまにものわかりのいいエロい体した母娘じゃわ」
牛が見ている前で万吉のズボンがストンと落ちた。
続き!wktk
家田の嫁が泣くな
hosyu
>>140 妖精・小人スレにも同IDの保守レスを見かけたが、
さては大きな女の子も小さな女の子もイケるクチだな?
俺もだ!
しかし、両方ともマイナージャンルなためか過疎ってるのが悲しい…。
何かネタはないでしょうか?
20mくらいのメガ巨大娘の話を書きたいと考えているんですが。
>>141 都合良く女性は美人しかいない渋谷でマッドな男が女性しか巨大化しないビッグライトを振り回す話
なんてどうでしょう
で、そのマッドな男は自分自身を張り形代わりに突入を試みるわけだな。
>>142 ごめんなさい、難しいかも…。
できれば、巨大化する女性orもとから巨人の女性は
1人だけ登場する、というのが良いです。
メガ系を考えていましたが、やっぱり
10〜50倍位の大きさにしようと思います。
100m未満は多分まだメガの範囲かと
ネタは思いつかないけど純愛エロ路線希望です
うぜえ
148 :
146:2007/09/26(水) 08:36:14 ID:giFyXHed
需要が無いみたいなんで去ります…
やれやれ カマッテちゃんか・・・
>>147=149
お前、帰っていいよ。つーか死んでいいよ。
お前が死ね ばーか!
ドドドドド
「らめぇー!」
姉さんが叫んだときにはもう遅かった。僕は禁断の媚薬たるものを
小石に蹴つまづいて空中に放り投げてしまった。
ガラスの小瓶は空中で回転し、中の液体が重力に合わせて位置を変える。
そして、小瓶の蓋はさきほど教授から貰った時から完全に閉めておらず、
高度3mのところでその口を開けた。流れ出る液体。
姉さんはTシャツにローライズジーンズという軽装で自転車に乗って
お出かけする途中だった。
「つめた〜い!何するのよぉ、健太」
頭から液体を浴びた姉さんが手を振って気持ち悪そうに怒った。
「これ無臭透明なんでしょうね」
時間がないから姉さんは今の液体の成分を聞く。
「え、ああ、大丈夫。何にも臭わないし、ベタつきも無いから」
僕は事実を述べたが大事な核心の部分は言い出せなかった。
「じゃあ、私、電車で出かけてくるから、留守番よろしくね」
家の前にある長い坂道を姉さんはペダルに足をつけないで
そのまま滑り降りていった。
何事もおきなければいいやと僕は楽観したが
姉さんを巡って日本中が大騒ぎのニュースとなるのは
これから30分もしないうちにだった。
期待
hosyu
スネークてっしゅーーーーーーーーー
「痛いっ」
坂道の途中で姉さんがブレーキをかけて止まった。足元を見てる。僕は心臓が
バクバクして止まらなかった。どうしよう、やっぱりあの媚薬は効果絶大なのか。
いつも八の字に脚を伸ばして坂道を降りる姉さんなのだが、靴の踵が路面に
思いきり擦って脚が痺れたようである。
坂の頂上にいる僕を姉さんがチラリと見た。
「なんだろう、おかしいなぁ…」
「ど、どうしたんだい?」
何事も無いように僕は平静を務めた。が、まずい、まずいっすよ、教授。
「にょほほほ、健太君。この薬はですねぇ、ちょっと変わりものでありましてぇ」
実験室で聞いた教授の言葉は今振り返ると恐ろしいものがある。
「なんとですねぇ、これはどんな人でもたちまち体が感じやすくなってしまう禁断の
媚薬なんですよぉ」
ゆるいくせ毛の髪をした若い教授は眼鏡の奥を光らせて解説した。
「しかもですよぉ。なーんとぉ、これは服用した人の細胞を補完していく効能も
あるんですぅねぇ、はぁい」
「…、それって、どういうことですか?」
僕は意味が分からないので聞いた。
「つまりですよ、もしもですよ、例えばー、尽きる事ない性欲で性交を繰り返して、
体力を消耗していってもですよ、細胞の活性も誘発しているので肉体系、循環系などの
欠損部分は絶えず補完されていき、体力的にも精神的にも疲労限界を感じなくなるんですねぇー」
「それって…つまり…」
「そーう、平たく言うと猿の自慰…絶倫…、いわゆる性交バカになっちゃうって訳なんですねえ、
健太くぅん…」
物思いから醒めた。
「ね、姉さん?」
でも…、でもあの薬、やっぱりまだ完全じゃないみたいですよ、教授。
背後から見た165cmの姉さんの体は、なんかバレーボール選手のような背中をしていた。
ローライズジーンズの後ろからお尻が半分以上も出ているし、TシャツはチビTみたいに縮んで
破れそうだった…、あのままじゃ遅かれ早かれお巡りさんに捕まってしまう。
あれって細胞の補完だけじゃない、細胞の増大も行っているのでは…
いつも当たらない踵が地面に当たったのも体が大きくなって脚が伸びたからだ。
「うぷっ」
走るのが苦手な僕だが坂を転げ落ちるように追いかける。
期待 ≫ 気体 ≫ ガス
待ち合わせの駅に姉さんのカレシ=宮川さんはすでに到着していた。190cmを越す
長身でVリーグの選手をしている宮川さんは若手ながらチームで頭角を表し、
イケメンも手伝って結構人気があるそうだ。
愛車ランクルのフロントに腰をかけ、携帯でニュースをチェックしている。
ちなみに友達に言わせると、僕の姉さんも世間的にはかなりの美人に写るらしく、
二人のつきあいも合コンの時に向うから声をかけてきたのがキッカケだそうだ。
「ごめんなさい、浩司」
聞き覚えある女の声に携帯から顔を上げた宮川さんは目が飛び出そうになる。
騒めく周囲の通行人が道を譲る。回りの男性たちより頭一つ以上飛び出し、
ピチピチになったシャツを着る僕の姉さんが人込みを掻き分け、駆け寄って行く。
ボンネットから腰をあげた宮川浩司さんは目の前に近づく自分の付き合っている女の
大きさに驚いている。
「ハァハァ 浩司、たすけて…」
街なかで人と並んだ時、背丈で負けた経験が無い宮川さんは今、姉さんとは目線を
上げないと視線が会わなかった。
そう、バレーボールのアタッカーをしている宮川さんより姉さんは大きくなっていた…
「ま…麻由美…なのか?」
通行人たちが巨大な美男美女カップルを興味深々に眺めながら横切っていく。
「お、おまえ…なんでこんなにデカくなって…」
着ているものか破れかかり、大きな背中を晒しながら、自分でも訳が分からないのか、
姉さんは懸命に首を振った。
宮川さんの目の前にはシャツを食いちぎりそうな特大バストと、ブラからはみ出し
た立派な乳首が何かする度に揺れた。
迫力充分な姉さんの体に喉を鳴らす宮川さん。
「わからない…電車に乗ったら今日はやけに回りの人が小さいなあと思ったの…」
顔が火照り気味の姉さんはそう言いながらも宮川さんに甘えるように抱きついた。
「お、おい、麻由美…」
姉さんの体重に耐えられず宮川さんはランクルのボンネットに腰を落とす。
二人ののしかかった重さでランクルが前方に大きく沈みだした。
「分からない…なんで大きくなったのか分からないし…凄く恥ずかしいんだけど…、
ハァハァ…それよりも先に……とにかく体中が熱くなって、とまらないの…」
「ねぇ浩司、私どうなっちゃったの?…」
ジーンズから大きくはみだしたお尻は黒いビキニショーツを丸見えにしている。
人目も憚らず巨大な脚を宮川さんに絡ませた。
「お、おい…」
ランクルの前が更に沈んでいき、反対に後部タイヤが浮き上がっていく。
「ちょ、ちょっと待って、真弓。さすがにこんな処じゃまずいって!どこかに
入ってからにしよう。な?さ、車に乗って」
心も身体も大胆になった姉さんの積極さに宮川さんも早くも興奮したのか、自分へ
言い聞かせるようにしてランクルのエンジンをかける。
姉さんを横に乗せると急発進してそこを去った。すぐ先の公園坂の途中にたくさん
ホテルがある。
僕はランクルを見失わないように必死に坂を駆け上がった。
どこまで大きくなるのか見もの
GJ続きwktkしてます
hosyu
162 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 19:20:44 ID:gjkI9zbs
ooo
ho
syu
私は、真理。どこにでもいる女子高生。
今日もいつもの様に体育の授業を終えたところ。
「ふぅ、ランニングきつかったなぁ・・・」
「まぁ、高岡は無駄に走らせるからね〜。しかも、時々いやらしい目で見るから嫌だよね」
友達の晴香と私は体育教師の文句をいいながら、更衣室に入る。
「あー喉渇いた」
そう言って晴香は前もって買っておいたジュースを飲み始める。
しばらくして、満足してから
「真理も飲む?生き返るよ?」
そうしてジュースを私に突き出す
「あーいいよ。私今ダイエット中だし・・・」
「まだやってたんだ。確かこの間もそうじゃなかったけ?」
う・・・この言い訳は前使ったか・・
「あははは・・・最近また増えちゃって・・・」
必死に誤魔化す私。
「くっくっく、いくらスタイルのいい真理でも油断するとポヨヨーンってなっちゃうよ?」
うー・・・本当は太ってないのに・・・。それにジュース飲みたかったよ・・・
うー・・・こうして悩むのには理由があるんだ。それを説明するには、半年前に変わった私の体質ことを話す必要がある。
―半年前―
確か・・・午後九時を過ぎた頃だったと思う。
あの時、私の体は身長100m程に巨大化していた
期待
hosyu
「えぇぇっ!?」
長身アタッカー宮川さんとそれに匹敵する巨大な女性―つまり僕の姉貴の来訪にまず
フロントの従業員が驚いた。出前を頬張ったまま、キーを選ぶ二人を目で追っている。
この時点で2m近い姉さんは着ている服が殆ど意味を成さず、肌を大きく露出していた。
お尻や背中や肩は丸出しで、宮川さんに寄り添っている。
とは言っても後ろから見ると、腰や肩の位置は姉さんの方が高かった。
巨大な生肌に備わる部位の迫力に、沢山のカップルを見て目が肥えている従業員さんも
生唾を飲みこんでしまい、喰わえた蓮華を床に落としてしまった。
「はぁはぁ…ねえ、浩司…このエレベーター、なんか天井が低すぎない…」
「え?」
キーに刻された部屋番号を確かめていた宮川さんが顔を上げた。
「だって肩まで当たる…」
その言葉に宮川さんは焦った。見れば姉さんの頭はエレベーターの天井に触れ、
背中を丸めて乗っていた。
宮川さんの顔の前には丸い乳房が迫って圧倒する。
「ま、麻由美…おまえ…」
気付けば、心なしかエレベーターを巻き上げるロープが不気味な軋みを立てている。
駅前で逢った時、同じくらいだったはずの姉さんはいつのまにか宮川さんをはるかに
凌いでいた。
「全然…体の疼きが止まらないの」
待ち切れなくなった姉さんはその身体に似合わない弱々しい声でせがみだした。
上から顔を近付ける姉さんを宮川さんは腕を開いて抱き止めようとした。
「!」
だが腕が回り切らない。
「ああ…もっと強く締めて、浩司ぃ」
姉さんの腕が宮川さんの体に巻き付く。
恍惚に浸る姉さんが胸を押し付けながら抱き締めにかかった。
「ぶぐぐ…」
宮川さんが背中を硬直させながらつま先立ちになる。
このままでは体が潰れる―危険を感じた宮川さんは階を示す数字のランプを顎で何度も指した。
「さ、さあ。ま、まず部屋に行ってからだ。な?」
勢い良くドアを開けた二人がもつれあうように壁に激突する。天井から細かい石粒が
降ってきた。
鉄筋コンクリートで建造されたファッションホテルが激しく揺れたのを外にいた僕は
感じた。
他の部屋にいたカップル達はきっと腰を止めて何事かと飛び起きた事だろう。
「さあ、此処だ」
宮川さんの呼び掛けはもう姉さんの耳には聞こえていない。媚薬は想像以上に強く、
細胞の増長を即発し続けていた。このままでは姉さんはどんどん巨大化して…。
ガラス貼りになったシャワー室の灯を点けて宮川さんが中を見る。
「シャワーはいいのか?麻由…」
「ぐっ!」
腹の底から変な声を出してしまう。
「ウググっ…がはぁあっ!」
身長2m、体重100kgを越える宮川さんの身体が薄暗い部屋の中を真っ直ぐに浮く。床が
どんどん遠くなる。
「もうあんまり焦らすから…私からいくよぉ…」
「わかっ…た、ま、麻由美、待ってくれ」
大切な物を抱くように宮川さんを胸の中に包み込む。
「ああ、浩司の頭きもちいい!」
「うぐふ…む…む!……ま、…ま、ゆ、…うぐ!」
姉さんの乳房に宮川さんの頭がすっぽりと埋没して消えた。
続編GJ&続きwktk
彼氏潰されそうですなー
保守
172 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:24:19 ID:Vrim++zy
保守
hosyu