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【魔法騎士レイアース カオティックハーレム】
〈第3夜〉
Z◆隷奴
早々と就寝した元魔法騎士たちの住まいとは対照的に、
カルディナをはじめとするチゼータ三人娘に与えられた三階建ての豪奢な邸宅は、
深夜にも関わらず煌々と明かりが点されていた。
そこはかつて神官長の住居であった建物で、
いまや無数の兵士たちによって厳重に周囲を警護され、
中庭を一望する宏壮な寝室には、背徳の香りを漂わせる白煙が充満している。
それはイプサムという、チゼータに伝わる禁制の麻薬の煙だった。
マラネロ砂漠に自生する、特殊なサボテンの汁から抽出したアルカロイドを主成分に
様々な有効成分を持つ秘薬を配合したものの総称で、
脳を溶かし、思考力を奪う反面、絶え間ない多倖感に見舞われ、性的な快感を何倍にも高め、
その上持続力もきわめて長く、しかも覚醒剤と較べて副作用が殆ど無い。
今回用いたそれは、チゼータのハレムに伝わる特殊配合の最高級品で、
チゼータの後宮の姿をそのまま再現したかのようなこの部屋の数々の調度品同様、
鹵獲したチゼータ艦から運び出したものであった。
白煙に包まれた中、甲高い嬌声が上がり、ベッドを包む羅のヴェールに
幾つもの裸体が絡み合うエロティックなシルエットが浮かび上がる。
麻薬をキセルで回し呑みしながら、サムスン司令官は豪奢な黄金の天蓋つきベッドの中で、
三人の褐色の美女と汗だくになって戯れていた。
「あうっ! はうっ! ひぎいいっ…!
しゅごい…将軍様のおヒンポ、カリが張っていてキングコブラ…ううんファラオの頭巾みひゃい…
太くて固くへ最高やああ〜〜っ!」
大の字になって放埓にベッドに横たわるサムスンの股間の上に覆いかぶさり、
全裸のカルディナが、屹立したペニスを使ってポールダンスを踊っていた。
酒に酔ったかのように頬を赤く染め、口の端から涎を垂らして喘ぎまくる。
踊り子家業で鍛え抜かれた腰の動きは絶妙で、彼女の騎上位はたちまちのうちにサムスンを虜にし、
さらにチゼータ名物ベリーダンスの要領で、ひねりを加えて腰を回転させる。
「こんな…こんなチンポ初めてや…。天突く高さの偉大な将軍様のジッグラドが
うちのおまんこの中に隅々まで君臨しとるふぅぅ〜〜」
カルディナが言っているのは夜の稼業につきもののリップサービスではなかった。
サムスンはその魁偉な体躯に比例するかのように巨大な一物を有しており、
さらに特異な事に、信楽焼の狸を思わせる風船のように膨れ上がった毛むくじゃらの陰嚢を有していた。
肥大化した精巣による精子の製造量は半端ではなく、それに裏付けられた貪欲な性衝動もまた
百人の女を一度に相手にしても決して萎える事がないほどに人並外れていた。