CLAMP作品でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
エロパロ
2名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 22:03:02 ID:FuXSWZm7
聖伝からツバサまでCLAMPの新旧作品でエロパロをするスレッド
3名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:52:26 ID:ag5Mg1fq
〈CLAMP〉Xエックス〈女体化スレ〉
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064322723/
4名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 01:24:45 ID:1CGu0usK
>>1
ちょっと早かった気もするが…共倒れしないようになんとかしよう。

>>3
スレタイは女体化ですが、そうでないSSが多数派な、このスレの前身。
興味ある方はどうぞ。

あ、関連スレ(ツバサ、ルルーシュとか)誰かヨロ。
自分はあっちの梅ネタ作る。
5関連スレ:2007/05/08(火) 01:48:45 ID:2WLoaLMv
6過去の関連スレ:2007/05/08(火) 01:55:43 ID:+uhPn672
機動天使エンジェリックレイヤー
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068962464/
魔法騎士レイアース第3章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147504283/
〈CLAMP〉Xエックス〈女体化スレ〉
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064322723/


投下されたSSはこちらに保管されています。

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
7名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 13:23:17 ID:ag5Mg1fq
新旧CLAMPキャラ勢ぞろい
http://www.youtube.com/watch?v=yBIqAFXYKAA
8名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 01:46:25 ID:OIsUVz0y
>>5-6にないCLAMPの作品のエロパロをここですればいいのか?
9名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 02:01:14 ID:HFq5jsHU
>>8

>>6のはもうスレが無いからここでOKだな。
10名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 23:19:29 ID:ymq8roDC
>>1
11名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 03:12:43 ID:85YGsbqk
即死回避
12名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 10:18:52 ID:nK+IHEEh
聖伝の乾闥婆王の陵辱かレイアースのエメロード姫陵辱が見たい
13名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 14:18:00 ID:On//y1Dy
ディタとジーマで、とか言ってみる。
このスレ、果たして職人さんはいるのか?
需要はあれど供給がなさそうだ。
14名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:58:24 ID:2MQoeRH2
レスが進めば職人さんも多分くるよ
ほしゅあげ
15フェリオ×風パラレル:2007/05/12(土) 02:38:21 ID:KWU+L2LM
流れも空気も読まずに投下。
何故かパラレルで会話無しの小ネタですが良かったらドゾ。



放課後の教室にはフウとフェリオの二人だけがいる。
外は既に暗く、校舎にも校門にも人影はなかった。

正面に立ったフウを、フェリオは座ったまま抱きしめた。フウは一瞬驚き、そのままフェリオを抱き返す。
フェリオはフウの柔らかな胸に顔を半分埋めながらフウを見上げる。恥ずかしそうに顔を赤らめ、困ったように見返すフウが愛しい。

口付けは深く、いつまでも続いた。
フウの背中をさまよっていたフェリオの手が制服の内側へと入り込む。驚いて一瞬固まった彼女を安心させるように、フェリオは蕩けるようなキスを繰り返した。

16フェリオ×風パラレル:2007/05/12(土) 02:39:50 ID:KWU+L2LM
×フウ
○風



そうするうち、フェリオの手は風のブラのホックを外した。風は急な感覚に戸惑いながらフェリオを見下ろす。
フェリオは優しく笑い、風の制服をはだけさせる。ブラの肩紐が滑っていく感覚が堪らない。

フェリオは、それでもまだ素肌を頼りなく覆うブラの上から胸を舐めた。甘い声をもらしながらフェリオの愛撫に震える風が可愛くて堪らなかった。

ブラをたくしあげてそのまま素肌に触れると風が悲鳴をあげた。甘ったるい声にフェリオはますます煽られる。
片手で胸を愛撫し、もう片方の手で太ももをさする。立ったままの風はフェリオの頭にしがみつく。柔らかな彼の髪が腕を擽る。

17フェリオ×風パラレル:2007/05/12(土) 02:41:00 ID:KWU+L2LM
スカートの中に侵入した手は下着越しに風の中心に触れる。布越しにも濡れている事がわかった。
微笑みが意地悪な顔だったことを自覚しつつも、風を愛撫する手は休ませずに敏感な場所をそれぞれ攻めた。

完全に腰が砕けた風がフェリオに倒れこむ。フェリオは笑って口付けながら、風を背後の机にうつ伏せにもたれさせた。
不思議そうに振り向く風のスカートの中を探り、片手で下着を下ろしていく。その感触に彼女が震えた。

フェリオは床に膝をつき、机から下がる風の太ももの間に手を進め―直接触れた。
びくりと震えるフウに笑いながら、濡れた場所に口付け、亀裂を舌でなぞっていく。
あまりのことに悲鳴をあげた風は、そのまま与えられる快楽に溺れていった。

18フェリオ×風パラレル:2007/05/12(土) 02:42:42 ID:KWU+L2LM
散々舐めつくし、風がぐったりした頃になってフェリオは自身を彼女の脚の間に擦り付けた。
固く熱い感触にフウが振り向くとフェリオはまた口付ける。キスに酔った風の体から力が抜け、フェリオは風の中へと入っていく。
そのまま緩く腰を前後に動かすと風が甘い声で啼く。それに煽られて動きはどんどん激しくなって行く。

教室には二人の甘い吐息と打ち付けあう水音が響く。

激しい動きによる快楽に風の内壁が収縮する。ざらざらとした表面がフェリオを絡めとり、二人は同時に絶頂を迎えた。

激しい呼吸を収めながら、あまりの快楽に失神した風と自分の、汗と汚れを拭い服を整える。


放課後行われる二人だけの日課。
19名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:17:04 ID:Z3r7o6F4
>18投下乙
ぱられる、オリなんでも有りでMナイトの海ちゃんもお願いします
レイアース第3章の職人さん見てたらエロシーンを中心の続き書いてくだチイ
20名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:03:52 ID:zxgUFIBN
あげ
21名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:15:42 ID:mnoPa/vy
>>13
激しく読みたい
この二人の話ってエロパロどころかエロ抜きでも見たことないんだよな〜
サミシス…
職人さんに大期待
22名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 18:41:53 ID:CE8eJyQw
>>18
投下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

激しく乙!
この2人好きだったからうれしい
2318:2007/05/14(月) 21:05:50 ID:zxgUFIBN
>>22

喜んで頂けたようでヨカタよ。
保守投下だしドマイナーカプだから完全スルー覚悟だったんだが藻舞さん優しいな。


この二人なら書けそうなんだが…需要はあるだろうか?
24名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 09:52:00 ID:hCnA+AQ/
保守あげ
神降臨待ち
25名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 21:12:26 ID:NEYnd8m0
ほしゅするよ
26名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:15:27 ID:KZMmY75o
>>23
需要あるある(・∀・)ノ
27名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 00:46:58 ID:H/eaccWq
新春香伝で書いてくれる職人さんはおられませんか。
28名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:45:59 ID:BpNpH5FD
倉庫のカテゴリが「少女漫画の部屋」から「CLAMP作品の部屋」になってる!
http://red.ribbon.to/~eroparo/comic-clamp.html
29名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 21:40:39 ID:62DSu/MH
18さんに触発されてつい書いてしまった…
フェリオ×風です

お伽話

1/4
 幼い頃、よく母が絵本を読んでくれた。
 暖かな子供部屋で姉と共に母の膝元に座り込み、物語を読む母の優しい声音を聞くことが風は大好きだった。
 母が読み聞かせてくれるお話は多岐に渡り、昔話や童話、時には教訓めいた結末のもとと様々だったが、中でも西洋の王子や姫君が織りなす物語が姉妹に強く印象を残した。
 幼くても女の子。愛や恋に憧れた。
 その多くは恋する二人が多くの困難を乗り超え、結ばれるというお話。とても幸せな、美しい結末。
 そんなきれいなお話を、姉と二人でうっとりと耳を傾けていた。
 でも、それはただのお話。現実にはないお伽話。
 歳を重ね、成長するに連れ幼い頃聞いたお話は現実とは違うことを知る。

 しかし
 風の身の上に、それは起きてしまったから。


 大きな、とても大きな窓からは見えるのは満点の星と満ちつつある月。
 夜は青白く明るく、藍色の空に浮かぶ島がうっすらと見えた。
 月明かりの照らす部屋には広いベッドがある。その上で風は背中をベッドに埋めながら−−−−男に組敷かれていた。
 はだけた胸元を辿る指に風の吐息が色づいていく。二つの膨らみを大きな掌に包み、五指を使って揉まれ身悶えた。
 潤んだ瞳の見上げた先には、緑色の髪を持つこの国の王子、フェリオ。
 フェリオは風の足の間に自分の身体を強引に入れた。そして乱れた夜着を脱がせながら口づけ、侵入する舌が風のそれを探す。応えて差し出すと、強く吸われて絡んだ。激しいのに心地よくて身体の芯が熱く痺れていく。
 
 ここはセフィーロ。精霊がいて精獣が暮らし魔法が存在する、緑と水に満ちた美しい異世界。
 風は今は亡き姫君に召還され、異世界の王子と恋に落ちた。−−−−かつて読んでもらったおとぎ話の様に。
30名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 21:42:13 ID:62DSu/MH
2/4
 淡く色づく先端を指の腹で弄られ、舌で転がされ背が反らされる。飽くことない乳房への愛撫に、既に濡れた秘裂の奥がどうしようもなく疼いた。乳首を持ち上げる様に吸われ、離されると乳房は重くぷるぷる揺れる。
 フェリオは膝裏に手をかけて風の脚を大きく開かせた。月明かりの元、濡れそぼった秘部がフェリオの眼前に晒され、白い内股が震える。
 敏感なそこを生温い舌が這い、風は身体を震わせながら細い悲鳴を上げた。粘膜を舐め上げていたそれがぷっくり膨らんだ芽を捉えて、舌先を小刻みに動かされるとあられもない声が唇から零れた。腰が艶かしく動くのを止められない。
 全てを見られ、触れられ、堪らなく恥ずかしいのに身体は確かに悦んでいて。
 気を逸らしたくて視線を窓へと向けると、そこには風の生きる世界とは違った、文字通り別世界が広がる。まるで夢の中にいるような錯覚を覚えそうだ。
 しかし、今は風にとってもこの世界は現実だ。囁かれる睦言。重なる体温。彼の鼓動。そして身体を熱く濡らす執拗な愛撫−−−−。それらが風にここも現実なんだと知らしめる。ただ一人、風の身体に触れる彼だけがもたらす快感によって。
 軽く達して肩で息をしている風の耳元に寄り、フェリオは笑いを含みながら意地の悪い軽口を言う。ささやかな抗議を言おうとする唇にフェリオは啄むように口づけた。
31名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 21:49:33 ID:62DSu/MH
3/4
 身体の両脇に手をつき、熱く硬い強張りが粘膜の入り口にあてがわれると、風の胸は期待で高鳴った。自身を溢れる愛液で濡らしながら、フェリオがゆっくり中に侵入してくる。
 それだけで気持ち良くて風は背を反らしてしまう。きつく温かな膣の感触に、フェリオも悩ましい吐息をついた。
 完全に中に収まるとフェリオは徐々に腰を動かし始めた。深く浅く穿つそれは風の思考を一気に奪う。強い快感につい逃げてしまう腰を押さえ付け、フェリオは風が顕著に反応する場所に己を何度も何度も擦り付けた。間断無いその責めに鳴く声は彼を更に煽り奮い立たせる。
 風の身体が悦べばそれだけ自分に快感が跳ね返ることをフェリオは知っている。軽く腰を動かしながら親指の腹で膨らんだ紅い芽を刺激してやると、甘い喘ぎと共に膣がきゅっとフェリオを締めた。柔らかな襞はフェリオに甘く絡んで離さない。
 華奢な身体は突き上げられる度に不釣り合いな程大きい乳房を揺らした。大きく開かさせた脚が張りつめ、風は限界が近いことを知る。
 シーツを握りしめていた手がフェリオの首に回し、そっと自分へ引き寄せた。フェリオの顔が風の首筋に埋まり、しっとりと汗ばんだ互いの肌が重なり合った。
 首筋を舐め、フェリオの腰使いが深く激しくなる。脳を蕩けさせる容赦のない抽送に、我知らず風の腰も妖しく動いた。湿った卑猥な音が辺りに響いて、否が応でも二人を煽った。
 息を継ぐのも難しい中、弱い所を責め続けられた膣が一際強くフェリオを締め上げた。極まった風が甘い声を上げて断続的に震え、それに誘われる様にフェリオは己を吐き出した。
32名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 21:52:30 ID:62DSu/MH
4/4
 ようやく行為の熱も冷めた頃、風はフェリオとベッドで微睡んでいた。
 乱れたベッドの上、寝そべりながらフェリオは風を抱きしめ髪を梳いている。触れる素肌が温かく、気持ち良い。
 本来なら触れることはおろか出会うこともない異世界の王子は、余韻に浸りつつ指先で風の髪を遊ばせていた。
 フェリオの胸に顔を寄せながら風は思う。
 清らかで美しいお伽話の姫君たち。彼女たちも恋しい者に毎夜抱かれているのだろうか。
 男の腕の中で淫らに乱れ、腰を振って快楽を貪る。なんて嫌らしいんだろう。…しかし。
 お伽話のようなこの世界でも、恋愛は綺麗なばかりではない。それはフェリオが教えてくれた。二つの世界は、結局何も変わりはなかった。
 「何を考えている?」
 低い、穏やかな声に視線を上げる。覗き込むフェリオの眼に自分を映して、風は微笑んだ。
 答える代わりに温かな胸の小さな突起をぺろりと舐める。風の髪に絡んだ指がびくりと反応した。
 「おい……」
 掠れた声が嬉しくて何度も舌を伸ばすと、硬くなった彼の一部が風の下半身に触れた。半端な刺激に堪えられなくなったフェリオが、勢いよく身体を反転させ風に覆いかぶさる。
 噛み付くような口付け。身体を乱暴にまさぐられ、風の中心も再び疼き潤っていく。
 この温もりと快楽が、異世界と自分を繋ぐ証。
 そして風は、愛しい人を迎え入れるため大きく脚を開いた。

 美しく、嫌らしい姫君たちと同じように。
3318:2007/05/24(木) 22:49:02 ID:1urv1Qb0
キタ――――(゚∀゚)――――!!!

GJGJGJ!風ちゃんカワユス!
自分、18だが…本気でこの二人好きなんで嬉しい!
34名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 00:20:37 ID:94wBE7Dz
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
なんだい、このエロさはwあげちゃる!
3513:2007/05/25(金) 02:31:09 ID:1RXyPPA/
自家発電しようと思ったけど「ちょびっツ」ってアニメと原作では、キャラもストーリーも違うのな。
特にジーマの口調と積極性が…orz
そのキャラらしいセリフや行動を作るって難しいけど、それこそエロパロの心髄だよな。
ちょっとその辺、勉強してから発電するわ。
36名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:09:03 ID:L/SbyXZV
保守&神降臨待ち
37フェリオ×風:2007/06/06(水) 03:09:53 ID:fXriRyCP
保守投下。フェリオ×風



「部屋に来ないか」
いつものようにセフィーロを訪れた三人が泊まりになることも稀にある。その日、夕食後も中庭で談笑していた二人だったが、ふと会話が途切れた時フェリオが言った。
「フェリオ…」
フェリオが夜、風を部屋へ誘う事も珍しくない。そしてそれは、一晩一緒に過ごす事を意味する。
顔を赤らめてうつ向く風の顎に指をかけて上向かせた。
「ダメか?」
返事の変わりに、風が口づけた。

部屋に入り、ベッドに座ってキスをすると風がフェリオの首に腕をまわした。
「…なんだか、今日のフウは積極的だな」
「…いけませんか?」
「いや。…興奮する」
そう言ってそのまま押し倒すと風の柔らかな髪がシーツに広がった。会ったばかりのころよりも長くなったそれに、フェリオは指を絡ませる。柔らかな巻毛が手元を擽った。
口付けあいながら服をはだけさせ、お互い裸になって胸に顔を埋めると風が声をあげた。笑って見上げると、風も顔を赤らめながら笑み返した。
38フェリオ×風:2007/06/06(水) 03:12:03 ID:fXriRyCP
豊かな胸に触れると手を優しく押し返してくる。その感触が嬉しくて思わず揉みしだくと風が熱い吐息をもらす。硬く立ち上がった先端を指で摘まむと甘い声で啼いた。
手を胸においたまま舌だけで触れ合うと風が恥ずかしそうに目を伏せる。その様子が可愛くて、そのまま口付け、深く舌で探り、激しく舌を絡ませあった。
今度は舌で胸の先を転がしながら、手を脇腹や脚に這わせると身を捩りながらフェリオの頭を抱える。鮮やかな緑の髪が腕を擽り、それさえも感じてしまう。
胸だけの愛撫で達するとフェリオが小さく笑った。
「…フェリオ」
「悪かった。可愛かったんだ」
その言葉に赤らんでいた頬を更に紅潮させ、ふいっと顔をそらす。その頬に口づけて、脇腹を撫でていた手を太ももへ滑らせる。
しっとりとすいつくような肌を撫でながら秘裂に舌を這わせると甘い吐息と共に蜜が溢れでる。すでに濡れていたそこは蕩けたようになり、夢中でむしゃぶりついた。

何度か達し、ぐったりとした風を抱きしめると、自分の熱く硬直したものが風の下半身に触れた。
「も、いい?」
「ん…」
「今日、なんか…我慢できないかも」
39フェリオ×風:2007/06/06(水) 03:12:54 ID:fXriRyCP
風の脚を開き、蕩けたそこに自身をあてがう。少し前後させて蜜を絡ませると、焦らすように少しずつ挿入していく。奥まで入れて、密着させたままかき回すように腰を動かすと、風の内側が絡みついた。
焦らすうち、涙目の風がフェリオを見上げた。たまらなくそそる表情になんとか笑み返して、思わずそのまま激しく腰を動かした。
突然の激しすぎる快楽に高い声を上げて背をそらす風に構わず腰を前後させ、揺れる乳房を揉みしだくと風がフェリオを締め付ける。
一番奥で吐精し、一度引き抜き風を四つん這いにさせ、後ろから貫く。また焦らすようにゆっくりと前後させると、風が不満げに振り向いた。
「どうしてほしい?」
あんまりな質問に、風が顔を真っ赤にしてそらした。
「いや…そんなこと」
「言わないとずっとこうだぜ?」
「っいじわる!」
最中、風は敬語を使う余裕がないのか言葉が崩れる。フェリオはそんな風の言葉が聞きたいのか、こうして何かを言わせたがる。
「いじめたくなるんだよ、風が可愛いから」
「可愛く…なんか…っ」
「可愛い」
言って口づけて、感度の薄い場所を撫でまわす。それでも感じるのかふるりと震えた。
「なあ」
「…っもっと、激しく…して…」
40フェリオ×風 最後:2007/06/06(水) 03:14:42 ID:fXriRyCP
思わずくすりと笑って、気分を害したのか睨みつけてくる―涙目で顔を赤らめたままではフェリオを煽るだけだったが―風を誤魔化すように腰を激しく動かした。
腕が支えきれなくなったのか、ベッドに頭をおしつけて腰だけを高く上げた体制は角度が変わったのか更に快楽を呼んだ。
ギリギリまで引き抜いて最奥まで打ち付けると内側のざらついた壁がフェリオを締め付け煽る。
フェリオの手が繋がっている場所のすぐ前にのびて充血した場所に触れると、堪えきれず風が絶頂を迎えた。フェリオもそのまま激しく腰を動かし達した。

疲れきって眠る風に口づけ、胸元に吸い付いて紅を散らすと、その横に倒れこんで訪れた眠りに身を任せた。




おそまつ。
41名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 01:53:09 ID:PB5x934F
age
4213:2007/06/13(水) 21:18:56 ID:SE7xLlAJ
言いだしっぺが自家発電。「ちょびっツ」のジーマ×ディタを投下。
手元に資料がないので所々適当。甘々でギャグテイスト。全9レス。
ではいきます↓
4313:2007/06/13(水) 21:20:00 ID:SE7xLlAJ
言いだしっぺが自家発電。「ちょびっツ」のジーマ×ディタを投下。
手元に資料がないので所々適当。甘々でギャグテイスト。全9レス。
ではいきます↓
「ねぇ、ジーマ…いつまでこうしてるの?」
静かな夜の住宅街。古ぼけたアパートの向いの屋根の上。
ディタはいつものようにジーマの膝の上に座りながら、退屈そうに呟いた。
彼女が見つめる先には、狭い四畳半の部屋で楽しげに笑い合う男と女――否、男とパソコンがいる。
「もうあの子のプログラムが発動する危険がないなら、監視する必要ないと思うんだけど」
「いいじゃないか、たまにはこんな呑気なのも」
そう言うとジーマはディタを後ろから抱き締める。
「それともディタは、俺たちの本体がある…薄暗くて機械だらけのあの部屋に早く戻りたいのか?
戻ったところで面倒な任務を与えられるか、廃棄されるだけだぞ」
“あの子”の中に組みこまれた“あるプログラム”の発動を止めるために、国のデータバンクの端末として造られたジーマ。
そしてジーマを守るために造られたディタ。
既に任務を終えた二人にどんな処置が待っているかはわからない。
だがそんなことは、与えられた任務をプログラムに従って行うだけのパソコン自身が気にするべき事ではないだろう。
「ジーマ、それでもこの国で一番のパソコン?
自分の未来をあれこれ考えるなんて無駄な事、普通のパソコンはしない。…それじゃあ人間みたいだ」
皮肉たっぷりに言ったのに、後ろからはくつくつと笑いが零れる。そして
「それは嬉しいな」
呟いてジーマはディタを抱き締める腕を一層きつくしてくる。
以前は居心地の良かったこの腕の中だが、最近、妙に居心地が悪いとディタは思う。
ただ抱き締められているだけだというのに、体中をたくさんの情報が駆け巡るのだ。
わけのわからないその情報は、処理しきれずにディタの機能を恐ろしく麻痺させる。
声は出ず、体も動かず、他の事は何も考えられなくなって、体中の回路がショート寸前に熱くなって…。
「……って、どこ触ってるの!」
「どこって胸だろ?」
ジーマはしれっと言い放ち、ディタのほとんど膨らみのない胸を服の上からやわやわと撫で回す。
「俺とお前は、かなりの国家予算と最先端技術の粋を集めて造られた、“あのお嬢さんを除けば”この国で一番のパソコンだ。
それは中に積んでいるOSだけじゃない」
「どう…っ、ふ…いう、こと?」
飄々と語りかけながら、ジーマはディタの胸を弄ることを止めようとはしない。
次第にディタの頬が紅潮し始め、甘い吐息が零れ始めていた。
「ボディに関してもこの国で一番を目指して造られたそうだ」
言いながらジーマはディタの細く白い首筋に舌を這わせ、両手で胸の頂点を強く摘んだ。
「ん、あッ!」
「とりあえず外側の感度はなかなか良好だな。こっちの方は…」
するりとわき腹を撫で下ろし、ジーマの手がディタのホットパンツに伸びる。
「ッ!?…ふざけないで!こんなことして何になるの!?」
「“パソコンとしての性能”は、俺もお前もあのお嬢さんにわずかに及ばない。
でも“こっち”なら勝てるかもしれないぞ?」
先日、あの子を破壊できずに不戦敗を記してしまったディタのプライドをジーマはくすぐる。
「…あの子に、勝てる……?」
「可能性はある。だから、お前の体をいろいろ調べてみたいんだよ」
見下ろせば、明るい部屋で白いふわふわの服を着て楽しそうに笑っているあの子。
あの子を見ているだけで、ディタの中でチリチリと何かが焦げる。
スカートからのぞく柔らかそうな太腿、くびれた腰、膨らんで服を押し上げる胸、流れる金色の長い髪、そして太陽のような笑顔……全てディタには無いもの。
「…わかった」
ポツリと呟いて、ディタはその身をジーマの腕の中に預けた。
「調べたいなら、好きにすれば?」
あの子に勝ちたい一心でそう言ってはみたものの、十数分足らずでディタは自らの言葉を後悔する事になる。
頭から首、腕、指先、胸、背中…あちこちにキスを降らされたのは、仕方ないと諦める。
強く首筋に吸い付いてキスマーク(しかも桜の形になるように)を付けられたのも、まぁ許すとしよう。
胸を露にされて撫でまわされたのも、まだ我慢できる。
しかしさすがにホットパンツのジッパーを下ろされ、差し入れられた手でくすぐるように触れられると、甘い吐息が零れてしまう。
「…んっ…はぁ、ん…」
触れるか触れないかの所で、指先はディタの疼くソコを掠めていく。
長身のジーマの膝の上で後ろから抱き締められているディタには、微かに身を捩るしか抵抗の術はない。
「本当に、ディタはかわいいな」
ふっと笑ってジーマがディタの頭にキスを落とす。
そんな微かな感触にさえ、ディタの体は震えてしまう。
「ちょっと腰上げてくれるか?」
ぼんやりした思考回路は拒否することなくその言葉に従う。
するりと大きな手が腰に伸び、あっという間にホットパンツと下着を脱がされた。
そしてジーマは膝を立て、足を開いていく。
彼の太腿の上に跨っているディタは、必然的に脚を大きく開かれる形になる。
「…ジ、ジーマッ!?やめてよ、こんなの!誰かが下を通ったら――」
「ディタのいやらしいところが丸見えだ」
言うや否や、ジーマはその長い指をディタの中に一気に突き立てた。
「っは、ああぁあッ!!」
ガクガクと震えるディタの体を抱きとめ、ジーマの指は容赦なくソコを掻き回す。
指を一本から二本に増やして手前をくすぐり奥を抉り、空いた指で上方にある紅い突起を摘み上げる。
「ひぅっ!…ん、く…はっ…あ、ぁッ…」
「すごいな、ちゃんと濡れてきたぞ?」
くぷ、と音がして引きぬいた指をジーマはディタの目の前にかざす。
咄嗟にディタが顔を背けたその指は、粘度の高い透明な液体で濡れ、指の間に糸さえ引いていた。
「…ディタ」
優しく呼ばれて反射的に顔を上げた瞬間、顎をつかまれ、濡れた指を口に突っ込まれた。
「ぅんんんんっっ!!」
「おいしいか?」
いっそ指に噛み付いて食いちぎってやろうかとディタは思った。
しかしジーマの保安プログラムであるディタには、ジーマを傷つける事はできない。
ましてや「スケベ!変態!エロオヤジ!ロリコン!」…などと頭の中で叫んだ所でどうにもならない。
口に突っ込まれた指が次第に優しく動きだし、空いていたもう一方の手がディタの手を掴む。
「触ってみるか?」
その意味を解するより先に、指先に生温かく濡れたものが触れる。
蠢くソレは、まるで生きているようだった。
そえられたジーマの手にわずかに力が入り、そのままディタの中指がくぷん、と自分の中に飲み込まれた。
「指動かして自分のイイ所探してみな?…そう…いい子だ」
上ではジーマの指に口を犯され、下では促されるままに自分で自分を弄ぶディタ。
空いた手で、ジーマは再びディタの胸を揉みしだく。
「…ふぅ、ん…んんぅ…」
くちゅくちゅと卑猥な音を立てながら溢れ出した液体がディタの手を濡らし、零れて水溜りを作る。
口の端から涎が零れるのも構わず、ディタはとろんとした瞳でジーマの指をしゃぶる。
思わずジーマは苦笑した。
あの勝気で真っ直ぐな少年のようなディタがここまで淫らに乱れるとは想定外。
ましてやそれを見ているだけの自分の体も反応し始めようとは。
「…ぅ…ふあっ…」
不意に口から引きぬかれたジーマの指を、ディタは物欲しそうに目で追う。
「こっちはもういい」
短く告げるとジーマはディタの体を横たえ、上から覆い被さった。
「…もう調べ終わったの?あの子に勝てる?」
問われて「あぁ、そういう話の流れだったな」とジーマは気付く。
「ね、ジーマ…」
細い腕が伸びてきて、ジーマの首に絡み付く。
「わたしとあの子、どっちがこの国で一番?」
「そんなの―――」
お前が一番に決まってるだろ、と言いかけてジーマは口篭もる。
折角だからもう少し、従順で淫らなディタを楽しみたいと思ったのだ。
「――本当の使い方をしてみないとわからないな」
「本当の…使い方…?」
「そう。ココの本当の使い方を、な」
言いながらジーマは再びディタの中に指を埋める。
「“あの人”は自分の願いを試すためにお嬢さんの起動ボタンをココにつけ、再起動するたびに初期化…つまりお嬢さんが記憶を失うように造った」
「だから…ん…アイツは、あの子と“せっくす”できなくて、ぇ…ドーテイ。
毎晩、あの子に…“ふぇら”とか、ぁん…“テコキ”させて…シャセイしてる。
…そんなの、もう見飽き……あッ…」
頬を染めて自分の下で身悶えながらとは言え、こうも淫語を連発されれば、流石のジーマも閉口せざるを得ない。
もっともそれらを実況しながら教えたのはジーマなわけだが。
「あ〜……話、戻すぞ?
お嬢さんのココにはボタンが有るから、ココ本来の機能はきちんと再現されていない。
でもディタのココにはボタンが無いから、機能がきちんと再現されている可能性が高い。
事実、お前のココはもうこんなに濡れている」
「だったら、ぁ…もう、っん…わたしの…勝ちで…」
「いや。もっとしっかり中の方を調べないとわからないな」
ともっともらしい事を言いながら、ジーマは前を寛げて自身を解放した。
「……な…何ソレっ!ジーマの、アイツのよりかなり大きくないッ!?」
ディタが絶叫する。
既にいきり立ったソレは、ここ数周間の監視中に見た本須和のモノとは比べ物にならないだろう。
(※注・本須和のモノが平均と比べてどうか、という点に関してはここでは明記しない。)
薄く笑みを浮かべたジーマはディタの膝を割ってその間に腰を据える。
「“この国で一番”を目指して造られたのは、お前だけじゃなく俺もだからな。
しかも兄妹というコンセプトで設計されたから、俺は大きくてお前は小さい」
「無理っ!絶対無理ッ!そんなのぶち込まれたら絶対壊れるっっ!!」
振り上げられた拳を冷たいコンクリートに押え付ける。
バタバタと抵抗する脚も、腰さえがっちりと掴んでしまえば欲情を煽るだけ。
ジーマは有無を言わさず一気にディタを貫いた。
声も無く華奢な体が一瞬で硬直する。全身を小刻みに震わせ、拳を強く握り締めるディタ。
しかしそんなディタの様子に気付くでもなく、ジーマは自らの快感に酔い痴れた。
「っ…さすが、だな…食いちぎられそうだ…」
熱く不規則に弛緩を繰り返すソコは、まさに生きているように蠢き絡み付く。
止まっているとそのまま飲み込まれてしまいそうで、ジーマは激しく腰を動かした。
「……思った…以上だ…!…んっ…」
人間さながらに再現された花弁は肉棒に抉られる度に卑猥に歪み、多量の蜜をこぼす。
ぬるりとしたその感触がジーマを包み、潤滑油となって一層動きを加速させる。
「…はっ、…いいぞ、ディタ………おい、ディタ?」
ジーマはふと、黙ったまま何の反応も示さないディタの顔を覗きこんだ。
唇を噛み締め、ぎゅうっと目を閉じ、大粒の涙を零すディタ。
とても快感を享受しているようには見えない。
そっとジーマが二人の繋がった部分を見下ろすと、零れる液体にわずかに朱が混じっていた。
「もしかして……痛いか?」
ジーマの問いに、ディタは黙ったまま微かに首を上下させた。
それはジーマの予想の遥か斜め上をブッ飛んでいく新事実。
人間の女性に基づいて忠実に再現されたディタのソコは、処女膜と破瓜の血と痛みというオプションが付けられていたのだ!
この国では既に“夜専用”のパソコンが開発・実用化されているが、ここまで忠実に再現されたパソコンが開発されたというデータはジーマの中にはない。
「この国で初…これが本当の“初物”」
「…誰が上手いコト言えって言ったの」
わずかな沈黙の後、どちらともなく微かな笑いが零れる。
「こんなところに税金使うなんて無駄だね」
「ちゃんと使えば無駄にならないぞ?」
ぐ、とジーマが腰を擦り付けると、わずかにディタの顔が歪む。
その表情に躊躇いを見せたジーマの頬に、ディタがそっと触れた。
「大丈夫。…好きにしていいよ、ジーマ。
わたしは元々ジーマを守るために……ジーマのためだけに存在するんだから――」
「…ん、ん、ん…はっ…ぅ、ふ…」
小刻みで緩やかな律動にディタは微かに吐息をもらす。
好きにしていいと言ったのに、ジーマはディタの様子を伺いながら穏やかにしか動かない。
その優しさが嬉しくて悔しくて、せめてもの抵抗に首に回した腕に力を込めると、そのままキスが降ってきた。
優しかったキスは次第に深くなり、貪るように互いの口腔を犯していく。
声帯で声を出しているわけではない自分たちになぜ舌があるのかディタは疑問に思っていたが、やっとその理由がわかった。
互いの舌が触れて絡み合うだけで全身が熱くなり、どうしようもなく快感が広がっていく。
それはまるで合法ドラック。
「はっ…ぁ…中毒、になりそ……っん…シアワセって、こういうの…?」
肩で息をしながらディタがぼんやりと見上げると、見る間にジーマの眉間にしわが寄る。
「…悪い。限界だ」
言うやジーマはディタの腰を抱え上げて中腰になり、上から一気に突いた。
「ひッ、ああああぁああッ!!」
一瞬、目の前が真っ白になった後、ギシギシと体が軋む感覚でディタは我に返った。
抱え上げられた腰はちょうどディタの眼前にあり、二人が繋がっている様がありありと見える。
激しく上下する肉棒、巻きこまれ絡み付いて形を変える紅い花弁。
じゅぼ、ぐぽ、と絶え間なく聞える水音と共に、抉られて掻き出され、飛び散る愛液。
「っ…ぐ…あっ…は、激し、過ぎッ…ぁ!あッ…」
ぐいぐいと上から体重を掛けて最奥を抉られたかと思えば、ずるりと引き抜かれ、完全に抜け落ちる寸前でそれ以上のスピードで押し戻される。
縋るものの無いディタは、ただ拳を握り締めるしかない。
「…アっ、はぁんッ!…ダメ……コワれるっ!…ア、ぁあああッ!!」
頭からつま先まで強烈な電気が走って硬直し、ガクガクと痙攣して再びディタの意識が飛ぶ。
それと同時にジーマも衝動に任せて、込み上げた欲情の全てをディタの中に放った。
「……っ、はぁ…」
ディタから体を離し、大の字に寝そべったジーマは大きく息を吐いた。
何とも言えない気だるさが全身を包む。
一体、ジーマとディタの製作者たちは、何を思ってこんなところまで二人を人間そっくりに造ったのだろう。
ただ出来るというそれだけの技術への挑戦か、それとも“エルダ”のように何か願いを託されているのか。
不意に、隣のディタがもぞもぞと上体を起こす。
「…大丈夫か?」
返事は無く、どこかボーッとしたままディタは俯いている。と、おもむろに脚を開いた。
こぽりと音がして白濁した液体が零れだし、白く細い太腿をゆっくりと伝っていく。
ゆるりと華奢な手がソコに伸び、指先で拭った。
掬い取ったその液体を物珍しげに眺めたかと思うと、ディタはちゅぷと口に含んだ。
「…ん……ぷ、は…」
指を口から離しながらディタはちらりと横目でジーマを見る。
思わずジーマは視線をそらした。治まったはずの熱が体を、回路を再び熱く焦がす。
必死で「X=sinβ+…」などと小難しい数式を思い浮かべようとするが、まったく思考がまとまらない。
そうこうしている内にディタはジーマの腰に跨り、後ろ手でジーマ自身を握っていた。
「ぅ、おあっ!?ま、待て、ディタ!」
慌てふためいて制止するジーマの声も聞かず、ディタはそのまま腰を落した。
「あぁんっ!…はッ、入ったぁ…」
ふわりと笑みを浮かべたディタは、ジーマの腹に手をついて腰を振り始める。
「……ココ、熱い…わたし、壊れちゃった…かもっ…」
体重を掛けて奥まで飲みこみ、前後左右に擦りつけて円を描いてぐりぐりと抉る。
「ぁ、あ…どう、どうしよっ…止まらな、ぁ…はぁんッ!…ジーマ…ジーマぁッ…!」
蕩けきった顔で切なげに悶えながら、ディタはジーマの上で美しく淫らに跳ね踊る。
「俺は……この国で一番…シアワセなパソコン、だな…」
今夜は眠れないだろうという確かな予感に苦笑しながら、ジーマは与えられる快感に身を委ねた――……。
「……す…すげぇ……」
古いアパートの窓辺で外を見上げ、本須和はぽつりと呟いた。
「どうしたのヒデキ?もっとすごい“えーぶい”外にある?“あおかん”?」
「わわッ!こ、こら!ちぃは見ちゃだめだ!」
本須和は慌ててちぃの目を両手で塞ぐ。
「ちぃ?…ヒデキのここ、元気。ちぃ、がんばって処理する!」
明日、厚手のカーテンと耳栓(二人分)を買ってこよう…などとぼんやり考えながら窓を閉め、本須和は自分の足元にうずくまるちぃの頭を優しく撫でた。


夜も更け、東京タワーに沈む月が重なる。
その姿はまるで古代バビロニアの人々が夢に見た“天まで届く塔”。
不可能を可能に、夢を現実にしてきた人間の背に翼が生える日はそう遠くないかもしれない。
人ではない命もシアワセになれる…そんな日が来たのだから。


(終)
53名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 21:49:28 ID:SE7xLlAJ
以上です。
自分、そこはかとなくエロイIDだw

今月の『New type』の表紙にマジ萌え。
やっぱりCLAMPさんの絵は綺麗で豪奢でいいなぁ…。
あの絵は一瞬、神威と小狼に見えるけどw

そしてついにXスレ落ちたよ。さらば、若気のいたりたち。
54名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 12:41:43 ID:nOrOXtCZ
ディタとジーマ神キタ━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)人(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━!!
待ってました、ありがとうありがとうGJJJJ!
萌えますた
次回作も是非よろしくお願いします(*´∀`*)
55名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:02:26 ID:q+BVjqp6
うっひゃwwwアゲちゃうwwwヽ(゚∀゚*)ノ
56名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 22:37:40 ID:vBSG07dV
けんだっぱ王とそ蘇摩の百合物キボン
57名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:01:47 ID:kC+dtrHc
保守
58名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:01:49 ID:0wKa3oGM
X物はもうこっちで書いていいんだよね?
59名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 20:57:50 ID:0Z7SbByX
ここはCLAMP作品全般おkだよね?
60名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 21:22:37 ID:oteFZBrc
おkです
61名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:22:38 ID:TlGfzFWg
>58、>59
待ってるよ。
62名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 23:35:53 ID:3GC94SFY
ageときます
63名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 02:58:28 ID:liqzWlVM
過疎すぎアゲ
64名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:37:36 ID:zaiIOLce
聖伝の阿修羅は女なのか??
65名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:21:55 ID:3T0VXTcb
>>64
無性
子供は作れないそうだ
66名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 14:07:40 ID:es8uSdUd
無性ってことは両性偶有とは違って、どっちもナイってコトだね。
一応、食事はするみたいだから、後ろを開発すればいいわけだ…頑張れ夜叉王。
67名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:45:04 ID:IKTBZ2cc
女だと思ってた
68名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:44:18 ID:tFgRJ0NQ
X JAPAN復活と同時にXも連載再開…とかないだろうか。
69名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:37:59 ID:ee19HeFa
別にあっちに絡めて連載休止してるわけじゃないからなぁww
その思考回路が謎
70名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:03:56 ID:McXou9ea
ほしゅ
71名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 01:29:33 ID:7FkclDH9
久々にOVA見たんだが、風の体つきがやたらエロい件について。
…てかむしろフェリオが問題発言してる件に(ry
72名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 21:05:17 ID:ZS24ABri
>>71
kwsk!
73名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 21:56:18 ID:7FkclDH9
>>72
絶対中学生の体じゃない、あれ。
OVAは風とフェリオは敵同士なんだが、戦う事に恐れを感じている風に、

「震えるじゃないか。 体 は 正 直 だ な 」

( ゚д゚ )

74名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 00:41:52 ID:j9LeI8rQ
>>73
フェリオGJ発言!

そしてこっち見んな
75名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:08:43 ID:HoxHBuow
ちょwwwフェwww
エロスwww

そ、それはもちろん山崎たくみさんの声なんですよね?
7671=73:2007/08/01(水) 01:31:39 ID:2NtaZqmv
しかし敵でありながらフェリオを心配する風にモエス!

>>75
もち、たくみんです。OVAは3人ともマッパで魔神まとうので、もうなんというか凄い。
フェリオに攻撃された時の風マジエロスw

|\

マッパでこのポーズ。…我ながらわかんねーwww
7775:2007/08/02(木) 00:19:37 ID:TicaJHEW
ありがd。
山崎たくみさんの声、好きなんですよねー。
なんだか色気があって。
OVAはオリジナル展開ってことを知って敢えて見なかった派なんだけど、
一回見てみようかなw
78名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:54:10 ID:2NC5enKb
フェリオでたくみんを知った自分は、某アニメで片言の狐やら三流悪役やらやってるのを聞いてショックうけたくちだw
中の人なんてのはそんなもんかもしれないが、ギャップが激しすぎたw今はむしろフェリオの二枚目声を聞くと、萌えるとどうじに「うはwww狐wwww」とか思ってしまうw
79名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 01:47:16 ID:TicaJHEW
>>78
中の人の顔をあえて見ないようにしてる自分は勝ち組?w
(桧山さんでとてつもないショックをうけたので…)
80名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 03:07:18 ID:2NC5enKb
中の人は見ない、これはある意味お約束?w
声が良ければ良いんだ、声がっ!

しかし、風が悲鳴をあげると喘いでいるようにしか聞こえない訳だがw
81名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 23:31:59 ID:YLWkXTeB
>>78
かつて、NGファイブってグループがおってのうw
82名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 00:07:58 ID:hS6aKdq4
>>81
うはww
テラナツカシスwww
83名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 02:45:28 ID:PRyXwmp4
>69
浅からぬ縁がある両者だから、そういう運命じみた偶然が起きないかと思って言ってみた。

>79
確かに檜山さんはショックだよな。
自分も軽くトラウマだorz
高畑淳子さんはイイ意味でショック。
あんなダークでエロい声なのに、TVでは面白おばちゃんw
84ぶーわ@CCさくら前編:2007/08/14(火) 05:52:06 ID:ySrgB5NW
「み、観月先生……も、もう……やめてください」
 放課後の保健室。誰も居ない校舎の中に、さくらの哀願する声が響く。
「あらあら駄目よ、木之本さん。口答えなんて」
「ひぐぅっ!」
 ベッドで四つん這いのさくらに、手の鞭を振り下ろす観月。さくらの両腕は拘束され、抵抗は許されなかった。
「木之本さんのお尻、もう真っ赤よ?」
「あっ……ひぁっ、あぅっ!」
 二回三回と鞭を鞭を振り続け、さくらの肌を真っ赤に染めていく。その度に観月の体にゾクゾクと快感が走り、恍惚の表情に変わっていく。
「あらあら」
 だが何かに気がつき、鞭を振るう手を止める。
「ひっ……っく」
「悪い子ね、おもらしだなんて」
「ひゃぅっ!」
 シーツに出来た水溜りが広がっていくのを見て、もう一度鞭を振り下ろす。
「悪い子には……お仕置きが必要ね」
 そう不敵に微笑むと、足元に置いてあった自分の鞄をベッドにひっくり返す。それを見て、さくらの顔が恐怖で引きつる。そこにあったのは様々な道具。どれも使い方は分からないが、禍々しさは伝わってくる。
「これでたっぷり遊んであげるわね」
「むぅっ……ん!」
 その中の丸い口枷を取り上げ、無理矢理さくらの口に押し込む。
「大丈夫、痛いのは最初だけだから」
 そう言って今度は、長い棒のようなものを取り出す。丸が連続したその形を見て、さらにさくらの顔が恐怖する。
「少し大きいけど大丈夫、たっぷりローション塗ってあげるから」
「んっ……むぅっ!」
 必死に抵抗するが、拘束された両手は解けるはずもない。
「あら、まだ抵抗するのね……悪い子」
 手にしていたディルドをベッドに置くと、もう一度教鞭を持ち直す。そして、それをもう一度振り上げた時だった。
「やめろっ!」
「!」
 その手を、小さな手が掴む。それに振り向く間もなく、もう一つの手が観月の腹部にめり込んだ。
「かっ……」
 そのまま意識を持っていかれ、観月はベッドに埋もれた。
「大丈夫かっ、さくらっ!」
「……小狼君っ!」
 小狼により拘束具を外され、そのまま彼の胸に飛び込むさくら。
「だから言っただろ、気をつけろって」
 泣きじゃくる彼女の頭を撫でてやり、落ち着かせる。そして視線は倒れている女性へ。
「……一度、思い知らせないと駄目みたいだな」
85ぶーわ@CCさくら中編:2007/08/14(火) 05:54:50 ID:ySrgB5NW
「う……ん」
 次に観月が目覚めた時、状況は一変していた。四つん這いの格好で両手は拘束され、口には口枷。さらに服は脱がされ、下着を晒していた。
「やっと目覚めたか」
「!」
 声の方向に何とか首をやると、そこには小狼とさくらの姿。
「さ、思いっきり仕返ししろよ」
「……うん」
 さくらの手には、先ほどの教鞭。それを見て、体が恐怖で硬直する。
「んんぅっ!」
 思い切り振り下ろされた鞭に、観月の体が反応する。熱くなるような感覚に、体が悶える。
「むぅっ……んっ、んんっぁぅっ!」
 次々と振り下ろされる鞭に、口枷の奥から悲鳴が上がる。だが声にならずに、ただ涎となって口から滴り落ちる。
「はぁ、はぁ……」
「もうそろそろいいだろ」
 鞭を振るうさくらの息もあがったころに、小狼がようやく止めに入る。いくら少女の力とはいえ、大量に鞭打たれた肌は赤く染まっている。
「次はほら、これだ」
「!」
 次に取り出した道具を見て、さらに顔が青冷める。それは先ほどさくらに使おうとしたアナル用のバイブ。
「小狼君やってよ。私、よく分かんないから」
「そうか? 分かった」
 鞭を振り回したので疲れたらしく、続きを小狼に譲る。それを聞き、さらに観月が激しく抵抗する。
「無理だよ、それすっごく固かったもん」
86ぶーわ@CCさくら後編:2007/08/14(火) 05:57:22 ID:ySrgB5NW
 それに気がつき、さくらが観月の顔を覗き込む。年端もいかない子供に弄ばれている……その状況は観月にとって屈辱でしかなかった。いつも弄ぶ立場は、自分であったはずなのに。
「んんぅっ!!」
 次の瞬間、観月の表情が苦痛で歪む。小狼の指が、肛門を弛緩し始めたからだ。
「ほら先生、力抜かないと駄目だよ?」
 さくらが馬鹿にするような笑顔で観月の髪を掴み、乱暴に顔を上げさせる。いつしかさくらの中にも、観月と同じ感情が芽生え始めていた。
「痛いのは、最初だけなんでしょ?」
「お、お願い……許し、て」
 さくらが悪戯に口枷を外すと、哀願の声が漏れた。それを見て、さらにさくらの体に快感が走る。
「駄ー目っ」
「ひぅっ!」
 小狼の指が二本、三本と肛門へ侵入していき、悲鳴がまた口からもれる。
「観月先生って変態なんだね、小狼君にお尻弄られて気持ちいいんでしょ?」
「そ、んな……事……んぁぅっ!」
 小狼が一気に指を引き抜く。
「もう、いいか」
 するとベルトを外し始める小狼。
「あれ、さっきの棒を入れるんじゃないの?」
「いいんだ、どっちも一緒だから」
「ひぅっ!?」
 そのまま小狼の男性器が、観月を貫いた。あまりの突然の状況に、困惑する観月。今、自分は……子供に犯されている。教え子に、こんな少年に。その事実が、快楽と苦痛と同時に襲ってくる。
「んっ……大分、きつい、な……」
「ひぅっ……あ、ぅっ!」
「なんか慣れてるね、小狼君」
「ああ、従妹でよく……っな」
 小狼が腰を突くたびに、観月の体がビクンッと反応する。それを楽しみながら、もう一度観月の顔を乱暴に上げるさくら。
「ねっ、先生。今日から私達の玩具になってよ」
「な……にっ、を。んぅっ!」
「だって、気持ちいいんでしょ? ベッドに縛られて、涎にまみれてさ……」
 バックから犯され続け、会話もままならない観月。そんな彼女を言葉で責め、ゆっくりと、堕としていく。
「んっ、出る……ぞっ!」
 次第に小狼の腰をつく動きが早くなっていく。
「なっ、中はっ……だっ……やぁぁあんんぅっ!!」
 次の瞬間、体の中に熱いものが流れていくのを確かに感じた。
「ねぇ、いいよね? 先生……」
「……」
 涙と涎で汚れ、放心した観月の顔をさくらが覗き込んだ。もう観月には、何も考えることが出来なかった。
「は……い」
 そのまま彼女の意識は、途切れていった。

(終)

「あ、先生おもらししてる」
「失禁したか、お仕置きしないとな」
「うんっ、先生の道具一杯あるもんね。あっ、でも使い方分かんないや」
「大丈夫だ、一通りは分かる」
「……本当に詳しいね」
「従妹で、な」
87ぶーわ:2007/08/14(火) 06:04:54 ID:ySrgB5NW
オチをつける必要があったのかは、謎です。
88名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 12:36:42 ID:4yX5fP5V
ここではアスコット×海って需要あるんですかね?
89名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 17:28:27 ID:GIPZ5zAv
ザガートXアルシオーネをリクエスト
90名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 17:29:57 ID:4yX5fP5V
前にレイアーススレで書いたけど、あれ難しいっすよ;

…アルシオーネかわいいから読みたいけど。

もし書けたら投下します。
91名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 19:37:04 ID:GIPZ5zAv
>>90
よろしくおねがいします
92名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 20:06:03 ID:GIPZ5zAv

1ふたなりカルディナにレイ○される
2フェリオを逆レイ○
3村人に捕まってリンカーン
4ザガートと和姦 マジックナイトを倒す任務をもらうために
体を売る
5任務失敗して エロおしおきされる
       手下共にリンカーン

6三人娘に捕まっておしおきされる
7プレセアに捕まっておしおきされる
8モコナに獣姦
9アスコットを誘惑して逆レイ○

10アスコットに触手モンスター召喚されてレイ○
11サターン版からラファーガから服を剣圧で脱がされるシーンから
それからレイ○
12エテルナの泉の試練でザガートが出てきてレイ○
13クレフの弟子時代クレフからエロいじめされる
14 エメロード姫とレズ
15 オートザム等の敵国の捕虜になる
16デボネアに弄ばれる
17 OVA版で鎖で磔になってるところでレイ○される
これぐらいしか思い浮かばなかった

93 ◆ky3/9.Qkjo :2007/08/24(金) 20:26:22 ID:HPJIbDkA
Idチェック
94 ◆oDmAIaj/7M :2007/08/24(金) 20:27:13 ID:HPJIbDkA
チェック
95 ◆aH7jrRSC0k :2007/08/24(金) 20:28:33 ID:HPJIbDkA
チェック
96名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:17:43 ID:uvwEjdYg
久しぶりにレイアース最終巻読んだらイーグル×光に萌えて萌えてたまらん(;´Д`)
もっと早く萌え返してたらサイトもいっぱいあっただろうになあ…orz
97名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:48:41 ID:I1owz0Np
>>96
その萌えをSSという形でここにぶつけて見ないか?
98名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:47:45 ID:MEQMo+Zr
さがりすぎ
99名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 23:14:47 ID:y67beZqM
>97
駄目なんだ。自分絵はちょこちょこ描いてたことあるけど
文章がぜんぜん書けない…orz
100名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 13:32:03 ID:KV0Mw6N1
100get
101名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 21:55:40 ID:QhNAs1HO
>>88
すごく読みたい
お願いします!
10291:2007/09/09(日) 21:23:39 ID:X9lveaHP
遅くなりましたが、投下します。
ザガート×アルシオーネ。
どっちの視点で書くか迷ったので、両方書きました。
内容が同じなので好きな方をどうぞ。
10391:2007/09/09(日) 21:25:04 ID:X9lveaHP
飽くこともなく、彼女は男を眺めていた。
半身を起こしたその姿を。

神官でありながら鍛え上げられた肢体。
猛々しくもあり、優美でもあった。
触れることの叶わなかった黒髪。
窓の外を見つめるその表情は、こちらからは見えない。

唐突に彼が視線を部屋に向けた。
軽く見回しただけで、今度は彼女自身を見下ろす。

それだけで、彼女の中で何かが沸き立つ。
一度乱された身体の奥深くに、火がつくのを感じた。
しかし、それを悟られないよう、彼女は婉然と微笑む。
返事はない。
そのまま男は彼女を冷たく見下ろすだけだった。
部屋の調度を見るように。

「何をお考えですの、ザガート様?」
細心の注意を払いながら、男に語りかける。
冷静に聞こえるよう、しかし情感をこめて。

それでもしばらく男は女を見つめていた。
その表情からは何も伺い知ることは出来なかった。

やがて、男は彼女に答える。
「夜明けまで、まだ時間がある」

期待。望みの叶う予感。
奇妙なものだ。
まだ、これから起きることに期待しているだけなのだ。
まだ、これから叶う予感を抱いているだけなのだ。
なのにもう湧き起こる、歓喜に近い感情。
10491:2007/09/09(日) 21:25:41 ID:X9lveaHP
男が視線を彼女の顔から外した。
そして、次の瞬間。

彼女の両膝が割られ、熱い楔が打ち込まれた。

「あ、ああっ!」
高い声が上がる。
その声が自らの口から零れたものだと気づいた時には、既に男は自分の最奥に到達していた。

男がその状態で動きを止めた。
圧倒的なまでの質感に、苦しいとすら感じた。
その自分の顔を、男が見つめている。
観察するその顔は、いつもの沈着さを失っていない。
だが、どこか猛々しく、熱っぽく思えた。

ふいに唇を奪われた。
男の舌が自分の中を侵す動きに、応えようと舌を差し出した。
満たされない強さで、噛まれてしまう。
物足りなさに、逆に熱くなっていく。

どれぐらいの時間が経ったのだろう。
ようやく、唇と舌が解放された。

息を吸おうとした。
その瞬間、男が思いきり腰を引いた。
抜けてしまうと思った。
「い、や、ああ!」
思わず叫んだ。

懇願するような叫びに、男が低く嗤った。
そして結合部を見下ろした。
その視線を追うように、自分も同じ場所に目をやってしまう。
なんて淫らなのか。
そうは思ったが、既に羞恥心などどこにもなかった。
10591:2007/09/09(日) 21:26:28 ID:X9lveaHP
身体の向きが変えられた。
横向きになってしまえば、いちばん感じる場所にはもう当たらない。
それでも圧迫感に苛まれていた時、さらに身体の向きを変えられた。
今度は俯せに。
その状態から腰が持ち上げられる。
はしたなく尻を突き出した体勢になった。

思わず男の方を見たが、その表情から内心は伺えない。
表情を消したまま、男の手が彼女の花芯を摘んでくる。
「ひっ、ああぁっ」
身体を震わせ、軽く達してしまう。

しかしその状態の彼女を、男は強く突き上げる。
もう声すらろくに出せないまま、最奥を激しくノックされる。
気が遠くなりそうなほどの、激しい動き。
自分の中がうねるのを、やけにリアルに感じた。

胸を掴まれたり、花芯を潰すように捏ねられたり。

這って逃れるように、片脚が前に行く。
無意識の動きだが、また中の感触が変わり、彼をさらに大きく感じた。
10691:2007/09/09(日) 21:27:14 ID:X9lveaHP
とうに彼女は快楽に溺れていたが、さらに激しい波を感じた。
爪先から始まって、下半身全体が飲み込まれていた。
「あ、あぁ、あん、っあ」
呼吸するごとに、その波は水位を増していく。

そして、男が彼女を引き寄せ。
彼女を突き刺していたものが最奥を強く抉った瞬間。

「ああっ、ああああああああっ!!」

意識が放り上げられた。

このまま死んでも構わないとすら、思った。
10791:2007/09/09(日) 21:27:44 ID:X9lveaHP

******************************


あかるい、とぼんやり思った。
既に朝だった。

男の部屋に、彼女は寝かされていた。
情事ですっかり乱れたベッドに。

部屋の主の姿はすでになかった。
激しい情事の後、何時間も経ってはいないというのに。

こんな朝でさえ。
彼は戦いから離れないのだ。

彼は世界を壊し続けるのだ。
私を壊すのとは違う方法で。

暖かな、どこまでも美しい姫君。
彼女が作り上げた世界は、本当に美しくて。

姫君の光が、世界を包んでいる。

こんな朝でさえ。
彼は戦いから離れないのだ。

鏡を見て、口元を綻ばせる。
すっかり口紅のはげ落ちた唇。
白いシーツを纏っただけの裸体。
――これがエメロード姫付きの魔導師の姿とはね。

彼女もまた身支度を整え。
男の元に参上した。

愛しい男の望む未来を、愛しいその手に差し出すため。


******************************fin
10891(side-Z ザガート視点):2007/09/09(日) 21:29:01 ID:X9lveaHP
もう未来は決まったのだ。
窓の外を見ながら心に呟く。

窓の外には夜の景色があった。
あと数時間もすれば、目に映る全てが日差しを受けて輝くのだろう。
翳りこそあれ、まだこの世界は美しいと言えた。
――やがては太陽さえも失われるのだろうが。

部屋に視線を巡らせる。
広いベッドは、半身を起こした彼と、その傍らに横たわる女を優しく受け止めていた。
女を見下ろす。
透明とも言える白い肌、長い漆黒の髪。豊満な肢体。
激しい情事の後ではあったが、眠ってはいなかった。

婉然と微笑んで、女が声をかける。
「何をお考えですの、ザガート様?」
艶やかな声。
歌うような抑揚。
慈悲深いまでに情感のこもった声。

化粧をしていない顔は、いつもよりもどこか優しげで。
佳い女だ。
恋愛対象というより、性行為の対象としての。

彼はようやく口を開いた。
「夜明けまで、まだ時間がある」

男は理解している。
目の前の女が、情事の続きを期待していると。
ほのかに色づくその表情に、彼自身、自分の中で何かが上昇するのを感じた。
10991(side-Z ザガート視点):2007/09/09(日) 21:29:54 ID:X9lveaHP
何の準備もなく、そのまま女の膝を開いた。
乱れたままの秘所に自らを押し込む。

「あ、ああっ!」
苦痛の声か、快楽故の叫びか。女が高い声をあげた。
そこは熱く溶けていたが、意外なほど狭く、彼を押し返すようだった。
その抵抗を無視して勢いのまま奥まで突き刺した。

達するまで動いてしまおうかとも思ったが、奥に当たった状態で一度動きを止めた。

酸素を求める魚のように、女が呼吸している。
眉根を寄せ、瞳を潤ませ。
その顔は苦しげでありながら、艶めかしかった。

半開きの唇を吸う。
柔らかな感触だが、それをゆっくり味わうような真似はしない。
欲求のままに、奪うだけだ。
そのまま中に舌を差し入れ、気の済むまで蹂躙していく。
女の舌がそっと差し出される。
わざとゆるゆるとそれを噛んだ。
下半身の、繋がった場所がさらにきつく締め付ける。
もし獣が口づけを交わすとしたら、こんな感じだろうか。

たまらなくなって、唇を離す。
濡れた唇がどこまでも淫靡だった。
勢いを付けて、腰を引いた。
抜けそうな程の勢いに、女が高い声を上げた。
11091(side-Z ザガート視点):2007/09/09(日) 21:30:33 ID:X9lveaHP
いい女だ。強く絡み付いてくる。

見下ろすと、彼が自らを突き刺しているそこは、既に熱く溶けていた。
溢れている蜜は、既に水のように柔らかい質感に変わっていた。
すぐに果てそうだ。女も、自分も。

女の白い脚を左側に揃えさせるようにして、横向きにした。
横顔も美しいな、と一瞬思う。
向きが変わったことで、感触が変わったそこを楽しむ。
少し余裕があるのか、女の口からは吐息混じりの、先程より少し低い声が零れた。

さらに左向きに身体を倒して俯せにし、震える膝を立てさせた。
その体勢で女が振り向いた。
そのはしたない姿を罰するように、小さな花芯を指先で摘んだ。
「ひっ、ああぁっ」
すっかり溶けて自分と馴染んだ肉が、震えるのを感じた。

脱力した女の身体を容赦なく突き上げる。
嬌声なのか呼吸音なのかも判別が突かない声が聞こえ、彼を煽った。
自ら動くのと同時に、捉えた女の腰を前後に動かし、激しく抜き差しを繰り返す。
抜く時は絡まり、刺す時は締め付けるそこは、彼を少しずつ上昇させる。

自分の中の何かが灼き切れる。
もう何も考えられない。
そもそも行為の最中に何か考えることこそ、愚かしいのだ。
もう一人の自分が、彼に低く囁く。

その声を振り切るように、彼は腰を強く打ち付けた。
もう動けないのだろう、女はその動きに揺さぶられ続けていた。
動きに合わせて、掠れた短い悲鳴が聞こえている。
11191(side-Z ザガート視点):2007/09/09(日) 21:31:05 ID:X9lveaHP
ランプの明かりが、淡い影を壁に作っている。
獣のように交わる男女。卑猥な影絵だ。
女の影。彼に操られているような動き。
迫力すら感じる豊かな乳房が揺れている。
悪くない。

いや。

最高だ。

影から目を離し、女の腰を力任せに引き寄せた。
最奥に突き刺した状態で、彼は自分の熱を放った。
11291(side-Z ザガート視点):2007/09/09(日) 21:32:10 ID:X9lveaHP
******************************


目を覚ますと、あたりは既に明るくなっていた。
もう朝が世界を支配していた。

こんな時にも、世界は朝を迎えるのだ。

愛しい姫君がどれだけ自分を愛しても。
その想い故に、自らを閉じこめても。
その愛が叶わなくとも。
彼が、姫の魔導師を抱いても。

緩慢な動作で、支度を済ませた。
ベッドの上には、女の姿があった。

この女が自分をどれだけ愛しても。
その想い故に、魔法騎士と戦っても。
その愛が叶わなくても。
彼が、女を抱いても。

全ては、定まった方向にしか動かないのだ。
姫は、消滅を免れないだろう。
最後の瞬間まで、セフィーロのことだけを思い続けたまま。

眠る女の裸体に乱れたシーツを被せて。

彼は眩しい外へとドアを開いた。
愛しき姫が、それでも創り続ける、光の中へと。


******************************


男はついに知ることがなかった。

姫が最後の一瞬、愛しい男のために祈ることが出来たことを。

彼の予想と、未来が違ったことを。


******************************fin
11391:2007/09/09(日) 21:34:16 ID:X9lveaHP
長さバラバラでずいぶん読みにくくなってしまいました。

その上、アルシオーネ視点のとこ、「side-A アルシオーネ視点」って入れ忘れました。

申し訳ない…。
114名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:51:57 ID:qPri9AqV
GJ!
アルシオーネもザガートもいいよー
しかもさりげなくエメロード姫にも言及されて最高
115名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 11:36:39 ID:qtGShpps
最高にグッドジョブ
116名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 19:19:15 ID:jsKDujYY
GJ!
最後涙ぐんでしまった
117名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 20:59:33 ID:tdhkoCiU
王道なザガート×エメロード姫や、ランティス×光も読みたい。

しかしこの兄弟はロリコンっぽいよな・・・
ザガートなんか成長エメロードに興味示さないんじゃないか?
11891:2007/09/10(月) 23:03:17 ID:vgzsSTmN
91っす。
GJありがとうございました。
ここ数ヶ月で(仕事も込みで)一番の賛辞をもらったのがエロパロか…w


ランティス×光って確かに読んでみたいですね。
誰か職人さんお願いします。
…下世話な話ですが、挿入できるんですかね…?
ザガートと成長エメロードの絵は、原画集に載ってて切なくなったなあ。
119名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 00:25:06 ID:rsgp/pFR
セフィーロは自分が望んだ姿にある程度なれるらしいけど
アルシオーネはエロボディーを望むと
ロリコンのザガートの好むから外れていくのか
120名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 22:55:54 ID:vLREAmjr
アルシオーネはザガートの好みを知らなかったんだと思われ。
ザガート様はきっとこんな身体をお好きなはず!って思ってああなってるんなら、可愛いじゃないかw

俺が気になるのはクレフがあの姿を望んだのかどうか。
…望むか、普通?
121名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:35:01 ID:LdbQA7ys
クレフは本来爺さんなんだから
子供の姿を望んでも不思議じゃないんじゃ?
122名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:40:12 ID:LdbQA7ys
ふと思い付いた
ザガートの好むを知ったアルシオーネが
子供の姿になって
ザガートがアルシオーネの魅力に気付き
ハッピーエンドになるというのはどうだろう?
123名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:14:01 ID:mopDvjLM
>>117
ランティス×光いいね。原作だとさりげなく光は二股風味だけどw
いっそ3p(ry
124名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 01:01:22 ID:FcLdWBC/
>>118
そこはほら、エロパロだからなんとでもなるさw

ランティスはけっこうむっつりだよな
イーグルとの3pも面白そうだ。
しかし、結婚制度がない世界ならどういう制度で子供を作っていくんだろう。
兄弟はいても親はいないのか?謎だ。
125名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 12:31:42 ID:7jxRwJmR
空気読まずにフェリオ×風きぼんぬ
126名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 17:54:12 ID:05F0fMWV
空気を読まずにクレフ×プレセアきぼんぬ
127名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 19:09:46 ID:6hXhCeG3
なんかここリクがレイアース多いなww
128名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 22:12:38 ID:bjW8JAUQ
だから過疎るのだよ。
129名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:56:18 ID:aP1NHDHY
空汰×嵐はー?
130名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 02:26:34 ID:VkwV5XkQ
前のスレからずっと颯姫ネタを待ってる
131名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 10:52:28 ID:BLlIwPGs
マイナーだけど、実はCLOVERキャラを待ってるw
132名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 16:02:58 ID:Aone9Pv/
CLOVERいいよね
133名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22:23:26 ID:iJHSSOuU
>>131-132
同意
和彦×スウキボン
134名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 19:38:41 ID:c8QyiIsS
あげ
135名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 16:24:01 ID:iduqNRPK
エンジェリックレイヤーの虎太郎とみさきのも見たいなぁ。
136名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 16:00:17 ID:ZrZFZq0s
みさきちは恥かしがり屋だから、行為まで持ってくのが大変そう
137名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:25:15 ID:MhlZWQ40
空気よまずに
ノヴァ×光 キボン
138名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:44:21 ID:nODSdQAA
ザガート×エメロードが読みたい・・・。

でも、少女エメロードだとザガートがロリになっちゃうね。
139名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:28:04 ID:NcTZpNTa
ロリ上等!!
140名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 02:28:33 ID:PE1vB4r4
ザガートはロリコンだからアルシオーネが
不憫なんだよ
141名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 19:14:52 ID:xUyeSdTQ
保守
142名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:06:37 ID:AWKuMmEK
保守
143名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 11:31:03 ID:Tnt7Ang7
さがりすぎ
144名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:14:41 ID:VgHKZkBk
圧縮に備えて保守
145名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 02:09:33 ID:/4tBKESx
保守
146名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 02:08:54 ID:8PpxrIA5
xxxHOLiCが落ちたな。
147名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:26:53 ID:SnAW2DyU
詠心×玲って需要ある?
148名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:49:36 ID:nsdD8Pam
ノシノシ
ありますYO!
149名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 00:49:15 ID:wPeWaS59
>>147
二次では見たことない組み合わせだから見てみたい
150名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:11:08 ID:CFKlzETw
271 名前: dexiosu ◆a.06orfw 投稿日: 02/03/16 09:46
>>263 ちなみに自分はCLAMPはヘドが出るほど嫌いだよ。
大川は小学3年の同級生だったけど
あいつら11人だった頃の仲間が小説で有名になったのに嫉妬して
各出版社に親のつてから圧力かけまくった末に
仕事できなくさせて手首切らしてしまったくらいだからね。
O橋姉妹や80年代の同人連中も切れてるんだよ、あいつらには。


http://www.clamp-net.com/info/report.html
   ↓
http://nectaful.spaces.live.com/

         資料
http://dexi.sytes.net/ipdirly/kooge/
http://koooge.at.infoseek.co.jp/0519/index2.html
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/kohji_moli_00?alocale=0jp&mode=1
151昴流 ◆GRfHuUla/I :2007/12/21(金) 00:34:31 ID:SoPofvkx
こんばんは(ぺこりとお辞儀)
誰かいますか?
152昴流 ◆GRfHuUla/I :2007/12/21(金) 00:36:24 ID:SoPofvkx
すみません、間違えました(>_<)
153名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 23:34:06 ID:5g9NTorV
北都×昴流キボン
154名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:11:38 ID:9RMTUhxw
保守
155名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:30:18 ID:M+useQKk
hssh
156名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:05:53 ID:9RMTUhxw
保守
157名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 19:15:58 ID:s+VMeLnF
来年はこのスレも、もっとにぎわうと良いな
皆様、良いお年を
158名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 01:12:48 ID:JkPcLRFH
あけおめ
といってみるテスト
159名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 23:01:45 ID:BGZ8wf/x
アスコット×海の鬼畜まだ?
160名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 23:33:23 ID:RP33IYVL
鬼畜なアスコットが想像できない件
161名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 23:41:24 ID:sscDPZJD
ほしゅ
162名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:16:57 ID:Agv9VKI9
「昴流〜、一緒にお風呂入るわよ」
「…え?でも、北都ちゃ」
「ほらほら、ちゃっちゃと脱いで!!」
「わ、わ…」

「流しっこしようか」
「身体くらい一人で洗えるよ」
「遠慮しないの」
「北都ちゃん、変なところ触らな…」
「ちょっと、擦っただけなのに…もう、おっきくなっちゃった。昴流ってば ちゃんと抜いてるの?」
「や…あ、擦らな…でぇ…っ!」
「いいのよ、いっぱい出しなさい」
「ら、らめぇ…出ちゃうよお〜!!!!」

「また、汚れちゃったね」


★「姉弟丼もイイ!!(;´Д`)ハァハァ」
163名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 21:39:21 ID:Agv9VKI9
「北都ちゃん、昴流くん、僕もご一緒しても良いですか?」
「あら、星史郎ちゃん」
「!!?せ、せ…っ」
「…下半身を隠してしまうと、見分けがつかなくなってしまいますね」
「それは、私の胸が小さいということかしら」
「あはは」
「罰として、おっぱいが大きくなるようにマッサージしなさい」
「喜んで♪」

「あんっ、いいわ」
「…北都ちゃん、僕もう上がっても良いかなあ」
「駄目よ」
「昴流くん、顔が赤いですね」
「のぼせたのかもしれ」
「風邪かもしれないわ!星史郎ちゃん!!」
「お注射しましょう、僕ので」

→せいしろう は そそりたった にきぼうを とりだした!

「アッーー!!」
164名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 07:35:51 ID:tuDK2xug
ほしゅ
165名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 02:31:33 ID:oHdFzAIo
>>163
アッーー!!は不要ではないかと
しかし、GJ
166名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 22:48:30 ID:LxpgEHFp
「…あん、いい…わあ」
(北都ちゃん?部屋に閉じこもって何してるのかな?)
「ああっ!!はう…ん」
「北都ちゃん、開けるよ?って、わ…わ!?」
「あら、昴流。」
「ご、ごめんなさい」
「昴流ってば、お姉様がオナニーしてるところを見たわね」
「ほ、北都ちゃん…」
「罰として、私のおまんこ舐めなさい!!」
「!!!!」
「ほら、ほら!」

「そうよ、割れ目に沿って…あん、綺麗に舐めるのよ」
「んむ…」
「ふふ、昴流の顔 私のお汁でびっしょりにしてあげる」
「…北都ちゃん…、動かな」
「ちゃんと舐めなさい!!この間、3Pしたときの写真をおばあちゃんに見せるわよ」
「…うう、ちゃんと…舐めるからあ」

「ねえ、昴流」
「…」
「あんっ、昴流のおちんちん…随分元気ね」
「…。」
「お姉ちゃんばっかり、舐め舐めしてもらって狡いって思ってる?」
「……。」
「69しようか?」
「…うん」
167名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 11:29:21 ID:Bfp5h6PQ
CLAMP 22〜セレブが身障者漫画でボロ儲け〜
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1201002347/
168名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 21:26:58 ID:SsSKrEJ3
ほす
169名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 18:38:40 ID:u8kMiULd
空汰嵐まだー?
170名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:16:31 ID:NPYLFLsY
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
171名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 22:49:20 ID:alS9fjii
昴流くん、北都ちゃんお誕生日おめ
172名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 19:15:32 ID:jndwHShB
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://godblessall.net/2ch/01_info.html
173名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 14:31:50 ID:YghgPMpM
新作まだー?
174名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 16:08:41 ID:OrNmUeYO
新作はまだです
175名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 13:36:03 ID:0s7OE3ld
あげ
176名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 18:13:06 ID:GRYelmlR
CLAMP作品て好きだけど恐ろしく、萌えるカップリングがいないなぁ…w
同性愛要素が強いからか?
若い頃は純粋に神威×小鳥が好きだったが、小鳥が女ファンに嫌われてると知ってショックだった…w
一番自分的クリティカルヒットはアニメ版のクレフ×海かもw
177名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 08:09:02 ID:2cxE/VfJ
キモメン
178名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 16:19:02 ID:nqVJkjuO
>>176
キモいかね?俺には至極マトモなカップルに思えるが…
男も女も、CLAMPのファンは…が多いなw
179名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 18:24:52 ID:zFl/Ho/8
クレフ×海は強引過ぎてなぁ・・・それにクレフ←海に見える
180名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 19:23:14 ID:vfEeJ2+r
アスコット×海のレイプがいいです
181名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 12:07:13 ID:WaWC3cLI
182名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 18:57:44 ID:5+3TZDkz
>>176
ノシ 同じく神威×小鳥好きだった、てか今も好きだ。
自分女だけど小鳥好きw
このスレでも神威×小鳥秘かに期待してる。
183名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 19:40:29 ID:C0WKlIyN
>>182さん
>>176です

かなり感激ですよw自分も女で神威×小鳥スキーなので

クレフ×海は、自分の脳が男×女が自然と判定してるのでそう表記。確かに無理あるw

アニメの最終回の海の会話が可愛くて…大川はレイアースで、ああいうのもやりたかったんだなーと
184名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:57:38 ID:kkkwbuzE
えいぷりるふーる
185名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 13:35:02 ID:tauWtU+M
>>184
IDスゲー
186名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 14:56:59 ID:LFanyGl/
アルシオーネが魔法騎士に捕まってエロおしおきされる話が読みたいです
187名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 22:23:34 ID:4XcBImyV
ここって本当にレイアース好きーが多いな
188名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 22:07:04 ID:p/KmTXUu
レイアースか…フェリオ×風なら需要あれば書く。
189名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 01:36:41 ID:9wLlTMRV
クレフ×プレセアをアニメ放送時の昔から支持している俺負け組orz
190名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:40:09 ID:izK0wE1V
和彦×織葉がCLAMPで一番好きな公式カプだ
191名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 14:12:25 ID:QRjnhpJp
>>189

いや全然負けてないよGJだよ。
海もいいが俺も断然プレセア派。
アニメでプレセア死んじゃって原作にはない双子妹が出てきたけど何か嫌だったね、あーゆーの。
大事なのは入れ物じゃなく中身って大川はわかってそーなもんだが。
192名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:44:44 ID:LJ8PdsWP
>>190
織葉良いよね、好きだ!
あとは北都ちゃんとか、自分の境遇を知っているのに不幸ぶらない子に萌える
193名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:27:52 ID:PY8Uxags
>>188
需要あるよー
194名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 16:49:00 ID:+43N0SzH
>>188
あるある!!是非読みたい!!!
195名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 15:58:02 ID:yvNpMyLl
ほす
196名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 19:50:44 ID:2ggZcX6J
hosyu
197名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 02:12:51 ID:zu7eT8Qi
198名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 14:55:12 ID:QkKU/4hb
連載当時、李×知世を期待していた俺が通りますよ
199名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 21:59:26 ID:p2hZpq7+
セフィーロは意志の力で動く世界だから
意志が強い光、海、風の3人なら立ちションだってできそうな気がする
スカート捲り上げてパンツの股の部分を手で横にずらして
まんこを開いて(手を使わなくても開けそう)綺麗に放物線を描いて放尿する感じ
おしっこは一滴もまんこにかからず、紙で拭かなくても平気ってのがいいね
200名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 12:09:31 ID:/BolMvj9
ほす
201名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 09:42:46 ID:bBrHvzu7
思えばトーン三重貼り時代が一番好きだった
頭身も今ほど可笑しくなかったしな
笑点、今でも売れんのかな
202名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 02:18:16 ID:vmQbvcRc
こんなスレあったんだな

ショタ弟に本気で恋していつか処女を奪って欲しいと願いながら
我慢できずに毎晩オナニーしちゃうキモ姉っていう
姉の親友愛ショタ美少年さくらと才色兼備変態美少女桃也の性転換逆レイプが
連載当時のフェイバリット妄想だったのを思い出した
203名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 10:22:21 ID:Do4Ppd8N
ラファーガ×カルディナに萌える同士はおらんのか!
204名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 14:58:05 ID:AbeHyW7s
レイアースだけでもフェリオと風やら公式カプが固定されてるから
それ以外の風絡みカプが好きな自分は肩身狭いぜー
205名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 20:47:56 ID:0OZowhG+
>>204
自分フェリオ×風好きだが
204の言う風絡みカプが誰なのか気になる
風って他にカプになりそうな相手いたっけ?
206名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 23:08:28 ID:4er3tJLx
>>205
海ちゃん
もちろん風×海だけどね
207名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 02:25:51 ID:oW/gax7n
保守するならいまのうちっと
208名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 13:35:01 ID:aeRVv5BO



CLAMPは人真似をする。(パクリ?)
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1210189723/
209名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:40:21 ID:NTYnBwzI
ほす
210名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 21:19:10 ID:qiYqnIqJ
ほす
211名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 11:22:08 ID:JdIBlSQr
光、海、風の3人はプレセアの家でジュースを飲みすぎた
プレセアの家を出て草原についたとき、3人は余剰水分を放出することにした

セフィーロでは、女性は余剰水分を乳液に変えて溜めて
満タンになったら、乳首から射出する

3人は服の胸元を開いて、乳房だけを出した
そして、勢い良く乳液を射出した

こんなアイデアが思いついたけど、萌えそう?
212名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 17:33:34 ID:NV846nP/
>>211
その妄想力には頭が下がるが、個人的には萌えない
スマンな
213名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 18:29:59 ID:JdIBlSQr
>>212
3人は乳液を射出するとき、乳房を出すことになるわけで
そのとき、3人の乳房にも形や大きさなどの特徴があるだろう
光は貧乳、海は巨乳、風は美乳
こんな感じかな・・・
214名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 12:45:42 ID:47RdYz5r
>>203
同じく同士だ
この二人のSSが読みたい
215名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 22:47:07 ID:IizFTROc
>>213
光が貧乳、海が巨乳、風が美乳
言われてみれば、そんな気がしますね

一番恥ずかしいのは誰で、一番恥ずかしくないのは誰だと思いますか?
216名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 18:29:25 ID:b6whGTAo
恥らうひんぬーは萌える
217名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 21:32:33 ID:3B4q518m
放尿ではなくて放乳だな
放乳するために乳房を出すとき、3人の恥ずかしさは

すごく恥ずかしい:光>海>風:あまり恥ずかしくない

こんな感じだと思うよ
巨乳より、貧乳のほうが出すの恥ずかしいだろう
218名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 08:03:17 ID:ASS5zoAK
>>214
同士よ!!

1終了後、やり切れない気持ちになったカルディナがラファーガを酒に誘って
酔った勢いでカルディナが誘い始めたあげくラファーガに乗っかって
騎乗位で
最初はカルディナがリードしてたのにいつの間にかラファーガのターン

翌朝「責任は取る」とか言ってラファーガが土下座
こんなきまじめな反応されたのが初めてで、照れるやら嬉しいやらなカルディナ

みたいな話が読みたい……誰か書いて(´;ω;`)
219名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 22:22:51 ID:5vB7xyWU
自分で書いちゃおうぜ!
220名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 20:41:24 ID:k8vqYYHd
そこまで出来上がってるなら書けるはず!
221名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:10:01 ID:tJ7CUpba
218に期待しつつ保守
222名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 20:35:34 ID:wrcsiNT/
223名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 12:58:35 ID:ISLjEQzz
ツバサ・クロニクルで、女の子がみんなペットとして飼われているCCサクラの世界の話を誰か?
224名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:51:49 ID:/+kB2U++
225名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 21:17:07 ID:HWKBta1K
226名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 00:46:02 ID:xy2VXs/D
227名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 17:17:10 ID:4Aq5L+T4
228名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 16:18:54 ID:pErq0GAP



CLAMPは人真似をする。(パクリ?)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1210189723/

.
229名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 19:12:47 ID:K+FvS1j+
フェリオ×海 エロ小説希望
230名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 01:24:37 ID:EJopHE94
 
231名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 02:04:36 ID:26oqDtyz
鷲巣×クランプとかいうのがあったから鷲巣のエロも期待していいのかね
232名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 05:10:33 ID:5zJ4uZBP
 
233名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 11:36:29 ID:Enh5aPiS
鷲巣?
234名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 23:31:46 ID:PmM/j8dq
あげ
235名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 01:01:02 ID:GlgoOuLx
>203
ヴィジュアルは様になってるが
ラファーガのキャラがワカラン事には…
236名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 10:01:12 ID:YA54cmvy
「兎屋高雪×こいずみさん」はできますかな?
237名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 22:08:40 ID:UF5BpO9m
過疎あげ
238名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 22:40:17 ID:l55P7BQc
(´・ω・`)
239名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 02:38:28 ID:2L+8PLaX
801はダメ?
240名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 15:04:18 ID:cGpD2TIe
241名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 00:17:34 ID:QpxSG/qz
>>239
ここではないどこかで書いてください
242名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 11:41:11 ID:eoWaPE01
導師クレフが鬼畜に責めたてられる内容でもダメ?
243名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 17:21:19 ID:p4mTF8Wt
801板にたてりゃいいじゃないかw
244名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 17:36:28 ID:wPzu48fk
ほす
245名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 18:31:32 ID:iahJQ4mJ
あげ
246名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 01:21:46 ID:gZ4cN+2M
ザガートとエメロード書きたいけど…幼女エメロードと大人エメロードとどっちがいいだろう?
雰囲気は幼女の方が好きだけど、125cmの幼女に2mの男相手は流石に無理だよな…
247名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 07:43:31 ID:X6xtiX53
幼女
248名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 22:23:35 ID:Hu197Fur
ザガートならテクで何とかなる
ガチじゃなくても良かろ
249名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 16:17:10 ID:q/JdDGvr
ザガートと姫がやったら世界滅びるんじゃ?
250名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:57:15 ID:1v6knXMV


【他人の労力で】 CLAMPアンチスレ4 【自己讃美】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/iga/1221278965/
.
251名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 02:06:01 ID:Tqka+qqh
ほす
252名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 05:15:37 ID:mXdZnL3/
アルシオーネが魔法騎士かザガートに
エロおしおきされるSS読みたいです
253名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 00:05:53 ID:+h6mxedT
>>246
いっそ挿入寸前まで幼女、挿入時いきなり大人になるとか。
まあエロパロなんだから気にせず幼女でもOKじゃないかね
254名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 01:49:41 ID:RaEN+LFI
魔女っ子みたいで萌ゆる>直前変身
世界をどうするかというが、処女じゃなきゃいけないという設定だったっけ?
255名無しさん@ピンキー:2009/01/12(月) 03:03:57 ID:Kl0Wu+r4
セフィーロを一番に想ってないといけなかった。

原作見ると一目惚れっぽい感があるが、
エメロードがそのときはまだザガートが特別じゃない(loveじゃなくてlike)ということにしとくとか。
256名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 00:56:41 ID:p9CCrI+A
>>254
処女である必要は無いな
257名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 07:50:30 ID:LgyBltwY
>>246がSSを書き終えるまで保守を止めない><
258名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:06:33 ID:53CzCjmH
ほしゅ
259名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:00:25 ID:zBPeW2mP
じゃあ俺も保守
260名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:18:51 ID:CkiYXMdw
風疾「俺の童貞お姉さんにあ げ る 」












うえ
261名無しさん@ピンキー:2009/03/04(水) 16:12:23 ID:5/XX+pD3
262名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 10:53:47 ID:SYnM56xA
した
26391:2009/03/15(日) 01:00:30 ID:p+HcTMK/
保守を兼ねて、勢いのままに投下します。
携帯からなので細切れ、スローペースですが。
264フェリオ×風:2009/03/15(日) 01:03:13 ID:p+HcTMK/
彼女の寝顔を、彼は飽くことなく見つめていた。
優しげな造作をした顔。

視線を感じたわけではあるまいが、彼女が身動きする。
仰向けから、左を向いた姿勢へ寝返りをうった。
ずっと見つめていた寝顔がこちらを向いたので、彼は少し気恥ずかしいような喜びを覚えた。

行為の時すら隠そうとしている上半身が、ずれたシーツから半ば露出している。

柔らかな曲線を描く白い胸が、横を向いたことで強調される。
右胸に紅い、彼の執着の証。
淫らな行為によってつけられたものではあるが、彼女の肌にあるそれは、何故か可憐であった――何かの花弁のように。

思わず見とれる。そしてほんの少し、欲情する。

顔にかかっている髪を、そっと除けてやる。
触れた頬も髪も、ひどく触り心地が良かった。

長い睫毛が震え、大きな瞳が薄く開かれた。
「……フェリオ…?」
起き抜けで少しだけ掠れた、それでも可愛らしい声。
その瞬間に芽生えた衝動を、彼は口にする。
「襲いたくなったんだ」

部屋は薄暗かったが、彼女が顔を赤らめるのが分かった。
その半開きの唇を、彼は優しく奪った。
265フェリオ×風:2009/03/15(日) 01:05:38 ID:p+HcTMK/
まだ夢の余韻を引きずっている彼女の反応は、軽いキス一度毎に、常に戻っていった。
それを知覚し、少しずつ彼女の中を侵していく。
おずおずと差し出された舌を、思うままに味わう。
キスを繰り返しながら、手は頬から顎へ、首へ、胸へと滑らせる。
しばらくしてようやく唇を解放する。

潤んだ瞳を見つめて、ささやかに意地悪をする。
「構わないか?」
ここまでしておいて今更何を、と彼女は思ったが、言えなかった。
「フウ」
えを促される。
思わず目を逸らす。頬の熱さがどうしようもなく恥ずかしい。
しかし同時に、どうしようもなく。
――続きが欲しかった。

「し、して…ください…」
目をぎゅっと瞑って囁くような声で言う。
彼は(内心はともかく)それだけでは許さない。
薄く開いた彼女の目を覗き込む。
目を見て言えということか。
彼女はそう理解したものの、二度も言えない。
悔しさも恥じらいも一緒に細い声を絞り出す。
「…おねがい…」

彼の中で何かが決壊する。
彼女の胸を掴むように、手の中で思いのままに形を変える。
もう少しで声にたどり着きそうな呼吸音が聞こえる。
胸の大きさの割に小さな、薄紅色の突起を親指で擦る。
「きゃ…ぁ…」
初々しい反応は愛らしいが、それは彼にしてみればどこか不足でもある。
266フェリオ×風:2009/03/15(日) 01:09:43 ID:p+HcTMK/
今度は口で、罰するように強く刺激を与える。
「っあ、や、あっ」
高い声。
一瞬耐えられずに、彼を離そうとしたが、続けるうちに今度は縋るように彼を抱きしめて啼く。

胸を責めながら、細いウエストのラインを指でなぞる。
くすぐったさに彼女が身を捩ろうとする。
その動きを封じ、そのまま彼女の秘所に指を滑らせる。
中指に濡れた感触。
そのまま指を前後させ、感触を楽しむ。
「ん、あ、はぁ、…あっ」
一瞬指が中に滑り込みかけたが、引っ込める。
期待に震えた彼女の身体を、心底満足しながら眺める。

内心の喜びを隠し、からかうように言う。
「これだけで、もう欲しくなったのか?」
欲しくて堪らない。
だが彼女にそんなことが言えるわけもない。
かすかに、しかししきりに、首を縦に振るのが彼女に出来る精一杯の意思表示だった。

彼はそれを許さず、彼女に宣告する。
「言わなきゃわからないぞ」
言い終えた瞬間に軽く後悔する。
意地悪が過ぎたか?
潤む瞳が、少しの非難を込めて彼を見つめている。
その姿さえ可愛らしいものであったが。

後悔も彼女への愛しさも、ごまかすように行為に没頭する。
粘液のまとわりつく指を、花芽に押しつける。
「ひあ、あ、あん、あっ」
ひとしきり啼かせてから、中に指を挿しこむ。
「あ、あ、はあ、あ、……」
声を堪えて口を開閉する。
いつものこと。
欲しくなったら、彼女が無意識にすること。「どうした、フウ?」
指の動きを緩め(しかし止めることなく)、彼が問う。
「おねがい…もう…」
眉根を寄せ、息を弾ませながらねだる。

彼はその言葉の意味は理解している。
そして彼も早く彼女を貫いてしまいたいのだ。
267名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 01:13:03 ID:p+HcTMK/
それでも。

「どうして欲しいんだ?」
彼が自らのものを、彼女の入り口にあてがう。
「あ…」
彼女が小さく声をあげた。

彼女の手を掴み、今から挿れようとしているものに添えさせた。
なおも彼は繰り返す。
「これを、どうして欲しいんだ?」
彼女の手ごと、ものを軽く動かす。
彼女と擦れて微かな水音が聞こえた。
「あ、あっ」

早く欲しくて、彼女が無意識に腰を浮かせてしまう。
それを彼が軽く押さえつけて止める。

彼が彼女の中に侵入する。
しかし先端の数センチが入った時点でまた出ていってしまう。
それを数回繰り返された。
彼がまた彼女の瞳を覗き込む。
既にいつもの理知的な彼女はどこにもいない。
細い指を自ら彼のものに添え、彼女が小声で求めた。
「私の…中に、…ください…」
羞恥でどうにかなりそうだ。

しかし返ってきた反応は、驚く程優しかった。
「可愛いな、お前」
瞳から涙が一筋、零れた。
この涙は何の涙なのだろう、と彼女は頭の片隅で思った。

掠めるようなキスが降ってくる。
直後に、彼が彼女の最奥まで一息に貫いた。
「っ、きゃああっ!」

「フウ」
優しい声。
「…フェリオ…」
譫言のように呟く。
彼女の髪を透きながら、彼が言う。
「こういう時に、名前を呼んでくれたのは初めてだな」
その言葉に驚き、彼女が大きく目を見開く。

満足げに微笑し、彼が行為を再開させる。
「あっ、ああ、んっ、はぁ、あっ」
中をかき混ぜられる卑猥な音。
268フェリオ×風:2009/03/15(日) 01:16:12 ID:p+HcTMK/
彼女の華奢な身体が熱を帯び、彼を視覚的にも煽る。

中がうねり、絡みつく。
退く動きの最中すら、奥へ奥へと誘う。
そして彼は凄絶なまでに甘い誘惑にのって、早く奥へ、もっと奥へと動きを早める。
何か眩しいものがちらつく。
限界が近い。二人ともだ。
「ああ、あっ、…フェリオ…っ…」
救いを求めるように、彼女が彼の首に抱きつく。
「フウ…」
囁いて動きをさらに速める。
強く彼女を抱きしめた瞬間。
「ああっ、あああああ…っ!」
絶頂を迎えた彼女の悲鳴のような嬌声が上がった。
同時に一際強い締め付けを感じ、彼は彼女の中に自分の熱を全て放った。
269フェリオ×風:2009/03/15(日) 01:20:31 ID:p+HcTMK/
窓の外を見る。
先程より少し明るい。
性行為とは時間がかかるものなのだなと、ぼんやり思う。

傍らでは彼女が目を閉じ、また夢の中にいるようだ。
彼が肌の上に散らした花弁の数以外、深夜に目を覚ました時と変わらない。
しかしその前の行為の後より、彼は幸せだった。

自分の腕の上に彼女の小さな頭を載せ、髪を撫でる。
愛しくて堪らなくなって、呟く。
「愛してる」

「…私もです」

驚いて目を見開く。
「起こしたか?」
ばつの悪さを誤魔化すように、彼女にキスを落とした。
それら全てを、彼女は微笑を浮かべて受け入れる。

そして。

ふんわりと、彼女の唇が彼のそれに重なった。
彼女からの初めてのキス。
一瞬の後に彼は笑って言った。
「こういうのも初めてだな」

いたずらっぽく彼女が問う。
「気に入って下さいました?」
「ああ」
短く答え、もう一度キスを交わして。
二人は短い眠りについた。


Fin.
27091:2009/03/15(日) 01:33:32 ID:p+HcTMK/
終了です。
誤字脱字があったら、脳内で変換お願いします。

キャラの微妙な違いは…反省してます。
271名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 23:28:45 ID:BCH7A9iu
おおおおお、GJ!
こんなのが読みたかった!
272名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 07:47:26 ID:u57je3TB
だいぶ下がってるからage
273名無しさん@ピンキー:2009/03/18(水) 12:56:59 ID:YpUHYPdA
この2人好きだー
GJ!!!!!
274名無しさん@ピンキー:2009/03/22(日) 15:30:29 ID:xFtINFrP
4
275名無しさん@ピンキー:2009/03/24(火) 00:19:28 ID:cbrclN7B
276名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 15:44:58 ID:kqP+n6SG
フェリオ×海 エロ小説 読みたいです
277名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 18:51:38 ID:YCHWkEA5
>>276
欲しがり屋さんだね
278名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 11:47:23 ID:VVId0o/G
自分で書けばいいじゃん

>>270
乙!
違和感なくて良かった
279名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 04:00:29 ID:fDWRByRC
欲しがり屋さんて言い方がエロいな
280名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 15:52:57 ID:0BCrz9xw
規制解除されたからやっと言える。
91氏、GJ!!!
281名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 23:23:04 ID:3DGAs4qA
圧縮前点検しててこのスレ見落としてたことに後悔し
そして見つけられた幸運に感謝した・・・フェリ風最高!
282名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 22:16:43 ID:kEXffwGb
久々の作品ktkr
283名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 09:52:32 ID:nes2cNsU
【隔離】場外乱闘専用スレ【施設】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/
284名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 16:42:29 ID:6jVapFX/
保守
285名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 02:20:35 ID:CYI0UO1t
嵐は空汰の嫁
異論は認めん
286名無しさん@ピンキー:2009/05/14(木) 22:01:57 ID:xpWi6MLs
>>285
異論なんてあるはずがない
287名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 19:40:55 ID:3Ma48hSu
そうだね
288名無しさん@ピンキー:2009/06/10(水) 14:20:57 ID:5qRS184+
保守
289名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 23:30:43 ID:Bk0oTWeC
アルシオーネが任務失敗してザガートにおしおきされるSSが見たいです
290名無しさん@ピンキー:2009/06/18(木) 14:10:25 ID:kH2zlhdw
凄いマイナーだけど神威と護刃が見てみたい
X再開されないかなぁ…
291名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 01:21:34 ID:Xcfc3CUV
>>290
イイ!
292名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 16:29:19 ID:SOZ1X0J8
神威×護刃良いね!
神威の護刃に手を出すな発言には萌えた
空汰と嵐がセットだから神威と護刃がセットで良く一緒にいるし
病院でのやりとりで昴流×護刃もいいと思ったw

神威×護刃
書けたら書いてみたいカプだ
293名無しさん@ピンキー:2009/06/19(金) 17:39:06 ID:yxJ7mjLd
前にあったXスレに一本投下されてたね>神威×譲刃
ビジュアル的にも年齢的にも結構しっくりくるね可愛い感じ。

自分は空汰×嵐が再燃中。ああエロ書きてえ

4人の同居ってシチュエーションは良いよなあ
294名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 02:44:32 ID:UL882+Ka
わあぁ!自分も好きだよ
空汰×嵐、神威×譲刃!
同居良いよなぁ〜
神威と譲刃はルビー文庫のイラストとかテレカとかで、ペアルック&譲刃ちゃんが神威の後ろから抱き付いてる図に萌えて好きになった
封真から譲刃を助けたり、クッキーパクリシーンとか、地味にお似合いだと思ってたw
同居四人衆書いてみたい
295名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:46:22 ID:+Ue2H9i7
保守
思えば神威と護刃ちゃんは良く一緒にいるね
前から神威がやたら心配するのは昴流と譲刃ちゃんってイメージだったから結構しっくりくるな
神威×護刃
空汰×嵐カプと一緒に学生カプで爽やかでいい
この2カプ書けたら書きたいが文才がないから神を待つ

それにしても、初期に譲刃って漢字だったのに後半から護刃になってるよね?
何でだ?
296名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:47:03 ID:NEgtHTgW
O川のセンスじゃね
297名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 00:47:59 ID:+Ue2H9i7
上げてしまった…
すみませんorz
298名無しさん@ピンキー:2009/06/21(日) 02:09:22 ID:lGxq4AgJ
空汰と嵐がくっついた後の同居組を想像すると、
空汰→神威に性に関していらん知識を色々植え付ける
嵐→譲刃から色々聞きまくられる
って感じだろうか
299名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 00:53:18 ID:mktf+RNA
>>298
素敵過ぎる!そして可愛いw
空×嵐・神×譲前提でそう言う話読んでみたいなぁ
何か妙に顔赤くしてる嵐、神威、譲刃が想像出来て微笑ましいw
300名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 22:53:18 ID:7ZK3u1yb
クレフ×海って需要あり?
密かな空汰×嵐・神威×護刃祭りに軽くときめいたw
空嵐大好きだ
神威は腐歓喜シーン多くて、護刃はCLAMPお得意(?)のおっさん×少女プッシュでちょっと気持ち悪いなぁとか思ってたから
神威×護刃はかなりイイ!
そう言えば天の龍に限っては改めて見ると
蒼軌×火煉・空汰×嵐・神威×護刃ってペア扱い描写多いね
昴流は悲しいかな女の子と絡みが少ないなw
お見舞いに来た護刃くらい?
301名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 00:12:21 ID:CUr6bKp0
>>300
草薙と譲刃は父または兄と娘みたいに個人的に思ってるけど、確かにロリコンとおじさん趣味みたいで気持ち悪いわなww
嵐と空汰が病院で一夜を迎えた時、家で恐らく二人きりだった神威と譲刃が気になるw

封真と火煉も結構なんか気になる
物凄くエロくさそいでw
あぁ…Xの続き読みたい
302名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 00:36:08 ID:LU5i8EhR
>>300
> クレフ×海って需要あり?
ありありだと思われ


そういえば譲刃が行方不明で神威が入院中の時期は空汰と嵐はあの家で二人っきりだったんだな。
状況が状況とはいえ空汰よく我慢したなあ。
303名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 05:59:24 ID:IEEFMpUW
草薙×譲刃をキモいとか言うなや
そういう年の差カップルが好きなのもいるんだから批判するならもっとオブラートに包んでくれ
デリカシーが足りないな
304名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 20:12:05 ID:H2tm9Hcq
確かに草薙と譲刃は私もちょっと…だ
封真に譲刃が草薙に似てる!とか言うのにも無理あったし
蒼きさんや星史郎やナタクの父さんやらに似てるのには納得いったけど…w
上にもあった昴流と譲刃良いかもね
X本編で昴流が話した数少ない女性キャラだし>譲刃

あの寡黙な昴流に一人でお見舞いに行ってちゃんと謝り指切りまでして
「こんな時間」と言える程長く昴流と話した上縫いぐるみを最後置いて行く譲刃ちゃんの社交性の高さは凄いw
北都ちゃんとも仲良くなれそうだよね、譲刃ちゃんは
305名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 20:35:55 ID:yOfUrvxk
神威と護刃イイかもね
護刃に手を出すなとかいなくなって心配しまくってたりとか
砕軌との事思い出して落ち込む護刃の肩に手を置いて見詰め合ったりとか・・・
此処見てから15巻読むと全部神威×護刃シーンに見えてきたwww

>>303
自分、CLAMPお得意のかなり年上×かなり年下カプ結構好きだよw
教師×小学生とかレイアースの光のとか普通に可愛いと思ってた
だけと、草薙と護刃はなんというか気持ち悪いってのも同意
護刃が犬鬼を初めて見てくれた人に抱いた感情やら憧れを恋愛と勘違いして盛り上がってるというか・・・
草薙の持つ父性を愛情と勘違いしてるというか・・・
草薙が今まで年上×かなりの年下の男キャラとなんか違う感じはするしね
何とも説明しづらいけど
だから気持ち悪いといわれるのも分かる気がするしカプでもないとは思うよ
自分は嫌いじゃないけど何となくそんな感じw

>>304
昴流と護刃も可愛いね
確かに護刃の社交性の高さは凄いw
ついでに封真に草薙が似てるのが無理あるってのは自分も思ったww

チラ裏ごめん・・・
今度何か駄作UPしてみます
306名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 23:09:40 ID:AeN9pFoE
天の龍は社交性の有る無しが極端だからなw
Xは既成事実があるせいか空嵐が一番妄想しやすいんだが、経験値は嵐と同じ様な筈なのに何故か空汰はやたらと余裕があるイメージだ
307名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 00:47:33 ID:hioQSvH2
空汰と譲刃はかなり社交性高い二人だw

空嵐はもう公式だし妄想もしやすいね、両思いで一緒に住んでるし
でも本当、嵐はウブと言うかそんな感じなのに空汰はかなり余裕だ
密かに緊張してるとそれはそれで良いカップルかもw
308名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 00:07:09 ID:Bd/jpeR7
前のXスレで神護を書いた者です。
あの時、このカプの風当たりが厳しい気がしたんだけど、
意外に需要あったんですねー。嬉しいです。
昴護は考えたことなかったんで新鮮
309名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 08:23:38 ID:1hsla1kz
>>308
神威×護刃読みました!
凄く良かったので是非また新作が出来たら書いて下さい!

神護良いですよね。
神威の一番身近な女の子は護刃な感じですし
何気に同士が居て嬉しいw
昴護も良いかもと思い始めましたw
310名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 23:44:10 ID:iz9EttMn
クレフ×海、読みたい!
wktk
311名無しさん@ピンキー:2009/06/30(火) 09:13:48 ID:MLISp3ps
http://imepita.jp/20090630/283360
これを見ると神護いいなと思ったw
同年代のかわいいカップル
確かに一緒に暮らしてから神威の一番そばにいる子は護刃かも
クレフ×海好き!
あの身長差すら好きになったw
ランティス×光も初々しくて好き
312名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 23:46:12 ID:VSUNptr7
>>309
読んで頂いたんですかーありがとうございます。
書いた内容忘れてたんで、自分でも読み返してみたんですが
あまりの回りくどさと長さに途中で嫌になりましたw
313名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 15:29:19 ID:1HgtL3iv
過疎化…
314名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 00:54:39 ID:fLMZ83zP
ラファーガ×カルディナ、まだ需要あり?
需要ありなら、下手だけど、書いてみようかな。
このカプなら書けそうな気がする。
女性の側が誘う、っていうのはフェリオ×風とは雰囲気が変わるよね?
315名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 12:21:27 ID:AJgbbAOR
久々にagaってると思ったら誘い受けか…
常駐で誘い受けしてる糞も絶対腐女子だな
ありがとう証明してくれてw
316名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 21:21:41 ID:hTWlbC0L
>>314
ぜひ書いて下さい!
レイアース大人カプ好きです

>>315
腐女子の意味分かってる?
317嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 17:16:21 ID:oBwUhcJ4
>>314です。
なんだか、規制されてて、遅くなりました。
「女子」なんて恐れ多い。「婆」とお呼びくださいな。
初心者なんで、不手際、突っ込みどころ満載はご容赦ください。

嵐の夜に(ラファカル)

ようやく避難が一段落し、落ち着き始めた城の中。
一部の人々はまだ不安のため、混乱状態でいたが、
新しい衣装で扇を振るカルディナの活躍で大人しくなった。
厚い雲がかかり、時刻も定かではないが、夜になり、
人々は安全な城の中、眠りについた。

深夜だというのにカルディナは廊下の窓から、
崩壊が進む大地、荒れ狂う空を眺めていた。
ぽつりと呟く。
「うち、チゼータに戻られへんと、ここで終わってしまうんやろうか…。」
ふと気配に振り向くと、廊下の先に、金髪の屈強な剣士が立っていた。
「眠れないのか?」
大股でゆっくり近づき、声が掛けられる。

(ラファーガ…。)
彼をザガートの下で知った。
あの頃、彼は術を掛けられていて、今とは違い、冷酷だった。
そして当時の記憶は無く、自分のことは…知らない。
「お酒でも、あればね、寝られるんやけど。
他のもんはうちの、これ、で眠らせてやれるけど、
うちは誰が眠らせてくれるんやろうね。」
カルディナは扇を振り、身をくねらせる。

318嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 17:54:43 ID:oBwUhcJ4

露出の多い衣装、つややかな褐色の肌、妖艶な仕草、
鋭く見据える水色の瞳…ラファーガは直視できず、目を逸らした。
「…酒なら俺の部屋に何本か残っていたはずだ。必要ならやろう。」
くるりと背を向けると、カルディナの返答も聞かず、歩き始めた。
まさか本当に酒が手に入るとは思わず、カルディナは慌てて彼を追う。

「うちはカルディナ。プロフェッショナルな踊り子あーんど幻惑士や。」
カルディナが明るく自己紹介するも、振り向きもせず、速度も落とさず、
簡単に、ラファーガだ、とそっけなく答える様子に拍子抜けする。

しばらく進んだあと、ラファーガは戸を開けて自室にカルディナを招きいれる。
戸棚を開け、中のボトルを見せた。
「好きなものを持っていくといい。」
カルディナはアルコール度数の高そうな酒を二本取る。
「これ、貰うわ。」
頷いたラファーガはカルディナに帰るよう促す。
部屋から出されそうになったカルディナは慌てた。
「一人で飲めって言うわけ?」女の扱い、なってへんなあ、と説教する。

不安で眠れない、一人でいたくないっていうのに、追い出されては敵わない。
カルディナは面食らった様子のラファーガの脇をすり抜け、
戸棚からグラスを二つ出し、テーブルに置いた。
「付き合ってえな。」
にこりと笑ってカルディナは栓を抜き、酒をグラスに注ぐ。

319嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 19:53:24 ID:oBwUhcJ4

男の部屋に居座り、酒を飲むと言う。
女の突拍子もない振る舞いに驚いたが、力づくで追い出すわけにもいかず、
ラファーガはカルディナに付き合って飲むことにした。

…にしても、この女はよくしゃべる。
しかも、独特な言葉遣いで。さらには酒に強いようだ。

自分と同じペースで飲み進みながら、絶え間なくしゃべる女に、
時々簡素な相槌を打ちつつ、…露出の多い衣装から目を逸らす。

一本目が空き、二本目の封が開けられた。
濃い肌色でも分かるほど頬が染まり、カルディナがかなり酔ってきたと分かる。
「部屋まで送ろう。」
ラファーガが提案したが、カルディナに却下された。
「プリティでビューティホーなうちを一人にするっていうん?」
かなり酔っているらしく、ラファーガにしなだれかかり、膝に乗る。
そして、絡んでくる。
「ラファーガ、ぜんぜん酔ってへんやんか。もっといき!」
グラスに注ぎ、ムリヤリ勧める。
ラファーガはカルディナに一方的に押し付けられ、グラスを呷らされる。
強い酒に一瞬、くらりと眩暈を覚える。

「なあ、こないにええ女が膝に乗ってるっちゅうのに、
何とも無いなんて…そっちのひと?」
ようやく自制しているというのに、あまりな誤解に
ラファーガは即座に否定する。

「じゃあ、わかってるんとちゃうの。」
そう妖艶に笑ってカルディナは唇を重ねる。
ラファーガの唇の反応の鈍さに、カルディナは焦れる。
「もお、こんな無骨な物、脱いでしもて。」
ラファーガの防具をつつき、催促する。
ラファーガはカルディナの積極的な態度に押されて、防具と胴衣を脱いだ。
その間にカルディナの指はラファーガのベルトに掛かる。
あせって彼女の手を取ると逆に引き寄せるようになった。
彼女が妖艶に笑んでまた唇が重なる。
その瞬間、ラファーガの中で、堰が切れた。

320嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 20:20:07 ID:oBwUhcJ4

ラファーガは荒々しくカルディナの唇を割って舌を差し入れ彼女の舌を捕らえる。
彼女の衣装は、そのままでも彼女のつややかな肌を探るラファーガの指を妨げない。
滑らかな背、くびれた腰、華奢な肩を撫で回すうち、カルディナから熱い吐息が洩れる。
ラファーガは力の抜けたカルディナを抱え、ベッドに運び、組み敷く。
再び唇を奪い、今度は首筋を辿り、下がってゆく。

胸元まで下がったと思ったらまた、カルディナは唇を奪われた。
ラファーガの手は背を探り、…こんな衣装でもずらすのではなく…外そうと試みている。
が、どういう構造か分からず、てこずっている様子。
気を悪くした風も無く、カルディナは自分の手を胸元に持っていく。
カルディナの動きに気付いたラファーガは唇を離し、彼女を見た。
カルディナは誘うように妖艶に笑む。
「ここをこうするんや。」
装飾に隠れた金具を外すと豊かな胸がぶるんとはじけた。
驚いた様子のラファーガの頭を抱えるようにしてカルディナは彼を自らの胸へ導く。
右胸はラファーガの唇が触れ、左胸は彼の手が包むように触れる。
カルディナの口から熱い吐息が洩れる。
それに煽られるようにラファーガの唇も手も動きが激しくなる。
カルディナは吐息を抑えることもなく、さらに腰をくねらせる。その動きに触発され、ラファーガは残った衣装に手を掛ける。今度は容易に彼女から剥ぎ取られた。

321嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 20:36:57 ID:oBwUhcJ4


ラファーガの太い指がカルディナの蜜壷へと進む。
カルディナは再び唇を奪われ、舌と指で同時に責められる。
たまらなくなり、カルディナは手を伸ばし、ラファーガの物にズボンの上から触れる。
期待に違わぬ大きさと硬さにカルディナの指はなまめかしい動きを始める。

息を継ぐのにわずかに唇が離れた瞬間、カルディナはじれったそうに言う。
「ん、もう、これじゃまやわ。」
そして、ラファーガのベルトに再び手を伸ばした。

その手を取って、ラファーガが言う。
「少々、はしたないのではないか?」
初めて声を聞いたわけではないのに、男の色気を感じて、カルディナはラファーガの声に痺れた。
「でも、うちの体はまだ、満足せえへんよ?」焦れたように身をくねらせる。
それを聞いたラファーガは彼女の花弁へ唇を移す。
さらに艶を増す吐息を聞きながら、ラファーガは全て脱ぎ捨て、
カルディナの望みを叶える。

322嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 20:44:31 ID:oBwUhcJ4


ラファーガの十分な大きさと硬さを持った物がカルディナの中に進入する。
カルディナは一瞬息を止め、背を反らした。
完全に奥まで達すると、カルディナは息をつく。が、それで済む訳がない。
続いて始まった力強い抽送にカルディナは吐息とも悲鳴ともつかない声を上げ、彼の肩を掴む。

ラファーガは大きく揺れる胸を掴むとその先端を親指で擦る。
それに反応してカルディナの締め付けが強くなる。
このまま続けてはあっという間に達してしまう。
ラファーガは動きを止め、ゆっくりと引き抜いた。


「あっん、まだ…」カルディナが抗議するのに構わず、
ラファーガは彼女の腕を取り、うつぶせにする。
彼の意図が分かったカルディナは素直に従い、彼が腰に手をやったのにあわせ、
腰を上げる。
そして二人は再び繋がった。
さっきよりも深く、強く打ち付けられ、カルディナの褐色の肌はますます熱くなっていく。
ラファーガはカルディナの滑らかな背に唇を這わす。
その瞬間、締め付けが強くなり、彼女の吐息もなお熱くなる。

ひときわ高い声と共に、カルディナが達し、倒れこみそうになるのを、
ラファーガは後ろから抱きしめる。
脈打つような締め付けに耐え切れず、ラファーガも放った。


ラファーガはこの終末に夢を見ているのだとぼんやり思った。
カルディナはこの強い腕なら、やっと望んだ眠りにつけると思った。

323嵐の夜に(ラファカル):2009/07/26(日) 20:46:24 ID:oBwUhcJ4

ラファーガが不快に鳴り響く頭を押さえつつ身を起こすと…横には昨日、一緒に酒を飲んだ女が…全裸で寝息を立てている。身を起こしたせいでシーツが腰あたりまでずれ、豊満な胸が露になっているのに気付き、慌てて胸元まで掛け直してやる。
昨日はどうだったか…一緒に酒を飲み、女が酔ってきたと思った時点で、送ろう、と提案したところまでは憶えている。その先は…魅力的な肢体に溺れたという自覚はある。そして、明らかな既成事実があったことをこの状態で徐々に思い出してきた。
無理矢理奪ったのだろうか。
いや、酒に酔った勢いで、というのは、合意以前の問題だ。謝罪は必要だろう。

女が目を覚ました。
「おはよう、ラファーガ。昨日は優しくしてくれて…おおきに。」
女は怒ってはいないようだ。しかし昨夜はかなり強引だったことも事実。
「すまない。我を忘れて…無理強いした。許して欲しい。俺に可能なことなら償いは何でもしよう。」


カルディナはラファーガの生真面目な態度に面食らい、目をぱちくりさせた。
…酒飲んだ男と女がこないなことになるなんてあたりまえやのに、このひと、謝ってるよ。こんなひと、初めてやわ。…
カルディナはふと頬が熱くなるのを自覚した。とくんと胸が鳴る。
にこりと笑むと言った。
「ほなら、今晩から、ラファーガの腕で休ませてくれる?」
雷鳴鳴り響く嵐の夜でも、このひとの腕の中なら怖ないわ。

324317:2009/07/26(日) 20:49:32 ID:oBwUhcJ4
以上です。
おそまつでした。
>>218のリクを参考に、初作品(汗)。
一部取りこぼし(騎乗位とか)ありましたがご容赦を。
325名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 07:56:20 ID:9zDl9Yj5
GJ!
326名無しさん@ピンキー:2009/07/31(金) 03:09:45 ID:JnEybtcu
>>324
GJです!
327317:2009/07/31(金) 23:21:33 ID:xqujTG6K
316さん、325さん、326さん、おおきに!
328317:2009/08/06(木) 20:04:26 ID:QAHGl3c7
カルディナからチゼータつながりで、お姫様二人の恋人募集中。
誰がいい?
329名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 14:45:23 ID:GdWQHB02
イーグルとイーグルの傍にいるゴツい人(名前ど忘れ)のオートザムコンビ
が、頭に浮かんだw
330名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 18:48:18 ID:hnD+GwDI
>>329
あの、ランプの精よりはいいかもなw
331名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 00:03:33 ID:cN3lUS0c
ジェオ名前忘れられてるw
かく言う自分も甘いもん好きとしか覚えてないけど。
332名無しさん@ピンキー:2009/08/09(日) 00:14:36 ID:q/F6wNu4
車の名前・・・までは思い出したんだがw
333317:2009/08/09(日) 20:31:31 ID:upDvYxH7
イーグルっちゅうことはコミック版設定かあ。
そういうたらチゼータのお姫様二人は眠る前のイーグルと話すシーンがあったなあ。
ジェオとは新生セフィーロでクレフとの会談に同席しとった。接点はあるなあ。
ただ、眠ってるイーグルとどうやって親しくなったらええんやろ?
334名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 20:24:39 ID:mkjuvuW8
イーグルの目が覚めた事にすれば無問題
……じゃないっすかね?
335名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 23:59:39 ID:h1aBV8eM
タータとタトラが悪戯して起きちゃうわけ?
336名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 00:02:16 ID:h1aBV8eM
チゼータ囚われバージョンの海ちゃんのヘソ出しルックはよかったな
337317:2009/08/12(水) 22:42:46 ID:gcpwvpMM
悪戯ねえ…悪うないけど、今のうちでは腕が足りへんわ。
(悪戯から奉仕にとか、イーグル起きへんまんまとか、考えたけど、難易度高いわ。)
せやかて、眠っとったって、念話しはるんやで?
体が動かへんだけで、意識があるっちゅう状態やろ?
イーグルがもてあそばれるイメージないさかい、想像つかへんねん。
イーグルがお姫様方のお相手やったら、彼女達を翻弄して欲しいしなあ。
なんかないかなあ。
目覚めたものの、ところ構わず意識不明になってて、
それを利用して、わざとらしく押し倒す、
っちゅうのも考えたけど、もの足りんかな?
338名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 06:04:51 ID:uvtzL1DF
うざ
339名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 11:36:54 ID:27GnMIgz
大阪弁ウザ…
自分で考え浮かんでるならそれを書けば良いじゃない
340名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 15:02:00 ID:GyGQEoee
誘い受けにお構い召さるな
341名無しさん@ピンキー:2009/08/13(木) 22:28:23 ID:HrsGAIaN
まぁまぁ、ここは普段過疎ってるんだから大目に見てあげれば
342名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 01:58:08 ID:P0JUeDBh
>>337
好きな様に書けば良いさ
ただ、関西弁とやらは辞めた方がいいよ
文字だけだと、ちょっとね
343名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 09:02:40 ID:8qHfpODc
タータ、タトラだからじゃないの?
344名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 14:46:33 ID:P0JUeDBh
タータとタトラになりきっちゃってるって事?
345名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 15:00:42 ID:7xbXM0ZT
なりきりとか痛すぎる
346神×譲 日常的小話:2009/08/17(月) 00:49:29 ID:G+sfDCdG
保守代わりに神×譲、空×嵐で盛り上がったときに思いついた小話
このカップルが成立したらこんな日常あるかなあという感じで。エロ入れれませんでしたorz


「神威さん、おはようございます!」
元気な声に神威が目を開くと、譲刃の笑顔が視界いっぱいに映っていた。
「………」
一瞬事態を理解できなかったが、昨夜は譲刃と共に夜を過ごした事を思い出し微笑みを返す。
「…おはよう譲刃」
「はい!」
ベッドの脇にちょこんと腰掛けながら、譲刃は嬉しそうに笑った。
「今日の朝食当番譲刃だっけ?」
まだ早い時間だが、既に制服姿の譲刃を見て神威が訪ねる。
「はい!今日は嵐さんと当番です。
お弁当も私が作るんですよ。」
そう言うと譲刃は神威に顔を寄せ軽い口づけをした。
「……っ」
「お弁当、神威さんの好きなものいっぱい入れますから楽しみにして下さいね!」
少しびっくりした顔の神威に悪戯っぽい笑顔を向けながら、譲刃は部屋から出て行った。
「…あいつ最近どんどん積極的になってるな」
そういって唇を押さえる神威の顔には照れたような笑顔が浮かんでいた
347神×譲 日常的小話:2009/08/17(月) 00:58:23 ID:G+sfDCdG
一方、譲刃が上機嫌で神威の部屋から出てきたとき、同じ様に部屋から出てくる嵐の姿が見えた
あの部屋は嵐の部屋ではない、嵐が出てきた部屋の主は…。
「あ…」
「……」
二人の目が合い、微妙な空気が流れる
「お、おはようございます」
「…おはようございます」
譲刃は何とも言えない気恥ずかしさに頬が熱くなるのを感じた。
目の前の嵐に至っては余程恥ずかしかったのか、林檎のように真っ赤になっている
「は、早く朝ご飯作っちゃいましょうか」
「そ、そうですね」
気恥ずかしさに頬を赤らめながら、嵐と譲刃は台所に向かっていった。
こうして今日も天の龍学生組の一日が始まるのだった…
348名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 01:01:12 ID:G+sfDCdG
以上です
今回小話でしたが、神×譲と空×嵐ネタはまだまだ色々できそうですね
349名無しさん@ピンキー:2009/08/17(月) 09:32:34 ID:0LQSt6hr
>>348
うわぁぁぁ!
超GJGJ!
神護は好きカプだから読んでてニヤニヤしたw
またお話出来たらと期待してます!
350名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 01:11:12 ID:9E/76izc
>>346-348
心の底からGJ
やっぱり神威と譲刃は可愛くて良いなぁ
癒しカプ

譲刃ちゃんが父の様に草薙を慕っててそれが面白くない神威とか良いかもと頭に浮かんだw
351名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 13:04:21 ID:B740Su+m
これやばば  
GJ
352名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 02:37:01 ID:TuwGQeqH
神護最高!
ありがとう御座います!
小鳥は小鳥で神威の中で譲れない大切な人だろうけど最初から女神みたいな存在だったからね
護刃は等身大カップルですっごく良い
353名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 09:44:19 ID:cntlot69
圧縮回避保守
354名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 00:26:37 ID:06rMzHSK
保守
355名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 17:44:26 ID:tpSjIWPM
保守
Xの同居設定って実はCLAMP作品のなかでもかなりエロにもっていきやすいな
356名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 01:55:11 ID:X24xhq3G
あげ
357名無しさん@ピンキー:2009/10/24(土) 20:23:55 ID:bGlQcywk
空嵐、神護の同居カップルは良いねー
エロにも一番走りやすいw
想像したらニヤニヤして来たw
358空嵐:2009/10/26(月) 04:44:45 ID:q5cxlaVt
煩悩ままに書いた空嵐投下、何回かに分けて投下します


穏やかな土曜日の午後、珍しく昼近くまで寝ていた嵐がリビングに降りてくると、空汰が1人リビングでくつろいでいた。
嵐を見つけると嬉しそうにニッと笑い話しかける。
「おう!嵐おはようさん、こんな時間まで寝てるなんて珍しいなー」
「・・・おはようございます」
空汰の挨拶に答えながら嵐はリビングを見回す。
もう起きているであろう残り二人の住人の姿が見えない。
「…神威と護刃さんは?」
「神威と護刃ちゃんは二人で買い物やて。二人とも夜まで帰って来ーへんみたいやわ。」
「そうですか…、それで空汰さんは何なさってるんですか」
「んー今日は何かする事もないし、どうしようかなあって考えとったんや。嵐は今日何か用事あるか?」
「いえ…私も特に用事は」
「・・・そっかじゃあ今日は嵐と家で二人きりっちゅうわけやな」
うんうんと嬉しそうに頷く空汰に嵐は怪訝そうな視線を送る
「・・・なんですか?」
「いやなんでもないで?そんなことより嵐もこっち座りや」
笑顔で手招きする空汰の言うとおりに、ソファに歩み寄るとぐっと腕を掴まれた。
「!?」
腕を引っ張られた嵐はそのまま空汰の膝の上に座らされる。
「・・・・何してるんですか」
にこにこと嬉しそうな空汰に嵐がボソッと呟く。
口調は怒っているが、頬がほんのりと赤くなっている
359空嵐:2009/10/26(月) 04:54:10 ID:q5cxlaVt
口調は怒っているが、頬がほんのりと赤くなっている
「やー、せっかく二人きりなんやし今日はイチャイチャしようと思ってな」
「な、何いってるんですか」
「だって嵐神威や護刃ちゃんの前ではでイチャつかせてくれへんやん」
「あ、当たり前です!」
嵐は顔を真っ赤にして空汰を睨む
だが空汰は嬉しそうな顔で嵐の頬に手を伸ばした。
「ま、そのかわりにわいに見せへん嵐の表情見れるから別にええけどな」
「え・・・」
「照れて怒った顔とか、優しく笑うた顔とか嵐のそんな顔見れたときめっちゃ幸せやなーって思うんや」
「空汰さん・・・」
二人は真っ直ぐに見つめあった、そのまま自然と顔が近づき唇が合わさる
「ん・・・・」
嵐の口内に空汰の舌が入り込んでくる。
口内を這い回る空汰の舌に応えるように嵐も自分の舌を絡ませていく
「んっ・・・ふぅっ・・」
ゆっくりと二人の唇が離れると二人の唇の間から唾液が細い糸を引いた。
「・・・キスした後の嵐の顔見れるんもわいだけの特権やな」
そう言って微笑むと、空汰は未だ赤い嵐の頬に軽く口付けをし
360名無しさん@ピンキー:2009/10/26(月) 04:57:52 ID:q5cxlaVt
>>359
最後の行コピペミスです
正しくは
×空汰は未だ赤い嵐の頬に軽く口付けをし
○空汰は未だ赤い嵐の頬に軽く口付けをした
です
361名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 19:30:33 ID:9EC56JKn
投下乙!
362名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 12:59:33 ID:emJVLuK/
続き待ち
363名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 18:24:25 ID:fIZ9cJt9
こばと。ってこのスレでいいんですよね
364名無しさん@ピンキー:2009/12/01(火) 19:35:36 ID:OVle6aPh
OK
365名無しさん@ピンキー:2009/12/06(日) 18:50:51 ID:gzPAwM8Q
タータとタトラと姉妹丼
366名無しさん@ピンキー:2009/12/07(月) 23:52:02 ID:ezeabHYT
>>360
GJ!続き期待して待つ。

>>348
お互い事情わかりながら、聞かずに照れ合う二人可愛すぎる。
367名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 20:40:13 ID:N6/S1gNb
WISHはどうなるんだろう
事実上ホモだけど
368名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 23:59:15 ID:Z6hlukvi
つ巣
369名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 05:44:26 ID:5sTVJ+CI
揚げ
370名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 02:01:55 ID:U0rlwkAk
あれホモだったのか……
371名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 18:52:54 ID:2AttkcbN
正確に言うとちょい違うと思う
天使って性別ないじゃん
372名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 10:30:49 ID:kdAiXW7X
庚さんとその部下が、嵐と小鳥をつかまえて
陵辱の限りを尽くすXのエロパロが読みたいです
373黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/07(木) 13:09:52 ID:zCQs1H0l

魔法騎士レイアース 【カオテックハーレム】


    T◆来寇

………………………………………………………………………………………………

かつて異世界より召喚され、セフィーロを救った伝説の魔法騎士、光,海,風。
再び召喚され舞い戻ってきた三人が見たものは
“柱”を失った事により様相が一変し、崩壊の危機にあるセフィーロだった。
更にそのセフィーロを巡り、オートザム・ファーレン・チゼータの三ヶ国が
戦艦で来航し、侵略戦争を開始する。

伝説の“魔神”の力によりこれを幾度も退けた魔法騎士たちであったが
そのうちに時間が無い事を悟った敵対三ヶ国は、
一時的な軍事同盟を結ぶ事に決定する。

それによって今までとは比較にならない一斉攻撃が始まり、
セフィーロ側は炎神レイアースを出撃させてこれを迎え撃つが、
FTO、巨大サンユン、ラシーン&ラクーンの四体に同時攻撃され
遂には撃墜されてしまう。
続いて海神セレス、空神ウィンダムを出撃させるも、
セレスは戦艦主砲に捕らえられて粉々に破壊され、
ウィンダムは飛行機能を失ってはるか下方に落下して大破した。

魔法騎士たちはそれぞれかろうじて脱出し、
ほうほうの体でセフィーロ城に戻ってきたが、
もはや完全に迎撃手段を失ってしまっていた。
その間にも空襲から城を守り続けてきた魔法障壁が
波状攻撃によってついに破壊されてしまう。
このままでは敵艦の上陸は時間の問題かと思われた。

「どうしよう、光…!」
「どうしたらいいかはわからないけど…最後まで諦めない、私…!」
「そうですわ。もうこうなってしまっては最後まで戦うしかありませんわ」

竹槍でB29を墜とそうとするかのように、圧倒的な火力を持つ敵軍に対し、
貧相な剣を握り締めて空を見据える魔法騎士たち。
しかしそんな彼女たちの思いも空しく、
オートザムの戦艦が接近し、終にセフィーロの領空を侵犯した。
兵士たちがこれを追い払おうと魔法を放つが、
戦艦から発射された人型兵器FTOが地面に降り立ち、
まるで積み藁でも打ち倒すかのように兵士たちを片っ端から薙ぎ払っていく。
そして兵士たちを全て打ち倒してしまうと、
魔法騎士の三人を見つけてビーム砲の銃口を突きつけた。
374黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/07(木) 13:14:30 ID:zCQs1H0l

「海ちゃん! 風ちゃん…」
「死ぬ時は一緒よ、光…」

光たちが死を覚悟し、互いの手を握り締めたその刹那、
突如頭上に浮遊していたオートザムの戦艦が、横あいから強烈な射撃を受けて爆発した。
凄まじい轟音とともに炎に包まれて墜落する戦艦。
破片が飛び散り、機体が真っ二つに折れて半分がセフィーロの断崖から落下する。

何事か…? と射撃が来たその方向を振り返ったFTOが見たものは、
まるでこの機を狙っていたのがごとく現れた、空を埋め尽くすほどの数の
謎の漆黒の艦隊だった。

被害を受けたのはオートザム艦だけではなく、第二次の集中砲火を浴び、
あっという間に撃墜されるファーレンの戦艦。
アスカたち王族は脱出艇に乗って墜落を免れたが、周囲を完全に包囲されていたために
たちまちのうちに拿捕されてしまった。

イーグルを乗せたFTOはもはや光たちなどに構っていられず、
すぐにその場から飛び立つと、全速で戦線離脱にかかったが、
背後から放火を浴びて粉々になって砕け散ってしまった。

残るチゼータの戦艦はバリアーを貼って放火を防いだものの、
艦の3分の1が吹き飛び、白旗を挙げてあっさり降伏してしまった。

「な…」
「何なんですの…あれ…?」

あっという間に壊滅した三ヶ国連合軍と、空を埋め尽くす謎の黒い艦隊。
呆然と空を見上げる魔法騎士たちの後ろに、いつの間にか立っていた
導師クレフが、罅割れた声でて告げた。

「あれは…メルセデスの艦隊だ…」
「メルセデス?」
「この世界で最強の軍事大国…そして、最も野蛮な侵略国家」

そう語るクレフの顔は、死人のように蒼白だった。

「これは…本当に大変な事になってしまった」

………………………………………………………………………………………………
375黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/07(木) 13:20:01 ID:zCQs1H0l

………………………………………………………………………………………………

    U◆降伏


それからは迅速で、そして悪夢のような展開の連続だった。
完全に制空権を掌握したメルセデス軍は、まずセフィーロの辺縁に向けて
戦艦主砲による至近距離の砲撃を行った。
その威力たるや凄まじく、わずかな領土しかないセフィーロの
7分の1が一撃で吹き飛んでしまった。
衝撃による地震で城壁の一部が倒壊し、多くの怪我人を生んだ。
もしこれを、民間人が集中して避難している
中枢の城に向けて放たれれば、生き残った人々も一瞬で全滅してしまうだろう。

セフィーロにはまだランティスやラファーガといった強力な戦力が残っていたが、
それでもとても現状を打破できるような力は残っていない事から、
セフィーロ首脳部はこれ以上の抵抗は無駄だと結論づけ、満場一致で降伏を選択した。
降伏の旨を伝えるとともにすぐにメルセデスの軍艦が着陸し
圧倒的兵員によって1時間と経たずセフィーロ城の随所を制圧・無力化してしまった。

「自分たちが犠牲になるので一般市民には手を出さないで欲しい」と主張する
セフィーロ首脳のクレフやランティス、フェリオらは無抵抗を示したものの早々に囚われ、
メルセデス軍艦の牢獄へと投獄されていずこかへと連行された。
セフィーロを守る兵士たちもまた、武器を取り上げられてセフィーロ城から追い出された。
かわって様々な資材がセフィーロに運び込まれた。

それから一日経過し、現在セフィーロ城に残されているのは
メルセデスの軍人と、セフィーロに属する女性ばかりだった。
完全にセフィーロを無力化した事を確認すると、今度は侵略艦隊の司令官たちが上陸し
セフィーロ城に指揮系統の中枢部を移転した。

メルセデス軍の司令官はサムスンといい、
一人で歩行するのも難しいほどにでっぷりと肥り、禿げ上がった頭をした50代の男だった。
副司令官はヒュンダイといい、2mを超す筋肉の鎧を纏った毛むくじゃらの巨漢で、
その獰猛さとは裏腹に常に上官の顔色を伺う腰巾着だった。

「それにしても美人の多い国ですなぁ、閣下」
「それでこそ楽しみ甲斐もあるというものよ。グフフフ」

手枷をはめられ、道の左右に一列に並べられた虜囚の女たちを見回しながら
サムスン司令官は好色そうな目で一人一人を品定めする。
376名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 13:25:00 ID:zCQs1H0l

「お前とお前。…それからそっちのお前」
「わ…私?」
「無駄口を利くな! サッサとこっちへ来い!」

そして杖の先で何人かの美少女、美女らを選び、
逃亡の難しい奥まった場所へと移動させる。
移動中の兵士の説明によると、セフィーロ滞在中、
高級将校たちの身の回りを世話させるための「慰安婦」にするのだという。

光、海、風の三人は、それまでの手枷に加えて、
金属のタグにそれぞれの名前をを記入した、犬のような首輪をはめられた。
そして前後を銃を構えた兵士たちに挟まれ、
長いこと歩かさせられた末に広壮な一室へと連行される。
室内に一歩足を踏み入れたとたん、三人はそのあまりのきらびやかさに一瞬わが目を疑った。

そこはほんの半日前にメルセデス軍によって持ち込まれ、整理された、
目も眩むほどの豪奢な調度や美術品で埋め尽くされた一室だった。
光たちの世界の単位で言えば広さは端から端までが50m以上あろう。
暖かい空気と甘やかな香り。
床には複雑で優美な紋様を描くチゼータの最高級の絨毯や、
美しい毛並みをした巨獣の毛皮が敷き詰められ、
また部屋の周囲には、緑が濃く背の高い南国の観葉植物が何種類も間隔を密に立ち並び、
床には豹や孔雀たちが放され、その賑やかさは外の陰鬱な天候を忘れさせた。
部屋の一隅には常時ウェイターが控え、女たちたちが注文をすると
即座に最高級の美酒や王侯貴族のようなご馳走を、銀盆に載せて運んでくる。

室内に入ってすぐに光たちは手枷を外されたものの、首輪についてはそのままで、
しかもどうしても外せなかった。
それどころかその首輪には人間の頭部を楽に吹き飛ばすほどの爆弾が仕込んであり、
無理に外そうとすると死ぬとまで兵士に脅された。

「それからこの部屋から勝手に逃げようとしても爆発する。
 将校に逆らったり、気分を損なうような真似をしても爆発させられる。気をつけろ」

慄然として立ち尽くす三人をよそに、兵士たちは説明を終えると
さっさと引き上げて外側から扉に鍵をかけてしまった。
完全に引き上げたわけではなく、常時扉の外には立哨が待機しているようだ。
377黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/07(木) 13:29:34 ID:zCQs1H0l

「光! あなたたちもここへ?」
「えっ…? あっ、プリメーラ!」

部屋の中には既に先客が何人もいたが、説明を受けて解放された光たちに
まっさきに語りかけてきたのは妖精プリメーラだった。
そして周囲を見渡すと、その他にもプレセアやかつてエメロード姫に仕えていた美貌の女官たち、
市民の中から選りすぐられた少女たちが所在なげに屯していた。
中にはつい先刻敗戦によって虜囚の身となった、
ファーレンのアスカたち異邦の女たちさえ混ざっていた。

「私たち…どうなるの、風ちゃん」
「わかりませんわ、光さん」
「それにしても随分豪華な牢獄ねー」
「牢獄やないで」

ソファにもたれかかりながら、同胞のタータ&テトラと
銀杯を傾けて美酒を堪能していたカルディナが、
半ばろれつの回らぬ口調で会話に割り込んできた。

「これは後宮(ハレム)と言うんや、うちらの国では」
「ハーレムですって…!?」

自らのこれから待ち受ける運命について既に知っているのか、
酔いどれながらも覚悟を決めて緩く構えるカルディナたち。
後宮と聞いて思わず身を固くする海と風。
意味がわからず首を傾げる光。

「コラ!お前たち、靜かにせんか!」
「整列しろ! 司令官様のおなりだ!」

そして司令官の来訪を告げる声とともに、室内にたむろしていた美女たちは
羊の群のように押し黙り、ざっとドアの左右に整列してあるじの到来を待つ。
その列の端で、三人のもと魔法騎士たちは首をちぢこめながら
兵士たちに守られて来室したサムスンとヒュンダイ将軍の姿を恐る恐る眺めた。

魔法世界セフィーロに一夜にして築かれた新しき『後宮』。
その淫猥にして倒錯と狂気に満ちた物語は、ここから幕を開けるのだった──


                                          〈続〉

………………………………………………………………………………………………
378黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/07(木) 13:36:41 ID:zCQs1H0l
>>365の「タータとタトラと姉妹丼」に、カルディナも加えて4P…
いやいっそレイアースの全ヒロイン(勿論エメロード姫も)入り乱れての
乱交パーティーを書いてみるか と思ったら
異様に長くなり、エロに辿りつかないうちに書く気を失ってしまった…

要望あるのなら続きを書くかもしれない
379名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 18:33:32 ID:1Q7FaTRe
読み進めて来てwktkが抑え切れない!
と思ったらw

是非、褐色の4Pや、魔法騎士から魔法隷奴への華麗なる転身をお願いしたい!
でも、プリメーラはさすがに難しいんじゃ…?願えば程よく成長するのか、セフィーロだけにw
380名無しさん@ピンキー:2010/01/08(金) 22:26:14 ID:LwPbPkQ/
>>378GJ!
続き期待しとく

光海風は責任を感じて率先して身を投げ出す展開とかも期待
381名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 00:07:17 ID:XVe821LZ
これは続編が待ち遠しいんで早く書いてくれ
382名無しさん@ピンキー:2010/01/10(日) 15:51:34 ID:wLDdwvuY
ツボった続きを期待してまつ
サムスンとヒュンダイ将軍にSEXマシーンにされるMナイト
(;´Д`)ハァハァ
383名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 09:52:07 ID:ph+PYnoL
………………………………………………………………………………………………

 【魔法騎士レイアース カオティックハーレム】
 〈第2夜〉


    V◆来臨

魔法世界セフィーロの中心に屹立する、澄明な結晶による三本の巨塔。
光たちの世界の尺度で言えば、高さ300mほどもあろう、
剣を模して築かれたその3本の構造物で挟まれた空間に、緑に溢れる宏壮な中庭があった。
中庭に面した大ホールは、この国を制圧した侵略国の軍隊によって後宮に作り変えられ、
そこでは今、国中から選りすぐられた美女たちが、
これから待ち受けるであろう運命に身を縮こませて懼怕している。

「メルセデス空軍第二艦隊司令官にして遠征軍総司令官、
 ランボルギーニ・エラントラ・サムスン大将閣下のおなりだ!」

目深に軍帽をかぶった軍人たちが、部屋に屯する女たちを高圧的に扉の左右に並べさせる。
ややあって開いた扉の彼方から、兵士たちに囲まれ、でっぷりと肥って杖をついた軍服の男が姿を現した。
室内の兵士がいっせいに頭を下げたのに倣い、扉の左右に並ぶ女たちもぎこちなく一礼する。
海や風も内心を押し殺し、光の頭を押さえつけて頭を下げたが、
撃墜されたファーレン艦からの捕虜であるアスカと彼女付きの女官たちは、
気位が高すぎ、御辞儀どころか整列すらしようとしなかった。
そのためお目汚しになるとの事で、兵士たちに引っ張られ一時的部屋の片隅に追いやられる。

「面を上げぃ」

まるで豚の啼き声のように野太く、聞き取り辛いその声に、
女たちは頭を上げ、サムスン将軍は脂ぎった好色そうな目で1人1人を見定める。

(光さん、けっして歯向かっては駄目ですわ。
 武器は全て取り上げられてしまったのですし、今はおとなしくしていてなりゆきを見守るんですのよ)
(うん、わかったよ風ちゃん)

小声で会話を交わすと、光はおそるおそるサムスン将軍を覗き見た。
脂肪の塊に人間の目鼻をつけたかのような醜怪な生物だった。
胸には悪趣味なほどに重たげな勲章を大量につけている。
口髭を生やしたその顔と権高に反り返ったその姿は、「天空の城ラピュタ」のモウロ将軍そっくりだ、と光は思った。
サムスンもちらとこちらを見返したが、その視線は大して興味もなさそうに光の上を素通りした。
どうやら彼は巨乳好きらしく、三人の中では特に風に興味深げな視線を注いだものの、
それもすぐによそへと逸れてしまう。
興味の対象が自分たちに無い事、そして当面の間標的にされる心配はないようだとみて
海と風はひそかに安堵の吐息をついた。
384黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/14(木) 09:59:16 ID:ph+PYnoL

続いて光は周囲の兵士たちについても観察する。
その中でも1人だけズバ抜けて背の高い、眉毛が無く、角ばった顎をした大男が嫌でも目を惹いた。
身長は2m以上はあるだろう。服の上からでもわかるほどの、
圧縮した生ゴムのような高密度の筋肉を全身に纏っている。
周囲に撒き散らしている並ならぬ獣臭からも、室内に駐留する兵士たちの中でも、
彼が飛びぬけて危険な存在であるという事が剣士である光にはすぐにわかった。

光に見られている事に気づいたのか、その男もまた彼女を見詰め返してきた。
その瞬間、光はまるで視線によって身体を陵辱されたかのような感覚を覚え、
足が竦んで身動きがとれなくなった。
ニマリと唇を歪め、巨漢はなおも光に視線を注ぎ、
中性的な魅力を漂わせる愛らしい顔立ち、
決して肥っても痩せぎすでもない、武術によって程よく鍛えられた、
その無駄肉のないほっそりとした肢体や、未成熟な胸の膨らみ、
ミニスカートから伸びる健康的な太股などをじろじろと無遠慮に観察した。
ニタニタと笑う男の視線に耐えられず、光は生理的な嫌悪感を覚えて目を逸らす。
だが、なおも男は彼女を見詰め続けている。

その膠着を破ったのはサムスンだった。

「よくやった。なかなかの綺麗どころばかりを集めたのぅ、ヒュンダイよ」
「ははーっ! 恐れ入ります」

ヒュンダイと呼ばれた大男が弾かれたように頭を下げる。
下位の兵士たちとは明らかに軍服が違う事から、彼もまた相当に高い地位にいる男らしい。
視線が外れ、ほっとひと息をつく光。
385黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/14(木) 10:02:39 ID:ph+PYnoL

「さっそく何人か所望したいところじゃが…まずは誰からにしようかのぅ。
 ほうほうそこのお前、仲々おっぱいがデカいではないか」

怯えて身を縮こませる付近の女たちの中から、まるで浮かびあがるかのように
1人だけ毅然として敵意をもった視線を突き刺しているプレセアに目を留める。
歩み寄り、故意に視線をはずした彼女の顎に手をかけて整った美貌を鑑賞した。
のみならず、薄い白のローブで抑えつけているだけの豊かな乳房を鷲掴みにし、
プニプニと弾むその揉みごこちをも確かめる。

「触らないで!」

とっさに手を閃かし、サムスンの頬に強烈なスパンクをお見舞いするプレセア。
だがそれは深々と頬の肉にめりこんだだけで、ボヨンと不快な手触りとともに弾かれてしまった。
次の瞬間サムスン親衛隊たちが、一瞬で彼女の後ろ手を取って地面に押し倒し、
頭と足を押さえつけ、無数の銃口を突きつける。

「くっ……! 放せ!」

身をよじって逃れようとするも、関節を極められているので何もできない。
プレセアは今にも唾でも吐きかけそうな顔で、憎々しげにサムスンを睨みつけた。

「気に入ったぞ。名は何と言う? ワシャ金髪は大好物でのう。ヌフフフフフフ」

怒った様子もなく、上機嫌で獲物を見下ろすサムスン。
制止する海の腕をふりほどいて、「プレセア!」と光が駆け寄ったが、
兵士たちに銃を突きつけられ踏みとどまった。
すぐに追いついた海と風が光を抱きしめ、身をもって銃弾から彼女を守ろうとする。
その三人を完全に包囲し、頭に銃口を押し当てて引金に手をかける兵士たち。
自らの無力さを噛み締めているのか、誰ひとり助けに入ろうともせず、
気の毒なものを見るような目で事のなりゆきを見守る女たち。

「無礼者!」
「──!?」

その押し黙った群集の不自然な沈黙を破ったのは、
部屋の片隅から上がった甲高い子供の声だった。
386名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 10:06:43 ID:ph+PYnoL

………………………………………………………………………………………………

    W◆爆殺

「黙って見ておればこの豚めが。一介の将軍の分際で何をしておるのじゃ。
 お前たちのやっている事は明らかに軍人としての範疇を超えておるのじゃ」

声の主は、部屋の片隅で首輪を外そうとひそかに悪戦苦闘していたアスカだった。
生まれつき人に命令し慣れた皇族としての権高さと、
子供らしい愚直な義侠心とで、羽団扇を突きつけてメルセデスの軍人らを糾弾する。

「今ならまだ許してやろう。今すぐこれを解いてわらわたちをここから解放するのじゃ!」
「この餓鬼が!」

口を押さえつけて黙らせようとした兵士たちの前に、側近の女官たちが割り入って啖呵を切った。

「控えよ、下臈めが!」
「アスカ様への重ね重ねの狼藉、とても許してはおけぬわ!」

何事じゃ……? と、サムスンはプレセアから視線を逸らしてそちらを注視した。
女官たちは私物入れから皇室の紋章を象嵌した印籠を取り出して突きつける。

「控え控えい!
 ここにおらせられるお方をどなたと心得る!
 畏れ多くも大ファーレン皇国 第一皇女のアスカ様なるぞ!」
「そのアスカ様に対する薄遇のほど、もはや捨て置けぬ。
 今すぐ待遇を改め、最上級の個室へと案内(あない)し、しかる後に叩頭して非礼を詫びよ!」
「身代金は好きなだけくれてやろう。だがそれまで我々に対する非礼は許さぬ!
 まずはこの窮屈な首輪を外すのじゃ」
「やがて大挙して飛来するわが皇国の援軍艦隊にまとめて蹴散らされたくなかったらの!」

母国の権威を嵩にきて、精一杯に虚勢を張るファーレン勢。
それが彼女たちの並ならざる不安の裏返しである事は、その場にある誰もが容易に見て取れた。
更に女官たちは新興国であるメルセデスの成り立ちとその蛮行を罵倒し、
ファーレンがいかに長い歴史を持ついかに優れた偉大な国であるか、
皇女であるアスカに手を出したら、精強なるファーレンの軍隊が黙ってはおらぬぞと
いったような事を長々とまくしたてた。
対する兵士たちは動揺したそぶりもなく、ひややかに一瞥しただけだった。
387黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/14(木) 10:10:16 ID:ph+PYnoL

「調度良い機会じゃ。お前たち、よく見ておくが良い」

女官たちの要求を取りあうそぶりもなく、サムスンは周囲の女たちを見回してそう告げた。
彼が顎をしゃくったのを見て、それまで光やプレセアに銃を突きつけていた兵士たちが
持ち場を離れてそれぞれに出入口を固める。
側近のヒュンダイはリモコンのようなものを取り出し、
女官たちの首輪のタグに名前とともに刻印されていたシリアルナンバーを次々に入力した。

とたん、アスカを囲んで声高にさえずっていた女官たちの首輪のランプが赤く輝き出し、
ピッピッピッ… と耳障りな電子音を立てはじめた。
その音は初めは等間隔だったが、次第にピッチが早くなって急かしたようなものとなる。

「な… 何じゃ何じゃ?」
「やかましいの。音による嫌がらせかや?」
「これだから歴史の浅いの北狄の猿どもは」
「メルセデスの賤民ども! 繰り返し言うが今すぐこれを外すのじ…」

────ボボボボン!

次の瞬間、女官たちの首輪がまとめて 爆 発 し、後宮の一隅に大輪の血の華を咲かせた。

火薬臭を漂わせる煙が濛々と立ち籠め、玩具のように容易く吹っ飛んだ頭部が
周囲の女性たちに当たってハネ帰り、血の尾を引いてごろごろと床の上を転げ回る。
顎から上だけになった女官の頭部が、首から上を失ってなおも佇立している自分の体を
次第に光を失いゆく目で不思議そうに眺めたが、
その身体もまたようやく自らが死んだ事に気づいたかのようにぐらりと傾ぐと、
どう、と音を立てて床に倒れ伏した。

アスカは、至近で爆死した女官たちの血飛沫を浴び、
バケツでぶちまけられたかのように上半身一面を一っ赤に染め上げられていた。
彼女は何が起こったのかわからず、麻痺したように呆然と立ち尽くしていたが、
震える手で自分の顔にこびりついたヌメヌメを拭い、それが女官たちの脳漿である事に気づくと、
へろへろと茫然自失のていでへたり込み、白い湯気を上げて足元を尿で塗らしてしまった。
388黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/14(木) 10:13:15 ID:ph+PYnoL

「〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!」

一瞬の沈黙の後、部屋は恐慌状態になった。
女たちはあらんかぎりの声で絹を裂くような悲鳴を上げ、ある者はその場にへたり込み、
ある者は反射的に走ってその場から逃げ出そうとした。
だが先頭の者が神殿に仕える女官特有の長いスカートを踏まれて転倒し、
その体に足がひっかかったすぐ後ろの者たちもまとめてまろび倒れる。
床に転がった者たちを散々に踏みつけながら、後続の女たちはなだれを打って
兵士たちが固める2つの扉へとそれぞれに殺到した。
群集心理に突き動かされるまま、自分もまた逃げようと慌ててそちらへ向かう光を、
海が後ろから袖を引いて静止する。
プリメーラもプレセアも、動揺を隠せない状態でありながら、互いに目配せして
その場に留まり成り行きを見守った。

次の瞬間銃声が轟き、更なる悲鳴が上がった。
サムスン将軍が入ってきた側の扉から、兵士を押しのけて出ようとした女たちが、
至近から撃たれ血飛沫をあげて倒れたのだ。
それを見て石化したかのように女たちの動きが止まり、
二度、三度天井へ向けて兵士たちが発砲すると、女たちはじりじりと扉から離れて
再び室の中央に戻ってしまった。

「わかったな。儂らに楯突く者は殺す。
 無許可で逃げようとする者も殺す」

プロの軍人らしく、人を殺させた事への何の精神的動揺も見せず、
両手を広げて冷徹にサムスンは言い放った。

「だがそれ以外の者には、王族のような厚遇と、
 普通ならば何年かかっても手に入らぬ、金銀財宝の報酬を約束しよう。
 もっとも、儂の不興を買わん限りは…だがな」

殺人をはじめて見せ付けられたのだろう、
部屋に取り残された女たちは、涙を浮かべ、抱き合いって互いを慰めながら、
壊れた人形のようにがくがくとかぶりを振った。
最早彼女たちには抵抗の意志は残ってはいなかった。
その一方で光たちは、兵士たちの非道な行為にふつふつと湧き上がる怒りを抑えきれなかったが、
今はただじっと拳を握り締めて立ち尽くすほかになかった。


                                          〈続〉

………………………………………………………………………………………………
389黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/14(木) 10:16:52 ID:ph+PYnoL
なげー…長すぎる…

超絶過疎スレなのに、ちゃんと読んでくれた人がいたみたいなんで感謝。
一週間ぶりに続きを書いてみたが、これだけ長く書いといて先週からまったく話が進んでいない…
次回はようやくエロシーン突入。カルディナ&タータ&タトラの褐色三重丼予定。
390名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 19:57:01 ID:oVXFickq
GJ!大作な予感・・・エロエロ期待してます
391名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 23:31:33 ID:UfZLtTB9
ザガートとエメロードのも読んでみたい
392黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:22:17 ID:x8jIWC9W

 【魔法騎士レイアース カオティックハーレム】
 〈第2夜〉 (承前)


    X◆舞姫


──ポロン♫

「……?」

〜〜〜〜♪

「何だ?」

陰惨な空気が漂い出していた一室に、ふいに弦楽器の奏でる陽気なリズムが鳴り響いた。
横笛の紡ぎだす剽げた音色がそれに重なり、弦音と絡まり合って妙なる調べを作り上げる。
あまりに場違いなその音色に、兵士たちも女囚たちも思わず何事かとそちらを仰ぎ見た。

チゼータの民間楽器である琵琶(ウード)を奏でているのは、同国の王女であるタトラ、
笛(ネイ)を吹いているのはその妹のタータだった。
そして音楽に合わせ、薄絹の長い羽衣を靡かせながら、
褐色の肌をした肉感的な舞姫が踊っている。

「カルディナ…!?」

目を瞠る光。
セフィーロ王宮に仕える幻惑師(ラル)にして、かつては渡りの踊り子だったというカルディナは、
手足をクネクネとうごめかせ、エキゾチックでミステリアスな舞踊を披露し
流麗で躍動的な動きによって人々の目を惹き付けていた。
そして緩やかにペースが早くなっていく曲の中で、彼女の動きもまた次第に速くダイナミックなものとなり、
それが頂点に達したところで衣服が螢光のように淡い光を放って消える。

ただでさえ露出の多い彼女の普段着より、更に露出の多いその衣裳は、
光も初めて見るコスチュームだった。
首輪と手足につけた数々の金環を別にすると、
乳首の部分に宝石を象嵌した、乳輪が見えるか見えないかというほどの小さな黄金のニプレスと、
同色の紐のような下着をつけただけの、まるで裸のようなあられもない姿。

(きゃっ!?)
(光、見ちゃダメ!)

状況を察知した海が後ろから光に両手で目隠しをする。
393黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:24:14 ID:x8jIWC9W

「ほう、これは面白い余興じゃ」

銃口を向ける兵士たちを手で制し、サムスンは部下に椅子を用意させて思わぬ見物を続けさせる。
カルディナは彼に向けて感謝の投げキッスをすると、今度は魔法で光の柱を作り出し、
チゼータ風の今までの音楽や踊りとはうってかわった
ムーディな音楽に合わせてポールダンスを踊り出した。

片手でポールを持ってゆっくりと周囲を一周し、片脚を大きく掲げ、
細い線一本で隠してあるだけの股間の媚肉を覗かせながら柱に絡ませる。
そのまま柱を中心にくるくると回り、屈みこんで豊かな尻を突き出して左右に振る。
柱に逆しまに張り付き、長い脚を180度開いて旋回したまま下降する。

輝くような笑顔の美貌の舞姫が、黒豹のようにしなやかな身体を撓ませ、大きく股を開き、
必要以上に胸を揺らして見せる官能的な踊りに、
最初は胡散臭げな目で眺めていた兵士たちは、いまやヒューヒューと口笛を吹いて囃し立て、
女たちは呆れて遠巻きにそれを見ていた。
何か怪しげな動きはないかと周囲に視線を払うヒュンダイをよそに
サムスンはこの思わぬ興行にニタニタと笑みを浮かべて魅入っている。

(海ちゃん、見えないよー)
(まだダメよ光!)

じたばたと手をうごめかす光を後ろから叱りつける。

(それにしても、何だかすっごくいやらしいわ)
(踊り子と言っても不景気な時もあるでしょうからねぇ。
 カルディナさんはそんな時はこういったダンスを宣伝塔として、
 それによって釣れた上客を相手に、夜の営業で稼いでいたのではないでしょうか)
(ええっ!?)
(風ちゃん、夜の営業って何?)
(子供は黙ってなさい!)
(どの国、どの時代であっても、男性がいる限り常に需要のある職業ですからね。
 お金持ちをたらし込めば普通のダンスより余程多くの収入を見込めるでしょうし、
 カルディナさんほどのセクシーな方でしたらどこでも引く手あまたでしたでしょうね)
(嫌っ……何だか不潔だわ…)

塵労に煩わされる下々の生活のことなど何ひとつ知らず、
深窓で育てられた潔癖な性癖のゆえか、風の話を聞いて
海は汚いものでも見るかのようにカルディナを一瞥した。
394黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:26:49 ID:x8jIWC9W

やがてダンスが終わ、カルディナが全身に汗の玉を浮かび上がらせながら、
お尻を振ったセクシーな歩き方でサムスン将軍に歩み寄る。
再び兵士たちが立ちはだかり、銃口を向けようとしたが、サムスンは手でそれを制し、
舞姫がしなだれかかるままに任せた。

「…ウフッ。
 いけずな人やでぇ。ウチというものがありながら、ほかの女なんかを選ぼうとするなんて」

この部屋に集められた女たちの仲でも、一二を争うほどの圧倒的な巨乳を押しつけ甘やかな声で囁く。

「ウチ、肥った人って大好きなんや。将軍様はほんまウチの好みやでぇ❤
 ウチを是非とも北の将軍様の第一の愛人にしてぇな」
「ほほう、殊勝な心がけではないか。名は…カルディナとな。
 その肌の色からして、世界一の美女の国と名高いあのチゼータの者じゃな。
 良かろう、さっそく今夜ワシの伽をするがいい」
「ホンマ? めっちゃ嬉しいわ!」

満面の笑顔で首筋に抱きつく。

「そういえば先の戦闘で、チゼータの王族も捕獲したそうではないか。ひょっとしてそこの二人かの?」
「はい。わたくしが第一王女のタトラ、こちらが妹のタータです、閣下」

先刻まで演奏を担当していた姉妹が、楽器を置いて深々と一礼する。
その洗練された高貴な物腰と、凹凸のメリハリのついた豊満なエロボディとのアンバランスさが、
えもいわれぬ魅力を漂わせ、一目でサムスンの心を鷲掴みにした。

「カルディナだけではなく、わたくしたちもサムスン様のご寵愛賜りたくお願いいたしますわ。
 ね、タータ」
「も、勿論だ。宜しく頼むぞ」
「うちら喜ばせ組が、チゼータのハレムに伝わる秘術で、極楽(ハミースタカーン)にいざなってあげるで♥」

タータとタトラまでもサムスンに追従し、
椅子に座る彼へ左右と前方から猫のようにしなだれかかり、甘えるように頬や胸をすり寄せる。

そのあまりのあからさまな転身の早さに、側でなりゆきを見守っていた元魔法騎士たちは
呆れ返って開いた口が塞がらなかった。

………………………………………………………………………………………………
395黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:31:52 ID:x8jIWC9W

    Y◆落日


麻袋を持って入室した下っ端の兵卒たちが、爆殺や射殺された屍体を詰め、
二人一組になって次々に室外へ運び出していた。
後宮入りするほどの美貌は無いが、セフィーロの王宮で働いていたメイドたちが
雑用係として駆り出され、血だまりや散乱した陶器の破片などの後片付けをさせられる。

わずか数分で7名の死者を出すという、釁られた騒擾に見舞われた初謁見式は終了し、
女囚たちはいくつかの班に分けられ、兵士たちに連れられて小分けに室外に移動させられていた。
今回の勝利に伴い暫定的に占領地統治総務官に任命されたヒュンダイ准将は
作業が滞りなく進んでいるのを確認すると、部屋の片隅にいまだへたり込んでいるアスカに目をつけ、
部下に現場監督を任せて歩み寄る。

物々しい雰囲気を漂わせる巨漢の軍人が歩み寄ってきた事に、
幼女はひっ、と悲鳴を上げて後ずさったが、すぐに壁に背が突き当たり、あっけなく腕を取られた。
赤子の頃から自分に仕えてきた、家族同然の侍女たちが何の容赦もなく目の前で殺された、
トラウマとなった先刻の光景がフラッシュバックし、顔面蒼白になってガチガチと歯を鳴らす。

(ほう。これはこれは…)

ヒュンダイは目を細め、自分の6分の1の体重も無いだろう、110p足らずの黒髪の幼女の顔を注視した。
好色にして絶対的な権能を持つファーレンの皇帝は、広大な国土の隅々から美女を聚(あつ)め、
中でも最も優れた美女を代々の后としていたが、その血脈であるアスカもまた、
年端もいかぬ子供でありながら驚くべき端麗な容姿を有していた。
性格は驕慢ではあったが、そこがまた彼の陰湿な嗜虐心を掻き立て、
ヒュンダイは残酷な笑みを浮かべながら片手を閃かせる。

──ベチン!

充分に手加減をしてアスカの横面をはたく。
人に叩かれる事自体初めてだったのだろう、アスカは目を大きく見開き、
信じられない事をされたかのように頬に手を当ててヒュンダイを見返し、
やがて事態を飲み込むとともにボロボロと大粒の涙を零した。
396黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:34:36 ID:x8jIWC9W

「な、何を…!」

言い終わるより早くもう一度、今度は反対側の頬をはたく。

──ペチン!

「ひいっ……!」

「わかってんのか? ここではお前は皇女様でも何でもない、ただの雌奴隷の一匹でしかねぇんだよ」
「そ、そんな……」
「立て!」

手を掴んでむりやり立ち上がらせる。
同時にむっとするようなアンモニアの匂いが鼻を突いた。

「なんだなんだ? オイオイ汚ねぇな、こいつ小便漏らしてやがる。
 何が元皇女さまだ、ただの小便臭い餓鬼じゃねぇか!」
「………!」

羞恥心に幼女の顔が紅くなる。
チッ、と舌打ちすると、ヒュンダイはその足元に屈みこみ、やにわ裳(も)の前をめくり上げた。
幼女特有のぷっくりと膨れたイカ腹と、じっとりと黄色く染まった下着が露になる。
恥ずかしがって押さえつけようとするアスカの非力な手など意にも介さず、
ヒュンダイは強引にパンツをずり下ろし、陰毛の一本とてない滑らかな下腹部と、
濡れそぼってきつい尿の匂いを漂わせる小さな割れ目とを視認した。

「何っ…何をするのじゃ…っ!」

服をつかむ男の腕から身をよじって逃げようとするアスカ。
対するヒュンダイは邪な欲情に囚われてペロリと舌なめずりし、
ふいに立ち上がると、強引に彼女の襟首を掴んで上司の前まで引きずっていった。
397黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:38:18 ID:x8jIWC9W

3人の極上のコールガールに抱きつかれ、ニタニタとしまらない笑みを浮かべているサムスンへ、
斜めに掌を額に当て、慇懃に一礼して訊ねる。

「お忙しい中申し訳ございません。
 閣下、この餓鬼は私が頂いて宜しいですか」
「いったい何かと思えば…変態め。相変わらず小さいのが好きじゃのぅ、お前は」

呆れたように肩を竦める。
あらあら可愛いそうに…と、長年ファーレンとは敵対関係にあったチゼータ王女のタトラが、
横合いから聞こえよがしに嘲笑った。
更にヒュンダイは、こちらに気づかず、列に並んで退室を待っている光,海,風の三人を指差すと、
あのガキ共も貰って構わないでしょうか、と訊ねた。
何食わぬ顔をして甘やかに侍りながら、ぴくり、とカルディナが耳をそば立てる。

「儂は子供に興味はない。その4匹は今回の戦績の報酬として特別にお前にくれてやろう」
「有難き幸せ」

ただし、とサムスンはつけ加えた。

「そちらの餓鬼は大切な人質だ。
 聞くところによるとファーレンの唯一の皇位継承者というではないか。
 そやつさえいればいずれそやつを奪還に来るであろう、
 ファーレン軍が本格的にここへ砲撃をしかけてくる事もない」
「外交上の大切なカードの一枚という訳ですな」
「そうだ。
 他の3匹はどう料理しても構わん。
 だがそいつだけは、これまでのようにあまり遊びすぎて殺さぬようにしておけよ」

「は」と短くいらえて、ヒュンダイはこれからの楽しみが待ちきれぬとでも言うかのように
よこしまに唇を歪めた。

サムスンはチゼータ姉妹の身体をじろじろと眺めると、

「お前たちには、儂専属の奴隷として特別なプレゼントをしてやろう」
「プレゼントって何なのよ」
「それは後のお楽しみじゃ。夕刻に遣いを遣すからの」

と告げて退室し、
ヒュンダイもまた、メイドたちに血飛沫と尿で汚れたアスカを綺麗にしておくよう命じると、

「近いうちに使いを遣す。その時お前は俺の部屋に来るんだ。いいな?」

と、凄むような顔で少女に命じ、おのれの任務に戻り兵隊を率いて部屋から引き上げて行った。

………………………………………………………………………………………………
398黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:40:01 ID:x8jIWC9W

やがて自分たちの番が来たので、光たちやプレセアを含む女囚第3班は退室を許可され、
サムスンらが入ってきた王宮側のそれとは別の扉を潜り中庭に出た。

ホールから続く長い回廊を抜けた途端、今まで薄暗い室内に閉じ込められていたせいか、
光はその眩しさに一瞬目を細める。
次いで視界に飛び込んできたのは、伝説のバビロンの空中庭園を彷彿とさせる、
縦横に水路が巡り、清澄な水と美しい緑に囲まれた宏壮な園。
面積は東京ドーム以上もあり、各所に白亜の小神殿やアルカイックな石像が配されている。

「すごい…」

その壮麗さに目を瞠る光とは対照的に、海と風は脱出経路は無いかとさりげなく辺りを注視する。
だがこの広大な中庭を取り囲む水晶の巨壁はよじ登る手がかりとて無く、
また要所に監視のための兵士が巡回しており脱出は難しそうだった。
先導する兵士につき従い外周の通路を歩きながら、光は訊ねた。

「こんな場所があったなんて知らなかったよ、プレセア」
「ここはセフィーロの住人の中でも、元々選ばれた神官の一族しか立ち入る事のできない聖域なの」
「そうなんだ」
「だのに、メルセデスの蛮族どもは土足でここを踏み荒らし、戦利品として、
 懐に収めるか売り払うために、セフィーロの神像や祭具、秘蔵の財宝を全て持ち去った。
 …許せないわ」
「無駄口をきくな!」

 後方の兵士から鋭い叱声が飛び、プレセアはむっつりと押し黙って歩き続けた。
399黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 17:42:41 ID:x8jIWC9W

(あの建物は何なのですかしら?)

列を成して植えられた並木の間から、擂鉢状に低くなった中庭の中心部が風の目に留まった。
そこには池に囲まれた人工島があり、中心にはひときわ豪奢な白亜の建物が聳えている。
人工島には小規模な駐屯所が置かれ、沢山のメルセデス兵たちが何やら会話を交わしており、
ある者は長いコードを建物の扉に接続したパソコンを相手に何やら悪戦苦闘していた。

先刻プレセアは聖域と言っていたが、何を祀っていた場所なのか、
そしてあれが何のための施設なのか、風は不思議に思ってプレセアに訊ねたかったが、
兵士たちに睨まれているようなので今の時点での質問は断念せざるを得なかった。

その後、女たちは元々神官たちの住まいだったという、
中庭に面した幾つもの部屋を、当面の住居として割り当てられた。
元々は質素な作りだったそれらの家屋は、先刻のホール同様
すべての部屋の内装が一新され、瀟洒な調度が整えられていた。
もっとも、反乱を防ぐ意味で武器になりそうなものはどこにも見当たらない。

光たちは当初別々に部屋を割り当てられたが、特別に頼み込んで
三人一緒に特に広い部屋を住居として割り当ててもらった。

チゼータ三人娘のような、特別に目をかけられた上位の寵妃を除けば、
浴場やトイレは共用との事で、その後彼女らは共同の施設や共通のルールについての説明を受けた。
さらに明日の昼、病気の有無について調べるための全員の健康診断を行うと連絡された後に解散となり、
新たに後宮の寵妃となった108人の女たちは、三々五々それぞれの部屋へと舞い戻った。

鳥籠の中の鳥とはいえ、ようやくにして自由を与えられた。
手錠をかけて狩り集められてから、まるで何日も経ったかのような長い一日の終わりだった。
400黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/19(火) 18:08:04 ID:x8jIWC9W

「私たち、これからどうなるんだろう…」

夜の帳が落ち、空に昇る巨大な銀月を見上げながら光は呟いた。
この牢獄の中で一生を終えるのか。
それとも昼間見た女たちのように、ゴミのように銃殺されて「処分」されるのか。

「ランティスたちは無事なのかな。
 さっきお風呂で会ったプレセアは、いろいろな場所を調べてて
 『何とかしてここから逃げ出してみせる』と言ってたけど、私たちも…」
「光さん、そういう事を言っては駄目ですわ」

どこに聞き耳がそば立てられているのかわからず、風はやんわりと光の軽挙をたしなめた。

「モコナはどこ行ったのかな…」
「さぁ…?」
「きっとどこかで無事にいますわ」

苛々と腕を組んで何か考え事をしている海をよそに、
現在の暗い境遇を感じさせぬ笑顔で、にっこりと風は光を励ます。

「カルディナは、いったいどうしちゃったのかな…」
「大人にはいろいろな事情がありますからねぇ。
 わたくしたちが知らないだけで、もしかするとあれが本来の姿なのかも…」
「ほっときなさいよ、あんな売女!」

バシン、と腹立たしげに海が机を叩く。

自分たちには武器すら無く、対してメルセデスは数万もの兵と圧倒的な火力を持つ軍艦によって
周囲の宙域においてセフィーロを完全包囲している。
いずれにせよ現時点に於いて自分たちに打つ手は何ひとつ残されていなかった。
そしてまた夜は浅かったが、不安を打ち消そうとするかのように
ランプの明かりを消して早めの睡眠をとる。

(ランティス…逢いたいよ…)
(クレフとアスコットは無事かしら…)
(フェリオは大丈夫なのですかしら…)

それぞれの想い人の事を想いつつ、三人は川の字になって褥に身を横たえた。
だが、早くも寝息を立て始めた光をよそに、海と風は悶々としていつまでも眠りにつけなかった。
そして互いに気づかれまいと背を向け、風は股間に、海はお尻に手をさしのばし、
息を殺して自らを慰める。
孤独と寂しさに耐えられず、そこから目を背けるために
より強く、より激しく想い人の姿を追い求めるうちに
指は次第に深く沈んでゆき、その動きは次第に速く大胆になっていく。

やがてこられえきれなくなったかのように褥から熱く湿った吐息が上がった。
だが、それは先行きの見えぬ深い闇の中に消え、
後には索莫とした静寂が残るのみであった。


                                          〈続〉

………………………………………………………………………………………………
401名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 18:55:26 ID:dTQOGC1T
>>400

激しくGJ!
褐色の大人がエロかわいすぎ!!サムスンとの夜に激しく期待!

しかし、ヒュンダイはやばそうだし、ビミョーにあぶれたプレセアの運命も危なそうw
402名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 19:38:04 ID:o6gx4LE7
乙!すげー続きが楽しみ
風のコカンは分るがが海の尻って…
既にそっちも開発済みって事か!
403黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:07:03 ID:7GpNxiQd

………………………………………………………………………………………………


 【魔法騎士レイアース カオティックハーレム】

 〈第3夜〉


    Z◆隷奴


早々と就寝した元魔法騎士たちの住まいとは対照的に、
カルディナをはじめとするチゼータ三人娘に与えられた三階建ての豪奢な邸宅は、
深夜にも関わらず煌々と明かりが点されていた。
そこはかつて神官長の住居であった建物で、
いまや無数の兵士たちによって厳重に周囲を警護され、
中庭を一望する宏壮な寝室には、背徳の香りを漂わせる白煙が充満している。

それはイプサムという、チゼータに伝わる禁制の麻薬の煙だった。
マラネロ砂漠に自生する、特殊なサボテンの汁から抽出したアルカロイドを主成分に
様々な有効成分を持つ秘薬を配合したものの総称で、
脳を溶かし、思考力を奪う反面、絶え間ない多倖感に見舞われ、性的な快感を何倍にも高め、
その上持続力もきわめて長く、しかも覚醒剤と較べて副作用が殆ど無い。

今回用いたそれは、チゼータのハレムに伝わる特殊配合の最高級品で、
チゼータの後宮の姿をそのまま再現したかのようなこの部屋の数々の調度品同様、
鹵獲したチゼータ艦から運び出したものであった。

白煙に包まれた中、甲高い嬌声が上がり、ベッドを包む羅のヴェールに
幾つもの裸体が絡み合うエロティックなシルエットが浮かび上がる。
麻薬をキセルで回し呑みしながら、サムスン司令官は豪奢な黄金の天蓋つきベッドの中で、
三人の褐色の美女と汗だくになって戯れていた。

「あうっ! はうっ! ひぎいいっ…!
 しゅごい…将軍様のおヒンポ、カリが張っていてキングコブラ…ううんファラオの頭巾みひゃい…
 太くて固くへ最高やああ〜〜っ!」

大の字になって放埓にベッドに横たわるサムスンの股間の上に覆いかぶさり、
全裸のカルディナが、屹立したペニスを使ってポールダンスを踊っていた。
酒に酔ったかのように頬を赤く染め、口の端から涎を垂らして喘ぎまくる。
踊り子家業で鍛え抜かれた腰の動きは絶妙で、彼女の騎上位はたちまちのうちにサムスンを虜にし、
さらにチゼータ名物ベリーダンスの要領で、ひねりを加えて腰を回転させる。

「こんな…こんなチンポ初めてや…。天突く高さの偉大な将軍様のジッグラドが
 うちのおまんこの中に隅々まで君臨しとるふぅぅ〜〜」

カルディナが言っているのは夜の稼業につきもののリップサービスではなかった。
サムスンはその魁偉な体躯に比例するかのように巨大な一物を有しており、
さらに特異な事に、信楽焼の狸を思わせる風船のように膨れ上がった毛むくじゃらの陰嚢を有していた。
肥大化した精巣による精子の製造量は半端ではなく、それに裏付けられた貪欲な性衝動もまた
百人の女を一度に相手にしても決して萎える事がないほどに人並外れていた。
404黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:09:49 ID:7GpNxiQd

KONISHIKIほどもある、そのだらしなく垂れ、乳毛の密生した真っ黒い乳首には、
チゼータ王族姉妹の姉であるタトラがせわしなく舌を這わせ、
涎まみれにして激しく吸い上げ、懸命に奉仕していた。
左右の乳首だけでなく、臍や脇の下など剛毛の密生した匂いのきつい部位を、
丹念に舌で清め、一方でもう1人の王族であるタータは、
裸の乳房を揉みしだかれながら、サムスンと濃厚なディープキスを交わしている。

「……んぷっ…、はあっ…はあっ…」

激しく舌を絡み合わせての長いキスが終わり、
じゅっぷり、と涎の尾を引いて醜い豚が口を離す。
5分ほども口を吸われていたため、酸欠に顔を赤くして
小刻みに呼吸を繰り返す褐色の処女姫タータ。
サムスンは上体を起こして彼女を見下ろすと、
ゴリラのような腕力でその下顎を押さえつけ、
強引に口を開かせて真上から大量の涎を注ぎ込んだ。

「…っぷ…、ううっ…」

先刻タータの口内から吸い込んだ彼女の唾液と、自身の黄色く濁った、
猛烈な悪臭のするヨダレとの大量のブレンド。
それが泡を纏ったねばつく液体となって滝のようにタータの口内に注ぎこまれ、
挙句サムスンは、彼女をまるで痰壺か何かでもあるかのように、
(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!! と咽喉を鳴らして大きな痰を勢い良く吐き捨てた。

「………?!!」

濃厚な汚痰がもろに咽喉の奥に飛び込み、
気管を塞がれてゴホッ、ゴホッと咳をする処女姫。
その鼻と口を押さえつけ、呼吸を封じて強引に口内の全てを飲み込ませる。
腐ったドブ川の匂いのする豚の唾液を、ごくり、ごくりと咽喉を鳴らして嚥下し、
手を離されるとともに、飲みきれなかった分を鼻から逆流させて激しく咳き込むタータ。

涙を浮かべて喘ぐ彼女の目尻に舌を這わせ、涙と白目を放埓に舐め回しながら、

「ヒョッヒョッヒョッ、儂はお前のような、気の強い女を苛めるのが大好物でのぅ…❤」

とサムスンは豚人(オーク)のような嗜虐的な笑みを浮かべた。
405黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:16:00 ID:7GpNxiQd

「ああん将軍様、タータばっかりに構っていて狡ひでぇ…!
 うちも将軍様のおいひいタンとヨダレが欲しひひ……っっ」
「おおっ、こりゃ済まんのう。ではお前にも特別に恵んでやろう」

右手にタータ、左手にタトラを抱きながら、座位で結合中のカルディナの唇を奪い、
舌を絡ませながらお互いの唾液を交換し合う。
ヌメヌメとナメクジのようにのたうつ舌を追い、重ね合わせ、絡め合い、
ザラリとした糸状乳頭とゾロリとした口蓋上部の感触を味わい、歯列の裏に舌を這わせ、
ありとあらゆる手段で舞姫の口内を陵辱する。
そのうちにサムスンは双子姫から手を離してカルディナの豊かな乳房を撫で回し、
カルディナは舌までも性感帯となったかのように上気し、
硬くしこった両乳首を相手につままれながら、
次々に角度を変えて貪るようにサムスンと唇を交わし続けた。

「はあっ…はあっ…                   .
 …フフッ。お礼に、今度は逆に、ウチが将軍様の穴を犯したるで…❤」

長いキスが終わると、今度はカルディナはゆっくりと腰を上げ、
淫蜜にぬめって湯気を上げる肉茸からきつい膣穴を引き抜いた。
そして指先で自身の包皮を剥き、充血して真っ赤に勃起しているクリトリスの全容を露にする。
彼女の並外れた性欲を表すかのように、通常の女性のものより一回り大きく細長いそれを、
先走り液の玉を作っているサムスンの鈴口に押し当てると、
腰を沈め、ゆっくりと肉芽の先端を彼の尿道深くへと押し込んでいった。

──ズッ…ズブブブ…ッ

「おっ…!? おほおっ…!」

咽喉を逸らし、快感の大波にゾクゾクと腰を震わせるサムスン。
特殊な麻薬のために痛みは無く、
これまで数百人もの征服国の女たちの穴を蹂躙し尽くしてきた彼にとっても、
それは未知の快感であった。

「キシシッ、どうや? ウチのメスチンポに犯されてゾクゾクするぐらい気持ちええやろ」

女の身でありながら自身の陰核によって男を犯している快感に、カルディナは舌なめずりして酔いしれ、
空いた片手で乳房をこねくり回して快感に満ちた桃色の吐息を上げた。
その一方でタータとタトラはサムスンの股間に顔を埋め、
肉棹を激しくしごきながら皺まみれの玉袋を左右からしゃぶり尽くしている。

………………………………………………………………………………………………
406名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 17:20:18 ID:7GpNxiQd

    [◆刻印


時間を少し遡り、今晩の遊戯の少し前に、チゼータ王族の姉妹は
予めやる事があると言われて別の部屋に招かれていた。

兵隊に伴われて入室すると、そこには様々な撮影機材、
ゴールドやシルバー等、色とりどりのアクセサリ持った男たちが
忙しげに言葉を交わしながらそれぞれの機器をチェックしていた。
中には少数ながら女性の姿も見受けられ、室内には撮影台や背景スタンドなども設置され、
さらには携行用のバッテリーから電力を引いたオクタゴン型のソフトライトBOXが
何基も構えられて日が落ちたにも関わらず周囲を明るく照らし出している。

(何なのよ、ここ?)

自分たちにとってあまりに異質な光景に、タータは戸惑って中に踏み入るのを躊躇った。
対するタトラは恐れる素振りもなく、オートザムに並ぶ科学力を持った
メルセデス製の撮影機材の数々を、物珍しそうに見て回っている。
やがて仕事を切り上げてきたサムスン将軍が護衛を伴って入室すると、
室内の者たちは帽子を脱いでいっせいに一礼する。

(ちょっと、ここでいったい何をするのよ!)

強がってはいるもの、声をわずかに震わせ、内心怯えながら訊ねるタータ。
というのも、男の一人が開けた箱の中に
見るからに痛そうな鋭い針がびっしりと詰まっているのを、
先刻偶然にも目撃してしまったからだ。

(大した事ではない。まずは全て脱げ)
(えっ?)
(聞こえんかったか? 一糸纏わぬ裸になれと言っておるのだ)
(こ…ここで!?)

虜囚に落ちた身とはいえ、これほど多くの男たちの目がある中で
裸になる事に難色を示すタータ。
しかし将軍の眼に剣呑な光がちらついているのを見て取ったタトラは、
まず自らが従順に全てを脱ぎ捨ててから、優しく諭して妹の衣服を一枚ずつ脱がせていった。

男の肉欲をそそらずにはいられないグラマラスな裸体が露になる。
一卵性双生児ゆえ骨格はまったく同じであったが、生活習慣やスポーツの影響であろう、
長い髪をサイドテールにした妹のタータの体は、筋肉質でスレンダーに引き締まっているのに対し、
ロングヘアをそのまま背中に流している姉のタトラは、手足や腹部がふくよかに肉づき、
いざ脱いでみると胸の大きさも乳輪の直径も妹よりひと周り上だった。

──パシャッ! パシャパシャッ!

(きゃっ!?)

連続してフラッシュが焚かれ、その姿を複数のアングルから、
二人を取り巻く幾つものカメラやビデオカメラが記録する。
驚いて目をつむるタータはなおも恥ずかしげに胸や股間を手で隠していたが、
撮影者たちにとっては不満のようで、手を下ろすようにと方々から指示が飛んだ。
407黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:25:55 ID:7GpNxiQd

全裸を写真に撮られただけではなかった。
次に二人は両手を挙げ、大きく股を開いた格好で分娩台のような椅子に座らされ、
ベルトで四肢を拘束されて身動きひとつとれない状態にされた。
本物の王女が二人並んで全裸で開脚している間抜けな姿を
杖をつきながらニヤニヤと見守るサムスン。
あまりに大きく脚を広げているため、二人ともぱっくりと割れた肉ビラから
ピンク色にてらつく内部粘膜が覗いていた。

そのまま二人は女性のスタッフにシェービングクリームを塗られ、
尻の谷間に至るまで丹念に陰毛を剃り落とされた。
泡を拭い去ると、そのものを隠す無駄な縮れ毛ひとつない綺麗な肉ビラとアナルが露になり、
その恥辱に満ちた姿に対しても次々にフラッシュが焚かれる。
さらに二人は腋毛をはじめとする徹底した無駄毛の除去や、
全身への香油のすりこみ、ヘアメイク等を施された。

(ううー…股間がスースーする…。
 おまけにおまんこやお尻の穴に、こないな恥ずかしいカッコを
 沢山の男に見られてもうて…ウチもうお嫁に行かれへん( TДT))
(タータちゃん、言葉使い)

だが、ここまでは前準備に過ぎなかった。
聞くところによると、サムスンは特に目をかけた奴隷に対して、お気に入りの印として
それぞれに手づから選んだ特別なピアッシングやタトゥーを施す趣味があるのだという。
それを経てはじめて本物の寵妃になるのだと。
これからそれを行うとの話を聞いて、タータは青くなったがもはや手遅れだった。

(嫌やー! 痛いのは嫌や!)
(覚悟はできておりますわ。どうぞ、わたくしをサムスン様の女にしてくださいませ)
(フッフッ殊勝な心がけじゃ。儂に従う者と逆らう者、
それぞれに褒美と罰とをくれてやろう)

タトラは唇を結んで苦痛に備えたが、彼女の予想とは裏腹に、
従順で妖艶な彼女に対しては、痛みの乏しいピアッシングガンによるピアッシングが行われた。
産毛や毛穴の一本一本まで細緻に記録する軍用高性能カメラの前で、
サムスンによって左右のラビアを長く引き伸ばされ、
プスプスと音を立ててそこへ次々に穴をあけられるタトラ。
しかし軌道がシャープで貫通時間も一瞬のため、実際に痛みを覚えたのは1秒かそこらであった。
貫通されたばかりの肉ビラへと、スタッフが手際よく次々にリングを通していく。
408黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:28:40 ID:7GpNxiQd

(ぎゃぁあああああっ! ひぎぃいいいいいっ!)

対して勝ち気で反抗的な態度を取るタータに対しては、
真っ赤に熱した針を使って無慈悲に肉を貫き通した。
乳首やクリトリスなど、特に神経の集中している部分を突き刺され、ごりごりと人力で針を捻じ込まれ、
その鋭痛にタータが怪鳥のような鋭い悲鳴を上げる。
だが、四肢を台に縛りつけられているため逃れる事もできない。
苦痛に呻く彼女の顔と、原始的なピアッシング手段によって血の玉を浮かべる局部のそれぞれを、
無数のカメラやビデオカメラが追いかける。

やがて奴隷装飾の儀式が終わり、消毒と鎮痛剤を施されて拘束台より解放される。
妹のタトラはニップルと臍とクリトリスにピアッシングを施されていた。
そこにつけられているのは膨大なアクセサリの中から選び抜かれた、
チゼータ風の細緻な装飾が施された小さく瀟洒な代物で、
プラチナ地にふんだんにダイヤが象嵌されて高貴な彩りを放っている。

対して姉のタトラは全てが黄金製、
アクセントにラピスラズリを加えた派手派手しいデザインのもので、
左右の大き目のニップルリングの間には3本の金鎖を渡し、
ヴァギナの肉ビラにも右側に1つ、左側に3つのビーズリングを連ねていた。
二人を鏡の前に立たせておのれが姿を確認させ、その反応を確かめる。

(さすがは本物の王族じゃ。豪奢なピアスがなかなかに似合っとるぞ、ふたりともな)

淫靡に着飾ったおのが肉奴隷の美しさに、サムスンはグフフフと満足げに野太い笑い声を上げる。
このまま二人を液体窒素のプールに沈めて瞬間冷却し、
立像を凍結奴隷のコレクションに加えて冷凍庫に末永く飾っておきたいと思うほどであった。

遠征軍旗艦マスタングの司令官の私室には、
これまで寵妃としてきた女たちの膨大な記録映像がプールされていたが、
こうしてチゼータ王族姉妹の剃毛&ピアッシング映像も、
今日またそれらのコレクションの一枚として加わったのだった。

………………………………………………………………………………………………
409黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:36:39 ID:7GpNxiQd

    \◆夜伽


その後、撮影班やピアッシング班、メイク班らを退出させると、
サムスンはチゼータ三人娘に与えた邸宅へ移り、
そこでカルディナを加えた4人で毒見済みの豪奢な夜食を摂った。
メニューは精力増強に主眼を置いたもので、ワインには強力な媚薬を混入してある。

食事の途中、まだピアッシングのひとつも施されていないカルディナを恨めしく思い、
それについてタータが糾弾したところ、
何でも彼女は現在登録されている108人の寵妃の中でも一番どころか、
これまで滅ぼしてきた国々の寵妃の中にも滅多に見られない上玉中の上玉との事で、
特に念入りに身体の隅々にまで細緻なタトゥーを入れるため、
わざわざメルセデス本国から技倆のいい彫り師を呼び寄せているところだという。

そこまで目をかけてくれてホンマに嬉しいでぇ、
とカルディナが猫撫で声で甘え、ヨシヨシとサムスンが頭を撫でる。
まだヒリヒリする身体の疼痛をこらえながら、アホらし…とタトラはワインをやけ飲みした。
そして頃合良く媚薬が回りはじめた頃、サムスンは寝室に入り3人を裸に剥くと、
待ちに待った“お楽しみ”の時間に入ったのだった。


「はあっ…ああっ、焦らさないれへぇぇ…」
「はひゃく…早ひゃく司令官様のオヒンポを、
 タトラのおマンホに…挿れて欲しいんれすの…ほおっ」

サムスンの眼前でタータとタトラは互いに抱き合ったような形でベッドに横たわり、
脚を大きく開いて4つの穴をあらわにしていた。
二人ともイプサム麻薬が完全に回りきっており、意識がハイになって呂律も怪しい状態だった。
陰毛を全て除去したためにハッキリと形のわかる2枚の肉アワビは、
姉妹とはいえ微妙に形が異なっており、姉のタトラの方が肉ビラが肥大し茶色く色素が沈着している。
妹は左右不揃いの形をした鳶色で、どちらの穴も
併用した媚薬の副作用により早くも淫蜜にぬめっていた。

本物の王族の姉妹を重ねたゴージャスな姉妹丼。
残念ながら姉の方は既に処女ではなかったが、
金とプラチナに輝くピアスと宝石とで美しくデコレーションされた極上の馳走を前に、
サムスンはヨダレを垂らして舌なめずりする。
410黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:47:26 ID:7GpNxiQd

「まずはどの穴を頂くかのう。…よし、これに決めたぞ」

メインディッシュを頂く前のデザートとして、姉妹丼の上側に腹ばいに伏しているタータの、
尻の谷間にひっそりと息づく菊蕾の窄まりに目をつける。
尻たぶを左手で割り開きアナルの全容を露にすると、右手で隆々と反り返る野太い肉槍を掴み、
体重をかけて一気に菊門の奥へと押し込んだ。

「ひゃひぃいいいっ…!?」

先刻まで結合していたカルディナの愛液が潤滑油となって亀頭が内部へ潜りこみ、
さらにサムスンはタータの両腕を掴み、力づくで彼女を引き寄せながら
更に直腸深くへと肉杭をねじこんでゆく。

「いっ…痛っ、おひり、タータのおひりが切れちゃうふぅぅぅっ!
 熱っ…サムスン様のおヒンポ熱ひひひぃぃぃぇぇぇ…っ!」

呂律の回らぬ舌で悲鳴を上げるタータ。
ミチミチ、メリメリと排泄孔を押し広げながら、錐を揉み込むようにさらに奥まで挿入する。
その並外れた性欲の量と比例するように、20pもの長さを誇るサムスンの巨砲が、
いまだかって一度も蹂躙された事のない処女姫の後ろの処女穴を無慈悲に侵略し尽くし、
膣の2倍以上もの奥行きを持った直腸を通過して、先端がS字結腸にまで到達する。

「あひっ…はひぃぃぃぃ…っ…」

はらわたを奥まで串刺しにされ、唇の端から涎を垂らし、手足をヒクヒクさせるタータ。
傍らではサムスンに命じられてハンディカメラを構えたカルディナが、
現役チゼータ王女の肛肉生レイプ映像を手際よくカメラに収めている。

「これが美女の国と名高いチゼータの、
 頂点に立つ王女のケツ穴か。実に素晴らしい味わいじゃ」

サムスンはズプッ、ズプッと音を立てて腰を前後に動かし、窮屈な排泄粘膜の締まりを堪能した。
対するタータは極限まで開ききった肛門に、脱腸しそうなほどに激しくペニスを出し入れされるたび、
楽器のように甲高い悲鳴を漏らし、麻薬で締まりの緩くなった尿道から何度も尿を飛ばす。

「あああああっ…いぎぃいい゛いぃぃ…っっっ!?」
411黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 17:56:10 ID:7GpNxiQd

「ふっふっ、良かったぞ。次は姉の方じゃ」

ベッド全体を揺らし、5分ほどもピストンを繰り返したろうか。
サムスンはぐったりとなったタータの尻穴から、
糞便のカスがこびりつき黄色く染まったペニスを引き抜いた。
なかなかに良い絞まり具合ではあったが、あくまで前菜とみて
今日のところは果てるまで陵辱し尽くす心算はないらしい。
ガッチリと肉槍を食い締めていたため、引き抜かれると同時にタータのアナルは脱肛し、
切れた粘膜から血の糸を流す。

血と便がこびりつき猛烈な臭いを漂わせる長大な極太男根。
サムスンは汚れを拭いもせず、今度は下になっているタトラの膣へと無遠慮に挿入した。
意外に遊んでいるらしく、妹の腸液と本人の淫蜜を潤滑液として、
タトラの秘唇はあまり抵抗もなくサムスンの巨根を呑み込んだ。

──じゅぽっ!
「はふっ!? ひゅごい…大きいれふの…っ」

上になった妹の身体を抱きしめながら、びくんと身体を震わせて嬌声を上げるタトラ。
半分も挿入しないうちに先端が子宮頸部に突き当たり、サムスンは彼女の両足首を掴んで抱え上げながら、
更に深くまで挿入しようと体重をかけて腰を前後にうごめかせた。

膨大な体重と並ならぬ膂力を持ったサムスンのピストンは、まるで力士の突進だった。
ひと突きごとに子宮が圧迫され、他の内臓までも押し上げられるような凄まじい衝撃と、
麻薬によって何倍にも高められた快感に、脳内で快楽の火花が弾けてその度に目の前が真っ白になる。

「いぎっ・い゛ぎっ・ひぃっ…! すっ、凄いっ…
 ほ、ほ腹が…タトラのお腹が壊れひゃひまふの〜〜
 おっ…お゛ぇえええっ…!!」

子宮から間断無くこみ上げてくる衝撃によって小腸がせり上がり、胃袋が圧迫され、
激しい嘔吐感を覚えて、思わずタトラは妹の顔面へと盛大にゲロを吐いてしまった。
嘔吐は止まらず、先刻食べたばかりの豪奢なご馳走の破片が、
消化されないままにあとからあとから端麗な唇から迸る。

「ゔぇっ…げっ、げろぉ゛ぉぉっ…! お゛…っ、お゛げぇぇっ…ゴフッ!」

そのような彼女の様子になどまるで頓着せず、サムスンはコーラ缶ほどもある巨根を使って
何度も何度も腰を打ちつけ、その度にタトラは激しく胃袋を圧迫されて、
内容を空にするまで未消化物を吐瀉し続けた。

………………………………………………………………………………………………
412黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 18:16:20 ID:7GpNxiQd

    ]◆破瓜


「アハッハッハ、いつもの済ました顔が台無しやで王女はん。
 もっと綺麗になるようウチがゲロ化粧しといたる♥」

シーツ上にこぼれた汚物を、カルディナは掌で掬ってタトラの顔面になすりつけ、
刷り込むように顔中に塗り広げた。
タトラにはそれに構っていられるような余裕は無く、
唇の周りを唾液と吐瀉物で汚したまま、妹の身体を力いっぱいに抱きしめ、
子宮が壊れてしまいそうなほどに強烈なサムスンの抽挿に嬌声を上げ続けていた。

彼女の性器は、膣口に加え膣内二箇所がキツキツに締まる、
珍しいタイプの名器であるカルディナとはまた別のタイプの名器で、
奥に行けば行くほど締まるイソギンチャク型だった。
妹の尻穴ほどのキツさはないが、膣内のヒダヒダが抽挿のたびに肉竿を刺激し、
その珍味に気を抜くと今にも射精してしまいそうになる。

「ほほう、こちらも仲々。魔法のランプのごとき神秘さと、チゼータの熱砂のごとき熱さじゃ」

思わぬ掘り出し物に笑みを浮かべ、全身脂ぎった汗を流しながら、
サムスンは腰を8の字状にローリングさせてタトラの肉壺を堪能した。
おまけに上になったタータに尻を持ち上げさせ、
初々しい処女膜を覗かせる彼女の秘唇をベロベロと舐め回し、
バーベルタイプのピアスで貫いたクリトリスを舌先で小刻みにビブラートしながら、
下では腰をうごめかして姉妹同時に快感を与える。

「ひやははっ…! サ、サムふン様の舌すごひいよぉぉぉっ!」
「や、やらっ、タータ、お姉ちゃんイっちゃふ、イッちゃひまふのおおっっ……!」
「ああっ、私も…私もイっひゃふうう〜〜っ!!」
「い、一緒にイひましょタータ…!」
「ああっ、お姉ひゃん…サムスン様ぁぁぁっ…ひいいっ、もうらめぇぇぇ〜〜っ!!!」
「ウフフッ、ええ顔やで二人とも…❤」

麻薬キセルを吹かし、二人の痴態を横合いから撮影するカルディナ。
サムスンはタータの尻穴に左右の指を入れて、
無遠慮にグポグポとこねくり回しつつ同時に膣穴を舐め回し、
そのたびにタータは羞恥と歓喜の悲鳴を上げ、しまいには涎と蜜汁とで股間がだだ濡れになった。
そのうち充分に桃唇がほころんで来たとみて、サムスンはタトラから陽物を引き抜くと、
いよいよ姉妹丼のメインディッシュであるタータの処女を奪う事にした。
413黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 18:25:43 ID:7GpNxiQd

体位を変え、ベッドの上に仰向けになって大きく脚を広げながら、
不安げにサムスンを見上げるタータ。
サムスンの噴き出し物だらけの汚らしい尻肉には、
カルディナが熱く濡れた舌を熱心に沿わせている。
傍らでは姉のタトラが、ハンディカメラで妹の姿を撮影しつつも、
彼女の不安を紛らわそうとするかのようにその手を握り締めていた。

「タータちゃん、余計な力みは控えて力を抜いて」
「う…うん…」

避妊するつもりなど欠片もなく、粘膜同士を直にすり合わせる
生(ナマ)の快感に溺れるサムスンが、コンドームのひとつもつけていないのを見て、
今日が危険日である事を思い返し不安に眉を曇らせる。
サムスンは巨大な腹肉の下に隠れたペニスを掴みこみ、
かすかに脚を奮わせるタータの処女穴へと先端を押し当てる。
そして250sの体重をかけて腰を突き出し、

一気に処女膜を貫通した。

「ああ……っ!!」

エビ反りになって苦痛に耐えるタータ。
オナニーは毎夜のように行っていたが、貫通は初めての事で、
今は鋭い痛みのほか何も感じられなかった。
彼女の苦痛などお構いなしに、ギツギツにペニスを圧迫する肉ヒダを押しのけて、
むりやりに道をつけていくサムスン。
タトラは苦痛を分かち合おうとするかのように、妹の手をきつく握り締める。
やがて奥まで挿入すると、サムスンはジュップ・ジュップと緩慢な動きで腰をうごめかし始めた。

「痛っ…! 痛い、痛い、痛いいいっ〜〜〜!」

結合部が真っ赤に染まり、初めての穴にバットの先ほどもの太さがあるペニスを挿れられ、
タータは普段の気丈さが嘘のように、涙を流して悲鳴を上げた。
対するサムスンは彼女の悶え苦しむ姿を見るのが楽しくてたまらぬといわんばかりに、
乱暴に腰を動かし、敏感な処女粘膜をこそぎ剃るように刺激し続ける。

「くっくっ、かわいいのう」
「おぶっ!?」

深々と結合したまま、真上からのしかかるようにしてタータの唇を奪う。
ベッドが軋み、タータの細身の体が巨大な脂肪の中へと飲み込まれ、
そのあまりの重さに彼女は全身の骨を砕かれるような圧迫感を覚えた。

──ジュポッ・ジュポッ・ジュポッ・ジュポッ…!

全身の贅肉を波打たせながら、シーツに手をついて激しく腰を降るサムスン。
痺れるような快感が脊椎を這い昇り、そろそろ絶頂が近い事を悟って
より力をこめて深々と剛直を突きこむ。

──ズン!

「ひぃいいいいいいっ!」
414黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 18:28:23 ID:7GpNxiQd

「はふっ…ふふっ…、将軍様の剛毛ケツ穴、臭くてとってもおいひいで…❤」

後ろではカルディナが夜の稼業で鍛えた舌技を使い、脂ぎったサムスンの尻たぶに顔を埋め、
アナルを舐め回して更なる快楽を与えていた。
その上ためらいもせず根元までも舌をさしこみ、直腸内部を隈なく舐め回す。
濡れた熱い舌によって前立腺を刺激され、射精衝動が一気に風船のように膨れあがる。

サムスンは猪のような咆哮を上げ、褐色の姫君の膣内に
勢い良く 射精 していた。

──ビュルッッ! ビュルルッ!

大狸のごとき巨大な陰嚢によって作られた、膨大な量の精子。
それはその発射力も半端ではなく、連発して水鉄砲のように打ち付けられる白濁砲の勢いに
タータは子宮頚部が痛いほどだった。

「あっ・あひゃっ…ひはっ…、
 らめぇえええ〜〜っ、わらひ、サムふン様の…
 サムスン様の子ろもを孕んじゃふぅううう〜〜!!!!」

数億匹にも達する蠢く精子の粒々が、ひとつびとつ認識できるのではないかというほどに
濃密な精子が膣内に大量にぶちまけられる。
極太のペニスによって栓をされ、出口を失っているために、
それは余すところなく子宮へと注ぎ込まれ、たちどころに卵管の隅々までも満たし、
みるみるうちにタータの下腹部が膨れ上がる。

人ではなく、まるで動物との交尾だった。
常人の何倍もの精液を一どきに注ぎ込まれ、彼女の妊娠は間違いないだろうとさえ思われた。

やがて完全に射精を終えると、ギュポン、とコルク栓を抜くような音とともにペニスを引き抜く。
開ききった膣穴から膨大な量の精液と破瓜の血のカクテルが溢れ出し、
タータはヒクヒクと手足を痙攣させ、放心状態になってうつろにベッドの天蓋を見上げていた。

しかしサムスンはあれほど射精したにも関わらずまだまだ物足りないようで、
なおも萎える事のない肉槍の穂先を残るふたりへと突きつける。
そしてカルディナとタトラに壁に手を突いた状態でお尻を突き出させ、
立ったまま二人の尻穴へと交互にペニスを挿入し、
その締まり具合の違いを較べて楽しんだのだった。

………………………………………………………………………………………………
415黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 20:05:49 ID:1Fmj4ziR

    XI◆泡姫


「最高じゃった。
 お前たち、後宮の女どもの中でも今後とも特別に目をかけてやろうぞ」

神秘的にして優美なアラベスク紋様の描かれた陶器質タイルを、
床から天井に至るまで隙間なく敷き詰めた、聖堂(モスク)の礼拝堂のごとき浴室。
極上の薔薇を贅沢に使った大浴槽から上がると、
横になって3人のチゼータ美女に身体を洗わせながら、上機嫌でサムスンは言った。

「ホンマ? めっちゃ嬉しいで〜❤」

泡だらけにした陰毛を、柔らかい土手肉と一緒に
サムスンの腕にすりつけていたカルディナが、心から嬉しそうに告げる。

「うち、将軍様のコブラチンポがめっちゃ大好きや。
 あんな凄いの、今までの男たちの中でも初めてや。
 ホンマ三国一のオチンポやで。
 一晩中やりまくりたいさかいに、他の女なんかには色目使ってほしくないわ」
「フフフ、こやつめ、愛い奴よ」

カルディナの生来の明るさにつられて相好を崩す。
その股間ではタータとタトラが顔を埋め、
競うように左右からペニスを舐めしゃぶっていた。
タトラはどこで学んだものかプロの娼婦のごとく舌技が巧みで、
舌使いが稚拙でまだ恥じらいの見られる妹をたくみにフォローするとともに
彼女の手本となってサムスンに口奉仕している。

「はむぅ、くちゅ…ふぁぁ…
 すごい…サムスン様のオチンチン、あんなに射精(だ)したのに、
 まだこんなにカチンカチンですわ…」

ドクドクと元気良く極太の血管を脈打たせる、今にも噴火しそうな活火山めいたペニスを、
愛おしそうに頬張り、咽喉の奥まで咥え込む。

占領国で虜囚とした美女を伴って入浴し、彼女らを婢(はしため)のように扱って体を洗わせるのは
サムスンにとって恒例の行事のようなものだった。
更に彼は裏ビデオ撮影マニアでもあり、傍らには三脚に載せた防水仕様のビデオカメラが設置され、
今回のソーププレイについても逐一映像を記録していた。
膨大な秘蔵のコレクションのひとつとして後で見返すためだけでなく、
そのうち自分たちが犯されている痴態を大スクリーンで本人に見せ、
その反応を見て楽しむためでもある。
416黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 20:08:39 ID:1Fmj4ziR

「背中をお流ししますでー」

カルディナは今度はサムスンの上体を起こさせると、
自らの豊満なバストにボディソープを垂らし、後ろから乳房を押し付けた。
柔らかいプリンのようにプルプル弾む双乳が、強く押し付けられて潰れたように変形し、
その圧倒的な量感が背中ごしに伝わる。
そのまま彼女は、硬く勃起した乳芽で皮膚をなぞるようにして、
身体を上下に動かし、自らの胸でサムスンの背中を洗いはじめた。
足元ではペニスを姉に独り占めされたタータが、サムスンの脚の上に横たわり、
自らの柔肌をぴっちりと押し付けるとともに、胸の谷間で足首を挟み込みこみながら、
男の足指の股の間にひとつびとつ舌を沿わせている。

様々な動きを加え、圧力に強弱をつけて背中を洗いながら、
はじめ他愛も無い桃色の会話を交わしていたカルディナはが、
やがて相手が完全に警戒を解いたとみて、さりげなく本題を切り出した。

「…将軍様はいつまでここにいるんや?」
「なぜそのような事を訊く」
「だってうち、もう将軍様のチンポ無しでは生きられへんもん。
 どうしても離れたくないんや」

彼女が志願してサムスン司令官の第一の愛人となったのは、
自らの保身のためだけではなく、ひとつにはこの情報収集のためであった。

「そうかそうか。フッフッ、わが軍の虜である以上に、
 どうやら骨の髄まで儂のチンポの虜になってしまったようじゃのう。
 実は至極残念な話じゃが、そのうち本国から統治のための文官どもが派遣されて来る。
 その後一個師団を置いてわしは本国に帰還する事になっておるのじゃ」
「ええっ、そんなぁ…非道いで!
 でも、そのときはもちろんうちらも連れていってくれるんやろな?」
「まぁ、それはおいおいにな…」

ふいに言葉を濁す。
カルディナは大袈裟に悲しむ振りをして、
「うちらどこに行っても、一生将軍様のために仕えると誓うさかいに、
置いていかへんといてや!」
と強く懇願しながら、内心で彼の言葉の裏の意味を揣摩した。
417黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 20:18:01 ID:1Fmj4ziR

サムスンの巨砲を形の良い乳房で挟みこみ、胸ごと上下に肉竿をしごきたてながら
先端を舐めしゃぶっていたタトラが、方向転換を促すように口を開いた。
 
「タータちゃん、今度はぜひサムスン様に足でご奉仕なさい」
「えっ…?どうやるんだよ」

タータは姉に命じられたまま、両足でサムスンのペニスを挟み込み、上下にスライドさせはじめた。
褐色の美少女が大股を開き、自らの性器を尻穴まで見せ付けながら行う懸命な足コキは、
下手糞ではあったが姉の行う巧みな手コキとはまた別の味わいがあり、サムスンは陶然として、
喜ぶように股間の筋肉だけでビクビクとペニスを上下させた。

「ほほう、これはなかなか良いぞ ( ´∀`) 」
「嬉しい。じゃあご褒美が欲しいんですの」
「褒美…とな」
「わたくしたち、先刻のご奉仕を通じてサムスン様のワイルドさに虜になってしまったんですの。
 もっともっと貴方の事が知りたい。だからぜひ、サムスン様の華麗な戦歴を聞きたいですわ…❤」
「そんなもので良いのか ( ´・ω・`)」
「そうそう、是非聞かせて聞かせて!」
「んん? そうかそうか、そんなに聞きたいかの ( `・ω・´)=3 」

忠実に奉仕するお気に入りの肉奴隷たちにせがまれ、悪い気はせずに、
サムスンは足コキされながら得意げにこれまでの経歴を語りはじめた。

一介の中小国に過ぎなかったメルセデスが、
魔神“アヴァロン”を発掘してから運命が大きく変わった事。
その後フォード、クライスラーなど数多の強国の侵略を退け、
逆にこれを打ち破り、蹂躙し、略奪し、併呑し、これらの技術と艦隊を吸収し、
その過程で僅か40年で巨大な軍事大国へとのし上がっていった事。
自分がメルセデスの躍進に黎明期の頃から大きく貢献し、戦勝のたびに華々しい出世を重ねていった事。
元々漁色の傾向はあったものの、将官となってからそれが大規模化し、
行く先々で沢山の美女を虜囚として自らのハーレムに加えた事。
これまでに最高の女はどこそこの誰で、どういうプレイを愉しんだか。
氷のような美貌を持ち、神秘的な雰囲気を漂わせながら遂に自分に靡かなかった“ある女”には、
サムスンの顔と名前を刻んだ、グロテスクな刺青を全身に施し、
全裸で艦内を引き回して大勢の笑い物にし、プライドをズタズタにした挙句に犯しぬき、
しまいには大口径の銃で膣から口までを縦に撃ち抜いて処刑してやった事…
等々を壊れたスロットマシーンのように得意げに語り続けた。
418黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 20:34:03 ID:1Fmj4ziR

豚男の自慢話に内心思いっきり引きながら、彼が上機嫌なのを確認し、
姉妹は一番気になっている事をそれとなく訊ねる。

「今まで滅ぼした国から美女を集めて、自分のハーレムに加えたと仰いましたけど…」
「私たちはどうかな。そいつらに較べて綺麗?」
「何を言う。お前たちこそ最高じゃぞ。ゲハハハ」
「嬉しい! …ところでその人たち、今どうしてるの」

犀利に目を細めて訊ねる。それが今後の自分たちの運命にも重なっているからだった。

「帝都に囲っておられますの?
 それとも艦内に待機していて、これからセフィーロにお連れになるんですの?」
「どうした、やけに詮索するではないか」
「えー、だってぇ」
「サムスン様の貴重なお体を、他の女なんかに取られるなんてイヤですもの」
「………」

それまでの饒舌さが嘘のように、サムスンは不自然に押し黙った。

実のところ彼が、占領下の国において行ってきた数々の蛮行については、
自分の直属の部隊を使ってのものであり、上層部の許可と周囲の同意を得てのものではない。
蛮行に手を染めた直属舞台の兵士たちには徹底した緘口令を布いており、
彼らには略奪品や女を報酬として与え、同様の罪を負わせる事によって口封じをし、
従わず誣告や反乱の恐れのある者には冤罪をなすりつけて処刑する恐怖政治を布いてきた。
そして占領地の統治権を失う前に虜囚にした女たちを徹底的に楽しみ尽くし、
それが済むとバレる前にことごとく「処分」して証拠を湮滅してきたのだ。

このセフィーロに関しても例外ではない。
今回彼が子飼いの部隊“オロチ”を送り込んで作り上げた“後宮”についても、
他の部隊に対しては「占領地における危険分子の隔離政策」と嘯いており、
その実態を秘密にしている。
ゆえに、現在後宮に囲っている女たちについては、これから散々遊びつくした後
やがては設置した爆弾を爆発させて危険分子が反乱を起こしたと嘯き、
鎮圧と称して、そこで働くメイドも含めて一人残らず殺害し、
本国から派遣された統治官が来臨する前に、
全ての痕跡を消し去って事実をもみ消す予定であった。
419黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 20:43:40 ID:1Fmj4ziR

後には末永く楽しめる秘蔵の記録映像や、
秘密ルートを通じて本国に運び込まれる、
美女たちの生首、摘出した眼球、大脳、心臓や子宮などのホルマリン漬け、
骨格標本、ミイラなど、おぞましい数々の「戦利品」のみが残る予定だった。

カルディナについては体中に刺青を施した後、即座に殺して
丁寧に全身の生皮を剥いで乾燥し、
それを博物館さながらの収蔵量を誇る
帝都スウィフトの秘密倉庫の壁に飾るつもりである。

そうした形に作り変えられ、諸国の美姫や美女たちは、
死してなお永遠にサムスンのためだけに収蔵され、飾られた
物言わぬ「コレクション」となるのだ。

幸いセフィーロの国土が狭すぎるのと、
「柱」を失い刻々と地面が崩壊して行っている事もあり
セフィーロの浮遊島に着艦しているのはサムスン直属部隊の軍艦だけで、
他の膨大な艦隊は周囲の宙域に待機せざるを得ず、
よってこちらの本当の現状を確認するすべはない。
そして後宮に踏み入る事を許され、その実態を知っているのは、
セフィーロに駐留している直属部隊の中でも、特に口が堅くガラの悪い、
これまで同じ犯罪に加担してきたやくざ者ばかりの“オロチ”部隊だけだ。

政情不安定を嘯いて統治官の到着を引き伸ばすにしても、もって20日ほど限度か。
余裕をみてその3日前には全員を処分する。
それが今、後宮に囚われている全ての女たちの、
知られざる死へのタイムリミットであった。

「心配するな、仔猫ちゃんたちや。
 わしは本国に幾つも邸を持っていて、昔の女たちはそこで何不自由なく暮らしておる。
 もしお前たちが今後も忠誠を誓いわしを愉しませてくれるというのなら、
 ゆくゆくはその首輪も外し、本国に連れていって末永く面倒をみてやろう」
「本当? 嬉しいですわ」

ぬけぬけとサムスンは言ってのけ、タトラは首筋に抱きついてキスの雨を降らした。
虚飾と嘘に満ちた夜の世界で、酸いも甘いも舐め尽してきたカルディナにしてみれば、
彼が嘘をついている事などひと目で解ったのだが。
420黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 20:51:09 ID:1Fmj4ziR

「それから司令官ではない。儂のほかに人がいない時は、
 儂の事は陛下と呼べ。いいな?」
「本当にいいんですの? わかりました、サムスン陛下」
「サムスン陛下!」
「セフィーロ新国王サムスン陛下万歳!」

それを聞いて嬉しそうにグフフ…と豚のように笑う。
首筋に抱きついて頬擦りしながら、カルディナは笑顔の裏側で脳細胞をフル回転させていた。

(この豚はカネと権力とオマンコしか頭にないただの俗物や。
 その豚が他者に陛下、などと勝手に呼ばせたと知れれば、
 メルセデスの皇帝がほっとく筈があらへん。
 …ならばなぜ、そう呼ばせるんや?
 今後うちらを皆殺しにして口封じを図る心算か。
 それともまさか、将来的に自分がメルセデスの皇帝になりかわる心算なんか…?)

それとも…とカルディナは眉根を曇らせた。

もしかすると今回の遠征には、本国からの命令に従ったという表面上の理由とは別に、
サムスン自身の野望に繋がる、何か別の意図が隠されているのではないか…?


「あふっ…ふっ…ひゃっ…! ひゅごいっ…」

女たちに奉仕させているうちに性欲が昂ぶってきたのか、
今度はサムスンは仰向けに寝そべった状態で顔の上にカルディナを座らせると、
その性器をベロベロと舐めまわしはじめた。
カルディナは膣内を舌先でかきまぜられながら、
陰核をしごきつつ乳房を揉みしだいて嬌声を上げる。

一方でチゼータ姉妹は足を斜めに交叉させてお互いの性器を密着させ、
わずかな隙間を通してふたつの秘唇の間にサムスンのペニスを挟みこむ。
勃起したクリトリスと柔らかい媚肉をこすりつけてキツキツにペニスを圧迫し、
姉と妹による甲高い嬌声のハーモニーを上げながら同時に腰をうごめかして、
自分たちの性器によってペニスをしごき上げる。

手コキ、足コキに続くマンコキの柔らかく温かな快感に、
たまらずサムスンは勢い良く天に向けて3度目の射精を行い、
どろりと濁ったその精液を、姉妹は手で掬い集めて口へと運び、
陶然として舐め回し、飲み下す。

カルディナはおのが性器を舐め回させたまま、69の体位で肉竿にむしゃぶりつき、
尿道に残った精子の一粒すら残すまいとするかのように、頬を深く窪め
バキュームカーのようにサムスンのペニスを激しく吸い上げたのだった。

………………………………………………………………………………………………
421黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 21:04:31 ID:1Fmj4ziR

    XII◆策謀


やがて2度目の情事が終わり、浴室を後にして寝室へと戻る。
入浴の間にメイドたちの手によって換気が済まされていたらしく、
麻薬の煙は霧散し、壁に若干特有の匂いが染み付いてはいたが、
かわって香炉より立ち上る微弱な白煙が、安眠を促す
リラクゼーション効果を持ったえもいわれぬ香を漂わせていた。
吐瀉物や破瓜の血、精液や愛液や汗などといった様々な体液まみれだったシーツも
真新しいものへと取り替えられ、一部の隙も無くベッドメイキングが施されている。

部屋の片隅のテーブルにはフルーツを山盛りにしたバスケットと
ワインボトルが置かれており、それに目をつけたカルディナは、
就寝前に三人でお酌してサムスンにボトルを空けさせた。

やがて同衾して部屋の明かりを消す。
サムスンはニヤニヤしながら三人の寵妃たちの胸を揉みしだいていたが、
酒が回った事もあってそのうちに完全に寝入ってしまった。
あれほど大量に3発射精(だ)したのに、その股間は全く衰えを知らず、
高々と屹立して掛け布団の中央に小さなテントを作っている。

かつてデュアリス公国を制圧した際には、1人で100人を相手にし、
一日60回射精したとか信じがたい法螺を吹いていたが、
もしかするとそれは誇張ではなく事実なのかも知れなかった。
いずれにせよ明日の夜伽も今日同様に大変なものになるだろう。


それから15分ほどして、彼が起きないのを確認し
カルディナはなるべく音を立てないようにしてベッドから出る。
そっと窓枠に歩み寄り、窓の下がびっしりと警護の兵士たちに埋め尽くされているのを確認すると、
なるべく声を抑えてタータたちに語りかけた。

(さて、一日目の接待はこれで終わりや。
 さんざんイったフリをして、馬鹿みたいに喚き散らすのもいい加減疲れたやろ。
 これからが本番で、王族の姉妹はん方に頼みたい事があるんや。
 ちょっと力を貸してぇな)
(何なんだよ、カルディナ)

野太いサムスンの手をそっと持ち上げ、モゾモゾとベッドから這い出る。
姉の方はいつも通りの動きであったが、
処女を喪失してから2時間も経ってないタータは、痛そうなガニ股歩きだった。
422黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 21:21:13 ID:1Fmj4ziR

(うちに考えがあるから、ひとつ賭けに乗ってみいへんか?
 …とか言い出してきたのはお前だけど、
 まさかこんなひどい目に遭うなんて思ってもみなかったぞ)

裸に剥かれ、敏感な部分にピアッシングされ、切れ痔になるほど太いものを尻に挿れられ、
脱肛するほど強引に出し入れされ、姉にゲロをかけられ、乱暴に処女を奪われ、
子宮がパンパンになるほど大量に中出しされ、
しかもその一部始終を幾つものビデオやカメラに撮影された。
サムスンの愛妾になったのは3人ともであったが、
タータは中でも処女である事と、その男勝りな性格が相手の嗜虐心を刺激し、
特に目をつけられてひどい目に遭わされていたため、
やり場のない怒りをこめた目できつくカルディナを睨(ね)め付けた。

(まさか今のうちに逃げるつもりじゃないだろうな。
 言っておくが絶対に逃げられないぞ。
 ドアの外には何人も兵士が待機してるし、仮にこのブタを人質にしても、
 この狭い国にはどこにも逃げ場なんて無い)
(船を奪ってチゼータに帰還しようにも、膨大な艦隊によって
 十重二十重に包囲網の張り巡らされた空は突破できっこありませんわ)

妹は怒ったように腰に手を当て、
姉は参ったように額に手を当てて小声でまくしたてる。 

(それに仮に逃亡が成功したとして、残された者はどうなる?)
(そうですわ。腹いせに他の人たちが危険に晒される恐れがありますわ)
(まあ待て。今はまだその段階やない。
 いいから黙って聞くんや。まずある男を捜して欲しいんや)

二人の論難を手で制してカルディナは言った。

光たちが放り込まれる少し前に、後宮の大ホールで
虜囚同士として彼女はチゼータ王族姉妹と出会った。
これまでのチゼータ艦との戦闘において、姉妹が“精霊(ジン)”と呼ばれる
エネルギー体を使役する能力を有している事を知ったカルディナは、
そこに目をつけて彼女たちと手を組む事を決意したのだった。
423黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 21:25:53 ID:1Fmj4ziR

(ある男だと?)
(まずはセフィーロ一の賢人、導師(グル)クレフ。
 それから親衛隊長の剣闘師(ダル)ラファーガ)
(前者はともかく後者は何なんですの?)
(べっ…別にいいやろ。とにかくこれからの件についての重要人物なんや)

本当は最愛の恋人であり、単に自分が一刻も早く逢いたくてたまらないのだという事は隠して
カルディナは強引に説得した。

それから彼女はなるべく詳しく、その他フェリオ王子や魔法剣士(カイル)ランティスなど、
拉致されたセフィーロ上層部の特徴を姉妹に伝える。

(あんたはん方に精霊を使って、艦隊のどこかに囚われている筈の
 うちらの仲間を探し出し、安否を確認して欲しいんや。
 まずは導師クレフを探し出す事。
 ぱっと見、ものっそい寝癖のついた白髪のジャリやから
 大勢の中にいてもすぐにわかる筈や)
(………)
(そして今日サムスンを通じて聞き出した主だった全ての情報と、
 現在の城内の様子、うちらの現況を、精霊を通じて伝えて欲しいんや)
(そんな事をしてどうするんですの?)
(うちに考えがある)

その真摯な瞳に気圧されたように、言われるがまま姉妹は
二体の精霊、ラシーンとラクーンを召喚する。
魔法炉から膨大な魔力を供給できたチゼータ艦橋ではないので、
召喚された精霊はいかにも弱々しく、大した戦力になりそうもなかった。

その精霊を煙状に姿を変えさせると、窓枠を僅かに開き、
人の通れぬほど狭い隙間を通じて夜空へと飛び立たせた。
庭を警護する兵士のひとりが、三階の窓から煙のようなものが噴き出し、
天に昇って消えてしまったのを見て一瞬目を疑ったが、
暗かった事もあり、香炉の煙の見間違いだと納得し
何事もなくまた警備に戻った。


(それで、あなたの考えって何なんですの?)
(私たちをこんな目に遭わせといて、つまらない事だったら承知しないからな)

ベッドの端に腰掛けると、タータとタトラはなおも訝しげにカルディナへと問い詰めた。

(メルセデスの蛮人どもを追い払う)
(―――!?)
(そして、セフィーロを取り戻すんや)

全ての室の灯りが消え、警護の兵を除き完全に寝静まった中庭を俯瞰しながら、
カルディナはひそかに告げる。
そして無数の艦隊が黒影を浮かび上がらせる不気味な夜空を見上げた。

セフィーロ宮を見下ろす月はどこまでも静かで、冷ややかであった。



                                          〈続〉

………………………………………………………………………………………………
424名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 21:56:42 ID:1YxwzSc1
過疎スレに神がキタ―――(゚∀゚)―――― !!
なんというGJ!
425黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/01/21(木) 23:09:54 ID:1Fmj4ziR
ホント超絶過疎スレだねここ
正直言って、自分含めて
週の閲覧者は多くて3人ぐらいしかいなんじゃないかと思う

それはともかく
庚さんとその部下が、嵐と小鳥をつかまえて
陵辱の限りを尽くすXのエロパロが読みたいです…
426名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 23:29:04 ID:AzW74DTB
あと一人はいるぞ
完成度が高すぎて逆にレスが難しいw
427名無しさん@ピンキー:2010/01/21(木) 23:38:51 ID:wEUx0lob
フェリオ×海、読みたい!
428名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 01:34:16 ID:/q5FA4Cg
神キテター!
やっぱりタータは初めてだったかwああうらやましいw
しかし、濃厚な大作ですが、思惑入り乱れてどうなるのやら………

>>黒羊宮さま

過疎ってるのは規制もあると思いまする
かくいうオレも友人の携帯からこっそり打ってますw
マイペースに続けて下さいませ!
429名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 08:35:48 ID:vr5LQX1L
職人さま GJすぎです
カルディナがエロかっこいい
恋人のラファーガに一刻も早く逢いたいことを隠し
強引に説得する姿が可愛いw

ラファーガとのエッチな姿も見てみたい
430名無しさん@ピンキー:2010/01/24(日) 23:48:20 ID:wIo0T0k9
カルディナ姐さんがかっこいいです。
しかし、真面目なラファーガが、どういう反応するか心配です。
ちゃんと報われますように。
431名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 17:00:16 ID:DOOdQGwX
アルシオーネがおしおきされるSS希望
432名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 20:40:50 ID:MumyG3/O

黒羊宮です。
19章まで小説の続編が出来上がったのですが、
投下したところいつの間にか規制されていたようで、
書き込めませんでした…。
携帯からも試してみたのですが無理でした。
いつまでかかるのかわかかりませんが、早く規制解除して欲しいものです…

(この文章はレス代行スレに依頼して書き込んで頂いてます)
433名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 22:31:50 ID:NRN0WFlN
>>432
気長に待ってますので、解除されたらよろしくです
434名無しさん@ピンキー:2010/01/30(土) 23:54:40 ID:ieiaG5lf
規制は辛いですね。
自分もこの前まで数ヶ月間規制でした。
いつまでも待ってます。
435名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 01:16:03 ID:W+P59kyD
前日23時過ぎから最初から読んでたが…。


楽しすぎるっっ。
しばらく長生きできそう。
436名無しさん@ピンキー:2010/02/15(月) 21:24:14 ID:e1Cr2DUD
小鳥や牙暁みたいに余命幾ばくもない方ですか?
437名無しさん@ピンキー:2010/02/19(金) 19:06:02 ID:C+kpwO6C
新作投下マダ〜? 誰かレイアースかXで書いてよ
438名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:42:33 ID:dUNEn++M
アルシオーネのエロパロキボンヌ
439名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 00:58:17 ID:dUNEn++M
カプはアル×海だとなおGOOD
440名無しさん@ピンキー:2010/02/20(土) 05:52:57 ID:diH1gH4X
まがお前らが書けよ 過疎りすぎなんだから
441黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:03:03 ID:tOViJv1y
久しぶりに投下します。

>ラファーガとのエッチな姿も見てみたい
との事なので、冒頭カルディナとラファーガの絡みを少し入れてみました。

また、規制中このスレを最初から読んでいましたが、
>>317さんの「嵐の夜に」というSSが良かったので、
この部分は少しそれに影響を受けています。
442黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:08:34 ID:tOViJv1y

 魔法騎士レイアース 【カオテックハーレム】
 〈第4夜〉


………………………………………………………………………………………………

    XIII◆夢寐


──パン! パン! パン! パン!

(ああっ、凄っ、凄い…
 ラファーガのおチンチン、灼けた鉄棒みたいに熱いで…!)

深々とした溝を刻む逞しい男の背の向こう側で、
ベッドに突っ伏しシーツを握り締める褐色の肌の美女が、
後ろから激しく突かれて喘いでいた。
それに合わせてギシギシと軋む質素なベッドの周囲にあるものは、
床に転がる重々しいダンベルや筒に立てかけられた何本もの大剣、
それに直立した武者のごとく飾られた、上下一揃いの蒼い甲冑といった、
飾り気の無い無骨な代物ばかりだった。

そこは兵士たちの宿舎として使われるセフィーロ宮下層部の
一角にあるラファーガの部屋であり、
カルディナはその夜も人目を忍んで彼の部屋に忍び込み、
汗の玉を散らし、様々な体位で恋人と交わっていた。

(いいぞ…最高だ、カルディナ)
(ほんま? ウチ、めっちゃ嬉しいわ…)

嵐の夜に初めて彼と結ばれてより、月が3度満ちては欠け、
その間頻繁に密会を重ねてきた。
生真面目な性格であるラファーガは、
カルディナの大胆であまりに積極的な求愛行動に戸惑い
はじめは距離を置いていたが、今では既に彼女の虜となり、
カルディナもまた、何度も肌を重ねるうちに
いまや彼無しではいられぬ体となっていた。

(ラファーガ…、ラファーガ。今度はうちにさせてぇな)
(相変わらず、上に乗るのが好きな奴だ)

ラファーガは淫蜜まみれになった舞姫の股間から
バナナのように反った独自の形のペニスを引き抜くと、
入れ替わるにようにして仰向けにベッドに横たわる。
キャンディーを頬張る幼児のように、そのペニスに嬉々としてカルディナがしゃぶりつき、
咽喉の奥までディープスロートして隅々まで舌を這わせた後、
今度は自分が上になって腰を沈めた。

──ジュプ…ッ

(ふはぁ…っ、ラファーガのバナナチンポ、うちの膣壁にゴリゴリ当たっとるぅぅ)

体重がかかってより深くペニスが入り込み、
カルディナは嬉しそうに目を細めながら激しく腰をうごめかす。
熱く湿った肉壷で陽物を締め付けられ、上下にしごかれながら、
ラファーガは真上でぶるぶると上下に揺れる彼女の乳脂肪を下から揉みしだいた。

(はあっ、はあっ…イクっ、うち、イっちゃうでぇぇ…っ)
(相変わらずでかい胸だな)
443黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:11:08 ID:tOViJv1y

セフィーロ随一の剣士と称されるだけの事はあり、
ラファーガの底無しの体力とセックスにおける持続力は驚異的なものがあった。
カルディナの熟練したテクニックにかかれば、
大抵の男など半刻ともたず気をやってしまうのだが、
ラファーガとの性行為は毎晩毎晩休み無しに何時間にも及び、
踊り子稼業で鍛えられた体力と人並み外れた性慾を持つカルディナですら
疲れ果てて褥に倒れ伏してしまう頃には
窓外がすっかり白んでいる事もしばしばであった。

(ラファーガ…ラファーガ…愛してる。
 うち、もう離れたくあらへん…心の底から愛してるで…!)

今度は半身を起こしたラファーガの首筋に手を回し、
ぴったりと双乳を押し付けたまま腰を振りたてる。
夜の商売につきものの、口先だけの大仰な虚言ではなく、
全身で愛しさを表しながら、カルディナは喘ぎながら金髪の偉丈夫に唇を重ねた。
ラファーガもまたそれに応えるように、
筋肉に鎧われた骨太の腕を回して彼女を抱きしめる。

(俺もだ…俺も…お前を愛している。カルディナ)
(ラファーガ…!)

口数が少なく、普段内心をあまり表に出さない彼の口から、
はっきりと紡がれた至福の言葉。
カルディナは歓喜を示すようにありったけの力をこめて
膣口でペニスをギュンギュンに締め付けた。
男の抱擁と腕を通じて伝わる彼の体温がたまらなく気持ちよく、
金色の毛に覆われた厚い胸板へと甘えるように顔を埋める。
対してラファーガは、長く続いたこの夜の性交の果てに訪れた、
あまりに強く、蕩けるように熱く心地よい締め付けに、
全身の血が沸騰しそうになりながらも、歯を食いしばって苦しそうに耐えていた。

(も…もう駄目だ…離れろ、カルディナ!)
(駄目やっ…抜かんといてや…今夜だけは、うちの膣内(なか)で射精(だ)してぇな…!
うち、ラファーガの…ラファーガのありったけの気持ちを受け止めたいんや!)
(うっ…!?)

──ビュルッ! ビュルル…ッ

膣内で鉄のように硬い剛直がビクビクと脈打ち、先端から大量に精を吐き出す。
心地よく脱力して男の胸に寄り添いながら、カルディナは
自らの膣内が愛する男の精液一色に染め上げられていくのを感じていた。
444黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:15:43 ID:tOViJv1y

(ウフフッ。ラファーガってば、上の方は逞しくっていつも寡黙なのに、
 下の方はこんなにも弱くて饒舌なんやな。
 まるで泣き虫の赤ん坊やで…)

目の前の裸体をうっすらと覆う汗に含まれる男臭いフェロモンを、
鼻腔いっぱいに吸いこみ、陶然としながらカルディナは告げる。
しかしラファーガはしばらく厚い胸板を上下させて呼吸した後、
ふいに彼女の身を引き離すと、真摯な目で彼女を見下ろし、
心から詫びるように言った。

(…すまなかった、カルディナ…)
(うん?)
(初めての時のように、俺の慾望ばかりを優先させてしまい、
 避妊もせず、お前の中で射精してしまって…。
 その…)
(なら、責任とってくれへんか?)

カルディナは悪戯っぽく彼の唇に指を当てて笑い、言葉を遮った。
腰を浮かし、力を失ってしおれたペニスを引き抜くとともに、
その股間からどろりとした白濁液が溢れ出す。

(責任?)
(そうや。うちを、ラファーガの…)

幸福の絶頂にありながら、どきどきと心音を高鳴らせ、
長い間胸の中で温めていた、婚約を取り付ける言葉を紡ぎ出そうとするカルディナ。

だが言い終わらぬうちに彼女は異変に気づいて目を見開いた。
目の前でラファーガの姿が次第に透けるようにして薄くなっていき、
やがて完全に掻き消えてしまう。
まるで初めからその存在自体が嘘だったかのように。

(ラファーガ…?)

どことなく幼い頃に死別した父を思わせる、
逞しく圧倒的な存在感を漂わせる彼の巨体が無くなり、
うつろに広いばかりの褥の上にはカルディナだけが残される。
肌には彼の温もりは無く、鼻腔には彼のあの魅惑的な男臭い匂いも無い。
辺りを見渡すと天井も壁も全てが消え去っており、
あるものはただ夜のように晦(くらい)い曇天と、
その奥から吹き付ける湿気を孕んだ冷たい風だけだった。

(そんな…こないな…嘘や!
ラファーガ! ラファーガ、どこや!? ラファーガ!)

骨まで滲みるようなその寒さに耐え切れず身震いする。

カルディナはまだうっすらと男の体温を残したシーツを抱きしめ、
あちこちへ向けて大声で男の名を呼んだが、どこからも返事はなかった。
それどころか唯一彼の残り香を宿すシーツまでもが
空気の中に滲むように消え去っていき、
最後に残されたのは、ただ全裸で寒風の中震える
みじめな自分の姿だけだった。

(こんなの…嫌やっ…!)

悲痛と孤独に耐え切れず、天を仰いで叫ぶ。
しかしそれは声にならず、吹きすさぶ風の中に飲み込まれて消えてしまった。
445黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:20:13 ID:tOViJv1y

………………………………………………………………………………………………

    XW◆沐浴


…あたかも海底にいるかのような、深い眠りの底からカルディナは目を覚ました。
瞼を開くとともにぼやけた視界の中に飛び込んできたのは、
幾重にも重なった荘厳な雲海と、遥かな穹窿の頂をめぐり飛ぶ無数の天使たち。
それが天蓋つきベッドの天井画である事に気づいたのは、
もう少し眠気の靄が晴れてからの事だった。

「ん…」

首を折って左右を見ると、傍らにはうっすらと裸体が透けて見える、
黒と白とのベビードールを纏った、しどけない姿の褐色の美女が
抱き合うようにして眠っている。
その肌から立ち上るえもいわれぬ高貴な香りは、
二人が生まれつきの王族である事を示していた。

チゼータの双子姫であるタータとタトラだった。
昨夜の性奉仕で余程疲れたのか、ふたりとも規則正しい寝息を上げ、
試しにその身を軽く揺さぶっても目を覚ます事はなかった。

(ラファーガ…)

先刻まで見ていた、想い人との熱い夜が、
かつての出来事の回憶であり、今はその幸福な日々の渦中ではないという事に
一抹の寂しさを感じ、囚われの舞姫はおのが胸をかき抱く。

上体を起こして周囲を見渡すと、
そこはチゼータの王宮のように整えられた豪奢な一室だった。
広々とした褥の上に、昨晩飢えた豚のようにこちらの身体を貪った、
あの忌まわしい倨傲のサムスンの姿は無い。
自分の起床が遅すぎた事もあり、とっくの昔に出勤しているのだろう。

ベッドから抜け出し双子姫に布団をかけ直すと、
カルディナはエキゾチックな櫺子が施されたカマリヤ窓を開いて外を確かめた。
サムスンが宿泊していた昨晩は銃を持った沢山の兵士が周囲を固めていたが、
今は二人の兵士が門前を警護しているのみだ。

どうやら本当に邪魔者は去ったようだと確認して
廊下に通じる重厚な扉を観音開きすると、そこには4人のメイドが待機しており、
まるで王族に接するように恭しく一礼した。
カルディナは昂然とゆたかな胸を逸らすと、まるで女王のように、
すぐに風呂を沸かすよう鷹揚に命じた。
446黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:24:49 ID:tOViJv1y

ややあって入浴の準備が出来たとの事で、大浴場へと向かう。
浴槽は一面がゴージャスな黄金に輝いていた。
昨晩サムスンに山のように財宝を貢がせる約束を取りつけ、
約束通り自分の部屋にそれが運びこまれているのを先刻確認したので、
それを使って、メイドたちに諸国の王侯よりもなお贅沢な風呂を用意させたのだ。

カルディナは湯で身体を流すと、大振りの金箔を大量に浮かべた浴槽に漬かる。
水面に波紋を生じ、温かな湯船に身体を沈めるたびに金箔が微細に蠢き、
まるで一面に黄金の雪が舞っているかのようだった。
浴槽の底には色とりどりの宝石が沈められ、揺らめく水面の底で淡い輝きを放っている。
カルディナは宝石箱のような湯に首筋まで浸かりながらも、
ラファーガとの熱い夜の事を思い出して思わず股間をまさぐっていた。

「入りや」

身体がほぐれてきた頃合をみて居丈高にメイドを呼びつける。
たわわな乳房と黒々とした陰毛もあらわな、全裸のメイドたちが続々と入室し、
椅子の上に座したカルディナへ、「失礼いたします」と頭を下げ、
石鹸を泡立てて丁寧に身体に塗り広げていく。

それはカルディナが奴隷のごとくサムスンに奉仕した昨晩の、ちょうど逆の構図であった。
メイドの一人が背後から手を回し、カルディナの豊満なバストを鷲掴みにする。
大して力を加えてもいないのに、あまりにも柔らかな乳房の中に十指が沈みこみ、
そのまま上下に揉みしだくにつれて、
パン生地でもこねるかのように胸の形が次々に変わっていく。

美容効果を持つ様々なミネラルを含んだチゼータの火山より採取した泥と、
5万片の薔薇の花びらから精製したダマスクローズ精油をすりこんだ最高級の石鹸を使い、
瓜のような乳房を持った年長のメイドが、洗練された手つきで
ほっそりとしていてそれでいて躍動的なカルディナの四肢を泡まみれにしていき
まだようやく陰毛が生えかけたばかりという年端もいかない新米のメイドが、
後を追うようにスポンジで、たどたどしくも懸命に女主人の肌を磨いてゆく。

「ふふっ、仲々いい手つきやで。ほな、そろそろこっちも洗ってもらおか」

腰を浮かせ、片足を台にかけるカルディナ。
泡を纏った陰毛の間に覗く、肉ビラの肥大した性器が露になる。
447黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:28:46 ID:tOViJv1y

再び「失礼します」と頭を下げ、メイドの1人が彼女の股間に手を差し入れ、
グチュグチュと音を立てて柔らかな土手肉を撫で回し、
残る2人のメイドは敏感な性器粘膜用のソープを纏った指先を
前後からココア色の花びらと菊蕾へと差し入れた。

(うっ…、はぁ…あっ…!)

感じ入ったようにびくん、と身体を震わせ、頬を赤く染めるカルディナ。
彼女はあたかもサムスンのつけた全ての匂いを消し去ろうとするかのように、
なおも念入りにメイドたちに身体を洗わせた。
それは昨夜の嫌な思い出を払拭するためだけでなく、
新たに魅惑的な香りを纏う事で更に男を惹きつけるためでもあった。

(うちはやっぱりラファーガがおらんと駄目や。
 こうして離れ離れになるとようわかる。
 早く逢いたくてたまらへん…
 あの太くて男らしいゲジ眉が恋しい…。
 でもそのためにはまず、うち自身がここで生き延びねばならへん。
 そして何とかしてあのブタを操り、囚われのラファーガを救い出さねばならんのや)

おそらく今夜もサムスンは自分の許に来るであろうが、
彼に対しラファーガたちは無事なのかと、直接問いただす事はできなかった。
男は、例え色に狂った欲ボケであっても、
こちらのほんの些細な質問から浮気の匂いを嗅ぎ取り、直感的にその思惑を把握する。
一度他の男に気があると知れれてしまえば、どれだけ手を尽くして誘惑したとしても、
相手が嫉妬を抱いてより自分を愛してくれるどころか、
たちまちのうちに心が離れてしまうのを、
これまでの夜の遍歴を経てカルディナは経験的に知っていた。

(今夜もボケブタを手なづけねばならへん。
 そのうちに完全にウチのカラダとチゼータの性秘技の虜にしたる。
 あいつらにとってここは甘やかな夢を紡ぐ地上の楽園なのかもしれへんが、
 明日の命も知れへんうちら虜囚の女たちにとっては戦場や。
 うちらにとって夜の褥は、生きるか死ぬかの戦いの場なんや──!)

鏡の前に立ち、宝石のように磨きこまれた張りのある肌と、
大きさと整った曲線とを両立させた理想的なバスト、
そしておのがエキゾチックな美貌とを眺め、
そのいずれにも翳りや衰えが見られず、十分に魅惑的な武器である事を再確認して、
カルディナは改めて己にそう言い聞かせたのだった。

………………………………………………………………………………………………
448黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 18:35:25 ID:tOViJv1y

    XX◆晨明


その一方で、カルディナより3時間ほども早めに目を覚ました元魔法騎士たちは、
光に促されるままにあまり気の乗らないラジオ体操を済ました後、
風の提案で、爽やかな汗を流して薄暗い中庭をジョギングしていた。
時刻が早すぎる事もあり、何度か兵士たちに呼び止められて尋問されたが、
その度に美しいプロポーションを保つためのダイエットの一環だと告げてお茶を濁した。

(やっぱり、外に通じる入口は、この時間帯は全て封鎖されているんですのね…)
(他にどこか脱出経路があったらいいんだけど)
「風ちゃーん、海ちゃーん、遅いよ、こっちこっち!」
「光、あなたは先に行き過ぎよ!」

ジョギングの本当の目的は中庭を巡っての脱出経路の探索であり、
同時に豪奢な屋敷で飼い慣らされた猫が、怠慢な性格となってブクブクと肥え太るが如き、
体力の低下を恐れての定期的なトレーニングであった。

中庭を何周もした後は、海の提案で巡回兵に目の届かない場所を選び、
勘を鈍らせないないためにこっそりと武術の手合わせをする。
いつ訪れても不思議ではない万一の事態と、
いずれ決行する予定の脱出に備えての事であった。
武器が無いため、訓練の内容が
素手の格闘技に限定されたのがやや心細くはあったが。

そして程よく汗を流した頃には、陽が登って辺りをしらじらと照らし出し、
神殿の鐘楼より朝食の時刻を告げる予鈴が鳴り響いていた。
三人は一旦部屋に戻って汗を拭い、着替えを済ませると、
今は後宮として使われている、この聖域最大の施設であるエテルナ神殿の、
元は神官たちが使っていたという食堂へと向かう。
449黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:19:48 ID:tOViJv1y

高々としたアーチ型の天井一面に、紅玉髄の焱を纏った神狼と、
サファイアの鱗を鎧った蒼竜、緑柱石の羽毛に包まれた鳳凰が、
長い触角を伸ばし、漆黒の翅を展開した禍々しい黒影と対峙し合う
年古りた巨大な聖画が描かれていた。

セフィーロの創生期の出来事を描いたという天井画を見上げつつも
大ホールに足を踏み入れると、三階分の高さの吹き抜けの下、
整然とテーブルが並べられ、黒服の兵士たち壁際で監視する中、
チゼータ三人娘を除くほぼ全ての寵妃が一同に介していた。
ここに連れて来られてからまだ一日も経過していなかったが、
既に寵妃たちの間にはグループが形成され、
それぞれが塊になって席についている。

光たちもまた例外ではなく、食欲をそそらずにはいられない香りの立ち上る中、
蜂蜜色の後ろ髪を金属の髪留めで結い上げた特徴的な後姿を見つけると、
おはようと挨拶を交わし、その向かい側の席へ腰を下ろした。

昨晩と同じ席で食事中の創師(ファル)プレセアだった。
傍らには食べ辛そうに、カップの中のヨーグルトを
半分に割った木の実の殻で掬って食べている妖精プリメーラの姿がある。

「どう? プリメーラ、調子は」
「いいわけないでしょ。ああっ、それより早く愛しのランティスに会いたいわっ。
 昨晩もずっとそればかりを考えていたんだから!」
「わかりますわ。わたくしも連行されたフェリオの事が気がかりですの」
「プレセア、モコナ見なかった?」
「ううん、どこにも」
「そちらは夕べは何事もありませんでしたの?」
「今のところはね」

食事が運ばれて来るまでの間、さりげなく情報を交換し合う。

「こんな所でくだを巻いていても何も解決しないでしょ。
 できれば今日も昨日みたく何事もなく一日が過ぎればいいんだけど」
「昼間から健康診断だっけ? 海ちゃん」
「おかしな事をされないと良いのですけれどもね…」
「そういえば知ってる? あそこの子、さっきからろくに食事も摂らず泣いているじゃない?
 あの子、ゆうべ自分の運命を儚んで、庭の樹で首を吊ろうとしたんだけれど、
 直前に巡回兵に発見されて目論見がパーになっちゃったんだって」
「朝っぱらからそういう食事がまずくなる話題はやめてよ、プレセア」

賑やかに会話を交わしながら匙を運ぶ少女たちであったが、
不思議と自らサムスンにすり寄ったカルディナの話は出ない。
彼女は女としてのプライドを捨て、敵に寝返った裏切り者として、
光以外の人間にとっては、あたかも「初めからいなかった存在」のように扱われていた。
450黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:25:34 ID:tOViJv1y

ややあって光たちの席に、メイドたちが白い湯気を立てて朝食を盆に載せて運んできた。
決して贅沢ではないが、栄養のバランスなどを考えて作られた美容食だった。
この際に食事と一緒に銀製のナイフやフォーク、スプーンが渡されるが、
寵妃たちの暴動や反乱を防ぐ意味合いから、
食事が終わるとともに速やかに回収されてしまうため、
これを持ち帰る事はできないのが残念ではあった。

(ホント、切れ味は乏しいけどナイフの一本もあれば心強いのに。
 夕べも部屋中探してみたけど、使えそうなものはなかったわ。
 せめてどこかで武器になるものが手に入ったらいいのに)

ひそかに周囲を見回し、兵士たちに目をつけられてないのを確かめて、
声を殺して海が告げる。
対するプレセアはニヤリと笑い、骨付き肉を食いちぎると、

(伝説の魔法騎士ともあろう者が頼りないのね)
(えっ…まさかプレセアさんは何か持っておられるんですの?)
(勿論。オンナたる者、いつ男に襲われても身を守れるように、常に武器を携帯しているものよ)

と不敵に言ってのけた。

(何を持っておられるんですの?)
(ヒ・ミ・ツ)
(どこかに携帯しているようには見えませんけれど…)
(当然でしょ)
(………!)

何かに思い至ったらしい海が赤面して問い返す。
      . . .
(まさか、あそこに隠しているんじゃないでしょうね!?)
(ば…ッ、馬鹿言わないで!
 まだお子様のあなたたちと違って、こちらはあの大部屋に連れて来られる前に、
 前の穴も後ろの穴も、指を挿れられ、ペンライトで照らされて奥まで調べられたんだから。
 そんなまっさきに調べられるところに隠したりなんかしないわよ!)
(じゃあ一体どこに…)

「おいお前ら、さっきから何熱中して喋ってるんだ?」
「ひいっ!?」

ポンポンと警棒を手でもてあそびながら、急に背後から兵士が語りかけてきたので
ビックリしてプレセアはその場から飛びのいた。
451黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:29:25 ID:tOViJv1y

一方で光は、食堂の隅の席で、誰からも仲間に入れてもらえず
ぽつんと俯いているひとりの幼女を見つけて傍らの妖精に語りかけた。

「ほら、プリメーラ、あの子…」
「うん? ああ、確かファーレンの皇女ね。
 ちやほやしてくれていた侍女を全身殺された、おっ気の毒ぅな奴」
「どうして1人で食事してるのかな」
「他に同国人や同年輩の子がいないからでしょ。
 その上お子様のくせに異常にプライドばかりが高い。
 ホント何様? って感じだもの」
「それなんだけどさ、こっちに誘ってみたらどうかな、って思うんだけど…」
「何言ってるの、ダメよ、光!」

横合いから海が止めにかかる。
兵士に睨まれるのを憚り、耳元に囁きかけた。

(ついこないだまで敵だった奴じゃない!
 あいつらのせいでレイアースやセレスを殺されたのよ! わかってるの?)
(そうよ、光)

プリメーラも怖い顔をして指を突きつける。

(あいつらが徒党を組んで魔神を破壊さえしなかったら、
 今頃わたしたちこんなひどい目に遭わされてなかったハズなのよ)
(そうそう。セフィーロの最大の切り札である魔神が無くなったせいで、あたしたち絶対絶命なのよ。
 オートザムの連中は全滅しちゃったからもういいとして、元はと言えば
 変な幻術を操るあの子供や、お調子者のチゼータの双子の攻撃のせいだわ)
(あいつらがいなければ、愛しいランティスも囚われずに済んで、
 今頃あたしたちは悪人どもと互角に渡り合ってた筈なのに!)
(いえ、何分にも相手が多すぎますから、さすがにそれはどうかと思いますが…)
「……」

傍らでそれらの話を聞いていたプレセアは何か言いたげな目を向けたが、
まだ近くに軍人の目があったために口を閉ざした。

海をはじめとする仲間たちはファーレンに根強い不信感があり、
光の提案を頑として許さなかった。
対する光はやにわ盆を持って立ち上がると、
自分の食事ごと幼女の正面席へと移動する。
黒髪の幼女──阿洲花(アスカ)はうろん気な目で光を睨んだが、
相手がニコニコと笑顔を返したのを見ると、すぐに面白くもなさそうに視線を逸らした。
452黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:33:35 ID:tOViJv1y

「こんにちわ。私、光。あなたは?」
「………」

ぶっすりと押し黙るアスカ。
光は面食らったが、まったく手をつけられていてない彼女の食事を見て、
気を取り直して再び話しかける。

「どうしたの。食べないの? こんなにおいしいしのに」
「…わらわはこのようなものは嫌いじゃ」

扱い慣れぬ様子で握っていたフォークを投げ捨てる。

「そもそもやんごとなき身分のわらわが、どうしてお前たち卑しい下民どもと同席して、
 毒見もされていないしろものを自分の手で食べねばならぬのじゃ!」
「下民って…」
「いつもならわらわが口を開ければ、侍女どもが特級点心師の作った
 魚翅饅(フカヒレまん)や桃包(タオパオ)などを、進んで口へと運んでくるというに」
「でも、食べないと駄目だよ。そのうちお腹が減って動けなくなっちゃうよ」
「このような蛮族の料理など、食べとうない!」

癇に触ったらしく、自分の食事を盆ごと叩き落として大声で怒鳴り散らす。
テーブルから落下した銀盆が、床の上で何度も跳ね返る音が甲高く響き渡り、
食堂中の者が何事かとそちらを仰ぎ見た。
アスカは視線の槍に突き刺され、いたたまれずに逃げるようにして席を立つ。

とっさにその手を取って引き止める光。
元皇女は振りほどこうと上体を振って悶えたが、ふいにその腹がぐぅ、と鳴った。

「…やっぱり、お腹すいていたんだ。もしかして昨夜も何も食べなかったの?」
「離せ!」
「私の分もあげるから、一緒に食べましょ。ねぇ」
「こんなもの、食べられるか!」

差し出されたクロワッサンをまたもやはたき落すアスカ。
再度何かを言いかけた光を無視し、力づくで腕をふりほどくと
足早に食堂を出ようしたが、その前に風が立ちはだかった。

「わたくしの分も差し上げますわ。一緒にいただきましょう」
「ふ…ふん、私は風がどうしてもというから付き合ってやってるんだからね」

更に盆を持ってやってきた海までも加わり、三人で取り囲むようにして
じりじりとアスカを後退させ、無理やり元の席に座らせる。

自分よりはるかに背の高い少女たちに取り囲まれているため、
席を立つ事もできないアスカは、そのまま長い間黙りこくったままであったが、
食事を終えた他の寵妃たちの大部分が帰り、そろそろ食堂を閉鎖するという頃合になって、
ようやく根負けしたかのように口を開いた。

「こ…これさえ食べれば帰してくれるというのじゃな!?」

ようやく相手が折れかけたのをみて、光は嬉しそうに頷く。

アスカが何も食べないのは異国の食事が口に合わないというだけの理由ではない。
侍女たちを爆殺したメルセデスに対する根深い怨恨と、
それに対する反抗の意志を示したものであった。
だが、いつまでもこのままでいられない事は彼女自身もよくわかっていた。
そして嫌々ながらも、アスカは三人に見守られながら2日ぶりの食事を摂ったのだった。

………………………………………………………………………………………………
453黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:35:33 ID:tOViJv1y

    XY◆和解


久しぶりに腹がくちくなったアスカは、静まり返った一人部屋に戻ると、
ぽつんと机に向かって頬杖を突き、後宮送りにされた際、
離れ離れになったサンユンやチャンアンの事を思った。
侍女たちをまとめて爆殺し、逃げ出した女たちを
後ろから射殺したメルセデス軍の蛮行を思い出すにつけ、
他の者たちが今どこでどんな扱いを受けているのか気がかりでならなかった。

──コンコン

「……? 誰じゃ」

長い沈思を妨げるようにして、ふいに入口の扉が叩かれる。
何ごとか、と思って腰を浮かしたが、
とたん「近いうちに使いを遣す」と言っていた、昨日のメルセデスの将校の言葉が脳裏に蘇り、
もしや自分を拐いに来たのではないかと背筋が凍りついた。
だが幸いな事に、ややあって開かれたドアの向こうから顔を出したのは光だった。

「な…何じゃ、さっきの平民か。驚かせおって」
「…? どうしたの、一体」
「何でもない! それより何しに来たのじゃ、こんな所まで」
「えへへ、一緒に遊ばない? 1人ぼっちじゃ退屈でしょ」
「べ…別に退屈などしておらぬ!」
「そう言わずに外に出なさいよ、おチビ」
「平民と遊ぶのも意外と良いものでしてよ」

光の後ろから海と風が姿を現す。

「何のつもりじゃ。招きもせぬのに厚かましくもお前たちまで!」
「ふん、正午まで暇だし遊びに来てやったのよ。ありがたく思いなさいよ」
「だってホントに何もやる事がないですからねぇ…」
454黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:42:36 ID:tOViJv1y

3人は外出を渋ったアスカを説得して仲間に加えると、
窪突に富んだ立体構造をしたこの広壮な中庭の中でも、
特に高台に位置する、緑深い樹々に囲まれた人気のない一角へと移動した。
そして、体育座りしてぶっすりと睨みつけるアスカを観客に、
元々部屋に遊具として置かれていたいくつかのボールを使い、
キャッチボールやサッカーをして和気藹々と楽しんだ。

一切の労働から解放されたうえ、何ひとつ業務があるわけではないので、
同様に暇を弄んでいる女たちも多く、高台から中庭を見下ろすと、
斜面に寝そべって日向ぼっこをする者、白亜の庵の中で世間話をしつつ紅茶を傾ける者、
水際のベンチで読書をする者、窓の中で編み物をしている者たちの姿が見受けられた。
物々しい銃を担いだ兵士たちが見回りのため巡回している事さえ除けば、
それは旦夕に滅亡が迫った国とは思えぬほどの、平和そのものの光景でさえあった。

海や風たちも、後宮に押し込められた時には、
メルセデスの兵隊たちによって無差別に輪姦されるかと思い、恟々として構えていたのだが、
今では後宮での生活が、意外にも秩序が保たれていて平和である事に拍子抜けしていた。

「もしかすると…ですけれど、このまま大人しくしていれば、
 いずれ無事に全員解放されるかも知れませんわね」
「その可能性はあるわね。こちらの世界の事はよく知らないけど、
 民間人を無理やり従軍慰安婦にしたなんて事が周辺国に知られれば、
 大きな国際問題になるでしょうからね」
「ねぇねぇ海ちゃん、イアンプって何?」
「子供は黙ってなさい!

もちろん彼女たちは、この偽りの静穏の裏側で、
サムスンをはじめとするメルセデスの軍人たちが、
いずれ自分たちを皆殺しにして口封じしようとしているなどとは考えてもいなかった。

そのうちに自身も無聊に耐え切れなくなったのか、アスカも遊戯の輪に加わる。
蹴鞠の経験があるとの事で、光が加減して蹴ってよこしたボールを器用に返してのけた。
やがて散歩に来ていたプリメーラとプレセアも出くわしてゲームに加わり、
プリメーラは体のサイズが違いすぎて応援のほか何もできなかったものの、
つかのまの平穏の中、残る5人で大いに盛り上がった。
455黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:49:35 ID:tOViJv1y

半刻ほどして球戯にひと区切りがつき、息を荒げ、胸を上下させながら休息に入る。
斜面に座ってタオルで汗を拭い、遠くの空を眺めたり、
ストレッチしたり、互いにお喋りを始める少女たち。
アスカもまた、このメンバーに大分打ち解けてきたようで、
好奇心旺盛なプリメーラに質問され、ぽつぽつと自分の事を話しはじめた。

自分が生まれてすぐに両親が他界し、広壮な宮殿の中で1人ぼっちだった事。
心を許せた相手は、乳母をはじめとする侍女たちと、
その子で乳姉弟の山伊(サンユン)、教育係の長安(チャンアン)だけだった事。

皇家の血を継ぐ唯一の人間として、幼い頃から重い責任を負わされ続けてきた事。
しかし女である事と、あまりにも幼いがために、朝廷においては不当に軽んじ続けられてきた事。

“柱”を失い崩壊の危機に瀕したセフィーロに対し、千載一遇の好機ゆえに
進軍して“柱”となってみてはどうかと冢宰からの進言があった事。
それに後押しされるように、皇家唯一の跡取りとしての初業績を成し遂げ、
朝廷内におのが立場を築かんがために、移動要塞『童夢』に乗っての遠征を決定した事。

三ヶ国でセフィーロを陥落させんがため攻撃をしかけたが、予想外に堅い守りに膠着状態に陥った事。
セフィーロ国土の崩壊速度の速さから、このままでは目的とする「柱」への道までも消失してしまうと思い、
短期決戦をしかけるべくオートザムやチゼータとやむなく同盟を結んだ事。

やがて突如奇襲をしかけてきたメルセデスに敗北し、移動要塞が撃墜され、
側近ともども脱出艇に乗って難を逃れたのだが、それも捕えられ、仲間と引き離され、
乳母をはじめとする侍女たちとともに後宮送りにされた事。

そして侍女たちを皆殺しにされ、今はこの広寞な牢獄の中で一人きりになってしまった事…。


あまりに孤独で重苦しい話に、彼女を除く5人はしんと静まり返っていたが、
そのような中、堅く結んだ唇から押し出すようにアスカは

「…済まなかったな。お前たちの…、その…大切な魔神を…
 破壊してしまって…」

と謝罪の言葉を述べた。
456黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:51:46 ID:tOViJv1y

「あの時は…仕方なかったのじゃ。
 静観していればいずれ柱を失ったセフィーロは崩壊する。
 一刻も速くセフィーロを陥とさねばならぬと思い…他国と手を組んで…お前たちと…」
「もういいよ!」

その言葉を遮るように光が抱きついた。

「レイアースたちを殺された事は今だって許せない。
 けど…
 アスカにだって仕方ない事情があったのはわかったから」
「過去の事は水に流して、今は籠の鳥同士仲良くいたしましょう」
「お前たち…ホントにそれでよいのか」
「私は許さないけどね」

腰に手を当てて海がきつい視線を向ける。

「でも、何とかして、いつかはここから脱出しなくちゃ駄目だから、
 一時的に目をつぶって特別に手を組んであげるわよ」
「こちらは海さんと言いまして、わたくしたちの中でも一番頑固な人なんですのよ」
「風!」

柳眉を吊り上げて怒る海となだめる風の掛け合いに、
アスカはここに来てから初めての明るい笑い声を上げた。

………………………………………………………………………………………………
457黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 19:53:57 ID:tOViJv1y

    XZ◆捕獲


「脱出といえば…そこな妖精っ子は何ゆえ逃げ出さないのじゃ?
高い壁に囲まれた中庭とはいえ、天蓋が無いのじゃから、
 夜闇にまぎれてその翅でどこまでも飛んで行けば良いであろうに」

ひとしきり笑った後、憑き物が落ちたかのように清々しい表情になって、
今度は光の肩に腰掛ける妖精プリメーラへと問いかける。

「私も今すぐにでもこんなとこにおさらばしてランティスを探しに行きたいんだけど、
 何でもこの首輪にはハッシンキってのがついていて
 誰がどの場所にいるのかすぐに分かるそうなのよ」

神経質に翅をピクピクさせて迷惑そうに言った。

「それで首輪ごとの位置を一元監視している部署ってのがあって、
 勝手に首輪の持ち主が許可エリア外に出たら
 警告としてアラームを鳴らし、それでも従わなかった場合は首輪ごと爆殺するんだって。
 だからどうしても逃げられ…」
「プリメーラ!」

横合いから光が口を咎める。
爆殺と聞いて、侍女を殺されたトラウマの蘇ったアスカが、
ふたたび顔を蒼くしてかすかに震え出したのに気づいたからだ。

カルディナやプレセアのようなしっかりした大人ならまだしも、
彼女のような幼い子供は、あまりにも心が脆いため、
トラウマから立ち直るにはまだまだ時間が必要で、細心の注意を払って繊細に扱わねばならなかった。
それに気づいたプリメーラが、
ごめんなさい、大丈夫? と心配そうに問いかけるも、アスカは気丈に頷き
大丈夫なのじゃ…と答えた。

「無神経な事を言ってしまって本当にごめんなさい。
 白状するけど、私、食堂ではあなたをのけ者にしようとしていたの。
 でも、もうそんな事はしない。だから、私をアスカの友達にして欲しい」

おずおずとプリメーラが手を差し伸べる。
対するアスカは、お前はもうとっくにわらわの友達なのじゃ、と言って人差し指を突き出し、
プリメーラはそれを握り返して仲直りの握手をしたのだった。
458黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 20:00:45 ID:tOViJv1y

「まぁ、良かったですわ」
「…フン。ま、私も友達になってあげてもいいかも知れなくってよ?」
「アスカ、あたしも友達、友達!」

「……? …!」

微笑ましくそれを見守る少女たちをよそに、
プレセアは複数の跫音が、急にこちらへと近づいてくるのに気づいた。
ややあって光たちも物々しい気配に気づいてはっと顔を見合わせ、
そちらの方向へと視線を向ける。

数秒後、8名ほどの部下を連れたヒュンダイ准将が
少女たちの前にその威圧的な姿を現した。
昨日の出来事を思い出し、咄嗟に光の背後に隠れるアスカ。
不思議なのは、連れの兵士たちの何人かはいつもの長銃ではなく、
夏休み中の小学生のように場違いな虫取り網と投げ網、
それと鳥籠とを持っていた事だ。

「あらあら、こんな所に鳥でも捕まえに来たの、軍人さん方? よっぽど暇なのね」

プレセアは敵意をもった表情で揶揄したが、兵士たちは彼女になど注意を払わず、
その背後にあるものに視線を集中させていた。
不思議に思ったプレセアが視線を追って振り返ると、その先にいるのはプリメーラ。
何より彼女当人が、なぜ自分が注視されているのかと、一番当惑しているようだった。

「──捕らえろ!」

ヒュンダイの命令で、兵士たちがいっせいに彼女めがけて殺到する。
空を裂いて虫取り網が走り、一瞬前まで妖精が座していた光の肩に覆いかぶさった。
プリメーラは翅を震わせて飛び立っていたが、その彼女を逃すまいと
縦横に虫取り網が交錯し、そこから身を躱すので精一杯だった。

「こら、妖精っ子をどうするつもりなのじゃ!」

彼女が何とか逃げる時間を作ろうと、アスカが兵士の一人に掴みかかる。
しかし当然ながら大人の力の前には抗すべくもなく、蹴飛ばされて尻餅をつき、
その様子に一瞬目を取られたプリメーラは、
瞬間、背後から投網をかぶせられていた。

網が絡まってこれ以上上昇できず、
素早く網の目を広げてそこから潜り抜けようともがく。
しかしこの機を逃さず、より目の細かい虫取り網が覆いかぶさり、
彼女は無残に地面に叩き落されていた。

プリメーラ! と叫んで光は網を持つ兵士の腕にしがみついたが、
後ろから別の兵士に羽交い絞めにされて引き離される。
海や風も妖精を救い出そうと奮戦したが、
武器を持っているのならまだしも、素手の戦いではとても勝負にならず、
奥の手として男たちの股間を蹴り潰そうとしたがそれすらも足で防がれ、
その上腕の関節を極められて地面に押し付けられてしまった。
459黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 20:11:55 ID:tOViJv1y

「炎の矢!」
「水の龍!」
「碧の疾風!」

この状況を打破しようと魔法を唱えてみたが何も発動しない。
後宮に囚われてから何度か試してきたのと同じ結果であり、
どうやら例の様々な装置を内蔵した首輪には、
魔法を構築する術式とそのソースとなる魔力の結合を阻害し、
結果として魔法の発動そのものを完全に封じ込める機能もあるらしい。

妖精は体勢を立て直し、網の縁を持ち上げて外に出ようとしたが、
そうこうしている間にも兵士の手が伸び、網ごとがっしりと捕らえられてしまった。

良くやった、と手をさしのばしたヒュンダイが、部下から虫取り網を受け取ると
注意深く網の裏側からプリメーラの胴体を握りしめ、目の前に翳す。
そして捕らえた獲物に傷がついていないかを、いろいろと角度を変えて確認した。

「ちょっと…何するのこのゴリラ!
 痛たたっ! 離しなさい…ってば!」

身悶えして骨ばった掌から逃げ出そうとするプリメーラ。
しかし両腕ごとがっしりと掴まれているためどうしても脱出する事ができない。

「狼藉者め! 妖精っ子を離すのじゃ!」

小さな友人のために勇気を奮い起こし、
その脚をアスカが蹴飛ばしたが、空いた手によって腕を取られてねじり上げられる。
ヒュンダイは差し出された鳥籠へプリメーラを収めると、
部下は素早く入り口に鍵をかけ、一礼して籠を持ち去ってしまった。

「そういえば昨日、“近いうちに迎えをよこす”と言ったなぁ?」

仕事を終えると、屈みこんでアスカの顔を正面から睨みつける。
その顎をつまみ上げ、突きたての餅のようになめらかな白い頬を、べろりと舐めてから言った。

「生憎それは中止だ。なぜなら今ここで俺がお前を連れて行くからだ」

そして幼女の襟首を掴んで持ち上げると、山賊が村娘を拐うかのような格好で
肩に担ぎ上げて立ち上がった。

「な…何をする! 離せ! 下ろすのじゃ!!」
「アスカ!」

男の背中をポカポカと叩き、脚をバタバタさせるが
くちなわのような力強い腕で胴体を担ぎ上げられているので何もできない。
そしてヒュンダイが舌なめずりしながらアスカを持ち帰るのを、
兵士たちに腕を取られながら、光たちはただ悔しげに見送るほか無かった。

………………………………………………………………………………………………
460黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 20:35:42 ID:tOViJv1y


    X[◆狂太子


少し時間を巻き戻し、光たちがアスカとともに朝食を食べていた頃。
セフィーロ宮の上層部、元々はセフィーロの宰相が使っていた膨大な書籍に囲まれた執務室を
自らのオフィスに作り変えたサムスン遠征軍総司令官は、
眼鏡をかけ、部下たちが提出した報告書に目を通して次々に決済の判子を捺していた。

彼は早朝のうちに警護の兵士たちを伴ってチゼータ三人娘の邸を出ると、
この部屋に入り、壁面に掲げさせた皇帝の巨大肖像画とメルセデスの国旗に敬礼し、
その後パンとコーヒーの簡素な朝食を摂りながら本日の執務に取り組んだ。

横長で重厚な雰囲気を漂わせる紫檀製の執務机の上には、
堆く積まれた書類の山のほか、幾つものホログラフディスプレイが立ち並び、
ひっきりなしに各所の現況を伝えてくる。
せわしなく動く秘書が書類を持ち去っては新たな書類の山を運び込み、
サムスン自身はそれらを決済する傍ら、幾つも置かれた携帯電話を取っては
受話器の向こう側にいる相手へ高圧的に命令し、あるいはダミ声で怒鳴り散らしていた。

鹵獲した移動要塞プラヴァーダの中ではチゼータの捕虜たちが劣悪な環境に不平を鳴らし、
反乱の危険性が無視できえぬほどに高まってきている事。
セフィーロで糧秣を徴収して当面の兵糧とする予定が、予想外に国土の崩壊が進んでいたため
当初予定の1/10も徴収できなかった事。
許容人数を超えた多くの軍人が駐留しているために、
セフィーロ宮外郭部ではトイレが詰まって使用不能になった挙句
予想以上に糧秣の減りが早く、食糧危機の問題が高まってきている事。

セフィーロの外側では、大統領の令息を乗せた先遣隊を全滅させられた事に対し
オートザム国会でメルセデスとの開戦について議論が白熱しているとの事。
また、開戦直前に本国に向けて宣戦布告を行ったとはいえ、
あまりに突然の奇襲だった事と、王族を捕虜にされてしまった事に対し、
ファーレンとチゼータの世論も急速に反メルセデスに傾いてきているとの事。

それらの国々に対してはメルセデス本国が外交官を派遣し、
資金援助や通商規制の緩和といった飴と、
圧倒的軍事力や人質の身の危険といった鞭をちらつかせ、
セフィーロ占領問題に関しての不干渉へを要求する方向で現在折衝中であるとの事。
…等々、占領に成功したまでは良いが、
いまだ未解決の重大な懸案が山のように積み重なっていた。

相当にハードでストレスのたまる仕事ではあったが、
その鬱屈はサムスンの内部で歪んだ性慾とサディスティックな感情とに変換され、
反動として仕事がはけると、彼は大量に沈澱したそれらの黒い慾望を
寵妃たちを捌け口として思う存分発散する事にしていた。

これまでも占領国の先々で同様の行為を重ねてきており、
それが激務の代償としての司令官の役得であると自分に言い聞かせている。
461黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 20:44:53 ID:tOViJv1y
(グフフ、今夜も楽しみじゃわい。
 とりあえず縄と鞭と蝋燭を使ってチゼータの三人娘で存分に楽しんで…
 そうじゃ、次あたりにはあの巨乳の金髪娘をベッドに引き込んでやろうかのう。フッフフ(^ิ౪^ิ))

淫りがわしい妄想を脳裏に浮かべつつも、表層においては厳格な軍人を装い、
セフィーロの周囲で外敵の侵入に備え戦陣を展開する
各艦隊の指揮官へと支持を飛ばし、様々なチェックを行う。
だが会話中にも関わらず、一礼した第一秘書が割り込むようにして強引に口を差し挟んできた。

「閣下。本国から通信が入っております」
「何じゃ、緊急の通信なのか」
「いえ、それが…」
「馬鹿者! 今大事な話をしておるところじゃ、後にせんか!」

こめかみに血管を浮かび上がらせ、コーヒーカップを取って投げつける。
秘書はその立場上避ける事ができず、投擲をもろに額に受けた。
ごつ、と鈍い音がして痣が生じ、床一面に茶色い染みが広がったが、
苦痛をこらえてなおも言葉を続ける。

「…それが、皇太子殿下より直通の回線なのです」
「何じゃと!?」

後でまた連絡すると告げて通信回線を切ると、サムスンは眼鏡を外して立ち上がり、
すぐに本国からの直通回線を開かせた。
462黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 20:46:48 ID:tOViJv1y

眼前の虚空に巨大なディスプレイが出現し、秘書たちともどもそこへ向かって恭しく頭を下げる。

『久しぶりだな、サムスンよ』
「ははーっ、新年の式典以来でございます!」

ディスプレイに映し出されたのは、年齢は20に届くかどうかであろう、
長い前髪をした銀髪の美青年だった。
だが、顔立ちは端麗であるもののその肌は病的なまでに青白く、
頬がわずかにこけ、目の下にはうっすらと隈ができていた。
手元の袋から幾つもの白い錠剤を取り出すと、がりっ、と不快な音を立てて一気に噛み砕く。

それがメルセデス現皇帝ロイスY世の第6子であり、
現在の皇太子であるプリウス・ストラーダ・ヴィッツ=メルセデスの姿であった。

背景には彼の私室が映し出されていたが、壁一面を覆う巨大なガラス棚の中に
服を着たものや全裸のもの、少女のものや幼女のもの、
単独でポーズをつけているものから女同士絡み合っているもの、
果ては触手に責められて喘いでいるものまでと、
びっしりと大小様々な美少女フィギュアが所狭しと並べられている。
一国の未来を背負って立たねばならぬ王族とは思えぬほどの、低俗かつ異常な趣味であった。

『このたびはオートザムら三国の先遣隊を最小の被害で壊滅させ、王族を捕虜にし、
 無事セフィーロを占領したとの事。卿の鮮やかな手並みを褒めて遣わすぞ』
「有難きお言葉にございます」

大仰にサムスンは感謝の言葉を述べたが、顔を隠すように大きく頭を下げたその裏側では
侮るように不快に顔を歪めていた。

というのも、プリウス皇子はロイス皇帝が設けた7人の子供の中でも、
平民階級の愛妾との間に生まれた最も卑しい血筋の存在であり、
しかも生まれつき“頭がおかしい”事で有名だったからだ。

………………………………………………………………………………………………
463黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 23:13:07 ID:PzvWWnQX

    X\◆狂行


半分平民の血とはいえ絶大な権威を誇る皇族の末席である事から、
プリウスは宏壮な屋敷と大勢の使用人を与えられていたのだが、
幼少から数々の奇行が目立ち、それがより倒錯的に顕在化したのは
彼が性に興味を抱き始めた思春期を迎えてからの事であった。

産毛のような陰毛が生えそめ、控え目なサイズだったペニスが
別物のように大きく育ちはじめた12歳の頃には、
何を思ったか、日々谷千歳や大村裕美といった
邸のメイドの中でも特に選り優った美貌の者たちを裸に剥き、
尻を突き出した格好で横一列に鎖で床に縛りつけさせた。

さらに本来庭を守るために飼われていた、数十匹の犬たちに薬を打って発情させ、
それらを放してメイドたちと交わらせ、数々の羞恥と苦悶の悲鳴が上がる中、
その狂宴を見ながら皮が剥けたばかりのペニスを一心不乱にしごいていたのだという。

さらに彼は13の頃には、お忍びで町を巡っては、
都民たちの中でも特に美しい幼女や少女たちを選び出し、
強権を発動して彼女たちを毎月のように新たな住み込みのメイドとして雇いこんだ。

木之本さくらや大道寺知世、鈴原みさきや九軒ひまわりといった美少女たちを
住み込みメイドの名目で、二重三重に脱出経路を封じられた豪奢な宿舎に囲い込み、
自分の権力をちらつかせて彼女たちを犯し、その無垢な身体を隅々まで貪った。

それだけでなく、精神を崩壊する恐れがある事から禁制にされている媚薬を少女たちに投薬し、
ペニスバンドをつけさせてお互いに絡ませて悦しんだり、
ひとりひとり目の前で排泄させ、その糞便を凍結したりホルマリン漬けにしたりして
排泄映像とともに秘密倉庫一杯にコレクションしているとさえ言われていた。

後に帝都を追放されるまで彼が毒牙にかけた少女は、上は18から下は6歳まで、
その数は少なくとも3桁に達していたと言われている。

さらには14の時には彼が通っていた巨大学園都市主催の舞踏会において、
詠心と凪砂という、中等部トップクラスの美貌と知性を持ち、
将来の社交界の花形間違い無しと囁かれる二人の貴族の娘を相方として誘った。
しかし気味悪がられ、衆人環視の中ですげなく拒絶されてしまった事に腹を立て、
宴が終わると同時に彼女たちを捕らえさせると、全裸に剥いて座り込んだ姿勢で緊縛し、
ギッシリと粗塩を満たした大甕に鼻と口だけを出した状態で全身を漬け込んだ。

2日後、体中の水分を抜かれ、百歳の老婆のように皺くちゃになった二人を壺から出すと
中等部校舎の門の左右に裸のまま縛り付け、
同世代の男女の間で女神のごとく仰がれ、憧れられ、羨まれていた、
かつての美貌が見る影も無くなったその無惨な姿を大勢の晒し物にし、
それを見て爆笑しつつ、命令を拒まれた事に対する溜飲を下げたのだという。
464黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 23:37:08 ID:PzvWWnQX

その異常性癖から、プリウスは15になる前に皇位継承権を剥奪され、
遥か僻地にある離宮へと母親ぐるみで移送された。
皇帝は彼らに対し一生外には出さずに幽閉するようにと内々に命を下し、
股肱の臣らは一刻も早くこの国家の恥部を抹消しようと、
裏から手を回して母子の食べる料理へと、毎日微弱な毒物を混入させた。

それが積もり積もって、醜く肥って暴飲暴食を重ねていたプリウスの母親は、
離宮に移送されてから僅か1年で死亡する。
プリウスの方は一度は病に倒れたものの、危険を察知して使用人の大部分を解雇し、
敵対勢力の息のかかった侍医の代わりに幼少からの侍医を帝都から呼び寄せ、
愛人の代用品として持ち込んでいた、
ちぃや柚姫といったセクサロイドを新たに使用人として使い、
食材は近辺の目の届く範囲で飼育・栽培させたもののみを調達し、
半年後、髪の毛が真っ白に変色しつつも奇跡的に病の底から蘇ったという。

しかしその後、文明社会から隔絶された僻地の離宮の外側では、
彼を取り巻く状況が大きく一変する。

高齢ながら第一線に立って政務を行っていた皇帝が、突如急病に倒れて療養生活に入り、
同時に第一皇位継承者として人望の厚い第一皇子プレミオが
親征中、積年の敵国との戦いで命を落とす。
それを皮切りに、第二皇子セドリックと第三皇子コロナを擁する者たちの間で
次の皇位を巡り、宮廷を二つに裂いての大規模な権力訌争が勃発したのだ。

それぞれの派閥は第四から第五、第七皇子までを味方に引き込んで互いに争いあったが、
その中でセドリック皇子は演説中狙撃によって暗殺され、
報復としてコロナ皇子は執務室ごと爆弾で吹き飛ばされ、
以下の二人の皇子は対抗勢力によって次々に毒殺され、
結果、重症を負って回復不能の植物人間状態となった第七皇子を除き、
僅か3年のうちに皇位継承者と看做されていた全員が死亡してしまった。

そのため担ぐべき神輿を失った廷臣たちは、急遽山奥に幽閉されていたプリウスを解放して
皇族として復帰させ、のみならずお飾り上の存在とはいえ、
皇帝に継ぐ権威を持つ皇太子として祭り上げた。

こうして棚ボタ方式で次期皇位継承者となったプリウスではあったが、
相変わらず人望が無く、狂行にブレーキが利かないのにリコールするわけにもいかず、
裏では「狂太子」と囁かれて今に至るのだった。

………………………………………………………………………………………………
465黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/20(土) 23:45:41 ID:PzvWWnQX

『──そういえばサムスンよ、面白い噂を聞いているのだがな』

ディスプレイの彼方より、粘質的な視線を向けて、その“狂太子”が告げる。

『何でも卿がこれまで制圧し、占領下に置いた国々において、
 勝手に現地の女たちをかき集め、皇帝陛下をさしおいて
 密かにハーレムを作っていた、とか…』
(────!)

最も知られたくない部分を直截的に指摘され、どきり、と心音が高鳴る。
事実ではあったが、もしここで肯定してしまえば到底今の地位にはいられず、
それどころか絞首刑に処されてしまうだろう。
サムスンは内心恐懼しながら、できる限り平常心を取り繕って答えた。

「ま…まさか。ただの噂にございまするよ。
 わが軍は隅々に至るまで軍規が行き届き整然と行動しておりまする。
 そのような人倫に悖る行為をする者など上にも下にもいよう筈がございませぬ。
 麾下の艦隊の司令官たちも、それを証言するでしょう」
『なら良いのだがな…』

目を細め、明らさまに疑いをこめた視線でサムスンを凝視する。
サムスンは屈辱に拳を握り締め、一体誰が情報を漏らしたのだ、
これが終わったら遠征軍の内部で徹底的にスパイ狩りをしてやるぞ、
と内心で罵声を飛ばしまくった。

『まあ所詮は噂に過ぎぬ。卿に対してつまらぬ疑念を抱いて済まなかったな。
 その代わり折り入って頼みがある。今日はそれを言いに来たのだ』
「え」

これから更なる執拗な穿鑿が待ち受けていると思い、深刻に身構えていたが、
プリウスがあっさりと攻撃の矛先を収め、話題を転換してきたので
サムスンは思わず全身の力が抜けた。
466名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 00:02:28 ID:PzvWWnQX

『150年ほど前、辺境の宙域に空間の歪みによるワープゲートが発見されてからというもの
 こちらでの戦に敗れ、更なる戦乱で衰亡の危機にあったフォルティス共和国が、
 ゲートの彼方へと大規模な移民政策を実施した。
 その結果オートザムやCLOVERという小国が出来たワケだが、 
 現地住民の言葉でセフィーロとか呼ばれているそちらの世界は
 こちらの科学体系を根本から崩壊させかねないほどの、驚異の連続だったそうだな』
「は…はぁ」
(……?)

話の流れが掴めず困惑しつつも相槌だけを返す。

『何でもチゼータ、ファーレン、リグ・ヴェーダなどの国々を含め
 そちらの世界は“魔法“と呼ばれる不可思議なエネルギーによって支配されているとか。
 それだけでなく竜や獣人,精霊など、こちらの世界においては
 長く伝説上のものとされた生物が現実のものとして実在するそうではないか』
「は…はぁ。確かそうらしいですな」

何のこっちゃと秘書と顔を見合わせる。
そこでだ、とプリウスは本題に入った。

『余はそちらの世界に住む固有種を試しに一匹欲しいのだ。
 最近“可愛がり”すぎて今までのペットがまとめて死んでしまったのでな。
 そろそろ新しい、珍しい生物を補給せねばならぬ』

プリウス付きのセクサロイドであるフレイヤが絵本を手渡し、
それを受け取った同じ専属セクサロイドのちぃが、その中の一ページを開いて
画面ごしにサムスンたちへと見せ付ける。

そこには夜光草の花被を傾けて甘い蜜を吸う、
薄い翅を生やした裸体の少女の姿が描かれていた。
そしてプリウスはニタリと薄気味悪い笑みを浮かべ、こう命令を下したのだった。

『そこで余は“妖精”を所望する。
 古来において童話の中で愛でられてきた、あの愛らしく可憐な存在。
 自然の生んだ造形の奇跡の究極の形。生ける美少女フィギュア。
 それを我がものとして“飼育”し、この手で存分に“可愛がって”やりたいのだ。

 わかったな。妖精を一匹、すぐに生け捕りにして余のもとに献上せよ』


………………………………………………………………………………………………
467黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/21(日) 00:27:45 ID:khI1DcMB

    XX◆移送


通信が切れた後、サムスンは机上の書類の束を引きつかんで床にぶちまけた。
床一面が書類だらけになり、さらに壁際に置かれていた
観賞植物の大鉢をありったけの力で蹴倒す。
秘書たちはただおろおろと見守るほかなかった。

「ヒュンダイを呼べ!」

ややあって現れたヒュンダイ准将にプリウスの要求を伝える。

ひとつ、妖精を可及的速やかに捕らえて献上する事。
ひとつ、妖精の性別は女で、かつうら若く可憐なものである事。
ひとつ、病気や怪我、身体的欠損のある「欠陥品」ではない事。
ひとつ、飼育者に危害を与えるような危険な生物ではない事。
ひとつ、一週間以内に届かなかったり、あるいは要求を満たさない代物であったならば
プリウスが直接探索隊を派遣し、自らの権限でセフィーロを隈なく調べさせるという事。

更にサムスンは、こちら側の情報が漏れており、
先方に後宮についての疑念を抱かれた事についても伝えた。

話を聞き終わったヒュンダイは短く沈思した上で口を開く。

「おそらく閣下の権威失墜を狙った何者かが背後におり、
 妖精うんぬんという話は、皇室の威光のもとに
 我々に干渉されない調査隊を派遣するための単なる口実ではないかと…」
「考え過ぎだ! あれはただの新しい玩具が欲しくてたまらんだけの
 知恵遅れの餓鬼にしか過ぎん」

そう言いつつも、内外に敵の多いサムスンの足は
事が露見しての粛清を恐れて微かに震えていた。

「それよりせっかくうまいこと後宮を築いたというのに、
 調査隊などを派遣されて実態を暴露されては叶わん。
すぐに捜索隊を編成して妖精とやらを捕獲して参れ!」
「その件ですが…」

妖精でしたら、既に一匹後宮に捕らえておりまして…と上奏するも、

「馬鹿者が! そやつの口からこちらの情報が漏れてはどうするのだ!
 さっさと他のものを探して来い!」

と一蹴されてしまった。
468黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/21(日) 00:29:34 ID:khI1DcMB

「わかりました」
「それから、万一妖精とやらを献納しても、
 好みに合わなかったとかほざかれて先方に来られてはかなわん。
 儂は出来る限り足止めをしておくが、もしもに備えて“あの計画”を急がせろ」
「はっ」
「超音波による調査から、この宮殿に未知の広大な地下空間がある事はわかっている。
 これからすぐ麾下に、艦内に囚えたセフィーロの重鎮どもに対して拷問を開始し、
 早急に情報を引き出すようにと命じる事にするが、
 なにぶん元より反抗的な者どもじゃ、口を割るまでまだ時間がかかるだろう。
 そちらに頼らずお前はこれまで通り中央ゲートの暗号解読と、別ルートでの入口探索、
 そして“アレ”の探索を進めさせるのだ」
「了解いたしました」

一礼して退室したヒュンダイはその他の業務を一時的に後回しにし、
城内に幽閉されているセフィーロ住民を対象として、
部下たちに妖精の居場所について手分けして訊ねて回らせた。
しかしすぐにわかるとばかり思っていたのが、実際に情報収集した限りでは、
皆目見当もつかないとの事であった。
妖精たちは元々はセフィーロ西部の森に集団で住んでいたのだが、
今やセフィーロ全体がこの中核部の王宮と辺縁を除いて完全に崩壊してしまい、
同時に妖精たちの行方もわからなくなってしまったという。

空を飛んで他国に移住したとの見方が一般的ではあったが、
占領地ではないのでどうする事もできない。
更に捕虜の中に他に妖精はいないかと隅々まで探して回ったが、
プリメーラを除いてただの一人も見つからなかった。

まったく別の理由から、セフィーロ宮外部を隅々まで巡り
地下の様子を超音波で探査して回る捜索隊も数日前から出していたが、
そちらに問い合わせても今までの妖精の目撃例は一件も無いとの事だった。

「仕方がない、例の妖精を確保しろ!」

こうして光たちと共にいたプリメーラを鳥籠に捕えたヒュンダイは、
一旦上司へと報告を入れた。
469黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/21(日) 00:33:17 ID:khI1DcMB

『馬鹿者が! 情報が漏れるからそやつ以外の妖精を捕えよと命令したじゃろうが!』
「その件についてですが…」

当然の反応ではあったが、これまでの調査から
他の妖精の捕獲は絶望的に困難な事を伝え、さらにこうつけ加えた。

「捕獲した個体の声帯を潰すか、舌を抜いてしまえば良いのです」
『先方は完全な健康体を送って寄越せとの注文だぞ』
「いえ、殿下の出された注文には、“危険性のない生物である事”ともありました。
 フェレットやスカンクを飼育する際には飼い主に危害を与えぬよう、
 肛門傍洞腺、いわゆる臭腺を除去するのが常識です。
 その例に倣い、今回捕獲した妖精についても舌を除去した後、
 “万一発声能力を残していれば、魔法を使って
 周囲に危害を及ぼす与える可能性があるため、やむなく除去した”
 とでも先方に伝えれば良いでしょう」
『ううむ…』

サムスンは迷ったが、往路にかかる日数を考慮すると
もう殆ど時間的余裕が残れされてはいない。
そのため、すぐに実行に移れと命令を下した。

さっそくヒュンダイは軍医に命じ、
鳥籠の中で暴れるプリメーラに麻酔ガスを吹き付けて眠らせ、
手術台に移して根元から舌を切断させて止血処理を行わせる。
その後の処置もせねばならないため、軍医ともども
眠ったままのプリメーラを高速艇で帝都へ向けて送り出してしまった。

余計なものをつけていては不興を買うのと、
爆弾を仕込んだものを皇族に献上したりすれば叛逆罪に問われかねないのとで、
彼女の首輪については電子キーを使って予め外しておいた。
470黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/21(日) 00:37:18 ID:khI1DcMB

「取り敢えずこれで一段落か…」

コキコキと肩の関節を鳴らしてひと息つく。
そしてヒュンダイは部下に他の仕事を進めておくよう言い渡し、
「1時間ほどで戻る」と告げると、城の一角にある自室に戻った。

複雑な鍵をかけた頑丈な扉を開き、宏壮なリビングに歩を踏み入れる。
そこにはまるで動物のように囚えられたアスカの姿があった。
例の首輪に取り付けられた1mほどの鎖によって
リビングの中央に立つ柱に繋ぎ留められ、
何とかして外そうと試みているのだが、非常に頑丈なため何もできない。

「いい子にしていたようだな」
「ひっ…!」

顔を引き攣らせてじりじりと後ずさりする。
ヒュンダイは鍵を用いて鎖を取り外すと、軽々とアスカの体を抱え上げ、
そのまま寝室に移動してベッドへと幼女を放り投げた。

「さあ、お楽しみの時間だ」
「や…っ、やぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

後ろ手に扉に鍵をかけ、軍服を脱いで
剛毛の密生した鍛え抜かれた裸体を露にする。
アスカは助けを求めて叫んだが、目の前の暴漢を除いて誰もそれを聞く者はなく、
また彼女の力は余りにも弱く、これから行われる陰惨な行為に対して
何ら抑止力にはなりえないのだった。


                                          〈続〉

………………………………………………………………………………………………


◆次回、アスカが標的に。
 そして魔法騎士3人も毒牙にかけられ…!?
471名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 01:28:26 ID:nVHvM3pF
投下乙!待ってましたGJ!!
魔法騎士がいたぶられる次回スゲー楽しみ
特に生意気な青と計算高い緑をイジメテきぼーん
472名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 04:54:08 ID:H+0a4YAi
スレが下がりすぎ
もう少しで消えそうだ
473名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 11:51:42 ID:M3P4qVcZ
429ですが
職人さま 素晴らし過ぎます!
まさかラファーガとカルディナの絡みを入れてくださるとは
ありがとうございます。GJです!

身体を張って戦うカルディナは、本当にエロ恰好いいです。
それに比べて、そんなことも知らずに世間知らずで生意気な青と緑は……
チゼータ三人娘の苦労が報われることを願います。

続き楽しみにしております!
474黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/02/21(日) 20:07:26 ID:AH4UhRhp
>>471
次回は前半と後半に分かれ、前半でアスカ、
後半で魔法騎士が苛められる?予定です。
海や風をどんな風に苛めたいか、何かアイディアがありましたらどうぞ。

また光やエメロード、プリメーラやアスカ、アルシオーネやプレセアについても
こんなプレイをさせてみたいというリクエストがありましたら、どなたでもどうぞ。
作品に活かすかも知れません。

>>473
ちゃんと読んでくださりありがとうございます。
反応無かったら、その時点で断筆してました。

>>427
かなり長い話になりそうですが
順調に進めば海はフェリオとHする予定です。
そこまで書けるかはわかりませんが…
475名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:00:25 ID:nVHvM3pF
>海や風をどんな風に苛めたいか
躊躇なくプリメーラの舌を切断する真性Sヒュンダイに
抵抗する海はマゾ責め薬物投与でハジケまくり
風は経験済みならウブな光の前でH体験告白とか羞恥責め
パターンですいません、職人さんおまかせで!

>順調に進めば海はフェリオとHする予定です。
これは是非お願いしたいインモラルなシュチュ!
陵辱かコソーリ裏でネットリ寝取られ風かワクワクです
476名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:35:21 ID:gMWt+cEo
リクエスト アルシオーネ×海を
シチュは最初はアルシオーネ攻めだけど途中で逆転されて海が攻めになる
という展開を希望します
477名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 21:39:11 ID:mX/8qKIg
神キテター
大人のエロと新しい展開待ってました!!

>>474
プレセアは、ペンライトで奥まで探られた羞恥体験を是非kwsk!
もしくは、あの武器を創る時の半裸シーンみたいなところからのエロというのもいかがでしょう?
(アニメではあのシーンがすごいエロかったので)
新しい何かを創るために身動きの取れない状態で陵辱を受けながらもじっと堪える・・・みたいな

魔法騎士は、三人が絆ゆえに堕ちてく展開とか萌えますね
光の為に、身を挺した海と風が衆目の前でレズらされて、イカされた方が更に恥辱を・・・みたいな
どっちが勝つかはお任せしますがw
痴ゼータ三人衆との気持ちのすれ違いといい、伏線がチラホラ見えるので、今後の展開楽しみです!
478名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 08:11:41 ID:0tBWwipv
カルディナが生真面目なラファーガを
完璧に落とすまでの工程か
生真面目なラファーガが積極的にエロエロに
カルディナを攻めてる姿が見てみたい
479名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:09:39 ID:NpB1v2i7
フェリオ×海があるなら、ランティス×風、クレフとアスコット×光とかで酒池肉林も面白そうw

友人を思ってる、我慢して感じないようにしつつもやがて身体が反応して………ベタベタですが、苛めると言ってもあまりグロはキツいので、精神的にw

カルディナもラファーガと誰かがやってるのみたら、プッツンしてさらに乱れたりしないかな?
480名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:15:30 ID:V1C3lXoX
和姦は同人誌とかでいい加減飽きた
徹底的にダークな鬼畜責めがいい
481名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 22:30:01 ID:FIAW89t/
苛めるならドMなアルシオーネもお願いします
482名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:44:08 ID:FIAW89t/
アルシオーネが書かれるように妄想シチュを書いてみる

アニメ前
クレフに弟子入り 触手に襲われたり夜の修行も

プレセアと友人になる おしおき好きのプレセアとドMなアルシオーネ
これほど相性の良い2人はそういないw

エメロード姫付きの魔操士となる
夜のお世話も

そして最愛の人であるザガートと出会う
483名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:47:18 ID:V1C3lXoX
>>482
そんなに次々妄想湧くんなら
いっそ自分で書いてみたらいいじゃん
1〜2レスぐらいの掌編だったらそんなに時間もかからんと思うし
というわけで楽しみにしてるよ
484名無しさん@ピンキー:2010/02/22(月) 23:51:23 ID:FIAW89t/
アニメ中

エメロードとやると世界が滅ぶためにアルシオーネで代用するザガート

1話
クレフとの戦闘
クレフの魔法で触手に襲われる
その後ザガートに助けられるも
魔法騎士の討伐に失敗しておしおきされる

2話
どうしても魔法騎士を討伐したいのでザガートに奉仕をして行かせてくれるようにお願いするアルシオーネ

4話
せっかく行かせてもらったけど海の水の龍であっさり負け
魔法騎士3人からモコナから出してもらったプレセアのおしおき道具を使っておしおきを受ける
その際にドMだとばれてしまう
その後村人にリーンカーンにあう
485名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:23:05 ID:u+JN3G7f
>>483
書けないからこういう妄想してるんですよw


5話 村人にリーンカーンされ汚されてしまったためか
もはやザガートにいれてもらえなくなりフェラしか許してもらえないアルシオーネ
プライドとザガートへの忠誠を賭けて魔法騎士の討伐に出かける
そして遅効性の媚薬を体液として魔物に魔法騎士を襲わせる

エスクードの試練を乗り越える魔法騎士達

そこへアルシオーネがやってきた

そして媚薬が効き始め股間を抑え身動きが取れなくなる魔法騎士達
アルシオーネはペニパンを履いてこの前不意打ちした仕返しに海を集中して犯し尽くす
光と風は百合させてたまにおっぱいをしゃぶったりして玩ぶ

アルシオーネは勝ちを確信するも
ここでエスクードが奇跡を起こし魔法騎士達の鎧がパワーアップして媚薬を浄化
今までの怨みとばかりに思いっきり攻撃魔法を食らい服もボロボロになるアルシオーネ

アルシオーネから奪ったペニパンでアルシオーネを犯しまくる海
光と風はアルシオーネの美しく整ったおっぱいや顔を踏みまくる
そしてモコナから媚薬を得た海は3倍返しの媚薬をアルシオーネに口移しで飲ませた
もはや発狂するかのようによがり狂うもザガートの顔を思い浮かべ
心は折れないアルシオーネ

そしてなんとか魔法騎士達の隙を見てザガートの待つ城に帰りつく
服がボロボロで片乳モロだし かつてのエリート魔操士の姿は無かった
そしてザガートにすがりつきもう一度だけ魔法騎士討伐を申し上げ 奉仕のためにフェラをしようとするも

ザガートはアルシオーネに一言「消えろ」 「いやあああああああああああ!!!ザガート様助けて!!ザガートさまあああ!!!!」
と滝の裏にある牢獄へと消えて行った
そしてかつてのエリートは奴隷達の性の奴隷へと落ちたのだった
486名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:32:07 ID:ce2eOBXa
乙!
その妄想力で他のキャラもお願いします
487名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:36:59 ID:u+JN3G7f
9話 身も心もボロボロのアルシオーネ
しかしザガートを思い浮かべ心は絶対に折れなかった

そこへアスコットとカルディナが話している
アスコットは魔法騎士に負けてへこたれているようだ
アルシオーネはチャンスとばかりにアスコットを誘惑
「ここから出してくれたら良いことをしてあげる、そして魔法騎士も倒せるわ」
アスコットの誘惑に成功し見事に牢獄から出るアルシオーネ
(前の服は使い物にならなくなったため&パイズリしやすいように胸元が開いた服に変わっている)
そしてアルシオーネのテクに骨抜きにされるアスコット

それからアスコットの魔物を数倍にパワーアップさせる薬を与える
見事その魔物は光と風を捕らえて触手で犯し尽くすもなぜか海がいない
仕方無く光と風を氷で作った三角木馬とムチで攻める

その頃海は妄想の世界で先輩と百合っていたのだ

そして海は自分の役目を思い出し帰って来た

「あらーどこかで見たことある顔だと思ったら沈黙の森でもエテルナの泉でも私達に犯されよがってたおばさんじゃない!
あんまりしつこいと人に嫌われるわよ!!」
「なんですってー!!」
剣で戦う2人 アルシオーネが優勢
しかしここで海の剣が意思の力でパワーアップ!
「たあああああああ!!」
思いっきり剣で斬られ「いやああああああああああああああああ!!」エロい悲鳴をあげふ斬られた服から片胸がぷるんぷるん
暴れながら背を反った
そして光や風達にやったおしおきを3倍返しされるのであった
488名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:43:56 ID:u+JN3G7f
17話

あまりにも恥を晒し過ぎたアルシオーネ
しかしアスコット カルディナ ラファーガ イノーバが魔法騎士達にやられて
ザガート様は私を頼ってくれるはずという思いから帰ることにした
新たな策と共に

その策とはエメロード姫を人質に取り(洗脳しても良い)魔法騎士達を降伏させることであった

そこでザガートに進言する「私に魔王騎士共を倒す策があります 私をもう一度行かせて お願いザガート様!」
しかしザガートは意に介さない「待ってザガート様!!ザガートさまーー!!」
ザガートに無視されるも新たな快感を感じオナニーにふけるアルシオーネ

18話
ザガートとエメロード姫の関係に薄々感づくが気付かないフリをするアルシオーネ


489名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 00:58:10 ID:u+JN3G7f
19話

ザガートとエメロード姫の会話を盗み聞くアルシオーネ

おもむろにザガート「愛してるエメロード」 エメロード「わたしもぉ」ディープキスをして舌を絡ませる2人
どんどん崩壊の進むセフィーロ
アルシオーネ「うそよぉ!そんなんおうそよぉ!」と股間を激しくこすって事実から目を背けようとする
ついに性交をしだす2人
アルシオーネ(私のときみたいに性欲を満たすためというより愛!?)

性交が一通り終わるとザガートはついに魔法騎士達を倒しに行こうとする
しかしそこへアルシオーネが声をかけた
アルシオーネ「ザガート様!!さきほどエメロード姫に囁かれた言葉は本当なのですか?!」
ザガート「だったらどうする?」
アルシオーネ「そんなぁ!だとしたら私は何のために導師クレフを裏切り、苦渋を舐め、辱めを受けてきたのは
全てはザガート様のためなのに!」
ザガートはアルシオーネの口に指を突っ込んで喋れないようにした小刻みにつっこみながら
ザガート「戯言を言うのはこの口か?!」
アルシオーネは あ あうと喘ぐことしかできない
ザガート「戯言を言うのはこの口か!?」
ザガート「何の役にも立たなかった魔操士はどこへなりとも行くが良い!!」
アルシオーネは悔しさ 恐怖 嫌悪感 負の感情があふれすぎただその体の震えを腕で押えてあえぎ泣くことしか出来なかった

数秒後だろうか その体を震えさせた主が目の前に立っている
ザガート「そういえばただ一つだけお前を役立たせる方法があったな」
アルシオーネ「いやああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ザガート城に悲鳴がこだました後
あえぎ声がこだましたのはすぐだった

レイアース アルシオーネ編 一部 終
490名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 01:04:11 ID:u+JN3G7f
最初は妄想を書き連ねて行くだけのつもりだったけど長くなってしまったw
これでアルシオーネの魅力が少しは広まったかな?
このシチュのSSは自由に書いていいのでよろしくお願いしますw

駄文失礼しました
491名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 01:24:53 ID:u+JN3G7f
おまけ

ザガートはおそらく魔法騎士と戦いにどこかへ出かけた
そして腰砕けでボロボロになった自分を支えているのは杖代わりにしている剣ととある目的の強い意志だ
もはや半裸状態で大きく美しい両胸とも出ているがそれを隠すような余裕は今のアルシオーネには無い
もしこの姿を男が見たらたちどころに欲望のおもむくままにされることだろう

エメロード「アルシオーネ何の用ですか?」
アルシオーネ「あなたさえいなくなればザガート様は振り向いてくれるはず…」
もはや本来聡明であるアルシオーネはありえない妄想しか出来ない
それほど今のアルシオーネはザガートにおもちゃにされていただけであることに衝撃を受けているのだ
アルシオーネ「死になさい!」
アルシオーネは今までの足取りとは打って変わってエメロードに斬りかかる
だが!壁に阻まれる
アルシオーネ「そんなぁ!」
アルシオーネは最後の力を使い果たしへなへなとそこに座りこもうとした
だがそれは許されなかった
エメロード「アルシオーネ!私にたてつくなんて一体何さまのつもり!?」
アルシオーネ「ひぃ!!」
アルシオーネは思い出したこの世界で一番強いのは誰であるか
しかしそれは遅すぎたようだ
エメロード「おバカさんにはおしおきが必要なようね」
アルシオーネ「いやあああああああああああ!!!!」
触手
三角木馬

ペニパン
あらゆる責め苦がアルシオーネを襲う
しかしドMであるアルシオーネは途中から快感に変わっていった
イノーバの代わりにペットにされるようだ
エメロードはザガートがもうすぐ3人の新しいペットを連れてくるのを楽しみにしていた
エメロード「魔法騎士の前にこんなに楽しいおもちゃが手に入るなんて、ザガート早く帰って来て」
アルシオーネはメス犬のようにあえぎ叫ぶことしか出来なかった
もしザガートが魔法騎士に勝っていたら
アルシオーネはこのままエメロードとザガートのおもちゃにされていたことだろう
セフィーロが滅ぶまでの間

今度こそ 1部 終

492名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:00:44 ID:u+JN3G7f
とりあえず今日はここまで
これでアルシオーネを好きになった
新たな魅力を発見したという人がいればいいけど
493名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:20:10 ID:ce2eOBXa

しかしどれだけあのオバサンが好きなんだよ…w
494名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:34:27 ID:9cRJU5Bk
乙、すごいなぁ

レイアースラッシュの中、Xの学生組で4Pというかセクロスの見せ合いっことかいいなと呟いてみる
495名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:39:30 ID:u+JN3G7f
>>493
アルシオーネ「なんですってーーー!!」

だけどなんで股間が熱くて感じちゃってるの びくん!
496名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:40:05 ID:ce2eOBXa
学生組の4Pって誰と誰だよ
神威−小鳥 空汰−護刃
封真−嵐  砕軌−颯姫 と
学生だけでもいろいろカップリングできるが
497名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 02:50:19 ID:9cRJU5Bk
>>496
一応天の龍の同居してる学生四人って意味で書いた
解りにくかったかなごめん

でも>>496上げられてる組み合わせもなんか面白そうだw
498名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 15:52:01 ID:u+JN3G7f
19話 後篇を思いついた

ザガートは魔法騎士達の乗る3体の魔神と戦っていた
ザガートと魔法騎士達の力量は歴然
通常は負けるはずが無かった 通常なら
序盤はザガートが優勢だったものの後半に来て明らかにザガートの魔神の動きが鈍ってきた
なぜならアルシオーネをもてあそぶのに戦いに必要な精力まで使い果たしていたからである
ザガートは魔法騎士達3人の合体魔法を食らう間際に気付いた
アルシオーネを遠ざけようとしていたのはそれ以上の関係にならないため
そしてさきほどそれを破ってしまった
ザガートはアルシオーネのことを愛してしまっ…
ここまで気づいたところで魔法がザガートを襲った

499名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 17:03:53 ID:u+JN3G7f
20話
エメロードの部屋
エメロード「いやああああああああああああああ!!!」
エメロードは部屋にある水鏡でことの一部始終を見ていた
アルシオーネをM字開脚させて乳房を玩びながら
エメロードは半狂乱になって叫びはじめた
玩ばれ過ぎて正常な思考が出来ないアルシオーネは
この隙に転移魔法で辛くも脱出することが出来た

アルシオーネ「はあ はあ」
アルシオーネの状態は満身創痍かつてのエリート魔操士は四つん這いになって
進むことしか出来なかった

そんなときだったザガートを倒し城に乗りこんだ魔法騎士達が彼女の無様な姿を発見したのは

500名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 17:17:37 ID:u+JN3G7f
海はアルシオーネの状態を見るや
モコナとアルシオーネを連れてセレスのコクピットに連れて行った
海「勘違いしないでよね!おばさん!セフィーロから戻る前におばさんをいじめてあげたくなっただけだから!」
アルシオーネはもはやにらみ返す余裕すら無かった
セレスのコクピットにアルシオーネとモコナを連れてきた海は
モコナに薬を出してもらうとそれを自分の口に入れ
それをそのまま口移しでアルシオーネに飲ませた
そしてモコナ以外誰も見てないのを良いことにそのままアルシオーネを押し倒して乳房を掴み上げ股間を押し付け合うのだった
海「おばさん!そんなにエロい格好しちゃって、いじめたくなっちゃったじゃないの!」
アルシオーネ「魔法騎士さん、辞めて、お願い!今はー!」
海「おばさんかわいいの!おばさんいじめるの気持ちいいのー!」
海(地球にこのおばさんをお持ち帰って毎日苛めてあげたい!)
一通りの行為を終えると海は満足したのか
モコナから服を出してもらいそれをアルシオーネに着せて城の柱に安置した
海(これでこのおばさんともお別れか、さびしくなるわね)

そして魔法騎士達はアルシオーネを後にしてエメロードの待つ部屋へ向かったのだった
501名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 17:51:35 ID:u+JN3G7f
20話 

エメロードの部屋に着いた魔法騎士達はそこでエメロードの魔神に襲われ
同じく3体の魔神で応戦する
そしてモコナの通信機能を通じクレフから全ての元凶はエメロード姫のせいだと知る
自分達をこんな目に合わせそしてセフィーロの住人全てに迷惑をかけ
そしてなぜか自分は被害者かのようなエメロードを魔法騎士特に海は許すことが出来なかった

3体の魔神は意思の力で合体することに成功した
そしてもはやエメロードの魔神など敵では無かった

光「これはお前に無理やり連れてこられて散々な目に会わされた私達の痛みだあああああああああああああ!!!」
エメロード「ひぎゃあああああああああああああああ!!!」
エメロードの魔神の右腕が引き裂かれた魔神のダメージは搭乗者にも行くのだ
風「そしてこれはあなたのせいで様々な受難にあっているセフィーロの住人の痛みですわ!」
その痛みに怯んだ隙にもう一方の腕も引き千切った
エメロード「あぎゃあああああああああ!!!いやあああああああ!!」
もはやエメロードはあまりの痛みに痙攣することしか出来ない
そして合体魔神は魔法の力を集約させようとしている
海「そしてこれは!!あなたの身勝手な野望にそそのかされた部下達の痛みよ!!!」
海(ああ、なんで?なんでこんなときにあのおばさんの顔しか浮かんでこないんだろう?)
そして海はアルシオーネの顔を思い浮かべ顔を赤らめる
そしてエメロードの魔神を魔法が襲った
エメロード「いやあああああああああああああああ!!!!!」
エメロードは服がボロボロで片胸を晒した状態
もはや瀕死で城に降り立った
なんとか命からがら脱出出来たのだった
エメロード「はあ!はあ!」
だが現実はそんなに甘くは無かった
すぐさま魔法騎士達が追いついたのである
海「これだけの迷惑かけておいて楽に死ねるとは思わないことね!」
エメロード「いやあああああああああああああああ!!!!!!」


エピローグ
そうして様々な責め苦を与えられたエメロードはセフィーロの人達に渡されることとなった
これまで以上の責め苦が待っていることだろう
全てエメロードが悪いということになり更にセフィーロの建て直しのためもありザガートの部下だった者達は少々都合が良いが罰を受けないこととなった
しかしドMだったアルシオーネはクレフやプレセアそして海から自分からすすんでムチで打たれたりしていたりもする

そして
魔法騎士だった3人は地球に帰っていったのだった

一部 終
502名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 23:45:28 ID:u+JN3G7f
最後 原作と違うけどまあエロパロ板はそこでは死んでるはずのキャラが生きている分は良いだろうから(殺しは嫌い
503名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 02:16:13 ID:b2j2zsL9
GOOD
504名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 02:58:54 ID:JvfYRUTc
しかしレイアースばっかだな…
CLAMPはそれこそ非常に沢山の作品書いたのに
505名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 03:10:32 ID:b2j2zsL9
時代の流れっていうか今はレイアース多いってだけだろw
それにオレはもっとアルシオーネ様を見たいw

506名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 03:19:25 ID:b2j2zsL9
>>501
GOOD JOB
色々不備はあるけど
アルシオーネ様への愛が感じられて良かったです
出来ればまたアルシオーネ様を書いて欲しいです

507名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 18:57:04 ID:oi39Pwco
次はエロなしでお願いしたいです
エロなしのSSも受け付けているそうなので…
ある程度の絡みはOKです
508名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 19:40:04 ID:AUN9Z1KY
プリメーラ×ランティスを希望
エロエロで
509名無しさん@ピンキー:2010/02/24(水) 20:49:05 ID:b2j2zsL9
プリメーラならモコナかなあw
510名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 00:30:23 ID:ORqsIt/R
むしろモコナの女100人斬りみたいなので
女どもをモコナが獣姦していくっての良い!
誰か書いてくださいw
511名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:06:41 ID:z9sXNV5r
お前らが書いてくれ
ちゃんとした小説の文体で
512名無しさん@ピンキー:2010/02/25(木) 02:09:21 ID:ORqsIt/R
出来るなら元から頼まないw
513名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 04:22:01 ID:ZKUNzJlj
>>489 からのアナザーエンド

ザガート「そういえばただ一つだけお前を役立たせる方法があったな」
アルシオーネ「いやああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ザガート城に悲鳴がこだました後
服が破かれる音
アルシオーネのあえぎ声
ザガートのアルシオーネを罵倒する声

静かになった

ザガートはどこかに行った おそらく魔法騎士を迎え撃ちに

そこにはザガートのおもちゃがズタボロになっていた
おもちゃの名はアルシオーネ
アルシオーネの呼吸は乱れていた 疲弊しているのだ
アルシオーネの股間は濡れていた 性欲の限りを受け止めたのだ
アルシオーネの服はボロボロにされていた 乳房が出ているのだ
アルシオーネの乳房は大きく美しかった 誰もがうらやむのだ
アルシオーネは乳房を隠そうともしない そんな余裕は心も体も無いのだ
アルシオーネは持っていた剣を杖代わりにして 目的の場所へ歩いていた
ザガートはいない おそらく魔法騎士達を迎え撃ちにいっているのであろう
アルシオーネが歩くたびに豊かな乳房がたぷたぷ揺れる 男に見られたらザガートがやったことをまずされていただろう
それでも歩いた
愛するあの人のもとへ
愛されていないと知りながら
あのために

ザガートと魔法騎士3人は魔神に乗って戦っていた









514名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 04:36:05 ID:ZKUNzJlj
ザガートの魔神が魔法騎士3人の魔神を圧倒していた
もはや奇跡でも起こらない限り勝ち目は無いだろう

ザガート「なんだ!?」
ザガートの魔神のコクピット内でザガートは後ろを向いた
本来なら戦闘中のよそ見など許されなかっただろう
しかしその程度はザガートに取って気にならない
それほどまでの実力差なのだから
黒い影が見えたかと思うとそこには
白い肌 豊かな乳房 整った顔立ち 額に紫のアミュレット
そして剣を杖代わりによたよたと歩いている
魔操士としては役に立たなかったために
おもちゃとして役に立ててあげつため玩んでやったら
悦んでいた女

アルシオーネだ
ザガートは興味が無さそうに魔法騎士達に視線を戻した
アルシオーネと魔法騎士とを天秤にかけて魔法騎士を選んだのだ
ザガート「何の用だ?アルシオーネ!オレにおもちゃにされるのが待ちきれなくなったのか?」
アルシオーネ「ふざけないでえええええええええええええ!!!!」

ぐにゅり!
ザガートは口からうっすらと血が出てきた
体からは剣が出ている
アルシオーネが刺したからだ
アルシオーネ「ザガート様〜私と一緒に心中しましょう」
ザガートの魔神はまっさかさまに堕ちた
魔法騎士達は何が起こったのか分からずきょとんとするだけだった
515名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 04:41:26 ID:ZKUNzJlj
アルシオーネ「あん!あん!!ああん!ザガート様のおチン○気持ちいい!」
剣で刺され抵抗出来ないのを良いことにアルシオーネはザガートを逆レイ○しているのだ
例えセフィーロの住人とは言え いや!意思の力の強いセフィーロ住人だからこそ
人間の根底にある死ぬ前に子を作りたいという本能が強かった
アルシオーネ「ああ!いつもより勃起が固くて気持ちいい!ザガートさまー!」
ぴゅる そんな音がした
ザガートがアルシオーネに中出しした音だ

そうしてザガートの魔神は地に堕ちていったのだった
516名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 12:59:05 ID:ZKUNzJlj
エピローグ

アルシオーネはザガートを殺せなかった
そしてセフィーロでも有数の魔法の力でザガートを治療してしまったのだ
なぜならザガートから愛しているのはアルシオーネと言われたからだ
そうザガートは知らず知らずのうちにエメロードから洗脳を受け都合の良いように動かされていただけだったのだ
セフィーロを建てなおすためもありザガート達は特に処罰を受けることも無かった

それから
森の中にぽつりと家が一軒ある
買い物かごをぶら下げたアルシオーネはそこへ入って行った
アルシオーネ「ただいまー、あなたー」
そこへザガートが迎えに来る
アルシオーネはザガートに対しての呼び方があなたに変わっていた
なぜならそういう関係だからだ
アルシオーネ「聞いてよ、あなたお姉さん美人だからって言われて店のおじさんからおまけしてもらっちゃったの」
と満面の笑みを浮かべた
アルシオーネの幸せはこれからだ

517名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 14:28:07 ID:ZKUNzJlj
最初はザガートと心中してヤンデレエンドのつもりだったけど
人妻操士エンドにしちゃいましたー
後この続きとか設定とか自由に使ってもOKです
518名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 00:48:14 ID:P9Kge0GL
アルシオーネの5話でザガートに命乞いするシーンや
19話の顎を持たれるシーンをエロくして欲しいと思い続けて約15年

その夢がようやく報われました!ありがとうございます!


519名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 01:14:27 ID:TVt4knfa
最後の買い物かごにときめいた自分は102…。
アルシオーネ好きだなあ。

半月振りに来たら大作神の続き投下来てて嬉しすぎ…続きwktkして待ってます!
520名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 12:29:48 ID:P9Kge0GL
>>518
5話や19話は公式がエロパロなエロさですよねえw

>>519
むしろエロ描写の出来ないオレのためにエロ描写の補完をお願いしたいですよ
521名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 14:54:30 ID:M1l5mD8P
なにこの自演
522名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 17:17:29 ID:LfHa80P+

【パクリ臭い】 CLAMPアンチスレ5 【NHK贔屓臭い】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/iga/1266204091/
523名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 01:32:15 ID:+oxBNmS/
とりあえず アナザーストーリーで考えてるのが
魔法騎士達がザガートに負けてアルシオーネと
裏切ってカルディナも財産没収され(これが一番こたえてるようだw)
カルディナ「うちとやるなら金払えやー!」とか言いながら全員ザガートとエメロードの性奴隷になる展開

ザガート死亡エンドでアルシオーネが3つの国に順番に捕虜にされて3つの国特有のおしおきを受ける展開
(お風呂に女全員で入るシーンは見たいw)

人妻アルシオーネエンドでは裸エプロンやら様々なコスをしたり(マンガで言うふたりH)な展開
暴漢に襲われるダークなのも思いついたけどこのエンドではアルシオーネの不幸は見たくないw(他のエンドでは見たいけど!w)

などを見たいですねw(自分の文は拙いために書いて欲しいです)
524名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 03:04:36 ID:kj3c0M7A
いい加減ウザい。
書けないとか拙いとか言いながら長々と。
そもそも本当にそんな原作要素残ってないもん読みたいか?
525名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 03:14:17 ID:+oxBNmS/
>>524
いい加減ウザい。
つまらない自治しながら延々と。
そもそもこれに変わる面白い要素全くないこと書いてそんなつまらんことしか書けないのか?
526名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 10:33:56 ID:VqT8ZvcP
お前自治自治とかだだっこのように文句言ってるけど複数人から指摘されてんだ、いい加減落ち着くなりブログでやれ
527名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 14:11:05 ID:szuxZVZu
>>525
こんな駄文が延々書かれてるスレに職人さんが投下出来るか?
528名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:11:33 ID:x1jQ3edZ
既にアルシオーネとは言えない妄想まで吐き出したし続きはキャラサロンででもやればいいのに
529名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 01:54:04 ID:+7YhAzsH
>>528
キャラサロン板にあんの?

>>527
こんなつまらんことを延々と言ってくるヤツがいるスレに職人さんが投下出来るか?
530名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 08:43:02 ID:UgFZ4HpF
いや、自分は面白いと思う>アルシオーネ
というかこのスレで住人の対立は見たくないわ…
531名無しさん@ピンキー:2010/03/01(月) 19:50:34 ID:Xw+VOdXC
レイアースを知らない他作品目当ての者としてはなかなか面白かった
532102:2010/03/03(水) 00:29:54 ID:Gcj5EJO0
なんかスレの雰囲気が悪くなってきたので、途中まで適当に投下します。
この流れで空気読まずにノーマルです。
インモラルなのは書けないので職人さんにお任せします。

ザカート×アルシオーネやフェリオ×風より楽な、アスコット×海で。

レイアーススレ(2-195)の頃とアスコット設定変えました。

因みに>>519は別人ですな。レス番間違いか?
533102(アスコット×海):2010/03/03(水) 00:33:07 ID:Gcj5EJO0
ふわり。
磨かれた石の床に降り立つ。

そして3人で顔を見合わせて、少し照れ笑い。
思い思いの方角――それぞれの想う相手の元へと歩き出す。
それはいつもの儀式だった。

異世界。
彼女達が訪れたのは、本来彼女達が属していない世界。
「ここに来ることは正しいのか」
心の底に押し込め、目を向けないようにしているが、確かにあるその疑念。
この世界が彼女達を受け入れているからといって、正しいとは限らないのだ。

その小さな、しかし重い疑問を振り払うようにして、彼女は歩き続ける。
廊下の角を曲がったところで、少し歩調を緩める。
そして自分の服装を確認する。
淡いスカイブルーのカットソー、軽い素材を重ねた白いミニスカート、春物の白いブーツ。
「変じゃないわよね?」
小さく呟く。

少し歩くと、見覚えのある人物が中庭を挟んだ廊下を歩いているのが見えた。
大きな帽子、白い長衣。
明るい茶色の髪。
ごく若い召喚士。
――彼女の恋人だ。

素直に駆け寄らず、早足で近寄る。
気配に彼が振り向く。
「こんにちは」
いつもの笑顔を彼に向けた。
そしてゆっくり、並んで歩き出す。
534102:2010/03/03(水) 00:35:01 ID:Gcj5EJO0
「アスコット」
横合いから、声が掛けられた。
召喚士であろう。アスコットと似たような服装の、初老の男がそこにいた。
「…コレオス様」
意外そうに、アスコットが男の名前を口にした。
コレオスと呼ばれたその人物は、海のことを珍しそうにちらりと見た後、アスコットに告げた。

「コルベット様がお呼びだ」
「…え…?」
その瞬間のアスコットの表情は、どう見ても職員室に呼び出された子供のそれだった。
可愛い、とは口に出さなかったが、内心こっそり笑っていた。

海が呼ばれたわけではないが、アスコットと一緒に、コレオスの後について歩いた。
大きな扉の前で、程なくコレオスは立ち止まった。
中にいる人物がこちらの気配を察知して開けたのだろうか。
観音開きのドアが、重々しく開いた。

部屋の中は、古風な社長室といった様子だった。
大きな机と椅子。
そして応接セット。
しかし地球の執務室にはないものがあった。
中央の広い空間、床に大きな魔法陣。

机の前に男性が座っていた。
長身の美丈夫。
赤みがかったダークブラウンの髪を、後ろで雑に結んでいる。

召喚士のようだが、帽子も、肩のあたりを一周する召喚士特有の飾りもつけていない。
長衣は羽織っただけ。
ペンダントと、腰に二連のベルト。
ベルトに剣を挿している。
外見年齢は、ランティスと同じくらいだろうか。
「失礼致します」
アスコットが一礼した。
声のトーンやその動作には細心の注意が払われている。
それを感じ取って、部屋の主の地位の高さを、海は想像した。

しかし。
「まあ入って座れよ」
ごくカジュアルに、その男性――コルベットと言ったか――は言いながら、ソファに自分も腰掛けた。
535102:2010/03/03(水) 00:36:14 ID:Gcj5EJO0
(どこに座ればいいのかしら?そもそも座っていいのかしら)
ほんの少し、海が迷う。
彼女の右手にアスコットが目立たぬように軽く触れた。
彼の方を見ると、座る位置をさりげなく指し示してくれた。
大人しく、アスコットの左に着席する。
給仕らしき子供が、ティーカップを全員の前に置き、退出した。

アスコットが用件を訊くより早く、男性が口を開いた。
「ああ、このお嬢さんにも聞かせて大丈夫か?」
まだ何の話もしていないのに、何を言い出すのか。
この話し方に慣れているのか、意外にも表情一つ変えずに、アスコットが言う。
「コルベット様がよろしければ」
珍しく少し刺のある口調。
一瞬、緊張が走る。
が、その次の瞬間、コルベットがからりと笑った。
「まあ別にいっか。お嬢さんにしてみりゃ、どうせ会ったこともねえ他人の話だしな」
話し方自体はオートザムのジェオに少し似ている。
しかしもっと癖のある人物であることは、この時点で海にも分かった。
536102:2010/03/03(水) 00:40:18 ID:Gcj5EJO0
「こないだの模範試合ん時のルーテシアの件だ。…お前も災難だったな」
何の話だろう?
「先日はコレオス様がおられたので、助かりました」
静かに、アスコットが答え、コレオスに頭を下げた。

話は続く。
「まさかあんなことをしちまうとは誰も思ってなかった」
「……………」
「コレオスが治癒させたとはいっても、結構遅れた。怪我はもう大丈夫か?」
「はい」
どうやらその模範試合で、アスコットは周りが心配する程の傷を負ってしまったらしい。
海は先程以上にアスコットの表情を注視する。
どのような辛さも見逃すまいと。

コレオスが弱りきったように頭を振る。
「ルーテシアがあのような真似をするとは思わなんだ……」
アスコットが無言のまま、左手を強く握るのが彼女の目に映った。

同じように、コルベットもアスコットの様子を見ていた。
そのコルベットの視線を見て、海は思う。
(もしかして、この人はアスコットのことを可愛がってるのかしら)
537102:2010/03/03(水) 00:41:39 ID:Gcj5EJO0
陽気にコルベットが言う。
「何であんなことがあったと思う?
あんだけの目に遭ったんだ、本音言っていいぜ?ルーテシアにでもコレオスにでも、俺にでも」
「……………」
なお沈黙しているアスコットに、畳みかけるようにコルベットは言う。
「言っちまえよ」

一瞬躊躇した後、真っ直ぐコルベットを見て、アスコットはようやく口を開いた。
「現在のセフィーロで、緊急のために魔獣や精獣などを召喚することはありえません。
この状況では召喚士としての地位は普通上がらないでしょう。
召喚士の能力自体が、あまり必要とされませんから」
コレオスが理解の表情を浮かべ、頷いた。
「…要は、ルーテシアは功を焦ったというわけか」
538102:2010/03/03(水) 00:44:27 ID:Gcj5EJO0
アスコットに勝たなければならないと焦った、ルーテシアという人物。
そして無理な召喚を行い、魔獣を暴走させ、アスコットに怪我を負わせた。
今回の事故の原因として、それはありえなくはない。
コレオスはそれで納得したようだった。

だが、コルベットは納得していなかった。
「本気でそう思ってねえだろ」
アスコットを睨み付ける視線、先程よりも低い声。
「確かにあいつは地位も望んでるようだったさ。
だが試合で使う魔獣は一体だけだろうが。
四体も出してくるのは、焦って暴走した結果だと本気で思ってんのか?」
迫力は充分だったが、アスコットは視線を逸らさずに言った。
「それ以外の答えを、望んでいません」
それ以上、コルベットも追及できない。

しばらくして、コルベットが言葉を発した。
「で、処罰はどうする?」
処罰。重い意味を持つ言葉だが、アスコットが即答する。
「望んでおりません」
しかしコレオスが横から言う。
「信賞必罰は基本。お主も忘れたわけではあるまい?」
少しの逡巡の後、アスコットが言った。
「罰は、同じ事を繰り返さないために与えられるものであるべきです。
今回の件で、特定の個人への処罰は望んでおりません。
平常心で対等な力を持つ者同士だけがぶつかれば、試合で同様のことは起きないはず」
「殺されかけた身でよくもまあ、そんなことが言えるよな」
「……………」
コルベットはアスコットの感傷じみた、あるいは子供っぽい正義感を、暗に咎めたのだ。
それはこの場にいる全員が感じ取った。
「最後の一体なんて、お前が魔法で吹っ飛ばす羽目になったらしいじゃねえか」
「……習っておいて助かりました」
それを聞いて、コルベットが苦笑した。
「まあいいや、処罰は軽めにやっとくさ。ルーテシアも抜け殻になってるしな」
アスコットが立ち上がり、一礼する。
海も慌ててそれに倣うが、コルベットは笑って言った。
「お嬢さんは頭下げんでいい、退屈な話聞かせて悪かったな」
「いいえ」
海もつられて笑顔で言った。
539102:2010/03/03(水) 00:47:15 ID:Gcj5EJO0
身振りで海に先に歩くように促すアスコットに、コルベットが言葉を投げた。
「お前、あの女振ったから殺されかけたんだって、気付いてんだろ」
適切な言葉を返せず、無言のままアスコットはもう一度頭を下げ、ドアへと歩いた。
退出する直前、コルベットがまた声を掛けた。
「なあ、もう一つだけいいか?」
「はい」
「試合とか…馬鹿馬鹿しいよな。
力を与えてるっつっても、結局は使ってる魔獣の強さだろ?」
「…では何故、定期的に試合があるのでしょう?」
コルベットは答えず、さらに問いを重ねた。
「なあ、召喚士の強さって、何だ?」

魔獣や精獣を召喚し、それに力を与えて使役するのが召喚士の戦い方。
では強さとは、魔獣や精獣の力ではないのか?
子供じみた、しかし召喚士である以上は誰もが抱く疑問。
真っ直ぐにコルベットの方を目を見つめ、アスコットは即答した。
「何者であっても、強さの意味は同じ。
願いを叶えられる可能性の高さです」

そして退出し、歩き出した。
皆はきっと、そろそろ庭にいるだろう。
アスコットもそちらへ向かおうとしていた。
だが、海はとてもそんな気分になれなかった。
心が波立っていた。
(ルーテシアって女性だったんだ…しかもその人がアスコットを殺そうとしたの…!?)
途中でアスコットの腕を引っ張り、歩く方向を変えさせた。
強引な進路変更にアスコットが驚く。

人気のない廊下の途中で、海は立ち止まった。
何が何だかよく分からないが、アスコットは何も訊ねない。
コルベットの部屋で聞いた話が、彼女を不機嫌にさせていることは明白だったから。
540102:2010/03/03(水) 00:47:46 ID:Gcj5EJO0
案の定、彼女は言った。
「ルーテシアって人のところに連れて行って」
「行かない」
分が悪いことは承知していたが、彼は拒否した。
彼女の命令や依頼を拒んだことなんて、もしかしたら初めてではなかったか、と、ちらりと思った。
「なんで行きたいの?」
「決まってるじゃない!アスコットを殺されかけたのよ!?」
「殺されかけたのは僕だよ、ウミじゃない」
「でもアスコットは何もしないんでしょ!?処罰も望まなかった!」
激しい口調。
女性への怒り以上に、罰しないという彼への怒りが強かった。
そしてそのことは、アスコットも察していた。

「連れて行きなさい」
彼女が再度言う。
苛立つ。
彼女の怒りが、ルーテシア以上に自分に向けられている状況は、あまり気分のいいものではなかった。

強く、彼女の手首を掴んで、壁に押しつけた。
その強引な行為に、彼は自分でも驚いたが、止められそうになかった。
後で確実に後悔することも分かっていたが、それでも。
541102:2010/03/03(水) 00:49:46 ID:Gcj5EJO0
突然のことに、海も驚いて声を出せない。
「な、なに……っ!」
何かを言おうとしたが、その唇が塞がれてしまう。
深くなってくるキス。
手首を掴んでいた彼の左手が、今は彼女の背にある。
そして右手は彼女の頭を支えている。
こんな時でも、なんとなく丁重だった。
ぼんやりと思う。
彼がルーテシアを罰しないのは庇いたいのではなく、引き金を引くのが怖かったのと、一種の同情ではないかと。
理解が怒りを解いていく。
そっと、キスに応えるように、舌を差し出した。

頭がくらくらする。
ようやく離れ、呼吸を整える。
そっと、右手首を掴まれた。
そこには先程強く掴まれた跡があった。
顔を上げると、その痕跡を見て表情を曇らせる彼が見えた。
一瞬、可愛いなと思った。
しかしその赤紫色になってしまった手首に彼が口づけるのを見て、身体が熱くなった。
目を閉じた切なげな表情、温かな感触。
妙にエロティックに思えた。

内心の欲情を隠して、精一杯からかうような声を作ってみる。「ちょっと悪いことしたなって思ってるの?」
「……………」
こくりと彼が頷く。ばつの悪そうな表情。
嬉しくなって彼の首に両腕を回して、彼女は言った。
「じゃあ、…もっと」
――強く、抱きしめられるのを感じた。
丁寧なキス。
触れる程度だったそれは、眩暈がする程に激しくなっていった。

人気のない廊下。
彼女は壁を背にしている。
次第にその壁に凭れるように、彼女が背を預け、彼を引き寄せていく。
彼女の手が、彼の髪を探るように梳く。
金属の飾りのついた帽子が、硬い音をたてて床に落ちた。
その音に目を覚ますように、二人はようやく離れた。

小さく吐息を漏らして、彼女は言った。
「部屋で、続きして」
美しい恋人が潤んだ瞳が見つめる。
おそらく彼でなくとも抗えない誘惑。

少しだけ歩く。
今度はそっと、その手を取り合って。
なんとなく、二人は無言だった。
身体の中で、くすぶっている熱だけを共有していた。
542102:2010/03/03(水) 00:54:06 ID:Gcj5EJO0
(え?)
彼女の見たことのない場所で、アスコットは立ち止まった。
ドアを開く。
彼女が何度か入ったアスコットの部屋より、広い。
二部屋が繋がっている、小さめのセミスイートのような場所。
しかしここはどうやら、現在アスコットが使っている部屋らしい。
飾り気のない、大きな本棚が一つ。
大きな金属の箱には、大量の巻物が立てられている。
カップボードと応接用のソファもあった――コルベットの部屋にあったものほど豪奢ではないが。
「部屋、変わったの?」
その問いにアスコットが苦笑いする。
「前の部屋、広場の隣だったから、試合の時に壁が壊れたんだ。
術者用の部屋でもなかったから場所変われって言われたし」

ふと、彼女は思い出して、ソファに腰掛ける。
先程のコルベットの部屋で座ったのと、同じ位置に。
そして、傍らをぽんぽんと叩き、同様にアスコットにも座るように促した。
素直に座った彼の頬に口づけた。
軽く驚いたように彼女を見る彼に、彼女は言った。
「――さっき、かっこ良かった」
首を傾げて、彼が問う。
「何が?」
その所作に微笑んで、彼女がさらに言う。
「強さは願いを叶える可能性の高さだ、って」
「力は、願いを叶えるために身につけるものだよ」
彼の信念、というよりも一般常識のようにきっぱりと彼が言った。
そうかもしれない、と彼女は思った。
願いがあるから、強くなれた。
剣や魔法だけじゃない。
きっと権力や財力を人が欲しがるのも、願いを叶えるため。
そして力は、願いを見誤らない人間に与えられるもの。

「アスコットの願いは、何?」
その問いに、当然のように彼は答えた。
「失わないこと」
何を、とは彼は言わなかった。
彼女も訊ねなかった。
彼が失いたくないものの、少なくとも重要な一つが彼女であることは明白だった。
この人はきっと、もっと強くなる。
その確信ごと、両手で彼を抱きしめた。
さらり、と髪を撫でる彼の手が心地良かった。
顔を上げて、目を閉じる。
優しいキス。
一度離れる。
部屋に入ってから忘れていたはずの熱が、鼓動を速くする。
もう一度、キスを交わす。
今度は暫く離れず、互いを求める。
543102:2010/03/03(水) 00:56:08 ID:Gcj5EJO0
この国の衣服は複雑にできている、と海はいつも思う。
自分の服と同じくらい簡単だったら、もう今頃は素肌に触れているのに。
実際、服はそのままだったが、彼の方は彼女の背に直接触れている。
ふと、背中が軽くなった。
彼の右手が簡単にブラのホックを外したのだ。
そっと手が胸に触れる。
「……ん…」
物足りないほど優しい手つき。
それでも期待で集中していたためか、声が漏れる。
座っている彼の、頭を抱く。
ソファに右膝をつき、左脚は床についた、半端に立ち上がっているような状態で。
服がたくし上げられる。
胸の先端に唇が触れる感触に、目を閉じた。
緩やかに舌でなぞられる。
「はぁ、…ん、あ…」
先程、廊下でのことを思い出す。
手首に口づけた彼の表情を。
あの表情で、自分の胸を愛撫しているのだろうか。
もっと。もっと。もっと。
彼女は心の中で唱え続ける。
身じろぎした時、既に下着が濡れていることを自覚した。
羞恥に彼女が震える。
彼の唇が胸から離れた。

ごく軽く、彼は右手の指先を触れさせる。
彼女の左膝のあたりに。
自分の髪に、彼女の指が絡められるのを感じた。
なぞるようにして指を動かす。
やがて、彼を受け入れることさえ出来るほどに濡れたそこに、指先が触れた。
そっと前後に指を動かす。
「ん…」
下着の上から触れているのだが、普段とは違い、下着自体が彼の動きに付いてくる。
滑るほどに、内側が濡れてしまっていることを、彼に知らせていた。
中に指を忍ばせる。
「…っ…はぁっ…」
中指に、とろりとした感触がまとわりつく。
その指で最も敏感な部分に触れる。
天井を仰いで、彼女が声を上げる。
彼女の内腿に透明な液体が一筋、ゆっくりと流れる。
「あ…あっ…んっ…あっ…」
快感のあまり、彼女の膝が震える。
それを見て、彼は右手を離し、彼女を抱き寄せた。
544102:2010/03/03(水) 01:01:30 ID:Gcj5EJO0
沸騰しそうな快感から突然放り出されて、混乱した。
温かな彼の腕の中、ようやく彼女は声を絞り出した。
「…なに?」
苦笑して彼は言った。
「転ばせてしまいそうだったから」
その言葉を聞いて、彼女は笑みを零す。
こんな時まで、彼は気を遣ってしまうらしい。
グリーンの瞳を見上げて、彼女は誘う。
「ベッドまで、連れて行って」
彼の首に捕まると、ふわり、と身体が浮いた。
(お姫様抱っこ、こんなに簡単に出来るんだ…意外に力あるのね)
二部屋が繋がったようなこの空間。
先程までいたのが、来客用という位置づけなのだろうか。
運ばれたこの部屋が、寝室らしい。
そう思っている間に、彼女の身体はベッドに横たえられる。

彼に手を伸ばし、肩にある飾りだけはなんとか外せた。
対照的に彼は、ごく簡単にカットソーもスカートも脱がせてしまう。
癪に触ることではあったが、何も言わずに自分のブーツを脱ぎ、床に落とした。
両腕を彼に伸ばし、要求する。
「全部、脱がせて」
ホックが外れたままのブラが、肩から滑り落ちる。
もう役に立たなくなったショーツも抜き取られた。
「自分だけ全部着てて、ずるいわ」
小さく彼女が呟く。
何それ、と言わんばかりの表情で、彼が彼女を見る。
脱がせて欲しいと言ったのは、彼女の方なのだ。

言葉の選択に困って、結局彼は何も言わず、彼女の言葉に従う。
右手で右肩あたりの布を掴み、強めに引っ張る。
今度は海が驚く番だった。
彼の右手に、先程まで着ていた長衣があった。
無論、破れてはいない。
触れてもいないのに、長衣の上に締めていたベルトも下に落ちていた。
(何かのマジックみたい…)
「私の服は、そんなふうにしないのね」
「人にするのは、なんか違う気がする」
「そう?」
「…理由はないんだけど」
そういえば何故だろう、と首を傾げる。

(やっぱり可愛いな)
彼のそんな仕草を見て、心底そう思う。
思いながら、インナーをまだ着たままの彼を引き寄せる。
優しいキスが降ってくる。

グリーンのピアスが付いた彼の耳に、唇を寄せて囁いた。
「全部脱いで…続きして」
頬に口づける。
もう一度、唇にも。
そしてまたキスを繰り返す。
少しずつ、互いの温度を上げていく。
呼吸が速くなる。
衣擦れの音が、かすかに聞こえた。
(あ、さっきと同じ方法使って脱いだんだ…)
彼女の手がようやく彼の素肌に触れる。
545102:2010/03/03(水) 01:05:02 ID:Gcj5EJO0
本日はここまでで。
台詞重視の半端エロ+細切れ投下で申し訳ない。

続きはなるべく明日の夜に投下します。
こちらが途中でも、職人さんおられましたら、構わず投下してやってください。
546名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 02:24:23 ID:om6APRfA
久しぶりに来たらたくさんの職人さんたちが来て
非常に活気づいてるなぁここΣ(゚д゚)
このスレのSSの中にあっても
非常に秀逸な作品を書いた>>102さんが戻ってきて有難い
547名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 07:39:04 ID:LM3/tyxj
設定もシチュも面白いと思う>アルシオーネ
>>545 GOOD JOBでした
548名無しさん@ピンキー:2010/03/03(水) 21:54:52 ID:d118nwH+
2-195氏か!
貴方の書くアス海が好きなので嬉しい
まだ途中なのにGJの予感
549名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 17:26:12 ID:oIaFQtQr
平日の夕方にこんなとこに来てしまった。
550102:2010/03/04(木) 17:27:30 ID:oIaFQtQr
しかも途中で投稿してしまった…orz

予告より遅くなってしまいましたが、続きを投下します。
551102(続き):2010/03/04(木) 17:29:23 ID:oIaFQtQr
彼女の長い髪が、顔にかかっている。
片手でそれを払う。
いつ見ても美しく真っ直ぐなその髪を、寝癖を作っては濡らす羽目になる彼は不
思議に思う。
紅潮した頬に触れる。
自分の手も温かいはずなのに、彼女の頬が熱くて、彼は驚く。

首も、肩も、胸も、現実味がないほど滑らかだった。
彼はいつも思う。
何度こうやって抱き合っても、彼女は変わらない。
いつ見ても、この細い身体は美しくて、どこか清らかだ。
悪いことではないのだろうが、心のどこかで、彼女の何かが彼によって変わるの
を望んでしまう。


胸に触れる彼の手が、温かい。
「…ん、…もっと…」
もっと、壊れるほど乱暴に触って欲しい。
彼に手を伸ばす。
いつもこうしている気がする。
自分から手を伸ばして、求めている気がする。
求めさせる術を、彼女は知らない。
彼の唇が胸に触れる。
自分では得られない感触に、息が荒くなる。
「ん…、はあ…あっ、…あ…」
彼の髪に触れていた指に、ぎゅ、と力が入ってしまう。
引っ張られて痛かったのか、こちらの反応を気にかけたのか、彼が顔を上げて、
こちらの瞳を覗く。

早くこの人が欲しい、と身体の一点が疼く。
何も入っていないのに、締め付けるように動いてしまう。
締め付けた途端に、彼の侵入への期待が、蜜になってそこから零れるのが分かっ
た。
そんな状態が悟られそうで、強く目を閉じる。
みっともなく懇願するような真似はしないが、彼の右手に自分の左手の指を絡ま
せ、誘う。
ウエストのあたりで、手を離した。
何も言わない。

その位置からそっと、彼が指先を動かす。
そして蜜を零しているそこに触れた。
彼が小さく苦笑するのが分かった。
「何よ」
見事に赤くなった彼女の頬にキスを落とし、耳元で言う。
「待たせたかな」
「…そうよ、だから…もっと」
552102(続き):2010/03/04(木) 17:30:46 ID:oIaFQtQr
濡れた指で、全体をゆっくりなぞる。
熱を持ったそこの感触に、彼自身も熱くなっていく。
花芽に触れると、彼女の身体が跳ねる。
そのまま、ごく弱い力で擦る。
「…あ…んっ…はぁ…」
数回繰り返すだけで、そこが堅くなり、彼の指から逃げようとする。
いつの間にか薬指まで一緒に濡れてしまっている。
中指と薬指で挟むようにして、上下に動かす。
「ゃ…っ、あ、あん…」
声が少し高くなる。
痛ませているような気がして、動きを弱める。
が、彼女が無意識に腰を浮かせ、軽く動かしている彼の指に、擦り付けるように
動かすのに気づく。
表情を伺っていた視線を、手元に転じる。
言葉を失うほど、淫靡な光景だった。
開いた淡紅色の花弁を蜜に濡らして、同じもので濡れた自分の指に、堅い感触の
小さなものを擦り付けている恋人の姿。
一瞬見とれてから、手を離した。
彼の手を引き留めるように、蜜が糸を引く。

彼女が自分を見上げてくる。
大きな切れ長の目に、涙さえ浮かべて。
汗で張り付いた前髪を、撫でるようにして退ける。
彼女が呟く。
「待たせないで」

別に焦らしていたわけではないのだ。
ここまで言わせて、まだ待たせようとは思わない。



目を閉じると、入り口に熱いものが触れるのを感じた。
待ち焦がれていた瞬間。

分け入られるような、押し込まれるような感覚。
痛みと紙一重の圧迫感。
心ごと、身体が震えた。
「きゃ…っあ……!」

どちらが慣れた結果なのか、以前に比べれば容易に動けるようだ。
内壁を確かめるような、丁寧な抽送。

中の敏感な部分を擦りながら、彼が規則的に動く。
「あっ、あっ、はぁ、っあ…」

彼のものが、最奥に当たる。
「あ、ああ……っ!」
彼女がひときわ高い声を上げる。
触れたのは確かに一点なのが分かるのに、全身が感じる。
掴まっていた手が、彼の背中を引っかいてしまう。
553102(続き):2010/03/04(木) 17:33:26 ID:oIaFQtQr
背中に小さな痛みを感じたが、一瞬後には気にならなくなった。
柔らかいはずの粘膜が、強く締め付けてきて、彼を煽る。

「あっ、あん、はぁ、あ…」
自分の下であられもない声をあげて乱れる女性。
眉根を寄せ、肌を上気させ、濡れた唇を開いたまま。

この人と目を合わせるのが精一杯だった頃があった。
不思議とそんなことが頭に浮かぶ。
この快楽でもう既に思考など飛んでいるはずの頭に。

少し前まで、奥に当たると痛みを感じていたようだったが、いつの間にか快感を得られるようになっていた。
変わらないようで、何かは変わっているものなのか。
薄く彼女が目を開ける。
涙を浮かべた瞳に誘われるように、彼は行為に没頭する。
「あっ、ああ、んっ、あっ」
時々、最奥まで、自分を触れさせる。

抜く時に感じる抵抗は変わらずあった。
惜しむように、絡み付く感触。
だが挿入が徐々に楽になる。
それどころか、中に引き込まれるような感覚を、彼は覚えた。
限界が近いことぐらい分かっていたが、それほど焦りは感じない。
背を反らして彼女があげる声で、彼女も同じであると彼は気付いていた。



彼が動く度に、結合部から粘度のある水音が聞こえる。
耳を塞ぎたくなる羞恥と、どうしようもない興奮を覚える。
「はぁ、あっ、あ、あ…っ」
目も眩みそうな快楽。
突かれる度に、声が押し出されるように唇から零れる。

波にさらわれそうになる自分を、もっと繋ぎ止めてほしい。
もうこれ以上の快感は受け止められないのに、もっと、と本能が叫ぶ。

彼の左手が、彼女の涙を掬う。
強く瞑った目を開けると、その手が視界に入った。
自分のものとは違ったが、綺麗な手だと思う。
すらりとした長い指。
これよりも大きなものが、自分の中に今あるのだ。
その事実が彼女をさらに溺れさせる。

絶頂直前の感覚に、身体が震える。
「あ、あ、…も…っ」
もう駄目、という単純な言葉が、言葉にならない。
声が上擦る。

最奥を抉るように強く、彼のものが擦った瞬間、最後の引き金が、引かれた。
「あ、ああっ…!」
中が強く、彼を離さないように締まる。
そしてその収縮によって、彼女は彼の絶頂を誘った。
抱きしめられた身体にも、内側にも、彼の体温を感じて、心底満たされる思いだった。
554102(続き):2010/03/04(木) 17:36:20 ID:oIaFQtQr

気怠い温かさ、抱き合った後の余韻。
ベッドの中で、彼はそれらを享受していた。

傍らに眠る、彼の恋人。
長い髪に手を伸ばして梳くと、ほのかに伝わる体温が心地良い。
シーツを引っ張り上げる。彼女を隠すように。

うっすらと、彼女が目を開く。
なんとなく、悪戯を見つかった時のような気持ちになって、手を引っ込める。
「…起こした?」
その言葉に、彼女は悪戯っぽく微笑んで言った。
「起きてたわよ」
こういう時、いつも表情の選択に迷う。
彼の中にまだある「子供」の一面。
彼女はそれを可愛いと言うが、言われて嬉しいものではない。
くすくす笑う彼女を、引き寄せて腕の中に収める。

「あ」
しばらくそうしていたが、不意に彼女が頭を上げた。
その顔を覗き込むと、彼女が言う。
「帽子、廊下に落としたままだったんじゃない?」
「……………」
記憶を辿る。
確かに、拾った覚えがなかった。


「本当だ」
かすかにアスコットが笑った。
「拾いに行かなきゃ」
海が起きあがろうとする。
今度ははっきり、彼は笑った。
「行かなくていいよ」
そう言って寝ころんだ状態のまま、腕を軽く天井に向ける。
小さな物を握るようにした手を、開くとそこからグリーンの光が現れた。
光は一瞬で約1mの魔法陣に変わったが、もう既に術者はそれを見ていなかった。
彼女をもう一度抱き寄せる彼の背後に、帽子が落ちる音がした。
「便利ね」
「帽子が追いかけてきてくれた方が、便利だと思うけど」
健気に頑張って転がってくる帽子を想像して、可笑しくなる。
「呼ぶぐらい、してあげて?」
「…そうだね」
彼が微笑んで、目を閉じた。
555102(続き):2010/03/04(木) 17:36:51 ID:oIaFQtQr
眠る彼を起こさないよう、そっとベッドを抜け出す。
身につけた自分の服の上に、彼の長衣を羽織る。
そしてベッドサイドに落ちた帽子を、頭の上に載せてみる。
姿見に映った自分を見る。
「…あまり似合わないわね」
小さく呟く。
「そう?」
後ろから、声が聞こえた。
振り返ると、ベッドに腰掛けた彼が笑っている。
長衣と帽子のない姿は、地球にもいそうな普通の男の子のそれだった。
こちらに歩いてくる。

羽織っていた長衣を、彼の肩にかける。
大人しくそれを着る彼を見て、なんとなく幸せだと思う。
ベルトや肩の飾りを身につけた彼の頭に、帽子を載せた。


彼女に手を差し出した。
「行こうか」
その言葉に、彼女は何度見ても飽きない笑顔で答えてくれる。
「ええ」
行為の最中と全く違うその表情。
その落差を知っていることが、密かに嬉しい。
細い指が自分のそれに絡む。

そして部屋を出て、二人は廊下を歩き出す。


**********fin
556名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 17:42:29 ID:oIaFQtQr
交互に視点が入れ替わって、読みにくいものになってしまいました。
そしてエロが中途半端で申し訳ない…。

557名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 18:05:26 ID:M87us/ut
GJ! 素晴らしい作品乙です!
558名無しさん@ピンキー:2010/03/04(木) 23:52:29 ID:qNNsiWGN
GOOD JOB

559名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 01:17:48 ID:VnCZu/Iw
十分エロいよ
オリキャラ格好いいよ
GJでした
560名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 07:30:29 ID:8wnIHhyU
序盤部がハリーポッターみたいな雰囲気で新鮮ですね。
それにコルベットにコレオス、ルーテシアと、
名前のモデルとなった車のチョイスがどれもオシャレで素晴らしいです。

セフィーロの衣服は構造が複雑で脱がし方がわからない…
云々のくだりは、>>320さんの
ラファーガとカルディナの短編にも出てきましたが
もしかして同じ方なんでしょうか?

自分もエロパロSSを投下しようかと思いましたが
こうした純愛系の話の後に、後味が悪くなるような、
ゲスなものを投下するのは流石に悪いと思ったり…
561102:2010/03/05(金) 11:47:43 ID:MQSBdIsQ
>>557-559
GJありがとうございました。
こんな長々喋るオリキャラを出したのは初めてなので、内心反応が気になってました。


>>560
全登場人物に、魔法騎士が知らないコネクションがあるというのを出してみました。
一番子供のアスコットを使って、それを無理に出してみたのが序盤です。
名前は地位の高い男2人とお高い女なので、ちょっと外車にしてみましたw

>>320さんは別の職人さんです。服の描写ありますね…気付きませんでした。
このスレで書いたのは>>102>>264です。

カップルのエロの意義は、あくまで原作の萌え要素補完ではないでしょうか。
インモラルなのや、マイナーカプも楽しめるのがこのスレの醍醐味なので、作品投下お待ちしてます!
562名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 16:15:20 ID:R9LFzZBk
マイナーカップルかあ
サターン版設定でアルシオーネ×フェリオ フェリオを洗脳してアル攻めフェリ受け

アルシオーネ×カルディナ 弱みを握ったアルシオーネがカルディナを好き勝手に玩ぶ

マンガ設定

アルシオーネ×アスコット マンガのセリフにアスコットはアルシオーネが弱いからあんな弱いおばさん嫌いだよとあるので
アスコットはアルシオーネを虐めていたと推察出来る
アルシオーネを思い浮かべるシーンがザガートに消されるとこだったしそのシーンを思い浮かべながら勃ててたんだろう
アス攻めアル受け

とか見てみたいです
563名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 02:20:31 ID:xW2vhreE
プレセアってセフィーロ一の物作りが上手くておしおき好きだから
おしおき道具たくさん作ってそうだよねw
564名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 13:26:23 ID:ZD9KN/Qv
そりゃ、趣味(?)がモコナのせっかんだからね。
565名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 14:44:54 ID:aL4/fOYB
モコナでエロ…だと…
566名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 15:25:16 ID:4iTSaslm
そこで今流行りの擬人化ですよ
567名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 16:46:04 ID:1uYCXe5c
>>102
遅まきながらGJ!
最後の方の帽子被ってる海可愛いよ
568名無しさん@ピンキー:2010/03/06(土) 21:09:09 ID:xW2vhreE
モコナはバター犬みたいなおしおき用具の一つとして使われるんじゃない?w
569名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 00:59:10 ID:DABomQdc
カルディナは媚薬とマインドコントロールで気に行った男を意のままに操ってやってそうだなあw
570名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 01:31:22 ID:/N23/oE7
幻惑師なだけあってその手のことはすげー長けてそうだなカルディナ
571名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 01:47:10 ID:DABomQdc
イケ面でセフィーロで2番目に強く地位があるザガートが金を払ってでもやりたいと思うのがカルディナとかw
エメロードはやると世界が滅ぶのでやれないので論外

アルシオーネは物覚えがはやくてセンスがあるため情婦なカルディナよりフェラが上手いとかw
572名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 02:16:09 ID:DABomQdc
いやアルシオーネはエロボディーとエロ声で誘惑してくるので本能的にやってしまうかな
573名無しさん@ピンキー:2010/03/07(日) 15:46:05 ID:RopaYy4e
>海や風をどんな風に苛めたいか、何かアイディアがありましたらどうぞ。
海を虐めるならマッチョ!マッチョ!
「マッチョ系はダメだわ」という海ちゃん、過去にどんなトラウマが…
574名無しさん@ピンキー:2010/03/08(月) 01:38:43 ID:c5mKU370
>海や風をどんな風に苛めたいか、何かアイディアがありましたらどうぞ。

海なら海に対して一番怨みを持ってるアルシオーネでしょう
アルシオーネはエロい魔物を召喚して虐める
サターン版でもアニメ1話で召喚呪文使ってますので低級の魔物なら簡単に召喚出来そうだし

それか海はパパとママが一番大切なのでパパとママに犯らせる幻を見せるとか面白そう
575黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 17:32:28 ID:WTO+qzkf
久しぶりに投下します。

正直、CLAMP作品の女性キャラの中でも
人気も需要もないキャラですが
アスカのエロパロを…。
(ついでに魔法騎士 健康診断編の序盤)

長文のスレ汚しすみません。
ゲスな内容ですのでインモラルなのが苦手な方は読み飛ばしてください。
576黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 17:37:28 ID:WTO+qzkf


 魔法騎士レイアース 【カオテックハーレム】
 〈第5夜 前編〉


………………………………………………………………………………………………

    XXI◆幼唇


ドーナツ状に無数の艦隊に囲繞された浮遊島の、
中心に聳立する水晶の巨城。
俄に掻き曇り始める空の下で、その一室では、
軍人と幼女という、あまりに体格差のありすぎる者同士による
陵辱劇が幕開けようとしていた。


ガタガタと怯えて震えるエモノを見下ろしながら、
ヒュンダイは肉食獣の笑みを浮かべ、
ゆっくりとボタンを外して軍服を脱ぎ捨てた。
ベルトを外し、ふぁさりとズボンが落ちるとともに、
高々と盛り上がって横チンが垣間見えるブリーフと、
剛毛に覆われた鋼のような脚部が露になる。

彼の眼前では、その臍にようやく届くかどうかといった小柄な幼女が
目の前に立ちはだかる男の尋常ならざる雰囲気に怯え、
じりじりと後退し、部屋の角にまで追いこまれていた。

しかし唯一の出口である扉には鍵がかけられており、
水晶製の窓は嵌め殺しで、どこを見ても逃げ場はない。
それを知っているかがゆえ、ヒュンダイは悠揚迫らぬ様子でゆっくりと衣服を脱ぎ、
脇下のホルスターを外してベッド上に放り投げると、
ブリーフを脱ぎ捨て、おのが性器を幼女の眼前に余すところなく露にする。

「ひっ…ひいいっ…!?」

ブルン、と震えながら現れる、カチカチにエレクトした巨大な肉蛇。
それは幼すぎるがため、性について何ひとつ知らぬ皇女にとって、
初めて目にする男性自身だった。

先端はキノコのように傘が開き、使い込まれて黒々と照り輝き、
竿の部分には大量の真珠が埋め込まれ、
嫌悪感を催さずにはいらぬれグロテスクな外見をしていた。
中でも特筆すべきはその圧倒的な精力で、
天を突く高さに反り返り、25p以上はあろうペニスの長さとあいまって、
正面からは臍が見えないほどであった。
577黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 17:39:32 ID:WTO+qzkf

「昨日テメーのパンツをずり下ろしてから、ずっとこの時を待ってたんだ。
 もう辛抱たまんねぇぜ。
 まずは挿れる前に一発口で抜いて貰おうか」
「……!?」

痛いほどに怒張したペニスを摑んで無理やり下へ向けさせ、指を離す。
とたん、押さえつけられていた反動で弾むように跳ね上がったペニスが
ビッタンと音を立てて腹筋に打ち付けられた。
それを繰り返し、幼女の前でビッタンビッタンと不快な音を立てながら
肉でできたメトロノームをかき鳴らし、じりじりと距離を詰めていく
変 質 者。
アスカは恐怖のあまり涙目になっていた。

「ひっ…ひいい…」
「逃げ場はねぇぜ。わかってるな?」

そして彼女の腕を捕らえて身元に引き寄せると、
その顎に手を添えて無理やり口を開かせ、桜色の小さな唇の中に、
熱く脈打つペニスの先端を捻じ込んだ。

(うっ…むふぅ〜〜っ??!!)

その余りの臭さと強烈な塩味に、
アスカは眩暈がするほどの嘔吐感を覚えて目を白黒させる。

ヒュンダイは今回の出征が決まってからというもの、
占領地での陵辱行為を出陣前から心待ちにしており、
その時から自分の一物を咥え込んで苦しむ捕虜の顔を見て楽しもうと
一切ペニスを洗わないようにしていた。
そのため先端には、何日分もの小便のニオイが染み付いた
アンモニア臭い大量のマラカスがこびりつき、猛烈な発酵臭を放っている。
578黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 17:50:52 ID:WTO+qzkf

「くっくっくっ、見込んだ通りの強烈なキツさだぜ…❤」
(うゔゔ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!)

顔を左右に振って逃れようとするアスカ。
頭部の大きさに比例してその唇もまた小さく、
それが処女の膣口部のように肉竿の周囲を締め付ける。
口内は熱く塗れた泥のように心地よく、ざらざらした舌の感触を愉しみながら、
ヒュンダイは嫌がる幼女に構わずグイグイと腰を押し出していく。

アスカの口が小さいのと、ヒュンダイのペニスが並外れた極太なのとで、
そのコントラストがカリカチュア的なまでの非現実感を生み出していた。
かつて味わった事の無い凄まじい不味さと異物を排斥しようとする生理的反応から
幼女の咽喉が蠕動して亀頭部分を締め付け、
それがあたかも本物の膣のような錯覚を抱かせる。

「あ…ああ〜っ、い…いいぜクソガキ」

痺れるような快感電流が背筋を這い登り、唇の端から涎を垂らして喜悦する。

更にヒュンダイはアスカの顔を真上に向けさせ、
彼女の唇と気管を一直線に並べると、
杭を打ち込むように真上からにペニスを挿入し、体重をかけて下へと押し込み、
ついには幼女の咽喉の奥まで亀頭を到達させた。

(お゛っ…お゛ぐううぅぅぅ〜〜〜!?)

狭隘な気管を完全に塞がれ、息苦しさにアスカの顔が真っ赤になり、
目尻からぼろぼろと涙が零れ落ちる。
苦しげに呼吸しようと胸郭を上下させるが、
どんなに努めても酸素の補給が全く出来ない。
肉杭から頭を離そうと離そうともがくも、
左右からがっしりと万力のような太股に挟まれてそれもできない。

「ウ〜ッ! ウヴウゥ〜〜ッッ!!!!!」

小さな手でばんばんと男の足を叩いて助けを請うも、
そのうちにチアノーゼのため顔色が青く変わりはじめ、
唇の端から白い泡が吹き出し、抵抗の力が徐々に弱くなっていく。

ヒュンダイは彼女の咽喉奥の蠕動を
根元近くまで埋めた肉棒粘膜で直接感じ取って媚悦に浸っていたが、
このままでは相手が窒息死してしまうため、脚を開いてアスカを解放すると、
渋々ながらゆっくりとペニスを引き抜いた。

長く続いた咽喉責めから開放されたアスカは、ぼろぼろと涙をこぼしながら、
床に突っ伏して息も絶え絶えに呼吸を繰り返し、それから思い出したように
げぇげぇとマラカスの匂いの染み付いた口内の唾液を吐き散らしたのだった。
579黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 18:00:06 ID:WTO+qzkf

………………………………………………………………………………………………

    XXII◆ 口淫

「ヘッヘッ、苦しむザマも可愛いな、オイ」

激しくえづくアスカの姿を見下ろしながら、
下種そのものの笑みを浮かべて前後にペニスをしごくヒュンダイ。

真性のロリコンである彼は、今回の侵略戦争においても
自らの職権を濫用して、セフィーロの捕虜の中から特に美しい女児を集め、
奴隷のように奉仕させようと企んでいた。
だが、まさかそのセフィーロに親征中の他国の皇女を捕獲し、
こうして専属の性奴隷にする事ができるとは夢にも思ってはいなかった。

平民や貴族ならまだしも、本物の皇女を犯した事は一度もなく、
それゆえに興奮が収まらず極太肉茎の勃起が止まらない。

今すぐにでもアスカの幼い性器に挿入し、
そのきつい締め付けと親に助けを請う無力な悲鳴、
絶望に満ちた泣き顔を堪能したくてたまらなかった。
だが、かつて戦地で無理やり幼女たちの未成熟な膣口に挿入し、
激痛のあまり十人以上をショック死させてしまった経験から
あまりにも早く「壊して」しまったのでは十分に楽しめないと思い、
今はまだその慾望を抑えておく事にする。

「オイコラ、いつまで泣いてやがんだ。今度はコイツを舐めろ!」

涙を流して怯える幼牝の傍らに片膝を突くと、
今度はその前髪をつかみこみ、頬にぐりぐりと
唾液まみれになった肉槍を付き突きつける。

「………!」

嫌がってぶんぶんとかぶりを振るアスカ。
明確な拒否ではあったが、それは今までヒュンダイが食べ散らかしてきた獲物たちと全く同じ、
想定内の反応だった。
彼は残忍な笑みを浮かべ、ホルスターから銃を引き抜いて幼女の額に突きつけると、
ガチャリ、と冷たい金属音を立てて撃鉄を引く。

「舐めろ」

580黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 18:10:15 ID:WTO+qzkf


「うっ…うっ…」

数分後、そこにはベッドの縁に悠然と腰掛けたヒュンダイと
その股の間に顔を埋め、涙を流しながら
真珠入りペニスをしゃぶるアスカの姿があった。

ヒュンダイは猫が捕らえた鼠をいたぶるように、
いとおしむようにアスカの黒髪を撫で、
空いた方の手では、実弾を込めたままの拳銃をくるくると回して弄んでいる。

大ファーレン帝国の皇女は、かつて目の前で目撃した侍女たちの惨劇のように、
何の容赦もなく殺される事に対する圧倒的な恐怖から、
言われるがままに奉仕する幼い性奴例となり、
拙い舌使いで男の肉棹の側面をねぶるように舐め回していた。

舌を何度も往復させ、どくどくと激しく静脈を脈打たせる側面を唾液まみれにすると、
珊瑚色の唇で陰茎を甘噛みし、そのまま顔を動かして
舌だけでなく唇によってペニス全体に心地良い刺激を与えてゆく。

「ヘッ、い〜いザマだな、皇女様よォ」

暴力によって言いなりにした女囚の惨めな姿を、
ビデオに撮影して楽しむ陰惨な趣味の持ち主はサムスンだけではなかった。
ヒュンダイもまた、ベッドの左右に
暗がりでも鮮明に録画できるカメラを三脚で固定して設置し、
ファーレン皇女のフェラチオを2アングルで遠景から撮影させるとともに、
自らも極端に手ぶれに強いタイプのハンディカメラを用意して、
彼女の泣き顔と口奉仕を至近から撮影していた。

カメラのバックディスプレイには、
数日前まで威張り散らしていた高慢ちきな幼女が、打って変わったような従順さで
紅葉のような小さい手で上下に棹をしごきたてつつ、
唇を亀頭に移し、懸命に舐め回しているいじましい姿が映し出されている。
581黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 18:39:06 ID:WTO+qzkf

──ペチャッ・ペチャッ…レロレロ…

(うっ…ううっ…臭いのじゃあ…)
「オラ何やってんだ! 舌が止まってんじゃねぇか!」
(ひいいっ!)

こめかみに銃口を突きつけられ、
躊躇いのため休みがちだった舌の回転速度を増すアスカ。
舌を這わせるたびにボロボロと垢が剥がれ落ち、口内に大量に散らばったが、
銃で脅されているために吐き出す事もできない。
アスカは気絶しそうなほどの嘔吐感に苛まれながら、
口内にたまった酸っぱい涎とともに、無理矢理それらを咽喉の奥へと流しこんだ。

(おっ…おえっ…げぇええぇ…ッッ)

更には嫌悪感に脳を髄から浸されつつも、
腐ったチーズを尿に浸したような、猛烈な香を漂わせる亀頭部分を、
贅沢な高級食材ばかりを味わう事で育まれてきた
本物の高貴な舌を使って丹念に洗い清めてゆく。

「うめぇだろ皇女様、俺様のチンカスの味はよ。ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ☆」

帝室の権威と、そこで育まれてきた矜持をズタズタに引き裂き、
踏み躙るかの如き哄笑を頭上から投げかけられ、嗚咽しそうになるのを堪えながらも、
ブツブツと汚らしいフォアダイスが連なるカリ裏にまでも舌を沿わせていく。

隅々まで舌を往復させて隈なく亀頭を舐め終えると、
今度は男に命令されるがまま、口を大きく開いてペニスの先端を咥えこむ。
582黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 18:58:08 ID:WTO+qzkf

「そう。そのまま奥まで飲み込めよ…
 俺様のグングニルをよ」

亀頭を口内に含み、自ら頭を上下させて棹をしごきたてるアスカ。
ジュッポ、ジュッポと淫靡な音を立ててそれを繰り返し、
やがて咽喉の奥までディープスロートして、頬を窪ませて強く吸引する。

可愛らしい幼女に自分のペニスをしゃぶらせている背徳的なヴィジュアルと、
それに伴って齎される肉悦の強烈な相乗効果。
大人の女のフェラでは味わえないほどきつい幼女の口内で
激しい吸い上げのため真空パックされたキュウリのようにペニスが充血する。
脳内に電流が走り、目の前が白く霞むほどの快楽を覚え、
イきそうになるのを懸命に堪えるとともに、全身に汗の玉が浮かび上がり、
その感覚から、ヒュンダイはおのが我慢の限界が近づいてきているのを肌で感じ取っていた。

「くううっ…初めてにしちゃ上出来じゃねぇかメスガキ。
 ご褒美に、もうすぐ俺様の特濃コンデンスミルクを腹いっぱいご馳走してやるぜ」
「………?」

何の事かわからず、恐怖に震えながらも一心にペニスをしゃぶり続けるアスカ。
今度は言われるがまま亀頭だけを口に含み、
棹の部分を激しく上下にしごきながら、暖かく湿った口内で舌をちろちろとうごめかせる。
舌先で飴のように亀頭をねぶり回し、さらに尿道の奥まで捻じ込うとするかのように、
小さな舌を鈴口に押し当てて先端で内部を舐め回す。

「うっ…!!」

──ドピュブッ…!

「………!?」

手と口と舌を使っての三点責めに加え、尿道内部を刺激されたのが引き金となり、
遂に快楽のきわみに達したヒュンダイは、
次の瞬間、堤防が決壊したかのように、
ありったけの慾望をアスカの口内に噴出していた。

………………………………………………………………………………………………
583黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 19:09:15 ID:WTO+qzkf

    XXV◆ 折檻


──ドピュッ! ビュクッ! ビュクッ…!

蛇口の壊れた水道のように、数週間分の精液が連続して噴出する。
それは元々狭隘であったアスカの口内を瞬く間に満たし、
口の端から白い泡を吹いて溢れ出してきた。

(お゛ええっ!? な…っ、何なのじゃ、このひどい味は…っっ)

男のペニスから精液というものが噴出するという事さえ知らぬアスカは、
突如口内に生じた青臭い香りと、腐ったジャムのようなねばつく液体とに、
驚いて反射的に口を閉じ、ヒュンダイのペニスに歯を立ててしまった。

「痛(つ)ッッ!」

火傷したかのようにびくんと撥ね、慌ててペニスを引き抜くヒュンダイ。
先端部には小さな歯型がついていたが、
亀頭と幼女の唇との間に唾液と精液の橋を架けて姿を現した巨砲は、
噛み付きの痛みの中でもなおも斉射を止める事なく、
次々にアスカの顔に白濁を命中させて
その可愛らしい幼貌を淫靡な精液まみれに染め上げていく。

──ビュルッ! ビュルル…ッ!

「ひゃああっ!?」

その中の一発がもろに眼球に飛び込み、
アスカは滲みるような痛みを覚えて反射的に顔を反らした。
しかしそれによって今度は顔の側面にザーメンが降りかかり、
しばらくして射精が済んだ頃には、アスカは髪の毛から瞳、鼻頭から口内、
唇から咽喉と、頭部の大半が精液まみれに染め上げられ、
それらは衣服を伝って腰にまで垂れ落ちていた。

両の瞼までも粘液まみれであるため、目をつぶったまま手さぐりでシーツを掴むと、
顔に押し当ててごしごしと汚れを拭う。
時折ゴホッゴホッと咽せながらも、
更にぺっぺっと口内の「得体の知れないドロドロ」を吐き捨てた。

一方で数日間溜まりに溜まったものを一どきに放出したヒュンダイは
しばらく眼前が白濁化して何も見えず、
ハンディカメラと拳銃を手放し、脱力してベッドに倒れ伏していた。
彼は今まで何十人もの幼女を強姦し、銃を突きつけて無理矢理奉仕を強いてきた
重度の性犯罪者ではあったが、その彼にあってさえ
これほどの快楽は4年ぶりの事であった。
584黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 19:25:21 ID:WTO+qzkf

ややあって太い息を吐きつつ上体を起こすと、
そろそろと跫音を忍ばせ、四つん這いになって逃げようとしていたアスカに手をさしのばし、
素早くその裳裾を掴みこむ。
そして、何かを掴み取ろうとするかのように空中に手をさしのばす彼女を強引に引き寄せ、
再度ベッドの上へと投げ出した。

往生際が悪く、なおももがいて逃げ出そうとする無力な仔兎。
ヒュンダイは猛禽の鉤爪のような両手をもって彼女の服を掴みこみ、
勢い良く左右に引き裂いた。

──ビリリリリッ!

ファーレンを出国したときより着ていた
アスカのお気に入りの旗袍が紙のように破かれ、
ベビードールのような絹製の下着が露になる。

「え…? い…嫌っ…! 何をするのじゃぁあぁっ!!」

あまりにも唐突な行為に目を瞠るアスカ。
自分がこれから何をされるのかはわからなかったが、
真っ赤に充血したギョロ目を向け、力ずくで服を引き裂いてゆく
悪鬼のごときヒュンダイの形相に、形容しえないほどの恐怖を感じ、
抵抗するのも忘れてガチガチと歯を鳴らす。

その一方で完全に上着を引き裂き終えたヒュンダイは、
今度は幼女のベビードールに噛み付き、喰いちぎるようにして穴を開けると、
傷口を左右に押し開くようにして一気にそれを破り去った。
残るは一枚を纏うのみとなったアスカの両足首を掴んで持ち上げ、
恐怖のあまり濡れそぼって滲みのついたパンツに手をかけ、
力づくでに引きずり下ろす。

まだ蒙古斑の残る小さな尻と、生卵のようになめらかな下腹部、
まるで赤子のように淫肉が抉れて食い込んだ、ぴっちりと閉じた性器が露になった。
両手をかけられてパンツを一息に脚から引き抜かれ、
アスカは首輪を除けば完全に生まれたままの姿となって、
ベッド上に無防備な姿を晒け出される。
585黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 19:31:57 ID:WTO+qzkf

「──!?」

通常ならこのまま前戯を挟む事もせず慾望の赴くまま犯し抜くところであったが、
ヒュンダイは彼女を後ろ向きに抱え上げると、
やおら手首をひらめかせ、その尻に音高く強烈な一撃をお見舞いした。

──スパァン!

「ぎゃひぃいいいい…っ!!!」

尻が爆発したような痛みに、現ファーレン皇女は舌を突き出して悶える。

「てめぇ、さっきは良くも俺のチンポに歯を立てやがったなぁ!?」

──バシン! バシンッッ!

「い゛ぎゃあぁぁああ゛ぁぁぁっ!?」

痛みに苦しむ彼女をよそに、ヒュンダイは力づくで
次々に尻にスパンクを食らわせ続ける。

「肉奴隷の分際で、ご主人様に歯向かったらどうなるか、
 思い知らせてやんよ!」

──パァン! パァン!

「いだぃっ…いがああぁぁぁ…!」

乳母日傘の環境で育てられたため、一度も折檻された事のないなめらかな臀部へ、
まるで太鼓か何かのように連続して激しく掌を打ち付けられる。
そのたびにアスカは足をバタバタさせて悶え、怪鳥のような悲鳴を上げていたが、
次第に抵抗が弱まり、その声は湿った嗚咽にまぎれていく。
586黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 19:35:22 ID:WTO+qzkf

20回ほども折檻を繰り返した頃には、尻が真っ赤に腫れ上がり、
アスカはえぐっ…えぐっと、咽喉を引き攣らせて激しく泣き出していた。
ヒュンダイは手を離し、どさり、と獲物をベッドに投げ出したが、
自由になったにも関わらず、幼女は腹這いになったまま
滂沱の涙でシーツを濡らし、痛みのあまり立ち上がる事すらできない。

(はあっ…はぁっ…
 こいつ…泣き顔も泣き声も、今まで食ってきたガキの中で最高だ。
 ビンビン俺のチンポに訴えてきやがる。
 予想より遥かに優れた肉人形になりそうだぜ…)

ヒュンダイは、アスカに対する評価を改める事にした。
当初の予定では、口で一発抜いた後に一気に処女膜を貫通し、
激痛に悶え苦しむ姿を堪能してその姿をカメラに収めるつもりであったが、
彼女が容貌の面でも血筋の面でもあまりにも上玉のため、
これほどの極上の料理をすぐに平らげてしまっては勿体無いとの事から、
別の方向へと計画をシフトする事にした。

何かを決意したかのように立ち上がると、
おもむろに机の抽斗を開けてゴソゴソと中身を物色し始める。

やがて怪訝に思ったアスカがシーツから顔を上げた時には、
涙で歪んだ視界の中に、注射器を持って
邪悪な笑みを浮かべるヒュンダイの姿があった。

「さあ皇女様、“洗脳”のお時間でちゅよ…❦」
「や…っ、やあぁぁぁぁぁっ!!!」

………………………………………………………………………………………………
587黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 20:20:36 ID:8cdbV9H9

    XXW◆睥睨

崩壊により極端に領土が縮小したセフィーロを、
明々と照らし出す恒星は中天を過ぎ、
一角獣の刻を指す大鐘が、朗々と中庭に鳴り響いていた。
尖塔の一室でアスカがヒュンダイによって辱められているその一方で、
後宮の女たちは、食堂や公共浴場、共用トイレがあるのと同じ
中庭で最も大きな建物であるエテルナ神殿の入口ホールに集められていた。

それは昨夕のうちに全員に通告されていた「健康診断」のためであった。
ただ、本来なら正午に行われる筈であったそれは、
予定を大幅に遅れ、昼食の時間を過ぎてかなり経ってからようやく開催された。

元魔法騎士たちもその場に来ていたが、現場で尿検査を行うとの事で、
朝方から尿意を我慢している光は落ち着かずに、
ホールの片隅で立ったり座ったりを繰り返している。

「う…海ちゃん、風ちゃん、おトイレに行きたいよー」
「我慢しなさい光、もうちょっとだから!
 それにしてもホント迷惑だわ、予定から3時間もずれ込んでるじゃない」
「“上”の方で何かあったのか知れませんわね」

こちらも尿意をこらえ、内股をすり合わせてモジモジしながら風は言った。

「どういう事なの?」
「メルセデスはセフィーロの全面占領に成功し、
 軍事支配や捕虜の管理も今のところ軌道に乗っているため、
 本来ならば何も懸案が生じる事もなく予定通りスムーズに事を運べる筈です。
 けれどこうも大幅に予定に齟齬を来たしてしまったところを見ると、
 昨日の夕から今日の午前にかけて、何か予想外の事が起こり、
 そちらに労力と人員を割かれてしまったれたため、
 スケジュールに破綻を来たしてしまったのかも知れませんわ」
「…それが、いきなりプリメーラを捕まえに来たのと、何か関係があるのかな?」
「考えすぎでしょ。単に機材の搬入と、会場の準備に手間取っただけなんじゃないの?
 先方はプロの医療機関じゃなくて野蛮な兵士たちなんだし」
「どちらにせよ捕虜の私たちには確かめる術も無いですわね」
「……」

プリメーラの名を出され、ついで一緒に拉致されたアスカの事を思い出し、
光は彼女たちが今頃何をされているのか、
今後の運命を思い陰鬱な気分になって項垂れる。
588黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 20:27:36 ID:8cdbV9H9

不安を覆い隠せないのは光たちだけでなかった。
メルヘンやファンタジーの世界そのままに、
背が高く眉目秀麗な男、透けるように白い肌とほっそりした美女の多い
他民族国家のセフィーロではあったが、この広間に集められているのは、
監視の兵士たちを除けば、その中から更に選りすぐられた、
プロポーションも容貌も並外れた美女や美少女ばかりであった。

しかしそのいずれもが、健康診断の名目を借りて
これからいったい何をされるのかと不安気な様子を隠せないでいた。

女たちはだいたい20人ごとに、一時間ほど前から順次右側の扉を潜らされていたが、
先に入った者がまた出てきていないため、
別室で男たちに乱暴されているのではないかと疑念を抱いていたのだ。

何しろ腰に警棒を差し、部屋の隅に立って女たちを監視する兵士たちの目が、
サムスンやヒュンダイが列席し、きびきびと任務をこなしていた
昨日とは明らかに異なっていた。
光たちの世界で言うところのPSPのような形をした、
3つ折りになったポータブルのディプレイを取り出して継ぎ目なく展開すると、
タッチパネル方式で操作し、そこに映し出された何かを見てニタニタと笑っていたり、
かと思えば、この場にいる一人一人を品定めするような目で眺め回し、
舐めるようにその胸や股間へと、粘質的な、あるいは嘲笑うかのような
不快な視線を頻繁に注いでいた。

(海ちゃん、何だかさっきからあの人ずっとこっちを見てるよー)
(無視しなさいよ光。視線を合わせちゃ駄目)
(私も、さっきからずっと見られておりますわ…)
589黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 20:30:15 ID:8cdbV9H9

兵士たちの中でも、クッチャクッチャとガムを噛んでいる
豚のように肥った天然パーマの男と、
顔中に痘痕の生じたエラの張ったノッポの男、
それから眼鏡をかけて無精髭を生やした根暗そうな男が、
先刻からずっと光たち3人を見つめ、ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべていた。

それだけでなく、視線が合うと大きく舌を突き出し、
親指と人差し指で作った穴の中に、
もう片手の指を入れて前後させる卑猥なサインまで見せつける。
何の事かわからず質問してきた光を叱責して、
兵士たちの低俗な視線から身を隠すように海たちは背を向けた。

「はぁ…終わった終わった」
「プレセア!」

そうした中、これまで閉ざされていた左側の扉が開き、
右側の扉に最初に入った班の女たちがぞろぞろと現れた。
ホールで待機していた女たちは、いっせいに彼女たちに群がって
中の様子はどうだっかのかと問い詰める。

風もまた、扉から出てきたプレセアに状況を訊ねたが、
幸い恐れていたような事はなく、検査のため裸にさせられたりはするものの
概ね普通の健康診断だったとの事で、光も海もほっと胸を撫で下ろした。
それは他の女たちも同様で、
緊迫していたホール全体に穏やかな空気が広がっていく。

「──よう、光たちやないか。元気しとるか?」

と、背後から場違いに陽気な声がかけられた。
振り返ると、新たにホールに入ってきたカルディナと
チゼータ王女姉妹の姿がそこにあった。

………………………………………………………………………………………………
590黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 21:11:28 ID:8cdbV9H9

    XXV◆対峙


カルディナは昨日までとうってかわった豪奢な毛皮の衣装に身を包み、
うまそうに純金の煙管を吹かしていた。
彼女たち三人の姿を見留めるとともに、それまで賑やいだ会話の交わされていたホールの空気が、
ふいに真冬のように凍りつく。
同時に、敵意をこめた無数の視線が一斉にカルディナたちへと突きつけられた。

「カルディ…」

一日ぶりの挨拶を交わそうとした光を、後ろから海が押さえつけて口を塞ぐ。
それほど周囲に漂う空気が異様で、ぴりぴりと不快にささくれ立っていた。

「…何しに来たのよ」

しばらく存在そのものを無視するかのような敵意に満ちた沈黙が
濃密なゼラチンのように室内を満たしていたが、
相手が動じた様子も無く平然と立ち尽くしている事にしびれを切らし、
吐き捨てるようにプレセアが問いかけた。

「何しに…って、健康診断のために決まっとるやないの」
「そういう意味じゃないわよ!
 セフィーロを侵略した悪人どもにまっさきに寝返って、
 大股開いて連中をたらし込んだ、汚らしい売女のアンタが、
 いまさらどの面下げてこんな所に来たのかって聞いてるのよ!」
「なんやて?」

憎々しげに視線の槍を突き刺しながら、ツカツカと黒き舞姫に詰め寄るプレセア。

「この、厚顔無恥な裏切り者!」
「誰が裏切り者や」
「セフィーロの全てを裏切った、アンタ以外に誰がいるってのよ!」

国土を侵略して略奪の限りを尽くしたメルセデスを激しく憎んでいる彼女は、
何の葛藤も無くその敵に身売りし、保身を図ったカルディナの生き様が、
どうしても我慢ならないようであった。
591黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 21:15:36 ID:8cdbV9H9

「ラファーガも悲しんでいるわ」

「………!」

感情の昂ぶりを抑えきれず、声を震わせながら告げる。

「だいたいアンタにはラファーガという素敵な人がいるでしょう?
 無口だけど優しい彼が、アンタにだけは
 心から気を許した無防備な笑みを投げかけているのを見て
 みんな影ながらあんたたちの未来を祝福していたのよ。
 …なのに、なのに、どうしてラファーガがいながらあんな豚になんかすり寄ったのよ!」

「はん、昔の話や」

だが、恋人の名を持ち出す事で動揺すると思われた娼婦は
案に相違し、冷徹に鼻でせせら笑っただけであった。

「サムスン様のお力にあっさりと屈してしまった、役立たずのあんなヘタレ、もう用はあらへん。
 何が元親衛隊長や。ただの負け犬やないか。
 うちが好きなのはゼニと“強い”男だけや。
 朴念仁なだけでゼニの稼ぎ方も知へらんあんな雑魚に、用などあらへん」
「この──!」
「おっと」

その頬に渾身のスパンクを叩き込むべくプレセアが掌を閃かせたが、
カルディナは紙一重で躱してのけた。
軽く一服して相手の顔に煙管の煙を吐きかける。

「ゲホッ、ケホッ」
「それよりええやろ? この服。サムスン様に賜ったんや。
 あんたもあの時サムスン様に抵抗なんかせず、黙って乳のひとつぐらい揉ませていれば
 今頃お目にかけて頂けたものを、つまらんプライドに拘って実にアホな事をしたもんや」

見せびらかすように、豊かなファーに包まれたプラチナタイガーの襟巻きをひらひらさせる。
対かるプレセアは、怒りに拳を震わせていた。

「…アンタにはう、セフィーロの一員としての誇りも何もないのね。
 よーく解ったわ。
 卑劣な蛮人どもがセフィーロから奪った大切な財宝の分け前にありつく事と、
 どれだけ他人が犠牲になろうとも、自分の保身しか頭にないってわけね」
「ちょっと、ちょっとプレセア」

あまりに苛烈で敵意に満ちた空気に、このままでは双方
互いの間に取り返しのつかない溝を刻んでしまう事になると思い、
横合いから光が止めに入る。
しかしプレセアは彼女を無視して言い放った。

「しょせんよそ者の、卑しい旅芸人だったというわけね。この淫売!」
592黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 21:19:04 ID:8cdbV9H9

それに迎合するように、他の女たちからも「裏切り者!」「帰れ!」「ブス!」「チゼータ人!」などと
突き刺すような罵声が上がる。

カルディナは平然として佇立し、昂然と胸を逸らして辺りに視線を払っていたが、
その態度が気に入らなかったらしく、女の一人が
壁際に飾られていた花瓶を取って投げつけた。

「おっと」

カルディナはろくに見もせずにそれを躱し、甲高い音とともに床に落ちた陶器が砕け散る。
メルセデスに対する鬱屈した怒りを、武装した兵士たちにぶつける事のできないか弱い女たちにとって、
何の武器も持たず、この後宮で孤立しているチゼータの三人は格好のストレスの捌け口だった。
耳飾りやペンダントが投げつけられ、なおも憎々しげに彼女に何かをぶつけようと、
手近にある物を握りこんだ腕を振り上げる。

「──やめんか! アホンダラが!!」

それまで黙って事のなりゆきを見守っていたカルディナが、
やおら雌獅子のように吼えた。
その迫力に気圧されたかのように女たちの動きが止まる。

「うちを誰やと思っとるんや。
 高級将校の方々に目をかけてすら貰えへん、
 お前たち下っ端の性奴隷予備軍どもとは格が違う。
 メルセデス遠征軍総司令官、ランボルギーニ・エラントラ・サムスン上級大将閣下の
 いちの愛人のカルディナ様やで!
 うちに手を出したらどうなるかわかっとるんか!?」

「二号のタータですわ。爾後お見知りおきを」
「さ…三号のタータだ…」

何やら勢いに乗って、背後でタータとタトラも
ぺこりと頭を下げて自己紹介する。
593黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 21:22:17 ID:8cdbV9H9

「な…」
「何よこのメスブタ!」
「股ぐらで掴んイヤらしい立場を、さも偉そうに!」
「この、豚の威を借る女狐が!」

怒りのあまり蒼白になった女たちが大挙して詰め寄り、カルディナの襟首を掴み上げた。
タータとタトラも多勢に無勢で取り押さえられ、
髪の毛を引きつかまれ、首を締め上げられる。
しかしなおも余裕を崩さないその小憎らしい表情に痺れを切らして、
女の一人が銀ラメのマニキュアを施した長い爪で
顔面をズタズタに掻き裂くべく手を振り上げた。

「止めろ!」

それまで静観していた兵士たちが、やにわ大挙して割り込み、
タトラの顔を傷つけようとしていた女を後ろから羽交い絞めにして引き離す。
更に華奢な女たちなど比較にならない圧倒的な力と熟達した格闘技術とで、
三人の高級寵妃に群がっていた女たちをあっという間に押さえ込んでしまった。

「…わかったか? あんたら。“身分”の違いが」

カルディナは乱れた衣服を悠然と整え直すと、
繊細なファーの生えた襟巻きで口元を隠し、嘲笑うように言った。

「うちらはサムスン様の大切な愛人や。
 そのうちらに傷をつけようとする事は、即ち
 サムスン様の大切な財産を損なおうとする事に他ならへん。
 もしうちに傷ひとつでもつけてみぃ。
 …その時はあんたらの首が飛ぶで」

嫣然と咽喉を逸らして驕慢に笑う。

女たちは手足の関節を極められて身じろぎだにできなかったが、
視線で人を殺せるのなら即死させられるのではないかというほどの敵意をこめて
カルディナたち三人を睨み据えたまま、ぎりぎりと悔しそうに歯軋りしたのだった。

………………………………………………………………………………………………
594黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 21:40:37 ID:8cdbV9H9

    XXVI◆毒蛇

騒動が一段落した後、さらに別のグループが検診を終えてホールに戻り、
次の番が訪れため、光たちを含む20余名が右側の扉を潜る事となった。
後から来たカルディナたちも、待たされるのは嫌という理由から、
サムスンの愛人という立場を利用し、先に並んでいた者たちを押しのけて
ちゃっかり光たちと同じグループに入り込む。

その占領軍の威光を嵩に着た横柄な態度は、当然周囲の女たちの
強い反感と顰蹙を買ったが、先刻のカルディナの警告が功を奏したようで、
誰も彼女たちに表立って意見を述べる者はなく、示し合わせて徹底無視していた。

「よろしくな、光」
「うん、よろしくカルディナ」
「シッ! 光、こんなのと話しかけては駄目よ!」
「こんなのとは何や、こんなのとは」

仲間と看做され、他の女たちから敵視されるのを恐れて、
海は光の手を引いて慌ててカルディナから引き離す。

ややあって最初に兵士たちに案内されたのは更衣室で、
この中でパンツを除いた全ての衣服を脱いで、
滅菌されたケープに着替えろという。

更衣室に入ると、現在検診中のグループが個別に脱いだ服を収めた籠とは別に、
折りたたまれたケープの入った空の衣装籠が並べられていた。

メルセデスの文化は光たちが来た現代地球のそれに近いらしく、
ここまではごくありふれた普通の健康診断の範疇ですわね…と言って、
風はタイを外し、壁際に設えられた巨大な鏡の前で、さらに制服のボタンをはずしにかかる。
対する光は下から先に脱ぐタイプのようで、いきなりサイドファスナを下ろして
短いスカートを脱ぎ捨てた。
595黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 21:46:54 ID:8cdbV9H9

──バタン!

「きゃあっ!?」
「痴漢よ痴漢!!」

だが、突然扉が開かれる音とともに、背後で女たちのけたたましい悲鳴がしたため、
脱衣する手を止めて振り返る。

見ると、男子禁制の筈のこの部屋に三人の兵士が勝手に上がりこんできていた。
その嫌らしい面構えは、見間違えようもない、
先刻ホールにおいて光たちに異様な視線を投げかけてきたあの兵士たちだった。

彼らは卑猥な言葉で着替え中の女たちを冷やかし、
辺りに視線を払って光たちの姿を確認すると、
ニタニタと嫌らしい笑みを浮かべて近づいてきた。

「いたナリ、いたナリ」
「ウフフッ、ち、近くで見てもカワイイんだな。エヘッエヘッ」
「な…何なのよいったい!?」

既に上着を脱いでいた海は、ブレザーを胸元に当ててブラを覆い隠しながら、
敵意を隠さず警戒した視線を投げつける。
対して彼女の眼前に来た肥満体の兵士は、思いがけぬ事を口にした。

「おい、健康診断の着替えはお前らだけ別だ。
 パンツも脱いでここに置いていけ」
「えっ? 何ですって」

横柄な要求にとっさに耳を疑う。

「聞こえなかったか? お前ら3人だけはパンツも置いてけって言ってんだよ」
「ちょっと待って、他の人たちは無視して、どうして私たちにだけそんな事を命令するのよ。
 ちゃんと上からの命令書あっての事なんでしょうね?」
「うるせぇな。俺たちがやれと言ってるからやるんだよ。
 胸も満足に育ってねぇガキの癖に、生意気に口答えするんじゃねぇ!」
「な、何ですって!?」
596黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 22:06:15 ID:8cdbV9H9

密かにコンプレックスを抱いていた胸の事を指摘され、海は羞恥と赫怒に頬を真っ赤にする。
しかし強硬に出ては相手を怒らせてしまうだけだと思い、
援護のためやんわりと風が横合いから口を挟んできた。

「まぁまぁ海さん、落ち着いて。
 …いずれにせよ、上からの正式な命令でない以上
 お引き受けするわけにはいきませんわ。
 何ならあなたがたの上司にかけあっても宜しいんでしてよ」
「てめえ、我輩たちにそんな口利いといてただで済むとでも思ってるナリか?」

顔中アバタだらけの男が、黄色く濁った乱杭歯を剥いて因縁をつける。
                       . .  . . .
「あんまりナメた態度を取っていると、明日か明後日には、
 お前らの身の上がどうなるかわかんないナリぞ?」
「そ…そうなんだな、フヒヒッ」

先刻から光に粘質的な視線を注いでいた、猫背の眼鏡兵士が薄気味悪い笑い声を上げる。

「────!?」

明日か明後日、何かがあるというのだろうか。
相手の得体の知れない薄ら笑いとこちらを見下しきった態度に、
何か腑に落ちないものを感じて海と風は顔を見合わせた。

サムスンにパイプを持つカルディナに助けを乞うて
兵士たちを追い払おうとも思ったが、
他の女たちの目があるこの場でそれを行ってしまえば、
今後後宮という狭い社会の中で全員に村八分されかねない。
渋々海と風は抵抗を諦め、この場だけは相手の要求を呑む事にした。
無理やり手籠めにされるわけでもなし、下着の一枚くらい大した事でもないだろうと、
この時はまだそう思っていたのだ。

「オラアッどうした、脱ぐのか脱がねーのか?」

分厚い唇を持った肥満の兵士が、好色な目を向けて囃し立て、
海の胸元を隠すブレザーを力づくで引き剥がそうとする。
しかし海は「離しなさいよ!」と、ありったけの力で男を突き放した。

「あんたたちの前で脱ぐわけないでしょ。
 出て行きなさい! さもないと上の人を呼ぶわ!」
「そうですわ。この場だけは言うとおりにしてあげますから出て行ってください」

出て行け、出て行けと他の女たちも合唱し、海は他の女たちと協力して、
力づくで三人を室外に押し出すと、素早く扉に鍵をかけたのだった。

………………………………………………………………………………………………
597黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 23:03:03 ID:8cdbV9H9

    XXZ◆鼎笑


女たちに怒りをこめた目を向けられ、更衣室の外に追い出された3悪党は、
だが不機嫌さは無く、ニタニタとしまらない笑みを浮かべていた。

「ク〜ッ、あの気の強い所がたまんねーぜ」

160pあるか無いかという矮躯なのに、体重90sほどもありそうな腹の出た兵士が、
いつ撮影したものか、ポータブルディスプレイに海の画像を映し出し、
ぺろりとその顔を舐めながら告げる。

「俺はあのパッツン頭に決めた。
 ああいう勝ち気なガキに限って屈服させ甲斐があるんだわ。
 “解禁日”に初物を頂いて、たっぷり俺様の子種を子宮に注ぎ込んだら、
 とりあえずまずは、あの長いキレーな髪をジョギジョギ切り落として
 丸坊主にしてやる」

ニマリと細められた目の中に、先刻突き飛ばされた事への
子供じみた深讐の燠火を覗かせて言葉を続ける。

「何年もかけて伸ばした自慢の長髪を、容赦なく全て切り落とされて泣き出したところへ、
 更にナイフでズタズタに服を切り裂き、裸にひん剥いてやる。
 そしてあの瑕ひとつない滑らかな白い肌に刃を突き立てて、
 体中隅から隅まで俺様の名前を刻みこんでやんぜ…♥」

「あっ、あっ、相変わらずナイフで苛めるのが好きなんだな、ダイキチは」

名前を呼ばれ、ならず者揃いの「オロチ」部隊の中でも、
特に手癖の悪い事で知られる“猟斬剥”ダイキチ・マツダは、
くつくつと分厚い体脂肪を揺らして笑った。

「まぁな。キレーなアマほどテメーの容姿を異様なくらい大事にしてやがる。
 だがな、キレイな物ってのは壊されるためにだけあるんだよ。
 そして大切なものをブッ壊された女の悲鳴ほど楽しいものはねぇ」

腰の警棒を引き抜き、ナイフに見立てて掌の中でくるくると回転させる。

「だから俺は、これ以上ないってくらいキレイな海の身体を、
 およそ刃を立てない場所はないってくらい隅々まで切り刻んで、
 耳を削ぎ、鼻を落とし、唇を取り除き、ついでに乳首とメスチンポも切り落として…
 あいつが目玉以外何もなくなったマヌケな禿頭を向けて、
 俺様に泣き喚いて許しを請うザマが、今から心底楽しみだぜ。
 ヒッヒッ♪」

ディスプレイの中の海へ、ぶちゅりとタラコ唇を押し付ける。
598黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/08(月) 23:47:02 ID:8cdbV9H9

「我輩はあの猫っ毛のメガネっ子ちゃんを貰うナリよ。
 ああいう大人しそうなお嬢様は、昔から我輩の大好物ナリ〜。キタコレ☆」

ダイキチに続くように、風の画像が映ったディスプレイを見せつけ、
爬虫類の鱗のごとく汚ならしい噴き出物に覆われたノッポの男が言った。

「何よりあのたわわなオッパイに惚れたナリ。
 全裸に剥いて、たっぷり揉んで、
 シャブってシャブってシャブり尽くすナリよ〜 ヌホホホ ヽ(´∇`)ノ」
「オイオイデミオ、まーたお前馬乗りになって、ボコボコに殴りながら犯すのか?
 そーいや前の戦争で犯したデコのお嬢様は、お前がようやくイった頃には
 顔面が三倍くらいに膨れ上がって失神してたなァ。ヒャヒャヒャ❤」

デミオと呼ばれたニキビ男は、ポケットからカイザーナックルを取り出して握り込み、
やにわファイティングポーズを取ると、
ヒュッヒュッと空を切って縦横に鋭いジャブや重たげなストレートを放つ。

「ボッコボコにするのは愛情の証ナリよ。
 風ちゃんは両手を縛って天井から吊るして、全身生肉サンドバックにして、
 体中の骨をバキバキ叩き折りながら、
 時間をかけてジックリ犯すナリナリ〜(o゜▽゜)ゝ〜♪」
「ヒャッヒャッヒャ、相変わらず好き物だな、おめぇはよ」

風の今後の運命を思って陰湿な笑みを浮かべ、
いかにも愉快そうにグフグフと蝦蟇のような声を上げる。

「そして我輩の精子を一滴残らず注ぎ込んであげた後は、
 仕上げにあの気取った口調で小難しい事をまくしたてるお利口な口へと
 渾身のパンチをお見舞いしてあげるナリ〜(*^ー゚)ノ」
「歯がまるでポップコーンみてえに一発で全部吹き飛んで、
 口ん中が真っ赤なプールになるとこはいつ見ても傑作だよな。
 相手美少女だと尚更よ」
「ノンノンノン、風ちゃんは本当にカワイイからそれだけでは許してあげないナリ。
 歯が全部無くなってから、更に口の中に全体重を乗せた右ストレートを打ち込んで、
 咽喉の奥まで握り拳を突き込み、グリグリしてあげるナリよ〜(*^-^*)ゞ」

脳裏にその光景をありありと思い浮かべ、ビンビンに巨根を勃起させ、
股間に特大のテントを張るデミオ。
迎合するようにダイキチもひとつ提案する。

「あいつに飽きて“始末”する時ゃ俺に任せろ。
 ああいうインテリ系のガキは俺の一番嫌いなタイプなんだわ。
 計算高そうなあいつのツラに向かって、金属バットをフルスイングしてやる」
「ヒャヒャヒャ、風ちゃんの優秀な脳漿が、まるで花火みたいに飛び散るナリね。
 見物ナリナリ〜(* ̄▽ ̄*)」

二人ともその時の凄惨な光景を思い描き、嗜虐に満ちた笑みを浮かべて舌なめずりする。
599黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/09(火) 00:00:47 ID:8cdbV9H9

「ビーゴ、お前はどいつが好みだ?」
「ボ、ボ、ボクは、あのお小さな下げの子がいいんだな」

最後の一人である、根暗そうなメガネの兵士がボソリと言った。
彼の持つディスプレイには光の姿が映し出されている。

「き、き、局部麻酔をかけて、い、い、意識のあるまま、
 ひ、ひ、光タンの手足を、チ、チ、チェーンソーでを切り落として、だ、達磨にして、
 ボ、ボ、ボクの部屋で、た、た、たっぷり可愛がってあげるんだな」

ニコニコと猿のような笑みを浮かべながら陰惨きわまりない事を口にする。

「そうして生肉ダッチワイフとして、連日連夜散々ヤりまくるナリね?」
「飽きた後はまーた生きたままハラワタ引きずりだして、
 内臓をひとつひとつ摘出して、キレーに並べて楽しむんだろ?」
「相変わらず変態野郎ナリなぁ」
「お、お、女の子にとって、ホ、ホ、ホントに大事なのは、
 う、う、うわっ面の、カ、カ、カワイらしさでも性格でもなく、
 な、な、内面の美しさなんだな…❤」
「そういう意味じゃねぇだろ、その言葉はよ」

まるで面白いジョークでもあるかのように、ゲラゲラと濁声で爆笑する。

「こ、こ、今回は、い、い、生きたままま、く、く、首を引っこ抜いてみるんだな。
 だ、だ、達磨になった光タンを、か、か、壁に固定して、
 あ、頭をクレーンで押さえ込み、い、い、一気に上昇させるんだな。
 そ、そ、そうすると、く、首が脊椎ごと、ど、胴体からすっぽ抜けて、
 と、とってもキレイなんだな」 

そうして出来上がった光の脊椎つき生首を、自分の新たなコレクションに加えるのだと言って
ビーゴは魔に魅入られた者だけが見せる、倒錯と頽廃に満ちたほの昏い笑みを浮かべる。

それぞれの予定を語った人の皮をかぶった3匹の外道たち。

「いずれにせよ、“解禁日”が楽しみだぜ」

リーダー格のダイキチが告げたその言葉に、他の二人も頷き、
いずれも唇を吊り上げて鄙賤な笑みを交わし合う。

三人の元魔法騎士たちは壁一枚隔てた隣の更衣室でのんびりと着替えており、
想像を遥かに超える邪悪の手がすぐそこまで迫っている事に、
いまだまるで気づいていないのだった。


                                               〈続〉

………………………………………………………………………………………………
600名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 01:02:34 ID:Zgl/Kzue
乙です!
ラストがどうなるのか想像もつきませんなぁ。
風は賢いから、カルディナの意図に気付くかと思っていたんですが。
何はともあれ、続きお待ちしてます。
601名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 02:13:10 ID:9gQFrHuC
GOODJOB
誰かまとめサイト作らないかしら?
602名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 03:05:08 ID:85ANfCjK
GJ!想像を超えた苛めぷりに吹いた
残虐変態野郎に目をつけられたマジックナイト…
次回チョー楽しみにしてます。

甘甘激辛と変化にとんだ良スレだw
603名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 07:38:17 ID:S4drdgt3

しかしちょっと見ないうちに
アルシオーネアルシオーネと連呼するうざいレスが増えたけど
こいつらって全部同一人物なんじゃないの?
604名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 08:28:41 ID:+I21JQXb
GJです!

酸いも甘いも知り尽くしたカルディナと
世間知らずの甘ちゃんプレセア&魔法騎士(とセフィーロ住人)との
ギャップがいい。
是非とも世間知らずの甘ちゃんたちに、今自分たちの置かれている現実とは
どういうものか思い知らせ、チゼータ三人娘の身体を張った戦いを身をもって
経験してもらいたい。
605名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:18:58 ID:LXHl/a7I
エロいのは全然オッケーなんだけど、グロいのはちょっと…
606名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:53:03 ID:bRGJ69Mk
予想以上に濃いな…特に魔法騎士に目をつけた3人。
サムスンがまだ良心的に見えてきた…。
607名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:55:28 ID:bRGJ69Mk
自分のIDが微妙に凄くてじわじわ笑えてきた。
GJとか69とか。
MKはMagic Knightの略だろうか…。
608名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 01:37:02 ID:9SHBRBOr
>>603
たぶんそう。
609名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 12:33:16 ID:WZBNkDxB
>>607
地味にすげえwww
610名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 21:48:48 ID:EsAdZAGu
ここってエロなしの投稿もいいのか!?
なんか、みんな濃いなあ……
611名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 01:46:45 ID:nB05L6q9
612名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 03:07:40 ID:+rrevv9w
ここまでやるんなら最初から鬼畜スレとかに投稿すればよかったんじゃ…と思わなくもない

ここの住人てわりとグロいの平気な人多いんだな(そうでない人もいるみたいだが
チゼータ組が気になるけど、さすがにこれ以上は読めないからもうあぼーんするわ…
613名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 04:50:32 ID:GgJGjKJf
おいおい
いくら何でも、本当にこの通りの展開になるワケないじゃん
まぁ俺は鬼畜展開大歓迎だけど
614名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 06:49:32 ID:VoswZpGV
CLAMP自体作品によってはグロがうりなところもある
615名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 08:30:15 ID:ajzVIku1
Xなんか初期は比較的それを売りにしていたな
CLAMP漫画でもズバ抜けた数が被害になる民間人大虐殺
(地の竜による震災テロ)を描いていたり
断面から内臓が覗いたり、ヒロインは全身バラバラに切り刻まれて生首だけになったり…

乳輪だけでなくちゃんと乳首を描いてトーンやカラーで強調して
エロをオブラートに包まずきちんと表現していたのもあの漫画くらいなのでは。
濃い絵面とエログロダークな味付けがマッチしていて非常に素晴らしい作品だった
(後半は悪い意味で垢抜けてオサレになって、本来の持ち味を失ってしまっていたけど)

Xの鬼畜ものSSも誰か書いてくんないかな。是非読みたい
616名無しさん@ピンキー:2010/03/11(木) 10:32:19 ID:ho0ngOys
井の頭公園のバトルは原作、アニメどっちともそういう展開に行けそう

あとアニメは封真が嵐に対して踏みつけたり、やたら鬼畜なのがなんかエロかった
617名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 20:04:50 ID:5eMZ29gZ
Xはまあエログロが持ち味だしそこも含めて好きだけど、レイアースにそれはなあ…。
クオリティ高くてもこの先読むの辛そうだ。
しかし続きは気になるからあぼーんする気にはなれん。
618名無しさん@ピンキー:2010/03/12(金) 21:46:13 ID:0dB9V7KA
電影函ってサイトのレイアースのSSは面白かった
続き読みたいけど閉鎖しちゃった
619名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 15:26:26 ID:qFcGH1QO
OVAレイアースはグロかったよ
アスコットは惨殺されて
アルシオーネは腕が一本無くなって拘束されたうえ首を絞められて殺されてた
620名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 17:28:47 ID:QN9Zx5s0
見たことないけど原作ともアニメともストーリー違うらしいってマジなん?
何でそんな事したのかね
あとグロだけでなく原作よりエロも強化しているって聞いたんだけどマジなのか
621名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 18:26:00 ID:qFcGH1QO
>>620
ウィキペディアのレイアースの項目に詳しく書いてあるよ
622名無しさん@ピンキー:2010/03/13(土) 19:07:59 ID:QN9Zx5s0
Wikipedia見た。
何だこりゃww 全裸で搭乗とか、イーグルがエメロード姫の弟とか…
とりあえずレイアースキャラもエログロも大好きなんで
OVAは非常に興味深い
623名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 00:26:31 ID:xfjwlkW9
なんかもう全然設定違うよw
でもキャラの感じはあまり変わらないから楽しめると思う。
確か魔神も変わってて、デザインが動物っぽかったような気がする。
624名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 11:29:12 ID:Thwf11WK
>>618
あそこのSSホントにエロくて良かった
アルシオーネが風を拉致監禁して
とある薬をもらうためにカルディナと取引を持ちかけたら
報酬はアルシオーネの体とかw
今までザガート以外はやったことないアルシオーネを
ふたなりカルディナが犯ったら
自分の物にしたくなって媚薬漬けにして…ってとこで閉鎖してしまわれたんだよね┬|ω・`)ショボーン
625名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 14:26:51 ID:5/8+r5xa
チンコを生やしたカルディナ×アルシオーネの年増プレイか
肉弾と肉弾が汗だくでぶつかり合うエロースは感じるが
あんまり惹かれないな…
626名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 14:38:58 ID:LO2CwHOB
>>618
あとフェリオも出てこなかった?
初体験の相手がアルシオーネになってたような。
その間風はカルディナに犯られてたり。
627名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 15:27:24 ID:8leAo/S1
なんかずっとレイアースばっかだな…
628名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 15:43:32 ID:dTRicY/V
だって他の作品の女性キャラってどれも魅力に乏しいんだから仕方ない
迦楼羅や乾闥婆や蘇摩はカレー臭い
Xの女性陣は真面目腐っていて面白みがない
CLOVERやエンジェリックレイヤーや
美幸ちゃんやデュカリオンはどマイイナーで知名度が低い
20面相 C+AMP学園はロリコン向けで退屈
CCさくらやちょびっツはキモヲタ御用達で他のスレでネタが出尽くしている
ツバサやホリックなど新しい作品は専用スレがある
自然とレイアースに落ち着かざるを得ない
629名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 15:49:57 ID:dTRicY/V
あと春香伝はキムチ臭 白姫抄は色気が無い
東京バビロンは今読み返すとどれも痛い子ばっかりで…(ノ∀`)

とはいえCLAMP作品は裾野が広いんだから
SS書ける人がいたらどんどん投下して欲しい
自分はレイアースSS目当てにここに来てるけど
630名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 18:46:50 ID:wYjWn0fH
CLAMP未完の黒歴史作品、「破軍星戦記」っちゅーのもありますよ

まぁ、コレに出てくる一部のキャラはCLAMPのお約束に漏れず、他の作品に
出てるけどねw
631名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 19:19:30 ID:aeVWc3k2
>>628
CLAMP作品スレなのにそういうレイアース以外のキャラ貶すような事書くのはどうなんだ
レイアース以外のキャラ好きな人もいるのにさ
632名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 20:27:24 ID:4z5L3UcN
アルシオーネ厨と同一か?失礼すぎる
633名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 22:47:44 ID:kHWHfdnj
釣りだろ
でも>>628がいらないなら、カルラ王の太股とソーマの巨峰のような胸、
そして大人阿修羅のつるぺたは俺がいただいていく

誰がなんと言おうが大人阿修羅は貧乳美女だというのが俺のジャスティス
634名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 23:01:58 ID:xfjwlkW9
じゃあ最初の方に出てきた星祭りで踊る人は頂こうかな。
なんかいい性格してる美人だったような…。
635名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 00:29:09 ID:NHYhyZJT
X好きなので嵐を…
XってなんでもありのCLAMP学園や、敵側に地下室や鬼畜キャラや触手(サツキのね)があって、実は色んなエロに持ってきやすいんだよなあ
636名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 05:56:40 ID:XQs0+oH9
>>633
美人の乾闥婆やムチムチの蘇摩はいいにしても、
どちらの性でもない阿修羅(しかも可愛げの無くなった大人)が
(性的に)好きなんてまったく理解できん
あと迦楼羅王のマッスルな太股とか
637名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 21:50:56 ID:OB92Gfkk
>>636
好みや萌えは人それぞれですし、「自分の萌えは他人の萎え
他人の萌えは自分の萎え」って言葉があることをご存知?
638名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 22:22:31 ID:NHYhyZJT
ソウマがケンダッパとのレズプレイ思い出してオナニー→龍王に見つかる→何やかんやでソウマが龍王の筆おろしへ
という電波を突然キャッチした。
ソウマは体エロいからパイズリとかさせたいな
でも今手元に聖伝ないんだよなあ…
639名無しさん@ピンキー:2010/03/15(月) 22:25:32 ID:yAXYd9NE
セフィーロは意志の力で動く世界だから、意志の力が強い
光、海、風なら上手に立ちションできると思う
魔法騎士らしくカッコイイ立ちションを決めるのは萌えるよね?
640名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 16:00:29 ID:iosKa47F
>>639
誰へのレスだ?
とりあえず魔法騎士たちが立ちションする
スカトロ短編でも一本書いてみてくれ
ぜひ読んでみたい
641名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 17:23:21 ID:Jfb/qGEN
>>640
なんで命令口調なんだ?
642名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 17:40:24 ID:bfBQGUXb
命令口調ではないだろ。
なれなれしくはあるが。
643名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 18:35:37 ID:iosKa47F
>>641
命令ではなく懇望しているだけなんだけど…

しかし最近ただ住人に噛み付く事だけを目的とした
感じの悪いレスが多くなったなここ
投下されるSSを読み それが来ない間は
リクエスト出したりエロ談義するのがスレ立った頃からの様相だったのに
何でこうもカリカリしているのか
644名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 20:49:50 ID:t6NZDjv6
2003年から地味に続いているスレだからね
こんなこともあるでしょう
645名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:37:58 ID:Z6YvBgDn
>>640
魔法騎士たちが立ちションする短編はいいね
たしかに読んでみたい

セフィーロの草原でスカート捲ってパンツの股の部分ずらして立ちションするシチュを希望するよ
綺麗な弧を描いて勢い良く放尿するのがいいかな
まんこにおしっこがかからないから紙で拭かなくても平気ってのはどうかな?
646名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 02:28:34 ID:kneGaQlW
そこまでするんならウンコも宜しく
しかしセフィーロのトイレ事情ってどうなってるんだろうね
647黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 21:09:08 ID:6SVGThOl

内容が内容だけに、今回は投下を躊躇っていたのですが、
このままでは話が進まないのと、
丁度尾籠な流れになっているようですので投下します。


※本作品はあくまで男性向きのコアなアダルトSSです。
今回も例によって非常に下種な内容ですので、苦手な方は飛ばしてください。
エッチシーンに関しては毎回キャラを変えて様々な種類のプレイを行いますが、
今回は“盗撮”をメインにした話で、スカトロ描写もありますので要注意です。


………………………………………………………………………………………………
648黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 21:12:00 ID:6SVGThOl


 魔法騎士レイアース 【カオテックハーレム】
 〈第5夜 中編〉


………………………………………………………………………………………………


    XX[◆脱衣


毒蛇たちが陋悪な妄想を巡らしている一方で、
更衣室の女たちはようやく脅威が去ったのを確認し、着替えを再開しようとしていた。

だが、科学の発達した現代社会に育ち、
盗撮という卑劣な行為の存在を知っている風は違った。
彼女は先刻の兵士たちの好色な薄ら笑いが気になったため、
念のため周囲の女たちに一旦着替えを中止させると、
盗撮用のピンホールカメラが仕掛けられていはいないか、
光や海とともに、壁面一帯や積み重なった衣服の束の中を
手分けして調べはじめる。

壁一面を覆う巨大な鏡についても、定番のマジックミラーでないかと第一に疑ったが、
近づいて暗がりを作ったり、指先をくっつけて、壁と映像の間に
ガラス板による僅かな隙間が生じている事から本物の鏡と断定し、
その他の調査からも、壁に穴が無い事や、室内に疑わしきものがない事を確認した。

「問題ないようですわ。着替えに入っても宜しくってよ、みなさん」
「良かったぁ」
「光、ウチと一緒に着替えへんか」
「うん、いいよカルディナ」
「こら、光!」

面倒見のいいカルディナと甘え上手な光は気が合うようで、
さっそく一緒に和気藹々と衣服を脱ぎ始める。
そんな光に対して海は、嫌われ者のカルディナとは
付き合わないようにと強く釘を刺そうとしたが、
風に肩を掴まれ、そっと耳打ちされた。

(海さん、きっとカルディナさんには何か考えがおありなんですわ。
 単なる保身のためだけにあんな事をしたのではないと思います)
649黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 21:37:07 ID:6SVGThOl

どうだか、と海は肩を竦めた。

(あいつは本来脳味噌に行くべき栄養が、全部乳に行っちゃったような奴じゃない。
 今にして思えば最初に逢った時からずっと、やたらと露出の高い服着てたし、
 生まれつき淫乱なだけなんじゃないの。
 連中に股を開いたのも自分の性欲を満たすためだけに決まってるわ)

だいたいどうしてあんな奴の肩を持つのよ、と柳眉を逆立てて問い詰めたが

(この狭い鳥籠の中で、情報網は広いに越した事はありませんもの)

と風は、感情を優先して行動しがちな海をたしなめた。

(私たちは原則不干渉の姿勢を取りますが、
 光さんにはカルディナさんへの架け橋役になって貰いたいのですわ。
 そうして、カルディナさんが枕営業を通じて占領軍の上層部から得た情報を、
 できる限りこちらも流して貰おうと思っています)
(にこにこしてる癖に、相変わらず食えない子ね、風。
 でも、あいつが本当の事を言うかしら?)

そう毒づきはしたものの諄々とした説得に渋々折れ、
海は光を放置する事にして着替えに戻っていった。
それを見て風も、周囲の女たち同様
衣服を脱ぐべく白蝶貝のボタンに指をかける。


海の通う超お嬢様校は、一定以上の収入や社会的に高い地位を持つ
名士の子女のみに門戸が開かれる、限られたエリート層のための学校であり、
制服もイタリアの超一流ブランドの手によるもので、
並の名門私立のそれとは比較にならないほどの非常に高価なものとなっていた。

対して風の通う国内最高レベルの秀才校は、
優れた頭脳の持ち主という点に於いては共通しているものの、
生徒の出自は様々で、主として中流以上の庶民層が多かった。

そのため制服もあまり高級という事はなかったが、
古くからの名家で資産家の娘である風の纏うそれは、
見る人が見ればすぐにそれとわかる、一流の職人に作らせたオートクチュールだった。
650黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 21:50:00 ID:6SVGThOl

デザインや材質は学校指定の制服のそれと同じであるが、
生地の原産地は全く別の最高級品で、職人の手による立体的な縫製は
彼女のボディラインに合わせて完璧に仕立てられ、まるで存在しないかのような一体感を与えている。

制服とは本来個性を主張するためにある衣服とは対照的に
集団の中に個性を埋没させるためにある見えざる檻のごときものではあったが、
風のそれは奇抜なアレンジをしているわけではなく、
この上もなく見本通りに着こなしているにも関わらず、
外見は周囲が纏う制服そっくりであっても、その実中身はまるで違うという
慎ましやかながらも高貴な空気を纏っている、彼女そのものを主張する特別性の服なのだった。

その特注の制服をゆっくりと脱ぎ、丁寧に畳んで籠に仕舞いこむ風。
こちらもオーダーメイドである清潔なカッターシャツを脱ぐとともに、
やわらかなミントグリーンの下着姿になる。

「あら、変わった下着してるわね、貴方たち」
「ほんと、カッワイー❣」
「ウフフッ、わたくしたちの世界のものなんですのよ、これ」

風から見ればセフィーロの服飾は古拙、奇抜、装飾過多ではあるが
同時に地球の衣服に見慣れた目には新鮮に映るように、
こちらの人間にとっても地球の衣装は珍しいらしく、
繊細な刺繍の施されたブラとショーツに目をつけて
周囲の女たちが風のまわりに群がってきた。

どうやって外すの、これ? と訊かれ、
ここをこうするんですのよ…と、風は背後のホックを外してブラを手渡す。
同時に中学生とは思えないほど豊かな双乳が、弾むようにばるんとこぼれ落ちた。

やや陥没ぎみの、胸の大きさに比例するような大粒の乳首に、
普通の少女よりも一回り大きな、ほんのりとオレンジがかった乳暈。
談笑する風がくすくすと身体を揺らすたび、
双つの乳果実が作りたてのゼリーのようにぷるぷると震える。

(まったく、同い歳なのに
 風ったらどうしてあんなに胸が大きいのかしら…)

ぼやきつつ海も、高級感漂うデザインのアイスブルーのブラを外す。
すらりとしたモデル体型のため決して大きいわけではなかったが、
つんと上を向いた張りのある美乳が下から姿を現した。
風に較べると乳首は小さめだが、乳暈は咲きそめの薔薇のように淡く美くしい。
フェンシングや水泳で鍛えられた腹部も尻も、
神殿の門を守る戦女神の彫像のような、無駄肉のない整った形をしていた。
651黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 21:56:18 ID:6SVGThOl

「相変わらず胸おっきーね、カルディナ」
「まぁな。光がウチくらいになるにはあと100年はかかるかもしれへんなぁ」

一方カルディナの傍で、光もまた飾り気の無いストロベリーピンクのスポーツブラを外す。
下から現れたのは芯の硬そうな未成熟な乳房で、
膨らみかけとはいえ形が良く、発展途上のために将来の造形が楽しみだった。
彼女の乳暈は淡いピンク色の海やオレンジがかった風のそれに比べ、
日に灼けた肌に合わせるように色が濃く、やや赤みがかっていた。

対して、いかにも苦しそうに豹柄のブラを外したカルディナの乳房は
光とは比較にならないほどの圧倒的な量感を誇り、
下の服を外すため身体を揺らすたび、まるで牛のように大仰に左右に揺れる。
ロケットのように挑発的に突き出した健康的な小麦色の乳房と、
チョコレート色をした大粒の乳頭が、ふるいつきたくなるほどの妍艶さを醸し出していた。
離れたところで脱衣するチゼータ姉妹の胸も、カルディナに匹敵するほど豊饒だった。

「うんしょ」

脱ぐのは上だけではなかった。光は今度は腰に手をかけてショーツをずり下ろす。
同時に、なめらかな下腹部とまだ子供のような性器が露になった。
彼女の秘部は、年齢の割には発育の遅い生え出したばかりの恥毛に包まれていたが、
それは赤子の頭髪のように細くまばらで柔らかく、
左右から性器を押しはさむ肉ビラの翳りを殆ど隠してはいない。

対して恥じらいをこめてショーツをずり下ろした風の股間は、
髪の毛と同じく癖のついた亜麻色の陰毛が、
フサフサと密生して幅広く股間を覆い隠していた。
対照的に隣でショーツを脱いだ海の恥毛は、あまり癖が無く艶やかで
逆三角形に整った分布をしている。
652黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 21:58:37 ID:6SVGThOl

着替えのためとはいえ全裸になって
鏡の前に美しい裸体を晒す三人の元魔法騎士。
他の美女や美少女たちも半裸となり、辺りを見回すと、どちらを向いても
大きさも形も張りも先端の色も、実に様々な乳房の数々と、
色とりどりの下着の花園によって隈なく彩られていた。

その、男たちにとっては夢のような光景の中で、
異性の目が無い事に安堵し、警戒心のかけらもなくなった女たちは
壁の鏡を気にかける事もなく着替えを続け、
或いは豊かに実った乳果実も露に、鏡の前に立ってポーズを取り、
他者と比較しての自らのプロポーションを確認したりしている。

彼女たちはメルセデスの科学技術が想像以上に発達しているがゆえ、
壁に設えられた、一見普通のものに見える巨大な鏡が、
その実先端技術で作られた映像記録装置となっており、
光学的に映し出したデータをそのままディジタル変換し、
現在進行形でネットワークを介して無線で流している事など、
まったく気づいてはいないのだった。


「ウッヘッヘ。ガキのくせにい〜い乳をしてやがる♥」
「ひ、ひ、光ちゃん、カワイイおまんこしてるんだな」

更衣室の外では、三悪党らが更衣室内の鏡の映像にチャンネルを合わせ、
光たちの脱衣の様子を、まるで本人がそこにいるかのような
超高画質動画でリアルタイム鑑賞していた。

先刻待合室の壁際で室内を監視していた兵士たちも、
実はと言えば仕事の合間合間に、
ポータブルディスプレイを使って現在着替え中の班の女の脱衣姿や
他の位置に仕掛けた隠しカメラを通じて、検査中の女たちの裸体を鑑賞し、
本人らの与り知りえぬところでその盗撮映像にニヤついていたのだった。

不特定多数の兵士たちに裸体を見られながらもいっこうにそれに気づかず、
女たちは今度は貫頭衣のような青灰色のケープに頭を通し、
脇を紐で縛って検診用の格好になる。
全員が着替えを終えたところで扉の鍵を開け、
群れをなして更衣室の外へと出て行った。

列の最後尾にいた海は、扉の外に待機していたダイキチらの姿を見つけると
すぐに目を逸らして無視したが、「どれ、言いつけは守ったんだろうな?」と言われて
後ろからケープの裾を掴み上げられる。

「きゃあっ!?」

下布をつけていないほの白い臀部が露になり、海は慌てて裾を押さえて尻を隠すと、
相手のたるんだ頬へと強烈なスパンクをお見舞いした。
ヘッヘッヘ…と頬をさすりながら薄気味悪い笑みを浮かべ、
ダイキチは小走りに遠ざかりゆく海の後姿を、満足げに見送ったのだった。
653黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 22:44:21 ID:6SVGThOl

………………………………………………………………………………………………


    XX\◆検尿


更衣室を出て別の兵士に中央回廊へ案内される。
そこでは写真撮影、レントゲン、身体測定、血液検査、
性器の視触診、問診、高周波超音波検査、検尿などの貼り紙がなされ、
検査項目別に分かれた部屋に、それぞれ女性たちが列をなして並んでいた。

性器の視触診と聞いて嫌な予感がしたのみならず、
これ全部受けなければならないのかと思い、光たちは頭が痛くなって立ち尽くす。
対して風は、本来なら当たり前のようにあるべき筈の
視力、聴力、血圧検査ほか、内視鏡検査、胃バリウム検査、
肝機能や腎機能検査をはじめとする様々な項目が
なぜかごっそり抜けている事に気づいて、その恣意的な偏りが
何に基づいたものであるのか静かに思いを巡らせた。

先に入った班の女たちがあちこちの部屋を行き交っている中で、
年長者のカルディナがリーダーぶって提案する。

「ひと塊になってみんな同じところに並んどったら混んでまうわ。
 みんなバラけて空いたところに行くのがええと思うで」
「あらあら、敵の企画した健康診断について
 ずいぶん協力的ですこと、この裏切り者の踊り子さんは」

冷ややかに海が揶揄する。
しかしカルディナは大人の余裕を見せて

「うちらの仕事は体が資本や。どの仕事でもそうやけど、
 大切な商売道具にはきちんとしたメンテナンスが必要やろ」
「商売道具ねぇ…」

なおも軽蔑しきった目を向ける海をよそに、
「わたくしたちはあちらに参りますわ」と告げてチゼータ姉妹が離れ、
「性病検査」の列へと移っていった。

これまで何百人もの不特定多数の女たちと、
交わってきたと豪語するサムスンに散々に犯されたのだから、
おかしな病に感染していないか気になるのは当然の事であった。

カルディナが積極的に健康診断を受けようとしている理由もそこで、
これまでの長い放浪の旅の中で、春を鬻いで日銭を稼いできたものの、
梅毒やエイズなどで身を持ち崩した娼婦たちの末路を嫌というほど見てきたからだ。
654黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 22:50:00 ID:6SVGThOl

そのため、カルディナも第一に性病検査を受けようとしていたが
込んでいたため最も空いている部屋を見つけて移動する。

「私たちは最初どこにする? 光」
「う、海ちゃん、私、オシッコ行きたい〜」
「はいはい、まずはそれからにしましょうね」

元魔法騎士の三人は、「検尿」の部屋の入口に置かれた
空の紙コップを取ると、一緒にトイレへと向かった。
それぞれ個室に入り、鍵をかけ、腰を下ろして尿意が訪れるのを待つ。

「ふぅ…」
「きゃああっ!?」
「えっ…どうしたの光!」
「大変海ちゃん、手にかかっちゃったよ〜」
「何やってんの、コップはちゃんと密着させて使いなさい!」

壁ごしに隣室の光を叱りつける。
まったくもう、いつまで経っても子供なんだから…
とぼやくも

「きゃああっ!?」
「今度はどうしたんですの光さん!?」
「大変風ちゃん、コップから溢れちゃったよ〜」
「出しすぎですわ、光さん!」

手を洗ってトイレを出ると、元魔法騎士たちは
色合いも泡立ちも様々な尿をたたえた、ほかほかと湯気を立てる生暖かい紙コップを
こぼさないよう注意しながら尿検査の部屋まで持ち帰った。

自分の排泄物を検査台に置き、白衣を着た検査官にひとりひとり名前を確認される。
光は特に気にした様子もなかったが、排泄したてのものを他者に見られる恥ずかしさに
風は終始俯いたままで、海は検査室を出ると
「何の羞恥プレイよ!」と、顔を真っ赤にしたまま激発したのだった。
655黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 23:00:27 ID:6SVGThOl

一方で最初の検査を終え、次に問診による
自覚症状及び他覚症状の有無の検査も終えたカルディナは、
今度は本来肺病変や腹腔の異常を調べるためのレントゲン検査の部屋に入っていた。

だが内部で行われていたのは予想に反し、
一人一人がレントゲン撮影室に入ってのX線撮影だけではなかった。
その前にまるで本物の囚人でもあるかのように、
服を全て脱いだ裸にさせられ、5センチごとに横線を引いた壁の前に立って
直立している姿を正面と背後と真横からデジカメで撮影される。

一度写真に撮られてしまえば半永久的に記録が残るので、
当然ながら裸を撮られる事に難色を示す者や、公然と抗議をする者も少なくはなかった。
だがそうした者たちは、部屋の隅に立って監視していた兵士たちに
無理やり別室へと連れていかれ、
バシン、ドシンと、こちらまで届くほどの荒々しく耳に痛い物音が響いた後に
泣きながら皆の前に姿を現し、別人のような従順さで悄然と写真を撮影される。

こちらの目の届かぬ所で一体何をされたのかは判然としなかったが、
彼女たちのようになりたくはないと思い、他の女たちは自ら進んで脱衣し、
粛々と兵士たちの指示に従っていた。
656黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 23:04:17 ID:6SVGThOl

自分の番が来るまでまだ時間があったため、カルディナは辺りを見回すと、
検査に従事しているわけでも部屋を監視しているわけでもない、
部屋の隅で机に向かいPCを操作している者の姿が属目された。
興味を抱いてそっと背後から覗き込むと、その人物はここで撮影した写真を入力し、
他の部署から送られてくる検査結果のデータと組み合わせて、
後宮に登録された女たちの、一人一人のデータベースを作っているようであった。

(ふーん。何やら、この不自然な健診の本当の理由がわかったような気がするわ…)

勘のいい彼女は、一見慈善事業でもあるかのように見える今行われている行為が、
ただの健康診断ではなく、後宮に囚われている女たちの
今後の運命を大きく左右しかねない重大なものである事に気づいた。
しかしそれが今更どうこうしようもない事であるのにも気づいたので、
特に身構える事もなく、これからの保身と
かねてから立てていた戦略の微修正へと思いを巡らす。

丁度撮影を終えて退室しようとしていたチゼータ姉妹を見つけてつかまえると、
そっと耳元に囁きかけた。

「何ですの?」
(クレフの探索と敵艦隊内の様子を探るため
 偵察に出しとる精霊たちは、一体どうなったんや?)
(まだ何も連絡は来ておりませんわ)
(こちらから連絡する事はでけへんの?)
(あまりにも遠すぎる場所にいるので無理でしてよ)

だいたい煙に姿を変えていてさえ、あいつらをまっ昼間に
庭に下ろすのは目立ちすぎるんだよ、とタータが口を挟む。

(心配せずとも夜陰に乗じて、魔狼の刻限(午後11時頃)には
 戻る算段になってるから、それまでのんびり報告を待ってりゃいい)
(それならええんやけど…)

上の方で不穏な動きは見られないか、
この膠着した現状を打破するための、ごく小さなものでも良い、
何か解決の糸口が見えはしないか、
そして何より、早くラファーガの安否を知りたい、とカルディナは思った。

………………………………………………………………………………………………
657黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 23:21:15 ID:6SVGThOl


    XXX◆処女膜


検査の半分以上を回り終え、つい先ほども
身長、体重、スリーサイズや体脂肪率などを測って
身体測定の部屋を辞した光たちは、
今度は貼り紙も確認せずすぐ隣の部屋へと足を踏み入れた。
しかしすぐにそこに展開するシュールな光景を見て後ずさりする。

「きゃああっ!?」

そこでは性器の視触診が行われていた。
使い込まれてだらしなく撓み、肉ビラの肥大化した黒々とした股間部や、
まだ子供のような幼さの残るワレメなど、様々な女性器が
横並びになって晒されている様は一種異様な雰囲気を醸し出している。

思春期に入ってすぐの頃、海は学校のトイレで携帯のカメラを、
風は家族が寝静まった頃合に自室で手鏡を使って、
こっそり自分の性器の様子を事細かく観察し、
奥まで開いて内部を覗き込んだ事があったが、
自分のものですらまだまともに見たこともない光は、
剥き出しになったそのグロテスクな造形に思わず悲鳴を上げてしまった。

女性器の形状の多様さはペニスの比ではなく、
こうして並べて見較べてみるとその差がより顕著で、
他にやる事もないので海と風は、とりあえず診察台に並ぶ開脚した女たちの秘部を
端からひとつびとつ眺めやる。

(あ…あら? あそこを綺麗に剃毛なさっているんですのね、あのお二人は)

数分前に入室したばかりのタータとタトラに気づいて風が指摘する。
二人は他の女たちに混じって分娩台の上に寝そべさせられ
脚を大きく開いた状態で、隠すものとて無い性器を露にしていたが、
色合いや毛質、分布や密度など、
それぞれ個性的な陰毛を晒したこの場の女性たちの中にあって、
成熟した作りとは裏腹の、人目を惹く無毛の恥丘を晒していた。

(きゃあっ!? な…何であんな所にピアスなんかしてるのよ、あのヘンタイ姉妹は!)

そのうえ、大きく開かれた股間にきらりと輝くものがあった事に、
わが目を疑った元魔法騎士たちが目をこすり、再び目を凝らすと、
タータはクリトリスに白銀の、タトラは大陰唇に黄金の
ピアスを連ねている事に気づいて驚いて目を丸くする。
658黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 23:24:37 ID:6SVGThOl

「こら、何ジロジロ見とるんや。見世物やないでジャリ共!」

気を悪くしたタータがチゼータ弁丸出しで怒声を飛ばす。
気まずい思いをして一時的に目を逸らす光たち。
そこへ眉から鼻の下までもを覆う、一体型の大きなグラスをつけた軍医たちが歩み寄り、
姉妹に声をかけると、消毒したクスコを取って事務的に股間へと挿入した。

「ううっ…!」

敏感な粘膜を押しのけて挿入される冷たい金属の感触に、
ぞくりと背中の産毛を逆立てるタトラ。
嘴状の先端部が開かれるとともに膣穴が大きく割り拡げられ、
テラテラと濡れ光る内壁の様子はおろか、奥部にひそやかに口を開く
ピンク色の子宮頸部までも露になる。

その隣で昨日まで処女だったタータは、人前に裸を晒すのも恥かしい性格ではあったが、
サムスンに抱かれ、散々嬲られたた事で何かが吹っ切れてしまったらしく、
耳朶までも紅潮しつつも、そっぽをむいて膣内を観察されるがままに任せていた。
その間にも白衣の担当官たちはペンライトで双子の膣内を視診し、
サイトピックで内部の細胞を採取して、それを助手に手渡して顕微鏡で観察させる。

クスコが引き抜かれ、腹部の上から指で押して
子宮や卵巣の形や硬さを確かめると、検査が終わり
チゼータ姉妹は台から下りる事を許可された。
かわって今度は光たちの番になる。
659黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 23:40:01 ID:6SVGThOl

「ええっ…私たちもあんな事されちゃうの…」

最も恥かしい秘部を、軍医だけでなく監視の兵士や、
受診に来た他の女たちも屯している、この衆人環視の中で晒さねばならない事に
元魔法騎士の三人はいずれも恥ずかしがって台に上がるのを躊躇した。

しかし声をかけられてもまごついているだけの彼女たちに対し
まだ半分以上未診察の患者が残っているのに
このままでは進行が滞って全体に影響が出る、
あまりぐずぐずしていると首輪ごと頭を吹き飛ばすぞと医師に脅され、
意を決して分娩台の上に身を横たえる。

恥じらいながらゆっくりと足を開いてゆくにつれ、
ぴっちりと閉じていた尻たぶが卑猥なほどに左右に割れてゆき、
奥へ隠れていた、色素の僅かに沈着した肉皺の窄まりまでも露になる。
やがて持ち上げるように設えられた足台の上に両のふくらはぎを載せるとともに、
三人の美少女の無垢な秘部が、真下からのアングルで
余すところなく医師たちの前に露になった。

恥ずかしさのあまり顔を覆う光、唇を噛み締めて絶える海、
不安げに軍医の方を窺う風。
白衣の男たちは彼女たちの意思などに頓着せず、
薔薇の花びらを外側からめくっていくように、
幾重もの肉が折りたたまれた形状の性器をひとつびとつ伸ばし広げ、
肉襞の裏側までも事細かに調べてゆく。

そしてまだ何の色素沈着も見られない薄桜色の小陰唇を割り開き、
鮮やかな性器粘膜と小さな尿道口、ヒクヒク蠢く膣穴と
その内部をフリルのように取り巻く霞のような薄膜が露になった。
660黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/17(水) 23:45:40 ID:6SVGThOl

ヒューと、同時刻、手元のポータブルディスプレイを覗き込んでいた
各所の兵士たちがいっせいに口笛を吹く。

軍医が装着している大型のグラスもまた、更衣室の鏡同様
OSを有した光受容体となっており、光学的に捉えた映像を即座にディジタル化して
無線によってリアルタイムでネット上に流していた。

そのため今まで一度たりとも異性に見せた事のない光たちの初々しい秘唇は、
本人たちの与り知り得ぬところで、
チャンネルをこの局に合わせていたあまたの兵士たちの晒し物にされ、
ライブ映像に被さるように、ブラウザ上でニコ○コ動画のように
感想の文字が左から右へと流れてゆく。

『ちょwwww キタコレ』
『ヒョー、三匹とも処女かよ♥』
『キレーな膜だわ』
『どいつもこいつも個性的な形してんなー』
『カチューシャっ子は俺の嫁!』
『俺はケツを頂くZE!』
『解禁日マダ〜?(チンチン』
『おまいら弾幕自重しろ』

元魔法騎士の3人はいずれも男性経験が皆無らしく、
膣口の入り口に綺麗な処女膜を有していた。
そのためじろじろと観察されはしたものの、クスコを挿入される事はなく、
手短に検査が終了する。

ほっと胸を撫で下ろし、分娩台から降りる光たち。
しかし今回撮影された画像は何度も再生や鑑賞が可能となり、
光たちに異常な執心を抱いている三悪党らは、
監視の仕事をサボり、その映像をオカズに舌なめずりしていた。

………………………………………………………………………………………………
661黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 00:09:54 ID:p6rttltw


    XXXI◆盗撮


「(*´Д`)'`ァ'`ァ  は…早く、光タンの処女膜をブチ破りたいんだな」
「風ちゃんのケツ穴、皺が深くてとっても可愛いナリよ」
「まじーぜ、今の生中継ですごい反響がきやがった。
 こりゃボヤボヤしてると他の野郎どもに取られちまうぜ。
 せっかく俺たちが最初に目をつけた、滅多にねぇ上玉をよ」

三悪党らは光たちが着衣を脱ぎ捨てた更衣室に籠り、扉に鍵をかけると、
予め5箇所設置されていた監視カメラ全てに女たちの衣服をかぶせ、
他の兵士たちからは一切内部が見えないようにしていた。
そしてまだうっすらと体温が残る、それぞれが目をつけた少女の下着に手を伸ばし、
変質者そのものの卑猥な行為に耽りはじめる。

「おおっ、あんな綺麗な顔しといて、
 くせぇ、くせぇぜ海…❦」

ダイキチは海のブラやショーツを取って目の前で広げ、
鼻に密着させてさも芳しそうにその匂いをクンカクンカと嗅ぐ。

海は昨夜こっそり自慰に耽っただけでなく、思いのほか行為に熱中し、
挙句目覚めてからまだ下着を換えていなかっため、
クロッチ部分には大量におりものの汚れがつき、
かつブラにも、ジョギングの際に染み付いた汗の匂いが残っていた。

そうした生理的な汚れに対して興奮する変態的性癖らしく、
頭がクラクラ来そうな特有の媚臭をひとしきり嗅ぎまわった後は、
数刻前に柔らかい海の性器が押し付けられ、ぴっちりと尻たぶを包んでいたショーツを
本人の性器の代用品として、鼻息を荒げながらベロベロと舐め回す。
662黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 00:13:01 ID:p6rttltw

「クフフッ、風ちゃんのFカップブラ、このまま持ち帰って
 我輩の美少女下着コレクションに加えるナリよ ( * ̄▽ ̄*)ノ」

その傍らでデミオは、猫耳のように風の巨乳ブラをかぶり、
ポータブルディスプレイを眺めながらせわしくペニスをしごいていた。

“盗撮”が開始されたのはこの健康診断中の事ではなかった。
財宝を略奪した後、この聖域を「後宮」へと作り変えるため
様々な調度を運び込んで改装を行った際に、
メルセデス軍は各所に巧妙に隠しカメラを設置していた。

女たちの逃亡監視のために、中庭周囲や出口となる2箇所の門へと、
また卑猥な覗き趣味のために、全ての宿泊部屋や共用施設へと、
至近で調べても全くそうとはわからぬ形で、
壁や小物と一体化した最新式のカメラを無数に潜ませた。

そのため昨夕から今日の午後に至るまで、
この広壮な牢獄に囚われた女たちの生活の様子は
いくつものアングルからその殆どの姿が記録され、
娯楽品として兵士たちの間に出回っていた。

「ククク…馬鹿な奴らナリなぁ。
 生活の殆どが、全部筒抜けになってる事も知らないで」

デミオが眺めるディスプレイの中では、
ピンクの大理石貼りの明るく広壮な公共浴場で、
沢山の女たちが裸で入浴している様子が表示されていた。

通常の入浴とは異なり、全員が首輪をつけているため一種異様な光景ではあったが、
心身ともに安らげる貴重なリクライゼーションタイムのため、
概ね明るい表情で仲間同士藹々と戯れている。
663黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 00:37:41 ID:p6rttltw

その中には元魔法騎士たちたちの姿もあり、
少年のような体つきも露に、髪を下ろして椅子に座った光の頭を、
後ろから指で泡立てた後、シャワーで洗い流してやる海の姿や、
陥没乳首ぎみの豊かな胸を晒け出したまま、
柔らかなスポンジでボディソープを全身に塗り広げる、
眼鏡を外した風の姿が映し出される。

プリメーラは光の側で、洗面器に湯を張った小さな浴槽に
大きく足を投げ出したラフな姿勢で漬かっており、
アスカは人ごみを離れた大浴槽の隅で、一人で首まで湯船に浸っていた。
プレセアはサウナ室の中で、性器や陰毛も露に
隠しカメラに大きなお尻を向けながらあちこちの壁を調べている。

「ウフフッ、みんな、とってもカワイイナリよ…❤」

片手でポータブルディスプレイを操作し、
浴室内で盗撮された動画コンテンツ一覧をフリップして次々に場面を切り替えながら、
デミオはもう一方の手で猿のようにペニスをしごきたてる。

単なる手淫ではなく、その手には
クロッチの裏地に薄い黄色の染みのついた、
ミントグレーンのショーツが握られていた。
少し前まで風が穿いていた、ほのかに彼女の体温を宿した下着で
ペニスを包み込む事により、まるで風の華奢な手が、
自分のペニスをゆっくりとしごいてくれているかのような錯覚すら覚える。

「ハァッハァッハアッ…ふ、風たん、とってもいいナリナリ〜✸」

そして陰茎をスライドする速度を次第に増しながら、鼻息を荒げ、
笑顔の風が膝立ちになって自分に奉仕している都合の良い脳内妄想へとダイヴする。
さらには彼は、風が口いっぱいに自分のペニスを頬張り、
頭を前後させて甲斐甲斐しく口淫を行っている姿を思い描き
ショーツでくるんだ肉棹をしごきながら、遂に極みに達して
“風”の口内めがけて激しく慾望を解き放った。

「うッ…! イクイク…イクなりよキテレツ〜〜〜!」

──ビュクッ! ビュククッ!! 

脳内においてはペニスを頬張る風の口内に
たちまちのうちに生臭い精液のプールが出来上がり、
現実においては彼女の下着を強烈な香りを漂わせる白濁液でしとどに濡らしながら、
痺れるような肉悦に身を浸したのだった。
664黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 00:53:08 ID:p6rttltw

………………………………………………………………………………………………


    XXXII◆排便


「ウ…ウフフッ…、こ…こうして服を着ると、
 し…締め付け具合で、光タンのちいさな体のサイズがよくわかるんだな」

その隣で、全裸の上にきつきつのサイズの光のブラとパンツを身に着けたビーゴも、
嬉々としてディスプレイを覗き込んでいた。
だが、そこに映しだされているのは浴室ではない。
先程光たちが検尿の際に駆け込んだのと同じ、
ここエテルナ神殿の後宮共用女子トイレに6室設けられた個室の内部だった。

通気を良くするため天井が高く設計された、清潔な白い個室の一角には、
消臭のため匂いの強い花を活けた花瓶が置かれ、
装飾に乏しいシンプルな内装に一点の華やかな彩りを添えている。
セフィーロ国には洋式便器は存在していないらしく、
床に設置されているのは和式に近い型式の便器だった。

そして、女性にとって最も見られたくない忌避すべき姿である、
トイレにおける排泄の様子までもが、全室に設置された
無数のカメラによるマルチアングルで克明に記録されていた。

「ウ…ウフッ、フッ。ひ、光タン、オシッコするところもカワイイんだな…❤」

変態根暗男がディスプレイの照り返しに眼鏡を輝かせて見詰める中で、
画面の中ではトイレのドアが開き
小走りに入ってきた光が素早く個室に鍵をかけた。

(やばい、もれちゃう、もれちゃう)

せかすようにショーツを下ろし、大きく脚を開いて便器に跨る。
プックリと肉まんのように盛り上がった恥丘と
綻びはじめた蕾のような発達途上の性器が
暗所にも関わらず、便器内部に設置された最先端の赤外線投光カメラによって
自然の色合いを損なう事無く鮮明に画面に大映しされる。
665黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 01:33:04 ID:p6rttltw

──チョロッ…ジョロロロロ…

ほどなくして、ピッタリと閉じた左右の肉扉の狭間から、
湯気をたてて勢いよく尿が迸った。
しかしそれは厚手の肉ビラに引っかかり、軌道が狂って
斜めに抛物線を描きながら便器の端でチョロチョロと水音を立てる。
肉唇に当たった分は性器を伝い流れてアナルにまで達し、
ポタポタと尻の穴から滴り落ちていた。

(良かったぁ…間に合ったよ)

曲がった尿を飛ばし、尻までずぶ濡れにしながら安堵の吐息をつく光。
スポーツによる新陳代謝の加速と発汗による水分低下で煮詰められた状態のため、
彼女の尿は色が濃く、きつい匂いを漂わせており、
大量に泡を纏いつかせて便器の中を黄色く染め上げていた。

誰の目も届かない密室に安心しきっているためか、
ややあって短い放尿を終えると、光は小さく息んで
プッ、プスプスッ、と音を立ててニ、三度連続で放屁する。
厳格な武門の家系でみっちり礼節を仕込まれて育ったため、
人前では決して見せることはなく、常に我慢し続けているものの、
誰もいない静かな空間で自分を解放できた時のみ見せる、はしたない姿。

──ブホッ!

(や、やだ。まさか誰も聞いていないよね?)


そうこうしている中、再度お尻に力を込めるとともに、
まるで喇叭を鳴らしたかのような予想外の高い音が上がってしまった。
赤面するとともに蒼ざめるという器用な真似をしながら
光は心音を高鳴らせて耳をそば立てる。

しかし運悪く他の部屋には女たちが入っていたようで、
流水音や蝶番の軋む音の後に、
カツカツと音高い靴音が光の個室の前を通り過ぎ、
手洗い場で小さく水音を立てた末にトイレを後にした。

(うわぁぁ…やっちゃったよ…恥ずかしい…(ノ_<。))

放屁音を聞かれてしまった事に、耳朶までも紅潮して顔を覆う光。
その上相当匂いがキツかったらしく、ディスプレイの中で彼女は
鼻をつまみながらスカートの端を持ってパタパタさせる。

まさか行為の一部始終を撮影されているなどとは夢にも思わず、
少女は大雑把に股間を清めて立ち上がると、水を流し早足で部屋を出て行った。
666黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 01:38:03 ID:p6rttltw

………………………………………………………………………………………………

「こ…こ、今度は、
 ほ…ほ、ほかの子のトイレも見てみるんだな」

排泄マニアのビーゴが、このたった22時間内で撮影された
100以上もの映像ファイルのうち一つを選択して開くとともに、
新たに場面が切り替わる。

そこに映し出されたのはやはりトイレの個室だった。
しかし壁際に活けられた花の種類が異なる事から先刻とは別の部屋らしい。

コンコン、と扉が叩かれ、しばらくして反応が無いのを確かめた後に
扉を開けて新たに入室してきたのは風。
彼女はすぐに腰を下ろそうとはせず、
悠揚迫らぬ様子でいったん眼鏡を拭いて掛けなおすと、
せかせかしていた光とは対照的に、落ち着いて緩やかにショーツを下ろし、
密度の濃い陰毛に覆われた秘部を露にする。

大きく股を開き、ゆっくりと腰を沈めるとともに、大陰唇がパックリと開き、
光のそれより大分大人らしく形の整った性器と、
肉ビラの間からかすか覗く鮮紅色の内部粘膜が
便器前方の隠しカメラの真正面に至近距離から映し出された。

(うんっ…!)

風は放尿する様子もなく、下を覗きながら小さく息みはじめた。
正面から見ると何も変化は見られなかったが、
便器そのものと一体化し、傍目には見分けのつかない真下のカメラは
彼女の尻たぶの狭間に息づく鳶色の肉皺が、ヒクヒクと煽情的にうごめき
ゆっくりと肛肉が盛り上がっていく様を鮮明に捉えていた。

──メキ…ッ パキパキ

ややあってアナルを円形に押し広げ、
ごつごつと溝を刻んだ茶色い塊が内側からその姿を現す。

(ふっ…んん…っ)

風が腹部に力をこめるとともに、それはゆっくりと押し出されるようにして伸びていき、
拳を強く握り締めて何度も唸るうちに、
やがて先端が便器の底に触れるか触れぬかの高さにまで垂れ下がる。
667黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 01:44:00 ID:p6rttltw

それはお淑やかで清楚な普段の彼女の姿からは想像できないほどの、
野太くたくましい巨大な便塊だった。
ストレスで5日間の便秘になっていたものがようやく姿を現したのだが、
あまりの太さに肛門を通過させる事ができず、
桃尻から15pほども伸びたままピクリとも動かない。

(うっ…う〜〜ん…硬いですわ…)

下腹を直接手で押しながら、大きく息む風。
その度に前の穴の括約筋も弛緩と緊張を繰り返し、
膣口がヒクヒクと金魚の口のように痙攣する。

彼女の尻穴から伸びた金塊はしばらく動きを止めたままであったが、
両手で尻たぶを左右に割り開いて再び息むとともに、
ようやく最も太いところを超えたようで、一気に残りの部分が噴出してきた。

──ブブブッ…ブッ…ブブ…ッッ!

メリメリ、モキモキと音を立て、脱肛するほどに裏返ったアナルから、
雪崩のように滑り落ちていく茶褐色のくちなわ。
全長30センチほどもある蛇のような一本糞が、
前方と後方、側面と真下の4つのカメラの前に同時にその極太の姿を晒け出し、
ぶちりと切れて水音とともに便器の中に横たわる。

風は大の後に小を出すタイプらしく、腸内の圧迫感が去った事に
安堵したかのように尿道を緩めると、まるでシャワーを振りまくようにして
肉襞に当たって拡散した尿を飛ばしはじめた。
ややあって彼女は全ての排泄を終えて大きく吐息する。

(ふぅ…)

便器の中を覗き込み、排泄に苦戦を強いられた便の大きさと形、
現在の健康状態を知るための硬さや色艶、未消化物の有無を確認する。
さらにトイレットペーパーを取って尻を拭い、それに対しても
括約筋が切れて血がついていないかどうかを確かめる。

几帳面な性格で、あらゆるものに対して
観察癖と分析癖のある彼女らしい行為ではあったが、
もし悪戯な誰かがこの記録映像をフェリオに見せようものなら、
フェリオは風のひり出した固形物の信じられないほどの太さと長さにおのが目を疑い、
彼女に対する印象をすっかり変えてしまっていた事だろう。

(今日のウンチは凄かったですわ。お尻が切れるかと思いましたもの…)

魔法機関を利用した装置で水を流すと、
次に使う者の事を思ってトイレットペーパーを丁寧に三角に折り、下着を引き上げる。
一度拡がりきった括約筋がまだ落ち着かぬ様子で
やや腰を浮かしながらも、風は後を汚さず退室していった。

………………………………………………………………………………………………
668黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 03:23:54 ID:p6rttltw


    XXXIII◆経血


「ヘッヘッ、次はアイツがどんな面でどんな形のクソしてんのか
 俺様がじっくりと見てやるとするか」

ビーゴの横で、ダイキチもまた手元の装置で悪趣味なトイレの盗撮映像を鑑賞していた。
彼女の目当ては海。
見ると、ちょうど先刻の盗撮映像の少し前、風と一緒にトイレに入室してきた彼女は、
何やら腹部を押さえ、苦しげに眉間に皺を寄せていた。
そして風が一番奥の個室に入ったのを見届けると、
風から見て最も離れた位置にある、入口側の個室に入って素早く鍵をかける。

(ううっ…何だかお腹が痛いわ…
 まったく、衛生管理も満足にできていないド田舎の食べ物はこれだから…)

内心で毒を吐きつつ、急かした様子で下着を下ろし便器へと跨る海。
用を足す音を聴かれぬよう、はじめに水を流して音を掻き消しながら盛大に放尿をはじめる。
光のそれとは異なり色の薄い聖水が、綺麗なアーチを描いて勢い良く前方へ迸り、
その流れに触れた陰毛がふるふると揺れ、
放尿が終わるとともに、雫を纏いつかせた毛先が重たげに纏まって垂れ下がる。

(…いったい何が悪かったのかしら。お昼に食べたアレかしら…)

膀胱を空にした海は、今度は腹部に力を込めてアナルを裏返しはじめた。
やがて風のそれに比して黄色みの強い直腸の内容物が、
彫像のように美しい少女の股間部から、
容器を圧迫されたチューブ入りチョコレートのように細長くひねり出される。

(痛っ…いたたた…)

乗馬などの一部訓練を除けば幼少より無菌室のような環境で育てられてきたため、
海は光や風に較べて格段に胃腸が弱かった。
そのためセフィーロに来てからというものたびたび腹痛に苦しめられてきたうえ、
この日もまた奥歯を噛み締めて必死に苦痛の大波に耐え続ける。
排泄中にも関わらず腹部がまだパンパンに膨れ上がっている事から
長丁場になると判断したらしく、海は折り畳み式の手鏡とコームを取り出すと、
角度を変えて自分の顔を覗き込みつつ、排泄中の余暇を利用して繊細な直髪を整えはじめる。

(痛い痛い痛い…。その上お腹だけでなく髪の方も痛んでるわね…
 は…早く東京に帰って入念にお手入れしたいわ…)
669黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 03:53:52 ID:p6rttltw

いつ何時も美貌の手入れを欠かさぬ性格らしく、
鼻筋が通り顔立ちの整った自らの鏡像を眺めながら、
前髪の乱れを手直しし、ファンデーションの乗りを確かめる。
その真下で彼女の下半身は、ボトボトと柔らかめの便を間歇的に吐き出していた。
便が切り落とされるたびにポチャン、ボチャンと、重量に比例して高低する水音が響き、
ミチミチ、プリプリとなおも休む事なく便が吐き出される。

顔、股間、横、後、下、上と、6つのカメラを切り替え
様々な角度から海の排便姿を鑑賞しながら、
ダイキチはペットを見るような蔑んだ目でモニタを眺め、ニタニタと微笑んでいた。
古今東西、年齢や身分の別無くどれほど美しい女性であっても、
生きている以上は必ず排泄せねばならず、
さらに狭い密室の中で汚らしい便を吐き出しているその姿は
畢竟檻の中で自若として糞をひり落とす、
下等な小動物と何もえらぶところが無いからだ。


──ビッ…ビビビビビ…ッ ビチビチビチ…!

(くっ…くうぅぅぅぅ〜〜〜っっ)

排泄が進むにつれ海の便は
次第に柔らかく液状になっていき、それを受け止め続ける便器の中は
排泄された固形物がこんもりと堆積し、尿や下痢が混ざって汚泥色に濁っていた。
海の強さと美貌、清潔感、それに異世界から来た神秘性に、
淡い憧れと強い恋心を抱いている純朴なアスコットが、
もしこの場にいてその匂いを嗅いでしまおうものなら
イメージとのあまりの落差も相俟って、即座に失神してしまっていた事だろう。
それほどの猛烈な悪臭だった。

海はレースのハンカチで鼻を塞ぎ、下痢が途絶えてからもしばらく踏ん張っていたが、
30分以上も続いた死闘の末にいつの間にか腹痛が去った事で、ようやく長かった排泄を終える。
尻を拭いた紙を投げ捨てると、彼女は排泄物にも紙にも一瞥もくれずに手早く水を流し、
そそくさと部屋から立ち去ってしまった。

彼女は風のように下を覗き込みながら用を足すような真似はしない。
彼女にとって排泄物など一切の例外なく心底忌避すべき厭わしい存在であり、
醜いものは一切目に入れたくないという、潔癖な性格の現れでもあった。
670黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 04:11:50 ID:p6rttltw
………………………………………………………………………………………………

「最後に少し年増だが、あの金髪ポニテでも見てみるとするか…」

目当ての少女の排泄が終わり、ディスプレイを操作して場面を切り替える。
新たにクローズアップされたのはプレセア。
彼女は生理の真っ只中のようで、苛立ちを全身で表しながらトイレに乗り込むと、
苦しげに下腹部を押さえつつサニタリーボックスにタンポンを廃棄し、
便器に跨って股間から腥い経血を垂れ流していた。

あまりにも長すぎてしゃがみこむと先端がトイレの床に触れてしまうため、
彼女はトレードマークのポニーテールをマフラーのように首の周りに巻きつけていたが、
その毛筋を指先でつまんで摺り合せながら、ブツブツと何かを口走り始める。

(まったく…カルデ…ナ…たら……
 それに…メルセ……の蛮族め……な…わ…
 …くに……ムスン……許………
 でも…幸い…僅かなが……
 ……づかれず……スクード…手元……まだ…
 …………)

ふいに黙り込むと、便器が真っ赤に染まるほどの血を流しながら
イライラと爪先を震わして物思いに耽り、
そのうちにぎり、と親指の爪を噛んで再度呟く。

(それにしても……困…たわ…
 魔神は…3体…撃墜……
 主だった…全員……捕縛…
 ……いいえ…確か……
 ………れど…太古の……に…された……4体目……まだ……。
 …でも……よ…によって……ルセデ……帝都…
 せめて……なら……のに…)

声が低く、途切れ途切れにしか音声を拾えなかったため
彼女が何を言っているのかは判然としなかった。
やがて辛いところを超えたのか、プレセアは新しいタンポンを挿入し
肩を怒らせながら個室を出て行った。
671黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 04:15:41 ID:p6rttltw

「ケッ。どいつもこいつも、臭そうなモンひり出しやがって 」
「き…き…綺麗に装って、お…お…お高く止まっていても…
 じ、実態はこんなもんなんだな」
「風ちゃん、拙者よりはるかにウンコが太いナリナリ〜(つД`)」

ディスプレイに映る悪辣な盗撮映像を眺めつつ、
光たちの生下着を使ってオナニーに耽る三悪党。

彼らは汗や秘部のほのかに酸い香りを漂わせる下着を
嗅いだりしゃぶったり、ペニスをくるんだり絡み付けて縛ったり、
かぶったり自分で穿いたりと、ありとあらゆる変態行為に使っていたが、
そのうちに元魔法騎士たちのものだけでは満足できなくなったのか、
手荒に衣装籠を蹴飛ばし、散乱した中から他の女の下着までも漁りはじめた。

しかしその犯罪行為の最中、ドンドンドンと、
更衣室の扉を叩く強い音が響き渡り我に返る。

ディスプレイの映像を廊下の監視カメラに切り替えると、
扉の裏側では、検査を終えた女たちが列をなして群がっていた。
この状況をどうするべきか短く考え込むも、列の先頭に海たちの姿があるのを認めて、
ダイキチはニタリと笑う。

「なぁおめぇら、せっかくイイ気分になってきたんだし、
            . . . .
 いっそのこの場であいつらを食っちまわねぇか?」
「で…で…でも、か…か…解禁日前に手を出してしまったら、
 ぶ、部隊内軍規に触れてしまうんだな」
「なぁに、構やしねぇよ。そんなもんいくらでもごまかしようが利く」
「そうそう、ビーゴ。そんな事言ってグズグスしてたら
 他の奴らに手をつけられてしまうナリよ。
 滅多に無い上玉が勿体無いナリナリ〜( `∀´)=3」
「バレねぇように口封じしときゃいいんだよ、なぁ?」

視覚による豊富でどぎついオカズと、下着に染み付いたフェロモンの齎す嗅覚の性刺激。
それらのシナジーによって射精寸前にまで昂った情慾の中、
色に狂って理性を無くした目で互いに見交わす。
それにより意見が一致したのか、三人は携帯機を置いて扉に歩み寄った。

………………………………………………………………………………………………
672黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 04:26:09 ID:p6rttltw

    XXXW◆拘禁


「ちょっと! 誰かいるの…きゃあっ!?」

ダイキチが扉の横に立って鍵を外し、やにわドアを開くとともに、
小さく悲鳴を上げ、後列に押し出されて
つんのめるようにして海が室内に倒れこんできた。
さらに開扉とともに露になった、下着を散々に荒らされた更衣室と、
ブラやパンティを纏ってそこに立つ異様な風体の三人組を見て、
室外の女たちが恐慌状態になって悲鳴を上げる。

「ひ…ひぃいいいいいぃぃぃっ!!!」
「な…何なのよコイツら!?」
「変態! ホンモノの変態よぉぉぉっ!!!」

反射的に後退り、あるいは蜘蛛の子を散らすように逃げ出す女たち。
生理的嫌悪感から、それらに混じって慌てて身を退いた風と、
変質者の許から連れ戻すべく咄嗟に室内の海の手を掴んだ光を、
デミオとビーゴが素早く飛びついて押さえつける。

「な…何するんだ!? 離せっ!」
「きゃあああっ! こ…これ、わたくしの下着ですわ…っ!」

男の手によって強引に室内に引きずり込まれた事もさることながら、
相手が着ている下着が自分のものだという事に気づいて風は悲鳴を上げ、
ついで男の股間がギンギンに盛り上がり、ショーツの端から
勃起したペニスの先端がズル剥けになってはみ出しているのに気づいて、
さらなる金切り声を上げた。

「ウッ、ウフフッ…悲鳴もカワいいナリね、風ちゃん…❤」
「離せ、離せってば! このヘンタイ!」
「生憎もう帰さねぇよ」

三人ともバタバタともがくも、万力のような臂力で両手を押さえこまれ、
さらに素早く位置を入れ替えられて後ろ手に関節を極められる。
それぞれ目当ての獲物を捕まえた事を確認し、腰に電磁警棒を挿すと、
悪党たちは少女の腕をひねり上げたまま廊下に出た。
673黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 04:41:00 ID:p6rttltw

「いっ…痛たたっ!」
「ホラ、キリキリ歩け!」
「助けて! 誰か!」
「お願い、誰か人を呼んできてください!」

拘束された三人は周囲の女たちに助けを求めたが、
遠巻きに見ているか視線を逸らすかするだけで、誰一人助けに入ろうとする者は無い。
無関心や恐怖、無力感などが原因なのだろうが、
元魔法騎士の三人は、女たちの冷淡さとよそよそしさに暗澹とならざるを得なかった。

少女拉致の現行犯を咎めるどころか、誰もが葬式のように押し黙り、
三悪党が前に歩を踏み出すとともに、女たちは自ら身を引いて道を空けてゆく。

「い…い…いい子なんだな。チミたちはそのまま誰にも言ったりせず、
 さっさと着替えに戻って、何食わぬ顔で次の班と交代するんだな」
「わかってんな、コラ!?
 外の奴らにこの事をチクリりやがったら、ただじゃおかねえぞ、てめえら!」

凶悪な表情でダイキチが恫喝する。
その荒々しい恣雎に近くにいた気の弱い少女が泣き出し、
女たちは逃げるように更衣室の中に駆け込んでいった。

騒ぎを聞きつけ、何事かと気の弱そうな二人の巡回兵が駆けつけてきたが、

「な…何をしているんですか!」
「ああ゛?」
「あ…いや、ですから…何を…」
「こ…こ…こいつらが、と…突如、
 じ…自殺するとか喚いて、暴れ出しやがったんだな」
「えっ?」

しれっとしてビーゴが言い、ダイキチもそれに乗じて威迫する。

「俺たちはそれを止めただけだ。
 奴隷個人のくだらん理由で、部隊共用の財産である
 貴重な性奴隷をむざむざ失うわけにはいかねぇ。
 これから職務に従い、別室に拘禁して“説教”してくるだけだ。文句あっか!?」
「で…ですが…」
「嘘よ! こいつら、嘘をついているわ! …うぷっ」

必死に弁明を試みる海。
しかし後ろから口を塞がれ、かわってデミオが凄みを利かす。

「フーガ! クレスタ!てめぇら、誰にクチ利いてるナリ。
 また拙者にシメられて顔面ミートコロッケにされないナリか?Щ(◣д◢)艸」
「ひいいいっ」

彼はオロチ部隊内でも恐れられている存在らしく、
巡回兵は反射的に敬礼すると、萎縮しつつ逃げるようにその場から去っていった。
674黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2010/03/18(木) 04:48:42 ID:p6rttltw

「わ…私たちをどうする心算なのよっ!」

少しでも最悪の事態を先送りしようと、海が質問をぶつけて時間稼ぎを試みる。
そうこうしている間にも、先刻の女たちの誰かが助けを呼んできてくれるかも知れないからだ。

しかし男たちは焦った様子もなく、ギンギンに勃起したペニスを
薄布を隔ててて後ろから尻の谷間に押し付けながら、
余裕を持った口ぶりでそれに応える。

「もちろん男と女でやる事と言えばひとつしかねぇだろ。なぁ?」
「そうナリ、そうナリ。クフフフ(ლ ^ิ౪^ิ)ლ 」
「ひ…ひ…光タン、ボ…ボ…ボクとひとつになるんだな。エヘッヘッヘッ」
「いやぁっ!」

さあ、とっとと歩くナリよ、と後ろから尻を蹴飛ばされ、
魔法騎士たちはなおも道を歩かされる。

「い、いやっ! 助けて! プレセア! カルディナ! …誰か!!」

かつて戦場で抱いたどのようなそれとも異なる、深甚な恐怖に駆られて悲鳴を上げる光。
しかし、魔法も武器もない彼女たちはあまりに無力で、その声はむなしく殷々と廊下に谺する。

そして元魔法騎士たちは三悪党に押されながら、
薄暗い廊下の影に溶けるようにしてその姿を消していったのだった。

                                              〈続〉

………………………………………………………………………………………………


★次回、光たちがついに…?
 一方、セフィーロの外側で新たな動きが。
 そして後宮からの脱出経路とは…!?
675名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 05:42:00 ID:a4yzlQo+
乙!
風はアナルが緩そうですねw
とりあえず光たちの安否が気懸かりです。
676名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 16:06:34 ID:NDLvV6OE

しかし今回はえらいインモラルな内容ですなぁ・・・
続きを期待します
677名無しさん@ピンキー:2010/03/18(木) 21:13:56 ID:iUTsESlU
毎度毎度読み応えがある内容乙です
ラストの絶望感がたまらんw
678名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 01:29:42 ID:xGDTPrGn
ザガートとエメロードとアルシオーネの3PするSSを希望
679名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 06:51:22 ID:iKql6XE8
職人GJ!
トイレに三人の性格が出ていて(・∀・)イイ!!ネ
680名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 11:22:48 ID:ZAoZMldQ
>>645
光なら立ちションやりそうなイメージがあるね

光が立ちション成功したのを見て海、風も
セフィーロでは意志の力が強ければ立ちション可能ということに気付き
3人とも立ちションするようになるという話がいいよ
681名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 13:34:02 ID:atp2SVUs
セフィーロに限らず女ならフツーに立ちションできるだろ
何言ってるんだ
682名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 13:46:42 ID:ZAoZMldQ
>>681
セフィーロならまんこにおしっこがかからない立ちションができそう
683名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 14:55:03 ID:atp2SVUs
>>645=>>680=アルシオーネ厨
684名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 11:40:01 ID:vPbpFddg
>>683
自治ですらない
うざいことに気づけ
685名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 12:55:00 ID:ba+5NKnN
いやでもこの立ちション話もうざいだろ…。
エロでもなんでもない。
686名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 15:02:49 ID:P3KcIxXa
同意
立ちション厨もアルシオーネ厨同様(まぁ文体からして同一人物だろうが)
うざい事に変わりはないな
687名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 21:14:57 ID:DhzoEJ7B
立ちション厨は前々から嫌われてたよな
688名無しさん@ピンキー:2010/03/22(月) 23:38:09 ID:tRq/cIGJ
批判したら自治自治とうるさいしな…。
689名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 20:39:47 ID:B5riJR0L
ザガートとエメロードはみたいな。
690名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 11:21:38 ID:18o/QvJl
エメロード相手だと、ザガートに何を言わせればいいのかが難しい。
しかし興味はあるな…。
691名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 16:44:32 ID:qVnLjEIO
>>683=>>690=エメ厨
人の邪魔はするが自分からは楽しいことを提案すら出来ぬとは
ホントうざいだけだな
692名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:27:14 ID:l7AE+JHg
空気を読まずに

人化いおりょぎ×こばと
693名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 02:44:57 ID:P53K2tTA
エメロードってやるとセフィーロ滅ぶんじゃ?
694名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 15:20:53 ID:kfpLEFFM
おっ、アル厨の書き込み久し振りに見た
695名無しさん@ピンキー:2010/04/18(日) 22:21:46 ID:8rsLSkJx
黒羊宮氏の降臨はまだかのぅ…
696名無しさん@ピンキー:2010/04/25(日) 13:10:03 ID:uVwBNsUx
処女膜破られたマジックナイト達が風の癒しの風で元どおりに再生される夢見た…
もおイタイのやだからこのままでいいわと海だけ拒否ってたw
697名無しさん@ピンキー:2010/04/26(月) 03:03:50 ID:D+QVFtR0
藤本×こばとはないのか
698名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 20:59:56 ID:Lb1GvozX
age
699名無しさん@ピンキー:2010/06/22(火) 10:50:07 ID:JV10jH3Q
保守代わり妄想吐き出し
手から刀だけでなくチンコ生やして嵐フタナリ化
TVアニメ設定で鬼畜封真にヤられる護刃&嵐
20面相カップルのドキドキ初夜
旅の途中で若い龍王の性欲処理してあげるソウマ

昔の作品の方が妄想しやすい
700名無しさん@ピンキー:2010/07/03(土) 09:46:57 ID:NLtDB3hV
個人的にはこばとだったら
沖浦×さやか先生もみてみたい。
というかどんな夫婦なのかさっぱり想像つかない
であった当初からヤクザの息子って知ってたんだろうかとか。
その頃はカタギだったのかとか。
701名無しさん@ピンキー:2010/07/20(火) 01:22:00 ID:/DBwrIYu
レイアースTVを再視聴したら
ザガートとアルシオーネが会話してるときフェラしているという妄想が浮かんできてしまうw
702名無しさん@ピンキー:2010/07/22(木) 00:13:43 ID:8JShviTy
サターン版レイアースには魔法騎士3人が牢屋に監禁されるシーンがあるんだけど
この状況で誰か書いてくれませんか?
703名無しさん@ピンキー:2010/07/23(金) 01:03:20 ID:3OLDjr2m
エテルナの泉にて

光 ヒカリに獣姦

海 パパとママにまわされる

風 偽の風がオナると風も感じる→そして百合

そろそろエスクード手に入っただろうと
やって来たアルシオーネはザガートの偽物に犯される

というネタが脳内に浮かんだんですが誰かSS書いてくれませんか?
704名無しさん@ピンキー:2010/08/02(月) 09:31:07 ID:5tx9wR+J




【パクリ臭い】 CLAMPアンチスレ5 【NHK贔屓臭い】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/iga/1266204091/


705名無しさん@ピンキー:2010/09/07(火) 01:07:18 ID:w8qpWyMG
あげ
706名無しさん@ピンキー:2010/09/08(水) 03:51:53 ID:VORzixS4
仕方がないからサイクロンの過去作でも見るか
707名無しさん@ピンキー:2010/09/24(金) 18:29:30 ID:LF9hbk+s
708名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:37:30 ID:IYZxOwU7
投下します。

「魔法騎士レイアース」ラファーガ×カルディナ

709名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:38:19 ID:IYZxOwU7
夜も深まり、誰もが寝静まったセフィーロ城。
青白い柔らかな光をたたえた月が水晶のような城を淡く照らし、満天の星空がより一層城の美しさを引き立たせている。
そんな城内にある、とある一室。
「あっ…はっ……んんっ!」
月明かりが差しこむ薄暗い部屋で、褐色の肌の美女と金髪の屈強な男が一糸纏わぬ姿で交わっていた。

「ああっ!ラ、ラファーガ……」
「どうした?」
「やっ、ダメッ…イク……ッ!!」
男の逞しい首にしなやか両腕を絡ませ、女は背を反らせ喘ぐ。
男は女の甘美な締め付けに、声を押し殺し歯を食いしばって耐える。
「あんっ…また、うちだけイッてしもうて……」
「いいさ、何度でも好きなだけイけばいい」
「んもうっ、いけず!」
女の言葉を受け流し、男は女に口づけをする。そして再び座位のまま女を揺さぶる。
「あんっ!ちょ、ちょっと待ちいな」
「待たない」
「ああっ…やぁ…はぁっ……んんっ!」
再び女の背が仰け反った。
710名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:38:57 ID:IYZxOwU7
こうして愛し合う関係となり、どのくらい経ったのだろうか。
ラファーガは、自分に抱かれ喘いでいるカルディナを見つめ、ふと思った。


エメロード姫という柱を失い、急速に崩壊の一途を辿る混乱の中で私たちは出会った。
彼女の方は私のことを既に知っていたようだが、私は神官ザガートに心を操られていて、その間の記憶は全くない。
私にとって、あの時が初めて彼女に会ったことになる。
元々彼女はセフィーロの者ではない。チゼータ出身の踊り子兼幻惑師。幻惑師の腕を見込まれ、ザガートに金で雇われたのだ。
本来なら彼女は、貰う物を貰ったら、すぐに別の国に旅に出かけようと思っていたらしい。しかし彼女は留まった。それは何故か。
それは、崩壊の一途を辿る我が国の民のため、全身全霊で躍起になって救出活動に勤しむ私の姿に惚れたからだという。
それを聞かされ、正直、驚いた。私は当たり前のことをしただけなのだ。操られていたとはいえ、愛する国に対して何もできなかった私なりの償いだったのだ。
しかし、彼女もまた私と同じだった。
事情も知らず、金で雇われ、セフィーロに対し背徳的なことをしてしまった償いをしていたのだ。
彼女は自分の出身地ではないのにも関わらず、危険を顧みずセフィーロの為にいろいろと尽くしてくれた。
そんな彼女の姿を目の当たりにし、私は自分自身気付かぬまま、何時の間にか彼女に惹かれていたようだった。だから素直に彼女を受け入れられた。

もしエメロード姫が存命で、姫とザガートが惹かれ合っていなければ―――――

私たちは出会うこともなかっただろう。
711名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:39:33 ID:IYZxOwU7
「何…考えてるん?」
真顔になって見つめるラファーガに、カルディナは喘ぎながら訊ねた。
「いや、別に」
「嘘…いいや。何、考えてたん?」
「……お前との出会いを考えてた」
「うちとの?」
「ああ」
快楽で思わず出てしまう吐息を何とか抑えながら、ラファーガは先ほどまで考えていたことを全て話した。


「……そうやな」
ラファーガの話を聞き終え、カルディナは彼の胸に身を預けた。
「確かにザガートと姫さんのことは悲しいことやったし、魔法騎士のお嬢さん方も辛く可哀想な思いもしたしな。セフィーロも崩壊寸前のとこまでいってもうたし。でもな……」
そう言いながら、カルディナはラファーガの蒼い瞳を見据えた。
「うちはラファーガと出会えて、ほんま良かった。こんなうちだけのええ男、捕まえられたんやから」
「カルディナ……」
「ラファーガは?ラファーガはどう思ってるん?」
「私も……お前と出会えて良かった。お前を愛することが出来て幸せだと思っている」
「ほんま?」
嬉しい言葉を聞き、カルディナはパッと花咲くような笑顔を見せた。
「うちもそうや。うちもラファーガのこと、愛することが出来て幸せや」
「そうか」
「ラファーガ、愛してるで」
「ああ、私もだ」
二人は熱く見つめ合い、唇を重ねた。
712名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:40:00 ID:IYZxOwU7
それにしても……と、ラファーガは思った。
今、自分の上で喘ぎ淫らに踊るカルディナは、本当に美しい。
淡く青白い月の光を一身に受け、舞姫はその美しさを神秘的により輝かせている。
「カルディナ」
「あっ…はぁっ…んっ…なに……?」
「綺麗だ」
ラファーガの言葉に、カルディナは一瞬動きを止めたが、直ぐに律動を再開した。
「おおきに。そんなこと…言わんでも知っとるわ」
「いいや、お前は知らない」
「なに、言うてるん?うちはこれでも自分の美貌には自信があるんやで。でもラファーガの口から『綺麗だ』なんて言うてもらえて、うち嬉しいわ」
普段彼の口から滅多に出ない自分に対しての褒め言葉を聞き、カルディナは嬉しそうに笑う。だがラファーガは首を横に振る。
「いや、そうなんだが……そうではないんだ」
「なに、どういうことやの?」
さっきの嬉しそうな顔から一変し、カルディナは彼の言葉の意味が分からずムスッとした顔をし、動きも止めてしまう。
そんな彼女を下から見上げ、ラファーガは困ったような顔を見せる。だが、ふと視界に入ったある物を見つけると、何か思い付いたのか小さく笑った。
「……なに、笑ってるん?」
「いや、私が言った『綺麗だ』という意味を知ってもらうのに、ちょうどいい物があると思ってな」
「いい物?」
「ああ」
そう言うと、ラファーガはカルディナの中に収まっていた自身を引き抜く。
引き抜いた瞬間、ラファーガの硬く反り勃ったままのペニスがカルディナの愛液を纏わせ、糸を引きながら月明かりを受けて淫靡に光る。
「あんっ!ちょっ……」
突然行為を中断されてしまい、カルディナは恨めしいそうに目で抗議する。だがラファーガはゆっくりと身を起こすと、彼女を軽々と横抱きにした。
「ちょっ…ラファーガ?」
彼の突拍子のない行動に、訳も分からず戸惑うカルディナ。
そしてカルディナを横抱きにしながら、ラファーガは窓辺へと歩んだ。
713名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:40:37 ID:IYZxOwU7
「カルディナ、見ろ」
「わあ……!」
窓辺へ行くと、二人の目の前に広がるのは、静かに輝く青白い満月と満天の星空。
見事なまでの星空と月に、二人は感嘆の声をあげる。
「綺麗やわ……」
「ああ」
あまりの美しい光景に、二人は暫し見惚れてしまう。この光景は、セフィーロが平和を取り戻した証し。
淡く優しい月の光が二人を包むように照らしている。
「カルディナ」
「なんや?」
「さっき私が言った『綺麗だ』の意味だが……」
「ああ、それどういう意味なん?」
「こういうことだ」
ラファーガはカルディナの軽く口づけをすると、窓辺側にある大きな姿見の前に座り込む。
そして胡坐をかき、中心にカルディナ座らせると、後ろから抱きかかえるようにした。
「やっ!ラ、ラファーガ……?」
「カルディナ、お前は確かに美しい。その美貌も魅惑的な肢体も。だが一番美しいのは……」
そう言うと、ラファーガはカルディナの豊満な胸の頂を無骨な指で挟み、掌で大きく揉みしだいた。
「私に抱かれ、淫らに喘ぎ乱れる姿だ」
カルディナの耳元で低く囁くラファーガ。
ラファーガは、快感を散らそうと頭を振り声を抑えようとするカルディナに、更に快感を与えようと右手を下に移動させる。
そして秘所に手を入れ、秘裂に指を絡ませた。
「ふっ…はぁ、んっ!」
カルディナの襞は熱く柔らかくラファーガの指を迎え入れる。つい先ほどまで交わっていた名残もあり、与えられる緩やかな刺激に新たな愛液を溢れさせる。
「やっ!もう…あっ……やぁ……」
彼の太い指が小刻みにクリトリスを撫であげる。同時に膣口を浅く擽り、新たな愛液を溢れさせ、わざと卑猥な水音をたたせる。
「やぁ…ラ、ラファーガ……」
「どうした?」
「お、お願い…ここじゃ……」
羞恥に耐えきれず、カルディナは振り返ってラファーガに言う。
だがラファーガは止めようとしない。
「何故?」
「だ、だって、鏡の前でなんて……」
姿見に自分の淫らな姿が全て映し出されている。
あまりの恥ずかしさにカルディナが顔を背けた瞬間、ラファーガの硬く反り返ったペニスが彼女の秘裂をツルンとなぞった。
「ふぁっ!あっ…あぁ……」
「カルディナの気持ちよさそうな顔が映っている」
「やっ!ダ、ダメぇ……」
ラファーガはそのまま腰を上下させ、わざと侵入を避け襞を捏ねまわし、指の腹でクリトリスを刺激する。
濡れた肉のぶつかり合う音が部屋中に淫らに響く。
「カルディナ、ほら」
「……へっ?」
蕩けた顔をしてなすがままにされているカルディナの両膝の下に腕を入れると、ラファーガはそのまま彼女の両脚を大きく広げた。
「……っ!!」
「お前のいやらしい所が全部見える」
ラファーガの言葉に、カルディナは視線を逸らした。
714名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:41:16 ID:IYZxOwU7
今日のラファーガはおかしい。いやに強引で大胆だ。真面目で堅物で優しい彼からはとても考えられない。
どうしてこんなことをするのだろう。
あの美しい月のせいだろうか?

「カルディナ、ちゃんと見ろ」
「あっ…ダ、ダメ…見んといてぇ!!お願……」
膣口をペニスの先端で擽られながら、カルディナは懇願する。
目の前の鏡には、こんなにも恥ずかしい自分の姿が月光を浴びて余すところなく映っている。
赤く充血しきった秘所がめいっぱい広げられ、クリトリスは恥ずかしげもなく包皮から顔を出して主張している。
そして膣口は早く彼を受け入れたいと、愛液を垂らしヒクつかせている。
そんな鏡の中の淫らな自分と目が合い、正視できずに視線を逸らせたいのだが、何故か逸らしきれない。
そんな自分を見つめる、鏡の中のラファーガの視線が熱い。
「カルディナ、欲しいか?」
ラファーガが吐息交じりに甘く囁く。
まるで自分の考えを見透かされていたようで、カルディナは更に全身を熱くする。
何時までも緩く浅い刺激に満足できない。早く彼の硬く太いモノで満たし、激しくして欲しい。でも……。
「欲しいなら欲しいと言え」
「やっ……」
「お前のココは、さっきから正直だぞ」
「あっ、あぁっ!!」
ラファーガの先端がカルディナの膣口に浅く出し挿れされる。
グチュグチュと卑猥な水音を立てながら、カルディナの膣口はラファーガを奥へ奥へと誘おうと蠢く。
もう我慢できない。
「カルディナ」
「…………」
“欲しい”と、声に出さず、瑞々しいパールピンクの唇を小さく動かす。
だがラファーガはもう一度確かめるように低く囁く。
「欲しいなら、聞こえるように言え」
「…………しぃ」
「もう一度」
「ほ、欲しい!ラファーガの―――」
水色の瞳を潤ませ、泣きそうな顔で振り向くカルディナの唇をラファーガが塞ぐ。
その瞬間、カルディナの膣内(なか)に待ち焦がれていたモノが勢いよく打ち込まれた。
「ふぅっ…んん―――――っ!!」
「っ……!」
挿れられただけで達してしまったのか、カルディナはラファーガに唇を塞がれたまま、声にならない悲鳴をあげた。
ずっと焦らされ疼いていた部分に待ちわびていたモノが打ち込まれ、カルディナの襞は戦慄く。
容赦ない締め付けに、辛うじて歯を食いしばり何とか射精を免れるラファーガ。
だがカルディナの襞は尚も小さく痙攣し、ラファーガの射精を促そうと蠢く。
「あっ、あっ、ラファーガ……やっ、はぁ……んっ!」
そのままカルディナの身体を支え、上下に激しく突き挿れると、彼女は背筋を反らせながら唄うように喘ぐ。
両脚を大きく広げたまま、鏡に結合部を見せつけるようにしているカルディナの痴態に、ラファーガの背筋が震える。
「カルディナ……綺麗だ」
「やっ、はぁ…んっ、ふぅっ!」
「私のを奥まで咥え込んで……離そうとしない姿が映っている。なんて…いやらしい、んだ……」
「あっ、あっ、いやぁ…い、言わんといて…見んといてぇ!!」
ガクガクと下から激しく突き上げられながら、カルディナは首を左右に振る。
ラファーガが一定のリズムで腰を上下させれば、まるで彼女は唄い踊るように魅惑的な肢体を跳ね上げさせた。
715名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:41:46 ID:IYZxOwU7
青白い月光を一身に浴び、カルディナは羞恥を忘れ、強く深い快楽を貪欲に貪る。
ラファーガにされるがままにされつつも、蕩けた表情で彼の腰の動きに合わせて自らも腰を振る。
きっと自分自身では気付いていないであろう淫らすぎるその姿は、ラファーガの欲を一層煽った。

ラファーガは深く繋がっているその部分にそっと指を這わす。そして小さく震え主張しているクリトリスを優しく捏ね上げる。
「やっ!ラ、ラファ…そ、それダメ、あっ、あっ、あぁ―――――っ!!」
強すぎる快楽に、カルディナは我を忘れて恥ずかしげもなく喘ぐ。
そして肉襞が戦慄き、痛いほどラファーガを締め付け、絶頂が近いことを物語っている。
「…っ!カ、カルディナ……」
「あっ、あっ、ラファ…あっ、あぁっ」
「そんな…締め付け、るな……」
「やぁ…そんな言う、ても…はぁ、あっ、ふぁダ…ダメ、イッ、イッちゃ……」
「……っくっ!…うっ、ぁ……」
「あっ、ラ、ラファ…あっぁあっん、ふっ、はぁあ―――――ぁ……んっ!!」
カルディナのしなやかな肢体がビクビクと跳ね、強烈な甘い締め付けにラファーガの息が思わず止まる。
そして次の瞬間、カルディナの体内にラファーガの熱い白濁の波が弾けた。
716名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 17:47:05 ID:IYZxOwU7
白いシーツに包まり、二人は寄り添いながら美しい満月を眺めていた。
透明で静かな柔らかい月の光が、二人を優しく包み込む。
「なあ、ラファーガ」
「なんだ?」
「もうあんなことせんといて……」
先ほどまで行っていた鏡の前での行為を思い出してか、カルディナは頬を染め恥ずかしそうに瞳を逸らす。
そんな彼女に、ラファーガは小さく笑う。
「ああ」
「ほんま?うち、めっちゃ恥ずかしかったんやから!いけず!」
まるで子供のように頬を膨らまし、瞳を潤ませながら可愛らしく睨み付けるカルディナ。
普段チゼータ特有の劣情を煽るような踊り子の衣装を身に纏っているのに、以外とこういう事では恥じらう。
そんな自分しか知らない彼女のギャップも、ラファーガにとっては全てが愛おしい。
「なあ、ラファーガ」
先ほどの子供っぽい表情とは打って変わり、今度は真摯な眼差しでラファーガを見つめるカルディナ。
水色の潤んだ瞳が揺れる。
「うち、ずっとラファーガの傍にいてもええ?」
彼女の言葉に、ラファーガは不意をつかれた。

自分は当然のように一生添い遂げるつもりでいた。だが考えてみれば、まだ一度もその事を彼女に伝えていなかった。

ラファーガはカルディナの身体をそっと引き寄せた。
「ああ。ずっと私の傍にいてくれ」
「ラファーガ……」
「この先、ずっと……」
グッとラファーガの引き寄せた手に力が籠り、カルディナは彼の胸の中で窒息する。
「……ええの?ほんまに?」
「ああ」
生涯お前を愛し守り抜くからと、ラファーガはカルディナを抱き締め薄紅色の髪に囁く。
愛しい恋人からの熱い愛の言葉に、カルディナは静かに涙を零す。そして涙は、月の光を受け煌めきながら零れ落ちた。

そんな恋人たちの姿を、満月は何時までも優しく照らしている。
まるで二人の行く末を祈り見守るように。
717名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 18:08:21 ID:IYZxOwU7
終わりです。

お目汚し、失礼しました。
718名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 20:27:05 ID:xfY2HoIn
GJ
719名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 19:31:33 ID:tiwlpTNt
投下します。

魔法騎士レイアース
オートザム×チゼータ、計二組
720密室 1/8:2010/10/09(土) 19:32:56 ID:tiwlpTNt
覚醒はしたもののまだ回復したとは言い難いイーグルはセフィーロで療養を続け
ていた。
なのに、退屈だから、と言って部屋にじっとせず、あちこちに顔を出し、
時折とんでもない場所で強い睡魔に襲われ昏倒しては皆を慌てさせていた。

今日も相変わらずイーグルは自室に居らず、久しぶりに訪れたジェオを苛立たせ
る。
「あいつ、何処へ行った。」
ゴーグルにイーグルの生体データを表示させ、居場所を探る。
「手間かけさせやがって。」
ふと同時に映った生体データに気付く。
「チゼータのお姫様たちじゃねえか。参ったな。」
もし彼女達の前で昏倒したら、彼女達では運べない。
ジェオはイーグルのところへ急いだ。

一方、廊下で偶然出会ったイーグルとタータ、タトラ。
「こんにちは。」
イーグルはにこりと笑み、チゼータのお姫様二人を迎える。
「起きていて大丈夫なのか?」
タータが気遣わしげに尋ねた。イーグルは笑みを絶やさずかすかに頷く。
「寝付いていては筋肉が落ちてしまうでしょう?それは困るんですよ。
どなたかの理想から離れてしまいますからね。」
チゼータでは筋肉質の男性が好まれることは他国にも知られている。
けれども、イーグルがタータから視線を逸らさず言ったことで、
誰を指して言ったのかタータは自覚し僅かに顔を赤くする。
イーグルのからかいを咎めようとタータが声を上げかけたとき、
イーグルの意識が遠のき、ふらついた。タータは慌てて彼を支える。
「イーグル、起きろ!」
タータ一人で支えきれないと見たタトラは反対側を支えた。
「とりあえず、空いたお部屋にお連れしましょう。」
まだイーグルがかろうじて足を動かしている間に空き部屋を見つけ、誘導する。
が、とうとう意識が途切れたようで、ベッドに寝かす直前、彼女達に重い負担が
掛かる。
「うわあっ!」「きゃあ!」
721密室 2/8:2010/10/09(土) 19:33:35 ID:tiwlpTNt
仰向けに倒れたタータに覆い被さるようにイーグルは倒れていて、
タータは自力では抜け出せない。
「あらあら、なかよしさんね。」
ともに下敷きになることは免れたタトラがのんびりと言う。
「姉さま!見てないでなんとかしてえな!」
つい、言葉が乱れるタータ。
タータ、言葉遣い、とたしなめつつ、タトラが言う。
「構わないんじゃないかしら。」
なんでやねん、というタータのつっこみに平然と答えた。
「まあ、意識のないイーグルさんをお一人にしておくわけにもいかないでしょう

タータ、あとお願いね。」
そうして、タータの呼びかけもあっさり無視し、部屋を出て行った。

ドアが閉じられ、イーグルと二人っきりで取り残されたタータ。

タータは自らに掛かる重みに鼓動が早まるのを感じた。
病気療養中であるこの男は意外にも鍛えられた体を保っている。
首筋に掛かる寝息がくすぐったい。真っ赤になって叫んだ。
「イーグル起きろ!」
それくらいで目覚めるのなら、所構わず昏倒したりしないのだと気付くと
タータは諦めざるをえなかった。


部屋を出たタトラは廊下の先からジェオが慌ててやってくるのを見つけた。
「ジェオ殿、イーグル殿ならこちらの部屋で休んでいますわ。」
申し訳ない、と挨拶もそこそこに部屋に入ろうとするジェオをタトラが手をやり
制止する。
「タータが見ていますから、大丈夫ですわ。」
優しい口調であるにもかかわらず強い抑止を感じさせる言葉に、
元上司の言葉遣いが重なり、ジェオは止まる。
「ですが…」
戸惑うジェオに優しい笑みでタトラが言う。
「立ち話も品がありませんから、どちらかのお部屋でお話ししましょう?」
ジェオの返答も待たず、タトラは先に立って歩き始めた。
722密室 3/8:2010/10/09(土) 19:34:06 ID:tiwlpTNt
かちりと鳴ったかすかな鍵の音が、ジェオには大きな響きに聞こえた。
「どういうことだ?」
さきほどの王族に対する丁寧な言葉遣いとはうって変わり、
普段の荒くれた言葉でタトラに問う。

ジェオの言葉遣いの変化を気にもせず、タトラはくすりと笑う。
「イーグル殿を追いまわしていらっしゃるのね。そんなにあの方がお好きなの?

優しい中に意地悪げな笑みが混じる。
「無茶するやつだからな。いろいろと手がかかるだけだ。」
言外に含まれた厭味を不快に感じつつもジェオは言い返す。
わざとらしく驚いてみせるタトラ。
「そちらの趣味の方かと思っておりましたわ。」
やっぱりこいつもか、と露骨に渋い顔をし、ジェオは反撃に出た。
「俺はあんたの態度が不思議だな。大切な妹を他所の男と二人っきりにするなん
てよ。」
ふっと笑うタトラを意外に感じ、ジェオは彼女から目が逸らせない。
「生まれも能力も心も全て合格点以上ですもの。あとはタータ次第ですわ。」
先ほどまで余裕に見えた笑みも今は少し寂しげに見えた。

ジェオが意地悪く言う。
「妹をイーグルに取られて寂しいだろう?慰めてやろうか。」
タトラは本心の見えない笑みで返す。
「タータに彼氏を寝取られた方をお慰めするのは姉の役目ですわね。」

「俺としては美人でグラマーなら文句はないな。」
ジェオはタトラの腰に手を回した。
彼女の衣装では、ジェオの大きな手のひらは直接彼女の肌に触れる。
「お噂が嘘かどうか確かめられるということかしら。」
タトラはジェオの首に腕を回した。
彼の背は高すぎて、タトラの長身をもってしても彼の唇には届かない。

艶やかなタトラの唇が半開きになるのに誘われて、ジェオは覆い被さるように唇
を重ねた。
723密室 4/8:2010/10/09(土) 19:34:43 ID:tiwlpTNt
チゼータの房中術というものなのだろうか、タトラの細くて長い指が
首筋を、鎖骨を、剥き出しの腕を辿るだけで背にぞくぞくと快感が走る。
耳に触れられ、不覚にもびくりと体が震えた。くすりと笑んだ気配を感じる。
「…何がおかしい?」
低い声で唸っても、動じる様子はない。
「いいえ、なにも。」
余裕の笑みが癪に障った。

彼女の両腕を強引に捕らえると、ぐいと押し込み、ひさまづかせる。
「こういうことも、得意なんじゃないのか?」
王族の女性に屈辱的な姿勢を取らせた。
なのに、背けたりせず、にこりと笑んで上目づかいに見上げてくる。
「できないより、できた方が良いですものね。」
見下ろしているのに、見下されているような気分。
さらに嗜虐的な気分がふつふつと湧いてくる。
頭に手をやり、無理やり顔を股間に近づけさせた。

さっき背筋をぞくぞくさせた細い指がズボンに触れる。
しばらく悩ましげに這いまわった後、その指は金具を引き下ろした。
そして、いきり立つものを取り出し、なんの躊躇いも無く口に含んだ。
「う…」
ぬめりと温かいものに包まれる。舌がものの形を調べるように隅々まで這い回る

そして、右手を添えながら、少しずつ前後に動き始めた。
724密室 5/8:2010/10/09(土) 19:35:13 ID:tiwlpTNt
腰のざわめきはますます強くなる。
時折くちゅりと水音を立てながら、口に含む角度に変化を付けることで、
刺激を与え、男を煽るのが、チゼータのやりかたなのだろうか。

見下ろした眺めは、褐色の肌に薄紅の唇といういつもとは違う配色を伴っていた

長い赤毛を左手で掻き上げる仕草は、ひざまづいているのに今だ優雅さを保って
いて、
自分との格差にますます苛立ちを覚える。

右手で彼女の頭を押さえ、彼女の喉へ押し込み、自ら腰を振った。
さすがに苦しげにゆがめられた眉。けれど、それだけでは満足できない。
高ぶりに任せ、喉まで蹂躙し、中へ放った。

嚥下する音が聞こえた。
彼女は口内に放たれたものを飲み下し、満足げに笑んでいた。
髪も服も乱れぬまま、高貴さを保って。
725密室 6/8:2010/10/09(土) 19:35:41 ID:tiwlpTNt
タータが目覚めるのが先か、自分の身に自由が戻るのが先か。
イーグルはタータの首筋から香る甘くスパイシーな彼女の香りを堪能しつつ、
できればタータより先に動けるようになりたいですね、などと
のんきなことを考えながら体調の回復を待った。
最近の回復振りからすれば、そう長い時間ではない。
そして、イーグルの希望どおり、その時は来た。

瞼の重みが軽くなり、楽に瞬きできる。だらんと垂れていた腕に力を入れ、
体を支えて少し体を浮かせることも出来た。

上からタータを見下ろす。無防備に寝入る姿と、その半開きのかわいらしい唇に
煽られる。イーグルは力を取り戻した腕で彼女の腕を軽く押さえ、そっと口付け
した。


眠って無反応な唇に焦れ、大胆に唇に沿って舌を這わせ、薄く開いた唇に舌を差
し入れる。舌で歯列をなぞり、歯茎をくすぐるように舐めた。
ん、と小さく声が洩れ、タータが僅かに身じろいだ。
唇を離して覗き込む。長いまつげがふるふると揺れたと思うと、
アクアマリンの澄んだ瞳が現れた。
「おはようございます、タータ。」

しばらくぼんやりと見上げていたタータだったが、
目に映るのが目覚めたイーグルと気付いた。
「おはよう…って、何をしてるんだ!イーグル!」
彼の覚醒に安堵したのもつかの間、ベッドの上で仰向けに、
腕をがっちり押さえ込まれた状況に気付き、タータは声を荒げる。
「何って、タータの気持ちいいことですよ。」
イーグルはにっこり笑んでしれっと言いきり、
タータの自由を奪うことには余念無いまま、
さらに彼女の敏感な場所を目指して褐色の肌の上を唇が滑った。
726密室 7/8:2010/10/09(土) 19:36:12 ID:tiwlpTNt
「あっ…」
首筋に触れる唇と、掛かる吐息に、くすぐったさだけではない感覚を感じたのか

タータの喉から熱い吐息が洩れる。
鎖骨に軽く口付けし、さらに下がって、胸の谷間の上端を舐め上げた。
こういう場合、彼女のお国の衣装は、何の妨げにもならない。
胸元を覆う衣装の上辺に沿って舌を這わせ、柔らかなふくらみを味わう。
「ん…あっ」
声と共に身を捩じらせるが、強い抵抗はなかった。

邪魔な服に噛み付いて引き下ろせば、たいした抵抗も無く、
ぷるんと形の良い胸がこぼれ出た。
「や…イーグル…やめ…」
恥ずかしがってタータは顔を背ける。イーグルは一旦顔を上げて、
そんな彼女の仕草を満足げに眺めた。
「タータは嘘つきですね…こっちは嫌じゃないって、言ってますよ?」
再び顔を胸に近づけ、零れ出た胸の頂、既に充血して膨らんだ薄紅の実を唇に含
んだ。
「んああっ!」
タータは与えられた快感に抑え切れない声を上げ首を振る。
イーグルはタータを押さえていた手を放し、もう一方の頂も指先で翻弄する。
開放されたタータの褐色の腕は、彼を突っぱねるどころか、
柔らかな銀髪の彼の頭を抱いた。

空いている右手で胸の下からくびれた腰までゆっくりと撫で下ろす。
タータの呼吸が速くなる一方で、拒絶は無い。
指先でふだんも露わな臍を通って、下腹部に手を伸ばした。喘ぎに艶が混じり始
める。
「こっちも触ってほしいですか?」
そうしたいのは僕ですが、と内心は思っていても、彼女に欲しいと言わせたいの
だ。
しかし、タータは到底答えられず、さらに強くイーグルにしがみ付く。

イーグルは下腹部を撫でていた手をさらに下方へずらす。
けれど敏感な場所は掠めるように通り過ぎ、引き締まっていても柔らかな腿に触
れる。
腿の外側を臀部から膝に向かって手のひら全体で撫で、戻る時には内腿を撫でる

一気にタータの膝が緩み、すかさずイーグルは腰を入れた。
727密室 8/8:2010/10/09(土) 19:36:49 ID:tiwlpTNt
「タータ、ここはもう、欲しいって言ってますよ。」
ビキニラインから指を差し入れれば、容易に蜜に溢れた秘所にたどり着いた。
くちゅりと音を立てて蜜壷に指の先を差し入れる。

「はんっ…」
大きく喘いで背を反らす。
続けて弱い刺激でゆるゆると指を小さく前後させると、タータは顔を起こして、
切なげな眼差しでこちらを見る。

「イー…グル」
浅く速い呼吸、潤んだ瞳、我慢できないのはこっちだけれど、もう少しの我慢。
「タータ、言ってください。でないと、僕は何もできませんよ。」
彼女の眉根が寄せられ、観念したように瞼が閉じられた。
「イーグルが欲しい…」
か細い声でも自分と彼女自身に聞こえたならそれでよかった。

取り出した一物を、覆う布を脇へずらしただけの彼女の中へ差し入れる。
窮屈でも、たっぷりの蜜のおかげですんなりと入って行く。

艶を含んだ大きな吐息を吐いた彼女の、形のよい胸に再び唇を寄せた。
こりこりとした薄紅の実を舌で転がし、しっとりと艶を帯びた褐色の肌を揉みし
だくと、
彼女に差し入れた物がきゅうきゅうと締め上げられる。
しばらくは緩やかな動きで彼女の中が慣れてゆくのを待ったが、
ねだる彼女の腰の動きに応えることにした。

彼女を折り曲げるくらいに腰を持ち上げ、打ち付ける。
彼女の悲鳴も嬌声も全て飲み込むように強まる喘ぎを口で塞いで、
さらに舌を絡め、吸い付く。

脚の強張りで彼女の絶頂が近いと感じた。
背に回された手が軽く爪を立て、塞いだ口から高く長い悲鳴が喉へ消える。
吸い込むようにぎゅうぎゅうと締め付ける膣の動きに、さらに腰の振りを強くし

彼女の中へ高ぶりを放った。


end

728名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 15:46:58 ID:nEj7vvkV
烈しくGJ!
729名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 11:18:18 ID:i1/w6wr/
アルシオーネとカルディナがザガートにおしおきされるSSキボン
女体化アスコットやイノーバでもOK
730名無しさん@ピンキー:2010/10/17(日) 04:32:47 ID:PsvGhuv7
516の夫婦になってイチャラブするアルザガ見たい
731名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 03:24:55 ID:epnkrtI7
自分で書いてみたいという気持ちは起こらないが、星史郎と星史郎母は確実にやってたと思う
732名無しさん@ピンキー:2010/10/25(月) 06:55:17 ID:pv7FM4XZ
現在455KB
733名無しさん@ピンキー:2010/10/31(日) 16:06:45 ID:lqBnjdRW
保守
734名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 02:45:22 ID:QtoaJ9cn
保守
735名無しさん@ピンキー:2010/12/04(土) 15:45:45 ID:h39JgEwd
いやー、びっくりするくらい過疎ってるね…
736名無しさん@ピンキー:2010/12/11(土) 01:53:39 ID:0Z8t02ft
hosyuage
737名無しさん@ピンキー:2010/12/16(木) 22:01:53 ID:l48mYFZD
hosyu
738名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 23:37:24 ID:IlyitYEr
>>489
ちなみに

┌────────────────────┐
│                               │
│ 1999年 第7番目の月               │
│ 天から地に落とされし 驚愕の大王       │
│ アンゴルモアの大王を蘇らさんと         │
│ その前後 軍神は平和を楯に支配に乗り出す  │
│                               │
│              『予言集』 第10章72節 │
└────────────────────┘

この詩の「驚愕の大王」の正体についてはノストラ自身が
500年前に書かれた「ブロワ城対談記」の中で詳しく説明してるよ
それにも関わらず自称ノストラ研究家たちは
次々に全く関係ないトンデモ予想を発表して
世の中を混乱させたワケだ
739名無しさん@ピンキー:2010/12/29(水) 23:40:06 ID:IlyitYEr
すまん誤爆した…
740名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 02:13:01 ID:ZWCeR6eB
やべえなあ レイアースから15年経つけどアルシオーネほど萌えて抜けたキャラいないや
741名無しさん@ピンキー:2011/01/14(金) 03:39:04 ID:ZWCeR6eB
ってなわけでザガート×アルシオーネ書いて欲しい
おもちゃにするのも二次を入れて純愛にするのもいいのよ
742名無しさん@ピンキー:2011/01/15(土) 21:59:15 ID:DuWnMc2J
過疎ってるし、無理じゃねーの
743名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 13:42:12.32 ID:S3iMacO2
m、、
 `'''ー--==--―一ァ
ミ;;;;;;ミミ三;;;;;;;;;;;;;;;;彡
、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ゙
ゞミミ、;;;;;;;;;;;;;;;;;〃ノ゙
;;;;;;;;;;`ヾ、;;;;;;ツ;;シ
ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
ミミ;;;;;;;;゙iヽ、;;;;;;;;\
ゝ;;;;;;;;;;;ミ `ヽ、;;;;;;ヽ.
;;;;;;;;;;;;;;;ハ    ヽ::;;;゙i
;;;;;;;;;;;ノ      ヾリ
;;;;::ィ'"        ヽ
"´              i
              l
  . . . . . r-、    ,!
  : : : : : : :`゙ヾヽ、   ノ
   ヽ、 : : : : : :`ヽヽi′  相撲はガチじゃないっスから……
    ヾゝ-、: : : : ゙ヽ!
ー‐- 、 `ヾ.pゝ: : : :,ノ   八百長っスから
    `゙゙`''   r'"
         . :t,
        . : : :ヽ、
        ,r''^  `ヽ.
       (  ,,,.._ノ
        `て
      ,:r''"ソ
     くニ,´`)
     ,,.r`''′
     i′
     l
     /
   ,ノ
` ̄´
744名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 01:34:36.43 ID:T+m4rWIh
復帰
745雪兎×桃矢:2011/03/15(火) 10:40:26.52 ID:6QFNGc9m
「桃矢・・・話ってなに?」
ここは木之本家の一室。
「いや、その、あれだ。」
「早く言ってよ・・・それとも言いづらいこと?」
「俺は、お、俺は・・・」
「僕のこと好きなんでしょ?」
「な、なんで知ってんだよ・・・」
「僕も桃矢のことが好きだからだよ・・・」
そういって桃矢を抱きしめる。
「雪・・・」
雪兎をソファーに押し倒す。
「雪。いいか?」
丁寧に一枚ずつはがしていく。
746雪兎×桃矢:2011/03/15(火) 10:48:43.45 ID:6QFNGc9m
雪兎の体はとても白く透き通っていた。 その美しさは女性そのものだった。
「雪・・・」
「どうしたの・・・?」
「好きだ・・・」
そう言った後、雪兎に丁寧に愛撫を始める。
「き、気持ちいいよ・・・」
舌をペロッとだし、雪兎の乳首をなめる。
「と、桃矢!」
「雪、どうした・・・?」
「また、今度にしようよ・・・さくらちゃん帰ってくるでしょ?」
「そうだな。悪りぃ。」
「じゃあね。」
雪兎は家をでていった。
747名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 11:03:10.77 ID:6QFNGc9m
雪兎の体は白く、美しかった。 まるで女性のようだった。
「雪・・・」
「どうしたの、桃矢?」
「なんでもねぇ」
そして愛撫を始めた。
「や、やめてよ・・・桃矢・・・」
なめつづけ、感じてきたのか、雪兎のモノは大きくなっていた。
「雪、いくぞ。」
桃矢は雪兎のモノをくわえる。
上下にゆっくり揺らす。
「と、ん・・・桃矢・・・出ちゃうよ・・・はぁ・・・ん・・・」 
「ただいま〜!」
「さくらが帰ってきた! やべ〜。どうすりゃいい?」
「お兄ちゃん、いるの〜?」
「そうだ!ユエになれ!」
「ああ〜、さくら。ちょっと待て!」
「ほえ・・・?」
「いいぞ。」
「ただいま〜・・・ってユエさん!? どうしてここに?」
「こいつにようがあってな・・・」
「アハ、アハハハハ・・・」
こうして何事もなく、無事にピンチを乗り切った。
748名無しさん@ピンキー:2011/03/15(火) 11:06:15.96 ID:6QFNGc9m
ミスで二重というか、違うエンディングを2本投稿してしまいました。

すいません。
749名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 08:07:33.20 ID:SkHV0e1o
>>748
理由は確認した際に>>746がまだ投稿されておらず、誤解し、書き直したからです。
750名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 07:33:24.96 ID:Mgo0XUHV
ぬるぽ
751名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 18:39:48.56 ID:HS0XNs4Y
>750
がっ
>749
あんまりにもツッコミ所が多くてアレだが…とりあえず板違い。
いくら過疎スレとはいえ、投下の際のマナーくらい守れないのか?
まぁ…投下っつうくらいまともな作品でもないがな。
752名無しさん@ピンキー:2011/03/18(金) 23:49:18.66 ID:Mgo0XUHV
>>751


すいません。気をつけます・・・
753名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 02:14:16.85 ID:dp+olpZL
モコナが次々女キャラをやりまくるSSキボンヌ
754名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 07:51:43.53 ID:OhzInlSk
モコナが次々男キャラにやられるSSキボンヌ
755名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 08:10:09.14 ID:WDE58Sc/
もう諦めろよ
756名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 01:24:02.39 ID:F5T9+EOG
ttp://g.e-hentai.org/s/6fbeef7b61/110467-82 TRPGオチレイアース
757名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 04:07:35.39 ID:tDXl/vVa
あげておく
758名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 09:38:09.37 ID:wsKWKLZo
うごうご
759名無しさん@ピンキー:2011/04/13(水) 00:03:26.29 ID:aZBDWXg5
アルシオーネを玩ぶアスコットという話を考えた
760名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 19:40:38.97 ID:YQ2Q4xsF
アルシオーネはまったく全然パーフェクトに関係ない話を考えることはある
761名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 17:32:29.46 ID:uP0zqR8x
とりあえずサターン版レイアースからアルシオーネのシチュ妄想

氷漬けになって動けないところをいたづらされる
少年に化けたのを知らない魔法騎士3人に逆レイ○される
フェリオを洗脳してやる
ラファーガに服を引き裂かれるシーンでそのまま押し倒される

オレは書けないんで誰か書いて欲しい
762名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 19:36:13.05 ID:EItQwvUX
>15様、>29様、>37様、>91様に万感の拍手を送りつつ、
フェリオ×風の小ネタ投下。
短いですから、保管庫への収録は辞退させて下さい。


髪に触れる指を感じて目覚めた。
ぼやける視界に目を細め彼の姿を捉らえると
煌めく琥珀の瞳が熱くこちらを見ていた。
「起こしたか?悪かった。」
こちらを見る視線がわずかに顔から逸れて見え、シーツを引く。
あらわだった胸を隠してしまうと、彼は身じろぎした。
「残念。良い眺めだったのに。」
髪を玩んでいた指は頬へ、そして、そっと唇が触れる。
引き寄せたシーツを握る手に力を入れた。

fin
763名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 15:42:12.30 ID:Pv12lt71
>>731
北都ちゃんは、実は昴流のために星史郎を身体で繋ぎ止めていて・・・という電波は受け取った
764名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 23:57:00.19 ID:cgLKTB6u
レイアース世界にランスが来たら というSSが読みたい
765名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 17:45:51.26 ID:qLwr5kTe
レイアースの光とランティスのカプは生々しいな。エロがなくてもエロく見える
766名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 05:03:03.34 ID:JMXAHGda
ザガートとエメロード読みたいなあ
767名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 00:02:30.44 ID:o0D7WmeY
姫と神官という間柄、2人きりになっても怪しまれないからヤりまくっただろうな
768 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/25(土) 22:52:08.29 ID:PX2N/sZR
ほしゅ
769名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 04:29:39.78 ID:GRg7uuh5
あげておく
770名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 20:58:46.92 ID:oZrVmRUZ
もしかしてザガートとエメ姫は清い関係のまま死んでいったの?
771名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 23:02:04.99 ID:kOr/QBgi
レイアースネタでしつこい奴のせいで過疎った
772名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 23:36:52.15 ID:ExXQRYKW
>>770
掲載誌なかよしだしそうおもってた・・・
だって遠くから見詰め合うだけじゃん
で、エメロード姫は自分で自分追い詰めて自分を監禁したんだから

ま、二次ではなんてもありでしょw
773名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 12:45:29.60 ID:ZRj9UfcW
過疎ったのはつまらん自治厨が湧いたからだろ
774名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 20:28:56.57 ID:BR4ge42v
それ以上に要領が残り50KB切ってるのがでかいだろ
775名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 20:49:33.71 ID:9PPast8J
レイアース以外だと何が人気なんだろう
やたら描いてるせいか絞りにくいな
「カードキャプターみさくら」とかどうだろう
776名無しさん@ピンキー:2011/08/17(水) 22:46:01.82 ID:ZRj9UfcW
5ならともかく50で問題はないな
777名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 16:17:17.90 ID:l76GFEl1
CCさくらとちょびっツはエロ同人誌が大量に出てたな
778 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/08/27(土) 01:42:43.77 ID:k+E/9ZFT
保守
779名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 21:15:39.74 ID:Xc5kQc+o
さくらはいまだに中堅以下活動しているサークルが複数ある。
弱小ながらうちもさくらで活動中。
780名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 22:15:39.47 ID:9SNSDhoH
>>779
ほえー
781名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 17:34:31.57 ID:dttS5WGx
藤隆×撫子
知世×小狼
観月×とーや
ミラーたん×魔力なくなったとーや

ありそうで無い組み合わせたち
782黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:01:35.42 ID:WQ8sDw60

 まだあったんだここ……
 久しぶりに投下してみるかな。

 個人的にCLAMP漫画が一番面白かった頃の登場人物で、
 CLAMP全作品中、ダントツで最高の美少女だと思っている
 『X』の小鳥を主人公にした長編エロパロ。

 ちなみに書いてるうちに異常に長くなったので、今回は導入部のみでエロシーンはなし。
 悪しからず。

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 


   【The World is Mine】

   第1章 『砂塵の都』

 
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


      序章T◆旅立ち


 ──ひときわ高い砂丘の上に少女は佇んでいた。

 灼けつくような熱砂が辺りを覆い、緩やかに波打ちながら、遥かな地平線の彼方までも続いている。
 風によって刻々と姿を変える美しい紋様を纏い、陽炎によってゆらゆらと揺れるその光景は、
 あたかも金色に輝く地上の海であった。

 その彼方に、駱駝に乗った隊商(キャラバン)が一列になって歩んでいるのが見える。
 隊商の向かう先──少女が水平に視線を移動する──には、
 ナツメヤシや夾竹桃が生い茂る、緑に覆われた街があった。
 
 街の姿は砂丘の上から遥拝できた。
 雲ひとつない残酷な蒼天を返し、きらきらと輝く大きなオアシスを囲むように、
 砂色の城壁が巡らされ、その中に所狭しと赤茶けた古い建物が詰め込まれている。
 水のあるところには鳥が群がり、風に乗って上空を舞っていた。

 ──わたしも、なまえのようにつばさがあればいいのに。

 寂しげに少女は呟き、長い髪と白いワンピースドレスの裾を風にはためかせながら、
 街を目指して砂丘を降りていった。
 ざくざくと、歩きにくそうに歩を踏み出すたび、砂の上に点々と足跡が残される。

 しかし不思議な事に、先刻まで彼女が佇んでいた砂丘の頂には、
 どこからもそこへと続く足跡は見つかりはしなかったのだった。
783黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:05:15.24 ID:WQ8sDw60

 ***

「──予定通り、みんな寝静まったようだね」

 モダンな雰囲気を漂わせる洋館が、
 暗闇の中にシルエットとなって浮かび上がっている。
 
 大通りに面した様々な建物が掲げる看板には
 右から左へと、レトリックなフォントで漢字とカタカナが記されていた。

 まだ夜の9時だというのに街は寝静まり、
 遠く離れた位置にある、平屋が建ち並ぶ平民たちの区画は異常なまでに暗い。
 それもその筈、大通りを除いて街灯というものはほとんど見られず、
 強盗や殺人を恐れて暗闇の中を出歩く者の数も殆ど無かった。

 道路は土で、車はなく、代わって中央に路面電車用の線路が敷かれている。
 見るものが見ればそれは古き浪漫の時代、大正の頃の日本の姿と映ったろう。

 ──パタン
 
 ホテルの4階から眺める光景を、窓を閉めて視界から閉め出し、
 そこに外敵の襲来を防ぐ牆壁 (シールド) の魔法をかけてカーテンを引く。
 廊下から続くもう一つの出入口にも同様の魔法を施し、
 今この部屋には、外側からは何者も入れないようにしてあった。
 
「これで良し。
 もし誰かが攻めてきたら、すぐにオレたち全員を起こすんだ。
 いいね、モコナ」
 
 モコナ、わかった、という、どこか作り物めいた可愛らしい声が
 室の奥より言葉を返してきた。

 明かりを消そうと壁際のスウィッチに手を指し伸ばすとともに、
 傍らの鏡にその姿が映し出される。
 端正な容姿をした蒼い目の美青年。
 北欧あたりの出身だろうか、髪はきわめて色の淡いゴールドで、
 肌の色は更に淡く、身体にはクラシカルなスーツを纏っている。
784黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:06:50.85 ID:yciBBMpt
 
 明かりを消して室の中央に移る。
 スウイヰトルウムと銘打たれるだけあって、
 広い室内にはこの時代でも最高級品の調度が整えられ、
 絨毯も壁紙も重厚で深みのあるデザインだった。
 辺りには不思議と心を落ち着かせる香が焚きしめられ、
 舶来品のテーブルの上には細かな紋様の描かれたティーポットと
 4つのティーカップが置かれ、そのうち3つまでが干されている。

 空になったカップの数に対応するように、室内からは3つの寝息が聞こえていた。
 部屋の片隅にあるソファには、2mほどもある黒髪の大柄な男が刀を抱え
 遠慮のない大鼾を上げててており、夫妻用に隣合わされたベッドには
 それぞれ中学生ほどの少年と、白い兎のぬいぐるみめいた生き物を抱いた少女が、
 あたかも恋人のように、互いに手を取り合って眠っている。
   
「ごめんね、二人とも。これから絆を引き裂く事になって。
 でもそのかわり、この“旅”をもうすぐ終わらせてあげるから……」

 少年と少女に謎めいた言葉を投げかけ、ブランケットを掛けなおしてやる。

「…さて、オレもそろそろ“行く”とするか。
 今夜はどんな“世界”が待ち受けてるんだろうな……?」

 金髪の青年は卓上に残ったカップを取ってひと息に干す。
 ほどなくして強烈な眠気が襲いかかり、
 深い海に沈んでいくような甘い痺れを感じながら、
 彼は意識が闇の中に溶けていくがままに任せたのだった。

 
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
785黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:08:50.71 ID:yciBBMpt

      序章U◆狐雨

 狐雨が降っている。

 靄然と白雲が流れていたが、穹窿の大部分は晴天で雨が降るような天候ではない。
 しかし沛然と降り注ぐ雨は途切れなく灰色の街を濡らし、
 一千万都市の路頭に立つ者たちを、雨宿りのためにせわしく走らせていた。

 ──何のことはない、ただ少し前、そこに雨雲があったというだけじゃないか。
    こんな他愛ないトリックに昔の人間は妖気めいたものをを感じていたなんて…。

 先刻まで黙々と庭先を掃き清めていた眼鏡の少年は、雨脚が激しくなるとともに
 箒を持って館の軒下へと退散し、雨粒の飛来せし処を──ほの明るく輝く空を仰いでいた。

 雨雲の中で空気中の塵を核として形成される雨粒は、それ自体があまりにも軽いため、  
 落下速度が一定に達すると空気抵抗の影響でそれ以上加速しなくなる。
 それ故に落下を始めてから地上に到達するまで約45分もの速度がかかるが、
 その間に雨雲自体が上空の強い気流で流れ去ってしまう事がある。
 これがひと昔前まで、怪奇現象とされていた狐雨の正体だ。

 ──神秘だのオカルトだの、大抵はくだらない迷信の産物だけど、
    でも、あるところには本当にあるんだよなぁ…
    特にこの“ミセ”には。

 三方を高層ビルに囲まれた都内の一角に、緑豊かな庭園を有した、
 場違いで風変わりな洋館があった。
 庭の一角には大型のゴムプールが置かれ、水着姿の長身の女性が身を凭れるようにして水に浸かり、
 二人の幼女が無邪気に水をかけあって戯れている。

 女性はこの館の女主人であり、少年の雇用主だった。
 雨がふりそめた時彼女たちにも建物に入るよう呼びかけたのだが、
 どうせ濡れているんだから構いやしないわよ、と言って三人は水遊びを続けていた。

 ──それにしても、いつもあのひとは肩や太股を剥き出しにした、
    誘っているみたいな際どい服を着てるけど、今日の水着はまた一段と際どいな。
    恥ずかしくないのかな……いやそもそも俺って、ひょっとして男として認識されてない……?

 つい先刻、ほとんど布地の無い、紐のようなビキニを着て庭先に現れた女主人の体を思い起こして
 少年は頬を紅潮させる。
 想像以上に大きな胸の双丘と、布地から微かにはみ出しており、強烈な印象を残した桜色の乳暈。
 後姿もまた麗々しく、谷間の間に紐を通しただけの、
 その肉感的な臀部に少年の目は釘付けになった。 

 ──はぁ……だ、駄目だ、思い出したらまたあそこが大きくなってきた。
    こ…こりゃあ今夜もあの人をオカズにして、指で抜くのは決定かな。
786黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:11:54.29 ID:yciBBMpt

 はじめはだらしなくいい加減な女だと思っていたのだが、何度も通い詰めるうち、
 その神秘的な力と妖しい雰囲気に魅了され、いつしか少年は女主人に強く惹かれるようになっていた。
 だが現実の彼女は隙だらけに見えて、全くつけ入る隙の無い難攻不落の城塞で、
 何も秀でた力を持たない16歳の少年に、とても手の届く相手ではなかった。
 
 それでも唯一、妄想の中では彼女を自由に扱う事ができた。
 そしていつしか少年は、彼女と淫らな遊戯を交わす自分を想像するようになっていた。

 主従の立場を入れ替え、哀願するように陽物をねだる女主人を可愛がり、
 散々お預けを食らわして焦らした末に、ようやく肉棒をくれてやり、
 一方的に悦しんだ末に、子宮に熱い慾望をぶちまけてやる。

 果ては緊縛したまま女主人を天井から吊るし、プレイ用の鞭で滅多打ちしたり、
 四肢を拘束したまま全身に蝋燭を垂らしたりと、
 誰にも咎められぬのを良いことに、ありとあらゆるプレイを妄想の中で愉しんできた。

 ──今夜もまたお世話になります、侑子さん……!

 今まで脳内で数え切れないほど交わり、股間のモヤモヤを解消してくれた事への感謝と、
 本人に対する罪悪感から、少年はゴムプールで遊ぶ女主人に向けてひそかに手を合わせた。
 雨霞を透かしてその姿を遠く眺め、二人の幼女がおかしそうに笑っている。

 ──あの2人も、本当に可愛いよなぁ。
    ああ…妄想なんかじゃなく、本当に侑子さんやあの2人とヤれたら……
    そうなったら死んでもいいかも知れない。
    …もちろん、絶対に叶わぬ願いだって事はわかっているけど……

 少年は雨雲色の歎息をすると、庭園に背を向け、
 ドアを開けて屋内に退避しようとする。

 ──その願い、叶えてあげましょう。

 と、耳元に妖艶な女の声が囁かれた。
 どきりと、心臓が口から飛び出しそうになる。
 幻聴だと自分に言い聞かせてその場から立ち去ろうとしたが、
 ドアノブを回すより早く、塗れた両腕が背後から首筋に回される。

 ──ただし、それに見合った“対価”を頂くわ。
    対価はお前の生命(イノチ)よ。
    いいわね、四月一日(ワタヌキ)──?

 少年は脚をカタカタと震わせる。
 目の前のドアの硝子に映っているものは、目を大きく見開いて凍りついた自分と、
 その背に抱きつく、まぎれもないこの“ミセ”の女主人の姿であった。

 
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787黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:17:04.59 ID:yciBBMpt


      T◆砂漠の都 


 ――少女は風化して角の取れた、石灰岩で作られた城壁を見上げていた。
 遠くから眺めていた時にはわからなかったが、想像以上にそれは高く、
 ところどころ弓箭で射られたような跡が残っている。
 町を砂漠の盗賊から守るために、近くの岩山から切り出して作られたものだろうか。

 お金の持ち合わせが皆無であったので、身窄らしい乞食たちの物乞いに見て見ぬふりをし、
 槍を持った門番に戍(まも)られた城門を潜る。
 入口の周囲は何件もの隊商宿(サライ)が固まっており、
 丁度到着したばかりの隊商がマントの砂を払い、軒先に駱駝を繋いでドアを潜っていた。

 正門からは一直線に、遥か奥部へと続く整備された石畳の道が見える。
 街路の左右には神殿の柱廊のように背の高いアブラヤシが等間隔に植えられ、
 行き着く果てにはきらきらと輝く湖が垣間見えた。

 ──綺麗な街だわ。
 道は埃っぽくって汚く、人々も貧しいようだけど、でも、非常に綺麗…。

 街道を歩みがてら、ナツメヤシの幹を撫でる。
 無数の繊維からなり、ざらざらと乾いたその感触は、
 どれほど調べても“本物”とまったく見分けがつかない。

 風は熱く乾いて砂塵を孕み、空には雲ひとつかかっていなかった。
 辺りに行き交うのは浅黒い肌をした中東系の民族で、男たちはガタラで頭部を多い、
 女性は黒いヴェールで全身を覆い隠している。

 そのような中、肩や背中を剥き出しにし、膝下まで伸びる、
 フリルのついた薄地のワンピースという少女の姿はあまりに周囲の目を惹いた。
 否、人々の目を惹いているのはその異質な服装や肌の色だけではなく、
 まるで天使のように清らかで整った、そのたぐいまれな美貌であった。
 
 煙るような睫に縁取られた、夢見るように輝く薄茶色の瞳。
 風を孕んで翻る、艶やかなウェーヴを描いて腰の下までも伸びる亜麻色の髪。
 大人しい性格を反映してか、前髪は柳眉の上で切り揃えている。
 
 背の丈は160pに届くかどうかだが、小顔のためかスタイルが良く、実際以上に背が高く見えた。
 それなりに胸は膨らんでいたが、手足も腰も硝子細工のようにかぼそく、
 美しくはあるが病弱で、どこか儚げな雰囲気を漂わせている。

 少女の名は『桃生小鳥 (ものう ことり)』。
 日本の高校に通う16歳の女子高生だった。

 だった、というのは最早それは過去の像であり、今は学校には通っておらず、
 彼女にとって国籍も年齢も意味の無いものとなったからだ。
 なぜなら彼女はもう歳を取ることはない。
 その肉体は現実世界の時間の束縛から解放されていた。
788黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:20:07.53 ID:yciBBMpt

 生けとし生けるもの全てが囚われた運命である“死”すらも、彼女を支配する事はない。
 なぜなら少女は何度死んでも、そこが記憶の終着地ではなく異空間で蘇る。
 本人が望まずして、ある意味 “不死” に近い存在となったのだった。

 ──暑い……
    でも、日本の夏と違って、湿気がないぶんマシかな。

 城門から伸びる賑やかな中央通りをめぐる小鳥。
 これから何かイベントが行われるのか、長梯子に乗った男たちが
 あちこちの軒先に幻想的な造形の洋燈 (ランプ) を取り付けている。
 看板にところどころ散見されるカリグラフィの文字はまったく読めず、
 道を行き交う人々はいずれも初めて見る異民族であったが、
 不思議とその言葉は理解する事ができた。

 もうすぐ雨季が来るとか、今宵の祭りが楽しみだとか、遠く離れた王都では
 古代遺跡を発掘中に、王の妹が行方不明になってしまったらしい……などと、
 様々な会話が交わされている。

 小鳥は額の汗を拭うとともに、日差しの強さが気になり
 帽子があればいいのに、と思った。
 そこで街路樹の木陰に隠れて強く念じると、空間から滲み出すようにして、
 ワンピースの色に合わせた、つば広の白い帽子が頭の上に現れる。

 ──これでよし。

 少女は“世界”に干渉し、微弱ながら“世界”の姿を変える事ができた。
 彼女と同じ “渡り” である青年は、“渡り” の祖である古代ギリシアの男が
 同じ力を有し、そう名づけたのだと彼女に教え、この力を “モルフェウス・デュナミス” と呼んだ。 

 小鳥は “力(デュナミス)” を有するが故に、仮に下心があって襲い掛かって来る者がいても、
 20秒もあれば相手の体の一部を “世界” から消し去るくらいの事はできた。
 自分から騒ぎを起こすような事は一度もなかったが、その奇跡的なオネイロスの力によって、
 これまで出会ったさまざまな “世界” において、おのが身を守ってきたのだ。

 しかし所詮は微々たる力であり、発動が遅く連続して使えないため、
 暴走する群集や銃を持った相手には敵わない。
 そのため小鳥自身、今まで別の“世界”で撃たれたり首を刎ねられたりして
 “殺されて” しまった事もある。
 また、“世界”の “あるじ” とその直接の所有物に関しては、
 干渉することができないのがこの力の欠点であった。


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789黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:25:03.63 ID:yciBBMpt


      U◆逃走劇


 ──ザワザワ
 ──ガヤガヤ

 俄かにざわめきが上がり、辺りの人々が怪訝な目で小鳥を見ていた。
 どうやらデュナミスによって帽子を生み出すところを目撃されていたようだ。

 「魔法だわ!」と女の一人がヒステリックな声を上げたのを皮切りに、
 道行く者たちが足を止めてこちらを振り返る。
 どうやらこの街の人々は迷信深く、魔法は忌み嫌われるような力であるらしい。
 小鳥はまずい事になったと思い、俯き加減にその場を立ち去ろうとしたが、
 襤褸を纏い、歯の抜けた老婆が指を突きつけて叫んだ。

「“ゼノビアの祭の日に、異国の魔女と三体の眷属が現れ、大いなる禍いを齎す。
 かつてない地の御怒りに町は悉く崩れ去るであろう”──」
「……!?」
「お告げの通りじゃ、魔女が…予言の魔女が現れおった!」
「魔女だわ、あたし目撃したもの!」
「聖なる祭を汚す滅びの魔女め!」

 周囲に騒ぎが広がり、針路を変えて別の道に向かおうとするも、
 恰幅のいい男が立ちはだかって逃げ道を塞ぐ。

「捕まえたぞっ!」
「いっ…いたたた!」
 
 周囲全てを人々に取り囲まれて退路を失い、小鳥が顔を蒼白にする中、
 背後から屈強な男がゴリラのような毛むくじゃらの手を伸ばして腕を掴んできた。
 猛然とした力にかぼそい骨が軋んで折れそうになる。
 しかし次の刹那、小鳥の腕が一瞬半透明になったかと思うと、
 まるで幻のように男の手の中を“すり抜け”た。

「えっ」
「ば……化物だ!」
「悪霊だわ!?」
「捕らえよ! 何としても捕らえるのじゃ!」

 ざわめきが広がる中、老婆が檄を飛ばし、
 逃げ場のない四方八方から同時に手が伸びる。

 先刻は腕だけを“移動”させたが、小鳥は今度はデュミナスを使って
 咄嗟に身体全体の“軸”を4次元方向にずらした。
 3次元軸上にある群集は異なる軸にいる小鳥を捕まえられず、
 はっきり目の前に目視できるにも関わらず、その手は悉くすり抜けて空を切る。

「ど…どういう事だ!?」

 地上に立つ人間とそのぴったり頭上を舞う鳥は、
 “高さ”の概念が無い一次元世界では触れ合っているように見える。
 しかし“高さ”という軸が存在する2次元世界では、高さの違いから触れ合う事はない。
 同様に今の小鳥の姿は、垂直・水平・奥行きの3軸上の座標が同じであっても、
 更なる第4の軸方面へずれているため、何を行ったところで捕らえる事などできはしないのだ。
790黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:27:47.79 ID:yciBBMpt
 小鳥はその特性を利用して駆け出し、二重三重になった人垣を一直線にすり抜けて背面に出た。
 更に民家の壁の中に飛び込み、丁度テーブルを囲んで食事している一家の只中を走り抜けて
 反対側の壁をすり抜け、薄暗い別の路地に“実体化”する。
 幸いこちらの道の人通りは少なく、彼女が壁を抜けて出現したところを目撃した者はない。

「〜〜〜〜〜ッッッッ!?!?」

 背後の屋内で、テーブル上のものがぶちまけられる狂騒音と、けたたましい悲鳴が上がった。
 昼間なのに幽霊が出たとか、憑り殺されるとかいう恐怖に引きつった声が上がっている。

 ──はぁはぁ……まるでお化けみたいな事をしちゃったわ。
    まあ、今の私ではあながち間違いとも言えないのだけれど……。

 元々運動は得意でない上、“力”を使いすぎたため、ぐったりとなって壁に凭れかかる小鳥。
 “力”が一時的に枯渇し、これ以上4次元軸にずれ込む技の発動はできそうも無かった。

 しかし安心はしていられない。
 最初の路地で彼女が壁に飛び込んだ姿を目撃した者たちが、
 ドアを開けて民家に雪崩れこみ、「ここに魔女はこなかったか!?」「魔女はどこに消えた!」と
 一家に詰問している高圧的な声が聞き取れた。

 小鳥は追っ手が来ないうちに逃げるようにその場から離れ、息を切らして人ごみを逆走し、
 巡礼者にまぎれて荘厳なモスクの中へと逃げ込んだ。

 内部は思った以上に広く、仄暗い中、無数の燭台に幻想的な燈火が揺らめき、
 天井には壮麗なアラベスクが描かれていた。
 床の上には等間隔に並んだ大勢の信者たちが拜跪し、
 波となってうねるような祈りが厳かに繰り返されている。

 隠れられそうな手頃な場所が見つからなかったので、
 小鳥は視線を巡らして素早く裏口を探し、追っ手が来る前に急いでそこから出ようとした。

「ごめんなさい、そこをどいてください!」

 裏口の前に白いフードをかぶった長いローブの男が佇立していた。
 少女はその脇を抜け、ドアを開けようとするも、
 返ってきた手応えは硬く、施錠されている事に気づいて慌てて留め金を外そうとする。
 と、唐突に背後のフードの男が語りかけてきた。

「待っていたよ、“渡り鳥”。
 ようこそ、オレたちの“世界”へ──」
「…………!?」

 鋳鉄の留め金を手にした少女の手が止まる。

「よかった。想像していたより何倍も綺麗だ。
 これなら記憶を操作し、潜在的な願望を発露するよう植えつけた
 オレの同行者も、きっと君を気に入る事だろう」
「……あの。
 私を、知っているんですか……?」

 おそるおそる振り返って訊ね返す。
 その顔を覗かれまいとするかのように、
 白フードの男は、まるで幽鬼のように床の上を滑って距離を開いた。
791黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:30:43.25 ID:yciBBMpt

「蜜蜂が花に群がるように、花が蜜蜂に対して花弁を開くように、
 互いに惹かれ合ってオレたちは出会った。
 これからキミはこの街で3人の男と出会うだろう。
 そして3人それぞれにより、異なった愛され方を知るだろう」
「それは、何の事ですか?」
「キミを待ち受けるサプライズだよ。運命とも言うね」

 何を言っているのかまったく理解できなかった。

「……貴方は何者? 私と同じ“渡り”なの?
 それとももしかして、この世界の“マスター”……?」

 どうかな……? と、フードの下から金色の髪を覗かせつつ、
 青い目をしたその青年は薄く笑う。

「“渡り”ではない。といって“あるじ”かというと、
 外れてもいないが、完全なる正解というわけではない」
「どういう意味なの? そして、どうして私の事を……?」
「…とある知り合いが、オレに君を紹介してくれたんだ。
 とても魅力的で、綺麗な女の子だと」

 もっと近寄って顔を確かめようと小鳥が歩み寄るも、
 すぅ、と音もなく水平移動して逃げる白フード。
 
「彼の猫の眼には、現し世の者が見るかりそめの像が、
 本質のみで構成された、まったく異なる姿に見えるようになっている」
「…………」
「同様にオレには君が、天使のような清楚な少女の殻をかぶったその下に、
 どうしようもなく淫らで、貪欲かつ黒い慾望にまみれた、真の貌を隠しているのが見えるよ。
 そしてその事をキミ自身が認めず、心の奥に押し隠して厳重な封印を施している。
 真のキミは“解放”されたがっているんだ」
「……いったい何の事?」
「それは君自身が一番わかっている事だろう。
 だから君の出会う“世界”は、様相こそ様々であるものの、
 いつも見目麗しい男たちの登場するものばかりなんだ」
「…………!」
「これまで幾つもの世界で心惹かれる男たちに出会ってきたろう?
 しかし一度も“目的”を果たせなかったろう?
 君はいまだそれを負い目に思い、自分の願望に執着している。
 それ故に数ある夢の中でも、今度はこの“世界”に惹かれてやってきたんだ」
792黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:32:02.38 ID:yciBBMpt

 まるで過去に渡り歩いてきた“世界”を見透かされたようで、
 少女は指先を震わせる。
 謎のフード男は、彼女のすぐ背後に移動して囁きかけた。

「君が “神威” に逢いたがっている事も、
 呪わしい “狭間の世界” から解放され、
 安息を求めて冥府に落ちてたがっている事も知っている。
 しかしそれ以前に求めるものがあるという事も」
「…貴方の名前は?」
「そのうち知る事になると思うよ」
「私を紹介した、貴方の知り合いって誰なんです?」
「蜃気楼のように現れては熄える、“玖月牙暁 (くづき かきょう)” という儚い男さ」
「ええっ!? 牙暁さんを知ってるの……?」

 驚いて振り返る小鳥。
 しかし、つい今まで背後に立っていた筈の男の姿は、
 もはやどこにも見られはしなかった。

 
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793黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:36:25.62 ID:yciBBMpt


      V◆宝物庫


「侑子さん、さっきはあんな事言ってたけど、いったいどういうつもりなのかな……?」

 店主が“第三宝物庫”と呼んでいる奥まった物置の定期清掃をしながら、
 三角巾をかぶった眼鏡少年は呟いた。
 蔵品を陽の光で傷めないよう、窓の無い息の詰まるような密室に、
 世界中から蒐められた壺や彫像、三味線、文具、祭具、掛け軸を収めた箱など、
 幾つもの骨董が所狭しと並べられている。

 ファイの刺青や黒鋼の刀など、魔法や呪いがかかった曰くつきの品を揃えた
 第一・第二宝物庫と違い、ここに藏められたものはさして重要なものではないとの事だったが、
 それでも16歳の高校生である四月一日君尋 (ワタヌキ キミヒロ) にとっては興味深い品々ばかりだった。
 はたきで棚の埃を落とし、箒で床を掃除した後に、
 そうした骨董をひとつびとつ拭き浄めるのが、アルバイトとして雇われた彼の今の仕事である。 

「まさか、単なる俺の聞き間違いだよな。
 あんな願いを叶えるだなんて……」

 絵皿を磨く手を休め、額の汗を拭きながら吐息する。

 ――その願い、叶えてあげましょう。

 彼が気にしているのは、1時間前に女主人が口に乗せたひとことだった。
 普段ならただの他愛ない悪戯と取れるが、彼の知る限り女主人は、
 いつも煙のように捉えどころのない発言をしていながらも、自ら言霊を裏切った事は一度もない。
 それゆえに何かの間違いだと思いたかった。

「でも、もし本当だったらなぁ…」

 ここは謎めいた力を持つ女主人――壱原侑子 (イチハラ ユウコ) と、
 その召使いであるマル・モロが住む謎の館の一角である。
 館は都内の一等地に庭園つきの店を構えながらも、その敷地内はこの世ではない。
 どこか別の次元に位置しながらも、空間座標を重ね合わせる事で現世と繋がっていた。
 この世に存在しないがゆえ、普通の人間は館の存在そのものに気づく事なく、門の前を素通りする。

 だが惣闇 (つつやみ) の中で深邃なる本能の命ずるがまま羽虫たちが灯火の周りに群がるように、
 この館でしか叶えられない願いを持った者たちが、時たま導かれるようにして幽 (かく) された門を潜る。
 そして主の侑子はそうした “キャク” を相手に、何らかの対価と引き換えに
 その願いを叶える、特殊な “ミセ” を開いているのだった。
 
 四月一日もはじめはそうして訪れた客の1人だった。
 彼は生まれつき、他の者には見ることのできない妖 (あやかし) が見える特異体質の持ち主で、
 その体質ゆえ世俗の者とは馴染む事ができず、悩みを抱え続けていた。
 彼はこれを病気と看做し、初めてこのミセを訪れたその日のうちに
 侑子に治療を頼んだが、代償としてこのミセで働き続ける事を要求された。
 
 以降彼は学校が終わると毎日のようにミセに通うようになったが、
 きまぐれな女主人は彼の料理の腕と黽勉さをたいそう気に入ったようで、高麗鼠のようにこき使った。
 侑子は様々な異世界や妖の世界に通じる異端の魔女であり、その下で働くうちに、
 四月一日は普通の人間に話しても到底信用してもらえないような、数々の奇跡的な出来事を経験した。
 そして今ではこの店を始めて訪れてから、もうそろいろ1年が経過しようとしている。
794黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:41:06.49 ID:yciBBMpt

「きちんと磨いてるようじゃない。感心感心」

 ふいに後ろから声をかけられ、振り返ると、
 入口の扉に孔雀の尾羽模様の和服を纏った女主人が立っていた。
 夜の一角を切り取ったかのような美しいストレートヘアを長く腰の下まで伸ばし、
 逢魔ヶ刻の闇 (くらがり) を覗き込む猫のように、瞼を半目に開いて悪戯っぽくこちらを眺めている。

「あ、侑子さん、どうも」

 ぺこりと一例し、再び絹布で皿を磨く作業に戻る。 
 侑子は壁に背をもたれながら鷹揚に命令を下した。

「四月一日、今晩は特別な“料理”にするから、一番いい皿を選んでおきなさい」
「は? 何か特別な事でもあったんですか」
「ふふん、今日は月に一度の聖なる“儀式”の日なのよ。
 その宴に、特例としてお前も招いてやろうと思ってね」
「月に一度……って、そんなの今までありましたっけ?」

 また適当な口実を設けて酒を飲むつもりじゃないだろうな…と
 半信半疑で質問を投げかける。

「この“ミセ”は、外の世界とは時間の流れが違うのはわかっているわよね?」
「え……ええ、何となく」
「お前が帰った後、その日だけは外界との全ての出入口を切り離し、
 あたしたちだけで特別な“儀式”を行うの。
 お前が翌日入ってきたミセは、実は一日ぶん時間をスキップさせた2日後のミセなのよ」 
「そ、そうだったんですか?」

 長く勤めるうちに、このミセについてはそれなりに多くの知識を得てきた心算だったが、
 四月一日にとってもそれはまったくの初耳だった。
 そこまでしていったいどのような事をしているというのか。

「じゃあ、この絵皿なんてどうでしょうか。けっこう気に入ってるんですけど」

 手を止めて直径50pほどもある、磨いている途中の大皿を見せつける。
 表面に鳳と凰が相対する豪奢な絵が描かれ、裏側に『大明成花年製』と記されている。
 民代初期に景徳鎮の官窯で焼かれた事を証するもので、これだけ精緻な
 技巧を凝らした絵柄と保存状態なら、時価1億円は下らないだろう。
 もちろん贋作だろうが、本物なら個人が所蔵するようなものではなく、美術館に寄付すべきものだ。

「侑子さんって骨董好きなのか、この手のレプリカ皿、ここに百枚以上揃えてありますよね。
 古伊万里の名品や古代ローマのミルフォリ (モザイクガラス) 皿、中世ファエンツァのマヨリカ陶器、
 ラスター彩のイスラーム陶器にエトルリアで発掘されたアッティカ赤像式の皿……
 まるでどれも本物みたいで凄いですよ」
「あら、全部ホンモノよ?」

 眉ひとつ動かさずに侑子は言った。
795黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:43:39.90 ID:yciBBMpt

「ま……まさか。
 で、この皿で問題なければ、今晩のご馳走は何にしますか?
 できるだけ期待に添えるものを作ろうと思うっすけど」
「わざわざ作らなくてもいいわ。こちらで最高のモノを用意してあるから」
「えっ」

 珍しい事だった。
 定期的にこのミセには、どこからともなく大量の品物が届き、
 その中には怪しげな鉱石や薬品に混じって、
 見たことも無い動物や木の実などの食糧が混じっている事がある。
 その類だろうか。

 しかしそうした品物は、四月一日が調理した料理を侑子が食べている一方で、
 彼女はまったく手をつけようともせず、かわってマルとモロの双子が、
 あの小さな体のどこに入るのかと疑うほどの旺盛な食欲で胃袋に収めていた。
 それゆえそうした食物は、あくまで二人のためのものとして
 侑子が取り寄せているものだとばかり思っていたのだが。

「じゃ……じゃあ、お酒はどうします? やっぱり飲まれるんですか?」
「当ー然!」
「70年ものの古酒(クースー)とか幻の本醸造秘蔵酒とか、それなりのを揃えてますけど、どうします」
「ああ、そっちはいいのよ。お前も知らないとっておきのモノを用意してあるんだから」
「そ、そうなんですか?」

 これまた珍しい話だった。
 頻繁に酒を切らして、補充のため少年をお使いに行かせるうわばみの女主人が、
 そのようなものを隠していたとは。

 と、ちょうど四月一日が皿を磨き上げたところで侑子が手を叩き、
「マルー! モロー!」と召使いを呼び寄せた。 
「あーい」「ご主人様!」と言って、二人組の幼女が現れる。

「…これを、いつものところに」
「わかったのー」「わかったのー」
 
 四月一日から皿を受け取って抱え上げるマルとモロ。
 少年は傍らの桐箱から次の皿を取って、無心に磨き始めたが、
 なおも女主人がヒマそうに壁際に佇んでいるのを見て、質問を投げかけた。

「……そういえば侑子さん、いつぞや現れて、どこかに旅立った小狼君たちは、
 今頃いったいどこで何をしているんでしょうかねぇ」
「小狼の事、マルも知りたいー」「モロも知りたいー」
「……ああ、カレらね。心配ないわ。全員無事に旅を続けているから」
 
 女主人は犀利に目を細める。
 その表情に一瞬不安そうな翳が過ぎったのを、四月一日は見逃さなかった。
796黒羊宮 ◆SHEEPbsybI :2011/09/07(水) 00:45:36.05 ID:yciBBMpt

「……もしかして、何かあったんですか?」
「小狼君やサクラちゃんたちは今、あるセカイのホテルに泊まっているのだけれど、
 様子がおかしいの。モコナと連絡が取れないのよ」
「えーっ?」「どうして?」

 詳しく聞きたげに双子の幼女が足元に抱きついた。

「宿泊している部屋に何か特殊な結界を張って、
 外部の者を一切立ち入らせないようにしているようだわ。
 どこで覚えたのか、この私ですら見た事もない咒式で、内部の様子がわからないのよ」
「……えーと、ホテルにチェックインするまではみんな無事だったんですよね?
 それからホテルで何も騒ぎが起こってないとすれば、心配ないんじゃないですか」
「なら、どうして結界を?」
「誰か恐ろしい敵にでも狙われていて、その用心のためだとか」
「それならまだ理解できるんだけどね。
 私が見ている限り、今のセカイに来てからそんな奴らに狙われている様子は無かったわ」
「…………」

 四月一日は少し考え込んでから、  

「敵側の人間が情報遮断のために張ったとかいう可能性は?」
「ううん、結界を作ったのは小狼君の仲間の一人よ。私も見ていたから間違いないわ」
「なら、問題ないじゃないですか」
「普通に考えればそうなのだけれどね。何かひっかかるものがあるのよ」

 胸を強調するような形に腕を組み、思索を巡らす侑子。
 ふと、ある可能性に気づいて柳眉を吊り上げる。

「まさか……」
「……?」
「そんな事はないと思いたいのだけれど……ね」
「どうしたんですか、侑子さん?」

 怪訝に訊ねる少年に対し、女主人は苦々しそうに言った。

「彼らはまさか、この私から、逃げようとしているんじゃないでしょうね……?」


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797黒羊宮 ◆SHEEPbsybI


      W◆虚空の人魚


 モスクを抜けた小鳥は、雑駁に入り組んだ裏路地へと出た。
 豹のような毛並みをした、彼女の来た世界ではとうの昔に亡び去って見られない
 古い種族の猫たちが集会を作っていたが、
 親しげに小鳥が近づくと一斉に逃げ去っていく。
 不満げに唇を尖らせつつも、少女は不思議そうに呟いた。
 
「いったい何者だったのかしら、さっきの人は……?」

 白昼夢を見ていたわけではない。
 あれが白昼夢だというのなら、この“世界”全体がそうだ。
 なぜならこの世界は“存在”そのものが虚構であり、本当はどこにも在りはしないからだ。

「この“世界”の人ではないわ。
 といって、“渡り” の力を持っているわけでもないと言っていた。
 それより、これからどうしようかしら……」
 
 いつもなら新たな “世界” を訪れた際、小鳥は黄金や宝石など、
 デュナミスによって何か価値のあるものを創り出して住民に与え、
 それと引き換えにその世界の通貨を得る。
 そして安全でプライパシーの保てる場所──多くは宿屋の個室に泊まって時間の経過を待つ。

 なぜそのような事をするのかと言えば、だいたい7時間〜10時間程度で
 “世界”そのものが消滅してしまうためだ。

 その後はいつも小鳥が “ホーム” と仮称している、虚無の空間に戻される。
 そこには思念のほか一切の物質が無く、
 彼女は肉体すらも形をとどめあえていないのだが、
 いつも本人の潜在的意識に従って、長い尾と幻想的な尾鰭を持つ人魚の姿になる。

 ──どうしてわたし、いつも人魚の姿になるのかしら?

 かつて小鳥が夢の中の海で死んだ母親と再会した時も、母は人魚の姿をしていた。
 彼女と同じ力を持つ病弱な青年・牙暁は、この夢は小鳥の無意識の投影であり、
 薄暗く静かで殺風景な “海底” は死の世界──
 ただし永遠の暗黒に閉ざされた冥府、光輝に包まれた天国のまだいずれにも属さぬ、
 その前段階の “孤独な浄罪の世界” の可視化だと言った。

 そして “人魚” は人魚姫の寓話に見られるように、叶う事の無い恋愛の象徴、
 またその肉を食べると不老不死になるとの話に見られるように、
 天地のいずれにも属さず永遠に彷徨う者──
 “幽霊” の暗喩なのだと彼は説明した。