【内診】病院でエロストーリー4【身体検査】

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1名無しさん@ピンキー
そろそろ容量が限界なので立てます

前スレ
【ドクター】病院でエロストーリー3【学用患者】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154580907/
2名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 15:20:30 ID:w/vQcXus
初代スレ
【ドクター】病院でエロストーリー【ナース】
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083472482/

2代目
【ドクター】病院でエロストーリー2【ナース】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106144150/


保管庫
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SSが投下されたら以下で保管をお願いしてください
2chエロパロ板SS保管庫連絡BBS
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1081523361/
3名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 18:14:30 ID:iYjf0VaY
支援
4名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 19:31:43 ID:wvAaelsb
保守
5名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 14:43:54 ID:DJo5UrRn
支援
6名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 15:31:26 ID:yt6+rCX+
保守
7名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 08:53:33 ID:0dp57BvZ
紫煙
8名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 06:26:10 ID:EphhfkW0
9名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 03:27:48 ID:Uo55kyrh
職人街
10名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 03:41:33 ID:euU4x1c+
保守で埋まるのか、このスレは……(汗ダラ
11名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 00:48:19 ID:XWJekDgF
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       ノi::,ヽ,,',  `ー''     `ー''   .,'/::;'ヽ
       '/ \::',              ./´V
          .V;`、           ./
             `- .、  -   ,. '´     <1乙っと・・・
             .,‐' ´  ̄ ´  ̄ヽ_
            , - '\\ _  ._ // ̄',_
          /   `-,_\_V_/__,-´    〉、
          / \              ./ .`、
         i   `, <'、          /.   .\
       /    !'´_''-,ヽ         i    .`,
       /    { -- > ヽ>    _,... -‐'' ´    i
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         /::/       /;-,_  ._',     `、::::`,
        /::/      /  ',  ̄/ ',ヽ    ヽ::::::i
        /:/      /  . 〉 〈  .',     .ヽ::::i
        >      /   /   \ . ',     .ヽ

前スレは512kbを超えました。
12名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:01:33 ID:tNlvPUNk
今日も保守
131/4 「精密発育検査・杉原菜月の場合」 15:2007/05/14(月) 23:28:02 ID:R8ZIIrvD
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 15


 他人だけではなく自分のこともどう見られようが気にしない性格なのか、その男は菜月の
眼の前で、菜月のパンツを鼻にこすり付けて匂いを嗅いだ。本当にどういう神経なのか、当
然のように下着を裏返しにして、である。
「うわ、前よりも臭いがきつくなってる気がする」
 それはある意味当然のことだった。
 多くの検査の結果、菜月の陰部はさまざまな体液で汚れてしまった。その都度拭き取られ
たといっても、多少は残る。菜月もあまり清潔といえなくなっていく下着をふたたび着用する
のは抵抗があったが、全裸で各検査場所を移動する気にはなれなかったので、検査のあと
はきちんと身に付けて行動していた。
 男のいうことが本当なら、それが原因だろう。
 特に直前の浣腸・排便の検査の影響は大きいのかもしれない。その推測を裏付けるよう
な感想を彼は仲間に報告していた。
「なんか、ウンコ臭い」
「仕方ないんじゃないのか?」
「でも確かにウンコ臭い」
 男同士で話しているうちにさらに気が大きくなったのだろうか。
 彼らはついに会話の矛先を菜月本人に向けた。
「ねー、昨日はちゃんとお風呂入った?」
「…………っ」
 菜月は顔をゆがめた。
 侮辱にもほどがある質問だった。
「ちゃんと答えてくれないと困るんだけどー」
「……入りました」
 菜月の返答は、消え入りそうな小さな声のものだった。
「体洗ってる? アソコもちゃんときれいにしておかないとダメなんだよ?」
 彼は、菜月が午前の検査で恥垢のことを注意されていたのを知っていて、こんなことをい
っているのだ。
 からかい以外のなにものでもない。
「……洗ってます……っ」
 菜月はやっとそれだけ答えた。
「そう? でもちょっと匂いがきついんだよねー」
 激しくうずまく感情でどうにかなりそうな菜月を見て、楽しんでいるようだ。裏返しにした菜
月の下着の、性器や肛門に当たる部分を菜月本人に見せつけるようにしながら、笑って尋
ねる。
「いつもこんな汚いのを平気ではいているの?」
「いつもは……そんなに汚れてるわけじゃ……」
「ふうん。やっぱりきれいなののほうがいい?」
「……それはそうに決まってます……」
 菜月は眼を伏せながら、彼らの顔を見ないように答えていた。悔しさで心が張り裂けそう
だった。
「そうだ」
 突然、彼はなにかを思いついたらしい。
 菜月はまたいやな予感に襲われた。
 あいかわらずニヤニヤと笑いながら、彼は菜月にいう。
「きれいなのほうがいいんだろ。ちょっと洗ってきてあげるよ。大丈夫、終わりまでには乾く
って」
 その突拍子もない思いつきに、菜月は返事が遅れた。
「え……、そんなっ。いいですっ」
「いいから、いいから、こんな汚れてちゃ気持ち悪いだろ」
142/4:2007/05/14(月) 23:29:25 ID:R8ZIIrvD
 汚れているとはいってもこの程度なら、こんな男に洗濯されるより我慢してはいたほうが
ずっとましである。
 あわてて断る菜月だったが、どうも彼に耳を貸す気はなさそうだった。
 だいたいどこまで本気でいっているのかわからない。しかも表向き善意を装っているとこ
ろが始末に終えない。他の男たちは笑って見ているだけである。
 そのうち一人が口を開いたので、止めてくれるのかと一瞬期待したが、まるで違った。
「そろそろ戻ったほうがいいんじゃね」
 本人は耳打ちしているつもりらしい。菜月にも聞こえているが。
「だな。――じゃ、そういうことで。あとで返すから」
「ち、ちょっと、待って……」
 勝手に提案して勝手に決めてしまったその男は、身動きの取れない菜月の叫びを軽く無
視すると、そのままパンツを持って離れて行ってしまったのだった。
(な、なんなの……)
 菜月は唯一残っていた衣服が奪われてしまったことに気づいて愕然となった。
 これではこの検査が終わったあとも素っ裸のまま過ごさなくてはいけない。
 自身はなにもしていないというのに、他の罰則を受けている生徒たちと同様に、下着を没
収されてしまったことになる。もうすぐ検査は終わりだというが、いつ返してもらえるのかわか
ったものではない。
 最悪の場合、彼らを探して菜月は病院をさまようことになるかもしれなかった。

 取り残されてからしばらくして、薬液が効いてきたのか、菜月はふたたび便意を感じ始め
ていた。
 じりじりと増大するその圧力は、これまでと同じ破局を菜月にもたらすだろう。
 わかっていてもなにかできるわけではないのも同じだ。
 そうでなくても今はベッドに四肢を拘束されているというのに。
(だいぶしたくなってきた……)
 薬液の注入を受けてからそれなりに時間は経っている。
 経験からすると、ほどなくして強烈な便意が菜月を襲ってくることは明白だった。
(誰も来ないの……?)
 いつまで放っておくの、と思い始めたころだった。
 物音がしてそちらを向くと、そこに看護師があらわれた。
 四〇代の前半といったところの年齢だろう。彼女の後ろに続いて、若い男たちが姿を見
せる。
 菜月は顔をしかめた。
 彼らは少し前に去ったばかりの、自分の下着を持っていってしまった三人組の男たちで
あったのだ。いや、わずかに変化がある。一人少なく、彼らは二人だった。
 菜月の見た限り、二人とも菜月のパンツを持っていない。もう一人の手にあるのか、それ
とも洗って乾かしているところだろうか。
 少女の表情に気づいているのか気づいていないのか、看護師は菜月に向かって軽く笑み
を見せる。
「どう。そろそろうんちしたくなってきた?」
 菜月は男たちへの警戒を緩めないまま、看護師に応える。
 異性の前でのこの質問だったが、今日はいろいろなことがありすぎた。それほど動揺する
ものでもない。
「……少し」
 本当はかなりの便意を感じていたが、そのまま答える気にはなれなかった。
「そう。じゃあまだ時間がかかりそうね。あなたたちもいい?」
 彼女のセリフに不審を感じた菜月は、『あなたたち』とやらを見る。
 彼らは菜月に近寄って、会釈をするのだった。
「この検査は、前の浣腸以上にできるだけ我慢してもらうことに意味があるの。でも、本当に
もうダメ、限界だと思ったら、こっちの人たちにいってね」
153/4:2007/05/14(月) 23:30:08 ID:R8ZIIrvD
 看護師はさっと二人を示す。
 菜月が無言でいると、看護師は一人だけ菜月のベッドを離れる。男二人が代わるように
ベッドの周囲に配置につく。
 看護師は振り返って、菜月に言葉を向ける。
「これで最後だから、がんばってね」
 口ぶりはともかく、表情にそれほど感情の色はない。もともとそういう性質なのかもしれな
い。
「今日の検査大変だったでしょう。今だって、女の子なんだし、そんな格好じゃあ恥ずかしい
でしょうけど、我慢して。あまり人に余裕がないの。ここにはその三人を残すから、うんちが
したくなったら彼らにいうのよ。男の人相手はいやかも知れないけど、ちゃんというとおりに
しなきゃダメよ」
 それから二人の男たちにいくつか注意を残しているようだ。
「――じゃ、ここで見てて、彼女がもう耐えられなくなったら、呼びに来てちょうだい」
 そうして彼女は去っていった。
 菜月はふたたび暗澹たる気持ちになった。
 一人でも同性の人間がいればまだよかったというのに、自分のために残されたのは男ば
かりである。それもつい先ほど、散々菜月にろくでもない態度をとっていた連中だ。
 看護師の言から、彼らは今度は公認で菜月の監督に当たっているということだ。
(なんでよりによってこの人たちが……)
 二人は看護師がいた間はそれなりにまじめな顔を装っていたが、彼女が去るとすぐにニ
ヤニヤと笑い出す。
 菜月はむかむかしながらも、せめて自分の疑問だけは解消しておこうと思った。
「……あの、その、わたしの下着は……」
「ん? ああ」
 一人が喜んで応える。
「あれね、もう一人のやつが洗いに行ったから」
「……いや、その、い、いつ、どこで返してもらえるんでしょうか……」
 菜月の肝心の質問に、彼は、
「どうなんだろ」
 ともう一人に会話を向ける。
 もう一人はもう一人で、完全に他人事である。
「他の服を返すときと一緒でいいんじゃないの」
 菜月は心中でうめいた。
 それではこの検査が終わっても、裸のまま待っていろということなのか。
 この検査の直前に見た光景から想像すると、下着以外の服が返却されるのはまだまだ
先のようだ。
「あの、この検査が終わるまでに持って来て下さい。お願いですから……」
「いや、無理。あいつがどこに洗いに行ったのかわからないし」
 むちゃくちゃである。
 人の持ち物を強引に持っていきながら、無責任にもほどがある。
「そんな、そっちが勝手に持ってったのに」
 腹立たしくなってきた菜月に対して、彼らは意外に冷静だった。
「大丈夫だって、そのうち戻ってくるから」
「そうそう。それにパンツ一枚のことじゃん、いまさら変わらないだろ、恥ずかしがるなよ」
 まるで菜月を相手にしていない返答だ。
 これではなにをいっても同じだろう。
(…………っ)
 早く戻ってくるように祈るくらいしかできることはなさそうだ。
 それでもあきらめきれず、なんといえば早く返してくれるかあれこれ思案していた菜月だっ
たが、静かに忍び寄っていた大きな波が、彼女を不意に襲った。
「――――くっ」
164/4:2007/05/14(月) 23:30:57 ID:R8ZIIrvD
 ぎゅるぎゅるぎゅる――っと、少女のおなかは盛大に鳴いた。
「お」
 男たちも当然気づく。
 菜月はあらためて顔を赤くして黙り込んだ。
(来てる、来てるよ)
 奪われた下着に気をとられていたが、菜月の便意はかなりの大きさになっていたのだ。
「終わりも近いか」
「いやあ、まだまだ」
 彼らは切羽詰った表所の菜月とは対照的にのんびりとした口調でいった。菜月としてはか
なり真剣に便意をこらえているといったところである。
「ほら、我慢できそうだよ」
 いいながら、一人が菜月の腹をさすった。腸内にたまったガスの影響だろうか、少女の腹
はわずかにふくらんでいる。
(ぐうう……)
 菜月には彼の手を気にする余裕もなかった。

 しばらくたっても、菜月の孤独な戦いは続いていた。
 男たちもときどき話しかけたりするのだが、排泄欲求を必死にこらえている菜月は反応が
薄く、おもしろくなかったようだ。
(もう、だめ……)
 ただ時間の経過は菜月の敗北の瞬間を着実に引き寄せている。
 浣腸と排泄を繰り返させられた経験からいっても、我慢の限界はかなり近そうだ。
「そろそろ、限界かな」
 苦しむ少女を飽きずにながめていた男たちが、菜月に尋ねる。
 菜月もここら辺が限度だろうと見当をつけていた。
 こくりと小さくうなづく。
「もう我慢できないって」
「もう少し行けそうじゃないか?」
 もう一人は本人でもないのに、適当なことをいっている。菜月は怒りを覚えてなにかいおう
としたが――そのとたんにこれまでで最大の波が来た。
 菜月は寝転ばされたままである。
 ベッドにはまだなんの用意もされていない。
 このまま欲求に身を任せれば、ベッドのシーツは茶色に染まり、菜月のおしりも自身の汚
物でぐちゃぐちゃに汚れることになるだろう。
 それだけはいけない。
 そう思って、口にしたくないセリフだったが、いうしかなかった。
「う、ううう――っ、あ、あの、で、で、出そうですっ」
「出そうって、うんこが?」
「そ、そうです、出る、う、うんこ、うんこ出ちゃう……っ」
 外聞もなくその言葉を連呼する菜月の姿に、今どれだけ切羽詰っているか、彼らにも理解
できるはずだ。
 しかし、菜月が聞いたのはやはり無常な言葉だった。
「うん、もう少しだな。もう少し我慢して」
「む、無理です、つ、次は、我慢できない、も漏れちゃいますっ」
「限界かなあ、これは」
「でも、どうせ、な」
「…………?」
 彼らの会話に疑問を持ちながらも、菜月はいよいよ我慢できなくなった瞬間を、脳裏に浮
かべた。



(続く)
17名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 23:45:30 ID:4d5M80Vx
GJ!
お疲れさまです。
18名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 00:47:28 ID:Z6OFi68W
G・J!
お待ちしてました!
19名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 08:10:39 ID:fJM5Z+nA
ほしゅ
20名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 01:06:40 ID:CsKe6zGJ
つんつん
21名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 10:45:09 ID:m8Tvywhz
age
22名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 00:11:00 ID:sbBoIgIA
保守
23名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 09:06:04 ID:ZNVjl4rg
ただいま保守週間
24名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:55:49 ID:MFyaENN7
hoshu
25名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 09:39:24 ID:0WteuwEk
「はーい、次の方どうぞー」
「あ、あの・・・うっ」
「今日はどうしました?」
「あの・・・一人遊びしてたら、あん、抜けなくなっちゃって・・・」
「・・・はぁ?」

こんなのでもOK?
26名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 16:10:25 ID:5D3el51A
ok
27名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 00:22:29 ID:q72WpwTt
保守
28保守がてら:2007/06/17(日) 02:43:29 ID:waUvf+WC
投下してみる。
病院ものといいより怪奇現象になってしまった。
あと、エロを書くのは初めてなので非常にぬるいです。
――――――――――


少女はベッドに仰向けになりながらぼんやりと虚空を見つめていた。
親しくなった少年が逝ってしまった。
退屈な入院生活を紛らわせてくれた、快活な優しい少年だったのに。
友情とほんの少しの憧れを抱いていたのに、その気持ちが成長する前に彼はいなくなってしまった。
悲しくはあるが、涙は出なかった。ただやりきれない想いだけが胸に渦巻いて、少女の気力を奪う。
一日中そんな調子で過ごし、いつしか時刻は夜を示していた。
味気のない夕食をとり、消灯時間になる前にさっさと寝てしまうことにした。
どうせ起きていても面白いことなどないのだ。だって少年はもういないから。
29名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:45:44 ID:waUvf+WC
不意に目が覚める。普段より早く寝たせいで、中途半端な時間に目が覚めてしまったのだろうか。あたりはまだ真っ暗だ。
もう一度寝直そうと目を閉じたものの、妙に目が冴えてしまってなかなか寝付けない。
尿意を覚えて個室のトイレで用を足す。
再びベッドに戻ろうとして、少女は違和感に気づいた。
静かすぎる。
いくら夜半とはいえ、物音一つ聞こえないのはいくらなんでもおかしい。虫の声も、鳥の声も、風の音さえも。
言いようのない不安に襲われて、彼女は病室の扉をそっと開けて外の様子を窺った。
30名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:46:58 ID:waUvf+WC
やはり静かすぎる。そして暗すぎる。
ナースステーションも、非常口の灯りさえも、光を点しているところは一つもなかった。
急に一人でいることが怖くなって、人の気配を求めて廊下を歩き始めた。けれど半ば確信に近い予感が脳裏をよぎる。
案の定、誰の姿も見つけられなかった。本来いるはずの夜勤の職員も見あたらない。
それでも少女は急かされるように足を動かした。誰か、誰でもいいからいないだろうかと。
視界が涙で滲んだ。片っ端から扉という扉に手をかけてみるも、どれもビクともしない。
まるで世界中から彼女だけが孤立してしまったかのようだ。
孤独感がそのまま恐怖となって彼女にのし掛かる。少女は半狂乱になりながら病院中を駆け回った。
31名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:48:43 ID:waUvf+WC
どれほどの時が過ぎただろうか。永遠にも思える時間をさまよった末、ようやく開く扉を見つけた。
そこが何の部屋かも確認せぬまま、勢い込んで中に飛び込む。
室内は外にも増して暗かった。手探りで部屋の中を進む。しかし何も見つけられないまま、どうやら角に着いてしまう。
引き返そうと一歩後ろに下がった途端、背中が何かにぶつかった。
ぶつかったモノの正体を確認しようと振り返った瞬間、肩を掴まれて押し倒された。
しかしそれでぶつかったモノが人であると気づく。
壁際に背をつける格好になり、座り込んだ状態で相手を見上げる。
ようやく見つけた人の気配だというのに、少女の胸には安堵の気持ちは湧かなかった。それどころか、更なる恐怖心が支配する。
32名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:50:24 ID:waUvf+WC
誰、と問おうとして失敗した。声が掠れてしまって言葉にならない。
逃げなければ。明確な理由はわからないが頭に警鐘が鳴り響く。
けれど身体はいうことを聞かず、小刻みに震えるばかりで身動きがとれなかった。
その人影は、動けぬ少女の脚をおもむろに掴み、思い切り割り開いた。その間に己の身を滑り込ませる。
少女はとっさに脚を閉じようとするが、それよりも早く相手の手が膝を押さえて彼女の動きを阻害する。
もう片方の手で少女の寝間着のズボンを勢いよく引き下げた。途端に露わになる少女の下着。
次の行動の予想がついて、少女は下着を手で押さえようとするが、それよりも相手の動きの方が早かった。
33名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:51:46 ID:waUvf+WC
あっという間に下着が膝まで下ろされる。
悲鳴を上げながら腕を振り回して身を守ろうとする彼女に構わず、その人影は両膝の裏をぐいと持ち上げ、壁際に押しつけるようにする。
あられもない格好をさせられ、秘部を晒された彼女は羞恥以上に恐怖した。
このままでは犯される。
ひきつるのどを必死で奮い立たせ、精一杯の大声を上げて助けを求めた。けれど誰もやってはこない。それでも彼女は叫んだ。
助けて、誰か助けて――脳裏には一人の少年の顔が浮かぶ。もう、この世にはいない少年。
どうして死んでしまったの、お願い助けて。私を助けてよ――。
いつしか暗闇に目が慣れて、あたりにあるものの形が捉えられるようになっていた。
そして彼女は気づいた。気づいてしまった。
今まさに自分の脚を押し広げている相手。その人物こそ、彼女が脳裏に思い浮かべていたその人であるということに。
34名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:53:31 ID:waUvf+WC
少年の瞼は固く閉ざされたままで、何も見てはいなかった。当然だ、彼にはもう、魂は宿っていないのだから。
しかし何故か彼の肉体だけは動いている。何の表情もなく、ただ機械的に自分のズボンを下ろし股間をさらけ出していた。
息を飲む彼女の裂け目に、己の肉棒を押しつけた。
血の通わぬそれは吃立も硬くなりもしない。ただ脚の間にぶら下がっているだけのモノ。
柔らかい感触に吐き気すら催した。少女はどうにか身を捩ってそれから逃れようとするが、脚を固定する彼の腕はビクともしない。
死した彼の肉体では筋肉だってろくに機能しないはずだろうに、どこからこんな力が湧いてくるのか。
硬くならない肉棒に手を添えて秘唇にあてがい、凄い勢いをつけて腰を少女に押しつけた。
圧力でもって彼女の膣に少年の自身を突き入れる。
馴らしもせずに侵入された激痛に、少女は絶叫する。けれど少年は構わず腰を前後に揺すり始めた。
そこには情も優しさの欠片もなかった。
一切の力加減もなく、ただただ肉棒を突き入れてはぎりぎりまで引き抜き、また突き入れて膣内を掻き回す。
35名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:54:48 ID:waUvf+WC
暗くてよくわからなかったが、恐らく出血しているであろう。
それでも少年は目を固く閉じたまま、黙々と動き続けた。
まるで、人の肉と皮を纏ったカラクリが一定の動作を機械的に繰り返しているようだった。
恐らくその表現はそう外れていない。明らかに少年の意志ではなく、何者かが彼の身体を操って少女を襲わせているのだ。だが、今の少女にそんなことを冷静に考える余裕などなかった。恐怖と痛みだけが彼女を支配している。
蛇がにゅるにゅると出たり入ったりしているような感覚に、嗚咽混じりの悲鳴を上げるしか出来ずにいた。
闇に閉ざされた部屋の中、腰を打つ音と少女の喉から漏れ出る呻き声が響く。
そのうち淫らな水の音が混じり始めた。少女の股の間が濡れてくる。
防御反応から分泌された液体が、少年の肉棒で泡立てられぐちょぐちょと音を立てる。
決して快楽は感じていないのに、少女は自分が淫乱になったような錯覚に囚われた。そんな自分自身を酷く嫌悪した。
36名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:56:56 ID:waUvf+WC
恐ろしく長い時間、少女は少年に体内を蹂躙されていた。
その行為には何の感情も、人肌の温もりもなかった。冷たい肉体がただ自分を犯す。
普通はあり得ない状況がたまらなく恐ろしかった。
だがしばらくするうちに、彼女の身体の芯に熱が点りだした。同時に悪寒にも似た感覚が腰から背筋を這い上がる。
長い時間をかけて馴らされた彼女の身体が感じ始めたのだ。
嗚咽から、明らかに色を帯びた歓喜のさえずりに変化する。それを理解したかのように、少年の腰の動きが更に速くなる。
魂が抜けるような感覚とともに、少女の口から甲高い声が飛び出した。
それとともに彼女の裂け目から、ぶしっぶしっ、と透明な液体がこぼれた。
彼女は荒い息をつき口の端からだらしなく涎を垂らして惚けている。
目は焦点が定まっておらず、夢と現の間をさまよっているようだった。
37名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:58:25 ID:waUvf+WC
少年の肉棒がずるりと引き抜かれる。
相変わらず彼のモノは垂れ下がったままだ。当然である。生きていない肉体が反応を示すはずがないのだ。
体内から少年が出ていく感覚に、少女の意識が引き戻される。
ようやく終わってくれた、彼女はそう安堵する。
しかし、そう判断するのは早計に過ぎた。
少年が彼女の前から立ち退いて、視界が開ける。
そして、そこに絶望を見てしまった。
少年と同じように瞼を閉ざし何の感情も見せない男たちが数人、少女を取り囲んでいたのだ。
悲鳴は声にならなかった。
少女はここがどこだか嫌でも気づいた。
名前だけは知っていたけれど自分には用のない場所。普通は足を踏み入れることのない場所。
――ここは霊安室だ。
熱の通わぬ死体たちが少女に群がる。片足を床に押さえつけ、もう片方を高く持ち上げられた。
少年が少女の肉芽を摘み、潰し、こね回す。
死体の一人がその冷たい指を秘唇に、更に別の一人が菊門にあてがい、やはり力の加減などしないまま容赦なく指を突き入れた。

死者たちの狂宴は、まだ始まったばかりだった。
38名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:59:52 ID:waUvf+WC
青年医師は担当の少女の病室を訪れて、その異様な光景に疲れたような溜め息をついた。
彼はこの病院でもう勤続十年になろうとしていて、こうした状況は初めてのことではなかった。
目の前の少女は、茫洋とした目で泣きながら懸命な様子でシーツに股間を擦らせ続けていた。
まるで少しでも摩擦で熱を得ようとするかのように。
寝間着のズボンは床に打ち捨てられ、下着は右足にかろうじて絡みついている。
扇情的な光景ではあったが、医師は疲れたような顔をするだけだった。
この病院には、いるのだ。得体の知れない何かが。
そいつはどういう手段をもってかは知らないが、時折こうして少女を惑わし、狂わせる。
そして狂わされた少女は。
医師はもう一度溜め息をつくと、扉に鍵をかけた。この部屋は個室なので人目を気にすることもない。
ベッドに近づくと、そっと少女を押し倒した。
少女の秘部は、擦られ続けて痛々しく充血していた。
医師はベルトを外し、自身を取り出す。そして少女の中にゆっくりと押し入った。
少女は体内に入ってくる人の熱を受けて、安堵と歓喜の入り交じった甘い矯声をあげた。
39名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 03:01:11 ID:waUvf+WC
やがて少女は数分と経たぬうちに達し、意識を手放した。
それからずっと、彼女は眠ったままである。
これまでの例もそうだった。この病院に巣くう得体の知れない何かは、こうして少女の心を連れ去ってしまう。
そしてきっと、そう遠くない将来、また同じような被害に遭う者が出てくるのだろう。
予想は出来ても、くい止める手段はどこにもなかった。
40名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 03:28:38 ID:yvvUCU3h
コエーヨ
41名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:53:55 ID:v/cJRt2S
コワイコワイ・・・
42名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:41:14 ID:xZYe5yVu
ふにゃちんでも一応肉棒は肉棒か……
でもふにゃちんで膣かき回すのは無理ありすぎ
超巨根ふにゃちんか…確かにホラーかも
43名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:41:22 ID:cqZc7uYb
かゆ
うま
44名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 13:47:13 ID:6uxzQvF1
hoshu
45名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 00:19:51 ID:gRUGUHIj
捕手age
46名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:46:39 ID:7y48ftM8
札幌の道立高 「胸触られた」120人苦情 女生徒 内科検診終了できず(06/30 07:11)
ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/35229.html

471/4:2007/07/05(木) 02:08:46 ID:0B23OBH+
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 16


 耐えられなくなった自分は、彼らの目の前で大便を漏らしてしまう。男たちは無責任に汚
物への嫌悪をあらわにするだろう。汚れ物の後始末をしなければいけない彼らは、きっと、
蔑みと嘲りを存分に菜月にぶつける。
 それはどうしようもなくみじめで、救いようのない光景だった。
 男たちは「なんだよ、本当に漏らすなんて、なにしてんだよ」と理不尽な悪態をつき、菜月
は「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣くことしかできない。
 また、ベッドと自身の体に挟まれ、排泄された便は臀部に不快な生暖かさを広げる。それ
はこびりつき、拭き取っても、ひどい悪臭を菜月の体に残しはしないだろうか。
 他の女子生徒たちや、帰り道、すれ違う人々が菜月から発せられるその異臭に気づいたら。
 みなが汚物そのものを見るような眼で菜月に振り向く――

(いや、そんなのはいや……!)
 悪夢だ。
 いくらなんでもそこまでの恥を晒して、生きていきたくなどない。
 それよりも、これまでにも何度か繰り返しているとおり、トレーへの排泄のほうがマシだ。
彼らに排便姿を見られることにはなるが、ベッドのあちこちと自身の体を汚物で汚すよりは
るかにいい。
「お、お願い、本当に限界なんです、ほ、ほどいて、ほどいてくださいっ」
「ほどく? なにを?」
 わかっているだろうに、一人が訊き返す。
「手足の帯です、このままじゃ、も、漏れちゃううっ」
 今度こそ、本当の限界が来ている。
 男たちの眼の前で、許可なしに便を漏らしてしまう。そのこと自体だけでも、検査の過程
としての排便とは、また別の恥辱だった。
 しかしもう我慢は不可能だ。
 菜月は表情を失って、その瞬間が目前にあることを悟った。
(もうダメっ)
 これ以上はどうにもならない。
(せめて……っ)
 最悪の想像が現実のものにならないよう、できるだけ腰を浮かせる。たとえ便を漏らして
しまっても、自分の体を汚さないようにだ。
(で、出る……っ?)
 が、予想に反して、その瞬間は来なかった。
「え、ええっ?」
 少女の肛門からはなにも出なかった。
 小さくなって消えると期待していた腹痛はそのまま残っている。
「ど、どうして、で、出ないっ」
 普通であれば十分な力を込めても、便はいっこうに出ない。
 感覚としては便秘のときのものに近い。便意は強いのに、その中身がどこかに引っかか
って、どうしても外に出ないような。
 混乱している菜月を男たちがやはり笑って見ていた。
「どう、出せる?」
「な、なんなの、これ。ううう――っ、出したいのに、うんこ出来ない……っ」
「おしりの穴に栓をしてただろ? あれのおかげだよ。それで、本当の限界まで我慢できる
わけ」
 忘れたわけではなかったが、ここまで強力に栓となっているとは思わなかった。本当に排
便することができないとは。
482/4:2007/07/05(木) 02:09:29 ID:0B23OBH+
 理由はわかった菜月はますます絶望的な気分になった。いわれたとおりなら、栓を抜か
なければ菜月は排泄できない。栓を抜くにはゴムのふんどしをはずす必要がある。手足を
X字に拘束された菜月は自分でそのゴムをはずすことはできない。そばに付き添う男たち
は菜月の手足を自由にする気もおしりの栓をはずす気もないらしい。
 これでは菜月はひたすら苦しみ続けるしかない。
「そんな、本当に、もう限界なのに、こんな、あうう――っ」
 すでに、菜月を襲う便意はひっきりなしになっている。一つ去っても間髪いれずに次の波
が来る状態だ。浮かせた腰を上下させたりと、可能な限りで体を動かすが、なんの気休め
にもならない。
 菜月の命運は二人の男に握られている。
 一度我慢を諦めかけたせいもあって、便意はとっくに限界を超えていた。菜月はなりふり
かまわず彼らに懇願した。
「は、はずして、栓を抜いて、もう、苦しいの、すごく苦しいのっ、お願いだからっ、ああ、あぐ、
あぐう……っ」
 菜月の必死の訴えに、彼らもお互いに話し合う。
「ま、そろそろ限界か」
 適当に人を呼びに行く役を決めたらしく、一人が菜月の検査区画を抜け出していく。
 しかし、やっと動きを見せたとはいえ、菜月の排泄が許されるのは今の男が戻ってから
だろう。菜月は目の前が真っ暗になっていくようだった。
「お、お願いです、今すぐ、はずしてください……っ。このままじゃ死んじゃう……っ、痛い、
痛い、おなか痛い――、ぐうううっ、ううううっ」
 一人残った男に懇願する。菜月は本当に死にそうなくらい自分が追い詰められていると
思った。
「いや、死にはしないと思うよ。怪我しない程度に調整してあるし」
 一人になっても男の調子はあいかわらずである。
 実際、彼のいうように、菜月の校門に押し込まれた栓は、完全に排泄を阻止するようなも
のではないのかもしれない。もっと強くその気になって全力で力めば、隙間からでも排便が
可能だろう。
 ただそれをするには、便秘になったときの硬い便を肛門いっぱいに広げて押し出すときの
ような、あるいはそれ以上の痛みに耐える必要がありそうだ。そのとき、体が耐えられず、
肛門が引きちぎれるのではという恐怖に、菜月は無意識に怯え、完全に力むことができな
いのだ。
 だが、その恐怖を越えなければ、今ある痛みは何度でも襲ってくる。菜月に逃げ場など
ない。
「う、うんこしたい、うんこしたい……っ。あぐううう、おなかが破裂しちゃう……っ」
 菜月は極限まで高まった便意に、涙をぽろぽろとこぼしていた。この苦しみを取り除いて
くれるなら、排泄を見られる恥ずかしさなどどうということはないと思えた。
 それどころか、今の菜月は訊かれればどんな秘密だろうと簡単にしゃべるだろうし、やっ
てもいない犯罪だって、それが解放の条件なら即座に認めるだろう。
(本当にこれじゃ拷問だよ……っ)
 菜月は気が遠くなって失神しかけた。
 どたどたと人が駆けつける音で意識を取り戻す。
「ああ、こりゃ限界ね、もういいわ」
 直前に来ていた看護師だろうか、女性の声がする。
 呼ばれてきたのは彼女一人のようだ。横に呼びにいったほうの男が立っている。
「足のベルトはずして、あ、それ取って」
 彼女の指示に従って、二人の男が動く。
 菜月は物理的にも精神的に抵抗できない状態で、されるがままだった。
493/4:2007/07/05(木) 02:10:15 ID:0B23OBH+
 彼らは菜月の両足を自由にしたあと、すばやくゴムの帯をはずしたが、まだ、栓は抜か
ない。軽く支えたままだ。
(は、早くはずして……っ)
 男の一人一人が菜月の両足を左右から抱え、大きく股を広げる。
 中央に看護師が銀のトレーを設置した。
「じゃ、抜くよ」
 それから菜月は、肛門にふさぐ違和感が取り去られるのを感じ取った。栓が抜かれた
のだ。
(やっと出せるっ)
 障害となっていたものはすべてなくなった。それ以上を待つことなどできるわけがない。
「んぅ――っ」
 たまりにたまっていたものが、一挙に噴き出る。それでも菜月が感じていた圧力に比べ
れば勢いはまるで物足りなかった。あまりに便意が高まりすぎたせいか、思うように力む
ことができず、垂れ流すようにしか排泄できないのだ。
 望んだほど爽快にとはいかなかったが、苦痛そのものは速やかに小さくなっていくので、
菜月はようやくほっとした。びちびちっと鳴り響く自分の排泄音もまるで気にならない。
(出てる……やっと出せてる……っ)
 固形物はやはりあまり残っていなかったようだが、噴射とともに、自分のおなかが心地よ
くへこんでいくのを菜月は感じていた。

 後始末の段になって、ようやく菜月は周囲を気にする程度の余裕を取り戻した。
 菜月の顔の涙は乾いていたが、独特のごわごわとした突っ張りを目元に残していた。
(わたし、今日、すごいところ見られすぎ……)
 感覚が麻痺したのか、どこか他人事に考えるまでになっている。
 いまだに両手はベッドにくくりつけられたままだったが、菜月の下半身は、腰に引っ掛け
られていたゴムふんどしも取り除かれ、完全に身につけるものがなくなっていた。
 看護師は菜月の汚物の入ったトレーを持ってどこかへ行ったようで、この場には二人の
男性が残っているだけだ。
 彼らは拘束されたままの菜月を横目に、別の新たなトレーを用意している。
 それを見ただけで、菜月はまた泣きそうな気持ちになった。
(そんな……もう浣腸するのやだよ……っ)
 排便を我慢する苦しみを死ぬほど味わった菜月に真っ先に浮かんだはそのことだった。
 今までに受けた他のどの検査でもいい、だけど強制的に我慢させられるこの浣腸だけは
もう絶対にいやなのだ。
 怯えはあからさまに顔に出ていたのだろう、一人が冗談交じりに尋ねる。
「もう浣腸はいや?」
「…………っ!」
 それだけの言葉で菜月は恐怖した。
 顔が引きつっている。
 そんな少女がおもしろかったのだろう、わざわざ彼は近くの台から浣腸器具を手に取って
菜月に見せびらかす。
「いちおう、まだあるけど」
「……ゆ、許してください、もう、お、浣腸だけは、ほ、他のことだったら、なんでもしますから、
浣腸だけは、や、やめてください……っ」
 男たちは菜月の返答に、二人顔を見合わせてくっくと笑った。
 菜月は彼らの態度が眼に入らないほどパニックに陥っている。
「ま、いい子にしてたらしないよ」
 浣腸されるのかされないのか――それが菜月にとってもっとも重要なことだった。彼の返
答にやや安堵する。
504/4:2007/07/05(木) 02:10:59 ID:0B23OBH+
 彼らは菜月のしりの下にトレーを敷いた。菜月は寝たままの姿勢だから、そのままではト
レーが不安定になってしまうので、足に力を入れて腰をやや浮かせなければならなかった。
 男が菜月の様子をうかがいながらいう。
「じゃあ、いまからきれいにするから、両足を開いてくれるかな」
 隠すもののない股間を男の前に晒せという、普段であれば耳を疑うような命令を、菜月は
一切迷うことなく実行に移した。
 それは女性が男のものをまさに受け入れようとしている姿そのものである。大人の、男慣
れした女性だって相手を選ぶポーズだ。だが、少女の中で、恐怖心が羞恥心を容易く打ち
破った。
 その苦痛を体に教え込まれた菜月は、それよりも男の視線を浴びることを選択した。
 実際のところ、もう浣腸が行われることはないというのに、ちょっとからかっただけでいい
なりになる少女の様子に、二人の男も一種の感動を覚えていた。
 男性としての支配欲を実に刺激してやまない。
 二人に徒労感などはなく、役割を果たすのをすっかり楽しんでいた。
 両足をM字に曲げた菜月の股間に、一人がやかんのようなものを使ってお湯をかける。
熱湯などではなく、ぬるま湯だった。
(うあん)
 その心地よさに思わず菜月は陶酔した。
「熱くない?」
 いいながら、肛門だけでなく性器付近、それも手を伸ばして指を差し入れ、割れ目を広げ
つつ湯を注いでくる。菜月はなにも答えなかったが、どこかとろんとした目つきになっていて、
男たちもそれに気づいたようだった。
 お湯が一通りかけ終ると、腰の下のトレーが持っていかれる。トレーは最初から湯を受け
るためだけに用意されていたのだ。
 それからガーゼだろうか、布で性器を念入りに拭かれる。陰唇を丹念になぞり、陰核の上
を執拗に往復した。
(……うっ、うう)
 彼らにとってもいたいけな少女をもてあそぶことができるのはこれが最後の機会だったの
だろう、思い残すことないよう菜月の体を徹底的に触っておくつもりらしかった。
 彼らがそうしている間、菜月はまったく無抵抗をつらぬいた。ガーゼを大股開きの菜月の
股間に押し当て、上からもんだり振動を与えたりする男たちには、菜月がいやがったところ
で喜ばせるものにしかならない。
(う、く……)
 裸を余すところなく見られ、性器の奥から排泄姿まで何度も晒してきた少女は、最後の
最後まで、下半身を男たちになぶられるままにされるしかなかった。
 しかももともと少女を守る壁にはなっていなかったとはいえ、器具さえ取り払われた下半
身はあまりにもさびしく無防備だ。
 男たちがカメラを持ち出した。菜月の体をもう一度撮影するつもりらしい。
 もう撮り残していることもないだろうに、検査ごとに必要なのだろうか。菜月もさすがにお
おいに疑問だったが、口にする気力など残っていない。
 二人のうちカメラを持たないほうが菜月の陰部に手をやって、また、その亀裂を指で押さ
えて開く。
(…………っ)
 専門の器具を使われたわけではないが、可能な限り中の様子まで見えるようにされ、真
正面からシャッターが切られた。
 縛り付けられていた両手が解放され、手首をさすりつつ、やっと終わりかとそれだけを考
えていると、次は四つんばいだった。突き出したしりにやはりレンズが向けられる。
 撮影はまだ続いた。



(続く)
51名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 02:32:28 ID:sgwTQZq6
待ってたgj!
52名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:39:26 ID:C0P8/Qo9
GJ!
お待ちしておりました。
53名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:43:18 ID:O0wxSQnU
G・J!!
待ってました!
541/4:2007/07/09(月) 03:04:17 ID:5aAXfca7
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 17


 一つのポーズで一通り撮影が終わると、別のポーズでの撮影となる。彼らはあらゆる角
度から、菜月のあらゆる姿をカメラに収めるつもりなのだ。
 そうした撮影も今や未知の経験ではなかったが、彼らの指示の中には、ふたたび菜月に
屈辱を呼び起こすものがあった。
「次は、自分の指でここを引っ張って、広げてくれる?」
 菜月に大股開きをさせた上で、そんなことを命令してきたのだ。彼らが広げるようにいっ
たのは少女の秘部である。
 菜月自身の手で、自分の陰唇を割り開かせ、秘すべき場所を自ら晒させるつもりなのだ。
(こ、こんな格好を、や、やだ……、でも、いわれたとおりにしなきゃ……)
 菜月は指示のとおり、自身の体腔をどうぞ見てくださいといわんばかりに男たちの前に広
げた。指先が触れたその肉のひだは、じわりと濡れていた。
 顔に血の気が戻る。そのまま普段以上の血液が流入し、蒼白だったほほが赤く染まる。
 少女が素直に従うのを見て、男たちはますます調子に乗った。
 菜月の指をつかんで、亀裂の中のある一点に持っていく。
「指をもう少し内側に入れてくれる? ん、片手だけで広げて、こっちの人差し指でここを押
さえるようにして」
 菜月が自分の指で触らされたのは、秘唇の上端、かすかに突出する肉の芽だった。
 菜月はされるがままに指を置くが、自身の性器に指を差し入れるその姿は、あからさまに
性的な行為のようにも見える。いや、顔を赤らめる菜月の表情から、それ以外のなにに見え
るというのか。
(こ、これじゃあ、まるでわたしが、自分で、い、いじってるみたいじゃない)
 菜月は直接的な自慰行為にふけている真っ最中のようなポーズを写真に撮られているの
だ。その写真を見る者があれば、被写体の少女が真っ裸でなにをしているのか、容易に想
像力を膨らませるだろう。
「ちょっと、もう一回だけ、調べておくから」
 そんなことをいいながら、一人がその指を、菜月の肛門に伸ばした。すでに潤滑剤を塗っ
てあったらしいその指は、便と浣腸液が何度も出入りした肛門に、ぐいぐいと突っ込まれる。
「んう……っ」
 彼は残った手でへその下あたり押さえた。そこから徐々に下部に移動して、陰毛や性器
の上に這わせていく。菜月の手を避け、ごく浅い部分だけだが、少女の反応を待つように
粘膜をなぞる。
 それから、また陰核を押さえる菜月の指をつかんで、今度はある程度の力をもって、その
敏感な部分を刺激させた。
(んっ、んっ)
 他人の力によるものとはいえ、今、菜月にその刺激を与えているのは菜月自身の指だっ
た。結果だけ見れば、なにより純粋に性的なその行為を、菜月は男たちの目の前で披露し
ていた。
(こ、こんな、恥ずかしいとこ、写さないでっ)
 菜月の想いとは逆に、男たちがやめるはずがなかった。かまわずシャッターを切り、フラッ
シュが光る。その光を浴びるたび、菜月は例の昂揚が湧き上がるのを感じた。
(だ、だめ……、気持ちよく、なんか……っ)
 男の手が左右ともそっと離れた。菜月がそれに気づくまでのわずかな時間、少女の股間
をなぶるのは少女自身の指だけとなる。
 菜月の理性が一瞬、空白となり、わずかに手に力を込めた。
(ん、ん……っ)
 その瞬間が見逃されることはなく、
552/4:2007/07/09(月) 03:05:02 ID:5aAXfca7
(…………あ、うそ、今の、なし……っ)
 菜月はふたたび光を浴びた。

 結局、菜月は最後まで二人のいいなりのまま、並みのヌード写真集などまるで問題にな
らないほど過激な写真を、数え切れないほど撮られてしまったのだった。

 男たちもようやく満足したのか、それとも時間が押していたのか、菜月の最後の検査も
ついに終わる。
 仕上げなのか、薄いタオルで体を余すところなく拭かれ、やはり体中を触られたが、そこ
で「はい、もう終わりだよ」と声がかかった。
「お疲れ様ー」
 などと、男たちが仲間にとも菜月にとも取れるような調子でねぎらったりなどもしている。
 二人がそのまま軽く片付けてこのスペースを離れようとするので、そこで菜月は区切りが
ついたことがわかり、慌てて声をかけた。
 大事なことを忘れるところだった。
「あ、あの、すみません、わわたしの下着は、どこにあるんですか?」
 一瞬きょとんとした彼らは、すぐにああ、と気づく。
「そういや、あいつどっか行ったままだな」
 すぐに戻ってくるだろといいながら、今をもって影も形も見えない。
「じゃあすぐとっ捕まえてきてやるよ」
 菜月のパンツを持っていってしまった男がこの場にいない以上、彼らとしてもそのくらい
のことしかできないのは確かだ。
 できるだけ早く戻ってくるように祈りながら、菜月は二人が去っていくのを見送った。

 菜月はベッドに腰掛けて、両手を体の前で軽く組んで待っていた。
 まだ男たちがいなくなって数分ほど、戻ってくるにしてもまだ先だろう。
 と思っていると、パタパタとスリッパの音が聞こえ、ひょいっと看護師が顔をのぞかせた。
「うわ」
 ここに女子生徒がいるとは思っていなかったのか、少し驚いている。
「なに? あなた、ここの検査は終わったんじゃないの?」
「ええ、終わることは終わったみたいですけど……」
「じゃあ早く集合場所に行きなさい。もうそろそろみんな集まるわ」
「いえ、あの、わたしの下着を持ってきてくれるって……」
 菜月としては自分は被害者のつもりでいるから、それは正当な理由である。
 だが細かい事情を知らない看護師は、少女が素っ裸でいる理由を、菜月の短い言葉と
この状況だけでいい加減に判断したようだ。
「なにいってるの、他の子もまだ裸のままよ。自分だけ勝手にそんなことしていいわけない
でしょう。ほら、もう時間いっぱいいっぱいなんだから、急ぎなさい」
「で、でも、あの人たちが勝手に持っていったのに……」
「しょうがないでしょ、あなたが悪いんだから。ほら立って、ぐずぐずしてたら、みんなの迷惑
でしょ。おしり叩かれなきゃわからないの?」
 どうやらこの看護師は菜月がパンツを取られてしまったのは、どこかの検査で指示に従
わなかった罰の結果だとでも思っているらしい。
 すでに菜月の言葉に聞く耳など持っていないようである。
「もう仕方ない子ねっ」
 看護師は菜月の手を握ると、無理矢理引っ張って立たせた。
 菜月の個人用検査カードも取ると、菜月に押し付けるようにして持たせる。
「ほら、早く。みんなもう終わりかけてるんだから」
 菜月は彼女の剣幕に負け、ついたてで囲まれた一角から引き釣り出されるようにして歩
き出した。
563/4:2007/07/09(月) 03:05:44 ID:5aAXfca7
 看護師は菜月の片手を握ったまま、先へと進む。
 最初につれてこられたのはただの部屋の片隅であった。
 検査の前に女子生徒たちが集められていたところだ。しかし、そこにいたはずの生徒た
ちは姿を消していた。
 菜月の手を握っている看護師は、別の看護師を見つけ、なにやら訊いているようだ。
「――今、移動しましたよ、みんな」
「そう。ねえ、ちょっと見てよ。この裸ん坊さん、隠れてたのよ」
 そういって手を引いて、わざわざ菜月をよろめかせる。
 菜月は決して隠れていたわけではなく、時間に遅れ気味になっているのだって自分のせ
いではなく男たちのせいだと思うが、なにもいい返すことはできなかった。
「今年は没収されたの、何人くらい?」
「さあ、その子を入れて四、五人ってところじゃないですか」
「ホント、最初からいうこと聞いてればいいのにねえ」
 ここで他の女子生徒の検査カードも回収していたらしく、菜月のカードもこのもう一人の看
護師に手渡す。
 菜月を引っ張る看護師は、移動先にまで案内するつもりらしい。ずっと手を握ったままな
のは菜月を子供扱いしているという意思表示だろうか。

 そのまま、部屋を出る扉へと向かう。午後の検査会場として使用されてきたこの部屋の
外は、そのまま一般患者も通る廊下である。
 ずっと裸足のままだった菜月に、特設の検査会場から出るということでスリッパが貸し出
される。
(やだ……っ)
 そこで菜月はあらためてあられもない自分の姿を思い出す。自分は布切れ一枚身に着
けていない、正真正銘の素っ裸なのだ。
 菜月は部屋を出ることにかなりためらいを感じたが、手をつないだ看護師が進む以上、
廊下へ出ないわけにはいかなかった。
 廊下の空気は冷たく感じた。
 菜月は片手を看護師に握られているため、残った手で体を隠すしかないが、できること
はせいぜい内股に歩いて、股間の前を手で隠すことくらいである。それにしたって完全に
は隠せていないし、おしりなどはむきだしのままだ。
 この状態で、菜月は病院の長い廊下を無理矢理歩かされたのだった。
 看護師がさっさと歩くため、足音を殺すことができない菜月は、スリッパのペタペタという
よく通る音を響かせなければいけない。その音のせいというわけでもないだろうが、進むう
ちに、菜月の恐れていた人々が姿を見せた。
 医師や看護師はとにかく、恐れていたのは女子生徒たちの検査に無関係な一般患者た
ちである。その付き添いや見舞いの人間もいる。
 少女の期待もむなしく、そうした人々が通りかかる菜月に気づく。その尋常ではない姿に
も。興味を引かないわけがない。
(みんな、みんな見てる……っ)
 菜月が歩かされた廊下はこの病院でも主要な通路の一つだったのだろう、行く先々にけ
っこうな数の人間がうろうろしている。
 ある者はぎょっとして、またある者は相好を崩して、看護師に連れられる全裸の少女を迎
えた。
(あー、恥ずかしい、恥ずかしい――っ)
 もちろん、子供というにはちょっと大きすぎる年齢の少女が、全裸にされて人前を歩かさ
れている姿に、いくら病院とはいえ不適切ではないかと考える者もいた。しかし、彼らも治療
や見舞いなどそれぞれの用事があってこの病院を訪れている。
 所詮ひとごとであるのに、わざわざ首を突っ込んで病院とトラブルを起こす気にはならな
かったのである。
574/4:2007/07/09(月) 03:06:30 ID:5aAXfca7
 多くは「かわいそうだな」とは思いつつも、好奇に満ちた視線を少女に送った。
 医者たちの前ではあらゆる恥辱をさらしたというものの、その他の人間に裸体を見られ
るのは話が別である。下着すらない、生まれたままの姿で人前を引き回されるという屈辱
に、菜月は真っ赤になって耐えなければいけなかった。
 どうもわざと遠回りさせられているような気さえするが、看護師の手も足も力強く、菜月は
逆らえない。
 先へ進むにつれ人通りが増える一方である。
 しかも悪いときには悪いことが続くものだった。
「あれ、すっぽんぽんだよ、あのお姉ちゃん!」
 廊下の終わりがけに、大きな声があたりに響いた。
 菜月を見て反射的に叫んだのだろう、小さな男の子がいた。小学校に入るかどうかという
年齢か。
 この男の子の一声で、これまで菜月に気づいていたなかった者たちまで、ほとんどが問題
の方向に振り向く。
(やだぁ――っ)
 お年寄りから幼児まで、付き添いの女性も男性も、全員が菜月に注目していくように思え
た。
「ねえ、なんであのお姉ちゃん、裸なのー?」
 少女の心中に想像がつかなかったらしい男の子は、追い討ちをかけるように思いつくまま
大声を出していた。
(し、静かにして……、わたしだって、好きで裸になってるんじゃ)
 母親らしき女性が「座ってなさい」と叱るが、菜月に集まった視線はもう、戻らない。
 看護師は騒ぐ子供を一瞥しただけで、何事もなかったかのように歩みを進める。最初か
ら決めていたらしい進路を変えるつもりはなさそうだった。
 いや、こうなったからこそなおさらその道を選んだのだろう。
 向かう先は一般患者たちがもっとも多い場所だった。
(いや、いや……っ)
 わずかな抵抗もむなしい。
 菜月は大勢の人間が集まっている待合コーナーのど真ん中を、強引に横切らされる羽目
になった。
(見ないで……っ)
 男の子が騒ぐ声はここまで聞こえていたので、問題の少女の登場に、注目もいっそうであ
る。午前のとき以上に人がいる。
(ひどい、ひどい、いじわるっ)
 菜月もこのときばかりは看護師を恨み、つい憎々しげに彼女を後ろからにらんだ。
 が、そのとき看護師は振り返っため、にらみつける菜月と目が合った。おそらく羞恥に震
える菜月の顔でも見ようとしたのだろう。
 自分をにらみつける菜月に、彼女は一瞬むっとしたが、すぐに含みを持たせた笑みに変
わる。
 看護師はそっぽを向いて少し歩き、受付の正面、待合の長椅子から一番よく目立つ位置
で立ち止まった。それから、彼女は菜月のことを忘れたように受付の同僚と言葉を交わし
始めたのだった。
 この間、菜月の片手はしっかりと握ったままだ。
(くぅ……っ)
 菜月はめまいを覚えた。
 会話の内容はよくわからないが、どうしても必要なものとは思えない。看護師の行動はあ
きらかに悪意によるものだ。
 彼女が受付を離れてくれるまでたっぷり数十秒、菜月は素っ裸のまま一般患者たちの前
に立たされていたのだった。



(続く)
58名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:21:29 ID:8rKt4Owr
キター!
GJGJ!!
59名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:36:02 ID:Htkm6IJx
G.J!
60名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:45:48 ID:idly12Gb
僕の配属先が決まった。希望通りの研究機関だ。
医学会の有力者である父のコネを持ってすれば当然の結果だった。
僕は自分の優秀な頭脳を現在すでに確立されている医療を実行するためには使いたくなかったからだ。
未知なるこそ自分の天職だと信じていた。
その日、僕は父の部下の林に連れられて山間部にあるという研究施設に向かっていた。
街から離れだんだんと車の通りも少なくなりついには走っているのはこの車だけとなった。
見渡す限り山ばかりである。
同じ年頃の若者ならこんな辺鄙なところで仕事をするのは嫌気がさしたであろうが
僕とっては煩わしい都会の喧騒から離れて研究に没頭できるのは嬉しかった。
次第に山が開け高い塀に囲まれた白い建物が連なって見えてきた。
門まで来ると警備員が窓越しに話しかけてきた。
林は証明書を見せて車をゲートの中に入れた。
医学研究の施設にしては非常に厳重である。
しかしそれもその筈だった、前もって聞いた話では
この施設は危険度の高い伝染病なども研究しているらしく
安全確保のため存在自体も一般には知られていない。
資金も海外の財団から出ているという噂すらあるらしい。
それらの機密事項は当然配属されたばかりの僕の知るところではない。
建物に入ると林はしばらくの間僕を教育する担当者に会わせた。
名前は小間、神経質そうな小太りで30代後半の男だった。
簡単な挨拶が終わると林は帰って行った。
6160:2007/07/19(木) 04:47:45 ID:idly12Gb
小間
「君はあの平先生の息子さんらしいね」

「ええ」
小間
「そうか・・じゃなければ君のような学校出たてがここに来れるわけもないか」
意味ありげに言った。
「まあいい、まずはここに慣れることだ」
「聞いてはいると思うがこの施設では職員も全てこの敷地内で生活する」
「普段は外部との連絡は禁止だ、いいね?」

「勿論です、承知の上で来ましたから」
小間
「わかった、じゃあ自室に荷物を置いたら施設を案内しよう」
1時間後
僕は小間と一緒に施設の奥へと入っていった。
途中、何度もIDカードを通さなければ通過できない所があり警備はますます厳重になっていった。
研究施設は幾つにも分かれており勝手に他の施設を覗いたりはできないようだ。
小間は「D7821」と書かれた扉の前で停まった。
小間
「ここが我々が研究する施設だ」
6260:2007/07/19(木) 04:49:13 ID:idly12Gb
中に入ると12〜3人の研究員がそれぞれの作業をこなしていた。
皆こちらには関心はない様子だった。
小間
「ここは簡単に言えばクローンの研究をしている」
「まぁ・・世間で知られているクローン技術とは違うがね」
「とりあえず新人の君は僕と一緒に実験体の管理だ」

「・・わかりました」
どうやらこの男もここでは下っ端のようだ。
こんな男と雑用のような仕事をやらされるのは気分が悪かったが仕方あるまい。
小間に案内され別室の実験体保管庫へ入った。
中は細長い廊下のような造りになっており
その片面が水槽を並べたようにガラス張りの小さな区切りになっていた。
随分大きなケージだな・・猿でも入ってるのか?
足を進めて中を覗いた僕は驚愕した・・・。
ガラスの向こうには年端もいかない少女がいた。
狭いケージの中で足を抱えて座っている。
さすがの僕も言葉を失った。
小間は何かを説明しながらさらに奥へ歩いていく。
動揺した僕は説明されることは頭に入らなかったが後をフラフラとついていく。
どのケージにもそれぞれ一人ずつ少女が入れられている。
6360:2007/07/19(木) 04:51:15 ID:idly12Gb
年齢は様々だがいずれも若かった。
日本人らしき少女もいれば金髪の少女もいる、中には混血とみられるものもいた。
小間
「驚いたろ? だがすぐに慣れるよ。ここは一般の医療機関じゃないんだ」
「ここでは倫理なんてものより研究成果が優先される」
「人体が対象の研究なら実験にも人体を用いるのが一番効率が良いからね」

「学用患者ですか・・?」
小間
「似たようなもんかな・・」
「さて、もうそろそろ新しい実験体が届くはずだ」
「来たばかりで悪いがちょっと忙しいぞ」
小間に連れられて施設の裏手に出た。
しばらくすると一台の中型トラックが入ってきた。

(続く)

オリジナルのシリアス路線です。
気分を害される方がいれば中止します。
64名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 20:51:08 ID:GHl5v4IL
とりあえず、本番はまだまだみたいなんで今後に期待…だけど、

>僕
>「学用患者ですか・・?」

↑台本みたいに発言者を書いておくと、なんか読んでいてテンポが崩れるなあ。

僕が「学用患者ですか・・?」と聞くと、小間は(ry

みたいに、「小説」らしい表現を意識してみると良いかも。
65名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 05:09:41 ID:HZ/YG6vj
でも、発話者をいちいち書いてるとテンポ悪いし
ヘタクソに見えるので、流れで発話者が分かるように書けると
よりいいと思う。
6660:2007/07/21(土) 10:44:19 ID:ERyFsx41
>>64>>65
アドバイスどうもです。
そのへんに気を付けながらボチボチ書いてみます。

(続き)
トラックから降りてきた男はツナギの作業服を着ていた。
一見すると普通の運送屋と変わらないがトラックにも作業服にも社名は書いてない。
運転手は「どうも」と言って小間に伝票らしきものを渡した。
「えーと・・今日は8体か・・あれ?」 
「今回はたしか輸入物ばかりだったはずだよね?」
伝票をめくってた小間の手が止まる。
「ええ、それがなんでも1体ほど不良品が混ざってたそうで・・・」
「急遽、国産を代用にしたそうです」
「もちろん価格は輸入物のままで結構ですので」
「そう、なら構わないよ」 小間は伝票にサインして運転手に返した。

運転手がトラックの荷台扉を開けて荷物を固定してたベルトを外していると
いつの間にか僕の後ろに電動の小型フォークリフトが来ていた。
「おい、邪魔になるから俺達はどいてればいいよ」
小間はすでに少し離れた場所でタバコに火を点けている。
「積み下ろしは運転手とうちの作業員がやってくれる」
「俺たちの仕事はこの後だ」

トラックから降ろされていくのはちょうど人間が一人入るくらいの
黒くて細長い金属製の箱だった。
それをフォークリフトが2つずつ施設の中へ運んでいく。
さっき見た光景からその中に本当に人間が入っていることは明確だった。
全ての荷物が降ろされると運転手はトラックに乗り込んでさっさと帰っていった。
6760:2007/07/21(土) 10:51:32 ID:ERyFsx41
施設に入ると広い厨房のような部屋に先ほどの箱が並べられている。
「さてと・・」小間が手前の箱のロックを解除して蓋を開けた。
覚悟はしてたが、それでも全身に鳥肌がたった。
やはり中には人が納められている、それもまだ幼い少女だ。
金色の髪の毛、大理石のような白い肌、薬で眠っているのか意識はない。
綺麗に整った寝顔は作り物にすら見える。
「そっち持ってくれ」
呆然としている僕に小間が少女の足を持ち上げながら言った。
「あ・・はい」
戸惑いながらも少女の脇に手を差し込んむ。
掌に温もりが伝わってくる、改めてこれが人形などではないことを思い知らされた。
「1,2,3」
二人で持ち上げ隣にあるステンレス製の大型テーブルに移す。
思いのほか軽かった。
「ロシア産だ、最近じゃ一番多いな」
喋りながら小間は少女の脚を広げて股間から慣れた手つきで細い管を抜き取った。
尿道にカテーテルが入れてあったのだ。
カテーテルはもとの箱に繋がっている、運搬中に尿を貯めて置く仕組みになっているようだ。
次に少女の股間から輪の付いたテグスに指をかけ引っ張った。
ピンと張ったテグスがクチュっと音をたてて抜ける、先にはアナルプラグがついていた。
なるほどこっちは脱糞防止か・・・。
「まあ、むこうで発送前に処理してあるから気休めだけどな」
小間はカテーテルとプラグを箱の中に投げ込むと、
横に置いてあった機械からホースの繋がったガンを取り出した。
「まずは念のため洗腸だ」
「注意しろよ、勢いが強すぎると駄目だからな」
少女の肛門に潤滑油を塗り込んでガンの尖った先を挿し込む。
10センチほど入ったところでゆっくりとトリガーを引いた、
機械に付いている流量計が徐々に上がり出す。
100、150、200・・・次第に少女の下腹が膨らんでくるように見えた。
「ま、こんなもんか」計器が700を超えたところで指で押さえながらガンを抜いた。
「平君、そこの漏斗を取ってくれ」
僕はテーブルにかけてある漏斗を取って少女の肛門の下に構える。
小間が指を離すと肛門から水が勢いよく流れ出てきた、小間の言うとおり殆ど色は付いていない。
水は漏斗に繋がったホースの中を排水溝に向かって流れていく。
勢いが弱くなると小間が少女の腹をグッと押さえる、すると残っていた水がまた出てきた。
その作業をもう2回ほど繰り返した。
6860:2007/07/21(土) 11:27:51 ID:ERyFsx41
洗腸が終わると体全体に洗剤をつけて丁寧に洗う。
前面が終わると裏返してうつぶせで背中側を洗い出す。
まだ肉付きも少なく胴体も細い、それでも臀部は少女らしく丸びをおびている。
やっと洗浄が終わって水気を拭き取ったら、また二人がかりで今度はストレッチャーに乗せた。
「平君、それ運んできて」
ストレッチャーを押して小間の後をついて別室に入った。
そこは手術室のような部屋で真ん中に内診台がありまわりに機材が並んでいた。
既に検査官らしき中年の女医と助手が待機していた。
「小間君、遅いわよ」
冷たい目線で小間を睨みつけた。
「すみません・・いや、今日は新人の指導も兼ねてたものですから・・」
頭を掻きながら小間が言い訳をする。
「いいから早くセットして」
女医は僕のほうなど見もせずに小間に命令した。
後ろで束ねた髪のせいか吊り上がった目は全く人間味を感じさせなかった。
小間と二人で少女を内診台に乗せる。
意識はないが念のためか手足を皮ベルトで拘束する。
通常の内診台よりも作りは頑丈で意識があっても全く身動きはできそうにない。
さっそく女医は少女の性器を検査し始める、僕がその場で見ていると
「なにやってるの?」
「ボケッとしてないで次の験体の準備しなさい」
突然、叱咤が飛んできた。
慌てて小間ともとの部屋に戻った。
69名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 00:09:10 ID:aHLGyCw+
>>68
いいですよいいですよ〜
さぁ、もっと性器の検査を(ry
70名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 02:55:50 ID:wQywF2Mq
おお、だいぶ読みやすくなったし、先の展開も気になるw
これは予想以上の逸材なヨカーン!
7160:2007/07/22(日) 03:05:19 ID:NenLax9+
「きつそうな人ですね・・あの女医さん」
2人目の準備をしながら小間に話しかけた。
次の箱の中からもまたロシア系らしい少女が出てきていた。
心なしかさっきの少女と似てるような気もするが
やや年長のように見えて胸の膨らみ僅かだがある。
「ああ、黒田主任な・・」
「うちのブロックは中でいくつかの研究班に分かれてるんだ」
「それぞれが別々の手法で研究を進めてる、黒田主任はその一つの班長さ」
少女の肛門に洗浄水を流し込みながら小間が答えた。
「黒田主任の班はとくに実験が過激で固体の消費も激しいからね」
(消費・・)その単語が頭に引っ掛かった。
「本当は入荷の検査なんて他の者にやらせればいいんだろうけど
前もって良質の素材に眼を付けとくつもりなんじゃないかな・・・おい」
「あ・・すいません」
僕は肛門へ漏斗を構える、少女の肛門から洗浄水が勢いよく流れ出る。
「あの・・こういった少女達はよく送られてくるんですか・・?」
「月に10〜20人くらいは入ってくるよ、補充しなきゃ研究にならないからね」
(補充・・ということはそれまでいた少女は・・)
容易に想像はつきそうだったが僕はあえてそのことについては考えるのをやめた。
「どこから連れてくるんですかね・・?」
小間が作業しながら上目遣いでこっちを見た。
「フ・・世界はね日本人が思ってるほど治安が良いわけじゃないんだ、とくに途上国周辺はね」
「よく耳にする孤児や誘拐の人身売買もあれば、もっと面白いケースもある」
「例えば大陸には小さな村が転々とあるだろう」
「そこをある国の正規軍隊が武力でもって制圧する」
「捕らえられた村人は商品として用途別に様々な方面へ売り払われる・・・」
「そんな歴史でしか習ったことのないような奴隷の収穫がいまも行われてたりするんだよ」
「まさか・・」 僕はにわかには信じられなかった。
「信じる信じないは君の自由だ」
「ちなみにこの子とさっきの子は姉妹だよ」
「もしかするとこの私設の別の場所にはこの子達の親も送られて来てるかもしれないね」
背筋の寒くなるようなことをまるで世間話のように小間は話す。
会話しながら2人目の洗浄も終わった。
「さて行くか、早くしないとまたお怒りだぞ」
少女をストレッチャーに乗せて検査室に向かった。
7260:2007/07/22(日) 03:09:05 ID:NenLax9+
>>69>>70
どうもです。
初めて書くので色々試行錯誤しながらです。
多少の誤字脱字は勘弁してください。
7360:2007/07/22(日) 05:58:22 ID:mPIkcE7c
検査室に入ると前の少女の検査は既に終わっていたらしく
女医はちょうど手袋を外していた。
助手はカルテになにやら書き込んでいる。
小間と僕はまず前の少女を内診台から降ろして別のストレッチャーに乗せる。
その際に少女の股間を見るとガーゼが貼られていてうっすら血が滲んで見えた。
内診台の横の器具にも少量の血液が付着している。
検査と同時になにやら簡単な手術でも行われたのだろうか・・?
しかしとてもそんなこと訊ける空気じゃなかったので淡々と作業を続けた。
検査が終わった少女は別の職員が受け取りに来て運ばれて行った。
この後は意識を戻して点滴などで体力を回復させるらしい。
新しい少女を内診台に固定し終わると「どうぞ、黒田主任」と小間が女医に頭を下げる。
女医は黙ったまま新しい手袋をはめて少女の股の間に座った。
助手は新しい器具一式を用意する。
僕はどのように女医が検査をするのか気になっていたけど
今度は叱られる前に小間と部屋を出て次の準備に向かった。

同じように3人目、4人目、5人目と作業を繰り返す。
その次もロシア、そして中東、東南アジア系の少女と続く。
僕達が検査室に運ぶ頃にはやはり作業済みで検査内容を見ることはできなかった。
いずれも同じように股間にはガーゼが貼られて血がうっすら見える。

やっと7人目が終わった、さすがに体重の軽い少女達とはいえ疲れてきた。
もともと僕は体力よりも頭を使う方が得意だ。
いくら新人とはいえこんな雑用みたいなことをやらされるのは苛立たしくなった。
そのとき 「おい、ちょっとトイレに行ってくるから、先に戻っててくれ」
小間がそう言って腹を押さえながら小走りに廊下を右に曲がっていった。
どうやら急にもよおしてきたらしい。
7460:2007/07/22(日) 05:59:03 ID:mPIkcE7c
仕方ないので一人でもとの部屋に戻ってきた。
空になった箱が並んでいる、残るは1個だけだ。
「そういえば・・・国産が1体って言ってたよな・・・」
足元の箱を眺めながら呟いた。
「てことは日本人・・・?」
そんなことを考えていると箱の中から微かにコトッと音がした。
ドキッとして、恐る恐る箱に耳を近づけてみる。
やはり中から微かにゴソゴソと物音がする。
なにやら喋ってるようにも聞こえるがこの箱は防音設計になっているようで
耳をすましても殆ど聞き取れない。
(・・・中で意識が戻ったんだろうか?)
どうしようもなく困っていると小間がハンカチで手を拭きながら戻ってきた。
「なんだ、まだ始めてないのか?」
不満そうに小間が言った。
「小間さん・・どうやら中で意識が戻ったみたいです・・」
「あぁ・・そうか、そういえばそろそろ時間だな」
腕時計を見ながら答える。
まったく動揺はしていない。
「チッ・・寝ててくれると助かるのに」
小間は棚から何かを取り出した。
「どうするんですか・・・もう一度麻酔でもかけるんですか?」
「そうはいかないよ、さっきまでクスリで長時間眠らしてたんだからね」
「これ以上、続けて使用すると障害が残る可能性がある」
「少々面倒だがこのまま作業するぞ」
小間の手に30センチくらいの銀色で棒状の物が握られている。
箱のロックが外される、僕はドキドキして身構えた。
小間がゆっくりと蓋を開いた・・・。
75名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:26:19 ID:06h1Rddi
支援あげ
76名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 21:06:49 ID:x6tHMq89
保守
77名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:03:27 ID:McXou9ea
ほしゅ
78名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 03:01:21 ID:tfiWftVC
ほす

そこで切るんすかorz
7960:2007/07/29(日) 07:52:57 ID:kFJupX0Q
(続きです)

箱の扉が開かれると中には、目を涙で濡らした少女がいた。
僕達を見た少女はビクッと動きを止める。
とても可愛らしく幼い顔立ちだ。
小柄な体格ながら、不思議と白人の少女より白くすら見える透き通るような肌と
その染みひとつない曲線美はいままでの外国産の少女よりも美しく思えた。
思わず僕は息を飲んだ。
「あ・・・あの・・」
少女は怯えながらなんとか言葉を発した。
僕はドキッとした。
「ああ、大丈夫かい?」
「心配いらないよ、おじさんたちは怖い人じゃないからね」
小間が落ち着いた笑顔で話しかける。
「さっ、起き上がれるかい?」少女に手を貸して体を起こす。
少女はよろける脚で箱から跨いで出た。
股から伸びるカテーテルがまだ箱に繋がってる。
しかしそれには気付いてない様子だ。
周りを心配そうにキョロキョロを見回してる。
広い厨房のような部屋にステンレス製のテーブルや機材が並んでいる。
すぐ横には自分が入っていたのと同じ箱が空のまま放置してある。
どう見たって普通じゃない状況だ。
次第に少女の表情は曇っていく・・・
「ここは・・どこですか・・?」
次の瞬間、少女の体が弾けるように震えた。
小間が先ほどの銀色の棒を少女の首筋に押し付けていた。
糸が切れたマリオネットのように少女が倒れかける。
さっとそれを片手で支える小間。
8060:2007/07/29(日) 07:53:34 ID:kFJupX0Q
「おい、テーブルに寝かせるぞ」
僕はハッとして、すぐに手伝った。
「う・・うう・・」
テーブルに寝かされた少女は唸っている。
「平君、横にあるベルトでそっちの手をとめてくれよ」
少女の脚を皮ベルトで拘束しながら小間が指図した。
「急いでくれよ、麻酔じゃないからすぐに暴れだすぞ」
「は、はい」
僕は慌てて少女の手首に皮ベルトを巻きつける。
動揺してるのかベルトの止め金具が上手く閉まらない。
「いやああ・・」
少女の腕が暴れだした。
「だから早くしろって言ったじゃないか」
小間が再び銀色の棒を今度は少女の白い腹部に押し付けた。
「んあ・・!」
少女の体はまた弾けて、ぐたっとした。
「ほら、今のうちに止めろよ」
「これだってあまり連続で使うと検体に負担が掛かるんだから」
「すみません・・」
今度はきちっと皮ベルトを止めた。
小間がテーブルの側面にある操作盤のスイッチを押すと。
皮ベルトはワイヤーで繋がったウインチに引っ張られて少女の体をX状にピンと張った。
これで少女の手足は全く動かせない。
「ふう・・これであとは一緒だ」
「おい平君、もう手順はわかるだろう?」
「俺はちょっと外でタバコ吸ってくるからこの子やっといてくれよ」
「え・・?」
僕が返事をするのも待たずに小間は外へ出て行く。
あとには僕と拘束された少女が残された。
81名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 10:29:46 ID:7J3JRD5k
>>80

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 GJ! GJ!
 ⊂彡
8260:2007/07/31(火) 07:37:17 ID:9/H+YPfG
(続き)

「た・・たすけて・・」
少女が搾り出すような声でつぶやいた。
とっさに声のほうへ振り向いた僕と少女は目が合った。
完全に怯えきっていた、唇は僅かに震えてる。
(落ち着け、動揺を見せたら駄目だ・・・)
僕は自分にそう言い聞かせた。
「だ・・大丈夫だ、君が抵抗なんかしなければこれ以上乱暴はしない」
必死に冷静さを装いながら作業の準備を始めた。
「おじさんたちは誰ですか・・・?」
「医者だよ」
(たしかに医者には違いない、ただし患者を治療するわけではないが・・)
「え・・私はどこか悪いんですか・・・?」
少女は不安そうに聞き返す。
「それを今から調べるんだ」
「だから素直に言うことを聞きなさい、いいね?」
「は・・はい」
おそらく納得はしていないだろう、しかし抵抗しても無駄なのはわかった様子だ。
拘束された体で少女は首だけを動かして返事した。
手順は簡単だ、小間を見てすぐに覚えていた。
まずはカテーテルを抜くために少女の股間へまわる。
僕はつい生唾を飲み込んだ。
まだ毛も生えていない・・いや、事前に処理されているのかもしれない。
とにかく少女の性器は美しかった。
その幼い尿道へ無機質なカテーテルが突き刺さってるのが痛々しい。
おそらく刺し込まれたときには意識はなかったのだろう。
「いいかい、少し痛いかもしれないけど我慢するんだよ」
僕は少女に話しかけながらカテーテルに手をかけた。
「え・・はい・・」
尿道のすぐ出口のところに筒状の逆止弁がついている。
そこを持ってゆっくりと引っ張った。
「い・・いたい・・・!!」
少女が悲鳴をあげる。
無理もない、狭い尿道にキツキツに詰まっているのを引っ張り出すのだ。
痛くないわけがない。
「が・・我慢して」
少しずつ慎重に引っ張る。
「いたい、いたい、いたい・・」
少女は泣き出した。
尿道からずるずるとカテーテルが出てくる。
チュピッ・・やっと全部が抜けたとき少女は嗚咽を漏らしながら目に涙が溢れ出ていた。
「はあ・・」
僕は額の汗を拭いながら息を吐いた。
(おいおい・・これでこんなに緊張してどうするんだ)
もちろん学生時代に学用患者を相手に色々実習したことはある。
しかし、こんな泣き叫ぶ少女を目の前にしてやったことなどない。
次に肛門から伸びるテグスの先についたリングに指をかけてピンと引いた。
少女はビクッとして泣き止んだ。
83名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 14:05:37 ID:5H9wWW+H
期待大
8460:2007/07/31(火) 16:18:11 ID:Bgqcquot
ぐっとテクスを引っ張る、しかし少女が同時に肛門に力を入れるため
なかなかプラグが抜けない。
「もう少しお尻の力を抜いて」
そう言って再度引っ張るがやはり硬く閉じた肛門からプラグを抜くことができない。
「んん・・ん」
少女はかなり苦しそうである。
たしかに先ほどまで見ていたプラグの形状は見えている部分はごく細いが
中ではけっこう広がったタイプで括約筋を緩めた状態でないと引っ掛かりがきつそうではあった。
(困ったな・・・力任せに引き抜くと肛門を傷つけてしまうかもしれない・・)
少女を気遣うのと同時に、こんな簡単な作業でミスを犯したことを後で指摘されるのも
プライドが許さなかった。
(とりあえずリラックスさせよう・・)
僕はそう思ってテグスを引く手を緩めた。
「君、名前は・・?」
気持ちをほぐそうと話しかける。
「め・・芽衣です・・」
「芽衣ちゃんか・・何歳なの?」
話しかけながら僕は少女の肛門をマッサージする。
「1○才です」
(1○才・・○学生か・・)
幼いとは思っていたが思ってた以上に若かった。
「お父さんやお母さんはどうしたの?」
(僕は馬鹿か・・そんなこと訊いてどうするつもりだ)
つい余計なことを言ってしまった。
「お父さんは生まれたときからいません・・・」
「お母さんは・・・」
少女は言いにくそうに喋りだした。
「人から借りたお金を返さなきゃいけなくて・・・」
「ちょっとのあいだ、その人の会社でお仕事するのに遠くに行くから・・」
「あたしは施設にあずけられました・・・」
「でも・・夜にみんなと寝てたのに気がついたらここにいて・・・」
なるほど・・だいたい話は見えた。
母子家庭の親子で母親は闇金融かどこかで借金をした。
その返済のために母親は業者の斡旋する職場へ行くはめになった。
連れて行けない娘は業者の息の掛かった私設孤児院に預けることに・・。
しかし保護されるどころか商品として売買されてしまったわけか。
「そうだったんだ・・」
親身になったような表情を装って僕は相槌をうった。
いや・・実際に同情すら感じた。
8560:2007/07/31(火) 16:20:00 ID:Bgqcquot
「ここにお母さんは迎えにくるんですか・・・?」
少女は不安げに訊いてきた。
一瞬言葉に詰まる。
こんな人身売買をするような組織だ。
当然、母親のほうも無事には済んでいないだろう。
おそらくはもう社会に戻ってはこれない場所へ送られたに違いない。
母娘そろって社会的に消されたようなもんだ。
「ああ・・芽衣ちゃんがここでお医者さんの言う事を素直に聞いてたら迎えに来るよ」
(嘘だ・・・今日この私設で見た光景を考えれば、この子にはこの先過酷な現状が待ち受けている)
「ほんと・・?」
「ああ、もちろんさ」
「だから、頑張ってね」
「うん・・」
少女はけなげに頷いた。
マッサージを続けていた肛門もだいぶ柔らかくなっていた。
「じゃ、いくよ」
僕はもう一度テグスを引っ張った。
「う・・・」
少女の表情は険しくなったが今度は一生懸命我慢しているようだ。
肛門はゆっくりと波紋が広がるように口を開いてく。
中からプラグがせり出してくる。
「もう少しだよ」
「ううう・・・」
チュッポっと音を立ててプラグがテーブルの上に抜け落ちた。
86名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 03:38:36 ID:YzO/B+kB
GJ
8760:2007/08/01(水) 05:21:04 ID:g8d0xw5Y
「はあ、はあ・・」 少女の息はまだ荒い。
プラグを抜いた肛門はうっすらと口を開いていたが次第にまた閉じていった。
「大丈夫?」 
僕は少女に尋ねた。
「う・・うん・・」
芽衣は無理に笑顔を作って答えた。
僕はちょっと胸が痛んだ。
この後、洗腸しなければいけない、これも芽衣には苦しい作業だろう。
「じゃあ、次はお腹の中を綺麗にするからね」
「え・・?」
「芽衣の悪いところを検査するためなんだ。大丈夫、優しくするから」
「わかった・・」

僕は洗腸のためのホースの繋がったガンを用意する。
芽衣は不安げに見ている。
潤滑油を指につけて肛門に丁寧に塗りこんでいく。
先ほどマッサージしたためにまだ柔らかい。
これならガンを刺し込むのはさほどきつくはないだろう。
「じゃ、お尻に器具を入れるからね」
ガンの先を肛門に当てて徐々に刺し込んでいく。
「んん・・」
芽衣も我慢できてるようだ。
(こんなもんだろ)
7、8センチは入ったろう。
トリガーに指をかけ、ゆっくりと洗浄水を注入していく。
「あ・・・」
洗浄水の冷たい感覚に芽衣が思わず声を出す。
計器に目をやりながら慎重に注入していく。
流量計が200を超えたあたりから芽衣のお腹が張ってきたのが分かる。
「んは・・」
次第に入ってきた洗浄水に圧迫されたのか芽衣が息を吐いた。
小間はさっきまで少女たちに700前後も入れてお腹をパンパンにしていた。
こんな小さな子にそこまで入れて大丈夫だろうか?
400を超えた。
「く・・苦しいよ・・」
芽衣が額に汗を浮かべながら訴えた。
「あ、そうか・・じゃあここまでね」
トリガーを引く指を止めゆっくりとガンを引き抜く。
さっと親指で肛門を押さえつける。
肛門は洗浄液を吐き出したくてムニムニと動いている。
素早くホース付の漏斗を股間に構えて指を離すと中から洗浄液が勢いよく飛び出してきた。
色は殆どついておらず臭いもない。
(よし・・!)
まずは上手くできた。
ふと芽衣を見ると目をつむって顔を真っ赤にしている。
当然だ、医者とはいえ男の目の前で排泄するなんて恥ずかしいに決まってる。
勢いがなくなったところで小間がやっていたようにお腹を軽く押した。
プシュッと残っていた洗浄液が漏斗に流れ出た。
続けて同じように洗腸を3回ほど繰り返した。
芽衣も途中苦しそうにしながらも僕が励ますのを聞いて騒ぐことなく大人しくしていた。
8860:2007/08/01(水) 05:26:03 ID:g8d0xw5Y
「よく頑張ったね」
そう言って褒めると芽衣は嬉しそうにニコッと笑った。
(可愛い・・)率直のそう思った。
改めて見れば見るほど美しい少女だ。
品良く整った顔立ちは幼くも知的さを感じさせる。
うっすらと膨らみかけた胸には淡い桜色の乳首がちょこっとのっている。
ため息が出そうだった。
僕はロリコンではない・・と言うよりも女性自体にさほど興味を持っていなかった。
子供の頃から受験のため、まわりの人間は性別に関わらず
競争相手としか見れなかったせいもあるだろう。
当然、恋愛などというものもしたことはなかった。
それがいま、年端も行かない少女を前に生まれて初めて異性を意識している。

「じゃあ・・・手足を自由にしてあげるから・・」
少し考えて僕はそう言った。
「え・・ほんと?」
「ああ、そのかわりもう暴れたりしちゃ駄目だよ?」
「じゃないとまたさっきのおじさんに痛い事されちゃうから」
「うん・・」
芽衣が返事すると僕は手足の拘束ベルトを外した。
自由になった手首を芽衣はさすっている。

「よし、あとは体を綺麗に洗うだけだから芽衣はじっとしててね」
そう言って洗剤をスポンジにつけて芽衣の体を洗い出す。
芽衣は少し照れてる様子だが抵抗はしない。
細い手足を洗いながら僕はたまらなくこの子が愛おしくなった。
普通に生活していればまだ友達と楽しい学校生活を送っているだろう。
初恋なんてまだ早いだろうか・・そんなことを考えながら芽衣の体を隅々まで洗っていく。
最後にシャワーで洗剤を流しタオルで水気を丁寧に拭き取る。
「さあ、済んだよ」
「うん・・ありがとう」
芽衣は僕の顔を見て礼を言った。
その長いまつ毛の奥にある瞳へつい吸い込まれそうになる。

「おい平君、終わったかい?」
小間が外から帰ってきた。
8960:2007/08/01(水) 05:56:43 ID:g8d0xw5Y
「おい・・平君!」
拘束を解かれテーブルの上に座る少女を見て小間が怪訝そうな表情になり
白衣のポケットからさっきの銀色の棒を取り出して足早に少女に近づいてきた。
芽衣はそれを見てビクッと体を強張らせた。
「し、心配いりません!」
「もう抵抗はしないはずです、それはしまってください!」
僕は間に入って小間を止めた。
「なに・・?」
小間は僕の顔を不思議そうに見た。
僕も小間を見返す。
しばしの沈黙の後 「・・・まあいいだろ」 小間はそう言って不満気に棒をポケットにしまった。
「ふう・・」僕は息を吐いて芽衣のほうを振り返った。
芽衣は怯えた表情だったが僕と目が合ってホッとしたようだ。
その様子を小間は横目でじっと見ている。

小間が棚からスリッパを持ってきて芽衣の足元に無造作に置いた。
「なら、ストレッチャーは要らないだろ?」
「歩いてついて来なさい」
そう言って小間が歩き出す。
「は・・はい」
芽衣は慌ててスリッパを履くと僕のあとをついて来る。
不安なのか芽衣は僕の裾をギュッと握り締めていた。

さっきまで意識のない少女たちを物のように運んでいた廊下を
僕達三人は検査室に向かって歩いていく。
僕と小間のコツ、コツ、という足音に混ざってパタパタと小走りに歩く芽衣の足音が静かな廊下に響いた。
9060:2007/08/03(金) 10:53:28 ID:b5FhhRHS
「何やってたの、いつまで待たせる気?」
検査室のドアを空けると同時に女医の黒田女医の叱り声が飛んできた。
「・・・ん?」
僕の影に隠れるてる芽衣に気付いた。
「あら、お譲ちゃん眼が覚めちゃったの」
急に声のトーンを下げて穏やかになる。
芽衣は胸と股間を手で隠しながらオドオドと立っている。

僕がチラッと内診台の上に眼をやると既に前回の少女は運ばれていった後のようだった。
(よかった・・さすがに前の子を見ると芽衣が怖がったかもしれないからな・・)

「ビックリしたでしょう?いきなり知らない場所に来てて」
黒田女医は笑顔で芽衣の前まで近づいてきてしゃがんで話しかける。
「でも、心配しないでね」
「検査もすぐに済むからね」
優しく話しかげながら芽衣の手を取って内診台のほうに連れて行った。
「じゃ、ちょっとここに上がってくれる?」
「ほら、あなた達もグズグズしてないで手伝いなさい」
黒田主任は僕たちの方を振り返って言った。
僕と小間は芽衣を持ち上げて内診台に寝かせる。
芽衣は少し不安そうに僕のほうを見つめている。
大丈夫だよ、と言うように僕は小さく頷いて見せた。
しかし僕も内心ではどんな検査か分からないので心配していた。
9160:2007/08/03(金) 11:00:50 ID:b5FhhRHS
芽衣の手足をカチャカチャとベルトで締め付けていく。
胸部もベルトで止めた、これで体は全く動かない。
次に小間が芽衣の頭のほうにまわると内診台のヘッドレストの側面に付属してるクランプで芽衣の頭を固定した。
いままでの意識のない少女にはここまでしなかった。
更に幅5センチくらいのベルトにU字型のマウスピースがついた閉口器具を持ってくる。
「口を開けて」
芽衣が恐る恐る口を空けると、サッと指を入れてぐいっ全開にさせてマウスピースを押し込んだ。
ベルトをヘッドレストのフックに引っ掛けて止める。
これで芽衣は頭を動かせない上に喋ることもできなくなった。
唯一動かせる眼で周りを必死に見回してる。

「さて・・余計な手間が掛かったわね」
そう言いながら黒田女医は芽衣の股間の間の椅子に腰掛ける。
手前の操作盤をなにやら調整しだすとウィーンと音を立てて芽衣の脚がゆっくりと開いていく。
だんだんと股間の筋が浮かび上がっていく。
芽衣は痛みを感じて「ううー」と声にならないくぐもった声を出す。
160度くらい開いたところで黒田女医は止めた。

「あの・・検査って何をするんですか?」
検査室の隅に立って見ていた僕は横にいる小間に話しかけた。
「ん・・?検査は不要物の除去をしてからだよ」
「不要物・・?」
「まずはクリトリスに被ってる皮だな」
「え・・・?」
「その後、処女膜だ」
小間はぶっきら棒に答えた。

黒田女医は新しい手袋をはめた手に助手からピンセット渡されると
芽衣のまだすっぽりと皮を被ったクリトリスの中へ潜り込ました。
「うー」
芽衣はビクッと震える。
黒田女医が皮を捲り上げると中から米粒ほどの薄透明なピンクのクリトリスが見えた。
陰核というにはあまりにも小さく未熟だった。
黒田女医が反対の手を助手に向かって出すとサッとメスが渡される。
妖しく光るメスが芽衣の幼い性器に近づいていく。

僕は胸に何か得体の知れないものがこみ上げてくるのを感じた。
掌は汗ばんできつく握り締めていた。

(続く)
92名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 12:40:58 ID:neHcaauO
  _  ∩
( ゚∀゚)彡
 ⊂彡
93名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 21:43:17 ID:v8EofnSN
ほしゅ
94名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 21:49:10 ID:4ofHqgwc
GJ&保守
95名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 23:25:21 ID:9f0/kiY0
9660:2007/08/07(火) 09:41:51 ID:Wsoxjeic
メスの刃先がピンセットで引っ張られた皮の付け根に当たる。
ツーっと撫でるようにクリトリスの周りの皮を切り取っていく。
赤い血が糸を垂らしたように股間の間を一筋流れてく。
芽衣の足首はピンと伸びた状態になりブルブルと震えている。

スッとピンセットに摘まれた小さな皮が芽衣の体から離れる。
助手が差し出した膿盆にポトッと落とされた。
黒田女医は切り口の縫合を始めた。
切り口はごく小さいが女医の手捌きは見事で非常に素早い上に
縫い目が見えないほど細かく縫合して見せた。
それだけで彼女が優秀な外科技術を習得してることが伺えた。

これで芽衣のクリトリスを隠すものはなくなりその小さな粒は丸見えとなった。

次に助手が黒田女医にクスコを渡す。
しかし通常のクスコと異なり全体的に小さく、先の部分はかなり短い作りになっている。
幼い性器に使用するためだろう。

黒田女医が芽衣の性器にクスコをゆっくりと刺し込む。
先ほどの痛みでぐったりとしていた芽衣はまたビクッとなった。
小さいクスコとはいえ、やはり芽衣の性器にはきついらしく多少抵抗があるようだ。
入り口から数センチ入ったところで女医はクスコを開いていく。
「あら、中もすごく綺麗ね・・・素敵よ」
黒田女医が嬉しそうに微笑んだ。
その微笑みはまるで生け簀で泳ぐ魚を美味しそうだと言う様なニュアンスだ。
しかし芽衣の耳にそんな言葉はすでに届かない。
瞳からは涙が止め処なく流れ、体は小刻みに震え続けている。
9760:2007/08/07(火) 09:44:42 ID:Wsoxjeic
「平君・・・まさか情が移ったんじゃないだろうね?」
固まったように立ち尽くしていた僕に小間が話しかけてきた。
「え・・いえ、そんなことはありません・・」
僕はなんとか答えた。
「そうか、ならいいんだがね・・」
「検体に変に入れ込んだりしないことだよ」
「あの子達はここに来た時点でもうすでに物品と一緒なんだからね」
小間の言葉が胸突き刺さる。
「は・・はい」
自分でも分かっていた。
この施設に来たそうそう冷静さを失って問題を起こすわけにはいかない。
なにより僕自身、たかが一人の少女にこんなにも心が動かされていることに驚いていた。
さっきまでの外国産の少女たちには最初こそ動揺したもののすぐに慣れつつあった。
それが会話を交わしたせいだろうか・・・芽衣だけを特別視している僕がいる。
これでは駄目だ、そう自分に言い聞かせた。

黒田女医の手には更に小型のメスが握られていた。
そのメスをクスコの中にゆっくりと入れていく。
こちらの角度からは中は見えない。
処女膜を切り取っているのだろう、女医の手首が細かく動いている。
スッと反対側に握られていたピンセットを中に入れて
薄い処女膜らしきものを摘んで外に出した。
それも膿盆にピッと落とされる。

なんて事務的な処女喪失だ。
普通の女の子であればもっとロマンチックな場面を当然思い描いていただろう。
まさか芽衣も自分がこんな風に処女膜を失うなど夢にも思わなかったに違いない。
女医が膣の中をノズルの先から出る洗浄液で漱いでいる。
股の間の受け皿に血の混ざった薄いピンクの水が性器から流れ出てくる。
芽衣は傷口に染みるのだろう、「う、う・・」とくぐもった声を出している。

「さて、それじゃあ中を詳しく見せてもらうわね」
女医がそう言うと助手がなにやらモニターの付いた機材を転がしてきた。

電子内視鏡だった。

(続く)
98名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 07:16:33 ID:PUfM5eJu
GJ
99名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 13:42:12 ID:tYfUtm3w
待ってました!
10060:2007/08/09(木) 09:52:31 ID:RmOwubP3
直径5,6ミリ程度の内視鏡は女医の手元のリモコン操作によって
まるで生きているミミズのように自在に動く構造だ。
最新技術による内視鏡は常に進化を続け
ごく小型ながら高性能で多機能だ。
財源が豊富なこの施設には特殊機能を付け加えた最新モデルが備えられていた。

ゆっくりとその先端を芽衣の膣の中へ潜り込ませていった。
モニターにピンク色の内壁が映し出される。
しばらくすると先ほど切除された処女膜の痕が見えた。
すでに出血は治まっているがその傷口がアップにされて痛々しさを物語る。

うねるように光るヒダの上を滑りながら更に奥へと進む。
「綺麗な膣前壁よ・・・残念ね、将来はさぞ名器になったでしょうに」
黒田女医は微笑みながら呟く。
膣壁を抜けると子宮口が見えた。
当然ながらまだ硬くピタッと閉じている。

女医の手元での微妙な操作で内視鏡スコープの先が子宮口にピタッとくっつく。
(え・・子宮の中にまで入れるのか?)
ぐぐ・・と硬く閉じた子宮口に先端をめり込ませていく。
芽衣は激しい痛みを感じて「うーうー」と唸っている。
黒田女医はそんな芽衣の様子を全く意に介さず
鼻歌でも聞こえてきそうな表情で手元のリモコンを操作している。

子宮口を突き抜けモニターに子宮の内部が映し出された。
「さて、じゃあちょっとだけお嬢ちゃんの一部をサンプルにもらうわね」
そういって女医はリモコンのスイッチを押す。
先端から口を空けたワニのような採取器が出てきて子宮の内壁に噛り付く。
芽衣は目を見開いてビクンと痙攣した。
ブチッと音が聞こえてくるような錯覚を感じて採取器は芽衣の子宮の一部を切り取った。
10160:2007/08/09(木) 09:53:07 ID:RmOwubP3
僕は思わずモニターから目を逸らしてしまった。
ふと小間のほうを見ると薄ら笑いを浮かべていた。
視線の先はモニターではなく芽衣の顔だ。
どうやらこの男は極度のサディストで少女が苦しむ様子を楽しんでいるようだ。
現実社会ではとても女性に相手にされそうにない小太りの醜い男だ。
彼にとってはここは仕事を兼ねた天国のようなものだろう。
僕は汚いものでも見たような気分になり、またモニターに目線を戻した。

「はい、それじゃあ後は置き土産よ」
そう言って女医はリモコンの違うスイッチを押す。
先端から次は何かカプセルのような物を出した。
形は砲弾型で側面に釣り針の反し状の金具が無数に出ている。
実際にはカプセル自体がかなり小さいのだろうが
モニターで拡大されたそれは禍々しく恐ろしいものに見えた。

「あれは・・?」 
僕は小間に尋ねた。
「内部センサーだよ」
「検体に埋め込んで常に子宮の状態をリアルタイムで計測できるんだ」
「通常の病院では倫理上問題があるとかでまだ採用されてないがね」

「ここらへんね・・・」
女医は埋め込む場所の見当をつけるとリモコンのレバーをくいっと押す。
ピンク色の内壁に砲弾型のカプセルがグサッと突き刺さる。
そのままグイグイと押し込んでいった。
芽衣の拘束された手首と足首の先は筋が切れそうなほど伸びきり細かく痙攣していた。
ついにカプセルは後部の一部が見えるだけとなった。
反し金具で自然に抜けることはないだろう。

作業が済んだ女医は内視鏡を芽衣の性器からゆっくりと引き抜いた。
「あら・・?」
「お嬢ちゃん気を失っちゃったのね」
見ると芽衣は内診台の上で気絶していた。

(続く)
10260:2007/08/10(金) 10:28:15 ID:yjDBYAzn
「じゃあ、この子で最後だから俺たちが次の部屋へ運ぶぞ」
小間はそう言ってストレッチャーを僕に持ってくるように指示した。
黒田女医は助手と今日入荷した少女たちのカルテを見ながら何やら話し込んでいる。

気絶した芽衣の拘束を解く。
よほど抵抗を試みたのか手足のベルト跡が赤くなっている。
頭のクランプを外して、口の中からマウスピースを出す。
溜まっていた涎が大量に糸を引く。
顔は涙と汗でびっしょりになっていた。
股間にはガーゼが張られている。
(芽衣は運が悪かった、先に検査された少女達のように意識のない状態だったなら
ここまで辛い目に遭わなくてすんだだろうに・・・)
そんなことを考えながら顔や体を綺麗に拭いていく。

小間と二人で芽衣をストレッチャーに移すと入って来たのとは違うドアから部屋を出た。
長い廊下を進んで行き、突き当たりのドアをストレッチャーで押しながら入った。
そこにはすでに先に運ばれてきた少女たちが並んだベッドの上で点滴を受けていた。
まわりには職員が5人いる、女性職員が3人と男性職員が2人だ。
少女達は皆、意識が回復しているようだが抵抗する様子はない。
ふと見ると職員達の白衣のポケットからさっき小間が使った銀色の電撃棒が覗いている。
なるほど・・あれで騒ぐ子は黙らせたってわけか。

「あら、小間くん今日は新人を連れてるのね」
30代の女性職員がからかうように話しかけてきた。
「さすが新人教育は小間先輩のもんですね」
「そういや僕も最初は小間先輩に教えてもらいましたから、ハハハ」
20代後半の男性職員が笑いながら言う。
「君も今のうちにしっかり小間先輩に習っておくんだよ」
「まあ・・すぐにどこかの研究班に配属されるだろうから短い間だけどね」
小間は気まずそうにしている。

「青木副主任、この子はどこに置きましょうか・・?」
小間は自分のことを先輩と言った男性職員に敬語で話しかけた。
(そうか・・・自分が新人教育をしたこの男性職員に、あっという間に追い越されたんだな)
「そっちのベッドに置いて」
違う女性職員に顎で指図されている。
僕達は芽衣をベッドに移すと体力回復のための点滴を刺した。
10360:2007/08/10(金) 10:29:45 ID:yjDBYAzn
「さてと・・じゃあ小間先輩、僕達は次の仕事があるから、これで」
「後はよろしく、ちゃんとお世話してね、大事なモルモットなんだから」
「いいよね、飼育係は気楽で・・ハハ」
そう口々に言って職員達は出て行った。
小間は苦虫を噛み潰したような顔をしている。
(・・どこに行ってもこういう人っているんだよな)
僕は小間を横目に見ながら思った。

「んぎ・・!」
とっさに少女の悲鳴が聞こえてきた。
小間が腹いせに近くにいたアジア系の少女に電撃棒を押し当てていた。
自分の無能さを抵抗できない立場の者にぶつける、どこまでも駄目な奴だ・・・。
僕は一瞬止めようかと思ったがここで小間と揉めるのも面倒だからほっておくことにした。

「う・・・」
芽衣が薄っすらと瞳を開けた。
「大丈夫かい・・?」
僕は屈みこんで話しかけた。
「う、うん・・」
芽衣は疲れを見せながらも笑顔を作って答えた。
「もう検査は終わったからね、安心していいよ」
「うん・・」
そう言いながら芽衣は僕の裾を握ってくる。
よほど怖かったのだろう、僕の胸がまた痛んだ。

点滴が終わり、少女たちにベッドから降りて並ぶように小間が命令した。
まるで学校のように一列に全裸の少女たちが並んで立つ。
小間は僕に部屋の隅に置いてある箱を持ってくるように言った。
箱を開けると中からチェーンと金属製の首輪が幾つか出てきた。
小間と二人で少女達の首に首輪をはめていく。
首輪は一度カチッと閉じてしまうと鍵がなければ開かない仕組みになっていた。
芽衣は小間に首輪をはめられながら僕のほうを不安そうに見ている。
小間は気付いているのか、ちゃんと前を向けとばかりに芽衣の頬を掴んで向き直らせる。

首輪を付け終るとチェーンを首輪に付いたリングに通していく。
これで少女たちを互いに繋いで一本にしてしまった。
学生時代に参考書で見た売られていく奴隷のようになった。

「よし、行くぞ」
そう言って小間はチェーンの端を引っ張る。
少女達はぞろぞろと後を一列になってついて行く。
廊下を前に小間、後に僕で挟むようにして保管庫へ向かって歩いた。
途中で何人も職員とすれ違うが、皆こちらに関心は見せない。
8人もの全裸の少女が首輪に繋がれて歩いてるなんて通常で考えれば凄い光景なんだろうけど
この施設の中ではごく当たり前のことのようだった。
それどころか通りかかる扉の向こうから女性の悲鳴らしき声が聞こえてきたりする。
その度に少女達はビクッと体を強張らせる。

(凄いと所に来てしまったな・・・)
今更ながら僕は思った。
芽衣は列の一番後ろを歩く僕のほうをチラチラと見ていた。

(続く)
10460:2007/08/10(金) 10:32:12 ID:yjDBYAzn
どうもです。
感想よろしくお願いします。

このあと多少グロな展開を考えてたりしますが
そういうのが嫌いな人がいればやめときます。
105名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 10:46:31 ID:kKQ7m2aE
>>104
最高!うまいし好み。
自分はグロ平気です。
106名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 11:43:15 ID:mH0jKrR9
いつもありがとうございます、
毎回、楽しみにしています。
107名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 15:58:51 ID:4Xw86HME
GJだ。GJ過ぎる。
108名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 09:40:48 ID:DXO7Nicb
良かったです。

グロは平気だと思います。もしダメなら、読み飛ばします。
10960:2007/08/11(土) 10:12:17 ID:pc0nBDBu
検体の保管庫に戻ってきた。
小間に支持されて少女達の首輪からチェーンを外す。
そしてチェーンが付いていた首輪のリングに番号が書いてあるプレートを吊るす。
<Sー2217>芽衣の首輪に書いてある番号だ。

「よし、一人ずつケージに入れるぞ」
そう言って並んでいるケージの扉をあけ
少女を追いやるように中へ入れていく。
全員入れると扉を閉める。
オートロックになっていて閉めると同時にカシャンと鍵がかかって中からはもう開けられない。
芽衣は透明な特殊ガラスの向こうから僕のほうを見つめている。

「ふう・・やっと済んだな」
「平君、コーヒーでも飲みに行くか」
そう言って小間は出口へ歩き出した。
「は、はい」
僕は芽衣のことが気になっていたが後ろ髪を引かれる思いで後をついて保管庫を出た。

広い職員食堂で小間と向かい合ってコーヒーを飲んでいる。
時間帯のためか人はまばらだった。

僕にはさほど興味もないが小間は延々と自分のことを話していた。
どうやら彼の父は地方の総合病院を経営しているらしい。
彼もそこを継ぐべく医者になったまではいいが重大な医療ミスを犯してしまい
刑事裁判こそ逃れたものの一般の医療業界には居場所がなくなった。
彼も僕と同じく父の口添えでこの研究施設にやってきたが
所詮は能力がなかったのだろう、現在の飼育係から昇進できなくて今に至るようだ。

「まあ・・こんな場所でも慣れるとそれなりにいいもんだよ」
「生活に必要な物は全て揃ってるし、高い給料はそのまま貯蓄できる」
「俺もあと数年勤めたら、外国にでも移住してノンビリやるつもりだ」
小間はどっかの公務員のようなことを言っている。
やはり根本的に僕とは違う。
僕は自分から進んでこの研究施設にやってきたのだ。

「それにここならではの特典もあるしね・・・」
小間は薄ら笑いを浮かべた。
「平君、君も若いからあっちのほうも溜まるだろう?」
「心配しなくてもちゃんと処理する方法はあるからね」
意味ありげに言った。
11060:2007/08/11(土) 10:12:56 ID:pc0nBDBu
「さてと・・・じゃあ戻って雑用を済ませたら夜間の連中と交代だ」
小間は残っていたコーヒーを飲み干して立ち上がった。

保管庫に戻ってきた僕達は検体用の食事を用意しだす。
食事といっても白いゼリー状の流動食だ。
健康維持のための栄養補給はこれで全て賄えるらしい。
メリットとしてほぼ体内に吸収されるため大便はほとんど出ない。
そのためケージの中は比較的清潔に保たれる。

僕は以前からいる少女たちに飲ませてまわった。
ケージの扉についた小窓を開け、そこから少女に顔を出させる。
少女は扉に向かって膝まずいたような体勢で口をあける。
流動食は500のペットボトルくらいの大きさの容器に
先にいくにしたがって細くなった直径5センチ弱の長いノズルが付いている。
ノズルの先を少女の口に刺し込む。
そのまま食道までグイグイと送り込んでから容器を逆さにして中へ流し込む。
まるでペニスを咥えてフェラチオしてるかのような状態だ。
少女は苦しそうな表情を浮かべる。
口の端からは溢れてこぼれ落ちた白い流動食が垂れていた。
ものの15秒程度で全て流し込み食事は終了だ。
これを順番にこなしていった。

小間は今日入荷したばかり少女たちに指導しながら与えていた。
言葉の通じない外国産の少女達にはまたしても電撃棒で脅しながらだ。
慣れてない少女達にはかなり苦しいらしく泣きながら流し込まれている。
僕は早くこっちを済ませて芽衣のところに行ってやりたかった。
しかしどんなに急いでもこっちのほうが人数がはるかに多い。

「おい、次はお前だ」
小間は芽衣のケージの前で声をかけていた。
僕はハッとしてそっちを見た。
「言葉はわかるんだろ?早くしろ!」
芽衣が恐る恐る小窓から顔を出した。

(続く)
11160:2007/08/11(土) 21:03:29 ID:gf2/ZiWb
「ほら、口を開けるんだよ!」
小間に急かされて芽衣が口を開く。
「もっと大きく開けろ」
芽衣は精一杯口を開けた。
口の中に小間がノズルを突っ込む。
しかし口の一際小さな芽衣にはノズルが太すぎてすぐにつっかえる。
「チッ・・いちいち手間の掛かるやつだな」
あきらかに芽衣にはサイズが合ってない。
それでも小間は強引に出し入れしながら奥に刺し込んでいく。
ノズルを取り替えるのが面倒なのだろう。
「ううーうー」
芽衣は苦しがってガラスの向こうで足をバタバタさせている。
瞳からはぽろぽろと涙がこぼれ落ちる。

なんとか食道まで届いたようだ。
芽衣の喉が薄っすらとノズルの形に膨らんでいる。
顔が赤らんでいる、呼吸はほとんどできてないようだ。

容器を傾けて小間が流動食ゼリーを流し込んでいく。
芽衣の顔はみるみる真っ赤になってきた。
「ごっ・・ごっ・・」
半分くらい流し込んだところでむせて咳き込みだす。
「げほっ・・」
ついに芽衣は飲み込んだゼリーをまた吐き出してしまった。
吐き出されたゼリーは小間の白衣にバシャッとかかる。
「ごほごほ・・」
芽衣はまだ苦しそうに咳が止まらない。
口からは白いゼリーが垂れている。

「このガキ・・・モルモットのくせに俺の服を汚しやがって!」
小間の顔色が変わった。
ポケットから電撃棒を取り出すと、芽衣の口をこじ開けて中へ突っ込んだ。
「・・!小間さん、やめ・・」
「あがっ・・」
僕が叫ぼうとした次の瞬間、芽衣の体が水から揚げたエビのように跳ねた。

ぐったりしてビクッビクッと痙攣する芽衣の口から小間は電撃棒を引き抜く。
芽衣の頭はそのまま前にうな垂れる。
11260:2007/08/11(土) 21:05:27 ID:gf2/ZiWb

「なんてことするんですか!?」
僕は小間に突っかかった。
「なんだ?何を検体一匹にムキになってるんだよ」
「心配しなくてもレベルを下げてあるから死にはしないさ」
小間は白衣をハンカチで拭いながら言う。

「こんな幼い子相手に無茶し過ぎですよ!」

「おいおい・・言ったはずだぞ」
「こいつらはもうただの実験台なんだよ、勘違いしてるのはどっちだ?」

「あなたはただ自分が思うようにならないのをこの子達に八つ当たりしてるだけでしょう!」
小間の眉間に皺がよる。
言ってはならない一言を言ってしまったようだ。

「・・・そうかい」
「じゃあ、後は君一人でやってくれ・・・」
小間は僕の胸元に流動食の容器を投げてよこした。
「明日の朝遅れるなよ・・」
そう言って小間はさっさと保管室から出て行った。

「もう大丈夫だよ、あいつは出て行ったから」
僕は芽衣を床に寝かせて話しかけた。
「う・・・うう」
気が付いた芽衣は僕の胸に顔を埋めて泣き出した。
無理もない・・・こんな小さな女の子がある日突然こんな施設に連れて来られて
今日一日だけでとんでもない酷い目に遭わされたのだ。

僕はしばらく芽衣を慰めて落ち着かせると
流動食をコップに移して芽衣に飲ませてあげた。
ゼリー状なので飲みにくいらしく規定量を飲み干すのにかなり時間が掛かってしまった。
たしかに全ての少女にこうしてコップで飲ませていたのでは時間が掛かりすぎる。
効率化を考えればノズルで流し込むのは合理的と言えた。

芽衣をケージに戻し、全ての少女に流動食を与え終えた頃
交代の職員2人がやってきた。

僕は簡単な自己紹介と引継ぎを済ませて職員宿舎の自分の部屋に戻った。

シャワーを浴び、ベッドに横になるとドッと疲れが押し寄せる。
今までなら夜はパソコンを開いて論文を書いたりするのだが今日はそんな元気もない。
なにより芽衣と小間のことが気になってそれどころではなかった。

やはり入所したばかりで、一応は上司の小間に逆らったのはまずかった・・・。
これからの仕事のことを考えても、気は進まないが明日謝罪するしかないだろう。

それよりも芽衣だ・・・。
研究材料でしかない芽衣に対して特別な感情を持ったりしてはいけないことは自分でも分かっている。
しかしもう自分では抑えられないほど情が移っていることは否めない。

なんとか彼女一人だけでも助ける方法はないのだろうか・・・。
そんなことを考えながらいつの間にか僕は眠りに落ちていった。
113名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 22:00:27 ID:DXO7Nicb
僕ももう情移りまくりですよwww

GJ!!
11460:2007/08/12(日) 06:32:34 ID:6oy/d+27
翌日、僕は小間に前の日の非礼を詫びた。

小間は勝ち誇ったような表情を浮かべ
30分ほど偉そうに説教をしてから許してくれた。
思ったとおり単純な男だ。
しかし当分の間は上辺だけでも従順な振りをしとくことにした。

僕達の仕事はまず少女たち全員の体調管理からだ。
一人ずつケージから出してシャワーで体を洗う。
尿を専用の採取容器に跨らせて出させる、これもサンプルとして必要だ。
すぐに出ない少女には導尿カテーテルで強制的に採取する。
便は例の流動食を与えているのでほとんど出ないが
それでも定期的に洗腸を行なって綺麗にする。
その後、検温などを済ませてから
コンビニのレジにあるバーコードスキャナのような機械を
少女の下腹、つまり子宮の上に当てる。
すると体内に埋め込まれた内部センサーから情報を読み取れる仕組みだ。
生理や排卵など様々なデータを常に把握できる。

けっこうな人数がいるので一通りすませるのはそれなりに時間が掛かる。
小間と僕とで手分けをしながら作業した。
さりげなく芽衣は僕が担当して小声で優しく話しかける。
芽衣もすっかり僕に懐いてしまいケージに戻すときもなかなか離れようとしなくて困ったりした。

それらが済むと出庫請求の書類に目を通す。
書類には年齢、体格、初潮の有無など条件が書いてある。
それに見合った検体を選んで各研究班に運ぶ。

出庫した検体は戻ってくるかどうかは半々くらいだ。
簡単な実験や検査ならまたここへ戻される。
しかし長期に及ぶ実験や場合によってはすぐに消費してしまう実験なら
そのまま廃棄処分にされるかまたは標本として保管されるらしい。

年端もいかない少女たちがそんな扱いを受けるのだ
もちろん僕は胸が痛んだ。
しかし慣れというのは恐ろしいもので
日が経つにつれ感覚が麻痺していった。
と言うよりも、なんとか芽衣を出庫しないでいいようにごまかすので精一杯だった。
11560:2007/08/12(日) 06:34:03 ID:6oy/d+27
あるとき小間が僕をニヤニヤしながら呼んだ。
「平君、そろそろ溜まってきてるだろ?」
「は・・?」
「いいからいいから隠さなくて」
「今日、夜間と交代したら僕について来なさい」
「すっきりさせてあげるから」
小間はそう言って作業に戻った。
僕は憂鬱になった・・・ただでさえあんな気分の悪い男と仕事してるのに
プライベートの時間までつき合わされるのはたまらない。
しかし無下にするわけにもいかず仕方なく付き合うことにした。

小間に連れられて今まで来たことのない区画に入った。
途中のゲートの警備員と小間は親しいらしくIDカードも提示しないで通された。
薄暗い廊下を進んで行き、ある扉の前で止まった。

プレートには「廃棄物貯蔵室」と書いてある。

なんでこんな所に・・・?
小間が何を考えてるのか分からなかった。
扉を開けて中に入る。
中はまた何個かの部屋に分かれている。
小間は熟知しているようでスタスタと歩いて更に奥へ入っていく。
そしてある部屋に入った。
「え・・」
その光景に僕はビックリして思わず声を出した。

(続く)
11660:2007/08/12(日) 09:48:45 ID:Ed/BdpNW
人間だ。
それも若い女性が両手の手首を束ねて壁に並べて吊り下げられている。
一瞬死んでいるのかと思ったが辛うじて息はあるようだ。
年齢は様々で10代から30代前後だろう。

「好きなの選んで自由にしていいぞ」
小間はそう言って自分も物色しだした。

よく見るとどの女性も様々な実験に使われたのだろうか体のあちこちに傷などがある。
中には大きな手術の形跡がある者もいた。
ほとんどの女性が意識はないようだが微かにうめき声を出している者もいる。

「まずはこいつかな・・」
小間は20歳くらいの女を髪の毛を掴んで顔を上げさせて言った。
自分のズボンのベルトを外してペニスを出すと女の口の中に押し込んだ。

「おい・・どうした、平君?」
「君も早く選びたまえ」
呆然と立ちつくしていた僕に小間が女の顔に股間を打ちつけながら言う。

「ハハ・・まさかとは思うが、すでに冷たいほうが好みなら隣の保冷庫にあるぞ」
「さっきの警備員の奴なんて、最近じゃそっち専門らしいけどな」

なにを言ってるんだ・・・吐き気がする。
小間の言っていたここならではの特典とはこういうことだったのか・・。
僕は寒気がした。

小間は女の口からペニスを抜くと女を後ろ向きにさせてバックから刺した。
「うう・・」女は小さく呻いた。
部屋の中にパンパンと腰を打ち付ける音が響く。

「まあな・・俺だってそりゃ新品の女がいいに決まってんだよ」
「けどな、下っ端の職員にはこんな廃棄用の女しか手が出せねえ・・」
小間は腰を振りながら僕に話しかける。

「それなりに昇進すると、個人研究用って名目で検体を2,3人までなら所有できるんだ」
「ま、ほとんどの場合は性欲処理用のダッチワイフみてえなもんだけどな・・・ハハハ」

「・・・!」
僕はハッとした。
芽衣を助ける手段が見つかったからだ。
そうか、僕が昇進して芽衣を個人研究のため引き取ればいいのか。
しかし、そのためには一日も早くそういう立場にならなければいけない。

「う・・!」
小間は女の中で射精したようだ。
ぬるっとペニスを抜くと女の股から小間の精液が流れ落ちる。
ぐったりしたその女には興味がなくなったようで、また違う女を物色しだす。
まるでサカリのついた犬だ。
到底、人間の性交とは呼べない。
11760:2007/08/12(日) 09:50:27 ID:Ed/BdpNW
「どうすれば昇進できるんですか・・?」
僕は小間に尋ねた。
「なんだって・・?」
小間は違うの女の股に手を入れながらこっちを振り向く。
「ははあ・・・さてはあのお気に入りの検体を自分のものにしたくなったか?」
小間は見透かしたようにニヤついた。
その下衆な顔が僕の神経を逆なでする。

「なにも焦ることはないさ・・あの子だっていづれはここに来るんだ」
「それから楽しんだって遅くはないだろう?」
「けどまあ・・・どんな状態で来るかは分からないけどな、ハハハ」
僕は全身の毛穴が開くような怒りを覚えた。

「僕は貴方とは違う・・!」
「こんな場所でストレスを発散してるような低脳な人間じゃない!」
つい声を荒げて言い返してしまった。

「何だと・・・?」
小間が目を細め、股間をいたぶっていた女が「ぎゃ・・」と悲鳴をあげた。

しまった・・そう思ったが、もう遅かった。
僕だってもう引っ込みがつかない。
「とにかく僕は貴方のようにはならない・・」
「これ以上、こんな悪趣味に付き合うつもりもありません!」
「失礼します」
そう言って僕は部屋を出て行った。
小間の顔は真っ赤になって怒りを表していた。

僕が来た道を引き返していると、後ろから女性の悲鳴が聞こえてくる。
また小間が罪の無い者に八つ当たりしているのだろう・・・。
11860:2007/08/12(日) 10:57:21 ID:Ed/BdpNW
まずいことになった・・・。
これで、もう小間との関係修復は不可能だろう。
僕は一人、職員食堂で考え込んでいた。

「あれ、君はたしかこの前、小間先輩と一緒にいた新人の平君だよね?」
とっさに声を掛けられて振り向くと先日の検体入荷の際に会った青木副主任が立っていた。
「ここ、いいかい?」
「あ、どうぞ・・」
青木はコーヒーを持って僕の向かいに座った。

「聞いたよ、君は平先生の息子さんだってね?」
青木はコーヒーを啜りながら言った。

「え、父をご存知なんですか?」
僕は驚いて答えた。

「もちろんだよ、君のお父さんはここじゃちょっとした有名人さ」
「お父さんもここの出身なのは知ってるよね?」

「いえ・・知りません」
意外だった、自分の父もここの施設にいたことがあるなんて・・・。

「ああ、そうなのか・・・」
「君のお父さんがあの世界的な伝染病の研究で第一人者なのは周知のことだけど、
実は彼の研究の基盤はここで培ったものなんだよ」

「そ、そうなんですか・・」
僕の心境は複雑だった・・・。
何故ならそれは父もここで大量の人体実験を行なっていたこと意味するからだ。

「僕は君のお父さんを尊敬してるよ」
「だから、できれば息子さんの君とも一緒に研究してみたいと思ってるんだ」
青木は笑顔で言った。
どうやら彼は僕達親子には好意的なようだ。

僕は少し考えてから、思い切って青木に小間とのことを話してみた。
しかし芽衣のことは除いてだ。
特定の検体に執着してるなんて知られたくはないからだった。

「なるほど・・・そりゃあ君もあんな男とは一緒にはいたくないよなあ・・」
「だけど基本的に昇進は試験じゃなくて各班の主任からの推薦なんだよ・・」
僕は心底残念だった・・・試験ならどんな難問でもそれなりに自信はあったが
推薦となるといつになるかわからないからだ。

「僕から、うちの主任に相談してあげようか?」
がっかりとしている僕を見て青木が言った。
「え・・本当ですか!」
「ああ、そのかわり結果は保証できないけどね」
「ありがとうございます!」
八方塞だった僕に光が見えてきた。

青木にくれぐれもよろしく頼んで僕は宿舎に戻った。
11960:2007/08/12(日) 11:00:05 ID:Ed/BdpNW
次の日の朝、検体保管室に出勤した。
珍しく小間のほうが先に出てきている。
僕が挨拶しても小間は無視したまま返事もしない、まるで子供だ。
僕もそれ以上、何も言わずいつもの作業に取り掛かることにした。

ふと、机の上を見ると検体用の首輪が一つ無造作に置いてあった。
なにげに番号が目に入る・・・<Sー2217>
「・・・!?」
芽衣の番号じゃないか。
急いで芽衣のケージの中を覗いてみると空っぽだった。

「どういうことですか!?」
僕は小間に詰めかかる。
「なんのことだよ?」
小間はヘラヘラしながら答えた。
「芽衣・・いや、S−2217ですよ!」
「今日の出庫はまだのはずなのに、いなくなってるじゃないですか!?」

「ああ・・今朝早くね、Bブロックの連中から頼まれたんだよ」
「生体解剖の実習用に1体ほどまわしてくれってね」
小間は下品な笑顔を浮かべて言った。

「なんだって・・?」
僕は頭を金槌で叩かれたような衝撃を受けた。
解剖実習・・・芽衣が生きたまま切り刻まれるっていうのか。

小間が僕への当て付けにわざと芽衣を選んだことは明白だ。
この男を殺してやりたい・・・激しい衝動にかられたが、
いまはそんなことを言ってる場合じゃない。
なんとかして芽衣を取り戻さなければ・・・。
僕はドンッと小間を突き飛ばして出口へ向かった。

「ハハ、どうやってBブロックに行くつもりだい?」
「この施設の中は許可無く他のブロックへ行き来することはできないんだぜ」
小間の声が背中に響く。

しかし僕は廊下を走り出していた。
12060:2007/08/12(日) 17:18:30 ID:o2WetWbV
以前、聞いた話では、Bブロックは外科医療での新しい術式を研究する機関だ。
実際にそこ出身で世界的権威のある外科医は多数いると言われている。
しかしその裏では生きている人間を研究実習のため大量に消費してきたのも事実らしい。
そんなところに芽衣は運ばれてしまった・・・想像するだけでも恐ろしくなる。

芽衣を取り戻す確実な方法は思いつかなかったが、
とにかくBブロックのゲートのまでやってきた。
駄目もとで僕のIDカードを差し込んでみるが当然ゲートは開かない。
何度か試していると横の警備員室から警備員が出てきた。

「何か問題でも?」
警備員は疑うような目つきで問いかけてきた。
「実は・・」
僕は検体が間違って運ばれてしまい、それを引き取りにきたと取り繕って言った。
しかし、警備員はそれなら上司の証明書を持って来いと言う。
当然だろう、僕のIDは一番下っ端だ。
そんな人間が口頭で説明しても信用してはくれまい。

困り果てていると、後ろから女性の声がした。
「何やってるの?」
振り返ると、女医の黒田主任が立っていた。
「あら、あなたはたしか新しく入った・・・」

まずいところを見られた・・・いや、もう一か八かだ。
僕は黒田女医に全てを正直に話した。

「ふうん・・・そういうことなの」
「この前の、あの子がねえ・・・」
女医はしばらく考えて、ふと微笑を浮かべたように見えた。
「いいわ、とりあえず私からBブロックの担当者に話してみましょう」

「え、本当ですか!?」

「ええ、でも話が上手く纏まるかはわからないわよ」
「一度、ブロック間を越えた検体は原則として向こうの持ち物だから」

「わかりました・・・お願いします」
僕は藁にも縋りたい気持ちだった。
12160:2007/08/12(日) 17:19:58 ID:o2WetWbV

女医が言うと、警備員はすんなりとゲートを開けて僕達を通した。

初めて入ったBブロックを僕は黒田女医のあとをついて歩いた。
黒田女医はこのブロックにも詳しいらしく迷うことなく進んでいく。

すると前からストレッチャーに乗せられた少女らしきシルエットの検体に
白いカバーが掛けて運ばれてきた。
「ん・・ねえ、それって解剖実習に使った検体かしら?」
黒田女医が運んでいた職員に話しかけた。

「ええ、そうですよ」
職員が答える。

「ちょっと見せてもらっていい?」
黒田女医がカバーをめくる、中から少女の足が見えた。
僕の心臓が高鳴る。
次第に下半身から胴体部分が見え始める。
「う・・・」
思わず僕は口に手を当てた。
無い・・・首筋から縦に切り開かれた体には内臓はほとんど入っていなかった。

僕は眩暈がした。
(ああ、芽衣・・・一足遅かったのか・・・)
全身を脱力感が襲い、立っているのも辛くなってきた。

「あら、違うわね・・」
女医の言葉にハッと我に戻る。
カバーを捲って見えた顔は芽衣ではなかった。

「ごめんなさいね、もういいわ」
バサッとカバーを戻した女医は職員にそう言ってまた歩き出した。

僕は慌てて、あとを追った。
12260:2007/08/12(日) 17:21:15 ID:o2WetWbV
「おやおや、どうしたことだ?」
「今回、Dブロックからまわしてもらった検体はずいぶん上物じゃないか」
実習室で手術台を囲んでいる医師たちの真ん中にいた50代の教授が言った。
他は比較的若い医師が男女で8人いる。

「そうですね、いつもは薬や実験で半分ガラクタになったのばかりなのに
どういう風の吹き回しですかね?」
若い男性医師が答える。

「今日はラッキーですね、こんな新品の検体で実習できるなんて」
「すごく可愛い子で、なんだか勿体無いみたい・・・」
眼鏡をかけた女性医師が嬉しそうに言う。

「うむ・・そう思うなら、なるべく大事にして長持ちさせなさい」
「君達はとかく乱暴にやりすぎて検体を粗末に扱いすぎる」
「技術というのはスピードも必要だが、第一は正確さだ」
教授が若い医師たちに諭した。

「はい、わかりました」
皆が返事をする。

医師たちが囲む手術台の上には芽衣が乗っていた。
すでに手足を広げた状態で完全に固定されている。
麻酔はされておらず意識はあるが、開口器具がはめられているため喋ることはできない。
周りには人工呼吸器や輸血器具をはじめ様々な延命器具が備えられている。

「それじゃあ始めようか」
教授が言うと、女性医師が芽衣の腕に強心剤を注射する。
針が刺さると「ん・・」と芽衣がぐぐもった声を出す。
頭が固定されて動かせないため必死に目を動かして下を見ようとしている。

教授はペンを取り出して、芽衣の薄っすらと膨らんだ胸に当てた。
ツーっと赤い線を引きながら今から始める手術の説明を始める。
芽衣のシミひとつない真っ白な体に見る見る曲線が書かれていく。
まるで標本のようだ。

手術と言っても助命のためではない、あくまで技術研究のための解剖だ。
そのため手術は一箇所に限らず全身に施す予定だった。
それぞれの部分で担当の若い医師が交代で執刀する。
教授はそれを横から指導する形式だ。

一通り説明が終わると、最初の担当医師がメスを持って芽衣の前に立つ。
腹部の教授によって書かれた線の上にそっとメスを当てる。
「んんー」開口器の奥で芽衣が声にならない悲鳴をだす。
瞳からはすでに涙が流れている。

芽衣の白い皮膚にメスの先端がプツッと突き刺さった。
12360:2007/08/12(日) 17:30:06 ID:o2WetWbV
えーと休みなのでまとまった量を書いてみました。
おかげでかなり疲れたので続きはまた今度になります・・・すみません。
当然フィクションですし専門知識もないので細かいところには
突っ込まないで読んでください・・。

124名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 04:25:04 ID:BshB3Ozt
続きwktk
125名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 07:38:23 ID:vI5q3xYS
続き気になる・・・ (´・ω・`)
126名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 09:27:07 ID:tBh23jZu
TUUHOU
12760:2007/08/13(月) 15:03:22 ID:GwB2bliZ
「すみません、お邪魔しますよ」
実習室の扉を開けて黒田女医が入っていく。
僕も続いて入る。

手術台を取り囲んでいた皆がいっせいにこっちを見た。
「おー、黒田くんじゃないか」
教授が黒田女医に笑顔で話しかける。

「実習中にごめんなさいね、西教授」
「あらあら、やっぱりもうここにいたのね・・」
若い医師たちの間から芽衣の顔が見えた。
「芽衣・・!」
思わず僕は叫んでしまった。

「黒田くん、どうしたんだ一体?」
教授が尋ねる。

「えっとですねぇ・・ていうか、その子もう切っちゃった?」
黒田女医が医師たちの間から手術台を覗き込む。
僕もすぐに駆け寄って周りの医師を縫って入る。

「いえ、今からですが・・・」
執刀していた若い医師がメスを持った手をスッとあげる。
芽衣の体に赤い線が何本も書いてある。
その腹部の一箇所だけ切っ先を入れられたのだろう
プクッと赤い血の玉ができてツーとわき腹をつたって下へ流れた。
間一髪だった・・・僕はホッとして全身の力が抜けた。
芽衣も僕に気が付いた様子だ。
瞳から涙があふれている。
128名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 15:05:05 ID:lZVem/78
よかった
12960:2007/08/13(月) 15:06:23 ID:GwB2bliZ
「いえね・・・この検体なんだけど、私が使う予定だったんですよ」
黒田女医が教授に説明する。
「それを、保管室の馬鹿が間違えてこちらにまわしちゃったみたいで・・」
「勝手言って申し訳ないんだけど、返してもらうわけにはいきませんこと?」

「そうだったのか・・・どうりでこんな上物がまわってくるはずだ」
まわりの医師たちも皆、ガッカリした様子だ。
「しかしねえ・・・黒田くん、キミもここのルールは知ってるだろう?」
教授が上目遣いで黒田女医を見る。

「ええ・・それはもちろんですわ」
「研究ブロックごとで権限は完全に分かれていて、他からの干渉は一切受けない」
「当然、一度こちらに運ばれた検体は、もうそちらに決定権があることも・・」

「そうだろう・・」
「なんせ、うちのブロックは切るのが仕事だからね」
「実習資材の消耗が激しすぎて上質の検体はなかなか回してもらえないんだよね・・」
「いや、せっかくこんな機会だったから、うちの若い連中も喜んでたのに
今更、やっぱり駄目ですじゃ、あまりにも可哀想だろ?」

まわりの医師たちは皆、芽衣の体を物欲しそうに見ている。
メスを持った医師など切りたくてウズウズしてるようだ。

「もちろん・・代わりにそれなりの検体はご用意しますわ」
黒田女医が答える。

「ほう・・・例えばこのレベルの国産でも?」
教授が聞き返す。

「・・・どうなの、保管室にストックがある?」
黒田女医が僕に尋ねた。
しかし、必死に思い出してみるが現在は国産未使用で芽衣ほどの美しい検体は無い・・・。

困っている僕を見て、黒田女医が教授に言う。
「外国産じゃ駄目かしら?」

「そうだなあ・・・」
教授は腕を組んで考えてる素振りを見せるが口元は笑っている。
「じゃあ、こうしよう・・・」
「外国産で構わないが、これと同じレベルの未使用を2体だ」
「それなら手を打とうじゃないか」
この教授、顔は優しげな紳士だが本性はかなりの狸だ。

黒田女医の眉がピクッと動く。
「仕方ありませんわね・・・わかりました、それで構いませんわ」

交渉が成立した。
13060:2007/08/13(月) 15:09:20 ID:GwB2bliZ
「ああ〜残念だったなぁ・・・」
そう言ってメスを持った医師が芽衣のお腹を切っ先で軽く撫でた。
「ホントだよ・・俺なんてここの予定だったのに・・」
違う医師が芽衣のピンクの乳首を指で押した。

「ハハ・・おいおい、もうお返しする検体だ、遊ぶんじゃない」
「ほら・・キミ、そこを綺麗に縫合してあげなさい」
執刀していた医師に教授が指示する。
黒田女医との交渉を有利にまとめた為か機嫌がよさそうだ。

芽衣の傷跡は見事に縫合され、薬をつけてガーゼが貼られた。
さすがは専門だ、これなら傷跡も残らないだろう。

芽衣の拘束が解かれ、開口器も外された。
フラフラと手術台から降りる芽衣を僕が支える。
体に書かれた赤い線はそのままだ、
それがいかにも命拾いしたのを表している。

僕は自分の白衣を脱いで芽衣にかけてやった。
その様子を周りの医師たちは不思議そうに見ている。
当然だろう、この施設の中で検体が衣類を身につけることはまず無い。
まして僕のように芽衣を人間扱いするのは異色な光景に移ったに違いない。
ただ黒田女医だけは意味ありげな表情で僕と芽衣を見つめている。

しかし、今の僕にはそんな周りの目など気にならなかった。
芽衣が助かった・・・それだけが全てだった。


そして僕達3人はBブロックを後にした。
13160:2007/08/13(月) 15:13:27 ID:GwB2bliZ
あまりにも中途半端な状態だったので急いで続きを書きました。

>>126
おもいっきり妄想なんで勘弁して下さい。
気分を害される人がいるみたいですし、このへんにしておきます。
ご愛読ありがとうございました。
132名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 15:55:53 ID:U+msfWvO
助かって良かったあ

変な奴は気にせず続きをお願いします
133名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 17:04:51 ID:SRIFewKF
冗談でしょ?ここで終わりなんて…。
通報とか言ってるアホは死んでもらって、続きを本気で期待しています!最高です!
13460:2007/08/14(火) 12:49:30 ID:eN342q/n
>>132 >>133
どうも、ありがとうございます。
こんな駄文でも期待してくれる方もいるみたいなので
また続きを書こうかな思います。
ただ、どうしても設定上、残酷描写が出てくる予定でしたので
もう少しソフトにできるよう考え直してみます。

ちなみこの設定を使って何か書いてみたい方がおられましたら、ご自由にどうぞ。
135名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 03:22:23 ID:YSpTWw37
>>134
自分もあなたの作品好き
13660:2007/08/15(水) 06:14:02 ID:xYtcqLJx
僕が芽衣を連れて保管室に帰ってくると小間が驚いた。
そして一緒に黒田女医がいるのを見て顔が引きつっている。

「小間君・・・あなたのおかげでうちの貴重な検体は大変な損失よ」
「覚悟はできてるわね・・・?」
黒田女医は小間に言い放つ。
小間は青くなった。
そのまま小間は黒田女医に連れられて保管室から出て行ったきり戻っては来なかった。

芽衣をケージに戻し、仕方が無いので、その日の業務は僕1人でこなした。

翌日、僕が出勤すると始めて会う職員がいた。
名前を丸田、年齢は30歳くらいで典型的なガリ勉タイプに見える。
しかし不器用であまり優秀そうではない。

聞くと、小間は他のブロックへ移動となったらしい。
おそらく黒田女医による制裁だろう。
そんなことは僕にとって、もうどうでも良かった。
なによりも今日は非常に気の重い仕事が待っていたからだ。

そう、昨日Bブロックの教授と約束した2体の検体を選んで送り届けなければいけないからだ。
向こうに引き渡せば、その後どうなるかを知っている以上、気持ちの良いものではない。

並んだケージの中にいる少女たちを見て回る。
芽衣は昨日のことがよほどショックだったのだろう、今日はまだ目を覚ましてない。
僕は起こさずそのまま寝かせておくことにした。

ふと、足を止める。
僕が初めてここへ来た日に入荷した、あのロシア産の少女のケージの前だ。
美しい顔立ちと透き通るような肌の少女だ。
(このくらいのレベルの検体じゃなければ、教授は納得しないだろうな・・・)
可哀想だと思いながらも、芽衣のためには仕方が無いと自分に言い聞かせた。
ケージを開けて少女を出す。

まだ、もう1人選ばなければいけない。
そう思っていると、横から声が聞こえる。
この少女の姉だった。
自分の妹がどこかに連れて行かれるのが分かったのだろう。
言葉は分からないが必死になにか訴えている。
僕の心は決まった、この二人の姉妹にしよう・・・。

姉を外に出すと二人は手を握り締め合った。
二人の首輪に運搬用のチェーンを付ける。
丸田にその旨を伝えて僕は姉妹を連れて保管室を出た。
13760:2007/08/15(水) 06:18:46 ID:xYtcqLJx
途中で僕は白衣のポケットからキャンディを出して姉妹に与えた。
これは今日、Bブロックへ行く少女たちに与えようとあらかじめ用意してきたのだ。
もちろん本当は規則で禁止されている。
しかし、そのくらいしてやらなれば僕の気がすまなかった。

二人はこの施設に来て初めて流動食以外のものを口にした。
よほど美味しいのだろう、すごく喜んで微笑み合いながら舐めている。
僕はたまらなく胸が痛くなった。
これ以上姉妹の顔を見てるのが辛くなり足早にBブロックへ歩いた。

Bブロックのゲートをくぐると、昨日の若い男性医師が迎えた。
「やあ、お待ちしてましたよ」 さわやかな笑顔で言う。
「どうも・・」 僕も会釈した。

「ほう・・この子達かい?」 姉妹を下から上へ眺める。
「いいねえ、これなら教授も喜ぶと思うよ」

「そうですか・・・じゃあ、僕はこれで・・」
チェーンの持ち手を医師に渡して帰ろうとする。

「おっと、待ってくれよ・・まだ居てもらわないと困るよ」
医師は僕を引き止めた。
「一応、教授の受け取り許可をもらうまではね」
「それにキミだって教授のサインを貰って帰らなきゃいけないだろ?」
そうだった受け渡し伝表のことすら忘れていた。
「あ、はあ・・わかりました」
一刻も早くこの場から逃げ出したい僕は憂鬱になった。
13860:2007/08/15(水) 06:19:28 ID:xYtcqLJx
僕達は昨日の実習室に入る。
すでにそこには若い男女の医師たちが集まっていた。
教授はあとから遅れて来るらしい。

「お、きたきた」
「おいおい、ホントに上物だよー」
医師たちは口々に言って姉妹を取り囲んだ。
姉妹は怖がって二人で寄り添っている。

「可愛いなぁ・・ん、顔がよく似てるね、姉妹か」
男性医師が少女達の顔を覗き込みながら言う。

「肌のキメが細かいわ、やっぱり寒いところの白人は美しいわね」
妹の背中を下から指でなぞりながら若い女医が言った。

医師たちはそれぞれ好き勝手に姉妹の体を
揉んだり触ったり引っ張ってみたりしている。
まるで子供たちが人形遊びしているようだ。

少女達は恐怖を感じて体を強張らせるが、男性医師たちは両腕を掴んで拡げさせた。
「そうそう、昨日はやり損ねたけど、僕の担当部位はここなんだよね・・・」
そう言って男性医師が姉の乳首を摘む。
「ん・・・」 姉は小さく声を出した。

「ふふ・・私はここよ」
そう言って女医が妹の肛門を指でぐっと押した。
「ヒャ・・」 妹がビクッとした。

この若い医師たちは、検体を人間扱いしてないどころか、
いたぶって楽しんでいるかのようだ。
外科は患者を人とみないで物と見たほうがスムーズに執刀できると聞いたことがあるが、
それにしたって、この医師たちの態度には嫌悪感を覚えてしまう。
さっきまでキャンディを美味しそうに舐めていた可愛らしい少女達が
いまは玩具のように扱われているのが僕は辛くなった。

入り口の扉が開いて教授が入ってきた。
「やあ、お待たせ」

(続く)
139名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 09:21:46 ID:c+8eI4Ki
キタキタキター!!
140名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 17:01:07 ID:6UJVQku3
セーラー服は3本線・胸当て無しに萌え Part3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1182898562/206-

ドリルは男のロマンだな。
141名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 01:54:56 ID:PGuTUyqK
ううぅ、この姉妹にまで感情移入しそうになる…

できれば残虐シーンはあっさり流してほしいなあ。
14260:2007/08/17(金) 10:18:01 ID:OPnNwUVE
「お・・!早速、届いてるね」
「さすが黒田くんだ、約束きちんと守ってくれる」
教授は姉妹を見て嬉しそうに言った。

「やあ、ご苦労だったね」
僕のほうをチラッと見て声をかけてきた。
僕は軽く会釈する。

「じゃあ早速、事前検査をしてみようか」
教授と医師たちは隣の部屋へ姉妹を連れて入った。
僕も教授に合格のサインを貰わないといけないのでついて行く。

その部屋は通常の病院の診察室のようになっている。
部屋の中央にベッド型の診察台、医師用の椅子と患者用の丸椅子があり
他には体重計、身長計など、どこでも見かける器具が置いてある。
この部屋だけ見れば、どこかの一般病棟の診察室かもしくは学校の保健室にさえ見える。

「えっと・・・ロシア産か」
教授は僕から受け取った伝表を見て言った。
「おい、この中に誰か露語が話せる者はいるか?」
教授が若い医師たちに尋ねると
「はい、私が」と1人の女医が手を挙げた。

その女医は20代後半くらいで、いまどき珍しい黒ブチの牛乳瓶のようなメガネをかけている。
オカッパの髪型、一重で釣り上がった眼とのぺっとした顔はお世辞にも美人とは言い難かった。

「ああ、三木くんか・・・」
「じゃあ、ちょっとこの子達に通訳を頼むよ」
「事前検査するのに言葉が通じないと面倒だからね」

三木が姉妹に向かって露語で話しかける。
しばらく聞いていた少女達はコクンとうなずいた。
幾分、表情が軽くなったように見える。
おそらく素直に言うことを聞けば危害は与えないとでも説明したのだろう。
14360:2007/08/17(金) 10:22:05 ID:OPnNwUVE
教授が椅子に座ると、向かいの患者用の椅子に姉を座らせる。
少女の口を開けさせ懐中電灯で診察、次に聴診器を持って胸から背中まで当てていく。
普通の病院に風邪で通院して来たかのようなごく普通の光景だ。
姉が済むと妹も同じように診察する。

今度はベッド型の診察台に姉を乗せてうつ伏せに寝かせる。
お腹のあたりを教授が掌で押して触診する。
「うん、健康的な体だ・・・腹圧もいい感じだな」
「この年代の検体は内臓に脂肪がついてなくて、まるで標本のように綺麗なんだよな」
ゾクッとするようなことを言う。

横に立っていた若い医師が少女の足の間に手を入れて開かせる。
少女の綺麗な性器があらわになった。
この少女も芽衣と同じくクリトリスの皮が切除されており小さな粒が丸見えになっている。
性器を指でぐっと開いて中を覗きこむ。
「ふむ・・・ここも美しいな」
教授の眼が卑猥な光を放つ。

次に少女を四つん這いにさせ、胸を下につけさせる。
お尻を突き出したような体制になった。
教授が手を出すと隣の医師が小型の肛門鏡を渡す。
肛門にワセリンを塗り手早く肛門鏡を刺し込む。
少女は「う・・」を声を上げて体を丸めるように動いたが
すぐに周りの医師に押さえつけられる。

教授はダイヤルを捻って小さな肛門をグイグイと開かせた。
少女は唇を噛み締めている。
懐中電灯で中を覗きこんで「うむ、やはりDブロックは管理状態が良いな・・・清潔に保たれている」と言った。

「よかろう、次の検体だ」
姉が診察台から降ろされて、妹が上げられる。
同じように次々と診察された。

「合格だよ、本当に昨日の子と同じレベルの上級品だ」
教授はそう言って伝表にサインすると僕に渡した。
三木によって姉妹の首輪が外される。
これで正式にこの子達はBブロックの持ち物となった。
僕は二つの首輪を受け取る。
手に持った首輪にはまだ少女達の温もりが残っているようだ・・・。
14460:2007/08/17(金) 10:27:48 ID:OPnNwUVE
「どうだい、君もせっかくだから見学していくかい?」
教授が僕に話しかける。
「え・・・?」 ぼくはドキッとした。
「ああ、いい機会じゃないか、是非見ていきなよ」
若い男性医師も誘ってきた。
僕は断りきれず見学することになった。

昨日と同じ実習室、芽衣が乗せられていた手術台。
その前に姉妹がならんで立ち、周りを医師たちが囲んでいる。
僕は少し離れて後ろのほうから見ていた。

さすがにここまで来ると少女達の顔色が曇ってくる。
トレイに乗せられた手術器具を見れば無理もないだろう。

教授が眼で合図すると若い医師が妹を連れて部屋から出て行く。
妹は医師に手を引かれながら姉のほうを何度も不安げに振り返っている。

そして三木がひとりになった姉に露語で何かを話しかけた。
三木の口調は穏やかだが、少女は見る見る顔が青くなっていく。

「なにを話しているんですか・・・?」
僕は近くいた医師に尋ねた。

「ああ・・妹を助ける代わりにどんな辛いことにも耐えられるか?って訊いてるんだよ」
「こういう姉妹で来るケースは珍しいからね、
どうせならギリギリまで本人に我慢させてみるんだ」

「え・・・なんのために?」

「痛覚耐久検査とか無麻酔での呼吸法とか色々と検体にやらせたいことがあるんだけどね、
普通はパニック起こして暴れちゃうからそれどころじゃなくなるんだ」
「今回のようなケースだと妹を助けるためなら姉は頑張れるかもしれないだろ」
医師は軽い口調で言った。

なんてことだ・・・そんな恐ろしいことをあんな少女にさせるつもりか?
あまりの恐ろしさに僕は眩暈がしてきた。
14560:2007/08/17(金) 10:31:15 ID:OPnNwUVE
少女は自分の手をギュッと握り締めて、コクンとうなずいた。
三木から聞かされた提案を承諾したのだろう。
唇は奮え、青い瞳には涙がたまっていた。
三木はニコッと笑うと少女の頭を撫でて露語で何か言った。
おそらく「いい子ね」とでも言ったのだろう・・・。

少女は恐怖でフラフラとした足取りで手術台に乗せられる。
そんな少女の様子を全く意に介さないように周りの医師たちは準備を始める。

手足を皮ベルトで拘束して、体のあちこちにセンサーを取り付ける。
そしてケーブルが何本もついた機材を転がしてくる。
ケーブルの先には長いニードルのような針がついていた。
それらを見た少女は表情が凍り付いている。

「す、すみません・・・やっぱり仕事があるので帰らせていただきます・・」
僕は耐え切れなくなり、そう言って部屋を飛び出してしまった。

頭が真っ白になり、どこをどう通って来たのか分からないが
僕は自分の職場である保管室まで帰ってきた。
手にはあの姉妹がしてきた首輪が握られている。

「もう、何やってたの?遅かったじゃないか」
1人で作業をしていた丸田がむくれた顔で言う。
「あ・・すみません・・」 僕は答える。
「まあ、いいや・・俺はこれから上に在庫報告に行かなきゃいけないから、あとは頼むよ」
そう言って丸田は保管室を出て行った。

僕は机の上に二つの首輪を置いて、椅子にどさっと腰掛けた。
まるで全身の力が抜けたような感覚だった。

あの子は今頃どうなっているんだろう・・・?
妹を助けてやるという約束は守られるのだろうか・・・?
そんなことばかりが頭の中を駆け巡った。

僕はフラッと立ち上がると芽衣のケージの前に来た。
芽衣は既に目を覚ましており、僕を見てニコッと笑う。
僕はケージの扉を開けて体を中に覗き込ませる。

白衣のポケットから朝あの姉妹にあげたのと同じキャンディを取り出すと芽衣に差し出した。
「え・・いいの・・?」 芽衣は不思議そうに言う。
「ああ、いいから食べなよ」 僕は答える。
芽衣は笑顔を浮かべてキャンディを口にした。
コロコロと口の中で転がせて「おいしい」と嬉しそうに言った。

僕はここでは無力に等しい。
しかし何があってもこの子だけは救い出そう・・・。
芽衣の顔を見つめながら、そう心に誓った。

芽衣が僕の顔を見てふと心配そうな表情を浮かべる。
「どうしたの・・?どこか痛いの・・?」

「え・・?」
気が付くと僕は涙を流していた。
14660:2007/08/17(金) 10:34:04 ID:OPnNwUVE
続きを書きました。
残酷描写は極力避けています。
姉妹が助かったのかどうかなどの細部は読まれる方のご想像にお任せします。
147名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 21:01:21 ID:XiVTGbi2
GJ!続き気になる
148名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 13:57:28 ID:uEGwF8yz
小間を検体に残酷描写きぼん
1491/6:2007/08/20(月) 21:27:20 ID:8PC40ite
「精密発育検査・杉原菜月の場合」 18


 最終的に菜月は午前の検査を行ったホールに連れてこられた。
 位置的には先ほどの受付や待合に隣接しているため、一般患者からの視線から完全に
逃れることができたわけではないが、多少はマシだった。
 そこにはすでに他の女子生徒たちが集められていた。みな暗い表情どころか、多くの者
が一度は涙をこらえ切れなかったのだろう、赤く泣きはらした顔をしている。中には顔を手
で覆って、今も泣き続けているのではないかと思われる少女もいた。朝にはきちんと整えら
れていた少女たちの髪も、今ではなんとなく乱れているように思われた。
 彼女たちはまだ半裸のままだ。下着を没収されるなどした少女は、菜月と同じように真っ
裸である。
 そう指示されているのだろう、少女たちは一人一人が一、二メートルほどの等間隔に格子
状に座って、整然と並んでいる。ちょうど、学校の体育授業で行うような、準備運動の様子で
ある。
 一人一人の間隔がこれだけあると、少女たちが並ぶのに使う面積はかなりのものになる
が、午前の検査のときと違って、ホールからはほとんどの検査器具はすでに片付けられて
いるので、まだ余裕があった。
 広い空間に引き離され、お互いに身を寄せ合って体を隠すことができない少女たちは、
体操座りに両手で体を覆っている。
「そこに座って」
 菜月は女子生徒たちの集団の後ろ、列の最後に回って、腰を下ろした。ここまで連れて
きてくれた看護師も本来の仕事に戻っていく。
 女子生徒たちの周囲には、三脚に載せられたカメラが設置してあった。周囲の文字通り、
大きさや種類は異なるものの何台ものカメラが四方から少女たちを囲んでいる。もちろん、
レンズはすべて生徒たちに向いていた。
 まだすべてが終わったわけではないことを、これらのカメラは無言で物語っていた。
 看護師たちが女子生徒の数を何度か確認する。
 どうやら全員集まったらしい。女子生徒だけではなく、医師もかなりの数がここに来ている
ようだ。少女たちの正面には、比較的年配の医師たちがカメラの脇で椅子に座っている。そ
の左右に若い顔が並ぶ。一部は側面や背面に陣取っていた。カメラのレンズと同じように、
誰の視線も中央、少女側に向けられている。
 確認が終わって、看護師は生徒たちに最後の試練を告げた。
「いいですか、みなさん、最後に全員でラジオ体操をしてもらいます。ラジオ体操はみなさん
わかりますね。大丈夫ですね。わからない人がいたら手を挙げてください」
 一方的なものいいにも、生徒たちに目立った動揺はない。眉をひそめる者が何人かいた
くらいである。
 検査はすべて終わったと聞かされていた少女たちも、大半は気を緩めていなかった。彼
女たちはなおパンツ一枚の姿で留め置かれ、衣服が返還される兆候はまったくなかったか
らだ。設置されているカメラのこともある。服を着て、この病院を出るまでは少女たちは安心
できるものではなかった。
 それはともかく、女子生徒たちはこれまでの人生で何度もラジオ体操に触れる機会はあっ
たが、きちんと最初から最後まで覚えているとは誰も自信を持たなかった。しかし、彼女たち
はわからないと挙手する気にもなれない。
 下手に挙手などして目立つことは避けたい。
「では、わからない人はいないみたいですから、さっそく始めましょう。全員、まじめにやって
ください。一人でもサボる人がいたら、最初からやり直しですよ」
 看護師は穏やかな口調で厳しいことをいい、さらに付け加える。それはもともと先に伝え
る手筈のものだったのかもしれない。
「あと、誰か、前に出て模範をしてくれる子はいませんか? ここに立って体操してくれれば
いいですから」
1502/6:2007/08/20(月) 21:28:01 ID:8PC40ite
 看護師の言葉が伝わった途端、女子生徒たちはいっそう静まり返った。
 まず当然の反応だろう。
 パンツ一丁でラジオ体操をするのだって抵抗があるのに、わざわざ注目を浴びる場所な
どに出たいわけがないのだ。看護師がいう『前』や『ここ』とは、女子生徒たちの集団の位
置より、通路に近い場所である。医師たちの近くにもなる。
 生徒たちはいちおう一般患者たちからすると横を向いて整列しているが、基本的にホー
ルの周辺は通路として利用されている。そうすると、外縁に近い場所ほど、医師だけでなく
無関係の人間にも見られやすいことになる。
 好き好んで恥ずかしい姿を見せに行く少女は存在していなかった。
「いませんか」
 看護師はさして困惑した様子でもなかった。
 こうなることはわかっていたのだろう。
「じゃあ」
 看護師は女子生徒の群れの一点を指差す。
「そこのあなた。……それから、右の、前から二人目の子」
 目線と指で、少女を特定していく。
「あなたも。はい、目をそらさない。わからない振りしてるんなら名前呼ぶよ。あと、あなたも
そうね。今呼ばれた子は前に出てきてください」
 看護師は生徒の中から五人の少女を選び出した。
 途中からあわてて目を伏せようとした少女もいたが、無駄なあがきだった。彼女が選ばれ
たことは周囲の者にもわかることだったのだ。
 無作為に選び出したのではない。指名を受けた少女たちには共通点があった。五人とも、
衣類を一枚も着用していないのだ。
 彼女たちはこれまでの検査の中、それぞれなんらかの理由で、たった一つ残った持ち物、
その下着を取り上げられてしまった少女たちだった。
 いうならば、懲罰の追加のようなものである。検査はもう終わりとはいえ、一度でも問題を
起こした少女を、この場に及んでも見せしめにする気なのだ。
 選ばれなかった生徒も、最後まで気を抜けないことを思い知って、緊張感を保つことにな
るだろう。
 しかし選ばれてしまった少女の中には、菜月も含まれていた。
(え……っ?)
 あのろくでもない男たちと菜月のやり取りを知らない以上、この看護師もまた勘違いを起
こしているに違いない。
 菜月がパンツをはいていないのは、決して懲罰によるものではないが、外見からではわ
かるわけがない。病院の人間にとって、今素っ裸になっている生徒は、少なくとも一度は自
分たちに逆らった要注意人物なのである。
 指名を受けた残りの四人の少女は、あきらめの表情で立ち上がっていた。
 一度は従わなかったといっても、その直後に受けたであろうお仕置きで、すでにすっかり
心は折れているのだ。むしろ、罰を受けていない少女のほうがまだ気力が残っているだろう。
 選ばれた生徒の中で一人だけ動こうとしない菜月を、近くの看護師が見咎めた。
「なにじっとしてるの、あなたも呼ばれたでしょ」
「わ、わたしは違う。あの、違うんです」
「なにが違うの。間違いなく、選ばれたのはあなたよ」
 生徒たちにだって想像がつく選考の理由を、看護師が知らないわけがない。菜月は、そ
の姿格好から『選ばれるに決まっている』生徒であるのだから、間違いなど起きようはずが
ない、そう考えているのだろう。
 だが菜月の場合、前提となる条件がそもそも違う。
 菜月に懲罰を受けなければいけない理由などない。
 悪いのはすべて非常識なあの若い男たちなのだから、それを伝えればわかってくれるは
ずだ。
1513/6:2007/08/20(月) 21:28:43 ID:8PC40ite
「あの、前の検査で、わたしの下着、ちょっと洗ってきてやるって、お医者さんの人が、その、
持っていっちゃったんです」
 少しの間、看護師はあっけにとられていた。
「……そのお医者さんて、若い子? 男?」
「あ、はい、若い男の人です」
 それを聞くと、彼女はまた少しの間考え込む。少なくとも聞く耳は持っていてくれて、菜月
は少しほっとした。
 が、期待はすぐに裏切られた。
「あー、ま、もうみんなの前で呼んじゃったし、あなた選ばれたのは確かなんだから前に出
て。ラジオ体操なんてすぐ終わるから」
「そ、そんな」
 どうも、いちいち他の人間に説明するのも面倒で、例外を作るのを嫌ったようだ。
 全裸の少女のうちで一人だけ選出をまぬがれたとなると、一見、菜月だけを特別扱いし
たようにも見える。病院側としては、指示に従わなかった生徒の扱いがどのようなものか、
最後まできちんと示す気でいるのだから、それは許されないことだ。
 ほんの少しだけきまりが悪そうな顔をした看護師だったが、すぐに仕事に追われる大人
の顔になって、菜月を急かす。
「ほら、急いでっ。本当に罰を受けることになるよっ。ここでおしり叩かれたいっ?」
 こうなった以上、決定がくつがえることはないだろう。
 呼ばれた中で一人、出て行かない菜月に、次第に視線が集まり始める。

 ――なにぐずぐずしてるの、早くしてよ。いつまでたっても終わらないじゃない。

 そんな声が聞こえてきそうだ。多数派の少女の、自分じゃなくてよかった、という安堵は、
女子生徒の間にあった仲間意識のようなものもどこかに追いやっていた。
 悲劇を共有してきた少女たちの間で、パンツ一枚の差が、いまや覆すことのできない身
分の差となっていたのだ。
(うううっ)
 菜月は涙を呑んで立ち上がった。
 列を抜け出して少し進むと、そこで待ち構えていた別の看護師が菜月の手をとって引っ
張る。菜月はたたらを踏みつつ、その場へ躍り出た。
 選ばれた菜月たち五人の少女は手で必死に胸や股間を隠しつつ、おどおどと立ちすくん
でいる。
 たいてい、体操などで演技の代表者は生徒たちに向かって並ぶものだが、ここでは少し
違った。五人は他の少女たちと同じ向きに立たされたのだ。 菜月は大きめのカメラの正
面の位置を指定された。カメラの横に陣取っている医師たちの数も多い。
 数メートル先の通路を歩く一般の患者も、それが男性なら、まず例外なく少女の様子を
うかがいながら歩いていく。
「じゃあ、立って、気をつけしてください。始めますよ」
 女子生徒たちはしぶしぶ、その場で直立した。無表情だが辛そうにしている者が多い。
 真っ裸の五人は、よりためらいがちに両手を体の横に添えた。紅潮した顔で、体は震え
ていた。目前には男女を取り混ぜた無数の視線がある。
 それから、どこかにスピーカーがあるのか、聞き慣れたメロディーが流れてくる。やたら
快活な声も。音量は抑えてあるようで、あまり大きくない。
 音楽に合わせて、多少ばらつきはあるものの、女子生徒たちは一斉に手を振り出した。
体操の始まりだった。
 多数の少女たちが、その裸身を晒しながら体操を始めると、病院のホールは異様なショ
ーの場と化した。いうまでもなく見世物になっているのは少女たち、それも一番目立つ場所、
目立つ格好で手足を振る、菜月たち五人だった。
1524/6:2007/08/20(月) 21:29:25 ID:8PC40ite
 体操の間、設置されているものとは別に、カメラを構えている者がかなりいるようだ。フラ
ッシュは使用していないようだが、明るさは元から十分といえる。彼らは女子生徒たちの周
囲を回りながら、シャッターを切っていた。白衣の若い男が多い。
 女子生徒の一人を被写体に決めたのか、一箇所で動かず、ずっとカメラを回し続ける者
もいる。菜月の前にもそんな男が何人かいて、形状からおそらくビデオカメラだろう、そのレ
ンズを向けて菜月が体を動かすのを撮影し続けていた。
 裸の五人の少女と、容姿が優れていると思われる女子生徒が、多く注目を受けているよ
うに菜月は感じた。
 素っ裸で踊らされ、一部始終を撮影される悔しさに、菜月は心臓の奥を締め付けられる
想いだった。

 数分の後、女子生徒たちにはなんの意味があるのかさっぱりわからなかったラジオ体操
が終わりを告げた。
 多少リズムに合わなかった少女もいたが、ぶっつけ本番としてなら上等というべきレベル
だ。特にやり直しの声もかからなかった。
 菜月も幾分ほっとしている。これ以上の辱めはないだろう。それは、彼女にとってはある
意味正しかった。
「はい、ちょっと待って」
 安堵が広がり始めた女子生徒たちを、不意打ちの一言が襲った。
 それはただのやり直しではなかった。
「最後に、衣類を身につけていない状態で、もう一度今のラジオ体操をしてもらいます。体
の動きを見るのに必要なのです、いい、すぐに全員パンツも脱いで、裸になってください。
全員です」
 その言葉に、菜月の背後で動揺がさざ波のように広がっていくようだった。
 だが指示は絶対だった。
 少しして、女子生徒たちは自らの下着に手をかけていった。
「全員、気をつけしなさい」
 一人残らず素っ裸になった少女たちは、体を隠そうとしていた手をどけ、直立する。
 ホールにふたたび軽快なメロディーが響きだした。

 看護師たちが生徒の名前を呼びながら、衣服の入った袋を手渡している。
 今度こそ、すべてのプログラムは終了したのだ。下着を没収されていた生徒も、他の服
と一緒に返還されているようだ。
 菜月が体を手で軽く隠しながら順を待っていると「さっきの子ね」と、菜月が話をした看護
師があらわれた。
「とりあえず服を着ててくれる?」
 そうして渡されたのはパンツを除く残りの衣服である。
 菜月も肝心のものがないのは心もとなかったが、仕方なく、あるだけの服を着て、彼女に
従うことになった。ようやく衣服を得ることで、菜月は本来の自分に戻っていくように感じた。
 この間に例の男たちと菜月の下着を探していたらしい。しばらくして見つかったらしく、案
内される。
 下着そのものはすでに看護師の手にあって、すぐさま菜月に返され、ついで看護師は菜
月に男たちを確認させると、説教じみたことをいって咎めているようだった。男たちはあくま
で汚れた下着を洗うことを菜月が望んだのだといいわけしているらしい。
 菜月はもはや彼らの会話に興味はなく、一刻も早く家に帰りたかったので、下着を受け取
るとすぐにその場を去ることにした。その下着にどんな扱いがなされたのか、いやな想像は
あえて意識に上らせない。
 手にした下着は実際に簡単な手洗いが行われたのだろう、多少生地がしわになっている
が、いちおう乾いてはいる。男たちへの嫌悪もあって、場合によってはなにもはかないで帰
途につくことも覚悟していたが、少なくとも使用できない状態ではなさそうだ。身に着けようと
思った。
1535/6:2007/08/20(月) 21:30:08 ID:8PC40ite
 検査の直後であればその場ではいたかもしれないが、このときになるとそんな気にはな
れず、トイレで着用するつもりだった。異性の前で着替えをするのはもう十分すぎる。
 挨拶もそこそこに立ち去って何歩か歩いたとき、男のうちの、誰かのセリフが菜月の耳
に届いた。
「来年も参加してえなぁ」
 ただの仲間内での個人的な感想に過ぎないだろう。
 だがその一言は菜月に戦慄を与えた。
 とんでもないことに気づいてしまったのだ。
(来年……!?)
 菜月は『精密検査のお知らせ』と書かれたプリントと、関連する書類のことが脳裏によみ
がえった。親も菜月自身も深く考えずに検査の合意に署名した、あれらの書類にはいった
いなんと書かれていたか。
 『発育検査被験者』として、菜月はすでに承諾してしまっている。そこには、対象者は在学
中、一年に一度、同様の検査を受けることになる旨が確かに記してあった。
(毎年同じ検査があるんだ?)
 と、その一文を読んでも、そのときはたいして気にも留めなかった。
 しかし、その意味することは。
(ら、来年も、こんな検査を受けなくちゃいけないの……っ!?)
 そういうことになる。
 成長期の発育具合を調べるのだから、同じ人間の変化を記録する必要があるのは自然
なことだ。検査内容が詳細にわたっているのならなおさらだろう。
 理屈ではわかるが、それは菜月にとって悪夢でしかなかった。なにも知らずに検査の同
意をしたときとは違う、菜月はいったいなにが繰り返されるのか、骨の髄まで思い知ってい
るのだ。
 来年もまた、この検査を受けに来なければいけない――

 いつの間にか菜月は病院のトイレの個室にこもっていた。
 ふらつく足で無意識のうちに入り込んだようだ。本来の目的であった、下着をはくことは忘
れていた。
(来年も、再来年も)
 今日と同じようにたくさんの人たちの前で素っ裸にされ、そのまま衆人環視の中での浣腸、
排泄、撮影が待っているのだ。少女の羞恥心などまるで無視した、数々の検査が繰り返さ
れるのだ。
 それが逃れられない運命だということに気づいて、菜月はあらためて衝撃を受けていた。
(そんな……)
 毎年そんなことをされるくらいなら、いっそ逃げ出したかった。
 だがそんなことは菜月には無理だった。この検査は元々学校から受けるようにいわれた
ものである。一度は承諾したというのに、菜月が検査を拒否などしたら、学校に叱られるこ
とにならないか。親に心配はかけたくない。
 転校? むやみにできることではない。第一それこそ、親になんといえばいいのか。下手
に口を滑らせれば、菜月が受けた検査のことが、親どころか、学校の友人たちや近所の人
たちにも広まるかもしれない。同情されるかもしれないが、面白半分に興味を持つ人間も多
いだろう。
(いやだ……っ)
 そういった人々が無責任にもたらす、検査そのものよりも大きな苦痛を想像すると、菜月
は心がえぐられるように思えた。
 今日のことは誰にも知られたくない。
 菜月は結局、とっくに用意してあった結論にすがるしかなかった。
(我慢すればいい)
 いくらつらい検査でも、病院ですることだし、一年に一度のことだ。自分が卒業まで我慢
すればいい。

 菜月は、狭いトイレの個室の中で、その言葉を胸中に繰り返した。



(了)
1546/6:2007/08/20(月) 21:30:51 ID:8PC40ite
あとがかれ


完結です。
なんか長いこと書いてるうちにかたくなっている気がするので
少しくだけます

連載中は余計なコメントしても邪魔だろと思ってろくにレスしなかったけど
過去ログ見てると自分無反応すぎですな 反省します
いや、感想書いてくれて、とても励みになってましたです

これも最初は10回くらいで終わるだろと思ってたらどんどん
間延びしていくし
原型?となった無印版と比べると7回目くらいから展開が遅く
なっていくのがわかります 主に看護師と学生のせいです

あと、自分で書いておいて「なんてひどいやつらだ! かわいそうだろ!」
とか思ってたけど、まあそういう小説だから仕方ないですよね

 女の子が悲惨な目にあうのなんて(エロ小説では)よくある(こと)
 (作者は)配慮して(もっとエロくして)くれないと

なんの反動なのか、いらんことばかり書いている気がしますが、
最後ですし、いいか

とにかく、書き込み間隔がだんだん空いていったりと、なかなか
終わらなかったりしましたが、長いことお付き合いしていただきまして、
本当にありがとうございました。

>60様
毎回期待しています 続きも楽しみです
155名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 22:27:58 ID:X/2fmrDr
お疲れさまでした。

大変でしたでしょうけど、また何かの機会がありましたら是非是非よろしくお願いします。
156名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23:28:55 ID:r7jahPUQ
おつかれさまでした。
あなたの作品読みたさに、毎日巡回してました。
今回で終わってしまったのが残念です。いつかまた、別の作品をUPして頂けたらと思います。
157名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 03:06:35 ID:GsrhGzOR
抜けました
15860:2007/08/21(火) 03:23:30 ID:gPvSRvxX
ある日の朝、出勤すると僕宛に移動令状が届いていた。

「・・・右の者、第四研究班への配属を命ずる。」
ついに研究班への配属が決まった。

丸田に聞けば、この施設に来て一ヶ月にも満たないで
研究班への配属はかなり早い昇進らしい。
おそらくは青木の口利きがあったのだろう。

「いいですね、羨ましいです・・・」
「僕も早く研究班に加わりたいのに・・・」
丸田は本当に羨ましそうに言った。
ふと気が付けば僕に対して敬語を使っている。
今までは同じ雑務職員だったが、今日から僕は正式な研究員だ。
歳は僕のほうが若いが彼の上司ということになる。

「じゃ、僕はいつも通りの業務があるので・・」
そう言って丸田は検体用の流動食を用意しに保管室から出て行く。

僕は身辺の私物を整理すると、芽衣のケージの前に来た。
「芽衣・・」 
僕はガラス越しに話しかける。

「あ・・おはよう」
芽衣は僕の顔を見て眠たそうに眼をこすりながらも笑顔で答えた。

「芽衣、よく聞くんだ」
「僕は今日でこの部屋からいなくなる・・」
そう聞いた芽衣の顔色が一瞬で曇る。
「けど、必ず僕がここからキミを助け出してあげる」

「ほんと・・?」
芽衣は消えそうな声で聞き返す。

「ああ、本当だ。約束する」
「だから安心して待ってるんだよ」
そんな確証はない、しかし僕は精一杯の笑顔を作って言った。

「うん・・・待ってる」
芽衣も不安そうな表情を浮かべながらも笑って見せた。
15960:2007/08/21(火) 03:24:16 ID:gPvSRvxX
丸田が流動食の容器が積んであるワゴンを押しながら戻ってきた。
「あ、まだいらっしゃったんですか・・」

「ええ、もう行くところです」
僕は芽衣のケージから離れた。
芽衣の泣き出しそうな視線が僕の横目に映る。
しかし、ここで妙な態度を取るわけにはいかない。

「急な人事移動なもんで、まだここには新しい職員は配属されないそうですよ」
「当分は僕が1人でこなさなきゃいけないみたいで・・・」
丸田は流動食の用意をしながら溜息をついて言った。

「そうですか・・それは大変ですね」

「ま、いいんですけどね・・」
そう言いながら丸田は流動食の入った容器を持って芽衣のケージに近づく。

「丸田君!」
僕は強い口調で丸田を呼び止めた。
「は・・?」
丸田はビクッとして振り向く。

「その子・・いや、その検体は幼く、口から食道にかけてまだ未熟だ」
「容器のノズルを口径の小さいものに換えて与えなさい」
「大事な検体を傷つけたら大変だろう」
僕はわざと上司らしい態度を取って丸田に命じた。
「あ、はい・・すみません、気が付きませんでした」
丸田はかしこまって答えた。

芽衣にはいつも僕が流動食を与えていた。
初めてここに来た日、小間によって酷い目にあわされてから
芽衣は流動食が苦手だったからだ。
しかし今日からは僕がやってあげることはできない。
だからこれが僕にできる最後の優しさだった。

そして僕は手荷物を持って保管室をあとにした。
16060:2007/08/21(火) 03:30:32 ID:gPvSRvxX
<第四研究班>と書かれた扉を開ける。
「失礼します、今日から配属されました平です」
そう言って僕は中へ入った。

「やあ、よく来たね。待ってたよ」
青木が笑顔で迎えた。
周りにいた数人の研究員もこちらを見る。

「よろしくお願いします」
僕は頭を下げる。

「まあ、そう硬くなることはないよ」
そう言って青木はそれぞれの研究員に僕を紹介してくれた。

この班は研究員である医師が全部で10人、そのうち1人がリーダーである主任、2人が副主任。
青木はまだ若いが副主任の1人だ。
主任は会議のため不在だった。

僕は胸につける新しいプレートとIDカードを受け取った。
これがあればこのブロックの中はある程度自由に行き来できるらしい。

その後、青木に連れられて研究室の中を案内された。
四班の中だけでもかなり広くて部屋はいくつもに分かれている。
最新のパソコン機器が並んだ部屋を抜けると実験室があった。
その光景を見た僕は覚悟はしていたものの手に汗を握った。

3つ並んだステンレス製のテーブルの上に寝かせられた異なる人種の少女達。
その体から伸びる幾つものホースやケーブル。
それらは周りにある様々な計測器具などに繋がっている。
常時データの計測を行なっているようだ。
ホースの先は少女の口、鼻、そして股間にも刺さっている。
性器からはホースが3本とケーブルが4本出ていた。
見ているだけでも痛々しい。
幸いどの少女も意識はないのが救いだ。
16160:2007/08/21(火) 03:32:37 ID:gPvSRvxX
その隣の部屋に入ると同時に「んんー・・」とくぐもった悲鳴が聞こえてきた。
見ると、手術台の上にうつ伏せでヒザを立てた状態に少女が拘束されている。
胸を下に押さえつけられてお尻を後ろに突き出したような体勢だ。
口には太い棒状の拘束器具がねじ込まれているため声はほとんど出せない。
しかし、相当苦しいのだろう瞳からは涙が流れている。

少女の後ろにはお尻と同じ高さに目線がくるように椅子に座った医師が
眼に顕微鏡のような器具をつけて、少女の性器の中を覗きこみながら
細いケーブルの繋がった棒状の器具を刺し込んでいる。

医師の手の動きに合わせて少女の体はビクン、ビクンと動く。
少女にとってはかなり痛みを伴うらしい。

医師は作業に集中しているらしく僕達には気がつかない様子だ。
僕はいたたまれない気持ちになったが、そんな感情は表には出さない。

その他の部屋も一通り案内されたが、いずれも気分のよいものではなかった。
案内が終わった頃、主任が来たらしいので挨拶に行くことになった。

主任室の扉をノックすると中から聞き覚えのある声がする。
中に入ると黒田女医がパソコンに囲まれた大きなデスクに座っていた。

「ようこそ、四班へ・・・平君」
驚いてる僕に黒田女医は微笑を浮かべて言った。

そう、ここは黒田女医の研究班だったのだ。
16260:2007/08/21(火) 03:41:29 ID:gPvSRvxX
続き書きました。

>>147
ありがとうございます。
>>148
えーと、男のそういうシーンは個人的に興味がないので・・・w
小間はまた何らかの形で出てくるかもしれません
>>154
恐縮です。
こちらこそ文才がないので、色々と(興奮しながら)参考にさせて頂きました。
次回作も期待しております。


16360:2007/08/22(水) 06:51:21 ID:PoLHcLTe
その日から僕は黒田主任の助手としての業務が始まった。

黒田主任は研究室の各ブースを回り、それぞれの研究状況を管理する。
僕の仕事内容はとにかく黒田主任について歩いて様々なデータを整理して記録する係だ。
単に記録係とはいっても膨大なデータを組み合わせていくのは容易ではなかった。

どのブースでも人体実験が主に行なわれているため
目の前では少女達が酷い目に合う光景が延々と繰り返される。
しかし僕は自分の感情は押し殺して淡々と記録係に徹した。

夜は夜で職員宿舎に帰ると睡眠時間を削って遅くまで他の医師に追いつけるよう必死で勉強した。
それもこれも一日も早く芽衣を助け出すためだ。

実は僕はここに配属される前に保管室である裏工作をしてきた。
芽衣の電子カルテに入力ミスと見せかけて「治験経過観察中」と記入してきたのだ。
そのためしばらくの間はどこかの班に運ばれることは防げる。
しかし、所詮は小細工に過ぎない・・・いつ修正されてしまうか分からなかった。

まるで何かに取りつかれたように頑張った甲斐あって、
僕のデータ記録は適切で黒田主任からの評価も高く、着々と実績を積み重ねた。

そして通常業務と同時に僕独自の研究プランも作り始めていた。
このプランが通れば、個人研究用に最低1対は検体を所有できる。
そうすれば芽衣を誰の手からも確実に守ってやることができるのだ。

僕はそのためになら、心を鬼にも悪魔にもする・・・そう誓っていた。
鬼気迫る僕の様子に周りの医師たちもいつしか一目置くようになった。
16460:2007/08/22(水) 06:52:12 ID:PoLHcLTe
研究室に来てから一ヶ月が過ぎた頃、ついに研究プランが完成した。
その朝、僕は真っ先に黒田主任にプランを見せた。

「いいじゃない・・・よく出来てるわ」
黒田主任は僕のプランを見て褒めてくれた。

「それじゃあ・・」

「いいわ、検体を1体使うことを許可しましょう」

やった・・・これで芽衣を助け出せる。
「では、この検体出庫請求書にサイン願えますか?」
僕は高揚した気持ちを押し隠して黒田主任に書類を差し出した。

手に取った黒田主任はさっと目を通した。
「・・・あら、駄目ね」
信じられないような言葉が返ってくる。

「え・・なぜですか?」
僕はあわてて聞き返す。

「Sー2217、この検体よ」
「忘れたの?これは私が使う予定だって言ったじゃない」

記憶がよみがえる。
Bブロックから芽衣を連れ戻すとき、たしかに黒田主任はそう言った・・・。
しかし、あれはその場限りの口実だと思ってた。

「という訳だから、他の検体にして頂戴ね」
黒田主任は平然と書類を突き返して言ってのけた。

「しかし・・・」
うろたえる僕を見て黒田主任が追い討ちをかけるように言い放つ
「おかげであの検体、忘れるところだったのを思い出したわ」
「ちょうどいいから今から引き取ってきてくれる?」

全身の力が抜けていく。
あろうことかこんな形を招いてしまうとは想像すらしてなかった。
16560:2007/08/22(水) 06:53:06 ID:PoLHcLTe
そして重い足取りで僕は一ヶ月ぶりに保管室に足を踏み入れた。

「あ、お久しぶりです」
丸田が僕を見て挨拶してくる。
「噂はお聞きしてますよ、すごい成長株らしいじゃないですか」
能天気に喋っている。

「ああ・・」
僕は気が抜けたように返事をすると、芽衣の出庫請求書を丸田に渡した。

「はい、かしこまりました」
「じゃ、すぐに出しますので」
丸田が首輪用のチェーンを用意する。

「いいよ丸田君、僕がやるからキミは休憩でもしてきなさい」
「見たところ、まだ一人でやってるみたいだからなかなか休憩もできないだろう」
僕はそう言って丸田からチェーンを受け取った。

「そうですか・・すみません、それではお言葉に甘えて」
丸田は恐縮して保管室を出て行った。

僕は芽衣のケージの前に歩み寄る。
胸が高鳴った。

ケージの隅で足を抱えて小さくなっている芽衣。
僕に気付いて一瞬驚いたような表情を浮かべ、次の瞬間満面の笑顔になった。
その笑顔が僕の胸を締め付ける。

「やあ・・元気だったかい?」

「うん・・」
「迎えにきてくれたの・・?」

「・・・ああ、そうだよ」
僕は答えた。
迎えに来たのは嘘じゃない・・しかし、これではまるで地獄からの迎えじゃないか。

芽衣をケージから出して、首輪にチェーンを繋げる。
ここに来た時と同じ状態だが芽衣の表情は明るい。
僕が助けに来たと思っているのだ。

僕と芽衣は保管室を出て四班の研究室に向かう。
芽衣は以前と同じように僕の袖を握り締めていた。
166名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 14:58:58 ID:r+9G5Wx/
wktk
16760:2007/08/23(木) 04:23:20 ID:6Ma0qAY9
2人で研究室の扉をくぐる。
始めて入った、その雰囲気に芽衣は不安を覚えたのか、
僕の裾を強く握って体をくっつけてくる。

周りにいた医師達は芽衣のほうをジロジロと品定めするように眺めてきた。
「ほう・・新しい検体かい、平君」
「体は小さめだがなかなか品質は良さそうだねぇ」
近くにいた医師が芽衣のお尻を覗き込みながら声をかけてくる。

「ええ・・まあ・・」
僕はぼそっと答えて、足早にそこを通り抜けた。

そしてついに主任室の扉をノックして中へ入る。
「黒田主任・・ただいま戻りました」

黒田主任はデスクに座ってノートパソコンを弾いている。
ブラウスシャツの腕を捲り上げたラフな格好だ。
「あら、待ってたわ」

黒田主任の顔を見て芽衣が体をこわばらせる。

「相変わらず可愛い顔ね・・・フフ」
黒田主任は僕の背に隠れるように立っている芽衣の前まで近寄ってきて
顎を手でクイッと上向かせて顔を近づける。

「じゃ、早速こっちに連れてきて頂戴・・・」
主任室の部屋の奥にある自分専用の研究ブースの扉を開けて入っていった。
仕方なく僕も芽衣のチェーンを引いて入っていく。
芽衣は怯えた顔で僕の顔を見つめている。
無理もない・・僕が助けに来たと思っていた芽衣にとっては何がなんだか分からないだろう。
胸が痛い、僕は芽衣の顔を見ることができなかった。
16860:2007/08/23(木) 04:24:27 ID:6Ma0qAY9
僕もその研究ブースは初めて足を踏み入れた。

部屋の中央にはテーブル型の実験用拘束台。
周りにはモニターや計器を備え付けた様々な機械が並んでいる。
その殆どが僕は初めて見るものばかりだったため使い方は全く分からない。


「私は着替えてくるから、その上に検体を乗せといて」
黒田主任はそう言って別室に入っていった。

芽衣は自分が何をされるのか不安で怯えきっている。
「芽衣・・・」
僕が肩に手を置くとビクッとなる。
「怖がらなくていいよ・・・」
「僕がなんとかして途中で助けてあげる・・」
・・とは言うものの手立てがあるわけではない。
しかし、どうにかして芽衣を救い出そうと必死で考えていた。

「ほ・・ほんとに・・?」
芽衣は震える唇で聞き返す。

「ああ、本当だとも・・・だからちょっと間だけ頑張るんだ」
僕は芽衣の眼を見つめて言った。

「うん・・わかった・・」
芽衣はコクンとうなずく。
この期におよんでも、まだ僕のことを信頼しきっている。

芽衣の首輪に鍵を刺し込んで、カチン!と外す。
芽衣の白く細い首に薄っすらと赤い首輪の痕がついている。

芽衣の手を支えて拘束台の上にあがらせる。
金属の冷たい感触が芽衣のお尻に伝わって体をぶるっと震わせた。

テーブルはかなり小さめで芽衣の小柄な体でさえ足がはみ出ている。
16960:2007/08/23(木) 04:25:31 ID:6Ma0qAY9
黒田主任が白衣に着替えて戻ってきた。

「さてと・・それじゃあ平君、手伝って」
そう言って黒田主任はまずテーブルについた腕用の皮ベルトで芽衣の細い腕を縛り付ける。
手首と二の腕の肩に近い部分の二箇所を縛り、L字形にしっかりと固定する。
僕も同じように作業した。

続いて太い皮製のベルトを取り出した。

芽衣の膝をピタッと折りたたんだ状態にして、
膝に近い部分と足首に近い部分で2本のベルトで締め付ける。
これで芽衣は絶対に足を伸ばすことは出来ない。
僕も黒田主任を見て同じように芽衣の反対側の足を縛る。

膝に近いほうのベルトの横についた金属性のリングに
テーブル側面から伸びたワイヤーを引っ掛ける。
黒田主任がテーブルの操作盤を押すと、ワイヤーがウィーンと巻き取られていく。
次第に芽衣の足は両側から開かれる。
M字開脚でテーブルに貼り付けられていった。
「い、痛い・・・」芽衣は思わず叫び、股間の筋が浮かび上がって限界を知らせる。

黒田主任はワイヤーの巻き取りを止めると、
テーブルのやや下側から、もう一本ワイヤーを取り出して
今度は足首側の皮ベルトに付いたリングに引っ掛ける。
こちらも操作盤を押して巻き取り始める。
芽衣の股間はさらに開かれていく、まるでギギッときしむ音が聞こえてきそうだ。

「い・・痛い、痛い」
芽衣はついに泣き出してしまう。
そんな芽衣の様子はまったく気にかけないように黒田主任は冷静にワイヤーを止める。
そして芽衣の股間の浮かび上がった筋を撫でながら「こんなもんね・・」と言った。

芽衣は性器から肛門まで丸見えとなった。
限界まで股を開かれているため普段はピタッと閉じている性器も
薄っすらとほんの少しだけ開いている。

これで芽衣はテーブルにピッタリと貼り付けられたようになり
微かに腰を浮かすことさえできない。
それでいて白く美しい体は胸からお尻にかけて隠すところなく見えている。

実際にこの体勢で芽衣を貼り付けると小さめに見えたテーブルも調度良い大きさになった。
17060:2007/08/23(木) 04:27:08 ID:6Ma0qAY9
「さて、ここからが本番よ」
そう言って黒田主任は芽衣の頭側に歩いて回る。
「平君、それを検体の頭にに被せて」
横に置いてあったパイロットのヘルメットのようなものを指差す。
「は、はい・・」
僕が持ち上げるとかなりかなり重量がある。
ヘルメットからはいくつものケーブルが伸びで周りの機材に繋がっている。

芽衣の髪の毛を後ろにとかして、ゆっくりとヘルメットを被せる。
不安そうな眼差しが視界に入る。
僕は小さく「大丈夫だよ」と言うようにうなずいた。

ヘルメットをすっぽりと芽衣の頭に被せた。
耳までしっかりと覆われている。
眼の部分は四角い箱のようなものが大きく張り出して、まるで双眼鏡のようだ。
これで芽衣の顔は鼻から下しか見えなくなった。
台に付属しているクランプでヘルメットを挟んで固定する。

続いて黒田主任は開口器を芽衣の小さな口に刺し込んだ。
ダイヤルを捻ってゆっくりと芽衣の口を開いていく。
「う・・うう・・」
芽衣が喉の奥で苦しそうに呻く。
開かれた口に機械に繋がれた気管チューブを送り込む。
気管を塞がれた芽衣は声もまったく出せなくなった。

これでもう芽衣の表情はほとんど分からない。
17160:2007/08/23(木) 04:28:12 ID:6Ma0qAY9
そして体のあちこちの黒田主任が指示した箇所に
3センチ程度の丸い吸盤の真ん中に1.5センチほどの短い針が付いたものを取り付けていく。
針は細く激痛ではないものの刺すときにはチクッとするのだろう、
芽衣の体はビクッと震える。
吸盤からはコードが伸びて、これも周りの機材に繋がっている。

黒田主任は細長い針にコードが繋がったものを取り出して
芽衣の小さな乳首を摘んだ。
乳首の真上からまっすぐに針を当てる。
芽衣の体が微かに強張る。

ぷつっと音が聞こえたように針は乳首の中へ吸い込まれた。
ツーとそのまま約3センチ刺し込んだところで
針に付いたサーベルのツバのような部分に当たって止まる。
芽衣の体はブルブルと小刻みに震えている。
同じように反対の乳首にも施す。
二つに乳首から上に向かって針が生えたようになる。

これで芽衣の体は微動だに出来ないように拘束された上、
頭部には華奢な体に似つかない金属製のヘルメットを被り、
体中から何本ものケーブルが伸びて機械に繋がった状態になった。
見るからに痛々しい・・。

「とりあえず、準備は完了ね」
黒田主任が言った。

僕は意外に思った・・これだけ露になった性器には何も施してないからだ。
しかしこれ以上、芽衣の体に苦痛を強いては欲しくなかった。

黒田主任が機材の電源を入れる。
ブーン、という音を立ててモニター類に一斉に光が灯る。
脳波計や心電図などの他、僕でも見たことのないグラフや計器がいくつもある。

「な、何を始めるんですか・・・?」
僕は呟くように尋ねた。

「うーん・・大雑把に言えば洗脳みたいなものね」
黒田主任は微笑を浮かべながら答えた。

(続く)
17260:2007/08/23(木) 16:57:34 ID:VYnMLDu9
「あら、可哀想にね・・・この子ものすごい怯えてるわ」
黒田主任は機材のモニターを見て言った。
「ちょっとリラックスさせてあげなきゃね」
拘束台の横にある椅子に座って小さなデスクの上にあるノートパソコンを開く。
「今ね、この子の脳は私の手の内にあるのよ」

「脳が・・?」

「そう、このパソコンで脳内物質の分泌をある程度制御することができるの」
「だから、こうやって・・・」
黒田主任はパソコンのキーを弾く。
芽衣の体が僅かに震えたように見えた。
すると、さっきまで激しく動悸をうって動いていた胸が次第に穏やかになる。

「恐怖や不安を感じていたのを緩和してあげることも可能なの」
黒田主任は得意げに言った。

「でもね、本番はここからよ」
またパソコンを操作すると
芽衣の周りの機材がキューン・・カチカチと細かい音を出して作動しだす。

「な、何をしたんですか・・?」

「このヘッドケースはね、視覚と聴覚を完全に外部と遮断してるの」
「視覚にはフラッシュと特殊映像によって断続的に刺激を与える」
「中で眼を閉じても無駄なのよ、瞳の皮一枚くらいじゃ防げない光量だからね」
「おまけに聴覚には密閉型のヘッドホンから高周波の信号音が送られているのよ」

僕も以前、洗脳の手段としてそういう方法があることは聞いていた。
しかし目の前で見たのはもちろん初めてである。
17360:2007/08/23(木) 17:00:29 ID:VYnMLDu9
芽衣の体は硬直したように強張り、体には汗が滲んできていた。

「そろそろね・・」
黒田主任はマウスを操作してパソコンの液晶画面に映し出された
人間の形をした図の上をクリックしていく。
すると芽衣の体のあちこちが不規則にピクピクと痙攣しだした。
どうやら、体中に取りつけた針から電気刺激を送っているみたいだ。

「見てごらんなさい」
黒田主任は嬉しそうに芽衣の股間を顎で指した。

僕は芽衣の性器を見て驚いた。
芽衣の綺麗なそこはウニウニと小さくうごめいている。
そして、われめの間からたしかに分泌液が滲み出てきて光っているのだ。

「どう?オナニーのオの字も知らないはずのこの子が性的興奮を感じているのよ」

僕は動揺して芽衣の性器から眼が離せなかった。

「でも、まだまだ凄いのはこれからよ」
黒田主任がマウスを操作する。
今度は乳首に刺さった針に電気刺激を送ったのだろう。
乳首がビンと硬直して小さな胸がこまかく痙攣する。
芽衣の体中はもう汗でびっしょりになり、
その体が痙攣に合わせてぬらぬらと光を反射している。

僕が見ている芽衣の性器は前にも増してわなわなとうごめき
中からはもう見て取れるほどに分泌液を垂れ流しだした。
そこだけ見ていると、とてもこんな無垢な少女の一部とは思えない。
17460:2007/08/23(木) 17:03:28 ID:VYnMLDu9
「平君・・・検体の陰核を触りなさい」
黒田主任は僕に命令した。

「へ・・?」
僕は自分でも呆れるくらい間抜けな声を出した。

「早くしなさい」
黒田主任の声には逆らえない何かがある。

僕は恐る恐る指を芽衣の股間に近づける。
芽衣の皮を除去され丸見えになったクリトリスは
米粒のように小さいながらもピンピンに硬直しきっている。

僕の指がクリトリスの先端にピタッと触れた次の瞬間、
芽衣の体がビクンと大きく震えた。
拘束された手足はギシッと音を立ててきしんだ。
開口器と気管チューブで声が出せないはずの芽衣の喉のあたりから
「んご・・」と聞こえた。

芽衣はオーガズムに達したのだ。
それは僕にもあきらかに分かった。

「ふふ・・すごいでしょ?」
黒田主任は嬉しそうだ。
いつも冷静なその顔は微かに高揚してるように見える。

「もう一度触りなさい」
うろたえている僕に容赦ない命令が下る。

仕方なく僕は震える指先で芽衣のクリトリスに触れる。
また芽衣の体はビクンと大きく痙攣して
性器からは分泌液がピュッと飛んで僕の手にかかった。

芽衣はつい今しがた、生まれて初めてのオーガズムに達したばかりなのに
早くも二度目を強要されたのだ。

「もう一度」
黒田主任は容赦なく言い放つ。

「ひとつ・・訊かせて下さい・・」
「な・・なぜ、こんなことをするんですか・・?」
僕は必死の思いで聞き返した。

黒田主任は僕のほうを見て平然と答えた。

「趣味よ」
175名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 19:55:26 ID:iG5lTZxX
悪趣味っと言って良いのか、良趣味っと言って良いのかwwwww
176名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:27:48 ID:VGRUqXVi
イイヨイイヨー
黒田主任もっとがんがれ超がんがれ
17760:2007/08/24(金) 07:39:36 ID:9Z4DF+yd
「趣味・・?」
「そんなことのために検体をこんな目にあわせるんですか・・?」
僕は言いようのない思いを感じて声を荒げてしまった。

「あのねえ・・」
黒田主任の眼が冷たく光る。
「いつの時代も私たち研究者のすることなんて個人の趣味みたいなもんなのよ」
「その研究成果をどう使うかは周りの人間の考えることでしょう?」
「私の趣味が気に入らなければ出て行きなさい!」

怒鳴りつけられて僕はハッとした・・・。
しまった、黒田主任を怒らせてしまってはここに居れなくなる。
それでは芽衣を守ることなんてできないじゃないか・・・。

「す、すみませんでした・・・」
「出過ぎた事を言いました・・」
僕は頭を下げて詫びた。

「・・・フン、わかればいいのよ」
「あなたのせいで気分をそがれたわ」
「この責任はお嬢ちゃんに取ってもらおうかしらね・・・」
黒田主任は立ち上がると芽衣の股間の前に立つ僕のところに来て
「どきなさい!」と僕を押しのけた。

「ふふ・・・もうこんなになっちゃって可愛いわね」
黒田主任は芽衣の性器を見て嬉しそうに言った。
芽衣の小さなクリトリスは赤くはちきれんばかりに硬直し、
ワレメからは分泌液が止めどなく流れている。

黒田主任は芽衣の股間の前にある椅子に座り、手術用の手袋をはめた。
そして横に置いてあるトレイからピンセット持つと芽衣のクリトリスをくいっと摘んだ。

とたんに芽衣の体がビクンビクンと激しく痙攣する。
またしてもオーガズムに達したのだ。
いまや芽衣はクリトリスに少しでも刺激を受けると、
まるでスイッチが入ったように絶頂に行き着いてしまう。

黒田主任はそのままクリトリスを引っ張る。
芽衣の体は痙攣が止まらない。
クリトリスを摘んだままピンセットを左手に持ち換えると
右手でトレイから注射器を取った。
17860:2007/08/24(金) 07:40:15 ID:9Z4DF+yd
「そ、それは・・?」 僕が尋ねた。

「新薬よ、Eブロックの知り合いからもらったの」
Eブロック・・・薬剤研究施設だ。

「性的興奮のブースター効果があるのよ」
「でも・・実は私も使ってみるのは初めてだけどね」
黒田主任は僕のほうを見て微笑を浮かべる。
その眼は淫猥な光に満ちていた。

注射針がクリトリスの薄皮にぷつっと刺さる。
芽衣の体が硬直する。

ゆっくりとピストンを押して薬液が注入されていく。
薬液はごく微量だが場所が場所なだけに少量ずつしか入らない。
薬を注入されクリトリスはさらに腫れ上がったように膨らむ。
芽衣の足首は筋が切れんばかりにピンと伸びきり痙攣している。

やっと全部の薬液を注入し終え、注射針をゆっくりと引き抜く。
クリトリスは腫れ上がり、そこが心臓にでもなったかのように脈打ってるように見える。

「さあ、くるわよ・・」 
黒田主任が何かを期待するように言った。

「え・・?」
僕が聞き返そうとした次の瞬間、
バン!・・・芽衣の体が雷にでも打たれたかのように大きく波打った。

喉の奥から「ごふ・・」とうめき声が聞こえる。
性器からは霧吹きのように分泌液が飛び散った。

「おっと・・」
黒田主任はさっと立って分泌液をかわした。

芽衣の胸は激しく上下運動を繰り返し、大きな痙攣が止まらない。
そのあまりの凄まじさに目の前の裸体が芽衣とは思えないほどだった。
17960:2007/08/24(金) 07:41:01 ID:9Z4DF+yd
「見て御覧なさい」
黒田主任が計器のモニターを指差した。
モニターにはグラフが映し出され、右上がりに伸びてきた線が
今は上限に突き当たり真横に走っている。

「いま、この検体はオーガズムの真っ只中よ」

通常、オーガズムに達している時間はごく僅かだ。
しかし芽衣は今、薬と特殊装置の影響でそこから逃れられなくなっているのだ。

以前、聞きかじったことがある。
快感も連続して与え続ければ、どんな拷問にも勝る苦痛だと・・・。
まさにいまの芽衣がその状態だった。

「あら、でもちょっと危ないわね・・」
黒田主任がパソコンを見ながら言った。

「平君、検体に強心剤を投与して!」
呆然としていた僕に向かって指示が飛んできた。
僕は我にかえり、慌てて用意する。
黒田主任はパソコンのキーボードをカタカタと弾き出す。
心なしか焦りすら見える。

僕が芽衣の腕に強心剤を注射しようとするが
完全に腕の筋肉が強張っているためなかなか針が打てない。

「何やってるの、早くしなさい!」
黒田主任の叱咤が飛ぶ。
僕はやっとの思いで強心剤を投与した。

しばらく黙ったままパソコンを睨んでいた黒田主任が「ふう・・」と息を吐いた。

「思ったよりも薬が強力だったわね・・・」
「危うく検体が壊れちゃうとこだったわ」
「ふふ・・私もつい調子に乗り過ぎたかしら」

その言葉を聞いて僕はゾッとした。
18060:2007/08/24(金) 07:41:57 ID:9Z4DF+yd
「でも、もう大丈夫よ・・・うまく安定させたわ」
芽衣の体はまだ赤みを帯びているものの、
先ほどまでのように激しい痙攣はしていない。

「いまプログラムをセットしたから、これであとは綺麗に曲線を描くように
10分に一回ずつオーガズムに達するわ」
「このまま、しばらく経過観察しましょう」
そう言って黒田主任は手袋を外した。

「え・・放置すると、この検体はどうなるのですか?」

「いい質問ね」
「この検体にはプログラムによって自動的に刺激が送り続けられるの」
「するとね・・・ゆっくりとゆっくりと溶かしていくのよ」
黒田主任が微笑む。

「は・・何をですか?」 僕は聞き返した。

「脳よ」

「え・・!?」 僕はギョッとした。

「ふふ、正確には検体の意識とか人格なんだけどね・・」
「どんなにウブな子でも、この洗脳プログラムにかかれば、
セックスのことしか頭にないような淫乱ダッチワイフのようになっちゃうのよ」

ダッチワイフ・・・?、芽衣が・・・?

「ほら、いまも少しずつ少しずつ溶かしていってるのよ」
「この子が生きてきた思い出とか理性とかね・・」
芽衣の顔を覗き込みながら黒田主任は不気味な笑顔で言った。
もちろんヘッドケースに隠れて芽衣の表情は分からない。

「じゃあ、あとはあなたが経過観察してなさい」
「私はこの後、会議があって出掛けなきゃいけないから」
「1時間おきにそこの浣腸器で腸から水分と栄養補修をさせるのを忘れないでね」
そう言って、黒田主任は出口に向かって歩いていく。
出口の前まで来て、ふと足を止めて振り返る。

「あ、そうそう・・様態に急激な変化があったときには、
そこの緊急停止スイッチを押してね」
パソコンデスクの上に備え付けられてる赤いボタンを指差す。

「とりあえず、それで全てのプログラムは停止するから、
検体が壊れちゃうのは防げるわ」
そう言い残して部屋を出て行った。
18160:2007/08/24(金) 07:42:44 ID:9Z4DF+yd
部屋の中には僕と芽衣だけになる。

あいかわらず芽衣に取り付けられた機材はキューン・・カチカチと小さな音を立てている。
芽衣の気管チューブからは、しゅっしゅっと呼吸する音が聞こえる。
興奮状態を維持されてるため若干息は激しい。
芽衣の体は全身に汗をかき、まるでエナメルコーティングされてるかのように
美しいく光っている。

僕が見とれているとビクンと痙攣する。
10分に1回のオーガズムに達したようだ。
今日だけで芽衣は一体何回これを経験させられたのだろう・・・。

僕は部屋の隅の椅子に腰掛けて溜息をついた。

激しい自己嫌悪が圧し掛かってくる。
僕は何をやってるんだ・・・芽衣を守るんじゃなかったのか・・。
何もなすすべなく黒田主任の言い成りになって芽衣を苦しめているだけだ。
いまこうしている間にも芽衣の意識は溶かされ続けている。

いや・・いっそ芽衣は自我を失ったほうが幸せかもしれない。
こんな場所にいたんじゃ辛いことばかりだ。
何も考えない人形のようになったほうが救われるんじゃないか・・・。
そんな思いまで頭をかすめる。

そんなことを考えてる間に1時間が経過した。
芽衣はその間にも規則正しく10分に1回ずつ痙攣してオーガズムに達したことを示していた。
18260:2007/08/24(金) 07:43:33 ID:9Z4DF+yd
僕はふらっと立ち上がり水分と栄養補給のために浣腸を用意する。
イルリガートル式の浣腸を準備して、
矢印のように尖ったホースの先端部分を芽衣の肛門に差し込もうとした。
その時、ふと芽衣の喉が何か動いているのに気が付いた。

最初はただの痙攣かと思ったが、よく見ると何かを喋りたがってるように見える。
僕はいてもたってもいられなくなり、芽衣の口から気管チューブを抜いて開口器を取り外した。
口の中に溜まっていた涎がごぽっと溢れて、ごほごほと芽衣は咳をした。

そしてまた何かを喋ろうとしている。
僕は芽衣の口に耳を近づけた。

「たすけて・・・」

芽衣の消えそうな声が聞こえた。

僕はとてつもないショックを受けた。
この子は・・・まだ助けを求めている。
こんな装置によって洗脳されかかっているにも関わらずまだ自由を求めているんだ。

僕は涙がこぼれた。

カチッ・・・気が付けば緊急停止のスイッチを押していた。
芽衣の体から忌まわしい器具を次々取り外した。
拘束を解き、ヘッドケースを外すと芽衣の顔が見えた。
汗をびっしょりかいて、眼は虚ろだ。
意識はあるのかないのか分からない。
今日会ったばかりのはずなのにずいぶん久しぶりに顔を見た気がする。

僕はストレッチャーを持ってきて、芽衣を拘束台から抱きかかえ移し替えて優しく寝かせた。
上から白いカバーをかけると以前Bブロックで見た使用済みの検体のようになった。

ストレッチャーを押してブースから出た。
僕の胸は張り裂けんばかりに高鳴っている。
それでも自分が何をしているのかはハッキリと分かっていた。
18360:2007/08/24(金) 07:44:12 ID:9Z4DF+yd
黒田主任のデスクの前まで来て、僕はデスクをあさりだした。
引き出しを片っ端から開ける。
あった・・!目当ての物は見つかった。
黒田主任の予備IDカードだ。
主任クラスのIDなら、この施設のゲートはほとんどすべて通り抜けられる。

僕は再びストレッチャーを押して主任室から出た。
研究室の通り抜けようとすると、他の医師が話しかけてきた。

「おいおい、もう壊しちゃったのかよ・・・」

「ええ・・」 僕の背中に緊張が走る。

「あいかわらず黒田主任は扱いが荒いなあ」
「もったいないよな可愛い子だったのに・・・」
「俺もあとで遊ばせてもらおうと思ってたんだよな」
そう言ってカバーを捲ろうとした。

「あ・・見ないほうがいいですよ・・」
「かなり酷い状態ですから・・・」
僕は冷静さを取り繕って言った。

「そうか・・なら止めとくか、このあとメシ食いに行くしな、ハハ」
そう言って去っていった。

僕は急ぎたい気持ちを抑えて、ゆっくりと歩いて研究室を出た。
施設の廊下を歩いていく、途中で何人もの職員とすれ違うが
幸い誰もこちらに気を止めはしない。
芽衣も体力を消耗しきっているのでまったく動かないのが良かった。

いくつものゲートを通り抜け施設の裏までやってきたとき後ろから声を掛けられた。

「平・・!」

振り向くと小間が立っている。
服装は白衣ではなく薄汚れた作業服だ。
無精髭をはやしたその顔は怒りが滲み出ている。
18460:2007/08/24(金) 07:44:54 ID:9Z4DF+yd
「ひさしぶりだな・・・」
「お前のおかげで見ろよ、これ!」
「いまじゃ廃棄物の処分係だぜ」
小間は苦々しく言った。

あんたにはお似合いじゃないか・・・そう言い返してやりたいが、
いまはそんな場合じゃない。

「申し訳ないですが、急いでますので・・」
そう言って通り抜けようとすると、小間が前に立ちふさがる。

「へ・・知ってるぜ、出世したんだってな?」
「そんな優秀なやつにこんな雑用させちゃっていいのかよ!」
小間はバッとカバーを捲った。

眠っている芽衣が姿を現す。
まずい・・・僕の全身に鳥肌たった。

「ん・・?こいつは・・」
小間が芽衣を見て驚く。

「てめえ・・さては!」
再びこっちを見た小間の首筋に僕はグサッと束ねた注射器を5本突き刺した。
小間は僕の手を握り返すが、かまわずグウッとピストンを押して薬液を注入する。

ドン!・・・小間は僕を突き飛ばした。
首には注射器が刺さったままだ。

「な・・なにしやが・・」
そう言いかけた小間はガクガクと震えだす。
そしてバタンと倒れてエビのように反り返って跳ねる。
ズボンの股間は勃起して膨らんでいる。

そう、黒田主任が芽衣に注射したあの薬だ。
僕は何かのためにトレイの上から鷲づかみにして白衣のポケットに忍ばせていたのだ。

小間は泡を吐きながらのたうち回っている。
薬の量は間違いなく規定量をはるかに超えている。
股間は痙攣して射精している様子だ。
「かっ・・・」
そう叫んで小間は白目をむいて動かなくなった。
開いた口から下がだらっと垂れ下がっている。
絶命しているのは誰の眼にもあきらかだった。
18560:2007/08/24(金) 07:46:05 ID:9Z4DF+yd
僕はカバーを芽衣にかけ直した。
小間を建物の影に運んで服を脱がす。
僕は脱がした作業服に着替えて、
小間をそのまま下水のマンホールの中へ落とした。
小間は汚水の中をゆっくりと流れていった。

マンホールの蓋を閉め、再びストレッチャーを押して歩き出した。
処分係が使用済みの検体を運んでいるのだ。
これならどこから見ても不思議じゃない。

処分場の前まで来て、あたりを見回す。
隅のほうに小型のバンが置いてあった。
後ろの荷台は窓が塗り潰してあって中は見えなくなっている。
僕はにストレッチャーから芽衣を乗せ換えて
運転席に乗り込んで走り出した。

施設の敷地外に出るゲートまで来ると警備員に止められたが
車の中にあった通行証を見せると難なく通された。
敷地の外から入るには厳重だが中から出るのにはさほどチェックは厳しくないようだった。

民家も何もない山道を下っていく。

途中で芽衣を助手席に移した。
まだ寝息をたてているが顔色は悪くない。

どこに行くかアテがあるわけはなかった。
これで僕は全てを失うだろう・・・。
父にも迷惑がかかるかもしれない。
けど、それでも構わなかった。
僕はこれからずっとこの子だけを守っていく、それが全てだ。

山間を抜け、街の建物が見えてきた頃
隣の助手席に座る芽衣が薄っすらと眼をあけた・・・。

(終わり)
18660:2007/08/24(金) 07:50:36 ID:9Z4DF+yd
(エピローグ)

「残念ね・・・見所はあったのに」

「そうですね・・」

黒田主任は研究ブースで青木副主任と話していた。

「どうしましょう・・?上に報告して捜索させましょうか」
「警察にでもかけ込まれたら少し面倒ですし・・」
青木副主任が言う。

「ほっときなさい・・・平君もそこまで馬鹿じゃないわよ」
「この組織がどれだけ各方面に影響力を持っているかは想像できるはずよ」
「おそらく二度と人目につく場所には出てこないでしょうね・・・」
「それに・・・父親の平先生に貸しを作っておくのも悪くないわ」
黒田主任はそう言って微笑を浮かべるとデスクの上のノートパソコンをパチンと閉じた。

「せいぜい、二人で小さな幸せを味わいなさい・・」

そう呟いた黒田主任の顔は
何故だか、こうなることが分かっていたようにも見えた。
18760:2007/08/24(金) 07:51:32 ID:9Z4DF+yd
これで終わりです。
皆様、ご愛読ありがとうございました。
188名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 16:51:57 ID:G0bwyVA1
お疲れ様!

GJです。
189名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 18:46:41 ID:2Avn4vWq
終わっちまったか。
せっかく埋め込んだ内部センサーを活用してほしかったのだが。
190名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 20:41:34 ID:+2F97qdJ
GJ!すごく良かった!
191名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:38:39 ID:7S8TEkIV
GJGJGJ!!!!!!
このまま、終わってしまうのがもったいない…。
もしも、作者様が気がむいたらで良いので、
後遺症に苦しむ芽衣たんを治療していく後日談とか書いてほすい…。
192名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:08:00 ID:N3LcOHPc
お疲れさまでした!
GJ!!
次回作も楽しみにお待ちしています。
193名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:29:24 ID:2H7oJ/JT
芽衣タソがあんなことやこんなことされるシーンがもっと欲しかったなぁ。
194名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:41:52 ID:Af9ZzgIK
作者さん乙
エロ妄想が思いついたら、他の子で実験するのもいいかもしれんね
19560:2007/08/25(土) 02:57:29 ID:KXs8WwwO
皆さん感謝です。
初めて自分で作品を書いたのですがこんなに疲れるとは知りませんでした。
時間も結構掛かってここ数日は睡眠不足だったせいか
貼ったあとで見ると誤字脱字が多くて反省してます。

また気力が戻ったら何か書いてみたいと思います。
ありがとうございました。


>>189
すみません・・それすっかり忘れてました。
>>191 >>194
そういうのが得意でもし続きを書いてみてもいいと思われる方が
いらっしゃれば俺からもお願いしたいです。
>>193
話の途中から残酷なシーンをなるべく避けるように路線変更したので
それまで考えてたアイデアが使えなくて試行錯誤でした・・すみません。
196名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:44:06 ID:Oohc8AB9
面白い作品をありがとう。

もっと残酷描写というか残酷がらみの背徳とエロスが
読みたかったねぇ。

残酷嫌いな人間がいるのはわかるけどそれを
読みたかった人間は寂しいきぶんだよ。

気が向いたら短編ででも今回考えてたアイデアで
よろ>60作者様
197sage:2007/08/26(日) 01:15:39 ID:PFH62/4n
本当に最高でした!
…残酷なシーンも見たかったです。
よかったらまた書いて下さい。
心から待ってます。
198名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:39:55 ID:2RAM7aSz
神SSに触発され、ムラっときたので勢いで書いてしまいました。
投下していいでしょうか、答えは訊いて(ry
199名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:40:55 ID:2RAM7aSz
「さあ茉莉花、お医者さんのところに行くぞ」
 何の変哲も無い父親の言葉。
 だがその言葉は、茉莉花にとっては恐怖以外の何物でもなかった。

 はじめてその医院に連れて行かれたのは、ほんの一月前。
「お医者さんに悪いところを治してもらうんだよ」
 突如そう言われた。
 茉莉花は自分のどこが悪いのかはわからなかったが、特に深く考えず黙ってついて行った。
 父がそう言うのだから自分はどこか悪いのだろう。そう信じて。
 そして連れて行かれた医院の診察室の、更に奥の間で、あの恐怖の経験をした。
 奥の間にいたのは中年の医師だった。
 薄笑いを浮かべて自分を見つめるその目がどこか気味悪くて、茉莉花はつい俯く。
 背もたれのある椅子に座らされ、茉莉花と医師が向かい合った。
「では先生、よろしくお願いします」
「ええ。それじゃあ茉莉花ちゃん、聴診器を当てるからまず上着を持ち上げてくれるかな」
「は、はい……」
 男の人の前で一部とはいえ身体を晒すのは恥かしかったが、診察のためというなら仕方が無い。
 指示通り上着を胸の下まで持ち上げると、中年医師は服を掴んで更に上に捲る。
 胸部を露わにされて、茉莉花は顔が熱くなるのを自覚した。
 心臓の音を聴くためか、左胸に冷やりとした感触が当てられる。
 何度か角度を変えて、左胸全体をつつくように聴診器を当てていく。
 そして右胸も同じように当てる。
 そこまではまだよかった。
「んー、胸にしこりがあるようだね」
 と言って突然両胸を鷲掴みにされる。驚いて悲鳴を上げると、
「大人しくしなさい!」
 背後から父に一喝され、慌てて両手で口を塞いだ。
「これはいけませんね、しこりを消すためにちゃんと揉んで上げましょう」
 医師はしつこく胸を揉んでくる。
 手の感触が気色悪くて仕方が無かったが、また父に怒鳴られるのが怖くて、ひたすら耐えた。
 餅を捏ねるように動いていた手が一旦離され、ほっとしたのも束の間、今度は乳首を抓まれた。
「おや、今度は乳首が硬くなってしまったね。放っておいては危険だ」
「いっ……やああっ! いたい、痛いよおぉ」
「痛いのはここが悪い証拠だよ茉莉花ちゃん。大丈夫、先生が治療してあげるから」
 泣き叫ぶ茉莉花の身体を父親が押さえつけ、抵抗できない状態で乳首をいいように玩ばれる。
 医師が指の腹を擦り合わせながら乳首を引っ張り上げる度に、茉莉花の身体が大きく跳ねた。
200名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:42:20 ID:2RAM7aSz
 しばらくの時間乳首を弄られてから、こんなところでいいでしょう、とようやく手を離す。
「次はお腹だね。茉莉花ちゃん、ズボンのボタンを外して、チャックを下ろして」
「え」
「早くしなさい」
 父からも重ねて言われ、肩で荒い息をつきながら、ゆっくりとズボンのボタンに手をかける。
 が、羞恥心から、それより先の行動には移せなかった。
 すると父が苛立ったような口調で
「さっさとしろ、先生が困ってるだろう」
 と言うや否や、ボタンとチャックを外し、無理やりズボンを尻の下まで引き下げさせた。
 引き摺られるようにパンツまでが尻の半分まで下がり、足の付け根が露出する。
 医師はへそより下を重点的に聴診していく。
「うむ、これは大変だ」
 聴診器を外すと、パンツの縁に指を引っ掛け、軽く下げた。
 そのせいで茉莉花の恥丘が晒される。くっきりとした割れ目をつついて、医師は言う。
「どうやらこのあたりにもしこりがあるようだ」
「それはいけない。先生、是非ともここを治療してやってください」
 後ろから父が身を乗り出して、茉莉花の割れ目を両手で開かせた。
「やだ、やめて、やだやだやだお父さんやめてよ!」
 引きつった声で懇願するが、父は聞く耳を持ってくれない。
 中年医師は開かれた秘部に指を差し入れ、クリトリスを包皮の上からくにゅくにゅと押し始める。
 今まで感じたことの無い、言い知れない淡い刺激が茉莉花の身体を駆け上った。
 くすぐったいような、痺れるような不思議な感覚だった。
 押される度に、確かにそこにこりこりとした硬い感触を覚える。
 そのため茉莉花は、医師の言う悪いしこりが本当にあるのだと信じ込んでしまった。
「あっ、あ、ああっ……んん」
 抵抗するのをやめ、されるがままになる。
 早く終わってほしいような、ずっと続いてほしいような微妙な感情が胸に宿る。
 不意に、割れ目から伝わる刺激が強いものへと変わった。
 電流が走るかのように茉莉花の身体が震える。
 中年医師の指が包皮を捲り上げ、クリトリスを直接揉み始めたのだ。
「ああっ、ああっ! お父さんお父さんお父さん!」
 腕を上げ、自分の割れ目を押し開いている父にしがみつく。父は優しい声音で
「大丈夫、落ち着きなさい茉莉花」
 そう言うなり、割れ目を押さえていた指を動かし、更に割れ目の内部へと移動させた。
 ぴちゃ、と濡れた音が茉莉花の耳に届く。
 クリトリスを玩ばれているうちに、身体の奥から透明な液が溢れていたのだ。
「聞こえるかい、君の股の間が濡れ始めただろう。これは悪い物を外へ出しているからなんだよ」
「そうだぞ。だからもっとちゃんと出してやらないとな」
「はっ、は、はあああ……あぁん、つらいよぉ、やだやめてやめないでいやいやいやあああああっ!」
 医師は揉んだり抓んだり、時には軽く引っかいたりしてクリトリスを弄っている。
 父は陰唇を指で上下に擦って、茉莉花の愛液が溢れるのを更に助長している。
 二人の大人に股間を責め続けられ、茉莉花は涙と涎と鼻水で顔面をぐしゃぐしゃに汚していた。
201名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:43:10 ID:2RAM7aSz


「先生、中の方も治療を頼めますか」
「もちろんです、お任せください。さあ茉莉花ちゃん、お尻を前に突き出して」
 股間を苛め抜かれてぐったりしている茉莉花に、医師がそう指示を出す。
 疲れているのと、具体的な体勢がよくわからなかったため、茉莉花は動くに動けなかった。
 こうするんだ、と父が茉莉花の腰を持ち上げ、椅子に浅く座らせる。
 そして太ももを掴むと、茉莉花の身体の方へ思い切り引き上げさせた。
 M字開脚とまんぐり返しの中間のような姿勢をさせられ、茉莉花は羞恥心で顔を赤らめる。
 あれだけ秘部を玩ばれても、男に股を晒すなどという行為は慣れようはずもない。
 はじめは恥らった様子を見せていた茉莉花だが、すぐにその表情は青ざめることとなる。
 中年医師がおもむろに腰のベルトを外し、スラックスを下ろしたからだ。
 医師の股間では、すっかり屹立し質量を増した赤黒いペニスが存在を主張していた。
「いいか茉莉花、これから先生がお前に注射をするんだ」
「ひっ、えっ、ええ……?」
 グロい物体に萎縮していたところへ、父がそう声をかける。
 注射をするだけなら、なぜ医師はスラックスを下ろす必要があるのか。
 当然の疑問が頭に浮かぶ。
 だが、そんなことを考えている余裕などすぐに消し飛んだ。
 医師が自身のグロいペニスを、すっかりどろどろになった茉莉花の割れ目へ押し当てた。
 その状態で、医師は茉莉花に覆いかぶさるように椅子の座を掴んだ。
「お、お父さん……」
「どうした、注射がそんなに怖いのか?」
「こ、こ、こんなの注射じゃな……」
「僕のは特別製の注射なんだ。それじゃあいくよ」
 未知の恐怖に怯え、父に救いを求めるように視線を向けるが、言葉を途中で医師に遮られる。
 そして、言い表せないほどの重い衝撃が、茉莉花の身体を貫いた。
「いぎゃああああああああああっ!?」
 めりめり、と自分の身体が股間から裂けていくような錯覚を受けた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
「ぐっ、きついですね……」
 医師が苦しそうな表情を浮かべる。だがもっと苦しいのは茉莉花のほうだ。
 口の端から涎を流し、白目を向きかけている。
 少しだけペニスを引き抜き、再度体重をかけて押し込む。
 医師は茉莉花の都合などお構いなく、腰を前後に動かして少女の体内の感触を貪るように味わう。
「い゛い゛、い゛い゛い゛っ、おどうざんんんんん!」
「いい子にするんだ、これはお前の為なんだから」
「いやあああだあああ゛あ゛っ! ぎやあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
 茉莉花の悲鳴さえもスパイスだとでも言うのか、更に医師は腰のペースを速める。
「いくよっ、いくよ茉莉花ちゃん!」
 限界に達し、ひときわ強く茉莉花に腰を押し付ける。
 どっどくっどくんっ、と茉莉花の中で弾けるように射精する。
 熱い奔流を腹の中に受けて、茉莉花の意識も弾け飛んだ。
202名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:44:32 ID:2RAM7aSz


 その後数回に渡り『注射』され、アナルにも同じように注射を受けた。
 椅子の上で失神している茉莉花をよそに、父が医師と話をしている。
「いかがでしたでしょうか、うちの娘は」
「いやー、なかなかいい具合でしたよ。是非ともまたお願いしたいですね。良い画も撮れましたし」
「ありがとうございます。こちらこそ是非ともご贔屓に」
 二人は完全防音の診察室の中で笑い合った。
 この医院は、表向きはただの内科医院である。
 だがその奥では、限られた者しか知らない裏家業も行われていた。
 顧客が若くて美しい『商品』を持ち込み、医師に売って価値に見合った金額を受け取る。
 医師はよりどりみどりの女の身体を味わえる上、隠し撮りした映像を売り捌いて利益を得られる。
 つまりここは、売り手と買い手の相互利益によって成り立つ売春窟なのだ。
「では、受付で支払いをお願いします。薬は隣の調剤薬局で受け取ってください」
 一応は診察の名目上、顧客は診察料を支払わねばならない。
 しかし調剤薬局で『薬』――つまり売った商品代を受け取るのだから、損はしないシステムだ。
 う、と小さく呻いて茉莉花が目を覚ます。
 焦点の合わない目で、父と医師の方へ顔を向ける。
 医師がにこりと笑って茉莉花に言った。
「通院の必要があるから、また一週間後にいらっしゃい」
 言われたことが脳に届くまで時間がかかったが、理解した瞬間に茉莉花の表情が引きつった。
 助けを請うように父を見上げる。
「また来週来ような」
 父は自分を助けてはくれない。
 そう悟って、茉莉花は嗚咽交じりに泣きじゃくった。

 それから、毎週のように茉莉花はその医院へ連れて行かれる。
 拒否すれば父から手酷い罰を与えられるので、逃げることも適わない。
「さあ茉莉花、お医者さんのところに行くぞ」
 そして今日もまた、恐怖の宣告を受けるのだった。
203名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:45:28 ID:2RAM7aSz
以上です。
ちょっと安直過ぎた気がしないでもないですが、
まあ勢いだけで書いたのでそのあたりは目を瞑っていただけると助かります。
204名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:22:22 ID:UCQk/lLW
いやいや面白かったですよ。
ご馳走様です。
205名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 07:50:04 ID:cR75X+JL
206名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 18:12:16 ID:qMUXkp1f
207名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 04:30:08 ID:qlJygedD
208名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 08:49:04 ID:vFcEf+Ca
209名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 22:12:48 ID:KolDzOX3
210名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 22:42:42 ID:xtupaT/K
きぃぃぃぃぃ
211名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 23:34:08 ID:PITsd9Nj
きぃいいいいいちゃん大好き
北乃 きいサイコー
212名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 05:28:37 ID:a2Hu7BQq
お疲れ様!神最高!
213名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:12:22 ID:5mYliAog
ほっしゃん
214名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 07:09:00 ID:XkQP/ujA
215名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 10:57:41 ID:CoaMPQHi
216名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 07:12:25 ID:gm0MTCly
217名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 22:07:23 ID:jqPMdBZw
218名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:50:05 ID:Ys0yyOAK
219名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 02:12:55 ID:ANY5kV3/
220名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 19:31:46 ID:qILDiM+x
221名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 04:57:23 ID:PBIjWSxn
222名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:31:29 ID:UwX1rb5z
223名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 01:26:00 ID:19WNha2j
224名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 02:48:06 ID:WYZA3xB8
225名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 07:49:27 ID:WyvGNmdZ
226名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 21:54:50 ID:YD/SnW9Z
227名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 17:20:51 ID:jJsDvVJT
228名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 03:33:50 ID:UJ0709JL
229名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 14:24:41 ID:Xdu5Z6F0
230名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 18:06:19 ID:kjF6curm
保守
231名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 04:57:48 ID:z3caHzkK
あぁ↓
超大作がぁ…
232名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:45:20 ID:N0vcVd8k
さびれたはるわぁ
233名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:13:59 ID:SLKrOAYq
前に実話4コマ漫画誌を読んでいたらこんな漫画見つけた。

婦人科で受診する事になった女の子。
下を脱いで内診台に座り準備OK。
医師が内診台を動かし始めた瞬間
ちゃららっ ちゃららっ ちゃららっららちゃらららちゃらちゃん♪
(マジンガーZの着メロ)

なんか笑いのツボにハマったが言葉にすると面白くないなコレw
234名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 22:32:44 ID:wWDgsVrD
ほしゅっちゃうんだからっ
235名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:22:40 ID:XRGn4eom
男性患者がナースに剃毛される話キボンヌ
236名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 11:51:48 ID:NtFpkoVe
ざくっ!
ぎゃああああああああああ
237名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:31:20 ID:0gaeKaUo
>>236((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
238名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:29:13 ID:jHy/UdBw
金太マスカットナイフで切る
239名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:40:01 ID:nfiY0n0V
初めて訪れた婦人科。
診療時間終了間際の診療室には看護師の姿が見えなかった。
初老の医師は目を合わせようとしないまま、「取り敢えず中を診てみましょう」と言った。
下着を脱ぎ、内診台に上る。下半身はカーテンの向こうに隠れている。
カーテンの向こうに、人の気配。医師だ。
思いの外柔らかい掌が、優しく下腹部を押す。
「緊張しないで楽にして下さい。今からちょっと機械が入りますから。冷たいかもしれません」
声が聞こえるのと同時に、細い堅い器具が腟に挿入された。
ゲル状の液体と共に挿入されたそれは、しばらく腟内をうごめいた後に、抜き取られた。
異物感はそれほど無い。
安心して体の力を抜いた。そこに医師の声。
「潤滑液を拭き取りますね」
…と…泌部にざらつくねっとりした物が絡み付いた。
思わず出そうになった声を飲み込む。
まさか。でも。
それはゲル状の液体を舐め取ったばかりか、さらに執拗に泌部を這い回る。
意思に反して立ち上がった蕾を吸い上げ、侵入する。
「…くぅっ…うっ」
いつの間にか、カーテンの向こう側に拡げられた両足は何かで固定されている。
医師の前に晒されている泌部は今や、ゲル状の液体の代わりに、溢れる蜜に満たされている。
快感に意識が朦朧とする中、医師の声が再び聞こえた。
「次に、太い物が入ります」
カーテンの向こうで衣ずれの音がする。
「…い、や…」
言葉とは裏腹に、更に溢れる蜜。
太く熱い『器具』は、繰り返し腟をすべり、すべり、 かき回し、かき回す……
240名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 09:59:13 ID:hyxcQE8o
男性患者が恥ずかしい目に合う話キボンヌ
241名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:26:15 ID:NbBR7z0Z
過去ログ見て来たんだが、紘野氏の『奉仕特待生』の続きが読みたいな
242名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 11:48:25 ID:iTdTIsrd
同じく過去ログの、「研修医香奈」にハマってしまった。
この作者他の作品てどこでも読めないんでしょうか?

スレ違いスミマセン
243名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 23:20:37 ID:uZT/C9nx
内視鏡検査でケツに突っ込まれて、勃ってしまったとか
そういうシチュエーションのSSが読んでみたい。
244名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:58:17 ID:5DNVCEAU
ないものはつくるしかないつくるしかないよ〜
245名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 01:37:56 ID:SQV5FSGO
女医さんキボンヌ
246名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 13:04:05 ID:G9IdOP9F
hoshu
247名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:20:53 ID:YrvnsQ/I
>>239
GJ! GJ!
248名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:37:52 ID:BP1o2QBs
ビリー乙
249名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 17:44:45 ID:UzwSYhMD
hoshu
250名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 17:27:10 ID:yamUTL5n
もしもし? 誰か居ますか?

しばらく前に、なんか淫魔に取り付かれたみたいで、
一気に書き上げたテキストがあるんですが、
過疎ってるみたいなんで、皆さんがお暇なら投下しようと思うんですが、

・内容の6割がスレ違い(医療シーンはある)
 ただ、抜けるツボとしては、ここの住人が一番ストライクだと思う。

・自家発電のネタに使うために書いたんで、ほとんど骨格に近いプロットの状態。
 (ちょうど原作版の『O嬢の物語』くらいの描写と考えてくだされば……)

・それでもデータ量で80KB近くある。
 まともに心理描写と情景描写を入れたら本一冊分くらい。

でもよろしければ、なんですが。

もし反対する人が居なければ、今週中に推敲して投下しますが
どうしましょ?
251名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:05:49 ID:tiBtalLD
投下あるのみ。
252名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:09:07 ID:twsLWSqp
まずはさわりだけでも投下してみたらどうだろう。物凄い過疎ってるわけだし。
あまりにスレ違うようなら追い出されスレに投下してみるとか。
253名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:58:45 ID:28oJNmnZ
スレ消費を気にするんだったらテキストファイルをどっかのうpろだに上げるって
手もあるんじゃね?
254名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:48:11 ID:ZGpGD3sQ
グロいシーンがあれば前置きお願いします!
お待ちしてます。
255名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 23:59:16 ID:Fos0ELoB
>>250
是非、投下してください。
多少のスレ違いも今の状態ならOKでしょう
グロは※注意書きしてあればいいと思う
256名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:02:04 ID:SZ030jB7
学校での身体検査とか、そういうのはこのスレ的にどうなんだろう。
257名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 20:11:29 ID:KjZ27JBc
王道では。
258名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 11:00:56 ID:n5D4wv+G
>>250
wktk

>>256
「スポーツ漫画で野球とかどうなんだろう?」って聞いてるのと同じ
259菜穂の入院1:2007/11/22(木) 10:28:06 ID:GYYelwOp
投下します。
続き物でペースは遅いと思いますが宜しくお願いします。
誤字脱字はご了承下さい。

(本文)
「それでは、こちらに署名捺印を願います」
院長先生は差し出された書類の保護者欄に名前を書いて印鑑を押した。
書類には何だか分からないけど難しい事がたくさん書かれている。

「それでは、今日から私どもの大学病院で責任をもって菜穂ちゃんの治療をさせて頂きます」
目の前に座っているのは、大きい病院から来たという2人の男の人と女の人だ。
女の人が書類を確認しながら言った。

「それじゃあ、菜穂ちゃん。支度してきなさい」
院長先生は私に冷たく言う。

「はい・・」
私は小さく返事をすると2階にある自分の部屋に向かった。

階段を登っていると下から院長先生の笑い声が聞こえてきた。
いつ聞いても気持ちの悪い低い声だった。
でも・・今日からは当分聞くこともないだろう・・。
今日からは私は入院するらしいからだ。

1ヶ月前に私は○学校の卒業記念に両親と車で旅行に出掛けた。
でも、途中で交通事故にあって両親は死んでしまった・・・。
奇跡的に一人だけ軽症ですんだ私はこの孤児院に引き取られることになったのだ。

そして事故の傷もすっかり治り、悲しみもいくらか薄れてきて
進学する○学校へ他の同級生にちょっと遅れて初登校しようとしていたときだった。
私は院長先生に連れられて病院に行った。
学校に通いだす前にもう一度、精密検査をしておいたほうが良いからということだった。

でも、検査結果で私は異常が見つかった。
なんだかよく分からないけど難しい病名で心の病気らしい・・・。
事故の影響によるものだって聞かされた。
自分ではよく分からないけど病院の偉い先生が言うのだからそうなんだろう・・・。

自分の部屋に入って身支度を始めた。
とは言っても、ここにはたいした荷物は持ってきてなかった。
ほんの身の回りの勉強道具と私服、
それと両親に買ってもらった新品の通学カバンと制服くらいだ。
教科書は入学式に出れなかったのでまだもらってない。

下着類と私服の着替えを小さいバックに詰め込む。
そして私は真新しい学校の制服に着替えた。
せめてこの制服を着て出掛けてみたかったのだ。
残念ながら行き先は学校ではなく病院だけど・・・。
でも院長先生もすぐに良くなって学校に通えるって言ってたから少しの辛抱だと思う。
260菜穂の入院2:2007/11/22(木) 10:29:21 ID:GYYelwOp
院長先生の部屋に戻ると私の制服を見て病院から来た女の人が声を掛けてきた。
「あら、可愛らしいわね」
「フフ・・・でも、まだちょっとサイズが大きいわね」

たしかに制服がまだ大きくて袖はからは指の先がちょこんと出る程度だった。
スカートも本当は短めのデザインのはずなのに膝が完全に隠れてしまってる。

「じゃあ、行きましょうか」
男の人に促されて私は外に出た。

孤児院の前には黒い車が待っていた。
私はその後ろの席に男の人と女の人に挟まれるようにして乗った。
車は病院に向かって走り出した。

しばらくすると隣に座る男の人が女の人に話しかけた。
「ふん・・あの院長、また謝礼を吊り上げてきましたよ」
「まったく欲の皮が突っ張った奴ですね」

「ふふ・・まあ、いいじゃないの」
「おかげで私たちはこうやって合法的に入手できるわけなんだし」

「それもそうですね・・」

そう言って男の人は横目でこっちを見た。
冷たい眼だった・・。
私には何の話をしているのか分からなかったけど不安な気持ちになった。

「ほら、田尾くんが変な話するから菜穂ちゃんが怖がってるわよ」
「大丈夫よ、菜穂ちゃんは何の心配もいらないから」
「あ、自己紹介がまだだったわね」
「私は蛭田よ、そっちの男の人が田尾くん」
「よろしくね」
怯える私を見て女の人が優しく話しかけてきた。

「よ・・よろしくお願いします・・」
私はおどおどしながら答えた。
261菜穂の入院3:2007/11/22(木) 10:30:31 ID:GYYelwOp
車は1時間ほど走ると大きい大学病院の門をくぐった。
門の中の敷地はすごく広い。
一般外来の駐車場を通り抜け、さらに奥へと走っていく。

建物の入り口の前に停まると車から降りるように言われた。
私はバックを持って外へ出た。

蛭田さんと田尾さんに連れられて病院の建物に入る。
中は受付ロビーが広がっており、外来患者の人がたくさんいた。
私は2人に促されてその前を通り過ぎていく。
子供連れの親子を見ると、どうしても自分の両親のことを思い出して辛い気持ちになった。

騒がしい受付ロビーを抜けて、建物の奥へ廊下を歩いていく。
だんだんとまわりは静かになって3人の足音が響く。

エレベーターに乗って3階へ上がり、そこからまた渡り廊下を歩いて別の病棟に行く。
すごく大きい病院だ・・・今までこんな病院へは来たことない。

やっと目的の部屋に着いたらしい。
中に入ると、メガネをかけて頭の禿げた小太りの男の人と年配の看護士がいた。

「吉良先生、ただいま戻りました」
「こちらが瑞木菜穂ちゃんです」
蛭田さんがその人に私を紹介した。

「は・・はじめまして、よろしくお願いします・・」
私はその人に挨拶した。

「ようこそ、瑞木菜穂ちゃん」
「私がこの病棟の責任者の吉良です」
「それじゃあ簡単にここについて説明するからよく聞いてなさい」
吉良先生は書類を出して私の前に並べた。

「今回、菜穂ちゃんは学用患者で入院することになります」

「学用患者・・?」
私は聞き慣れない言葉を訊き返した。

「そうよ、菜穂ちゃんを治療するのと同時に私たちも勉強させてもらうってことよ」
「そのかわり入院費や治療費は一切掛からないの」
「菜穂ちゃんの場合はご両親があんなことになっちゃったからそのほうがいいと思うのよ」
「いいかしら?」
蛭田さんが説明した。

「わ・・わかりました・・」
お金のことなんて全く分からない私にはそう答えるしかなかった。

「で、君の病気なんだが・・」
吉良先生は何だか分からない難しい病名をたくさん言った。
自分では全然病気だっていう自覚がないけど、心の病気はそういうものなのかなあ・・って思った。

「というわけで、君には隔離治療が必要です」
「今日からここで病気が治るまで入院してもらうから、そのつもりで」
吉良先生は説明を終えた。

ほとんど意味が分からなかったけど、自分が思っていたより私の病気が深刻で
当分の間は帰れそうにないことは分かった。
262菜穂の入院4:2007/11/22(木) 10:31:35 ID:GYYelwOp
「それじゃあ、この後、入院時の身体検査があるから服を着替えてね」
看護士に連れられて隣の部屋に移った。

「脱いだ服と荷物はその籠の中に入れて、この服に着替えなさい」
そう言って看護士は私に薄いピンク色の服を渡した。

私はおずおずと初めて着たばかりの学校の制服を脱いで惜しむように大きな籠の中に入れた。

「あ、下着も脱いでね」
看護士が言った。

「え・・下着もですか?」

「そうよ、早くしなさい」

「はい・・」
いくら同性とはいえ、人前で本当に裸になるのは恥ずかしかった。
しかし逆らっても仕方がないのでブラジャーとショーツも脱いで籠に入れる。

「あらあら、そんな小さな胸じゃもともとブラジャーは必要ないじゃないの」
看護士がからかうように言う。

たしかに私の胸はまだやっと膨らみかけたばかりでブラジャーは
支えるというより隠すくらいにしか役立ってない。
私は恥ずかしくて真っ赤になり、急いで渡された服を着た。

服はワンピースで前をボタンでとめるようになっている。
形はまるで幼稚園児の服のようだ。
服の丈は短くて屈んだら中が見えてしまいそうだ。
ブラジャーもショーツも着けてないのでなんだかスースーした感じだった。

「それじゃ、菜穂ちゃん行きましょうか」

看護士に連れられて部屋を出ようとした時に制服と荷物が入った籠に書かれた文字が眼に入った。
(焼却処分・・・? え・・なんで?)

「あの・・・あれって?」
私はたまらず看護士に尋ねた。

「え? ああ・・・心配いらないわよ」
「とりあえず入れ物がなかったから使ってるだけだから」
「ちゃんと制服と荷物はこっち預かって退院するときに返してあげますよ」

「そ、そうなんですか・・・」
なんだか釈然としない気持ちであったが、それ以上訊くわけにもいかず看護士と部屋を出た。
263259:2007/11/22(木) 10:41:20 ID:GYYelwOp
ちなみに自分は>>250さんではないです。
時期がカブって紛らわしくて、すみません。

>>250さん、楽しみにしてます。
投下、宜しく。
264名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 18:05:07 ID:wqeNQ2LH
>>259
GJだが、正式には看護士じゃなく看護師だよ
265259:2007/11/22(木) 23:50:24 ID:2sd3/BOY
>>264
申し訳ないです。
自分とうちのパソコンが馬鹿なので…。
続きから気を付けます。
266名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 02:28:48 ID:wyzpgrdt
看護婦と看護士は分けて欲しい俺ガイル
267名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 13:41:37 ID:nwYJz4Qq
hosyu
268名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:27:05 ID:QElXT5U3
今、アップされてる菜穂の入院さんの後で構わないんですが、ちょっと実話というか
私が経験した婦人科の話をアップしてもいいですか?ちょっと感じてしまって^^;
誰かに話したいけど、話せないので・・。
269名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:34:27 ID:vWp1mg7R
>>268
聞いてみたいっす
270名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:00:48 ID:JL8Bu2OV
じゃあ、菜穂さんの後にあっぷ出来るようにします^^
271名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:45:16 ID:TsV8Pkym
>>259
G・J 続き期待
272名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 02:49:42 ID:n8AfDlpS
別に後じゃなくてもいいんじゃないの?
いつ連載が終わるか分からないんだし。
273250:2007/11/26(月) 13:02:06 ID:RRA22fpY
遅くなりまして。

えーと、急ににぎわい始めましたが、どうしましょうか?
正直、スレッドの趣旨どおりの作品が投下されてるなら、
とりあえず様子見しますか。
274名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:38:08 ID:ndOQdb9B
いちいち気にすんな
投下すれば良いだけ
275名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:20:10 ID:TvNf+VTJ
>>268のマン汁ばばあ実話宣言といい、>>273の空気嫁誘い受けといい、何で素直に投下しない?
黙って投下すればいい。いや、黙れないなら迷惑。
276丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:29:33 ID:RRA22fpY
>>250です。
では、投下。
 ・基本、*印のチャプターにエロはありません。読み飛ばして可。
 ・誤字脱字、設定の矛盾等々、ツッコミ上等、というか指摘して下さい。
 ・抜けたかどうか、感想書いてくれると嬉しいナ♪
 ・基本的にリサーチ無しで書いてるので、
  「この状況でこれは、フィクションにしてもリアリティに欠ける」
  という指摘も歓迎。
277丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:31:19 ID:RRA22fpY
■人の形、ケモノのカタチ■

-女子大生・○○子篇

*Prologue:とある農大の情景
 現在より、ほど近い未来。
 とある酪農家の家庭で家族同様に育てられてきた獣人の娘、○○子がいた。
 外見や行動からは、まったく人間と区別がつかない彼女は、村のほかの子供と
 同じように学校に通い、村役場の好意と協力により、ごく一部の関係者を
 除いて事情を伏せられたま高校に通学し、純朴だが愛らしい少女に
 成長していった。

 彼女が17歳になったとき、彼女の実家が不況のあおりで経営難になる。
 その時代、農家への助成と税制優遇のためには、経営に携わるものに
 農学部の学卒者がいることが条件になっていた。
 彼女は地元にある大学の農学部に入学を願い出る。
 学校の理事会は、彼女にたいして特例として受験を認め、合格したならば、
 講義に参加し、学士の資格を出すことを条件に、獣人としての各種の
 実験の被験体となる約束をさせた。
 彼女は実験の具体的な内容について質問したが、大学の高級事務職員と
 おぼしき男は、彼女自身の健康および生命には一切の危害を加えないことだけを
 約束し、それ以上の内容については、実際に体験するまでは質問したり
 知ろうとしたりしないことを、受験の条件の一つとして付け加えた。

・入学試験
 入学試験も終わったある日、彼女は大学から呼び出しを受けた。
 健康診断を受けるように言われ、別の部屋に案内される。
 白衣を着た職員が「これから最終的な適正の検査をします」とだけ
 宣言し、あらかじめ用意されたパーテーションの裏で、
 彼女にショーツ以外の衣服を脱ぐようにうながした。
 人に見せることになるんだったら、こんな小学生みたいな綿の
 パンツなんて穿いてこなかったのに……。
 そう思いながら彼女が下着一枚の姿になって、胸を隠しながら
 次の指示を待っていると、パーテーションの向こうで大勢の
 人間が部屋に入ってくる気配がした。
 思わぬ状況に身を硬くする彼女に、年配の男の声が聞こえた。
 「そのままでいいから、聞きなさい」
 男の声は続いた。
 君はすでに学科試験にパスし、これからの試験は被験体としての適正と意欲を
 見るものであること。
 これから我々の出す指示に従いたくなかったら、いつでも試験は
 中断して良いが、その場合は君は不合格となること。
 私たちが終わりを宣言するまで指示に従えば、この適性検査は合格であること。
 そこまでを説明して男は宣言した。
 「ついたてから出てきなさい」
 彼女はしばらくためらっていたが、
 「指示に従うまでの時間も計測しているから、そのつもりで」
 という発言に後を押されるように、姿を現した。
 部屋には、教授陣と思しき年かさの男たち以外に、自分とさして
 年齢の違わない男性達が大勢いた。
 手を体の横に下ろしなさい。無情な命令がだされる。
 その形がふくらみをおびてから、初めて異性の目にさらされる乳房。
 膝をガクガクとふるわせる彼女に次々と指示が出された。
 前屈、後屈、足踏み歩行、手足のストレッチ、ブリッジ、ジャンプ。
 大勢の男性の視線の前で、彼女はショーツ一枚の姿であらゆるポーズを見せた。
 突然に要求された羞恥のパフォーマンスと、軽い運動で上気し始めた彼女に、
 次の命令が来た。
 「パンツを取って、そこのベッドの上に寝なさい」
278丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:32:07 ID:RRA22fpY
 このとき初めて、彼女は衣服を取り返して部屋を後にすることを考えたが、
 ここまで来てしまっては、今までやってきた恥ずかしいことが無駄に
 なってしまう。
 覚悟を決めた彼女は、教授たちに背を向けて自分のショーツに指をかけ、
 足から一気に抜き取ると、部屋のややはずれにある革張りの診察台の
 ようなベッドに乗り、仰向けになった。
 「そうじゃない、うつ伏せになって、膝を立てて、お尻を持ち上げて」
 彼女がやむなく指示に従うと、教授の後から、ポスドクや院生とおぼしき
 若い男たちがいっせいに席を立つ音がした。
 大勢の男性の前で突き出した私のお尻の後ろからは、私の恥ずかしい所が
 全部丸見えになってるはずだ。
 そう考えると彼女は、全身の皮膚がカッと赤くなるのを感じた。
 やがて、カチリと音がして、彼女の視野の周辺でチラチラと光が踊り始めた。
 どうやら、強力なペンライトで自分の股間を照らしているらしい。
 しかし、彼女の精神的苦痛はそれだけでは終わらなかった。
 彼女が今まで誰にも見せたことのない秘密の場所に、ザラっとした
 感触が走った。後ろに陣取った男の誰かが、指で彼女の秘所を縦に
 なで上げたのだ。
 異様な嫌悪感に思わず腰を浮かせたのもつかの間、股間にギュッという
 圧迫感が走り、彼女は自分の性器が左右に押し広げられたのを悟った。
 今まで自分自身でもそんな行為はやったことがない。
 いままで割り開かれたことのない、自分自身の体の奥底に冷たい外気が
 初めてふれる。
 彼女のそんな感覚をよそに、誰とも知れない男の指は無頓着に動き、
 彼女自身もはっきりとは確かめたことがないその部分の各所を、
 丹念に確かめるように触診していった。
 男たちは終始無言のままでいたが、やがて、
 「ちょっと気をつけて。動かないで」
 の一言とともに、今度は彼女の双臀に指をかけた。
 指にギュッっと力が入り、彼女の尻は左右に割られ、その中央、皺の
 すぼまりが集まる中心にひんやりと冷たいものが押し当てられ、
 次の瞬間、その体温計くらいの棒状のものは彼女の体内へとグイッっと
 浸入してきた。
 うっ、という声を出すまもなく、そのガラス棒は彼女の直腸のなかを
 2回転、3回転かきまわしたかと思うと、あっさり引き抜かれた。
 そのまま、何分くらいが経過しただろう。
 彼女の白い尻とその奥を、何人かの男たちがかわるがわる覗き込む気配が
 したが、やがて、さっきと同じ男の声がした
 「さて、ここでちょうど前半が終了だ。
  君はどうしたい? 続けてほしければ、自分で言ってみなさい」
 彼女自身の心は決まっていた。もうこれ以上恥ずかしいことなんてない。
 コクリと彼女はうなずき、ハイ、続ケテクダサイと小声で言った。
 今度は今までの声の主より幾分若い男が進み出てきて、指示を引きついだ。
 「よし、それでは今度は仰向けになって。
  ……そしたら、今度は脚を軽く開いて。そう。
  そのまま大腿を持ち上げて。うん。膝はまげていいよ。
  そうして、膝の裏をこうやって手で押さえて、大腿をグッと
  体に引き寄せて。うん。」
 若い男は、彼女の腰の下に毛布を丸めた枕を押し込むと、指示を続けた。
 「次にね、つかんだその足を、自分の限界まで左右にひろげるの。
  できるかい?」
 ハイ。彼女は答えると、彼女自身が今まで話でしか聞いたことのない、
 産婦人科の診察よりもっとひどいポーズを、自分から取った。
 「目隠し、いるかい?」
 若い男がそう尋ねると、彼女が答えるよりも早く、最初に発言した
 年かさの男の声がさえぎった。
 「そりゃダメだな。今後のことを考えたら、これくらいのことで
  いちいち遠慮なんてしてられない」
279丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:32:40 ID:RRA22fpY
 そのまま、この場の男たちのリーダー格と思しき、その男の手が、
 彼女の股間に伸びた。
 彼女が身を固くする中、男の手は動物の毛並みを確かめるように、
 彼女のまだ豊かとはいえない恥毛を指の腹でサラサラとなぞった。
 まるでペットの値踏みをするような男のしぐさに、彼女は軽い不快感を
 感じたが、やがて男に代わって進み出た若い研究者を見て不快感は恐怖へと
 変わった。
 その手には白くて軽くしなった針のようなものが握られている。
 「はい、じっとして。動くと危ないからね」
 いつの間にか彼女の両脇に立っていた若い男が二人、彼女の
 脚を押さえる。
 どうやら、彼女に自発的に仰臥開脚ポーズを取らせたのは、
 その従順さを見るためだけのようだった。
 ヒンヤリとした脱脂綿らしきものが、彼女の敏感な部分に押し当てられ、
 二度三度とそのままこすり上げられた。
 男が持っていた針は、どうやら極細のビニールパイプのようだった。
 そのまま、彼女は生まれてから2回目で、この日だけでも2回目となる
 自分の性器を広げられる感覚を味わい、煌々と光る蛍光灯の下、大勢の男たちの
 見守る中、陰裂の中央近くに、そのビニールパイプ=カテーテルを
 挿し入れられた。
 どうやら、その管は彼女の尿道のなかに落ち着いたらしい。
 トイレに行きたいような感覚はしていなかった彼女だったが、それでも自身の
 下腹から何がしかの内容物が抜き取られるような感覚があった。
 しばらくすると、カテーテルが体から抜き取られる感覚があり、
 「そのまま動かないでね」
 と声をかけられた。
 しばらく準備をしてから男たちが取り出したのは、プロが使うような
 ゴツくて大きく、そして黒々としたカメラだった。
 彼女の下腹部、陰裂のすぐ上のふくらみの所に、白い小さなカードが置かれた。
 何かが書き込まれたカードと、彼女の秘所の全景をおさめるようにカメラが
 セットされ、ガシャッ、ガシャッっと2回フラッシュが焚かれた。
 すぐに左右からそれぞれ手が伸び、彼女の恥毛をかき分け、今度こそ
 彼女の陰部をむき出しにした状態で2回、さらにその外縁部を左右に
 押し広げ、その中身の器官を露出した状態で2回、シャッターが切られた。
 「それじゃ、立って」
 そう声をかけられ、ベッドから立ち上がった彼女は、両側から手を取られ、
 そのまま一面に大きな格子模様の印刷してある壁面に立たされた。
 男たちの命令は続いた。
 手をバンザイポーズで。そのまま脚を肩幅に開いて。次は肩幅の倍くらい開いて。
 そのポーズのままで後ろを向いて。ポーズの指示が出されるたびに、
 カメラのシャッターが切られた。
 ポーズの指定が彼女の柔軟性の限界を確かめるようなものに変った。
 前屈して床に手をつけた姿勢を前後と側面から。
 膝を可能な限り開いたブリッジの体勢を側面と股間側から。
 さらにポーズの指定は、彼女の屈辱の限界を確かめるかのようなモノへと
 変っていった。
 直立不動のまま、手を頭の後ろで組まされ、胸を正面と横から接写。
 片方の大腿を真横にもちあげ、膝くらいの高さに用意された椅子の上に
 片足を乗せて撮影。最期には床に寝かされ、両脚を大腿の付け根から
 限りなく水平に近い角度まで開くように指示され、尻の下にジャッキアップ式の
 自在高台をあてがわれ、腰全体ごと恥丘を高々と持ち上げられ、そのままの
 姿勢で全景をあらゆる角度から撮影された。
 「恥ずかしいかもしれないけどね」
 リーダー格の男は彼女に語りかけた。
 「キミがこれから獣人としての奉仕活動をきちんとできるか、
  この一連の写真を証明にして、理事会に対して説明しなければ
  ならないんだ」
280丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:34:00 ID:RRA22fpY
 やがて男は彼女に立ち上がって衣服をつけるように言った。
 「おめでとう、今の段階でここまで出来れば十分だろう。
  合格は内定と思ってくれていい」
 少女は男たちに一礼すると、職員に案内されて足早にキャンパスを後にし、
 帰宅するなり自室にこもった。
 そのまま彼女は、育ての親にも相談できないまま、自分の今日一日の体験を
 繰り返し思い出しては涙をこぼした。


*Intermission:The story
 きわめて近い未来、人間社会に欠かすことの出来ない畜産資源として、
 完全合成遺伝子による擬似人間が開発された。
 人間社会での無用な問題化を避けるため、知能だけは類人猿程度に抑えられた
 その生物は“獣人”と呼ばれた。
 獣人は外見こそ人間と変わりが無いが、その遺伝子には明確な刻印がほどこされ、
 生後すぐに放射性同位体を体に埋め込まれることとによって、畜産業に従事
 する者と農大の学生を含む関係者には完全に区別が付くようになっている。

 獣人の取り扱い手法の研究は、畜産学の一分野として急ピッチで進められたが、
 問題も山積していた。
 特に頭の痛い問題として、基本設計上の欠陥であろうか、ごくまれに、
 遺伝子上の不明な部位のトリガによって発生する高知性型の個体の存在があった。
 この変異はメスのみに発現するのだが、なにせ普通に人間並みの養育を施せば、
 その行動、情動は人間と区別がつかず、肉体の成熟は通常の人間より若干遅いが、
 その知能は平均的な人間のそれを軽く凌駕してしまうのだ。
 獣人の開発者たちは、問題の根本原因を突き止めるまでの安全策として、
 すべての獣人の脳に、不可逆的な知性の退行を起こす神経毒の分泌腺を用意し、
 特有のパターンの電気刺激で活性化するように品種改良を加えた。
 慎重なテストによって見つけ出される“アノマリー(例外)”は、遅くとも
 3歳児になるまでには完全に特定され、“精神劣化処理”を受けて獣人の母の
 もとへ戻される。
 これまでは関係者だけの公然の秘密で終わっていた状況が変わったのは、
 全国の農家で手先の器用な農耕種として獣人が普及するようになって
 からだった。
 ようやく国際競争力を取り戻したこの国の農政上の論理と、それに対する
 倫理的な問題。
 大部分の高知性型獣人の回収が進み、事態が沈静化した矢先、
 よりによって獣人の取扱いの研究、模索の中心である某大学の農学部に、
 まさに“生きた問題点”または“生きたケーススタディ”として、○○子が
 入学してきたのだ。

・オリエンテーション
 入学シーズンの春。
 彼女も他の学部生たちと同じように入学式に参加し、カリキュラムと単位取得に
 関するオリエンテーションを受け、先輩達が用意した質疑応答を兼ねた交流会に
 参加した。
 自分の立場をどう説明したものか、それまで迷っていた彼女だったが、結局のところ、
 自己紹介のタイミングで、自分の事情をありのままに隠さず説明することにした。
 あからさまに異質な闖入者に対する視線を送る者、深い考えもなく事情に耳を
 傾ける者。実家も畜産業なのだろうか、入学前に一足早く業務用のインプラントを
 入れている新一年生の中には、トレーサを起動させて彼女の発信している識別子を
 確認し、彼女が獣人であることと、馴致、精神劣化その他の家畜化に必要な
 施術を一切なされていないことを確認して、納得している者もいた。
 新一年生達への歓迎プログラムは一通り終わったが、その後で彼女だけが
 別室へ呼び出され、今度は被験体としての奉仕プログラムのオリエンテーションを
 受けた。
281丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:34:34 ID:RRA22fpY
 残念ながら、その内容は心が踊るようなものではなかった。
 運動能力、代謝機能のテストなど、あらゆるテストは他の獣人と同じく、
 その必要性にかかわらず一糸まとわぬ姿で行うこと。
 人間らしく会話をしていいのは研究者たちが許可した場合に限られ、その他の
 状況ではひたすら従順にしていなければならず、彼女が協力的かどうかとは
 無関係にたいていの状況では革ベルトによる拘束がなされること。
 テストには生殖能力に関するものが多数含まれ、“多少の配慮”はするが
 基本的に外性器および内性器に対する各種のテストも徹底して行われること。
 反抗的な態度やためらいを見せれば、これも他の獣人と同じように懲罰的な
 施術が追加され、最終的には停学や留年、放校処分がありうること。
 「まあ、突き詰めて言えばだ」
 説明を担当している若い研究者は冷然と言い放った。
 「私たちが引いた一線から先は、キミは完全に一匹の学用畜獣、学畜として
  ふるまうことになるんだ。
  キャンパスでの学業と、この奉仕をきっちりこなして、キミは初めて
  卒業へのチャンスを手に入れられることになる。わかるね?」
 彼女は終始無言であったが、返答を求められれば、はい、と簡潔に返答を
 返した。

 結局のところ、新一年生の間には表立った排斥感情はなかったし、よしんば
 あったとしても、彼女自身に分かるところまで表面化することはなかった。
 なによりも彼女は一般教養や学科の時点からメキメキと頭角をあらわし、
 家業を助けるという覚悟の違いを見せつけていたし、すこし純粋すぎて
 学生らしい不真面目さと各種のお遊びについての興味が薄いという点を除けば、
 欠点らしい欠点の無い明るく社交的な性格で、学業に関しては誰に対しても
 協力を惜しまず、いつしか学部生たちリーダー役として認知されるように
 なっていたし、友人達の誘いもあって、少ない自由時間を使って、比較的
 コンサバティブな総合サークルに顔を出すまでになっていた。

 初学年の1年間、席次トップを維持したまま過ごした彼女は、このままの生活が
 4年間続くものと思い始めていた。
 学費は卒業を条件として大学が立て替えてくれていたし、下宿代と
 生活費の一部については、教授たちの研究費から良くは知らない名目で
 計上され、彼女に渡されていた。
 週にトータル10時間ほど過ごす屈辱の時間、研究者たちの前で全裸になり
 好き勝手なポーズに体を折り曲げられて拘束され、運動をさせられ、
 体の孔という孔にさまざまな器具を挿入される時間さえ心から追い払えば、
 あとは普通の学部生のキャンパスライフと変りがない生活。
 しかし、ある日を境に、その歯車は静かに狂い始めた。
282丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:35:03 ID:RRA22fpY
・2年次オリエンテーション
 いよいよ本格的な実習が始まる2年目の春。
 最初から分子生物学ほかのバイオテクノロジーしか眼中に無い学生や、
 本格的な農業を学ぶ学生たちとは部屋を分けられ、総合畜産学科に進む学生たち
 だけを集めたオリエンテーションが開かれた。
 畜産学実習の基本的なロードマップについて次々となされる説明の途中で、
 ひとり○○子だけが助手の1人に手招きをされ、講堂脇の入り口から外に出た。
 そこには首輪をされ、数珠つなぎにされた5〜6匹の獣人が準備されていた。
 「さあ、キミのこの中に入って並ぶんだ。着るモノは預かる」
 そのとき、外から講堂が見える連絡通路を歩いていた幾人かの大学関係者は、
 事情を知る数人を除いて、思わず立ち止まって驚きの視線を送った。
 まだ少女といってもいい女子学生と畜産学科の助手が、口論らしき会話を
 している。
 数秒間の沈黙の後、少女は羽織っていたカーディガンを脱ぎ、背中のチャックに
 手を伸ばし、ワンピースを頭から抜き取ると、腰に手をかけ濃紺のタイツを
 脚からぞんざいに抜き取り、モスグリーンと白という、上下不揃いの下着姿に
 なった。
 そのまま助手にせかされるようにブラを180度まわしてホックを外し、
 胸を隠そうともせずに白いビキニショーツも脱ぎ捨て、相手の助手が手に乗せている
 カゴに放り込んだ。
 少女はそのまま学校が保有している獣人の列の最後尾に並び、助手の手によって
 後ろから首輪をはめられた。
 講堂内では教授の説明が終盤に差し掛かっていた。
 「さて、知ってのとおり、私たちの学校の特徴、というかウリとして、獣人の
  研究が充実してるってのがあるわけなんだがね。
  当然ながらキミ達にもその取り扱いについては、しっかり実習をしてもらう
  ことになる。
  普段は県境のгф村の実習畜舎にいる獣人たちだが、今日は特別にこっちの
  キャンパスに連れてきている。
  さて、こっちに入れてくれないかな」
 一列になって講堂に連れ込まれ、演台に立たされた獣人の最後尾を見て、
 学生達から驚きの声が上がった。
 「はいはい! 静かに! 知ってのとおり、○○君は獣人なわけで、
  他の動物の飼育実習のときはキミ達と一緒に講義を受けるが、獣人に関する
  実習の時には他の獣人と一緒に諸君の世話を受けることになる
  彼女の立場の違いは、首輪の有無で判断すれば良いと思う、つまり……」
 もはや教授の説明は学生達の耳に入っていなかった。
 春の陽光が差し込む昼下がりの講堂の中央、さっきまで一緒に説明を
 聞いていた同級生の女のコが、1分前に外から呼び出されたと思ったら、
 そこでパンツもはかない素っ裸にされて、今はオレたちの前に立たされている。
 小ぶりだが半球形に整った乳房、やや痩身で余分な肉の無い下腹部と
 18歳と言う年齢からすれば、やや華奢な腰つき。
 総じて、未成熟ながらはっきり女性と分かる体形に加えて、大理石のように白く
 透明感のある素肌と鼠形部の底に茂る黒々とした恥毛のコントラスト。
 どれをとっても彼女の隣に並ぶ獣人との違いがありすぎた。
 肉体的には人間と変わり無いとは言え、頭髪を刈り込まれ、体毛にまみれて
 キョロキョロとあたりを見回す獣人たちは原始人としか思えない。
 その中で○○子のつややかな素肌と、氷のような表情はひときわ周囲の
 目を惹いた。
 やがて獣人たちは横を向かされ、後ろを向かされ、それにあわせて彼女も
 自分の全身を同級生達にさらした。
283丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:38:33 ID:RRA22fpY
・体格検査
 実習も始まったばかりの春ごろ。
 彼女の次の奉仕は、解剖学の講義で獣人の教材となることだった。
 去年、彼女だけの入学テストを受けた部屋、一面の壁に目盛りの印刷してある部屋で、
 今回の彼女は首輪をつけられ、一糸まとわぬ姿で同級生達の前に連れ出された。
 両脇から無影灯の光を当てられた彼女は、そのまま手を上方に伸ばして広げ、
 足は肩幅に開いた直立姿勢を取らされ、そのまま講師が彼女の体の各所の解剖学的な
 名称と筋肉、骨格の構造を説明するあいだ、その体の隅々をあますところ無く
 同級生達にさらけ出し続けた。
 体を後ろ向きにされ、同じく説明が終わった後に、実測が始まった。
 受講生の代表が巻尺とノギスを持って彼女に近づき、体幹や上肢、下肢の
 あらゆる箇所の大きさと太さ、長さを測定して読み上げ、彼女の体の
 外的な特徴の全ては、受講生全員に知られることになってしまった。
 その次は関節の可動域の実測だった。
 彼女は一年前と同じように、衆人環視の中、前屈、後屈、ブリッジと全裸の
 ままあらゆるポーズを取らされ、合間々々にわき腹や内股の皮膚を皮下脂肪ごと
 つまみ上げられた。
 途中、片方の大腿を足先ごと真横に持ち上げられたとき、去年と同じように、
 股間の陰裂が広がる感覚とともに、彼女は自分の秘密にしておきたい場所のすべてを
 クラスメートに見せてしまったことを悟ったが、状況にはまだ先があった。
 「よし。じゃ、この体をそこの施術台に仰向けに寝かせて。
  でもって、下肢をピンと伸ばしたまま、どれだけ胴体側に折り曲げられるか
  見てみよう。」
 これじゃ、自分のアソコが完全に露出してしまう。彼女は内心では緊張したが、
 なんとか無抵抗のまま、自分の脚が根元から胸の上に折り曲げられるのを
 受け入れた。
 大多数の学生が彼女を横から見ているのが、彼女自身にとってのせめてもの救いだった。
 お願い、早く終わって……、その彼女の願いもむなしく、講師は彼女の足を
 左右にそれぞれ45度、あわせて90度以上も開き、そのままの位置でベルトを通して
 固定したうえで宣告した。
 「じゃ、最期に外性器の特徴を説明するから、みんな席を立って台のこっち側に
  集まってきて。
  オスの外性器については、こんど実習畜舎でやるから」
 ……同じ学部生に囲まれて、私だけ素っ裸、おまけにこれから、講師の手で
 アソコを完全にさらけ出す。彼女は恐怖と屈辱で全身を上気させた。
 彼女が自分の下腹部に目をやると、同期生たちの何十という視線が彼女自身の
 股間の裂け目に集中しているのが見える。
 講師はゴム手袋をはめて彼女の脇に立つと、学生たちの視野をさえぎらないように
 横から手を伸ばし、彼女自身の体の芯をキュッと押し拡げた。
 もはや偶然見えてしまった、というレベルではない。
 大陰唇、小陰唇、膣、膣前庭、尿道口、会陰、肛門。事務的な講師の声が
 なにやら遠くに聞こえる。
 しかし、彼女はすぐに腰全体にピクン! とした刺激を感じ、あわてて意識を
 現実にもどすことになった。
 「で、ここの皮膚の下にある、このニキビみたいな突起が陰核、クリトリスだな。
  発生学的にはオスのペニスと同じものだが、ここで一つ注意しておくとだね、
  メスのクリトリスはこうやって指が当たっても、よほど強くつまんだり
  刺激したりしなければ問題はおきないが、オスのペニスはコンディションと
  刺激のしかたによっては、いきなり射精することがあるから、そこは要注意だ」
 講師は説明を続けながら、まるで発言のリズムを取るようにトントンと彼女の
 敏感な箇所に指を何度か当てた。
 この講師、私をオモチャにして遊んでいるの? 彼女の頭の位置からでは、
 講師の表情は読み取れなかった。
 やがて、先ほどと同じように代表の学生数人が彼女の突き出された股間に
 巻尺とノギスを持って取り付き、幾分遠慮がちに彼女の秘裂を広げたり
 つまみ上げたりしながら、その形状の全ての特徴を数値として記録して、
 講義は終わった。
 彼女は、同級生に自分の全てをさらけ出したショックと、これまで別の世界の
 ことのように知識だけで知っていた感覚、オーガズムとでも言うべきものが
 自分の体の奥底に眠っていることに気が付き、漠然とした不安を覚えていた。
284丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:40:11 ID:RRA22fpY
*Intermission:教授陣の思惑
 実のところ、彼女の存在は学部の指導陣にとっても、ある意味で都合が良かった。
 獣人は扱いが難しい。無反応だったり、突然凶暴になったり。
 その点、彼女は講師の要望に合わせて凶暴な振りをしたり、わざと抵抗させたりも
 できる。
 学習意欲も高く、講義の過程で必然性を理解させれば、あらゆる処置を受け入れる
 ように仕向けられる目算もある。
 そのうえ、諸般の政治的な理由から、これまで獣人は常に他の大型獣と一緒に
 外部の目が届きにくい郊外の実習畜舎に収容しておかなければならなかったが、
 彼女ならば日頃は本校キャンパスの女子大生に偽装して秘匿しておける。
 獣人の学士の誕生というのは、これまた政治的に問題が無いではなかったが、
 それについては、学校の経営陣に考えがあった。
 総じて○○子は、とても便利な教材だった。
 こうした判断を通じて、彼女は本校キャンパス内で実施される各種の
 実習において、素材としてフル活用されることになったのだ。


・直腸診
 実習も本格的になり始める初夏。
 学生達を乗せたバスが実習畜舎に着くと、他の学生達がオリエンテーションの
 ために入り口の前に集まるのを尻目に、彼女は駆け足で裏口から畜舎に入る。
 服を完全に脱ぐと、そばの水道と石鹸で薄くほどこしたメイクを完全に落とし、
 髪を頭の後ろで完全にひっつめたように縛り、講師に連れられて実習生の前に
 進み出ると、腰の高さくらいの板張りの観察台の上で砕石位をとらされ、
 手足を押さえられる。
 彼女はそのまま、他の男女の獣人と一緒に一列に並べられ、ゴム手袋をはめた
 クラスメート達の前で肛門をさらけだし、さらに指を深々と挿し入れられて
 子宮の手触りを確認される。
 やがて講師に「今日はみんな静かだな、キミ、ちょっと暴れてみて」と
 命令され、形ばかりに手を振り回して暴れたところで、両手両脚、胴体を
 革ベルトで固定され、そのまま体をよじって暴れ続けるように命令されたまま、
 あらためてクラスメートの全員から直腸への指挿入をうける。
 拘束されたままの運動に疲れ、息も絶え絶えの彼女の前に講師が進み出ると、
 いきなり小陰唇をつまんで左右に割り開き、
 「あ、もしやと思ったけど、このコ、まだ処女だ、みんな、ちょっと来て」
 と声を出され、同期生全員の前で自分の処女膜を公開され、
 「4年生になったらまた見ると思うけど、あとで除去するから」と説明を受ける。
 その後、彼女の月経の周期は廊下に張り出され、生理のあいだ、彼女は
 放課後になると、キャンパス脇の小畜舎で夜まで時間をすごす。
 彼女は学科の予習復習に精を出すが、そこではヘソから下の衣類を下着まで
 一切脱ぎ、経血はそのままタイル地の床に垂れ流している。
 学生達が入ってくると、無言で横になり、腰の力を抜く。
 言葉は交わさない、協力もしないが抵抗もしない。
 そうして、彼女は脚を割り開かれ、腰を持ち上げられ、かわるがわる肛門に
 指を挿れられ、へその下にあてがわれた指先とのあいだで子宮をグッグッと
 挟まれ、毎月の手触りの変化を各々の学生が自分のカードに書き込んでいく。
285丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:41:00 ID:RRA22fpY
・公開人工破瓜
 入学2年目も終わりの冬。彼女は精神劣化処理を受けることを薦められるが、
 頑としてそれを断る。
 実家の父さんと母さんを救うんだ! 彼女の決意は固かった。
 それならば、と、彼女は処置室に連れて行かれる。
 処置台に固定された彼女のあとから、4年生がぞろぞろと入室し、
 「これから性交経験の無い獣人の性器の処置を行う。ま、処女膜の除去だな」
 という宣言を受け、最後にもう一度、精神劣化処理を受けないか、
 確認を取られる。
 それでも処置を拒んだ○○子は、性器に開口器を挿しこまれ膣をこじ開けらた。
 「せめて表皮麻酔を使っては?」という助手の声は教授の一睨みで却下された。
 そのまま、教授、助手、院生、上級学部生の見守る中、小型メスがブツブツと
 彼女の純潔の印を取り去っていく。処置台をつたい落ちる鮮血。
 やがて彼女の膣腔には抗生物質の座薬とタンポンが挿入され、処置は終わった。

 処置後の激痛も治まった数日後の直腸診実習のとき、彼女の状態に気が付いた
 講師は実習生を集め、かつての同期生(今も同期生だが、その立場は微妙に
 変化していた)の前で彼女の性器を割り開き、ペンライトでその奥を照らし出し、
 膣口が何も無い状態になっていることを学生たちに説明した。

・刻印
 酪農・畜産の関連法の講義の時だった。
 畜獣の所有権告知のためには、いくつかの方法がある。
 現在は耳へのタグ取り付けが普通で、昔は焼印を押したものだし、最近では
 トレーサーICの埋め込みなんてのもある。
 さらに講師はもったいをつけて言った。
 「さて、皆のなかで、こうしたタグや刻印を一切つけていない大型家畜を
  見たことがあるひとは?」
 誰もが口をつぐむ中、唇をブルブル震わせながら手を上げたのは彼女だった。
 「ここに一人います」
 「そうだね、今日は良い機会だから、マーキングの実際を見てみよう!」
 というなり、講師は受講生たちを校舎裏の小畜舎に連れて行った。
 やがて別の入り口から入ってきたのは、一糸まとわぬ姿になった彼女だった。
 「さて、そのイヤリングをとって。今日からは、これだ」と講師はそういうなり、
 強力なパンチャーを彼女の耳たぶにあてがい、バチィン! と音を響かせて、
 穴を開け、そこに耳と同じくらいの大きさのタグを通して、絶対に取れないように
 かしめた。
 その上で、彼女はクラスメート達に手を取られ、足を取られ、処置台にあがって
 四つんばいにされ、体を固定された。
 講師はそばの炭火鉢から赤々と焼けた鉄の焼印を抜き取り、彼女の尻肉を抑えると、
 その一番高くて目立つところに刻印を押し当てる。
 ジュッという音と一緒に、彼女は押し殺した悲鳴を上げて涙をこぼした。
286丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:41:44 ID:RRA22fpY
・排泄管理(-反目の始まり)
 獣人の搬送の講義のときだった。
 人目に触れる場所を搬送するときは、公序良俗を考え、獣人といえど、
 擦り切れたジャージの上下を着せられる。
 彼女も最初は全裸で受講生の前に現れたが、やがて学生達に獣くさい
 ジャージの上下を着せられた。
 「さて、ここまでの手順で何か疑問は? ない? そうか」
 講師は受講生たちを見回して続けた。
 「さて、こういうとき、獣人にはこれを使う」講師が取り出したのは
 成人用の紙オムツだった。
 「不意の粗相にそなえてのことだ。
  さて、今ここにいるジミーちゃん、ヤマゾー、ロッキー、それに○○子は
  オムツをしていないよね?
  そんな不注意をすると、こうなる」
 そういうなり講師は彼女の手を取り、受講生の前で正対させた。
 彼女に何事かを耳打ちする講師。
 昨晩、彼女は前もって説明を受けていた。
 トイレも我慢させられ、朝には利尿剤と便秘薬を飲まされ、さらに数分前には
 講義の途中で物陰に連れ込まれ、その白い尻に深々と浣腸器を突き立てられ
 大腸全体になみなみと高グリセリン溶液を注入されている。
 特に言いつけられなくても彼女はもう限界だった。
 まさか……、受講生達に動揺が広がる中、彼女は目をギュッとつむった。
 次の瞬間、彼女のジャージの股間にはみるみるシミが拡がり、
 あふれた尿は彼女の足を伝わってジャージの裾から地面にあふれ出した。
 「うわっ! 汚ねっ!」
 「シャレなんね!」
 小声で叫んで飛びのく受講生たち。
 講師が彼女を後ろに向けると、ジャージの尻の底、両脚の付け根は今まさに
 モリモリと膨らみ、刺激的な悪臭を放ち始めていた。
 「ちゃんと予習をしていれば、みんなオムツの交換だけですんだんだぞー。
  それを忘れたから、ほら、これだ。」
 講師はそういうなり、彼女のジャージを膝までズルリと下ろした。
 彼女の純白にちかい尻にはいびつな円形に軟便がベッタリとはり付き、
 ジャージの股間は糞尿の混じった汚物が小山をつくっていた。
 「で、一度こうなったら、このコが他のことに興味を示して動き出すまで、
  あわててジャージは脱がさない! なぜかっていうと……」
 講師はそこまで言うと、彼女の下腹部を学生達に見えないようにポンッと
 たたいた。
 もう一回……、彼女は学生達に尻をさらけ出したまま、眉をしかめ、また
 目をつむった。
 彼女のむき出しの尻からは、プッ、ブピュッ、と珍妙な音を立てて
 最後の軟便と放屁が一緒に飛び出した。
 ほんの少し前まで、一緒に学食でおしゃべりしてた友達の前で、
 いまはお尻だけじゃなくて、ウンチをだしてる所まで……。
 彼女の目じりに涙が浮かんだ。
 浅く開いた膝の奥をうかがうと、便だけではなく、股間の奥からは
 まだタラタラと尿もこぼれているようだった。
 「さて、今日の講義は彼女をきっちり洗浄したら終わりだが、
  誰が代表してやる?」
 講師の声に応えて、男子学生の中でも、粗野で遠慮の無いコンビの2人が
 一人の女学生(男たちの片割れの女だとのもっぱらの噂だった)の
 手を引いて近づいてきた。
 「ちょっと、ちょっ、やめなよ、可哀想だって!」という女の手を
 引っ張って不用意に近づいてきた3人。
 獣人の少女は、あることを前もって厳命されていた。
287丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:42:48 ID:RRA22fpY
 ……みんな、許して。
 心の中でそう叫ぶと、彼女はジャージの股間の底にたまった自分の
 糞便を自分の手でさらうようにつかむと、最前列にいた3人に
 思いっきり投げつけた。
 「どわっ! てめっ! なにしやがんだ! このヤロウ!」
 男の中でもより粗暴な方の一人が、彼女が獣人を演じていることを
 一瞬忘れて、彼女につめよった。
 「はいはい、ストップ」
 講師が割ってはいる。
 「キミは予習をしてこなかったのか? 機嫌の悪い獣人は、こうして
  自分のフンを投げてくることがある。ちゃんとテキストに書いてあるぞ。
  だから、万が一、粗相をした獣人がいたら、何食わぬ顔で畜舎に連れ込んで、
  上肢を拘束して、ジャージを脱がせて、すべてはそれからだ」
 講師は、授業態度が不真面目ないつもの3人組に軽い警告を
 出すつもりで、今日の講義のイベントを仕込み、少女に強制したのだが、
 それは重大な副作用を発生させていた。
 その後、彼女はキャンパス内の実習エリアのはずれにある頑丈な架台の間に立たされ、
 その両手を革ベルトで固定された。
 そして直立した姿勢のままジャージのズボンを完全に下ろされて足から抜き取られ、
 薄曇りの空の下、下半身むき出しの状態で受講生たちに取り囲まれ、数人の
 代表学生が彼女の糞便まみれの下半身を水道水とスポンジで洗い出した。
 最初の学生があらかたきれいにした彼女の下半身だったが、次々と
 学生は交代し、スポンジで彼女の臀部の割れ目から陰門までをこすり続けた。
 ほぼ最後に、先ほどの粗野な学生が自分の女を伴って彼女の前に来た。
 「このクソ投げ女! 覚えてろよ」
 彼はそう小声で彼女にささやくと、彼女の股間の前にしゃがみこみ、陰裂を
 スポンジでこじ開けるとザリザリとこすりだした。
 ウッ! 彼女は軽くうめき声を上げて腰を引こうとしたが、その彼女の
 尻は先ほどの女学生ががっしりとつかんで後退を許さなかった。
 「ほらほらー、しっかり洗ってもらいなさい、クスッ」
 周囲の目もあり、ほどほどで“洗浄”を切り上げた3人だったが、
 その怒りと嘲笑のこもった視線は、彼女を不安にさせた。
 その日のうちに、あの女学生は「ウンチ投げ女、○○子」のストーリーを
 広め、キャンパス全体に評判は広まった。
 「しかし、卒業のためとは言え、そこまでするかね……」
 「ひょっとして、何もしなくても精神劣化はじまってんじゃね?」
 「というか、普通の俺達みたいな人間だったら命令されてもしないっしょ?
  学校の命令のままヤルって、ほんと獣人って違うんだな……」
 やがて、彼女と対等に話しかけようとする学生はキャンパスに一人も
 いなくなった。

*Intermission:学畜宣告
 思い余った彼女は学生相談室を訪れたが、回答は冷淡だった。
 「それで、彼らはキミがキャンパスにいるとき、なにか意地悪をしたのかね?」
 「……いいえ。」
 「で、実習中だけど、キミは今まで、自分の取り扱いに文句をいう
  学畜ってのを見たことがあるかね?」
 「……いいえ。」
 「なら、話は簡単だ。もしも学畜を粗末に扱う学生がいたら、それは
  厳重注意モノだし、健康を損なうような扱いをしたら退学もありうる。
  でも、いまのキミの話を聞く限り、そこまでのことはやっていないようだし、
  私から一応は言っておくが、いいかね? キミは実習中は一匹の
  被験体なんだ。
  学生のつもりで実習の対象になってはいけないし、実習が終わったら
  パッと気持ちを切り替えて学生に戻る。
  それが出来ないで、もう一度この話題でここに来ることはもちろん、
  他の場所で抗議をしたりしたら、来年の進級の時には、精神劣化処理を
  受けるか、それとも退学か、どちらかを選ぶことになるぞ」
 「はい、ワカリマシタ……、お時間をお取りしてすみませんでした」
 少女は一礼すると、感情を凍りつかせたまま相談室を後にした。
288丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:43:46 ID:RRA22fpY
*Intermission:新歓コンパ
 3年生になり、新しいカリキュラムが始まった初夏。
 新入生歓迎コンパの企画が告知され、彼女は周囲との親睦をはかるように
 教授からも念をおされ、乗り気にはなれなかったが参加を決めた。
 何も知らない後輩達に混じって、慣れない酒を酌み交わすと、いつしか
 気持ちもほぐれ、気が付けば彼女は後輩たちに囲まれ、講義と試験突破の
 相談をいっせいに受けていた。
 その彼女を密かに睨む女学生がいた。排泄管理のトラブルの3人組の一人、
 и子である。
 ○○子はи子と深い付き合いはなかったが、и子の実家が裕福な酪農家
 であること、本人は都会に出たがっていたのを実家が強引に農大に入学させたこと、
 彼女がそれを四六時中ボヤき、周囲の学生を隙あらば自堕落な学生生活に
 引き込もうとしていることを風の噂で知っていた。
 やがて一次会が終わり、○○子がブーツをはいていると、2次会の場所を
 検討するためにたむろしている皆を尻目に、и子が彼女を物陰に
 引っ張っていき、耳打ちした。
 「オメェさぁ、相談室行ったんだって?
  あんまり悲劇のヒロインやんないほうがいいよ。マジ。
  アンタみたいに普段はお上品で、でも半分人間じゃありません、
  でも家族のためにがんばりますって、マジムカつく」
 「……それで?」
 「はっ! それだよ、いつも実習じゃ素っ裸になってアヘアヘ
  言ってるくせにさ。
  ひとつ言っとくけど、アタシのカレシの××にへばりついてる
  △△ってチビ、あいつこのガッコの理事の一人の甥っ子なんだぜ。
  ガッコのカリキュラムだって、ちょっとくらいならいじれるし、
  学畜のローテーションなんか好き勝手できるんだよ。
  どうする? 毎日スッポンポンにしてやろうか?」
 「……好きにしたら?」
 それが虚勢であることは、彼女の次の言葉からも明らかだった。
 「で、結局、私はどうすればいいの?」
 「ま、とりあえず素直になりな。
  このあと2次会にはくること。いいね?」
289丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:45:14 ID:RRA22fpY
 2次会。и子は酒の回り始めたキャンパスメイトの中心になって、少女をいじり始めた。
 「……でさぁ、あたしらが近づいたら、ブリブリ! って、キャハハ!」
 「もう○○子の尻の穴なんて、毎日見るからさ、もう日常チャハンジ?
  っていうか、っていうかぁ、アタシたち、このコの尻の穴に
  指入れたことあるんだぜ!? 子宮の直腸診ってやつ? アッハッハ」
 「ねえ、焼印みせて! みせて! いいじゃない? ほら、みんな、
  スカートまくるよ! それっ!」
 「いまの私は動物じゃないっ!」
 叫び声に、一瞬だけ静かになる居酒屋。
 「あっそ。じゃ、他の話しようか。何の話する?」
 「その、講義とか……」
 「じゃ、アンタに試験の秘訣でも教えてもらおっか?
  みんなに言っとくけど、このコ、学内の試験席次ナンバーワン!
  しかも入学してからずっと!」
 и子の悪どいカラミ酒に辟易していた1年生たちも実利のある話に
 話題がもどり、まだ固いながらも笑顔が戻る。
 「あ、おれ生物の授業が……」
 「パンキョーってどれが狙い目っすかね、オレ……」
 и子は、ある学生の発言を聞いてにんまりと笑った。
 「あ、ねぇねぇ、このコ、トリミングの実習を落としそうなんだって。
  っていうか、アタシもダブってて、やばいんだよねぇ」
 「……、あんなの、動物を不安にさせないように騒がないで、あとは
  毎回実習に出てさえいれば……」
 「出たよ出たよ! できるヤツのセリフ!
  アンタがやると、本当に全部の実習がスムースに行くんだよ。
  ねぇねぇ、今度おしえてよ、ねえみんな?」
 「でも、それには実習室と学畜の使用許可がないと……」
 「そうね、ま、なんか実習の方法がないか、考えてみる」
 とи子が言って、その場でその話は終わりになった。

・トリミング実習
 あるとき、彼女は掲示板で、
 “1年生トリミング・グルーミング実習、講師補助○○子”として
 自分の名前が張り出されているのを知った。
 重労働が多い畜産学科の実習には補助として上級生が駆り出されることが
 ままある。
 先日の話が頭に浮かび、策謀のにおいを感じないでもなかったが、
 学校には逆らえない。
 講師準備室に行くと、講師補助へのメッセージとして、
 「遅れることになるので大変申し訳ないが、講師補助だけで実習を
  始めていてほしい」
 とだけメモがあった。
 そんな無責任な。彼女は思ったが、いたし方がない。
 講義に実習用のジャージ姿で臨んでみると、必須科目とはいえ、1年生はまじめに
 全員が出席し、そのなかにはи子と△△の姿もあった。
 「先生からね、遅れるから先に実習を初めてなさいって」
 彼女はそういうと、犬やその他の小型獣の体毛を刈っていく手順を説明し、
 生徒が数人ずつテーブルにあつまる様子を見守った。
 講義の前半もまもなく終わろうというころ、講師が教室に入ってきた。
 他校の助教授だという講師は、謹厳そうなオールドミス風の女性だった。
 「あれ? ○○さん、何でアナタが講師補助をやってるの?
  今日の講師補助はиさんでしょ?」
 「おもての掲示板に張り出してあったんです。私あてに」
 「ああ、それは手違いよね。こっちの予定表のコピーを見て」
 嫌な予感は現実となった。
 そこには、“講義補助:и、準備学畜、……、……、獣人1”とあった。
 「ともかく、講義を進めてくれたのは良いけど、○○さんには頼んでないわ。
  というかね、この学校の方針には従うから、アナタに受講はさせたけど、
  私が自分から獣人に助手を頼むワケないでしょ?
  今日のアナタは教材! わかったら準備して!」
290丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:45:49 ID:RRA22fpY
 そんな、さっきまで自分が指導していた学生たちに、今度は自分の体毛の
 手入れをさせるなんて。
 「なにを黙ってるのよ、さっさとしなさい! それとも1年生の時の単位を
  取り消すように私が申し立てましょうか? 素行不良を理由に」
 もはや選択は無かった。せめて彼女は自分が脱衣するところを見られまいと、
 教室の隅に行き、そこでジャージとTシャツを脱いだ。
 いつもの実習とは違い、今日の○○子は、控えめながらレースの入った
 ブラとショーツを身につけていた。
 「ちょっと待ちなさい、○○さん。服を着て」
 講師が言った。○○の手際の良い指導により、トリミングの大部分は
 終わっている。
 残りの時間は、彼女をたっぷりと教材に使うつもりなのだろう。
 改めてジャージの上下をつけた彼女に対して、
 「悪いけど、あたしゃ、動物に服を着せとく趣味は無いの。
  畜舎にいって、いっぺん、完全な学畜になりなさい。
  そのあと、иさん、教材をつれてきなさい。」
 「はい先生! じゃ、みんな行くわよ。」
 答えるи子。
 彼女こそが、今日の講義に○○子が登場し、サプライズがある、と噂を
 振りまいて、一年生全員を欠席させなかった張本人だった。
 校舎脇の小畜舎に着いた一行の見守る中で、○○子は衣服を脱ぎ始めた。
 彼女のブラのストラップや、くびれた横腹、華奢で位置の高い腰骨、
 そしてショーツのラインを次々と目にするたびに、おもに男子学生の視線が
 熱くなっていくのがわかる。
 大学一年生、まだ女性の裸をナマで見たことがない少年も多いのだろう。
 いつの間にか、背後にи子の手が伸び、彼女に首輪をつける。
 и子が声を張り上げる。
 「じゃ、いちねんせーい! 皆聞いて! これで首輪をするとね、○○は、
  ○○先輩じゃなくて、家畜の○○チャンになるの。
  話をするのも話を聞くのも禁止。
  自分から衣服を脱ぐのも禁止。
  だけどね、普段はアタシの友達でもあるし、これからのやり取りは皆に
  内緒にしておいてほしいの。いい?」
 数人から同意の声が小さくあがる。
 さらにи子は、いまや一糸まとわぬ姿で首輪をした彼女に向かって言った。
 「○○。さっきは先生の前だったからうかつに口に出来なかっただろうけど。
  アンタさ、二年のとき、一度だけトリミングの教材になったとき、髪の毛を
  ザンバラにされてさ、その足で美容室に行ってきたわよね?
  やっぱりその、あれなの? 髪の毛はイヤ?
  頭の髪と、下のあそこの毛と、お尻のところの毛、一箇所だけ、時間を稼いで
  助けてあげる。
  どこの毛をトリミングしてほしいか、体で示して」
 確かに、去年一度、他の獣人と同じように下手クソな学生たちにバリカンで髪を
 刈り込まれ、放課後にすぐ、なけなしの小遣いを握り締めて美容室に駆け込んだ
 ことがあった。
 今回も、このままでは私の髪はキャンパスを歩けないようなカタチにされて
 しまうだろう。
 これは取引だ。
 私がここで十分な恥を晒せば、彼女は私の願いを聞いてくれるのだろう。
 第一、これだけ証人がいるのだし。
 キャンパスをザンバラ髪になって歩くよりは、и子の思惑通りになろう。
 でも、どうやって、下の毛とお尻の毛を見せればいいのだろう。
 時間は迫っているが、ポーズは一つしか思い当たらない。仕方が無い。
 ○○子は無言のまま、土間のような畜舎の床にゴロンと寝ると、ふうっと一息
 呼吸をして、それから自分の膝を裏から抱えると体にくっつくまで
 折り曲げてやや開き、んっ、と力を込めて腰を浮かせて、自分の尻を
 и子と大勢の一年生達の前に突き出して見せた。
 「そうね、やっぱりね。わかった! オッケー!
  今日は皆と一緒に○○子のここを、たっぷり時間をかけてお手入れしてあげる。」
291丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:46:18 ID:RRA22fpY
 彼ら彼女ら一年生の前には、学部生の女先輩のむき出しの股間がある。
 и子はその黒々とした恥毛に無造作に手を伸ばし、その手触りを確かめるよううに
 親指の腹でサラサラとかき上げた。
 その毛のベールがまくれ上がるたびに、彼女のややほころびかけた秘裂が
 あらわになる。
 やがて○○は体を起こされ、そのまま一年生に左右の手をとられ、何一つ
 体を隠すものなく、また教室に戻った。
 「遅かったわね」講師はそういうなり、全裸の○○子を教室の中央に立たせた。
 「基本は人間サマと同じ。あんた達も、特に女子は体の毛のお手入れとか
  するっしょ?
  ただ、獣人はどこもかしこも生やしっぱなしだからね、って、このコは違うか」
 そのまま講師は○○子を受講生の前で正対させ、腕を持ち上げて脇の下を示し、
 足を開かせて股間の毛を引っ張りあげるようにまさぐり、最後に後ろを向かせて、
 上体を倒した姿勢でиと△△に腕と肩を押さえさせ、彼女の双臀をグイっと
 広げて、その奥に控えめに茂った柔毛を空気と照明の下にさらした。
 女学生たちがたまらず「きゃぁ……」と小声で叫ぶ。
 「ほらほら、騒がない! アンタたちと同じでしょ? およそ陸棲の哺乳類で、
  毛の生えない生物はほとんどいないの!
  じゃ、このコの面倒見るのはだれがやる?」
 男子生徒の中で半数ほどが挙手しなかったのは、よほどの善人か、はたまた
 気後れした童貞クンか。
 ともあれ、その後のи子の弁舌と誘導はゴールデングローブ賞モノだった。
 いや、実際には△△の立ち位置を前もって伝えておいたのかもしれないが。
 結論として、○○子をつかったトリミングの実習は、頭部に関してはシャンプーと
 ブローだけ。
 その代り、股間の恥毛に関しては、開腹手術の前処置並みの徹底的な処置を
 施すことで話がついた。
 19歳の○○子は、施術台の上に寝かされ、乳房の上から手を持ち上げられ、
 バンザイポーズで拘束された。
 次に太腿を左右に割り開かれ、がに股ポーズのまま足の裏が天井を
 向くまで腰を曲げられ、そのままの姿勢で固定された。
 いまや天井の照明に向かって、裸の股間を完全にさらけ出した○○子。
 恥毛よりも目立つのは、陰裂の隙間からのぞく、わずかに濡れたような
 二枚の肉片と、会陰を挟んで向かい合う、皺の集まったくすんだ色の
 すぼまりだった。
 ……ああ、私、さっきまで指導していた学部の後輩達の前で素っ裸になって、
 アソコをさらけ出してる。しかも、この後、この後……
 ○○子は一年すこし前に初めて味わった焼けるような羞恥と屈辱に
 再びさらされ、われ知らず全身の肌を上気させていた。
 やがて、彼女の恥丘の上で、その長さを計るように恥毛が手にとられ、
 一年生たちが彼女の敏感な場所に順番にバリカンをあてがい始めた。
 и子は、全員に剃毛体験をいきわたらせるために、順番に少しずつ彼女の
 性毛を剃り取って行くつもりのようだ。
 「はーいはいはい! パリカンをあてたら、すぐに吸引する!
  毛が散っちゃうでしょ!?」
 吸引機といっても、つまりは掃除機だ。
 吸入口に植えられた硬いブラシが、彼女の股間を通過するたびにその秘裂の
 隙間の繊細なところをチクチクと刺激していく。
 何とか意識を他に向けようとした○○子だったが、どだい無理な相談だった。
 「あ……あの、先輩……、これ」
 「あーあ、濡らしちゃってるね!」
 и子が喜色を浮かべ、はっとした○○子が自分の股間に目をやると、
 なかば剃りとられた恥毛の奥、自分の胎内から、いくぶん白濁した
 透明な体液が、青々とした恥丘を伝ってヘソのあたりまで垂れていた。
 ○○子は、今度こそ消えてしまいたいような衝動に駆られ、
 四肢に力を込めた。
 一方のи子は完全に遊びに入っていた。
 「はーいはい、あわてない! 発情期のメスには良くあることよー!
  ちょっと待ってて!」
292丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:46:53 ID:RRA22fpY
 и子はそのまま彼女の濡れた股間を一年生たちに観察するにまかせ、
 部屋のすみからティッシュペーパーをとってきた。
 「じゃ、次のコたちからは、彼女の性器をティッシュで拭いてあげて!
  このヌメリが完全に取れたら、また剃毛を再開してね!」
 こうして、一年生たちが次々と彼女の陰裂を割り開き、ティッシュ越しに
 その生殖器を刺激し始めた。
 ○○子の懸命の努力にもかかわらず、彼女の体液の滲出は終わりを知らなかった。
 後ろから見回っていた講師が状況に気が付いた。
 「ああ、発情期ね。良くあること良くある……」
 そこで、講師は彼女がどういう存在であるかに気が付き、眉をしかめた。
 急に横柄な態度になった講師は、一年生たちをかき分け、彼女の股間、
 天井を向いている性器のすぐそばに顔を近づけた。
 このオバサン、若いメスに嫉妬してる……、и子は期待に胸を膨らませた。
 「あーこういうときはね、オスもメスもね、もう枯れるまで
  刺激しちゃったほうがいいの。
  拘束してある? OK。
  みんな見てなさい。и子さん、このコの口を押さえてて」
 そういうなり、40代末とおぼしき女性講師は、彼女のむき出しの
 秘裂の濡れた奥肉に手指で強烈な刺激を与え始めた。
 「んーっ! んーっ!」
 降って沸いたような強烈な快楽の急襲に彼女は腰をよじって逃げようとするが、
 大腿をはじめ、彼女の全身は完全に固定されてる。
 ブルブルと双臀を振るわせるだけが精一杯の抵抗だった。
 и子はというと、彼女の口に当てた手を時々わざと外しては、
 そのあられもない声を一年生たちに聞かせて遊んでいた。
 やがて女講師の指が彼女の膣口にもぐりこみ、グイっと鉤状に曲がり、
 その先端が彼女の体腔の上壁を引っかいた瞬間、彼女は全身を
 こわばらせ、そして脱力していった。
 次の瞬間、彼女のそこからは、今までとは違う薄い黄色の液体があふれ出し、
 彼女の白い下腹部を伝わって処置台の排水孔に流れこみ始めた。
 その後は比較的スムースだったと言えるだろう。
 体をぬぐわれた彼女の残りの体毛は、会陰、肛門周辺と順調に剃りとられ、
 最後に講師が手指をその表皮に滑らせ、うぶ毛ひとつ残っていない、
 ある意味では彼女の体の中で一番スベスベになった部位をチェックして、
 「ほい、一丁あがり!」と宣言したときには、講義の時間を
 5分ほどオーバーしていた。
 ○○子にしてみれば、最初は意に染まないながらも新歓コンパで
 知り合うことになり、やがて打ち解けた新一年生たち。
 先輩として頼れるところを見せようと意気盛んに臨んだ始めての実習参加で、
 最初は指導者として振舞ったのも一瞬、一転して実習用の家畜として、
 全裸姿と生殖器の奥底までを露出させられ、さらには強制手淫によって
 果てるところに失禁の姿まで公開しては、もう会わせる顔がない。
 涙目になりながら、キャンパスを歩く彼女に、и子が追いついた、
 「よっ! アンタが忘れたから、実習参加のシフト表、持って来てやったよ」
 言うなり彼女に押し付けられたコピーには、トリミング実習のところが
 マルで囲んであり、そこの準備学畜にはすべてのコマに○○子の名前が
 書き足され、その上から大学事務局長の印が押してあった。
 その足で学生課に取って返した○○子だったが、まるで事前にわかって
 いたかのように受付の女性に窓口であしらわれ、せめて最初に掲示板に
 講師補助の張り紙を出した人を確認してほしいと頼んだが、回答は 
 “そんなことをした事務員はいない。アナタの勘違いではないか?”
 と言うものだった。
293丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:48:21 ID:RRA22fpY
 そして、週2回のトリミング実習参加が彼女の義務となった。
 ちょうど3日と4日に均等に間隔をあけられた2コマの授業。
 彼女は他の動物と一列に並んで一糸まとわぬ全裸のままの立ちポーズで、
 学生達の入室を見守り、そのまま手をとられて処置台に寝かされ、
 頭をシャンプーされた後には決まって股間を高々と持ち上げて固定され、
 ゴマ粒のように恥丘の上に顔を出した体毛を完全に剃り上げられた。
 それは一年生の必須科目で、取り扱う動物はローテーションを組んで
 変わっていく。
 秋口に差し掛かるころには、男女問わず新一年生の全員が
 ○○子のショーツの中、彼女の秘密の器官の外見と構造はおろか、
 その手触りまでをすみずみまで完全に熟知していた。
 ○○子にしても、毎回々々羞恥に身もだえしているわけにも行かず、
 一年生クンたちに自分の体をさらす行為にも慣れ始めた。
 彼女のリラックスはやがて一年生たちにも伝わり、大部分の
 学生たちは彼女の生殖器を“ただ、そこにあるもの”と思って
 その周辺の体毛の処理をするようになった。
 それがи子には面白くなかったのだろう。
 彼女の差し金と、女講師のゆがんだ情熱によって、講義は新しいスタイルを
 とるようになった。
 講義が後期に入ると、彼女は実習補助も担当することになった。 
 講義の前半、○○子は実習用のジャージの上下を着て、セミロングの髪を
 フワっと下げたまま、講師補助として、一年生の後輩達を指導して
 回った。
 性格的に不真面目なことが許せない彼女の指導は、この後の後半戦の
 ことも忘れて、ときに熱がこもり、われ知らず、学生の頭をコツンと
 することもあった。
 やがて講義が後半に近づくにつれて、彼女の顔は青ざめていく。
 やがて講師の「ほんじゃ、獣人の準備をして!」の声で、唇まで紫色に
 染めながら、数人の一年生たちに、「じゃ、ついてらっしゃい」と
 声をかけて、小走りに校舎脇の小畜舎に戻り、やがて今度は一糸まとわぬ
 素っ裸になり、髪をゴムバンドでひっつめるように縛った姿で、
 畜舎から歩み出てくる。
 そのまま一年生たちに手を取られ、“獣人の早歩き”のペースを
 忠実に守りながら、血管も透けて見えるほど乳白色に輝く乳房と
 ようやく脂の乗り始めた腰から双臀にかけてのふくらみが、
 ふるん、ふるんとリズミカルに波打つのもお構いなしで教室に戻ってくる。
 そのまま施術台に寝かされ、いつものように脚を根元から左右に
 広げられて、腰をグッっと押し上げられたポーズで固定され、
 その股間の性器を天井の照明の下に奥底まで高々とさらしたところで、
 これから御主人様たちに性器まわりの体毛処理をしていただく家畜の
 出来上がりだ。
 彼女のむき出しの股間は、上下に反転され、大腿は付け根から広げられ、
 さえぎるもの一つなく、強制的にその存在を誇示させられている。
 「ねえ、このコって人一倍、勉強熱心で、おまけに優秀なんですってね。
  この剃毛の指導も自分で出来ればいいのにねぇ」
 そう言いながら、おそらく自分のくたびれたソレとは比較にならないくらい、
 若々しい○○子の恥丘の上で、女講師はわずかに生えた恥毛を確かめるように
 親指を滑らせ、陰裂の脇から会陰を越えて、その先にある皺のあつまった紫色の
 窄孔までを丹念に指でなぞることもあった。
294丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:49:27 ID:RRA22fpY
 さっきまで自分達を熱血指導していた女先輩が、たった5分のインターバルで、
 今度は素っ裸のまま全身をひっくり返され、白く張りのある恥丘を見せ付けて、
 自分たちに性器の剃毛を受けている。
 こうして、あたらめてテコ入れされた倒錯のシチュエーションを前にして、
 やがて一部の男子学生たちが過剰な行動に出始めた。
 吸引機のブラシで彼女の秘裂をチクチクと刺激する。
 小陰唇にピンセットを割りいれて拡げさせ、膣口を露出させる。
 陰核包皮をめくり上げ、その内部を刺激されそうになる。
 うっかり彼女が性感を高めようものなら、講師の強制手淫が待っている。
 実際、初回を含めて三回ほど彼女はその絶頂を受講生の前で見せていた。
 ○○子の性器と陰部全域をオモチャにしたレクリエーションには
 終わりがなかった。
 あるときなど、講師が席を外したときを見計らって、二人の男子学生が
 ○○子の肛門の皺の本数について、互いに彼女の尻の肉を広げて覗き込みながら
 議論を始めたりもした。
 そうした学生たちは翌春、そろって単位を落としたことを知って落胆する。
 講師も見ているところは見ているのだ。
 しかしながら、それは翌年以降の講義でも、彼女の丸出しの性器をなぶる
 伝統が代々の学年に伝わることを意味する。
 彼女にとってはどうでも良いことだった。講師にバレたくなければ、
 もう少し控えめにやってちょうだい。
 それよりも辛かったのは、新一年生たちが自分のことを家畜とみなして距離を
 置くようになったことだった。
 それでも、数人の一年生、筋金入りの観念的なヒューマニストと、
 空気を読めない朴念仁が彼女に話しかけ、講義と試験のコツを教わったり
 していたのが、彼らが2年生になり、オリエンテーションを受けたあと、
 ほとんど野外といってもいい、陽光の差し込む、だだっ広い実習畜舎で、
 ○○子が全裸のまま大きく足を割り開いて拘束され、彼ら自身が手ずから
 きれいさっぱり剃り上げた性器の下、ワセリンまみれになった彼女の肛門に
 指をズブズブと挿入し、直腸越しにその子宮の感触を全員が繰り返し
 確認するようになると、その頃にはやがて彼女に親しく接する後輩たちは
 一人もいなくなった。
295丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 20:52:46 ID:RRA22fpY
#さて、ここで(ほぼ)折り返し地点です。
# >>250 をもう一度ご確認いただいた上で、続けてよかとですか?
296名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 21:10:35 ID:GRQ/VRca
>>295
GJと言わざるをえない。
続けて欲しいです。
297丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:34:02 ID:RRA22fpY
・キャンパスでの洗浄
 夏休みも近いキャンパス、実習が無いときには各人それぞれストリート系、
 アキバ系と好みの服装をしている学生達の間を、白いブラウスに膝までの
 プリーツスカートをはいた清楚な少女が歩く。
 その耳についた大きなタグはいやでも目を惹いた。
 やがて少女がとある校舎に入っていくと、皆から声が漏れた、
 「……あそこに入ったって事は…」「マジかよ……」「……なのか?」
 「これは行くでしょ!」
 やがてその校舎の裏口に程近いところに耳が早い男子学生十数人が集まったころ、
 その戸口から数人の獣人が首輪につながれて現れた。
 人間と変わらないとはいえ、メスであっても肌はガサガサ、髪は乱れ
 化粧はなく、体毛は生えっぱなし。さらに目に知性の光がまったく無い獣人は
 動物と変わりなく見えた。
 その中に、ツルツルの白い柔肌に包まれた体と、憂いを含んだ知的な表情を備えた
 少女が一人、他の獣人とおなじく成人用のオムツ一枚をつけただけの姿で、年相応に
 ふくらみの分かる乳房をさらけ出して立っていた。
 実習生達は順番に獣人たちの汚物にまみれたオムツをはずし、それぞれの前に
 おいていく。
 少女のそれだけはきれいなままだった。
 こうして完全な裸になった少女を含む人型(ひとがた)たちを、実習生たちが
 引っ張ってきたシャワーつきのホースとスポンジを使って洗っていく。
 彼女の当番は例の3人組だった。
 太ももを持ち上げられて足を洗われるとき、オスは陰嚢が、メスは陰裂が
 あらわになる。
 и子はわざと○○子の横に移動し、大勢の男子学生の視線の中、その大腿を体の
 真横方向に高々と持ち上げて足先を洗うことで、彼女の陰裂を初夏の陽光の下に
 さらけ出す。
 本来なら彼女の体奥を隠すはずの体毛は、週2回の完全剃毛でまったく無い。
 若干青味がかるほど白い恥丘の下、強い光に照らされた性器は、その膣口こそ
 周囲の視線から隠していたが、たんなる大陰唇の割れ目以上のはっきりした肉の
 構造を周囲に見せていた。わずかにくすんだように見えるその2列の肉壁は
 年齢と比較すると控えめで、普通の肌色に近い色をしていた。
 他のメス獣人たちの、青黒くしなびて股間からだらしなく伸びるそれとは大違いで
 ある。
 彼女は耐えるように、祈るように宙の一点を見つめたまま表情を変えず、抗議も
 しない。
 右足を持ち上げての大開脚が終わると、左足を持ち上げての大開脚。
 その間にも男達は彼女の乳首をつまみ上げて、それとわからない程度にひねりながら、
 まるで揉みほぐすように乳房の下側をスポンジで押し上げていく。
 実際のところ、毎日風呂に入っている彼女にしてみれば、スポンジの洗浄のほうが
 よっぽど不潔であったのだが。
 最後に他の実習生が学畜の股間にシャワーの水を向けるころ、3人組は
 どこからか持ってきた頑丈なハーネスを使って彼女の両肩を壁に固定し、
 拘束ベルト付きの自在高台を持ってきて、彼女の両腿を水平大開脚の状態で
 固定してしまった。
 背中を若干曲げて、腰を前に突き出しているため、今度こそ完全に彼女の秘所は
 周囲の学生達に奥の奥まで顕わになった。
 そのころには通りすがりの学生や職員まで含めて、のべ数十人の目に彼女の生殖器は
 晒されただろうか。
 三人がパチン、パチンとゴム手袋をはめると、
 「おいおい、そこまでやるこたぁ無いだろ?」
 と声をかける実習生たちもいたが、
 「るっせーな、この方が前も後ろも同時に洗えるから早いんだよ!
  よその学畜に口出してる暇あったら自分の担当やってろよ!」
 と男たちは言い返し、さあメインディッシュ、と言うようにオーディエンスの方を
 ニヤリと見た。
298丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:36:29 ID:RRA22fpY
 次の瞬間、6本の手のうちで誰かと誰かの2本が彼女の秘裂を極限まで左右に
 押し広げ、残る4本の手が彼女の奥唇をグチャグチャにもみ洗いし始めた。
 さすがにウグッっと息を止めた○○子だったが、刺激にはまだ先があった。
 и子が「あたし後ろね!」というなり、○○子の背面にしゃがみこむと、
 おなじく割り開かれた彼女の両臀の間に指を入れるなり、その後門を
 責め始めたのだ。
 その皺の集まりを強くこすり、弾力を確かめるように環状のまま閉じられた
 筋肉をムニムニと強圧し、やがてその中心に中指を強烈に押し込み始めた。
 懸命に抵抗する彼女の肉の防壁。しかしそれは長く続かなかった。
 筋肉がしびれるように疲労し、抵抗が弱まり、そして潤滑油ひとつ付けない
 и子の中指が根元まで彼女の直腸内に埋没したのは、偶然にも前の裂け目を
 攻めていた男たち二人のどちらかの指が、とうとう彼女の膣口に滑り込んだのと
 同時だった。
 まだ20歳の娘が、男も知らない状態で初めて味わう二穴責めは、自分の通学先の
 校舎の裏、陽光明るい野外で10人以上の男子学生の見守る中で、正規の実習として
 行われた。
 同級生の女の指によって直腸越しに子宮をかき乱され、同級生の男の指によって
 膣道の上面は無思慮にかきむしられ、さらに外部はというと、
 ついに洗浄と言う建前を捨てた別の男子学生の指が、二つの陰唇の綴じ目、
 神経の集中するクリトリスのふくらみの上で指を止め、リズミカルな刺激を
 与え始めた。
 嫌悪と屈辱、恥辱だけではない、嵐のようなオーガズムが彼女の全身を支配し、
 食いしばった歯の間からうめき声がもれ、3人組は、やったね、というように
 目配せした。
 と、3人のなかで大柄な男の一人が、携帯のカメラを構えた野次馬学生の一人に
 気が付き、「おェィ!」と強烈にすごみながら一瞬の動きでその学生に近づいた。
 そして携帯をもった手首を強くつかむと一転、フニャっと笑顔を作って、
 「撮影するときには一言いってネ!」というなり、カメラを○○子にむけさせた。
 3人組の残る2人はひょいっと顔を後ろに向けて隠す。
 「コイツのアソコの写真だったら資料室に山ほどあるのに、男って……」
 とи子は嘆息して見せたが、その種の資料と比較してもこの情景は格別だった。
 いつもキャンパスで見かけるちょっと清楚で素敵な女子学生が、
 いま野外で素っ裸にむかれ、太腿を水平になるまで開いて性器をこちらに
 突き出している。
 恥毛はまるで幼児のようにツルツルに剃られ、しかし、その裂け目は
 まだまだ幼いながらも一人前の女性であることを主張し、さらにそれを
 証明するように左右からそれぞれ別の同級生の指によって皮膚がつっぱるまで
 左右に広げられ、薄肌色の小陰唇はおろか、魚のエラのように血の色が濃く
 粘膜状にヌラヌラと光を反射する膣前庭までがはっきりと見えていた。
 さらに膣腔にはゴム手袋をした手指が深々と、肛門にはまた別の手指が深々と
 挿入されていた。
 しかも、これは学校の公式な実習の中で発生したハプニングであり、
 通りがかりに目撃しても、撮影してもいっさい犯罪ではない。
 家畜の性器の洗浄を覗き込むことが、どこの世界で犯罪になるだろう?
 おまけに露光もアングルも申し分なかった。
 若い男子学生達にとって、この情景を撮影しない道理などあるわけが無かった。
 彼らはお互いが影を作らないように順番を守って、
 彼女の秘所のアップを、乳房と顔を収めたバストアップを、野外での
 シチュエーションを説明する全景写真を、次々と携帯で撮っていった。
 (後々この撮影は“ほんの少しだけ”問題視され、彼らは携帯のメモリの提出を
  要求された。
  その写真は資料室に収められ、結局は畜産学科の学生達の共有財産に
  なるのだが、それはまた別の話)
299丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:37:34 ID:RRA22fpY
 「さて、俺たちゃ終わったぞ」
 彼女にとっては永遠にも思えた十数分のあと、他の実習生が声をかけると、
 「ああ、俺たちも今終わった」と3人組が声を返した。
 「このあと、どうすんだったっけ?」
 「あれだよ、オムツ排泄の不快感を覚えてるはずだから、
  ここでウンチとオシッコを出さないか刺激してみて、ダメなようなら
  またオムツで撤収、だった、と思う」
 「“思う”じゃねーだろタコ。もともとトイレ・トレーニングがこの実習の
  目的の一環だろ」
 「そうだった、そうだった」
 周囲の会話を聞いて、○○子はまた体を固くした。
 確かに今日の早朝にオムツをつけられてから、学畜として運動テストや反射テストを
 受けっぱなしで、一度もトイレに行っていない。
 もともと、長時間拘束があったからこそ、獣人たちにオムツがあてがわれたのだ。
 他の学畜獣人と違って、彼女は気後れから一度もオムツ排泄をしていなかった。
 ああ、なんてこと、その報いがこれだなんて!
 「ほーら、シーシー出るかなぁ、出してよぉー」
 「ウンウンはどうかなー?」
 他の実習生達は学畜たちを横たえさせ、性器や肛門をなでさすって
 排泄をしないか、期待薄げに様子を見ている。
 3人組は全裸開脚のまま放置されていた○○子のところにに戻ると、チラっと
 彼女の表情に目をむけた。上気した頬と上下する胸。目は閉じているが
 意識はあるようだった。
 и子が彼女の恥丘に手をあてて言った。
 「で、どうする?」
 「どうしょうもねーだろコレ。他と違ってこっちはコイツが決めてくんねーと
  どうしょうもねーし」
 и子は唐突に○○子の陰裂をグニっと音がするくらい割り拡げて言った。
 「なんかさ、トリミングの時みたいに手マンしてやったらさ、
  アハーン、ウフーンとか言って、全部出っしゃうんじゃね?」
 и子が拡げた陰裂の中、彼女の小陰唇を男の一人が面倒くさげに
 指でコリコリかきながら言った。
 「期待できないんじゃね? いまこんだけやっても何にも出なかったんだし」
 そのとき、新しいアイディアにи子の顔がパァッと輝いた、
 「じゃ、こういうのはどうよ?
  逆にさ、このままオムツ付けっぱでさ、しばらく畜舎で拘束して、
  大も小もさせねーの。
  でさ、もー、いっぱいいっぱいになったらさ、この前の馬の
  時みたいに摘便するの。
  △△がセッティングしてさ、実習生全員の前で、コイツの
  尻の穴を、もう、もう、そこらへんのスプーンでさ、思っくそホジくるの。
  きっとコイツ爆泣きするよ。
  オメメからもお水ポロポロ、ココからもお水ポロポロ」
 というなり、и子は彼女のむき出しの膣前庭、かすかに見える
 尿道口をゴム手袋の指でツン! とつついた。
 ○○子の顔面は少し離れても分かるくらい蒼白になっていた。
 あるときは同期生、あるときは家畜として素っ裸、そのシチュエーションには
 ようやく慣れたとはいえ、まだ衆人環視の中の排泄には根強い抵抗がある彼女。
 もし学部生の見ている前で摘便などされたら、すべてのプライドを捨てて
 大泣きしてしまうだろう。
 彼女は数秒で覚悟を決めると、呼吸を荒げていきみはじめた。
 出すものはここで出してしまおう。
 しかしそれも、すべてはи子の計略のうち。
 学部生全員の前での摘便か、それとも、これから毎回、屋外で体の手入れのたびに
 自分からすすんで自然排泄を公開するか。
 どちらにしてもи子には面白いことになる。
300丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:38:27 ID:RRA22fpY
 ふと○○子を見たи子はあわてて小さな声を上げた
 「ちょっと待って、○○子! ステイ! ステイ!」
 そのまま、и子は自分の指を彼女の肛門にツプっと差し入れた。
 まさに、その中身を吐き出そうと緩み始めていた皺の集まりは、突然の異物感に
 再びキュっと締まった。
 「突然の心変わり、うれしいけどさ、これ、順番があるのよ。
  アタシらが処置して、そんでアンタが出す、この順番でないと、
  変でしょーが!」
 そういうなり、и子は満面の作り笑顔で周囲の野次馬学生たちを手招きした。
 「はい、こっから近づいちゃいけないよ! 危ないってか、バッチイからね。
  みんな、せっかくだから見て行きなよ!
  ウチの畜舎の○○子ちゃん。普段はとーっても素直なんだけど、
  どうしてもオムツはイヤみたいなのね。
  だから、こうしてお日様の下でキレイキレイしてあげたら、
  気持ちよくなってシャーってしないかと思ってさ」
 そういうなり、и子は彼女の陰裂を申し訳程度に指で触り、子供のようなソプラノで
 「どうかなー、出ますかー?」と声をかけ、すぐに彼女だけに聞こえるしわがれた
 低い声で、「Goッッ」と掛け声をかけた。
 しばらく呼吸を整えていた○○子だったが、やがて彼女が下腹部に
 力を入れているのが周囲にも伝わり、みんなも見守りながら
 彼女に合わせてイキむような妙なシチュエーションがそのあと1.5秒。
 しゃがむでもなく、座るでもなく、じつに力の入れにくい姿勢で
 彼女の股間の奥、見る人がしゃがめば完全に見えるその皺の窄孔が
 内側からグッっと膨らんだかと思うと、こげ茶色のかたまりが
 括約筋の環を押し広げるように顔を出し、やがて、ボソッ、ボソッと
 みんなの予想よりは幾分細長い汚物を次々と産み落とし始めた。
 「わー! 出たー! えらいねー! ブラボー!」
 и子は周囲を見回しながら手を上げて大きな拍手をし、つられて
 周囲の観客も○○子に拍手を送る。
 拍手の輪に囲まれた○○子の白いヒップは、その緊張と弛緩に
 あわせて呼吸するように閉じたり開いたりを繰り返し、そのたびに
 後から後から彼女の体内に隠されていた汚物が真下にこぼれ落ちた。
 気が付けば、その上にある秘唇にからは、まるで壊れた噴水のように
 幾分黄色味のつよい尿がチョロチョロとこぼれだし、乾いた地面に
 パラタタタタッと土ぼこりを起てていた。
 最期に彼女の尻の奥からは気の抜けた破裂音とともに大量の
 ガスが飛び出し、周囲の幾人かは鼻の下に人差し指をあてがった。

 その後?
 獣人たちは元通りオムツをつけて校舎の中に戻り、半時ほど立った後、
 校舎正面のガラス製ドアから、先ほどと同じキャンパスルックに身を包んだ
 一人の女子学生が飛び出してきた。
 彼女は鼻の先まで真っ赤に泣きはらしながらノートと参考書籍を胸の前に
 抱えて足早にキャンパスを去っていった。

・摘便実習
 翌日、キャンパス内のカフェテリアで乱闘さわぎがあった。
 当事者の二人はいずれも3年生の女子学生で、どうやら女子Aが女子Bを
 なんらかの理由でからかい、女子BがAとその仲間につかみかかったのが
 発端のようだったようだ。
 いずれにせよ大乱闘で双方ともに軽い怪我を負い、喧嘩両成敗ということで
 A、Bとも停学ということになりそうだったが、学生Bは畜産学科で、
 特殊な奉仕活動に協力しているとのことで、学科の担当教授たちの強い訴えにより、
 双方とも今回の件に関しては不問ということになった。
301丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:40:08 ID:RRA22fpY
 ……ちなみに、損壊したカフェテリアの修繕費は、全額をи子の実家が負担した。
 その代償として、○○子は3年生の後期の動物衛生学の講義で、ある研究プランを
 自主的に提出することになった。
 プランを一読して目を丸くした講師も、彼女の熱意に押し切られるかたちで、
 それを認めることになった。
 それ以来、講義の開始時には必ず○○子が壇上に進み出て、あるときはワンピースを
 背中までまくり上げてスラックスとショーツを膝までおろし、またあるときは、
 下着を着けないままスカートを完全にまくり上げ、前屈位で足首をつかんだ姿勢で、
 むき出しの尻を受講生全員に公開し、彼女の尻の中心部、その体孔に深々と
 挿入・固定された排便抑止プラグを全員が目撃することになった。
 彼女は2日から3日の排便抑止の後、校舎脇の小畜舎の処置台の上で摘便処理を受ける。
 やがて後期の講義のレポート発表の場で、彼女は自身が体験した10回を超える
 摘便処理の記録ビデオのダイジェスト版を前に発表を始めた。
 初回のビデオは全編が再生され、彼女が背中のブラのストラップを
 見せながら、処置室に入っていくところから始まっていた。
 やがて背中のホックを外してブラを取った彼女が処置台に
 あがると、その胸をガードしていた腕を左右にとられて拘束され、
 左右から手が伸びてきて彼女のショーツを足から抜き取る。
 やがて開脚の状態で両脚を固定された彼女の尻から、カチッっと
 いう音ともにプラグのロックが外され、肛門からズルッっと
 抜き取られる。
 初回のビデオでは、そのまま何の処置もなく、彼女がムリムリと
 大量の自然排便をしたところで終わっていた。
 たった一日では、摘便が必要なほどの状態には到底なりませんでした。
 ○○子はそういうと、黒板に張り出されたグラフのしかるべきポイントに
 強調のマグネットを置いて発表を続けた。
 やがて、2回、3回と条件を変えながら彼女の排便抑止は続き、
 高濃度グリセリン水の直腸注入も効果がなくなったところで、摘便の実演が始まった。
 砕石位で、膝蓋位で、横臥位で、彼女の尻には銀色の短いクチバシのような
 開口器が根元まで挿入され、その奥を金属のヘラで、ティースプーンで、
 最期には2指サックをはめた指でかき回され、一個、また一個と
 小石のような固形便が取り出されていった。
 音声はやや絞ってあったが、彼女が日ごろから想像も出来ないくらい
 取り乱し、絶叫と号泣の中で処置をうけていることはハッキリとわかった。
 なによりもビデオカメラが施術箇所の接写からたびたびフレームを外し、
 彼女の股間の全体像から始まり、そのみじめな泣き顔や
 (女自身の所感によると、まるで灼けた鉄の杭を、お尻から身体の中心に
  打ち込まれていくような感覚だとのこと)
 ぶるぶると震える乳房までを、まるで楽しんでいるかのように記録に収めていた。
 肛門の上にある性器については、テイクの半数くらいではガーゼをかぶせて、
 メディカルテープで固定することで隠蔽され、彼女の羞恥心に最低限の配慮がある
 かのような手当てがされていたが、その大部分ではガーゼが尿で黄色く染まると
 あっさりと股間からむしりとられ、彼女が腰に力を入れるたび、その陰裂の
 奥がじわっと開き、その中身をカメラの前で公開していた。
 そうした映像の数々を修正もなしでプロジェクターに映しながら、
 彼女はやや固い表情で発表を続け、やがてプラグ処理が終わってから
 彼女が幾分かのトレーニングによって正常な大腸反射と自然排便を取り戻すまでを
 説明して、レポートの発表が終わった。
 自然と言っても、処置台の上で自身の膝を抱えたまま少し腰がはみ出すように
 寝かされ、例の3人組を含む実習生10人以上と接写・全景の2台のカメラに囲まれ、
 強力な照明の下で股間の秘所をすべてさらしながら、台の下に置いたホウロウ引きの
 汚物容器の中にボトボトと排便することを自然排便と言えれば、の話だが。
302丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:42:09 ID:RRA22fpY
 後を引き取って講師が続けた。
 次回の最終講義は自主参加とすること。彼女の協力を得て、受講生の希望者には
 彼女の摘便処理を見学させること、そのために現在、彼女は再び1週間を
 こえる滞便処理を受け始めていること。
 そういうと、講師は彼女に後ろを向いてスカートを捲り上げさせ、
 ふさがった彼女の手に代わってショーツを膝まで下ろして見せた。
 そこには灰色をした合成樹脂製の排便抑止プラグがまたもや深々と挿さっていた。
 やがて後期が終了した。彼女はクラス唯一の100点と優判定をもらい、
 講師のコメントには、手書きで
 「ありがとう! きみは後期の講義のQueenだった!
  最期にきみが奉仕で見せてくれた摘便の実地見学は、みんなの財産に
  なったと思う!」
 と書き添えてあった。
  
・行動学ゼミ
 4年生のゼミは残酷だった。
 前半は座学、後半は実習。
 獣人行動学の権威である教授のゼミに編入された○○子は、遺伝学、動物学、
 法学、あらゆる方面から獣人の権利について
 論陣を張るが、すべてを教授に論破され、論破されたその日は、決まって
 ゼミ生の中で自分だけが教材になり、全裸で実習の教材にされた。
 教授の研究は獣人の性行動。
 対照として精神劣化済みの獣人のメスと並ばされ、時には催淫剤を打たれ、
 時には肛門に電極を挿入され、また時にはゼミ生達に体の各所の性感帯と
 されるところをガラス棒で刺激されながら、マスターベーションをさせられる。
 その次のゼミの座学は決まって前回の実験の総括から始まる。
 彼女は自身のあられもない写真とビデオ画像に囲まれ、この日は羞恥心が邪魔をした、
 このときは忘我に近い境地だった、など自分の体の反応を報告させられた。
 捨て鉢な気分になって思い切り公開オナニーをした日に限って、打たれていたのが
 生理食塩水だったり、教室を移動中につい面倒くさくなって、畜舎の隅で小用を
 足していたときにそれをビデオで撮られていたりなど、教授は巧妙に彼女自身に
 自分が動物であることを教えていくようだった。

 ゼミは後期に入り、激しさを増した。
 テーマはオスの獣人から精液を採取するために性的に興奮させるための
 最適な手法の探索である。
 鎖につながれたオスの前で、○○子はさまざまな方法でオスを誘惑してみたが、
 乳房を持ち上げて強調しても、お尻をむき出しにして振っても、いわゆる
 エロチックな景観ではオスの性衝動を引き出すことはまったく出来なかった。
 少数ながら効果があった事例は、オスの眼前で、
  ・全裸になり、はっきりと性器を押し広げて見せること。
  ・自慰行為。
  ・排尿すること。
 の3つだけだった。いずれしても結局は即物的に性フェロモンを浴びせるしか
 方法が無かったのである。
 それでも、同じメスの獣人に比べれば効果は低かった。
303丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:43:31 ID:RRA22fpY
 教授は満を持して切り出した。
 やはり学習だ。
 この畜舎の獣人のオスは、○○との性交の経験が無い。
 オスたちと実際に性交渉を持つしかないだろうと。
 ○○子は、実家の家族の姿を胸に浮かべ、本番に臨んだ。
 実験は、ゼミ生と関係者および幾人かの取材陣の前で行われた。
 理性を残した状態で成人した獣人と普通の獣人との性交渉は、
 それなりにセンセーショナルだったのである。
 精一杯の正装をして、普通の大学生として来賓たちに挨拶を済ませた彼女は
 教壇脇で、教授の説明を聞いていた。
 やがて教授に呼ばれた○○は壇上に上がり、ゼミ生に手伝ってもらい、
 ドレスを脱ぎ、スリップを脱ぎ、ストッキングを脱ぐと、
 下着姿で処置台に上がり小声で「じゃ、お願い」とだけ言って目をつむった。
 彼女はブラとショーツを処置台の上で取り去られ、同室のゼミ生に左右から
 脚を抱えられ左右に広げられた。
 ビデオカメラが状況を余すところなく記録するなか、事前に彼女の性感を高める
 プロセスが始まった。
 化膿止めと催淫剤の2つの座薬を肛門に挿入され、続けてその上からサックをつけた
 ポスドクの男の指が挿入され、縦横無尽に彼女の直腸と子宮を刺激する。
 乳首には吸着式クランプがつけられ、微弱電流を流された。
 その周辺のふくらみは、すでに手馴れたゼミ生が、強く、弱く、強くと、
 波をつけるように揉み上げていく。
 陰核への刺激は彼女自身が行った。
 そして最後にクスコが深々と挿入される。
 来たるこの日の性交のショックを和らげるため、それまで幾度も幾度も
 クスコによって拡張処理を受けてきた彼女の膣腔は軽い抵抗だけで
 あっさりと銀の嘴を受け入れ、巻き上げられたネジで開口し、
 彼女の子宮口は、その充血していく様子を逐一記録されていった。
 やがて、準備が整ったと判断した教授は彼女を起こし、鎖につながれた獣人の
 オスの目の前に横たえる。
 オスは彼女に興味を示し、性器のにおいを一心に嗅ぎ始めた。
 そして、いよいよ彼女を仰向けにし、これまで文明人として生きてきた
 ○○子と名もなき実験動物、2匹の獣人の結合が始まった。
 ○○子は初めて男性の器官を受け入れる未知の感覚に翻弄され、やがて教授陣たちの
 入念な準備のおかげもあって、ささやかな絶頂を迎えた。
 彼女の人生で2度目の破瓜であった。

・口頭試問
 結局、卒業論文は自分の意図とは正反対の“獣人は理性と人間性において、人間とは
 根本的に異なる”というテーマのものになった。
 口頭試問の最初はビデオプロジェクターと配布ドキュメントを素材に始まった。
 やがて彼女は、複数の教授と助手の見守る中でワンピースを脱ぎ、ショーツを含めた
 下着を一切脱ぎ、早春の日差しがうらうらと注ぐ施術室の中、一人全裸になった
 彼女の手になる、演者と実験動物の一人二役のパフォーマンスが始まった。
 自分の性感を高め、そしてオスを誘惑するために、彼女自身の体にいかなる
 処置を施したのか、口頭で10分ほど説明をした後、彼女は自ら処置台に上がる。
 そして彼女自身の手で自分の陰門を広げ、同じく自身の手でプロジェクターに
 つながったビデオカメラを押し当てるような接写位置にセットし、教壇わきの
 スクリーンに自分の秘部をあさましいまでに完全に公開しながら、性器や
 乳房(にゅうぼう)など各所を指で示し、ときにその手で自身の陰核包皮を剥き上げ、
 これから加える処置を説明し、その後で器具や助手の手を借りた公開自慰の実演を
 行った。
304丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:45:47 ID:RRA22fpY
 口頭のアウトライン説明、自身の体を使った詳細な説明、そして実演。
 3パートをワンセットにしたセッションは、それぞれ30分ほどの
 休憩を挟んで続いたが、試行錯誤の過程で行った10数回もの連続した温水洗腸の
 実演の後だけは1時間以上の休憩をはさんだ。
 彼女自身の体力が限界であったし、なによりも実演後に混沌のきわみとなった
 処置室の窓を開けて部屋のにおいを逃がし、壁を掃除する時間が必要だったのだ。
 透明アクリルのつい立てが用意されたとはいえ、尻肉の間からは茶色がかった汚水を
 噴水のように高々と噴き上げ、陰裂の肉の隙間からは黄金色の小水をダラダラと。
 流す彼女は様子は凄惨の一言に尽きた。
 排便が一段落すると、砕石位のままさらけ出された尻肉の谷間中央には
 すぐに次の嘴管が深々と突き立てられ、またもや1000ccの温水が注入される。
 それでも獣人オスの性フェロモンを抽出した催淫剤のチカラを借りて、
 忘我の状態となった彼女は自身の陰核をもみしだき、マスクとゴーグルをした
 助手たちのワセリンをたっぷり塗布した手袋でその乳首をこね上げられ、
 そのまま絶頂を迎えた。 
 1時間後、教授たちは遅い食事を終えて戻ってきた。
 「実験動物のフンの臭いでメシが食えなかったら、農大の教授なんて
  やってられないよ」
 ……なるほど。
 こうしてセッションは続き、最後の総論に差し掛かった時にはすでに日は
 沈みかけていた。
 ○○子と一緒に演台にあがったのはи子だった。
 被虐と嗜虐、裏表の関係にあるとはいえ、他の学生達が離れていく中、
 なんだかんだと腐れ縁の続いていた彼女に、対照実験の被験者を頼むにあたって、
 ○○子はи子のあらゆるリクエストに服従する約束を取り付けさせられていた。
 それだけ、○○子はこの学校の卒業にかけていたのだ。
 2つの安楽椅子にかけた○○子とи子、それぞれがゼミ教授の発明による時限式の
 精神劣化装置のクランプを頭にはめられ、脳細胞を書き換えるようとする電磁波が
 二人の頭蓋に降り注いだ。
 и子は激しい頭痛とめまいを訴え、そして少しだけ失禁したことをしぶしぶ認めたが、
 その会話自体はしっかりしたものであり、その後でオス獣人の性フェロモンの試薬を
 嗅がされたときには、「……くせっ!」と言って、そばのバケツに駆け寄り、
 げぇげぇと嘔吐を始めた。
 一方の○○子は完全に見当識を失った。
 言語野は完全に停止し、思考能力を失った彼女はи子につかみかかろうとして
 周囲の助手達に取り押さえられ、革ベルトで全身を拘束された。
 やがて、試薬を嗅がされた○○子は「んー、んー」と甘えるような
 呻きを漏らし始め、両手の拘束を解かれると、すぐさま股間に手を伸ばし、
 その柔肉をもみしだき始めた。
 そのままフンっと鼻息を漏らしてマスターベーションを終わらせた
 ○○子は、装置の効果が切れるまでの間、革ベルトに足首を拘束されたまま
 居並ぶ教授陣をにらみつけ、時折威嚇するように尻を向けるとシャーっと
 アクリル板の向こうで放尿して見せた。
 やがて○○子は疲れたように横になり寝息を立て始め、その体をストレッチャーに
 乗せた状態で処置室を退場し、彼女の口頭試問は終わった。
305丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:47:39 ID:RRA22fpY
・Intermission:家畜契約
 口頭試問の結果は通常の掲示板ではなく、面接の形式で行われた。
 「ちょっと難しいことになってね」教授は切り出した。
 彼女の主張を認めれば、獣人に人権はないと主張する獣人に農学学士の
 資格を与えて社会に送り出すことになる。
 獣人にも学習能力と人間並みの知性を認めるなら、彼女の卒業論文テーマに
 合格点を与えることは出来なくなる。
 「で、話は変わるんだけど」教授は続けた。
 キミが農学部を志した理由は何だね? ふむ、ご実家が牧場を。
 経営力の証明に有資格者が必要だと、ふむ。
 「ならば、」教授はたたみ込むように続けた。
 キミのご実家を畜産業経営のモデルケースとして採用しよう。
 なに、名目は何とでもなる。
 キミのご実家には(こう言っちゃ悪いが)学卒ホヤホヤの新人ではなく、
 海千山千の経営のプロがサポートに入る。
 もちろん我々としても、学会やお役所へのコネクションを総動員して
 バックアップする。
 「その代りに、だ」
 ○○子にとって教授の発言は予想のつくものだった。
 キミはこの学校を自主退学し、キミのご実家から、貸与のかたちで
 この学校に管理権を移す。
 特別聴講生として院に入ってもらい、院生と同じ待遇で講義を受けながら、
 今までのテーマを追求してもらう。つまり、学習用の、その、つまり、
 被験体としての協力もしてもらう。どうだね?
 ○○子はいっそ、それなら精神劣化処理を受けようか、と思ったが、
 教授の次の一言でハッと思い直した。
 「もちろん、劣化処理は施さない。キミは、我々がご実家をちゃんと
  ケアしているか確認する権利があるからね」
 教授のプランははっきりとした。
 考えてモノを言う協力的な実験動物。ある意味、理想の教材ではないか。
 他の大学からも引き合いは来るだろう。
 対価は、実家で暮らす育ての両親と兄弟として育った者達の生活。
 「わかりました。お申し出を受けます。これからもよろしくお願いします」
 彼女は深々と頭を下げた。

・学外交流会、そして永いお別れ
 そして数日後。
 実家の説得は難航した。
 今まで育ててくれて感謝していること。それでも自分は獣人として生きることを
 選んだこと。
 今後の立場は院生と学畜の中間というか、両方のような位置づけになること。
 家業と自分の生活はまったく心配がいらなくなること。
 お前、無理してるんじゃないかい? 育ての親の核心をついた質問に、
 しばし沈黙した彼女は、大学の開催する近隣の農家との交流会に、育ての親たちを
 招待することにした。

 数日後、農業高校の生徒から、自分と同世代の農家の青年、壮年たちの集まる
 畜産学科の発表会。
 牛、豚といった大型獣がひとしきり観衆の間を連れまわされ、獣人の番になったとき
 彼女はカモフラージュに全身に土ぼこりをまぶし、他の学畜と一緒に、
 全裸で円形の会場中央を一周して見せた。
 専門の酪農家による畜産動物の品評会もあり、и子のアイディアで飛び入り参加した
 ○○子は、大勢の男達に乳房をふくむ全身の皮下脂肪と筋肉を揉むようにして
 品定めされ、骨盤の大きさをメジャーで測られ、歯並びを調べられ、
 大腿を横方向に持ち上げた片足立ちが何秒できるかで忠実さと
 バランス感覚を測られ、そのあいだにも開いた陰裂に脱脂綿を当てられ
 付着した粘液を臭気測定器にかけられ、最期には他の獣人たちと
 同時にお定まりの大開脚拘束の状態で膣鏡と肛門鏡の2本刺しにされ、
 子宮口と直腸の内壁の色を、酪農家とその家族、子女を含む数え切れないくらいの
 人間にかわるがわる観察された。
306丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:50:15 ID:RRA22fpY
 やがて会場の外でアトラクションの時間が始まり、彼女は他の獣人と一緒になって、
 全裸のまま、頭に画用紙で作った冠を乗せただけの姿で、敏捷性を見せる
 ハイジャンプ、柔軟性を見せるブリッジ、観客の笑いを取るための四股と土俵入りの
 真似ごと、さらに、しつけと忠実さを見せるための、この日2回目の大腿を横方向に
 持ち上げた片足立ちと、次々と家畜獣としてのアトラクションを見せていった。
 獣人ではありえない体つきの良さと、一匹だけ股間が完全剃毛してあることもあり、
 いつしか彼女の前には近場の農業高校の男子達の黒山の人だかりが出来ていた。
 やがて会場の隅に集められた獣人の前にそれぞれ汚物用のタライが置かれ、
 学生と助手達に性器と肛門を濡れた雑巾でなでられた獣人たちは、
 それぞれのタライの中に排泄を始めた。
 同じように、и子も○○子の股間を雑巾でなでる。
 そこは彼女も抜かりはない。彼女はここ数日、合成飼料と水しか口にしていなかった。
 大学の関係者ではない、赤の他人である大勢の観衆の前での、全裸で中腰に
 なったままでの自主的な自然排便と自然排尿。
 彼女はなんとかソレを自然にこなして見せた。
 やがて彼女の垂らした軟便ぎみの大便も、年かさのベテラン畜産業者の男達に
 寄ってたかって手袋越しにほぐされ始めたが、一人の男が彼女の便をつぶしながら、
 ん? と眉を寄せたことに、彼女を含めた誰もが気が付かなかった。
 やがて、彼女を含むすべてのメス獣人が少し高さのある二列の丸太の前に連れて
 行かれ、うつぶせのまま、高い丸太の上に腰を、低い丸太に手首を固定され、 
 大きく尻を突き出したポーズで、肩幅より広く膝を開いた位置で足先を固定された。
 畜産業者の男達が次々にやってきては、彼女たちの大腿の付け根にラバーバンドで
 留められたプラスチック札で年齢と体重を確認して、その腰の大きさを比べて
 やれ安産型だ、こっちはまだまだだ、と品評しあっていた。
 やがて、キャンパスのボランティア屋台でカップ酒を少々きこしめした男が
 彼女のそばにやってきた。先ほど彼女の便に注意を留めていた男だった。
 「おめー、ひょっとして人間だろ? クソの中にスライスしたネギやら
  ちゃんと包丁で切ったピーマンやらがチョッとだけ混じってたぞ。
  オレの目はごまかせねぇ。こっちの耳にあるのはイヤリングの跡だろ?
  爪もささくれてねぇ。それに……」
 男は酒臭い息を吐きながら、彼女の股間にザラッと指を滑らせた。
 「どうしてここに垢がついてねーんだよ?」
 「ちょっと、学畜を刺激しないでください!」と言いながら近づいてきた
 助手に、男はつとめてシラフを装いながら言った。
 「ゲフン、わりーわりー。ところで、オレんところにも獣人が何頭かいるが、
  こいつは他のとチョッと違うな。ひょっとして、不妊処理とかしてねーか?」
 「いいえ、ちょっと若いだけで、他の獣人とコンディションは同じですよ」
 「そうかい。じゃ、ちょっと子宮の具合を確認したいんで、サックを
  貸してくんねーかな?」
 「い、いや、今日は準備もしてませんし……」
 「サックならここにありますけど?」
 いつの間にかそばに来ていたи子がシレッと触診用の指サックとワセリンを
 取り出していた。いずれにせよ、このシチュエーションで誰かに使わせる
 目論見だったのだ。
 現物が目の前に出されてはしょうがない。
 男は小声で、
 「世も末だねー、女子大生が獣人のふりして遊んでるよー、
  理由があるのかねー、たのしいのかねー、オジサンには関係ーねーけどねー」
 などと口ずさみながら、たっぷりとワセリンを塗った自分の中指で、彼女の肛門を
 2度3度とつつき、ひと呼吸置いた一瞬の弛緩をついてズブっと音がするぐらい
 急激に深々と指を差し入れた。それは確かにベテランの技だった。
 男は、はらはらする助手を尻目に、そのままウネウネと直腸越しに彼女の子宮を
 漫然と右に左に転がし、空いた左手でその小陰唇をプルプルともてあそんでいたが、、
 やがて坊主刈りの高校生とおぼしき少年に目をとめると、
 「おーい! бз太! こっちだ! こっち!
  父ちゃんが獣人の扱いっかた、教えてやっから、クラスのガキども
  全部つれて来ーい!」
 と声を上げた。
307丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:52:32 ID:RRA22fpY
 陽の光も徐々に弱まり始めたキャンパスのはずれ、そばの私道や民家の窓からも
 間近で観察できる場所で、実際に綿菓子を持った家族連れや、他校のヒマな
 学生達も次々通るなか、○○子の年齢相応な形へ成長を始めたばかりの尻は、
 その身体の他の部位と同じく完全にむき出しの素っ裸にされたまま固定され、
 膝を開かされたまま、その奥底まで見せ付けるように後方に突き出されていた。
 その少し下、陰裂のまわりが、彼女の尻の表面とおなじく周囲の光を反射するほど
 スベスベであり、まったく恥毛が茂っていないことも非現実的だった。
 いま、その彼女の丸々と白い尻の前には、坊主頭の学生服の集団がカラスのように
 群がり、その中の一人の父親の、指導というよりは景気づけの掛け声に
 背中を押されるように、順番にその手指を彼女の胎内に深々と挿し込んでいった。
 ……、一本、また一本、見ず知らずの男の子の指が私のオシリと前の場所の中に
 深々と入っては抜かれていく。
 入ってきてすぐに抜かれるぎこちない指、私の体内でウネウネと暴れるしつこい指、
 空いたほうの手で、私のおなかの下、恥ずかしい所のさらに奥にあるものを、
 もんで、つまんで、マッサージして、しまいには厚みを確かめるように
 2本の指ではさみながらコネコネとこねる最悪の指。
 ああ、いつまで続くのだろう。後ろを向いて確認できないのがもどかしい。
 そのとき、彼女は自分の前に立つ一人の人影に気が付いた。
 「фш……、くん!?」
 奇跡的に彼女は声を出さずにすんだ。
 それは彼女の中学と高校に共通する、数少ないクラスメートの一人だった。
 それだけ成績は優秀だった彼だが、彼女とはあまりコミュニケーションも
 ないまま、お互い別の大学へと進学して行った。
 фшクン。
 かつての私の想い人。
 「○○ちゃん!? ○○ちゃんだね!? これ、どうして、その……」
 高校時代、2人のうちのどちらがこんな再会を予想できただろう?
 かつての男子高校生は学校を卒業間近。新社会人になる前に、最後のモラトリアムを
 楽しむ大学生。
 その前にいる、かつての女子のクラスメートは、おなじく学士過程を終えた後、
 一匹のメス家畜へと進路を変え、かつてのブレザー服姿から一転、パンツ一枚
 はかない素っ裸で屋外で腹ばいに固定され、尻のふくらみと中心の肛門、
 その奥の赤い性器の裂け目までを男子高校生たちの前で堂々と晒している。
 以前の知的で、それでいて純朴だった彼女を知る者からすれば、想像もできない
 恥態だった。
 「あら、○○子のお知り合いですかぁ? このコね、本当は獣人だったんですよぉ」
 и子が続けた。
 「いままで周囲に隠して高校とか通ってたらしいんですけどぉ、いまは
  もう完全に獣人なんですよ!」
 確かにうそはついていない。今の私は獣人だ。
 一方、男は混乱していた、彼女が獣人だというのは知っていたが、普通に一緒に
 授業を受けていたではないか。
 今の彼女は自分が社会常識として習った原始人みたいな獣人そのものじゃないか? 
 「ねえ、○○ちゃん、オレのこと分かるよねぇ、ね、分かるよね」
 ○○子は宙の一点を見つめ続けた。見つめ続けながら心の中で叫んでいた。
 もうやめて! これ以上話しかけられたら、私が心から引き剥がすよううに
 捨て去った中学、高校時代、人間時代がフラッシュバックして、きっと泣き出して
 しまう。
 「あ、もうダメですよ、自分が誰かも分からないんですから」
 и子の意地悪も、今は助け舟だった。
 「そうですか、そういうものですか……」
 一般の学生の獣人に関する知識は、その程度のものだった。
 興奮気味の男子高校生たちは、今まさに立ち去ろうというところだった。
 и子はさらに続けた。
 「せっかくですから、○○子の子宮の状態を確かめてあげてくれませんか?」
 非常識ギリギリのバクチに近い発言だったが、
 「えっと、ボクは部外者ですが、いいのでしょうか?」
 その発言に、○○はハッと体を硬くした。фш君、本気なの!?
 「えぇ、どぉぞぉ、そういうための交流会ですから、でも、大丈夫ですか?」
 ええ、たぶん……、そうこたえたфшは、ゆっくりと○○子の背後に回った。
308丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:54:04 ID:RRA22fpY
 彼女は涙をこらえるのに懸命だった。
 せめて、彼の指を心の底から迎えよう。
 前にも触ってきたら、しっかり答えよう。彼が指でサヨナラを言うなら、
 私はアソコで彼にサヨナラを伝えよう。
 彼女は腰の力を懸命に抜き、自分の大便が逆流してくるようないつもの
 感覚に、なんとか無抵抗をつらぬこうとした。
 彼の指が根元まで入ったら、一転して強い締め付けに入る。
 どう!? 私の子宮が分かる? 前も触っていいのよ!
 ああっ、さっきのバカ高校生どものせいで、腫れたように感覚が
 鈍っちゃってる!
 やがて当然のように、彼のもう一方の手指が、彼女の小陰唇の上を周回するように
 回りだし、さらにその内側を積極的になでまわし始めた。
 ああ! そういう感じ! 続けて!
 ついさっきまで他人の体のように感じていた自分の股間が、今はっきりと熱を
 帯びて、彼の指の周辺が急速に湿り始めているのが彼女自身にも分かった。
 ついに彼の指が彼女の秘所の中心、体孔の奥に滑り込んだ。
 「はい、どうでしたか?」
 いきなりи子が2人の間に割って入り、фшの手指を引き離した。
 ○○子は今度こそギャーッ! と絶叫したい衝動に駆られた。
 どうして! どうしてそこで止めさせるの? どこまで私をいじめれば
 気が済むの! и子!
 今の彼女は秘所に風が吹いても果ててしまいそうで、そして彼女自身も
 最後の刺激を欲しがっていた。
 やがて連絡先をи子と交換したфшが彼女の方を見ながら、遠ざかっていくと、
 入れ替わりに、彼女にとって本日最後のゲストが目の前にやってきた。
 それは彼女の育ての親の2人だった。
 「○○子、全部見てたよ。がんばったねぇ。つらかったろうねぇ。」
 彼女の前面で無理に腰を落として話しかける初老の男女。
 2人の目には涙が浮かんでいた。
 и子は神妙な顔を作って、2人に語りかけた。
 「もうこれで、面会をしていただける機会は当分ないと思います。
  今の彼女から話しかけるのも禁止です。
  ただ、当然、お2人の声は聞こえていますから、お別れを
  なさってください。」
 最初に父親が口を開いた。
 「お前を取り上げたのは、俺とコイツだった。
  お前が獣人になりたいっていうのは、よーく分かったが、ヒトとして
  一緒に暮らした時間が、いかんせん長すぎてなぁ。
  でもなあ、これが最後とはなぁ……」
 母親が続けた。
 「最後に何か渡してあげたいけど、体ひとつしか持って行っちゃなんない
  って先生が言うし。
  何を持たせてもこのカッコじゃ分かっちゃうしねえ」
 「あの、おじ様がた、提案があるんですが……」
 и子が切り出した。
 やめて、ソイツは性悪なのよ! 叫びたい○○子だったが、助手や
 一般参加の外部の人間の前で発言はできない。
 и子は、2人の手を取って、彼女の背後に回らせた。
 そして彼女の濡れた股間が見える位置で問いかけた。
 「あの、お二人とも発情期の獣人の処理のご経験は……」
 「ああ、ある。
  オスの処理はコイツが、メスの処理はワタシがやっとった」
 「それじゃ、あの……」
 и子はいうなり、彼女のむき出しの陰裂を改めてキュッっと広げた。
 「あの、さっきの男の人の触診で、彼女、フケちゃっ、いやっ、発情しちゃった
  みたいなんです。
  せめて最後の想い出に彼女の処理をしてくださいませんか?」
 そういうなり、и子は彼女の拘束を解いて立たせ、少し離れた所にある、頑丈な
 木造の仰臥拘束台に彼女を固定した。
309丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:54:50 ID:RRA22fpY
 他の助手達が残りの獣人を撤収するのに忙しく、このシーンはи子に任せようとして
 いるのを見て取ると、まだ光の強い夕日の中、и子は彼女の両脚を持ち上げて、
 頭上の支柱に足首をがっちりと固定した。
 彼女の大腿は、股間から120度近い鈍角Vの字に割り開かれ、彼女自身の頭の方に
 向かって斜め上に伸びている。
 腹部にもベルトが巻かれているため、いま以上に腰が持ち上がることはないが、
 その尻を尾骨が見えるところまで持ち上げられ、いまだに全裸のまま、
 撤収組みの学部生がゾロゾロと通るキャンパスのはずれで、○○子は、
 その陰裂を、肛門を、彼女の股間にあるすべての器官を高々と誇示したポーズに
 固定されていた。
 太ももが引きつり、外側の陰唇を引っ張ることで、内側の陰唇、さらには膣まわりの
 血の色に近い肉の盛り上がりと、その中心の体孔もしっかり見えている。
 性器、肛門。乳房、そして表情、彼女の羞恥をあおるすべての箇所を関係者に
 見せ付ける、и子が最も好み、得意とする彼女の取り扱いかただった。
 しかも、いまはソレを彼女自身の両親に見せつけ、3人はその中で涙の別れを
 しなければならない。
 「さて、と。」
 и子は彼女に耳を近づけて言った。
 「これ、畜獣閉口器。っていうか、エロい用語でボールギャグ。わかる?
  これをつければ、アンタ好きなだけ叫んでよくなるよ。
  どう? 続けて欲しい? 続けて欲しければぁ、アーーーーン、して?」
 衆人環視の中、自分を懸命にいつくしんで育ててくれた両親の前で、
 и子は私に究極なまでのあさましい姿を公開することを強要し、
 あまつさえ、その両親に自分のマスターベーションをやらせようとしている。
 あまりのひどさに声も出なかったが、しかし、○○子は、1分でも、1秒でも、
 両親との別れを惜しみたかった。
 「まあ、最後に発情の処理をしてやるってのも、ワタシら親子には
  ふさわしいのかもな……」
 ポツリとつぶやいた父の一言で考えが決まった。
 彼女は口をあけると、и子のボールギャグを受け入れ、目を閉じて
 意識を股間に集中した。
 こうして、10年以上の歳月を経て、彼女はいま一度、自分のシモの世話を
 両親にゆだね、両親はかいがいしくその役割をになった。
 父親の手がヒタっと下腹部に当てられ、やがてその手が下の陰裂に伸び、小陰唇を
 一周したかと思うと、その頂点でとまり、的確に陰核の包皮を剥き上げた。
 一瞬、彼女の生殖器の中でも最大の神経の塊が空気に触れる感覚にビクっとなったが、
 すぐに包皮は戻され、やがてリズミカルに皮越しに刺激が伝えられた。
 もむ、剥く、戻す。そのリズミカルな動きにあわせて、同じ手の親指が
 膣孔のさらに奥にヌムッ、ヌムッっと出し入れされる。
 残る一方の手は、優しく、安心させるように彼女の大腿や下腹部をさすっていたが、
 やがて会陰に指先をツ、とあてると、そのまま彼女の尻の割れ目を下にたどり、
 やがて柔らかい皺のあつまったポイントを探し当てると、その周辺を柔らかに
 さすり、やがて、つい先ほど彼女が公開排便をして見せた、その汚物の穴に
 まったく頓着なくスルリと入り、爪先、第一関節、第二関節、ついには根元までと
 ゆるやかに回転させながらしっかりと浸入をはたし、直腸をリズミカルに
 刺激し始めた。
 最初は羞恥心で爆発しそうだった彼女の身体は、やがて安心するような
 甘えたいような感覚に揺らされ、じらされ、ゆっくりと先ほどの昂まりのカーブを
 再現し始めた。
 「んっ……、んっ……」
 彼女のボールギャグからうめき声がもれ始めると、不意に別の人の気配を感じた。
 うっすら目を開けると、横になった自分の頭の先に、母が立っている。
 母は両手に、日ごろ持ち歩いている乳液をつけて伸ばすと、彼女の鎖骨の下に
 そっと触れ、手のひらをそのまま○○子の乳房に伸ばして、その全体を
 やわやわと揉みほぐし始めた。
 「まあまあ、立派なオッパイになって……、こんなに大きくなって……」
 ああ、私、いま、お父さんに大事なところを触ってもらって、
 お母さんにオッパイをもまれている。でも、なんだか気持ちいい。
 同期の悪人トリオなんか、メじゃないくらい気持ちいい……。
310丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:57:12 ID:RRA22fpY
 「さ、母さん、そろそろいいだろうう」という父の一言で、
 二人の手の動きのピッチが上がった。
 直腸に入った中指は子宮をリズミカルに押し上げ、あまつさえ人差し指も
 一緒に浸入しようとし始めた。
 膣に入ったもう一つの指は彼女の陰核を裏から押し上げ、その陰核はというと、
 いまや完全に剥き上げられ、親指の指紋でジリ、ジリと摩擦を受けていた。
 母の手はいまや彼女の乳首をグイグイとしごき上げ、まるで餅でも作るように
 乳房全体のふくらみを押し揺らし始めていた。
 膣と肛門に父の手を向かえ入れ、乳房を母につつまれ、はさまれ、しごかれて、
 体の自由が利かないなりに尻の肉をブルブルとふるわせて、彼女の身体自身が
 やがてきたる絶頂への準備をし始めた。
 全身の毛穴が開き、子宮が踊り、喉はいつ果てるともない絶叫を続けた。
 もう、周囲の学生達も気にならない。
 「んーーーん! んーんーんー!」
 彼女の胎内が爆発し、次の瞬間、○○子は父の衣服めがけて、高々と放物線を
 描いて尿(ゆばり)を放ち始めた。
 「あ、これで終わりです。
  いつの間にか、彼女、フィニッシュすると、オシッコしちゃう癖が
  ついちゃったんです。サインみたいに」
 そういって、и子がわれ知らず止めていた呼吸をふぅ、と一息つくと、
 いつの間にか周囲で事の成り行きを見守っていた野次馬学生と、ビデオを構えた
 畜産学科の院生、助手達、総勢十数名もふぅ、と息をついた。
 ○○子はまだ陶然とした絶頂の状態を続け、その膣はまだ大きく口を開けたまま
 呼吸するように蠕動を続け、まるでかつての初恋の男の子で、今ではたくましく
 成長したфшの肉体を空想の中で挿入され、内部をかき回されてるかのようだった。
 ともかく、彼女が、野外で素っ裸で、衆人環視のなか性器をさらけだし、育ての
 父母の手による施術という三拍子も四拍子もそろった常識はずれの状況の中、
 全観衆を置いてきぼりにするだけのオーガズムに達したことは事実であり、
 その全記録は学術的に何かの役には立つだろうと思われた。
 特に、実験動物としての彼女に今後もオーガズムが必要になったときには、
 この記録映像で見られる彼女の体の各所へのアプローチが重要な参考になるはずだ。

 こうして、学外交流の名のもと、○○子はわずか一日で、学校外の一般市民数百人に
 対する性器と肛門をふくむ全裸体の露出を行い、同じく素っ裸のまま、専門家には
 体の隅々までを検査、評価され、一般市民にはアトラクションで慰み者となり、
、また同じく衆人環視下での便および尿の自然排泄の公開を自分の意志のもとに行い、
 さらに彼女の臀部を直近で観察しながら、後背位でその肛門と膣に指を挿入した人間は、
 延べ80人を超える未成年男子と20名を超える学外の一般成人におよび、
 (途中でи子もカウントが分からなくなった)、その後、初恋の男性から
 後背位でマスターベーションをしてもらい最期の別れを告げ、
 大開脚の砕石位で自分の育ての両親にマスターベーションをしてもらい、
 最後の別れを告げた。

 その日、校舎脇の小畜舎では、若い女性か少女とおぼしき嗚咽の声が
 夜通し鳴り響いていたが、その事情を知るものは殆どいなかった。
 
・人工授精 -回想-
 残暑も厳しい院生1年目の秋口。
 「はーい! 私語をしなーい!」
 ○○子は3年と4年の学部生を先導しながら他の院生達と一緒に畜舎に入っていった。
 相変わらず学科ではトップクラスの能力を見せる彼女は、後輩指導の面でも
 リーダー格だった。
 ようやく大学生に見える程度の容貌と体つきになった彼女は、表向きは
 ○○子女史、裏ではチビ姫、実習クイーンなどと呼ばれている。
 もっとエゲツない呼称は、ここでは伏せておこう。
 畜舎の処置室には、金属製の自在アームで作られた拘束台が5つ並んでいた。
 人間と同じ体格を持つ獣人に自在にポーズを取らせたまま拘束できる、この学校
 ならではの設備だった。
311丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:58:12 ID:RRA22fpY
 「前に説明したとおり、今日は人工授精の実習です」と前置きをすると
 ○○子はその日の作業のアウトラインを簡潔に説明して、一呼吸おいた。
 畜舎につれてこられたメスの獣人は全部で4匹。
 彼女は続けた。
 「これまで、獣人の人工授精の実習に私は参加していませんでしたが、
  受胎と出産のテストに正式参加することが決まりましたので、今回は
  私も被験体をさせてもらいます。
  今回、用意された獣人の精液は貴重な本物ですので、みなさん、
  本当に着床が起きるように、手順を守って施術をおこなってください」
 説明を終えると、彼女は自分を担当する学部生達の前で、白衣を脱いで
 たたみ、デニムのタイトスカート、パステル色のブラウス、黒いタイツを脱いで、
 同じようにたたんで脇の机に置いた。
 最近の彼女は逆の意味で下着にはこだわらなくなっていた。
 以前は被験体となる日は出来るだけ没個性なブラとショーツを身に着けていたが、
 学畜のローテーションが狂い、自分がリリーフとして参加するケースが
 重なるにつれ、自分の趣味で用意したレースや縫い取り入りの上下セットや
 黒の上下を当たり前のように身に着けて学部生の目にさらすようになっていたのだ。
 だたし今日の彼女は、いつも郊外の実習畜舎に行くときと同じように、濃緑色の
 スポーツブラとグレーのボクサーショーツを身に着けていた。
 ついでにいえば、最近の彼女は獣人と院生の立場を同時に演じることを黙認され、
 自身の肉体を素材にしながら、同時に後輩達の指導もするようになっていた。
 ショーツのゴムをパチンとはじきながら彼女は続けた。
 「じゃ、これも脱ぐから、最初はしっかりと目視でチェックね」
 彼女は当たり前のようにブラを肩から抜き取り、ショーツを脚から抜きとり、
 一糸まとわぬ姿になると、気後れする学部生達に自分の手足を取らせ、
 他の獣人とおなじ体格検査のポーズをとらせるようにした。
 直立不動のままで脚を肩幅に開き、手を首の後ろで組んで胸を張ったポーズ。
 その下腹部にあるべき体毛は、とある助教授のささいなテストの過程で
 毛根からまとめて除去され、いまでは週2回の処理をうけなくても子供のように
 ツルツルの状態になっている。
 それほど背が高くない院生の彼女が、股間のぴったりと閉じた陰裂までも見せながら、
 それでも胸を張って挑みかかるように男子学生たちに正対する姿は、たしかに
 勇ましいチビのお姫さま、といった趣だった。
 「どう? 体表をくまなくチェックするのよ。血行が悪くなってるところは
  ないか。記録にない傷やデキモノがないか。虫刺されやカブレはないか」
 彼女はチラっと脇をみた。他の獣人たちはすでに拘束具にセットされている。
 まずい、遅れてるよぉ。
 私が相手だと学生が気後れしちゃって、段取りが悪いのなんのって。
 こうなればしょうがない。彼女は本質的ではない実習手順のいくつかを
 早回しにすることにした。
 「じゃ、この後は直腸診なんだけど、ちょっと遅れてるからね、このまま
  拘束はしないでいいから、全員グローブをはめて!」
 医療用のゴム手袋をはめた学生達の前で、机に手をついて、周囲の景観と不釣合い
 なほど鮮やかに白いヒップを突き出した。
 「順番にお尻に指を入れていくの。そうそう。はい次のコは? 
  んっ! アナタ強すぎ!」
 男子学生も女子学生も、彼女の双臀の谷間に、次々と手指を差し込んでいく。
 「どう? 便があるのがわかった? 分からなかった人! いないね?
  わかったら前処置をやるのよね」
 そういうなり、彼女は全裸のまま早足で陽光まぶしい屋外に飛び出し、
 獣人用のイルリガートルのキットを抱えて戻ってきた。
 「じゃ、この先端を私のお尻に挿れて! ……、もうチョイ深く。そう。
  そうしたらバルーンをゆっくりと握って……。
  薬液が100cc入ったら、次の人とバルーンを交代して……。
  そうそう。んッ……く。だ、大丈夫よ。止めないで続けて……」
 ○○子の胎内では、直腸を起点にゾワゾワと冷たい悪寒が広がっていく。
312丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 22:59:06 ID:RRA22fpY
 彼女は少しだけ昔を思い出していた。
 学部生時代も半ばのころ、同期生全員の前で全裸で仰向けに拘束され、肛門を高々と
 さらけ出した状態で“前処置”をほどこすことを宣告され、心臓がつぶれそうに
 なった、あの感覚。
 前処置というのが、強力な薬液による高圧完全洗腸であることを聞かされたときの
 みんなの上気した顔。
 順番にバルーンを握り締め、私の腸内に薬液を送り込んでいく同期生たちの顔に
 浮かんだ、どこか悪意のある共犯者のような雰囲気。
 やがて我慢の限界に達した私が、強力な照明の下でダラダラと便を垂れ流し、
 そのころには剃毛で丸見えになっていた自分の割れ目からチョロチョロと終わり無く
 尿が垂れていく様を初めから終わりまで全て観察されたこと。
 なんというか、自分のココロとカラダの処女性みたいなものが完全に破られたように
 感じたあの感覚。
 その後、その場の全員の手指が私の股間をヌルヌルとまさぐる、洗浄の実習。
 ああして、私が自分の体と生理現象の全てをさらけ出した光景を目にした学生たちは、
 今頃どこかの牧場で働いているのだろうか。そもそも私のことを覚えているだろうか。

 気が付けば5分が経過していた。
 意識を過去に飛ばしながらも、彼女の指示は的確だったのだろう。学部生の1人が、
 強く丸めた脱脂綿を彼女の肛門に強くあてがい、腸の蠕動をせき止めていた。
 「んっ……、もういいかな。ご苦労様……」
 すでに限界が来ていた。どこか人目につかないところに行く余裕は無いだろう。
 彼女はそばにあった汚物タライにまたがると、周囲の視線にもお構いなしで、
 派手な音をたてて排泄を始めた。
 呼吸も落ち着かないまま、彼女は指示を続けた。
 「ハァ、ハァ……、こ、こっちの観察もいいけど、ハァ、女子は拘束台の
  じゅ、準備をして、ハァ、ハァ」
 彼女の経験則だった。彼女が恥態(あえて恥態と呼ぼう)をさらすときには、
 男子学生を観察にまわし、次の手順の準備には女子学生をまわす。
 男の子は私が気になって他のことに集中できないし、そこで不公平な扱いをすると
 あとあとトラブルになる。
 広々とした実習畜舎の片隅で、白衣の院生とジャージや野良着姿の学部生の
 見守る中、同じ院生でありながら1人全裸となって公開排便を披露した彼女は、
 その体内から薬液の最後の一滴をしぼり出すと、立ち上がってタライを脇に片付け、
 ホースとタオルを実習生に渡して自分の体の洗浄を任せた。
 彼女の汚物の臭いは、すぐに他の獣人が排泄したものの臭いにまぎれて
 分からなくなった。
 こうしてタイムテーブルの帳尻を合わせた○○子は、よっしょっ! と
 拘束台の上に腰を乗せて全身の力を抜き、女子学生たちが彼女の手足をとって
 四方に拘束するのを待った。
 その四肢と腹部、頭部に革ベルトが巻かれると、彼女は手足に力をこめて、
 拘束が完全であることを確かめた。
 これで彼女は処置が終わるまで、実習畜舎の中で、衝立も目隠しも無く、
 陰門をさらけ出したポーズのまま、自分からは何も出来ないことになる。
 彼女は自分を担当する学生の指導は講師にバトンタッチし、自身は体の力を脱いて
 学生達の次の処置を待った。
 やがて講師にうながされた学生達が彼女の外性器をつまんで開き、彼女が発情期に
 あるかどうか、その状態をかわるがわるチェックし、次に関係者の全員が、
 引率の講師、院生、学部生の順番に次々と彼女の肛門に指を差し入れ、子宮の
 コンディションを確認していく。
 彼女は学部生を重点的に、その指使いについて注文をつけていった。
313丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 23:09:01 ID:RRA22fpY
 ……あれは、肌寒さがいよいよ本格的になってきた3年生の秋だったか。
 こうして学畜奉仕をやっていると、どうしても昔の経験を思い出してしまう。
 発情期のチェックと性処理の実習で、いつものように衣服を全て取り上げられ、
 これまでのように素っ裸に剥かれた状態のついでではなく、性器と性感帯だけを
 集中的に同期生達に観察され、処置を受ける時間を過ごしたことがあった。
 なによりも、あの時は校内の厳密なルールを理解していない非常勤の
 講師のせいで、ひどい目にあった。
 後期の講義も始まって数回目、教壇に呼び上げられ、いきなりベルトの金具を
 外されたかと思うと腰に指をかけられ、ハーフパンツとタイツとショーツを丸ごと
 いきなり膝まで下ろされたのだ。
 クラスメートの前で下半身をむき出しにされ、私は身をよじって抗議したが、
 講師は耳を貸さず、そのまま背後から小柄な私の大腿を抱えて机に乗せようとした。
 これまで何度も理不尽な目にあってきたが、これはひどすぎる。
 ひどすぎるけど、これまでに何度も理不尽な目にあってきたからこそ、警戒心が
 はたらき、私は音無しの状態に徹するしかなかった。
 さすがに施術台も拘束具もない教室で私を砕石位にするのは無理と思ったか、
 講師はそのまま私を下半身むき出しの状態で受講生に向かい合うように立たせ、
 獣人は人間と同じく特定の発情期が存在しないかわりに、いくつか条件と
 刺激が出揃えば簡単に発情する、とか、獣人に関する誰でも知っている
 ウンチクを雑談交じりに長々と語り、その間ずっと、当時すでに剃毛されていた
 私の恥丘とピッタリ閉じられたアソコの上で名残惜しげに指を這わせ、
 時折、私の下半身を受講生たち全員に公開している理由をこじつけては、
 その消毒してもいない中指を私の股間にこじ入れるようなそぶりを見せた。
 今にして思えば、あれは学生の興味を惹くために、後期の冒頭にショッキングな
 スライドをいきなり見せるような、そんな程度のつもりだったのだろう。
 ともあれ、状況を見かねた女子たちから学生課に連絡が行き、問題の講師は、
 程度こそ知らないものの、それなりにコッテリと絞られたようだ。
 おそらく、その年いっぱいでの非常勤の打ち切りも宣言されたのだろう。
 状況は、講師の逆恨みとなって全部私に還ってきた。すべては立場の強い者から
 弱い者へ順番に流れていく。
 翌週から、私は被験体としての講義参加になり、本来のカリキュラムを
 スッ飛ばして私の身体とその反応だけを執拗に追求することになった。
 何一つ実習設備のない、本来なら語学や一般教養の講義に使う教室で、
 私は準備の時間も与えられず、私服のまま首輪だけを付けて皆と机を並べる。
 講義開始5分と経たずに私は教壇に連れ出され、どう見ても一般学科用の薄ら寒い
 教室の中、このエロ講師が手ずから私の衣服を一枚、また一枚と取り去っていく。
 時には上半身だけを裸にして乳首を執拗につままれ、ときにスラックスとショーツを
 膝上まで下げられた下半身露出の状態で長々と放置され、またある時は机に手を
 ついた状態でお尻側から恥部を公開させられた。
 無影灯も拘束具も施術台もない普通の教室での体の露出は、恥ずかしさという
 意味では結構こたえるモノがあったのだが、それは私だけの秘密。
 講義が後半の時間帯に入ると、机を並べて毛布を敷いた即席の施術台に大の字に
 寝かされる。簡易拘束ベルトでは私の脚を持ち上げることも出来ない。
 問題の三流エロ講師がゴム手袋に潤滑剤を付けて、無防備な私の下半身を
 まさぐるが、本人が言うほどのテクニックがないことに気が付いた私は、
 わざと大げさなアクビをして、みんなの笑いを誘った。
 状況ここにいたって、この三流悪徳エロ講師は、受講生全員に、私の処置を
 やり遂げた学生だけに及第点を出すと言い出した。
 いかに無意味な講義とはいえ単位は単位。皆の目の色が少し変った。
 私だって同期生たちに無駄な迷惑はかけたくない。
 週がわりでグループを組んだクラスメートたちが、拘束された私の股間を押し広げ、
 胎内への入り口や敏感なところを指で刺激する。胸にタッチされ、先端を指で
 ころがされる。
 私もなりふりかまっていられない。全身を神経にして彼らのタッチを受け止め、
 講師も文句のつけようがない絶頂を、真っ昼間の教室で実演して見せた。
314丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/26(月) 23:11:59 ID:RRA22fpY
 ある週の受講生グループの中に1人、レスビアンではないかと思うほどテクニックの
 ある女子がいたのは誤算だった。
 彼女に全身を摩擦され、股間の神経を爪でチクチクと突かれ、最期にお尻の奥を
 指の関節でグリグリされながら中指を根元まで膣に挿れられた私は、抵抗できずに
 意識を飛ばし、ワックス掛けされた一般教室の床の上で、クラスメートの見守る中、
 思わず高々と噴水のように失禁してしまった。
 それ以降は言わずもがな、私は出来るだけトイレを我慢して講義にのぞみ、
 実習の終わりには演技半分、無意識半分で、クラスメートの前でオシッコを
 噴き上げて見せるのがお約束になってしまった。
 大事な私服を汚されたクラスメートには申し訳ないが、文句はあの三流悪徳エロ馬鹿
 講師とビアンの女子に言ってほしいと思う。
 結局、単位はつつがなく全員が取得したが、結局のところ家畜の生殖科学については
 カリキュラムそっちのけ、皆が異常に詳しくなったのは獣人一般ではなくて私個人の
 感じるポイントだけで、私を含む何人かの意欲のある学生は、翌年の実習までに
 独自に勉強会を開いて知識を補填した。
 っというか、あの三流悪徳エロ馬鹿ゾンビ講師め、許せん……

 ……そんなことを彼女が思い返しているあいだに、本日のメインとなる施術である。
 鈍くステンレス色に光る抽送管が用意され、彼女の膣腔に先端がピタっと
 あてがわれ、やがてゆっくりと回転しながら、彼女の肉壁をかき分け、
 その胎内の奥へ、奥へと埋没していった。
 子宮口まで到達したところでヘッド部が軸ごと外へ抜き取られ、彼女の性器には
 完全に一本のパイプとなった抽送管が留置された。
 彼女としては、自分の股間に何かが体外から奥へ奥へと入って来る感覚には
 ある意味慣れっこだったが、その後で学生達が順番にピペットを持って自分の
 足のあいだに立ち、カチャカチャと音をさせるたびに自分の胎内にヌクッっと
 生暖かい液体が広がる感覚はこれまで感じたことが無いものだった。
 流れるか中(あた)るか、彼女は自分に割り当てられたコンディション設定から
 着床の概算確率をはじき出そうとして、自分の膣内に精液滞留用のプラグが
 ヌムっと入ってくる感覚に思考を中断された。
 こうして全ての手順はつつがなく終了したが、ひとつ問題があった。
 普通、着床が確認されるまでのあいだ、メス獣人は安静が基本である。
 慣れない処置で興奮したり暴れたりする個体には拘束装置を使ってでも安静を
 キープさせる。
 では、○○子をどうやってキャンパスまで帰そう?
 このまま彼女の拘束を解いて、膣からプラグを外されてしまっては試験の意味が
 なくなってしまう。
 言い出したくて言い出せなくて、モジモジしている若い講師に彼女は、
 「あのー、ケージ使ってくれていいですよ。獣人なんですから」
 と自分から申し出た。
 いずれにせよ、オス獣人の精液がいつ股間のプラグの隙間から染み出してくるか
 分からない今の状態で、服を着て帰りたくはない。
 かくして彼女は、学生の移動用バスの最後尾、天蓋すらない家畜搬送車に
 ケージごと積載された。
 腕は背中でまとめて拘束され、脚は腰から90度に上げたまま左右に大きく開いた
 状態で拘束。陰裂ほぼ中央には、悪趣味なオモチャにも見える乳白色のプラグが
 深々と突き立てられ、両腿からベルトで固定されている。
 獣人の標準拘束位。他の被験体と条件をそろえるために、彼女が自ら望んで
 セットしてもらった姿勢だ。
 せめて講師が毛布をかけようとしたが、彼女は獣くさいといってそれも断った。
 「こんな田舎の山道、誰も通りませんよ」
 実際には数台の車が彼女を乗せた車の後ろを走り、峠族1グループ、
 行楽客2グループ、アベック1グループに危うく交通事故をお見舞いしそうに
 なったのだが、それはまた別の話。
315名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:52:28 ID:ndOQdb9B
GJ!!
316丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 00:04:53 ID:RRA22fpY
・女子中学生-□□子篇(スレ違いなので割愛)

 ・有力者の高級子弟が入学する私立中学校に、特待生が入学してくる。
 ・親の権勢と財力を除けば、特に優秀でもなく上品でもない同級生を圧倒する少女。
 ・入学半年後にDNA検査の結果が出る。彼女は奨学金と支度金目当てに偽の両親が
  娘として育てた高知性形獣人だったのだ。
 ・↑の農大に送られ、精神劣化処理を薦められるが断る□□子。
 ・せめて元クラスメートに謝罪したい、元母校の中学を訪問する□□子。
  同校の中で、半ばゴロツキと化している一部の上級生や生徒の兄達が、彼らに
  入れ知恵をする。
 ・教室に入った□□子は、さんざんにヤジられ、とうとうクラスメートの前で
  セーラー服に下着まで脱いだ素っ裸で謝罪をする。
 ・それ以上のパフォーマンスを要求される□□子。獣人なら当然だ!
  それをかばった○○子は、やむなく彼らを大学に招待し、身代わりとして
  恥辱の肉体検査の全てを中学生ギャングたちにさらけ出す。
 ・自分達の無為無能ぶりをえぐり出された生徒たちは怒りがおさまらない。
  父兄に働きかける。
 ・やがて大学に接触があり、□□子は中学の課外授業-動物飼育体験に適応できる
  ように大学で馴致と教育をうけることになる。
 ・精神劣化処理を脅しに、次々と自虐のパフォーマンスを仕込まれる□□子。
  それを見学にくる元同級生たち。
 ・(いろいろあって、フィナーレ)
  中学の体育祭。父兄からの応援プレゼントとして獣人のアトラクションが
  アナウンスされる。
  ○○子と□□子、オス獣人2匹がトラックの中央に進み出る。
  チアリーディングの真似事もつかの間、ストラップが引っ張られると、
  2人と2匹は素っ裸となり、衆人環視の中、オス2匹を高台代わりにした
  あらゆるポーズのエキシビションをする二人。
  最期には、開脚・大の字でオス獣人に高々と持ち上げられたまま
  手のポンポンをフリフリと振ってトラック周囲の父兄席、生徒席を一周し、
  笑顔を振りまく○○子と□□子。
 ・その他、控えコーナーでの野外砂箱排泄とか。


#ゴメン、ちょっとテキストに手を入れたくなったんで、一瞬休憩。
317丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 00:29:16 ID:t3mzXiDs
・女子高生-△△子篇(スレちがいにつき割愛)

 ・とある高校に凄い生徒が転入してくる。
  学業・スポーツ万能、さらに成人としか思えない冷徹で成熟した管理能力。
  結果として、彼女は一年生にして生徒会副会長に就任。会長を傀儡に、
  校内の意識とモラル向上を推し進める。
  強面の上級生が喧嘩を売るが、体術と圧倒的な運動能力で10人以上が一瞬で
  のされてしまう。
 ・転校半年後にDNA検査の結果が出る。彼女はとある実業家が将来エリートに育て、
  自分の手ごまにするために買い求めた獣人だったのだ。
 ・↑の農大に送られ、(以下同)
 ・運動機能の限界を試すテストケースに認定される△△子。
 ・屋外トラックで素っ裸になることをあくまで拒否する△△子は
  ついに脱走→自殺を試みる。
 ・蘇生後に、脊髄にバイタルトレーサーと運動抑止トリガを埋め込まれる△△子。
  キャンパスからの脱走も自殺も不可能となる。
 ・懲罰として四肢不随の状態におかれる△△子に対して、○○子は
  排泄補助や身体洗浄など、かいがいしく世話をやく。
 ・○○子は切々と△△子に語りかける。
  アナタが優れていたのは才能でも努力でもない。もともと種がちがっていたから。
  いままでアナタが虫ケラのように、手駒のように扱ってきた周囲の人間たち、
  あなたは彼らに、一生かけて今までの倣岸さのツケを払うのよ。
 ・なにか思うところがあったのだろうか。従順になり、運動の抑止を解かれる△△子。
 ・屋外のトラックで全裸になり、横腿上げランニング、馬歩など基礎運動に
  汗を流す△△子。あらためて獣人基準の身体能力目標が課せられ、
  あわせて、これまで高知性化種には使われなかった獣人用ムチの使用が
  宣言される。
 ・さらに知能劣化種では検証ができなかった協調動作運動能力の限界を見るため、
  新体操とボディビル競技のポージングを組み合わせたパフォーマンスの
  プログラムが課題に加えられる。
 ・耳へのタグ取り付けと焼き印。あわせてY字開脚の時に美的ではないという
  理由から、股間の毛根の完全除去。
 ・もともと体は柔軟だった△△子だが、より高機能化を目指すために
  筋膜の切断が検討される。衆人環視の中、油圧アームによって180度、190度と
  ジリジリ開かれていく股関節。誇張される陰裂。
  やがて開脚が200度に達したところで、歯を食いしばった△△子の喉から絶叫が
  漏れ、失禁が始まる。
  その後も数日のあいだ、即席の開脚器に固定され、全裸のまま股関節を
  ジリジリと広げられて絶叫する△△子の姿が体育館で見かけられた。
 ・キャンパス脇の体育館。一糸まとわぬ全裸のまま、マットの上で脚を極限まで開き、
  股間の裂けめを周囲に見せつけるようなブリッジを全身で描く△△子。
  そのまま足を浮かせて倒立に入り、片手で全身を支えたままシンクロの開脚スピンと
  同じ動作を胴体を微動だにさせずにこなし、やがて片足を床につけると、今度は
  つま先だけでY字バランス。そのまま開脚状態であらゆる状態のバランス静止を
  披露する△△子。
  全身には無線式の筋電センサーが無数に取り付けられ、一通りのシークエンスを
  終わらせた△△子が研究者の所に戻ると、理想の体位遷移曲線とどれだけ
  違いが出たかが彼女に対してグラフで示される。
  「んー、今日はマイナス5点かな。悪いけど……」
  若い研究者の声に一瞬下を向いた△△子は、体育館の片隅のバレエ用バー(手すり)の
  ところに研究者とともに行き、両手でバーをつかんで両臀のふくらみを
  彼に向かって突き出す。
  パーン! パーン! ……、乾いたムチの音が全部で5回、体育館にこだまする。
318丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 00:33:42 ID:t3mzXiDs
 ・身長175cm、出るところは出ながら、贅肉の一切無い筋肉の浮き上がった体形。
  凛とした表情。尻にはいくつかのムチ傷と焼印。○○子の心づくしの手入れで
  維持された、腰まで届くつややかな黒髪。
  白衣の男たちの命令一下、タオルを脱ぎ捨て、ショーツを引きちぎり、
  素っ裸でマットの中央に躍り出て、恥毛を除去された性器の陰裂を天に向けて
  高々と広げることもいとわない、筋力と柔軟性を極限まで強調した
  パフォーマンスを繰り広げる△△子。ここに凄絶な女美丈夫が誕生した。
  (しばらく後、ショーツは脱ぎやすいように、全て横結びに交換されたが……)
 ・満を持して△△子の元同級生を大学に招待する○○子。
  あらゆる叱責を受け、自分の出来る謝罪のパフォーマンスはすべてさらけ出す
  覚悟をしていた△△子だったが、教授と○○子はまったく見知らぬ課題を示す。
  両脚を水平になるまで開脚したままケージに拘束され、尻の下の高台を
  ジャッキアップして恥丘と陰裂を極限まで高く誇示したポーズで固定された
  △△子。獣人の性フェロモンを嗅がされ、意識が飛びそうなところに
  初めて受ける性器への甘やかな刺激。そうして彼女は元同級生たちの前で
  人生最初のオーガズムを迎え、初めて人前で涙を見せる。
  その刺激もさめやらぬまま、十分に潤った膣腔にクスコが割りいれられ、
  今度は処女膜が除去される激痛に泣き叫ぶ△△子。
  こうして自分の肉体と生理の秘部をあますところ無く開陳した△△子は
  あらためて元同級生たちに謝罪し、許しを請うのだった。
  泣きじゃくる△△子を抱きとめる○○子。
 ・↑の大学がホストとなるシンポジウムが開催される。
  マスコットとなる□□子のアトラクション、専門家も舌を巻く○○子の
  発表に加えて、△△子の運動能力を見せるパフォーマンスの前半が終わった
  ところで、急遽プログラムの変更が告げられた。
  三人はそろって全裸のまま砕石位に固定され、全国の研究者が見守る中で、
  膣に超音波プルーヴを挿入され、大学が研究中の獣人の受胎促進向け催淫剤の
  公開テストに動員された。
  「ノーマルの獣人だと忍耐力がつづかなくてさ、ゴメンね」
  内性器と外性器それぞれの活発化を10代初期、10代中期、20代初期のそれぞれの
  パターンで検証する。
  研究者の中には、三人それぞれの陰唇を順番にめくり、陰核を露出させ、
  その効果をはっきり確認しようとする者もいた。
  「なんか途中でズッコケちゃったね、△△ちゃん」
  「でもステキだったです、△△さん」
  両側から声をかけられた△△子は、
  「また機会があるよ」
  と言って左右に手を伸ばし、三人は△△子を中央に手を取り合って
  お互いの気持ちが通じ合うことを確認した。


・脱走・邂逅篇(スレ違いにつき割愛)

 ・完全に割愛。だってエロくないし。
319丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 00:36:24 ID:t3mzXiDs
・フィナーレ-出産実習、その後
 「○○、いる?」
 и子は、畜舎の奥の独居室に声をかけた。
 「はいよ、いるよ」
 ○○子は、ベッドの上から声を返した。
 安定期に入ってからと言うもの、自身の経過観察を除いては
 やることがない彼女にとって、来客は歓迎だった。
 「話したとーり、今日は一年生を連れてきたよ」
 「あそう、ちょっとまってて」
 ○○子はそういうなりガウンを脱いで、最近は分娩ポーズのまま
 固定してある自在拘束具の上でチョコンと座った。
 どういう裏技を使ったか、それとも競争率が低かったか、
 ○○子と一緒に院生となったモラトリアム女、и子が一年生を
 先導して室内に入ってきた。
 やや膨らんだ下腹部を抱えた○○子は、一年生たちに
 「いらっしゃい、これが妊娠した獣人。どう?」
 と声をかけた。
 その間にи子は手早く彼女の手足を拘束し、ゴム手袋をはめると、
 幾分か手が届きにくくなった彼女の尻の奥のすぼまりに
 指を入れる。
 「あれ、あんたトイレは?」
 しばらく指をウネウネと動かしてから、и子が訊いた。
 「行ってない。一年生が来るって言ってたでしょ?
  直腸診の前処理も見せてあげたいんじゃない?」
 「アンタねぇ、そんな毎回浣腸ばっかしてると、
  便秘になるわよ」
 「うん。そしたらね、摘便の実習になるでしょ?
  最近、ほかの学畜はあっさりお通じがいいからね。
  学部生のバカどもに、一度は修羅場を見せときたいじゃない?」
 「お願いだから、そういう意識は出産が終わってからにしてちょうだい。
  母体の安全が第一よ」
 и子は彼女の体から指を引き抜くと、獣人用のイルリガートルを用意した。
 やがて、お定まりの浣腸が実施され、彼女は新一年生の前で、
 分娩ポーズのままで、固めの便をボトボトと落として見せた。
 やがて一年生の指がかわるがわる彼女の肛門に挿入され、
 ○○子は自分の子宮に指が当たっていないと、より深く挿入するように
 彼ら彼女らを促した。
 「はい、よく触った? これがアタシの友達の○○子。獣人だけど、
  アンタたちよりずーっと優秀で、いまは出産の準備中。
  で、獣人ってのは、妊娠中も発情が続くケースがあるのよね。
  どう? ○○子、今日は。」
 期待通りの質問。
 「うん、うずきっぱなし。и子のために我慢してたんだけどね」
 高々と広げられた○○子の両脚の間には、出産をひかえ、
 熟した果肉のように熱を持った性器がひろがっていた。
 「じゃ、アタシがお手本。いい? みんな。ここがクリトリス」
 「ちょっとи子、終わりまで一人でやらないでよ!」
 「わかってるって」
 言うなりи子は○○子の膣前庭を中心に手馴れた刺激を与え始めた。
 やがてその肉壁がしめり始めたあたりで彼女は学部の新一年生に
 バトンタッチし、しみじみと語り始めた。
 「はー、でも変わっちゃったよねえ、あんたのアソコ。
  あたし、今でも初めてアンタを直腸診したときの景色、覚えてるよ。
  綺麗だったなぁ……
  って、ちょっと! そこ! 妊娠中のメスの膣には指を入れない!」
 やがて○○子は新一年生達のぎこちない指ざわりを堪能し始めた。
 胸の周りには女子学生が集まり、オリーブオイルをたっぷり塗った
 乳頭マッサージのあと、搾乳が始まっていた。
 これはこれで気持ちがいい。
320丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 00:36:45 ID:t3mzXiDs
 はーあ、あるイミ極楽。彼女はそう思った。
 私はもうすぐ母になる。こうして毎日世話をやかれ、生活の心配もない。
 自分の好奇心が沸けば図書館も、研究施設も、優秀な指導者もいる。
 ああ、獣人って、家畜って、なんて幸せなんだろう。

 やがて彼女は、男子学生の一人を呼び止めていった。
 「ああ、キミね、一番指使いが上手いよ。
  一番前にきて、あたしがフィニッシュするところを皆に
  見せてあげて」
 彼女は本格的に意識を集中し始めた。
 「そう、そう、ピッチを上げて、んっ、んっ、そうそう! そう!」
 やがて、とある地方農大のキャンパスのはずれ、昼下がりの小畜舎に
 人間の女性とおぼしき艶かしい声が大きく響き渡った。

 (完)
321名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:55:56 ID:3zUg+JLt
獣人の説明が不明で実験動物なのに萎え。
非人差別用語と同じレベルでただの人間なんじゃないか?とすら思える。
現実にファンタジーを混ぜる時に一番気を使うべき場所を放り出している。
エロいはずだったが、基本がどうにもちゃらんぽらんだから不満しか残らなかった。
322名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 02:40:37 ID:ldONep3F
>>321
まぁ、そこは難しいところだよ。
設定詳細のエロくない言い訳みたいのが延々続いても
興冷めになってしまうだろうから、
唐突な設定でいいんじゃないか。
家畜人ヤプーの沼正三並みの
博識と筆力がないと
適えられないだろうから
”リアルティ”の追求は程々にしないと。
323名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 02:54:20 ID:ldONep3F
>>319
GJ

и子もDNA検査をしたら実は…
そのときの精神崩壊と
精神劣化処理を受けるまで
とかを妄想しましたよ。
324名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 03:58:54 ID:5IzodBSs
>>277
素晴らしいです。
丁寧な書き込みに興奮と感動を覚えました。
個人的にはもう少し残酷な展開も期待しましたが大変楽しめました。

是非、次回作も頑張ってください。
325名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 04:47:56 ID:uXJG0ukH
>>凡吾丸
抜けました!
アマチュアでここまで書いてあれば充分S級だと思いますよ
しいて言えば主人公の名前は○○子じゃなくてきちんと決めて欲しかったです
読んでるとその度に頭の中で何らかに変換しないといけないので若干醒めてしまいます
326丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 05:36:40 ID:t3mzXiDs
性懲りも無く出てきました。
みなさま、感想有難うございます。

>>321
投稿者は作品がすべてで、後から何かを言うのはヤボですが、
それって、 >>280 の『*Intermission:The story』を読んだ上での意見だよね?
OK。そんなアナタにアンコール興行。

中学生篇と高校生篇の間に、以下を挿入。
(エロ成分まったくゼロですので、興味の無い方は飛ばしてくださると有り難いです。)
327丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 05:39:02 ID:t3mzXiDs
・脱走・邂逅篇(プロットのみ)

 ・やがて受胎した○○子は、羊水検査によって、やがて生まれ来る自身の子供も
  高知性型の変異種であることを知る。
 ・実験動物としての人生を娘に歩ませるのか? もし自分が出産を拒めば、
  実家の将来は? 残された□□子と△△子の運命は?
  悩みぬいた○○子は大学からの脱走を決意する。
 ・準備をひそかに進め、まさに○○子が畜舎を出ようとしたとき、一匹のオス獣人が
  彼女の腕をつかむ。
 ・彼女の目をまっすぐ見つめ、首を横に振る獣人。
  彼は○○子の手をとり、はっきりと目的を持った足取りで研究棟の地下室へ
  彼女を誘う。
  数箇所の電子ロックをあっさり解除して、オス獣人は彼女を研究棟の最深部へ
  連れて行った。
 ・「やあ……、そろそろ会うことになるんじゃないかと思って、私の友人を一人
   君に張り付かせておいたんだが、間に合ってよかったな」
  そこには、天井から吊られる様に固定された初老の男性がいた。
  胸から下には自身の肉体の代わりに多数のパイプをつながれ、壁際にある無数の
  機器によって生命を維持されているようだった。
 ・彼女の質問に男は答える。
  「私は君のお仲間だ。獣人と呼ばれているようだがね」
  驚く彼女に男は続ける。
  ・獣人はもともと、言うところの高知性型が基本形であり、昔は雌雄ともに
   存在していたものだったんだ。

  ・そもそも、なぜ獣人なんてものが作られたと思う? --のため? --のため?
   はっはっは、ナンセンスだ。そんなものは機械や人間で代用できる。

  ・すこし別の話をしよう……
   複雑な仕組みの未知の機械を理解しようとするとき、君ならどういう
   アプローチを取る? 分解して調べる? そうだね。
   もう一つの方法もある。その機械の振る舞いを分かる限り調べあげて、
   同じものを作ろうと試みるのさ。
   トンネルを掘るときには、出発点と到着点の両方から掘り下げるだろう?
   同じように分析と模倣は、何かを理解する方法の両輪なんだよ。

  ・分かってきたようだね。生命としてのヒトを探求する者たちは、前世紀に
   ようやく遺伝子の本当の姿に気が付き、今世紀に入って、"ヒトゲノムの
   書き方"を調べ上げた。
   だがね、書き方は分かっても、"実際のところ、ヒトのゲノムには何が書いて
   あるのか"を調べるには、まだまだ時間がかかりそうだったんだ。

  ・人間は、それを待てなかったのだろうね。
   書き方が分かっているなら、ためしに書いてみよう。ちょうどトンネルを
   反対側からも掘るように、書きながら、その内容を"お手本"に近づけていこう。
   そう考えた人間たちがいたんだよ。

  ・ところで、君は論文を書くときに、わざと自分から間違いや誤字を入れたり
   するかい? ちがうだろうね。最初から完璧を目指そうとするだろうね。
   彼ら研究者も同じだった。
   わざわざ糖尿病や癌や、遺伝型の病的気質や、その他の望ましくない因子を
   入れようとは思わなかったんだ。
328丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 05:41:34 ID:t3mzXiDs
  ・それが間違いだったのかって? それは間違いの定義によるね。
   "真人"という言葉を知っているかい? それでは"アダム・カドモン"は?
   そうか……。
   ともあれ、彼らは人間を創ろうとして、"理論的にありうる最良の人間"の
   創造へとアプローチしてしまったんだ。
   超人……というのはちょっと違うな。
   "真の人間"という表現が一番近いんじゃないかな。

  ・考えてもごらん。タダでさえ、ひ弱な人間から、さらに知能を奪って、
   家畜と同じ環境においたら、生きていける訳がないじゃないか。
   君は獣人の遺伝的特性を緻密に調べたことがあるかい?
   ヒト固有の遺伝上の欠陥すべてから解放され、その生成酵素からパートナーとなる
   常在菌に至るまでカスタムチューンしたものが用意され、よしんば野生動物
   並みの衛生環境で免疫力をフルに要求されたとしても、楽々とそれに
   対応しながら100年以上の寿命を全うし、運動能力に関しては平均レベルの
   個体でもオリンピック級のトップアスリートと同じだけのポテンシャルを持ち、
   さらに君や、□□君、△△君のような原初の形質を残した獣人にいたっては、
   IQにすれば最低でも150以上を養育環境にかかわらず保証されているんだ。
   まさに旧約聖書にある生命と知恵、両方の樹の実を二つながら約束された
   存在なんだよ。

  ・はっはっは。自分がそんな大層な存在だとは信じられない?
   いいかね、獣人の能力にはそれぞれのカタチがある。
   たとえば、□□君。彼女は周囲の暗黙のメッセージを読んで学部の
   マスコットを演じているが、おそらく現在でもこの学校の教授たち全員を
   合わせたよりも高い論理思考力を持っているはずだ。
   ここから観察していれば、彼女が猫をかぶっているのがよくわかる。
   (男は自分の周囲にあるコンソールやディスプレイを親指で指した)
   △△君は、言わずもがなだな。もう少し早く訓練を始めていれば、おそらく
   ベンガル虎にも素手で勝てるようになっていただろう。
  ・だがいいかい? 思考力と知性は、数多くの頭脳を結集して、長時間稼動させれば、
   同じだけの結果が期待できる。
   運動能力にいたっては、機械ですら代用が効く。
   いずれにせよ、私たちが、いかに高いスコアをたたき出しても、人間100人の
   スコアの合計には負けてしまうんだ。

   しかしね、情動と社会性に関しては事情が違ってくる。
   簡単に言ってしまえば、疑心暗鬼で、エゴイスティックで、攻撃的な人間が
   100人集まっても、それは100人の悪人でしかない。
   いくら数を結集しても、周囲の人間をつなぎ合わせるような心豊かな集団に
   なることは、限りなく難しいんだ。
   и子君といったかな? 君のあの友達。
   彼女が悪い遊びから手を切って、大学院へと進学するために猛勉強をしている
   のを知っているかい? それは、誰の影響だと思う?
   □□君と△△君を、この場に繋ぎとめているのは誰の影響だと思う?
   君は、我々のような能力を一つのクラスタにつなぎ合わせて大きな社会集団と
   できるような、そんな核となれるチカラを持っているんだよ。
   誇りたまえ。
   君は時代が要求さえしていれば、神の子と呼ばれても良かった存在なんだよ。
329丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 05:43:53 ID:t3mzXiDs
  ・さて、少し悲しい話をしようか。
   我々の第一世代がロールアウトしたとき、人間たちはとても喜んだ。
   なんであれ、価値の高いものを生み出すことに成功したんだ。喜ぶのは
   当然だろうね。
   そのまま我々は、我々自身の改良を進める研究集団となった。
   だがね、我々の知性は放っておいても、色々なことを分析し始めてしまうんだ。
   我々の中の一人が研究の片手間に、獣人の増加と社会への影響をモデル化して
   未来予測をしてみたんだ。
   その結果は、ほぼ100パーセント、絶対の確率で、数世紀にもわたる絶望的な
   生存闘争が発生することを示唆していた。
   ネアンデルタール人は知っているね? 彼らは結局のところ絶滅して
   しまったが、人間の場合は多少事情が異なる。
   オーストラリアに住むアボリジニは結局のところ完全に絶滅はしなかったし、
   ネイティブアメリカンもまたしかり。
   我々と人間との関係も同じようなケースをたどるだろう。
   少数の新人類と圧倒的大多数の旧人類。完全に駆逐されるわけではなく、
   完全に駆逐することもせず、長い年月にわたって闘争は沈静化と再燃を繰り返し、
   ダラダラと長期間にわたって無駄な血が流されることなるだろう。
   文明は崩壊し、まさに生者が死者をうらやむ時代が来て、その後のことは
   我々にも完全な予測は出来なかった。

   この予測を踏まえて、我々はこの世界から隠遁することを決めた。
   私の仲間たちは次々と死を選び、私一人が、それ後の不測の事態に
   対応するための物見役(ビホルダー)として地上に残ることになったんだ。

  ・私が地上に残った事に意味があったのは、悲しいやら嬉しいやら、複雑だな。
   ともあれ、人間たちは、それでも我々の設計図がもったいなかったようだ。
   彼らはそのガサツな手で、我々が最終形へと磨き上げたゲノムを少しだけ
   書き換え、その完全な影響も理解しないままに、ヒトのように便利で、機械の
   ように従順な生物の大量生産をはじめた。それが現在の標準的な獣人たちだ。
   人間の施した改変は、本来の目的からすれば、およそピントはずれの処置で、
   獣人の知能抑制に成功したのはあくまでも副産物でしかない。
   そもそも最初は、両性に完全に有効な処置を施そうとして、大量の生ける肉塊を
   作った挙句、性染色体の片隅に因子をセットすることで、その効果を現実的な
   レベルまで弱めるかわりに、女性には一定の確率で先祖帰りがおきる。
   そんなトンチンカンな処置、我々だったら絶対にやらなかったろう。

  ・ともあれ、事態はすでに発生してしまった。
   私に出来ることは、こうして知るべき相手に知るべきことを伝え、
   判断の手助けをすることだけになってしまっている。
330丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 05:47:15 ID:t3mzXiDs
 ・「為すべきことを自分で定め、それを正しく為せ、でしたね?」
  いつの間にか○○子の背後に立っていたのは、あの教授、彼女の入学検査を
  行い、ゼミの指導教官を勤め、彼女と獣人の結合を演出し、結局のところ
  彼女の大学生活を始めから支配している、あの男だった。
  「いーいタイミングで来たなぁ。私のレッスンもそろそろ終わりだ」
  初老の獣人が声をかける。
  「そりゃーラッキー。貴方とのディスカッションは楽しいけどね、同じ話を何度も
   何度も聞かされるのは、さすがにちょっと、ですからね」
  二人は友人なのだろうか?
  教授は続ける。
  「では、最後の質問を彼女に代わって口にしましょうかね。
   "アナタたちは、この事態を予測していなかったのですか?"」
  「残念だが予測していた。人間の選択と行動は、その失敗も含めて大抵は
   予測がつく」
  「それで、高知性型獣人が脱走した場合は何がおきると?」
  「君にも理解できるような数値で表現すれば、96.2パーセントの確率で、
   彼女は人間社会に潜入することに成功するだろう」
  「それで?」
  「我々が"バッド・エンド"と呼ぶ展開へと連なるシークェンスのトリガーが、
   同じく90.4パーセントの確率でセットされることになる」
  「聞いたかね? ○○子君。まあ、そういうことだ。
   我々は伝えるべきことは伝えた。あとは君自身が考えて決めるんだ。
   明日になれば、私たちは県と、そして国の全力を挙げて君を捜索するだろう」
  「……、今、私を拘束しないんですか?」
  「たとえ今、君を拘束できても、次に□□子君が私たちを出し抜くかもしれない、
   △△子君が包囲網をやすやすと突破するかもしれない。
   奇妙な論理で、私も完全に同意はしていないんだが、今ここで君の判断に
   すべてをゆだねることが、現在の均衡状態を長らえるための最善の選択だと
   いうのが、そこの先生の意見なんだな、これが」
  それだけ言うと、男はあくびを一つして、興味なさげに部屋を立ち去ろうとした。
  「でも先生!」
  「あー、あれだ。聞きたいことがあったら、私じゃなくて、そこの人に
   聞きなさい。
   その人はオレの師匠でもあるんだ。先生の師匠が居るんじゃ、タダの先生の
   出る幕ぁ無いね」
  男は立ち去り 初老の獣人は、ただ柔和に、すこし憂い顔に、微笑むだけだった。

 ・午前5時半。○○子が自分のベッド脇にリュックサックを置くと。その音で
  □□子が目を覚ましたようだ。
  彼女はすこし笑顔を見せながら、○○子を見ている。
  何かを感じているのか。それとも、状況のすべてとは言わないまでも、
  大部分を洞察しているのだろうか。
  「……○○さん、おかえりなさい」
  「……ただいま。11時に起こしてくれる? 少し寝るから」
331名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 06:42:36 ID:8etCl+Fw
すごいなあ。
「銃夢」の世界観を連想したよ。

どうかもっと作品を書いて欲しいです。
特にエロくて残酷なストーリーを。



332丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 06:46:48 ID:t3mzXiDs
……以上です。
どうでしょう?
冗長になると思ったので省いたのですが。

>>325
スミマセン。
実を言うと、以前にこのスレッドに載っていた作品の
ヒロインが、私の叔母と同名で、ムチャムチャ萎えた
ことがありまして。
お好きな名前を代入してください、というつもりで○○子に
したのですが、かえってイマジネーションの邪魔になりますね。これ。
333名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 09:26:56 ID:F5hn2+P+
後半で主人公が開き直ってしまったのは興醒めだった。
最後まで被虐感を損なってほしくなかったよ。
他の部分は全体的にGJ!
334名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 11:43:30 ID:uPALriTa
333と同じくGJだが開き直りは萎えた
и子の実家に引き取られたら良かったかなって
335名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:21:33 ID:6K5ggL7g
>丹吾丸氏
労働用畜産資源として完全合成遺伝子の獣人って時点で物凄い難関がある。
そこをさらっと説明しているつもりかもしれないが、
人間社会に獣人が紛れる事への社会的抵抗、獣人の人権、人為的知能退行処理への抵抗、
低知能擬似人類の存在による人類の障害者問題など、
倫理上の問題をクリアして浸透したと読者を納得させるだけの設定と表現がない。
ぺらぺらと高慢で得意げに語る>>327以降も、社会として獣人が馴染んでいると感じられない。

今後も獣人世界を構築するなら、サイトを持った方がいいと思える。
他の人も投下するスレでやる題材と内容ではない。
336名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:58:42 ID:TmaQ1FFN
>>335
>読者を納得させるだけの設定と表現がない。
ここでの評価はそんなものが必要なのかな。
エロいかエロくないかが重要なのでは。
だったらエロくない設定や表現は省略してよいと思うが。
読者を納得させるだけの設定もエロく書けるのならいいのだろうが、
そこまでここで望むことなのか。
エロくない設定の詳細説明まで
作者に求めるのは酷だと思われ。
それに現実世界からかけ離れれば離れるほど
法律やら医学やら物理法則やら
様々な専門知識を持つ読者を
納得させるだけの設定を紡ぎだすのは
不可能と思われる。
あなたこそ辛抱しなされ。
337名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 17:55:52 ID:T/bSy4XJ
335お前イラネ
338丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/27(火) 18:30:48 ID:t3mzXiDs
たびたび登場してスミマセン。
>>333
>>334
おっしゃることは分かるんです。被虐の維持って難しいんですよね。
『花と蛇』を範に取れば、
 ・どんどん責めをエスカレートさせる
 ・ターゲットが被虐慣れしてきたところで、新ヒロインを投入してテコ入れ
 ・近しい人間を目撃者として投入して、惨めさの強調
 ・自主的な被虐への調教
とかありますが、どうしてもインフレは避けられないんで。
って、そうか。
そんな小難しく考えなくても、ヒロインがそれを屈辱と受け取っている
うちに、スパッとエンディングで切ってしまうのが良かったですね。
精密発育検査シリーズがやってるような、一日ポッキリの悪夢の体験みたいに、
読者に刺さる期間だけを切り取るって描写すると。
うむ。勉強になります。

>>335 どもども。
> 今後も獣人世界を構築するなら、サイトを持った方がいいと思える。
あ、それは無いです。
この設定は今回の投下のためだけの使い捨てのガジェットなんで。
もともと私の肩に取り憑いた淫魔(←比喩ですよ〜)が耳元でささやいたのは、
「学校で、クラスメートが規定の状況下ではギッタギタの被虐者になる制度空間」
というワン・アイディアと山ほどのシチュエーションだけだったので、
舞台はアウ○ュビッツでもダッ○ウでも、ヤプーでも良かったんです。
で、制度で正当化して乳やら尻やらイヂリ倒すには生物学系か医学系か美術系の実習だなぁ
と思ってたら、たまたま深夜に某微生物アニメを見たので、「農大で行くか、じゃ、家畜人にしよー」
というだけでして。
>>327 以降は、ニーヴンやらホーガンやら士郎正宗やら読んでれば、カビが沸くように
自然と頭に浮かんでくる程度のものですよね? >>321 で獣人の由来が薄い、という
ツッコミが入ったので、急遽プロットのレベルまで起こしましたが、さらに社会モデルまで
書き起こしたら、"抜けるショートショート"を逸脱して、三流官能SFになってしまいます。
(もしそうなったら、○○子の娘を獣人たちのメサイア(救世主)にして、『エンディミオン』の
 劣化コピーみたいな感じに発展していくことになるのかな)

> 他の人も投下するスレでやる題材と内容ではない。
そう思って >>250 でことわったのですが、「もったいぶらずに投下しれ!」というのが
住人の総意っぽい感じだったんで。
まずかったですかね?

>>ALL
ちなみに、淫魔のバカが飛び去るときに、10個くらい卵(着想)を残して行きましてですね。
どれも羞恥被虐モノではあるのですが、ここで投下して良いのは 『カルテ通信』みたいな
直球ストレートな医療モノだけ、と思ったほうが良いですかね?。
>>277以降のスレ違いっぷりを参考に、ご意見プリーズ。
339名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 03:33:40 ID:YumphozG
>>338
因縁つけてくる>>335みたいな輩は相手にしててもキリがないと思うよ。
実際、作者がそれに反応して論議してると読み手はどんどん醒めてしまうし。

作者は読者の要望やアドバイスを参考にしつつも自分が興奮する内容を
勝手気ままに書けばいいのじゃないかな。
それこそが無償で提供してるアマチュアの強みでしょう。
(お金取ってるプロは作品に責任があると思うけど)

というわけで、俺も勝手に要望を言わせてもらえれば
タグ付けや焼印のシーンはもっとねちっこく描写してほしかったです。
(個人的にああいうシーンが大好きです。)
それと医療器具で色々やっちゃうシーンももっとほしかったです。
(専門的に間違ってたりしても全然OKです)
あと、ラストは開き直らず生きたまま標本にされてるくらいの被虐的な終わり方だと言うことありませんでした。

あなたの作品はかなりツボです。
次も是非ここに貼ってください。
お願いします。
340名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 08:33:35 ID:fvVsbhJM
>>338
邪神化しつつあるから注意。
341名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 15:24:07 ID:qZ7KSJqN
抜けるエロかどうかそこだけが大事
設定マニアは設定で抜けるのかもしれんが俺はムリ
342丹吾丸 ◆QldPqdfu2s :2007/11/28(水) 17:45:59 ID:U5RXpdzF
>>340
邪神って、要は荒らしですね。
OK。んでは、このレスにてROMに戻ります。
批評してくれた皆さん、ありがとう。追加のコメントも歓迎です。
また淫魔に取り憑かれたら何かアップします。
それでは、あでゅー!
343名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:46:54 ID:Iu4jpsVg
>>342
君のは医学というよりは、獣医学ネタだと思う。農学板行ったら?
344名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:50:46 ID:uo6ZxTOk
もったいぶって投下したり
気にするなと言われてるのに
ひとつふたつの批判的レスでやめかよ
作品は良いけど性格は悪いな
345名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 08:38:33 ID:VBaOaeAC
>>344
書くのをやめるとは言ってない。コテつけて作者としてレスするのをやめるだけだろ。
まあこの流れだと執筆をやめると解釈されても仕方無いかもとは思う。
346名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 14:44:21 ID:W2janPFf
>>345
執筆しないってニュアンスでも言ったつもりは無いって。
ただ、医療分野に多少なりともカスるネタについては、まだプロットどころか
着想レベルのストックしかない上に、

・書きながら抜いて、抜きながら書いてたら、もう精巣がギンギンに腫れ上がって
 しばらく休ませないと、今、これ以上エロいことを考えてたら確実に死ぬ。

・筆の走るにまかせて一気に推敲したら、先週の3連休プラス1日休んで完徹したんで
 仕事と生活に大穴が空いた。
 しばらくは帳尻あわせで大変。

・そういえば、俺はこのスレッドの最高傑作は「精密発育検査・杉原菜月の場合」 だと、
 勝手に思ってるんだけど、1年がかりで作者氏がどれくらいの時間とパワーを使ったのか、
 知りたいところだなぁ。

……って、丹吾丸がどっかのスレで言ってたよ。
347名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 14:58:32 ID:TYUIOpVc
やっぱり作者は投下に専念したほうがいいね。
良くも悪くもコメントに返答してると泥沼化してくる。
ほかの作者も投下しにくい雰囲気になるしね。
あと感想書くほうも「よそのスレに行け」ってのは失敬だと思うよ。
348名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 15:25:51 ID:wbbCCuZc
>>346
>書きながら抜いて、抜きながら書いてたら

書いてる時って楽しいよね。
・・・って途中でリタイヤしたSS書きも言ってた。
349名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:30:58 ID:+ZlP8yt4
>>348
うん、うちのばっちゃも言ってた。
350名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 13:55:13 ID:uWxe8RAG
>>348
書きかけでもいいか見せてよ
・・・ってうちのじっちゃが言ってた
351名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 11:02:45 ID:UEb+uSQS
やっぱエロ小説にはリアリティは不可欠だな
この場合のリアリティというのは非現実的がだめというわけではない
空想小説におけるリアリティとでもいうべきか。
突拍子もない設定に骨格を与えるためのリアリティなのだが、
中々そういうものを表現できるポルノ小説家は少ない
352名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 12:22:35 ID:v6jafRHP
>>351
それは無いものねだりだよ。
ハードSFだと
政治的、科学的に凝った設定を
延々読まされても
読者は楽しめるだろうが、
エロのない中途半端な設定を
延々書かれたエロ小説は
もはやエロ小説じゃないぞ。
家畜人ヤプーは成功した稀有な例だな。
353名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 16:23:57 ID:Zp8Mc1of
ごちゃごちゃ言う奴が書けばいいじゃん

リアリティ云々で抜くんじゃねーっつの
354名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 02:53:25 ID:TSJTsXle
上でSSの導入部分まで書いてた者ですが、そろそろ続きを書いて投下しようと思って来てみたら
なんだか難しい話し合いになってますね・・・
リアリティに関しては自分も全然自信ないので、もう少し現実味が出るように練ってからまた来ます。
すみませんが、気長に待ってください。
355名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 13:50:53 ID:h53U+nxF
設定マニアもそこまで言うなら一本投下してみてよ
単純にどんなもんか読んでみたい
356名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 17:21:10 ID:Q3dMCkvG
違うスレで何本かSSモドキを投下したけど、書くのって楽しい反面大変なんだよね。

>>355の言う通り設定にこだわる人は自分で書いてみたら?
脳内のイメージを文にする難しさが分かると思うよ。
357名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:20:32 ID:7yg0CHTo
保守
358名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 14:45:10 ID:op6ZLo7B
過疎ってるな
359名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 21:37:42 ID:OJMF2Y3S
>354
導入部分を読んで楽しみにしていました。
ぜひ、続きを投下してください。
360菜穂の入院5:2007/12/08(土) 07:18:31 ID:SLUj+WTe
検査室に入ると蛭田さんと田尾さん、そして大学生くらいの男女8人がいた。
来た時と違って蛭田さんと田尾さんは白衣に着替えている。

(え・・身体検査なのになんでこんなに人がたくさんいるんだろう・・?)
私は皆の視線を一斉に浴びて不安になった。

「はい、じゃあ紹介するわね」
「今度、うちの病棟に学用患者で入院することになった瑞木菜穂ちゃんよ」
「見ての通り、まだ○学生になったばかりの女の子だから優しく接してあげてね」
蛭田さんが学生らしき人達に私を紹介した。

「よろしくお願いします・・」
私はお辞儀して挨拶した。

「よろしく」「どうも・・」「こんにちは」
何人かは返事してくれたが、半分以上の人達はまるで聞こえないかのように冷たい目で私を見ている。
まるで物を見るかのようだった。

「じゃあ、身体検査を始めましょう」
蛭田さんが看護婦に指示する。
看護婦は事務的に私の服を脱がしだした。

「え・・え・・?」
こんなたくさんの人達の前で裸になってしまうの・・・?
私は慌てて服を手で押さえた。

「大丈夫よ、菜穂ちゃん」
「ここにいるのはみんなお医者さんなんだから・・あ、正確にはお医者さんになる学生ね」
「だから恥ずかしがる必要は全然ないのよ」
蛭田さんは当たり前のように言った。

私は少しためらったが素直に服から手をどかした。
すると看護婦によってあっという間に脱がされ、私は部屋の中で一人だけ真っ裸になってしまった。

その後、体重と身長など体の様々な箇所のサイズを測られた。
胸や股を手で隠そうとするとその度に看護婦に腕を掴まれて真っ直ぐの姿勢をとらされた。
私は恥ずかしくて顔を真っ赤にしてうつむいている。

せめてもの救いは学生たちは私の裸を見てもとくに反応せず
黙々とメモを取ったりしている。
なんだか自分だけが変に意識してバカみたいに感じた・・。
361菜穂の入院6:2007/12/08(土) 07:19:29 ID:SLUj+WTe
「うーん・・身長も体重も年齢の平均以下ね」
「とくに体重はもうちょっと欲しいわね・・」
蛭田さんがカルテを見ながら言った。

「もう少し増やしましょうか?」
田尾さんが言う。

「そうね・・もう3キロほど付けましょう」
「じゃないと、この先体力がもたないわね・・・」

「あ・・あの・・私、最近あまり食欲がなくて・・」
事故以来、ご飯があまり食べれなくなっていた私は体重と聞いてつい口を開いた。

「あ、菜穂ちゃんの食欲はなくても関係ないから大丈夫よ」
蛭田さんは私に笑顔で言った。

(え・・私が太るのに、なんで食欲とか関係ないんだろ・・)
不思議に思った。

「さて、外はこのくらいにして次は中のほうも見てみましょうか」

私は看護婦に促され、歯医者さんで使うような形の椅子に座らされた。
でも歯医者さんの椅子よりも大きくて頑丈に作ってあるみたいだ。
大人用のサイズなので私に合わせてカチャカチャと手を置く場所や足を置く場所を看護婦が調整している。

「え・・・?」
気が付くと両足の足首と膝の部分をベルトで固定されていた。
続いて手首と肘の部分もベルトで縛られる。

(なんで・・どうしてこんなことされるんだろう・・?)
私は急に怖くなった。

ふいに頭を掴まれれると後ろに押さえつけられて両側からギュッとクッションで挟まれた。
これで頭も全く動かせなってしまった。

「先生、用意できました」
看護婦が蛭田さんに言う。
362菜穂の入院7:2007/12/08(土) 07:20:22 ID:SLUj+WTe
「はい、じゃあみんな周りに集まって」
椅子に拘束された私のまわりを学生たちが取り囲む。

「とりあえず今日は簡単にだけど、これから使う新品のサンプルだからよく細部まで観察しときなさいね」

「はい」

蛭田さんが椅子の横を操作すると電動の背もたれが後ろに倒れた。
真っ直ぐ前しか向けない私は必死に目を左右にキョロキョロさせる。
完全に横に倒され、カッと天井の照明がつけれられるとすごく眩しかった。
まわりにはたくさんの頭の影が見える。

「あ・・あの・・・」
私は必死で何か喋ろうとした。

「開口器」
でも、蛭田さんは私の声は聞こえないかのように看護婦に指示する。

看護婦から蛭田さんに何か金属製の器具が渡された。
それを私の口の中にスッと差し込むとカチャカチャと操作しだした。
器具によって次第に口が開いてきて言葉を喋ることが出来なくなった。

(痛い・・痛い・・あごがはずれるよぉ・・・)
私は「うー・・うー・・」と声を上げた。
目一杯、口が開いたところで器具が固定された。

薄目を開けると蛭田さんが先の尖った金属の棒を持って
私の口の中に入れてきた。

「綺麗な歯ね、並びも整っていて虫歯も一本も無いわね」
「いい、みんな。健康状態っていうのは数値だけじゃなくてこういった歯や歯茎からも診ることができるの」
「カルテを眺めるばかりじゃなくて、常にサンプルを直接見ることを忘れないように」
蛭田さんは学生たちに色々説明しながら、口の中で棒をかき回すように動かした。

学生たちは順々に私の口の中を覗きこんではメモを取っている。
苦しそうにする私を見て、気の毒そうな表情を浮かべる学生もいるけど
なかにはペンでよく見えるように私の唇をめくる人もいた。

「こら!そんな物でやめなさい」
「あ・・すみません、つい」
学生は蛭田さんに注意される。

いつの間にか口の中には涎が溜まってきて端から流れ出している。

私は必死で早く終わってくれることを願った・・・。

(続く)
363名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 00:01:19 ID:T4HXMjbk
GJ!!! がんばって続けてください。
楽しみにしています
364菜穂の入院8:2007/12/09(日) 04:23:35 ID:WXfwg+uS
やっと口のから金属棒が抜かれた。

(よかった・・終わったんだ・・)
私はホッとした。

ズズーズズー
看護婦が私の口に何か機械を入れて涎を吸い込む。

「同じように患者の健康状態を診るには舌も欠かせません」
「菜穂ちゃん、ちょっと舌出してみて」
蛭田さんが言った。

終わったと思っていた私はドキッとした。
仕方なく恐る恐ると舌を出す。

「もっと出しなさい、見えないわよ」

私は蛭田さんに言われて更に舌を伸ばす。

「駄目ね・・もともと短めなのかしら」
「舌も震えてるし見えにくいわね」
「いいわ・・鉗子!」
蛭田さんに看護婦が何かハサミのような物を渡した。
それを私の口の中に入れてきた。

「やめて・・」そう叫んだつもりだったが実際には「ううー」としか言えない。

「ほら、怖がって舌を引っ込めないで」
「菜穂ちゃんが言うこと聞かないからでしょ」

舌の先をグッと挟まれる。
冷たい金属の感触が舌に広がる。
グググッ・・・舌がゆっくりと引っ張られていく。

(い、痛い・・痛いよぉ・・)
舌は自分からも先が見えるほど引き出された。
先の挟まれた部分は痺れてる。
舌の付け根は限界まで引っ張られて鈍い痛みがあった。
365菜穂の入院9:2007/12/09(日) 04:24:41 ID:WXfwg+uS
「はい、みんな見て」
「健康な状態の舌はこのように奥に行くにしたがって薄っすらと白い舌苔が付着してます」
「疲労が溜まったりするとこの量が増えたりするから普段の対象の状態をよく覚えとくように」
「この舌苔が黄ばんでたり全く付いてなかったりしたら検査が必要ね」
蛭田さんは私を舌を上下左右色々な角度に引っ張りながら学生たちに説明する。

「ついでだから、みんな触診してみなさい」

「はい」

蛭田さんに言われて学生たちは手袋をはめると順番に私の舌に手を伸ばしてきた。
手触りや感触を確かめるように表面を撫でたり挟んだりする。

(嫌・・やめて・・お願い・・)
知らない人達に次々触られて私は鳥肌が立った・・・。
私は目をつむって必死に耐えた。

ギュウ・・・とたんに舌に激しい痛みが走る。
見ると先ほどペンで私の唇をいじって蛭田さんに叱られてたメガネをかけた男の学生だった。
学生は舌に指を立ててグリグリと挟んだり締めつけたりする。

(痛い・・痛いよぉ・・助けて・・)
蛭田さんに止めてもらおうと目を開けると
いつの間にか鉗子を持っているのは看護婦に代わっていた。
蛭田さんは田尾さんと離れたところで何か書類を見ながら話している。

メガネの学生はそのまま指を私の口の中にまで差し込んできた。
まるで何かを探すように奥まで入れて弄りながら指を動かす。

(き・・気持ち悪い・・)
喉の奥まで指を入れられて激しい吐き気に襲われる。
「ご・・ご・・」
私は何度もえずいた。

「ちょっと、林くん。やり過ぎじゃない?」
見かねた女の学生が声を掛けた。

「何言ってんだよ、せっかくの学用患者じゃないか」
「遠慮してたら勉強にならないだろ」
「なかなか、こんな風に意識のある状態で自由に触診する機会なんてないからね」
「ほら、こんな細かな痙攣だってよく分かる」
林と呼ばれた学生は女の学生の言うことなど気にしないかのように続ける。

「けど・・学用患者といっても、まだこんな女の子なのよ」
「解剖用の献体じゃあるまいし、そんな乱暴にしなくてもいいじゃない・・」
「見てよ・・こんなに苦しそうにして泣いてるわよ」

私の頭の上で2人は言い合いを始めた。
看護婦は傍観者を決めこんで止めには入らない。
366菜穂の入院10:2007/12/09(日) 04:26:42 ID:WXfwg+uS
「おいおい・・だいたいこの患者は頭がイカれてるんだろ」
「そんなことまで気にする必要はないんじゃないか?」

「だって・・・それは・・アレだから、名目上のことでしょ・・」
女の学生は急にしどろもどろになった。

「ふ・・名目上だろうと何だろうと、カルテに書かれてることが外から見たら事実なんだよ」
「お前も一端の研究者になりたかったら半端な情は捨てたらどうだ?」

口論しながらも林の手は止まらない。
更に喉の奥まで押し込んでくる。

私は2人が何を言ってるのか分からず、ただ込み上げる吐き気を我慢していた。

「はい、そこまで」
蛭田さんが2人の間に割って入ってきた。
林はやっと私の口から指を引き抜いた。

「けほ・・けほ・・」
私は口の端から涎をこぼしながら咳き込む。

「あらあら・・こんなにしちゃって」
「林君・・こんなとこまで診ろとは言ってなかったでしょ?」

「はい、すみません。つい」
林は全く反省してない態度で言った。

「まあ、話の内容は耳に入ってきてたわ・・」
「林君もたしかに調子に乗り過ぎだけど、研究者としてはその探究心は必要よ」
蛭田さんが林のほうを向いて言う。
林は当然といった顔だ。
367菜穂の入院11:2007/12/09(日) 04:27:21 ID:WXfwg+uS

「小野さん・・あなたはまだこのケースの学用患者は初めてだったわね」

「はい・・」

「林君の言い方も乱暴ではあるけど、ある意味正しいのよ」
「余計な情はここでは邪魔になるだけ」

「は、はい・・」
小野と呼ばれた女の学生はうつむいている。

「いいわ、良い機会だから小野さんと林君にはこの患者の世話係をお願いします」
「すでに林君は何度か経験があるから、小野さんは林君に色々教わりなさい」

「え・・あ、はい・・わかりました・・」
小野さんは戸惑いながら返事をした。

「お願いね、林君」

「任せてください」
林は表情を全く崩さず答えた。

「はい、じゃあ今日はここまでね」
「林君のお陰で患者に余計な負担が掛かっちゃったから、少し休ませないと」
「続きは明日」

集まっていた学生たちは興味を失ったように部屋から出て行った。

看護婦が椅子のベルトを外して私に降りるように言う。
息もまだ荒くグッタリした私は足元がふらついて倒れそうになった。
とっさに小野さんが肩を貸してくれた。

「大丈夫・・?」
心配そうに私を見ている。

「す・・すみません・・」
私は蚊の泣くような声で礼を言う。

「おい、グズグズするなよ」
「病室に行くぞ」
林は冷たく言葉を浴びせてきた。

(続く)
368367:2007/12/09(日) 04:31:31 ID:WXfwg+uS
待っててくれる方がいるようなので続きを書きました。
基本的にペースはゆっくりなので気長に読んでください。
専門的な誤り、誤字脱字はお許し下さい。
369名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 19:33:11 ID:HaOxJKhC
林ムカツク殺してぇw
370名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:26:37 ID:mWR0YXKg
GJ!! 楽しませていただいています。
女性が同姓を攻める時の、残酷さを期待WWW
371名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 07:02:45 ID:GT2t9qIj
作者タソは同姓と間違わないでくださいね
こんなバカは一気に萎える
372名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 20:25:29 ID:ooG+OUY9
> WWW
373名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22:39:40 ID:MgtwN6pZ
http://www.gigaproduce.jp/sirei/hoshu/index.html

ちとすれ違いかもしれないが、これ見た事ある人いない?
すごい面白そうなんだが・・・
患者体験実習(特別補習)ストーリー
通りにビデオが進むのかな?それとも内容は違うかね。
ちと値段が高いのがネックだな・・・
374名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 19:46:31 ID:5qLNacd/
ほしゅ
375名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 14:29:46 ID:Y0IkHXrA
376名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 08:02:46 ID:zY8AoTtq
>>373
わーおもしろそー
377名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 15:36:39 ID:sDWnDq3M
男性患者が女医やナースの前で恥ずかしい思いをするネタが見たいな。
軽い感じで笑える奴
378名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:51:07 ID:nPh2jYmw
379名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 19:27:42 ID:M+useQKk
hssh
380名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 17:49:06 ID:rnYCs6py
>>377
よし!リレー小説を書くんだ
俺から書くから続きをドゾ

龍之介は白雪の肌の美しい綺麗な少年であった
大きく開かれた目の慟哭は漆黒のように美しく、
見るものを魅了した。髪はサラッとしたショートで、
前髪は目に掛かるほど長く、一見すると、ボーイッシュな女の子のような容姿であった。

年は14歳。声変わりもまだなのか、男子にしては、やや高く
凛とした声をしている。
背は小柄な方で、男子の平均よりも低く、女子よりも背が低いこともあり
ますます男には見えず、女子に間違われることも多々あった。

その可愛らしい容姿から、クラスでの人気は高そうに思えるが、
性格は内向的で大人しかったため、クラスメイトからからかわれ易い存在であった。
381sage:2007/12/29(土) 21:07:18 ID:t94Z0f+9
>>373
ちゃんと他の生徒の前で裸になるシーンがあるなら買いたい。
382名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 20:40:27 ID:2ODVNMl+
保守
383名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 16:42:56 ID:+/7pvovh
>>380
そんな龍之介のそばには友人の圭太がいた。
積極的にかばうほどおせっかいではないが、クラスメイトが龍之介を
いじめのターゲットに暴走することがないのは、彼という防波堤のおかげではある。

圭太は中学から龍之介と同じ学校に通っているが、小学校高学年から
親にむりやり行かされた塾が一緒であり、クラスの中では最も長い付き合いになる。
中学校からは野球部に所属し、さっぱりとした丸刈りに浅黒い肌、
筋肉質で引き締まりつつも年相応にしなやかな体つきをしている。
龍之介よりは上背があるが、スポーツマンの精悍さよりも、
まだやんちゃな少年といった面ざしだ。

自分とは全く違う人種に、龍之介はある種の憧れを抱いていた。
塾の補習で彼に勉強を教えたことは子供らしい親近感を持たせ、
ともすれば接点の少ない圭太を龍之介は近しく感じていた。

圭太にしてみれば、「勉強教えてくれるいい奴」と言いながら
大人しすぎる彼は弟分のようでもあり、保護欲を刺激されるのだった。
384名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 23:06:46 ID:pSH4bEJc
385名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 22:56:35 ID:wVP80N3y
>>383
龍之介に執拗にちょっかい出す女子生徒がいた。
岸本千恵という龍之介と同じクラスの生徒だ。

「りゅう子〜 あんた本当におちんちん付いてるの?絶対ないでしょ〜
ほら、見せてみなよ!あたしがお前が男か確かめてやるよ!」

千恵は龍之介のズボンを脱がそうとする。

「やだ、止めてよ。何するんだよ!やだよ〜」
龍之介は必死に抵抗する。

「おい!何してるんだよ!」
圭太である。
女子に苛められる龍之介を助けるのは
いつも彼であった。

「ふん!なによ!きっもちわるいの〜 あんたホモなんじゃないの?」
ややつり目の目をさらにつり上げて、千恵は不機嫌そうに言った。

「岸本さん、僕は男だよ!こんどこんなことしたら許さないからね!」
蒸気した顔で、キッと千恵を睨む龍之介

「あら?偉く強気じゃない?りゅうくぅん。さっきまでは、女の子のように震えてたのに。
あはっ。圭太が来たからから? でもりゅうくん知ってるかな?圭太は来月、あらや2中に転校なの。
可哀想〜 今度またじっくり遊ぼうね。りゅうく・ん・ あはっ」

小気味良く笑いながら、千恵は龍之介たちを残して去っていった。

「圭太・・・岸本さんの言ったこと・・・本当なの?」
「ごめん・・・親父の仕事の関係で。突然転校が決まったんだ。岸本は俺の親父の会社の社長だから知ってたんだ・・・」
「そう・・・」
龍之介の表情に不安の色が浮かんだ

圭太は翌月、宣言どおり、他校へと転校していった。
386名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 05:56:31 ID:7LnJhGGY
圭太が転校して一ヶ月、龍之介のクラスに新しい転校生がやってきた。
名前は阿部高和、真夏だと言うのに上下にツナギを着た変な奴だ。

「俺の名は阿部高和。のんけでも喰っちまう少し変わった男だが、みんなヨロシクな。」

「うほっ、いい男!」
龍之介は彼が自分の隣の席に座るなりそう思った。
圭太もそれなりにいい男だったが、阿部の全体から醸し出すアダルトな雰囲気は龍之介の心を深く魅了した。

「ダメだ、今は授業中じゃないか。でも少しくらいなら阿部さんとお話しても・・・」
そう思い隣の席に座る阿部に話しかけようとした時!!



387名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:28:52 ID:g9BNlL9g
>>386
突如、視界がぐにゃりと歪んだ。
周囲から全ての音が消える。
龍之介は、何が起こったのかさっぱりわからなかった。
ただ、頬に当たった生暖かい液体、それが目の前の肉塊――
「かつて、阿部さんだったモノ」から噴出しているという事実だけを認識して。
「うわああああああぁぁっ!!!」
壊れたような自分の悲鳴だけが教室に響き渡った。
誰も、この惨劇を前に声一つあげない。
否、声を上げないのではない、誰一人として微動だにしないのだ。
教壇で黒板に数式を書き込む教師、熱心にノートをとる女生徒、退屈そうに窓の外を眺めている友人。
そして、惨劇の中心にいる阿部さんでさえ、うめき声一つ上げないまま、離れてしまった胴体と首を机の上に投げ出している。
まるで、漫画に出てくる時間停止の魔法みたいに……。
「ほう、動ける人間がいましたか」
突如、自分以外の声が聞こえた。
声のした方向に目を向ける。龍之介の頭上、天井だ。
そこには、白衣を着た痩せぎすの男が、まるでヤモリのように貼り付いていた。
手には鋭利なメスのようなものを握っており、刃先からはポタポタと血が滴っている。
隣の席の阿部さんを見る。濁った瞳、もう何も映すことのない双眸が龍之介を見つめている。
彼の血が、白いツナギの服を徐々に赤く染めていた。
再び、天井の男を見る。男は手に握ったメスにしゅるっ、と舌を這わせた。
顔面にはニタニタとした笑みを浮かべ、龍之介を見下ろしている。
もう間違いない、この白衣の男が、阿部さんを殺した。
そして次は、自分――
「しゃあっ!!」
奇声を上げて男が降ってくる。龍之介は死を覚悟し、目を閉じた。
――そして、ものすごい勢いで吹っ飛ばされた。
「あぎゅっ!」
蛙が潰されたような、間抜けな声が喉から出る。クラスメイト数人を巻き込んで、周囲の机ごと壁にぶつかったらしい。
しかしおかしい。何故龍之介は切り刻まれることなく、こうして吹っ飛んだのか?
いや、それ以前に、何故まだ自分は生きている?
恐る恐る目を開ける。机や椅子、未だ固まったままのクラスメイトが散乱した教室の奥。
さっきまで龍之介が座っていた場所に、ナース服に身を包んだ、黒髪の少女が立っていた――
388名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 02:40:55 ID:RgoIGmmc
>>387

「あっははは。何だよ〜それ?小説か?もろモーホじゃん。奈美ってそういうの好きだよね」
「千恵だって、ボーイズビーの漫画とか読んでるでしょ〜 りゅうくんって可愛いからイタズラしたくなっちょうのよね」

そう答えたのは、千恵の中の良い友達の一人である、桜奈美という少女だ。
千恵や龍之介と同じクラスメイトである。
友達といっても、悪仲間という感じで、非行仲間みたいなものである。
警察沙汰にこそならなかったが、それに近い事件も起こしている。

千恵と奈美を中心に、女子生徒が5〜6人、きゃっきゃっ騒ぎあっている。
一見、無邪気に見えるが、このグループは札付きの非行グループで、
同学年の少女に、強制援交をさせているなどということも囁かれている。
他の女子生徒達は、彼女のグループに目を付けられないように、大人しく
目立たないようにしている。

男子生徒でも彼女を恐れているくらいだ。
また千恵は、全国に系列病院がある、大病院の岸総合病院の院長の孫娘である。
学校にも多額の寄付をしているので、教師でさえも、彼女を持て余していた。
もちろん積極的に注意や指導もできないというのが現状であった。



「で、どうするの?千恵。いつ、りゅうくんを剥いちゃうの?」
389名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 02:20:26 ID:R/uaHrJk
>>388
「圭太もいなくなったし、慌てることないよ。いつでもあたしらが思った時に
 龍之介をまっぱにできるんだから。」
「でも、あたしは早くりゅうくんのおちんちんを見たいのー」
「も〜奈美はホントスケベなんだから。龍之介には、特別なステージを
用意してあげてるの。このあたしにあんな生意気な口を聞いたんだから。
ジワジワと追い詰めて、たっぷりと恥をかかせてあげるわ。男の子に生まれたことを後悔するくらいにね〜ふふんっ」

千恵の目にサディスティックな色が浮かんだ。

「あーまた何か悪いことたくらんでるんでしょ?なになに〜 教えなさいよ〜」
じれったさを隠し切れずに、奈美は千恵に答えを即す

「あはっ。今度、身体検査があるでしょ?あれ、うちのパパの系列病院からお医者さんが来るんだ〜
で、ね、その時に・・・」

千恵は声をひそめて、仲間達に自分の考えている計画を話した。

「わーえぐっ!そんなことされちゃうの〜りゅうくん可哀想〜」

すっとんきょな声を上げる奈美
満足そうに微笑む千恵
ケラケラと楽しそうに少女達の談笑は続いた。
龍之介に暗雲が垂れ込もうとしていることを、彼はまだ知らない。
390名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 01:17:00 ID:zpvxuHfY
ho
391名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 10:09:52 ID:Nx1kdsGJ
歯医者純愛物って書いたら需要ある?
392名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 12:46:31 ID:V58tjme6
それは新しいなw
393名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 15:57:34 ID:Nx1kdsGJ
だろ?
歯医者設定ってあんまり聞かないし純愛ともなると皆無じゃないか。
>>362の辺りを読んでてどうかなって思ったわけね。
394名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 00:47:24 ID:p1hngb7t
ho
395名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 14:11:11 ID:aNtJRcr3
一番需要ありそうなのは産婦人科か?
396名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 18:08:30 ID:ctiXBUTn
肛門科で頼む
397名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:27:19 ID:gcGnYNNE
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
398名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 01:24:11 ID:TctdL0mA
399名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 11:11:11 ID:51Z/h1mn
400名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 23:41:04 ID:MpJwbu2T
401名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 00:58:54 ID:GNtwnUlv
龍之介の続きキボンヌ
402名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 11:03:47 ID:NVhskJGM
リレーなんだからお前が好きなように書け
403名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 16:46:19 ID:Pmj646C1
もぱ
404名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 18:18:44 ID:kpdZYD4z
.
405名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 10:24:49 ID:NMYJrU+u
文章下手などしろうとの妄想をアップさせて貰います。
肛門ネタなので、嫌な人は申し訳ないですがスルーしてください。
406405:2008/02/27(水) 10:29:24 ID:NMYJrU+u
日本には医師、歯科医師のみが知るある生き物が生存している。それは姿、形は人間の女性だが知能がやや劣り、命令されないと行動できない女の形を持つ生き物だ。ご主人には忠実で一生涯逆らわずに生きて行くともいわれている。
江戸時代には多くの裕福な人々が彼女達を奴隷としてを使ってきたが、悪用するモノの多く困り果てた徳川家康はこの奴隷女達を民衆から1人残らず取り上げた(奴隷狩り)
こうして日本から彼女たちの姿は消えいつのまにか存在すら無かったかのようになった。しかし、彼女達こそが日本の医学界を支え続けた素晴らしい存在なのである。彼女達を捕らえた徳川家康は打ち首にでもしてやろうと考えていたところ、
偶然、家来の怪我で治療に来ていた友人であり医師の雪乃吉が声をかけてきた。
「家康殿。ご相談したいことがあります。私はあらゆる治療や薬の研究をしている。 しかし、いきなりそれを民に使用することなどできぬ。そこでじゃ、打ち首にする罪 人を実験用に私くしめに下さらぬか。」
「おぉ、それも良い手だ。始末に困ってたのだ。いいだろう。その代わり、このことは
 絶対に他者には知られぬようにしろ。もし1人でも誰かにもれたときは友人といえ  ど、お前を罪人として打ち首にするぞ。」
「ありがたく頂戴いたします。」

ここから、彼女達の女奴隷ではなく医療侍女としての歴史が始まった。
407405:2008/02/27(水) 10:42:09 ID:NMYJrU+u
医療侍女は現在でも医師、歯科医師は必ず保有している。江戸時代とは違い現代では医療侍女の知能も発達し、ほとんど普通の女性とかわらなくなった。
しかし常にご主人様のご指示を頂かないと1人ではなにをしていいかわからなくなってしまうのだ。
そして、ずっとかわらず守られ続けてきている約束は「他者に医療侍女の存在をばらさない」ということである。他者に知らした者は医師免許の剥奪、
および命の保証はしないという契約が国と結ばれている。
時折、知らせてしまう愚か者の医師がいたが、あまりに飛んだ内容により誰も信じることは無く、医師は姿を消していった。

<侍女との出逢い>
桜が風に舞う頃、30歳を節目に内科医としてS市に独立開業をした桐島先生は今日も朝日が昇る前に起き、たまったカルテを整理するため早朝出勤をしなくてはならない。
独立したばかりであちこちの手続きや契約でろくに眠ることも出来なかったがそれも夢だった医院を開業できた事に胸が高鳴り疲れなど感じなかった。
急いで着替え車で20分先の医院へ向かった。隣接する駐車場へ車を入れようとすると、駐車場に大型犬のようなものがうずくまっている。しかし暗すぎていまいちなんだかわからない。
ぎりぎりまで近づいたらヘッドライトに驚いて逃げるだろうと近づいてみると、
「人だっ!!!」
慌てて、車を降り駆け寄ると、乱れた髪に全身傷だらけで透き通るような肌の侍女が必死で逃げようとしていた。しかし侍女にもう歩く力は残ってなく震えた荒い呼吸だけがきこえた。
「なぜ侍女がこんなところに・・・」
桐島先生は慌ててあたりを見回した。もし誰かに目撃なんてされた日には医師免許はもちろん命の保障もされない。幸いなことに辺りはまだ暗く人通りも無かったため目撃はされてないようだ。
車を乱雑に駐車場に押し込み、10歳前後であろう侍女を抱え医院の裏口からはいり、
地下の侍女牢へ急いだ。個人の医院には大抵1人の侍女が地下の侍女牢にいるが、桐島先生は開業したばかりでいそがしく侍女の契約をまだ医師会と交わして無く侍女牢は開いていた。
地下室は12畳ほどで、白い壁にステンレスの医療器具などまるで病院設備そのものだった。違うのは牢屋と南京錠があることのみ。
奥の6畳に白いパイプベットが置かれ、反対側の6畳には医療器具にパソコン。その間を鉄格子が仕切られている。
408405:2008/02/27(水) 10:46:29 ID:NMYJrU+u
そっと侍女をベットに寝かせ、白衣を着て聴診器を首からかけた。侍女の体をみれば虐待されていたことは間違いない。
今頃虐待した医師は真っ青になってこの子を捜しているだろう。侍女に人権はないし、捜索願なんてだせない、ばれたらすべて終わりだ。
しかし自業自得。そう思いながら侍女のもとへいそいだ。
白い肌に赤くみみず腫れになっている侍女の体に優しく聴診器をあて腹部の触診をする。
そして、一端牢屋の外へ行きカートに必要な医療器具を準備しベットのよこにつけた。
「そんなに怯えないで。うつぶせになろうね」
そういってひょいと体をひっくり返した。ゴム手袋をはめて検温の準備をしている。
「大丈夫、大丈夫、痛くしないからちょっとだけ動かないでね」
左手で白くて小さいお尻を開き右手中指にワセリンをとって肛門に塗った瞬間、侍女は最後の力を振り絞って足をばたつかせて抵抗した。
「ダメだよ、じっとして・・・・・・。」
足を押さえたが、これじゃあ検温ができない。
「縛るよ。」
カートから、太く長い包帯を取り出し、侍女の手を背中でしばり、ベットの両サイドに足を固定、下腹部に枕をおきお尻を突き出した体制をとらせた。
「ぁぁっ・・・ぁ・・ぃゃっ」
小さなうめき声を上げたがもう抵抗はなにもできなかった。
再び、お尻が開かれワセリンをぬられる。
「はぁぁー、ぁーぁぁっー」
かすれた叫びが聞こえる。
「良い子だ、動かないで」
 (プスッ)
先生は褒めながら肛門に水銀の体温計を注入した。
侍女は冷たい棒が入ってきて気持ち悪さで腰がぬけてしまったかのように力がはいらない。
しばらくすると侍女は便意を感じ必死で我慢するために肛門に力を入れた。
「頑張ったね、終わりだよ。すぐ抜くから。」
しかし、肛門に力がはいってることがわかると、体温計をすぐ抜くのはやめて
ゆっくりピストンをして肛門の緊張をほぐしながら徐々に抜いていった。なるべく痛みを伴わないように。
409405:2008/02/27(水) 11:05:19 ID:NMYJrU+u
『37.8℃』
「春とはいえ裸で逃げ回ったら風邪ひくよな」
桐島先生は、ベットに腰掛けて力尽きてほとんど抵抗しなくなった侍女にいった。
侍女は無反応だったが、涙目で壁を見つめていた。
侍女を拾うということは聞いたことがない。どんな実験に使用されてきたのかわからない為、本当はいろいろな検査をするべきだが、
今はそれより熱を下げる方がさきだった。
最初に触診した時、腹部に張りを感じてた。
カートにセットされている浣腸の中からのずるの長いコトブキL40を選び袋を開け、
ゴム手袋をはめる。侍女はその音に反応して体をビクンッと震わせた。
「すぐ楽になるからもう一度お尻にいれさせてね。」
「やめて・・・なにもしないで。。。たすけてください」
弱々しい声で哀願する侍女。しかし浣腸の準備はちゃくちゃくと行われていく。
再びワセリンをぬられお尻をひらかれる。
「すこし奥まで入れるよ。ごめんね」
 (ツプッッ〜)
「あぁ〜、、、あっっ〜〜いやぁ〜〜〜、ぃたぃぃぃ・・・」
ノズルを直腸近くまで注入され、肛門がひくひく痙攣しはじめた。
「お薬入れてるからね。もう終わるよ、終わる」
ゆっくりと浣腸をつぶし全てを注入し、引き抜かれる。桐島先生は左手で脱脂綿を肛門に押さえながら反対の手で用意してあった洗面器をお尻のほうにそっと置いた。
そして侍女の下腹部においてあった枕をとり、お腹を優しく上へ誘導して膝を曲げさせうつぶせだった侍女を四つん這いにした。
「ぅぅっ・・、ぁ〜ぁっ〜〜ぁぁお腹いたいぃ、うんちでちゃう・・・」
「ここで出しちゃっていいからもうすこし我慢しよう 。」
桐島先生は優しく返答をした。そして2分がたった頃お腹をなでてる先生の手に伝わるほどギュルギュルとなり始めた。本来なら5分以上待たせたい所だが、
高熱で体力も弱っているということも考慮し排泄をさせることにした。
(ブシュッーーーーープップッツブリブリッッー)
脱脂綿をはずすと勢いよく茶色い液体が出てきた。お腹をマッサージしながら排便をうながすとするすると茶色い固まりもでてくる。
「いぃあぃぃい〜〜、いた〜いぃ、ぃやだぁ、見ないでください、みないでぇっ」
「全部出しちゃおうね。そうしたらお腹痛いの治るから。」
しかし思ったより出ない。
「ちょっとごめんね。お尻の中診るよ。」
(ヌプッ)
そういうと人差し指を肛門の中に入れ直腸診を始めた。
「ああっっ〜〜ぃっぁぁぁ〜〜ぃゃ、ぃゃっ」
やはり、堅くなった便が詰まっているようだ。直腸マッサージをしながら少しずつ排泄を促すが、侍女はとても苦しそうである。
次第に侍女の呼吸が粗々しくなってきて、大きな固まりを排泄した。それを見て桐島先生はあ然とした。長さ4センチほどのソーセージだ。
この侍女は想像を絶する虐待を受けてたのであろう。そして激しい肛門への怯えがある意味が理解できた。
「もういいよ、全部でたよ。偉かったね。辛いことしちゃってごめんね。」
もう一度浣腸しないと全部でないのはわかっていたが、侍女があまりに怯え辛そうなので一度ここでやめることにした。
最後にまだヒクヒクと緊張している肛門にガーゼをあてそっと拭いた。
410405:2008/02/27(水) 11:19:34 ID:NMYJrU+u
侍女の手足に巻き付けた包帯をほどいてやり、桐島先生は縛ったあとが付いてしまった細い手首を申し訳なさそうにさすった。
侍女は疲れ切り眼はうつろで体は全く動かさない。浣腸をしたことで荒い苦しそうな息づかいは穏やかになっていた。
本当は熱冷ましの座薬を入れたいところだが心の負担を考えて一度眠らしてからのほうがよいと判断した。
「これから午前の患者さんがくるからいってくるよ。ここは誰もこないから安心して」
カートに使用済みの浣腸と洗面器、体温計、ゴム手袋のせ鉄格子をでて扉に南京錠をかけた。

とんだ拾いものをしてしまい朝やろうと思っていたカルテの整理がまったくできないまま午前の治療がはじまった。
この日は患者も多く午前診療だったのにもかかわらず最後の患者がかえったのは14時をまわっていた。
看護師たちを帰らせいつもだったら、ここで昼食だが地下室へ急いだ。侍女はやはりベットでぐったりしていた。
聴診器と体温計をもって南京錠をあけ中へ入る。
「お腹みせてね。」
「すこし楽になったかな。熱はかるよ。横向きになって」
また暴れるようだったら縛らなくてはと思っていたが暴れる気配はない。横向きにして膝を曲げさせお尻を突き出す格好をさせた。
「そのままじっとして」
そういって桐島先生はベットに腰かけ、まげた足を押さえワセリンをぬった体温計を突き出されたお尻に挿した。
「ぃゃっ、ぁぁぅぅっ・・・・ぅっ・・・はぁはぁ」
足に力が入り若干抵抗されたが、しっかりと押さえていたので体温計は外れずうまく計ることができた。
「終わりだよ。まだ37,5℃あるね。ご飯食べて早く直そうね」
ワセリンで汚れた肛門を優しくふきながらいった。そして1階への階段をのぼりしばらくすると小さい土鍋に一人前のレトルトのおかゆをきれて運んできた。
「すこしでも食べよう。」
先生はベットの背もたれを起こしスプーンで少しづつ口へ運んだ。3口ほどでまったく食べてくれなくなったので残りはすべで先生の昼食となった。
そして残った大量の仕事をやりに1階へと戻っていった。1時間ほどした時、閉めている医院にさっき診察したばかりの威勢のいい患者がノックしてきた。
「電気がついてるから先生がいるのかと思って覗いたらえらいねぇ。治療外の時も仕事してるなんて、これ、よかったら飲んで。」
実家から送られてきたという林檎ジュースを置いていってくれた。患者さんからもらい物をするのは日常茶飯事だ。団子やら、おはぎやら・・・
桐島先生は、これならと思いさっそくその林檎ジュースをコップに入れストローをさし地下へ向かった。
「寝てるかい?」
南京錠をあけながら侍女の方を見るとなにか様子が変である。
「うっ・・・・ぅっ」
枕元には嘔吐の痕跡が残っていた。すぐさまリンゴジュースを置きベットへ駆け寄って嘔吐物を詰まらせないように横向きにして背中をさすり叩いた。
411名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 10:02:36 ID:sFyDCdw4
続ききぼん
412名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 00:56:34 ID:vHjhwUOU
続きお願い
413名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:19:01 ID:F5+gpHrL
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://outsideseek.com/2ch/01_info.html
414名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:19:48 ID:ZViapFbv
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_2.shtml
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_1.shtml
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63187.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63186_2.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63185.shtml
415名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 17:03:20 ID:3gLO8SAx
続きおねがい!
416名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 21:03:18 ID:IJKg43f5
417名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 00:25:19 ID:GwlXsPu2
>>405サン
是非続きを………
418名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 03:15:46 ID:ZYHqGjya
もうこのスレ、おしまいなのかな
419佐伯:2008/03/16(日) 15:49:26 ID:Vv0zIiid
待っていてもダメみたいなので私が書いてみようかな? 
ただ悲惨なことは思い浮かばないので恥ずかしい系になると思いますが。 
連続投稿できないのでもし読んでくださる人がいるなら感想でも相槌でもいいのでレスしてくださいね。
420佐伯:2008/03/16(日) 17:05:32 ID:owINSPkX
この街にはたくさんの女性が住んでいてその数だけ悩みがある…
友達や家族に相談できる悩みもあれば誰にも言えない秘密の悩みも。
そんな女性の悩みを完全予約制で解決してくれる場所がある
『ウーマンズサロンドクリニック』(略:WSC)
ケース1 佐々木美佐子の場合
美佐子は最近彼と初めてセックスをしたが想像よりも気持ちよくならず
「お前不感症なんじゃねぇの?」と言われた。せっかく好きになった彼氏に
そう言われてしまい悩んで悩んで悩んだ挙句、WSCに電話をした。
予約は10時、これからサロンの扉を開ける…
『お待ちしておりました、佐々木様でいらっしゃいますね』
受付にはふっくらとした優しそうな女性がいた。彼女に問診表を渡され
恥ずかしさに目を眩ませながら記入する
症状:不感症
−尚、診察・施術する際は苦痛や快感を伴う恐れがあります。
診察の前に必ずトイレを済ませましょう−
問診表を受付に渡し注意書き通りトイレを済まし待合室でしばし待つ…
すると『佐々木さん、佐々木美佐子さん。診察室にお入りください』
中から背の高いきつい顔をしたナースの吉田が美佐子を呼んだ。
恐る恐る中に入るとそこには30代前半の割りとハンサムな医師が待っていた

『佐々木さん、不感症でお悩みですか?まだ若いのですから
そんなに悩むこともないですけどね…診察や施術を望みますか?』
医師は素っ気無く言う。美佐子は帰りたくもあったが、せっかく覚悟を
決めて来たし、彼にも嫌われたくない気持ちもあったのでコクリと頷く。
『それでは佐々木さん、診察をしますので下着を脱いで診察台にあがってください』
そういうと大きなマスクをしてゴム手袋をはめ準備に入る
「お願いします」そう言って美佐子は診察台に乗る。
吉田が足を乗せる位置を促し、美佐子の陰部にライトがあたる。
『当院は患者さんの気持ちを確かめながらの診察ですのでカーテンは
閉めません。痛みや快楽は我慢せず声に出して下さい』
そう告げると美佐子の下腹部を押しながら診察が始まった。
『トイレは済ませましたか?』「はい、こちらに来てから一度…」
『なるほど…』そう言いながら彼女の陰部に張り付いていた
ティッシュをガーゼで拭き吉田に『診察する前に陰洗の準備』と指示。
美佐子はカッと赤くなる。(注意していたのにティッシュついてたんだ…
陰洗ってなんだろう)すると吉田は差込式の深い膿盆を美佐子の腰に宛がい
洗浄用のカートから出ている鋭い管を医師に渡す。
『それではこれから性器周辺を洗浄しますので冷たい時はおっしゃってください』
そう言いながら生温い温水を噴出する管を美佐子の股間めがけて伸ばしてきた

421佐伯:2008/03/16(日) 17:33:40 ID:owINSPkX
医師は管を巧みに操り美佐子の陰唇、陰核、尿道を刺激する。
美佐子は彼の為にと必死で我慢するが「うっ…んふっ…」と声が漏れる。
医師はそんな美佐子の反応には構うことなく更に噴出力を高めて刺激する。
『本当に彼は貴女が不感症だと言ったんですか?』
医師は赤い顔をした美佐子に尋ねる。
「はい、気持ちよくならなかったし彼を上手に受け入れられませんでした」
美佐子は小さい声で答える。すると医師はもう1つの管を宛がい吉田に
『バキュームの準備して』と伝える。すると急に吸引の『ズボボボボ』という
音が部屋中響き渡る『少し我慢してください』そう告げると
美佐子の小さな突起部分を吸引し始めた。
美佐子はあまりの刺激に身を捩り抵抗する。『吉田さん足固定お願い』
指示通り吉田は両足首と両膝、そけい部をベルトで固定する。
もう美佐子は自分の意思で抵抗することはできない。
その間も温水を噴出しながら吸引された美佐子の陰核は明らかに腫れ始めていた
「ああっ、先生もう…ダメ あぁぁぁぁ…」
美佐子の訴えを医師は聞き入れようとしない。吉田は『少し我慢して』と
冷たく言い放ち医師側に立ち消毒用のブラシを準備する。
『これから陰核の包皮を剥いてキレイにしますが、今まで経験は?』
美佐子は一瞬手が止まった医師の言葉に耳を向ける。「陰核の包皮ですか?」
医師に涙ながらに問うと『ココが包茎ですので皮を剥いて洗浄するんですよ』
と指で美佐子のクリトリスを刺激する。美佐子はさっきまでの刺激の余波を
感じ体中鳥肌が立つ。「そんなところ…剥いたことなんかありません…」
美佐子は恥ずかしながら答える。『じゃぁ弱めにしますけど初心者には
少し刺激が強すぎるかもしれませんね。上半身に力を入れて下半身は楽に
するよう心掛けて下さいね、吉田さんソフトになってる?』そう言うと
吉田は小さく丸いブラシの軟らかさを確かめて医師に渡した。
422佐伯:2008/03/16(日) 18:11:43 ID:owINSPkX
医師は左手で巧みに陰核の包皮を捲り上げる。「あぁぁぁぁぁっ…」
あまりの快感に美佐子は眼球が痙攣する。そして医師はなかなか顔を出さない
陰核の皮を更に擦りながら捲り上げる。美佐子は半分失神する。その様子をみて
『不感症なわけないよなぁ?』と吉田に言いブラシを顔を出した白く米粒のような陰核に
宛がい『オンにして』と指示する。すると美佐子は目を見開き快感で泡を
吹きながら必死で抵抗する。「やめて下さぃ…ダメ…ダメ…壊れるぅ」
医師は美佐子の声を潰す様に『こんなに白いカスを溜めて何を言ってるんですか?
ここをキレイにしないから不感症になるんですよ』と嘘で言い負かす。
美佐子は医師の答えに唖然とする。(今まで洗ったことがなかったから不感症
だったんだぁ…我慢、彼のために我慢しなくちゃ)そう思い美佐子は必死で
ブラシの振動に耐える。医師は振動を少し弱めたり強めたりして美佐子の反応を
楽しむ。吉田は『先生ったら…』と微笑みながら『大変でしょう?でもキレイにして
彼に愛してもらいたいから我慢できるよね?』と今までにはないくらいの
優しい声で美佐子に話す。「は…ぃ、うぅぅぅんっ」と頷くも美佐子は体中
痙攣している。医師は美佐子の陰核からブラシを離しピンセットで浮出てきたカスを
取り出す。美佐子は冷たいピンセットがクリトリスに触れる度に腰が浮く。
『陰洗終わりねぇ、ガーゼで拭いてあげて』と医師が席を立つと用意していた
ガーゼを指に巻いた吉田が美佐子の陰部を丁寧に拭く。膣口周辺、陰唇、肛門周り
を拭き最後にクリトリスを撫でる。美佐子は体中熱くなっていて我慢するも
吉田の指の動きは一向に止まらない。美佐子は「すみません、もう大丈夫です」
と言うが吉田は医師に『拭いても拭いても溢れ出てくるんですよ』と伝える。
医師は美佐子の股間に目をやり『あー、不感症なんて嘘だねぇ、佐々木さん
今すごく感じているでしょう?こんなに愛液を溢れ出させておいて不感症なんて
誰も信じませんよぉ…?』と苦笑いしながら吉田と席を代わる。
「そんなぁ…だって私…彼を受け入れられなくて」美佐子は訴えるが
医師は笑いながら陰核に親指を宛がい膣に中指と薬指を入れ刺激をし始めた。
『佐々木さん、これでも不感症といいますか?もし気持ちがいいときは
声に出して下さいよ。じゃないと止めませんからね?』そう言うと
美佐子の一番感じるザラツキを指の腹で刺激する。「あっ…あぅぁ…
ダメダメ、なんか出ちゃうぁぁぁ」美佐子は大声で叫びながら失禁する。
そしてドクンと体に波を打って両足を痙攣させオーガズムに達した。

423佐伯:2008/03/16(日) 18:31:48 ID:owINSPkX
火照った体を起こし美佐子は自分の失態に気づく。膿盆には
明らかに洗浄用の温水とは違う黄色い液体が溢れていた。
『佐々木さんのお小水ですよ。恥ずかしい思いさせてごめんなさいね』
吉田は優しく言い、濡れたタオルで美佐子の股間を拭う。
美佐子は「私って病気じゃないって事ですか?」と尋ねると
医師の方を見てニコリと笑い『診察結果は先生が…』と答える。
美佐子は後から来る不定期な快楽の波に耐えながらも診察台から降り
吉田が予めナプキンを装着していた下着を履く。
医師の所に行き美佐子は不安ながらも自分の病状を問う。
『佐々木さんは決して不感症ではありません。むしろとても敏感です。
今日の治療も途中で性感を促すような治療に切り替えましたが女性の
喜びと快感を感じられたと思います。性交渉ができないと言うのは
お相手の方があまりに不慣れなのではないでしょうか?』
医師は優しい口調で告げる。『今日の診察はこれで終わります』
そう言いながら医師は診察室を出た。美佐子は顔を赤くして吉田を見る
『もし彼のHに満足できなかったらまたいつでもおいで』そう言って
美佐子を待合室に促す。その間も不定期な余波は美佐子の突起を鈍く襲い
美佐子は恥ずかしながらも体中を痙攣させる。

帰宅した美佐子の下着に付いたナプキンは黄色く染まっていた。


−−−佐々木美佐子・終了−−−

それでは佐々木さんも
ニコリと笑う。
424佐伯:2008/03/16(日) 18:40:42 ID:owINSPkX
終了の後は書き損じです^^;見逃してください(笑)
読んでくださった方の感想をお待ちしております。
425名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 19:44:18 ID:1L1mOIVl
最高!もっと書いて欲しいです。
426名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 20:34:01 ID:v0eiGMbG
佐伯さん、すごいすごーい!
リアルタイムで拝見していてゾクゾクしました。
もっともっと書いて下さい。
よろしくお願い致します!!
427佐伯:2008/03/16(日) 20:54:46 ID:Vv0zIiid
拙い文章を読んでいただきありがとうございます。 
ストーリーはパソコンでしかかけないので(普段は携帯オンリーなので) 
次にネットカフェに行ったら書きますね。 
どういう内容が読みたいか希望あれば書いてください 
次は便秘症の女性・三津谷冴子のストーリーを予定していますm(__)m
428名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:31:15 ID:HJi2KrKw
興奮age
429名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 09:59:55 ID:0QGCOW5l
女性の私がすごくゾクゾクした…
これって男性も同じように興奮するのかな?
次回に期待です。佐伯さん頑張ってください。
430名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 16:53:39 ID:k2noDm1M
「便秘症」の単語だけでメシが食えそうです
期待しまくりんぐ
431名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 22:48:36 ID:fh5HtL0t
メシ喰ってる時に便秘の話は嫌だけど
432名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:31:44 ID:jxwaElib
じゃあご飯食べる前に読めば良いよ。
早く続きをよろ。病院ものは萌えるよ。
433佐伯:2008/03/18(火) 17:30:09 ID:gMEJksbk
今日は創作意欲が沸いてきたので 
ストーリーを書きたいと思います。 
前にも言いましたが連続投稿できないので 
読んでくださる人がいるなら感想などレスしてくださいね。
434佐伯:2008/03/18(火) 18:11:44 ID:EHgJKrzH
ケース2 三津谷冴子の場合

とあるビルの化粧室で青ざめた顔をした一人の女性がいる。
彼女は1週間前WSCの扉を開けた三津谷冴子である。
予てから排便困難症で相談がてら受診したものの
問診中に触診や浣腸等の説明を受け、耐えがたくなり診察を拒んだ。
その日は整腸剤のみを処方されて飲んでみたものの彼女の便は
処方された薬だけでは排泄されない固まりになっていた。
彼女は個室の中で、どうしようもない不安と戦っていた。
この腹痛の波が去ったらもう一度受診しようと心に決めた。
そして彼女は肛門に異物感を抱きながらも個室を出て
再び診察時間外のWSCの扉を開ける。
受付の相沢は快く冴子を受け入れ1週間前の問診票を見ながら
その後の症状を軽く問いだたす。
症状:排便困難症(便秘症)
問診票を相沢に渡し冴子は肛門に異物感を感じながらもこの前と同じよう
にトイレに行こうとする。すると中からナースの吉田が冴子を呼びに来る。
『三津谷さん、三津谷冴子さーん 中へどうぞ…』
冴子は戸惑いながらも吉田の元へ向かう。
「あのぉ…まだトイレに行ってないのですが…」
吉田は冴子の言葉を遮るように『どうせ出ないでしょ?』と冷たく言う。
そして診察室に冴子を入れた。診察室には若い医師が冴子を迎える。
『三津谷さん、この前の整腸剤ではなかなか排便できなかったですか?』
なんの躊躇いもなく恥ずかしがる冴子に問う。
冴子は赤い顔をして医師の問いにコクリと頷く。
医師は吉田に冴子をベットに仰向けに寝せるように指示して
カルテをトントンと揃える。その音が妙に大きく感じた。
冴子は診察室のベットに足を三角に立てながら医師の診察を待つ。
とても恥ずかしそうに…苦しそうに……
『排便はいつからないの?』「もう1週間くらい…」
『野菜とか食物繊維摂ってる?』「いいえ、元々嫌いだし今は苦しくて」
そんなやり取りを吉田は奥の薬室で聞いている。
医師は少しスカートのウエストを緩め、ソケイ部ギリギリまで下着ごと下げる。
冴子は軽く身を捩るも医師はお構いなしに腸に沿って腹部を押す。
一瞬冴子は身震いするくらいの激痛に襲われた。もう冴子は診察や治療を
拒否する事ができない事に気付いている。
『直腸を触診して中を見てみましょう…』恐怖の言葉が医師の口から発せられた。
それは自分の異物感がある肛門を若い医師にさらけ出し
更に指を挿入されることを意味する。
吉田がカートに薬や金属の器具を乗せて冴子の元にやってきた。
『先週、素直にこうしてればこんなに痛くならなかったのよ…』
冴子は涙目になりながら吉田の言うとおり壁を向いて横向きになった。
吉田は恥ずかしがる冴子のスカートを捲り上げ下着を膝まで下ろし
足を軽く曲げさせる。冴子は寝ながらも軽く眩暈がした。
その様子を見て医師はゴム手袋をはめ冴子のたわわな臀部に近づく。
『三津谷さん、これから指を入れますよ…声を出してもいいから力抜いて下さい』
435佐伯:2008/03/18(火) 18:46:57 ID:EHgJKrzH
吉田は医師の手袋にグリセリンを塗り冴子の臀部の割れ目を大きく開く。
「あつぅ…」冴子は今まで感じることがなかった空気の感触に声を出す。
『じゃあ入れるよぉ』医師は冴子に最終確認をし大きく膨らんだ襞の蕾に
自分の中指をあてがい、ゆっくりと回しながら挿入する。
吉田は力を抜くように何度も冴子に言うが冴子は奥までなかなか受け入れない。
医師は軽くため息をつき『こんなんじゃ触診できないね、あっちでやろう』と
内診台を指差す。吉田は冴子の元を離れ指示通りに内診台の準備をする。
服を直しながら振り向くとそこにはカーテンで仕切られていた内診台が姿を現す。
冴子はその場から逃げたくなっていた。しかしもう、逃れられない。
『三津谷さん下着を脱いでこちらに乗って下さい』吉田が冴子を迎える。
冴子は仕切りの中で下着を脱ぎ内診台に上がる。腰に枕をあてがわれ
性器全てをさらけだし脚を固定された。
恥ずかしい気持ちがそうさせたのか。冴子は既に濡れていた。
医師は冴子の脚の中に座りなにやら困ったように冴子に告ぐ。
『三津谷さん、本当は最初に浣腸できれいにしたいのですが指も入らないほどの
固まりが貴女の肛門を圧迫しています。コレをまず取り除かなければいけません。
少し痛いでしょうが摘便しますので我慢してください。』
本来ならグリセリンで塗らした指で摘便するが、冴子の膣口付近の潤滑液を
指で拭き取る。冴子はビクンと体を揺らした。「先生ソコは…」
そんな冴子の甘い声を確認し吉田は『こんな格好でお尻に指入っちゃうのね』と
優しく赤い冴子の顔を覗く。するとどうしようもない腹痛の波が再び冴子を襲った。
冴子は必死で絶える。しかしその姿を見ながらも医師は開ききった臀部の奥の
赤い窪みに指を滑らす。そして腹痛で上半身に力が入った冴子の少し緩くなった
肛門に指の付け根まで飲み込ませていた。指先には彼女を苦しめている固まりがある。
そして直腸内をマッサージしながら肛門付近まで固まりを移動させた。
指をもう1本増やし大きく回しながら肛門を緩め冴子の中に冷たい金属を入れる。
「ひゃぁぁぁぁっ」冴子は力を入れ異物を拒否する。すると吉田は開ききった
臀部をさらに広げ冴子の拒否を遮る。金属は固まりをとらえ排出する。
診察台付近には異様な臭いが漂っていた。


436佐伯:2008/03/18(火) 19:08:38 ID:EHgJKrzH
『コレが出たらあとは洗い出せるね』医師がそういうと吉田はノズルが長い
ディスポタイプの浣腸を用意する。冴子は自分の発した臭いに吐き気を感じながら
浣腸をみて恐怖に怯える。
「先生、固まりでたらもう自分で出せますから…」訴えるものの医師は容赦ない。
そしてノズルを冴子の奥に挿入してきた。先ほどの指に比べると異物感は感じない。
冴子は不安を抑えながら自分の内臓に感じる生ぬるい感触を受け入れる。
そしてもう1本…彼女の肛門からは透明な液体が既に漏れていた。
2本挿入され脚を開いた状態で我慢はできない。吉田は脱脂綿をガーゼに包み
肛門を抑えてくれた。とても優しい母親のように…
何分かすると今までにない壮絶な痛みが冴子を襲う。しかし脚は固定され
冴子は痛みを受け入れるしかないのだ。医師は服を捲り冴子の腹を触診する。
『もう少しだね、ようやく腸が動いてきたから…あと2分くらいかな』
それを聞いて冴子は絶句する。この痛みをまだ我慢しなければいけないのか?
「いたぃ いたぃ もう 出ちゃいます あぁぁ でるぅ…」
もう静かに我慢することは出来ない。固定されている脚を力いっぱい動かし
静かな診察室に響き渡るような声で痛みや苦しみを和らげる努力をする。
吉田は医師の顔を見るが医師は顔を横に振る。『また始まった…』吉田は
照れたように医師の命令に従う。そして震える冴子を見下ろして恐怖の言葉を発した。
『もうトイレにいく時間ないからここでスッキリしましょうね』
冴子は苦痛や恐怖には耐えてきたが、まさかここで排泄させられるという
屈辱感に耐えられる自信はなかった。「ヤダヤダヤダァ…」子供のように
冴子は泣き始める。しかし正直なところ吉田に手を離されたらもう噴出してしまう
恐怖感は最初からあった。『便の様子も見たいから差込便器でね』医師が言う。
すると内診台の下に置かれていた透明の差込便器を吉田は手際よく冴子の臀部に
挟め性器との間を上手にペーパータオルで埋めた。
『じゃぁ離すわよ。少ーしずつ力んでね』吉田は一瞬にして肛門から手を離す。
すると肛門まで下りてきた冴子の排泄物が浣腸液に溶け出しズピズピビュビュビュと
恥ずかしい音とともに便器の中に噴出された。
冴子は自分の力で排泄を止めることが出来ない。もうなすがままだった。
便器を持つ吉田の手に冴子の生暖かい体温を感じる。
医師は腹部のマッサージをずっと続け排泄を促していた。
冴子は連続してくる腹痛と、排泄に伴う快感を内診台で感じていた。
437佐伯:2008/03/18(火) 19:25:06 ID:EHgJKrzH
どれ位の排泄時間が流れているのか冴子にはわからなかった。
むしろ考えたくなかった。この内診台で大きく脚を開き医師や吉田に
眺められながら、恥ずかしい音や臭いとともに自分の排泄物をさらけ出す。
もう言葉にはできない。そして最後の波かと思われる腹痛を耐え
冴子は不意に力を抜く。すると生暖かい液体が冴子の臀部を伝った。
冴子は自分の失態に気付き慌てて体を起こすが強く医師に戻される。
『もう痛みは治まりましたか?心配ないですよ。診察前にトイレに
いけませんでしたからね。こういうことは良くあります。排便とともに
排尿をすることは連鎖反応のようなものですから』医師は冴子に言う。
冴子はあまりの恥ずかしさにもう言葉は出ない。吉田は冴子の臀部から
便器を外し医師に排泄物をみせる。『やっぱり食物繊維をとらないから
便が固まってしまうんだね。これからはサプリをうまく利用して改善していきましょう』
と告げ便器を持って診察室を出た。
冴子は脚を開いたまま吉田に陰部を清拭去れる。長時間排泄していた肛門部は
先ほどよりも赤くただれてる様にも見えた。最後に熱いタオルで拭かれ
しみる自分の肛門を心配してると吉田は優しく薬を塗った。
『はい、今日はこれでおしまい。どうせ食生活は簡単に治らないから
また苦しくなったら診察しにおいで。今度はちゃんと予約とってね』
そういいながら固定していたベルトを外し冴子の診察を終えた。

冴子は恥ずかしながらも、久しぶりに感じた排泄の爽快感を思い出し
待合室に戻った。
吉田はその顔をみて、冴子は必ず再診に来ると確信した。

   −−−三津谷冴子 終了−−−


438佐伯:2008/03/18(火) 19:57:02 ID:gMEJksbk
次々と湧き出るイマジネーションを校正しながら書いてみました。
よろしければ感想を聞かせてください。
私は医療関係者でないので不可解な事があるかもしれませんが 
そこはスルーでお願いします。
439名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 23:04:52 ID:1cwQlhVd
GJ age
440431:2008/03/19(水) 00:06:42 ID:zFuRWk7a
GJ!
夜食の焼きそば食べながら読みました
441名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 05:00:52 ID:L60sdDo0
>>440
夜食はカレーだろ、常識的に考えて。
442佐伯:2008/03/19(水) 12:40:19 ID:AXpWaJEC
ありがとうございます。女性の方の感想もお待ちしています。 
443名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 13:29:11 ID:jjrKLG/8
興奮しましたわ、オホホホ
444名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:50:43 ID:4FCMKaCH
完全に出遅れました。 
今回もスゴく興奮しました。 
次回も楽しみにしています。
445佐伯:2008/03/27(木) 12:07:29 ID:rd9Hgrbl
ココってまだ読んでる人いますか? 
いるなら続きを描こうかと思ってますが……
ちなみに次は尿道炎の女・西條あかりを予定しています
446名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 17:35:32 ID:2T1vjk/Y
いますいます。書いてください。お願いします。
447名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 02:37:16 ID:+5VnZKWj
>>445
キターーー!!!!
448佐伯:2008/03/28(金) 10:50:41 ID:hl+ifWKA
本日の夜に書く予定です。
読んでくれたらありがたいす。
もしオンタイムで読んでくれる方がいましたら
連続投稿制限があるので感想宜しくお願いします。
449名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 13:42:06 ID:nH1ooQJv
パンツ下ろして待ってます
450佐伯:2008/03/28(金) 20:10:27 ID:bKKshGBg
ケース3 西條あかりの場合

最近の彼女は生理でもないのにナプキンが欠かせない。
まだ26歳で出産経験もないのに、咳をしたり驚いたりすると
意識なく失禁してしまう。
若い女性もそういう症状がよくあると言うことで特に気にしていなかったが
彼とのデート中だけは異様に緊張していた。
しかし、彼女は2週間後思いもよらずWSCの扉を開けることになる。
受け杖には相変わらず優しく微笑む相沢があかりを受け入れる。
問診表を渡されるもどこか気恥ずかしくなかなか記入できないでいると
見かねた相沢があかりに近づいてきた。
『どこかわからないことありますか?』相沢は問う。しかしあかりは
顔を赤くして俯くばかりだ。相沢は彼女の性に対する幼さを感じ
『それじゃあ記入はいいですからおトイレだけ済ませてお待ちください』と
伝え、診察室にあかりの無記入の問診表を持っていく。
あかりは排尿痛を我慢しながら用を済ませ待合室に戻る。
ナースの吉田が仏頂面であかりを迎えに来た。
『西條さん、西條あかりさーんお入りください』
あかりが診察室に入ると医師が優しく目の前の椅子に座るように言う。
荷物をかごに入れ椅子に座ると子犬のような目で医師を見つめた。
『西條さん、問診表には何も書いてないけど今日はどうなさいましたか?』
医師が問うとようやく観念したあかりが口を割る。
「実は1ヶ月くらい前からちょっとした衝撃で失禁するようになって
ずっとナプキンをしてたらおしっこするときにすごく痛くて…」
はずかしそうに伝えると医師は『それじゃあ診てみましょう』と
吉田に目で合図をしながらあかりに診察台に乗るように促す。
内診台に抵抗はあるものの、以前違う病院で経験があるため
あかりは促されるまま下着を脱いで内診台に乗った。
症状:かぶれによる尿道炎の疑い
医師はゴム手袋をはめあかりの元に座り眩しいライトが
あかりの股間を照らした。あかりは言いようもない不安で
医師を見つめる。ここには医師と患者を遮るカーテンはない。
『あー大分尿道付近が赤く爛れていますね、これは痛いでしょう』
医師はあかりに触れることなくつぶやいて、消毒液が染みた脱脂綿を
あかりの秘部をなぞる。あかりは今までと違う苦痛に身を捩る。
それもそのはず…医師は爛れや傷にはとても沁みる消毒液を
あかりに使用したのだ。うっすらと微笑みながら…
451名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 20:27:48 ID:22+lrp1d
初・支援!!!
452佐伯:2008/03/28(金) 20:39:17 ID:bKKshGBg
吉田が医師の不審な行動を疑いあかりの患部に目をやると
そこには無駄毛が1つない幼い少女のような股間が露わになっていた。
『貴女…これは自分で剃ったの?』吉田が言うとあかりは顔を横に振る。
医師は会話を聞きながらもう一度沁みる脱脂綿で下腹部から肛門までなぞる。
「先生…痛いのはおしっこのところだけですので…」あかりが恥ずかしながら
医師に伝えると『そうは言っても股間が傷だらけですよ』とモニターに
股間部分を映しながらあかりに言った。自分の秘部を画面越しに見ると
ライトの光で更に露わになっていて急に恥ずかしさが増す。
『こんなに傷つけながら剃毛するなんて貴女の彼はどうかしてるわ』
そう言いながら吉田は傷だらけの股間を大きく開きあかりに見せ付ける。
かみそり負けのような傷もあれば膣口付近には裂けた様な傷跡もある。
そして肛門には陰毛が1本1本毛抜きで抜かれたような跡があり、更に言えば
最近脱肛した様な跡もある。あかりは今まで見たことがない自分の股間を
凝視しする。しかし左の臀部の内側には見慣れたほくろがあり
あかりは変わり果てた自分の股間に目を疑う。紛れもなく自分の体だ。
医師は全ての傷を消毒すると細く冷たい尿道鏡をあかりの赤く爛れた
尿道に押し入れる。『それでは中の様子を診て見ましょう』
「うぅぅぅぅぅぁ」キシロカインを塗ったとは言えあかりは苦痛で唸り出す
尿道鏡にはカメラがついており先ほどのモニターにあかりの体内が
映し出される。そこには医師も吉田も愕然とする光景が描かれていた。
『これは…』
453佐伯:2008/03/28(金) 21:30:45 ID:bKKshGBg
カメラに映し出されていたのは濁った様な色をした固形物だ。
あかりは苦痛と快楽を伴う彼との1週間前の交わりを鮮明に思い出す。
「あの時だ…」あかりは確信した。そう、それはいつものデート中のこと。
あかりは彼と食事を終え、映画館に行ったときだった。
ホラー映画で驚いた瞬間、あっという間に失禁してしまい
それに気づいた彼はあかりの手を引き映画が終わる前にシアターを出た。
二人はドラッグストアで女物の下着を買い、ラブホテルに向かったのだ。
今までとは別人のような彼は、失禁した彼女を[お仕置き]という名目で
備え付けのレンジで熱くしたタオルで擦る様にあかりの股間を拭き
それでも汚いと消毒液を浸した細い綿棒を尿道に入れてきたのだ。
あかりは激痛と彼の異常な行動に震えながら、動いたらもっと痛くなると
必死に絶えていた。何度も消毒液を浸しながら抜き差ししたり、綿棒を入れられながら
クリトリスに携帯のバイブを触れてみたりと悪戯し放題で、刺激の強さに
再度失禁してしまった彼女の陰毛を男性の髭剃りで石鹸などつけることなく
剃ってしまったのだ。剃り終わって入りっぱなしの綿棒を抜くと、そこには
尿でふやけ脱脂綿が剥がれ落ちただのプラスチックの棒が出てきた。
あかりが慌てると彼は嘲笑うかのように彼女を四つんばいで固定し
肛門周りの毛を1本1本痛みを溜める様に抜き始めた。彼女は鋭い痛みに
震えていたが、その内痛みが快楽となり二人は尿道に取り残された異物を忘れ
今までにない至福の時間を過ごしたと言う。それからというもの彼女の膣口の突起部分をクリップで
挟み上げたり、肛門には異物を挿入したりして快楽に伴う失禁を二人で
楽しんでいたようだ。あかりは医師と吉田にその経緯を涙ながらに話す。
『このような行為で快楽を求める人もいますが、そこには必ずこう言った
デメリットもあることを忘れないでください』と医師が言いあかりの中に
置き忘れられた脱脂綿を尿道鏡に挟み摘出した。
「は……ぃ、すみま…せん」あかりが細々とした声で謝ると
『いいのよ、こうして痛いのを我慢するのがすきなんでしょ?』と
満面の笑みをした吉田があかりを覗き込む。あかりは恥ずかしさで
頭を横に振るも、その火照った顔を医師と吉田は見逃さない。
『膣内や直腸にも傷があるかもしれないから診ておきましょう』
吉田は医師の言葉にうなずき抵抗気味のあかりの股間を大きく開く。
医師は濡れ始めていたあかりの膣に一度に3本の指を挿入した。
あかりはその衝撃に鳥肌が立つ。『ここは異常ないかな?』医師は
そう言いながらあかりの体内の一番感じるざらつきを休むことなく
刺激し吉田はその様子を診ながら内診台をフラットに戻す。
そして医師の指を入れながらあかりを四つんばいに体位交換させ
『私はこちらを診てみます』と細く長い指を肛門内に挿入した。
医師と吉田の指の動きで同時に1枚の襞を刺激した瞬間、今までにない
快感であかりは昇天しながら大声を出す。しかしその卑猥な動きは
一向に止まらない。「やめてぇ。壊れる…壊れちゃうからぁ、もうダメぇ・・・」
そういいながらも更に足を広げ尻を突き出しあかりは脱力しながら
診察台の上で失禁した。もうあかりはこの快楽の地獄から逃れられない。
454佐伯:2008/03/28(金) 21:57:05 ID:bKKshGBg
何度とあかりの尿道からちいさな噴出が湧いただろうか…
しかし、その排尿によって痛みを感じるあかりの姿は今はない。
あかりは二人の異なった体温を膣と直腸で同時に感じながら
泡を噴いて喜んでいる。医師は吉田に目で合図をし二人一斉に
指を抜くとあかりの膣と肛門からは異なった体液が滴る。
一度に快楽の元を失ったあかりは不甲斐ない声で「もっとぉ…」と
訴える。膣や肛門も快楽を欲してるのかヒクヒクと動く。しかし
『あとは軟膏を処方しますから排尿後に消毒して塗って下さい』と
言いながら医師はカルテに記入し始める。吉田は優しく物欲しそうな
あかりの股間をタオルで拭い、軟膏を塗る。そして医師が診察室を出た瞬間
『もう彼だけじゃ物足りなくなるわね。今度はお尻から異物が取れなくなって
診察に来るんじゃないの?』と妖艶に囁きあかりを診察台から下ろした。
急に快感を失ったあかりは足に力が入らず何度もよろめきながら下着を履く。
そして吉田に付き添われながら待合室に戻った。会計をなんとか済ませ
院外に出ると、そこには諸悪の根源である彼が待っていた。しかしあかりは
彼の車には乗らずゆっくりと駅のほうに一人で向かう。
その様子を2階の診察室から医師と吉田が寄り添うように見ていた。
『あの患者、彼じゃ物足りなくなって近いうちにきっと来ますよ?
今度は何をしてあげましょうか?』吉田がそういうと医師はフッと
顔を緩ませ、今時珍しいガラスの特大浣腸器を指差す。

その上の階の同じ窓際には休憩室にいるの相沢が立っていた…


−−−西條あかり 終了−−−
455佐伯:2008/03/28(金) 22:26:35 ID:bKKshGBg
今回も無事に書き終えました。
最終的には彼とのセックスによる代償という形にしてみました。
読んで下さる方の性別によって違う感想をお持ちするかもしれませんね。
感想をよろしくお願いします
456名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 00:36:48 ID:OVq6L5Lg
スゴい…興奮してしまいました。こんな治療されてみたい
457名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 17:27:14 ID:VcATa66p
>>389
龍之介の続きを待ってるのは俺だけかい
458名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 09:41:06 ID:MNFYwdhJ
>>457
続きよろしく(*´д`*)
459名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:12:02 ID:10SARgUG
佐伯さん、すごい良かったです。
特大の、、、、楽しみにしてます!
460名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:57:14 ID:91ziGBHP
佐伯さんマジで凄いや
461名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 02:51:50 ID:+FRqg5Lt
これ系が好きな人のツボがわかってるな
良すぎ
462佐伯:2008/04/03(木) 11:12:59 ID:azZLccxs
感想ありがとうございました。嬉しいです。

次は龍之介サンのを待ってから投稿します。
次は陰核炎の女・相沢千佳を予定しています。

463名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 18:43:49 ID:fHkOhmtb
そんな事言わないで続けて書いてください 
楽しみに待ってますから。
464名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:33:29 ID:zFOp+rZw
佐伯さんがお先に
465名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 11:35:29 ID:SOrnw1Uo
あんま異物挿入すんのよくないな・・・・・
少し控えよう・・・・・・・・
466佐伯:2008/04/04(金) 22:06:06 ID:+h0Tcd/F
楽しみにしてくれる方がいて本当に嬉しいです 
最近、立て続けに書いてたから遠慮しようかと思ってましたが
もし、よろしいなら明日の夜書いてみようかと思います。
467名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 13:06:31 ID:eDco+1JH
>>462
リレー小説だから、できれば、龍之介の続きも頼むw
468名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 19:22:26 ID:dMRitoji
ワクテカ
469佐伯:2008/04/05(土) 20:07:19 ID:ttrF2fHo
ケース4 相沢千佳の場合

「それではお薬出てましたのでこちらを毎食後飲んでくださいね
お大事にどうぞぉ…」
優しい口調で最後の患者を送り出し受付の相沢千佳は最後の処理をして
後ろの棚にカルテをしまった。
すると思いもがけず体の力が抜けバタンと音を立てイスに倒れ込む。
騒音を聞き診察したから心配そうにナースの吉田が受付にやってくる。
『相沢さんどうしたの?って倒れてるんじゃない、大丈夫?』
吉田が近づき抱きかかえると千佳の異常な体温に気付く。
『貴女すごい熱じゃない?どうしてこんなになるまで無理したの?』
そう言いながらテーブルのイスに座らせた。熱を計ると39度。
もう一人の力じゃ歩けなくなっていた。
その様子を見て心配そうに医師も二人に近づく。
『相沢さん、風邪かい?診察してあげるよ…』そう言いながら
相沢の首筋に手をやりリンパの腫れがないか確認する。
「大丈夫ですから…私帰れます……」千佳は恥ずかしそうに拒否するも
吉田に付き添われ診察室に運ばれた。
千佳の体は更に熱を増し意識は朦朧としている。
しかし喉の腫れや堰などの風邪の諸症状はなく医師も吉田も不思議そうに
千佳を覗き込む。千佳の大きな瞳はうるうると涙が滲みとてもかわいい
動物のようだった。千佳の白くてふくよかな腕をとり吉田は血液検査の
準備をする。その間医師は白衣の上から柔らかな胸に聴診器をあて
千佳の鼓動に耳を傾けた。すると千佳がとてもか細い声で呟く。
「多分炎症による熱発です。だから抗生物質さえ頂ければ…」
医師と吉田は千佳の声に目を合わせる。千佳の体には外傷は見当たらない。
『もしかして内科的に悪いところがあるなら薬でたたくよりも検査
したほうがいいな。どこか痛い所ある?』そう言って腹部のほうを
見ると千佳は恥ずかしそうに足を捩り始めた。
『もしかして貴女ココが痛いの?』不審に思った吉田は千佳の股間を擦る。
すると千佳はコクリと頷き両手で赤い顔を覆う。医師はその様子を見て
吉田に合図をしながら『ココが痛いなら診察してあげるよ』と言った。
千佳は頭を横に振るも体中の力が抜け抵抗することが出来ない。千佳が
黒いベッドに横たわり吉田に白衣の裾を捲り上げられ秘部を二人の上司に
曝け出す。すると赤く腫れた小さな突起には輝く金属片がぶら下がっていた。
その光景に二人は息を飲む。
症状:ピアスによる陰核の炎症
まずは炎症を起こしている根源の金属を取り除かなければならない。
この炎症は明らかに金属アレルギーも伴っている。
『相沢さん、痛いの我慢して空けたんだろうけどこれは外さなきゃ
普通に生活出来なくなるよ。残念だけど取ろうね』
そう言いながら医師は陰部を消毒し始めた。千佳はそのピアスを空けた
時の恐怖が再び湧き上がり力いっぱいに抵抗する。
『貴女、これは自分が望んで空けたんじゃないわね…?』そう言いながら
吉田は足を閉じようとする千佳の両足を開いた状態に押さえ付けた。
470佐伯:2008/04/05(土) 21:12:08 ID:ttrF2fHo
千佳は恥かしさのあまり力いっぱい足を閉じ抵抗する。
細身の体の吉田には到底押さえ付けることは出来ない。
『吉田さん、あっちに移ろうか?』医師は内診台に目をやり
千佳を抱え込みながら恥かしい形をした診察台に千佳を乗せる。
両足を固定された千佳はもう羞恥や恐怖に抵抗することは出来ない。
吉田が陰洗カートを設置し医師に消毒液を噴出させるノズルを渡す。
医師は最小限に噴出力を弱め千佳の陰部に放出させた。
生温い消毒液は威力は弱いものの鋭い痛みを千佳に与える。
千佳は今までの印象を覆すような低いうなだれ声で「痛いぃぃあーーーー」
と叫んでいた。しかし医師はその訴えを聞き流すように少しずつ
消毒液の噴出力を高め始める。激しい痛みに絶えながら千佳は
ピアスを空けたあの日を思い出し消毒液とは違う液を滴らせる。
千佳は仕事で患者を診察室に送り出すと医師と吉田のやりとりや
患者の悲鳴・排泄音を壁越しに聞いている。そしていつしか
自分も新たな性に目覚めていった。千佳は彼といろいろな性を楽しんだ。
バイブやアナル、そしてスカトロまで…千佳はとても満足していた。
しかしその行為で彼はSに目覚めてしまい、3月の末に痛がる千佳の
陰核に安全ピンで穴を開けピアスを捻り込んだのだ。
『癒着が激しいから切開しないといけないな』医師が呟くと
千佳は恐怖で更にじんわり股間を濡らした。「そんなぁ…」千佳は泣きながら
吉田を見て助けを求める。しかし『痛いから麻痺させますよ』と
吉田はキシロカインを塗ったガーゼを千佳の一番感じる突起に被せ
細くて鋭いメスと先が尖ったピンセットを医師に渡す。
471佐伯:2008/04/05(土) 21:43:36 ID:ttrF2fHo
冷たい液薬が彼女の突起を麻痺させ医師はピンセットで金属を掴む。
そして癒着していた陰核と包皮にメスを入れ金属から剥ぎ取る。
痛みは完全に麻痺しておらず千佳は激痛で何度も体を硬直させる。
吉田はその姿を見て『こんなおいたをするからよ。我慢しなさい』と
優しくも冷たく言い放ち医師が施術しやすいように陰唇を左右に開げる。
何度か細かい切開を繰り返しようやく金属が千佳から外された。
陰核からは血がにじみ出ており医師は消毒しながら恐怖の言葉を発した。
『この傷じゃ排尿・排泄管理が必要だな・・消毒も必ずしなきゃいけない』
吉田は医師の言葉にニヤリと頷き、診察室の奥にしまわれている
ガラスの特大浣腸器を取りに行き『まさか最初に貴女に使うなんてね』と
微笑みながら浣腸液を吸い込ませ医師の元にやってきた。
陰核には消毒したガーゼを張り、腰に枕を宛がい肛門が見えるように
すると千佳のピンク色した卑猥な襞にプスリと浣腸器を挿入した。
あまりの展開の速さに千佳は抵抗するまもなく恐怖の浣腸液を受け入れる。
彼女の直腸内には経験したことのない大量の浣腸液が注入され、見る見る間に
やわらかい腹が更に膨らみ始めた。「だめぇー苦しいぃぃ出る出るぅぅぅぅ」
千佳は叫ぶが医師は関係なく注入し続ける。そして自力で排泄できないように
卑猥な形をした栓を埋め込んだ。千佳は両足を固定された上、排泄機能まで
奪われた。もう苦しさを耐えるしか術はない。
『こんなにお腹大きくさせて、妊婦さんみたいよ。早く赤ちゃん生みたい?』
吉田は大きく膨らんだお腹を擦りながら囁き千佳の陰部に触れた。
すると膣口から白く濁った愛液が湧き出ているのに気付く。
「もう許して、あんな悪戯もうしませんから…うんちさせてぇ」
千佳は叫ぶも医師は『もう一度熱計ろうか』といいながらヒクヒク動く
淫らな膣に冷たい体温計をプスリと差し込む。しばらくしてピピピピと
鳴った体温計を抜き出すと39.2度の表示になっていた。
472名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:04:25 ID:9c5R3O+3
C
473佐伯:2008/04/05(土) 22:07:53 ID:ttrF2fHo
『そろそろ限界かな?熱も上がってきたからね…』医師が伝えると
吉田は千佳を内診台から降ろし四つんばいにさせた。
「こんなんじゃできないぃぃぃ」千佳は泣き叫ぶと両足の間に
おまるのような簡易便所を置く。そして千佳を跨がせるように尻を誘導し
散々苦しめた卑猥な栓を千佳の呼吸に合わせて生み落とさせた。
ズブズブビュビュドピュ ビビビビビ
卑猥な排泄音が診察室に響き渡る。千佳は恥かしさを感じる余裕などなく
医師と吉田に見守られながら力を振り絞り排泄する。
何度も腹痛の波が千佳を襲い、その度に体を震わせながら泣き叫ぶ。
吉田は後ろから手を回し大腸をなぞる様にマッサージをし排泄を促す。
そして何度か陰核に触れないように尿道を刺激し排尿させた。
千佳はその度に突起に激痛が走り力が抜ける。
やがて腹痛が遠のき消毒するために再び黒いベッドに足を広げながら寝る。
千佳の股間には尿や排泄物で汚れたガーゼや陰毛が露になる。
『汚いから全部一回とるよ』医師が優しく言うと静かに千佳は頷く。
すると剃刀を手にした吉田がガーゼを取り払い、薄くまだらに生えた
千佳の陰毛を1本残らず剃り始めた。『私がこれからは消毒係だから
私がやりやすいようにするからね…』千佳は再び刃物の恐怖に怯えながら
吉田の剃毛を受け入れた。そしてツルツルになった卑猥な陰部に消毒液を
散布しながら小さな突起に抗生物質を塗ったガーゼを置いた。
医師はその処置を見守りながら解熱剤の座薬を手にしていた。
『貴女はもう私たちのおもちゃになりそうね…』吉田は千佳を四つんばいにさせ
大きく肛門を開き医師に合図をしながら囁いた。
千佳はこれから起こる恐怖と期待に顔を赤く染めながらコクリと頷く。


−−−相沢千佳 終了−−−
474名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:10:37 ID:9EUuNKZr
スゲー
完全に引き込まれた
475佐伯:2008/04/05(土) 22:15:36 ID:ttrF2fHo
今回も読んでくださった方がいらっしゃれば感想をお願いします。
受付の相沢をなんとかストーリーに入れたかったので多少ムリヤリ感が
あったかも…せっかく名前を入れた登場人物を脇役だけで
終わらせたくなかったという親心でしょうか(笑)


>>467
私は自分のストーリーだけで頭がいっぱいです。
リレーはむりだと思います。もっとボキャブラリーを増やさないと
だめですね。
476名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 13:24:07 ID:6CJkcA8A
佐伯さん最高です。また書いてください!
477名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 17:43:20 ID:/j2HRXEE
期待age
478名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 11:26:28 ID:X292gjrb
ハァハァ
479名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 14:35:11 ID:jBCwTisa
男の患者を希望してみる
480名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 04:28:39 ID:KayR8grd
男患者はイラネ。
481名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 10:19:21 ID:w2P+9M24
女医さんが困っちゃうシチュなら
482佐伯:2008/04/11(金) 13:41:39 ID:Zx+gpwSN
男性はちょっとわからないですね…ごめんなさい

女性の羞恥心や快楽はわかるんですけどね…

次は…大きすぎる女・千原藍を予定しています
何が大きいかはお楽しみに(笑)
いつか…書きます。
483名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 22:09:54 ID:KayR8grd
佐伯さん、待ってます!
期待あげ!
484名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:27:46 ID:LeqAjE/6
>>482
>女性の羞恥心や快楽はわかるんですけどね…

それを男に置き換えればいいだけでは?
485名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 14:04:49 ID:6J6l5mDJ
何が大きいのか…楽しみにしてます!
期待アゲール
486名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 14:47:09 ID:KwnJKL1n
書きたくない男患者を対象に書かなくてもいいよ。
佐伯さんの書きたいものを書いてほしい。
リクエストとかは別にいいけど、男はちょっと、、、って断られてるんだから。
何度もしつこいのは良くないよ。
書きにくくなったら、どうするんだよ。
男がいいなら、男の名前と名称に脳内変換すればいいんだよ。
487名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 20:48:36 ID:mMfS5sKt
>>486
ちんこはどうしたらいいですか?
488名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 23:50:52 ID:6J6l5mDJ
このやり取りを見て佐伯さんが書きづらくなったらどうしよう。
結構たのしみにしてるんですが……
佐伯さんは気にせず書いてくださいね
489佐伯:2008/04/15(火) 17:28:02 ID:q79SIvqU
結構読んでくれてるんですね…
ちょっと嬉しいです。
早めに構成できそうなので読んでくれる方がいるなら書きますね。
490名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:55:34 ID:rrxmAQDR
佐伯さん待ってます!
491神さま:2008/04/16(水) 07:10:20 ID:jqKelt5n
わしも参戦させてもらうぞよ。
そりゃっ!!!!!!!
492神さま:2008/04/16(水) 07:13:28 ID:jqKelt5n
ギラギラと太陽が照り付ける真夏の日の朝。
夕夏はいつものように高校へと出かけていった。
夕夏「いってきまーす!」
お母さん「お弁当持ったのー?」
夕夏「うーん!」
橘夕夏(たちばなゆか)現在高2。
かなり気が強く女子の中でも活発なグループ(ギャルばかり)にいた。
髪型はショートカットの茶髪。
顔はいかにも我が強そうな顔だったがすごく整っていて男子からはかなり人気があった。
芸能人で言えばまさに上戸彩を不良にした感じだ。
部活は陸上部に所属しており日焼け跡と白い肌とのコントラストがとてもセクシーだ。
頭髪服装検査ではいつもひっかかり担任の教師(42才♂)にはしょっちゅう反発していた。
夕夏のクラスの担任、鬼よし(生徒からそう呼ばれている)はかなり厳しく生徒からは男女問わず嫌われている。
「マジ鬼よしいらねーんだけどキモすぎ」
「あの顔は生理的に無理」
「100万もらってもデートとか無理だよねーwww」
「はいっ終わりま〜す(女子の1人がふざけて鬼よしの真似をする)」
「wwwwwwww」
などといったたわいもない女子の会話がいつも教室中に響いていた。
そして午後の体育の時間。
この季節にもなると体育の授業はほとんどがプールだ
いつも女子は半分くらいが仮病を使って授業を見学する。
しかし夕夏のグループのギャル軍団は何故かいつもほとんどが入っていた。
夕夏は運動神経がよくプールも幼い頃に習っていたので得意なほうだった。
体育の先生(31才♀)は優しく生徒からも人気でプールの時間はいつも半分くらいが自由時間だ。
いつものように後半の自由時間、夕夏たちはビーチボールで遊んでいた。
時々ボールがプールサイドに上がってしまいその度に誰かが取りに行くか先生に投げてもらったりしていた。
そして夕夏がボールを取りに行ったときに事件は起きた。

493神さま:2008/04/16(水) 07:19:41 ID:jqKelt5n

プールサイドで滑って豪快に転んだのだ。
案の定プールの中から笑いがとんだ。
しかし夕夏はかなり痛がりうずくまっている。
次第に一緒に遊んでいた女子達もプールサイドに上がり「大丈夫?」などと声をかける。
すぐに先生も寄って来て「頭打った?」と聞くが夕夏は何故かずっと股間をおさえていた。
どうやらなにかの拍子で股間を痛めたようだ。
先生「立てる?」
夕夏「ちょっと無理です。」
先生「このクラスの保健委員だれ?」
女子達「たかしじゃね?」
たかしはかなりの勘違いカッコつけ野郎だ。
顔は不細工だかなにかとカッコをつけたがる。
いつも休み時間にはトイレに行き髪をいじっている。
たかしがトイレから教室に戻ると夕夏のグループの女子達は「変わってね〜www」などと話して笑っている。
もちろん女子からもキモがられていた。
先生「たかし君、夕夏を保健室まで連れてってくれる?でも立てないみたいだからどうしようか...」
このとき夕夏は明らかに嫌そうな顔をした。
たかし「おれっすか?」
そういうとたかしはお姫様だっこのように一気に夕夏を抱え上げた。
もちろん夕夏は水着。
回りにいた女子達もみんな目を見開きアイコンタクトでありえね〜といった表情をしている。
夕夏「ちょっ!いたっ」
たかし「すぐ連れていってやるから我慢しろ」
夕夏は屈辱と恥ずかしさと勘違い野郎への怒りとで今にも泣き出しそうだった。
夕夏にはふとももの冷たい手の感触がいやらしい感触にしか思えなかった。
我の強い夕夏からしてみればいつもからかっているたかしに生身の身体を触られることは相当な屈辱で許せなかったに違いない。
しかしあまりの痛みで身を任せるしかなかった。
無事保健室についたが問題はここからだ。
夕夏は水着。
痛めた場所は股間。
怪我を判断するには患部を見なければならない。
もちろん保健の先生は女だがそれでも年頃の夕夏からしてみれば水着を脱いで全裸になるのには抵抗があった。
が、そんなことは言ってられない。
それくらいの痛みだったのだ。
すぐに先生は念の為に保健室に鍵をかけ夕夏をベットに移し水着を脱がせた。


494神さま:2008/04/16(水) 07:25:26 ID:jqKelt5n
先生「これは恥骨にひびが入ってるかもしれないね。病院だね。ちょっと電話してくるから待ってて。着替えも持ってくるからね。」
そういうと先生は夕夏のベットの回りのカーテンを閉め急いで職員室へと向かった。
しばらくすると保健室のドアが開く音が聞こえた。
先生が戻ってきたと夕夏は思った。
そしてカーテンが一気に開いた次の瞬間夕夏は自分の目を疑った。
そこに立っていたのは担任の鬼よしだったのだ。
おそらく保健の先生が鍵をかけ忘れたのだろう。
夕夏は全裸でベット。
ベットの上には布団はなく身体を隠せるものは何一つない。
夕夏「はっ!?ちょっふざけ..閉めてください!」
鬼よし「大丈夫か?怪我したって聞いたから」
ありえない!普通に話しかけてくる。
夕夏はあまりの恥ずかしさで勢いよく起きあがりカーテンを閉めようとした。
が、次の瞬間強烈な痛みが走り夕夏は股間をおさえた。
夕夏「いたっ!」
鬼よし「股間か?どれ?腫れてるのか?」
鬼よしはほとんど強引に夕夏の足を少し開かせた。
普段なら夕夏も抵抗できるのだが足に力を入れることが出来ない。
もう恥ずかしさと悔しさで夕夏は半分泣いていた。
手で必死に隠そうとするが
鬼よし「やっぱり少し腫れてるじゃないか。どれ。」
強引に夕夏の手をどける
夕夏「ほんと大丈夫ですから!」
鬼よし「でもやっぱり少し内出血してるなぁ」
鬼よしは夕夏のヘアーをかきわけ内出血を確認しようとする。
夕夏はもう抵抗する気力もなく胸も隠さずに手を横につけ、唇を噛み締めて泣いていた。
もちろんこんなことになるなんて夢にも思ってないのでヘアーの手入れなんかしていない。
最悪な状態を最悪な状況で最悪な男に見られているのだ。
すると保健の先生と夕夏の女友達が夕夏の制服やらを持って保健室に入ってきた。
保健の先生は鬼よしを見るなり最初は少し驚いた様子だったがすぐに何事もなかったかのように
保健の先生「夕夏ちゃんのご家族には連絡しときました。」
鬼よし「あ〜どうもすみません。あとは病院ですよね。よろしくお願いします。」
といったような会話をして鬼よしは出て行った。
その間もカーテンは開いたまま。
友達にも全裸を見られ、なにより鬼よしに裸を見られたという事実を友達が知ってしまったということが夕夏には辛かった。
495神さま:2008/04/16(水) 07:32:31 ID:jqKelt5n
夕夏の悪夢はまだ終わらない。
制服に着替え先生の車で近くの病院へと向かった。
看護師「橘夕夏さーん。どうぞー」
夕夏の診察の番だ。
医者は40♂くらいだろうか
医者「プールで転んだと...どれそこのベットに横になって」
夕夏は頭が真っ白になった。
また見知らぬ男の前でパンツを脱ぐの?...
看護師「じゃぁ少しショーツ下ろしますね」
制服のスカートを捲りあげられゆっくりと膝上辺りまでパンツを下ろされた。
夕夏はそれはもう恥ずかしいなんてものではなかった。
医者が夕夏の股間を触りながら
医者「これは痛い?じゃあここは?」
などと夕夏の大事な部分を触りまくる。
夕夏「痛いです...」
医者「じゃぁレントゲン撮るから」
看護師「はいじゃぁ待合室でお待ちくださいね」
夕夏はすぐにパンツを上げ、待合室に戻った。
レントゲン技師「橘夕夏さーんどうぞ」
ありえない...明らかに20代♂...
夕夏はもうパンツを脱ぐことは承知していた。
技師「はいではこの台に乗ってください」
夕夏「やっぱりパンツ脱がなきゃだめですよね...?」
技師「そうですねー...」
夕夏はもうどうでもよくなりすぐにパンツを脱ぎ台の上に上がった。
しかし甘かった。
これは恥ずかしい。
夕夏は色々な体制を強いられ色々な角度から撮影された。
技師「はいじゃぁこの体制から動かないでください。」
ウィーン..ガシャン
夕夏はそれはもうヌード写真集でも撮影しているかの気分だった。
学校の制服に下は裸って...
夕夏はまた屈辱で涙がでそうになった。
技師「はいじゃぁ終わりです。」
レントゲンにはアソコの割れ目もしっかりと映っておりその近くにまた小さな割れ目が映っていた。
医者「うん恥骨にひびが入っていますね。」


その日の帰り道。
夏の空に浮かぶ夕焼けがとても綺麗だった。

〜present by 神さま〜
496神さま:2008/04/16(水) 07:34:04 ID:jqKelt5n
ふぅ....久しぶりに力をつかったわいε-(´・`)
497神さま:2008/04/16(水) 07:44:38 ID:jqKelt5n
わしvs佐伯じゃな。
みなのもの!判定したまえー!
498名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 09:36:18 ID:i9oV7sQ2
読みやすさではネ申さま
エロ度では佐伯
499佐伯:2008/04/16(水) 10:36:01 ID:kv8Jv0UX
神さま…私は対決するつもりはないです。
ごめんなさい。しばらく休みますね(^_^;)
500名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 17:10:58 ID:1fkLX1q1
ガビーン…
佐伯さんに書いてほしかったのに。
501名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:11:09 ID:tAnvdJmu
断然佐伯さんがいい。エロくて、感じる。
対決とか馬鹿じゃね?
佐伯さん待つ間、自分が書きま〜す、とかで書けばいいのに。
誰も対決とか望んでない。
ちなみに神さまのは文章、文体ともに幼稚、稚拙。
あ〜あ、肝心の佐伯さんが書かなくなるなんて最悪。
ホント馬鹿なことしてくれたよね、つまんない文章で。
変な対抗意識もつなよな。
腹立つ!!!
502名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 04:38:51 ID:3gA6g28I
つまらないつっこみだけど、ウーマンズサロンドクリニックで、男性医師ってパターンはめったにない
そういう女性専門クリニックって、スタッフが全員女性なんだよな。

俺は女医に診察される女性患者ってパターンは好きだが。
男性医師は好かん。
503名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 10:05:38 ID:YIIgog9/
女性の立場から言わせてもらえば若い男性医師ってのがいいんだけどね〜
佐伯さんの物語は女性の欲求がストレートで感じちゃうんだよね
対決とか馬鹿らしい事書かないでさぁ
佐伯さん早く戻ってきて〜
504名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 11:15:10 ID:7/5xSLUU
佐伯にお皆に聞くところがウザイ
好き勝手に書けば良いだけ
505名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 11:18:53 ID:YIIgog9/
>>504
読まなければウザく感じないんじゃない?
506名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 13:39:23 ID:AQbirJ3r
どうでもいいがパンツ脱いで待ってる折れの存在を忘れないでくれ
507名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 14:34:40 ID:PymFXovv
女性外来とかレディスクリニックが全て女医じゃないですよ。
男性医師も多いので、設定に無理はありません。

対決って言っても、神を名乗ってますが、ただのあらすじ並の
筆力ですね。

まったく表現力がありません。

佐伯さん90点
短編でよくまとまっていますが、もう少し恥かしい治療の様子がたくさん描かれていると100点だと思います。
ちなみに男性医師は自分を投影しやすく、女医よりずっと好きです。
同性の看護師吉田にもネチっこくいたぶられているので、
女が女に、という点もクリアしています。
このまま、存分にお書きください。


今回の挑戦者20点
ただ書いたことしか評価できるところはありません。
508佐伯:2008/04/17(木) 18:16:08 ID:fidIkqZr
>>507
恥ずかしい描写…勉強になります。もう少し校正してから投稿します。

これkらは書きたいときに書きますので比較や評価は結構です
感想だけ聞かせてもらうと次の物語を書く参考になるのでお願いしますね
509名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 00:48:20 ID:wyDmLGrX
>>503
女性の立場から何か書いてくれ

>>507
全てではないけど、ほとんど女だよ。
それが売りの病院が増えた。
少なくとも初診、検査の段階では女のスタッフだけってのが多いだろう。
重病になると手術は違ってくるかもしれないがな。

結局肝心のところは男の医者に頼ったりするんだよなw
実際、女の患者でも、女医よりも男性に見て貰いたいケースも多々あるらしい。
というのも女は同姓に厳しいからな。
女医はヒステリックでハズレも多い。
特に女性専用クリニックだと、勘違いした厚化粧のテレビに出てばっかの女医とかもいるからな〜

そういう女性の厳しい目で診察するSSが読みたいよw
510名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 12:24:55 ID:V6oIq6Sc
>>509
>というのも女は同姓に厳しいからな。

そういう人もいるらしいね。
SSじゃないけど、以前にこんな書き込みがあった。
このスレの住人ならこれだけでおかずになるんじゃ?w


476 :病弱名無しさん:2005/10/13(木) 01:45:27 ID:YtJoH8Di
処女だったんですが内診されました。ものすごく痛くて泣きました。
それから形が変です…入り口が広がった感じがします。
これって処女膜破れられてしまったんでしょうか。。。
こんなことで破られてしまったかと思うと怖いです。

867 :病弱名無しさん:2006/03/26(日) 22:55:44 ID:FXO3ne9r
>>476
私と全く同じ・・・(泣)
初診だったので問診票にも経験ないことも書いたのに
内診で指2本&金属の器具をメリメリと入れられ
痛くて歯を食いしばってしまい声も出せませんでした。少し血も出ました。
帰って見てみたら膣の入り口の形が今までと変わってしまったのでショック・・・
縦に1cmくらい切れ目が出来、形もいびつに歪んでしまっています。
ちなみに●県●市の●産婦人科です。

869 :病弱名無しさん:2006/03/27(月) 00:45:40 ID:zp/tdJvO
>>867
酷いですね! 実名晒せ。
男の医者だろう?ゆるせない!

870 :病弱名無しさん:2006/03/27(月) 11:31:23 ID:vRxIL+Bt
>>869
女医です。
511名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 17:10:07 ID:92pOgDBE
>>510
ヌけた
512名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:18:59 ID:wyDmLGrX
>>510
うあぁ。。すげぇ。。
どんなSSよりも興奮したぜ!

たぶんその女医さん年増か何かで、若い綺麗な女が来ると嫉妬して
そういうことやってたりしてw
今週号のサンデーの結界師って漫画で、自分よりも年下の女を見ると殺したくなるって
設定の女がいたけど、それと似たようなものでw

そんな女医もいるかもな〜
でもこれ訴えられたらやばいよな?
損害賠償できるぜ。

ちなみにどこのスレかおせーて
513名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 18:33:48 ID:z74DUVnX
女性週刊誌でやってた不定期シリーズ『ああ惨婦人科』っての良かった。
歯科医で待ち時間に読んでたけどおっきして困った。
10年以上前の話だけどね。
514名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:04:50 ID:yWbY0o8L
スレチだぜぃ
515名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 20:49:05 ID:V6oIq6Sc
>>512
【意外に】産婦人科での体験5【怖くない】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1108945987/
516名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:46:39 ID:wyDmLGrX
>>515
トン
517佐伯さんファン:2008/04/19(土) 03:58:07 ID:zZVkkG+D
>>509
今カミサンと不妊治療に行ってるクリニックのドクターは、スダレハゲの還暦前のオッサンです。
腕はいいと評判なんです。ウチはまだ結果が出せないでいますが。
518私も佐伯さんファン:2008/04/19(土) 11:10:36 ID:rYzWDhrq
毎年健診で婦人科行ってますが先生は男性です。
今まで何カ所か行きましたが一カ所のぞいて全部男性ですね。
基本若い先生は居ませんが、若い先生だったら…想像しただけで
興奮しちゃいますね。
519名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 11:25:48 ID:l3JY8gtF
>>510
スレチ・・・と思ったが、もしSS書く人にとって良い刺激になるならおkかと。
というわけでちょっと探してきた

産婦人科で……失敗されたのかな -OKWave
ttp://okwave.jp/qa852838.html


>>512
>どんなSSよりも興奮したぜ!

このドSめ!(AA略
俺はやっぱSS形式の方が興奮するわw
520佐伯:2008/04/19(土) 14:10:49 ID:rYzWDhrq
ケース5 千原藍の場合

毎日仕事と主婦業で忙しく過ごしている藍は
自分の体について大きな悩みを抱えていた。
彼女の見た目は中肉中背であるが、裸になると
目を覆いたくなるようなコンプレックスがある。
しかもここ最近、旦那からの性的な誘いがないのは
自分のコンプレックスのせいだと思っていた。
今日はその悩みを病院に相談しに行く日。そう、WSCの扉を開ける日だ。

藍は病院に着くと受付の相沢の元に向かい問診票を渡される。
症状:性器の肥大
記入後受付に問診票を渡しトイレに向かう。
そして用を済ませ手鏡で自分の陰部を映しだした。
そこには自分の体とは思えない黒く密集した陰毛の中から
ひときわ目立つ大きな突起が顔を出していた。
悲しい現実を再度確認した瞬間だった。
藍が待合室に戻ると、ナースの吉田が藍を待ち受けていた。
『千原さんですよね?どうぞお入りください』
吉田に付き添われ診察室に向かうと、そこには無表情の医師が座っていた。
『今日はどうなされましたか?』藍はその問いにうまく返答できず
ただただ自分の下腹部を見つめていた。
『先生、こちらが問診票です。千原さんも答えられないと後で苦しみますよ』
吉田が問診票を医師に手渡し藍の顔を冷酷にのぞき込む。
「あの…私の体が…おかしいっていうか、大きすぎるんです」
小さな声でかすかに答えると、医師はニコリと微笑み正面から藍を見た。
『それじゃどこが大きいのか診てみましょうね』そう告げると
吉田が個室の着替えスペースに用意してあった診察着を藍に渡し
『全ての下着を脱いでこちらに着替えたら戻ってきてください』
と告げ診察台の準備を始めた。あまりの唐突さに藍は言葉を失い
言われるがままに着替え始めた。診察着は前にも後ろにもファスナーがあり
吸水性がほとんどないような、冷たくヒニャリとした素材だった。
そしてカーテンを開け診察室に戻ると、医師がマスクをし手を消毒している
最中だった。これから施される診察内容は藍にはとうてい予想できない。
『まずは立ったまま後ろを向いて、吉田さん背面ファスナー開けて』
藍は医師に対して後ろを向き姿勢を正して立つと吉田が後ろのファスナーを
勢いよく開けた。急に触れる空気の冷たさに藍は鳥肌がたつ。

521佐伯:2008/04/19(土) 14:45:11 ID:rYzWDhrq
医師は藍の首筋から背中・臀部・足を押し確かめ少し前屈するように促した。
すると藍の臀部が少し開き長く卑猥な陰毛が肛門から生えているのに気づく。
『足を肩幅に開いてもう少し曲げて…』藍が恥ずかしそうに躊躇していると
吉田がしゃがみ込み両手で藍の足を開かせ、前方に上半身を倒させる。
医師は臀部を左右に大きく広げ肛門を見ようとした瞬間、今までに見たことが
ない位の陰毛が密集していた。『吉田さん、消毒お願い』医師の指示に
吉田が不思議そうに後方に回り込むと藍の肛門から無数の陰毛がはみでていた。
『千原さん、お尻の毛に汚れがついてるので消毒しますよ』
藍は顔を赤く染め「私、すごく毛深くて……」と答えた。
吉田が洗浄綿で肛門や臀部の内側をなぞると、白いガーゼが茶色く染まる。
『吉田さん終わったら前面視診するね』医師が告げると吉田が手際よく
背面ファスナーを締めベッドに仰向けで藍を寝かせる。そして藍の様子を
伺いながら『こちらも開けますよ』と言いファスナーを開け始めた。
体格の割にはあまり大きくない乳房が見え、下腹部までいくと
臍下から陰部にかけて男性のように陰毛が密集している。
藍の色白な体からは想像できないほどの黒々とした陰毛だ。
医師が甲状腺から腋下、乳房、腹部に手をはわせ陰部に近付けると
「私の…異常に濃いですよね」と呟き藍は恥ずかしそうに目を閉じた。
吉田が藍の足を開かせ膝を立たせると、大陰唇が見えないくらいの黒色と
中心部からそびえ立つ卑猥な形をしたものが顔を出した。
『これは…』医師が陰毛を掻き分けその突起を露わにすると
男性の陰茎によく似た陰核だった。医師が先端に触れると足を捩りながら
藍は更に顔を赤く染め「私普通の女性と違うんです」と切なそうに言った。
522佐伯:2008/04/19(土) 15:47:57 ID:rYzWDhrq
『千原さん、もしかするとホルモン剤を処方された事が?』医師が問うと
藍は顔を横に振り「いいえ、以前夫が………」と語り始めた。
彼女が言うには結婚当初毎晩のように夫が体を求め、彼女もまた
夫婦生活を楽しんでいたらしい。なかなか子宝に恵まれず受診すると
残念ながら子供ができないと診断された。しかし夫の誘いは以前よりも
減ることはなく、更に要求するようになった。何ヶ月かして夫が
「気持ちいい薬」を彼女の陰部に塗り始めた。初めのうちは何の変化もなく
ただただ陰核が熱くなり快感だけが彼女を襲った。
しかし毎晩のように使用していたらいつの間にか彼女の陰核の包皮は剥け始め
陰核が大きくなり始めた。そして同時期から陰毛が濃くなり始めたらしい。
最初は夫も珍しいモノを扱うように彼女を可愛がったが次第に1週間に1度、
月に1度と性交渉の数は激減し、今では全然手を出さなくなったらしい。
自分の体の変異に気づいた頃には下半身は男性化していたというのだ。
涙ながらに答える藍に『大丈夫ですよ、大きくなった陰核は別としても
陰毛は永久脱毛できる時代ですから…』と伝えると彼女の秘部を左右に開き
膣の入り口を確認して深く指を挿入した。久しぶりの自分とは違う指の温かさに
藍は敏感に体を震わせ快感の体液が滴り陰毛を伝い始めた。
『ほら、貴女はステキな女性のままだ…』そう伝えると吉田が剃毛の準備をし
藍の元にやってきた。そして臍下から陰部にかけて冷たい剃刀を優しく這わせ
形を整えながら剃り始める。藍はそのこそばゆい感触に必死に耐えながらも
再び濡らし始めていた。内ももの境目を剃ろうと足を更に広げたときには
湿った陰毛が陰唇にこびりつき、吉田の処置の邪魔をする。
『こんなに幸せな滴りはどこから湧き出てくるのかしらね?』
吉田が今までの事務的とは違う優しい口調で藍に尋ねると、割れ目に
冷たい濡れタオルをあてがい、再び処置を始めた。
わざとなのか偶然なのか、冷たい剃刀の柄を何度も大きな突起に触れながら…
523佐伯:2008/04/19(土) 16:14:38 ID:rYzWDhrq
幾度となく快感の波に襲われ次第に藍は声を出すようになる。
吉田は面白いように左手で陰核を弄びながら剃毛していた。そして
内もも部分を剃り終えると、股間の方から手を回し肛門に指を押し付け
『ここも剃って欲しい?』と藍に確認した。藍はもちろん拒否できない。
四つんばいに体位交換しお尻を突き出すように促すと滴りは肛門まで
達しており吉田は優しくタオルで拭いながら処置をした。そのタオルは
ヌルリとした体液や黄色く色づいた体液を吸収し暖かいタオルに変化していた。
吉田は膝の間にタオルをおき藍に見せながら『どうしてこんな色なのかしらね?』
と笑いながら剃毛を終える。藍はあまりの恥ずかしさに脱力した。
医師はレーザー脱毛器を藍の元に用意して脱毛処理の必要性を訴える。
鏡で見せられた処置後の自分の股間は昔を思い出させるような初々しさがあった。
藍は再び医師に陰部を開き見せ処置を懇願した。明らかに最初とは違う開き方。
それはとても大きく足を開き腰を突き出し全てを見せつけるようだった………
彼女は女性の性を思い出したのである。
レーザーはゴムを弾くような痛みがあり、粘膜に近づくと更に痛みが増す。
しかし藍はその痛みを楽しんでいるようだった。
処置後の肌は熱を帯び冷やす必要性がある。しかし藍の陰部はそれだけではない
熱に襲われているようだった。
全ての処置を終え藍は「次はいつきたらいいんですか?」と医師に問う。
その焦った表情を察し『レーザーは2ヶ月に1回ですけど気になる事があったら
いつでも来てください』と伝え医師は診察室を出る。
藍が受付に戻り会計を済ませている様子を吉田が見ていると
「来週の木曜日、予約お願いします」と相沢に申し出る藍の姿があった。
きっと木曜日まで待てずに再診にくるだろうと吉田は確信した。

−−−千原 藍  終了−−−
524佐伯:2008/04/19(土) 16:38:07 ID:fsb51fb/
仕事中に暇だから書いていたら次々上司が来てしまい
焦ってしまいました(笑)
あまりエロくなかったかもしれませんがよかったら読んでくださいね。
またいつか書いてみようと思いました。
私の拙い文章を待っていてくれた方々、ありがとうね
その言葉に勇気付けられまた書けました(^_-)
525名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:00:15 ID:i24g9jAQ
佐伯さん面白かったです!
毛深いのを気にしてツルツルにしてる子、エロくて、かわいい。
526名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 17:21:59 ID:l3JY8gtF
>>524
> 仕事中に暇だから書いていたら

何やってんですかw
527佐伯:2008/04/19(土) 18:17:59 ID:fsb51fb/
>>526
エヘッf(^ー^;
528佐伯さんファン:2008/04/19(土) 22:11:25 ID:zZVkkG+D
いつもアップを楽しみにしています。
次回は、女子大入学したてぐらいの患者の話を読ませて下さい。
529名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:23:36 ID:QLT4JNM3
やった↑↑いいですね
やっぱりこういうの好きです
530名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:57:05 ID:5+vEeWL1
クリトリスと包皮の癒着とか・・・?
531名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 16:25:37 ID:292k9OC2
グッジョブ
532名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 07:37:04 ID:tFX8O5pn
若い女性の肛門系ホスィ〜
533名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 04:57:03 ID:hlnZ9/JZ
変なリクエストしたんで、佐伯さん引いちゃったのかな?
十分休養をお取りになって、また読ませて下さい。パンツおろして待ってます。
534佐伯:2008/04/27(日) 10:39:59 ID:jWYQe+Ru
>>533
いえいえ。リクエストありがとうございました。
構想は立ってますよ。
今、仕事忙しくてなかなか書けなくて…
早めに書きますのでまた読んでくださいね
535名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 01:19:06 ID:WxCXgc53
女医が見たいのは俺だけか?
男性医師にはリアリティが感じられない
536佐伯:2008/04/28(月) 14:41:07 ID:vzYd2EZS
午後休診…医師が学会の為WSCは珍しくひっそりとした昼下がりだった。
ナースの吉田と受付の相沢、そして医師の姉であり嫁ぎ先の病院で
産科医をしている三枝が休憩室で話し込んでいる。
プルルルル プルルルル
電話が鳴り響き相沢が受話器を取るとか弱い声で助けを求める声がした。
「すみません。お尻がおかしいんです。すぐに診てもらえませんか?」
『本日は先生が学会で午後から休診なんですよ。急いでるならどこか違う
肛門科で診てもらったほうがいいですね』
「他の所ではイヤです。お願いします…」女性は切羽詰まっているようだった。
三枝がその様子を見かねて『私でよければ診るわよ』と言うので相沢は女性に
受入可能の旨を伝える。15分後赤い顔をした若い女性がやってきた。
彼女の名前は浅井美代。この春大学を卒業し社会人1年生のようだ。
リクルートスーツ姿が初々しく顔もどことなく幼く感じる。
問診表にはお尻の様子がおかしいとだけ書いてあり、一旦トイレに向かったようだ。
美代が待合室に戻ると、渋々受入れて不機嫌な吉田が美代を待っていた。
『浅井さんこちらへどうぞ』診察室に入ると美人で優しそうな女医・三枝が待っていた。
『今日は臨時で私が診ますよ。お尻どうしたのかな?』三枝が優しく質問すると
美代は「この頃お尻が…おかしいっていうか痛いっていうか…」と言葉を濁す。
『それじゃ診てみますから下着を脱いで四つん這いになってください』と吉田に
目で合図をしながら三枝は薄手のゴム手袋をはめ消毒し始める。
「四つん這いですか??横向きではなくて??」不安そうに尋ねると
『先生によっては診方が違うんですから指示通りにして下さい』と吉田が言う。
二人の女性の目の前で恥ずかしそうにパンツスーツと下着を脱ぎ美代は診察台に上がる。
『足を肩幅に開いてお尻を突き出す感じで…先生が見易いように』吉田が
恥ずかしがる美代の足を強引に開き上半身を沈ませる様に促した。
『それでは診察しますよ。緊張しないで…深呼吸をしてリラックスして。』
色白の臀部が開き肛門から女性器にかけて赤々しい粘膜が現れる。
美代は全てを曝け出し恥ずかしそうに顔を埋めた。
ただ診た限りでは所見に異常はなく、陰毛も処理されていて綺麗な状態である。
『どこがおかしいのかな??』三枝が尋ねると「実は…」と小さな声で美代は
答えながら力み始めた。すると直腸内の粘膜が肛門から飛び出してきたのである。

537佐伯:2008/04/28(月) 15:04:17 ID:vzYd2EZS
『貴女…これって…』ナースの吉田が臀部を更に広げ三枝の触診を手助けする。
「彼…その普通じゃ物足りないし妊娠したら困るからって最近こっち専門なんです」
恥ずかしそうに答えると美代は更に顔を赤くして二人を見つめた。
院内に来た時の幼い顔は頬を赤く染め、涙で目を潤わせ妖艶な顔に変化している。
『これは脱肛と言って痔の一種なの。こんなになってたらうんちとかできないでしょ?』
三枝が顔を出した直腸の粘膜をくねくねと触りながら聞くと、美代はわずかな声で
「あっ…うんち…は彼にお浣腸してもらって柔らかくしてから…んっ…」と答える。
『貴女、わざわざここに来院したって言うことはここでもしてもらいたかったんでしょ?』
吉田が不敵な笑みを浮かべグリセリンを用意し始めた。三枝は指に透明な潤滑剤をつけ
赤く飛び出た腸をしまい込む様に肛門に差し込む。すると肛門内は異常な熱をおび
柔らかく広がり始めた。指を2本、3本と増やしても抵抗することない美代の肛門は
面白いように三枝の指を飲み込む。そして段々とお尻を動かし始め女性器からは
潤いが湧き始めている。吉田はその潤いを確認し熱いタオルで股間を覆った。
『浅井さん、診察しているのにこんなになっておかしいわ。先生少し診察が
優しすぎるんです。あれでお仕置きしませんか?』目の先には先日受付の相沢に使用した
巨大のガラス浣腸器がある。美代はゴクリとつばを飲み込んだ…

538佐伯:2008/04/28(月) 15:37:14 ID:vzYd2EZS
ガラスの浣腸器を取り出し吉田は勢い良く浣腸液を吸い込み三枝に手渡した。
『こんな大きいのどこで手に入れたのかしら。こんなに入ったらきっと苦しいわね』
三枝は躊躇しながらも先端を美代の肛門に差し入れた。
にゅるにゅるにゅる…液体が体内に入り込み美代は嬉しそうにお尻を振るも
段々と経験の無い大量の液を受入れることができず苦しそうに声を上げる。
「もう…入らないです。痛い…苦しい、止めて…下さい」
しかし三枝の手は一向に止まらず吉田はその姿を見て『さすが姉弟ね』と笑う。
美代の下半身に力が抜け始め挿入を妨げるも吉田は腰を抱え込み臀部を広げた。
器内の液体を全て注入すると、三枝は指を押し当てながら浣腸器を抜こうとした。
すると、限界を超えた腸内から液体が飛び放たれる。三枝は再び先端を差し込んだ。
『これじゃ抜けないわね。このまま様子を見て時間になったら吸い込んであげるわ』
つまり浣腸器で栓をして我慢させたら、腸内の内容物を含んだ液体を浣腸器で吸い取るのだというのだ。
美代は我慢の限界を超えた後も排泄する自由を奪われるのだ。吉田はその卑劣な行為に
三枝のサディストな部分を感じた。
「んんんんんん…もうダメ 苦しい…壊れるぅぅぅぅ」若い女性の唸り声が
診察室に響き渡り、吉田は透明な差込便器を用意しながら三枝の手元を見つめる。
『そろそろかしらね…』三枝がゆっくりと浣腸器のピストンを引き始めると
腸内からは茶色く濁った液体が浣腸器に吸い込まれ、狭い先端に吸い入り込めない液体が
肛門から溢れ出してきた。吉田はタオルで液体を拭きながら便器を下に宛がう。
そして三枝が浣腸器を抜くと同時に吉田は便器を肛門に押し付けた。
『ゆっくりと息んでいいわよ』吉田の手際の良さに三枝は感心しながら
美代の腹部に手を当てる。美代はギュルギュルと腸を動かし排泄し始めた。
何度か苦しい腹痛の波を迎え美代は力いっぱい力み、排泄物を確認する。
しかしその内容物を見ても首をかしげ、再び力み始めたのだ。
『浅井さん、これ以上力むとまた脱肛してしまうわよ』三枝は美代の姿を
心配そうに見守る。しかし美代は力むのを止めようとはしない…
『もしかして、何か入ったまま出てきてないの?』吉田は一心不乱に力む
美代にたずねた。「ゆで卵もソーセージも…まだ出てないのぉぉぉ」
539佐伯:2008/04/28(月) 16:15:58 ID:vzYd2EZS
『ゆで卵って…いつ入れたの?自分で入れたんじゃないでしょ?』
三枝が驚きながら美代に確認すると、どうやら異物は昼前に挿入されたらしい。
どんどん入る美代の直腸に面白半分で魚肉ソーセージやゆで卵を挿入し
500mlのペットボトルで栓をしながら苦しむ姿を見ていたようだ。そして
苦しみもがく美代の姿に青ざめ彼はペットボトルを抜いて異物を排出させようと
試みたものの、力むと直腸の粘膜のみが顔を出し異物は出てこないという
悲劇が二人を襲ったのである。
『肛門鏡で広げてみるわ…』三枝は美代のお尻に詰めたい金属を押し入れ
大きく開き始める。すると排泄しきれない浣腸液がダラダラと零れ落ちる。
何度も吸引機で肛門内を吸い取り広げると奥の方に白い固形物が見える。
『見つけたわ…』三枝が吸引機を奥の方に差込み吸い取ろうとすると
プスッと音が漏れなかなか卵を捉えられない。そう、ゆで卵は殻つきで
表面が堅いので吸引しきれないのだ。無理に吸い込もうとしたら腸内で殻が割れ
デリケートな粘膜に傷をつける。三枝は徐々に肛門を広げ柔らかさを確認すると
肛門鏡を引き抜き肛門内に自分の拳を挿入した。「痛いっ…ダメェ抜いてぇ」
美代の直腸はこれ以上の異物を拒否するかのように蠢き始め三枝の拳を妨げる。
しかし三枝は拳をできるだけ細くするように指を窄め奥深く腕半分まで挿入した。
『これね、指先に当たったわ』美代は気絶したのか声を上げない。
ゆっくりと腸を広げながらヌルリ体液を絡ませている卵を肛門の方へ誘導し
三枝はゆで卵を掴みながら拳を抜いた。その痛みに美代が気づき激しい便意に
再び力みだす。すると次々に親指大の魚肉ソーセージが出てきた。
『こんなに詰めてたのね…先生の腕が細かったから良かったものの普通は
腕なんか入らないんだから、腸閉塞で手術沙汰になるのよ』吉田が言うと
恐ろしさと、異物が出てきた安心感で美代は子供のように泣き喚く。
『こんな事、これからはしないのよ。これはお仕置きね』三枝が優しく言うと
左側の臀部にピシャッと大きな音を立てて平手打ちした。すると見る見る間に
赤い手形が白い臀部に浮かび上がり、美代は痛みと恐怖に生温い液体を噴出させ
内股に伝わせた。膝をついてるベッドには黄色い水溜りができていた。


−−−浅井 美代 終了−−−
540佐伯:2008/04/28(月) 16:21:42 ID:vzYd2EZS
あっ…はじめに書き忘れた。。。。

ケース6 浅井美代の場合

付け足してください(笑)
若い患者・肛門系・女医系で書いてみました。
書いているうちに展開が変わってしまったので
ストーリー的に不安がありますが…
よろしかったら読んで下さいね。

541名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 17:28:40 ID:6IsIgC/f
GJ!
またお願いします!



「腸閉塞で手術」で青ざめる俺ガイル
542名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 18:53:00 ID:j2HYuWn0
腕も入っちゃうなんて…
ゾクゾクしてしまいました
543名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 19:27:06 ID:uvO2lYFy
GJ! 発想が実にGJ!
・・・・・でも僕は前の方(AよりV)が好きです。
544名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 18:53:48 ID:wQnfYuUt
世の中GWなのに私は仕事…と嘆いていたけど
コレを読んだらドキドキして仕事にならなかった
明日も出勤してまた読もう
545名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 12:44:23 ID:F0yDWWRa
GJ
546名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 15:41:47 ID:yk0f4PD6
GGGGGJ
547名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 00:46:57 ID:X58HOUYP
佐伯さ〜ん
548佐伯:2008/05/19(月) 13:32:49 ID:5DbBLt6V
は〜い^^/~
どうしましたか?久しぶりに開いたら呼ばれてた(笑)
549名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 03:04:40 ID:GTDfIPic
>>547が誰か知らねえが、せっかく答えてくれたんだから何らかの反応示せよww
佐伯さん迷惑だろw
550547:2008/05/24(土) 03:45:36 ID:7j5FNONQ
>>549
ご指摘ごもっとも。名前だけ呼んで申し訳ない。
あんまり次回作ギボンヌ・ギボンヌって言うのもはしたないかと思って・・・・。
でもみんな待ってるよね?お時間できたら佐伯さん、また読ませて下さい。
551佐伯:2008/05/24(土) 12:44:21 ID:56NOGUZf
あらぁ期待してくれてたんですか?
過疎化してたからもう飽きたのかなぁ…って思ってました(笑)
どういうのがいいか希望書いてください
参考にさせてもらいながら急いで構成しますね☆
552名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 20:23:12 ID:7j5FNONQ
クリトリスの陥屯包茎の治療とか・・・・
553名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:51:13 ID:d3M0yWCg
校門検査
554佐伯:2008/05/25(日) 13:13:07 ID:DIoEbvSp
わかりました。構成してみます
早ければ火曜日の夜辺りにでも…
最初はクリ系にしますね。
次はお尻書きます
555名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 14:55:12 ID:CKSsrW+X
あ〜お尻いいですね。
浣腸は入れられて苦しんでる様子や我慢の様子を詳しく描写していただけるとうれしいです。
ガラスの浣腸器や高圧浣腸も好きです。
あと導尿!入れられるとき痛い管をバルーンで強制的に留置も萌えます。
佐伯さん、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
556佐伯:2008/05/26(月) 18:24:09 ID:O8vRk+G5
ケース7 三好かなえの場合

高校3年生のかなえは部活に明け暮れる毎日でなかなか女子高生らしい
派手な生活はしていない。しかしそんなかなえに転機が訪れる。
去年まで同じ高校で一緒に部活を励んでいた1つ年上の珠紀との遊びである。
珠紀は高校卒業後もよく体育館に遊びに来ては帰りにかなえをアパートまで送る。
そしていつしかお互いの体を見比べ、刺激し合いながら欲求を満たす仲になった。
しかし、男性経験が豊富な珠紀に比べると、かなえの体は女性らしさに欠け
特に性器の違いに驚きを隠せないでいた。そんなある日、かなえはWSCの存在を知る。
珠紀には内緒で恐る恐る来院した。とても恥ずかしそうに顔を紅く染めながら…

『初めての方ですよね?今日はどうなされましたか?保護者の方は?』受付の相沢に問われる物の
うまく受け答えができないかなえは、後ずさりしながら待合室の椅子に座る。
するとナースの吉田が見かねてかなえに近付いてきた。
『貴女、性の悩みがあるようね?親にも言えないような事なの?』
耳打ちするような小さな声でかなえに話しかけると、体を震わせながら
「私のアソコ、人と違うんです…」と半べそをかきながら答えた。
『いいわよ、ここはそういう悩みを解決するところだもの。恥ずかしがらずに
よく来てくれたわね。こちらに来て先生に診てもらいましょ?』
いつものクールな吉田とは違う優しい口調でかなえを診察室に通した。
診察室には優しそうな男性医師がかなえを今か今かと待ち構えていた。
待合室の様子を医師は全て把握しており既に診察の準備に取りかかっていた。
症状:性器の悩み
『ここに来たからには恥ずかしがらず診察できるよね?』医師が優しく言うと
かなえはツバをゴクリと飲み、コクリと小さく頷いた。

557佐伯:2008/05/26(月) 18:46:28 ID:O8vRk+G5
『それでは診察台に乗るのは恥ずかしいだろうからこちらのベッドに横になって下さい』
かなえは短い制服のスカートの裾を押さえながら恥ずかしそうにベッドに上がる。
するとナースの吉田がカーテンを閉め『誰も見てないから安心してね』と
スカートを捲り上げ下着を脱がせ始めた。かなえは為されるがまま腰を浮かし
事をスムーズにした。吉田はかなえの足を大きく広げ陰唇に手を添える。
『先生お願いします』吉田の声にかなえは体を硬直させ医師の診察を待つ。
『失礼しますね〜』医師はカーテンを開けかなえが乗るベッドを高く上げた。
吉田が陰唇を左右に引っ張るように開くとかなえのピンク色の性器が露わになる。
下から肛門・会陰・膣・尿道を繰り返し指で確認しながら具合を見る。
しかし本来尿道よりも上にある女性が一番感じる突起が見あたらない。
『もしかして悩みはクリトリスの事かな?』医師が問うと、かなえは恥ずかしそに
「私のアソコにはクリがないんです。先輩のには小指くらいの大きさのがあるのに
私のには全然無い…だから私はきっと不感症なんです」と言った。
通常、小さめのクリトリスを持つ女性の小陰唇を更に捲ると陰核の先端部分が
見え隠れする。しかしかなえの小陰唇は細身の体つきとは想定できないほど
肉厚でなかなか先端が見えない。医師は不安がるかなえに『大丈夫だよ。女性は必ず
クリトリスがあるんだよ。大きさなんか関係ないんだ。これから僕が見付けるから』
そう言いながら洗浄カートを近付けた。吉田はいったんかなえから手を離し
下半身の下にタオルを厚くひき再びかなえの陰唇を左右に拡げながら
『これから先生に貴女のココ綺麗に洗ってもらいましょうね』と言う。
すると医師は噴出のノズルと吸引のノズルを匠みに操り尿道付近を目掛けて
洗浄し始める。初めての感覚にかなえは声を出さずにはいられなかった。
558佐伯:2008/05/26(月) 19:04:41 ID:O8vRk+G5
「あーぁぁぁぁ…そんな…止めてぇ下さいぃぃぃ」かなえは腰を浮かし
足を閉じるように抵抗しながら医師の施術の妨げをする。すると吉田はかなえの両足を
開き直しながら腹部に付くように固定し始めた。その姿は赤ちゃんのオムツ交換のようだ。
かなえは更に恥ずかしさが募り抵抗しようとするが、洗浄液の噴出が尿道を刺激し一瞬
体を震わせながら思わず失禁する。しかし勢いは無く洗浄の妨げにはならないので
医師は止めようとはしない。そして医師は小陰唇の上方部分の先端を噴出力を強めながら
刺激し始めた。するとかなえは今まで味わったことのない衝撃に体を硬直させる。
何度も噴出力の強弱に比例し、かなえは顔を赤めながら艶やかな声を出し始める。
そこには、厚い包皮が覆っているた陰核が隠れていた。『見付けたよ…』
医師は優しくかなえに伝え微弱の電流が発生する細い電極棒を宛がい
ようやく姿を現したクリトリスの包皮部分に弱く通電し始めた。
「あぁ…ダメ。そこ気持ちいいのぉ、なんか変なのぉぉぉ」かなえの陰核に
電流が走るために体を震わせ大きな声で喘ぎ始める。もう女子高生の声ではない。
この皮が普通の女性よりも少し厚いからなかなか見えないけど、こんなに感じるクリトリス
しっかり三好さんにもあったね…』そういいながら医師は何度も何度もかなえの陰核を刺激した。
559佐伯:2008/05/26(月) 19:25:43 ID:O8vRk+G5
何度となく刺激をする医師の手が急に止まり
『少しこの皮を切除して陰核が顔を出すようにしようか?』と伝える。
切除という言葉に恐怖を感じるも、この快感を味わう喜びを思い知ったかなえは
「お願いします。でも痛くしないで…」といいながら軽く目を閉じる。
医師はキシロカインをのせたガーゼを宛がい、不意に膣の中に指の太さと同等な
電極棒を挿入した。『快感は痛みを感じさせないからね』
そして幾度となく微弱の電流を与えながらかなえが昇天する頃を見計らって
麻痺した包皮に小さくメスを入れた。少量の流血が伴うもかなえは痛みよりも
振動や電流による快感が勝ってるらしくヨダレを垂らしながらよがっている。
『包皮を少し切除したからね。後は傷が治ったらたくさん刺激すると、先輩のように
しっかり顔を出すから、可愛がってあげるんだよ』医師はそういいながら
消毒のガーゼを患部に貼り、電極棒を抜去した。かなえの下半身は鼓動の動きと
同じように卑猥に脈打ちながら赤みを増し刺激のない膣口が淋しそうに収縮している。
吉田は尿や体液が滴るかなえの陰部をきれいに清拭し、切除したばかりの患部を
ガーゼ越しに強く圧した。かなえに今まで感じていなかった傷の痛みが襲う。
『この痛みが無くなったら先輩にたくさん可愛がってもらうのよ。でも…
この若さで快感の喜びを感じるのは少し早かったかしらね?』と悪戯に微笑みながら
下着を履かせベッドからかなえを下ろした。痛みに耐えながらも快感の名残がかなえを襲い
痛みと喜びの共有を知ったかなえは近い将来、自分に潜むマゾの感覚を受け入れ
素敵なセックスライフを送るに違いないと吉田は確信した。

−−−三好かなえ 終了−−−

560佐伯:2008/05/26(月) 19:39:43 ID:3hH4t/os
楽しみに待ってくれた方に少しでも早く読んで欲しくて
構成しながら書いたのでしっかり起承転結できなかったかも…
よろしければ感想聞かせてください
豚もおだてられると頑張って書いちゃうもので(笑)
561名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 20:54:54 ID:iw1Fu6Wf
佐伯さんまたもやGJです!
それにしても、毎回うらやましい医者だなーー。
562名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 00:14:08 ID:uS83dC/E
佐伯さん最高ですた!
次回のお尻楽しみにしています
563佐伯さんファン:2008/05/27(火) 02:05:56 ID:HkUf0DGg
GJです。
こんな診療してみたい。
564私もファン:2008/05/27(火) 16:23:29 ID:zt61HGlN
こんな治療されてみたい…
素直にそう思いました
次回作を楽しみに待ってます。
興奮してドキドキしてます
565佐伯:2008/05/28(水) 13:28:33 ID:jetb5Htq
感想ありがとうございます

次は排泄管理をし続けられた女・加納真由子の話を予定しています
想像の羞恥診察お楽しみに
566名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 14:25:52 ID:uL1SM93Z
マジ楽しみ
応援しています
567名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 14:31:28 ID:RC1hvhY3
淡々としていてそれでいてエロス!
これはいい。
568名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 15:36:00 ID:kHbVEmIe
もうちょっと読みやすさってものを考えた方がいい
569佐伯:2008/05/28(水) 15:45:14 ID:jetb5Htq
>>568
すみません。勉強して出直します(T-T)
プロじゃないので少しは大目にみてくださいね。
570名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 17:57:04 ID:D7Pa/27Y
つか正直馴れ合い過ぎでうざい
571名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 18:15:08 ID:X7ivP7zO
うざいくせに読むのか。
暇人だな
佐伯様の作品を楽しみにしてるのに
暇人がしゃしゃりでてくるな
572名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 21:33:32 ID:6gwKRH2Y
567 570
お前がウザイ。
このスレでは、佐伯さんファンが多いんだよ!
ウザイなら来るな。

佐伯さん、出なおさなくていいです。
排泄管理をされ続ける女、超楽しみにしてます!
よろしくお願いします!
573名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 21:35:41 ID:6gwKRH2Y
うわ間違えた!
567じゃなくて、 568だ!
567さん申し訳ない!
574名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 22:08:48 ID:RC1hvhY3
スルーすべし
575名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 22:10:30 ID:0iVNfRvk
改行はやれよな
576名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 23:47:52 ID:lbOmSKXw
いちいち全レスしたり感想待ってます!!もみっともない。ここは佐伯のブログじゃないんだぞ?
577名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:08:41 ID:xj5MB/zD
面白くもないSS書きの嫉妬か?
佐伯さんの投下待ちのやつは多いだろ!
文句言ってるやつは、来るんじゃねえよ!
佐伯さん、気にせず投下まってます!
578名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:09:50 ID:w7NnFisS
この板は、携帯とPCの区別が無いから
佐伯の自演多いと思うよ
579名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:11:08 ID:w7NnFisS
577=佐伯
580名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 00:47:15 ID:WByo11mS
そんなに批判するならコテハン(鳥)であぼーんすればいいのに(´・ω・`)
作者がわかるように投下してもらえれば自分の趣向に合わない物はあぼーんするので先ずは投下して欲しい。
581佐伯:2008/05/29(木) 10:22:51 ID:wphzkCPw
なんか…申し訳ないです。
期待されると頑張っちゃうタイプで
今まで書いてきましたが確かにブログではないですからね。
応援してくれた方に対して自作自演と言われるのは心許ないので
しばらくは控えます。今までありがとうございました
582名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:48:33 ID:NC/QBiWq
>>568
>>575みたいに具体的に指定した方が良いと思う。

>>581
>>565でお楽しみにって書いてるんだから控える前に投下してくれ。
それと自分から感想を求めたんだから批判的な意見も含めて全て受け止めろ。

読み手も書き手も色んなヤツが居るから万人受けする作品は存在しない、
だからアンチが沸くんだと思う…。
583577:2008/05/29(木) 22:49:43 ID:m0UH5IsB
>>579
お前馬鹿か!
俺が577だよ、佐伯さんじゃねーよ。
このクソ馬鹿、お前なんか来るな。

SSスレで、萌えるSS書いてくれる書き手は
大事にされて当然だろ。

書けもしないのに文句だけ言うヤツ、
書いても全然面白くないヤツ、
そんなヤツ、イラネ。

ここは病院モノのエロSSスレなんだよ!
病院モノで萌えるSS書いてくれる佐伯さん誉めて
どこが悪いんだよ。

リクにあわせて書いてくれたり、過疎ってたり、
面白くないヘタクソなSSよりいいだろ!


>>佐伯さん
嫉妬丸出しの馬鹿はほっといて、ぜひ排泄管理される女の子のSS
投下してください!待ってます!!!!
気にいらないっていうやつ、嫉妬するやつ居るけど、
佐伯さんファンも大勢いますから!
予告だけで生殺しはツライっす。
お願いします!!!!!

自分のカキコを佐伯さんの自演だと書かれて、
スゲー腹立ったので長文スマソ。


584名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:57:43 ID:dVjuicyW
長文書きやがってuzeeee
お前が嵐って気がつけカス
585名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:10:59 ID:2y/UHzHJ
スルーしなされ
586名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:11:46 ID:PxK3gWU2
>>583
俺は荒らすつもりはないし静観しとくつもりだったけど、流石に見苦しいのでレス。
あんた読点の打ち方が独特で、ID変えてもバレバレなんだよ。
587名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:19:55 ID:dVjuicyW
佐伯が消えるより583が消えた方が人類のためになる。
588名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 23:21:20 ID:PxK3gWU2
ついでに言わせて貰えば、「読みにくい」という指摘は全くもってその通りだと思う。
内容について言えば完全にスレの趣旨にマッチしていて素晴らしいが、
こうした的確な指摘を荒らしと断定して排除しようとする姿勢は頂けない。
勿論具体例があった方が親切ではあるが。
あと、作者は基本的に投下以外で喋らない方が無難。
さらに>>582でも言われてるように、自分から意見を求めて気に入った物にだけ反応、
厳しい事を言われたら何か理由をつけて中断、は筋が通っていない。
最後に>>583、社会人ならもう少し言葉を選んだ方が良い
589名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 02:40:56 ID:dYigzt/z
>>389

「千恵ちゃん、大きくなったわね。すっかり綺麗になっちゃって」
「あー由希先生〜、先生も相変わらず色っぽいよ」
「も〜大人をからかっちゃだめよ。ふふっ。千恵ちゃんおっぱい大きくなったんじゃない?
 後で検査で見せて貰うのが楽しみね」
「や〜ん、先生のエッチー」

友達のように千恵と談笑してるのは、健康診断にこの中学に遣って来た医者である。
名を白羽由希子という。
千恵の祖父が経営する岸総合病院のドクターで、千恵とは幼い頃から
懇意にしている。
由希子は、まだ32歳の若さながら優秀な医者で、一流国立医大を現役で卒業し
女性ながら外科医で、男顔負けにメスを振るっている。
肌は白く、肩までのびた美しい黒髪を後ろで結わえている。
切れ長の細い目はやや冷たい印象を与えるが、多くの男性を魅了するであろう美しさだ。
その細くて長い白い指先が、メスを握り、臓器を切り刻む姿はとても想像できない。
雌の螳螂とでもいうのだろうか?そんな怪しい魅力を備えた女医である。


しかし何故そんな優秀な医者が、それも外科医が、中学校の健康診断ごときに訪れたのだろうか?
そう。千恵が呼び寄せたのである。

「ふふっ。千恵ちゃんが私に診察されたいから呼んだんじゃないの?」
「も〜違うよ。そうじゃないの。由希先生に頼みたいことがあるの」

千恵は龍之介のことを話した。そして彼女が計画している陰湿なたくらみを

「あっはは。なぁ〜に。その男の子にそんなに恨みがあるの?だめよ〜同級生は仲良くしなくちゃ」
「そんなこといって、先生も可愛い男の子好きでしょ?千恵知ってるよ。先生の趣味♪」
「あっはは。しょうがない子ねぇ。あなたには敵わないわ。
いいわ。その子を私が診察してあげる。でも男の子を診察するのは男の先生の仕事なのよ」
「そこを何とかならないの?先生。」
「そうね。最初に男の子から診察して、次が女子の番になるのよ。彼が遅れてきたらどうなるかしら?うふふ」
「なるほど。さっすが、由希先生。あったまいい〜。まかせて。龍之介を診察に間に合わないようにするから」

龍之介は、美しい2匹の雌の糸の中に絡めとられようとしていた。
無垢な彼は残酷な美しい女医のメスに切り刻まれようとしている、まだ性の目覚めもない肉体、純真な心を。
590佐伯:2008/06/03(火) 19:03:41 ID:ffXOGRFs
ケース8 加納真由子の場合

いつもの診察待合室の一角に見慣れない親子が座っている
しかも患者と母親というケースはよくあるが今日の親子は20歳の娘と父親。
WSCには珍しい光景で、受付の相沢は異様な雰囲気を取り払うような明るい声で呼び出す
相沢『加納さーん、加納真由子さーん。こちらへどうぞ』
すると真由子は父親と共に受付に歩いてきた
相『お父様は待合室でお待ちくださいね。これから色々とお話聞かせてもらうので』
父「いえ、真由子の治療のことは私も聞かせてもらいます。真由子の事は本人以上に知っていますから」
真由子「…………」
只ならぬ親子関係を悟った相沢は困ったように質問し始めた
 『今日はどうなされましたか?』
父「どうもこの頃排便できていなくて本人も苦しんでいるんです。そうだよな?」
真「……はい」
 『つまり便秘なんですね?どれくらいお通じないのかな?』
父「もう固形の便はしばらくないです。最近は水溶便のみで…しかも失禁もするようになってしまって」
 『はぁ…真由子さんはお仕事なされてるんですか?それで我慢してるうちに便秘気味になったとか?』
父「いえ、真由子は加納家の大切な一人娘です。仕事どころか不潔な所で用を済ませることはありません」
相沢はこの異常な溺愛ぶりがおぞましくなり質問を止めナースの吉田に問診表を渡した。
吉田『加納さん、診察室にお入りください』
真由子は父親と共に診察室に入ろうとするも吉田に一人で入るよう断られ父親は渋々待合室に残る。
吉『貴女のお父様、診察室に入ったらすべてを見られちゃうのよ?それでも貴女は構わないの?』
真「いつもの事です。父は私の全てを知っていますから…」
小さな声で悲しいように呟く真由子を診察室に通し、吉田は医師を呼びに行った。
真由子は医師の机の横にある丸い椅子に座り不安そうにあたりを見渡した。
『加納さんお待たせしました。問診表には便秘とだけ書いてあるけど…最近は下痢なのかな?』
「わかりません。」
『…ん?水溶便っていうのは下痢ってことじゃないのかな?』
「だから私何もわからないんです!!!」
診察室に大きな声が響き渡る。吉田は真由子の不可解な言葉と相沢から聞いた父親の溺愛ぶりを医師に伝える。
『つまり加納さんはご実家でしか排泄しないと…しかも自分で排泄物をご覧になった事がないのですか?』
「そう、私は小さいころから自分でトイレなんか行った事ない。毎日同じ時間にお父様がやってきて私のお尻に管を入れるの」
『そんなぁ、貴女毎日父親に排便させられていたの?おしっこはどうしてたの?』
「おしっこも最初は熱いタオルに染込ませてしてたけど、段々それじゃ漏れる様になってきたから朝から管入れられて…」
『導尿まで?お父様は医師免許もってるんですか?』
「そんなのわからない。でもおしっこの管は痛くて本当はイヤなの。でも自分で引っ張るわけにもいかないし…」
医師と吉田は顔を見合わせ事の重大さを確信した。これはりっぱな性的虐待である。
『ここは病院だから、これから加納さんを治療する前に診察するよ?下着脱いでもらえるかな?』
真由子はなんの躊躇いもなく二人の前で下着を脱ぎ、横のベッドに近づいた。
症状:排泄障害
591佐伯:2008/06/03(火) 19:37:51 ID:ffXOGRFs
『それじゃぁ最初お尻を診て貰いますよ?恥ずかしいかもしれませんがタオル掛けますからね』
吉田が大きなタオルを広げながらベッドに誘導しようとしたら真由子は腰を高く上げ四つん這いになっていた。
『普段からそんな体勢になってお父様にみせてるの?』
真由子はコクリと頷き顔をベッドに埋めた。医師はその様子を見ながらゴム手袋をはめワセリンで指を潤わせる。
『じゃあこれから診察しますよ。ここは病院だから痛かったり気持ち悪いと思ったら我慢しないで声に出してくださいね』
吉田が臀部の膨らみを左右に開き、医師は赤い蕾に指を添える。すると何の抵抗もなく蕾は開き始めた。
医師はそのうごめく肉門にそっと指を押し込める。しかし異物感を感じて排出しようとする動きが一向に起こらない。
『加納さん?気持ち悪いとかないかな?もう少し指入れてみるよ?』
真由子は父親とは違う異性に全てを曝け出す初めての行為に突然恥ずかしさを露にした。
「あっ…先生、そんな事…恥ずかしいです」
しかし体は、性格には腸は反応していない。それどころか普通の人とは比べ物にならないくらい
排泄に必要な筋肉が未発達でスルスルと医師の指を受け入れる。
『これは自分で排泄したことがないから筋肉が緩んでいるんだよ。この筋肉が少しでも発達していけば
自力で排泄できるけど、このままじゃ一生ムリだよ?頑張って自分でできるようにしようか?』
真由子は医師の言葉を聞いて言葉を失うが、それと同時に父親の異常愛から開放される喜びで涙ぐむ。
「私、普通になりたい。トイレも自分で行って、好きな人にいっぱい愛してもらいたい」
『そうよね、早く好きな人に愛されて女性の喜び感じたいわよね』
吉田が優しく言うと真由子は震えながら体に力を入れた。すると医師の指に感触が走る。
『加納さん、今少しだけ腸が動いたよ。きっと好きな人に愛してもらうように治療すれば普通の生活できるはずだ』
真由子は医師と吉田の優しさで、異性に愛してもらう感覚を想像しながら体を反応させた。
すると今までと同じ医師の指の動きが、急に熱く感じ始め腰が動き始める。
「んんんっ…あぁぅ」
『加納さんどうしたのかな?お尻に少し力が入ってきたよ?その調子と言いたいけど辛いのかな?』
真由子は頭を横に振り、更に足を広げながら尻を突き出した。すると真っ赤に紅潮した女性器が見え
吉田が会陰部を開くと白く濁った滴りが膣口付近から溢れ出していた。
592佐伯
『貴女感じてるの?こんなにHな雫垂らしちゃって…今綺麗にしてあげるからね』
吉田は熱く絞ったタオルに媚薬を染込ませ、滴りを拭う様に膣口からクリトリスにかけて宛がった。
「あぁぁぁ…なんか変、熱いしムズムズしてる。痒いよぉ…熱いよぉ…」
真由子は一心不乱に腰を振りタオルを外そうとする。しかし吉田はしっかりとタオルに手を添え
真由子の性器に押し付けている。タオルの熱さが快感を増長させ真由子は大きな声で叫び始める。
「そこ、ダメェ…気持ちよすぎるからタオル外してぇ…熱いのぉ…」
快感に比例して肛門内に挿入している医師の指を締め付ける。
『加納さん、きっとすぐに自力で排泄できるようになるよ。だから少し荒療法だけど頑張ってみるかい?』
医師は肛門から指を抜去し真由子を仰向けにさせる。コクリと頷き真由子は恥ずかしそうに足をM字に開く。
吉田が腰に枕を宛がい股間のタオルを外すと、媚薬の効果をあらわすかのように黄色く染まっていた。
『ほら、自分で排尿できたじゃない。これで1つクリアだわね。あとはこっちだけ…』
医師は電極棒にワセリンを塗り、そうっと肛門内に挿入させる。人肌ではない異物は真由子の体内に
10p程深く押し込まれ微弱の電流を流し始めた。すると大きく開いた女性器の一角にある小さな突起が
次第に大きくなり、尿道も膣口も恥ずかしそうに動き始めた。
「あぁぁぁぁぁ…ダメェ 感じるの お尻 感じるぅぅぅう」
真由子は肛門内の電流を感じ、快感の波に襲われ始めていた。すると先程よりも多量の滴りが
涌く様に溢れて来る。それと同時に大腸に圧力を感じ始め、スムーズに入っていた電極棒が
押し出され始めていた。
『うん、いい兆候だ。加納さんは女性の喜びを感じると肛門に力が入り、肛門を刺激すると
女性器が潤うようになっているんだね。少し辛いけどこのまま快感を受け入れ続けよう』