ひとひらでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
演劇研究会たちの高校生活エロがあってもいいじゃないか
2名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:28:42 ID:vBx5pDVB
wktk
演劇部部長と野乃のを期待

公式
ttp://www.hitohira.tv/
3名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:56:47 ID:mHwyGWpH
保守
4名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 14:07:09 ID:lf40WNBn
5名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 17:45:01 ID:mHwyGWpH
保守
6名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 18:07:16 ID:mHwyGWpH
保守
7名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 22:34:59 ID:YFrSyy4C
凄まじく書きにくいなw
8名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 23:40:41 ID:lf40WNBn



どれくらいで落ちるんだっけ
9名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:45:51 ID:uW2TwdhL
10名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 00:57:54 ID:E7okqRv7


11名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 01:03:15 ID:joYa4BJP
まだだ。まだ終わらんよ。
12名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 01:08:05 ID:Mu18PHjK
13名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 01:21:32 ID:fX+EiMlX
14名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 09:19:10 ID:iaZq+Y8E
だれかたのむ
15名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:38:24 ID:0Fku4NUK
百合でいいならやる

一週間ほど保守頼む
16名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:55:29 ID:hu4ZBo+B
ぜひ頼むぜ
17名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 10:41:49 ID:++VxsDQx
保守
18名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 08:14:05 ID:wNSnay9r
保守

原作買ったがなかなか良作だぜ
19名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:04:45 ID:u011dVLW
>>15
保守します

こんなに可愛らしい娘達が、百合ん百合んするなんて
たまりませんよ。

ついでにカップルは何ですか?
20名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 21:44:04 ID:NYIWWzkC
>>19
部長さんとと野乃さんではないかと邪推してみる。

原作2巻の二人で倉庫に閉じこめられる話、ガチ百合過ぎるでしょ(;´Д`)ハァハァ
21名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 09:59:19 ID:DTXgSOcu
>>20
原作は1巻しか持ってないから解らないけど、
そういうシーンがあるのか。
2巻買ってこないと!
22名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 15:44:21 ID:kUWkKS0S
>>21
2巻の途中からはアニメより先行しちゃうから、ネタバレ嫌いなら気を付けてね。
原作は部長さんが愛嬌あるよ。

そういや、エロSSになりそうな組み合わせって実際どのくらいある?
・佳代ちゃん×麦
・野乃さん×部長さん
・野乃さん×麦
・オリナル×桂木
・甲斐×麦

こんなもんか?
23名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:07:09 ID:au5+jGyI
甲斐×麦が読みたいな
アニメで夜の海、手を繋いで帰ってきたところは微笑ましくて萌えた
24名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:40:39 ID:kUWkKS0S
>>23
うん、確かにアレはよかった。 青春だよね。
でも、微笑まし過ぎて絡んでるところが想像出来ないような気もする。
麦とか、甲斐に告白されたり裸見られただけで失神しちゃいそうだしwww
25名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:45:44 ID:Q4OLDbid
さちえとたまだっけもいいと思う今日この日

まあ野乃×部長が一番いいですがね
26名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:51:22 ID:kUWkKS0S
そういや、野乃さんと部長さんって
エロで使う場合にはどっちが攻めでどっちが受けなんだろうな。
27名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 23:50:38 ID:9J1yr7cv
>>20
2巻買った。

俺のなかで榊さん株がストップ高だ。
あと、百合(;´Д`)ハァハァ
28名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 02:55:26 ID:cWoIVdgC
>>26
とりあえず部長が攻めならヘタレ攻めとオモ
29名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 09:57:06 ID:k/qBNQXy
野乃・・・誘い受け
部長・・・誘われ襲いヘタレ責め
30名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 17:53:04 ID:tCXSCWrm
>>27
そうかそうかw  そいつは良かった。
部長さん、野乃と絡むと凄く可愛いよな。
なんか、野乃に惚れた弱みってものが彼女をより乙女チックにしてる希ガス。
あの、百合度マックスの倉庫の中で、野乃と部長さんがしちゃうSSが激しく読みたいw
麦がドアの外で足を捻らなければ、ずっと二人の時間が続いていたはず(;´Д`)ハァハァ

>>28
ヘタレ攻めと聞くと……俺は現代視覚文化研究会の斑目を思い出してしまうorz
百合が嫌いな男なんていませんっ。

>>29
それだ! 確かにその組み合わせが一番しっくりくるw
なんか会話作るの難しそうだが、最終的には部長さんが野乃の手籠めにされてるのが目に浮かぶなwww


あ、アニメ版6話を某動画サイトで早速見たんだが、
原作にはない風呂シーンや、やらしい意味に取れるセリフが追加されててかなりエロかった。
ついでに、麦はあんな性格なのに平気で露出度高い服を着ることに今更気づいた。(佳代ちゃんが選んでるのかも知れない)
その上、麦の胸自体もなかなかデカいことにも今更気づいた(;´Д`)
31名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 22:47:05 ID:etVvY8eL
>>30
6話見て気づいた事

理咲のおっぱいがでっかかったこと。
麦ちょこのおっぱいもなかなかサイズだったこと。

32名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 22:55:36 ID:tCXSCWrm
>>31
麦「む、胸なんて大きくても嬉しくない……です……」
ってかw

サイズを不等号にして表すと、
理咲>麦ちょこ>野乃>部長さん

こんなとこかな?
33名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 01:17:36 ID:ZJLg0oua
なんか思い付いた
部長が野乃の策略にのって手を出すことになる

しかし攻めてるつもりがいつのまにか攻守交代

部長が攻めのまま終わることはありません

これが普通なんだろな…
まあ何がいいと部長はとってもヘタレだといいことさマグロ
34名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 17:53:20 ID:AKi1kNzF
>>33
それにしてもこの演劇部部長、ヘタレであるw

野乃「ふふ……私から逃げられると……いや 私を忘れられるとでも思っているの?」
部長さん「くぅっ………の、野乃待ってよ、ねぇ‥‥!」
野乃「そもそも、先にちょっかい出して来たのはそっち。 わかってる? じゃ、もう一回ね」
部長さん「も、もうやだっ……女、同士で、こんなのぉ……」

こうですか? わかりません(>_<)
35名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 20:20:36 ID:MUiUpdlq
いやいや、桂木×麦でしょう

「しゃぶれよ」
「む、無理です…」
「しゃぶれば今度の公演、出なくていいように頼んでみるけど…?」
「え……本…当です、か?」
「ああ、本当さ」
「………しゃぶれば…出なくてもいいように、頼んで…くれるんですね…?」

36名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 22:27:12 ID:AKi1kNzF
>>35
ちょwww自重しろエロメガネ桂木www
お前にはオリナルと野乃さんがいるというのに! しかし便乗してみる。
今、違うスレ用のSSで手があんまり離せないから手短な小ネタでスマソ。

エロ眼鏡「ま、上手く出来たらだけどね。 さ、早くしてくれよ」
麦「わ、わかりました……はむっ……」
ちゅっ‥‥ぺろっ……ぺろっ……
エロ眼鏡「おぉっと……これはなかなか、気持ちいい」
麦「ちゅぱっ……ほ、ほんとでふか?」
エロ眼鏡「うん。次は口全体で咥えるようにしてみてくれよ。 歯、立てないようにね?」
麦「はっ、はい……あむっ、むぅっ」
カリッ
エロ眼鏡「いっつ……」
麦「!  ご、ごめんなさい!  ……わ、私不器用で……」
エロ眼鏡「……うーん、これじゃ頼むのは無しにしようかな?」
麦「そ、そんなぁっ……」


ノリで書いた。今は反省している。
37名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 01:38:33 ID:19GLlbp3
>>36
GJナイスΣd(´・ω・`)
そして漏れも便乗…

桂木に進められ言われるがまま、麦は桂木の分身を愛撫し始める。
初めての行為に戸惑いながら、麦は桂木の分身を軽く咥え舌を動かす

不器用ながらも動く舌の柔らかさと温度に、桂木は少し身を震わせ、そう声を漏らす
その桂木の言葉を聞くと、麦は桂木の分身を咥えながら、上目遣いでそう言った。
彼女が自分の分身を咥えながらそう訊くと
桂木はそれに頷き、言葉を足し次の指示を出す
桂木にそう急かされ、麦は桂木の分身を口の中へと押し込む様にして再度咥えた
麦の小さな口に、大きく膨らみ脈打つ桂木の分身が減り込む。

桂木が軽く顔を歪ませ、下を打つ様に声を漏らすと
麦は慌てて桂木の分身を吐き出し、涙ながらに桂木にそう言う
麦の言葉の後、少しの間を開け桂木は、麦を苛めるかの様に言った。
桂木のその言葉に麦は絶望し、涙目でそう言った
そんな彼女の反応を見て桂木は何かを思いついたのか
嫌らしい笑みを浮かべ彼女に向かい、こう言った…

『じゃあ四つん這いになれよ』

漏れもノリで書いてみた(と言いつつ30分くらい掛かったが)
38名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 15:07:37 ID:uoMV1YgF
「よ、四つん這いになれば……出なくていいように、言ってくれるん……ですね」
「おっと、スカートは良いけど下着は脱いでな」
「む、無理、です……」
「それじゃあやっぱりきちんと出演して貰うしか無いなあ」
「……うう」

無情な桂木の言葉に従うしかない麦は、うつむき指を怯えに震わせ、だがそれでもスカートの中からショーツを抜き出すことしか選べない。
せめてもの抵抗に、とでも言うように慎重にスカートをまくれ上がらないようにしてのろのろと。
桂木はそれを理解していながら何も言わず、敢えて四つん這いになるまでそのまま眺めるばかり。

「これで……いい、ですか……」
「ああ、そのままじっとしてろ、床から掌も膝も離しちゃ駄目だぜ」

言葉の意味を問い返す前に行動で回答が来た。
あれほど必死に秘していたはずの双丘、まだ肉付きも薄いそれが無造作な手の動きでスカートをまくられあっさり晒されてしまうことで。

「ひ……!」
「おっと、離したら……解ってるだろう?」
「うう……」
「ふーんどれどれ――なんだ汚いオマンコだなあ」
「ううぅぅ!」

余りと言えばあまりな言葉にもはや唇を噛み目をつぶり、溢れそうになる涙をせき止めることしかできない麦。


流れには乗る物、まあご笑納あれ。
39名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:06:49 ID:rsqThWfG
>>37>>38
お、お前らって奴は……! よし、俺ももう一回便乗だw

目の前でスカートを穿いたまま四つんばいで秘部をむき出しにした麦に、桂木は更に加虐心を徐々に顕わにしていく。
せっかく手に入れたオモチャなのだし、もう少し自分のテクニックを試して弄びたいというのも桂木の本心である。
「まあ、汚いオ●ンコでも気持ちよければいいさ。 ……挿れる前に、少しいじってみるか?」
「えっ、えっ……!?」
いじるという提案に麦は少なからず動揺するが、桂木はお構いなしだった。この女は、本当にいじめがいがある。
「……おいおい、今更触るくらいで慌てないでくれよ? それに、濡らさないで挿れてどうなっても知らないけど、
 麻井さんはムリヤリにヤられて痛くなりたいの? 男の俺には想像付かないくらいに、相当に痛いらしいけどなあ……?」
「そ、そんなぁっ………!」
麦の目に、涸れかけたと思われたガラスのような涙が再び溜まり始める。
……自慰行為どころか、まともに触ったことすらない※※※※を、男子に触られてしまうなんて!
しかし、桂木はお構いなしに右手の人差し指で麦の年の割に未熟な秘部を触わる。
「はいはい。後で痛いのと、公演に出るのがイヤなら触らせてもらうよっ‥‥と」
壊れそうな程に、いっそ壊してしまいたくなりそうな柔らかい感覚が、桂木の指から脳髄に走る。
「ひゃ、ひゃうっ……!」
すると、思わず漏れてしまったというような声が麦の口から発せられ、彼女の身体が小さく揺れた。
その、初々しくも思い切り汚してやりたくなるような反応が、桂木を突き動かしていく。
「……あ? 感じたの?」
桂木が麦の顔をのぞき込むと、麦はしまった!という表情を浮かべていた
桂木は、下卑た笑みを浮かべてこう問いかけた。
「どうしたんだ。 感じたんでしょ?」


続きはまた誰かにパスw
40名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:26:19 ID:EayzSCKo
どうせなら甲斐と理咲の近親相姦が見たい
41名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 07:36:06 ID:vzzkZF1b
いややっぱり野乃とヘタレさんとの百合で
42名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 17:30:40 ID:rsqThWfG
>>41
書き出しというかシチュエーションが難易度高いお
43名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 18:10:05 ID:xCAMb/kh
>>40
お前の望み鼎たる



甲斐は佳代から貰った麦の写真を眺めていた。
甲斐「麻井・・・」
写真を眺めていると姉の理咲が現れた。
理咲「甲斐?」
甲斐「うわぁぁぁあぁ」
理咲「何驚いているの?−あ・・」
驚いた甲斐は麦写真を落とす。
理咲「甲斐・・・麦ちゃんの事が・・・」
甲斐「な、な、何言ってんだよ」
理咲「私より麦ちゃんがいいんだ・・・」
甲斐「あ、姉貴?」
理咲「解っているんでしょ?私の気持ち」
理咲は服を脱ぎ全裸になる
理咲「麦ちゃんとは違って胸もある、大人の女性よ」
と言いながら甲斐に抱き付く
甲斐「あ、姉貴、離してよ」
理咲「でも、甲斐のこれ、大きくなっているよ?やっぱ麦ちゃんより
私の体がいいのかな?」
ズボンのファスナーを開け、息子を出した
理咲「あはっ。もうこんなに剥けているんだ」
甲斐「な、何しているんだよ」
理咲「どうするか解っているんでしょ?」
息子を加えしゃぶりだした
甲斐「うぅ」
どぴゅ〜
理咲「あはっ。こんなに出るんだ。甲斐のミルク(精液)」

こんなんでいいか?>>40
理咲→甲斐だな。
甲斐と麦なら書けるが
44名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 19:09:41 ID:eIdLROTz
>>38-39
GJナイスΣd(´・ω・`)
しかしいつの間にリレー小説みたいになってるんだ。
まあ便乗するけどw

「そ、そんな…感じてなんか…」
「ふーん、そうには見えないけどなぁ」
「っ!はぁう!」

―感じたのだろう…?
思わず声を漏らした麦の反応を見て
下卑た笑みを浮かべそう言った桂木の言葉に
言訳をするかの様に、麦はその言葉を否定する。

麦が抵抗する様に彼の言葉を否定すると
そんな麦の反応を楽しむ様にそう言い
桂木は、麦の秘部を弄ぶ様にその指を動かす。
その指の動きに、また思わず麦は声を漏らしてしまう

「なんだ、やっぱり感じてるじゃないか」
「う…うぅ…」

桂木は麦の反応を面白がる様にそう言う。
麦は恥ずかしさと悔しさからか、唸る様に泣き涙を流した
しかし、彼はそんな麦の反応など気にせず、寧ろ楽しんでいた。
彼にとって麦は、自分の欲求を充たす為の、徒の玩具でしかないのだ
そして、四つん這いの状態で泣きじゃくる麦に
容赦なく追い討ちをかけ、桂木は麦の秘部を指で開かせる

「―あっ…!?」
「すごいなぁ…奥まで丸見えだよ」
「いやっ…見ないでっ…見ないで下さい!」

麦は、自分の秘部が開かれる事に気づき、小さく声をあげた。
ぱっくりと開かれた麦の秘部見て、桂木は、更に麦を辱める様にそう言い放つ
麦はポロポロと涙を零し、叫びながら必死で秘部を手で隠そうとするが
そんな麦の抵抗も空しく、桂木はその手を止めない。

つか、軽い冗談でネタを投下したのに、いつの間にか桂木が鬼畜になってるw
45名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 19:20:30 ID:eIdLROTz
>>41
ネタならあるゾ。

麦は見られるのが苦手、だから野乃先輩は麦のあがり症を克服させる為
あることをする、それは…

「麻井さん、あなた、今からオナヌーしなさい」
と言って自分の前でオナヌーをさせる↓
で、無理やりオナヌーをさせられていくうちに、いけない感情をもってしまう。
と言う事に気づく。
『み、見られてるのに…恥ずかしいのに…感じちゃうよぉ…』
で、野乃先輩が麦を褒めて、麦は見られる事に快感を覚えていき
エクスタスーに達する↓
それで逝った後、待機してた桂木を部屋に入れ
カメラを回させ百合シーン突入。

こんな感じゃだめなんだろうか?
百合は専門外…つか小説自体あんま書かないから分らないんだけど。
46名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 02:18:02 ID:auN5HPUi
>>43 ありがとう!叶えてくれて。
47名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 02:26:46 ID:0CdhYqWm
「西田・・・くん、あっ、んっ、ああん・・・だ・・・だめ、は、恥ずかしいよぉ・・・。」
「ごめん・・・麻井・・・少しの間だけ我慢してくれないか・・・。」    
「こんなところを先輩たちに・・・見られたら・・・。」

野乃「あ・さ・い・さ・んー!!!(#^ω^)ビキビキ」
キュウウウウ〜〜〜。  「麻井、おい!気絶するなよ!?麻井ーーー!!」 

俺を断罪してくれ(;´Д`)ハァハァ
麦チョコは行為中に気絶するか大声だすかどっちかだな。
48名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 13:58:19 ID:bDBnAGAt
>>47
甲斐君と呼んでいるぞ。
多分気絶でしょ。

よし、後で麦X甲斐を投稿しよう。
今ネタを考えているからちょいまっちくり
49名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 15:02:04 ID:o8mEapLP
部活と野乃のねたなら
下校中ネタでエロなしなら作れるか…いりませんよね
50名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 17:01:48 ID:M7RKKxxe
ちょっと目を離した隙にこんなにスレが進むとは、さすがアニメ化されたばかりの作品のスレは違う。
……俺の普段常駐してる他のエロパロスレにもこれくらいの勢いが欲しいもんだw


>>43
悪くないね。ちゃんとしたSSにして読んでみたい希ガスw

>>44
桂木はどこはかとなく女垂らしとうイメージがあるのでつい俺も便乗した。今も反省していない。
またリレーで続けてもいいけど、言い出しっぺで文巧い>>44にちゃんとしたSSにして欲しいな、なんて無理?

>>45
あーそれ、結構読みたいかもしれん。 カメラを回す必要はないかも知れないけど、良い。
ていうか本スレかどこかでこのネタ見たことあるようなw

>>47
気絶す麦チョコ想像して萌えたw  GJ。

>>48
期待しながら待ってます!  二人とも処女童貞だろうから、その辺りの青臭さをぜひ表現して欲しい!

>>49
いやそんなことはない。
エロはなくともエロスを感じられれば十分ナリよ。それが愛。だから期待して待ちます。
51名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 17:36:59 ID:whryA+Ts
>>48と被るかもしんないけど
最近夜のオナネタとして考えてるアイデアがあったんだった。
もし形になったら投下しに来るよ
52名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 18:33:56 ID:dVh3gZxx
>>50
別に書いてもいいけど、文なら>>38氏やおまいさんの方が漏れよりも
遥かに上手いよ。(上のSS見てそう思った)
53名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 20:49:32 ID:bDBnAGAt
>>50
待たせたな。何とか出来たよ

昼休み。教室で一人弁当を食べている少年の所に一人の少女が現れた。
麦「あ、あの・・・甲斐君・・・」
おどおどしながら甲斐に話しかける。
甲斐「ん?どうした麻井?」
麦「あ、あのね・・・今日の宿題・・・いっ・・一緒にやらない?沢山あるし、
私、この教科苦手なの・・・。だ、だから得意な甲斐君に・・・」
甲斐「お、おう。いいぜ」
麦「じゃ、じゃあ、後で甲斐君の家に行くね」
甲斐「あ、ああ」
そんな約束をしているともう一人首にカメラを下げた少女が現れた。
佳代「あやおやぁ〜。何やら親密な御様子」
二人の様子をニヤニヤする佳代
甲斐「な、な、な、何言っているんだよ!遠山!」
麦「////〜〜〜〜」
あたあたする二人に佳代は何かを察したのかそれ以上詮索はしなかった。
佳代「まぁ、いいわ。甲斐君。狼にならないでねVv」
そう言い残すと佳代は何処かに消え去った。
そして、授業も終わり甲斐は麦を迎える為、部屋を掃除し、参考書・
辞書などを必要分揃えた。
時計を見ると午後4時
甲斐「そろそろ麻井がくるな」
とその時
ピンポ〜ン
甲斐「あ、来た来た」
54名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 20:50:29 ID:bDBnAGAt
玄関前
麦「うわぁ〜遂に来ちゃったよ〜男の子の家に来るの初めてだよ〜」
ガチャ
甲斐「や、やぁ・・いらっしゃい」
麦「あ、あのお邪魔します・・・」
トテトテ
麦「あ、あの・・理咲先輩は?」
甲斐「ああ、姉貴は野乃先輩の所で地獄の勉強会だよ」
麦「へ、へぇ〜」

甲斐の部屋

甲斐「何か飲みもんとお菓子持って来るからちょっと待ってて」
麦「うん」
麦は辺りを見回す
麦「これが男の子の部屋なんだ・・・」
と、ベットの下に雑誌みたいなのを見つける
麦「?」
麦はベットの下に手を伸ばし雑誌を取る
麦「!!!!!!!」
そう、雑誌の表紙は裸の女性があった
麦「か、か、か、甲斐君、こんなの読んでるんだ・・・
そっか・・・お、男の子だもんね・・・健全な男の子なら
も、持ってても仕方ないよね・・・」
と自分に言い聞かせ理解した時、甲斐が飲み物とお菓子を持って来た。
甲斐「麻井おまたせ・・・」
麦「はっ・・・」
麦は本を持ったまま固まった
甲斐「そ、その本・・・」
麦「あ、あのその・・・」
甲斐は麦から本を無理矢理取り上げた
甲斐「・・・・・・・・・」
甲斐は無表情で後ろを向く
そんな甲斐に麦は
麦「あ、あのね・・・甲斐君・・・お、男の子ならそーゆー
本1冊や2冊持ってても可笑しくないんだよ?健全な男の子な証拠
なんだってお母さんが言ってた・・」
甲斐「////////」
麦「甲斐君?」
心配した麦は甲斐の顔を覗く
甲斐は吹っ切れたのか麦をベットに押し倒す
麦「きゃ・・・か、甲斐君」
甲斐「麻井・・・・俺・・・お前が好きだ・・・」
麦「か、甲斐・・・君?」
突然の告白に麦は戸惑う
甲斐「もう我慢出来ない・・・麦・・・いいだろ?」
その言葉を理解したのか麦は
麦「う、うん・・・・」

55名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 20:51:55 ID:bDBnAGAt

ギシッ
麦「あっ」
甲斐「っ・・・」
優しく腰を動かす
ギシッ
麦「んっ・・・んぁぁ」
甲斐「麦?大丈夫か?」
麦「う、うん・・・」
ギシィ
麦は甲斐の体を思いっ切り抱く
麦「甲斐・・・もっと強くしてもいいよ」
甲斐「解った」
更に膣の奥に突き出す
麦「ん・・あああぁ」
甲斐「ハァハァ・・・」
ギシギシ
激しく動く甲斐
甲斐「ハァハァ・・・も、もう駄目だ・・・」
麦「ハァハァハァ・・か、甲斐・・・あああぁ〜」
甲斐「麦〜〜」
麦の膣内に思いっ切り射精した
甲斐「ハァハァハァ」
麦「あ、赤ちゃん出来ちゃうねVv」

>>50こんな感じでいいのか?長くなるから分けて書いたが・・。
本当はもっとやろうかと思ったが、二人は処女童貞だから
あまり無理させない程度にしたが・・・。

>>51
おぬしの作品に期待する。俺のはsageな作品だ


56名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 23:31:00 ID:M7RKKxxe
>>52
や、書いてもいいような気は自分でもするんだが、
正直、最近私生活と他のスレ用のSSが忙しくて短編でも書けないorz
ここはひとつ、頼みます。

>>55
組み立てとしてはそんな感じで良いよ。あんまり最初から手慣れ過ぎてるのもどうかと思うしね。
ただ文章のことを言わせてもらうと、ト書き形式ならともかく、あくまで小説として書く場合には
////////や、Vvで感情を表すのはあんまりお勧めしないかな。
57名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 00:00:27 ID:PPzb9mE6
>>55
展開早すぎてワロタwww
あと人名いちいち書くのもめんどくさいだろ。
それを書かないように合間の文章の充実(´∀`)モナー
58名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 16:29:24 ID:nplIcyXv
>>57
モナーって?
59名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 19:35:09 ID:m713Gi0c
モナーという2ちゃんねるから生まれたキャラがいる。
(´∀`)←こんな顔、「文章の充実もな」とモナーをかけてるだけだとおも。
60名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:01:24 ID:6hijHSzB
ずれたらすまん。
これが、モナー。

   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< オマエモナー
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)

ツッコミを入れている人に対して「お前もな」とツッコミを入れるところから
「モナー」といわれるようになった。
モナーを知らない人が出てきたことにぴっくり。
61名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 20:51:04 ID:Tq3PLgzX
>>59>>60
おまいら、良い奴だなw 2chの良心と言ってもいいぜ。うん。


ところでなんだが、某動画サイトに上がっていたアニメ版第7話「友達なのに・・・」を早速視聴した。
原作を先に読んでいても楽しめた。ウザかったらすまん。
・全体的に音楽が良い
・相変わらずオリナルは見てて楽しい。 この娘をエロ眼鏡にやるのはまったく勿体ない。
・回想シーン濡れ濡れののさん可愛いw
・倉庫を一人で開ける時にドジりまくる部長さん萌え。
・俺も野乃さんとポカポカし合いたい。
・百合化シーンから部長さんと野乃さんの世界に(;´Д`)ハァハァ しっぱなしになったw マフラーとか。
 ま、百合というより熱い友情のような気がしないでもないが。
・(原作にもあった気がするが)おお振りみたいな励まし方があって少しワロス
・麦の腹式呼吸くしゃみ、すげぇwww  『へくしょーん!』
62名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:18:49 ID:nplIcyXv
>>59-60
サンクスです。
あまり2Chの用語は解らないんだ。
キボンとかマタリー・逝ってよし・氏ね用語しか知らないんです。
63名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:23:04 ID:a1O8l/2r
>>34
やっぱ、ひとひらはガチレズだよなw
つ――ことで個人的にグッジョブ!!
64名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:41:17 ID:WwVQNkce
アニメの百合多さに感動した
誰か野々部長SSきぼんぬ
65名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 00:14:58 ID:CjM+eA3l
百合たのむ
66名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 08:45:33 ID:LSbDj5zN
百合キボン
67名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 12:45:04 ID:OBK3Z909
野乃「クレクレは自重しなさい、めっ!」
68>>51だけど:2007/05/15(火) 21:32:49 ID:g4NsYArH
え、えっと……麻井、麦、です……

…演劇研究会に入部して、はや半年以上…
いろいろ、あったけど、今のところなんとか、やれてます。

…秋の文化祭公演で、なんと主役をやることになってしまって。
今からどきどき、ビクビクの毎日、なのですが…

野乃先輩や理咲先輩、桂木先輩の、厳しくも暖かい指導、
佳代ちゃんやちとせちゃんの励まし…そして、
甲斐君、が、背中を支えていてくれる、おかげで…何とかやれてる、感じです。

今日も練習、がんばらないと!


「こん、にち、は……?」
からからから。研究会部室の、ちょっと立て付けの悪い扉をあけて、
いつものように恐る恐る挨拶。
こういう態度、改めないとなぁ、とは思ってるんだけど、どうしても、無理、だよぉ……。

「…あ…れ?」
いつもだったら、野乃先輩が真っ先に来てて。
『こんにちは、麻井さん。さ、練習始めましょうか』
と、他の人たちも集まっていないのに、早速始めようとしちゃうくらいなんだけど。
「…今日は、誰もまだ、来てないのか…な?」

静まりかえった部室。
窓の外から差し込む、夕焼けの赤が、目に眩しいくらいで。
…ひゅぉぉ。隙間から吹き込んだ風が、すこし肌寒く感じられて。
窓の外を見やると、風がばさばさと紅く染まった樹の葉を揺らしていた。
もう、すっかり秋、なんだなぁ……。
「そういえば、文化祭まで、あと1週間ぐらいしかないんだよね」
自分でそうひとりごちてみて、改めて本番が近いことを実感し、身が固まる。

……わ、私、ちゃんと……やれる、のかなぁ……

ふるふる。首を振った。
逃げちゃいたい、と思ったことも一度や二度じゃない。
でも、その度に、野乃先輩や、他の先輩たちが、今までどれだけ頑張ってきたか。
それを思い直して、踏ん張ってきた。
それに……
ここにはいない、いつも支えてくれる、彼。
その彼のことを想い、少し胸に手を当てて。

「……あ、め、ん、ぼ、あ、か、い、な、あ、い、う、え、お」
まだ私しか来てないけど、自主トレ、始めちゃおう。
69>>51だけど:2007/05/15(火) 21:33:57 ID:g4NsYArH
「…わかった、わよ」
……。
「そんなに、いうなら、やってみせてよ」
……みんな、来ないなぁ…。
「わたし、だって、こんなせいかく、いや、だもの。
 ほんとうに、かえれるなら、こっちからおねがい、してらるわよ」
うわわ。とちった……もう一回。
「わたしだって、こんな性格、嫌だもの。
 ほんとうに変えれるなら、こっちからお願いしてやるわよ」
…ん、少し、上達した、かな?
「さぁ、あなたたちの力で、私を変えてみせて」

……私、変われた…のかなぁ?
練習中は、少しは声が、出るようになったけど……
ほかのときは、全然ダメだし……。
佳代ちゃんは、「最近麦、変わったね。成長した。うんうん」って
時々頭を撫でながら言ってくれるけど(あれちょっとやめてほしいな。さすがに人前では)
自分ではあんまり、実感できない…。

……えぇい。考えてる暇なんてないない。練習練習……

……そ、それにしても、誰も、来ないなぁ…。
携帯の時計を見た。甲斐君はともかく、先輩たちがこんなに遅れるなんて珍しいかもしれない。
どうしたのかな…呼びにいったほうがいいのかな?
で、でも…3年の教室なんて、めったに行った事ないし……行っても多分、固まっちゃうし。
…やっぱりひとりで、練習してよう。

…次は結構、大事な場面だな…。
どうせ誰も来ないし…よぉし、度胸つけるために、少し大声を出してみよう。
「……わ…わた、し……」
すこし…ううん、とんでもなく、恥ずかしい台詞だけど……
「……私、あなたが……」
思い切って、大声でっ!!
「…あなたが、好きですッ!!」
「ど、どわわわわッ!!?」

……え?
「あ…あさ、い……」
目の前には。顔を真っ赤に染めて、甲斐君が立っていた。

「………〜〜〜〜〜〜〜〜ッッっ!!?」
やだ、恥ずかしい。顔が、真っ赤に染まる。体温が、どんどん上がってく。
うそ。いつのまに、入ってきてたの?私、全然気づかなかった。
気づかずに、私、こんなに大声で……一番恥ずかしい台詞を……
ど、どぉしよぉ……立って、られないよぉ……。

(省略されました…続きが読みたい場合は「む…無理です」と入力してください)
70名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 21:45:30 ID:QUCXV5+Q
「む…無理です」
GJ!!続き期待してるぜ!!
71名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:13:35 ID:RINuwdzI
「む・・・無理です」
なんとなく予想は付くが続きをキボン
72名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:59:14 ID:BWXObSx7
む・・・無理です(;´Д`)ハァハァ
続き楽しみにして待ってます(・∀・)ニヤニヤ
73名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 17:20:17 ID:h5dRL6au
「む…無理です」

麦と職人さんガンバ!
74>>51だけど:2007/05/17(木) 09:27:34 ID:3AB0Yvlb
場繋ぎで4コマ風

「何…これ」
「見てのとおりよ、辞めるわ」

「そ…そう
 (さ、さすがに野乃、演劇部の女子部員を全部お手つきにするなんてやりすぎたからね…居づらくなったのかしら。
 最初から、私一人に絞っておけばよかったのよ。これで勝ち組だわ、うん)
 (浮気癖が)治ったら、また戻ってくればいいしさ」
「戻らない」
「えっ!!?」

「私の高校生活は、もう半分もないもの。
 あなたが(私の百合ハーレム計画に)反対するのなら、その場(理想の百合ハーレム)は自分で作る」

「(待てやコラーーー!?そっちの方がたち悪いだろ!!)」
「気が強い幼馴染風に、巨乳の眼鏡っこ、内気なおどおど小動物系…よりどりみどりね、ふふん」


7話見てて、野乃さん=ガチレズ、のイメージが定着したので書いた。
百合だけにオチてないけど謝らない。
>>70-73
濡れ場書くのが大変だけど頑張る。
75名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 17:01:37 ID:RZLQsk6i
>>74
野乃さん外道過ぎw  ワロスwww

執筆、焦らなくてもいいので良い物を仕上げて下さい。
76>>51だけど:2007/05/18(金) 21:11:23 ID:fHKOU4Bw
「え…えぇと……」
ぽりぽり。頭を掻いて、頬を赤らめている甲斐君。
今のは台詞の練習だったんだけど、と一言告げればいいのに、
その言葉がどうしても出てこない。身体が、固まってしまう。
部室を沈黙が包む。膝ががくがく震えてきた。このままじゃ、腰を抜かしちゃうかも。

気が遠くなりかけた瞬間、目の前の甲斐君が、突然あははと笑った。
「…あ、そっかそうか。そうだったよな、台本にあったもんな、そのセリフ。
 麻井、早めに部室きて、ひとりで練習してたのか。すげぇなぁ。俺には真似できねぇ。あはは」
「そ、そう、そう、なんだ……うん。
 で、でも、べつに、早く来たわけじゃ、なかったんだけど……」
「だ、だよなぁ。
 よく見たらこんな時間じゃねぇか!姉貴たち、どうしたんだ?珍しいよな!」
緊張が緩んだ。でもまだどこか、会話がぎこちない。
嘘をついてる、わけじゃないのに……ううん、やっぱり、嘘、ついてる?
「俺たちが一番乗りだなんて。こりゃ明日は大雨だな」
「か、甲斐君……それ、自分で言っちゃ駄目だよ……」
「そ、そりゃ、そう、だよな」

また、会話が途切れた。
甲斐君は、こちらをちらちらと見つつ……なんとなく、目を逸らしてる。
私も、甲斐君のほうを、まっすぐ見ることができない。
うぅ……この微妙な空気……いったい、どうすればいいの……?

「……あぁもぉ、姉貴も先輩たちも遅ぇなぁ!
 麻井、ちょっと待ってろ、俺が皆を呼んでくる!」
耐え難い沈黙を切り裂くように、甲斐君が扉を振り返った。
そして、扉に手をかける……

……より先に、私は、甲斐君の制服の裾を握り締めていた。
「…あ…さい……?」
「…ない、で」
私の方を振り向き、固まる甲斐君。
「……いか、ないで、かい、く…ん」
「…麻井」
「まだ……ふたりきりで、いたい、よ」
ぼそぼそと、おそるおそる。私は怖々言葉を紡いだ。
さっきの台詞は台本の台詞だけど、その言葉の意味は嘘じゃない。
私が、彼に寄せる気持ちは、嘘じゃない……と、思う。
「……麻井っ」
扉の方に向けていた身体を反転させ、彼が私をぎゅうと抱き寄せた。
同時に、脱力感がどっと押し寄せる。
がくり……腰が抜け、膝が折り曲がるのを感じた。
そして、私は彼の胸の中に崩れ落ちる。
その暖かいぬくもりを感じながら。
77>>51だけど:2007/05/18(金) 21:13:42 ID:fHKOU4Bw
「……麻井」
首筋に手を当てられ、伏せていた顔を持ち上げられた。
そして、唇を奪われる。
「……んっ…ん、ぅぅぅ……ッ」
男の子のらしい、骨ばった感触。不慣れな、たどたどしい動き。
でも、その未知の味わいに、頭の中がたちまち、とろけてゆく。
咥内に舌を差し込まれて。私の中で、彼がめちゃくちゃに動いた。
「ふ、ッ、く、きゅ、む……む、ぷ、はァ」
唐突に……離れた。私と彼の間に、余韻のような、白い唾液の筋が走る。
「はぁ、はぁ、はァ」
「…………ッ」
ダメだ、顔が真っ赤に紅潮する。動悸が止まらない。
「……ご、ごめ、ん、麻井」
「どうして、謝るの?」
彼が目を丸めた。
「へっ……?」
「謝る、くらいなら、どうして、急にこんなこと、したの」
「……そっ、それ、は……」
甲斐君を、まっすぐに見つめた。射抜くような眼差しで。
……彼は、しばらく考え込むと、拳を握り唇を噛み締めて。答えた。
「好きだからだよ!止められなかったんだよ!
 俺、若いから……バカだから!麻井に、あんなこと言われて、舞い上がっちゃって!
 止めらんなかったんだ!あぁぁぁ、俺のバカ!!」
バカバカバカ!と自分で自分の頭を殴りつける甲斐君。
その手をとって、静止し。そのまま両手で握り締めた。
「あ、謝られても……こまる、よ……そんなに、自分を、責めないで、よ」
「……あ、あさ、い」
「…だって、私、だって、嬉しかったんだから……。
 でも、場所と時間、は、考えて、欲しかったか、な」
「……う、嬉し、かった、って……」
「…私、だって……甲斐君と、そういうこと、したかっ、たんだから」
もののはずみで言った、その自分の一言。
とたんに恥ずかしさが押し寄せ。つま先から頭の先まで、真っ赤に茹で上がるのを感じた。
なんで、こんなこと言っちゃったんだろう……あまりの恥ずかしさに、気が遠くなった。

「…それって」
気が遠くなり、身体がふらつく。倒れかけた上体を、何かが支えた。
「…ぇ……」
「それって、いい、ってことだよな、麻井」
「な、……なに、って、きゃぁぁっ!?」
私の上体を支えた両腕が、そのまま重しとなって圧し掛かってくる。
静かに、優しくだけど、私は甲斐君に、押し倒されてしまった。思いのほか、強い力で。
「ぇ、ぁ、ぁ……だ、だ、めぇ……皆、来ちゃう」
「姉貴たちが来たら、俺がどうにかするよ」
「そ、それ、にぃ……っ、がっ、学校、で、そんな、こと、だめぇ」
まさか、こんなことまでされるとは思ってなかったから。
混乱と、恥ずかしさで頭が真っ白になり、何も考えられなくなっていく。
「…もう、我慢できないんだ……ごめん、麻井」
「ちょ、ちょっ、ちょ、と、ま、ま、ぁぁあ…………ぁ、あぁっ」
のしかかられ、手足の自由を奪われて。
首筋に、口付けを浴びせられ。今まで発したことも無い、変な声が、漏れた。
「麻井の肌…すべすべ」
「だめ、だよぉぉ……みつかっ、ちゃう、よぉ」
声を絞り出して、抗議するけど。彼は聞き入れてくれない。
舌が首筋に沿って、鎖骨まで這う。どんどん、からだから力がぬけてく。
抵抗、できなくなっていってしまう。
どうしよう……このままじゃ、流されちゃう、よ。
78>>51だけど:2007/05/18(金) 21:16:41 ID:fHKOU4Bw
こういうこと、知らないわけじゃない。
好きあった男女が、自然に至る行為。
でも、私にはまだまだ先のことだと思ってた。
だって、まだ学生だし。取り返しの付かないことになったら、大変だし。
甲斐君のことは好きだし、いつかは、そういうことになるのかな、とも
ぼんやりと思っていたけれど……でも、いくらなんでも、早すぎる、よぉ……

ぱち、ぱち、ぷちん。
制服のボタンを外される音、そして衣擦れの音が、私の意識を思考から呼び戻した。
いつの間にか、制服をはだけられ、下着姿を晒されている。
「……だっ、だ、めぇ」
胸を隠そうとするけど、彼の肘で両腕を固定されてて、動かせない。
おねがい……そんなに間近で、じっくりと、見ないでよぉぉ……
「…ぃひっ、や……あ、ぁぁッ」
腕を固定されたままで。彼の両手がやんわりと、私の胸を掴む。
「麻井……胸、やわらけぇ……それに、思いのほか、大きいや」
「や……だっ、だめぇ……だめ、だよ甲斐君、このままじゃ…」
後戻り、出来なくなる。
このまま、ずるずると、最後まで……しちゃう、の?
「……俺は、やめない」
「ここじゃ、だめ……皆、きちゃう、ょ」
「それでも、もう、……やめられねぇよ」

彼の、決意を込めた眼差し…その顔が不意に近づき。
また唇を、吸われた。
「んぅ……く、ちゅっ……く、く」
今までよりも、もっと深い口付け。脳まで溶かされるような。
思考がマヒしてゆく。背中にぴりぴりと刺激。
不思議と不快に感じない。むしろ、きもちいい……?
駄目、だって、懸命に私の頭の裏側が告げる。このまま流されちゃ駄目だって。
でも。手も動かない、足も動かない。されるがまま。
79>>51だけど:2007/05/18(金) 21:17:15 ID:fHKOU4Bw
ホックをはずされ、下着をずらされても。
「……ん、は、うっ……い、いぃぃぁ」
晒された胸の頂点を、舌で弄りまわされても。
「ぅ…ふ、ゥ……く、ぅぅぅッ」
動け、ない。動か、ない…?
……やっぱり、私も、望んでる、の……?
「はァ、はァ……あさ、い…あさい」
熱に浮かされたように、甲斐君が私の名を連呼し、しがみついてくる。
その手のひらが、私の下半身に移動し、太股を這い回って…、……!
「だ、メ、かいく、ん、そこは、だめ、ぇぇぇぇ!」
生唾をごくんと飲み込む音。そして、スカートが撥ね上げられて。
「い……やっ」
地味めの白いぱんつ。その中央、見られちゃ恥ずかしい場所をまじまじと見られて。
両手で顔を包み込むように覆った。恥ずかしい。熱を帯びた頬の温度が、どんどんあがっていく…!
「…もう、染みになってる…」
「おねがい…みないで、よぉ……」
恥ずかしさに泣きそうになりながら、抗議しても。
「……っ」
彼は、それを聞き入れることなく。
「……は、ぁ…や、だ、ぁぁぁぁぁ!!」
顔面を私の股の間に埋めるように突き出し、唇を開いて、
私の熱を持っている場所に、あてがったのだ。
びりり、と強い刺激が、全身をかけめぐる。感電したように、身体が痺れ、反り返る。
下着に浮き出た筋に沿うように、彼の舌が、水音を立てながら動き回った。
頭が、真っ白になる。意識を保っていられなかった。
もう、だめ。わたし、だめになっちゃう。もう、いっちゃう……!!

「……っっうぅぅ……ぁぁぁあぁ……!!!」

…自分でも驚くほど、つんざくような嬌声が、部室内に響いた……。
80>>51だけど:2007/05/18(金) 21:34:32 ID:aWFZTTLv
「や、やべぇ!」
甲斐君は素早く身を起こし、私を抱きかかえると、
手近な押入れの扉を開け、そこに私を押し込めた。
「麻井、そこでじっとしてろ!俺がなんとかして誤魔化すから!」
こ、こくこくこく。私は頷くしか出来なかった。
は、恥ずかしいよぉ……まさか、あんな大声が出ちゃうなんて……っ。
なんか校内中に響いちゃった気がする。
もしばれちゃったら、私たち、どうなっちゃうのかな……。
そ、それよりも!まずは野乃先輩たちに、どうやって誤魔化せばいいんだろう!
なんだか、もう部室の外からバタバタって足音がするし!!
「い、今の変な声、ここからだよね!何かあったの!?誰かっ……」
あ、今の理咲先輩の声……え?どうしたの?
数人の足音が、部室の中に響いたと思うと、また室内に沈黙が到来した。
一体、何が……押入れの扉をわずかに開けて、室内をのぞき見た。
「……」
「…甲斐、君?これは、いったい…」
表情を変えず(変えて無いように見えるだけで、額には汗が浮かんでいる…)野乃先輩。
冷静を装いつつも、口をぱくぱくしている桂木先輩と…
「……」
「…あ、あはは…やぁ、麗しき姉貴」
「何が麗しき姉貴じゃこのボケがァァァァァァァ!!
 とうとうここまで堕ちたか、この馬鹿弟がァァァァァァ!!」
ドタバタバタン!!恐ろしい形相を浮かべた理咲先輩が、甲斐君を羽交い絞めにした。
あ、あぁぁぁぁ……骨が、きしむ音がはっきり聞こえる…。
「ま、まさか、誰も来ていないことをいいことに、部室内でアダルトビデオ鑑賞とはね…」
室内の真ん中には、いつのまに出現したのかポータブルDVDプレーヤーが動いていて、
その画面には、えっちな場面がはっきり映し出されていた……。
「しかもそのプレーヤー、私のじゃないのよ!!
 一体いつのまに持ち出したのよ!この色ボケ愚弟めぇぇぇぇ!!」
「ギ、ギブ、ギブ、!!マジで死ぬ、死んでしまいます!!」
「いっぺん、マジで死ねぇぇぇぇぇ!!リサキ・ブレーカー!!!」
ぼぎぼぎぼぎ。折れてる、折れてます……

ちーん。
81>>51だけど:2007/05/18(金) 21:35:07 ID:aWFZTTLv
「しかし、甲斐君は、なんでまた、ワザワザ部室で……?」
とりあえずこれは没収ね、とプレーヤーからDVDを取り出し懐にしまう桂木先輩。
「知らないわよ!おおかた若い性を抑えられなくなったんでしょ!!
 まったく、そんなに溜まってるんだったら、この私が…」
「え!?まさか西田…近親相姦はよくないぞ?」
「私が毎晩、48の殺人ワザをかけて、性欲を発散させてやるって言ってるのよ」
「…そ、それは。甲斐君の命がいくつあっても足りないなぁ」
「はぁ?何か言った、たかし」
「い、いや…別に何も。
 しかし…麦ちゃんはどうしたんだ?最近早く来ていたのに、今日は遅いなぁ」
びくっ。
「そうね…クラスの用事とはいえ遅れてきた私たちにいえた話じゃないけど、
 麦ちゃん、遅いわねぇ」
びくびくっ。
「……」
うぅ…なんだか、こっちを見られてる、気がする…
で、でも、しっかり隠れてるし、見つかるわけ、無いよね……
「……」
…見つかるわけ、無いよね?
「……」
部室の隅で考え込んでいた野乃先輩が、突然身を起こし……
……え!?押入れのほう……つまりこっちに、近づいてくる!?
「……麻井さん。スカートの裾、押入れの隙間からはみ出てるわよ」
「え!?」
…しまった。反射的に、声、出しちゃった……
間髪いれずに、野乃先輩が押入れを開け放つ。
「……ふふん」
……見つかっちゃった。

「…それで、何故わざわざ、押入れに隠れていたの?」
野乃先輩の正面に座らされ、じっとまっすぐ見つめられる。
…怒られてる、わけじゃ、ないんだけど……すべて見透かされてるようで、なんだか、怖い、よぉ……
「確かにねぇ。別に演劇部への潜入スパイミッションでも無いんだし、
 ワザワザここの押入れに隠れてる理由なんて……」
「潜入ミッションかぁ……思い出すな、9ヶ月前のあの日」
桂木先輩が何やら思い出に浸り始めた。
「クリスマス特別公演を間近に控えたあの日、俺は西田に昼食を人質にとられ、
 演劇部の部室にとある用具を拝借しに潜入した。
 その日はタイミングが悪いことに、演劇部の衣装合わせの日で……」
「そうそう。たかし、連中の着替え中に運悪く出くわしちゃってさ。
 数日間、覗き魔扱いされたんだよねぇ。誤解を解くのが大変だったわ」
「そもそも西田に命令されなきゃ、あんなことにならなかったんだけどね……」
桂木先輩の目尻に涙が浮かぶ。先輩もいろいろ、大変な経験してるんだなぁ…
…ふと悪寒を感じて、野乃先輩に視線を戻すと。
「…その話、後で詳しく聞かせてもらうわ」
瞳にものすごい眼光を走らせ、野乃先輩は二人を睨みつけていました。あくまで、静かに。
理咲先輩と桂木先輩は、たまらず石のように固まっちゃいました……口は災いのもと、って言葉の意味が、よくわかったよ。
82>>51だけど:2007/05/18(金) 21:36:21 ID:aWFZTTLv
「……それで、麻井さん?」
有無を言わさぬ視線。ど、どうすれば、いいのぉ……?
部室の隅で転がっている甲斐君に助け舟を求めようとすると。
横になって瀕死の状態のまま、甲斐君が何やらジェスチャーをした。
…ごりごりと、すり鉢で何かを擦るような…胡麻?
胸の前で、両腕をくっつけて…手錠?いや違う…枷?
あぁそうかわかった!ごま、かせ…ってことね?
……って、どうやって誤魔化すのよぉぉぉぉ!!
「正直に言ってくれればいいのよ。怒りはしないから」
それは、「正直に言っても言わなくても、私は怒るわよ」っていうフラグですかぁぁぁぁ!!?
麻井麦、一世一代の大ピンチ……って、これで何度めなのよぉぉぉぉ!!?

……考えに考え。私は正直に白状することにした。

「……えっ、と…今日、早めに部室にきたら…誰も来ていなかったので、
 よく部室を見渡したら、少し散らかっていたので、軽く片付けをすることにしたんです」
「そう、良い心がけね。でも掃除なんて、文化祭が終わってからでもできるわよね」
うぅ、突っ込み厳しい……
「たしかに、そうですけど…それで、不要なものを片付けようと、押入れを開けたら、
 そこに甲斐君が慌てて入ってきて……私、驚いて反射的に押入れに隠れちゃったんです」
「かなり、無理がある言い訳だと思うけど…一応最後まで聞くわ。それで?」
見透かされてる……でも負けるわけにはっ。
「そ、れで……隠れて、たら……甲斐君、部室内に誰もいないのを確認して、
 自分の荷物の中から、DVDプレーヤーを取り出して…えっちなビデオを見始めたんです。
 それで、私、出るに出られなくなって……っ」
よし完璧。これで前後は繋がったよね??
部室の隅に転がっている甲斐君を見やる。甲斐君は、目から大量の涙を流しながら
無言で「GJ!」とサムズアップをしてくれていた。
甲斐君、本当にごめんなさい……でも、ある意味、自業自得、なのかな……?
「そう…」
野乃先輩は、一度目を瞑って、少し考え込むと。
「……まぁ、そういうことにして置いてあげるわ。一応つじつまは合っているし。
 …と、いうわけらしいわね、理咲」
「OK。……さぁて甲斐。明日の日の出は拝めないと、覚悟することね」
ぼぎりぼぎり……腕を鳴らし、甲斐君ににじり寄っていく理咲先輩。
これからどんな地獄絵図が展開されることだろう……私は心の中で涙するのでした。
83>>51だけど:2007/05/18(金) 21:38:23 ID:aWFZTTLv
その日の練習が終わり、帰ろうとカバンをまとめていると。
「……麻井さん」
背後から、野乃先輩に呼び止められた。
「はっ、はい…はに、えしょう」
「気づかない振り、しようと思ってたんだけど……着衣、乱れてるわよ」
え、えぇぇぇぇぇぇ!!?
顔が真っ赤になる。そういえば、押入れに隠れたあと、制服の乱れ、直したっけ…!?
大慌てで、胸元に手を当てると。……あれ?直ってる?
あ、そうか、隠れた直後、真っ先に直したんだったっけ。いけないいけない。
……って、あれ?
正面の野乃さんを見やると。彼女はふふん、と意味深な笑顔を向け。
「嘘よ。麻井さん、騙されやすいのね」
「な、なんだ……ひ、引っ掛けないで下さい」
で、でも、おかしいな……どうして?
「本当はね」
野乃先輩の顔が、ずいっと間近に寄る。
ち、近い、近いよぉ……吐息が、直接顔にかかる。
知らず知らず、頬が紅潮していく。
「本当はね……匂い。匂いで、わかったの」
「え……?」
「今の麻井さんからは……そうね、女の、匂いがする。
 美麗のものとも違う……とてもかぐわしく、扇情的な香り」
野乃先輩は私の頬に手のひらをあて、更に顔を近づけてきた。
あとわずかで、口付けをされてしまいそうな、そんな間近な距離……。
「……野乃、さん……?」
「……麦は、甲斐君に、『女』にされてしまったのね。
 残念だわ……本当は私が、貴女を『女』にしてあげたかった」
ちょっ、野乃せんぱ、それは、どういう……
……はもっ。私の頬に顔を寄せた野乃先輩が、耳たぶを甘噛みしてくる。
その感触は、こそばゆくて、背徳的で……背筋に、びりびりと刺激が走る。
「……は、ぁぁぁぁ……んッ」
「良い声……その表情も、凄く素敵」
すっ……余韻を残したまま、先輩は私から離れた。
「それじゃあね。校内での不純異性交遊も、ほどほどにね」

優雅に去っていく先輩の後姿を見つめながら、私は心の中で叫んだ。
…それじゃ、校内での不純同姓交遊はどうなんですか、野乃せんぱぁぁぁい!?
84>>51だけど:2007/05/18(金) 21:44:20 ID:aWFZTTLv
ここまでかいた。
でもたぶんこれでおしまい。

最初は夜のオナネタとして考えてただけだったから
本番行為まで書く予定だったけど、
>>80-82の流れがやりたくなって、ついかっとなった。
反省してるけど後悔はしてない。
85名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 21:56:48 ID:0MUHONW1
グッジョブ!グッジョブ!
甲斐はどこまでスケコマシなんだw
86名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 22:11:52 ID:YFkJ9As2
GJ!  初代神来たかもしんないwww
麦と甲斐の青臭さ、ナイスだね。 文章自体も思ったよりボリュームありました。

読んでて不覚にも勃起してきたので、これは出来たら続編も読みたい。
87名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 17:49:55 ID:7Qm6ItDx
野乃先輩の「その話詳しく」はどうなったんだろう?
理咲先輩とたかしはどーなる?

88名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 22:00:36 ID:lBwfNY90
超GJ!!
89名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:56:08 ID:f0Ai8mJt
原作しかみてないから原作準拠で描いてみたい甲斐麦
ただちょい、小説とは異なる体裁で描こうと思ってるから、完成がいつになるかわからない
リアルで忙しいので時間が掛かることをここに宣言する
90名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 00:23:31 ID:BX6pl3ju
よし、>>43>>53を書いた者だが、もう一度書いてみよう。
ネタが降臨したら記載するので宜しく。
91名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 07:47:31 ID:DmfaPgh+
>>89
小説とは異なる体裁ですか、それは激しく期待して待ってるぜ!
少なくともスレが落ちない程度には保守する。

>>90
楽しみにしてます。短編は読みやすくて好きです。
92名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 21:33:00 ID:BX6pl3ju
>>91

麦X甲斐
佳代X甲斐
甲斐X野乃先輩
を作成するけど、どれがいい?
93名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 22:45:58 ID:DWuq6lwZ
>>92
甲斐X野乃先輩が非常に読みたい!

94名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 22:54:50 ID:2gkBJTqM
>>92
麦に一票。
95名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:55:22 ID:DmfaPgh+
>>92
ここは麦と甲斐を推したいけれども、別に書く方の好きなので良いです。


話がずれるが、アニメ版8話の野乃さんは非常にネコだった。ネコネコしてた。

ネコぱーんち!
96名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 18:32:05 ID:9Qxv1oP3
>>93
よし、今構想を考えているから暫し待たれよ。

>>94
甲斐と麦はちょっと待ってくれ。
>>53-55でも読んでマターリしてくれ。

>>95
先輩が「にゃん」って言うのに可愛いと芽生えてしまった俺は罪の子?
97>>51だけど:2007/05/21(月) 18:46:09 ID:ltV50niO
現在第2作執筆中

>>87
ネタみたいなものなので特にオチは無い
部費の話が本編でスルーされたようなもの
>>85-88
あんがと。実はSS書くのは数年ぶりで、二次創作書くのも初めてに近いんだw

他の職人さんの活躍にも期待
98名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 22:31:12 ID:5rQeJlVb
>>96
わかりました。期待して待ってます!
新規の住人のこともあるので、まぁ、アニメが最終回を迎えない程度には急いで書いてくださいな。
えーと、あと4週間くらいで最終話だったような……短いもんだなあ。

>>先輩が「にゃん」って言うのに可愛いと芽生えてしまった俺は罪の子?
 いや、あの普段とのギャップがたまらんからおk。 むしろ仮装団子屋が改めて気になったw


>>97
>>実はSS書くのは数年ぶりで、二次創作書くのも初めてに近いんだw
 あれ……それにしては上手いじゃないですかw
特に、俺の場合はヒロイン目線からSSを書くことがあまり出来ない……
どころか、最近は執筆自体がスランプ気味なので純粋にうらやましい所です。

もしかしたら、リハビリ代わりにここで何か書いてみるかも知れないけど、あんまり期待しないで待っててください。

99名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 22:45:40 ID:NmdRgmIf
野乃と部長でぜひ!
100>>51だけど:2007/05/23(水) 21:16:38 ID:jKRnD3yu
ぐぇ、予想外に長く…
10話放送までには投下するので待ってて下さい
101名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 23:20:19 ID:s1XI6zbE
>>100
いえいえ、予想外に長くなるのは妄想力が豊かな証拠ですよw
それに、読者としてはたとえ職人さんの投下のペースが遅めでも、
一人でも多くの職人さんにスレに長く居てもらった方が嬉しいです。
102「あいしてる −甲斐麦−」(サンプル):2007/05/25(金) 15:48:17 ID:/77kCmXr

著作者:本保弘人


照明フェイドイン

教室。机は広さに応じて配置。麦の机は舞台中央手前。鞄が置かれる。
上手[かみて]から麦が走ってくる。自分の机に来ると、息を切らして椅子に倒れこむように座る。

麦「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

顔を上げ、一度上手を見てから正面(客席方向)を見て言う。

麦「告・・・白・・・・・・されちゃった・・・・・・」

暗転

舞台中央に麦直立。スポットは麦。正面には告白者がいるイメージ。目を合わさない。
言動は指示のない限り「しどろもどろ」

麦「え・・・えと・・・」
5秒無言
麦「あ・・・、い、いちねんの・・・・・・麻井・・・麦・・・です・・・」
2秒
麦「えと・・・その・・・・・・」
3秒
麦「よ・・・よかったって・・・・・・」
2秒
麦「えっ・・・・・・、は・・・はい・・・」
10秒無言。7秒あたりから麦、きょとんとした表情。
麦、慌てふためくがだんだん挙動不審になる。
麦「・・・・・・、っ、えっ、そんなっ、いきなりなんでっ、えっと・・・その・・・っ、・・・・・・こ、困・・・ります・・・・・・」

最終的には相手に目を合わせないように。

麦「すっ・・・・・・すき、って・・・・・・」
しばらくしどろもどろして、右足を一歩あとずさる。
麦「す・・・っ、すみませんっ!」

麦、一礼して下手[しもて]に脱走。

暗転

***

89でいっす。こんな感じの書き方なんだけど、どうかね?
103名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 20:46:56 ID:A3lzP3Pv
てっきりイラストかなんかで来ると思ってたから
台本形式とは恐れ入った
自分もそのくらい奇抜な発想があればよかったのに…
104名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 21:31:44 ID:sfzKtf7H
元ネタが演劇部と言う事を考えると
違和感どころか逆にすごく馴染んだ感がある
GJ続き楽しみにしてる
105>>51だけど:2007/05/25(金) 23:16:47 ID:nEcJzFLS
*原作第19幕、またはアニメ版第9幕までご覧になった上でお読み下さい
*エロス要素は少なめというかむしろ皆無ですが板違いだなんて言わないで欲しいな(´・ω・`)
106>>51だけど:2007/05/25(金) 23:18:31 ID:nEcJzFLS
ある日。ちとせちゃんに、放課後遊びに誘われました。

「む〜ぎ〜チョコっ!今から帰るの?」
授業が終わって、かばんを纏めていると。
教室の外で、ちとせちゃんが手を振っていた。
私が振り向いたのに気づくと、そのまま遠慮なく中に入ってくる。
ここまでは、毎日のことだったんだけど…
「オリナル、あんたまた麦を演劇部に誘いに来たの?」
演劇研究会が解散になって、私はまた、無所属…帰宅部、っていうのかな?になった。
演劇部に移籍して、そのまま演劇を続ける…そういう選択肢も確かにあった。
でも私はそうしなかった。これでよかったのかな…?とは、今でも時折思うけど。
それでも、ちとせちゃんは、今でも何かあると、私に声をかけに来る。
その度に、断っては、いるのだけど。
「あはは、違うよ〜。今日は、ちょっと別件」
「そっか…私としても、麦がこのままやめちゃうのは勿体無いと思うんだけどね」
もう、佳代ちゃんまで、そんなこと言って…
「向いて無いよっ、私には」
「またまたぁ」
そう言いつつ、パシャリと一枚、佳代ちゃんが私たちをファインダーの中に収めた。
「…ところで佳代ちん、写真部は?」
「今日は自由課題。だからこうして、麦を撮りまくってるのだよ。
 オリナルも写れ写れー」
「ちょっ…どうせ写すなら、綺麗に写してくれないと困るなぁ」
「……素材次第かなぁ」
「そっ、それは、どういう意味!?」
あ、あはは…カメラ片手に、生き生きとしてる佳代ちゃん。
ちとせちゃんも演劇部で頑張ってるし……それに比べて私、なにやってるのかなぁ…。
ん?ところで。
「あ、あの、ちとせちゃん……」
私が口を挟むように発言すると、ちとせちゃんはきょとんとしたように振り返った。
「さっき、いってた、別件って……そ、それにちとせちゃん、部活はどう、したの?」
「あー、部活?部活、ねぇ……今日は休み」
「休みぃ?珍しいねオリナル、あんたがサボリだなんて」
「サボリじゃないよ!
 演劇部自体が休みなの。…元・部長が、風邪で学校休んでて」
「榊部長が?」
107>>51だけど:2007/05/25(金) 23:19:03 ID:nEcJzFLS

「…はい、タオル絞ってきたわよ。それと、お粥」
「……野乃」
「ん?」
「あんた……学校どうしたのよ」
「早退、してきたわ。出席足りてるから、一日ぐらいは問題ないでしょう」
「そうじゃなくて!……何で、わざわざ」
「あら。友達の心配をして、何か悪いの?……ほら、じっとしてて」
「……〜〜〜〜っ」
「まだ、顔が赤いようね。ちゃんと薬は飲んだの?」
「飲んだわよっ!!……これは、あの…その……」
「そう。……お粥食べたら、ちゃんと安静にしているのよ」
ぱた、ぱた、ぱた……
「……の、野乃ッ」
「何?」
「……あ、あ……ありがとう」
「ふふん。そんなに照れてる美麗、久しぶりに見たわ。……やっぱり、可愛い」
「なっ……ぁ、え!?ちょ、そんなに、ちか、づい、たら……ん、く、ぷ、ちゅ……」
「ん、んぅ、ぅ……く、ぱ」
「はぁ、はぁ……い、いきなり、何するのよッ!!?」
「あんまりにも可愛いから、キスしちゃった」
「そうじゃないわよっ!!?」
「ほら、昔から言うじゃない…ひとに伝染した方が、風邪は治りが早いって」
「そういうコトじゃないッ!!……あんたには、伝染すわけにいかないじゃない」
「私は出席足りてるから平気。それに、貴女がもし風邪をこじらせて、受験に響いたりしたら…
 …私も一ランク、志望校落とさなきゃいけなくなるでしょ?」
「……何であんたはそういちいち、恥ずかしくなることばかり、言うのよ……」


「……それでさ、新副部長のさっちー先輩が力説したわけよ。
 『元とはいえ、部長が病欠するとは由々しき事態。役者達の健康を防衛するため、ここは全員で天敵に備えねば』って」
「なるほど……まさに『鬼の居ぬ間に命の洗濯を』って奴か」
う…なんだか演劇部、新体制になってから、ちょっぴりいい加減になってる気が……。
「そんなわけでさぁ。放課後暇になっちゃったし、
 まっすぐ帰るのもアレだから、こうして麦チョコを誘いに来たの」
「誘いに…って?」
「きまってんじゃーん?寄り道、寄り道っ」
ちとせちゃんは悪戯っぽく笑うと、ポケットから何かの会員証を取り出した。
「カラオケ……BOX?」
「新規開店なんだって。今なら30分100円。安いと思わない?」
うーん…確かに安いなぁ…それに最近、研究会がなくなってから
なんだか心にぽっかり穴が開いた気がして、毎日まっすぐ帰ってたような気がする。
こういう寄り道って、久しぶり…かも?
「オリナルぅ、麦を誘うのは良いんだけどさ」
「はにゃ?」
「…当然、私も誘ってくれるんでしょうね?ハブったら承知しないんだから」
「や、やだなぁ、そんなことしないよ!三人で行こっ!」
「おっけー!そうと決まったら、早速行こっか、麦」
「う、うん…わかった」

そのときの私は、まさかあんな展開になろうとは、予想だにしていなかったのです……
108>>51だけど:2007/05/25(金) 23:20:14 ID:nEcJzFLS
「ここかぁ」
市街地のほぼ中心、駅の近く。
新しく建てられたらしい綺麗なビル。入り口の真上に、派手な看板が取り付けてある。
その前に、私たち三人は立っていた。
「ね、ねぇ…ここって、制服で入っても、いいのかなぁ……」
「だいじょぶだいじょぶ!マッハで入っちゃえば、あとはどーにかなるって」
「そうそう。ほれぇ」
ちとせちゃんと佳代ちゃんが、二人がかりで私を中に引きずりこむ。
確かにカウンターの近くには、順番待ちらしい熊鷹や他の学校の生徒の
制服姿がちらほらと見られた。
「まったく麦ってば、そういうところ今でも臆病だよね」
「お、臆病とか、そういう問題じゃあ……」
カウンターでは、ちとせちゃんが慣れた様子で手続きをしていた。
やっぱり、演劇部の人たちとかと、こういうところ何回も来てるのかなぁ…
…榊部長が厳しそうだし、それはないか……
そういえば、研究会のひと達とも、そういう風に遊んだことってなかった。
文化祭までは毎日練習練習だったし、それが終わってからは、あんまり、会う機会も……
「…どーしたの、麦?淋しそうな顔して」
「う、うぅん…何でもない」
甲斐くんはともかく、野乃先輩たちは、受験も近いし……
あんまり無理も言えないけど…せめてまた、会いたいなぁ。
「むぎチョコっ?順番、来たよ」
「え、えぇぇ?」
もう!?…早っ。
…そんなに長く、考え込んでたかなぁ?私。

「さぁ〜て、一番手はこの私、神奈ちとせから行かせてもらいましょうかねぇ!」
びりびりびり。マイク無しでも部屋中に響く大声。マイクごしだからさらに振動が…
「オリナル、ちょっとうるさい」
「ごめんごめん。…これでよしと。そんじゃ、いっくよー」
画面から軽妙な曲調の曲が流れ始める。ちとせちゃんが予約していた曲が呼び出されたようだ。
流行のガールズポップ。私も何度かラジオで聞いたことある。ちとせちゃんこういうの歌うんだ。
「おー、ぱちぱち。オリナルけっこう上手いじゃんっ」
「てっへっへ〜、それほどでも」
「スキあり!それ一枚」
ぱしゃ。
「うっわ、不意打ちなんて卑怯なりぃ〜!」
「ひっひっひ、シャッターチャンスを逃さないのが、真の写真家ってもんよ。
 ……げ、フラッシュ焚いてなかった」
いいなぁ……二人とも、楽しそう。
私は、といえば…正直、ノリきれてない。
もちろん、盛り上がる二人を見てるだけで、楽しいんだけど…なんというか、
心に何かが引っ掛かってるせいで、はしゃぎきれないのだ。
「む〜ぎっ」
え?不意に真横から声をかけられる。
パシャ!フラッシュの音。
「あ……」
「へへへ、麦の呆け顔ゲット」
「……もぉ〜、佳代ちゃんたらぁ」
「これ、甲斐君に見せたら、いくら積むかな」
「ちょ…ちょ、売る気なの!?」
ゆさゆさと佳代ちゃんの身体を揺らすが、彼女はそ知らぬ顔。むぅ〜〜……っ。
「麦チョコも盛り上がってきた頃っしょ?ここらで一曲!」
そこで、ちとせちゃんからマイクを差し出された。
二人が目配せし、笑いあう。……もしかして、ハメられた?
く、くぅ……二人とも、策士なんだからぁっ。
109>>51だけど:2007/05/25(金) 23:21:07 ID:nEcJzFLS
「ぁ……ぅ……」
マイク片手に、機械の呼び出し情報を凝視する。
…なんだか、二人の視線を、びんびん感じます…。
あぁぁ、このまま永遠に選曲が再生されなければいいのにぃ。
そんな私のささやかな願いも空しく、程なく選曲の再生が始まった。
「あ、この曲!確か私が聴かせた曲だったっけ。挫けそうな時に聞いてみな、って」
ぅ、そんなエピソード披露しなくても、いいですってばぁ佳代ちゃぁん……
「……さかせ、よぉ、この、むねぇ、に、…わた、し…だけのいろぉを」
「むーぎーちょーこー、声小さぁい」
そ、そんなこと、いったって……だめだよぉ、そんなに視線が集中すると。
体中ががちがち。口もうまく動かない、もちろん声なんて出ない……
「こりゃあオリナル、アレ、やるしかないですな」
「ん。そうだね、佳代ちゃん」
二人が目配せをしあって、にやりと笑いあう。…ぅ、なんだかやな予感が……
「ちょ、ちょっと、…二人とも?」
佳代ちゃんもちとせちゃんも、両手をわきわきさせながら近づいてくる。
やな予感は…どうやら、的中したらしい。
「ちょ、ちょっと…やめて、おねがい、ね?」
「む〜ぅぎ〜ぃ」
「むぅ〜ぎぃ〜ちょぉ〜こぉ〜」
「ひ……ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

……部屋を揺るがすほどの、壮絶な私の笑い声……。

……。
「ごめん麦チョコ!正直やりすぎた」
……ぷん。
「しかしあそこまでものすごい声が出るとはねぇ。
 緊張が解けたのか、歌の後半も良い声出てたし。上手かったよ?
 さすが研究会での半年は無駄じゃなかった、って感じ」
「佳代ちゃん、おだてたってだめです」
「そ、そうか……てへへ、本当ゴメン、麦」
うぅ、当分許してあげないもん……本当に、恥ずかしかったんだからね。
「大丈夫大丈夫。防音効果はばっちりだし、外に声なんて漏れてないよ!
 もし漏れてたって、他の部屋の人も歌うのに夢中で、聞いてなんていないってば」
ちとせちゃん…そういう問題じゃないんだってば……。
「……当に…ここまで、よく………麦」
……え?
佳代ちゃんが、何か呟いていたようだった……けど、よく、聞こえなかった。
その表情を覗き込もうとして、かがみこむと…それを避けるように、佳代ちゃんは勢いよく立ち上がる。
「佳代ちゃん?」
「さって、次は私の番かな。麦、悪いけどカメラ持ってて」
ひょい、と佳代ちゃんにカメラを渡される。
彼女は手にマイクを持ちかえ、歌い始めた。…しっとりとしたバラード。
「う…上手い。それに、なんだか胸に、じーん、と来る……」
真横でちとせちゃんが涙ぐんでる。私も意外だった。なんだか、引き込まれるような感じ。
遠くへ旅立つ私。会えなくなるけど、頑張って。私は遠くから、ずっとあなたのことを応援してるから……
そんな歌詞。確かにありきたりなバラードのように思える。
でも、佳代ちゃんの歌い方も相まって……私も、なんだか胸を打たれた。
知らず知らずのうちに、目尻に涙が滲む。
……ふと。佳代ちゃんが、私を見ていたような気がした。
その視線に、なんだか、寂しさ……のようなものを感じたのは、私の気のせいだったのだろうか?
110>>51だけど:2007/05/25(金) 23:21:27 ID:nEcJzFLS
連投規制回避のためいったん切ります。
111名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 06:11:54 ID:OxL3eLJ3
>>102
台本形式とは、なんとインテリゲンツァな書き方だw  情景が浮かびやすくて味わいがあっていいね。
ひとひらという作品ともマッチしてるし、良い意味で予想出来なかった。  
ぜひ、この感じで続けてください。


>>102
キャラ同士の生きの良い会話が多めで、読んでてとても楽しいです。
・野乃さんと部長さんが艶っぽすぎるw  大学入っても仲良くして欲しいなあ。
・研究会メンバーに比べて、たくさん出番があるわけではない佳代のキャラや設定を上手くつかめていると思います。
・麦がアニメ版主題歌を歌っててちょっとウケた。 あれは良い歌です。

次回は野乃さん部長さん、麦と佳代のダブル百合を期待してます。
あと、すぐにエロを入れなくても、それに入るまでの過程の萌えを大事にすれば全く問題無いですよ。
112>>51だけど:2007/05/26(土) 23:47:41 ID:k2V215b4
改めて、手元のものに目を向けてみる。
…いままでじっくり見たことなかったけど、佳代ちゃんのカメラ、すごいなぁ……
私、使い捨てカメラや、デジカメぐらいしか触ったこと無いから…佳代ちゃんのカメラは
見るからに本格的で、よくわからないいろいろなツマミなどがたくさん付いてる。
「…なんだか、下手に弄ると、壊しちゃいそう…」
諦めて、持っているだけにした。
「麦、次の曲選んだ?」
隣に佳代ちゃんが腰を下ろしてきた。もう歌うのはたくさんだよ、と首を振りつつ
佳代ちゃんにカメラを返す。
「えー?1曲しか歌わないなんて、つまんないじゃん」
そんなこと言われても、無理なものは無理なんですー。…理咲先輩の口癖がうつってきたかなぁ。
「ねーねー、麦チョコー、佳代ちゃーん」
そこにちとせちゃんの声が割って入る。何を見つけたのだろう、とっても楽しそうな声だ。
…私、なんだかものすごい、いやな予感がするんですけど……。
恐る恐る振り返ると。
「わー、何コレ。クローゼットだねぇ。それも、すごく大きい」
「へへー。実はコレこそが、このお店の最大のウリなんだよ。
 名づけて、『コスプレし放題BOX』!!」
こ……こ、こ、こ、コスプレぇ!!?
その単語と、ちとせちゃんが開け広げたクローゼットの中身を見て、私は絶句せずにはいられなかった。
文化祭で着たようなメイド服や、看護師さんの制服、はてやスクール水着まで…
さまざまな衣装が、クローゼットの中に所狭しと並べられていたのだから。
「更衣室まで付いてるんだね。こりゃ親切だわ」
クローゼットの隣のドアをパカパカさせながら、佳代ちゃんもなんだかノリノリだ。
「そのへんはヌカリないってことよー。監視カメラも更衣室の中にまではつけられて無いから
 麦チョコみたいな、恥ずかしがり屋で心配性なひとも安心。ねーー?」
なんだか、このぶんじゃ……とっても、アレな展開に、なってしまいそうです。
に…逃げたい、よぉ。
「逃げたい、なんて思っても無駄だよん。なにせ、ここは密室だもんねぇ」
よ、読まれてた。…ひぃぃぃ〜〜〜〜〜っ!!
113>>51だけど:2007/05/26(土) 23:48:25 ID:k2V215b4
「おぉぉ〜〜。麦、文化祭の時のミニスカメイドもよかったけど、
 このロングスカートのも、なんだか本場西洋のメイドって感じでいいねぇ」
数分後。三人だけのコスプレパーティーが始まっていた。
みてる人が少ないとはいえ…やっぱり普段しないような格好をするのは、ちょっと、恥ずかしい…。
でもまだ、身体を覆う範囲が広い衣装なだけ、いいかな…
「なんだか、麦チョコがそういう格好してると、
 転んで大量にお皿割って、『申し訳ございません、ご主人様…』って、半べそかいてる様が
 容易に思い浮かぶよねー」
「アンタもドジなほうのくせに何をいうか。
 …むーぎー、どうせ私たちしか見てないし、ガチガチになってないで笑って、笑ってー?」
佳代ちゃんがカメラを構える。すでに撮影会を開催する気は満々みたい…
そんなこと言われたって、そうそうすぐには、む、無理、だよぉ……
ぱしゃ、ぱしゃ。戸惑っている間にも、佳代ちゃんは次々にシャッターを切っていった。
ちなみに、佳代ちゃんは婦警さんの格好をしている。その格好で写真撮りまくるのって、なんだか絵的に、アレだなぁ…
「麦チョコばっかりずるいーっ。私のことも撮って、撮って!」
チャイナドレスを着たちとせちゃんが、ソファーにもたれかかって、扇情的なポーズをとる。
ち、ちとせちゃん、ノリすぎ…スリットから太股、見えてるよぉ…
それに、ぴったりフィットした衣装だから、身体のラインが、はっきり浮き出てるし…
「いいねー、オリナルも。いいよいいよー、セクシーっ!
 …でも、同じチャイナドレスだと、文化祭の舞台のときの理咲先輩に比べて、やっぱり貧相かなぁ」
「貧相いうなー!!…どうせ、理咲先輩にはかなわないもん。胸の大きさとか……」
自分の胸に手を当てて、ひとりごちるちとせちゃん。
確かに、理咲先輩はスタイルいいよねぇ…背も高いし、胸も大きいし……
…で、でも、自分がそうなりたいか、って言うのとは別問題かも。やっぱり、目立っちゃう、し。
「あ、そうだ、胸といえば」
佳代ちゃんが撮影する手を止め、何かを思いついたように、私の方を振り返る。
「…麦もここ最近、急激に成長してきたような、気がするんだよね……」
え…え、えぇーー!?
「え、えぇーー!?そいつぁ初耳だ……コレはなんとしても、確かめねばなりませんな、佳代さん」
「そうですな、オリナルさん」
…ちょ、ちょっ……?二人してその企み顔……や、やめて、近寄ってこないでぇぇぇ!??

……数分後、私は二人がかりでメイド服を剥ぎ取られていた。
114>>51だけど:2007/05/26(土) 23:49:09 ID:k2V215b4
「う、うぉぉぉぉぉ。本当だ、コレは、なんともはや…」
「…何つぅか、麦のあどけない顔立ちでこれは、犯罪だね……」
は、犯罪…そこまでいいますか。
二人がかりで組み敷かれ、強制的に着替えさせられたのは……露出度の高い、バニーガールの衣装。
さっきのちとせちゃんのチャイナドレスとは、比べ物にならないくらい、身体のラインがくっきり出てて……
…もう、恥ずかしくて恥ずかしくて、顔面から発火してしまいそう。
そんな私を嬉しそうに佳代ちゃんは、パシャパシャとファインダーに収めていく。
お、お願いだからその写真、他の人には、見せないでぇ……
「ねぇオリナルぅ。甲斐君に見せたら、いくら積むと思う?」
!!??くぁwせdrftgyふじこいlp;
「そうだねぇ…アイツのことだから、だいたいこん」
「ダメ、ダメ!!やめてぇぇぇぇーーーー!!!!!」
「…ふふ、冗談、冗談だよ、麦。安心して」
い、今のは本気で、冗談に聞こえなかったんですけど……
「それはそうと、麦チョコぉ〜〜っ」
「え…きゃぁっ!!?」
ぎゅむ。佳代ちゃんに気を取られている隙を狙うように、ちとせちゃんが背後から抱きついてきた。
ちょ、ちょっと…ど、何処触ってるのぉっ!?
「うっひひひ♪女同士なんだから、いいじゃ〜ん?
 うんうん、確かに良いカラダしてますなぁ♪直接触ってみると、なおさらっ」
やっ…そ、そんな、まさぐるように……お願い、や、やめてぇぇ…
「オリナル、その調子!あんた、時たまいい仕事するよ…!
 なんというか、至福の光景だね……」
佳代ちゃんまで…すごく恍惚とした表情。鼻血!鼻血、垂れてる……っ!
「麦チョコ…私、なんだか、変な気分になってきちゃったよ……」
さっ、触ってる側なのに、なんでそうなるの…っ!?
……あぁ、私もなんだか、どうでも、よく…なって、き、ちゃっ……っっ
115>>51だけど:2007/05/26(土) 23:49:46 ID:k2V215b4
……。
「…ねぇ〜、麦チョコ〜〜」
……。
「そ、そろそろ機嫌直そうよ……ね?」
……。
「あちゃぁ。マジ怒ってるよ、麦チョコ」
「オリナルがやりすぎるから…」
「えぇっ!?やれって言ったの、佳代ちゃんじゃん!?」
「そ、そうだっけ?えへへ……」
……。
なんだか、もう、疲れた……。
あれから程なく時間が来て、BOXを出た私たちは家路へ向かっている。
体中をものすごい脱力感が覆っている。早く、帰って休みたい……。
「それにしても、麦チョコの感触、最高だったなぁ…うひひ。
 …私も、麦チョコみたいに彼氏がいれば、もっとふくよかになれるのかなぁ」
ちょ…ちょっ!?か、彼氏、って……
「ち、ちとっ、っちゃ!?」
「やだなぁ麦チョコ、気づかないはずが無いじゃん?
 文化祭前後あたりから、甲斐くんと一緒にいること多いもん、ねぇ…?」
「そ、そんなっ、私、そんな、じゃっ」
「麦ぃ、呂律、回ってないよ?
 …しかし、麦もとうとう大人の女になってしまったかぁ。
 嬉しくもあり、寂しくもあり…だねぇ」
か、佳代ちゃんまでっ、そ、そんなこと……
そ、それに、私、まだ……た、たしかに、甲斐くんとは一度、ああいうことに…なったけどっ。
でも、まだ未遂だし……あぁぁぁぁ、思い出すだけで、顔から火が……っ。
「いいなぁ麦チョコ、うらやましぃー。
 …私も、桂木先輩と……でも、桂木先輩は、きっと……」
「既成事実、作っちゃえば良いんじゃない?」
「え、えぇぇぇ!?」
佳代ちゃん、さりげに爆弾発言……
「桂木先輩みたいなタイプは、結構押しが強い女に弱いと見たね。
 オリナルもさぁ、一度強引に押し倒して、既成事実作っちゃえば」
「……な、なるほど、そういう手もあり、かぁ……
 ありがとう佳代ちゃん!近いうちに、試してみる!」
えぇぇぇ!?さ、さすがにそれは、まずいんじゃないかなぁ……?
……そ、そもそも、往来の真ん中で、こんな話をしてる、私たちって……。

そんな、ちょっとヒワイな話をしているうちに。
気づくと、私の家の玄関が見えてきていた。
「あ、もう…家の前まで着いちゃってたのか……」
「なぁんか、話してるとあっという間だね」
「そだねぇ。…そういえば、私意外にも麦チョコの家に来るのはじめてだった!
 …ねぇねぇ、ついでに上がっちゃっていっていい??」
「う、うん、そうしたいのはヤマヤマだけど……もう、時間も遅いし」
腕時計の短い針は、すでに7の位置を過ぎていた。
話に夢中になると、完全に時間の経過を忘れてしまう。
何だかんだで、それだけ充実してた、ってことかな…貴重な体験も出来たし。大半恥ずかしかったけど…。
「まぁ、仕方ないか。んじゃ、また今度遊びに来るよ!
 佳代ちゃんも、ね!」
「……う、うん、あ、そうだね」
同意を求めるちとせちゃんに、佳代ちゃんはなんだか慌てたように答えた。
…?どうしたんだろ、佳代ちゃん……なにか、考え事でもしてたのかな?
さすがにこんな時間だし、いろいろ心配になるのも当然かな。あんまり引き止めすぎるのはよくないかも。
「そ、それじゃ、佳代ちゃん、ちとせちゃん、このへんで。また、明日ね」
「う、うん……また、明日」
「ばいばい、麦チョコ!!」
116>>51だけど:2007/05/26(土) 23:53:21 ID:k2V215b4
玄関をくぐり、ぱたん、とドアを閉める。
「……」
…さっきの佳代ちゃん、妙に歯切れが悪かった。
何か、言いたいことでもあったのかな……?
「……まぁ、気にしてても、仕方ない、か」
そうだよね。気になることがあったら、明日聞けば良い。
明日だって明後日だって、佳代ちゃんには会えるのだから。
なんだったら、夜に電話したっていい。
今までずっと、変わりなかった関係。そしてこれからもずっと、きっと変わらない。
そんなこと、当たり前すぎて、今まで…考えることもなかった。はずなのに。
「…どうしてこんなに、気になるんだろ」
…どうしてこんなに、胸が締め付けられるの?
わけもわからない不安に、全身が、震えていた。

「…今日は、誘ってくれて、本当にありがとね、オリナル」
「…?
 突然、なんでまた」
「ん、別に。深い意味はないよ?」
「…本当?
 …ねぇ佳代ちゃん。…隠し事、してない?」
「オリナル」
「…!?」
「頼みたいことがあるの。
 ……麦と、ずっと…友達でいてあげて」
「え?…急に真剣な顔して、何をいうかと思ったら…
 …麦チョコは、私が認めた唯一のライバルだよ?そう簡単に、縁が切れるわけ、無いじゃん」
「そっか……よかった」
「ねぇ、佳代ちゃ」
「じゃあね、オリナル。また明日……学校でね」
117>>51だけど:2007/05/26(土) 23:57:44 ID:k2V215b4
ここまでかいた。

本当は前作のエロス補完をしたかったはずなのに(麦甲斐の初体験補完)
佳代ちゃんとオリナルの出番が少なめだったので、彼女らの話が書きたくなって。
気づけばこうなった。しかも後半息切れ尻切れ。クンフーが足りなかった。

第3作めを手がけることがあったら、エロスにリベンジしたいと思います。

>>111
期待に応えられなくてごめんなさい
118名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 02:13:57 ID:L2ZFrWfB
>>117
GJ!
なんていうか、こう、読んでて少しくすぐられるような作風でした。
やはり、会話がたくさんあると良いですね。
ストーリーに関していうことがあるとすれば、今回は3人の関係が見ていてとても微笑ましいですが、
ちゃんとした伏線がある分次の展開がけっこう気になります。こういう人間関係の微妙な所って料理しづらいですよねw
まあ、何が言いたいかというと第3作目も読みたいということです!

>>彼女らの話が書きたくなって、気づけばこうなった。
 欲望のままに自分を表現して書きまくって、それが他人からどんな評価を受けるのかがSSの醍醐味なのでそれで良いかとw

>>しかも後半息切れ尻切れ。
 そう言われたらそう感じるかも知れませんが、別に気にするほどではないですよ。
しかし、どんな小説でも漫画でもアニメでも映画でもオチは重要だと思います。

>>期待に応えられなくてごめんなさい
 いえいえ、ピチピチした3人の微エロなジャレあいがツボッたので大丈夫ですw
それによく考えたら、一つのSSで、別の場面で、二つのエロシーン(百合という点でカップリングが少し被る)
を同時をやれというのは難しいような気がする。 ネタは温存した方がいいですしね……無茶言ってすみませんでしたw
119名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 21:09:51 ID:158XJzWM
ところで、ここに原作既読の方ってどのくらいいます?
120名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 22:32:39 ID:L2ZFrWfB
>>119
ノシ

俺が入ったのはアニメからだけどね。
121名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 18:15:50 ID:kH4goT66
保守。
アニメ版、どんな締め方にするのか気になってきた。
というか、今週が最終話みたいな雰囲気でワロスw
122>>51だけど:2007/05/30(水) 22:23:43 ID:sZwvSWwM
4コマ風その2。オレンジ受難編(注:原作シチュ)


「神奈さん、毎日毎日健気ねぇ…」
「さ、榊さん!?突然びっくりするじゃないか…」

「アレでもね、うちの後輩なんだから、万が一変なことするようなら、ブッ飛ばすわよ」
「じょ、冗談に聞こえないなぁ…(汗」

「別に、何かしようなんて思ってないよ。
 そうじゃなくて…」
「あー、ストップストップ」

「それ以上言うと、本気で殺すから。野乃は私の嫁」
「ぐ、ぐぇぇぇ!!ス、スミマセン、ナンデモアリマセン」


「…野乃さん……ぶ、ぶえぇぇぇぇぇ!?」
どさどさどさ。
「このアングルはよろしくないわね」
「そ、そっちが勝手に来たんだろ」

「元気で…いい子だと思うけど?神奈さん」
「…そりゃ…俺だって、そう思うけど」

「俺も、一応…本気で好きな人がいるから」
「そう…物好きね」
「この一年で、それは十分分かった」

「…でも、残念ね。
 その子、男の子には興味ないらしいから。百合マンセー女の子ハァハァ」
「それも…じゅうぶん分かってるから。はぁぁ(涙」


10話放送したので投下。
でも10話はだいぶ原作とアニメで変更点があるなぁ…
123名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:49:17 ID:jAtrlFXk
TVKじゃたった今9話終わったばかりだよ

1週間も開きあるのかよorz
124名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 18:45:20 ID:QWm2Pf9Z
>>122
乙。  野乃さんひどすぎるw

しかし、放送早い地域は何かと良いな……もう10話が某動画サイトに上がってるよ……
125名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:09:26 ID:YRDVPbSg
ところで、ひとひらSS投稿スレってここぐらいしかないんでしょうか。
もしエロス皆無SSや、あまりにかけ離れたパロディSSを投稿する場合
もっと適した関連スレとかあったりしませんかねぇ
126名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:29:55 ID:/fKP9nOJ
>>125
ここでもいいんじゃね?
まぁ、他の住人がどう言うかは分らんが。
127名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:37:03 ID:E37cOOnO
>>125
漏れもここでいいと思うよ。他にそーいうスレなさそうだし。
百合スレなら一応あるみたいだけど・・・。
128名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 17:26:10 ID:ecqP7xW3
>>125
構わん、全弾ここに投下してくれ!
129名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 23:29:07 ID:OCu2SvVe
保守

美麗は野乃さんのことを、いけないとわかっていながらオカズにしているに違いない。
130名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 09:32:19 ID:frTi7uMM
え?すでに毎日絡みまくりなんじゃないの?(ぇ

よく考えると、構成からかほとんどのキャラの家族構成がわからないな
家族がいるといたす時の場所確保がしづらいが……
131名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 18:44:28 ID:eHWe0r4O
>>130
家族構成がわからないといえば、麦の母親の顔さえ出てきてないもんなぁ……
まあ、現代日本の学生キャラを主役にしてエッチシーンを書く場合の場所はこんなのがあると思う。
・親が仕事で出張や泊まりや遅帰りという設定を作って、堂々と家でいたす。 親とか邪魔ですよねー。
・ひとひらでいうと夏の合宿みたいな感じで小旅行に行かせて、宿泊施設でいたす。海辺のひなびた旅館がおすすめ。
・学校の倉庫、部室、森の中、病院の個室、屋上などでいたす。 変則的な場所でもいいじゃないか。
・ラブホでいたす。オーソドックスで流れ的にも書きやすく、なおかつ雰囲気の描写がしやすい。どこの街にも探せばありそうだし。

あ、ついでに>>130のレスでこんなん思いついたから投下していく。
(美麗さんが独りで野乃のことを想って、演劇部部室で椅子に座って制服半脱ぎオナヌーしてる時になぜか野乃本人が入ってくる)

野暮用があって演劇部を訪れた野乃がドアを開けると、そこでは……
「……あなた、自分の部室で一体ナニをしているの?」
秘め事の真っ最中だった美麗は、野乃の存在に気づくと心臓が止まりそうなほど驚いた。
「ビクッ! い、いやあぁっ〜〜…‥‥!  のっ、野乃! これは、その……ひやぁんっ!」
野乃は後ろ手でドアを閉めると、いきなり近づいて美麗の耳たぶをチロリと舐め上げ、既にブラジャーがずり下げられた胸を揉みほぐす。
「ふふ、美麗ったら、一人でこんなになるまで感じて……私に黙って」
「ちょ、ちょっと待っ……!」
「‥‥駄目」
野乃はそう言いながら、さりげなく美麗のショーツの中に右手をスッと差し入れ、
程よく湿っている美麗の秘泉を容赦なく、しかし爪で傷つけないように滑らかに弄る。
クチュッ……クチュクチュ! グチュッ……
「の、のの、やめ……あ、やぁ、んっ……! おねが‥‥」
「イヤ。 私が人の言うことを聞かない性格なのは、あなたが一番知ってるでしょ?」
グチュッ……グチュ!
「ふわ、ぁぁんっ!  だからってだめっ、こんな……!」
美麗は、自分の心を奪われている当の相手になすがままにされて、恥ずかしさに顔を真っ赤に染めていく。
美麗というかけがえの無い親友の乱れた表情を見た野乃も、もはや正しい精神を保てずにこんなことを言い出す。
その言葉は、二人に一線を越えさせようとするものだった。
「じゃあ……スケベな美麗部長が、一体何を考えて部室でこんなことしてたのか、ちゃんと詳しく教えてくれたらやめてあげてもいい」
「……!?」
……最近までひどく仲違いしていて、やっとまた近くなれた親友。
せめて卒業まで、もう離れないように、その親友の心も体も自分のモノにしていたい……
 続く?

誰からか希望があったら、前後をもう少しSSとしてちゃんと書きたいと思います。
132名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:29:42 ID:eYdY9KPJ
>>131
GJ!麦チョコ食いながら待機!
133名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 23:51:35 ID:m2tGAT3T
期待
134名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 13:06:23 ID:hVrWQXRi
>>52だけど、>>44の続きを書くのをすっかり忘れてた( ^ω^;)
少し書いたので保守投下しときますね

「あっ―…離したね?」
「うぅ〜、うっ…ぁう…?」
「手…床から離れてるよね…?」
「ぁ…―っ!!」

自分の秘部を指で開かれ、その奥まで見られる事に耐えられなくなった麦は
開かれる秘部を必死に手で隠そうとした
が、それに気づいた桂木が小さく声を漏らすと、嫌がる麦に向かい言葉を投げる。
麦はその言葉にすぐに気づかず、ほんの数秒、涙を流し唸りながら体をくねらすが
桂木の視線に気づき、彼の視線に戸惑いの色を示すと
桂木はそんな彼女に向かいそう言った。
麦は最初、言葉の意味が解らなかったが少し間を空け、先程彼に言われた言葉を思い出した―

『そのままじっとしてろ、床から掌も膝も離しちゃ駄目だぜ』

麦は自分の秘部を開かれた事で、先程言われた事を忘れてしまい
必死で秘部を隠そうと手を使っていたのだ。

「あ…あの…」
「あーあ、あれほど離しちゃダメだって言ったのに…やっぱり今度の公演には出て貰わないといけないな」
「そ、そんなっ…お、お願いします…なんでも、しますから…」
「なんでもするのなら今度の公演に出てよ。ま、それが出来そうにないからこうなったんだけどね」

事を理解した麦が言葉を失っていると、それに追い討ちをかける様に、桂木が麦にそう言い放つ。
桂木の非情な言葉に麦はまたも絶望し、泣きながら桂木の足に縋り付きそう言う
しかし、桂木から返ってくる言葉は相変らず冷たいものだった
桂木にとっては麦が今度の公演に出ようが出まいが、それはどうでもよい事…
最初から桂木は、公演に出なくてもよいというエサを使って、麦を弄ぶ事しか考えてなかったのだ

一応ここまで、終りはもう決まってあるけど
別のスレのSS掛け持ちしながらだから、また遅くなるかも試練。スマソ
135名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:07:52 ID:Xwey/HN3
>>134
GJ。一貫したスケベ桂木だ。
日々の時間を縫っての掛け持ちは辛いよな……

さてアニメ版11話だが……甲斐不能とかフラグ乱立にワロタwww  
麦と佳代ちゃん、野乃と部長さんの絆はやはりガチだね。萌えたし感動した。

それにしても、次回で最終回とは早すぎるように思える。
まったく、今期からせっかく26話になったにも関わらず全然話が進まない作品もあるというのに……
136名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:24:05 ID:9KlHL2ip
なのはSSのことかー!!

ところでガチ百合(性描写アリ)は許容範囲?
棒がないと描きづらい…
137名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:35:09 ID:Q94pDG0n
>>136
全裸で正座して待ってる
138名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:21:25 ID:Xwey/HN3
>>136
察しがいいなw

ガチ百合SS、パンツ剥いて待ってます。
139名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 07:01:24 ID:1gePLA3S
じゃあ俺は全裸通り越して皮膚まで剥(ry
140名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 23:56:39 ID:/+0BAKIN
>>131,136

全力で待っています。
141名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:55:09 ID:9nf23xxy
>>131ですが、>>131の以前のシーンをとりあえず書いてみました。
手短な上にまだ非エロです。すみません。

「ふぅ……」
熊鷹芸術学院の放課後、演劇部元部長の榊美麗は一人演劇部の部室でため息を漏らす。
キリリと整った、男役に向きそうな顔が緩む。
(気になってきて見に来たけど、やっぱり幸枝はいい加減ねぇ……春子はともかく)
彼女としては貴重な受験勉強の時間を割いて抜き打ちで見に来るのに、部活自体がなぜか始まっていないのはいただけない。
普段はたくさん人がいる場所に、一人でいるのは寂しいものだ。
(とりあえず、もう少し待ってから帰るとするか……)
そんな結論を出した彼女は長机の上に参考書で重くなった鞄を置くと、
つい最近まで自分が部長だった部の部室の、粗探しを始めることにした。
(暇つぶしには、ちょうど良いかもね)
もしかしたら、この作業をしている内に誰か一人くらいは変わり者が来るかもしれない。
小道具や衣装の状態をチェックし、今練習しているらしい台本を読んでみる。
どうやら、みんな自分がいなくなった後でも十分に頑張っているようだ。
自分の教えたことが受け継がれているのは嬉しいことで、思わず微笑みがこぼれる。
しかし……自分の居ない場所でも、時間は平等に過ぎていく。
それは当然のことなのだが、自分が後輩にとっては少しずつ過去の人間になっていくのがわかるようだった。
少しだけ感傷的になった彼女は、次に部のアルバムが収められた棚に手を伸ばしていく。
そう、まだ野乃と一緒の舞台にいたあの頃が懐かしくなって……

どうですかね?
142名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 18:21:55 ID:0DMRx6Jm
保守。
143名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:05:38 ID:pkvmMXSZ
>>141
続きwktk

ドラマパートが長くなる傾向で、エロスパートにまでなかなか書き進められない…(汗
しかも>>141氏と微妙にネタが被りそうな予感。
ともかくがんばります


あんまり面白くもない小ネタ

「…ノリでクリスマス休みにしちゃったけど、さ。
 なんであたしたち、二人で遊んでんだろーね…」
「…さちえ、だからあれだけ、ノリと勢いだけで生きるなって日ごろ言ってるじゃない…」
「うっさいなー、それがあたしの長所だっての!」
「うわ、言い切った…」

「あー、今から部室戻って研究会のパーティーに飛び入りしちゃおっかなー。
 榊部長も楽しんでるんだろうなー。ケーキ余ってるかなー」
「……わたしだって、おいしいケーキ用意してるもん」
「え?何か言った?」
「…なんでもないよっ!もう帰るっ」
「ちょ、ちょっと待ってよ!
 …せ、せっかく作ったんだったら、食べさせてよ」
「…さちえ……」
「あー、そんな顔すんなっ!…とっとと行くよ」
144名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:35:46 ID:1sZW5v5K
4巻でたな。喜劇w
145名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:21:14 ID:D4NbPV8K
4巻、どんな内容?
146名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:39:34 ID:1sZW5v5K
麦達進級喜劇。
ちなみに4巻23幕は野乃×美麗と佳代×麦で妄想ひろがりんぐだぞ!







ちひろ×甲斐もありか!?
147名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:52:07 ID:D4NbPV8K
トンクス!
まだまだ妄想ネタはあるってことか。
俺も早く買わないとな。

あと、ちひろじゃなくてちとせジャマイカ?
148名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 22:55:07 ID:1sZW5v5K
ちとせだったか。俺もまだまだ甘いかっt
149名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:08:14 ID:1sZW5v5K
あー、あと演劇部員のプロフィールがやっとわかった
150名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:12:32 ID:D4NbPV8K
演劇部員の設定、今まであまり無かったからそれはいいことだ。
151名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 00:24:51 ID:/lfgT93Z
4巻読んでて色々妄想が出て来た。明日あたり投稿しても大丈夫かな?エロはないが。
152名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 02:02:27 ID:wAoFbQKq
書いていたらひとひら見逃したorz
153名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 03:26:39 ID:1dJhYej1
>>152
ひとひら見るために早めに寝たら寝過ごしたorz

くそう、ここの作品で補強だ
154名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 11:13:18 ID:Xlih9+2Z
>>151-152
何でも良い!燃料plz!!
155名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 16:15:36 ID:wAoFbQKq
ひとまず出来上がったので投降します。演劇部チビメガネ君妄想もの、エロなし

4巻の内容のネタばれがちょっと入りますのでご注意を。
156脚本の裏話:2007/06/13(水) 16:18:17 ID:wAoFbQKq
「くそぅ!よくも僕の脚本をめちゃめちゃにしてくれたな神奈のやつめーーー!!」


そう叫び、パソコンのキーボードを打つのは、悲劇の赤ずきんを別の意味で悲劇にされた演劇部の脚本担当、木野である。


「いつもチビメガネ、チビメガネと馬鹿にされてるのを我慢して主役の赤ずきんをやることまで賛成してやったのに、
できもしないアドリブなんかでぶち壊しにしやがって!10分だぞ!?
一時間枠の高校演劇大会で見たどうしようもなくつまらない短い劇でも30分はあったぞ!!」


木野はキーボードを叩く速度を上げ、一気に文章を書き上げていく。
今、彼を突き動かしているのは、初めて自分の脚本が採用された劇をたった一つのアドリブでめちゃめちゃにされた怒りと、


「まあいい…。赤ずきんの脚本を作るとき、たっぷりとインスピレーションを刺激させてもらったからな…。
くっくっく、我ながらあの獣姦される神奈は傑作だった」


湧きあがる妄想力である。
そう。演劇部で脚本を任され、毎日ちとせにチビメガネと呼ばれている彼は、
憂さ晴らしにちとせを陵辱する妄想を書き連ねることで日ごろの恨みを晴らしているのだ。それにより、彼のインスピレーション(妄想力)は更なる飛躍をし、
結果として彼の脚本を書く能力は、日々、さらなる高みへと上っていく。彼の書く脚本と、怒りと陵辱心によって書かれる妄想は、同じコインの裏表なのだ。
しかし新歓公演の脚本が完全オリジナルではなく、童話をモチーフにしたパロディだったのは、彼が童話・民話が好きだからなのと、妄想がヒートアップしすぎて気がつけば朝、ということがほぼ毎日続くので
一から脚本を作っている暇もなく、書かれた妄想から劇に使えそうな箇所を繋ぎ合わせ、大慌てで脚本をでっち上げたからである。
日々高まっていく創作力によるオリジナル脚本は、しかし残念なことに当分日の目を見れそうにない。
ちなみに、彼がまともに眠れているのは昼休みと、チビメガネと言われることのない土曜、日曜だけである


「せっかく神奈に仕返しできると思っていたのに、なんのために今回主役をやらせたと思ってるんだ。
…はぁ。これで当分仕返しはおあずけだな」


彼が主役の赤ずきんをちとせが演じることに賛成したのは、日ごろの恨みを自分の脚本によって晴らすためだった。
主役をやることを願っていた彼女に主役をやらせ、その舞台でちょっとした失敗をさせて落ち込ませようと、ちとせの早口言葉の練習から知った
苦手な言い回しのパターンをいくつか台詞に入れておいたのだ。
もちろんそこをしっかり言えるよう練習も多く行われたが、一年たって直らなかったものが今更直るはずもなかった。
157脚本の裏話:2007/06/13(水) 16:19:22 ID:wAoFbQKq
「勢いに乗ればどーってことないわよ!」

リハーサルでもしっかりとちり、それでも明るく振舞っていたが、内心は気が気ではなかったはずだ。

「初めての主役、それも新入生獲得の要である新歓公演でわずかでもとちれば、さすがの彼女もしばらくはおとなしくなる。」

お客さんに感動を与えることも楽しみだったが、ちとせが台詞を噛んだときの反応も、実は楽しみだった。
しかしその目論見が神奈自身の手であっさりぶち壊され、お客さんには呆れられ、追い討ちをかけるように一年生二人がやめてしまったことで、
今や彼の怒りは限界を超えて逆巻き、妄想力は更なる次元へと押し上げられていった。



「アドリブの失敗も、苦手なところを言わずにすむようわざとやったんじゃあないだろうな?
………しかし神奈のやつ、赤ずきんの衣装よく似合っていたな。それにさちえ先輩の狼姿もよかった。ケモノミミがあんなにも
グッとくるものだったとは知らなかった…。思い出すだけでますますインスピレーションが高まってくる。
だが、まだだ!まだ足りない…!!
もっともっとインスピレーションに刺激を与えなければ…!!!!!さあ、今夜はどんな話で懲らしめてやるか…。
……そうだ、シンデレラだ!!
魔法使いのおかげで舞踏会に行けるシンデレラ。しかし舞踏会に行く目的は王子をかどわかすためだったと知った魔法使いに呪いをかけられ、夜だけ魔法使いだけの馬になる…。
クル、クルぞ!インスピレーションがどんどん湧いてくる!!くっくっく、僕の妄想力を甘く見るなよ、神奈。今日はバックからたっぷりとぶち込んでやるからな!いい声でないてくれよ!!
そうだ、今度のショートストーリーでもあいつには馬の役をやらせよう!台詞はヒヒーンだけだ。
みんな神奈に不満を持っているからな。おそらく満場一致で決まるはずだ。ざまあみろっ!くっくくく、はは、あははははははははは!!」


こうして今日も、ヒートアップしていく悪い魔法使いの指使いによって明け方まで神奈は陵辱され、ついでに脚本もできていくのである。

後に彼は名のあるエロ童話作家として広くデビューすることになるのだが、それはまた別の話である。
158名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 16:22:23 ID:wAoFbQKq
以上です。書けば書くほど湧き出るインスピレーション、もっとハードにするつもりだったが
勢いでギャグになっちまった。チビメガネ君の妄想エロの中身もいつか書きたいなぁ。
159名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 20:33:53 ID:9w/sMC3o
>>158
乙ッ
ハードな妄想の中身もいつか日の目を見られると良いな
160>>51だけど:2007/06/14(木) 20:15:24 ID:0DTc490e
えろーすパートがはかどらないので、見切り発車ですが投下します
続きますがごめんなさい
161>>51だけど:2007/06/14(木) 20:15:57 ID:0DTc490e
「…は、ふぅ」
がたん。あらかたの問題を解き終わり、気が抜けて机に突っ伏した。
漏れる呻き声が、我ながらなんとも情けない。
「もう音を上げているの?そんなじゃ、いつまでも苦手を克服できないわよ」
「う、うるさいわね…」
頭の上から降る、涼しい声。苛付く。思わず悪態をついた。
まったく、この子はいつも、得意分野には自信たっぷりな態度をとるんだから…。
とはいえ、野乃に苦手科目なんてあるのかしら?
…なんだか、ますます劣等感が膨れ上がってきたので、このくらいにしとこう。
放課後の図書室。秋も深まり、日が暮れるのも早くなった所為か、
だいぶ生徒の姿もまばらになってきている。
演劇部部長も引退した今、私は、目の前に迫った大学受験に備えるため、
残された高校生活の大半を勉強に注ぎ込んでいた。
今までが部活、部活で忙しかったためか、他にすることがあるわけでも無いし、
それに、一応目標もあるのだ。それは、他でもない、目の前の…
「そ、それにしても、野乃……」
「何?」
目の前の彼女は、呻くように声を絞り出した私に、なおも涼しげに笑顔を向ける。
「…あんた、私に毎日付き合ってくれてるけど…その、自分のことは、いいの?」
「今更勉強なんてするはずないじゃない。充分間に合っているわ」
く、くぬぅ…余裕しゃくしゃくな態度を。
私が、そんなあんたに追いつくために、どれだけ努力していると、思っているのよ……。
「それに、ね」
暇潰しをしていたのか、ぺらぺらとめくっていた文庫本をぱたりと閉じると、
彼女はさらりと流し目をこちらに向けて。
「…貴女と同じ大学に行けなければ、意味が無いでしょう。
 だから、貴女に頑張ってもらわなければ、困るのよ」
…そうだ。私がこんなにも頑張っている、他でも無い目標。
来年も、彼女と同じキャンバスを、並んで歩きたいから。だから。
「……、〜っ」
でも、それを当の本人から言われてしまうと……恥ずかしい。頬が紅く染まるのを自覚する。
「…照れてるの?」
「う、うるさいわねっ!ちょっと…疲れた、だけよ」
彼女に表情を見られないように、突っ伏して顔を隠す。
「そうね…頑張っている、ものね、美麗」
そっと、頭の脇あたりに、柔らかく触れる感触。
野乃は、何かとこうしてくる。顔面の温度が更に上がるから、やめてほしいのに。
「…別に、あんたのためじゃ…」
「そうね。単純に、志望校が被ってるだけよね。
 ……でも、私は、来年も、貴女と一緒に」
「うるさい、ってば」
精一杯強がる。…あぁ、いつから私、野乃にこういう態度しか取れなくなったんだろう。
絶対、可愛く、無いよね……。
「……本当、美麗って、可愛いわ」
可愛くない。絶対、可愛くない。
162>>51だけど:2007/06/14(木) 20:16:37 ID:0DTc490e
「…そういえば」
野乃が話題を変えてきた。頬の紅潮も落ち着いてきたので、応じて顔を上げる。
「…何よ」
「さっきの、クリスマスパーティーの件…なんだけど?」
「わ、私は、まだ出るって決めたわけじゃ……」
放課後、図書室に来る前に、1年の…麻井麦さんに切り出された話題だ。
…神奈さんが提案したらしいとはいえ、元・演劇研究会の部員が中心となって催すパーティーだろう。
それに私が出るなんて、場違いも良いところ…とも、思っているのだけど。
「さっきも言ったけど、息抜きも必要だと思うわよ?
 ただでさえ、美麗は毎日、根を詰めているし。それに」
「それに?」
「…私は、美麗も一緒にいてくれた方が…楽しい、と思うわ」
楽しい……か。
1年前の野乃から、「他人と一緒にいて、楽しい」そんな言葉が出てきた例はなかった。
それを思うと…やっぱり、放っては置けないと、そう思うのだ。
「仕方ないわね。一日ぐらい息抜きしても、問題ないかしら」
「決まりね。…まぁ、断られても、強制連行するつもりだったけどね」
「ちょ、ま、待て!!」
私の抗議の声に、ふふふっ、と笑う野乃。釣られて私も、笑みを浮かべる。
……今だから思う。このひとときが、かけがえのない一瞬だと。
いちど……失いかけた、絆だからこそ。
今度こそ、大切にしたい。…もう二度と、あんな荒んだ気持ちに戻るのは…嫌だ。
「…さて。そろそろ日も落ちてきたし、帰る支度をしましょう」
「え…あ、そ、そうね」
野乃の言葉で我に帰り、わたわたと勉強道具を片付け始めた。

カバンを閉めたころ、すでに野乃はカウンターの前に歩を進めていた。
「ちょっと、野乃、待ってよ」
「もう司書さんは帰ったわ。施錠、お願いって」
ちりりん。人差し指で鍵を回して鳴らす野乃。
あたりを見渡すと、いつのまにか室内には、生徒の姿は皆無で。
すっかり時間を忘れていたことを思い知らされる。
手もとの腕時計を見やると、もう6時近く。
演劇部にいた頃はこのくらいまで部室や講堂にいたことはしばしばあったけど、
誰もいない図書室は、実感したことのない、奇妙な静けさがあった。
「日暮れ、ほんとに早くなったわね。とっとと帰ろうか、野乃」
「……」
呼びかけ、図書室の出口に足早に向かう。…しかし。
野乃は、窓の外、一点を見つめたまま、微動だにしなかった。
視線の先は……あの秋の日、私たちがお互いの情熱をぶつけ合った、講堂。
「…野乃」
「……」
彼女が舞台に立つ機会は、あの日を境に失われた。
もとからそういう約束だったし、これ以上野乃に無茶をさせるわけに行かない、という気持ちは
今でも全く変わっていないけど。
…でも、彼女があの程度で、これまですべてを…その後の人生さえも、賭けようとした演劇を
捨ててしまえるとも、微塵も思っていないわけで。
「……未練、残ってないはず、無いわよね、どうせ」
「当たり前でしょ」
即答。…それはそうだ。そんなこと、今更聞くまでも無いではないか。私は自嘲気味に笑った。
彼女は他の何を失ってでも、これからどうにかして、情熱を貫く術を探ろうとするだろう。
そして、それを止めることなど、私には……
「……」
それでも、時は戻らない。あの頃に…戻ることは出来ない。
未練、無念、悔しさ…それらを抱えて、私たちはこれからも生きていく。
…野乃。貴女のその視線の先には、何があるの?
163>>51だけど:2007/06/14(木) 20:16:55 ID:0DTc490e
陽はすでに落ち、照明の消された図書室の中にも、夜の暗闇が広がりつつあった。
訪れた沈黙に耐えられず、扉に手をかけると、背後から声がかかって。
「…美麗」
…ふわっ。背中に、暖かい感触が、伝わった。
「……っ」
「…み、れい」
掠れた声。…泣いてるの、野乃…?
振り返り、震える両肩にそっと手を当てた。
彼女は顔を伏せたまま。表情をうかがい知ることは出来ず。
「ちょっと…どうしたの?らしくないわねぇ。
 あんたでも、おセンチになることってあるのかしら」
「…そうね」
「やけに、素直じゃない」
「そうね」
か細い肩。この一年、事あるごとに威勢を張ってきた彼女とは、全く違う。
…私たちが初めて出会った、あの頃の野乃の姿が、不意にダブった。
「…野乃」
彼女が顔を上げた。目尻に浮かぶ涙を、親指で拭ってやる。
身じろぎするその肩を、両腕で挟み込む。
「…くすぐったいわ」
「じっとして」
「…キスでも、したくなったの?」
「うるさいわよ」
減らず口をたたく、その口を……唇で、塞いでやる。
ふわりとした、みずみずしい感触。…思えば、私から求めたのは…ずいぶん久しぶりだった。
丁度、一年ぐらい前…『プリマヴェーラ』の衣装が出来、それを初めて彼女に着せた、あの日…以来だったかも知れない。
それから数日後、私たちは……
「…今度は、貴女が泣いてるの?」
いつの間にか互いの唇は離れていて。それでも離れているかどうか、という間近で、
彼女が私の顔を覗き込んでいた。…頬が、濡れているのに気づかされる。
慌てて拭おうとすると…野乃の指が、それを拭った。
「お互いで涙を拭いあうなんて、なんだか滑稽ね」
「そうかしら?美しい、とは思わない?」
「変なところでロマンチックね、あんた」
「そうね」
…そうだ。あの日から…離れていたと思った、二人の距離。
今は、こんなにも、近くにある。
それが、たまらなく嬉しくて。
「…の、の」
…目の前で微笑みを浮かべる彼女が、たまらなく愛しくて。
背中に手を回し、ぎゅう、と抱いて、その温もりを確かめた。
「……みれ、い」
しがみつかれ、今度は彼女のほうから、接吻を求められる。
唇を重ね、身体を重ね……心まで重なれと、強く、願った。
164名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 20:36:06 ID:dhbGvG9w
リアルタイムで遭遇するとは思わなかった
GJです!美しい話しだなぁ…
165>>51だけど:2007/06/14(木) 20:51:58 ID:0DTc490e
…読み返してたら誤字発見
誰も気が付かないと良いなぁ(ぼそり
166名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 00:46:04 ID:s/R6KDQh
俺にとってのひとひらはまさにこれ
マジ超gj
167名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 13:47:18 ID:p8SKO6ZL
ようやくアク禁から解放された……しかも、その間に俺のよりちゃんとしてる百合SSが投下されてるという罠w

>>163
GJ。 テラ純愛wvw
文体が百合を描くのにマッチしていますし、会話と描写のバランスが良く上手くまとまっていると思います。
この続きは多分エロスパートだと思いますが、よりを戻した二人のねちっこーい絡みを期待して待機しますw
ちなみに、誤字がどこにあるかわからない……
168名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 21:45:51 ID:SH0rxM+P
GJGJGJ!!!!
美麗と野乃ぼ話が読めてとても嬉しかったよ。
これからもバンバン書いてください
169名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:40:05 ID:4sPgG4/V
そういや、演劇に使う小道具や大道具でエロに使えそうなものって何かある?

例えば台本なら、野乃が麦に羞恥プレイを強制させるようなことが書かれた台本を渡して……
「この台本の通りに演じてみて、人前で何かすることに慣れなさい」
「えっ……こんな、ことを……!!   私、む、無理です……」
「……部長命令に逆らうと、どうなるかわかるかしら?」
「そっ、そんなぁ……」
みたいなのが浮かんだが。
170名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:52:57 ID:iPg6SpBp
大道具も小道具も必要なものを集めたり作ったりだからなあ。

板で作った草むらで角オナ…痛そうだな
171名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:36:56 ID:Nl/CXP/1
ちょwww
何もそんなもんでしなくても・・・
あーいたたた・・・

ま、三角木馬とかならありえそうだが。
172名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:35:59 ID:rg0vOPds
わざとらしく卑語を言わせるとかスケスケの衣装で人前に立たせるとかそんくらいしか思い付かんなあ
ていうか三角木馬もかなり痛ぇよw
173名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 12:06:04 ID:iPg6SpBp
俺のIDよくみたらPでいっぱいだ。放送禁止用語乱発IDかw?
174名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 12:18:52 ID:iPg6SpBp
ちょっと小ネタ思い付いた
「次の劇では麻井さんはしゃべらなくていい役をやってもらいます」
「よかった。木の役ならできそう。短い劇だし…」
「そのかわり裸でやってもらいます。木は服なんて着ないものね」
「…!そ、そんな…。で、でも、衣装着るから…見えない……ですよね………。なら…」
「お客さんからはね。木は張りぼてをつかうから私たちからはまる見えね」
「!!!きゅ〜………」
「大変だ!麻井が倒れたぞ!」

こんな感じか?大道具使ってエロパロ
175名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 19:14:59 ID:XpO0klPL
>>174
さすがは野乃さん……なんという羞恥プレイ

裸が後ろから丸見えになってしまって、
恥ずかしさのあまりお尻をプルプル震えさせたり顔を真っ赤にする麦……(;´Д`)ハァハァ
なんでこうもいじめたくなるんだこの娘は
176名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 01:21:31 ID:hMh4/LGZ
アニメ終わったなー。オリナルストーリーでいいから2期キボンだぜ保守
177名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:26:16 ID:UXajB5+d
2期が出るには原作があと3年くらい続いてくれないと駄目な予感
178名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:51:09 ID:IcmbltFa
>>177
美麗受けの百合えちSSの続きまぁだ〜〜(ry
179>>51だけど:2007/06/22(金) 21:49:56 ID:rZn1U4z4
予想以上に長くなってきてしまい、
完成までお待たせしてご迷惑をおかけしています。
出来た分を半分投下してみますので、保守がてらにお読みいただけると幸いです。
180>>51だけど:2007/06/22(金) 21:50:21 ID:rZn1U4z4
始まりは、満開の桜が美しかった、あの春の日だった。

「一緒に演劇、やってみない?自分じゃない自分になれて、楽しいわよ」

最初は、ただのおせっかいだったのかもしれない。

「こうするとさ、少し、落ち着くでしょ。
 ね?大丈夫だよ、野乃」

でも、徐々に明るく、笑っていく彼女を見ているのが、嬉しくなって。

「自分は変われると信じるなら、変われると思うわよ。
 現に野乃、変わって、きてるじゃない」

…その笑顔に魅せられ、惹かれていく自分に気づくまで、それほど時間もいらなかった。

「…っ、くぅ」
「ん?どうしたの野乃、寒いの?」
「平気。ちょっと冷えてきたな…と、思っただけ」
「もう、冬も近いしね…ほら、ちょっと貸して。
 ……こうすると、暖かい、でしょ」
「…ん…暖かい、わ…美麗」
「……」
「どうしたの?顔、赤いわよ」
「…〜〜っ」

そうして、秋が過ぎ、冬が来て。
彼女の存在は、私にとってかけがえのないものになっていった。
それまで抱いたことのなかった、胸を暖め、なおかつかき回すような感情。
ずっと一緒にいたい。でも、それだけじゃ我慢できない。
悩み、眠れぬ夜を幾たびか過ごして…。
181>>51だけど:2007/06/22(金) 21:50:47 ID:rZn1U4z4
「…野乃ッ」
誰もいない、二人きりの部屋の中で。
私は初めて、彼女を組み敷き、強引にその唇を奪った。
「…っ…んぅ…く、むぅっ…む、ン」
唇を離し、見下ろすように彼女を見つめる。
驚き、目を見開いて……その目に、涙が伝うのを見た。
「……ごめんっ」
私は後悔した。どうして突然、こんなことをしてしまったのだろう。
衝動的だったなんて、言い訳にもならない。
「…軽蔑した、でしょ。なんて女だ、って、思った、でしょ?
 ……どうして、女同士なのに…こんな。…変よね、私」
私は馬鹿だ。許されざる恋。
背徳的な恋情を抱いてしまったばかりか、理不尽な欲情を強引に
相手に押し付けてしまった。
…嫌われたに、決まっている。
変態。貴女は異常だわ。罵り貶める声が返ってくると、確信していた…のに。
「…そうね。
 でも、そうしたら、私はもっと…変な女、だということにならない?」
耳を疑った。ばつが悪く彼女から逸らしていた視線を、再び戻す。
彼女は微笑んでいた。涙に頬を濡らしながら。
「…貴女が抱いている感情と、私が抱いている感情は、きっと同じものだわ。
 だって…嬉しかったんだもの。私、貴女に、求められたことが」
「嘘…野乃」
彼女が、力なく降ろした私の拳をささげ持ち…そっと握った。
「嘘じゃない…美麗、貴女の想いが…嬉しいの。
 私も…貴女を、こんなにも、強く想っている」
ぎゅう、と握り締められる両手から…暖かい感触が、想いが溢れてくる。
「…でも、私たちは…女同士、なのよ。許される、わけが」
「気持ちに嘘を付かないで、美麗。
 性別なんて、最初から関係ない。私を…求めて?お願い」
願うように、懇願するように。彼女の視線が、私の胸を、射抜いた。
「……の、のっ」
想いは、白く弾けて……

……その日初めて、二人一緒に、夜を明かし、朝を迎えた。
182>>51だけど:2007/06/22(金) 21:51:11 ID:rZn1U4z4
「…ぅんっ、く、ちゅ、ぅ……く」
中から施錠され、他に誰もいない密室となった司書室。
すでに夜の帳が下り、照明が落とされ、真っ暗な室内で。
私たちは横たわり、影を重ねて。その身を強く絡ませあっていた。
彼女の唇に吸いつき、口内を嘗め尽くすように、舌を這わせる。
お互いの唾液が混じり、密着した唇の隙間から、頬を伝って、床を濡らす。
「ぷ…ぁ。…あとで、床、拭いておかなきゃ」
「これからもっと汚れるわ。明日になっても拭き取りきれるかどうかは怪しいわね」
「そ、そんな。ちゃんと、拭きとら、ないと…ぁ」
太股に沿ってうごめいていた、野乃のしなやかな指が…スカートの、中に!?
「ちょっ…まっ……や、ぁ」
だめ、そんな、の……下着を指先がつつく。びりり。背筋が痺れた。
「…美麗は、今更、嫌なの?
 私たちが、レズカップルだと、露見するのが」
その指が、皺に沿って軽やかに上下するたび。
吐息が漏れる。思考が、少しずつ飛ばされていくのを、確信する。
「そんな…わけじゃ。
 でも…じゅけ、んも…近い…し、卒業、だってぇっ」
「そんなこと、どうでも良いわよ。結構体面を気にするのね、美麗は」
「どうっ、でも…よくな」
同じ大学、いけなくなったら、どうするの?そう言い返そうとして。
ふっ、と、秘所を撫でる指の動きが、止められた。
「…じゃあ、止める?」
「…え」
「今日はここまでにしておきましょうか、と言ってるの」
え…ここまで、って……そんな。
…秘所が、じゅんじゅんと、疼く。身体全体が…更なる快感を、欲しがってる。
「…い、嫌っ……やめ、ない」
「それだけ?」
涼しげな流し目。時たま彼女を、恐ろしく感じる。
「…やめ、ないで……おね、がい」
「はい、よくできました。……もっとも、私もこんな状態で…お預けにされたくはないけれど」
自分のスカートを軽く捲り上げ、私の手を引いて、指を導きいれる…。
…下着の皺に指を這わすと、高揚の証が指を濡らした。
「…掻き回して…淫らに、乱れ果てるまで」
うっとりと、誘うような彼女の視線に、胸が更に熱く、鼓動をどんどん早めさせる。
…何処で、覚えてきたのかしら。そんな言葉……
183>>51だけど:2007/06/22(金) 21:51:38 ID:rZn1U4z4
「…はっ、は…ぁ、ぁ、ぁぁ……っは、くッ、ぁ」
女にとっての、大事な場所…覆う薄布ごと、割れ目に沿って、肉を押すように弄ぶ。
彼女は、快楽を隠そうともせずに、吐息をつき、喘いだ。
びくり、びくり…薄布に、漏れ出る液体が染み込み、水滴を垂らすまでになっていく。
「の、の…感じてるの?すごく……」
「…え、え…いい、わ…いい。みれい、貴女、また…」
「また…?」
「…手つきが、いやらしくなったわね」
「…っっっ!!?」
顔面に、瞬時に血が上る。ぼぅ、と湯気が出たみたいに。
そんな。そんなつもり、ないはず…私、そんな。
「…自覚はしていなくても、そういうものなのよ。本当に、美麗はえっちなのね」
……こ、このぉぉ〜。
仕返しがてらに、彼女の両足を掴んで、強く引き寄せ。
眼前に迫った、濡れた秘所に、てろん、と舌を這わせてやる。
「…っは、ぁぁあぁっ!!?」
びくん、びくん…彼女の身体が、ひときわ大きく震えた。
つんとする、女の匂いが立ち上って。激しい息遣いと、持ち上げられた臀部から、垂れ落ちる粘着的な液体。
「…すごい、こんなに……いったのね、いったんでしょう」
目の前の、あまりに扇情的な光景に、自然と声が昂ぶる。
彼女はただ、荒く息をついているだけ…薄布は液体を含んで透き通り、
秘所の形状を克明に映し出して…もはや微塵も、下着としての役割を果たしていなかった。
そんなものは、するすると…ふくらはぎあたりまで、引きおろしてしまう。
「ちょっ……や、そんな、急に、みれい」
こんなに早く、秘部を私の眼前に晒されて…さすがに恥ずかしがっているのだろうか?
激しく、首を振って身じろぎする彼女の上に圧し掛かる。
「どうしたの?さっきまでの強気な態度を、また見せてみなさいよ?」
「…く、ぅぅうぅ」
「何も言えないわよね。だって、あんたの方が、数倍えっちだってこと、今さっき証明してしまったし、ね。
 みっともないったらありゃしないわ。ぺろんとひと舐めしただけで、あんなにたくさん、愛液を噴き出して」
せいいっぱいの言葉責めで反撃する。すごいことを口走ってしまった気がするけど、
もはや羞恥心なんて、どこかへ置いてきてしまった。今は、ただ。
「そうよ、この、ド淫乱女…啼かせてあげる。気が、狂ってしまいそうなほど」
めちゃくちゃになるまで、愛したかった。
目の前で、乱れ、よがり狂おうとしている、彼女を。
184名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 00:06:51 ID:DaDM7LSN
つ・・・続きをおおおおおお!!!
185名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 03:02:27 ID:KO0RS87m
GJ!!
ひたすら性欲を持て余す。あんまり百合ものじゃ抜かないが、これは例外になるかも知れない。
186>>51だけど:2007/06/23(土) 08:55:20 ID:XhnDKoAM
>>184-185
どうもです。続きも鋭意執筆中ですのでしばしお待ちを(汗

http://ryu-s-web.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/source3/No_0045.txt
>>161-163に投稿した部分に、誤字や事実誤認などがありましたので
修正版をtxtでULしておきました。

さて、これから都内某所で麦と野乃さんの中の人を拝む旅に出てきます
187名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:41:12 ID:M+HWpXPC
>>178
あ〜、書いてもいいですけど、あんまり下手に燃料使うとこのスレは保たなそうなので……温存ということで。
……というのは苦しい言い訳で、最近疲れ気味で人様に読ませる文章を執筆する気力が湧かないのと、
自分の文体がそもそもひとひらにさほど合わないような気がするのが本音ですorz  スレ汚しすみません。

>>186
ナイスな作品と処置です。卑猥ながらも劇っぽい台詞回しが良いwww
雰囲気もなんか、『恋する女の子』ってロマンチックな感じと、同性愛であることによる背徳感が良く出てますね。

これからの展開で、野乃さんが反撃出来るのか美麗が押し切るのか妄想しつつ全裸待機してます。
188名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 20:37:23 ID:JsC8b7Va
保守りま

「走るの嫌いだーッ!!もう辞めるー!!」
「ちょっときょーちゃん、早まらない早まらない」
「そうそう、せっかくこないだの公演で良い演技できたじゃんか?」
「でもでもでも!もうだめだー」

「やれやれ…なんだか去年の麻井を見てるみたいだぜ」
「がびーん」
「ちょっと甲斐くん、それはひどいんじゃない?」
「あっ、悪ぃ…でもまぁ、麻井、あれなんとかしてくんね?
 なんとかできるの、お前だけっぽいし」
「ど、どうして、私…?わ、私に、なにか、できるのかなぁ…」

「やだやだー!辞める辞めるーー」
「あ、あの、きょー、ちゃん…」
「麦先輩…?」

「…あ、あの、もうすこし、がんばって、みようよ?
 これからいいこと、あるかも、しれないし…ね?」

「続けます」
「決断早ッ!!つーか現金!!」
「やっぱりな…麻井が言えば、ああなると思ってたぜ」
「甲斐くんもおんなじだったからねー。にひひひ」
「なっ…神奈!?」
「つーかさ、自分で自分の首絞めてない?いずれきょーちゃんに麦チョコ、とられちゃうかもよ?」
「いや、それはない」
「へ?」
「あいつも俺と同じ、ヘタレ遺伝子の持ち主だから」
「…あちゃぁ。自分で言ってりゃ世話ないな…」
189名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:10:22 ID:5Lr38yfZ
GJ!
うーむ、これできょーちゃんが女ならさらに萌えるよな
190名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 08:16:33 ID:Sm60tK2A
きょーちゃんって原作の方に出てくるキャラかな?
原作持っとらんで分らんが、そのキャラが女だと野乃先輩達が去った後も
百合百合な展開満載になるわけだな。

てかあの学校共学なのにやたらと百合描写が目立つよなw
男衆もっとしっかりしろ(だが甲斐はいらん)
191名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 13:21:39 ID:dSSM4aDC
>>190
念のため言っておくと、きょーちゃんは新入生の男キャラだよ。
野乃先輩達が去った後は、演劇部の連中の出番が増えるかな。

男衆が弱いのは同意w 甲斐は不能のままで良いけど。
192名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 17:49:36 ID:QAJeqZcE
アニメ2の本スレに投稿したものとは別パターンの話。

「ど、どうしたの、神奈さん」
「あのっ…す、すみません」

「…その」

「…あの」

「…ひとひらDVD第1巻、全国のDVDショップで発売中です!!」
「だから…」

「…だから、そんな、悲しそうな顔、しないで下さい…」

「うわぁぁぁぁぁぁん(買って下さい、って、最後まで言えなかったよ…)」
「その…ごめん、俺、今月お金が…」
「知ってますー」
「えー!?(ガビーン)」

ら○☆○た、とかに勝てるなんて、ちょっとしか思ってなかったけど。
現実は、やっぱり、辛いなぁ…


「ひとひら、良い作品だと思うけど」
「野乃さん…そりゃ、俺だって、そう思うけど。」

「…俺、他に欲しいDVDあるから」
「そう…物好きね」

「…で、何のDVD」
「……『G○ft〜etar○al rain○ow〜』の7巻」

「…そう」
「なんでそんないたたまれない顔すんだよ!!悪かったな、どうせ売れてないよ!!(涙」



…べつに特定作品を貶める意図はありません(汗
皆、DVD買ってね!(涙
193>>92だけど:2007/06/30(土) 20:15:03 ID:3ZMPcrRJ
お待たせしました。
甲斐と野乃先輩の出来たぜ!


野乃「甲斐君」
甲斐「あ、先輩」
野乃「舞台セット出来た?」
甲斐「あ、はい。出来ました」
野乃「流石ね」

野乃は甲斐を抱くように胸に押し付けた
甲斐「!!せ、先輩?」
野乃は甲斐の耳元で囁く
野乃「お姉さんと私、どっちが大きい?」
甲斐「・・・い」
野乃「ん?な〜に?」
甲斐「の・・・野乃・・・先輩です・・・」
野乃「じゃ・・甲斐君の初めては麦に委ねたい?それとも私?」
甲斐「先輩に・・・・」



野乃「・・・・・んっ・・・・」


194名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:42:53 ID:dSSM4aDC
>>192
不覚にもワロスwww  オリナル良い味出してるわ。
俺はDVD買えないが、口コミでひとひらを広められるように頑張ろう。

>>193
GJ。珍しいカップリングだけど面白い。
恐ろしいのは野乃さんの魔性だね。
195>>92だけど:2007/07/01(日) 00:30:55 ID:Mq505ZO0
野乃「・・・・・んっ・・・・」
甲斐「・・・うっ・・・」
互いの唇を重ね、Dキスをする二人。
部室ではぴちゃぴちゃといやらしい音が鳴り響く。

野乃「・・・んっ・・・っあ・・・ハァハァ・・・
甲斐君・・・キス・・・上手いね・・・」
甲斐「そ、それは・・・ドラマとか・・・・」
野乃「AVね」
甲斐「・・・・・・・」

野乃「甲斐君、ここ膨らんできたわね。Dキスで勃起しちゃったのかな?」
甲斐「こ、これは・・・」
慌てて股間を抑える
野乃「大丈夫。私に任せて・・・」
ジーッ
ズボンのファスナーをおろし、甲斐のモノを出す
野乃「甲斐君・・・立派なモノを持っているんだね」
甲斐「の・・野乃・・・先・・輩・・・・」
甲斐の先端はピクピクと動いてる。
野乃「クスクス・・・可愛い」
野乃は先端を優しく舐め始めた
ビクンッ
甲斐は激しい快楽に襲われた
ぴちゃくちゃ・・・・
野乃「んっ・・・あはっ・・・んんっ・・・」
甲斐「・・・うっ・・・っ・・・」

196>>51だけど:2007/07/01(日) 21:17:55 ID:FnJmN8Zj
時折投下がありますね。お疲れ様です。

えろすパートが全く書き進まないので小ネタをもやもや考える毎日。
なんだかんだで創作意欲をかきたてられる作品であることは間違いないです。自分にとって。

何か書けたら保守がわりに落とします
197>>92だけど:2007/07/01(日) 21:38:20 ID:Mq505ZO0
>>196
どうも。
えっとこれまで投稿したのが、>>43>>53-55
の作品。

そして、現在>>193>>195
エロネタ・エロ無しの恋ネタは書こうと思えば書けるがその際、様々な
設定を考える。

後は脳内でキャラクターボイスを再生させて・・・と
色々と仕事中に考えています。


198名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 23:25:56 ID:ST7etqO/
>>196
>>えろすパートが全く書き進まないので小ネタをもやもや考える毎日。
 あるあるw  焦れば焦るほど書けなくなるんですよね。
投下、お待ちしています。

>>197
いろいろなアイディアを練っておられるなら、こういうサイトを参考にしても良いと思いますよ。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/

>>後は脳内でキャラクターボイスを再生させて・・・と色々と仕事中に考えています。
 確かに、キャラが口で言って不自然でない台詞を考えるのは良いですね。
仕事中に怪しまれないよう取り組んで下さい。
19951 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/03(火) 21:51:14 ID:udmbCAl1
何か書けたので落とします

・非えろ
・ひとひらキャラと他作品のミックスものです。元ネタがわからなかったら潔くスルーして下さい
200ひとひらグナロク:2007/07/03(火) 21:52:08 ID:udmbCAl1
「……っ」
じりっ、じりっ…
短剣を両手でしっかり持って構え、相手との距離を測る。
私の目の前の敵…不定形生物は、にゅらりにゅらりと不気味な動きをしながら
私の近くへとにじり寄ってきていた。
額に汗が流れる。呼吸も忘れるぐらいの、緊張感……

「大丈夫大丈夫!もっと楽にして、ムギー」
斜め後方から、カイ君が励ましの声をかけてくれる。
…そんな、もっと楽にして、といわれても……
……

「…むっ、無理ですー!!」
「ちょ、ちょっ…ムギぃぃぃぃ!!?」
だっ!押しつぶされるような緊張感に耐えられず、私はその場を逃げ出した……。
201ひとひらグナロク:2007/07/03(火) 21:52:32 ID:udmbCAl1
--------------------------------

「やれやれ……まーた逃げちまったか…」
ふぅ、と深い溜息をつくのは、騎士の鎧に身を包む少年。
まだまだ若造、といったあどけない顔立ちだが、それ相応に経験を積んだらしく
鎧の継ぎ目からは、鍛えて引き締まった身体が見え隠れしている。
「ぽ〜りんっ、ぽ〜りんっ」
「仕方ない、こいつは俺が処理しますか……」
彼は、目の前に取り残された、不定形生物に向き直り、じゃらりと剣を抜き放つ、が…

びしゅっ!!
目の前の生物に、飛来した矢が突き刺さる。
不気味な動きをしていた生物は動かなくなり、やがて地面に溶けて消えた。
「まったくぅ、何してんのよぉ」
「姉貴?」
少年が、矢の飛来した方向に目を向ける。
…小高い丘の上で、構えた弓を下ろし、深い溜息をついたのは、
さらりと長い髪を風に流されるままにする、若い女性。
半袖ジャケットとショートパンツ中心の軽装は、彼女の豊満な肉体を隠そうともしていない。
「なんでアンタがひとりでモンスターと戦ってんの?ムギちゃんはどうしたのよ」
「ムギ、は…えーと、その」
「また逃げられちゃったんじゃないでしょうね」
女性は身軽に丘から飛び降りると、素早く少年騎士に駆け寄り、手持ちの弓で彼を小突いた。
「い、いってぇぇ!」
「アンタが狩りに誘っといて、だらしないったらありゃしない。とっとと探してきなさいよ」
「へーい……」

--------------------------------
202ひとひらグナロク:2007/07/03(火) 21:53:09 ID:udmbCAl1
怖い。怖い。怖い…
親友のカヨちゃんの代わりに、世界を旅して見聞を広める、と誓って
田舎の村から、王国首都まで上京してきて早1ヶ月…
冒険者になるには、魔物と戦って経験を積まなきゃならない。
でも、魔物と戦うなんて、やっぱり私には、無理、だよぉ…。

…だけど。
数日前に知り合って、快く協力を承諾してくれた、騎士のカイくん達。
その親切心を、無駄には出来ないし…
…はぁ、どうしよう……

…どどどどど……

…あれ?舞台袖……じゃなかった。平原の向こうから、何か壮絶な音が…?
怪訝に思った私は、音のする方向に視線を向けた。

……って、えぇぇぇぇぇぇ!?

こちら側に向かって、まっしぐらに走ってくる、一人の女性。
首すじくらいまでのちょっと癖の入った髪、すらっとした身体に、よくフィットした神官の法衣。
「……ノノ、さん…?」
私は小声で彼女の名前を呼び、その直後驚愕した。
彼女は、その背後に、大量の魔物を引き連れていたのだ。
さっき私が対峙した不定形の魔物とか、その色違いとか、
あんまり見たことのない巨大な蛾とか……!?
「…え、ちょ、ちょっ……ノノ、さ…!?」
そのままノノさんは、まっすぐ私のそばまで走り寄り…

…直前で方向転換して、走り去っていった。

当然、後続の魔物は、そのまま私に向かって、突っ込んでくるわけで。
「……うきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
…意識が途切れた。
203ひとひらグナロク:2007/07/03(火) 21:54:07 ID:udmbCAl1
……気が付くと。
目の前には、微笑みをたたえるノノさんが。
「…ノノ、さ…」
私はがばりと飛び起きる。気を失っていた間、彼女に膝枕されていたらしい。
…ちょっと、気持ちよかったかも……じゃなくて。
「ノノさんっ!どうして、あんなこと、したんですか…」
精一杯、声を張り上げて抗議した。何故、魔物を集めて、けしかけるような真似を…。
疑問の表情を浮かべる私…

…すると、私の両手を、ノノさんが両手の平に包み込み、捧げ持った。
あたたかい、手…
「……」
ノノさんは何も言葉を発さない。しかし、にこり、とこちらに笑いかける。

『大丈夫よ、貴女なら、出来る』
…そう、諭されているような気がした。
何かが心に、じんわりにじんでくる。何だか、安心、する……
自信がわき上がってくるような、そんな感じがして。
「……はいっ」
私は、思わず頷いた。それに呼応するように、彼女も頷き……

……ぐいっ。ぶんっ。

「……ぇ」
私は瞬時のうちに、ノノさんに身体を持ち上げられ。
たむろしていた魔物の群れの中に、投げ込まれた。
「……ひぇ…ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜!!?」
これって、やっぱり……アレ、なんですかぁぁぁ!?
『この魔物を全部倒せ』って、ことなんですかぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!?
「……」
神官の少女は何も言わず。ただ、意味ありげな微笑みを浮かべているばかりだった……。
204ひとひらグナロク:2007/07/03(火) 21:54:29 ID:udmbCAl1
「……ぜー、はー、ぜーはー……」
息が切れる。激しく深呼吸。
結局あれから、私は死ぬ気で頑張り、襲い掛かる魔物の群れをなんとか撃退した。
途中、ノノさんの回復魔法による援護はあったものの、基本的にはひとりで。
本当に、疲れた……。
「あ、いたいた!!」
そこに、走り寄ってくる二人。騎士のカイくんと、そのお姉さんの狩人、リサキさんだ。
リサキさんは私の姿を認めると、ものすごい勢いで抱きつき、大きな胸に私の顔を埋めさせた…。
「大丈夫?ムギちゃん〜?怪我とか、してない?」
「け、怪我は何度もしましたけど、ノノさんがその都度回復してくれて…
 …それはともかく、ムネが、その、苦しいです」
窒息しそうだった。
「あ、あの…ム、ムギ、お疲れ」
「う、うん……カイくんも、お疲れ様」
「お疲れ、って言うほど、カイは何もしてないと思うけどね〜。
 コイツがボスモブなんかに遭遇したりするから、ムギちゃん達を探すのに
 余計な時間がかかっちゃったわよ」
「ちょっ……あれは不可抗力だろうがっ。つーかムギにボスモブとか言って解るのかよ!?」
な、なんとなくわかるような、わからないような…強力な魔物、のことだよね?
「まぁ、気にしない、気にしない。それはともかく……あれ」
リサキさんが、私の首に下がったプレートに注目する。
「…おぉぉ!おめでとーっ!レベルあがってんじゃん!!」
リサキさんの嬉しそうな言葉、同時にカイくんの表情も明るくなる。
促されて、プレートの内容を見てみる。
魔法文字で内容が書かれたプレートには、こう書いてあった…

『初心者 レベル10 MAX!!』

う……わっ。
ほんとだ…レベル、あがってる……。
さっきは無我夢中で戦ってたから、気づかなかったんだ……。
205ひとひらグナロク:2007/07/03(火) 21:54:46 ID:udmbCAl1
「ムギちゃん、頑張ったんだね!よくやったよ」
ぐにっ、ぐにっ。私の頭をぐしゃぐしゃに撫で回すリサキさん。
「頑張れば、出来んじゃねぇか!お疲れ、ムギ」
カイくんも、我が事のように、喜んでくれている。
…少し離れたところに座っていた、ノノさんに視線を向けてみると。
「……」
ノノさんは何も言葉を発しなかったけど。
…にっこりと微笑んで、小さくガッツポーズを作ってくれた。

……頑張る、って、こんなに気分がいいこと、だったんだ。
村にいるころは、こんなに死ぬ気で頑張ったことって、なかったから…。
胸を満たす充足感。そうか、頑張るって、こういうことだったんだ……。

「これで初心者も卒業だねっ!これからもあたし達と一緒に、頑張っていこうね?」
リサキさんが私の顔を覗き込み、満面の笑みを浮かべる。
……それに応じて、私も。
「……はいっ!」
…素直に、今の気持ちを、顔に表して、応えた。


「よぉしっ、これで正式パーティーメンバーさらに一人確保ッ!!
 ……よかったじゃないの、カイ〜?」
「ベ、別にッ!?そんなんじゃねぇよッ!!」
「思いっきり照れてんじゃねぇかっ。素直になりなさいよ〜」
「そんなんじゃねぇって!!」
「あはは〜。……ところでムギちゃん、初心者レベルMAXになったから
 もう転職できるじゃない?…次の職業、何にするか決めてる?」
「え……ええと、その……忍、者?」
「……へ、っ」

…その瞬間、なんだか、空気が凍りついたような気がした。

「(初心者で、いきなり忍者って……なんつー微妙なチョイスするんだか、この子わ)」

「(……)」

「(…忍者……ムギの、忍者衣装か……
  ……って、何想像してるんだ俺わ!?だ、断じてエロい妄想とかしてませんよ!?)」
20651 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/03(火) 22:05:01 ID:udmbCAl1
…すんません、駄洒落から生まれた小ネタです。otz

ひとひらキャラと、原作者の桐原先生が同人誌で執筆してらっしゃる
某ネトゲの世界をコラボって書いてみました。
某ネトゲのことが解らない読者を考慮して、固有名詞の使用は避けて
なるたけ解りやすくはしてみたつもりですが…

各キャラの職業は、野乃さん、理咲、甲斐らは元ネタとなった
某ネトゲアンソロジーコミックのキャラクターに合わせてみた形です。
今後、シリーズが続けば、オリナルや桂木、美麗も出てくるかもしれませんが
その際、何か職業希望があれば教えて下さい。


…さて、脱線もそこそこにしておかなければ…
207名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 22:31:36 ID:WIi1/HXg
……そーいえば、ノノさんと理咲と甲斐の外見ってまんまあの三人だったな。
理咲がツンデレで甲斐とくっついたりは……流石にしないガ。
208名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 01:16:40 ID:mt4/lkGh
フォーチュンネタかとおもったらそっちだったか
209名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 15:05:19 ID:W6SfBZPj
>>206
GJ。元ネタはラグナロクオンラインも同人誌もわからなかったが雰囲気を楽しめた。

作者の公式サイト行ってみたら、確かにノノさんみたいな人が法衣着ててワロタw
210名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 21:56:25 ID:SGbskSns
音響チーフの響のエロが読みたい
でもこんなマイノリティの願いかなわないんだろうな……
211名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:37:00 ID:KZL5jPPP
部活では選曲、家では好きなボーカルでオうわなにするやm
212名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 07:07:08 ID:313TLxHr
>>210
エロいけどワロスwww
響たんは声や音楽、リズムに関するオナニーネタということならエロ作れそうだけど、
なんだかんだで周りと絡ませづらいのが最大の欠点かもね。
部の打ち上げで無理矢理お酒でも飲ませて周りにいじらせるかw
213名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 18:26:24 ID:I4s6p3HL
響って表情に乏しいコだからなぁ
だからこそ表情やリアクションが見たいと
悪乗りした同輩や先輩に悪戯され弄ばれたり
なんて感じで誰か書いてくれんだろか
214名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:58:13 ID:313TLxHr
>>213
かーなーり適当だけど作ってみた。

たま新部長「えーっと、今日の定期公演、みんなお疲れ様でした。 まだまだ未熟だけれど、私たちにしてはよく出来たと思います。
       榊元部長も、わざわざ見に来てくれてありがとうございました。 それでは、カンパ〜イ!」
部員一同じ「カンパ〜イ!」
 ざわ……ざわ……ざわ……
演劇部部室の長机の上には所狭しとお菓子やジュースが並べられ、みんな思い思いにそれらを摘んでいる。
何でも、元部長の美麗が自腹を切って用意してくれたからこんなに多くなったとか。

とあるテーブルの一角では。
さちえ「「♪ララーラ ラ〜〜」
たま新部長「……さち、なにやってんの?」
さちえ「え、決まってるじゃない? 二次会のカラオケのために今から喉のエンジンをかけてるのよ ♪ララーラ ラ〜〜」
たま新部長「……さいですか」

また、とあるテーブルの一角では。
オリナル「響ちゃん、グッジョブ! 今日の選曲も凄くキまってたよ! タイミングばっちりだしすんごく雰囲気出てた!」
麦「わ、私もそう思うよ、響さん。 ギリギリまで曲選んだかいがあったね?」
響「……」
美麗(あー…‥このパターンだときっと響鬼さんは……)

響「そうですか。 それは良かったです」

オリナル&麦「…………」
美麗(やっぱりねぇ……)
215名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:36:35 ID:313TLxHr
そこで、空気の読む力にやや問題のある副部長が乱入。
持ち前の強引さで、部内の潤滑油になろうと果敢に努力するが……

さちえ「ほら〜、今はせっかくの打ち上げなんだから、響さんももっとハシゃぎなよ? ね!?」
その問いに間髪入れず、物静かな少女は答える。
響「遠慮しておきます」
幸枝は少しムカッと感じたが、それを隠して続ける。
さちえ「はは、前と変わらずちっともつれないな〜!」
カチッカチッ……
響「私、こういうのあんまり好きじゃないですから」
響は幸枝からおもむろに視線を逸らすと、ジュースの入った紙コップを手で取って中身を少し飲む。
あんまりな響の反応に、幸枝はショックを隠せない。
さちえ「ううっ……!」

麦(……部長さん‥‥)
オリナル(響のポニテがカチカチ鳴り始めちゃったよ〜)
美麗(さて、どうするのかしら?)

カチッカチッ……
さちえ「もうっ、こうなったら……!」
幸枝は何かに取り憑かれたように長机の上に乗っていた袋から少し大きめ瓶をサッと取り出すと、パキュッと飲み口を開ける。
そして、響の口にそれを半ば強引に押しつける。瓶の中身が、見る見る内に響鬼の白い喉を通って減っていく。
響「むぅっ………!! ん、ぅっうっ……」
その事態に驚いたのは近くのちとせ達だった。
しかも悪いことに缶の銘柄を見ると、それはどう見ても未成年は飲んではいけないタイプのアルコール飲料だった。
オリナル「さ、幸枝先輩! そんなの飲ませたら色々とマズイじゃないですかっ!?」
麦「お、お酒……?」

耐性など皆無だろうに、いきなり呑まされてしまった響はだいぶ酔ってしまっていた。
響「うぅぅ……んっ…… せんぱぁい、わたしに、ナニ、ヒック! 飲ませたんで、すかっ!? 」
きめ細かい白い肌の顔が見る見る内に赤く染まり、彼女の感情のバロメーターであるポーニーテールがフラフラと揺れる。
216名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:58:25 ID:313TLxHr
そんな危険なやりとりを見ていた元部長は、威厳を発揮して副部長を叱咤する。
美麗「バカッ!部を軽く潰すつもりなの!? しかもなんでそんなの持ってたのよ!?」
さちえ「だって……こういうのもスキンシップの一環だと思って…… ちなみにコレは持参品です」
美麗「んなもん持参するなぁーっ!!!」
当の被害者である響は、クルクルと目を回して激しく気分が悪そうだ。普段の彼女からは考えられない表情の乱れよう。
響「あうううっ……わたし、気分が、ウップッ……」
美麗「ほら、いわんこっちゃない! さちえ、あんたがトイレかどっかに連れてって!」
自分が引き起こした事態の重さに気づいた幸枝は、慌てながらも響を最寄りの女子トイレに連れて行く。
さちえ「ごめんなさい響さん! もうちょっとだからね、頑張って〜!」
響「も、もうらめですっ……ぅっ!」
バタン!と、勢いよくドアを開けられて二人の足音が遠ざかっていくなか、そんな二人のやりとりが聞こえた。

美麗+部員一同「……………」
残された部員達は、自分たちの目の前で新しい伝説が生まれた感触をじっくりと噛みしめていましたとさ。


オマケ
名無しの女子演劇部員「ああはっ!! そういえばきょーちゃん、この後カラオケ来る?」
きょーちゃん「いや〜、打ち上げって楽しいなぁ。  うん、カラオケ? もちろん行く行く!」

不能の甲斐「……俺ら、こういう時にはちょっと浮いてるよな」
チビメガネ「僕なんて、あだ名が悲惨なことになってますよ。……脚本あっての演劇だというのにどいつもこいつも……!」
不能の甲斐「俺も、だよ。  お互い、頑張ろうな……」



>>210>>213
こんな感じですが、どうでしたでしょうか? 野乃さん出すの忘れたのと、一部設定に関してミスがあったのをお詫びします。
もし希望があれば、もう少しだけ響を掘り下げてみたいと思っています。
21751 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/08(日) 21:30:46 ID:A3TzaO/z
>>216
乙ですっ
響のポニーテールの動きがいちいち細かくて吹いたw
会話も軽妙で楽しかったですよー。χとメガネが報われねぇw
218名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 21:50:50 ID:I4s6p3HL
求めがあれば応えて書こうとする其の姿勢に感動した!!
GJ!
あのあと二人の間に起こった事を書いてくれることを期待してます
219名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:33:40 ID:uty0Q80/
>>217
 ポニーテール可愛いですよね。響は性格も外見も良いポジションのサブキャラだと思います。
会話を軽妙にするというのは、最近の目標の一つなので褒めてもらえて嬉しいです。
χって書いてカイって読むの初めて知りました。

>>218
 どもです。マイナーな欲求にこそ供給が必要なのですよ。
先に言い訳しておくと、二人ともキャラの設定が元々あんまりないから妄想列車がやや暴走気味なんだぜ。
>>あのあと二人の間に起こった事を書いてくれることを期待してます
 その二人って、まさか甲斐とメガネじゃないですよね?w では短いですが続きを。

放課後、演劇部から最寄りの女子トイレにて……

洋式の便座を両手で掴み、中腰で必死に嘔吐の感覚に耐える黒髪のポニーテールの少女がいる。
彼女のチャームポイントのポニーテールは今や重力に引かれているせいか、それとも彼女自身の体調が悪いせいかグッタリと斜めに背中にかかっていた。
響「くぅっ、はぁっ、はぁんっ…………」
つい先ほど、悪乗りした先輩……幸枝に無理矢理お酒を飲まされてしまった響である。
基本的にかなり真面目で、お酒など飲まないからそれへの耐性もない彼女は相当に辛そうだ。
さっきまで紅潮していた肌は青くなり、唇までも変色していた。
響「ううぅっ…………ぐっ!」
彼女の声が一層苦しそうになると、次の瞬間にあまり綺麗でない水音が辺りに響く。
さちえ「だ、だいじょうぶ!? 響さん、しっかりして……!」
苦しそうな響の肩や背中を、まるで母親のようにさすったりトントンと叩いているのは他でもない、彼女にお酒を飲ませてしまった幸枝本人である。
お調子者な感の強い幸枝も、今回は響に付きっきりになりながら深刻な気分になっていた。
さちえ(ああああ……! ど、どうしよ! どうしたもんか!  そもそも、元はと言えば私のせいでこんな‥‥ことに……)
……響が本当はこういう手荒なこと慣れていなくて、普段は音楽を聴いているのが趣味の物静かな、
部活以外ではあまり周りと関わりを持たないタイプの女子だとは知っていた。けれど、自分が悪い癖で先輩風を吹かせたばっかりに……
他人との距離の取り方を違えて自分が恥をかくならまだしも、こんなに相手を目に見える形で傷つけてしまった経験は幸枝にはほとんど無かった。
幸枝はなんだか、どう謝って良いかわからなくなってしまって、ただただ響に謝った。
さちえ「ご、ごめんね……響さん」
幸枝は申し訳ない気持ちで一杯で、響の背を優しく撫で続けていた―――

こんな感じで続けて良いですか? 要望があればこのままさちえと百合るかも。
220名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:06:53 ID:sckwmXXp
GJ! 仕事速いっすね
>要望があればこのままさちえと百合るかも

それこそ望むところです是非お願いします
さしずめ気持悪いのを紛らわせて上げようとしたら
Hな方向に転んじゃったwみたいな感じでしょうか
221名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:51:27 ID:T42lmzJT
>>219
乙! 響は確かにもう少し原作で出番欲しいな。

>>217  51 ◆KUjTsXIGFI
>>183の続き、激しく待ってます。
222名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:18:10 ID:4KJKjtDz
原作で男子部員の女装ネタがあったので
女装した男子部員――特に甲斐wが悪乗りした先輩達に襲われちゃう
なんての読んでみたい
223名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 00:30:13 ID:SbvNQRwc
>>222
原作を連載では読んでないんだが、よければ詳細キボン
224名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 01:07:46 ID:bgApmm+I
新歓公演リバイバルの喜劇ツンデレラで男衆が継母達をやったのさ
225名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 20:17:59 ID:RkxvaB6p
このスレとは直接は関係ない話なのだが
11月頃オンリーイベントやるらしいよ
226名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 21:54:51 ID:SgzfW9SN
オンリーイベントやるほどの勢力あったのね、ひとひら。
やるジャマイカ
22751 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/21(土) 21:58:32 ID:N66BJB3W
>>222
ちょっと違うかもですが、こうですか?わかりません。


「…っ、たく…これで、いいのかよ」
ぐるん、と一回転すると、着慣れないロングスカートがふわりとなびく。
「おー、いいじゃん!なんか、本当に妹が出来たみたいだわよー。
 このままずっと、女装してても良いんじゃないの?」
「するかいっ!!」
…あの悪夢の(俺にとっては、悪夢の)5月公演が終わって数日後。
俺は何故かこうして、姉…西田理咲の自室で、女装をさせられている。
公演の時着ていた衣装とは別の服。なんでも、姉貴がわざわざ調達してきたらしい。
…いや、もちろん断ったんだよ?最初にこの話を持ちかけられたときには。
でも。
「断ったら、こないだの公演の時の写真、大学でばら撒くよ?
 自慢の『弟』の晴れ姿なんだよ〜、って」
……そんな風に脅迫されたら、やるしかないじゃないか。
まさに外道だ、この姉貴は。
「しっかしアレだねぇ〜、本格派っつぅか、なんというか」
姉貴が俺の周りをうろうろ動き回る。
やめてくれ、そういう、隅々まで嘗め回すような視線は……どんどん、恥ずかしくなってくる。
「やっぱり、あたしと同じ遺伝子を継いでるだけあるんだねぇ。
 改めてじっくり見ると、あんたって可愛いね!ちょっぴり嫉妬」
「そんな風に褒められても嬉しくねぇよ!!」
「またまたぁ。悪い気しなかったんでしょ?さちえやたまに、最初に女装させられたときも」
……ぐっ。
不意に思い出す。5月公演の、役柄が決まって、衣装合わせをした、あの日のことを…

「きゃー!甲斐君、理咲先輩の弟だけあるわ!まさかこんなに可愛く仕上がるだなんて」
「本当、すっごい!ほらほら、このへんとか、理咲先輩そっくり」
「い、いや、わかったから、そんなに触りまわらないで下さいよ…って、ちょっ!?」
ぎゅむぎゅむ。
「いやーしかし、最近のシリコンはよくできてますなー?触り心地も本物のムネとまるで変わらないし」
「実はちゃんと、理咲先輩とサイズを合わせちゃったりしたんだよー?良い感じっしょ」
「だ、だから、そんなに、体押し付けないで下さいってばァァァァーー!!?」

…あぁいかん。あんときのさちえ先輩やたま先輩のスキンシップが、頭に甦って……
22851 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/21(土) 21:59:11 ID:N66BJB3W
「甲斐ー、何真っ赤になって固まってんのよー」
ぎゅむ!突然、不意打ちのタイミングで姉貴が背中から抱きついてきやがった!
「ちょ、ちょ!姉貴、やめろ!やめろっての!!」
「いいじゃん姉弟なんだしー。…うわ、このシリコンよく出来てる。あたしのよりデカイんじゃない?嫉妬」
っつ、つぅか背中に姉貴のムネあたってるって!!
…やっぱ姉貴って、胸でけぇなぁ……じゃなくって!!
勘弁勘弁、これ以上はマジ勘弁っ!!このままじゃ、ほんとにやべぇ(いろんな意味で!!)
「…姉貴、そろそろ離せよッ!!」
無造作に、背後から抱きついて俺の(人工)胸を揉みしだく姉貴の身体を跳ね除ける……と。
「ぎゃっ!!」
「うわぁっ!!」
身体がぐらりとふらついて……二人もろとも、こけた。

「……」
「……」
俺たちは倒れていた。
…尻餅をついた、俺の股ぐらの上に、姉貴の顔が来るような位置で。
……よりにもよって、こんなタイミングで!最悪だ!!
「……う、わ」
姉貴が凝視しているのは、俺の股の真ん中で、ロングスカートを持ち上げているモノ。
さっきのスキンシップやらなんやらで、不覚にも、勃っちまってた、ところだったのに……
……最悪だ。こんな、こんなの……
「…甲斐」
「なんだよ!じろじろ見んなよ!!」
「……」
ごくり。姉貴が、息を呑む音が聞こえて。その次の瞬間。
…ぎゅ。
「ぎゃ、ぎゃぁぁぁぁ!?」
スカートの上からであるが、突然姉貴が、隆起したモノを、両手で掴んだのだ。
「な、なにしてんだ!?離せ、は、離せよ!!」
「いいじゃんいいじゃん、減るもんじゃなしぃ」
「減るよ!!減るから頼むよ!!離してくれよ!!
 …何でこんなことすんだよ!!俺たち、姉弟だろっ!?」
「…いいじゃないのよぉ、別に、セックスするわけじゃないんだしさぁ」
「せ、セッ……!!?」
姉貴の刺激的な言葉に、更に顔が真っ赤になる。
「あはは、免疫無いんだねぇ」
「免疫無くて悪かったなぁ!!」
「…ねぇ、麦ちゃんと、まだセックスしてないの?」
「ぶぶぅぅ!!!」
吹いた。壮大に吹いた。
言うにことかいて、なんてことを口走るんだ、この姉貴は……
「なんだてっきり、あんた達もう付き合ってるんだと思ってたから。
 そっかぁ〜、あんたたちまだ未経験なんだ」
「未経験も何も、そんなんじゃねぇんだって!!」
「ふむふむ。我が弟は、まだ童貞……と」
「童貞で悪かったなぁ!!童貞をなめんじゃねーぞ!!
 男はなぁ、30まで純潔を守ると、魔法が使えるようになるんだぞ!!すげぇだろ!!」
我ながら何を力説しているのかわからなくなってくる。
完全に、頭に血が上っていたから。
「……だったらさ、甲斐」
そのあとの、姉のセリフを、瞬時には理解できなかった。
「……お姉ちゃんが、筆おろし、してあげようか」


つづきません
229名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:18:03 ID:7VyEk7s6
GJ!
姉×弟ネタは大好きです
弟が女装で百合もどきな感じのはもっと好きです
と、言うわけで続きキボン

>>219
響のお話の続きも期待してたりします
230名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:00:44 ID:l1sfm6X0
231219:2007/07/24(火) 22:29:06 ID:Xl4zSq7W
うーむ、ネタは出来上がってるんで後はなんとか文章にするだけなんですが、
実は鯖がアク禁喰らっててずっと書き込めないんですorz
232219:2007/07/24(火) 22:34:12 ID:Xl4zSq7W
ちなみに今は携帯から書き込んでます。
233名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:13:08 ID:WDh7cStK
灰汁禁解けるのお待ちしてます
自分にもあるわぁ 投下しようとしたら灰汁禁の巻き添えで投下できなかったこと
あれには凹みましたわorz
23451 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/28(土) 23:22:40 ID:oxeRi/dI
長らくお待たせしました。>>183の続きです。
235「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:24:25 ID:oxeRi/dI
……はじめて、二人きりの夜明けを迎えた、あの冬の日以来。
私と野乃は、幾度となく…身体を重ねた。
部員を帰らせ、誰も居なくなった演劇部の部室で。
家族の気配を気にしながら、お互いの私室で。
冬休みには、二人きりの小旅行に行った記憶もある。
様々な場所で、睦み合う時間を求めた。

初めの頃は、抱き合って、お互いを感じていられるだけでよかったのけど。
…だんだん、それ以上、それ以上を望むようになって。
覚え始めた快楽を満たすため、いろいろなことを知ろうとし、試した。
野乃も知らなかった手段を試し、予想以上の反応が返ってくると、心が躍った。
繋がり合う実感が欲しくて、道具に頼ったこともあった。
二人同時に処女を喪い、二人同時に初めての絶頂を迎えて…
…でも、所詮道具では、繋がりの実感は乏しくて。そのうち使うのをやめてしまった。

今考えると…若気の至りだったと、思う。振り返るのも、恥ずかしい…。
…でも、それだけ真剣に、私たちは、愛し合っていたのだろう。
その関係自体が、許されざる「禁忌」であることも、忘れるほど。

そんな毎日が、いつまでも続けばいいと思った。
いつまでも一緒にいられると思った。一緒にいたいと、願っていた…。
236「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:25:05 ID:oxeRi/dI
「…んむ、っ、ッ……ちゅ、は」
二人の唇から、唾液の糸が、繋がったままだらしなく張る。
激しい息づかい。真っ赤に紅潮した、想い人の頬を、優しく撫でる。
「…野乃」
「美麗……さ、さすがに、この衣装のままじゃ」
歴代の演劇部員が使い続け、すっかり色褪せた『プリマヴェーラ』の、春の女神。
すでに新調することは決めていて、先日から私自ら作り始めている。
…せっかく、新調してしまうの、だったら……
「綺麗だわ、野乃……本当、いろいろな意味で、ゾクゾクしちゃう」
「そういうことを、言ってるんじゃないのっ。
 …さすがに、お役御免とはいえ、由緒正しき衣装をえっちに使うだなんて、何考えてるの!?」
「……いいじゃない。興奮、するでしょ?」
「…美麗って、いつからそんな変態になったのかしら」
変態。変態かぁ。
やっぱ、そういう風に、見られちゃう、よねぇ……
「…ちょ、ちょっと、何へこんでるのよ?」
「へこみもするわよ。…せっかく、いつもと違うシチュエーションの方が、
 野乃も新鮮に思うかと、思っ」
「はい、言い訳はいいから。……ったくぅ」
ぎゅぅ。後頭部に両腕を回され、そのまま抱きしめられる。
胸に顔を埋める格好。…柔らかくて、良い匂いがする……
「…意外と美麗も、子供っぽいところがあるのねぇ」
「私、普段そんなに大人っぽいかしら」
「そうねぇ…部長の仕事も、毎日しっかりこなしてるし。立派だと思うわよ」
「だったら、ご褒美頂戴」
「え……ぁ」
顔を起こし、野乃の後ろに回りこんで、背後から抱きしめる。
そして、衣装の上から、二つの膨らみを両手のひらで包み込んだ。
「っは……や、だ、だめぇ……っ!……衣装の、皺に」
「うりうりうり。…やっぱり、柔らかくて、気持ちいい。揉み応えがあるわ」
「……そんな、私のなんて……理咲の方がずっと大きいし」
「何事もホドホドのほうがいい、ってことだってあるのよ」
むにゅ、むにゅ…私の手の中で、揉み解され形を変えていく彼女の胸。
彼女の頬が赤く染まり、息遣いも荒くなっていく。
「はぁ、はぁ……だめ、これ以上は……やっぱり、脱ぐ、わ」
強引に、両手を剥がされる。…名残惜しいけど、仕方ない、か…。
衣擦れの音。彼女の細い肩から、滑り落ちていく衣装……
半端に晒された彼女の白い背中。胸が、きゅーん、とくる……
「新しい衣装があるとはいえ、何が起こるか、わからないでしょう?だから……ぁ」
…気が付くと、彼女を背後から、組み伏せていた。
「…だ、め、やめて、みれ、い……ぁ、っあ、ぁぁ……っ」
……結局、衣装は、皺くちゃになってしまっていた。
237「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:26:00 ID:oxeRi/dI
…失ったと気づいても、もう、取り戻せないもの…と、いうのがある。
それまで、そばにいてくれるのが当たり前だった存在。
それがなくなったとき、そして、取り戻せないと知ったとき。
…人はどれだけ、絶望に堕ちてゆけるのだろう。

「私の高校生活は、もう半分もないもの。
 貴女がどうしても反対するのなら…その場所は、自分で作る」

彼女が、言い出したら聞かない、頑固な性格なのは知っていた。
でも、私は…それでも彼女に、「演劇を捨てろ」と言わざるを得なかったのだ。
だって…、そもそもの原因を作ったのは、私だったのだから。
彼女の体質を知らず、演劇を勧めてしまったのも。
病状がそこまで悪化するまで、演劇にのめりこませてしまったのも。
全部私。すべて、私の責任。私の、罪…
……だから、その罪から、少しでも逃れたかったのかもしれない。
彼女から、声、までも奪ってしまったら……おそらく、自責の念で、私は押しつぶされてしまうだろうから。
エゴ、だったのだ。私の。
……だから、彼女も私から離れていったのだ、と……そう思っていた。

……チガウ、チガウノ。
イヤ、ダッタノ。アナタノコエヲ、キクコトガ、デキナクナルノガ……
…イトシイ、アナタノ、コエヲ

結果的に、私の心は押しつぶされた。
彼女を守るのと引き換えに、失ってしまった、彼女との間の想い。
…当然だ。自分にとっての「もうひとつの自己」を「捨てろ」と言われて、
言った相手を…憎まずになぞ、いられるだろうか。
だから、私は憎まれ役に徹した。
そうまでして、守りたかった。彼女の声を。彼女の、未来を。
毎晩のように私を襲う、心の痛み。引き裂かれるような苦しみ。
それでも、いつか諦めてくれる、だろうと……

…だから、驚いた。
それでも彼女が決して諦めない理由。
私のことを憎いから、なんかじゃなく。

『友達ぐらいはいる 榊美麗』

……あぁ。
あれだけ私、貴女に酷いことを言ったのに。
……貴女の想いは、変わってなんか、いなかったんだ、って……。

いちど失ったはずの想いを、たぐりよせ、抱きしめて。
私は泣いた。いっぱい、いっぱい泣いた。
それまで、枕に顔を埋めて、涙を押し殺してきたぶんまで…いっぱい、泣いたのだ。
238「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:27:22 ID:oxeRi/dI
「…ちゅ。ン、む…」
びちゃ。びちゃ…
私の眼前にある、彼女の肉襞が、舌で嬲り回すたび、粘着質な音を立てる。
「……ど…、ぉ?はやく、降参した、ほうが……ぁ、あ、ぁ」
余裕めいた声が…びりびりと身体中を走る電流に、妨げられ、た。
ぁ、は……ぁ。彼女も、私の全く同じところを、しなやかな指でなぞってきたからだ。

−丁度、仰向けの私の身体に、野乃が逆さまに覆いかぶさる姿勢になっている−

「…強が、り?」
平静を装いつつも、明らかに荒い息を隠しきれない、野乃の返答。
どっちが強がってるのよ、と、言い返したくなる。
「……つよがって、なんか…ぁ、ぁ」
指でぱくりと秘部を開けられ、壷のなかを、舌先で押し込むようにされると、
また、まっしろな、電流が、あたまのなかを……
「ひ、ぁ、はッ、……ら、っ」
だめ。
いや。やめておねがい…
声を絞り出そうとする。けど。
「は、ひ……や、ひゃめ……てッ」
喘ぎにしか、ならない。
「ずいぶんよくなってきてるのね……これじゃあさっきの『ド淫乱女』発言、
 そっくりそのまま返すしかなくなってくるわね」
「ち、違……ぁっ、ひゃ……ぁ、ぅ、ぁぁ」
くちゅむ。くちゅら。
彼女が壷の中をかき回すたびに、えっちな水音が増していくのが、わかって……
「っ、は、ひ、ぁ……は、い、やぁぁぁぁ……ッ」

「……いった?」
……答えられない。
あまりにも、鮮やかに……とばされてしまった。
「一瞬、頭が、真っ白になったわよ……」
「そう。悦んで頂けて、光栄だわ」
「…どう、しても、あんた、には、勝てない、わね……は、ぁ、はぁ」
まだ声が荒い。ごとりと力無く床に頭を落とす。
思いのほか冷たくて、少し頭がすっきりとしてくる……
「…ふふ。二人同時によくなるには、このシックスナインの体勢が一番良いって…
 教えてくれたのは、美麗だったはずだけど。
 …こうまで美麗に堪え性がないと、同時によくなれないわね」
「な、なによ!…やっぱり私じゃ、不満なんでしょう」
少しいじけた。野乃、やっぱり満足してないのかしら……
「そんなことないわよ。…私、貴女じゃなきゃイケないもの」
「…本当?」
身を起こし、彼女の下から逃れる。
野乃も体勢を整えると、私を下から覗き込むようにしながら、じっと見つめてきた。
「本当。貴女の指先、貴女の舌遣い、貴女の全てが…私を淫らにさせるの。
 …貴女じゃなきゃ……だめなの」
肩をつかまれ、引き寄せられて……お互いの唇が重なる。
この唇…温かな身体、目の前に映る、とろけるような眼差し……全てが、いとおしい。
「く、ちゅ、っぅ、ん、ふ…ゥゥ……ぁ」
吸い付き、いやらしい水音をたてながらの接吻……長いようで短いそれが終わり、
余韻のような水糸を延ばしながら、唇が離れる……それから間をおかず、
私は彼女の身体を両腕で挟み込むようにして、そのまま引き寄せた。
「……美麗」
「野乃……私も、貴女じゃなきゃだめ。貴女と……もっと、よくなりたい」
239「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:28:55 ID:oxeRi/dI
「は、ぁ……ぁ、っ、は」
彼女を後ろから包み込むように抱きしめて。
首筋に舌を這わせつつ、肩を掴んだ両手の力を緩め、そのまま身体のラインに沿って滑らせていく。
襟元、鎖骨の部分を通って、二つの膨らみを、制服の上から両手のひらで包み込んだ。
「ひゃっ……だめ、皺に……なるわ」
「何を今更…もう制服なんて、汗といやらしい水でびしょ濡れじゃない」
「……それも、そう、だけど」
ふくらみの下部から包み込むように、ぐにり、ぐにりと揉む。
「……っ、く、ぁ」
「…少し、大きくなった?」
耳元に息を吹きかけるように、問いかける。
「…えぇ、どうせ、少し、よ……理咲どころか、貴女にもかなわないわ」
「そうなんだ?野乃ってば、意外と気にしてたのね?……可愛い」
「からかわないでよ……っ、ん」
セーラー服の前ボタンを外し、下着の上に両手を滑らせた。
その頂点をくすぐるように指を這わせると、
彼女は荒い息を立てながら、肩を震わすのだ。
「はぁ……ぁぁ、だ、だめ。それ以上は……」
彼女が身じろぎし、私の上に寄りかかったまま、体勢を変える。
私の上に跨るような姿勢になったかと思うと、さっきの私のように、
私の胸元に手を這わせ、上着を脱がしにかかってきた。
「ちょ、ちょっ……」
「貴女のも、揉ませてくれなきゃ、いや」
ちょっと拗ねたように呟くその仕草が、私の欲情を更に刺激するのだった。

お互いに制服を脱ぎすて、下着もずらして。
「…は、ぁ、ふッ…く、ぅぅんッ」
外気に晒した両の乳房、その先端どうしを互いのと重ねあわせ、巧みに刺激を送りあう。
擦れて痛いような、気持ち良いような……そんな微妙な感覚が、絶え間なく頭に走って
だんだんと感覚を麻痺させていく。
「…っ……、ど、どぉ…?」
乳房を両手で支え、上目遣いに私の顔を覗き込む野乃。
ふるん、とその膨らみが揺れるたび、私の先端から電流が走り、全身を震わせた。
息が、荒く、なる……。
…激しく息遣いをする私の口を塞ぐように、乗りかかってきた彼女が深く口付けてきた。
両手を彼女の滑らかな背中に這わせ、ぎゅっと抱きしめながら、彼女の咥内を嬲り、啜る。
……酸素が、足りな
「ぶはっ!!……み、れい」
私の真上。野乃の両眼には、紅潮し、だらしない表情をした私が映っている。
…やだ、なぁ……今の私、こんなに、乱れて……。
「……あんまり、見つめ、ないで」
「…綺麗よ、美麗……そして、妖艶で、扇情的だわ」
「…のの、こそっ」
彼女の背中を撫でる。ぽたり、ぽたり……その剥き出しの背中から
汗が垂れて、私たちが横たわる床を濡らす。
…ふと、冷静さが戻りかける。
「…もう、拭けば良いってレベルじゃないわね」
「そうね……でも、なんだかもう、そんなことどうでもいい」
潤む瞳。吸い込まれそう。
……野乃、あんたの方が、よっぽど扇情的じゃない……。
「…みれい、もう……私」
私に跨る、彼女の股座が擦りあわされる度、
その間から太股に沿って、粘着的な液体が垂れ落ち、私のスカートを濡らす。
「……うん……の、の。私も……もう、いくところまで、いきたい。……きて」
240「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:32:06 ID:sghbq0PH
お互い自分でスカートを捲り上げ、局部を露出させる。
そして…ゆっくり、野乃が腰を下ろすのにあわせ、互いを欲しがりあってる場所を近づけ…ぴちゃりと、密着させた。
「は……ぁあぁぁ」
重ね合わせるだけで……だめ、っ……高まりそうなくら、い…すごい刺激が、全身を走りぬける。
「……いぃ……いい、わ、みれい……動いて、いい?」
恍惚の表情を向ける彼女。問いかけに応じ、こくん、と頷く。
「…じゃ、ぁ、動く、わ……ひ、ぁぁぁ!!」
少し腰を前後させ、秘部を擦り合わせただけで、体中を震わせる野乃。
ぽたり、ぽたりと垂れ落ちる汗……もう秋も過ぎているのに、私たちの周辺だけは真夏のように暑い。
「……ぁ、はぁ、……ぁあ」
「の、の……もぉ、だめ?」
「……、ま、だ」
ぐっと力を全身にかけ、体勢を整える。
私はその身体を包み込むように抱きしめると……私の胸の中に、彼女の身体を迎え入れた。
「…楽にして…いいのよ。ゆっくりで、いいから」
「み…れい」
抱き合い、見つめあって……また私たちは、唇を重ね、舌を深く絡めあう。
繋がってなくても、こんなにも感じる一体感……いとおしい。とてもいとおしい、あなた……
「…っは……ぁ、ぁっ、んっ、っハ」
「……ん、んんっ!く、ゥ……みれい、み、れいぃ」
「の、の……のの……ぉぉ……!」
互いに、息を切らせながら、想い人の名を呼びあう。
擦れる秘豆。高まりが、湧き上がり、押し寄せる……押し流される……!!
「……んっ、はぁあぁっ…………ッ!!!」
まっしろになって、飛ばされていく意識。ふたりの高まりの嬌声が重なった……気がした。
241「後悔なんて、していない」 後半:2007/07/28(土) 23:32:49 ID:sghbq0PH
「……まさか、この時期になって、ジャージで帰るハメになるとはね」
私の愚痴めいた台詞に、野乃がくすりと笑う。
「いいんじゃないかしら?私は、なんだか…演劇部にいた頃を思い出したわ」
言って、遠い目をする野乃。その表情は晴れやかだ。
演劇部にいた頃、か……
彼女が辞めてから、私はずっと、後悔しながら毎日を過ごしてきた。
もう少しで、彼女と過ごしたあの日々さえ、黒く染められるところだった。
…でも、彼女は、後悔など微塵もしてなかったんだろうな。
だからこそ、あの日々もまた、彼女の中では、きっと美しいままで。
「……そうね」
私も微笑み返した。
今だったら、胸を張って言える。
失ったものも多い。心残りや、未練もたくさん残ってる。
…でも、私は後悔していない。
彼女と出会えてよかった。彼女を演劇に導いてよかった。
彼女と高校生活を過ごせてよかった。彼女と、同じ道を歩めて、よかった……。
「…ほら」
目尻を、不意に拭われる。いつの間にか、泣いていたのだろうか。
「…ねぇ、野乃」
「?」
「私、頑張るわ。意地でも、あんたと同じ大学へ行く。
 …だって、高校生活は終わっても、あんたとの人生はまだまだ、終わらないもの」
「…美麗、貴女いつまで、私と一緒にいる気なの?」
「……いつまでも」
「……」
一瞬、野乃の頬が紅潮したような気がした。が、それを確認させる間もなく、
彼女はすたすたと歩いていってしまう。
「待ってよ、野乃っ」

そうだ。私たちの人生は、これからも続いていく。
心残りがあったぶんは、これから埋め合わせをしていこう。
そのための時間は、これからもたくさん、用意されているんだから。
24251 ◆KUjTsXIGFI :2007/07/28(土) 23:34:36 ID:sghbq0PH
足掛け1ヵ月半にも及ぶ長期戦になってしまいましたが、
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
243名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:36:26 ID:8jK0UxdY
GJ!
リアルタイムで遭遇できて幸せです!
244名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:00:48 ID:Di7DBtn4
>>242
乙。
イイハナシダーと感動しつつも
おっきしました。
245名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 06:59:11 ID:Fq9fXnhV
GJすぎて涙が出た
246名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 20:57:32 ID:YBOg1Xt2
ほしゅ
247名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 20:58:14 ID:qUARLTOs
ほしゅ
248名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 23:01:30 ID:2ib42Rpz
大分遅れたが、GJ!
そして捕手
249名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 10:08:43 ID:1jGZL32L
Ξ氏ドコー
250名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:28:58 ID:V1D3tLpS
DIONが受けている規制のせいで未だにこの板への書き込みがパソコンからでは出来ません。
すみませんが、もう少しお待ち下さい。


いやー、半月とひとひらスレに書き込めないのは辛いですね・・・orz
251名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 00:49:37 ID:eghE+HLh
えぇ、待ちますとも
しかし規制って辛いですねorz
252名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 10:19:19 ID:9PkATZz9
テスト
253Ξキソケ:2007/08/16(木) 21:20:20 ID:9PkATZz9
やっと規制が解除された……とりあえず保守に投下。 >>141の続きです。響ネタじゃなくてすみません。

――とても懐かしそうな、しかしどこか少し遠くを見ているような目で美麗は演劇部のアルバムを読んでいた。
まだ、自分が『彼女』と一緒にいた頃の写真が沢山載っている、少しだけ古びたアルバム。
それらに収まっている写真を一つ一つ、入部したての頃のモノから順々に見ていく。
すると、美麗の口元に小さな笑みが浮かんだ。

(ふふ……野乃って、この頃は特別に愛想が無い顔ね)

彼女が見ていたのは、一年生の頃の自分と野乃が映っている写真だった。確か、何かの打ち上げで撮られた写真だったろうか。
自分は今から見たら恥ずかしいくらいにとても喜んでいるのに、野乃と来たら普段とさほど変わらないような顔をしているのだ。
その二人のギャップというか、性格の差は当時から感じていたけれども、それはとても可笑しくて、大切なものに思えた。
凸凹コンビというか、お互いに無いものを補いあっていたと言えば良いのだろう。
254Ξキソケ ◆dvX5IUtub. :2007/08/16(木) 21:48:31 ID:9PkATZz9
……美麗がそんなことを考えながら徐々にアルバムを読み進めて行くと、あることに気づいた。
アルバムの最初の頃は映っている箇所が自分にくらべてやや少なく、表情も乏しかった野乃が、
やがてアルバムのたくさんの箇所に映り初めてきていたのだ。しかも、自分の隣でにこやかに笑っている写真ばかりだ。
そんな鮮やかな変化に、美麗は思わずハッと驚く。そしてその驚きは、温かい感情の流れとなって彼女の心を満たす。

(あの子……笑って、る‥‥)

自分の記憶と照らし合わせてみても、時が進むごとに野乃の表情が明るくなり、演技の腕も自分と並ぶようにメキメキと上達していた。
二人で演劇というモノに、間違いなく全身全霊をかけて打ち込んでいた時期であった。
……登場人物の心情の解釈とその演じ方について一週間も揉めたり、夏の合宿で野乃のした怖い話しがあまりにも恐ろしかったり、
テスト勉強の時間を削って練習しまくって、結局勉強の方は野乃の家にお泊まりしてまで教えてもらってなんとか助かったり……
たしかそういう思い出のある時期だったと美麗は思い返してクスりと笑った。
美麗はふと、自分が野乃を演劇に誘った時の文句を思い出した。

(自分じゃない自分になれる、か……)

……同じクラスの隣の席だった、無口で表情に乏しいけれどしっかりしている女の子。
試しに演劇に誘ってみたら、まるで予想していなかった所まで『二人』で来ることが出来た。
こんなにも毎日が楽しくて、演劇に誘ったことは間違いじゃないと思えた。

そう、『あのこと』が起きるまでは―――



こんな感じで大丈夫ですかね?
255名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 09:59:19 ID:7qBcHhLR
乙ですっ
しっとりしますね
256名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:31:54 ID:FsdBJ2ay
GJ!
257名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 19:06:37 ID:E6Uz1HN3
そういや、今年の夏コミでひとひら関係のグッズ買った人いる?
258名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 20:56:21 ID:EcFLe9bQ
たくさん買ったよ
・アニメ公式ファンブック
・こどもハイ、百合ハイ
・麦抱き枕カバー
・原作者の同人誌
・ひとひら同人誌3種、うち2種18禁
259Ξキソケ ◆dvX5IUtub. :2007/08/20(月) 21:33:37 ID:F4ZjLOSh
>>255
 二人のしっとり感が出てると思われるとありがたいです。

>>258
ちょwww おま買いすぎwww

俺もアニメ公式ファンブックは買えましたが、あの麦にしては非常に大胆な抱き枕カバーを買うとはなかなかの猛者でいらっしゃる。
あと、すみませんが出来たら
こどもハイ百合ハイと、ひとひらの同人誌3種について詳細を希望したいのですが。



260名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 08:49:04 ID:+K8iyUJ2
>>259
アニメ2板に同人誌については報告したんで参照してけろ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1183826459/818
百合ハイ:4P。さちえ×たま、と見せかけて…?
こどもハイ:2P。1Pずつ、麦と野乃、小学生時代の悲哀を面白おかしく。
261Ξキソケ ◆dvX5IUtub. :2007/08/21(火) 17:29:19 ID:lwpK8isq
>>260
どうも詳しい情報トンクス、なんだか結構出てたようで下調べしなかった自分が恨めしいです。
地上波でのアニメ化の力は大きいと再確認。WOWWOWで6話のアニメ化とかそういう作品はやっぱり駄目ですねorz

あと、リンクを辿って行った先のアニキャラ個別の麦スレに思わずワロタwww
ここと住人被ってるかもしれないけど、あそこのテンションが楽しすぎるw
麦の麦茶とか、意外に大胆な麦の服装についてとか。
262名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:37:44 ID:YFUzxjKr
ひとひらって、やっぱり百合モノだったんだね。一話ちょろっと見て百合を感じたんだけど、
男も二人居るし地雷かもって思いが頭から離れず、惜しみながらも切ったんだけどね。
放送終わってスカパーで再放送してる今なら地雷気にせずに安心して見られるぜ。
263名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 21:10:33 ID:3X59XBJ8
>>262
野乃さんと美麗部長のめくるめく百合を存分に楽しむがよいw
ちなみに、原作とアニメだとアニメの方が百合っぽいかな?でもだいたいは同じだと思う。
264名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:17:17 ID:8bwzaF4m
部長?部長って演劇部の方?二話見た感じだとあの二人には全然百合を感じられなかったが…
むしろ野乃×麦の感想だったんだけど。「お姉さまっ!」って感じでw
265Ξキソケ ◆dvX5IUtub. :2007/08/25(土) 00:03:42 ID:LdFvL7zt
>>264
そそ、演劇部の部長の榊美麗のこと。まだ最初の方じゃ感じられないだろうね。

確かに野乃×麦でも絡ませられないことは無いけど、(というかその二人は誰とでも絡められるかな?)
個人的に、ひとひらで一番の組み合わせはやっぱり野乃と美麗だと思う。単体では麦も捨てがたいがw
アニメ版の方、そのうちに見進めたら感想でも書いてくれるとスレが伸ばせて嬉しい。
266名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 09:56:03 ID:OKTUTn7d
>>265
本スレはそこまで過疎ってなくないか?つーか寧ろ勢い凄くないか?
つーか野乃さんは誰にでもフラグ立てまくるような淫乱女だったのか?
一話で主人公がときめいてたしやっぱり基本はののむぎなんじゃないのか?
美麗は「みれいゆ」と読むのか?でもやっぱり野乃さんの本命は美麗なのか?
金髪ツインテールの驚きの出生の秘密とは?
あーもうわけわかんないんです><
267名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 10:48:16 ID:dhhDpAYD
>>266
悩ませてすまんw  ついでに全部の疑問に相手してやる!

>>本スレはそこまで過疎ってなくないか?
 いや、本スレはともかく下手するとここが過疎りそうだから、誰かがたまに本編を振り返ってエロネタを出してくれると丁度良いと思って。
アニメの麦は、合宿中に何かあったのかと聞かれて野乃先輩の裸を想像しちゃうような子だし。 ひとり遊び好きらしいし。

>>つーか野乃さんは誰にでもフラグ立てまくるような淫乱女だったのか?
 淫乱女とは言わないけど………フラグは結構立ててるような。登場人物のさほど多くない漫画だからこうなるのかもしれないが。

>>基本はののむぎなんじゃないのか?
 何を基本にするかは完全に個人の自由だけど、その組み合わせは鉄板だと思うよ。
ただ、麦には佳代ちゃんと不能の甲斐もいるぞw  オリナルもかな?

>>美麗は「みれいゆ」と読むのか?
 「みれい」だと思う。

>>でもやっぱり野乃さんの本命は美麗なのか?
 それも個人の自由だけど……しかし野乃さんと美麗部長はリアルに夫婦みたいだと思う。

>>金髪ツインテールの驚きの出生の秘密とは?
 秘密が無いのが秘密だったりして。


SS書けよ俺……掛け持ちしてるのにサボってばっかりorz
268名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 15:53:44 ID:OKTUTn7d
把握。悩みがどっかに吹っ飛んだぜ!
じゃあ、そういうことでこのスレにしばらく張り付かせてもらうんでwwwwサーセンwwwwww
269名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 21:25:10 ID:MwjYqyfy
そろそろ新作投下来そうな空気?wktk
51氏とΞ氏ガンバレ
270名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:13:22 ID:KxY4Qal3
>>269
すみません。今日は正直妄想力を働かすだけの余力と時間がないので、お茶を汚すようなネタで勘弁してくださいorz
野乃さんの台詞がわからない方はハートマン軍曹で検索を。

野乃さん「麻井さん! 貴方は演劇を理解するその日まではウジ虫よ! 地球上で最下等の生命体なのよ!」
麦「え、え、えっと……野乃先輩、急にどうしたん――」
野乃さん「口でクソたれる前と後に“サー”と言え 分かったか、ウジ虫ども! 」
麦「ビクッ!! わた‥‥し、そんなの、む、り……で………むぎゅうううううううううううう!!」
野乃さん(ちょっと……流石にやりすぎ、かしらね)

佳代ちゃん&オリナル「む、麦が壊れた〜!」

理咲「俗に言うモエ要素ってやつね」
桂木&甲斐「いやいや、そういう問題じゃない……」

演劇研究会部室の廊下から聞き耳を立てていた演劇部部長さん曰く、
「見た映画にすぐ影響されるなんて、野乃も相変わらず意外と子供っぽいわね……はぁ」



……そういや麦と野乃さんと、おお振りのおどおどピッチャーとガチホモキャッチャーの関係って似てるような気がしません?
緊張したらお互いの手をギュッと握り合って心を通わせますし。
271名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 09:29:30 ID:68LwAjct
三橋ネタは本スレでも度々出たな
272名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23:20:16 ID:WVO2NF+l
>>270
壊れたと言うからには、トイレで麦が野乃を撃ち殺さないといけないな。
273名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 00:43:07 ID:flsNTR7T
トイレと聞いて思ったが麦は授業中にトイレ行きたいとか言い出せなさそうな子だなぁ
おもらしして佳代ちゃんがふきふきするのを想像すると(;´Д`)ハァハァ
274名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 17:58:33 ID:e3mW0vQt
>>273
ちょ、お前天才じゃね?
275名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:13:33 ID:UVaQRAyc
佳代ちゃんは麦の自立を願う一方、麦をいつまでも自分の手元に置いておきたい系の願望が発動したらヤバそうだとふと思った。
原作読み返してたらそう思った。それだけです。

>>272
麦は演劇するための人間になりきれなかったのかw
ミッキマウスミッキマウスミッキミッキマウス!

>>273
佳代ちゃん、なんだかお母さんかペットの飼い主みたいだなぁ……エンエン泣いている麦をあやしながら拭いてあげるのか(;´Д`)ハァハァ
……しかし、そんなことを思いつくお前はとんでもない変態だっ!
スカトロジーレベル1の犯罪者だ! 罰としてSS化しろw

>>274
俺の中学の頃の友達(男)にも実際、授業中や休み時間にトイレに行くタイミングを掴めないまま大きい方を漏らしてしまった人がいたから、
あの性格の麦ならなおさら、小さい方でも漏らしそうで怖いなw
276名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 00:30:43 ID:JzLVTR+r
ふきふきされてる途中で敏感に反応しちゃってもっかいおしっこ漏らしちゃう麦チョコ(;´Д`)ハァハァ
277名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 16:39:06 ID:oU9rGvhX
保守
278名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 02:25:28 ID:6R3Uh21D
保守
279名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 21:28:02 ID:fI6C7v5l
アニメが終わっても俺達のひとひらは終わらない!
280名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 23:42:29 ID:6S86rkeM

野乃さん「…これ でエロパロスレ…をかい…さん と」

麦「……」

野乃さん「しま… せん!  ……まだだ!終わらんよ! 
      なぜなら私は、まだあなたのカラダに演劇の悦びを教え切ってない! さあ個人指導よ麦ッ! ビシッ!」

麦「ええぇぇ〜〜っ! そ、そんなぁ……わた、し‥‥もういじめられるのイヤですっ……」

野乃さん「ふ〜ん、そうなの。 でもね、そんな言いつつあなたの顔は少し嬉しそうよ? 演技がまだまだ未熟ね……麦? ペロッ」

麦「あっ、えっ、そんな……わたし……ひゃんっ! らめっ、耳は、やめてくだ……!」




甲斐「……無理に絡んだら負けだと思ってる」
281名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 13:03:45 ID:A6FuihjI
282名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:28:54 ID:vvB2+ZPI
283名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:00:08 ID:t7M2xsAb
284名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 12:22:15 ID:XwfW084D
285名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 18:20:02 ID:zMuQXyDc
286名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 09:09:03 ID:chxOIKdk
287名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:25:47 ID:XpOWEoVB
ほ…保守…しま…
288名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:15:10 ID:CWaPMCU4
>>287
うう…麦、すごく良いよ。あ、ぐっ!歯があたって、き、もち…い…あぁ!!でる!
289名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 08:37:06 ID:V4AS3wRs
ほしゅ
290名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 21:51:09 ID:W374Cbwr
ほっしゅ
291名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:22:21 ID:tcl8RCh4
保守
292名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 20:19:35 ID:Jh3c2/P6
ゆめのひとほしゅ
293名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 04:13:07 ID:CQUKbBmG
麦たん保守
294名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:09:53 ID:ks02Sq+1
ひとひらの保守
295名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:51:18 ID:2qSTIU1h
ほす
296名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 13:59:20 ID:Oayjt+1s
297名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 20:13:11 ID:wJJ8UyhO
そういや今日同人誌オンリーイベントだった
298名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 20:53:28 ID:9G6iB/sK
>>297
あるのは知ってたが、今日だったんだ。
……規制喰らって開催出来なかったとかだったらシャレにならんが。
299名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:27:09 ID:A7FDNdAO
まあ参加20サークルだからな…お察しください
300名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:47:46 ID:ieGvUbZ3
>>299
察しました。
ううむ……地味に応援したい作品だから残念だ。
301名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:16:50 ID:geiosX30
ほ…保守です…
302名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:26:57 ID:ty05J7to
303名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 18:32:07 ID:vAkUW/kL
上げますよ
304名無しさん@ピンキー
>>272
そのあと口にM14のマズルつっこんで自殺せにゃならんだろw
てか、この場合ジョーカーとかカウボーイは誰になるのやら…