▲ なんと怪物王女でエロパロだぁ!! ▲

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860名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 17:32:42 ID:lNKVL5Fy
受けになるとデレてるところしか想像できんわ
861名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 19:54:53 ID:YfPn//pl
出会い系で逢えないのって理由がある。

http://550606.net/
862名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 21:55:37 ID:TUU9D8qs

「ガラス」
「スカーフ」
「フガ」
「…ガーター」
「アペリティフ」
「フガ」
「…」
「どうしたヒロ?お前の番だぞ?」
「さっきから僕ガで始まる言葉しか言ってないよ…」
「フガ」

ムシャクシャしてやった。後悔するのは書き込んだ後にしとく。
863名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 22:47:10 ID:zr3DIobF
>>862
姫の方が大変な気がするんだが。最後の文字決まってるのはキツいぞ
>>858
を読んで思ったんだが姫ってどんな格好で寝てるんだろう
864名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 00:02:43 ID:BIdXJ2g6
>>863
それは勿論シャネルの5番でしょ
865名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 00:25:07 ID:kVo9PJZS
俺は着てる方が好みなので
高価なネグリジェあたりを推しとく
866名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 05:07:12 ID:PAyrOUst
くまさんのパジャマだぜぇ
867名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 07:34:38 ID:8f7Bdcqd
ベッドと同じ柄だったら笑える
868名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 16:25:29 ID:Dun4ReMh
パジャマだったら萌えざるおえない
869名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 16:35:12 ID:mdhaXnE6
ぬいぐるみを抱いて寝る姫

別人だな、こりゃ
870名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 17:08:55 ID:lvKKxYD7
続きはまだかな?かな?
871名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 11:42:42 ID:+1Jw7jYa
頭のネジの緩ませ方でSなふがになって
ヒロを無理矢理というのを想像してしまった
872名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 12:11:16 ID:ByqgvRum
そして>>130-134に絡んで続きが……いやなんでもない
873「ふが」の奥の想い:2007/09/30(日) 17:58:29 ID:weDitlbh
フランシスカ×シャーウッドの最後を書き終えたので投下します。
あと完成したのでタイトルつけました。


「どう…した……フラン…シスカ…?」
自分をじっと見据える従者。いつもと変わらない涼しい目。その視線が怖かった。
フランシスカが近づいてくる。怒っているに違いない。シャーウッドは怯え肩をすくめた。


――スッ


頬を撫でられた。この感触は手ではない。
何が起きているか解らず、更に身を縮ませるシャーウッド。子供そのもの。
今度は固く閉じている瞼を拭われた。露がはじけていく。

シャーウッドが恐々目を開く。涙を退けるものの正体が知りたい。
真っ先に飛び込んできたのは当然フランシスカ。しかし見慣れた顔だがどこか違った。

理由は単純だった。
いつも無表情。そのメイドが舌を突き出している――他の部分は変わりないのが余計に滑稽だった。
(私の涙を……?)

「…フランシスカ……なにをしている……?」
作業を続けようとするフランシスカと目が合った。ピタリと活動をやめた。

数秒して、顔はおろか視線すら逸らさず舌をしまうフランシスカ。巻き戻しの映像のようだった。

あまりに突飛な行動。笑いを堪えることは無理だった。シャーウッドの声が響き渡った。


――主が笑った。理由はわからないが泣いているより良い。愛らしい顔だ。
お腹を抱えている主人を抱き寄せるフランシスカ。

――伝えるならば今だろう。
慎重に言葉を選び、主に届ける。
「……ふが」
一言でシャーウッドには全てわかる。要約すると『好き』が一番近い。
照れ笑いを浮かべて答える。
「ふふん。もちろん私もだ。お前には感謝している」

――了承は得た。ならば王族とはいえ遠慮は必要ない。
シャーウッドの細い首に唇を押し当てる。皮膚が紅く染まっていく。
「んっ……なんだ、急に……?」
幼い姫は気付いてなかった。互いの『好き』の相違に。
874「ふが」の奥の想い:2007/09/30(日) 17:59:53 ID:weDitlbh
フランシスカの口付けは絶妙だった。使うのは唇だけではない。
チュッと控えめに鳴る音。キスの跡を追う指。濡れた肌を冷やす吐息。
聴覚と触覚がシャーウッドを大人の世界に導く。

唇が鎖骨に差し掛かった。小さな王女も火照ってきている。
ただでさえ華奢な体つきのシャーウッド。壊さないよう十分に注意を払う。
上唇と下唇を使い分け、触れるか触れないかの愛撫。くすぐったさが気持ち良さになる。
「あ……っん……お前…好き……って…まさか……」

「……ふが?」
主人の言葉が気にかかり、訊ねる。
自分が勘違いをしていた事に気付いた。フランシスカはすぐに体を離した。
残されたシャーウッドは肩透かしをくらった気分だった。これからというところで中止。
一度ついた火はすぐには消えない。股をすり合わせながらメイドを引き止める。
「ま、待て……こんな中途……」

フランシスカは判断に迷っている。
――先程自分の気持ちを伝え、主も答えた。だが食い違いがあったらしい。
――自分はどうするべきだろう。

最善策を模索するフランシスカ。決定を下したのは恥らうシャーウッド。
「お前に……して欲しい…の…だ…」

この一言がフランシスカを呼び寄せた。
姫君が従者の胸元に抱かれた。シャーウッドの秘密の指定席。


「今日は…初めから……脱いでおく……」
きっといつもより激しくなるだろう。
性の知識に乏しいシャーウッドにも予測できた。フランシスカは黙って従う。
幼さを物語る身体がさらけ出された。だがこのメイドにはそんな事は気にならない。
どんな体だろうが自分の主人だ。等しく愛するのみ。

「……たまにはお前も脱いだらどうだ?」
素直に言えないのも幼さの証。ボンヤリとした理想図しか浮かばないのも原因の一環。
「……ふが」
自分の衣類を外していく。人造人間とはいえシャーウッドよりずっとグラマーだ。
蛇足だったことに気付き、ふてぶてしく横になる幼女。
フランシスカは何も気付いていない。ごく自然に夜伽を始める。
875「ふが」の奥の想い:2007/09/30(日) 18:02:07 ID:weDitlbh
3いじけていようが刺激には反応する。秘部に指が重なり静かに走り出した。すでに湿っている。
「……ふが」
異なる事は逐一報告するフランシスカ。シャーウッドの顔が真紅に染まる。
「そそそんなこと一々言わなくて良い!」

――何故叱られたかわからない。やり方がまずかったのか。それならば別のやり方で。
フランシスカが手順を変えた。
――濡れているなら次はここだ。


淫裂を上の方へ指を滑らせる。小さく潜むようにそれはあった。シャーウッドのように小さいが、とても敏感。
フランシスカは主人の突起を見つけると責めだした。
「ちょっ……待……て…」
予期せぬ悦楽。抗う術もなく、あっという間に果てた。
主人はもう絶頂に達した。だがフランシスカはそのことに気付いていない。まだ執拗にいじり続ける。

快感に浸るまもなく、現実に戻されるシャーウッド。しかし待っているのも快感。
「……あん……ゆっく…り……んっ……あっ!」
必死の訴えも届いていない。
フランシスカを動かすのは主への想い。主人に快楽を堪能して欲しい。
自分の胸に主を抱え込む。純粋に想いを伝えるだけのつもりだった。
けれど強く押し付けられてシャーウッドの声がもっと遠くなる。

片手は肉芽をつまみつつ、空いた手でシャーウッドの中をかき回す。興奮は涸れることなく洪水に陥る。
次から次へと湧く液体。フランシスカの手をふやけさせる淫水。
「も、もうやめ……んっ!……あっ!…」
お姫様の声が悲鳴のようにも聞こえてくる。喘ぎ声なのか叫び声なのか。


何度イッたかわからない。フランシスカからの愛情と同量に絶頂があった。
出す声すらなくなりかけた時、全てを凝縮させ叫んだ。

「フラン……シス…カ…!!!」

自分の名を呼ばれ、フランシスカは手を止めた。
主人は小さな身体を痙攣させていた。
フランシスカはすぐに主を抱き上げ、ベッドへ運んだ。

――やはりどこか壊れたのだ。自分は取り返しのつかないことをしてしまった。
寝室までの間、自分を責め立てた。

部屋につくとベッドにそっと寝かせ、立ち去ろうとした。合わせる顔がなかった。


「……へ行く…」
か細い声で主人が呼んだ。
「片時…も……離れ……な…」
「……ふが」

――起きたら謝ろう。どういう結果になろうとも受け入れよう。

――だから起きるまでそばにいなくては。

色々な意味で愛している。
そんな主人に添い寝をしながらフランシスカは考えた。
876「ふが」の奥の想い:2007/09/30(日) 18:03:18 ID:weDitlbh
「……シャーウッド、その首はどうした?」
首に赤い斑点をつけた妹に尋ねる。
「!! た、ただの虫刺されですわ……」
「……そうなのか? フランシスカ?」
様子のおかしい妹ではなく、側近に質問を向けた。
「…………ふが」

フランシスカの発言が二人の姫の表情を変えた。
「な――あれほど秘密だと言ったであろう!」
「ふふん。随分と仲が良いのだな」

「……ふが」
フランシスカの爆弾発言は続いた。
「な、な、な――!!!」
「ほぅ。そんなことをシャーウッドが言ったのか」
ティーカップを倒す勢いで身を乗り出すシャーウッド。
「す、好きと言っても家臣としてですわ!」
「ふふん。ぜひヒロにも教えてやろう」
「お、お姉さま……」

紅茶を飲み干し、椅子から腰をあげる姫。そ知らぬ顔で呟く。
「さて、たまにはフランシスカのメンテナンスでもするか。来るがよい」
「……ふが」
「私も付き添いますわ!」
これ以上話されてはマズイ。今日のフランシスカから目を離せない。
「お前はヒロと遊んでいれば良いであろう。 おい、ヒロ!!」

「呼んだー? 姫ー?」
やってきたヒロを見てシャーウッドが少し考えた。
「……ヒ、ヒロにも手伝わせれば…」
「何を言っている。 ヒロ、しばらくシャーウッドの相手をしていろ」
「え……うん、いいけど……」
言付けた後、姫はフランシスカを連れて部屋を出て行った。
シャーウッドがそれを慌てて追いかける。こんな時でもヒロの手を引くことは忘れない。



『ヒロへの好き』と『フランシスカへの好き』。
上手く違いは説明できないけど……大人になればわかるであろう。
今はこれで構わぬ。


――主に気持ちは伝えた。だがあんな事を話すとは、まだどこか変なようだ。しかし不快ではない。
――この症状は主が大人になる頃には直っているだろうか。それとも悪化しているだろうか。
――現時点では特に気にする必要はない。



877名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 18:10:35 ID:weDitlbh
以上です。
またエロ比率少なくてごめんなさい。
では失礼しました。
878名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 18:55:56 ID:ByqgvRum
>>877
乙です!
シャーウッド×フランシスカ最高でした!
879名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 04:17:34 ID:8aW3FsBX
GJ!!
今度は姫×ヒロがよみたいです!
頼む!
880名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 04:23:41 ID:SoGjy5+e
>>879
メル欄は、わざとなのか?
881名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 04:51:33 ID:RgQ9zmG8
>>879
GJをどうもです。
書きたいなぁと思ってたところですし、やってみます。

て言うか投下は次スレになるのかな?
882名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 11:55:17 ID:2ZfabibJ
CFNM王女マダ?
883名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 15:04:06 ID:5HjyvY4A
よみたいよ!よみたいよ!
884代理投下の本人:2007/10/01(月) 19:20:19 ID:SZI5IJfZ
姫のNTRがあります。
嗜好が合わない方はスルーお願いします。

『姫とヒロ』

例えていうなら、新婚家庭の真新しい白いレースのカーテンに黒々とした汚物がぶちまけられたような―――そんな光景だった。
透き通る寸前の白磁の陶器を思わせる肌の上で、比べ物にならないほど不細工な影が前後に揺れている。
聞こえてくるのは、王族のためにあつらえられた豪奢なベッドが時折鳴らす悲鳴だけ。
あとは影の息遣いだ。
もしも、他にも室内に響く音が在るとしたら、それは食いしばる歯から洩れる歯軋りの音でも、窓の外の風の声でもなく、ヒロ自身の精神の慟哭に違いない。
彼が仕え、彼が恋する女性が、彼以外の他の男に肌を任せ、秘所を男根で貫かれている光景は地獄以外の何物でもない。
二人が交わっているのを横合いから見ているヒロには、つながった男女の性器がはっきりと認識できた。
わずかに姫の金色の陰毛を隠されてはいるが、男の一物は彼のただ一人の主を容赦なく貫いている。
しかし、ヒロは眼前の耐え難い光景から、片時たりとも目を逸らせなかった。
目を奪われているのではない。
何か不測の事態が生じたときに、姫を守ることができるのは自分しかいないからだ。
だから、どんな苦しくても目を逸らせない。
そんなヒロの心を知っているのだろう、べッドの上で姫を弄び続ける男は、ちらりとこちらを一瞥した。
蔑んでいる。
わかっていても、ヒロは何もできない。
それを承知で、男は組み敷いている姫の身体をずらし、わざと見せ付けるように側位に持ち込む。
今度こそ、その結合が顕わとなる。
すでに何度も男の精が放たれた、その部分はすでにしとどに濡れていた。
粘つく精子がわずかな明かりを反射させ、金髪をさらに輝かせる。
男の手が姫の顔を持ち上げる。
さすがに女王であるリリアーヌ―――王位継承の争いを勝ち抜き、無事に成人となった王国の主―――を乱暴に扱うことは出来ないが、顔の位置を変えることぐらいは出来る。
特に姫は先ほどから、あらんばかりの責めを受けても、喘ぎ声はおろか、目を閉じることもせず、男を凝視し、ただただ黙り込んでいる。
頬は多少なりとも紅潮しているから、感じてはいるのだろう。
だが、そのような様子は微塵も表にはださない。
高貴なる者の尊厳は決してゆるがせられないと証明するかのように。
「どうですか、陛下?」
「何がだ、子爵」
「何がって―――」
「貴公の仕事は私への種付けだろう。もう射精しないというのなら、さっさと終わらせてくれないか。私もこの態勢でじっとしているのに飽き飽きしているのだ」
「―――!」
男の顔色が変わった。
王国内で確固たる地位を持ち、貴族として女達から賞賛のみを受けてきた美丈夫の彼は、このようなぞんざいな扱いを受けたことはなかった。
長く続いた一方的な交わりに飽きたのもあったが、だからこそ、男はこちらを見つめるヒロに対して薄汚い行為に出る気になったのだろう。
ついさっきまでは不可侵なはずの女王とまぐわうことに興奮し夢中で、彼のことなど忘れていたというのに。
885代理投下の本人:2007/10/01(月) 19:21:26 ID:SZI5IJfZ
姫の顔―――ヒロと仲間達にとっては彼女はまだ『姫』のままだ―――がこちらを向く。
繊細で畏怖を感じるまでに美しい、白い貌だった。
口が真一文字に閉じられている。
執拗な愛撫を受けても、吐息すら洩らさない紅い唇。
だが、視線はヒロのものとまっすぐに交錯し逸れることはない。
子爵は女王の乳房を握り締めた。
顔は平静だが長い時間かけた性交の結果として、乳首が起って尖っている。
淡い桜色だった乳輪も血がたまったのか、少し赤みが増しピンクに染まっている。
乳首をこすると、汗がうっすらと浮かんだ女体が激しく痙攣した。
上気した肌の上を珠となった汗が零れていく。
肉体の反射的な行動はいかに精神力の強い姫でも止められない。
自分を裏切った身体に、姫の無表情が忌々しげにわずかだけ崩れたが、それを恥じるかのようにすぐに元に戻る。
「うっ、ううううっ!」
子爵が唸り声を上げて、途中まで引き抜きかけていたペニスを挿入する。
尾骨の内側を抜け、背骨に沿って伝わっていく感触に、姫は初めて悲鳴を出しそうになった。
(ダメだ、声を上げたら、ヒロが―――)
ポーカーフェイスのまま、必死に快楽をこらえた。
その微妙な変化に気づくこともなく、子爵は性欲を荒れ狂わせた。
下半身を投げつけるような勢いで姫の小ぶりな尻めがけてぶつけていく。
男根に子宮の奥で暴れられ、白魚のように姫がのけぞった。
繊手がシーツを掴み、掻き毟る。
他者の視線を受けながらセックスをすることに興奮したのか、子爵の腰の律動が早くなっていく。
そして、今度こそ最後の精を放出し、子爵は倒れこんだ。
「気分はよろしいですか、陛下」
「―――」
「快感でイッたんじゃありませんか?どうです?」
「……」
姫が何かを呟いた。
ついに女王が自分の性技の前に屈服したのだと、気をよくして子爵は姫の口元に耳を寄せた。
「……まったく、あれだけ出しておいて、まだ早漏なのか。元老院の推薦もあてにはならんな。ふふん」
怒りのあまり蒼白になった膝立ちの子爵の腰に、華奢な姫の両脚が蟹のハサミのごとくからまり、きつい締め付けが入った。
恋人達の甘いからみあいではなく、さっきまでマグロも同然だった女王の突然の行為に、意味がわからず、戸惑っているとその身体が反動と共に起き上がり、態勢は簡単に逆転した。
側位から正上位に、そして騎乗位になった姫は、赤い舌を見せ付けるためになめずる。
当然、それは獲物を手中に収めた猛禽類の獰猛極まる仕草だ。
王族の正体は不死鳥。
不死身の禽獣。
であるからには、捕らえたエサに情けはもちえるあろうはずがない。
「子爵、まだまだ果ててもらっては困るぞ。貴公程度の子種でも、私は必要としているのだ。それが国民への最後の義理だからな」
ぎゅっと異常なほどに強い膣の狭まりが、子爵のものをしめつける。
しかし、痛みのあまり治まるどころか、女王の肉のあまりの具合の良さに天国にでも行かんばかりの快感だった。
「さっきまでと違う……」
「あたりまえであろう。貴公が不調法に粗末なものを納めていたのは本来、不可侵のはずの王族の名器だぞ。貴公にテクニックか、それとも別のものがあれば極上の悦楽を味わえていたというのに……まったく、つまらない時間だったぞ」
「うわっ、うわっ、ぐぐぐ……」
 姫は哀れに呻く貴族を見下しながら、鼻でせせら笑った。
「楽にしてやる」
姫の腰の動きが激しくなる。
優雅でいて美しいまでの行為だった。
いやらしく淫蕩な営みまでが、その手にかかれば天上の絵画のごとき光景に昇華する。
ヒロは頬が熱くなるのを感じた。
王国を征した姫は、いつまでもかつての姫のままであった。

886代理投下の本人3:2007/10/01(月) 19:23:12 ID:SZI5IJfZ
しばらくして、かつてないほどの精液を吐き出すハメにおちいっていた男はのろのろと立ち上がり、部屋を出て行こうとしたのだが、どういうわけか、佇んでいるヒロのそばによって来た。
寝台の上の姫は疲れたのか、あらぬ方向を向いて身じろぎもしない。
「何だ、その目は、この死人が!?」
口にした本人は真っ青な顔をしていて、狂気じみた目は死魚のようだった。
「……僕は不死身の血の戦士であって、死人じゃないですよ」
「同じだよ、我々貴族からすればな。王族の血を貰ってお情けで生きているような連中なんだよ、貴様らは!」
「……」
 痛烈な侮蔑にもヒロは動じない。
「それは、何だ?その挑発的な目つきは。てめえのご主人様が男に抱かれているのを見て楽しいのよか、このインポ野郎が!」
 どうやら姫にコケにされた仕返しを、家臣の血の戦士ではらそうというつもりのようだ。
 姫が眠りについたのを見計ってというところが小物臭い。
「……あなたが寝所で姫を害そうとしないとも限りません。僕はそのための見張りですから」
「生意気言うんじゃねえ!」
ヒロよりも頭一つ高い子爵の手が、その髪を鷲づかみにする。
力任せに引っ張られたので、歪みきった顔がこちらに迫ってくるが、ヒロは怯えることもなく、相手のなすがままでいた。
この程度のヤツ、リザのお兄さんやキニスキー公と比べたら怖さの欠片も感じない。
姫を王座につけるために、リザや令裡さん、フランドルたちと潜り抜けた修羅場に比べたら……。
「黙っていねえで何かいいやがれ!ああん!」
先ほどまでの貴公子然とした態度は鳴りを潜め、チンピラのような口調になった子爵をヒロは冷たい目で見つめた。
その目がついさっきまで、寝所で姫が浮かべていたものと同じ感情をたたえていると理解とした途端、子爵は手を振り上げた。
その手が止まる。
首筋に押し付けられた冷たいものが、サーベルの刃だと気づいたからだった。
「子爵、何をしている?」
「何って……?」
「貴公が髪を掴んで大声で罵倒しているソレは、私の下僕なのだが」
ソレのアクセントは昔のままだった。
懐かしいシャーウッド姫との会話が脳裏をよぎった。
「……えっと、これ、いえ、この彼が生意気なことを言うので、少し貴族の心得を教えておこうかと……」
下手な言い訳。
通用する相手ではないのに。
「そうか、それはご苦労だな。ただ、それは血の戦士だ。貴族の心得などは何の役にもたたんぞ。それに……」
「それに、なんでしょう?」
「―――そのヒロは、おまえよりも遥かに強いぞ」
子爵の全身が総毛だった。
彼とて、リリアーヌが王位についたときの争いについては伝え聞いていた。
王室の伝統による争いは、基本的に男子が優位であるにも関わらず、セブランを初めとする音に聞こえた名だたる王子たちを次々と退けて王位についた第二王女は、怪物たちの間で生きた伝説とさえ言われている。
そしてその戦いの激しさと、家臣たちの尋常ならざる奮闘振りも。
中でも彼女を守護しぬいた人間上がりの血の戦士のことは特に有名だ。
それが目の前のヒロだと、子爵は愚かにも気づいていなかったのだ。
「―――で、まだ、私の下僕にちょっかいをかける気なのか?」
無言のまま、子爵は寝室を逃げるように立ち去っていった。
887代理投下の本人4:2007/10/01(月) 19:23:53 ID:SZI5IJfZ
性交の臭いに染まった室内に、主従のみが残った。
「すまなかったな、ヒロ。怪我はないか?」
「大丈夫だよ、姫」
「そうか、ならいい」
人間界にいたころの仲間だけになると、自然と口調は昔に戻る。
女王も、近習の血の戦士も。
姫の指先が櫛のようにヒロの髪を優しくほぐす。
子爵に強引につかまれたところだった。
「―――辛いか?」
「うん。でも、姫の側にいられるのなら、それだけで僕は満足だから」
女王に即位した姫は、これで王国の未来も安泰と考えた国民の大方の予想を裏切り、夫を迎え入れないことを宣言した。
彼女にはヒロがいて、ヒロ以外のものと寄り添う気がなかったからだった。
しかし、王が子をなすことはその最大の義務である。
姫の決意が固く、決して揺るがせられないと知った王国の元老院は、夫の代わりに自分たちが推薦するものたちに伽をさせ、子孫を作ることを提案して、これを了承させた。
事実上の種馬との交配以外のなにものでもなかった。
だが、望まずとも女王となってしまった身では、それ以上のわがままは貫き通せなかった。
さらに元老院は不死であるとはいえ、伽の最中に乱心者が出ないとは限らないということから、彼女自身の血の戦士の伽中の付き添いを求め、これも受諾させられた。
リリアーヌの血の戦士はこの時、ただ一人。
その日から、ヒロの新しい地獄は始まったのだ。

「ヒロ」
姫の唇が、同じ唇に触れ合う。
舌の入らない、触れるだけのフレンチ・キス。
プラトニックな恋人たちのためのキス。
ヒロは、子爵とまぐわっていたときのままの全裸の姫を抱き締めた。
出会った頃と変わらぬ華奢な肩、細くて長い手足、くびれた腰、あまり大きくはないが形のよい美乳、そして豪奢に流れる長い金髪。
どれもが変わらない。
いや、何よりも変わっていないのはその誇り、自信、決意、そして優しさ。
 生涯ただ一人の君。
憧れの姫をその腕に包み、ヒロはそれだけで満足した。
「私を抱くか、ヒロ」
目に入るのは、姫のつむじだけ。
顔を上げることはしなかった。
「駄目だよ、姫。そんなことしたら、さっきの姫の苦労が水の泡になっちゃう。僕はこのままでいいから」
「―――だが」
「僕は姫が好き。それだけでいいよ」
美貌が上がった。
そして、その紅い唇にもう一度口づけし、ヒロは少しだけ笑った。

                        完

888名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 19:50:15 ID:UG1T3dQo
(゜∀゜; )ヒロいいよヒロ  姫いいよ姫  本人いいよ本人  ・・・ハァハァ
889名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:29:08 ID:ek+/BOXR
これは涙した
890名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 00:39:22 ID:kYd3Jo3e
何かトラウマ思い出したw
891名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 01:30:41 ID:n9YCk7zD
GJ!
しかしやるせない…それでもGJする俺はドMなんだろうな…


眠れそうにないから即興で書いてくる。甘ったるいの。
892名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:31:40 ID:n9YCk7zD
秋口って言う季節は、昼間は涼しくて過ごしやすいけど、早朝や夕暮れ時には少し厳しいくらい寒い。
窓を開けっ放しにしていたせいで当たった、冷たい朝の風で目が覚める。寝返りをして外を見ると、青白い世界と、微かな虫の鳴き声が響いていた。

素肌の肩に、もう一度風が当たる。だけど僕は、自分の寒さよりも隣の温かな人に風があたる方が心配だった。
窓を閉めるのは…新鮮な空気が閉ざされる気がして、あえてやらなかった。

目の前にある寝顔。僕にとっては本当の女神様。安らかな寝顔のわりにはどこかあどけなく感じるのは、僕が調子に乗り始めたからかも知れない。
「…おはよう。姫」
勿論、返事が無いのをわかって言っている。ただ、言った方が良い気がしただけだった。
同じベッドの中じゃ、否が応でも体が触れる。姫の方が体温が低くても、触れた所は充分温かくて。僕はおそれ多くも抱きしめてみた。
呼吸する度に動く胸が、僕の肌に触れて気持ちいい。
柔らかい。
少しの間そうしながら、昨日を思い出してみた。

激しいキス。と感じたのは僕だけだろうか?少なくとも数は重ねた気がする。姫のキス…
いつか聞いた、不機嫌にさせてしまった質問。
この質問だけはしてはいけなかったと、後悔した。姫の今までをそれとなく聞いた時だ。
「お前に全て…やってしまったのだぞ…」
僕はできる限り懸命に謝って、その失礼の代償を要求されたのを覚えている。

「私を愛せ…それで忘れてやる…」
姫の気持ちも僕に対して一生懸命だって、改めて解って、僕は愛すべき人を間違わなかった事を感じた。

最近は…一応皆に内緒なのに数は増えて、それでも姫は目が覚めた時、僕が居るのを望んでくれていた。
893名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 02:34:08 ID:n9YCk7zD
「ん…」
「あ…」
「…なんだ。先に起きていたのか…」
僕が抱き締めているのは咎めずに、布団の中で伸びをする。
今度は幼く見えた。何から何まで気に入ってしまう、姫の仕草。
「おはよう…ヒロ」
挨拶と同時に貰えたのは、寝覚めのキス。この世界で一番贅沢な寝覚めになった。
「…ん…ちゅ」
目覚めて最初にしては充分に時間をかけて。僕も同じ物で挨拶を返した。

「時間は?」
「…まだ大丈夫だと思います」
「そうか…冷えるな」
風はそよ風になって、継続して吹き付けていた。窓側に僕が居ても、漏れてあたるみたいだ。
「閉めますか?」
「…いや」
「いいんですか?」
「ああ…」
布団の中に潜り込むと、僕の体に腕を回してきた感触があった。頭だけを出して、僕の方を向く。
「お前の温さがあれば良い」
「…」
あっさり言われて、顔が赤くなるのが解った。姫はいつも見せる笑みを浮かべた。
「お前の温もりがあれば眠れそうだ…もう少し抱いて…もう少しじっとしていろ…」
「あ…はい」
「私は…寝るぞ…」
僕の方に向けていた頭を落として少しすると、すぐに寝息が聞こえてきた。
そのまま、何分も経っていく。
困ったのは密着し過ぎている事と、僕は眠れない事。
こんなに柔らかい肌に触れ続けてると、幾ら僕でも大変な事になってしまって。

姫の目が覚めた時には手が着けられなくなっていた。

それを目覚めた後に治めてくれたのは…

「朝から…か」
「ごめんなさい!」
「まあ構わん…褒美に私の体をやろう…」

姫だった。


寝…
894名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 12:15:38 ID:2mqW43u8
良い、凄く良い
895>>87:2007/10/02(火) 15:40:11 ID:1+bBvSym
なんか凄い作品目白押しではずかしいのですが・・・
まぁ、ともかく、投下します。

感動とかないです。
エロのみなんでw
896王女と下僕5 1/21:2007/10/02(火) 15:42:27 ID:1+bBvSym
――今夜は、今夜も来るのだろうか・・・
――僕はどちらが欲しいのだろうか・・・

粛々と数日毎に繰り返される神聖なる深夜の儀式。

差し出された白指の、その指紋に滲み生まれた朱珠は、僕を映す。

――なんて、酷い貌(かお)をしているんだろう・・・

まるで巨大な獅子に脅える小鹿のように儚くて、無抵抗な眼差し。
ただ、その朱珠に霞む己の薄く紅潮した頬。

――姫の赤い瞳には、どう映っているのだろうか? 
・・・僕の淫靡で俗物で汚らわしい頬の色。

――姫の冷めた脳裏には、どう伝わっているのだろうか? 
・・・僕の股間でジンジンとざわめく渇望の疼き。

震えながら伸ばされた僕の赤い舌が姫の指先から滴った高貴な玉(ギョク)を受け止め、
再び滲み浮き出す赤い指紋を、渇望する鼓動を必死で抑え小さく弱弱しく舐め上げる。

――どうして・・・だろう?

姫の指腹を舐めた僕の舌がそのまま姫の爪に・・・そして、滑らかな舌裏を這わした。

――姫の美しい口唇・・・その隅が・・・クククと上がった。
897王女と下僕5 2/21:2007/10/02(火) 15:43:16 ID:1+bBvSym
その瞬間、僕の舌は喉奥に巻き上がり、ゴクリと下品な音をたてて唾液を嚥下する。

――そう・・・悟られた・・・僕の薄汚い欲望を。

「ふふん・・・そんなに私を汚したいのか、下僕?」
血を滲ませる、差し出された指先はそのままに、もう片方の手を己の金髪に指を絡ませ
膝頭で綺麗に組まれた細い足先を優雅に揺ら揺らと・・・だが、ツンと伸ばされた顎先、
その侮蔑の香る微笑の、その瞳は氷のように冷たく、研ぎ澄まされた刃のように鋭かった。

――僕は蛆虫だ・・・それ以下のクソまみれの汚物だ。

生まれて初めて知った息苦しいまでに切ない恋を僕は自分で汚している・・・
自虐的な負感情が己の胸中を渦巻き・・・姫の冷たい視線が僕の心臓を突き刺さる。

――もう・・・耐えられない・・・

堪らず顔をそらす・・・僕の弧を描いた顎先を姫の指先が捉え、原点へ戻した。
「なぜ、逃げる・・・前にも言ったはずだ。」
「・・・・・。」
「これも主の務めだということを・・・忘れたか?」

――そう、僕は姫と肌を重ねていた・・・幾度か、幾度も・・・でも・・・

僕の小波の様な葛藤の中で芽生えた淫らな焔が肺奥をジリジリと焦がす。
「・・・晒せ、下僕。」
898王女と下僕5 3/21:2007/10/02(火) 15:44:11 ID:1+bBvSym
仄かな悪戯のこもった微笑・・・発情したケダモノを見下す視線とともに呟かれた一言。
その一言が僕の出来の悪い贋作のような自尊心をガリガリと打ち削る。

――僕は自分が恥ずかしくて涙が出そうだった・・・
――実際、泣いていたのかもしれない・・・

僕はオズオズと震える指先でYシャツのボタンを外し、ズボンのベルトを解き、
すでに淫液で汚れたブリーフを脱いでいった。

――姫の視線は微塵も動かない。
――ううん、そうじゃない・・・僕が動けないんだ。

その赤い瞳が僕の黒い瞳を独房の囚人のように縛りつけ、決して逃がしはしなかった。

「・・・請え、下僕。」
再び放たれた、鍛え抜かれた鋼のような声音・・・逆らいようも無い圧倒的なカリスマ。
僕はチンチンをする子犬のようにワイシャツの裾を両手で摘み上げ、
潤んだ微笑を浮かべながら自らの発情したペニスを主人に晒した。
ぬぷり・・・また一つペニスの先から淫液が滲み出たのを感じる。

――姫に・・・姫に見られて興奮しているんだ・・・僕のオチンチンを・・・

その高貴な者の下僕とは程遠い浅ましく滑稽な己の痴態に、僕の羞恥心は唐辛子を
まぶされた様にヒリヒリと焼け付くように火照っていた。
ただ、姫は少々気だるそうに、蜜糸のような髪の毛を指に絡ませてジッと眺めていた。
「ふふん、随分と逞しくなってきたものだな・・・コレだけは。」
899王女と下僕5 4/21:2007/10/02(火) 15:45:06 ID:1+bBvSym
不意に突き出された姫の黒いブーツの先が勃起した僕のペニスの腹をゴリゴリと嬲る。

――ああぁああぁ・・・恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・気持ちいい。

それだけで僕の喉から生暖かい吐息が立ち上り、卑しく淫らに腰を突き出してしまう。
「――で、今宵はどう興じたいのだ? ん? これを――」
言いながら、姫のブーツの踵が僕のペニスをギュッと踏みつける。
「――私の喉奥に沈めたいのか? 膣ヒダを蹂躙したいのか? それとも――」
おもむろに姫の両手が僕の腰に回されグイッと引き寄せられる・・・僕は軽い悲鳴を
あげて抱きつくように椅子に座る姫の腿の上に跨ってしまった。
「――まだ穢れを知らぬ私の尻を犯したいのか? ん?」
その耳元で囁かれた禁断の誘惑に僕は目を閉じて熱い息を飲んだ。

・・・なんて甘いのだろう。
僕の脳髄を芯からドロドロに溶かしてしまうような姫の芳醇な体臭。

・・・なんて美味いのだろう。
我慢できず伸ばした僕の舌が姫の鎖骨・・・舐める、舐める、舐める。

「まるで子犬のようだな・・・無防備で、従順で、貧欲で・・・だが、そこが良い。」
姫は僕を抱きかかえながら子供をあやすように頭を撫でた。

――ああぁあぁあ、姫! 姫! 姫! 僕の姫!! 
――僕はずっと貴方に・・・ 
――貴方の傍に・・・

900王女と下僕5 5/21:2007/10/02(火) 15:45:59 ID:1+bBvSym
――ずっと・・・ずっと・・・ずっと・・・

もう頭が破裂しそうだった・・・僕は本能のままに抱きつくと姫の首筋に吸い付き
激しいキスを繰り返した。
何べんも何べんも・・・ソコが赤く、紅く、かつて見た夕日のように染まるまで・・・

・・・でも、姫は微塵も逆らわず、何も言わなかった。

姫は、どんな顔をしていたのだろう? 
そのときは夢中で考えもしなかった。

僕が荒い呼吸を繰り返して、その行為を止めたとき・・・姫は無言のまま僕を抱き上げて
そのまま豪奢なベッドの中央に押し倒した。

束の間、その姿勢のまま僕達は固まっていた。
僕の荒い吐息・・・いや、姫の静かな吐息も薄暗い室内に木霊して・・・いた。

「姫・・・僕、僕は――」
感極まった僕の声は姫の突然の挙動にかき消された。
僕の胸を強く突き押して脇に膝立ちした姫は、おもむろにドレスの裾をたくし上げ
脱皮するサナギのように・・・そして、投げ出された黒いドレスは宙を舞い、
悶えるように床へ枝垂れ落ちた。

――それは毒蛾を思わせる赤と紫のグラデーションが織り成す淫靡な下着だった。

薄雲が切れる・・・大きな窓辺から差し込まれた乳白色の月光が、薄いレース越しに
901王女と下僕5 6/21:2007/10/02(火) 15:46:53 ID:1+bBvSym
桜色の乳首と黄金色の陰毛を浮かび上がらせる。
それは生で見るよりも一段と淫靡に、嫌らしく、イヤラシク、柔らかで、
それでいてスマートな芸術的裸体を演出していた。
「どうだ? このような下賎な衣類もまんざらではなかろう? ん?」
言いながら、姫は股間の布地にある淫猥な機能・・・その布地のスリットを広げ、
自らの陰部を晒し、客を誘う娼婦のように乳房を揉み上げ、赤い舌で己の口唇を舐めた。

――僕は、もう、もう・・・そのまま射精してしまいそうだった。

その仕草が僕の股間に更なる興奮を与え、ペニスが極限まで膨張する。
「ふふん、もう十分に用意は出来ているようだな。」
姫は股間のレースごと性器を割り開くと、僕のペニスをギュッと握り締めた。
にちゃり・・・一瞬だけ垣間見えた桃ヒダからネットリとした愛液が滴り落ちる。
何度見ても綺麗な・・・まるで処女のような膣・・・そして、次の瞬間、
熱い愛液にまみれた肉ヒダの沼を、キュウキュウと、ほぐされていない狭い通路を
こじあけ、脈打つペニスが駆け登ってゆく。
この初交合の瞬間・・・それは幾度体験しても甘美に思える快楽の極みだった。
「あっ! あぁあっ! 姫っ!」
思わず細腰に伸ばそうとした僕の手の掌を、姫は素早く打ち払った。
「駄目だ、それは許さぬ。」
再び僕の腹の上に手の掌を置きながら姫は言った。
「お前が貪るのではない、私が与えるのだ。」
挑発的な視線で咎めながら、姫は白尻を優雅に躍らせ、細腰を淫靡にくねらせる。
雌肉と雄肉が交じり合う音が室内に響き、何時しかソレは淫らなワルツを奏でる。

「ん、こうか・・・それとも・・・」
902王女と下僕5 7/21:2007/10/02(火) 15:47:46 ID:1+bBvSym
頬を高潮させ興奮した吐息を漏らしながら姫は呟き、それまで上下に揺さぶっていた
腰を押し付けてグルグルと回転させた。
ビクリ・・・柔らかな小部屋のヒダの渦を回転する別の感覚がペニスの頭を襲い、
反射的に僕の腰が跳ね上がる。
「ふふん、この方が嬉しいようだな。」
姫は呟きながら子供が玩具を悪戯するように、短い歓喜の悲鳴を上げる僕の反応を
楽しんでいた。
「顔を上げろ、下僕・・・良いものを見せてやる。」
僕は小魚のようにパクパクと口を動かしながら、ゆっくりと頭をあげる。
姫はその様子を眺めながら細腕を自らの背後に回し、身体を弓のようにしならせた。
「ん、どうだ? お前のペニスが私のモノに結合している部分がみえるか?」
トクトクと溢れ滲む愛液でベチョベチョに濡れた下着と金と黒の若々しい陰毛、
その下の潤った割れ目と、その中央に深々と突き刺さっている僕の剛直したペニスと、
その上に在る姫の肥大しサクランボのように充血したクリトリスが丸見えだった。

ギュッと強烈な射精欲が僕の股間を襲った。
「ああぁあ・・・姫・・・僕・・・僕、もうっ!」
奥歯を噛み締めて悶える僕を上から見下しながら、姫は無言のまま。
そして、ニヤリと不敵な笑みを浮かべるとキュ、キュ、キュと膣を小刻みに絞り上げた。
「あ、あ、あっ! 僕、出ちゃう、出ちゃうからっ!」
「ならば出せばよかろう・・・ん?」
僕の悲鳴に近い訴えにそう答えて、再びギュっと力を込めて膣口を絞る。
「ふっ!? ひっ、姫っ、赤ちゃんが・・出来ちゃう・・赤ちゃんがっつ!!」
射精を抑える苦痛に、僕はパクパクと息を途切れされながら言った。

――室内に暫しの静寂・・・そして、それを打ち破った姫の豪快な笑い声。
903王女と下僕5 8/21:2007/10/02(火) 15:48:40 ID:1+bBvSym

――こんな愉快そうな姫・・・僕は見たことがなかった。

姫は反らしていた背を戻して馬乗りになると、僕の頭の両脇に手をおいて、
「お前に出来ると思っているのか?」
・・そう冷たく呟いた。
沈黙の時間・・・僕は姫の言っている言葉が分からずに・・・でも、あれほど
火照っていた身体が急激に冷めるのを感じていた。

「えっ・・・姫!?」
混乱する僕をじっと観察する姫・・・その口端が、くくっと上がった。
「まだ、分からぬか? お前のような惰弱で脆弱な腰抜けに女を孕ませられると
思っているのか? と私は言っているのだ。」
「っつ!!!!!」
「貧弱なお前の貧弱な精子が私の子宮を満足させられると思っているのか? 
女の股下で哀れにもがく事しか出来ぬ愚かで思い上がりも甚だしいクズめ!」

――その言葉が姫の口唇から放たれたとき、僕の心にある何かが顔を出した。
――僕も知らなかった、残虐で気高い僕の中の僕。

――それは憤怒の形相で僕の心を蹂躙し、噛み砕き、こね回し、
――業火を纏った両腕で僕を抱きしめて雄叫びを上げた。

僕のケダモノような叫び声が室内に轟いた。
一瞬、驚いた姫の顔・・・その頬を掴んで真横になぎ払う。
「この無礼者っ!」
904王女と下僕5 9/21:2007/10/02(火) 15:49:34 ID:1+bBvSym
押し倒された姫が怒りの眼差しで僕の頬を叩く・・・でも、僕の心は、僕の視線は、
微塵もたじろぎはしなかった。
不思議だった・・・心臓はバクバクと火花を散らせて脈動するのに・・・脳裏は
恐ろしいほどに冷静だった。
姫の手が再び振りあがり僕の頬を打ちつけようとする・・・その細い女の手首を
僕は爪をたてて掴むとベッドに押し沈めた。
「・・・わかったよ、姫。」
僕はただソレだけを呟いた。
ただ、それだけで・・・姫の手から・・・身体、足先までの力が抜ける。
その様子をジッと眺めながら僕は腰を力一杯に突き出した。
「うぁっ!!!」
初めて聞いた姫の苦しげな悲鳴・・・僕は子宮が変形するほど突きこんだペニスを
ゆっくりと引き戻し、再び寺鐘を打つように目一杯に勢いをつけて突きこむ。
「・・・・・」
しかし、今度は悲鳴が上がらなかった。
姫は歯を食いしばりその陵辱に耐え、しかるべき瞬間を待ち受けていた。
「いくよ・・・姫。」
僕は小さく呟くと姫の腰脇を押さえつけるように両手で掴み、あらん限りの力で
腰を揺さぶった。

――そこに先ほどまでの甘美な様相は微塵もなかった。
――激しい抽挿の苦痛に耐え顔を歪ませる姫。
――激しい射精欲を押さえ込み、腰を振り続ける僕。

その苦行にも似た、その果てにある境地・・・そこへ辿り着くために。

905王女と下僕5 10/21:2007/10/02(火) 15:50:39 ID:1+bBvSym
「姫・・・くっ! 出すよ! 姫の中に! 膣に! 子宮に!」
僕の叫び声に姫は歯を食いしばり、その赤い瞳を滲ませて膣を締め上げる。

びゅっ! びゅーっつ! びゅくびゅく!! びゅっびゅーーーっつ!!!

僕にも信じられないほど大量の精液が吐き出された。
そこには快楽などなかった・・・ただ腰がジンジンと疼いた。

――出したんだ・・・姫の中に・・・あの時のように。

ただ、まるで熱すぎる湯船に足をつけたときのように、姫の膣は熱かった。
そして、一滴も逃すまいと絶え間なく痙攣して僕のペニスを絞り上げた。

「・・・・・。」
無言のまま離れようとした僕の腰に姫の両足が絡みつき、伸ばされた腕が
僕の背中をきつく抱きしめていた。
「姫・・・あのさ、僕、姫のことが――」
僕の小さな声は重ねられ舌をねじ込んだ姫の口唇に止められた。

――思いを言葉にすると安っぽくなるぞ、ヒロ。

未熟な僕の心に、そんな姫の思いが脳裏を過ぎった。
そして、そのキスは夜が明けるまで続いたんだ。





906王女と下僕5 11/21:2007/10/02(火) 15:51:33 ID:1+bBvSym


王女と下僕 その5 愛と欲望


――太陽が黄色いなぁ・・・

今朝は食欲もなかった・・・というより眠かったけど、学校は待ってくれない。
僕は10回目の欠伸をしながら通学路を歩いていた。
「あらあらお疲れ様ね、ヒロ。」
軽やかな声音とともに、黒い影が僕の前に現れる。
「あ、その・・・覗いていたんですか、令裡さん?」
少し慌てる僕を横目に意地の悪い笑みを浮かべながら、
「離れていてもプンプン匂いますわ・・・淫らなメスの匂いが。」
「えぇ〜、そんなぁ〜!」
「ちょっと妬けますわね・・・お幸せな姫様に。」
赤らめる僕の頬を先輩の指が軽く突付く。
「ただ、その幸せの影に立つ者も少なからずいることを知りなさい。」
「え、それって・・・」
「勘違いしないで、ヒロ・・・私は大人ですもの嫉妬にも分別がありますわ。」
「・・・・・。」
「問題は子供の嫉妬・・・姫様は良く出来た子供ですわ。」
「姫は子供・・・でしょうか?」
僕の問いに令裡さんは瞳を伏せて首を振った。
「そんなことよりも、出来の悪い子供がいるわ・・・お気をつけなさい。」
僕は立ち止まって令裡さんの背中を眺めた。
それは重要な警告だったのに・・・僕はその時、そのことに気づかなかった。
907王女と下僕5 12/21:2007/10/02(火) 15:52:27 ID:1+bBvSym


――唯一神は去り、魔王が玉座につく・・・
――無数の星屑が煌く新月の樹海に・・・
――美しくも残酷な闇の世界が訪れる・・・

お前にも見えるだろう・・・このカワイイ愛しい横顔。
お前にも分かるだろうか・・・この疼きに似た胸の高鳴り。

【虹の雫】と歌われた大粒の宝珠。
【天の囀り】と呼ばれた紅水晶のフルート。

――欲しいものは手に入れる・・・そうしてきたし、そうしていく。

それが誰のモノであっても・・・
哀れなコジキの一欠けらのパン切れでも
老王がようやく授かった世継ぎの赤子でも

――無論、お姉さまのモノであったとしても。

ネットリと・・・汗ばんだ絹のシーツのような密着間。
シットリと・・・柔らかで滑らかな感触が胸を這う。

――気持ちいい・・・

そのまどろみも束の間、僕の胸の勃起した乳首に小さな苦痛がはしる。
908王女と下僕5 13/21:2007/10/02(火) 15:53:26 ID:1+bBvSym
覚醒していく・・・ジンジンと痺れた乳首に滑らかな感触、繊細な柔肉の愛撫。
開かれた瞳に映るのは星明りの暗室・・・自分の部屋、自分のベッド。
その手首の足首も紐でくくられ大の字で横たわっていた。

「だれ? こんなの・・・」
小さく呟く僕に
「わたしくですわ、ヒロ♪」
無邪気な返事が返ってきた。
「シャーウッド姫! こんな・・・止めてください!」
「人を呼びたければ呼べばいいのだぞ、ヒロ♪・・・もっとも困るのはどちらだろうな?」
そういって、彼女は僕の頬をつねった。

「困るって、僕は!」
「僕は私を寝所に連れてって如何わしい事をした罪人になる・・・違うか?」
「・・・・・」
僕はその計算された罠に絶句した。
「お前は綺麗な肌をしているな・・・キズ一つ無い・・・無垢で・・・純潔で・・・」
そういいながらシャーウッドは僕の胸に頬を滑らせる。
「シャーウッド姫、僕をどうするつもりなの? お願いだからやめてよ!」
「ふふふ、そう急くものではないぞ・・・情事は時間をかけて理解するものだ」
「理解するって・・・何を?」
僕の問いにシャーウッド姫の身体が起き上がった。
星星の煌きを背負って、その小さくスマートな肢体・・・膨らみかけの乳房、細い腰つき、
それは、純粋に無垢な少女の美を体現していた。
「わからぬか、ヒロ?」
その姫と同じ紅瞳は美しく、でも闇をにじませた笑顔に姫とは違う冷たさを感じた。
909王女と下僕5 14/21
「私はお前を奪いに来たのだ。」
「僕を・・・奪いに?」
「そうだ・・・もう我慢が出来ぬ・・・だからお前を私のモノにするのだ」
シャーウッドは小さな手を伸ばしヒロの頬を撫でる。
「僕は姫の・・・姫の下僕だから・・・そんなの・・・」
「お前は我が血を飲んでいるのだぞ、順序の差はあれ私の従者だ。」
「でも・・・それでも・・・」
「あとは、お前の問題なのだ、ヒロ・・・だから私は奪いに来た。」
そう言ったシャーウッドの声は氷のように冷たい・・・でも、僕の頬をヌラヌラと
舐め上げる舌は暖かく、吐息は蒸気のように熱かった。
「約束するぞ・・・最高の快楽を与えてやる、フランシスカ!」
不動のまま一部始終を見ていたフランシスカが懐から小瓶を取り出す。
その小瓶を受け取ったシャーウッドはヒロの上半身に振りかけた。
「これは凄いぞ、ヒロ・・・王族に伝わる媚薬、覚悟して味わえ。」
そういってシャーウッドはヒロの身体をマッサージするように捏ねる。
ジリジリとその液体が肌に馴染むにつれて淫魔の誘惑にも似た甘い香りが立ち込め、
肌がフツフツと火照り、心臓がバクバクと興奮の鐘を鳴らした。
汗が滲み出る・・・その汗は塗りこまれた液体に混じりあい、ヌルヌルと
ローションのように肌を滑らせる。
「もっと気持ちよくしてやるぞ、ヒロ♪」
そういってヒロの上半身に覆いかぶさったシャーウッドはマットプレイのように
その小さな身体を僕の身体にすり合わせた。

――ぬりゅ、ぬりゅ、ぬりゅ・・・

絹より滑らかで淡い真珠の肌がヒロの薄い胸を、細い腹を密着し愛撫する。