書いてみようじゃあないか!!
すでにシリウス総合スレがあるのでそちらへ行ってくだしあ
アニメ化してるんだし、アニメは原作とは微妙に違いがあるから、
いいんじゃないか? 単独スレあっても。
ヒロが生意気な姫に下克上エロだけはガチ
ヒロ「あっ・・・姫・・・っ、やめ・・・っ!」
姫「ふふん、もうイクのか?ヒロはニーソ足コキでイクなんて変態だな」
シリウスって何?
ここは必要だろ
とりあえず姉との近親相姦きぼん
>>6 それはアレだな、エロ同人誌の定番オチになりそうだ。
姫に手コキで搾り取られる→狼女に女騎乗位で搾り取られる→
吸血セーラー服にフェラで搾り取られる→もうクタクタだよ…→
「ヒロ、疲れてるのね。お姉ちゃんが元気にしてあげる♥」「ひぇぇ〜」
8 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 14:50:40 ID:u1dvb373
姫は足コキのほうがイィ
ふふんハード
見えざる糸緊縛
多分B級アニメだから栗無損の餌食にはならないだろう・・・
なってほしくない
姫は傲慢でこその姫である。これだけは譲れないな。
スレタイがノリノリすぎてついていけない。
リーザ「何してるんだ? ヒロ?」
ヒロ「肉球」
リーザ「ひゃあっ、なめるな! 結構敏感なんだぞ!」
ヒロ「知ってるよ」
ブラックヒロだな
名前に突っ込みはなしか
「リザさん、大丈夫ですか?」
「ああ、人狼は回復力が並外れているからな、すぐに治る。」
ヒロはリザの手を取るとペロリとひと舐めする。
舌が這う、こそばゆい感触にリザは身震いした。
「ば、バカ! 何しやがるんだ!」
動揺しているリザを、ヒロは上目遣いで見つめる。
「舐めたら早く治るんじゃないかな、って思ったんだ。 ・・・・・・もう、血が止まったね。」
リザの傷跡にはピンク色の新しい組織が生成され、出血を止めていた。
だが、ヒロは舐めるのを止めなかった。
「バカっ! 新しいところはっ・・・・・・びっ、敏感なんだよッ!」
「他には怪我は無い?」
ヒロは微笑むとリザの上着をめくりあげる。
薄手のシャツは、リザの胸を揺らす程度の抵抗しか見せず、脇の下まで捲られてしまう。
「あれ、此処も治ったばかりかな?」
ヒロは悪戯っぽく笑い、ピンク色をした突起を口に含んだ。
「わひゃあっ、そこは違う…っ! 何考えてるんだっ…よっ!」
くちゅくちゅと淫靡な音がするたびに、リザは身もだえして抵抗しようとしたが、力が入らない。
「あっ、ふぅ、はぅっ……。」
リザが達しようとした瞬間、不意にヒロは行為をやめた。
息を荒げたままのリザは、疑問の目をヒロに向ける。
ヒロは視線を無視して、リザの頭を抱え込み耳元で 「かわいいよ」と呟く。
その言葉に反応したリザは嬌声をあげ、ひとつ身震いをした。
「ば…か… 戦士に可愛いっていうな……あ……」
リザは目を潤ませてヒロを見つめる。
「可愛いって言ったからって、戦士への侮辱にはならないよ?」
ヒロはカーゴパンツに手を滑らせ、大事な部分に触れないようにリザを愛撫する。
呼吸を荒げたままのリザは、ヒロの指先を腰の動きで秘所へと導こうとするが、巧みにかわされてしまう。
「ひどいよ、ヒロ……。」
「今日は、ここまでだよ。」
ヒロはそういい、リザの耳たぶを甘噛みした。
次の満月の晩はどうにかなってしまいそうだ、リザは真っ白になったままの頭でぼんやりと思った。
良い過疎スレだ。
ヒロが姫からのご褒美を待ってますよ〜
24 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 03:04:15 ID:hiX7sF3v
令裡×リザの百合がくると信じる
今のところ、アニメ見て来た人がほとんどだろうから、
TVで令裡がでるまでは無理だろ。
で、令裡って誰?w まあ、吸血セーラー服だろうと想像はつくが。
ふふんハード
「令裡、これは何のつもりだ?」
ベッドに縛り付けられたままのリリアーヌは、それでも余裕の表情を崩さなかった。
令裡はそんな姿をを見てクスリ、と笑う。
「姫様、残念ですが、誰も助けには参りませんわ。」
令裡はベッドに腰をかけ、リリアーヌの頬の上に手を滑らせる。
触れるか、触れないかといった微妙な手つきに、リリアーヌの体はビクリ、と反応してしまう。
「人造人間は充電中に電源を落としましたし、あの雌犬は眠らせてありますわ。 それに・・・・・・。」
令裡はゆっくりと窓の方へ顔を向ける。
リリアーヌが視線の行く先を追うと、ヒロの姿が雷光に浮かんだ。
「・・・・・・そんな。」
冷静であったリリアーヌの表情が、一瞬崩れた。
「あっ、くぅっ・・・・・・」
リリアーヌは首筋を幾度と無く攻め立てられ、嫌が応にも体がぶるぶると反応してしまう。
「姫、とても可愛いですわ。」
そう耳元で囁き、令裡はリリアーヌの首筋に牙を立てた。
そのこそばゆい感覚に耐え切れず、思わず息をもらしてしまう。
「・・・んッ! はっ、アァッ!」
「ふふん、これで私を支配したつもりか? 吸血鬼程度では王族の血には勝てんぞ。」
令裡はリリアーヌのドレスの上から、そっと陰部に触れ、ゆっくりと大陰唇に指を這わせた。
「あんっ、くぅ・・・・・・令裡ッ、何のっ、つもりだッ!」
「わたくし、王族というよりも、あなた自身に興味が沸きましたの。」
期待ふふん
30 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 01:31:10 ID:BthQw0Dk
「あら、水音がしましてよ? わたくしは今触れたばかりなのですけが・・・・・・。」
リリアーヌは、令裡の繊細な指使いに身悶えている。
下腹部から脊椎までしびれてくるような感覚。 なぜ、こんなにも感じるのか。
「姫、おかしいと思いませんの? なぜこんなに感じるのか・・・・・・。」
令裡はリリアーヌの耳元に口を寄せ、囁いた。
淫靡な響きを持つその声に、リリアーヌは再び体をビクリ、とふるわせる。
「・・・・・・吸血鬼の血には催淫剤のような効果がありますの。
血を吸われた相手は、一種のオーガスムスに近い感覚を得られるといわれていますわ・・・・・・。」
リリアーヌは体の奥から湧き出してくる感情に戸惑う。
早く達してしまいたい、子宮の奥までやってくる喜びが欲しい、という感情が溢れてくる。
上げたうえに、他スレに誤爆した・・・・・・。 二回も。 orz
そんなリリアーヌの痴態を、ベッドの傍らに立ったヒロが感情の篭らない目で見つめる。
その虚ろな瞳に、リリアーヌは寂しさを覚えた。・・・・・・もっと、熱の篭った視線が欲しい。
もっと、もっと・・・・・・。
「く、くやしい・・・・・・。」
体の自由が奪われていなければ、吸血鬼の血さえ混ざらなければ、
下僕の精などを欲しがることは無かったのに・・・・・・とリリアーヌは思った。
「あら、姫。 ずいぶんと熱心にヒロのことを見ていらっしゃるのね。 妬けますわ。」
令裡はリリアーヌを攻める指を止めた。
リリアーヌは湧き上がってくる熱の行き場をなくし、悶えた。
「ヒロッ! ヒロおっ!」
「酷いですわ! 私を見てください!」
リリアーヌは手足の自由が利かぬため、必死で腰を跳ね上げて快楽を得ようとする。
令裡はそんな姿を見て、激しい嫉妬と興奮を覚えた。
「酷いですわ、わたくしを、 わたくしを・・・・・・。」
・・・・・・
「おはようございます、お嬢様。」
翌朝、紗和々が見たものは、裸で抱き合って寝ているリリアーヌと令裡、そしてぼんやりと立ったままのヒロであった。
部屋中に雌の匂いが充満している。
「まあ、手足を縛られたまま寝てしまったら、うっ血してしまいますわ。」
・・・・・・
令裡が目を覚ますと、手足がベッドに縛り付けられていた。
「ふふん、ようやくお目覚めか? 昨晩のことは忘れていまいな?」
リリアーヌは冷酷な微笑みを浮かべた。 令裡の心は、恐怖と期待によって満たされたのだった。
おわり
乙!!
誰か職人が来てくれないかなぁ・・・。
ID変わってるけど一応>27本人だよw
乙乙乙
早く…早くアニメに令裡さんがきて令リザがメジャーになりますように!!
さぁこい令リザ
「ちくしょう、なんなんだよ、これ。」
リザは自分の胸を見て溜息をついた。
先日ヒロに触られて以来、胸が敏感になっていたのであった。
乳首がTシャツに擦れる度に、胸から背中に電流が走るような感覚。
リザは一瞬戸惑ったが、そっと自分の胸へと震える手を伸ばした。
「くぅ、んッ!」
リザは突然与えられた強い刺激に、思わず嬌声を漏らしてしまう。
「テメエ! 何しやがる!」
「発情期のようですわね。 わたくしが近づいたのにも気付かないなんて・・・・・・。」
令裡は不適な微笑をたたえたまま、リザの先端を攻め続けた。
「だらしなく口が開いたままですわ。 はしたない雌犬ですこと……。」
リザは反論することができなかった。 気を抜けばまた嬌声を漏らしてしまう。
それを吸血鬼に罵られるなど、あってはならなかったからだ。
令裡はお構いなしにリザの両乳房を手で包み込み、円を書くように揉みしだく。
「ふふふ、シャツの下は何も着けていませんの? 乳首が浮き出ていますわ。」
「テ…メエ…慣れてやが…るな…・・・ は、ぁ……離せ!」
手の動きが止まった瞬間、リザは令裡の手を掴み投げ飛ばした。
令裡はスカートを抑えたまま天井を蹴り、まるで羽毛が地面に落ちるかのようにふわり、と着地する。
「覚悟はいいな?」
「あの、どうされました?」
リザが変身しようと瞬間に扉が開き、紗和々が入室してきた。
「紗和々さん、後はお願いしますわ。」
令裡は紗和々の肩を叩き、退室して行った。
「ちっ、嫌なヤロウだ。」 リザは手を組み床に座り込む。
「あの・・・・・・リザさん、ひょっとして胸のことでお悩みですか?」
リザは溜息をついて紗和々を見上げる。 この人間になら話してもいいか、とリザは思った。
「実はな……。」
……
「これ、動きやすくていいな! ありがとよ! 紗和々!」
その日町に出た二人は、スポーツブラを購入したのだった。
おわり
なんかシリウススレと再合流してもいいような気がしてきた。
43 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 03:02:03 ID:evQuoriY
アニメのリザの騎乗位がエロすぎたので期待age
支援
今週の話を燃料にしてこのスレが活性化する事を切に願う
おぉう令リザきてた
来週はついに令裡さんですね
今日の騎乗位リザと入浴リザがえろかったな…(*´Д`)
ふがふがふが
48 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 15:47:51 ID:yUI7E0NP
ふふん
ふがふがふっ…が…アッー
アニメスレから輸入しておく
ふふん
が
52 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 02:04:18 ID:47tRLzCs
エンディングのフォークドンドンのシーン、みんな目が逝ってる気がする
53 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 02:24:44 ID:6ZM8h3XC
. /::::::::/:::/:::::::/:/::人::::::l:ハ /: : : : : : : :\: : \
l::::::::/::::::::::ィ≦//ぇ戈::l:::l / :/ // /:l l:.ヽ: :ヽ : :
/::::__l::::::f` ヒツ` /rテxV∨ /: /: //:/ :l_|ム斗、: l.:.l:
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/::::::::`-'‐t┘ t―--、 人:::\ ,. 二二 ' 、 l ト、l :|fヒリ V └' ' lイ :l:
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.:|||.:.:.:.:::::::X. \ イ::::::::l l レ // l .i lヽ v.l l 人 ヽ二二ン .イ :l
.:ヾヽ.:.:.:.::::::l ∧:\:_:::::| l l l.lムハl斗リ |.l l :l >、 . : l.:/
.:.:.:ヽヽ.:.:.:.:.:',-、 }.:.:.:.||トl l l l.戊ナ 弋ナl |:l l :l _>升―レ.:.:
.:.:.:.:.:ト、ヽ.:.:.:.:Vニニ/.:.:.:.:|.|:l l |.l人 __ .人.l l V /:.:.:.:.:.:.\.:.:.:___
.:.:./.:.:Vト、ヽ.:.:.V ̄7.:.:.://:l _/__|.|_| >-<| | l⊥_ ,イ |.:.、:.:.:.\.:∨.:.:.:.:
.V.:.:.:.:| ト、\\V:V.://.:.:l / |:|.|::::\__/:::| |:| ヽ. / l l.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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令裡さんがとくに恐ろしい顔してると思った>EDのフォークでがすがす
怪物王女のエロネタは3つほど考えたから暇を見ながら
書いていくとしよう。
姫ネタから行くかw
ヒロも謀主萌え18禁ゲームのように姉に初めてを捧げたりしたのだろうか
58 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 15:50:07 ID:EvahiUTg
西 園 寺 世 界
60 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 00:43:55 ID:vCv1vIBX
61 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 05:20:38 ID:+VDCiSvV
姫が第一話で助けられたときの思考がシャーウッドと同じだったら萌えるな
つんつんしてるが中では・・・
無いかOTL
>>61 有りえないことを妄想するのがいいんじゃねーか!
誰も頭の中まで規制をかけることなどできはしない。
63 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 09:45:25 ID:3OSLfJLL
俺の中ではM級だ
65 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 23:27:06 ID:3OSLfJLL
66 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 00:31:02 ID:ovXpCVVc
くそぅ
怪物王女テレビ見たいのに…
>>66 も……もっとください……俺の汚いケツをピンヒールでグチャグチャにしてください!
――自分でも悪いことだと思ってる。
――でも、やめられないんだ・・・きっと。
「は・・んっ・・・ふっ・・ひ、姫・・」
まだ、あどけない舌を縺れさせながら少年の口から吐息が漏れる。
小さな右手で擦り上げられる幼い陰茎と左手に握られた一枚の写真。
その写真にある美しき姫君、視線から漂う気品と口元の仄かな微笑が
少年の淫らな自虐心をくすぐる。
「姫・・んぁ・・あぁ、姫・・ボクは・・ボクは、もう・・」
今宵行われた秘めやかな儀式。
差し出される細く白く清らかな指先。
その先から滴る紅い雫・・・そして、震えながら伸ばした己の舌。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、、、
膝先で組まれた細い優雅な御足、無表情に少年を眺める気だるい視線。
少年は激しく波打つ鼓動とその度にしゃくりあげそうになる喉元を必死で
押さえながら朱に染まった爪を柔らかな舌べラで舐め上げる。
「・・・ここまでだ。」
その口端が微かに上がり上品に磨かれた爪で少年の舌先を軽く弾く。
「姫・・・お願いです・・もっと・・」
「駄目だ。」
少年の瞳を潤ませた懇願を、糸を引く濃密な蜂蜜の如き髪を
払いながら冷たく言い放つ。
「――っつ。」
少年の頬が硬く強張る。
「2、3日は持つ。」
そう呟いて踵を返し立ち去る。その細いシルエット、優雅な足取り。
「・・・・・。」
少年はその姿を見つめる他無かった。
軋みながら扉がしまる・・・少年は淋しげに俯き、床にある幾つかの
紅い染みに口唇を寄せた。
浅ましい、妬ましい、狂わしい。
テーブルに置き去られた姫の腕を覆っていた黒い布。
少年はその布をそっと両手で抱え上げ、鼻下に押し当て深く深呼吸した。
それは甘く脳髄を溶かす魔性の香りがした。
『王女と下僕 その1』
「姫・・・ああぁ・・・姫・・・」
薄明るいスタンド、小部屋の片隅にある古びた椅子と机、
あどけない少年の浅ましい児戯は繰り広げられる。
覚えたての指先は貧欲に陰茎に絡みつき、
少年は写真の姫をみつめ、その周りに立つ仲間たちの
暖かな笑みに見詰められ、頬を赤らめ、熱い吐息を吐き、
己の我を満たそうと激しさを増す。
――ボクは・・・最低だ。
皆で撮った記念写真。
少年は自らの傍らに写る姉の姿に視線を漂わせ自虐の笑みを浮かべた。
「ふふん・・そんなに欲しいのか、ヒロ?」
不意に耳元で放たれた冷ややかな声にヒロは身を硬くした。
慌てて股間に両手を当てて目をきつく閉じる。
その震える肩に白く細い二の腕が絡みついた。
「そ、そんな・・何故、」
「こんな狭い館で嬌声を上げれば耳につかぬ訳がない。」
ヒロの疑問に楽しげなニュアンスを含めながら姫は答えた。
「もの思いに耽る者の背後とるなど簡単なことだ。」
股間を押さえる両手に姫の指先が滑る。
「手を退けろ、邪魔だ。」
「・・・・・。」
ふるふると小刻みに震える頭。ヒロの頬を姫はさわさわと撫でた。
「命令だ、手を退けて股を開け。」
「!」
ドクンとヒロ胸が脈打つ。その意志とも強制ともつかぬ余韻が
ヒロの手を緩やかに排除した。
「そうだ、それで良い。」
椅子を回し己の正面に向けさせ、開いた股のその中心に隆起する
未成熟な陰茎を見据え姫は瞳を細めた。
ふふん、我が下僕にしては貧相なペニスだな・・ヒロ。」
刃物のように尖った姫の言葉がヒロの自尊心に突き刺さる。
「その薄汚いペニスで私を汚していたのだな?」
「!」
カァッと胸が熱くなり羞恥で染まった頬をヒロは両手で覆い隠した。
「答えろ、ヒロ。毎晩、毎夜、私の痴態を想像し、私を汚したのだな?」
「・・・そうです。」
恥ずかしさで死にそうになりながらヒロはか細い声で答えた。
「素直に訴えれば苦しむこともなかろうに・・愚かな・・だが、」
細く長く語りながら美姫はヒロの頬に手を当て、そしてライトに薄赤く
照らされた己の顔をヒロの耳元に寄せた。
「その羞恥にまみれたお前の顔は嗜虐心をそそるな。」
そう言って小さな牙の狭間から覗かせた舌先をヒロの耳たぶに這わせた。
くすぐられたような快感が首筋を襲う。
思わず首を引っ込めようとしたヒロの顎を姫は両手で阻んだ。
「そう、せっかちなところも面白い。」
そう言ってヒロの顔を己の顔に向けた。
まるで小悪魔のような眼差しをヒロは上目遣いで覗く。
少し歪んだ口元に得体のしれぬ恐怖を感じた。
その指先が下に胸を這い、腹を滑り、ヒロの股間を幼い睾丸を柔らかく揉み、
そしてヒクヒクと蠢く陰茎の裏スジを優しく撫でまわした。
「これを女子に触らせたことはあるのか?うん?」
「・・・ない・・です。」
「だろうな、お前にそのような甲斐性は無い。ましてや、このような貧相なモノではな。」
「そんな・・はっ! あつっ!」
不意に湧き上った下半身の刺激にヒロは呻いた。
姫の指先がヒロの敏感な亀頭の先端を撫で回す。
その小さな口唇に爪先が掛かった瞬間、ヒロは激しく悶え、背をしならせた。
「ふふん、そんなに嬉しいか、これが。」
姫は微笑を浮かべると、更に深く爪を潜らせた。
――駄目だ、こんなの、おかしく・・
思わず刺激から逃れようと両手を股間に回そうとするヒロに
「動くな! 命令だ!」
まるで、そのタイミングを知っていたかのように厳しい叱責を放った。
「ああぁ、姫・・姫・・許して・・」
ヒロは逆らうことの出来ない身体に悶えながら懇願の悲鳴を上げる。
「ほう・・私が何を許せばいいのだ、ヒロ?」
「もう、しません・・姫を・・・汚すような真似は・・・」
「違うな、ヒロ。」
今度こそ深く尿道に穿たれた爪先がヒロに強烈な痛みを与える。
「かっ! あっ! あ、あ、あ、」
小さな口唇から尿道に穿たれた爪先がグリグリと亀頭をこね回す。
そのたびに苦痛と快楽とそのごちゃ混ぜになった衝撃が脳裏を襲い続けた。
―――気が遠くなる
暫くして、硬直していた身体から力が抜けた。そして、生まれて初めて味わった
性の拷問から解放された。
「ここまで愚かとはな・・いいだろう、教えてやる。」
はぁはぁと息を上げ気絶寸前のヒロに姫は声を低く唸らせて言った。
「下僕であるお前が苦しんでいるのなら、なぜそのことを主たる私に伝えぬ?」
「・・・はい?」
「勝手に苦しみ、勝手に悶えることは許さぬ・・そう言っているのだ。」
姫は萎縮したヒロの性器を優しくなで回す・・その刺激がヒロの脳裏に甘く響いた。
「心の曇りは下僕の質を落とす・・全てを打ち明けるのも、お前の務めだ。」
そう言って徐々にそそり立つヒロの性を優しくなで続けた。
―――僕は、姫を・・
部屋の片隅に立てかけられた時計の針の音がやけに耳に響く。
その静かな時は新たなる刺激にかき乱された。
生暖かい感触、それが姫の口から垂らされた唾液だと気づくのに
やや暫くかかった。
ニュルリ・・柔らかな女性の手のひらがヒロの亀頭を優しく包み込む。
そして、性器全体をまぶすようにゆっくりと上下した。
ニュル・・くりゅ・・ズニュ・・ぷちゅ・・
「どうだ? もっと締めた方がいいか? ん?」
ゆるゆると上下する手の感触が、ヒロの痛めつけられた脳髄を溶かしていく。
「あっ、調度いいです・・あっ・・あっ」
絶妙なタイミングと力加減でで繰り出される性の喜びに、暫し自分を忘れそうになる。
「ふふ、お前は戦士としては使えぬ下僕だが・・一つだけ良い資質を持っているな。」
目前にある姫の魔瞳と己のやや霞んだ目が交差する。
「その表情だ・・・歓喜と絶望とが入り混じった良い顔をする。
わが下僕になりしもの達の中でも極上のモノだ。」
そう言いながら近づいた姫の顔がヒロの顔と重なった。
交わる二つの若い唇、そして、甘い香りがヒロの鼻腔を満たし、
束の間に這えずった柔らかな舌が思考を根こそぎ奪っていった。
―――もう、どうなってもいい。
そんな意識が目の前の光を全て奪っていく・・・でも怖くは無かった。
その相手が姫であるなら、どこまでも堕ちていくのも悪くはなかった。
「なにも卑下する必要はない・・これも主の務め。」
「・・・はい。」
唾液にまみれた性を手のひらで擦り上げ、その快楽に身を任せ時折
身悶えするヒロの身体を心を姫は心から楽しんでいた。
「ところで・・どのような痴態を思い描いていたのだ?」
「姫が・・裸で・・でも、冠はつけてて・・・」
ヒロの告白に姫はククっと喉を鳴らす。
「私とて、風呂に入る時は冠を外すのだぞ――それから、どうする?」
「姫の胸に顔を埋めます・・姫は優しく抱きしめてくれて・・」
「お前の妄想する私は、なにも話さんのか?」
「・・・それは、」
ヒロは思わず頬を赤らめて顔を逸らす。
その途端、竿をギュッと掴み動きが止まった。
「話せ、話さんとここで止めてしまうぞ。」
姫の冷たい視線がヒロの顔を捉え、はばかれる領域まで手を伸ばす。
その緊張と快楽を止められた切なさが胸を打って我慢が出来なかった。
「姫が・・」唾を飲み込む
「ん?」
「姫が・・僕のことを好きだと・・」
言い終わって後悔する。
クククと喉を鳴らして笑うだす姫の顔が酷く残酷なものに思えた。
「そうか、恋する乙女のように私が好きだと―そう言うのか。」
「はい・・そうです。」
思わず涙腺が熱くなり涙がこぼれた。
――そう、そんなことはありえない。
――姫にとっては馬鹿馬鹿しいことかもしれない。
でも、そんな風に笑われるのは屈辱だった。
「まあ、良い。で、続きがあるのだろう?お前の性欲を頂点に導く痴態が。」
「そ、それは、」
「それを話せ・・そうすれば褒美をくれてやろう。」
再びヒロの性を撫で回しながら姫は楽しげにニヤついた。
「でも、なんで、そんな・・」
「ならば、このままで良いのか? 私の口淫は絶品だぞ?」
そう言って姫は長い舌でヒロの頬を舐め上げた。
ざらりとした、それでいて滑らかな舌が這い登り、ヒロの涙に濡れた頬を拭きあげる。
「ひ・・姫が・・」
「ん?私がどうするのだ?」
「姫が壁に手をついて、アソコを・・」
「あそこ?」
「オ○○コを指で広げて見せてくれ・・・あ、あぁ」
自分で言いながら情けなくて再び涙があふれ出た。
「そうか! 私が気狂いの娼婦のようにお前を誘っているのだな!」
姫は声を上げると何度も胸を叩いて叩いて笑い出した。
片手では器用にヒロの陰茎を弄びながら・・何度も息が切れるたびに咽ながら。
――綺麗な、なんて綺麗な女の子なんだろう。
ヒロはその様子を呆然としながら、かつて自分が死んだ時に見た
姫の挑発的な笑みを思い出していた。
「くっ、くくくっ、男という輩は皆単純で愚直で似たような事を・・・まぁよい、ヒロ、褒美をくれてやる。」
「・・・・・。」
しゃくり泣くヒロは何も答えず、また姫はそのようなことなど意にかえさず頭を沈めた。
にゅちゃっ くちゅ ぬにゅ・・・
卑猥な音に合わせて姫の金髪が揺らめく。
本来なら願ってもいないこの光景も、今のヒロにはどうでもいいことになりつつあった。
滑らかな舌が螺旋を描くようにヒロの性に巻きつき敏感な裏筋を揉み上げていく・・
その中で、自らの性器の付け根からムラムラとする欲情がマグマのように高まって、
一気に噴出して行くのを感じた。
どくっん! どくっん! どくっん! どくっん! どくっん!
かつて味わったことのない射精感が・・・いや、姫で夢精したときと同じくらい大きな高ぶりが
ヒロの腹から背筋に駆け上っていった。
「んっ、んっ・・・・・どうだ? 満足したか?」
尿道に残る精液を吸い上げながら姫は尋ねた。
「・・・はい、姫。」
ヒロはそう答えて頷き、自らの命に繋がれた鎖に運命じみた何かを感じていた。
そう、僕は逃げられないんだ。
82 :
>>87:2007/05/17(木) 14:11:45 ID:FfmCbX+b
ども、
>>87です・・・はい、そういうコテハンなんです。
なんにしてもですね・・・今回のは出来が悪い。
書きながら何度も消そうと思ったんですがやっちまった。
言い訳になりますが、怪物王女のパロは難しい。
あの独特の雰囲気とか姫の口調だとか壊さないように
話をつくるのが大変だ。
まぁ、私の愛が足りないのかもしれませんが・・・
そんな訳です。
83 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 15:59:50 ID:2gmo3t+t
∩
( ⌒) ∩_
/ ノ i E)
/ / //
/ / //
/ /^ω^)//
( /
ヽ |
| /
( ヽノ
ノ>ノ
三レレ
グッジョブーン!!
うん、そのなんだ、感動が大きすぎて言葉にまとめられんぜ
>>82 感動した!!
まーできれば、リザのも作ってほしい!
GJ!熱い思いを感じた
姫!姫!姫!!HIME!!!!
感動した
90 :
>>87:2007/05/18(金) 08:31:20 ID:en2FHEA4
沢山のレスに驚いています。
これは頂けないみたいなレスが多いのではないかと
頭を悩ませていたのですが、本当に嬉しいです。
とにかく会社が忙しくて中々創作時間を捻出できないのですが
次回はもう少しクオリティーの高いものを目指して頑張ります。
ちょっとリザ姉は難しい・・・次回は原作でもエロ担当の魔性、
令裡先輩でいこうと思います。
GJ!!
実にらしくて面白かった
でも痴態をみせてんのヒロだけやんw
そういや、ヒロの前で恥じらいそうなのリザぐらいしかいないんだよなぁ
…混浴話なんていけるかもしれない
過疎だな・・・
誰か令裡モノ投下してくだしあ
ところでこれの原作ってブクオフの少年誌コーナーにあるのか?
93 :
一等兵その1:2007/05/21(月) 10:42:59 ID:udXVJDfV
ある日、ヒロは周りの山で探検していた。
ヒロ「すっかり暗くなっちゃったな〜、お屋敷はどこだろう」
そのとき茂みの奥から
?「んっ…あっ…」
と不思議な声がした。
ヒロ「誰の声だろう……」
ヒロは少しずつ茂みに近づいていった。
そして茂みの向こう側を覗いて見るとある光景をめにした。
……こんな感じでどうですか?
94 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 17:00:34 ID:qadFxjjf
95 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 18:15:13 ID:6GAZbpNo
98 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 01:03:52 ID:BCga3fdF
99 :
一等兵その1:2007/05/22(火) 01:34:16 ID:ZIL/bjKW
明日までには完成するからちょっと待ってて
100 :
一等兵その1:2007/05/22(火) 01:55:28 ID:NVmtu8sF
>>93の続き
そこにいたのはリザだった。
リザ「や……あ……んっ」
ヒロ「リ、リザ!!」
思わず声が出てしまったがリザは気がつかない。
リザ「ぁ……ん……ゃ」
周りにはピチャ、ピチャという音が響いている。
リザ「あ…ぁあん……イ、イクゥ……ぁあああああっ!!」
リザは快楽の頂点で果てた。
そしてリザが服を調えようとするとヒロの匂いに気がついた。
リザ「ヒロ、そこにいるのか?いるなら出て来い」
リザですまん。初はこれでやらせてくれ
101 :
一等兵その1:2007/05/22(火) 03:04:46 ID:pdg1gmob
しかしヒロは出て行かなかった。
ヒロ「出っていったらやられちゃうよ〜」
と小さい声でつぶやいた。
リザ「出てこないならこっちが見つける」
一歩ずつリザはヒロに近づいていった。そして
リザ「見つけた。ヒロも私のオナニーを見に来るなんて結構Hなんだね。」
ヒロ「いや……」
リザ「ココもこんなに大きくなって」
リザはズボンの上からおおきくなったヒロのアソコを触った。
ヒロ「っ……」
そしてリザはヒロのズボンを脱がそうとした。
ヒロ「ダメだよ!!そんな事しちゃ」
リザ「私がしていたのを見たのは誰かな」
とリザがいうとヒロは赤くなった。そしてズボンとパンツを脱がし終えるとリザはいきなりヒロのアソコを咥えた。
ヒロ「ぅ……だ、ダメだよ、ぁ……汚いよ……」
しかしやめる気配はない。
ヒロ「ぅ……も…ダメ…うぁああああっ!!」
ヒロはリザの口の中に濃い物を噴出した。
>>102 GJ! 次回作の参考にさせていただきます。
104 :
一等兵その1:2007/05/23(水) 00:20:45 ID:KXSOT/oZ
リザ「今日はここまでにしよう。また来月な」
と、リザは言い残して闇に消えていった。
それからヒロとリザは毎月夜に会うようになった。
いちようこれで終了です。最後の方は適当ですみません。
意見があればお願いします。何か書いてほしいものがあれば書きますよ。
105 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 00:22:43 ID:xs25BsaB
有り難う我が主よ!
ふがローターage
先週と言い今週と言い、
アニメのヒロは一層ヘタレているな。
でも、鈍感系とか優柔不断系の主人公より
俗物的で好感が持てる。
令裡先輩にからかわれてデレデレしてる
姿なんざ萌えすら感じるw
うむ、院長萌え
>>112 確かに。
俗物的って言うのか、手の届く主人公って感じだよな。
唐突に変な才能に目覚めたり、有り得ないほど鈍感でもない。
良い意味で人間らしい主人公だ。
あと、
チャック上げてもらうシーンは伝説だよな。
115 :
>>87:2007/05/25(金) 20:37:15 ID:xqpw5BuY
>>114 チャックを上げてもらった時のヒロの顔が最高。
もう可愛くて可愛くてマイクージャキソーンw
あと先輩が時折見せるギャグ顔とかが好き。
で、【王女と下僕―その2―】が、ほぼ完成。
今回、我らがヒロ君をいじくるのは令裡先輩。
うpは余裕をもって月曜くらいかなぁ・・・
他スレSSもあるんで気長に待っててくれ。
>>115 よっしゃぁああ!
フランちゃん充電しながら正座して待ってるぜ!
昨日の放送でフランでバイブネタが読みたくなった
じゃあふが×リザで
いやいや、
騎乗位リザ×ヒロで
どう考えてもリザがヒロとからむネタが
思いつかないんだよね。
原作で処女って断定されたのもあるけど。
オナニーしそうな雰囲気すら無い。
あるとしたら発情ネタだけど、それもイマイチ
ピンと来ないし・・・
ヒロが姫をレイプするやつがよみたい
>>121 いや、それはもっと難しい。
あのクールな姫をレイプする度胸は
少なくとも今のヒロにはないよなぁ〜
原作のヒロを無視すれば出来るけど、
それでは余り面白くない気がするし・・・
>>120 ヒロ×リザ(逆も)が一番ネタにしやすいきがするが
令理に挑発されてヒロに襲い掛かったり
発情期突入に性欲持て余してヒロに助けもとめたり
発情期で性欲と肉体を持て余し、
深夜に屋敷の傍の森で体を動かして欲求を発散するリザ。
で、トイレとかで起きたときにたまたま見た、
屋敷を出ていくリザを心配したヒロが後を付ける。
折しも、夜空が戴くのは満月。
森の奥へと向かうリザを尾行していたヒロはうっかり物音を立てて気付かれ、
帰るように言われたがこんな夜にどこ行くの、心配だよと空気嫁てない。
業を煮やしたリザは発情期と満月で加減が難しくなっている腕を振るい、
まとわりついてくるヒロをはじき飛ばす。
半不死身ながらも、あっけなく吹き飛ばされるヒロ。
しかし、その拍子に寝間着(制服でも)が破れ、その肌を見たリザは・・・。
気が付いたとき、ヒロはリザに押し倒されていた。
「教えてやるよ、ヒロ。満月の時の人狼族はな。誰よりも強く、何よりも速く・・・そして、獲物を逃がさないんだ」
ふが(訳:みたいな)?
助け求めてるわけではないけど。
>>124 うーむ・・・なるほど。
リザSS作る時の参考にしよう。
ちょっと閃いたが、ヒロ×リザに令裡を
絡めると面白いかもしれん。
令裡さんがリザをからかいながら誘導していくとやりやすいのかな。
てか、あの人はリザをからかってけしかけ、
それに狼狽えるヒロの顔を見るのとか好きそうだ。
無数の蝙蝠になる(もしくは呼んで)、
全身を一斉に牙で甘噛み焦らしプレイとかも可能かな。
しかし、他はどうにかなるがフランちゃん絡めるネタだけは思いつかない。
姫「実はフランドルには性欲処理機能もあってな」
ヒロ「mjk」
しかし今週のヒロのヘタレっぷりとアニメ編集には正直残念だ。
姫の為に必死の勇気を振り絞って病院から飛び降りるシーンは絶品だと思うんだけどなあ。
やっぱり血を自重したみたいに飛び降りも自重なんかなあ。正直製作スタッフはアホだと思う。
>>127 そのネタ、オレッチも考えてたw
ヒロがフランドルに悪戯する方向で・・・
問題は「ふが」でどこまでエロを表現できるかだ。
130 :
混浴王女:2007/05/28(月) 02:34:17 ID:3BBXv9kx
「はぁ、酷い雨だったなぁ」
大きな浴槽に浸かりながら、ヒロは一人呟く
学校からの帰り道、突然の土砂降りにみまわれ、ずぶ濡れになってしまった
冷えきった体を暖める為に、お風呂に直行する
先日の騒動で使用人用の風呂が壊れていたので、ここ数日お屋敷の風呂を使わせてもらっていた
「でも広すぎて落ち着かないよなぁ」
何となく、広い大浴場のスミッこで膝を抱えてしまうヒロ
そこに、更衣室の方からドタドタと音が聞こえた
「ヒロ〜、入ってるの」
紗和々の声だ
「ウン、雨で濡れちゃたから」
「あら、ちょうどよかった」
131 :
混浴王女:2007/05/28(月) 02:35:47 ID:3BBXv9kx
カラカラ
浴場の引扉が開いた
「フランドルちゃんも入れてあげて」
「へっ?」
振り向いたヒロの目に、ハダカンボの少女が写った
「ふがっ」
「ワアッ!フランドル」
焦るヒロに、紗和々は呑気な声で話しかけた
「なっ、なんで」
「急な雨だったでしょ
慌てて洗濯物をとりこんでたら、転んで泥んこになっちゃたの」
事情を説明する紗和々
むろん、ヒロが聞いてるのはそんなことではないが、平然とした紗和々の口調に毒気を抜かれた
「じゃあお願いね」
カラカラと扉を閉め、紗和々は出ていった
後には裸のフランドルとヒロが残された
132 :
混浴王女:2007/05/28(月) 02:37:15 ID:3BBXv9kx
しばし、ボー然とするヒロ
「ふがっ」
湯舟の中でフリーズしているヒロに、フランドルが近付く
視点の関係上、目の前にフランドルの幼い股間が…
「ワアッ」
慌てて跳びのく
「ふがっ?」
フランドルは不思議そうに首を傾けた
『お、落ち着け、ヒロ』
ドキドキと早打ちする胸を押さえる
『フランドルはまだ小さい子供だぞ
僕には変な趣味はないんだし…』
極力理論的に考えてみた
『大体お風呂なら、あのくらいの歳の姉さんと一緒に入っていたじゃないか
妹をお風呂に入れてやると思えばいいんだ』
思考も纏まり、少し落ち着く
133 :
混浴王女:2007/05/28(月) 02:38:57 ID:3BBXv9kx
再度、フランドルの体を確認してみる
胸はペッタンコだし、おなかのほうがポッコリ出ている
所謂、幼児体形だ
変に意識しなければ、お尻だって股間だって昔の姉さんと一緒みたいなもんだし…
『どうってことないか』
多少の気恥ずかしさは残ったが、まあ気にしない事にした
「ふが?」
フランドルに再度問い掛けられる
「ゴメンね、フランドル
とりあえず、体を洗おうか」
よく見るまでもなく、フランドルは泥だらけだった
顔だけは紗和々が拭いたのか汚れていなかったが、よほどハデに転んだらしく、髪や手足はまんべんなく汚れている
134 :
混浴王女:2007/05/28(月) 02:41:49 ID:3BBXv9kx
ヒロは湯舟から出て、フランドルと一緒に洗い場に座った
「はい、流すよ
目と耳をふさいで〜」
「ふが〜」
ヒロがシャワーで髪を流す
小さい子のように、ギュッと目をとじ、耳を手で塞いでいるフランドル
『可愛いなぁ』
ヒロはすっかりお兄ちゃん気分に浸っていた
こうしてみると、怪力を誇る人造人間には全く見えない
守るべき幼子にしか…
「懐かしいわ
ヒロもこんな感じだったわね」
「そうなんだ」
…って、
「わあっ!ねっ、姉さん」
「ほら、動かないの
ヒロ」
慌てて逃げようとするヒロの肩を細い腕が押さえた
とりあえず此処まで
H入るか分からん
皆、出そうと思うが、姫は出ないかも…
>>135 ヤヴァイ・・・想像しただけで(;´Д`)ハァハァ
続き、期待していますノシ
――この頃、夕焼けの空が目に沁みるんだ。
――半不死身になったボクの身体でも。
「欲求不満〜? そんなの運動で発散すりゃいいんだよ!」
不用意な発言からリザに引っ張られて町内を駆けずり回ること3回、
腕立てすること100回、組み手をすること10回。
夕食後、自室のベッドで突っ伏しながらヒロは溜息をついた。
「運動すれば欲求不満が解消するって都市伝説だよね。」
乾いた笑いが室内に響く。
――あれから、2週間・・・姫は許さないって言うけど・・・でも、
ジンジンと響く股間に手を伸ばしたくなる衝動にかられる。
――でも、どんな風に言えばいいんだろ・・・恥ずかしいよ〜。
幾度か血の儀式は行われた・・・でも、姫は冷たく微笑むだけで何も言わない。
あの夜、行われたイジメにも似た自慰・・・ヒロはその情景を思い浮かべるだけで
心臓が高鳴る。
――ボクは姫の家来、忠実なる下僕・・・
――でも、僕は姫のことを・・・
そう思うと切なくなる・・・生まれて初めて深い恋をした・・・その想いは日々岸壁に
打ち寄せる津波となってヒロの脳裏を悩ませていた。
時計の短針が音を立てて進む・・・疲労感が遠い記憶の底に己を引きずり込もうとする。
「・・・姫・・・ボクは・・・姫を・・・だから・・・」
ヒロ小さく呟き、その眠り気が束の間の救いであることを疑わなかった。
――散乱するダイヤ、星々が煌く新月の夜。
「今宵は最高の気分ですわ・・・新たな夜が産まれた夜に、純血の生贄。」
腰まで伸びた黒髪が悠然とたなびく・・・朽ちた教会の屋根、十字架に佇む
女影は魔天を仰いでそう呟いた。
『王女と下僕 その2』
「ヒロ・・・起きなさい。」
艶かしい女の声音が浅い眠りに耽るヒロの耳元をくすぐる。
熱い吐息、甘い芳香、顎をくすぐる陶器のような真っ白な指先。
「・・・嘉村先輩? なんでこんな時間に。」
「令裡でいいわよ・・・ヒロ、お姉さんとお金を使わないで幸せになってみない。」
傍らに添い寝する令裡の声は、ヒロの霞んだ瞳にねっとりと絡みつく。
ただ、それだけでヒロの心臓は期待に高鳴り、下半身に甘美な痺れか襲った。
「でも・・・あの、僕の勘違いなら――」
「そんな事はないわ、ヒロ・・とてもイヤらしくて、とっても気持ちいいことよ。」
少し戸惑いながら顔を背けるヒロに令裡は楽しげに囁きかけた。
――呪われた大地のようにひび割れた喉・・・唾では潤せぬ高ぶり、焦燥。
令裡の手がヒロの柔らかな前髪を撫で上げる度に沸き立つ邪な感情・・・
後ろめたい気持ち、脳裏を過ぎる白銀の冠の横顔。
――勝手に苦しみ、勝手に悶えることは許さん。
「・・・や、やっぱり駄目だよ!」
「あらあら、意外と強情なのね、ヒロ。」
ヒロの瞳に理性の灯火を見つけて、令裡は拗ねるように美笑を曇らせた。
「あの・・・姫・・・姫が勝手にしたら駄目だって・・・だから。」
「ふーん、そうなの? ならヒロはじっとしていればいいわ。」
まるでヒロの心根を試すように令裡は細く笑み、両の手でヒロの頭を抱えた。
・・・ちゅっ・・・ちゅっ・・・くちゅ・・・ちゅる・・・
獲物に飛び掛る女豹のように素早く令裡はヒロの口唇を奪い、小指を動かすゆとりすら
与えず彼の口内に舌を差し入れる。
「ん・・んんっ・・・う、うん・・・くぅ・・・あっ、んっ!」
幼女のようなか弱い悲鳴を上げて、ヒロはその舌ベラを受け入れざるを得なかった。
・・・ぬちゅ・・・ぬりゅ・・・ちゅくりゅ・・・ちゅちゅちゅ・・・
絡み合う舌と舌、混ざり合う唾液と唾液、それは大理石のように溶け合い、仄かに甘く
とろみのある余韻がヒロの胸中を疼かせる。
――あ、あ・・こんな・・・こんなのって・・・んっ、んんっ!
令裡の長い舌がヒロの小さな舌を巻き込み、深く吸い上げ、そして、口内の全てを・・・
喉の奥から前歯の裏側までも丹念に舐め上げていく。
・・・ちゅるる
そして、動き出す刻・・・離れた二つ口唇から唾液の糸がツゥーっと伸び、生暖かい
吐息と共に、ぷつりと切れた。
――この女が欲しい。
貪るような浅ましい己の愛欲が首をもたげたとき、ヒロは瞳をきつく閉じた。
「そう・・それが貴方の答えなのね、ヒロ。」
「・・・・・。」
「其を受け入れれば快楽の園、あがらえば地獄の監獄・・・わかるかしら、ヒロ?」
微かに震えるヒロの目蓋を、令裡の紅い舌が緩々と這う。
目頭を這う甘美な痺れはヒロすら知らなかった己の欲深さを教えていった。
「さぁ、目蓋を開いて・・・ヒロの綺麗な瞳が見たいわ。」
令裡の甘える子猫のような囁き・・・それに逆らうのは罪悪のように思えるほど
透明感のある美しい声。
「なにを躊躇ってますの? あまり女を待たせるものではなくってよ、ヒロ。」
寝そべりながらヒロの胸にもたれ掛かった令裡は、その長くて柔らかい太股を
ヒロの内股に割り込ませた。
――くっ!?
そして、硬直し始めたヒロの股間をコリコリと刺激する。
ギュッと閉じられる思春の脹脛。
「駄目よ・・・逃がさないわ。」。
「だ、駄目だよ、嘉村先輩! こんなの・・・こんなところ誰かに見られたら!」
令裡は反射的に逃れようとしたヒロの手を捕まえ、まるでチークダンスでも
踊るように己の指を絡みつける。
「姫様が怖いのね・・・可哀想に・・・こんなにふるふると震えて。」
どことなく楽しげな同情の声。そして、ふぅっとヒロの首筋に甘い吐息を吹きかけた。
「や、やめて・・・僕・・・僕は・・・僕は!」
抵抗するヒロの手に満身の力が篭る・・・しかし、令裡の身体は大岩のように重く
溶接でもされたようにピクリともしなかった。
「それは下僕としての忠誠? 主人に対する畏怖? それとも愚かな貞淑かしら?」
「・・・・・。」
「なら、いっそ殺してしまえばいいのに・・・姫は貴方のモノよ、ヒロ?」
背筋の芯までを凍るような残酷な提案を聴いた瞬間、ヒロの瞳が僅かに開かれた。
――その双瞳は爛々と、そびえる煉獄のような赤黒い焔を放っていた。
「あ、あぁ・・・そんな・・・そんな・・・」
「引っ掛かりましたわね、ヒロ・・・もう、逃がしませんわ。」
まるで人間性の欠片も無い、真夜に生まれたモノの表情・・・その悪魔の唸り。
双瞳は重なり合い、交じり合い、ヒロの意識を、理性を、人間性をも奪っていく。
まるで金縛りにあったように・・・己の心が闇に染まっていく束の間の刻・・・
それは禁断の快楽。
――あっ! う・・・うん・・・なんでだろう・・・これ、気持ちいいや。
ヒロの呼吸は次第に落ち着いていく。
「どう・・理性がとろとろに溶けて気持ちがいいでしょう? ヒロ。」
挑発的な令裡の細い視線・・・その開かれた口から覗く薔薇の棘のようなな鋭い牙。
そして、揃えられた綺麗な指先が美しい下唇の曲線を撫で上げる。
「なにも怖くはないのよ、ヒロ・・・快楽に溺れ、享楽に狂うのは人の性。」
「・・・人の性?」
「そうよ・・・人類は混沌の申し子・・・魔が産み落とした憎悪と禁忌の化身・・・
浅ましく下品に聖痕を汚して闇に堕ちる・・・それは素晴らしい福音なのよ、ヒロ。」
そう言いながら伸びた令裡の指先がヒクヒクと痙攣するヒロの顎先を持ち上げた。
――ああ、そう・・・そうなんだ・・・令裡さんは・・・
魔の双眸はいっそう輝きを帯び、薄く開いたヒロの目蓋から微かな力すら奪い去る。
「そうよ・・・身も心も委ねるのよ・・・純潔も愛も・・・淡い忠誠心すらも。」
「・・・はい、わかりました。」
夢見心地に顔を赤らめながらヒロは答えた・・・だが。理性の火を失った瞳は暗く冷たい。
――どうせ僕は駄目な奴だ・・・いつだって皆に見下されていた。
気持ちよさとは裏腹に暗澹たる闇がヒロの心を侵食していく。
――友達も姉さんもリザも・・・姫も・・・僕なんか必要としてない。
悲しみが、絶望が、ヒロの無垢な心を犯していく。
「・・・欲しい・・・僕・・・もっと、気持ちよくなりたい。」
ヒロを支配し始めたドス黒い欲の渦が、汚らわしいオスの言葉を紡いだ。
「そうよ、自分に素直になるの・・・それは気持ちいい事なのよ・・・染まりなさい
・・・怖いことなど全て暖炉くべて燃やせばいいわ。」
令裡は細く呟き、ヒロの手を自らの豊かな乳房に招いた。
――ふっ!?
「どうかしら、私の胸・・・とっても柔らかいでしょう?」
令裡は微熱の篭った声で問いかけ、ヒロの顎が微かに動いた。
「そう・・・私の言うことを聞いてくれるなら、これはヒロのモノよ。」
そう付け加えてヒロの手を強く胸に押し当て、丹念に、慎重に、ヒロの情欲を
浮き上がらせていく。
その指が徐々に震えながら蠢き始め・・・令裡はすぅっと瞳を細めた。
「そうよ、もっと素直になるの・・・ヒロならできるわ・・・男の子だもの。」
令裡の指先がヒロの胸を、あばらを、そして太ももから股間に伸ばされた。
「っ!・・あっ!・・んっ!・・・き、気持ちいい。」
小声で悶えながら令裡の乳房を揉むヒロの顔に、淡い快楽の朱が広がっていく。
――ふふふ、やっと堕ちましたわね、ヒロ。
あがらう力を全て失ったヒロを眼下に控え、令裡は心中で微笑んだ。
・・・すちゃ・・・くちゃ・・・しゅる・・・くちゅ・・・
ヒロの股間を滑る令裡の手の掌が、よりイヤらしく悶え蠢き始める。
「んぁ・・・あ・・・あぁ・・・あ、あ、あ・・・」
切なそうに喘ぎ声を漏らすヒロの股間から匂い立つ淫蕩の趣。
――ふふふ、堪らないですわ・・・無垢で穢れのない童精は。
令裡は脳裏で舌なめずりをし、ヒロの耳元にそっと口唇を寄せて何事か呟く。
とたん、ヒロの顔全体がカァーっと紅潮した。
「さぁ・・・出来ますわね、ヒロ。」
「・・・はい、わかりました。」
か細い返事が返り、静かに起き上がったヒロは自らの上着のボタンを外していった。
・・・かちゃ・・・かちゃ・・・かちゃ・・・
慣れた手つきでズボンのベルトを緩める。
――幾度見ても堪りませんわ・・・無知で無垢な心を犯す背徳感。
ヒロの手がゆっくりとブリーフに掛かる。その光景をマジマジと眺め、令裡は高鳴る
鼓動を、高笑いを上げそうになる衝動を押し殺した。
「まぁ、可愛らしいオ○ン○ン・・・先っぽから可愛い顔が覗いてるわ。」
まるで悪戯をされた洋人形のように服を脱がされ、垂れ下がった両腕、開かれた両足。
令裡は堪らなそうに綺麗な指先を舐めあげ、その中央にあるイタイケな少年の小さな
鈴口を撫で回した。
「はっ! うっ! あぁっ・・あああっ!」
その甘美な刺激にヒロは堪らず嬌声をあげる。
・・・クチュ・・・
鈴口からヌメヌメと体液が溢れ出し、ヒロの陰茎がムクムクと血を滾らせる。
令裡はそのヌメリを指の腹で拭き取り、自らの口唇に運んだ。
・・・ちゅぷ・・・
丹念に味わうように舌で指先を転がし、己の唾液に混ぜ込んでゴクリと嚥下する。
――これは・・・想像以上だわ。
暫しその顔は恍惚と、まるで麻薬に溺れた中毒者のように・・・
――王族の血・・・その生命力が、これほどまでに。
そして、いまだ口内に残るオド(精気)の熱量に令裡は感嘆の溜め息を漏らす。
「ふふふ、サービスしますわよ・・ヒロ。」
いまや完全に淫蕩の虜となったヒロの横顔を令裡の手の掌が優しく撫でる。
「令裡さん・・・僕・・・僕・・・」
「慌てないで、ヒロ――今、いいものをみせて、あ、げ、る♪」
抑えきれなくなった興奮を満たそうと自らの陰茎に伸ばすヒロの手を
令裡は柔らかく静止した。
――凍えるように冷たい微風が吹きぬける。
――星星の瞬きさえも遮る、常しえの闇が室内を覆う。
ボーンと12時を告げる鐘の音が遠く響き渡る・・・それと共に闇も風も薄らいでゆき
大きく広がったヒロの瞳孔が朝露のような美しい輪郭を捉えた。
「どう? 綺麗でしょう、ヒロ。」
まるで蜘蛛糸を梳いたように・・・彼女の黒いセーラー服は消え去っていた。
「・・・・・。」
ヒロは無言のまま、幾度も幾度も唾を飲み込んだ。
令裡・・・初めて見た一糸纏わぬ女体・・・豊かな二粒の乳房、滑らかな曲線と
光沢を放つ尻・・・そして、薄い茂みに隠されたメスの器。
ヒロの視線を感じとった令裡は意地の悪そうな笑みをうかべ、己の陰部を
手の掌で覆い隠す。
「さぁ、ヒロ・・・どうしたいの?」
「・・・見たいです・・・アソコ・・・」
「それでは、よくわからないわ・・・お姉さんに、ちゃんと教えてくださいな。」
その艶かしい問いに、ヒロの吐息が荒くなる。
「あ・・オ○・・オ○○コ・・です。オ○○コを見たいです。」
「ふうーん・・・見るだけ? それで満足なのですか?」
「オ○○コを見て・・・それから舐めて・・・匂いも嗅ぎたいです・・・あっ!
お願いです、もう、僕・・・我慢できない・・・さ、触ってもいいですか?・・・
僕のオ○ン○ンが、お○ン○ンが!」
羞恥で真っ赤にさせた顔を振るわせ途切れた嬌声を紡ぐヒロは、まだ未熟な陰茎を
ヘソまで反らせ亀頭から白く濁った体液を滴らせた。
――まぁ、なんて俗物的で可愛いのでしょう・・・
令裡は心の奥で蛇のような舌舐めずりをする・・・メラメラと燃え盛る情欲の炎・・・
悶えながら訴えるヒロの卑猥な単語の連呼は令裡の嗜虐心を大いに刺激した。
――見てみたいわ、この子が淫蕩に狂う様を・・・
ずりずりと令裡は膝立ちで擦り寄る。
「吸いなさい、ヒロ・・・そうしたらご褒美をあげるわ。」
令裡はヒクヒクと肩を揺らながら歪んでいくヒロの顔を己の乳房に引き寄せる。
「・・・はい、わかりました。」
切なげに伸ばされた小さな舌が、ゆっくりと深紅の乳首を弾く。
・・・ちゅ・・・ちゅる・・ちゅ・・・
「それでは駄目よ! もっと激しく! もっと舌全体を絡めて吸い上げなさい!」
んくっ! ちゅくっ! ちゅばっ! ちゅちゅっ! ぐじゅっ!
突然、令裡に叱咤され、ヒロは激しく乳首を吸い上げる。
「そうよ、ヒロ・・・もっと卑猥な音と立てて、そう・・軽く歯を立てて。」
言われるがままにヒロは唾液を垂れ流しながら令裡の乳首にコリコリと歯をたてる。
「ふふふ、どうかしら私の乳首の味は? 答えて、ヒロ。」
「れいりひゃんの・・ちくび・・んっ・・おひいれす・・・」
「まるで大きな赤ちゃんね・・・とても可愛いわ、ヒロ。」
そう言って細く笑む令裡は、微かに震える喉奥から喘ぎ声が漏れるのを噛み殺し、
そっとヒロを押し倒していく。
「だから・・・ご褒美を、あ、げ、る♪」
ちゅぱっ――引き離されたヒロの口唇から乳首が離れ、弾力のある乳房がぷるんと揺れる。
大胆に上げられた太股、かすかに羞恥の色をみせる令裡の額から一滴の汗が流れ下る。
「よく見なさい、ヒロ・・・これが【オンナ】よ。」
令裡はヒロの胸の上にまたがり、太ももを大きく割り開く。
「見せてさしあげますわ・・・奥の奥まで。」
M字に開かれた両足、その付根に細い指先が絡まり柔らかな陰毛を掻き分け、
うすい紅色の肉ヒダを割り開く。
――あ、あぁっ・・・これが女の子の・・・オ○○コ・・・
いやらしい体液を滴らせ、ねっとりと濡れ光る太ももの付根にヒロの視線は
釘付けになった。
――欲しい、欲しい、欲しい、欲しい!欲しい!欲しい!! 欲しい!!
「欲しい!!!」
気が狂わんばかりの欲望が脳を駆け巡り、それは叫び声となって狭い室内に反響した。
ヒロの腕が令裡の腰と太ももに絡みつき、小柄な身体とは思えない力で引き寄せる。
プチュッ! グチュッ! チュパッ! チュパッ! チュパッ!!!
卑猥な水音が室内に木霊する。
ヒロは鼻先まで割れ目に潜り込ませメスの肉ヒダを獣のように貪った。
「あっ! あはっ! いいっ! いいわ、ヒロ! この子、最高ーーっ!!!」
荒々しい愛撫に、ついに歓喜の雄たけびを上げた令裡は、細い身体を弓のように
しならせながら天を仰いだ。
「あ、 令裡さん! 令裡さん・・・あ、あ、令裡っ! 令裡っ! 令裡っ!」
求めるモノの名を叫びながら、ヒロは充血した朱色の肉壁を更に大きく割り開き、
その付け根にある小さな膣口に舌先を滑り込ませ激しく嘗め回した。
「ああっ! あああっ! いいわ、ヒロ! もっと激しく!」
乳房を両手で揉みしだきながら淫蕩に漬かる令裡の肌が桜色に汗ばみ、開かれた腋から
濃厚なメスの芳香を放つ。
その香りはヒロの鼻腔を埋め尽くし更なる狂宴、更なる興奮の高みに誘っていく。
ブシュッ! チュビュッ! ジュパッ! クリュッ!
それは本能か・・・性に疎いヒロは反射的に秘裂の奥にある勃起した肉片を、
その先端にある真珠の粒を激しく吸い上げ口唇の縁で捏ねまわした。
「あっ! あぁっ! あ、あ、あ・・・はあぁぁああぁああぁーーーっっつ!!!」
暫くして絶頂を迎えた令裡は絹を裂くような甲高い嬌声を室内に響き渡らせる。
――プシュッ!!!
肉ヒダの奥から弾き出された熱い歓喜の飛沫・・・ヒロはその体液をチュウチュウと
淫らな音をたてて飲み下した。
「あ、あ、あ、かはっ! あっ! いいっ! 最高よ、ヒロ!」
荒々しい絶頂の余韻に彷徨いながらそう叫び、令裡は何度も何度も舌なめずりをする。
「ん、ん、んく・・ふっ・・美味しい・・・でも・・・喉が・・・もっと・・・」
「ふふふ、これで貴方も闇の眷属よ・・・おめでとう、ヒロ。」
令裡はヒロの頭を鷲掴むとグシャグシャと掻き毟る。
その顔は聖女のように、だが、瞳は残虐な十字架を背負った悪女そのものだった。
「さぁ、今度は私の番ですわ・・・堪能しなさい・・・そして――」
令裡は新体操の達人のように背筋を反らせ腰を真横にねじり込み、眼前にあるヒロの
そそり立つ陰茎に手を伸ばした。
「逝きなさい・・・濃密なオドの蜜を最後の一滴まで吸わせて頂きますわ。」
左手で淫嚢を、右手で陰茎を、口唇で亀頭を包み込む。
「うはっ! わっ! あ、あ、あ・・・いいっ! いいよぉ〜〜〜!!!」
煮え立つ肌と口内の感触にヒロは激しく腰をくねらせてよがった。
おもわず噴出しそうになる煮えたぎった滾り・・・だが、陰茎の根本をきつく
押さえる令裡はそれを許さなかった。
――簡単には逝かせませんわ・・・もっともっと高ぶらせて・・・
――生涯最初で最後の素晴らしい快楽を味あわせてあげる・・・
ジュパッ! ジュポッ! ズリュッ! グチュッ!
令裡は激しく口内を渦めかせ血管を浮きただせて射精欲を漲らせる陰茎を
更に爆発寸前の状態で攻め立てる。
令裡の額から噴出す幾筋もの汗・・・更なる興奮を求めるヒロの指先が令裡の熟れた
膣口にズブリと差し込まれる。
――あっ! ああぁっ! そうよ・・・もっと、淫欲に溺れなさい。
陰茎の奥で暴れ狂うマグマの高ぶりを指先で抑えながら令裡は陰茎をむしゃぶる。
「あっ! ふぐっ! あっ! あっ! あっ! あ" あ"ーーーーーっつ!」
狂ったようなヒロの喘ぎ声に合わせて膣口に潜り込んだヒロの人差し指を
幾千幾万のヒダの群れがキュウキュウと締め上げる。
支援
「あっ! 凄いっ! 凄いよぉーーっ! オ○○コが僕の指を飲み込むよぉーーっつ!」
令裡は腰を高く突き上げてヒロの指を蠢くヒダの奥の奥へ・・・奥の小部屋にある
舌ベラのように滑らかな秘肉の絨毯へ誘う。
その指全体に伝わる感触の心地よさにヒロの指は戦慄き、持て余した片手を揺れる
乳房に張り付かせた。
「もうっ! あっ! 出させてぇっ! あ"、、、あ、、ぁ、、、、 ぐるっじゃうよ〜〜!!!」
ついにヒロは泣き出すような叫び声で射精を懇願する。
――ふふふ・・・さあ、私の口で貴方の欲望の全てを吐き出しなさい。
暴れ踊るヒロの腰に合わせて陰茎を喉奥深くまで飲み込むと、令裡は陰茎の根元を
押さえていた親指を離し、すぐさま陰茎と淫嚢を隙間を激しく揉みしだいた。
ビュッブッ! ビュビュッ! ビューッ! ビューッ! ブビューーーーッツ!!!
壊れた蛇口のように噴出した精液の濁流が令裡の食道を貫き、胃の中へ注ぎ込まれる。
――熱い・・・オドの火花で・・・あ、あああ、内臓が溶けてしまいそう。
何度も繰り返し射精する若い陰茎を、令裡は容赦なく限界を超えて噴出させていく。
「ああぁあああーーーっつ!!! 死ぬ! 死ぬ! 死んじゃうよぉぉ!!!」
既に精液を出し切った性器を咥え続ける令裡の体内にはオドの本流が絶え間なく
注ぎ込まれる・・・その限界を超えた絶頂にヒロの声は狂気の色を帯び始める。
――とても美味しいわ、ヒロの命・・・そうね、そろそろ逝かせてあげる。
肉眼で確認できるほど高ぶるオーラを纏った令裡は、悪魔の笑みを浮かべて
陰茎から口を離した。そして、気だるそうに腰を持ち上げると、今だ力強くそそり立ち
ビクビクと痙攣する陰茎を自らの性器に近づけていく。
―――スゥっと闇が動いた・・・黒いドレスと、それとは対照的な白銀の冠。
「そこまでだ、令裡・・・我が下僕を解放してもらおう。」
「あら、お姫様・・・いつからそこにいらしたのですか?」
「ふふん、しらじらしいぞ・・・気づいていたくせに。」
「お姫様も、お人が悪いですわ・・・ヒロが自慰を始めるまで待っていたのでしょう?」
二つの不適な微笑が室内に微妙な緊張感を生む。
「この際、愛らしい下僕が純血を散らす様も、ご覧になってくださいな。」
姫から目線を逸らさず、令裡の手はヒロの陰茎を性器に潜り込ませ濡れ光る膣口に導く。
「令裡・・・これが何だかわかるか?」
どこともなく姫の手に現れた小瓶を令裡の瞳が捉える。
――それはっ!
令裡の思考が形を成す前に小瓶は姫の手を離れて宙を彷徨った。
「きゃあっ!」
悲鳴を上げた令裡は咄嗟にヒロの陰茎を手放し、己の口を塞ぐ。
だが、床に落ちる前に再び姫の手に握られた小瓶は、高く伸ばされた親指と小指の間で
フラフラと危ういバランスで揺らめいていた。
「わかるだろう、令裡? ニンニクの粉末だ・・・新月の晩の吸血鬼は闇の帝王・・・
倒すことは適わぬが、手ひどい目に合わせて退散させることはできる。」
「・・・私を脅されるつもりですか?」
「なに、私も手間が省けた・・・今宵の余興も含めて借りにしておこう。」
「・・・・・。」
無言で姫を見詰め続ける令裡の瞳は鋭く・・・だが次の瞬間、ほぅっと気の抜けた
溜息をついた。
「お疲れ様ですわ、ヒロ・・・また、お姉さんとイケナイ遊びましょうね?」
頬に軽くキスをする令裡の声を、気絶したヒロは知るよしもなかった。
「ごめんなさい、姫・・・僕・・・その・・・」
翌朝、登校の挨拶に訪れたヒロは捨てられた子犬のような顔で姫に言った。
「まぁ、気にするな・・・だが、下僕たるもの主人をその気にさせる口説き文句の
一つくらいは考えておくものだ。」
「僕、そういうのよく分からないし・・・それに恥ずかしいから。」
「ならば、わかりやすいサインでもすればよかろう。」
そう言って姫は親指と人差し指で作ったリングを小刻みに上下に振る。
「あのっ! 僕、学校に行ってきますっ!」
顔をトマトのように真っ赤に染めたヒロは慌てて扉に駆け出した。
「それなんですか、お嬢様? おまじないですか?」
兄弟がすれ違う・・・その様子を眺めていた紗和々は脳天に?マークを浮かべた。
「ふふん、紗和々の淹れる紅茶は美味しい・・・それだけだ。」
不敵な微笑を浮かべる姫はティーカップを口元に運びながら、そう呟いた。
160 :
>>87:2007/05/28(月) 23:34:23 ID:3Yu/EI49
やっと・・・終わった。
本当に今回は疲れた・・・会社は休みないし
昨日は半徹・・・なんか後半グダグダしてるけど
もう修正は無理っぽい。
とりあえず、努力は認めて欲しいっす(汗
では、感想よろ〜ノシ
161 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:46:01 ID:3BBXv9kx
GJ!
やっぱり令裡さんはエロいな
しかし、姫様
サインが下品だww
皆さん、怪物王女の女性キャラでは令裡さんが一番人気になるんですか?
>>160 お陰様で明日も頑張れるよ。
何気に最後の姫が一番エロいと感じたのはオレだけじゃないはず・・・。
しかし、やはり吸血鬼キャラってエロいね!
努力を認めさせられる卓越した職人技GJっ!
165 :
>>87:2007/05/29(火) 14:46:50 ID:IB87Azer
う〜、う〜、やっと昼飯が食えるよぉ〜
会社は俺を熱中症で殺す気かぁ〜
私にとってGJ!とお褒めの言葉は
この上ない元気の元です。
>>161 GJ!ありがとう御座います。
今回はなるべくエロくしようと心がけました。
>>162 私は令裡先輩が一番好きですね。
御パンツを見るたび(;´Д`)ハァハァです。
>>163 GJ!ありがとうございます。
>>164 エロは活力・・・私の信念ですw
褒めていただくと頑張ってよかったと嬉しく思います。
やっぱりヒロが姫をレイプするやつがよみたい
168 :
>>87:2007/05/30(水) 09:02:15 ID:56MZng2E
>>166 姫陵辱SSも考えているけど
ヒロがレイプってのは閃きがないなぁ。
>>167 お褒めの言葉ありがとうございます。
次回作も頑張りたいです。
吸血鬼ヒロが姫を襲ったところを膨らませれば、姫姦なんとかなるんじゃ
令裡とリザが邪魔(?)に入りそうだからな。
赤錆村事件の直後に、フランドルがトラックの修理部品を探しに行っている
間に白くなった状態で・・・とか。
眠りについた話、ハエ男に緊縛された話もおいしい。
それならば全員でまぐわってしまえと。
…姫姦とか陵辱とかが無くなりそうだな。
それはそれとして、
>>160 GJ!!
つーかヒロもエロいな、なんか。
172 :
>>87:2007/05/31(木) 12:18:21 ID:tbQegII5
>>169 血を吸われた直後の姫が朦朧としたところを
襲うにも、あのときはフランドルがいたからなぁ。
エネルギー切れというのも無理があるし、
やっぱ難しいかと・・・
>>170 蝿男の話をもじるのは面白いかも・・・
寝込みを襲う話はいいかもなぁ〜
シチュエーション的に萌えるw
>>171 GJ! ありがとう御座います。
5つ以上をを目指していたので嬉しい限りです。
ある意味、私のSSはヒロキュンの悶える姿で
(;´Д`)ハァハァしてほしいですね。
ヒロ、可愛いよ、ヒロw
怪物王女のサウンドトラックが欲しいなぁ〜
SS書くとき、テンション上げるのに良さそうだ。
今はアニメ聞きながらSS描いてるけど。
ドラマCDも出るみたいだし、3000円くらいで
だしてくれないかなぁ〜
ドラマCDでるんだ!
いつだろうなぁ
175 :
>>87:2007/05/31(木) 15:00:06 ID:tbQegII5
ヒロ×姫強姦もの閃いた!
その3はリザSSにしようと思ってたけど
後回しになるな。
とりあえず、書き出してみる。
>>174 アマゾンで検索かけるとあるんよ。
近日発売とあるが、アマゾンだしなぁw
EDの出来は神レベルだよな
寧ろ、DVDで映像入りを出して欲しい
ちょいと聞きたいんだが、紗和々とシャーウッドって面識あったっけ?
コミック見た限りではなさそうなんだが、まだコミックになってないとこではどうなってる?
誰か教えてくださいな。
脳内補完しる
アニメだとあるんだがなぁ
漫画だと紗和々の出番少ないからなぁ
…実は全ての黒幕だったりして
令裡×リザ
「どこだ吸血鬼!!」
夜中の学校の屋上でリザの声が響き渡る。
「姿を隠さず出てこい!!」
「わたくしはここにいましてよ。」
と令裡は床から3mほど上に浮いていた。
「やっと姿を現しやがったな、今日こそ決着をつけてやる」
「まったく面白い雌犬ですこと」
「うるさい!!」
とリザは令裡にいきなり飛びかかった。
しかしかわされてしまった。
「そのようなことでは、ずっと当たりませんわよ」
「ちくしょう!!満月なら……」
しかし今日は新月、月は出ていなかった。
「運のない雌犬ですわ」
それから戦いを続けること1時間以上
「あら、もう疲れましたの?」
「ちくしょう!!」
「ではこちらからさせて貰いますわ」
>>178-180 ありがと、そんじゃ面識あるってことで書いてみるよ。
まぁ、紗和々はあんま出番ないと思うけど。
チャーチャチャチャーン(ピアノのBGM)
――最近、姫はインターネットを始めたらしい。
――紅茶を片手にノートパソコンのキーボードを人差し指で叩く姫。
――まだ、ブラインドタッチはできないらしい。
姫「ふむ、【アニメ版の姫の乳はでか過ぎ、あれは偽乳】・・・逝ってよし、と。」
ヒロ「あの、姫・・・」
姫「【姫の血が飲みたい、姫は間違いなく処女】・・・・令裡乙!、と」
ヒロ「姫、あの僕・・・」
姫「なんだヒロ、私は忙しい・・・【フランドルの可愛さは異常(;´Д`)ハァハァ】・・・ふがふが、と」
ヒロ「なんだか調子が悪いから血を・・・」
姫「寝てれば治る・・・【リリアーヌ、可愛いよ、リリアーヌ】・・・ふふん死ね、と」
ヒロ「姫〜(つД`)・゚・。 」
・・・はぁ、疲れると変な妄想がorz
184 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 20:21:15 ID:9LjgdLI3
シャ「ヒロ、これは何だ?」
ヒロ「シャーウッドちゃん、どうしたの?」
シャ「 【ヒロは俺の嫁】 ってスレッドが立っている! 浮気か?」
ヒロ「ヒロなんて名前はどこにでもいるよ。」
シャ「いや、この街のスレなんだ! しかも山の上の屋敷に住んでるって!」
ヒロ「ぶっ! 僕は関係ないよ!」
リザ「なあヒロ、ムカつくやつがいるんだ! オレの立てたスレを荒らしてるやつがいる!」
ヒロ「……リザ、それは何のスレ…なの?」
リザ「ヒr…げふげふっ……とにかく頭に来るんだぜ!」
シャ「ム……#」
リザ「チッ、まさか! #」
便乗でスマン。
続きwktk
>>813>>815 ちょwGJwww
これでヒロ×リザフラグが立ったわけだが。
リザ「神光臨待ち!」・・・っと カタカタ
191 :
>>181:2007/06/05(火) 16:49:23 ID:LgvoRUs5
と言うと令裡はリザの後ろに移動した。そしてリザのシャツを剥ぎ取った。
「何するつもりだ、てめぇ!!」
「あら、そんなに騒がないでほしいですわ。
あなたを快楽へと導いてあげようと言うのに」
するとリザのむき出しになったピンク色の突起に手を延ばした。
そして軽く揉みはじめた。
「ぁ……くっやめろ……」
「あら、軽く触っただけですのよ。本番はこれからですわよ」
するとさっきより強く揉みはじめた。
「くっ…ぁ…ん……」
「ここはどうなっているのかしらね」
と言うとリザの秘所に手を当てた。
「そっそこはやめろ……」
リザは今にも消え入りそうな声でいった。
「いつもの威勢はどこへいきましたの?」
そう言うと令裡はズボンを脱がした。
「あら、もう濡れていましてよ。」
「お願いだ……やめてくれ……」
リザは顔を赤くして言ったが、令裡はパンツも脱がした。
そしてリザの薄い毛が生えた秘所があらわになった。
あと少しで完成です。つまらなくてスマソ
つまんなくないよ!
193 :
>>181:2007/06/07(木) 23:34:57 ID:z7ynIgVi
「あらあら、ぐっしょりと濡れていますわよ」
と言って令裡はリザの秘所を触った。
「ぁん……さっ触るな」
しかしその声にはもう力がなかった。そして令裡は
アソコの中に指を二本入れた。
「あ、ああっ!! あ、ふぁっ……! ひ、ふぁ……はぁはぁはぁ……」
「声がでかいですわよ、そんなに騒がないでください。」
そして令裡は激しく指を動かした。するとリザは立っていられなくなったのか、
地面に四つん這いになった。
「あら、そうやってしてもらうのがいいの?」
令裡は指を一本付け加えた。
「あっ、ふぁっ……! や、め……ん、あっ!あ、っはぁ……ううぅっ
あぁん、あはぁああぁぁ、」
リザはイクとそのまま気絶した。そして目覚めたときは自分の部屋にいた。
「ふぅ、夢か……嫌な夢だった」
「夢ではなくてよ」
リザが後ろを見るとそこに令裡が立っていた。
「先ほどは気絶したので、続きはここでやりますはよ」
と言った。そして、続きが始まった。
……そして満月、リザは仕返しをしに令裡の所にいった。
194 :
>>181:2007/06/07(木) 23:37:05 ID:HujAm8ih
やっと終わった……
次はどんな作品にしようか考えています
書いてほしいのがあったら言ってください
GJ!エロ(・∀・)イイ!令裡にゾクゾクしたw
俺は姫が受けのが読みたいな。攻めは誰でもおkおk
GJ!
次は返り討ちを
ヒロで練習しようとして、返り討ちでもいいな
リザは受けが似合う
197 :
>>87:2007/06/10(日) 13:48:00 ID:/+auiJ3d
やっと仕事がなくなって余裕が出てきた。
今日は仕事場で軽快にワードを叩いてる。
ヒロによる姫陵辱シーンは快調に進んでますが、
今日までの激務の疲労でへこたれそうだ。
地球のみんな! オラが元気になる言葉をくれい!
元気が出たら明日の貴重な休日をフルにつかってガンガル!
とりゃ
ノ●
199 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 15:13:07 ID:sYzY/cxL
>>197 気の利いた言葉は言えねえけど、心よりお待ちしてますぜ!
201 :
>>87:2007/06/10(日) 19:34:55 ID:hLoqPLMS
202 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:36:32 ID:sUOdpmcu
頑張って下さい
203 :
>>87:2007/06/11(月) 09:24:55 ID:dRVyMSZC
>>202 よっしゃっ! 頑張るぼあぁ!
これから一気に書き上げる勢いでいくぜ!
204 :
>>87:2007/06/11(月) 14:34:48 ID:dRVyMSZC
とりあえず、SS書きあがった。
これから修正作業に入る。
出来上がったらうpるんでヨロノシ
205 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 15:20:54 ID:V1geG+5p
乙です!
期待してますよ〜
乙!!
頑張れ〜
207 :
>>181:2007/06/12(火) 00:39:26 ID:bEqB+qpf
>>197さんの意見を参考にして
3日ぐらいかけて書こうと思います。
前の続きと考えていいです。
リザが令裡の所に仕返しをしに行く前の半月の日、
月明かりに照らされながらリザはヒロの部屋の前に立っていた。
「ヒロ、起きているか」
と声をかけたが返事がない、どうやら
熟睡している様だった。
「入るぞ」
と言ってリザはヒロの部屋に入っていった。
ヒロは部屋の角のベットの中で寝ていた。
リザは音をたてないようにベットに近づいていった。
そして布団を全部取り払って、ベットの上に乗った。
するとリザはヒロのズボンとパンツを気づかれないように剥ぎ取った。
そこにはまだ未熟な陰茎があった。
リザは少し顔を赤らめながら、ちょんっと先に触った。
「ぅん……」
と小さな嬌声をあげた。
するとリザは何を考えたのか陰茎を口に含んだ。
>>205-206 応援ありがとう!
お陰で一応完成しました。
>>181さんへ
もうちょっとしたら私のSSをうpしようかと
思っているのですが、
181さんのSSが完了してからのほうがいいですか?
レスがブツ切れになるのが残念なので・・・
お返事おねがいしますorz
209 :
>>181:2007/06/12(火) 17:17:06 ID:pWKG4n97
いや、まだ完成はまだですからうpしても良いですよ。
ふがふが
212 :
>>87:2007/06/12(火) 20:06:47 ID:S+QM7X2v
>>181さんの許可が出ましたので、これからうpします。
※※※ スレ住の皆さんに ご注意 ※※※
このSSは陵辱にともない暴力的な表現が含まれています。
そのような内容に不快感を覚える方は読まないことを勧めます。
・・・では投下を開始します。
――リリアーヌ、リリアーヌ・・・可愛い、可愛い、僕の子猫。
――黒のコート、真紅の瞳・・・狂って、狂って、壊れるまで。
僕はその瞳が好きだった・・・挑発的で、凍えるほど冷たい、紅い瞳。
無垢な肌を、気高い魂を、ベットリと糞を塗りたくって汚したかった。
綺麗過ぎるものは罪だ・・・下賎な女の股から生まれたくせに王の血を
受け継いでいるという理由で僕の傍らに座する、その図々しい態度が。
下等なケダモノ以下の侮蔑すべき生き物。
蝶が舞うような華麗な剣さばきも、朗々と哲学を述べる清ました横顔も、
その俺を見下した態度も・・・愛しくて、愛しくて、おぞましかった。
ゴミクズ以下の見るに耐えない汚物。
だから、やったのだ!・・・縛り上げたアイツを想像してナイフを振るった。
悲鳴が止まるまで、刺して! 刺して! 刺して! 腹を切り裂いて臓物を撒き散らした。
リリアーヌ、リリアーヌ、リリアーヌ、リリアーヌ!!!
下劣なお前に相応しい、その呪われた銘をプレゼントしよう。
そして、心得るがよい・・・お前が跪き許しを請うまで、その咎は消えないのだ。
王女と下僕 ―― その4 ――
「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
キレのある綺麗な横顔に苦悩が過ぎる・・・冷たい汗が小さな額を、胸の谷間、
肩甲骨の付根からも滴り落ちる。
――ふふん、呪わしいかな我が兄よ。
それは定期的に頬をかすめ飛ぶ銃弾。逃れられぬ過去の痕(きずあと)。
悪夢の宴は明朝に・・・そして、夜明けと共に遠く走り去る。
――なんて様だ・・・王女ともあろうものが。
その運命の楔に一瞥を送り、姫は静かに瞳を閉じる。
――ケダモノのように前後から犯され悶え狂う母。
――倒れ伏した己の下僕と床を這い広がる血溜り。
――暖炉から引き抜かれた揺ら揺らと焼ける鉄の棒。
縛られ、壁際に立たされ、目隠しをされた後でも理解できた。
その熱した鉄の棒は自分の身体に差し込まれるということを・・・
――母様、母様、誰か! 誰か! 私を助けて!
恐怖で狂いかけた幼い精神・・・股下から滴る尿が焼けた鉄に触れて
ジュゥと不快な音をたてる。
・・・漂うアンモニアの刺激臭。
・・・幾つかの下品な笑い声。
目隠しを涙でベチョベチョに濡らし、ただ許しを請う幼女。
その遠い記憶の断片は鋼の背骨を軋ませ、冷静な仮面は悲痛に歪む
「・・・くっ・・・っつ・・・」
ガタガタと震えだす肩を抱きしめ、姫は苦しげな呻き声をだす。
その時、ふと下僕の顔が脳裏を過ぎった・・・その無垢な笑顔、幼さの残る仕草。
それは、かつて自分が追い求め、ついぞ手に入らなかった想いでもあった。
深い深い呼吸・・・すぅーっと心が落ち着きを取り戻す。
噛み締められた口唇から憎しみの色が消え、胸奥の鼓動が穏やかになる。
「令裡・・・お前に頼みがある。」
開け放たれた窓辺に・・・そこにぶら下がる一匹の蝙蝠に姫は呟いた
「・・・それで、私に用事とは何で御座いますの? 姫様。」
暗い寝室の傍らに置かれた豪奢なテーブルに腰掛け、訝しげに令裡は訊ねた。
「騎士団に守られていた過去と 今、現在は違う・・・手勢を失った私にとって
己自身の武力も勢力の一部・・・そういう事だ。」
「・・・仰っておられる言葉の主旨がわかりませんわ。」
「令裡、私は忌まわしい過去に決別しなければならぬ・・・純粋に、全ては
生き抜くためだ。」
やや鋭い姫の呟きに令裡は苦笑しながら首をふった。
「さて、どうしたものでしょう。」
「簡単なことだ・・・・・それだけだ。」
人には聞き取れぬ小さな呟き・・・しかし、令裡はその音を巧みに掠め取った。
細い目線に悪女の笑み・・・令裡は姫の美しい顎線に指を滑らせた。
「姫様、その光栄なお役目を、この私に?」
「お前では駄目だ、令裡・・・ヒロに・・・そのためにお前を呼んだのだ。」
「ですが、このあいだの借りを返して頂かないと――」
「この勝負、お前が勝ったなら私の血を好きなだけ吸わせてやろう・・・それでもか?」
姫の冷たい問いに答えるように令裡の長い舌が姫の頬を舐め上げた。
「契約は成立ですわ・・・この私におまかせ下さいませ。」
そう囁いた令裡の瞳も冷たく、また陰湿なものであった。
「ヒロ・・・起きて、ヒロ・・・お姉さんが遊びに来たわ。」
令裡はパイプベッドに横たわるヒロを抱き寄せ、桜貝のような耳に口唇を這わせる。
小さな可愛い寝ぼけ声・・・そして、静かに開かれる目蓋。
「・・・ん、なに・・・あっ、令裡さん!」
瞳を大きく開いた途端、ヒロはジタバタともがいて逃れようとする。
「あら、起こし方が悪かったのかしら? そんなにムズがるなんて・・・」
「は、放してください・・・僕は、もう! とにかく、あんなことは二度と!」
しかし、幾ら力を込めてみても令裡の身体は離れず、ヒロの顔は令裡の豊かな
胸の谷間に押し込められた。
「勘違いしないで、ヒロ・・・今日は姫様の命令で貴方を迎えにきたのよ。」
ヒロの少し癖のある髪をゆっくり撫でながら令裡はいった。
「む・・むが?」
「そうよ・・・今宵の宴の道化は貴方・・・そして、私が世話役ですわ。」
「・・・・・。」
やわらかく子供を諭すように・・・だが、令裡の声音に殺気を感じたヒロは
思わず身を硬くした。
――ぷつっ・・・
次ぎの瞬間、ヒロの首筋に令裡の牙が食い込む・・・それは違わず静脈を貫き、
赤黒い血潮を束の間吸い上げた。
「れ、令裡・・さん・・か、身体が・・・」
「冷酷に、残酷に・・・でも、潜在意識は奪わぬ程度・・・難しい注文ですわね、姫様。」
紅潮した額から冷や汗を垂らし、血濡れの口唇を舐め上げながら令裡は呟いた。
――ですが、この苦痛も後の晩餐を楽しむための余興ですわ、姫様
「さぁ、共に参りましょう・・・今宵の宴の席へ。」
令裡は喉奥でカラカラと笑い、そして、ヒロの手をとった。
――僕は、そこへ一度も足を運んだことはなかった。
――姫の寝所、そこは聖域であり禁忌でもあるから。
扉は令裡の手で音もなく開かれた・・・その奥へ・・・招かれるままに足がすすむ。
ヒロは心の奥底に微かな抵抗を感じながら、その意に反することは出来なかった。
まるで、壊れかけた人形のように・・・一歩、また一歩、操られていく。
ゆらゆらとぼやけた意識のまま、姫の在る寝台に近づいていった。
――息を飲む・・・そして、淡く興奮する意識。
「どうかしら? 魅力的な光景でなくて、ヒロ。」
「どうして・・・どうして・・・こんな・・・」
令裡の問いにヒロは凍えるように呟き、苦しげに喉をヒューヒューと鳴らした。
――目隠しをされ、手首をしばられ、ベッドに横たわる黒いドレスの姫君。
「これから、どんな宴が始まるのかしら? 想像してみて、ヒロ。」
「だ、駄目だよ・・・こんなの・・・姫・・・姫が・・・」
半吸血鬼しながら、それでも虚ろに姫を案じるヒロを眺め令裡は目を細めた。
「そうよ・・・今、ヒロが考えた通りの非道がこれから行われるの。」
「そんな・・そんな酷いこと・・僕にはできない・・・よ。」
「それでもするのよ、ヒロ・・・それが姫様のお望みなのだから。」
冷たく言い放った令裡の魔眼が輝きはじめる。
――まただ・・・また、あの時みたいに・・・
キーンと超音波の様な耳鳴り・・・あの狂った性の宴の時に感じた、己の理性を
溶かし、飲み下す魔の感覚。
それは以前にも増して強烈にヒロの意識に絡みつき、邪な本能を呼び起こそうとする。
――駄目だ! 駄目だ! 駄目だ! 駄目だ!
必死で抵抗しようとしても、その純真無垢な意識は巧みに流され空回りする。
そして、徐々に冒涜の渕に・・・半吸血鬼化したヒロを邪悪な使徒に変化させていく。
――僕は・・・姫を・・・姫を護りたい・・・だから・・・
最後に残った弱弱しい輝きまでが、ドス黒い悪魔の手に握り潰されていく。
獲物を狙う獣のように荒い息を立て始めたヒロ・・・その熱く火照ったヒロの身体から
淫靡に燃える汗が滲み出し、姫の横たわるベッドへ一歩、また一歩、歩を進ませていく。
ガタリと背後から音がした・・・それは令裡の倒れた音であったが、それも気になる
程のことではなくなっていた。
――姫様、やれるだけのことはしましたわ・・・無論、勝つのは私でしてよ。
令裡は心の奥で呟き、床に這い蹲る哀れな己に苦い笑みを浮かべた。
・・・動き始めた、狂った歯車はもう止まらない。
そのことは、それを仕組んだ令裡よりヒロ自身がよく理解していた。
新たな客を迎えた豪奢なベッドはギシリと重々しい礼の声を上げて出迎え、
その来客を知った姫は無言のまま身じろぎもせずに出迎える。
――姫・・・姫・・・高貴で、慈悲深い、僕の主人。
ヒロの手が震えながら姫の真っ白でサラサラの素足を撫でる。
――僕は・・・これから・・・姫を・・・いや、お前を!
ヒロの邪に輝く瞳、歪んだ口唇から欲望の唾液が滴り落ちる。
――滅茶苦茶に・・・身も、心も、魂すらも、犯す! 犯しぬいてやる!
「・・・怖くないの? 恐ろしい? ねぇ・・・なにか反応してよ。」
ヒロは細く言葉を紡いだ・・・だが、そこには無垢で純粋な彼の面影は微塵もない。
その、様子に怒りを感じたヒロの瞳がギラリと見開かれた。
「囚われた野犬のように猿轡を噛ませられ、両手は縛りあげられて――」
ヒロの手で掴まれた姫の頭部がベッドに食い込む。
「――何を想う? んっ? 良く聞けよ・・・これからは僕が主人だ!」
奥歯を噛み鳴らして言い放ったヒロは、美しい金髪を引ったくり姫の頭を引き寄せた。
「僕にはわかるぞ・・・お前の冷たい仮面はうわべだけだ・・・その奥には――」
引き寄せた姫の頬に唾液の滴る己の舌をまぶす。
「――か弱くて、臆病で、卑怯で、下賎な 女の顔が隠されてることを。」
――ピシャッツ! ヒロの平手が姫の頬を弾いた。
「お前は王女なんかじゃない・・・お前は王女に相応しくない――」
ヒロの手が高貴と敬愛の象徴である姫の冠に伸びる。
「――だから、こんな、お前に不釣合いなモノは無用なんだよ!」
――カラン・・・カラン・・・カラン・・・カラン・・・
数条の金髪と共に引き抜かれた白銀の冠が、床に叩きつけられ転がった。
「ぐう・・・うっ・・・う、う、う・・・」
低く呻き声の上げる姫・・・そして、不敵な笑みを浮かべたヒロは誇らしげに
その顔を覗きこんだ。
「なにが王族だ! なにが主人だ! あの僕を見下した態度に吐き気がする!」
言葉と共に吐き出したヒロの唾が姫の頬に叩き付けられる。
「お前など血の力さえ無ければ、只の女だ! いや、それ以下の一山幾らの売女だ!」
「うぐぅ・・・うむ・・・ぐ、ぐ、ぐ・・・」
「そうやって芋虫のように這いずり呻くのがお似合いだ・・・そして――」
姫の頭髪を手放したヒロの両手が姫の襟首を掴む。
「――虫如きが、このような代物を身につけるのも相応しくない。」
――ビリビリビリーーーーッツ!!!
躊躇無く振るわれたヒロの両腕が姫の王女の証である黒いドレスを、その胸元から
真っ二つに引き裂いた。
――顕わになった姫の胸・・・少し小ぶりの愛らしい乳房、桜色の綺麗な乳首。
その胸を慇懃に舐めるように眺めてから、ヒロは顔を背ける姫の顎を強引に掴み、
己の顔に向かせた。
「綺麗なオッパイだね・・・この身体で何人の男を誑かしたの?」
「・・・・・。」
ヒロの侮辱に奥歯を噛み締めて耐える姫は、再び冷たい鉄のような趣で己を隠す。
その様子が癇に障ったヒロは瞳を細めて姫の顔を睨みつける。
「こうされても、その偽りの顔を保ち続けられるかい? あ?」
ヒロの開かれた口が、その無慈悲な半吸血鬼とかした牙が姫の姫の乳房に齧りつく。
「うっ! うっ! ぐううぅうぅうぅーーっつ!!!」
姫の悲痛な呻き声が室内に響き渡った。
だが、ヒロは乳房に齧りつく力を緩めない・・・白い乳房に幾筋かの血が流れ、
シタバタともがく足が、膝がヒロの身体を引き離そうとする。
――ニヤリとヒロの顔に残虐な笑みが漏れた。
爪を立てた手の掌が悲鳴を上げさせぬように姫の口を塞ぐ。
ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・
その乳房の傷口にヒロの舌が伸び、姫の血を貪るように嘗め尽くす。
――それは本来、儀式によって与えられるモノ。
――その血をヒロは自らの付けた傷口から搾取した。
「どうだ、今の気分は? 少しは自分の立場が理解できたか? リリアーヌ。」
その一言を聞いた途端、姫の身体が硬く強張る。
「兄弟にも嫌がる、お前の名を唱えているんだぞ・・・なんとか言ったらどうだ?
リリアーヌ・・リリアーヌ・・リリアーヌ・・ リ リ ア ー ヌ !!」
・・・ごりりぃ!!!
その禁忌の連呼に姫の眉はキツク釣りあがり、噛み締めた奥歯が不快な音を出した。
身体がブルブルと震えだす・・・それは恐怖ではなく純粋な怒りであることを示していた。
「ふーん、そんなに気に入ってくれたかい、リリアーヌ?」
――そ・・の・・名・・を・・呼ぶ・・なっ!!!
猿轡の奥から低く唸るような憤怒の声がはじき出される。
「・・・そう、それだよ。 僕が欲しかったのは、その顔なんだ・・・そう――」
その様子を楽しげに眺めるヒロは、そう言って愉快気に頷いた。
「――そうやって虚勢を張るいじましい姿・・・憎悪に、復讐に燃える顔だ。」
「リリアーヌ・・・君は最高だ・・・そう・・・最高のメス豚だよ。」
言いながら、ヒロは姫の横っ面を平手で殴りつけた。
バチッ! バシッ! バチッ! バキッ!
一発、二発、三発、四発・・・振るわれるたびに革鞭を打ちつけたような
乾いた音が響き、姫の頬が赤く腫れ上がる。
「ほら、ますます美しくなったね、リリアーヌ・・・ご褒美を与えるよ。」
「う・・・うう・・・うううーーっつ!!!」
ヒロは唸る姫を無視してコリコリと弾力のある瑞々しい乳首を弄ぶ。
指を伸ばし、朱に紅潮した乳房を淫らに揉みあげ、乳首を抓りあげる。
――ムクムクと次第に勃起し始める姫の乳首。
ヒロはそのイヤラシイ勃起を確かめると乳房を弄んでいた手を離し、
服の裂け目から姫の生腰を抱き上げた。
「さて・・・そろそろ淫乱な秘密の花園へ出かけてみよう。」
そう素っ気無く呟くと、手を姫の下腹部を覆う薄い下着にしのばせた。
姫の腰がムズムズと動き出す・・・その仕草を腕でギリギリ封じながら。
――ゆっくりと、ゆっくりと、毛虫が這うように贅肉のない下腹を進む指先。
――その指は下着の中に滑り込み、姫の柔らかな陰毛をつまみ上げた。
「ふーん、意外と毛深いんだ・・・で、色はどうなのかな?」
ブチッと小さな音がした・・・ビクリと身体を痙攣させ、羞恥に顔を歪める姫。
ヒロは引き抜いた陰毛をマジマジと見詰める。
「こっちも金髪だね・・・まぁ、違ってたら興ざめだけど。」
ヒロはそう言って引き抜いた陰毛をフッと息で吹き飛ばした。そして、
その時、姫の表情に微妙な変化があったのをヒロは見逃さなかった。
「お気に入りなんだね・・・そっか・・・なら――」
ヒロの顔が普段の可愛らしい笑みをうかべる。
「――この毛、つるつるに剃っちゃおうか?」
その問いに明らかに動揺した姫・・・その様子に満足したヒロはベッドを降りて
鏡台に近づく。
「ほーら、あった・・・無駄毛処理用の安全剃刀とクリーム!」
鼻歌混じりにベッドへ戻ってきたヒロは、剃刀をピタピタと姫の頬にくっつける。
「今からこの剃刀で姫の大好きな陰毛を剃って、赤ちゃんみたいなオマンコに
してあげるからね・・・でも、その前に――」
ヒロの手が姫の股間に伸びる。
「――この邪魔な布きれ取っちゃわないと・・ね。」
リズムを刻むように楽しげに下着を突付くと、ヒロは下着の裾に手をかけた。
「・・・・・。」
ギュッと力を込めて閉じられる姫の太もも・・・しかし、ヒロは無言のまま
懐から出した道具を手に取った。
・・・ぢょき・・・ぢょき・・・ぢょき・・・ぢょき・・・
抜け目無く持ち出したハサミが姫の最後の砦である純白の下着を切り裂いていく。
「どう・・・この柔らかくてフカフカの陰毛がなくなっちゃうんだよ。」
その刻まれた布切れを引き抜くと、ヒロはその股間の陰毛にほお擦りした。
「・・・・・。」
「うん、もしかしたら寒くてオマンコが風邪を引いちゃうかもね、可哀想なリリアーヌ。」
ヒロは言いながら羞恥に頬を染める姫が興奮していくのがわかった。
――もっと、もっと辱めてあげるからね・・・リリアーヌ。
ヒロはそのプックリとした恥丘を指でツンツンと押しながら、不意を付くように
その先に在るスリットに指を差し込んだ。
「むぅぅーっ!」
一瞬漏れた嗚咽・・・その指先にヌメリを感じ取りながら抜き取った人差し指を
ヒロはチュプリと口に含んだ。
「あれ、エッチな汗をかいたのかな・・・少ししょっぱかったよ、リリアーヌ。」
クリームを手の掌で捏ねながら、ヒロは姫の赤らめた頬にペッと唾液を落とす。
そして、捏ね上げられたクリームにまみれた手の掌を姫の閉じられた股間に
強引に差し込んだ。
「ふっ! うっ! むっ! うぅーーーっつ!」
姫の淫靡な余韻の混ざった嗚咽・・・ねちゃねちゃとクリームが陰毛に絡み合う音が
ヒロの冷酷な嗜虐心を煽り、心の奥底で燃える興奮の炎に油を注ぎ込む。
「オナニーしたことはあるの? 他の男に触らせたことは? ん、リリアーヌ。」
「く・・・ふ・・・うむぅ・・・」
「もしかして、自分でも触ったことないのかな・・・ん?」
・・・ジョリ・・・ジョリ・・・ジョリ・・・ジョリ・・・
「綺麗に剃ってあげる・・・これはお前の穢れた身体を清める儀式なんだから。」
・・・ジョリ・・・ジョリ・・・ジョリ・・・ジョリ・・・
「勿論、処女なんだろ? それとも沢山も男を咥え込んだの? お前の母のように――」
最後の侮辱の言葉を聴いた途端、姫の身体がビクリと震える。
「ああ、悪かったよ・・・確かめもしないで決め付けるのはよくないよね。」
綺麗に剃りあがった幼女のような恥丘をヒロはシーツの端で吹き上げた。
「だからさぁ、確かめてあげるよ・・・無論、協力してくれるよね?」
ヒロの言葉の意味を理解した姫は火照った顔をさらにトマトのように赤く染める。
「暴れると傷がつくよ・・・僕は手荒なことはしたくないんだ、リリアーヌ。」
ヒロはハサミの先端を姫の内股に突きつけながら、ゆっくりと持ち上げた太ももを
少しずつ開かせていく。
「うっ・・・ぐっ・・・うぅ・・・ん、ん、ん・・・」
姫の噛み締めた奥歯の奥底から、激しい羞恥を滲ませた嗚咽をポロポロと垂れ流す。
ヒロはその様子の細めた瞳で楽しみながら、大きく割り開かれた太ももの中央にある
股間の割れ目に指を伸ばした。
――染み一つ無い乳首と同じ桜色の花びら。
――激しい羞恥のため膨張した可愛らしい芽芯。
――割れ目の付け根の奥にある小さな膣口。
――そして、押し広げられた膣口の奥・・・純血の証。
震える内股にハサミを突きつけながら、その美しい性器を吟味したヒロは
満足そうにフンと鼻を鳴らした。
「どうやら処女みたいだね・・・でも、なにこれ?」
ヒロはワザとらしく疑問符をつけると、その姫の性器から垂れたイヤらしい
粘液を指で拭い上げ、そのまま姫の頬に擦り付ける。
その真珠の処女膜は奥から湧き出した淫靡な蜜液でヌラヌラと
イヤらしい光沢を放っていた。
「・・・・・。」
無言のまま顎をガクガクと振るわせる姫は、その正体を知り物陰に
逃げるように顔を背けた。
その様子をジックリ眺めつつ、再び滴り始めた姫の愛液にヒロは邪悪な笑みを浮かべた。
「そうやって男を誘っているんだね・・・処女のくせに・・・いいよ、乗ってあげるよ。」
ヒロはそう言ってハサミを投げ捨てると、ズボンのチャックを下ろした。
ボロリと吐き出された雄雄しく勃起したオスの性器・・・それは既に女の性を知る
自信に溢れた大人のペニスだった。
「教えてやるさ・・・処女に男の味って奴をね。」
ペニスをピクピクと猛らせながらヒロは氷のように冷たい言葉をはいた。
――再びジタバタともがき始める姫・・・それは最後の儚い抵抗。
再び貝の様に閉じられた姫の膝頭をこじ開け、ヒロは股の間に身体を割り込ませる。
「ぐぅっ! ううっ! ぐうぅーーっつ!!!」
渾身の力を込めて暴れまわる姫の身体・・・その身を静まらせるために振るわれた
ヒロの拳が姫の腹にめり込む。
「へぇ、意外に往生際が悪いね・・・まるで僕が暴漢みたいじゃないか。」
身体をよじって痙攣する横隔膜、葬式の木魚のように奏でられる短い嗚咽。
そして、じりじりと目隠しに涙が滲んでいくのが分かった。
「泣いてるの? もしかして嬉し泣き? 光栄だね。」
「う・・う・・う・・」
「さ、これで処女ともお別れだ・・・よかったね、リリアーヌ。」
ヒロがそっけなく呟いて灼熱のペニスを膣口に割り込ませた瞬間、
ぷっしゃーーーーーっつ!!!
姫の股間から勢いよく噴出し小水がヒロの下腹部を滝のように濡らした。
「はは・・・ははは・・・あはぁっははっはっはっはーーーっ!!!」
ヒロの感極まった笑い声・・・その黄色い液体はシーツに染み込み、
じわじわと広がっていく。
「流石だね! お漏らしなんて!お前は最高の演出家だね! だけど――」
ヒロは言いながら立ち上がる。
「――主人の衣服を汚したのはいけないね・・・お仕置きしなくちゃ。」
ヒロは姫の股の間に仁王立ちしながら猛り狂うペニスに手を添えた
ジョバジョバジョバ、ジョーーーッツ
ヒロのペニスから勢いよく注がれた小便が姫の顔を打つ。
「・・・・・。」
その熱い飛沫を顔面で受け止めながら姫は無言のまま身を震わせた。
「もっと惨めに穢れろよ・・・その方が犯しがいがあるからさ。」
「・・・・・。」
「もがもが悲鳴でもあげろよ・・・それとも、もう壊れちゃったかな?」
ヒロは小便の余韻に身を震わせながら姫を見下ろす。
「さって、お仕置きも終わったし、処女膜もブチ破っちゃおっと。」
ヒロは再び姫の両足を持ち上げ開かせた・・・しかし、姫は微かも抵抗もせず
その行為を受け入れていった。
くちゅ・・・ぬぶり
ヒロの亀頭が姫の処女膣に潜り込む・・・その瞬間、姫の身体が弓なりに反った。
「逃げるなよ! やりにくいだろうが! メス豚がっつ!!!」
ヒロは叫ぶと姫の細い腰を両手で押さえつける。
ずぶ・・・ブツッ! ずぶぶっぶぶブブぶぶうぶうぶうううーーーっつ!!!
「うぶっ! うむぅうううぅうぅうぅーーーーっつ!」
破瓜の苦痛に姫の悲痛な呻き声が室内に響く。
パンッ! パンっ! パンッ! パシッ!
そして、間髪おかず振るわれたヒロの腰が容赦なく唸り打ち付けられた。
「おめでとう・・・くっ!・・・こ、これでお前も中古女だ。」
ヒロはケラケラと笑いながら姫の処女膣を貪る。
「・・・・・。」
「なんとか言えよ、リリアーヌ・・・くっ! オマンコの力抜けよ! きついだろ!」
まだ硬さの残る膣を奥まで犯しながらヒロは怒鳴った。
――姫の性器から一筋の血が流れる・・・それは失われた純血の証。
その血糊が潤滑油となって滑りの良くなった膣・・・ヒロはますます注挿を激しくする。
パジュッ! ズシュッ! ギュチュッ! ズニュッ!
「あっくっ! いいぞ! 穴がいい具合に緩んできた・・・んっ、はっ、ああぁっ!」
激しい交尾の淫音が室内に木霊し、それはヒロの歓喜の呻きと交わり陵辱ハーモニーを
奏でる。
それは永遠につづく交響曲のように・・・しかし、終わりは早々にやってきた。
「くっ! そろそろ出るぞ・・・う、う・・・リリアーヌ! たっぷり注ぎ込んでやる!」
「ふっ!?」
「喜べよ! リリアーヌ! お前の子宮にタップリ注いでやる!」
「ぐっ・・・くくっ!!!」
僅かに身悶えした姫の縛られた両腕がジタジタともがく。
パジュッ! ズシュッ! ギュチュッ! ズニュッ!
「ほら! くっ、いくぞっ! さっさと孕め! お姫様よぉーーっつ!!!」
限界まで膨張したペニスの先は姫の小さな子宮口を押し広げ、ビクリと大きく身悶えした。
どびゅっ! どくどくっ!! びゅぶっ! びゅーびゅーびゅびゅーーーっつ!!!
「うおおおおぉぉぉぉぉおぉおぉぉぉぉおぉーーーーっつ!!!」
獣の雄たけびと共に吐き出された精液の渦が姫の処女膣を、
無垢な子宮までも汚していく。
びゅっ! びゅっ! びゅっ! びゅびゅびゅっつ!!!
「くぅっ・・・う、う、う・・・最高に気分がいい・・・」
耳の先まで顔を紅潮させたヒロは、射精の余韻に息を荒げながら呟いた。
ゆっくりと抜き出されるヒロの痙攣したペニス・・・その蹂躙され汚された花園から
したたるケダモノの精液。
「くくくっ・・・どうだい、今の気分は?・・・あぁ、このままじゃ喋れないよね。」
ヒロは姫の口を覆う唾液に塗れた布を剥ぎ取る。
「――と、なんか感想があるなら言ってみろよ、リリアーヌ?」
――だが、その口元はニヤリと・・・まるでヒロを挑発するように。
「ふふん、大したことはないな・・・お前の陵辱とは所詮こんなものか?」
「な・・・な、ん、だ、と、!?」
「大したことはないと言ったのだ・・・お前の貧相なペニスのお陰で、
私は大した痛みを感じずに破瓜を体験できた。」
そう言い放った姫の口端は釣りあがり、最後にフンッと鼻で笑う。
「ふ、ふざけるな、メス豚がぁ!! 最後の最後で虚勢をはるのか!!!」
「これが虚勢かどうか・・・お前が一番理解しているはずだが?」
「五月蝿いっ!!! 黙れっ!!!」
ヒロの激とともに姫の顎に拳が振るわれる。
「このメス豚の分際で偉そうに! 俺が主人だ! 傅け! 媚びろ!」
「残念だが、それは無理な注文というものだ・・・私が主人なのだ、ヒロ。」
「この!? ・・お、犯してやる! 何回でも孕むまで犯しぬいてやる!」
「それで、お前の気が晴れるのならやるがよい、下僕のヒロよ。」
――ヒロの身体がブルブルと震える。
――そして、その脳は明確に理解した。
――この女は【決して屈服しない】ことを・・・
「このっ!!!」
再び、ヒロの拳が見舞われようとした瞬間、その身体は前のめりに倒れ伏した。
その背後に立つ黒い魔影・・・令裡は苦しげに胸を押さえながら荒い息を繰り返す。
「私の負けですわ・・・姫様・・・これ以上は私が持ちません。」
「ならば、私の戒めを解け・・・どうにも手首が痛い。」
「はい、姫様。」
令裡の爪先が姫の腕に巻かれた布を刃物のように切り裂く。
「なかなかの演出だったぞ、令裡・・・礼を言う。」
起き上がった姫は目隠しを外して、令裡に頭を下げた
――その血涙に染まったルビーの双眸。
思わず息を呑んだ令裡は口元を手で覆った。
「絶望の果てにある希望・・・私はそれを手にした。」
赤く腫らした頬、痣の出来た顎、尿で汚れた金髪を姫はサッと掻き揚げる。
その優雅な趣は王族としての気品を微塵も損なっていない・・・むしろ輝きを
増してさえいた。
「もう、これで悪夢にうなされることもなかろう・・・だが――」
姫は微かに眉をひそめてヒロの顔をみた。
「――これで良かったのか・・・難しいところだな。」
――じきに夜明けが来る・・・だが悪夢は来ない。
――穏やかな過去の因縁すら飲み込んだ今の私には
――恐怖も、不快も、屈辱も・・・ない。
うっすらとヒロの瞳が開き・・・彼を新たな現実に呼び戻す。
「・・・・・。」
その癖毛のある頭を膝枕する姫は、まるで、聖女のように穏やかだった。
「・・・姫。」
「起きたか、ヒロ。」
「姫・・・僕・・・僕は・・・僕は!」
その瞳に涙を溜めて見つめるヒロの顔を姫は胸で抱き、優しく背を叩いた。
「許しを請うのは私だ・・・己の弱さを乗り越えるために、お前を利用したのだからな。
だから、改めて問う――」
姫はヒロの顔を両手で抱え上げると、その赤い瞳で見つめた。
「――それでも、お前は私を主人と仰ぐのか?」
涙を流すヒロの顔が不器用に微笑む・・・そして、力強くコクリと頷いた。
「僕はずっと姫の側にいたい! 姫の為に・・・僕はなんだってするよ。」
「後悔するぞ、ヒロ・・・だが、私の側にいたいのなら何時までもいるがよい。」
――そのとき、僕は初めて姫が笑うのを見た。
――ふふふ・・と、
――只それだけで、僕はどんな時よりも幸せな気持ちになれた。
「ふぅ・・・なんだか今回はとても働き損をしましたわ。」
抱きしめあう二人・・・その様子を窓辺から垣間見る令裡だけは不満げな
溜息をついていた。
おわり
おまけ(後日談・・・そして、平穏な日々)
「あの・・・姫・・・僕・・・」
学校から帰ったヒロは姫の前に立ち、例の下品なサインをした。
「ほほう・・・またか、ヒロ?」
「その・・・お願いします、姫。」
モジモジと可愛らしくアレを要求するヒロに姫は意地悪く微笑んだ。
「しかし、お前は陵辱が大好きのサドだからな。」
「え!? そんな あれは――」
「それに私のような中古女では物足りなかろう・・・そうだ令裡にでも頼めばいい。」
「そ、そんなぁ・・・姫様〜(つД`)・゚・。 」
その涙目の下僕を横目であしらうと、姫はティーカップを皿に戻した。
そして、凛と立ち上がると少し自分より背の低いヒロを抱き寄せ耳元で囁いた。
「冗談だ・・・今夜12時に私の寝所へ来るが良い。」
「え、姫!?」
「たっぷり可愛がってやる・・・今夜は私が主役だ。」
はぁっと暖かい吐息をヒロの首筋に吹きかける。
――ゆめゆめ忘れるな・・・お前は私のツガイなのだ。
――絶対に誰にもやらぬ・・・死が袂を分かつ、その日まで。
ヒロを抱きしめる姫は、心の奥で呟いた甘苦い台詞を噛み締めていた。
本当に、おわりっす
232 :
>>87:2007/06/12(火) 20:52:57 ID:S+QM7X2v
はぁ・・・終わった・・・メッチャ疲れたとですorz
今回は陵辱ってことで頭痛がするほど悩みました。
なにせ私は書いたことがないんですよ 陵辱物は(汗
しかも、ヒロ×姫という難題。
この展開はもう苦肉の策といった感じです。
明日から地獄の現場仕事が始まる。
そうすると一週間はうpれないので休日返上でガンガリました。
内容が内容だけに嫌いな人もいるとは思いますが、
好意的な感想をなにとぞお願いします。
GJ! それが職人の支えであり喜びなのだから。
233 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:36:31 ID:A4+ABXWU
20分ほど掛けて今ようやく読み終わった…
凄い、凄すぎる。感動で言葉が出てこない。
この完成度で初陵辱モノってんだから驚き。
面白い。凄い。夢中で読まされた。もう今はそれだけしか言えない。
お仕事頑張って下さい。応援してます。
>>87さん超GJ!!
ヒロは、あんまり下剋上とか似合わないキャラだから、
ヒロ攻ってゆうのが、どうなるか気になったけど普通に面白かったです。
読んでたら俺も書きたくなった。
アイデアとしては、
1.姫×魚人達の輪姦モノ
2.姫×ヒロのラブコメ
3.王位継承した姫とヒロのその後
みたいなのがあるんだけどリクエストとかある?
1がいい
2か3がいい。
240 :
>>87:2007/06/13(水) 05:24:07 ID:6fhD5MYT
>>233さん
>>234さん
>>235さん
>>238さん
>>239さん
GJありがとうございますorz
これだけ高い評価をもらえるとは
嬉しくて泣きます・゚・(ノД`)・゚・。
さて、そろそろ仕事場に向かいながら
次回の構想を練ってみますか・・・
243 :
>>235:2007/06/13(水) 22:03:09 ID:yfqLFJsx
なんか、ぶっちゃけ全部みたいなんで
全部書いてみます。
大体のあらすじ
1.魚人のヘタレ三人組が姫を拉致って犯す話(初エロ)
2.お屋敷に、二人っきりで一晩過ごすこととなった姫とヒロの話
3.王女になった姫とちょっぴり成長したヒロの話(妄想度高め)
2か3でお願いします。
2か3でたのんます
リザマダー?
247 :
>>235:2007/06/14(木) 22:54:46 ID:cV52SXSR
えぇ〜…とりあえず予告していた3つの内の
3.王位継承後の姫とヒロの話
が、できたので投下します…。
極度のベタ、厨臭さを含むのでご注意ください。
ここは、某国にあるお城…。
天井には、シャンデリアが並び、
廊下には、真っ赤な絨毯が敷かれ、柱には金箔を貼られた豪華な彫刻が施されている。
「ウッ…また迷った…
あのお屋敷でさえ、広いと思ってたのに
このお城はその何十倍も広いなんて…」
僕は、ハァ…と大きなため息をついた。
「とりあえず、誰かに聞いてみよう」
辺りを見回すと、ちょうど兵士がこちらに向かって歩いて来た。
「あっ、よかった。
あの人に聞いてみよう
すいませ〜ん」
僕が、その兵士に声をかけると、
「ん?誰だ貴様、こんな所で何をしている?
どうやって入って来た?」
兵士が僕の事を睨みつける。
「えっ…えっと、あの…その…姫…じゃなかった
王女様の部屋に行きたいんですけど、迷っちゃって…」
「王女様の部屋ぁ?
ハッハッハッ!!バカも休み休み言え!!
お前みたいな奴に、王女様が会うわけないだろう」
兵士は、そういって大声で笑った。
「で…でも、門番の人はコレ見せたら入れてくれたし…」
僕は、ポケットの中から勲章を取り出して、兵士に見せた。
「ん〜?コイツは、血の戦士だけに贈られる勲章じゃないか…何処で拾った?」
「僕のです!!」
「オイオイ、嘘をつくならもう少しマシな嘘をつけ、
血の戦士ってのは、爵位を持つ者で、さらに優秀な武勲を納めた者のみがなれるんだ。
オマエみたいな奴が、なれるわけないだろう…というわけで、ソイツは没収!!」
そういって、兵士が僕の手から勲章を奪い取った。
「な、何するんですか!返してくださいよ!
それは、僕の大事な物なんですから!!」
兵士に掴みかかり、勲章を取り返そうとする。
「ムッ!!しつこいぞ、貴様!!
早急に、この城を出ていかなければ、この場で叩き切ってやる!!」
そういって、手に持っていた槍を、僕に突き付ける。
すると…。
「オイ、どうした?」
兵士が来た方向とは、反対の方向から今度は別の兵士がやってきた。
「アッ、先輩!
コイツ、追い出すの手伝ってくださいよ!!」
「ん?コイツか?……」
もう一人の兵士が僕の顔を見ると、
その兵士の顔がサーッと青くなった。
そして、僕に槍を突き付けていた兵士の後頭部を掴み無理矢理頭を下げさせると自分も深々と頭を下げた。
「ヒロ様、申し訳ありませんでしたぁ!!
自分の部下が大変なご無礼を致したようで!!」
「???」
頭を掴まれた兵士は、状況が飲み込めず。
眼を白黒させている。
「この者は、昨日こちらの城の護衛に配属されたばかりでして、
ヒロ様のご容姿を伝えていなかった自分のミスであります!!
どうかお許しをぉ!!」
「い、いえ!!許すとかそんな…
僕は、姫…じゃなかった。
王女様の部屋を教えてもらってその勲章を返してくれれば、それでいいですから…」
「あ…ありがとうございます!!」
兵士は、勲章を取り上げると、僕に渡した。
「王女様の部屋は、この城を出て、一番北にある建物の最上階になります」
「ありがとうございます」
僕は、兵士にお礼を言うと外に出ていった。
『……フゥ』
ヒロを見送った二人の兵士は、安堵のため息をついた。
「まさか、あの人が王女様直属の唯一の血の戦士『ヒロ』だったなんて…ただの人間にしか見えなかった…しかも弱そう」
「噂では、あの人と狼人間のハーフと人造人間の三人だけでファラオの軍勢を一晩で壊滅させたらしい…人は、見かけによらないな」
「でも、何で王女様はあんな弱そうな人間を、血の戦士にしようと思ったんですかね?」
「さぁな、戦争前は何人かいたらしいが、今はあの人だけだ。
俺も、くわしい事は知らん」
「……」
「ハァ…ハァ…やっ…と…ついた…」
僕は、兵士の人に教えてもらった建物の前に着いた。
お城からここまで、歩いて20分くらいかかった。
途中に上り坂などもあってヘトヘトで、足がフラフラする。
…足がフラフラする原因はそれだけではない。
「ウッ…そろそろ血の効力が…姫に血をもらわないと…」
建物のドアを開けると、身の丈より長い箒を持って玄関を掃除しているフランドルがいた。
「フランドル」
「…ふが?」
フランドルがこっちを振り向く。
「姫は、いる?」
「ふが」
フランドルが、頷く。
フランドルに連れられて姫の部屋に案内してもらう。
「ふが」
「フランドルか?」
ドアの向こうから、姫の声がする。
「ふが」
「ヒロか…よし、通せ」
フランドルがドアノブに手をかけ、ドアを開ける。
部屋には、姫が椅子に座って紅茶を飲んでいた。
「姫…じゃなかった!!
お…王女様」
「別に、姫のままでもよい」
姫は、皿の上にカップを置くと僕に近づいて、僕の眼をジッと見つめる。
「ヒロ…頭が高いぞ、控えよ」
「エッ…?アッ!
ご…ごめんなさい!!」
僕は、慌て姫の前に膝をついた。
すると姫は、
「ふふん…冗談だ♪
表をあげよ」
「は…はい」
「しかし、ヒロの方が私より背が高くなるとは…出会った頃は、私よりも低かったのに…」
「成長期前だったからかなぁ…自分でもびっくりしてるけど…もう2年前か…」
2年前…。
僕が一度死んで姫の血で半不死身になったあの日から、
僕は、今まで夢やおとぎ話だと思ってた世界の住人になった。
「あの…姫、一つ聞きたいことがあるんだ…」
「言ってみよ」
「姫は、何であの日、僕に血をくれたの?」
「……」
姫のカップを持つ手が止まる。
「別に、理由など無い…
お前が、たまたま血の戦士としての素質を持ち合わせていて
その後、たまたま他に血の戦士になりそうな者が現れなかっただけだ…」
姫は、静かそう答えると持っていたカップに口をつけた。
「何故、そんなことを聞く?」
「……」
僕は、バカだ…。
僕は、姫にとってたくさんいる中の血の戦士の一人にすぎないって
昔、令裡さんだって言ってたじゃないか…。
姫も、昔は何人も血の戦士を持っていたらしいし…。
もしかしたら、僕にとって姫が『特別な存在』であるように、
姫にとっても僕が『特別な存在』なんじゃないかと
勝手に自惚れて…。
勝手に傷ついて…。
大バカだ…。
「い…いえ、何で見ず知らずの僕なんかを助けてくれたのかなぁ〜と思って…ハハハ…」
僕は、真意を悟られないようぎこちなく笑うが、
そんな僕の心を、見透かしたように姫は僕のことをジッと見つめる。
「ふふん…では、私も聞くが何故お前は血の戦士になることを選んだ?」
「そ…それは…」
本当のこと何て言えるわけない…。
『姫に一目惚れしたから』なんて…。
僕が、あの日リザのお兄さんに殺されて二度死んだ時、僕は姫を守ることができた事が嬉しかった。
あの時は、何でそう思ったのかわからなかったけど、姫が好きだと気がついた時、全てわかった。
事故にあって死ぬ直前…僕は、姫に心の大半を持っていかれたんだって…。
血の戦士として、姫に仕えるようになった後は、
血の戦士としての本能が姫を守ろうと思ったのか
僕自身の意志が姫を守ろうと思ったのかは
正直、自分でもわからないけど…
それでも…あの日、初めて姫を護ろうとして必死に走りだした
あの時の、一歩は自分の意志だと信じたい…。
「僕が…僕が、あの日…血の戦士なることを選んだのは…
姫のことを、護りたかったから…
うん…姫のことを、護るために僕は血の戦士になった!!」
思わず、そう叫んでしまった僕は、ハッと我に返り顔を隠した。
「うわぁ!!ちょ…アレ…え〜と、何言ってるんだろう僕…」
その場で、慌てふためく僕を見て、姫は
「私を護るためとは…ふふん、お前にしては随分と大胆なことを言うな…ん?ヒロ」
「うぅ…えぅ…あぅ」
僕の口から出るのは、意味不明の言葉ばかりだった。
「まぁ、私の下僕であるのだから、そのくらいの意気でなければ、務まらん」
そう言って、姫は人差し指を噛むと
血の滴る人差し指を僕の目の前に出す。
「血の一滴は、生命の雫…さぁ、飲むがよい。我が血の戦士よ」
「……」
僕は、姫の前にひざまづくと、血の滴る姫の指を舐めた。
たとえ、叶わぬ恋だとしても構わない…
僕は、ずっと姫のことを護ってみせる…
それが、血の戦士としての使命であり……僕の思いだから…。
おしまい
260 :
>>235:2007/06/14(木) 23:30:08 ID:cV52SXSR
…っとうわけで、完了
自分の感想としては、
良く言えば、無難
悪く言えば、ありきたり
といった感じ…。
後、前フリが思ったより長くなった。
見所は、
ヒロの思いと姫のクーデレと姫が『たまたま』(性的な意味)を連呼するとこかなぁ…。
まぁ、俺の書く話はみんなこんな感じなんで
他の話も、多分こんなノリになると思う。
感想とかあったらよろしくお願いします…。
>>260 GJです
こんなノリで魚人×姫の凌辱ってどんななんだぜ?
>>260 GJ!
オレッチとしてはもうちょっと濃厚な味付けが好きかな。
一口食べてアレ?って想うような部分があればなおいい。
姫とヒロの二人っきり嬉恥ずかしデレ話とか期待してます。
オレッチもエロ抜きの話とか考えてみるかなぁ〜
263 :
>>181:2007/06/15(金) 18:41:57 ID:XFJRbN3E
しまった!!一週間ぐらい寝て無かったら1日PCの前で
熟睡してた。今から急いで書くので、夜中ぐらいには終わると思います。
すいません。
リザ獣姦物を思いついたのでそのうち投下したいと思います
エロでは描写が重要だと思うのですが
ド素人なのでうまく表現できません
設定だけでも楽しんでもらえたらと思います
リザが獣姦する話か?
266 :
>>181:2007/06/16(土) 00:11:26 ID:UECdU6Wu
やっと書き終わった……
>>87さん乙です。
>>87さんの作品はとても良かったです。
オレの作品は面白く無いと思うのでスルー
してもらっても構いません。
それでは投下します!!
267 :
>>181:2007/06/16(土) 00:12:51 ID:UECdU6Wu
「んぁ……」
そしてヒロはいきなり目を覚ました。
「リ、リザ?何やってるの!!」
「あぁ、ちょっとな」
するとヒロの陰茎が少しずつ大きくなっていった。
「ヒロ、感じているみたいだな」
「ぅん…そ、そんなんじゃないよ……ぁん……やめて…」
しかしリザはやめる気配は無い。
「はぁん…で、出る…」
ドピュっと濃い物が出た。
「まさかこんなに出るとは思わなかったな」
「一体何しに来たの?」
とヒロは聞いたが、リザは答えずに服を脱ぎ始めた。
「ちょっと、何やってるの!!」
「いいじゃねーか」
といってリザはヒロにまたがって、少しずつ腰を下げていった。
268 :
>>181:2007/06/16(土) 00:43:50 ID:wbx07DNJ
そして後少しの所で、いきなりヒロはリザのアソコを突き上げた。
「うっ」
とリザは痛そうに顔をしかめた。
そしてリザの秘所から少し血が出てきた。
「あれ、リザって処女だったの?」
とヒロは聞いてきた。まさかヒロがこんな事を聞くと思ってなかったリザは、
顔をいきなり叩かれたような顔をした。
「何?僕が何も知らないと思っていたの?僕は男の子だよ」
と言ってヒロは腰を激しく動かし始めた。
「んん…んっ。あ、あっ、」
そしてリザはもう頂点へと達しそうになっていた。
それに気づいたようにヒロはもっとスピードを上げた。
「ぁあん、はぁ、うん、ぁああああ!!イッちゃうぅぅぅっ」
「うぁぁぁぁっ!!」
と一緒に頂点を迎えた。そしてヒロは
「またして欲しいなら来てもいいよ」
と言った。それからリザは令裡との対決の満月までヒロの所に通った。
−−−−終わり−−−−
269 :
>>181:2007/06/16(土) 00:45:52 ID:wbx07DNJ
駄文ですいません。
ちょっと最後のヒロが
ちょっとブラックに
なってしまいました。
感想よろしく
エロ部分はまだですが途中まで書いたのでとりあえず投下します
リザが犬に犯さる話です
「そういえばリザ、お前が言っていた戦士の教育とやらはどうなった?」
「全然ダメ、ここいらの犬共ときたら
飼いならされた腑抜けた奴らばかり
戦士には程遠いよ」
「そうか。」
「くっそ、この辺に狼の群れがいればなぁ
犬にしても、せめてドーベルマンやらハスキー犬なんかがいれば
私が鍛えて立派な戦士団を築き上げてみせるのに…」
「犬を探してるんですか?僕の学校の近くに大きなお屋敷があるんですが
そこに大きな犬が二匹いますよ
ドーベルマンとシェパードだったかな?」
「本当かっ!!ヒロ
よっしゃあ、それじゃさっそくスカウトしてくる」
そういうとリザは勢い良くドアを開き
満月の光が妖しく照らす夜の街へと飛び出していった
とりあえずヒロの学校を目指し歩を進めるリザであったが
飛び出して暫くたった頃に詳しく屋敷の場所を聞いておけばよかったと少し後悔するのだった
しかし、学校付近に近付くとそれらしい屋敷をすんなりと見つけることができた
ガルゥゥゥ ワンッ!!ワンッ!!ヴゥゥゥバァウ
リザが門の前で立ち止まると牙を剥きだし威嚇の叫び声を張り上げる二匹が出迎えてくれた
「へえ〜、こりゃなかなか骨のありそうな奴らだな」
リザの目の前には、二本足で立たせれば人間の身の丈をこえるであろう巨体をほこり、なおかつ筋肉質な肉体をもつドーベルマンとシェパードの雄犬が
今にも噛み付こうと門の隙間から顔を出しリザに吠え続けていた
「私の名はリザ・ワイルドマン、偉大なる戦士
ボルクワイルドマンの娘
お前達の力を見込んで頼みがある!!」
「私と共に戦って欲しい
私がお前達を鍛え上げてやろう
誇り高き戦士に成りたくはないか?」
リザが話し掛けると、二匹は吠えるのをピタリと止めなにやら相談を始めるようだった
『おいおい、何言ってんだこいつ?
ヤベーよwww
この人間頭に蛆沸いてるんじゃね?犬に向かって戦士だってよwww』
『いや、こいつはおそらく人狼だ、それにしては人間の臭いが強いようだが…』
『人狼?妖怪みたいなもんか?本当にそんなのいるのかよ?』
「何をゴチャゴチと喋っている?私の話を聞いているのか?」
『我々の言葉が解るようだな、それにほら、こいつから感じないか?』
『あ〜ん?、、、なるほどアレはこいつだったのかよへっへっへ』
二匹は顔を見合わせ、嫌らしく笑みを浮かべていたがリザは気付かなかった
『リザさんでしたか?
興味深いお話ですね
詳しくお伺いしたいので敷地にお入り下さい
貴女が我々の主人の目にとまれば不審に思われます
裏庭でお話しましょう』
「おっ、話が早くて助かるよ、わかった」
リザはヒョイっと塀を乗り越えるとなんの疑いもせず二匹に誘われるまま、草木が生い茂る薄暗い裏庭へとついていった
とりあえずここまでです
アニメしか知らず
ボルクワイルドマンと聞こえたのでそう書きましたがあってますか?
保
続きマダ〜?
『なるほど、つまりはリザさんに仕え、襲い来る怪物達を迎撃したり
兄の仇の王族への復讐を手伝えというのですね…
わかりました、心よくお引受けしましょう』
『俺もかまわないぜ』
「そうかっ!ありがとう
これからビシビシ鍛えて立派な戦士にしてやるぜ」
『俺達はよ、警察犬のOBなんだ
よかったら若い奴らを数十匹紹介できるぜ』
「そんなに仲間がいるのかぜひ紹介してくれ
そうかぁ楽しみだよ」
『それじゃあよぉ、早速だが報酬を前払いで払ってもらうぜ』
「えっ!?ほ、報酬!!
う〜ん?そんな事考えもしなかったなぁ
『おいおい、命掛けて化け物と戦えってのに
無償ってわきゃねぇだろ
今更とぼける気かぁ?』
『貴女だって始めからその気で来たのでしょう?
ふふふっ』
「そ、その気ってなんの事だよ?お前ら何を言ってるんだっ!!」
『けっ、よくいうぜ
雄を誘ういやらしい匂いをプンプン撒き散らしといてよぉ!!ああ?
こんな強烈な匂いは初めて嗅いだぜ
こんな雌犬見たことねぇぜとんでもねぇ淫乱だ』
「い、淫乱だとっ!!誇り高き人狼の戦士である私を愚弄するのかっ!?
私がいつ貴様らを誘ったってんだっ!!」
『おやおや、まさかご自分でお気付きになってないのですか?
貴女の身体中からはっせられる、発情期の雌犬特有の匂いが』
『こいつぁ驚いた、自覚してねぇのかよ
ほら、聞こえるだろ?
ここいら中の雄犬があんたの匂いに興奮して雄叫びを上げてるじゃねぇか』
どうして今まで気付かなかったのだろうか?
いたる場所から興奮した雄が雌を求めて狂い叫ぶ声が鳴り響いている
そんな馬鹿なっ?みんな私を求めている?私が誘っている?本当に私がそんな匂いを振り撒いているというのか?
自分の体の事は自分が良く分かるはずだ
特に変化はないはずだ
確かに今夜は普段より気分が高揚している
しかしそれは、今夜が満月だから…
それだけの理由のはず
「発情期だと?適当なこと言いやがって!!ふざけるなっ!雄犬になど興味ないね、私を愚弄したんだ貴様ら覚悟しろよ」
『ちっ、世話のかかる雌犬だぜ。教えてやってもわかんねぇのかよ
それならこれでどうよ
さっきからもうギンギンだぜ、へへっ』
『雌が匂いで雄を誘うように、雄も雌を誘惑するフェロモンを出せるのです
普通はたいして気にされないようですが
今の貴女にとっては…』
その時、突如リザは目眩のような感覚に襲われた
周囲に何かの臭いが立ち込めており
その臭いのせいなのかクラクラする、意識がはっきりとしない
全身の力が抜けるようだ
臭いといっても、鼻で嗅いでいる訳ではないようで
今まで感じた事のない感覚五感とは違う別の何かによって、体全身で感じる
リザは臭いをはっしているであろう二匹の雄犬の姿を見据えた
二匹はよだれを垂らし荒い息をあげてとても興奮しているようだった
それだけではない、犬達の下腹部には普段リザが目にした事のあるソレとは比べ物にならないほど膨脹した肉棒がそびえ立っている
「な、なにそれ…
オチン…チ、ン?そんなに大きいなんて!!」
リザは初めて見るその勃起したペニスに
釘付けになっていた
そして段々と自分の体の変化を感じる
ぼっーとする意識や全身の脱力感に加えて
体の芯から熱い物が込み上げてくる
なんだか分からない感情に心を支配されていく
リザは自分の心と身体の変化に驚愕した
「そんなぁ…私…本当に発情して、る…の?」
その時だった
ドーベルマンがリザに飛び掛かる
リザはそのまま押し倒されて仰向けの状態で地面に背中をあずけた
起き上がろうとして両手、両膝を地面につき立ち上がろうと試みるが足に力がはいらず、四つん這いの状態のままになっている
『我々のペニスはどうですか?
お気に召されたようで光栄です
今度は貴女の生殖器を拝見させていただきますよ』
そう言うと今度はシェパードがリザの股間に噛み付いた
生地に牙を立て、体に傷をつけぬよう器用にジーンズと下着だけが切り裂かれていた
「ひっ!?や、やめろ」
ズボンの股の裂け目からのぞく
まだ汚れを知らないリザの秘部が月明かりに照らされて浮かび上がる
「っっっ!!!」
下腹部に生暖かい、ヌメッとした感触に突如襲われたリザの秘部へと舌を這わせているのだ
「何をしているっ!止めろ気持ち悪い!!」
リザの言葉に耳を傾けることはなく
犬は舌の動きを止める気配はない
それどころかさらに激しくピチャピチャと音を立て
リザを攻め続けた
最初はペロペロと表面を撫でていただけの舌は
やがてリザの肉の扉を開きその中に舌先をねじこむ
抗おうにも体が動かない
逃げる事さえできない
戦士である私にとって犬の二匹ぐらい取るに足らない相手のはずなのに…
舌が中に入って来る!!
嫌なはずなのに!!
気持ち悪かったのに!!
体の中から快楽が込み上げてくる
気持ちいい…
もっと、もっと欲しい…
私は発情期だったんだ
こんな事になるなんて…
いくら発情してるからって犬なんかと…
私は人狼と人間のハーフだ同種族の人狼か人間の男性と恋をして
いずれは子を作る為の営みをする事があるだろうと漠然とは考えていた
しかし、まさか犬とこのような行為に及ぶ事になるとは思いもしなかった
だが確実に私の体はこの快楽に酔いしれ初めている
犬との交わりを求めている
もう訳がわからない
考えるのがつらい
私は考えるのを止め、快楽に飲み込まれていった
「はぁんんっ、ふっ、ふっふぁうんっ」
『こいつの顔見ろよ、すっかり出来上がってるぜ
さっさとぶち込もうぜ』
『なかなかのお味でしたよ頃合いのようですね
では早速、私から頂くとしましょうか』
今はここまでです
続きは火曜に投下します
今度は最後まで書くつもりです
GJ!!続きwktk
なんか辛いな
『ちょ、待てよ!!
オメェはこの前、ご主人様の友人が連れて来たチワワの雌を犯った時も最初だったじゃねぇか』
『はて?そうでしたかな』
『あんな小せぇ穴に
オメェのデカブツをぶち込むもんだから
壊れちまって俺は全然楽しみめなかったぞ
今度は俺からだ』
『やれやれ、分かりました貴方からどうぞ』
『へへへっ、一度人間の女と犯ってみたかったんだよなぁ
こいつは化け物らしいが見た目は人間と変わんねぇから、こっちの具合も多分一緒だろ?
それにこんな匂い普通の犬には出せねぇよ
こいつぁたまんねぇ』
リザの背面にいたシェパードは、ドーベルマンにその場所をあけ渡し
リザの背面にまわったドーベルマンは前足をリザの腰にのせ
自らの生殖器をリザの生殖器へとあてがった
『それじゃ挿入るぜ
うりぁっ!!』
「きゃあぁぁぁぁっ!!
痛いっ!ぐうっ!」
犬はリザを一気に貫いた
ペニスを根元まで突き刺し半分ほど引き抜く
被膜による出血でペニスが真っ赤に染まっている
結合部からも赤いひとすじの雫がタラリと零れ落ちる間髪いれずにリザの中へと挿し戻し
素早く抜き、また突き刺す挿入からいきなり激しいピストン運動を繰り返す
「あぅん、んっんっんっ
はぁはぁっ、んっんっ」
ズボッヌチャ ズボッヌチャ
ズボッヌチャ ズボッヌチャ
激しく突き動く肉棒に押し出されて
リザの中から血と分泌液が混ざりあった体液が辺りに飛び散る
『うおぉぉぉなんだこりゃすげぇヌルヌルしてるぜ
この血のおかげか?
なんで血がでるんだ?
もう壊れちまったのか?』
『それは処女膜の被膜によるものですね
人間とモグラには処女膜と言う物があって
初めての時は出血するそうですよ
人狼にもあるんですね
それとも人間のハーフだからでしょうか?』
『へぇ〜、相変わらず物知りだな
すげぇ気持ちいいぜ
このヌルヌルは病み付きになっちまうよ
てめぇはどうよ?
ん?お犬様のチンポの感触はよぉぉぉぉぉ』
「ち、ちんぽぉ?んっんっじゅ、ジュボジュボしてるのちんぽなのぉ?
ちんぽいいよぉ〜チンポ!!チンポ!!チンポォォ」
『どうやらお気に召されたようですよ』
『よーし、いきそうだ
そろそろ中にいっぱいぶち撒けてやるからな!!』
「んっんっな、なかにぃ?何がくるのぉ?」
『へへっ、オメェが探してた“精子”ってやつだよ』
「せいし?ちがうよぉ
私が探してたのはせんしだよぉ…あれ?せいしだったかなぁ?」
『も、もういくぜ!!
うあっ!!くっ、うっ』
「あああぁぁぁぁっ!!!出てるよぉ、熱いのいっぱい、すゅごいよぉ
せぇいしたくしゃんでてりゅのぉ」
『よかったなぉ
精子がみつかってよぉ?
まだ一本分残ってるぜ』
「精子まだあるのぉ?
もっとほしいのぉ、ぜんぶちょうだぁい」
『もちろん、私の精子も差し上げますよ』
『今度来る時はもっと沢山のチンポと精子を用意してやるぜ』
「ほんとぉ?またくるぅ
せいしほしぃ』
数日後 ―――
「ふぅ〜、喰った喰ったぁごちそうさま。
それじゃ、今夜もやってくるとするか
行ってきます!!」
「いってらっしゃい」
「ふが」
「ヒロ、今晩もリザは出掛けたのか?
ここの所毎晩のようだな」
「ええ、なんでも沢山戦士を紹介してもらったとかで訓練でとても忙しそうですよ
毎朝、真っ直ぐ歩けないぐらいにヘロヘロになって帰ってきますよ」
「ほぉ?『訓練』ねぇ…
ふふん♪」
「姫?」
「ふが?」
終わり
暇ができたので
予定より早く投下しました以上で終了です
乙
301 :
蒼白満月:2007/06/18(月) 22:28:06 ID:k9Ovd+Az
すみませんがリザものでゲリラ投稿。
それは、一定の周期を置いて訪れてくる出来事。
場所はどこだろうと関係ない。
ただ、この時は夜のくせに少し明るい。
例えこの屋敷が山の頂上という辺境に立ってて、辺りには街灯とは逆に闇を深める森林が広がっていたとしても。
でも私は惑わない。空に輝く神秘の白き光以外、私には何も要らないから。
欠けない月が、この空に輝いているだけでいい。
それだけで、全身に力が漲り、自分には何でも出来るという気分が私をじっとさせない。
酒や、どこかの危ない薬さえ比べ物にならない高揚感が、一晩中私を走らせる。
邪魔な樹を殴り倒し、ある時は一ッ跳びに樹の上に飛び乗り、そこから大きくジャンプして飛び降りるまでの時間すら間が持たないように感じて、人間の体操選手のように空中でグルグル回ってみたりする。
やがて、今まで体の動くままにさせていた自分が、やっと一息ついて大きく雄たけびを上げる頃。
漆黒の空に光を滲ませる神々しき満月の下。
そこに待っているのは、『孤独』だった。
『蒼白満月』
……いや。
これでいいのだ。私は誇り高き人狼……孤高の一匹狼『ワイルドマン』の血を引く戦士。
子供の頃、同じ満月の夜に追いかけ、一緒に走った、兄の背中を思い出してはいけないのだ。
兄も一匹狼でなければならなかった。私の事などあの時から突き放すべきだった。
私の身を案じたばかりに、兄は惑わされて死んだ。そう、私のせいだ。
今、私の昂りに共感してくれる誰かは傍に居ない。それは、狼としての宿命を破ろうとした私への罰。
永遠に、続くはずの、罰。
302 :
蒼白満月:2007/06/18(月) 22:30:26 ID:k9Ovd+Az
一月にそう何日も無い、たった一晩の孤独。
でも、最も心に響き、満月の昂りすら冷めかねぬ孤独。
日は巡り、今日も月は丸い。
「リザ」
窓から抜け出そうとしていた人狼、リザに、凛とした声がかかる。
振り向かなくとも分かる。リザの居る屋敷の主人は、夜中に突然飛び出そうとしている彼女に疑念の一声も掛けない。
「……今日は良い満月だな」
リザはそれだけ言い残すと、三階に位置するその部屋の窓枠を蹴り、夜の闇に飛び込んでいった。
だが、闇へと駆ける彼女を追う人影には、誰も気づく者は無かった。
303 :
蒼白満月:2007/06/18(月) 22:31:35 ID:k9Ovd+Az
「……リザ……?」
大きく雄たけびをあげ、高揚と孤独の絶頂を受け入れようという頃。
誰もいないはずの傍らから、声がした。
「……!?」
聞き慣れた声に違いなかった。
でも、馬鹿な。声のした場所を見たリザは目を剥いた。
今日もやってる事は変わらず、人間とは程遠い跳躍と疾走でここまでたどり着いた。
同じ怪物ならまだしも、人間の、しかもよりによって『彼』がここに居るはずがなかった。
追いつけるはずはないのに、いったい……!?
「……ヒロ?」
夜に慣れたリザの目は、木々の間からこちらの様子を伺っている、小柄な人間の少年の姿を捉えた。
肩で息をし、目を開けることもままならぬのか、男にしては円らなその瞳の片方は閉じられている。
慌てて寝巻きから着替えてきたからかは知れないが、少年、ヒロは私服ではなく、通学用の白のワイシャツと黒いズボンの制服姿だった。
「何やってんだ、こんなところで」
ヒロに歩み寄り、リザが咄嗟に咎めるように口にする疑問の1つ。
聞きたい事は他にもあった。
どうして私の居場所が分かったのか、またはどうやってついて来たのか……頭にはいくらでも浮かぶのだが。
「それは……僕のセリフ、です。リ……」
「お、おい、ヒロッ!?」
そのまま前にフラッと傾いたヒロを慌てて支えた時には、それ以上何か聞こうなど考えるどころではなかった。
304 :
蒼白満月:2007/06/18(月) 22:32:30 ID:k9Ovd+Az
「ごめんなさい、僕……」
ヒロを太い樹の幹の背もたれに座らせて、リザが事情を説明してしばらく。
先ず、ヒロが俯きながら申し訳なさそうに口を開いた。
「いや、お前は何も悪くないさ」
励ますようにヒロの頭を撫でつつ、リザは苦笑いする。
そういえば、ヒロが人狼についてハナから知ってるわけなかったな、と。
「……どうしても、気になってしまって。リザ、時々夜中に居なくなるから、何かあったんじゃないかって……」
「気付いてたのか」
「この間の寝る前、トイレに行こうとした時に……」
広いとはいえ、同じ屋敷の中のことだ。
目撃されるのも時間の問題だったのだろう。
ヒロは、未だにすまなそうに眉を下げて下を向いていた。
「仮に、私が皆には黙って誰かと戦っていたとして。ヒロは私の後をつけて、どうするつもりだったんだ?」
「……!」
「怪物は、人間が思っている以上に強力だ。闘いの場にお前がやってきたところで……ただの足手まといだ」
これでは追い討ちをかけるようだが、ヒロのためでもある。
リザはそう自分に言い聞かせ、厳しく言い放つ。
「……でも」
「?」
沈黙の時間を覚悟していたリザは、ヒロが何か言おうとしていることを訝った。
そして、続いた一言にリザは目を見張った。
「でも……寂しそうだったから。ここに来たときの、リザが……」
――どうして、そんなことが分かるのだろう。
王族の血を受け継ぐ姫の下僕。印象はただの『頼りない少年』であり、実質不死の体以外に何の強みも無い子供。
あの高飛車な姫は、戦士とは程遠いこの少年をいつまでも屋敷に置いている。
不器用で、役立たずで。けれども、一途で優しい。
「僕は確かに、姫やリザみたいに強くない。けど、みんな僕の大事な……」
そこまで言うと、ヒロは声を詰まらせた。
大事な……何だと言おうとしたのだろう。
「……リザが来るなと言うなら、僕はもう二度とここには来ない。けれど、辛かったら言って。僕だって中学生だ、相談に乗るくらいできるから」
305 :
蒼白満月:2007/06/18(月) 22:34:30 ID:k9Ovd+Az
満月の下、私は孤独だった……それが当然のはずだった。
だから、兄がいなくなってからは、こんなにも体の奥から暖かくなる気持ちは、二度と味わうことがないだろうと思っていた。
私の傍に来てくれた……。
……この少年が、愛おしい。
そんな一時の気持ちすら、満月の青白い光は強く駆り立てる。
人狼の全てを駆り立てる、魅惑の月光。
肉体、感情、欲望。
抱きしめたいという気持ちに欲望が混ざり合う。
「リザ……どうしたの?」
声変わりしきれてない子供の声が、私の心臓をトクトクと脈打たせた。
同時に、流れ行く誇り高き狼の血が、獣の感情が火山の噴火するごとく吹き荒れる。
「えっ……わ!?」
ヒロが驚いたように声をあげるが、止まらない。
情愛の感情は、今やむしろ食欲に近いものになっていた。
非力で、無抵抗に等しい華奢な少年を、まばらに草の生えた地面に仰向けに押し倒す。
「……」
怯えたように私を見上げる少年を見据える。
誰も居ない森の中。私を躊躇わせるものは……なかった。
306 :
301:2007/06/18(月) 22:39:50 ID:k9Ovd+Az
このスレには初投稿の者です。とりあえずここまでッス。
Hシーンはちょっと苦手なんでこれからじっくり練ります。
あ、間にSS投稿して下さっても一向に構いませんので、そこはお気遣い無く。
うまいなぁ
イイ流れだな二人ともGJ!
書く事によってレベルも上がるしスレも良くなるしな
乙です。
GJと言わざるを得ないぜ!
310 :
蒼白満月:2007/06/19(火) 21:37:49 ID:CAmE+2e2
「悪い、ヒロ……」
「リザ?」
すまなそうなのは、声だけだった。
月と星の明かりしかない森の中なので表情はよく見取れないが、涎を啜り、舐め取る僅かな音を聞いただけでもヒロは戦慄した。
押さえつけられた手首に食い込む爪の痛みが、今自分に覆いかぶさっているのは女性なのか野獣なのかを分からなくする。
「……っ」
両腕の縛めを解こうとするが、満月の夜の人狼に力でかなうわけがない。おまけにもがけばもがくほど鋭い爪が皮膚に食い込んだ。
痛みで冴えた頭は、この場所が屋敷からは離れていることに今更ながら気付かせる。
ここからは逃げられない。泣き叫んでも助けは来ない。そう理解した彼は動揺せざるをえなかった。
「冗談……だよね……?」
もはや、目の前の人狼の気が変わらない限り、これから行われるであろう『何か』から逃れることはできない。
何か……それは何なのだろう。一言謝ったのを最後に何も喋らないリザは不気味過ぎる。このまま鋭い歯で首筋を喰いちぎられてもおかしくない雰囲気だった。
震え、今にも泣きそうなヒロの顔は、強く握られ血の気が失せてきている自分の手のひらと同じ色だった。
「駄目だ、ヒロ。私はもう……」
倒れるように徐々ヒロに近づいてゆく、月明かりに切り取られた人影。
「何を……ッ!? うむぅっ!??」
次の瞬間、何か喋ろうとしたヒロの口を塞ぐようにリザは素早く倒れこんだ。
少年の腕を押さえつけていた自身の手を素早く彼の頭に添え、小さな唇に自分の唇を押し付ける。
彼が驚き腕をバタつかせるのには構わず、動揺して閉じるのを忘れていた唇の隙間を己の舌でこじ開ける。
「んぅ…っふっ…う……ぐふん…う…うぅっ!」
頼りの無い彼の舌は、突如侵入してきた獣の舌捌きに何の抵抗もできず、暴力的とも言えるそれのされるがままになるしかない。
啄ばむとか生易しいものではなかった。別の生き物のようにヒロの口腔で暴れるリザの舌。
残っていた唾液が隅から隅、唇と歯茎に挟まれた場所すら逃さず絡め取られていく。
もはや、互いの粘液の混ざる卑猥な音から耳を塞ぐ力さえ奪われた。
目の前に在るのは爛々と光る尖った獣の瞳……ゾッとするほど純粋で綺麗な瞳がこちらを見つめている。
「らっ……めえっ…!」
まるで言うことを聞かない舌は、持ち主のヒロに「駄目」と言わせなかった。
瞬きせずにジッとヒロの瞳を見ながら、リザは本能に狂った激しいキスを続ける。
301ッス。エロは修行中ッス。こんな感じの門下的エロ描写で良ければ頑張って最後まで投下してみようと思うのですが。
イイヨイイヨー!
支援GJ!
GJ!!続きヨロ!!
313 :
301:2007/06/21(木) 22:37:57 ID:Ps5eKcCP
すみませーん、まだまだ時間かかるんでSS投稿考えてる方はご遠慮なく;
続きワクワク!!ワクワク!!
315 :
>>87:2007/06/23(土) 09:11:33 ID:17+Wfkq3
当方猛暑と過労でダウン中・・・投下にはまだ時間がかかります
どーぞー・・・・
小ネタでもいいからテンション上がる奴
誰か投下してくれorz
令裡「こーんなところに血がいっぱい集まってますわ。ガブッ」
ヒロ「くぅっ!・・・お、おいしそうなサクランボがなってる。コリッ」
投下待ち
319 :
えっちっち:2007/06/25(月) 12:29:09 ID:iEKyki6h
キターーーー!!!
エロキターーー!!
今月号のモグラの一言
「下の毛も金髪なのか?」で、
一瞬、作者か編集がここ見てるのか?
と考えた思いあがりは俺だけでいいw
>>320 誰もが想像する道だ…
しかし本当は逆でこちらが考え得る事は既に向こう側で織り込み済みなのが現実だな
322 :
えっちっち:2007/06/27(水) 13:42:38 ID:y97Y3hjR
俺、エロ大好き!!
しばらくここにいマッスル!!
323 :
えっちっち:2007/06/27(水) 13:47:21 ID:y97Y3hjR
リザって女だよね(汗
324 :
えっちっち:2007/06/27(水) 13:48:55 ID:y97Y3hjR
ごめん!!
言うの忘れた、俺、初めて来た!
・・・18歳未満立ち入り禁止
326 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:30:11 ID:XOr4n+ud
301さん
とても良いです!!
続き、待ってます!!
327 :
301:2007/06/27(水) 22:35:12 ID:Ry+s8SJO
スマンヌ、反響は素直に、いや小一時間飛び跳ねるほど嬉しいがそれより大学の大事な試験がぁぁ!
すまねえ、無理やりやるとチビチビ投下になって他職人に酷い迷惑をかける!ちょっとの間忘れてくれ!!
……ガンバレ夜
329 :
えっちっち:2007/06/29(金) 13:16:27 ID:r9HGB9Vv
18歳未満立ち入り禁止ぐらいわかっとる
チャーチャチャチャーン(ピアノのBGM)
――牛丼の吉野家・・・全国に展開するチェーン店。
――その笹鳴町店にも牛丼が復活する日がやってきた。
――僕はどうでも良かったんだけど・・・
リザ「くうぅぅーーっ! やっと牛丼が食えるぜ!」
ヒロ「すごく嬉しそうだね、リザ。」
リザ「あったりまえだろ! 吉野屋は魔界でも有名なファーストフード店だぜ
BSEとか狂牛病とか訳わかんねーこといって閉鎖されたときは
○○○ぶち殺せって暴動が起こったほどなんだ」
ヒロ「そ、そうなの!? 僕は初めてくるからよくわからないけど・・・」
リザ「よし! なら俺が牛丼の正しい食い方を教えてやるぜ!
おーい、【牛丼 特盛 汁だくだく】で!」
ヒロ「特盛って・・・僕そんなに食べられないよぉ〜(汗」
令裡「まったくですわヒロ、汁だくだくなんて犬畜生の食べ物ですわ
ここは私が牛丼の正しい食し方を教えてさしあげます。」
リザ「なんだと! この蝙蝠女!どこからでやがった!」
ヒロ「れ、令裡さん、どーしてこんな・・・」
令裡「とうぜんですわ、吉野家は魔界でも有名なレストランですから
危険部位が混入していたと因縁つけて再輸入が禁止されたときは
○○○に爆弾積んだトラックが突っ込んだほどです。」
ヒロ「へ、へぇ〜、そうなんだ・・・(汗」
店員「はい、牛丼特盛の汁だく一丁!」
リザ「おしっ! いいかヒロ、牛丼はな、まず七味をタップリかけてから
この紅生姜をドバッと載せて掻き混ぜながら食べるんだぞ!」
ヒロ「でっでも、こんないっぱい山みたいに乗せたら・・・」
令裡「まぁ、なんて下品を極めた食べ方なのかしら・・・
せっかくの牛丼がゴミになってしまいましたわ。」
リザ「なんだと! 牛丼はこの喰い方が一番うまいんだよ!
蝙蝠はミー○○ープの肉でも食ってろ!」
店員「はい、【牛丼並みの汁抜きにタマゴと御新香】です。」
令裡「ありがとうございます、さっそく頂きますわ。」
リザ「はぁ!? 牛丼に汁が入ってなかったら牛丼じゃねぇぞ!」
令裡「いいですか、ヒロ・・・こうやって牛丼に御新香を乗せて
真ん中に箸でくぼみを作ってからタマゴの乗せて掻き混ぜます。」
リザ「おまっ! なんつー気味の悪い喰い方するんだよ!
見た目からして牛丼じゃなくなったじゃねーか!」
令裡「この美しい食べ方が理解できなんてやっぱり下等なケダモノですわ。
紅生姜の山で牛肉の見えない牛丼なんて馬鹿げてます。」
リザ「ん、だとっ!」 令裡「なんですか!」
姫「なにをしている、二人とも人間達の前だぞ。」
ヒロ「ひ、姫っ!?」
姫「ヒロか・・・お前も牛丼を食べにきたのだな?」
ヒロ「そ、それが・・・僕は初めてだから生姜焼き定食にしようかと・・・」
姫「(凄い形相で) 牛 丼 を た べ に き た の だ な?」
ヒロ「ひぃっ!? は、はい牛丼をたべます!」
姫「よし、それでは私が王族流の牛丼の食し方を特別に教えてやろう。」
ヒロ「王族流の牛丼?」
姫「そうだ・・・私の兄弟は牛丼を食すために血で血を洗う抗争を繰り広げてきた
一つ上の兄は牛丼を横取りしようとして腕を切り落とされたほどだ。」
ヒロ「牛丼で腕を・・・そんな・・・」
姫「店員・・・【牛丼 大盛、ねぎだく 玉】で頼む。」
――その時、店内が水を打ったように静まり返りったんだ。
――その直後の喧騒から僕は只ならぬことが起こったと知った。
リザ「な・・【ねぎだぐ 玉】だと・・・馬鹿な!」
令裡「吉野家全店で要注意人物に指定される禁断のメニュー・・・流石は姫様ですわ。」
姫「ふふん・・・で、ヒロ、お前はどうする?」
店員「お客様、ご注文は?」
ヒロ「あ、あの・・・・【とん丼の並】でお願いします。」
リザ・令裡・姫「そ れ は すき屋 だ!!!」
・・・疲れて死にそうなときは、こういう幻覚がみえるorz
333 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 19:05:56 ID:lOXPzVYW
ハッハッハ!!
おもしろかった〜〜
でも、リザは牛丼のたまねぎは
大丈夫だろうか?
ミー○○ーフwwwwww
こういう日常系ネタも大歓迎だwww
336 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 02:23:38 ID:+zryxN+M
これはwなんという良作www
激しくGJ!!!!!!
>姫「そうだ・・・私の兄弟は牛丼を食すために血で血を洗う抗争を繰り広げてきた
> 一つ上の兄は牛丼を横取りしようとして腕を切り落とされたほどだ。」
疲れているせいか、「アホかお前ら」と妙に冷静に突っ込んでしまった。
良ほのぼのktkr!!
超GJ!
過労でぶっ倒れてました・・・おお、こんなにレスがついてる!
吉野家ネタで思いつき馬鹿ギャグSSですが喜んで貰えて幸いです。
まったく・・・エロとは関係ないので怒られるかもと思ったのですが(汗
ここの住人は心が広いので好きですね。
もう少し体力が回復したらエロパロの続きを始めます。
そのときは宜しくお願いしますノシ
340 :
えっちっち:2007/07/02(月) 11:52:57 ID:lk0RSz6z
お話うまいですぅ!←まだ、ここになれていない(汗
*18歳未満立ち入り禁止
姫が右手で手コキして左手に持った紅茶の中に出してザーメンミルクティーを同人で希望。
343 :
えっちっち:2007/07/04(水) 12:17:05 ID:y9ytwEbk
18未満立ち入り禁止ぐらいわかっとる
>>344 姫の場合も見てみたいと思ってね。いつも紅茶飲んでる所も被ってるし。
ローゼンよりは見応えありそうだけど。って言ったらローゼンフアンに叩かれそうだけどw
唐突に令裡陵辱(出来れば輪姦)もの希望
ああいう余裕ぶった女が
@圧倒的な力に蹂躙される
A普段は見下しまくってる雑魚連中の策にはまり蹂躙される
B何らかの理由で弱ってるところを襲撃されて蹂r(ry
と言ったシチュエーションが堪らなく好きなんだ。
これはいい変態さん
同人の話ってここでしていいのかな?
今日とらのあなで怪物王女の同人見つけたぜ
>>342>>345 なシュチュエーション有った・・・というか、
ひたすら全ページに渡って女子キャラ総出でヒロを
しごいていく(性的な意味で)本だったw
姫受け読みたいです。宜しくお願いします。
>>348 怪物王女の同人誌って怪物少女ってのが知らないな
マイナーすぎて本が出ないのかもしれないけど・・・
>>351 348だけど、昨日買ったのは下の方で、ほぼ全ページサンプル通りの
内容(ひたすらヒロにお口で奉仕) おフェ○が好きな人向けだね
(キャラはフランドルやさわわ等、総動員) 本番は無い(姫がおねだりして
終わり あと、姫だけ数枚一枚絵が)
上のは4月に買ったけど、神w 姫のエロは無い リザと怜理がそれぞれ
ヒロといたす プロ作家三人の合同本
ちなみに、両方とも「アニメ出る前に」描かれたものらしいw
やっぱ基本は令裡×リザだろ。
投下待ち
355 :
>>87:2007/07/07(土) 09:20:10 ID:SyAAToft
令裡×ヒロSS 投下したいんだけど・・・
最後のオチが思いつかない。
やっぱエロ抜きは難しい。
それとも強引にエロをいれるか・・・
こんなに悩んでるのは初めてだ。
どうすべ(汗
投下待ち
>>355 ヒロと令裡の仲の良さに嫉妬する姫で良いよっ
>>355 じゃあ、俺と合作しようか。
最後のオチは、俺が書いてみよう。
359 :
>>87:2007/07/07(土) 13:56:54 ID:SyAAToft
>>358 それ面白いかもw
オチは他人任せ〜
じゃあ、途中まで書いたやつ後で投下する。
今から手直しでも開始しするぜ。
360 :
>>87:2007/07/07(土) 14:58:57 ID:SyAAToft
よし・・・ラストの盛り上がりの部分で
中途半端にした。
残りの部分とオチは
>>358さんに任せます。
どんなオチがつこうと私はかまいません。
361 :
358:2007/07/07(土) 15:01:31 ID:ilGOqzuj
どんとこい!
――僕は女の子とデートなんてしたことない。
――それはモテるとか、モテないとか、そういうんじゃなくて・・・
――恥ずかしかったから・・・そう、僕は臆病なんだ。
いつもの登校風景・・・この学校に転校してきた僕が今までと少し違っていたのは、
挨拶をしなければならない先輩ができたことだ。
いつもの様に、軽く会釈をして通り過ぎようとした矢先、それはやってきた。
「ちょっと、お待ちなさい、ヒロ。」
黒のセーラー服を着た美女・・・令裡さんの涼しげな呼び声が僕を引き止める。
――うぇっ!? なんで!?
僕はまるで氷の矢で背筋を打ち抜かれた心持ちだった。
ざわめく、人、人、人・・・妙な妄想を巡らせ鼻の下を伸ばす男子学生、
彼女を女神のように崇拝する女学生も驚きの表情を隠さない。
そして、間髪おかずにマシンガンのような嫉妬視線の集中砲火を浴びる。
「あ、あのぅ・・なんでしょう、先輩・・・僕、急いでいますけど。」
僕はぎこちない笑顔を極力崩さないように――
「あら、つれないわね、ヒロ・・・私の他に恋人が出来たのかしら?」
先輩は小悪魔な微笑みを浮かべて、とても怖いことを言った。
――うきゃぁああぁあぁーーーっ!!!
途端にあがる叫び声は僕の鼓膜を突き破らん限りに反響し・・それはもう、
僕のどうこう対処できる範疇を遥かに超えていた。
「先輩、この男子が恋人だというのですか!?」
「なんで、こんな、つまんなそうな男が!」
「酷いです先輩! 私に黙って恋人を作るなんて!」
「先輩と付き合っているのに浮気だなんて外道です! 畜生です!」
前面のとりまきの女学生が悲鳴と怒号が上がる。
そして、僕の背後からは無言のまま顔面を強張らせた男子学生の殺気を感じた。
「こ、恋人だなんて! 先輩、冗談を言わないで下さい!!!」
僕はどっと噴出した冷たい汗を全身から滴らせながら周囲に向かって叫んだ。
「あら、でしたらヒロにとって私はどんな存在なのかしら?」
「どんな存在って――友達! それも限りなく他人に近い! そうじゃないですか!
こんな僕みたいな取りえののない、つまらなくて平々凡々な男子が先輩の恋人だなんて
ありえないですよ! そう絶対にありえない! どれくらいありえないかというと
太陽が西から昇って天動説が正しいってくらいありえません!!!」
僕は大声で叫ぶとハァハァと息を切らせながら周りの生徒に苦い笑みを浮かべた。
その様子と一頻り観察していた先輩は不意に視線を逸らすと口唇に人差し指をあてた。
そして、ニンマリと笑いながら瞳を閉じる。
――日曜日の9時に笹鳴動物園で待っていますわ。
僕の頭の中で先輩の声が朗々と鳴り響く。
――もし来なかったら、こんなものでは済ましませんことよ。
必死の訴えも空しく殺気の渦が徐々に狭まっていく。
「さぁて、そろそろ可愛い後輩を苛めるのはやめましょうかしら。」
そういって先輩はパンパンと手を叩く。
一瞬、先輩に向かって周囲の視線が集中する。
「そろそろ始業の時間です、皆さん教室へ行きましょう」
魔眼の力・・・生徒はトロンと呆けた顔で頷くとノロノロとゲタ箱に歩いていった。
「先輩・・・なんでこんな・・・」
「ヒロがいけませんのよ・・・私が目をかけているのに、デートの誘いの一つも
しないのですから。」
悪女の笑みを浮かべ、令裡さんは僕の傍らに立った。
「デ、デートって僕、そんなことしたことないし、それに――」
「ふふふ、日曜日・・・楽しみにしていますわ、ヒロ。」
ヒロの声を遮るように、そう耳元で囁くと先輩は僕の首筋を舐めた。
――束の間の安堵・・・そして、やってきた恐怖と緊張。
「生まれて初めてのデートが吸血鬼の令裡さんとなんて・・・」
僕は顔が赤くなったり、青くなったりするのを感じた。
王女と下僕 その5
そして、日曜日の朝・・・僕は早起きをするとデートに着て行く服装を決めることにした。
しかし、デートなんてしたことないからどれを着ていけばいいのか分からない。
「ヒロ、タンスをひっくり返してどうしたの?」
ドアの向こうから姉さんの声がかかり、思わず身体が硬直する。
「いや、あの、これさぁ・・・どんな服きていこうかなって・・・」
僕のシドロモドロな返答に姉さんはパッと明るい笑顔をした。
「あ〜、もしかして、デートね! もう、お姉さんに相談してくれればいいのに〜。」
「いや、デートっていうか・・・えっと――」
「相手は同級生の子? それとも後輩? ヒロは可愛いからモテるわよね〜。」
「それが・・・先輩となんだけど、さ・・・姉さんも知って――」
「きゃーっ! 先輩とデートなんて素敵じゃない! まっかせなさい!
お姉さんがヒロを素敵にコーディネートしてあげるから!」
急にハイテンションではしゃぎ出した姉さんはタンスの引き出しの置くから
真新しいジャケットやらジーパンやら引っ張り出してくる・・・というか、
そんな服が部屋中に隠されていたなんて全然気が付かなかった(汗
「よし! こんなところね♪」
少し擦れたジーンズに赤いワイシャツと動物の柄が入ったネクタイ。
リーボックの高級スニーカーにレアモノのGショック。
それから姉さんは僕の爪を綺麗に磨き、剃刀で眉毛を整えてから
基礎化粧で顔全体の肌を整える。
「ほら、ヒロ、鏡を見て!」
姉さんに肩を押されながら鏡台の前に立つ。
そこには僕の知らなかった、もう一人の僕が写っていた。
「可愛らしさの中にある情熱・・・それが今日のコンセプトよ。」
「うん、ありがとう姉さん・・・これなら大丈夫な気がする。」
「ほう・・・その出で立ちで遊びにでかけるのか?」
ふいの僕らの背後から冷ややかな声がかかった。
「ヒロ、これから初デートなんです!」
空気を読まない姉さんが得意満面の笑みで姫に言った。
「ほう、【でーと】・・・女と逢引か。」
心なしか姫の瞳が細まり、声のトーンがワンランク落ちた感じがした。
「まるで間の抜けた道化だな、私なら待ち合わせた瞬間に帰るぞ。」
「え〜 そうでしょうか? 私はなかなかの出来だと思うのですが。」
姫の酷評に姉さんは首を傾げて言った。
「そうそう、失念していた。今日は――」、
「――じゃあ、僕行ってくるから!」
姫がなにやら言いつけると感じた僕はサッと姫の脇を通って玄関に走り出した。
「ヒロっ! 私の話は終わってないぞ!」
姫が甲高く叫ぶ。だけど、今回のデートに行けないと何が起こるやら・・・
その方が僕にとっては大問題だった
「ちょっと早く来過ぎた・・・まだ待ち合わせより1時間くらい早いよ。」
僕は頭をかきながら笹鳴動物園の入場口のベンチでポツンと座っていた。
その脇に白い人影が歩み寄る。
・・・真珠色で統一されたブラウスにスカート、
・・・レースで縁取られた純白の日傘。
そして、蒼い薔薇の飾りがついたローヒールが美しい足元を演出していた。
――凄く綺麗な人だな・・・どこかのお嬢様なのかな?
「あら、待たせたかしら?」
日傘の影から不意にかけられた、その聞き覚えのある声は僕の心を優しく包み込んだ。
「えっ!? あれっ!? 先輩!? いえ、僕は全然!」
サッとベンチから立ち上がると僕は女性の顔を扇ぎ見た。
カチューシャで髪を上げた先輩は、いつにもまして綺麗な顔立ちで微笑んでいた。
――先輩の昼の顔・・・それは学園のマドンナ。
薄く引いた口紅が清楚な顔立ちの中に、胸をときめかせる何かを感じさせる。
「素敵な格好ね、ヒロ・・・赤いシャツ・・・私の大好きな色よ。」
落ち着いた大人の声・・・先輩は僕の傍らに立つと静かにベンチに腰をおろした
微かに汗粒の浮かぶ額・・・美しいうなじから甘く切ない香りがする。
「あ! あの! 僕、何か飲み物を買ってきます!」
全身がカァーッと熱くなるのを感じて僕は立ち上がろうとする・・・しかし、
その手は先輩にシッカリと掴まれていた。
「私、麦茶を持ってきましたの・・・いかが?」
先輩は手に持っていたバスケットから水筒をだし、コップをヒロに渡すと麦茶を注いだ。
「あの・・・先輩、ありがとう御座います。」
「どういたしまして・・・でも、その【先輩】というのは頂けないわね?」
「じゃあ、その、令裡さん。」
「それもイマイチですわ・・・今日は【令裡】って呼び捨ててくださいな。」
「え、で、でも・・・先輩は年上だし・・・」
僕は羞恥と畏怖で顔が耳まで真っ赤に染まるのを感じた。
「さぁ、言ってくださいな、ヒロ。」
「ああ、あの・・・その・・・れ、令裡。」
「なぁに、ヒロ。」
「あの・・・僕――」
そこまで言いかけたとき、
――ぐうぅううぅうう・・・
僕のお腹が盛大に鳴った。
顔からボッ火が出そうな恥ずかしさで身体がブルブルと震えた。
「もしや、朝ご飯を食べていなかったのかしら?」
「はい・・・その色々と慌しくて。」
先輩はふふっと口元に手を添えて上品に笑うとバスケットからオニギリをだす。
「そんな事もあろうかと、簡単なものを用意してきました。」
「え!? これ僕に?」
「ええ、たくさん有りますから遠慮なく食べてくださいな。」
僕は差し出されたオニギリを受け取るとサランラップを剥ぎ取ってかぶり付いた。
「美味しい! すごく美味しいしいです・・・そ、その、令裡。」
「嬉しいですわ、慣れないものですから上手に出来たか不安だったんですのよ。」
さらにバスケットから取り出されたタッパーのなかに玉子焼きとタコさんウインナーと
ウサちゃんリンゴが入っている・・・僕は楊枝で摘むとそれを口に運んだ。
甘い玉子焼きはまだ暖かくフックラとしたホットケーキのように甘く口の中で溶けた。
――そして、ふと視線を落とす。
「なんか、小学校の遠足を思い出すなぁ・・・あの時はまだ母さんがいて僕たち
兄弟にお弁当を作ってくれた。」
「ヒロ、貴方は・・・そう、辛いことを思い出させたわね。」
「ううん、そんなことないよ! 凄く懐かしくて僕は嬉しかった。」
僕は食べ終えると元気良く先輩に言った。
・・・それから先輩の顔を見詰める。
・・・先輩も僕をみて微笑んでる。
そこは周囲と隔離された幸せ空間を作り上げていた。
「さて、そろそろ開園の時間ですわ。」
先に立ち上がった先輩は、僕の手をとって促す。
僕は軽く頷くと先輩の傍らに立った。
――先輩・・・僕をリードしてくれてるんだ。
そう思うと緊張が緩んでいき、これからの楽しい時間が待ち遠しかった。
令裡・・・そう呼ぶのには抵抗があるけど、その言葉には心を繋いで歩いている
ような親密感・・・友達以上の親しみががあった。
動物園の中は早朝にも関わらす人が大勢いた。
子供づれの家族や若いアベック・・・みな、楽しそうに柵から珍獣を眺めて
歓声を上げている。
「なにから見物しましょうか・・・ヒロは何が見たい?」
「僕はその・・なんでもいいけど。」
僕の優柔不断な態度に先輩の瞳がすぅ〜と細まる。
「やる気がないと、みんなの前でキスしちゃいますわよ」
「ええ!? そんなの無しですよ!」
「では、ちゃんと決めてくださいな、男の子でしょ、ヒロ。」
「あの・・・ゾウがいいです。」
「そう、ヒロはゾウが見たいのね・・・男の子だからライオンと思っていました。」
「えっと、令裡さんは――」
「はい、やりなおしよ、ヒロ。」
先輩はちょっと怒った顔で僕を見た。
「あ! その・・れ、令裡はライオンがみたかったの?」
言い直すと、先輩は元の優しい笑みに戻る。
「ライオンはNGよ・・・あれはどんな癖をもっているかしら?」
先輩に問われて僕は暫し考えた。
「・・・ああ、そっか!」
「ふふふ、そうよ・・・服が汚れたらせっかくのデートが台無しだわ。」
先輩はクスクスと微笑んでヒロの手を握る。
「さぁ、いきましょうゾウさんが待ってるわ。」
「あ・・・うん。」
「こうやって手を握れば自然でしょ、ヒロ? それから女の子の一歩前を歩いて
人ごみを避けるの、それだけで女性は頼もしく思うものよ。」
ゾウがいる広場は近くにあった。
数頭の大きなゾウが悠然と歩み、傍らの小象に水を浴びせている。
「知っていますか、ヒロ? 百獣の王であるライオンでさえゾウを襲うことは無いのよ。」
「そうなんだ・・・あれだけ大きな生き物だし、ゾウが怒ると凄く怖いからかな。」
「それもありますが、ゾウは水のある場所を知っていて子孫に伝えていくからです。
とりあえず、ゾウの後をついていけば水を飲むことが出来る・・・過酷な自然界に生きる
彼ら達にとって貴重な存在・・・だからゾウは襲われないのです。」
「凄いな! 令裡さん――ううん、令裡は色々なことを知っているんだね。」
僕は先輩の傍らに立つことが誇らしかった。
ただ綺麗なだけじゃなくて博識で学園の生徒達にも慕われているんだから。
「私・・・ゾウと旅をしていたことがありますのよ。」
「ゾウと? なんで?」
「なんででしょう・・・なにもかもが嫌になって魔界を抜け出して・・・この世界を
彷徨って・・・気づいたらサバンナの熱風と陽光に晒されて倒れてました。」
過去を語る先輩はとても寂しげで・・・僕の胸がギュッと締め付けられた。
「そのとき、私の傍らに一頭のゾウがいて日陰をつくってくれました・・・私は
そのゾウに導かれるまま荒野を歩み、気づいたら高い木々の聳えるオワシスに
いました・・・砂地から湧き出す水が綺麗で美味しくて乾いた喉と心を潤してくれました。」
広場のゾウを眺めながら浪々と語る先輩は一呼吸をおいて再び話し出す。
「私はそのゾウと一緒に旅をしました・・・七日七晩・・・休みなく、ただ浪々と
私はゾウの後をついていったのです。その先になにがあったと思いますか、ヒロ?」
「・・・・・。」
先輩に問われて僕は何も答えられなかった・・・サバンナをゾウと旅をするなんて
あまりにも壮大で僕の見知った世界ではとても計れないものだから・・・ただ
先輩の瞳をみて戸惑うだけだった。
――僕はなんて小さな人間なんだろう・・・
どんな授業を受けたときでも、数学の難問に頭を掻き毟ったときでも、
こんな気分にはならなかった。
まるで偉大な哲学の理念にぶつかった様な、答えを問われ、己に問えば自分の中身が
空っぽであることに気づかされたような心地だった。
「・・・そこは小高い丘の岩場にある小さな広場でした。」
先輩は視線をゾウの親子に戻し、再び語り始める。
「ちょうどこの檻くらい・・・そこには無数の死骸が散らばっていました。」
「――ゾウの墓場。」
僕の不意に出た単語に先輩は軽く頷き、
「人間はそう呼んでいますね・・・そのゾウは死ぬために旅をしていたのです。」
そう言って溜息をついた。
――暫し無言の刻が過ぎる。
「その広場に身体を横たえたゾウは苦しげに鳴きましたわ・・・あっちへ行けと、
でも私はその場から離れられなかった・・・情が移ったのでしょうね・・・私は木を
探してゾウが食べられる葉を集めてゾウに与えました・・・でもゾウは食べようと
しませんでした・・・食べたくないのではなくて、食べられないから・・・そのゾウには
歯がなかったのですから・・・私は葉を噛み、磨り潰してゾウに与えました・・・でも、
ゾウが一日に食べる量の葉を与えることはできなくて・・・そのゾウは一ヶ月後に・・・・・。」
――先輩は瞳を閉じて震えていた。
――僕はただ黙って見つめているだけだった。
「私は死という運命を、その残酷さを知りました。だから享楽のために
生き物の命を奪うことはしなくなりました・・・もう、できないのです・・・
そんな私は魔族として異端の存在・・・だから魔界の故郷にも帰れませんでした。」
「ごめんなさい・・・僕のせいで。」
「どうしたの、ヒロ?」
「僕のせいで令裡が悲しいことを思い出したから・・・僕がゾウをみたいなんて
言わなければよかったんだ。」
俯いてそういった僕を先輩は優しく抱きしめた。
「そんなことはないのよ、ヒロ・・・せっかくのデートに、つまらない話をして
ごめんなさい。」
胸元に抱き寄せられた僕はマシュマロのように柔らかな乳房に頬を埋めた。
「あ、あの、その(汗 」
周囲のアベックやら親子連れが好奇の目で僕らを見ている。
その視線に囲まれた僕は嬉しさと恥ずかしさの入り混じった、困った状況になっていた。
それから僕達はキリン、カンガルー、シマウマと穏やかな動物達を見て、一休みをする
ことにした。
僕は日陰になっている先輩の座るベンチにハンカチを置いて、どうぞと促す。
「あら、紳士的ね・・・とても感心だわ、ヒロ。」
「あの、なにか冷たいものでも買ってきますよ。」
「そうね、ソフトクリームがいいわね。」
「わかりました! じゃ、行って来ます!」
近くにある売店はそれほど混んでいなかった。暫くして順番が回ってくる。
「えっと、ソフトクリーム2つください。」
「ストロベリー、バナナ、夕張メロン、チョコレート、バニラ、抹茶、杏仁、ミックスと
ありますが、どれになさいますか?」
「・・・・・。」
僕の目が点になる・・・さて、どれにしたらいいのだろう。
こまった僕の様子を見て、店員はニッコリ微笑んだ。
「当店の夕張メロンとチョコレートは大変女性に人気があります。」
「じゃあ、それで!」
「わかりました、少々お待ち下さい。」
僕は代金を払ってソフトクリームを受け取り先輩の待つベンチに走っていく。
「あら、美味しそうね・・・メロンなんて変わっているわ。」
「どっちにしますか?」
「そうね、せっかくだからメロンにしようかしら。」
ソフトクリームを受け取った先輩は舌をのばしてアイスを舐め上げる。
その仕草が可愛らしくて僕は思わず微笑んでしまった。
「あら、なにか可笑しくて、ヒロ?」
「うん、なんだか可愛いなぁ〜って――あ、べつに馬鹿にしてるんじゃなくて!」
言ってから僕は慌てたけど、そのとき先輩は一瞬、ほんの一瞬だけ顔を赤らめた。
「このソフトクリーム、とっても美味しいわ。」
「よかった、喜んで貰えて。」
僕は俯いて頭を掻くと、すっと先輩の身体が動いた。
――ぺロリ♪
僕が頭を上げるより早く先輩は僕のソフトクリームを舐めていた。
「このチョコレートのフレーバーも美味しいですわ・・・さぁ、ヒロも舐めてみて。」
先輩は小悪魔な笑みを浮かべて僕にそういった。
――これって・・・もしかして間接キス!?
僕の心が動揺する・・・先輩のオレンジのソフトクリームが僕の口元に延びる。
僕の鼓動が高鳴る・・・先輩の舌で抉られた痕は僕の舌が届く直前で止まる。
――ペロ・・・
僕の震える舌が、その痕をなぞるように舐めた。
「どう、美味しいでしょ、ヒロ。」
「・・・・・。」
僕の声は出なかった・・・とても恥ずかしいことをしてしまったような気がして。
そんな僕の様子を眺めながら先輩はソフトクリームの痕を・・・僕が抉った痕を
自らの舌で滑らかになぞる。
「そんなに恥ずかしがるものでわありませんわ、ヒロ。」
「その・・・令裡は恥ずかしくないの?」
「この手のスキンシップはデートなら定番ですのよ・・・殿方が恥ずかしがっては
相手の女の子も恥ずかしくなって空気が悪くなりますわ。」
「そっか・・・ごめんなさい。」
と、首を傾げて頭を掻く僕に、
「もっとも、私はヒロの恥ずかしがる顔が大好きですから満足ですけど。」
と先輩は悪戯っぽい笑みをみせた。
――僕はそんな先輩の悪戯が子供っぽいっていうか可愛いと思った。
「で、これからどうします? ヒロ、そろそろ飽きてきた頃合でしょう。」
「う、うん・・・そうですね――」
その時、僕は先輩が疲れた溜め息をついたのは見逃さなかった。
「笹鳴デパートに行きませんか? あそこなら涼しいし屋上には映画館もありますから。」
「それは素晴らしい提案ですわ、ヒロ。」
先輩は清清しい笑みを浮かべると僕の腕に手を絡ませた。
それだけで僕の鼓動は高鳴り、頬が赤くなるのを隠せなかった。
笹鳴デパートまでは動物園発のバスを利用することにした。
30分くらいでデパートの入り口に到着する。
その間は・・・なんというか僕にとっては無いに等しかった。
ただ、先輩の傍らに座れるだけで幸せというか・・・最初は学校の生徒に見られたら
どうしようとかドキドキしていたけど、今はもうどうでもよい事になっていた。
まずは映画館に立ち寄って上映中の作品をチェックする。
恋愛、アクション、ドキュメンタリー・・・どれも面白そうな内容のものが揃っていた。
デート定番は恋愛物だけど・・・ここは先輩の好みを聞いてみることにした。
「最初はアクション等の内容を楽しめるものにした方がいいですわ。 恋愛物は
お互いの感情がシナリオに結びつくくらい高まってからの方がいいですから。
それに――」
先輩は一瞬間を置く、
「――刷り込みといいますか・・・映画の主人公のようなイメージがお互いに結びついて
女性は相手の男性が逞しく見えるし、貴方も女性を護りたいと思う気持ちが強くなって
より良い関係を得やすくなるものですよ。」
先輩は、そう付け加えた。
――僕が先輩を護るような男に・・・
ちょっと想像がつかない・・・けど、自分がそう見られたいという願望が大きくて、
自分でも<ああ僕は男なんだな>と思った。
「じゃあ、このダイハード4にします!」
僕が元気良く言うと、先輩は優しそうに微笑んだ。
その笑みはまるで姉さんのようで・・・それでいて違っていた。
なんて言うか・・・姉さんの微笑みは能天気な感じだけど、先輩の微笑みは理知的で
心が包まれているような感じがある。
――自分は中学生でまだまだ子供なんだ・・・
僕はそう思いながらも、それが嫌味に感じなかった。
綺麗で、優しくて、肉親のような温かみのある雰囲気。
その全てを今堪能している自分が贅沢に思えた。
映画は始まって暫くしたところで、次ぎの上演にはまだ1時間以上時間があった。
そこで僕は先輩と軽く昼食をとってショッピングを楽しむことにした。
二人でならんでウインドウの前をゆっくりと横切る・・・普段なら気にもしない商品の
一つ一つが宝石のように輝いて見えた。
「ヒロ、ちょっといいかしら?」
先輩は僕を呼び止めると、メガネ屋の前で足を止めた。
――先輩・・・目が悪かったのかな?
僕は少し疑問を持ちながら店内を歩く先輩の姿を目で追っていた。
そして、暫くして先輩は店員を呼び、黒いメガネを購入して僕に渡した。
「これは今日の記念にしてくださいな。」
僕は受け取ったサングラスを見る・・・ブランド物の高級サングラスだった。
「でも、こんな高い物を貰ったら悪いですよ。」
「お気になさらないで・・・ヒロ、付けてみてくださいな。」
先輩に促されて僕はサングラスを掛けてみる。
「・・・どう、似合ってますか?」
その僕の様子をみて、先輩はクスクス笑い出す。
――やっぱり似合ってないんだろうなぁ・・・
僕も頭を掻いて苦笑していた。
「ヒロ、このメガネは飾りですのよ。」
先輩は僕の耳に手を伸ばしてサングラスを取ると、それをたたんで僕の胸のボタンに
引っ掛けた。
「こうやって胸につけたり、ズボンのポケットに引っ掛けてみたり、ネックレスに
引っ掛ける人もいますわ・・・基本的にファッションは自分を補う方向で仕上げるのが
コツですわ・・・例えば私のような者でも白を身につけると清純そうにみえるでしょう?」
「そんな! せ、令裡は凄く綺麗で白が似合っていると思います! 本当です!
今日の、れ、令裡は・・・その、とにかく今は白っていうか――」
僕の声は尻切れトンボのように空回りして、自分でもみっともないと思った。
「ふふ、ヒロは可愛いから好きよ・・・でも、お気をつけなさいな、女は魔性ですのよ・・・
ヒロのような純粋な男の子はすぐに騙されてしまうわ。」
「だっ――騙されて見たいです・・・その、僕は・・・悔いとかないです。」
もう自分でも何言っているのか訳がわからない・・・僕の心臓はありえないくらい
バクバクと躍動していた。
「ふふふ、嬉しいですわ、ヒロ・・・でも、周囲を見てくださいな。」
先輩に言われて後を振り返る・・・そこは人だかりができていた。
皆一様にニヤニヤ笑っていて、僕の次ぎの展開を待ちわびているようだった。
――僕はもう卒倒しそうなほど頭に血が昇って・・・
先輩はそんな僕を見かねてパンパンと軽く手を叩く。
すると人ゴミは広がる波紋のように引いていった。
「アプローチするポイントとタイミングを考えなくちゃ駄目よ・・・誘った
私も悪いのですけど。」
「は、はひ!」
「そろそろ映画の時間ですわ・・・行きましょう、ヒロ。」
先輩は僕の手を取るとゆっくりと歩き出す。
――やっちゃった・・・先輩、怒ってるかな?
そっと先輩の横顔を見詰める・・・すると、それに気づいた先輩はとても嬉しそうな
顔で僕を微笑んだ。
――よかった・・・怒ってないみたいだ。
自分でも何であんなに大胆になれたのか分からない・・・でも、あれが自分の正直な
気持ちだったことは疑いようもなかった。
握られた手と手・・・今日ほど幸せな日はないと自分でも信じて疑わなかった。
映画館は人気作の続編ということで満員御礼状態だった。
次第に暗くなる館内、スクリーンに映し出される予告映像が館内の空気を変える。
僕の隣に座る横顔・・・なんていうか、先輩の顔は日差しの中より暗闇の中の方が
美しく見える気がした。
――前回同様、またとんでもないトラブルに巻き込まれる主人公。
――彼は決してスーパーマンでも人格者でもない。
――でも、この人なら大丈夫という安堵感がある。
――それは、ただ精一杯に責任を果たそうとする彼の逞しさ。
――きっとそこから出ているオーラなのだと思った。
主人公が危機に陥ると館内に小さな悲鳴があがる。
何気に横を見ると口元に手を添えた先輩が食い入るように映像を眺めていた。
――先輩・・・怖いのかな?
その僕の傍らに置かれた先輩の右手がヒクヒクと揺れている。
僕は思い切って、その手に自らの左手を重ねてみた。
一瞬、ビクリと反応する先輩の手・・・だけど、その手はすぐに落ち着いて
僕の手を柔らかく握り返した。
――ありがとう、ヒロ。
僕の脳裏で先輩の声が響いた気がする。
そして、その細い指が僕の指の股に絡まり、僕の少し小さくて短い指を撫で上げた。
――ふっ!?
今度は僕が軽い悲鳴をあげる。
絡まり蠢く先輩の指・・・その仕草はとても艶かしくて・・・僕は股間を撫でられて
いるような錯覚を起こした。
――先輩の意地悪・・・
そんな僕の様子を全てお見通しなんだろう・・・先輩は横目で僕を見て細く笑んでいた。
館内を出るときも僕は先輩と手を握っていた・・・正直、もう放したくなかった。
大作だけあって上映時間も長く、空は夕焼けに染まっていた。
先輩の白いブラウスもスカートもオレンジ色に染まっていて・・・なんというか、
何色でも綺麗な人は綺麗なんだなぁと思っていた。
「今日はとても楽しかったですわ。」
先輩は夕日を仰ぎ見て言った。
――その優雅でシットリとした趣。
まるで、新たなる旅を迎えた白鳥のように美しく儚げな感じがした。
僕は先輩を握る手に力が入った・・・本能的なものなのか、とにかく
まだ先輩と離れたくなくてどうしようもなかった。
「ヒロ、何事にも終わりはあるものよ。」
先輩は僕を見て感慨深げに言った。
そして、僕の腰に手を回して、ゆっくりと抱き寄せた。
――僕の目の前にある先輩の口唇・・・
僕は高鳴る鼓動を抑えることが出来なかった。
「令裡・・・その・・・」
「なにかしら、ヒロ?」
「ぼ、僕は・・・その・・・」
「ふふふ・・・ほら勇気を、お出しなさい。」
抱き寄せる先輩の手に力が入り、僕の体が先輩と密着する。
僕は一度深く深呼吸すると――
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(では、この続きは
>>358 さんにお任せします。)
380 :
358:2007/07/07(土) 16:43:26 ID:ilGOqzuj
ちょっ! シリーズの続きじゃん!?
「本当に、おわりっす」でシリーズを一段落させて、新しいネタで書き始めたんだと思ってた。
当方、シリーズものの構想に割り込むつもりで「合作」とか言ったんじゃないですよ〜。
まぁ、でも書いてみる。
ちょっと時間PLZ。
381 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 17:13:36 ID:CYVVMeMy
waffle waffle
382 :
>>87:2007/07/07(土) 17:45:54 ID:xUKLf3IZ
>>380 シリーズの続きとか気にしなくていいですよ。
これは書いたSSに番号ふってるくらいなもんですから。
まぁ、お気楽にオチをつけてみてくださいw
とりあえず全裸で待機
>>379 清く芳し白百合の 影もかぐわし黒百合の君
素朴で且つ白過ぎるぜ令裡さん…
裏がありそうで、白のまんまでいてほしいような…
合作期待俟ち。
実はずっと付け回してた姫であったW
合作期待
なに、この生殺し
ワッフルしながら待ってます
388 :
358:2007/07/08(日) 21:36:57 ID:beZEJaGI
難しいけど、面白い。
プロットも決まったんで、仕上げていきます。
エロシチュも決まりました。
とりあえず、次の土日あたり完成を目処で、宿題って事で。
389 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 02:12:53 ID:jFVzFrKu
__)__
,. ´ ` ` 、
./ _ _ \
/ _  ̄ _ ヽ
/イィィ,,.,.,.,.,.,  ̄ ̄
f/ノノノノノノノ ヘ.__ j jノ__ノ
|/////// _ (__ ゚_>` __( ゚_イ おもしろーない
.!|.|i/_^ヽ|_'___r⌒ y' ヽ^)|
!|| fニ> :::::: `ー'゙ (_`___)ノ
ヽ.ニ` : /_ノ/川! /
__ノ 、 / ヾ---'´ ノ
__ノ \l ` ____,/
\ ノ リ.|`ー--
\ .//
391 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 11:19:40 ID:2HLa1b0o
>>379 続きです
背後から伸びてきた腕は、ズボンの中へと股間をまさぐり始めた。そして私も、
うつむかせた自分の頬が熱く火照るのを感じながら、なすがままになった。
もし立場が逆なら悲鳴を上げて抵抗したり、泣き出したりしても
おかしくない状況下に私はいる。でも激しい羞恥心にさらされる修羅場をすでに
くぐり抜けてきた先輩は、恥ずかしさを感じながらもどこか冷静で、醒めたように
事態の推移を見守った。
保守
今北
このスレレベル高いな
遅レスの上に俺の勘違いかもしれないが言わせてくれ
>>229 タカヤ兄さん!
さて、今日が続き投下予定日。
どんなオチがつくのか楽しみです。
>>358さん、がんばってねぇ〜ノシ
神はいずこに…。
姫のおっぱいもみもみもみ
フランドルのお腹スリスリスリ
399 :
フランドル:2007/07/15(日) 14:26:58 ID:co1Rg12z
400 :
味見:2007/07/15(日) 17:58:01 ID:k2YzYQYP
握られている手はやわらかくて、――冷たかった。
そんなに強い力というわけではない。その手を振り払おうと思ったら、非力な少年でも難しくはないはずだ。
でもそもそもで、抗ったり逆らったりという気が、まったく持って起こらない。
もちろん頭ではマズいのはわかっている。
「あの、れ、令裡さん、もう授業始まっちゃってますけど、その、ど、どこに、どこに行くんですか?」
だがそんなものは、
「ふふふっ。……い・い・と・こ、よ。ヒロはな〜〜んにも心配しないで、お姉さんに全部任せておけばいいの」
この微笑むだけでぞくりとする上級生にとっては、些細なことだというのもわかっていた。
彼女の言葉に少年が従うのは当然で必然。
今もおそらくは小さな小さな人造人間の給仕で、優雅に寡黙に紅茶を飲んでいるだろう、少年の唯一人の血の主。
その次くらいには、その声は恐怖と歓喜を合わせたような、全身がぞくぞくとする強制力を持っていた。
食餅連鎖。
カースト制度。
士農工商。
呼び方はなんであってもいいが、目の前を歩く上級生の少女は、オドオドしている少年より確実に高位である。
それはまあ授業中なのだから、そう廊下に人影などあるわけもない。
それでもいつ誰と会うかもわからないのに、少年を連れて歩く少女は堂々としていた。
401 :
味見:2007/07/15(日) 17:59:24 ID:k2YzYQYP
尤も。
出会ってしまえばアンラッキーなのは、少女と少年ではなく、その出会ってしまった誰かだろう。
などと考えている間に、
「ほら着いたわ。ここよヒロ。愉しいところは」
どちらにとって幸いかは置いておくとして、誰に出会うこともなく、お目当ての目的地に辿り着いたようだった。
「えっ!? ここ、……ですか?」
そこは少年にはまるで馴染みのない場所である。
学校というのは生徒にとって、ある意味庭のようなものだが、少年はそこには一歩として踏み込んだことはない。
隣りの部屋にはそれこそ、毎日のように入ってはいるが、その部屋は直視するだけでも赤面ものだ。
年頃の少年には最早禁断の聖域である。
或いはガイガーカウンターが振り切れるほどの被爆地と同じ扱い。
女子トイレ。
「ふふふっ。さあ、おいでなさい、ヒロ」
そこへぐいっと、
「ち、ちょ、ちょちょ、れ、令裡さんっ!?」
年齢にはそぐわぬ妖艶な笑みを浮かべている少女は、戸惑っている少年の手をほんの微かにだが強く引っ張った。
今更だが、さっきからだが、少女と出会ったそのときからだが、――思えばずっとだが。
402 :
味見:2007/07/15(日) 18:00:43 ID:k2YzYQYP
そこへと少年の足が踏み入る。
一歩。
二歩。
三歩。
少女にそっと手を引かれるままに、生まれて初めて歩くタイルの上を、ドギマギとしながら歩いていた。
真ん中の個室へと誘われ、カチャリとドアが閉められる。
少年は手で肌に触れなくとも、鏡を見なくとも、顔が真っ赤になっているのがわかった。
その隠しようもない真っ赤な顔のまま、
「そんなに緊張しないで、ヒロ」
無茶なことを言いつつ洋式の便座の蓋を閉め、ふんわりと、スカートを翻して腰を下ろした上級生を見つめる。
上目遣い。
少年も立派というには程遠いが、これでも一応は、生物的にも社会的にも男だ。
この角度で女性から見つめられるのは、吸血鬼が童貞や処女の血が好きなくらいに嫌いであるはずがない。
ましてや少女は少年よりも、明らかに頭二つは背が高いのだ。
序で前述ではあるが魂の格にしたって高い。
征服欲。
こんな風に見上げられれば、普段はほとんど存在感のない少年の牡の部分だって、目覚めないはずがなかった。
403 :
味見:2007/07/15(日) 18:01:54 ID:k2YzYQYP
日常には在りえない逆転現象。
それも背徳的な密室での淫靡な匂いのする逆転現象。
これでチラリでも、その手の想像なり期待なりしないのであれば、少年は恥ずかしがらず病院に行った方がいい。
EDの疑いこれは大いにありだ。
「ねぇヒロ。わたしね、あなたにお願いがあるのだけど、それを聞いてくれるかしら?」
「な、なんで、……すか?」
いつの間にか喉がカラカラになっている。
白すぎる肌の頬に両手を添えて、くすくすと微笑む少女とは対照的に、少年は拳を力一杯ぎゅっと握っていた。
「聞いてくれる?」
「……あ、その」
「ふふふっ。わたしのお願い。聞いてくれるわよね、ヒロなら」
「き、聞くだけなら」
少女の瞳が青く仄かに光っている。
それが吸血鬼の持つ魔力じみたものなのか、静かな迫力に押された気のせいなのかは、少年にはわからなかった。
わからなかったが少年の少女への答えは、どちらにせよ変わらなかったろう。
お願いを断るという選択肢はどこにもありはしない。
404 :
味見:2007/07/15(日) 18:03:03 ID:k2YzYQYP
「ヒロは素直で本当に良い子ね。そういうところも可愛くて、お姉さんはあなたが堪らなく大好きなの」
「か、からかわないでくださいよ」
「ううん。本当よ。……食べちゃいたいくらい」
「令裡さん」
「だからヒロのオチンチンを見せて」
「えっ!?」
場合によれば告白に聞こえないこともない少女の台詞に軽く、呑んだこともないのに酩酊していた少年は一瞬、
「よ、よく聴こえなかったんですけど令裡さん、その、もう一度、もう一度言ってもらえますか?」
意識が真っ白になり、考えられる中でも最上に近い、とても間抜けな返答をしてしまった。
しかしそれに、
「あら? ふふふっ。ヒロは案外イヤラしいのね。女の子に二度もあんな恥ずかしい言葉を言わせようだなんて」
少女は満足したように笑みを深くする。
鼓膜にその空気の振動は届き、脳にと正しく伝わっているのは、耳まで赤くなった顔を見れば明白だ。
それにそれよりもさらにわかりやすいものも、こっそりとだがはっきりと主張している。
女の子みたいにうるうると潤んでいる少年の綺麗な瞳。
美味しそうな獲物の姿に、心中でうっとりと舌なめずりしながら、少女の視界の端にそれもしっかり映っていた。
どんなに女の子に見えても、目の前にいるのは、やはり男の子なのである。
405 :
味見:2007/07/15(日) 18:04:18 ID:k2YzYQYP
「これを見せてって言ったのよ」
「あッ!?」
泣こうが喚こうが逃れられぬ網にかかった蝶。それにゆっくりと這いよる無慈悲な一匹の蜘蛛。
そんな至福の錯覚に襲われながら、少女は少年の股間にと、硬く大きくなった形を確認するみたいに手を被せた。
はしゃいでいる子犬を愛でるようにして、少年の瞳をじっと覗きながら優しく撫でる。
「うッ、ううんッ!?」
何度も何度も。
そのたびに少年の勃起がびくびくと、衣服の中を窮屈そうに跳ね回るのが、少女には面白くて堪らなそうだった。
「閉めてあげたこともあるのだし、開けてしまっても別に構わないわよね、ヒロ」
言いつつ少女は、少年の返事など刹那も待たずに、ジ〜〜ッと音をさせて、素早くチャックを下ろしてしまう。
そして待たなかったのは少女だけではなく、
「あらあら。元気ねヒロは」
にょっきりとトランクスを押し割って、少女に飛び掛るように、ピンクでつるつるの未使用な勃起が顔を出した。
縦割れの唇には涙のような雫の球を作っている。
自己紹介をするみたいにして、細かく打ち震えているのが、グロテスクなのにどこかコミカルだった。
「んッ!?」
少年の勃起は皮の保護から自立して、まだまだ日が浅いのかもしれない。
端正な顔を寄せてくんくんと、少女が眼を閉じて鼻を鳴らすと、揺らぐ空気がくすぐったいのか身動ぎをする。
406 :
味見:2007/07/15(日) 18:05:37 ID:k2YzYQYP
壁をカリカリしている少年は知らないことだが、少女はこのオシッコの臭いが決して嫌いではなかった。
可愛い少年少女のものしか、嗅いだことはないし、これからも嗅ぐ気はないが、童貞や処女の臭いは堪らない。
それは不浄なだけのものはずだが、仄かに香る初々しさを見つけると、少女の頭はくらくらとしてくる。
「合格」
小さく呟くと瞼を開けて少年を見た。
女の子みたいに目立たない喉が、ごくりと大きく鳴っている。少年も少女の喉がごくりと鳴ったのを見た。
いや、
「ふふふっ」
わざと見せつけたというべきかもしれない。
やはり呼吸の荒くなってきている少年を、ゆっくりと焦らすようにして、少女は唇を長い舌でペロリと舐める。
手は腰を引き寄せるようにして、少年のお尻にと、しっかり添えられていた。
そして、あっかんべーをするようにして、再び長く紅い舌を、熱すぎる少年の視線と冷たい外気に晒すと、
「うぁああッ!?」
急角度でそそり勃っている若々しい静脈の浮いた裏筋を、ぬぅるるるる〜〜っと、根元から一気に舐めあげる。
いきなりの甘い衝撃に、少年は身体を仰け反らせて、ぶるるっと身体を震わせていた。
それに少女は薄く開けた眼だけで微笑む。
407 :
味見:2007/07/15(日) 18:06:56 ID:k2YzYQYP
「ヒロ。さっきわたしが言ったこと、ちゃんと覚えているかしら?」
「れ……令……裡…………さ……ん………」
勢い余って頭をぶつけたらしい少年は、霞がかった眼からしても、間違いなくで覚えてなどいないだろう。
一舐めしただけで腰が砕けそうになっていた。
「食べちゃいたいって、そう言ったのよ。……ふふふっ。いただきます」
興奮気味にハァ〜〜ッと大きくはしたなく開けられた口唇。
その中には濡れているあくまでも犬歯ではなく牙。
それは幾多の童貞や処女の首筋に、これまで幾度となく突き立ててきたのだろう。
しかし少年には噛まれる痛みなどはなく、
「ふぁッ!?」
退廃を隠し味にしたような、そんな甘ったるい優しさに、あたたかくやわらかく勃起を包まれた。
少女の喉の最奥まですべっていく。
ギリギリまで含んだところで少女は一度動きを止めて、そのままの体勢で視線だけをじんわりと持ち上げた。
「あ……うぅッ………」
少年の口からは意味を成す言葉が、何一つも出てきたりはしない。
そうなるだろうことを少女はわかっていた。
見下ろす思春期の少年の視線は、僅かに根元だけが見える、少女の口内にと消えている勃起に釘づけである。
408 :
味見:2007/07/15(日) 18:07:58 ID:k2YzYQYP
興味津々の年頃だ。
こんな行為を夢想したことは絶対にあったろう。
けれどそれが現実になると考えたことは、果たしてこの少年にはあっただろうか?
「…………」
夢心地というのを味あわせてやっているのかと思うと、少女の身体にもぶるりと快感パルスが駆け抜けていた。
悪い気はしない。
どころか少女はたいそう気を良くした。
口の端から零れそうになっている唾液を啜り、亀頭を圧迫しつつ、一度チュポンと唇を離して勃起を解放する。
「あッ……」
素直に残念そうな顔をしている少年に微笑んだ。
「そんな顔しないで」
本当に悦ばせるのはこれからなのだから。
とでも少女は言いたげな顔で、肉球のようなピンクの部位に唇を寄せ、チュチュッと軽くキスの雨を降らせる。
それは甲斐甲斐しいと言ってもいい。
キスを手始めにして、鈴口に舌先を挿し込んだり、根元から亀頭のでっぱりに唾液を塗りたくったりと丁寧だ。
先走りの液で粘つく銀の橋を作っているのが何ともエロい。
あげくハーモニカのようにして、顔を傾けて口づけてた唇をすべらせ、ぶらぶらしている袋をぱくりと頬張った。
409 :
味見:2007/07/15(日) 18:09:08 ID:k2YzYQYP
「はぁんッ!?……うふぅッ…あ………ああ…………」
その中にある玉を一つ一つ、ときに慎重に、ときに大胆に舌を踊らせ転がす。
そうして少女がゆっくりと唇を離すと、チョボチョボとしか毛のない股間は、唾液で妖しく濡れ光っていた。
「気持ち良いのヒロ?」
「…………」
良くないわけなどないが少年には答えられない。
自分でもびっくりするほどに、はち切れそうにして血管を浮き立たせ、今までになく勃起は大きくなっている。
良くないわけなどないが少年には答えられない。
性的なものに一番羞恥を感じる。そんな年頃なのだった。
「良くなかったヒロ?」
だがそれを艶然と微笑んでいる少女は、或いは本人である少年以上に良く知っている。
お尻を掴んでいた手をあっさりと離した。
「それでは終わりにしましょう。力ずくというのも、趣味が悪いですからね」
身体も離そうとする。
「あら? この手はなにかしらヒロ?」
しかしその身体の動きは慌てて出した少年の、ほっそりとした少女の肩を掴んだ手が止めた。
反射的なものだったんだろう。
自分の咄嗟にとった行動に、本人も戸惑っているようだった。
410 :
味見:2007/07/15(日) 18:10:14 ID:k2YzYQYP
そんな少年に少女はさらに微笑みを深くすると、さっきとまったく同じ質問をする。
「気持ち良いのヒロ?」
「…………」
やはりそれに言葉では答えられなかったが、少年は泣きそうな顔をして、こくんっと小さくはっきりと頷いた。
「そう」
「…………」
「ならもっとして、……あ・げ・る」
長い黒髪を品良く掻き上げて、少女は一回り大きくなったような少年の勃起を、またぱくりと口唇に咥え込んだ。
今度はその頭の振りが初めから速い。
「んン……くぅん………、うう…………んッ……んンッ!?」
必死になって歯を食い縛っている。
耐性のない少年では悠長に前戯などしていては、暴発されかねないと踏んだのかもしれなかった。
それはあまりに勿体ない。
聡い王女様にこっそり内緒でこんなことをしているのだ。
ほんの少しであっても、こうして危険な橋をわたっているからには、見合うだけのご褒美がちゃんと欲しい。
まぁ、思わずでやっていることなのだろうが、些か喉の奥が苦しいことでもあるし。
「ひッ!? ん……ぅああッ!?」
トイレに嬌声が響いている。
少女の黒髪を少年は股間に押しつけるようにして、与えられる快感を欠片も逃すまいと強く抱きしめていた。
411 :
味見:2007/07/15(日) 18:11:17 ID:k2YzYQYP
髪を他人に触れられたりするのを少女はあまり好まない。
しかしそれが少年の、可愛く悶える快感の吐露だというのならば、笑って許そうではないか。
それにこれもなかなかに悪くもない。
「ん………んぅッ……はぁ……んぁッ……ぅあッ、…………あンッ…………は……ぅッ!?………くぅああッ!!」
少年の舌足らずで甲高い声も煽ってくれる。
喉を犯されているような倒錯を少女は感じ、密かにゆるやかに、そしてぞくぞくと昂ぶってきていた。
本能に突き動かされるままに、少女の頭を物のようにして振り回す少年。
柔らかい肉の槍に刺されてえずきそうになるが、それすらももう快感を呼び起こすエッセンスになっていた。
そしてお互いの心が喫せずシンクロして、ふたりが待ちに待っていたものを、
「んぶッ!?」
笠をぶわっと広げて亀頭が膨らみ、少年の勃起は白い精を、少女の口内で爆ぜるようにして思うまま吐き出した。
「……あッ、ああ」
黒髪に指先を絡めたまま、少年の身体は快楽の余韻と、少女の喉がこくこくとなっている感動に震えている。
膝を笑わせながらぐりぐりと、萎える気配もない勃起を押しつけた。
どころかさっきよりも硬くなっている。
それを十分に意識しながら、少女はストローみたいに啜って、最後の一滴まで丹念に喉の奥に落としていった。
412 :
味見:2007/07/15(日) 18:12:18 ID:k2YzYQYP
「ふぅ」
令裡は口を離して青臭くなってしまった息を吐く。
ぬるりと唇の端から垂れた精液を、指先ですくって舐める姿から、ヒロは憑りつかれたように眼が離せなかった。
「ごちそうさま」
一応終わり。
GJ! 面白かったです。
GJ! おいしく頂きました。
よいフェラでした。
当方358ですが、宿題が間に合いませんでした。
バケツ持って廊下に立ってます。
来週には必ず。
418 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 01:21:35 ID:izFMV+Zl
>>415 もぅいいよ…
どーせ来週もできねーだろーし…
廊下に立ってなくていいから
帰りなさい!
輪姦王女キボン
「輪姦王女」
姫があらわれた。
姫は仲間を呼んだ。
姫B姫C姫D姫Eがあらわれた。
「ヒロ、今から私たちでおまえを輪姦してやろう」
腹筋が死んだwwwww
425 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 15:14:02 ID:ar8BZPBp
ここの住人のクオリティの高さに全米が泣いた
426 :
最早:2007/07/20(金) 18:35:16 ID:HhCy/fqZ
姫「私は怪物の怪物による怪物のための性事を……」
リンカーン王女……
427 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 17:20:55 ID:vJN6IQi9
ふふん
>>422 ドSな姫たちに輪姦されるヒロwwwww
見てみたいわwwwwww
気になる
どれだけヒロの性能が上がろうがヒロの扱いは変わらないなw
0721の日にヒロでオナニーする姫・リザ・怜裡・シャーウッド
そしてそれを見てしまったヒロ
ヒロが一番可愛く感じる俺の脳は腐ってるんだろな
>>433 怪物王女の前に入ってる番組の主人公に萌えてる俺はわからんでもない
しかし怪物王女再萌えはシャーウッド姫、これだけは譲れない
>>432 姫「ヒロ、何だ、そのざまは!! もっと腰を使うのだ ハァハァ」
リザ「ヒロ、下手だなあ、もっとそう、バター犬みたいに上手く舌を使って・・・ハァハァ」
怜裡「ヒロ、あらあら、不器用ねえ。じっとしてなさい、私が上になります・・・ハァハァ」
シャーウッド「ヒロ、もっと褒めなさい。私の足コキは世界一だと・・・ハァハァ」
ヒロ「・・・。姉さん、フランドル、僕って姫たちにどんな風に想われているんだろう?」
紗和々「そうねえ、性奴隷、犬、パシリ、ペットってところかしら。」
フランドル「フガ、フガ、フガ、フガ。」
えっと…ひょっとしてこの作品って怪物くんのパロディ?
437 :
最早:2007/07/22(日) 16:27:04 ID:0XmQ83ae
「さあ始まりますわよ!」
「いくぜコノヤロー!!」
「ふがふが」
「まともに始められんのか?」
できました。
遅くなってごめんなさい。
文体をあわせるのは断念しました。
投下は本日仕事から帰ってからにします。
仕事長ぇ
どんな仕事なの??
なぁに。プログラマならよくあること
家に帰って、投下よりも自分が寝るのを優先した!!
おはようございます。
つうわけで、投下。
僕は一度深く深呼吸すると――
「こ、今夜、僕に、れ、令裡を・・・エスコートさせてほしい」
思い切って、そう言った。
まだまだ、二人の時間を終わらせたくない。
つないだこの手を、離したくない。
正直言うと、こんな事を言うのは抵抗がある。
女の人からすれば、どう見ても下心を感じちゃう言葉だし、僕にその下心がないのかといえば、・・・やっぱりあるわけで。
だから、そんな僕のみっともない心を見透かされてしまうみたいで、正直ものすごく恥ずかしい。
恥ずかしい、だけじゃない。
下心を軽蔑されてしまうかもしれない。
だけど、今日、これで終わりにしたくなかった。
何事にも終わりがある、と言った先輩の言葉が正しいのだとしても、その終わりの時を、今ではないもっと後にも出来るはずだ。
僕たち二人にとって、もっと素晴らしい『今日の終わりかた』があるはずだ。
だから、僕ががんばって、エスコートしよう!
――と、そんな決意を込めていった言葉だったんだけど。
「嬉しいわ、ヒロ」
すぐ目の前の先輩の瞳が優しく僕を見つめてくれる。
だけど言葉には、少しの残念そうな艶が含まれていた。
「でも、もう本当に時間切れなのよ。もう少し勇気を出すのが早かったらねぇ・・・」
そしてだんだん、先輩の声に、馴染みのある・・・いつもの意地悪さが蘇っていた。
今日の、思わせぶりな意地悪さとは違う、もっと軽い感じの意地悪さ?
「ねぇ、ヒロ」
そういって先輩は、茶目っ気溢れる笑顔まで浮かべて、握っている方の反対の手で僕の頬を撫でながら、
「ヒロは、何か忘れてない?」
そんなことを僕に問いかけてきた。
僕は、先輩に頬を触れられ胸をドキドキさせながら、必至で記憶を手繰る。
僕が忘れてること?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええと、なんだっけ?
「今夜は令裡を夜食に呼んであるので、ちゃんと迎えに行け、と言っておいたはずだぞ?」
――――――――――――――――ぞくり、と。
背筋を冷たい電気が走って、僕の心臓は一瞬止まった。
つー、と額に一筋の汗が流れてきたのを皮切りに、全身から嫌な汗がだらだらと流れだした。
「先週言っておいたはずなのをもう忘れたか、ヒロ」
僕の背後から聞こえる、馴染みのある声。
その声の主は、ゆっくりと僕の背中に近づいてくる。
「・・・姫、ど、ど、どどどどうしてここに?」
僕は、どうしようもなく怖くて背後を振り向くことも出来ないまま、みっともなく声を出した。
すると声の主、つまり姫は、僕のすぐ後ろ、息が触れるくらいのところで歩みを止めて、
「ふふん、お前が役目を果たさぬからだ」
僕の後頭部に向かってお叱りの言葉。
「まぁ。姫さま御自ら迎えに来ていただけるなんて、恐悦至極、ですわ」
そして僕の目の前の先輩は、僕越しに背中の向こうにいる姫と話しながらも、僕の目から視線を離さなかった。
「でも姫さま。ヒロはこれから私をちゃんとエスコートしてくれるみたいですよ?」
「なるほどな、今日はずいぶんと早くに出かけたと思ったら、そういうことか」
「はい、そういうことです。おかげでずいぶん、楽しませていただきましたわ」
なんというか、二人とも僕を挟んで話しながらも、僕不在で会話をしている。
だけども、僕を見つめる先輩の瞳はニヤニヤと楽しそうに笑っていた。
そうか・・・、『デート』はもう、終わりなんだ。
たぶん、令裡先輩が僕をからかって、こうなることを予測して楽しんだ『寸止めデート』。
僕をその気にさせて、肩すかしで楽しむ遊び。
・・・・・・ちくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
僕の決意を返せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・っ。
「ふが」
屋敷に帰った僕にフランドルが言った言葉を察するに、お役目ご苦労様です、といったところだろうか。
令裡先輩をお客様に招いてのディナーは、それなりに豪勢で、きちんと礼を尽くしたものだった。
姫の立場からすれば、『たかが』吸血鬼である先輩を、客人としてもてなすのも変な話なのだけれど。
そのあたりは気まぐれな姫のことだから、僕には分からない某かの思いつきがあるんだろう。
リザはもちろん怒って、今夜は帰らないと言って出ていってしまった。
そうして終えたディナーだったけど、僕はもう、とても疲れてしまった。
部屋に戻ったとたん、ベッドに倒れ込んだ。
もう、寝よう。
・・・・・・んん。
なんだか、耳がこそばゆい。
しかも、両耳が。
「・・・・・・ヒロ、ヒロ、起きろ、起きるのだ」
声、だった。
僕の耳をくすぐっているのは、まだ声にもならない、吐息に紛れたような姫の声だ。
僕は、それが姫の声だと分かっても、まだ意識だけがうっすらと夢のように目覚めているだけだった。
「うふふ、姫さま、残念でしたわね。じゃあ次は、また私の番ですわ」
「ふふん、無駄だ。私の声で起きぬこいつが、お前の声で起きるはずがないからな」
「そうでしょうか? では、こんどこそ。・・・ヒロ、ヒーロ、起きなさい・・・」
今度は、令裡先輩の声だ。
相変わらず声と言うよりも、吐息が僅かに震えて微かな音を作っているだけだったけど、それが耳元で囁かれているものだから、
どんなに微かな音の震えでも僕の耳はちゃんとそれを聞き分けていた。
そしてだんだん、夢から覚めるような勢いで、僕の意識が急激に回復していく。
なんで姫と令裡先輩が?
右と左、僕を挟んで両方の耳に?
確か僕は、部屋のベッドで眠っていたはずだけど?
そんな疑問は、目が覚めた僕の目玉に飛び込んできた光景によって、いっきにかき消されてしまった。
姫と先輩が、素っ裸で、僕を挟んで添い寝してる!!
「うわっ!!!」
僕は慌てて飛び起き―――――ることができなかった。
僕は僕のベッドの上で、大きく大の字になって、その手足を拘束されていた。
手錠とかロープとかそういうものじゃなく、手足の先が、何かの力で押さえつけられている感じだった。
だけど、そんなことは後回しだ!
「ちょっ! これ、どういうことですかっ!?」
僕は思わず大きな声を立ててしまったけれど、二人はそんな僕の声をさておいて、
「私の勝ちですわね、姫様」
「ふふん。おおかた私の声で目覚めかけていたあとだったのだろう。こういうこともあるだろうさ」
そんなやりとりを楽しんでいた。
僕を起すのを賭にして遊んでいたのか?
「そんなことよりっ! これどういうことですかっ!!」
僕がなんとか二人の会話に割り込んで、事の顛末を問いただす。
「どういうこともなにも・・・なぁ?」
そういって姫は先輩をちらりと眺め、そうすると先輩も姫に意味深な視線を向ける。
「そうですねぇ。私はただ、姫様に呼ばれて、ご相伴に預かっているだけですし」
ぜんぜん僕の質問に答えてくれない。
「もう! だからなんで?!」
そういって僕がもう一度声を立てると、ようやく二人が僕に答えをくれた。
「ふふん。ヒロ、最近はあまり相手をしてやれていないからな。だから、たまにはヌいてやろう、と思ってな」
「私は、姫にお呼ばれして、ヒロを美味しくいただこうかと」
ちょっ!
姫! またそんな、あけすけな言葉を使って!!
令裡さん! まさか令裡さんが呼ばれた『夕食』って、まさか僕のこと!?
僕はいろいろとつっこみたいことがあったけど、二人それぞれ別々のことを同時に考えてしまったものだから、それを言葉にすることが出来なかった。
ただみっともなく、口をぱくぱくさせているだけで。
でも二人は、そんな僕をよそに瞳を見合わせて、ゆっくりと上半身を起していった。
「それでは早速、いただくとするか」
「そうですね、それではご一緒に」
ベッドに固定されて自由を奪われてる僕だったけど、首を動かすくらいの猶予は与えられていた。
だから、必至で首を起して、二人が起きあがった先を追う。
そして僕は、その先の光景を見て、言葉を無くしてしまうくらいの衝撃を受けた。
姫と先輩、二人の美女が、僕のチンコを挟んで向かい合っている!
二人は言うまでもなく、美人だ。
高貴な美しさ、と言うか。
僕なんかが絶対触れてはいけない、と思ってしまうくらいの気高さ、と言うか。
そんな二人の顔が、キスできるくらいの近さまで寄り添って、僕のチンコを挟んで並んでいる光景!
ていうか、いつの間に僕、下半身裸に!?
「相変わらず、可愛らしいオチンチンですわね・・・」
「ふふん、言ってやるな。こんな粗末なものでも、ヒロが授かった一生もののペニスなのだ」
僕のチンコに、二人の息がかかる。
向かい合って、お互いの間にある僕のチンコに、ずいぶんと酷い言い様だ。
だけど僕は浅ましいことに、二人にチンコを詰られながらも、だんだんとそこが熱くなってしまった。
「あら、ヒロったら、こんな悪し様に言われて、大きくしてますわ」
「まったく、無様なものだな」
そんな風に言ってる二人の間を割るように、ムクムクと大きくなっていく僕のチンコ。
恥ずかしい!
これじゃあまるで、虐げられて喜ぶ、変態みたいじゃないか!
だけど、こんな綺麗な二人にチンコを間近で観察されたら、変な気持ちになっちゃうのも仕方ないと思う。
綺麗な二人の顔の側で、汚らしいチンコを勃起させちゃった僕は、言い逃れが出来ない変態なのかもしれない。
「ふふん。これだけボッキさせても、まだ『皮』が余っているな」
「姫さま、このホーケイ具合が、ヒロのオチンチンの醍醐味ですわ」
「そういうものか?」
ううう・・・ホーケイはホーケイでも、仮性包茎だよっ!
僕がそんな風に、自分を慰めるような言葉を必至で念じている間も、そこに血液が集まっていくのを押さえることが出来ない。
「と言うわけで姫さま、ヒロのオチンチンの楽しみ方を教えて差し上げますわ」
先輩・・・令裡さんが、僕の顔の方に視線を少しもくれることなく、チンコを挟んで姫に話しかける。
「ほう? こんな皮かむりに、楽しみなどあるのか?」
姫、酷いよ・・・。
「テーブルに出された上品なフルーツもいいですが、野で採れたその場で楽しむのも野趣があってよろしいのですよ?」
「・・・ふむ、なるほどな」
え・・・・・・そ、それって・・・・・・。
「それじゃあ姫さま、二人でいっしょに、このフルーツの『皮』を剥いてしまいましょう?」
「ふふん、それもまた一興か」
そういって二人はお互い唇を寄せ合って。
間にある僕のチンコを挟んで、ちゅ、とキスをした。
「うっ!」
びくん! とそれだけの刺激で僕のチンコが跳ねる。
二人は、そんな僕の暴れ馬(ちょっとプライドを回復させるための誇張表現だ)の根本に指を沿え、動きを制した。
そして、まずは令裡さんが、唇を小さく突き出して、僕の亀頭に被った皮の端を啄んだ。
僕は、令裡さんのやろうとしていることを勝手に予想して、内蔵が熱くなるような興奮を起した。
令裡さんの意図を察した姫も、同じように僕の皮を唇で啄む。
そして二人は、お互いの瞳でタイミングを合わせ、ゆっくりと僕のチンコの皮を引っ張った。
「うわっ!」
皮が拡げられ、その隙間に空気が入り込み、僕はぞくりと身悶えてしまった。
しかも、その空気は、間近にいる二人の息なのだと考えると、情けないことに早くも射精してしまいそうになる。
そして二人は、くわえた唇で僕の皮を弄ぶように引っ張ったあと、つるり、と剥ききってしまった。
「ああっ!!」
僕は、たったそれだけの行為で、怖いくらい興奮して、そしてあっさり射精してしまった。
びゅく、びゅくと勢いよく噴水のように精液を吐き出す僕のチンコに唇を寄せたまま、姫と令裡さんはじっと動かないまま、僕の精液を顔に浴び続けた。
「ふふん。たったこれしきで漏らしてしまうとは、なんとも情けない」
「うふふ、でもまだ元気ですわよ?」
二人は、その綺麗な顔とさらさらした髪を僕の精液でべっとりと汚しながらも、それを嫌がったりするようなそぶりはない。
それどころか、どこか恍惚としたような輝きが表情に宿っているようにも見える。
美しい、高貴なものを、僕の汚い精液で汚す。
僕のそんな屈折した興奮は、射精を終えても一向に冷めることはない。
どろりと精液で汚れたチンコを二人は舌で味わいながら、次第にどん欲な性欲を宿した笑みを浮かべる。
「ヒロのザーメン、美味しいですわ。生命の味がします」
「ふふん、こんな生臭い排泄物を好むとは、おまえはいつから淫魔(サキュバス)になった?」
そんな会話を、ぺちゃぺちゃと舌を湿らせながら二人は続ける。
姫と令裡先輩、二人の美しい女の人にペニスを舐められながら、僕はまた次の射精感がわき上がるのを自覚してしまった。
今夜は、いったいどれだけ射精するんだろうか・・・・・・。
「令裡よ、今日は面白いものを見せて貰った」
「いえいえ姫さま、私も楽しゅうございました。『ご褒美』も、たくさんいただきましたし」
僕は、二人がかりの猛攻にダウンしてしまったあと、うっすらとこんな会話がされたのを聞いた気がする。
でもそれからの二人が、なんて言ったのかを覚えていない。
ただ僕は情けないことに、僕に寄り添う二人の体温を感じて、幸せに眠っているだけだったから。
おわり
451 :
358:2007/07/24(火) 07:07:09 ID:TiHTo/Uc
以上です。
本番無しかよ!?
でも、令裡さんは処女なんじゃないかと思ってる当方としては、安易にヒロに跨らせるわけには行かなかったもので。
あと、オチが普通でスマン。
あんまりこねくり回したオチにするのもどうかと思って。
GJ! 乙カレーです。
待ったかいがありましたノシ
GJ!です
でも個人的には白怜裡見てみたかったっす
誰かifで書いてくれないかな
454 :
358:2007/07/24(火) 22:19:36 ID:TiHTo/Uc
>>453 白令裡は、漫画原作にもないいわば
>>87さんのオリジナルに近い代物、だと考えてます。
(単行本しか読んでないので、最新情報は知りません)
弄るのは難しかったので、断念。
つーか、語彙がとても及びません。
あと、オチ、エロに困ったら、とりあえず複数プレイ、という単純思考なのはいつものことなので勘弁してください。
呼んでくれた人、どうもありがとう。
>>87さんも、ノリに付き合ってくれてありがとう。
楽しく書けました!!
>>454 GJ!お疲れ様でした!
>>87氏も貴方も最高だ!お二方とも、どうか末永くここに居て下され!
まじエロくていいっす
あーヒロになりてえ(T_T)
このSSは、仮性包茎の俺にとって宝物になるだろう。
あたなは希望の星だ!
>>457 読んでくれて、なおかつ喜んでくれたのは嬉しいけど、
なんか微妙な褒め方だなぁ(笑)
俺は仮性包茎の星ですか?!
459 :
>>87:2007/07/26(木) 10:06:41 ID:0a6CIOpJ
>>358さん、改めてGJ!
オチ、楽しく拝見しました。
私の語彙なんて思いつきですからw
エロパロは書くのも楽しいですが、
やっぱり読む方も楽しいですね。
今回の令裡・・・白令裡と名づけられましたが
気に入ってくれたひとがいて良かったです。
また何か思いついたら書き始めますので
そのときは宜しくノシ
姫「…ゴホっゴホっ」
ヒロ「姫?どうかしたの?」
姫「んむ…どうやらまた風邪をひいたらしい…ゲホっ」
ヒロ「あの…大丈夫?」
姫「少し…寒いな」
ヒロ「じゃあ僕ちょっと毛布でも持って…」
姫「要らぬ」
ヒロ「え?」
姫「こっちに来い」
ヒロ「?……っておわぁ!?」
姫「…お前が毛布の代わりをするがよいぞ」
ヒロ「……え?」
3巻読んでたらこんな電波を受信した
>>460その電波俺が発信したやつだ。
強制SS構築ウイルス入りの・・・な
教えておいてやるが特効薬はただ一つ。
そ の ネ タ で S S を 書 く こ と だ!
書かないと半魚人が輪姦にくる悪夢から永遠に解放されなくなるから。
前回のダークヒロは良かったな。偽者だったが・・・・・
ダークヒロSSプリーズ。
白令裡(・∀・)イイ!
>>464 触手が遊んでないか?
おっぱいには、1パイにつき触手は2つついてもいいと思うんだ。
あとアナルが責められていない。
口にもねじ込まれていない。
腰のあたりで胴体を固定する触手も必要ではないかと。
あと姫堕ちるの早すぎだと見受けられます。
触手を両手で鷲づかみ両足で踏みにじり、精液まみれでも余裕な姫
そしてはじまる恐怖のチェーンソープレイ
ニコ動で令裡にはまった
能登かわいいよ能登
リザ相手に本気を出さないポセイドンに
「アタシに勝ったら何でも言うことを聞いてやる」
そして負けるリザ・・・・とゆう妄想をした
時々解らなくなる。私とした事が、無意識に下僕に情が写っているとは。王座に拘らないとしても王族である以上、割り切らなければならない筈だ。
下僕とは、いつか別れなければならない。
本当に主人が亡くなるまで付き合える下僕などほんの一握りだ。大抵は主人に捨てられるか、主人を守り切れずに死ぬか。最後まで血を注いでくれる王族がどれ程居るというのか。
おまけに下僕は代用が利く。活きの良い死体がある限り基本的には困らない。
選別だって出来る。生まれ持った身体能力が高い下僕を量産出来れば、いつでも使い捨てが出来る筈だ。
私はこれだけの事が解っている…
「ヒロ」
「え?」
「お前は、自分が優秀な下僕だと思っているのか?」
「え…あ、あの…」
少々辛辣過ぎた質問だった。
だが、言われても仕方あるまい。現在のヒロの能力は、はっきり言って最低のクラスに入る。
戦闘能力も、危険時の適切な判断度も低い。今まで生き延びては来たが、それは私やフランドルの助力が大きいのだ。
なのに何故置いているのか…私にも解らない
「どうなのだ?」
「正直言えば…足手まといかも知れないです…」
「…自覚はあるのだな」
「…はい」
目に見えて落ち込む様を見ると、私は自分の言った事を後悔した。ヒロのこんな顔は見たくない。
私はそれ程情が写っている。
「それ程落ち込むな…お前はお前のままで良い」
「…」
「ただ、私を守る事だけ考えていれば良いのだ。お前が居ることが不快な訳ではない」
「そうですか…」
逆に、考えてみよう。もし、ヒロが居なかったら。
この屋敷から、永遠に姿を消していたら。
私の頭の中に、妙な単語が浮かんだ。
…恐怖だ。ヒロが居ない事が怖い。
「えっ…と、姫様?」
「…ん?」
「僕は…僕は…」
私自身が閃いてしまった恐怖が残っている内に、目の前のヒロが見えた。誠実な眼差し。私が好きなヒロの眼差しだ。
「…」
「僕は…姫様を守って行きたいです」
「当然だろう?でなければお前は死体のままだ」
「違うんです!」
「…っ」
言葉に詰まった。私のたった一言で落ちこんでいたヒロが、強く見える。何かを伝えようとしている。意志の強い…目だ。
「僕は足手まといかも知れません…けど」
「…」
「姫様が主人じゃなかったら…僕は死体のままで良いんです。姫様だから仕えたいんです…」
何故だ。ヒロの言葉一つ一つが私に巡っていく。満たしていく。
嬉しい…のか?
「他の誰かの家来にする位なら死体にして下さい…そうしなくても良いなら…仕えさせて下さい」
「た…ただ聞いてみただけだ。私にそんなつもりは微塵も無い。お前は永遠に私に仕えさせてやる。心配するな」
「はい…ありがとうございます」
…ヒロの目が光って?!
「な…泣いているのか」
「はい、嬉しくって」
それ程…私が?
…私も嬉しいのかも知れない。
ヒロは主従の関係として、私を愛してくれているのだ。
…今、私を愛してくれる存在…
私は応えなければならない。いや、応えてやりたい。
今解った。私はヒロと少し違う、ヒロに対する愛を持っていると。
私はヒロが、愛しい。
これ程尽くしてくれる存在に、ほんの少しでも報いてやりたかった。
日がまだ高い。
「ヒロ…」
「はい?」
「今晩…私の部屋に来い」
「え?」
「血だ。血をくれてやる…」
「ま、まだ周期が早いんじゃ?」
私は、部屋を後にした。
え?生殺しですか?
期待してます。
474 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:08:43 ID:f+X9QoyUO
リザ好きなんでリザ×ヒロがイイ。とまどいながらリザに攻めてもらいたいなぁ。
476 :
470:2007/07/29(日) 23:35:25 ID:hS/71MHTO
コメント無し投下orz
その内また…なんの血かと言えば(ry
―ある満月の近い晩のこと…
「はぁっ…くぁ…あぁあんっ!」
「リ、リザぁ…ボクもう……ぁあああ」
「…なんだよヒロ、もうイッちまったのかよ…だらしねぇな……ホラ早く勃たせろよ」
「…ごめん…リザが気持ちよかったから……うわぁぁ…もうムリだよ」
「ちっ、しょうがねぇな………あぁあもうっ体の痒きが全々治まんねえ…
…………しょうがねぇ…あそこ行くか」
「よく来てくれたギョ〜、リザちゃん…」
「ポセイ・どん、いいから何も言わずに私を抱け」
「ギョギョッ!?」
478 :
477:2007/07/30(月) 13:24:54 ID:A3XlFliS
つまんないね………ごめん
479 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 15:55:48 ID:1L77/AqI
何を言っている、よいではないか。これを職人さんに書かせたら・・・
480 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:01:12 ID:4SbQpFgq
シャーウッドが遊び半分で作った食虫植物が暴走しシャーウッドの悲鳴と共に陵辱の宴が始まり
その毒牙は姫に迫り食虫植物は、斬れば斬る程に触手が二倍に増え。
高圧電流を流せば電流を触手に纏わせ即席スタンビュート反撃し姫の攻撃を次々と逆手に取りパワーアップし更には銃弾は元より火炎ビン攻撃すら効果がなく
姫以上の順応能力により遂には姫すら触手に絡め取り
姫の衣服をズタズタに引き裂き霰もない姿になり迫る触手
ってくらいなピンチを本編でも見てみたい
>>470 今夜の月光は強い。見る分には良いが、今日、私が行おうとしている事にとっては不都合だ。あまりはっきりとした姿を見せたくない。
他の者達…紗和々やフランドル達が気づく事は無いだろう。私はそれ程深い時間を選んだ。極端に言えば、ヒロは私の為に不眠不休で行動出来る。遅れる事はあるまい。
約束の時間が近付いて来る…
…ふと忘れていた。確かにヒロは私を愛しているのだろう。ただし、主君としてだ。
私の方は違う目でヒロを見てしまった。
ヒロのひたむきさが、ヒロの優しさが、私に浸透していたのは事実だ。でなければ何度も命を預けたりはしない。
問題は。
ヒロが私を「そういう目」で見てくれるかどうか。私の早とちりだとすると、とんだ空回りをした事になる。
せっかくヒロに対する思いに気づいたのに、ヒロの気持ちが違っていたら。
いくら下僕とは言え心までは束縛出来ない。
身も心も私に尽くす者にだけ生き返らせるのが普通だが、まさか下僕にそんな感情を生じさせるとは思っていなかった。
もし拒否されたなら…私は今まで通りヒロに血を分け与えられるだろうか。
それは、思い通りにならなかっただけで下僕の使命を終えさせる暴君の行為。
思い通りにいかなかった時、私は心に傷を負うだろう。そしてその傷のせいで、私はヒロに血を与えたくなくなり、ヒロの使命は終わる。
結果的に私の勝手でヒロの命を奪う事になる。
恋の駆け引きにしては、本来私達の関係は代償が大きすぎるのだ。ならば…
「伝えては…ならない…」
怖い。ヒロが私をそういう目で見てない事が怖い。舞い上がっていた。ヒロの忠誠を聞いて…
…いつの間にか主従を越えて良いと思う様になっていた。本当はそれ程ヒロが愛おしかった。
立場を利用して側に置いていたのに。その立場が裏目とは。
「ヒロ…お前は私を…」
お前の気持ちが…聞きたい…
読みづらいです…続きます。失礼しました(ry
>>483 GJ!!
姫の心中での葛藤がなんとも甘酸っぱい感じで…
続きを期待!
485 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:45:23 ID:4RRu3Rv6
リザ好きだけどワクテカ
俺-セブラン・マハムードと言います。
王族の五男目で もっか独身恋人募集中(もち男!)
過去に愛し合った男はかなりいたけど今はひとりもなし
今はエイズが恐いからね
男ひでりの中過去にセックスした男たちを思うと体がうずいてくる
それで、今までに俺の上を通り過ぎていった男たちを思いつくまま書いてみるつもり
初めは怪物軍隊で軍隊の見学に行き出会った少年達
俺のジャージの男っぽい盛り上がりに熱い視線を送っていた奴らでさそってみたら…ね
見学の期間中は毎日のように彼らと放課後の第二訓練室で愛しあった
俺は何もしないでよかった
ただセックスの好奇心の旺盛な彼らの前に裸体をさらすだけで快感を得られるのだ
次は家臣と皆で海辺でキャンプしに来た途中で海辺で知り合った漁師の若者
いかにも海の男らしく日焼けした逞しい体にまっ白なふんどしをしめて砂浜を歩く姿は
俺の股間を刺激しないわけがなかった
俺は夜キャンプを抜け出すと彼の待つ海辺に急いだ
二人は全裸になって海の中で激しく愛をむさぼり合った
こんなこと初めてだと言っていた彼は俺の腕の中でふるえながらも股間を勃起させていた
次に登場するのはサウナで知り合ったアメリカ人
白人らしく迫力のある筋肉でコックの盛り上がりもすさまじく
こんなヤツとセックスしたらこわされるんじゃなかろうと思ったものだった
しかし、意外にも彼は受け身専門でフィストファックを要求した
オオオ…!
セッセブラン…
コックもいっしょに入れて……
彼は変態的なセックスを好んだ
俺の小便を飲んだこともあったし 彼の顔面の上で俺に排便をさせたこともあった
アオオオーーーッ!!
そして最後に俺にとって真の恋人といえた兄貴のエミール
俺が兄貴として慕った彼は王族の次男らしいその見事な肉体によって
俺に様々な男同士の愛の形を教えてくれた
例えばー
あ、兄貴 も、もう……
何だこれぐらいで! まだ序の口じゃないか!
シャーッ
ズドッ スドッ
ぶるぶるっ…
だめだァ〜〜ッ!! もう限界だよォッ!!
よしッ 思いきり出しちまえッ!!
ズ…
ドビュー
30分前に浣腸された俺のアヌスは 彼のペニスで栓をされながら強い排せつ感に耐えていたのだ
自分の汚物と彼の精液にまみれながら 俺は快楽の絶頂の中で射精した
初心だった俺がホモセクシャルな快楽の絶頂感を知りえたのは彼とのこうした行為がきっかけだったと思う
ふたりの野獣のようなセックスは 王族争いが始まるまで続いたー
彼らとの出会いは俺という男をひとまわり大きくさせたような気がする
しかし、そんな人と人の絆をも奪い去ってしまうエイズという凶器を俺は限りなく憎悪してやまない
この先、俺みたいな神経質な男は欲望のはけ口を自分の手によって処理するしか方法はなくなるのだろうか…
ニャー…
おっとリリアーヌ…俺をそんな目で見るな!(グシャッ)
ニャーーーーーーーー!
おっと…俺とした事が猫を殺してしまった… まっいっか♪
そう言えばマリーヌ母上が今度俺の妹を産むらしいな…
考えてみればエイズばやりの昨今 危険を犯してエイズに罹っている可能性がある大人とセックスしなくてもそこいらに代用品はいっぱいあるのだ!
そこのところを皆さんも熟考してみてはいかがですか?
──なんちゃってね!
姫って不死鳥だから生理来たら卵か?
それを紗和々に半熟で茹でさせてヒロに食べさせるの
で、おいしそうに食べるヒロに食事中ネタ晴らしすんの
誰か発情リザ×ポセイ・どんの続き書いてくれる職人いないかなぁ
言いだしっぺの法則!発動ッ!!
>>480 あれ?ちょっと待ってよ、その導入で何故シャーウッド姫凌辱じゃないの?
令裡レイプキボンヌ
>>491 >シャーウッドの悲鳴と共に陵辱の宴が始まり
つー風に一応は描写があるからいいんでないの
どうせならリザとか令裡も合わせて一粒で何度もおいしく頂きたいものだ
ふが ふが ふが ふが フランドル
ですわ ですわの 嘉村さん
腕だけ変身 半人狼娘
俺たちゃ 怪物三人組よー(だからなんだクラァ!!)
力仕事に イケナイ夜遊び カレーライスの大食いチャンピオン(ふが)
特技は それぞれ 違うけど
力を 合わせりゃ ただ一つ
はー 姫さまの(血の)ためならー
エンヤコーラ エンヤコーラ エンヤコーラ コーラコラ
エンヤコーラ エンヤコーラ エンヤコーラ コーラコラ
ふーがふが
495 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 02:58:49 ID:er3wolVp
さすがは
>>494さん。俺たちにできないことを平然とやってのける。
そこにシビれる憧れるぅゥゥゥッ!!!
496 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 00:41:24 ID:ZwKUw4nF
よし、じゃあ保管庫作ろう
俺が超大作書いてやる。
浪人してんのにまた来ちまった・・・orz
保守ふふん♪
令裡キボンヌ
ふが
大学の浪人なんて・・・
就職浪人に比べれば・・・
どっちも経験したけどね
シャーウッド姫とちゅっちゅしたいよぉ〜
令裡に連れ出されて夜の学校で筆おろし…
リザと手合わせしてて組み伏せられてムラムラしたリザに…
最後は姫にばれて御仕置き
最後はみんなでヒロを食卓に乗せて仲良く輪姦
ヒロがいじめられてるのって令裡が原因でもあるよな?
てなわけでヒロの逆襲レイプキボンヌ
最初は抵抗するも同情心から徐々に積極的になり自ら腰を振る令裡とか・・・無理?
むしろそれが令裡の罠だ!結局逆に食べられちゃうヒロ
最近の質問スレのスピードは異常
ところでネタバレスレって何処にあるの?
リザと令裡二人にヒロが日替わりで可愛がられていて、
姫がそれ知ったとしたら、やっぱり怒るのかしら姫
511 :
最早:2007/08/05(日) 23:22:07 ID:u5mVr+pr
怒るのはシャーウッド姫
姫は慈悲深いので自分も参k(ry
ふがふが保守ふが
>>493 ちゃうねん
シャーウッド姫メインの作品が見たいねん
パンチラ保守
人妻萌え鮫女は?
516 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 22:16:40 ID:ITsnbNbK
あいつはほぼ毎日のように妹の写真を見ていた。
とても切ない眼差しで…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あいつと初めて会ったのは軍の施設でだった。互いにまだ訓練生、日々自分を
磨くため、私たちは鍛錬に重ねていた。
とは言っても、鮫族は生涯暗殺に殉ずるのが世の常。戦いにプライドを持ち込
む人狼族のあいつとは相容れない立場にあった。
戦士としての誇りも、信念も、私にとっては下らない物でしかない。ただ与え
られた命令をこなす。私にはそれだけだった…。
そんな私に意外な出来事が起こった。訓練の一環での試合。あたしはあいつに
負けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それまで私は人狼相手に負けたことはなかった。
大振りな拳の軌道。単純な攻撃パターン。大概の人狼は問題にならなかった。
でもあいつは違った。
私は完全に弄ばれた。攻撃パターンを完全に見切られ、鮫族の急所である腹部
に一撃を食らった。
それからの意識はない。次に目に入ったのは医務室の天井。まだ腹部に違和感
が有るが、起きあがるのに支障はない。
「目が覚めたか。」
上半身を起こすとあいつの声が聞こえた。あたしを打ち負かした男…。
「俺の名前はロボ・ワイルドマン。偉大なる戦士、ヴォルグ・ワイルドマンの息子」
銀色の髪をしたそいつは、笑いながら握手を求めた。
昨日の放送を元に書いてくれないかな
518 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 23:07:03 ID:ITsnbNbK
「………なんのつもりだ?」
わざわざ敗者に握手を求めて何になる?哀れみか?それとも「あれ」か?
「別に深い意味は無い。ただ互いの健闘を讃え合いたいだけだ。」
ああ、やっぱりそれか。下らないプライド。…虫酸が走る。
「…下らん。」
私はそう言い残して医務室を後にした。失礼で結構だ。もともと暗部と正規兵
の関係は不仲なのだから、今更溝が深くなろうと関係ない。
それよりも、今の私に必要なのは力だ。これが戦場だったなら確実に死んでい
る。
鮫族に必要なのは確実に相手を殺す力。私が親から常に教えられてきた事だ。
「次は…負けない。」
それから私はひたすら鍛錬を重ねた。あいつを倒して屈辱を晴らす。そのため
に己を磨いた。ひたすら磨いた…ひたすらに…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…………。」
信じられない。訓練も完璧にこなし自分で考えつく鍛錬はすべてこなした。負
ける要素はなかった。それなのに…それなのに。
「勝者、ロボ・ワイルドマン!」
勝者を伝える声が響き渡り、あいつと同じ人狼族からは歓声が上がる。そんな
ことはどうでもよかった。
(何で…?どうして?…何で、何で何で何で…)
まともに思考が働かない。答えの見つからない自問…。
目頭が熱くなってきた?。まさか、そんなまさか…。私は逃げ出すようにその
場から走り去った。あいつが何か言いかけて来たが関係ない。
自室…私の唯一の居場所。鏡を見ると瞳から一滴の涙を流す自分の姿が映った。
「……っぷ。」
とっさに吹き出す。そしてそれが切っ掛けとなって笑いがこみ上げてくる。
「……っふははは…、はは…ははははははは!」
狂ったように笑った。瞳からは涙が溢れてくるけどこの自嘲笑は止まらない。
ホントに笑ってしまう。見下していた人狼族に負けて、死ぬ気で鍛錬したにも
関わらずまた負けて、あまつさえ悔し泣き…。
「…ははっ。」
流石に飽きたのか、涙は止まった…。
気分は…冴えない。さっさと寝た方が良いな。
衣服を乱暴に脱ぎ捨てて下着とノースリーブのシャツだけになりベットに横に
なる。
「…………。」
ちっとも寝付けない。つくづく無様だな…。
…コンコン…
「…アロン、此処にいるのか?」
突然のノックとあいつの声。私は名乗った覚えがないのに…。無視しようにも
にも先の苛立ちが納まりきっていない…。
私はしぶしぶドアを開けた。
519 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 23:12:28 ID:ITsnbNbK
唐突に載せてすいません。
このまま続けても宜しいでしょうか?
521 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 23:41:19 ID:4jMw4Cw4
523 :
515:2007/08/11(土) 19:39:23 ID:XpIvx+2/
俺の馬鹿orz
私の姿を見るや、あいつはぎょっとした。流石に無防備すぎる格好だったが、
別に私はどうってことない。
「………何だ?」
動揺するあいつに私はまたも苛立たしさを覚えた。こんな奴に負けたのか…。
「…あ、すまない。さっきの試合の事なんだけど…。」
試合?お前が勝って私が負けた。それだけの事だろう…。何を今更。
「アロン、君は攻撃するときに一瞬相手のその部分を見る癖がある。」
………っえ?!
「あと、背後に回る時にも…。」
わざわざ私の癖を知らせに来たのか…。
何のために?私には理解できなかった。
「…おいっ。」
「んっ?」
「何故そんなことをわざわざ言う?。言わなければお前は必ず勝てるじゃないか。」
私は当然のことを言った。敵にその弱点を教えて何になる。
「そ〜だな。あえて言うなら、君はその癖さえ改善すればもっと強くなる。」
ー「その君と、また戦いたいんだ。戦士として。」−
「……っふ。」
戦士として…?つくづく馬鹿げてる。思わず吹き出す。
「良いのか、その時はお前が屈辱を味わうかもしれないぞ?」
「その時は、ひたすら鍛錬して、また勝てばいい。」
……つくづく馬鹿正直な奴だ。
「それじゃ。俺は失礼するよ。」
「…っあ、待て。」
思わず口走った。
「ん?。」
「その…、私は名乗った覚えはないが。…どうして名前を…。」
「ああ、それなら…。」
わざわざ他の暗部候補に私の名前を聞いたのか!?頭まで下げて!?安い誇り
だと馬鹿にしたら「相手の名を知らずに訪ねるのは無礼だと思って…」だと?
つくづく馬鹿だ。
私は自分に干渉されるのは嫌いだ。…でもこいつには嫌悪を感じなかった。
「じゃぁな、アロン。また、次の試合までな。」
「…あっ…ああ。」
ー(またな、ロボ…)ー
馬鹿が移ったのか、変な感じだ。でも今は良い。
私はやるべき事を見つけた。明日からその癖とやらの改善に励む…。
そしてあいつを倒す。
「……っふ」
自然と唇の端が上がる。もう寝よう。
ロボ・ワイルドマン…。つくづく不思議な奴だ…。
526 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 22:30:20 ID:PUZeX472
すいません。続きは14日過ぎになりそうです。
「僕は!姫様の事が!…」
この一瞬の間、時が止まった気がした。
それ位色んな物が頭の中に流れて来た。生前に見た綺麗な人。僕にもう一度、地上を歩くチャンスをくれた人。僕を生かす為に自分の中の命の水を分けてくれる人。
僕はこの人の為なら何だって出来るって、思わせる位の人。
ダメだって解ってる。言っても困るだけだし、もしかしたら嫌われて、僕を生かしたくないと思うかも知れない。
でも今は自分らしくなくて、どうしても言いたくて。
僕をこんなに熱い思いにさせる人に、僕が本当に思ってる事が、解ったんだ。
「好きなんです!」
「…そうか」
答えは驚くほど淡泊だった。むしろ、姫様の表情がこわばった様にさえ見えた。
「…終わりだ。ヒロ」
「…」
「お前は一番言ってはならない事を言った。家来の分際でな…」
「…解ってます。でも…」
「だが、貴様の働きも認めている」
背中を向けて、僕の前を去ろうとする。
「…今聞いた事は忘れてやる。私とお前はこれからも同じ様に主従の関係だ」
「…」
「それが嫌ならこの後私の所に来い。引導を渡してやる」
あれから数時間。結局僕は部屋の前に来た。言った時から覚悟は決めていた。自分から関係を破壊しに行ったのだから。部屋の鍵は開いていて、暗がりの中を進む。窓から入ってくる月の光と、椅子の上に居る御主人様の金髪だけが頼りだった。
妙に部屋が広く感じる。ここが僕の見る最後の世界かも知れないと思うと、逆に意識が覚める気がした。
「愚かな…死に急ぐか」
「…やっぱりそうなるんですね」
「お前みたいな家来はな…血の効力が切れるまでまだ時間がある。好きにしろ」
「…もう、僕の居たい場所には居るんです」
「…」
「ありがとうございました。最後の最後に姫様の姿を見れただけで良かった」
意識はもう少ししたら落ちる。何度もその時を経験していたから、解ってた。違うのは、もう二度とこの時が訪れない事。
さよなら…姫様…
展開読めて(ry
セブランとの闘いで利き腕に傷を負い戦力が半減したということで、
用心のためにフランドルの充電中はヒロに常に傍にいるよう命じる姫。
で、お風呂も一緒に入ることになって、ヒロが恥ずかしがるのでヒロに
目隠しつけて入ることに。そんでやはり腕が利かないので体を洗うよう
命じるが、ガチガチに緊張して手元が狂い、何か柔らかい物を触ってし
まい取り乱すヒロ。
そこへ「ふふん、どうした臍の下のものが反り返っているぞ?」と耳元
に囁く姫。
姫が泡姫……
すまん、何でもない
姫はともかく世話役のヒロまで脱ぐ必要はなくないか
「ヒロ、ここは風呂だぞ」「え、だって……」
「主が裸なのにお前は服を着ると言うのか」
「でも恥ずかしいよ……」
「いいから脱げ」
という妄想が浮かびました。携帯からスイマセン
>>530 泡姫王女
ふふん。また来たのか、貴様。
仕事が忙しい忙しいと唸っておった割には、ずいぶんとヒマがあるのだな、それにカネも。
まぁよい。せっかくなけなしの大枚をはたいたのだ、ここではくつろぐことを許してやろう。
そら、そんなドアの前で突っ立ておらずに、こっちに来い。
どれ、私が服を脱がせてやる。
そう緊張せずとも良い。
相変わらずの小汚い形(なり)だ・・・が、まぁ前回よりは多少マシになった。
清潔な服を着るよう心がけよ、と私が言った言いつけを護る気構えは認めてやろう。
次に来るときは、この下品なコロンをなんとかせい。
む。
その手をどけよ。
せっかく私が手ずから貴様の服を脱がせてやっておるのだ。
そうやって下着に手を掛けておっては、脱がすことも叶わぬ。
あとはその下着を残すのみなのだ。
ええい、男らしく観念せい!
・・・・・・
なんだ、そんな情けない顔をするな。
貴様の逸物など、これまで何度も私に曝してきたではないか。
私の仕事をなんだと思っておる?
かりそめとはいえ、この俗な風呂に沈んだ身だ。
男の珍棒など、見飽きておるというに。
なに、下着?
ふむ、私に、汚い下着を触らせるのに、気が引けておったのか。
ふふん。
なかなかに殊勝な心がけだ。
安心せい。そんなに目立った汚れもない。
だがこれしきのことで私に気を回すとは、何ともいじらしいな。
よし。
今日は、その気回しに免じて、いつもより手厚く奉仕してやろう。
他の男にもせぬようなことを、貴様特別にしてやろうではないか。
・・・・・・ん?
ああ、そうであったな。
貴様だけ丸裸というのも気恥ずかしいだろう?
私も、これ、この通り貴様と同じ丸裸だ。
さぁ、湯も程良く張っておる。
時間も惜しかろう、早く湯殿へ参ろう。
ふふん。
たっぷり時間の際(きわ)まで、貴様に尽くしてやるからな。
ぞんぶんに、私の身体で楽しむがよい。
(このあとの続きを読みたい人は、ちゃんと入浴料を支払ってください)
358です。
なぜ姫がソープで働いているのか、など、理由はどうでも良い!!(断言)
今はなき、「版権キャラに売春をさせるスレ」に居た身としては、
なぜか姫がソープランド嬢だという展開も、すんなり受け止めることが出来るのです。
そのあたり気にせずお楽しみ下されば幸い、
>>530殿。
姫達の館改修資金はそうやって稼いでいるんだよ、多分
でもまさか主人だけが一人でソープ働きをするとも思えないんで
必然的にメイドさんも一緒に働きに出てると考えていいんだよね(*´д`*)
カフェのマスターが知ったら泣きそうだけどw
539 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 05:06:44 ID:nL/X0F1U
ワッフルワッフル
淫隈王女
ビシッ ビシッッ!!
密閉された部屋で吊された僕は裸にされ、姫の鞭で叩かれています…
ビシッ ビシッッ!!
痛いのは正直嫌だけど…姫の顔を視ると…苦痛ではなくなる
姫が僕を鞭で責める時の顔はとても淫隈で…多分僕も同じ様な顔をしてるんだろうな…
ペロ ペロ ッチュッ ヂュッ!!
姫が僕の傷をナメて愛撫する
姫の舌が、姫の唇が、姫の唾液が、姫の吐息が…僕の傷を癒してみるみる塞がる…
ビシッ ビシッッ!!
もうどの位繰り返しただろう
ドヒュッ ドビュッ ドビュッ!!
僕の素直な気持ちが姫の顔に、服に、髪に飛んで行く…
姫は僕の素直な気持ちを白い手ですくい取り、ペロペロとナメ、ススる
口の中で愛しいモノを愛撫するように、柔らかく淫隈な味覚の触手が…
僕の素直な気持ちの中でウネっている…
クチュッ クチュッ クチュッ…
そんな事を見せつけられたら、僕の素直な気持ちは翔ばたこうと力む
姫はそれを視ると、僕の素直な気持ちは…
姫の神聖な門を通り、姫の一部になろうと躍起になり、来るモノを拒まない姫の慈悲に溢れた部屋に飛び込む
僕はなんて幸せだろうか…姫は御褒美に、僕の口に自分の純血をそそいでくれる…
僕と姫の夜は、いまだ明ける気配はない…
怪物奉女…いやなんでもない
コミケで怪物王女本見つけたぜw
ふたなりと妊娠ネタだったがorz
543 :
獣姦王女:2007/08/17(金) 22:16:07 ID:K7LqAQJe
令裡が姫の家に居候するようになって一ヶ月が過ぎた。
「令裡」
「なんでしょうか姫様」
「お前が家に住んでから一ヶ月がたった。そろそろ家賃を払ってもらおう。」
「家賃・・・ですか?」
「ああ、安ずるな、それほど高額ではない。」
「あの・・・姫様?」
「なんだ?まさか払えないと言うのではないだろうな」
「払いたいのですが持ち合わせが・・・」
姫は口の端を上げて微笑を浮かべ、「そうか、それなら体で払ってもらおう。ヒロ!!」
「は?な、何をするんですの!?ひ、ヒロやめなさい、ヒロ!」
ヒロは令裡を縛り上げげた。
「よし、リザ!」
「おう!」
と、リザはゴールデンレトリバーのような大型犬を連れて現れた。
「あ、あの・・・まさか・・・」
いやな考えが令裡の頭をよぎる。
「ふふん、そのまさかだ。言っただろう、体で・・・と」
「そ、そんな・・・」
令裡の顔が青ざめていった。
ネギまの小説で獣姦物見て思いついた。
携帯からだから改行変かも。
駄目?
思い付きで書いたからなぁ、話の構成とか考えてないし。
駄目じゃなければ続きやるよ。
NGワードを目欄に書いて前書きをしときゃいいんじゃない
あと、誘い受けは嫌われるよ
546 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 04:54:04 ID:0KHSWpiQ
ヒロ「フランドル〜、手コキお願い〜」
フランドル「ふが〜」
ぐちゃ
自治厨うぜぇ
>>545 表紙しかみてないが
姫ふたなり
怜理妊娠
だた
>>548 まだヒロの子とかなら良い方じゃん
レイプだと欝だが
ふたなりと妊娠はおれだめだ・・・
554 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 09:24:14 ID:nwC8X0Xf
ふがでエロは色々と・・・
>>553 4枚目の作者で単独+三姉妹おフェラだけならありますた
どう見てもちんこが火傷します、本当にry
多分とらかメロンで委託するだろうから買えばよか
>>551 普通にPCから見れる場所において欲しい…
>>557 ◆大変申し訳ございませんが、ただいまの時間はPCでのアクセスを制限しております。
下記リンクより携帯端末にURLを送信してご利用ください。
夜間は見れないみたいじゃない?
>>551 画像サンクス
サークル名を教えて下さい
>>551 原作者よりも絵が上手い…ってのは禁句か?
誰かSS書いて
そろそろSS分の効力が切れ始…る頃…で……
短編でも良いから書いてくれ
ふがふがふがふがぁ
フランドル、そのような直接的な単語は好ましくないぞ
すみません、ヒロが各主要女キャラになんと呼ばれているか、なんと呼んでいるか、
教えて頂けませんか?
ゆのっちと宮ちゃんにはヒロさんって呼ばれてるよ!
…マジレスすると主要女キャラはみんなヒロって呼んでた気ガス。
あと、ヒロは
姫→姫
リザ→リザ
令裡→令裡さん
紗和々→姉さん
シャーウッド→シャーウッド姫
フランドル→フランドル
フランシスカ→フランシスカ
だったと思うよ
普段令裡様(;´Д`)ハァハァだったんだが最新刊で最後のページの縛られてる王女見て勃起した、俺はS・Mどっちだろうか?
>>571 知らん…
が、王女を見て勃起したのは俺も同じ
SMはあざなえる縄のごとし。
というダメ連想
>>483 「姫?」
「ヒ、ヒロ!」
「?」
いつの間にこれほど側に…!
「あ、びっくりさせてしまったんでしたらごめんなさい。さっきから何回呼びかけても返事が無くて…」
「そ…うか」
ダメだ。さっきまでの思考が残って目が合わせられない…私を見るな…
「あの…血は?」
「か…勝手に飲め」
「あ、はい」
「…」
何故これほど気まずい気がするのだ?…いや、ヒロは普通に血を飲んでいるだけだ。沈黙は仕方が無い。
…今まで考えた事が無かったがヒロの舌は私の指よりも柔らかいな。口の中の温度も丁度よい。落ち着くと言うか、安心出来る。
…これもヒロが純粋だからか。やはり下心など無いと考えた方が良いのだろう。
「ありがとうございました」
温もりが離れて行く。少しだけ惜しい気もするな。
もう少し居させても良いだろう。せっかくの月夜だ。
「ああ…もう帰るのか?」
「え?」
「特に用は無いが…居ても構わん。どうだ?」
「あ、あの!」
「?」
「すいません…帰ります。や、やり残してる事があって…」
「む…そうか。無理に引き留めるつもりも無い。帰るが良い」
「は、はい!すみませんでした!」
せわしない奴だ。
また部屋が静かになってしまったな。待っていた間の月は輝いて見えたが、気のせいか前よりくすんで見える。
私の心が踊っていたのか。考えを改めなければならない。
…ヒロを好いてしまったのは私の方だったのだ。
奴が去った後いつもつきまとっていた空虚感はこれか。ヒロに安心と、そのような心を見いだしていた。
…まだ眠れそうに無い。少々無理にでも引き留めておけば良かった。
紅茶を淹れるにも、さすがに今フランドルを起こす気にはなれない。自分で淹れる気も起きん。
紗和々は言うまでもない。熟睡中だろう。
リザは起きていてもティーカップを叩き壊しかねん。令裡は私を見て何か感づくやも知れぬ。
かと言ってヒロを呼ぶ訳にも行かぬか…
これが主従の難しい所だ。名君はこういう時に臣下に負担を掛けてはならない。
「…っ」
すっかり忘れていた。指の傷をそろそろ塞がねば。
そう言えばヒロが私に触れる機会はこれしか無い。言ってみればヒロと唯一の肉体的繋がりか。まだ温かい気もする。
滲んでいるのは私の血だが、ここにヒロの唇が触れていたのだ…
あの温もりが?…ここに…
「…いかん!何を考えているのだ…傷を塞ぐのでは無かったのか?…だが…」
今ヒロはいない…この時間だ。誰かが私を見ている筈は無い。訪れる気配も無い。
ここで何をしても知られる訳が無いのだ。
ならば…少しだけ
「…んっ」
口の中にあるのは…ヒロが触れた私の指。血の味しかせぬが、ヒロの味がここにあって…
こんな事は辞めねば…だがもう少し…
すぐに辞めるのだから問題ないのだ。すぐに…
ガシャン
…何かが落ちた。陶器の割れる音だ。次に、盆の落ちる音。持っていた者は見慣れた…私の部屋に…入って来ていたのは…
「ひ…め…」
「…ヒロ」
窓の外では変わらず月が輝いている。
続
姫様→姫…でした。ゴメンナサイorz
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
GJ!これほど続きが気になるのも珍しい。
早く続きが見たいW
皆既月食が近いが、人狼はその時どうなるのか?
ふなふなのぷーになっちゃうのだろうか。
とりあえずリザは発情します
生まれ変わったらモ・グラになりたい
「生贄王女」参照
話題に出た皆既月食物で。やや陵辱系か。
「ハアハア」
リザは息を乱しながら闇夜の森を逃げていた。
普段であれば逃げるような家名を辱めるような真似はしない・・・。
しかし今夜は違っていた・・・。
空には星が輝いている。しかし今夜はあるはずのものが無い。
普段であれば彼女の力の根源であるはずの月が無いのだ。
「くそっ皆既月食なんて・・・」
人狼としての力が最も弱まるその時こそ最も弱点と呼べる時であった。
このような時には姫の庇護を頼む事も考えられた。
だが食客としてのリザの自尊心がそれを許さなかった。
「こんな時に敵の襲撃を受けるとは不覚!」
とリザは唇をかみしめて悔しがった。
だがそれは姫の敵では無かった。敵どころかリザの同胞でさえあったのだ。
しかも名誉の決闘ならいざしらず彼らの目的は違うところにあった。
彼らは発情期の牝を求める無頼の輩であったのだ。
「いたか!」
「いや、いねえ! そっちだ! そっちを探せ!」
無頼の人狼たちが数人がかりででリザを追っている。
もちろんこの時期には人狼は普段の力は発揮できない。
出来ても普通の人間と一緒だ。だが問題はそこだった。
人狼の力が発揮できるのであればリザは複数の敵だろうと恐れはしない。
人狼としての力はリザの方が上であった。
しかし人間の力しか発揮できないとなれば、リザは普通の人間の女性としての力しか発揮できない。
それでも武術や武技には自信があったが、相手がさらに強い武器で武装している場合には力の差は歴然だった。
「あんな奴らに家の名誉を・・・」
捕まった時の事を考えるとリザは泣きそうになる。
こんな事で父や兄の名誉を汚すわけにはいかない。
もしそうなったとすれば自ら命を絶たねば家の名誉は守られない。
「でもそれでは兄の仇は・・・」
リザはそれこそ命がけで逃げていた。
必死で暗い森を逃げたので足元の木のこぶにさえ気付かなかった。
いや普段であれば目やカンで気付く事が出来たはずだが、夜目もカンも人並みであった。
「あっ!」
リザは声を上げて転倒してしまった。
「いたぞ!そっちだ!」
遠くから声がする。
「しっしまった!」
リザの顔にライトが照らされる。リザはくらんで手でその光を遮る。
光の先には銃や棍棒を持った男たちが集まってきていた。
「へへへへへ、観念しな。もう逃げられねえぞ。」
男の一人が下品な笑い声を上げて言った。
「こっこの、卑怯者ども! お前らには戦士の誇りと言うものが無いのか! 一騎打ちで勝負しろ!」
とリザはあらんかぎりの声で男たちを罵った。
男たちは顔を合わせて笑って言った。
「別にそれでもいいんだぜ。最も人狼の力の弱まる今夜だが、多少は力の残っている俺たちに比べて、ハーフブリードのお前は人並みの力しか出せねえだろう。」
図星であった。リザの口惜しそうな顔を男たちはニヤニヤ見ていた。
「大人しく服脱いで股ひらけや。ハーフブリードとはいえ名族の女に種付けできるなんて俺たちラッキーだな」
「もっともハーフブリードとつがいになる名家は無いから俺たちで輪姦してもかまわんだろう。」
リザは男たちのなめきった侮辱の言葉にワナワナ震えながら懐のナイフを握りしめた。
(皆既月食の時でなければこんな奴ら・・・。いざとなったらこれで・・・躊躇ったら終わりだ・・・。仇も討てずに無念だ・・・)
涙ぐむリザの覚悟をよそに男たちはリザを包囲し始める。
その時、左側の森の中から機銃が乱射された。
機銃は無頼の男たちに向けられていた。
突然の奇襲に慌てた男たちは取り乱してめくらめっぽう銃を撃ちはなった。
襲撃者は慌てる無頼者たちをなぎ倒していった。
銃で死ななかった者たちも襲撃者の一撃で絶命した。
「このゲスどもが・・・」
その声には聞き覚えがあった。
「キザイヤ?!」
「おう、リザ・・・。まだ無事だったようだな・・・。」
葉巻をふかしながら、キザイヤは銃を上に向けて笑いかけた。
ほっとした表情でリザはキザイヤに言った。
「助かったよ。何でここが?」
「こんな月食の夜に無用心にうろつくようでは戦士としての心構えがなってないな。」
戦士としての資質を問われリザはカーと赤くなった。
「しっ質問に答えてないな!」
「ああ、お前さんの事だから弱みを姫に見せられないと一人で何とかしようとするだろうと思ったからな。察した姫に場所を教えられたんだ。」
姫にまで心を読まれたリザは自分の未熟さを恥じた。
「とっとにかくこの借りはそのうち返す!」
「だから甘いというんだ。だからこんな目に合う。場所は姫に聞いたが俺の目的は違う。」
「え?」
その質問には答えずキザイヤはリザの腹にこぶしを当てた。
「うっ」
リザは気絶した。
気が付くとリザはベットに手錠をかけられて寝かせられていた。
「こっこれは?!」
周囲を見回すとどこかの山小屋の一室らしい。
部屋の隅でキザイヤが椅子に座って葉巻をふかしている。
「何のつもりだ! 手錠をはずせ!」
リザは叫んだ。
キザイヤはその言葉を無視して言った。
「リザ、俺の仔を孕め!」
「えっ!なっ何を馬鹿な事を!」
「馬鹿な事では無い。目的はあの無頼どもと一緒だ。だが俺は正式にお前とのつがいになる事を申し出てるのだ。」
「ふざけるな! 私には兄の仇を討つという・・・」
「みよりの無いお前では今後も発情期に狙われる事になる。誉れ高きワイルドマン家の家名を絶やす気か?」
「そっそれは・・・だが今は・・・」
「お前の父とは戦友だった。お前の兄の事も知っている。俺には責任がある。」
「しかし・・・」
「しかしもくそもない。ボルド家はワイルドマン家に並ぶ家格。ワイルドマン家の名誉は保たれる。そしてまだ俺に妻はおらん。」
「だがお前は敵だ!エミールが兄を謀殺させた可能性・・・」
「馬鹿を言え!エミール様はご立派なお方。俺が一心でお仕えする方。卑怯な事をする方では無い。
いずれお前の兄の仇もエミール様と俺とで取ってやる。それともお前に王族の戦いに加担する義理
でもあるのか? 姫に臣従の誓いをしたというなら話は別だが・・・」
「そっそれは・・・」
「つべこべ言わせん。これはお前の為でもあるし、戦友の為でもある。」
キザイヤは椅子から立ち上がりリザの方に向って歩いた。
「やっやめろ! なんかしたら舌をかむ!」
「名族の、そして勇者の精を受ける事はお前の不名誉にはならん。逆に舌をかむ方がお前や家の名誉を汚すことになるのだぞ!」
人狼の風習ではその通りだった。リザにキザイヤの申し出を断る理由が無かった。
「でも・・・でも・・・」
キザイヤはお構いなしにリザの上着を破った。
リザの豊満な乳房があらわになる。
「やっやめろおおお」
「おお、良い乳房だ。仔の乳を授けるのに十分だ。」
キザイヤはズボンに手を伸ばす。リザはバタバタ暴れてそれに抗ったが無意味だった。
キザイヤはズボンを一気に引き下げた。そしてリザの足をつかみ股を大きく広げた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「よい尻だ。クンクン、嫌だと言いながらここは濡れて来てくださいと言わんばかりだぞ。」
「嘘だぁぁぁぁ」
「それに牝の匂いを十分出しているしな」
キザイヤはリザの股間に顔をうずめてゆっくりとなめまわした。
「ああ、いやあ、だめえぇぇぇぇ」
リザは身をよじらせた。ランプの明かりが身をよじらせた拍子に揺れる乳房を照らしている。
「お前の父も誇りに思うであろう。こんな立派な乳房に成長した娘を」
キザイヤはズボンを脱ぎ捨て、隆起したペニスをリザの乳房にはさんだ。
「これ、この通り、男を喜ばせる立派なものよ」
とキザイヤはリザの乳房をつかんでしごきはじめる。
「弄んで侮辱する事は許さないぃぃ ああっ」
リザは目をつむって涙を浮かべながら言った。
「そうだな、ではお望み通り種付けをしよう」
「だっ誰も望んでなんか!」
リザは叫んだ。
「しかしココはもうそうは言ってはおらん。多産の家系だからな。ボルド家とワイルドマン家を継ぐ仔の誕生は我々の義務だ。」
「いや、いや!まだ、そんな!」
「まだそんな事を・・・。いくぞ!」
キザイヤはそう言ってリザの腰を両手でつかんでリザの中に押し入った。
「ああああああ」
「んっ、初めてであろう。優しくしよう。大人しくしろ。」
リザは観念して抵抗を諦めた。キザイヤの言い分は人狼の世界では全て正しかった。
敵討ちの前に死ねばワイルドマンの家系は絶える。
であるなら同じ家格のボルド家の種を受けニ家の仔を産んだほうが孝行というものだ。
リザは唇をかみしめて処女喪失の痛みに耐えた。
キザイヤは手馴れた上、いたわるようにゆっくりと腰を動かした。
「んっんっ」 リザはしだいに感じてきたがあえぎ声を上げるのを恥じ入り声を押し殺した。
手錠の必要を感じなくなったキザイヤはリザの戒めを解いた。
リザは手をだらりと左右に広げ、股を大きく広げてキザイヤを素直に受け入れた。
キザイヤの腰の動きに合わせてリザの乳房が揺れた。
「リザ、正式な体位に移るから四つんばいになれ。」
「え?だってそんな、犬みたいな格好・・・」
「何を言う、我々は人狼だろう。それが正式な体位だ」
「だって恥ずかしい、そんな・・・」
リザは慌てて顔を赤らめた。
「逆にこっちの方が人間みたいで恥ずかしい。結合している所が丸見えだぞ!」
リザは視線を下に移して顔を赤らめた。キザイヤの男根はしっかりとリザの秘所の割れ目に食い込んでいる。
「さあ、それ!」
キザイヤはリザの体をひっくり返した。
「あ、でも、だって・・・」
リザはすっかり女の表情になって四つんばいになりキザイヤにお尻を突き出す姿勢になった。
キザイヤの腰の動きは激しくなる。リザは顔をベットに押し付けながらユサユサとその動きに従っていた。
「あ、うっ、くっ、そろそろいきそうだ。リザよ、良い仔を産むのだ・・・」
いざキザイヤの精を受け入れようとする段になってリザはやはり後悔し始めた。
身重になれば敵討ちは出来ない。
「わっ私、やっぱり、自分の手で兄の仇を!」
リザのその叫びに、キザイヤは躊躇した。
そして寸前でキザイヤは挿入を抜き取り、リザの背中に放出した。
「うっうっ」
リザは背中に熱いべっとりした感触を感じた。
「どうして?」
リザは振り返ってキザイヤに尋ねた。
「・・・。発情期で俺も気がせいていたようだ。今はお前の意志を尊重しよう。」
キザイヤは服を着た。そして部屋を出がけに言った。
「気が変わったらいつでもいい。だがエミール様の即位を邪魔する者は誰であれ容赦はしない。」
そう言ってキザイヤは部屋を出ていった。
リザは黙ってその背中を見つめた。
リザは姫の屋敷に戻った。
姫は大方の事情を察して何も言わずにリザを迎え入れた。
しかし令裡はクンクンと鼻を鳴らしてからつまらそうに言った。
「あらやだ、牝犬が本当に牝になっちゃったのね。つまんない。」
終わり
GJ(*´Д`)
588 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 01:15:45 ID:whGMA+LO
//tool-1.net/?magicdoujin
リクエストすればUPってくれる。
とりあえず怪物王女1個あた。
589 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 03:11:20 ID:cM2uYGGH
>>581 GJ!
キザイア、見事におっさんだ
令裡さまも…
590 :
>>87:2007/09/01(土) 13:11:11 ID:QwpWnVZG
さて・・・そろそろエロイの書くぞ。
しかし、アレだな・・・寝ぼけてるときに浮かんだネタは
起きると8割方わすれるのなぁ〜
大筋はおぼえているけど。
今回は姫×ヒロ & シャーウッド×ヒロの
二段構え激エロ9割仕込みw
のんびり待っててくれノシ
令裡に「あのメス犬の臭いがしますわヒロ」と言われながら夜這われ、
リザに「ヒロ、お前吸血女の臭いがすんな…」と言われながら逆レイプ、
で、姫にバレて「ふふん、今日から一ヶ月射精禁止だ」と言われ
健気に言いつけ護るヒロ。
んで、その一カ月分を一夜にして浴びて、
「お前まみれじゃないか」
と魔性を発揮する姫。
593 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 00:53:35 ID:Jz+rewiA
暴虐不尽な姫だが実はエッチ方面に関しては全く免疫が無く
触手が少し乳首をコリコリしただけでキャフ・・・・ンとか良いながら悶え一分と持たずに太ももを伝って愛液が垂れ流し状態になる
って感じで口調や強がりは普段のままだったら
堕落させた後の征服感も倍増だよね
第一王女に縛られて散々鞭で打たれた後、姫の目の前で童貞奪われるヒロなんてどう?
ヒロ「あぁぁ、何すんですかあぁぁぁぁ」
第一王女「いいから黙って私に従え!!」
ヒロ「そんなあぁぁ 僕の最初は姫にって決めてたのにぃぃ そんな姫の前でイッちゃうなんてぇ」
第一王女「あははははは、どう?リリアーヌ! 大事なしもべがイカされるのを目の前で見る気分は!!」
ヒロ「うっ!」
姫「フランドル、今のうちに二人ごと木でつぶしなさい 思ったより馬鹿で良かった」
ヒロが姫をオカズに部屋でオナニーしてたら
タイミング悪く入ってきたフランドルの顔に命中。姫に言いつけられ性的フルボッコ
その後、姫から話を聞いた紗和々が
『ヒロが極度の欲求不満によって幼女(フランドル)に手を出してしまった』と勘違い
弟の将来を心配する余りに自らの身体を犠牲にしてヒロに優しく性教育を施す紗和々…
597 :
代理投下:2007/09/03(月) 21:22:12 ID:GgvU/5XD
リザ×ヒロ
寝室の扉が閉まる、衣擦れよりもかすかな音を耳にしてから、リザはその双眸を見開いた。
彼女の夫はほとんど気配と言うものを感じさせず、無音のまま、動き回ることができる。
半人半狼の鍛え抜かれた戦士であるリザですら、満月の晩のように嗅覚が発達したときでなければとらえきれないほどの巧みさだった。
それは、夫が彼女とともに歩んできた戦いの道の途中で学んできた技術であった。
しかし、普段の夫はリザとの生活の中で気配を消し、無音で歩くことなどはしない。
理由は一つ。
ベッドを共にしている妻を起こしたくなかったのであり、自分のために悲しませたくなかったからであろう。
だが、リザはわかっていた。
わかっていて寝ているふりをした。
夫はそのことに気づいていない。
思えば、初めて出会ったころから、女の心の機微と言うものについてはうとい男だった。
ただ一人の肉親が姉のはずなのに、その姉がまれにみる天然な性質であったことが災いしたのだろうか。
とにかく、女の心を読むことは下手だった。
リザは溜息をつき、身体を起こした。
身に纏っていた毛布が落ち、床にわだかまる。
乙女だった頃から自慢の乳房がいまだ形が崩れることもなく、そのままのふくらみをたもち、ツンと張っていた。
右の乳房の先端に触れる。
ついさっきまで、夫の手が、夫の舌が執拗に慰めていてくれた感触が鮮明に思い出された。
所帯を持ってからもう短くない時間がすぎ、夫との交尾も数え切れないほどこなしてきたが、いまだに胸がどきどきして熱くなる。共にすごしてきた時間が、それはそれは替えがたい戦いや修羅の日々だったことと関係があるのは疑いがない。
リザと夫はただの夫婦ではなく、鉄の信頼に結ばれた戦友でもあるのだから。
でも、今は違う。
夫が妻の傍を音もなくすり抜けていくのは、彼の主君のもとに赴くためだ。
そして、主君から命の雫を授かるのだ。
自らの命を繋ぎとめるために。
598 :
代理投下 2:2007/09/03(月) 21:22:50 ID:GgvU/5XD
リザの夫―――ヒロは、怪物たちすべての上に君臨する現在の女王リリアーヌのただ一人にして、最強の血の戦士であった。
成人となったリリアーヌ―――リザ達はいまだに彼女のことを昔の通りに『姫』と呼んでいた―――の血の力は強まり、かつてのように五日ほどでは効力が切れることはないが、少なくとも一ヶ月に一度は授血しなければならない。
そのために、ヒロは寝室を深夜抜け出して姫の下に通うのだった。
それは仕方ない。
血の戦士が、王族からの授血を切らせればただの死体に戻るしかないのだから。
だが、リザは主従の儀式がそれだけでは終わらないことを、女の勘として知り尽くしていた。
夫が、そのただ一人の敬愛する主君のもとで何をしているかを考えただけで胸が張り裂けそうになる。嫉妬で。
ヒロは彼女と出会う前から、姫にただの忠誠以上の心を抱いていた。
姫も、死霊に襲われて失くしていた血の騎士団以来、ただ一人選んだ血の戦士としてヒロを憎からず思っていた。
だが、王位継承を勝ち抜き女王となった姫は、絶対君主として怪物たちに君臨する唯一者となったおかげで、たとえ最強の戦士となったといえど身分の違うヒロと結ばれることは出来なかった。
ヒロがリザの積極的なアプローチを受けて結婚したのは、やはり姫を忘れるためだったに違いない。
そして、一月に一度、別の女のものになるのを我慢する代わりに、リザは愛する夫を手に入れたのである。
リザは自分を抱きかかえ、片手で乳房を救い上げた。
「っ……」
声が洩れた。昔のボーイッシュだった頃とは違う、女の色香に満ちた甘い声だった。
熟した女の乳房はわずかな刺激でさえ、発熱にも似た疼きを感じさせる。
一点が触れただけで、身体全体にしびれが回っていく。
「……ヒロ」
いつもならこの疼きを発生させるのは愛する男の逞しい指だけだ。
リザの感度は昔からことのほか鋭い。
乳首を指先で弾いたり、押したりして弄んでいると、乳房の内側にある芯が硬くなり痛くなるほど張っていく。
どのぐらい同じ行為をしていたのかわからないが、気がつくとしっとりと汗が噴出し、肌が濡れてしまっていた。
赤い舌が舐めて、唇を濡らす。
「汗、かきっぱなしのままだった。ちょっと臭いか」
噴出して珠となった汗が、鍛えぬかれ割れた腹筋の溝を流れ落ち、ちょろちょろと小川を作る。
汗の小川は下腹に零れ、秘所の赤い茂みを滴り濡らす。
それ以外の少しねっとりとした愛液もすでにとろりと溜まり出していた。
リザは淡く萌えた茂みに手を伸ばし、股間を撫ですさる。
そして小さな突起をつまむ。
「ひぃ」
ここしばらく、自分では触れたこともない部位への刺激が異常な興奮を彼女に与えた。
なぜなら脳裏に浮かぶのは、夫が彼女よりはるかに白い肌と豪奢な金髪の女を組み伏せ貫いている姿だったからだ。
599 :
代理投下 3:2007/09/03(月) 21:24:23 ID:GgvU/5XD
いつも冷徹なまでに冷静な尊顔が、女としての悦びに悶え、安心しきった表情で男を受け入れていることまで容易く想像できた。
家臣団では側近でもあり、私生活でも親友に近い立場だから簡単に妄想に火がつくし、リアリティは強い。
夫を寝取られているという嫉妬こそが、リザの肉体の甘い快感にブーストをかけていく。
リザは身体を反転させ、うつぶせになった。
指は股間に回したまま、尻を高く掲げ、両肩と膝立ちの四つん這いの姿勢になる。
気分が高揚する。
半分人間とはいえ人狼である彼女はこの姿勢が好きだった。
ヒロとの情事の半分は後背位か立ちバックが占める。鍛えられた彼女の臀部は贅肉がなく形がいい。
後ろから攻めるときの夫は、アナルから秘所まで満遍なく舌と指で弄りぬいたあげく、散々じらした末にその少年のままの身体からは想像できないほど太いものをねじりこんでくる。
奥まで一気に貫かれるだけで、たいていまず一回は達してしまう。
限界まで高める愛撫がバカみたいにうまいのだ。女の心にはうといくせに、女の肉の扱いには長けているという矛盾した性格だ。
そして、それから続くヒロの気力が尽きるまで行われる抽挿の行為。
不死鳥である王族の血の力か、覚醒した血の戦士の体力は満月の人狼さえもただの女に変えるぐらいに執拗だった。
いつも、最後にはリザが根負けするほどにタフなのだ。
指が秘所に第二関節まで潜り込んだ。
脳裏にある金髪の美女の喘ぐ姿が、そのまま自分のシルエットに変換される。
今、夫が後ろから容赦なく腰をぶつけている相手は姫ではなく自分だった。
常のリザは尻を誘うように動かし、その責めから逃れようとする。
それがポーズであることは言うまでもないが、腰をがっちりと押さえつけられ、本当に獣のように犯されるのをリザは好んだ。
結合自体は浅くなるが、戦士の自分が男にいいようにされているという錯覚が征服されている被虐的な快楽を生み出す。
戦士としての振る舞いなどすぐに忘れてしまう。
そして彼女の牝の尻はただ夫だけのものだった。
「リザ。ワンと鳴いて」
「……えっ」
「ワンだよ、ワン」
「……」
「ワンって言ってよ」
「なんだと」
「僕、リザが犬みたいに四つん這いになって鳴いているところが見たいな。とても可愛いと思うんだ」
彼女は誇り高い人狼族だ。
例えエッチの際の戯れでもそんな犬の真似などしたくない。そして、ヒロは普段の性格に似合わず、こういう責めを好む傾向にある。
おそらくは彼の周囲にいるS系の女達の影響だとは思われるが、受けに入りやすいリザには時に刺激が強すぎることもある。
(まったく令裡のヤツの悪い影響だよな)
600 :
代理投下 4:2007/09/03(月) 21:26:43 ID:GgvU/5XD
リザは王城の中で別塔を与えられ、そこで美少女のハーレムを作って好き放題に暮らしている気のあわない仲間のことを思い浮かべた。
気が合わないし、種族間においても天敵でしかない黒髪の美女。なのに、リザとは長い間説明しがたい関係にある。
令裡は、姫の女王就任の功労者の一人でもあるから、数ある吸血鬼の中でも特別な扱いを受け、はっきりいって国内でもっとも好き勝手に生きている怪物となっている。
その言動の放埓さは確実に周囲に悪影響を与えているだろう。
気弱だったヒロが女に言葉責めを始めるほどに。
「……嫌だ!あたしは犬じゃないっ!あん」
屈辱的な真似ごとを拒否すると、ヒロはすばやく律動を止め、
「止めていいの?」
「それは……。駄目だ!止めないでくれよ!」
二人だけのとき、昔の口調に戻ることが多い。
気の置けない関係だからこそ、素に戻りやすいのかもしれない。
妻でも夫でもなく、女王近衛の戦士長とその令夫人にして副戦士長という関係ではなく、ただの牡の人間と牝の人狼という関係に。
「……だったら、どうするの?」
「……ワン……」
「うん。かわいいね、リザは」
そういうと背中から乳房をわしづかみする。
反対側の手で腰を押さえつけ、大きく腰をたたきつける。
パンパンパン。
聞こえるように音を立てて、尻と腰のドラミングを開始する。
すりあがる気持ちのよさに、ぷるぷると背筋が震え、下を向いた乳房も連動して揺れていく。
肉の剣の暴力はとうにリザのプライドを殺していた。
耐え難い快感に、リザがつい、
「ワンワン」
と、叫んでしまうほどに。
鳴けば鳴くほど快感の度合いが増してくる。
「ワン……ワン!!……気持ちいいぞ、ああ、死にそうだ……。ワン」
「ははは。いつもよりジュースが溢れてきたよ、リザのあそこから。興奮しているんだねメスイヌの真似が」
ヒロが屈託なく微笑む。
リザの背中にその胸板が触れるように覆いかぶさってきた。
そして、耳元で囁く。
「かわいい。リザ。……リザはほんとうに僕の宝物だ……」
(違うだろ)
リザは胸の奥で呟く。
(おまえの一番は姫だろ)
膣の収束がきつくなる。
嫉妬めいた自嘲が密着感を増していき、男根をきつく締め上げる。
ヒロは突然のことに怯むことなく、もう一度身体を起こして突き上げを飽くことなく続けた。
このあたりは長年付き添って身体を合わせてきた伴侶としての経験が夫婦であることは間違いない。
絶頂が間近なのだ。
ヒロはラストスパートに入った。
最後の時をうまくあわせるのは、彼の得意技だった。
「あ、あああ、ああああ!」
「リザ!」
「死ぬうっ!!」
射精が始まり、精液がリザの大事なところを粘液で染め上げる。
愛する夫のものに心と膣が満たされていく。
それだけで幸せだった。
(あたしは姫の代わりだってことはわかっている。でも……)
「愛しているぜ、ヒロ」
「僕もだよ、リザ」
601 :
代理投下 5:2007/09/03(月) 21:27:22 ID:GgvU/5XD
脳がズキンと痛くなる快感が突き上がった。
リザは肩で息をしながら、ダブルベッドに大きく大の字を描く。
イッてしまった。
自慰などほとんどしたことがないのに。
ヒロに抱かれるまで性行為をしたことがなかったし、それに興味もなかったからだが、今日はどういうわけか我慢できなかったのだ。
時計を見る。
夫が出て行ってから二時間ほどは立っている。
長い間、淫らな妄想にふけっていたことは明白だ。
そろそろ夫が帰ってくるだろうから、シャワーを浴びなおして、また床に就かなくてはならない。
嫉妬のあまり自慰にふけっていたと看破されるのは恥ずかしかったからだ。
性的に多少満たされたからか、リザの不満は少し収まっていた。
姫とヒロの主従間の行為も、仕事のうちだと割り切れば我慢できない範囲ではない。
そう思うとまた楽になった。
ピピピピ
携帯が鳴り響いた。
手に取ると、着信は『姫』となっていた。
「なんだよ、こんな夜中に。あたしは寝ているんだ、邪魔をするな!」
携帯から届くのは、相も変わらず冷静で気位の高い喋り。
姫、その人でしかありえない。
『……寝ていたにしてはよく声が出ているな。まあいい。ちょっと私の部屋まで来い。王の勅命だ』
深夜には似つかわしくないガヤガヤした音が電話口から聞こえてくる。
何をしているのだろう。
彼女の夫と情事にふけっていたのではないのか?
さすがにいぶかしんで、
「……ヒロがいるだろう。くだらない仕事ならあいつに頼めよ」
『おまえが必要なのだ。サンマーでは今一つ盛り上がらないのでな。おまえが入れば、メンツが揃うのだ』
「なんだと?」
目が点になった。
何を言っとるのだ、こいつは。
『早く来なさいな、この小うるさい牝犬。女王陛下の直々の勅命ですわよ』
遠目から聞こえてきたのは令裡のうっとおしそうな声だった。
背後から聞こえてきたのが、麻雀牌をかき混ぜるジャラジャラした音だと気づいたのは、それからすぐだった。
ここでリザは連中が何をしていたか、ようやく想像が及んだ。
あたしが嫉妬のあまり悶々としていたときに、こいつらは……!
『あ、リザ。早く来てよ、僕だけ負けが込んでいるんだ。助けてよ!』
そして、最後に流れてきた脳天気な夫の言葉に、
「てめえら、そこを動くな!!片っ端からぶっとばしてやる!!」
と、リザ・ヒヨリミ・ワイルドマンは狼のごとく叫ぶのであった。
完
602 :
代理投下:2007/09/03(月) 22:09:48 ID:GgvU/5XD
sage損ない、失礼しました
姫派な自分でも充分楽しめる良作
GJw
ナニしてるかと思えばサンマかw
腹筋崩壊wwwww
セブランが倒れ死を待つだけだったが、たまたまヒロと出会ってお屋敷
の納屋に匿われるミカサ。姫の血をこっそりスポイトに採ったり、夕飯を
くすねて養うヒロ。そしてある日の晩、食事を運んできたヒロに、体内の
兵器生物の副作用で発情したミカサが…
ミカサさんを一目見て
グラーベさんを思い出したのは私だけでいい
独断と偏見で、キャラを麻雀役に例えると、
姫…国士無双
ヒロ…平和
ふが…対々和?
リザ…混一色
令裡…三暗刻
紗和々…天和・地和
フランドルはイメージ湧かないな………
姫は自信たっぷりに振り込んでくれるよ
さっき録画しておいた追放王女をみた
ヒロの代わりに令理をツェッペリンが助けてフラグたつ妄想したのは俺だけで良い
というか吸血鬼関連でツェッペリが絡まないのっておかしくね?
入院中だったから出れなかったんだろうな…
>>609 ヒロ「あっ、それロン!!」
姫「無しだ」
ヒロ「え?」
姫「本当はこっちだ」
ヒロ「ひっ姫! ずっずるいよ、そんな!」
姫「ヒロ、いいかもう一度だけ言う。こっちだ」
リザ「あ、ワリ、それロン」
ツェペリはアニメだと敵ながら美意識を持った妙に良い人になってるからな
誰かヒロ×令裡(先週の話でできれば白ver)か令裡レイプ書いてくれませんか?
>>610 アニメは放送地域外で見れないんだが、原作の追放王女ではツェペリはこっそり手助けしてる
表立って味方にはつけないから、コウモリを姫のところに送って令裡がフルボッコされてることを知らせた
616 :
>>87:2007/09/05(水) 09:13:01 ID:5WBtg0Uk
いま、冒頭の姫×ヒロをかいているんだが・・・
よく考えたらシャーウッド×ヒロはまずいかな(汗
ロリだし・・・そういうのに厳しい人もいるし
通報されたりしてスレに迷惑がかかるだろうか?
微エロでセックス描写がなければおkだろうか?
ちょっと意見を聞かせてくれノシ
Bまでで…
618 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 14:20:57 ID:N1hZkaZg
なんでもおいしくいただけます
すまんsage忘れた
ツェペリは下層吸血鬼の指揮をしていただけで、蝙蝠は令裡の部下なんだと思ったが。
ファンブックだとツェペリは「令裡と敵対することになった」って書いてあるよな
話を聞くだけだと敵なのか味方なのか分からんな…
特に批判的なレスなかったから
本能の赴くままに創作する
さて、続き続き・・・
誰か令裡書いて
626 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 21:06:16 ID:lPHIYa90
姫×ヒロを誰か書いてください、お願いします。
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「いっそ自分で書いて晒して見よう」と
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ 考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
628 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 04:07:05 ID:fmRfeRPV
Hu☆hu☆n
やーと姫×ヒロの前半戦は書き終えた。
これからシャーウッド×ヒロの後半戦にはいる。
正直、今回はエロ99%だから書いてて楽だw
小難しい流れとかオチとか考えなくていいし。
あと、書き手に要望だすにしても、もうちょっと具体的なのがいいな。
例えば令裡のどんな話が読みたいのか?
妖艶なエロスがいいのか、日常的な恋みたいなのがいいのか。
書き手としても読み手が喜ぶ内容のものが書きたいし。
お互い、もうちょっと我が侭でいいと思うんだ。
あまり詳しく書きすぎると職人さんたちが書きづらくなりそうだし
何より「そこまで考えてるならお前が書けw」といわれそうで……
リクは、職人さんの妄想を掻き立てないと意味が無い
合わなきゃスルーするだけだから、具体的に書いた方が分かりやすいぞ
632 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 23:31:12 ID:+P7eng0p
姫がヒロに任務を命じるが失敗してお仕置きされる感じを書いてください。
試しに令裡×リザを書いてみた。
一応エロ含のつもりだけどエロくなかったらすいません(´・ω・`)
634 :
狼蝙の仲:2007/09/09(日) 05:21:17 ID:FmkyjmBl
「あれ、石鹸もう無いのか?」
リザは夜遅く風呂に入っていた。この時間ならば誰にも気兼ねせずゆっくりと入っていられる。
いつもはここまで遅くはないのだが、今日はゆっくりと浴槽につかっていたかった。
「おーい、フラ――あ」
ただ、フランドルも休んでいるので何でも自分でしなくてはならないのが難点だ。
(仕方ないな、自分で取るか)
リザが腰をあげようとした瞬間であった。
「はい。石鹸」
後ろから、すっと手が出てきた。
「おぅ、悪いな……えっ!?」
リザは振り向き礼を言った。が、すぐに表情が一転した。
そこにいたのはリザにとって一番の天敵――令裡だった。
制服ではなくバスタオルを身につけている所がいつもとは異なっている。
「な、何でお前が入ってくんだよ! 今あたしが入ってんだよ、さっさと出てけ!!」
「……ねぇ、あなたは私に借りがある事を忘れてなくて?」
激昂するリザに対し冷静に話す令裡。
「はぁ? もう借りなら返したろ」
確かにキニスキーからヒロを救うためにリザは時間稼ぎを頼んだ。
しかしその代わりとして令裡に手を貸し、下層吸血鬼の群れから守った。
プラスマイナスゼロのはずだ。リザはそう主張する。
「その前のことよ。あなたの血を吸って無事に連れて行って差し上げたでしょう?」
「そ、そんなこと関係ないだろ!! 別にあんな奴らぐらい倒せたんだ!!」
「でも結果として私に頼んだでしょう? 吸いたくもないものを吸わされた身になりなさい」
「な、なんだと! この――」
「それとも」
令裡がリザの反論を断ち切った。
「恩の大小でとやかく言うのが『誇り高き戦士』とやらなのかしら?」
令裡に口で敵うはずも無く、結局言いくるめられてしまった。
「……あたしに何しろってんだよ」
「難しいことは言いませんわ。じゃあ背中でも流して下さる?」
「わかったよ、くそっ」
渋々と準備をするリザ。椅子に座り、背中をはだける令裡。
「丁寧にやってちょうだいね。いつもの馬鹿力じゃダメよ」
「ゴチャゴチャ言うな!!」
635 :
狼蝙の仲:2007/09/09(日) 05:21:51 ID:FmkyjmBl
「洗い方が乱暴」だの「贅沢を言うな」だの二人の口論は止まないが、リザはきちんと約束を果たしていた。
(日に当たらないせいか真っ白だな、こいつの肌…… へっ、腹は真っ黒なくせして)
普段は見る機会も、見る気も全くなかった背中。それが今目の前にある。
洗っている内に自然と目に入ってしまう。
「手が止まってるわよ。それとも私の肌に見とれてるのかしら?」
「うるせぇな! ほら、終わったぞ!」
タオルを放り投げ、シャワーのコックを思いっきりひねる。
噴出す水が泡を落とし令裡の素肌を一気にあらわにした。
「まったく、犬のシャンプーじゃありませんのよ。乱暴な」
「洗ってもらっといて文句言うな!」
リザは大声で怒鳴り浴槽につかった。
初めは令裡とは逆方向を見ていたが、口げんかによって高ぶった感情もお湯につかると和らいでいく。
それに加えて浴槽の中ではすることもないので気がつけば洗い場の方を見ていた。
(あいつ、一体いつまで髪洗ってんだ? まぁあんだけ長けりゃ時間もかかるわな)
非難でも好奇でもなく、ただぼーっと眺めているその視線に令裡は少し笑った。
「何か用ですの?」
「ん? いや、別に」
咄嗟のことだったので気の抜けた返事をした。
「暇でしたら体でも洗ったらいかが?」
「ん!? あぁ、じゃあそうするか。よっ――と!?」
長く入りすぎたためか、浴槽から足を出したとたんに軽いめまいが襲った。
「うわ!?」
「え!? きゃっ!!」
リザはバランスを崩したまま令裡に突っ込んで行った。
636 :
狼蝙の仲:2007/09/09(日) 05:22:55 ID:FmkyjmBl
しばらくしてリザはゆっくりと起き上がった。
「いたた…… おい、大丈夫か吸け――」
目を開けて一番にリザが見たものは令裡の乳房だった。
(え!? な、何でこいつの胸がこんなとこに!?)
リザは、必死に記憶を辿った。
記憶ではさっき倒れたことまでは覚えていた。
しかし飛び込んだ時に令裡が振り向いたため押し倒す形になったことまではわからなかった。
「う〜ん…… いきなり大胆なことしますのね」
頭が真っ白になってるリザに向かい令裡が言った。
「ばっ――何言ってやがる! 事故だよ事故!!」
「それぐらいわかってますわ。 ねぇ、その右手……んっ」
「右……手? うわっ!?」
右手はしっかりと令裡の胸を掴んでいた。
「わ、悪い……」
リザは小声で謝りそそくさと体を洗いに行った。
令裡がそっと微笑んだことに気付かずに――
一心不乱にタオルを泡立てていると令裡がそれを奪った。
「な、今度は何だよ。ちゃんと謝ったろ」
「さっき洗ってもらったから今度は私の番ですわ」
予想外の言葉にしばし呆気にとられた。
「余計なお世話だ! もう貸しは作らねー!!」
「あら、そんなつもりは無くてよ。人の好意は素直に受けなさい」
また口げんか――の前に令裡の一言が反論を封じた。
「それとも私に背中を見せるのが怖いのかしら?」
この一言でまんまと挑発に乗ったリザ。
そこから令裡の企みは始まっていた。
637 :
狼蝙の仲:2007/09/09(日) 05:23:40 ID:FmkyjmBl
「ちゃんと力入れて洗えよ」
「ふふ、わかってますわ」
令裡はそっと近づき背中に指を這わせた。
「――っ な、何だよ。早く洗えよ!!」
「あら……意外ときれいな肌ですのね」
リザの言葉を無視して自分の体を擦り寄せていく。
「き、気持ちわりぃな。離れ――あっ!」
後ろから胸を鷲掴みにされリザは思わず声を上げた。
「さっきあなたから誘ったんじゃなくて?」
「あれは事故―― や、揉む――な……んっ!! 」
「割と敏感なのね。可愛いとこあるじゃない、うふふ……」
令裡の手が休まず胸に刺激を与え続ける中、リザから喘ぎ声が漏れ始めた。
「から……だ……洗う…んじゃ……ねぇのか…よ」
「泡ならたっぷりついてますわよ? もっと欲しいんですの?」
わざと耳元に息を吹きかけながら囁いた。
リザは少しの間、令裡の両手から解放された。
しかし代わりに真っ赤な舌が首筋を這いまわり、その度に体を震わせていた。
(ちくしょう…… 力が入らねぇ……)
「これでいかがかしら?」
舌が耳に達し、再び令裡の両手がリザに触れた。
「それとも今度はこっちかしら?」
胸を揉む手の動きが次第に狭まり、ついに胸の先端を白い指が捕らえた。
「あっ!! や、んっ!」
リザはビクッと体を震わせ、背筋を伸ばした。
緩やかな胸全体への刺激でも声を抑えられなかったのに、更に敏感な乳首への責めを耐えられるはずがなかった。
「だ……め…っ! あんっ や……めっ…て」
「ずいぶん色っぽい声を出すじゃない、ねぇ?」
リザの反応を楽しむようにわざと大きな声で話しかける。
だがその間も乳首をいじることは決して止めない。
「この胸についている固いものはゴミかしら? でも引っ張っても取れないわねぇ」
「はな……せ あぅっ! そん……な……に、つよ…く あっ!あっ!」
むしろ指の動きはどんどん激しくなっていく。
638 :
狼蝙の仲:2007/09/09(日) 05:24:51 ID:FmkyjmBl
【ほら…… こんなに乳首が大きくなってますわよ】
【これこそまさに『メス犬』ですわね】
【気持ち良いなら言ってごらんなさい】
すでに度重なる貶めの言葉もリザには耳に入らなかった。
呼吸が荒げ顔が紅潮し、痙攣してるかのように体を反応させる。
誰が見ても感じているのは明らかだった。
(何だよこれ…… 胸が熱い…… 体が疼いてる……!?)
「いつもの減らず口はどうしたのかしら?」
(奥の方まで……むずむ――んっ する……?)
「何とか言ったらどうです――」
リザはすでに喘ぎ声しか発しなくなっている。
――これではまだ物足りない。
(胸だけでこんなに感じるなら下は一体どれくらい…… !! そうですわ……)
令裡はふと新たな企てを思いついた。
(その為にはもう少し――)
気付かれないように片手を下にずらしていく。
(さぁどうなるかしら……)
令裡はリザの息が整うを待った。
しばらく時間を置くとだいぶリザの呼吸が静まってきた。
(そろそろね)
令裡は静かにタイミングを見計らっている。
「お、お前…… あたしに何を……」
リザは息絶え絶えに話し始めた
(来た!!)
その瞬間、令裡は一気にクリトリスを責めたてた。
「え!? いやっ んっ あっ!あっ!あっ!!」
落ち着き始めた感覚がまた目覚め始めた。
しかも先ほどまでとは比べ物にならない速さ、強さで快感が押し寄せてくる。
(も、もうだめ……だ… 意識が……)
リザの体が小刻みに震え出した。
(これだけでイクの……!? でもごめんなさいね、うふふ…)
絶頂に達しようという瞬間――令裡はリザから離れた。
(え…… なんで……)
突然の解放に戸惑いを隠せないリザ。
令裡はそんなリザにお湯をかけ、
「約束どおり体は洗いましてよ」
と言いクスクスと笑った。
639 :
狼蝙の仲:2007/09/09(日) 05:25:53 ID:FmkyjmBl
「ふざ……けん…な て……めぇ」
「いつまで寝転がっているんですの? 犬らしくてお似合いですけど風邪ひきますわよ」
絶頂まで行けなかったとはいえ一歩手前まで近づいたので体は思うように動かない。
「もしかして『ナントカは風邪ひかない』を実証して下さるのかしら?」
今のリザには令裡の売り言葉を買う事すらできなかった。
ただひとつ出来たことは笑いながら出て行く令裡を見送ることぐらいだった。
服を着ながら令裡は考えた。
(これで準備は完了ね)
――きっとあのケダモノはあの感覚を忘れられない。
(今度はたっぷりと楽しませて差し上げますわ)
――私もね
寝静まった館の中に高い笑い声が響いた。
終
以上です。
あと言い忘れてましたが、これは前編でまだ続きます。
どうも失礼しました。
GJ!!
続き待ってるよー
>>640 何がエロくないだ、ヤバイぐらいエロいじゃないか。GJ。
GJ!!
それにしても令裡様こわ〜
リザよわ〜
だが、それがいい
GJくれた方、ありがとうございます。
続編の見直しが終わったので投下します。
今回もエロ有です。
645 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:21:12 ID:jOuSSza5
風呂場での出来事から数日が経った。
しかしその間、リザと令裡が顔を会わす事はなかった
――と言うよりも令裡の姿自体が屋敷に見当たらなかった。
話によると「野暮用が出来たので少し屋敷を離れる」と言い残し、姿を消したらしい。
「令裡さん、帰ってこないね…… 何かあったのかなぁ?」
「あやつの事だ、その内ひょっこり戻ってくるであろう」
「ふが」
いつもと同じ三人の反応。だがいつもならリザの暴言の一つや二つが入ってもいいはずだ。
しかし当の本人は難しい顔をしたまま腕組みをしているだけだった。
「……どうしたリザ?」
普段やかましいほどなのに、ここ数日はまるで別人の様に押し黙っている。
ここまで変だとさすがに姫も声をかけた。
「……ん!? あぁちょっとな……」
生返事が返る。
「お前が令裡を心配とは珍しいこともあるものだ」
「――っ! そんなんじゃねぇよ!!」
さすがに声を荒げるリザ。
「では何だというのだ」
リザは姫の問いに答えようとした。
が、あの日のことが思い出され口をパクパクさせるしかできなかった。
「あ、あのクソアマに用があるだけだよ!!」
辛うじてそれだけ言うと赤面したままその場を離れた。
「……? おかしな奴だ」
姫はポツリと呟くとカップを口に運んだ。
646 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:22:04 ID:jOuSSza5
(くそっ あいつ一体あたしに何をした!!)
自慢のバイクで笹鳴峠を滑走してもリザの気は晴れなかった。
(始めは嫌だったのに途中から……)
むしろやり場のない感情は大きくなる一方だ。
(それに最後のは何も考えられないぐらい凄かった……)
加え不完全燃焼で終わったことで余計に記憶に残っている。
(今まで味わった事ないような感じ……)
性の知識に乏しいリザには頭より体の方が鮮明に覚えていた。
もとより本能的な性欲に知識は無くても問題はない。
リザも【気持ち良かった】と言う事は本能で理解している。
しかし【誇り】や【屈辱】といった思考が欲望を押さえ込む。
その結果として『もやもやした何か』と共存することになってしまった。
(――っ!! 何考えてんだ、あたしは!!!)
バイクを降り、ガードレールを殴っても答えは出てこない。
(……とにかく戻ろう。あいつを締め上げなきゃ何もわからねぇ……)
再び愛車に跨ると屋敷に向かった。
「あ、リザお帰り。令裡さん帰ってきたよ!」
「おぅ。そっか、ようやく戻――なにぃ!?」
あまりに自然な流れに聞き流しかけた。
「どこだ!! あの吸血鬼はどこにいる!?」
ヒロの襟元を掴み激しく揺すりながら質問をする。
「た、たぶん部屋だと――うわっ!」
全て聞き終わらない内にヒロを放り投げ走り出した。
(やっと現れやがったな 全部話してもらうぜ!!)
647 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:22:49 ID:jOuSSza5
「ここか! 覚悟しろ、吸血鬼!!」
リザは勢いよくドアを開け中に飛び込んだ。
――その向こうでは女性がいた。
雪の様に白い肌と鋭い歯。
闇の様に黒い服と長い髪。
紛れも無く令裡そのものだった。
「ドアを開けるのに馬鹿力は要らなくてよ。久しぶりね」
何事も無かったようにすまし顔で話す令裡。
「ようやく見つけたぜ。何日も逃げ回りやがって!!」
「あら、そんなに私に会いたかったのかしら? だったら忠犬と呼んで――」
「ふざけんな!!!」
数日間のフラストレーションが怒りへと変化していく。
「あたしの質問に答えろ!! お前、あたしに何をした!!」
「……何の話ですの?」
「とぼけんな!!」
令裡の対応にますます怒りを募らせていく。
「そう言われましても心当たりが有りすぎて…… ですからいつ、どこでの事を言っているんですの?」
「そ、それは……」
それを聞いて途端にリザの怒りがしぼんでいった。
「……風呂でのことだ」
顔を俯かせて小さく喋る。
(なるほど……上手くいったわけね)
リザの反応から全てを悟った令裡は期待に胸を膨らませた。
「お風呂? 体を洗ったのがそんなに気に障ったかしら、むしろ喜んでいたみたいでしたけど……」
「ち、違う! 喜んでなんかいない! あれはお前が変なことするから……」
「じゃああなたは変なことされると息を荒げるのかしら?」
「ちが、そういう意味じゃ――」
「ではどういう意味ですの?」
間髪入れず続く質問にいつの間にやら立場が逆転していた。
問いに答えるとその答えがまた問いを生む。
言葉の底なし沼は確実にリザを追い込んでいった。
「と、とにかくあの後からずっと変な感じが続いて――」
「具体的に言って下さる?」
言葉をさえぎり反論を許さない。
「むず痒いって言うか、何かが渦巻いてるような……」
すでに当初の目的を忘れ『詰問』どころか『相談』になってしまっている。
しかし目的を『原因究明』のみにすり替えられているのでリザ本人は気付いておらず、気付いているのは令裡だけである。
その令裡も新たな真実に気がついた。
(思った以上の成果ね……もしかして?)
648 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:23:21 ID:jOuSSza5
「ねぇリザ。あなたオナニーってしたことある?」
確証を得る為とはいえあまりにストレートだった。
「え!? お、おな……」
いくら疎いとは言えどその位の単語は知っている。
見る見るうちに顔が赤くなっていく。
「オナニーよ。マスターベーションの方がわかりやすいかしら? 恥ずかしがる必要は無いわよ」
しばし言葉を失った分、次の声は響いた。
「あ、あ、あるわけないだろ、そんなもん!!! あたしは誇り高き人狼の戦士だぞ!!」
(やっぱり思ったとおりでしたわ。本当に何も知らないのね)
令裡はこみ上げる笑いを噛み殺すのに必死だった。
「これであなたの『変な感じ』の原因がわかりましたわ」
「なに!! 本当か!?」
(顔色の次は目の色が変わるのね。人狼じゃなくて人カメレオンじゃないのかしら)
完全に優位に立っているからか、どうでもいいことまで考える余裕ができている。
ただしその余裕が出ないように淡々と告げた。
「はっきり言って単純に欲求不満ですわね。それも性的な」
「欲求不満!?」
「そうですわ。薄々気付いているのでしょう? どうすれば良いのか」
「……あたしにまたあんな屈辱的なことさせる気か?」
「するもしないもあなたの勝手ですわ。私はどちらでも構いませんもの」
(まずは突き放す……と うふふ……)
「誰がするかあんな事!! 二度としてたまるか!!」
「それならどうぞ。あんまり溜め過ぎて『一人で解消』しないようにしなくちゃね」
令裡はそ知らぬ顔をしてリザの横を通り過ぎようとした。
「――待て」
振り向かずにリザが呼び止める。
(そう…… それで良いの……)
「……あたしはどうすればいい?」
「どうせバイクでもその感情は消えなかったのでしょう?」
無言が肯定を促す。
「だったら方法は二つに一つですわ……」
(次は差し伸べる……っと)
令裡はリザの背後に忍び寄った。
「一人で慰めるか、二人で楽しむかですわ」
しばらく沈黙が続いた。
状況を破ったのはリザからだった。
「……頼む」
令裡は満足気に微笑んだ。
「ドアを閉めてきますわ」
649 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:24:17 ID:jOuSSza5
決心はしたものの、リザはもじもじと立っているしか出来なかった。
「世話のやけるメス犬ですわね」
見かねた令裡は服を脱がせにかかった。
「ま、待て さっき汗かいたから――」
「汗臭いのはいつものことじゃないの 毎日暑苦しいくせして何を今更」
ツーっと首筋を舐め上げると微かにリザが震える。
慣れた手つきによって瞬く間に全裸にされてしまった。
いつの間にか令裡も一糸まとわぬ姿になっている。
お互い全裸とはいえ、決まり悪いのか体を隠したままリザは呟いた。
「よ、欲求不満を解消するだけだからな! 変なことするなよ……」
――この期に及んで何を言ってるのかしら?
令裡は思わず表情を作るのも忘れ、ポカンと口を開いている。
「あら、失敬ね。『変なこと』なんてしませんわ」
そっとベッドにリザを横たえ、自分が覆いかぶさる。
「これからするのはね……」
頬に優しく唇をつけるとリザの心臓が鼓動を早めていく。
「『気持ち良いこと』ですわ」
リザは唇にひんやりとした別の唇が触れるのを感じた。
「さて、どこからにしましょうか……」
品定めをするように指を這わせる。
お腹の辺りをさするとくすぐったいのか体をよじる。
「し、下……」
消え入りそうな声がした。
「この前……すごく……」
そっぽを向いて続ける。
「気持ち良かった?」
羞恥心を煽るようにリザの顔を覗き込む。
申し訳程度に首が縦に動いた。
「だいぶ素直になったわね」
皮膚の上で指を滑らせ続ける。
「でもいきなりがっつくのはマナーがなってなくてよ」
「じゃ、じゃあ どうすれば……」
指先が乳房の輪郭をなぞり始める。
「前菜はここなんていかが?」
「んっ……」
「お気に召したようね」
令裡の手が二つの膨らみを包み込んだ。
650 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:26:01 ID:jOuSSza5
「んっ はぅっ……」
「そんなに怖がる必要はありませんわよ」
令裡は決して強くは揉んでいない。むしろ弱すぎるくらいだ。
だがリザにとってはその微妙な刺激が得体の知れない恐怖に感じられて仕方ない。
「もしかしてこの程度で興奮してるんですの? やらしいのねぇ」
「ちがっ…… ――っん」
「でもここには何もしてませんわよ」
令裡が言ったのは少し固くなり始めている乳首のことだった。
確かに直接触れてはいないが、触れないことでリザには余計に意識させられてしまう。
「ちがう…… ちがう……」
うわ言のように繰り返す。無意識に誇りがそうさせる。
「違うならやめましょうか」
意地悪く手を離すふりをする。もちろんやめる気は毛頭ない。
「や――」
咄嗟にリザの手が令裡の腕を掴んだ。
気丈なはずのリザの瞳が不安気に令裡を見つめる。
「良い子ね……」
令裡は元の位置に手を戻すと舌で自分の唇を湿らせた。
「良い子にはご褒美をあげますわ」
言葉と同時にリザの胸の先端が令裡の口に含まれた。
口腔で令裡の舌が艶かしく動き回る。
「あぅっ―― ま……あっ!! んっ」
口をすぼめて吸う、舌で転がす、指でこねる。
ピンク色の突起は十分過ぎるほどに責められている。
「相変わらず敏感ね。本当に一人でしていなかったみたいですわね」
リザは喘ぎ声で返し、シーツをぎゅっと強く握っていた。
二つの蕾が傍目からでもわかるほど大きくなったところで令裡は一旦動きを弱めた。
「そろそろ主菜に移ろうかしら」
耳元で告げ、ゆっくりと片手を下に伸ばした。
――もう片方の手はリザを休ませないように胸に残しつつ。
651 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:26:38 ID:jOuSSza5
「こんなに濡らして…… 大した雌犬ですこと」
リザの割れ目をなぞる度に愛液が染み出してくる。
さするにつれ段々と開き、より深くへと指は沈んでいく。
「ちが…あた…は ……高き…狼…だ…」
リザが必死に搾り出す声を無視して、股間の毛を撫でる。
「あら? ケダモノは毛深いものかと思っていたけどそうでもないのね」
「いや……そん…こと……言うな……言わな…で…」
この一言で誇りがじわじわと快楽に蝕まれてきていることが令裡にはよくわかった。
「上の口が静かになった分、こっちの口はおしゃべりね。聞こえるでしょう?」
令裡が指をかき回すとそれに答えるかのようにリザの秘部から音が漏れる。
……クチュ……クチュ…
「ほぅら これは何て言ってるのかしら? 教えて下さらない?」
「いや……いや……」
首を振ることすら弱々しくてはっきりしない。
ただ責めに応じることのみに力が奪われてしまう。
(頃合かしら……)
夜明けまで時間はあるとはいえ、できるだけ楽しみたい。
その為には早いうちに『イクこと』を覚えさせたい。
そう考え、リザの中で泳いでいる指を最も敏感な部位に向かわせた。
――軽く触れただけで全身をビクッとさせる。準備万端だ。
「さぁ…… 初めての絶頂よ…… たっぷり味わいなさ――」
令裡はクリトリスをこすりあげようとした。
しかしリザの手がそれを拒んだ。
「……どういうつもりかしら?」
(ここまできて止める!? まさかそんなことって……)
冷静を装ったが内心は焦りが生まれ始めていた。
「――だ…」
「なんですの? 聞こえませんわ、はっきりと仰いなさい!!」
混乱により令裡の口調が厳しくなっている。
「ま…だ…… もっ……と……」
首を振りながら幾度となく繰り返すリザ。
「続け……ま……終わる……や…いや…」
気がつけばリザは寂しがるような眼差しで令裡を見ている。
(そういうことですの……)
652 :
633です:2007/09/11(火) 07:31:34 ID:rm21kM2u
連続投稿に捕まったからちょっと携帯から失礼します
653 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:32:04 ID:jOuSSza5
リザの心変わりの理由がわかったため、令裡の口調はまた優しさを帯びた。
「心配しなくても一度や二度で終わったりしませんわ」
「ほん……と……か…?」
眼差しに期待が含まれてきた。
(やっぱりこのことでしたのね……)
「少なくとも今夜の間――いえ、性欲はおさまることはあっても尽きる事はありませんわ」
「じゃあ……もっ…と…?」
令裡は子供に諭すように話した。
手が無意識にリザの髪を撫でている。
「慣れれば今より気持ち良くなれましてよ」
リザは納得したのか腕をどけた。
その際に少し意識が戻ったのか照れくさそうに顔を逸らした。
――絶頂に一度達したらそこで全部終わり――
リザはそう思い込んでいた。
その為できるだけ快感を長く味わいたかったので愛撫を拒んだ。
令裡はそれに気付き、不安を取り除いた。
それだけのことだが令裡の心にちょっとした変化ももたらした。
(恐らくリザには快感との離別が名残惜しかったのね)
(でももしそれが私との時間が終わるのが嫌だったとしたら――)
そう考えていたら目の前で息を荒げて自分を待ってる天敵が急に愛しくなった。
だがこんどは令裡のプライドがそれを許さなかった。
(――この女は私の玩具ですわ! 私が楽しむためだけのモノなのよ!!)
令裡は自分に言い聞かせるように強く意志を固めた。
(この犬はもっといじめて差し上げなくちゃ気が済みませんわ……)
654 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:32:36 ID:jOuSSza5
先ほどの説得によってリザはまったく抵抗をしなかった。
令裡の指が淫核に触れても一瞬緊張を走らせただけで大人しく身を任せた。
(すっかり従順になったわね、犬はこうでなくちゃ)
心の内をさらけ出さないように優しい声で話しかけた。
「行きますわよ?」
リザは目をしっかりとつぶったままこくんと頷いた。子供のような行動だった。
(あら、意外に可愛らしいとこ――じゃなくて、どこまで幼稚なのかしら……)
令裡がためらうのを予測していたみたいにリザが呟いた。
「……おい」
「何ですの!? また怖気づいたのかしら!? 」
今度はすでに言葉に棘が含まれている。
しかしリザは反論せず、赤い顔を更に赤く染めてポツリと言った
「……ゆっくり……頼む」
何でもない注文だが今の令裡を動揺させるには十分効果があった。
だがその動揺は愛情よりも支配欲に加勢した。
(お、お、お望み通りにして差し上げますわ!)
リザの注文した通り、愛撫は触れるか触れないかほどの強さでゆっくりと始まった。
「んっ…… はっ…… んっ……」
次第に聞きなれた声が出てくる。
「痛くないかしら?」
「へい……き…… はぅぅ……」
令裡のわざとらしい気遣いにも素直に答えるリザ。
体がピクッ、ピクッ、と反応する度に心が揺れる
(……余計な事を考えてはダメ! この犬の調教に集中しなくちゃ)
「うんっ……! あ……いやっ!」
しばらく続けるとクリトリスはかなり膨らんできた。
それに比例して喘ぎ声も叫び声に近くなってきた。
「ほら、もっと強くなりますわよ!!」
令裡の指もこするどころか扱くと言った方が正しく感じる。
「あっ! だめっ! んっ!あっ!!あぅっ!!」
とうとう頂点に達する時がきた。この前はあと一歩で届かなかった場所。そこにまた近づいてゆく。
(私はそんなに甘くありませんわよ!)
風呂での仕打ちが再び繰り返された。
イク寸前で手が止まったのだ。
(何で!? どうして!?)
リザは思わず令裡の方を見た。
とても冷たい笑いをしていた。
655 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:33:13 ID:jOuSSza5
ただこの前と一つだけ違った。
令裡はリザに微笑み、もう一度手を動かし始めた。
「え!? あっ! んっ!!」
刺激には逆らえず前のように背中を仰け反らし、絶頂にそなえる。
――しかし結果は同じだった。最後まで連れて行ってはくれなかった。
「リザ…… 私におねだりなさい……」
手は生殺しを続け、勝ち誇った顔で令裡は囁いた。
「イキたいんでしょう? だったら負け犬と認め『イカせて下さい』と叫びなさい」
「い……や……い……や、んっ! あっ!」
力を振り絞って抵抗をする。しかし首を振るのが精一杯だ。
「そう……なら構いませんわ。でもこのままじゃ狂っちゃうかも知れないわね。うふふ……」
リザのシーツを掴む手がより強くなる。
到達することのないゴールまでひたすら走らされることは延々とつづいた。
「そろそろ認めたらどう?」
令裡は手を止めてリザに促した。
「……のむ…」
微かに何か聞こえる。
「もっと大きな声で!! 私に忠誠の証を見せなさい!!」
つい熱くなり過ぎてリザに詰め寄ってしまった令裡。
(しまっ――)
気付いた時にはリザにしっかりと抱きしめられていた。
「は、離しなさいバカ犬!!」
相手はかなり憔悴しているとはいえ、無傷では済まないだろう。
そんな恐怖がこみ上げてきた。
リザは令裡を自分の方に引き寄せた。
(まずい、やられ――)
しかし次のリザの行動はあまりにも予想外だった。
656 :
狼蝙の仲 続:2007/09/11(火) 07:33:52 ID:jOuSSza5
「……のむ…」
リザは倒れた令裡の耳に何やら呟き、頬にキスをした。
逃がさない為に抱きついたのではなく、ただ近づきたかっただけの抱擁だった。
「リ……ザ……?」
あまりの展開に令裡の脳は働かなかった。
また何か囁いたが今度は聞き取れた。
「頼む」
どうやらそう言っているらしい。
呟きの後は同じくキスだった。
だけど今度は令裡の唇に口付けした。
リザの火照りが令裡に伝わるキスだった。
――【誇り】か【快楽】か――
どちらも手放したく無い。
その結果の妥協策が『令裡へのキス』になった。
(忠誠の証ではなくせめて親愛の証)
リザにとって精一杯の『懇願』の形だった。
「れ……い……り…」
唇を離し、リザは言った。
それを聞き令裡は穏やかに笑った。
そして未だ大きさを保っているリザのクリトリスに指を添えた。
「――今回だけですわよ」
令裡は微笑んだまま指を動かした。
令裡の体にどんどんリザの体温が移っていく。
汗をかきはじめる頃にはリザはイク寸前まできていた。
「あ! んっ! んっ! ふぅん! あぁっ!! あっ!! あっ!!!」
もう邪魔するものは何も無い。
リザは令裡を強く抱きしめるのと同時に大きく叫んだ。
始めての絶頂――今まで焦らされ続けた――はリザの体を激しく駆け抜けた。
「……遠吠えは他所でやってほしいですわ」
まだリザは息を荒げている。
しかし腕だけはしっかり令裡を抱きかかえていた。
「……まだまだ夜は明けませんわ」
令裡はリザの額に流れる一滴の汗を舌で掬った。
終
以上です。
前後編のつもりだったのですが、ぐだぐだ長すぎるので更に分けました。
変なとこや改良点を指摘いただければ幸いです。
では失礼しました。
キヒヒヒヒwwwww
何という百合wwwGJ!!
659 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 02:44:28 ID:nMRNvKWM
ふっふーん
百合百合GJでした!
661 :
代理投下 1:2007/09/12(水) 19:34:25 ID:gfP3tvie
令裡×ヒロ
姉に言いつけられ、学校帰りのヒロが向かった先は屋敷の屋根裏部屋だった。
彼が住み込んでいる怪物屋敷の構造は、よくある西洋建築の様式をそのまま使用しているのだが、屋根裏というのは一箇所、しかも狭い部分があるだけである。
しかも、構造上絶対に空いている空間というわけではなく、「西洋建築には屋根裏が必要」という脅迫観念に駆られたから後付されたかのごとく、存在に意味がない場所であった。
おそらくは、怪物が集う屋敷として、屋根裏を住処にするようなゲストの訪問に備えた客室のようなものなのだろう、とヒロは判断していた。
とはいっても、雑用全般を片付ける使用人としては、ここも掃除しないわけにはいかない。
紗和々の命ずるままに、ヒロは道具一式をもって屋根裏に入った。
ガラスの入った大きな天窓があり、内部は意外と明るくて端まで見渡せる。
そこでヒロの目が細められた。
若干のガラクタやあまり使われない家具の間に、まるで鎮座するかのように黒々とした西洋の棺桶が置かれていたからだ。
表面にある銀色の十字架を見るまでもなく、それは彼と共に屋敷に居候している学校の先輩にして吸血鬼である、嘉村令裡の寝台であった。
令裡に命じられて何度も掃除したことがあり、見覚えがあるなんてものではない。
もっとも、いつもと違って表面に何重にも太い鎖が巻きつけられていた。
「……そこにいらっしゃるのは、どなた?」
何故、こんなところに棺桶があるか悩む前に、その中から聞きなれた令裡の鈴を鳴らしたような品のある声が聞こえてきた。
「あ、はい。令裡さん、なんですか?」
「あら、ヒロなの、助かったわ。そう、私よ。このまま夜まで出られないかと思ってたわ」
「どうして、こんなところに?」
「あのいまいましい牝犬の仕業よ。昨日、散々からかったもんだから、朝になったら私の寝台をこんな眩しい場所に放り出していったの。しかも、この鎖が硬すぎて昼間の私の力じゃビクともしない。……何をしているの?早く天窓を閉めて、私を解放しなさいな」
「はっはい!」
令裡は太陽を克服した吸血鬼ではあるが、やはり昼間、陽の光の下では力が著しく堕ちる。
ヒロは言われたとおりに天窓を閉め、棺桶の鎖を外しにかかった。
鎖を外す鍵は脇の机に無造作に置かれていて、すぐに外すことが出来た。
「開いたよ、令裡さん」
すると、勢いよく蓋が開いた棺桶の中から、何十匹ともいえるコウモリたちが乱舞し、反応できないヒロを尻目に天井の一角に集まっていく。
そしてコウモリがダマになった場所に浮かび上がるように、令裡の白い蒲柳の質の美貌が逆さに現れる。
(ああ、やっぱりこの人も怪物なんだよな)
「助かりましたわ、ヒロ」
「そうだね」
「しかし、忌々しいのはあの牝犬。なんとかお返しをしてさしあげないと」
「駄目だよ、令裡さん!確かにリザがこのイタズラをしたみたいだけど、鎖の鍵はすぐとれるところにあったし、本気で何かをしようとしたわけじゃないんだから。仕返しなんてやめてよ!」
「そうね」
ヒロは安堵した。
「あの牝犬については昨日の私の挑発も大人気なかったですから、勘弁して差し上げましょう。でも……」
「でも?」
「あの牝犬の肩をもった、ヒロ、あなたは許さなくてよ」
「えっ」
ヒロが反応するまでもなく、コウモリの大群は天井から飛び出し、少年の周りを取り囲む。
慌てて下がろうとしたが、後方からヒザかっくんをされたせいで足を踏み外し、尻餅をついたヒロはすぐ目の前に全裸になった令裡の顔があり、自分の腰の上にまたがられてしまっていた。
令裡の分身たるコウモリはすでにいない。
淫猥な赤い舌をなめずる唇が目に焼きついていた。
662 :
代理投下 2:2007/09/12(水) 19:35:17 ID:gfP3tvie
「さて、ヒロ。お姉さんと楽しい遊びをしましょうか」
「れっ令裡さん!」
「怖がらないの」
「うわっ!」
「きゃっ」
伸ばされた白い繊手ほ振り払おうとした手が、偶然に令裡の頬を叩いてしまった。
意識してやったわけではないのに、それはビンタの形にそっくりだった。
「あ、ごめんなさい」
呆然とする令裡。
ヒロはそれが暴力を奮われたショックだと思い、すぐに謝ろうとしたが、実はその美貌に浮かんでいたのが愉悦であると気づくには少年はまだ経験不足だった。
「ごめん、叩くつもりはなかったんだ」
「……いい」
「えっ」
「……いいわ。いいわ。年下の気弱クンに暴力でしつけられる私。これはかなりいけてる」
「令裡さん、何を言っているの?」
「えい」
令裡の指がヒロの額を小突いた。
途端に、身体がまったく動かなくなる。正確には自分の意識に従わなくなる。
「普段なら、私の言うことを聞かせるための暗示なんだけど、今回は逆」
(逆って!)
「私の言うことの反対をしたくなるのよ。ヒロ、私を押し倒さないで」
すると、今まで馬乗りにされていたヒロはいきなり身体を捻り、乱暴なまでの勢いで令裡を組み敷いていた。
まるでヒロが嫌がる相手をレイプするかのように。
(ちょっと、僕の身体、何をやってんだよ!!)
「やめて、ヒロ。私のおっぱいを乱暴に扱わないで」
ちっとも嫌がっていない期待にみちた顔で、そんな台詞を叫ぶ。
ヒロにとって自由にならない両手が巨乳ではないが、お碗型の形のいい乳房をもみしだく。
その手ごたえはこの世のものとは思えぬ柔らかさだが、いかんせん、自由意志ではないので正直楽しさはない。
乳首をいじると、令裡の背中が反り、腰のくびれが悩ましげに揺れ、ぴくぴくとうごめく。
女の乳房を愛撫するのになれていない少年による下手だが強い刺激に、令裡は舌をだしながらもだえる。
意外と楽しいわね、と彼女は内心で思った。なら……
「そうね……やっぱり無理矢理というのなら、バックから獣のように犯されるのがシチュエーション的に最高よね。―――ヒロ、私を犬のように扱わないで」
その懇願―――実際には命令―――を耳にした途端、ヒロの両腕は今度は全裸の令裡の身体をひっくり返して四つん這いにさせる。
長い黒髪が白い肩甲骨辺りにわだかまり、まるで別の生物のようにうねる。
自由がまったく利かないとはいえ、両手とヒザだけで立つ令裡を後ろから見下ろすというのは、学校のマドンナを支配している気分にさせる。
思わず唾を飲み込む。
663 :
代理投下 3:2007/09/12(水) 19:35:53 ID:gfP3tvie
逃げられないようにくびれた腰をしっかりと手で押さえつけると、視線を頭ごと下げて、美先輩の肛門と秘所に集中する。
かつてヒロが知っている異性の裸は姉のものだけだったし、姉の大事な部分をじっくり見つめたことなぞない。
だから、事実上の初見なので、ここは思春期の少年としては致し方ないことであろう。
一方の令裡は、自分の下半身に注がれる視線に今までにない興奮を覚えていた。
吸血鬼としての生涯でもあまり感じたことのない珍妙な感覚は、この遊びのおかげだろう。
いつも主である姫のために駆けずりまわる忠実な下僕である普段のヒロを知っていることからも、自分を無理矢理に手篭めにしようとしている。
少年が童貞であることもわかっていたし、その純潔をこのような形で奪うことも興奮を覚えるものといえた。
「いやよ、ヒロ。もう私の大事な部分を見つめて、罵ったりしないで」
「黙れよ、このメス豚!僕のやることに口を出さないで!」
(えー、僕はこんなことをいわないよっ!)
「もっと、じっくり見てやる!」
「やめて、ヒロ!」
少年による執拗な視姦が一段落すると、少年はもう一度令裡の腰を封じて持ち上げ、手早くズボンから屹立した肉棒をとりだす。
少年のものらしい普通な品だったが、令裡はとくに気にはしていない。大切なのは自分に合うか否かだ。
ヒロはためらうことなく肉棒を秘所にしっかりとあてがった。
「犬みたいに、私を犯さないでー」
まったく抵抗する気もない表面上だけの抗いの声が響きわたるが、ヒロはあっさり首をふり、
「うるさい、牝犬みたいに扱ってやる!」
(うっそだろー!やめてくれー!)
バイオレンスな内容のわりに語調は居眠りしているかのようである。自由意志がないのだから仕方ないといえば仕方のないことだが……。ちなみに本人的にもバイオレンスすぎて現実感がまるでない。
ヒロは腰に力を入れ、一気に突き進んだ。
「あん!」
内側から膣の壁を押し広げている感触がしっかりと感じられる。
ヒロの律動にしたがって沸いてくる声をこらえようともせず、外部に洩らす。
「ふあああ、あふん。やめて、ヒロ、これ以上は激しくしないで。ぶたないで」
だが、逆転の暗示を受けている少年は、もちろん令裡の言うことの反対を選び、その腰使いは荒々しさを増していく。
痛くならない程度に令裡の白い尻をぶつ。多少、赤くなるが痛みというのはほとんどないぐらいだが、とうの令裡はマゾヒズム的快感を充分に味わい尽くした。
気質的にはSなのだが、SとMは表裏一体だ。令裡はその二つを区別なくただの快感として受けて、絶頂に至る寸前だった。
ヒロの方もはじめての感触にすぐにでも果てそうだった。
だが、そもそも自分の動きではないため、今ひとつ絶頂の瞬間に導けない。
それなのに熱く濡れた粘膜の締め付けは間断なく続く。
セックスの歓喜と、縛られた自己のせめぎあいだった。
ひたすら前後に律動し、腰を引いては令裡の尻へと突貫する。
勃起を令裡にこすりつけて快楽をむさぼり続けることだけが、今のヒロにできるただ一つのことだった。
令裡の中は柔らかく余裕に満ちた空間だったが、舐めてしゃぶるように密接でえぐい。
初めての少年がまだ一度も達していないのは、タイミングがまったくつかめないからでしかなかった。
(もう駄目なのに、ああ、出せないよ。助けて、姫!僕、もう泣きそうだ)
脳裏に姫の冷徹な顔が浮かぶ。
初めて出会ったときから恋をして、今では忠実に仕える家臣となったが、それでもヒロにとってただ一人の君であるその美少女。
令裡を責めながら、姫だけがヒロの中に輝いている。
664 :
代理投下 4:2007/09/12(水) 19:36:26 ID:gfP3tvie
貫かれている令裡も、女の勘というか、女怪の超能力というか、そんな根拠がないのに確信できる想いをもって、ヒロの内心を看破していた。
「あら、私をレイプしているというのに、考えているのは姫様のことなの」
(ちっ違うよ……)
「生意気ね、ヒロ。あなたがその気なら、こうしてあげるわ」
そして、ニヤリと邪悪に笑い、
「乱暴にしないでちょうだい。私を孕ませないで。あなたの子供を妊娠したくないの」
「黙れ、おまえを母親にしてやるよ!僕の子供を産みな!」
「やめてー」
種付け、という目的が与えられたからか、ヒロの身体はようやく射精に向けて動き出した。
どうやら、令裡の膣の奥の奥、子宮のところで中出しするつもりらしい。
(ま、まずいよ、令裡さん!令裡さんを妊娠させたくないよ!)
自分が父親になるというより、令裡を母親にさせたくないというのが、気弱で優しい少年の意識だったが、当然のごとく無視される。
「ひいっ、おかしくなっちゃいますわ!」
令裡はヒロの内心を想い、さらなる興奮に達する。
「くおおん!!」
吸血鬼が鳴く。
ヒロも鳴いた。
「いいわ、ヒロ!あなた、サイコーよ!」
射精のスイッチが猛然と入った。
熱い液体が狂おしいまでの快感とともに力強く令裡の子宮めがけ噴出する。
「ああああ、熱い!汚されてる!ああああ、ヒロの精子で汚されて、私、いっちゃいますわ!!」
令裡は悦びの高みに飛び上がった。
じらしにじらした絶頂が、高位の怪物を滅多に感じない場所に押し上げていった……。
令裡は仰向けに横たわるヒロの上にしなだれかかり、まるで長い間の愛人のようにかそけき舌でその肌を愛撫していた。
この少年の貧弱な胸板が気に入ってしまったのだ。
ある意味、貧乳の少女に等しいからであるが。
「ねえ、ヒロ」
細い指で下方からヒロの髪をかき上げる。
「気持ちよかったわね」
ヒロはすっかり呆然自失としていた。
形はともあれ、ヒロの方が令裡にレイプされたようなものだから当然の反応ではある。
「もう少し、しない?」
赤い舌が蠢く。
そのとき、令裡の耳が階下から聞こえる気配を捉えた。
「あら、あの牝犬がやってきたわ。邪魔されるのは嫌よね。じゃあ、行くわよ」
「……え、何処に?」
「あれに邪魔されない場所。深夜の散歩と行きましょう」
ふわりと、令裡は浮かび上がった。
両腕にはヒロが抱えられている。
「うわ、令裡さん、ちょっとやめてよ!」
「『やめて』ってことは『やめないで』ってことよね、ヒロ」
令裡の何かたくらんでいそうな微笑みを、ヒロは美しいと思ってしまった。
一瞬だけでも陶然としたのが悪かったのか、次の刹那、ヒロと令裡は屋根裏部屋の窓を抜けて、星の瞬く空に飛び出していた。
「いやーーー!!」
「まあ、もっと高くがいいのね」
「違うよー!!」
「さあ、行きましょう、ヒロ。空を飛ぶつがいのコウモリのようにね」
そうして、一人の人間の雄と、一匹の吸血鬼の雌は、比翼の鳥のごとく美しい星空を舞い続けていった……。
完
こるぁエロい!
GJ!!
GJ!
令裡さんもいいが、姫を思いだしちゃうヒロがええなぁ
つ私を犬のように扱わないで
ヒロは令裡をひっくり返し、お腹をなでた
667 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 11:22:51 ID:6bV3IAub
なんか、姫vsシャーウッドのヒロ争奪戦を思いついたんだけど。
ではその熱きリビドーをここに叩き付けるんだ
いいよいいよ GJ
どれもおもしろいなぁ
_v__ ___ __
/:::::::::::::::ヽ /━━\ / \
. /::::::::;;;;:人:;;:::', |/ノハハリ ヽ| /// ヽ ヽ
/:::::::ィ、o)ノ |o)::ト |il|´~ i ~`|i| イ///メ\|リ/ヽ |
. /::::(e::> 、 __.', /::ゝ |l.ヽ__-__/.||. | |ヾ゚c `゚┘||_)/
/:::::::::::>、  ̄ノ;i┘ /⌒|l└-┘l|^', |/ヽヾ^__ヲ | /
 ̄\/ 7:::::| /〈レ'l|:::::::::::::|ト__', \ニ/ |/
\ ヽ=/ ̄ヽ. |||| /::::||:l(:::::::::::::::::)';:::', 〈| /|⌒ヽ二ノ
|l ∀ / >r|| ム_E0| :〉:::::::::::〈:| ';:::', || f/:::::::::::::::::::::
|ト\ニ/∠二__E_} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄E!0二(;;::::::::::;;;;;;;;::
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姫「平日はヒロがいないから、さみ……暇だな」
リザ「令裡は平日もヒロと一緒にいられて……俺も……」
姫・リザ『そうだ!』
数日後・・・・・・
先生「転校生の、怪物 姫さんと、留学生のリザ・ワイルドマンさんだ。
みんな仲良くするように。」
ヒロ「 ! 」
シャーウッド姫とパンダも転入してきそうだな(w
676 :
>>87:2007/09/14(金) 10:56:59 ID:eQPRTveR
>>672 こう言ってくれる人がいると凄く嬉しい。
今、仕事が目茶目茶忙しくて止まってるけど
必ず仕上げてうpするから待っててくれ。
>>674 ヒロストレス過多で胃酸過多で胃潰瘍になるぞw
ww
www
みんな転校してきたら、例のカメラ小僧が大喜びだな。
姫のスク水とかリザの体操服とか撮りまくるにちまいない
ミンチにされるだろうけど
リザあたりはデートと決闘を勘違いしそうだけど。
そして女の子にモテまくりw
百合!百合!!百合百合!!!
百合百合百合百合百合百合百合百合百合百合百合百合百合ぃ!!
最近シャーウッドは悩んでいた。
「一体どうしたら、ヒロは私に振り向いてくれるのだ」
そう、ヒロがまったく自分に振り向いてくれないと言う事に。
ただ単に、シャーウッドが一方的に好いているのであって、ヒロにはまったくそんな気など無いという事に気付いていないだけなのだが…
「はあ、何故ヒロはお姉さまにばかりなびくのだ。一体私に何が足りないと言うのだ!」
姫と比べた場合、全部です。
「うるさいぞナレーション!」
「ふが」
思えばあの時、食人植物から自分の身を呈してまで助けてくれた時から、ヒロに対するシャーウッドの淡い恋心は始まっていたのかもしれない。
「一体どうすれば、ヒロを私に振り向かせる事が出来るのだ」
と、シャーウッドはある事を思い出した。それは…
「大抵の殿方は、お弁当を作ってくれる女性に弱いと統計が出ています」
と言う、テレビのレポーターが言っていた言葉だった。
「これだ!」
「ふが」
「フランシスカ! ヒロを振り向かせる方法を思いついたぞ!」
「ふが」
そして翌日。
いつものように登校し、いつものように令裡に声をかけられ、いつものように袋にあい、いつもの様にぱしりにされる学校生活を送っているヒロ。
しかし、今日はいつもとはちょっと違う1日になるとは思ってもいない。
今は4時間目の社会の時間である。あと少しで昼休みに突入する。
(今日の昼食は何にしようかなあ)
と、他の生徒同様、ヒロもそんな事を考えていた。
まさか校門に少女が一人とメイドロボが一体とパンダが立っていようなどとは思いもすまい。
「ココがヒロが通っている学校か。この中の何処かにヒロがいるのだな?」
「ふが」
「よし、ではヒロを探すぞ。幸い時間は丁度昼時。ヒロもお腹を空かせているはずだ」
「ふが」
「そうですねえ」(パンダの言葉です。うまく表せなかったので人間言葉で表記します)
「では行くぞ」
シャーウッドは一歩を踏み出した。
「鎌倉時代も後期になると、鎌倉幕府の権威も落ち―――」
と、いい具合にチャイムが鳴った。
「では、今日はココまで」
「起立、礼」
教師が教室から出て行った。
「ん〜〜〜、やっと昼休みかぁ。さて、食堂に」
と、ヒロはなにやら外が騒がしい事に気づいた。
「何だ?」
窓から外を見たヒロは驚いた。
「ええええええ!」
思わず教室から飛び出したヒロは、中庭へと急いだ。
「何だ、学校と言うところはえらく騒がしいところだな」
「ふが」
どうやら、騒がしくしているのは自分だということに気付いていないらしい。
「な、なんでパンダが…」
「本物?」
「子供もいるぞ。後メイドも」
「私は子供ではない!」
「ふが」
「シャーウッド姫!」
やっと聞き覚えのある声を聞いたシャーウッドは、それはもうさっきまでの不快顔とは大違いの笑顔で振り向いた。
「おお、ヒロ。やっと見つけたぞ」
「何い! また日和見か!」
「令裡さんだけじゃなく、あんな幼女まで!」
外野の声はこれでもかとばかりに不満続出だった。
「シャーウッド姫、何でここに?」
「実は、ヒロに渡したいものがあってな。こうしてわざわざ持ってきたと言うわけだ」
そう言い、シャーウッドはフランシスカから風呂敷に包まれた荷物を渡した。
「僕にって、一体何?」
「ふむ、特別に教えてやろう。ずばり、弁当だ」
「「何いいいいいいいいい!」」
その言葉を聴いた瞬間、周囲の男共から悲鳴にも近い叫び声が上がった。
「こ、この野郎ヒロ! お前って奴は、なんておいしい体験を!」
「なんなのだ、この男共は」
「あまり気にしないほうがいいと思うよ」
「ふが」
「それよりヒロ、早く弁当を一緒に食べようぞ」
「え、う、うん」
とりあえず場所を移動したほうがよさそうだ。と、ヒロは思った。
一方その頃。
「む」
「どうした? 姫」
「いや、何と言うか、何やら不穏な気を感じただけだ」
「?」
姫はしっかりと何かを感じ取っていた。
わっふるわっふる
シャーウッド姫可愛いよ
そういえば、純粋にヒロにフラグ立てようとしてるの
シャーウッド姫だけなんだな。
他の人はどこか屈折してる(w
でも一番フラグが立たないのもシャーウッドなんだよな
690 :
エロ餓鬼:2007/09/15(土) 21:07:26 ID:PYvTk07X
このスレでは、お初にお眼にかかります。
リザ、痴女化・淫語系、苦手な方はスルーで。
アニメオンリー、一応撮っては居たんですが、録画だけで見て無かったんですよね、暇なとき、たまたま見返したのが「狩人王女」の回、
あの回の「一緒に風呂入るかぁ、ヒロ」「冗談じゃなく、私とはどう?」「ンフ、ヒロぉ、どうしてもと言うなら一緒に入ってやってもいいぞぉ」
「わたしの背中を流すか?」の連続コンボにやられました、なので一応、この4人(後3人)のSSを書く予定です、遅筆なのでいつになるか分かりませんが。
今回の放送は、フランドルにつきると、混浴王女の人、お願いですから続きを頼みますです。
畜生、どうしちまったんだアタシは?体の奥からカァ〜となって、じっとしてられねぇ。
こんな時に雨まで降りやがって、トレーニングでもするか――
ヒロォ?何、見てやがる、他人がベンチプレスやってるとこなんぞ、面白くも無いだろうに、
ううぅ、何だ、また体が熱くなってきやがった。
ピッチを上げて、思いっきり体を動かすと、ヒロの奴、顔を赤くして、いつもに輪をかけた間抜け面でこっちを見てやがる。
いや、こっちじゃねえ、ヒロが見ているのは胸だ。激しく動いて、揺れている胸をぉ、ヒロにぃ、
(人狼族の優れた嗅覚が、今まで気にもしていなかったヒロの匂いを捕らえる)
(髪の匂い、肌の匂い、汗の匂い、そして……)
なん、だ。こ・の・にお、い。ああぁあぁぁっ。ガシャン。
匂いが駆け寄ってくる、っつ、そうじゃねぇヒロだ。心配しなくても人狼族は、手前みたいにヤワじゃねえ。
どうもしねぇ、ちょっと手が滑っただけだ。
(近づくと匂いの元がはっきりと解る)
ズボン、膨らんでやがる、膨らませてやがるんだ。アタシで、アタシの胸で。
離れやがれ!バカ!
(リザは、ヒロを突き飛ばし、部屋を飛び出す)
(数時間後)
畜生、雨の中、走り回ったら、服が泥だらけのビシャビシャだ。
紗和々に洗濯頼むにも、これじゃあ悪いよな、ちっと手洗いして、ついでにシャワーを浴びて、ちっ、先客かよ。
この着替え、ヒロか、いままで、着てた服は、こっちだ、匂いがぁ、ああぁぁあぁ、また、おかしくなるぅ。
(リザは、ヒロの着ていた服をあさり、浅ましく匂いを嗅ぐ)
ヒロォ、ブリーフなんか履きやがってぇ、お子様のクセにぃ、アタシでぇ、こんなにぃぃ!
(リザの左手がベルトを緩め、自らの、最も敏感な場所へと入っていく)
あぐぅあぁっつ、ヒロなんかぁ、バカでぇ、貧弱でぇ、スケベなぁ、ガキのクセにぃ、あん、すっっごいぃ、こんなぁあぁぁ。
(何度も体を痙攣させ、快楽を味わうリザ)
あぁあうぅうっぅぅ、でも、時たま、男らしくてぇ、結果はぁ、全然ともなってねぇけどっ、ぅあぁんん、いいよな?
吸血女のぉ、毒牙にぃ、かかる前にぃ、アタシがぁ、ぜんぶぅ、ぜんぶ貰ってもぉおおおぉおぉっぉぉぉ!
(泥と雨水、汗と愛液で濡れた服を着たまま、顔を上気させ、爛々と光る眼をしてリザは風呂場の扉を開ける)
そんなに、驚くなよヒロ。雨の中走ったら、しゅた、しっ、下着まで濡れまってさぁ、風呂に入るついでに、ふっぅ、服の汚れも落としまおうと思ってさ、
まって!!あ、いや、アタシが、勝手に入ってきたんだから出て行くこと…なぃんだぜ。
どうしても出るってぇ?そうか、湯船から飛び出て、そまつなもん、アタシに見せ付けたいのか?
違うなら、ここに居ろよ、アタシも気にしないから……ヒロに、見られても、気にしないからな。
(湯船の中、顔を真っ赤にして後ろを向くヒロ)
根性なしのチキンめ、アタシが服を脱いでるのに、いつもチラチラ見てやがる胸をさらしてんのに!お前のせいでグチョグチョになった下着だって、脱いでいるのに!
じゃあ、これは、これでどうだ!
(脱いだ服・下着をまとめて、湯船のヒロに投げつけるリザ)
わりぃ、わりぃ、手が滑っちまった。てっ、ヒロ?ヒロォ?ヒィロォ!
(湯船に沈んでいくヒロ、湯船が赤く染まっていく)
(リザは、あわてて飛び込み、意識を失ったヒロの体を引き上げる)
どうすんだっ!じっ、人工呼吸、人工呼吸だよな、んぐ、あっ、ヒロ、血の匂い、だらしねえなあ、あの程度で、
裸を見たわけでもないのによう。あんなんじゃ、目え覚ましたら、アタシの裸みたら、どうなっちゃうんだよ。
(それは、人工呼吸としての役目を果たさない、ただ唇を、口腔を味わうためだけのキス、しかし、王族より与えられた命の炎が、効力を発揮する)
(ヒロは、柔らかいものに包まれて目を覚ます。それはリザの体)
また、鼻血噴出して、いくら王族の戦士でも、その内、死んじまうんじゃねぇか?アタシの体に興奮して、吸血女でも姫さまでも無く、アタシの、アタシの裸で。
(復活はしたものの、意識朦朧となっているヒロをリザは、いいように弄ぶ)
そういえば、昔、冗談で、一緒に風呂入るか?って誘ったことあったな、真っ赤になって、あの時、こんなこと想像してたのかヒロォ?
(母親が、子供を洗うような体勢で、しかし、その手には、石鹸は握られておらず、ただ肌をなで、さするだけ)
肉球、プニプニだって言ってったよなぁ、背中にぃ、当ててる胸、オッパイもプニプニだろぉ?
(リザの舌が、ヒロの耳たぶを舐める)
ちゃんと洗わずに湯船に入ったな、ショッパイぞ、アタシがぁ、洗ってやるよ、狼のやり方でぇ。
(リザのザラザラした舌が、ヒロの顔を嘗め回す)
ふふ、ツバつけたからな、ヒロはもう、アタシのもんだ。
ここもぉ、ここもぉ、ここもぉ、み〜んなアタシのぉ、アタシだけのヒロ。
(リザの舌が、ヒロの手・足・胸・胴・腹を這い回る)
これ、ガキの頃見た、兄貴のと全然違う、人間だからかなぁ?それとも、大きくなっているからかな?
なんか蟲の化け物みたいだ。ここも、ここもぉ、アタシがっ!
(突き出されたリザの舌が、ヒロの生殖器、その先端の歪な割れ目に触れる)
ぶぁあ、凄いぃぃ、匂いの塊がぁ、アタシの顔中にぃ、これぇ、男のぉ、雄のぉ、されちゃったぁ、アタシぃ、
ヒロにザーメンマーキングされちゃったぁぁ!
(恍惚とした表情で、ザーメンを嘗め回すリザ)
あぁああぁぁ、一度、出したのにぃぃ、まだこんなにぃ、こんなにぃ、チンチン勃起させてぇ、こんなのばっかり逞しくしやがってぇ、
アタシもぉ、アタシも乳首が起ちっぱなしで痛いぃのぉおぉ、それにぃぃ、アソコが熱くてぇ、もうダメぇえぇぇぇ。
(ヒロは、服従した犬のように仰向けにされる)
(ヒロに馬乗りになり、ヨダレをたらす生殖器同士をこすり合わせるリザ)
ヒロぉ、もっと気持ちいいぃ、もっと、もっと気持ちいぃいことおぉ、ヒロの童貞チンポォ、アタシのぉ、アタシの処女マンコで食べちまうからなぁ。
(しかし、ヒロの生殖器は入り口付近を滑るだけで中々入らず)
ああああぁあぁああっぁ、何でだよ、熱いよう、暑いのにぃ、あげるからぁ、アタシの処女マンあげるからぁ。
(雌汁を噴出しながら、リザはヒロの生殖器に手を添えて、自らの生殖器へと導く)
んっはぁあぁああ、あつぅいぃぃの、がっぁ、からふぁのなかにぃ、入ってるうぅう。
(リザの生殖器を覆う赤毛が、さらに赤い色に染まる)
いちばぁん熱い奥にぃ、ヒロのぉ、熱いのがぁ、ふぁたってるよう、つひてぇ、もっとおく、つひてぇ!!
(本能が待ち望んだものの到来に、全身を震わせ、ヨダレを垂らして快楽を味わうリザ)
あっ、あっ、ああうぁあっぁ、出てるぅぅ、ヒロの精子ぃ、ザーメン、チンポ汁がぁ、アタシの子宮ぅ、あふれちまうぅ。
(あまりの快楽に、放心状態になるリザ)
(しかし、その生殖器は本来、一時間以上も続けて射精続ける雄の為の物)
(意識を失っても、ひくひくと蠢き、男を休ませない)
(されるがままだったヒロが、男汁を吹き上げながら、その欲望をリザにぶつけ始める)
(肉を打ち合う音と、水が入ったビンを棒でかき回すような水音が響き渡る)
いっひぃ、いひくてぇ、いひぃのぉ、しゅごぃ、しゅごぃよおぉ、ああぁん、ヒロォ!ヒロォ!ヒロォ!
(数十分後、行為の汚れをシャワーを浴びて、落とす二人)
見ろよ、ヒィロォ、アタシのおっぱい、手の形の痣がついてるぞ、ふふ、謝るなよ、アタシも痛かったけど、気持ち良かったんだぜ?
どうしてもって言うんなら、どうしてもって言うんなら、手当てしてもらおうか、そうじゃねえ、狼のやり方でだ、鈍い奴だなぁ、舐めて治せって言ってんだよ!
あっんんぅ、てっめ、舐めろってぇ、しゃぶっちゃぁぁ、乳首ぃ、舌でコネちゃ、そんなに吸い付いても、ミルクでねぇぞぉ。
あぁ、足にぃ、ヒロのぉ、またぁ、当ってるぅ、熱いぃ、ビクビクしてるぅ、出ちゃうの?出ちゃうのぉ?アタシも出しちゃうぅんぅ〜!!
んっはぁ、はあ、はあ、ヒィロォ、まだ出来るよな、もっともっと出来るよなぁ?
(リザは、四つん這いになり、股の間に手を伸ばして生殖器を広げる)
(前も後ろも全てが見える体勢、全てをささげる体勢)
今度はぁ、こっちからぁ、なぁ?
(興奮に震える手が、リザの尻肉をつかむ)
やっはぁ、バカァ、そんな所の匂い嗅ぐんじゃねえぇ、やめろぉ、やめほってぇぇ、ほんどぉ、ほんどにぃー!
ふぁあ、ふぁあ、ヒィ、ふぁ、ヒロのクセにぃ、ほらぁ、もうじらさないでぇ、早くぅ。
(尻を振り、ヒロをねだるリザ)
あぐっあぁ、うぐんん、んっは、んっはん、んぐ、んぐ、ああっ、だめぇ、まだまだぁ、だらしないぞヒロ、へばってないでもっとぉぉ。
無理でもするんだよ!王族の戦士だろうがぁ、アタシを突き殺すつもりで、殺す気でこぉいぃ!
うごおぉおぉんんんん、ふっごぉ、ふっごぉおおぉぉ、んご?
ヒロ?ヒロォ?おい、って、何、目ぇ回してんだよ?
(……返事が無い、ただの屍のようだ)
695 :
エロ餓鬼:2007/09/15(土) 23:35:15 ID:PYvTk07X
おや、改めてみると「終」をつけわすれています、すみません。
次回は「レイリの誘惑風呂」です。
696 :
名無し:2007/09/15(土) 23:47:23 ID:DHvxpQXD
あのすいません。初カキコミなんですが、リレー形式ってありなんですか?
>>695 欲望を抑えられなくなって余裕の無いリザがイイね
そろそろ姫がヒロを襲う話しを
姫様が待ち遠しい
百合推奨
姫×シャーウッド姫でひとつ・・・
702 :
食人植物(初めてですがいいですか?):2007/09/17(月) 00:15:29 ID:ZvVbpIu8
姫の館。姫が紅茶を飲んでいるとシャーウッドが入ってきた。
「お姉さま。約束のトリフィドの種持って参りましたわ。」
「ふふん。では、こちらに渡すがよい」
シャーウッドは姫に近付き種を掌にのせた。
「でもお姉さま。トリフィドなぞ何にお使いになるのですか?」
姫は少し微笑んだまま何も答えず紅茶を楽しんでいた。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
705 :
食人植物:2007/09/17(月) 23:51:06 ID:ZvVbpIu8
それから数日たったある日の事。再びシャーウッドは姫の館に足を運んだ。姫から食事に誘われたのだった。
他愛もない話。相変わらずヒロにくっつくシャーウッド。だが誰も気付いていなかった。姫がシャーウッドに鋭い視線を放っていることに……。
2行とかアリエナス
707 :
食人植物:2007/09/18(火) 00:00:59 ID:ZvVbpIu8
「ふぁぁ。」
食事も終わり雑談に入った頃にシャーウッドは短い欠伸をした。
「お姉さま。今日はこのお屋敷に泊めて頂いてもよろしいですか?」
「ふふん。構わぬぞ。紗和々案内してやれ。」
「分かりましたお嬢様。」
寝惚け眼のシャーウッドを連れて紗和々は部屋を出ていった。
「フランシスカはフランドルの部屋でよいな。」
「ふが」
「劉劉は外で眠るがよい。」
シャーウッドと眠れない劉劉が抗議するも、結局ききいれてはもらえなかった。
(ふふん。ここまでは計画通りだな。後は深夜まで待つとするか)
姫は紅茶と一緒にその言葉を飲み込んでいた
割り込んじゃってすまんが、
もしかして今考えながら書いてます?
709 :
食人植物:2007/09/18(火) 00:32:39 ID:E9O4DFKp
>>708
すいません。他の事してましたので書いてませんでした。続きは明日でいいですか?
俺は続けてさえくれるなら明日でも構わん
>>709 OKOK。
じっくりやってくれて構わない。
712 :
食人植物:2007/09/18(火) 00:48:20 ID:E9O4DFKp
>>710 分かりました。明日続きうpしますので感想がありましたらよろしくお願いします
713 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 02:06:57 ID:LLinloZW
頼むぞw
714 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 02:11:41 ID:ZYolq7fF
HU☆HU☆N
書くペースは個人の自由ですが、スレの使い方にはマナーがあります
もう少しまとめて、と言うか余程の長編以外、終わりまで書いてから一度に投下したほうがよいです
特に始めてなら、終わりまで書いてみて、推敲しないと
後、レスや感想を求めるのは、寧ろ反感をかいます
基本、職人は大事にされる傾向があるから、面白い物を書けば反応は来ます
来ない場合は、スルーされたとみなし諦めましょう
さらに、意味の無い返答や言い訳のレスを書かない方がいいです
投下していいですか?とか、下手ですみませんとかは、必要ありません
今、書いてますとか、後日投下しますとかは、もっと不要です
作品以外のところで、文句つけられても馬鹿馬鹿しいから、ある程度マナーを守りましょう
作品は期待しているから、焦らずゆっくり書いて下さい
>>712 後ageっ放しもアレだから…sageて欲しいかな?
というか半年ROMったほうがいいかもよ
他の女(リザとか)と付き合いだしベタベタしているヒロを見て
ヤンデレ気味に嫉妬し壊れた笑顔でヒロを逆レイプし
「あいつに知られたくないならこれからも私を抱け」
とやはり壊れた笑顔で脅す姫
ヒロは怯えていやいや従って抱く
というかなり末期な電波がパチンコ中に何故か届いた
一応原作の設定に忠実に考えると、姫は精神力がかなり強いらしいから
ヤンデレにはなりにくいんじゃないかなあ、って思う。
ヒロの生殺与奪も完全に握ってるわけだし。
アニメ版姫のクールさは異常
>>718 なんてGJなんだ
書いて見たいが文才ねぇ
722 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 22:55:44 ID:LLinloZW
ヒロがやられるのも見てみたいが
723 :
食人植物:2007/09/18(火) 23:57:29 ID:E9O4DFKp
>>715 ご忠告有難うございます。今度から気を付けます。
では続きを
「う……ん」
シャーウッドが目覚めたのは石畳の部屋だった。さっき迄暖かいベッドで寝てたはずだ。そして……
「何故服を着ておらぬのだ!?」
そう。シャーウッドは産まれた姿のまま寝ていたのだ。
「ふふん。やっと目覚めたか。」
暗がりから人影が表れる。
「お主何者だ。私が王族だと知っての所業か」
「ふふん。当たり前であろう。私の可愛い妹よ」
耳がおかしくなったのかと思った。何かの間違いであって欲しかった。夢だと思いたかった。でも人影が灯りに照らされ、浮かびあがってきたのは
「お…お姉さま」
姫だった。
「どうしてこのような事を?」
姫の唇がつりあがる。
「解らぬのか?」
「その通りですわ!」
ため息をつきながらシャーウッドの顎に手をやり、持ち上げる。
「私の家来を横取りしようとした『オシオキ』だ。」
「えっ……」
姫は立ち上がると、ピンポン玉サイズの何かを石畳をこじ開け、そこにみえる地面に撒いた。
「これは……」
「ふふん。そうお前のトリフィドだ。」
トリフィドはシャーウッドの体にまとわりつき、その発育途上の体を撫でる。かつて館の丘を支配したトリフィドは今はシャーウッドの丘までもを支配していた。
「あ……いや」
初めての快感はシャーウッドの頭を真っ白にする。自分でもさわったことのない場所までもが支配されていく。
「いや…あん……」
「ふふん。人の家来に手を出した罰だ。しばらくそのままでいるがよい。」
そういいながら姫は近くの椅子に座りシャーウッドの恥態を眺めるのであった。
あれからいかほどたっただろうか。何度もイカされボロボロになり気絶したシャーウッドがうつ伏せに倒れていた。
「……玲裡。いるのはわかっているぞ。」
「ふふ。イジワルな姫様。」
玲裡はそっと姫に近寄った。
「そんなにヒロが大切ですか?」
「世の厳しさを教えただけさ。」
「で、どうしますの?」
「記憶の消去と後始末を頼む。私はもう寝るとしよう。」
「ふふ。記憶を消したら意味が無いのでは。」
「ふふん。私は慈悲深いのだ。」
次の日。シャーウッドはいつもの調子でヒロにベタベタしながら帰ったのであった。
>>723 ひとまず乙。今後の成長に期待という所か。
とりあえずメール欄にsageを入れるのを忘れるとエロパロ板ではまず相手にされないので気をつけて。
あとカタカナはなるべく全角でな。
うん。
>>718をやってみたかったんだ
眼下にあるのは下僕の姿だ。もっとも、私が組み敷いたせいだが。
窓からは澄んだ外の空気が感じられ、月の光が淡く視界を彩る。そんな静かな夜。
目の前には戸惑いの色を見せた下僕と、垂れ下がった私の金髪が見えた。
「ヒロ…自分の立場が解ってないのか?」
「え…あの…僕が何か粗相を?」
「ああ。大失態だ。だから私が直々に手を下しに来た」
「え…?」
「…」
息を飲み、ヒロの胸に顔を伏せる。微かに聞こえ鼓動が大きくなり、速さを増していった。
同様に、私の脈も早くなる。
認めたくないが、認めなければならなかった。今私の行為を自分なりに結論づければーいや、他人が見てもこういうだろう。
私の支配欲。独占欲。そこから生み出したのは、
嫉妬だった。
「ひ、姫…」
「お前は私のモノだ。私だけのモノだ。それがお前は解っていない…」
「ど…どうしたんですか?急に…」
「…私の見ていない所でリザや令裡と会っているのを考えると落ち着かないのだ」
「…」
「私はお前に命だけでは無く…愛を与えてやりたい。そう思う」
ねじ曲がった告白だっただろう。だが今これ以上に的確な言葉が見つからなかった。この時を逸して、次の機会を待つ気にもなれなかった。
「それは…」
「淋しいのだ。お前が居ないと。心配なのだ。他人の所へ行くと。安心するのだ。側に置くと…」
「…僕も姫の側が良いです」
言葉少なに、ヒロは私の言葉を受け止めたと解釈した。もう一度ゆっくり頭を放し、瞳を見つめてみる。
澄んだ瞳はどこまでも私の安心に繋がっていた。私が主でありながら、私を吸い込みそうな瞳がそこにはある。
「欲しいか?私が」
「あの…姫が良かったら」
「お前から受け取りに来るか、私に与えてもらうか、好きにするが良い」
「…姫からも、僕からも」
「…ふふん」
久しぶりに余裕の笑みを見せる事が出来た。自分と私、両方の意志を尊重するヒロの巧さであり、優しさだ。
そっと目を閉じ、視界を止め、ヒロの唇があるであろう方向へ顔を傾ける。
「…」
「姫…」
甘くなってた…orz
カカオ入れてくれ
姫が責められるのはおかしい
>>725 GJ!
ビターにしたりコク要求したり皆要望はあるけど、自分は続きを要求しますがね?たまには甘甘も欲しい。
いっそシロップでも入れてさらに甘アマにするとかwww
>>723 とりあえず令裡さまの正しい漢字を辞書登録してから出直してくれ
最初の一回は感触を分かち合った程度で、私は視界を一旦取り戻す。
「もう一度…」
「はい…」
二度、三度と重ねていくと、自然に重ね方は深くなった。やがて唇の感触だけでは物足りなくなり、深い所まで試そうとする。
私にもヒロにも経験は無く、動きが拙いが、その幼さが嬉しい。ヒロが穢れていない存在だと、再確認できる。
勿論私も見合う程に高潔だったつもりだ。
穢れなき相手同士で汚しあう背徳感。妙な興奮に駆り立てられた分、私は聖者では無かったのだろう。
息が上がる。鼓動が上がる。この上なく苦しいのに大きくなる充足感。だがまだ、足りなかった。
私はヒロの頭を引き寄せ、胸に抱いた。
「わわっ!」
「聞こえるか?…これが私の鼓動だ。お前がこの様にしたのだ」
「…聞こえます」
「私の胸はどうだ?柔らかいか?」
「ふよっとして、でも弾力があって…夢みたいです」
「ふっ…」
頭を自由にするとヒロは半身を起こし、私と向き合う。
「今度は私が下にならなければならないな?」
「あの…姫?」
「む?」
「…本当にしても良いんですか?僕はやっぱり下僕だし…」
「…遠慮するな。私が招いてやるのだから、寧ろ下僕は言うこと聞けば良い」
…そうだ。私へヒロを招く一瞬が来る。その時の緊張が無いわけでは無い。
ただ私が引かねば愛する下僕はどこかで立ち止まると解っているからこそ、私は積極的だった。
夜でなければ私の顔にも血が上っているのが簡単に解っただろう。宵闇は恥ずかしさを帳消しにはしないがとけ込ませ、隠してくれた。
私は闇に溶け込みながら、ヒロへ近づく。
もう一度、唇を重ねる。
「あ…」
「自信を持て。私がこれほど好く人間は世界にそうはいない」
「ご、ごめんなさい!」
「謝らなくても良い。ただお前の優しさが欲しい…」
734 :
2/6:2007/09/19(水) 22:59:41 ID:KQ+ycFIi
さっきとは立場が変わり、今度は上にヒロがいる。ここは私も、女の慎みで応えてやりたい。
「お前の好きに…な」
「わかりました」
完全に受け取る形となった次のキスで、私は自然に目を閉じる。次に来る感触がどこかは、想像さえしなかった。
「…んっ」
「ひ、姫?」
「かま…わん」
服越しに触れたヒロの手は、私の片方の乳房にかぶさった。ヒロの手の温もりが、始めて性感帯に触れる。
性感帯に何かが触れる事自体、私には無に等しい経験だ。あっという間に力が抜けていく。
「んん…ん」
唇が離れるのを私は嫌がった。はっきり声を出す事が、それが聞こえてしまう事が、嫌だった。
「ヒロ…口を離すな」
「姫の声が…」
「あっ…ああぁっ」
今度は私の胸へと視線を動かし、ヒロは愛撫を続けた。柔らかな膨らみが変形していくのを、自分の目でも捉えてしまう。
徐々にその場所は切なくなった。ヒロとの狭間にある布が煩わしいと感じるようになった。
それを退けると…直にヒロの目に入るのを覚悟しなければならない。
事が最後まで及ぶなら。
私は割り切った。
「…止めろ」
「え?」
「案ずるな。次の段階へ…行かせてやる」
私はさっと立ち上がり、ヒロに背を向けさせた後で服を床に落とした。衣擦れの音は二人だけの空間で際立ったが、ヒロは反応する事なく忠実に待っていた。
そのままベッドに飛び込み、シーツにくるまる。まだ温もりきっていない布が肌寒かった。
「良いぞ…」
「…見ても?」
「…」
無言で首を縦に振る。
735 :
3/6:2007/09/19(水) 23:08:23 ID:KQ+ycFIi
思わず腕で隠しそうになるのをこらえて、私は月光とヒロの前に胸の膨らみを晒す。
緊張と、先ほどまでの愛撫のせいもあって目に見えて上下が激しい。存在が強くなっていた自らの突起を見て、恥ずかしい思いをした。
ヒロの第一声を待つ。
「…綺麗です」
「当然…だ」
「あと…可愛いです」
「…けしからんな」
今度はヒロの体温が直に伝わった。片方の乳房は優しい愛撫を受け、もう片方は…
「あっ…んっ」
ヒロの唇を受けて、その舌の恩恵に身を任せていた。温かく、柔らかいモノが私の性的興奮を駆り立てていく。
もう一度視線を合わせた時、次へ行く覚悟を決めた。
ベッドの脇には二人分の衣服が転がった。
流石に今度は両手で顔を覆ってしまう。ヒロに女性を見られている。想像だけで頭が沸騰する。
金色の地毛は、その場所でも例外になっていない。ヒロの目には最後の金髪が目に映っている筈だ。脚の力を抜くと、太ももに手が触れた。開脚させられていく。
「これが姫の…」
「あまり見るな…」
「ごめん…なさい」
最早謝罪の言葉は形式だけの物で、主導権は徐々に奪われていった。私はひたすら任せると決めていた。
私の唇に触れていたモノが「そちら」へあたる。
同じ感触でも本能に与える影響が格段に違っていた。
要領を得ない動きでも経験の無い私は刺激された。辛うじて指を噛む事を思いつき、矯声が響くのを堪える。
「んっ…」
液体の音ははっきり耳に届いた。私の耳に届いている事より、ヒロに聞こえている事の方が辛い。
あらゆる辛さを幸福感にしようと、務め続けた。
736 :
4/6:2007/09/19(水) 23:14:39 ID:KQ+ycFIi
「はぁ…あ」
「姫?」
「ひ…ヒロ」
錯乱しかけてしまっていた。
ヒロに顔をのぞき込まれてやっと正気を取り戻す。それ程までに私は危うかった。
やがて気づいた。ヒロの体温以外の熱さが体を巡っていた事を。きっと女の機能が受け入れる準備を整えた。そういう事なのだろうと。
あまりにもそちらの快感が大きすぎ、私は自らの相手を確かめる意味を込めてヒロを再び、頭を肩の上に寄せる様に引き寄せた。
「ヒロ?」
「はい」
「お前なのだな…良かった…」
「…」
しばし私の上下の大きくなった胸を、質の違う胸へ押し付けた。ずっと大きい胸板と、高い温もりが私を取り戻してくれる。
圧迫した私の胸が、ヒロの性感を刺激したのか、太ももに熱い物が触れた。
「…良いんですよね?」
「ああ…」
「お、女の人って最初は痛いらしいですよ?」
「お前は痛まないのだろう?それで良い」
「…」
「決心が鈍りそうなら私の唇を塞げ。良いな?」
ヒロの瞳が前髪で隠れる。あえて私の中に入るモノは覗かなかった。
体が離れた瞬間から、鼓動は更に刻みを早くする。
「うっ…」
異物感。まだ痛みは無い。痛みを感じる前に、別の考え方で思考を埋める事にした。
結ばれる喜びの痛みだ。おそらくヒロが私に与える、最初で最後の痛みだ。一度きりなら堪えて見せる。
すぐに余裕の笑みを見せてやれる。
鮮明になっていく痛みに阻害されそうになりながら、そう考え続けた。
「…くぅっ」
「これが姫の中…」
「ああぁっ…」
「…っ」
塞がりそうに無かった口は約束通り相手によって塞がれ、その感覚で気を紛らわす。
「入りました…」
「お前の好きに…」
737 :
5/6:2007/09/19(水) 23:16:31 ID:KQ+ycFIi
相手が私からどの様な快楽を得ているのか知る由も無い。
痛みと浸透してきたヒロの熱さで、思考が埋まる。喜びか悦びか解らない。
「…動きます」
「ふっ…ん」
絡みつく水音が性の感触を濃厚にした。我を忘れているのか、ヒロの動きは強くなり、肌の弾け合う音が鳴り響く。
次に唇を奪われた時には両手が胸を掴み、性の場所と言う場所全てに触れてきた。
私も許した。本能に溺れた。体の切なさが足りていく。
「何かが来る…今まで味わった事が無い事が…」
「僕…もうダメです」
「射精…か?」
「抜かないと大変な事に…」
「許さん…」
「え?」
「私の中に出せ…王族に遊びは無い…」
「そんな事したら…!」
「孕むのだろう?構わん…出せ」
打ち込んでくる間隔が短くなった。
限界が近いのはヒロだけでは無く自分もであり、その早さは私までも達させようとする。
痛みは癒えきっていなかったが、与えてくれた快感が強い。
「…ごめんなさい!」
「…んんっ!」
幸いにも私が達したのと、中に何かが吐き出されたのを感じたのは同時だった。
それから数分後。
「すぅ…」
「こういう時は気遣う物だぞ?ヒロ」
すっかり夢の中に入ってしまった下僕を見た。
「こういう時は日が出るまで私を抱きしめ、眠りにつかせるのが本当だ…」
裏腹に、汗の染みた髪を取り払ってやる。幸せそうな寝顔は主人を置いていては感心出来ないが、怒る気にもなれない。
シーツを見渡すと見えた赤い点。
繋がった場所にはまだ違和感がある。ヒロが放ったモノの名残が、私の中に息づいていた。
「本当に孕むと…どうなるのだろうな…」
返事が無いのが解って問う。私は疲れに身を横たえながら、静かな眠りについた。
「ヒロと…か」
738 :
6/6:2007/09/19(水) 23:17:47 ID:KQ+ycFIi
あの日以来。
天敵が出来た。血に敏感なあやつだ。
「ねぇヒロ?」
「なんです?」
「まだ血を吸った事が無いから解らないんだけど…」
耳打ちの素振りを見たら、私は自然に聞き耳をたてている。それだけ警戒せねばならない相手だ。
「最近姫様から「おとめ」の気が抜けた気がするの。知らない?」
「おとめって?」
「要するに処女って事なんだけど…」
「…!」
助け舟を出す回数は増えてきている。
「ぼ、僕は…」
「令裡!」
「あっ…姫様、こちらにいらしたのですか?」
「チェスがしたくなった。付き合わぬか?」
「構いませんわ」
後ろで固まっているヒロには目配せをし、緊張を解くように了解させた。
気のせいかチェスを指す令裡の視線が痛い。私は視線を落ち着かせる意味でティーカップを傾ける。
「姫様?」
「む?」
「最近ヒロが大人びてきた気がしますわ。あくまで気、ですけど」
「…そうか。何か良い経験でもしたのだろうな」
「ええ。きっと素敵な経験を」
「…」
「…そう言えば」
口を着ける前の握ったティーカップに、波紋が立った。
「紗和々さんが不思議に思っていましたわ。ヒロが鼻血をだすなんて珍しいと」
「…」
「失敬して嗅がせて頂きますと、なんと甘くて高貴な香りが」
「…私の血とでも?」
「いいえ。あら、チェックメイトですわ。珍しい」
「む…まだあるでは無いか」
「ええ。ナイトをクイーンで差せば。これでは逆ですわね」
「…下品だぞ」
「差すお方によっては上品かと」
「…ふん」
「あれほどお綺麗でしたから…」
終(ry
姫とヒロがめでたく結ばれるってのもいいねぇ
情事の最中もその後も姫が気高さを失わないのがまた上手い
とにかくGJ!
740 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 01:59:11 ID:GSRw7fMc
G・J!!!
741 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:17:23 ID:GSRw7fMc
ヒロ〜!!
貴様はやられ役がお似合いだ〜♪
チェスのオチもよかったと思うのは俺だけ?
俺も、思うけど…
シャーウッドが見栄を張ってヒロに風呂をのぞかれたという嘘を姫に訴えて、
それが嘘だと見抜きつつも姫はヒロにお仕置きをする
というかなり末期の電波を受信した
745 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 23:26:43 ID:Wen/fgA5
フランセットのアタッチメントにバイブがあるような気がしてならない。
第一王女を助け出した後の性処理道具として。
746 :
633です:2007/09/21(金) 00:14:17 ID:6Uo3RHIC
遅くなって申し訳ない。
狼蝙の仲が終わったので投下いたします。
747 :
633です:2007/09/21(金) 00:16:51 ID:6Uo3RHIC
初めてにしては快感が大きすぎた。
その為に中々リザの意識は戻らなかった。
「寝てても馬鹿力は相変わらずなのね」
令裡は自分にしがみ付いている腕を外そうと四苦八苦している。
嫌ではないが、くっついていると心臓の音が伝わりそうで恥ずかしかった。
「……ダメね、もうやめですわ」
逃れることを諦めてベッドに身を倒す令裡。当然リザも仰向けから横向きになる。
令裡の苦労はどこ吹く風で、眠っているように動かないリザ。
「いい気なもんですわね……」
いかにも呆れたという口調で呟き、仕方なく目の前の少女の顔を眺める。
(こうしていると普段のあなたとは別人ね……)
まだどこかあどけなさが残る顔だ。
(いつもこうなら私だって馬鹿になんて……)
目を閉じ、ゆっくりとリザと自分の額を合わせた。
コツンと軽く音がした。
そのままでいるとリザの呼吸の音が次第に眠気を誘ってきた。
(眠ったら……勿体な……)
心地よい温もりがさらに加担する。
瞼を開くことができず、睡魔に屈していく。
(せめて夢だけでも――)
途中で意識は絶えた。
――その刹那
「ん……」
リザがもぞもぞと動き始めた。
令裡の眠気は即座に消滅し、急いで顔を離した。
油断しきっていたので目を見開くほどに驚いた。
「よ、ようやくお目覚めかしら? でしたらさっさと放して下さらない? 暑苦しい……」
自分の弱みを見せてはならない。口から出たのは前と変わらない憎まれ口だ。
しかしそれに対しリザの第一声はひどくとぼけたものだった。
「令……裡? なんであたしの隣に……?」
「…………本当に頭の中まで筋肉で出来ているのかしら?」
初めてだから、全てにいっぱいいっぱいで良く覚えてないだろう。
令裡もそれぐらいは想像していた。
ただ、自分がいたことすら覚えていないというのが非常にショックだった。
748 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:19:02 ID:6Uo3RHIC
「用がないならもう出て行って下さる?」
背中を向けて冷たく言い放つ令裡。ただいつもとは感じが違う。
リザも何やら異変に気付いた様だ。眉をひそめて背を見ている。
「――野獣の本性を丸出しにしていたのは誰かしら」
「え?」
ボソリと令裡が呟く。
「――振りほどけないくらい掴んでいたのはどなたですの」
極限まで感情を抑えることで声を荒げないで済んだ。
「――あ ……あぁ」
リザも記憶が蘇ってきた。恥じらいが顔を赤らめる。
何であれ令裡の世話になったことにかわらない。リザは口を開いた。
「……なあ 令裡……」
「……何かしら、リザ」
だがまたその後が続かない。古城の時と同じく素直に感謝ができない。
沈黙のままでも時間は容赦なく進む。
「……もう付き合ってられませんわ」
令裡はベッドを離れようとした。
「キャッ!!」
リザは考えるよりも体が動いていた。
令裡をベッドに引き戻し、今までと反対に令裡の上に乗った。
「いい加減にしてくれないかしら? さっさと帰ってちょうだい!!」
すでに怒りを抑えることも忘れ、令裡が怒鳴る。
だが先ほどと違う、リザの真剣な面持ちにも気付いた。
(なんですの? 頭にきたのかしら? ……だったら悪態の一つでもつけばいいのに)
顔を真っ赤にし、今にも叫んできそうな状況だ。
なのに声一つ出さず自分を見下ろしている。
それが余計に令裡を苛立たせる。
749 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:20:12 ID:6Uo3RHIC
目を見据えたままはっきりと言った。
「か、借りは返す……」
「もう、どうでもいいですわ! それよりどいて――」
リザが強引に唇を奪った。
まだ数えるほどしかしてないぎこちないキス。
しかし令裡も話そうとしていたため唇だけでなく、軽く舌と舌がふれた。
「ちょっ……」
そのことに気付いたのは令裡だけだった。
肝心のリザはお構いなしに口を離し、胸にずらしていった。
「んっ、んっ」
リザは自分より小ぶりな胸、それも先端をひたすらに舐め続ける。
舌の先ではなく舌全体を使うので『舐める』という表現がぴったりだ。
「何の……つもり……ですの…?」
「……ん? やり方わかんないからお前の真似してんだよ」
「そういう……事では……なくて…」
「……もしかして嫌か?」
リザの顔が悲しげに変わる。
「だからちが……」
「なら良いんだ」
「人の話を……痛っ!」
突然鋭い痛みが令裡に走った。
目をやるとリザの白い歯が見えた。
「ん? あ、悪い。つい甘噛み……」
「犬と一緒にしないで下さる?」
「犬じゃね――」
「優しく」
令裡の言葉がリザと被った。
「え? 何だ?」
即座にリザが聞き返す。
「もっと丁寧にしてちょうだい」
「あ、あぁ……」
また四の五の言われると思っていたので拍子抜けだった。
目を丸くしているリザに令裡が問いかける。
「聞こえてますの?」
「あ、あぁ、わかった」
今度は慎重に舌を動かし始めた。
「……鈍感ですわね」
顔をそらしたまま令裡は愚痴をこぼした。
頬には赤みが差していた。
750 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:21:05 ID:6Uo3RHIC
工夫も何も無いペッティング――ただ揉む、撫でる、こする、舐める……
けれどそれゆえの単純な刺激やリザの必死さが令裡には心地よかった。
「さすが……舐める…のは…お手の物……ですわね」
「褒めるなら素直に褒めろ!」
令裡は鼻で笑い、リザの頭をぽんぽんと叩いた。
リザはじろっと令裡を睨み、すぐに作業に戻った。
段々とリザの動きが緩慢になってきた。休まずに続けていたので無理も無い。
令裡の胸がよだれで光っている。
(私の真似なら……次は下かしら?)
令裡はおもむろに脚を開いた。
その合図に気付き、リザは腕をベッドの中へと潜らせる。
(次にしたのは――そうそう、たしか割れ目を……)
何をされるかわかっているのはいささか興をそがれるものだ。
そう考え、少し気分が萎えてきていたのが正直なところだった。
だから自分の脚に触れられてもあまり興奮はしなかった。
(……なにをゴソゴソしていて?)
一人前に自分を焦らしているつもりだろうか。
少し顔を起こしてみるとそこにリザの姿は無かった。
――正確にはリザではなく謎の膨らみがいた。
(なんで愛撫で全身を潜らせる必要がありますの?)
理解不能という顔で眺めているといきなり股間に何かが触れた。
「お、ここか。暗くて良くわかんねーんだ」
「……かくれんぼのつもりですの?」
「だって潜らなきゃ届かないだろ」
くぐもった声が答える。
「あなたの前足はそんなに短か――キャッ!」
生温かくやわらかいモノが令裡の割れ目をなぞった。
指とも掌とも違う。だけど自分の身体はこの感触を覚えている。
行ったり来たりする物体が令裡の秘部に潤いをもたらす。
「な、何をしてますの!?」
リザの不可思議な行動の正体を確かめようと勢い良くシーツを剥ぎ取った。
751 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:21:45 ID:6Uo3RHIC
令裡の目に写ったのは、唇で令裡の淫唇を甘噛みするリザの姿だった。
一心不乱に事に及んでいるので見られていることに気付いていない。
(なんでこんな事を知っていますの……?)
リザのしているのは俗に言う『クンニ』だ。
もちろんリザはそんなことは名前すら欠片も知らない。
では何故、手でなく口を用いたのか。
「んっ……!」
リザが舌に切り替え、割れ目に対し上下に這わせた。令裡の中に侵入したいらしい。
「ふっ…… んっ……」
令裡から声が漏れ始め、股間はリザの唾液以外でも十分に潤っている。
しかしまだ開ききっていないので中々舌を入れられない。
「これじゃやりづらいな」
(な、何を企んで?)
上手く行かない事を知り、リザは腿を掴んでいた両手を自分の顔の近くに持ってきた。
「よっ と」
「ちょ、ちょ、ちょっと!!」
思わず令裡は大声で静止した。当然の行動だ。
リザは口だけでは無理だと考えると、両手で目の前の性器を開いた。
「へぇ〜こんな風にな――え? お、おい令裡、何で見てんだよ! シーツはどこだ?」
慌てて周りをきょろきょろと見渡すリザ。但し、手はそのままだ。
「見るなはこっちの台詞ですわよ!! そんな所ジロジロ見て何してるの!?」
「いや、上手くできないから……こうすれば出来るかなって……」
「私はそんなことしなかったでしょう!! いきなりなんでそんなことまで!?」
「あ、あたしばっかり気持ち良くっちゃ借りは返せないし…… い、いいだろ!? 方法なんてどうでも!!」
「あんっ! ……どさくさに紛れて舐めないで! ねぇ、自分で思いついたんですの?」
再び顔を埋めるリザに問う。リザは顔を上げ、不思議そうに首をかしげる。
「ク……ちを使おうって考えよ」
「……? お前がやったことだろ」
「私が? クンニを?」
令裡には訳が解らなかった。
752 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:22:27 ID:6Uo3RHIC
「クン…ニ? ほらあたしがビクッてなって――」
(……? なにか嫌な予感がするわね……)
「寝てたらお前が汗を――」
そこまで聞いて令裡は顔は真っ赤に、内心は真っ青になった。
――ばれていた 最も憎い相手に最も寄り添ったこと――
(だ、大丈夫……この犬なら何とでも誤魔化せますわ……)
「それで(何かを舐めとられるのも結構いいもんだなぁ)って……何だよ、変かよ!?」
「い、いえ。続けてちょうだい」
令裡はそれどころでは無い。
「……やけに大人しいな。 で、さっき下の方に腕やったら何か知らないけど濡れてたから丁度――」
「も、もう結構!! よくわかりましたわ!!!」
今度は別の方向で衝撃を受けた。
普段の令裡では考えられないほどに健康的な顔色と大声で強引に話をせき止めた。
無知は残酷なほどに恐ろしい。
きっとリザにもっと性の知識があったらここまではっきりと言わなかっただろう。
令裡にとってホワイトアッシュを握られている思いだ。ただ握っている本人が気付いてないのがせめてもの救いだ。
「なんだよ、そんな赤い顔して怒るなよ……」
リザが不満そうに言い、舌で液を掬おうとした。
「け、結構と言ったでしょ!!」
からかわれている様に感じられて落ち着いていられない。
「おい、まだ途中だぞ!」
「もう十分ですわ!」
いつもと同じように、しかしいつもとはぜんぜん違う理由で掴みあいが始まる。
しばらくベッドの上で取っ組み合いが続いた。
「はぁ はぁ 手間取らせないで下さる?」
ついに令裡が上をとり一旦争いは止んだ。
リザは顔を曇らせ、目をそらした。
「んだよ……そんなに嫌かよ」
その一言が息を切らす令裡を冷静に戻した。
「下手なのはわかってるよ……」
悔しそうに漏らす言葉が真剣さを語る。
「べ、別に嫌じゃないとさっきから……」
「だからって恩を返さないのはあたしの主義じゃねぇ! それに……」
リザの言葉が詰まった。しかし令裡はあえて聞き返さなかった。本音が聞きたかった。
「いつも馬鹿にされてるのも癪だから、あたしの力を見せてやろうって……」
これを「純粋」と見るか「幼稚」と見るかは人それぞれだ。
だが恐らく大半が「子供」と思うだろう。
令裡もあまりの呆気なさに苦笑する。
(ふふふ…… それとこれとは別ものでしょう、まったく……)
リザの力は誰よりも自分が認めている。
もはや照れや動揺はなかった。
ただ目の前で「月がでてれば」などと駄々をこねている天敵が可愛くて仕方がなかった。
753 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:23:51 ID:6Uo3RHIC
「リザ」
令裡は名を呼び、その相手を胸に抱きしめた。
さすがにリザも騒ぐのをやめる。
「二人で楽しみましょう」
「ぷはっ…… でもまだ……」
「もちろんあなたにも働いて貰うわよ」
「え? どうすんだ?」
「こうするの」
自分の体を起こし、リザの片足を持ち上げる。
それに合わせるように令裡の瞳が煽情的になっていく。
「お、おい バカ、やめろって」
リザの秘貝がぱっくりと口を開いてしまう。
「もう恥ずかしがる必要ないでしょう?」
わざとらしく陰部を舌で舐めた。リザはびくんと身をよじる。
「こういうのも意外と良いかも知れませんわね」
確認を取るようにリザの顔を覗き込む令裡。
「う、うるせぇな! さっさとやるならやれよ!」
「はいはい、わかってますわ」
リザの正直な反応にクスクス笑いながら令裡は脚を絡めだした。
互いの股間をくっ付けるのが目的のようだ。
「お、おい…… 何するんだよ」
令裡の行動は不可解そのものだ。
「こうするんです……わ…」
下の口同士がキスしているのを確めると令裡は緩やかに腰を動かし始めた。
「痛っ……これがなんなんだ?」
まだ湿りが足りないせいかヘアが擦れあい、気持ち良いよりはむしろ痛い。
「その内……わかりますわ…… もう少し近づいてくれる?」
しぶしぶと令裡に腕をかけ、軽く抱きつく。
「……結構キツイぞ」
「仕方ありませんわね……」
令裡は口ぶりほど嫌がらずに自分の体をリザ側に倒した。
楽になったのかリザはほっと一息つくと自分から腰を押し付けた。
「……リザ?」
「ん…… ちょっとむずむずして……」
ようやく濡れ始めてきたのか動きがスムーズになってきた。
754 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:24:35 ID:6Uo3RHIC
早くも息が荒いリザに対し静かに息を吐く令裡。
対照的な二人だが気持ちの良さは同じだ。
もう腰が動く度にクチュッという音が聞こえる。
互いの粘液と粘液が交じり合う音。快楽の鳴き声。
気がつけばどちらからという訳でもなく、お互いに近寄っていた。
「ねぇ……リザ…こんなの…は……どう…?」
今まで縦にしか行わなかった動きが円を描くように変化する。
常に触れ合っていた部分が離れたり、更にくっついたりと快感に波がうまれた。
「あっ……おま…え……んっ! ダメ……やめ…はぅっ!」
「じゃあ……次…は……こうやって……」
今度はスピードに緩急をつけた。しばらく止まったかと思うとテンポが早まる。
「それ……んっ…や……だ…あっ…い…や…」
焦らしには嫌な思い出があるのかリザが首を振る。
(そう……よ もっと……私…を…感じ……て)
悶えるリザを見るのが令裡には堪らなく嬉しい。
まるで自分の物になったみたいに思えてくる。
令裡はしばらく感慨に浸っていた。
しかしリザは快楽を求め、令裡を引き寄せて強引に腰を押し付けた。
だいぶ絶頂まで近づけているようで激しく股間を摺り寄せる。
「令…裡……んぁっ! も……う…」
リザが令裡を呼び始めた。
(今度は……私も…一緒に…)
ある望みが令裡に芽生えた。
「リザ……自分で…開いて……みて…」
「こ……う…? あぁっ……んっ…」
リザは素直に従い、自らの手で性器を広げた。外も中も愛液でベトベトだ。
それは令裡にも言えることだった。
「一気に…いきます……わよ……」
自分も同じように広げ、肥大した豆が重なるように準備した。
そっと触れただけで全身に電気が走る。
リザは目を閉じ、令裡に唇をせがんだ。
断る理由はなかった。
755 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:25:10 ID:6Uo3RHIC
肉芽はこれ以上ないほど勃起している。
潤滑油はたっぷりある。とはいえ激しくぶつかり合い、快感どころか痛いくらいだ。
だが痛みに怯んではいられない。
――もっと激しく もっと強く――
シーツに染みができようが関係ない。
令裡も大きな声をあげてリザと求めあっている。
「れ…いり……あっ!! んっ! も、もう… あっ!あっ!ダ……いゃっ……」
「ふぅんっ……また…騒がれ……っ!……ては…はぁん!!…たまり…ません……わ…」
嬌声を処々に散りばめて終盤を迎え始める。
「これで……あっ!……叫べ…な……いで……しょ…」
言うが早いか令裡はリザに接近した。
静かに待つリザ。
二人の唇が触れた。
――だけでは止まらなかった。
令裡は舌でリザの口をこじ開け、中に侵入した。
一瞬体をこわばらせたリザだが、やがて自分も舌を伸ばした。
互いの口どうしが繋がったことを確かめ、二つの舌が絡まる。
共に相手の唾液を飲み干そうと舌を吸いあった。交換されたしずくが喉を鳴らす。
全てを味わい尽くそうと顔を引き寄せ、舌を踊らせる。
何かを噛んでいるような口の動きが情欲に拍車をかける。
普段はいがみ合いの絶えない天敵だけれど今は違う。
心の通じ合っている恋人のように愛おしい。
だがきっと次に目覚めたらまた元に戻っているだろう。
それならばせめてこの時だけは――
756 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:27:11 ID:6Uo3RHIC
「――んっ……ぐっ……んふっ!」
舌が使えないので上手く喋れない。
リザの腕に力が入っているところをみると限界らしい。
しかし令裡にはディープキスの前からリザは限界に近かった気がした。
(何で…ここま……で……我慢…を……?)
上下の粘膜の交わりによる刺激は決して軽いものではない。
経験の浅いリザならすぐに達してもおかしくないだろう。
令裡は少し口を離してみた。唾液が透明な糸をひいた。
それを追う様にリザは舌を伸ばした。
この動作で令裡は確証を得た。
――リザも終わりを拒んでいる――
前と違って快感を惜しんでではない。
天敵――令裡との時間が惜しいのだ。
もう言葉は無くなり、ただ相手の身体を求めあうだけだった。
お互いに今の時間が値千金なのはすでに気付いている。
しかし何にでも終わりは来てしまう。
リザが細かく震えだした。
必死に耐えようとするが身体には逆らえない。悔しくて泣きそうになってしまう。
眼前で悶える人狼の少女。一夜限りの恋人。
令裡はリザを優しく抱きしめて腰の動きを早めた。
(一緒に……イキ…ま…しょう……)
心が通じたのか、リザも力強く動きだした。
クリトリスの擦りあいは二人を絶頂へと導いた。
その快感は凄まじいものだったが、リザは声一つあげなかった――理由は令裡が良く知っている。
やがて唇や股間は離れたが腕だけは離れることは無かった。
757 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:28:02 ID:6Uo3RHIC
「……なぁ」
「……なんですの?」
リザも令裡も何も言わなかったが、自然と寄り添って眠った。
さすがに照れくさくて背中合わせになったが。
「何でお前あんなに詳しいんだ?」
「私には可愛い子羊達がいますもの、ふふふ……」
「……」
リザが何も言わないことに少し不安になった。
また余計な事を言ってしまったのか。
振り向いて確かめてみたいがそれが怖い。
令裡は必死に方法を考えた。
すると突然手を握られた。リザは後ろを向いている。
令裡は安心を噛み締め、くいっと手を引いた。
リザはゆっくりと振り返り令裡と見つめ合った。もう互いの顔はよく見えない。
二人は静かに眠った。唇は重なったままだった。
「相変わらず下品な馬鹿犬ですわね」
「何だと!? このクソ吸血鬼!!」
リザも令裡もあの夜のことが嘘のようにいつも通りの生活を送っている。
事あるごとに罵り合って、ケンカをする。前となんら変わらない。
「付き合っていられませんわ」
「待て! 逃げんのか!?」
飛び去ろうとする令裡の脚を掴んだが、バランスを崩し派手に転んだ。
令裡の上にリザが被さる。
「痛…… お風呂場といい、よっぽど転ぶのが好きなのね」
言った後で令裡の顔が赤くなった。つられてリザも赤くなる。
数秒を経て目を閉じ、さり気無く顎をあげる令裡。
リザも目を閉じて顔を近づける。
――吐息が肌に触れる。
758 :
狼蝙の仲 終:2007/09/21(金) 00:29:18 ID:6Uo3RHIC
「ふが」
咄嗟に声のほうを同時に見た。フランドルが不思議そうにこっちを見ている。
(い、いつからそこに??)
珍しくリザと令裡の考えがシンクロした。
「フランドル、どうかしたのか?」
姫の声が近づいて来る。
「おーい。姫ー、リザー、令裡さーん、フランドルー みんなどこー?」
逆の方からはヒロが迫る。
((は、早く離れなきゃ!!))
間一髪、というところで二人は距離をおくことに成功した。
「……何をしていたのだ?」
姫が訝しげに尋ねる。
「な、何でもねーよ!!」
「な、何でもありませんわ!!」
砂まみれになっていて何も無いわけがない。
「フランドル、お前は何か見――」
「あ、あら ヒロ。ご機嫌いかが?」
「フ、フランドル! そういえば紗和々はどこだ!? は、腹減っちまった!」
話を断ち切ることに精一杯で不自然さは微塵も隠せていない。
「……おかしな奴らだ」
姫は呆れて引き返していった。ヒロとフランドルがそれに従う。
「……あぶないところでしたわ」
「あぁ、まったくだ」
大きく息を吐き、ふと視線を交わす。
しばらく見つめあい、互いに微笑むと別々の方に歩いていった。
言葉に出さなくとも気持ちは通じた。
憎むべき恋人。愛すべき天敵。
それが【狼蝙の仲】
このことを知る者は他にはない――のだろうか。
「あらあら、リザちゃんと令裡ちゃんったらあんなに仲良しなのね」
紗和々が木陰からひょっこり顔をだした。
秘密がばれるのは意外と早いかも知れない。
狼も蝙蝠も共に闇に生きる。
昼間はひっそりと姿をくらます。
正体を現すのは夜。
今夜はきっと忙しくなるだろう。
終
759 :
633:2007/09/21(金) 00:34:37 ID:6Uo3RHIC
以上で全部終わりです。読んでくれた方に感謝いたします。
あと、一人でレス消費して申し訳ありません(´・ω・`)
それでは失礼しました。
GJとしか言いようがない
ニヤニヤが止まらない!! GJ!!!
762 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 17:52:51 ID:QZm9O1zE
>>744 そのお仕置きというのはもちろんみんなの前で全裸でオナニーだよな?
GJ!!!
今度は令裡×ヒロで!!
誰かフランシスカとシャーウッド書いてくれ
765 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:44:20 ID:rrOOka13
A フランドル シャーウッド
B
C 姫
D リザ 令裡
E フランシスカ
F たゆん
ってとこかな…
な、なんと・・・怪物王女でエロパロだとおおおおぉぉぉ!?
SSS 令裡さま
SS
S 姫、フランドル
A ミカサ
B リザ
C フランシスカ
D さわわ、シャーウッド
F ヒロ
ってとこかな・・・
二度目ネタですorz
「はぁぅ…」
なんとだらしない声だと自覚はしている。だが要領を得てしまった以上、理性は脆かった。
敢えて望んだ、二度目の夜。
恥じらいはお互いにまだある。しかしそれが一度目を超える事が無いからには、良い言い方をすれば大胆になってしまう。
今回求めてしまったのは私の方だろう。
わざわざヒロを寝かせて、私から導いたのだから。
動きから何から何まで、全ての主導権が回ってしまった感だ。
少々辛いのは私から近づかなければ、ヒロに口づけが出来ない事。流石に私からそれを求めてははしたない感じはしたが、
それ以上に…
「眼を瞑れ…ヒロ」
髪があたらない様にかきあげつつ、自らの唇をヒロのそれで塞ぐ。
限界が近い時にキスで隠すのは癖になった様だ。
以前よりも純粋な快感を得て私は気を失う。またヒロの液体を受け止めてしまったのは…そろそろ反省すべきかも知れない。
「…姫」
「…ん?」
自分達の狂乱が済むと、外の虫の鳴き声や外気の肌寒さは際立って感じた。その寒さがどうも嫌で、私は天井を向いているヒロの胸に頭を寄せ、両手をその上に乗せる。
「こんな時に言うと誤解されるかも知れませんけど…」
「なんだ?」
「…幸せです」
「…私もだ」
独り言が続くような会話は心を鎮めた。余韻が落ち着いた充足感に変わり、今夜も良い夢の予感をさせる。
「こちらを見るなよ…お前の目を見るとまた何か起こしてしまう…」
「…気をつけます」
「…無理だとわかってか?…」
「えへへ…」
私自身で言って置きながら唇の冷めはどうしようもなかった。ひねくれた矛盾が、同時にヒロへの甘えとなった。
「夢の世界に落ちる主人に別れを告げてくれないか?」
「え?」
「平たく言えば…」
はっきり言うより早く、ヒロの顔が近づいた。
「ん…ちゅっ」
「こう…ですよね」
「あ…あ」
燃え上がりそうな想いをなんとか消して、私は目をとじる。
768 :
2/3:2007/09/22(土) 03:19:05 ID:5j4S+hS9
堕落と言うものは甘美な物だ。どこまでも甘く、引きずり込み、病的にし、更に深くへ誘おうとし、最後には抜け出せなくなる。
質の悪さはそれだけでは無い。堕落だと感じ始めた頃にはもう遅いのだ。それ無しでは生きていけない程に強い毒となって、人の中に染み込む。
もしこれが堕落なら。私は足掻く事無く深みへ堕ちていこう。もう抜け出す気にならないのだから。
与えて受け取る事がこれ程心地いいと、知ってしまったのだから。
「ん…」
闇に包まれた部屋は青白い部屋へ変わっていた。照度からするとまだ早朝なのだろう。
この時間に目覚めたのは習慣か、眠りが浅かったのか。
ヒロの寝息は規則正しく続いている。
「…ふふん」
珍しく悪戯心が芽生えてしまった。私はそれを実行に移す。
一秒…二秒…三秒…
一向に起きる気配は見られなかったが、私はそれで良かった。静かな寝顔を見ることも出来れば、唇が冷める事も無い。
最初に交わした高鳴りは今では安らぎに変わり、このまま二度目の眠りにつく事さえ出来そうな、妙な時間。
そして私が与えられるであろう、最高の寝覚めだった。
「うん…?」
「そろそろ起きねば皆が感づくぞ…?」
「ん…ひみぇっ!」
ゆっくり唇を離すと、瞬く間にヒロの顔色に紅が差す。
「ひ、姫?」
「私を夢の世界に送ったのがお前の唇なら、お前を引き上げるのも唇であるのが道理だろう?」
「ひ、姫が…おはようのキス…」
「どうせ頻繁にはしてやれないからな。嬉しいか?」
「は、はい!」
純粋な反応が嬉しくなり、頭を引き寄せ胸に抱き込む。
衣服を身に着けていないために、胸の膨らみの素肌に、ヒロの頬の柔らかさがあたる。
「皆が見ていなければもっと…こういう事もしてやれるのだがな…」
「充分…です」
769 :
3/3:2007/09/22(土) 03:21:45 ID:5j4S+hS9
「…もう少しで戻らねばならないか」
感覚として少々早く目覚めてしまったが、間もなく動くのが安全圏だ。
本当に動かなければならない…朝食付近までは悪くてもこうしていたかったが、振り払うように別れの雰囲気をほのめかす。
「姫?次も来て?」
「ああ…だが忙しくなる以上、すぐにとはいくまい」
「はい…」
回した腕に力を込める。もうすぐいなくなる温もりだ。切なさを少しでもかき消す提案を考える。
「もう一回…」
「うん?」
「朝からなんて…駄目ですよね?」
上目遣いの、シーツの中から見上げてくる瞳に胸が痛んだ。私はその手をとり、自らの胸へ導いた。
「あ…」
「次までの繋ぎだ…目を瞑ってやる…」
新たな失策。精細さを欠いたとしか言いようが無い。朝食へ向かう廊下の途中だった。
「姫?」
「リザか…」
「どした?なんか歩き方がおかしいような…」
「ふ…ふん。狼とは大したモノだ…あのような体勢が正常とは…」
「はあ?」
「肩を貸してくれ。それと令裡はまだだろうな?」
「あー…吸血鬼なら」
「?」
「あたしの後ろに」
「!」
満面の笑みを浮かべたまま、ついてきていた。どう考えても邪悪な笑みだ。
「姫様、おはようございます」
「あ…あ」
背筋が凍った。
「ほーんと、獣は凄いですわね。脚力は勿論ですけど…」
目配せがとんでくる。
「こ・し・の強さ!私には真似が出来ません!」
「…珍しいな。テメェが狼誉めるなんて。ん?姫?」
「何でもない…行くぞリザ」
頭を抱えながら、這うように朝食へ向かう。
「ちょっとヒロ!」
「な、何…姉さん?」
「そんなへっぴり腰じゃ配膳に時間が…姫様来ちゃったじゃない!」
「さ、紗和々…」
「姫様?あら、姫様もお腰を痛めて…」
「良い…ヒロにもゆっくり手伝わせろ…」
あらゆる事がはかどらない1日だった。
終
( ゚д゚ ) デ、デレデレだ……
(*゚д゚*)
読んでる間、パラレルワールドに入った気分だった
ツンフフンじゃないの?
しまった俺とした事が
セブラン×ミカサではなく
エミール×ミカサで思いついてしまった
>>767 GJ!!!
甘々ゴチ
未練がましく要求するヒロも、エラク回りくどい要求する姫も可愛いすぎ
朝から獣の体位…
ハアハア
こうなった後の姫の嫉妬は怖いだろうな…
777 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 13:58:29 ID:n5UDP6TL
778 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20:00:51 ID:12pVK4F3
姫の嫉妬が見たいっス
森羅様的な?
ここは言葉様的なイミで
フランドル・・・
>>763 遅くなってごめんなさい。
なんか
>>87さんの作品と被ってる気がして投下するか迷ってた。
「ねぇ、ヒロは姫様のこと好きなのかしら?」
令裡の言葉は唐突だった。
「え、ち、違うよ! そんなことないよ!!」
慌てて否定するヒロ。そこから全ては始まった。
「じゃあ、こんなことしても平気よね?」
令裡はヒロの背中から手を伸ばし、ズボンのファスナーをなぞった。
「な、何してるの!? 令裡さん!!」
「いつも助けあってるじゃない。それと一緒よ」
人差し指を使い、ゆっくりゆっくりと撫で上げる。
ヒロは意識しないようにする。しかしそれが逆効果だ。
「それとは全然違うよ……!」
「じゃあ……どんな風に違うのかしら? 詳しく教えて頂戴…」
「そ、それは……」
そんなことヒロに言えるはずない。俯くヒロを見て令裡が舌なめずりをする。
「……あら? もしかしてヒロのここ、大きくなって……」
「――っ!違うよ!」
布を通しても刺激は届いていた。ズボンの前は膨らみ始めている。
「だったら病気かも知れないわねぇ…… 『助けあい』しなくてはね……」
音を立て、窓が開かれる。快感を遮る物が一つ消えた。
「令……裡さ…」
「じっとしてなさい」
トランクスの上から形を確認するように指で包み込む。
脈動が令裡にしっかり伝わる。
「こんなに腫れて……熱もあるみたい。何か溜まっているのかしら…?」
抵抗はしたい。だが相手は先輩で女性だ。それに頭の端に別の考えが居ついている。
そんな脳の葛藤をよそに体は正直に反応する。
「血かしら……? それとも膿……? 何かしらねぇ、出してみましょうか」
正体を知っているくせに敢えてとぼける。
わかりやすく、いやらしい言葉。誰もが聞いたことのあるような台詞。
ヒロにも理解できるようにわざと使っている。
「やめ…て……よ… こんな……の…」
すでに勃起していることは明らかだ。薄い下着が辛うじて実体は隠す。
令裡は爪で軽く引っかいた。刺激が鋭さを増す。
「まぁ……ヒロのためにやっていますのに……」
いかにも心外という口ぶりで言い、トランクスの中にすっと手を忍ばせる。
何か固いモノに手が触れた。令裡の指はその筒状の物体を柔らかく包み込む。
「ちょっ――令裡さ――」
「このまま出したら……下着汚れちゃうわね……」
指が上下に動き出した。同時にヒロも身もだえし始める。
「そうしたら……洗濯の時にバレちゃって……」
熱い快感がこみ上げてくる。透明な液が先端を湿らせだした。令裡がそれを亀頭に広げる。
「きっと全員の耳にも入って……」
ヒロが違った反応を示した。怯える目で令裡を見る。
(この顔――あぁ、いいわ……たまりませんわ…!)
「それが嫌なら……」
令裡が全て言う前にヒロは服を脱ぎだした。震える肌が令裡を悦ばせる。
「こっちを向きなさい……」
ヒロはためらいがちに振り向く。手は股間を隠そうと前に組まれている。
「もう隠すことないでしょう」
優しく諭し、ヒロの最後の守りを外す。
時間は経ったが、そこにはまだ大きさは残っている。むしろ少しずつ大きくなってきている。
「可愛いわね、ヒロは……」
こんな状況でも反応は抑えられない。ヒロの――男の――正直さを知り、裏筋を愛撫する令裡。
ヒロは色々な羞恥心に赤くなり、黙っている。
令裡の腕がヒロを再び責める。
「恥ずかしがらなくてもいいのよ……もっとあなたを見せて……」
まったく上げようとしないヒロの顔に手を当て、自分の方を向かせる。
だがヒロを気遣う一方で、もう片方の手は休まず肉棒を扱いている。
ヒロ自身もどうすべきか迷っている。
――理性で止まるか、目の前の美しき者に委ねるか。
ただし、登りつめる快感は待ってはくれない。
「んっ! ふぅっ……」
ずっと立ち尽くしだったヒロに変化が出た。聞こえるほどに呼吸が大きくなり、足がふらつきを見せた。
「我慢はしなくて結構よ」
そうは言われても簡単には受け入れられない。ヒロは必死に耐えた。
けれども令裡も単調に扱くだけではない。
亀頭を指で揉む、雁首を爪で弾く、扱く指の本数を変えてみる……
ヒロが認識できただけでも射精まで十分に届いてしまう。
刺激を防ぐ服も、令裡を諌める者もない。完全に令裡の支配する空間。
「もう……出――」
どんなに長い道のりでも射精の瞬間は一瞬だ。ただしその分、快感は凝縮されている。
ヒロは勢い良く精子を放出した。しかしその白濁液が行き着いたのは床ではなかった。
その時、令裡はヒロの男根を良く見ようと膝をついていた。
放たれた精液の行き先は顔だった。令裡の普段から白い顔が更に白くなった。
(……思ったより出ましたわね)
驚愕と感心を抱き、崩れ落ちているヒロの顔を見下ろした。
全身に疲れが見えるが、一部分だけは別だ。
胸が弾む。
(これだけ出してまだ元気だなんて……)
――まだまだ楽しめそう。
令裡は顔についた白色を指で絡めとり、ペロッと味わった。
終
>>764 書いてみました。
エロ成分少なくて申し訳ないが。
「なぜヒロはお姉さまばかり……」
シャーウッドは毛布を抱きしめながら呟く。
自分だって血を与えた。ならば自分の戦士でもあるはずだ。
それなのに――
(私と姉さまの何が違うと言うのだ……)
王族なのは同じ。
血だって与えた。
それにあのチビメイドよりフランシスカの方が優秀だ。
――なのに何で。
(もしかして見た目……?)
――確かに姉さまはスタイルもいいし、凛としている――
(でも、私だって成長すればきっと……)
未だ発達がみられない身体を励ますように撫でる。
「ヒロ……」
自分を命がけで救った勇敢な――それでいて優しい戦士。
想えば想うほどそばにいないのが悔しい。
あの顔を浮かべると胸の奥が熱くなっていく。
その熱は次第に体中に広まる。
(それに私だって完全に子供ってわけじゃ……)
恐る恐る小さな手を秘部に伸ばすシャーウッド。ためらいがちに下着をさする。
(こんなことだって……もう知って……)
ぎこちない手つき。
それでも徐々に汗ばんでくる身体。
(ダメ……王族が……独りでなんて……)
高まってきた欲望を堪え部屋をでる。
「フランシスカ……フランシスカ!」
あいつならヒロの代わりに私を慰めてくれる。
今ここにはいないヒロになってくれる。
「……ふが」
落ち着いた声がきこえた。
フランシスカは顔を赤らめている主人を抱き上げ、部屋に運んだ。
すでに慣れているらしい。
(これはヒロ……これはヒロ…)
そうだ。ヒロが私を抱きしめているのだ。
フランシスカが主の頬に口を寄せる。始まりの合図。唇でないのは主の将来への思いやり。
「ヒロ……もっと私を…」
シャーウッドの下着越しにフランシスカの指が動く。
まだ胸は性戯を楽しむには早熟すぎる。だからもっと直接的な刺激が必要だ。
(ヒロが…私と…一緒に……)
想い人から受ける愛撫はシャーウッドの股間を溢れさせる。
「脱がせ…て……ヒロ」
連呼される名前は自分ではない――だがフランシスカは何も言わない。
王族には自分の言葉は通じる。しかし今、目の前にいるのは王女ではなく一人の幼子だ。
この子は主人だが、妹のようでもある。喜んでもらえるならそれでいい。主の快感は自分の快感。
複雑なことはいらない。単純な動きだけでシャーウッドには十分な快感に変わる。
心も体も未熟なシャーウッドには絶頂はすぐに訪れた。
フランシスカは力を入れすぎないように細心の注意を払いつつ奉仕する。
シャーウッドの淫裂には動きを妨げる毛は見当たらない。それが余計に警告を発する。
(『大好きだよ、シャーウッド姫』『僕は君の血の戦士だよ』『シャーウッド姫に一生仕えたいな』)
「ヒロ……好………!!」
シャーウッドはヒロに抱かれながら果てた。ヒロはとても積極的で誰よりもシャーウッドを愛していた。
まさに理想どうりの従者がそこにはいた。
「……ロぉ……ヒロぉ…」
シャーウッドが何度も繰り返す。いつしかすすり泣きに変わっていった。
フランシスカは無言で涙を拭い、幼い主人を胸に抱いた。
シャーウッドは泣き疲れか別の疲れか、すぐに寝息を立てた。
フランシスカはそれを確認し、まだ少し濡れている自分の指をこっそり口に運んだ。
燃料よりも何よりも、この液体が自分の動力となる。
自分はただの側近。それに主は幼い。自分が主を護る。
だから主に自分のことは話さない。
――主人が大人になるまで。
一番近い気持ちに気付くには、今のシャーウッドは少々子供だった。
終
以上2つです。
それでは失礼しました。
>>788 両方とも良いねGJ!
どっちも続きそうな感じだから
続きにwktk
姫の好物が日本食という謎の電波を受信したのだが
どうすればいい?
791 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:46:27 ID:RNjinRco
そこからなんとかヒロレイプにもっていくんだ
ヒロの男体盛?
793 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:56:37 ID:ZUbZqS5v
あれか?
深夜に姫がうどん作っていて食堂に持って行くところでヒロに
ぶつかってヒロにうどんをぶっ掛けると
そこでカゼを引くとかいう理由で(ry
うどんである必要がない件について('A`)
日本食が好きな理由?
王族は暇らしい
ぶっかけるのを納豆かとろろにしてネバネバプレイとか
とろろはともかく納豆はクサそうだが
795 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:23:14 ID:ZUbZqS5v
山かけを作って部屋で食べようとしたら風呂上がりの半裸のヒロとごっつんこしてはずみで山かけがぶっかかったナニが腫れてしまったのを見かねて王女が色々と、というのでよろしく。
いかん、設定滅茶苦茶
797 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:47:10 ID:ZUbZqS5v
日食王女
納豆
「やはり葱と醤油は必須だな」
「姫・・・イメージとかけ離れてるよ・・・」
「一味も入れてみるか。」
味噌汁ぶっかけ
「手軽でうめぇなこれ!」
「リザそれ別名猫飯なんだけど」
「・・・・・」
電波受信してしまったOTL
エロパロ板なのにスマナイ
フォークで納豆をぐりぐりかき混ぜる姫(w
王族たる者、箸ぐらい完璧に使えるに決まってるだろ
納豆うめぇwwwwww
>>796 要望と違うかも知れんがやってみたよ。
「……こんなところか」
「あら、お嬢様。お食事なら私がお作りしますよ?」
「いや、丁度できたところだ」
「そうですか。それではお洗濯をしてきますね」
「うむ。私は部屋に戻るとしよう」
姫は椀を持ち上げ、調理場を後にした。
(ふふん。なかなかの出来具合だ)
湯気を立てている食器を覗き込み、満足そうに頷く。
――肝心の中身はうどん、それもとろろがかかった『山かけ』だ――
白いうどんに白いとろろ。
しかし器から顔を上げた姫の目の前も真っ白だった。
駆け足気味の姫は急には止まれない。
『バスタオルを被ったヒロ』
それに気付いた時には二人とも床に転んでいた。
「いたた…… あ!姫!? ――ご、ごめんなさい」
衝突相手が自分の主だと気付くとヒロは反射的に謝っていた。
「く……馬鹿者が! どこを見ている!!」
重要なのは「どちらがぶつかったか」ではなく「誰がぶつかったか」。
「主人に向か――……何をしている? 火傷か?」
幸い怪我は無かったが、ヒロの様子がおかしい。
落ち着かない様子で体をくねらせている。
「いや、体が……痒くて……」
裸の上半身にとろろが飛んでいる。おそらくそれが原因だ。
(ふむ……)
うどんの代償は本人に払ってもらおう。姫はそう決めた。
「話は後だ。風呂に行くぞ」
立ち上がってもいないヒロ。構わず風呂場に引きずっていく姫――その手にはどんぶり。
「さっさと服を脱げ」
シャワーを手に持ち、姫が待ち構える。
「い、いいよ。自分でやるから」
「ふふん。私は慈悲深いのだ」
逃げようとするヒロを押し倒し、ズボンを脱がせにかかる。
「――!? し、下は大丈夫だよ!!」
「それを確かめるためにしているのではないか」
剥ぎ取られるズボンと下着。ヒロは慌てて前を隠した。
「それ見たことか。そんなに腫れているではないか」
「腫れてないよ! な、何がしたいの、姫!?」
姫がヒロの方へにじり寄っていく。
「人聞きの悪い事を言うな。放っておくと痒くなるだろうから取り除いてやるのだ」
「だからこっちにはついてな――」
最後まで言う前にヒロの手をどけ、そこにどんぶりの中身をぶちまけた。
「ふふん」
ヒロの目が大きく見開かれる。
「とろろまみれではないか」
姫の目が怪しく輝いた。
ヒロは変な恐怖に駆られて逃げようとする。しかし姫はそれを許さず、すぐに捕らえた。
「ふふん。私が和食好きで幸運だったな」
姫は赤い舌を伸ばし、ヒロの全身についているとろろを舐めとり始めた。
皮膚を舐めるたびにきちんと反応するヒロが楽しくてしょうがない。
「自分で洗い流せるよ……」
ヒロが口答えする。だが言葉とは裏腹にヒロの抵抗が小さくなっていく。
「うるさいな――!! ヒロ、お前にも分けてやろう」
「え!?」
姫はとろろを口に含み、あんぐりと開いているヒロの口に送り込んだ。
「それでも食べて黙っていろ」
(今の……キス……!?)
困惑するヒロに構わず、姫の目線はヒロの股間に向けられている。
「ここは多いな……仕方ない」
そう言いつつ少しも嫌がる素振りを見せない。
口を大きく開けるとヒロのモノに絡みついているとろろに吸い付いた。
音を立てて陰茎ごと強く吸う。
「ふふん。どうした? どんどん腫れていくぞ?」
すでに白いものは無くなっている。しかし姫はチロチロと舐め続ける。
「姫……やめ……」
股間の充血を感じてヒロが訴える。
「よく聞こえんな。そうか、痒いのか」
姫はヒロの性器を握り締め、擦り出す。
その行動はハッキリと性を意識させ、ヒロの良識が蘇った。
「ダ、ダメだ――」
「黙れ」
一蹴された。
「さっさと服を脱げ」
シャワーを手に持ち、姫が待ち構える。
「い、いいよ。自分でやるから」
「ふふん。私は慈悲深いのだ」
逃げようとするヒロを押し倒し、ズボンを脱がせにかかる。
「――!? し、下は大丈夫だよ!!」
「それを確かめるためにしているのではないか」
剥ぎ取られるズボンと下着。ヒロは慌てて前を隠した。
「それ見たことか。そんなに腫れているではないか」
「腫れてないよ! な、何がしたいの、姫!?」
姫がヒロの方へにじり寄っていく。
「人聞きの悪い事を言うな。放っておくと痒くなるだろうから取り除いてやるのだ」
「だからこっちにはついてな――」
最後まで言う前にヒロの手をどけ、そこにどんぶりの中身をぶちまけた。
「ふふん」
ヒロの目が大きく見開かれる。
「とろろまみれではないか」
姫の目が怪しく輝いた。
ヒロは変な恐怖に駆られて逃げようとする。しかし姫はそれを許さず、すぐに捕らえた。
「ふふん。私が和食好きで幸運だったな」
姫は赤い舌を伸ばし、ヒロの全身についているとろろを舐めとり始めた。
皮膚を舐めるたびにきちんと反応するヒロが楽しくてしょうがない。
「自分で洗い流せるよ……」
ヒロが口答えする。だが言葉とは裏腹にヒロの抵抗が小さくなっていく。
「うるさいな――!! ヒロ、お前にも分けてやろう」
「え!?」
姫はとろろを口に含み、あんぐりと開いているヒロの口に送り込んだ。
「それでも食べて黙っていろ」
(今の……キス……!?)
困惑するヒロに構わず、姫の目線はヒロの股間に向けられている。
「ここは多いな……仕方ない」
そう言いつつ少しも嫌がる素振りを見せない。
口を大きく開けるとヒロのモノに絡みついているとろろに吸い付いた。
音を立てて陰茎ごと強く吸う。
「ふふん。どうした? どんどん腫れていくぞ?」
すでに白いものは無くなっている。しかし姫はチロチロと舐め続ける。
「姫……やめ……」
股間の充血を感じてヒロが訴える。
「よく聞こえんな。そうか、痒いのか」
姫はヒロの性器を握り締め、擦り出す。
その行動はハッキリと性を意識させ、ヒロの良識が蘇った。
「ダ、ダメだ――」
「黙れ」
一蹴された。
姫の命令に逆らう勇気をヒロは持ち合わせていない。
なすがままという状態になり、ひたすら快感に耐えている。
(せめて……射精だけは…我慢……)
こんな時でも姫に対し、失礼が無いようにヒロは気を遣う。
けれど姫はヒロに対し、なかなかイカないことに躍起になって扱き続けていた。
「痒いところをこすってもらえて気持ち良いであろう。遠慮はするな」
誘いに乗らず静かに耐えるヒロ。そんな努力は少しも知らない姫。
(思ったより粘るな……それならば…)
「特別サービスだ。こんなことは二度とあると思うな」
姫が髪をかき上げる。ヒロは思わず姫に見とれた。
だが次の瞬間には姫の顔はヒロの股間にあった。
ヒロの陰茎は姫に丸ごと咥えこまれた。
「な――姫!?」
姫が激しく頭を動かしだした。不思議な感触と温かさが伝わる。
(ふふん。光栄に思え)
やらしい音を鳴らし、口と舌でヒロを弄ぶ。
ヒロの理性も限界だった。
「あっ!!」
ヒロは一声叫ぶと快楽を享受した。
姫は満足そうに微笑み、口の中に含んだ精をのどを鳴らして呑み込んだ。
「……まあまあだな」
目的を果たした姫はヒロを残し一人で立ち去った。
「――痒っ…」
残されたヒロは股間でとろろの怖さを体感した。
――数日後
「今日のお食事は何にしようかしら……?」
「山芋を使ってみたらどうだ? ヒロが得意なようだぞ」
「――姫!!」
ヒロが勢い良く姫の方を向いた。
「あらそうなの、ヒロ? じゃあ準備をよろしくね」
紗和々は一旦調理場を離れた。
「……ではきっかり人数分用意しなくてはな」
目を下に向けながら姫が近づく。
「む、無理だよ……」
ヒロは後ずさりをした。が、すぐに壁にぶつかった。
「ふふん。安心しろ……私が手伝ってやろう!」
「ちょっ……ちょっと待ってーーーーーー!!!」
終
書き込みミスして申し訳ございません。
以降、もっと気をつけます。
では失礼しました。
GJ!
朝からハァハァさせて頂きますた(*´Д`)
ワロタww
観察王女まだー?
今、姫に蠅商人から非礼の詫びに拷問器具と称してバイブやローターなどが送られてきて、令裡がそれを使ってヒロをいじめるというシチュの電波が来た。
エミール×ミカサネタを考え終えたら
エミール×姫ネタまでも考え付いてしまった俺ですが 何か?
GJ!
今度は令裡×ヒロが読みたいです!
無理っスか?
>>789 片方上がったので先に投下です。
>>810 一応、令裡×ヒロだけど絡みが薄い。
たぶん次は絡ませられるかと。ごめんね。
GJありがとうございます。
「ヒロ、起きなさい……」
令裡の声にヒロが瞼を開いた。まだ少しボンヤリしている。
「ど…して……こんな……とを…?」
ヒロが悲しみを表す。しかし今の令裡には通用しない。
「まぁ……何を言っているの? 私の顔をこんなにしておいて」
精液まみれの顔を見せつけ、ヒロの罪悪感を呼び出す。
「こんな顔では姫様にご挨拶もできませんわ……」
またヒロが反応を示した。顔が曇っていく。
「……僕に……何を…?」
少年は震える声で訊ねた。
(あぁ…その声……その目……その表情!!)
湧き上がるサディスティックな感情。この可愛い男の子をもっともっと辱めたい。
「ねぇヒロ……独りでしてみて下さらない…?」
「そ、そんなの……」
ヒロの顔が絶望に歪む。
「しているんでしょう? 周りは女性だらけですもの、オナペットには不足しないわよね……」
「してな…」
「胸の大きな実姉、アクティブなメス犬、ロリータなメイド、それに私……」
「――ちがう、ちがう!」
否定しつつも陰茎はムクムクと動き出す。令裡の言葉が映像に変わる。
「それともあなたのご主人様――」
姫の名が出た途端、ヒロは声を失った。
「正直ね……うふふ…」
しばらくうなだれたまま時は流れた。
ヒロは自分のペニスにそろそろと手を伸ばした。
――自分の一番情けない姿が見られている――
その緊張からかあまり上手くいかない。早く終わらせたいのにどんどん萎えていく。
(早く、早く……)
擦っても擦っても固さが足りない。
(退屈ね……手伝ってあげようかしら…)
ただの射精に興味はない。ヒロの自慰が見たいのだ。
令裡はヒロの耳元で囁いた。
「二つの乳房が……あなたのペニスを挟み込んでいる……大きくて……柔らかくて……肉親なのに…」
妄想を促すようにゆっくりと口に出す。続けているとヒロがボソボソと呟きだした。
「――姉さ……ダメだよ……家族なの…に…」
ヒロの陰茎が力強くなってきた。
(成功ね……じゃあ次は…)
「リザが…目の前で……誘っている……腰を突き出して…ケダモノの様に…いやらしく……いやらしく……」
紗和々からリザへと性の対象が変わった。
「――そんな……格好…で……リザの…全部…見えちゃ……」
令裡はヒロの脳内を見てみたくなった。
リザがどのように責められているのか、どれほど淫乱になっているのかが知りたくなった。
ヒロは令裡を忘れているかのように行為に集中している。息が荒く聞こえる。
(もしかして……これでも……?)
「ペニスを見つめる純粋な目……興味深そうに触れる小さな手……凹凸のない体を摺り寄せて来る…」
冗談まじりで名をあげたが、今のヒロには幼女でも獲物なのか。令裡は調べた。
「――フランドル……君ま…で…?」
さすがに勢いは衰えたが、ヒロの手は快感を手繰り寄せ続けていた。
(まだ理性は残っているようですわね……)
令裡は安心したような、がっかりしたような思いになった。
オナニーにふけるヒロの頭から令裡――正しくは実在の令裡――は消えていた
すでにヒロは人間でなく、一匹の動物と化している。
(最後はやっぱり……)
令裡はヒロにとって何より響く名を呼んだ。
「姫様の唇が重なる……何度も愛していると言われ……姫様と抱きあったまま一つに…」
これまでの女性とは比べ物にならない早さで反応した。
「――姫! 姫……僕も…僕もっ!!」
ヒロの腕が激しさを増す。この時に絶頂を迎えたいようだ。
「ベッドが軋む度に……姫様が小さく喘ぐ……ヒロ…もっと…ヒロ…愛してる…」
「ひ…姫……中に……出す…よ……」
令裡がそばにいることも分からず、大声で欲望を語っている。
まさに劣情に呑み込まれかけたその間際。
令裡がヒロの陰茎を力いっぱい握り締めた。手助けでなく、射精を封じるための仕業。
「勝手にイッてはダメよ、ヒロ」
「……でも…さっき…」
「頑張ったから許してあげようと思ったのよ」
ヒロは令裡に踊らされていることに気付いていない。
「それに――ここに姫様はいないのよ」
辛辣な言葉はヒロの恍惚感を恐怖に組み替えた。
令裡が握った手を緩め、静かにヒロの陰茎を扱く。
「あなたを救えるのは誰か……わかるわよね……」
終
以上です。
では失礼しました。
>>87さん、お仕事大丈夫でしょうか…
>>813 これはイイ(・∀・)b
続きにwktk
良い!!!
816 :
>>87:2007/09/25(火) 09:19:53 ID:g30udthW
>>813 めちゃめちゃ忙しい上に体調を崩して
これから病院です。
すみません、早く仕上げないと駄目なのは
分かっているのですが・・・
休みも取れない状況なので、もう暫く時間をください
現在完成度70%ほどですorz
うそーん
>>816 そうだったのですか……
色々と大変でしょうが、焦らずに回復なさって下さい(;´・ω・)ノシ
819 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:04:23 ID:zpri9aHp
つなぎに誰かヒロ視姦モノ書いてくれないか
全員に
>>820 視姦で散々弄られたショックでヒロがEDになると申したか
何とか人目の付かないところで昼食を食べ終えたヒロは、5時間目の授業を受けるべく校庭にいた。
いたのだが…
「ヒロ、頑張るのだぞ」
「ふが」
何故かそこにはシャーウッドもいたり。
「何でこんな事に…」
ヒロは空を仰いだ。
「せんせー、ヒロが空を仰いで泣いています」
「先生はそんな事に興味ない」
いや、興味を持ってください先生。
「そんな事より、授業を始めるぞ並べ」
「「はーい」」
掛け声一つで生徒達は並んだ。ヒロも並んだ。
「今日の授業はソフトボールだ。各自適当に練習をしたら試合を始めろ。それと日和見、ちょっと話がある」
「なんですかぁ?」
ヒロ以外の生徒たちは校庭へと散っていった。勿論、シャーウッドを見ながらだが。
「日和見、彼女達とはどういう関係何だ。先生に詳しく話しなさい。あんな可愛い娘と何処で知り合ったんだ」
何故か体育教師・木村康一郎(34)彼女いない暦=年齢は肩を掴みながら、ヒロに詰め寄った。
「何処でって言われても…」
正直に話したほうがいいのだろうか、それとも嘘を言った方がいいのか。ヒロは迷った。
「お前彼女とはどういう関係何だ!?」
鼻息が荒かった。
「私とヒロは恋人関係だ」
「ふが」
「「えええええええええええええええええ!」」
いつの間にやらヒロの側にやってきて、その腕に抱きついていたシャーウッドの口から飛び出したのは、何とも信じがたい嘘であった。
「「「何いいいいいいいいいいいいいいい!!」」」
そりゃもう皆驚いた。こっそり会話を盗み聞きしてた生徒達も驚いた。
いや、一番驚いたのはヒロだろう。
「し、シャーウッド姫、何言って」
「ヒロ、お前は私が嫌いか?」
「いや、別に嫌いって訳じゃ」
「なら良いではないか」
そういう問題なのだろうかと、ヒロは思ったが、フランシスカが何故か仁王立ちしているので、そんな事言ったら何をされるか分かったもんじゃない。
「くっそ〜! 俺は教え子に負けたのかああああああああ!」
康一郎は涙を流しながら何処かへと走り去ってしまった。
「ヒロ、てめえ…」
「令裡さんに飽き足らず、そんな幼女にまで…」
「不潔だ!」
「このロリコン!」
「この女ったらし!」
「俺にも一人ぐらいよこせ!」
「お前、抜け駆けすんな!」
「何をー!」
何だか雲行きが怪しくなってきた。ここはひとまず逃げる事にしよう。
そう思い、ヒロは逃げ出した。
一方、その頃の姫はというと、
「…なんだ、今日は何だかやけに何かを壊したくなる…」
「おい、一体どうしたんだ姫」
「分からん、だが、どうも何かを壊したくて仕方がない」
何故か分からないが、姫は持っていた紅茶カップを握る力が強くなっていた。
「何か変だぞ、姫」
――ビキッ
何かにひびが入るような乾いた音が聞こえた。
「何だ、今の音…」
音のしたほうを見たリザは、ある事に気が付いた。それは…
「む、カップにひびが…」
そう、姫の持っているカップに何故かひびが入っていた。
「……」
「紅茶はもういい。フランドル、バットを持て」
「ふが」
「おい、バットなんてどうする気だよ」
「ふふん、ちょっと振り回すだけだ。いわゆるストレス発散というやつだな…」
あくまで冷静に姫は言ったが、どう見ても冷静ではないように見える。
何故なら、今にも誰かを殺しかねないようなオーラを出しているからだ。
「なあ、姫。一体何があったんだ?」
「別に何もないぞ」
「だって、何か変だぞお前」
「ふが」
「ごくろう。では、行くぞ」
「行くってどこへ?」
「ふふん、決まっているだろう。……バッティングセンターとか言うところだ」
逆らわないほうが身のためかもしれない。リザの野生の勘がそう告げていた。
その頃、何とか逃げ切ったヒロは疲労困憊のまま下校時刻を迎えた。
「ふう、疲れた」
「ふが」
「うわあ!」
「何を驚いているのだヒロ?」
「いやだって、もうてっきり帰ったものだとばかり」
「何を言っているのだヒロ! 今日は私と一緒に帰るのだ。私の屋敷に」
「ええ!?」
「ふが」
驚いているヒロをフランシスカが捕まえようとしたときである。
「ヒロ!」
別の誰かがヒロを呼んだ。
「リザ」
「む、何だ。リザではないか。こんなところで何をしているのだ」
「ヒロを迎えに来たんだよ」
「僕を?」
「そうだ。早く乗れよ帰るぜ」
「え、う、うん」
「ちょっと待てヒロ。お前は私と私の屋敷に帰るのだぞ」
「ヒロ、早くしろ」
「ヒロ」
「ええっと…」
校門前でこんな状況が繰り返されていれば、自然と人目を惹くわけで。
「何だ? もう一人女が…」
「ヒロの野郎、今度は肉体はタイプの女にまで…」
「しかもあのバイクに乗ってるほうめっちゃ俺好みの娘なのに…」
とりあえず、ヒロに対する殺意がまた一つ増えたのは間違いない。
そんな事が起きてるとは露知らず、当の本人は未だ迷っていたり。
「だあー、もうじれったい。さっさと乗れっての!」
「うわあ!」
業を煮やしたりザは強引にヒロを自分の後ろに座らせるとヘルメットをかぶせた。
「ちょっと、リザ!」
「しっかりつかまってろよ!」
そういうとリザは、思いっきりアクセルを踏んで走り出した。
「しまった! 追うのだフランシスカ!」
「ふが」
フランシスカはシャーウッドを抱きかかえると、後を追って走り出した。
屋敷に帰り着いたヒロは、何だか姫の雰囲気がいつもと違う事に気が付いた。
「た、ただいま。姫」
「む、ヒロか。早かったな」
「リザが迎えに来てくれたから」
「そうか…」
「じゃあ、僕はいったん部屋に」
ヒロが部屋に戻ろうとしたそのときだった。
「待て、ヒロ」
「な、何?」
姫に呼び止められ、ヒロはないか悪い事でもしたんじゃないだろうかという気持ちで振り向いた。
「ヒロ、ちょっとこっちへ来るがいい」
姫は手招きしていた。
(なんだろう…?)
疑問に思いながらも、ヒロは姫に近づいた。そして、
「!?」
いきなり抱きしめられた。それもアスナロ抱きで。
と、言うよりは、ヒロの背が低いので、後ろから姫が抱きしめたらそういう風に見えるだけなのだが。
「ヒロ!」
それと同時に、シャーウッドが部屋に入ってきた。
「ヒロ、全く私をおいていくとはひどいではない…か……」
部屋に入った瞬間、シャーウッドは固まった。
「お、お姉さま、それは一体…」
「シャーウッドか。見てのとおりだ」
「見てのとおりといわれましても、なんでお姉さまがヒロを抱きしめているのか、その理由が分かりませんわ」
明らかにシャーウッドは動揺していた。だが、姫は。
「理由? ふん、いつもやっている事に理由がいるのか?」
「な!?」
「えええええ!」
「どうしちまったんだ姫」
三者三様の驚きを見せた。
いつもの姫ならこんな事はしないし、まして、こんな事冗談でも言ったりしなかったからだ。
「ヒロ! これはどういうことだ!」
「ぼ、僕に聞かれても…!」
ヒロにも何で姫がこんな事をしているのか訳が分からない。
だが、ただ一つ言えるのは、姫がシャーウッドに対して何かしらの行動をとったという事だけである。
(ひょっとして、これはあれか? あれなのか?)
なんとなくだが、リザは気付いたらしい。
「シャーウッド、何をそんなにうろたえている。お前らしくもないぞ」
「そんな状況を見せられたら、だれだってうろたえます」
「ふふん、だからお前はまだまだ未熟なのだシャーウッド。ヒロは私なしでは生きては行けぬ体だ。もはや身も心もすべて私無しでは駄目な存在なのだ」
そこまで重症ではありませんと言いたいが否定できないヒロだった。
「そんなはずありませんわ。ねえ、ヒロ」
「えっと…」
「ふふん、これだけではないぞシャーウッド、ヒロは私の抱き枕だ」
「ええ!」
「ヒロの抱き心地は中々快適だぞ」
姫は勝ち誇った表情でシャーウッドを見た。
「そ、そそ、そそそそ…」
シャーウッドは言葉が出なかった。
勿論ヒロも例外ではない。
(こりゃあ、やっぱりあれだな。間違いない)
リザだけは、気付いていた、姫とシャーウッドの間に火花が散るのを―――
良かったです。
続きがすごい楽しみになります
続きまだですか?
続き!続き!
良い作品だ( *・∀・)
おま・・・こんな甘い話・・・
ええい、虫歯が悪化してもかまわん、次を、次をお待ちしとります!
最近の賑わいっぷりは良いなぁ
そろそろ投下は控えるべきなのかな?
>>833 まだ行ける。
480KBくらいになったら次スレの季節
姫×ヒロ…
読みたいw 独り言です
場つなぎに前に書いたフランシスカとシャーウッドの続きを。
「それではお借りいたします、お姉さま」
シャーウッドへのチャンスは思わぬ形で舞い込んだ。姫がシャーウッドにヒロを貸し出した。
事の始まりは昨日。フランシスカがメンテナンスの為に王国に一度帰ることになった。
深刻な訳ではなく点検と言ったほうが合っているかもしれないが、それでも丸一日はかかるとの話。
だがその間、従者が欠けるのも事実。
そこで『同盟関係』を持ち出し、家来を一人借りたいと交渉した。白羽の矢が立ったのはヒロ。
姫は「戦力に大した損失は無し」とこれを承諾。
ヒロ自身は拒否していたが、「一日だけだから」と紗和々に説得され了承した。
こうしてシャーウッドは御付を一人――要求どおりヒロ――借り入れるのに成功した。
「……ねぇ、シャーウッド姫。僕、家事とかは出来ないよ?」
「ふふん。そんな事わかっておる、今日は私の護衛をしていれば良いのだ」
屋敷に戻るや否や、小さな王女は外出の支度を始めた。
「護衛って……どこか行くの?」
「そうだな……! まずは動物園からだ!!」
ヒロの手を引き、シャーウッドが駆け出す。
――主は何をしているのだろうか。
――泣き虫で幼い我が主人。心細くて震えてはいないだろうか。他の王族から狙われてはいないだろうか。
――淋しくなると自分の胸に甘える我が主。
――姉にも想い人にも見せない素顔も自分には隠さない主人。自分の最も近くにいる主人。
――この思考は回路の故障なのか 自分に課せられた使命の一種なのか――
「今日は楽しかったぞ、ヒロ!! 褒美に血を与えて……」
「い、いいよ……まだ大丈夫だよ…」
デートと呼ぶより子守りの呼称が似合う一日が終わった。
夕日を背にゆるゆると帰路に着く。
ご機嫌なシャーウッドだがどこかおかしい。
ヒロはそれには気付かず、ふと呟いた。
「そう言えばフランシスカは大丈夫かなぁ……」
「え――ふふん。あいつなら心配はない、私の家来だぞ!」
自慢気に言い放つシャーウッド。けれどヒロを掴む腕は強さを増した。
ヒロが視線を落とすと幼い王女は地面とにらめっこしていた。
(やっぱり淋しいんだなぁ……)
「――ねぇ、シャーウッド姫。今日ぐらいはフランシスカの世話をしてあげたら…?
「グスッ……フランシスカの世話を……?」
涙は隠せても涙声は隠せなかった。震える声で聞き返す。
「うん。自分がしてもらって嬉しかったことをしてあげるとか……。あ、でも出来ることだけでもいいんじゃない?」
「フランシスカがしてくれていること……」
多すぎる。それに自分は何が出来るかわからない。堪らずに館に着く頃にはポロポロ泣き出してしまっていた。
(僕……余計な事言っちゃった……!?)
お節介をやいてしまったかも知れない。
ヒロは小さな子を泣かせた罪悪感に苛まれながらも、シャーウッドと共に扉を開いた。
「……ふが」
二人を最初に迎えたのはフランドルよりも大人びた「ふが」だった。
シャーウッドが黒髪のメイドに駆け寄る。抱きつき、大声で泣いた。
フランシスカは丸っきり子供の主を抱き上げ、ヒロの方に視線を向けた。
ヒロにはその視線が怒りを帯びているように見え、千切れるぐらい首を横に振った。
その後のシャーウッドの話から経緯の理解はしたらしい。ヒロに軽く頭を下げ、ふがと言った。
フランシスカが帰ってきた。
「ふふん。今日はご苦労であった。ではまたな、ヒロ」
ひとしきり泣いてスッキリしたのか、いつもの様にヒロに手を振り見送る。
(……泣いていた時の方が良かったかも)
フランシスカを見て安心したシャーウッドが今度は何とかヒロを館に留めようと無理を言い続ける。
日が沈むまで争い、最終的に「また来る」という約束とフランシスカの説得で今日のところは解放。
一日中シャーウッドに振り回されて満身創痍のヒロは皆の待つ屋敷へと帰っていった。
ヒロがいなくなるとすぐに空腹感に襲われた。
「フランシスカ、食事を……」
自分のメイドを呼ぼうとすると、急に帰り道のヒロの声が頭に響いた。
『今日ぐらいは――』
「……作るから休んでいろ」
フランシスカは自分の聞き間違いと判断し調理場に歩んだ。シャーウッドがそれを押し出す。
「自分の食事くらい自分で作れる!」
仕方なく閉め切られたドアの前で待機するフランシスカ。
数分後、料理とかけ離れた音をさせた王女をヒョイッとつまみ出す事になった。
シャーウッドのやる事なす事全てが空回りだった。
――主はどうしたのか。様子が変だ。いつもと違う。
――見ていて危なっかしいが、自分に何もさせようとしない。自分は従者として失格なのか。
――自分はもう必要ないのだろうか――
そんなフランシスカの懸念の顔が、失敗続きのシャーウッドには非難の顔に思えた。
(フランシスカが呆れている。私は王女なのに……主なのに……)
また視界が滲んできたが、ヒロのアドバイスが食い止めた。
『してもらって嬉しかった事とか――』
(――出来る事…!!)
それがシャーウッドに残された最後の決断。
充電――人造人間の睡眠――からフランシスカは突如目覚めた。
誰かが中断した以外にこんなことはない。侵入者か。
フランシスカの目が暗闇で動く物を捕らえた。小柄だ。
この影は――主だ。
幼い主人がこんな夜遅くに何の用だろうか。もしや遂に――
フランシスカは機能停止の宣言すら覚悟した。シャーウッドが名を呼ぶ。
「……ふが…」
静かに答えるフランシスカ。シャーウッドが頬にぎこちなく接吻をする。
「えっと……その…」
――主人が言葉に詰まっている。やはり今日で最後なのだろう。先ほどのは別れの印だろうか。
――終わりならば打ち明けても良かったかも知れない。今では手遅れだが。
短い間に色々と考えを巡らせた。小さな姫君が途切れ途切れ話す。
「いつも……ありが……ご苦労であった」
――『あった』か。そろそろ宣告の時だろう。
しかしここからがフランシスカの想定外であった。
「これから……も…頼む…これは……いつもの…お返…褒美だ…」
顔を伏せ、キュッとフランシスカにしがみついた。
フランシスカは即座には理解出来なかった。主が自分の下腹部を探っている。何ゆえに。
シャーウッドはフランシスカのスカートの上から小さな手を動かした。自分が出来る唯一の行為。『擦る』。
してもらうことはあっても、自分自身では擦るぐらいしか経験がない。シャーウッドの一番の愛情表現。
「……ふが?」
主人に行動の真意を問うメイド。主人はひたすら戸惑った挙句に涙をこぼした。
「すまぬ……これ…くらい……し…ヒック…出来る…事…ヒック…ない……だ」
家事は出来ない。メンテナンスは終えたばかり。自分は何もしてやれない。
だからせめて自分が嬉しかった事をしてやりたかった。しかしそれすら満足にわからない。
もはや自分は泣く事しか出来ない。
――主の行動の不可解さは理解できた。全ては自分のためにやってくれたことだったらしい。それと自分は側近でいられるようだ。
――だがメンテナンスの時にミスがあったらしい。主を泣き止ませるよりも見つめる事の方が自分の中で優先される。
――『主人を護る』という意志に前以上の変化がみられる。
――主に全て打ち明けたい――
フランシスカが体を起こした。
終
以上です。
令裡×ヒロと同時進行なので次で両方とも終わらせられると思います。
では失礼しました。
GJ
紗和々×ヒロ
「ねえ、ヒロ」
「何、姉さん?」
少年は歴史のノートから目を離し、対面に座る姉とむきあった。
気がつくと、テーブルのうえの夕飯の後片付けは終わっていた。
彼が定期テストの勉強をしている間に、紗和々がいつもの通りにテキパキと仕事をした結果だろう。
「私、ちょっと困っていることがあってね、ヒロにお手伝いして欲しいの」
「困っていること?僕にできることなら構わないけど……
「よかった」
紗和々は両手を打ち鳴らし、背中で大きくリボンを作っているエプロンの紐をほどいた。
圧迫されていた胸がポヨンと揺れて、一瞬だけヒロの視線が注がれる。
もっとも、ヒロは姉の巨乳―――おそらくはFとかそういうカップなのだろうが、純情な少年の常として考えないようにしていた―――を服の上からなら見慣れているのですぐに逸れる。
次に、襟に巻かれたタイを両手で外す。
何をするつもりかわからなかったが、紗和々がブラウスの第二ボタンまでを外すにいたり、さすがのヒロも止めに入った。
「ちょっと、待ってよ。台所で服を脱ぐ気なの」
だがその静止の甲斐もなく姉はどんどんボタンをはずしていき、たわわな双丘をむき出しにした。
ブラジャーはつけてはいなかったが、さきっちょの突起は、脱脂綿のようなものを医療用のテープでばってんに張って隠されていた。
紗和々は、それすら躊躇うことなく外し、ピンクの乳首をさらけだす。
「見て、ヒロ。最近、私、赤ちゃんもいないのにお乳が出てきちゃったの……」
そういって、大きなメロンのような乳房をすくい上げて、少し力を込めたかと思うと、乳首の先から白いものがにじみ出てきた。
それは確かに母乳だった。
「姉さん……もしかして」
「勘違いしないでね。私は誰ともお付き合いしたこともないし、赤ちゃんができるようなことはまだしたこともないわよ」
「じゃあ、どうして」
「多分、ここのお屋敷にお勤めすることになって、おいしいものが食べられるようになったからだと思うの。私たち、こんなに待遇よい場所って今までなかったから……」
「……」
ヒロは黙った。
確かに今まで彼ら姉弟はよい環境で暮らしてきたことなどほとんどない。
かつての艱難辛苦の人生に比べれば、この屋敷の主人はわがままで冷徹な、本当の意味で人間ではない少女だが、仕え甲斐のある真の姫君であり、替え難いほどに最高の環境であった。
特に苦労を一身に背負ってきた姉が少しでも楽が出来るなら、ヒロはどんな無茶な命令でも従う決意がある。
「……でね、ヒロ、ちょっと口をつけて吸いだしてくれないかな。パンパンに張っちゃっても、自分で絞ると痛いのよ」
「へっ」
「ちょうどリザちゃんは出かけているし、令裡ちゃんもいないしね。恥ずかしくはないでしょ」
「駄目だよ、そんな姉弟で」
「早くしなさい。ぐずぐすする子はお姉ちゃん、嫌いよ」
紗和々が強引に話を進めるときの仕草である、人差し指と親指を立てるポーズをしたので、ヒロは仕方なく姉の側により、躊躇いつつ口を近づけた。
あの仕草を姉がとったときに逆らうほどの器は、気弱な弟には存在しない。
横合いから覗き込むと、すぐ目の前に姉の生乳がある。
直接目にするのは、もっと小さい頃以来だったが、よくよく観察するともの凄い巨乳だった。
いや、これは爆乳とでもいうべきか、あまりの大きさにヒロは気圧された。
「早くしなさい」
躊躇うヒロの頭を、紗和々は双乳に挟み込むようにして押さえ込むと、少年の身体はぬいぐるみのように抱きしめられた。
その態勢から逃れるためには言われるままにするしかないと判断して、ヒロは姉の乳首に舌を伸ばし、先端に絡ませ始める。
紗和々の乳輪は小さく、ピンク色の地肌は汗と違う体液にまみれていた。
ヒロが舌を細くしたり、左右にずらして嬲ると、次第にただ柔らかかった乳房がどんどん堅さを増していく。
乳房の勃起だと気づくと同時に、ヒロは自分の肉棒まで隆起していることも知った。
(姉さん相手に起っちゃったよ……)
一瞬罪悪感を感じたが、舐めやすくするために添えていた指からはみでる柔らかさが、ヒロの理性に抗いがたい欲情を発生させていく。
バタン。
突然、天地が傾き、気がつくとヒロは紗和々に台所の床に組み伏せられていた。
立ち上がろうとするが、下半身―――腰の辺りに乗られているため、上半身さえ満足に起こせない。
「何するのさ、姉さん」
「うーるーさーい」
妙なテンポをつけながら、姉が覆いかぶさってきて、ヒロの顔が大きすぎる乳房で圧迫される。
息ができないが、それさえもたやすくすぎる柔らかい肉の抱擁だった。
「ねえ、ヒロ」
「あい(なに)」
「お嬢様のことはあきらめなさい」
「えっ」
思わずおっぱいに埋没した顔を上げるヒロの唇に、今度は紗和々のそれが重なった。
マウントポジションの上からの攻撃をかわす手立てはない。
姉の舌がヒロの中を抉る。
歯茎を、舌を、構内を嬲られ、頭頂がしびれてくるような快感だった。
ただのキスではなく、なにか、ヒロではとらえきれない想いの様なものがこめられていたに違いない。
そうでなければ、これほどまでの快楽は起こせない。
再び、それが離れたとき、紗和々の目は悲しそうに彼を見下ろしていた。
「あなたがどんなにお嬢様を慕っても、私たちとは身分が違うのよ。だから、もう諦めなさい。その方があなたにとっては幸せよ」
「……そんな、突然、何を言うのさ」
「ヒロの気持ちはわかるわ。でも、諦めなきゃ駄目なの」
「姉さん」
「ヒロの気持ちは私が受け止めてあげるから、だから、だから……」
紗和々の指が弟のズボンのファスナーを下ろし、中から勃起した逸物を素早く取り出し、掌でしごく。
五指がそれぞれ微妙に違う動作をして、まるで艶かしく動く蛇に包まれたような快楽がやってくる。
後ろ手だというのに、それは慣れた動作だった。
家事でもこなしているかのように巧みだ。
ヒロは悟った。
姉が男の性を知っているのかどうかは不明だが、それ以前の状態でなにかしら理不尽な虐待を受け続けていた可能性は否定できない。
そうでなければ、これほど慣れた手さばきで男の欲棒を扱えはしない。
そして、それは彼ら姉弟が送ってきた人生を考えればありえない現実ではない。
だからこそ、身分違いの恋に落ちた弟を諌めることにし、自らの身体を張ることにしたのだろう。
辛い目に遭うかもしれない弟のために。
すとん、とヒロの中に憑いていた何かが落ちた。
同時に床に座り込んだヒロの上に紗和々がまたがった。
長い足が交差してヒロを拘束しているため、身をよじることも出来ない。
刺激に弱い肉棒が、ぬるりとした膜の中に飲み込まれる。
かすかな抵抗のあと、紗和々が一回だけ苦鳴を洩らし、ヒロは自分が最後まで姉を貫いた感触を得た。
目の前は紗和々の胸があり、上から落ちてきた水滴がヒロの胸板で王冠を描く。
双胸がぶるんと揺れている。
どことなく重たげだが、たわわで豊かでいやらしい何かで満ち満ちているような男の欲望の実体化だった。
(姉さん、デカパイすぎだよ……)
もう一度、顔を埋めると、その分だけへこみ、頬が食い込む。
溶け込むような柔らかさだった。
「ヒロ、気持ちいい?」
紗和々の瞳は濡れていた。
その意味はわからずとも、優しい心だけは受け止められた。
「姉さん、動いていい」
「いいわ。あなたがお嬢様を忘れてくれるなら」
「うん。僕には姉さんがいるから。……もう、姫のことは諦める。……でも」
「でも」
「僕が姫についていくのは許してよ」
「……」
「姫は……僕の……」
紗和々の腰がグラインドした。
「いいわよ。私たちの恩人のために働くことは、いくら私でも止めないわ」
「ありがとう、姉さん」
その言葉が合図となったかのように、ヒロの分身はさらに硬直を強くしていった。
姉の許しがヒロを奮い立たせた。
実の姉と『こういう関係』になるという背徳感よりも、同じ遺伝子でできた肉を持つもの同士の生物学的な共振が二人の全身を震わせる。
従姉弟同士はハモの味というが、実の姉弟の交わりは麻薬にも等しかった。
「はああ、いいわ、力強くて逞しくて、ヒロも大人の男の人になったのね!」
「そうだよ、僕だって子供じゃないよ!」
「あ、あ、あっ、お願い!お姉ちゃんを気持ちよくさせて!」
「うん」
「好きよ、ヒロ。たった一人の私の弟!」
ヒロは一気に姉の肉体に突き進み、あますことなく味わいつくそうとした。
紗和々の腰がいやらしく、くいっくいっと動く。
それを追尾するヒロの動き。
女の中心を外すことは決してしない。
肉のこすれが何よりも優先され、重力に振り回される乳がヒロの目からとろけるような快楽を流し込む。
最奥の子宮に亀頭がぶつかり、こすれた。
すると突然、少年の顔に何かが吹きかかる。
上を見ると姉の乳輪があり、さっきまで弟がすがり付いて舐めていた母乳がてかりを発していた。
「姉さんのおっぱいっていやらしい」
「いや、そういうことを言わないで」
「だって、ホントだもん」
言葉で責められると、紗和々の膣内がさらにヒロの分身にまとわりつき、締め上げ、あとにもさきにもない熱烈な歓迎ぶりを見せる。
(けっこう、Mなのかな、姉さんて)
で、言ってみた。
「知らなかった。姉さん、淫乱だったんだね」
「ち、違う」
「そんなことないよ、だって姉さん、僕が動かなくても勝手に腰を回して楽しんじゃうんじゃないかな。それだと、完全に淫乱。エッチな姉さんだったら、そうするんじゃないかな」
「ち、違うわ、ヒロだからよ!相手があなただから……」
「そうなの?」
「そうよ」
「……でも、僕、さっきから何もしていないよ」
紗和々の顔が真っ赤に染まった。
確かにさっきから執拗にまで腰をくねらせていたのは事実だったが、それはヒロも同じだと思っていた。
だが、実際にはヒロは動きを止め、ただ彼女が悦楽を食い尽くそうとするのを見つめていただけなのだ。
紗和々の羞恥心はトップにまでギアが登り上がった。
膣の熱さが限界に達したことを知ったヒロはここぞとばかりに突き上げを加速させる。
今度こそ、自らの羞恥心と欲望が組み合わさり、数倍の破壊力が形成され、ついに弟が射精したとき―――
紗和々は達した。
二度三度と痙攣し、細胞が弟の液体を吸収していく。
組み敷いたヒロにすがりつきながら、紗和々は両親のことを思い出し、少し泣いた。
ヒロは一人の少女への想いを今から忘れることにして、瞼を閉じた。
姉弟は互いを見ずに、長い間、ずっと寄り添い続けるのだった。
完
乙。
848 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 22:09:00 ID:1g1UJ5i2
最近このスレしか楽しみがない
オオカミ娘、女吸血鬼、実姉…いろんな異性と関係持ってしまったヒロ
姫にばれたらどーなるのかしら…
乙!!
>>849 アンドロイドメイドと病院の院長を忘れてるぜ
ふがああああああああ
今日の放送でフランドルがうみに行くと聞いてフランドル×シエルで何かあると期待したのにorz
フランドルとフランダースで
>>854 エミールが死んだら後追いでフランダースが自爆したら国が一つ滅びそうなんですが
うんうん
姫がおねしょしてしまい、処理している所をヒロに見付かって、それをネタにいろいろされる。
……っていうのはちょっとスカ気味で駄目なのだろうか?
>>857 姫「ふむ・・・・・寝る前に紅茶を飲みすぎたか・・・」
ガチャッ
ヒロ「姫ー、朝ごはんの準備できてるよー」
姫「・・・・・・」
ヒロ「え・・・・・あ・・・それって・・・・」
姫「私室に入るときはノックを」
ヒロ「あっ?ああっゴメンなさい!」
姫「それと花瓶の水をこぼしたので、綺麗にしてくれ」
ヒロ「は、ハイ!(花瓶なんてないじゃないか・・・どうみてもオネ・・・)」
姫「ふふん」
ヒロ「!?」
姫「今なにを考えていた?ん、ヒロ?」
ヒロ「べっ!別に!何も!」
姫「・・・・ふっ!」
ドゴっ!
ヒロ「ぐはっ!」
姫「おや、足がすべった、すまんなヒロ」
ヒロ「っぐぅ」
姫「ほほぅ、良いところに顔を付けてるじゃないか・・・・そのまま舐めて綺麗にしろ・・・」
ヒロ「ええっ!そんな!」
姫「ヒロ・・・・」
ヒロ「うっ・・・・」
姫「舐めろ」
ヒロ「ハイ・・・・・ん・・・・んんっ・・・・」
姫「ふふん・・・・いい顔をする・・・・」
こんな展開にしかならなさそうだがw
>>858 GJ!
やっぱり姫に受けは無理なのだろうか。責めのが自然だ
受けになるとデレてるところしか想像できんわ
「ガラス」
「スカーフ」
「フガ」
「…ガーター」
「アペリティフ」
「フガ」
「…」
「どうしたヒロ?お前の番だぞ?」
「さっきから僕ガで始まる言葉しか言ってないよ…」
「フガ」
ムシャクシャしてやった。後悔するのは書き込んだ後にしとく。
>>862 姫の方が大変な気がするんだが。最後の文字決まってるのはキツいぞ
>>858 を読んで思ったんだが姫ってどんな格好で寝てるんだろう
俺は着てる方が好みなので
高価なネグリジェあたりを推しとく
くまさんのパジャマだぜぇ
ベッドと同じ柄だったら笑える
パジャマだったら萌えざるおえない
ぬいぐるみを抱いて寝る姫
別人だな、こりゃ
続きはまだかな?かな?
頭のネジの緩ませ方でSなふがになって
ヒロを無理矢理というのを想像してしまった
フランシスカ×シャーウッドの最後を書き終えたので投下します。
あと完成したのでタイトルつけました。
「どう…した……フラン…シスカ…?」
自分をじっと見据える従者。いつもと変わらない涼しい目。その視線が怖かった。
フランシスカが近づいてくる。怒っているに違いない。シャーウッドは怯え肩をすくめた。
――スッ
頬を撫でられた。この感触は手ではない。
何が起きているか解らず、更に身を縮ませるシャーウッド。子供そのもの。
今度は固く閉じている瞼を拭われた。露がはじけていく。
シャーウッドが恐々目を開く。涙を退けるものの正体が知りたい。
真っ先に飛び込んできたのは当然フランシスカ。しかし見慣れた顔だがどこか違った。
理由は単純だった。
いつも無表情。そのメイドが舌を突き出している――他の部分は変わりないのが余計に滑稽だった。
(私の涙を……?)
「…フランシスカ……なにをしている……?」
作業を続けようとするフランシスカと目が合った。ピタリと活動をやめた。
数秒して、顔はおろか視線すら逸らさず舌をしまうフランシスカ。巻き戻しの映像のようだった。
あまりに突飛な行動。笑いを堪えることは無理だった。シャーウッドの声が響き渡った。
――主が笑った。理由はわからないが泣いているより良い。愛らしい顔だ。
お腹を抱えている主人を抱き寄せるフランシスカ。
――伝えるならば今だろう。
慎重に言葉を選び、主に届ける。
「……ふが」
一言でシャーウッドには全てわかる。要約すると『好き』が一番近い。
照れ笑いを浮かべて答える。
「ふふん。もちろん私もだ。お前には感謝している」
――了承は得た。ならば王族とはいえ遠慮は必要ない。
シャーウッドの細い首に唇を押し当てる。皮膚が紅く染まっていく。
「んっ……なんだ、急に……?」
幼い姫は気付いてなかった。互いの『好き』の相違に。
フランシスカの口付けは絶妙だった。使うのは唇だけではない。
チュッと控えめに鳴る音。キスの跡を追う指。濡れた肌を冷やす吐息。
聴覚と触覚がシャーウッドを大人の世界に導く。
唇が鎖骨に差し掛かった。小さな王女も火照ってきている。
ただでさえ華奢な体つきのシャーウッド。壊さないよう十分に注意を払う。
上唇と下唇を使い分け、触れるか触れないかの愛撫。くすぐったさが気持ち良さになる。
「あ……っん……お前…好き……って…まさか……」
「……ふが?」
主人の言葉が気にかかり、訊ねる。
自分が勘違いをしていた事に気付いた。フランシスカはすぐに体を離した。
残されたシャーウッドは肩透かしをくらった気分だった。これからというところで中止。
一度ついた火はすぐには消えない。股をすり合わせながらメイドを引き止める。
「ま、待て……こんな中途……」
フランシスカは判断に迷っている。
――先程自分の気持ちを伝え、主も答えた。だが食い違いがあったらしい。
――自分はどうするべきだろう。
最善策を模索するフランシスカ。決定を下したのは恥らうシャーウッド。
「お前に……して欲しい…の…だ…」
この一言がフランシスカを呼び寄せた。
姫君が従者の胸元に抱かれた。シャーウッドの秘密の指定席。
「今日は…初めから……脱いでおく……」
きっといつもより激しくなるだろう。
性の知識に乏しいシャーウッドにも予測できた。フランシスカは黙って従う。
幼さを物語る身体がさらけ出された。だがこのメイドにはそんな事は気にならない。
どんな体だろうが自分の主人だ。等しく愛するのみ。
「……たまにはお前も脱いだらどうだ?」
素直に言えないのも幼さの証。ボンヤリとした理想図しか浮かばないのも原因の一環。
「……ふが」
自分の衣類を外していく。人造人間とはいえシャーウッドよりずっとグラマーだ。
蛇足だったことに気付き、ふてぶてしく横になる幼女。
フランシスカは何も気付いていない。ごく自然に夜伽を始める。
3いじけていようが刺激には反応する。秘部に指が重なり静かに走り出した。すでに湿っている。
「……ふが」
異なる事は逐一報告するフランシスカ。シャーウッドの顔が真紅に染まる。
「そそそんなこと一々言わなくて良い!」
――何故叱られたかわからない。やり方がまずかったのか。それならば別のやり方で。
フランシスカが手順を変えた。
――濡れているなら次はここだ。
淫裂を上の方へ指を滑らせる。小さく潜むようにそれはあった。シャーウッドのように小さいが、とても敏感。
フランシスカは主人の突起を見つけると責めだした。
「ちょっ……待……て…」
予期せぬ悦楽。抗う術もなく、あっという間に果てた。
主人はもう絶頂に達した。だがフランシスカはそのことに気付いていない。まだ執拗にいじり続ける。
快感に浸るまもなく、現実に戻されるシャーウッド。しかし待っているのも快感。
「……あん……ゆっく…り……んっ……あっ!」
必死の訴えも届いていない。
フランシスカを動かすのは主への想い。主人に快楽を堪能して欲しい。
自分の胸に主を抱え込む。純粋に想いを伝えるだけのつもりだった。
けれど強く押し付けられてシャーウッドの声がもっと遠くなる。
片手は肉芽をつまみつつ、空いた手でシャーウッドの中をかき回す。興奮は涸れることなく洪水に陥る。
次から次へと湧く液体。フランシスカの手をふやけさせる淫水。
「も、もうやめ……んっ!……あっ!…」
お姫様の声が悲鳴のようにも聞こえてくる。喘ぎ声なのか叫び声なのか。
何度イッたかわからない。フランシスカからの愛情と同量に絶頂があった。
出す声すらなくなりかけた時、全てを凝縮させ叫んだ。
「フラン……シス…カ…!!!」
自分の名を呼ばれ、フランシスカは手を止めた。
主人は小さな身体を痙攣させていた。
フランシスカはすぐに主を抱き上げ、ベッドへ運んだ。
――やはりどこか壊れたのだ。自分は取り返しのつかないことをしてしまった。
寝室までの間、自分を責め立てた。
部屋につくとベッドにそっと寝かせ、立ち去ろうとした。合わせる顔がなかった。
「……へ行く…」
か細い声で主人が呼んだ。
「片時…も……離れ……な…」
「……ふが」
――起きたら謝ろう。どういう結果になろうとも受け入れよう。
――だから起きるまでそばにいなくては。
色々な意味で愛している。
そんな主人に添い寝をしながらフランシスカは考えた。
「……シャーウッド、その首はどうした?」
首に赤い斑点をつけた妹に尋ねる。
「!! た、ただの虫刺されですわ……」
「……そうなのか? フランシスカ?」
様子のおかしい妹ではなく、側近に質問を向けた。
「…………ふが」
フランシスカの発言が二人の姫の表情を変えた。
「な――あれほど秘密だと言ったであろう!」
「ふふん。随分と仲が良いのだな」
「……ふが」
フランシスカの爆弾発言は続いた。
「な、な、な――!!!」
「ほぅ。そんなことをシャーウッドが言ったのか」
ティーカップを倒す勢いで身を乗り出すシャーウッド。
「す、好きと言っても家臣としてですわ!」
「ふふん。ぜひヒロにも教えてやろう」
「お、お姉さま……」
紅茶を飲み干し、椅子から腰をあげる姫。そ知らぬ顔で呟く。
「さて、たまにはフランシスカのメンテナンスでもするか。来るがよい」
「……ふが」
「私も付き添いますわ!」
これ以上話されてはマズイ。今日のフランシスカから目を離せない。
「お前はヒロと遊んでいれば良いであろう。 おい、ヒロ!!」
「呼んだー? 姫ー?」
やってきたヒロを見てシャーウッドが少し考えた。
「……ヒ、ヒロにも手伝わせれば…」
「何を言っている。 ヒロ、しばらくシャーウッドの相手をしていろ」
「え……うん、いいけど……」
言付けた後、姫はフランシスカを連れて部屋を出て行った。
シャーウッドがそれを慌てて追いかける。こんな時でもヒロの手を引くことは忘れない。
『ヒロへの好き』と『フランシスカへの好き』。
上手く違いは説明できないけど……大人になればわかるであろう。
今はこれで構わぬ。
――主に気持ちは伝えた。だがあんな事を話すとは、まだどこか変なようだ。しかし不快ではない。
――この症状は主が大人になる頃には直っているだろうか。それとも悪化しているだろうか。
――現時点では特に気にする必要はない。
終
以上です。
またエロ比率少なくてごめんなさい。
では失礼しました。
>>877 乙です!
シャーウッド×フランシスカ最高でした!
GJ!!
今度は姫×ヒロがよみたいです!
頼む!
>>879 GJをどうもです。
書きたいなぁと思ってたところですし、やってみます。
て言うか投下は次スレになるのかな?
882 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 11:55:17 ID:2ZfabibJ
CFNM王女マダ?
883 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 15:04:06 ID:5HjyvY4A
よみたいよ!よみたいよ!
姫のNTRがあります。
嗜好が合わない方はスルーお願いします。
『姫とヒロ』
例えていうなら、新婚家庭の真新しい白いレースのカーテンに黒々とした汚物がぶちまけられたような―――そんな光景だった。
透き通る寸前の白磁の陶器を思わせる肌の上で、比べ物にならないほど不細工な影が前後に揺れている。
聞こえてくるのは、王族のためにあつらえられた豪奢なベッドが時折鳴らす悲鳴だけ。
あとは影の息遣いだ。
もしも、他にも室内に響く音が在るとしたら、それは食いしばる歯から洩れる歯軋りの音でも、窓の外の風の声でもなく、ヒロ自身の精神の慟哭に違いない。
彼が仕え、彼が恋する女性が、彼以外の他の男に肌を任せ、秘所を男根で貫かれている光景は地獄以外の何物でもない。
二人が交わっているのを横合いから見ているヒロには、つながった男女の性器がはっきりと認識できた。
わずかに姫の金色の陰毛を隠されてはいるが、男の一物は彼のただ一人の主を容赦なく貫いている。
しかし、ヒロは眼前の耐え難い光景から、片時たりとも目を逸らせなかった。
目を奪われているのではない。
何か不測の事態が生じたときに、姫を守ることができるのは自分しかいないからだ。
だから、どんな苦しくても目を逸らせない。
そんなヒロの心を知っているのだろう、べッドの上で姫を弄び続ける男は、ちらりとこちらを一瞥した。
蔑んでいる。
わかっていても、ヒロは何もできない。
それを承知で、男は組み敷いている姫の身体をずらし、わざと見せ付けるように側位に持ち込む。
今度こそ、その結合が顕わとなる。
すでに何度も男の精が放たれた、その部分はすでにしとどに濡れていた。
粘つく精子がわずかな明かりを反射させ、金髪をさらに輝かせる。
男の手が姫の顔を持ち上げる。
さすがに女王であるリリアーヌ―――王位継承の争いを勝ち抜き、無事に成人となった王国の主―――を乱暴に扱うことは出来ないが、顔の位置を変えることぐらいは出来る。
特に姫は先ほどから、あらんばかりの責めを受けても、喘ぎ声はおろか、目を閉じることもせず、男を凝視し、ただただ黙り込んでいる。
頬は多少なりとも紅潮しているから、感じてはいるのだろう。
だが、そのような様子は微塵も表にはださない。
高貴なる者の尊厳は決してゆるがせられないと証明するかのように。
「どうですか、陛下?」
「何がだ、子爵」
「何がって―――」
「貴公の仕事は私への種付けだろう。もう射精しないというのなら、さっさと終わらせてくれないか。私もこの態勢でじっとしているのに飽き飽きしているのだ」
「―――!」
男の顔色が変わった。
王国内で確固たる地位を持ち、貴族として女達から賞賛のみを受けてきた美丈夫の彼は、このようなぞんざいな扱いを受けたことはなかった。
長く続いた一方的な交わりに飽きたのもあったが、だからこそ、男はこちらを見つめるヒロに対して薄汚い行為に出る気になったのだろう。
ついさっきまでは不可侵なはずの女王とまぐわうことに興奮し夢中で、彼のことなど忘れていたというのに。
姫の顔―――ヒロと仲間達にとっては彼女はまだ『姫』のままだ―――がこちらを向く。
繊細で畏怖を感じるまでに美しい、白い貌だった。
口が真一文字に閉じられている。
執拗な愛撫を受けても、吐息すら洩らさない紅い唇。
だが、視線はヒロのものとまっすぐに交錯し逸れることはない。
子爵は女王の乳房を握り締めた。
顔は平静だが長い時間かけた性交の結果として、乳首が起って尖っている。
淡い桜色だった乳輪も血がたまったのか、少し赤みが増しピンクに染まっている。
乳首をこすると、汗がうっすらと浮かんだ女体が激しく痙攣した。
上気した肌の上を珠となった汗が零れていく。
肉体の反射的な行動はいかに精神力の強い姫でも止められない。
自分を裏切った身体に、姫の無表情が忌々しげにわずかだけ崩れたが、それを恥じるかのようにすぐに元に戻る。
「うっ、ううううっ!」
子爵が唸り声を上げて、途中まで引き抜きかけていたペニスを挿入する。
尾骨の内側を抜け、背骨に沿って伝わっていく感触に、姫は初めて悲鳴を出しそうになった。
(ダメだ、声を上げたら、ヒロが―――)
ポーカーフェイスのまま、必死に快楽をこらえた。
その微妙な変化に気づくこともなく、子爵は性欲を荒れ狂わせた。
下半身を投げつけるような勢いで姫の小ぶりな尻めがけてぶつけていく。
男根に子宮の奥で暴れられ、白魚のように姫がのけぞった。
繊手がシーツを掴み、掻き毟る。
他者の視線を受けながらセックスをすることに興奮したのか、子爵の腰の律動が早くなっていく。
そして、今度こそ最後の精を放出し、子爵は倒れこんだ。
「気分はよろしいですか、陛下」
「―――」
「快感でイッたんじゃありませんか?どうです?」
「……」
姫が何かを呟いた。
ついに女王が自分の性技の前に屈服したのだと、気をよくして子爵は姫の口元に耳を寄せた。
「……まったく、あれだけ出しておいて、まだ早漏なのか。元老院の推薦もあてにはならんな。ふふん」
怒りのあまり蒼白になった膝立ちの子爵の腰に、華奢な姫の両脚が蟹のハサミのごとくからまり、きつい締め付けが入った。
恋人達の甘いからみあいではなく、さっきまでマグロも同然だった女王の突然の行為に、意味がわからず、戸惑っているとその身体が反動と共に起き上がり、態勢は簡単に逆転した。
側位から正上位に、そして騎乗位になった姫は、赤い舌を見せ付けるためになめずる。
当然、それは獲物を手中に収めた猛禽類の獰猛極まる仕草だ。
王族の正体は不死鳥。
不死身の禽獣。
であるからには、捕らえたエサに情けはもちえるあろうはずがない。
「子爵、まだまだ果ててもらっては困るぞ。貴公程度の子種でも、私は必要としているのだ。それが国民への最後の義理だからな」
ぎゅっと異常なほどに強い膣の狭まりが、子爵のものをしめつける。
しかし、痛みのあまり治まるどころか、女王の肉のあまりの具合の良さに天国にでも行かんばかりの快感だった。
「さっきまでと違う……」
「あたりまえであろう。貴公が不調法に粗末なものを納めていたのは本来、不可侵のはずの王族の名器だぞ。貴公にテクニックか、それとも別のものがあれば極上の悦楽を味わえていたというのに……まったく、つまらない時間だったぞ」
「うわっ、うわっ、ぐぐぐ……」
姫は哀れに呻く貴族を見下しながら、鼻でせせら笑った。
「楽にしてやる」
姫の腰の動きが激しくなる。
優雅でいて美しいまでの行為だった。
いやらしく淫蕩な営みまでが、その手にかかれば天上の絵画のごとき光景に昇華する。
ヒロは頬が熱くなるのを感じた。
王国を征した姫は、いつまでもかつての姫のままであった。
しばらくして、かつてないほどの精液を吐き出すハメにおちいっていた男はのろのろと立ち上がり、部屋を出て行こうとしたのだが、どういうわけか、佇んでいるヒロのそばによって来た。
寝台の上の姫は疲れたのか、あらぬ方向を向いて身じろぎもしない。
「何だ、その目は、この死人が!?」
口にした本人は真っ青な顔をしていて、狂気じみた目は死魚のようだった。
「……僕は不死身の血の戦士であって、死人じゃないですよ」
「同じだよ、我々貴族からすればな。王族の血を貰ってお情けで生きているような連中なんだよ、貴様らは!」
「……」
痛烈な侮蔑にもヒロは動じない。
「それは、何だ?その挑発的な目つきは。てめえのご主人様が男に抱かれているのを見て楽しいのよか、このインポ野郎が!」
どうやら姫にコケにされた仕返しを、家臣の血の戦士ではらそうというつもりのようだ。
姫が眠りについたのを見計ってというところが小物臭い。
「……あなたが寝所で姫を害そうとしないとも限りません。僕はそのための見張りですから」
「生意気言うんじゃねえ!」
ヒロよりも頭一つ高い子爵の手が、その髪を鷲づかみにする。
力任せに引っ張られたので、歪みきった顔がこちらに迫ってくるが、ヒロは怯えることもなく、相手のなすがままでいた。
この程度のヤツ、リザのお兄さんやキニスキー公と比べたら怖さの欠片も感じない。
姫を王座につけるために、リザや令裡さん、フランドルたちと潜り抜けた修羅場に比べたら……。
「黙っていねえで何かいいやがれ!ああん!」
先ほどまでの貴公子然とした態度は鳴りを潜め、チンピラのような口調になった子爵をヒロは冷たい目で見つめた。
その目がついさっきまで、寝所で姫が浮かべていたものと同じ感情をたたえていると理解とした途端、子爵は手を振り上げた。
その手が止まる。
首筋に押し付けられた冷たいものが、サーベルの刃だと気づいたからだった。
「子爵、何をしている?」
「何って……?」
「貴公が髪を掴んで大声で罵倒しているソレは、私の下僕なのだが」
ソレのアクセントは昔のままだった。
懐かしいシャーウッド姫との会話が脳裏をよぎった。
「……えっと、これ、いえ、この彼が生意気なことを言うので、少し貴族の心得を教えておこうかと……」
下手な言い訳。
通用する相手ではないのに。
「そうか、それはご苦労だな。ただ、それは血の戦士だ。貴族の心得などは何の役にもたたんぞ。それに……」
「それに、なんでしょう?」
「―――そのヒロは、おまえよりも遥かに強いぞ」
子爵の全身が総毛だった。
彼とて、リリアーヌが王位についたときの争いについては伝え聞いていた。
王室の伝統による争いは、基本的に男子が優位であるにも関わらず、セブランを初めとする音に聞こえた名だたる王子たちを次々と退けて王位についた第二王女は、怪物たちの間で生きた伝説とさえ言われている。
そしてその戦いの激しさと、家臣たちの尋常ならざる奮闘振りも。
中でも彼女を守護しぬいた人間上がりの血の戦士のことは特に有名だ。
それが目の前のヒロだと、子爵は愚かにも気づいていなかったのだ。
「―――で、まだ、私の下僕にちょっかいをかける気なのか?」
無言のまま、子爵は寝室を逃げるように立ち去っていった。
性交の臭いに染まった室内に、主従のみが残った。
「すまなかったな、ヒロ。怪我はないか?」
「大丈夫だよ、姫」
「そうか、ならいい」
人間界にいたころの仲間だけになると、自然と口調は昔に戻る。
女王も、近習の血の戦士も。
姫の指先が櫛のようにヒロの髪を優しくほぐす。
子爵に強引につかまれたところだった。
「―――辛いか?」
「うん。でも、姫の側にいられるのなら、それだけで僕は満足だから」
女王に即位した姫は、これで王国の未来も安泰と考えた国民の大方の予想を裏切り、夫を迎え入れないことを宣言した。
彼女にはヒロがいて、ヒロ以外のものと寄り添う気がなかったからだった。
しかし、王が子をなすことはその最大の義務である。
姫の決意が固く、決して揺るがせられないと知った王国の元老院は、夫の代わりに自分たちが推薦するものたちに伽をさせ、子孫を作ることを提案して、これを了承させた。
事実上の種馬との交配以外のなにものでもなかった。
だが、望まずとも女王となってしまった身では、それ以上のわがままは貫き通せなかった。
さらに元老院は不死であるとはいえ、伽の最中に乱心者が出ないとは限らないということから、彼女自身の血の戦士の伽中の付き添いを求め、これも受諾させられた。
リリアーヌの血の戦士はこの時、ただ一人。
その日から、ヒロの新しい地獄は始まったのだ。
「ヒロ」
姫の唇が、同じ唇に触れ合う。
舌の入らない、触れるだけのフレンチ・キス。
プラトニックな恋人たちのためのキス。
ヒロは、子爵とまぐわっていたときのままの全裸の姫を抱き締めた。
出会った頃と変わらぬ華奢な肩、細くて長い手足、くびれた腰、あまり大きくはないが形のよい美乳、そして豪奢に流れる長い金髪。
どれもが変わらない。
いや、何よりも変わっていないのはその誇り、自信、決意、そして優しさ。
生涯ただ一人の君。
憧れの姫をその腕に包み、ヒロはそれだけで満足した。
「私を抱くか、ヒロ」
目に入るのは、姫のつむじだけ。
顔を上げることはしなかった。
「駄目だよ、姫。そんなことしたら、さっきの姫の苦労が水の泡になっちゃう。僕はこのままでいいから」
「―――だが」
「僕は姫が好き。それだけでいいよ」
美貌が上がった。
そして、その紅い唇にもう一度口づけし、ヒロは少しだけ笑った。
完
(゜∀゜; )ヒロいいよヒロ 姫いいよ姫 本人いいよ本人 ・・・ハァハァ
これは涙した
何かトラウマ思い出したw
GJ!
しかしやるせない…それでもGJする俺はドMなんだろうな…
眠れそうにないから即興で書いてくる。甘ったるいの。
秋口って言う季節は、昼間は涼しくて過ごしやすいけど、早朝や夕暮れ時には少し厳しいくらい寒い。
窓を開けっ放しにしていたせいで当たった、冷たい朝の風で目が覚める。寝返りをして外を見ると、青白い世界と、微かな虫の鳴き声が響いていた。
素肌の肩に、もう一度風が当たる。だけど僕は、自分の寒さよりも隣の温かな人に風があたる方が心配だった。
窓を閉めるのは…新鮮な空気が閉ざされる気がして、あえてやらなかった。
目の前にある寝顔。僕にとっては本当の女神様。安らかな寝顔のわりにはどこかあどけなく感じるのは、僕が調子に乗り始めたからかも知れない。
「…おはよう。姫」
勿論、返事が無いのをわかって言っている。ただ、言った方が良い気がしただけだった。
同じベッドの中じゃ、否が応でも体が触れる。姫の方が体温が低くても、触れた所は充分温かくて。僕はおそれ多くも抱きしめてみた。
呼吸する度に動く胸が、僕の肌に触れて気持ちいい。
柔らかい。
少しの間そうしながら、昨日を思い出してみた。
激しいキス。と感じたのは僕だけだろうか?少なくとも数は重ねた気がする。姫のキス…
いつか聞いた、不機嫌にさせてしまった質問。
この質問だけはしてはいけなかったと、後悔した。姫の今までをそれとなく聞いた時だ。
「お前に全て…やってしまったのだぞ…」
僕はできる限り懸命に謝って、その失礼の代償を要求されたのを覚えている。
「私を愛せ…それで忘れてやる…」
姫の気持ちも僕に対して一生懸命だって、改めて解って、僕は愛すべき人を間違わなかった事を感じた。
最近は…一応皆に内緒なのに数は増えて、それでも姫は目が覚めた時、僕が居るのを望んでくれていた。
「ん…」
「あ…」
「…なんだ。先に起きていたのか…」
僕が抱き締めているのは咎めずに、布団の中で伸びをする。
今度は幼く見えた。何から何まで気に入ってしまう、姫の仕草。
「おはよう…ヒロ」
挨拶と同時に貰えたのは、寝覚めのキス。この世界で一番贅沢な寝覚めになった。
「…ん…ちゅ」
目覚めて最初にしては充分に時間をかけて。僕も同じ物で挨拶を返した。
「時間は?」
「…まだ大丈夫だと思います」
「そうか…冷えるな」
風はそよ風になって、継続して吹き付けていた。窓側に僕が居ても、漏れてあたるみたいだ。
「閉めますか?」
「…いや」
「いいんですか?」
「ああ…」
布団の中に潜り込むと、僕の体に腕を回してきた感触があった。頭だけを出して、僕の方を向く。
「お前の温さがあれば良い」
「…」
あっさり言われて、顔が赤くなるのが解った。姫はいつも見せる笑みを浮かべた。
「お前の温もりがあれば眠れそうだ…もう少し抱いて…もう少しじっとしていろ…」
「あ…はい」
「私は…寝るぞ…」
僕の方に向けていた頭を落として少しすると、すぐに寝息が聞こえてきた。
そのまま、何分も経っていく。
困ったのは密着し過ぎている事と、僕は眠れない事。
こんなに柔らかい肌に触れ続けてると、幾ら僕でも大変な事になってしまって。
姫の目が覚めた時には手が着けられなくなっていた。
それを目覚めた後に治めてくれたのは…
「朝から…か」
「ごめんなさい!」
「まあ構わん…褒美に私の体をやろう…」
姫だった。
寝…
良い、凄く良い
895 :
>>87:2007/10/02(火) 15:40:11 ID:1+bBvSym
なんか凄い作品目白押しではずかしいのですが・・・
まぁ、ともかく、投下します。
感動とかないです。
エロのみなんでw
――今夜は、今夜も来るのだろうか・・・
――僕はどちらが欲しいのだろうか・・・
粛々と数日毎に繰り返される神聖なる深夜の儀式。
差し出された白指の、その指紋に滲み生まれた朱珠は、僕を映す。
――なんて、酷い貌(かお)をしているんだろう・・・
まるで巨大な獅子に脅える小鹿のように儚くて、無抵抗な眼差し。
ただ、その朱珠に霞む己の薄く紅潮した頬。
――姫の赤い瞳には、どう映っているのだろうか?
・・・僕の淫靡で俗物で汚らわしい頬の色。
――姫の冷めた脳裏には、どう伝わっているのだろうか?
・・・僕の股間でジンジンとざわめく渇望の疼き。
震えながら伸ばされた僕の赤い舌が姫の指先から滴った高貴な玉(ギョク)を受け止め、
再び滲み浮き出す赤い指紋を、渇望する鼓動を必死で抑え小さく弱弱しく舐め上げる。
――どうして・・・だろう?
姫の指腹を舐めた僕の舌がそのまま姫の爪に・・・そして、滑らかな舌裏を這わした。
――姫の美しい口唇・・・その隅が・・・クククと上がった。
897 :
王女と下僕5 2/21:2007/10/02(火) 15:43:16 ID:1+bBvSym
その瞬間、僕の舌は喉奥に巻き上がり、ゴクリと下品な音をたてて唾液を嚥下する。
――そう・・・悟られた・・・僕の薄汚い欲望を。
「ふふん・・・そんなに私を汚したいのか、下僕?」
血を滲ませる、差し出された指先はそのままに、もう片方の手を己の金髪に指を絡ませ
膝頭で綺麗に組まれた細い足先を優雅に揺ら揺らと・・・だが、ツンと伸ばされた顎先、
その侮蔑の香る微笑の、その瞳は氷のように冷たく、研ぎ澄まされた刃のように鋭かった。
――僕は蛆虫だ・・・それ以下のクソまみれの汚物だ。
生まれて初めて知った息苦しいまでに切ない恋を僕は自分で汚している・・・
自虐的な負感情が己の胸中を渦巻き・・・姫の冷たい視線が僕の心臓を突き刺さる。
――もう・・・耐えられない・・・
堪らず顔をそらす・・・僕の弧を描いた顎先を姫の指先が捉え、原点へ戻した。
「なぜ、逃げる・・・前にも言ったはずだ。」
「・・・・・。」
「これも主の務めだということを・・・忘れたか?」
――そう、僕は姫と肌を重ねていた・・・幾度か、幾度も・・・でも・・・
僕の小波の様な葛藤の中で芽生えた淫らな焔が肺奥をジリジリと焦がす。
「・・・晒せ、下僕。」
仄かな悪戯のこもった微笑・・・発情したケダモノを見下す視線とともに呟かれた一言。
その一言が僕の出来の悪い贋作のような自尊心をガリガリと打ち削る。
――僕は自分が恥ずかしくて涙が出そうだった・・・
――実際、泣いていたのかもしれない・・・
僕はオズオズと震える指先でYシャツのボタンを外し、ズボンのベルトを解き、
すでに淫液で汚れたブリーフを脱いでいった。
――姫の視線は微塵も動かない。
――ううん、そうじゃない・・・僕が動けないんだ。
その赤い瞳が僕の黒い瞳を独房の囚人のように縛りつけ、決して逃がしはしなかった。
「・・・請え、下僕。」
再び放たれた、鍛え抜かれた鋼のような声音・・・逆らいようも無い圧倒的なカリスマ。
僕はチンチンをする子犬のようにワイシャツの裾を両手で摘み上げ、
潤んだ微笑を浮かべながら自らの発情したペニスを主人に晒した。
ぬぷり・・・また一つペニスの先から淫液が滲み出たのを感じる。
――姫に・・・姫に見られて興奮しているんだ・・・僕のオチンチンを・・・
その高貴な者の下僕とは程遠い浅ましく滑稽な己の痴態に、僕の羞恥心は唐辛子を
まぶされた様にヒリヒリと焼け付くように火照っていた。
ただ、姫は少々気だるそうに、蜜糸のような髪の毛を指に絡ませてジッと眺めていた。
「ふふん、随分と逞しくなってきたものだな・・・コレだけは。」
不意に突き出された姫の黒いブーツの先が勃起した僕のペニスの腹をゴリゴリと嬲る。
――ああぁああぁ・・・恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・気持ちいい。
それだけで僕の喉から生暖かい吐息が立ち上り、卑しく淫らに腰を突き出してしまう。
「――で、今宵はどう興じたいのだ? ん? これを――」
言いながら、姫のブーツの踵が僕のペニスをギュッと踏みつける。
「――私の喉奥に沈めたいのか? 膣ヒダを蹂躙したいのか? それとも――」
おもむろに姫の両手が僕の腰に回されグイッと引き寄せられる・・・僕は軽い悲鳴を
あげて抱きつくように椅子に座る姫の腿の上に跨ってしまった。
「――まだ穢れを知らぬ私の尻を犯したいのか? ん?」
その耳元で囁かれた禁断の誘惑に僕は目を閉じて熱い息を飲んだ。
・・・なんて甘いのだろう。
僕の脳髄を芯からドロドロに溶かしてしまうような姫の芳醇な体臭。
・・・なんて美味いのだろう。
我慢できず伸ばした僕の舌が姫の鎖骨・・・舐める、舐める、舐める。
「まるで子犬のようだな・・・無防備で、従順で、貧欲で・・・だが、そこが良い。」
姫は僕を抱きかかえながら子供をあやすように頭を撫でた。
――ああぁあぁあ、姫! 姫! 姫! 僕の姫!!
――僕はずっと貴方に・・・
――貴方の傍に・・・
――ずっと・・・ずっと・・・ずっと・・・
もう頭が破裂しそうだった・・・僕は本能のままに抱きつくと姫の首筋に吸い付き
激しいキスを繰り返した。
何べんも何べんも・・・ソコが赤く、紅く、かつて見た夕日のように染まるまで・・・
・・・でも、姫は微塵も逆らわず、何も言わなかった。
姫は、どんな顔をしていたのだろう?
そのときは夢中で考えもしなかった。
僕が荒い呼吸を繰り返して、その行為を止めたとき・・・姫は無言のまま僕を抱き上げて
そのまま豪奢なベッドの中央に押し倒した。
束の間、その姿勢のまま僕達は固まっていた。
僕の荒い吐息・・・いや、姫の静かな吐息も薄暗い室内に木霊して・・・いた。
「姫・・・僕、僕は――」
感極まった僕の声は姫の突然の挙動にかき消された。
僕の胸を強く突き押して脇に膝立ちした姫は、おもむろにドレスの裾をたくし上げ
脱皮するサナギのように・・・そして、投げ出された黒いドレスは宙を舞い、
悶えるように床へ枝垂れ落ちた。
――それは毒蛾を思わせる赤と紫のグラデーションが織り成す淫靡な下着だった。
薄雲が切れる・・・大きな窓辺から差し込まれた乳白色の月光が、薄いレース越しに
桜色の乳首と黄金色の陰毛を浮かび上がらせる。
それは生で見るよりも一段と淫靡に、嫌らしく、イヤラシク、柔らかで、
それでいてスマートな芸術的裸体を演出していた。
「どうだ? このような下賎な衣類もまんざらではなかろう? ん?」
言いながら、姫は股間の布地にある淫猥な機能・・・その布地のスリットを広げ、
自らの陰部を晒し、客を誘う娼婦のように乳房を揉み上げ、赤い舌で己の口唇を舐めた。
――僕は、もう、もう・・・そのまま射精してしまいそうだった。
その仕草が僕の股間に更なる興奮を与え、ペニスが極限まで膨張する。
「ふふん、もう十分に用意は出来ているようだな。」
姫は股間のレースごと性器を割り開くと、僕のペニスをギュッと握り締めた。
にちゃり・・・一瞬だけ垣間見えた桃ヒダからネットリとした愛液が滴り落ちる。
何度見ても綺麗な・・・まるで処女のような膣・・・そして、次の瞬間、
熱い愛液にまみれた肉ヒダの沼を、キュウキュウと、ほぐされていない狭い通路を
こじあけ、脈打つペニスが駆け登ってゆく。
この初交合の瞬間・・・それは幾度体験しても甘美に思える快楽の極みだった。
「あっ! あぁあっ! 姫っ!」
思わず細腰に伸ばそうとした僕の手の掌を、姫は素早く打ち払った。
「駄目だ、それは許さぬ。」
再び僕の腹の上に手の掌を置きながら姫は言った。
「お前が貪るのではない、私が与えるのだ。」
挑発的な視線で咎めながら、姫は白尻を優雅に躍らせ、細腰を淫靡にくねらせる。
雌肉と雄肉が交じり合う音が室内に響き、何時しかソレは淫らなワルツを奏でる。
「ん、こうか・・・それとも・・・」
頬を高潮させ興奮した吐息を漏らしながら姫は呟き、それまで上下に揺さぶっていた
腰を押し付けてグルグルと回転させた。
ビクリ・・・柔らかな小部屋のヒダの渦を回転する別の感覚がペニスの頭を襲い、
反射的に僕の腰が跳ね上がる。
「ふふん、この方が嬉しいようだな。」
姫は呟きながら子供が玩具を悪戯するように、短い歓喜の悲鳴を上げる僕の反応を
楽しんでいた。
「顔を上げろ、下僕・・・良いものを見せてやる。」
僕は小魚のようにパクパクと口を動かしながら、ゆっくりと頭をあげる。
姫はその様子を眺めながら細腕を自らの背後に回し、身体を弓のようにしならせた。
「ん、どうだ? お前のペニスが私のモノに結合している部分がみえるか?」
トクトクと溢れ滲む愛液でベチョベチョに濡れた下着と金と黒の若々しい陰毛、
その下の潤った割れ目と、その中央に深々と突き刺さっている僕の剛直したペニスと、
その上に在る姫の肥大しサクランボのように充血したクリトリスが丸見えだった。
ギュッと強烈な射精欲が僕の股間を襲った。
「ああぁあ・・・姫・・・僕・・・僕、もうっ!」
奥歯を噛み締めて悶える僕を上から見下しながら、姫は無言のまま。
そして、ニヤリと不敵な笑みを浮かべるとキュ、キュ、キュと膣を小刻みに絞り上げた。
「あ、あ、あっ! 僕、出ちゃう、出ちゃうからっ!」
「ならば出せばよかろう・・・ん?」
僕の悲鳴に近い訴えにそう答えて、再びギュっと力を込めて膣口を絞る。
「ふっ!? ひっ、姫っ、赤ちゃんが・・出来ちゃう・・赤ちゃんがっつ!!」
射精を抑える苦痛に、僕はパクパクと息を途切れされながら言った。
――室内に暫しの静寂・・・そして、それを打ち破った姫の豪快な笑い声。
――こんな愉快そうな姫・・・僕は見たことがなかった。
姫は反らしていた背を戻して馬乗りになると、僕の頭の両脇に手をおいて、
「お前に出来ると思っているのか?」
・・そう冷たく呟いた。
沈黙の時間・・・僕は姫の言っている言葉が分からずに・・・でも、あれほど
火照っていた身体が急激に冷めるのを感じていた。
「えっ・・・姫!?」
混乱する僕をじっと観察する姫・・・その口端が、くくっと上がった。
「まだ、分からぬか? お前のような惰弱で脆弱な腰抜けに女を孕ませられると
思っているのか? と私は言っているのだ。」
「っつ!!!!!」
「貧弱なお前の貧弱な精子が私の子宮を満足させられると思っているのか?
女の股下で哀れにもがく事しか出来ぬ愚かで思い上がりも甚だしいクズめ!」
――その言葉が姫の口唇から放たれたとき、僕の心にある何かが顔を出した。
――僕も知らなかった、残虐で気高い僕の中の僕。
――それは憤怒の形相で僕の心を蹂躙し、噛み砕き、こね回し、
――業火を纏った両腕で僕を抱きしめて雄叫びを上げた。
僕のケダモノような叫び声が室内に轟いた。
一瞬、驚いた姫の顔・・・その頬を掴んで真横になぎ払う。
「この無礼者っ!」
押し倒された姫が怒りの眼差しで僕の頬を叩く・・・でも、僕の心は、僕の視線は、
微塵もたじろぎはしなかった。
不思議だった・・・心臓はバクバクと火花を散らせて脈動するのに・・・脳裏は
恐ろしいほどに冷静だった。
姫の手が再び振りあがり僕の頬を打ちつけようとする・・・その細い女の手首を
僕は爪をたてて掴むとベッドに押し沈めた。
「・・・わかったよ、姫。」
僕はただソレだけを呟いた。
ただ、それだけで・・・姫の手から・・・身体、足先までの力が抜ける。
その様子をジッと眺めながら僕は腰を力一杯に突き出した。
「うぁっ!!!」
初めて聞いた姫の苦しげな悲鳴・・・僕は子宮が変形するほど突きこんだペニスを
ゆっくりと引き戻し、再び寺鐘を打つように目一杯に勢いをつけて突きこむ。
「・・・・・」
しかし、今度は悲鳴が上がらなかった。
姫は歯を食いしばりその陵辱に耐え、しかるべき瞬間を待ち受けていた。
「いくよ・・・姫。」
僕は小さく呟くと姫の腰脇を押さえつけるように両手で掴み、あらん限りの力で
腰を揺さぶった。
――そこに先ほどまでの甘美な様相は微塵もなかった。
――激しい抽挿の苦痛に耐え顔を歪ませる姫。
――激しい射精欲を押さえ込み、腰を振り続ける僕。
その苦行にも似た、その果てにある境地・・・そこへ辿り着くために。
「姫・・・くっ! 出すよ! 姫の中に! 膣に! 子宮に!」
僕の叫び声に姫は歯を食いしばり、その赤い瞳を滲ませて膣を締め上げる。
びゅっ! びゅーっつ! びゅくびゅく!! びゅっびゅーーーっつ!!!
僕にも信じられないほど大量の精液が吐き出された。
そこには快楽などなかった・・・ただ腰がジンジンと疼いた。
――出したんだ・・・姫の中に・・・あの時のように。
ただ、まるで熱すぎる湯船に足をつけたときのように、姫の膣は熱かった。
そして、一滴も逃すまいと絶え間なく痙攣して僕のペニスを絞り上げた。
「・・・・・。」
無言のまま離れようとした僕の腰に姫の両足が絡みつき、伸ばされた腕が
僕の背中をきつく抱きしめていた。
「姫・・・あのさ、僕、姫のことが――」
僕の小さな声は重ねられ舌をねじ込んだ姫の口唇に止められた。
――思いを言葉にすると安っぽくなるぞ、ヒロ。
未熟な僕の心に、そんな姫の思いが脳裏を過ぎった。
そして、そのキスは夜が明けるまで続いたんだ。
王女と下僕 その5 愛と欲望
――太陽が黄色いなぁ・・・
今朝は食欲もなかった・・・というより眠かったけど、学校は待ってくれない。
僕は10回目の欠伸をしながら通学路を歩いていた。
「あらあらお疲れ様ね、ヒロ。」
軽やかな声音とともに、黒い影が僕の前に現れる。
「あ、その・・・覗いていたんですか、令裡さん?」
少し慌てる僕を横目に意地の悪い笑みを浮かべながら、
「離れていてもプンプン匂いますわ・・・淫らなメスの匂いが。」
「えぇ〜、そんなぁ〜!」
「ちょっと妬けますわね・・・お幸せな姫様に。」
赤らめる僕の頬を先輩の指が軽く突付く。
「ただ、その幸せの影に立つ者も少なからずいることを知りなさい。」
「え、それって・・・」
「勘違いしないで、ヒロ・・・私は大人ですもの嫉妬にも分別がありますわ。」
「・・・・・。」
「問題は子供の嫉妬・・・姫様は良く出来た子供ですわ。」
「姫は子供・・・でしょうか?」
僕の問いに令裡さんは瞳を伏せて首を振った。
「そんなことよりも、出来の悪い子供がいるわ・・・お気をつけなさい。」
僕は立ち止まって令裡さんの背中を眺めた。
それは重要な警告だったのに・・・僕はその時、そのことに気づかなかった。
――唯一神は去り、魔王が玉座につく・・・
――無数の星屑が煌く新月の樹海に・・・
――美しくも残酷な闇の世界が訪れる・・・
お前にも見えるだろう・・・このカワイイ愛しい横顔。
お前にも分かるだろうか・・・この疼きに似た胸の高鳴り。
【虹の雫】と歌われた大粒の宝珠。
【天の囀り】と呼ばれた紅水晶のフルート。
――欲しいものは手に入れる・・・そうしてきたし、そうしていく。
それが誰のモノであっても・・・
哀れなコジキの一欠けらのパン切れでも
老王がようやく授かった世継ぎの赤子でも
――無論、お姉さまのモノであったとしても。
ネットリと・・・汗ばんだ絹のシーツのような密着間。
シットリと・・・柔らかで滑らかな感触が胸を這う。
――気持ちいい・・・
そのまどろみも束の間、僕の胸の勃起した乳首に小さな苦痛がはしる。
覚醒していく・・・ジンジンと痺れた乳首に滑らかな感触、繊細な柔肉の愛撫。
開かれた瞳に映るのは星明りの暗室・・・自分の部屋、自分のベッド。
その手首の足首も紐でくくられ大の字で横たわっていた。
「だれ? こんなの・・・」
小さく呟く僕に
「わたしくですわ、ヒロ♪」
無邪気な返事が返ってきた。
「シャーウッド姫! こんな・・・止めてください!」
「人を呼びたければ呼べばいいのだぞ、ヒロ♪・・・もっとも困るのはどちらだろうな?」
そういって、彼女は僕の頬をつねった。
「困るって、僕は!」
「僕は私を寝所に連れてって如何わしい事をした罪人になる・・・違うか?」
「・・・・・」
僕はその計算された罠に絶句した。
「お前は綺麗な肌をしているな・・・キズ一つ無い・・・無垢で・・・純潔で・・・」
そういいながらシャーウッドは僕の胸に頬を滑らせる。
「シャーウッド姫、僕をどうするつもりなの? お願いだからやめてよ!」
「ふふふ、そう急くものではないぞ・・・情事は時間をかけて理解するものだ」
「理解するって・・・何を?」
僕の問いにシャーウッド姫の身体が起き上がった。
星星の煌きを背負って、その小さくスマートな肢体・・・膨らみかけの乳房、細い腰つき、
それは、純粋に無垢な少女の美を体現していた。
「わからぬか、ヒロ?」
その姫と同じ紅瞳は美しく、でも闇をにじませた笑顔に姫とは違う冷たさを感じた。
「私はお前を奪いに来たのだ。」
「僕を・・・奪いに?」
「そうだ・・・もう我慢が出来ぬ・・・だからお前を私のモノにするのだ」
シャーウッドは小さな手を伸ばしヒロの頬を撫でる。
「僕は姫の・・・姫の下僕だから・・・そんなの・・・」
「お前は我が血を飲んでいるのだぞ、順序の差はあれ私の従者だ。」
「でも・・・それでも・・・」
「あとは、お前の問題なのだ、ヒロ・・・だから私は奪いに来た。」
そう言ったシャーウッドの声は氷のように冷たい・・・でも、僕の頬をヌラヌラと
舐め上げる舌は暖かく、吐息は蒸気のように熱かった。
「約束するぞ・・・最高の快楽を与えてやる、フランシスカ!」
不動のまま一部始終を見ていたフランシスカが懐から小瓶を取り出す。
その小瓶を受け取ったシャーウッドはヒロの上半身に振りかけた。
「これは凄いぞ、ヒロ・・・王族に伝わる媚薬、覚悟して味わえ。」
そういってシャーウッドはヒロの身体をマッサージするように捏ねる。
ジリジリとその液体が肌に馴染むにつれて淫魔の誘惑にも似た甘い香りが立ち込め、
肌がフツフツと火照り、心臓がバクバクと興奮の鐘を鳴らした。
汗が滲み出る・・・その汗は塗りこまれた液体に混じりあい、ヌルヌルと
ローションのように肌を滑らせる。
「もっと気持ちよくしてやるぞ、ヒロ♪」
そういってヒロの上半身に覆いかぶさったシャーウッドはマットプレイのように
その小さな身体を僕の身体にすり合わせた。
――ぬりゅ、ぬりゅ、ぬりゅ・・・
絹より滑らかで淡い真珠の肌がヒロの薄い胸を、細い腹を密着し愛撫する。