1 :
名無しさん@ピンキー:
無いようなのでつくってみまスタ。
ドラマ萌え・・・ハァハァ
職人さん待ってます・・・
2 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 14:14:14 ID:8VnLpa7M
セシー
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 15:18:26 ID:Q+cJJlBC
ロボー
検索引っ掛かんないと思ったらセシーwww
ロボニコ萌え〜
神降臨期待age
5 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 11:49:54 ID:h3YzW4GS
ロボニコ!
ニコロボ!
どっちでもいいお!
6 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 21:50:22 ID:NhnHAaQu
ニコはともかくロボも経験なさげ
覚悟を決めたニコにド緊張ロボ
もしくはその逆もいいな
オタクだなんだっていいながら、ちゃんと「大人」なロボに感動した
それとロボ自身はロリコンではなさげなところもいい(長髪キレイ系が好み?)
ロボニコ・ニコロボ、激しく読みたい
名梨需要ないな
ニコ、はじめてのお泊り。
ロボ「いいのか・・・本当に」
ニコ「うん・・・」
ロボ「・・・・・・よし」
・・・
・・・
ロボ「あああ〜〜っ!!駄目駄目駄目!!やっぱりよくないってこんなの!!」
ニコ「まったくもう、いくじなし」
ニコに叱られるロボ萌え。小ネタスマンorz
>11
らしくてイイヨイイヨ-
初々しくて可愛い、GJ!
ロボ「だってオマエまだ子供なんだよー?」
ニコ「……子供だと思う〜?ニヤニヤ」
ってなセリフも追加で
やっべ、小ネタ+つけたしに悶えた
未完らしいけど原作買おうかな
「私を好きにしていいのは、宇宙であなたひとりだけ…」
「宇宙とか言われると、燃えちゃうじゃないかっ(ガバッ)」
「あーん♪(セクシーボイス)」
「いただきMAX!」
こうですか?わかりませn
最高!
このスレは一体どれくらいの人間が覗いているのだろう?
2、3人とか・・・?
少なくとも、1と自分と君はいる
セシーボイスアンドロボでwktkするのは宇宙で私たちだけww
ここにもいるノシ
今日の放送観て宇宙と聞いて燃えてくる人が増えるのを祈るよww
>>1デツ。
タイトル間違えるなんて、最悪だよ。ちゃんとセクシーと打ったはずなのに…これがこの世界と関わっているということなのかなorz
本当にごめん。
もしよかったら、これのスレ落として、もっかい建て直しますか?
21 :
チッピ:2007/04/17(火) 13:08:42 ID:CFotQo9S
初投稿です!
名前変える方がいいと思います。
22 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 14:03:57 ID:ufnus7rW
一海ちゃんに期待
23 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 16:14:26 ID:T/UWyyFJ
別に名前は変えなくていいと思うノシ
辿り着くやつはちゃんといるし
因みに私もいます。
少なくとも5人いますね。
わたしもいまっす。6人。今晩ドラマ楽しみ!
26 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 20:54:12 ID:ibb83AyG
自分もいるノシ
あげ
>>10 相手はルリ子か…熟女モノとはマニアックな。
>>20 とりあえず放送日にはスレをageとけばいいんじゃないかね。
そしてせまいシトロエン2CVの中でイチャイチャするような
SSを書けるのは、宇宙でおまいらだけ。
出動せよ!
28 :
チッピ:2007/04/17(火) 22:34:12 ID:CFotQo9S
誰か萌えるの書いて〜!
原作の黒田硫黄のファンで、正直まったくドラマ期待してないしファックだと思ってたんだが
恐る恐る見てみたら意外とよかった
完全に別物だと思って見ればこれはこれでアリかもしれん
ニコ可愛いな
でもデコ頑いねえのか…
そういや黒田硫黄スレってエロパロにないのか?
今日の放送ネタバレ含
冒頭、美容院での夫婦喧嘩のような二人萌え
ロボの合コンに嫉妬する幼な妻ニコと、必死に弁解する駄目夫ロボに見えてしま
ったww
なんでそんなに焦るんだロボwww
ということで、何か思いついたら書きにきますノシ
31 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:38:36 ID:T/UWyyFJ
超期待してます!
今日のネタバレ萌え
冒頭はもちろん、ラストの二人でゴン蔵の部屋掃除も夫婦にしか見えなかった
つか、最初ロボの部屋かと思って焦ったww
そしていきなりの外泊……布団が二つ並んでてまさかのロボニコ同室を期待したら野口夫婦で肩透かしだった
あー、我ながらテンション高くてうぜぇorz
いい声の男の人が現れる前に、勢いロボニコ(ニコロボ?)です!
本日放送分の野口家の夜設定です
後藤さんは別の部屋で一人で寝てるはずです
二人で寝てる前提でどうぞ!
(私がかずみちゃんだったら、ロボどうするんだろう)
「ねえ、ロボ。まだ合コンのこと気にしてるの?」
「えぇっ?・・・もう〜、思い出させないでよ!今せっかく別のことを考えてたのに・・・。」
本当に子どものような甘えた声でロボがつぶやく。
ニコは布団から出て体を起こし、ロボのほうを見た。
月明かりが入り込んできて、うっすらとロボの顔の場所が見える。
口が勝手に動いていた。
「じゃあ、私のことを考えればいい。」
どこが口なのかはわからなかったけれど、ニコはロボの口に向かって自分の顔を近づけた。
鼻と鼻がぶつかった。
「えっ?」
わずかに動いた口同士が軽く触れた。
(キスってどうするんだろう)
思い切って、強く自分の口を押し付けた。
「んぅっ!・・・ちょっ、ニコ、何してんの、何してんの!?」
焦ったロボは力任せにニコを押しのけた。
「いたぁっ・・・」
「ああっ、ごめん、ちょっとびっくりして・・・。・・・」
やけに静かになった。お互いの息の音が聞こえる。
「こういうとき、どうするの。」
「えっ?」
「合コンで女の子と二人でお泊りすることになったら、ロボはどうするの。」
「え、何それ、そんなの・・・なんだろう。何するんだろう・・・。」
「私が一美ちゃんの代わりになってあげる。」
「・・・なれないでしょ。」
「なれるよ?」
ニコは布団の上に座りなおし、ロボのほうを向いた。
薄暗い中で浮かび上がるニコの白い顔は、とても中学生には見えなくて、ロボは息を呑んだ。
「なれるよ。」
ニコが繰り返す。
その声でスイッチを入れられたかのように、ロボの手がニコの頬に触れた。
吸い寄せられるように、体が動いて、ロボはニコを布団の上に倒した。
「ニコが子どもに見えない。」
ニコは、ロボをとても大きく感じた。
どんどん近づいてくるロボに、ああ、自分は壊されるかもしれない、と思った。
ふたりはたどたどしくくちびるを重ねた。
すみません、以上です。
肝心のここから先がどうしても書けません!
どなたか、続きをお願いします!
今日は本当に二人がかわいかった!
別室で二人はならんで寝てたはずです
ほんと、しつれいしました
すみません・・・
>>33 前半が投稿できてませんでした・・・最低。
改めて投下します。無駄にレス消化して申し訳ないです
成り行きでこんな所まで来てしまった。
もう何時になっただろう。
布団に入ってからしばらく時間がたったけれど、眠いのに目がさえている。
いろんな気持ちがごちゃ混ぜになって、頭の中が熱い感じだ。
ニコは電気が消えて薄ぼんやりとしている天井の木目を見つめた。
1メートルほど隣で、布団をかぶった大き目の塊がもぞもぞ動いている。
「ロボ、まだ起きてるの。」
「うん・・・、おきてるよ。」
布団の中からくぐもった声が聞こえた。
「今日は疲れたんじゃないの?早く寝ればいいのに。」
「ニコこそ、子どもは早く寝ろよー。」
今度は布団から顔を出していて、声が近かった。
(そっちが子どもみたいだよ)
ニコは自分の口元が緩むのを感じた。
そして、すごく不思議な気分になった。
お父さん以外に男の人と二人、布団を並べて寝てる。
手を伸ばせば届く距離に。
(私がかずみちゃんだったら、ロボどうするんだろう)
「ねえ、ロボ。まだ合コンのこと気にしてるの?」
「えぇっ?・・・もう〜、思い出させないでよ!今せっかく別のことを考えてたのに・・・。」
本当に子どものような甘えた声でロボがつぶやく。
ニコは布団から出て体を起こし、ロボのほうを見た。
月明かりが入り込んできて、うっすらとロボの顔の場所が見える。
口が勝手に動いていた。
「じゃあ、私のことを考えればいい。」
どこが口なのかはわからなかったけれど、ニコはロボの口に向かって自分の顔を近づけた。
鼻と鼻がぶつかった。
「えっ?」
わずかに動いた口同士が軽く触れた。
(キスってどうするんだろう)
思い切って、強く自分の口を押し付けた。
「んぅっ!・・・ちょっ、ニコ、何してんの、何してんの!?」
焦ったロボは力任せにニコを押しのけた。
「いたぁっ・・・」
「ああっ、ごめん、ちょっとびっくりして・・・。・・・」
やけに静かになった。お互いの息の音が聞こえる。
「こういうとき、どうするの。」
「えっ?」
「合コンで女の子と二人でお泊りすることになったら、ロボはどうするの。」
「え、何それ、そんなの・・・なんだろう。何するんだろう・・・。」
「私がかずみちゃんの代わりになってあげる。」
「・・・なれないでしょ。」
「なれるよ?」
ニコは布団の上に座りなおし、ロボのほうを向いた。
薄暗い中で浮かび上がるニコの白い顔は、とても中学生には見えなくて、ロボは息を呑んだ。
「なれるよ。」
ニコが繰り返す。
その声でスイッチを入れられたかのように、ロボの手がニコの頬に触れた。
吸い寄せられるように、体が動いて、ロボはニコを布団の上に倒した。
「ニコが子どもに見えない。」
ニコは、ロボをとても大きく感じた。
どんどん近づいてくるロボに、ああ、自分は壊されるかもしれない、と思った。
ふたりはたどたどしくくちびるを重ねた。
以上です。
肝心のここから先がどうしても書けません!
どなたか、続きをお願いします!
今日は本当に二人がかわいかった!
別室で二人はならんで寝てたはずです
ほんと、ほんと、しつれいしました
グッジョブ(o^-’)b
やっぱり夜どうしたか気になるよな
初めての二人のお泊まりだしw
39 :
チッピ:2007/04/18(水) 16:56:42 ID:RYcBmUjU
早く誰か続きを〜
40 :
チッピ:2007/04/18(水) 22:06:54 ID:RYcBmUjU
お願いします!
続きが気になって眠れん。
>>29 探してみたけど黒田スレはないな。まとめサイトにも見当たらなかった。
>>40 そろそろsageを覚えたほうがいい。
あとコテハン付けるのは投下中の書き手くらいだ。
職人が何日も来ないのは、この板ではよくあることだからしょうがない。
42 :
チッピ:2007/04/19(木) 07:36:42 ID:dmWHYmTc
どうか今晩までに願います。
ニコ役の大後寿々花ちゃんはSAYURIでかなりエッチなシーンあるね
水責めにあってうつ伏せにされて棒で叩かれまくるシーンは抜ける
こりゃスパイの拷問シーンもこなせるぜ
42の焦り方を見ると、自分のブログに自分の作品として転載してんじゃねーの?
と思ってしまう。
45 :
チッピ:2007/04/19(木) 17:42:11 ID:dmWHYmTc
私は自分のブログ持ってません。ただ単に続きが気になって読みたいだけです
大人なら大人しく待ちましょう。
過度なクレクレは職人を遠ざけるだけ。
18歳以上ならもうちょっと忍耐あってもいいだろ。
48 :
チッピ:2007/04/19(木) 20:32:38 ID:dmWHYmTc
そうですね。これからはおとなしく待ちます。
待つのはいいが、せめてsageてくれ
50 :
チッピ:2007/04/20(金) 15:45:50 ID:vpSnlUjj
sageって?
メル欄にsageって入れるだけ
教えてチャンはやめて少しは自分で学んでから書き込もうね。
いい大人なんだからさ
52 :
こゆ:2007/04/20(金) 19:01:52 ID:vpSnlUjj
初です!
なんか面白そうなので続き書こうかな。
クレクレ騒ぐ
sageの仕方を知らない
ID同じままで名前変えて初とほざく
ここはお前みたいなガキが来る場所ではない
当然お前の書いた作品など誰も読まない
分かったら死んでね
54 :
こゆ:2007/04/20(金) 19:33:28 ID:vpSnlUjj
わかりました。
丁度死のうと思ってたので。さようなら。このスレに出会えて良かった。
釣りじゃなくて、マジ(・∀・)ジサクジエーンなわけwwwww
57 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 14:45:29 ID:0YltbTPB
wktk
せっかく投下してくれたのに、変な奴のせいで消えてしまったな
まあ、座して待つさ。
その前にこのスレが圧縮でdat落ちしなきゃいいが…
活気ないもんな。
他スレに比べて。
本スレは活気あるんだけどね。
やっぱタイトルちゃんと直して新しいスレ建てた
ほうがよくないですか? どうでしょう?
放映日age
今日もニコロボ楽しみだ〜
>>61 同意。普通に検索かけてもヒットしないもんな
64 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 21:58:02 ID:xAq0D7TU
放送直前期待age
65 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 13:39:14 ID:sXPupdJI
このスレたてた1さん、まだ此処来てるかな? 勝手に新しいスレたてちゃったらまずいですかね。打ち切りも恐怖だけど、このスレもこのまま落ちそうな・・・
67 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 16:20:38 ID:x5NKPIA4
同意見です!
立て直した方が人たくさんくると思いますよ。立て直したら、エロいの投下します!約束しますよ!
なんかまだsageできない人が張り付いてそうだな。
>>67みたいな釣りが増えると思うとこのままでいい気もするな。
本気で探す人は質問スレで聞くんだろうけど。
1です。
ほんと腑甲斐ない、ごめん。
建て直すのもちろんオケですが、仕事でしばらくパソさわれないので、新スレたてれません。
できれば誰か建て直してくれないかな…本当にゴメン。
71 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 15:44:19 ID:PLqE/emo
とりあえずage
このままでもいいんじゃない?
こういうふうに放送日に定期ageしてれば辿り着けるでそ
毎週火曜が楽しみで仕方ない
今日のもよかった
ニコを怒らせたかと焦りまくるロボに萌えたww
75 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:18:16 ID:p3W4jkxT
うん萌えたw ロボにラーメ作ってあげてるニコとか
ふたりの絡みは楽しい。
ベッドでだらだらするロボの背中を揺すって起こそうとする二コに萌えた
あのシーンはなんだかエロいw
原作+ドラマのニコって感じで
一海ちゃんのHな話を盗み聞きして
Hに興味を持つニコ。
テレクラで演技でテレホンセックスした時の技をいかして
童貞ロボをからかおうとテレホンセックス。
だんだんニコも本気になってきて……
な展開を書こうとおもうんだがどうだろう。
ドラマのニコは原作と違って
純情な感じだからここの人が求めてるのと
違うものになりそうで書けないでいる。
って書いたけど、よく考えたら
ロボって童貞ではないんだった。女好きだけど。
>>77 おお…!
設定だけで既に萌えてしまったんだが!
待ってるぞノシ
>>77 同じく設定だけでwktkが止まらない!
>>78 でも童貞設定も萌えるなwwww
>>77 いいですねえ〜その設定!
純情ニコも時には大胆になるってことで。
自分も書いてみようかと思ったんだが早々と挫折orz
話がうまくまとまらない。
はぁ〜難しい・・・。
82 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 20:12:02 ID:ZYSwvZ6Q
ロボニコ期待age
久々に観たらロボニコめちゃめちゃ萌えた…
ロボが、ニコのほうがすごいんだーって他の女子にニコ自慢してるのテラヤバスw仲良すぎw
ロボニコもニコロボもいいなー
来週も予告観る限り楽しみ
自分も萌えた……
うしみつ様の声まねした後、ロボの後ろから出てきたニコがかわいすぎ。
そして、そこから笑いあう二人。ほんとに萌える。
ほんとにいいよねーあの二人。 神職人さん来てくれないかなー。
>>77に萌えて、非エロでロボニコを書いてみたのですが、投下okでしょうか?
もしかしたら自分のサイトに載せる可能性がありますが。
>>86 最近投下少ないしいいんでないの?
少なくとも自分は投下して欲しいwwww
楽しみに待ってますwktk
>>86の投下までの繋ぎにちょっと投下してみる。一海ちゃんの部屋で色々発見してしまい興奮してオナニーしちゃうニコってシチュ
「一海ちゃん、入るね〜」
戸を空けるだけでガタガタと音がなる。改めて、古い家だという事を思いしらされる。
今日はせっかくの日曜だというのに、よりによって友達は全員アウト、親はお出かけ。あまりにも暇なので、一海とでも遊ぼうかと思った、が。
「・・・いないじゃん」
見事に部屋はもぬけの殻であった。
「しょうがないなぁ。うーん・・・ちょっとくらい良いよね?」
とりあえず部屋を漁る事にする。そうすれば何か面白い物があるかもしれない。
「これ、教員の教科書?うわっ、難しっ!あたしには無理ね〜」
教科書やら、アルバムやら、それなりに面白い物を見つけてはいたのだが、彼女は次に予期せぬ物を見つけてしまった。
「何この箱?えーと、こんどーむ・・・コンドーム!?」
ニコが生まれて始めて見た、コンドームという物体。保健の授業で、ある程度の知識はあったものの、実物を見るのは初めてだった。当然、彼女が好奇心を押さえられるわけもなく。
「うわぁ〜・・・コンドームってこんなに柔らかいんだぁ・・・これってたしか、男の人と女の人がHするときに使うんだよね・・・。一海ちゃんも男の人と・・・」
ぶつぶつ呟きながらも、ニコの顔は赤くなり、手は自然に自らの陰部へと伸びていった。
「ココに、男の人のアレが入るんだよね・・・。でも、本当に入るのかな?」
パンティを手でずらし、まだ申し訳程度にしか毛の生えていない秘部を覗き込む。が、何処に穴があるかすらもわからない。
「この辺かな?ちょっと指で探して…ひぁっ!」
突然走った電撃に、一瞬思考が停止してしまった。
「な、何、今の・・・すごい・・・」
偶然触れてしまっただけとはいえ、いきなり与えられた快感は、少女の性を呼び起こすのに充分であった。
「これが、気持ち良いって事なの・・・?一海ちゃんも、こんなに気持ち良い事してたんだ・・・」
顔は先程よりもさらに紅潮し、目はトロンとしていた。
「あたしも、もっと気持ち良くなりたい・・・いいよね・・・」
そう自分に言い聞かせ、先程と同じ箇所を、再び指で触れてみる。
「んっ!あ、ぁっ・・・!そうだ、アソコの穴、何処にあるんだろ・・・アソコいじったら、もっと・・・」
ヴァギナを探し、快感を貧るように股間を撫でるも、なかなか目的の場所は見つからず、もどかしい快感だけが蓄積されていった。
「あんっ!んんっ、やっ、ふぅんっ!気持ちいっ、な、なんか来ちゃうっ・・・!」
そして、偶然指が触れてしまったクリトリスからの快感がとどめとなり。
「あっ、ん、あ、はあぁーっ!!」
恐らく人生初めてであろう絶頂を向かえ、恍惚の表情で余韻に耽っていたニコが帰って来た一海と鉢合わせするのは、また別の話。
やっぱダメだぁー、大人しく神の降臨を待ってるよOTL
おまっ、見つかんねーと思ってたらセシーて!!
重複からやっとこれたよ……。
「アンドロボ」で検索かければよかったorz
95 :
ロボ×ニコ:2007/05/09(水) 21:23:54 ID:u4jEtSZ4
86です。
>>90-91乙です!
素晴らしいニコの痴態の後なので、少し気後れしますが…。
今日は何となくやることもない。既に十時を回っていたけど、私はベッドの上から動かなかった。
ごろごろと、意味もなく寝返りを続け、脱力する様に
「暇だあ〜」
と呟いた。
姉の一海ちゃんはデート。パパは休日出勤。朝からお母さんと二人きり。やること、やりたいこと共になし。
そんな土曜の朝では、動く気もしない。
あまりにも暇なので、何故か襲って来る倦怠感について考えてみることにした。
自分でも本当に暇人だと思う。
あ〜、なんで今日こんなに暇なんだろ……
そう言えば最近は、ロボと一緒に街駆け回ったりして、事件解決に勤しんでたからなあ。
余計に、暇に感じるんだろうなあ。
でも、ロボといるといつも事件に遭う。
ロボって実は厄病神?
ロボットおたくで女好きの厄病神、なんていたら面白いよ。
ロボのことだから、きっと厄病神も勤まらないんじゃないの?
一人思わず笑みを零すと、名案が思い付いた。
「そーだよ、ロボといれば事件!」
私はベッドから跳ね起きて、思いっきり伸びをする。
もし起きなかったとしても、それなりに暇つぶしは出来るし。
そう心の中で、言い訳の様に付け足してから、私はクローゼットを開けた。
96 :
ロボ×ニコ:2007/05/09(水) 21:28:23 ID:u4jEtSZ4
「はぁ〜い」
ニ度目のチャイムで、ロボは生返事をした。でも、幾ら待ってもロボは一向にドアを開けない。
取り敢えず、今度は戸自体を叩いてみた。コンコンと何となく聞き心地のいい音。私はこの音が何となく好きだった。
最近はインターホンとかが一般化してるから、耳にすることは少ないけど。
出てこない。私はもう一度叩いてみるけど、ロボはやっぱり出てこない。
痺れを切らした私は、問答無用でノブを掴むと、ドアを勝手に開けた。鍵は掛けていないみたいで、部屋に入ると、ロボはMAXロボのビデオを見ていた。
近づいて来た私に気付いて、ロボがあまり驚いた表情も見せずに、棒読みする様に言う。
「なんだ、ニコだったの」
「"なんだ"って……。お客さんが来たらちゃんと出なさいよ〜」
「マックス、パァーンチッ! ほらほら、今いい所なの。それ所じゃないでしょ?」
パンチポーズを決めたロボは、テレビ画面から目を離さずに、そう言った。
私は殆呆れ果てて、取り敢えず荷物のバックだけ降ろすと、ロボと卓袱台を挟んで九十度の位置に座る。
何気なく、テレビへと視線を向けるけれど、丁度終わっちゃったみたいで、ロボは興奮した様にビデオとテレビの電源を切った。
「あ゛あ、やっぱりMAXロボは良い。うん」
一人、何かに納得しているロボを見て、何となく大きな子供を抱えたお母さんの様な気分になった。
何故だか、顔が笑ってしまう。
「あ、そう言えばなんでココ来たの?」
そう突然ロボがこちらに振り向いたから、私は一瞬で顔を直して、ロボの質問に出来るだけ冷静に答える。
「暇だったし――」
ロボはまだMAXロボから思考が離れていないことに気付いて、ちょっとムっとした。どうにかロボの気をこっちに向かせるかを、ものの一瞬の内に考えて、言葉の後に続ける。
「それに、休日の午後前にロボの家に来る人なんて、宇宙で私しかいないじゃない」
「もお〜、宇宙とか言うと、ときめいちゃうでしょ〜!」
軽く顔をはにかませたロボは幾分ふざけた様子で私を抱き締め、頭をくしゃくしゃに撫でた。
何となく子供扱いされている様な気がしたけど、私はそれで少し満足した。
「あーあ、折角ロボと会うから整えて来たのにいー!」
「はいはい」
そうして笑い合ってから、私はロボがまだ私を腕の中に閉じ込めているのに気付き、ちょっと恥ずかしくなった。
「ねー、ロボ」
「んー?」
誤魔化す様に話し掛けたのに、少し機嫌の良い声が返って来て、私は気付かれない様に笑った。
こんなことが嬉しいなんて、自分がちょっと信じられない。
結局、話題は私の中に浮かばなくて、なんでもないって誤魔化した。
「なんだよー、気になるじゃんか!」
私に腕でシートベルトをかける様にして、ロボはゆっくりと、揺りかごのペースで左右に振れ始めた。まるで、駄々をこねる子供みたいな動きに、笑い声を交えて言い返す。
「なんでもないよー」
ほら、やっぱり。
ロボの傍だと、どんなに暇でも、絶対つまんなくない。
わざわざ読んで頂いた方々、ありがとうございます。
みなさんの時間の無駄にならないといいのですが。
なにやら、新しい板が出来たみたいですが、投下はここでよかったのでしょうか?
寝る前にのぞいてみたら、あらビックリ
イイヨ、イイヨー スゴクイイヨー
誘導も付いてるしこっちが本スレ扱いでいいと思う
>>95-96 GJでした!
ロボもニコもかわいい。
続いて投下行きます。
ニコ×ロボ。
エロ未満。
99 :
ニコ×ロボ 1:2007/05/09(水) 23:47:31 ID:h8fUa712
スイートボイス
「ねぇロボ。セックスしない?」
ジュース飲まない? とでも言ったかと思い違いをしそうになるほど、事も無げにニコが呟いた。
「はぁぁ? お前何言ってんだよー!」
一応大人である面子を立てなければと、ロボは精一杯平静を装ったが語尾が見事にひっくり返ってしまった。
ニコがそれを聞き逃すはずもなく、勝ち誇ったようににやっと笑う。
「ね、いいじゃん。しようよ」
「だめだだめだ。子供がしていいもんじゃないんだぞー!
あれは大人だけの神聖な儀式なのだ!!」
「儀式?」
「そう、愛の儀式! 『恋ってどんな感じ?』なんて言ってるヤツには資格はないっ」
小首をかしげて、大きな目をぱちくりとさせてニコは大人しくロボの高説を聞いていた。我ながらいい事を言った、と満足げにうなずいたロボを見て、ニコは再びにやりと笑った。
「愛だって。ロボってロマンチストだよね」
「男はみんなロマンチストさ」
「あっそ。でもさ、ぶっちゃけ、したくない?」
「したくないと言えば〜嘘になる」
「じゃあいいじゃん。セックスしようよ、私と」
「こここ子供がセックスって言っちゃだめなんだぞーー!」
「そんな幼稚園児みたいなこと言わないでよ……あっ!!」
「な、なんだよ」
「ロボもしかして」
くふふと口の中で笑い、ニコはそっとロボの袖を引いた。
何故だかロボには次のセリフが判ってしまった。
ニコの小ばかにしたような表情が、口よりもモノを言っている。
「ど」
「どどど童貞じゃないかんな!!」
仁王立ちになってのロボの悲痛な大声に、ニコは顔をしかめた。
まだ何にも言ってないじゃん、と呟く。
ニコに振り回されている。
ほんの中学生でしかないニコに。
ふとその現実に気がついて、急に虚しくなって哀れっぽく目を閉じた。
おちつけー俺、子供にからかわれてる場合じゃないっ。
こんな有様ではマックスに笑われてしまう、と己に言い聞かせ、くわっと両目を開けたらそこにはニコのあどけない顔があった。
今までにないぐらいの至近距離で顔を合わせるハメに陥り、ロボは身を引くことも乗り出すこともかなわずに石のように固まった。
「ね、いいでしょ?」
よくない。絶対に、よくない。
早くニコから離れろと、頭の中でマックスが叫んでいる。
なのに身体はまるで借り物のように、ぴくりとも動かない。
「一回だけ……お願い…………」
ニコの両手が、ロボの胸をそっとつかむ。
ニコが目を閉じた。
ロボはあらためてまじまじと彼女の顔を覗き込む。
ニキビ一つないニコの綺麗な白い顔。
頬をほんのりピンクに染め、伏せた睫を震わせてロボのくちびるを健気に待っている。
ちくりと胸が痛んだ。
このままニコを拒否するのは、なんだかとても彼女に申し訳ない気がする。
据え膳くわぬは男の恥ってか?
こうなりゃヤケだ。
がっとニコの両肩をつかんだ。
ニコの眉根が驚きにきつく中央に寄る。
ロボはタコのようにくちびるを付き出して、ゆっくり、ゆっくりとニコのそれに寄せていった。
あと2秒。
あと、
1センチ。
「やっぱり駄目だぁぁ! 俺はオタクだけど変態じゃないんだッ!」
とん、と軽くニコを突き飛ばして、その場にロボは頭を抱えてしゃがみ込んだ。
*
「ロボのバカっ! いくじなしっ!!」
薄目で確認していた。
くちびるが触れるまで、あとほんの少しだったのに。
大人しく待っていないで、少しだけ背伸びをしてくちびるをぶつけてやればよかったと、ニコは心から後悔した。
ロボは判ってない。
ロボは全然判ってない。
どうしてニコがいきなりこんなことを言い出したのか、考えてもみてほしい。
好奇心や興味本意などではない。
ロボの言葉を借りるなら、セックスが愛の儀式だからだ。
ただセックスがしたいわけじゃない。
ロボとセックスがしたいのだ。
始めは、普通に想いを打ち明ける作戦も立ててはみた。
唯一の特技であるこの声を、最大限に生かそうと考えたところでハタと気がついた。
彼が望むなら、どんな声でも出す自信はある。
だけど、その肝心な、「ロボが望む声」がさっぱり判らないのだ。
一海の声ではダメだ。
それでは一海が愛を囁いている事になってしまう。
だから、言葉なんて不確かなものより、もっともっと深く強く分かり合うための方法を考えたのだ。
その結果なのだ。
そこの所を、彼は全然判ってない。
膝をついてロボの後ろ頭を間近に見下ろす。
腹立たしさに任せて、ぽかりとロボのツムジを殴った。
「いってぇ〜」
「ロボのバカ」
「何だよ〜お前のためだろ〜!」
「あっ、私のせいにした! 自分のいくじなしを棚あげして〜!」
顔を上げたロボの、ひょりとした胸をどんと叩いた。
その拍子にロボが情けなくしりもちをつく。
「だってさぁ〜オマエ子供じゃん」
「子供扱いしないで!」
もう一度ぽかりと殴る。
勢いのままに、彼をぽかぽかと殴り続けた。
「いてっいててっ、ニコ落ち着け!」
「ロボのバカァ! 女の子に恥かかせて! 一生モテない呪いかけてやる〜っ!」
ご勘弁を〜と、ますます情けない声を上げるロボの腰に馬乗りになり、柔らかく殴っていたはずの拳にずいぶんと力がこもって来たと自覚する。
ロボが本当に痛そうに顔をしかめているのに、どうしても止めることが出来ない。
そのうちに鼻の奥がつーんと痛んで、ぼやりと視界が白けた。
もう一度高く振り上げた右手を、ロボの左手がすばやく掴む。
同じように左手も、意外な力で押さえ込まれた。
「ふっふっふ、これで身動きが取れまい……って何で泣いてんの!?」
やけに得意げな、でもアホみたいな台詞はすぐに驚きに変わった。
驚きすぎた余り、ロボの左手がおろそかになる。
その手を振り払ってチョッキをぎゅっと握って、ついでに思いっきり顔を埋めた。
「うわぁぁぁんっ。ロボのバカ! ロボの人でなしっ。ロボなんか大ッ嫌い!」
一気に怒鳴って、後は言葉にならない声を思う存分叫び続けた。
時折ロボがふえぇと情けない声を上げる。
聞こえないフリをして、小さい子みたいに思いっきり泣きじゃくった。
ロボの大きな左手が、すっと背中に回って、やっぱり小さい子をあやすようにぽん、と優しく叩く。
掴まれたままの左手から、ロボの右手の暖かさが伝わる。
詰まりかけた鼻に、ふわりとくすぐるロボの匂い。
「ニコはニコのまんまでいろよな〜」
聞き逃してしまいそうなほど小さな声だったけど、ニコの耳にはちゃあんと届いた。
背中を叩いていた手が、すっと頭を撫でた。
なんだか急に気が抜けて、今日はこのぐらいで勘弁してやるか、とふと思う。
ようやく涙は止まったようだ。
身体を起こして、ロボの顔を覗き込む。
くちびるを複雑にゆがめて、ロボが困った顔をしていた。
思わずぷっと吹き出すと、困り顔は不機嫌顔へと変わっていった。
「今日は勘弁してあげる」
ロボが何か言う前に、彼のくちびるに自分のくちびるを重ねた。
ちゅっと軽い音がして、くちびる同士がすぐに離れる。
「ニッニッニッ」
目をこれ以上ないぐらいまん丸く見開いたロボが、何か言おうと口を金魚のようにパクパクとさせている。
ぷぷぷと口の中で笑えば、もうすっかりいつもの自分達だ。
だけどふと、下半身に違和感を感じる。
「ロボ、なんか当たってる?」
「うわぁぁーーーー!!!」
本日何度目かの絶叫を上げて、ロボが急に立ち上がったせいでニコはごろんごろんと畳の上に転がった。
103 :
ニコ×ロボ :2007/05/09(水) 23:51:21 ID:h8fUa712
以上です。
子供なニコとヘタレなロボではエロにたどり着けない……orz
思わずニヤニヤしてしまったww
こういうオチ好きだw
やばい萌え死ぬ
ロボニコもニコロボもgj
よし、このまま投下&雑談で回しまくって埋め
正式タイトルで2スレ目立てようぜとか思ってたんだが
セシーwにも妙に心惹かれる
セシーw いいよな セシーw
>90も>95も>99も萌えまくりました、GJ!
ニコもロボもかわいい
たくさん投下されて嬉しいよ〜、このまま盛り上がると嬉しい
>>105 ノシ
自分もなぜかセシー好きだwなんかいいよセシーwww
うわーこんな時間に萌えてしまった。 皆様乙です。
ドラマは視聴率的にはアレだがwふたりの萌え度は回を追うごとに増していっていると思うのは気のせいか。
わーちょっと見ない間に凄い。萌えまくっちゃった!
ロボがなかなか手を出さない(出せない?)もどかしさがイイ!です。
10代始同士の純な恋愛みたいで可愛いなぁ〜(*^_^*)と思いました。
109 :
ロボ×ニコ:2007/05/10(木) 21:17:20 ID:3mrE55WT
>>99-102乙です。ロボwww
↑のおかげでまたネタが浮かんだので、投下してみようかと思います。
エロありにしようとたら、何故か少し暗くなりましたが…
「ねえ、ロボ」
ニコはなにやら楽しげな様子で話し掛けて来た。
気のせいか、少し艶の隠った声に、ロボはドキリと心臓を人跳ねさせた。
「なに? ほら、風邪引くからさっさと頭拭いちゃいなよ」
ニコはロボの家に来る途中、通り雨のおかげで頭から肩にかけてがびしょ濡れだった。
水も滴るいい女――とまではいかないが、濡れたニコはいつもより色っぽくロボの目に映った。
最初、ニコが水を滴らせ、俯いて玄関に立っていた時は、驚き過ぎてひっくり返ってしまったが、ニコだと気付いた後、直ぐさまバスタオルをニコの頭に被せ、わしわしと軽く拭いてやったのだ。
その後、直ぐに家の中へ入れ、ロボは暖かいものを、とホットミルクを作りにかかったのだ。
「うん、大丈夫。ロボ、ねえ」
今までの経緯をぼんやりと思い出していたロボはニコの声に我にかえった。
止まっていた手を動かし、鍋に入れた牛乳をゆっくりとかき混ぜていく。
「ホットミルクなら、もう少し待って」
「好き」
だんだんとあがり始めた湯気といい匂いに、ほわんと一瞬の幸せを感じていたロボは、ニコの言葉に思わずお玉に入っていた牛乳を、自分の手に零してしまった。
「あ゛っづっっ!」
予想外の展開に、四十度程の温度で大声を上げてしまった。驚きで、ニコの背中がビクっと上がる。
落としたお玉が、床にぶつかってガシャンと音を立てた。牛乳が飛び散り、床に白の斑点を散らした。
「大丈夫、ロボ」
ニコは直ぐさま近寄って来ると、少し赤くなったロボの手に、冷えた自分の手を乗せた。
「こうすれば、少しは痛くないでしょ」
自分のせいということを、一瞬にしてすっかり忘れたニコは、親指を握る様にして持ちながら、ロボの手を冷やした。
「僕のことより、ニコが風邪引いちゃうでしょ」
空いている片方の手で、肩にかけられた湿ったバスタオルを持ち上げ、ニコの頭に乗せると、少し強引に水気を拭取る。
ニコは顔を綻ばせると、可愛く言った。
「……ありがと、」
ロボは、ニコのしおらしさにドギマギした。
雨のせいか、いつもより色っぽく見える姿、艶のある声に、心臓が収縮のテンポを速めていく。
気付いたら、ロボはニコを抱き締めていた。
自分の腹辺りまでしか背がないニコに、何故だか胸が締め付けられた。
GJGJ!なんかちょっと見ない間に神が…
>>107 この前は制服だし、最終回には萌え度MAX!になりそうな勢いだな。
あと次回予告の「ニコ!」って叫ぶロボいいよいいよ〜
111 :
ロボ×ニコ:2007/05/10(木) 21:19:23 ID:3mrE55WT
「……ロボ?」
またもや、ニコの声でロボは我にかえった。
肩を掴むと、名残惜しそうに、それでいて拒む様にニコを突き放し、肩に手を付いたままがっくりと項垂れた。
もおー、愛と勇気と正義を愛する僕が、中学生に心動くなんて……!
それともコレはニコが仕組んだのか? 僕をどんな世界に連れてく気なんだ!?
自己嫌悪に浸り、ちらっとニコの方を見てみた。バスタオルに隠れた顔が、一瞬悲しく歪んだ様に見えて、次はそれが気になってしょうがない。
そんな時、ぐつぐつと煮えたぎる音を聞いて、ばっとニコの肩から手を離し、鍋の方に目を向けた。
沸騰し始めた牛乳は、大きな泡を作りながら、中心へと寄っていく。
慌てて火を止め、ロボは冷蔵庫から冷たい牛乳をだし、沸騰した牛乳に少しずつ加えては温度を確かめ、少し熱いぐらいにとどめた。
マグカップを二つ取り出し、同じぐらいの量を注いだ。
なんとな気まずい雰囲気を振払う様にニコにマグカップを渡した。
「はい、コレで温まって。手もすごく冷たいみたいだし」
幾ら夏に近く雨も生暖かとはいえ、ずっと水を纏っていれば体温は奪われていってしまう。
丁度いい温度のマグカップを、早く持つようロボは促した。
「うん」
マグカップを受け取ったニコは、キッチンから卓袱台へと歩いていく。ロボも、マグカップを持って後に続いた。
妙な沈黙が、二人の居心地を悪くする。
ロボは取り敢えず、この原因となった言動について、聞いてみることにした。
「ねー、ニコ。なんでさっき急にあんなこと言ったの?」
聞きたくない。そう悲鳴を上げる様に、手の火傷がじんわりと痛み始めた。
「……ああ。私は「好きって言われたらどうする」って聞こうかと思って」
ニコはなげやりに答えると顔を俯かせ、視線をそらす。
答えを知らなくていいと言う安堵感か、答えが聞けなかった脱力感でか、ロボは気が抜けた。
安心してホットミルクに口を付けた。――所で、ある結論に至った。
「え!? ってことは、ニコ誰かに告白されたの?!」
ニコは包む様に持っているマグカップを口に運び、一口ホットミルクを飲んでから、ゆっくりと頷いた。
今は、まだエチ導入までしか書いてないのですが、出来上がり次第投下していきます。
おーまたもや新作が! エロありですか。
続き楽しみに待ってます。
イイヨイイヨーw
「ニ」
うしみつ様がゆっくりと移動する。
私の名前を示すために次は「コ」に移動させようとするだろう。
しかしそうはさせない。磁石を使ったトリックは見破っている。
ロボが邪魔をして「ク」や「ラ」へと進むはずだ。
うしみつ様はゆっくりとカ行に移動していく。
「コ」
「え?」
うしみつ様はイカサマ予言者の思い通りに動いていた。
「ロボ何やってんの!?」
振り向くとロボは多数の男子生徒に取り押さえられている。
これではうしみつ様の動きを邪魔することはできない。
「ちょっとどういうこと…」
男子生徒までグルだという雰囲気は今まで感じてなかったのに。
こんな短い間にどうやって取り込んだというのだろう。
考えている間にも、うしみつ様はゆっくりと移動し残りの文字を示していった。
「ニコ マワサレル」
気が付くとロボを縛った男子生徒達は私を取り囲むように立っていた。
続かない
115 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 16:43:06 ID:g1B3OnO9
ちょ、見てない間に増えてるよ!
しかもみんなGJってww
やっぱりこのままセシーで行こうぜセシーw
ニコ、マワサレル前にロボに捧げちゃってw
117 :
ロボ×ニコ:2007/05/11(金) 21:46:30 ID:pnx4uQQz
ニコはマワサレル上に公開プレイですか?
ロボ、マックスパワーで抜け出s(ry
ちょっと長めです。
ズキンと、火傷と心臓が一気に痛んだ。
大したことはないものの、精神と肉体のダブル攻撃に、思わず顔をしかめる。
「ど、……」
問いかけようとして、口が止まった。
聞いて どうするの 聞いたから どうなるの お前は行動出来るのか ニコが告白を受け入れたら 受け入れなかったとしても 自分は拒まれるかも知れない どうする お前は無理矢理奪うのか 距離を置くのか 応援出来るのか お前は ニコは なにを望んでいるんだ
自分の中で、答えようのない問いかけがグルグルと渦巻いていく。
確かめられる程確かじゃないのに、それを恋と自覚してしまう。
自分が分らないのに、ニコのことが分る訳ない。ロボはそう考えて、無理矢理思考回路を閉じた。
「悩む程のことじゃないだろ、ニコ。好きなのか、嫌いなのか。今はそれだけだろ?」
今だバスタオルを被ったままのニコの頭を、軽く撫でる様に叩いてやると、ロボは冷め始めた生温い牛乳に口を付けた。
「……っ、いいの、ロボ。私が誰かと付き合ったら、ロボっ一人に戻るんだよ?」
悲痛な声に、ロボは困惑した。
僕がニコの心を押さえ付けてるのか?
そう思うとロボは前よりずっと強く胸と火傷が痛んだ。
自分のことを考えてくれるのは嬉しいが、それでニコの笑顔が失われるのは……。そう思うと、ロボは胸が苦しくなる。
「僕は一人になっても構わないよ」
彼女の為に。そう思うと、ロボの声は思った以上に冷たくなった。
感情を抑えているせいだろうか。
「バカっ、ロボの気持ち聞いてるのに、!」
ニコがぱっと顔をあげると、ロボの目に、涙の伝った後が映った。まだ瞳には、溢れまいと気を張る水が残っている。
この部屋から出ていこうとするニコの手を掴み、勢いよく引くと背後から包み込む様に抱き締めた。
「もう、離してッ!」
腕をお腹に回すと、丁度零れ落ちた涙が腕にかかる。
そのままロボは訳が分らなくなって、ニコを強く抱き締めることしか出来なかった。そのまま、空気は重く沈んでいく。
「ロボ、ごめんね」
長い沈黙は、気付けば終わりを告げていた。それも、当のニコの謝罪で。
自分のいたたまれない気持ちを押さえ、ロボは声をかけようとするが、かける言葉は何一つ思い付かなかった。
「でも、あの言葉は結構本気かも」
呆然として、ゆるくなったロボの腕をすり抜けようとするニコを、強く抱き締め、胸の中に押し込めた。
顎を掴むと、無理矢理自分の方を向かせ、強引に近付ける。
「んん゛っっ!?」
目を見開いたニコは、少しだけ嬉しそうに目を細め、ゆっくりと閉じた。
ただ、合わせるだけの、それでいて長いキスをおえ、ロボは息を弾ませた。
「…っニコ、そんなこと言うと、ときめいちゃうじゃないか! もー襲っちゃうよ」
いつもの口調でそう言うと、ニコは何かが解けたのかいつもの顔に戻り、艶笑しながら言った。
「ロボ、シて」
「りょーかい」
スレ埋めの暇潰しに良かったら読んで下さい。
と言ってもエロ無&ロボ視点(作者主観入りまくw)で、スレ汚しで恐縮ですが…。
「降っても、晴れても」
朝からずっと降りしきる雨。
せっかくの休みだというのに出かける気もない。
こんな日には勿論。
リモコンのスイッチを押して、流れて来る大好きなテーマ曲、明るい画面にワクワクする。
これが最高に幸せ………………。
「………?」
何だろう、何かが違う。確かに楽しい。嬉しい筈、なんだけど、イマイチ気分が盛り上がらない。
「あ。そういえばまだご飯食べて無かった」
きっとそのせいだ。卵を焼いて…(ちゃんと土日の分)
大好きなアイスミルクを入れよ。と思ったが少し寒いから温めて。
「いただきます」
……う〜ん?何か…足りない?
疲れてるんだ、きっと。ミルクに砂糖を少し入れてみよう。
うん、美味しい。美味しい…けど、やっぱり何かが足りない。
何だ?
風邪でも引いたか?いや、元気だ(笑)
大好きな物に囲まれて、ご飯食べて、仕事も休み。
幸せな一時なんだけど、ちょっと何かが物足りない。なんだろうな?……
ぼーっと考え事をしながらテレビを見ていると、
コンコン、と言う音。「開いてるよ」
「やっぱり暇そうだね〜。」
勝手知ったる様子でつかつかと部屋に入って来たのは…やっぱり。
「やっぱりってなんだよ。何か用?」
「別に暇だから」
なんだよ、自分もじゃん。
「…ミルク飲む?」
そう言って鍋に残ったミルクを温め直してカップに注いだ。
湯気の向こうで「ありがとう」とカップを持つ華奢な手を、何となく見つめながら、自分もカップに口を付ける。
「……?あ、美味しい…」
同じなのに、さっきより断然美味しいと感じる。
「まぁーたロボットアニメ見てたんだ。よく飽きないよね」
「あ〜、馬鹿にしたな!いいでしょ〜別に。」
「してないしてないw」
「あ〜今笑った!」
俺はちょっと?唇を尖らせて拗ねて見る。それを「ハイハイw」と軽くあしらわれるから堪らない。
…これじゃあどっちが大人だかわかんないよ。
でも、
何だかさっきよりワクワクしている自分がいる。
そっか。
当り前な事だったんだ。
大好きな物。
1人でも楽しいけど、誰かと居たら、ううん、
ニコと。
君といるからもっと楽しいのかな。
「何ニヤついてんの?ロボ…あ、雨止んだよ」
「べ、別にニヤついてません〜!」
何だか自分のモヤモヤも晴れて来たみたいだ。
「お、出た!マックスパーンチ!」
「…ハイハイ」
雨降りでも晴れでもどんな時も。
1人でも楽しい事も美味しいモノもあるんだけど。
1人より2人が心地良い。
ニコと一緒にね。
以上です…。
もっと萌え文が書きたい…orz
>>117さんの投下と被っちゃった!
ごめんなさい
凄く続き楽しみにしてたのにorz
マックスパンチされてきます
GJ!
>>117 乙です! ニヤニヤしながら読んでしまったw
>>118-120 ほのぼのしてていいっすよ!
自分も一応書いてはみたものの萌えとは程遠かったw
投下しようかどうしようか迷っているしだいで。
>>117です。
>>118-119GJです!
私以外の方の投下、すごい楽しみにしてるので、どんどんやってください。
この板にいる方もそうだと思いますし。
楽しみなんてお言葉、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
いいね、ちゃんとスレが機能してきたw
126 :
ロボ×ニコ:2007/05/12(土) 22:09:49 ID:rGb1zkYn
大人と中学生【こども】だからなんて言う考えはもうなかった。
ただ、ニコに触れて、自分に触れてもらって、幸せならそれでよくなったのだ。
さっきとは裏腹に、緊張した面持ちでゆっくりとニコに顔を近付けた。
ニコは薄目を開けて、そんなロボの顔を見て少し笑っていたのだが、あまりにも遅すぎるロボの動きに、自分からも少しずつ顔を近付けていくことにした。
「んっ?」
予想より早くくっ付いた唇同士にロボは驚きの声を上げた。
ニコが必死に笑いを堪えていると、ロボは急に激しく唇を合わせ始めた。
自分を刷り込む様に、ニコの唇を自分の唇で挟む。唇の間から舌を覗かせ、滑らす。
なんとも形容しがたい感覚に、何となくくすぐったさを感じていた。
「んっ、」
息をしようと小さく開けた隙間に、めざとくロボの舌が入り込んでくる。
突然のことに、更に口を開いてしまったのがいけなかった。ロボはどんどん奥へと入れ込み、舌を、奥から前とを舐める。同じ様に、天井も。
「んまっ、ちょ、ロっ」
もう一度強く口を塞がれ、今度は二、三度前から奥へと舌先で舐めると、口を離した。
「んあぁ、はぁっ……」
息をする時の溜息すら愛おしい。ロボは、まだ息の粗いニコの胸に手を向わせた。
まだ小さく柔らかい感触に、ロボは溜息を洩らした。
なんともいいがたい柔らかさは、ロボを駄目人間にしてしまいそうだった。
強いていえば、水3/4くらい入れた風船の感覚だろうか。それでいて、人の肌特有の手に馴染む感じ。
兎に角、ニコのはとても特別な気がして、それでいて自分だけが触っているんだと思うと、感動に近いものを感じた。
「ニコ、どう?」
柔らかく、指先で摘む様に揉みながら聞く。ニコは困惑した様に眉を寄せた。
「わかん、ない……」
語尾は吐息の様に甘く掠れて消えていく。
ロボはその声に興奮し、一気にニコの服をたくし上げた。
ブラも一緒にたくし上げた為か、突起を作り始めた胸はふるふると震えていた。
目の前にパンが吊されているかの様に、ロボはその胸にかぶりついた。突起を中心に、口に入るだけ入れる。
ゆっくりと突起を舐めてやると、ニコは声を洩らして小さく震えた。
唇で揉みほぐす様に胸を吸ってやり、舌は突起を弄ってやると、ニコはより一層震えた。
「っはあ……ロボォ、」
何処か苦しげな声を聞きつつも、もう止められやしない。
ロボは空いている手でもう片方の胸を揉みしだく。時々突起を摘んだりを繰り返し、その間にもゆっくりと手は空いているもう片方の手は、下半身へと伸びていた。
いい雰囲気ですね。このまま繁栄を願うばかりですね!
しかし、情事中の描写はどうも苦手です。
どう表現したものか……。
皆様の時間の無駄にならぬよう書けるのかが心配です。
少し粗い文章になると思いますが、御了承を。
おはよー! てかっ、すごい盛り上がってる。
一瞬違うスレにきたのかと思ってしまったw
>>126さん
どんなお話でもオールOKです! 無理せず書いて下さい。
wktkしながら楽しみにしてます。
128 :
ロボ×ニコ:2007/05/13(日) 20:30:51 ID:UGEANjRB
>>127 ありがとうございます。
少し詰まっていた所なので、俄然やる気がでました。
がんばります!
「ひゃっ」
ニコは可愛い小さな悲鳴を上げた。ロボが、ニコのそこに触れたのだ。
「ニコ、カワイイなあ」
そういいながら、もっとその声を聞きたくて、パンティの上から、亀裂に沿う様に優しく撫でていく。
「あ、なんかだめ!」
この先の魅惑的な快楽を察知したのだろうか、困った様に嬌声を上げた。
既に布越しでは物足りないのか、ロボは指をパンティのなかに滑り込ませた。そして、直接ゆっくりとなぞってみる。
「あぁ、ロボッ」
快楽に歪むニコの額に、ロボは胸から離した口で口付けた。
多少唾液が多く分泌されていたため、唇が離れた後、そこは少し冷たかった。
それですら感じてしまうのか、ニコはロボの服を強く掴み縋り付いた。
「ニコ……」
ニコが座っていられないことに気付いたロボは、ニコの背中に手を回し、ゆっくりと寝かせてやった。
「っロボ……」
ニコはもう、快楽を待切れない様だった。証拠に、ロボにせがむ様な視線を送っている。
ロボは目を細め、ニコの頭を撫でてやると、ゆっくりとパンティを脱がしにかかった。
薄らと濡れ始めたそこは、パンティとの間に細く小さい糸が引き、むっと来る熱気の様な匂いを放っている。
ロボは中指を割れ目の中へ付け、上下に擦ってみる。
「ひゃっ、あっ!」
ぬるぬると指にまとわりつく愛液は、指の狡猾をよくし、勢いよく自分の中へと招き入れた。
あまりに突然な快楽に声すら出なかったニコは、眉を寄せて、その感覚に耐えようとした。
「ひ、っはあ……ヤっ」
ロボは押し込んで引き抜くと単調にその行為を繰り返すだけ。
それだけなのに、先程までとはえらく違う快楽が、突き上げる様に、引き摺り降ろす様に、ニコの思考を支配していく。
ロボは、ただただ快楽に没頭するニコの色めいた顔を見て、胸の締め付けられる思いをした。
「 、 ……」
ニコを呼ぶ、あまりにも小さい声は、彼女の耳に届くはずもなく、二人の吐息と混ざりあって消えた。
129 :
ロボ×ニコ:2007/05/13(日) 20:35:19 ID:UGEANjRB
いつの間にか、ロボの顔はニコの股の間まで来ていた。
もう二人は、どれだけ求めあっていたのかを憶えていない。
ぼんやりと白く霧がかってきた思考で何かを考えようともせず、ロボもただこの行為に没頭した。
「ニコ、」
囁く様にいうと、舌全面を使いそこをペロリとひとなめした。
「ひっ、んんん!!!」
ニコの反応を楽しむ様にもう二、三度なめてやると、ロボは自分のズボンをおろしにかかった。
既に堅く主張しているそれを取り出し、軽くあてがう様に表面に滑らせ、先端にニコの愛液を擦り付ける。
微かな水音に混じる様に、ロボは小さな声でいう。
「いいの、ニコ」
「ん、うん」
早く欲しいと愛液の量はどんどん増していく。
今だ表面にあてがい、しかし今度は少し力を入れて滑らした。
突然、ズルと先端がニコの中にのめり込む様に入り、ニコは眉を寄せる。
「いひゃっ……い、った」
想像以上の痛みに、ニコの思考回路は多少快楽から解放された。
「ロボんっ」
いいかけた言葉すら逃さぬ様に、ロボはニコの口を塞いでどんどん腰を進めていった。
「ふぐうっ、ひゃ、いんう…!!」
激しい口付けと強引な腰の動きに、ニコは意識を手放しそうになった。あまりの痛みに、ロボに強くしがみつく。
するとふと突然、その動きは止まった。
「ッ、ロボ……?」
「ごめん、ニコ。痛かっただろ?」
ニコは何だか出てきた涙を見られたくなくて、目を瞑って小さく頷いた。
「痛かった……」
優しく抱きすくめられ、ニコは身体の力が抜けていくのを感じる。痛みも少しずつ薄れていく様な気すらした。
「ずっと痛いより、直ぐ終わった方がいいかと思ったんだ」
髪を梳く様に頭を撫で、言い訳の様な科白を吐く自分に、ロボは自己嫌悪する。
ニコはそれが優しさの一種であることに気付き、ロボにすがる様に抱き締め返す。
「ロボ、ありがとう。私、やっぱりずっと痛いのは嫌だもん」
火傷をして、ずっと焼き印を押し付けられている様な痛みを思い出した。そういえば、とロボもさっき手に熱い牛乳を零してしまったのを思い出す。
そっと、ロボの腕に触れて、静かに目を閉じる。
中に入っているロボが、小さく波打っていることに気付き、ニコはそれすら優しく思えてしまう。
「ニコ、ごめん。もういい?」
我慢し切れないといった様に、ロボは顔を歪めていった。
ニコが小さく答えると、ロボはニコの前髪を梳き、額に軽くキスをする。
「ニコっ」
ロボはニコの名を呼ぶと共に、腰をゆっくりと動かし始めた。
130 :
ロボ×ニコ:2007/05/13(日) 20:39:03 ID:UGEANjRB
「んはあっ、ふ…」
ニコにはまだ痛みが残っていたが、それに負けない程の快楽が現れ始めたことに、戸惑いを隠せずにいた。
声を上げまいと気を入れようにも、力は身体の中心から抜け落ち、屈服しようとしている。
「ん、はっ……ニコ!」
ロボの声が、誰か違う人の声の様に聞こえて、ニコは閉じていた目を開く。そこに、ロボがいることに何故か酷く安心した。
身体と心が一致していない。
「ロボ、ロボっん…あ、ふあっ!」
そのことが、何故かニコをまた不安へと引きずり込むようだった。しかし、そのことすら、快楽に溺れていくニコは忘れさせられてしまう。
「ニコ、っは…僕もう……!」
「ひゃ、あひ、あっあああああ!」
ロボが更に激しく動き始めた途端、ニコは直ぐに達した。それを追い掛ける様に、ロボも中に射精した。
そのまま、二人は深い眠りの中に落ちていく。
ロボの激しく上下する胸の中で、ニコの不安はすべて消え去っていた。
「……ん?」
目を覚ましたロボは、寝ぼけて辺りを見回し、もう一度寝ようと寝返りを打った。
その時、横にニコが寝ているのに気付き、行為後であることを思い出した。
「ニコ……」
ゆっくりと髪を撫でて、耳もとで囁いてみる。
くすぐったかったのか、ニコは可愛らしく身じろぎして、また寝息を立て始めた。
その愛らしさに和んでから、自身を拭いておこうとティッシュを取り、自分のそれを見た。
「……」
思わず固まってしまう。自分の迂闊さに頭を抱えた。
「避妊……してないよなあ?」
彼女がピルなど飲んでいるはずもない。一回とは言え、安心出来ることでもない。
避妊具を何も付けず、ニコを抱くなんて!
……あれ、大体僕の家にそんなものあったっけ?
そこまで考えて、ロボは膝を抱えたくなった。
「今日から僕は晴れて犯罪者だ……」
どよんとどこまでも沈んでいきそうな声で呟く。ふと、ニコの寝顔が目に入る。
「んー、ロボ……」
そういって微笑むニコを見ていたら、重要なことだけど、ロボにはどうでもいい様に思えてきた。
取り敢えず、自身とニコのそこをティッシュで拭取って、ニコをベッドへ運んでやった。
その隣に自分も寝転ぶと、一緒に布団を被る。
ロボは、ニコを抱き締めているだけで、ニコを感じられるだけで。とてもいい夢が見れそうな気がしていた。
完結です。どうもお目汚しすみませんでした。
やっぱりエチシーンは描写が粗いなあと思いつつ、現段階でこれ以上は無理なので、精進したいです。
全然萌えれない……ですよね。
でもwktkして待っていて下さった方、ありがとうございました。
>>128-130さんお疲れ様でした!
すっっっっごく良かったです。
エチシーンドキドキしました。
しっかり萌えさせて頂きました(^^)
>>128‐130
すばらしいです! 萌えまくりました!ありがとうございました。
ロボニコはいいねっ!
エロ有の素晴らしいSSの盛り上がり後でなんですが、投下させて貰って宜しいでしょうか?
エロ無でちょっと暗め?ですが…。
いずれかはエロ有り書ける様に段取ってはいるんですが(にしては前置き長っ!て感じですが)
どーぞどーぞ! 投下して下さる方が増えるのは嬉しいことです。
違うんだ。
宇宙よりトキメク女(ヒト)は
どこにも居やしないんだ。
【聖域(サンクチュアリ)】
「ロボ、居る?…って、どうしたの!?」
窓辺に置かれたベッドの上でハアハアと赤い顔で寝そべって居るのは、
この部屋の主であるロボ。
「あ、何だニコ?どうしたの」
「何って…別に用はないんだけど、それより何、風邪引いたの?」
実際用なんて無い。いつも気が付けば此処へと足が向っている。
「う〜ん、何か眠れなくて一晩ボーとしてたら、具合悪くなった」
「もーそんな…薄着でいるからだよ!夕べは…合コン行かなかったの?」
ニコは持って来たバッグを置きながら聞いた。
昨日はロボは合コンに行くって張切ってた筈。…だから来なかった。
「行ったよ。すっごく楽しかったし…」
「ふぅん」
「珍しく盛り上がって、イイ感じになったりしたんだけどさ〜」
「へぇ、良かったじゃん」
関心なさそうに返事を返す。
「けど…って、ねえニコ」
「何」
「……何で、こっち見てくれないの?」
ニコは思わず肩がびくり、として慌てて振向いた。
そんなつもりなかったのに、ロボと視線を合わせられなかった。
何故?
…自分にも解らない。「た、たまたまよ!?何言ってんの?つーか、そんでどうしたの」
ロボは答えない。
「……振られたの?」
「振ったの」
「へ!?」
いきなりの予想外の答えに調子外れの声を挙げた。
「何で?好みじゃなかったの?…あ、やっぱり一海ちゃんのがいいんだ」
ロボはまたも答えない。
黙ったままニコを見ている。
何となく居心地が悪くなったニコは思わず視線を外し、つと立上がろうとした。
「ニコ、待っ…」
ドサ!!!!
「ロボ!?」
振向くとロボが手を伸しかけた格好でベッドからずり落ちていた。
「大丈夫?ちょっと熱でもあるんじゃないの…見せて」
ニコがロボの額に手を当ててみるが、よくわからない。
「ちょっとゴメン」
言うなり自分のオデコをロボの額にくっつける。
「あ、少し熱いよ。熱あるんじゃない?」
軽く閉じて居た瞳をぱっと開けると、そこに初めて間近で見るロボの顔があった。
慌てて離れようとしたニコは次の瞬間、身動きが取れなくなってしまった。
「………!!!!」
耳に、ロボの少し熱い頬が当る。背中に強くて大きな男のヒトの手が。
突然の事で身体が言う事を聞かない。
離れようとする意思とは逆に、
離さないで欲しい様な複雑な感情が頭の中で交差する。
「ニコのせいだよ」
「ロボ?」
何を言っているのだろうかと問掛けようとして、また黙り込んでしまった。
…聞けない。
何故だか解らないけど、怖いのだ。
いつもと違う空気が、熱を帯びたロボの潤んだ瞳が。
ちょっと拗ねたような甘えたようないつものロボの声なのに、普段と
違う思い詰めたトーンがニコを締め付けている。
耐え切れなくなって声をあげた。
「ちょっと、自分の不摂生を人のせいにしないでよね。さぁ病人は
無理して起きないで寝た寝た!」
無理やりあからさまに明るい声でそう言うと、やっとの事でロボの腕を押戻しその場を離れた。
「お粥作ってあげるからね。ちゃんと寝てなさい」
とキッチンへ立つ。
ロボはしばらく何か言いたそうにしていたが、
「…卵も入れてね〜」と布団に潜り込んだ。
背中で布団カバーのすべる音を聞きながらハイハイと返事し、ニコは冷蔵庫を開けた。
卵を出しながら、今更高鳴って来た心臓の音に眩暈がしそうな自分に気付く。
嫌ではなかった。
むしろこのままで居て欲しいと思う程、自分の胸に触れたロボの胸は暖かかった。
それが何故か怖かった。違う場所へ踏込んでもう戻れない様な、不安で堪らなくなったのだ。
「……熱のせいだよ、きっと」
ニコはそう呟いて鍋を火にかけた。
ロボはじっとそんなニコを見ながら、昨夜を思い出していた。
珍しく意気投合した相手が部屋へ行っても良いと言うので、
正直舞い上がらなかったと言えば嘘になるが、ロボはそのチャンスを断ったのだ。
本当ならさぁどうぞと自慢の(?)我家へ喜んで女性を入れただろう。
相手が無数のフィギュアやDVDに万一引いてしまったとしても、散々オタク
扱いされて来た自分にはそれ位よくある事で、お構いなしにさぁ
どうぞ!だった筈。
今までの自分なら。
なのに昨夜は初めてそれを拒んだ。
他の誰かを入れてしまった部屋にニコを入れたくはなかった。
いや、逆か?
今日も必ずニコはやって来るだろう。だからいつものようにして
置きたかったのかもしれない。
「もうすぐ出来るよ。食べたらちゃんと寝るんだよ」
「はあぁ〜い」
いつものロボだ。ニコは気の抜けた返事にこっそり笑った。
じっと背中を見つめているロボの視線には気付かずに。
「………あ、寝ちゃってた」
食事をして少しウトウトしたのは覚えているが、割と深く眠ってしまったようだ。
見るとニコが、ベッドにもたれ掛る様にして眠っていた。
「やばっ!ニコまで風邪引いちゃうよ」
そっと布団を取ってニコに掛けてやりながら、ロボは考えた。
やっぱりここには、ニコに居て欲しい。
ただこうして眺めているだけで切なくて。
トキメクってのはこういう事なのかもしれないと改めて感じる。
「一晩中ニコの事、考えちゃったよ…」
寝息を立てるニコの唇に、もっと近付きたくて顔を寄せる。
目を閉じて、くちづけようと少しだけ唇を尖らせて。
「ダメダメ!出来ないや……」
あどけない寝顔を見ていたら、情けないけど何もしてはいけない気がして。
今はまだ踏込んではいけない、その時ではないとそう思って。
起さない様に気をつけながら、自分もニコの横に潜り込んでベッドに
もたれた。
そっといつものように頭を撫でなでして、
「ニコ。好き」
ごく小さな声で呟くと、ロボは自分もそっと目を閉じ、またすぐ深い眠りに落ちた。
ロボの寝息がすうすう音を立て始めた頃、ニコは目を開けた。
しばらく横に居るロボの顔を眺めていたが、思い切った様に顔を近付けた。
「…いくじなし」
そう言ってまた自分も目を閉じた。
「私が風邪引いたら、ロボのせいだよ」
優しく撫でられた髪の温もりと互いの唇に余韻を残して。
↑以上です。
終り入れるの忘れてましたスミマセン。
どうしてもいきなりエロに行けなくてつい焦らしてしまいましたw
自分の中ではソレまではもうすぐ!って感じになってるんですが…。
にしてもそう言うシチュ書くの巧い人いますね。
この一週間ですごい良スレになってるw
今日も楽しみだ。
放送日だったのでとりあえずage
今日観て、ロボは結構いい父親になりそうだなーとオモタ
しかしロボニコは本当に仲良いなwまるで夫婦w
個人的には宇宙人×殺し屋にも切な萌え
あと女主人×よっちゃんもなんか良かった
車の中でバカバカ言いあうふたりワロタ
ニコとナナシも兄妹みたいでいーなー
寝顔のニコ可愛い。
縛られてるニコに男の子がいたずらだろ
このシチュでよろ
誰も書かないなら俺が書く
>>143 同意。宇宙人×殺し屋ツボった。
ニコロボの仲良しさには頬が緩む緩む。
社長×よっちゃんもある意味ラブくてときめく。
そんな自分は父母が最萌えです。
>>118-120です。
一応その後の2人という流れでエロ有りを書こうと頑張ってますが、
なかなか…orz
書けましたらうp出来る様頑張ります。
ドラマのニコロボはカップルよりも夫婦wがお似合いで大好きです。
結婚したらニコがガッチリ財布を握りそうと妄想(笑)
まさかルリ子とよっちゃんにフラグが立つとは…
そうか、原作でじじいのキャラにわざわざルリ子をキャスティングしたのは
この為か!
朝っぱらから濃い?ですが少し時間が空いたので予告wしたエロ有
投下させて頂きたいと思います。
編集&微直し入れながらなので時間が掛かると思いますが、宜しくお願いします。
「泊めて」
ロボは何気なしに手にした缶コーヒーを派手に落っことした。
【繋ぎあって未来へ】
いつもの部屋なのに。
何だかいつもと違う場所のように居心地が悪い。
いつもなら並んで見てるテレビも、何となく距離を空けて。
事の起りはこうだ。
昼間近所のコンビニで立ち読みしていると、ポンと肩を叩かれた。
振向くとそこにはニコが立っていたが、普段見た事ない大きめの
バッグを持っていた。そして一言こう言ったのだ。
「今晩泊めて」
それからとりあえず訳が解らないまま部屋に戻って来た。
異常に乾く口元を潤そうと、買って来たコーヒーを飲むが味がわからない。
うっかり落してしまったため、凹んでしまっていた。
「そんなに驚いた?」
平静を装っていたものの、ドキッとして思わず噴いて咳込んだ。
「ゲホ…ッて、あのね!ニコ自分が何言ってるのか解ってるの?」
ティッシュを渡しながらニコはさらりと答えた。
「うん、泊めてって頼んでるんだけど」
ロボは金魚のように口をパクパクさせて慌てている。
両親は親戚の結婚式、姉の一海も留守で今夜はニコ1人なのだ。
「だったら、友達のうちに行けばいいでしょ!何で俺ん家なの」
「その予定だったんだけど、その子んち急に予定が入って無理に
なっちゃったんだもん。仕方無いじゃん。鍵、一海ちゃんが持っ
てっちゃったし…」
「だからって…俺一応男だよ?いくらニコが子供でも、マズイよ〜やっぱり」
子供、って言葉にちょっとカチンときたニコは、
「もういい!ロボには頼まない」
と叫んでバッグを手にすると玄関に向った。
「ちょちょ、ってどこに行くのニコ!?」
靴を履きながら
「…公園とか…いざとなったらロボみたいなのが居そうな所もあるし」
ロボは凍り付いた。
「だ、ダダダダダメーーーッ!!!!」
ニコの前に回り込むとドアの前で通せんぼして叫んだ。
「絶対ダメ!テ、テレクラなんてどんな男が来るか解んないでしょっ!
も〜しょうがないな、き、今日だけだからね。解った?」
余りのうろたえ振りに一瞬キョトンとしたが、次の瞬間「プッ」と吹出した。
「ニコ!何がおかしいの」
「ううん、何でもない。ありがとうロボ」
「ったく」
プッとふくれるロボについて部屋へ上がる。
「(…ネットカフェのつもりだったんだけど)」
まぁいっか、と肩をすくめて荷物を置いた。
多めに作っといてあげるねと言ったニコの作ったカレーを夕飯に食べ、
今度は普段のように並んでテレビを見ている。
だが、2人の口数が少ない。気軽に肩など叩けない、そんな雰囲気
があった。
「あ、の、飲み物いる?」
と沈黙に耐えられなくなったロボが慌ててすくっと立上がると、
いきなりキスシーンが画面一杯に映し出された。
思わず生唾をゴクリと言わせて食い入る様に画面に釘付けになるロボ。
が、横で訝しそうに見つめるニコの視線に気付くと
「う、うわぁぁぁっっ!!」
と慌ててキッチンへ駆込んだ。勢い余って流しへぶつかったため、何か
が落ちる音がする。
「い、いかんいかん!落着け。大の大人があれ位でブツブツ…」
そんなロボの姿にニコは半ば呆れて深く溜息をついた。
両手にジュースの入ったコップを持って座ったロボに、ニコはさらりと言った。
「今日一海ちゃんもお泊りなんだよねー」
「ふーん、…って、えっ!?てことはエエエエーーーッ!!!!」
目と口を目一杯開けて頭を 抱えて騒いでる。
「(思った通りの反応するなぁ)」
醒めた目でニコはロボを見た。
「気になる?」
「そりゃあそうでしょ!あ〜もう知りたくなかったアアアア〜」
一体何を妄想してるのやら。溜息と同時にチクリと胸が痛むのにどきり
として、ニコは思わず胸を押さえた。
そんな様子に気付いたロボが
「ん?どうかした?」
と聞いてくる。
「…あのね」
「うん?」
一瞬間を置いて静かに切出す。
「私が誰かとそうなったらどう思う?」
固まるロボ。
「だっ…」
同時にニコの肩を掴んで叫んだ。
「ダメ!絶対絶対ダメ!」
「ロボ…」
何となく安堵したその次の言葉にニコは衝撃を受ける。
「一海ちゃんだけでも嫌なんだからさ〜、ニコまで変な想像させないでよ」
ニコの表情が曇っていくのをロボは気付かないまま捲し立てる。
「そーゆーのは大事に取って置きなさい。本当に好きな人に逢うまで」
鼻の奥がつんとする。
「まだ子供なんだからさ」
もうダメ!
「…って聞いてんのニコ……うわっ!何泣いてんの!?」
気付いた時にはポロポロ涙が零れてしまっていた。
「ロボの馬鹿!」
当のロボはただ愕然としていた。
こんな時どうしていいか解らない。
いつもなら頭をくしゃっと撫でてやるのに、それさえもためらわれた。
「私は一海ちゃんじゃない」
「?…当り前でしょ」
「なら私の事は関係無いじゃない」
ニコは何を言っているのだろう。…まさか妬いてる?いやそんな筈は…。
「なら私が誰を好きになってどうなっても平気でしょ」
違う。そんなんじゃないんだ。
「違うよ」
ロボは優しく言った。ニコの頬を伝う涙を拭いながら。
「そりゃ一海ちゃんがなんて想像すんのはいい気しないけどさ〜」
ニコはまだ顔を上げない。
「ニコは、そのままでいいんだよ」
「………」
「そのままがいいんだ」
ちらと目を向ける。
「誰かに取られるのは…嫌だよ」
伏目がちに呟くロボが居た。
「今、居なくなったら…淋しいよ…」
「今だけなの?」
我慢出来ずに言ってしまったニコの言葉に驚いて顔を上げたが、
そのままロボはニコの目を見て決意したように答えた。
「ニコが居てくれるなら、ずっと居て欲しいよ」
そう言うと自然に互いに顔を寄せ、短い軽いキスをした。
「ニコが好き」
言ってしまった。
まだ子供だから、自分は待てる自信がないから、
それまで側にいてくれるか解らないから、
言えなかった短く重い言葉。
もう引返せない。一度言ってしまったら、もう今までの2人とは違うのだ。
ロボはまだ涙の残るニコの頬を拭うと、そっと抱き締めた。
「…ロボ」
「うん」
「私を奪っても…構わないよ」
「へっ!?…だ、ダメだって、いくらなんでもまだ早いでしょー」
バッと身体を離すと、両手をバタバタさせて首を振る。
「私がまだ子供だからって言うんだよね、きっと」
ロボは答えない。
「…待てるの?」
「…待てる、と思う」
「辛くない?」
ちょっと考えたが、恥かしそうにちょっと笑った。
そんなロボを見てニコは決心した。
「私は構わないよ」
「ニコ…」
そう言うとニコはそっとロボにもたれ掛っててきた。
これ以上ニコを咎めたら反って傷付けてしまうかもしれない。
そう思ったロボはついに覚悟を決めて肩を抱いた。
「いいの?」
こくん、と頷くニコがただ愛しかった。
そしてさっきよりゆっくり強いキスをした。
キスに酔う間もなく、強くそれでいて小さく震えるロボの
舌がニコの唇を押し開こうとする。
されるがままにそれを受け入れると、ゆっくり舌を絡めながら身体
を横たえて行く。
ツーと透明な糸を引きながら唇をようやく離すと、ニコの首筋にキス
をし、舌を這わせる。
ぴく、と肩を震わせ、首筋に流れる心地好い痺れの様な感覚に、
ニコは思わず声を漏らした。
吐息に紛れた小さな喘ぎをロボは見逃さなかった。そのまま今度は
ゆっくりTシャツの上から、まだ成熟仕切っていない胸の膨らみに触れた。
恥かしさに唇を噛みながらも、こみ上げる熱さに堪らず
「……んん、っ」
と身体をよじる。
構わずロボは裾から手を入れ、少しの間ブラの上から胸をまさぐり、
背中に手を回しゴソゴソし始めた。
多分、ホックを外しに掛ったのだろうと思ったニコは、背中を反らし
てロボの指を招き入れた。
慣れていないのか、それでもなかなか上手く外れないためニコが身体を起した。
「…ゴメン」
恥かしそうに謝るロボを見てニコは少し笑った。
それで緊張がほぐれたのか、服を脱がされゆっくり肩紐を下ろされた
下着からちらとこぼれた胸を見られても、もう恥かしさは無かった。
むしろ、そこに触れて来る唇の感覚を待望んでいたかの様に先程と
はうって変わってはっきりと切ない声を上げた。
「あ、あ、んんっっ、…はぁ…」
何度も繰返し漏れる声に興奮し、ロボは夢中で小さな突起に口づけた。
胸の上でロボの頭を掻きむしりながら、舌で転がされる胸の尖端の
敏感さに自分ではない様な声を上げている事実に戸惑いながらも、
確実にその行為にのめり込んで行く。
そのうち、ロボの片手がショートパンツに掛った。
自分が身体を起すと、ニコのそれを脱がした。
それから自分の下着以外の物を全て脱ぎ捨て、
寝転がっていた床からニコを抱上げてベッドに運んだ。
冷たいシーツの感触を背中に感じながらキスの雨を受け取り、ニコは
初めて見るロボの裸に胸を高鳴らせた。
大きな背中に手を回す。
そうしてまた胸に快感が走るのを味わっていた。
「可愛い…」
また激しく舌を絡ませながらキスをし、右手を下半身に回した。
ぎこちなく下着の上からまだニコ自身も触れた事のない部分を指で
なぞり始めた。
ぴくり、と反応する身体が示す様に下着の上からでも様子がわかった。
「ねえ、濡れてるのわかる…?」
耳元で囁かれる声に、ニコは恥かしさの余り首を振る事しか出来ない。
それに興奮したのかそのまま下着に手を掛け、一気に足首まで引き下ろした。
「やっ…!だ、ダメッ」
小さな抗議を制するかのように足の間に割って入り、今度は直接
指で濡れたそこを触り始める。
「……っあ、あ、あっ!ダメ、ダメぇ!!」
背中をのけ反らせてさっきより激しく声を上げた。
「ダメなら…止めちゃおうか?」
ちょっと意地悪く拗ねたフリをしてロボは指の動きを止めた。
「………っ。いじ、悪…」
紅潮した顔で睨むニコに微笑みかけてまたキスをし、再び指を動かし始める。
「あ、あああっ、ん、ん、ふっ…うあっ……はあ、」
夢中でロボにしがみついたままニコは理性が薄れてゆく。
怖い。どこまで行ってしまうのだろう…。
得体のしれない不安に駆られながらも、それを止めてくれとは言えなかった。
気付けばロボは唇をそこに押当てている。
「やだ、恥かしいし、…汚いよ…」
「ニコのだったら構わないよ」
舌での愛撫にさっきより更に切ない声を上げるうちに、いきなり背中に
電流が走るのを感じた。
「や、ダメ、…っ!ああああ………んんっ!」
呼吸が一瞬止り意識が遠のいた。
…はあっと息をしながらふと目を開けると、心配そうに覗き込むロボ
が居た。
「…イッちゃったの?」
多分そうなのだろう、こくんと頷いた。
「もう、してみてもいい?」
「うん」
「ニコ、力抜いて……嫌ならすぐに言ってね」
ロボが下着を脱いで初めてそれを間近で見たニコは一瞬怯んだが、
深呼吸すると目を閉じた。
だが、
初めてあてがわれた物は予想以上の痛みでニコの中に押入って来る。
苦痛に顔を歪ませながらも何とか耐えるが、逃げ腰の身体は気持ち
とは裏腹に上へ上へと逃げてしまう。
ガン!と鈍い音がして2人とも頭を押さえた。
ベッドの上部に頭をぶつけたのだ。
いたた、と頭を押えながら、思わず目を合わせて2人は笑った。
「やめよっか」
ロボは頭をさすりながら言った。
「もう充分だよ」
とニコの頭をくしゃっと撫でる。
「そんな…ダメだよ」
ロボは私の為に我慢するつもりなんだ、と思った。
だってまだ彼自身は治まる様子は無い。
中途半端で辛い筈だ。その優しさがニコには堪らなかった。
「大丈夫、して」
「ニコ」
ロボは本当にこれ以上無理をさせたくはなかったのだ。だが、
「奪ってって言ったじゃない…」
涙を浮かべ始めたニコを見て、決心した。
「わかったよ。もうやめないからね、いいの?」
頷くニコを抱き締め、再びそれを彼女へ納めようとした。
なかなか上手くいかずに何度もキスをしながら、ようやく繋った2人は
夢中で互いにしがみつき何度も相手の名を呼んだ。
広い肩ごしに揺れて見える天井を視界一杯に感じ
ながら、ニコは
「も、もうダメだ、ニコ…」
と言って自分の胸に何かを弾けさせて果てたロボにしがみついたまま、
まだ少し残る痛みと高まる狂おしさに涙を浮かべた。
どれ位こうしていただろう。
さっきまでは気まずいだけだった沈黙も、今は不安のかけらもない。
ただ、
こうしているだけで全てがどうでもいい気持ちになる。
互いの心音だけが耳をくすぐる。
「大丈夫?」
「もう平気だよ」
少しだけ赤くシーツを汚してしまったので、新しいバスタオルを敷いた感触が少しくすぐったい。
「ニコ…ありがとう」
「ロボ…」
優しく頭を撫でながら愛しさに目を細める。
「もう、ニコがもう少し大人になるまで我慢する!」
「…出来るの?」
うーん、としばらく考えては首を振るが、やっぱり恥かしそうに
小さく笑った。
それを見てニコも笑った。
優しく頭を撫でられながら、ニコはこの仕草がとても好きだと思う。
これから私達ははどうなるのかな?
未来のことなんかわからない。
不安じゃないと言えば嘘になる、けど。
私達はきっと繋っていられる。
握りあった互いの手を頬ずりしながらニコは言った。
「ロボ」
「ん?」
「離さないでね」
私はずっと側にいるから
“FIN”
以上です。
ちょっと長くなりましたがその割に萌えられなかったらご勘弁を…m(_ _;)m
投稿後ですが、携帯からったので細心の注意を払ったのですが、改行がおかしいかもしれません…orz
重ね重ね申し訳ありません。
お〜予告してたエロですね! GJです!
堪能させていただきました。
やっぱりロボニコいいなー好きだなこのふたり。
にしても皆さんうまいですね。 文才があるって羨ましい。
GJGJGJ!
ロボとニコ可愛いなあ、萌えた…
最近投下増えて、ここ覗くのが前にも増して楽しみです
職人さんたち、ありがとう!
本当に職人さん方GJ!! ロボニコ萌え。
ロボ誕生日シチュもみてみたい気がする。
ロボ誕生日はテレビ版であればどう料理されるのか(そもそもやるのか?w)
というのもあって悩む所なんですが、勝手に妄想してあるストーリーがあって、
それをどう書くかというのも今考え中なんですが、
別物として読んで頂くことは可能でしょうか?
エロ有りにするかどうかも微妙…。
全く番外的なモノという感じなんですが。
上記のようなことを投下の0レス目に注意書きしてくれれば
読みたい人は読む
読みたくない人は文句言わずスルー
が 可能になる
ってか、ここで誰もOK出さなかったら書かずにいられる程度のリビドーなのか?
だったら読みたくないね
悪いが自分は、書きたいものを書くぜ!
……今は妄想段階だけどな……くそぅロボのいくじなし!
お前大人なら優しくリードしろ……話が動かん
>>164 一応ドラマベースの場合はそちらの雰囲気を壊してはと思いましたので。
書きたい物を書く、というのは自分も勿論ですが、作品自体まだ練りの段階なので、投下までに一応お伺いを立てさせて頂きました。
ご忠告ありがとうございます。
そちらの作品も楽しみにお待ちしております。
↑で書いたSSがキリの良い所まで書き上がったので投下させて下さい。
独断の設定なので、ダメかなと思う方はスルーして下さい。
前レスではやはり自分の配慮が足りなかったとの事を反省点としてお詫します。
ちなみにまだエロは無(笑)なので物足りないかも。
朝っぱらから携帯が鳴る。アラームまではまだ30分はあるのに。
「誰だよ〜…モシモシ……ムニャムニヤ」
『おはよう。お誕生日おめでとう、ロボ』
「!!!!かかかか、一海ちゃん!?」
眠気なんか一瞬にして吹っ飛んだ。
相棒の中学生ニコの姉であり、憧れの存在である。
『じゃあね』
「あ、ままま待って!」
こんなチャンス、無駄にしては勿体ない。
「き、今日駅前のフ、ファミレスでろ、6時に待ってます!!来てね、じゃね!」
『あっ、あのちょ…』
最後まで返事を聞かずに早口で捲し立てると、電話が切れた。
「あ、あり、ちょっと一海ちゃん?もしもーしっ。も…切れてる…」
だが、ロボは大して気にせず上機嫌で窓を開けた。
いい天気。今日は最高の誕生日になりそうだ。
「Little birthday」
仕事が終ると速攻(勿論残業せず)でスーツ姿のまま約束の店へと向った。
時間は10分前、まずまずの出足だ。
「緊張するなあ…」
女好きだがモテないオタク男。テレクラ通いが趣味だが成功したためしがない。
席に着いてしばらくの間そわそわと落着かず、
手持ち無沙汰なのか空になりかけたグラスにてを掛ける。
ふと、脇に人の気配を感じ顔を上げる。
「一海ちゃ……」
と言い掛けてロボは目を丸くした。
そこに居たのは目当ての一海ではなく、セーラー服姿のニコだった。
「えっ!何でニコがここに居るの!?てか、一海ちゃんは何処、何処?」
額に手を翳してキョロキョロしているとぼけたロボの姿を見て、
「ロボ……ゴメン!!」
一言そう言って、ニコはその場から走り去った。
「………はぁ?」
訳の解らないまま、ロボはさてどうしたものかと一瞬のうちに考えを巡らせた。
が、すぐさま伝票を掴むと慌ててその場を後にした。
「知らないわよ。ニコあんた、何考えてるの!?」
「やっぱり、ダメ?…」
息を切らせて家に駆込んで来たニコは部屋に入ると、珍しく先に帰って
いた姉の一海に一生のお願いと手を合わせていた。
「何で私があの変態とデートしなきゃならないのよ!」
「ロボはオタクでスケベだけど変態じゃないってば!」
「どっちも同じよ!」
頑に拒否する一海に食下がるニコの目に、窓の下に立って居るロボの姿があった。
結局ロボはニコの様子が気になったため、後を追掛けて家の外までついに
来てしまったのだ。
そのうち悲痛な顔で訴えるニコの様子に気付いた一海は、
「……ニコ?」
「お願い」
何だかニコの様子がおかしいのに気が付いた。ふと心配になった一海は
「…解った。ちょっと出て来るから」
と部屋を出て行った。
自分とした事が迂闊だったと思った。どうしてあんな事をしてしまったんだろう…。
窓から2人が見える。こちらを見ながら何かを話していたが、ロボ
をその場に残して一海が部屋に戻って来た。
「行って来たら?私よりも、ニコに」
会いに来た、とロボは言ったらしい。
「……?」
母が夕飯の支度をする音を聞きながら外へ出た。
一海ちゃんに会えた事で機嫌は良いらしい。
が、ニコの姿を見るなりちょっと険しい顔をした。
「ロボ、あの…」
「何でそんな悪戯したの?」
ちょっと拗ねた様ないつもの口調でロボは尋ねた。
「いきなりゴメン!!なんて変だと思った。ニコがやったんでしょ」
「…知ってたの?」
そう。今朝の電話は一海の声でニコが掛けた物だったのだ。
「追っかけながら考えたら、あ〜そっかそうなんだ、って気付いたよ。
……何でそんな悪戯したんだよ〜?」
「………ゴメン」
「からかったの?」
「違う。違うよ…」
ロボは決して怒ってはいない。相変わらず拗ねて唇を尖らせてはいるけれども。
今朝、少し早起きして余裕があった。ロボの誕生日だから、何か
サプライズはないかと考えて、一海の声を借りてモーニングコールをしようと思ったのだ。
軽い気持ちで、単にロボが喜ばせてやりたかった。それだけ。
だが、
いつもと同じとぼけた(しかも上機嫌な)ロボとは対照的にニコの顔は沈み始めていた。
「ン?どしたの?」
そんなニコの顔を覗き込むロボとなかなか目を合わせる事が出来ない。
もしかしたら、自分は余計な事をしたのかもしれない。
喜ばせてやろうと思ったのに、実際は逆にガッカリさせてしまったのでは、
自分はロボを傷付けてしまったのではないのかと。
「怒ってない、の?」
「う〜ん、ちょっとね」
ニコは、あ〜あ、と言う顔で俯いた。
「あたしって最悪かも」
「ん?」
「何でロボ怒んないの?…あたし嘘ついたんだよ。
人の気持ちちゃんと考えたら、あんな事…」
しなきゃよかった、と言い掛けて声を噤んだ。
いつになく真剣な顔で自分を見てるロボ。
「最悪なんかじゃないよ。ニコは良い子だよ」
ぽんぽん、とニコの頭を叩いた。
「俺を喜ばせようとしたんでしょ?解るよそれ位。
お陰で今日1日すっっっっごく!楽しかった」
くしゃくしゃっと髪を撫でて笑った。
「…ごめんね」
そう言うと、ロボは鼻をこすっていつもの様に指を立ててくれた。
「子供が大人に気を遣うなって言ったでしょ!じゃあ俺は帰って
マックスロボ観るから」
「どっちが子供だよ…」
乱れたツインテールの髪を解きながら、腰に手を当てて跳ねながら
帰って行くロボの後姿をちょっと微笑みながら見送った。
部屋に戻ると、一海が
「…確かに悪い人じゃあなさそうなんだけどね〜」
とニコの顔を覗き込んだ。
「な、何よう」
「なーに話してたのよ、言いなさいっ」
何でもない〜とふざけ合いながら、ロボの後姿を思い出して微笑んだ。
↑とりあえずここまでです。
何とかまとめてエロ有りにこぎつけたいと思っていますが…
読んで下さった方ありがとうございました。
ロボを喜ばせようとするニコカワイスGJ
ドラマは明日か〜wktk
うん、可愛いよニコ。
続き楽しみに待ってます!
再放送だけど放送直前age
七話観たかったよ七話
二話をまた観れるのは嬉しいけどさ…
再放送、たてこもりって内容がまずかったから・・・?
仕方無いんだけどね…。
せめてロボニコ誕生日おめでとう
174 :
続きその1:2007/05/23(水) 20:42:59 ID:5glxyy+H
>>166-
>>168の続きが書き上がりました。
引続き需要がある方は良かったら読んで下さい。
ダメな方はスルーでお願いします。
〈↓続き〉
ロボの誕生日はニコの誕生日でもある。
今日は家族でささやかながら祝って貰ったし、一海からちょっとした
プレゼントも貰った。
入浴後、部屋に戻ると1人考えた。
ロボは今頃どうしているのだろう?
自分は祝ってくれる家族がいるけど、ロボは部屋に帰れば1人きり。
携帯に手を伸してみるが、通じない。何処に居るんだろう…?
少し考えて、また番号を入力した。
その頃ロボが居たのは、電話があるだけの狭い小部屋。
「あ〜、こんな日に誰か居たらなあぁぁ」
と情け無い声を出しながら、掛って来ては切れる電話と格闘している。
また鳴り出した電話を慌てて取る。
「もしもしっ!」
切れない。よーしと思った次の瞬間耳に入ったのは、あの声だった。
「…やっぱそこに居たんだ?」
やっと繋った、とその声は言った。
「やややっぱりって何だよ!って、子供がこんな所に掛けちゃダメ
でしょーがっ!!」
慌てるのも無理はない。ロボが居たのは常連のテレクラの1室である。
「だって携帯繋らなかったんだもん。…ねえロボ」
「ん」
「今日はゴメン!!」
「えっ、い、いいってば!」
「あたしの気が済まなかったの!明日も仕事なんだから早く帰って
寝たら?じゃね!」
早口で捲し立てると電話を切った。
「さ、あたしも寝よう」
そう言ってニコは髪を拭きながらベッドへ腰掛けた。
「…なぁーんか、すっきりしないな…」
電話の向うではいきなり切れた受話器の向うに向って叫ぶロボが居た。
「な、何なんだ?もー寂しいじゃん、いきなり切るなよぉ…」
はあ、と溜息を付き肩を落すが、また電話が鳴るや否やガバッと顔を
起してはうなだれる、を繰返しているだけだった。
………眠れない。今日は色々あって疲れた。出来るなら早く休みたい。
なのに。
やり残した事がある様な気がして落着かない。
「…行くか」
起上って着替えていると、
「何処行くの?」
と一海に声を掛けられた。
「起きてたの?」
止めようか、と思ったその時
「…朝までには帰るのよ」
と仕方無いなと言う風に何かを寄越した。
「何、コレ?」
「…お守り」
首を傾げながらそれをポケットに押込むと、そっとニコは部屋を出て行った。
「使わない…よね」
一海は呟くと布団に潜った。
175 :
続き その2:2007/05/23(水) 20:44:35 ID:5glxyy+H
灯の消えた暗い部屋の前に、誰かがいた。
「!び、びっくりした。何やってんの?」
膝を抱えてドアの前で待っていたニコを見つけると、鍵を開けて部屋へ入れた。
「どうしたの?こんな時間に危いでしょ!」
ちょっと咎めるような声でロボは言った。
「今までテレクラしてたんだ?」
「な、何を言ってるんだか」
「…寂しかったの?…」
ふふん、ととぼけるような顔をしてコンビニの袋を開け始めた。そんなロボを見てニコは言う。
「ロボに会いにきた」
えっ!?と振向いた拍子に袋が落ちた。
「あ〜あ〜っ!」
と慌てて中身を出そうとするロボに駆け寄ったニコが、今度は自分
がポケットから何かを落したのに気付いて足下を見た。
固まった様子のニコを見てロボが同じ様にそれを見て、引きつった顔で落した物を指差した。
「何、コレ?」
「…お守り…?」
まさかそんな物だったとは。
ピンクの可愛い柄のそれは、どう見ても…。
『コンドーム』
気まずい沈黙が流れたのは言うまでもない。
部屋の真ん中でぼんやりロウソクの灯だけがともる。
コンビニで買った小さなケーキに停電用のロウソクが多少不釣合だが、
それだけが理由ではなく、2人の間には多少気まずい空気が流れていた。
「…何でニコがあんなの持ってんの」
「一海ちゃんが持ってけって、くれた。…何かは知らなかったんだよ!?」
どうしろと言うのか。
「ケーキ、食べよっか?ロボ消しなよ」
空気を変えようとしたんだろう、ニコが務めて明るい声で言った。
理由も解らず滲んで来る汗を握り締めてロボがロウソクを消すと、部屋は
暗闇に包まれた。しばらく動けずに居たが、目が慣れて来ると、
外からの街燈の灯で互いの輪郭が浮び上がって来る。
本当なら1人で食べようと買って来たケーキだった。何だか寂しくて
テレクラに行ったりしたのに、不思議だ。
食べる分は減るし収穫もなく散々な筈なんだけど。
今こうしてニコが目の前に居るのが何だか暖かかった。
「ニコ…」
何だ。自分は何をしようとしてるんだ?
176 :
続き その3:2007/05/23(水) 20:45:36 ID:5glxyy+H
「何、どうかした?」
あどけない声で我に帰ったロボは慌てて首を振る。
「あ〜俺はオタクでスケベだけど変態じゃない…ダメダメダメ」
小声でブツブツ呟くロボに首を傾げながらニコは言った。
「ロボ、誕生日おめでとう」
そう言って切ったケーキの大きい方をロボにくれた。
「電気のスイッチどこだっけ?」
だが尋ねるニコにロボは違う事を応えた。
「…ニコ、1つだけ頼んでいい?」
思わぬ返しに一瞬戸惑ったが、ニコはいいよ、何?と応えた。
しばらくの沈黙の後にロボが取った行動は予想外の事だった。
「!」
頭を優しく撫でていたかと思うと、そのままゆっくりグイ、とニコを抱き寄せた。
「………ロ、ボ?」
「ゴメン、ちょっとだけこうさせて」
抵抗はしなかった。それどころか、不思議と安心出来る様な気がした。
ただドキドキして、薄灯の中で時間だけが流れて行く。
………もう少しだけこのままでいても良い。ロボなら何故か嫌ではない気がする。
ニコは何もかも怖くないとさえ感じ始めていた。
ふとロボの手が緩み、ニコの身体を離した。
「…ゴメン」
「何で謝るの?」
だって、と言い掛けてロボは口をつぐんだ。何を言っても言い訳になる気がした。
ただ、理由は解らないけど側に来て欲しかった。
ニコに触れたくなったのだ。
「やっぱ嫌でしょ。…俺ニコに嫌われるのはやだし」
「あたしは…」
ロボは自分を責めてる?
「あたし嫌じゃないよ。びっくりはしたけど、嫌じゃ…ないよ」
そんなの違う。
「ロボは悪くないよ」
それを聞いてロボは少し笑った。
「お腹空いたね。何か食べ物ある?作るよ」
立上がろうとしたニコにロボが言う。
「ニコ」
「えっ!?」
顔を見合わせて2人はまた固まった。
事の重大さに気付いたロボが慌てて手を振る。
「ち、違う!!ニコの作ったラーメンが食べたい…な〜、なんて」
何とか苦笑いを浮かべるが、張り詰めた空気は元には戻らなかった。
しばしの沈黙の後、ロボがついに重い口を開いた。
「ニコ」
ちらと目を向けたニコを見て呟いた。
「会いに来てくれて嬉しかった。1人じゃ寂しくてさ〜、けど誰でも
良いわけじゃないんだよな」
177 :
続き その4:2007/05/23(水) 20:47:07 ID:5glxyy+H
ニコは黙って聞いている。
「ニコじゃないと意味が無いんじゃないかな、って」
乾き掛けた唇を無意識に湿らせながら言った。
「嫌ならいいけど、その、……いい?かな」
ニコは一瞬目を丸くしたが、小さく頷いた。
床にペタンと腰を下ろして目を閉じたニコにロボは唇を押当てよう
とした。が、最初から目を閉じていたため目標がずれた。
ガチン!と音がして歯がぶつかるのが解った。
「いてっ」
「もう!」
「ゴメン」
肩をすくめて小さくなったロボをちょっと笑いながら睨む。
そして、そのまま今度はゆっくり自然にキスを交した。
顔を離す…が、ニコが自分に持たれかかったまま離れないのに気付いたロボは、次第に焦り始めた。
「(まさか……)」
想像してロボは頭に血が上るのを感じた。
「ニコ、まさか、その、…まだ、いいの?」
驚いてニコは声をあげた。
「え!違うの?」
次の瞬間2人は真赤になった顔を合わせた。
「ニコ」
心臓が飛び出るのでは、という位緊張しながら、ロボはそのまま思い切ってニコを抱き締め床に寝かせた。
これからどうしよう。
何も考えずにこうしてみたけど、どうして良いか解らない。
自分は大人だ。でもニコはまだ子供じゃないか。
…良くないよなぁ…。ロボは迷った。下手すりゃ犯罪者だ。
実際はキスだけのつもりだったのだ。
じっとしたままのニコは目を瞑ってその時を覚悟している。
穏やかな顔をしている様に見えた。が、良く見れば胸の上で組んだ指が小さく震えている。
待っているのか、自分を。
ロボはついに最後の迷いを振り払ってニコの手を握った。
「嫌だったら、無理しないでね」
うん、と小さく応えたニコの唇を塞ぐ。
握ったニコの手をゆっくり胸元から腹部まで下げると、服の上から
膨らみを確かめた。柔らかいが、大人になりかけた身体はまだどこか
弱々しく堅い。
ビクビクしながら舌を絡ませようとする。
「ん!?」
ニコは初めての事に驚きの声を上げたが、おそるおそる唇を開いてそれを受け入れる。
されるがままに口内を弄ばれるうちに身体の力が抜けてゆく。
ボタンの隙間から胸元へ滑り込んだ指の感覚に初めて
「………は、んっ」
今まで漏らした事のない声を上げた。
178 :
続き その5:2007/05/23(水) 20:48:45 ID:5glxyy+H
恥かしさにニコは思わずロボの手に自分の手を掛けた。
「ん?…あ、ゴメン、嫌だった?」
慌てて身体を離そうとするロボに罪悪感を持たせた事を感じたニコは
「違うよ、嫌じゃないよ。…ちょっとびっくりしただけ……」
目を伏せながらロボの袖口を摘む仕草が愛らしい。
「だから、大丈夫」
「ニコ……」
もう堪らないといった様子でついにロボはニコのボタンに手を掛けた。
「いいの?本当に。…もう、無理かもしれないよ」
うん、と返事を聞くが否や緊張した表情で1つ1つボタンを外していった。
程無くニコに抱き付く様にして背中に回されたロボがぎこちない手付で
ホックを外すと、さっき触れた膨らみが姿を見せた。
唇、首筋と舌を這わせながら掌で優しく撫でてみる。
指がその尖端に触れると、んんっと漏らす声が耳に届く。
少しずつ固くなってゆくその蕾にロボは夢中で吸付いた。
「…………や、…あ、何?…ん、ん」
ニコ自身も自分の身体の反応に戸惑っていた。
初めて他人にこんな姿を見せる事の恥かしさ。
なのに、やめてとは言えない。
嫌じゃない、ロボなら。
むしろ望むようにして構わないとさえ思った。
舌で、指で、敏感な膨らみの尖端を何度も繰返し愛撫してゆく。
その度に出すまいとしても漏れてしまう声に、益々ロボの呼吸は荒さを増してゆく。
「ロボ…」
か細く呼ぶ声に胸元から顔を上げてニコを見た。
「なに?」
起した顔を引き寄せ、ニコの方から今度はキスをした。
唇が離れても、次はロボがまたキスを返す。
長々とキスを繰返しながら、ロボは徐々にスカートに手を伸した。
丈の短い裾から手を入れると、そっとそっちを見る。
華奢な脚が白く細く薄灯りに浮び上がる。
唇を塞いだまま、太腿に指を這わせた。
「!…んんん、あ、ン、」
ぴくり、と指の動きに合わせて肌が反応する。
下着ギリギリのラインに触れると、身体を反らそうとする。
どんどん早くなる呼吸のリズムと合わせた唇から漏れて来る声に
興奮し、ついにロボの指が下着の中に押入った。
「ひゃ、だ、ダメ…」
もうニコの制止は聞かれなかった。
構わずその場所を探し当てる。
179 :
続き その6:2007/05/23(水) 20:51:17 ID:5glxyy+H
「ニコ…感じてるの?…凄く濡れてるよ」
恥かしさに顔が熱くなってゆくのがわかる。
それを見てロボが濡れた指で探し当てた物を撫で始めた。
「あっ!ちょ、や、だ、め、………あ、あ、あっ!……」
ロボはもう許してはくれなかった。ニコもまた、言葉と身体がバラバラになってゆくのを戸惑いながら感じた。
自分の声なのに遠くで上げている様な感覚。
ただ夢中でロボにしがみつきながら、ニコはどこかへ飛ばされたような意識の中で一瞬気を失い掛けた。
「……ニコ」
正気を取戻した時、ああ、今なのだと悟ったニコはロボの目を見て頷いた。
来るか、と覚悟したその時ロボの動きが止った。
「ロボ?」
手にしているのはあの『お守り』だった。
「コレ使っちゃっていい?…やっぱ大事にしたいからさ」
文字通りの『お守り』。
貰ったそれを付けて、ロボはニコの中に入って来た。
「…………!!!いっ…」
「力、抜いて…」
受け入れる痛みと押し開く力がぶつかる。
抱合いながら、時間をかけてようやく2人は 結ばれた。
もう言葉は無かった。
何度もニコの名を呼びながらロボが動く度に激痛が走る。
だが、それ以上に自分を求めるロボが愛しくて心は震えた。
ようやく痛みが和らぎかけた頃、う、と小さく呻いてロボは果てた。
胸の上ではあはあと息を切らしたロボの髪をそっとニコは撫でた。
「怖かったろ?ゴメンね、痛くして」
寝転がってニコを抱き締めたままロボは言う。
ううん、と首を振りながら
「今日…あたしも誕生日なんだよね」
と静かに言った。
「えっ!?そうなの?うわ〜俺何も無いよ〜!」
飛び起きて頭を掻きむしったかと思うと、ロボはニコにゴメンと手を合わせた。
「いいよ別に。歳取ったからって、ロボとの間が変わるわけじゃ
ないんだし」
「うん」
実際1回り近く歳の離れた2人。
ニコが大人になっても、ロボも歳を取れば結局ニコはロボにとっては子供のままかもしれない。
「それに…」
1つ歳を取ったと共に、今日少しだけニコは大人になったのだから。
心だけは、ロボに並んでいるから。
そんな、小さな誕生日
END
180 :
続きのおまけ:2007/05/23(水) 20:56:45 ID:5glxyy+H
以上で投下終ります。
付き合って下さった方いらっしゃったらありがとうございます。
ちなみにこの後の2人が思い浮かんだので書いて見ましたので、お暇ならどうぞ↓
余韻がぶち壊れるかもなのでちょっと要注意?です
**おまけ**
もうすぐ夜が明けようとしている中、静寂は破られた。
「あ〜もう、ヤバいよ!早く帰んないと学校…その前に親に見つか
っちゃうじゃん」
「も〜、ニコがガーガー呑気に寝てるからでしょ〜」
「自分だって!口開けて寝てたくせに」
「人のせいにすんなよ」
「どっちが…」
明け方までに帰る、と言ったのにいつの間にか2人共寝てしまった。
慌てて飛起きたらもう明るくなりかけた空が見えた、という訳で。
ロボの車でニコの家の近所まで送りに来た。。
「じゃあまた行くからね」
「うん、待ってる」
じゃあ、と行き掛けたニコの頭をくしゃっと撫で、ロボがいつものポーズを取るとニコは笑った。
走る背中を愛しい者を見るまなざしで見送ると、スキップしながらロボは車に乗込んだ。
「ニコも、誕生日おめでとう…」
一方エンジン音が遠ざかって行くのを聞きながら部屋に入ったニコは…。
「アレ、使ったの?ねぇ、ちょっと、ないの?まさか、…ねぇ」
と詰問して来る一海に苦笑いするしかなかった。
“ほんとにお終い”
引張ってしまってすみません。完全に書き手の趣味ですorz
181 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:31:51 ID:g1BizuKu
GJです!
ロボ&ニコに萌えましたw
萌えをありがとうございます!!
182 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:06:55 ID:53+rjEpR
GJGJGJ!
うわあ、もうほのぼのとした二人ホント可愛いですw
今だ顔がにやけてしまいます…
183 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:26:59 ID:1Eh/QnOt
GJGJGJGJ!!!
最高じゃぁ!!
7話ショックと8話の予告みて少し鬱になった気分を
此処へ癒されにやってきますた。
ありがとう職人さん。
スレ埋めに駄文ではありますが投下させて下さい。
非エロです。 全然萌えどころがないですw
どーぞ↓↓
「あ〜あ、雨なんて嫌いだ」
学校からの帰り道、ニコは軽くため息をついた。
午後から降り始めた雨はニコの気分を憂鬱にする。
「靴も汚れるし、制服だって濡れちゃう。 早く帰ろ」
家路を急ぐニコの前方から、鞄を傘がわりに頭に乗せ走ってくる男の姿があった。
「んっ、ロボ!?」
「だってさ〜朝すごく天気よかったから傘なんて持っていかなかったんだよ〜」
ニコの傘を右手に持ち一緒にならんで歩きながらロボは言った。
「天気予報ぐらいチェックしていきなよ。 どうせ朝からマックスロボのアニメみてたんでしょ」
「俺の朝はマックスロボからはじまるんだ!」と口を尖らす。
全く大人なんだか子供なんだかわかんないや。 ニコは心の中でつぶやく。
ふとロボの左肩あたりが固まって濡れているのが目に入る。
あれっと思うがロボが傘を自分のほうへ少し傾けているのに気づく。
(もしかして私が濡れないようにしてくれてんのかな?)
二人で入るには少し小さすぎる傘のした、いつもより間近でロボを見上げる。
「何?」
「ううん。 あっ ロボ、今日一緒に晩ご飯食べない?」
「はあ〜急にどうしたの」
ロボはびっくりした声で答える。
「お父さんとお母さん一泊で旅行いってるの。 一海ちゃんもバイトで遅くなるし。
どうせお金ないんでしょ? カレーでいいよね。 うん、決まり」
「ほんと強引だよなあ、ニコは」とつぶやくロボを残し、家に入る。
制服を着替え、髪をおろし身なりを整え靴を履き傘を手に取り立ち上がる。
が、しばし考え手にした物を元の場所へ戻す。
「お待たせ」
ニコはロボのとなりへ入る。
やっぱりさりげなく傘はこちらへ傾いている。
(こういうとこはやさしいんだよね)
「あっ、うち冷蔵庫なにもないからねっ。 お金もないし、材料はニコ持ちね」
「ハイハイ、わかってますよ。 中学生にたかるなんてどういう大人なんだろうねえ〜」
「ニコが勝手に作るっていったんじゃん!」と再び口を尖らす。
そんな様子をみながらニコは何だか楽しい。
雨なんて嫌いだけど、たまにはこういうのもいい。
ロボとふたりバカ言い合いながら、いつもよりちょっぴり近づいて歩くのも。
「あ〜最悪だ〜」
降りしきる雨の中、鞄を頭に乗せ全速力で走るロボの姿があった。
こういう時、誰か特別な人がいてくれたら駅まで傘なんて持って来てくれただろうに。
そんなことを思いながら走っていたら
「ロボ!?」 聞きなれた声がした。
そんな名前で自分を呼ぶのは宇宙でただ一人。
「ニコ」
制服にツインテール、赤い傘をさした少女へ視線をむける。
「どうしたの、傘持って行かなかったの?」
そう言いながら急いで駆け寄り、冷たい雨から自分を守ってくれる。
「天気予報ぐらいチェックしていきなよ」
ニコの冷静な言葉を聞きながら、その声がいつもより耳に届くのが早い気がした。
二人で入るには小さい傘のせいか普段よりニコとの距離が近い。
時折触れるニコの肩やひじになぜか自分の右腕が緊張している。
ふっとニコのほうを見やる。
(あ〜ニコ制服濡れちゃまずいよな)
濡れないように傘をニコのほうへやる。
(こういうことをさりげなくするのが大人の男なんだよな)
ロボがわけのわからない持論を頭の中で披露していると突然ニコが晩御飯を一緒に食べようと言ってきた。
給料日前でお金がないんでしょと。 図星だ。
なぜかニコにかかるとすべてお見通しのようでたまらない。
人の意見を聞くまでもなく強引な少女だがそこが彼女の魅力だったりもする。
着替えてくるからと家に入る制服の後姿を見送る。
雨はまだやみそうにない。
「お待たせ」
そう言ってニコは笑顔でとなりに並ぶ。
ひとつの傘に入り再び歩く。
となりにニコがいるのは何だかほっとして口元が緩む。
「何、にやけてんの」
「えっ、微笑んでるって言ってよ」
「え〜何か企んでるような顔してたよ」
全くこの少女にはかなわない。
とりあえず今はニコの作ったカレーを楽しみにしておこう。
一応ニコ視点、ロボ視点という感じで書いてみました。
続きを書けたらいいけどどうなることやら……
お目汚しスマソ
やっぱ2人可愛い。
それぞれの気持ちが伝わって来ていいな〜。
続きも読みたい!楽しみにしてます。
190 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 09:32:35 ID:vlv8W0TS
GJです!
私も続き見たい〜
楽しみです
GJ!2人がかわいい!
この板で和むとは〜(´∀`)
続きをお待ちしてますよ
192 :
185:2007/05/28(月) 15:05:21 ID:Dv3Yzo9H
あまり面白みのないお話だったのに褒めていただいてありがとうございます。
え〜と続きですが少しは書けているのですがなかなかまとまらず
皆さんの望むような話にならない可能性が・・・
忘れたころにひっそりと投下するかもしれませんw
7話になにがあったんだ!!
……気になって眠れそうにないよ
ニコ…orz
観てるこっちもリアルに切ないよおおおおロボおおおお!
>>193 自分も気になる
七話、いつかやるといいなー
8話何かすごい面白かったな
原作のちょっと悪い子なニコが大好きなんだが、……んーむ
ちくしょー可愛いなぁ
どうしてやろうか、もー
切ない、苦しい……誰か来週までおれのスイッチ切ってくれ
「約束だから」って言う社長を見るよっちゃんにも禿萌えた
197 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:53:31 ID:ga5KP3LD
誰か………
普通にロボのベッドに寝そべってるニコで抜いた
本当に7話の2人になにかあったんだろうか。
来週いつもの2人に戻れるのか。あー気になる。
それにしてもニコ、切ないな・・・
せつないね
二人がロボのベットにいるとき、
押し倒してしまえニコと思った
>>196 「殺しにくる」って聞いて、社長に駆け寄るよっちゃんにも禿萌えた。
ニコ視点でショートSS書きました。書いてから言うのもなんですが、辛かった……orz
テーマは8話ニコの心情です。
凄く……暗いです。
↓ドゾー
夢を見た。
ロボが背を向けて去って行く。
知らない女(ヒト)と手を繋いで遥か遠くの方へ。
あたしは大声でロボの名を呼んだ。
なのに…………。
「ねぇ、うなされてたよ?ニコ怖い夢でも見たの?」
いつもの様にロボの部屋でベッドにごろんとしていたら、いつの間にか
うたた寝してしまった。
そんな事をしても平気になってしまった程あたし達は顔を合わせている。
「オバケでもでたのかな?お母さんタスケテ〜って言ってたよ〜w」
ロボがあたしをからかっているのがまる解りだ。
「言ってないから!絶対言わない!!」
ハイハィ〜と笑いながら造りかけのフィギュアを置いて、マグカップを渡してくれる。
ヨシヨシとニヤニヤしながら頭を撫でて来る。
完全にバカにしてんな?……ムカつくっ!
ごくり、とカップの中身を飲んで、一息着いてからあたしは言った。
「ねえロボ」
「う〜ん?」
「……もしロボに恋人ができたりしたら、あたしもうここには来れなくなっちゃうのかな?」
小さな部分をいじるロボの手が止った。
「何でよ。そんなの気にしないでいいじゃん?てか、俺に恋愛話を振るなぁぁぁ!」
「いや、例えばだから」
面白い。
「それにさ、案外ニコが先に彼氏できちゃってぇ〜、だから暇じゃないの、バイバイ♪
なんて言うかもよ?……あ〜、何か俺すげー寂しくなってきちゃったよ」
想像して勝手に落ち込んでるロボが何だか可愛い気がして、真似して頭を撫でてあげた。
「あたしたちってずっとこうしていられるかな?」
「いられるよ〜。俺達が変わるなんて有得ないよ」
そう言って2人でまたバカな話で時間が潰れた。
「…………?あれ」
ふと気付くと部屋の真ん中であたしは眠っていた。
また、夢……?
誰もいない部屋はしんとして冷たい。
夕陽が差み始めた時間のせいか少し肌寒いが、それが理由ではないだろう。
鍵をろくにかけもしないで不用心だな。
おかげであっさりと留守宅に入れてしまった。
あたしが泥棒だったらどうすんのかね?もっとも取る物なんてないけどさ。
1人ぽつんと部屋の真ん中で立上がると、しんとした音が耳に大きく響いた気がした。
「ここ、こんなに広かったっけ?……」
ふいに視界が曇った。
あたし、泣いてる?
少し埃を被った棚に無数のロボット達が並んであたしを見下ろしている。
陽に焼けたカーテン。
錆びた手すり。
まあるいテーブル、軋む床。
全てがいつになるのかわからない主の帰りを待っているかのように思えた。
あたしはふと足下に置いた青いロボットを手にした。
「お前もそうなの?」
冷たいその体にポトンと雫が落ちては流れてゆく。
「あたしもだよ」
そう呟くと、あたしは膝から崩れ落ちた。
あとは言葉にならなかった。
ただ、後からあとから溢れて来る涙に声をあげて応えるしかなかった。
夢はどこまでが夢だったのだろう?
これもまた夢ならどんなに救われるかわからない。
ただ、もうここにはロボはいない。
「帰ってきてよぉ……会いたい、あいたいよぉ」
あたしはただ泣いて泣いて声が枯れるほど泣き崩れた。
走り出してしまった、消えてしまったロボの現実が全て流れて消えてしまえばいいのに。
そう思いながら。
終りです。
ダメだ、やっぱ辛い……orz
何とか明るく可愛い2人を書きたいのに、今は書けない……。
また元の2人に戻りますように。
誰だって職人である以前に視聴者だもんな…
俺もあなた同様ニコとロボが元通りになるのを祈ってるよ。
ま、それはさておき……いい作品にはGJと言うのがマナーだからな。
職人GJ!!!
次週ロボとニコの関係が修復したらエロ無しでもいいから幸せものの作品を作ってくれることを期待してます!
切なさが乱れGJ
なんかさー、エロパロで言うのもなんだけど
ニコとロボって自分のなかではカップルっていうよりコンビって感じだったから
8話にはホントびっくりした
あと、よっちゃんとニコが二人でラーメン食ってるのにもびっくりしたww
俺は、その二人の背後でマズイラーメンをどんぶり重ねて食ってる人の存在にびっくりした
この8話の展開はつらいよなあ
どうやって元鞘に戻るんだろ……
ロボはともかくニコに笑顔が戻りますように
来週気になるよー…
ロボがニコのとこに戻ってくるといいね。
あと2日… 今回は前回より1週間が異様に長く感じる…
ロボとニコがどういうふうに元に戻るか気になるけど
ひそかにニコとよっちゃんのからみも楽しみ
そだね…
というか放映日が私の誕生日でもあり思わぬサプライズww
ニコとロボの仲が戻るのが何よりのプレゼンツ…
>>210 きっと大丈夫、ロボはニコの元へ戻るしかないとオモ。
いい誕生日になるといいね。
212 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 22:43:28 ID:6ioHMMuL
あげ
正直今回微妙だったがロボがニコの下に戻ったのでよしとしよう
>>213 同意。ちょっと物足りない感じはあったかも。
でも個人的には街中でロボがニコに呼び掛けるシーンがかなりキタww
来週からはきっとまた仲良しさんな二人が見れるよね。
あーでもとりあえず仲直りできてよかった
ベンチの両端に離れて座る二人も可愛かった
ロボと昭子さんってエチしたと思う?
雰囲気だけでも充分にエロかったが…
なんといっても歯ブラシがお揃いだからなぁ……
普通にしてそう
ただ裏をかいて何にもなかった気も少しする
どのみちニコは悩みそうだorz
ロボが買ったなら歯ブラシくらいならおそろいのを喜んで買ってきそう…。
そういう仲ならソファで寝てるのが不自然な気がする。相手が留守でも普通に布団で寝てるのが自然じゃないかと。
ロボが帰ってきた。
アニメ観て叫んでるロボを、バカにしてじゃれ合って。
以前と同じ日々も戻ってきたけれど、時々、ロボは捨てられた子犬の
様な顔で宙をみている。夕暮れ時とか。
そんな時は気づかないフリをする。きっとあの人を思いだしているから。
カタン
誰もいない家で、引き出しの底から写真を取り出す。
破かれた半分には昭子さんの笑顔。公園で捨てられたのをこっそり
拾って来たのだ。だって……。
本当に要らないならそのまま捨てたらいい。
ロボは残りの半分を鞄に入れた。
きゅっと上がった口角を指でなぞる。
この笑顔で、どんな風に呼んだんだろう
応えて、ロボはどんな風に笑っていたんだろう。
『ロボ!』
『昭子さ〜ん会いたかったよ〜』
『私も』
『昭子さん!!』
特技の声色で、昭子さんとロボの二役なんかしてみたら胸が痛くなった。
ロボなんて呼んだからかもしれない。
『威一郎』
昭子さんの声で呼んでみたら、知らない人みたいでますます泣けてきた。
ロボのバカ野郎。
「おばさんじゃん!!」
今度は自分の声で決めつけて引き出しに投げ戻した。
捨てちゃえばいいのかもしれないけど。それはそれで後ろめたいし、
メモの時みたいに後悔しそう。
ロボが遠い目をしなくなったころ、忘れちゃった頃に返してやるんだ。
そして決めてる。
あたしはロボと写真なんか撮らない。
ごろんとベットの上に丸まって、ぬいぐるみを抱きしめながらささやいてみる。
『ニコ…』
ロボの声で。
『会いたかったよ』
220 :
219:2007/06/06(水) 20:28:43 ID:TymP3UX1
↑
<end>入れ忘れました。終わりです。
続きがあるかと待ってた方いらしたら申し訳ない。
今週の放送で盛り上がって突如書いてみました。
エロくなくてすまない。
>>220 GJ!エロではないけど好きだなwセクロボはエロにもってくのがなんか難しいしね。
来週のあらすじを日テレサイトで見てきたんだが、自分の来世はニコの子供だという男が出てくるらすぃー
ニコの子=父親はロボ=だからロボ誘拐される?
このままではロボが自分の父親になってしまい、そのせいで自分の人生
ダメダメだと妄想した男が、ロボを監禁してもっと良い男をニコに近づけようと
する。
・・・どこのSFだよorz
あ、上のは自分の妄想です
>>219さんGJです!切ないなぁ……。
でもロボ戻って来たから良かったよー(ノД<)
>>202-203の後ロボが帰って来たので書きました。
エロは無なのでお好きでない方はすいません。
スレ埋めですがドゾ
↓
225 :
1:2007/06/07(木) 12:57:51 ID:HgOLtk5d
【その手を離さない】
『これもらってくね』
今までに見た事があっただろうか?あんな哀しげな表情(カオ)を。
……一度だけ、泣いた事があった。出会った頃にある人を失くしてしまった時、ニコは俺の側で泣いた。
大人として受け止めてやりたいとその小さな肩を見てて思った筈だったのに。
その手を離してしまったのは、
俺だ。
「ロボいる?」
相変わらずたまにいきなりやって来ては、勝手気ままに過ごしてゆく。
ニコとの関係は元通りになっていた。
俺は適当に相槌をうってフィギュアに没頭し、たまにニコに話を聞けと怒られる。
いつもと同じ。(ニコに言わせるとぬるい毎日)
でも何故だろうか?切なくて心細くてたまらなくなる時があるのだ。
失くした恋を悔やんだり引きずってるつもりはない。
ロボット相手の生活が虚しいわけでもないし、よっちゃんや社長のいる
地蔵堂にはもちろん、会社にも居場所はある。
何よりニコのいる生活はやっぱり楽しい。
なのに。
何がこんなに苦しいんだろう……?
ぼうっと考え事をしながら窓辺にいたら、ふといい匂いがした。
ニコがコーヒーを淹れている。
流しに立つ後ろ姿を見て、一瞬昭子さんを思い出す。
(俺はまだ忘れてないのか……?)
いや、違う。そうじゃない。
思い出したのは、いつもこうしていた事。
昭子さんが働く姿を見るのが好きだった。何故か目を離せなかったのは、
それが長くは続かないとわかっていたからだろうか?
あの人が写真を撮ろうとしたように、俺は目に焼き付けておきたかったのかもしれない。
だけど、ニコにそんな事をした覚えは1度だってなかった。
当り前になっていたんだ。
いつもベッドに寝転がって、テレビを見て、時々ご飯作って一緒に食べて、
お茶を飲んで、笑ってケンカして……。
全て普通になりすぎて大切なことに気付かなかったんだ。
お前がそこにいる事の意味を、その重さを。
何よりニコの気持ちすらわかったつもりで何もわかっちゃいなかった。
俺は大人なのに。
散々子供扱いしておいて、傷付けた。
なんて浅はかな人間になってしまったんだろう。
226 :
2:2007/06/07(木) 13:00:19 ID:HgOLtk5d
「ロボ?」
戸惑ったような困ったようなニコの声が耳に入るが、返事をする事ができない。
俺は泣いていた。
まだ14歳のニコの背中は昭子さんのそれと違って、とても細く小さく見えた。
俺はなんてばかな事をしてしまったんだろう。
昭子さんに恋をした、その事ではない。だが、それが全てを敵に回した。
悔やむのは、あの時の不甲斐ない自分に対してだ。
何故もっとニコの声を聞いてあげられなかったのか。
受け止めてやりたいと思ったのではないのか。
なぜその肩を抱いてやれないまま冷たく放り出してしまったのだろう。
ニコに頼って欲しいと言ったのは他でもない自分なのに……。
「ロボ、ねえ、どうして?……あたしに言えない事?」
ニコが心配そうに覗き込んで来る。
「……俺、酷いことした。ニコに酷いことしたよな」
ニコがただ俺を見ているのがぼやけた視界に映りこむ。
「俺、自分で情け無くて、許せないんだよ……俺、ニコを傷付けたんだよな」
涙でぐちゃぐちゃになりながら嗚咽を漏らす俺にニコの手が触れた。
次の瞬間、不思議な温もりに包まれていた。
そっとニコが俺に抱き付いて背中に腕を回していた。
実際はそうだが、何故か抱き締められているような気がする。
「ニコ……」
耳元で囁く声がする。
「泣きたいなら泣いていいよ。ロボ、辛かったんだよね?」
さらに涙が零れてしまう。
「あたしはここにいるから、全部吐き出しちゃっていいんだからね?」
気付けば大声で泣いていた。頭ではわかっているのに、止められなかった。
ニコはずっと黙って抱き締めてくれた。
気付けば暖かいその身体を俺から抱き締め返していたが、ニコは
それでも離れようとしないでいてくれた。
「……俺、いいのかな?」
やっとの事で言葉を搾り出しながら、まだ出る涙を拭えず言った。
「ここに、ニコの所に帰って来ちゃって良かったのかな?」
苦しかった胸の内を、思うがままに吐き出してしまっていた。
「……当り前じゃん」
ゆっくりと静かな声でニコが言った。
「あたしだって苦しかったよ。ロボこそ、あたしのせいで昭子さんに
会えなかったんだもん。なのに、許してくれたじゃない」
俺は頷いた。
227 :
3:2007/06/07(木) 13:02:45 ID:HgOLtk5d
確かにもうそのことは許しているし、責める気なんて全くない。
会えたとしても会わなかっただろうとさえ思う。
終ったのだ。もう何もかも。
「どうしてそんなに自分を責めるの?……本当はまだ拘ってるの?」
「違う!」
それは違う。そんなつもりはなかった。ニコまで苦しめてしまったのか?
「違うよ」
その時俺は気がついた。
「俺は、きっと許されたいんだ」
ニコの肩に手をかけたまま少し身体を離した。ニコの顔を覗き込む。
「許してるよ?」
ニコはじっと俺の目を見て話し始めた。
「一番大変な時にいなくてごめんねって言ってくれたじゃない。
これからは……いてくれるんでしょ?」
心なしか少し不安げな気持ちが見えたような気がした。俺は頷いた。
しばらくの間、しんとした沈黙が流れた。言葉がなかなか見つからない。
だが先にニコがそれを破った。
「ロボ、まだあたし言ってなかったよね?」
「ん?」
そういうとニコは少し微笑んで続けた。
「おかえり、ロボ」
俺はまた涙腺が緩むのを感じた。
「ただいま」
自分で自分を許せなかったのかもしれない、俺はまたニコに救われた。
しばらくの間そのまま何もせずニコとベッドに並んで窓の外を眺めていた。
「……もう泣きやんだね」
笑いながらニコが言う。
俺は少し恥かしくなってそっぽを向いた。
「あ、素直じゃないな!」
かなわない。
「そーゆー事してるとまたマックスロボ貰ってっちゃうよ」
「そ、それは困る!」
焦って思わずニコの腕を掴んだ。
「えっ!……な、何が?」
驚く顔をしたニコにちょっとドキリとしてしまう。
「いや、あの、マックスロボは、困るわ〜」
それを聞くと
「あ、あーっそ。そういう事!……もう、知らない。勝手にすれば」
ふん!と腕を離して流しへ向かって行ってしまった。
「……違うんだけどなぁ……」
俺って馬鹿なのかな?また呆れられちゃったかも。
こういう所が子供っぽいのかな?
「あと何年経ったら……」
今大人な俺より、ニコが心身共にニコが大人になってしまう日がいつかは来るのだろう。
その時まで、俺は……いや、ニコは待っていてくれるだろうか。
「何ニヤけてんの?」
「別に〜」
差出されたカップを手にしながら俺は密かに決意する。
その時が来たら、今度こそ
その手を離さないと誓おう。
>>228 ありがとうございます。
エロ無ですがこの後そういう関係になれるといいなあと思いながら書きました
が、よく読むと文章としておかしな箇所がありますよね……投下時に気付けよ自分……orz
短い話ですがちょっと思いついたので書いてみました。
エロ無です。
*****
「浮気して帰るみたいで気がひけるというか…」
「…誰に?」
「いや、だから…ロボット達に対して」
あの時、少し期待した。
ニコにって言ってくれるかと思って。
でもロボだもんなーそんなこと言う訳ないかと苦笑いする。
帰って来てくれたことが嬉しい。
ロボット達の点検や掃除に忙しいロボを見ながら思う。
以前とかわらない毎日が戻ってきたけれど
ひとつ心の中で誓ったことがある。
今はまだ子供扱いだけどそのうちロボットと同じくらい
ううんそれ以上に私の方が大切なんだって思わせるほどの
いい女になってみせるんだって。
ロボが他の女の人が目に入らないくらいのかっこよくて素敵な女性に。
「覚悟しといてよね」
ニコはポツリつぶやく。
鈍感でバカみたいに人がよくて優しい愛しい人を見つめながら。
*****
以上です。 すみませんしょうもない話で…
エロ有りは難しいですね。 そこにたどりつくまでのシチュというか…
いずれ書けるようになったらいいんですが。
>>230 GJ!!!ニコの幼いけどすでに女である部分がよく出てますな。
エロなしでも大好きです。
>>222の妄想が案外当たってるかもしれないw
予告画像で、ゲストの漫画家が
「もうニコさんに会わないでください」とか言ってる。
ロボが父親じゃない時点でアレかと思うが…
あー来週が楽しみだ。
職人さんたちGJです。どれも萌えるなぁ…
自サイト用にエロありで書いたのですが・・無駄に長くなってしまいましたorz
12分割で純愛風、エロ部分少ないです。それでもよかったらどうぞ。
*****
「ロボの白い戦闘服」
アキバのフィギュア屋に赴いた二人。ロボは帰りの電車で上機嫌だった。
「はぁーいい買い物しちゃった♪こんなレアが手に入るナンテー」
今日の収穫である限定フィギュアをマジマジと眺める。
「ほんっとに好きネー」隣に座っているニコは呆れ顔でわざとらしく言った。
「ま、子供にはわからない世界だからねッ」
「(わかりたくないって)あ、もう着くよ」
電車は二人の住む阿佐ヶ谷駅に到着し、ホームに降りる。
日曜の夕方、休日を楽しんだ人たちの群で賑やかだ。
改札を出て駅ビルの中を歩く。テナントには夏物の服や小物がたくさん並
んでいる。不思議とそれらを見ているだけで、開放的な気分になってくる。
「あ、」
ふとニコがショップの前で足を止めた。
「んー?なんかあったの?」
フィギュアの月間雑誌に目を通していたロボが見上げると、
ニコはくるくるした目でカラフルな水着を着たマネキンをじっと見ていた。
「これ、可愛い」
大胆な柄のビキニだった。
「水泳の授業ならスクール水着でいいでしょー」
「夏休みにむーちゃんたちと海行く約束した」
夏休みか・・もうそんな時期なんだなとロボはぼんやり思った。
梅雨が明けたら二人が出会った最初の夏が来る。
「海もスクール水着でいいじゃん、中坊なんだからさ」
「ダサッ今どきそんな奴いないよ・・。そうだ、だったらロボ選んでよ」
「えぇぇぇぇ」
ニコはロボの腕をつかんで店内へ入ろうとひっぱった。
「俺がどうして女の水着なんか選ぶのよぉぉぉ」
「私こういうのセンスないしさー、ロボの買い物つきあってあげたじゃん、
だったら私のもつきあってよ、ね」
ロボは心底後悔した。実は給料日前で金欠だったのだが、どうしても限定フィギ
ュアがほしくて、ニコからお金を借りて買わせてもらったのだ。
なので今、非常にロボの立場は弱かった。
「うぅぅ・・・わかった・・」
「よしっ♪」
ロボはおどおどしながらニコの後をついて店内に入った。
「いらっしゃいませー」
店員の明るい声、夏を思わせる派手なBGM、店内は若い女性客ばかりだった。
ふと見ればセクシーなマネキンがずらりと、紐同然の水着を着て立っている。
「こんな・・目の毒だぁぁ」
「若いおねーちゃんの水着姿とか好きなんでしょ?」
「もちろんだ。でもこれが全部女性の胸やあそこを隠すものかと思うとー」
「へーけっこうウブなんだね」
ロボはこの空間にクラクラしていた。ニコはそんなロボにはおかまいなく、
早速水着を物色している。
「ねーこれどう?」
ニコは可愛い柄のビキニをロボの前に広げてみた。
「ニコにビキニは早いだろ〜」
「なんでよ」
「だってさーニコ、胸ないじゃん子供体型だし」
ばしっ、ロボはニコにひっぱたかれていた。
「なんだよもおー」
「ロボ最ッ低!!」
ニコはうーんと悩むと、なにか決めたように水着をつかみ、あたりを
見回しはじめた。
「これ着てみる。えーと試着室あそこか」
「えーやめなよ〜」
ニコのあとをうだうだ言いながらロボはついていく。
「うるさいなーもう」
サンダルを脱ぎ試着室に入るニコ。
「言っとくけどのぞいたらどうなっても知らないからね!!」
「俺は変態じゃないぞー」
まったく・・
待っているのに暇を持て余したロボはぼんやりと、試着室の隣に立っている白い
水着のマネキンの胸を、つんつんつついてみた。
「あら〜この水着のパッドやわらかいわーシリコン樹脂?ポリウレタン樹脂?」
その感触がなんともたまらず、つい夢中になってつついて食いつくように見ていた。
ふっと周囲を見ると、女性客や店員が怪訝な顔でこちらを見ているではないか。
「い、いや僕は変態じゃないですからッオタクだけど変態じゃないですからっ」
慌てたロボの体はマネキンに当たり、倒れてきたもっこりマッチョなマネキンの
下半身を抱きしめたまま、ロボはさらに慌てた。
「へ、変態ッ」
「い、いやちがうー」
「ロボなにやってんのー!?」
試着室からニコの怒った声がする。
「なんでもな〜い・・ここは湾曲空間ポッドより恐ろしいところだ・・ブツブツ」
しょんぼりとロボは試着室の前にしゃがみこんだ。
「へへー」
しばらくしてニコが試着室のカーテンから顔だけ出した。
「おい、着れたのかあ?」
興味がなさそうにロボが見上げる。
「うん着れたけど・・見たい?」
少女らしい、はにかんだ顔でニコが言った。
「子供の水着姿なんて見てもなぁ・・・」
「あ、そう。じゃいいわ」
「ちょちょっと待ったッ」
しめようとするカーテンを慌てて立ち上がって制止した。
「やっぱ見たいんだ〜エロ親父」
「ち、ちがう。保護者としてだな、監督義務があるからな、うん」
腕を組んで偉そうに頷くロボ。
「ふーん まあいっか」
ニコの冷ややかな目が痛い。
「じゃーん」
カーテンが開いて水着姿のニコが現れた。
「どう?」
ニコはちょっと照れくさそうに、立ってみる。
白くやわらかそうな肌や、可愛らしく丸いおしり、すべすべしそうなふくらはぎと
太ももが、ロボの目に焼きつき、思わず目をそらす。
(お、俺はロリコンではないロリコンではないぞ!!ニコは胸もまだ小さいし、
大きくメリハリがあるわけでもない子供のボデーではないかよくみろ俺、
俺はスラリとしてキュッキュぼーんの大人だけにときめく勇者なのだ)
背はすでに160近くあるので、すらりと手足や体がのびてくれば、将来は期待大
なんだが・・。
「うーむ 努力は認めよう、努力は」
力強く言うロボ。
「なっにそれっ」
ニコはぷっとほほをふくらませると、
「あーもういいですよーだ」
むくれてカーテンをしめてしまった。
結局水着は買ったが、帰り道のニコは機嫌が悪かった。
「ニコ〜ごめんよ」
「ハイハイどうせ子供ですよッ」
「いや、まだ背伸びしなくてもいいんじゃないかなーってさ」
慰めになっているかわからない言葉をかけながら、ニコを覗き込む。
「ロボなんか一海ちゃんの水着写真でも見てればいいよ!」
「おおお、それはぜひ見たい!!・・じゃなくて〜」
女心がわからないロボに、ニコは心底ガッカリしていた。
いや、ロボにそんなものがないのはわかっている。
自分がまだ色っぽくないのもわかっている。
ただ、言ってほしかったのだ。水着姿が「可愛いよ」と。
(・・・ロボが言うわけないか)
「あ、ねぇニコ、うちでご飯たべる?俺作るからさッ」
「だってロボ給料日前で冷蔵庫なにもないじゃん・・」
一番痛いところを突かれた。
「い、いやほら簡単なのなら材料あるって」
「ふーん・・わかった」
「よっしゃ」
特別断る理由もないので、ロボの家に行くことにした。
ロボの部屋の、いつもの窓辺から見る商店街の風景。
「まっーくす〜まーっくす〜」
キッチンではロボが楽しく歌いながら夕飯を作っていて、ネギをきざむ小気味良い
音がする。ニコはこの眺めが好きだった。学校や家でイヤなことがあった日に来る
と、なぜかロボが料理をしてくれるのだった。その暖かいにおいや歌声はニコの心
を明るくさせた。(お母さんも毎日料理作ってくれるけど・・なんか違う)
鍋肌をこがす醤油の香ばしい香りがしてきて、アキバでロボが行きたいといっ
たので、イヤイヤ入ったメイド喫茶でお茶したきりの、ニコの空腹の胃を刺激した。
「さぁできましたよ〜」
ロボは綺麗に中華皿に盛ったチャーハンを二つ、テーブルに並べた。
上に乗ったグリーンピースの緑が、宝石のようだった。
「いただきマックス」
手を合わせて食べ始める。ぱらぱらでふわふわした優しい味が、口に広がった。
「マックスうまぁーーい さすが俺のチャーハン」
「いつも自画自賛じゃん」
肉も具もスズメの涙ほどの金欠チャーハンだが、ニコにはごちそうに思えた。
「んーニコ、さっきはごめんな」
ロボはリモコンをいじり、テレビの番組を変えながら言った。
「なにが」
「その・・うまくほめてあげられなくてごめん、水着」
「・・・いいよ、だって本当に私、まだ子供だもん」
言葉が続かないまま、黙々と二人はチャーハンを食べた。
「でも、俺」
「ん?」
「ニコには可愛い格好してほしいけど、あんまりその・・
水着姿とか他の男に見られるのは、いやだなと思った」
ロボはそういうと麦茶をぐいっと飲み干した。
「そ、そう」
ニコはうつむいてチャーハンのレンゲでグリーンピースを転がす。
「だってさ」
「う、うん」
「写真とか撮られて*熱写ボーイとかに載せられてたらいやじゃん」*エロ投稿写真雑誌
「はああ?」
「い、いやまあそれもあるんだけど、その」
ロボはカタンと、空になった皿の上にレンゲを置いた。
「怖いんだ」
「?」
「ニコがどんどん色っぽくなっていくとさ・・俺の届かないとこに行きそうで」
ぽちゃん、とキッチンの蛇口から水が落ちた。
「ニコはこれから、高校いったり、大学行ったり、いろんなとこいったり、
いろいろ見たり、食べたり、俺の知らない服着たり、誰かと出会うでしょ。
その時俺は、「そこ」に一緒にいられないからさ。「そこ」に一緒にいない人と
いる人では、違うでしょ」
ロボが寂しく笑った。
「そんなことないよ・・こんなことがあった〜って、ロボに全部話すもの。
聞いてなくても聞いてよって言うもの」
「そっか。ありがとう」
「ほんとだよロボ!」
ロボはニコのグラスと自分のグラスに麦茶を注ぎながら、にっこり頷いた。
食べ終わったお皿を片付け終わると、二人はぼんやりベッドの上で錆びてきた
ベランダのてすりにもたれて、外を見たりした。
涼しい夜風が初夏のにおいを感じさせた。
「夏は、夏の音がする」
「夏の音?」
ベッドの上で今日買ったフィギュアをいじりながら、ロボはニコを見た。
「どこか遠い町の風鈴の音とか、どこかのビアガーデンで乾杯するジョッキのぶ
つかりあう音とか、どこかのプールに子供が飛び込む音とか。
昔から、一人でその音を聞くと、なんだかいいなぁって思った」
「ニコは俺が聞けない音をいっぱい感じてるんだな〜」
「私」
ニコはロボのほうを向いた。
「そういうこと、全部ロボに伝えたい。私、勝手に大人になったりしない。だから」
ニコはうつむくと言葉につまった。
「ロボ、ずっと私を見ていてくれる?」
その目には少し涙があった。
ロボはフィギュアをいじるのをやめると、そっと大きな手をニコの髪にのばした。
「ニコがもうイヤだこの野郎〜っていっても見てる」
「ほんと?」
「ああ」
そのまま手をニコの顔にまわし、優しくなでる。
「・・・もお、ちゅーしたくなっちゃったじゃないかッ」
「いいよ」
「いいよって女の子が言っちゃだめでしょ」
「だって・・」
ロボはニコの顔に自分の顔を近づけると、両手で優しく頬をつつんで、
軽くぎこちなくキスをした。
「・・チャーハンの味がする・・」
ちょっと不満そうにつぶやいたニコの言葉に、
「俺もだ」
クスっとロボは笑ってまた、少し長いキスをした。
顔を離すと、ニコの手がロボの二の腕をつかんだ。
「なーに?」
「・・」
「ちゃんと言ってごらん」
「見てほしい」
「なにを」
「私を・・今見せられる私の全部を・・全部・・」
みるみる真っ赤になっていくニコの顔と、まっすぐな瞳から、ロボはその意味を
読み取って、自分の鼓動が跳ね上がるのを感じた。
「・・・いいの?」
ロボの問いかけにニコが頷く。
「ニコわかってる?簡単にシテいいことじゃないんだよ?」
「わかってる・・ロボは大人で・・私は子供で・・でも」
「俺はね、ちゃんと待てるから。ニコに無理してほしくないんだよ」
ロボの優しさがニコにはわかっていた。でも、不安だったのだ。
ロボが不安なように、ニコもロボが待ってくれるか不安だったのだ。
ロボもそれは理解していた。昭子のこともあったのだから。
「ロボありがと。変なこと言ってごめんね・・」
ポロポロと泣くニコを、ロボは優しく抱きしめてあやすように、撫で続けた。
「謝らないでいいよ。大好きだよニコ」
お互いの気持ちが痛いほど伝わってくる。だが、この気持ちどうしたらいいのか。
「少し寒いね。しめよっか」
ニコが落ち着いてきたのを見計らって、ロボは体をのばすと窓をしめた。
そしてニコを胸に抱くと、やわらかい髪の毛に自分の顔をうずめた。
暖かくて、小さくてやわらかい。
「こうしていると、なんだかとっても安心する」
かすれた声でロボが言った。それが、なんだかとてもせつなくニコには聞こえた。
ニコは手をのばすと、ロボの頬に触れる。
「・・・泣いてるの?」
「わかんない。なんでかな・・」
そのままロボから落ちてくる涙の粒に触れる。
「ごめんねロボ、ごめんね」
「謝るな」
自分よりロボがずっと辛い思いをしていることを、ニコは知った。
それなのに、私ってなんて子供なんだろう、なにも考えてなかった・・。
「ニコは覚悟してくれてるのに、俺、本当は逃げてるんだ ずるいんだよ」
「そんなことないよ」
「俺、本当はニコのこと今すぐ抱きたいよ」
ロボの言葉にニコは心の底がジーンと熱くなるのを感じた。
「誰にも取られたくない。どこにもいかせたくない。ほしい。
安心したい。もう毎晩寂しくて苦しいのはイヤだ、毎日ぎゅってしたい。
でもそれは」
言葉につまった。
「でもそれは、ニコが大人になるまでは・・」
「ロボ」
言葉をさえぎって、ロボの顔を引き寄せると、ニコは自分からキスをした。
「私無理しないから、だから・・ロボ」
「・・・」
「ダメだったら言うから・・今・・したい」
「・・・ニコ、本気?」
ニコは少し震えながら、ロボの胸のシャツをつかんだ。
「やっぱりダメって言われても、俺、やめられるかわからないよ、いいの?」
「それでもいい。ロボならいい」
また泣きそうなニコを撫でて、ロボはもうせきとめられない感情を体に感じていた。
俺はロリコンなのか? 違う・・
俺は恋愛の意味も手探りの中学2年生を抱きたいと思う変態なのか? 違う・・
違う・・俺はニコが好きなだけだ。
ああ、俺、ニコを壊してしまうかもしれない。
「いいんだね?」
それはニコに言ったのか自分に言ったのか、わからなかった。
小さく頷くニコを優しく撫でて、強いキスをする。
そのまま、シーツの上に押し倒した。
「ん・・」
ロボの長い手はニコの髪留めをほどく。バラバラになった髪を撫でながら、
首すじにキスをしていく。そして片手をニコの服のわき腹から中にすべりこませ
ると、ブラのホックを外して服をたくしあげて脱がせた。ロボもトランクス以外
の服を全て脱ぐ。ニコは恥ずかしくなり、思わず両手で自分の胸を隠す。
「んっ」
かまわずロボは首すじからまだ発達しきれない鎖骨へと口づけをする。
「我慢しないで声だしてごらん」
そう言われても、ニコは気恥ずかしさと味わったことのない体を走るキスに
どうしていいのかわからない。
胸を隠すニコの腕をほどいてつかんだまま、そのまだ成熟してないふくらみに
指を這わせた。ゆっくりともみしだき中心部をつまむ。
「あ、」
ニコの体に細い電流が走るような感覚が襲う。ロボはふくらみに口づける。
「あっ・・や・・」
最初は優しく、そしてだんだん強く。
(な、なんか・・ロボ、赤ちゃんみたい・・可愛い)
こんな時に、なぜだか自分の胸を吸うロボを見てそんなことを思った。
ロボの指は胸からニコのおなかへ這っていく。
「あ、あははっ」
思わずくすぐったくて、身をよじらせた。
「こらっ」
「だってーくすぐったいんだもんー」
「我慢しなさい」
必死で指の動きに声をかみ殺すニコだったが、やがて時間をかけたその
愛撫に小さく息が漏れ出した。
「ンッ・・」
ロボはニコがちゃんと感じてくれていることに、愛おしさを感じる。
スカートに手をかけ引きずりおろす。可愛い下着の上からまだ眠る花に触れる。
「や、やだ・・」体がぴくりと反応する。
指を布の上からすべらす。うっすらと濡れているのがわかる。興奮して、
ロボは下着のラインとふとももに指を這わせ、舌を這わせた。
「あっあ、やぁッ」
「あらあら〜エッチだなぁ」
たまらなくなり、一気にパンティーを脱がせる。やわらかい恥毛から指をまわり
に這わせ、花芯へ滑らせる。びくん、と大きくニコの体が震えた。片手で胸の愛撫
を繰り返す。
「こんなに濡れてるよーニコ。なんでかなぁ?」
「し、しらない〜」
真っ赤になりながら、ニコが答えた。
恥ずかしいのか、足を閉じようとするので、ロボの指を自分ではさみこむような形
になっていた。花芯と深部を愛撫する指は、滴りを溢れさせていく。
「!」
「ん、」
ロボはニコの閉じた足を開かせ、花芯に口づけようとしたが、ニコは抵抗した。
「それは・・イヤ」
「恥ずかしいの?」
ロボはニコを見る。ニコは乱れた姿でこくりと頷く。
「でも俺の指は離したくないんだ?ニコはえっちだなあ」
ロボはわざと指を強く動かした。
「いやーあ」
「ほらー観念しなさいもう」
ロボはニコの足を開かせると、頭をすべりこませた。花のにおいがした。
舌を花芯に少し這わせる・・ニコの体がまたぴくりとする。
そのままゆっくり、舌に力をいれていく。
「ぁッ、そんなとこ・・なめたら汚いよ・・ロボ」
電流が集約するような感覚の中で、ニコは声をあげた。
甘い蜜の場所を時々舌でつつきながら、花芯を弱く吸う。
「あッあ、ん・・・」
抵抗していた声が甘く変わっていく。少女と思えないその甘い声にロボは
歯止めがきかなくなっていく。花芯を口づけながら、指はまだ未開通の深部の
入り口に入れられていた。
「あ、ああああっあっ、ダメーッ」
ニコの声は荒くなり、ロボは舌と指の動きを早くする。
「あーッッ」
その動きにびくリとニコの体はのけぞり、指をきつくくわえた綺麗な
深部の入り口はピクピクと痙攣した。
「すっごく可愛かったよ」
ロボは初めての快感に震えるニコを少しの間抱きしめた。
「ロボのも・・」
「ん?」
「ロボのも見たい」
「うん、見て」
ロボは自分の下着を脱いだ。初めて見るそれにニコはやはり戸惑いを感じた。
すでに怒張したロボのものは、別の生き物のように大きくそそりたっている。
ニコはそっと手で触れた。先端の皮がつるつるしているのがなんだかすごい。
もじゃもじゃした毛や、他は幼いころお風呂でみた父親のそれと同じだが、
ロボの丸い二つの双は大きく感じた。
「・・・」
「びっくりした?あ、ちゃんと着けるからね」
ロボは枕もとの小箱の下からスキンを取り出し袋を破くと、すばやく装着した。
(使用可能性頻度0でも、万が一女性が家にきたとき用にちゃんと用意している
のか・・さすがスケベ)ニコは変に感心した。
「うん・・でも怖くないロボのなら」
ロボはニコをいとおしくなって抱きしめる。深いキスを交わす。
そのまま、再びロボの手はニコの全身を愛撫する。
「ロボ、きて」
ロボを求めるうるんだ瞳はもう子供ではなかった。
ゆっくりと、堅いものが秘部にあてがわれると、ロボの重みと共に、
それは戸惑いなく、ニコの体を押し開いた。
「!!!ーッ」
閉じていた肉が中からメリメリと裂かれるような痛みだった。
そこに太く堅いものが容赦なくねじりこんでくるのだった。
あまりの痛みに腰が逃げようとするのを、必死で耐える。
力を抜こうとするが、うまくいかない。
「大丈夫か?」
自分の肩にしがみついているニコの様子を見て、ロボは心配した。
髪をなでてやり、キスをする。
そしてある程度まで押し進んだところで、ロボは止まった。
少しそのまま抱きしめて、彼女の痛みが和らぐのを待つ。
(これ・・ひぃばーちゃんもおばーちゃんもお母さんも経験したんだぁ・・)
「俺・・・ニコほしい」
耐え切れなくてロボがすこしづつ、動きを加えていく。やがて激しく動き出した。
「ロボ、ロボッ」
痛みがあるせいもあり、初めてのニコにはまだそこの快感はなかった。
でも、ぴったりと合わさって蜜をからませる二人の一部は、長い間探した
パズルのかけらがはまったような喜びを味わっていた。彼の荒い息と、熱い体と
感触を感じながら、しがみついた揺れる大きな肩を抱きしめる。
「あ、・・あっ・・ニコ、ニコ!!」
きつくおしよせる快感に息を洩らす彼の全てがニコには愛しかった。
なにもいらないよ、ロボ。
「ああッニコー!!」
あなたが笑って、私が笑って、泣いて、なにか食べて、体があって、
生きて、そうしてこの世界があれば。涙がでるほど、私あなたとこの世界が好き。
「ロボッ」
激しさが頂点に達した時、ニコの中でロボは大きく痙攣して果てた。
「ごめんねー痛かった?少し血が出ちゃったね」
「うん・・でも平気」
ロボは寝まき代わりにニコに自分の真っ白いワイシャツを着させてあげた。
ダブダブで、ニコの手はすっぽり隠れてしまった。
ベッドの上に座るニコとロボ。
「ね、これってロボが会社に行くのに着ているんでしょ?」
「そーだよー」
「じゃあこれロボの戦闘服だね」
「たまにはニコ君も良いことを言うではないかっ漢はみんな、この白いYシャツを
血と汗で汚して闘ってい」
「ロボ」
「ん?なに」
ニコはロボの唇にそっとキスをした。ロボはぎゅっと腕の中にニコを抱きしめる。
「もおぉぉぉっ可愛いんだからあっ」
「あッ・・」
「?」
「ロボの脇、汗くっさー」
急に色気のないことを言うニコだった。
「しょ、しょーがないでしょっ、いっぱい汗かいたんだからッ
そういうこと言う子には、脇毛攻撃お見舞いしてやるッ」
ロボはがばっと腕をあげてニコの顔を自分の脇に
押し付けようとする。
「バカー最低っ」
「馬鹿じゃないですぅーオタクですぅー」
二人の楽しい夜は続くのだった・・。
そして数日後。
「じゃあまた来ます〜」
「頼んだわよ、ニコちゃん」
マキの依頼を受けた制服姿のニコが、地蔵堂から出ていった。
「ねぇよっちゃん〜」
ニコの姿を見届けて、マキはお茶の片付けをしていたよっちゃんに話し掛けた。
「はい?」
「ニコちゃん、なんだか急に色っぽくなったわよね」
「ああ、まあそういう年頃ですからねー特に女の子は急にほら、綺麗になったり」
マキはほぅっと息をつく。
「若いっていいわねー」
「そうっすか?」
マキははっとした。
「ねぇもしかしたら、ロボとなにか進展があったのかしら?」
「ああ〜?いやでもそれはないかとーいくらなんでもまだねぇ中学生ですから」
「よっちゃん聞いてきて」
「は?」
「ロボに聞いてきてッ」
「いや、そんなプライバシーっつぅか、どうでもよくないっすか?」
マキはどんと机を叩いた。
「だめよっニコちゃんはうちの大事なスパイなんだからっ
なにかあったなら把握しなくちゃっ」
「は、はあ・・聞けっていうなら言ってきますけど・・」
「早くいってきてッ」
「は、はーい」
頭を抱えながら、よっちゃんは地蔵堂を出ていった。
夕焼けの中、会社から帰ってきたロボはスキップしていた。
「愛と勇気と正義のッ最大マックスパワー!!チャージ完了!!」
町の中で決めセリフとポーズを決めるロボ。
「無敵のエナジーを得た俺をみろ!!ぬっふふふ♪」
「なーにがぬっふふだぼけ」
物陰から現れたよっちゃんがロボのふくらはぎに蹴りをお見舞いした。
「痛ッター」
「おい、おまえニコとナニかあったのか?」
ロボは思い切りぎくっとした。実にわかりやすい男だ。
「ナ、ナニってなにカナー?いつもどうり仲良しさんだけどなにかなー?」
「ふーん」
よっちゃんは全くもってぎこちないロボをぎろりと睨んだ。
「おまえ妙につやつやしてね?」
「や、き、今日お昼休みに、ほら、サ、サバ、サバ食べたから。
もうそれが油がのりすぎてじゅわーじゅわーって」
「ふーんおまえの食ったコンビニのイチゴサンドにはサバが入っていたわけだ?」
「そ、そう。しらない?新発売のサバ入りイチゴサンド」
「そんなものがあるかー!!」
よっちゃんにギリギリ首固めをされるロボ。
「ロボーこんなところにいたのー?あ、よっちゃんも」
「ニ、ニコー」
その時、むこうから二人をみつけたニコが走ってきた。
「二人でどうしたの?」
「い、いやちょっとな」
「首のコリがひどくってよっちゃんに整体してもらってたんだっネッ」
「そうそう」
「ふーん」
ニコは怪訝そうに二人を見た。
「まあいいや。ロボ、私一度家帰るから、あとで家行くね〜依頼のこともあるし」
「あ、あいよー」
ニコは走りさっていく。と、振り返った。
「あ、ねぇ〜ロボのYシャツを寝巻きにするのいやだから、今度パジャマ買ってく
るわ。じゃあねー」
「じゃあねー」
よっちゃんが不気味な笑顔でニコに手をふった。
ロボは冷や汗が全身から噴出すのを感じた。
「ロボのYシャツを寝巻きかー」にっこりするよっちゃん。
「さーて僕は帰りマックス・・」逃げ出そうとしたロボの襟をよっちゃんは
つかんでいた。
「Yシャツ寝巻きってこのドスケベ犯罪者がーーーー」
「イヤアアアーーー」END
あら、13分割でしたorz
長いうえにお目汚しですみませんでした〜
きゃー!ちょっと覗いて見てびっくりした。
GJですよ!戦闘服ってそういう意味かあ……。素敵です。
ロボ、よっちゃんでなくても蹴り入れたくなるわw
>>248 いやいや、こんな文章ですみませんorz
戦闘服はこじつけっぽくてすみません。
最後はよっちゃんを通してロボに折檻してみたくて書きました
250 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 16:41:17 ID:t42wpXTW
ラスト目前あげ
わーすごい!長文乙です
そいでもってGJです!!
ニコロボは可愛いし、ロボとよっちゃんのからみが
なんともいえないw
GJ!! 萌えた…ニコロボはもちろんだが
よっちゃんにww
ひぃばーちゃんもおばーちゃんもお母さんも経験したんだぁ、とか
汗くっさー、とかなんかニコっぽくてイイ!
ほんとよっちゃんいいねー
乙GJ!
後日談 喫茶店
「で、ニコのこと食っちまったわけだ?」
さきほどよっちゃんに軽くぼこぼこにされたロボはうなだれていた。
「はい、いただきマシタ・・」
「ふーん 変態もこれで立派な変態だなあ おめでとう!!!」
「僕は変態じゃないです!!」
ロボがきっと顔を上げる。
「どうみても変態だろうが、中学生とやっちまったなんてよ」
「違う、僕たちには愛がある、愛があれば!!!」
ロボは真顔で言った。
「愛があれば・・あっても・・ダメ?」
なぜか気弱になっていく。
「あっても思いっ切り犯罪だな」
よっちゃんはたばこを吸いながら、楽しそうに言った。
「そんなあ〜」
ロボがテーブルに崩れる。
「まあ、あれだ」
「・・はい」
「俺や社長からしたら、おまえを利用するためのかっこうのネタができたって
わけだ」
「えぇぇぇーそんな〜人の恋愛を利用するなんてひどいッ悪だ〜邪悪すぎるー」
「あー?いいの?そんな態度でいいの?」
よっちゃんは立ち上がり携帯をとりだすとどこかにかけた。
「あ、もしもし林さん?お宅の中学生の娘さん、須藤威一郎っていう変態が
食っちま」
「わぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「冗談だっつーの」
よっちゃんはロボをいじめるのが楽しくて仕方がないかのように、満面の笑みで
再び座った。
「ま、こうされたくなかったら、俺たちと仲良くするこったな」
「うううう」
「とにかくさ、・・大事にしてやれ」
よっちゃんがぽつりと言った。
「ニコはいい子だからさ。泣かせんじゃねーぞ」
「・・・それは、もちろん」
ロボは右手の親指をびしっと立てた。
プッチーニ騒動の時の、ニコのあの悲しそうな顔や、しょんぼりしていた姿を
思い出す度に胸がしめつけられる。もう二度とあんなニコは見たくないと、
よっちゃんは思った。
ロボがもしニコを不幸にすることがあったら、その時は。
(自分に妹って奴がいたら、こんな気持ちなのか?)
「まっそのうち若くてかっこいい男が現れて〜
変態は捨てられるかもしれないが、なッ」
「よっちゃんの意地悪〜〜〜」
>>254 GJです!続き読めて嬉しい。
しかしよっちゃんとロボほんとに仲良しって感じ。
映像が目に浮んで、腹痛えですwww
よ っ ち ゃ ん ! !
後日談、GJです。
やっぱプロフェッショナルな男は違うな
素晴らしいニコロボよっちゃんの後に恐縮ですが、
ロボ達に休息してもらおうと旅情編を書いて見ました。
ロボのここぞ!と言う大人な男の部分が書きたかったんですけど、
気付けばただのどエロ野郎ですた…………orz
ちょっと長めですが、今夜の放送までの時間埋めにでもどうぞ。
******
「どうしよう……」
ロボの部屋の硝子張りの玄関の前でニコは立ち尽くす。いつものように
「ロボいるー?」
のお決まりの言葉が出て来ない。
話は数時間前に遡る。
さすがはむーちゃん。ゴッドハンドと言われるだけあるわ。
『特等!出ました、温泉宿泊御招待〜!!』
カランカラ〜ン♪と鐘の音が鳴り響く。たまたま親友と出かけた商店街
で買い物して、福引をしたらこんな事になろうとは。
ニコは適当な気持ちでクジ運のいい彼女に託したのだが、ここまでとは。
手にした目録を眺め、2人はきゃあ!と歓声をあげた。
「……で、それ、貰っちゃったんだ?」
ニコが買って来たジュースをコップに注ぎながら、部屋着のままロボが言う。
「うん、むーちゃん……引いたのはあたしの券だからって。
遠慮しなくてもいいのに」
一緒に行けそうなら行こうと誘ったのに、彼女はニコに譲ったのだという。
「へえ、欲のない子なんだね〜。でもニコ良かったじゃん!温泉なんて
い〜いなあ〜」
笑顔で本心から喜んでくれてるのがわかる。ロボはそういう奴なのだ。
「じゃ、他の友達と行くの?」
ニコはちょっと困ったような顔をした。
「ん?どしたの?……あ。そっか、中学生だけじゃ受け付けて貰えない
かもな〜」
そう、そこなのだ!高校生ならまだしも、さすがに中学生の女の子2人じゃ無理かもしれない。
「そうなんだよね。行きたいんだけど、あたし達じゃダメかもなんだ」
「そっか、勿体ないね」
言いながらロボットをいじり始めたロボを黙って眺めていたが、やがてニコが呟いた。
「ロボ、一緒に行ってくれる?」
「うん、いいよ〜ん♪……て、えっ、えっ!えーーーーッ!?」
手にした命より(?)大事なロボットを床に落っことしたのにも構わず、
(いや、実際チラとは見たのだがw)口をあんぐり開けてニコを凝視したまま固まった。
「と、泊りでしょ?いくらアレでもヤバい。ヤバいです!ええ」
「誰に言ってんの?……でも前に伊豆で1泊した事あったじゃん。2人じゃないけど」
確かに成り行きで以前そういう事はあったが、今回は違うのだ。
だが、悩むロボは数分後首を縦に振る事になる。
「いい天気〜♪」
数日後の週末、車を飛ばす2人の姿があった。
結局ロボは快く同行してくれたわけだが、ニコはちょっと複雑だった。
『そこさぁ、混浴露天風呂で有名な所なんだよねー。若いおねーさんとか
美肌効果で今人気らしいよ』
パンフレットの紹介文を読んで聞かせたら、行きます!行かせて下さい、だもんな……。
ニコは溜息を付きながらコンビニで停めた車を降りた。
お菓子と飲み物を取ってレジへ向かおうとすると、ロボがそわそわ棚の
前で何か眺めている。
「何?歯ブラシ買うの?そんなの旅館にあるじゃん」
背後から声を掛けたニコにビクッ!とした様子で振向いた。
「あ、そっか!俺もよっちゃん並の慌てんぼうさんだなアハハ〜」
とニコから籠をひったくってレジへ向った。
首を傾げながら先に車へ戻ると、またさっきの棚へ慌てて戻るロボの
姿が見えた。
「何してんだろ?」
無理に聞くのも悪いかな、と対して深く考えずにニコは助手席へ乗込んだ。
ロボはそんな事も知らずマックスロボのテーマを口ずさみながら、
上機嫌で店から出て来た。
目的地まではもうすぐだ。
通された部屋は二間続きの和室。なかなかのものだった。
「ねえ、テラスから景色が見えて綺麗だよ」
風に髪をなびかせて笑うニコにロボはちょっとドキッとした。
短いスカートの裾から覗く白い脚を無意識に見ないようにしてしまう。
「お、俺は変態じゃない!スケベだけど……」
「何?ロボ暑いの?」
訳のわからない汗を掻きながら部屋の真ん中で膝を抱えるロボに、怪訝な顔を向けながらも無邪気に聞くニコ。
「あ、汗掻いたならお風呂入ろうよ!今ならまだ空いてるよ」
「うん……て、へっ!ふ、風呂ォ?」
行こ行こ!とロボの手を取り、2人は露天風呂へ向った。
腰にタオルを巻き付けてロボは湯に浸かる。
「うっわ〜気持ちいい!来て良かったよォ〜♪」
まだ明るいうちに入る露天風呂は贅沢な気分。おまけに、離れた所に女性の姿が
うっすら霞んで見える。
思わず首を伸して眺めようとすると背後から
「うーっわ、覗きだって、やっらしー!」
と聞き覚えのある声が。
「い、いやあの、猿でもいるかなと思」
焦って思わず言い訳しながら振向くと、バスタオルを巻き付けたニコが。
「首も鼻の下もよく伸びること」
冷やかな目で自分を見るニコに
「な、何だよ!……つーかちょっといきなり何て格好で来るんだよ!」
と悪態付きながらも、ロボはそれを正視出来ずに顔を背ける。
「何てって、これが普通じゃん」
首まで湯に漬りながらニコはプッとふくれる。
「それにさ……1人じゃ心細いじゃん。ロボ、一緒にいてよ」
俯きかげんで肩をちょん、と付いて来るニコが何だか可愛い。
「い、い〜よ。しょうがないなあ」
精一杯平常心を装うがよく見ると、見慣れた筈のニコの
アップにしたうなじが何だか色っぽく見えて、思わず赤くなる。
それを隠すために
「熱いんじゃないかな〜、お湯」
「そう?気持ちいいじゃん」
ととりとめのない話をしながらも、ゆったりした時間が流れてゆくのが心地好い。
だが、ロボの顔が一変した。
「出よ!ニコ」
「へっ?ち、ちょっとロボ!」
グイ、と今までにない強さで腕を掴むと、ニコの声をかき消すような湯音を立てた。
「何で?あたしどうかした?」
「お風呂は部屋で入ろ」
浴衣姿の2人はロボがニコの手を引いた格好で露天風呂を後にした。
部屋で代わり番こに入浴し、広間で食事をする。
「ここの部屋のお風呂も、結構良いね」
「うん……」
ニコが話しかけても、あまりロボは喋らずに黙々と食べている。
「何か、怒ってる……?」
ロボの態度が気になって、ニコはおそるおそる聞いてみる。
しばらく俯いていたが、やがてロボは箸を置くと小さな声で言った。
「何か、やだったんだ……ニコが他の奴に見られんの」
ニコにしか聞取れないような声だが、確かにそう言った。
(そういえば……)
さっき若い男の人が数人入って来たのを見てからだ、ロボが急に怖い顔になったのは。
「そっか……」
ちょっと笑ってしまった。ホッとしたのと、嬉しかったのと。
「ごめんね、ニコ。楽しみにしてたのに」
頭を冷やして冷静になったのか、ちょっと申し訳なさそうに言った。
そんなロボが何だか可愛くて、ニコは
「お酒注いであげる」
と笑って瓶を差出した。
ニコの気遣いが嬉しくて、ロボも笑った。
「じゃあ子供はこっちね」
ニコのコップにジュースを注いで、乾杯しながら2人で笑った。
夕飯後部屋に戻ると、「あ〜、ちょっと酔ったかな〜?」
と畳にごろんと横になるロボに、
「ロボ、枕投げしよっ!」
とニコが思い切り隣りの間の襖を開けると、布団が2組くっつけて敷かれてあった。
わかってはいたものの、目の当りにすると何だか訳のわからない気まずさが
2人を襲う。
そーっと何事もなかったかの如く襖を閉めたものの、
2人共何となくどうしたものかという雰囲気になった。
「俺喉乾いたから、もう少し呑むわ」
間が持たなくなって、ロボは冷蔵庫の缶ビールを開ける。
ニコは何となく居心地が悪くなった。
「……あたし、もう寝ちゃおかな」
「お、おやすみ。子供は早く寝なさい」
ロボは背中を向けたまま。
「……おやすみ!」
べぇ、と舌を出してバン!と襖を閉めた。
「ロボの馬鹿……」
ちょっと淋しいニコの気も知らず、ロボはグビッとビールを飲んだ。
ニコに自分にも解らない切なさで潤んだ瞳を、見られまいとして。
……数分後、ニコが勢い良く襖を開けた。
「な、何してんのよーっ!」
そこにはテレビのリモコンを握り締めて固まるロボの姿があった。
それもその筈、画面にはニコが見た事のないイヤらしい場面がくっきりと……。
「い、いや違う!なんか適当に押したら映ったんだって!!」
「もー何考えてんの!ロボのスケベ!変態ーー!!」
枕を思い切りぶつけられて、ロボはひっくり返りながらテレビを消す。
「信じらんない!ロボ、最低……」
ちょっと涙を浮かべてニコがロボを睨む。
「誤解だよ!そりゃ見たいけど〜……こんな時に見ないって」
肩で息を切るニコをなだめる様に言う。が、ニコは怒りが治まらない。
「そんなの解んないじゃん!」
「見ない!」
「何で言えんの!?」
「だって俺ニコのがいいんだもん!」
ロボもハアハアと息を切らしながら顔を真っ赤にしている。
ニコは一瞬ポカンとしたが、すぐに
「はあっ?」
と間抜けな声を発したかと思うと、これまた顔を真っ赤にして膝から崩れ落ちた。
その様子を見てロボは自分がとんでもない事を言ってしまったのに気付き、
今度は青くなっていく気がした。
「(ど、どうしよう……)」
だが、言ってしまったものはしょうがない。
ロボは残りのビールを飲干すと、ニコの手を取った。
「ニコ」
呼ばれてもまともに顔を見る事ができない。
「ニコ」
ロボはもう1度名を呼ぶとぎゅっとニコの手を握り締めた。
「俺、ニコの事泣かしたり傷付けた事もあったけど、もうそんなの しないよ」
「本当?……」
やっとの事でニコは口を開いた。
「うん、大事にする。……好きなんだもん」
「うん」
と顔を上げようとしたその時、ロボは思い切ってキスをした。
「に、苦い……」
「ごめん」
ビールの味に顔をしかめるニコを抱き締める。
「ロボ、酔ってるの?」
確かに少し力を借りてはいるが、それに任せているわけではない。
「ないとは言わないけど、酔った勢いじゃないよ。だから醒めても
忘れたりなんかしないよ」
と耳元で囁かれる声にニコはロボの大人の部分を見た気がした。
「あたしが、好きなの?」
「うん」
「ずっと見ててくれるの?」
「うん」
「あたしが欲しいの?」
「うん」
「………………」
「……て、えっ!」
「だってさっきニコがいいって」
「う、うん」
そりゃ言ったけど、と慌てるロボにニコは黙ってしがみつく。
正直言って理性が吹っ飛びそうな所だが、何とか耐えている。
「ロボ、ヤキモチ妬いてたんだ?」
露天風呂の事か。
「あたし、誰にも見せないよ。……けど、ロボなら見せてもいい」
ごくり、とロボは生唾を飲んだ。
「見たい?」
子供がそんな、といつもの自分なら言っただろう。だが、
「……うん、見たい」
口が勝手に動いていた。
「ニコが欲しい」
さっきよりきつく抱き締める。
「あっち、行こう」
ニコの手を取ると、立上がった。
布団のある部屋へ足を踏入れると、ロボは後ろ手に襖を閉めた。
自分に背中を向けたままのニコの小さな肩を背後から抱き締め、振向かせる。
「ニコ……見せて」
頷くニコにそっとくちづけ、浴衣の帯に手を掛ける。
震える手で慎重に解くと、シュルリとはだけた浴衣から白い肌が覗く。
肩から足下へ脱がし落とすと、昼間見た身体の全てが露になった。
「ニコ……!」
抱き締めながら何度もキスをし、そのままロボは自分も浴衣を脱ぎ捨て寝床へ押倒した。
「もう、無理だ……」
ロボは夢中でニコを抱き締め、
「……好きだよ」
と何度も囁いた。
「ロボ……」
初めて見るロボの大人の男の顔に、ドキドキしながらも戸惑いを隠せない。
「ニコ……怖い?」
そんな不安を見逃す筈もなく、ロボは愛しいひとの髪を撫でる。
「少し……でも、いいよ。大丈夫」
それを聞くと、ロボは思い切ってゆっくり舌を入れたキスを試みた。
初めての大人のキスに、ぎこちなくも2人は夢中で舌と身体を絡め合う。
ロボはそのまま唇を耳たぶ、首筋にと這わせながら、その手は胸へと降りてゆく。
露になった白い膨らみを怖々と掌で包み、やがてゆっくり揉みしだいてゆくと、
ニコの唇から吐息が漏れ始めた。
ニコに負担が掛らない様肘で自身を支えながら、ロボは唇を膨みの尖端へと走らせる。
「ふっ……う、ん」
舌で包む様に撫でると、身体を震わせ声を漏らした。さらに指で弄び、
吸付いた。
その度に今までに上げた事のない声が自然に漏れるのを押える事ができない。
それに耐えられなくなり、思わず口を押えようとしたが、すかさずロボがそれを咎める。
「ダメだよニコ。ちゃんと聞かせて」
ロボの大きな左手がニコの両手首を捕え、頭の上へ回す。
自由を失って、ニコはもう観念するしかなかった。
「全部見せてくれるんでしょ?」
そうしてロボはキスをした。
「んんっ、んっ……!はっ、あ、んっ」
舌を激しく絡ませながら、空いた右手は忙しなくニコの小さな乳首を弄んでいる。
徐々に指を背中、脇腹へと移動させ愛撫しながら、ついにおヘソの
辺りへと這わせて行く。
ぴく、と震わせながらニコの脚が無意識に固く閉じようとしたのをロボの脚が割り入って遮る。
「見たいよ……」
熱く囁きながら下着の上部からスッと手を入れた。
「!!!!……や、あああっ、い、やぁ……」
両手は掴まれたまま、思わず声を上げ、脚を閉じる事もできずにニコはのけ反った。
指が、ヌルッと滑りながら熱くなるその花芯を撫で上げてゆく。
「ニコ、こんなになってるよ。……凄いよ」
目の前に長く細いロボの指が薄灯に光りながら糸を引いている。
「恥かしいよ、やだぁ……」
許して、と哀願するが
「ダメ……見せてくれるんでしょ」
とロボは容赦無くまた指を動かす。
「んあ、あ〜っ!」
さっきより更に大胆に声を上げる。うっすらと汗を滲ませながら、肌を震わせる。
掴む手の強さと、愛撫する指の優しさ。征服したい気持ちと愛しさが入交じる。
「ごめんよ、痛くなかった?」
そう言ってロボは手を離した。が、そのまま自分の身体をスッとずらす。
「……!!あっ、ちょっと、やだぁ!ダメ、あ、あぁぁ、ダメぇ!」
ニコの下着を脱がしながら、濡れそぼった花芯に舌を押し当て責め立てている。
全て剥ぎ取られた裸身を大きく開き、その中心に長い指と舌を這わせる。
ニコはもう抵抗はしなかった。全てをロボに委ね、ただ押寄せる快感に
震えながら声を上げた。
「ああ、いや、や、ん、ん、……あ、」
乱れた姿を曝しながらもそれを止められない。
「ニコ、俺、したいよ、欲しい」
ロボはもう我慢ならないと言う風に指を這わせながら訴える。
「うん……あ、っ!」
その許しを告げる前に、ニコは身体を震わせ達してしまった。
初めての事にただ泣きそうにしがみつくニコを、ロボは強く抱き締めた。
「……いい?」
もう1度の問いにニコが頷くと、ロボは側にあったズボンのポケットから小さな箱を取り出した。
「それ……」
「うん」
昼間のコンビニで、あの棚にあった物だった。
「いや一応……ね」
恥かしそうに頭を掻いて後ろを向ながらゴソゴソと着けている。
ああ、と何となく呆れた様な、でもあの時の焦ったロボを思い出してちょっとニコは吹いた。
それで緊張が解けたのか、身体が必要以上に硬くなくて済んだ。
「痛い?」
それでも初めて貫かれる身体はやはり硬い。
「……つっ、う、ん、……はぁ、だい、丈夫」
「ごめんねニコ……好きだよ、……っ」
初めて1つになるのは楽ではなかった。
ロボが腰を深く動かせばその度痛みがニコを引裂く。
だが、それでもニコを欲しがるロボをニコも欲しかった。
「ニコ、……俺、愛してるから。愛してる……んっ」
心からの言葉を告げ、ロボはニコを呼びながら果てた。
「ちょっと付いちゃった」
小さな紅い染みがシーツに付いたのをニコは申し訳なさそうに呟いた。
洗わなきゃ、と外しに掛るニコを
「じゃあお風呂行こう」
とシーツごと抱き上げてロボは立上がった。
「えっ、ちょっ、はあぁ?」
そのまま軽々と運ばれてしまった。
「もうー」
「いいじゃん。背中流して欲しいな〜」
甘えるロボに
「子供かよ」
と言いながらも、悪い気はしない。
昔見たお父さんのとは違う。男の人の背中。
ニコが背中を洗うと嬉しそうにするロボは何だか可愛い。
少し広めの洗い場は2人でも余裕があって動き易い。
「あ、前はいい!」
「へ?」
ニコを慌てて制止する。
「!」
「ね、だからいいんだって〜」
もうロボのそれは元気を取戻している。
さすがに素面では、恥かしいらしい。
さっきの意地悪なロボとはうって変わって大人しいロボに、ニコはちょっと
悪戯したくなった。
「ロボ」
「ん?……ちょ、ニコ!」
ニコの小さな手がロボのそれを包んでいる。
「どうしたらいい?教えて」
軽く擦ったり、撫でたりしてみる。
「い、いいよ、そんな……」
だが、あてがわれるニコの手の温もりに耐え切れなくなり、
「あ、その、掴んで……そう、ニコ、巧いよ……」
時々あ、とロボは小さく呻き、その度ニコはそれをきゅ、と握る。
間もなくそれはニコの身体に白濁したモノを弾けさせた。
「気持ち良かった?」
ちょっと得意気に微笑んだニコをロボは睨む。
「も〜、許さない!」
泡で滑る身体を引き寄せ、後ろ向にニコを膝に乗せた。
背後から、ロボの手はニコの胸を撫で回す。
「よし、今度は俺が洗ってあげよう」
ふっふっふ、と不敵な笑いを浮かべている。
「ちょ、やらし!変態っ!」
「変態じゃないです!スケベです〜」
「どこが違う……」
言切る前に唇を塞がれ、背後から泡だらけの手で乳首を弄び、首筋に吸付く。
「ん、ちょ、くすぐったい……」
「くすぐったいのは、気持ちいいって事なんだよね〜」
構わずニコの胸を堪能する。
「次はこっちを綺麗にしようか」
ロボの長い脚が背後から割り入りニコの脚を開く。
「ちょっと、や、だって……あっ」
さっきと違い灯の下、思い切り全てを曝されている。
その上でロボの指がまた敏感な場所を掻回す。
「ニコ、可愛いとこまた見せて」
泡と愛液で濡れ滑る花芯の刺激に耐え切れず、ニコはまた切ない声を上げる。
「〜〜〜!!あ、んっ、うあっ……また、イッ……ちゃう」
「いいよ」
熱く火照った身体を震わせてニコはロボへ背中を預けた。そんな姿が愛しくて、ロボはきつく抱き締めていた。
浴衣を着ようとするニコの手を掴む。
「ダメ。……さ〜て次はどっから攻めよっかな〜」
「ちょ!やっぱ変態っ」
何とでも、とロボはニコを押倒す。
夜はまだ長い。
翌日もまたいい天気だった。
「また来ようね」
車に乗込みながら、ニコは言った。
「うん、今度は俺が連れて来れるよう、頑張る」
2人は昨日よりももっと互いを側に感じていた。
「今度は……」
ロボは言い掛けてやめる。
「えっ何?」
「何でもな〜い」
窓からの風で自然と声が大きくなる。
「帰りまたコンビニ寄る?」
「……またアレ買うの?」
「ばっ……違うって!……でもまたナマでセクシーボイス聞かせて くれる?」
「や、やっぱり変態じゃん!」
軽口を叩きながらドライブは続く。
「あっ!」
突然ニコは大声を出した。
「ヤバい!むーちゃんにお土産買うの忘れた!」
「え〜!そりゃマズいでしょ!戻れ戻れ」
「Uターン!ロボ、早く」
車をターンさせ、また来た道を戻る。
その道中ニコはさっきのロボの言葉を思い出す。
『今度はマックスハネムーン!』
伊達に耳は良くない。「……意味解んないし」
悪い気はしないけど。
「ん?何か言った?」
「別に。……ねえそれより何がいいかな?」
2人がこの世にいる限り、まだまだ旅路は続く。
どこだって、一緒ならきっと楽しい。
〈終〉
>>257 GJ!!
楽しかったです。
ニコもロボもかわいいww
>>257 すごくニコが可愛いですねー。
さて、今日は10話の放送ですが、どうも最終回の雲行きが怪しそうな・・
もし夢落ちでニコロボが出会わなかったことになったりしたら・・
ここのニコロボのように、幸せな未来を想像できる結末であってほしい。
ちょっと書いてみたけど、ドラマと時系列が違う上に
肝心の本番部分ができてません。続きは後ほど書くかも。
設定的には、ドラマ1話でニコが薬を飲んだあと。(この薬が実は媚薬)
ドラマよりニコとロボが仲良くなっている、という設定で。
「本来自分が何をやりたかったかたちまちにわかる神秘の薬……?」
怪しげな「地蔵堂」と書かれた骨董品店。
その店先にはってあった一枚の紙。
最近悩んでいたこともあり、ニコは吸い寄せられるように
その店にはいっていった。
500円の所を480円に値切って買ったその薬は
怪しいほどに青く光り輝いていた。
「……お嬢ちゃん、知ってしまうともう後戻りはできません。いってらっしゃい」
買った時に店主が言っていた台詞が脳裏をよぎったけど
そんな大げさなもんでもないだろう。
好奇心にまけて、ニコはごくっとその薬を飲み込んだ。
「……っいやだ、いやだいやだいやだ!!!!!」
何時間眠ったのだろう。薬を飲んでから急激に睡魔が襲ってきて……
酷い夢をみた。
このままじゃ……!このままじゃダメだ!!
そうだ、ロボ!
ロボの家に行くと、ロボはベッドの上でまどろんでいた。
まったく、昼間から。
「ねー。ロボ!起きてよ!ロボ!」
何度かゆすってみたが、中々起きない。
こうなったら、奥の手だ。
「あぁ〜ん、ロボ、いやっ、あっあっもうがまんできなあぁいん」
得意のセクシーボイス。これでエロボは起きるはずだ。
「ん〜一海ちゃあ〜ん?まだたりないのぉ?」
そういうと、ロボはグイっとニコの腕をひきよせた。
てっきり、ベッドから飛び起きるとばかり思っていたニコは
動揺を隠せなかった。
「ちょ、ちょっとロボ、寝ぼけないでよ。私ニコよ!」
「ふふ〜。良いにおいがする〜。かわいいなぁ」
そういうとロボはニコをしっかりと抱き寄せ、頭を撫で始めた。
「やっ、やめて、ねえ、ロボ……」
そう言いながらも、ニコはちょっとドキドキしていた。
抱きしめられるのも頭を撫でられるのも久しぶりに事だった。
「ほんとーにかわいいなぁ。うるさい口はふさいじゃおうねー」
「……っ!!」
いきなりふさがれた唇。侵入してくる舌。
これは……テレクラで話しは聞いた事があるけど……ディープキス?
「って!こんな事してる場合じゃないっ……」
咄嗟に、ロボを跳ね除けたがニコは身体がなんだかおかしい事に気がついていた。
「んっ……なんか変…熱い」
テレクラのサクラでテレフォンセックスならやった事がある。
その時はいくらエッチな話をしてもこんなにならなかったのに。
ロボのキスくらいでこんなになるなんて……
自分の身体の変化とロボごときで熱くなってしまった事に
恥らいを感じて、ニコは必死にもがきはじめた。
「もうっ、本当やめてよぉ、ロボ。ねぇ、ねぇってば!」
その声でやっとロボが目覚めた。
「んー?んんー!?なんでニコがこんな所にいるんだよ!!」
「なんでってなんでじゃないわよ!あんな事しといて!」
みると、ニコのツインテールはほどけスカートは暴れた事によりまくれあがり
目には涙が浮かんでいる。
(も、もしかして一線を越えてしまったのか!?)
「うっわああああああ俺はなんて事をなんて事を!!こんな子供相手に!……なんもしてないよな!?なっ!?」
必死なロボをみてニコはだんだんむかついてきていた。
(なによ、あんなチューしといて。そんなに嫌がるなんて)
「したわよ。ディープキ・ス!!責任とってよね!」
「せせせきにんって……そんな、ウソだぁぁああ」
「ウソって本当だもん。こんな風に」
そういうと、ニコはロボの口をそっとふさいだ。
さっきロボにやられたように、舌をぎこちなく動かす。
「っ……!ニコ!!なにするんだよ!」
いきなり突っぱねられたニコはぶーたれている。
「……なにって、さっきロボがやったこと。」
「やったって……それは誤る。でも子供がやっちゃ……」
「なによっ!さっきから子供子供って!……私、ちゃんとできるもん、色々」
そういうとニコはすっと目をふせた。
確かにニコはかわいい。でも妹みたいなものだ。それに中学生。
中学生とやったら人として終わり終わり……
迷っていると、ニコが急に耳元に顔をよせて囁いた
「今日の私、何か変なの。お願い。はじめては好きな人がいいの」
ゾクっとするほどセクシーな声にロボの理性は崩れた。
「……本当にいいんだな?」
「……うん」
ーーーーーーーーーーーーー
つづく かもしれない
職人さん、本当GJ!です
ラスト10分の流れがなんか切なかったなー
ニコとロボの幸せが一緒だったらいいのに
>>271 そうだね…二人にはずっと一緒にいてほしい…(´・ω・`)
来週は最終回だけど、終わってほしくないな。
今回よっちゃん×一海ちゃんフラグが立ったような…
ニコとロボがお別れしたらこのスレも・・・
Last Voice ロボ
このサブタイトルで泣きそうになった・・・
275 :
219:2007/06/16(土) 22:51:16 ID:muBNZNBx
う〜皆さんGJ!
先日短いのをUPした219です。
感想を下さった方、ありがとうございました(><)
萌え萌えしていたらまた、書けたので
読んでいただけたら幸せです。
時間は10話の後。
友達以上、恋人未満に一歩踏み出す ロボ×子供ニコ。
キスしました。ロボ視点。
大人のよっちゃん×一海ちゃんは、もうデキてますのでよろしく。
気が付いたらキスしてた。
それからニコに会ってない。
「よおっ!」
路地から現れ、陽気に声をかけてきた黒いスーツの男は無精ひげにサングラス、
ワインレッドのカラーシャツ。
そこまでキメて、赤いスポーツシューズがありえない。
サラリーマンで堅気のハズのオレとは、およそかけ離れた世界の人間のハズで、でも誰のせいで
知り合ったかっていうとニコで……会いたくなかった。
「よおってば、無・視・す・ん・な・よ」
顔を伏せ、足を速めて通り過ぎるオレを、軽いフットワークで追い越したよっちゃんは
ポケットに手を入れたまま身を折って、オレを見上げてきた。
「お前達アレ、最近地蔵堂に顔出さないけどさ、その……」
達?ニコも??
何か困っている様子のよっちゃんについ、足を止めて次の言葉を待った。
「ニコ……ちゃん、何か言ってないかな、えーと、俺のこととか」
「知りませんよっ」
営業カバンを抱きしめて背を向ける。
「大体、会ってませんし」
「あれれ、毎晩お前の家行くって出てくぞ??」
振り向いたオレは奇声を発していたと思う。
「何だよ、マジ会ってねぇの? 喧嘩でもしたのかよ!」
図星で焦る。
「け、喧嘩なんか……」
してませんよぉ。 動揺に口をとがらせて返答すると、逆に余裕を取り戻したよっちゃんは
ニヤニヤとこちらを責め始めた。
「ふーん、じゃあ、夜遊びの口実に使われてるなぁ。
てっきり俺達さ、お前らもデキちゃったかと思ってさ〜」
「はぁ?」
デキチャッタに反応した変な汗が吹き出してきて目がかすむ。
「とにかく、し、知りませんから!」
そう言ってまた背を向けて足早に遠ざかると、もうよっちゃんは追って来なかった。
さっさと謝れよーっと背中に声が掛かる。
だから、喧嘩なんかしてないんだってば。ただちょっと、多分怒らせてしまって、
それ以来姿を見せなくって、こっちもキスなんかしちゃった手前、会わせる顔がないってだけで。
あの日のニコは変だった。
制服のまま上気した顔で駆け込んできて。自炊の夕飯を食べるオレの横で、ずーっと
やくたいもないことを自己完結してしゃべり続けていた。
曰く、誰ちゃんは高校生の彼氏がいるとか、誰ちゃんが塾帰りにナンパされたとか、
ナントカカントカ。
こっちは仕事帰りで疲れてるんだしさ、中学生の恋愛日記なんかどうでもいい。
そういう話、しないのがニコの良いところだったのに。ていうか、同級生の女の子とか
一海ちゃんとすればいーんじゃん。
「もーっ静かに食事させてよーっ」
飯粒を飛ばしながら、ついにニコを遮って声を張り上げた。
「終わってから聞くからさ。ニコも食べる?
肉じゃが。 ああ、夕飯済んだ?」
そんなコトを言って、小鉢を箸でニコの方にずらした時だったかな。
やっと黙っていたニコが、もごもごとまた口を開いたのは。
「あのさ……」
「うん? ご飯はもうないんだよね」
「告白されちゃった」
「ふーん。 んんんー??」
「でさ、キス、されちゃった。きゃーっ」
きゃーって。顔を覆って伏せられても。耳まで赤いよ。えー。
「最近、知り合ってね、手紙もらって」
とりあえず、口の中の物を噛み続けるオレ。
「……帰りに待ち伏せされてて」
水を飲んだ。何だよこれ。
塾とか学校の男子だろ、どうせー。
その後の詳細なんて、大人のボクの参考になるわけじゃないし。遮らないとね。
「ニコも好きなわけ?」
「ううん」
そこ即答??突然こっち向くなよ。
「好きとかじゃないよ」
「なのにぃ? キスされて嬉しいのぉ?」
簡単だよなー、中学生は。
合コンだのテレクラだの、キスの手前で大人がどれだけ努力してると思ってるんだ。
そこでむかついたのかもしれない。
それと、
「嬉しいっていうかー」
とまた下を向いて、はにかむニコが知らない娘みたいで、それも腹が立った。
でもだからって、次に自分がしたことは今でもよく分からない。
茶碗を置いて、左隣にちょこんと座っていたニコに向けて身をかしげると、箸を持ったまま
の手で遠い方の肩を押さえて。
口づけた。
制服のスカーフを弄りながら下を向いていたニコは、オレの動きを予測していなかったらしい。
見開いた目との視線が、ありえない近さでかち合った。
「どお、これも嬉……痛ッ」
何かで殴られて、え、フィギュア??ちょっと振り回すの止めてよ、と箸を置いたあたりで、
もう立ち上がって涙目になっていたニコがかすれ声で叫んで走り出ていった。
「ロボのバカッ は、初めてだったのにぃぃぃ」
初めてぇ? だってキスしたって。
唐突に、正月に親戚の子に奮発したお年玉のことを思い出した。
『なーんだ、紙のお金要らない』
どこにされたんだよ、ほっぺ? 髪の毛?? そんなのキスって言わないぞー。
『ぼく100円玉が良かったな』
「なんだよー、子供すぎるだろぉ」
『キス』だの『つき合う』だの、同じ日本語のつもりで、自分たちが全然違う言葉を使って
いたかもしれないと気が付いたオレはそのまま呆然としていた。
追いかければ良かったのに。
7、8。……10日ぐらいになるのかな。
秋葉原のオフィスに戻って、残業で報告書を書きながらあれからの日数を数えていた。
テレクラや残業や本屋で時間を潰して、わざと遅く帰ってみたり。
なのに来た形跡がないのが気になって、今度はやたら早く帰ってみたりして10日。
その間、毎晩ニコは何してたんだろう。
『夜遊びの口実に使われてるなー』
よっちゃんの声が耳によみがえって、息苦しくなった。
どこで何を。誰と。今は。
「ま、マックスパワー!! 須藤威一郎、退社しマーックス!!」
逃げちゃだめだ威一郎。責任を果たしてこそ大人だ。
全力でタイムカードを押したら、オレの足は全速力で林家へと向かっていた。
「到、着!!!!」
は、したものの。
景気づけにマックスポーズをあれこれ決めてみても、埒が明かない。
かといって玄関から訪ねるのも気が引けて回った裏は、以前より雑草が茂り、
革靴の足音を消してくれた。
夕闇に見上げるうち、2階ベランダの奥の窓に明かりが灯る。居た。
「……ニコ」
目の前に居るように呼ぶ。あの娘になら、この声で聞こえる。
ここに居る自分に気が付いてくれている。
そんな特別な想いに、気持ちが奮い立った。
「えと……その、そのままで聞いてくれていいから。この前のことを、謝りに」
しどろもどろではあるけれど、ニコに向けての言葉を並べだしたその時に、
腕が後ろから掴まれた。
「来て!」
え?ええ?ニコ??
「早く、隠れるの! デカいんだから、もう!!」
薄暗がりにも、色とりどりなのが分かるスモックに半ズボン。
いつものニコがそこにいた。
引かれる腕に逆らわず、植木の影に並んで座りこんだところで歌声が聞こえてきた。
「♪プロフェッショナ〜ルな〜♪」
よっちゃん??
事態を飲み込めないまま、とりあえずじっとしているオレの……いやオレたちの目の前で、
するすると二階にのぼったよっちゃんは窓を小さく叩き、開かれた光の中に消えていった。
「ええええ〜、一海ちゃぁぁぁん?」
思わず腰を浮かして呟いた横で、
「知らなかったんだ」
冷静なニコの声がした。
えーっと、ああニコだ。言わなくっちゃ。言うって何を?
「ごめんね」
パニックから全然回復しないまま、窓とニコの影を交互に凝視していたら、先に謝られた。え?
「あんたまで隠れることなかったのにね。
あたし、あんたと会ってることになってたからさ。
…… 帰っていいよ?」
なんだよ、それ。
他人行儀なニコからはシャンプーの匂いがして、風呂上がりに何で庭に、と思うと
すーっと落ち着いてきた。
「オレの名前出すのはいいけどさ。ここんとこずっと、って聞いたから来たんだ。
毎晩、ここ……に?」
「まっさかぁ。雨も降ったし。カラオケとか、ゲームセンターとかぁ。
でももうお金なくなっちゃって」
こちらを見ない。
「じゃあ」
うちに来れば良かったのに、と言いかけて口ごもった。
来られなくしたのはオレなんだ。
「ニコはなんで隠れてんの。
自分の家じゃん。よっちゃんじゃん。居ればいいじゃん。」
ひそめた声で問いただすと、ふん、と鼻息がした。
「ロボには分かんないよ」
「あ、オタクをバカにしたなぁ」
やっと『ロボ』と呼ばれて、いつものやりとりに空気が少し和やかになった気がした。
遠慮して遠目にとった距離を、詰めようかどうしようか。
一歩寄ろうと腰を浮かせたところでニコが口を開いた。
「あたしね……
よっちゃんに抱かれたことあるんだ」
「あたしね……
よっちゃんに抱かれたことあるんだ」
「え! ったたいたた」
叫んで立ち上がる間もなく、植え込みの枝に突きあたって四つん這いに倒れた。
そそそそそんな!
「初めて会った頃。裏道にひっぱり込まれて脅されてさ」
「だ、だ抱きすくめられた、ってこと?」
痛む頭をおさえながら小声で確認する。言葉は正確に使おうよ。
「びっくりしたけど……いい匂いがして、大きな手が熱くて、ドキドキした」
足下の草をいじりながらニコのつぶやきが続く。
オレの訂正は?? どうなのよ?
「それからずっと、よっちゃんに会ってあの匂いがするとドキドキするの」
変な感じ。
ニコとよっちゃんが並んだ景色なんていくらでも見てたのに、あの時ニコはそんな
気持ちだったなんて。
で、オレもなんでこんなに不愉快なんだろう。
目の前にうずくまるニコを、抱きたい……もとい抱きしめたい気持ちでいっぱいになる。
「うちに一億円持ってきた時もさ。ちょっとプロポーズみたいって思った。
好きとかじゃ、ないけど。」
なんで、こんなにホッとしてるんだろう。
「……なのにさ、一海ちゃんを好きになっちゃうんだ。
この先もずーっと、私の傍の男って一海ちゃんを好きになるのかなーって思うとへこむよね」
「え…」
暗がりに慣れた目に、こちらを向いたニコの瞳が白く光る。
「でも……」
でもオレは、と続けようとして止めた。
「でもニコ、告白、されたんじゃないの??」
また、そっぽを向く。
「えっ、まさかウソ??」
「ウソじゃないもん。……聞いたんだもん」
はぁ。
あの日かぁ。
ニコにじゃなくて、よっちゃんが一海ちゃんに告白して……
キスするところを見……聞いちゃったわけかぁ。
横取りされた感じはオレだってするけどさー、リアルに現場に居ちゃなぁ〜
そりゃショックも……
「あ、待って、待ってそれ」
心の声が口と身体に出て、両手を広げるオレを、ニコが後ずさってよけた。
それってどのくらい遠くから聞けるわけ?
今だって、あの2階の恋人同士のあれこれが、まさか耳をすますと筒抜け??
不思議に、よっちゃんと一海ちゃんに妬くよりも、ただニコにそれを聞かせたくなかった。
「もうどっか行こう!
マックスドナルドでも行こうか! お兄さんおごっちゃう!」
「えー」
腕をとって立ち上がらせる。
1人に出来ない、だけじゃなく。早くここから連れ出さないと。
「会いたかった。
オレ、毎日ニコに会いたかったよ」
かがみ込んでささやくと、ニコがやっとオレを見て、
「ふーん」
暗くてよく分からないけど多分笑った。
「だからさ、行こう?」
手を引いて歩き出す。そのまま付いてきてくれるのが嬉しかった。
ぴょん、と跳ねて距離を縮めたニコが、手をふりほどいて
腕にしがみつく。え、そんなことしたら胸が……なにもあたらないなぁ。
「ロボの匂いはね、なんか落ち着く」
「えー、ニコ、鼻もいいのぉ?」
くんくんと反対の袖を嗅いでみても、自分じゃよくわからない。まぁいっか。
「大好き」
2人の足音に混じって、ニコの声がそんな風に聞こえた。
匂いが?オレが? っていうか、どういう意味の好き??
「うん、うまいよねーあそこのポテト。
……オレも好き」
ニコが、かも。
でもそれはまだ言ってやらない。
<end>
前回ニコにロボの声で言わせた「会いたかった」を、今度こそ
本物のロボに!が個人的テーマ(どんだけ〜 笑)
告白は、10話の妻夫木くんからを考えていたのですが、
書いてるうちに何故かこんな風に、ニコちゃん嘘つきさんに。
ニコ→よっちゃん 的要素も混じりましたが、
これはロボには全く感じなかった大人の男を、ちょっと意識
してたってぐらいでどうでしょう。
で、そのうち意識したロボがコロンなんか柄にもなく買うかもしれませんw
おつきあい、ありがとうございました!
GJ!! やっぱりニコロボ萌えるねっ
ちょっと切なすぎるかも知れませんが、投下します。
ニコ視点のみですが・・
ニコの日記から
6/19(火)
今日、地蔵堂が閉店した。社長は旅に出るという。
よっちゃんはクビになった。一海ちゃんとの結婚も
もうすぐなのに、ヒドイと言ったら「よっちゃんは
何やってもプロフェッショナルだから大丈夫」だって。
実はわたしも心配していない。
社長にお別れのあいさつをして外にでると、ロボの携帯がなった。
レア商品入荷の知らせを聞いたロボはすっ飛んでいった。
あいかわらずなヤツだ。
あの曲がり角を曲がるまで、わたしは平凡な日常に退屈さを
感じていた。それがあの日、三日坊主にあったことで何かが
変わった。ロボや地蔵堂の二人と出会い、いろんな事件を解決した。
非日常で刺激的で楽しい毎日だった。
でももういいかな。家族とか友達とかあたり前の日常が
大切なんだっていろんな事件にあたって思ったんだ。
そのことに気づいてない人たちに「世の中捨てたものじゃない。
すぐそこにあなたの大切なものはあるんだよ」と思ってもらいたい。
それがわたしの夢かな。
そういえばロボ、新商品買えたかな?
オタクでスケベだけど、なんでも正面から受け止めて
くれたよなぁ。いい下僕だったロボが立てこもり
の犯人を説得したときは見直したよ。
誕生日が一緒とわかって「おれたち友達だろ」とロボ流の
お祝いをしてくれたとき、わたしのなかで何かがはじけた。
もうこのときにスイッチは入っていたのかもしれないね。
ずっとロボといたいよ。
昭子さんのことはあったけど、もどってきてくれた。
それにあんな瞳で謝られたら許さないわけにはいか
ないじゃない(笑)
でもね、あれ以来ときどきロボの声が聞こえないときがある。
耳のいいわたしがだよ(笑)
ロボにとって何が幸せか、何が夢か聞いたよね?
ロボの答えはわたしの心に何の波紋も起こさなかった。
現実の中に幸せを感じてくれないロボへの失望のせいかも
しれないし、そこにロボの誠実さを感じ取れなかったからかな。
ロボ、今でも大好きだよ。
でももうわたし、行くね。ロボのこと絶対忘れないよ。
さようなら、ロボ。さようなら、わたしの初恋。
ちょっと辛すぎますか。片想いも恋には違いないということで。
長文失礼しました。
288 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 15:13:33 ID:P6ugQH0w
世界は捨てたものじゃないと誰かに気づいてもらう夢と
何か物を作っていく夢はそんなに乖離してるかぁ?
ってか、そんなことがさようならの理由なら
ニコちゃん独りよがりすぎ。
今のニコにとっては壁をかんじてるんじゃないかと。
でもやっていけるんだということをまだニコは知らないので、
後半は同意。ロボがそこを気づかせてあげてくんないかなーと思ってさ、
ロボ視点でも書こうとはおもってたんだが、書けねー。
ロボ、つかみどころなさ杉。ニコの気持ちわかるわー。
このままではせつないのでどなたか、ほのぼのする作品をどうぞ。
失礼します。
>>289 ロボの好きな事もニコの幸せも結局は行き着く所は同じなんだよね。
誰かを喜ばせるってことはやり方は違っても出来るって事だと自分は思ってるんだけど、
ニコ達がそれに気付いてくれると嬉しいな。
ロボって結構気難しいよねwなので自分は勝手に妄想させて貰ってますが…。ロボ視点も読んで見たいです。
って自分も頑張れってのorzなかなか書けん
291 :
285:2007/06/17(日) 16:39:12 ID:BqKxZa7n
ロボ視点だと
>>288さんの意見がまんまだと思うんだ、正直。
エロパロ板だから好きにかけばいいと思うんだけど。
とっかかりがなー。また出来たら投下します。
ネタばれサイトのあらすじを元にかくとかは、番組が終わるまで
控えてくれると嬉しいです、すみません
293 :
285:2007/06/18(月) 08:07:41 ID:Von7c9hs
ネタバレをもとにしたかどうかはお答えすること自体
がアレなので、ご想像にゆだねます。
一つのシチェーションとして受け取ってくださいませ。
失礼します。
明日の事を考え過ぎて、気付けば2話のロボ並みに妄想が炸裂しまくってしまいました。
暴走ついでに思いっ切り書いてみたのですが、純愛王道路線一直線の上完全プラトニック
なので、苦手な方も多数いらっしゃるでしょう。
そういうのが好きな方はお茶を片手にどうぞご覧下さい……。
※途中視点が変わります
↓↓↓↓↓
ニコから離れろ、とある男に言われた。今まで考えた事もなかった事を、思い切り突っ
込まれて何も言い返せなかった。
中学生が24歳の1人暮しの男の部屋に出入り。確かに有得ないのかもな。
「俺は非常識なオタク男なのかな〜」
まだ未来の事を夢見て語れる14歳と、日々生活に追われて疲れた
24歳じゃ今に破綻しちゃうのだろうか。
田舎の母ちゃんにも色々心配掛けている。仕事は大丈夫か、体は健康か、ちゃんと生きてるか。
早く結婚しろ……。
キリがない。
「ああっ、もう!」
せっかくのボーナス日なんだから、今日は待ちに待った限定フィギュアを買いに行こう。この日のために取り置きして貰ったんだから。
ポケットに手を入れると、財布の他に何かが指に触れた。
「あ〜、ニコの忘れ物かあ」
今朝テーブルの下で見つけて、時間がなかったのでそのまま突っ込んで来たんだった。
掌のそれを見つめているうちに、俺はあることを思い付いた。
「……よし!マックススタートッッッ!」
勢いのあるうちに早速行動あるのみ。一度決めたらただ突っ走るしかないだろう。
「また増えてるし……」
部屋に入るなりニコは買ったばかりのフィギュアを見つけてた。さすがに目ざとい。
「あ、何だよ。俺の汗と涙と勇気の結晶だぞ!」
「別にロボの勝手だし」
「あ〜、バカにしてるぅ〜」
もう、相変わらずきついよな。いつもの事なんだけどさ。
「今日は何?どしたの」
「別に。なんもないけど」
……これだよ。いつも何のためらいもなく入り込んで来ては、俺がいても平気な顔してくつろいで行くんだよなあ。そんで、あっさり帰ってしまう。
俺はやはり、ここらで決めておくしかないのかもしれない。
「ニコ、話があるんだけど」
新しい仲間を眺めながらニコは「ん?」とちいさく返事した。
「あのさ、何から言ったらいいか……とにかく、俺決めたから」
言いながら、鼓動が速まっていくのがわかる。
「何を?」
決心が鈍る前に言わなくちゃ。ニコの顔をろくに見られないけど、勢いがついた今じゃなきゃ言えない。
「今みたいに、俺ん家に入浸ってるのってやっぱりおかしいのかなって。だから」
フィギュアを眺めながら髪をいじるニコがその指を止めた。
「ほ、ほら、俺は別にこれでいいと思うんだけど、世間はそう見てくれないってゆ〜か」
「……何それ」
ニコがゆっくり喋り出す。
「何が、言いたいの?」
「いや、だからその。ニコはまだ14だけど俺は24ていったらいい大人だしさ、このままじゃマズいんだろなって」
段々早口になってゆくのがわかるのに、止らない。俺焦ってる……!?一旦深呼吸して、唾をゴクン!と飲み込んだ。よし、言うぞ。
「でさ、これこないだ忘れて……」
それをおもむろにテーブルの下から出してニコに渡した。
「あ、そう。そういう事!」
いきなりニコが声を張り上げてそれをバン!とテーブルに叩き付けた。
な、何だ?
「わかった。……もう今度こそ、呼んでも来てくれなくなるんだ?」
「え、ちょ、ニコ?」
俺の声を振り切って玄関へ向かうと、ニコは振り返らず言った。
「さようなら、ロボ」
声が震えてた。俺はそのまま出て行ったニコを呆然と見送るしかできなかった。
「な、何だよ〜?」
わけがわからない。頭を振りながらふとテーブルに目をやると、「あーーーー!」
ろくに見ず渡してしまったんだ。残ったそれらを掴んで走り出した。
今度こそ本当にさよならだ。
「どうせあたしは子供だからさ……」
こんなに早くやってくるなんて。そりゃ1度はもうお終いなのかと絶望しかけた事もあったけど、まだ大丈夫だと思ってた。
もう少しくらいは。「そりゃ大人だもんな……」
悔しい。あたしが子供なのが。何も言い返せないのが。ただ立ち去るしか出来ないのが。
涙が出そうだ、ヤバい。
「あたしってダサ……」
「ニコーーーォ!」
後ろから大きな声とバタバタと煩い足音が追いかけて来た。
「ロボ!?」
何で……?あたしは慌てて目をゴシゴシとこする。モタモタしてたらガシッと後ろから肩を掴まれた。
「ハアハア……二、ニコ、まっ……」
息を切らしながらロボは必死の形相で話しかけて来る。
「はな、話聞いてよ……」
「話す事って、何?あれでもう充分じゃん」
これ以上何を言い訳しようとしてるんだろう?……そうとしか思えない。
「充分て、だから、ニコ誤解してるんじゃない?」
じっとロボを眺めていると、その掌からパッと何かをあたしの掌に乗せた。
「これって」
何考えてんのよ。
「忘れてたから」
それは、あたしが忘れて行った物だった。
「そう、それなんだけどね」
この前忘れていったオモチャの指輪だった。学校帰りに友達と買って、そのままロボん家にしてったんだ。
「わざわざ返しに来たってわけだ」
ぐっと握り締めて背を向けた。
「ありがとう。じゃあね」
そのまま走り去ろうとしたら、またぐいっと肩を掴まれて振り向かされた。
「何!」
「だから聞いてよ!」
ロボがいつもより大きな声であたしを怒ってるみたいで思わず立ち止った。
「それとコレなんだけどさ」
さっきあたしが見たやつだ。
「新しい彼女のでしょう?」
「はあ?」
「だからもう来るなって言うんでしょう?」
あたしは涙で鼻を詰らせながら話してる。そんなつもりはなかったのに……。
「何だあ、そういう事かあ〜」
気が抜けたロボの声にちょっとムカついた。
「何だって何よ!」
もうダメだ。そう思った時だった。
「これも、ニコのなの」
そう言ってあたしの掌にそれを乗せた。
「ニコに貰って欲しいの」
まじまじとあたしはそれを見た。
「あたしの?」
「うん」
それはあたしの知らない指輪だった。
「あたしのサイズ知らないじゃん」
「この間忘れていったニコの指輪からね」
なるほどね。
「ボーナスでロボット買って、その残りでだからこんなのしか買えなかったけど」
あたしの買ったのより少し高い位のかな?詳しくないけど正直そんな高そうじゃない。飾りも何もない。
「少しは貯金とかもしなきゃだし……毎月の赤字もあるし」
「ほとんどそっちじゃないの?」
ガクッとうなだれるロボ。
「あ」
何気に指輪を眺めていたら、中に彫ってある文字に気が付いた。
『to NIKO from ROBO』
字が微妙にガタガタな気がした。
「安物だったから……」
自分で彫ったんだ?ロボは器用だからな。……でも大変だったろうな。それより、このロボがどんな顔してこんな物買ったんだろう?
「あ、あれニコ?」
そう考えたらまた泣けて来た。
「何?何よ、何で泣いてんのぉ!?」
「ロボのせいだからね」
「何で〜?」
いつでもあたしのスイッチを入れられるのはロボじゃない。
「ロボのくせに!」
「は、はぁ〜?何だよそれ」
ケースもないし、握り締めたロボの手の汗で冷たい。
「他のひとの忘れ物だと思ってた」
またロボに好きな人が出来たのだと思ったのに。
「でも、会っちゃいけないんでしょ?」
ハッキリ言われるのが怖くてあたしは逃げたんだ。
「違うよ。俺は今のままでいいと思ってたんだ。でもそれじゃマズいんだよ、やっぱり」
「え?」
それからこの前有名な漫画家とした話をあたしに聞かせた。
「だからさ、俺は大人だし。ちゃんとしとなかきゃいけないと思っちゃうんだよ」
いつもより真剣な目をしてあたしを見てる。わかってるのに何だかあたしは視線を外してしまう。
なんか、恥かしい。
「今はまだ俺もこんなだし、ニコも子供だから誰にもわかって貰えないと思う」
あたしの手を取り、「だけどそれをきちんとわかって貰うために堂々としていたい」
ゆっくりと指にそれをはめてゆく。
「これはそのための、俺に今出来るだけの証し」
薬指に視線を落すあたしをロボが見てる。
「だからもし離れなきゃいけなくなったとしても、必ずいつか戻って来れるように」
「……しょうがないなあ」
離れるもんか。あたしだってロボと一緒にいたいから。
切っても切れない絆が見えるよ。
**END**
地味で、ある意味恥かしいですね。お目汚しすいませんでした。
ああ、明日が怖い
お、豊作ー GJ-
最終回の出方次第で書けなくなる前に、職人さん達駆け込みアップとみた
>>294
切ナ萌えー
指輪も自作じゃないだけ、ましだ
>>276
マックスドナルドw
路地裏でよっちゃんに犯られた話の方を、今度詳しく
>268
続きをー
では今から鬱入ってる285のために、お笑いネタをひとつ↓
改行大杉いわれたので次にわけて書く
こんにちわ!あたし、ニコ!
特技は七色のセクシーボイスと、3km先から呼ばれても聞こえるウルトライヤーよ!!
学校では、特に耳のことは内緒にしてる。
だって、誰が陰口言ってるとか、保健室で誰と先生がエッチしてたとか、
全部聞こえてるなんてわかったら大変じゃない?
街でもそう。
子供の頃からずっとで慣れてるけど、けっこう昼間ッからみんなセックスしてる。
でも知らんぷりしていてあげるのが礼儀ってものよね。
今日も、ロボの部屋に寄ろうと思ったら…。
『はぁ・・・はぁ あ』
乱れた息づかい、衣擦れ、激しくこすりあげるような肉の・・・。ああ、やってる。
1人で。哀しいなぁ。
じゃあ今日はやめとくかー、と帰りかけてちょっと思いついちゃった。
おかず、なんなのかな☆
DVD…の音はしない。ありがちなエロ雑誌とか?
オタクだもん、あの外タレ リアなんとかのコスプレ写真とか メイド萌えイラストもありだよねー。
あ、まさかあたしのカーディガンとかでされてたらどうしよーっ
『あ、あ・・・ う 』
あたしが聞いているとも知らずに、ロボが果てた。
名前呼ばれたりしなくて、ちょっとホッとした様ながっかりな様な。
続けてシュシュッっとティッシュを引き抜く音がして笑っちゃう。
今だわ、ニヤリ。
「ロボーっ 居る〜??」
一応、窓の下から声をかけてから階段に向かう。
案の定、湿った固まりが投げ込まれる音と、ガチャガチャと身繕いの音がする。
でも『おかず』まで片づける暇はないでしょう〜。ふふふ。
「ロボーっ」 ガチャッ げ、鍵ぐらいかけれっ
「ななな、何かなぁニコ、今、ちょっと。」
奥から出てきたロボは、入り口をふさぐような場所に陣取ろうとして、ハッとまた後ろに
下がった。ふふふ顔が赤い。手が濡れてたりするんじゃないの。
「カーディガン忘れちゃってないかなぁ。」
「あるある。ちょっと待って。」
あからさまに入って欲しくないオーラを出すロボを無視して、一緒にずんずんと上がる。
ベッドの横あたりよね、さーて。
エッチな本とか・・・
「ほら、これ?」
「ロボのバカー、変態!! 最低!!」ボカボカッ
「えー??(い、今これで抜いてたのバレタ??)」
・・・それらしき場所に置いてあったのは、ボインな女性型ロボット(ビジンダー?)と
それを組み敷くマックスロボでアリマシタ。
チャンチャン
300 :
285:2007/06/18(月) 20:58:14 ID:Von7c9hs
「ただいま」
一人の部屋に、そう呼びかけてみた。もちろん、誰の声も返って来ない。
「バカだな、わたしって」
十以上も年下の男の子。もう、私を忘れただろう。
戸棚の引き出しを開けてみる。あれから一度も見ていなかった写真。
「かわいい顔しちゃって・・・」
写真のなかの、あの子の顔は、やっぱり不安そうにこちらを見ている。あのときもう、
本当のことを知っていたのだろう。
今も、耳によみがえる声。記憶から、消えてくれない。
『ずっと、こんなことが続いたらいいのになって』
子犬のような瞳で、私を見ていた。若い、きれいな瞳。
いとしくていとしくて、でも、きっと一緒にはなれないと、わかっていた。
眠っているあの子の髪をなぜてあげることしかできなかった。
好きだと、一度も言ってあげられなかった。
ただ、今を焼き付けることしかできなくて、撮った写真。
「あの子はもう、捨てただろうな・・・」
そっと、引き出しに写真をしまう。
今頃、どうしているだろう。今でもホラーを怖がっているだろうか。
すっかり、大人の男になってしまっていたりして。
あの子のそばにいた、少女の顔を思い出す。幼い少女だったけれど、明らかに私に嫉妬
していた。もう、女の目をしていた。
でも、本当は私も、彼女に嫉妬していたのだ。彼女はこれからもずっと、あの子のそばに
いることができる。あの子のそばで、大人の女になっていく。
そしていつかきっと、あの子も、彼女に惹かれるようになるのだろう。
「おばさんはおばさんらしく、仕事に精出しますか」
明るく言ってみる。昼に干したナース服は、もう乾いていた。明日はこれを着よう。
バス停から私を連れ去ってくれたあの子はもういない。それは、私のきめたこと。
明日からは、もう、思い出さないから。
そう決めて、最後に少しだけ、泣いた。
可愛がっていたニコを抱きました。
中学二年になっても子供のようにベタベタとしていたのですが、
胸もけっこうあってくっつかれるたびにその感触が気になっていました。
僕への接し方は無邪気なままですがその時の話の内容は少しエッチなものでした。
「『せーじょーい』ってなに?」
唐突に尋ねられてギョッとした。
友達に聞いて、エッチな意味のある言葉らしいということはわかったようなのですが、詳しくはわからないということのようです。
セックスの意味はもちろん知っていて僕が焦っている様子も少し楽しんでいるようです。
それを感じてすこし意地悪な回答をしようとニコを床に寝かせました。
足元にひざをついて少し脚を開かせました。
ニコはスカートだったのですそを気にして押さえていますが、
気にせずひざを進めて脚の間に割って入り、両ひざを持ち手前にひっぱりました。
僕のステテコとニコのパンツを触れるくらいまで近づけ、そして被いかぶさりました。
ニコは真っ赤な顔をしていました。
「これが正常位だよ」
黙ったままうなずきました。
ここでやめるつもりだったのですが思わずキスしてしまいました。
繰り返し繰り返しキスして舌も絡めました。
そのうち僕は固くなった股間をニコのアソコにこすりつけていました。
ニコも目をつぶって僕の背中に手をまわして感じているようです。
僕はがまんできなくなってニコのパンツを脱がせ僕もステテコとパンツを脱ぎました。
ニコのパンツと僕のステテコの股間部分はすっかりシミになっていました。
脱いでから再び被いかぶさるとさすがにニコはまずいと思ったのか拒みました。
「入れないから。もうすこしちゃんと教えてあげるから」
わけのわからない説得に黙っています。
「パンツがこんなになって、ニコちゃんも気持ちよかったでしょう?」
真っ赤な顔をさらに赤くさせています。
「大丈夫だから。ね?」
あとはキスをして、舌をからめて、質問の答えはうやむやに、
そのままペニスをヌルヌルした割れ目に触れさせ、ゆっくりとこすり、しばらく楽しみました。
「エッチはしたことあるの?」
首を横に振ります。
「したいと思わない?」
「……」
僕は上体を起こしてペニスを持ち、頭の部分をニコの割れ目で上下させました。
おしり、あそこ、クリトリスと順番に刺激を与えていきました。
ニコは目をつぶって感じているようです。
僕はがまんできなくなって頭をあそこに狙いをつけて挿入する体勢になりました。
気配を感じたのかニコを目をあけて僕を見ました。
早くしなくちゃと思って僕はそのまま挿入してしまいました。
「ううう」とニコは眉間にしわを寄せてうめき僕にしがみつきました。
そのあと温かいニコを中を感じながらゆっくりと腰を前後させました。
「う、う、う、う、う」
僕が奥に押し込むたびに声を出しました。
射精するまでそんなに時間はかかりませんでした。
腰を引いて頭が出る瞬間の摩擦と圧迫感と「あはっ」という色っぽい声で
ニコの濡れてテカったヘアの上に出してしまいました。
その後、精液の後始末も大変でしたがニコが泣き続けて大変でした。
結局、ニコのことが大好きだし、ニコも最初感じていたということをいいわけにごまかしてしまいました。
303 :
二人で1:2007/06/18(月) 21:36:24 ID:dsuhgehF
白いロボの・・のニコロボ、未完です。キスありエロなしでながったらしいです。
明日の結末次第ではうちのニコロボもここまでと思っています。
-----------------------
父に聞いてみた。「母のことが一番好きだから結婚したのか」と。
「いや」
父はあっさり答えた。
「お父さん、独身のころ葉子っていう女の子とつきあってたんだけどさ。
人生で一番好きな人っていったらあの人だな、うん。綺麗で優しかったなー葉子」
「じゃあなんでその人と結婚しなかったの」
「まあ・・・色々あるんだよ人生はさ」
「変なの」
「ニコも大人になればわかるだろうな」
そんなのわかりたくないと私は思う。
「だからって母さんのこと好きじゃないってわけじゃないんだぞ」
「ふーん。じゃあもし、神様が現れて、その人と人生やり直せるって言われたら
そうする?」
「うーん、いや。それはないな」
「なんで」
「うーんなんでかな。ま、人生一番好きだったものが、一番よかったとは
限らないんじゃないかな」
「そんなものなのかな・・」
一番を手にいれられなかったいいわけを、傍にあるものを一番だと思うことで
幸せだと思いたいだけでは?私は父に聞けないまま、テレビを見ていた。
「そうだなぁ・・」
ロボは片手にハンバーガーを食べかけたまま、私の質問に悩んでいた。
背広を着ているとちゃんとした社会人に見えるから、なんかおかしい。
「ずっと好きでいることは大変だからなあ」
「そうだとしても」
私はチキンナゲットをマスタードにつっこんで口に入れた。
「一番を好きなままでいようとしなかった、自分への言い訳でしょ」
「自分が一番好きでも、相手がそうじゃなくなることのほうが、多いから」
その言葉で昭子さんとロボの恋を思い出して、ロボの顔を見る。ロボは
いつもの顔だった。
「ニコも俺より好きな人ができるかもしれないな」
ロボは私を見て口角だけ上げて微笑んだ。
「なにそれ」
「でもそれは自然なことだから。俺はそれがダメなんて言えないよ」
ロボはコーヒーを口にした。
「わかんない。なんで大人ってそんなに簡単にあきらめられるの?」
「あきらめがよくないと辛いだけだから、かな」
こんなときだけロボがとても大人で、私は納得できない。
ロボは時計を見る。
「さてと。これ食べたら帰ろうかね。テスト近いんでしょ」
「うん」
「俺もこのまえのフィギュア完成させないとな〜」
304 :
二人で2:2007/06/18(月) 21:42:39 ID:dsuhgehF
家に帰って家族とごはんを食べて、お風呂に入り、勉強しようと
机に向かうがなんとなく進まない。
ロボはなんで私を手放せるというんだろう。
好きならどうしてずっと離さないと言わないんだろう。
それが大人というなら、なんだかずるい。
明日の用意をして、ベッドに横になって雑誌を読んでいたロボは、
玄関に人の気配を感じて視線を向ける。
「・・・」
ニコがおずおず部屋に入ってきた。
「こんな夜中にどぉしたー?危ないでしょ、女の子が出歩いたら」
ニコはなにも言わずベッドにもたれると、ベッドに顔だけうずめた。
ロボは横になったまま、手をのばすとニコの頭をぽんぽんと叩いた。
「こーらー。親とケンカでもした?」
「ちがう〜・・」
「じゃあどうしたのよ」
「だって」
「?」
「だってロボが冷たいこというんだもん・・」
ロボは体を起こすと、顔を埋めたままのニコを覗き込んで頭を撫でた。
「好きならどうしてロボは私が他の人を好きになっても仕方ないみたいに、
言えるのよ」
「だ・か・ら〜そうなったらしょうがないんだって」
わからない。
「離さないんじゃないの?ずっと俺を一番好きでいろって言わないの?」
ロボはニコの頭の傍に顔を寄せる。
「そりゃ離したくないし、一番好きでいてほしいに決まってるじゃない。でもさー」
「・・」
「ニコが一番好きな人ができて、その人といるほうが幸せなら俺はたぶん、
それを望むと思うから」
この人はいやになるくらい優しい大人だなと思う。
「他の一番なんかいらない ロボだけでいい」
「ニコが大人になった時も、そう思っていてほしい」
顔を上げると、ロボがニコニコと私を見ている。
「いっぱい色んな人に出会いなさい。
それでやっぱりニコにとって俺が一番だと思ったなら」
「なら?」
(その時は・・・俺の奥さ・・・)
ロボは自分の頭の中に浮かんだ言葉に、赤くなって照れた。
「・・なら、奈良の大仏でも見にいこうかね〜」
「はああ〜?」
私はベッドに上がって横になっているロボのわき腹にあごをのせる。
「ロボのばーかばーか」恨み言のように私は呟く。
「ハイハイ」
その手がくしゃくしゃと髪をなでる。
「帰らないと朝心配するでしょおうちのひと」
「朝方までには帰る〜・・」
「あーら不良娘ですかニコさんは〜」
「だれが不良だ」
「悪い子にはおしおきしちゃおっかな〜」
305 :
二人で3:2007/06/18(月) 21:48:19 ID:dsuhgehF
ロボは起き上がると、両手でいきなり私の腕を引き寄せて、私の頭を抑えて
長いキスをした。
「んっーんー」
私は息が苦しくなって手でロボの胸を軽く突き飛ばして唇を離す。
「もおッ」
ニヤリとしているロボを私は睨む。むっとしたまま、彼の胸に頭をこつんと
押し付ける。暖かい手が私の頬をなでる。
「あー、困った。もっとおしおきしたくなってきちゃったじゃないかっ」
「ふーんだ」
「あ、そんな態度の子、もうロボ先生許しませんよ!」
ロボは無理矢理、また私にキスをする。左手が私の背中からおしりにすべる。
「うっわこのスケベ」
「ニコがスケベにさせんだろー」
私はロボを見る。ロボがドキっとするほど綺麗な目で私を見る。
「俺だって」
「?」
「俺だって怖い、先のこと でも」
「ロボ」
「俺はいつもたくさんニコからパワーもらってるから大丈夫。
何度ニコが不安になっても、大丈夫って言ってあげる。
だから、二人で前を見ていこう 一人じゃなくてね」
ロボの根拠のない言葉になぜか私は安心していく。そしてロボが強くあろうと
することに感謝する。私ももっと彼を支えたい。二人が不安のないところへ
行けるように。
「・・さてと、おしおきするか♪」
「ちょっ」 おしまい
307 :
会いたい:2007/06/18(月) 22:30:11 ID:/oaf7vgU
明日次第ではもう投下出来なくなるかも、と以前書いた物ですが投下させて頂くことにしました。
もしやこんな望みも持てないのかな…?
縁起でもない事ゴメンナサイorz
*******
もうロボと会わなくなってどれ位経つのだろう。あたしも少しだけ大人になった。
恋は、まだしていない。
友達数人と学校帰りに他校男子と合コンすることになった。本当は気が進まないが、一応行くことにしておく。
そういう所は相変わらずのあたし。みんなでワイワイはしゃぎながら(そのフりをしながら)街を歩く。
ふと、あたしは足を止めた。
雑踏の中、微かに聞こえた懐かしい声。
聞き覚えのあるあの声。
間の抜けた、スローテンポの鼻に掛った甘えた声。
間違いない。間違えるはずがない。あの声を聞き分けられるのは、覚えているのは、
きっと宇宙で私だけ。
どうかした?と聞いて来る友達に
「ごめん」
と一言だけ言ってあたしは走り出した。
『みんな恋愛に命かけすぎだよ』
『そこまでして会いたい奴いる?』
『いなーい』
『ニコに会いに来た』
息を切らしながらも走り続けた。だが、どこにもその声の主は見当らなかった。
会いたい。 理屈抜きでただ会いたいのだ。
がっくりと肩を落して友達の元へ戻ろうと踵を返した。
…そこには、行く手を遮る誰かの姿があった。
くたびれかけたスーツ、軽そうな鞄、お世辞にも高そうとは思えない靴。
そして………。
会いたかった、懐かしい顔。
「お嬢さん、良かったら僕とアイスミルクでも飲みませんか?」
「……ダサッ!」
そう言うと相手はあたしの頭をゆっくり撫でた。
暖かい手。
その手を握り返すと、頬に何かがこぼれ始める。懐かしい声があたしを呼ぶ。
「ニコ」
少しだけ大人になったあたしの前に、少しだけ大人になったロボがいた。
「行こ」
そう言ってあたしは彼の手を握り、握りかえされる。
呆気に取られた友達にゴメンと手を振りながら2人は走り出す。
この奇跡を大切に。
もうこの手を離さない。
「終」
>307
読んでて鳥肌が立つぐらい素晴らしかったです。
GJ!
お蔵にならなくて本当に良かった。
ありがとう〜
>>308 1日に駆け込みで投下するのもどうかと悩みましたが、喜んで頂けて嬉しいです。こちらこそありがとう。
また作品書きたいな…この2人大好きだから。
ドラマの結末はどうであれ、話がかけそうな方がいたら、これからも書いてほしい!です。
ドラマもここもいっぺんに無くしたら寂しいじゃないかー!!!
いろいろ萌えた…
>>310 ほんとそのとおりだ。
職人さんたちよろしくです。まじで。
301の感動を、302が台無しにした件についてww
でも欲望に忠実な302は嫌いじゃないゾ
>>307
GJ! こんなラストだったらほのぼの。
ただ、ご近所さんが繁華街で会うのを 奇跡 とか言われてもな。
どっちか引っ越してた?
茶々いれスマソ
これの前にオリジナル設定で何本かありそうな気がしたから。
それならそっちも読みたい。
我慢できずに朝っぱらからpink鯖に来てる。ダメ人間だorz...
313 :
307:2007/06/19(火) 09:52:52 ID:7rTLMJnF
>>312 >>294-297 にも1話投下してあるんです。
>>307のは随分前にラストの予想が本スレ等で立ったとき書きました。
1度もし別れても(何らかの理由でロボが遠くへ行く事になってしまっても)
また会えるんだよ、と希望を持ちたかったからです。
この場合は先程の続きとして(誓い合ったのに1度は離れなくてはいけなくなった2人)の再会として捉えて頂いてもいいと思っています。
数年後なら問題ないだろうと言うまあ私の願望でしょうかw
お元気ですか。
僕は相変わらずです。
あれから3年たちました。
覚えていますか?今日は、僕があなたに出会った日と同じ日です。
僕はこの日を一生忘れることはないでしょう。
あれから、いろんなことがありました。いろんな人に出会いました。恋も、何度かしました。
でも、あなたを想ったほど強く、誰かを好きになったことはありません。
あの中学校の教室で、あなたはある人に、拳銃を向けていた。
僕は、とっさに嘘をついて、あなたの目的を阻止した。
信じてください。
あなたに、人を殺してほしくなかったのです。大切なあなたに、罪を背負ってほしくなかった。
でも、それが僕とあなたの、最後でした。
あなたは、僕にメモを残してくれましたね。あなたとの再会は果たせなかったけれど、僕は
少しだけ、嬉しかった。
僕を嫌いにならないでいてくれたこと。一緒に行こうと誘ってくれたこと。
それだけで、報われた思いがしました。
あなたと撮った写真は、あの後半分に破って、捨てました。でも、僕の写った半分は、まだ
持っています。今でも、それを見ると、あのとき隣にいたあなたのことを、そして、あのときの
苦しい気持ちを思い出します。
あなたとの恋は、最高に幸せで、そしてとっても苦しかった。もう、あんなに苦しい恋は、二度と
することはないでしょう。
あのときあなたがメモを託した女の子を覚えていますか。僕はいま、彼女と一緒にいます。
僕のそばで、日々少女から女に変わっていく彼女を見ていることが、今の僕の幸せです。
彼女は僕に、安らぎをくれます。彼女も僕のそばで、安らいでいてくれると、信じたい。
今だから、あなたに言えます。
幸せになってください。
ずっと、幸せでいてください。
僕の、心からの望みです。
316 :
312:2007/06/19(火) 18:34:49 ID:toenkcyn
帰って来て恋愛スレ覗いて吃驚。正直すまんかった。
ただ301も302も、真逆なものがくっついて並んじっった不運を笑っただけで、好き嫌いを言ったつもりではないんだが。
302に、改めて申し訳ない。
これ以降書かないから職人さんは居てくれ。
恋愛板に書かないと読んでないかもしれないが、あっちに迷惑かけるのも更になんなのでこちらに。
>>307
解説ありが
スレ汚しスマソ
終わってしまった…
でも何年後かに二人はまたコンビを組むんだろううなーと
ラスト観てオモタよ
歳の差もだけど、身長差とかいろいろ本当に萌えだよこの作品
自分は、もう二度と会わなくなってても、いいと思ったよ。でも、いろいろふざけて妄想する
のは面白いから、まだまだいろんなパロディ書いてほしいよ。
実際何年も会わなくても、会ったとたんに時間超えちゃう友達っているしね。
何年も会ってないはずなのに、普通に昨日の話とか出来ちゃうような。
そんな二人であって欲しいと思う。
星空見上げるロボ見て、ニコがダイヤモンドつーてたのは、
自覚してない恋心だったんだなと思った。
しばらく経ってからあれは恋だったんだなあと思い返すような。
ここにいるとあたりまえのように恋愛感情な二人だから、
なんかそのへんのギャップが切ないっす。
そこらへんで書けたらまた来ます。
自分、ニコと同じ名前の楽器弾きなんで、
その分思い入れ強かったから、今はちょっと感情移入しまくりでつらいけど、
朝がきたら、みんなの幸せ祈りつつ頑張って弾いてきます。
>>316 >帰って来て恋愛スレ覗いて吃驚。正直すまんかった。
モレ302だけど、なんで謝ってるの???
ニコを初めて抱いた後、外では何度か顔はあわせましたが、うちには来なくなりました。
そのうち、自然に会うこともなくなりました。
年が明けて、不意にうちにやってきました。
私はびっくりしましたが部屋に入れソファにいっしょに座りました。
一言二言話した後、キスをし、セーターの上から胸をまさぐりました。
ニコの手をとって私の股間へ導くとぎこちなくさすってくれました。
初めてのときは胸の事はすっかり忘れていたのですが、
触ってみると思っていたよりずっと大きくて驚きました。
セーターとブラを脱がせて若い胸にむしゃぶりつきました。
マシュマロのような弾力を楽しんだり、乳首を舌でこねて味わったり、
ニコは私の頭を抱えて感じているような、耐えているような息使いでした。
この日は抱かれることへのささやかな抵抗なのかデニムのジーンズでしたが、
ジッパーを降ろして中に手をやるとしっとりとしていてすでにかなり濡れているようでした。
ジーンズとパンティをいっしょに脱がせ床に寝かせました。
そして私も全裸になりました。
すでに固くなったペニスはニコの視線を感じていっそう固くなりました。
ニコの脚を開くと薄くしめったヘアの奥に濡れた割れ目が見えました。
「もう少し開いて」
真っ赤な顔をして目をつぶり少し開いてくれました。そっと顔を近づけました。
抱かれることを覚悟していたのか風呂に入ってきたようでせっけんの匂いがしました。
舌で割れ目を舐めあげると予想していなかったのか
びっくりして私の頭をふとももでぎゅっとはさみ、手を押しやろうとしました。
かまわずクリトリスを吸ったりあそこに入口を舌を入れたりすると、
感じているのか脚がふるふるとしていました。
そのあと正常位の体勢になって、初めてのときのように性器をこすりあわせました。
「入れるね」
と言うと、ニコは視線を私の胸のあたりにふせてうなずきました。
十分に濡れていたので入りやすかったですが、
やはりきついのか少し苦しそうにしていました。
私のリズムにあわせてつらそうに「う、う、う」とうめきます。
「目を開けて、僕をみて」
少し休んでキスをして声をかけると、涙目で私を見ました。
ペニスに力をいれてビクッビクッと動かしました。
「入っているの、わかる?」
うなずきます。
「ニコ…、可愛いよ」
「……」
胸をもみ、舌を入れながらピストンをゆっくりと再開しました。
口があいているせいか今度は「あ、あ、あ、あ、あ」と可愛い声をだしました。
ニコの中のこすれ具合とヌルヌルの具合はすばらしくだんだんと激しく腰を動かしていきました。
ニチャニチャという挿入部分の音、弾むように揺れる若い胸、
可愛らしいニコの喘ぎ声で私は射精まで導かれました。
危うく中で発射しそうだったのですが、なんとかぎりぎりで抜いてニコのお腹の上にだしました。
精液をティッシュでふいてニコを抱きよせキスしました。
「ニコ、気持ちよかったよ」
「…うん」
「まだ、痛い?」
「…うん」
「ニコちゃんもだんだん気持ちよくなるよ」
「…ほんとう?」
「大丈夫だよ」
その後、しばらく休んでから、また一回しました。
結局冬休みの残りずっとニコはうちに通っていました。
私も金曜日を休暇にしてしまいました。
昼前にうちに来た時はそのままベッドに引き込みました。
服がしわになったり下着が汚れたりするので、
三日目くらいから寝室に入ると自分で下着まで脱いでからベッドに入ってくるようになりました。
ニコを部屋に入れてから、顔を洗ってベッドに戻ると全裸でベッドの中にいたのにはびっくりしました。
ストーブを入れて、私も脱いでベッドに入り
シャンプーとせっけんの香りのするニコを抱きました。
終わったあとは、乳首をもてあそんだり、あそこに指をはわしたり、
逆にペニスをいじってもらったりしながらたわいもない話をします。
そのまま二回目に突入することもありましたが、
まだ少し痛そうなので休憩がてらに公園に散歩に行ったり買い物に行ったりしました。
うちに戻ってから一、二回再び抱いてから家に帰します。
だんだんと感じやすくなってきていて、ニコもとまどっています。
指であそこを愛撫するとすぐに濡れ始めるので、
わざとビチャビチャ、クチュクチュと音がでるようにすると
目をぎゅっとつぶって恥ずかしそうにうつむきます。
「可愛いね」
「……」
「ニコも大人になってきたんだよ」
「……」
「気持ちいいの?」
「………うん」
あそこやクリトリスへの愛撫には結構感じているようです。
クンニは恥ずかしくて私の頭を押しのけようとするので無理矢理するのですが、
舌が触れてしまうと半分あきらめてしまい力が弱まります。
感じてくると腰をひくつかせて私の頭をあそこに押しつけようとするので、
今度は息ができなくなる私の方が抵抗します。
ペニスの挿入にはだいぶ慣れてきたようですが快感を得るまではいかないらしく、動くとまだ少し苦しそうにしています。
「動くとまだだめ?」
「…うん」
「僕は気持ちいいよ」
「……」
ニコは困った表情を浮かべます。
挿入したまま身体を起こし座位になり抱き締めるとニコも腕を私の背中にまわし抱き返してきます。
そのまましばらく抱き合って髪を撫でてやると気持ちよさそうにしています。
再開する時は少しあそこが渇いてきているのでいったん抜いて、
胸やあそこを愛撫してヌルヌルの状態に戻します。
「もうすぐこっちもよくなるよ」
「……うん」
正常位で挿入し、舌を絡めながら再びゆっくりと腰を動かします。
そしてお腹の上に出します。
座位の状態から抜くときはニコにさせています。
挿入部分を見ながらゆっくりと腰を浮かせて抜いていくのですが、
その時の息使いと抜ける瞬間に目をつぶる表情がなんとも色っぽいです。
今日は冬休みの最終日だったので午前中はせずに街に買い物に出かけました。
マフラーを買ってあげたらずいぶん喜んでいました。
その笑顔を見たときは今日はおでかけだけにしようと思ったのですが、
しばらく抱けなくなると思うともったいなくて結局うちに戻ってから二回しました。
さすがに精液はあまり出ませんでした。
1週間たって日曜日は11時頃にやってきました。
寝室に私がもどると先週のように裸でベッドに入っていました。
私はトランクスをはいたままベッドに入りました。
先週は全部脱いで勃起したペニスをニコの前にさらしていたので
ニコはあれっというような顔をしていました。
実は一海ちゃんに電話をした時に、
始業式の日は体調をくずしてしまって
帰ってから寝ていたということを聞いていたからです。
その事をニコに話すと本当は今年セックスを始めてから
三日目くらいには調子が悪くてお腹が少し痛かったと話してくれました。
拒むと嫌われるかもしれないと思って言えなかったそうです。
さすがに反省しました。
嫌な時は言ってくれれば絶対にしないからと抱き寄せると
ニコは泣き出してしまいました。
落ち着いてからいつものようにキスや愛撫を始めました。
すぐ濡れてハァ、ハァと色っぽい息になります。
爪や歯を軽くたててやると可愛らしい声をだして悶えます。
何度かイッたような様子があってからやめました。
私のペニスはトランクスの中でギンギンになっているのに、
いっこうに挿入しようとせずに終わろうとしたので、
「まだ…」
「今日はしないから」
やせ我慢をしているのはバレバレです。
「大丈夫だと思う」
「……」
「ちゃんと言って」
「……ニコ」
「……」
「ニコ……したい」
「うん」
トランクスを脱いでペニスを見ると自分の汁でヌルヌルになってました。
それを見られて少し恥ずかしかったです。
大丈夫と言われたもののやはり少し気になっていたので、
頭の部分だけを出したり入れたりしました。
これだとニコも痛くないようで、愛撫の時のように感じていました。
私も出入りの時の圧迫感と開放感、
あそこの入口とカリとのこすれ具合がかなりよかったです。
感じているニコの姿にも興奮しました。
少し日にちがあいていたこともあり勢いよく濃い精液がたくさん出ました。
発射する直前深く挿入して注ぎ込みたい欲望がよぎりましたが、
なんとか抜くことができました。
ニコも自分が挿入で感じていっしょに気持ちよかったということで
充実したセックスだったようです。
この日はしないつもりでいたのに、しては休んで、休んではして、
昼食もとらずに結局4、5回しました。
気がついたら6時過ぎで、あわててシャワーを浴びて帰っていきました。
自分ニコロボ好きだから熱がさめるまで
書きたいし読みたいなと思う。
落胆するような終わり方でもなかったし
3、4年後ぐらいに再会したニコロボセカンドストーリー
でも妄想したりするのもいいし。
何か思いついたらまた来るノシ。
長文スマソ
私も昨日から今朝にかけて抜殻で寝不足だが、
完全さよならちゃんちゃん!じゃなかったから、希望は持てる。
また書きます!その後の2人
>>321 投下に気付かなくて(どんだけボケてんだ)今読みました。
GJです!
リアルにありそうな感じが良いですね。
ちゃんと再会出来たのだと思うと嬉しい
誰か神様、数年後のニコロボの再会(エロ無し)を書いて下さいおながいします。
このままでは切なくて切なくて、
感情がカレーにのりうつって爆発させそうで怖いです。
今日で、六人目の彼氏と別れた。
きっかけは、何てことない。高村くんの部屋に落ちていた、わたしのものじゃないピアスだった。
どこにでもある恋、どこにでもある別れ。
そんなものを繰り返し、昔の一海ちゃんと同じように、わたしもまだ、運命の人にはめぐりあえずに
いる。
結局お見合いで、すごいお金持ちのかっこいい男の人と結婚して、赤ちゃんの世話に毎日
忙しそうな一海ちゃん。平凡だけど、幸せなのって、こないだ家に来たとき、笑って言ってた。
正直、寄ってくる男なら、いくらでもいる。
よさそうな男には、さりげなく隙を見せて、口説かせて、夢中にさせる。そんなことも、今では
簡単にできるようになってしまった。
でも、何なんだろう。何人もの男とデートして、食事して、たくさん話をして、飽きるほどの
セックスをしてきたのに、この人とずーっと一緒にいたい、と思える人とはまだ会えない。
高村くんは、そう思える人になると思ってたのに・・・
でも、終わったことは、もういいんだ。
久々に、アルバイトでサクラをしているテレクラに、かけてみた。
暇になっちゃったんだし、お金でも貯めておこう。
電話はすぐに、つながった。
「もしもしっ、今どこにいるのっ?」
てんぱった声に、わたしはちょっと笑ってしまう。
焦りすぎだよ、こいつ。ダサ。
「今ねえ、自分の部屋にいるのぉ」
甘えた声を出しながら、何だかこの声を、聞いたことがある気がした。
「そうなんだぁー。自分の部屋ねえ。」
にやけた声で、思い出した。
ロボだ。子供のころ、わたしの手下だった、ロボだ。
あいつ、まだテレクラなんか行ってるんだ。バカなやつ。
久々に会って、からかってやろうと思って、会う約束をした。
噴水の前にいたのは、やっぱりロボだった。変わってないことに、まず驚く。
もう30は超えてるはずなのに。
ロボは、キョロキョロと周りの女の子を物色している。
私だと、気づくだろうか。目の前に立ってみた。
「こんにちは」
ロボは、こっちを見て、満面の笑みを浮かべた。
「あーーーっ!君がさっきの子?かわいいーーー!」
「っていうか、久しぶりじゃん。」
そっけなく、言ってみる。気づけよ、バカ。
「えーー?会ったことあったっけ?いやーー、こんな可愛い子、俺忘れるわけないんだけど
なーー?」
ロボは首をかしげた。
「あたしだよ!ニコ」
ロボの動きが一瞬止まった。しばらくして、ハッとこちらを見つめなおす。
「ニコ?あのチューボーだった?えーー!マジ??」
「そうだよ。気づいてよ。薄情なんだから。」
「いやーー。ニコ大人になったんだなー。なんか、いつまでもガキのままみたいな気分だった
んで。」
「ずっとガキのままなのは、そっちでしょ」
「ガキって何だよー!大人に向かって。」
ロボが、口をとがらして、ふくれっつらをする。懐かしさがこみあげてきた。
こいつは昔から、ちっとも変わっていない。私の、楽しかった子供時代の象徴だ。
「ねえロボ、どっか行こうよ。今日一日、一緒にあそぼ」
「いいけど・・・あーあ、女の子とデートできると思ってきたのになーー。」
ロボはちょっと、残念そうだ。失礼なやつ。
「わたしだって、女の子じゃん。それに、今ではみんな私のこと、美人だっていうんだから」
ロボの腕に、自分の腕をからめる。仕方なさそうに、ロボが笑う。
「まあいっか。久々にニコと会えたんだし、今日は思いっきり遊ぶぞーー!」
気を取り直して、ロボが歩き出した。
ロボの隣は、やっぱり居心地がいい。
決めた。
次は、こいつと付き合ってみよう。
神様!!!ありがとうございます。
もうこのスレが無かったら
何杯のカレーを無駄にするかわかりません。
どうか神様達!!これからもよろしくお願いします。
エロパロ板でエロなしリクエストって
ルール違反じゃなかろうか
セクロボ恋愛板は、こういうの書ける雰囲気じゃないし、エロありエロなし混在してても
いいんじゃ?
それより、これだけ文章書ける人いるんだったら、誰かどこかで、妄想7話書いてほしい。
エロみたくない人もわかります。でも一応こちらもエロパートは結構意味と神経
つかって書いてたりするので・・エロ部分=無意味、不要という観念で見られると、
ちょと残念。仕方ないですけどね。
エロみたくない方もいるとは思いますが私は平気ですけどね。
ただ書けないものでエロ無しの話になってしまうんですけど。
で、ちょっと変化球ぽいですけどニコとよっちゃんかなwって話書いてみました。
いたってノーマルな話です。
興味ない方スルーして下さい。
↓↓↓
335 :
1:2007/06/20(水) 23:24:10 ID:kQDRVyXl
あれから何年たったのだろう
彼に会わなくなってから―
ロボと二人、スパイと称して色々な事件に駆け回った日々。
何十年も経っているわけではないのに
遠い昔の事に思える。
一海ちゃんは去年結婚して家を出た。
私は平凡な高校生活を過ごしている。
いつからだろうかまわりは口癖のように同じことを言う。
―もう子供じゃないんだから―
じゃあ私はもう大人?
誰も答えてはくれない。
わからない…私は変わってしまったんだろろか…。
「え?」
ニコの耳に懐かしい声が聞こえる。
それは他の人には聞こえない遠くから聞こえてくる声。
事件のたびに呼び出されていたあの場所がある方向から。
まさか‥ニコはその場所へ走りだした。
「プロフェショナルな仕事をしよ〜〜♪」
息を切らせてやってきたニコが見たのは
「よっちゃん!!」
「ほおぇ!?」
突然呼ばれ気の抜けた声でこちらへ振り返る。
「え〜と、どちらさ‥ま‥えっ、まさか‥ニコ!?」
人の顔をまじまじと見つめ驚きのあまり手にしていた高そうな花瓶を落とし割った。
「ああ〜〜〜!!」
336 :
2:2007/06/20(水) 23:26:12 ID:kQDRVyXl
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
ニコと自分のぶんのコーヒーをテーブルへ置く。
「びっくりしたな〜、まさかニコともう会うなんてな」
「いつ帰ってきたの? また地蔵堂やるの? 社長は?」
立ち上がり勢いづくニコによっちゃんは少々押されながらまあまあと椅子に座らせる。
「3日前だよ、帰ってきたの。 『次は海外に行こうかしら』なんて言ってたのに急に
『やっぱり戻るわ』てなってさ。 気ままなんだよな〜ほんと」
あきれながら答える。
「で、また地蔵堂やることになってさ社長今、得意先つーか色々挨拶まわり行ってんだよ」
「ふ〜ん。 そっか、また始めるんだ」
少し嬉しそうにニコは笑った。
「何年ぶりかな会うの。 ニコ何歳になったんだ」
「17歳」
「じゃあ3年ぶりか。いやあえれーきれいな娘さんになっててびっくりしたよお」
「おっさんみたいな言い方」
「あっなんだよ、それ。せっかくほめてやってんのに」
よっちゃんはおもしろくなさそうにブツブツ言っている。
すると突然思い出したように
「そうだ。あいつ、元気? ロボ」
なぜか胸の鼓動が跳ね上がる。
久しぶりに自分ではない人の口から聞くその名前。
「えっ、あ〜たぶん…」
ニコはそう答えながら俯く。
「どうした?もしかして、会ってないとか?」
ニコはよっちゃんにそれまでのことを話した。
地蔵堂が閉店してからのこと、ロボと自然と会わなくなって
今に至ってること…。
聞き終えるとよっちゃんは開口一番こう言った。
「会いたくねえの?」
337 :
3:2007/06/20(水) 23:28:30 ID:kQDRVyXl
「会いたくないわけじゃない。 会いたい。 でも、こわい」
「なんで」
ちらっとよっちゃんのほうを見てまた俯く。
「今の私はあの頃の私じゃない。ロボと出会ったことで色々学んで少し成長したかなって
思ったのになんかまたそれ以前の自分に戻った気がする」
自分に自信がもてないのだとニコはつぶやいた。
子供でもない大人でもない。 じゃあ自分はなんなんだろう。
今の自分を見たらロボは幻滅するんじゃないかと。
時々見かけたロボは変わってなかった。 ダイヤモンドの星のように。
「もう、おまえ考えすぎ」
「……」
「あいつはバカだけどさ、あの頃と違うからって知らんぷりしたりしないだろ」
全くしょうがねーなあとよっちゃんはあきれた顔をする。
「たとえニコがすげー不良になってたとしてもあいつはそのままのニコを受け入れると思うよ」
「よっちゃん…」
満面の笑顔をニコに向け
「行けよ。今すぐ。会いに」
「えっ、今から」
「膳は急げだよ。人生何が起こるかわかんねーだろ。急に地震でもきて
『ロボット達助けなきゃ』とかあいつが必死に守ってたらそのロボットの下敷きになって
あの世行きつーこともありえるからな」
そんなむちゃくちゃなとニコは思ったがよっちゃんに少し勇気をもらった気がした。
「私、会いに行ってくる」
よしと気合をいれ地蔵堂を後にする。
「お〜い、今度あいつと一緒に遊びに来いよ! 社長が二人に会いたがってたからさ〜」
大きく両手を振ってニコを見送る。
「うん、わかった〜!」
ニコも大きく振り返す。
よっちゃんも変わってないよ。 さりげなく優しい。
338 :
4:2007/06/20(水) 23:34:48 ID:kQDRVyXl
ロボは私を見てどんな顔をするだろう。
少しは驚いてくれるかな。
私が行ってもロボットばっかり構っているかもしれない。
でも、それがロボなんだよね。
私にたくさんの影響をあたえてくれる人。
そんなロボのそばにいたいから。
いつか思った私の幸せとロボの幸せが一緒だったらいいのに。
今の私がよっちゃんのように人に勇気をあたえられるようになったら
その願いも叶うかもしれない。
【終わり】
もうわけわかんないお話につきあっていただいてすみません。
ニコロボ書きたいなと思ったんですけどよっちゃんへの愛が
勝ってしまいこんな話になってしまいました。
自分に萌えとかエロはほんと無理なんです…orz
各職人氏、愛ある作品GJです。
凌辱パロ投下します。
苦手な方はスルーかNG登録でヨロ
ドラマ「まずは2万円からだな」
原作「あぁっ、テレクラで稼いだバイト代なのに…」
ドラマ「うるせぃ!!中学生がテレクラバイトなんて放映できるか?!」
原作「うぅ、酷い…靴下の中に入れるなんて…クスン…」
ドラマ「ひひひ…いい格好だな。お次はコイツをココ挿れてやるぜ!!」
原作「い、いやぁ!!『タワーの男』なんてオープニングに挿れないで…ウグッ」
ドラマ「ほぅら、入っただろ?以外と良かったんじゃないか?ひひひ」
原作「ウゥ…いくらスポンサーがソフトバンクだからって、こんなのって…」
ドラマ「どうだ?本編第一話は『三日坊主』ってのは?」
原作「へ、変態!いきなりそんなヘビーなエピソード…できる訳ないわよ!!」
ドラマ「なぁに、カレーで味付けすりゃ…」
原作「酷い、酷すぎる…スンスン…原作はウナギなのに…高級素材だったのに…クスンクスン…」
ドラマ「おっと忘れてた『さわって青空』は2分割だな。で、2話と7話にして、と」
原作「…ハァ…ハァ…もう、ゆ、許して…それ以上されたら…私…」
ドラマ「ナ〜ニ言ってやがる。最終話は『三日坊主』再登場なんだぜ!!視聴者全員カレー味だ!!!」
原作「壊れるちゃう!私、壊れちゃうよ!!…エーン、オカーサーン…」
よく「原作レイプドラマ」なんて呼ばれてるモンだから、つい…ねw
俺はマンガもドラマも両方とも好きだけど
…最後に
馬鹿なモン貼ってスマンかった
謝罪はするが賠償はしない。
>>338 イイヨイイヨ〜GJ!
久しぶりに会う時ってちょっと緊張というか、いろいろ考えちゃうのあるな
でも会うと前と変わらず付き合えるんだよなー
>>340 ちょっとワロタw
こういう自虐ネタ好きかも
344 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 04:29:48 ID:QT1ulf9v
302・321ですが、
ドラマの最後が感動的だったから、エロはもう投下しないほうがいいのでしょうか?
>>344 イヤイヤ大丈夫。
神さま、待ってますよ!
347 :
その時まで:2007/06/21(木) 11:55:12 ID:QAEcJjZG
何度かロボを見掛けた。
でもあたしは友達と一緒だったり、仕事帰りの駅の雑踏にまみれて掴まえられなかったり、買い物してお金がなさそうで悩んでる所に出くわしたり。
とにかくタイミングが悪いんだ。
日曜の公園で子供達相手にラジコンを走らせるロボなんか、とっても良い顔してたんだけど。
だからこそ、そっとして置いてあげたかった。
商店街で買い物して、わざわざ何度かロボの部屋の下を何度か歩いた事もある。
見上げた窓辺にはいつも同じ柄のカーテンがヒラヒラ舞って、時々聞き慣れた歌声が耳に届く。
『ロボいる?』
そう言って当り前にズカズカ入り込んで行くような事は今のあたしには出来ない。
きっとロボは最初びっくりする。けどすぐあの頃と変わらなく笑ってくれると思う。
だけど、まだその時じゃない。
まだあたしはこれからも色んな日々を過ごして変わってゆく。孤独ではなく、自分自身で立ってゆける決心がつくまで。
ロボに寄り掛かってしまわないあたしになれそうな時が来たら、きっともっと会いたいと思える。そうしたらロボにまた会いに行くんだ。
だからあたしは前に進む。
******
ニコが何となく家へ来なくなって結構経つ。初めはちょっと寂しかったけどそのうち慣れてしまった。
毎日の仕事、好きなロボットの相手、日々の雑事に追われるうちに時間だけはどんどん過ぎてゆく。それが大人として生きてゆく事なんだな。
いつも俺が同じ様に見える毎日を過して行くうちに、ニコはどんどん大人になっていくんだ。だから俺の周りも知らないうちに同じ様で変わっていくんだよな。
あれから時々ニコを見たけど、友達と一緒に笑っていたり、丁度店に入る所だったり。1度なんかテレクラから出て来た所で向こうから歩いて来たもんだから、つい隠れてしまっていた。
何だかわからないけど慌ててしまって。
ニコならきっと
『何やってんの?ロボは相変わらずだな』
なんて変わらず接してくれたんだろうな。だけどそこからどうしたらいいんだろう。
またニコと前みたいになれるかって言ったらわからない。あいつはどんどん変わっていって、もういつまでもあの時のニコじゃないんだろうな。
忘れたわけじゃない。忘れる筈がない。だけどまだ繋らない気がする。
でもニコが飛込んで来たら、いつでも迎えれる場所にいる事は確かだけど。
でも止まるわけじゃない。俺には俺の幸せもあるから。
離れた後の2人の心情をそれぞれの視点で勝手に書いて見ました。
色んな意見がありますが私は完全な別れじゃないと思いたいです。だってこんな相手を失うのは勿体ない!出来たらこの後再会した続きを書きたいです。
>>344 皆さんおっしゃる様に元々そういうスレですし、楽しませて貰いました。また是非読みたいです。お願いします。
あんなにロボを嫌っていた一海ちゃんが、ロボと結婚して、もう5年になる。
何度ロボがアプローチしても、鼻もひっかけなかった一海ちゃんだったのに、男女の仲と
いうものは、全く私には意味不明だ。
地蔵堂がなくなって、なんとなくずっと会っていなかったロボが、突然一海ちゃんと一緒に
うちの両親に挨拶に来たときは、本当に驚いた。
嫉妬しなかったといえば、嘘になる。大事な友達と、大好きな姉が、二人で新しい家族を
作り始める。なんだか私だけ、かやの外に置かれてしまった気がした。
でも、今では本当によかったと思ってる。ロボは相変わらず、大らかで、あっけらかんとして
いて、話しやすいお兄さん。そして、四人の子供たちの、優しいお父さんだ。
親バカが過ぎて困っちゃうのよ、と呆れたようにロボを眺める一海ちゃんも、幸せそうだ。
このあいだ、小太郎に会った。
当たり前だけど、ずいぶん背が伸びていた。あの小さかった小太郎を、私が見上げるように
なるなんて、あのときは想像もしなかった。
母を守っていくために、もっともっと大きくなりたいんだ、と、照れたように言っていた。
公園で、いろんな話をした。
一番驚いたのは、僕の初恋は、ニコだったんだ、と言われたことだ。
命を懸けて、僕と、両親を守ろうとしてくれた、あのときのニコを、僕は忘れたことないんだ。
照れながら、そうなんだ、と小太郎を見る。
少年から、青年に変わっていく途中の、線の細い横顔。
私も、誰かにそんなふうに思われていたんだな。そう思うと嬉しかった。
それから、小太郎には、ちょくちょく会っている。
私たちは、少し年が離れすぎているのかもしれないけれど、楽しいのだから仕方がない。
かつて、ロボを受け入れた昭子さんの気持ちが、今なら少し、わかる気がする。
>>349
小太郎くんキターw
盲点でした。
星の数ほど未来はあるんだな、ということで私も
以下、妄想の後日談です。
エロなし。
オリキャラ(ニコの友人)まで出てきてすみません。
<ゴボ蔵出所祝いの日・1/2>
友達が出来た。変な娘。
同人誌とか作っちゃって、グロい設定で詩を書いたり、自分の事を喋るのにも30年後には
何してるとか妄想ばかり。逆にその突飛さであたしも安心して、昔の冒険をうち明けた。
むーちゃんにも言ってないのに。
三日坊主と会って、ロボと会って、よっちゃん社長地蔵堂ゴボ蔵お歯黒女うしみつ様、堪忍袋
開発の秘密、銃撃戦……。
懐かしい日のワクワクが蘇る。
彼女は、すごい、キミ小説家になれるよっていうんだから、本当だとは思ってないんだろうな。それでも
「それで? どうなったの?」
って聞いてくれる。
全部本当にあったことだって、分かったら驚くだろうな。
地蔵堂のあった場所を見せてみようか。
それとも……。
ロボから電話があったのは、ちょうどそんなことを考えていた時だった。
「あ、ニコ!こっちこっち!!」
待ち合わせの喫茶店。間抜けな笑顔が変わらない。
横にいるのが……。
「みてみてーゴボ蔵だよ!ちょっとさっぱりしちゃったでしょう〜??」
立ち上がって騒ぐロボは、久しぶり、とも言わない。
ああもう、なんで私だけ緊張してるわけ?ねぇあたし、背が伸びたんだよ。変わってない??
「あの……
こっちはえっと、友達」
と、連れてきた娘を紹介し、彼女にも2人を紹介する。
「こっちがロボで、こっちが後藤さん」
「初めましてーロボさん! わぁ本物っ
ゴボ蔵さんも、初めまして♪」
ああ、ゴボ蔵がとまどってる。だよね、せっかくの出所祝いになんで知らない奴まで居るんだって思うよね。
そんな風に気を回して、おまけにこんな場所で「出所」とか言っていいのかとか大人の男の人に
何言えばいいのかとか、おざなりな再会の挨拶の後、私はもう固まりそうだった。
でもロボは違う。さすがロボ。
友達も「事件」を知っていると分かったら、もうすっかり気兼ねなし。『4人はお友達』モード全開だ。
あの時の桜、あの時のラーメン。コスプレ!
しんみりしたり、笑ったり。語り合ううちにすっかり時間が巻き戻って、あの夢みたいだった日々が
戻ってきた様だった。
「ニコ、そろそろ時間だよ」
友達に声をかけられて思い出した。なんと最近は我が家にも門限が導入されたんだった。
ロボとゴボ蔵も飲み屋に場所を変えるというし。
とりあえずトイレに立って……戻って来るときに、ちょっと変なものを観た。
あたしの友達の手を握って、目をのぞき込むロボ。
はぁぁぁぁぁぁー?
まさか、口説いてた?
思わずトイレに戻りかけて、でも思い直して靴音も高く堂々と戻ってやった。
別に、ロボが誰を口説こうと知った事じゃないしぃ。
サスガに大人2人、おごりで会計は済んでいて、またね、と私たちは別れた。
「楽しかったね〜。ニコの話はリアルだって思ってたけど、まさか
全部が全部、本当だったとはね〜。
ああでも、ロボさんは、聞いてたより全然かっこ良かったよ☆」
興奮気味に友達が語るのが嬉しかったけど、なにかがカチンと気に障った。
「ふーん。じゃあ、つきあっちゃう?」
「えー」
とか言いながら、ちっとも嫌そうじゃないのにまたイラっと来たけれど、友達はおかしなことを言い出した。
「ロボさんはニコのものだもんなぁ」
「はぁぁぁぁぁ?
あ、あたしとロボなんて何にもないよ?
あんなオタク!
自分こそ、手なんか握られちゃってたくせにー」
しまった。言うつもりじゃなかったのに。
案の定、観てたんだ、という目線の後でニヤッと笑われた。違うよ、これは違うから。
「あれは、頼まれてたんだよ」
「頼む?ロボが」
「ニコを頼むねって。
ボクの、大事な大事な友達だからって。
普通そこまで言わなくない?」
「ば……ばっかじゃない」
あたしの顔はきっと今、真っ赤だ。
<end>
*お友達のイメージは特定しませんでしたけど、
「わたしたちの教科書」をご覧の方は、是非ポーちゃんでご想像を。
星の数ほど未来はあるんだな
素敵な言葉ですね
>>350-351さん
職人の皆様方GJです!
遠慮しないでたくさん作品投下して下さい
楽しみに待ってます!
小太郎とニコ、いいですね!
小太郎の初恋がニコってありそう。
ちょっと離れたところからニコを見てるけど、
ニコのことをすごく大事に思ってるロボも
リアルですごくいいです。
ああ、本当にこんな未来が待ってればなあ。
PINK板にこんなに癒される日が来るとは思っていませんでした。
>>350-351さん 涙出てきたよ・・・・
本スレで紹介したいけどエロ板にリンク禁止だよね。
恋愛スレで書いたほうが視聴者が多くてよくない?
>>354 妄想内容が大嫌いな人も多いんだから、リンクはしないほうがいい。
あとスレをわけてる意味を考えたほうがいい。雑談目的のスレにここみたいな
長文ネタを張られるのは、携帯の人もいるんだし迷惑だと思う。
323の続き
1/16
前回はあまり無理な挿入をしなかったせいかニコの体調は大丈夫でした。
しかし私の方がベッドで見送ってそのまま3時間くらい寝入ってしまって
寝冷えしてしまい、おなかの調子を崩してしまいました。
2日くらいで直ってよかったです。
薬局に薬を買いに行ったついでにコンドームとマイルーラを調達しました。
一応外に出しているものの、外に出したつもりになっているだけかもしれないし、
いつも精神力が快楽の誘惑に勝つとは限らないし、勝つ自信もありません。
第一すでにニコを抱いているという事実を考えると自信があると言っても
まったく説得力がありません。
中学生で妊娠は絶対に困るので遅まきながら避妊具を用意しました。
本当は併用がいいんでしょうが…普段はコンドームだけにするつもりです。
安全日がわかってきたところでその日はマイルーラを使って
ナマで中だしをしてみようかな・・・なんて。
そんな感じでいろいろと妄想していた一週間は長いような、短いような、
土曜日は待ちきれずにニコのうちに遊びに行きました。
ポルターガイスト事件以来、ニコの家族には、なぜか、歓迎されています。
一海ちゃんのお友達と思われているみたいです。
もちろんそこでニコを抱くことができるわけはありませんが…。
晩飯をみんなで食べて、帰り際に玄関で二人になったときにそっとニコに言いました。
「明日、大丈夫?」
「…ごめんなさい」
申しわけなさそうに私の目を見つめました。
今思うと私は鏡を見たら泣きたくなるほど情けなく
がっかりした顔をしていたんじゃないかと思います。
この場でキスだけでもと思ったのですが一海ちゃんがやってきたのでできませんでした。
完全に空回りというか不発でした…。
1/31
今度は私の都合が悪くて会えませんでした。
街でニコと同じくらいの歳の子を見ると不思議な感じです。
夢うつつの時にふとニコとのことを思い出すのですが、
だんだんあれは夢だったのではないかという錯覚におちいります。
家に帰って、電気をつけて部屋を眺めると日常の風景があります。
ニコを抱いたはずのカーペット、ソファ、そしてベッド。
記憶が薄れれば薄れるほどよみがえった時の反動が大きく混乱します。
猛烈に抱きたい。そして、現実であったことを確認したい。
しかし、これからの事を考えると夢なら夢のままで、
なかったことになるならなかったことになって欲しいという気持ちもあります。
2/5
「会いたい」という電話が土曜日の晩にきました。
日曜日の午前中は予定があったので昼過ぎに待ち合わせをすることにしました。
駅で会って昼食を食べてからうちにいっしょに帰ってきました。
玄関のドアが閉まると靴を脱ぐのも待てず抱き締めました。
「会いたかったよ」
「うん」
ひさしぶりのキスはコーヒー味でした。
リビングに行きソファに座って続きをしました。
頭を撫でながらほっぺたにキスをしたり、唇をついばんだりしていると
気持ちよさそうにしていました。
唇をペロっとなめてやるとニコも舌で応えてくれました。
ニチャニチャという舌が絡まる音にニコは興奮していたようです。
セーターの上から輪郭に沿って手のひらで包み込むようにして胸に触れ、
親指で乳首のあたりをこすってやると「ん…」と身体をよじらせました。
しばらく胸を愛撫して、お腹のあたりから腰へ、そして太ももと
徐々にあそこに近づけていきました。
内側に手をやり少し力を込めると察して脚を少し開いてくれました。
右手をスカートの中に入れ内ももを上へ上へと這わしていきました。
ニコのパンツはすでにしっとりとしていました。
濡れた筋に沿って中指を上下してやると腰をひくつかせました。
「どうしたの?」
「え…」
少し困った顔をしたニコにキスをして愛撫を続けました。
パンツがすっかりベタベタになってから誘いました。
「ニコちゃん、あっちに行こうか」
「…うん」
服を着たままキスをしてベッドに倒れ込みました。
そしてパンツを脱がせ、私も下を脱ぎ用意してあったコンドームをつけました。
ニコにひざを立てさせてスカートをめくると
奥にすっかり準備ができているあそこが見えました。
脚の間に入り腰を進めペニスをあそこに触れさせました。
「ニコ…」
ニコはペニスから視線をあげて私を見ると目を閉じました。
ゆっくりと入れていきました。
ニコのあそこを感じながら奥へ奥へと進め全部入れました。
そしてさらにグッと突くと
「あっ……」
と色っぽい声で痛がりました。
最後まで入ったことを見届けてから被いかぶさりキスをして頭を撫でました。
「ニコ…温かい」
ニコは腕を私の背中にまわし抱きついてきました。
「……好き」
私はうれしくなってもう一度キスをしました。
その後、挿入を浅く戻してピストンをしました。
時々奥まで入れるのですが前ほど痛そうな感じでなくなっていたので、
最後の方はだいぶ奥まで入れてしまいました。
ほどなく私は発射しました。入れたままイッてそのまま倒れ込みました。
コンドームに溜まった精液は結構多かったです。
後始末してティッシュでニコのあそこを拭いてやったりして
キスをして横に並んで寝っ転がり胸にいたずらしながら話をしました。
「服着てると暖かいね」
「(笑)」
この後、ちゃんと裸になってもう一回してから駅まで送り別れました。
2/9
ニコから夕方「会いたいので行ってもいいか」というメールがあったので、
仕事を早めに切り上げて待ち合わせをし部屋に帰りました。
制服姿の女の子といっしょにいると誤解されやしないかとちょっと緊張しました。
ある意味誤解ではないのですが…。
帰るとまずニコは家に電話を入れました。
「友達のところでご飯食べるから」
一息いれてからニコに尋ねました。
「急にどうしたの?」
「え、会いたかったから…」
なんとなく様子がいつもと違う感じでした。
「好き…」
と言って私に抱きついてきました。
ニコというより制服の女の子に抱きつかれて少しドキッとしました。
「どうしたの?」
と言いながらディープキスをして胸を揉みました。
「こうしたかったの?」
私の後ろに回した手にキュッと力が入りました。
「エッチだね」
図星のようで真っ赤になりました。
「エッチなこって好きだよ」
そう言ってスカートの中に手をいれようとしたら、
私から離れて
「シャワーを浴びてくるから」
と言って浴室に行きました。
いつもは別々だったのですが今日はニコが浴びている途中に入っていきました。
初めてのシチュエーションだったのでニコはちょっとアセったようです。
ボディーシャンプーを手にとってニコの身体を洗っていきました。
胸は念入りに…洗うというより揉みました。
そしてアソコも念入りに…ボディシャンプーを流してもヌルヌルになっていましたが、入れませんでした。
そしてニコに私の身体を同じように洗わせました。
背中、腕、脚と洗っていきましたがなかなかペニスに触れようとしませんでした。
ベッドではほとんどペニスに触ることがなかったので、
色々させようとたくらんでいたのでした。
とまどっていたので手を取って触れさせました。
「ちゃんと洗わないと」
「…う、うん」
ゆっくりと手のひらで押さえるようにしてこすり始めました。
「それじゃちゃんと洗えないでしょう?」
そう言うとペニスを軽く握ってしごくようにして洗ってくれました。
しばらくしてからシャワーで洗い流しました。
ニコは外に出ようとしたのですが、椅子に座らせ私は湯船のへりにすわりました。
ニコの目の前にちょうど大きく固くなったペニスがありました。
「ニコがこうしたんだよ」
「…え」
「さっきみたいにしてくれる?」
「……」
「して…」
おずおずと手をのぼし、さっきのようにしごいてくれました。
コツもなにもわかっていないのであまり快感はなかったのですが興奮しました。
しばらくしてさらに要求しました。
「もっと気持ちよくして」
「え…」
「わかるでしょう?」
そう言って私は口を少し開けて舌をペロっとさせました。
「ニコにはしてあげたよね」
「え…」
ニコは迷いながらも顔を近づけ目を閉じて少し舌を出したので、
私はペニスを持って舌につけました。
触れた瞬間ビクっとし一瞬引きましたが再び前にきて
頭の部分をペロペロと舐めてくれました。
そして口に含ませ舌でレロレロと舐めさせました。
そのまま射精できるほどではないので途中でやめさせて
少し冷えた身体をシャワーで温めてベッドに移動し、
お返しにクンニをしてやりました。
そして入れる前にもう一度フェラをさせて、
そのまま生で入れたかったのですがコンドームを付けて、挿入しました。
さすがに欲情してやって来ただけあってかなり感じていたようでした。
シャワーが長かったので結局発射は一回だけでしたが、
セックスを求めるくらい感じ始めてフェラへのきっかけもつかめたので
これからが楽しみです。
終わった後、せっけんの匂いがしていそうでやばかったので、
ゴマ油を使って野菜炒めを作って食べました。
家に送り届けたのは10時過ぎになってしまいました。
運命の人なんて、信じてなかったけど、この世にそういう出会いは、ときどき存在するのかも
しれない。
ロボと昭子さんは、また出会ってしまった。
とてもじゃないけど、後味のいい別れかたをしたとは思えない二人。そんな二人が、どこで
再会して、どんな話をしたのか、私は詳しく知らない。
でも、ロボはまた、昭子さんのところに行ってしまった。
高校に入ったころから、またなんとなく、ロボの部屋に入り浸る日々が続いていた。いつか、
この関係が、恋につながっていくのかもしれないと思っていたのに・・・
また捨てられても、知らないよ。そういう私に、ロボは微笑んでみせた。
「アンテキヌスって、ネズミがいるの、知ってる?」
「知らないけど。」
「一生に一度しか、恋しないネズミなんだ。よっちゃんが言ってた。
俺ね、いろんな人と友達になってきたし、好きな女の子も、いっぱいいる。だけどね。
昭子さんは、特別なんだ。この世にたったひとり、そういう相手がいるとしたら、俺にとって
それは、昭子さんなんだ。」
そこまで言われたら、もう何にも言えなかった。
「でも、俺はニコの友達だから。それは変わらないから。何かあったら、絶対に助けに行く
からね。」
そういい残して、ロボは行ってしまった。
今、ロボは、あのとき断ち切られてしまった時間を、昭子さんと二人でつむぎなおしている。
なんだか、ぽっかり心に穴があいたみたいだ。
ぼんやり歩いていると、いつの間にか神社に来ていた。前にロボがいなくなったとき、子供
だった私は、ここで必死に祈ったことがある。
今の私は、ロボに帰ってきてほしいなんて、望まない。昭子さんはもう、私たちの敵では
ないのだから。
少しよれたスーツ姿の男のひとが拝んでいるのが見える。
この人の願いは、何なんだろうな・・・
振り向いたその人を見て、私は大声をあげた。
「よっちゃん!!」
>>361の続きです。
「おう、ニコじゃん。」
まるで昨日まで会ってたみたいな自然さで、よっちゃんは軽く手をあげた。
「帰ってたの?社長は?」
「社長はさあ、男ができちゃったんだよ。一緒に世界一周するんだと。」
「はあ??あの年で?」
「それがさあ、俺も、社長だまされてんじゃないの?って、心配だったんだよ。でも、相手に
会ってみて、びっくりしたよ。小野一郎さんっていたろ、死んだ社長の恋人。あのひとに、
うりふたつでさあ。」
反対するなんて、社長がかわいそうで、できなかったよ、と、よっちゃんはうつむく。
「そうなんだ・・・じゃあ、よっちゃんも、置いてけぼりなんだね。」
私は、ロボと昭子さんの話をした。よっちゃんは、黙って聞いていた。
「ねえ、よっちゃん。運命の人なんて、この世にいるのかなあ。」
「さあなあ。でも、少なくとも、ロボと社長にとっては、いるんだろ。」
「よっちゃんには、特別なたった一人の相手って、いないの?」
「わかんねえな、でも、もしいるとしたら・・・」
それは、お前かもしんねえな。
そういわれて、耳を疑った。
「ええ!?わたし?」
「だから、わかんねえって。でも、初めて会ったとき、おれ三日坊主のことボコボコにしながら
お前の顔みて、思ったんだ。これからこいつと、おもしれえことが、たくさんできるのかもなって。」
でも、おまえまだ、子供だからさ、今言ったこと、気にしないでいいよ。
よっちゃんは、ニッコリ笑ってみせる。ヒゲに覆われた男くさい顔が、実はけっこう、童顔だった
ことに、私は始めて気づいた。
「ありがとう。でも、もう子供じゃないよ。あれから何年たったと思う?」
いきなりよっちゃんに、キスしてやった。ヒゲがちくちくして、ちょっと痛かったけど、タバコの
においのするよっちゃんの唇は、意外にやわらかくて気持ちが良かった。
「なーにしてんだよ、ガキが。」
余裕の表情で言ってみせるよっちゃんの、耳だけが真っ赤になっている。
「そりゃあ、よっちゃんにとっては、まだガキかもしれないけど。」
強がる私の顔も、きっと今、真っ赤だ。
「わたしが大人になったとき、ほんとうに、よっちゃんの運命の女になってるかも知れないし。
もし、そうなってたら、ふたりでいっぱい、楽しいことしようよ。」
「そうだな。そのときは、セクシーボイスアンドよっちゃんで、楽しくやろうぜ。」
冗談みたいな、未来予想図だ。でも、そうなってたら、ほんとに楽しいだろうな。
心の中の穴は、いつの間にか閉じていた。
そして、私の胸は、いつか来る、大人になる日への希望でいっぱいになっていた。
ぐぐぐぐぐぐっぞぶ!!!
セクシーボイスアンドよっちゃん…キュン(・∀・)!
っていうかその歳になってもフリーなよっちゃんもGJww
360つづき
2/16
土曜日は3時頃にやって来ました。
ソファでお茶を飲んでしばらくしてからベッドでしました。
終わった後、
「もう大丈夫だね」
「…うん」
「大人になってきたんだよ」
「……」
「どんな感じ」
「え…、まだよくわからない」
「気持ちいいときもあるの?」
「……」
私は黙って胸を愛撫していきました。
弾むような胸をゆっくりと揉みしだくとニコの息が荒くなってきました。
乳首を指の腹でもてあそんだり爪でひっかいたりして遊びました。
「気持ちいいんだね」
ハア、ハアと興奮しているようでした。
「どう?」
もう一度尋ねるとコクン、コクンとうなずきました。
本当は次にあそこも愛撫して同じように尋ねるつもりだったのですが、
私の方ががまんできなくなり、胸にむしゃぶりつき、舌を絡めあい、
そして(コンドームをつけて)挿入しました。
ディープキスをしながらゆっくりと腰を動かし、ペニスを出し入れしました。
舌が絡まる音とつながった部分のこすれる音がイヤらしく聞こえてきました。
「ニコ…」
「あ、あ、あ、あ」
「聞こえる?」
「あ? あ…、………」
グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、…とセックスの音が部屋に響きました。
「ニコ…」
「……、……あ…、あ、あ、あ」
ニコはぎゅっと目をつぶり聞こえないふりをしました。
「……ニコ…、気持ちいいよ」
そう言って乳首を吸うとぎゅっと私の頭を抱え込みました。
だんだんと射精が近くなってきました。
「ニコ、いきそうだ」
そう言ってキスをすると上体を起こし膝を抱えて激しくピストンしました。
「あ、あ、……、あ、あん、あん、あん、あん、あん」
と可愛らしい声をあげ私の腕につかまりました。
喘ぎ声と揺れている胸に興奮しました。
「ニコ、ニコ、ニコ、ニコ………」
すごい快感で、コンドームをつけているにもかかわらず、
射精にあわせて何度も突き、奥へ流し込もうとしました。
ハア、ハア、ハア、…フゥ
射精が終わると抱き合って二人で息を整えました。
そのあと二人ともかなり汗をかいたのでシャワーをあびました。、
《再会1》
マ−ックス!!!だだんだんだ−ん
マ−ックス!!!ががんがんが−ん
私の携帯から突然 場違いな着うたが鳴り響く。
一諸に下校中のむーちゃんが「何、何、何ー?」と言って
私の顔をのぞき込んでいる。
私は愛想笑いを浮かべながらむーちゃんから少し離れて携帯をカバンから取り出す。
それは間違いなくロボからの電話だ。
なんとなく会わなくなって1年以上たつ。
懐かしさとドキドキとで携帯を持つ手が震えている。
「もしもし!ロボ!久し‥」
私の挨拶の声もそこそこにロボが電話口で叫んでいる!
「ニコ!、もしもしニコ−ッ! た、た、たた−大変だよー! だだだ大事件だー!」
「ちょっ、ちょっとロボー落ち着いて!」
「?!£$&∞§…」相変らずロボが訳も分らないまましゃべり続けている。
私はとりあえずロボのアパートに向うことを告げると電話を切った!
むーちゃんが不思議そうな顔をして「どうしたの?」と聞いてくる。
私はむーちゃんに「ごめん、用事ができた!カニの話はまた今度学校でするね!」と言って家に走りだしていた。
【ロボの奴かなり慌てていたな、どうしたんだろ?】
私は制服からカラフルな服に着替えながらあの頃を思いだしていた。
たった3カ月ぐらいだったけどスリルに満ちていたあの頃を!
着替え終ると私は鏡をのぞき込んだ!そして髪をとかして少しだけ化粧をする。
最近、一海ちゃんから化粧の仕方を習い始めたのだ。
一海ちゃんは毎日のように合コンをして帰ってくるとある日私にこう言った。
「ニコもそろそろ化粧の仕方覚えたほうがイイよ!女の子なんだから!」
最初は遠慮していたけど誕生日のプレゼントに
化粧品のセットを渡されてしまい無理矢理顔をいじられた事もあった!
あの時はお父さん「ニコにはまだ早いんじゃないのー!?」なんて言いながら一海ちゃんやお母さんと言い合いしてたなぁ。
その後、私に小さい声で「綺麗だよ」って言ってくれたな。
顔を真っ赤にして照れてるの丸分かりだったけど。
《再会2》
初めて家族以外の人に見せる化粧にロボの奴、気が付くかな?
【胸もちょっとは大きくなったんだよ。ウエストだって毎日寝るまえに腹筋して鍛えてるんだから】
「でも無理だろうなぁ、何たってロボだもんなぁ」
そんな言葉を口にしながらロボの家の前までやって来ていた。
「う〜んミニスカートちょっと短すぎかな?何たってバカでスケベだからなぁ」
私は道の端っこに止めてある違法駐車のサイドミラーで髪を整えてから階段を駆け上がる。
扉の前で一旦深呼吸して「ロボいるー!」と声をかけ勢い良く部屋に入っていった!
ロボはステテコパジャマの格好でボサボサにした髪ごとテーブルに顔を埋めていた。
「ど、どうしたの?何があったの?」
私はその背中になるべくやさしく声をかけてみた。
ロボが私のほうに振り返る。
「あっ!ニコ、来てくれたんだ。」
ロボが弱々しい声で答える。
目が真っ赤だ!あまり寝ていないみたいだ。
「泣いてるの?」と私は聞いてみた。
ロボはまた私に背中を向けてから首を振る。
電話の時と違い興奮はなく落ち着いているようだ。
少し安心した私は「コーヒーでも飲む?」と言って準備を始めた。
ロボも「飲む!」と答えて顔を上げたのだが黙ったままだ。
マグカップを二つ持ってロボの正面に座る。
カップをロボに渡しながら「で、何があったの?」と話しかけた。
しかしロボは答えない。
コーヒーがもうすぐカラになりそうだ。
いい加減、私はイライラしてきた。
「まったくもうー!」声を荒げながら
「また誰かに恋しちゃたの?そんでまたまた振られたりしたんじゃないの?」とカラかってみた。
ロボは一瞬、身体をビクッとさせて私を見ながら
「そそ、そんな事、なないよー!た、ただニコに伝えたい事があっただけだよ。」
とひどく慌てながら顔を赤くして俯く。
私はロボから顔をそむけて考え事してしまった。
【えー!何でロボが顔を紅くするの?何で? 私に話って、ま・さ・か告白ー?】
チラッとロボを見ると真剣な顔をしてこっちの様子を伺っている感じだ。
【あの顔はまるでプッチーニの1人に恋をしてた時みたいだな】と思えてきた。
あの時の事を思い出すと正直、心が痛む事もあった。
でもロボは帰ってきてくれた!あの時はそれだけで十分うれしかった。
【それにしてもロボって感情がすぐ顔に出るなぁ!】
【たしか一海ちゃんとのデートをセッティングしてあげた時も鼻血を出して喜んでたっけ!】
私は自分も少し頬が火照るのをバレないようにと思いながらロボの方へ顔を向ける。
「で、何なのよ!」
胸のドキドキがバレないようにちょっと強気で言ってみる。
ロボは「こんな事を言うとニコを困らせる」とか「ニコが怒りだす」とか
「あんまり……の事詳しく知らないし」とか言いながら口をモゴモゴさせるばかりだ。
【えっ! 今 俺の事良く知らない、みたいな事言ってなかった?】
私はよく聞こえなかったが、ロボの表情と独り言ですべてを察してしまった。
【どうしよ〜う? ロボはやっぱり告白する気だ! 確かに悪い人じゃないんだけど!】
《再会3》
【私だって最近は学校でラブレターを貰う事もあるのよ。】
【まぁ去年転校してきた岡本さんほどじゃないけど!むーちゃんには勝ってるハズ?】
【それにまだ誰とも付き合った事ないけど!】
【密かに高村君から告られたけど断わっちゃたし!】
【てゆうか、その高村君は今、みんなに内諸で岡本さんと付き合ってるんだった!】
【そういえば2人で屋上に行ってキスしてたな。】
【むーちゃんたら実は高村君が気になってるみたいだけど…黙っていよう!】
「ちょっとーちょっとう!ニコ聞いてる?」
ロボの声で現実に引き戻される。
(こんな大事な時に他人の恋路が気になってる私っていったいどうなんだ?)
「もう突然どうしたの?」ロボが口を突き出して言ってくる。
「べ、別に!」
私はいつもの口癖で平穏を装う。
「てゆうか・ロボが話あるって呼び出したんじゃない!」
「え〜怒っちゃったの?」とロボが情けない顔をする。
「怒ってないよ。」
私は笑顔でもう1回「怒ってない。」と答えた。
【もうダメだ、緊張して変にな〜る〜! よりによってロボに緊張するなんて!】
「もうロボ! 愛と勇気と正義の使者なんでしょ! しっかりしてよ!」
「ハッキリしろ!GO!GO!GO!」
「もう…、好・き・なんでしょ!」
「私だって始めて化粧してオシャレして来てるんだから!」
【思わず余計な事まで言ってしまった気がする。でも今更ごまかしようないしイイか。】
ロボは私の方を見て「う、うん、そう好きなんだ! 宇宙で1番好きなんだぁ!」と叫び、ガバっと立ち上がった。
そしておもむろにリモコンを持つと「MAX〜っスタート〜!!」と言ってTVのスイッチを入れた。
TVからはあの音楽が聴こえてくる!そうウェディンクマーチ!
ジャジャジャジャーンっとゆう響き!
その音に声を乗せて
「地球を守って、がんばって貯金して買った給料3カ月分のダイヤのリングを受け取って下さい。お願いします!」
《再会4》
「ロボっ」と小さく呟く。
ニコの眼がうっすら潤んでいる様に見える。
「ハァアアアアアッー?!!」
と突然ニコが大声をあげた!
「これ何?、どうゆう事?」
ニコは訳が分からないっといった顔でロボに詰め寄った!
ロボは満面の笑みを浮かべている。
TVの中ではアニメの画面が続いている!
「あの5人の勇者達が10数年の時を超えて帰って来る!
三角関係はどうなってしまうのか?チームの友情は?
そして地球の平和は?
復活した最強の敵の5つの謎とは?」
「帰ってきた超限界突破!マックスロボ!フルパワーVZは
4月から某NTV系UHF局で深夜4時25分頃に放送予定です。」
「そしてあなたは伝説を見る?!」
TVの中ではまだマックスロボの予告が流れ続けている!
ロボは私を見て
「えっ!何って?4月からマックスロボの新作が遂に始まるんだよ。もうこの喜びをニコにも早く伝えたくって!
本当にうれしいなぁ!信じてさえいれば奇蹟は起きるんだね!生きてて良かったなぁ〜!」
ロボは「もう興奮して3日も寝てないよ〜」とか叫んでる。
「もうバカっ!このオタク!」と言ってニコはベッドに座りこんだ。
そして窓から外の夕日を眺めていた。
「綺麗だなー」と呟やいて。
【本当にロボは変ってない! それがやっぱりうれしい!】
ロボがニコの側にきて声をかける。
「ところでニコー!さっき化粧がどうとか言ってなかった?」
ニコは「え〜!言ってない、言ってないよ!」とはぐらかした。
「あ〜あ〜、私なんか3日後には高校受験だよ。もう!」
「えっ!ニコ、4月から高校生なの?もしかして女子校?女子校なの?」
鼻の下を伸ばしながらロボが聞いてくる。
「ラーメンでも食べる?」とロボが言ったので2人で作る事にした。
「なんか、今日もぬるい1日だったなぁ」ニコは1人呟やいた。
【これからもロボとの、こんなぬるい日々が続いていく気がしていた。】
《終》
初めて小説を書いてみました。正直、難しいですね。
改行とかも良く分からないし!
でも、こんな感じでニコとロボのコンビがまた会えたらイイな!
てゆう理想です。
m(__)m
365さん、GJです。
素敵なニコロボ小説を読ませていただいて
萌えMAXです〜
GJ!! 初めて書いたなんて思えません。
本当にこんな会話しそうだよなあニコロボは。
「あっ」
「おっ」
偶然にも同じ人参を手に取ろうとした相手を見やると、そこには久しぶりに声を交す懐かしい姿があった。
「ロボじゃん」
「お〜ニコ?久しぶり〜!」
あれから長い時間が過ぎていた。2人が何となく会わなくなってから、ニコは中学生ではなくなっている。
スーパーの袋を提げて2人、何となく並んで商店街を歩く。こうするのはどれ位振りだろう?
あの頃は当り前にこうして並んでいた事が、少し不思議な感覚ですらある。
「今日は何作るの?」
「う〜ん、何にしよっかな……ニコん家は?」
「うちはカレー」
「カレーかあ……」
思い出す。それぞれ口には出さないが、同じ人を。そして過ごして来た同じ時間を。
「まだ1人なんだ?」
野菜の他に惣菜が少し入った袋を見ながらニコが言う。
「あ、バカにしてるな?ほっといてくれっ!」
「図星なんだ」
「うっ」
不思議だった。なかなかうまく見掛ける事も無くなって、もし次に会ったらどうなるかと思っていたニコの不安はいつの間にかどこかへ消えていた。
ロボも久しぶりに顔を合わせる事が心から嬉しかった。自分と違ってどんどん変わってゆくニコは、たまに見掛けると眩しくさえあったというのに。
「ニコ、今高2だよね」
「そうだよ。もう子供じゃないんだから」
「そうだな〜。もうあの時のニコとは違うんだな」
「あたし変わった?」 足を止めてニコはロボを見た。
背も少し伸びた。声も少し大人びてきたし、綺麗になった。
「変わったよ。嫌でも気付かないうちに変わってゆくんだよ。大人になるって
そういう事なんだよ」
ニコには何となくロボの声が寂しそうに聞こえた。
「ロボは変わらないね」
「そんな事ないよ」
大人は大人で日々何かの影響を受けて暮らしている。それは自分にはまだ解らないだけでロボにはロボの苦悩があるのかもしれない、とその横顔を見てニコは思った。
「あ、もう月が出てるね」
ニコが灯の点り始めた空を見上げて言うと
「本当だ。……月は、ずっと変らずにあそこにあるんだね」
見上げる横顔はいつか見たものと何も変らない様に見えた。そんなロボがすこし羨ましく感じたニコだった。
「じゃね」
部屋の下まで来るとロボは軽く手を振って背中を向けた。
「うん、またね」
とニコも手を振りながら、
『また明日』
そう言って会わなくなってしまったあの日を思い出していた。
「また、ってあるのかな……」
カンカンと乾いた音を立てて去って行く足音を聞きながら、過ぎて来た毎日を頭の中に描いていた。
以前ならこのままロボに付いてあのロボットだらけの部屋に平気で入って行っただろうな。だけどもうそんな事出来ない。
1度離れてしまったら、どうしてもそこまでは入り込めない距離ができてしまう事を感じてしまった。
「変わらないね……」 前のまんまの柄のカーテンを眺めながら部屋に灯が点るのを見届けると、ニコはその場を後にした。
ロボは部屋に入ると、袋を置いてそのまま窓に向った。カーテンをそっと掴んで隙間から下を覗くと、立ち去ってゆくニコが見えた。
もうあの頃に会って居たセーラー服ではなく、ブレザー姿の少女には「子供」というにはもう大き過ぎた。
「背、伸びたなあ……」
くしゃくしゃと撫でた頭は以前より高い。もう触れてはならない感触をロボは記憶の底から呼び出そうとしていた。
土曜日の公園では、噴水の涼しげな音と共に子供達の歓声があがっている。
「ほらあ〜、そうじゃないって!もっとレバー倒さなきゃ」
小学生の男の子達を数人相手に手製のラジコンを走らせる。ここんところ、休日の様子は専らこんな感じだ。
しばらくそうしているうちに、中の1人がロボを手招きする。
「ねえ、あのお姉ちゃんずっとこっち見てる」
その子の視線の先を見ると、若い女の子が1人こっちを見つめて立っていた。
「ニコ……」
目が合って、そっと手を振って来る。ロボはそれに大きく手を振りかざして応えた。
「声掛けてくれりゃあ良かったのに」
2人で並木の下を歩きながらラジコンをゆっくり走らせる。
「だってロボ良い顔してたからさ。話しかけ辛くって」
「何だよ。ニコらしくないな」
「そっかな」
「そうだよ」
ふふ、と笑いながらニコが呟いた。
「ロボ、いつも休みはここにいるってこの前言ってたからさ」
「うん、大体天気が良いとよく来るよ。あの子達も喜んでくれるし」
ロボの幸せ。ニコはそれが今彼を満たしている事が嬉しく思えた。
ロボの部屋の下まで帰って来ると、2人の足は止まった。
「……じゃあ」
「うん」
ロボの言葉にそう答えるしかニコは出来ない。また、ロボにもそう言って去るしか出来ないんだという思いが頭にはあった。
カン、と階段に足を掛けた時、ふいにその動きを呼ぶ声が止めた。
「ねえ、マックスロボ元気?」
少し固い表情でニコが投げ掛けた言葉に、ロボはゆっくり振向くと答えた。
「……会って行く?」
その言葉に今度はゆっくりと口元を緩ませ、ニコはロボの元へ走り寄った。
部屋に入ると、ロボット達があちこちからニコを待ち受けていた。懐かしい姿もあれば、新しい仲間もいた。
ベッドの側にそれはあった。1度はバラバラに砕けてしまった体も、元通りになっていた。
「元気そうだね」
振り返ってニコが笑うと、ロボの口元も緩んだ。お茶を淹れている姿に向かって
「あ、一海ちゃん相変わらず独身だよ」
「えっ!本当?」
「彼氏いるけど」
「なんだ〜」
ガクッとうなだれるロボ。
「やっぱりロボも相変わらずか……」
と淹れてくれたお茶を飲みながらニコは溜息をついた。
「いや、変わったよ」
「どこが?」
「うん」
自分も一息ついて、カップを手にしながらロボは静かに言った。
「変っちゃったよ」
ニコは視線をロボの表情から離せないでいる。
「自分は自分の味方でいたい。それは変ってない筈なんだけど、やっぱりどこかで
自分を守るためにそれを置いて来ちゃってる気がする」
「どういう事?」
う〜ん、と少し考えてその答えを探る。
「自分が良くても、それが正しいかどうか自信を持って言えない時とか」
ニコにはそれが解らない。
ロボが言っているのは子供のニコをこうして平気で部屋に入れていた事、そしてそれを気にするあまりニコに近付けなくなった事だった。
「でも、あたしから見たらロボはずっとロボのままだよ」
部屋を見渡しながらニコは嬉しそうに語る。
「だって、ちゃんと自分の幸せを持ち続けてるじゃん」
たくさんのロボットも、子供達の笑顔も。みんなロボだから持ち続ける事ができるんだ、ニコはそう思う。
「ニコは?」
ロボはそんなニコを見つめながら聞き返す。
「あたしはまだ、なかなか難しい」
窓から入る風に髪を押さえながら部屋をみわたす。
「でも、時々こうしていい事あるかな」
そう言ってベッドの側に立つ。
「ほら、こことか」
ベッドの横の壁が、少し位置をずらせば色が変っているだろうということに気付く。
「それだけのロボの歴史がこの部屋にあるんだね」
ロボもそれを聞いてニコのそばに立ち、微笑んだ。
「ねえ、ロボお腹空かない?」
「う〜ん、少し」
「……カレーなら作れるよ」
「うん」
ニコが野菜の皮を向く背中を眺めながら、ロボは初めてこの部屋でニコと食べたカレーを思い出す。
「何?」
「ううん、別に」
造り掛けのプラモを弄りながら鼻歌を歌い出す。そんなロボの背中を見ながら、ニコもあの日を思い出していた。
「1人、居ないんだよね……」
小さく呟くとまた手を動かし始めた。
出来上ったカレーを2人で食べる。一緒にテーブルに着くのも久しぶりだった。
「ふうん、ロボまだテレクラ通いから足洗ってないんだ」
「あ、足って!出会いを求めてると言って貰いたいね」
「でも出会えてないんじゃん」
くう〜と悔しそうに唸るロボがおかしくてニコは笑う。
「じゃあまた」
そう言ってニコは階段を降りてゆく。見送るロボの笑顔を背中に受けながら。
だがあと数段の処で足を止めて振向いた。
「どうかした?」
「……あのさ」
ニコは視線を足下からロボに移して続けた。
「また、ってあるのかな?」
ニコの問いにロボは心を掴まれた気がした。
「あたしね、ロボに会わなくなって、後からいっぱい話したい事があるって思った」
ロボはゆっくりとニコの元へ降りてゆく。
「いつでも会えるって甘えてたんだと思う。だからいっぱい話したかったのにって」
ニコの脇をすり抜ける。
「後悔しちゃった……」
ニコより少し下に立ち、同じ目線に合わせて顔を覗き込む。
「これからだって遅くないよ」
「ロボ」
「俺は大人だから、まだニコをずっと見てるから。ここにいるから……おいで?」
ニコの頭を優しく撫でながら、戸惑いながらも微笑み返すニコの肩を抱き寄せた。
「うん……」
目を閉じてその温もりに包まれる。
「じゃ聞いて」
「ん?」
「……会いたかった」
するとロボはニコの唇に指を触れながら応える。
「俺も」
ゆっくりくちづけを交す2人を見守るように部屋の隅で卵の殻がコロン、と転がった。
『終』
>>347のその後の続きで書きました。なんか切ない系しか浮ばなくてスイマセン。
>>365さん楽しくてGJ!やっぱりノリのいい2人好きだな。
今度は私も明るい2人が書きたいですね。
またニコロボに会いたいな……。
純情路線、人気だな〜。読んでいて、楽しいもんなあ〜。
エロ路線は需要がないのでもうやめますorz
えーーー
純情ばっかだと欲求不満
エロおねがーーーーい
379 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 14:30:10 ID:tyeRvSUQ
>>377
そんなこと ない!!
ほのぼのだって好きだけど、それだけだったらここに来てない。
ていうか、エロパロ板じゃないかここ。
それだけじゃなんなので、 支援。
こんにちわ!あたし、七色の声と地獄耳を操る女子中学生!!
街のいろんな事件を、手下のロボットオタクと解決してるのっ。今日は手下への
ご褒美に、手料理に挑戦よ!!
「さーあ作るぞ!」
「別に、料理ならオレがするのに〜。」
「嘘ばっかり。冷蔵庫にずーっとおんなじもん入ってて、おまけに
腐ってるの知ってるんだからっ エンガチョー」
「え、それって・・・。」
「あれ、鍋に入ってる!食べようとしたわけ??臭っ
お腹壊すよー。」
ニコが鍋からつまみ出した、白い糸をひいたそれは・・・コンニャク。
『いい具合に切れ目いれるの、難しいのに・・・』
ロボの心の叫びなど知らないニコに、あっさり捨てられてしまうのでした。
後々、大人になったニコが『この匂い、どこかで?』と思うのはまた別の話ww
全然能力使ってないしw
ちょっw
冷蔵庫のこんにゃくで抜いてるのかよ。
冷たいじゃないかw
>>364つづき
3/7
2月後半は関西出張でニコとは電話をするくらいでした。
先週の土曜日はこの前のように3時過ぎにやってきて三週ぶりに会うことが出来ました。
部屋に入れてから話そこそこにキスをして抱きました。
あそこを愛撫したらすぐに濡れてきたので我慢できずすぐに挿入してしまいました。
少し間があいたせいか少し痛かったようですが、それ以上に触れ合えたことのほうがうれしかったようで挿入したあとキスをするとギュッと強く抱きついてきました。
入れたままで、キスをしたり、少し話をしたり、胸にもんだり、そして腰を動かしたりしながら、お互いを確認しあいました。
途中渇いてきたりもするのですが、
濃厚なキスをしたりクリトリスを刺激したりするとセックス中だということを思い出すらしくてすぐにヌルヌルの状態に戻りました。
一回目が終わった後、もちろん一緒にシャワーを浴びて、フェラをしてもらいました。
口に含んだり、竿の部分を舐めたりといろいろとしてきました。
勉強したんでしょうか。射精までは行きませんでしたがうれしかったです。
ベッドに戻っておかえしにクンニをしました。
一ヶ月くらい前までは恥ずかしくて嫌がっていたのにその日は私の頭を押さえて腰を前に出してこすりつけてくるような大胆さで、私の方が少し面食らいました。
クリトリスを舌で刺激しながら、指であそこを上へ下へなぞってやると腰をひくつかせました。
入口の周りを唇をかきわけながらグチュグチュを音を立てながらかき回していると今まで手は私の頭を押さえていたのに、軽くつかんで引っ張るような感じになりました。
なんとなく察したので私は顔をあげてニコの脚の間に割って入り、ペニスをつかんであそこにこすりました。
久しぶりに味わう生のヌルヌルにそのまま挿入したい衝動にかられました。
葛藤状態のまましばらくペニスを上下して快感を味わいました。
ニコを見ると目をつぶって同じように感じていたようでしたが、さすがになかなか挿入しないのを不思議に感じたようです。
葛藤を悟られるのが何故か恥ずかしかったので、被いかぶさりキスをしてごまかしました。
再び身体を起こしてコンドームをつけて挿入しました。
コンドーム越しですがニコの感触も温もりも十分なものでした。
ニコもずいぶん感じていたようで私のピストンにあわせて少し腰を使っていたように思えました。
二回目が終わった頃は8時前になっていました。
ニコが帰る時になって日曜日は試験勉強で会えないと聞いて、キスをして押し倒し、スカートはそのままで、パンツだけ脱がしてもう一回抱いてしまいました。
結局別れたのは8時半を過ぎてしまいました。
わー381来てたー エロくてありがとう!
淡々とした中に迫るものがあってメッチャ好きだわ
始まりはついうっかり無理矢理だったのもリヤルなのかもしれんと思う
避妊も考え始めて 純情路線とは違った男の愛を感じる
そして絶倫は男の夢w
職人の皆さん方GJです!
火曜日なのにニコロボにはもう会えないのね…
ほのぼのでも純情でもエロでも色々読みたいんだー!と
ワガママを言ってみるテスト
他のドラマも次々終わっていく。
でもこんなにもその後が気になるのは、宇宙でもセクロボだけ!
というわけで、短編書きました。
エロなくてすみません。
それなのにここに投下したいのは、読むのは私も両方好きだから。
それに、SS読みたくて来てくれる場所でしょう?
人数の多少ではないと思いますので……(案外本スレぐらい人はいたりしてねw)
<つづく幸せ♪ 1/2>
ピンポーン
「須藤」
さーんお届け物でーす と続ける前にもう、玄関からは認め印を握った青年が転がり出てきた。
「ぅわーキター!!!」
と私の手から荷物をひったくると、廊下でビリビリと開け始める。ちょ、待て。
「須藤さん、ハンコお願いします!」
「え、あ、はい …… 一海ちゃ〜ん!!」
遅。
さっきまで持ってたのに、とあたりを探る須藤さん、ていうかロボに呆れながら時間つなぎに声をかける。
「そんなに大事なものなんですか?」
「そ、そりゃもう! 申し込み殺到で、入金したからって来るとは限らなくて」
「はい、ありがとうございました。失礼します」
長くなりそうな話を遮って、ハンコだけもらって踵を返す。やれやれ。
家族ぐるみで世話にはなってても、やっぱりつきあいきれないやこの男。
ところが荷物は、翌週にも届いた。
その次も。次の次の週も、次の次の次の……。
私が田中君とつきあって、伊東君に告白され、山田君に浮気をされて、鈴木君と別れている間も、
毎週毎週、荷物を届けては満面の笑顔で「須藤さん」に迎えられる日々が続いた。
仕事上たくさんの家を訪問しても、歓迎されることなんてほとんどない。
笑顔が荷物に主に(いや、完全に)向けられているとは分かっていても、やっぱり嬉しかった。
届くものの大きさはまちまちで、小さかったり、細長かったり。やたら大きくて重かった週には
「須藤さん」は階段の下で待ちかまえていた。
そして、ハンコをもらう間に見える玄関の正面には、どっかりと何かが形作られていく。
どうやらドールハウスを造ったり、ピーターラビットのお皿を揃えたりするコレクション本と同様、
毎週届く部品で何かをつくっているらしい。
パッケージに書かれている絵がその『何か』なのなら、これって……。
「あー、コレ!!」
バラエティ番組のスタジオセットに、その『何か』を見つけて思わず声をあげてしまった。
「な、何?とつぜん一海ちゃ〜ん」
「ほらニコ、これだよ、『ぼとむず1/2すこーぷどっぐ』!!
完成するとこうなるんじゃない??
うわ、大きい、足までついたら更に邪魔だね〜」
「え?ああ、このロボットのこと?
一海ちゃんこういうのに興味あるんだ」
ファッション誌を読んでいたニコは、おざなりに画面に目をやるとすぐにまた手元に興味を戻す。
「うん、高橋くんって結構こういうの好きだし」
それは、本当のことだけど。
妹がもう「須藤さん」の家にはここ何ヶ月も出入りしていないことを、その時知った。
それからも、中村くんと別れ、飯田くんにビンタをかまし、田口くんに告白し、森本くんとつきあう間、
毎週毎週「須藤さん」に荷物は届き、室内のロボットが完成に近づいていることは私にも分かった。
そしていつもの笑顔にため息が混じってきたことにも。
「ハンコお願いします。
……もうすぐ、ですね?」
「そうなんですよ。
すっごく嬉しいんですけど、なんだか寂しい気もするし。
作り始めたのが昨日みたいな気がするなぁ〜」
昨日って。
どんだけ熱中してたの、というツッコミは心の中にしまったまま荷物を引き渡して仕事に戻る。
でもそうか、子供みたいな人だし。本気で、あのロボットの事しか頭になく過ごしてしまったわけよね。
それが再来週あたり、現実世界にご帰還となると。
「ねぇ、ニコ。日曜ヒマ?」
「え?うん。特にないけど。」
「じゃあ、買い物行こうよ!
うーんと可愛い服選んであげる!」
「なになに、急に〜」
まぁ、いいじゃない、とニコの手の雑誌をめくって行く店を選び始めると、買い物に気がむいたニコは
詮索をやめた。
「まさか、選ぶだけじゃないよね?」
「買ってあげちゃう」
『きゃー、お姉さま!!』
「変な声出さないでよ〜」
宝物が完成したら、誰かにみせたくなるものじゃない?
それも大切な人に。
それが私の大事な妹でも、大丈夫かもしれないと今なら思う。
毎週毎週、あんな笑顔で宝物を待ち続けられる人なら、きっといつまでも大切にしてくれる。
だから、久しぶりの再会は是非、見違える様な変身でドラマチックに演出しなくっちゃでしょう!
「一海ちゃん……
やっぱり変。なんで見つめるの?」
「そろそろライバルになるかなーと思ってさ!」
もし呼ばれるのがニコじゃなくっても、大丈夫だよ。
可愛い服を着て無駄ってことはないからね!
<*end*>
(いの一番にケロ山君に完成披露かもしれないとは思いつつw)
>いの一番にケロ山君に完成披露かもしれないとは思いつつw
禿藁
再会も一海ちゃんがお膳立てするのかな?
第一話の一海ちゃんの判子速攻返しは神業だった
やっぱり、エロなし路線は、人間関係の世界が広がるから、おもしろいなあ。
エロは部屋の中でこもって、やること1つだもんなあ。
やっぱりエロ路線やめよう・・・
>>372-
>>375の続きでエロ有りを書いてしまいました。4話目辺りからなので嫌な方はスルーして下さい。萌えるかは責任負えませんw
↓↓↓
土曜日、子供達の相手をしているロボに付き合って一緒に公園に来ている。
「威一郎兄ちゃんの彼女?」
最初は皆に驚かれた。
「それにしちゃガキじゃん」
などと失礼な事も言われたが、今じゃすっかり馴染んでいる様子。まあ、27歳と17歳じゃ無理もない。
「よーしっ!エンジンマックススタートッ!」
新作のラジコンを掲げて子供達とダッシュでニコを置いて行ってしまった。
「ちょっ……ロボってば、待ってよ!」
半ば呆れながらも、半分諦めの顔に笑いを浮かべながら幸せそうに笑うロボを見ているニコも、また幸せだった。
なのに、何故だかここの処言い様のない不安がニコを悩ませている。
『えっ、林さんてまだなの?』
学校で恋愛話をする事も多く、まして高2ともなれば一歩踏み込んだ内容もそれとなく入ってくるものだ。
ニコはなるべく苦手なこの手の輪からは外れていたが、ロボと付き合って3ヶ月もなると隠す事でもないし……と適当に入っていた。
それでこう言われた。
『部屋まで行って何もしないなんて、おかしいんじゃない?』
さすがにニコもこれには反論できなかったのだ。
「ごちそうさまでした!」
食事が済むともう外は真っ暗だった。
「片付けたら送るから」
と慣れた手付きでロボは食器を片付け始める。ニコには疲れたからいいよ、とサッサと流しに立つ。
ベッドに座って枕を抱きながら外を見るふりをしながら、皿を洗うロボをガラス越しに見ている。
「あたし達変なのかな……」
こうしている事がかなりの無防備であるのを友達に指摘された。ロボだって初めから変わったツナギ(!)で平気でウロウロしていたし、おかしいとか思った事もなかった。
「ねえロボ、エッチな本とか見ないの?」
「なっ!……んなもんあるわけないでしょっ」
慌てて真っ赤になりながら食器を落すまいと必死で言い訳するロボが面白いと思った。
「お嫌いですか?」 「お、お好きです……」
「やっぱスケベじゃん。……ノーマルか」
何なんだよ〜と汗を掻きながら背を向けるロボに聞こえないように
「意気地無し……」
呟きながらべぇ!と舌を出した。
「じゃあ明日また行くからね」
「うん、おやすみ」
ニコの家の近所まで車で送ると、チュッと軽くキスをして別れる。明日の約束が確実なものとなった今、何が足りないというのか、ニコには解らなかった。
「人がどう言おうと関係ないよね……?」
それでも何かがニコの胸を締付けるのを感じずにはいられなかった。
翌朝9時頃にはロボの部屋に足を運んでいた。
「……寝てるし」
だらしなく口を半開きで枕を抱きながらムニャムニャと何かを言っている。
「どれどれ……」
耳を澄ませてみると
「二……コォ、そ、それは……ダメだって」
はあ?とニコはベッド脇に立ち、顔を近付けた。
「なに寝ぼけてんの、起きてよ。ロボったら、ねえ!」
「ん〜もお……」
ぐっと腕を掴むとニコを抱き締めた。
「ちょっ……」
思ったより強い力で抱きすくめられて動けない。寝息が耳に当って熱くなる。
思い切ってニコはロボの唇に自分からキスをした。
「んんっ……ん?」
その感触でロボがようやく目を覚ます。ニコが気付き唇を離そうとすると、頭を掴んで更にロボから強く押付ける。
「おはよ〜」
「……もう」
ふふっと笑って朝が始まる。
ニコが作って来たサンドイッチを食べようとコーヒーを淹れるロボに、ニコがさっきの寝言の内容を聞いた。
「いや、あの〜」
「言えないんだ?ひょっとしてエッチな夢みてたんじゃないでしょーね」
「うぐっ」
図星?……気になる、と更に切り込んで行く。
「どんなの?怒んないから言ってご覧」
「本当に?」
「うん」
「……ニコが裸で迫って来た夢」
「は、はあぁぁー!?」
大声で叫んだニコにおののいてロボは思わず
「ひっ、ご、ゴメンなさいっ!」
と慌ててコーヒーを置くと後ずさった。
「ねえロボ」
「はい?」
さすがに怒られると思ったのかロボは小さくなっている。
「あたしが本当にそうしたらどうする?」
サンドイッチに伸ばしかけた手をそのままに顔だけニコに向けた。
「どうって……」
ゴクンと生唾を飲む音がした。
「い、いやこれはお腹空いたからで……」
「あたしってそんなに魅力がないの?」
俯きながら呟くニコにロボが戸惑っているのがわかっていても、聞かずにはいられなかった。
少し間を置いてロボが尋ねた。
「何でそんな事言うんだよ……」
ニコは友達との話をかいつまんで話した。
「そんな事気にしてんの?ニコらしくないじゃん!」
「そうだけど……」
「俺が何とも思ってないと思ってるんだ?」
ニコはロボの言葉にドキッとした。
「……俺だって男なんだから、ニコにそんな気ないわけないでしょ」
「我慢……してるの?」
ちょっと顔を赤らめながら聞くが、更に耳まで赤くしたロボが小さく呟いている。
「それほどじゃないけど、自然に任せるっつーか、そりゃ……」
最後の言葉を消し去るようにパクッとサンドイッチを頬張った。
でもニコには聞こえていた。
『そうなりたいって思うよ』
ニコは聞こえないフりしてコーヒーを飲んだ。
「あたし達は、あたし達でいいんだよね……」
「うん。俺達は俺達の味方でしょ?」
ニコは黙ってロボの肩にもたれた。やっぱりロボはロボだ。あたしはこの人が好きだ、と改めてニコは思った。
「おっ、今日は○○戦隊を見なくては!あの合体が超カッコいいんだよね〜」
嬉しそうにテレビを点けるロボを見て
「やっぱりロボだ……」
はあああー、と溜息つくのだった。
午後から少し散歩して、買い物に行った帰り道、ふいに襲ったにわか雨で濡れてしまった2人は慌てて部屋へ駆け込んで来た。
「ニコ、服乾かさなきゃ!」
先にニコがシャワーを浴びて、その間にロボが体を拭いていた。
「あの……何か貸して?」
濡れた髪のままドアから顔だけ出しているニコに一瞬ドキッとしながら、ロボはTシャツを渡した。
その後交代して自分も入ったのだが、入れ替りに出たニコの初めて見る姿に身体の一部が反応するのを押えることに必死だった。
「もお〜、ヤバいって、ダメだって」
頭を抱えながら悶々とするロボの事など知らず、ニコは服を干していた。
ロボが風呂から出ると温かいミルクを淹れて待っていた。2人でそれを飲みながら、雨が流れてゆく窓の外を眺めている。
ただこうしてぼんやりしているのも幸せだなと思いながらロボがニコの肩を抱いた時、くしゅん、とニコが小さく揺れた。
「寒い?」
「大丈夫」
迷ったが、
「ベッド入ろ」
とロボはニコの手を取った。
ニコを寝かせて、優しくぽんぽんと頭を叩いた。その手をニコが包む。
「ニコ?」
「ロボ……来てよ」
えっ!とロボはたじろいだ。ベッドに来てって事は……あらぬ妄想が炸裂しそうで頭を振った。
「き、来てって……」
「だってロボは寒くないの?」
はあ?とニコを見ると濡れた髪が首筋に纏わりついてぞくっとした。
「一緒にいたら温かいじゃん」
「そ、そっか、じゃ……」
下心も半分、ただニコを暖かくしてあげたい気持ちも半分。ロボはニコの横へ滑り込んだ。
いつものベッドは2人だと狭いが、ニコの体温は暖かく心地好かった。
シャンプーの香りが、石鹸のと混じりながら鼻をくすぐる。
「ロボの側って落着く……」
胸にくっついて来るニコが愛しいのと、柔らかい肌の感触をもっと感じたいと言う気持ちが一杯になってロボを突き上げる。
「ロボ……っ!」
気が付けばニコを抱き締めながら、いつもより強く唇を押し当てていた。
「いや?」
見つめる深いロボの瞳に吸込まれそうになりながらも、戸惑いを隠せずにニコはただ黙る事しか出来ない。
そんなニコの不安げな気持ちを察したのか、ロボは身体を離した。
「ゴメン、俺どうかしてた」
「ロボ……」
「もうしないよ。怖がらせて……ゴメンよ」
ニコはロボを傷付けてしまったと思った。嫌じゃない、嫌じゃないのに。
「謝らないでよ」
いつかは、と覚悟はしていたのだから。ただ現実になると、少しは怖いけど。
「嫌じゃないのに……好きなのに、ロボ……」
抱かれたい気持ちは変らない。
「離れないで」
そんなつもりはなかったのに、ニコは泣きそうになった顔を隠したくてロボの背中にしがみついた。
「ニコ」
振り返って頭を優しく撫でながら、
「俺だって怖いんだよ」
と静かに呟いた。
「抱きたいのに、それを口にするとイヤらしいかなとか、ニコを壊してしまうかもとか」
ニコも抱き付く腕に力を込める。
「嫌われちゃうかなとか」
見つめ合いながら強く抱き締め合う。
「それが一番怖いんだよ」
ニコの方からロボに顔を寄せた。
「嫌いなわけないじゃない」
軽くキスをすると、そのままロボはニコを抱き締め、倒れ込んだ。
普通のキスなら何度もしたが、大人のそれはまだだった。
たどたどしく舌をニコの唇に這わせながら、ニコの中に舌を忍び込ませようとする。
「んあっ……」
受け入れようと少し開いた唇から声が漏れる。それに構わず舌に舌を絡ませ、弄ぶ。
首筋から指を這わせ、少しずつ下へと降ろしてゆく。
「ふ、うんっ」
柔らかな膨らみの先にある蕾に触れると、我慢出来ずに塞いだ唇から吐息混じりの声が漏れた。
「ニコ、下着は?」
問われてニコは恥かしそうに答えた。
「だって、濡れちゃったから……」
なるほど、目立たない様に部屋の隅に干してある。
組み敷いた下に目をやると、女の子には大きめな自分のTシャツを1枚だけ羽織ったニコの姿がある。
「何もしてないなんて……」
シャツの上からもうわかる程つんとした蕾を指でつまみ、口に含んでみたりする。
「ん、や、はっ、は、あ、だめっ」
「だめなの?」
そっと胸を包むように手を添えながら顔を覗き込むと、潤んだ瞳でううん、とニコは首を振る。
首筋にキスをしながら、シャツの上から胸をまさぐり、背中、そしてお尻へと手を滑らせる。
「(女の子って柔らかいな……)」
ロボの手がお尻から太股に掛ると、ニコは恥かしそうに身をよじった。
「……ん」
時折漏らす小さな喘ぎにロボは自分の中の欲望が熱く育って来るのがわかる。
「もっと見たい……」
裾から一気に胸の下まで捲りあげる。
「あっ、ちょっ……」 ニコの制止を唇で塞ぎ、露になった全てを抱きすくめた。
「んんっっ……あ、ああ」
始めより更に強く、時に優しく胸を揉みしだく。ますます硬く尖ってゆく尖端の蕾は今にも咲きたそうにロボの指で弾かれる。
「ニコ、ニコ……」
吸い寄せられるようにロボはその小さく愛しい物を口に含み、チュッと音を立てて吸ったり舐めたりしている。
そんな様子を恥かしいと思いながらも、ニコは嬉しく思えた。
「(可愛い……)」
自分をこんなに欲しがる人がいたなんて。ニコは愛しさと嬉しさに何度も切なく声をあげる。
「……っ、ああ、あ、ロ、ボ……」
柔らかな丘に舌を這わせながら髪を掻き毟られ、ロボの呼吸も熱を帯びてどんどん速くなっていく。
ロボは身体を起こすと着ていた物を下着以外全て取り去り、ニコのも脱がせた。
「み、見ないでよ」
灯だって点けたままなのにと身をよじったニコをそのまま組み敷き、背中に唇を押し当て、舌を這わせる。
「あっ、やあ……んっ」
首筋から肩、背中とゆっくり舌と指を伝うと時折ビクン!と身を震わせる。
「ここ弱いんだ……」
思わぬ弱点を見つけられ、ニコはロボの手に墜ちてゆくのを感じた。
ロボもまたそれを感じ取り、幾度も愛撫を繰り返す。その度背筋に走る感覚にニコは自分のものではない様な声をあげては応える。
ついに我慢の切れたロボの手が内腿を這うと、柔らかな繁みをまさぐり始めた。
「やぁ、そこは、ダメっ……」
訴えを退けるようにその唇を塞ぎ、ついにその指がその奥へと入り込んだ。
「あ、あーっ、ダメ、ああ、やあんっ……」 ヌルッと滑る花芯の熱い感触にニコは堪らず身をのけ反らせ、大胆な声をあげる。
「どうして欲しいの?嫌なら、やめようか」
意地悪な質問を投げ掛けながらもその動きは止まる事はない。時折クチュ、と潤った秘部の音が耳に届く。
「どうすんの?」
「ああっ、や、……やめちゃ。いやぁ……」
その訴えを退ける事なくロボはニコの脚を押さえながら、舌をそこに這わせて行く。
ニコの方は恥かしいと思いながらも、押寄せる快感に無意識に腰を浮かしながらロボの頭を掴んで押し当てようとする。
「どうしたいの?言ってよ」
はあはあと熱い吐息を漏らしながら、
「も、もっと……あたし、を」
壊して欲しい、と告げる前に
「っ!あっ、イッ、……ダメッ!ああああっ!〜〜〜」
「ニコ?」
ビクッ!と身体を震わせたかと思うと小さく開いた唇から僅かな呼吸を漏らせ、
「ロボ……」
と呻きながらガクンとシーツに倒れ込んだ。
呼吸を落着かせた頃に
「大丈夫か」
と尋ねるロボに頷いて、ぎゅっと抱き締め合った。
「あんな所見せちゃった……」
「可愛かったよ。ニコ」
チュ、と優しくキスをしてからロボが問う。
「俺もニコが欲しい」
「うん」
ロボが下着を脱ぐのを何となく見ていると
「も〜、そんなに見ないでよ」
と背中を向けて照れているのがちょっと憎らしい。
「あたしにあんな事したくせに……」
だが、それを見た瞬間息を呑んだ。話には聞いていたけど、とニコは顔色を変えた。
「大丈夫かな?……」
「怖い?」
嫌だなんて言えない。言いたくない。ニコは答える代りにキスをして抱き付いた。
「いくよ」
充分に潤ったそこに自身をあてがい、ロボはゆっくり腰を落していったが、なかなか場所が定まらない。
「ゴメン、あれっ?」
慣れてないのだ。何とかしようと頑張っているがうまくいかない。次第に焦り始めた。
「あ、あれ?」
ただ待っていただけのニコだったが、思い切ってロボのそれに手を触れた。
「ここ……」
そっと自分から腰を動かしてその場所へ導こうとするが、その顔は紅く潤んだ瞳が痛々しかった。
「ニコ……ありがとう」
自分を受け入れるために身体を預けようとしているニコがただ愛しくて、ロボは何度も唇を塞いだ。
ニコに手を添えられたまま尖端を押込む。
「あっ、くぅっ!」
初めての侵入に押し開かれる痛みに耐え切れず声が漏れる。
「やっぱりやめ……」
「ダメ。やめちゃやだ」
そんな辛い思いをさせたくないロボの声をニコが遮った。
「あたしが欲しいんでしょ」
「うん」
「なら、このまま。あたしは大丈夫だから」
「ニコ……」
またそのままゆっくりと腰を落す。
グッと狭い中を押し開かれてゆく感覚と味わった事のない痛みが、ニコをさっきの夢の様な感覚から現実に引き戻す。
「(みんなこんな事してるんだな……)」
クラスの友達の体験談を思い出す。みんなこうして女になっていったんだ……。
「入ったよ」
ロボが動きを止めて囁いた。
「うん」
「いくよ」
最初はゆっくりと、だが段々高まる快感にその動きを速めて行く。
「あっ、あっ、あっ!」
その度に走る痛みに耐え切れず声をあげるニコを気遣う気持ちがありながらも、ロボは快楽に呑まれてしまう。
「ニコごめんよ、や、止められない……」
ハアハアと熱くどんどん速くなる吐息を漏らしながら突き上げるロボに、ただしがみ付きながらニコは痛みに耐える。
「いいよ、ロボが気持ちいいなら嬉しい」
その言葉を聞くと同時にロボは大きく震えながら腰を引き、ニコの上に全てを吐きだした。
「ロボで良かったよ……」
「ニコ、俺も」
果てた証しをそっと拭き取り、2人はそのまま抱き合いながら眠りについた。
つんつん、と誰かが肩をつつく。
「ん〜ニコ?」
と見ると感触とは反対側にニコは眠っている。
驚いて振り返るとそこには2つの人影が浮んだ。
「よっ」
「お久し振り」
「!!!!よよよっちゃん?社長!」
見ればそこには3年前に別れた地蔵堂の真境名と名梨が正座で待っていた。
「ななな何で〜!?いつ来たのっ」
「いやそこはプロフェッショナ〜ル♪だから」
はあ?とわけの解らない様子で惚けているロボに真境名が切り出した。
「久しぶりでいきなり何なんだけど、貴方達に頼みがあるのよ〜」
「へっ?何で今更そんな事しなきゃなんないんですかっ!
僕らもうスパイじゃないんですよっ」
腕を組んでプイッと横を向いて拒否する。
「あ、そう〜。だったらしょうがないわねえ。よっちゃん」
「ハイ。おいロボ」
「何?」
険しいかおで振向くと、名梨の手にした携帯の画面にはロボに抱かれて眠るニコの寝顔が写っていた。
「これ、貴方はともかくニコのご家族に知れたらマズいわよねえ」
「ひっ、酷すぎるう!あんた達に人の愛を弄ぶ権利はないっ!」
「愛だって、ヒュウ」
名梨が茶々を入れて来る。
「ほらほら、大きな声出すと起きちゃうわよ」
スウスウと気持ち良さそうに寝息を立てるニコに目をやると、ロボは言った。
「脅迫なんて、俺の正義の心が許さないんだからね!」
「その正義を貸してちょうだい」
「だ〜か〜ら嫌だって」
「あっそ。じゃあやっぱり仕方ないわね。よっちゃん」
「ハイ。んじゃこれをニコの親にでも送ってと……」
「あ゛〜〜〜!やります、やるからそれだけはっ!」
仕方なく返事をすると、2人は地蔵堂にいる、と帰って行った。
「はあ〜ど〜しよ」
あの頃よりは大人になったけど、それでもまだ17歳だもんな……。
ニコとこれからも過ごしたければ、こういう事にも耐えて行かなきゃならないんだ。
「よし、……ニコ、起きろ!一大事だ!!」
「イチゴ味〜」
「違うって!」
数分後、部屋から勢い良く飛出して行く2つの人影があった。
「ロボ、出動だよ!」
小さな方の影がそう叫ぶと、そのまま2人は闇に溶け込む。
これからまた、物語は始まる。
「END」
あ〜もう勢いに任せて書いた物の、描写が難しいです。お粗末様でしたorz
お、エロ路線と、物語の融合だね。新路線。
面白く読まさせていただきました。
>>380さんって純情乙女なんだねw
こんにゃくを鍋で「人肌」に温めるって大人の常識じゃんw
>>397 常識ってw
いや、そもそも、こんにゃくでオナニーしなければいけない人には、
会ったことがありません。
南極越冬隊のネタじゃなかったの?
>>397 >>398 あの〜これ、なに中? byニコ
なにを話しているんだね、キミタチはww
>>388 萌えさせていただきました。
終わり方がおぉ〜て思ちゃいました。GJ!
>>384 一海ちゃんてニコにとってはいいお姉ちゃんだと思うなあ。
一番はケロ山かw GJ!
昔の彼女の一海ちゃんに、ばったり会った。
「久しぶりぃ。元気だった?」
「おっ。威一郎。久しぶりじゃん。」
俺たちは、別れてからも、いい友達だ。
「ニコ元気?」
「うーーん。ニコなんだけどさあ・・・」
一海ちゃんの顔が曇った。
話を聞いてみると、ニコは会社で不倫していた男と別れたばっかりで、沈み込んでいるという。
「威一郎、たまには、声かけてやってくれる?このままじゃ心配でさあ・・・」
俺だって、昔のボスだったニコのことは心配だ。
オッケー、電話してみるよ、といって一海ちゃんと別れた。
久々に会ったニコに、昔の元気さはまるで感じられなかった。
「奥さんと別れるなんて、嘘だったんだよね・・・わかってたんだ。でも、好きだったんだ」
ただただ泣きじゃくっているニコの頭をクシャクシャとなでていた。
「私、ロボといたころから、変わっちゃったでしょ。ろくでもない男といっぱい寝たし、しまいには
不倫して、本気になって、捨てられて・・・」
ぐすんぐすんと、鼻をすすりながら、ニコがつぶやく。
「子供のころに戻りたいな。ロボと一緒にいたころに、戻りたいよ・・・」
「いつでも戻れるよ。俺といるときは、ニコは今でも、あのころのニコのままだよ。」
涙でぐしゃぐしゃになった顔は、大好きだった一海ちゃんによく似ていた。
「俺が忘れさせてあげる。」
そういって、抱きしめてキスをした。
部屋に帰ってニコを抱いた。ニコの体は素晴らしかった。
こんな女をよく、手放したものだ。俺は不倫相手の男の気持ちがわからなかった。
ニコにそういうと、照れたように笑った。
「また抱いてくれる?」
「いつでも来いよ。俺でよかったら。」
じゃあな、と言ってニコを帰した。
一人になった部屋で、がんばれよな、俺のボス、とつぶやいた。
やっほー!あたしニコ!
毎日暑いよねー。もう夏じゃん?
一海ちゃんはセクシー水着新調して、今年も浜辺の女王を狙ってるし。
あたしも海に行きたいなー。
でも電車で行くのもガキ臭いしなー。
そんなことを考えながら歩いていると、手下のロボの部屋から変な音がした。
あ、言い忘れたけどあたし、地獄耳なの。
人の声を聞き分けるのが一番得意だけど、遠くから小さな音を聞くのもおまかせよ!
シュ シュ シュ シュ
断続的な噴出音。
板を踏む音もする。そして擦れる厚めのビニール。
・・・ってことは、アレよ!
浮き袋でしょ!それともゴムボート!?
あたしは外の階段を駆け上がると、お構いなしでロボんちの玄関を開け放った。
「ロボー! あたしも!あたしも連れてって海!!」
と、靴を脱いで駆け込んだその先には・・・
「う、わーニコ、見ちゃダ、ダメ」
「ロボのバカー変態、最低×!!!」ポカポカポカ
ロボが空気を入れていたのは、そう、ビニールで出来た裸のお姉さん。
ぽっかり開いた口がチャームポイントだぞw
・・・おわり。
ちなみにかつら付。
これを一海ちゃんが届けてくれるかと思うとw
>>402 ワロタw
いやらしい作業にカギ掛けはデフォでしょーが!
でもロボだから仕方ないw
ロボなら、既製品買うんじゃなくて、ダッチワイフ型の
内蔵ICからアンアン声が出たり、液が出たりするセクシーボイスロボを、
自作できるんじゃないか?
ロボなら本当に作ってしまいそうだな…
まさかニコ型ロボットじゃないだろうな!?
↑上手いw
どーんなもんだいオレ、威一郎〜♪
ニコ型ロボットw ワロタww
短編書いたんですがもうニコ高校生になってるしロボと再会してるし
つきあってんのー?みたいな話になってますのでよろしくです。
***
「ねえ、ロボ。 夏休み海に行かない?」
「え〜海〜、友達と行ってきたら」
「だって高校生にもなったら、みんな彼氏と行くって言ってあたしなんか二の次だもん」
「ふ〜ん」
ロボは関心なさそうにロボットをいじっている。
「ね〜、行こうよ〜」
「ん〜、俺基本的にインドア派だからなあ。 一海ちゃんと行ったら?」
「それでもいいけど、あたしが変な男にナンパでもされたらどうするのよお」
「え〜それはないでしょ。 そんなぺったんこな胸して‥いてっ!」
えっ何!?物体が飛んできたほうに目をやるとロボットやフィギィアを手に持ち
今にもこっちへ投げようとするニコがいた。
「ロボのバカ〜!あたしの胸なんて見たことないくせに〜〜!!」
「うわ〜ニコ!それだけは投げるのやめて!!」
「やっぱり、あたしなんかよりロボットのほうが大切なんだあ〜〜!!」
半泣き状態で物をぶちまけるニコをとめようと飛んでくるロボット達をよけながら近づく。
「二ッニコ、危ないからやめなって!」とニコを抑える。
ニコの動きが止まった。 あ〜よかったと胸をなでおろすロボだったが
あれれ?何か手の感触が…薄目をあけて見ると両手が触れていたのはニコの胸だった。
んん〜??とひと揉みふた揉みすると顔面にニコのパンチをお見舞いされた。
「ロボのスケベ! 変態!!」
「あいたたっ、ちょっ、ちょっと待って‥」
出て行こうとするニコを呼びとめるが最後に一発勢いよく飛行してきた
マックスロボを額にくらう。
薄れゆく意識の中でニコって思ったより胸があるんだ…と思うロボであった。
「ニコ、本当にこのあいだはごめん」
数日後、ニコに平謝りするロボの姿があった。
「わざとじゃないからねっ、偶然に触ってしまって‥」
言い訳しつつも胸の感触を思い出し二ヤケてしまうロボであった。
そんな様子に冷ややかな視線を送るニコに気づき、ロボはゴホンと咳払いをし姿勢を正す。
「だからね、海一緒に行こう」
「本当? 一緒に行ってくれるの?」
「うん、海だけじゃなくてニコの行きたいところどこでも連れていってあげる」
「うれしい! ありがとうロボ」
ニコは嬉しそうに微笑む。 どうやら機嫌が直ってきたようだ。
「あの、それでさニコ。 海なんだけど‥」
なあに?と答えながらニコはマックスロボの横に置いてある紙袋が気になっていた。
「ちょっと遠出してさ、あの‥とっ泊りがけなんかっ、ダメかな〜なんて‥」
とニコのほうへ顔を向けるが当の本人はいない。
見わたすとなにやら手に持ったものを凝視して突っ立っていた。
「ん?あっ‥、うわ〜〜〜〜!!!」
ニコが手にする物の正体を思い出したロボに急いで手の中からひったくる。
「何それ。どうするつもりだったの」
あ〜俺のバカ!あんなとこに昨日買ってきた『コンドーム』を置いたままにしておくなんて!
「いや〜、もしものときにさ、ははっ‥」
「ふ〜ん、わかった。そういうことか」
「えっ何が」
「女の人が来るんでしょ!?テレクラかなんかで知り合った。その人と使うんでしょ」
「え〜違うよっ」
「だから海に行こうなんてあたしに変に機嫌とっちゃってさ」
帰ると言ってロボの前を通りすぎようとしたニコの後ろから肩をつかんだつもりが
またもや手はニコの胸に…。い、いかん!無意識に手がっ
「最低!ロボのスケベ!変態!!」
当然のようにマックスロボの攻撃にあい意識が遠のく。
「あの〜ニコ…泊りがけの話はどうなる‥の‥」
下心ありありのロボの一泊旅行計画が実行されたかは定かではない。
すみません(終わり)入れるの忘れてました。
ロボがただのスケベ男みたいになってしまって申し訳ないです…
>>407 ドラえもんの方かよ!wwwww
(不順な俺はニコそっくりのダッチワイフかと)
>>408-410 面白いよ。
高校生になっても気の強いニコに萌えもん〜。
ロボは色ボケになる魔法の飴を舐めさせられてるの?
>>408-
>>410 乙です! 自分も気の強いニコは好きだ
ニコ型ロボットはなんかツボだw
414 :
想い 1:2007/06/29(金) 16:55:15 ID:McVBXpFW
ニコは高校生になった。
「ここ通るの久しぶりだな」
通学路が変わったのもあり、しばらくは違うルートしか通っていない。ふと派手な貼紙と看板に目を留めた。
『ロボ!』
中学生の女の子がモテないオタク男に助けを求めて駆け込んだ、「テレクラ」の建物。
「まさか、まだ居たりして……」
あれ以来、忙しさに紛れて地蔵堂での3ヶ月がどんどん想い出の中に埋もれていってしまった。
だが半年経ち、1年を過ぎると胸のどっかに風穴が開いたようにぽっかりと寂しい空白が生まれていたのに気付いた。
「ロボ……」
あの星空の夜から姿を見る事がなくなってしまった。会いに行けば良かったのに、何となく足が遠のいて……。
「ニコ?」
「はあっ?」
入口で目を丸くして突っ立っているのは、若いサラリーマン風の男だった。
「……相変わらずサボリかよ」
「何だよ、ほっといてくれっ」
久々の再会があんな所なんて、つくづくテレクラに縁のある2人だとニコは思った。
「あのさ、ニコ。久々ついでに会わせたい人がいるんだけど。
時間ある?」
「えっ?誰」
いいからいいから、とロボはどこかへ電話している。とても嬉しそうに。
「まさか……」
何だか急に胸の奥がザワザワとして来た。締付けられる想い出、苦い記憶。
「会いたいってすげー喜んでるよ!行こう」
「う、うん」
喜んでいい筈のロボとの再会に、ニコの心は少しずつかき乱されていった。
「よう」
喫茶店で待っていたのは、なんとあのごぼ蔵だった。罪を償って出て来た後、まっすぐロボの元へ尋ねて来たらしい。
それ以来2人は時々会っているという。
「ニコにはもう会ってないって言ったら、驚いてさ。会いたがってたんだよ〜」
見違えた、とか綺麗になったじゃんとかお世辞?まで出たが本当に嬉しそうにはしゃいでいた。
仕事を抜けて来たそうで長居はできなかったが、また会う約束をして別れた。
「元気そうで良かった」
ニコは心からそう思った。前向きで頑張っている、そんな姿に安心して。
「誰だと思ってたの?」
ロボの問いにニコは足を止めた。
「……昭子さん」
思わずその名を口にし、ニコははっと口をつぐむ。
415 :
想い 2:2007/06/29(金) 16:56:05 ID:McVBXpFW
「はあ?今更んなわけないじゃん」
ロボは一瞬遠い目を見せたがすぐに笑顔になった。
「会いたくないとは思わないけどさ。もう、会う事なんかないんじゃないかな」
遠く懐かしい物を見るように空を見上げている。
「もう終った恋だもん。想い出はそのままに、かな」
ロボの中では、懐かしい想い出として昭子との恋が刻まれているのだとニコは感じていた。
「まだ彼女はできないんだ?」
「いたらあんな所で会わないでしょ!人の事よりニコはどうなの?」
「あたしはまだいいもん」
「あ、強がっちゃって〜」
「違うー!」
ププッと口に手を当て笑うロボにイラッときて、ニコは思わず言い返した。
「あたしだってリアルに苦しかったんだからね!知らなかったくせに!」
その剣幕にロボの笑顔が消えた。
「ニコ?」
「ロボなんか、なんにも知ろうとしなかったくせに!」
17歳のニコの顔が、あの頃の14歳のニコに重なって見えたような気がした。
「何言ってんだよ……?」
いきなり刺すように浴せられた言葉に、ロボはただたじろいだ。
「ロボはいつも昭子さんや一海ちゃんで頭が一杯だったもんね」
「…………」
「いつも誰かを追っかけてばっかでさ。後から追っかけてったって全然気付いて
くれなくて」
歩道で立ち止まったまま、時に過ぎ行く人の肩がぶつかる。
「今なら、あれは恋だったんだなってわかるんだ」
「ニコ……」
「あ、でももう何でもないからねっ!ロボの事なんか何とも思ってないからさ」
ニッコリ笑うと俯いて、後ずさった。
「あたし子供だったんだもんね……」
ロボは手を差出そうとし身体は前に進もうとするが、ニコも同時に後ろへ下がる。
「あたし明日、文化祭だから早いんだ」
「ちょっと待ってよ」
「あたしはロボの中ではただの通りすがりの女の子で」
「ちょ」
「ロボがいなくなってから初めて大事な人だったんだって気付いたよ」
街灯が点り出す。
「まだ想い出なんかじゃなかったんだよ……」
そう言うとニコはその場から走り去った。
416 :
想い 3:2007/06/29(金) 16:56:59 ID:McVBXpFW
「嘘だろ?」
10歳も年下の女の子じゃないか。信じろという方がどうかしてる。
混乱した頭でふらふらと1人の部屋に帰ると携帯が鳴る。そしてしばらくの間、その電波が途切れる事はなかった。
翌日、文化祭で賑う校内を走り抜ける男の姿があった。
ベストに斜め掛けのカバン、ボタンダウンのシャツ。ハッキリ言って浮いている。
ひたすらロボは走り回った。誰彼構わずひっ捕まえてはニコの居場所を聞き出す。
「林さん?ああ、彼女なら」
「ニコを知ってるの?どこっ!」
ニコのクラスの子らしい女子はロボの剣幕に押されながら答えた。
「人手がなくて体育館に」
それだけ聞くと走り出した。走りながら昨日のごぼ蔵との会話を思い出す。
『そりゃ嫌いならわざわざ会いになんか来なかっただろ』
『だってまだ子供だったんだよ』
『そう思ってるのはお前だけだよ』
『そうかな〜?』
『大事なモノってさ、失くしてから気付いちゃダメなんだよ』
『……』
『あの娘の代りになるような相手が他にいるならいいけどさ』
『えっ?』
『ニコにとってロボは換えられない人なんじゃないかな?俺にとってすずちゃんが
そうだったように』
体育館の扉を開けるとニコを探したがどこにいるかわからない。
ふと舞台に目をやると、ねるとんイベントの最中。いよいよ告白タイムが始まるようだ。その中に彼女はいた。
「うっそ、ニコ!」
しかも事もあろうに1人の男子がその前に立とうとしている。
「どうしよう……」
ロボは思い出していた。ごぼ蔵に初めて会った時の事を。
『ごぼ蔵ってすごいな〜』
コスプレ、崖登り、最愛の人に会いたいがためにとある罪まで犯してしまった彼。
『そんなにまでして会いたい奴いる?俺いないよ』
そんな事を言っていた自分。ニコに手を差出す男子、見ているだけの自分。
「男だろ、俺、しっかりしろよ〜……」
拳を握り締めて前を見つめ、スウと息を吸込む。
ニコが口を開きかけた時だった。
「ちょおおっと待ったあ〜〜〜っ!」
場違いな調子はずれの大声が響き、舞台へ突撃する男の姿があった。
「その告白待ったあ!」
息を切らしてライバルを押し退ける。
「ロボ!?」
ニコが突然の乱入者に驚くと同時に、客席や舞台はざわつき始めた。
417 :
想い 4:2007/06/29(金) 17:00:09 ID:McVBXpFW
『何あれ?部外者だよね』『なんかダサくね?』『オヤジじゃん……』
色んな声がロボ、ましてやニコの耳には嫌と言う程届く。それを無視してロボはニコの手を掴むと、
「行こう!」
と戸惑うニコを連れてその場から走り出した。
「ちょっとロボ、どうして!」
建物の外まで来ると息を切らせながら2人は立ち止まった。繋いだ手はそのままに。
「離してよ」
振りほどこうとするがロボはより強く握り締めて来る。
「嫌だ」
少し怒ったような顔でニコを見つめる。
一緒に手を添えて山に登った時、部屋で何気ない会話を楽しんだ時、ある人を偲んで涙した時、黒衣でマックスロボを抱き締めていた時……。
全て鮮明に覚えている。この少女の姿を。
「何であんな所にいんだよ?」
「足りなくなって頼まれた。別に関係ないじゃん!」
「そんな事言うなよ〜」
「そっちこそ何なのよ」
ロボは心臓の音が耳に嫌という程響いて来るのを感じた。
「あんなの出るのやめようよ」
「はあ?」
そして静かに、だがキッパリ続けた。
「ニコには俺がいるでしょーが」
「……何言って……」
「俺は」
ニコの言葉を遮る。
「ニコを想い出にはしない」
ニコは掴まれた手を解くのを忘れた。
「ニコは誰にも換えらんない」
「……バカじゃないの?あんな所であんな事しちゃってさ……。恥かしくないわけ?」
「仕方ないじゃん!俺だってどんな事しても会いたかったんだから」
ふいに視線を足下に落しながら呟いた。
「好きなんだからさ……」
その言葉にニコは鼓動が速まる。
「何……だからって、バッカじゃないの?あんなのOKするわけないじゃん。
あたしがそんな簡単な奴だと思ったわけ?」
「そ、そんなの解んないでしょ〜が」
「マジバッカじゃないの」
「バカって言った? バカって!バカじゃないですオタクです〜」
「バカはバカじゃん」
「あ〜またバカって言った!」
「何よロボのくせに」
「何だよ」
「……ムカつくけどやっぱ好きなのかも」
ロボの胸に顔を埋める。
「ごぼ蔵また会いたいってさ」
「うん」
賑かな音を遠くに聞きながら、2人はそのまま寄り添っていた。
「終」
*****
某所で投下した完全版です(わけあってごぼ蔵カットorz)
ご存じの方その説はご迷惑かけました
早く慣れなくては………
すごくいいです!
ごぼ蔵も大好きなキャラだったんで、また会えて嬉しいです。
確かに、大事なものを無くしてから気づく悲しみを誰よりも
知ってるのはごぼ蔵ですよね。
完全版楽しみにしていたよ
ごぼ蔵がイイ!
ありがとう!
完全版よかったです!!
422 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 09:33:29 ID:ttLKFix/
マックスパ-ンチage
こんにちわ、あたしニコ!
特技セクシーボイスを忘れないでねっ
ところで今、手下のロボの家でとんでもないものを見つけちゃったの!!
何か面白いものでも隠してないか探したら、段ボールにいっぱいの
し、下着がーっ
もちろん女物よっ
オタクだし変態なのも知ってたけど、下着泥棒だったなんて!!
ねえあたし、どうしたらいいと思う??
ガチャ
「ふー、ただいマッークス!!! 今日は大変で
ってニコ! わーーーーっ
何開けてんだよ、もぉ〜っ
・・・。
あのぉ、いつもの『バカ!変態!ポカポカポカ』は??」
「・・・ロボ。これは犯罪なのよ。
悪いこと言わないから自首して!」
「な、なぁに言っちゃってるのぉ?
これは自分で買いました!ほらこの本で頼めるの。」
「わーっロボのバカバカ変態!大ッ嫌い!!」ポカポカポカ
ロボの手には、本屋でよく無料で配ってる婦人衣料系通販雑誌がw
*おまけ*
「ロボもやっぱり・・・
大きい方がいいんだ?」ポソッ
「え?何が?」
「だってさっきの下着、DとかEカップとか
すっごいのばっかり。」
「あー、うん、そりゃ注文するならねー。
でも中身入りならAAカップのスポーツブラでも
全然大丈夫♪」
ドカッ
黄金の左ストレートが顔面にヒットしてロボ沈没。
「AAじゃないもん!!」
++
頑張って長くしてみたけど限界。
ニコ型ロボットウケた、誰か書いてくれたら嬉しい。
>>423 そこまでされたら、もうニコは別の男さがせよw
ロボは女性下着を買う金あったら
ロボットフィギュア買うだろ普通に。
本屋で金欠の時に「プレイ〇ーイ」と「ホビージャ〇ン」のどっちを買うか迷って
結局「ホビー〇ャパン」を買って帰ってしまうロボ。
んで「ハァハァ、このダンバインの美しいフォルム・・・最高だっ!!」とか言ってるんだぜ。
これでこそオタクで変態の鏡!
>>425 バカでスケベだけど変態じゃないんじゃなかったっけw
427 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 18:59:22 ID:SOLfiVRH
ニコ型ロボットネタみてみたいww
今日は朝から超ヒマだったからロボんとこ遊びにきたんだけど
ロボいないしでもいつもように鍵開いてるし
勝手に上がり込んで彼女気取りで掃除なんかしちゃったりして♪
そしたら部屋の隅に置いてあった箱の中から変な物が出てきたの
「何…これ、ロボット?」
ロボってこういうの得意だから簡単に作っちゃうのね♪
でもなんか人の形してるよね…胸も少しあるような…
口だってなんで不自然に開いたままなの
指入れてみようかな〜て、ひえぇー動いたよ!!
もしかしてこれは男の人が使う…アレのロボット型!?
てかこれ誰かに似てない?
よく見るとお腹のあたりに小さく『NICO』の文字が……
「いーやあーー!!!」
「ただいまーくすっ。何叫んでんの、ニコ…てうわあーーー!!!」
「ロボの変態!!」
ニコの黄金の左ストレート炸裂!鼻血がタラリ!
「いや、違う!ニコッ!ちょっと作ってみただけで、未完成だし使ってないし!!」
「当たり前じゃん!!」
「俺だって、ニコ型ロボットより本物の方がいいし!」
「えっ、やだ…本物がいいなんて…」
「いや、生身がいいに決まってる!」
「ロボがそんなに言うなら…私は別にいいけど…」
「えっ!?いいのぉ、じゃあ早速ベット行こ♪」
「えぇっ!?早っ!」
あわれニコ型ロボットは早々と忘れ去られたのであった。
×××××
>>423 黄金の左ストレート、パクッた。すまん
勢いで書いた。今は反省している。
429 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:42:52 ID:ysuJXJWe
ちょっとだけ笑ったよw
430 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 05:04:36 ID:HPX5EBYn
「ロボいる〜?」
いつものように、ロボの部屋に駆け込んだ。
ロボ、まだ寝てるのか。
ベッドの方に駆け寄ろうとしたとき、
ロボの隣に布団から少しだけ頭を出した髪が見えた。
まさか!女の子? え!え!えーーーー!!
頭の中でショックな自分が駆け巡る。なんでこんなにショックなんだろ。
そのとき、「うーーーん」
ロボが寝ぼけたまま少し寝返りした。
布団が少しめくれた。
やっぱり女の子だ! 私と同じようなミニスカートとハイソックス着てる!
あわてて、部屋を飛び出した。
なぜか、涙が出てきた。
ロボ・・・・
431 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 05:07:21 ID:HPX5EBYn
実はニコ型ロボットだったという落ちですが、
誰か、続き頼む。
ニコ型ロボットと、ロボって
ドラえもんとのび太になりそうな気がw
せめてド○ミちゃんとのび○で頼むw
>>430 もう、ロボったら、私がこんなに好きなの気づいてくれてないのかな・・・
それとも、あの子が魅力的だったから?
とぼとぼ歩いていると、後ろからすごいダッシュで誰か追いかけてくる。
やだ、こわい・・・
足を早めていると、がしっと肩をつかまれた。
「ニコ!!もう、誤解だってば!!」
荒い息で私の前髪が揺れる。
「どういうことよ!」
「だから、ハァハァ、とにかく部屋にきて!」
かえって布団の中をおそるおそる見る。
ロボががばっと布団をはいだ。
「ちょっとロボ、そんなことしたら、彼女・・・」
言いかけて息を呑んだ。
「これ、ニコなんだ。」
照れたように、ロボが言う。
確かに、わたしにそっくり・・・
でも、わたしのほうが、ちょっとかわいいかな?
「こうしていると、いつも一緒にいられるみたいで、さみしくないから・・・」
「もう、ロボったら・・・ねえ、もしかして、ロボもわたしのこと、好き?」
「・・・うん。」
「だったら、抱いて。この子じゃなくて、わたしを抱いてよ。」
「だって、ニコはまだ、大人じゃないんだから。大事に思ってるから、簡単にそんなこと、
できないから・・・」
「いくじなし。」
おもいきって、ロボに抱きついて、キスしてみた。
「ニコ、だめだってば・・・」
赤くなって私をひきはがそうとしてるけど、体が反応してくれてるのを感じた。
「すきなの。ほかの誰にもさわらせたくない。このロボットにも、さわっちゃやだ。」
ロボの手を、ぎゅっと、わたしの胸に押し当てる。そして、ふとももに、そして、スカートの下に、
ロボの手を導く。
「がまん・・・できなくなってきそう・・・」
ロボの息がまた、荒くなってきた。
「がまんしないで。抱いて。めちゃくちゃにして。」
ゆっくりと服を脱いだ。ロボが一瞬目をそらす。
はずかしい、でも、ロボにみてほしい。
ぷちん、とブラをはずして、ベッドによこたわる。
ロボットなんか、どけちゃえ。
「来て・・・」
目を閉じてつぶやくと、熱い体がおおいかぶさってくるのを感じた。
わたしの唇に、ロボの唇が重なる。そっと触れて、すぐ離れそうになったロボの頭を、私は
ぐいとこっちに引き寄せる。
すこし開いた唇から、舌をいれ、ロボの舌を吸い寄せる。そして、舌をからませたまま、また
ロボの手を、わたしの胸に押し当てる。
「ほんとうにいいの?」
まだびびってる。
「あのロボットにしてたのと、同じことをして。」
今まで、されるがままだったロボの手が、今度は自分から、わたしの胸をまさぐってくる。
かわいい。
こうしてるのが、ほんとうに気持ちいいよ・・・ロボ・・・
もう、パンティのなかは恥ずかしいくらい潤っている。
ロボの手が、わたしのパンティを、おそるおそる剥ぎ取る。
「ニコ・・・ニコ・・・」
触れられ、やさしく舐められ、下半身が熱くて汗の玉が浮いている。
「あんっ!」
おもわず漏らした声で、完全にロボは獣になった。
終わったあと、ロボは途方にくれたように、ずっとうつむいて、黙っている。
「ねえ、ロボ・・・わたしの体、どうだった?」
「ええ?どうって・・・」
じれったい。
「気持ちよかったかって、きいてんの!」
「・・・気持ちよかったよ。」
ほっとする。でも、ロボはまだ、うつむいたままだ。
「ねえ、わたしのこと、すきだって言ったよね。」
「うん・・・でも、それは、妹として好きっていうか、そんな気持ちだったんだ・・・でも、今、
本当にニコのこと、好きになっちゃいそうで、困ってる。」
「困らないで。」
もう一回、強引にキスをした。
「わたし、はやく大人になるから。今だって、もう、体は大人だから。だから、さっきみたいな
こと、いっぱいしよ。」
ロボはわたしの頭をやさしくなでた。でも、悲しそうな目をしてる。
「ニコ・・・本当は、十四歳の子は、こんなことをしちゃ、いけないんだよ。」
「でも、ロボもしたいでしょ。」
「そりゃ、したいけど・・・」
「だったらしよ。わたし、ロボとしか、絶対しないから。」
半ば強引に、うんと言わせた。
もしもロボが好きなのが、わたしの体だけだとしても。
それでもいい。
いつか、ほんとうにわたしの全てを、好きにさせてやるんだから。
>>431 ものすごくテキトーに、続きを書きました。気に入ってもらえなかったらごめんなさい。
おっきした
スイマセン、実は私もニコ型書いたんですが、ちゃんとはしてません。
せっかくなので投下
(結構ふざけてるのでゴメンナサイ)
↓
部屋を飛出してみたものの、やはり気になる。
「……よしっ!」
さっきは動揺したものの、どんな女の子か確かめたいという気持ちが大きくなった。服装からしたら自分と同じ位だろうか。
引き返して部屋に入ると、そっとベッドに近付き思い切ってそっと布団を捲り出す。
しかし不自然なほど女の子は動かない。ロボは深く眠っているようだが寝息で胸が上下しているのに、全く動かない。
「まさか……!」
死んでるんじゃないかな、なんて怖い事を想像してしまって一瞬ぞくっとしたが、また思い切って覗き込む。
「…………!!!!」
よくよく見ると、それは丁度人間の女の子ぐらいの大きさの人形だった。
「ひっ……びっくりしたあ」
考えたら服のまま寝てるのも不自然だし。ニコは何となく安心した気がした。
「でも良く出来てる。何に使うんだろ?つか誰かに似てない?」
そこまで考えてハッと気が付く。
「これって」
ハイソ、ミニスカ、セミロング……。
『いやああぁぁぁ〜〜〜〜っ!』
ニコは声にならない悲鳴をあげた。
そんなニコの気も知らず、ロボはぐっすりだ。その様子に
「何かムカつく〜」
とニコはこそっと人形を引きずり出すと、ベッドに身を乗上げながら自分の声で出来るだけ優しく耳元で囁いた。
「ロ、ボ。お・き・て(はあと)」
するといきなりガバッと寝返りを打ったかと思うと、ロボはニコに抱き付いて来た。
「はあー?ち、ちょっとロボ!」
ニコは突然の事に身体が動かない。それを良いことに(?)ロボはニコの胸を揉み始めた。
「いっ、いやあ〜」
「ん〜」
どうやらまだ寝ぼけているようだ。
「起きて、起きてよ……」
「ムニャ起きてるよ〜……」
ニコの太腿に確かに「起きた」ナニかが当っている。と、胸を揉んでいた手が今度はスカートに伸び、太腿を這ったと思うと下着の上から触り始めた。
「嫌だったらっ!もうーーー!」
ニコはこれ以上耐えられないとやっとの思いで大声をあげると、さすがにロボも飛び起きた。
「に、ニコ!?」
寝癖のついた頭で目をぱちくりさせながらロボはニコと人形を見比べている。
「どーゆー事か説明してもらおっか?ロボ!」
「はいぃ……」
消入りそうな声で慌てて硬くなった部分を押さえながら小さくなっている。
「……だって、1人寝は辛いんだよ〜」
「だからってどーみても……あたし、なんだけど?」
「いやだから、ニコがいないと……寂しかったんだよお〜っ」
ゴメンなさいっ!と頭を下げる。
「(ボソッ)それにしても、やっぱり本物は違うなあ……」
「は?」
「いや、柔らかかったなあ……と」
「当り前でしょ!あんなのと一緒にしないでよ。……(小声で)何よ、あたしじゃダメなわけえ?」
「えっ?いいの」
「ちょ、調子に乗るな!でも責任取って貰わないと困るよね。……お嫁に行けなく
なったらどうしてくれんのよっ!」
「えっ?結婚する気あんの?つか、したいの?」
「あーのーねっ、あたしだって女の子なんだけど」
「じゃあ責任取ればいいんだ?」
「へっ?」
「じゃあ遠慮なく」
ガバッ!
「やっぱり本物はいいなあ〜……スリスリ」
「こらああぁぁ!人のおっぱいに顔を埋めるなっ!」
「いいじゃ〜ん♪」
かくしてニコ型のロボットはそれ以降お蔵入となりましたとさ。
*******
>>434さんの後なんで軽すぎる…
凄くドキドキしました。なんでそーゆーの書けなかったんだろorz
442 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 21:51:23 ID:HPX5EBYn
面白かった!
GJです!! 楽しく読ませてもらいました。
みんな、ニコ型ロボットがすぐにお蔵入りになるのはなんでかなw
もっと引っ張ったのを見たい
みらーいのせかいーいのー♪
ニコ型ロボットー♪
>>444 それはやっぱりロボットよりニコのほうがいいからかとw
ニコ型で引っ張った話つったらロボが本当はニコがいいけど
手が出せなくて悶々としてニコ型ロボット相手にしてる話とかw
ニコ型ロボットと3Pとかしかないよ。お蔵入りなしで話が続くのって。誰か書いて。
ニコが誤解したまま、ロボもニコ型ロボットがばれたこと知らないまま、
2週間くらいニコが嫉妬したまま、ストーリーが続くのを見てみたいww
まさかここまでニコ型ロボット話が盛り上がるとはw
ニコ型の話ばっかりで職人さんが他の話
投下しづらくないか心配してるんだけど…
いろんな話待ってます。
>>448 ロボの部屋にいつものように行って見たら、知らない女の子がベッドに一緒にいた。
あたしは、声にならない悲鳴をあげながらその場を逃げ出した。走りながら涙が止まらない。
……ロボ、彼女ができちゃったんだ。あたしの知らないうちに。
ロボは人の気配がしたような気がして目を覚ました。
「ニコ?」
……気のせいか?おっと、これを見られちゃマズい、ニコが来る前に早く起きなくちゃ。
「さて、戻ろうか『ニコ』」
数時間後に携帯が鳴った。ロボからだ。出る気がしなくて留守電にする。
「あたしじゃやっぱりダメだったって事だよね……」
自分の部屋のベッドに寝転び、溜息をついた。階下には両親がいる。
ニコは声が漏れないように枕に顔を押し当て、泣いた。
「出ないな……」
昼過ぎになっても来ないニコに痺れを切らして電話するが、一向に繋らない。メールも返ってこない。
「何かあったのかな?」
せっかく一緒にお昼食べるつもりだったのに……。
「いただきマックス!」
1人で2杯の炒飯を食べるハメになった。
あれから数日後、毎日ロボからの伝言やメールが届いている。なのにあたしは何も返さない、返せない。
1度くらいは出た方が良いのかもしれない。だけど、何を言われるのかが怖くてあたしは逃げてる。
「……行った方がいいのかなー」
思い切ってあたしはロボの部屋に向かう。
ロボはじっくり雑誌をめくると、決めた!という風にあるページを開いたままベッドに向かう。
「今日はコレで行こっか〜……失礼っ」
そう言うとゆっくり寝かせた「彼女」の胸を揉み始めた。
ガラス越しの玄関の向こうに人影が見える。不用心に鍵を掛け忘れたドアが少し開いたままだったせいか、音を立てずに中へ入れてしまった。
奥から不規則な息遣いが聞こえてくる。
「何?」
不安に駆られながらも知りたいと言う気持ちには勝てず、ニコは思い切って踏み込んだ。
「………………!」
ベッドの上で半裸のロボが女の子相手にハアハアと息を乱れさせながらもつれている。
「いっ、いやあ〜っ!」
ニコは叫び声をあげると部屋から逃げ出した。
「えっ!嘘、ニコ!?」
ロボは顔面蒼白のままどうする事もできなかった。
「またかよ……」
最初にあの寝姿を目撃してから2度目の週末。何度無視してもロボからの連絡は途絶える事はなかった。
「行かない。行けないよ。行けるわけないじゃん……」
膝を抱えてベッドに座り込んでいたら、コンコンと窓に何かが当る。
「?」
そっと窓を開けると、小石を弄びながら立ち尽くしているロボがいた。
「何?話す事なんかないけど」
ロボの部屋に久しぶりに来た気がする。だが、今までのように不用意に脚を崩したり、ベッドに座ったりはできなくなっていた。
「何でずっと連絡くれなかったんだよ。俺心配してたんだからね」
「何よ、別にいいじゃん。あたしなんかがいちゃ邪魔なだけなんだからさ」
ついニコの口調がキツくなる。そんなつもりはなかったのに。
「は?なんだよ、どういう意味か教えろよ〜」
どことなく脳天気に感じられるロボの言い方にカチンときて、ニコはついに我慢する事ができなくなった。
「何よ!あたし知ってるんだからね!ロボ、彼女ができたんでしょ?」
「へ?」
ロボは意味がわからない、といった顔でポカンとしている。それがまたニコの癇にさわった。
「見たんだからねっ、えっ、エッチ、してたじゃん!」
ニコの言葉にロボは愕然とした。
「見てたの?ニコ、見ちゃったの〜〜〜〜!?」
ニコはポロポロ涙を零し、俯いたまま呟いた。
「今までありがとう、さよなら!」
そう言うと立ち上がって出て行こうとしたが、その手をロボが掴む。
「離してよっ」
「ご、誤解だあっ!ニコ話聞いてよ。お願い」
「誤解って……」
ニコが動きを止めると、ロボが部屋の隅から大きなダンボールを出して来た。
「コレ見て」
箱から出て来た物を見てニコは息を呑んだ。
「これって」
「うん……」
人間の女の子ソックリに良く出来た人形だった。ニコが見たのはコレだったのだ。
「で、コレでやらしー事してたわけだ。ふうん」
「ハイ」
「そんなに飢えてたの?ていうかさ、この小さく『Nico』って書いてあるのは何?」
「……名前」
「あっそう、ってちょっと!」
ニコは思わぬ状況に顔を真っ赤にしながらロボを怒鳴りつけた。
「どういう事!?いやあ〜」
ポカポカとロボの頭を両手で殴り付ける。
「痛い、ゴメンて!だって寂しかったんだも〜ん」
ロボはただ平謝りである。
「だからって何であたしなわけ?」
息を切らして顔をぐちゃぐちゃにしながらロボを睨み付ける。
「ニコがいたらなあとか、こうできたらなあとか……想像したら、つい」
モジモジしながらロボは小さくなっている。
「……だったらあたしに言えばいいじゃん。意気地無し(ボソッ)」
「えっ?いいの!マジで?」
「げっ!聞かれてた」
「え〜、やっぱ……ダメ?」
「うっ……い、いいよ。仕方ないなあ」
「や、やったあ!んじゃ早速」
ガバッ!とニコを押し倒す。
「あ゛〜、やっぱり本物は柔らか〜い。いいなあ……たまんないモミモミ」
「いやあ〜、ちょっとどこ触ってんのよ!」
「いいなあその反応♪……スカートの下も見せて」
「やあんスケベ!」
この日以来、ニコ型ロボットは見る事はなかった。
…………かに思えた。
「いやあ〜、やっぱりニコは本物が一番可愛いよね。でも、もっと腕を磨かなければ!」
取り出したるは数冊のエッチ本。
「どれどれ……おおっ、このテクニックは是非マスターせねば!
ニコちゃん、おいで〜」
ベッドの上にはまたあの「ニコ」人形が。
「実践するにはやっぱりリアリティのある訓練が必要だよね。
よ〜し、次はこれで攻めてみよう……ふっふっふ、おっと鼻血が」
数日後練習の成果を試される事を、ニコは知る由もなかった。
↑ 終りです。単に勢いだけで書いてしまったので変だったらスイマセン。
別の作品はまた他に書いてるんで、今度投下出来たら読んで下さい。
てか、お題があるのは初めてでうまくまとめられない〜。
書ける方は凄いですね。
GJ!!
嫉妬してるニコがかわいいいいいいい!
ところで、みんな、何でか、動かないニコ型人形(ダッチワイフ?)を発想するんだねw
動いてしゃべれるロボットじゃなかったの?ww
動いてしゃべれて、小言もいうのが2人になったらロボカワイソww
以下エロなし。ていうか寸止め。
あまりにロボがへたれでしまってあったけど
お題「ニコ型ロボット」に絡めて 今なら?
↓ ↓ ↓
「えー、お姉ちゃんと二股〜?」
ごめん、とにかくごめん!
「ひっどい男だね?サイテー!殺しちゃえばいいのに!」
そうだそうだ!
最近ニコは、クラスで流行りだとか言って深夜アニメをウチで録画して見ていく。
それがイマドキのロボットアニメときたら、今週はメインの女子が教師に抱かれてるわ、
姉さんと二股かけられてるわ。
いちいち自分や一海ちゃんを当てはめては ウラヤマ、じゃなかった居心地が悪くて
横のニコが声に出す感想にも、相づちを打つどころじゃない。
結局二つの命(少女と胎児?)が失われて悪夢の30分が終わった。
「はー妊娠だってー」
プチン。TVを切ってニコがこっちを向く。
「バカだよねー。
あたし、ぜっっっっったいエッチなんかしないから!」
ドキッ。
「幸子が、生まれないぞー」
「へ?それは結婚したらだよ」
結婚とセックス……別なのかぁ。
暗に話題を変えようとちゃぶ台にプラモの部品をだしたのに、正面に座り込んだニコは、まだ
微妙な話題を続ける。
「妊娠したり噂になったりってさ、女は損するばっかりじゃん!!
男はやりたい放題で自慢できるのにさー。ずるいよねー。
……ロボもちゃんと避妊してる??」
「え? オ、オレ?」
突然そんなこと言われても。男が1人でできないでしょ。
したいなぁ避妊。ていうかセックス。
思わずため息をついたら、ニコがぷぅっとふくれた。
「真面目な話してるのにぃ」
「そ、そーだけどさぁ」
会話がとぎれたまま、手だけを動かしてしばらく時間が過ぎた。
「どうして男はやーらしいのかなぁ」
「そういう風に出来てるの」
「えー」
そのうち女だっていやらしくなるんだけどなぁ。
普段大人ぶるニコの、子供じみた潔癖さが可笑しい。でもこんな保険体育な
話題、ムラムラするんだよなぁ。誘いに聞こえるのがわかってないって
危険だなぁ。
ついまた、ため息。
信頼に応えて兄貴でいたい気持ちと、イジメてやりたい気持ちがないまぜで。
ええい。ガシャガシャガシャ
どうせ集中できない部品を脇にどかすと、ピシ!っと 人差し指に勇気を込めて
「セックスは損得じゃないっ。愛の共同作業だぁ」
ちゃぶ台越しにニコのびっくり目をのぞき込んだ。
成るようになれっ
「例えば友達でも。
好きな相手には会いたいし、
そばにいたいデショ?」
「うん」
「手もつなぐし」
「…うん」
言葉に合わせて自然に重ねた手に、ニコが戸惑ったのは無視して両の手で包み込む。
「あったかいし、安心する」
「うん」
「それが、恋人ならもっと長ーくいろんなとこ触れていたくなるの、
こんな風に」
オレが乗り出す分下がるニコを、肘を捕まえ引きずりあげて片手で抱く。
「でさ、間の邪魔な物、どけたくなるんだよ」
お互い半分ちゃぶ台の上の、今の不自然さみたいに。
「もーっとふれあうなら、服も邪魔だろ?」
たくし上がった重ね着シャツの隙間から背中に触れる。素肌。
背中って、シャツ越しならなんでもない部分なのに、布が無いだけでものすごく
いけない気になるのは何故だろう。
こ、ここまでしたら騒ぐと思ったのに、ニコは大人しい。
「だからぁ裸で抱き合いたいし、もっと内側まで触れるためにキスとか……
セイコウイとかあるわけでさ」
どうしよう。 半勃ちだ。
耳元でささやく形になって、顔が見えない。
この背中の手、もちょっとずりあげてホック外したりしていいんだろうか。
いや、その前にチュー?
「そっか」
え?いいの??
「エッチって興奮だけかと思ってたら、安心もするんだ?」
「わわ、わー」
唐突に至近距離で顔を上げられて、バランスを崩したオレは1人でちゃぶ台から転げ落ちた。
部品の上に手をつけなかったせいだ。
痛たた。
倒れたままのオレの上にかがみ込んで、ニコが尋ねる。
「じゃあ、いやらしい人ってさみしい人なの?」
「う……ん、否定できない」
「それなら、慰めてあげてもいいな」
え??
思わずガバっと起きあがったオレは、膝立ちのニコに抱きしめられていた。
あ、なんか柔らかくて洗剤のいい匂いが……。
「ありがとう!良い友達だよ、ロボは。
じゃ、帰るね!」
バイバーイ、と出ていく後ろ姿に思わず手を振って、そんな自分に脱力した。
何やってんだろう。
もしかして、全部わかっててバカにされてるのかも、オレ。
「くっそー、いつか」
いつか、何をしたいのかやっぱり口には出来ない威一郎。
翌日から作り始めたのはそう、ニコ型ロボットでした。チャンチャン。
めちゃくちゃ面白いよ!
しまってあったなんてもったいない。
最後の落ちもまたいいなw
(途中から、
>>302につづいちゃうのかと思ったけどw)
やっぱり、こういう前段がないと、いきなり2人の関係が変わってもいないのに、
SEXし始めるのって、ちょっとね。
だから、リアリティがあって、面白かった。
ニコ型ロボット誕生秘話か〜 w
ロボが作るニコ型ロボットは、ぜひ、歩き回って、しゃべってください。
ニコ型ロボット最終話
ロボとニコが分かれた後、ニコはあっけなく死んでしまった。
ロボがそれを知ったのは49日も終わったあとだった。
ロボは泣きながらニコ型ロボットを作った。
不思議なことに、ロボットには魂が宿った。
林家は最初は複雑な思いだったが、やがて、ニコの生まれ変わりと信じるようになった。
ロボットのニコとロボは楽しく暮らした。
不思議なことにニコ型ロボットは自分でタイムマシンまで作ってしまった。
それから3年後・・・・
ロボとニコ型ロボットに別れの時が訪れます。それは、なんともあっさりと...
ロボはいつものように会社で叱られたり、ママに叱られたのかもしれません。とにかく、いつものように、あの雲が青い空に浮かんでいた、
天気のいい日であることは間違いないことでしょう。
そんないつもの風景で、ニコ型ロボットが動かなくなっていた...
当然、ロボにはその理由は分かりません。喋りかけたり、叩いたり、蹴ったり、
しみたりもしたでしょう。なんの反応も示さないニコ型ロボットを見てロボはだんだん不安になってしまいます。
付き合いも長く、そして固い友情で結ばれている彼ら、そしてロボには動かなくなったニコ型ロボットがどういう状態にあるのか、理解するのです。
その晩、ロボは枕を濡らします。
ちょこんと柱を背にして座っているニコ型ロボット...
ロボは眠りにつくことができません。泣き疲れて、ただぼんやりしています。
無駄と分かりつつ、いろんなことをしました。できうることのすべてをやったのでしょう。
それでも何の反応も示さないニコ型ロボット、泣くことをやめ、何かしらの反応をただただ、
だまって見つめ続ける少年ロボ。当然ですがパンツに手を入れてみたり、
@@や**なんかもしてみましたが動作しないのです。そして、なんで今まで気付かなかったのか、
ロボの引き出し、そう、タイムマシンの存在に気がつくのです。
ろくに着替えもせず、ロボはステテコのまま、22世紀へとタイムマシンに乗り込みます。
これですべてが解決するはずが...
ロボは、なんとかドラミちゃんに連絡を取り付けました。
しかし、ロボはドラミちゃんでもどうにもならない問題が発生していることに、この時点では気が付いていませんでした。
いえ、ドラミちゃんでさえも思いもしなかったことでしょう。
「ニコ型ロボットが治る!」、ロボはうれしかったでしょう。
せかすロボと状況を完全には把握できないドラミちゃんはとにもかくにも20世紀へ。
しかしこの後に人生最大の落胆をすることになってしまうのです。
動かないニコ型ロボットを見て、ドラミちゃんはすぐに故障の原因がわかりました。正確には、故障ではなく電池切れでした。
そして電池を交換する、その時、ドラミちゃんはその問題に気が付きました。
予備電源がない...
ロボには、なんのことか分かりません。早く早くとせがむロボにドラミちゃんは
静かにロボに伝えます。
『ロボさん、ニコとの思い出が消えちゃってもいい?』
当然、ロボは理解できません。なんと、旧式ネコ型ロボットの耳には電池交換時の予備電源が内蔵されており、
電池交換時にデータを保持しておく役割があったのです。そして、そうです、
ニコ型ロボットには耳がない...
ロボもやっと理解しました。そして、ニコ型ロボットとの思い出が甦ってきました。
初めてニコ型ロボットに会った日、数々の未来道具、過去へ行ったり、未来に行ったり、
恐竜を育てたり、海底で遊んだり、宇宙で戦争もしました。鏡の世界にも行きました。どれも映画になりそうなくらいの思い出です。
ある決断を迫られます...
ドラミちゃんは、いろいろ説明をしました。
ややこしい規約でロボは理解に苦しみましたが、
電池を交換することでニコ型ロボット自身はロボとの思い出が消えてしまうこと、
今のままの状態ではデータは消えないこと、
ニコ型ロボットの設計者は、設計者の意向で明かされていない(超重要極秘事項)ので連絡して助けてもらうことは
不可能であるという、これはとっても不思議で特異な規約でありました。
ただ修理及び改造は自由であることもこの規約に記されていました。
ロボはドラミちゃんにお礼を言います。そしてニコ型ロボットは「このままでよい」と一言、告げるのです。
ドラミちゃんは後ろ髪ひかれる想いですが、何も言わずにタイムマシンに乗り、去っていきました。
ロボ、28歳の秋でした。
あれから、数年後...
ロボの何か大きく謎めいた魅力、そしてとても力強い意志、どこか淋しげな目、
眼鏡をさわるしぐさ、黄色のシャツと紺色の短パン、一海ちゃんが惚れるのに時間は要りませんでした。
外国留学から帰国した青年ロボは、最先端の技術をもつ企業に就職しなおし、
そしてまた、めでたく一海ちゃんと結婚しました。そして、それはそれはとても暖かな家庭を築いていきました。
ドラミちゃんが去ってから、ロボはニコ型ロボットは未来に帰ったとみんなに告げていました。
そしていつしか、誰も「ニコ型ロボット」のことは口にしなくなっていました。
しかし、ロボの家の押入には「ニコ型ロボット」が眠っています。あの時のまま...
ロボは技術者として、今、「ニコ型ロボット」の前にいるのです。
24歳の頃、機械いじりは趣味でしかなかったロボですが、彼なりに必死に勉強しました。
そして確実に力をつけていきました。
転職した先端企業でも順調に、ある程度の成功もしました。
そしてもっとも権威のある大学に招かれるチャンスがあり、ロボはそれを見事にパスしていきます。
そうです、「ニコ型ロボット」を治したい、その一心でした。人間とはある時、突然変わるものなのです。
それがロボにとっては「ニコ型ロボットの電池切れ」だったのです。
修理が可能であるならば、それがロボの原動力となったようでした。自宅の研究室にて...
あれからどれくらいの時間が経ったのでしょう。一海ちゃんが研究室に呼ばれました。絶対に入ることを禁じていた研究室でした。
中に入ると夫であるロボは微笑んでいました。そして机の上にあるそれをみて、一海ちゃんは言いました。
『ニコ...?』ロボは言いました。
『一海、こっちに来てごらん、今、ニコのスイッチを入れるから』
頬をつたうひとすじの涙...
一海ちゃんはだまって、ロボの顔を見ています。この瞬間のため、まさにこのためにロボは技術者になったのでした。
なぜだか失敗の不安はありませんでした。
こんなに落ち着いているのが変だと思うくらいロボは、静かに、静かに、
そして丁寧に・・・・何かを確認するようにスイッチを入れました。
ほんの少しの静寂の後、長い長い時が繋がりました。
『ロボ、出動だ!』
あの時と同じように、空には白い雲が浮かんでいました。
皆さん、石投げないでー
分かっていても感動いちゃったじゃないか〜
矢を投げてやりたい
>>458 どういうものを書こうが人の自由ではないのかな・・・。
そりゃグロとか3Pとか乱暴とかは勘弁だけど。
足りない前段部分を自分の脳で補うとかできないのか?
本スレにリンクされてからなんか好きな設定でクレクレ馴れ合い厨ばかりで
雰囲気も変わってしまった。他人の作品を批評する奴、ここはあなたの
ための同人誌広場じゃないっていうの。職人はクレクレ厨専用作家じゃ
ないっつーの。長く投稿させていただいてきたけど、今の雰囲気では
できません。
>>414の続きですが、ここらで気分転換に投下
寸止め表現なんで、前回の話からの流れで嫌だなと思った方スイマセン
↓
あれからあたしは学校で時の人になってしまった。
無理もない。あんな大勢の前でとんでもなく目立ってしまったわけで。
「林さん……まさか、援交じゃないよね?」
「へっ?ち、ちっがーう!」
友達は冗談wって笑っているからわかっていても気にはしないわけがない。
だってあたし達10歳も離れてるんだし。……もし知らない人が見たら、どう思うんだろう……。
学校帰りに駅前で待ち合わせしてロボの部屋に帰る。2人で食事したりビデオを借りたりして家路に着く。休日前はよくこうして過ごすのがパターン化していた。
緩いなりにも、それなりの幸せな生活が送られている。今日は2人で過ごす予定で、何を作ろうと考えながらニコは時計を気にしている。
「ねえ彼女1人?俺と付き合わない?」
いきなり見知らぬ男に声を掛けられた。顔は悪くないが、軽そうだしどのみち興味ない。
「(ナンパ?)……いや待ち合わせしてるから」
「え〜いいじゃん、さっきから待ってるのに誰も来ないっしょ。行こうよ」
「ちょ、やめて!」
強引に腕を掴まれて引っ張られた。とそこへ
「ちょおっとお〜、人の彼女になにすんの!」
スーツ姿の待ち人が両手に手を当てて仁王立ちしていた。
「なんだお前?……オヤジじゃんか」
男はロボを間近で睨み付けたが、ロボも負けずに相手を覗き込む(なんせ背だけは高い)と男はブツブツ言いながら去って行った。
「ごめんよ、どうしても終らない仕事があったから」
「遅いよっ!」
言いながらニコはロボの脚が小刻みに震えているのに気付いた。
「……行こっか」
とロボが歩き出すと、ニコもついて行く。歩きながら、そっと腕に自分の腕を絡ませる。
ロボはそれに気付くとそっぽを向くが、口元を緩ませ微笑む。
ニコも幸せな笑顔を見せたかに思えた、が、さっきの男の最後の一言が胸を詰まらせていた。
『援交かよ?』
ロボと再会してからまた誰かの目を意識し始めてるのかもしれない。もうそんな自分とはさよならした筈なのに。
ロボの部屋に行くまでの間に賑かな通りを歩かなくてはならない。そこには例の「テレクラ」もある。もうそんな必要はないんだが、何となく2人目が行く。
だが、気まずいのはその先。
角を曲がると数軒ある
『ホテル街』
だった。
道行く人が皆見ているような気がする。少し位年の離れたカップルは珍しくもないが、やはり浮いている。
「気にしてんの?」
「だってさー……」
制服姿の女子高生とサラリーマン。どう見てもお似合いとは言い難い。
「なんだよ、ニコって案外人目が気になるタイプなんだね」
「違う。違うけどー」
「俺はそんなの平気だよ。大事なのは2人の気持ちでしょー?」
確かにそう、ロボの言う通りだ。そこが彼の強さであり、ニコが惹かれた魅力なんだろう。
「……じゃあ、あたしの事本当に好きなの?」
通り掛かったラブホの入口前で脚を止めてニコはロボに問い掛ける。
「あたしがあの時言わなかったら、こんな風にならなかったよね?」
言いながらニコはやめたいのにやめられない自分の子供っぽさを感じていた。
「なんだよそれ。……俺の事が信用出来ないって事?」
ロボが出会った頃初めてニコのスイッチを入れた時のように、大人の顔で答えた。
「だって……」
「わかった。おいでよ!」
ぐっと強くニコの腕を掴むと、そのまま勢い良く建物の中へ入って行った。
入口で適当に決めた部屋に入ると、ロボは後ろ手にドアを閉めた。
初めての場所にニコも戸惑っているのがわかっていても、ロボは高ぶる気持ちを押える事ができなかった。
「!」
いきなりニコを抱き締めると強く唇を押付け、そのまま大きなベッドに押し倒した。
「んっ、やだ、嫌っ」
暴れる手を掴んでシーツに押し当て、唇をまた塞ぐ。舌を入れようと、もがくニコの唇を開くとそのうち頑なに抵抗する力が少し緩んだ。
ロボはブレザーの上から少しの間胸の膨らみを掴んで揉みしだいたが、身体を起こしてジャケットとネクタイを乱暴に外してニコに再び覆い被さった。
ブレザーの前をはだけさせ、ブラウスのボタンを外してゆく。両手で胸元を掴んで拡げると可愛い下着に包まれた柔らかそうな白い膨らみが目に飛込んで来た。
その途端ロボはハッとし、それにしがみつきたい衝動を押さえながらもゆっくり身体を起こした。
「ロボ……?」
ニコはやっとの思いで声を発した。その声は小さく震えていた。ロボははだけさせた胸元を合わせると
「ニコごめん、ごめんよ」
といつもの優しい声で呟いた。
「俺どうかしてる。もうやめるから、出よう」
言いながら外したボタンを留め、ニコの身体を起こして抱き締めた。
「ロボ怒ってる?」
ロボはううんと首を振る。
「俺ニコの事不安にさせてるのかな?」
「ごめん、だってロボは何だかんだ言っても大人だし、好きだってあんまり
言ってくれないから……」
ロボはニコの言葉に耳を傾ける。
「あたしがあんな事言わなかったら、そのうち忘れ去られて、違う誰かと
……昭子さんみたいな大人の女の人好きになってたんだろうなって。あたしみたいな
子供じゃなくてさ」
「ニコ、それ以上言うと俺怒っちゃうよ!」
ロボはニコの顔を覗き込むとじっと睨んだ。が、すぐにそれは緩み自分のおでこをニコのおでこにくっつけて目を閉じる。
確かに昭子は惚れた側だったせいか、いつも自分から好きだなんて言っていた気がする。
なら、ニコは違うのかと言えばそんな事はない。先に好きになったのはニコかもしれないけど、今ではむしろ……。
「ニコがあの時言ってくれなかったら、確かに俺こんな気持ちにはならなかったかも
しれない」
何を聞かされるのだろう?ニコの胸がざわつく。
「だけどニコじゃなかったら、きっとあのままだったのかもしれないよ。
誰でも良かったわけじゃないんだからね?」
「……そうなの?」
「うん。失いたくないんだって気付かせてくれたのはごぼ蔵だけど、それをわからせて
くれたのはニコなんだよ」
「えっ?」
「だってさー、やっぱ誰かに持ってかれたら悔しいなって、凄く腹が立ったんだよ。
だからあの時偶然また会えたのが運命だって、俺信じてるんだ」
そう言うと2人は自然にキスをした。実はこれが3度目のキスになる。
「多分、今は俺の好きが勝ってるかもしれない」
「なんで?」
ロボは身体を離すと、解いたネクタイを拾いながら続けた。
「最初はただ楽しくて嬉しくて浮かれてて……なのに、日が経つうちにどんどん
1人になる時間が怖くなるんだ」
ニコもゆっくり身支度を整えていたが、その手を止めた。
「子供だと思ってたニコはどんどん大人になっていって、俺の知ってた頃とは違う。
見ているだけで段々苦しくなってきたんだよ」
声が震えている。
「泣いてるの?」
ニコはロボの背中に近付きそっともたれかかった。
「今でも、リアルに苦しいよ……」
「ロボ」
「だからあんまり好きだなんて言えなくて、そんな自分に苛ついたのかもしんない。
……ごめんね、ニコ」
「ううん、あたしが悪いんだよ。……不安だったんだ、色々。あたしこそゴメン」
「大事にするから、ずっとニコの事見ていていい?」
「うん」
振り返ってニコをぎゅっと抱き締める。
「良かったあ〜、俺もう嫌われたかと思ったよ〜」
また泣きながらニコの身体にしがみつくように抱き締めるロボの愛情を今度こそ信じられる、とニコは思った。
しばらくの間せっかくだから、と初めて入ったホテルの部屋を2人で色々見て回った。
「おっきなテレビだね。なんかやってるかな?」
ロボがテレビを点けると、いきなりヤラシイ映像が流れ出す。
「うっわやらしー!……ってロボ、何じっくり見てんのよ!」
とニコに頭をはたかれて慌ててテレビを消す。
「やっぱスケベ!見たけりゃ1人でどうぞっ」
「ちょっと誤解でしょ、わざとじゃないからねっ」
「どーだか」
「そのうち本物見せて貰うもん」
「あっそ、……はあ!?」
まじまじとロボはニコを見つめる。
「な、何?」
「いや、こうして見ると制服って……ナカナカ」
「ちょ、うーわそんな目で見ないでよ、やらしーな!」
ロボがニコに近付いて来る。ドキドキしながら顔を背けるが、逃げそびれて後ろから抱きすくめられる。
「やっといつものニコに戻った」
「からかったの?」
ムッと怒った口調でつっかかるが、離してとは言わない。むしろロボの手に自分の手を掛け身を任せている。
「ううん、結構本気」
そう言いながらスカートに手を掛ける。
「少しだけ、いい?」
「……んっ……」
ゆっくりブレザーの胸元から手を忍ばせ、さっきの膨らみに触れる。右手でそれを確かめながら左手はスカートの裾を捲り、すべすべした太腿を撫でる。
しばらくの間ニコは恥ずかしさに耐えつつロボの手の動きに任せ、ロボはニコの柔らかな肌の温もりを味わった。
「ありがとう……」
ロボは触れた手を離すとまたその手でニコをぎゅっと抱いた。
「続きはもっと後でいいよ」
「……平気?」
「だって俺達続けられるよね?」
「うん」
「だったら焦らないから」
ニコの首筋に軽くキスする。
「時々は今みたいの許して?」
「バカ!……たまにならね」
「やった♪」
2人が本当に結ばれるのはまた別のお話。
「おっ?」
「あっ!」
まさかこのタイミングでばったり出会ってしまうとは。
「よお、し、仕事の帰り?」
「お疲れー……」
つい小さくなりながら引きつり笑いを浮かべて2人は挨拶を交す。
「お疲れ……って」
今し方出て来た建物と2人を交互に見比べながら、首を捻る。
「お疲れ様なのはそっちじゃないのか?」
そんなきわどい挨拶をサラッと言えてしまうのは2人の恩人(!)『ごぼ蔵』。
「ち、違うから、違うからっ!」
「そうだよ、ねっ、ロボ、別に入ったからってなんにも……ねえ?」
しかし全くなかったとは、言えない。
「なんだよ、別に隠さなくてもいいじゃん!……で、うまく出来たのか?」
「だあーかーらー」
3人の押し問答はしばらくの間続いたという。
**数日後**
「で、あれからごぼ蔵は納得したわけ?」
「多分」
あの後ロボはみっちりごぼ蔵に尋問?されたらしい。
「この紙袋なに?」
部屋の隅に置いてあった薬局の小さな紙袋を見つけたニコ。
「ん〜それはね、ってあ〜〜〜〜っ!」
磨きかけのフィギュアを放り出し慌ててそれを引ったくろうとするが、すでにニコの手にあった。
「何これっ!」
3個パックお徳用のコンドームセット。
「うわあー……ロボって……やだ露骨」
ちょっと斜めな目線でニコはロボを見る。
「ご、誤解だって!それはごぼ蔵が」
「言い訳にしたら苦しくない?」
「ホントなんだってばあ〜orz」
あれからごぼ蔵が気を利かせて(?)ロボのためにプレゼントしてくれたらしいんだが……。
「それにしてもこの数。何考えてんのアイツ……」
「(ボソッ)いつ使い切れるのかな?コレ」
「ちょっとロボ、何考えてんの」
「き、聞こえちゃった?」
「あたし耳がいいからねー……スケベ!」
「うう、……もう、こうしてやれー!」
「!ちょっと、何?」
「たまにはいいんだよね?」
ロボはニコを抱き寄せながらボタンを外す。
「えっ、ヤダ、うっそ」
「今日はじっくり触らせて貰おうと♪」
文句を言われる前に唇を塞ぐ。
ごぼ蔵からの贈り物はまだ少し先までお・あ・ず・け。
「とりあえず終りw」
焦らし過ぎ?w
そのうち自然に結ばれる日がくる……といいなあ(なら書きゃいいのに)今回はここまでです。まだ先は長いぞ、という事でスイマセン
いいよ、いいよーー!
GJ!
本当にありそうでいいよ。
近所の高校生と付き合うと、制服でアパートに寄ってくれるのがいいんだよなあ。
萌えまくり。
すぐにSEXまで行かなくて、徐々に進んでいくのが、
これまた「もエー」でいいんだよね。
うらやまC−−!
うぉい、制服でラブホは!!逮捕だよww
472が実体験豊富そうでウラヤマw
そういえば、アパートがあるのにラブホには行かないなw
ロボ、金ないし。
>>471は実家暮らしかなww
>>467 GJ!! 好きだな〜こんな感じの話
ふたりが可愛い
どーん。
入り口から女の子が2人、入ってきたのかと思うほどその人形は大きかった。
「ロボー助けてー」
「どうしたの?」
「この子をかくまって〜」
「……は?」
捨てられちゃう、と半べそをかくニコが可愛くて笑いそうで、ロボは必死で
神妙な顔をしていた。
Tシャツみたいな素材のそれはどうみてもお粗末な手作りだけど、自分のお下がりを
着せて話しかけ、 昔は一緒に寝てたというニコにとったら、宝物なんだろうから。
「じゃあ、お母さんの機嫌が直るまででいいんだな?」
「うん……そのハズ。そうじゃなかったらあたし、この子と家出するから」
穏やかじゃないニコをなだめて、
「よーしみんな、林ニコくんのクラスから留学生だぞー」
と、部屋の隅に定位置を作ってやるとニコは特上の笑顔をみせてくれた。
その後、帰るニコを送りついでに買い物をして。
「ただいまー」
無人の家に、一瞬ニコが居るのかとぎょっとした。
「あ…あ、忘れてた」
カラフルな花柄にまた花のワッペンかなんかついた服。
遠目からでもニコ!って感じのそれを着て、どーんと人形が座っている。
TVをつけても、さすがに気になる。
「お前も一緒に見るかー?」
人形を引き寄せ、ダンバインとザブングルも一緒に並べてみる。こりゃ楽しいぞ。
と、横に座らせてた人形が、何かの拍子に倒れてきて
「もう眠いかなーニコ」
口に出して、しまったと思う。肩口に寄りかかるそれは、本当にニコの匂いがした。
「……」
ちょっと緊張しながら立て直して。
いや、気にしすぎだよーと逆に抱きかかえると、柔らかくてまた妙な気持ちになった。
バカだなー、たかが、それもリアルでもないゴミみたいな人形でさ。
いくら服着てるからって。こーんなことしたってなんでもないって。
わざと、胸のあたりの生地をもみもみと……って、唇乾いてきた。
そういえば上はもちろんブラなしだけど、下の短パンの中身って……。
パンツ穿いてなかった。当たり前か。
でも、ジッパーを下ろして中を覗く動作自体に何かかき立てられるものがあって、
なにしろ服は本物……
「いかーん!!」
渾身の力を振り絞って、人形を元の場所に戻すとぐるりと背中を向けた。
「あやうく一時の劣情に身を任せるところだった!」
変なシミでもつけたら言い訳が出来ないじゃないか!
視界の隅に映るそれが、淋しそうに見えたけれど気のせいだ。うん。
「おはよー」
翌朝は、ニコ人形の頭を撫でて始まった。
「行って来MAX!」
もちろん部屋中のみんなへの挨拶だけど。今日は見送ってくれる人がいる感じだね。
「やっぱ、喋ってほしいなー」
黙っていいなりだから妙な気になるので(人形だから当然だけどさ)、声をだして反応したら
そこに本当に人がいるみたいじゃないかな。
よーし。
「ただいMAX!」 『オカエリナサーイ』
「今ごはんにするねー」『ゴハン』
「いただきMAX!」 『イタダキMAX!』
バタン
「ロボいるー」 『ろぼイル』
「あ、ニコみてみて」
「げっ何これ! 『ナニコレ』
「ミコちゃんに何したのよー」 『みこちゃ……』ぷち
「ここにいろいろ仕込んでさ、
一定以上の音量を回転数変えて繰り返すようにしたんだよ」
「あ、だからあたしへの返事が甲高く…ってそういうことじゃなーい!」
「大丈夫、穴開けたりしてないから」
ほら。
ニコに裏側を示す。手を振ったのも動いたのは後ろの骨格で、ニコの人形はそれに
結ばれて動いているのだった。
「今ここに固定だけど、自走式にしても面白いかなーとか。
あ、定番のセリフには返事させてるから、ニコの声でお返事吹き込んでもらっていいかなぁ♪」
等々と続く嬉々とした説明に、複雑な顔をしていたニコはヨメヲモラエヨとでも呆れていたのかも
しれないけれど。その後まさか、スイッチを入れながらつぶやくとは想定外だった。
「好きだなぁ、もう」 『……アタシモ』
「はぁぁぁ!?」 『はぁぁぁ!?』ぷち
「今の……何?」
「いやーははは、そんな驚かなくても、普通でしょ。
ラーメン好きだなー!『アタシモ!!』 って、ねー?」
「……ロボ?」
「一定、以下、の音量にも返事します!」
「ふーん……なんのため?」
「え? あ、だって、夜中の大声は近所迷惑だし!!
ホントに、変なことになんか全然!使ってないから!この子は!」
あ、しまった。
眉間にしわをよせたニコは、人形のミコちゃんを連れて帰ってしまった。
むきだしになってしまった骨格が淋しすぎるーっ
配線を切ろうとして、ふとニコの声が残ったことに気が付いた。
「ロボいるー」「何これ!」「はぁぁぁ!?」
「うわー、笑えるよこれw」
何度も繰り返し、ひとしきり遊ぶと一人きりの部屋が余計に静かで。
ためらってから、もうひとつの再生に手をのばした。
「好きだなぁ、もう」
ニコがオレの耳元でささやいた。
<end>
ってことで、後にこれをベースに歩いて喋るニコが作られるのかも
もう汚しちゃいけない部分もないのでどうぞ後はご自由にw
すげえ難しいお題だw
ミッションを成功させたニコとロボはマキマキから500万円をもらった。
ロボは2速歩行ロボットの部品を買いたいといい、ニコはロボにお金のほとんどを渡した。
ニコが服を買っている店は、うまく聞き出しておいた。
プレゼントだと定員に言いって、似たミニスカートと服一式を買ってきた。
さすがに下着は買えなかったので、通販でかわいい下着を色違いでいろいろ買った。
あとは、人工知能をレベルアップしなくては。
コンピュータシステムはそんなに高くはなかった。
これには、話しかけて言葉のパターンを覚えさせるしかない。
つづく
3次元測定カメラを借りてきた。
ニコが久しぶりに試験明けに家に来た。一緒に昼ごはんを作って食べた。
ごろんと寝転がって昼寝をする振りをすると、
試験勉強で寝不足が続いていたニコも昼寝を始めた。
眠っているのを確かめて、こっそり3次元測定カメラをかぶせ、ニコの顔を測定した。
特撮用のフィギア工場にこのデーターを送れば、シリコン素材でそっくりの顔を作ってくれる。
ついでに体系も測定しておいた。
やっぱり胸はあんまりなかった。
つづく
ロボット部品の余ったお金で、ニコにマフラーをプレゼントした。
「ロボットの絵なんかがついてるんじゃないでしょうねー」なんて言っていたが、
ちゃんと店員に聞いて、かわいい赤いマフラーにしておいた。
「500万円のマフラーだと思うことにするよ」なんていやみを言いながら、
ニコは喜んで帰った。
つづく
アシモでさえ100億かけて二足歩行ができる程度だからなあ、
ロボット開発は金がかかるよ。500万では超高性能ダッチワイフくらいかな・・・
萌えもんラジコンやしいたけバズーカや花火内蔵ラジカセくらいだった
ロボのメカスキルが大変なことに
まさに才能の無駄遣い
もうロボはニコ本人相手したらええやんw
まあそれができないからニコ型ロボットなんだろうけど
478のSSは 普通に切ない系で読もうよw
過疎るよりはいいと思うけど
ごめん、名乗った筈が変に。
477−8です。続いてくれて嬉しかったんだけどなんかニコロボ
について賛否別れるのかな
否の人はあれで終わりだとオモってくれたらいいし 広がったら楽しい派も
いるし、って言いたかった。
>>485 それはそうだww
ロボットにこんなに努力するくらいなら、
ニコに対して、努力したほうがいいなw
でも、それができないのが、ロボなんだろうな。
ニコが大学に入るまでは、
エッチなしで明確に付き合ってもいない2人の関係が見てみたいw
モレ300番台でエロss投下したんだけど、実は純愛がお好み。
>>488 ニコに対して努力しろって一理あるけどねw
ロボット作りに一生懸命なのもロボだし。
超積極的なロボも見てみたいけどそれじゃもうロボじゃないかw
ニコ型ロボットの外観がついに完成した。
「よし、お前の名前は今日から、ニコ2号だ。」
しかし、人工知能のプログラムの微調整が未完で、まだきちんととしゃべれない。
ロボは有給をとってロボット研究所にニコ2号を運ぶことにした。
「うーーん重いな」
ロボの車の助手席に乗せてみた。
「はっしーんMAX!」
いつものように勢いよく車を走らせた。
実はゆっくり運転だが、ロボの脳内ではマッハで走っているのであった。
一海ちゃんは宅配のバイト中だった。
と、向うから変な形の車が走ってきた。「あ、ロボの車とおんなじだ」
近づくとロボとニコが乗っていた。
「え!ニコ?学校は?」
あっという間にロボの車はすれ違って行ってしまった。
一海は思った。
・・・・朝見たときに着ていたニコの高校の制服じゃなくて、
見たことのない服に着替えていたみたいだけど、
ロボの家で着替えてるのかしら。あの2人って、そこまで進んだのかしら。
まあ、悪い人じゃないけど、趣味わるーい。
つづく
は! そういう問題じゃない!
学校をサボるなんて、私でもしたことないのに!
これは、帰ってきたらお母さんと一緒に説教しなくちゃ。
(実はニコが母親の声色で学校に病欠電話連絡をして、
ミッションに出かけることがあるは、
ニコの家族の誰も知らないのであった。)
そのころ、ニコは何も知らずに授業を受けていた。
つづく
もう限界。続き誰かお願い。
すみません、ネタ途中で豚切ってしまいますが、投稿します。
純愛ネタでもエロネタでもなく、デスノパロディーです。
デスノートの微妙なネタバレを含んでいるのでご注意下さい。
セクシーボイス&ロボ番外編 voice13 「キラ」 ゲスト 藤原竜也
ロボ 「殺人は駄目ですよ。殺人しようとしてたでしょ。」
夜神月 「駄目?」
ロボ 「そりゃ駄目でしょ人殺しは。」
夜神月 「僕は、デスノートを使うって決めた時から、とても心が安らかになった。
法で裁けない罪人が世の中にのさばってる時は、すごく辛かった。」
ロボ 「どうしたらキラになるのやめてくれますか?」
夜神月 「なんでやめさせたいんだ。君は関係ないだろ。」
ロボ 「それはっ 月君は初めての友だちだから。
そして俺が、愛と、勇気と、正義の、使者だから!」
夜神月 「(をい、初めての友達って嘘だろ。)
愛と勇気と正義だけじゃ世界の平和は守れない。
現に、君は罪人じゃなく善良な人だけどお腹ぺこぺこじゃないか。」
ロボ 「・・・どうしたらっ、デスノート使うのやめてくれますかっ!」
夜神月 「100万円くれる?」
ロボ 「ひ、ひゃくまん?」
夜神月 「愛と勇気と正義だけじゃ、無理なんだ。お金や悪の権力に人間は動かされるんだよ。」
ロボ 「・・・」(財布から釘)
夜神月 「ね、無理なんだよ。」
夜中の夜神家に忍び込む3人
ニコ 「本当にこの黒いノート燃やせば殺人は止まるし、キラの記憶も無くなるの?」
ロボ 「だって、少年ジャンプにそう書いてあったもん。コミックスにも書いてあったし。」
よっちゃん「シャープペンシルの芯で侵入調査か。ガキのくせに、プロフェッショナルなめんなよ。」
ニコ 「・・・誰かが起きた音がする。早く、このノート持って逃げよう!」
ロボ 「うわぁぁぁ! 三日坊主がいるぅ!」
ニコ 「ノートに触ると三日坊主が見えるんだ・・・ 」
よっちゃん 「俺には見えねーよ。いいからお前らずらかるぞ!」
つづく
地蔵堂店内
ロボ 「じゃあ、デスノート燃やすよ。MAXファイヤー!」
三日坊主 「ノートが無くなったから、俺は帰るよ。よく遊んだ。楽しかった。」
ロボ 「さよーならー!」
ニコ 「三日坊主は、このノートに憑いてたんだ。帰るべきところに帰ったんだね。」
マキマキ 「あなた達、良くやったわ。」
よっちゃん 「でも社長、本当にノート燃やしちゃって良かったんすか?世の中、死んでも構わないような
悪党はいっぱいいるじゃないですか。あのキラとかいうガキの言うことも一理ありますよ。
法律は万能じゃない。だからこそ俺らみたいな仕事が成り立つわけだし。
大体、そういう悪党のせいで俺らが苦労して撮影した七話がお蔵入りに・・・」
マキマキ 「確かに、法律は完全じゃないわ、法律を作った人間が完全じゃないから。
でも、正しくあろうと人類が努力した結果が法律よ。」
ニコ 「少なくとも、夜神月さんはこれからは、人を殺さなくてもいいんだ・・・。」
ロボ 「よかったぁ〜 月君がもうキラじゃなくなって、本当に良かった〜(泣)」
ICPO 特別室内
ワタリ 「L、今日のおやつはパンの耳揚げ砂糖まぶしです。日本の家庭の素朴なお菓子ですよ。」
L 「ありがとうございます最近、事件がおこらなくて平和ですね。」
ニコ(モノローグ) 「正義のための殺人が善か悪か、私たちがやったことが正しいのか。
今でも私はわからない。暴力で保たれる平和が悪いことだと言い切る自信はない。
夜神月さんは普通の大学生になって、警視総監を目指している。
それは天才の月さんにとって退屈な生き方なのかもしれない。
でも、ロボは夜神月さんに殺人者になって欲しくなかった。
たとえ悪人を裁くためでも人殺しの力をたった一人で背負って生きていくのは、
とても辛くて寂しい生き方だと言って、ロボは泣いた。
月さん、キラをやめた人生ゲームは・・・楽しいですか。
Lオタの自己満足妄想パラレルワールドは勘弁してほしい。スレ違いだし。
本当にな。住み分けも出来ないのか…少し自重しろ
497 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 03:45:36 ID:iTB56TGp
いいじゃん、お口直しに、たまにみるのは、面白いよ。
こんなのばっかりになったらいやだけどww
それに、最後のニコのモノローグよかったよ。
セクロボの心からのファンだと思うよ。
みんな厳しいな。
ここを過疎スレにしたいやつがいるのかw
ニコとロボが活躍するなら、俺はOK
ニコは16歳になった。前よりも細くなってかわいくなった。
毎日のようにやってくるニコから好かれているような気はしていたが、
口は愛も変わらず悪く、それ以上の進展はなかった。
その日、僕とニコは、昼寝のまま、熟睡していた。
1時間ほどたったのだろうか、ふと寝返りをうつと
僕の右腕がニコの腕と交差した。
僕の手のひらは、ニコのおなかの辺りに触れた。
一瞬、お互いビックとした僕とニコであるが、
その後はなにもなかったように寝たふりを続けた。
僕は眠気がとんで、手のひらの感触に全神経を集中した。
僕は、さらにニコへの接触を試みた。
おなかに触れていた手を、少し先に進めた。
ニコの呼吸が一瞬止まった。しかし、起きる様子はない。
寝たふりのようだった。
近くに寄り添って、頭をなでてみた。
ふいに、ニコが「うーん」と言って寝返りしてきた。左腕がしかれてしまった。
そのまま、そっと右手でニコの背中を抱き寄せた。
そのまま20分はたってしまった。
ニコはすこし汗をかいていて、乳製品のようなにおいがした。
ロボは妄想の世界に突入した・・・・・
*****
手を動かし、胸を揉む。ブラの上から、柔らかい手触りで黙って揉んでもんで・・
しばらく、黙ってニコの胸を揉みました。
ニコはもうおきていますが、目をあけようとはしません。
背中に右手を回してブラのホックをはずしました。
僕はシャツの下から手を入れて、上にあげようとしました。
「イヤ、イヤ、イヤ、上げないで」
ニコはシャツを押さえて、言いました。「んー、なんか、やっぱ見せんのっ
て恥ずかしいんダ!」
僕が手の力を抜くと、ニコも手の力を抜きました。僕はそっと手を伸ばし、さっ
きは触れなかった乳首を、指先で撫でてみました。
その瞬間、ニコはビクンとして、「あッ」、と小さな声を出しました。
“感じているんだな”とわかりました。
しばらく胸全体を掴んだり、乳首を撫でたりしました。ニコの息が荒く
なってきました。ニコは体の力が抜けたように上半身をくねくねさせていました。
時々口をゆがめながら。
僕は反対の乳首を同じように触りました。
やはりニコはビクンと震えて、「イヤッ」と小さな声を出し
ました。僕は慌てて手を引っ込めました。なんかマズイことをしてしまった
と思いました。
「いいのいいのゴメン。ドキドキしちゃった。ゴメン、なんでもないからもっ
とやって」
と、ニコは言うと、また、シャツを少し上げました。僕は手を入れて、胸を揉
みました。
思い切ってシャツを首まで上げました。
ニコはあわてて「イヤ、やめてよ、見ないでよ」と、言ってシャツを戻しまし
た。一瞬でしたが、ニコの乳首が見えて、とても興奮しました。真っ赤な乳首で
した。僕はまたシャツの下から手を入れて、両手で胸を揉みました。ニコは、
目をつぶって、大きく呼吸を繰り返しました。感じているようでした。僕はま
た、シャツを上げました。ニコの乳首が、また見えました。ニコは「イヤダ、もう」
と言って、肩をすぼめて、腕で胸を隠そうとしましたが、かえって盛り上が
って、胸が大きくなりました。でもそれ以上シャツを戻そうとはしなかったの
で、ニコの胸を見ながら揉み続けました。
僕も勃起していました。乳首の先を、指で撫でたり、摘まんだりしているうち
に、しゃぶってみたくなり、「キスしてみていい?」と聞きました。
「どこに?」
「胸」
「エ、恥ずかしい」
僕は迷わずニコの乳首を口に含んでみました。
アメを転がすように舌で転がすように乳首を舐めてみました。
ニコは体をくねくねさせました。
僕はニコの乳首を左右かわるがわる舐めました。
********
不意にロボの妄想は終わった。
ニコが大声を上げながら飛び起きた。
寝たふりではなかった!
寝ぼけていただけだったらしい。
ロボは必死に寝た振りをした。
とりあえず今日は終わり
504 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 23:52:38 ID:3QghB4Hr
イタダキマックス
505 :
サヨナラ 1:2007/07/06(金) 11:59:00 ID:QQoCz6Vj
昭子との絡みで、自分なりの解釈で過去への決別を書きました。
別な見方の方もおられるかと思いますが…。
ラブホの後設定です。(投下間隔短くてスミマセン)
「あっ!足りない……orz」
いつもの惣菜屋の前で財布を覗き込んで肩をガックリ落す27歳男。
「あー……そっか、アレで使っちゃったんだ」
数日前にちょっとした意地から勢いでラブホにニコを連れ込んでしまった
(後で冷静になってあまりのヤバさに青くなったけど)ので、その支払いで
すっからかんなのだ。
「(でもちょっと惜しかったかなあ〜……)って、そんな事考えてる場合じゃ
ないっ!」
1人であ〜、と挙動不信ぶりを振りまいているとふいに横からスッと出た手が
チャリン、とレジのトレーに小銭を乗せる音がした。
「はいあと60円ね?」
その声を聞いてロボは顔を上げ愕然とした。
「久しぶり」
それは、かつて自分が愛した人のものだった。
「しばらくね。元気だった?」
公園のベンチで少し間を空けて2人は腰掛ける。
「どうしたの?こっちに帰って来たの?」
ロボの問いに買って来た缶ジュースを開けながら昭子は答えた。
「マンション貸してた人が出てって結構経つから、整理しにね」
相変わらずサバサバと明るく喋る所が昭子らしい。
「そっか。仕事はずっと続けてるの?」
「うん、前ほど大きな病院じゃないけどね」
以前より生き生きと仕事をこなしている姿がロボの頭の中で浮かんでいた。今はあの時の様な迷いや曇りは感じられない。
「ねえ、彼女できた?」
ニッコリ笑って問い掛ける昭子に、ロボは視線を返しながら小さく頷いた。
「そっか」
「……そっちは?」
「ん、まだ仕事が恋人って所かなー」
あれからずっとというわけではないだろう、が今は1人なんだって事か。ロボは何となく昭子の横顔を見てまた視線を外す。
「ね、ニコって言ったっけ?あの娘元気?」
「うん、元気だよ」
「ふーん、……あ、もしかして」
昭子がロボを指差すと、それに少し笑いながら応えた。
「そうかあ。大事にしてあげなさいよっ」
そう言ってロボの肩をポン!と叩くと立ち上がり、缶をゴミ箱に捨てた。
「あの時サヨナラ言わなくてゴメンね」
「……こっちにはいつまでいるの?」
ロボは立ち上がり、昭子に向かって歩き出した。
506 :
サヨナラ 2:2007/07/06(金) 11:59:42 ID:QQoCz6Vj
「ねえロボ、聞いてる?」
話しかけられてハッと気が付く。
「スミマセン、全然聞いてませんでした」
「もういいっ!」
機嫌を取ろうと伸ばした腕をすり抜けられ、ロボはしたたかにちゃぶ台で顎を打った。
「痛っ!ニコぉ〜」
「知らないっ!」
飲み干したカップを流しに運んで洗い始める。その後ろ姿に一瞬だけ
昭子が重なった。
「……!」
ぎゅっとニコを背中から抱き締めると、
「濡れちゃうよ」
「大丈夫だよ〜」
と言い合いながら、ロボがニコを振り向かせキスをする。
「何か今日変だよ……」
ニコは微妙なロボの心に何かを感じ取っている。
「そんな事ないよ。ニコ、好きだよ?」
「……やっぱり変」
滅多にそんな事言わないくせに……。
「何で〜。だって言いたかったんだもん」
「ふーん……実は浮気とかしてたりして」
「ばっ!なんて事を〜〜〜!ニコぉ〜」
「はいはい、ロボにそんな度胸ないもんね」
「信じてよ〜」
水を止めて手を拭くと、ニコはサッサとカバンを手に帰り支度を始めた。
「じゃ明日ね」
いつものように言うニコとの約束をロボは守れなかった。
翌朝部屋から出て来たロボはそのままどこかへ出かけるようだ。
携帯を取り出し、誰かと会話しながら歩き出した。その後を少し離れてついて歩く。
あの後こっそりアパートまで戻り、どこかへ電話しているロボの会話を聞いて
しまった。そして今話している相手とそれは同じ人だった。
「盗み聞きしちゃった……」
ニコは自己嫌悪に陥っていた。
「あたしって最低」
自分のしている事がとんでもなく恥かしくて、何度も引き返してやめようかと
思うのだが、それだけはどうしても出来ないという意地がニコのためらいを
消し去った。
「どうして……?」
しばらく歩いてロボはある建物に着くと、その前で待っていた人物に手を振り、
中に入って行った。
「だいぶ片付いたんだけど」
「俺が来たからには任せてね〜」
笑いながら消えて行った2人の姿にニコの膝は崩れ落ちる。
「どうして帰って来たのよ……!?」
自分が何度となく闘って来た昭子の面影が心の中で大きく弾けて、胸を突き刺した
気がした。
507 :
サヨナラ 3:2007/07/06(金) 12:00:22 ID:QQoCz6Vj
暗くなった部屋の中で電気も点けずニコは待っていた。
「!どうしたの?」
じっと黙ったまま1点を見つめている。視線の先には、手にした3年前のロボの写真。
「それは……」
半分に千切られた写真の片方にあった筈の昭子への想いと不安の混じった複雑な顔。
「何でそんな物見てるの?ほら、もうしまっちゃいなよ」
肩に手を掛け写真を取ろうとするが、ニコは体をよじって奪われまいとした。
「ニコ?」
「まだこの時の気持ちに未練があるんだね」
何度か泣いたのか。瞳も頬も赤く腫れて涙の乾いた痕がある。
「何でそんな事言うの?そんなわけないじゃん」
「じゃあ何で」
震える声を張り上げてニコが写真を突き付けながらロボを責める。
「あたし知ってるの。昨日ロボ変だった。……昭子さんのせいなんだよね?」
突き付けられた昔の自分と目を合せながら、ロボは全て曝されたような気になった。
「知ってたのか〜」
だが、溜息と共に出て来たのは気まずい言い訳ではなく変な安心感だった。
「黙っててゴメン。そのうち話そうとは思ったんだけど」
そう言ってニコの肩を抱こうとした。
だが、その手をはねのけてニコはロボから遠ざかる。
「ニコ?」
「……何で今更会ってるの?2人きりでなにしてたの!今日会えないって理由が
それなんだ?あたしより昭子さんと一緒にいる方が大事だったんだ!?」
一気に捲し立てると涙をポロポロ零して泣き崩れた。その様子にロボは愕然とし、
どうする事も出来ずにただ突っ立っている。
「もうやだ、あたし疲れちゃった……」
「なん……どうしたの?ねえニコ」
「あたし今までずっと心のどこかで、昭子さんの影に怯えてた。あたしがあの日
メモを捨てたりしなきゃ会えたのかもしれない、そしたらロボはきっと本当に
帰ってなんか来なかったんじゃないかって。今のロボはあたしが進む道を
変えちゃっただけなんじゃないかって……」
写真をロボの胸に突き返し、ロボがそれを掴んだのを確かめると
「こんな自分が嫌いなの!苦しくて情けなくて、ロボに好きになんかなって
貰えないよ!」
ロボが止めるのも聞かず部屋を飛出して行った。
508 :
サヨナラ 4:2007/07/06(金) 12:00:59 ID:QQoCz6Vj
翌日、意外な人物から連絡があった。
「話ってなんですか?」
公園の噴水前のベンチで昭子が手を振りながら待っていた。
「番号聞き出してね、掛けちゃった。どうしても話がしたくて」
「あたしはないです」
「あたしはあるの」
目を合わせようとしないニコに苦笑いしながら昭子は続けた。
「じゃ、ここからはあたしの独り言だから」
「はあ?」
昭子はサッサとベンチに腰掛けて喋り出す。
「彼とはおととい偶然会ったのね。で、小銭貸してあげたんだけど、懐かしくて
色々話したの」
ニコは少し離れてベンチの反対側に座った。それを横目に見て続ける。
「前の部屋を引き払いに来たんだけど結構大変でね、時間がないからって言ったら
手伝ってくれたわけ。彼女に話さなかったのはマズかったね、って説教して
やったけどね」
「……」
「あたしあのままあの娘に会わなかったら、黙って行ってたんだよね。それは
彼もわかってたから、きっと悩んで悩んで一緒に行くなんて無理!ってなことに
どのみちなったと思うのね。だから彼女がメモを捨てた事も全然責めなかったし、
今も気にしてないみたい」
「嘘……」
「だから今度こそきっちりサヨナラするためにあたしの旅立ちを助けてくれたわけ」
ニコの気まずい沈黙を噴水の音が救ってくれる気がした。
「彼ね、今の彼女が大好きなんだけど、照れがあってなかなか言わないみたいだから
ちゃんと好きだって言わなきゃダメだよっていったんだけど、勘のいい娘だから
怪しまれたって落込んでたよ。……あたし、自分が好きだって言って貰うの
嬉しかったからなあ」
「そうだったんだ……」
「……彼を見てると初恋の頃を想い出して、懐かしかったなあ。今の彼女もそんな
感じ。そういう気持ちを忘れずにいられた事を、彼に出会って感謝してる。
良かったって思ってる」
「あたし……まだまだ子供なんだな」
やっぱりこの人には敵わない、と思った時だった。
「帰ろ、ニコ」
目の前にロボがいた。差し出された手はニコの前にあった。
「さて、あたしはそろそろ行きますか」
バッグを持って昭子は立ち上がった。
「独り言おわり」
ロボとニコに向かって小さく微笑む。
「本当にサヨナラ!元気でね」
軽い足取りで歩き始めた。
509 :
サヨナラ 5:2007/07/06(金) 12:02:00 ID:QQoCz6Vj
「サヨナラ!」
ニコは立ち上がるとその背に向かって叫んだ。一緒足を止めたが、後ろ向きの
まま手を振るとまた歩き出した。その顔にはキッパリとした笑顔を浮かべながら。
「いいの?ロボはいいの?」
「俺はもうちゃんと伝えたから」
そしてニコの手を取る。
「ごめんね、変な気持ちはなかったんだよ。ただ懐かしかっただけで……そりゃ
思い出して切なくならなかったわけじゃないけど」
「言えないよね、あたしがこんな風じゃさ。……やっぱり昭子さんには勝てない」
「あのね、ニコはまだ17歳なんだよ。無理して大人ぶらないでいいんだよ。俺は
そのままのニコが好きなんだからね!」
あたしはロボにとってあの人より心に残る誰かになれるのだろうか。
そんなニコの心を読んだかの様にロボが答えた。
「ニコは想い出にはしない、絶対しない」
強くぎゅっと繋いだ手を握り締める。
「だから想い出を作りたい」
片方の手でズボンのポケットから半分になった写真を取り出すと、ロボはそれを
捨てようとした。
「ダメ!」
ニコはその手を止めて叫んだ。
「その想い出まで、捨ててしまわなくてもいいよ」
「ニコ」
「昭子さん、素敵だもん。ロボが忘れずにいるの、わかるよ。
……妬けちゃうけどさ」
「でも」
「まだ好き?」
「いや」
「じゃあ、その時の気持ちまでなかった事にしなくてもいいじゃない」
ニコはロボに抱き付いた。
「あたしは想い出にはならないんでしょ?」
「うん、しない、したくない」
「ならもっともっと好きって言って……嫌になるくらい」
ニコを抱き締め返しながら、
「好き、好きだ、ニコが好きだ!」
とロボは何度も何度も耳まで真っ赤にしながら繰り返した。
それは心地好くニコを和ませた。
「560円です」
雑誌を買った駅の売店で千円札を出し、小銭を探す。
チャリ、とパンツのポケットから小さく響いた音にそれを思い出す。
『ありがとう』
と笑顔で返してくれたっけ。
「はい、コレ細かいの60円」
もうすぐ次の電車が来る。
「これで本当にサヨナラだ」
呟くと昭子はホームへと去って行った。
**おまけ**
その晩、初めてごぼ蔵からのプレゼントが役に立つことになる。
「話は終る、2人は続く」
うわーいい話じゃないですかー
素敵だなあ
GJ!!!!!
昭子、格好ええ〜!
今電車の中だけど涙目で顔を上げられない。
イイヨイイヨ〜GJ!!
投下間隔短いなんてことない、ない! 無問題!
たまたま時間があったので書けたのですが、あまりそのへんが良く解らなくて……。
読んでいただけてありがとうございます。温かいお言葉本当に嬉しいですー。
515 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 04:56:51 ID:0ULTjnkf
イイヨイイヨ〜
何日かぶりに覗いたらニコ型ロボットネタは
早々と終了してたのかw
>>505 GJ! な話だ〜
昭子さん好きで、ロボと昭子さんに復縁してほしいくらいすきだったので、読めて嬉しかったです。
ありがとう。
素晴らしい作品のあとに下手な作品あぷ、悩んだのですが
七夕にちなんで書いてしまったので、載せさせていただきます。
エロなしですごく長いだけ・・細かい描写下手なので、脳内で補完してくださいorz
時間をあけて分割して載せますので、他のかた、投稿気にせずしてください。
---「voice七夕」---
初めての二人の七夕。
『子供のころ天の川も見えない空で七夕を祝うなんてバカだと思ってた』
七夕の日。下町七夕まつりでにぎわう台東区まで電車で行くことにした。
「ロボ〜」
窓の下から浴衣姿のニコが声をかけると、窓からロボが顔を出した。
「おう〜ちょっとまってて〜今帰ったばっかりなんだよー」
「早くしろよー」
『短冊に織姫と彦星がずっと一緒にいられますようにと願う人がいないのはなぜか』
二人が再会したのはつい一ヶ月前だった。ニコは17歳の高校生。
ロボは27才、あいかわらずのオタクリーマンである。
「お待たせしマックス〜」
アパートから飛び出てきたロボは、マックスロボ柄の浴衣姿だった。
「・・・やっぱそれ・・・大人として問題あるかも・・」
ニコはその姿をマジマジと見ると渋い顔をした。
「なにを言ってるの!日本の夏も愛と正義と勇気でしょ!」
ポーズを決めるロボ。片手にはやはりマックスロボが握られている。
「それにね、やっぱこれニコが縫ってくれたやつだし」
子供のように嬉しそうに言うロボに、ニコは少し照れて顔をそむけた。
「ほら、もういくよ」
『・・・大人がお祭りが好きな理由が最近わかってきた』
それは数週間前
「ニコ〜さっきからなに縫ってんの?」
ベッドの上で縫い物をするニコを、ロボは枝豆を茹でながら横目で見た。
「浴衣」
「へーえ、ニコそんな趣味ができたんだ?」
「ちがうよ、学校の授業の課題なの」
「ああ、ニコ、学校で服飾科だもんね」
都立高校に進んだニコは服飾科に入ったのだ。
中学のころから自分で古着を個性的に改造していた彼女には合っているらしい。
「でも全部手縫いじゃないといけないんだよ・・・面倒くさ」
ニコはうんざりといった顔をした。
「負けるな若者〜苦しかったら〜はじける希望をかみしめろ〜ダイラガー!
それが青春〜」
ロボットソングを歌うロボは一応励ましているらしい。
「人ごとだと思って・・・」
「そうだ、」
ロボは何事か思いつくと、棚からカラフルな短冊を持ってきて、
テーブルに正座してペンで書き始めた。
「なにそれ?短冊?」
「そう、ニコの課題が完成しますようにってかいとこ」
ニコは窓から下がっている笹の葉の短冊に目をやる。
「ザンボット3の限定フィギュアが買えますように」
「特売のコロッケが買えますように」「ニコが転びませんように」
「水道が止められませんように」「よっちゃんにいじめられませんように」
「・・・ロボの願いごとって・・・簡単すぎない?」
「いいのっ彦星と織姫だって、一年に一回しか会えない日に重たいこと
お願いされても、困るでしょ」
ロボは新しい短冊を笹に吊るした。
「ニコもなんか書いたら〜?」
「お願いごとかー・・・」
『星に願いごとをするだけまだ世界は平和なのかもしれない』
一週間もすると、浴衣は完成した。
「ロボいるー?みてみて〜どう〜?」
深夜、アパートに駆け込んでくるなり、ニコが浴衣を広げて嬉しそうに
言うのが可愛くて、ロボは出来栄えを誉めながら心から
「いいなぁ〜俺も着たいな〜」と口にしていた。
「そうねー、生地があるなら作ってあげてもいいよ」
機嫌のいいニコはついそう言ってしまったのだ。
「ほんと?!」
「うん」
それから少しして、ロボが「これでおねがーい♪」といって持ってきた生地は、
特注で作ってもらったらしいマックスロボ柄の生地だった・・・。
長身の浴衣姿のロボは柄もあってさすがに目立つ。ホームに降り立つ人々の
視線を感じながらも、それを気にするわけもないロボは、マックスロボの歌
を口笛しながら、ベンチに座りニコと電車を待った。
「そういえばさあ、学校の友達とかはー?」
「誘ったけどさーみんな彼氏と行くんだって」
「へーやっぱ高2にもなると、違うねー」
無邪気に言うロボ。ちらりとニコを見る。伸びてきた背とスラリとしてきた
手足、運動部とは無縁のせいか白い肌が長い黒髪にはえる。
ロボはそんなニコを見て最近ドキリとすることが増えていた。
「・・ニコは?って言われなかった?」
「ん?私?・・・彼氏がいていいなぁ、って言っておいた」
ニコはロボから目線をそらす。「ああまた、この目だ」とロボは思う。
3年近く離れていたとはいえ、彼女の表情豊かな大きな目は、ロボが
感情を読み取るには十分だった。
「ふーん。さあてと、電車来るみたいだからいこっか」
阿佐ヶ谷駅から上野まで電車で30分ほどで着いた。
人ごみと模擬店で賑わうお祭りの波の中、アメヤ横丁名物、串刺しパイン
を齧りながら、キョロキョロと二人は歩く。
「ね、ねえ」
ニコがなにかをみつけてロボの袖を引っ張った。
「ん?どったの」
「・・・アレ」
前方の金魚すくいの前で、やぶれたモナカを山積みにした全身黒い浴衣姿の
女性がしゃがんでいる。
「アア、アアアアア」
マキがなにやら変な声を上げながら、必死で水面の金魚と戦っていた。
その隣にはいつもの黒いスーツ姿のよっちゃんがいて、金魚をすくっている。
「た、七夕の夜に一番会いたくない人たちがいるぅ〜・・・」
「・・・ね・・」
二人はそーっとその場から立ち去ろうとした。
「全然とれないよー・・しくしく」
「だめよ、あきらめちゃ」
マキと隣にいた半べその男の子の会話が聞こえてきた。
「もうあきらめたらどうです?うちは商売になるからいいんだけど」
的屋の男がタバコを吸いながら言った。
「やだっおばーちゃんに金魚すくっていくって約束したんだから」
「しょうがないなー。どれでも好きなの2匹で千円でどうよ」
マキとよっちゃんは親父を見上げたが、無言でモナカ製のポイを構えまた水面を
見る。
「なんてことだ・・一大事だっ」
「え?ちょ、ロボ?!」
ロボが的屋の前に走りよっていって、腰に手をあてて指差した。
「おいこら金魚すくい屋っ!」
「あーらーロボ〜、ニコちゃーん〜」
マキが気がついて手をふった。
「なんだあんた?お客さんか?」
「金魚すくいはなあ、子供にとって真剣勝負な夏の思い出なんだ!
それを金でなんとかしようなんて、この俺が許さない、勝負だ」
そういうとロボは親父に100円を差し出した。
「・・・へーい、まいどあり」
男からポイを受け取る。どんな技術で作ったのか?というくらい薄いモナカは
濡れる前から皮が透けているではないか。
「な、なんだこの薄さは〜・・・なにか邪悪な匂いがする〜いや、
やってみないとわからないじゃないか、マックススタート!」
ロボは金魚の入ったプールの水面を睨む。
「少年、どいつが君の挑むシャークイーンだ?」
「シャー??うん、僕あの赤くて背中に白い点があるのがほしい」
「よおーし、マックスScooping!」
勢いよくすくうロボ。あっというまにモナカは破れて溶けた。
「えええええ、くそーー親父もう一回!」
あきれてみていたニコは、マキと顔を見合わせる。
「はい、おじさん私も」
ニコはロボの隣にしゃがむと、100円を的屋に差し出した。
「へい、まいど」
「真っ黒いの〜真っ黒いのおいでーアア、アアアアア」
マキが横で不気味な声をあげている。
「社長その声やめてください・・・」
よっちゃんが呟いた。マキはどうやら黒い出目金だけを追いかけているようだ。
「ギャアアアア 手ごわすぎる、手ごわすぎるーーーなんたることだー」
またモナカが破れたロボの悲鳴を呆れて見ながら、ニコは金魚が水の中で
体を翻す音に神経を集中させる。
「・・・金魚をすくえるのは、宇宙で私だけ!」
「・・・参りました・・どうぞ好きなだけ持って帰ってください・・」
10分後、あるだけのおわんにプールのほとんどの金魚をすくったニコの姿があった。
「もうね、こんなモナカ使ったらダメだからね!」
一匹もすくえなかったロボが両手を腰にあてて的屋を睨んでいる。
「はいこれ」
「ありがとうおねーちゃん」
ニコが赤くて白点のある金魚の入った紐付ビニール袋を渡すと、子供はニッコリ
と笑った。
「おばーちゃんとかわいがってあげてね」
「うん、すぐ家に帰って見せてあげるんだ、バイバイ〜」
子供は走り去っていった。
「ニコちゃん、ありがとう」
両手いっぱいに黒い出目金の入った袋を持って微笑むマキ。
「金魚がすくえなくて泣いてるあの子を見たら、どうにも放っておけなかったのよ」
「そうなんですか・・」
「でも、ニコにこんな才能があったなんてなあ〜」
「私子供のころ、全日本金魚すくい選手権に阿佐ヶ谷代表で出たことあるの」
「スッゲー、それなんかかっこよすぎ、マジ憧れる」
「俺だって子供のころ、イナゴ集めで5丁目代表だったもん、ね!」
ニコの隠れた才能に関心するよっちゃんと、変な対抗意識を燃やすロボだった。
四人はしばらく一緒に歩くと、七夕祭りの催し物ステージ会場前まで来た。
「カラオケ大会の参加希望者はステージ横までお集まりくださーい」
場内にアナウンスが流れている。
「よっちゃん」
突然マキが立ち止まった。
「はい?」
「出て」
「は!?」
「カラオケ大会出てっ」
「な、なんで俺が?」
「だってよっちゃん金魚すくってないもの」
「そうそう〜よっちゃん一匹もすくってないよねー」
「・・・おまえもじゃん・・・」
思わずロボにつっこみをいれるニコだった。
逃げることのできないよっちゃんの肩をつかむマキ。
「というわけで、私たちここにいるわ。貴方たちまだ他みてきたら?」
ひきつった顔のよっちゃんとマキに別れをつげ、ロボとニコはもう少し縁日
を見て歩くことにした。
「でもさ、あの人たちも優しいところがあるよな、子供のためになんてさ〜」
「うん」
二人は少し歩き疲れたので、缶ジュースを買って通りの公園のベンチに座った。
「なんか暑いね」
そういって髪をかきあげるニコの仕草に釘付けになっていたロボは、あわてて
ごくりとジュースを飲んだ。
「やっぱジュースはこのスイカジュース種入りにかぎるなっ」
「へえー。ひとくちちょうだーい」
せがむように手をのばすと、ロボの持つ缶を受けとり、ニコは口をつけた。
そんなことのひとつひとつが、ロボには愛しくてたまらなかった。
「ニコ」
「?」
ロボがなにか言いかけたときだった。
「あーーー?ニコじゃーん」「あ、ほんとだ」
若い女の子たちの声が通りのほうから聞こえた。
「あ、恵ちゃん、唯香ちゃん〜」
ニコが手をふる。
やってきたのはニコの同級生たちのようだった。若い男の子たちも一緒だった。
「山口くんたちも一緒なんだ?」
「私たちこれからカラオケ屋に・・・あー」
女の子はロボを見て声をあげた。
「この浴衣って、ニコが休み時間もずっと縫ってたやつだよねー?」
「う、うん・・・」
同級生たちはニコとロボを交互にジロジロと見た。
「この人、もしかしてニコの彼氏?」
もう一人の女の子がなにかいやらしく言った。
「ち、ちがうよ!」
立ち上がってニコはロボをバカにするようにふりかぶった。
「こんなおっさんが彼氏なわけないじゃん。
カワイソウなオタクが浴衣がほしいっていうから縫ってあげただけだよ」
その言葉にロボが一瞬悲しそうに目をふせた気がした。ニコはロボから目をそらす。
「ふーん・・まあいいや、ニコもカラオケ屋いく?じっくり聞くわ」
「うんいくいく」
ニコはジュースをロボにつっかえした。
「終わったらメールするからさ、よっちゃんたちと合流してて。じゃね」
そういうとさっさと同級生たちと行ってしまった。
「・・・カワイソウな、オタクか・・」
一人になったロボは喉の奥にジュースを流し込んだ。
----------
やっぱり長いのでここまででやめようかなーorz これで半分いきません・・
とりあえず21時まで中断します
俺なに胸詰まされてんの〜!?
やっべ!!モチベーションあがってきたぁ!!
…乙です、GJです!!
>>522
今これっ投下中断中? 続きが気になるぞーー!
長くてもいいじゃないかーー!!
そのころ簡易ステージの裏口の外でよっちゃんは歌声の調整をしていた。
「あーあーぷろふぇっしょなーるーなー♪・・よっしゃ、俺ってイケル」
一人自分の歌声に惚れるよっちゃん。
「・・・万円でいいぜ」
ふと見ると、なにか神社の柱の物陰で高校生ぐらいの少年が何人かの男と
話しをしている。
職業病か、身を隠しながら、近づくよっちゃん。
「これ本物だろうな?混じってないよな?」
男たちは疑っているように見える。
「本物にきまってんだろオッサン」
物が本物であることを示すように、少年は懐から出した粉を鼻で吸ってみせ、
恍惚とした表情を浮かべた。
「たしかに」
男たちは万札を渡すと少年から粉の入った小さな袋を受け取った。
「お次の出場者は阿佐ヶ谷からお越しになった名梨秀吉さんでーす」
カラオケ大会のステージでは大勢の観客を前にして、よっちゃんがオズオズと
ステージに立っていた。いったいどこで仕入れたのか?趣味の悪いクモ柄の浴衣
を着せられている。
「それでは名梨さんの歌は「プロフェッショナル」でーす どうぞー 」
会場のうしろでそれを見ながら、ロボはうなだれていた。
「あらあら、一人になったらさえない顔ね、さっきとは大違い」
冷えた缶ビールを投げてよこしたマキは、見透かすように言った。
「なにがいいたいんです?」
「ハッキリしたら?それだけのことでしょう、」
「・・・」
マキはふーっとタバコの煙をはいた。
「わかってる癖に、わかってないふりしてるのね、貴方もあの娘も」
ロボは缶ビールを開けると苦味を喉で味わった。
「お互い会いたいと思ったから、3年離れていても会えたのよ。片方の気持ちだけ
ではないと思うわ。両方の引力があったからでしょう?」
ステージにはよっちゃんの歌声が響き渡っている。
じゃーん先輩で大学生の川原くんと広瀬くん登場ーでーす」
「まってましたー」
カラオケ屋は新たに呼んだメンバーも入って盛り上がった。
「川原くん、この子がニコだよー、ほらニコ、恵の彼氏の友達の川原くん」
「あ、どうも・・・」
「よろしく、ニコちゃん」
適当に挨拶してニコはソングブックに目をやる。
「よーし川原歌えー」はやしたてられて、川原はマイクを持たされた。
「ねぇねぇニコ」
恵がニコに耳打ちする。
「どうよ川原くん」
「え・・なにが?」
「前からニコのこと話したらさーけっこうその気みたいなんだーあの人」
「その気って・・・」
「なんかすっごくニコのこと、好みみたいなのよ」
歌っている川原を思わず見ると、視線があった。
「彼氏いないならさ、どう?」
『大人になってくると知らないところで値踏みされている』
ロボはまた縁日をふらついていた。
「ん?」
縁日の一角に「氷塊溶かしでお宝発見」と書かれたコーナーをみつけた。
巨大な透明の氷の塊の中に、おもちゃや安っぽい貴金属が凍っている。
氷を溶かして中の景品が取れたらもらえるのだ。氷を溶かそうと、手をつけて
はしゃいでるカップルや親子づれの中、ロボは氷の中を覗いた。
「へえー」
ふと見ると、マックスロボのフィギュアが凍りづけになっているではないか。
「こ、ここれは、映画の宣伝用に作られたレアもののマックスロボ!」
「ニコちゃんって、なんか可愛いな」
みんなが歌で盛り上がっている中、ニコと話をしていた川原が笑った。
「・・・なんで?」
「なんか、私男に興味ないんですってオーラがすごく可愛いよ」
「・・・」
「すっげー俺、ニコちゃんに興味ある」
川原の視線がニコの全身をなめまわすように走った。
その視線を避けるように、ニコは携帯を握ると「ト、トイレ〜」と部屋を出た。
トイレの個室に入ると、ロボに電話する。突然彼を放置してきたことに心が痛んだのだ。
「あーニコ?いやー今さ、氷塊溶かしの最中〜それがさ、レア物のマックスロボが
中に入ってて〜、どんくらいレアかっていうとさー」
電話口でマックスロボについて熱く語るロボに、ニコの気持ちは打ち砕かれた。
「ロボのバーカ!氷と一緒に溶けちゃえ」
>522さん、乙です。
今日は七夕なので誰かこのテーマで書いてくれないかな?
と思っていたら!こんな素敵な小説が読めて幸せです。
ぜひぜひ最後まで完走させてください〜。待ってます!
携帯を切るとニコはなぜ腹をたてているのか、自分がわからなかった。
「待ってるよ」と言ってほしかったのか?
「ニコがいないと寂しいな」とでも言ってほしいのか?
3年間、連絡をよこさずに平気でいたロボが、そんなことを言うわけない。
彼はいつだってそうなのだ。いつもなんともないという顔で。
だが彼を3年放置していたのは自分ではないか?顔をそむけてきたのは自分ではな
いか?そんな自己嫌悪もあって、ニコはロボに対して素直になれずにいた。
『ロボにこっちを向いていてほしいと思いながら、背中をむけているのは私だ』
ルームに戻ると、調度時間らしく、みんなで撤収してカラオケ屋を出た。
「ねえねえニコどうするー?私たちゲーセンでもいくけど」
「あ、私・・・どうしようかな・・」
ロボのところに戻るのも、気がすすまなかった。
「あーねぇ、ニコちゃん時間があるなら俺とまだ縁日見ない?
俺よく見てないんだよねー」
川原は女の子たちとニコの間にわりこんで言った。
「あ、あ、うん・・・いいよ」
同級生たちはなにやら、ヒソヒソと言い合うと二人を見た。
「わかったーじゃあ、またねー」
「がんばれー」
何をがんばるのか。ニコはみんなに手をふると、川原と歩きだした。
縁日はまだ賑わっていた。
「優勝はーー名梨秀吉さんでーす」
カラオケ大会のステージを通ると、なぜかよっちゃんが優勝して、
金のマントと金の冠をつけられて、拍手喝采を浴びていた。
ふとよっちゃんと目が合ったが、ニコはそのまま通りすぎた。
「あああー冷たい〜命の危険を感じる〜、
だが待ってろ、俺の熱い愛で救出するからなー」
「・・・・・・」
氷塊のコーナーを通りかかると、氷の塊に抱きつくロボがいた。
「なにあれ、いいオッサンがバカじゃね?」
川原が吐き捨てるように言った。
「あ、ニ・・・」
「先輩行きましょう!」
ニコに気がついたロボの視線を避けるように、ニコは歩き出した。
「ニコちゃん知り合いじゃないの?」
「なわけないじゃん〜あんなのと」
ニコはわざとらしく声をあげた。
「だよね。あんなキモいオッサン。死ねよって感じだよな」
川原の手がニコの肩に置かれた。
「・・・」
「ああー俺の体はもう氷点下だーだが俺にはまだ使命がー」
氷を必死で溶かすロボの背中に、なにか冷たいものが飛び込んだ。
「あ?アアアアアアヒィィィィ」
背中を伝う冷たい感触にロボは周囲がドン引きするのも忘れて、暴れて走り回った。
そしてお尻をうしろから足蹴りされた。
「うるせーんだよ、ぼけ」
「よっちゃんひっどーい。なんの恨みがあるのよー!」
ロボは背中に入れられた氷をふり落としながら、冷たい目のよっちゃんを見た。
「ひどいのはおまえだろが。ニコのことも忘れて氷溶かしか?
いっぺん氷の代わりにその頭かち割ってやろうか?」
「だってニコは友達と・・」
さっき若い男の子と去っていったニコを思い出しロボはうつむく。
「さっきニコと一緒にいたガキ」
「え?」
よっちゃんの目は全く笑っていなかった。
「ヤクの売人だ、間違いねぇ、やべぇよあれ」
ロボ「・・・」
ロボはごくりとつばを飲んだ。
「あああー名梨さーんこんなところにーーこまりますよー」
町内会の面々がよっちゃんを追いかけてきた。
「カラオケ大会優勝者のパレードがありますからーさあさあ」
「え、ええ??なにそれ」
引きずられていくよっちゃんを見ながら、ロボは意を決すると走りだしていた。
彼氏なんかいないよー。
好きになった人?今までいたかな・・?
年上?あんまり離れてないほうがいいなあ。
真面目でちゃんとしてて頭がよくて頼れる人が好き。
・・・嘘ばかりついてその度にロボのことが浮かんだ。
いつのまにか縁日から離れて、上野公園まできていた。
夜の上野公園は少し奥に入ると薄暗い。お祭りで人が出歩く駅前とは違い、
動物園がしまったあとの巨大な公園の路地は、ひとけがほとんどない。
しゃべりながら歩いているうちに、いつのまにか暗い通路にきていた。
「・・・あの、もっと灯りのあるほう歩きませんか?」
少し警戒したニコが言う。
「ほら、カツアゲとかお祭りの日は多いっていうし・・・」
「もっとニコちゃんのこと知りたい」
「え?」
脈絡のないことを言うと川原はニコの腕をつかんだ。
「・・やめてください」
振りほどこうとするが、男子の力にはかなわない。
「可愛い。抵抗されると萌えるな〜」
川原はそのままニコの体を引き寄せようとする。
「やめて!」
思わず川原の頬を叩くニコ。だが川原がポケットから出したものをみて
硬直した。小型のナイフがニコの脇に突きつけられていた。
「うるせーんだよ。ケガしたくないなら大人しくしろ」
川原の目は正気を失っている。ニコはそれでも川原を睨みつけた。
「なにその目?俺がイヤなの?俺が憎いの?」
「あんたみたいな奴、最っ低」
その言葉でナイフを握る手に力が入る。
「犯してやりてぇ、最低の俺に犯されてヒィヒィ泣けよ」
いきなり、そのまま力まかせにぐいっと草の茂みに引きずりこまれた。
地面に倒されたニコの胸元にナイフを突きつけたまま、川原は片手でニコ
の胸倉をつかんで浴衣の胸元を一気に開いた。白いブラがあらわになり、
川原の手がニコの胸をつかもうと伸びる。
だが最後の抵抗でニコはその手をつかんだ。
「てめぇ」
ナイフがニコの肌に食い込む。
「ロ、ロボーーーーーー」
「ニコ!ニコーーー!」
ニコを探して走っていたロボの耳にニコの声が聞こえた気がした。
ロボにニコのような聴力はもちろんない。だが彼にはニコの声を聞き取れる心
の力が目覚めていた。3年間、連絡を絶っていても求めあっていた強い思いが、
ロボになにか奇跡をもたらしたのかは定かではない。
握っている携帯の画面を見る。GPS機能がニコの現在地を知らせていた。
「ニコーーーーーー!」
全速力で走る。
(大丈夫、ロボは来てくれる・・・)
ニコの耳にはロボが呼ぶ声が聞こえていた。
「俺にやられちまえよ!」
川原はニコの腕をふりほどこうとナイフを振りかざした。
0時まで中断します〜すみません
え!えぇぇェェ!
寝ないで待ってる。明日朝早くから用事あるけど。
「やめろーーーー!」
その時、川原の背後にロボが飛び込んできて、タックルをくらわせた。
転がったロボはそのままニコに走り寄ると、かばうように身を盾にして立った。
「キモイオタクは死ねよ!」
「人になあー、死ね死ね言うんじゃないよ、子供が〜!」
ロボは川原の振りかざしたナイフの腕を両腕でつかんでいた。
一体、普段ひ弱で臆病なロボのどこにこんな力があったのだろう?
ロボはナイフをもぎ取ると後方に投げ捨てた。川原の足蹴りがロボの腹に入った。
川原はニコに手をかけようとする。ロボはよろけて地面に倒れかけたが、
起き上がると必死でニコのところに這い、ニコをかばおうとその胸に抱き寄せた。
「てめえ死んじまえ!邪魔だ」
ニコをかばったまま、ロボは川原のキックを背中や頭に受けつづけた。
「ロボ・・ロボ!」
ニコは震えたままロボを見上げた。ロボは苦痛に耐えながら、笑ってニコを見た。
そして歌っていた。かすかな声で。
「〜いつつの勇気があつまってー・・・」
ロボは、攻撃にむせながら歌い続けた。ニコを励ますように、自分を励ますように。
と、川原の攻撃が止んだ。後方に飛んだナイフを拾いにいったのだ。
「今度こそ死ねや」
「ごほ・・あらゆる武器を持ってしても、俺を殺すことはなぁ」
ロボは立ち上がって構えた。
「おまえには出来ない!」
ナイフを持ってつっこんできた川原に立ち向かった。
「なぜなら・・・俺は一人じゃないから!マックスフルパワーーーー」
次の瞬間、ロボが袖からだしたマックスロボがナイフを受け止めた。
だがふりかぶったナイフはロボの袖を切り裂いた。それでもロボは立ち向かい
続けた。その顔は一海のデートでダメ男だったロボではなく、男の顔だった。
「そこまで」
するどい声が後方からしたと思った瞬間、川原の体が倒れた。
マキと、川原に背後から一撃を入れたよっちゃんが立っていた。
川原はフラフラになりながら、なおも立ち上がる。
「あら、せっかく手加減してあげたのに。そのオタクは素人だけど、
こっちはプロよ、骨が折れるくらいでは済まないわよ」
「ばばあがきもいんだよ!」
突っ込んできた川原はよっちゃんに取り押さえられると、わき腹が折れる
にぶい音と共に地面に沈んだ。
「ニコ・・!ニコ」
ロボはニコをのぞきこみ、抱きしめた。
「ロボ・・、・・・ロボ・・・」
ニコは子供のように腕の中で泣いた。ロボはニコの頭を撫で続けた。
「正義は勝った・・だからもう泣かないで、ニコ」
川原は警察につれていかれた。
「まさか、売人が少年だったなんてね・・・」
四人はマキの車がある駐車場まで帰り道を歩く。
「しかもニコちゃんの先輩だなんて・・・」
「ううん・・・つかまって、先輩もよかったかも・・」
「あーーっ」
ケガをした腕を押さえて歩いていたロボは、氷塊のコーナーの先で
足を止めると、吸い寄せられるように塊に走り寄っていった。
「てめぇ・・・こんなときに。まだそんなもんに未練があんのか」
よっちゃんが怒鳴る。
「もうしらねーぞぼけ。ニコ、行くぞ」
ニコはロボを見た。ボロボロになりながらも、氷に両手を寄せるロボ。
くだらないといわれるものにも、大事だと思う気持ちを通す、
それがロボの生き方だった。
「私まだ残ります、電車あるし」
「おい、いいのか?ケガしてるし車のほうが・・・」
「行きましょう、よっちゃん」
マキがよっちゃんをひっぱった。
「ロボなら、きっとどんな氷も溶かすわよ」
マキは両手の黒出目金の袋をかざしながら、いたずらっぽく笑った。
ニコは笑って頷いた。マキたちが去っていくのを見届けて、
氷に向かいつづけるロボを見た。
「お客さん、申し訳ないんだけどもう終わりなんだよね」
なにやら係員と話しをしている。
「あのもう少し・・もう少しなんです〜・・」
「そんなにほしいの?仕方ないな、じゃあ・・・」
氷塊のコーナーをあとにした二人は、上野公園の石段に座って、
天の川の見えない夜空をみていた。
「マックスロボ、とれなかったね、ごめんね・・」
ニコは申し訳なさそうにロボを横目でみた。
「あんなものは、いいんだよ」
ロボはなにやら両手の中に包み込んでいる。小さな氷の塊だった。
「さっきもらったの?」
「うん。塊ごともらってきたんだ もう少しだから」
ケガをしたままのロボの両手から、ポタポタと氷が溶けだしている。
「私 ロボを傷つけてばかりいる みんなの前で言ったことも・・」
「もういいよ、俺は平気だから。それに」
ロボはちょっと間をおいて言った。
「仕方ないだろ?ニコがみんなに俺のこと言いたくないのはさ。
オタクだし年上だし、それでいてかっこよくないしさ〜」
「そんなことない、ロボは勇気があって、いつも明るくしてくれて。
・・・まぁ呆れることもするけど・・・ロボはかっこ悪くなんかない。
私、ロボの気持ちわからないから、勝手にか、かれ」
ニコは赤くなって言いにくそうにチラチラとロボを見る。ロボはニコを見つめる。
「か・・・彼氏みたいに言ったり思ったりして、勘違いだったらどうしようって、
怖くて・・でも3年連絡しなかったの私だし・・・なんか、自分がわかんなくて」
ロボはにっこり笑った。
「さーてと、溶けたぞー」
ロボは両手を開く。溶けて割れた氷のかけらの中から、小さなダイヤが埋まった
指輪が出てきた。ロボは浴衣の袖で丁寧に指輪をふくと、冷たく冷えた手で
ニコの左手をとった。
「おもちゃだろうけど、どうか受け取ってください俺の織姫様」
ニコの薬指を左手で支えて、ロボは右手でそっと指輪をはめた。
「・・溶かしてたのってマックスロボじゃなかったの?」
「うん、最初はそうだったんだけど。それが隣の氷の中にあるのを見つけてね。
すごく綺麗だし、ニコにどうしてもあげたかったんだ」
まだ冷たい指輪は、星のように闇の中で光った。
「ニコ、好きだってずっとハッキリ言わなくてごめんね」
ニコは自分の指先に触れているロボの大きな両手を、そっと両手で包んだ。
氷を握りつづけた手は体温を失い、冷たく赤くなっていた。
「ロボの手、すっごく冷たい・・・」
「うん、でもニコの手のおかげで暖かいから平気」
「ごめんね・・・」
「ごめんね、はもうナシな?言ったらおしおきしマックス」
ニコは顔をあげる。ロボは親指をつきたててポーズする。二人は笑った。
「なによーロボのくせに」
「さあ氷も溶けたし帰ろうかね〜」
二人は石段から立ち上がった。
「でも、手、冷たいからまだつないでいて、いいかな?」
「もーしかたないなー」
二人はぎゅっと手をつないで笑った。
黒出目金の泳ぐ水槽でいっぱいになった地蔵堂。
マキとよっちゃんが水槽を覗き込んでいる。
「本当に情報屋から黒出目金にダイヤ飲ませたってよっちゃん聞いたの?」
「え、ええほらメールに・・・」
よっちゃんは携帯の受信欄を見直す。
「あれ?なんか見てないメールがあるなあ?あれ」
未読のメールは「引渡し方法は変更。ブツは加工して氷の中」とあった。
「よぉぉぉっちゃん〜〜」
マキが睨む。
「えーーっと・・・夕方メール着てたの気がついてませんでした〜あれー?」
よっちゃんは全身冷や汗をかきながら、マキに壁に追い込まれた。
「あーせっかくの「星の約束」と呼ばれた高価なダイヤが・・探しにいきます?」
「もう、いいわ」
「えっ」
「もしかしたら、どこかの欲のない彦星と織姫のところに渡ったのかも、
しれないじゃない。そのほうがあの星も幸せよ ケースの中にいるよりね」
「へー社長もなかなかロマンチストなんですねー」
「ところで、よっちゃん」
「ハイ」
「あのね。カラオケ大会優勝者として「よっちゃん音頭」をあの町内会と提携して
売り出すことにしたから」
「へ?」
「さあー練習練習」
マキは合成してきた「よっちゃん音頭」のポスターを広げた。
三波春夫ばりの笑顔全開で、よっちゃんが白い浴衣で両手を広げて微笑んでいる。
「ハイーー?!」
駅までの夜道を歩く。
『ロボが溶かしたかったのは指輪でもなくマックスロボでもなくて』
ロボはふっとその手のやわらかさと暖かさに張り詰めていた気持ちがゆるんだ。
「・・・」
「・・・ど、どうしたの?」
ロボが泣いているのに気がついて、立ち止まる。向き合ったロボは、
流れる涙も拭かずにニコを見た。
「怖かった・・ニコになにかあったらどうしようって」
「ロボ」
「怖かった・・怖かったよ・・・」
ニコはつないでいた手を離し、ロボの頬に手を伸ばした。流れる涙に指先が触れる。
ロボの体が震えているのがわかる。
『ロボの涙は綺麗で、暖かくて、私にしか見せないもので』
ニコの指の優しさにゆっくり目を閉じて、ロボはニコを抱きしめてその
肩に顔をよせて泣いた。
『どんなものより私には大切なもので』
「無事で・・無事でよかった・・」
「ロボ」
ニコは彼の髪を優しく撫でた。
『それは私もロボの大切なものなのだと教えてくれて』
「もう大丈夫・・ありがとう」
涙をふきながらロボは恥ずかしそうに顔をあげる。
『ロボと私の中の氷が溶けて』
「ロボ」
二人はお互いをみつめる。瞳が告げる言葉がなにか、ハッキリわかった。
そしてゆっくりと甘い口づけを交わした。
「好き」お互いにしか聞こえない声で、ささやきながら。
『ひとつになった』
ロボのベランダの笹の短冊。「二人の願いがかないますように ニコ」
おわり
起きていて良かったー。GJ!
是非!映像化してください。
決してニコのブラを三田井からじゃないです。w
543 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 00:47:11 ID:ymWVQanV
>>541 マジで脚本家になったら?ホントGJ!!
えらい長くなった上に支離滅裂でごめんなさいーorz
後半ロボのキャラが違ってしまってイヤな人もいるかも・・ニコのためなら
がんばれるくらいの力はあるかなーと。では、ありがとうございました。
モノローグが素敵でした。
自分の書くロボはもっとキャラが違いますよw
漢気があってカッコいい。
>>544 これそのままドラマ化できるぐらいいい出来だな。
また暇があったら何か書いてくださいな!!
547 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 01:29:32 ID:OiZ1SES9
こんなベタなことが実際にあったら、ほぼ間違いなく、
ニコを襲った人間は、2人をくっつけたい人に金で雇われたサクラのバイトだな。
あ、やっぱり、マキマキの仕込だったのか?ww
なぜか、すぐに現場に現れたし。
追伸orz
・ラストの地蔵堂は実は後日談です。モノローグで終わりたくて手前に入れました。
・指輪の氷はまだ大きな塊だったのを、係の人が根負けして手サイズに小さく
氷を切りだしてくれたと思ってください。ああもっとちゃんとしてあぷすればよかた
すすすすごい良かったです!
ニコロボだけじゃなくて、よっちゃんマキマキもかっこよくて!
ハァハァ(;´Д`)
一見、普通の大学生が実は薬の売人っていう設定もありそうでリアルだと思いました。
ニコみたいな超聴力を持っていないはずのロボが、ニコの声が聞こえたっていうところが
二人の絆を表していてすごい良かった〜!!!
俺、なにマジ泣きしてんの!?
ロボサントラを流しながら、読みました。
台詞とかもう、すべてが完璧で、感動の一言です。
ほんとにこれが実写で再現されたら、どんなに素敵か…
でも、私の頭の中ではすべて鮮明に再現されたので、それだけでも幸せでした。
ありがとうございました。
超GJ!
ところで、よっちゃん音頭の発売はいつですか?w
よっちゃん音頭の初回盤はぜひPVが入ったDVD付でw
途中で睡魔に負けてしまった自分にマックスパンチをお見舞いしたい…
すごいよかった!! 朝から脳内で映像化してる。
本当お疲れ様でした。
鳥肌たちまくりんぐ
いい作品ありがとう
「痛いーいたーい〜暗黒の痛みめっ俺の体を蝕む気か〜」
勇敢に戦ったロボだったが、翌日にはひどい打撲と打ち身で苦しむことになった。
「もうー静かにしなさいよー」
ニコはベッドにうつぶせたロボの背中に湿布を張りながら怒る。
「・・でもさーロボ、ちょっとかっこよかった、かも」
「俺はいつだってかっこい!・・イタタタ」
「3年前、一海ちゃんのときにああだったらよかったのに、ネー」
ちょっと意地悪なニコの言葉にロボは口を尖らせた。
「俺はそうは思わないなぁ〜」
「なんでよ?あのときは一海ちゃんが好きだったんでしょ?」
「そうだった気もするけどさぁ」
たしかに一海のことは好きだったけれど、それは憧れのアイドルやタレントに抱く
ような「好き」だった気がするロボだった。
「昨日すごくわかったんだ。一海ちゃんのときに力がでなかったのはさー、
違う好きだったんだなって。だから、昨日みたいな力は一海ちゃんのとき出なか
ったんだって」
「・・ふーん。はい、終わり」
ニコは湿布を張り終わると、薬箱を片付ける。
ロボは体を起こしてベッドの上にあぐらをかくと、ニコを見ていた。
富士山みたいな口の口角がきゅっと上がって、目が優しく笑う。
ロボはニコに向けてばっと両手を伸ばした。
「・・・なに?」
「〜〜♪」
そのままロボはニコを見つめる。
「なによ?」
ニコは無視してキッチンに行き、冷蔵庫から麦茶を出すと、二つのグラスに注いで、
もってきた。
「〜♪」
まだロボは手をのばしてこちらを見つめている。
「・・・バッカじゃないの?」
グラスをテーブルに置いて、ニコは呆れたように床に座り、テレビをつける。
横目で見ると、ロボはまだそのままだ。
「うーわ、ちょっとキスしたからって、なに?やっだー」
ニコは悪態をついて、しばらくして立ち上がった。そしてその腕の中に進む。
「ふっふっふ」
「な、なによ」
ロボは腕に捕らえたムッとしたニコの顔を満足げにみつめた。
「にこりん大佐捕獲成功〜♪」
「ちょーーーっ」
ロボはニコを抱きしめたまま、ベッドの上に転がった。
「なにかんがえてんのよーーーこのスケベッ変態っ」
「スケベで変態ですけどなにか〜♪」
ニコはポカポカとロボを叩いて抵抗し、ロボはそれを楽しんだ。
「もうっしんじらんない」
ロボの腕から脱出して床に逃げたニコは、バラバラになった髪を直して、
ベッドの上でニヤニヤと笑うロボを睨んだ。
「ほんと最低!オタクだしバカだし、もうロボなんて・・・」
そう言うと、ニコはロボに口づけた。
終わり
わー、おまけも堪能。GJ!!!
最初の「痛いーいたーい〜」で良からぬ事を期待した俺を殴ってくれ w
>>556 GJ!
可愛い!また書いて下さい。
GJ!
あぁまた目から(ry
なにやってんだ!?俺!
ニコみたいな彼女欲しいわ
おまけキテター!! GJです!!!
なんでそんなに可愛いんだニコロボは
自分の中では最強の萌えキャラコンビだ
エロねーのかよorz
>>563 エロ作家を褒めちぎらないからだwww
純愛ばっかりが人気だから、どっかに消えちゃった。
個人的には、脈絡もなくSEX突入というのは感情移入できないけど、
純愛SSばりに前段があって、エロシーン突入ならば、かなりうれしいんだが。
(エロ専門職人より自戒をこめて)
神脚本GJ!
そしてエロも好きな自分が来ましたよ。
好きな物書いてりゃいいじゃまいかー!!
バカなりに、一応新機軸のロボ視点w
どうも、オレ須藤威一郎です。
ニコはロボって呼びます。
ニコってのは、何故かうちに出入りする女子中学生で、ただのガキだと
思ってたのに最近なんだか色っぽくなってドキドキしちゃうんだよなー。
セーラー服の隙間から覗く肌がもう。
あ、鼻血が・・・。
でも夏だってのに、重ね着しちゃって肩出すような服装は全然しなくて残念。
なんとかもう一枚脱がせないかなーと思って
ついに秘策をおもいついたワケよ!!
明日早速試してみるぞ!!
「あー、暑い暑い。」
「クーラーないもんね。・・・何玄関閉めてんの?」
「暑いから、もうオレシャツ脱いじゃう。
あー、涼しー。
ほら、ニコも脱ぎなよ!」
「・・・・」
氷の様に冷たい視線を浴びせて、ニコは帰ってしまった。
あれー、何が悪かったのかなぁ。
脇臭かった?胸毛のせい?
チャンチャン♪
イイヨイイヨーーー!
ロボの夏服ってどんなんだろう。
いつものパズー服で、袖だけ半袖なのかな。
いつものままで、長袖をまくってるだけじゃない?
お金ないから、夏だけのために半そで買えなさそうだし。
>>565神のねたを勝手にシリーズ化させてもらったりして・・
どうも、オレ須藤威一郎です。
ニコはロボって呼びます。
ニコってのは、何故かうちに出入りする女子中学生で、ただのガキだと
思ってたのに最近なんだか色っぽくなってドキドキしちゃうんだよなー。
先日、ミニスカートのまま、ごろごろ昼寝するもんだから、少しパンツが見えていた。
ちなみに、かわいい系のパンツじゃなくて、縞々模様のシンプルタイプだった。
最近、僕がベッドに座って外を見てるときなんか、隣にちょんと乗ってきて、
どきどきする。ベッドの上に2人でって。無防備なんだよなあ。
その内、頭をこっちにむけながらくっつけてきて、横になったりしている。
思わず、その姿を見てあそこが立ってしまった。
見つかったらやばい。変態呼ばわりされてしまう。
触りたくなったので、ちょっとわき腹をくすぐってみた。
キャッキャと言ってすこし膨れている。
やり返された。
つづく
565です。どんどんやっちゃって!
(いろんな意味でw)
触るとキャッキャいうニコ、萌える〜!
俺的ニコに萌えてるというのは確かだが
正確に言うと大後ちゃんに萌えている
新たなシリーズ化なるか!?
職人求むww
2日後
ニコは今日もミニスカートでやってきた。
ごろごろしているニコのかわいいスカートから、パンツが見えそうで見えない。
本を読みながら寝てしまったニコの足のほうによって見た。
パンツが少しだけ見えた。
今日は黄緑色の淡色だ。
理性と戦いながらも、スカートに手を伸ばそうとした時、
急にニコが寝返りを打った。
びっくりしたー。
見ると、パンツがさらにあらわになった。
しばらく息を殺してみていたが、写真に残したくなった。
ビデオカメラを今度は買ってこようと反省しつつ、
とりあえずケータイのカメラしかないので、シャッター音が聞こえないように、
写真を取る方法を考えた。
しばらく考えた後で、1回きりしか使えない方法を考えついた。
「はーくしょん!」うそ臭いくしゃみと同時にシャッターを押した。
ニコがおきてしまったが、うまくごまかせた。
3日後
昨日のパンツをじっくり眺める経験で、免疫ができてきた。
またまた、近寄ってごろごろしてくるニコを触りたくなったので、
積極的に、ちょっとわき腹をくすぐってみた。
キャッと言って、逃げた。2度目にはくすぐり返された。
すかさず反撃した。
何度か繰り返しているうちに、ニコを抱きしめていた。
ふざけている水準を超えたのに気がついたのか、
不意にニコが静かになってこっちをまじまじと見た。
ニコを見つめつづけた。
そのままキスした。
ゆっくりと額をくっつけたまま、さらにぎゅっと力を入れて抱きしめた。
エロ職人さん(て呼んでいいのか)いなくなっちゃったの?
自分、エロも純愛も好きだけどなー。
そのうち純愛職人?さんもいなくなって過疎スレになってしまうのかな。
純愛もエロ有り(は難しいんだけど)も書きたいけどすごく長くなりがちだったりして、
なかなか投下出来ない…。
それまで人の作品で喜んでる自分てだめな奴orz
>>573
無邪気から異変に気づくニコにときめくじゃないか!GJ!
盗撮画像は、見つかる前に消しとけーw
>>575 楽しみにしてます!
でもあまりプレッシャー与えたらいけませんね
すいません
気長に待ってまーす
>>414>>467>>505と勝手に続けて書いて来た話の続きなんですが、エチシーン入れて見たので最初と最後以外は嫌な方は避けて下さい。
ちなみに実は575ですが(弱音吐いてスミマセン)、レスくださった方期待外れならゴメンナサイorz
時間軸は昭子との会話当日の夜です
↓
580 :
ねがい 1:2007/07/10(火) 21:04:24 ID:53jFz1mA
今日ほとんどずっと手を繋いだまま公園を歩き、買い物へ行く。
「もうカゴちゃんと持ってよ!卵割れちゃうじゃん」
「だって偏っちゃうんだもん」
「じゃあ両手使えば?」
「やだ」
傍から見ればこういうのをバカップルというのだろうか?元々あたしはそういう
のを醒めた目で見ていた筈だった。
「もーロボのバカ!」
「バカってなんだよ、俺はオタクだっつーの」
そんなあたしが、今度は見られる側になるなんて。
だけどそれを無理やり解く事はしたくなくて、少しでも離れそうになると自然に
指に力がこもる。それは、ロボも同じで。
これが恋愛の力と言うのなら、なんて大きな物なのだろう。
変わり行く自分。それは少し心地好くて、少し怖い。
夕ご飯の片付けが済んでロボが床に腰を落とすと、ニコがベッドに腰掛けて
洗濯物を畳んでいる。
「さてこれでお終いっ……と、わっ!?」
ロボが床にひざまずいた状態でニコの膝の上に頭を乗せて来る。
腕をお腹の方から背中に回してしがみつく様にして。
「もー、いきなりなにすんの!動けないー」
「いいの。……もう少しこのままいてよ〜」
ロボは幸せそうに笑いながら、ニコの温もりに甘えていた。
「お腹ぎゅるぎゅる言ってるよ?」
「!……いっ、今ご飯食べたばっかだからー!」
顔を真っ赤にしてロボの頭を叩くと
「もーそんな事言うなら離れろっ!バカバカッ」
「いてっ!やだ〜」
ロボも負けずにしがみつきながら、お腹にますます耳をくっつける。
「ね〜ニコ」
「何!」
「も〜怒んないでよ。……いつかさ、このお腹に幸子がやってくるんだよね?」
ニコは振り上げていた手を止めた。
「……覚えてたの?」
3年前。公園で何気なく交した会話。
『誰、幸子って?』
『将来生まれて来る子供〜♪』
『え、結婚すんの?つか、出来んの?プッ』
『……したらの話ーーー!」
「あの時さ、何気に失礼なこと言ってくれたよね?」
「な、何の〜事〜かな〜♪と」
「も、いいっ!」
ロボの顔ををぐい、と掴んでぐーっとほっぺを引っ張る。
「ニ、ニコ……ひゃん、ゴメンなひゃいっ」
「遅いっつーの!」
パッと手を離すと畳んだ洗濯物を運びに立ち上がる。
「もお〜、ラスボスより怖い〜」
「何か言った!?」
いえ、とちーさくロボは返事した。
581 :
ねがい 2:2007/07/10(火) 21:05:04 ID:53jFz1mA
服を片付けてベッドに戻ると、ニコのいた位置にロボが座っていた。
「はい、ニコの番」
ポンと膝を叩いて笑顔で待っている。
「何が」
つん、とその前を素通りする。が、背後からロボの大きな腕の中に包み
こまれてしまう。
「今日はまだ離さないよ」
「ちょーっ……」
抗議は空しくロボの唇によって消されてしまう。
「んっ、んーーー」
じたばたともがきながらも、いつもこれには負けてしまう。やっと唇が離れると
ロボのニヤけた顔が目に入る。
「おいで」
とまたベッドに腰を降ろしてゆっくり手を差出す。
「仕方ないなー」
と言いつつニコはわざとその手をすり抜けて横に座る。
「う、この手の立場は?」
「知らない」
ロボは口を子供みたいに尖らせる。
「も〜、いいよ。こうしてやる!」
その手でニコを抱き締める。
「あー、ちょ、やだスケベ!」
「スケベだも〜ん」
そのままベッドに押し倒す。
「離さないって言ったでしょ?」
構わずニコにキスをする。
「ん……」
長く、ゆっくり優しく時間を掛けてロボはニコの唇を味わう。
「……ニコ」
「ん?」
「なんか今日離れたくないな〜」
この3日間で2人の想いは更に強くなっていた。
「あたしもだよ。でも本当はこういうの、あまり好きじゃないって思ってた」
「え〜、そうなの!?」
「ロボと付き合う前だよ!……何か正直バカみたいって。見てる方が恥かしいとか
くだらないって思ってたんだ。なのにね、今それが凄く嬉しいんだ」
抱き締められながらロボの耳元で呟く。
「じゃあ、もっとぎゅっとしてもいい?」
「うん、してもいい」
「んじゃ遠慮なく」
ロボは更に強くニコをその腕の中に包みこんだ。愛しいものを守るように。
「ロボ……」
小さく『好き』と唇を動かして、ニコは目を閉じる。ロボがそれに
「俺も好き」
と返しておでこにキスをして、また唇に戻す。
それを繰り返しながら、右手はゆっくりとニコの胸の膨らみを包んで行く。
582 :
ねがい 3:2007/07/10(火) 21:06:06 ID:53jFz1mA
ロボの手の動きに時折ビクンと震わせながら、ニコはそれに身体を任せる。
そっとシャツの裾から手を潜らせると、下着の上からまたその感触を確認する。
「あ、だめ……」
ブラの隙間から指を忍び込ませ、小さな突起を探し当てると、それを転がす。
「ん、あ、やあ……」
吐息混じりに小さく喘ぎ声を上げて身をよじらせる。
「その声、やらしいなあ……」
ニコはハッとして顔を赤らめシャツの裾を押さえようとするが、その手をロボに
掴まれる。
「ダメだよ」
「んー」
時々こうして身体に触れられていた。初めのうちはただ恥かしくてじっと
していただけだったのに、何度か繰り返されるうちに身体が敏感さを増して、
自然とこんな声を漏らすようにもなってきていた。
「今日はまだやめたくない」
ロボは再び胸に触れる。
「離したくないんだ……」
ニコは背中に手を回される。
「あたしも」
ホックが外れ、膨らみは解放される。
「離れたくないよ……」
ロボはニコを抱き締めながら、舌を絡ませようとする。それをニコは受け入れる
ために、おずおずと自らの唇を開いて迎えた。
聞こえるのは互いの息遣いと衣擦れ、そして舌の絡み合う湿ったキスの音だけ。
こういうのは、現実に経験するまでわからない。まるでお話の中の事のように
ニコは思っていたのだから。
離れたくないなんて、自分の口からそんな言葉が出るなんて想像もつかなかった。
恋愛なんてくだらない、大した事ではないと淡々と避けて来た自分は、本当に
子供だったのだと改めて気付いた気がした。
「ロボ……」
「何?」
「あたし、ちゃんと大人になりたい」
ロボの目を見つめながら熱を帯びた顔と身体で訴える。
「ロボを好きな事、全身で感じたい。もっと解り合いたい。愛されてる自信が
欲しい」
「……俺もだよ」
ニコの着衣を捲りあげると、白い肌が露になった。
「ニコを全身で感じたいよ。愛したいし」
胸の膨らみを掌で包み込む。
「ニコが欲しい。……これってイヤらしいかな?」
「……ううん」
柔らかな丸みを帯びた胸を揉みながら、ロボはまた長いくちづけをした。
583 :
ねがい 4:2007/07/10(火) 21:07:09 ID:53jFz1mA
ロボが掴んだ掌の中の柔らかさを確かめる度に、ニコは声を漏らして身体を
震わせ、それが更にロボの心を熱く猛らせていく。
身体を起こすと着ている服のボタンを外そうと俯いた。
ニコは急に恥かしくなって、服から露になった胸に自らの両手を乗せて隠した
まま目を閉じてロボを待った。
だが、一向に気配が感じられない。そっと目を開けると、ロボは俯いて服に
手を掛けたまま。
「ロボ?」
思わず身体を少し起こして良く見ると、その手は小刻みに震えていた。何度も
ボタンを摘んでは、震えが指を滑らせ邪魔をする。
ロボも怖いのだ。
これから起ころうとしている出来事が。2人にとって重大な儀式である筈なのに、
大切な人を壊してしまうのではないかと。
この手で全てを奪ってしまっても、ニコは本当に自分を変らずに愛してくれる
のだろうかと。
そんなロボの手をニコの手が優しく包んで、膝に乗せる。
「じっとしてて」
小さな声で呟くと、ロボのベストのボタンをひとつひとつ外し始めた。
「ニコ?」
「……お願い」
ベストに手を掛け、大きな肩から滑り落す。
「聞かないで……」
襟元のボタンに手を掛ける。そしてまたひとつひとつ外してゆく。
「あたしだって、……ロボの全部が欲しかった」
俯きながら慎重に。確実にその胸に抱かれるために。
「あたし、……イヤらしいの?」
ロボは答える代わりに自らの手で残りのボタンを外していった。もう震えは
なかった。
得体の知れない恐怖や、迷いも。
あるのはただ、ニコが愛しいというその気持ちだけだった。
はだけたシャツを脱いで床に落とすと、ニコの視線は自分の胸元に注がれている
ことに気付いた。
「な、何?そんなに見られたら結構恥かしいんだけど……」
「触ってみてもいい?」
ロボが頷くとニコの指がおずおずと胸に触れた。
「男の人のカラダって、こうなんだ」
うっすら生えた胸毛に指を這わせ、硬い胸板に掌を当てる。
このひとに抱かれるんだ、とその心音を聴くために胸に耳を寄せると、そのまま
再び身体を横たえられて行く。
584 :
ねがい 5:2007/07/10(火) 21:07:47 ID:53jFz1mA
「バンザイしてごらん?」
そう言ってニコの服を頭から脱がせてブラを外すと、さっきの続きが始まった。
両手で胸を持ち上げる様に揉みながら、うっすらとピンクに染まった尖端を
恐る恐る唇で摘む様に愛撫すると、じんわり汗を浮かべながらその主は囁く。
「や、はず、恥かしいよ……」
その声にますます硬くなるそれを口に含み、吸い付いたかと思うと舌の先で
転がすように舐めてゆく。
「ん、あ、……あっ」
身体の中心からわきあがる熱を感じて、ニコは胸元で時に肌をくすぐるロボの
髪をかきむしる。
交互に膨らみを弄びながら、その息遣いはゆっくりと腹部へと移動してゆく。
おへそに軽くキスすると、次へ進みたい衝動を押さえてロボは再び身体を起こす。
ベルトを外しパンツを脱ぎ捨て下着1枚になると、ニコのソックスを脱がせ
スカートのファスナーを降ろした。
ニコが腰を浮かせると、ロボがゆっくりスカートを足下へと引き下げていく。
可愛い下着が覗くと、少しペースを速めて膝から足首へと引き抜かれてゆく。
下着の上からラインに沿って指を這わせながらキスをする。
「んんっ」
と我慢出来ずに声を漏らしながら膝を曲げて背中をのけ反らせる。
塞いでいた唇を外すと、ロボは黙ってニコを見つめる。
「なに?」
急に不安になって問うニコを眺めながら、右手を下着の中に忍ばせた。
「…………!や……っ、何」
今まで感じた事のない痺れと熱さがニコの身体を駆け抜けた。
「あ、あああーーーっ!」
うっすらと涙を浮かべながら、耐え切れずに切なげな声をあげてシーツを
力一杯握り締める。
その乱れていく姿を眺めながら、ロボの指は動きを止める事なく準備を整え
させていく。
綺麗だ、と思う。
子供だと思って全く気にも止めていなかったニコが、どうしようもなく女だった
のだということにロボは気付いたのだ。自分を欲しがり、そしてそれをまた自分も
たまらなく欲しているという事実。
「や、み、ないで……あっ」
ニコの言葉に構わずロボはその姿を瞳に映しながら焼き付ける。
「ニコが、好きだよ……」
囁きながら強く撫で上げると、ニコは目を閉じて震えながらロボの腕に爪を立てた。
585 :
ねがい 6:2007/07/10(火) 21:08:25 ID:53jFz1mA
「ニコ、可愛かったね」
少し濡れた下着を足首から引き抜くと、優しくキスをした。
「なんで、なかなかしてくれなかったの?」
紅潮した顔で睨む。
「声、聞きたかったから。……全部見たかったんだ。ゴメン。嫌いになっちゃった?」
ちょっと冷静になってしょぼんとしたロボの頭を叩く。
「す、け、べっ!」
「ハイ」
苦笑いしながらロボの頭を胸に抱き寄せる。
「ニコ、俺の物に……ううん、もっと大事な人になってくれる?」
言い方がロボらしい。思わずクスッと笑った。
「うん。して、なりたい。ロボの一番大事な人に」
ベッドから立ち上がると小さな紙袋から箱を取り出し、ニコに背を向けゴソゴソと
手を動かしている。
小さく袋を破る音がして、しばらくするとロボがニコに覆い被さってきた。
「緊張するなあ……」
ロボの引きつった顔に
「あたしの方だと思うんだけど?」
と吹き出しながらニコはしがみつく。照れながらキスをすると、ロボはゆっくりと
ニコの中に入ってきた。
「い、痛いっ!痛いーー!」
「ゴメン、ちょ、俺も痛い!」
想像以上の激しい痛みに思わずニコはロボを力一杯叩いてしまった。
「あっ、ゴメン!だってさー……」
「ニコ、力抜いてごらん」
意識して身体を少しずつ呼吸とともにほぐしていく。同時にロボがぐいぐい
と身体を貫いて来るから、また痛みはぶり返す。
「全部入ったよ……大丈夫?」
そのまま落着くまで動きを止める。ロボの少し苦しげな息遣いがニコの耳に届いて
切なさが込み上げて来る。
「ロボ、して。あたし大丈夫だから」
「けど」
「あたしだって欲しいんだもん」
じっとニコの瞳を見つめると、舌を絡ませながらロボは動きを再開した。
「うあ、あ、あ」
痛みに思わず声が漏れるが、それを押えるためにニコからもキスを返し続ける。
そのうちロボは腰を引いて、浅く動かし始めた。少しでも和らげるかと考えての事だった。
それは、ニコに別の感覚をもたらし始めた。
目を閉じてロボの名を繰り返すニコの姿を瞳に映しながら、ロボはその中で全てを押し出した。
586 :
ねがい 7:2007/07/10(火) 21:12:25 ID:53jFz1mA
「ん、ムニャ……ンあっ、あ〜〜っ!朝だ!」
慌てて飛び起きる。「会社、会社行かなきゃ!ってニコ、ニコは!?」
ベッドから立ち上がったが全裸だったのに気付き、派手にくしゃみをまき散らす。
「帰っちゃった?……も〜起こしてくれたら良かったのにな」
がらんとした部屋が妙に寂しかった。
服を来ながら
「強いぜ〜♪強いぜ〜♪むって〜きだ〜ぜ〜……うわっ!」
と鏡に映った姿に驚いて振向く。
「朝から煩いなー。パン買って来たからさ、たべよっ」
その存在が愛しくて、ロボはニコをぎゅっと抱き締める。
「スーツシワになるよ」
「平気だよ。あ〜俺このまま会社休みたい〜〜」
「ダメ!甘えるなっての。さっさと食べて行きなさい」
パッと離れるとカップや皿をだして準備を始める。それを眺めながら、
ロボは引き出しを開けていた。
「ニコ学校は?」
「春休みだけど」
「え〜、学生はいいなあ」
「ふふーん♪あ、時間だよ」
「あ〜あ、頑張って働いてきますか!」
最後のパンを口に放り込むと、靴を履きに玄関に向かう。
「んじゃ、行って来マックス」
「行ってらっしゃい」
背中を向けてドアを開けるフリをしてパッと振り返ると、ニコに素早くキスをして
離れた。
「油断禁物!」
「ば、ばかっ!」
真っ赤な顔で怒るニコにもう一度行って来ますのキスをして、部屋を後にした。
駅の改札を潜ると、自販機の前に立ちカバンを開ける。手にしているのは
昭子と撮った自分の写真。
『泣きそうな顔してるよ』
そう言ってたっけな。
「その時の想いまで捨てなくてもいい」とニコは言ったけど……。
「もうきっとこんな顔しないから」
全ての想いを込めて、写真を投げ入れた。
「あ、もしもし?サチコ」
側を通り過ぎた人が携帯で喋りながら笑っている。
『幸子』
いつかは、君に会える日が来ることを願わずにはいられない。
ニコにはまだ内緒のこれからの夢と、幸せ。
ありがとうと、さようなら。
そしてこれからの未来を守るために、愛と勇気を、俺は手に入れたハズだ。
もうすぐ次の電車がやって来る。
「うおっ、遅れる!マックスダーッシュ!!」
その顔は誰よりも輝いて人込みに消えて行った。
********
引き出しがないっ。
エッチはやっぱり難しい……
本当に職人さんてば、偉いなあ。
ぽっと出なもんで見苦しくて失礼しました。
いやいや、良かった。良かった。
最後の『幸子』の下りで感動した。
GJ!! よかったですよー
萌えました!
とってもよかったです。
ただ「やみないで」 は意図なんでしょうか・・・?やめないでの誤字?
(どうでもいいことですみません)
591 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:20:59 ID:8HPVah6F
>>589 いや、見ないで… と言おうとしてそうなったんではないかと…。
ageてしまった…ごめんなさい。
>>589 >>580です
「や」→「嫌」
「嫌、見ないで」
だったんですけどorz
書き方悪くてスイマセン……通じなんだか……
あんまり上手くなくてごめんなさい。
皆さん感想下さってありがとうございます。嬉しいです
イイヨイイヨ〜 GJ!
いやいやしかし弱音はいかんぞ強気でいこう!
またいいネタあったら読みたいぞー
ていうか読ませて下さい。 お願いします。ペコリッ
>>573つづき
4日後
「バカバカバカバカ俺のバカ」ロボは自分に怒っていた。
ネットで見た「女性の気持ち」のサイトには、恋人が黙って盗撮するのは最低とか、
愛がないとか、気持ち悪いとか、散々に書かれていた。
結局、嘘のくしゃみをしながら取った写真はぶれていて、
何が写っているのか判別できないものだった。
「ニコを世界で1番愛してるのは確かだと思うんだけどなー」
独り言をつぶやきながら、本当はそうじゃないのだろうか?と考え、落ち込んでいた。
ニコとたくさんのことを一緒に経験してきた。
最初は子供だと思ったけど、ニコはそこらの子供とは違った。
人間の原点を見つめるような経験も2人で重ねて、だんだん、
大切な大事な人だと思えるようになって来た。それは単なる男女の思いとは違っていた。
大切な人のはずだった。
何になんだ。自分は誘惑に負けて、信頼してくれているニコを裏切ってしまった。
・・・ような気がした。
昨日は、抱きしめてキスをした後、その先に進むことはできなかった。
まじめに向き合うと、とたんに、先に進めない自分がいた。
ニコがその先に進むのを許してくれたのかどうかはわからない。
あの後、しばらくニコをぎゅっと抱いたまま、
「大切にしたい」という思いが湧き出てきた。
「でも・・・」ロボはまた独り言を続けた。「ニコはまだ中学生だものなあ」
大人のように思えるニコもいたけど、子供のように見えるときもある。
ニコは大人と子供の境目なんだとも思う。
ロボは自分の感情に自信がなくなってきた。
つづく
文才がないから話書けないので職人さんいてくれて嬉しいです。
楽しませてもらってます。
>>597つづき
その日も、ニコはやってきた。
ニコはいつもと変わらず元気に話をしてくれた。
落ち込んでいるのは自分だけだった。
ニコはすぐに台所に行って、カレーを作り出した。
ニコの後姿を見ながら、考えた。
昨日、抱きしめて、キスをしたことを、ニコはどう思ったんだろう。
結局昨日は、しばらくニコを抱きしめたあと、照れ隠しに大の字になってしまった。
しばらくそうしているうちに、夜になったので、
ニコは「帰るね」と言ってあっという間に帰っていってしまった。
「ばいばい」ととっさに言っただけで、それ以上話は、しなかった。
台所のニコに聞く。
「ニコ?」
「なに?」
「ううん、なんでもない」
心なしか、ニコの返事がいつもと違う。
いつもはすぐに近くに寄ってくるのに、今日は家に来たらすぐに台所に行ってしまった。
つづく
ニコ「ロボ、出動だよ!」
ロボ「出動って、何の仕事?どこに行くの?」
ニコ「〇ちゃんねるのエロパロ板セシースレよ」
ロボ「え〜、そんなとこ行って何するの〜」
ニコ「あたし達のイチャイチャほのぼのエロエロが見たいっていう人がたくさんいるのよ」
ロボ「え〜そうなんだあ」
ニコ「そうよ。だから早く…って、ちょっ、ロボ!?何してんのよ!」
ロボ「だったら皆の希望どおりイチャイチャぶりを見せつけないと〜。まずはチュウから♪」
「バキッ!!」
ロボ「痛ーい!ニコっ、顔面パンチするなんてぇ……」
ニコ「(照れるじゃん急に!)…と、とにかく先にすることがあるのよ」
ロボ「セシーで?」
ニコ「うん。忘れられないように一度スレをあげてみようと思って」
ロボ「ふ〜ん、偉いねぇニコ」
ニコ「じゃないと
>>597さんみたく
>>597のつづきなんて不思議なレスする人に誰も愛ある
ツッコミをしないなんていけないことだと思うの!」
ロボ「そうだよね。 ツッコミをできるのはここに来る人たちだけ」
ニコ「それが終わったら…別になにしてもいいよ」
ロボ「えっ本当!? あのっチュウ以外のことも……?」
ニコ「うん」
ロボ「じゃあ早く行ってささっとすませよ〜♪」
とりあえずage
ニコロボかわいいじゃねーかよ
誰もいない・・・
愛あるレスに涙が…ウルウル
ぉーぃ!
いるよノシ
ロムってる人が多いだけだよ。
レスはあるし落ちたりはしないと思うが。
>ニコ「じゃないと
>>597さんみたく
>>597のつづきなんて不思議なレスする人に誰も愛ある
ツッコミをしないなんていけないことだと思うの!」
ワロタ
ごめん、ニコ忘れてたよ
もう
>>597たら、あわてんぼうさん!
一応突っ込んどくw
久しぶりにきて話がよくみえないのですが
別にここでエロ有無にかかわらず話書いちゃだめとかになった
わけじゃないんですよね…?
最近のこのスレがすごく静かだったもので。
すみません変なこと聞いて。 失礼しました。
全然おKです、いつでもネタを待ってマックス。
いや本当にネタを豪快に投下してくれる
勇者はおらんのかのう……
ライアースレの住人でもある自分としては
あそこの盛況ぶりはうらやまスィ
まあ比べてはいかんけど
夜中の独り言スマソ
607 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 18:37:21 ID:H4fH0oLw
ライアーのエロパロすごい勢いだなww
主演が成人でおとなしそうなかわいい子だとこうも違うのか
たしかにセクロボの二人は、年齢の問題もあるけど
「色気がないところが色気」だからエロパロにするのは難しいね。
無防備すぎて、自分たちが無防備であることにすら気づいてなさそー。
ラストシーンはスーツ姿のオタクの天使と、屋上のセーラー服の妖精だった。
あの二人の、まるでこの世のものではないような透明感は何なんだ!と思う。
自分が異性を惑わす力を持っていることに気づいてないと、そっち系の描写を書くのが
難しいんだよね。
二人とも魅力あるんだけど。
職人さんにはいつも感心してます。(エロありでも無しでも)
609 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:52:20 ID:K2vDODu2
確かに、セクロボで、エロパロ作るには、ロリコンじゃないとできないものな。
性に開花して大人とのSEXにおぼれる中学生ってww
610 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 01:28:31 ID:K2vDODu2
ライアー並に
「ロボ・・・・ロボ・・・・もう、私、おかしくなってしまいそう!」
・・・・って、冷静に考えたら、ロリコンでキモイなw
思い切って投下
エロ萌え無orz
↓↓↓
君の心が消えてしまったら、僕の心の世界は色を無くしてしまった
君の世界に僕は……もう生きてはいないのかい?
******
今日は朝からツイてない。チカンに間違われるし、おまけに遅刻した上書類
をなくして上司に大目玉。悪い事は重なるもんである。
だが、心に重くのし掛かっている影はそれらのせいではなかった。
「俺の事、忘れちゃったのかな……」
…………『ニコ』
お前は変わってしまったのかな。
一度絶えてしまったつながりは、もう戻る事はないのだろうか。
外回りの途中でニコを見掛けた。以前のツインテールにセーラー服ではなく、
ブレザー姿に肩までの黒くまっすぐな髪を下ろしていた。
久々に見たニコの様子に見とれていたロボは、持っていたハンバーガーを
うっかり落としてしまった。
「うわっ!も、勿体ない。俺の昼飯〜」
周りの視線がチラチラと間抜けな男に注がれる中、当の相手はというと……。
『ロボ!?もう何してんのー。相変わらずドン臭いなあ』
きっと一言そう言ってティッシュの1つも差し出してくれるだろうな。
そう思っていた。
だが、
ニコは、チラッと一度だけ視線を向けただけでまたそっぽを向いた。
その様子に何故か釈然としないものを感じながら落とした昼食を拾っていると、
「待った?」
と若い男が手を振りながら側を通り過ぎて行った。
ロボが顔を上げてその目に入ったものは、
「ううん。今来た所だから」
そう言って立ち去っていくニコ(と思われる女子高生)の姿だった。
久々に思い切って掛けてみた携帯は繋がらなかった。
「番号までかえちゃったのか……」
自分に何の連絡もなく。……いや、そう思っていたのは自分だけだったのか。
友達ならいつでも会えるから。変らずに笑えるから大丈夫と。それは自分の
思い上がりだったのだろうか。
どこでどんな風に出会っても、自分はニコを見間違える筈はないという自信は、
どこから来たものだったんだろう。
急に寂しさが込み上げて来たような気がした。ケロ山と別れた時のものとは違う、
近くて遠いさようなら。
「知らない人みたいだ」
その小さな独り言が、突然鳴った電話によって現実にロボを直面させる事になろうとは。
電話の主は彼の名を親しみを込めて呼んだ。
**翌日**
「一海ちゃん?久しぶり〜」
聞き覚えのある声にギョッとして振向くと、冴えないオタク男の姿があった。
「あなた……何しに来たの?あたし忙しいからっ」
慌てて家に入ろうとする彼女をロボも必死で呼び止める。
「ち、違う。今日は聞きたい事があって。お願い!少し時間ちょうだい」
一海が避けるのも無理はない。1度だけ妹の顔を立ててデートしてやったが、
それでハッキリ振ってやったんだから。
「あのね、ニコ……何かあった?いや、俺随分会ってなかったんだけど……」
それを告げると、一海の足は止まった。ホッとしたロボだが、振り向いた顔を
見て息を呑んだ。
一海の表情は哀しげにロボを見つめていた。
「一海ちゃん?」
「あのね……言いにくいんだけど」
一海が何か言いかけたとき、玄関のドアが開いた。
「あ、やっぱりー。声がしたから」
笑顔で出て来たのはニコだった。
数十分後、ロボはただ走っていた。走って走って、気付いた時にはニコと
最後に別れた場所へ辿り着いていた。
「嘘だろ……」
息を切らしながらロボは呻いた。
一海と話した内容は信じられないものだった。
「あの子はね、ニコであってニコじゃないの」
その言葉に前日の電話のやりとりを思い出す。
『おう、ロボ!久しぶりだな。元気だったか?』
懐かしい声にはしゃぐ間もなくその声の主はこう言ったのだ。
『ニコ、あいつ何かヤバいことになってんじゃね?』
一海は更に続けた。その声と昨日の声が頭の中で交互に響き渡る。
「ニコは変わってしまった」
『久々に驚かしてやろうとしてやったのによ』
「さっき私の事何て呼んだか聞いたでしょう?」
『俺を見て何て言ったと思う?』
「お姉ちゃんって呼ぶの。私を」
『よっちゃんて言うんですか?だぜ』
ロボは目を覆った。
「無理もないわよ。両親だって今だに信じられないもの。あの子はね」
『アイツの目みてわかったよ。俺も伊達に長いこと色んな物見ちゃいねえよ』
2人の声が同時にロボの耳に響き渡った気がした。
二 コ は 記 憶 を 失 く し て い る
両手で耳を覆いながらロボは膝から崩れ落ちた。
『あなた誰ですか?』
ニコの自分に対する再会の言葉を思い出しながら。
ニコの制服から探し当てた学校の前で待ち伏せていた。
「あなた、昨日の」
「うん。ちょっと時間あるかな?」
久しぶりに並んで並木の歩道を歩いた。あくまで「ロボにとっては」だったのだが。
「私の事、お姉ちゃんから聞いたんですか?」
「えー、何の事かなあ」
「とぼけなくてもいいですよ。私、何故か自分の事も家族や友達の事もよく
わからないみたいだから」
「そうなんだ……」
「生活に関しては、身に着いた事は覚えてるみたいで不自由はしてないんだけど、
……変ですよね?」
ロボはそんな事ないよ、と言いかけて口をつぐんだ。何を言っても慰めにしか
ならない気がして。
「3日で全て忘れちゃう人がいたんだ。でもその人は1日1日を大切に生きてた。
今までの自分も大切かもしれないけど、これからの毎日を大事に生きることで
それ以上のものを取り戻せるんじゃないかな」
ニコはその言葉に俯いていた顔を上げ、ロボをまじまじと見た。
「何?」
「その人って私の知ってる人?」
「うん。……俺が君を知ったのはその人のおかげなんだよ」
「その人には会えますか?」
哀しそうに目を伏せたロボにニコはそれを悟った。
「じゃあまたお話聞かせて貰えませんか?」
そう言ってニコ可愛いピンクの携帯を取り出した。
「あなたは私の事を知ってるんでしょう」
ロボも自分の携帯を出した。新たに登録されたニコの番号は以前と違うものだった。
「須藤さんですね」
「あのこれ、見た事ないかな?」
ロボは鞄からマックスロボを出して渡した。
「何ですか?522……」
ニコがロボットを眺めていると
「何してるんだ」
と先日ニコと一緒にいた男がやって来た。
「あんた何だ?彼女に何の用だ」
「いや、俺は……」
「二度とニコに近付くな!」
ロボに容赦ない視線を向て来る男をニコがなだめる。
「やめて!……ごめんなさい。彼のことは気にしないで。私を心配してるだけだから」
「いいよ、気にしない!それ少し預かっておいてくれないかな」
ロボはそう言うと男に
「ニコの事よろしくね」
と告げてその場から去っていった。
『ロボ』
そう呼んでくれる日はもうこないのだろうか。
滲む視界を振り切る様に足速に歩いて行った。
「何だよあいつ……。それ何だよ。そんな変なのほっとけよ」
「うん、でも」
なぜだろう?何か気になる。ニコは鞄にマックスロボをしまい込んだ。
「今日も大学はもう終わりなの?」
「あ、ああ。大丈夫だよ」
「毎日会いに来てくれるのね」
「そりゃ、心配だからさ」
2人はさっきロボとニコが歩いた様に並んで歩き出す。
「まだ思い出せないの?」
「うん。……やっぱり早く記憶が戻った方がいいよね?」
「そりゃね。俺の事まで忘れちゃったんじゃ、やっぱりツライじゃない」
心なしか目を伏せながら歩くニコを、切れ長の涼しげな男の瞳が見つめていた。
数日後ロボは外回りの途中である場所に差し掛かった。
「ここ……」
初めてニコに呼び出された時に来た場所だった。
角を曲がると人が殴られていた、と訴えて来た女の子に期待して会いに行ったら、
やって来たのは中学生だった。
あの角を曲がったら……。何となくロボは足を向けた。
雑草が生えた狭い路地。面白いものなんか何もなかった。
「そうそう発見なんかあるもんじゃないよな」
ふーと溜息をついて回れ右をしたら、足下の石に躓いてひっくり返った。
「いって〜……ツイてない、とことん神に見放されたあ〜〜〜!」
半泣きになりながら体を起こそうとした時、あるものが目に飛込んで来た。
手すりの下の草むらに埋もれる様にして何やら青い色の小さな塊が見える。
それに手を伸ばして取り出すと、ロボは目を見開いた。
「これ、って……」
見覚えのある携帯。それは間違いなくニコのものだった。
持ち帰り何とか充電をさせてみて電源をいれて見る。しかしロックが掛って
いるため中身はわからない。
「人の携帯見ちゃいけないよね〜、でも何かさぁ」
気になるのだ。ニコはこの前違う携帯を持っていた。なくしたのだろうか?
だったらなぜあんな所に……。
「まだ使ってたんだな〜」
ニコに聞いてみても多分覚えていないだろう。懐かしさに目を細めながらも、
慎重にキーを押してゆく。
「ここに何かヒントがある気がするんだよな」
ロボと携帯の格闘が始まった。
「はあーだめだあ!」
色々と入力してみたが一向に中身は見られなかった。そのうちふとカレンダーに目を留めた。
「これだ!」
両手で携帯を掲げて意気揚々とキーを押す。しかし
「だめ、かあ」
ガックリ肩を落とすとそのまま大の字になってひっくり返った。
『0・5・2・2』
2人にとって記念すべき筈のその日はあと2日に迫っていた。
「ニコの誕生日あさってだね」
一海が背後から覗き込んで来た。
「ああ、そうなんだ……じゃあこれって偶然なのかな」
小さく笑いながら答えるニコ。
「あの人も同じ誕生日なんだってね」
「え?」
「あっ、そうか……あのね、そのなんとかロボットの持ち主もニコと同じ日に
生まれたんだって。前にニコが話してた」
「あたし、あの人と仲良かったのかな?」
「そうねえ。不思議だったけどよく一緒にいたよね。私があの変態!って言ったら
あんた良くかばってたもの」
「そうなんだ……」
マックスロボのNo.522を眺めながらニコはあの不思議な人を思い出す。
何故か優しく懐かしい気がした。そんな大切な人を忘れてしまったのかと、
ニコは胸のどこかが切なく締付けられるような気がした。
翌日ロボはマズいラーメンを食べながら顔をしかめていた。
「で何?よっちゃん」
「おう、それがな……ホント久しぶりに来たけど、変らない味だな」
久々の再会に互いに顔を歪めながらロボと名梨は向かい合っていた。
「社長の知合いに仕事頼まれちまってよ、また地蔵堂に帰って来てんだよ。で、
またお前らに一仕事頼みたかったんだけど」
あー、と名梨は箸を置いて水を飲み一息つく。
「ニコに会いに行ったらあの状態だろ?お前らマジ解散しちゃったのかよ」
ロボは電話で段々遠くなっていった2人の距離を話していた。
「まあ……中坊とリーマンオタクじゃ仕方ないのかもな」
それが現実ならやはり最初から相容れないものだったのだろうか。自分とニコは。
「依頼っつーのがさ、ある組織の下っ端が大事な金とチャカ持ち逃げしたらしいんだわ」
名梨がピストルを真似た指をロボに向ける。
「そんなの警察に任せりゃいーじゃない」
「バカか!言えねえような金だから社長に頼んだんだろうが!まあ金とチャカ
さえ戻ってくりゃいいらしいからよ」
お金よりも大切な物、自分にはあるのだろうか。ロボは残りの麺を一気にすすった。
「まあ、今回は俺らが何とかするしかないな。ワリいな、呼び出しといて」
「こっちこそゴメンね」
「いいって。……しかしお前まだその車乗ってんのな」
「よっちゃんも相変わらず……」
言いかけてハッとして携帯を出した。慌てて番号を入力する。
「これだ……!」
データを探るとある物が目についた。
「おう、あったあった。これがそいつなんだけどよ、もし見たら連絡くれよな」
名梨が目の前に差し出した写真を見てロボは愕然とした。
「よっちゃん!」
名梨はロボの剣幕に加えかけていたタバコを落とした。
「もしもし?あ、はい私です。こんにちは」
表のカフェでニコは携帯を手に話していた。
「……えっ、わかりました」
立ち上がった所に彼がやって来る。
「ごめん友達に急に呼び出されて……今日はこれで」
「仕方ないなぁ……じゃまたね」
手を振りながら掛けて行くニコを、静かに眺めながら男は自分も席を立った。
ゆっくりと道に沿って歩きながら、自分はこの道を知っている、と感じていた。
初めて見た気がしない家や公園、そして……
「あの角かな」
ニコはゆっくりと足を向けた。
顔を出して、恐る恐る覗いて見ると誰かがしゃがんでいる。その誰かはニコの
気配に気付くとパッと振り返った。
「あ、来た来た」
両手を泥だらけにしてロボが何かを探していたようだった。
「何してるんですか?」
ニコは驚いて訪ねた。
「誰にも見られなかった?」
「はい……どうかしたんですか?」
「これ見てごらん」
ニコを呼び寄せ足下を見せた。
「これ……!?」
ビニール袋に包まれた鞄に札束がぎっしり詰まっていた。
「これがここに写ってたんだよ」
手にしているのは青い携帯だった。
「それは?」
ニコにはそれが何を意味する物なのかわからなかった。
「うん、ゆっくり説明するよ。あのね……」
その時ガサッと足音がして2人は振り返った。
「あ、あ、あ〜」
ロボは驚いてまともに声が出ない。
「どうしてここにいるの?」
ニコの問いに
「それはこっちが聞きたいね」
さっきまで一緒にいた恋人だったはずの男は銃を向けていた。
「なんだよ、思い出したのかと思ったらそんな所からアシがつくとはな」
男は冷たい目でロボの手にした携帯を見た。
「何?ねえどういう事なの」
「ニコ」
ロボはニコの手を掴みながら囁いた。
「こいつはこのお金を持って逃げたんだ。それをここに隠してあったんだよ」
「でも、どうして?」
ニコは目の前に突き付けられた銃口に信じられない想いで問い掛けた。
「思い出したって何?……私、何かを知ってるの?」
しばらくじっと構えたまま動かずにいたが、やがて男は肩を震わせ笑い出した。
「ハッハ!なんだよ、まだわかってねえのか?まあその方が都合がいいんだ
けどなー。……そうだよ、その金を持ち逃げしてそこへ隠したんだよ」
じわじわと一歩また一歩男が踏み出す度に、ロボ達も下がり出す。
「お前に見つかってちょっと脅すつもりがやりすぎちまってさ、でも記憶がねえって
わかってこれはチャンスだって彼氏のフリして出てったら、お前の家族誰も疑わ
ないんだぜ?めでたいよなあ」
ロボは男を睨み付ける。
「なんだよその目?心配しなくても2人まとめて始末してやるよ。全く、いつ記憶が
戻るかヒヤヒヤしたぜ」
「やめて!」
「うるせえ!死ねよ」
ニコに向けて乾いた音が響いた。
バン!
だが、痛みはどこにも感じない。思わず瞑った目を開けると、ゆっくり崩れ落ちる
ロボの後ろ姿があった。
ニコの脳裏に何かが浮んだ。
乾いた銃声。それを運良く避けたものの、側の柵に頭をぶつけた事。
倒れ込む自分と逃げてゆく足音。
ふらつく足で通りまで歩いたが、そこで記憶が途絶えていた。
自分に銃を向けたのは……。
この男!!!!
「いや、いや、嫌あぁぁーーーーー!!!」
ニコは絶叫しながらしゃがみ込んだ。
「……ロボ、ロボ、ロボ!」
自分の盾になって倒れた人。
「嫌あぁ!ロボーーーー!!!」
自分にとってかけがえのない人。
ロボにしがみついて悲鳴のような声を上げるニコに次は狙いを定める。
「次はお前だな」
引き金を引く瞬間、ニコはロボを抱き締め目を閉じた。が同時に
「うわっ!」
と声を上げて男が膝をついていた。
「悪い、遅れた!」
その声はサッと表れると男の足下に落とした拳銃を拾った。
「下手くそのど素人が。パンパンうるせーんだよ」
「よっちゃん!」
名梨が男の襟首を掴んで立たせると数台の車の音が聞こえた。
「ほら、ぼっちゃまお迎えですよ!と」
そのまま男を引きずって去ってゆく。
「待って、ロボが!」
「あ〜……キスでもすりゃ治るんじゃねえの?」
「はあ!?」
ニコの止めるのも聞かず行ってしまった。
「ロボ……」
いつもあたしの後ろに隠れてビクビクしてた怖がりのロボ。
「なのに……あたしを守ってくれたんだ」
目を閉じたまま動かない。
「起きて、起きてよ、ねえってば」
ニコの瞳から涙がとめどなく溢れては流れ落ちてゆく。しばらくの間そうして
ロボの体を抱き締めながらニコはただ泣いていた。
「ロボ」
ゆっくり顔を上げると、そっと頬を撫でる。それから自分の顔を近付けながら
ニコは目を閉じた。
もう少しで唇が触れ合いそうになった時、ピクリとロボの体が動いたのに気付いた。
ニコが目を開けると、必死で唇を突き出しているロボと目が合った。
「きゃあぁぁぁーーーーっ!!!!」
本日何度目かの悲鳴が響き渡った。
******
「でもさ、なんですぐ俺に連絡くれなかったの?」
ほっぺに手形を付けられたロボが防弾チョッキを脱ぎながら言う。
「間に合わなかったんだもん」
あの日は卒業式で、帰りに何となくあそこを通ったのだ。新しい生活が始まったら、また何かが
あるような気がして。
偶然埋めた現場を見掛けて、こっそり掘り出して写メを撮った所をやられた。
携帯はその時落としたのだ。
「でも良かった。こうしてまた会えたじゃん俺達」
「うん、そうだね」
と言いながらニコはハッとした。
「ロボ、中身見たってことは番号もわかったの!?」
「ん?さあねぇ」
ニヤニヤするロボに顔を歪めてそっぽ向く。
「明日誕生日だね」
「それが何?」
「その、一緒にお祝いしない?ここで」
久しぶりに来たロボの部屋。
「……うん」
あの後ロボは真木名から報酬を渡されたが断った。もっと大切なな物を
取り戻したのだから。
「ねえいつからあの番号なの?」
「うるさいな!ほっといて」
マックスロボは元の場所で新たな2人を見守っていた。
シークレットは『0・1・1・6』
******
「終り」
スパイ物らしくてすげー面白かった!
よっちゃんGJ!
携帯の画像見た時に、こういう事態を予想して
ロボに防弾チョッキ渡してたのか。さすがプロフェッショナル。
>>618 センスあるなぁ。再会のきかっけに記憶喪失ものかぁ。
面白かった(・∀・)
鍵は『イイチロウ』なのがなんともGJ!
自分も『7744』に変えようw
622 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:48:47 ID:u/VgY0ZJ
名梨よっちゃんかい
あーすごくいい! 素敵だわ
624 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:03:15 ID:NBYBMr6C
GJ!!
625 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 11:26:57 ID:f1/DGkz5
>>618 久々に投下された話がこんなに完成度高いとは…。
職人さんには頭があがりませんw
おお、良い話で楽しかった〜。読み応えあってGJ!
「卒業式」の一言でさらっと時間経過を表現してるのも上手いw
この後どうなるのかな、この2人wktk
そんな神の後に、勇気をだしてバカ小ネタを!
***
どうも、オレ須藤威一郎です。
ニコはロボって呼びます。
ニコってのは、何故かうちに出入りする女子中学生で、
ちょっと生意気なところが可愛いんだけどね。
甘やかしてたら、最近は勝手に上がり込んで飲み食いするようになって困ってる。
で、これぐらいは許されるかなーと思って
ちょっとしたイタズラを仕掛けて置いたら大当たりで・・・。
「ロボ・・・ロボ、あたし変。」
赤い顔で瞳をうるませたニコがすがりついてくる。
荒い息が色っぽいじゃないかっ
いつもはきっちり着込んでる重ね着も、半端に脱ごうとしたのか乱れてそそる。
「苦しいの・・・どうにか、して。」
傍らには、また冷蔵庫から勝手に出したジュースの缶が転がっていた。
アレを飲んでくれちゃったかー。内心ほくそ笑みながらオレは、優しく
ニコの肩を抱いて語りかけた。
「大丈夫だよ、これぐらいみんなしてるから・・・」
<暗転>
およそ1時間半後。
日も暮れた道を並んで歩くオレ達はいつになく無口で気まずかった。
まさかあんなことまでと思わなかったしなぁ。
ニコはまだちょっと足下がおぼつかない。
こんな状態の娘を、風呂上がりで送ってきた自分に、ご家族はどう対応する
だろうと思うと結構プレッシャーだ。
「・・・ホント、ごめん。」
「いいよ。こっちも悪いんだし・・・」
ちなみに謝ったのがニコで応えたのがオレね。
カクテル缶の『これはお酒です』マークを特売シールで隠しておいたせいで、
一気のみで酔っぱらったニコがオレにゲロ吐いたわけで。
<お酒は大人になってから>
チャンチャン♪
627 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 04:51:15 ID:ro7dM8qL
缶1本でげろったなんて、ニコはアルコール全くだめなのかw
かわいいなww
>>626 ワロタそう来たか!面白かったです。ロボも悪いやつw
>>618の続き(おまけ)埋めにでも
******
仕事を終えるとロボは一輪のガーベラを手にダッシュで帰宅した。
「ただいマックス〜♪」
「お帰り!ロボ」
合鍵を渡しておいたニコがちゃぶ台を拭きながら待っていた。
「急いで作ったから、味どうかわかんないよ。早く座って」
手作りの少しいびつな飾付けのケーキを出すが返事をせず、そのままニコの脇を
通り過ぎた。
何か気に入らなかったのかな?ニコはてっきり喜んで貰えると思ったので内心少しがっかりしてしまった。
「ねえニコ、ちょっと来て」
「何?」
ロボがベッドに鞄と花を置いている所へ、恐る恐る近付いてみた。
が、次の瞬間ニコは思い切り強い力で抱き締められた。
「なに!?ロボ……ねえどうして」
突然の事にどうしていいかわからない。ただドキドキして声をかけるのが
精一杯だった。
「もう1回呼んで」
「えっ?」
「ロボ、って」
要求されるまま意味がわからずニコはロボの名を呼んでみた。
「ロボ、ロボ。ローボ。ロ・ボ!……ロボ。ねえ何なの?って、……ロボ?」
ロボの肩が震えている。そして鼻をすする音と嗚咽がニコを戸惑わせる。
「ロボ?」
「良かったあ〜。もう俺、2度とニコにそう呼んで貰えないんじゃないかって
凄く怖かったんだ〜。嬉しい、嬉しいよ〜!」
ポロポロ涙を零しながらワンワン泣く子供のようなロボの変らない姿に、ニコも
胸が熱くなってゆく。
ふと抱き締めていた手をゆるめると、じっとニコを見つめる。その瞳に吸込まれ
そうな気がしながら、ニコもじっとロボを間近で見つめ続けていた。
ゆっくりとロボの目が閉じられ、顔を近付けてゆく。唇と唇が触れ合う……
「ちょ、ちょっとタンマ!」
その前にニコに手で力一杯押し返された。
「いきなり何考えてんだっつーの!」
「えっ、ちょっと何で何でえ〜!?何がダメなのっ!」
まさかの拒否?をくらって納得いかない様子のロボに、キッパリと言い放つ。
「だって、何でそんな事しなきゃなんないの?意味わかんない」
「わかんないって……だって昨日は〜」
「あれはっ!……だってよっちゃんがさー」 思い出してニコは真っ赤になりながら捲し立てる。
「え〜、よっちゃんがしろって言ったらすんの?」
「もう!……だってあの時は」
いくら防弾チョッキを着ていても、銃弾に身を晒すのは勇気がいった筈だ。
そうまでして自分を守ってくれたロボが本当に愛しかった。だがそんな事言える
わけがない。
「ニコぉ〜。昨日の続きしようよ〜」
「やだっ!ロボのスケベ!」
甘えるようにニヤニヤしながら唇を突き出してふざけるロボを睨みながら、
泣きそうな顔で真っ赤に顔を背けるしかできない。
「じゃあ、ゲームしよう。俺が勝ったらゆーこと聞いてね」
ロボはそう言って自分の携帯を渡した。
「俺のナンバー当ててご覧。わかるかな〜?」
ニコはロボを睨みながらじっと考えていたが、すぐにキーを押し始めると
「はい、おわり。甘いね」
とさっさとそれを破ってしまった。
「えっ、ええ〜〜!?そんなあ」
「ロボの考えそうな事位わかるっつーの」
悔しそうなロボを横目に見ながら、ちょっと頬を緩ませ微笑んだ。
『8・4・2・5』
得意げに顔を覗き込んで笑うニコをちょっと悔しそうに睨みながら、ロボは
「もー、はいっ!」
と花をニコに差し出した。
「え、くれるの?ありがと」
思わぬプレゼントにニコもついつい気が緩みだした。
「スキありっ!」
「きゃっ!?」
またもロボにしてやられてしまった。
「もう離せ!ずるーっ!!」
「じゃあその前に正解者への賞品を差し上げましょう」
そう言うとロボは素早くニコにキスをして、またぎゅっと抱き締めた。
ニコは2度目に襲われた突然の事態に呆然としながら、ロボの温もりにただドキドキ
包まれていた。
「……ずるい」
「引掛かった♪」
「ちゃんと順番があるじゃん……」
消入りそうな声にハッとニコの顔を見ると、うっすら涙を浮かべていた。
「うわ、ごめ、俺」
その時ロボのお腹がぐううぅぅーーー!と鳴り響いた。しばらくシンとしていたが、
そのうち気が付くと2人共ベッドの上で笑い転げていた。
「お、お腹いたいーwww」
「プププッ……二、ニコごめん、ケーキ食べていい?」
「はあー、仕方ないなあ。じゃあ、食べたらちゃんとしろよ!」
「もちろん!わ〜い、いただきマックス」
その後の2度目のキスはさっきより一段と甘かった。
ニコへのプレゼント→一輪のガーベラ+ロボ?
ロボへのプレゼント→帰って来たニコ+α?
2人にとってはこの運命こそが最大の贈り物かもしれない。
******
おしまい
ロボの自宅はいつも鍵が開いてるんじゃなかったの?www
>>628 あまーい!あますぎるっ
ごちそうさまでした♪
>>626 ワロタよ。ロボ…お前ってヤツはw
ロボはSなんだろうかMなんだろうか
633 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:12:26 ID:RV2ePq2m
Mなようでいて実はS。
プッチーニ編を見ている限りMだと思った。
ニコの尻にしかれるのが嬉しいタイプだと思う。
635 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 04:13:28 ID:66BnU4fc
だなw
基本M
でもニコに対して何らかの要求がある時は、大人だからリードする側のS?
ま、スケベのSかなw
スケベのS、ワロたw
じゃあSなロボを!
…と、まではいきませんが、ちっともラブラブじゃないのをひとつ。
ファーストキスです。
<ディスタンス>
ロボは意外に力が強い。
つまづいたら、片手で支えてくれた。
気がいい奴だからケンカは弱いけど、
本当に嫌なら、あたしがどう押そうが引こうが動かないんだろうな。
それは分かってた。
ロボは背が高い。腕が長い。
不思議なほど遠くから、ひょいと物をとる。
お醤油渡してあげなくちゃ、なんて気を回す必要もないんだ。
それも分かってた。
でも、お互いの間の距離まで違ってるのは知らなかった。
手をつないでるわけでもないのに、ロボにとっての私はいつでも
触れていい近くにいたなんて。
分かるわけないじゃない?
その日も、2人の間には十分距離があった。
あたしにとっては。
なのにぐい、と宙を飛ぶように引き寄せられたら、一瞬にしてゼロ?Bで抱きしめられていた。
びっくりしてもがいたけど、あたしの抵抗なんて感じなかったのかも。
髪を、頬をすべってきた感触が唇に近づくのを避けられなかった。そっと頭を抱いた手が、
背中に回された腕が、まるで檻の様に動かなかったから。
あ。
キスされた。
眼の前でロボの瞼が閉じる。唇がついばむように動くのも驚きで
(なんで動かすの!!)
あたしもギュッと目を閉じると、漫画のキスなんて嘘ばっかりだと思った。
塗り直したばかりのグロスがはみ出した。
とりあえず止めて欲しくて胸を押したけどやっぱり壁の様で。
固い二の腕を全力で掴んだのにもノーリアクション。
背中の手が腰に回って、更に押しつけてくる唇が息継ぎをさせてくれない限界で
『んー!!!』
ついに脛を蹴りつけて暴れるしかなかった。
「ツー!!な、な、」
緩んだ手を逃れてポカポカと殴りつけた。
息をするのに忙しくて悪態もつけなくて
「痛いよぉ!」
殴り疲れた手を止めたらやっと泣けてきた。
「……ニコ? 嫌だったの?」
「莫迦ー!!」
捨てぜりふで走り出したハズだったのに、やっぱりあっさりとつかまって引き戻された。
「ゴメン、その、無理強いするつもりじゃなくて」
「イタイぃ!」
背後から抑えていた手がパッと離れる。本当に莫迦。ここで引かれたらあたしが悪者じゃない。
「もう帰る!」
今度こそ長い腕は伸びてこず、走り続けた。
ゴメン、とか電話するから、とかいう声が背中でした。
そんなに叫ぶことないのに。耳はいいんだから。
<end>
莫迦ってなんていう意味かと思って調べちゃったよ…
漢字に弱いよっちゃん発見!
GJ!!
でも、ロボだったからいいけど、ほかの人がそんなことしたら、いやなやつだなー
いや、ロボじゃなかったら、早稲田の和田グループの事件並だwww
>>637 GJ!!
ラブラブじゃないつーがそこはかとないエロい
空気を感じるのは自分だけだろうか
643 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 05:06:29 ID:s86JXnK9
ロボはたぶん自分が本気を出したら体格的にも体力的にも
ちっこいニコなんかどうにでも出来ることを自覚している。
だから強引なことは絶対出来ないし大事な壊れ物みたいにニコのことを思っていても、
ごくまれに気持ちの盛り上がりが抑えられない時がある、というシチュエーションがそこはかとなく
エロい。
とりあえず身長差萌え。
637です。感想ありがとう。
和田の事件、が分からなくて調べちゃったよw
知ってたけど、酔わせての輪姦と一緒にされると思わなかったからピンと来なくて。
同意なく好き勝手された立場からだと、強姦もキス泥棒(古)も同じ……と
いえばそうかも。
ロボだけど、すみません。
(行為がどこまでかに依らず、注意書きが必要な方向なのかな「同意無し」とか?)
でも、書きたかったのはまさに男女(&大人と子供)のそんなギャップなので
エロ風味を感じ取ってもらえて嬉しい。
644さんの解説にうっかり萌えたw 全てお見通しされてるw
いや、あれと一緒にしたらイカンだろ……
647 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 15:36:16 ID:gmPFQv/t
>>645 あまり気難しく考えなくていいと思うけど。
とにかく637のお話自分好きだなあ。
>>645 641だけど、和田事件は冗談だから、深く考えないで。
ニコといろんな経験を共有してきているロボだからいいんだけどね。
もし、ニコに思いを寄せているニコの同級生がこんな強引なことしたらすごくいやな気がするけど。
>>645 ロボだからいやらしく感じないというか
他の奴だったら気持ち悪いな。
何故みんな他の誰かだったらって考えてしまうんでしょうww
そしたらロボが助けに来てくれるよ!
よっちゃんでもいいから、頼むよ!
ニコのピンチにMAXダッシュで助けにむかうロボかー
想像したら萌えるな
ドラマでは全くそんな描写なかったよなw
652 :
名無しさん@ピンキー:
昔から、戦隊物で、必ずそういうシーンがなかったか?
ピンクがつかまって、悪者の毒牙にかかりそうになったときに、レッドたち参上!!