「な〜ぜだっ な〜ぜだっ な〜ぞ な〜のだ〜」
またうちの猫子が調子外れな歌を歌いながら部屋の中をうろついている。
「またかよ。こんどは何だ?」
「おお!ちょうど良いところにダーリンがあらわれたのだ!謎なのだ」
「そりゃ、俺の部屋だからな」
「おお!またひとつ謎が解けたのだ。ダーリンは回答博士なのだ」
「・・・で、何が謎だって?」
「ダーリンの気持ちなのだ」
「はい?」
「***のことが好きなのかと聞いているのだ」
「だから、何を言っている?」
「好きなのだな?」
「念を押すな」
「ぬぅぅ、***は罪な女なのだ」
勝手に納得すると猫子はクレイドルの上によじ登り丸くなった。
「おい、今日はバトルに行くと言ってたんじゃ?」
「そうなのだ。今から***は戦いに行くのだ」
「いや、寝る気満々だろ。それ」
「だから、夢世界に行ってフェイドゥムと戦うのだ」
「だあああっ!それを言ってはおしまいなのだあああ!!!」
「ダーリン、口調うつってるのだ…」
オーナーの呼び方に”ダーリン”が用意してある時点で
どう考えても確信犯なんですが、コナミさん。
(もちろん、うちの猫子の名は”ねねこ”なのだ)