でもDisc2のテキストだけのところを旅してみたかったりしませんか?
あれ不評だけど自分としては旅とかさせられてたらかなりダレてた思う
ただでさえエンカウント率高めなゲームだったし、あのテキストだけはそんなに悪くないと思うけどな
108 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 04:09:11 ID:MZwdNALq
もうすぐ10周年だっけ?
つか、合体技だのなんだのと余計なもん入れたからじゃね>小説
保守
ご先祖様に会いたい・・・
チッサイエメラダの体重が何もしてないのに重いのは何故?
と
保守コメをしてみる
ナノマシンの材料が水より重いんだろ。
114 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:18:09 ID:Ww+8Hdyq
盛り上がらないねぇ……
バルト×マルーのエロなし長編を掲載。
自己満作品なので嫌悪感抱く方はスルーよろ。
俺の隣にお前が居て、お前の隣に俺が居る。
食事や睡眠より必要で、息をするように当たり前。
そんな静かな幸せが、きっと死ぬまで続いていくんだ。
そんな風に、思っていた。
――― 幸 せ な 夢 を 見 な が ら ―――
〜〜幸福〜〜
「……も好き?」
「あ?」
素っ頓狂な応えに、一拍間をおいて問い返す。
「ちゃんと聞いてた?」
いつもそう。昔っから変わらない悪い癖。
ボクはこの上なく真剣に話しているのにも関わらず、まるで夢から無理やり呼び戻されたみたいな反応。
照れ隠しに惚けているのか、それともホントにボーっとしていたのかは分からないけれど、話してる側にとってはたまったもんじゃない。
若がそんなだからボクは、一生懸命話した内容を、もう一度繰り返さなきゃならないんだ。
「だからさぁ、空の話。こうやって眺めてるとね。ちょっとだけ切ない気持ちになるんだ」
「ん」
「それはね…空をずっと眺めてると、ママたちの姿が浮かんでくるから。ボクにむかって、すごくやさしい顔で笑いかけてくれる」
「…そうか」
「うん。きっとみんな、碧い瞳だったからだね。ママの瞳の色って、空の色と似てたんだ。」
すごく綺麗で、吸い込まれちゃいそうで…見つめられると泣きたくなる、やさしい色。
若やボクの瞳と、おんなじ色。
「でもね…若と二人で空を眺めると、いつもと違った風に見えるんだよ」
「へぇ? どう見えるんだ?」
やっとボクの話に興味を持ってくれたみたい。
「若の瞳も碧いでしょ? だからかなぁ。若と一緒にいるときは、若が笑ってくれるの。
だからボク、今の空がすごく好き」
「……」
「若も空好き?」
ってさっき聞いたんだよ、と付け足す。
チラッと横目で隣の若を見てみる。
拗ねちゃったみたいな表情で口を尖らす、独特の照れ隠し。
「ねぇ」
もちろん若のまともな反応なんて期待しないよ。期待するだけ無駄だしね。
でも、こうして照れる若を見てるのも、ボクは好き。
当然、ちゃんとした愛の言葉なんてものが聞けるなら…それはこの上ない幸せなんだけど、
どうやらその願いが叶うのは当分先みたいだから、ボクはこうしてくすぐったいようなささやかな幸せを満喫することにしてる。
それはそれで、すごく心地よかったんだ…本当に。
だからボクは、この小さな幸せが終わらないように…いつまでも続いていくように、いつも静かに願っていた。
―――――――若の片翼でありたい。
その願いは叶った。お互いの気持ちを打ち明け、そしてお互いが受け入れあえた。
大切な人に想いが届いたことが嬉しくて嬉しくて、ボクの薄っぺらな胸ははちきれそうだった。
それはもう、あのエリィさんにだって負けないんじゃないかってくらい(に、ボクは思えたんだけどなぁ)。
だけど同時に…そんな幸せな気持ちと相反する、小さな不安が生まれた。
例えるなら、ボクの心の中には時計があって、その針は若の隣に居られる時間を、
カチ、カチ、と無機質な音をたててカウントダウンしてる…そんな感じ。
そしてその時間は…若のことを好きになればなるほど、隣に居たいと願えば願うほど、短くなっていく。
その不安を拭い去るように、ボクは若に答えを促した。
「ねぇってば、聞こえてますかー? ちゃんと答えてほしいなぁ」
「…」
相も変わらず唇を尖らせたまま無視する若。
沈黙は続き、あくまで答えないならボクも口開いてあげないよ、なんて思ったときだった。
「…べつに。空なんかにいちいち感動すんなっての」
若がボクを傷つけるために言ったんじゃないのはわかってた。
わかってたけど…
チョットだけ、グッと来た。もちろん、気付かれる前にそんな表情は隠したけれど。
「あー、そんな言い方しなくてもいいじゃん」
馬鹿馬鹿しいけれど、ボクは悲しくなった。なんでもない質問をはぐらかされただけなのに…
――ああ、まただ。今度はボクの悪い癖。
辛いときに辛いと言わない、悲しいときに悲しいと言えない。
若がそれを嫌うのはよく分かっているのに、無意識のうちにそんな感情を押さえつけて、笑顔になれちゃう。
どうしても素直に弱さを見せられない。弱さが罪だと信じていた。
ボクだってホントはね、若の前で泣きたいんだよ…?
そしてボクはまたパッと顔を上げて、笑顔で若を見上げた。
なんだか無性に寂しくなって、若のおっきな手を握ってみた。
それから、聞いてほしいけれど聞こえないように、うつむいて呟く。
「若の空に、ボクは映ってる……?」
もともと身長差もかなりのものだったし、ボクはうつむいていたから、若の耳まで届いたかどうかはわからない。
結局その答えは聞けないまま…ボクのささやかな幸せは…
あまりにも理不尽に…あまりにも突然に…終わりを迎えることになった。
〜〜願いの代償〜〜
困らせるつもりなんて、これっぽっちもなかったんだ
若を泣かせるつもりなんてなかったんだよ
ボクはただ、若の役に立ちたくて…
ホントだよ?
だから
お願い
そんな顔しないで…。
無数の銃弾が降り注ぐ中を、マルーは必死に走っていた。
今まで二人が命がけで守ってきた至宝を、ここでシャーカーンに渡すわけにはいかなかった。
何度も体を掠めていく銃弾は、マルーに鋭い痛覚を与え続けていた。
それでも尚、彼女を突き動かしていたのは、もはや気力のみだった。
「うぅ…! わ、若のためなんだ…! 大丈夫、もうちょっと…!!」
歯を食いしばり、今にも零れ落ちそうな涙をぬぐい、全力で走った。
息は切れ、無数のかすり傷からは血が流れる。
やっとの思いで、ギア・バーラーの格納庫まであと数メートルのところまでたどり着いた。
(あと少し、ホントにあと少しで、若のギアを守れる…!)
そう思った刹那。この数分の間、常にマルーを捉えて離さなかった恐怖、不安、緊張が、ほんの少しだけ和らいだ。
きつく結ばれたマルーの唇が緩んだ、まさにその時。
ズドッ
低く重い音がマルーの耳に響いた。
銃弾のひとつがマルーの、胸を…貫通していた。
痛みはなく、衝撃だけが華奢な身体を貫き、無情にもマルーは崩れ落ちた。
「あ…」
鮮やかな黄緑色だったはずのシャツは黒い赤に染まり、血は止まることなく流れ続ける。
胸を押さえた手は、信じられない量の血で濡れていた。
彼女の胸を貫いた銃弾が致命傷を与えたことは、マルー本人から見ても明らかだった。
力が入らない。全身の神経が麻痺したような感覚が、マルーを襲った。
その時のマルーは、呼吸をすることさえも困難な状態に陥っていた。
しかし、彼女のトパーズブルーの瞳は、曇ることなく数メートル先のギアに向けられていた。
「…ボ…ク……が…まもら…なきゃ……」
震える両腕で地面を手繰り寄せ、もがきながらギアに向かった。
一歩、一歩這う度にマルーの意識は遠くなっていく。
もはや遠ざかる意識を取り戻す術はないかのように思えた。
無意識のうちに、マルーはコックピットにたどり着いていた。
目の前には、何機ものシャーカーン兵のギアがこちらに突っ込んでくる。
マルーの身体はすでに、重度の血液不足によって痙攣を起こし始めていた。
「これは…わかの…だ…!!」
向かってくるギアに叫んだ。否、声にはならなかった。ただ、心のなかで叫び続けた。
マルーの心の声に、ファティマの至宝、E・アンドヴァリは応えた。
その赤い腕と鞭でシャーカーン兵をなぎ払い、吹き飛ばし、追い払った。
だがマルーは、もはや残された僅かな意識の片隅に必死にしがみ付いているだけだった。
(また、若に迷惑かけちゃったね…。いつも守られてばっかで…
無茶ばっかりして、怒られて…。
えへへ、でも今回は…怒ってくれそうに…ないかな…)
心の中で自嘲し、マルーの意識は深淵へと落ちていった…。
・
・
・
「シグ…なぜおまえの目が反応する!?」
「…若、今は早くマルー様を」
「…!!」
ファティマの至宝への扉は、開いた。
バルトは、マルーが走っていった後を、全力で追いかける。
一瞬でも、一秒でも早くマルーのもとへ。ひたすら走った。
「マルー…!! 頼む、無事でいてくれ…!!!!」
バルトにとって、マルーは、唯一残された身内であり、そして唯一愛した女性だった。
愛する者を失う辛さは、誰よりもよく知っている。だからこそ、失いたくない。失うわけにはいかなかった。
「これは…」
ギアの残骸や私兵の攻撃を潜り抜け、アンドヴァリを目前にしたバルトの瞳に映ったのは、夥しい血の水溜りと、その 血を流した者が這った跡だった。
血の道はズルズルと延びていき、そしてそのままアンドヴァリのコックピットまで続いていた。
アンドヴァリの動きは…止まっていた……。
バルトは、背筋が凍るような感覚に見舞われ、我を忘れて叫んだ。
「マルーーーーーーーーーーー!!」
搭乗口を開けると、バルトの隻眼は大きく見開かれた。
それはまさに想像しうる限り最悪の光景…。
血の海と化したコックピットに、対照的に青白い顔で倒れるマルー。バルトの時間が、ほんの一瞬、だが確かに、止まった。
何よりも先にマルーを抱きしめた。衝動的に。
シャーカーンは逃走を図っていた。バルトにそれを追いかける余裕はない。
開いた天井から私兵が次々と逃げていく。とうとうシャーカーン本人も要塞の可視範囲から、姿を消した。
バルトは、愛する者の名前を呼んだ。何度も何度も。
深く落ちていったマルーの意識に届くように。
己の出しうる限り最大の声を張り上げた。バルトの頬は、濡れていた。
「……わ、…か…?」
…届いた。バルトの声が、一度は落ちていったマルーの微弱な意識を呼び戻した。
「マルー…………」
言葉にならなかった。マルーは助からない。残酷な事実がバルトの心に刺さる。
たった一人の身内が、愛する人が、自分を支えてくれた最後の柱が…今、消えようとしている。
「……撃たれちゃ……った………へへ……」
必死に搾り出した声は、あまりにも弱々しく…それでもマルーは、まだバルトを気遣い、微笑む。残された僅かな命を削って。
「…大丈夫…か?」
答えのわかりきっている、虚しい問いかけ。
「…ダメ……みたい…。ゴメン……ね…? また…迷惑かけちゃった…。
………でも……守れた…よ…。わかの…ギア…ちゃんと守れた……よね……?」
何とか若の力になりたかった…と切実な気持ちを伝える。
本人は気づいていない…切なる想いを告げる口から流れ出る血に。
「ああ……
ありがとう、マルー」
「…よかっ……た…。」
マルーは微笑んだ。バルトの瞳からは涙があふれ続けていた。
思えば、こんなに泣いたことなど今までない。
拷問を受けたときも、両親が死んだ時でさえ、こんなにも涙は出なかった。
「なんで…なんでだ………マルー…」
マルーの薄く小さな胸からは血がトクトクと音をたてて流れていく…。
流れていく…。
止める事は、出来なかった。
マルーが、バルトの顔を見上げて、震える唇を開いた。
自分で体を起こす力は、もう、残されていない。
「…つもりなんて…っちも…ったんだ…」
もはや、はっきりと聞き取ることは出来なかった。バルトは冷たくなってゆくマルーの身体を抱きしめ、マルーの口元に耳を近づけた。
一言も聞き逃すまいと。
「…わかを…泣かせるつもりなんて…なかったんだよ…
……ぼ…くは、…ただ……若のやくに…たちたくて…
…ホント…だよ?
…だから…
……お願い
そんな…かお…しないで……」
16年という短い人生、最後の言葉。
バルトは、ただ無言で、微笑んだ。
今まで自分が笑って生きてこられたのは、いつもマルーが隣にいてくれたから。
せめて最後に、マルーが笑えるように。
安心して逝けるように。
笑顔で見届けよう。
それが、最愛の人に対する最後の気遣いだった。
マルーはバルトの笑顔をみると安心したように静かに微笑み、ゆっくりと瞳の輝きを失った。
色を失くした顔に微笑みだけをのこして。
見届けたあと、残されたバルトは泣いた。声をあげて、ただひたすらに。咽が枯れるほどに。
愛した人が自分の腕の中で冷たくなっていくのを感じながら。
――――16年。
あまりにも短すぎる一生の間に、この少女にいったいどれだけの幸福があったというのか。
振り返れば、それはひどく辛い人生だった。
幼くして家族を失い、大教母という重責を小さな肩に背負い、厳しい砂漠生活を強要され…。
そして、ようやく自分の幸せを…片翼を手に入れられた。人並みの幸せを掴むことができたはずだったのに。
運命は、そんなささやかな幸せさえも許さない。
運命から愛されなかったマルーは、今…短い人生の幕を下ろした。
ようやく掴んだ小さな幸せに抱きしめられながら。
“ずっと、若の役に立ちたかった
守られるだけの自分が、憎かった
弱い自分が許せなかった
ボクも貴方を守れるようになりたい
そう強く、強く願った
願いは叶ったんだよね?
でも…願いの代償は…あまりにも大きかった。
ボクは貴方の片翼で 貴方はボクの片翼で。
共に飛ぼうと誓ったのに。
片翼を失った天使はどうやって飛べばいいの?
いまさらになって気付くなんて…ホントに、なんて馬鹿なんだろう。
…ごめんね、若。
さようなら“
〜〜決意〜〜
――――数週間後。
長かった戦いは終わりを告げた。生き残った人々は新たな道を歩き始める。
共に戦った仲間たちはそれぞれ別れを告げ、自分のやるべきことに向かって旅立つ。
「俺は…ラハンに戻るよ。村の復興を手伝いたいんだ。
いろんなことがあったけれど…やっぱり、俺のふるさとはあそこだ。
きっと、落ち着いたらみんなに会いに行くよ。」
「私もフェイについていくわ。フェイの力になりたい。」
「僕は孤児院に戻ります。子供たちも寂しがっているだろうし。
僕も落ち着いたら会いに行きますよ。みなさん、どうかお元気で。」
「キスレブだ…。気は乗らないが仕方ねぇ。
俺の帰るところは、あの辛気くせぇところ以外にないからな。」
「私は、そうですね。やはり家族と自分の家に帰ります。
今度こそミドリに父親と認めてもらえるように…。」
「わたくしは、もう一度女王様に仕えます。自分の手で、シェバトを建て直したいんです」
「わたチュは仲間たちと一緒に暮らすでちゅ♪
フェイしゃんはエリィしゃんに取られちゃったでちゅからね」
「アタシは、自分に出来ること探す。ホントはフェイのキムと居たいけど、それじゃいつまでも変われないから」
皆が自分の行く先、やるべき事を伝え、残されたバルトに視線を集中する。
「バルト…」
フェイが、心配そうに声をかける。
彼もまた、愛するものをなくす痛みを知っている。
だからこそ彼にはバルトの気持ちが痛いほど理解できていた。
「俺は…」
言いかけて、またバルトは口を閉じた。
バルトの為すべき事は一つしかない。
だが今のバルトにそれを成し遂げられることは、ない。
彼を支え、見守ってきた片翼が…彼の生きる目的が、今はもういないのだから。
見かねた仲間たちが、なんとかバルトを励まそうとした。
どんな慰めならばバルトの傷を癒せるのか。
いったい誰がこんなバルトの姿を想像しただろう。
いつでも明るく、無鉄砲で、それでも皆を惹きつけて放さなかった若き艦長。そんな彼の姿が、遥か昔の人物のように思える。
結局、バルトの答えは聞けないままに、それぞれは旅立っていった。
残されて空を眺める彼の瞳に映っているのは、絶望。
その背中を見つめていたのは、彼がもっとも信頼する副官…そして兄である、シグルドだった。
「シグか…」
振り向きもせず言ったバルトの言葉に、シグルドはこたえなかった。隣まで歩いていき、バルトが眺めているのと同じ景色を眺める。
どこまでも広がる空は、ここに立つ自分たちをとてもちっぽけな物なのだと教えているようでもあった。
「若は、どうするおつもりですか?」
静かに、やさしい声で問いかける。
悲しみを背負っているのはシグルドも同じ。それでも自分の感情を表に出さないのは、長年仕えた副官だからこそできる気遣いなのだろう。
バルトもそれを知ってか、今度は返事を返す。
「…俺には責任がある。アヴェの国民が俺を必要としてくれているんだ。
俺はそれに応えなきゃならない。」
そう言い、バルトはアヴェの方角をまっすぐに見つめた。
しかし、その瞳には自分に課せられた使命を背負えるだけの強さは、宿っていなかった。
本当は、逃げ出したくて仕方ないのだろう。そして…逃げたとしても、それを責める者はいないはずなのに。
それを許さなかったのは、悲しいことに彼自身に流れる王族の血。それが今のバルトにとってどれほどの重荷であるか…。長年連れ添った副官がわからないはずがない。
「ご無理をなされていませんか?」
「……いや。俺を求めてくれる者たちを見捨てることはできない。
少なくとも、今はまだ逃げていい時じゃないんだ。
国が、俺を必要としなくなるまで…自分たちの力で歩けるまで、俺は責任を果たす。
…シグ。
もう少しだけ、俺に力を貸してくれるか。」
まるで自分に言い聞かせるように、自分の逃げ場をみずから崩すように、しっかりとした口調で話す。その瞳に、迷いはなかった。
「………あなたは、強くなられた。本当に。」
〜〜擦り切れた翼〜〜
――――5年。
隣に在るべき者が居ない時間はあまりにも長い。
ひたすらに復興のことだけを考え、働き、生きてきた。
残された片方だけの翼を頼りに、たった一人で。
俺の背中には、疲れ果て擦り切れてしまった翼がひとつ、張り付いているんだろう。
アヴェは驚異的とも言える復興を成し遂げ、キスレブとの和平も成されていた。
街は以前にも増して賑わい、人々は皆それぞれ傷を負いながらも、懸命に自分たちの道を切り開こうとしている。
……いつだっただろう? 遠い日にマルーと共に見上げた空を見上げ、俺は目を細めた。
色は、深い蒼。気を抜けば吸い込まれそうな感覚さえ覚える。
マルーを失ってから、俺の目に映る世界は姿を変えた。
二人で見上げた空、見下ろしたアヴェの町並み、ニサンの湖、大聖堂の天使たち…
そのすべてが以前よりも色彩を増し、不自然なほど鮮やかに映る。
それらはマルーと居た頃の自分がいかに周りの風景に集中していなかったかを思い知らせる。
――『若も空好き?』
なんでもない会話だった。
ほんとにごく普通の、すくなくとも俺はなんでもない会話だと思った。
けれどお前は、珍しく淋しそうな顔をした。
それはきっと俺じゃなけりゃ気付けない程僅かに、だがたしかに表情に表れた。
その言葉に言葉以上の意味が含まれていたことに気付いたときにはもう、お前の表情は笑顔にうずめられていた。
なぜ答えてやらなかったんだろう。
頑なに弱さを否定するマルーが見せた弱さに、どうして答えてやらなかったんだろう。
幾度繰り返したかもわからない後悔と、その都度その勢いを増すやり場のない怒り。
自分自身と、あまりにも理不尽に大切なものを奪った運命に対する怒り。
…ふぅ。
小さくため息を吐き、目を瞑る。
自分を取り巻く一切の事象を拒絶し、自分に言い聞かせる。
諦めろ。
俺がこの5年間で学んだ、感情を抑えるための特効薬だった。
副作用は、感情の死滅。
時の流れには逆らえない。時間は残酷だ。
悲しいことに、俺はもうマルーの声をはっきり思い出せない。
あんなに大切なものだったのに。あんなに大切に思っていたのに、時間は徐々に俺の記憶から生きたマルーを奪っていく。
でも、あの消え入りそうな程小さな呟きは俺の耳に届き、映像として俺の頭に焼き付いていた。
――『若の空に、ボクは映ってる…?』
あの時の呟きに答えるように、そっと瞼を開く。
視線を再び空に向ける―――そこに、マルーが映ったことは一度もなかった。
ただ、何処まで延びているかも知れない蒼が広がっているだけ。
いくら願っても、いくら祈っても、俺の空にマルーは映らなかった。
「俺の空には、誰も居ねぇよ…」
幻でも夢でも良い。もう一度あの笑顔を。
そんな女々しいことを考えながら、俺は政務室に戻った。
〜〜別れ〜〜
「…やつれましたね。お疲れのようですが、ご無理をなさっていませんか」
心配して話しかけてくれるのは、シグ。
「ああ、どうってことねぇよこのくらい。最初の1、2年に比べりゃ」
「このまま順調に行けば…そうですね、五日もすれば休暇が取れそうです」
「ん、そっか。やっと区切りも付いたな。長かった」
俺は書類の積み上げられた机から離れ、大きな窓からアヴェの街並みを見下ろす。
シグも隣に立ち、同じ景色を見下ろす。
「たった5年でここまで立ち直れるんだ。人ってすごいよな」
「そうですね」
「もう、昔と変わらねぇ。昔よりも賑やかなくらいだ」
俺たちが望み、目指した光景が、二人の目の前に広がっていた。
暫くの沈黙が流れる。
きっと二人の思考は同じ軌跡を辿り、同じ結論に行き着いたはず。
「…なぁ、シグ」
「はい」
俺は一つの決心を以って口を開いた。
「ありがとな」
「…珍しく殊勝な事をおっしゃる。どうしました?」
シグには俺なんかが一生かけても返せない程恩がある。
いったい今まで何度助けてもらっただろう。
「俺は感謝してるよ。本当によく付いてきてくれた。
お前が居なきゃ、今の俺もこの街もなかった」
「当然のことをしたまでです」
「なんにも恩返しなんかできねぇし、いまからもっと大変なことを頼むことになるけど。
本当に…ありがとうな」
恥ずかしさはなかった。ただ素直に、できる限り正直に、感謝を伝えたかった。
「あなたは良く頑張りました。それが何よりの恩返しですよ。
何なりとお申し付けください」
それだけ言うと、微笑んでくれた。
色んなシグの表情を見てきたけど、やっぱりこの優しい顔が一番好きだな。
俺を支えてくれたのが、俺を助けてくれたのがシグで、良かった。
「あとは任せる」
この言葉の意味するところを、シグは解ってくれた。
「…………………わかりました。お任せください」
そして再び二人の視線は街へと移る。
暫くそのまま生き返ったアヴェを眺める。
今度の沈黙は相当に長かった。
思えば、本当にいろんなことがあった。
様々な苦難の果てに、今の俺がある。
家族を失い、砂漠生活に耐えた。
仲間たちと出会い、共に戦った。
守るべきものを守れなかった。
俺たちヒトの閉じかかった未来を救った。
そして今、国が生き返る為の手助けを終えた。
さすがにすこし…疲れた。
片翼をもがれた状態でここまで生きてきた。
俺の翼はもう、擦り切れてボロボロになって動かない。
「よく頑張りましたね」
沈黙を破ったのは、シグ。
「私も貴方についてきて、本当によかった」
「はは、ありがとな」
俺は目の前に広がる景色をしっかりと目に焼き付けた。
これが、俺たちの望んだ光景なんだ。
〜〜幸せな夢を見ながら〜〜
ここに来るのは久しぶりだ。
町全体を見渡せる橋の上。
ここから見るニサンは静かで、隣に居るお前の存在感がいつもより確かなものに感じられた。
お前も隣でそんなことを思ったりしていたんだろうか。
中央の大聖堂を囲む湖。
小さな頃はよく遊んだもんだ。聖堂で遊んでるのがバレたら逃げてきたりしたっけな。
大聖堂。
手を取り合って羽ばたく天使たち。
なんて幸せそうなんだろう。
なんで幸せそうなんだろう。
無意味なのに。
この天使たちにも、確かに別れがあるはずなのに。
そしてここ…歴代の大教母が眠る霊廟。マルーが眠る場所。
まだ新しい墓碑に刻まれた無機質な文字は、マルーとの永遠の別離を告げる。
マルグレーテ・ファティマ
享年 16歳
16年。あまりに短い。
俺はお前の齢をどんどん引き離していく。
二度とこの差は縮まらない。
これ以上、お前と離れたくないんだ。
理不尽にその小さな命を奪った運命。
それによって失われたものはあまりに大きい。
「久しぶりだな」
俺の声は、虚しく響きわたる。
それでも俺は、話しかける。もしかしたらという期待を抱いて。
「ニサンもずいぶん立ち直ったな。アグネス達のお陰だ。
アヴェは生き返ったよ。5年…5年かかったけど、アヴェの民に俺はもう必要ない」
どこか寂しい静寂。
この耐え難い静寂をなんとかしたくて、俺はマルーの墓碑に触れてみた。
そこに期待するような温もりは在るはずも無く…。
「お前の居ない世界は広すぎる。
残りの人生…一人で生きるには長すぎるんだ」
もう、ひとりで歩くのには疲れたんだ。
「もう良いよな…。アヴェは立ち直った。もうみんな、自分たちの力で歩いていける…」
そう、きっと…アヴェはこれからも更に発展するだろう。シグが居るんだ。
もう二度と過ちを繰り返したりはしないはず。
「結局最後まで言ってやれなかったけど」
せめて、今ここで。お前に届くかはわからないけれど。
恥ずかしさはなかった。
「愛してる」
そして俺は、用意していたナイフを喉元にあてがう。
これでやっと…
力を加える。
プツッ
皮膚に小さな亀裂が入る。一種の愉悦にも似た痛み。
トクン、と細い筋が胸元までを伝う。
暖かい血液…あの日、マルーを紅く染めあげた血が、俺の喉から流れる。
思い出したくもない…思い出したくもねぇよ…
腕の中で冷たくなっていくマルー。夥しい血を流しながら最後まで微笑んでくれたマルー。
流れゆく血を止めることはできなかった。
「今行くからな」
更に力を込める。鋭い刃先が俺の喉を突き破る…その直前に。
目の前を、白い粒がちらついた。
雪…?
ひどく非現実的なその光景に、俺の手は止まった。
日の光の届かない場所。閉ざされた暗闇の中に、輝く光…雪がちらつく。
カタンという音で、自分がナイフを落としたことに気が付いた。
ふわふわ降る雪のひとつが、俺の手のひらに収まる。
「…………………羽根……………………」
それは雪ではなく、一つ一つが弱々しく輝く羽根だった…。
その時、俺の背中に痛いような熱いような、違和感とも言える感触。
「嘘だろ…」
背中から、それ自体が白く輝く翼が、伸びていた。
悲しいほど美しく、どこまでも広がろうとする翼。
その数は、二つ。
舞い降り続ける羽根を見上げた。
「………………あ」
言葉にならなかった。
見間違えるはずもない。見上げたその先に在るのは、紛れもない。
「マルー…」
紛れもない、最愛の人。その背中には、俺と同じように翼がふたつ。
『若』
微笑みながら、マルーは言った。
昔から変わらないこの笑顔。忘れていたやわらかい声。この優しい声。どうして忘れていたんだろう? こんなに心に響くのに、こんなに大切なものだったのに、なんで忘れちまうんだろう?
ゆれる膜がかかってぼやける視界。それでも涙は拭わなかった。目を閉じれば、消えてしまいそうな気がしたから。
だけど、溜めに溜め込んだ涙は留まる事無く溢れてくる。
「マルー」
静かに流れていた涙は、嗚咽を伴い、激しさを増していく。
「会いたかった…」
『ボクもだよ』
「ずっと…お前が居なくなってからずっと。」
『うん』
「淋しかった」
『…ゴメンね』
「お前を…守りたかった」
『若…』
「お前だけは失っちゃいけない。お前だけは守り抜くって誓ったのに」
涙ばかり出て、呟くような声しか出せない。
伝えたいことはいくらでもあるのに。
「ゴメンな、マルー」
マルーは少し眉を下げ、困ったように首を振る。
『ボクは幸せだったよ。人より少しだけ早く終わっちゃったけど、
それでもボクは、ほかの人には一生かかっても味わえないような幸せをもらえた。
そんなボクに生まれたことが、ボクは嬉しいんだよ…』
マルーの表情に嘘など一つもなかった。
『若の片翼になれて、嬉しかった』
「…!」
その言葉で、やっと気付けた。
――――――あれから5年。俺はいったい何を自惚れていたんだろう。
たった一人で生きてきた?
片翼だけで羽ばたいた?
「俺は一人じゃ…なかったんだな…」
俺の背中には、確かに輝く二つの羽。そしてマルーの背中にも。
俺を俺にしているものは、すべてマルーからもらったものだったんだ。
『当たり前じゃないか。だってボクは…』
そう、その先は言わなくてもわかってる。お前は、かけがえのない――
「俺の」
『若の』
「『片翼だから』」
二人だけの空間に絶えることなく羽根は舞い降りる。
それはまるで、弔うように、餞のように、祝福するように。
その弔祭の中で俺たちは微笑みあっていた。
とても幸せで、それでいてどこか寂しい静寂―――――
羽根が舞い散る中のマルーの笑顔は、儚さだけで綴られているようだった。
『ねぇ』
先に口を開いたのはマルー。
『もう…行かなくちゃ』
ぼんやりと、マルーの輪郭が淡く滲んでいく…
待ってくれ、あと少しだけ…
『今度こそ…サヨナラだね。若に会えて嬉しかったよ』
本当にあと少しだけでいいから…
『ボクはいつでも見守ってる』
そんな言葉が聞きたいんじゃない。
『ねぇ若…ありがとう。
若と一緒に居られて、ボクは幸せだったよ。
ホントに、ボクには勿体ないくらい。
なのにボクは、若を幸せにしてあげられない…
だから、若には幸せになってほしいんだ…
生きて。
生きて、いつかきっと素敵な人を見つけ』
「勝手なことばっか言ってんじゃねぇ!!!!」
マルーは驚き、大きな瞳を更に大きくする。
「自分ばっかり言いたいこと言いやがって…! 素敵な人だ?
そんなやつが居るんなら俺の前に連れてきやがれ!!」
声はしわがれ、震える。止めようとしても、涙は止まってくれない。
子供が駄々をこねるように、肩と頤を震わせて俺は続けた。
「十分幸せにしてもらったよ、俺だって…!!
もっと一緒に居られたのに…これからもっと幸せにしてやれたのに…!!
もっと一緒に居てくれよ…頼むから…」
きっと俺の顔は、涙でぐしゃぐしゃだったろう。
でもそんなことはどうでもよかった。
伝えたいことはただ一つだけ。
「お前が…すきなんだよ…
愛してるんだ…」
そう、ただそれだけ。
伝えたいのは、ただ愛しているということ。
「だから…もう置いていかないでくれよ…」
涙は止まらない。
『……若、ボクの願い事知ってる?』
願い事……?
『やっと叶った。もう叶わないかと思ってたよ』
ぼんやりと輝くマルーの頬が紅潮するのがわかった。
その頬を一筋の涙が伝い、眉を下げ泣き笑いの表情になる。
『やっと若の口から聞けたね。ちゃんと“愛してる”って』
「あ…」
『嬉しいな…すごく嬉しいよ。言葉にできないくらい…』
マルーはそのまま俯いて、小さな拳で涙を拭う。
『えへへ、なんだかさ…幸せな夢を見ながら…眠れそう…』
なんだよ。こんな簡単なことだったのか。
だったらもっと、いくらでも、飽きるまで言えばよかった。
後悔はいつも、遅すぎる――――
「…遅くなっちまって…ゴメンな、マルー」
『ううん…へへ、ボクたち謝ってばっかりだね』
そうだな、俺ららしくもねぇ。
マルーの輪郭が不意に揺らぐ。
マルーを形作っていた光が、急速に頼りないものになっていく…。
もう時間はない。
合図もなしに、二人は同時に口を開いた。
「『ありがとう』」
『うん、ボク達らしい』
「だな」
二カッとマルーは笑う。教母の微笑みではない、マルーの笑顔。
笑顔が揺らぐ。
いつの間にか、羽根は止んでいた。
マルーの身体は、光になって溶けていく―――
『若、愛してるよ。ボクの片翼が若で、本当によかった――――』
ありがとう。さようなら。
そして、その言葉だけが霊廟に響いた。
〜〜夢の終わりに〜〜
ありがとう。さようなら。
言葉の余韻に浸りながら、今起こった非現実的な出来事を思い出す。
もしかしたら、夢だったのかもしれない。そんなことを思いながら、周りを見渡してみる。
揺れる視界に入ってくるのは、幾つもの並べられた墓碑。静かな空間―――。
そして、目の前の墓碑に刻まれた
マルグレーテ・ファティマ
享年 16歳
の文字。
「……夢だったのか」
―――幸せな夢だった。
遠く失われた者の影。忘れかけていた表情、声、マルーを構成していたすべてが、鮮明に焼きついていた。
どれくらいそのまま墓碑を眺めていただろう。そこにはもう、マルーが存在していた実感は残っていなかった。
俺はふと、自らの首筋を流れているはずの血が消えているのに気付いた。
「…どこからが夢だったんだ…」
たとえ今のが夢だったとしても構わない。
俺は命を拾ったんだ。俺一人のものじゃない、もう一つの翼に支えられた命を。
俺は生きる。残された時間を、俺と、マルーのために。
マルーと共に。
「こっちこそ、ありがとうな」
俺の言葉に応えるように、ふわりと羽根が一枚降りてきた。
羽根は俺の手に納まると、地上に届いた雪のように消えた。
ギュっとその拳を握り締め、俺は霊廟を後にした。
〜〜旅路の果て〜〜
アヴェに帰ると、そこには何も変わらずいつもの日常が流れていた。
俺の帰りを待っていなかったシグは俺の帰還を心から喜んでくれたけれど。
誰よりも俺のことを気にかけてくれる兄貴で、誰よりも頼りになる相棒のシグが、俺は好きだ。
面倒かけっぱなしだったけど、最期までほんとによく世話してくれた爺が好きだ。
共に戦い、今もなお世界中で頑張っているかつての仲間が好きだ。
ここから見渡せる、活気に溢れるこの街の空気が、俺は好きだ。
これからも、変わらないように。
大切なものを、もう何も失わないように。
そうして生きていこう。
……いつだっただろう? 遠い日にマルーと共に見上げた空を見上げ、俺は目を細めた。
色は、深い蒼。気を抜けば吸い込まれそうな感覚さえ覚える。
見上げた俺の視界に映ったのは―――――
「マルー…」
優しい顔で笑いかけてくれるマルー。
今までいくら願っても映ったためしはなかったのに。
…ああ、なんだ。こんな簡単なことだったのかよ。
まったく、なんてバカなんだろうな…。
一人で歩いてるなんて自惚れてたのはどこのどいつだ。
でも、今回の後悔は、決して遅くはないはず。
「一緒に歩こうな、マルー」
そう、俺の背中には翼がある。俺と、そしてマルーの翼が。
笑いかけてくれるマルーに、微笑み返す。
恥ずかしさは、まあ、少しだけ。
なぁ、マルー。
最後に一つ、頼みがあるんだけどさ…。
いつかこの旅の終わりに、この空でお前と再会できたら。
『若、お疲れ様』
と。
あの笑顔で言ってくれ。
...fin
以上です。スレ汚し失礼しました。
感想・指摘などいただけたら幸いです。
次の作品の参考にさせていただきます。
こんな時間にせつなくさせるなよ(´・ω・`)
哀しくなった。今から枕を濡らして寝る。
GJ
若マルが今でも大好きでよかった
鼻の奥がツーンとする
というか目から汗が
本当GJ
若マル好きなだけに、この終わり方はキツイぜ…
だがGJ!
丁度今初めてプレイ中だったんだが何これ?
俺は嘆くべき?
つーかクリアしてないのにエロパロスレなんて来るんじゃなかった・・・orz
嘆かなくていい。そのまま進めて終了後にまた来い。
楽しみ方は何通りもある。
まあとりあえずスレ住人を信じて進めてみなよ。
悪いことは無いと思うよ?
>>145-147 アヴェ奪還した。
パロディを素で信じかけた自分を笑いたい・・・
しかしスレ伸びてないなまったくと
本編がこんな鬱ENDだったらゼノギアストラウマになってたな…
伏線多過ぎだろ。回収されてるから良いけど。まぁGJ
151 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:26:04 ID:mX2rMq0/
砂漠の王、守れニサンの微笑み
152 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:46:25 ID:lqKMLesb
GJGJ!
エロパロで泣くなんて初めてだ…
でもジグルドは若を怒鳴りつけて殴ってでも止めるんじゃないかなぁとおもた。で若は聞き分けのいいふりして〜みたいな。
偉そうにスマソ。
バルトの自殺を許すシグルトってのも泣けるけどな。
この状況で、バルトがいつ逃げ出してもシグルトは責めないと思う。
むしろここまで耐えたバルトを誉めたいんじゃない?
バルトも受け入れてくれると思ったから言ったんだろ。
じゃなかったら黙って行くだろうし。
とパロにマジレス。
154 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 09:34:13 ID:9Ow688WA
色んなジグルド像があるね。
自分は一応自殺を諭すと思う。
この話の中では、1番精神的に強いのはシグルトだよな
シグかわいいよシグ