ゼノギアスでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
ないようなので作ってみた
2名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 23:30:59 ID:2fSe1V+V
2
3名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:14:35 ID:0libra6g
エリィは俺の嫁
4名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 04:21:24 ID:hL1wFxZr
マルーもえ
5名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 13:49:51 ID:Uko3nFp1
復活してヨカタ
さぁいつでもマルー萌えSSを投下してくれ
6名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 14:07:01 ID:VTjf8eT/
保守!!
何がなんでも保守
個人的にはマリア関連で・・・・
7名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:10:39 ID:TfXDU9Sd
1乙
8名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:00:28 ID:cSDO2zW2
職人さんバルト×マルーのその後を一つ!
9名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:51:19 ID:RHlJ43uT
死守がてらに。

前のスレの神が降臨するまでの繋ぎでバルト×マルーでも書いてみようかと思い立った。
10名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 23:30:31 ID:lCRf3BU7
エメラダ関連ならなんでもいい
ケルビナかセラフィータでもいい
11名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:32:10 ID:ADvWgxuA
>>9
楽しみにしてるよ!
12名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 02:19:59 ID:Luqj5tuE
まずは王道フェイ×エリィを求む
13 :2007/04/10(火) 00:50:38 ID:8ly/fPM5
自分はビリー×マリアを希望するであります
14名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 01:00:27 ID:4rIf2/zI
>>13
ビリー×マリア良いねぇ
15名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 01:10:13 ID:vWsEGFsA
カプ厨多過ぎて空中分解しそうな悪寒
>>9みたいに実行に移してくれるだけでも有難い事だ
16名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 03:21:43 ID:Vy3OQy5b
ビリー×マリア!素敵!
十代カポーでは一番美しいかと
ってか、ビリーが鬼畜そうで萌える
17 :2007/04/11(水) 01:26:34 ID:PoCq/85V
ビリーは歪んでそうだからなあ
母親を殺されたり恩人に裏切られたり
挙句の果てに妹も親父に取られたし壊れないわけがないな
ゲームでは語られなかったが何かあったに違いない
18名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 02:02:37 ID:2VYuX90X
マイナーだがビリー×マルーも好きだ。ビリーがマルーを大教母としったら、仲良くならないはずがない(`・ω・´)
19名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 17:10:43 ID:wsBTp9kW
いかにも裏表ありそうな先生で鬼畜も良いね
20名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 21:16:12 ID:jJnuA0XT
ビリー×マリアがいいなあ…

ビリー×マルーも想像してみたら、一人称ボク&ボクで、何か怖いのだ…
21名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:11:47 ID:5HaQCVxN
とりあえず保守
まぁもう少ししたらきっと・・・・
22名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:20:06 ID:i9esMb9r
ビリーって誰だっけ?
23名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:03:48 ID:HCwRaJn3
>>22
ジェシーの息子

24名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:41:55 ID:UV3i2Oe5
>>22
拳銃使う神父
25名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:04:47 ID:M0uIofHB
>>22
一晩3000G
26名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:38:52 ID:DoF/POAz
>>22
トロネちゃんに頭突きで瞬殺される人
27名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 01:13:27 ID:Ty3CHrat
>>19
先生はあまりそっちのイメージ沸かないからちょっと聞きたい
何か物凄く好みが限られてそうな気がするんだが…どんな感じ?
28名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 11:17:32 ID:j3G6OZRP
>>22
声がマサルさん

一晩3000G〜この世界では一月暮らせる金額だそうで
思いとどまったといってたけど絶対ウソだ…
ノーマルカプのエロ板なので、お相手はオッサンでなく、
ママより年上のどっかのマダムであることを願う……
29名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:06:28 ID:7pLepw9O
>>27
作品に出てきた先生では人格者のイメージしかないんだけど
実はあれは世渡りのため意識的に作った人格で、本来はしたたかな冷血漢という妄想
ぜひ眼鏡を外して欲しい

30名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 23:46:17 ID:sp++lafW
トロネの一人称ゲーム中「オレ」「私」の二通りあるんだがどっちがいい?
31名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:20:40 ID:7gYCVzD0
>>29
冷血漢だとますます淡白なイメージが濃くなるんだが…
ここはエロパロなのでもうちょい判りやすく説明してくれ
32名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 09:52:31 ID:eCxlUCGt
>>30
マジでどっちがいいか返答頼む
33名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:48:28 ID:fs4nu2g9
>>30
「オレ」で
34名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:51:16 ID:eCxlUCGt
>>33
了解した、
しばらくしたら保守がてらSS投下します。
まぁ需要あるかどうか解らんが・・・
35名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 01:53:52 ID:FIF3vJNv
>>31
自分>>29ではないが
突き詰めると冷血漢というか悪漢、人非人、外道みたいな感じなのでは?
上辺は優しくて信頼できそうだけれど
甘い汁を吸えるような局面では遠慮なく頂くとか
ただ自分から意識して積極的に人を貶めるような事をするかどうか、
そこまで外道かどうかは書き手さんの解釈によると思う

実際毒殺の嫌疑かけられたりフェイに本当の事を黙っていたり
ソイレントシステムの一件があったりするからそういう黒い面もありそう
ミドリに見破られているのを甘さや後ろめたさと取るか
ミドリの能力が優れていると取るかによっても解釈変わるしな
36名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 18:28:30 ID:aCaNBiRj
過疎ってるなぁ…
今のところ
バルト×マルーとトロネ?のSS待ちかな?
職人さんが作ってくれるのはすごくありがたいんだが果たしてこのスレ残ってるかな
とりあえず保守
37名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:57:40 ID:6SK9IHSq
>>34
遅レスだが「オレ」に一票
需要とかは分からんが投下してくれるだけでも大感謝だよ!
38名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:04:56 ID:6SK9IHSq
>>31
う〜んそう言われると難しいが、エロパロ的に言うと
女兵士(逃亡者とか)を尋問して、口を割らなければ
「しぶといですね…それなら体に聞きましょうか」
とかってあくまで紳士的な口調でそんなことしちゃうの!?
みたいな鬼畜イメージかな。

登場人物と絡ませるとなるとあまり思い浮かばんね。
エリィとか似合いそうではあるけど。
39名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:09:43 ID:t+X7emRL
>>38
まぁあれだユイさんが多分…




とりあえず出来たから投下します。
キャラ設定(ていうか性格)は少々変化してるので不快な方はスルーでお願いします。
それでは10分ほどお待ちを

40ビリー(やや畜生)×トロネ:2007/04/17(火) 00:19:54 ID:t+X7emRL
「ぐはぁ…ガハァッゴホッガッ…て、テメェいきなり何すんだ!」
ユグドラシルのガンルームに響き渡る怒鳴り声。
声の主は艦の整備士のようだ。殴られた腹を必死で抱え、殴った相手に怒鳴り散らす。
「アァ!?テメェこそ今なんつった?もういっぺん言ったらドタマかち割るぞ!」
「ト、トロネちゃん、抑えて(汗)死んじゃうよぉぉー」
トロネと呼ばれた銀色の髪のツインテールの女の子は整備士キッと睨めつける。
殴った本人の横で困惑顔のセラフィータがトロネの腕を掴み整備士に近寄ろうとするのを必死で止めていた―――
41ビリー(やや畜生)×トロネ:2007/04/17(火) 00:21:28 ID:t+X7emRL
人類の存亡をかけた戦いが終わり、ユグドラシルは雪原アジトと他の大陸を繋ぐ重要な役を請け負っていた。
今日の仕事は無事にすべて終わったという事で、仲間の一人が仕事終わりの一杯と言う名目で皆を誘ってガンルームにやってきたのだ。
入るとビリーがカウンターで紅茶を飲みながら静かに本を読んでいる。
そんなことは気にも止めず整備士達は次々と冷蔵庫からビールや酒を取り出しては奥のテーブルに持っていき飲み始めるが
そこはやはり船乗りとも言うべきか歯止めが効かず延々と酒を浴びるように飲んで終いには騒ぎ始めた。
ビリーにしてみればいい迷惑だが、ここは個人の部屋ではないし彼等のささやかな楽しみに横槍を入れるのもおかしな話なので
紅茶を飲み干し部屋へ戻ろうと立ち上がると、そこへ丁度、楽な格好をしたトロネとセラフィータが入ってきたのである。
「おぉ!ネェチャン一緒にこっちで飲まないか?」
若い女の子を見つけ決まり文句のように誘う整備士に対し
「ゴメンネェ、今ラムサス様に飲み物頼まれててぇ、だから無理なのぉ」
と、セラフィータ
「ハァ?あんな奴どうだっていいじゃねぇか、ていうか副長の同期かなんだか知らないけどさ。
 あいつへタレのくせに女4人も従え何様だってんだよ、なんかムカツクし」
断られムッときたのか愚痴をこぼす整備士。へタレという言葉に反応しトロネが口を開く
「オイ!何だと、ラムサス様はへタレじゃねよ、それはお前じゃないのか?」
その言葉に酔っていたせいでもあるが、カチンときてラムサスに対する不満(ほとんど女が4人も慕っている事に対してだけど)をぶちまける。
「んだと!?アイツはへタレだろうが。今まで散々ソラリス人として好き勝手やって、終いにゃ愛した女に裏切られて廃人も同然に
 なったじゃねぇか!そのくせに副長やフェイさん達は『少し間、艦においてやって下さい』とか言って肩をもちやがる。
 あの人たちにゃ世話になったし、なにより恩人だから仕方なく迎え入れてやったが、正直ただでさえムカツクソラリス人!
 存在が邪魔なんだよ!お前達もなんであんなに慕ってるのかわからねぇ、今まで俺達を虫ケラのように扱ってきやがって
 今のあいつはそれ以下の塵みてぇなもんじゃねぇか!!!」




―――――その後のトロネの行動は言うまでもなく今に至る。
42ビリー(やや畜生)×トロネ:2007/04/17(火) 00:22:51 ID:t+X7emRL
「離せよセラフィータ!オレはこいつをぶち殺す!」
「へ、上等だ!返り討ちにして犯してやるぜ」
「犯せるもんなら犯してみやがれ」
「その言葉あとで後悔してもしらねぇぞ ヘヘヘッ」
さっきからずっと立ち止まって成り行きを見ていたビリーだが流石に「(コレではマズイ)」と思い止めに入る。
「ハイ、お二人とも抑えて下さい。ここはケンカをする場所じゃありません、みなさんに迷惑です」
「【ホモヤロー】にはカンケーないだろ、引っ込んでろ」
「そうだ、ビリーさん。あんたにゃぁ関係ない。口出ししないでくれ」
【ホモ】という言葉に少々眉を上げるビリーだが二人はそんな事に気付きもせず今にも飛び掛ろうとするので
仕方なく二丁の銃を抜くと無理やり間に飛び入りそれぞれに銃口を向ける。
「やめないなら、強硬手段に出ますよ?」
少し微笑みながら言うビリーに二人は一旦その場に踏み止まる。
続けざまにビリーは話す
「まったく、それぞれの気持ちもわかりますが、トロネさん、いきなり殴るのは流石にいけません。
 ですがコーム(整備士)さんあなたも言いすぎです。それに女の子に向かって犯すなんて卑猥なセリフ、聖職者として見逃せませんが、
 今回は手を出してしまったトロネさんが先に謝るべきです……っと言っても無理そうなのであとでしっかり僕から言っときますので。
 僕に免じて許してやって下さい。」
「ちょ、待てよフザケんな!」
そう言って銃口を手で払いのけ、セラフィータを振り解いて整備士に飛び掛ろうするトロネだが
銃を弾かれて手の空いたビリーに腕をつかまれる。
「さ、早く行って下さい。あなたがここに居てはトロネさんをなだめる事は無理そうなので」
と微笑むのビリー
「仕方ないな、ビリーさんがそう言うなら」
そう言ってガンルームを出て行く整備士。すっかり盛り下がってしまったほかの乗組員も後に続いて出て行く。
「あ、コラ!待ちやがれ、チクショー離せよ、オイ!」
必死でビリーの手を振り解こうとするが、この細い腕のどこにそんな力があるのかなかなか振り解けない。
「ハァ…」
溜め息をつきながら的の居なくなった銃をしまうとトロネを引き寄せる。
「あっ」
いきなり引っ張られてバランスを崩したトロネは背中からビリーにぶつかる。
ビリーはその空いた手でもう片方の掴んでないトロネの腕を掴み彼女の背中に持っていき肘から直角に曲げてピッタリ背中にくっつける。
「痛いっ離せ、やめろ」
必死でもがくトロネだが動けば動くほど背中の回された腕の関節が痛む。
「ちょ、ちょっとトロネちゃんにそんな手荒な事しないでよ」
ポカンっと見ていたセラフィータだが、やっと口を開いてビリーに話しかける。
「僕としても女性にたいしてこんな事したくないですが、こうでもしないと落ち着いてくれないじゃないですか」
「で、でもぉー」
「さ、貴方も部屋に戻って下さい。ラムサスさんも飲み物頼んだだけなのにこんなに遅くなってるので心配してると思います」
「うー確かに…」
「ですから早く行ってあげて下さい。トロネさんには僕が責任もってなだめておきますから」
「うぅーわかったよぅ、確かに私じゃ無理そうだしねぇ、それにビリーさんがそこまで言うなら信用しても間違いじゃないよね♪」
「まぁ僕が貴方達の中でどういう評価なのかは知りませんがそういうことです」
「わかったぁーじゃぁ不束な娘ではありますがどうぞ宜しくお願いします♪」
「ハイ、お任せください♪」
「誰が不束な娘だ!」
ここぞとばかりに突っこむトロネを他所にニコニコしながら飲み物を持って出て行くセラフィータ。
「あ、待て、チョット!セラフィータ……」
去っていくセラフィータを淋しそうに目で追いかけるがやがてドアが閉まって視界からいなくなる。
43ビリー(やや畜生)×トロネ:2007/04/17(火) 00:27:30 ID:t+X7emRL
「さて、トロネさんお話しがあります」
「ちょっと、お前、いい加減離せよ」
さすがに暴れるのは止めているがそれでもなんとかして振り解こうと小刻みに体を動かすトロネ
「いえ、このままです。今離したら貴方はあの整備士を殴りに行くでしょうから…」
考えていた事を見事につかれ、とりあえず下手に出た方が利口と悟ったのか
「わかったよ、もうアイツは殴んないよ、な、だから離して、頼む、オレが悪かったよ」
と、素直になる
「案外物分りがいいんですね」
「あぁそうだろ?だからもう終わり。な? さ、離してくれ」
「いえ、そうはいきませんよ、まだ問題はありますからね」
ふふっと笑ったような顔つきで怪しく笑みを浮かべる。そんなビリーに一瞬怯えるトロネ
「トロネさん貴方、【ホモヤロー】って言いましたよね?どういう事ですか」
ビリーの目の奥底に言い知れぬ恐怖を感じたが逃げれるわけもなく仕方ないので正直に話す
「あ、あぁそれは…前、ジェシーって男がラムサス様に『ったく、お前なぁ自分ばっかりが不幸と思っちゃいけねぇぜ!
 うちのビリーだって中々不幸だぜ?なんせ妹を養うために3000Gで身売りしようしたんだからなぁ(笑)』って
 言ってて、ホラお前、女みたいだろ、だからお前のことそう言う目で見ててつい本音が…」
こっちの件に関しては悪びれるわけも無くアハハと愛想笑いを交えて話す
「貴方も人の事いえないですね、女性なんですからもうちょっと言葉づかいとか直したらどうです?(しかしあのクソ親父あとでぶっ殺す)」
「オレは別にどう思われたって気にしね―よ、女らしさなんかとっくに捨ててるんだから」
その言葉の真意を確かめるため、適当な事を言ってみるビリー
「へぇ、そのわりには、髪の毛なんか【可愛く】束ねてるじゃないですか」
「そ、それはあれだ、セラフィータの奴が勝手に///」
【嘘です】と言わんばかりに顔に出すトロネは【可愛く】という単語に反応したのか照れているようでもある。
それを見たビリーに悪戯心が湧いて来る。
「その様子じゃ女らしさは捨て切れてないようですね、貴方は本当にわかりやすい」
「だから違うっていってんだろーが【ホモヤロー】!」
再度でたその言葉にビリーはムッとしたがある名案を思いつく。
それは【ホモ】というレッテルの返上と【女】という事を頑なに否定するトロネに【女】を再認識させる、とても素晴らしい物である。
44ビリー(やや畜生)×トロネ:2007/04/17(火) 00:36:03 ID:t+X7emRL
「ハァ、仕方ないですね、そこまで言うなら僕が【ホモ】ではない事をお見せします。ついては貴方に協力してもらいますよ」
「どういうこっ……ってうわぁ」
掴んでいた腕を離し、トロネを突き飛ばす。いきなりのことでなので踏み止まる事も出来ずに、その場に倒れこむが
即座にビリーの方を向きなおし立ち上がろうと手をつく。が、ビリーに素早く両腕を掴まれ後ろの壁に乱暴につけられる。
「何なんだよ!いきなり」
怒鳴るトロネを無視し、怪しく微笑むビリーは掴んでいるトロネの腕を手首で強引に一つにまとめる。
万歳姿で上半身を起こし壁にもたれてるトロネの視線に自分を合わすようにして腰をおろした。
エレメンツの中で力が一番あるはずなのに腕がピクリとも動かない。
「(なんでコイツにこんな力が…)」
「さぁおとなしくしてて下さいね」
ビリーの顔が近づいて来たかと思うと、突然感じた柔らかい触感。少しの間、口を塞がれる
「!んむっ///」
初めての感触に戸惑いながら目を真ん丸にして驚きの表情のトロネ。
しばらくして口が自由になる
「どういうつもりだ!!」
「こういうつもりです」
そう返しビリーは彼女のシャツをたくし上げるとちょうど手に納まるくらいのふくらみが二つ現れる。
整ったキレイな胸に手をかけられると
「キャアッ」
思わずらしくない声を上げてしまうがそんなことはお構いなしにゆっくりと、でもいたずらっぽく指を動かすビリー。
「アァ…イヤ…ヤメ…」
「無理をしなくていいんですよ。それにしても胸当てを着けてないなんて無防備ですね」
悪戯していた手を離し、今度はそこに顔を近づけ、舌で遊ぶ。
「クッ アゥッ ンンッ」
次第に感じてくる自分を必死で否定するが体は正直で心地よくも思ってしまう。
「頼むよ…もうヤメ、テ…」
「犯せるもんなら犯してみろと言ったのは誰でしたっけ?」
徐々に硬くなってくる先端を舌でくすぐり歯で優しく刺激する。
「クゥゥッヒャゥ ア アァン、イヤァ」
「女らしい声、出るじゃないですか」
十分に遊んだのか、飽きたのか、行為を止めて顔をはなす。
そして次に目をつけたショートパンツに手を延ばす。 
「そこはやめろぉ!!」
何をされるかわかったのか必死で叫ぶトロネだが
聞く耳もたず一気に脱がすビリー。現れたのはレースの白く薄い下着
「なんだ、そっちも誘ってるじゃないですか、こんなイヤらしい下着なんか履いて、やはり貴方は女ですね」
「違う、コレはそのケルビ…ヒィアァァ」
下着の中に手をつっこむビリー、そしてゆっくり溝を確認するように指を這わせる。
少しずつ濡れてくるその場所で目的の入り口を見つけると、2本の指をそこに向かわせ
そして優しく、丁寧に侵入していった……
目的地に着くと慣れた手つき指の関節を小刻みに曲げたり中の壁を刺激したりする。
45ビリー(やや畜生)×トロネ:2007/04/17(火) 00:40:38 ID:t+X7emRL
「ア、ン、アァ、アハァ ンン、」

イヤらしい音と声がガンルームに広まる。
「こんなにあふれ出て…これでもまだ【女】を捨てた言い張りますか、こんなことする僕を【ホモ】だと言いますか?」
「ハァハァ…分かったよ、もう言わないよ…」
すっかり抵抗を諦めたトロネが弱々しく答える
「ふふ、やっと認めましたね」
そう言うとビリーは手を抜いて軽く拭うと立ち上がる。
「では、コレで説教は終わりです」
え!?という表情で寂しそうにビリーを見つめるトロネ
「まだ物足りないといった表情ですね。でも気持ちイイ説教なんて全然説教じゃないですからココで終わりにします」
感じてしまった自分にものすごく嫌悪するトロネだが、少し残念に思うのは心のどこかで続きを求めているのだと思い
こんな自分にものすごく恥ずかしさを感じ、またしっかりと見透かされてしまった悔しさから顔を赤らめて必死に言い返す。
「ふ、ふざけんじゃねぇ、テメェ覚えてろよ、いつか…いつか…」
「えぇ覚えていますよ。こんな貴方、忘れるわけないじゃないですか」
「///やっぱり忘れやがれ」
「さぁどうでしょうね…あ、それから貴方はやっぱり性格直したほうがいいですよ、せっかくの可愛い顔が台無しですから」
「な、なんだと!?」
「僕の経験上からすればスタイルを含め中々の美人です。性格次第でラムサスさんも見直してくれるでしょうね」
さらに真っ赤になってビリーの顔も見れなくなり顔を隠すようにうつむくトロネ
「べ、別にラムサス様は男としては見てない、あくまで人として敬意を払ってるんだよ///」
「ふぅーん。まぁそういことにしておきます。それからどうしても続きが欲しかったらいつでして差し上げますので
 いつでも言って下さい」
そう言って落ちてた銃を拾い上げ部屋の螺旋階段を下りていくビリー
「誰が言うか!」
大きな声で否定するが実は「(今、お願いします)」と喉まで出掛かっていたなんて決して言えないトロネ
はどうしようもない気持ちにムシャクシャするのでした。
 







終わり?


46名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:43:19 ID:t+X7emRL
さてこれでこのスレも少しは潤ってくれればいいんだけど
コレ需要無さ過ぎるな・・・
我ながらなんでこんなの思いついたんだろ?

また時間ができたらビリマリにも着手したいと思います。
それではまた
47名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:53:53 ID:AnlNd+X4
GJ!!
48名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:54:23 ID:3o+E7Q2y
>>46
ビリー黒ッwwwトロネも可愛げありだしよかったぜGJ
次作も頑張ってちょーだいな
49名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 16:36:51 ID:0yJdfse8
>>46
大丈夫だトロネファンとして
ツンデレ?トロネを見れて大満足です。
あと個人的にビリーとセラフィーの掛け合いがツボだった。
50名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 00:55:17 ID:Ni78X5dZ
>>46
良かったよ!黒いビリーって違和感がないw
ユグドラっていう舞台設定が燃える
51名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:56:38 ID:l4p2zg8N
捕手
52名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 22:12:19 ID:5Li3iKF/
GWに期待
53名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 00:43:16 ID:VLC7L9Ag
エロエロなエリィがみたいんだァァァァァァァァァ
54名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 00:47:56 ID:mITT0cQF
個人的にはドミニアのデレデレな姿が…
55名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:26:55 ID:v+74C1vd
ちょ、過疎りすぎだろ
56名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 18:59:02 ID:Sf9irpkd
ドミニアが女だと最近知った俺・・・
57名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:00:52 ID:/y71a6NZ
クリアしてなかったことを最近思い出した俺・・・
58名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:36:17 ID:cft2oDsB
クリアしてもラスト戦以後は('A`)だぞ
59名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:36:59 ID:0rvMYxzD
最後の迷路で脱落した俺…
60名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:08:48 ID:t+eSmILc
おーい、誰かいないのかー?
いたら、返事してくれー
61名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:33:32 ID:0Jc06npZ
ノシ
62名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:33:39 ID:o6qRs3HI
なーにぃ?
63名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:42:58 ID:VQHxWp94
60はカミーユ
64名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:09:38 ID:qcfsfegr
そろそろ立って一ヶ月立つけど
一ヶ月でSS一つってエロパロ板じゃ普通かな?
ここしか見てないからようわからん
65名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 01:41:08 ID:AiyT6Hq7
三年もののスレとかもあるしな…
66名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 03:29:18 ID:21W8OV9b
ゼノギアスリメイクキボンヌ(´・ω・`)
67名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 23:19:33 ID:rqs+LO5s
hosyu
68名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 11:58:44 ID:MpuNF7v0
保守
69名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 00:45:57 ID:Jd7+a5JU
捕手と言えば村田真
70名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 22:58:24 ID:Ki+K51lb
フェイ×マリア+バルト×マルーってこのスレになかったっけ?
71名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 21:29:18 ID:cDy3/bnY
たった70程度のスレ全部見るなんて訳ないだろ?
横着してんじゃねぇよ
72名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 21:35:37 ID:UPhf1xyR
全部読んでないから疑問に思っただけだって!
横着してないよ
73名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:39:02 ID:u/XkAr0n
エメラダが興味本位からマリアをいじりたおす話とかいいな。
ナノマシンの体をフルに使って後ろから前から触手攻め、みたいな感じで。
74名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 14:36:17 ID:UJHYZT+4
ほしゅ
75名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 21:23:37 ID:AAuHhgn/
hosyu
76名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:04:18 ID:ItPYG4Lu
この過疎っぷりに泣いた
保守
77名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 21:21:54 ID:G/qM4K//
ゼノギアス5回目クリア記念カキコ
78名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 14:47:17 ID:ynyZccOq

マリア「今回は質問のFAXが届いています。」
マリア「エメラダさんからですね…マリアは機体の頭に乗っていてどんな攻撃にもびくともしないのですが人間ですか?」
マリア「人間です」
エメラダ「信じられない…だから調べる…」
79名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 00:03:24 ID:GuSj6eQu
マリア「ガ○ダムファイターですから」
エメラダ「ガンダム○ィターって何? フェイのキム?」
フェイ「・・・いや知らない、エリィ?」
エリィ「カドモニのメイン素子やってた頃に聞いたような・・・データバンクないから分らないけど」

バルト「バベルタワーかマハノンに行けば分るんじゃないか?」
フェイ「ん? 何だもう終わったのかバルト」
エリィ「駄目よ、短いと。一人で勝手に終わったらマルーに悪いでしょ」
メイソン「若・・・ファティマ王家の跡継ぎたる者が情けない・・・・うう」
リカルド「・・・・・ふん、だらしがない男だ」
艦長「おうおう、兄ちゃん。しっかりせいや!海の男だろ!」

バルト「お、お前ら・・・」
80名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 10:45:30 ID:OJW0v15t
バルトwwwwww
81名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:23:10 ID:1ccUlYTz
バルト切なすぎるw
82名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 17:40:06 ID:BGHTcGc/
リコに言われるてる
バルト
83名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 21:48:42 ID:wOo2AuCi
保守
84名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 22:25:46 ID:Ij8zYHtp
欲す。
85名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:21:18 ID:wzSr4f8i
ビリー×マリア希望

保守
86名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 03:37:39 ID:yX33Mcnp
立っては消え、そしてまた立っていくゼノギアススレ……
今度は盛り上がってくれよー
87名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 22:43:05 ID:YTn9MTr8
ほしゅ
88名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 13:05:20 ID:JYsk+ICg
Love&PrejudiceのSS、誰か保存してねーかなあ。
89名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 23:45:32 ID:oYLwwXc1
思い出せばきっと書ける。
昔同人でビリー×マリア描いたなぁ…ナツカシス
90名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:30:40 ID:+0mMHRQG
保守

>89
ここに再掲載してみないか? 大好物のジャンルだ。
91名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 02:14:03 ID:oWbKuXIj
保守
92名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 23:28:30 ID:npSYPzI2
>>89
あの、ここに差し入れの缶詰置いておくんで良かったら召し上がってください
SS、頑張ってくださいね。







あ、丁度いい文字がない・・・
93名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 19:47:18 ID:cgd5cWbp
ミァン化エリィシナリオ願います。
本編じゃ、いつのまに戻ってたんだよ!な扱いなんで。
94名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 02:01:20 ID:T4ceTU6E
マルーかわいいよね
95名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 16:37:11 ID:6ODLVNer
96名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 02:05:06 ID:n3ySkjs0
age
97名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:28:04 ID:/mqVLE0o
このスレ…






生きて!!
98名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 22:05:36 ID:+JORkCK4
旧■のゲームでリメイクされる可能性も限りなく低い作品だしな
リメイクされりゃ、少しはふえるだろうにage
99名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:23:09 ID:oMcnsCry
保守
100名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:28:31 ID:EhveQad6
保守
101名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:07:40 ID:iBtcuvMR
ほしゅ
102名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 09:40:30 ID:7BseKrPc
ほしゅ
103名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 19:42:03 ID:UwucvHT6
誰か若とマルーで頼む
104名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:10:17 ID:eBAxXHS2
若とマルーも好きだけど、シグとマルーも好きだ。
年の差ほしゅ
105名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 14:33:06 ID:h7HfYmex
>>98
最近はリメイクされると改悪されることが多いからこのまま放って置いて欲しい
106名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:54:11 ID:/efNm73m
でもDisc2のテキストだけのところを旅してみたかったりしませんか?
107名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 01:09:44 ID:v1upfMYW
あれ不評だけど自分としては旅とかさせられてたらかなりダレてた思う
ただでさえエンカウント率高めなゲームだったし、あのテキストだけはそんなに悪くないと思うけどな
108名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 04:09:11 ID:MZwdNALq
もうすぐ10周年だっけ?
109名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:54:01 ID:TpPDctz7
つか、合体技だのなんだのと余計なもん入れたからじゃね>小説
110名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 03:59:04 ID:61XyagHL
保守
111名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 12:48:57 ID:FYLt5Yb0
ご先祖様に会いたい・・・
112名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 23:11:04 ID:6nxmw8/6
チッサイエメラダの体重が何もしてないのに重いのは何故?

保守コメをしてみる
113名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 08:34:29 ID:9Ne3kVYp
ナノマシンの材料が水より重いんだろ。
114名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:18:09 ID:Ww+8Hdyq
盛り上がらないねぇ……
115名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:04:16 ID:MkyH52aH
バルト×マルーのエロなし長編を掲載。
自己満作品なので嫌悪感抱く方はスルーよろ。
116名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:09:57 ID:wCzHEVKc
>>115
待 っ て ま し た
117名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:15:46 ID:MkyH52aH



俺の隣にお前が居て、お前の隣に俺が居る。
食事や睡眠より必要で、息をするように当たり前。
そんな静かな幸せが、きっと死ぬまで続いていくんだ。




そんな風に、思っていた。



――― 幸   せ   な   夢   を   見   な   が   ら ―――



〜〜幸福〜〜


「……も好き?」
「あ?」
 素っ頓狂な応えに、一拍間をおいて問い返す。
「ちゃんと聞いてた?」
 いつもそう。昔っから変わらない悪い癖。
 ボクはこの上なく真剣に話しているのにも関わらず、まるで夢から無理やり呼び戻されたみたいな反応。
 照れ隠しに惚けているのか、それともホントにボーっとしていたのかは分からないけれど、話してる側にとってはたまったもんじゃない。
 若がそんなだからボクは、一生懸命話した内容を、もう一度繰り返さなきゃならないんだ。
「だからさぁ、空の話。こうやって眺めてるとね。ちょっとだけ切ない気持ちになるんだ」
「ん」
「それはね…空をずっと眺めてると、ママたちの姿が浮かんでくるから。ボクにむかって、すごくやさしい顔で笑いかけてくれる」
118名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:16:33 ID:MkyH52aH
「…そうか」
「うん。きっとみんな、碧い瞳だったからだね。ママの瞳の色って、空の色と似てたんだ。」
 すごく綺麗で、吸い込まれちゃいそうで…見つめられると泣きたくなる、やさしい色。
 若やボクの瞳と、おんなじ色。
「でもね…若と二人で空を眺めると、いつもと違った風に見えるんだよ」
「へぇ? どう見えるんだ?」
 やっとボクの話に興味を持ってくれたみたい。
「若の瞳も碧いでしょ? だからかなぁ。若と一緒にいるときは、若が笑ってくれるの。
 だからボク、今の空がすごく好き」
「……」
「若も空好き?」
 ってさっき聞いたんだよ、と付け足す。
 チラッと横目で隣の若を見てみる。
 拗ねちゃったみたいな表情で口を尖らす、独特の照れ隠し。
「ねぇ」
 もちろん若のまともな反応なんて期待しないよ。期待するだけ無駄だしね。
 でも、こうして照れる若を見てるのも、ボクは好き。
 当然、ちゃんとした愛の言葉なんてものが聞けるなら…それはこの上ない幸せなんだけど、
 どうやらその願いが叶うのは当分先みたいだから、ボクはこうしてくすぐったいようなささやかな幸せを満喫することにしてる。
 それはそれで、すごく心地よかったんだ…本当に。
 だからボクは、この小さな幸せが終わらないように…いつまでも続いていくように、いつも静かに願っていた。
 ―――――――若の片翼でありたい。
 その願いは叶った。お互いの気持ちを打ち明け、そしてお互いが受け入れあえた。
 大切な人に想いが届いたことが嬉しくて嬉しくて、ボクの薄っぺらな胸ははちきれそうだった。
 それはもう、あのエリィさんにだって負けないんじゃないかってくらい(に、ボクは思えたんだけどなぁ)。
 だけど同時に…そんな幸せな気持ちと相反する、小さな不安が生まれた。
 例えるなら、ボクの心の中には時計があって、その針は若の隣に居られる時間を、
 カチ、カチ、と無機質な音をたててカウントダウンしてる…そんな感じ。
 そしてその時間は…若のことを好きになればなるほど、隣に居たいと願えば願うほど、短くなっていく。
 その不安を拭い去るように、ボクは若に答えを促した。
119名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:17:20 ID:MkyH52aH
「ねぇってば、聞こえてますかー? ちゃんと答えてほしいなぁ」
「…」
 相も変わらず唇を尖らせたまま無視する若。
 沈黙は続き、あくまで答えないならボクも口開いてあげないよ、なんて思ったときだった。
「…べつに。空なんかにいちいち感動すんなっての」
 若がボクを傷つけるために言ったんじゃないのはわかってた。
 わかってたけど…
 チョットだけ、グッと来た。もちろん、気付かれる前にそんな表情は隠したけれど。
「あー、そんな言い方しなくてもいいじゃん」
 馬鹿馬鹿しいけれど、ボクは悲しくなった。なんでもない質問をはぐらかされただけなのに…
 ――ああ、まただ。今度はボクの悪い癖。
 辛いときに辛いと言わない、悲しいときに悲しいと言えない。
 若がそれを嫌うのはよく分かっているのに、無意識のうちにそんな感情を押さえつけて、笑顔になれちゃう。
 どうしても素直に弱さを見せられない。弱さが罪だと信じていた。
 ボクだってホントはね、若の前で泣きたいんだよ…?
 そしてボクはまたパッと顔を上げて、笑顔で若を見上げた。
 なんだか無性に寂しくなって、若のおっきな手を握ってみた。
 それから、聞いてほしいけれど聞こえないように、うつむいて呟く。
「若の空に、ボクは映ってる……?」
 もともと身長差もかなりのものだったし、ボクはうつむいていたから、若の耳まで届いたかどうかはわからない。
 結局その答えは聞けないまま…ボクのささやかな幸せは…
 あまりにも理不尽に…あまりにも突然に…終わりを迎えることになった。
120名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:18:11 ID:MkyH52aH



〜〜願いの代償〜〜


困らせるつもりなんて、これっぽっちもなかったんだ
若を泣かせるつもりなんてなかったんだよ
ボクはただ、若の役に立ちたくて…
ホントだよ?
だから
お願い
そんな顔しないで…。



 無数の銃弾が降り注ぐ中を、マルーは必死に走っていた。 
 今まで二人が命がけで守ってきた至宝を、ここでシャーカーンに渡すわけにはいかなかった。
 何度も体を掠めていく銃弾は、マルーに鋭い痛覚を与え続けていた。
 それでも尚、彼女を突き動かしていたのは、もはや気力のみだった。
「うぅ…! わ、若のためなんだ…! 大丈夫、もうちょっと…!!」
 歯を食いしばり、今にも零れ落ちそうな涙をぬぐい、全力で走った。
 息は切れ、無数のかすり傷からは血が流れる。
 やっとの思いで、ギア・バーラーの格納庫まであと数メートルのところまでたどり着いた。
(あと少し、ホントにあと少しで、若のギアを守れる…!)
 そう思った刹那。この数分の間、常にマルーを捉えて離さなかった恐怖、不安、緊張が、ほんの少しだけ和らいだ。
 きつく結ばれたマルーの唇が緩んだ、まさにその時。

ズドッ
 
 低く重い音がマルーの耳に響いた。
 銃弾のひとつがマルーの、胸を…貫通していた。
 痛みはなく、衝撃だけが華奢な身体を貫き、無情にもマルーは崩れ落ちた。
121名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:18:56 ID:MkyH52aH
「あ…」
 鮮やかな黄緑色だったはずのシャツは黒い赤に染まり、血は止まることなく流れ続ける。
 胸を押さえた手は、信じられない量の血で濡れていた。
 彼女の胸を貫いた銃弾が致命傷を与えたことは、マルー本人から見ても明らかだった。
 力が入らない。全身の神経が麻痺したような感覚が、マルーを襲った。
 その時のマルーは、呼吸をすることさえも困難な状態に陥っていた。
 しかし、彼女のトパーズブルーの瞳は、曇ることなく数メートル先のギアに向けられていた。
「…ボ…ク……が…まもら…なきゃ……」
 震える両腕で地面を手繰り寄せ、もがきながらギアに向かった。
 一歩、一歩這う度にマルーの意識は遠くなっていく。
 もはや遠ざかる意識を取り戻す術はないかのように思えた。
 無意識のうちに、マルーはコックピットにたどり着いていた。
 目の前には、何機ものシャーカーン兵のギアがこちらに突っ込んでくる。
 マルーの身体はすでに、重度の血液不足によって痙攣を起こし始めていた。
「これは…わかの…だ…!!」
 向かってくるギアに叫んだ。否、声にはならなかった。ただ、心のなかで叫び続けた。
 マルーの心の声に、ファティマの至宝、E・アンドヴァリは応えた。
 その赤い腕と鞭でシャーカーン兵をなぎ払い、吹き飛ばし、追い払った。
 だがマルーは、もはや残された僅かな意識の片隅に必死にしがみ付いているだけだった。
(また、若に迷惑かけちゃったね…。いつも守られてばっかで…
 無茶ばっかりして、怒られて…。
 えへへ、でも今回は…怒ってくれそうに…ないかな…)
 心の中で自嘲し、マルーの意識は深淵へと落ちていった…。




「シグ…なぜおまえの目が反応する!?」
「…若、今は早くマルー様を」
「…!!」
 ファティマの至宝への扉は、開いた。
 バルトは、マルーが走っていった後を、全力で追いかける。
 一瞬でも、一秒でも早くマルーのもとへ。ひたすら走った。
「マルー…!! 頼む、無事でいてくれ…!!!!」
 バルトにとって、マルーは、唯一残された身内であり、そして唯一愛した女性だった。
122名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:20:11 ID:MkyH52aH

 愛する者を失う辛さは、誰よりもよく知っている。だからこそ、失いたくない。失うわけにはいかなかった。
「これは…」
 ギアの残骸や私兵の攻撃を潜り抜け、アンドヴァリを目前にしたバルトの瞳に映ったのは、夥しい血の水溜りと、その 血を流した者が這った跡だった。
 血の道はズルズルと延びていき、そしてそのままアンドヴァリのコックピットまで続いていた。
 アンドヴァリの動きは…止まっていた……。
 バルトは、背筋が凍るような感覚に見舞われ、我を忘れて叫んだ。
「マルーーーーーーーーーーー!!」
 搭乗口を開けると、バルトの隻眼は大きく見開かれた。
 それはまさに想像しうる限り最悪の光景…。
 血の海と化したコックピットに、対照的に青白い顔で倒れるマルー。バルトの時間が、ほんの一瞬、だが確かに、止まった。
 何よりも先にマルーを抱きしめた。衝動的に。
 シャーカーンは逃走を図っていた。バルトにそれを追いかける余裕はない。
 開いた天井から私兵が次々と逃げていく。とうとうシャーカーン本人も要塞の可視範囲から、姿を消した。
 バルトは、愛する者の名前を呼んだ。何度も何度も。
 深く落ちていったマルーの意識に届くように。
 己の出しうる限り最大の声を張り上げた。バルトの頬は、濡れていた。
「……わ、…か…?」
 …届いた。バルトの声が、一度は落ちていったマルーの微弱な意識を呼び戻した。
「マルー…………」
 言葉にならなかった。マルーは助からない。残酷な事実がバルトの心に刺さる。
 たった一人の身内が、愛する人が、自分を支えてくれた最後の柱が…今、消えようとしている。
「……撃たれちゃ……った………へへ……」
 必死に搾り出した声は、あまりにも弱々しく…それでもマルーは、まだバルトを気遣い、微笑む。残された僅かな命を削って。
「…大丈夫…か?」
 答えのわかりきっている、虚しい問いかけ。
「…ダメ……みたい…。ゴメン……ね…? また…迷惑かけちゃった…。
 ………でも……守れた…よ…。わかの…ギア…ちゃんと守れた……よね……?」
 何とか若の力になりたかった…と切実な気持ちを伝える。
123名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:21:08 ID:MkyH52aH
 本人は気づいていない…切なる想いを告げる口から流れ出る血に。
「ああ……
ありがとう、マルー」
「…よかっ……た…。」
 マルーは微笑んだ。バルトの瞳からは涙があふれ続けていた。
 思えば、こんなに泣いたことなど今までない。
 拷問を受けたときも、両親が死んだ時でさえ、こんなにも涙は出なかった。
「なんで…なんでだ………マルー…」
 マルーの薄く小さな胸からは血がトクトクと音をたてて流れていく…。
 流れていく…。
 止める事は、出来なかった。
 マルーが、バルトの顔を見上げて、震える唇を開いた。
 自分で体を起こす力は、もう、残されていない。
「…つもりなんて…っちも…ったんだ…」
 もはや、はっきりと聞き取ることは出来なかった。バルトは冷たくなってゆくマルーの身体を抱きしめ、マルーの口元に耳を近づけた。
 一言も聞き逃すまいと。
「…わかを…泣かせるつもりなんて…なかったんだよ…
……ぼ…くは、…ただ……若のやくに…たちたくて…
 …ホント…だよ? 
…だから… 
……お願い 
そんな…かお…しないで……」
 16年という短い人生、最後の言葉。
 バルトは、ただ無言で、微笑んだ。
 今まで自分が笑って生きてこられたのは、いつもマルーが隣にいてくれたから。
 せめて最後に、マルーが笑えるように。
 安心して逝けるように。
 笑顔で見届けよう。
 それが、最愛の人に対する最後の気遣いだった。
 マルーはバルトの笑顔をみると安心したように静かに微笑み、ゆっくりと瞳の輝きを失った。
 色を失くした顔に微笑みだけをのこして。 
 見届けたあと、残されたバルトは泣いた。声をあげて、ただひたすらに。咽が枯れるほどに。
 愛した人が自分の腕の中で冷たくなっていくのを感じながら。
124名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:22:07 ID:MkyH52aH
 ――――16年。
 あまりにも短すぎる一生の間に、この少女にいったいどれだけの幸福があったというのか。
 振り返れば、それはひどく辛い人生だった。
 幼くして家族を失い、大教母という重責を小さな肩に背負い、厳しい砂漠生活を強要され…。
 そして、ようやく自分の幸せを…片翼を手に入れられた。人並みの幸せを掴むことができたはずだったのに。
 運命は、そんなささやかな幸せさえも許さない。
 運命から愛されなかったマルーは、今…短い人生の幕を下ろした。
 ようやく掴んだ小さな幸せに抱きしめられながら。
“ずっと、若の役に立ちたかった
 守られるだけの自分が、憎かった
 弱い自分が許せなかった
 ボクも貴方を守れるようになりたい
 そう強く、強く願った
 願いは叶ったんだよね?
でも…願いの代償は…あまりにも大きかった。
ボクは貴方の片翼で  貴方はボクの片翼で。
共に飛ぼうと誓ったのに。
片翼を失った天使はどうやって飛べばいいの?
いまさらになって気付くなんて…ホントに、なんて馬鹿なんだろう。
…ごめんね、若。
さようなら“
125名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:23:00 ID:MkyH52aH



〜〜決意〜〜


――――数週間後。
 長かった戦いは終わりを告げた。生き残った人々は新たな道を歩き始める。
 共に戦った仲間たちはそれぞれ別れを告げ、自分のやるべきことに向かって旅立つ。
「俺は…ラハンに戻るよ。村の復興を手伝いたいんだ。
いろんなことがあったけれど…やっぱり、俺のふるさとはあそこだ。
きっと、落ち着いたらみんなに会いに行くよ。」
「私もフェイについていくわ。フェイの力になりたい。」
「僕は孤児院に戻ります。子供たちも寂しがっているだろうし。
僕も落ち着いたら会いに行きますよ。みなさん、どうかお元気で。」
「キスレブだ…。気は乗らないが仕方ねぇ。
俺の帰るところは、あの辛気くせぇところ以外にないからな。」
「私は、そうですね。やはり家族と自分の家に帰ります。
今度こそミドリに父親と認めてもらえるように…。」
「わたくしは、もう一度女王様に仕えます。自分の手で、シェバトを建て直したいんです」
「わたチュは仲間たちと一緒に暮らすでちゅ♪
フェイしゃんはエリィしゃんに取られちゃったでちゅからね」
「アタシは、自分に出来ること探す。ホントはフェイのキムと居たいけど、それじゃいつまでも変われないから」
 皆が自分の行く先、やるべき事を伝え、残されたバルトに視線を集中する。
「バルト…」
フェイが、心配そうに声をかける。
彼もまた、愛するものをなくす痛みを知っている。
だからこそ彼にはバルトの気持ちが痛いほど理解できていた。
「俺は…」
 言いかけて、またバルトは口を閉じた。
 バルトの為すべき事は一つしかない。
 だが今のバルトにそれを成し遂げられることは、ない。
 彼を支え、見守ってきた片翼が…彼の生きる目的が、今はもういないのだから。
 見かねた仲間たちが、なんとかバルトを励まそうとした。
 どんな慰めならばバルトの傷を癒せるのか。
126名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:23:41 ID:MkyH52aH
 いったい誰がこんなバルトの姿を想像しただろう。
 いつでも明るく、無鉄砲で、それでも皆を惹きつけて放さなかった若き艦長。そんな彼の姿が、遥か昔の人物のように思える。
 結局、バルトの答えは聞けないままに、それぞれは旅立っていった。
 残されて空を眺める彼の瞳に映っているのは、絶望。
 その背中を見つめていたのは、彼がもっとも信頼する副官…そして兄である、シグルドだった。
「シグか…」
 振り向きもせず言ったバルトの言葉に、シグルドはこたえなかった。隣まで歩いていき、バルトが眺めているのと同じ景色を眺める。
 どこまでも広がる空は、ここに立つ自分たちをとてもちっぽけな物なのだと教えているようでもあった。
「若は、どうするおつもりですか?」
 静かに、やさしい声で問いかける。
 悲しみを背負っているのはシグルドも同じ。それでも自分の感情を表に出さないのは、長年仕えた副官だからこそできる気遣いなのだろう。
 バルトもそれを知ってか、今度は返事を返す。
「…俺には責任がある。アヴェの国民が俺を必要としてくれているんだ。
俺はそれに応えなきゃならない。」
 そう言い、バルトはアヴェの方角をまっすぐに見つめた。
 しかし、その瞳には自分に課せられた使命を背負えるだけの強さは、宿っていなかった。
 本当は、逃げ出したくて仕方ないのだろう。そして…逃げたとしても、それを責める者はいないはずなのに。
 それを許さなかったのは、悲しいことに彼自身に流れる王族の血。それが今のバルトにとってどれほどの重荷であるか…。長年連れ添った副官がわからないはずがない。
「ご無理をなされていませんか?」
「……いや。俺を求めてくれる者たちを見捨てることはできない。
 少なくとも、今はまだ逃げていい時じゃないんだ。
 国が、俺を必要としなくなるまで…自分たちの力で歩けるまで、俺は責任を果たす。
…シグ。
もう少しだけ、俺に力を貸してくれるか。」
 まるで自分に言い聞かせるように、自分の逃げ場をみずから崩すように、しっかりとした口調で話す。その瞳に、迷いはなかった。
「………あなたは、強くなられた。本当に。」


127名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:24:27 ID:MkyH52aH



〜〜擦り切れた翼〜〜



 ――――5年。
 隣に在るべき者が居ない時間はあまりにも長い。
 ひたすらに復興のことだけを考え、働き、生きてきた。 
 残された片方だけの翼を頼りに、たった一人で。
 俺の背中には、疲れ果て擦り切れてしまった翼がひとつ、張り付いているんだろう。
 アヴェは驚異的とも言える復興を成し遂げ、キスレブとの和平も成されていた。
 街は以前にも増して賑わい、人々は皆それぞれ傷を負いながらも、懸命に自分たちの道を切り開こうとしている。
 ……いつだっただろう? 遠い日にマルーと共に見上げた空を見上げ、俺は目を細めた。
 色は、深い蒼。気を抜けば吸い込まれそうな感覚さえ覚える。
 マルーを失ってから、俺の目に映る世界は姿を変えた。
 二人で見上げた空、見下ろしたアヴェの町並み、ニサンの湖、大聖堂の天使たち…
 そのすべてが以前よりも色彩を増し、不自然なほど鮮やかに映る。
 それらはマルーと居た頃の自分がいかに周りの風景に集中していなかったかを思い知らせる。
――『若も空好き?』
 なんでもない会話だった。
 ほんとにごく普通の、すくなくとも俺はなんでもない会話だと思った。
 けれどお前は、珍しく淋しそうな顔をした。
 それはきっと俺じゃなけりゃ気付けない程僅かに、だがたしかに表情に表れた。
 その言葉に言葉以上の意味が含まれていたことに気付いたときにはもう、お前の表情は笑顔にうずめられていた。
 なぜ答えてやらなかったんだろう。
 頑なに弱さを否定するマルーが見せた弱さに、どうして答えてやらなかったんだろう。
 幾度繰り返したかもわからない後悔と、その都度その勢いを増すやり場のない怒り。
 自分自身と、あまりにも理不尽に大切なものを奪った運命に対する怒り。
 …ふぅ。
 小さくため息を吐き、目を瞑る。
 自分を取り巻く一切の事象を拒絶し、自分に言い聞かせる。
128名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:25:24 ID:MkyH52aH
 諦めろ。
 俺がこの5年間で学んだ、感情を抑えるための特効薬だった。
 副作用は、感情の死滅。
 時の流れには逆らえない。時間は残酷だ。
 悲しいことに、俺はもうマルーの声をはっきり思い出せない。
 あんなに大切なものだったのに。あんなに大切に思っていたのに、時間は徐々に俺の記憶から生きたマルーを奪っていく。
 でも、あの消え入りそうな程小さな呟きは俺の耳に届き、映像として俺の頭に焼き付いていた。
 ――『若の空に、ボクは映ってる…?』
 あの時の呟きに答えるように、そっと瞼を開く。
 視線を再び空に向ける―――そこに、マルーが映ったことは一度もなかった。
 ただ、何処まで延びているかも知れない蒼が広がっているだけ。
 いくら願っても、いくら祈っても、俺の空にマルーは映らなかった。
 「俺の空には、誰も居ねぇよ…」
 幻でも夢でも良い。もう一度あの笑顔を。
 そんな女々しいことを考えながら、俺は政務室に戻った。
129名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:26:09 ID:MkyH52aH



〜〜別れ〜〜


「…やつれましたね。お疲れのようですが、ご無理をなさっていませんか」
 心配して話しかけてくれるのは、シグ。
「ああ、どうってことねぇよこのくらい。最初の1、2年に比べりゃ」
「このまま順調に行けば…そうですね、五日もすれば休暇が取れそうです」
「ん、そっか。やっと区切りも付いたな。長かった」
 俺は書類の積み上げられた机から離れ、大きな窓からアヴェの街並みを見下ろす。
 シグも隣に立ち、同じ景色を見下ろす。
「たった5年でここまで立ち直れるんだ。人ってすごいよな」
「そうですね」
「もう、昔と変わらねぇ。昔よりも賑やかなくらいだ」
 俺たちが望み、目指した光景が、二人の目の前に広がっていた。
 暫くの沈黙が流れる。
 きっと二人の思考は同じ軌跡を辿り、同じ結論に行き着いたはず。
「…なぁ、シグ」
「はい」
 俺は一つの決心を以って口を開いた。
「ありがとな」
「…珍しく殊勝な事をおっしゃる。どうしました?」
 シグには俺なんかが一生かけても返せない程恩がある。
 いったい今まで何度助けてもらっただろう。
「俺は感謝してるよ。本当によく付いてきてくれた。
 お前が居なきゃ、今の俺もこの街もなかった」
「当然のことをしたまでです」
「なんにも恩返しなんかできねぇし、いまからもっと大変なことを頼むことになるけど。
 本当に…ありがとうな」
 恥ずかしさはなかった。ただ素直に、できる限り正直に、感謝を伝えたかった。
「あなたは良く頑張りました。それが何よりの恩返しですよ。
 何なりとお申し付けください」
 それだけ言うと、微笑んでくれた。
 色んなシグの表情を見てきたけど、やっぱりこの優しい顔が一番好きだな。
130名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:26:59 ID:MkyH52aH
 俺を支えてくれたのが、俺を助けてくれたのがシグで、良かった。
「あとは任せる」
 この言葉の意味するところを、シグは解ってくれた。
「…………………わかりました。お任せください」
 そして再び二人の視線は街へと移る。
 暫くそのまま生き返ったアヴェを眺める。
 今度の沈黙は相当に長かった。
 思えば、本当にいろんなことがあった。
 様々な苦難の果てに、今の俺がある。
 家族を失い、砂漠生活に耐えた。
 仲間たちと出会い、共に戦った。
 守るべきものを守れなかった。
 俺たちヒトの閉じかかった未来を救った。
 そして今、国が生き返る為の手助けを終えた。
 さすがにすこし…疲れた。
 片翼をもがれた状態でここまで生きてきた。
 俺の翼はもう、擦り切れてボロボロになって動かない。
「よく頑張りましたね」
 沈黙を破ったのは、シグ。
「私も貴方についてきて、本当によかった」
「はは、ありがとな」
 俺は目の前に広がる景色をしっかりと目に焼き付けた。
 これが、俺たちの望んだ光景なんだ。
131名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:27:37 ID:MkyH52aH



〜〜幸せな夢を見ながら〜〜



 ここに来るのは久しぶりだ。
 町全体を見渡せる橋の上。
 ここから見るニサンは静かで、隣に居るお前の存在感がいつもより確かなものに感じられた。
 お前も隣でそんなことを思ったりしていたんだろうか。
 中央の大聖堂を囲む湖。
 小さな頃はよく遊んだもんだ。聖堂で遊んでるのがバレたら逃げてきたりしたっけな。
 大聖堂。
 手を取り合って羽ばたく天使たち。
 なんて幸せそうなんだろう。
 なんで幸せそうなんだろう。
 無意味なのに。
 この天使たちにも、確かに別れがあるはずなのに。
 そしてここ…歴代の大教母が眠る霊廟。マルーが眠る場所。
 まだ新しい墓碑に刻まれた無機質な文字は、マルーとの永遠の別離を告げる。

マルグレーテ・ファティマ
享年 16歳

 16年。あまりに短い。
 俺はお前の齢をどんどん引き離していく。
 二度とこの差は縮まらない。
 これ以上、お前と離れたくないんだ。
 理不尽にその小さな命を奪った運命。
 それによって失われたものはあまりに大きい。
「久しぶりだな」
 俺の声は、虚しく響きわたる。
 それでも俺は、話しかける。もしかしたらという期待を抱いて。
「ニサンもずいぶん立ち直ったな。アグネス達のお陰だ。
 アヴェは生き返ったよ。5年…5年かかったけど、アヴェの民に俺はもう必要ない」
132名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:28:20 ID:MkyH52aH
 どこか寂しい静寂。
 この耐え難い静寂をなんとかしたくて、俺はマルーの墓碑に触れてみた。
 そこに期待するような温もりは在るはずも無く…。
「お前の居ない世界は広すぎる。
 残りの人生…一人で生きるには長すぎるんだ」
 もう、ひとりで歩くのには疲れたんだ。
「もう良いよな…。アヴェは立ち直った。もうみんな、自分たちの力で歩いていける…」
 そう、きっと…アヴェはこれからも更に発展するだろう。シグが居るんだ。
 もう二度と過ちを繰り返したりはしないはず。
「結局最後まで言ってやれなかったけど」
 せめて、今ここで。お前に届くかはわからないけれど。
 恥ずかしさはなかった。
「愛してる」
 そして俺は、用意していたナイフを喉元にあてがう。
 これでやっと…
 力を加える。
 プツッ
 皮膚に小さな亀裂が入る。一種の愉悦にも似た痛み。
 トクン、と細い筋が胸元までを伝う。
 暖かい血液…あの日、マルーを紅く染めあげた血が、俺の喉から流れる。
 思い出したくもない…思い出したくもねぇよ…
 腕の中で冷たくなっていくマルー。夥しい血を流しながら最後まで微笑んでくれたマルー。
 流れゆく血を止めることはできなかった。
「今行くからな」
 更に力を込める。鋭い刃先が俺の喉を突き破る…その直前に。
 目の前を、白い粒がちらついた。
 雪…?
 ひどく非現実的なその光景に、俺の手は止まった。
 日の光の届かない場所。閉ざされた暗闇の中に、輝く光…雪がちらつく。
 カタンという音で、自分がナイフを落としたことに気が付いた。
 ふわふわ降る雪のひとつが、俺の手のひらに収まる。
「…………………羽根……………………」
 それは雪ではなく、一つ一つが弱々しく輝く羽根だった…。
 その時、俺の背中に痛いような熱いような、違和感とも言える感触。
「嘘だろ…」
133名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:29:03 ID:MkyH52aH
 背中から、それ自体が白く輝く翼が、伸びていた。
 悲しいほど美しく、どこまでも広がろうとする翼。
 その数は、二つ。
 舞い降り続ける羽根を見上げた。
「………………あ」
 言葉にならなかった。
 見間違えるはずもない。見上げたその先に在るのは、紛れもない。
「マルー…」
 紛れもない、最愛の人。その背中には、俺と同じように翼がふたつ。
『若』
 微笑みながら、マルーは言った。
 昔から変わらないこの笑顔。忘れていたやわらかい声。この優しい声。どうして忘れていたんだろう? こんなに心に響くのに、こんなに大切なものだったのに、なんで忘れちまうんだろう?
 ゆれる膜がかかってぼやける視界。それでも涙は拭わなかった。目を閉じれば、消えてしまいそうな気がしたから。
 だけど、溜めに溜め込んだ涙は留まる事無く溢れてくる。
「マルー」
 静かに流れていた涙は、嗚咽を伴い、激しさを増していく。
「会いたかった…」
『ボクもだよ』
「ずっと…お前が居なくなってからずっと。」
『うん』
「淋しかった」
『…ゴメンね』
「お前を…守りたかった」
『若…』
「お前だけは失っちゃいけない。お前だけは守り抜くって誓ったのに」
 涙ばかり出て、呟くような声しか出せない。
 伝えたいことはいくらでもあるのに。
「ゴメンな、マルー」
 マルーは少し眉を下げ、困ったように首を振る。
『ボクは幸せだったよ。人より少しだけ早く終わっちゃったけど、
 それでもボクは、ほかの人には一生かかっても味わえないような幸せをもらえた。
 そんなボクに生まれたことが、ボクは嬉しいんだよ…』
 マルーの表情に嘘など一つもなかった。
134名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:29:55 ID:MkyH52aH
『若の片翼になれて、嬉しかった』
「…!」
 その言葉で、やっと気付けた。
 ――――――あれから5年。俺はいったい何を自惚れていたんだろう。
 たった一人で生きてきた?
 片翼だけで羽ばたいた?
「俺は一人じゃ…なかったんだな…」
 俺の背中には、確かに輝く二つの羽。そしてマルーの背中にも。
 俺を俺にしているものは、すべてマルーからもらったものだったんだ。
『当たり前じゃないか。だってボクは…』
 そう、その先は言わなくてもわかってる。お前は、かけがえのない――
「俺の」
『若の』
「『片翼だから』」
 二人だけの空間に絶えることなく羽根は舞い降りる。
 それはまるで、弔うように、餞のように、祝福するように。
 その弔祭の中で俺たちは微笑みあっていた。
 とても幸せで、それでいてどこか寂しい静寂―――――
 羽根が舞い散る中のマルーの笑顔は、儚さだけで綴られているようだった。
『ねぇ』
 先に口を開いたのはマルー。
『もう…行かなくちゃ』
 ぼんやりと、マルーの輪郭が淡く滲んでいく…
 待ってくれ、あと少しだけ…
『今度こそ…サヨナラだね。若に会えて嬉しかったよ』
 本当にあと少しだけでいいから…
『ボクはいつでも見守ってる』
 そんな言葉が聞きたいんじゃない。
『ねぇ若…ありがとう。
 若と一緒に居られて、ボクは幸せだったよ。
 ホントに、ボクには勿体ないくらい。
 なのにボクは、若を幸せにしてあげられない…
 だから、若には幸せになってほしいんだ…
 生きて。
 生きて、いつかきっと素敵な人を見つけ』
「勝手なことばっか言ってんじゃねぇ!!!!」
135名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:31:57 ID:MkyH52aH
 マルーは驚き、大きな瞳を更に大きくする。
「自分ばっかり言いたいこと言いやがって…! 素敵な人だ?
 そんなやつが居るんなら俺の前に連れてきやがれ!!」
 声はしわがれ、震える。止めようとしても、涙は止まってくれない。
 子供が駄々をこねるように、肩と頤を震わせて俺は続けた。
「十分幸せにしてもらったよ、俺だって…!!
 もっと一緒に居られたのに…これからもっと幸せにしてやれたのに…!!
 もっと一緒に居てくれよ…頼むから…」
 きっと俺の顔は、涙でぐしゃぐしゃだったろう。
 でもそんなことはどうでもよかった。
 伝えたいことはただ一つだけ。
「お前が…すきなんだよ…
 愛してるんだ…」
 そう、ただそれだけ。
 伝えたいのは、ただ愛しているということ。
「だから…もう置いていかないでくれよ…」
 涙は止まらない。
『……若、ボクの願い事知ってる?』
 願い事……?
『やっと叶った。もう叶わないかと思ってたよ』
 ぼんやりと輝くマルーの頬が紅潮するのがわかった。
 その頬を一筋の涙が伝い、眉を下げ泣き笑いの表情になる。
『やっと若の口から聞けたね。ちゃんと“愛してる”って』
「あ…」
『嬉しいな…すごく嬉しいよ。言葉にできないくらい…』
 マルーはそのまま俯いて、小さな拳で涙を拭う。
『えへへ、なんだかさ…幸せな夢を見ながら…眠れそう…』
 なんだよ。こんな簡単なことだったのか。
 だったらもっと、いくらでも、飽きるまで言えばよかった。
 後悔はいつも、遅すぎる――――
「…遅くなっちまって…ゴメンな、マルー」
『ううん…へへ、ボクたち謝ってばっかりだね』
 そうだな、俺ららしくもねぇ。
 マルーの輪郭が不意に揺らぐ。
 マルーを形作っていた光が、急速に頼りないものになっていく…。
 もう時間はない。
136名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:34:43 ID:MkyH52aH
 合図もなしに、二人は同時に口を開いた。
「『ありがとう』」
『うん、ボク達らしい』
「だな」
 二カッとマルーは笑う。教母の微笑みではない、マルーの笑顔。
 笑顔が揺らぐ。
 いつの間にか、羽根は止んでいた。
 マルーの身体は、光になって溶けていく―――
『若、愛してるよ。ボクの片翼が若で、本当によかった――――』
 ありがとう。さようなら。
 そして、その言葉だけが霊廟に響いた。
137名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:35:33 ID:MkyH52aH



〜〜夢の終わりに〜〜



ありがとう。さようなら。
 言葉の余韻に浸りながら、今起こった非現実的な出来事を思い出す。
 もしかしたら、夢だったのかもしれない。そんなことを思いながら、周りを見渡してみる。
 揺れる視界に入ってくるのは、幾つもの並べられた墓碑。静かな空間―――。
 そして、目の前の墓碑に刻まれた

マルグレーテ・ファティマ
享年 16歳
 の文字。
「……夢だったのか」
 ―――幸せな夢だった。
 遠く失われた者の影。忘れかけていた表情、声、マルーを構成していたすべてが、鮮明に焼きついていた。
 どれくらいそのまま墓碑を眺めていただろう。そこにはもう、マルーが存在していた実感は残っていなかった。
 俺はふと、自らの首筋を流れているはずの血が消えているのに気付いた。
「…どこからが夢だったんだ…」
 たとえ今のが夢だったとしても構わない。
 俺は命を拾ったんだ。俺一人のものじゃない、もう一つの翼に支えられた命を。
 俺は生きる。残された時間を、俺と、マルーのために。
 マルーと共に。
「こっちこそ、ありがとうな」
 俺の言葉に応えるように、ふわりと羽根が一枚降りてきた。
 羽根は俺の手に納まると、地上に届いた雪のように消えた。
 ギュっとその拳を握り締め、俺は霊廟を後にした。
138名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:36:29 ID:MkyH52aH



〜〜旅路の果て〜〜


 アヴェに帰ると、そこには何も変わらずいつもの日常が流れていた。
 俺の帰りを待っていなかったシグは俺の帰還を心から喜んでくれたけれど。
 誰よりも俺のことを気にかけてくれる兄貴で、誰よりも頼りになる相棒のシグが、俺は好きだ。
 面倒かけっぱなしだったけど、最期までほんとによく世話してくれた爺が好きだ。
 共に戦い、今もなお世界中で頑張っているかつての仲間が好きだ。
 ここから見渡せる、活気に溢れるこの街の空気が、俺は好きだ。
 これからも、変わらないように。
 大切なものを、もう何も失わないように。
 そうして生きていこう。
 ……いつだっただろう? 遠い日にマルーと共に見上げた空を見上げ、俺は目を細めた。
 色は、深い蒼。気を抜けば吸い込まれそうな感覚さえ覚える。
 見上げた俺の視界に映ったのは―――――
「マルー…」
 優しい顔で笑いかけてくれるマルー。
 今までいくら願っても映ったためしはなかったのに。
 …ああ、なんだ。こんな簡単なことだったのかよ。
 まったく、なんてバカなんだろうな…。
 一人で歩いてるなんて自惚れてたのはどこのどいつだ。
 でも、今回の後悔は、決して遅くはないはず。
「一緒に歩こうな、マルー」
 そう、俺の背中には翼がある。俺と、そしてマルーの翼が。
 笑いかけてくれるマルーに、微笑み返す。
 恥ずかしさは、まあ、少しだけ。
 なぁ、マルー。
 最後に一つ、頼みがあるんだけどさ…。
 いつかこの旅の終わりに、この空でお前と再会できたら。
『若、お疲れ様』
 と。
 あの笑顔で言ってくれ。




...fin
139名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:38:32 ID:MkyH52aH
以上です。スレ汚し失礼しました。
感想・指摘などいただけたら幸いです。
次の作品の参考にさせていただきます。
140名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:10:33 ID:wCzHEVKc
こんな時間にせつなくさせるなよ(´・ω・`)
141名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:18:49 ID:BJ2/Yv3R
哀しくなった。今から枕を濡らして寝る。

GJ
142名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:51:53 ID:jCEdrPyq
若マルが今でも大好きでよかった
鼻の奥がツーンとする
というか目から汗が

本当GJ
143名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 22:25:57 ID:j/RCtZ3s
若マル好きなだけに、この終わり方はキツイぜ…
だがGJ!
144名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 16:14:20 ID:CEqlsYp8
丁度今初めてプレイ中だったんだが何これ?
俺は嘆くべき?
つーかクリアしてないのにエロパロスレなんて来るんじゃなかった・・・orz
145名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:00:18 ID:uUdaKMyW
>>144
どこまで進んでたんだ?
146名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:12:36 ID:egFRoFri
嘆かなくていい。そのまま進めて終了後にまた来い。
楽しみ方は何通りもある。
147名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:32:16 ID:cA9a4z6E
まあとりあえずスレ住人を信じて進めてみなよ。
悪いことは無いと思うよ?
148名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 07:00:40 ID:ITGzDOQn
>>145-147
アヴェ奪還した。
パロディを素で信じかけた自分を笑いたい・・・
しかしスレ伸びてないなまったくと
149名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 14:25:09 ID:TfIObVwU
本編がこんな鬱ENDだったらゼノギアストラウマになってたな…
150名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 21:22:20 ID:/b/GqjSW
伏線多過ぎだろ。回収されてるから良いけど。まぁGJ
151名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:26:04 ID:mX2rMq0/
砂漠の王、守れニサンの微笑み
152名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:46:25 ID:lqKMLesb
GJGJ!
エロパロで泣くなんて初めてだ…
でもジグルドは若を怒鳴りつけて殴ってでも止めるんじゃないかなぁとおもた。で若は聞き分けのいいふりして〜みたいな。
偉そうにスマソ。
153名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 07:35:56 ID:UnD3xJCF
バルトの自殺を許すシグルトってのも泣けるけどな。
この状況で、バルトがいつ逃げ出してもシグルトは責めないと思う。
むしろここまで耐えたバルトを誉めたいんじゃない?
バルトも受け入れてくれると思ったから言ったんだろ。
じゃなかったら黙って行くだろうし。





とパロにマジレス。
154名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 09:34:13 ID:9Ow688WA
色んなジグルド像があるね。
自分は一応自殺を諭すと思う。
155名無しさん@ピンキー
この話の中では、1番精神的に強いのはシグルトだよな
シグかわいいよシグ