【誰にも】時効警察でエロパロするスレ【言いません】

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1名無しさん@ピンキー
4月から続編、「帰ってきた時効警察」も始まることなので。

2名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 06:57:21 ID:EXYGkx7z
2
3名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 07:15:41 ID:OGQb0syi
普通に

霧山×三日月キボン
4名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 12:50:54 ID:NCgx7bjU
霧山×サネイエは?
5名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 15:23:22 ID:OGQb0syi
>>4
アリだけどそれならまだ
霧山×元オリンピック水泳選手(名前忘れた)
とか

十文字×例の時効犯

とかの方がいい
6名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 22:19:35 ID:El3bt5s4
十文字と茗荷谷かよ子いいな。しっとりしてて。
あと、サネイエと諸沢。

ゲスト出演のみだったけど、3話の夫婦は公私共々エロそう。
7名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 01:01:37 ID:fr+lTJpH
やっぱ王道は霧山三日月でしょ。
三日月が舞い上がってその気なのに霧山は「三日月くん何してんの?」とか言いそう。
8名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 09:31:44 ID:ONjlZ25H
>>7

時効捜査を終えて、帰りに食事を済ました後の二人。

「霧山君…あたしちょっと酔っ払っちゃったみたい」
にじり寄る三日月。

「えー?」
ため息をつく霧山。
「酔ったってキミ、ウーロン茶しか飲んでないじゃーん」


「う、うるさい!アレはウーロン茶じゃなくてウーロンハイよ!!」
少しムキになる三日月。

「えー?」
明らかにめんどくさそうな霧山。
「なんなんだよ急にさー」

お構いなしの三日月。
「ねぇ、ちょっと休みたいな……横になれるところ……」
再びにじり寄る三日月。
「霧山くぅん♪」


「あ!」
何かを思いついた霧山。
「公園があったよ、確かこの辺り。ベンチで横になったら?」

急に顔を背ける三日月。
「き、霧山君ってば……大胆なんだからぁ!……外でなんて……///」

「そりゃあたしだって刺激的なのは嫌いじゃないけどでも二人の初めてがそんな、あでも何か青春っぽくていいかもなんて思っちゃったりなんかしちゃったり………」

妄想の深まる三日月を無視して話を進める霧山。
「うん、そうだ。この通りの突き当りを右に行ったところだよ。じゃあ気をつけてね、三日月君」
一人帰路に着こうとする霧山。

「は?」
顔をしかめる三日月。
「何それ!?」

「いや、だからしんどいんでしょ?休んでけばいいじゃん。僕は帰るから」

「何で!!」

「いや、何でってキミ、用もないのに………僕は別に末っ子じゃないしさ」

「……末っ子だと用もないのに夜の公園に行くの?」

「そりゃーそうでしょ、だって末っ子だよー?」

「(末っ子………)」

「じゃあまた明日、お疲れさまー」

「末っ子……末っ子………公園?って、あ!!!ちょっと待ちなさいよ、霧山くーん!!!」

みたいな?
9名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 12:18:34 ID:6Hbmw7kw
台本でありそうだなw
107です:2007/03/31(土) 21:18:47 ID:fr+lTJpH
>>8
ワロタ!この二人は永遠にエロにならない気が…orz
11名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:48:23 ID:6KLoPqqE
>>8 第何話ですか?その台詞w

きりたんに欲望というものが存在しないからな。
12名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 01:36:03 ID:bR27rQcj
あげ
13名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 01:51:34 ID:osUgM7yN
このドラマのスタッフがエキストラを雇って、
バイト代を支払って「時効警察」の話題を街中でさせることで
視聴者の気をひいている。



なんで知ってるかって?
それは俺の彼女が雇(ry
特に新宿
14名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:55:55 ID:UZ2cG6C8
一話始まった〜
15名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 02:48:19 ID:zPb1cBjh
まだじゃね?
16名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 10:10:04 ID:UZ2cG6C8
あ、再放送の一話ね。言葉足らずでスマソ
17名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 04:35:12 ID:UpLi8H8c
いよいよ今週だね〜♪
萌えポイントは少ないドラマだが、職人さんよろしくお願いします!m(__)m
18名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 22:00:24 ID:nLYPa4h/
上げ
19名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:20:06 ID:FSqlfms4
今夜は放送日♪
20名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:18:08 ID:5rzYL6NM
霧山×三日月いくら探しても見つからない!
ので書きます。
>>8がツボだったので、時効捜査の帰り〜という設定をお借りします!!
霧山×三日月です。エロパロです。三日月視点のつもり。



時効捜査を続けて、何度目かの冬がやってきた。
本当もう、何年目?って感じよね。
でも、綺麗にライトアップされた町並み、過ぎ行く人々の装いを見ると、
あー冬だなぁー、冬っていいなーっていう気持ちになる。
…え、なりません?なりますよねー♪
そ・れ・に、霧山くんも隣にいるし!これ、重要。
まぁ、それはいいんだけど・・・
うぅ、前言撤回。冬ってあんまり良くない!
さ…寒いぃ〜〜〜〜〜〜!


「・・・ックシューーーーン!!!」

思いっきり大げさなくしゃみと共に、鼻水が噴出しそうになるのを慌てて抑える
あたしの姿は、あまりにも滑稽でそれと同時に物凄い同情に値するのだろう。
そんな事は、呆れた眼差しの霧山くんを見ればわかることで。

あーーーもうっ、冬め!北風め!!このやろうめ!!!
あんまり良くないどころか、冬なんて大嫌いだ!
季節ランキングワースト1位に格下げしてやるぅ!!
……そんなことを考えながら、ずるっ…と音を立てて鼻水をすすると、
これまた白い目でこちらを見つめる霧山くん。
そんなに見つめちゃ、照れちゃうじゃないv…って、
見つめるなら白い目じゃなくて、熱い眼差しで見つめてよね!

はぁ・・時効捜査も終わって、食事もして、そんな真冬の帰り道。
本当だったら、ムフフvな期待のひとつやふたつ、したいところだけど…
「三日月くん、暖めてあげるよ」なんて展開期待したいところだけどぉぉ〜〜!!

・・・フッ。今の今まで手もつないでないのに……ねぇ?
期待のカケラもないのは、御察しの通りです。くすん。
そんな心も身体も寒〜い、あたし三日月ですが、隣を見れば一応霧山くんはソコにいて。
だからかな、まだなんとか心も体も、芯までは冷え切ってはいないみたい。
21名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:19:39 ID:5rzYL6NM
「ったく・・・大丈夫かー?」
「うん、まぁね。ちょっと寒いけど」
あら、霧山くん、もしかしてちょっとは心配してくれてるとか?
うふふのふ、嬉しいじゃないv
「そんな薄着をしているからだぞー、三日月くん。ちょっとは考えなよ」

うっ…たしかに、私はコートひとつ羽織っていないのですよねー。一応厚着だけど。
でもこんなんじゃ寒いのは当たり前か。
「ぷぅ。今日は天気良かったしさぁ〜〜。あーあ、昼間はそんなに寒くなかったのに」
「夜になれば冷え込むのは当たり前だろー、まったくこれだから・・・」

へーいへい、どうせ私は馬鹿ですよー。私が悪い。でもね、冬も悪いと思うな、あたし。
寒いのがいけないんですのよ!!
……でも、どうやらそんな事考えてた私が間違っていたらしい。
っていうか、まさかこんなことが起こるなんて、普段妄想以外では考えもしないから!!

霧山くんは、おもむろに愛用のマフラーを外すと、ソレを私の方に投げ渡してきた。

「しょうがないなー、それでも着けてなよ」


・・・え?

わ!
あのあのあのあのいいんですか、霧山くん?てか霧山くんのマフラー?
首から首に伝わるハーモニーってやつですよね、コレ。
えっほ、えっほ、えっほ、えっほ、えっほ、えっほ、えっほ、むむんっ!

コホンッ。

「あ・・ありがとう。珍しいねぇ。・・でも霧山くんは大丈夫なの?」
「構わないよ。俺にはコレがあるから」
そう言うと、ひらひらと、コートの襟を揺らした。
もちろんコートと言ってもあの気の毒な人のトレンチとかいうコートではない。
で、、あるからして……
あー、霧山くんのコート・・襟・・ひらひら・・・だぁ……

その時の私は少し、いやかなり気持ちが高揚していたんだと思う。
霧山くんのその様子がたまらなくて・・・霧山くんの温もりがするマフラーが暖かくて、
本当に、心が、身体がどうしようもなくって……

思わず、後ろから抱きついてしまった。
22名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:20:42 ID:5rzYL6NM
「―――!!み、三日月くんっ?!」
案の定、霧山くんは、驚いたみたいですっとんきょうな声をあげた。
でも、あたしだって驚いてる。
いつも妄想だけで、行動に移せない、あのあたしが、こんなことしてるなんて……
だから、この場をそしてあたし自身を、必死でごまかそうとして声を張り上げた。

「バッカねー、何驚いてるの?石に躓いただけですーー!」
「えー、そういう問題なのー?…それじゃあ、もう離れ…」
そう言って、霧山くんがあたしの腕を離そうとする前に、負けじと腕に力をこめた。
このまま、離れるなんてできなかった。
かといって、真剣に愛を告白できるほど勇気もなかった。
結局あたしにできることは、いつものようにとぼけたフリすることだけだった。

「んーっ♪霧山くんあったかいじゃなーいvv」
「いや、ちょっとキミ、僕が冷えるでしょー」
「えー、いいじゃない。あたしだってか弱い女の子なんだから
ちょっとくらい、暖めてよね!!」
「か弱い、ね……」
「うるさいっ!!」
ハハハと呆れた声を出す霧山くん……に、くっつくあたし。
いくら声を張り上げても、強がってみせても、心臓は正直で、ドクドク言ってる。
気づかれてもおかしくないくらい、ドックンドックンしてる。
あは、もしかしてもう、気づかれてるかもね。
どうでもいいか……こんなに近くにいられるんだもん。
霧山くんだって、本当に嫌だったら、振りほどくはず……よね?
それに、まるで示し合わせたかのように、人通りもないし・・。
もしかして、チャンスかも!
あたしはそう思うことにした。
23名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:21:13 ID:5rzYL6NM
そう思ったら、勇気がでてきた!あたしってすごいな!
うん。ずっとこのままでいるわけにもいかないし、行動を起こさなくちゃ!
「霧山くん、ありがと。おかげで暖かくなった!」
「それはよかった。じゃ…」
む、むむっ!このままじゃ霧山くんペースに元通り、そうはさせない!
「あ、ちょっとまって。お礼に、私も霧山くんを暖めてあげますよ♪」

言い終わらないうちに、マフラーをそっと霧山くんの首に巻く。
もちろんその後で、あたしの首にもくるりと巻きつけるのは忘れない。
「はいっ、完成!」
「………えぇぇぇぇ?」
うん、完璧。完璧な作戦。
これなら霧山くんもあったかくてあたしもあったかくて、オマケに
二人の距離は急接近ってわけですよ!!
……さぁ、どう出る霧山!!!

「何コレ、はっ、恥ずかしい〜〜〜〜」
「でもあったかいでしょ?一石二鳥です♪」
「うーん、一石二鳥ねぇ……」

えっ?
もしかして、それで納得しちゃうの?
もう、霧山くんの反応に、凄く緊張したんだからね!!
うふvでも……でもでも、いいってことだよね?
このまま巻いて歩いてもいいってことだよね?
ランラランラランラランラランラ
本当ですか?!

…そんな、爆走したあたしの心は置いておいて、マフラーの方はというと……
やっぱりふたりで巻くのには幾分長さが足りないのか、ギシギシと窮屈に巻きついてくる。
でもそれが、余計に二人の距離を近くしている。
作戦通りであたしは嬉しかった。嬉しいっていうか、もう最高?

すぐ目の前に、霧山くんの顔があって、手を伸ばせばすぐにでも頬を寄せて、
あわよくば口づけする事さえできる、この距離。
けれども、人通りが少ないからといって、やっぱりこの道のど真ん中でそれを
決行するのはちょっとためらうものがあるんだよねぇ。
どうしようかな…と、一通り考えを巡らせた上に、口から出たのは、
なんとも直球ストレートど真ん中な台詞だった。

「ねぇ・・・私の家、寄って行かない?」







24名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:22:50 ID:5rzYL6NM
部屋に入った瞬間、あたしは霧山くんを後ろから包み込むように抱き締めた。

「ちょっ……?」
「………」
あたしは、無言で霧山くんの背中に顔をうずめる。
外では、あんなにいい気になって浮かれてたけど、いざ行動に移すとなると
どうにも身体が動かなかった。
霧山くん、女の子が男の人を家に呼ぶときの気持ち、わかってるのかな?
やっぱりあたしのことなんて、なんとも思ってないのかな?
さっきまでと違ってそんなネガティブなことばっかり考えてたら、涙が出てきた。
もう、わたしのいくじなし!バカ!
こんな風になるなら最初から、家なんかに誘わなければいいのに!!

「はー……っ」
霧山くんの溜息。
そして不意に腕をほどいて、あたしの方に向き直る。
ビクビクしながら顔をあげると、目の前には霧山くんの顔。
あたしを見てる。

あーきっと、呆れられちゃったな。
呆れを通り越して嫌われちゃったかも。
…頬を伝う涙を見られたくなくて、またあたしはうつむいた。

「あーもー、僕ダメだなー」
霧山くんの声。
やっぱりもう、おしまいかな・・・
なんて思ったとたん、とどめの一撃。
「はー、三日月くん、こっち向いたら?」

うぅ、もう、わかりましたぁ。
こうなった以上、いじいじしても仕方がありません。
女三日月しずか、覚悟を決めます!!
…そう思いつつも、おそるおそる霧山くんの方に顔をあげる。
わ。真剣な、ちょっと怖い霧山くんの顔。
はじめて見た………

そう思った瞬間だった。
肩を摑まれ、ひきよせられ、あ…と口を開いたところを塞ぐように口付けられた。
25名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:23:29 ID:5rzYL6NM
「んむ・・・ぅ・・っ」

深い口付け。
そしてそのまま舌先を割り入れられて、あたしの口内を犯してくる。
呼吸が止まるくらいの貪るような激しいキスは、口内で絡む舌先の熱い感触と、
混ざり合う唾液の粘着音で頭の中を支配していった。
もう、何も考えられない……

「・・っは・・ぁ・・・・」

霧山くん、どうして…こんなキスされたら、あたしもう、おかしくなっちゃうよ?
その証拠だってある。身体が熱くて、膝もガクガクで、もう、立ってられない。

「ん…きり…や…まくんぅ…?」
「…キスだけで腰抜かすなよなー」

意地のわるい、いつも通りの苦笑。
これは、夢?
あたしの妄想なの?
でも、少し荒い息遣いだとか、この体温は絶対偽者なんかじゃなくて。
へなへなのあたしを見下ろし、そしてしっかりと引き起こす。
何を言えばいいのかわからなかった。
でも、何か言わなきゃ。どうして・・どうしてだか、わからなくて、でも・・・

ぐるぐるといろんなことを考えて、何かを言おうとした。
けど、その前にぎゅっ、と力強く抱き締められる。

「あーあ、言うつもり、なかったのになー」
「え……?」
「大体さー、毎回好きでもない女を捜査に付き合わせるワケないと思わない?」
「え…それって…」
「いや、だからさ、キミももう、いい加減気づいてると思うけど……」

そう言うと、さっきまでの顔とは違って、また、真剣で、ちょっと怖い顔になって……
目線が合わさったその瞬間には今にも食べられてしまいそうな、
男の瞳をした霧山くんがいた。
その目線にゾクッ、と寒気のようなものが走るのを感じたときには、もう遅かった。
あっという間に、唇を寄せられると、今度は扉のすぐ近くの壁に背を押し付けられ、
腕を押さえつけたまま口を吸われた。端から端まで。
もう、ダメだと思った。
されるがまま、とろけそうになる全身の甘い快感を止めることができない。
霧山くんとの、初めての、ううん、まだ2度目のキスなのに……。
たまに漏れる濡れた音にあたしの身体もますます反応して熱くしていくようだった。
26名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:24:02 ID:5rzYL6NM
「ダメ、そんなにされたらあたし・・」
「…三日月くん、それは無理。ここまで辿り着くのにどれだけ我慢してたと思う?」

名前を呼ばれるのと同時に耳元に甘い吐息を掛けられる。
そのまま耳朶を銜えられ、舐め上げられて、そうされる度に膝の力が少しづつ抜けて…
あたしはまた砕けそうになる脚に力を込め、耐えていた。

「んっ…霧山…く、ん…」
あたしが、そう、名前を呼ぶと、少し照れたような、でも真剣な顔をして言う。
「今まで言わなかったけど、僕、キミのこと…好きだから」
耳元で甘く囁く、それは甘く暖かい腕に堕ちる為の台詞?
あぁそっか、そうだったんだ。
あたしは、返事の代わりに、霧山くんの身体をぎゅっと抱きしめ、目を閉じた。
と、同時に、まるでそれを合図ととったかのように、霧山くんの手があたしに触れる。

「…ひゃっ…?……ぁ」

あたしが首筋を指先で擦られ、眉を顰めているのを見て、霧山くんは、あたしの腰を抱くと、
右手でスカートの隙間に手を差し込んで太ももをそろりと撫で上げてきた。

「えっ…?そ、そ…そんなとこ……っ」
「ごめん…」

霧山くんは、ひとことだけ告げると、もどかしいほどに上下に手を動かしてくる。
何度も何度も優しく撫でる動作を繰り返してきて、もどかしくて、熱いものが奥の方から沸きあがってくる
のがわかっても、どうしようもなくて。

あたしは間もなくかくんと力なく腰がずり落ちてしまいそうになった。
27名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:29:59 ID:5rzYL6NM
ひー、スイマセンっ!
中途半端ですが、時間切れなのでここで終了にします。
ていうか、皆さん言ってらっしゃるとおり、霧山に欲がないので
こんな展開って絶対起こりそうもなさそうなんだけど……
スイマセン。気に食わない方は、三日月の妄想オチってことで
どうぞよろしくお願いします。
あー、でも実は霧山は三日月のことがホントに好きだったらいいなぁ。

個人的にも霧山×三日月に飢えているので誰か
エロパロ書いて下さいーー!!
28名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:23:19 ID:Xoa6E7R8
>>27

GJ!三日月になった気分でドキドキさせていただきますた!
29名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:13:03 ID:2mEkTbmp
GJ!

二話見てて思ったけど前作より二人が明らかに仲いいよな。
キラキラが電話してる時の三日月のモノマネとかハイタッチとか。
30名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 17:31:43 ID:5QupDlfX
>>27

こんなのを待ってました!GJ!
3127:2007/04/25(水) 00:09:49 ID:8Wjheb0C
レスありがとうございます!
スゴイ嬉しいです…こんなんでも書いてよかった!
またそのうち、書きたいと思います。
また霧山×三日月にしようかなぁ。
やはり霧山×三日月スキーが多いのですかね?
32名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 00:44:23 ID:55jHzY+4
27さま霧山×三日月大好きです!
またぜひお願いします!GJですッ♪
33名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:42:38 ID:BoJquKuf
>>27
仕事早いっすね、Gj!
行の途中の?や!の後に、一文字分空けるともっと読みやすいかも〜
内容は最高でした。次も待ってます!
3427:2007/04/28(土) 00:52:19 ID:k8rlpuby
ありがとうございます!
次は見やすいように書いてみますね!

今日の時効警察も、>>29の言うとおり
めちゃ二人が仲良かった!!仲良すぎだ!
アレは絶対何かある………!
35名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 03:32:44 ID:iuijToI7
「霧山くんはアタイがもらっていくぜ!」

三日月くんナイス捨て台詞w
36名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 01:40:23 ID:2n0eXd/l
十文字×三日月…も期待
DVDの解説映像でも言ってたが、岩松脚本の回(だっけ?)は
仲が微妙にいいんだコレが
37名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 02:44:24 ID:oxb7ND/L
過疎ってますな
38名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:36:46 ID:cvoiqhkz
霧山×関取きぼんぬ
39名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:46:36 ID:D6qc+84u
>>38
ちょw

じゃあ自分も霧山×関取で
あと彼氏×真加出くんで
40名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 02:16:53 ID:+8+qs3j6
真加出君との手つなぎシーン、なかなか萌えた
しかしガテンな彼氏だなオイ
41名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 02:17:28 ID:qLqJ2etz
真加出くんが魔性だとわかったところで
真加出×霧山×三日月3Pなんてどうでしょうか

真加出くんに攻められ興奮しながら頓珍漢なことを言う霧山くんや
真加出くんに対抗して無理にセクシー路線を演出しスベる三日月くん…

でも最終的に霧山×三日月な感じで
収まってくれたりすると最高です


全く関係ありませんが、今、
又来さんがラグビーの試合で活躍している夢を見ました。
42名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 01:09:32 ID:F0kmm+0i
ほう…観客席はショッカーで埋め尽くされていたか?
43名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 21:36:01 ID:BLjFt0su
27GJです!!
関取かわいいなぁ。

前シリーズで三日月が妊娠して、
去ってゆく夢を見た霧山が泣きながら起きるシーンが
あったから脈ありかなと思ってたり…。

でもぽつねんと関取だからなぁ…
44名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 23:08:24 ID:52EEAbNg
>>43
あれは萌えた>前シリーズのあのシーン
あれ観て、うすうすお互い好きなんだろうなと思ってたんだけどなー
霧山が三日月に対して普段、気がなさすぎるのがなあ…

>ぽつねんと関取
知らない人がこの表記見たらどういうカプ想像するんだろw
45名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 01:20:21 ID:/ZcNOWU5
三日月君が霧山君を襲うのきぼんぬ
46名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 01:20:04 ID:iUthM3QT
松竹梅桃霧で5Pキター
47名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 11:01:20 ID:1/LgDBw5
霧山とキスしたキラキラと三日月と修羅場とか見たい
48名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 16:43:35 ID:o50BSFv4
ここの人達気持ち悪い!
時効警察が汚れる!
49名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 17:01:07 ID:e/24q977
光栄です
50名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 18:41:49 ID:i+RF4XGW
ここはエロパロ板ですよw
51名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:04:50 ID:Yxr9CHJg
普段から三日月→霧山がデフォだから、たまには逆が見たいと言ってみるテスツ
三日月が嫉妬にかられるのは毎度だけど、霧山からの嫉妬はないもんな〜
ぽつねんがカッとなって思わず…みたいなの、どーだろ
52名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 02:11:01 ID:5JA3Zblk
>>51
それ一番読みたいパターンだが、
同時に一番難しいのかもしれん

なんせポツネンだし
53名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 00:13:38 ID:mz7ta2la
次週予告きたーーー
54名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 00:33:41 ID:BV2yD/bD
予告きたなw
ぽつねん×関取で来週期待しちゃうんだぜ

たとえ編集マジックだとしても
55名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 08:23:21 ID:YvcsBiK3
また三日月の妄想でないことを願うなw>予告

そういや何かの雑誌で麻生さんが「最終回で霧山から嬉しいこと言われるんですよ」みたいな発言してて
かなり気になってる
56名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 11:21:49 ID:WHgBwQli
>>55
三日月が霧山に言われて嬉しいことって事は…
これは期待してていいのかな(*´д`*)ハァハァ
57名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 15:00:47 ID:7/aLPrLr
最終回くらいはキスの一つくらいしてやれよ霧山w
そろそろ三日月が可哀想だぞ
58名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 15:35:14 ID:GEGiSsPD
>>55
三日月は普段報われなさ過ぎで感覚が麻痺してるからなー
霧山からなら何言われても嬉しがりそうなんだがw
でも期待するwww
59名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 05:17:20 ID:LJUxJWeX
あの部屋はどこだろな>予告の押し倒しぽつねん
どっちのアパートでもないよな?
60名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 22:07:34 ID:6lE8J2L3
どう見てもラブホテル
61名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 22:49:23 ID:YBydZPUq
予告の三日月の
「…やぁぁん!」
だけで抜きました。
62名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:03:01 ID:Al8fAws6
パート1のDVD見返してたんだけど、第1・2話あたりの初期が一番霧山三日月のラブ度高くね?
この頃は普通にポツネン優しいのに回を追う毎に三日月をぞんざいに扱うようになってるw
63名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:26:02 ID:TDiSK4Nd
>>62
三日月の存在が霧山の中で当たり前になってきてんのかね?だから段々扱いが…
いなくなって初めて気付く三日月の…ウザありがたさ?w
「これは趣味じゃないぞ〜」
で三日月を探す宣言のポツネンは夢の中でしか見られないのかな
あれ好きなんだけどな
64名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 07:21:19 ID:UWSz2oOS
>>63
あの凄まじい涙には笑った「僕は恋の時効を捜査するぞぉ〜うぉぅおうおうぉ〜」w

そういやともさかりえの回で、初めて三日月は霧山の眼鏡を受け取らなかったんだよな。
あの時の戸惑った霧山と膨れた三日月はちょっと萌えた
65名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:17:38 ID:FpMt+j+h
三日月くんの元彼出現…
66名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:22:54 ID:rTWA8KZl
>>65
霧山の反応が楽しみだw
って最終回だけどorz
67名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 22:32:35 ID:gZfnaywb
マジデカ>元彼
ちょw楽しみと寂しさ隣り合わせww
…まさか関取時代の彼氏じゃないよな?
68名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 21:06:41 ID:dDLwKlCu
放送日ワクテカage
今日入れてあと三話か〜早いな、サミシス…
69名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:26:45 ID:ddn2ge6M
ポッケに手をどうぞ、で萌えてしまった
まあ結局チクワと食パンだったけどw

観てて、エロパロが本当に難しいドラマだなと改めてオモタ
でも職人さん来て欲しいよ…
70名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:52:30 ID:UIiGHbja
>観てて、エロパロが本当に難しいドラマだなと改めてオモタ
自分も同意。
今週は三日月と霧山仲良いな〜と思って見てて、それなりに萌えたが、エロは全く思いつかない…
このスレ栄えてほしいが無理なのか  orz
7127:2007/05/26(土) 05:59:13 ID:jgasB5gL
お久しぶりです。
また霧山×三日月でお邪魔します。
今度は霧山視点で。前回の話とは繋がってません。
つきあってるのかいないのか、どんな関係なのかはご自由に!


----------------------------------------------------------------



「うわっ……何コレ!!」


ふと目覚める。
見慣れた天井、見慣れたカーテン。
そして隣にだけ、見慣れない……三日月しずか。
僕は髪の毛をくしゃくしゃとかき上げて大きな溜息をついた。

「あー…、昨日は酷かったんだっけか……」
今思い返せば多分、無理矢理にも取れるほどの勢いだったと思う。
まぁ、三日月くんが求めてきたといえば求めてきたんだけど。
…その張本人はというと……くー、くーとまだ寝息をたてている。
それもそうか、まだ朝の6時前だもんな。

もう5月だと言うのに、今日の朝も少し肌寒い。
けれども寒いからと言ってぬくぬくと布団の中にいられるほど、僕は呑気じゃないというか
なんというか。僕も男だし。
こやつの寝顔を見てじっとしていられるなんて、できないんだなこれが。
できれば、もう少し、布団のなかでモゾモゾしていたいけど、
それだと心がモヤモヤしてきちゃうので、この辺でシャッキリしちゃおう。

…と、僕はノソノソと洗面所へ歩き出す。
あ、もちろん三日月くんの首元まできちんと布団をかけなおしていくのは忘れない。
“霧山くんの所為で風邪ひいた〜!”なんて言われたらたまらないからな。

我ながらやっさしーい、なんて少しニヤけて鏡の前に立つ。
ああ、気持ち悪い笑顔。ニヤけちゃってこのー。
おうおうおうおう、いつもよりテンション高いじゃない、僕!!
フフフとまた不気味な笑い声が自然と漏れる。
それくらい、昨夜は・・・・・
って。
7227:2007/05/26(土) 06:00:34 ID:jgasB5gL
「ああ・・・・あのやろう・・・」
僕は、そうひとりごちながら首筋に手をやった。
赤くはっきり残っているソレはまぎれもないキスマークで。

「痕、つけやがったな…三日月ぃ〜…」


はぁ。と溜息が出る。
その溜息は、呆れて出た重い溜息でも、嬉しくて出た吐息でもない。
でも、どっちかっていったら後者の方かな。
とにかくなんとも言えないカンジ。
あーあ、やっちゃったよ。とか、困っちゃうよなー。とか、キスマークかぁ。とか…
なんだかもどかしいカンジだ。こんな自分がちょっと恥ずかったり。

……しかし、どうやって隠すかなぁ。
蚊に刺されちゃいましたー。とかなんとか言えばごまかせるのだろうか?無理か。

と、今度は少し思い溜息を、ゆっくりとつく。
噂の犯人は、まだ温もりの中夢をさまよっているのだろう。
僕の気持ちも知らないでさ。
もう一度鏡を見ると、ますます赤く色づいて見えるその痕に、僕はまた はぁ、と溜息をついた。

「…あとで覚えてろよーー!」

「覚えてないよーーーんっ」

独り言のつもりで言った言葉に返事。
…と共に、にょっ!と鏡に割り込んでくるのは寝ぼけ眼の三日月君で……。

僕は一拍置いて、反応した。というか、驚いたよマジで。
「うわっ!!三日月くん?」
「おはよー、霧山くーん。どうしたのー?」

何故かにこっと微笑むと、三日月くんはじーーっとこちらを見つめてくる。
じーーーっと見つめてくるんだけど、どんどん眼が落ちてきて、糸目になる。
でもまた数秒後に目を見開いてじーーーーっと見つめてくる。
そんな三日月君……実に彼女らしい。
それを僕は黙ってみていて、何回か繰り返したあとに正直な感想を言った。
7327:2007/05/26(土) 06:02:05 ID:jgasB5gL
「酷い顔だねー、三日月くん」
すると、あっという間にへのへのもへじの顔になる。口はまさしくへのじである。
「むーっ!!何よ霧山くんっ!霧山くんだって、そんなっ、寝ぼけた…寝ぼけた…
………って、アレ?」
「………何?」
三日月君は不思議そうな顔をしたあと、一コマの空白を置いて、真っ赤になった。
真っ赤になって、僕の顔を見たあと、天井を見て、そして今度は上目遣いでまた僕を見た。
「…寝ぼけた……寝……ってことは……昨日……私たち、ヤっちゃった?」
うっわ、直球かよ。恥ずかしいー。
でも事実なんだよな。事実。だから僕は恥ずかしさを紛らわすかのように
変なテンションですぐに答えた。

「うん、ヤっちゃったーっ!」
「…………ヤッチャッタ…?」
「ヤっちゃった!」
お互いに指を指して照れ笑い。
アハハ、ヤっちゃったんだー、と照れ笑い。
お互いに伝染したかのように、しばしヤっちゃった音頭を繰り返したあと、
ようやく落ち着いて、同時に深呼吸をした。
そのタイミングに、また笑みがこぼれる。
今度は、なんだか甘酸っぱい雰囲気で三日月くんは言った。

「…そっかぁ……、あのさ……あたし、変じゃなかった?」
「ん?凄かったよー」
「えっ…えっ……」
また茹蛸のように赤くなるもんだから、ついついからかいたくなる。
こんな風に、すぐに顔に出たりする三日月くんの素直なところが、僕は好きだ。

「いやー、思い出しただけで…アレはやばいよ?“いっぱいしてぇ…”だもんなぁ〜」
「・・・・・・っ!」
カァァァッと、絵に描いたように震えた三日月くんを、鏡の前にぐいっとひきよせる。
昨日あんなことがあったばかりだからな、僕だって強気になるよ。
「ほら、見てみなよ僕の首筋。キミが付けたんだよ?コレ…」
「あ・・・」
「…この痕、どうしてくれるのかな?こんなにハッキリついてちゃ隠せないよなー」
まだ赤らんでいる顔のまま困惑する三日月くんを見つめてにっこりと笑う。
すると余計に戸惑うものだから可愛くて仕方がない。
そして、鏡の中で、何か言いたげなその唇に目を奪われる。

だから僕は、鏡の中から目を離して、その唇の持ち主に向き直った。
「どう、責任とってもらおうかなー?」
僕は耳元でわざとらしくそう一言呟いてから、洗面台に手をつき、腰をひきよせた。
7427:2007/05/26(土) 06:03:38 ID:jgasB5gL
「………ぁ…」
ちゅるりと吸い込まれるように唇を合わせる。
まだ、あわせるだけ。1秒触れたか触れてないかで、そっと唇を離す。
でも、もう三日月くはそれだけで腰砕け。へなへなと僕に体重を預けてくる。
昨日の今日だから、無理もないかもしれないけど、覚悟してもらおうか。
悪いけど、この痕の代金は高くつくからねー。
僕はそう心の中で呟いては三日月くんの顔をちらっと見る。
あぁもう、とろけきっちゃって。とろんとした目でこっちを見るなよ、興奮するだろ?
理性が効かなくなって、また酷くしちゃってもいいのかよー?
僕はひとり苦笑しながらも、欲望に忠実になると決めた。
決めたら僕の場合、行動に移すだけで。
左手はすくうように腰にあて、右手が顎に触れるとすぐに、唇を押し付けた。
押し付けては薄く触れて、口の端から端まで舐めあげて。
そしたら三日月くんの、押し返す手の力、かすかな抵抗。甘い拒絶。
「ふぁ……霧…ゃまくん……っだ、め……」
その否定も、媚薬なだけ。ますます誘引される。
細い両腕を、右手でがっちりつかむ。これでもう、抵抗できないでしょ?
両手をあげさせ、鏡に押さえつける。エロいよ三日月くん…
涙目の訴えにもう僕も無理だから、と本気の視線を送った。
あとはもう、落ちるだけ。
心まで舐め取るように、唇を吸い尽くして。
歯茎をわって、舌を入れるとそれに答えるように三日月くんの舌も泳ぎだす。
「ぁ……んっ…ふぁ…やぁ……」
「やじゃないでしょー、ふぅ…こんなとろんとろんになって」
何度も何度も舌を這わせて、絡ませる。
くちゅくちゅととどちらともつかないいやらしい音が、洗面所中に広がる。
三日月くんの腰がへなへなと力抜けて行くのがわかるから、両手でしっかりささえる。
さっきまで拘束されていた行き場のない両腕が、ぺたぺたと求めてくる。
そうして、三日月くんは離された唇を口惜しんであむあむと唇を動かした。
「んっ…ぅぅ〜…きり…まく…ん……してぇ…」
どこかで聞いた台詞。それは昨日だったか、それとも今日のことだったか。
あぁ、もう理性も限界なんだなー。まぁ僕も一緒だけど。
“一緒”なところがちょっと嬉しくなる。ガラでもないけど。
嬉しくなって、イイ気になって、もっといじめちゃいたくなる。
7527:2007/05/26(土) 06:05:10 ID:jgasB5gL
「んー、三日月くん?よく聞こえないなー?どうしてほしいの?」
「ぁぅ…もぉー!霧山くんの…いじ、わる…っ」

うん、僕いじわるかも。だってキミ可愛いんだもん。
でもあえて、否定してみるよ。

「えー、僕がいじわるだってー?もう、可愛くないなぁキミは。素直になりなよー」
「やだーーっ、やなの、言わないっ……言わないからねっ…ん」

そう言ってる間にも、もじもじと足を擦り合わせる。
触って欲しいくせに、いじっぱりなんだからなー、もう。
僕は、そっと三日月くんを後ろから抱きかかえると、小さく足を広げてみせた。

「ちょ…っとぉ…な、に……やぁ…、ずる、い…っ」
案の定抵抗する姿を見て僕はニヤリとする。
「何だよ、してほしかったんじゃないの?」
うぅと、歯を食いしばって耐えている三日月くんを眺め、そっと脚の付け根に手を這わす。
…と、そこはもう、ぬるぬるに熟れきっていた。

「うわっ、何コレ?!三日月くん、キミ、こんなにしてたの?」
「…………っ!!ん、………ふぇぇ…違うぅ……」
「違くないじゃん、あーあ、こんなに濡らして」

その言葉に、三日月くんははぁ…と息を荒くする。そんな、息遣いを耳にしたならもう、
今すぐにとろとろのあそこに、指を入れて、ぐちゃぐちゃに掻きまわしてやりたい。
でも、僕は我慢する。だって、三日月くんにエッチなこと言わせたいもん。
その唇から、凄いことを言わせたい、強請らせたい、求められたい。
だから、触れるか触れないところを、ゆっくりいったりきたり、完璧に焦らす。
んぅ…とかあぁ…とか、もう、さっきからずっと艶めいた声ばっかり出して、
さっさと折れちゃえばいいのになー。だってもう限界でしょ?

「んっ、んっ、もぉ………してぇ……?きりやまくん、してぇ?」
「んー?やっと素直になる気になったー?」

そう言う前から、三日月くんはスリスリと、腰を僕の腰に押し付けて、強請るような
仕草をしている。もうずっと、切なそうで、たまらない。
「してっ、んっ、してぇ、お願い……きりや…まくぅ…ん、えっち、して?えっちして…っ」
上目遣いでそんなエロい顔で、言うなよ……ブルっときた。ヤバイ。
予想以上に、ヤバイよ三日月くん………っ
「いいよ、してあげる。エッチでしょ?してあげる………そんなにいっぱいしたい?」
「…ぅん、したい、したいの霧山くん…っ、き…りやまくんので、いっぱいかきまわしてぇっ…」
7627:2007/05/26(土) 06:06:49 ID:jgasB5gL
気づいた時には、三日月くんを洗面所のマットの上に組み敷いていた。
たしか、後ろからがいいんだ?とか聞いてたっけ。
あぁ、もうわからない。
でもとにかく熱くて、三日月くんの中も熱くて、ぐちょぐちょで、それなのに締め付けてきて。
頭の中もとろけそうなぐらいで。それは三日月くんも一緒?……だといいんだけど。

「っう!っっ!ん、あっvだめなの、きりゃ…まくんっ!ふぁああっ」
一緒、だ。……あはは、もうなんか、二人して落ちちゃおうか。

「あー、だめじゃないでしょ?こんな腰振って?“オレ”のこんな銜え込んで、ホント
三日月くんは淫乱だねー」
「ふぁぁぁvvvvちが…っ、違うもんっ、、きりひゃまくんの所為だもんぅっ」
「オレの所為なの?じゃあ、なんでこんなびちょびちょに濡らしてるの?感じてるんでしょー?
もういいかげん、正直にいいなよー」

そう言ってから、動きをやめる。いじわるじゃないよ、急に顔が見たくなったんだよね。
ひっくり返して、こっち向かせて、にっこり笑ってあげる。
でもやっぱりキミは、いじわるだと勘違いしたみたい。

「っく……、いじわる……さっきから、ずるいよっ……んっ…」
「どうして?いじわるじゃないよ?」
今度は本気でいじわるをする。動いてあげない。僕って性格悪いのかも。
でも、じっとしててもわかるくらいひくついてる三日月くんのアソコを僕のが貫いてるのを見ると
動きたくて、突き上げたくて仕方がなくなる。
でも、そうする前に、三日月くんが言葉を紡いだ。

「いじわるだもん……っ、ねぇ……いじわるじゃなかったら、動いてよぉっ……お願い、もぉ、、
欲しくて頭おかしくなっちゃうの……」
「しょうがないなー、ホント。三日月くんはえっちなんだから」
それからその台詞と同時に、一気に最奥まで貫いた。
「ゃあああああぁぁぁぁっvvvvv」

「もう、オレなんか、とっくに頭おかしくなってんだよっ……」
ぬっちゅぬっちゅと響き渡る濡れた音が、益々二人の心を高揚させる。
溶け出した汗に、僕も三日月くんも、隠していた本音を織り交ぜ始めた。

「んっぅ、きりひゃまくぅん、気持ちいいのっ、ぁぁっ、あたしのおまんこぉ、気持ちいいよぉっ」
「ついに言っちゃったね。可愛いよ…すっごいエロいよ、キミ。ホントにさー。どうしたの?」
「やっ、やっ……、あたし、おまんこって…、あっv自分でえっちなことぉっ…言ってvぁv」
「そうだよ?三日月くん、さっきからおまんこ気持ちいいー、ってずっと言ってるよ?」
「やぁぁ……言わないでぇ……」

そう言って三日月くんは、顔をくしゃくしゃにして、感じまくって、恥ずかしがって顔を隠す。
そんな仕草を見て、掻き抱くようにして、腰を押し付ける。
暑くて熱くてたまらない・・。僕ももう、限界みたいだ。
「っく……三日月くん、出すよ……っ」

「ゃ、っ、きりやまくん、、ぁたしも、あたしもっ……いっちゃぅ……」
僕は、登り詰めた快楽が一気に吹き出るような感覚に襲われると、たまらず熱い塊を
思い切り吐き出した。
「………っあ!!!三日月・・くんっ……!!!」
「ぃくっ……ぃくひく、ひっちゃぅ・・・っvvvvvv」

7727:2007/05/26(土) 06:08:36 ID:jgasB5gL





「はぁ…はぁ……、はぅ………酷い、霧山くん…、またこんなにして…」
「ごめん、でも………」
―――凄く可愛かったよ

僕はそうささやいた。

急に恥ずかしいことを言われ、三日月くんは何も言い返せずに赤い顔のままで押し黙った。
そうしてしばらくしたあと、「ばかぁ」と一言つぶやいた。

僕は、三日月くんのその台詞が、愛情表現だと言う事をずっと前から気づいている。
そんな三日月くんの隠された愛情表現が心の何処かで嬉しいと感じてしまっている
自分がいることにも、気づいていた。
それでも昔は認めてしまうことが何故か悔しくて、僕なりに反抗し、気づかないフリをしていた。
そんな気持ちもしらないで、こやつは無遠慮にどんどん僕の心の中の奥深くにまで入って来て。
気づいたらいつの間にか、近くにいて、隣にいて、抱きしめていた。

そんなことを考えたら、何だかとても悔しい気分になってしまった僕はそのまま三日月くんを
自分の方へと引寄せる。

そして、首筋に思い切り吸いついた。

それこそ思い切りよく噛みつかんばかりの勢いで。



「……きりやま…くん……っ?」

もういい頃合だと唇を離すと茫然とさせた表情で、頬を紅潮させて自分を見つめる三日月くんを
見下ろした。
うろたえた顔と、その首筋はっきりと残った紅い痕を見て僕は少し勝ち誇ったような顔をする。
その表情を見て、僕はまた僅かに微笑んで言った。


「……これでおあいこでしょ♪」

鏡に映った自分を見て、三日月くんは「あーー!」と言った。
そして、こちらをくるりと向いて捨て台詞を言うと共に、そそくさとお風呂場に駆け込んで行った。

「あーあ、もう!今日一日皆にからかわれて困っても知らないんだからねっ!べーだ!」

腰を押さえながら、風呂場に入りこむ姿を見送ると、自然と笑みがこみ上げてくる。


――――もう、みんなにバレてもいいかなー………。ね、三日月くん?




僕はそんなことを思いながら、もう一度鏡の中の自分を見る。

昨夜付けられた紅い印は、今も鮮明に残っていた。

おわり
7827:2007/05/26(土) 06:13:55 ID:jgasB5gL
読んで下さってありがとうございました!
いろいろと無理のある二人ですが、少しでも楽しんで
貰えたら嬉しいです………!
扱いが難しいのよ!!霧山も、三日月も!!
さっさとくっついちゃって下さいっ!!
最終回でくっつくのでしょうか……?ソワソワ。

拙い文章ですが、また書けたらいいなと思っております。
また霧山×三日月だと思いますがその時は読んでやって下さい。
79名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 06:34:55 ID:dEQy1pgp
>>27
ぐぐぐGJ!! あんたって子は…なんつう素敵なエロ師や…!
「ヤっちゃった音頭」(笑)
80名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 07:29:59 ID:LYuQr4qG
>>27
GJです!
萌えすぎて死にました(*´Д`*)ハァハァ
次も楽しみにしています!
81名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 08:56:34 ID:ddn2ge6M
エロ難しいよな…て書き込んだ矢先に職人さんktkr!!!!
GJGJGJです
ありがとう、萌えました(*´∀`*)
霧山らしいな〜とか思ってしまった…イイ!
是非またお願いします
82名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 09:19:30 ID:Gf2vqS34
神キテタ――――!!!!!
超GJ!霧山口調完全把握すごい
しかもエロい(*´д`)
83名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 10:13:02 ID:UIiGHbja
GJ!!素晴らしい!!
朝からいいもの見た〜
紛れも無く霧山と三日月で尊敬です。
昨日のラストのシーンの「通りすがりの猫」が三日月に思えてきたよ…!!!
84名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 23:45:55 ID:P8dbL0hf
何かラス前回・最終回と霧山×三日月分がかなり補給されそうで楽しみだな

監督によれば最終回の更にラストで二人の関係にサプライズ的な出来事があるらしいし、
前に麻生嬢の「霧山から嬉しいこと言われる」発言もあるみたいだし、禿期待
85名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:55:20 ID:mHKwbEEF
>>84
それは楽しみだな!
期待が高まるわーー!

スレ全体で、最終回に向けてみんなで盛り上がっていきたいところだが…
>>27氏、他職人集合してほしい!!
職人でなくとも>>8のような小ネタ投下キボンヌw
86名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:41:03 ID:9Yiw6TWz
では本当に小ネタだけど
三日月がNYに行っちゃうかも最終話があるって知る前に、
「三日月が突如なぜか青森辺りに異動になってしまう話」
を考えてたので、職人さんwktk待ちの間にその中の一節を投下
萌えもエロもないただの短い会話でゴメン


「それで今週末なんだけど」
「ちょちょ、ちょっと、オーイ! 霧山、オーイ! 」
「うるさいよ、三日月くん」
「うるさくもなるよ! しずかだけどなるよ! あのね、霧山くん…わたし、異動なの」
「うーん、そうみたいだね」
「そうみたいだね〜じゃ、ないのっ! 捜査してる場合じゃないの引越しよ、東北よ、リアル北国で駐禁ピーっすよ! 」
「ああ、じゃあ」
「……」
「間をとって仙台…や、福島辺りで待ち合わせでいい? 」
「…はい!? 」

※東京ー福島ー青森


万が一、三日月がNY行くことになってもポツネン、
「じゃあさ、ハワイとかで待ち合わせしてみる?
やっぱりそのくらいが妥協点っていうか、お互いの譲歩だと思うんだよねー」
とか言って平然と一緒に捜査続けようとするんじゃないかという変な不安がよぎる
つーかハワイや福島で待ち合わせても、そこから事件現場まで行くなら待ち合わせの意味全然ないけどw
金もかかりすぎるけどw
でもこの二人はなんだかんだ言って一生一緒に捜査してそうなんだよなー
 
本当に最終回楽しみだ〜終わるのは寂しいけど
なにやら珍しく霧山の妄想? も出てくるらしいし
87名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 02:28:34 ID:nhJJ7fmp
>>86
ワラタw霧山どんだけ三日月と一緒に捜査したいんだよwww
その話、是非全部書いてまた投下してください
〉一生一緒に捜査
モエス

引き続き小ネタと職人さん待ちage
88名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 20:30:32 ID:o/dCFswz
なにそののだめカンタービレw

会話だけでも十分需要あるっす。
またお願いしたい。
89名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:01:33 ID:8JscJdsn
萌えた!
というか、もう、霧山と三日月ならむしろ時効警察なら
なんでも萌えられるかもしれない・・・

そういや、スレ立った日から、丁度2ヶ月だな。
2ヶ月でまだ100レスも行かないって・・・
スレ住人少ないのか?
90名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:39:34 ID:rpEngRND
別に少なくても平和にマターリ進行できるからいいんでない?>>889

そういえば熊本課長監督の映画でオダジョ麻生がケコーンするらしいね。萌え死にそうです…
91名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:28:55 ID:2Ip3o7Z9
>>90
と言いつつ人がたくさん来ることを見越してのロングパス、イイヨイイヨ-w

映画すごいね、設定知って驚いた
時効も最終回に色々あるみたいだし期待する(´ω`*)
雑誌に「最終回に霧山三日月二人の痴話喧嘩勃発!?」みたいなこと書いてあって驚いた
むしろポツネンが三日月の元カレを気にするってことに驚いたw
キニセズスルーナノカトオモッテタヨ…
92名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 07:37:57 ID:o5cM7D0a
>>91
自分もスルーだと思ってたw

では889に期待してスレ伸びるようがんばろう
93名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:30:26 ID:luJQCo/o
一週遅れの地域なんで七話見たばっかだけど
間加出の存在が恐いとオモタ
94名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:22:40 ID:VLpTHhKr
今回、手を引っ張ってく姿だけで萌え死にそうでした・・・
脚本と監督がオダギリでびっくり。全然知らんかった。
95名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:31:02 ID:cgoUMQfA
>>94
自分も萌えたカワユシ
今回は霧山が節々で三日月に優しかったような…
次回予告は素で「キタコレ!」言ってしまったw
霧山…なんだあのぎこちない動きはw
96名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:04:10 ID:9sPHjrDQ
>94
霧山はまだ来週見るまで本心は知らないが、
少なくとも中の人は
三日月が可愛いから
今回たくさん出したんだろうなとオモタよ。

あれじゃデート形式のアイドルビデオみたいだよ三日月w
ちゃっかりマグにも自分の写真付きだし。
97名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 02:27:57 ID:Z13rDLOh
ぬふー
この調子だと、最終回後に補完SSが出る(かもしんない)感じですな
職人さんのつどいを期待しておりまっす
98名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:20:41 ID:PsaUgbly
今週の
山羊が麻生のケツにタックルするシーンみてワロタが
スローで見るとケツじゃなくてひざカックンだなw

で、サントラ、「わたしたちの教科書」のパクリだったな。
99名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 18:48:30 ID:yQBim+/8
>98
「わたしたち〜」も本家からのパクリなので無問題
100名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 16:10:11 ID:Th5q4Z1F
最終回か〜早いもんだ。
最後の最後で、婚姻届は三日月がガメてたってのを霧山が実は知ってた。
ってなったら萌えるw
101名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:39:19 ID:65zeTC/a
霧山が婚姻届のその後を知ってたら、というか婚姻届ネタ。
エロくも何もない小ネタですが…どぞ。



又来さんが婚姻届をまた拾ってきた。
「更衣室の前の廊下に落ちてたんだよ〜」
「おおっ、じゃあまたジャンケンかな?」
楽しそうな熊本課長。
いつの間にかいつものメンバーが机の周りに集まる。
「またどうせ霧山が負けるんじゃないのか?」

みんなでジャンケン。

今回は霧山に加えて三日月と熊本課長も負けてしまった。
三日月はなんとな〜くにやける。
「あ〜、じゃあもう一回ジャンケンですね」
霧山がポツリと言うと、三日月のニヤケが一瞬にして消え、霧山をキッ!と睨んだ。

しかし、サネイエが冷静につっ込む。
「いや、婚姻届には夫と妻と証人の欄がありますから」
「ああ、じゃあ3人で書けば良いじゃないですか」
なんとまぁ、真加出くんが極論を言ってしまった。
その二人の言葉により、時効管理課が(3人で婚姻届に書き込め〜)という空気に染まった。
ジャンケンに負けた3人は視線で会話を続けていたが、
「あ、じゃあ僕はもう結婚してるからコッチだね」
と、熊本課長がいち早く証人欄に名前を書き出した!
「え、ちょっと熊本課長!」
真っ赤になって慌てる三日月。

「じゃあ『夫になる人』のとこが霧山さんで、『妻になる人』が三日月さんですね」
「ついでに判も押したらどうだ?」
「これで本当に届け出られるじゃないか」
ギャラリーの面々は他人事なので思ったことをぽんぽんと発言していく。

「ほら、霧山、うだうだしてないで書けよ!」
「うーん、もう、仕方ないなぁ」
証人欄が熊本さんで埋まった婚姻届に、霧山が『夫になる人』欄を埋めていった。
102名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:42:11 ID:65zeTC/a
「はい、終わり。次、三日月くんね」
「えぇっ!私も書くの〜!?」
嫌そうに、しかし若干嬉しそうな表情を隠せない三日月が過剰に反応する。
「何言ってんですか、三日月さんも負けたじゃないですか」
「そうだよ、三日月くん、僕だって書いたんだし」
「もう、そこまで言うなら書きますよぅ〜」

こうして、婚姻届が見事埋まった。
「えへへ〜書いちゃったっ!」
恥ずかしげ〜に三日月が書き終わると、さっきのメンバーは皆、昼ごはんを食べに席を立っていった後で、
うるさかった時効管理課は静まっていた。

「ええっ!ちょっと!」
テンションの上がっている三日月は思ったままに叫んだ。
「三日月くんが、書くの遅いんだよ」
一人、席に残っていた霧山が言った。
「霧山くんがもっと早く書けばよかったじゃない!」
三日月はプクーっと膨れた。

そんな三日月を、やれやれ、といった面持ちで一瞥して、霧山は言った。
「じゃあ、僕らも行こっか」
「も〜、今日も霧山くんの奢りね!」
「え、いや、食堂じゃなくて、市役所。」
「市役所?」
「そ、これ出しに」
霧山の片手には婚姻届がひらひらと。
「え、ちょ、霧山くん、それは、ええっ!?」
慌てふためき混乱する三日月。
「も〜。三日月くんこれ書くの3回目だろー。今回こそ出しに行かなきゃ。ほら、3度目の正直って言うじゃない」
103名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 07:19:00 ID:EobW5FUZ
>>101-102
おおおおGJだぞおおい!
最終回はその展開しかないな〜顔がニヤけて困るよ全く
104名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 14:43:11 ID:h63Y3/gQ
超GJ!!!
本当にそんなのあったらいいのにな〜
最終回でどうなるか分からないけど、職人さんが集まるような展開を期待しておく(-人-)
105名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:05:20 ID:06VF/sPZ
グレイトグレイト
ああ、こんな展開できたら萌え過ぎて死ぬ。
106名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:21:54 ID:0HcWPeoi
思わず叫びそうになっちまったよGJ!
そんなぽつねんを見てみたい・・。
107名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:57:20 ID:u+nUqkO4
ある日の捜査後…。
鈍行電車で帰る霧山と三日月。少々遅くなってしまい車両には二人しか乗っていない。
初めは三日月の話に「ふーん」とか「へー…」とか素っ気なくかえしていた霧山だが
疲れていたのかウトウトして、遂には三日月の肩に頭を乗せ寝てしまった。
「ちょ…霧山君!?」口では焦ってみるが内心嬉しい三日月。

霧山の髪が三日月の首筋にあたる。
「ふ…ん…ふふ」くすぐったくて思わず笑ってしまう。
霧山との間にある手とは逆の左手でそーっと霧山の髪を触る。
「フワフワだ〜!w」思っていたよりも柔らかい髪。しばらくそのまま髪を触る。
「…唇も…柔らかそうだな…」不意にひとりごちてしまった。
ちょっと迷ったけれど、ゆっくりと唇に手を伸ばす。

手が触れようとしたその瞬間、左手首をグッと掴まれる。
「きゃっ!」
「…何してるのかな?三日月君。」
「え…ぁ…え〜と…」
手首を掴んだまま三日月の目をじっと見る。

「…なんか付いてた?」
空いてる手で唇をさする霧山。いつもと同じだ。
三日月はほっとして霧山の手を振りほどこうとした…。
108名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:01:14 ID:u+nUqkO4
「…ぇ!?ぁ…んん…んーっ!!」
唇を塞ぐ突然の感触。思っていたより……温かくて柔らかい。
先程二人で食べた立ち食い蕎麦の味がする。
「…ぁ……んっ」三日月の中に霧山の舌が入る。
三日月の目はトロンとなり、左手は掴まれると言うより支えられる形になった。

「…っ…はぁはぁ……」数十秒後。息が上がり上手く声が出ない。
何で?どうして!?といった顔で霧山を見る。
「唇。触りたかったんでしょ?」
「…え?…うん。…って、え、えぇーっ!?」一人紅くなる三日月。

三日月の頭を軽くクシャクシャっとしてニヤリと笑い、霧山は電車を降りた。

おわり。




ゴメン。書いてみたがエロくない上にキャラ変だ(;´・ω・)
109名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:17:58 ID:2moTnrYm
>107-108
GJ!

>三日月の頭を軽くクシャクシャっとしてニヤリと笑い
ここら辺に萌えたよ・・。
110名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:23:24 ID:U5eyFhAr
前夜祭キタ─wwヘ√レvv〜(゜∀゜)─wwヘ√レvv〜─ !!
GJ!!!


いよいよ明日で終わりか…orz
111名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:32:10 ID:ny/h6OoZ
うわわGJ!!
立ち食い蕎麦の味ってとこがなんかいかにも二人らしくてイイ!

いよいよ最終回か…
期待もしてるけどやっぱりさみしいなぁ。
112名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 01:31:52 ID:pAGGlVnV
GJ!!

最終回はラストで霧山が
「僕やっぱり三日月くんがいないとだめだなぁ…」
とか言うと予想!
というよりそれくらいあってほしい。。

最終回さびしいなあ…
113名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:15:23 ID:eowv1I8Q
最終回馬二人乗りにはげもえたwwwwwwww
まったりな終わり方が更に寂しさを誘う…(´・ω・`)
114名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:15:58 ID:A9zCzfTD
ナチュラルに馬二人乗りバカップルの二人に萌えた。
ポツネンは前のシリーズより
三日月の存在の大きさに気付いた…のか?
115名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:20:17 ID:ijwulhfB
メガネ持ってもらおうとしても三日月がいないとか
犯人の家行くまでに三日月いないと変な感じの霧山にモエ
しかもちゃっかり空想では三日月と夫婦かよwww
あーあ、終っちゃったなあ…
職人さんキボンです
116名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:25:43 ID:RmdSok3q
最終回予想以上に萌えました。
ここまでくっつかせると思ってなかったので…

公式サイトの右下のそーぶくんをたくさんクリックすると出てくる写真が、
霧山と三日月だらけ!で、さらに興奮しました。
117名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:49:08 ID:yzTsdhP1
明らかに相思相愛な二人に萌えた〜(*´Д`)
ようし、絶対に霧山三日月でSS書いてやるぜよ!DVDが出るまでに書いてやるぞおおい
118107:2007/06/09(土) 00:51:15 ID:dhXKLfwA
GJありがたう!
うちの方では今第8話が終わったよ。
そんなに萌が…。最終回今から楽しみだ。

誰か妄想でも何でも良いから書いてくれー。
119名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:35:52 ID:5gJt+r5N
>>117
楽しみにしてまっす
そしてDVDが出てからも書いてくれると(ry

ところで猫チャッチャ先生がラストまで出んかった。残念!
120名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 03:00:23 ID:uxcVqfBL
馬二人乗りであの密着度!!もうたまらん(*´Д`)
霧山後ろから抱きついちゃえばいいのにーーーー
あの時妄想得意な三日月君はなにを考えてたんだろうなぁ
121名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 14:52:26 ID:A9zCzfTD
乗馬シーン
三日月よりポツネンに
男としてあの距離でも何も感じ無いのか!と憤りを感じつつ見てたw

いや以前にも
なかなか際どいシーンもあるんだけどな…
ポツネンはEDかとか思え無くもない。
122名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 15:10:30 ID:2YPQ6ECH
あっそう
123名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 15:45:16 ID:RmdSok3q
一周遅れの人もいるんだね。ネタばれしててスマソ。

自分は何気に屋上で満漢全席のシーンが一番萌えた。
次に「眠れなくてさー」の場面。
いつも一緒にご飯食ってくだらないこと喋ってるんだろーなぁ、と見えない日常生活へ思いを馳せてしまった。
ああいうほのぼのしたのが好きだ。

乗馬シーンは霧山三日月スキーさんへのサービスだ!
と思いつつしっかり萌えた。今までの霧山なら絶対断りそうだよな。
「えー、馬に二人乗りなんてできる訳ないじゃない」とか言って。
124名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:06:29 ID:yNoxKXkQ
乗馬シーン、霧山が三日月を後ろから抱きしめてる!!!

と思ったら…チッ自分の妄想か
125名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 00:59:42 ID:0hap6BM0
自分もそう妄想したよ。その妄想を文章にしてみた
きっとあのまま馬を返しに行くところまでには、なにかあったに違いない!
むしろ抱きしめる以上のことがあってもおかしくない!
…といっても過言ではないのだ。

ネタバレになっちゃう人、ゴメンなさい。


・・・・・・

「三日月くん知ってる?馬って、公道を走るときは車両扱いなんだよ」
「えっ、そうなの!?」
やれやれと、霧山は首と腕を外人のようにわざとらしく振る。いつか、三日月に「やめてよ〜」と言われた、あの仕草。
そんな些細な思い出が、彼女との間にはごまんとあって、ふとした瞬間に、それを一々全て思い出してしまうのだから困ってしまう。
何だかしんみりする自分を隠すように、霧山はわざと揶揄するように続けた。

「三日月くーん、君、交通課の人でしょ?これぐらい知ってないと」
「むーっ!でも、馬の駐禁取ったりしたこと、今までないもん。総武市にも馬なんて走ってないわよ」
「でも君、今現実に馬で走ってるじゃん」
「むむーっ!ここは公道じゃなくて、海岸だから良いの!」
膨らんだ頬のラインを後ろから見ながら、そうだねぇと霧山は笑った。
馬上で。

そう、かなり現実離れした光景ではあるが、二人は今、波打ち際を馬に乗って走っている。
手綱を握るのは、三日月しずか。
その後ろにピッタリとくっついて揺られているのは、霧山修一郎。
紅い夕日が視界を染める。
捜査に行くまでに感じていた胸の空洞は、今は跡形もなくなっていた。それは、空白に埋まっていたピースが、こうして自分の手元に戻ってきてくれたからだ。
なぜか馬で駆けつけた、三日月しずか。
彼女のいない捜査が、こんなにつまらないものだとは思ってもみなかった。
いつも隣で余計なことを言ってくれるだけの、眼鏡を持ってもらうだけの助手じゃなく、いつのまにか自分の中で、彼女の存在がこんなに大きくなっていたなんて。
「時効捜査」が趣味なのではなくて、
「三日月くんとする時効捜査」が趣味なのかもしれない、と霧山は苦笑する。
彼女がいつもついて来てくれると思っていたこと自体、その良い証拠だろう。
126名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:00:40 ID:0hap6BM0
前を見やれば、紅く染まる視界の中に、ふわふわと柔らかそうな彼女の髪。
何の香りか、甘い匂いが鼻孔をくすぐる。
今日は髪をアップにしているせいで、綺麗なうなじが目に入った。
子犬のような、純粋に愛情にあふれた目をして懐いてくるくせに、こういうところは無防備なんだからなあ。
全く困ってしまう。
しかし、そういうところも彼女の可愛いところなわけで。

「あのさあ三日月くん」
「なあにー?」
霧山の腕が、それは自然に、三日月の腰に伸びた。そして、そっと抱き寄せる。
馬上で、二人の体がぴったりとくっついた。
「なっ、なっ、なっ…!」
突然のことに、三日月は体をこわばらせる。
髪に顔をうずめて、ちらりと目の端で三日月を見ると、この夕日の中でもはっきりそうと分かるくらい彼女の頬は赤かった。
もちろん、耳も、首筋も、夕日より美しい赤に染まっている。
「…ありがとね、戻ってきてくれて」
「そっ…へ?え?」
まだ頭の中が再起動中らしい三日月に、霧山は至近距離でへらっと笑いかける。
「助かった、って言ってんの」
「え、え、だだだだだって、やっぱ、霧山くんにはあたしがついてないとって言うか、っていうか」
あの、その、…近いよ。
三日月は、消え入りそうな声で言う。
それを無視して、霧山は三日月の髪をくんくんと匂った。
「な、何してんの?」
「ん、これは…三日月くん、お昼はイタリアンだったね!?」
「は、はぁ?」
「そうだろ、自白しなさい」
「そ、そうだった…かな?そうだったような…食べてないし良く覚えてないけど」
「く――――ッ!羨ましいっ!僕、今日、イタリアン食べたかったんだなー。今晩はイタリアンにしてよ」
「な、なぁんだ…」
三日月の脳裏に、ずいぶん昔の事件がよぎる。そう、本郷高志変死事件――殺しのキス事件だ。
あの時も、あわやキスしちゃう!?しちゃうの!?されちゃうのー!?
…というところで、匂いの話で強制終了、ということがあった。
がっかりしたような、ほっとしたような、三日月は強張らせた体を弛緩させると、とんと霧山の胸に背中を預けた。
もちろん霧山の腕は腰に回されたままなのだが、そんなことはもう忘れてしまったかのように。
「…じゃあ、買い物して帰ろっか」
「よろしくお願いしまーす!」
「その前に、馬返すから付き合ってよね〜」
「えぇぇえええ〜」
「コラッ!」

上手く誤魔化せていただろうか。
霧山は自分に向けられたこぶしを避けながら、そっと三日月の顔をうかがう。
いつもと変わらない、彼女の少し膨れた横顔。
時々いたずらしたくなるほど可愛いと思っていることは、まだ言わないでおく。
笑顔から急にむくれたり、その後にすぐ照れてみたり、そんな彼女に手を触れるのは、まだ少し恐いのだ。

馬は穏やかに歩を進める。
その上でゆらゆらと幸せそうに揺られながら、二人は海岸線を行くのだった。
127名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:02:28 ID:0hap6BM0
エロも何もなくてスマソ…
職人さんの投下を待ってる間のおつまみにして頂けたら幸い。

早くDVD出ないかなー!
128名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 01:23:25 ID:xtbwQQNL
おおおGJ!

しかしぶっちゃけ一瞬自分のネタと被ったかと思ったw
129名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 05:22:13 ID:ndn6cpei
GJ!GJッ!
一週間遅れの者だけどネタバレ何てキニシナイ!よ
むしろ書いてくれてありがとう。
三日月君に甘える感じの霧山に(*´д`)ハァハァ
またお願いします。
130名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 13:22:12 ID:HWxC7q9x
おおおおお!GJです!
エロなしでも十分萌えでございます!
またよろしくです♪
131名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 22:55:54 ID:byAKwvvr
GJ!!
一緒に夕飯の買出しとか萌えるね。
イタリアンな食材と共に塩昆布買ったのかなー。あの二人ならありえるな…
132名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:01:21 ID:xtbwQQNL
ちょいぬるエロながら初投下します。

『まだハマって間も無いのに
ノリと勢いでどこまで行けるのか?
取りあえず時効課のメンバーを出せたから悔いは無いのだ!』


ケータイからだから時間かかるのですが、
5スレ程お借りします。
1331/5:2007/06/10(日) 23:22:48 ID:xtbwQQNL
ある日の総武署の屋上。
ぼくと三日月くんの二人でお昼ご飯を食べていた。

相変わらず三日月くんの食欲は旺盛で、
一体その体のどこに入ってるのかと、なかなか興味深いものがあった。
「あのね、霧山くん」
突然箸の動きを止めた三日月くんがぼくの方を向く。
「ん?」
というか、何となく『ほっぺにごはんつぶ付いてるよ』とは言わせない迫力のようなものがあった。
「あたしね、いろんなもの食べてきたけど、どう‥‥‥‥‥‥っっしても食べたいものがあるの」
だからごはんつぶ付いてるんだよ、三日月くん。
とはまた言い出せず、普通に「何が?」と聞いてみる。と、三日月くんはゆっくりとぼくに指をさす。
「え?‥‥‥え?何も持って無いよ、ぼく」
すると三日月くんはごはんつぶを付けたまま、どんどん顔を近付けて来る。
ごはんつぶ取ってあげた方がいいのかな、と、ぼんやり考えてるぼくに構わず、どんどん顔を近付けて、
ついには唇の柔らかい感触と―――ごはんつぶのペタッとした感触があった。
三日月くんの舌先が、ぼくの唇をなぞり終えると突然唇は離れた。
「霧山くんが、食べたいんだ♪」
そう言った三日月くんの顔にもうごはんつぶは無かった。
1342/5:2007/06/10(日) 23:51:40 ID:xtbwQQNL
気がつくと、ぼくは三日月くんに押し倒される格好になっている。別にものすごい力で押さえつけられてる訳でも無いのに、何故か身体は動かなかった。
「み、三日月くん。ぼくを食べたいって‥‥ん、ちょっとっ!どこ触ってんの!」
三日月くんは素早くぼくの制服ズボンのベルトに手をかけ、慣れたような手つきで抜き取り、ファスナーを開ける。

‥‥‥どこで覚えたの?そんなこと。
びっくりするあまり、抵抗しないぼくを尻目に、三日月くんはあれよあれよという間にぼくの分身を開放していた。
時々目の前で三日月くんの長い髪が揺れて、それから香る香りが鼻をくすぐる。その香りと、どこで覚えたのかとさえ思う巧みな指先に、ぼくの分身が熱く昂ぶるのを感じる。

というか、ここは署の屋上なんだから、いつ何時人が来ないとも限らないのに。
「ね、ねえ三日月くん、待ってよ。仮にも勤務中なのに、こん―――」
なんとぼくが話し終わらないうちに、ぬるりとした熱い感触があった。
「な、な、ななな何やってんの!?」
自分でも変な声だと思ったが、三日月くんのあまりにも大胆過ぎる行為に比べたら。
「ははら、ひいやわふんほはへへふほ」
「何言ってんのか分かんないよ!?」
口を放すことなく、三日月くんは繰り返す。「ははら、ひいやわふんほ」
ぼくの分身を咥えたままでもごもがと喋るから、その度に刺激されてますますぼくは追い詰められる。
「そこで喋らない!」
その声に話すのは止めて、黙って咥える。

というか三日月くん、君喋らなくてもなんでそんなに上手な訳?
1353/5:2007/06/11(月) 00:14:33 ID:fWTqwdPn
舐めるだけじゃなくてそんなところ吸ったりとか、手も使ってどんどん的確に責めあげるのは何なの?

腰の辺りを時折襲う甘い痺れが次第に強くなり、もう限界が近いことを知らせる。
「三日月、くん‥‥‥っ!この、ままじゃ‥‥‥口、離さないとっ‥‥」
引き離そうと試みたが、三日月くんは離れる気配が無い。
そうこうするうちに、足の付け根が痙攣するような感覚に襲われ、頭の天辺まで痺れるような一層強い快感が走って、頭が真っ白になった。
「も、もう‥で、出るっ‥‥」



―――そこでぼくは、目が覚めた。

目が覚めたら、いつものアパート。
下半身に纏わりつく不快な感触を感じ、毛布を捲ってみた。
「まいたたたたた‥‥」
先日又来さんが『参った』と『アイタタ』のハイブリッド語、と言ってたが、正に今の状態だ。夢精なんて、十代じゃないんだから。
というか、何故三日月くん‥‥?

確かに、一緒に時効捜査をするようになってしばらく経つけれど。
首を傾げつつ、取りあえず汚れた下着だけ先に洗ってから
署に向かった。


「おっはよ〜〜、霧山きゅん☆」
署の廊下。いつもの調子で三日月くんに肩を叩かれたが、びっくりしてエビみたいに勢い良く後ずさってしまった。
「‥ど、どうしたの?ごめん、そんなに驚かせちゃった?」
三日月くんはシュンとして小さくなってしまった。
「い、いやちょっとぼーっとしてたから‥‥ぼくの方こそごめん」
何となく恥ずかしくて、三日月くんの顔をまともに見れない。
「‥‥そう‥じゃあ、またあとでね」
「うん」
1364/5:2007/06/11(月) 00:34:17 ID:fWTqwdPn
何となく気まずい空気を抱えたまま、時効管理課に入る。そこには又来さんとサネイエさん、そして真加出さんがいつものようにどうでもいいやりとりを始めている。
「おっ霧山、あれから新しい趣味は見つかったのか?」
相変わらず又来さんはストレートだ。
「それがまだ‥‥なぁんかいい趣味ありませんかねぇ〜」
「手作り蚊取り線香とかはどうでしょうか?」
そう言って真加出さんが出してきたのは、なんとゴ××リの形の線香だった。
「うわっ!アンタ、何作ってんの」
サネイエさんがあからさまに嫌な顔をする。それに反して、真加出さんは一点の曇りも無い表情で話す。
「虫が虫を取るんですよ。斬新なデザインだと思いません?」
「まあ、確かにね‥‥‥」
苦笑いしつつも席につくと、熊本課長もいつもの呑気な調子でやって来た。
「おっ、今日もまたやってるねぇ〜」
何故か硯と墨を持ってやって来た課長は、席につくなり墨を磨り出す。
「ところで霧山くんは、新しい趣味見つかったの?」
もしかしたら駄洒落なのか?突っ込むのも面倒臭いので、敢えて無視して返事する。
「はあ、それが‥‥まだ」
「いかんなあ〜どうだ、基本に帰って何か観察するとか?」

観察、ねぇ‥‥

と、そこへひょっこりと三日月くんが顔を見せた。

「ああ〜〜〜〜〜っ!!」

今度は三日月くんがぼくに驚いて、やはりエビみたいに後ずさる。「な、何っ?何なのっ!?」
「三日月くん、君は素晴らしいよ!」
皆が見てるのも忘れ、ぼくはがっしりと三日月の両肩を掴む。

そう、何故このことに気付かなかったのか。
1375/5:2007/06/11(月) 00:52:11 ID:fWTqwdPn
「三日月くんを新しい趣味にすればいいんだ!」

三日月くんのことを調べていけば、きっと今朝見た夢の意味や原因も分かるかも知れない。
「もちろん協力してくれるよね?」
まだ興奮しているぼくだったが、きっと三日月くんも喜んで協力してくれるはず、そう思ったが―――

三日月くんは口を尖らせたかと思うと、
「や、ですっ!」と、ぼくを突き放す。
「え‥‥‥?」
意外な答えにぼくがそこに固まったままでいると、三日月くんは追い討ちをかけるように「い―――――だっ」
と、歯を向きだして出て行ってしまった。

「おーお、ポツネンてば十文字並に残念なことになってるねえ」
「ああ〜確かに残念だわ」
「残念ですねえ」
勝手なことを話していたが、呆然としたままのぼくの頭に入ってはこない。
「まああれだね、霧山。取りあえず何故三日月くんが怒ったのかを調べるのを趣味にすればいいんじゃないの?」
「お、ナイス課長」
又来さんが指を差す。他の二人も真似して「おっ」「おっ」と指を差し合っていた。

またいつもの課の風景の中で
一人ぽつねんと残されたぼくの頭の中で、三日月くんの怒った顔と課長の言葉がぐるぐると回っていた。

取りあえず、当分の間退屈だけはしそうにないなあと思いながら―――



終わり
138名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 02:04:08 ID:QAFuo2Ne
>>132
先がスンゲー気になる終わり方だぞぉぉぉぉぉい!!
いやもう良かった。床を転げまわる程萌えた。
頼みます、また書いてくだされ!
139名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 07:42:00 ID:694mzLHS
>>132
GJです!!ニヤニヤが止まんないですよ!
三日月くんが積極的過ぎると思ったら‥
夢オチかおぉおい!

すごくキャラを掴めてると思いました。
またよろしくお願いします!
140名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 07:54:39 ID:ISErop5O
GJーー!署でのシーンが目に浮かぶw
霧山の夢が正夢になるところがぜひ見たい
141名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 09:23:58 ID:qasUaekN
>>132
今度は是非、三日月を趣味にした霧山の話を!!
超GJです〜時効萌える・・・そして残念な霧山w
次回も是非よろしくお願いします
142名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 13:46:07 ID:wDFI2F0h
>>132さんGJ!
あのドラマでエロパロって難しそう…って思ってたけどこれはスゴイ!
キャラの特徴がすごくよく出てて、想像して顔がニヤけてしまったw
続き、楽しみにしてます!

>>140さん、IDがエロパロw貴方もGJ!
143名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:23:28 ID:Rsq3VRnn
>>132
きちんとエロいよ!すごいよ!
萌えをありがとうございます。
時効管理課のやりとりも目に浮かぶようにリアルでGJ!
144名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:47:41 ID:2MQBsMS5
「帰ってきた〜」ノベライズで萌え補給。

つか一応三日月以外の女がダメじゃ無かったんだな霧山…
相変わらず男にモテてたがw
145名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:55:48 ID:ZbSgjJdz
>ノベライズで萌え補給
kwsk
146144:2007/06/12(火) 22:10:51 ID:2MQBsMS5
>>145
いや自分は今シリーズになってからハマったクチだから。

実際見たシーンとかも
文で見るとまた違う味わいなので。
147名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 02:25:29 ID:aXxXV2bZ
新しく面白そうな時効事件がくるまでの間、桐山は新しい怪しい壷を手にいれていた。
「これ、何?」
「フリーマーケットで十円で売ってたんだけど、何か凄い魔神が封じ込められてんだってさ」
「お札のサンカイって何?」
「山海?散会かな?」
三日月は胡散臭い目で、桐山はひっくり返り返したりしたりして壷を観察している。
「クション」
壷を眺めていた桐山が一つ大きなくしゃみをする。
「桐山君、風邪?」
「そうじゃないんだけど……」
「ジャンクションンン」
連鎖したのか三日月がくしゃみがでてくる。
続けて
「畜生っ」
袖でこすりズーと鼻音をたてながらすする。
「いつでもどこでも三日月君は汚いなぁ。それに畜生って、高木ブーじゃないんだから」
「高木ブーって……」
言い終わる連鎖して三日月がくしゃみが連続してでてくる。
「も、もしかして今私三回くしゃみした?」
「もしかしなくてもしたけど」

(三回のくしゃみは恋の噂。桐山君もしかして私の事を……。ギュッって抱きしめてくれるかも)

「あー」
驚きながら指を三日月の方を指した。
「桐山君……」
「あ、あれ」
煙がこもる時効管理課。
壷の中からゴジャルゴジャル言っているターバンを巻いたヒゲの先がクルリンと回っているおじさんがたっていた。

「三日月君。やっぱり君は凄いよ」
超弩級の驚きのあまり、思わず三日月をギュッと抱きしめる。
(願いを叶えてくれたみたいだからいいか)
おじさんが誰か知らないが今は桐山君の温もりだけを感じていたかった。
そして、気付かれないようにひそかに桐山君の背中に腕をまわした。
148名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 09:26:15 ID:v+ujrXuO
桐山→霧山以外はGJ!
149名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 18:41:41 ID:OMQJL4nx
>>147
言っちゃいますとね、一回くらい推敲しないと…
またのご投下お待ちしております。

今日は金曜なのに時効がないなんて、どうやって過ごせば良いのかわかんない。
誰か代わりに萌えさせて!
150名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:56:00 ID:mIcUm+jn
>149
金曜の夜の過ごし方についてはミートゥー。
151名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 21:45:47 ID:loa3+lUL
フォッグマウンテン!
152名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:55:56 ID:CzAe/6ac
懲りずに二作目エロなしです
最終回から昔の恋人が気になったシュチュエーションで


「き、霧山君は前に、こ、恋人とかいなかったの?」
勇気を出して疑問をぶつけてみる。

「そりゃ普通いるでしょ。恋人の一人や二人」

わかっていたけど聞きたくなかった答
まぁこの歳で今まで恋人がいなかったり童貞で魔法使いだとそれも嫌だけど

「どんな感じの人?」

こころなしか沈んだトーンで会話は続く

「どんなって。一言で言うと三日月君と正反対って感じかな〜」
知らなかった
霧山君は実はB専だったのだ
美の塊である私が今まで二人っきりなのにあんな事とかこんな事をされなかったのはこうゆう秘密があったのだ……
153名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:59:17 ID:CzAe/6ac
「そっか」

知らず知らずショックで足が止まっていて、霧山君の背中が心の汗で歪んでる
こんなんだったら聞かなきゃよかった
私が美人である限りダメなんて……

「そっか、でも結局別れたんだし僕には三日月君みたいな人の方が合ってるのかもしれない」

一人で納得した様に呟く

「それってもしかして」

「そう言う事!!」

後ろを振り向いて、ビシッと指を私にむけてポーズをとった

「プロポーズね!!!」

喜びのあまり空へと羽ばたいていく
もう電柱のてっぺんくらいまでパタパタと昇っている
「ちょっと、三日月君。いろんな意味で間違ってるって」

下から石を投げて霧山が三日月を止めようとする
石に当たり堕ちると、

「ほら霧山君。未来へとレッツラゴー」

舌を少しペロっと出して、キラリンとウインクを送る
「うわー痛いな。で、どこ行くのさ?」

「もちろん」

例の結婚届けを広げて霧山にみせながらバック走とは思えぬ速さで翔けていく。
「はやまったかな」

やれやれと、大人ではありえないオモイッキリこけ方をした恋人を起こしにゆっくりと足を進めた
起こしてもらうと、三日月はギュッと嬉しそうに腕を絡めた

「やっぱり恋に時効はないのね」

「それ誰の言葉だっけ?」
油断すると天国へ行ってしまう三日月をしっかりと掴まえながら二人はどこかに消えていった

オチマイ

駄文すいませんと
154名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:09:09 ID:+0ePV2Kg
GJ!!
とても自然な2人でした!
155名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:14:36 ID:HbDVRWXB
>>152 GJです!
こういうノリは、このドラマならでは(?)ですねぇ‥

是非またよろしくお願いします!
156名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:26:44 ID:a69gAOot
第1シリーズ第8話が大好きだー!って事でひとつ。
よろしくお願いしますm(__)m


「え〜と…三日月君、取りあえず目をつぶってくれない?」

夜中に霧山に呼び出された三日月。
セーラー服を着せられた時の事を思い出し不安になるが、
やはり彼の頼み事には逆らえずギュッと目をつぶる。
数十秒後、石鹸とうっすらと汗の匂いがし、彼がすぐそこまで近づいた事に気付いた。
投げられるのか!?膝カックンか!?と体を強張らせるが、
霧山の行動は意に反したものだった。

三日月は膝丈のフワフワのスカートが揺れるのと同時に、太腿に指が触れるのを感じた。
「えっ!?ちょちょちょ…ちょっと霧山君?」
「目つぶって!」
目を開けようとした三日月だが霧山の声に圧倒され、再び目をギュッと閉じる。
157名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:29:31 ID:a69gAOot
霧山は三日月の下着の中に手を入れ、既に少し湿っているそこに指を這わせる。
「ひっ!?……ぃ…やぁっ…」
「……」
「…んっ…ああ…あぁん…」
「……」
何もしゃべらず指だけ的確に動かす霧山と、
ただ快感に甘い声をあげ彼にもたれ掛かる三日月。
びっしょりと濡れた下着はいつの間にか足元まで下がってしまっている。

霧山は三日月の首筋まで流れる涎を唇でなぞる様に掬い取り、
中指を彼女の中にするりと滑り込ませた。
そしてクチュクチュと鳴らす様にそこを掻き回すと、それに合わせて三日月は嬌声を上げる。
「あっ…あっ…き、きりや…っぁん!」
「そろそろかなー」
霧山は指を2本に増やし一気にそこを刺激する。
三日月は快感に耐え切れず背中を反り返し、崩れ落ちる様にして失神した。
158名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:32:39 ID:a69gAOot
……………。

「………あちゃー…」
翌日、三日月は彼の匂いのするベッドで目が覚めた。
霧山は畳みの上で横たわっていて、起きたのかふわぁっと欠伸する。
色々と思い出した三日月は赤くなり、恐る恐る霧山に話し掛けた。
「昨日さ、えと…」
「昨日?…そうそう!大変だったんだよー、昨日は!」
「え?」
「君、タクシーに乗る寸前に2回も吐いてさー」
「ええーっ?」
「3台目のタクシーには踵おとしするしさ…運ちゃんカンカンだったんだよ?」
「えええええーっ!?」
「それで仕方なく僕ん家連れて来たんだよ…はぁ…」

三日月は顔色を赤から青に変化させ、頭をぐるぐるしながら考えた。
「昨日は…えと二人でご飯を食べて??…それから…えと…あれえぇ?
(アレは夢の中の出来事だったの???…私って変態…。あ、服もきれいだ…)」

「全然覚えて無いのー?、全く三日月君は…」
「ぁ…ごめん。ありがとね…」
「どーいたしまして」


玄関で三日月を送り出し、霧山はぷっと笑った。
そして指をクルクルさせながら呟いた。

「三日月君て…忘れやすくて間抜けで馬鹿で騙しやすくて面白いなー。」


おわり
159名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:49:05 ID:BlFfzD1Y
クー!!
160名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 21:43:21 ID:9oAUSUzS
GJ!!!!
161名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 23:46:43 ID:DAR9b5zl
いつのまにやら作品増えてるヾ(*´∀`*)ノ
職人の皆様乙です。GJです!
162桐山じゃなくて霧山:2007/06/18(月) 00:08:16 ID:hCyw/zsm
桐山と霧山を間違った男ですが三回投稿をスイマセンです
今回は挿入なしですがエロです

キスする時は目を開けるべきか閉じるべきか

宜しいお願いします



私は目を閉じる
何故?と言われると困るが閉じる事で感じる事も多いのだ
霧山君の体温や、霧山君の唇の柔らかさや、ちょっとくすぐったい霧山君の鼻息や霧山君の声とか色々がこうねリアルにわかるの

(あ、ヤラシーんだ)

初めは軽いキスだったのに気がつけばもうディープへと変わっていた
喋る事が出来たら言っていたであろう言葉も、霧山君の唇で防がれている
BGMがない分クチュクチュと生々しい音が耳に入ってくる

「ん…」

食いしん坊な私は霧山君の味をしってからというものずっとこれに夢中だ
胸がトクンてなって知れば知るほど離したくない珍味的味わい
それを離しまいとキュと霧山君の抱きしめる腕が強まっていく

「ん?」

霧山君が私の行動に疑問を感じたのか行為を続けたまま聞いてくる

「んーん」

私はそれを否定する為にさらに霧山君を貪る
涎の交換が追い付かないで口から溢れてくるのも気にしないでただ霧山君を求める
163桐山じゃなくて霧山:2007/06/18(月) 00:10:32 ID:hCyw/zsm
「ん!」

服の上から胸に優しく手が触れる
目を閉じているのがわかっているのか霧山君の手は大胆に攻めてくる
指が私を求めて器用に動いてるのを感じる

「んーんんんんん」

別に離したくないけど、離そうとしても膝に力が入らなくなっている

「んー♪」

イジワルなトーンの後に霧山君の膝がスッと私の膝に入ると、緩やかに前後して私の敏感な部分を責めてくる
快感に耐え切れなくなって、そこで私はようやく唇を離し体を預けるように顔を肩に載せた

「んっ」

出てくるのは、いつもの私らしくない声と吐息だけだった
ようやく目を開くが恥ずかしさと快感でちゃんと霧山君を捉えられない
心臓はこれ以上ないくらい上下して、下はというと…
「ヤラシーんだ。口からいっぱい涎でてるし」

耳元で小さく呟くと胸を触っていた手が膝の方に下がっていって、お気に入りの下着の中に吸い込まれていく。
いつもは優しい人差し指がちょっと強引に割れ目を沿ってくる
濡れているのがばれると、私の目はこれからの行為を堪える為に自然と沈んでいった

「言わして貰うと、三日月君は食いしん坊だからやっぱり一本じゃたらないじゃないでしょうか?」

「ん」と小さく頷く前に、霧山君の中指と人差し指は濡れている部分に深く入りこんでピストン運動を繰り返していく
一回の動作の度に爪先から頭の先まで電流が走る
口から涎はとまらないし、下着はもうビシャビシャで下着の意味をなしていない
164桐山じゃなくて霧山:2007/06/18(月) 00:13:08 ID:hCyw/zsm
「指でいいの?」

いじめっ子な霧山君は指を止めたり動かしたりして焦らしてくる

「キ」

「木?」

わかってる癖にわからないふりをしてくる

「シュ、キュ」

口が上手く廻らない
頭が快感でおかしくなってるのかもしれない

「手記?」

ニヤニヤしながら指は止める事はない

違うノ、私が欲しいのは

「キシュしれ」

近所迷惑なんて関係なく大きな声で意思を伝える
トロンとした薄く開いた目からは霧山君のあの微笑みが入ってきた
それだけで果てそうになるけどまだ我慢しなくちゃ駄目って意識を集中する

「わかってるって」

言葉を合図にいつもより優しく、ヤラしく、愛情が篭ったキスがやっときた
お預けをくらった犬みたいに体がただ唇に向かって動いていく

「しゅき、たいしゅき、あいひてるの、きりやまくぅんん」

舌と舌が触れると次の瞬間にピンと爪先立ちになって痙攣が起こった
そのすぐあと全身から力が抜ける
幸せに包まれながら世界は真っ白になっていった

体にもたれ掛かっている動かなくなった三日月を見つめ、霧山は髪を撫でながらクーと例の高音の笑いをした

「三日月君聞こえてる?
僕はキスの時は目を開けてるんだよ。
やっぱりさー、好きな人はしっかり目に焼き付けたいでしょ?」

そう言うと三日月のオデコに優しくもう一度軽いキスをした


おしマイケル
165名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:27:19 ID:mgi8sSc6
職人の皆さま、GJです!!
やっぱり時効は萌える‥!
166名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 00:06:47 ID:uCkZh0Sz
うわああGJGJ!!!
本当に職人さんたちありがとう〜!
まだまだ時効モエなので作品投下待ってます
167名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:24:09 ID:wvW9TTiB
最近時効の事考えすぎて、昼寝してたら時効の夢見てしまた…
あまりにも萌えーな設定(最終回/霧修三日月ケコーン)だったから今でも心臓バクバクw
チラ裏スマソ
168名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 17:01:44 ID:x8sTC4Uz
さぁ、今すぐその夢をこのスレに書くんだ!!
169167:2007/06/20(水) 17:36:03 ID:wvW9TTiB
>>168
そんな言葉を待ってたw

ちょっと時間経ったら冷静になって、そこまで萌えてもらえるか分かんないけど…
霧修がなんかの用で三日月の家に。
でも三日月んちに三日月ファミリーが運悪くいたからちょっと外出てマンションの横で二人で喋ってる。
話の内容も趣味の話とかじゃなくてなんかちょっとカポみたいな感じだったと思う。
で、いつもの如く三日月が調子に乗って、「きーりたーん」って腕絡ませたりしたら霧修もそれに応じてあげて。
8話みたいな恋人つなぎとかも普通にしてあげる霧修。
(え!?え!?)ってかなり動揺してる三日月に、いきなり「結婚しちゃおっか?僕、君の事好きだからいいよね?」と更に追い打ち。
そしたらタイミング良く三日月父・母が帰りの遅い三日月心配して降りてきて、そんな父・母に「お嬢さんと結婚させて下さい。」て挨拶。

そんな夢。
騒ぐ程のもんでもなかった。ごめん、ちょっと頭冷やしてくるわ。
170名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 18:51:47 ID:/sIvP8V1
結婚か……
あの二人に子供ができたらどんな感じになるんだろうと想像
171名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 21:06:47 ID:mdPHV606
意外と子煩悩な霧山がいいな。
三日月(旧姓)に構わない為に不満が溜まり
愚痴を言いに総武署に入り浸りとかまで妄想した。
172桐山じゃなくて霧山:2007/06/21(木) 22:18:21 ID:j55QYGnG
想像してみました


「やっぱりカワイイなー」
霧山は自分の子供を見ると自然とこのセリフがでてしまう
そして、いつもの様に最愛の我が子にチューをしていると、何か視線を感じキョロキョロと廻りを見ると子供の母親がハンカチを噛んでいるのが目に入る

「三日月君何してんの?」
「三日月じゃないもん。もう霧山だもん」
母親らしからぬ羨みの目を自分の子供にむけている

「三日月君は三日月君じゃないのさ。ねー」
子供に同意させる様に話し掛ける姿にまたハンカチをギリギリと噛みだす

「私にチューは?」

「子供にヤキモチを妬くなんて、あんな大人になっちゃ駄目だよ」
霧山の言う事を子供はわかったのか、わからないのかダーと手をバンザイして返事をした

「し、しどいわー」
ドタドタとどこかに走りだした。
いつもの様に時効管理課だろう

「一応僕の奥さんで君のお母さんだからね」
子供を抱くと愛する家族を迎えに二人は職場へと足を進めた


こんなんですかい?
173171:2007/06/21(木) 23:19:11 ID:Gr/CUs8F
具体的想像GJ




しかしメル欄残ってますよ
174名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:20:57 ID:Avot1xAJ
平井堅の『君の好きなとこ』
って霧山×三日月ソングっぽくないですか?

チラシの裏スマソ
175名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 20:54:52 ID:5XATKg0y
>>174
へえー今度聞いてみるよ

職人さんたちいつも萌えをありがとうございます。
あわよくば、「いつもヘラヘラしてるけど、ある日三日月くんを
本気で泣かせちゃって焦るキリシュー」なシチュエーションが見たいです。
えろくなくても良いんでお願いします。
176名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:20:56 ID:TyDxxSmJ
それ今製作のSSにあるシチュだったりと言ってみる
177桐山じゃなくて霧山:2007/06/26(火) 02:25:25 ID:ykS37B1s
流れきりますが投稿します駄文スイマセン


ある日
「三日月君、早いね」
「べ、別に霧山君と会うから早めに来たわけじゃないんだからね!」
「三日月君いつも以上におかしくない?」
「バカ!そ、そんな訳ないでしょ!」
「服薄着で寒そうだし」
「もう、どこ見てるのよ。イヤラシんだから。み、見たかったら見てもいいけどね!」
「ならいいけどさ。じゃ、行こっか」
「し、しょうがないから一緒に歩いてあげる。嬉しくなんかないんだから!」
「三日月君怒ってるの?」「怒ってなんかないわよ。わ、私の勝手でしょ!」
「ま、いいか」
(ツンデレは駄目と。べ、別にキャラを変えようなんて思ってないんだからね!)


またある日
「三日月君、早いね」
「君に会いたくて少し早めに家をでた」
「三日月君いつも以上におかしくない?」
「そんな訳ないだろ?」
「服薄着で寒そうだし」
「君に見せたくて頑張ってみたんだ」
「ならいいけどさ。じゃ、行こうか」
「一緒に歩こうか」
「三日月。ショックな事でもあった?」
「気にするな。大丈夫だ」「ま、いいか」
(素直クールキャラも駄目と)
178桐山じゃなくて霧山:2007/06/26(火) 02:29:28 ID:ykS37B1s
んでもってある日
「三日月君、早いね」
「霧タンに会いたかったから早めに来たんだニョ」
「三日月君いつも以上におかしくない?ニョって一体何?」
「シャクパーいつものしずかニャンだニョ」
「服薄着で寒そうだし。頭に付けてるの猫の耳?尻尾もついてるし」
「これはしずかニャンの耳と尻尾だニョ」
「ならいいけどさ。じゃ、行こうか」
「一緒にゴーだニョ」
「三日月。何か拾って食べた?」
「プンプン。ひどいニョ、霧タン。そんな事なんかしないニョ」
「ま、いいか」
(不思議キャラ駄目ニョ)(三日月君おもしろいな。次はどうくるかな?)

いつかのある日
「三日月君、早いね」
「バーローwwwwwww」
「三日月君いつも以上におかしくない?」
「バーローwwwwwww」
「服薄着で寒そうだし」
「バーローwwwwww」
「ならいいけどさ。じゃ、行こうか」
「バーローwwwwww」
「三日月」
「バーローwwwww」
「ま、いいか」
(バーローwwも駄目と。ってバーローwwwww)
(三日月君。バーローwwwwwww)


違うある日
「三日月君、早いね」
「まーね」
「あれ?今日の三日月君普通だね?」
「な、何の事」
「服も普通だし」
「おかしいかな?」
「うーん。逆に新鮮な感じかな?そろそろ行こっか」「うん」
「あのさ、やっぱりいつもの三日月君が一番いいと思うよ」
「え」
自然に霧山の手が三日月を優しく包んだ
「天気いいな〜」
「霧山君」
嬉しそうに微笑むと、手を握り返すと大きく頷く
「今日は時効の趣味を止めてどっか行こっか。ずっと前言ってた穴子寿司でも食べにいく?」
「穴子寿司♪♪」
(霧山君は素朴なキャラがいいんだ)
二人は趣味を後回しに、デートへと向かったとさ
オチマイ
179名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 17:16:50 ID:HGvM9/ac
>>176
おお〜!楽しみに待ってます!
>>177ー178
乙です!バーローがジャンルにw
桐山さんのSSはいつも和みますー。
180名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:21:12 ID:dKiHWrIB
>>174
歌詞だけだけどぐぐってみた。
ttp://music.j-total.net/data/027hi/006_hirai_ken/016.html
お腹がすくと機嫌が悪くなるなんて三日月くんのほかに誰がいるのさ!

>>177
ワロタww
いつも乙です。子煩悩霧山も想像通りで大変おいしくいただきました。
ありがとうございます。

181132:2007/06/27(水) 00:51:27 ID:kxudL0cf
前投下した話の続きではありませんが
霧×三ショートショート「間違い電話」

=====

霧山が部屋で寛いでいると、携帯が着信を知らせている。見れば、発信元は三日月。

こんな夜更けに何だろうと出てはみたが、いつもの声とは違い無言。
「―――もしもし」と言いかけて、もしかしたら犯罪に巻き込まれたかも?と思い、霧山は電話の向こうに聞き耳を立てる。
すると、衣擦れの音と共にくぐもった三日月らしき声が微かに聞こえる。
「…っ…ふ、ぅんっ……は…」
具合が悪く、苦悶の声なのかと、更に霧山は耳をそばだてて聞き入る。
「…っあ、んあっ、や、ああっ…霧、山くぅんっ…!」
「もしもし三日月くんっ?……どうしたの?」
「…き、霧山くんっ!?な、なんでっ…!?」
突然の霧山の声に、電話の向こうで慌てふためく三日月が容易に想像出来る。
「なんでって…三日月くんがかけて来たんじゃないか」
「あ…ご、ごめんねっ。間違ってかけちゃったみたいで…寝返り打ったら足が当たったみたいなの」
「ふうん…」
「本当ごめんね、こんな夜中に…じゃあ」
そう言って三日月が電話を切ろうとした時、霧山がいつもの穏やかな口調のままで言った。

「三日月くんはそういう趣味なのかと思ったよ」

「!!?―――ちょっ、霧や―――」
呆然と携帯を手にしたまま動けず、一人赤くなったり青くなったりしているだろう三日月を想像し、霧山は一人笑いをしていた。
そしてまた、明日署でどんな顔をしているだろうかと楽しみにしながら―――



=====
終わり
182名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:56:57 ID:kxudL0cf
ギニャー
ageてしまいましたよ…スマソorz
183名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 05:04:57 ID:rT35sicR
GJ!
変態電話プレイかと思たw
184桐山じゃなくて霧山:2007/06/30(土) 00:43:10 ID:F66nSpl4
微妙に長いですがお願いしますm(._.)m


持ち主がいないはずの部屋を慣れた手つきで開けると、誰もいないのを確認すると素早い動きで部屋に入っていく

「ただいま」

霧山にばれない様に合い鍵を作り、ちょくちょく部屋に勝手に入り何かをするのが最近の三日月の趣味になっていた

「本当に霧山君は私がいないと駄目なんだから」

恋人気分で掃除と名ばかりの部屋あさりが始まった

「ないな〜」

男の部屋ならあるはずだろうオカズが一個もない
ビデオなんか普通だし、というかこの部屋はあっさりしすぎなんだもん

「あ」

その時、私の目に入りこんできたのは

「霧山君のエッチ」

ニヤニヤしながら手に取ったのはただのアイマスクと手で持てるタイプのマッサージ機だったのだが、三日月の目にはそうは見えていなかった
185桐山じゃなくて霧山:2007/06/30(土) 00:47:09 ID:F66nSpl4
 〜妄想中〜

「霧山君怖いよ」

「三日月君。これは嘘ついた罰だからね」

「私、嘘なんてついてないよ」

「それも嘘だね」

目隠しをされている私には声や音だけで、霧山君の姿が見えない
そこに聞き慣れない音が耳に入ってくる

「何なの」

「何だろうね?」

音が近づくと、太腿に振動が走った

「ひゃ」

「三日月君変な声出さないでよ」

「んっ」

ビクッと脚を閉じようとする

「閉じちゃだめ。罰なんだから」

すぐに私の脚を強引に広げると持っている物を股間に直接当てた

「動くからずれちゃったでしょ」

体に振動が走った

「ひいゃ」

「効いてるな〜じゃ重点的に罰を与えてあげる」

それから数分間、霧山君は私にマッサージ機を当て続けた
自分の体なのに体中の穴から液体が出てきて止められない

「しぶといな〜。じゃそろそろ、強、いってみる?」
「今強くしたら」

「ポチッとな」

次の瞬間、振動は強くなって暴れだした
脚を閉じようとするが脚に踏ん張りがきかず振動はハズレなく攻めてくる

「あれ?」

霧山君がビショビショの下着をずらしていると、何かを見つけたらしく声をあげた
186桐山じゃなくて霧山:2007/06/30(土) 00:55:37 ID:F66nSpl4

「もしかしてこれオチンチン?三日月君って男?」

一瞬だけマッサージ機がそこをかすめただけで気を失いそうになる

「な、ちがうわよ」

「また、嘘つく気?」

「そこは、く、クリトリスでオチンチンじゃなぃです」

「紛らしいな〜なんでこんなにピンってしてるの」

「罰をあたえられて、私、その」

「勃起したの?カチカチになっちゃった?」

「はぃ、勃起して固くなっちゃいました」


顔が熱くなり真っ赤に染まるのが見えてなくてもわかる

「よく恥ずかしくないね」

霧山君は意地悪そうに答えるとマッサージ機の先端をクリトリスにピンポイントで突き刺した

「がっ」

体が上下に激しく動く
霧山君が動きを抑えつけると、まだマッサージ機を動かし続ける

「クリトリス気持ちいいでしょ?」

「い!はい!クリトリス気持ちいいです!」

「やっと正直になったね」

霧山君の声は行為と反比例して優しくて私は

「嘘ついてごめんらさい」

子供みたいに必死に謝る

「でも、それも嘘かもしれないし」

「ごめんなさい!これからはもう嘘つかないから!正直になります!」

謝罪の言葉を発しながら私はイった
酸欠になりそうな程の快感が体の自由をうばい、口がパクパクと動くだけで言葉を発せられない

「正直ならちゃんとイク時はイクって口にださないとね。次は頑張れ〜」

まだ、ビンビンのクリトリスをまるでオチンチンの様に手でしごき始めた

「まっれ、イッタばっかりで」

言葉がおわるのを待たず、まだおさまらない体に快感が響いた
187桐山じゃなくて霧山:2007/06/30(土) 00:58:42 ID:F66nSpl4

 〜現実〜

「霧山君って大胆なんだから。毎度毎度ごちそうさま」

現実に戻って来ると、涎を袖拭きながら次の獲物を探しに戻った


「いただきま〜す」

時効管理課でオヤツを食べているなか、霧山が皆に最近の変化について話している

「最近なんか部屋の物が微妙にうごいてる気がするんですよ」

「それは恐いねー」

「ヤバイなー」

「幽霊ですかね?」

「お化けかも」

「なんかやだなー家に帰るの」
三日月をおいて普通の日常が進んでいた


関節技はサブミッションでウォーズマンの技はパロスペシャルですが
この話はフィクションでエロパロで、登場人物、団体名等は自分の想像なので許してチョンマゲ
188名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 21:57:48 ID:aZGgXzkL
保守ageついでに
オフィシャル本の最後の4コマ漫画は禿萌えと言ってみる
189桐山じゃなくて霧山:2007/07/06(金) 02:04:20 ID:xFcHjNS+
保守投下させてもらいマウス
だんだん時効っぽくなくなってきている気がして反省してますです
190桐山じゃなくて霧山:2007/07/06(金) 02:14:09 ID:xFcHjNS+
ミカヅキノヨルニアメ


雲一つない快晴の夜空
その遥か下には二人が歩いている
一人はメガネ、一人は食いしん坊
デートといいたいがこれは趣味の後の帰り道の一幕


「霧山君飴もってる?」

突然の三日月の言葉に霧山が軽く上を向いた

「あるけど」

ポケットに手を突っ込んでモゾモゾと動かし、出てきた手の中には袋に入った赤色の飴が納まってている
それをひょいと取り上げると、袋を破り口に放り込んだ

「飽きちゃった」

今さっきいれたはずのなの飴をコロコロと転がしながら言った

「え〜」

早過ぎる飽き方に驚くというより呆れて声がでてしまう

「どうしようか?」

「いらないなら地面にでも捨てなよ」

霧山の返事になぜか三日月はふて腐れている

「このポツネンめ」

「急になにさ」

霧山はその態度に気が付かずに不思議そうに三日月の顔を見つめた

「私はこの飴をどうしようか?って聞いたの」

意味を含ませながらもう一度三日月が霧山に意見を聞いた

「だから捨てなよ」

三日月はもどかしそうに
霧山を見つめ返した
191桐山じゃなくて霧山:2007/07/06(金) 02:27:00 ID:xFcHjNS+

「別の聞き方するよ。
霧山君今とっても飴欲しいでしょ?」

三日月の目には

「………あ、ハイハイ」

ようやく意味を理解して納得した霧山は顔を緩ませて口を開いた

「僕なんだか今とっても飴欲しいな〜
三日月君持ってる?」

わざとらしく霧山が三日月の言った通りの言葉を繰り返した

「よろしい」

三日月の満面の笑顔を合図に霧山はすっと三日月の前に一歩前に
三日月はそれにあわせ軽く爪先立ちになる
空にある彼女の名前と同じ三日月の微かな月明かりが二人を照らし影は重なり合い一つになる
三日月の口にある赤色に輝く飴が、唾液と共に霧山の口にへと移動していった
飴の甘さと慣れ親しんだ三日月の味が霧山の口に広がる

「イチゴかな?」

霧山は飴を転がしながら
味を確かめる

「クラムベリーよ」

キスでできた糸をにふくと、嬉しそう霧山の腕を絡めて体を密着させた
192名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 02:21:34 ID:l7Kvss9E
キャーッ!ラブラブだぞオイ!
グッジョブです。
193名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 08:30:23 ID:WFkWbVJY
保守
194ミカヅキノヨルニアメの続き:2007/07/12(木) 18:00:37 ID:2Tf0+7UL
「ところで三日月君。もっと飴いらない?」
「い〜らない」

霧山の意見を否定するのが楽しいのかギュッと腕にからまる力を強めた

「そうきたか」

三日月に貸していない腕で頭をかき、二、三歩進むと何かを思いついたのかメガネを外して三日月にいつもの様に渡した

「じゃさ、三日月君キスいらない?」
「どうしようかな?」

三日月の顔には嫌という表情はでていない
口の端が軽くクイと上がっている三日月を見て霧山は話を続ける

「すっごい甘いし」
「甘いだけ?」

三日月が我慢出来ずにフフッと鼻から笑いが漏れてしまう

「ドキドキさせるし、中毒性があるんだよ」

三日月の返事を待たずに霧山の唇が三日月の唇とが軽く触れた
少し荒れた霧山の唇で艶のある三日月の唇の柔らかな感触を楽しむ
下唇を軽く噛み挟んだり、食べる様に唇全体を包み楽しんだり

「アハッ」

いったん唇が離れ、おでことおでこをチョンとぶつけあうと三日月が笑い声をあげる
そして、息の合ったタイミングでもう一度近づいていく
三日月はできるだけ深く深く合わさる為に霧山の背中に腕をまわした
心臓の音が聞こえる程の距離で愛しあう二人がやる事はもう決まっている
言葉はこれ以上意味をもたない
触れるより絡み合う例えが似合う力強いキスを時間を忘れて求めあう
息を吸う為にいったん離れても相手の顔を見つめあうとすぐに湧いてくる
外だという事を忘れ、さっきより強く一つになってしまうくらいに
舌と舌が最後の一瞬まで出来るだけと離れるのを拒んだ
195ミカヅキノヨルニアメの続き:2007/07/12(木) 18:02:48 ID:2Tf0+7UL
キスが終わってから夜の雰囲気を楽しみながらのんびり歩いている帰り道

「エイヤ」
「こら、重いって」

突然、三日月がピョンと霧山の背中に飛んで抱きついてのオンブ

「白馬じゃないけど我慢してあげよう」
「僕もおしとやかなお姫様がよかったんだけど」
「いいから歩く」

後から頬を擦り寄せている三日月が霧山の首に絡まる力が強めると、霧山は大袈裟に苦しみヨタヨタとジクザクに動き回る
背中からはキャーキャーと明るい声が聞こえてくる

「それで今からどこ行くのさ?」
軽く息をきらせながら後ろに乗っている三日月に行き先を尋ねる

「決まってるで」
途中に止まった三日月の返事に霧山が振り向くのを狙って
「しょ」
頬に跡が残りそうな強いキスをする

「まったく君がいれば月までいけそうだね」

キスの度にそれは強くなっていった
恋という中毒症状
背中に感じる温かさをエネルギーに霧山は足を進めていく
我が儘なお姫様とポツネンな王子様
どこに行くかは二人と月だけが知っている

 ̄おしゅうまい_
196名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:58:58 ID:O6u/3gaq
馬鹿ップルだ、馬鹿ップルだよ・・・
GJ!!
197名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:52:50 ID:xu2dit4Y
なにこのラブラブバカップルー!!
このこのぉ( ´∀`)σ)Д`) 
198桐山:2007/07/13(金) 03:59:04 ID:7onB76Vz
いつもレス有難うございます

今回のはキスの寸前に熊本のトイレネタをいれようか迷った作品でした

自分で書いてて何ですが全体的に僕の作品はエロパロなのに、エロが少ないのでエロさを頑張って増やそうと思います
199桐山:2007/07/17(火) 00:26:19 ID:m/8u7E9q
食堂のテーブルで向かい合う私の目の前で霧山君がかけソバを美味しそうに食べている

「お腹すいた」
思わず口から自分の気持ちが出ていた

「なら食べなよ」
その当たり前な言葉に私は睨みながら反撃する

「霧山君は本当にデリカシーがないよね」
「だってさ、しっかり食べないと倒れちゃうよ」
「太っちゃうでしょ」
「また〜、三日月君らしくもない御言葉を」
笑っている霧山君の態度にムカついて席を立った
遠くの方でウサギのためチャンの真似が聞こえたのがとてもムカついたのも覚えている

これが数日前の会話
しかし霧山君の予言通り、帰り道の途中私は空腹のあまり倒れてしまったのだ

目が覚めた時最初に目に入ってきたのは霧山君の顔だった
「霧山君?」
「あ、起きた」
困っている様な安心した様な複雑な顔で私を覗きこんでいる
かなり接近していてメガネ越しの霧山君の瞳がすぐそこにある
「あれ?」
「だから倒れるよって言ったのに」
ポンポンと私の頭を軽く叩いてくる

「ここ私の部屋?」
「僕の目の前で倒れたからしょうがなくここまでおぶってきたんだよ」
せっかくの密着チャンスなのに倒れて覚えてないだなんてなんたる不覚
もう一回倒れてやろうかと考えてたら

「これに懲りたらちゃんとご飯食べるんだよ
次は僕運ばないからね」
霧山君はしょうがないなという感じで笑っている

「大丈夫だもん」
霧山君は私の強がりを聞こえないフリして華麗にスルーしようとする

しかし私だって安々と引き下がるわけにはいかない

「私には私でちゃんと理由があるんだからね」

「食欲あっての三日月君なんだからさ
そんなんじゃ、クリープを入れないコーヒーみたいじゃない」
霧山君は古い例えを使った上に、バウバウとか言いながら手を叩き一人で大爆笑してる
その姿に私の中で何かが弾けた
200続き:2007/07/17(火) 00:27:45 ID:m/8u7E9q
「馬鹿……」
感情が溢れ出てきて言葉が上手く出ない
それを打ち消す為に、お腹に力を溜めて一気に吐き出す
「このポツネン!!」
「?」
霧山君の笑いが私の気持ちの入った声で止まった
「誰の為に我慢してると思ってるのよ!!
全部霧山君にちょっとでも綺麗に見られたくて頑張ってるんじゃない!」
感情が爆発するというのはまさにこれだろう
自分の言葉が弾ける様に飛び出す
「え」
迫力に圧された霧山君が目をパチクリさせてこちらをみている
「え、じゃないの
私だけ見て欲しいから1kgでもって乙女心がわからないの、馬鹿!」
「み」
「こんなにも」
怒りがおさまってくると次に出てきたのは、気持ちを伝えたい人へ伝わっていない哀しみだった
「霧山君が好きだから…
大好きなのにさ」
泣き顔を見られたくない意味も含め意中の人の胸へと顔を埋める
霧山君の胸が私の涙と泣き声で埋まっていく

「あのね」
胸の中で長く感じた時間は案外短くて一瞬だったのかもしれない
次の瞬間には私の頭の上で霧山君の優しい声がした

「三日月君は今のままでいいんだって」
霧山君の腕が言葉と同時にフンワリと私を包んでくれる
自然に髪の毛を子供をあやす様に触ってくれている

「太ってる方が?」
顔を上げられないまま私は彼の胸の中で返事をする

「いやいや、体型の事じゃなくて今までの三日月君で充分だって事」
彼はどんな顔で言ってくれたんだろうか胸の中にいたのでわからないけれど、その言葉は私の芯に綿毛の様に届いた

「僕は三日月しずかマニアだから、いや違うな、あれだ。
その三日月君の頭の先から爪先までツボというか…
わかる?」
今後は上をみなくても霧山君が困ってる顔が想像できた

「言ってくれないとわからない」
余裕がでてくるといつもの私に戻ってくる

「え〜」
「また泣くよ」
胸がずっと待っていた言葉を求めて激しく動く
すぐに答はなく、私の言葉の後に沈黙が流れている

「多分好きなんじゃないかな?」
私が目を潤ませて上目使いでみると霧山君は諦めたのか眉を歪ませながら口をゆっくり開いた

「僕は三日月君の全部が大好きだから、無理なんかしないでいいよ」
はい、いただきました
瞳にはハートが宿り、心臓には天使の矢が刺さりまくっている

「私にメロメロ?」
「もうメロメロでマイメロだから」
最後の欝陶しそうに対処する感じは釈に障ったが、それ以上に嬉しかったから我慢してあげよう
201続き:2007/07/17(火) 00:30:10 ID:m/8u7E9q
ここから霧山視点に変わります


「なんで急に僕は抱きつかれてるんでしょうか?」
三日月君は猫が甘える時の様に頬を僕の胸に擦り寄せている
「好きっていってくれたご褒美」
確かに悪い気はしない
三日月君も元気そうだし平和でいいじゃないか
「ふふん♪」
平和に浸っている僕を無視していつの間にか三日月君は胸から下へと移動していた
「あ、こんなところにフランクフルト」
ムカつくが、最近オッサンでも言わないだろう下ネタを言う勇気は買ってあげたい
思った時には素早く次のステージに移行していた
三日月君は僕のズボンの上で手を優しくスライドさせている
「ちょと、三日月君」
さすがにこれは駄目と本格的に注意しようとした時
「こんな事する私の事嫌いかな?」
少し悲しそう表情をする
その潤んだ瞳が上目使いで僕を見てくる
「嫌いじゃないけど」
いつもと違う表情に困惑しうっかり否定してしまう
「じゃ続行」
けろりと、さっきまでの事は嘘の様にまた作業に戻っている
何が楽しいのかニヤケながら僕の股間を弄っている
さすがに生地の上からとはいえ断続的に刺激を与えられれば、僕の意思を無視して大きくなってしまう
「や、これは」
股間を膨らませながら言っても説得力は全くないのはわかっている
「大丈夫。私はちゃんとわかってるよ」
僕の気持ちがわかってくれた
「私が最後までちゃんとしてあげる」
のは僕の勘違いだった
202続き:2007/07/17(火) 00:31:59 ID:m/8u7E9q
ジッパーを開けるとトランクの穴から膨らんでいる僕のを器用にとり出すと、三日月君の細長い指が直に触れた
自分で触るのと違う感覚にビクンと反応してしまう
「痛い?」
首を横に振るのを確認すると、三日月君の右手がそれに近づき小指から順番に折り曲げられていき汗ばんでいて柔らかい感触が優しく包み込み握む
どこで知った知識か次にはテンポよく上下に動かしている
経験が少さのせいで、力の強弱がまばらでぎこちないがそれがまた新鮮で気持ちいい
最初は渇いた音だった摩擦音が先ッポからでてる液体のせいで湿っぽさがでている
「三日月君、そろそろ」
まだ少し限界には遠いがこのまま三日月君にかけてしまってはと口を開くと
「うん」
三日月君は手を離してくれた
今度はちゃんと僕の意思が通じたんだと安堵の息を吐く
「あれ」
今まで手があった場所に三日月君の顔があった
「味するのかな?」
アイスクリームを舐める様に舌でペロッと僕のを舐めた
少しだけなのに手なんか比べ物にならない快感
まずくはなかったのか三日月君が積極的に動きだす
舌だけを竿の下から這わせゆっくりと上げていき、頂点に届くと口でパクリとくわえる
「ひもひひひ?」
「物をくわえながら話さないの」
三日月君が頭を動かすと唾液で滑りのよくなったペニスが音をたてながら入ったり出たりしている
入口である唇の柔らかい感触と口の中の生暖かい唾液と舌のヌルヌル感で腰が痺れてしまう
「ん、霧山君の大きくて…はむ、口に収まらないよ」手でのピストン運動も加わると一気に限界が近づく
「三日月君、本当に出ちゃいそうだから」
何故か僕の言葉を聞いて、今まで以上に激しく頭を動かしだす
「どいてっ」
どかそうとするが、三日月君の強力な吸い付きがきたとき限界がきてしまった
頭を殴られた様に真っ白になり次に腰から何かが放たれる
一旦射精は終わるがそれでも最後の一滴まで搾り取らろうとする
「ゴメン!」
慌てて三日月君の顔を見ると口をしっかりと閉じて苦しそうにしていた
「無理しないで出していいから」
ティッシュ箱を持ってくると三日月君の喉がコクンと動く、そして一度目より大きくもう一度喉が動く
「美味しくない!」
「いや、怒られても」
あんなに自分勝手にやってキレられるとは、レイプされた人の気持ちがわかった気がする
203続き:2007/07/17(火) 00:34:37 ID:m/8u7E9q
「えぃ」
パサとなにかが頭にぶつかる
別に僕のせいじゃないのに八つ当たりをまだやってくるなんて、相手があの三日月君だとしても酷い
「あのね、三日月君」
文句を言おうとそれをどかした先には下着姿の女の人が立っていた
女性の名は三日月しずかと言う
初めて見る三日月君の体は綺麗だと思った
あんなに食べるくせにお腹は出ていないし、胸はその栄養を受けて撓わに実っている
「痩せて綺麗になったでしょ」
呆気にとられる僕に本人いわく痩せたらしい体を近づけてくる
「うん」
見とれている僕は素直に言葉がでてしまう
「褒めてくれたご褒美欲しいでしょ?」


なにやらあった後、ベットに寝ている僕は三日月君を見上げている
「ん、なんで」
三日月君はニュルンと滑るだけで上手くいかないでいるのに少し苛立っている
ヌメッぽい感じが少し先端に感じらたと思うと一気に腰を下ろした
「ふ、っは、全部入っちゃった」
恍惚の表情の三日月君は僕の方に顔を向け腰をかけている
騎乗位という奴だけどいっこうに動いてくれる気配がない
「動かないの?」
「深くッて」
深く入りこんだ接合部分からは液体が溢れ出して、僕の下腹あたりにまで濡らしている
三日月君の腰は微妙に動いてはいるが、少々まどろっこしくて僕としてはもっと大胆に動いて欲しい
一生懸命に動かそうとする三日月君には悪いが、強引に腰を上に持ち上げた
「ヒッ…なかの…おくまで届いてる」
体が跳ね、髪が舞い、胸がポヨンと波うった
「ハゥゥ、お腹がキュッンってなってる」
三日月君の性器が僕の腰の動きにあわせてキュッと僕のを締め付ける
「ほ…とに…いたらめ」
途切れがちの言葉と涙目の三日月君が僕に懇願してくる
「わかったよ」
三日月君が安心して力を抜く瞬間を狙って、しっかり腰を掴むと体を突き抜く勢いで腰をかち上げた
「がっ」
目が見開かれるとガクと今までで一番大きく体が跳ねる
「イクゥゥゥ」
痙攣が続いてる間、膣は痛いくらいキツく締め上げていた
絶頂が終わり力が抜け体が前のめりになると、お腹に生暖かい液体が流れてくるのがわかった

胸の中では力無く呼吸をする三日月君
―勝ったな
心の中で握りこぶしを固める
―でもまだ泣かしちゃる
さっきまでの行為のお返しとばかりに、液体で濡れている腰に力をいれた
204オチ:2007/07/17(火) 00:41:24 ID:m/8u7E9q
その次の昼食

僕の昼食は何も入ってないおむすび
三日月君の前にはとても一人前とは思えない量の料理の数々が並んでいる

「凄いね」
「抜いた分も回収しないといけないから」
食事の量はそんなに単純な足し算引き算ではいかないと思うが……

「食べ過ぎも体に悪いよ」一応注意はしておく

「でも霧山君こんな私でもいいんでしょ」
三日月君はこれを出されると僕は何も言えなくなるのを知っているのか最近この言葉をよく使う
そういうとこがムカつく

僕の思考を読みとったのか、三日月君が僕の顔を食べる様にみつめている

「な、何?」

「お弁当ついてるよ」

「は?」

右頬からチュと音がした

「ごちそうさま」
三日月君は口を軽く動かしてはにかみながら僕を見つめている

その姿が僕の中のお嫁さんのイメージとシンクロしてしまう
僕の頭にはエプロンを着てキッチンで料理している三日月君の姿がくっきりと浮かんでしまった

必死に否定してもいいが、この先何がおこるかなんてわからない
僕の想像したビジョンが実際起こらないなんて事もないのだろう
だからそんなに意識なんてしないで、今は今の三日月君らしい姿を眺める事に専念するだけ満足しておくことにしよう

頬を人差し指で掻きながら見つめる先には、僕の未来の奥様候補が大量の食事と格闘していた


    ̄おしマイルド_
205名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 00:46:26 ID:FRZ8qRU7
ええいちくしょう!GJ
萌えた!
206名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 01:00:44 ID:ARrJobIv
うひゃあGJ!
207名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 06:06:17 ID:609Zt7Da
保守
208小ネタ:2007/07/22(日) 13:47:04 ID:jabGp9sh
繋ぎの小ネタ

「ほらいつぞや、婚姻届けがなくなったってあったでしょ」
「あ、あったよね」
「もしかしたらって思って部屋の中を隅々調べてみたんだ」

「そしたら」
「そしたら?」

「昔のアルバム無くなってて」
「気のせいじゃない」

「お気に入りの服がなくなってたんだよね」
「ふ、不思議ね〜」

「盗聴機もあったんだ」
「へへぇ〜」

「隠しカメラまで」
「ど、ドッキリカメラじゃない?」

「発信機」
「し、ショッカーよ!」

「枕には何故か三日月君の写真が入ってた」
「わ、私に罪をなすりつけるなんてショッカーは何を考えてるのかしら?」

「今なんて僕の飲もうとしたお茶の中にバイアグラが入ってたんだよね」
「い、異物混入なんて話題の中国産かしら?」

「買い置きのコンドームに何故か穴空いたし」
「さ、最新式の型かな?
空気が通りやすい様に穴が空いてるんじゃない」

「三日月君、何か知らないかな?」
「わ、私が知っているはずないじゃないの、ハイ」
霧山のセリフを聞いた瞬間突然の集中豪雨
三日月は髪の毛が変形して、語尾にハイがついて、手を大きく広げながら酸性の汗をかいていた

「三日月君、僕以外にやったら駄目だよ。
本当に犯罪なんだから」

「私じゃないもん」

「はいはい、膨れないの
そんな顔したらせっかくの美人が台なしだよ」

「え」
驚いて霧山を見るとメガネが真っ白に曇っていてニヤニヤ笑っていた

「なんだなんだ君は!!」
209名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 23:41:09 ID:uCJIbH1M
保守がてら一人言


真加出役の小出沙織って
ケータイ刑事銭形雷だったんだ!
それでネタ出来そうだったが
特に拡がらない気がして考えるの止めたよw
210名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 17:55:06 ID:Tg7Y/J+S
保守しつつ



言っちゃいますとね、私>>132なんですけどね
遅れてハマったから
今まで時効警察DVD借りて見てたんですよね。

いい加減遅筆だけじゃなくて、
自分で予告しときながら
待たせ過ぎかなとは思うんですけどね。

あ、お嬢さんもやっぱりそう思いますよね?
いえいえ、いいんですよ〜。
実際その通りなんですから。

まあアレですよ、
何が言いたかったというとですね、
ほぼ終わりが見えてきたから
近々投下出来るんじゃないかと
そう言いたかったんですよ。ええ。
211名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 11:25:03 ID:NQyIxCG8
期待してます
212名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:44:46 ID:S6Gh5NnC
職人さん心よりお待ちしております
213桐山じゃなくて霧山:2007/08/07(火) 09:31:31 ID:XH/jgsZ4
流れ切ります
エロパロなのに毎度エロ無しでスイマセン
趣味の時効事件で田舎に行った帰り道と考えてください

『ミルキー』

雨は別に嫌いではないが突然の雨はさすがに困る
雨の臭いを感じながら空を見上げると目でわかる程の大きな雨粒は勢いを増しており、止む気配が全く感じられない
まわりが暗いのは雨雲だけのせいじゃなく、19時を過ぎようとしている時間のせいでもあるのだけど

「まいった」

閉まっている店の軒先に飛び込んだまではよかったがこの様子だとなかなか帰る事が出来ないだろう

「お困りのようね」
「そりゃね」

同じ立場のくせに三日月君は何故か偉そうに僕に話かけてくる
それに、僕より濡れている癖になんでそんなに偉そうにできるのかよくわからない

「ふっふっふっ」

出たこの演劇チックなくさい笑い声
意図的にやっているのか知らないが何かを企んでいる時はこれがでてくる
何をしようとしてるんだろうと三日月君の出方を窺う事にする

「折り〜たたみ傘〜」

似ていない猫型ロボットのモノマネをしながら鞄から何かを取り出した

「これで雨もばっちし」

「それ……トウモロコシだよ」

数秒の沈黙
ビニール製の屋根が雨を弾く音がより強まった気がした
214ミルキー 続き:2007/08/07(火) 09:33:36 ID:XH/jgsZ4
「おかしいニャ〜」

おかしいのは誰かの頭の中身だろ、とツッコミをいれるのももったいない
語尾にニャーとか付けてるのがまたムカつく

「で、でもほら茹でたらきっと美味しいよ」
「そうだよね」
「何その見た事のない優しい目」

『せっかく相合い傘できたのに』とブツブツいっている三日月君はとりあえず置いておいて、困った事に結構な時間が経つのにまだ雨は弱まる気配をみせない

「ふっふっふっ」

また例の笑い声が聞こえてくる

「もういいから」
「これ見っけちゃった」

少し汚れていて古めかしいが三日月君が持っているのは紛れも無い傘
コンビニなんかで置かれてる安そうな透明のビニール製だが傘は傘

「また〜三日月さん
あるなら早く言ってくださいよ」
「褒めてくれてよろしくてよ」

言われた通りに何回か三日月君を褒めるがだんだんと調子に乗る姿を見て感動も薄れてきた

「さ、もういいから早くしろって」

唾を地面に吐き舌打ちを鳴らす

「しどい」

三日月君はもっと褒めて貰いたかったのか知らないが渋々と傘を開く為下にある出っ張りに手をかけた

「レッッオープン」

勢いよく開かれた傘

勢いよく吹かれる風

勢いよく飛ばされるビニール部分

残ったのは金属の骨をもってポーズをとっている女

「三日月君と十文字さんてなんか似てるよね
残念なところがとくに」
「今だけは認めます」
雨が止まない夜空にハァーと二人の溜息がハモった
215ミルキー続き:2007/08/07(火) 09:35:00 ID:XH/jgsZ4
「しょうがないや
のんびり缶コーヒーでも飲んで待とうか」

近くにおいてある自動販売機に小銭を適当にいれる

「三日月君は?」
「緑色の」

さすがにありえない出来事に堪えたのか小さな声で注文をしてくる

ガチャガチャと音が時間差で二回音が鳴る

体が冷えていたのか思ったよりも熱く感じた缶コーヒーを軽くオテダマしながら三日月君に渡す

「ありがと」

渡した時の手の冷たさと微妙な震え
雨のせいで体からのものだろうか
何も言わずコートを脱ぐと三日月君にかけてあげる

「霧山君てこうゆう優しさ持ってるんだよね」

三日月君はすぐに開けずに缶の温かさ楽しんでいる

「ほら、雨が降ると人は優しくなるって言うでしょ」
『言うよね〜』という答が返ってくると思ったのに、僕が定番のあるあるを言っているのに三日月君は決まってそれを言ってこない
代わりに少し驚いた顔を見せるだけだ

「誰にでもやるんでしょ」「人をプレイボーイみたいに、僕だってちゃんと人を選んでやってるよ」
「私だけ?」
「どうだろうね?」

缶コーヒーのプルトップを上下させながら話をはぐらかした
216ミルキー続き:2007/08/07(火) 09:37:25 ID:XH/jgsZ4
「それより近いから離れなよ」
「雨のせいね〜」

近くに寄る必要等ないのに自然に距離が縮まり肩と肩が触れあっている
ドラマなら急展開な台詞が出てくるところだけど、残念ながらこれはドラマじゃない
時効が趣味のポツネンとした男と底無し胃袋の女の話なんて誰も見たがらないだろうし

「小さい頃、雨って甘いって思わなかった?」
「三日月君、口開けて上向いてたでしょ」

そして、三日月君の話すくだらない会話が続くのが現実だ
僕はこの緩い雰囲気は嫌いじゃないけど

「実は結構このなんでもない雰囲気って好きなんだよね」

三日月君に聞いて欲しいのか、今思った事が自然と口から出ていた

「時効事件がなかったら三日月君の良さも悪さも絶対にわからなかった
変な言い方かもしれないけど時効に感謝しないといけないな」
「なんか年取った夫婦の回想みたい」

僕の瞳にはフフッと笑う三日月君の姿
僕との会話に笑ってる姿がなぜかとても愛おしいと思った
なぜかなんてまどろっこしい物じゃない
随分前からわかっていた
これは恋なんだ
その気持ちを含んだなんでもない会話が続きに三日月君と僕は笑っていた

これが続けばいいなと思った矢先これ以上会話を進まさない為なのかパラパラとビニールに当たる唯一のBGMが止んだ

「雨があがったか」

誰にいうでもなく声が出ていた
神様的には二人の関係がもう少しゆっくり進んで欲しいらしい
217ミルキー続き:2007/08/07(火) 09:38:44 ID:XH/jgsZ4
「雨あがっちゃったね」

名残惜しそうに三日月君が呟いている

僕も確かにのんびりと二人で話をしてる時間は貴重だったと思う
僕らはイベントがないとそれがなかなか出来ない
ちょっと位恥ずかしいかったとしても何か行動を起こさないと関係が進まないとわかっているのにやらないでいるのも知ってる

「じゃ、やるか」

小さく決意をし例の傘を開き持っている柄を回転させる

「何やってるの」

突然の僕の行動についていけず三日月君は不思議そうにこっちを見ていた

「傘入ってかないの?」
「だって、雨は」

指をピコピコと動かしながら空に注目させる

「?」

上を一度見上げると、意図を聞きたいのか小首を傾げ僕を見てくる

「ほら、星が降ってきそうだからさ」

僕なりの精一杯のロマンチック気取り
なのに三日月君は何言ってるの?と言いたげに僕からじっと目線を外さないでいる
自分の行動の恥ずかしさを隠す為に強引に三日月君の体を引き寄せると傘の中に入れた
すぐ隣には三日月君がいて相合い傘と今でも言うのかわからないが今の僕らはその形になっている

「へへへ」

僕の左腕に嬉しそうに三日月君の右腕がしっかりと絡んできた
最初からあんな小洒落た事しなくてもこうやって引き寄せればよかった

時間と場所が起こしてくれた状況でまわりには二人しかいない
夜空には雨が止んでくっきりと見える満天の星
さっきまで意地悪をしていた神様も味方をしてくれている
粋な計らいはそれだけでなく、沢山ある星の一つを音もなく落としてくれた
黒いカーテンに一筋の白が走っていく

「綺麗」
「本当だ」

流れ星が落ちてきた時に僕は三回お願いをしていた
きっと三日月君も同じ願い事だったはずだ
傘をポイと捨て、あいている手で目を閉じている三日月君の顎を軽く上げる

「やっぱり三回かな?」
「そうね」

目を閉じたままの三日月君の唇が微笑みのせいで軽く上に上がる
その唇に向かい一回目は小鳥の様にカワイイキスを
次はファーストキスの様に求めあいながら戸惑いながらのキスを
最後はドラマの恋人達の様に感情の入った甘く長いキスを
キスの間、缶コーヒーの甘苦い味が口の中にひろがり頭の中では優しいスローバラードが流れていた
218ミルキー エンド:2007/08/07(火) 09:42:10 ID:XH/jgsZ4
「もっと凄いの頼めばよかった」

「我が儘言ったら神様が怒るよ」

「それなら霧山君に頼むからいいよ」

三日月君は僕の耳に近付くと三回同じ内容を伝える

「……マジでひくわ」

やっぱりドラマみたいではないけれど、なんだかんだ言っても僕はこの現実が気にいってる
異色なヒロインでもパッとしないヒーローでもなかなかなラブストーリーはできるんだな

「そういえばこんな時間だけど帰りの電車はまだあるかな」

「どうでしょう」

何故かにやけてこっちを見ている三日月君

「他人事じゃないのに」

「ならまた流れ星にお願いしたら」

「そのお願いは多分聞いてくれないと思うよ」

「なんで?」

「今はきっと三日月君と一緒にいたい気持ちの方が強いから」

三日月君のリアクションが返ってくる前に星が滑る様に流れていった
二人がずっと一緒にいれたかって?
それはまた別のお話


〜ししまい〜

やっぱりエロあった方がいいッスカ?
219名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 22:26:08 ID:0wc7gqsI
>218
萌えますた。
GGGGGGJJJJJJJJJJ!!!
エロ無くても良作は良作!
220132:2007/08/11(土) 00:51:03 ID:aEoyb+wt
お待たせしました。前作の続き投下します。

『ラブ米が豊作だからって、それは少女漫画の読み過ぎとは限らないのだ!』【前編】



「霧山くんのバカ」
帰宅後、部屋で独りごちる。

私を趣味にするって何なのよ、シュミって。珍獣か。
女性として見てくれるならまだしも、まったくもう!


翌日にはもう署内中に噂は広まり、しかしお構い無しに霧山くんが私のことを終始観察している。
「十文字さんに、尾行の仕方教わったんですよ」
と、呑気な霧山くんの声が聞こえる。
レクチャー受けた人もあれだけど、これじゃあ尾行の意味無いじゃない。

「でも、これってもしかして、ストーカー?」
「犯罪スレスレだねぇ」
「署内だとまだOKな感じじゃないですか?」
「おいおい、そんな訳ないだろ〜」
と、揃って笑いあっている。時効管理課の面々は相変わらずだ。

私はまだ怒ってはいるものの、正直少々嬉しくもある。
「三日月さん、意外と楽しんでるんじゃないですか?」
と、パトロール中に神泉に指摘されてしまった。

…そんなことはないけど、
あの時にツーステップ踏んでたのがバレたかしら?
それとも、さっき道路にチョークでハート書いてたのが見つかった?
それとも…

一応、自分でも単純なのには自覚あるけど。
話はつまんないけど、前彼の九門竜さんだって
『君のそういうところが可愛い』と言ってくれたし。
もっとも、九門竜さんから見たら誰でも面白いと思うけど。

一方肝心の霧山くんは、どう思ってるのかは未だに謎だけど…
先日のあの驚きっぷりも、恋愛対象と意識してのそれじゃあないみたいだし。
いつかの事件で、茗荷谷真弓ちゃんが
『霧山くんが私のこと好きみたい』と言ってたのは
やっぱり勘違いだったのかなあ…?
221132:2007/08/11(土) 01:29:41 ID:aEoyb+wt
と、突然ケータイが着信を伝えた。霧山くんだ。
「もしもし…何?」
嬉しさを出来るだけ隠して、つっけんどんに話す。
「今度の日曜に、三日月くんの部屋に行っていい?」
「…なんで?」
「用件が無くちゃ行っちゃ悪いの?」
「べ、別に…?…そうね、いいわよ」
「じゃあ、また明日ね」
と、用件のみの電話だったけれど…嬉しくてサンバでも踊りたい気分。
実際に踊った訳ではないけど、当日着る服とか考えてたら、つい徹夜してしまっていたのだった。



そうして、待ちに待った日曜日。
朝から部屋を掃除して、霧山くんを迎える。「こんにちは」
「いらっしゃい…さ、入って」
日曜に霧山くんは眼鏡を外している。
いつもは眼鏡越しの大きな黒い瞳で見つめられると
ちょっとドキドキしちゃう。

「ふぅー、ご馳走さま。
三日月くんてさ…本当料理上手だよね」
「そんなに〜?ありがとっ♪」
霧山くんは私が腕によりをかけた料理をたいらげ、寛いでいる。
料理を食べて貰ったことは何度かあったけど、
なあんか、いいじゃないですかこういうの。夫婦みたいで。

洗いものを終え、霧山くんの向かいに座る。
しかし、霧山くんは眼鏡を外しているからといって、
コンタクトを着けてる訳でも無い。
唐突に、ぼんやりとしか彼の視界に映ってないようなことが
訳も無くとても悲しくなり、涙が出てきた。
「ちょっと…どうしたの?」

ああもう、霧山くんの朴念仁。
事件のことは良く分かるのに、私の気持ちは何故分からないんだろう。

と、突然何か柔らかいものが触れる。

目を開けると、ものすごい近くに霧山くんの顔。何故かびっくりして目を開けている。

なんと、私に触れていたのは、霧山くんの唇だった。


ゆっくり唇が離れ、私から切り出す。
「…どうして?」
「なんとなく…僕にも何故か良く分からないんだけど」

…なんだそりゃ。引っ込んだ涙返しやがれ。
「なんとなく、でキス出来るんだ?霧山くんてば、実はそーゆー人だったんだあ?」
プクー人形のように、膨れっ面になる。
すると、霧山くんも意地になって言い返す。「そっちがいきなり泣いたりするからだろ!?…ほんっと、分かんないよ三日月くんてば!
前も僕の夢に勝手に出て来て、強引にエッチなことしたりとかするしさあ!」
222132:2007/08/11(土) 02:00:35 ID:aEoyb+wt
「な、何よそれぇ!?勝手に夢見たのはそっちの方じゃない!」
「いつも僕の閃きを助けてくれるかと思えばさあ、心を掻き乱すようなことしたりするし、いつも君のこと気にしてる僕は何なんだよもう!…ブス!!」
「んなっ…!」

…ちょっとタンマ。ん?何それ、どゆこと?
「…あの、さ。ちょっと…いい?」
怖々と手を挙げてみる。
何となく、それはもしかすると万が一。
「霧山くんはさ…あ、もし違ってたらごめん。私のこと、ひょっとしたら……好き…なんじゃないかって…」

事件の推理力は霧山くんには負けるけど、
今までの霧山くんの発言と行動から思うに…だけど。
まあ、希望的解釈も少しばかりはあるけどね。

当の霧山くんはと言えば、ハトが豆鉄砲食らったような顔で放心している。
「おーい、霧山くーん。きーりたーん?」
目の前で手をひらひらさせても気付く気配が無い。と、突然
「ああ〜〜〜〜〜っ!!」
霧山くんの中で、今までバラバラだったパズルのピースが
ひとつになったみたいだけど、突然大きな声出すものだから
驚いてひっくり返ってしまった。
「…いったあ…びっくりするじゃない、もう!」
霧山くんは何かぶつぶつ呟いていたかと思うと、私の方を向き、心底嫌そうに言う。
「ええ〜〜〜?」

何よそれ?ちょっとトサカにくるじゃあないのさ。

「さっきキスしたりしときながら、それはないんじゃない?」
ずずいと霧山くんに詰め寄り、更に続ける。
「第一、エッチな夢ってどんなのよ?」
すると霧山くんは顔を背け、私の目を見ようとはせず、しかし心なしか頬は赤い。
「…言っても怒らないかな」
「何?言えないくらい疚しいの?」
「そうじゃないけど…じゃあ言うけど、三日月くんがさ、僕を食べたいって言って…その、
で…そして実際に食べちゃったんだ」

―――んん?それのどこがエッチなんだ?

訳が分からず、きょとんと霧山くんを見つめていたけど、良くみれば霧山くんの指先の方向は―――
「もう!ちょっと信じらんない!そんな願望あった訳ぇ!?」
「僕だって男だから当たり前だろ!?」
「あー!開き直った!認めるんだ、エッチなの」
「み、三日月くんだって何かと僕にベタベタしたりして、
人のこと言えないだろ!?」
223132:2007/08/11(土) 02:34:08 ID:aEoyb+wt
「…私は、好きな人としかそういう事したくないもん」
と、思い切って霧山くんの胸に飛び込む。

我ながら最高の殺し文句だとは思うんだけど。
ここまで据え膳揃えたんだから、本当手付けないのはどうなのよ。
いつもとは違って、霧山くんも嫌がってる様子は無いようだった。まあ、固まっていたからかも知れないけど…
こうしてると、霧山くんの心臓の音が早いのが良く分かる。
とは言え、私の心臓の音か分からなくなるくらいにお互いドキドキしていたけれど。
霧山くんはそのまま私をギュッと抱き締め、耳元で囁く。
「…いいの?」

ああもう、どうしてこんな時に限って一番の勝負下着じゃなかったんだろう。『もしかして勝負?下着』だし、
こうなる前に
あと3キロダイエットしとけば良かったとか、
一応今日は安全日だから大丈夫だわとか、
いろいろな事が頭の中をぐるぐる回って、最終的に口をついて出た言葉は何故か

「…よろしくお願いします」

だった。



改めて霧山くんが唇を重ねる。
霧山くんの髪が私の頬を時々くすぐるのが
キスよりなんだか恥ずかしい。
何度か啄むようなキスの後で、唇に妙な感触。
霧山くんの舌が、私の唇をノックするようにして、侵入を催促する。
「…ふ…」
「口、開けて…んっ…」
わずかに開けた唇に捩じ込むようにして、霧山くんの舌が私の口腔に侵入してきた。
無我夢中で舌を絡み合わせるものの、霧山くんのキスの方が一枚上手だった。
「…は、あっ…ん…っう…」
霧山くんの舌が私の上顎をなぞるように蠢く。
それだけで私の思考は麻痺していくのが分かった。
「…ふ、にゃ…?」
唇が離れるのが名残惜しい程、キスだけで蕩けそうになる。
濃密なキスでぼうっとしていると、いつの間に脱がされていたのか、気付けば下着だけしか身に着けていなかった。
「…なんでっ!?」
「なんでって…脱がなきゃ邪魔じゃない。それとももしかして、着たままするのが好きなの?」
「え…そうじゃないけど。なんか、あまりのことにどうしていいか分からなくて…」
すると霧山くんは意外なことを口にした。

「じゃあ、止めよっか」

霧山くんは脱ぎかけていた自分の服をさっさと着直してしまう。
「ええっ!?ちょっと…」

ここまで来てそれはないんじゃないの?

一瞬の躊躇はあったものの、私はある覚悟を決めた。
224132:2007/08/11(土) 02:37:51 ID:aEoyb+wt
今回は以上です。

後全部で7レスくらいなので
二回くらいに分けて投下する予定です。
225名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 07:04:33 ID:2gpeScxR
GJです
三日月視点が活かされてていい感じです
楽しみにしてます
226名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:40:25 ID:Xa+U5c9Y
GJ
続きwktk
227名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 09:29:13 ID:DMkozzFf
ポツネンも関取もドラマのキャラのままだぁ!
すばらしいっす!
228132『ラブ米(ry 1』:2007/08/13(月) 00:13:39 ID:4iLuteNF
皆さんレス有り難うございます。
そして前回
うっかりsage忘れたままで失礼しました。
『ラブ米(ry 【中編】』です。



「…なんちゃっ…て…て、ちょっと、三日月くん!?」
霧山くんは服を着直していたものの、
ベルトは緩めていたままだったおかげで
意外と手間取らずに霧山くんの分身を開放出来た。
それをわしっと掴み、わざと挑発するよう霧山くんの顔を見つめながら
大きく下から舐め上げる。
「……っ…」

私だってこんな下着だけの姿で恥ずかしいけど、霧山くんがそういうつもりなら、私もするだけの事。
実践は無くても
知識としてはあるからなんとかなるというもので。
「え…?本…気…なの…?」
「霧山くんが、んっ…して欲しかったん、でしょ…?」
「だけど、うっ、そんな…」

あれあれ?なんか最初は対抗心からだったけど、
なんだか霧山くんの反応が可愛くて、なかなか楽しいじゃないですか。
霧山くんの全てがいとおしく思えて、つい熱が入る。

「気持ちいい…?霧山くん…」
「ん、いいよ…三日月くん…」
そう言った後、そろそろと頭を撫でてくる。
それでは、ますます頑張らなくちゃという気になる。
「も、もうそろそろ、離れて…」
「いいよ…別にっ…」「あ…っ、だ、って、汚れる、からっ…」
「霧山くんのだもん。構わないよ…」
そう言った後で、喉の一番奥まで咥えると
霧山くんの全てを吸い尽くさんばかりに吸い上げる。
「…だ、めだっ!くうぅっ…」
霧山くんが大きく天井を仰ぐと、私の口の中のもうひとつの霧山くんが
びくびくとより一層大きくなった後で、熱い迸りを噴き出す。
飲み込めると思ったものの、正直思ったより美味しくなかったので思わず口を押さえて手をティッシュボックスに伸ばしていた。
「…すごい、たくさん出たね」
そう言われて霧山くんの顔が少し赤くなる。
「…三日月くんがそんなに頑張るとは、思わなかったんだよ」
思わず二人共えへへ、と照れ笑いしていた。「…続きはベッド行ってからにしようか」
と、私の方から切り出した。
229『ラブ米(ry 2』:2007/08/13(月) 00:52:05 ID:4iLuteNF
ふと、霧山くんはベッドに向かっていた踵を返し、自分の荷物を何やらがさごそ探っている。
「どうしたの?」
と、霧山くんの背中に声をかける。
「やっぱり無いか…ねえ、三日月くん。避妊具ってある?」
いつもの調子でサラリと、まるで『何か書くものある?』というように言われてしまい、ちょっと面食らってしまったものの
『ちょうど偶然』
あったので、化粧台の引き出しから出したものを手渡した。

「え…?………いろいろ親切過ぎて、言葉が出ないよ…」
「まあ、大は小を兼ねるっていうから、大きい方がいいかと思って」
未開封のを箱ごと渡され、戸惑いを隠せないようだった。

大きさはまあ、
さっきの感じからしてそんなに変わらないでしょ。

そうこうしているうちに、霧山くんが装着し終えると、ぱぱっと手早く自分の服を脱ぎ捨てた。
二人ベッドに倒れたあと、するりとブラも取り外され、
霧山くんの眼前に胸をさらけ出す。
そろそろと霧山くんの手が胸に触れて来た時、一際高い声が出てしまう。
「あんっ…」
そのまま優しいタッチで胸を揉まれる。
大好きな霧山くんの手が、指先が、私の体に触れるだけでも心が満たされる。
嬉しさのあまり、つい
「もっと…霧山くん、もっと触って…?」
と、口走っていた。
霧山くんは一瞬動きが止まり、驚いた顔をしたかと思うと、そのまますぐにふにゃ〜っとした笑顔になる。
「ちょっと…さっきから大胆だよ?三日月くん」
そのまま私の胸の突起を吸われ、体に火が点いたように熱い。
「違っ…うぅん。もっと、私を…感じて…?」

んん?言えば言う程どんどん深みにハマってる?

それを聞いた霧山くんはまたふにゃっとした笑顔を向ける。
「やーらしーい。いいよ、いっぱい触ってあげるね?」

いやまあ、違うけど、意図するところとは違うんだけど。
直接的な気持ち良さだけじゃなくて、心から幸せな気持ち良さなんだけど…まあいいか。
胸に触れていた霧山くんの手が、するすると腰に下りていく。
やがて、私の最も敏感な場所に触れた時、既にそこは熱く濡れそぼっていた。
「あ、ぁは…やぁっ…」
すると霧山くんは意外にも体をずらしたと思うと、私の足の間に顔を埋め、そこにキスをした。
230『ラブ米(ry 3』:2007/08/13(月) 01:32:01 ID:4iLuteNF
「あああっ…!や、そんな、に、見ないでっ…」
「さっき君がしたことと同じだよ?おあいこじゃない」
どんどん体が熱くなり、高みに追い詰められる私とは対照的に、ひどく冷静な口調で返してくる。
「そういう、こと、じゃな…あっ…そ、れ、一緒に触っちゃっ、あ、やっ…んぅっ…」
私の熱いそこに指を入れてかき回し、と同時にその上の芽を指先で優しく撫でられると
一気に高みに追い詰められる。
「く、ふぅっ…ん、あんっ…」
「…三日月くん、そろそろ、入れたいけど…いい?」
不意に指が抜かれ、足を大きく開かされたと思うと、一際熱いものに貫かれる。
「あ…はああぁ…っ!」
霧山くんの熱い楔。霧山くんとひとつになれて、嬉しさのあまりギュッと抱きついていた。
霧山くんは何も言わなかったけど、力強く抱き返してくれたりキスしてくれたりすることで
気持ちが伝わってくる。

がしかし、そのまま何もして来る気配がない霧山くんに、つい聞いてみた。
「…ねえ、なんで、じっとしてるの…?」
「え…?動いていいの?」
「私が、動く訳、ないでしょ?」
何処となく意地悪く微笑んで、霧山くんは言う。
「でも三日月くん、自分で腰動かしてるよ?」
そう指摘されて、顔から火が出るかと思った。恥ずかしくてそのまま霧山くんの胸を叩いて急かす。
「もう…!だったら早く動いてよっ!」
「ぐ…ごめん」
そう言うと霧山くんは、私の右足を抱え、肩に担ぐような格好になる。と同時に、霧山くんが私のより深い場所に入って来た。
「…きゃあんっ!」
「可愛いね、三日月くんは」
霧山くんの髪型は変わってない。語尾に『はい』もついてない。
眼鏡は外しているから顔に汗をかいているかは分からないが、多分嘘ではないはず。
「ほん、と…に?」
今まで見たことがなかったような、
そして思わず惚れ直してしまうような、とても優しい微笑みだった。
「本当だよ」
「嬉しい、っ…ああんっ…やあ、そこぉっ…」
霧山くんの動きが早く、激しさを増す。
「ここ、が、いいの?」
「ダメぇ、そこぉ…ダメえっ…やあん、はぅん…熱い、のおっ…!」
どんどん頭は真っ白になるのに、繋がってる場所はとても熱い。
まるで、霧山くんを絡め取って、溶かしていくんじゃないかとさえ思うくらい。
231『ラブ米(ry 4』:2007/08/13(月) 01:52:51 ID:4iLuteNF
「三日月、くん…っ、いっても…いいよっ…!」
「やああ…一緒に、お願…ぁんあっ、あ、ダメえっ…もうダメ、ダメ、ダメ
…修一朗ぉっ…!」
「え…?…あ、って、ちょっ―――――」

頭が真っ白になり、ぼんやりとしたままの私の体の奥に霧山くんの熱い迸りを感じた。




息を整え、体が離れると、霧山くんの方から切り出した。
「ちょっと、三日月くん…」
「ん…?」
まだ余韻に浸り、ぼうっとする。
「なんで最後下の名前で突然呼ぶかなあ…?」
「だって…呼びたかったんだもん」
「なんだか、僕はずっとしずかくんに振り回されっ放しだ」
狭いベッドに二人向かい合って寝そべってはいるけど、何となく霧山くんの顔は見られない。
おかげで今、どんな顔で『しずかくん』と言ったのかが分からなかったのがとても悔やまれる。
「え…?今の…」
「もう言わない」
「ずるい、そんなの!」
私の抗議には耳も向けず、霧山くんはさっさとシャワーを浴びにベッドから下りてしまった。
間もなくお風呂場から聞こえてきた、シャワーの水音を聞きながら私はあっと言う間に眠りに落ちた。
目覚めた時、夢で無ければいいと思いながら―――
232132:2007/08/13(月) 01:56:08 ID:4iLuteNF
なんだかこのまま終わってもいいみたいな気もしますがw
また出来れば次回後編までお付き合い下さい。
233名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 11:55:22 ID:JmPfJfdP
GJGJ!
234名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 08:36:28 ID:B9e5bdNv
ここはほんとに良いスレですね。
続き楽しみにしています。
235名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 23:33:12 ID:v9xqRUXV
初めて来たけど良スレですね。GJ!
236132:2007/08/16(木) 14:21:23 ID:2AOBLGWh
ラスト『ラブ米(ry 【後編】』です。



翌朝、お味噌汁の匂いがして目覚めた。
もしやと思い、がばっと勢い良く起き上がると、霧山くんが台所に立っていたのだ。
「あ、起きた?おはよう。お味噌汁出来たから」

何故お味噌汁『だけ』なのかとか、具は豆腐だけなのかとか、本来なら私がそこに立っていて、
「もう起きて、朝よ。修一朗さん」なんて
優しく起こすはずだったのにとか、いろいろ言いたいことは山程ある。
しかし何となく言えない雰囲気がして、つい
「…有り合わせのもので良かったら作ろうか?」
と、ベッドから出ようとして気付いた。
「…三日月くん、服。」
「え。……きゃあっ!?」
昨晩あのまま、何も着ずに寝てしまっていたので
改めて霧山くんに裸を見られてしまった。

「わ、私シャワー浴びて来る!」
毛布をひっ掴んで、ダッシュで浴室に向かう。
シャワーを浴びながら、時々昨晩のことを思い出してはほくそ笑む。
そして同時に不安が過ぎった。

―――力強く抱き締めてくれたけど、
『可愛い』とは言ってくれてたけど、
『好き』とか『愛してる』とかは口にしてくれなかった。
私だけが舞い上がってしまってるんじゃないだろうか―――?


どんどん大きくなる不安の塊を無理矢理心にしまい、身支度を整え、浴室を出た。
237『ラブ米(ry 2』:2007/08/16(木) 15:07:52 ID:2AOBLGWh
「ねえ、霧山くん」
「何?」
霧山くんはお味噌汁をテーブルに置きながら返事する。
「あの、…あのね。改めて、私のことどう思ってるの?」
本当はこんなことのあとで聞くべき事じゃない気もするけど、でもやっぱりちゃんと聞いておきたい。

霧山くんはちょっと迷って、私の真正面を向いて話し出した。
「…三日月くんの事は、本当に言われるまで自分でも気付かなかったんだ」
そう言うと、淡々と、しかし堰を切ったように話し出す。
「最初は普通に趣味の捜査に協力して貰う為だったんだけど、こないだの熱賀しおりの件で一人で行った時、
なんだか調子狂うというかさ…いや、違うな。
その前に君が以前付き合ってた人と会ってるという時、なんだか言い様の無いもやもや感が心にずっとあってさ…
その前にも、僕が入院してた時にもお見舞いやお世話して貰ったりしてさ…
あ、ごめん。結局何が言いたかったのかと言うと、
僕は…ずっと、三日月くんが好きだって事。
……僕と、結婚して下さい。」


―――なんて、ロマンチックな雰囲気を妄想していたけれど、
現実はと言えば。


「三日月くんのこと?好きだよー。僕だって好きじゃなきゃこうなったりはしないよ〜」
…だもんねえ。本気で泣きたくなってしまった。
折角の告白も、こうまでサラリと言われては、まったく有り難みもヘッタクレも無いというものじゃない?
まあ、捜査抜きで今度の休みに普通にデートの約束を取り付けただけでも、
前よりは十分進展しているのかも知れないけど。
念願のイタリアンディナーだしね。

「何ぶつぶつ言ってんの?早く食べて仕事行かないと」
「うん、そうだね♪」「あ、ひとつ言い忘れてたけど」
「何?」

「エッチなのは、僕の前だけにしといてね」
いつもの霧山くんの呑気な口調で言われたから
一瞬何のことか理解出来なかったものの、それってもしかして?

「分かったら返事っ!」
にまにまと霧山くんの顔を見てたら、照れ隠しからか怒られてしまった。
でもついつい頬の筋肉が緩むのを抑えられないまま、

「…はい。そうします♪」と
微笑み返したのだった。




―終わり―
238132:2007/08/16(木) 15:10:43 ID:2AOBLGWh
予定より1レス短くなりましたが以上です。
あと、すみませんが
前回投下分に決定的ミスを犯してますが、
気付いた人だけ笑ってやって下さいorz
239名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 18:37:15 ID:8T5FJDd/
GJGJGJGJ!!
2人らしさが出ててスゴくよかった!!
お疲れでした。

ただ、読み返してもミスに気づけなかった自分は負け組…


また思いついたら書いてください!
240名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 05:53:36 ID:6R+7+9WP
GJGJGJGJGJ
始めから終わりまで愛で溢れてました
今後も霧山と三日月の二人にはこんな感じで萌えさせて欲しい
241名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 13:41:01 ID:4UQSBUTs
GJ
この二人は「初めて」がよく似合うな
242名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 13:42:09 ID:4UQSBUTs
ごめん あげてしまった
243名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 18:59:50 ID:QBmKNVpF
GJ!エロなしもいいなぁエロありもいいなぁ
244名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:00:24 ID:wZhpUhir
そういやぁ、来月DVD発売だなぁ…あげ
245名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:05:42 ID:xvYBBy1O
それを前にしてか
前作の再放送が始まった新潟でウレシス。

いや散々見たけどなw
246名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 22:46:28 ID:zY6DLKG6
そうなのか!??ウラヤマシス
247名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 21:11:36 ID:xMOMqpuR
DVDの特典映像や未公開シーン?が楽しみで仕方ない。
248名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 20:10:41 ID:JhgKEX/q
あげ
249名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 21:17:56 ID:mna8s9gS
亀ですがGJ!!!!
次回も楽しみに待ってます
250名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 14:52:43 ID:Hb0oLen6
ネタ切れか!?
251名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 16:18:54 ID:H7B0HuIR
またDVD発売後に
職人さんの降臨を期待
252名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 08:26:24 ID:xkKLCA5G
発売日は9/28
残り1ヶ月を切りました
253名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 00:20:30 ID:M2Z48+Q1
職人様ギボン
254名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 00:22:18 ID:M2Z48+Q1
間違えたorz
職人様キボンです
255名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 16:39:35 ID:uvmA7KeJ
ギボン…w
256名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 09:00:06 ID:lwtwrdIa
あげ
257名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 10:14:02 ID:5cXgaPep
なぜか霧山にはSのイメージがある
というより時効の人達は基本的にSが多い気がする
258名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 13:46:25 ID:SdPFtVeV
何故かというか
『帰ってきた〜』での霧山は確かにS度タカス。

しかし…十文字もS?w
259名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 20:36:25 ID:kVlJdCZX
十文字はMだろう!!
260名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:30:51 ID:SdPFtVeV
断言な辺りワロタw

正確には十文字はSでもMでもなく

残念な『 Z 』な気も。
261名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:40:32 ID:ThSkb21f
サネイエは?
262名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 01:10:27 ID:5/cBGnTz
個人的にはサネイエはクールなS。
和服が似合う顔立ちだと思う。

真加出は無邪気なS?
263名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 09:05:55 ID:x7CLFfyR
十文字のZに吹いたっ

真加出くんは悪意無きSって感じだな。
天然小悪魔みたくなりそう。
264名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 19:35:31 ID:jHKXV8QU
直接でなく間接を楽しむ変態的で色々なフェチが登場する非常に素晴らしくない痛い痛い作品です
色んな意味で閲覧注意


僕の部屋にあるのはテーブルにはビールやらチューハイの缶の山
大量のアテやらお菓子の食い散らかされた跡
大きな何かの音
そして、僕のよく知っている女
「ぐー」
なんの因果か僕の部屋で三日月君が無防備に寝息をたてている
しかも酔いも手伝ってなかなか起きてくれない
「三日月君起きなよ」
話し掛けるのはこれが何回目なのか
「ムニャ…霧山君もう食べれない」
漫画でしか聞いた事ない寝言を聞きながら、口から涎を垂らし体を掻いている食いしん坊女を冷たい目で見つめた
「ちょ、本気で帰って」
強めに体を揺さぶるのに三日月君からは目覚める気配は見えない
「悪戯しちゃうぞ〜」
手をワキワキしながら自分なりの悪戯のイメージを演じてみるがやっぱり反応がない
むしろ寝てる人にこんな事してる自分が恥ずかしくなってしまう
それにしても喰って、呑んで、寝てってどんなに本能に忠実な女なんだ
「い〜の、い〜の、ブライアンイ〜ノ」
「や、よくないから」
困り果てている僕を無視して三日月君はゴロリと体を動かした
(彼氏でもない男の部屋で酔っ払って爆睡する
パンツ見えてるし、こんなんじゃ絶対まともな恋人なんかできやしないな)
でもいつものあれとは違って、静かな三日月君の寝てる姿が気になっている自分がいる
265名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 19:36:45 ID:jHKXV8QU
悪戯心からほっぺをと軽く引っ張ると、プニと柔らかな肌は伸びてすぐに元へと戻った
それでも三日月君は起きる気配はない
寝る人に悪戯するなんて子供の時に戻った様で面白くなってきた僕は指でおでこやら鼻ををなぞりだした
虫が止まったと勘違いして顔をポリポリと撫でた部分をかき返す
夢中になって動きまわる指が唇に到着した時、三日月君が何を思ったのか僕の指をパックンとくわえてしまった
僕の驚きを無視して、三日月君は美味しそうに僕の指をしゃぶっている
赤ん坊の様に吸い付いたかと思うと、指全体を生暖かくて柔らかい感触が生き物の様に動き回る
意識している事はないんだろうけど指の腹をチロチロと擽る様にしたり、ほっぺの力で口から出し入れをしたり
(三日月君以外とテクニシャンだな、って)
指の神経に意識を集中していると突然痛みが走った
ガブリと甘噛みながら歯を立てた事に驚き、強引に指を上に引き上げるようとするがなかなか離してくれない
回転させたり、横に縦へと動かすとようやく心地よい音と共に口から指を抜く事ができた
「もっとちょうらい」
催促求める寝言を発した口のまわりは引き抜いた時の涎で濡れていた
呼吸の回数と心臓の鼓動が明らかに早くなっている
噛まれた指は少し歯型がつき三日月君の唾液でテカテカと濡れている
それを何秒か凝視すると自然に口に運んでいた
オシャブリみたいにくわえて間接ディープキスを当たり前に楽しんでいた

(いやいや、そんな馬鹿な事やってる場合じゃ)
自分を否定しながらもキョロキョロと周りをみて三日月君に顔を近づける
間近で目に入ってくる三日月君の顔
確かに綺麗だったがそれよりも気になる事
微かな柑橘系の香水と汗の混ざった独特な香が鼻を通して入ってくる
(わ、わ)
中毒性のパフィームに頭がおかしくなった僕は首筋に狙いを定め思いより顔を近づけ鼻から息を深く吸い込む
そこは香水の香りより三日月君自信の臭いがきつく感じる
「ん、やぁ」
僕の呼吸が首筋に触れたのがこそばゆいのか、反応して三日月君の声が漏れる
(ヤバイ)
三日月君の声もいつもより艶っぽいし、呑んでいるせいか自分にセーブが効かない
しかし、三日月君の臭いを嗅ぐ度に脳が痺れる感覚が心地よくてよりキツイ臭いを求めてしまう
はだけている胸の谷間につかつかない位に鼻を近づける
クンと鼻を動かすと、さっきより汗が強くてしっとりと重い酸っぱくて三日月君な臭いが入ってきて頭を痺れさした
もう我慢出来ないと思うと行動は早かった
266名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 19:38:31 ID:jHKXV8QU
人形を着替えさせる様に三日月君が上に羽織っている服のボタンを上から外していく
全てのボタンを外すと中に着ている紫色のTシャツが姿を現す
その下にはインナーを着ているいる気配は見えない
三日月君のTシャツを下から捲くり上げるとカワイイお腹がヒョッコリ現れる
大食いの癖にバランスのとれたお腹には縦型に切れた綺麗な形のおへそ
少し上には薄い緑色のブラジャーが大きな膨らみを隠す様にそこにあった
三日月君の臭いだけでもクラクラきているのに、今まで隠れていた三日月君の色白の肌を見てしまうと自分に抑制が効かなくなっていくのを感じた

(お、おきてないよね)

胸についている膨らんでいる部分に手を伸ばしブラジャーのフロントホックを静かにはずした
パチンと左右に弾かれたモノの隙間からは白肌の膨らみと綺麗なピンク色が見えている
(三日月ごめん)
ピンクではなく緑の方へと引き寄せられる
ブラジャーの裏側の中心部分、つまり三日月君の乳首が触れていた部分に向かい震える舌先が触れた
ピリッと繊維に染みた汗が舌に塩気を感じさせる
舌の腹をそこに深く当て味わうとゆっくりと離した
本体がそこにあるのに疑似的に三日月君のを舐めているのは確かにおかしいが、言葉通り味をしめた僕はもう止まらない
次は表側へと舌をブラジャーに埋める
さっきとは違う味の濃さと舌ざわり
すると舌ざわりの違う場所を求めてもう一度
違う味を求め場所を変えもう一度
僕の舌はブラジャーを味わう為にしつこく隅々動いていた
気付けば三日月君のモノだったブラジャーは僕の唾液でベタベタになっている

「ん」
反応したのか三日月君が先程と同じ様にゴロンと寝返りをした
(起きるな)
目を閉じて次の瞬間に備える
「ZZZZ」
三日月君の口からアルファベットが流れるとホッと胸を撫で下ろした
額の汗を拭きながら本当に三日月君が起きていないか確かめる為に目を移す
三日月君はさっきの体制と違い腕を大きくバンザイの形にしていた
腕の付け根
普段は隠れているはずなのに、寝返りのせいであらわになった部分を見てドキンと大きく心臓が跳ねた
視線の先には脇
僕は一度だってマジマジと女性の脇なんて見た経験なんてないからなのかグイグイ引き寄せられる
スゥーッと長く白い細い腕のバンザイでできた微かな凹み
ズボラそうな三日月君の割りに毛は剃った跡もほとんど残ってなく、三日月君の持つ色白な肌とうっすらかいた汗で輝いている様に見えた
その凹みが毛のない女性器みたいな感じで…
そこに僕のを挟んでズリズリとスライドしたしたらと想像してしまう
ほんのりと温かい人肌、目で見えない微妙な毛の感覚、プニプニと持ち前の餅肌の柔らかさが相俟って気持ちよさそうだ
「エロぃ」
思わず声がでていた
自分にこんなフェチがあったなんて

溜まってるのもあるけどギンギン勃ってる
その膨らみを見ながら、僕は変態なのかと少し凹んでしまう
しかもあの三日月君に欲情するなんて酔っているとはいえ一生の不覚だ
どちらにしろもう止めたほうがいいな

捲くり上げた服を戻そうと小さくなりながら三日月君にソロリと脚の方から近づいていく
三日月君の脚が動き、僕に軽く触れる
(マジですか!なにこの不思議で素敵な感触!)
ストッキングの細かい繊維のサラサラ感に脚のムッチリ感
それに魅力され服を直す行為を躊躇している自分がいた
どうする
どうするの僕!!
続けて書いていいのか?
267名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 20:40:38 ID:jJxFh2jH
思う存分どんどん書いて!
268名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 22:24:08 ID:5zVeGLL+
GJ!そんな霧タンもいい!
どんどん書いちゃってください!続き待ってますぜ〜
269名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 22:41:59 ID:xWnezKcE
つづぅ〜くぅ!
270名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 09:10:54 ID:pxKrPKPA
続くなら、句読点をつけてもらえないだろうか。
その方がより読みやすいんだが…

続き楽しみにしてます
271名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 18:21:07 ID:sibOEhAq
続き待ちあげ
272名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 22:03:09 ID:sWHp3IFB
こういう変態なら全然おk
273名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:27:47 ID:7sCVTFrk
まずはあの感覚を、少しスカートをめくり掌をそっと外腿に当てる
(これだよ)
ストッキングの木目の細かさはシルクの様にスベスベしてサラっとしている
指を優しく力をいれると、肉のムチとした反動が返ってくる
上から下へ往復が繰り返される度、直肌では味わえない感触に体が震えた
よりそれを味わおうと、手の代わりに腿に左頬を擦り寄せる
手で味わうよりもずっと三日月君の体温がはっきりと感じる
頬の形が変わるほどべったりとつけて、ゆっくりと下へと移動していく
意外にも頬には毛の感触が一切感じれないのが不思議だ
下までいくと左頬から右頬へ変え、視界の中に脚を入れて上がっていく
僕の中では臭いを求めているのか、すぐに足に向けて顔は下がっていった

(きっと酸っぱくて凄い臭いだよね)
溢れてくる期待に呼吸が乱れてしまう
足の指の間を開きストッキングごしに鼻を動かす
「あれ?」
足のイメージといえば臭いがキツイはずなのに、思ったより臭いがしない
(しょうがない)
臭いは諦めて味で勝負して貰おう
舌がチョンとストッキングに触れる
しょっぱさよりもストッキングの素材によるゴムのような感じが強い
(指なら濃いかな?)
親指をフェラチオするように口に含み舌を指に絡めていく
今度はストッキングより三日月君から出てくるしょっぱさが勝っている
最初は塩気が強かったが、舐めているとマイルドになってあとを引く味に変わっついく
足の指を口でしゃぶりつきながら上へと目を移すと、スカートの隙間から覗く黒の中にうっすらと見える緑色
こうして見ると、ストッキングと下着コントラストはベージュではなく黒の方が個人的に得点高い
下着が緑ではなく白ならもっと得点が高かったのに
274名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:29:19 ID:7sCVTFrk
色々と遠回りしたがメインディシュをいただく時がきた
僕が入れる様に脚をグイと広げスカートの裾を上げ頭を入れていく

ストッキング越しの三日月君の大事な部分を隠す緑色の下着が目の前にあった
遠目よりも下着の色と形がはっきりと見える
視覚的には最高のアングルといえる
スカートに篭もっている濃い空気が鼻を通る
汗よりはもっと酸味が効いたチーズ臭
一般的にはいい臭いとは言いがたいが、僕とってどの香水よりも魅力的で痺れさせる臭い
せっかく吸ったこの臭いを吐くのすら勿体ない
ただひたすらに息を吸う機械になった僕
勢いが良すぎて鼻がそこにあたると三日月君の体がビクと小さく動いた
「霧山くぅん」
自分の股間を必死に嗅いでいる僕の名前を寝言で呼んでいる
いまさら自分の行為の異常さを自覚させられると興奮が高まっていった
求められているのなら答えてあげよう
まず鼻の先を完全に下着へと沈める
鼻だけでなく、下着に染み込んだ臭いを外へと出させる為に口をべったりとあてて息を吐く
鼻の位置はちょうどクリトリス辺り、口は割れ目の位置にある
「やらっ」
空気が刺激するのか、呼吸をする度に三日月君の口からは小さな吐息が溢れていた
息の水分せいでストッキングは黒を強く目立たせ、下着の中心はうっすらと線が浮き出ている
臭いが強くなってきているのだから、きっと三日月君自身の液体でこの線が出て来たのだろう
三日月君の挑発に負けないように行為をひたすら続けていく
充分に堪能した時には三日月君の発せられた臭いのせいで、お腹ではなく股間が限界まで大きく固くなっている
275名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:30:53 ID:7sCVTFrk
そろそろ色々楽しませて貰った三日月君に恩を返すとしよう
どうせ出すなら普段では味わえない場所がいい
三日月君の体の中にあるはずのベストスポット
まずはそれを捜す

髪なんてどうだろ
髪を僕のモノに絡ましてオナニーみたいにワシワシと動かすのだ
今日の髪型はツインテールと言うやつかな?
分けられた二つの髪は軽くカールがかっている
毛の独特なキシキシという感触
時々チクりと亀頭をに刺さる刺激
カールがかってるおかげでよく絡みそうなサラサラな髪
射精するとどうなるかわからない所も魅力の一つといえよう

乳首だけ使う乳首ズリもいいかもしれない
パイズリじゃないところがなかなかの味噌といえる
ピンク色の蕾に向かいペニスを銛の様に突いていく
最初は変化がなかった乳首が刺激で次第に固く変化していく
弾力を持ちながら芯がある一つの精器に
スムーズだった滑りをそれの固さが邪魔し亀頭をクニクニと刺激する
まだ勃起していない反対の乳首を見ながら突きたてていく
右と左を交互に突いて違いを楽しむのもいい
そして、射精した時にピンクを汚す白い液体の色のグラデーション

脚には色々な箇所がたくさんある
オーソドックスに折り曲げて脚に挟みゆっくりと腰を動かす
そして、膝の皿を回すように擦りつける
ストッキングがあるからだろうから、あのざらざら感は弱まるだろうけれど、いざとなれば破いて感触の違いを楽しんでもいい
足の指の間に無理矢理入れ込んで上下させてしごかしたり、踵にガツガツとぶつけて固さの違いを感じてみたりとバリエーションは豊富だ

頭の中では色々な候補があがってきたが、やっぱり三日月君の顔を見ながらやらして貰う事にしよう
三日月君の顔に向けて足を二歩ほど前に進めた
276名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:32:48 ID:7sCVTFrk
行為に及ぶ為にズボンのボタンを外す
「凄いな」
勢いよく飛び出した僕の分身は重力に抵抗し反り上がり血管が浮き出ていた
この原因を作り出した相手にようやく出会えた喜びで、張り切っている様に見えた
「いくよ」
ほっぺに勃起してカチカチになったペニスを擦り付ける
「やば」
気を抜けば一気に突き抜けてしまう快楽
ペニスを押せば柔らかな肌が適度に押し戻し、餅肌のおかげで肌がそれにくっついてくる
それでいて皮脂のおかげでブレーキがかかる事なく滑らしていく
まさに、ほっぺズリの為に生まれてきたような名ほっぺ
ツルツルなほっぺが僕のが動く度に我慢汁でテカリを増していく
三日月君のだけでも気持ちよかったのにヌメリを増したほっぺはよく滑り亀頭を刺激する
綺麗なものを汚す快感もあいまってこれ以上ない位にパンパンに膨れあがった
爆発しそうな感覚に腰がスピードを上げる
「でる、三日月君のプニプニのほっぺに出すよ!」
射精宣言をしてからすぐにペニスが大きく跳ねた
三日月君のほっぺが音が出そうな勢いで飛び出した白く濁った液体で染められていく
大量な為にほっぺだけでは許容出来ずに顔の他の部分にまで飛び散っている
粘度を持っている精子は流れ落ちる事無く顔に居続けていた
「おぅ」
ついでと尿道に残っている分を絞りながらリップクリームの様に三日月君の口に塗りたくる
グロスのテカリとは違う艶が唇に浮き上がっていた
「ん」
違和感に気付いたのか、寝ぼけている三日月君が上唇を舌でぺろりと舐めた
無防備でいるのに挑発する行為に出したばかりのペニスがムクリと大きくなっていく

次はどこに出してやろうという時、カーテンの隙間から微かな光が目に入ってきた
三日月君が起きてしまっては意味がないどころかエライ事になる
さすがにあのままにしておく訳にはいかなかったので、体を綺麗に拭いて服装も元に戻した
僕は高まる射精感を我慢し床についた
277名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:34:26 ID:7sCVTFrk
次の朝

僕は少し早目に起きてある準備をしていた
それが終わってしばらくすると
「おはよ」
「………」
昨日のお酒がまだ残っているのか、挨拶の返事もなくコメカミをおさえて僕の方をボーッと見つめている
どうやら昨日の事はばれていないみたいだ
「ま、座りなよ」
昨日の事がばれてないとわかると事は進めやすい
いつもの僕らしく接させてもらう事にする
「……」
僕の指示通りに三日月君が覇気無くペタンと座った
「はい」
水の入ったコップを渡すと一気に飲み干す
続けて三日月君の前に朝ご飯が並べる
鼻が少し動くと死んでいた目が生き返った
食いしん坊の本領発揮というところか

「いただきまーす」
どうという事ない普通の食事に三日月君は本当に嬉しそうにはしゃいでいる
「味噌汁まである」
三日月君がお椀を持ち上げると口へと運ぶ
軽く啜ると喉がコクンと動いたのがわかった
「おいしい」
三日月君の目がパチと大きく開いた
三日月君の嬉しそうな姿に僕は心から喜んだ
同時に心とは別に股間が反応しているのは気付かれていない
「これのせいかしら」
箸で掴むとトロロの様にプルプルと震える物体
それだけを口に入れると何か当てようと舌で転がしている
「どう?」
興奮を内側に抑えて感想を素っ気なく聞いてみる
三日月君はそれを飲み込み口を開く
「不思議な食感で独特な風味」
お碗からそれだけを取り出すともう一度口にいれた
今度は喉ごしを楽しむ為に余り噛まないでゴックンとする
「これかなり病み付きになりそう」
三日月君は喉に通っていく感触に恍惚の表情を浮かべる
多分本当に何かわからないのだろう
知っていながら欲しがっているとしたら三日月君はなかなかの変態といえる

「また食べたいな」
三日月君は結局三日月君はよほど気に入ったのか味噌汁が無くなるまでおかわりした
「心配しなくてもまた食べさせてあげるから」
三日月君の大好物になった物が僕の中で慌ただしく動いた気がした


おおししままいい
278桐山じゃなくて霧山:2007/09/15(土) 15:38:01 ID:7sCVTFrk

脚フェチだけは全くわからない分野なので後半の勢いがグダグダでしたがこれで終了です
僕の引き出しの少なさと稚拙な表現方法の駄文すいません
本当はベタな恋愛ものが書きたかったのに霧山君は山崎みたいになってしまいました
正直ネタぎれですので、今後はのんびりと甘い系を書いていきます




後書きついでにちょっとくだらない事を書いておきたいと思います
持論なので読んでも無視してください
フェチズムは僕の中でこんなふうにわけています

服装(ナースとか)

パーツ(脚とか)

アニマ(SMとかの精神的快感)

シュチエーション(痴漢とかの状況的快感)

人間形勢における過去に経験した快感や失恋やトラウマで作りだされ、誰もが必ず一つは持っていると思っています
ついでに僕は初恋のイメージのせいで眼鏡好きだったりします
皆様は自分のフェチを自覚してますか?
279名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 16:09:53 ID:kGt3MG+o
>>278
GJ!ktkr!
最後の味噌汁って…w
まあ、たんぱく質取るにはもってこいかw
280名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 16:52:03 ID:F4P+fMLu
三日月くん熟睡www
281名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 00:59:47 ID:m1OSMUdo
GJGJ!
旨そうに味噌汁を食べる
三日月にワロた
282名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:23:35 ID:Zo+FWBVi
あげ
283名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:49:55 ID:mN728i24
保守
284名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 15:02:16 ID:KtYD0Q7g
DVD発売されましたね〜!!
みましたか?
285名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 15:52:57 ID:LiEy5bhe
休みだから早速見てます
286名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 10:04:24 ID:tTWz02Fz
予約したけど、取りに行けてねぇっ!!!
287名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 16:23:53 ID:4Nr9ZvSt
保守
288名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 03:02:57 ID:iHjwGWMU
age
289名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 19:34:01 ID:mcxr6ZPX
もう神はいないのかーっ!??
290名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:57:19 ID:Bd63Z8EZ
おそらくDVD見て満足しちゃうんだぜ
自分とこは無印時効も再放送中だから
余計満足しちゃうんだぜ





orz スマソよ…
291名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 11:21:32 ID:KXxFVsN+
無印再放送ウラヤマシス!!!
292名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:00:09 ID:mtnbIkf1
あげ
293名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 20:40:33 ID:hNWLZ+O3
あげ
294名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:12:26 ID:iTdTIsrd
自分とこも帰ってきた〜やってた!!
見逃した…

DVDあるからいいけど。
そういえば、予約特典ゲットできましたかー?
ぷくーちゃんキーホルダー
295名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 23:35:34 ID:pXNRnEzX
三日月の中の人の新しいCM
ちょうどDVD見終わってTVのチャンネルに変えた直後だったからすげえビビったw

霧山とリアル夫婦になる日はいつになるやら。
296名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 13:12:49 ID:OIvnytwG
作中では無さそうだよなぁ
297名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:46:42 ID:Us/I79Hq
保守
帰ってきたDVD5の特典の2人の仲の良さにキュン
298名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:08:18 ID:Q2M2nYeZ
中の人がしゃべってるときに、
たまにタメ語になるのが良いね。
299名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 08:37:12 ID:S73puCr0
保守
300名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 08:17:43 ID:ooirz7wx
ぷくーっっ
301名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 20:59:17 ID:pShjftqg
ばっちぐーよン♪
302名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 23:54:37 ID:fjgY/6qn
霧山くんは
アタイが貰ってくよ!
303名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 17:03:01 ID:axbwoUyI
けつかっちんで!!
304名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 18:02:22 ID:tfPvbyEh
305名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 21:09:37 ID:pZ2/ivw7
ブスなのでどいてください
306名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 05:11:28 ID:b5bDkClv
ほっしゅムラムラ
307名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 11:29:06 ID:Tf2q7QUh
なんでぎょうざ井戸ってゆーんですかねぇ
308名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 09:02:23 ID:JFynjgau
あげほす
309名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 13:16:06 ID:miseyE20
310名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 08:15:52 ID:ku7pW3O/
311名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:32:03 ID:ZGpGD3sQ
霧山くんと三日月の中の人が夫婦役やるのっていつ頃みれるんだっけ??
312桐山じゃなくて霧山:2007/11/23(金) 06:19:13 ID:kYW5nZqP
職人さん来てくれ祈願で投下させて貰います
ネタぎれなので短いし時効ポサがないけどスマン



ある夜の一幕

ベットに入って寝ようとしていた霧山の部屋のドアが軽く音をたてる
「あのね………」
開かれた先には何か言いたげのパジャマ姿の三日月が霧山を見つめていた
「三日月君?」
パジャマの一部を軽く摘みモジモジしている三日月の様子にピンとくるモノがあったのかポンポンと自分の膝を手で叩く
手の合図を受けて胡座をかいている霧山に近付いていくとチョコンと腰をおろした
三日月は霧山に体を預けると頬を擦り寄せ猫の様に甘える
甘えてくる猫の頭を優しく撫でると猫の表情がトロンと緩む
その可愛さに自然と頭に軽く口付けをしてしまう
クテと体の力が抜けた三日月に霧山の手がパジャマの下から伸びていき肌に触れた
「冷たかった?」
「んーん」
霧山の手の温かさを感じながら安堵の息を吐く三日月の様子に霧山は納得したのか手の動きは止まる事なく続いていく

二人っきりで密着して触れ合っているなどなかなかエッチな感じではあるが、霧山の触れている場所は三日月のお腹だった
女の人の月に一度来る例の痛みは大変苦しいらしい
実際、タッチセラピーが薬より効くかはよくわからないがいつしかこの行為が当たり前になっていた

霧山は自分の手の平で円を描いたり上下へ行ったりきたりと三日月のお腹を優しく撫でる
三日月の顔は母親にお腹を撫でられている子供の様にリラックスしている
「ごめんね、霧山君」
「僕に謝まれても困るんだけど」
三日月のしおらしい態度に思わず唇が上に上がる
こうしておとなしく甘えてくる三日月はなかなか味わえないのだから、月に何度かの楽しみと思えば決して悪いものじゃない
「あったかい」
「そだね」
密集した体は冬に近く寒い夜にでも冷めはしない

「あ、動いた」
突然三日月が驚いて霧山の手にあわせ自分の手を重ねる
「怖い冗談止めてよ」
笑いながらツッコミをいれる霧山だが三日月からは否定も肯定も返ってこない
「冗談だよね」
さっきまで暑いと思える位だったのに背筋に冷たいものが走った
「来月までのお楽しみ」
ようやく返ってきたのは、はにかみながらどちらともとれる返事
霧山は三日月のお腹をなでながら来月もこれがあります様にと神様に祈った
313名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 03:25:23 ID:D/AVrkx+
うぉぉ!神降臨してた!
314名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 16:59:57 ID:aZGsJzi9
久々だぁ〜w
ありがとうございますっ!!!
315名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:07:45 ID:D3KFi45j
GJ☆
最近投下なくて寂しかったんだ…!!
316名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 13:47:17 ID:PiAbLOrL
桐山じゃなくて霧山さん待ってました!
投下ありがとうございます!
317名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:36:04 ID:nfekmmmx
保守
318名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 18:56:18 ID:7K3kcMgm
しゃくなげの
319名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 16:14:04 ID:zqBIDs/k
鼻を下さい
320名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:52:33 ID:KlKgzEd+
5本の田場で
321名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:00:31 ID:F9qLzERS
クダサイ
322名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:22:50 ID:QSrz77AJ
ちょっと霧山くぅ〜ん、私のブラ返してよ〜
323名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 01:11:27 ID:75NJtWHP
変態山崎
324名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 14:27:09 ID:790MG+lp
山崎ってだれだっけ?
325名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 01:40:30 ID:qz7NRJga
梅津かずおの内装見てびっくり!8話のぶっ壊れる階段とそっくり〜!
326名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 08:49:44 ID:Ib22OEae
ファンなんだろうか…?
327名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:13:39 ID:M+useQKk
hssh
328名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 09:09:44 ID:Kcfs9dIE
中の人結婚オメ
329名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 17:38:25 ID:+pEZzkkk
阿部ちゃんの結婚みたいな
ウィットに富んだコメントはしないんだろうな…

シリーズ二作しかないからなあ。
330名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:09:02 ID:BrkeLkJq
保守
331名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 11:24:41 ID:qOPViN1e
あいうえお作文
332名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 07:49:26 ID:0qYfLudA
もう終わりなのかなぁ…
333名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:00:32 ID:C77yZUmY
保守する
334名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 09:56:31 ID:PuuH1j5v
しゃなくげ保守
335名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 00:18:25 ID:imYEbFxg
おやつの竹輪保守
336名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 21:48:21 ID:pL7d4NGG
バレンタイン間近あげ
337名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:19:23 ID:dWvdkNgo
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
338名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 01:18:31 ID:xTA15bey
過ぎてしまったが、三日月はベタながら
でっかいハート型チョコとか贈ってそう保守
339名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 19:31:17 ID:uNj2m2lJ
でも食いしん坊だから料理うまいんだよね!!
めっちゃ凝ったの作ってきて、
通勤中にハプニングでダメにしそう…
340名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 19:46:51 ID:iinevSdV
じゃあバレンタインデーに霧山に「何か」はあげたとして、
霧山はお返しとかするんだろうか。
その辺の話読んでみたいなぁ。

スルーと見せかけて濃厚なお返し…。
341名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:27:31 ID:GmW1a9hI
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://neets.net/2ch/01_info.html
342名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 08:43:33 ID:09ZKU/Ja
保守。
343名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 02:19:30 ID:aJu8NwYA
保守age
344名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:39:39 ID:mTGLmtSx
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      ∨:::::|:::| ̄ナナ=、  /::Zz=='"T:T|:::::::/
      ∨:::|::|::ャ代戌ナ= // 弋戌テT:ァi::::::/
       ∨:::i:i/ i/     /      i/./:::::/,_,,
       rヤ::::|i. !    /       /i::::::ハ Y
      ,,イrヤ::::|ゝ.      i     / ,イ::::< .〉 .ト、
    rイ! レヤ:::|i .ゝ.   _ _     .イ.|:::/ ソ  ! ト‐、  さすがの私でもどうにもできないことがある
>ー''フ/''|  | ヤi::| i .|\      // |::/ /    ト、 `ー、
   / i   i ャヤi j  > 、  //./  |:i /    | Y
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   /.
345名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:40:32 ID:mTGLmtSx
>>344すみません。間違えました
346名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 12:08:36 ID:U5qQg1uf
未だ続編告知なしか…
347名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 01:08:30 ID:KIn1agOQ

次から何回かに分けて連載的に投稿させていただきます
職人様への呼び水になれば嬉しいんですが

読むにおいての注意
○内容が若干暗い
○キャラも内容も時効ぽくない
○癖に無駄に長い
○構成上エロは少ない
○医学的、刑事的の知識はは適当
○カットバックが多い
○綺麗に早く終わるように頑張ってみますが予定は未定
○他の投稿者の人がいたらそっちを優先してください
348名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 01:12:44 ID:KIn1agOQ
少し暗めの廊下を歩く男が俯きながら哲学的に考えていた
哲学の議題は時間
あらゆる人に平等に時間が刻まれていく
しかしそれを自覚している人は少ない
辛い事は長く
楽しい事は短く
時間に対し少しでも感情が入るとそこに微妙な感覚的誤差が生じる
アンシュタインの相対性理論にもそれらしい事が書いてあった
簡単にいえば同じ年月でも人によって感じる長さが違うという事だ

男は目的の場所に着くと考えを一旦止めてそこにいる男に目を移した

 『時効管理課』

定時を過ぎた仕事場に時間を無視するように黒色の事件慕を開いている一人の男
時計を見ていないのか
それとも見ないのか
彼は目の前にある過去の産物にしか興味がないのかもしれない
当然自分に近づいてくる音にも伸びてくる影に気付く事もない
「霧山」
その影の主は目の前にいる彼の名前をよく通る声で呼んだ
「今忙しいんで」
その声に振り返る事もなく気のない返事を返す
「相変わらずだな」
十文字は素っ気ない態度に馴れているのか無視して自分の話を進める
「最近どうだ」
しかし霧山からの返事は返ってこない
「今重大な事件を追っていてな……」
しかし返事がなくても話しかけるのを止める気配は見せない
「ちょっと静かにしてくれませんか」
無視しようにもさすがに煩く感じたのかようやく自分の世界に十文字をいれた
「いいからこっち向け」肩に軽く触れるがスッとそれを肩の動きだけではねのける
「邪魔しないで下さい」霧山は何かのファイルに集中していて十文字に視線を移す事はない
「手を止めて俺の話をちゃんと聞け!」
霧山の態度にとうとう気持ちが抑えきれずドンと机を叩くと資料の山が崩れおちた

「やめて下さいよ」
その荒々しい行動にも霧山の反応が薄い
すぐに崩れた資料を積み直すと作業に戻った
「いい加減にしろ!」
十文字の大きく響く声にようやく資料以外のものに目を移す
「十文字さん」
静かなトーンの声の後に眼鏡を軽く整える
「これはただの趣味なんだから邪魔しないで下さい」
十文字を知らない人を見る様に感情のない冷たい目で答える
その目は昔の霧山を知る十文字にとっては驚く以上に胸を痛ませた
十文字の知る限りこの霧山の感情のない目になるには約七年の月日が必要だった
349名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 01:15:44 ID:KIn1agOQ
思ったより暖かい気温は長袖はいらなかったと感じさせる
春のそよ風が三日月の柔らかい髪を揺らす
目を閉じてしまうのは風の強さではなく春を感じた事による喜びのせいかもしれない
霧山は風にそよぐ三日月の髪を見てそんな事を思っていた
「あのね、霧山君」
「どうしたの?
またお腹でも減った?」霧山は冗談まじりに三日月の言葉に反応する
三日月のすぐ隣で歩いている霧山は昔の霧山らしい霧山だった
「そんなに食いしん坊じゃないわよ」
そして三日月も三日月らしく答えてくれる
少しふくれている三日月を見て霧山は声を出さず軽く笑った

まわりの自転車や歩いている人が次々二人を追い抜いていく
そんな事特に気にせず二人はゆっくりのペースを保ったまま歩いていく
少し角度がついた坂にさしかかると、そのペースはさっきよりもゆっくりになった
「仕事大変じゃない」
「いつも通り時効管理課は暇だよ」
「熊本さんとかまだ元気でいる?」
「元気だよ。元気過ぎるくらい」
なんでもない会話は誰と話すかで意味を変える
二人にとってこの会話は意識していなくてもお互いを知るにおいて重要な意味を持っている

会話を続けながら、しばらく坂を上っていくと見晴らしのいい場所に着いた
秘密の場所なんて大層なモノではなかったが下に広がる街の全体を見渡せる風景は彼等のお気に入りの場所だった

夕方という事もあってここには街を見つめている二人以外は誰もいない
人だけでなく風の音もやみ静寂が包みこんでいる神秘的な情景は、まるで時間が止まっていると錯覚させるようだ
二人だけの時が止まっている小さい世界で、三日月が真っすぐ街を見つめたままポツリと呟く
「私でよかったの?」
霧山にとっては何回か聞いた事があるセリフ
「どうだろね」
その答をはぐらかすのも何回目なのか数えてない繰り返しの言葉だった
「そっか」
決まった台詞のやり取りに自然と二人の顔が緩んだ
それが合図となり時間の経過を知らせる為に沈んでいく夕日がお揃いの薬指のシルバーリングを赤く鈍く染める
「ちょっとだけ本気で言わせてもらうと、最初はどうでもいい感じだったけど
一緒に色々やってたらなんとなく、こう……」
「意識するようになった?」
「悔しいけど三日月君の勢いに負けちゃったのかもしれないね」
霧山の返事に三日月が少し嬉しそうに寂しそうに下を向いた
「でも結婚してから、趣味に時間割けなくなっちゃっね」
言わずもがな趣味というのは二人で経験した数々の事件解決の事だ
「二人で散歩って新しい趣味見つけたし」
手と手が引きつけられるように繋がる
そこからはただ無言で街を見つめるだけ
夕日がゆっくり沈んでいき、うっすら暗くなっていく
その移り変わりを眺めていると、星が小さく光り夜が来ているのがわかった
「ホントにごめんね」
あたりの暗さと反比例するような明るい微笑みを霧山にむける
「三日月君は優しいな」その微笑みを壊さないように優しく霧山が包みこむ
三日月を抱きしめて返ってくる感触が優しければ優しい程、心の奥にある気持ちが表に溢れ出してくる
微かに震える霧山の手のせいで三日月の杖がパタンと静かに倒れた
「暗くなっちゃった」
「そうだね」
杖を拾って渡すと自分の片方を三日月に貸す
慣れた感じでそこに体を預けながらゆっくりと足を進めていく
足音以外にコツコツとアスファルトを別の音をならしながら
350名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 01:19:40 ID:KIn1agOQ
携帯なので読みにくいと思いますがそれも勘弁してください
こんなかんじで書いていこうと思いますが
細かく分けて改行を多めにしたほうがいいんでしょうか?
351名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:33:37 ID:+5pMwdCQ
おぉ、書き込みが!!
しかも新たなのが!!!
ありがとうございます
今人が少ないですし、やりやすい方で良いと思います
続き楽しみにしてます
352名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 19:58:12 ID:Hru6Du8c
支援
353名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 07:43:03 ID:/SWXPrHe
>>350
ガンガレ 楽しみにしてる
354名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 17:53:54 ID:18fdevla
あげちゃお
355名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 11:24:25 ID:VQeHqj00
スリープ玲子と、霧山見たい。
356名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 08:42:17 ID:EHhJRE1G
関係ないけど、霧山三日月の中の人が夫婦役で出る映画が楽しみだ。
357名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 18:14:15 ID:EN11lmQ8
通りすがったんで、投下。






「不覚だった…」
「何が?」
「…僕も男なんだなぁ、ってこと」
「何それ。相変わらず意味わかんないよ、霧山くん」
「君に言われたくないよ、三日月くん」
「そうだ!それよりご飯食べに行こう!駐禁のあとのご飯は美味しいだろうなぁ」
「胃に入れば何でもいいんじゃないの?」
「よくなーい!霧山くんは分かってないね、食べ物のすばらしさが」
「…はぁ」


不覚だった。
この歳になるまで独身だった僕の、人生最大の不覚。


「ほら、行くよ」


君のことが、可愛いだなんて。
思ってしまった僕は、普通の男なのか、それともおかしくなった男なのか。
そんなことを考えているとは露知らず、彼女は僕の大好きな笑顔を向けるんだ。



*ご愁傷様
358名無しさん@ピンキー
サネイエ主演で森の荒熊さんもでてるドラマ知ってます?
時効のスタッフが作ってて、これがメチャ面白くて最近はまってます
http://climax.jp.msn.com/