【スキビ】仲村佳樹作品のエロパロ 10【クレパラ】
テンプレ以上です。
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 21:38:37 ID:4M/Sb6U3
乙です。
しまったあげてしまったスマソ
スレ立て乙&GJ
ここも10スレ目とは嬉しいですね。
このスレにもたくさんのネ申が現れますように〜
乙ですー
新スレおつ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
乙です。
前スレがまだ少しだけ残ってるのですが
量的に微妙なのでこちらに保守がてら投下させていただきます。
前置き特になし。
12 :
1/6:2007/03/24(土) 22:54:20 ID:zPEFsL9M
その日、仕事のすれ違いために二週間近く敦賀さんに会えなくて、会いたくてたまらなくなって私は彼の楽屋を訪ねた。
私たちはまだお付き合いを始めたばかりで、自分からこんな風に会いに行くのは初めてで。
迷惑だったらどうしよう…関係がバレてしまって敦賀さんを困らせたらどうしよう…
そんなことばかり考えてなかなか足が向かなかったのだけど、
私にしては最大級の勇気を振り絞って会いに行った。
控えめにノックして恐る恐るドアを開けると敦賀さんと社さんが同時に振り返って、
なぜか社さんがそれはそれは嬉しそうな顔で出迎えてくれて、
そして、俺ちょっと用事があるから、と言って出て行ってしまった。
「あっあの…お久しぶり、です…」
久しぶりに敦賀さんが目の前でなんだか緊張してしまって、いつも以上にドキドキしてしまう。
そんな私の様子を、敦賀さんは楽しそうにくすくす笑いながら、
「こっちにおいで、キョーコちゃん」
と手招きした。
名前を呼ばれただけでますます鼓動が跳ねてしまうなんて、一体この人ってどんな魔法を使ってるのかしら。
敦賀さんは畳の上に長い足を投げ出して、壁にもたれて座っている。
私はおずおずと擦り寄って、そっとその横に座ってみる。
13 :
2/6:2007/03/24(土) 22:55:01 ID:zPEFsL9M
お付き合いを始めたとは言っても、手を繋ぐことすら恥ずかしくてたまらない私に、
敦賀さんは少しずつ、解きほぐすように距離を縮めてくれている。
段階としては少しずつ……とはいえ、一緒にいるときは、ずーっと、なんだけれど。
敦賀さんの部屋に行くと、その間ずっと手を繋いだり、肩を抱かれたり、耳元で囁かれたりして、
私は敦賀さんといる間じゅう頭が沸騰状態でおかしくなりそうなのだ。
それでも少しずつ、そうやって触れ合うことが「恥ずかしい」だけじゃなくて、なんだか嬉しかったり幸せでくすぐったかったりするってことがわかってきた。
きっとこれって、すごく『好き』ってことで、
好きだと触れ合いたいっていうのはこういうことなんだろう、と思い始めた。
隣りに座って、そっと敦賀さんを見上げてみる。
いつもどおり優しい瞳で私を見下ろしている敦賀さん。
長い睫毛を見るの、久しぶりだなぁ、なんて思いながらじっと見つめる。
畳に置いた私の手に、彼の大きな手が重ねられる。
「会いたかったよ、すごく」
「私も…です…」
まっすぐで強い眼に、視線を逸らしてしまいそうになるのを必死に抑えて、素直に気持ちを言葉にする。
会いたい…敦賀さんに、会いたい。
それはこの二週間、何度も何度も思ったことだったから、恥ずかしくても、伝えようと思っていた。
自分から言う前に、あっさり言われてしまったのはちょっと残念だけど。
14 :
3/6:2007/03/24(土) 22:55:41 ID:zPEFsL9M
ゆっくりと敦賀さんの瞳が迫ってきて、私は慌てて目を閉じる。
キスをする時の彼の表情は男の人なのに綺麗で妖艶で、心臓が持ちそうになくてちゃんと見れない。
斜めに深く唇を塞がれて、思わず小さく唸ってしまって…自分の声が恥ずかしくて顔が熱くなる。
今まではキスをしても、軽いキス。
それが今は、ちょっと強引で…
戸惑って一瞬開いた口の中に、敦賀さんの舌が入ってきた。
気付いたら顎はしっかりと敦賀さんの手に掴まれていて、
ためらって逃げているつもりなのに、動くたびに彼の拘束の罠に嵌っていく。
イヤ…じゃ、ないの。
ううん、むしろ……こんなキスを待っていた、自分がいる。
だって、頭がぼぉっとして…好きだから、されてるのよね?そう思うと、すごく、嬉しい。
「ん…ぅ…ぁ…んん…」
時々角度を変えるときに一瞬離される隙に、空気を吸い込む。
力が抜けて倒れそうになる私の背中を、敦賀さんは自然な動きでそっと支えて畳に下ろした。
「こんなキスは、嫌…?」
ようやく唇を解放した敦賀さんは、乱れた私の髪を整えながら小声で囁き、私は黙って首を振る。
ううん、嫌じゃないです、大丈夫。
敦賀さんになら、何をされても、平気。
だって今のキスだってすごく…気持ちよかったの。
じっと敦賀さんを見上げながら、心の中で、そう呟いた。
15 :
4/6:2007/03/24(土) 22:56:11 ID:zPEFsL9M
横から私をキスで溶かしながら、敦賀さんは手を服の中に入れてきた。
お臍や脇腹を軽く撫でられて…くすぐったくて身体が揺れる。
「んっ…ん、んぁ……るが、さん…くすぐったぃ…ん…」
「じゃあ…ここは?」
「ん、やだぁ…そこも、くすぐった…んふ…ん、ぅうん…もぉ…」
くすくす笑い合いながらも、敦賀さんの手は少しずつ上がっていく。
胸元に伸びてきて、きっとドキドキしてるの、バレちゃってるよね、なんて思ってるうちに、
その手はブラの中に滑り込んできて、私は慌ててその手を制した。
「怖い?」
「ち、違うんです…私、そのっ…小さいから…ひゃんっ」
言ってる途中で耳の中を舐められて、ぞくぞくしてしまった私の口からは変な声が出てしまった。
「キョーコちゃん…耳が、感じるの?」
「あ、やだ、ちが…ぁあ、あ、ひぁ、んっ…だ、だめっ…敦賀さん、ゃあ、んっ」
「可愛い声…まずいな…俺、我慢できなくなりそうだよ」
耳の中でそんなこと言われて、また執拗に舐められて…
「あん、もぉ、やだつるがさ、んっ…はぁあ、やめ、てぇ…っだめ、耳、ヘン、なっちゃぅ、のぉ」
「ん、ダメ、止めない…嬉しいな、キョーコちゃんの弱点、ひとつ発見だね」
「はぁっ、はあっ、あっ、だめぇっ、んあ、やめ、てぇ」
ホントにダメ、これ以上されたら、ホントにヘンになっちゃいそう…っ!
私は身体をよじらせながら、それがいやらしい声という自覚もなしに、薄くなる理性の中で喘ぎ続けた――…
16 :
5/6:2007/03/24(土) 22:56:44 ID:zPEFsL9M
「キョーコ…いったい何に笑ってるの?」
「ん、ちょっとあの時のこと、思い出して」
「あの時?」
ソファに座って、いつも通りにじゃれ合う二人きりの夜。
敦賀さんに耳の中を舐められて、私は久々にその時のことを思い出していた。
「楽屋で社さんに怒られた時のことです」
「ああ……あれには参ったな」
以前のことなのに、思い出して本当に困った顔をしている敦賀さんが可笑しくて、思わず吹き出してしまう。
あの直後。おざなりなノックの後に社さんが飛び込んできて、敦賀さんはこっぴどく叱られてしまったのだ。
「キョーコが、ダメ、やめて、って何度も言うから誤解したんだよ…」
敦賀さんは悪くないんです、といくら説明しても社さんは全く信じてくれなくて、「キョーコちゃんは黙ってなさい!」と私もついでに怒られてしまった。
敦賀さんが強引に進めていると思った社さんの、優しさ。
叱られていながらも、私はなんだか不思議と嬉しかったのを覚えている。
「楽屋であんなことするから、いけないんですよ」
「楽屋じゃなかったら、いいのかな?」
今じゃくすぐったさはそのまま身体の火照りに変わってしまうけれど、
私は相変わらず敦賀さんのこの手に…そして指に、翻弄されっぱなし。
「…ん…ねえ…あれ、して…?」
さっきから焦らすように足の付け根を這い続けていた手を取って、その指を自分の恥部になぞらせる。
布越しの、爪の先だけの軽い触感のみで、私のその部分は熱く湿る。
キョーコはいやらしいね……
また耳の中で、消えそうな声で囁かれながら、私は彼の指で高みに攫われていく。
17 :
6/6:2007/03/24(土) 22:57:25 ID:zPEFsL9M
互いにすっかり熱くなって、敦賀さんはベッドに行こうと誘ってくれたけど、
そのわずかな時間も我慢できなくなっていた私の懇願で、そのままソファで繋がった。
「んっ…はぁっ、あっ…んんっ…ぁんっ、んっ、んんっ」
上に跨って、最初はゆっくり上下に…出し入れされるその感覚を味わっていたけれど、
段々物足りなくなってきた私はリズムをつけて腰を振る。
その間敦賀さんは私の腰をつかんで、時々強引に揺らしたり下から意地悪に攻め上げたりする。
「ああっ、はぁああんっ…ぁああっ、敦賀さんっ、もぉ、だめっ…ぁあああんっ…っ!!」
散々好きなように攻め続けて、そのまま力尽きて胸の中に倒れこんだ私をそのまま抱え込んで、敦賀さんは今度は私を下にしてソファに押し付ける。
「まだまだ…今度は俺の番、だよ…」
恥辱以外の何物でもなかったはずの、明るい照明の下での行為も、今では昂ぶる愛欲に火を注ぐだけの演出になっている。
自分の色気のない裸を見られるのは今でも充分恥ずかしいけれど、
敦賀さんが腰を揺らすと締まるお尻や胸の筋肉とか、ちょっと切なそうに歪む表情とか…
そういうのを見てると、なんだか私、興奮するみたい。
鼓動が早まって、敦賀さんに合わせて腰を揺らしてしまう。
「ここ、好きだろう?」
「ああっ、ぁああんっ、そこ、だめっ…ぁああっ…だめ、なのっ、ぃああっ…!」
今じゃ敦賀さんに知られた弱点はひとつどころじゃなくて…
行為を重ねるたびに、自分でも知らなかった弱点を幾つも幾つも教えられる。
「ダメ?…だったら……」
敦賀さんは私の膝を立て、入り口を小さく往復して手前だけを擦る。
「あっあっ…ゃああっ、んぁあ…っ」
もう自分でも、どこが弱点なのか…ううん、どこが弱点じゃないのか、わからない。
彼の触れる箇所全てが、火傷の痕を残すように熱く疼く。
どこを攻められても快感に犯されて、我慢できずに声が漏れる。
「も、だめっ…きて、もっと…いっぱい……」
腕を伸ばして求めると、彼の身体が降りてくる。
大きな背中に精一杯手を回して、抱きとめる。
「…もっと…教えて……」
もっと…もっと、私の弱点を、増やして、感じさせて欲しい。
こうして私は乱されていく。
きっと私の弱点は敦賀さんそのものなのだと、重なる夜ごとに思い知らされるのだった。
以上です。
GJGJ!!!
付き合い始めのエッチ前の設定にハゲ萌え!
しかも回想だったW
>>12 GJ!
回想の触れ合いがかわいらしくて萌え。
キスシーン(しかも初めてのディープ)にもドキドキして禿萌えました。
それから、回想のあの2人がこんなにいやらしくなるなんて…
とさらに萌えました(*´Д`)←モエモエ言いすぎ。
>>12 飛び込んできた時の社さんを想像すると面白いw
保守ついでに投下します。
鬼畜クー×処女キョーコ
レイプものです。
ありえ茄子という方は華麗にスルーしてください。
なお、「クー」と書くと水色のアイツを思い出すので
本文での表記はヒズリです。
全5レス。
「おい、小娘。六本木に連れていけ。それか女をこの部屋に呼べ。」
横暴なハリウッドスターの突然の要求に、
キョーコは彼のために料理していたその手を止めた。
「はぁぁ!?女!?何言ってるんですか!?」
「うるさい。こっちは日本に来てからもう三日も禁欲生活を送ってるんだ。
女を抱かなきゃ死んじまうぞ。」
「たった三日で威張れることですか!おお恐い!ハリウッドスターって獣並みね!」
「ふん……口の減らない女だな。」
ゆっくりとソファーから身を離し、キッチンにいるキョーコの元へと近づく。
「ちょ……な、なんなんですか。」
じりじりと間合いを詰められて、逃げ場を失ったキョーコは
ヒズリに向かって包丁を突き出した。
「ふん、俺に斬りかかろうっていうのか?」
キョーコのわずかばかりの抵抗を嘲笑すると、そのまま両腕を頭上に捻り上げる。
「痛っ……」
「こういう物を振り回すんじゃない。」
包丁を取り上げられ、片手で意図も簡単に拘束される。
身動きがとれない。
「ふん……小娘だが……スタイルはまぁ悪くないな。」
キョーコの体を至近距離でマジマジと眺める。
「ちょ……なんの真似…っ」
「おまえは俺の世話係なんだろう?」
ヒズリの膝が、キョーコ脚の間を割って入った。
そのままグリグリと膣をこすりあげる。
「あ……いやぁ……!」
突然の刺激に、悲鳴にも似た声が出た。
痛いような、もどかしいような、不思議な感覚に襲われる。
「胸は……小さいな」
布ごしにキョーコの胸を揉む。
時々指を立て、頂きをカリカリと引っ掻くようにしてもてあそぶ。
「ふぁ……ああっ」
キョーコの体がびくんっと跳ねた。
「だが感度はいいみたいだ……」
スルスルと手を服の中に入れブラジャーを捲りあげると、直にその膨らみに触れる。
「……やだ……っ!」
体をねじり、拘束する腕から逃れようとするものの、
その力には抗えない。
「無駄だよ。おとなしくしてろ。……初めてってわけじゃないんだろ?」
耳元で囁かれ、舌をねじこまれる。
ピチャピチャという音が鼓膜に響き、肌が奮い起つ。
「ん……ふっ」
「耳が感じるのか?」
胸の頂が、苦しいくらいにその存在を主張していた。
指で押し潰したり、コリコリと捻ってその反応を楽しむ。
「この分じゃ、こっちも凄いことになってるんだろう……?」
そろそろと手を下に移動させると、そのままスカートの中へと侵入していく。
ヒズリの手が太股を撫で上げ、キョーコの両足に力が入る。
「もう……やめてください……!私の今までの態度が気に入らなかったのなら謝ります!だから……っ」
キョーコの言葉などお構い無しに、
ヒズリはショーツ越しにキョーコの蕾へと爪を立てた。
「ゃあ……っ!」
一瞬ビクっと体が跳ね、そのまま天を仰ぐ。
露になった白い喉元を舐め上げながら、ヒズリはなおも秘所への愛撫をやめない。
「すごいな……お漏らししたみたいにビショビショじゃないか……」
「ふ……やぁぁ……」
もはや言葉など出てこない。脳天まで電気が走り、体中がビリビリと痺れる。
ヒズリはキョーコのショーツをずらすと、その隙間から指を入れた。
直にキョーコの茂みを触り、割れ目に指を往復させる。
「熱……ふやけきってるじゃないか……」
「うぅ……っ、んっ、」
顔を真っ赤にし、イヤイヤと首を横に振るキョーコ。
「惜しいことをしたな……。こんな上質な女なら
もっと早く抱いておけば良かった……」
ヒズリはベルトに手をかけて、カチャカチャと自らの物を取り出した。
堅く反り返ったそれを見て、キョーコの顔が再び恐怖で歪む。
「あ……嫌ぁっ……!お願いっ、それだけは……っ」
「……この期に及んでまだそんなことを?おまえのここは男欲しさにヒクついてるぞ……」
ツプ……と中指を一本指し込む。
同時に親指でクリトリスを刺激してやると、キョーコの中がザワザワと騒ぎ出す。
「おまえ、さっき俺のことを『獣並み』だと言ったな……?
いいだろう、望み通り獣のスタイルで犯してやる。」
ニヤリと妖艶な笑みを浮かべると、キョーコを床に四ん這いにさせる。
後ろから腰をガッチリと掴むと、
自らの堅くなったモノを膣にあてがった。
「い……いやぁぁあっっ!」
キョーコの叫びと共に、その楔を埋め込んでいく。
「く……っ、キツっ」
凄まじい圧迫感に、ヒズリの眉間に皺がよった。
「やあぁぁっ!痛っ!!……んんっ!」
キョーコは悲痛な叫びを漏らす。
「おまえ……まさか……?」
ツー…と太股を流れ落ちる、赤い印。
「うっ……うっ……」
頬を伝う一筋の涙。
「悪いことをしたな……」
さすがのヒズリも、罪悪感に蝕まれる。
「好きな男の顔でも思い浮かべてろ。そうすればすぐに……終わるから」
そして、腰の律動を始める。
ギシギシと床が鳴り、何度も楔を打ち付けられる。
「…んっ………ぁ……」
「おまえ、確かキョーコって名前だったよな……?今だけそう呼んでやる。
……キョーコっ」
ヒズリの息が徐々に上がり始める。
遠のきそうになる意識の中、キョーコの脳裏をかすめる笑顔。
―――敦賀さん……
ゆっくりと目を閉じ、キョーコは全身の力を抜いた。
そしてヒズリの欲望が尽きるまで、ただただその身を任せていた。
完
あ、スマソ。
バッドエンドって書き忘れた……
逝ってくるorz
GJ。
だが自分にはチョイとキツかったよ…
>>29乙。
スルー仕切れずに読んで、バッドエンドだたから「ヒズリ」を「Qoo」に変換して無理やり和んだ私を許して
かわいそだなキョーコ、蓮にいやされてほしい
GJ!
もしやクーは水色のアイツから強姦魔まで自在に化けられる万能キャラ?
グッジョブ!
レイプってこのスレでは嫌われる傾向にあるからなんか新鮮でよかった。
GJです!
クー×キョが読みたいなーと思っていたので…
自分も妄想はしてみたものの文才がないものでf^_^;
>>31 俺はおまえにいやされたよ(笑)
なんか最新の漫画をみてみると、クーっていい奴みたいだな。
他スレで蓮が幸せ太りしそうってレス見て
即「夜にキョーコとハードな運動すれば大丈夫v」と思った
とことんこのスレに侵されてます本当にあr(ry
>>24 GJ!
私もクー×キョーコを読みたかった。
キョーコがかわいそうだったけど(スルー失敗)、
エッチ描写とかよかったよ。結構好み。
クーがキョーコを好きな故の行為だったら、もっと萌えられたなー。
とにかくGJ!
連投スマソ
>幸せ太り
蓮はプロだから大丈夫かもよ。鍛え続けて現在の体型を維持したりして。
微かな体の変化にも敏感で「ちょっと油断した」って、元の体型に絞りそう。
それに、キョーコの目もあるし。キョーコは、マネージャー並みに気がきくから、
蓮の栄養管理、体調管理とか、蓮自身が気づかないとこまでさりげなく気を配りそう。
投下します。
蓮の過去妄想ですのでちょっと暗め。
最終的には蓮×キョーコですが、他の女性との絡みが少々あります。
過去だろうが最後までヤってなかろうが、他の女となんてイヤ、という方はスルー推奨です。
40 :
1/8:2007/03/27(火) 20:30:03 ID:OzTi1UUr
その頃の俺は何もかもがどうでもよくて、自暴自棄になっていたところを社長に拾われた。
日本に来て名前を変え、誰も知らない人間として、そして役者としてやり直す。
社長はそのために資金を含めたあらゆる支援をし、
俺はその代わりに酒も煙草も、そして自分を蔑むこともやめ、自分の人生を取り戻す
――それが社長と交わした取引きだった。
もともと人生に希望を抱いたこともなかった俺は、人生を取り戻せという社長の言う意味も、正直よくわかっていなかった。
そして取り戻した先に一体何があるのかも……。
ただ、このままでは自分が廃人になっていくということだけはわかっていた俺は、与えられたチャンスに飛びついた。
そして日本に来て、売れるとも思えない映画で小さな役をひとつもらった。
なんの魅力も覚えないようなストーリーだったが、それにも真剣に取り組もうと決心していた。
41 :
2/8:2007/03/27(火) 20:30:37 ID:OzTi1UUr
その夜。
プロデューサーだという嫌味な男の誘いを断れず、俺は夜の街を引きずり回された。
未成年だからと酒を固辞し、酔っ払った彼らの相手をするのは正直うんざり以外の何物でもなかったが、
これも自分に課せられた罰だと無理矢理思うことで納得し、なんとか早く朝が来ないものかと内心願った。
何軒か回り、最後にその店に押し込まれた。
個室のような狭い空間。
ソファは広いのに香水臭い女がぴたりと太ももを摺り寄せて隣りを陣取り、気付けば俺はその女とふたりきりにされていた。
なるほど、そういうことか。
それぞれ楽しむからお前も好きにしろと、そういうことだろう。
だったら、と俺は立ち上がった。
「えっ?ちょっとどこ行くの?」
「帰る」
別に女が欲しいとも思わない。
むしろ煩わしいとすら思っていた俺は、ようやく解放されたとばかりに帰ることにした。
が、女はそんな俺を無理矢理引っ張りソファに再び座らせた。
42 :
3/8:2007/03/27(火) 20:31:57 ID:OzTi1UUr
「ダメよ、まだ帰っちゃダメなんだからぁ」
香水に混じるアルコールの匂い。擦り寄るせいで顔にかかる煙草臭い長い髪。鼻にかかった甘い声。
全てが俺を苛つかせた。
「だったら、どうすれば帰らせてくれる?」
苛つきを押し隠し、覚えたばかりの紳士的な笑顔で俺は訊いた。
「そうねぇ…私を気持ちよくさせてくれたら、いいわよ?」
押し付けがましい台詞にうんざりしながらも、俺は早く帰りたいがために女の太ももに手をのばした。
俺の首に手を回しキスをせがんできたが、顔を逸らせて肩に顎を乗せそれをごまかす。
知らない女と舌を絡めあうなんて趣味じゃない。
焦らすこともせずに早急に下着の中に手を突っ込み、ぷくりと主張する陰核を指で転がした。
「ああっああっ」
大げさに首を振っているのを横目に見ながら、俺は指をその下の口へと入れ込んだ――…
43 :
4/8:2007/03/27(火) 20:32:31 ID:OzTi1UUr
「もう帰っていいんだろう?」
あっという間に絶頂の喘ぎを発した女を見下ろしながら、俺は冷めた声で言い放つ。
去り際に続きを乞う声を背中に聞きながら、俺はその場を後にした。
まだ夜は冷え込むネオンの中を早足で歩いていると、綺麗な黒髪の女性とすれ違い、ここは日本なのだと実感する。
そして俺は久々に、ひとりの少女のことを思い出した。
純粋で、可愛くて、一途で…俺のことが可哀相だと言って涙までこぼした、あの優しい女の子。
荒んだ心に水が注ぎ込まれたような感覚に、コートの中で握り締めていた拳がほどけていく。
いや…バカだな…あれから何年経ったというんだ、彼女も変わってしまったに違いない。
そう、例えば――顔も覚えていないさっきの女みたいに。
きっとメルヘンチックな妄想癖もなくなって、好きな食べ物だって変わったはず。
俺は一瞬緩みかけた頬を元に戻して、自嘲気味に夜の街を歩き続けた。
44 :
5/8:2007/03/27(火) 20:33:09 ID:OzTi1UUr
……なんだろう…暖かい…そして懐かしくて…
――…ん?敦賀さん?
ああそうだ…きっとこれは探し求めていた俺の居場所で――…
「ん……」
「…敦賀さん?大丈夫ですか?うなされてましたよ?」
暖かい午後の日差しの中、横たわっているのはソファで、そして柔らかい膝の上。
そうか、俺はもう年齢も大人で…そして再会した目の前の彼女は恋人で、そして……
曖昧だった意識が、霧が引いていくように晴れ渡っていく。
「キョー…コ…?」
「そうですよ、キョーコですよ? 違う女の人の夢でも見てたんですか? ひどい人ですね」
子供をあやすように俺の髪を撫でていたその手で、額をぺちんと叩かれた。
見上げると、ぷぅっと頬を膨らませて拗ねている彼女。
ああ…間違いなくあの時の、少女時代のままのキョーコちゃんがここにいる。
45 :
6/8:2007/03/27(火) 20:33:51 ID:OzTi1UUr
俺はぎゅっと彼女の腰に手を回し、しがみついた。
「キョーコ…ずっと一緒にいたい…離れたくない」
「甘えんぼさんですね、敦賀さんは」
再び優しく頭を撫でられて、渦巻いていた心の靄が消えていく。
ふっと腰を締め付ける腕の力が弱まった俺の、顔にかかる髪をかきあげて、キョーコは可愛らしいキスを頬に落とした。
「お目覚めのキス、です」
にこりと微笑んだ彼女の頬はうっすらと桜色に染まっていて…
おかげですっかり目覚めた俺は、身を起こして彼女をそっと押し倒す。
「抱いていい?優しくするから…」
「どうしたんですか?別に優しくなんてしなくても」
ふふ、と笑みをこぼす愛らしい表情。
その一瞬一瞬に、俺はますます彼女を好きになる。
「優しくしたいんだよ…ダメ?」
頬に、額に、鼻の先に。
軽く触れるだけの口付けを落とすと、彼女はくすぐったそうに目を細めながら、
「ダメ、じゃない、です」
と恥ずかしそうに微笑んだ。
46 :
7/8:2007/03/27(火) 20:34:28 ID:OzTi1UUr
普段の何倍も時間をかけて熱くした彼女の身体にしがみついて、俺はゆっくりと腰を回す。
「ん、んっ…はぁ、んっ…ぁん、ぃや、あっ…」
彼女を壊しかねないほどに突き上げる繋がりではなく、緩く、そして深く…。
いつもは彼女が形のいい小ぶりな胸を揺らすのをじっくりと眺めながら味わうのを、
1ミリも離れていたくなくて、ぴたりと身体を重ね合わせて…
すがりついたまま目の前にある彼女の首筋や耳たぶに舌を這わせる。
ゆっくりとした動きが物足りないのか、あるいは焦らされているようなのか、
キョーコは時折自分から腰を押し付け、繋がりを深くしようと淫らに踊る。
俺が漏らす吐息にすら感度を上げ、頬を火照らせ首を振るその様に、俺は理性を飛ばしそうになるのを必死に堪える。
「ぁあっ…んっ、お願いっ、もっと…っ…ぅ、あっ…は、激しくっ…」
「だめ、だよ…優しくするって、言っただろう…?」
「あん、もうっ…い、意地悪ぅ…ゃあっ…」
47 :
8/8:2007/03/27(火) 20:35:04 ID:OzTi1UUr
絡みつくような彼女の熱が俺を包みこむ。
緩やかな動きに合わせて跳ねるような水音が響き、彼女の濡れ具合を教えてくれる。
「キョーコの中、すごく…熱い…」
「はぁっ…あぁあっ…ん、もぉ…っ…意地悪、しないでぇ…」
必要以上の優しさに、キョーコは涙声で何度も抗議する。
それでもその夜の俺は譲らなかった。
「本当の意地悪はもっと後で、教えてあげるよ…」
かすれて高くなっていく彼女の声を聞きながら、俺は我が侭を突き通す。
キョーコとひとつに、溶け合って…溶けて溶けて、俺たちはひとつだと、錯覚させて……?
彼女の優しさに甘えながら、俺はひとりの女性を深く愛する幸せを知っていく。
それはいつか社長が言った、人生を取り戻すことなのかもしれない、と思いながら。
以上です。
モエタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
GJ!
GJ
>「本当の意地悪はもっと後で、教えてあげるよ…」
(*´Д`)どんなのか知りたい
>優しくしたいんだよ…
に禿萌え
GJ!!
俺も
>>50に同意だー!
激しく気になる…ハァハァ
高校生になった飛鷹とモー子さんみたいなぁ
前スレ終了。
前スレの797、キョーコAAすごい!GJ!!
>>40 GJ!
回想シーンの冷めた少年と、愛するキョーコのそばで満たされている青年、
この2人が同一人物だと思うと…昔と今のギャップに萌え〜(*´Д`)
そして、前スレ梅乙でした!
連投スマソ
前スレの病人ネタと、クー×キョーコに萌えてる。
↓便乗して妄想(病人ネタ)
倒れた蓮を看病しているうちに、いい雰囲気になってエッチ。
蓮はあまり動けないので、キョーコが奉仕。
「敦賀さん…かわいい」っていうキョーコのセリフが浮かんだ。
↓妄想(クー×キョーコ。気になる人はスルーでよろしく)
クー×キョーコでも色々妄想してるけど、特にクー→キョーコが萌える。
クーは、身のまわりの世話をしてもらううちに、キョーコが気になる存在に。
2人は、エッチよりも、服を脱がす前の愛撫に萌える。
クーの大きいけど綺麗な手が、キョーコのスカートにスルリと入ったり、
いろんなとこを這ったり
変態スマソ
恋愛じゃなくても、キョーコにしょっちゅうキス(親愛のキス。外国式)をしたがるクー、
「ここは日本です!」と恥ずかしがるキョーコにも萌える。
クーとキョーコの絡みに蓮の嫉妬ってのが見たいなー
蓮が嫉妬→キョーコ焦って蓮の元へ
そんな二人を見て…
蓮に嫉妬してるのかキョーコに嫉妬してるのか両方を好きすぎて大混乱のクーが浮かんだw
>>56 「はーい、アーン」などと看病するうち看護婦さんごっこに発展、
そこから騎乗位で攻められ熱やらなんやらでクラクラの蓮。
投下します。
蓮がちょっとだけ鬼畜です。
60 :
1/6:2007/04/01(日) 20:27:37 ID:9veuL+ps
キョーコがいつものように食事の後片付けを終え、ソファにかけられた蓮の上着を持ち上げると、そこにはカバーのかけられた文庫本が置かれてあった。
文庫本なんて珍しい、と目が留まる。
――出演する映画かドラマの原作かしら…
手にとっていいものか躊躇し考えていると、シャワーを終えた蓮が髪をタオルで拭きながら近づいてきた。
「ごめんね、片付け手伝わなくて」
さりげなく身体を引き寄せられ、髪に小さく音を立ててキスを落とされる。
タオルを肩にかけただけの上半身からは石鹸の香り。
何度も身体を重ねているはずなのに、こうした蓮の「男」としての行動に未だ慣れることのできないキョーコは顔を真っ赤にして身をよじり、しどろもどろになりながら話を逸らした。
「つ、敦賀さん、これ!なにかの原作ですかっ」
逃げるように身体を離された蓮は、慌ててソファの本を手に取り言い訳のように話題を変えるキョーコに苦笑した。
「いや…これは、教本」
幾度その身体に貪りついても、意識を飛ばすほどに激しく抱いても、キョーコはこうして恥じらいを失わない。
それは彼女の貴重ともいえる魅力であり、本質であり、その点は蓮も充分理解していた。
だが――時々、蓮は強欲な自分が奥底にいるのを確かに感じていた。
彼女の心を手に入れただけで天にも昇るような気持ちだったのはいつの日か…
次第に彼女の唇に、時折見せる物憂い表情に、細い首筋に…欲情を抑えきれず、身体も手にした。
至福の時に、これ以上もう望むものはない、と、そう思った蓮だったが――…
最近の蓮は、少々もどかしい思いに囚われていた。
―もっと…もっと乱れたキョーコが見たい……
61 :
2/6:2007/04/01(日) 20:28:09 ID:9veuL+ps
一度孕んだ欲望は留まることを知らず膨れ上がるばかり。
が、目の前の少女は今どき天然記念物級の恥らう乙女。
「教本、ですか??」
「そうだよ、キョーコのね」
乱れて欲しいと頼んで乱れてくれるようなら苦労はしない。
そう、何かのきっかけが必要なのだ。
「私の?」
「この前、役作りで悩んでいただろう?それで思いついたんだけど――」
ソファの本を手にとり、キョーコに示す。「――本を音読すれば、役作りの勉強になるんじゃないかと思ってね」
その言葉に、キョーコは瞳を輝かせて蓮を見上げた。
「つまり、小説の登場人物の気持ちを読み取りながら音読するんですね?」
「そういうこと。やってみる?」
「はいっ!」
嬉しそうに微笑まれ、一瞬小さな罪悪感が芽生えかけたのは事実だが、蓮は慌ててそれを打ち消した。
まあ…嘘じゃないし、ね。
彼女の新たな面を引き出すという点においても、教本であることには変わりないわけだし。
頭の中でブツブツといくつかの言い訳を終えると、すっきりと納得した蓮はさっそく「授業」に取りかかることにした。
62 :
3/6:2007/04/01(日) 20:28:46 ID:9veuL+ps
「つ、敦賀さん…私やっぱり、無理です…っ」
ソファにぴたりと並んで座り、肩に回した手でキョーコの耳や髪をもてあそびながら、蓮は音読するキョーコの表情と本を楽しげに覗きこむ。
「どうして?演技、上手くなりたくない?」
低く囁くように問う声に、キョーコはますます動揺を見せた。
「なりたい、です、けどっ…でも、この本じゃ…!」
「どんな役でもこなせるようになりたいんだろう?」
蓮が渡したその本は卑猥な言葉が羅列された、いわゆるポルノ小説。
適当に開いて読ませると、キョーコは数行読んだだけで震える声で降参したのだ。
「そ、それは、そうですけどっ、でも」
「いいから、続けて?」
「…っ…『か、彼は、下着の上から…ぷくりと膨らんだク…クリ…』……っ…!」
か細い声で再び読み始めたその場面は、ちょうど行為が始まるあたりの描写で、キョーコは一言発音するたびに真っ赤に顔を染め俯いた。
「クリ…なに?」
キョーコは俯いたまま首をぶんぶんと振り、その先を拒む。
「…やっぱりっ」
「無理なんて言わないよね?途中で降板なんて、役者失格」
容赦ない言葉に、先を読まれたキョーコは涙ぐんだ。
蓮はキョーコの顎を掴み、ぽろりと零れ落ちたその一滴を舌で掬い取る。
「大丈夫…俺が手伝ってあげるから…読んでごらん?」
63 :
4/6:2007/04/01(日) 20:29:29 ID:9veuL+ps
まっすぐな眼に射られたキョーコは、今夜は拒絶が受け入れられないことをようやく悟った。
そして恥ずかしさを必死に押さえ、続きを読み進めることにする。
「『下着の上から…ぷくりと膨らんだクリトリスを、爪の先で軽くひっかい』ひああっ…!」
キョーコは思わず声をあげた。
蓮はその描写に合わせ、横からスカートの中へと手を差し入れ、同じ刺激をキョーコに与える。
読むことに必死になっていたため、いきなり襲われた快感にいつもなら押し殺すはずの喘ぎを発してしまい、キョーコは羞恥に耐え切れず本で顔を覆い隠した。
「今のは、小説の声かな?それとも…?」
滅多に耳に出来ない素直な啼き声に気分を良くした蓮は、この授業が確かに効果を上げることを確信しながら更に続ける。
「敦賀さ…ん…っ…せ、せめて…違うページ…っ」
「ダメだよ。読めないなら俺がお手本に読んであげようか?続き、貸してごらん」
にこりと笑い、肩に回した手で本を取り上げ続きを読みながら、蓮は描写を再現する。
「『男は指でクリトリスを刺激し、そして何度も溝を擦り上げ往復させる。
するとショーツにはじんわりと染みが浮かび始め、彼女が淫らに感じ始めたことを教えてくれる。』」
「…ぁあっ…ん…やぁ……っ」
キョーコは蓮の胸に顔を埋め声を押し殺している。
頬を火照らせ熱い吐息を胸にかけられ、次第に蓮の理性も薄れ始める。
「…可愛い声だよ、キョーコ…もっと聞かせて…」
64 :
5/6:2007/04/01(日) 20:30:03 ID:9veuL+ps
キョーコの下着に手を入れた蓮は、その中がいつも以上に潤っていることに悦び密かに奮い立つ。
溢れる蜜をクリトリスに塗りつけ、指で大きく広げながら丁寧に転がす。
「はぁあ…ん…ん……るがさ…どうしよ…なんだか、熱い…今日の私、ヘン…すごく……っ」
「すごく…気持ちいい?」
「はい…すごく、感じて…ぁあ…あ、ん…だめぇ…ん…」
キョーコは息を乱れさせながら蓮の乳首に吸い付き、そして片手で蓮の太腿をゆっくりと撫でた。
はぁはぁと漏れ胸にかかる熱い息、そしてまるで無意識のように施される緩やかな愛撫、虚ろな瞳。
今まで目にすることの叶わなかった艶めかしいキョーコの姿に蓮は感動すら覚え、そしてそれに屈してしまわないようにと意識を戻す。
「卑猥な本を読んで、いやらしい気分になってきたんだね…ほら、こんなに濡れて…」
蓮は身を下げてキョーコの前に跪き、スカートから下着を取り去り膝を掴んで広げさせた。
「続きは?」
「…あ…彼女は…『男が陰唇を指で広げると…鮮やかな桃色が…ひくひくと…』…ぁあっ、ダメ見ないで敦賀さん…!」
「ほんとだ、ヒクヒク呼んでる…それから?どうするの?」
「…い、いやぁ…っ」
「こうかな?」
「ぁああんっ!」
蓮はヒクつくその箇所に指を差し入れ、同時にじゅるりと陰核にしゃぶりつく。
キョーコの身体は願ったとおりに素直に反応を返し、蓮は愛撫に夢中になっていく。
膣内を何度も擦り、手前のザラつく壁を苛めるようにかき乱し、逃げる腰を捕まえクリトリスを舐め回す。
時折盗み見るキョーコの表情は蓮の愛欲を激しく煽り、激しさを増すその愛撫の連続にキョーコは何度も絶して啼き声を上げた。
65 :
6/6:2007/04/01(日) 20:30:35 ID:9veuL+ps
前戯で啼かせ続け、その後繋がってからも……蓮は可愛がっているのか苛めているのか、その境界線も見えなくなるほどに行為に没頭し続けた。
時々キョーコはわずかな瞬間に、我に返ったように羞恥の波に押し戻されるような表情を見せ、その度に蓮は容赦なく攻めたてる。
その繰り返しにキョーコも次第に自我と小説の女との境を見失っていく。
淫らな女は既にキョーコ自身となり、蓮はそれをさらに引き出そうと追い立てた。
「敦賀さん…もう…だめ、です…」
「まだだよ…もっと乱れたキョーコを見たい…」
既に寝室に移動していた二人は行為の合間、繋がったままで互いの熱を探り合う。
蓮が身体を返し、上に跨らせると、キョーコは慌てて胸を両手で覆い隠し頬を染め上げた。
「い、いやですっ!」
なにを今さら、と呆れて腕を払おうとする蓮に、キョーコは必死に腕を振り払う。
「どうした?隠さなくても綺麗なのに」
「だ、だって、胸小さいしっ、動いても、揺れないから…っ」
真っ赤になったキョーコはそれだけ言うと、ぼすんと蓮の胸に倒れ込んで顔を伏せた。
「そんなこと関係ないよ?形だって綺麗だし、触り心地も気持ちいいし、色だって可愛いし、反応だっていいし、それから…」
「も、もういいですっ!敦賀さんのバカっ!!」
真っ赤なままでうるうると瞳を潤ませ睨みつけ、キョーコは蓮の言葉を遮った。
――褒めているのになんで怒るんだ…?
首をかしげる蓮にキョーコはさらに恥ずかしくなる。
そこにいるのは間違いなく、いつものキョーコ。
蓮は「役」が抜けてすっかり元通りのキョーコを多少残念に感じながらも、
まあこの可愛くて恥ずかしがり屋の彼女を蹂躙するのも苛め甲斐があっていいかな、などと不埒なことを思うのだった。
以上です。
AVを見せられるキョーコ、を妄想したかったのですが、
驚きの連続で呆然としているキョーコしか浮かびませんでしたw
GJ!
いやらしいこと(発言)を要求する蓮イイねー。
キョーコの胸を誉める蓮にもモエス!(*´Д`)
GJ!
元通りになるキョーコに萌えたw
二人で朗読しあうのもいいね
AVネタは私も妄想したけど見たことないからな
読みたい
AVの殆どは男目線で作られてるから萌えないよ。
だって女優さんはそこそこでも男優がグロ。
丁度この前やってたTV版愛ルケ(女優高岡早紀、相手岸谷五朗)みたいな感じ。
女の子が萌えるのって小奇麗な男女の愛を感じるラブシーンじゃない。
だから脳内妄想で自分達に置き換えやすい小説の方が(・∀・)イイ!!。
自分に置き換えて読んだことない。
キョーコはキョーコで蓮は蓮だよ、私はね。
>>70 > 自分に置き換えて読んだことない。
> キョーコはキョーコで蓮は蓮だよ、私はね。
あぁ、そういう意味じゃないんだ。言葉足らなくてごめんね。
AVは基本的にはグロいからキョーコには厳しいっつかキョーコだと
「キモチワルイ」ってなっちゃうんじゃないかと。
で、小説だったら読んでるうちにキョーコが抵抗なく、
でもちょっと恥らいながら『自分達』に置き換えやすいんじゃないかと
言いたかったの。
自分の性癖ではないよw。
AVを見て、普段自分がやっている行為の破廉恥さを認識して真っ赤になるキョーコ。
俯いて目を逸らすとちゃんと見るように蓮に言われ…
蓮以外の男の身体を見るのも初めてのキョーコは
慣れてくると呆然と男優の身体を凝視。
見なさいと言っておきながらその視線に激しく嫉妬する蓮とかw
胸のある女優さんに嫉妬して拗ねたり落ち込んだりのキョーコもいいな。
プチ怒りで対抗して攻めちゃうエロキョーコ。
73 :
70:2007/04/03(火) 17:58:36 ID:Uz+fSgH4
蓮がキョーコの服を一枚脱がすと今度はキョーコが蓮の服を脱がす。その繰り返し。
なんてことしてたらいいなぁ。
粋ですね
でも野球拳思い出した自分ってorz
キョーコと初エッチ後の蓮は、きっと神々スマイルだろうな。
そんな蓮に見つめられて、キョーコと怨キョは大ダメージ。
蓮は野球拳を知らなそうww
>>75 野球拳を知らない蓮にやり方を教えるキョーコ。
蓮がじゃんけん連勝でキョーコは脱がされまくりとか。
>>76 初エッチ後、蓮の横顔をボーッと眺めていたら
「……ん?どうした……?」と神々スマイルで見つめ返され、
シーツにくるまって青ざめるキョーコが想像できたw
「何かな?その反応は……」
と一瞬にしてエセ紳士スマイルになる蓮。
「い、いえ……別に……」
と言いながら、(耳元で低く優しくすごまないでー!)と脅えるキョーコw
もちろん蓮は後ろから抱き締めてます(;´д`)
自分
>>80ですが、初えっち後の二人に激しく萌えたのでSSを投下します。
えっち後なので性描写はありません。
この部屋は静かで、時計の音すら聞こえない。
こうしてベッドに横たわっていると、すぐにでも眠ってしまいそうで、
そうして目が覚めたらすべて夢の中の出来事になっているような気さえする。
けれど、クシャクシャに波打ったままのシーツや、下腹部に残るわずかな痛みが真実で……
「………はい、お水でいい?」
敦賀さんに声を掛けられ、我にかえる。
「喉、渇いただろ?」
そう言って敦賀さんは、冷蔵庫から取り出したばかりの
ペットボトルを私に差し出した。
「ありがとうございます。」
私がそれを受けとると、敦賀さんもベッドの端に腰を掛け、
手にしていた水を口に含んだ。
───私、本当に敦賀さんと………
睫毛が見えるほどの至近距離で、
なんだか夢見心地のままその横顔を眺めていたら、
私の視線に気付いたのか、敦賀さんがこちらを振り返った。
「……ん?どうした……?」
その表情は今まで見たことないくらい穏やかで、優しい。
「い、いえ……。なんでもないです……。」
思わず、目を覆ってしまいたい衝動にかられて、
タオルケットを顔の方まで引き上げた。
「……何かな、その反応は……?」
神々しかった敦賀さんの笑顔が、一瞬にしていつもの非似紳士に。
──私って、どうしてこう……敦賀さんのイラツボをつくのが得意なのかな……
「あ・あ・あ・あんまり近付かないでください!」
ジリジリと敦賀さんに詰め寄られ、顔が数センチの距離になって、
恥ずかしくなって目をそらす。
敦賀さんはふぅ、と溜め息をもらした。
「ひどいなキョーコ……。さっきはあんなに俺に甘えて……」
「そそそそういうことは言わないでください!!」
敦賀さんから逃れようと、体を大きく動かしたとき、
ズキンっと鈍い痛みが走って、ヘナヘナとその場に倒れこんでしまった。
「大丈夫!!?」
──あ、敦賀さん……すごく心配そうな顔。
「痛む……?」
フルフルと顔を横に振ったあと、「少しだけ」と呟いた。
「……やっぱり、無理させちゃったかな……。」
哀しそうな、辛そうな表情の敦賀さん。
───なんでこんなに、切ないのかな。
敦賀さんを見てると、胸がキュッと締め付けられる。
こんな痛みも、幸せな気持ちも、きっと敦賀さんが居なければ一生知らないままだった。
「……責任取ってくださいねっ」
私が少しふてくされたように言うと、
敦賀さんはふっと笑って、「一生かけて」と囁いた。
以上です。
本誌でもいつか、こんな甘々な二人が見たいものですな。
GJ!!
よかったです。
ほんと、本誌でも読みたい。その時は祭りになるね。
>>81 GJ!
(*´Д`)モエ
「ほんとに敦賀さんと結ばれたんだ…」
ってキョーコが思ってるとこがなんかリアルで萌える。
本誌でもこうなればいいな。
花とゆめでは無理なのかな?
朝チュンでもいいから書いて欲しいですな(*´∀`)
クーに萌える!
クー、見ただけでキョーコのスリーサイズわかりそう。
マイフェアレディみたく、キョーコにセクシーな服装とかさせてほしい!
もちろん、エロイ下着をつけて。
そして、クーに飾られたキョーコを見て、クーに嫉妬しつつも
ドキドキして野獣になっちゃう蓮とかがいいな。
クーには是非重量級の愛を蓮同様キョーコにそそいで煽って頂きたい
キョーコを可愛がるクー、それに嫉妬の蓮、いいね。
内心は蓮×キョーコを応援、娘ができたような嬉しさで猫かわいがり。
でも自分がのけものになるのも悔しいので
なにかと乱入したりキョーコにあれやこれや買い与えてしまう必死なパパンクー。
自分ばかり蓮に夢中と思い込んでるキョーコがクーに相談、
エロ下着を一緒に買いに行ったり技を教えてやったり…
それを自分のためとも知らず怒る蓮。
Qoo×キョーコ、それに嫉妬する蓮を書きたいけど、
Qooと蓮の絡みが本誌でまだ出てないからなぁー。
想像つかない。
風邪をひいて甘えるクー。蓮の時と同じように看病するキョーコ。それを見て嫉妬して「泊まりこみはダメ!」とキョーコをお持ち帰りしてキョーコにうつってないか調べる蓮とかw
>>93 「だって病人を放っておくなんて非常なことできません!」と力説され、
クーの看病をすることになる哀れな蓮が浮かんだw
風邪を引いても大量食いしそうだ。
風邪をうつされたキョーコの看病権を蓮とクーで奪い合う構図もいいかもしれん。
流れ豚切ってスマソ
質問なんですが前スレの前の方にあった初めてネタって、まだ保管庫に入ってないですよね?
読み応えがあって好きだったんだけど、見つけられない…。
保管庫のことはわかんないや、ゴメソね。
私は蓮キョだけど、クー×キョーコの話を妄想しても萌える(*´Д`)
キョーコに対して、親みたいなクーもいいし、友達のクーもいいし、男のクーもいい。
病人ネタいいね。治りかけのクーを支えて、一緒に倒れ込むとか、
クーが、介抱してるキョーコを抱き寄せちゃったりとか。
今まで平気だったのに、あることがきっかけで、お互い意識しちゃうとか。
で、そういう雰囲気になったり。
不意にキョーコへの愛しさが募ってそのまま…とか。
でも、キスしようとしてる一歩手前までしか妄想できない。
キョーコの口元に手を添えて、キスしようとしてる一歩手前まで。
書き漏れ。
役者の先輩、師としてのクーもいいな。
99 :
95:2007/04/08(日) 02:42:41 ID:Vy9mb5j6
>>96さん
違いますよ。私、読み専なんで。
>>80さんのを読んで、そういえば前スレにも初めてネタがあったなって思って。
併せて読んだら萌えが二倍かなーって思っただけなんです。ゴメンナサイ(>_<)
>>97さん
クー×キョーコも萌えですね〜(*>_<*)
過去スレ見れば読めるよ
クー×キョは好きだけど
イマイチ想像しにくい…
奥さんはどんな人なのか
らぶらぶいちゃいちゃしてそうだよなとか
そっちが気になるw
>>99 2chでそういう顔文字はやめなよ。
空気読めない初心者は、ロムってから出直すことを勧める。
ピュアキョーコのとこに一緒に「初めてを教える」ってあるやつかな?
>>95>>99 知りたいのは読みたいSSのことで、保管庫にどこまで収録されたかじゃないよね?
遠回しの言い方しないで、はっきりと読みたいSSのこと書いたほうが
知ってる人が答えやすいと思うよ。
105 :
99:2007/04/08(日) 11:40:03 ID:Vy9mb5j6
>>103さん
それでした!ありがとうございました。
保管庫って新しい物が一番下にくるんじゃないんですね。
>>104さん
遠まわしに書いたつもりはないんですけど、私文才なくて。
わかりづらくてゴメンナサイ。
顔文字って使っちゃダメだったんですね。わからなくて…。ロムに戻って大人しくしときます。
携帯の顔文字は嫌がられるよね。
何かのパーティーで、ドレスアップしたキョーコ(今より女優として認められ、成長した)を同伴するクー。
その後、最上級のホテルでキョーコのドレスを…(妄想はここで止まってしまう)
って妄想したとこで、たぶん奥さんがいるよな(指輪)と思い出した。
また、蓮が同じパーティーに出席してて、魔王オーラがゴゴゴドドド…とか。
でも、嫁姑ならぬ、嫁舅バトルも面白そう。
と本誌のケンカを見て思った。
連投スマソ
いきなり投下しマース。
蓮キョ。クー登場。微エロ。蓮クー親子設定。
むしろパロディの勢いで話をつくりあげました。
苦手な人はスルーよろ。
7話の予定です。
109 :
1:2007/04/08(日) 16:07:21 ID:nEdGslNZ
もう我慢できない。
キョーコは連日のMr.ヒズリの横暴に耐えかね、
蓮に泣きつくことはなかったものの、夜の時間にそのストレスをぶつけていた。
蓮もキョーコのなかでくすぶる気持ちには気づいているようだったが、
特に追求はしてこなかった。
毎晩毎晩、激しくなっていく行為にキョーコは溺れ始めていた。
昨日だって・・・と、蓮がシャワーを浴びている間昨日の行為を反芻し、顔を赤らめる。
そこで、蓮がシャワールームからでてきた。
「なに考えてたの?」
いつものやさしい、少し低い声。
キョーコは微笑みながら、
「なんでもありません」とささやき、
蓮の腕に抱かれていった。
110 :
2:2007/04/08(日) 16:08:26 ID:nEdGslNZ
我慢すべきなんだろうか。
蓮はシャワーを浴びながら考えていた。
最近キョーコはストレスを抱えているようだ。
口には出さないが、表情でわかる。
たまに何かを考え込み、ニヤリと笑うときもある。
答えが出ないのか、顔を歪ませてもだえているときもある。
でも一番、自分の腕の中にいるときにそれを感じる。
普段奥手なキョーコは、ストレスがあると激しく求めてくる。
それはそれで嬉しいのだが、
何がキョーコの心をそんなに独占しているのか。
それが知りたい。
本当は、自分の事で心を埋め尽くしたい。
聞きたくて、聞けない。
今夜こそキョーコの口から話して欲しいのに。
111 :
3:2007/04/08(日) 16:09:13 ID:nEdGslNZ
蓮がシャワールームを出ると、キョーコはやはり考え事をしていた。
いつもと違うのは、少し頬が赤くなっていること。
すこし、いじめたくなった。
「キョーコ、隠し事はよくないよ。俺に話せないような内容なの?」
腕の中にその華奢な体を包み、そっとキョーコに問いかける。
「ちが・・・ただ・・・」
「ただ、なに?言ってくれないとこんなことしちゃうよ?」
蓮はキョーコの服をずらし、細い肩をあらわにさせる。
そっと口付け、吸い、自らの痕をつけていく。
まだ赤い昨晩つけた痕の横に。鎖骨に。首筋に。
「やぁっ言う・・・っ言いますからちょっと待ってっ」
「なぁに?」
蓮はさらにキョーコ服を脱がせ、生まれたままの姿にさせた。
大きくひざを割り、大切なところに口付ける。
「実はっ・・・」
112 :
4:2007/04/08(日) 16:10:14 ID:nEdGslNZ
そこで、インターホンが鳴った。
「敦賀さんっ、誰か、来てますっ」
「ほっといたらいいよ、用事があったらまた来ると思うし。」
「でもっ何か大切な用事かもっ」
「じゃぁ、キョーコがでて。」
「へっ?」
「大丈夫だよ、ここの部屋を知ってる人はみんな俺たちの関係を知っているし。」
「自分で出れば良いじゃないですか!」
「だって出たいのはキョーコだろう?それに、なんだか恋人が俺の部屋に来た人に応対するのって新鮮だし。ね?」
結局蓮に言い負かされ、キョーコは適当な蓮のシャツをはおって扉へ向かった。
113 :
5:2007/04/08(日) 16:11:11 ID:nEdGslNZ
もう我慢できん。
Mr.ヒズリは来日してから何度も尋ねたことのある都内のマンション前で決意していた。
毎日付き人のキョーコが帰るとすぐ、ボディーガードに運転させここに来た。
何度インターホンを鳴らそうとしたか分からない。
いや、その前に何度電話しようとしてアイツに止められたかすら分からない。
(息子に会うのにこんなに緊張するなんてな・・)
しかし、帰国の日が迫っているのだ。
今会わなければ、またいつ会う機会があるか分かったものじゃない。
悩みながらもMr.ヒズリは宝田氏に聞いていた開錠キーを押し、
目的地、息子の部屋の前まで来ていた。
そして、震える指でインターホンを鳴らす。
ポーーーーーーーーン
間の抜けた音だ。
そのまままつことしばし。数秒。一分。二分。
「shit!今日はオフだと聞いていたのに、留守じゃないか。」
諦めて出直そうとしたとき、扉が開いた。
「はい、どちらさまで・・・きゃああああああああああ!」
ばたんっ!!
何故だか分からぬが、あのキョーコが顔をだし、私を見るなり絶叫をあげ
勢いよく扉の向こうにひっこんでしまった。
114 :
6:2007/04/08(日) 16:12:01 ID:nEdGslNZ
(ここはLME関係者が多いマンション。部屋を間違えたか?)
改めて表札プレートを見る。
『R.T』
敦賀 蓮
間違いない。息子の部屋だ。
Mr.ヒズリがそこまで確認した所で、
背の高い黒髪の男が出てきた。
濡れ髪にシャツをはおり、いかにも今着替えてきましたといういでたちだ。
そのまま、お互い無言なまま数秒が過ぎ、
「Mr.ヒズリ、どうぞ、あがってください。」
蓮はMr.ヒズリを部屋へ招いたのだった。
とりあえずリビングに場所を移し、三人でソファに腰掛ける。
キョーコが気を利かせてコーヒーをいれようとしたが、
蓮が制止し、自分の隣に座るように促した。
「久しぶりだな、元気にしてたか」
「ええ。あなたもお元気そうでなによりです。」
そのまま、またもや無言の何秒かが過ぎる。
気まずい雰囲気を壊したのはキョーコだった。
115 :
7:2007/04/08(日) 16:13:01 ID:nEdGslNZ
「あのーーーー、Mr.一体敦賀さんとはどういうご関係で?」
「私の息子だ。」
「えええええええええ!!?」
「なんだ、言ってなかったのか?それに、君達こそ一体どういう・・・?」
「見たら分かりませんか。こういう関係ですよ。」
蓮はぐいっとキョーコの腰を抱く。
「そうか、お前も愛する人ができたというわけだな・・・」
Mr.ヒズリはふっと微笑し、立ち上がった。
「今夜は帰ったほうがよさそうだ。夜は恋人達の時間だからな。」
キョーコが真っ赤になって爆発する。
蓮はMr.ヒズリを玄関まで見送ると、囁く様に言った。
「Dad,thank you for coming tonight.」
「ゆっくり、話がしたいです。また今度。」
「ありがとう。」Mr.ヒズリは一言そう言って去っていった。
しえん
117 :
8:2007/04/08(日) 16:15:44 ID:nEdGslNZ
Mr.ヒズリが帰った後、蓮はめちゃめちゃにキョーコを抱いた。
まだ濡れてないうちから何度も楔をうちつけ、何度も喘がせた。
キョーコも蓮の気持ちを受け止めた。
何度か二人で登り詰めたあと、二人はシーツに包まって互いの悩み、気持ちを打ち明けていた。
「ごめんなさい、敦賀さん。Mr.とのこと・・・つらい思い出だったんでしょう?」
「そんなこと、ないよ。」
そんなことは無い。蓮は心からそう感じた。
これまで抱え込んでいた父親との関係、それにまつわる暗い闇。
すべてをキョーコは受け止め、癒してくれた。
キョーコもあの人との関係に悩んでいたというのは驚きだったが。
とにかく、なんだかすっきりした気分だった。
蓮はキョーコの髪をなでながら言った。
「ねぇ、キョーコ。俺は今まで怖かったんだと思う。あの人に会うのが。」
「でも、今日は怖くなかった。キョーコがそばにいてくれたからかな。」
「わたし、そんなっ全然お役に立てなかったじゃないですか。」
キョーコは顔を赤らめながら言う。
「違うよ。キョーコはただそばにいるだけで、俺にものすごいパワーをくれるんだ。」
「敦賀さんもですか?」
「え?」
「私も、です。私敦賀セラピーの患者ですから。」
同じだね、と二人は微笑みあい、その晩はずっと語り明かした。
お互いの悩みを打ち明けたことで、昨日よりももっと強い絆を感じる。
この人と出会えてよかった。
キョーコは満たされた気持ちで朝を迎えた。
終わり
>>107から妄想。
蓮キョ結婚後。
キッチンでご飯を作る新妻キョーコ。
先程蓮から、もうすぐで帰れるという連絡を受けたばかり。
───敦賀さんとゆっくり過ごせるのなんて久しぶりだし、
今日は精のつくものを食べさせてあげなきゃ。──
わずかに頬を赤らめながら、料理を続ける。
しかしその顔がだんだん曇り始め、ついには料理していた手が止まってしまった。
「……あの、……」
「ん?」
「肩が……非常に重たいんですが……」
背後にピッタリと寄り添い、キョーコの肩にアゴを乗せているクー。
「お腹すいた。メシ。」
「ってゆうかなんで日本に!?ハリウッドで撮影中のはずじゃ!!」
「最愛の息子に会いに来て何が悪い!さてはお前、
コーンを独り占めする気だな!!」
「……なっ、私だって会うの久々なんだからー!!」
「うるさい!とにかくその手に持っているものを食べさせろ!」
「あんっ!!まだ途中なのに〜〜!!」
そんな中、蓮帰宅。
見ると、クーはキョーコを後ろから羽交い締めにし、
キョーコが持っているお玉にかぶりついている。
「あ!敦賀さん!」
「げ、コーン……」
「お父さん……何やってるんですか……」
久々にサタン降臨。
追い出される悲しいオヤジ。
その後はもちろん、嫉妬に狂ったままキョーコとハァハァ(*´д`)
>>119 十分ここ向けの話題だと思うけど
いったいどこに投下するつもりだったのかw
>>109 > 毎晩毎晩、激しくなっていく行為
ここ気になる(*´д`*)ハァハァ
>>118 > さてはお前、コーンを独り占めする気だな!!
ワロスww
キョーコじゃなくてお玉にしゃぶりついてるあたり、クーかわいいよクー。
>>109 GJ!
クーと並ぶと、蓮もまだ若いねぇ(*´Д`)モエ
>>118 クーかわいい(*´Д`)
>>109 GJー!キョーコの相談がきちんと終わるまで攻めてほしい
キョーコの下着の色は白、ピンク、ときどき黒。
そこで蓮が薄紫とか赤とかセクシー色をプレゼント
蓮キョが付き合い出した設定で。
松とキョーコがロケ地でまた遭遇。話をして別れる時、突風が。
キョーコのセクシー下着(蓮からプレゼント)が松の目に。
「いつからあんなのをはくように…」悶々とする松。
また、キョーコがそういうのをはくと、
セクシーかつキュートな感じになりそう。
連投スマソ。
>>127 そしてふたりのエロシーンを妄想する松ww
蓮がそれを脱がすとこを想像しちゃうヘンタイさんの松。
暴れまくる松。
そしてキョーコにカマをかけて激しく動揺するw
>>131 > キョーコにカマをかけて
「お前、まさか男に見せるためにそんなの履いてんじゃねーだろーな」
「……っ!!」(赤面)
( ゚д゚) ・・・
( ゚д゚ )
ちょ、ちょっと何見てんのよっ・・・!!
逆に、普段の純白の下着でもイイ。
キョーコの清純さ(?)が表れてて。
ぼーっと見とれる松。
「はっ、俺考えてんだ。あんな色気ねぇやつ見たって面白くねーだろ、しっかりしろ俺」
蓮に見てもらうためだけじゃなくて、
脱がしてもらうためにエロカワイイ下着を買うキョーコ。
松、何故か目撃。いろいろ妄想して寝られない。
松いろいろ目撃しすぎw
だがそれも萌える。
「オマエなぁ!」
とキョーコの肩をぐいっとつかんだら鎖骨のあたりにキスマーク。
松いろいろもうそry
>>136 そしてキョーコ尋問中にタイミングよく蓮が登場、牽制w
すぐに脱がすからキョーコの下着姿をあまり見たことがない蓮。
>>138 むしろ、穴があくほどじっくり見つめそうだ。
恥ずかしがるキョーコの反応を楽しみながら、可愛いとか思ってそう。
でも実際男は女の下着なんてジックリ見ないよ
>>139の蓮は変態w
流れを切りますが投下します。
前置きは特にありません。
143 :
1/5:2007/04/11(水) 20:02:49 ID:REWe6230
タクシーが走り出して数分後。
社さんは心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「なあ蓮、お前そんなにプンプン香水の匂いさせて帰って、キョーコちゃん怒らないのか?」
「ええ、まあ…」
「ふーん。でも例え怒らなくても、イヤでも気付いてると思うぞ」
「そうでしょうね」
「そうでしょうね、ってお前…」
呆れたように言って、社さんは再びシートに身を沈めて黙り込んだ。
ここのところ、こうして酒の席に呼ばれることが続いている。
その度にやけに香水臭い共演者の女優に囲まれて、おまけに擦り寄られて。
結果当然その香りは俺の身体に残ってしまう。
キョーコに申し訳なくて、そんな香りに少しでも不安にさせたくなった俺は、
初めは出迎えてくれる前にシャワールームへと飛び込んでいたのだが。
144 :
2/5:2007/04/11(水) 20:03:25 ID:REWe6230
「敦賀さん、おかえりなさい!」
「ただいま、キョーコ」
「お疲れでしょう?お風呂――…」
キョーコは俺の上着を脱がせてくれて、それを手にしたところで動きを止めた。
「どうした?」
「えっ?あ…いえ、なんでも……お風呂、入りますよね…?」
「先にキョーコが欲しいな」
「でも……っ…ん…」
なにか思案している彼女の様子に気付かないふりをして、腰に手を回してその唇を塞ぐ。
早く帰って、こうしたかった――それは事実。
キョーコは戸惑うように俺の胸を押し返し、軽く拒絶の反応を見せたものの、
貪るように舌を絡め取るうちにその力も弱まり、ふらりと身体を揺らして俺の腕の中に収まった。
「…このまま、いい?」
「でもっ…敦賀さん、シャワー…浴びてください……」
「ごめん、待ちきれない」
唇を濡らし、潤んだ瞳を伏せるキョーコの首筋に軽く歯を当てながら、俺は躊躇する彼女の返事も構わず寝室のドアを開けた。
145 :
3/5:2007/04/11(水) 20:04:03 ID:REWe6230
いつもの石鹸の香りの残る彼女の身体を充分に熱く潤して、それでも俺は執拗にキョーコの弱点を舐め回し続ける。
「んぁっ、はぁあっ…ああっ…ん…」
膝を押し広げ、ちゅぶちゅぶと泡立つ波のような音を立てながらその箇所に舌を入れる。
濡れてきらきらと光る陰唇を指で広げる。
ひくひくと反応するのを楽しみながら、その上で膨らみ始めた蕾を丹念に味わうと、
足の付け根に力がこもり、達しそうなのか逃げるように身をよじらせる。
吸い上げる舌を離して身を起こし、横から指を入れ込みながら胸の突起にしゃぶりついた。
「ん、はぁっ…ん…あぁん、あ、んぅ…っ」
何か言いたげにふるふると首を振るキョーコの耳元に問いかける。
「びしょびしょだよ?」
「ん、あ…意地悪っ…」
「意地悪?俺が?」
確かに、顔を見れば彼女が欲しがっていることくらい容易にわかる。
頬を上気させ瞳を潤ませ、朱に染まった乳房に時折自ら手を伸ばしそうになり、戸惑うように拳を握る。
もう一息、かな…
「ひぁあっ、ああっ…敦賀さんダメ、あっ、あああぁあっ…ぃ、ああ…っっ!」
くちゅくちゅと音を立てている指を二本に増やし激しくかき回すと、キョーコは胸を反らせて高く啼き昇りつめた。
146 :
4/5:2007/04/11(水) 20:04:42 ID:REWe6230
意地っ張りなキョーコ……嫉妬してるのなら素直にそう言って、好きなだけ俺を責めればいいのに。
開かせた膝を支えにし、必要以上にゆっくりな動きで挿入を繰り返す。
思い出したように激しく突き入れ…そして高く喘ぎ始めるのを見てまた緩やかに戻す。
そうして充分に緩急を楽しんでから、身体を倒しキョーコを上に跨らせた。
「好きなように、して…?」
「んっ、あぁ…ぅう、ん、んっ…!」
キョーコは焦れていたと云わんばかりに腰を巧みに振り始める。
喉元を露わに見せながら、両手で自らの乳房をつかんで揉みあげる。
これは彼女が理性を投げ出す手前、快感に溺れ始めた確かな証。
決して大きいとは云えないものの、張りのあるその可愛らしい胸の膨らみは、
彼女の手のひらからこぼれ落ち、突起を尖らせながらぷるりと揺れる。
「いやらしいよ、すごく」
「あっ、あっ、はああっ…んんっ、ぁあっ…あ、いぃ、のっ」
懸命に快感に追いすがる彼女の様子にたまらなくなり、
俺はその腰を持ち少し浮かせておいて、下から激しく小刻みに突き上げる。
「ん…っ…」
「ああぁあっ、ゃあああっ、ああっ、つるが、さんっ…そんなっ……いっちゃう…ゃあっ、ああぁっ!!」
余裕を失くして倒れこむキョーコを受け止めながら、俺は彼女の中でびくびくと締め付けられる感覚を堪能する。
まだまだ、夜は始まったばかりだろう…?
胸の中の彼女をきつく抱きとめたまま、休む間もなく突き上げ続ける。
彼女は熱くなった身体をすり寄せて、啼き続けながら俺の熱に溶けていく。
147 :
5/5:2007/04/11(水) 20:05:16 ID:REWe6230
「言えばいいのに…焼きもち、やいてるんだろう?」
なかなか降参しない彼女にさすがの俺も焦れ始め、
何度も啼かせたあとで、不本意ながらも自分から尋ねた。
「だって…敦賀さんだって…私が嫉妬してるって気付いてるくせに……」
「それはまあ、そうだけど」
「だから意地でも言わないって決めてたんです…っ」
俺に組み敷かれているその体勢で、
しかしそれでも負けまいと頬を膨らませ、顔を逸らして拗ねているキョーコ。
目を合わせて欲しくて…繋がった身体をぴたりと重ね合わせ、頬に手を添え囁いた。
「こっち向いて?」
「イヤですっ!」
「謝るよ、ごめん…だからこっち向いて?」
ようやく向き直った彼女の瞳には涙が溜まっていて…しかしそれでも恨めしげに睨み付けることを忘れない。
そんな彼女が可笑しくて…そして可愛くて、愛しくて。
ここで吹き出したらますます怒るんだろうな、と必死に堪えたけれど我慢しきれなくて――
…結局俺は朝までかかって、懸命に彼女のご機嫌を取り続けることになるのだった。
終わりです。
>>143 GJですたい!!やっぱりキョーコは可愛いな、と実感した!!
ぐはぁー!
GJネ申〜 やっぱり王道カプのイチャコラは良い。
>>143 GJー。
キョーコマジかわいい!
蓮は妬いてほしいんだね
GJ!
2人ともかわいい(*´Д`)
2人のラブラブぶりに萌える。
キョーコと何かあった時や次の日はそれはもう何も言わずとも社さんにいじられるんだろうなぁ
ちょっと小ネタで失礼します。
155 :
1/3:2007/04/12(木) 22:23:35 ID:PewvRRmw
「じゃあ…京子さんが最近涙を流したのはどんな時でしたか?」
女性インタビュアーの質問にキョーコは耳の先まで真っ赤になって俯いた。
「どうした、"京子"ちゃん?」
ん?と横から顔を覗き込むのは、宣伝するべきドラマで共演している"敦賀蓮"。
キョーコは蓮のわざとらしい追及に閉口しながらも反論すらできない。
頭にぽんっと浮かんだのは快感に身をゆだねた淫らな夜――…
156 :
2/3:2007/04/12(木) 22:24:20 ID:PewvRRmw
『ぁあっ、ああんっ、あぁ…んぁあ……るがさんっ…だめぇ、それいじょ…はぁあっ…んんっ!』
『キョーコ…っ…可愛い、よ…すごく…っ』
『んんっ、うそっ…ん、んぁっ…やだっ、すごい、のっ…ゃああっ…』
『ん、すごいね…ほら、見える…?俺のモノに…キョーコのいやらしい液、絡みついて…』
『ぁあっ、いやっ…み、見ないっ…もん…っ!』
大きく開かせた膝の間で、激しく腰を動かしていた蓮は、キョーコにその詳細を見せ付けようと両腕をひっぱり状態を起こそうとした。
が、キョーコは嫌がって首を振り、見ようとはしない。
『見ればいいのに…綺麗だよ?』
『嘘ばっかり…っ!』
『嘘なんて、つかないよ』
蓮はふっと笑いをこぼし、再び深く突き上げる。
『はぁああっ…ん、ぁああっ…あっ…!!』
『キョーコ、また…』
ゆっくりと身体を倒しキョーコの胸の上に重なり降りて、蓮はキョーコの目元を拭った。
『…ぁあ…ん…つるが…さん…』
『キョーコ…また泣いてるよ…?』
蓮が最近行為のたびに気付くこと――それはキョーコが行為に溺れると涙を流すこと。
無意識なのか、キョーコ自身には泣いているという自覚がない様子だ。
『…つるがさ……きて…もっとぉ……』
ぽろぽろと涙をこぼしながら懇願されて、蓮は抗う術もなく請われた願いを叶えてやった――…
157 :
3/3:2007/04/12(木) 22:24:54 ID:PewvRRmw
「で?泣いたのはどんな時?俺も知りたいな」
赤面しきりのキョーコに戸惑うインタビュアーを放置して、蓮は容赦なく問いかける。
「あ、あのっ…よくわかりません…私…無意識のうちに泣いているらしくって…っ」
「それって例えばどんな時?」
耳元で囁かれて、キョーコは思わず「ひぁあっ」と小声で叫んで身を捩らせる。
息を吹きかけた耳を必死に押さえながら、キョーコはなんとか無難な答えを探して返した。
「…っっ…わっ、我を忘れるくらい、その…っ…う、嬉しかった時とか、感動、した時、とかっ」
「へえ、京子ちゃんって情熱的なんだね」
「……っ!!」
にっこり楽しそうに…そして意地悪に微笑まれて後ずさりしそうに動揺するキョーコ。
会話がうまく、つかめたような、つかめないような、でも蓮の笑顔に焦点寸前のインタビュアー。
ひとり貧乏くじを引いた気分のキョーコは、もう二度と泣かないんだから!と無駄な決心を固めるのだった。
終わり。
>>153 前日になにがあったか全部顔に出てそうだ。
反対に会えてなくて
― あったらああしてこうして…そうだ、そろそろ新しい下着やおもちゃもいるな
などと考えているのも全部わかってしまったり。
そんな社さんを気にすることなくケータイを取り出しネットショッピングにいそしむ変態蓮。
GJ!
回想シーンエロス。
GJ!
しかしこれ、放送できないんじゃないか?w
GJー。
きっと蓮は最初こそキョーコに泣かれてうろたえたんだろうけど、最終的にはきもちよくて泣いてるって分かって心底安心したのとよりきもちよくさせるのに没頭したんだろうな。
夢中になったキョーコが無意識に取る行動を「涙を流す」以外に妄想。
・頬を染める
・目をきゅっと閉じる
・シーツを握り締める
・声を抑えるように口元に手をやる
・普段は言わない我が侭を言う
・自然と足を開く
・「敦賀さん」と何度も呼ぶ
・たまに「蓮っ」が混じる
・「イヤ」「ダメ」「無理」と本心に反した台詞を吐く
・腰を振る
・とにかく喘ぐ
・よだれを垂らす
下にいくほど淫乱キョーコになって参りました
164 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 19:13:11 ID:jk/xuMjM
>>162 普段は言わない我が儘を言うあたりから蓮のS心を刺激しそうだ
しまったsage忘れた
>>164 普段言わないワガママ……
「側室は私だけにして!」
とかかな。
>>166 なんでいきなり時代物w
しかしその我が侭は萌ゆる。
同系列だと…
「他の女の人に優しくしないで」「色気を振りまかないで」とかかな。
「ふたりの写真が欲しいです」と言われてエロ写真撮りに精を出す蓮とかw
>>167 >「ふたりの写真が欲しいです」と言われてエロ写真撮りに精を出す蓮とかw
にワロタw
>>169 ということはようやく結ばれたら丸3、4日は篭ってアンアンw
外が強風ということで停電ネタ。
「真っ暗だからいいだろう…?」
と、(返事は待たず)普段はイヤがるいやらしい体位で攻める蓮。
キョーコが恥ずかしさより気持ちよさが勝ってきたあたりで電気復旧。
突然明るくなって我に返り、真っ赤になって慌てて逃げようとするキョーコ。
当然逃げられず、結局明るい状況にも興奮してしまう。
という
恥ずかしい→羞恥を忘れたエロキョーコ→恥ずかしい→エロキョーコ
の繰り返し。
>>170 >>ということはようやく結ばれたら丸3、4日は篭ってアンアンw
部屋から出たら誰が待ってるの?
スケジュール帳を持った社さん。
「オフだしな…飽きたら出てくるだろ」
蓮が飽きるとは思えんが…
社さんすげえwww
初エッチのとき、痛がって「もうやめて」と泣き出すキョーコに、
「キョーコ……愛してる。愛してる。愛してるよ」
と言ってなだめる蓮(そしてちゃっかり挿入)も萌えるな。
>>175 痛いのに
「い、痛くないです全然…っ、大丈夫ですからっ」
ってキョーコでも萌える。
そんな優しい嘘に気付かないふりをしてやってちゃっかりry
蓮って「ちゃっかり」なイメージあるな
松は「うっかり」ってカンジだけど
今更だが、キョーコの膝枕は気持ちよかったかな、蓮。
あのシーンを見た後に2巻らへんを読み返すとかなり萌える。
あんなクールな人が数ヵ月後には膝枕をおねだりですよw
ちょっと短いですが投下します。
攻めの蓮。
180 :
1/3:2007/04/17(火) 20:42:33 ID:mGX1pwe9
敦賀さんが動くたびに、くちゅくちゅといやらしい音が耳に届く。
そんな音、させないで欲しいのに…
恥ずかしい気持ちがますます膨れ上がって、耳を塞ぎたくてたまらない。
でも前に耳を塞いで、音をたてないでください、ってお願いしたら、
すっと伸びてきた両手に塞いだ手をつかまれて、
「どんな音?」
「俺じゃないよ。これはキョーコが立ててる音なんだよ?」
――云々。
意地悪に笑みを浮かべられて、
私はそれ以来抗議の声をあげることができない。
悔しい。いつも敦賀さんの意のままに組み伏せられて、その指に…その舌に翻弄されて。
今日こそは敦賀さんが、参ったよ、って白旗をあげるくらいに、私のほうが敦賀さんを翻弄してみたい、っていつも思うんだけど……
わかってる、そんなこと思うこと自体がきっと恐れ多いことなんだって。
だって翻弄するどころか、敦賀さんにキスされるだけでもう、私の頭はぼんやりしてしまうのだから。
いくらなんでも早すぎる、って自分でも思うけれど、
頭の後ろを大きな手のひらで支えられて、唇を塞がれて、口の中を舌でかき乱されて……
敦賀さんが上手いのか、大人のキスというのがそういうものなのか、私にはよくわからない。
ただ確かなのは、敦賀さんにキスされると、私は身体に力が入らなくなってしまうってことで。
そして気付いたら、たいていはその逞しい胸の中か…あるいはその下か。
181 :
2/3:2007/04/17(火) 20:43:37 ID:mGX1pwe9
「んっ…やっ、敦賀さ、んっ…ねぇ…っ!」
気持ちよさで頭がぼぉっとして、視界が定まらなくて…泉が立てる音すら気にならなくなり始めて、私は頭の隅で危機感を覚える。
このままじゃまた、意識が薄れてしまう。
そして後になって、よく覚えていないのに喘ぎまくりだったとかイキっぱなしだったとか苛められるのだ。
「ん、どうした?」
息を少し乱しながら、なんだか楽しそうに訊いてくる敦賀さん。
だめ…きっと何を言っても、あの眼に、そして身体に、結局は言いくるめられてしまう。
解かってはいるけど、どくどくと激しくなっていく自分の心臓の音を聴きながら、小さな声ながらも必死に抗議する。
「だ、めっ…も、だめぇ……はげし…から、いやぁっ」
「…イヤ?気持ちよく、ないなら、やめるけど」
やめると言いながらも、敦賀さんは動きをやめない。
気持ちよくないわけ、ない。
むしろ気持ちよすぎて、頭がヘンになりそうで、そんな理性が飛んだ自分を見られるのがイヤなのに。
182 :
3/3:2007/04/17(火) 20:44:38 ID:mGX1pwe9
敦賀さんの視線を痛いほど感じる。
恥ずかしさで顔を背けていてもわかるくらいに。
きっと「気持ちよくない」と言っても、瞳を覗き込まれて判定されたら、瞬時にバレてしまう。
一度だってこの人の「追及」をごまかせたことなどないのだから。
表情を見られたくなくて、無理矢理身体をよじって枕に顔を押しつけて隠す。
「よくないですっ」
「横がいい?」
「ぁああっ、ちが、ちがぁあっ、ふぁああっ!」
足を持ち上げられて、横になった身体にぎゅうぎゅうと腰を押し当てられる。
入り口ばかり攻められていたのに、今度は奥まで突き当てられて、さっきまでとは違う高い波が押し寄せてくる。
「だ、だめなのっ…!だめ、ああっ、ああぁあっ!」
「なにがダメ?教えて?」
「わっ、わかんなっ…」
押し付けた口で必死にごまかす。
もう、ダメ…ほんとに、ダメなのっ…
「わからなくないだろう?ほら…やめて、いいの?」
「ひぁあ、ん、ああっ…ダメ、なのっ…気持ち、よすぎちゃう、からっ…あそこ、ヘンに、なっちゃう、壊れちゃうからっ、だから、だめ…っ!!」
「んっ、そんなに、いいんだ?」
「ぁああっ、いいっいいのっ…んあ、あ、あぁんっ、気持ちいぃっ…そこっ、ぁあっ、もっとぉっ…っ!!」
結局嫌がっているとも煽っているともわからない恥ずかしい台詞を吐かされて、
私がそのことを知るのは目覚めた翌朝、耳元で囁かれた時。
寝起きに真っ赤になった耳たぶを齧られて、私は朝からそうしてまた攻められることになるのだった。
終わり。
GJ!
朝になってもきっちりキョーコを攻める道具にするなんてw
>>179 GJ!!
>>174 社さんは超絶ドSなんだよ。
後で蓮をニヤニヤしながらイビリ倒すに違いない!と妄想。
8○1じゃないぞ。
そんな社さんのスケジュール手帳が真っ黒なのは、
実は分刻みのスケジュール内容に加えて詳細な敦賀蓮観察日記をしたためているから、と妄想。
--------------------
□4月某日
機嫌、最悪。とりあえず「敦賀蓮」の皮は保持しているのが不幸中の幸い。
2日後まではドラマ撮影が詰めの段階のため、帰りが夜中になっているのが原因と推測。
備考:Kちゃんは起きるのは朝早く、寝るのも早いらしい。
↓(3日後の欄)
□4月某日
すこぶる機嫌麗しく周辺失神者続出の模様。
加えて肌の艶まで絶好調。
充電したのか訊いたところ、きちんと夕食を取ったからだとごまかされる。
食べちゃったのがそれだけではないのは明らか。
□4月某日
Kちゃんの写真で癒してもらおうと携帯電話の「K」フォルダを見せてもらう。
可愛らしい写真の数々…ただし少々多すぎる気も。
もうひとつKちゃんの名前のついたフォルダを発見、これは何かと訊いたところ瞬速で奪い取られる。
一体如何なる写真を撮っているものやら。
ちなみに携帯からいろいろ買っているようだがブックマークも見せられないとの事。
*仕事メモ:蓮がケータイを落とした時の為に遠隔ロック機能の操作法を調べる事
-----
嘆きとからかいで埋め尽くされそうだ。
腰が痛くて妄想↓
初めてふたり一緒にオフ、という日を前に初めて激しく攻めまくった蓮。
翌日キョーコはガクガクのフラフラ、
蓮は反省しつつ申し訳なさそうにごはんを運んできたり必死に看病。
「ごめんね…せっかくオフなのにどこにも行けなくて」
「いえ、いいんです…一日中敦賀さんと一緒にいられるなんて、なんだか贅沢ですね」
可愛すぎる笑顔に結局ちゃっかりまた攻めちゃう蓮。
蓮は自分のことに無頓着みたいだから
社さんの仕事は多くて大変そうだなー。
キョーコが楽屋から去った後
「髪が乱れてるぞ」「口紅ついてるぞ」
とチェックしてあげたり
他の男が寄って来てないか情報収集したり
コンドーム買いに行ったり
社さんは本当に忙しそうだ。
なんとなくだが、
松のは細めだが形は良さそう。
蓮のは太くて先っぽ真っ黒。
>>193 ちょww芸能界一の神々しいビッグマグナムじゃないんですかw
松はビジュアル重視、
蓮はいかに相手に気持ちよく奉仕するかという機能性に重点を置いて作られてそうだな。
キョーコの和服はもちろんだが
蓮がバサッと和服を着ててもエロそう。
ふんどしでもいいや、もう。
蓮は、クォーターだし(?)、デカくてきれいなピンク色だよきっと。
赤黒かったりグロくても、それはそれでまた…。なんか下品な話に…。
キョーコはピンクだろうな…乳首とか。
腰痛ネタいいね。
蓮が腰を痛めるパターンもイイ。
蓮を甲斐甲斐しく世話する、天使みたいにかわいいキョーコに、
襲いたいけど腰が動かなくて、蛇の生殺しの蓮。
でも、キョーコが騎乗位でするって手もあるな。
生殺し…
腰痛や高熱で寝てる蓮。
蓮が我慢がツライから看病を拒むのを遠慮してると勘違いし、
「心配だから添い寝します!」
と強引にぴたりと身体を寄せて潜り込み
そのまますぅすぅと可愛らしく寝てしまったキョーコが浮かんだ。
このスレ的には間違いなく襲うがw
手を出せずに悶々と不眠のまま朝を迎える蓮もたまにはいいかもしれない。
で、朝キョーコが起きてから襲う。
仲村せんせの男キャラはみんなふんどし似合う希ガス…
なんでだろ?w;
>>194 和服イイ!ヤ○ザの親ビンみたいなヤツ。
もちろん胸ははだけてますよね(;´д`)
なんとなく、
松は早漏だが蓮は遅漏なイメージ。
ちょww今度は松に早漏疑惑w
松の場合絶対謝ることはなくむしろ「ちっ」とか言いそうだな。
蓮はなかなかイかなくて笑顔で「ごめんね」と謝りながらも
いつまでもいつまでも攻め続けました
ってイメージだ。
>>197 ひょろひょろではなくてテンテーの趣味でしっかり胸筋があるせいではなかろうか
時代物のドラマに出演、ちょい脱ぎシーンがあればもちろんだが、
なくても細部にこだわる俳優魂としてマンションに帰ってからも和服+ふんどしでぜひ。
ふんどしって巻くのも脱ぐのも面倒なのかね。
…なんか興味が沸いてきた。赤は元気すぎてイヤだが。
マンションでも和服+ふんどし……
和服で家に帰ってきて、
「キョーコキョーコ」
「なんですか敦賀さん?」
「バァー!」
と着物の前を広げキョーコにふんどしを見せる蓮が頭に浮かんだorz
フンドシ一丁で部屋を歩きまわる蓮。
「きゃっ敦賀さん、せめて着物を羽織って下さい!」
と、恥ずかしがるキョーコだが、蓮のセクシーなおしりにみとれたり。
蓮の着付けをしてるときに、いい雰囲気になって、キョーコを襲っちゃったり。
キョーコも蓮に頼まれ浴衣を着るけど、結局脱がされる。
終わった後に、浴衣を着るキョーコを眺めたり。
また浴衣を着ている途中の背後から襲ったり。…発情期?
>>200 バァってww変態蓮w
ちょっとうぃきで検索しただけでも、思っていたよりずっと奥深くて驚いた<ふんどし
あっちの道のバーにはフンドシバーというカテゴリーがあるとか
「女性の間でふんどしダイエットなるものがはやってるらしい」とか。
そして締め方も簡単そうだ。
自分はどうやらまわしのイメージで大変そうだと思っていたみたいだ。
>>201 おしりハァハァ。
蓮→ふんどし+着物の着付け、キョーコ→浴衣を綺麗に見せるには、と研究するふたり。
蓮の締まったおしりを凝視してるうちに思わず撫でてしまうキョーコ。
「…キョーコさん、あの…くすぐったいんですが…」
とちょっと照れる蓮。
「ひぁあっ!わ、私ったら何を…す、すみません」
と真っ赤になるキョーコ、なんつーかわいいふたりでも萌える。
なんかあの億ションにふんどしが干してある風景はかなり笑えそうだw
キョーコならきっとアイロンもかけるはず。
干す時にパンパンッと伸ばせばOKじゃない?
完璧主義者のキョーコがそれで満足するはずない
モーコさんならパンパンッでびしっと伸ばすスキルがあると思う
くっそぅ。スキビが載ってないとは知らずに今月号の花ゆめ買っちまったよ。
この気持ちも表現する。保守ついでに。
蓮は1ヶ月(長い?)のロケ。
キョーコに会いたいのを我慢して、鬼のように仕事をしていた蓮。
やっと今日、蓮が帰ってくる。
蓮が帰ってくるのを心待ちにしていたキョーコ。
ところが、撮影が遅れて蓮は帰れなくなった。
『キョーコ、ごめん』
『謝らないでください。いいんです、私のことは気にしないで、
お仕事のことを考えてください』
俺はキョーコと会えなくてつらいのに、キョーコは、俺と会えなくても平気なのか、
という言葉を飲み込む蓮。
後日、蓮が帰ってきて、キョーコへの思いが爆発。
自分の体の下のキョーコに何度も、蓮と会えなくてさみしかった、と言わせる蓮。
2人は1ヶ月分愛しあった。
既出だったらゴメソ。
>>207 まるで今号のバレのような勢いだ。GJ。
「会いたかった」と言おうとするのに
蓮に攻められ言う余裕すら与えてもらえないキョーコ。
「あ、会いたっ…あっ、ああぁんっっ!」
「ど、した?言ってくれないの?」
と容赦なく攻めまくる蓮、まで勝手に追加妄想して萌えましたハァハァ。
>>208 容赦ない蓮(*´Д`)モエー。
私がイメージした蓮は、キョーコへの愛情を全面に出した感じかな。
「俺に会えなくてさみしかった?」
と何度もきいて、キョーコにさみしかったと言わせたい蓮。
キョーコがさみしかったと言うと、愛しさが募ってさらにがっつく蓮。
蓮帰宅→「おか…」(ぶわっと涙目になるキョーコ)
→堪えて再度「お、おk」(失敗)→「つる、が」(えぐぅぅぅう)
→蓮決壊
まで想像した。
>>209 照れながら必死に「淋しかった」というと今度は「どのくらい?」と聞く欲深いな蓮とか。
>>210 思いつめたかんじのキョーコかわええ(*´Д`)
しかし一瞬「おか…あさん」かと思ってしまったw
>>210 「おk」の部分を「おけー」と読んだw
ぶぁっと泣き出すキョーコカワユ〜。
蓮×キョーコ、甘めで投下します。
214 :
1/6:2007/04/23(月) 23:24:46 ID:j9udrLkc
薄暗い和室の鏡台の前に座り、襟足に伸びる髪をタオルですくう。
いつもの見慣れたしぐさなのに、その姿は妙に扇情的に思えてくる。
畳の上に並べられた布団に横になって、俺は彼女のひとつひとつのしぐさに見とれている。
風呂上りの一通りの儀式を終えて満足したらしい彼女の様子を確認し、
名前を呼んでポンポンと空いている布団のスペースを手で叩くと、
キョーコは可愛らしく笑みを浮かべながら、俺の隣りに潜り込んできた。
そしてまるで人懐っこい猫のように擦り寄ってきて、俺の浴衣を握り締めて頬を寄せる。
「敦賀さん」
「ん?」
「私のわがままをきいてくれて、ありがとうございました」
肩を抱き寄せながら見下ろすと、キョーコは嬉しそうに微笑んでいる。
「俺は君の願いごとは断れないからね」
引き寄せた額に唇を落とす。
滅多にわがままなんて言わないキョーコ。
そんな彼女の願いを拒否する術を、俺はまだ心得てはいないのだから。
「でも、本当はちょっと、イヤだったでしょう?」
まっすぐな眼に見つめられて、俺は答える代わりに髪をくしゃくしゃと撫でてやった。
215 :
2/6:2007/04/23(月) 23:25:49 ID:j9udrLkc
ある晩キョーコは言いにくそうに、お願いがあるのだと改まって切り出した。
不破の実家に行きたいのだと。
家出するかのように京都を出て以来、不破の母親に全く連絡していないのだと言う。
女将さん、キョーコはあの男の母親のことをそう呼んだ。
「女将さんにちゃんと謝りたいんです、ろくにお世話になったお礼も言わずに飛び出したこと。
それに、旅館でいろいろ教えられたことは今の最上キョーコを作るのに役立っている、
だから感謝してます、って伝えたいんです」
――ダメ、ですか?
そんなことを言われては断れるはずもなく、そうして俺たちは今、その旅館にいる。
「じゃあ、俺のお願いもきいてくれる?」
「なんですか?」
キョーコの耳元に顔を寄せて、もう言い飽きるほどに繰り返している願い事を小さく囁いてみると、
彼女はうっすらと頬を染めながら、嬉しそうに、そして同時に困ったように、複雑な表情でいつものように目を伏せる。
「ですから……それはまだ…」
拒絶されることにもすっかり慣れてしまった俺は、もしかしたら彼女の困った顔が見たくてそれを言っているのかもしれないとすら最近思う。
困った顔、拗ねて膨れた顔、怒った顔、悲しそうな顔――彼女の表情のすべてに愛しいと思ってしまう俺は変なのだろうか。
216 :
3/6:2007/04/23(月) 23:26:38 ID:j9udrLkc
「だったら、別のお願い……抱きたくなった」
抱えていた頭を枕に下ろし、今度は俺が、正面から見据える番。
キョーコはいつもと違い、慌てふためいて動揺した。
「あっ、あのでもっ! こ、困りますそんな、だって、ここは、」
「ダメだ、拒絶は一度だけしか許してあげない」
開始の合図に耳たぶへ軽く噛み付いてから、彼女の首筋に音を立ててキスを落とす。
浴衣の襟元を指でずらすと、浮き出た鎖骨が誘うように視界に入り、続けてそこにも唇を這わせる。
ちゅ、ちゅ、とわざと音を上げながら、隙間がないくらいに吸い上げ続けながら、その位置を下げていく。
キョーコは、あっ、やっ、と小さくひとつひとつに反応を示しながらも、俺の肩をつかんで押し返してくる。
いつもには見せない彼女の拒絶が、俺の欲望に油となって注がれていく。
強く拒まれる前にと、俺は焦らすことも忘れて彼女の胸をはだけさせ、乳房の膨らみごと深く口の中にくわえ込んだ。
「あっ、だ、だめです敦賀さ、んっ…! ここ、マンションや、ホテルなんかとは、違うんです、からっ」
「ん、そ、だね」
「だ、だからっ…声、とか…っ!」
「じゃあ、キョーコが喘がなければいいんだよ」
「そ…それ、は……っ」
キョーコは一気に頬を染めあげる。
わかってるよ、無理なんだろう?
すでに固くなっている胸の尖り、次第に早くなっていく彼女の鼓動、そして浅く熱くなっていく息遣い――すべてがそれを物語っている。
裾をゆっくりと広げ肢体を露わにさせ、爪の先で這い回るように太ももを撫で上げながら、舌で味わうように果実をしゃぶる。
思いっきり吸い上げ、勢いよく離す。また軽く噛んで小さく啼かせてみては、労わるように慰める。
時折試すように滑らせる下着の中央はしっとりと湿り気を帯び始めているのが解かり、ゆらゆらと揺れる膝のせいで裾は広がり、もはや肌を隠す役目を果たしてはいなかった。
217 :
4/6:2007/04/23(月) 23:27:18 ID:j9udrLkc
下着をおろし片足の膝に引っ掛けたまま、俺は味わう箇所を現れた秘所へと移動させることにする。
指で何度も溝を往復させてみると、まとわりつくようにねっとりとした液が指を覆いつくように絡みつく。
溢れ出ている泉の入り口に指先を入れ動かすと、くちゅくちゅと待ちわびるように音が上がり、静かな部屋に大きく響いた。
「はあっ、ん、んっ…あっ、やぁ、あっ…ぁんっ」
もうすっかり拒絶することを忘れているのを確認し、指を深く入れながら陰核を舌で吸い上げる。
わざとぴちゃぴちゃと音をたてて舐めながら、指の腹で手前のザラつく面を強く擦る。
「…キョーコ…ん、すごい、ね…布団、濡れてる」
「ひぁあっ、ぁあっ、あっ、だめ、そこ弱い、のにっ、んんんっ!」
耐えるように布団を強く握り締め、口に押し当てながらキョーコはか細く悲鳴をあげる。
「ん、足閉じちゃ、だめだよ」
「ひゃああっ、あああっ、ゃああっ、あっやだっ…!」
力の込められ始めた膝を大きく広げさせ、指を二本に増やして奥まで差し入れる。
「ぁあああっ、あっ、あっ、だめ、いっちゃうっ…んっ、ああっ、っ…あっ…っっ」
表情を窺いながら何度も感じるその箇所を擦りあげ続けると、彼女はくぐもった声で啼きながら、ひくひくと太腿の肉を震わせた。
218 :
5/6:2007/04/23(月) 23:28:05 ID:j9udrLkc
まだ息の整わない彼女が喋れないうちに、俺は熱く誘うその箇所へと猛る自身を埋め込んだ。
一度昇り詰めたキョーコは、幾度となく達しながら俺を快感の渦へと誘い込む。
足を大きく広げさせ、腕をついて踏ん張りながら腰を深く押し付ける。
誘っていたつもりが、こうして気付けばいつも誘われるように、俺は獣のように攻め始める。
締め付ける彼女の熱い身体に、苦しそうにのけぞりながら息を荒げる眉を顰めるその表情に、必死に保っていたはずの理性はいともあっさりと吹き飛ばされていく。
強い押し付けから解放し、広げさせた膝を支えにしながら小刻みに挿入を繰り返す。
執拗に入り口のあたりを意地悪く攻められることが好きなキョーコは、こうして攻め続けると次第に箍を外し乱れ始める。
が――この時はいつもと違い、彼女は俺を探すように腕を伸ばした。
「…ゃあぁ…つるが、さ……つるがさ…んっ」
「おいで」
腕をひいて抱き寄せると、キョーコは繋がったまま座った俺の首に腕をからめてしがみついた。
はぁっ、はぁっ、と息を荒げる彼女の背中を落ち着かせるようにさすってやる。
「や、やっぱり…いや…」
「どうして?」
「この部屋、アイツと……ショータローと、よく一緒に、いたんです、だからっ…」
「見られてるみたいで、イヤ?」
俺の質問に、キョーコはこくん、と大きく頷いた。
「だったら…ますます、やめられないね」
背中に回していた両手で彼女の腰を抱え、跳ねさせるように動かしながら俺も腰を突き上げる。
「あっ、あっ、ああっ、んぁ、んっ…あんっ、んっ、んんっ!」
口ではイヤだと言いながら、キョーコもまた腰を器用に押し付け自ら小動物のごとく跳ね上がる。
背中に爪を立てられ、耳元で可愛らしく啼き声をあげられて――俺はせり上がる熱に逆らえなくなっていく。
「ひゃ、んっ、あっ…んんっ、んっ」
「……っ、キョ…コっ…っ」
「あ、ああっ……るがさ、んっ、ぁあん、っちゃ、ぅう、…だめ、んぁっ、あっ、…あ、ぁんっ…ぁあああっ!!」
219 :
6/6:2007/04/23(月) 23:28:55 ID:j9udrLkc
疲れ果てて眠り込んでしまった彼女の寝顔を、俺は肘をついて横になったまま、飽きもせずいつまでも眺めていた。
指で髪をすくってもてあそぶと、くすぐったいのか小さく唸りながら首をすくめる。
彼女のすべてが欲しい、そう思うのは俺のわがままだろうか。
ここで幼いキョーコが不破とすごした思い出にさえ、俺は醜いほどに嫉妬する。
「キョーコ、俺の願いごとはいつ叶えてくれるのかな?」
俺のぼやきが聞こえたのか、はたまたメルヘンな夢でも見ているのか……
目の前の眠り姫は幸せそうに微笑んで、ただすうすうと無邪気な寝息をたてていた。
終わりです。
GJ!
和室でしっぽりいいっすねぇ(*´Д`)
でも、女将さんや、顔見知りの仲居さんがいることにハラハラしたよ。
だけど、キョーコと松の領域に入り込んだ蓮にちょっとモエス。
GJ!
蓮の最初のお願いごとが気になる
≫214
GJでした!!
尚の実家の一室で、和テイストなところが良かった♪
蓮の「だったら・・・ますますやめられないね」という台詞にやられた!!
≫222
私は、結婚してとか・・・、公表しようとか・・・かと思ってた。
「縛っていい?」って可能性もあると思うんだ
>>225 ツボにはまったwww
でも、それを拒絶されても、蓮はにこやかに許したりしないんでないか?
そっか。
でも
>>226を読んで、拒絶の言葉を聞いてにこやかに微笑みながら縛る蓮、が浮かんだ
浴衣+帯で縛りハァハァ
がっつく蓮に戸惑いながらも求めに応じるキョーコもいいけど、
がっつくキョーコに戸惑いながら求めに応じる蓮もいいなと思ったり。
前にこのスレで催眠術でネコになったけど
催眠術でエロエロになるってのもありかも<がっつくキョーコ
テレビでお色気モードになる催眠術を見ていただけなのに、自己暗示の強いキョーコはかかってしまう。
エロキョーコも大歓迎だが解き方がわからず、さらに蓮のほうが体力がもたずギブアップ宣言。
それでも襲われ、そうなるとやっぱり拒ばない蓮。
解き方を聞いてもらったら「気のせいだからそのうち元に戻る」と言われる。
外には出せないと家にずっといるように言われたキョーコは
一日中蓮のことを考え悶々としているため、夜はその反動でry
で、数日で急に痩せてしまい心配される蓮w
>>229 蓮をギブアップさせるキョーコ、凄すぎ。
催眠ネタ…。
@1日1回キスしないと失神する暗示にかけられたキョーコとか
(蓮キョ付き合う前の設定だと面白そう)、
A眠り姫のように、キスされないと目覚めない暗示をかけられたキョーコとか、
B暗示で眠りこんでしまい、目覚めないキョーコとか。
暗示の解き方がわからず、苦悩する周囲。
蓮は、キョーコを預かることにする。
眠りについたままのキョーコをあんなことしたり、こんなことしたり。
連投スマソ
@では、蓮がキョーコを助けることに。
(キョーコは、モー子さんに頼もうと思っていた)
軽くキスするだけでいいのに、日が経つにつれ、
蓮からのキスが濃厚になり、目を回すキョーコ。
蓮は、キョーコへの気持ちが抑えきれず、「好きだ」と告る。
>>232 キスマーク残ったりしますよね(*´Д`)ハァハァ
235 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:44:19 ID:nftf3N9K
圧縮って…結構、頻繁にあるんだな。
>>231 まだ付き合ってない二人が、戸惑いながらチスって萌える。
>>236 それに加え、お互いの気持ちに気づかないでキスする2人。
キスする時はめまいがしそうなくらい気持ちよくて幸せだけど、
キスが終わると切ない。
ぐはっ(;´д`)萌える!
神様、SS化キボン……!
今1巻から読み返してるんだが、
おかみさん初登場の時の、髪を乱して着物に着替えているキョーコがエロい。
勝手に妄想に置き換えて脳内変換中。
・旅館で乱れたあと、服を着ているキョーコ。
・時代物で…遊廓にいながら、自分は色気がないからと
皆の身の回りの世話や食事の用意などに勤しみ誰にも身体を許していなかった京子。
しかし密かに思いを寄せていた蓮に想い人がいるという噂を聞き、初めて客をとる決心をする。
乱暴に着物を剥ぎ取られ、怖くて固まりながらも、蓮への想いが叶わないのならとぎゅっと目を閉じる京子。
ところが突然相手の動きが止まり、恐る恐る目を開けたそこには相手をひっくり返している慌てて来た様子の蓮。
事情がつかめずに呆然としている京子。
に見えて勝手に萌えている。
>>239 (*´Д`)…イイ!
キョーコが客を取ると聞いて、慌てふためいたであろう蓮とか、
片思いだと思ってた男が、自分のために目の前に現れたと知った時のキョーコとか、禿萌える。
和風いいよね。
私、最近、山口百恵の春琴抄を観たんだけど、こういうのを蓮キョでやってみてほしい。
美しくて、盲目なお嬢さん。そんなお嬢を世話する奉公人の佐助。
お嬢と世話役、または、琴の師匠と弟子。お嬢は暴君で、佐助につらくあたる。
役とはいえ、敦賀さんになんてことをガクガクブルブルなキョーコだけど、
蓮の方は楽しんでたり。我が儘なキョーコもかわいくてたまらない。
俺が佐助だったら、やっぱり佐助と同じように、キョーコのためなら何でもする、と思ってたり。
また、琴を弾くキョーコにみとれてたり。
>>241 その作品は知らないけど、瑠璃子タンとの対決のお嬢様風キョーコでイメージした。
ちょっといつもと様子が違うことに気付いた蓮が、キョーコが足を痛めていることに気付く、とか。
手当てする蓮が痛めてる足をススっと愛しそうに撫でて、
その手つきが妙にいやらしく思えて動揺するキョーコ。
あの撮影時の蓮の衣装も萌えるなー。
>>242 2人ともその衣装で、設定が許されない恋ってのも萌える。
蓮が思いを抑えきれず、キョーコの手(まずは)に触れる。
キョーコは「いけません…」といいつつも、結局、蓮に身を任せてしまうとか。
なんか、昼ドラみたい…。
あ、部屋は和室ね。茶室か、琴の稽古部屋とか。
または、蓮(の役の人)の、男の1人暮らしって感じの古アパートでもよい。
キョーコが決心をして蓮の部屋を訪れる。蓮の目の前で着物を脱ぐキョーコ。
なんか、私の発想は昭和のにおいがする。連投スマソ
>>244 全然違う役設定になるけど
敵同士で、蓮を誘惑しに来たキョーコが脱ぐってのもいいな。
陥れるつもりが身も心も夢中になっていくふたり。
時代物じゃなくてもいいかも。
大事な人を殺されたキョーコがBJを殺すために殺しを依頼。
スキがまったくないためとりあえず無理矢理相棒の座に居座っているうち惹かれあってしまう、とか。
定期的に着物ネタがでるな
春琴抄も出るね。
関連スレ全部合わせると少なくとも3回は見てる気がするよ。
昔の映画なのに不思議だ。
住人も変わっていくものだしガイシュツネタが悪いとは思わないけど、
保管庫の大正リレー辺りを読んでみてはどうかな
ネ申様に書いて欲しい!と思うようなネタって結構保管庫で見付かったりするよ
ネタが出尽くしてて、ガイシュツじゃないネタって考えたら、
もう書くことないような気がする。
解禁タイムてことで本誌の話題。
蓮の本名が出たわけだが、このスレ的にはどの呼び名が萌えるんだろうか。
・敦賀さん
・蓮
・コーン
・本名
・普段は「敦賀さん」で二人のときだけ本名
ちなみに自分は
・普段は敦賀さん、二人でイチャコラする時だけ本名を執拗に強要、言わなかったら罰が待っている
が萌えます
普段は「敦賀さん」だけど、逝きそうになったとき
「久遠……!」と言ってしがみつくキョーコ萌え。
普段は「敦賀さん」プライベートでは「久遠(あえて「コーン」も可)」で!
投下します。
とりあえず試しに本名で一度呼んでもらいました。
テーマは『余裕の奪い合い』。
視点が変わるので名前欄にRかKで記しておきます。
俺は夢を見ていた。
キョーコを抱いている夢だ。
月明かりに白く浮き上がる肢体がしなやかに動き、か細い啼き声をあげながら身をよじるキョーコ。
その言葉は拒絶の意味を有しているものの、彼女の表情が、そして俺に合わせて揺れる腰が、真意ではないことを確かに語る。
熱く滑るキョーコの膣内で、俺の身体は制御できなくなっていく。
もう少し……焦らして加減を…でないとこのままじゃすぐに……っ
思考と身体が噛み合わない。
自分の快楽ではなく、彼女の快楽を追いかけたいのに。
もっと啼かせて、もっと俺の名前を呼ばせて、もっと拒否の言葉を吐かせて……そしてもっと求めさせたい。
そう思う心とは裏腹に、俺は否応なしに腰を突き動かしてしまう。
以前はもっと俺には余裕があって、こうして身体を重ねている時は全てを掌握していたはず。
しかし最近、立場が逆転していっている焦りに囚われる。
こうして俺が攻めているはずなのに、その体勢に反して攻められているのはきっと、俺のほうだ。
背筋を駆け抜け始める、強烈な快感。
目の前の美しい彼女の姿の眩しさに、この感覚に、目がくらむ。
「キョー…コ…っ」
ダメ、だ……そんな風に俺を虜にして…
最後に残っていたひとかけらの理性と自尊心で、頭を振る。
「…め…だ…っ、そんな…っ、あ……っ!」
俺は必死の思いで、なんとか寸前のところで身体を起こし―――
覚醒した俺の目の前には、呆然としている俺の自身を口の中に頬張って、小首をかしげて見上げているキョーコがいた。
ソファで帰りの遅いキョーコを待ちながら、俺は座ったままうとうとと眠っていたらしい。
バスローブの前はすっかり広げられ、足の間には膝をついた彼女がちょこんと収まっている。
「何、して…」
「ただいま、敦賀さん」
「あぁ…おかえり」
混乱している頭を整理しようとしていると、キョーコは再び俺のモノをぱくりと咥えた。
「っ、待って、待つんだキョーコっ」
「ど、ひて…れすか、んっ」
「…っ、酔ってる、ね?ダメだ、う、ぁ、イってしまう、からっ」
「ん、いい、ですよ?」
何度かこうして口で愛撫させたことはあったが、彼女のたどたどしい様子と自分が攻めたい気持ちに最後までさせたことは一度もなかった。
なのに…アルコールが入っているせいだろうか、キョーコはしっかりと奥まで頬張り、支える手のひらで扱きながら、
そしてじゅぷじゅぷと卑猥に音を立てながら、口の中で器用に俺の昂ぶりを極めていく。
おまけにとろりとした瞳で俺を見上げながら。
全てがたまらなくて、さっき寸前まで迫っていた快感の波が、再び容赦なく襲い始める。
キョーコは左手の指先で、俺の脚の付け根をくすぐるように撫で上げる。
我慢の限界で、俺は身を反らせて不覚にも喘いだ。
「ぅ、ぁあ…っ、ダメ、だ、キョーコっ…くっ…ぁあっ…!」
その晩の私は、確かに敦賀さんの言うように、少し酔っていたのかもしれない。
とは云っても理性を失うほどではなくて、ちょっと頭がふわふわして、気持ちいいってくらい。
だから、自分が何をやっているのか…どんな恥ずかしいことをやっているのか、ちゃんと理解していた。
ただ、後で少しは言い訳できる程度に、少し酔ったふりをするのも忘れないようにして。
その日はドラマの打ち上げで。
みんながしっかり酔い始めた頃、私の隣りの女性たちの話題のネタは敦賀さんになっていた。
たいしたことじゃない。
かっこいいとか、一緒に仕事をしたことがあるとか、彼は皆に優しいとか…
そんな軽い話だったけれど、私に湧き上がったのは、嫉妬心。
皆に愛されてる敦賀さん。
でも、私はその敦賀さんに、大切にされてるんだし。
それに、私にしか見せない顔だって、時々見せてくれるんだし…時々、だけど…。
…考えれば考えるほど、落ち込んでくる。
敦賀さんはいつも余裕で、抱かれてる時だって……
そういえば私、翻弄されてばかりで、敦賀さんの表情なんて、まともに見たこと、ないかもしれない。
――もしかして気持ちいいのは私だけなんじゃ…
沸き起こった不安のような悔しさのような、変な感情。
もやもやと消化しきれない思いを抱いたまま、その晩の私は帰宅した。
唇で俺を弄んだキョーコをソファに押し付けて、膝を開かせて仕返しを始めた。
すでに熱く潤っているその箇所の入り口を指でいじると、くちゅくちゅと大きく波音があがる。
大きく膨らむ陰核を吸い上げながら、中の熱をその指で確かめる。
「はあっ、あん、ん…ぁあっ、んぁあっ」
いつものようにその可愛らしく火照る表情を窺おうと顔をあげると、頬を染めた彼女と視線がぶつかった。
「恥ずかしく、ない?」
「んっ、は、恥ずかしく、なんかっ」
顔をしかめながらも、キョーコは視線を逸らさない。
いつもと違うのは酔っているせいなのか…?
少し不思議に思ったものの、俺は愛撫を続けていく。
指で押し広げ、しっかりと姿を現したその尖りを舌で転がし、そして吸い付く。
「ん、これでも…?」
「ふぁあっ! あっ、ゃああっ…ああっ、あ、あっ…んんっ」
ふるふると首を振り、胸を反らせて逃げるように暴れる。
そう、それでいい…もっと喘いで、もっと乱れて……俺が余裕なんて失くしてあげるから
頭を押しやろうとする手を無視し、膝を抱え上げてさらに吸い上げると、キョーコは艶やかに身体を跳ね上げ高く啼いた。
舌で高められたあたりまでは覚えている。
そこからおぼろげな記憶の中で、私はいつものように敦賀さんに組み伏せられて…結局気付くといつも、彼のペースだ。
気持ち良さの中で頭がぼんやりしてきて、何も考えられなくなってしまう。
我に返るとやっぱり敦賀さんの汗ばんだ身体に包まれていて、
まだ息の乱れた私を心配そうに覗き込む彼の大きな手のひらに髪を撫でられていた。
「もう…やめる…?」
私はこんなに、息をするだけで精一杯なのに。
自分の心の底にある、負けず嫌いの部分が顔を出す。
驚いてる彼を無視して身体を起こして、なんとか体勢を変えて押し倒した。
「やめません…もっと…っ」
すっかり息があがっているけれど、それでも私は跨って、必死になって腰を振った。
最初は意地で、でもだんだん快感のほうが勝ってきて、夢中になって身体を揺らす。
「…んっ、キョーコ…気持ちいい、よ……」
敦賀さんの息が短く乱れ始めて、本当に気持ち良さそうに目を閉じる。
その様子に嬉しくなって、私は一層没頭していく。
「ほん…と? ん、んぁ、あっ、あっ、ん、はぁっ」
「あぁ……キョーコ、いやらしい、ね…すごく」
「はぁあっ…っと…もっと言って……っ」
「いやらしいよ…淫らで…綺麗だよ、キョーコ…」
「もっとぉ…っ、ぁああっ、はぁあっ…ぁあっ、おねがい……もっと…おねがい……久遠…」
伸ばされた腕に吸い寄せられるように、彼の身体に身を寄せる。
耳の中で響く彼の愛の台詞に溶かされながら、私は再び意識を手放していった。
以上です。
GJGJー
久遠キタワァ GJです!
これからは久遠呼びの萌えが増えるかも。
GJです!!
久遠っていう名前ひとつで
こんなにも萌えがモエモエになる自分が怖いw
みんな同じなのかな?
GJでした。
しかし自分は久遠にはまだ萌えられない。
問題は、蓮がこの名前をどう思ってるかなんだよね。
「捨てた過去」の中に名前も入っていそうで。
でもこの名前を呼べるのがキョーコだけならまた考え方も変わるだろうな。
今後の原作展開に期待。
GJです。よかったです。
意外と蓮よりキョーコのほうが独占欲強いのかもしれない。
じっくりキョーコを攻めたかったらゴム2枚つけみたらどうだろうか。
二枚付けってビニール同士が擦れて穴が開きやすくなるから
避妊率が低くなるらしいよ。
豆知識。
蓮が根元縛られてイキたくてもイカせてもらえないッ
ってのが浮かんだW
>>264 だったら手首も拘束しないとね。
「ぅああっ!」
とか喘いで身悶えするMな蓮。
某海外ドラマ見てたら、噛まれることに快楽を覚える性癖の人(男)が出てきた。
キスマークに負けず噛み痕ってのもエロいかも。
写真撮影ではだけた蓮の胸にキョーコの噛み痕。
見えないように尻や太腿でもいい。
>>260 本名のつもりだったと思うと「コーン」呼びにすらモエモエなんですがハァハァ
Mな蓮はすごく見たいけど、蓮に対してSになるキョーコが想像つかないんだよな。
やっぱ泥酔させるとか、催眠術とかかな。
某女性アイドル?が、別れメールをまちがってブログに送信して掲載されてた、って芸能ニュースを読んで
蓮がキョーコへのエロメールやエロ画像を間違ってブログに掲載でもしないか心配になった。
蓮は慎重タイプだからキョーコのほうが可能性ありそうだな。
>>258 GJ!
感じてる蓮に萌えた。
>>266 ソフトな未緒って感じかな。 >Sなキョーコ。
松相手なら想像つくんだけど。
未緒いいね!
代マネ時代のお説教キョーコとか、ムキになってるキョーコとかでもいける。
今号の表紙の受賞式ドレスアップのふたりで小ネタです。
15歳くらいになった飛鷹くん視点の蓮×キョーコ。
271 :
1/2:2007/05/03(木) 21:49:46 ID:lr9omZMr
受賞式の後のパーティを早々と抜け出して、オレはホテルの部屋に戻った。
酒を飲めるわけでもないし、寄ってくるのは父や祖父に取り入りたい連中がほとんどだ。
窮屈だったジャケットを脱ぎ捨ててベランダに出ると、生暖かい風が頬に当たる。
思い切り背伸びをして、堅苦しいあの場を抜け出せたことへの解放感を確かめた。
すると隣りの部屋から物音が聞こえた気がした。
隣りは確か敦賀さんだ。
まだパーティにいるはずじゃないのかと考えていると、ベランダへの戸が開いた音と人の声がオレの耳に届いてきた。
「ねえ、敦賀さん…良かったんでしょうか、抜け出しちゃって…」
この声!
なんで黒い悪魔、いや京子が敦賀さんと…
まさか、そんなわけがない、と思うオレの考えに反し、ふたりの会話はどう聞いてもそうとしか思えない方向へと進んでいく。
「早くこうしたかった」
「あっ、だめですよ、ここベランダ…んっ」
ちゅ、ちゅ、と何度も重ねられる唇の音に吐息が混じる。
防火扉一枚隔てた距離に、オレはその場から動くこともできずに固まっていた。
まさか隣りに誰かがいるとは思いもしないのか、二人の息はますます熱くなるように吐かれ始める。
「はぁ、ん、だめっ、そんなところ、痕がついたら見えちゃうっ」
「脱ぐんだからいいだろう?これ以上こんな綺麗な姿、俺以外に見せるのは許せないな」
「やっ、でも…あのっ、私、シャワー…っ」
「もう待てないよ」
「あぁ、んっ…ダメです、こんな、誰かに見られ、」
「今日は月も出てないし、見えないよ」
「こ、声だって…ぁんっ」
「まだみんな戻ってこないよ」
272 :
2/2:2007/05/03(木) 21:50:34 ID:lr9omZMr
オレは今から起こると思われる状況を想像して、カァっと首筋が、そして身体の中心が熱くなった。
京子が出す、聞いたこともない艶っぽい声。
いつも大人な敦賀さんが甘えるように強いる我が侭。
自分が全く恋愛というものを理解していなかったのだと教えられているような気分になった。
呆然としているオレの耳に届くふたりの息は、次第に熱く荒くなっていく。
「やぁ、んっ、あっ、そこいやぁ、感じ、ちゃう、から」
「ん、おいし…ここもすごいよ、ほら」
「はぁっ、んっ、もう、意地悪…っ」
ひとしきりじゃれ合いのような愛撫の声が続いてから、布の擦れ合う音が聞こえ、「いい?」と敦賀さんの懇願にも似た言葉が聞こえた。
「だ、だめっ……ひゃあっ、ぁああっ…んんっ…」
「あー…キョーコの中…熱いよ…っあ…」
「やだ、ああんっ」
「…っ、あ、ダメだ…激しくして、いい?」
「っん、でもっ…んあっ、んもぉ、まだ返事、ゃああっ、んっ、きてぇ、もっと奥、突いてっ」
「欲張りだね…んっ、ほら、あげるよっ」
「あんっ、あぁあっ、はぁっ、っんぁああっ!」
身を打ち合う音が高く響いて、オレの頭の中はもう真っ白で――
気付いた時には静かな夜空の下、ベランダで呆然と立ち尽くしたままだったオレは、
部屋に慌てて戻ってからも二人の行為の音がずっと聞こえているような幻聴に、一晩中悩まされたのだった。
終わりです。
聞いたのは盗み聞きが得意技の松でもよかったかもしれませんね。
>>273 GJ!たった2レスなのに、エロいよ…。
悶々とする飛鷹くんのもとに「具合でも悪くなって部屋に戻ったんじゃ…」と心配して来るモー子さんまで想像してしまった。
>>273 GJ!エロッ(*´Д`)
2人の熱々ぶりに照れる。
今号をみたけど、キョーコは演技で女も虜にできそうだな。
うわぁぁぁあ本誌の夢見たー!
スキビ最終回で、
蓮とキョーコがシーツにくるまってキスをしていた。
もちろん、剥き出しになった肩は衣類をまとっておらず……
朝チュン程度だけど萌えたよー。
現実の本誌でこんなシーンがあった日には……
住民が発狂しそう。
くっついてくれりゃあ
朝チュンでも構わないよ…
そんな夢…見たい(*´Д`)
朝チュン萌えるよなー。
蓮がキョーコを大事にしてるかんじが出やすいせいかもしれん。
キョーコが目覚めるまでずっと見つめてたり、
ベッドから出したくなくて困らせたり。
>>276 その夢をキョーコが見たらあわてるだろうね。それもつきあっていない状態の時に。
夢を見た次の日に蓮にばったり会って、夢を思い出して逃げるキョーコ。
昼寝してたら蓮キョドリームキタ━(゜∀゜)━!w
内容は
おびえるキョーコを抱きしめて
「大丈夫だよ、最上さん…」
となだめる蓮でした。
覚えてるのそこだけ…(´・ω・`)
>>280 テレビ局でレイノを見かけたキョーコ。
レイノの手の中には愛撫に気持ち良さそうに身悶えし喘いでいる怨キョが。
ショックでガクブルしているところに蓮が遭遇。
「大丈夫だよ、最上さん…」
ではないかと妄想した。
あるいはレイノか松か貴島あたりが襲って助けたかな。
>>279 抱擁を思い出した時の頬を染めたキョーコみたいにぼんやりしたりするのかな。
あのキョーコは色気があってすごい好きなコマだ。
私も以前、夢見たことあるけど、みんなみたいなかわいい夢じゃなかった。
キョーコが、蓮の指を舐めてた。というよりも、蓮がキョーコの口に、
指を入れたり出したりしてた。書いてて恥ずかしくなってきた。
ふと、思い浮かんだネタ。不謹慎だけど。
ロケ地にて、蓮キョが2人きりで散歩中、キョーコが蛇に噛まれた。
噛まれたところの毒を吸い出す蓮。
噛まれたところをどこにしようかと考えたけど、座ってたという設定で太ももとか。
>>282 エロいなーその夢。
いつもジャムとかハチミツとか、指や口元についてるとお互い舐めあうふたりが
外でもついやっちゃって恥ずかしがるキョーコとかかわいいかも。
飛鷹くん、マリアちゃん、モー子さんの妄想会話。
「ねえモー子さん…昨日マリア、お姉さまに電話したら、なんだかとっても息が苦しそうだったの。
大丈夫なのかしら…蓮さまが隣りにいらっしゃったみたいだから心配いらないとは思うんだけど」
「バーカ、エロいことしてたに決まってんだろー…痛ぇ!っ、な、なにすんだよ!」
「なんてこと教えんのよ!…ったく…」
なんてのが浮かんだ。
>>282の散歩に飛鷹くんかマリアちゃんが同行していて顔を赤らめるってのもかわいいな。
飛鷹くん×マリアちゃんの未来でどうかと考えてみたんだけど
年の差としては飛鷹くんとモー子さんのほうが近いんだよね、たしか。
ありえない差ではないけど、3、4年後を考えてみるとモー子さんのほうが妄想しやすいか。
3、4年後の飛鷹くんハァハァ。
>>279 その夢を蓮がみたとしたら。
思い出しては熱い(切ない?)ため息をつく蓮。
キョーコに会って動揺する蓮。蓮はさりげなくしてるつもりだけど、
心なしかキョーコを見つめる目が甘く、熱っぽい。戸惑うキョーコ。
連投スマソ
>>279の妄想に便乗。
逃げるキョーコを追い、鬼のような勢いで捕まえる蓮。
キョーコは蓮を見て、体を震わせ、顔を真っ赤にする。
その顔がすごくかわいくて、ズッキューンとくる蓮。
彼女が自分に恋してると勘違いしちゃいそうだ、と思う蓮。
勘違いじゃないんだけど。
>>287 その後、逃げた理由を問いただして夢のとうりに朝チュン実行する蓮。
朝ちゅん実行で希望的妄想。
蓮はクーと再会し、過去のわだかまりが多少なりとも解消され、
自分には幸せになる権利はないという想いから解き放たれる。
= キョーコを手に入れようとしてもおk?
と突然目覚めたようにキョーコを口説きまくる蓮。
蓮への思いを封じ込めようとしていたはずのキョーコは蓮に会うたび目を回しそうになり
気付けばもう恋しないなどと拒否する隙もなく朝ちゅん状態。
本当は蓮も目を回しそうにドキドキしているわけだがそれには気付かず。
自分には幸せになる権利は…という蓮の台詞を聞いたキョーコが
「そんなことありませんっ!!」
と必死に説得され、
懐柔された蓮が「わかった、じゃあ自分の幸せを追求してみるよ」といきなり迫ってもおkだな。
拒否する暇もなく朝チュン>
蓮すげーww早業ww
> 自分には幸せになる権利は…という蓮の台詞を聞いたキョーコが
> 「そんなことありませんっ!!」
> と必死に説得され、
> 懐柔された蓮が「わかった、じゃあ自分の幸せを追求してみるよ」といきなり迫ってもおkだな。
いいなそれ。
そんな展開超みたいよ〜。
293 :
290:2007/05/07(月) 20:51:44 ID:4e8WOiR9
> と必死に説得され
説得し、だったね。スマソ。
ところでマロンその他の関連スレで「クーの息子」とたびたび出てくると
このスレに毒されている自分は
どんなマグナムなんだ、クーのムスコ…と反応してしまうんですが
ビッグ度合いも遺伝なんでしょうかね。
そんな流れで妄想してみる。
蓮に手や舌で愛撫をほどこすキョーコ。
懸命に奥まで頬張っていたが、苦しくなって口を離す。
「ん…っ、はぁ…敦賀さんが大きいのって、やっぱり遺伝なんですね」
すっと冷える空気。
「…キョーコそれどういう意味かな?なんで遺伝だと思うんだ、あの人の裸を観察するような状況があったとでも?」
「ち、違うんです、不可抗力ですっ!別に見たくて見たわけじゃ」
「へー…ほんとに見たんだ…」
「だっ、だから!敦賀さんが帰ってらっしゃる前に、突然クーさんが現れて!腹が減ったから何か食べさせろって…っ
それで、用意してる間に『美味しく食べるためにカロリー消費だ』っておっしゃって、お、お風呂に」
「で、仲良く背中でも流してあげたとか?」
「違いますっ!!お風呂からあがったらクーさん、まっ、真っ裸でそのまま出てきて…っ」
言いながら真っ赤になったキョーコを押し倒す蓮。
「理由はどうであれ、俺以外の裸を見たお仕置きをしなくちゃね」
「そ、そんなっ…あっ、やぁっ…だ、だめっ…」
内心キョーコにではなく裸をさらしたクーに怒って呆れていたのだったが、
それは内緒にしてとりあえずお仕置きタイムへとなだれこむ蓮。
ついでに真っ裸で風呂から出てきて
腰に手をやりパックごと牛乳を一気飲みするクーが浮かんだ。
通常時でもでかいと分かるクーのナニが戦闘状態になったらどうなるんだろうw
蓮の父親超えは遠そうだねw
キョーコって身長165くらいあるんだっけ。
蓮やクーと並ぶと幼女のように見えるな。
小さいキョコタソが一生懸命奉仕する姿に萌える(;´д`)
>>295 キョーコの発言にドッキリと同時に禿萌えた。
どんなシチュでクーを見たのかと、妄想が膨らんだ。
>「…キョーコそれどういう意味かな?なんで遺伝だと思うんだ、あの人の裸を観察するような状況があったとでも?」
と、たずねる蓮にもまたくるおしく萌えた。
>>296 戦闘状態、アバレンジャー・クー!
という元気なフレーズが浮かんで頭から離れない…
フェミニストで夜は暴れん坊将軍、だとすると
蓮の夜の帝王っぷりは遺伝も強いことになるね。
>>299 元気莫大!アバレッド!!なわけですね(特撮ヲタでスマソ)
それだと青は見た目クールな蓮で
黄は松かねー?<お笑い担当w
個人的な勝手なイメージだと
赤=正統派スケベ →クー
青=ハタから見たら紳士なムッツリなド変態 →蓮
黄=当て馬担当(覗き・盗聴などの小技含む) →松
緑=一見至極まとも。仲間もそう思っている。が、実は最もクセのある超ド級のマニアックな変態 →社さん
桃=ハートをバラまき敵をおびき寄せる(しかし無意識)のストレートな変態 →キョーコ
彼らを操るボスは当然ローリィ。
レイノは敵かな。
追加。
3分でイっちゃうウルトラマツ(松)、が浮かんだw
最近の戦隊は、女が2人がお約束だから、
ピンク=キョーコ
イエロー=モー子さん
でもいいかも。
蓮とキョーコは敵同士がいいよ。
敵だけど好きになっちゃう。忍ぶ恋。
ブリッジロックの3人とラブミー部の2人で戦隊モノやってもいいね。
>>305 敵同士…
捕まえて拘束し
「さあ、アジトはどこなのかな、言ってごらん?言わないと――」
「い、言いませんっ!」
「そう、俺は別に構わないよ、楽しませてもらうから」
「あっ、や、やめ…っ、んぁああんっ!!」
キョーコに密かに取り付けておいた盗聴器ごしに地団駄を踏む松。
ってこれじゃ全然忍んでないね…
>>305
>>305 実際アバレンジャーでは元はフィアンセだったのが、
敵同士で争う事になってしまったって設定があったよ。
女の方が記憶を消されて敵に回ってしまった。
今やってるゲキレンジャーは、敵キャラのボスが男で、
その忠臣に女がいて、彼女が
「理央様(←敵ボス)の愛のために生き、
理央様の 愛のために戦うラブウォーリアー!」
と名乗る。
それが、なんか、松にゾッコン中のキョーコみたいな気もしないでもない。
敵が味方になる場合、蓮とキョーコが味方同士になり堂々と付き合える。
何の話だ
SS保管庫 更新されましたね。
職人さん乙です!
追加
管理人さんも乙乙ですー
しかし10スレになるなんて感慨深いなぁ
手間もかかるでしょうに、有難いことですなー
∧_∧
( ´・ω・) 管理人さん乙です
( つ旦O
と_)_) 旦 旦 旦 旦 旦 旦 旦
蓮とキョーコがアンアンしてる時に乱入した場合のそれぞれの反応を自分的に予想してみる。
モー子さん:豪速+ものすごい勢いでドアを閉め、ドア越しに真っ赤になり動揺。
マリアちゃん:口をパカーンと開けたまま、しかし部屋から出て行くことなくそのまま凝視。
クー:愛するふたりの子供が見れる日も近いかもしれない、とウキウキはしゃいで蓮から追い出される。
社さん:あんまりキョーコちゃん苛めるなよ、と言い残しおもちゃなどの小道具orビデオカメラを取り出し蓮に渡してクールに退場。
ローリィ:ベッド脇の椅子に座り、ワイン片手に「お前、そうじゃねーだろ?」などと愛の教育的指導。
下ほどS度高。
社さんは真っ赤になる乙女モードとどちらになるか想像できない。
>314
…その間中ずっとナニは入ったままですよね?v
>>314を読んで、社長からセックステクニックを仕込まれる
15歳の久遠少年を妄想。
相手の女の子は
有り得ないけど今のキョーコに脳内変換。
社長の自宅に女の子を連れこみ、真っ昼間から情事に及ぶ久遠。
さんざんアンアンさせた後で、「そろそろ入れる……」
とナニを取り出したところ、
突然ベッド横から「バカ、まだ早ぇーよ」と社長の声が。
悲鳴を上げて真っ赤になる女の子、
ポカンとする久遠。
「おまえなー、挿入する前に一回もイかせてやらないでどうする!」
「手前のザラザラした所をこう指でこするんだ」
「そんなに力を入れず、じらすように!」
身振り手振りで説明する社長に、呆気に取られながらも
だんだん興味が沸く久遠。
「ふーん、こうか。」と女の子に実践。
「あっ、やだ久遠くん!そこ、ダメっ!嫌っ、あぁっ」
涙目になってイきまくりの女の子。
「……そうそう、筋がいいなお前。そこでこう手首を返して……」
こうして、今の蓮は作られたのだった。
キョーコと付き合う前の蓮はツンデレ。
キョーコと付き合うようになった蓮はデレエロ(普段はデレで二人の時はエロ)。
まぁ、デレエロって言葉あるか分からないけどね。
>>320 事後はエロデレでまたエロエロデレになる蓮。
ちょっと妄想。生理になったキョーコ。横漏れが心配という理由でゲストルームで寝る事に。
本当は生理だろうがなんだろうが襲ってくる蓮を避ける為。
しかし『俺と一緒にいたくないの?・・・』と子犬のような目でほだされ結局アンアン
キモーイ
文字で読むとクドくなるのと紙一重ってかんじで難しそうだが
おなかとかオパーイに出されるキョーコなんてのはエロいかも。
結婚後、子供は欲しいものの
お互い相手を子供に取られるのはイヤだなーとか心配しないだろうか
自分は母親になれるんだろうか、と悩みそうだな、キョーコは。
身ごもった後も悩んでて、それを蓮が支えるとか。
でも、蓮も同じことで悩みそう。(自分は父親になれるんだろうか…)
でも、戸惑いながらも、キョーコに赤ちゃんができたら、喜びそう。
自分とキョーコの子供…って考えたら幸せな気持ちになったり。
過去のトラウマで、子供を持つ事にお互いに不安を感じるだろうけど・・・。
蓮もキョーコも支え合うことで乗り越えて、ちゃんと愛情を注いであげそうだな。
あと、生まれた子供がキョーコ似の女の子だったら蓮は猫っ可愛がりしそうだね。
でも、逆に蓮似の男の子だと、「ちびコーンだ!!」とか言ってキョーコが大喜びして夢中になって、蓮は嫉妬?
しかも・・・生まれながらにして、キョーコへの独占欲が蓮並に強くて、蓮にキョーコを
取られそうになると泣いて邪魔しそう・・・。
そして、ストレスが溜まった蓮はキョーコとの時間にかなり激しくしそう・・・。
キョーコは育児疲れと、蓮の相手の疲れで大変そうだね。
レットバトラーじゃないけど、純粋だった頃のキョーコになるよう育てそうだねw
凄く女の子欲しがりそう。男の子だったら、自分の子供に嫉妬してそう。
でも一番子供を欲しがるのはクーに違いないw
孫欲しさに何度も電話かけてきたり、生まれたら生まれたで写真くれとかうるさいと思う。
クーは孫ができたら、キョーコに「甘やかさないでください」って言われてそうだな。
子供に「僕ってどうやって生まれたの?」ときかれたとき、キョーコと蓮はどうこたえるんだろう。
蓮はロマンチックで素敵な回答、キョーコはメルヘンチックまたは面白い回答をしそう。
すごい時期ハズレなネタだが。
クリスマスシーズンによく流れる、ママがサンタにキスをした、って歌が浮かんだよ。
サンタさんがいつ来るかと待ってたら、サンタ(蓮・後姿)とキョーコママがキスをしているのを見てしまい、びっくりして部屋に飛び込む。
そのあとベッドに潜った子供は普通にサンタさんがプレゼントを置いて去っていく気配を確認してから寝入ってしまうんだけど
翌日、「ねえママ…実は見ちゃったんだけど…」という子供の告白に
「あっ、あれは、サンタさんにお礼のキスをしてたのよっ!!」とあまりに真っ赤になって動転するキョーコママ。
嫉妬深いパパには内緒だな、と子供心に誓ったり。
サンタさんの匂いが蓮のいい香りと同じで、それでサンタ=パパだとわかっちゃうってのもいいな。
子供が寝入ったあとはサンタとキョーコはラブラブなはず。
サンタプレイが萌えるのかはビミョーだな…
「いや、ヒ、ヒゲが、くすぐったい、のぉっ」とかだろうかw
投下します。
電話越しのエロです。
332 :
1/5:2007/05/12(土) 23:39:44 ID:PTCuT4Uc
地方ロケが長引いて、俺は正直弱り始めていた。
原因は明らかだった――キョーコに、会いたい。
毎晩彼女に電話し、会いたい、会って君を抱きたいのだと我が侭を言った。
キョーコは諌めることもせず、ただ困ったように、私もですよ、会いたいです、と答えてくれた。
「本当に?本当にキョーコは俺に会いたくてたまらない…?」
『本当ですよ!会って、私だって…その…とにかく本当です』
自分でも子供じみているとはわかっているのだが…それでも止められなかった。
そんな俺の我が侭に困り果てたキョーコの、優しさから出た提案だった。
『だったら…私が言うとおりに、ご自分の手でさわってみてください』
「え?」
『イヤ、ですか?』
「嫌じゃ、ないけど」
キョーコの上目遣いの表情が浮かんで、俺はこくりと唾を呑み込んだ。
『じゃあ、そうですね…シャツのボタン、外してください』
「上も脱ぐの?」
『お願いします。私、敦賀さんの胸にさわるの、好き、なんです』
「知らなかったな」
333 :
2/5:2007/05/12(土) 23:40:22 ID:PTCuT4Uc
電話越しのせいだろうか、いつもなら言わないような台詞を、恥ずかしがりながらも言ってくれる。
俺の胸は、目の前に彼女がいる時と同じように、鼓動を跳ね上げ始めていた。
「ボタン、外したよ。次はどうして欲しい?」
『あ、はい。えっと……んー…』
普段はリードすることがないためか、キョーコは戸惑いながら必死に考えている様子だ。
「何でも言うこと聞くよ」
『そ、そんな、何でも、なんて』
何を想像したのか、動揺している彼女にふっと笑いがこぼれる。
「下も脱ごうか?」
『はい、そうしてください』
「キョーコも脱ぐんだよ?」
『私もですか!?』
「当然だろう?俺だけ裸にしといて君は――」
『わ、わかりましたっ…あ、じゃあちょっと、待ってくださいね』
334 :
3/5:2007/05/12(土) 23:40:59 ID:PTCuT4Uc
ごそごそと音がする。
恥ずかしがり屋のはずの彼女が、こうして一生懸命期待に答えようとしてくれることに、俺は嬉しくなった。
『じゃあそっと…裏側を、下から上に撫でてください。軽くですよ?あの…私が、舐めてると、思って』
目を閉じてくださいね、と付け加えられて、俺は素直に従った。
彼女の愛撫を思い起こす。
そっと手を添え、愛しむように舐めあげられて、背中にぞくぞくと走り抜けていく感覚。
頬を染め、時折様子を窺うように見上げる潤んだ瞳。
ぺろぺろと先を玩ぶように味わいながら、柔らかく根元を手のひらで包み込む。
「ん…っ」
『敦賀さんの、感じてる顔も…好きですよ?』
優しく鼓膜に届く彼女の声。
まるで耳元で直に囁かれているようで、俺は彼女の温もりを感じているという錯覚に陥り始めていた。
「あぁ…キョーコ……君も…?」
『ん…ぁ…敦賀、さん…おっきく、なってますか?』
「ああ、なってるよ、固く、なってる」
『っ…感じてるん、ですね?…ぁ、ん』
キョーコの声にも吐息が混じり、息が少しずつあがっていく。
電話越しに、違う場所で、違う指で…なのに、離れているはずの体温が確かに伝わる。
与えられている快楽は確かに彼女の手による感覚に思えてきて…
そして、今キョーコは俺の目の前にして――…そう、彼女は今、俺の腕の中にいて……
335 :
4/5:2007/05/12(土) 23:41:31 ID:PTCuT4Uc
「入り口の…ここが、好き、だろう?」
『ああっ、はぁ、んっ…好きっ、ゃあっ、ん、ぁあっ』
次第に我を失っていくキョーコの表情を堪能しながら、浅い挿入で手前を擦る。
俺にしか、見せない顔。
この底なしの独占欲ですら充分に満たしてくれる、至福の瞬間だ。
シーツに押さえつけたキョーコの手に指を絡め、胸の尖りを貪るように吸いあげる。
『ぁああ…っ…!』
膝を抱え上げ、腰を奥まで押し付ける。
「…っ、あ…熱い、よ…っ」
『はぁあっ、ん、ああっ、敦賀さんっ…!」
「キョー、コ…っ、愛してる…」
『…も……ぁ……てる…』
「聞こえない、もう一度、言って」
『んっ…ぁあ…っ、あっ……して…っ』
「ダメだよ、ちゃんと、言って…?』
『…っ……てるっ…ぁあっ、つるが、さんっ…愛して、ますっ……ぁあっ…っ』
336 :
5/5:2007/05/12(土) 23:42:09 ID:PTCuT4Uc
「敦賀さん、お帰りなさいっ!」
玄関を開けると彼女が胸に飛び込んできて、抱きとめた俺はその唇を夢中で吸った。
隙を見つけて何か言おうとするのも許さずに、深く、長く…キョーコが苦しそうなのがわかったが、それでも離さずに味わい続ける。
やっと手にした、本当の温もり。
俺がどれだけ会いたくて苦しかったか、本当に君はわかっているんだろうか?
さっきは嬉しくてたまらなくなったはずの、お帰りなさいの笑顔にすら、なんだか恨めしい気持ちになってくる。
「ん…はぁっ、く、苦しいですっ」
胸を強く押し返しながら抗議される。
「俺に会いたくなかった?」
「そっ、そんなわけ…っ、んんっ、あ、お食事…っ」
「おなかをすかせてから、ね」
キョーコの甘い声が鼓膜にこびりついて取れなかった俺は、そのまま彼女を抱えてベッドルームへとなだれ込む。
あの夜の虚像を、本物の温もりへと変えるために――。
以上です。
蓮攻めで変態エロエロなのも読みたいです。
書いてくださる方いたらぜひ。
>>331 GJ!
電話越しなのにすごくエロいよ
蓮は生殺し(*´Д`)
蓮がこんなプレイするのってなんか新鮮。
>>330 萌え〜。
サンタ(実は蓮)にキスしてるモエス
「おひげがくすぐったい。クスクス」
っていちゃつくのもモエス。
もうすぐ梅雨ですね。
雨の音を聞きながらベッドやソファでいちゃつくふたりもいいな。
>>341 雨の中でずぶぬれになりながらっつーのも・・・(*´Д`)ハァハァ
少年風のあのウツクシイキョーコ+蓮、で妄想するとホモぽくなっちゃうのかな。
少年風だからと言って女を相手にすると百合ぽくなるし難しいのお。
>>343 コーンなキョーコ萌え。
モー子さんとは?年の近い姉弟みたいでいい感じ。
美少女と美少年(オーラ?)だし。
マリアちゃん、コーンなキョーコに大騒ぎしそう。
>>344 モー子さんとでエロだと百合になるなーと思って。
エロ寸前ならいいかな。
美少年なフェロモン巻きまくりのキョーコにドキドキしてしまうモー子さん。
正視できず、くるりと背を向け、両腕で自らの身を守るようにくるんで呼吸を整える。
――なっ、なんなのよあの色気はっ!!一体どんな役に憑かれてんのよ!?
肩に触れられ、とっさに驚いて振り向いたモー子さん、
思わずキョーコと真正面、しかも数センチと離れない距離で向き合う形となってしまう。
僅かに眉間を寄せ憂いを漂わせるその表情に、こくりと唾液を飲み込んだ。
すっと伸ばした細い指で顎をつかまれ、クイっと顔を上げさせられる。
「どうした?どこか気分でも悪い?」
「あ、あ…っ、あの…」
頭が真っ白になったその時、突然ドアが開き、蓮がすごい勢いで入ってくる。
「キョーコ、帰るよ。琴南さん、また」
強引に引っ張りあっという間に連れ帰る蓮。
呆然としたまま取り残されるモー子さん。
キョーコはたまにコーンとの思い出に浸るあまり久遠少年になってしまうというオチでw
346 :
345:2007/05/17(木) 21:02:52 ID:cfU9gltB
フェロモン巻きまくりってなんだよ…orz
振りまきまくり、ということで。
大騒ぎorドギマギしてしまうマリアちゃんもいいね。
>>345 エロまでは考えなかった。ただ、並んでるとお似合いで萌えるなと思って。
>コーンなキョーコとモー子さん
でも、キョーコにドキドキするモー子さんかわいい。
ドラマで少年役を演じているキョーコ。
撮影した後は、役をひきずってしまうことがある。
蓮はそれが嫌で、家に帰って来たキョーコを寝室に連れていって…。
なんとことありそう。
毎回蓮にキスされてるうちに我に返るとか(*´Д`)
351 :
348:2007/05/18(金) 12:36:55 ID:Xc0pNg2k
>>349 書きかた悪くてごめんなさい。
キョーコを我に返すためにHをする蓮と書きたかったの。
キョーコが蓮の部屋に泊まるときは、蓮のパジャマ借りるのかな?
パジャマの上着だけ着るキョーコ。きっとぶかぶか。
きっと大きすぎて胸元もぶかぶかはだけ。
無防備に下を向いたり蓮を見上げたりするほうが萌えなのか
必死に胸を隠そうともじもじし頬を染め目を逸らすほうが萌えなのか悩ましいところだ
>>354 両方いいな。どちらか選ぶとしたら、必死に胸を隠そうとしてる方。
>>352 で、下は蓮がはくんだよね(*´Д`)
ってこの話、前にもしてたっけ?
デジャブを感じる。してたらスマソ
前はだぶだぶ感に萌える流れだったかな。
ガイシュツでも違う方向に流れることが多いから
あまり神経質になりすぎなくても大丈夫かと自分は思うけど。
バスタオルを巻いてバスルームから出てきて、
うっかりバスタオルが落ちちゃった、
なんていうシチュだとやはり付き合う前や付き合いはじめ設定のほうが倍萌えるね。
ぺちゃパイだから…と落ち込みそう。
初めて蓮の下着姿を見て
もっこり感に慌てまくるキョーコってのもいい。
>>357 もっこり感わろたwwwww
でも実際直に見なくても…分かるんだろうね…。
頑張れキョーコ!
マニアックかもしれないけど。
キョーコが「ぼく」って言ってるの、かわいいと思う。
かわいい女の子が男の子言葉使ってるのってかわいくない?
蓮もそのかわいさにキュンとしたりして。BLってわけではなくて、
三つ○が通るのわとさんとか、リボンの騎士とか。
で、それに色気が加わった感じ。
2人でいるときに、上目遣いで「ねぇ…ボク、敦賀さんと…したいな」
ズッキューンな蓮。
おまけで、モー子さんと一緒のとき。
「モー子さん…ボク…(セリフが思いつかない)」
ドキッとしたモー子さん。
(一瞬ムラっときちゃったわ。女の子相手に。この子ったらかわいすぎる)
>>357 ちょっと前のレスで、散々既出?(着物ネタとか)だよって話が出てたから。
気になる人もいるかなと思って。
>>359 催眠術で男の子と思い込んでるキョーコとか。
いつもより無防備で、なぜかしぐさとかは煽情的で
むらむらするが、迂闊に手を出せない蓮w
>>360 過去スレも読んでたら、微妙に違うところを語ることになるだろうから
>>356みたくちょっと気にしてるくらいで大丈夫じゃないかな。
あと、再度萌え始めた、本誌の流れから今になって萌え始めたってテーマもあったりするから
それで雑談が広がるのは個人的には嬉しいけど。
今号のカラーのクールなキョーコに意地悪に攻められる蓮とかいいかも(*´Д`)
「どうしたの?したくないの?」
ニヤリと嘲笑うようなキョーコにドキドキする蓮。
付き合う前か、付き合い始めの設定で。
事情があって蓮の部屋に泊まることになったキョーコ。以前泊まった時と違って、
今はお互い意識してる。だけど、2人とも純情で先に進まない。
お風呂に入っていたら、貧血になってしまったキョーコ。
タオルにくるまって倒れているのを蓮に発見される。
蓮はキョーコを抱え、ベッドまで移動させる。
肌を見ないように心がけ、キョーコの体を拭くが、チラチラ見えてしまう
かわいい胸、お尻、秘所を不可抗力でばっちりと見ちゃったり。
自分のパジャマをどうにか着せるが、キョーコが気づいて、
「敦賀さん…」キョーコの吐息と、潤んだ瞳に見つめられた途端、
ぷっつんと決壊。「キョーコちゃんっ」ガバッと襲いかかる蓮。
激しいキスをして、結局、着せたパジャマを脱がすが、
キョーコの青い顔に我にかえり、ストップする蓮。
「ごめん…」自分は何てことを…反省する蓮。
でも、こういうことがあってから、蓮とキョーコの関係が少し進展する…かな。
あれから蓮は、紳士的な蓮に戻ったけど、キョーコは、その時を思い出すと、ドキドキして、
また、あんな風になってほしいと思うのだった。だけど自分からは言い出せない。
または、その夜は何も起こらなくて、朝、
「ご迷惑をかけて申し訳ありません」「パジャマまで着せていただいて…」
しかし、キョーコは自分がノーパソなのに気づかず、不可抗力で蓮に
ノーブラな胸やそこを見せてしまったり。鼻血を出す蓮。
自分のパジャマを着ているキョーコに感動する蓮もいいよね。
蓮はキョーコの、キョーコは蓮の寝顔を見て幸せ感じるんだろうなぁ。
>>363 キスしようとして思いとどまった本誌の蓮とシンクロですね(*´Д`)
蓮は基本的に紳士なんだよな。
それがキョーコ限定でうっかり手を出しそうになって夜の帝王化するってのに萌える。
しかし再度帝王化してもらうよう画策するのは大変そうだ。
やはりチラリズムかしら、と胸をちらつかせたり超ミニスカート履いたりして、
しかも慣れなくて恥ずかしいから行動が不自然だったりコケそうになって抱きついちゃったり、
しっかり欲情してしまって鼻血噴いちゃってトイレに逃げる蓮。
そんなに見るも耐えられないのかと落ち込むキョーコw
鼻血蓮が想像できなくて、
頭の中で点目蓮に鼻血を書き足してみた。
…なんかえらいことになってしもたorz
本誌のふたりの絡み度がちょっと低い中、あのカラー扉は美味しかった。
あの体勢で互いの髪をいじったり小声で話したりを妄想すると萌える。
自然とキスへと流れそうなカットですな。
ついでに蓮の広く開いた襟元とクーの寝起きにも萌えた。
あの寝起きクーの髪を黒く塗ってみて
蓮に変換できないかやってみた輩はいないだろうか。
「んーあと5分…」
「だーめ」
を蓮キョでも見たいもんだが。
本誌の、愛情に飢えていたキョーコ、から浮かんだ事後ネタを投下します。
2レス。
事後にてエロ極小。
キョーコの心情描写のみ、やや暗め。
以上苦手な方はスルー推奨です。
370 :
1/2:2007/05/23(水) 23:48:25 ID:464XhVJW
まだ片手で数えることができるくらいの、幾度目かのふたりの夜。
疲れて、空気を探して息を弾ませる私は横たえさせられて。
そっと目を開けると、心配そうに顔を覗き込む敦賀さんがいた。
ずるい…
さらさらの敦賀さんの髪は全然乱れてなくて、まだ息の整わない私を尻目に静かに呼吸を繰り返すだけ。
行為の最中は額に少しにじんでいた汗だって今はひいていて。
吸い込まれそうな瞳、わずかに眉間を寄せるその表情――。
こっちはその全てにどきどきしてしまうっていうのに……なんだか自分がバカみたい。
恋に盲目な、ただの愚かな女。
「なにが?」
そう訊き返されて、初めて自分が思っていたことを思わず呟いていたことに気付いた。
「あ…いえ、なんでも…」
この瞳に見つめ続けられていたらごまかせそうになくて、私は慌てて目を伏せる。
「つらかった?」
ふるふると首を振る。
つらくなんか、ない。
初めての時に見せてしまった涙も、痛みのせいなんかじゃなかったの。
感じた痛みもその奥に在った快感も、自分の中にこんな溢れて止まらない感情があったのかと知らされて嬉しかったから。
今まで感じたことのない温もり、「愛されている」という実感。
与えてくれた敦賀さんにそれをどう伝えたらいいのかわからなくて、戸惑って、いっぱいいっぱいになってしまったから。
371 :
2/2:2007/05/23(水) 23:49:06 ID:464XhVJW
「まだ…ちょっと激しかったかな…」
私はもう一度ただ、首を振る。
違う、そうじゃないんです、イヤじゃなかったの。
喉までせり上がってきた言葉は、一抹の恥ずかしさが勝って慌てて飲み込んだ。
敦賀さんは自分のことみたいに少しつらそうな表情で、私の髪を優しく撫でた。
頬にかかった髪をすくって、指に絡めたり、耳にかけたり――…
こんな優しさも、愛しさも、味わったことがない私はどうしたらいいのか、わからない。
わからないと伝えてもいいのかも、わからない。
自分の無知さがもどかしくて、つらそうな顔をさせてしまったことが悲しくて、そして目の前にある温かさが切なくて……
いけない、と思うのに、目の奥が熱くなって、涙が零れ落ちそうになってしまう。
驚いた敦賀さんの手が止まる。
「キョーコ…」
「すき」
「…え?」
「好き、なんです、敦賀さんのこと、好き」
今まで何度も言わなくちゃと思って、それなのに一度も口にできなかった『好き』の二文字。
一度発したその言葉は、思いっきり息を吸ってから吹き出したシャボン玉みたいに、次から次へと止め処なく溢れ出て。
私はぽろぽろと落ち続ける涙を拭うことも忘れて、何度も何度も、好き、好き、と繰り返した。
目の前で敦賀さんが呆れたようにぽかんとしてるのがわかったけれど、それでも私は何度も、何度も。
わかったよ、もういいから、って宥められるまで、私は好きの二文字を吐き続けたのだった。
以上です。
こんな翌朝からふたりの距離が縮まって、自然にイチャついたり寄り添ったりするようになるといいな、と妄想しました。
ハタからみても「あれ?あのふたりなんか雰囲気変わった?」と思われたり。
GJ!
キョーコ視点の蓮に萌え。いい男オーラが。
キョーコが好き好き言うのもわかる。
>>372 GJー
蓮には、そんなキョーコをどろどろに甘やかして、このうえなく感じさせてあげてほしーです。
兄弟or姉妹が欲しいな、とふいに思ったマリアちゃん。
『お姉さま』がいるから上はいいとして、弟か妹が欲しくなる。
とはいえ、新しい母が欲しいというわけではない。
単に身近にそんな存在が欲しくなったというだけのこと。
「そうだわ、お姉さまが赤ちゃんを産んでくれればいいんだわ!」
すっくと立ち上がるマリアちゃん。
しかし変な男がキョーコを妻にするなど許せない。
そんなマリアちゃんのお目にかなう男など…ひとりを除いてどこにもいない。
「お姉さま、蓮さまとのお子さまを産んでいただきたいの!」
とりあえず当の本人に言ったみたが、
なんてことを言うの!と真っ赤になったキョーコに逃げられたマリアちゃんは
賛同してくれたローリィや社さんと画策し、蓮のほうを揺さぶる作戦に出る。
結果マンションに帰ると毎晩のように超ミニスカートを履いたりひらひらエプロンを身につけたりしたキョーコにお出迎えされ、
理性を揺さぶられ続けてげっそり疲れ果てる蓮。
心配したキョーコに至近距離で見つめられ結局決壊。
画策するのは「奇跡のような孫が見たい」というクーでもいい。
クーは腹黒い戦略には向かなさそうだよねw
マリアちゃんのほうがはるかに腹黒いイメージ。
バチアタリと思いつつ。
コスプレで巫女さんとか。
袴はズボンになってるから萌え度は低いかな。
弓道とかする役の凛としたキョーコの姿に発情の蓮。
蓮が弓道してくれてもカコイイな。
あとスポーツ繋がりでプール周辺でとか。
恥ずかしいからとキョーコが一緒にお風呂入ってくれないので、
一人寂しくアヒルちゃんやカエルくんと風呂に入る蓮。
アヒルタンやカエルタンにちゅっと魔法をかけているところにドアを開けてしまったキョーコ。
無言でそのままドアを閉めるキョーコ。
( ゚д゚)
( ゚д゚ )
>>381 こっち見ないでぇ。
蓮とキョーコが結婚したら、ローリィやクーが関わるだろうから
式や披露宴は超豪華になりそう。それか質素に二人だけで式をあげる。
あまりの外野の騒々しさに
切れて結局2人きりで結婚式を挙げることになり。
教会の控え室であまりのキョーコの美しさに蓮発情。
キスしてるうちにスカートを少しずつ捲くり始めて…
「水臭いぞお前ら!!!」
ローリィ&クー乱入w;
>>383 ありそうな展開w
喘ぎ声がひくひく泣いてるみたいなキョーコとか
初めて中でイって震えて呆然としてるキョーコとか妄想すると萌える。
きっと蓮も萌え死にのはず。
385 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 07:35:19 ID:LgvsX6iX
蓮は、ますますキョーコに溺れるね。
このスレで、
LMEゲーム発売ネタ昔なかった?
連には夜な夜なキョーコに挑戦してほしい。
きっと誠一くん並みに難しいはずだ。
「なぜなんだ…キスしても抱き締めても、恐ろしいものを見たかのように絶叫し、走り去っていく…」
>>385 sageてくれ
>>386 ワロスww
笑顔を見せても固まるしな。
誠一より遥かに難しいヨカーン
>>386 キョーコ攻略に躍起になっちゃうよ
ツンデレという訳でもなく愛想もいいのに攻略出来ないなんて気になって仕方がない
>>386 LMEゲームネタは、このスレではないと思う。
本スレかマロンのどちらかじゃないかな?
ゲームか。このスレ的というか板的に言えばエロゲーになるんかな。
キョーコを落として、いろいろ教え込んで48手やるとか。
確か、マロンスレだったよ。 >ゲーム
ラブシーンは、エロすぎるとキョーコのストップがかかりそうなので、
キスと朝ちゅんくらいじゃない?
どうしてもゲームのキョーコを攻略できないので、
傍らにいる本物のキョーコに触れて、満足する蓮。
エロゲーてのはどの程度エロいものなの?
服脱がせておっぱい触る程度?
もっと濃厚にエロエロ?
教えてえろい人。
394 :
390:2007/06/02(土) 01:57:39 ID:g/vqBRiy
>>391 星の王女は名前だけ知ってる。女性向け恋愛ゲームの18禁だっけ?
考えたのは蓮がプレイヤーで攻略キャラはキョーコのみ。逆パターンあり。
蓮キョ以外考えられなかった。
>>393 年齢制限設けているからそれなりのことしていると思うよ。
ゲーム雑誌からの知識だけなのでよくわからない。役に立てなくてごめんね。
あゆみちゃん物語か
UTMはエロすぎた(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
脱衣麻雀、LME版あれば絶対買う!
是非男キャラも入れてほしいw
麻雀の牌の絵柄がスキビキャラになってるとか?
書き忘れ
スキビトランプやLMEトランプ、敦賀蓮トランプあったら買う。
連投すみません。
>398
397さんの言ってるのは違うと思う。
麻雀ゲームの対戦相手がスキビキャラで、3名を選んで対戦。
首尾よく勝てたら、対戦相手を指名して服を一枚脱いでもらう、
ってやつだと思う。
実はエ○フの脱衣雀を持ってるけど、脱ぐシーンはミニアニメが
挿入されたりするよ。
>>401 一枚脱がされる度に真っ赤になって両手で身を隠すキョーコが浮かんだ
昔ゲーセンで働いてたんだが、いい年したオッチャンが小銭を山のように積んで
朝から脱衣麻雀してた。
夕方になって帰ったんで灰皿回収して掃除しようと画面見たら
半裸になった女の子が上目遣いで『もう止めちゃうんですか・・・?』とか言ってた。
これがもしキョーコverだったら蓮は鼻血噴くと思う。
>>403 そっとその小柄な身体をベッドに下ろし額に口付けると、彼女はきゅっと唇を噛みしめ睫毛を伏せた。
恋人という関係においては当然たどり着くはずのこれからの行為。
しかしここに至るまでに今までになく長い時間をかけていた俺はその晩、柄にもなくひどく緊張していた。
とはいえそれを気付かれると、ただでさえ俺以上に緊張しているはずの彼女はますます不安になってしまうはず。
そう思い、微かに震える自分の手をキョーコの指に絡め、強く握ってシーツに押さえ込んだ。
カラカラに乾いた喉を潤すように唇を奪う。
あとから思えばこのキスが始まりの合図になったのだろう、俺は我を忘れてしまった。
激しく舌を絡められ苦しそうに吸った彼女の息に昂ぶり、俺は首すじへと吸い付いた。
「あっ…」
驚き戸惑うキョーコの声を遠くで聞きながら、彼女がシャワーのあとに羽織った俺のシャツへと手を伸ばす。
そんな声じゃない、もっと甘く啼かせたい――
自分の中に、こんな獣のように荒々しい感情と欲望が存在したのかと、頭の隅で冷静に見ている自分がいる。
頬を染め、恥ずかしそうに涙ぐむキョーコ。
耳の中を舐めるとびくんと身体を跳ね上げ、初めての感覚に驚いたのか俺の胸を手のひらで押し返す。
「つ、敦賀さんっ」
彼女に『初めて』を教えるのが自分だということ、それが俺をますます奮い立たせていた。
これからも、誰にも渡すつもりはない。
いや…本当は指一本だって、誰にも触れさせたくはないんだ。
着ている俺のシャツのボタンを全て外し、柔らかな腹部に手を這わせる。
――心だけじゃなく、この身体も…
完全に理性を失いかけたその時、彼女の小さな囁き声が耳に届いた。
「い、いや…」
空耳かと思うくらいの小さな声だったが、その一言は俺をフリーズさせた。
キスしようとしただけで固まっていた純粋なキョーコ。
その日の彼女からは拒絶の意思は伝わってこなかったものの、今までのことを考えると、それが本音かと思って怯んでしまった。
そして、我に返った。
キョーコを自分のモノにしたいと焦るあまり、初めての彼女を労わることも忘れて夢中になっていた。
危うく理性を吹っ飛ばして荒々しく欲望をぶつけるところだった。
「つるが、さん?」
「ごめん…何か温かい飲み物でも持ってくるから」
涙ぐんでいるキョーコの髪を落ち着かせるようにそっと撫で、身を起こす。
――まったく情けない……
気付かれないようにそっとため息をつき背を向けた瞬間、手首をぎゅっとつかまれた。
驚き振り返ると、上半身を起こした彼女はもう片方の手でシャツの前を片手で寄せて握りしめ、真っ赤になって俯いていた。
「どうした?」
「あっ、あのっ」
何か言いたいらしく、ぱくぱくと口を動かしながら、キョーコはますます顔を紅く染めていく。
「驚かせたね、ごめん。大丈夫だよ、無理強いするつもりはないから」
「あのっ、違うんです、そうじゃなくてっ…!」
俺は再び身体を向け、彼女の頬をさすりながら覗き込んだ。
考えがまとまらないのだろうかと、言葉を待つ。
責められるのだろうか、あるいはもっと時間が欲しいのだと釘をさされるのか…
キョーコはしばらく逡巡していたが、やがて俯いていた顔をゆっくりと上げ、瞳を潤ませながら呟いた。
「もう…やめちゃうんですか…?」
----------
以上、蓮鼻血ブーの経緯でしたw
>>404 おまいさん、なんてGJ!!(*´Д`)モエ-
403だが、dd。
因みにゲーセンで見たのは着物verで太股モロ、谷間アップと
シャツver(スーツ)だったよ。
他にチャイナドレスとかもあるらしい。
これ全部、蓮キョで妄想できそう。
>>404 GJ!!
ぜひ続きを書いてください。お願いします。
なんか脱衣麻雀やりたくなってきたよ。ゲームソフトないかなぁ。
でも、役は同じ絵柄2つそろえるのと、1〜9そろえるのしか知らないんだよね。
>>404 きゃーGJ!GJ!!
キョーコかわいすぎる!
>>403 妄想ネタ提供素敵!(*´Д`)d
>>404だが感想&リクありがd。
続き…自分が浮かべたのはエロというよりかわいいかんじですが
それでもよければ書いてみたのでどうぞ。
2レス。
>>404続き。
「敦賀さん大変っ、鼻血!鼻血出てます、ティッシュティッシュ!!」
「え?あー…あ、うん、ごめん」
敦賀さんの顔にティッシュを押し付ける。
拭いてください、って意味だったのに、敦賀さんはなんだかぼんやりしたままで。
仕方がないから血を拭きとって、新しいティッシュでぎゅっと鼻ごと押さえてあげた。
「大丈夫ですか?なんで鼻血なんか…」
「なんでって、君が誘惑したからだろう?」
「ゆゆゆ誘惑なんてしてませんっ!!」
な、なにを言うのこの人!
私なんてさっきまで、敦賀さんのいつもと違うキスに頭がぐらぐら揺れて、
首に吸い付かれた時なんて思わず変な声で叫びそうになったのをなんとか堪えて、
なんとかやり過ごしたと思ったら、み、み、耳の中なんて舐められて!!
もう頭の中が完全パニック状態のところで敦賀さんの手が胸に伸びてきて。
――どうしよう私、胸ないのに、きっとがっかりされちゃう……
色気なくて、それで愛想尽かされて…あ、でも敦賀さんは優しいから、きっと自分からそんなこと言えないはず。
だったら私から、別れを切り出したりしなくちゃいけない?
そんなのイヤ…っ、こんなに好きなのに…こんな風に頭がぐちゃぐちゃになっちゃうくらい好きになっちゃったのに…
…なんてぐるぐる考えていたら、突然敦賀さんが固まった。
「敦賀さん?」
「ごめん…何か温かい飲み物でも持ってくるから」
ごめん、って、なに?
私じゃそういう気になれないってこと?
優しく頭を撫でる大きな手に、子供扱いされてることを痛感する。
悲しくて、悔しくて…不甲斐なくて。
ずっと敦賀さんが私と関係を深めることに迷ってるってことは、わかってた。
さっきみたいにキスが深くなり始めると慌てて離れたり、泊まるというと少し困った顔をしたり。
私に色気があって、それで敦賀さんが思わず襲っちゃうような大人の女だったら、そんな風に困らずに済むはずなのに。
でも……初めて、離したくないと、離れたくないと思った人。
気付いたら私は、ベッドから去ろうとする敦賀さんの手を掴んで引っ張っていた――。
誘惑した、なんていう敦賀さんの意地悪は無視して、とりあえず血が止まるまで押さえてあげることにした。
この部屋、暑いのかしら?
「氷かなにかで冷やしたほうがいいのかな。…って敦賀さん?なんでさっきから目をそらしてるんですか?」
「君って本当に…無意識なんだろうけど、いや無意識だからこそ罪じゃないかと最近思うんだけど」
「おっしゃってる意味がわかりません」
「だから、正面を向くと開いたシャツから胸が見えて目に毒なんだよ」
「なっっ!!!」
言われて気付いて、慌ててシャツをかきよせてうずくまった。
「か、からかわないでくださいっ!」
「だから…からかってるんじゃなくて、本気なんだよ」
拗ねてるみたいな敦賀さんの顔は少し赤くなっていて、なんだか可愛い、なんてその時思ってしまった。
「あのー。私、胸ないですよ?」
「そんなこと気にしてたの?」
「それに、そういう経験も、ないですし」
「嬉しいよ?」
「そ、それにそういう知識だって、全然」
「教えてあげるから」
再び敦賀さんが迫ってきて、あっさりベッドに押し倒される。
「鼻血を出した敦賀蓮、って、なんだか笑っちゃいますね」
このまま彼の思うままってのもなんだか癪で、仕返し気分で言ったそんな私の言葉に、敦賀さんは楽しそうに吹き出した。
私もつられて可笑しくなって、ふたりでくすくす笑い合う。
「ね、敦賀さん」
「ん?」
さっきまでの緊張が嘘みたいに解けて、私は敦賀さんの首に両手を回してそっと引き寄せた。
「もう…やめないでくださいね?」
了解、と答える敦賀さんの表情はいつもどおり優しくて、私は幸せな気分でその夜を過ごしたのだった。
今度こそ終わりで。
ほんわかな二人にもちょっと萌えます。
エロエロVer浮かんだ方がいたらお好きに使ってください。
背中が煤けてるキョーコとか…
>>408サマ
GJーキョーコ可愛い…。
自分やっぱり蓮キョスキーだと再確認したよ
413 :
406:2007/06/04(月) 08:01:16 ID:B779g4ap
>>408 GJ!!
続き書いていただきありがとうございます。
蓮もキョーコもかわいいです。
無意識に蓮を悩殺するキョーコは罪作りですね。
キョーコの苦悩、で小ネタを投下。
キョーコの最近の悩み、それは――
毎日のように、朝起きると自分が半裸状態になっていて、蓮がしがみついて胸に頬をうずめるように寝ていること。
バスローブで寝た日はもちろん、パジャマでしっかりと前のボタンを留めて寝たはずの夜でも、朝起きるとすっかりはだけている状態なのだ。
引き剥がそうにもしっかりと両腕を回されほどけない。
それを『敦賀さんったら子供みたいでかわいい』などと思える朝もないわけではないが、
しっかりと吸い付かれた状態だったり、くっきりと何箇所も吸い跡が残っていたりするからたまらない。
イヤなわけではないが、朝から恥ずかしいやらなんだか変な気分になるやら、
とにかく起きた瞬間から混乱状態になるのは勘弁して欲しいと頭を悩ませる。
「つ、敦賀さんっ」
引き離すのを諦め、蓮を起こすことにしたキョーコ。
しかし蓮は幸せそうに胸に擦り寄り起きる気配はない。
しかも擦り寄るたびに、尖ってしまっている頂きに蓮の唇が触れそうになり、なんだかドキドキし始めてしまう。
「敦賀さんってば!」
朝からひとりで欲情し始めてしまう自分に頬が熱くなる。
寝ているときまで天然いじめっ子の本領発揮の蓮にキョーコはくらくらと眩暈を覚え、
そして蓮がようやく起きた頃にはベッドを出ないといけない時間で。
キョーコは火照った身体に悶々としながらマンションをあとにするのだった。
終わり。
蓮が実はおっぱい星人だったら、という妄想でした。
厳密に言うと「キョーコのおっぱい」星人?
>>414さん、GJです!!
触発され、最近あっためてたネタを投下します。
全5レス予定です。
スキビ×クレパラの劇中劇で蓮キョ
頑張りましたがエロ少なめです。
416 :
1:2007/06/05(火) 21:28:03 ID:MbCpPPe6
東京クレイジーパラダイスという、少女漫画がドラマ化されました。
私は司という元気の有り余る女の子の役をもらっています。
それもただの女の子ではなく、
両親の方針で男の子として振る舞っているんです。
やっぱりヒズリ先生は正しかったんだわ。
だってこんな女の子現実にはいないもの。
先生のレッスンがなかったら、ホントに私、「見たことないからできません」
って言っていたかもしれない。
相手の竜二役は私と同じ新人俳優だし、
監督も初めて会う人だから、気軽に相談できないもの。
あの人にさえも。
あの人。敦賀さん。
一番大切な人。
出会った頃は本当に意地悪で大魔王で、なんてイヤミな人なんだろうなんて思っていたけど、
段々本当のやさしさに気づいて、
お付き合いを初めてからは益々その魅力にひきつけられた。
私が不安な時は仕事の合間をぬって電話をくれて。
誕生日や記念日には必ずお祝いをしてくれて。
本当に、いい人。
敦賀さんに愛されて、幸せ。
ただ、なんてゆうか、ちょっと夜の帝王はまだ苦手で…。
まだまだ慣れない。
だから、敦賀さんにも役作りの相談はできなかった。
だって、敦賀さん演じる総領深角とのえ、え、えっちなシーンで悩んでるんだもの!
そんなこと口にしようものなら、もう………あぁっ考えるだけで顔がほてっちゃう!
417 :
2:2007/06/05(火) 21:29:18 ID:MbCpPPe6
そんな事を考えていると、後ろから敦賀さんが抱き締めてきた。
裸の胸が背中にあたって、服を通して熱が伝わってくる。
「久しぶりに俺の部屋に来たっていうのに、なに一人で百面相してるの?」
「つっ敦賀さん!お風呂早かったですね!」
敦賀さんの吐息を耳に感じながら慌ててそう言う。
「だって早くキョーコとこうしたかったから。」
抱き締めたまま、うなじにキスをしてくる。
「や。だめですっ明日収録があるのに…っ」
「あぁ、いよいよあのシーンだよね。本当に抱いてしまわないように気を付けないといけないな。」
「な!!?」
「あ、もしかしてその事考えてた?」
「な!そ!?」
そんなことあるわけないじゃないですか。
そう言おうとした唇は敦賀さんの唇によって塞がれていた。
舌をからめ、角度を変え、奥まで溶けていく。
キスだけで、体の奥がジュンとなっていく。
キスの甘さに浸っていると、突然敦賀さんが提案をしてきた。
「ねえ、明日のリハしよっか。二人で」
予感的中。
いつもの私だったらきっと断っている。
だけど私のからだにはもう火がついていて、どうやら簡単にはしずまってくれなさそう。
それに、演技の参考にもなるし。
自分の中で色々と言い訳をしてから、小さな声で一言「はい…」と囁いた。
よりリアルにするために。明日の衣裳に似せて着替えをする。
タンクトップにつなぎを着て。
下着の代わりにさらしを胸にまいた。
敦賀さんも髪が短いだけで深角と同じ格好。
そして私は司になる。
418 :
3:2007/06/05(火) 21:30:54 ID:MbCpPPe6
「・・・やれやれ・・・服までボロボロだ・・・」
深角は司に片手を噛まれ、血を流しながらそう呟いた。
「まるで野生動物だな」
司は息を荒くしながら「・・・ふん」と彼の血を吐き捨てる。
「頼みもしねーのに余計なこと教えようとするからだ!!はははは!ざまーみやがれ!!」
勢いよくタンカをきったものの、
深角は竜二の似顔絵を使って巧妙に司をだまし、その体を組み伏せた。
司の必死の抵抗もかなわず、その首筋に口付けられる。
「・・・無駄だよ・・・・・・逃がしてあげない・・・」
演技を続けながら、私は敦賀さんの圧倒的な演技力に驚いていた。
(さすが敦賀さん!深角になりきっているわ。でも、このままひきずられたりはしない・・・・・・・・・きゃぁぁっ!??)
「てめーーーーーーっどこに手ェ入れてやがるーーーー!!」
(ちょっ!ほんとにどこに手を入れてくるんですか!!)
深角は片手で司の両手を捕らえたまま、もう片方の手をするりとタンクトップの中に忍ばせてきた。
さらしでかたくまかれた胸の、その先端を弄んでくる。
(やぁぁぁんっ、このままでは完全に敦賀さんのペースに巻き込まれてしまうっ)
「お・・・俺は若桜じゃねぇぇ!!俺を若桜の代わりになんかしやがったら
今すぐ死んでやる!祟ってやるーーー!!」
ひとしきり叫ぶと、深角の手が止まった。
「・・・OK・・・君は「司」じゃない・・・」
(え?ここは「若桜」っていうとこなのに・・・)
「キョーコにはキョーコ仕様で・・・司より、サディスティックに愛してあげるよ・・・」
「ちょっ!敦賀さんタイム!ストップ!カーット!」
演技を中断し、体を離そうとするが、
敦賀さんの腕が私に絡みついてはなしてくれない。
敦賀さんはいつものように夜の帝王な顔になると、
「ダメ・・・」と小さく微笑んだ。
419 :
4:2007/06/05(火) 21:32:32 ID:MbCpPPe6
服を脱がせ、さらしをずらし胸をあらわにする。
抵抗しようとするとキスをしてきて、その度に何も考えられなくなってしまう。
どんどん高まっていく二人の熱を感じて。
溢れ出していく蜜を全て飲み干されて。
お互いの体液を味わいあう。
敦賀さんは最近避妊をしない。
そのままの熱が私の体の中に溶けていく。
深く。挿して。
いまあなたの体を捕らえている。
呼吸が揃う。
奥まで。奥の奥までの一体感。
このまま二人がひとつになれればどんなにいいだろう。
そして解き放つあなたのすべてを、
「っあぁっ・・・・・・も・・・・・・きてぇっ・・・・・・」
あなたのすべてを私にください。
翌日。
「やぁ最上さん、久しぶり。今日はよろしくね。」
テレビ局近くまで一緒に車で行き、一旦分かれて別々に現場へとやってきて、
再会した一言目がこれ。
白々しい!
あんなに昨日しておいて。って少し思ったけど、
あのまま夜の帝王でいられても困るのも事実。
平静に。冷静に。
今日は最後まで司を貫き通すわよ!オー!
監督との打ち合せを終え、カメリハもなんなく終了。
いよいよ本番がやってきた。
敦賀さんの方をちらりと見ると、いつも通り穏やかに微笑んでいる。
これなら心配していた事も起こらなさそうね。
「よーい、アクション!」監督の声で撮影が始まり、
私は見てしまった。
一瞬で夜の帝王に変わった敦賀さんの、その微笑を・・・
終わり
420 :
5(後日談):2007/06/05(火) 21:34:20 ID:MbCpPPe6
とあるLMEマネージャーの日記より抜粋
○月×日
今日も●の撮影は順調だったな。
●子ちゃんとの仲もうまくいっているみたいで、お兄ちゃんは一安心だ。
ただ・・・・・
役になりきっていたのか?
なんとなく●の手が必要以上に●子ちゃんに密着していたような・・・・・・
●子ちゃんがものすごく艶っぽい表情してたような・・・・・・
なんとなく腰が上下運動していたような・・・・・・
気になるが、お兄ちゃんは気のせいだと思っておくよ。
でも、これを社長が見たらどうなるかな。
俺、クビになっちゃったりしないよな・・・・・・?
以上です。
おそまつさまでした。
GJ!クレパラ最大級の萌えシーンキタ━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━!!!!
見事なシンクロでありました。
竜二×司における司と深角の絡みってなんか萌えるんだよな。
某マネ日記ワロスww
GーJー!
久々の神キテター!!
エロの表現がなかなか良かったです。
423 :
sage:2007/06/06(水) 04:28:38 ID:en3M18gw
GJ!!
むしろ本編でこのネタあったらいいのに!!(´д`*) ハァハァ
GJ!
竜二役とのラブシーン収録をいつも見て悶々していた蓮の逆襲?
とか妄想した。
ネタの中では新人俳優だけど、これで竜二がドラマ初挑戦!な松だったら
大変なことになるねw
竜二が松だったら、蓮もキョーコも仕事引き受けたかどうか…。
クレパラだと刑事さん(名前忘れ)と朝来のを読んでみたいです。
職人の皆様、もし、よろしければ書いていただけないでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いします。
>>427 宗像だよ〜>刑事(ポリス)の名前
オイラもあの二人大好きだ。
19巻のおまけページの続きみたいなのは
保管庫にひとつあるよね。
新作でも読んでみたい……
職人さんの降臨をお待ちしています!
>>426 キョーコ本人はともかく、蓮が、キョーコの出演を躍起になって阻止しそう。
松はテーマ曲歌うとか。
で、なんかチョイ役でゲスト出演。
またしてもキョーコの演技にのまれるわ、収録後に蓮からイヤミ言われるわ、件のシーンを楽屋で練習中(?)の二人を目撃するわでボロボロになる松w
430 :
427:2007/06/08(金) 09:04:46 ID:vNStlzh2
>>428 名前と保管庫のこと教えてくれてありがとう。
宗像と朝来って身長差と体格差ありすぎだけど、そこがいい!
蓮キョも身長差と体格差あるから、いつも蓮を見上げるキョーコは慢性肩こりに。
>>430 じゃあ蓮は常時腰をかがめているから腰痛持ちにw
そしてふたりでなかよくマッサージ、と
>431
そしてそのままギシアンになだれ込む、と
みなさま、GJありがとうございます。
>>415です。
身長差妄想が膨らんでいる中申し訳ないのですが、
もう一話投下させてください。
全4話。久遠ネタ。蓮キョ。つきあっている設定です。
コミックス派で久遠ネタが分からない、知りたくない方は
スルー願います。
434 :
1:2007/06/08(金) 23:23:04 ID:S+ijgsew
それは敦賀さんと初めて海外旅行に行った時のこと。
初めての飛行機はなんだか怖くて、前の日は緊張で全然眠れなかった。
離陸してからは怖さと緊張を言い訳に、ずっと敦賀さんに手をつないでもらっていた。
大きな手だなぁ…。
不思議だな。こうしているとどんどん恐怖が和らいでいくみたい。
キャビンは映画上映のため照明を落としていて薄暗く、
シェルターシートなためまるで人だけの世界みたい。
隣を見ると、敦賀さんはいつの間にか眠ってしまっていた。
長いまつげ。端正な顔立ち。さらさらの髪。
なんでかなぁ。
こうして側で見ているだけですごく幸せ。
……好き。
涙が出そうなくらい、あなたが好きです。
幼い頃も、再会してからも、あなたが暗やみの中の私を救ってくれたように、
私もあなたを照らす光になりたい。
そんな事を考えていると、いつの間にか眠り込んでしまっていた。
435 :
2:2007/06/08(金) 23:24:04 ID:S+ijgsew
それからどの位時間が経ったのか。
ふと、何かが私の頬に触れるのを感じて目を覚ました。
そこには大アップの敦賀さん。
「びっ……くりした。何をなさってるんですか?」
周りの人を起こさないよう小声で尋ねる。
「ん…キョーコこそ、どうしたの?……涙の、あと」
頬に手を当てたまま敦賀さんが聞いてくる。
「そっそれはっ」
言えない。
好きすぎて側にいることが嬉しくて嬉し泣きしてたなんて。
恥ずかしくて言えないってば!
「その…飛行機が、怖くて。」
思わず目を逸らしてしまう。
「ふーーん?」
妙なところで鋭い敦賀さんは、私の嘘を見透かすかのような視線を送ってきた。
そして急ににやりと笑って、
「じゃあキョーコがリラックスできるように手伝ってあげようか。」
そっと口付けてきた。
暗いとはいえ公共の場なのに。
抵抗するもむなしく、敦賀さんのキスはどんどん深くなっていく。
最初はいつものように左に顔を傾けて。
舌と舌をなぞらせあう。
次に右に顔を傾けて、唇だけを味わいあう。
再びいつもの角度になり、私の舌を強く吸う。
何十回、もしかしたら何百回と交わしてきたキス。
何度しても飽きないばかりか、どんどん貪欲になってきている気がする。
「ん…もっとして……」
「キョーコはキスが好きだね」
「ううん。キスが好きなんじゃないの、敦賀さんが……」
「俺が、なに?」
「…敦賀さんが、好きなの…」
はああああ、と大きなため息をついて敦賀さんは唇を離した。
え?私何かまずいこと言った?
「どうしてくれるの。」
「え……?」
「キスだけじゃ、足りなくなったじゃないか。」
436 :
3:2007/06/08(金) 23:25:52 ID:S+ijgsew
妖しく微笑む敦賀さんに誘われるまま、
客室乗務員の目を盗んでトイレに二人で入る。
急に視界が明るくなって、少し羞恥心が蘇ってくる。
でも、もうダメなの。
敦賀さんが欲しいの。
火照る体をもうごまかすことなんてできないの。
いま服を着ていることがもどかしい。
キスをして敦賀さんのシャツをはだけさせ、ベルトをゆるめる。
キスをして敦賀さんの手がスカートの中に入ってきて、下着を奪う。
愛撫なんかいらない。
駆け引きもいらない。
狭いトイレの中では抱き合う体位はできない。
洗面台に、手をついて。
後ろから、一気に。
敦賀さんの熱い楔が私の体を貫いた。
「っあぁぁんっ……」
「欲しかった?」
「ん…ほしかったのっ…」
「こんな飛行機の中なのに、いつのまにそんなにいやらしくなったのかな」
早さを微妙に変えながら、的確に私の感じる場所を突いてくる。
「ふぁあっ……そんなっ…言わなっ……」
「ねぇキョーコ?そろそろ他のお客さんも起きだす頃かな?
ドアの前で並んでたらどうする?」
「そんなっ…のっ…いやっいやぁっ」
敦賀さんがが意地悪なことを言うたびに、熱が高まっていく。
「ねぇキョーコ?」
「…んぁっ…そこ、だめぇっ」
「前を見てごらん」
「いっやぁあああああんっ」
目を開けると大きな鏡に二人の乱れた姿が映っていて、
見ただけでイってしまった。
それでも敦賀さんは私を攻めるスピードを弱めず、
弱い波が再び私のなかに迫ってきた。
「やっ…いったばかりなのに…」
「一人でいっちゃって…さみしいな…」
「今度は…っ二人っでぇ…一緒に来て、久遠…っ」
「キョーコっ……」
437 :
4:2007/06/08(金) 23:28:17 ID:S+ijgsew
敦賀さんは私の体の後始末をしてくれてから、
私だけを先にキャビンに戻らせた。
数分後、何食わぬ顔で座席に腰掛け、微笑んでくる。
手をつなぎながら、敦賀さんが聞いてきた。
「最近やっと名前をちゃんと呼んでくれるようになったね?」
「だって、コーンのイメージが強すぎたんですよ!
コーンと今こうしてるなんて、幼い頃思ってもみませんでした。」
「ほんとに妖精だと信じてたの?」
「当たり前じゃないですか!今でもコーンは妖精です!
そして久遠は…」
「久遠は?」
さも知りたそうに顔を覗きこんでくる敦賀さんが愛しくて。
もう少し、この顔を見ていたいな。
あ、敦賀さんが意地悪したくなる気持ち分かっちゃったかも…
「キョーコ?」
「ふふ・・・内緒、です!」
終わり
ありがとうございました。
GJです!
こちらこそ、ありがとうと言いたい
やばい、自分久遠呼び萌えるわ。
>>434 GJ!
2人とも、どこでいちゃついてるんだよぅ(*´Д`)モエ
会話が、エロくなったり、ピュアになったり、萌える。
GJー
飛行機のトイレは振動?が良くて意外と人気。
と聞いたことがある気がするけど自分の勝手な妄想だろうか。
ところでクーの話題。
クーって若い頃モテたのかなー。
なんとなく、蓮より器用だった気がする。
日本でキョーコのためにドラマに特別出演したクー。
父親のように大切に思っていたはずが気付いたら恋に発展、という年の差ラブ。
本気で演技するクーに夜の帝王顔で迫られ、
――だ、誰かに似てる…っ…!!!つ、敦賀さん!?
で親子バレ、なんてのが浮かんだ。
>>427-428 宗像のフルネームと朝来を「朝やん」と呼ぶ友達の名前わかりますか?
(コミックス持ってないのでわからないんです)
それがわかれば書いてみます。
宗像の所属ってコンポリで合ってますか?
>>440 その展開おいしすぎる!
そのシーンを蓮が見てしまいさらに帝王化したりとか。
どなたかネ申が文章化してくれないだろうか。
443 :
427:2007/06/10(日) 12:37:09 ID:a5doCppF
>>441 クレパラは漫画喫茶で一度読んだだけなので、よく分からないんです。
名前は調べました。wikiにクレパラの項があってびっくり。
守門朝来(すもんあさご) 宗像嵬(むなかたかい)です。
よろしくお願いします。楽しみに待ってます。
宗像は腹上死って言った人だと思うけど、この単語を花ゆめで出していいのか?
とコミックス読みながら思ったことを思い出した。
>441
浅羽菫(あさば すみれ)のことかな?
朝来がキョーコ、宗像を蓮が演じても良さそう。
しかし、蓮があの髪型は似合わない!
446 :
428:2007/06/10(日) 23:02:55 ID:018mvpxq
>>441さま
浅羽菫(あさばすみれ)で合ってます。
うわ〜、ダメ元でリクしてみたら本当に書いて下さる
神が出現するなんて……
蓮キョももちろん大好きですが、仲村センセの漫画で1番
好きなカプなんで、本当に嬉しいです。
ワクテカして待ってます!
失礼してスキビですが、投下します。
蓮×キョーコ。
視点が途中で変わりますので名前欄にKかRで記載しておきます。
448 :
1/5(K):2007/06/11(月) 23:18:29 ID:km1k/Puy
その日の敦賀さんは、いつもより少し、荒々しくて。
「やぁ、つ、るがさ…ん…っ、ぁあっ、ゃあっ」
なのに頭の中を占めているのはひたすら『気持ちいい』という感覚で、
そんな淫らな自分に対する恥ずかしさに、私は顔を背けて枕を掴んだ。
「イヤ?じゃあ…ここ、は?」
「はぁああっ、ああんだめぇ、そ、そこ、だめっ…!」
「ダメ?そうは見えない、けど」
くすりと笑う、声。
見ないで…お願い。
枕に顔を埋めたいのに、膝をつかまれて突き動かされて抗えない。
突き刺すような視線を感じるのは、事実なのか、あるいは心の奥底にある自分の願望なのか、見分けがつかない。
敦賀さんは私の中の、入り口の辺りで、小刻みにポイントを突いてくる。
だめ、いや、そこ、だめなのっ、やめて…っ
首を振って嫌がっているのに、そのことは結局、感じる箇所を教えていることになってしまうだけ。
ううん、きっと黙っていても、見透かされてる。
こうして抱かれている間じゅう、彼はずっと私の表情を窺っているのだから。
恥ずかしいから、顔、見ないでください、そう何度もお願いしてきたけれど、それに従ってくれたことは一度だってない。
『君がどこをどうされると感じるのか、知りたいから』
そう言って、敦賀さんは容赦なく私を凝視する。
その視線に――私はいつからか、その視線そのものにすら、身体の底から熱くなるようになってしまった。
449 :
2/5(K):2007/06/11(月) 23:19:19 ID:km1k/Puy
敦賀さんは私の身体を少し横に傾けて、また少し律動を早めた。
「ぁああっ、んんっ、はあっ……っ、やっ、だ、だめ…」
「あぁ、すごいよ?よく見える…いやらしいね、キョーコ」
完全に失いかけていた理性が一瞬舞い戻ってきて、カァっと顔が熱くなって。
慌てて繋がるところに伸ばした手も、あっさりと振りほどかれてしまう。
「ひぁ、んぁっ、ああっ、やだ、ヘン、なるから、や、なのぉ…っ」
「あたってる?」
「ん、んっ」
もう恥ずかしさも消え去るくらいに、快感だけがカラダとアタマの中を支配して、私はただウンウンと頷いた。
「気持ち、いい?」
「んっ、ああっ……い…ぅ…」
「なに?」
「あ、あっ…め…っ、い…ちゃぅ…!」
「なに?聞こえないよ?」
イジワルっ、聞こえてるでしょう?
ベッドの上の敦賀さんは、イジワルで、嘘ばっかりで、イヤになる。
でももっとイヤなのは、そんなイジワルに、カラダ中が震えるくらい昂ぶってしまう、私自身。
「…く…イク、いっちゃう、のっ、ゃあっ」
「聞こえない、もっと、言って?」
「ぁああっ、ゃああ、い、ちゃぅう…っ、い、ゃあっ、いっちゃうっ、ぁああっ…!!」
450 :
3/5(K):2007/06/11(月) 23:20:11 ID:km1k/Puy
アタマの中が真っ白になって――気付いたら、深く繋がったままの敦賀さんに、上からしっかりと抱きこまれていた。
「大丈夫?」
腕の中で優しく私の髪を梳かす。
敦賀さんは時々、こうして突然荒々しくなって…でもそのあとはいつも以上に、優しくなる。
ずるいよ、そんな優しい目されたら、文句を言う気だって、失せてしまう。
「ん……私…」
「ひくひく震えて気持ちよさそうに独りでイって、さっきのキョーコ、可愛かったな」
また恥ずかしい台詞を悪びれもせずに言われて、私はきっと真っ赤になってる顔を、敦賀さんの胸に押し当てて隠した。
こうして何度苛められても、どんどんこの人のことを好きになっていく…私、変なのかしら?
「敦賀さん…」
「ん?」
ずっと、一緒にいたい。
ずっとこうして抱き合っていたい。
それが無理でも、夜を迎えるたびにおかえりって顔を合わせて、数え切れないくらい一緒の夜を重ねて、
ずっとずっと何年先も…何十年先も、一緒にいたい。
「…イジワル」
だけど、それを言葉にしたら、泡のように消えてしまいそうで、怖い。
口にする勇気がなくて、ひねくれた言葉でごまかした私に、敦賀さんは楽しそうにくすくすと笑って、
じゃあもう一度意地悪、しちゃおうかな、と耳元で甘く囁いた。
451 :
4/5(R):2007/06/11(月) 23:20:54 ID:km1k/Puy
「れーん、昨日キョーコちゃんのこと泣かしたりしなかっただろうな?」
「……泣かしませんよ、どうして俺が泣かなくちゃいけないんですか」
次の仕事までの移動中、社さんの言う意味を取り違えそうになって、一瞬返事が遅れてしまった。
確かに、許して、と請われるまで"啼かした"のは事実だけれど。
「だってお前昨日、キョーコちゃんが最近口説かれまくってる、って俺が言ったらすごい怒ってただろ?」
「別に…怒ってませんよ…」
「いいや、怒ってたね、気温が2、3度下がるくらいには怒ってた!」
怒ってないといくら言っても、社さんは絶対に譲る気はないらしい。
そこから延々、自称『お兄ちゃん』のお説教が始まった。
別に怒ったわけじゃない。
キョーコが俺以外の男に振り向くと思っているわけじゃない。
ただ…社さんがいつか予言したように、日に日に美しく変化を遂げていくキョーコに、俺のほうが焦っている。
四六時中腕の中に閉じ込めて、ふたりだけの世界で生きていければいいのにと、心の底からそう思う。
そんな独占欲の塊の醜い自分がどんどん膨らんでいって、時折どうしようもなくなって、彼女を荒々しく抱いてしまう。
そして後悔して焦る俺に、キョーコは優しく微笑んでくれる。
どこまでも純粋で清らかな彼女、そして貪欲で醜い自分。
彼女を繋ぎとめておく術がわからずに、俺の苛立ちは募っていくばかり。
ずっと、一緒にいたい。
ただそれだけなのに、どうしたらいいのかわからない。
452 :
5/5(R):2007/06/11(月) 23:22:13 ID:km1k/Puy
「あ、この番組、人気なんだよね、パーソナリティが面白くってさ」
気付くと社さんの説教はとうの昔に終わっていて、話題は車内を流れるラジオのプログラムに移っていた。
聞こえてきたテーマは『家族』で、そこにすんなりと自分の思考が合わさった――…きっかけなんて、そんなものかもしれない。
彼女を縛り付けることは不可能かもしれないけれど、俺は彼女の未来にも存在したい、と強く思った。ただ、それだけ。
「社さん、次まで時間ありますか?ちょっと寄りたいところができたんですけれど」
彼女は何て答えるだろう。
突然すぎると怒るだろうか?
怒りながらも、喜んでくれるだろうか…泣かせてしまう、かな。
ああでも、返事が怖いから、答えの前に強引に指輪、はめてしまおうか。
止まらなくなった期待と不安に押しつぶされそうになりながら、俺はハンドルを握り締めた。
以上です。
蓮に激しく悶えました。いいお話をありがとう。
視点の転換も全く気にならず、スムーズに読めましたよ。
面白かったよー
嫉妬ものっていいよねー
GJ!!
素直になりきれないキョーコが可愛かったです。
ほづ
クー×キョーコ?で小ネタ。
ある日、クーとキョーコが一緒に飲みに行く機会があり、ふたりは泥酔。
べろんべろんで二人で蓮のマンションに帰ったが蓮不在。
仲良く話しているうちに、クーはキョーコを愛する妻と混乱、キョーコはクーを蓮と勘違い。
イチャイチャしているところに蓮帰宅。大魔王降臨。
クーもキョーコも全く他意は無くって
本当に酔ってるだけ(二人とも心底、敦賀連大好き。
酒の話題も蓮バナで大盛り上がり)なのに
そーゆー状況
>>458 になってくれるといいなー。
>>459 > 二人とも心底、敦賀連大好き
ふたりで蓮の取り合いってかわいいかもなー
先生→お父さんとすっかりクーに懐いたキョーコ。
クーも娘ができたみたいでかわいくて仕方がない。
普通に挨拶のつもりでキスしたり手をつないで歩いたりするようになり、
ふたりは仲良しこよしな感覚だか蓮は激怒、とか。
>>461 「ふーん、挨拶。じゃあ俺もしなきゃね」
(蓮、キュラキュラ放出後、帝王っぽく実行)
「…っ。つっつるがさんっ!な、なんかコレはアイサツとはちがうとおもいますっ///」
>>461 久遠キョーコとクーが「ダディッ」「かわいい坊や」と、ぎゅっと抱き合って、
そのままぐるぐるまわるイメージが浮かんだ。子犬がじゃれあうイメージ。
それを見た周りの人の反応。
「ヒズリさんの息子さん?(娘さん?)」
「綺麗な子ねぇ、天使みたい(さすがヒズリさんの子)かわいい…(*´∀`)ホンワ〜」
「クールなヒズリさんにあんな一面があるなんてね」
父と子の微笑ましい場面でもあるのだけど、勘の鋭い人は、ちょっとドッキリして
しまったり。(例えば、蓮や社さんや緒方監督みたいな人。)
美男と美少年(?)だからだろうか、少年が時折見せる、少女のような美しさだろうか。
2人の雰囲気に、ドキドキする。そう、2人は恋人同士のようにも感じる。
2人があやしいとか801とか言ってるわけではなくて。表現が難しい。
クーとキョーコって癒やされるよなぁ。
色気がないと悩んでるキョーコにクーが色っぽい声を指導。
「あ…あ…ん……こんな感じですか?」
「うーんもっとこう、吐息を混ぜて…」
「はぁ…ん…」
とかやってるところに声だけ聞いた蓮が怒りモードでバーーン(AA略
とか。
ある日の蓮とキョーコの会話。
「敦賀さんって何フェチなんですか?」
「フェチ?」
「そうです。うーん、おっぱいフェチ…じゃないですね、すみません…」
「……」
「うーんなんだろう。私の髪いじるの好きですよね、髪フェチ?ってのもいまいちだなぁ。唇かお尻…背中も好きですよね
って敦賀さん、そんなに見つめられると、い、居たたまれない気分になってくるんですけど…っ」
「キョーコフェチ、かな」
「な、何言ってん、ゃあ、だ、だめですこんなところでっ」
実際蓮は何フェチなんでしょうね
16巻読んだ!
キャッチフレーズコンテストのイラストの前後ページ書き下ろし、すごくいい!
これを元にした話を誰か書いてください。お願いします。
その膨らんだ妄想を文章化させるんだ!
膝枕をお願いする前、蓮は何を言おうとしてたのかな?
『止められて良かった
この子にしようとしてた行為も
口走ろうとしてた事も』
この下りに萌える。
「君の――……」
この後に続く言葉。
このスレ的には「処女をくれないか」とか?
せめて『初めてをくれないか』にしようや
水着売り場を見てこれキョーコに似合いそうとか思っちゃったよ。もう病気。
で、蓮の部屋で水着ショーをするキョーコが浮かんだ。
>>472を読んで「キョーコに似合いそうだ」と水着売り場で考えに耽る変態蓮が浮かんだり。
16巻書き下ろしの蓮、その後を妄想。
ぶつぶつ文句を言うキョーコ。
「ちゃんと君に触れる許可は取っただろう」
蓮は自分の少し乱れたシャツを整えながらしれっと言い放った。
「ちょ、ちょっとだけっておっしゃったじゃないですか!そ、それを、あんな……っ」
「あんな、なに?」
「…っ、な、な、なんで近づいてくるんですかっ、もう撮影は終わっ」
「あんな、の続きは?」
固まっているキョーコの襟足の髪に手を伸ばし、指に絡めて遊ぶ蓮。
ゆっくりと顔を近づけ――耳元でそっと囁いた。
「続き、する?」
そんな夜の帝王もいいけど
その後ひとりになった途端に頬を染め悶えるヘタレな蓮でも萌えてしまう。
私もヘタレな蓮に1票。
>>470 「君の…」に続く言葉って何だろうね。
「君(が)(を)(と)…」だったら、「好きだ」「知りたい」「欲しい」「好きになっていいかな」
「抱き(しめ)たい」「一緒にいたい」とか色々思いつくんだけど。ありきたりだけど。
「君の…」
・ことをもっと知りたい。
・全てが知りたい。
・心にいるのは誰。
・心が知りたい。
・心が欲しい。
・全てが欲しい。
・そばにいたい。
・笑顔がみたい。
・ことが好きだ。
・好きな人はだれ。
うーん、なんか違うね。ぴんとこない。
「君の…」は、続ける言葉を意識せずに発したのかな。
どんなに寒いセリフでも、蓮が言うと抵抗なく聞こえそう。
君の唇が欲しい。
コミクス16巻萌え萌え記念に、
「…君に…して欲しい事なら…一つある…-----…」
…の、パラレルパロ投下します。
最初は最後まで行く気マンマンだったとですが、結局○○止まり。
エロパロとして成立しているのか疑問なうえ、ヘタ蓮が駄目な方は
申し訳ありませんが華麗なるスルーをお願いします。
えーと、同じ状況を蓮視点とキョーコ視点で行きます。
「君の全部を俺にくれないか…」
気がつくとそう口走っていた。同時に手を伸ばし、彼女の腕を掴む。
あまりに唐突で、思いがけない出来事なのだろう、
彼女の表情はこわばったまま、どこか呆然として、
俺と、自分を掴んでいる俺の手を交互に見やっている。
苦しい。胸の奥で、なにかが焼け焦げる。
「………ほしいんだ…」
『敦賀蓮』の仮面に亀裂が入り、本来の自分が顔を出す。
そう思った瞬間、彼女の表情が変わった。
「いやっ」
俺の手を振りほどこうと身をよじる動きに、思わず頭に血が上った。
逃がさない。
手に力を込めて引き寄せ、抱きしめると、彼女はいっそう激しくもがいた。
「やめて下さい、敦賀さん…!」
バランスを崩し、バスの床に倒れこむ。深く抱きしめ、押し倒した格好だ。
腕の中の細くてか細い、柔らかな体。
倒れたはずみにそらせた白い喉に思わず唇を寄せると、彼女は泣き声をあげた。
「うそですよね、冗談がひどすぎますっ、こんなのってひどいですっ」
必死な訴えを無視してきつく吸う。俺の独占欲をあらわすあざやかな所有印がうかぶ。
目から火を噴きそうに熱い。
俺の行為を、冗談か悪ふざけと流してしまいたい女。
俺のどこかに、それに乗ってこの手を離してしまえば…と思う気持ちも確かにある。
頭の片隅で『敦賀蓮』が必死の形相を浮かべて俺を引き戻そうとしている。
だが…。
「冗談なんかじゃない」
耳元で囁くと、彼女の全身が震えた。信じられないものを見るような目。
「冗談で、こんなことはできない」
潤んだ瞳を真っ向から覗き込み、おとがいをとって深くくちづけた。
反射的にあらがう体をおさえつけて、動きを封じる。
必死に抵抗しているのだろうに、何の痛痒も感じない。
簡単に押さえ込むことが出来るその非力さが、俺の良くない部分を刺激する。
柔らかなくちびるをついばむように、うながすように。
どれだけ繰り返したか…遂に彼女の息があがって、かすかにひらかれた口のなかに
容赦なく無理矢理舌を押し込んだ。
思わず漏れた短いあえぎの耳を打つ甘さに頭が痺れた。
反らせた背を抱きこむように腕をまわすと、全身がすっぽり入ってしまう。
調子に乗って膝を割り、脚を絡めると、体と体がハマってしまったようにしっくりとなじむ。
「----------------!!!」
首をふって逃げようとする顎をきつく掴んで、
初めてであろう深いくちづけを繰り返す。
他に誰もいないバスの中に、お互いの吐息だけがひびいた。
重なった頬に冷たいものが触れる。
ふと顔をあげると、彼女の大きな瞳から涙がぼろぼろと溢れていた。
「……ひどいことをしていると、自分でも思う」
彼女の目を覗き込む。そこになぜか怒りの色はなかった。
ただ、驚き、いぶかしみ、自分の身に起こっている事を理解できないでいるかのような。
「きみはなにも悪くないのに…」
不破への敗北感、それはいい。 俺を本当に苛んでいるのは……---。
俺の存在のあまりにもの小ささ。
この子の中にある、俺の存在の。
そこに誰もいないのならば、耐えられた。昨日までの関係なら、まだ余裕があった。
大体俺は、ここでこんなふうに大事な存在は作らないはずで。
作れないはずで…。
しかし、馬の骨は、名乗りをあげたのだ。
そしていまのところ、俺に勝ち目はどうやら、ない。
体と心がバラバラだ。気持ちだってひとつにならない。
自分の事ながら反吐が出そうだ。
「悪くないから………---------めちゃめちゃにしてしまいたい」
俺がいるのに、俺に気付きもしないで、ただ真っ直ぐに不破を追う君を。
そして俺は唐突に気付くのだ。言葉や行動とは裏腹に、
既に自分が『敦賀蓮』に戻っていることを。
なんて事だ、この期に及んで。
一瞬の激情は去ってしまった。
それほどにこの子の涙は痛くて、詰りも怒りもせずに
俺を見上げるいたいけな姿がいじらしくて。
この子にこれ以上一体何ができるだろう。
傷つけてしまう。それはきっと取り返しがつかない。出来ない。
なんて事だ。これは何だ。 心よりも先に体ごと白旗があがるなんて。
俺は彼女から手を離して、体を起こした。
触れてしまったのに。後輩としてではなく、ひとりの女として。
もう遅いのに。
『冗談だよ』といつものように誤魔化すには、
あまりにも生々しい欲望をぶつけてしまった。
「----------------------…」
「………………………………」
彼女は身を起こすと、胸元をかき合わせるような仕草をして、俺を見た。
かすかに震えてさえいる。
そういえば、彼女はつい昨日、ストーカーに遭遇してひどい目に遭ったばかりなのだ。
自己嫌悪がこみ上げる。忘れていた、自分のことばかりで。
「………行って 」
体をよこにどけて、道をあける。
床に座りこんで低くつぶやくと、彼女ははじめ戸惑うように、
そしてふいにはじかれたように立ち上がって、出口へと駆けていった。
その気配を遠くにきいて……暫時。
窓の外から日の光が差し込む。どこかで鳥が鳴いた。
「………すみませんでした」
彼女が飛び出していった出口付近にいるもうひとつの気配に、
ため息とともにつぶやく。
その人は、バスの中に入ってこようとはしなかった。
「おかげで正気に戻れました……」
あの子の涙を見たのと前後して、かすかにバスの車体を叩く音がした。
さぞ驚き、あわて、困惑したことだろう。
それでも、俺があれ以上の行為に及んでいたら彼はきっと止めに入ったはずだ。
「…敦賀君………」
外から届く、遠慮がちな声は、やはり緒方監督のものだった。
「気分がすぐれないって聞いたから、スケジュールを調整したんだ
午後からは、百瀬さんのシーンを先に撮るから。
敦賀君は一時間くらい後に入ってくれていいから」
「…お世話をおかけします…」
なおも何かを言いかけ、のみこみ、じゃああとで、と言って去っていく気配。
ひとり、残されて…。
そういえば、あそこまでしておいて、
俺は結局あの子に「好きだ」とすら言ってないんじゃないか?
なんとなく呆然とした。
敦賀蓮、おまえはわりと、最悪だ。
「君の全部を俺にくれないか…」
確かに、そう聞こえた。
その意味を考えるより先に、敦賀さんの手が私の腕を取り、
気付くと抱きすくめられていた。
(えっ?……えっ… えええ!????)
声にならない驚愕。
…というか、人間って多分、本当に驚いた時、全部「止まって」しまうものなんだと気付いた。
なんて、冷静に分析している場合とかじゃなくて…。
思考停止したまま、敦賀さんを見る。
きっと今私はすごく情けない顔をしている。
目が合った瞬間、思わず鼓動がブレた。
(夜の帝王------------!!!)
いっそなまめかしいと言ってもいいほどの美しい顔に、真っ直ぐに見つめられている。
「………ほしいんだ…」
低い声、掴まれた腕の、強い力。
敦賀さんが何を言って、何を求めているのか、わからない。
わからないけれど……-----。
「いやっ」
殆ど反射的に、気付くと身をよじっていた。
強い力で引き寄せられ、抱きすくめられた。
もがくと、もっともっと強く抱きしめられた。
知らない男の人みたいで、こわい。
「やめて下さい、敦賀さん…!」
どうして?どうして?わけがわからないからどうしていいかわからない。
腕の中から逃れようと体をひねると、バランスを崩したところに床に組み伏せられた。
大きなからだ、強い力、敦賀さんの匂い。すごく近い…。
首筋に敦賀さんの吐息を感じた瞬間、そこにくちびるを押し当てられた。
イヤだ、 いや………。
「うそですよね、冗談がひどすぎますっ、こんなのってひどいですっ」
きつく吸われる。その感触に、心臓が暴走をはじめた。
自分の中で、得体の知れないものが、ぞわり…と動いた気がした。
熱い…… 熱くて…------。
「冗談なんかじゃない」
耳元で囁かれて、また頭の奥が変な感じにブレた。
少し体を起こした敦賀さんの、上からふってくる強い視線。
普段の敦賀さんとは全く違う誰か。
夜の帝王だけど、いつもみたいな冗談でも、演技でもない。
視線で焼き殺されてしまいそうに熱くて…
--------私の中に深くとじこめたものを揺さぶるような、怖い目。
「冗談で、こんなことはできない」
敦賀さんの指が、いつか私の唇をいやらしくなぞった指が、ふと顎あたりにそえられて…
気付くと唇で唇をふさがれていた。
(--------------------!!!!)
頭が真っ白になった。そして、キスされているんだ、と気付いた。
敦賀さんが、私にキスをしている。 いつかみたいな寸止めではなく-----。
私が、敦賀さんにキスをされている。 いつかみたいな、冗談ではなく-----。
体が勝手に動いた。いやだ、はなして。こんなことをされたら駄目だ、駄目だよー。
男性というものを、ふいに正面からまともにぶつけられて、私はパニックをおこしていた。
ビーグルの変態に追われた時の怖さと少し似ていた。
よく考えたらあれは昨日のことなんだ。
昨日が変態で、今日が敦賀さん。私の人生、何がどう間違って…------。
でも、気付いてる。私はいま、ショータローのこと呼んでない。
昨日よりもあきらかに、たぶんものすごくどうしていいかわからないこの状態で、
あの時感じた絶望とは違う気持ちを抱いていて、私は自分のそれがものすごく怖くなった。
息苦しくてわずかに口をひらくと、それを待っていたかのように敦賀さんの舌が入ってきた。
(うそーーーーーーーー!!!????)
はじめてなのに、したことないのに。
もがいて、ぶんぶん首を振って、なんとか逃げようと足掻いているのに、
どういうわけか気付くとがっちり敦賀さんに抱きしめられていた。
全身に敦賀さんを感じる。何といつのまにか足まで絡んでいるではないか。
ふれ合っているところから、全身が熱く痺れて…
唇から口内にまで与えられる刺激の甘さにめまいがした。
頭の奥がぼうっとする。
慣れたキス、慣れたしぐさ。
なぜだかふいに、すごく悲しくなった。
叫びだしそうになる。
かれにとってこの行為ははじめてじゃない。
こんなに激しく、噛み付かれて、食べられてしまうのじゃないかと思うくらい乱暴なのに、
重なる唇の柔らかさと吐息の甘さと、
敦賀さんの重さと、きつく苦しいくらいに抱きすくめられるこの熱さを…------。
知ってるのは私だけじゃない。
自分でびっくりした。涙が出てきた。
(なんで????)
それは、こんなにひどいことをされているのだから、
涙のひとつも出てきてしかるべき、と思うけれども。
この涙はきっとそうじゃない、 だからすごく ------ 苦しくて、イヤだ。
ふと、敦賀さんが顔をあげた。
唇をはなすときに、 ちゅ となんだかとても恥ずかしくなる音がした。
上から私を見下ろす敦賀さんの目が、熱にうかされたように潤んでいて、
やっぱりなんだかすごくなまめかしくて、また涙が出た。
「……ひどいことをしていると、自分でも思う」
覗き込んでくる敦賀さんの目。
全てを見透かされそうで怖い、綺麗な目。
お願いします、これ以上入ってこないで-------。
それはほんとに私にとって “ひどいこと” なのに。
恋なんかじゃない、違うのに。
そんな敦賀さんで、私の苦手な『夜の帝王』で、こんなふうに。
「きみはなにも悪くないのに…」
彼はすごく傷ついてるみたいだった。
どうしてなんだろう…。
そして私は、『どうしてですか』と聞けないでいる。
それを聞いてしまったら…
全てが取り返しのつかないふうに変わってしまう、そんな気がして。
つC
「悪くないから………---------めちゃめちゃにしてしまいたい」
そんな物騒な言葉を囁かれているのに、
ふと気付くとあの嵐のような恐ろしさがきれいに消えていた。
重なり合っていた熱がどこかさめていく、
ただふれ合っている部分だけがあたたかくて…。
(ああ、いつもの敦賀さんだ---------)
『いつもの敦賀さん』と、こんなとんでもない格好で
抱き合っているのはかなりの異常事態だけれども、
それでもさっきみたいな、わけのわからない情動に
気持ちが振り回されてしまう恐怖よりも良かった。
「----------------------…」
「………………………………」
敦賀さんが体を起こした。私は、重なっていた体温が失せて、
何だか急に寒くなった気がして、
半ば無意識に胸元をかき合わせていた。
なんだろう…この、喪失感?
そう思った瞬間に、またさっきの恐怖の尻尾を感じて、思わず身震いする。
抱きしめられているあいだに、私の体の中に何かの種が撒かれて、
それが小さく芽吹いてしまった気がする。
それが根をはり、育って、私を内側から変えてしまうような、不吉な予感。
「………行って 」
敦賀さんの疲れたような声。
そうだった、この人は気分が悪くて…休んでいて…。
それなのに、何がどうして、いま、こんなことになってしまったのかわからない。
わからないことを確かめる余裕もなく、
私はただその不吉な予感から逃げるために、立ち上がった。
おしまいです、なんという書き逃げ。
長々とお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
>>476 …そのせりふ戴けばヨカタ…。
>>486 Cアリガトー。
>>488 乙〜(*´Д`) 萌えました…!
涙の理由とか、胸元をかき合わせるしぐさとか、蓮とキョーコで
意味が違うのがイイ。
gj!gj!gj!!
>敦賀蓮、おまえはわりと、最悪だ。
って表現にすごくグッと来ました
監督もこんなん見せられたら狼狽するわな
うわ〜超GJです!!
本当にこんな展開あったらマジで萌え死ぬ…
つか、あって欲スィ…
キョーコの涙の理由がまたイイ!
職人さん、素敵な萌えをありがとう!
GJ〜!
萌え萌えしちゃったよー。
この後2人はどうなったんだぁあぁあ
GJだよぉ〜
ヘタ蓮具合が最高だよぉう!
>>478 GGGGJ!!!
最後まで行っちゃったver.が禿しく気になるんだぜ
GJ!
蓮やキョーコに感情移入してしまった。
キスとか、触れあってる体の感触とか、心理描写とか、
萌えどころがたくさんあったよ。すばらしい。(*´Д`)
書き下ろしキョーコ、巻きつかれたあとに肩の部分がズリ落ちてるのがなにげにハァハァ
youたち有難うございました。
読んでもらえて、しかも感想までもらえるってうれしっスね。
2ちゃんで投下元が出張るのは心意気として野暮ですが、
嬉しかったんで。スンマセン。
いままたスキビを1巻から読み直してヌホーな気分です。
実は引越しにあたって本棚の整理のため泣く泣く10巻まで
ブコフに売っていたのですが、16巻読んで鼻息も荒く
全部新刊で買い直してしまいました。
意味ねー…。
しかし少女マンガでエロパロを書く日がくるとは…。
恐るべし萌ツボ押しキング仲村(テンテー)。
>>494 ぬーん。
蓮の妄想の中の出来事としてでよければ投下させていただきたくなのですが、
色んな意味で躊躇われる部分もあり悩ましいであります。
>>497 494じゃないけど、妄想カモン
you書いちゃいなよ
ヘタ蓮どんと来い!щ(°Д°щ)
>497
オレも494じゃないけど、妄想プリーズ!
躊躇わないで〜〜
…大丈夫だよ…怖がらなくても…
…ほんの少し エロっぽく書くだけだから―――…
書いちゃってよYOU!!
スキビ16巻で盛り上がっているところにすみません。
3年前で更新の途絶えている、クレパラの竜二×司で萌文を見つけたのでコピペ投下させてください。
そしてどなたか続きを…!!
ちなみにコピペ元
ttp://goltuko.b.to/
502 :
1/3:2007/06/24(日) 12:25:41 ID:v+jzLrJl
<痴漢ごっこ>
「朝はいつもこんなに多いモノなのか?」
ギュウギュウに人で詰まった電車の中。そんな中に竜二と司は居た。
何故、二人はこの場所に居るのか。
それは、ただ単に、満員電車なぞに、乗った事がない、という竜二の言葉に司が
「経験が大事だ」
と、勝手に電車で学校に登校しているだけである。
まさか、誰もここに、九竜組三代目が乗って居るとは夢にも思わないだろう。
二人は完全に人ゴミに飲まれ込んでしまっていた。
司は閉まっているドアに背中を押し付ける格好になっていた。竜二はその前で司の両肩の隣に手をつき、司の身体を庇う形になっている。
「別に、庇わなくても良いんだぜ…?」
気まずそうに司は俯いて言った。頬は微かに赤くなっていた。
503 :
2/3:2007/06/24(日) 12:43:18 ID:v+jzLrJl
「別に構わねえだろ」
そうだけど…、と司は気恥ずかしいのか俯いたままだ。
正直なところ、竜二は司を誰一人さえ触れさせたくない為に、こうしているだけなのだが。
ガタンと電車が動き出した勢いで、司の身体が他の乗客に押されバランスを崩し、竜二へと少し抱きつく形になってしまう。
司は、真っ赤になり、離れようとするがスペースがない為、身動きが出来ない。
「ご…ごめん」
「謝る必要ねぇだろう」
「ま…そうだけど」
そう言って、竜二の胸へと顔を預けた。
その姿があまりにも初々しい。
504 :
3/3:2007/06/24(日) 12:45:02 ID:v+jzLrJl
「……ッ」
司の髪の毛が下を向いた竜二の鼻を掠めると、甘い匂いがした。
いつも思うんだが…何を使っているんだろうか?司からはいつも甘い匂いがする。明らかに俺が使っているものとは違う。当たり前か。
甘い匂いに誘われるように、竜二は司の頭にソッと口付けた。
「り…?////」
「我慢の限界だ」
そう言って、竜二は下半身をワザと司の下半身にグイッと当てる。
「///やっ…」
逃げようにも、後ろは壁の為に上手く逃げられない。
竜二はカチャカチャと司のズボンのベルトを器用に外した。
司は竜二を殴ろうにも、人が多過ぎて手を上げる事が出来ず、ズボンの中に手を入れようとする竜二の手を必死に抑えようとする。
それは、無駄な抵抗で……
「ヒャッ///ンっ…」
以上です。
続きを書いてくれるネ申様はいませんか。
ここに虹の話題を持ち込むのは有りなの?
管理人に「続き読みたいです」「書かないなら続きを書いてもいいですか」と聞いてみた?
それがわからない間は誰も書かないと思うが。
>>506 確かにその手段がとれるならそうしたいけど、
管理人が誰かもわからないし、連絡をとる手段もわからなかったから
続きを読みたいばかりに持ち込んでしまいました。
いい雰囲気に水を差してすみません。
またROMに徹します。。
疎かったんだろうけど
他人の文章なら無断でコピペ自体どうかと思うよ。
連絡取れないならなおさら許可がおりないわけだし。
続きは脳内で創作して萌えるがよろし。
う うそつき!!!どこがほんの少しなの…!?
*****
…って感じですが、前投下したのがエロ?ってレベルだったので、
とりあえず行くところまで行き着いて最悪な感じにしてみました。
唆してくださった皆さん、有難う!youたちも好きねえ〜。
妄想(プ)レイプでヘタ蓮にも程があるので、取り扱いにご注意下さい。
時系列は
>>482の続きになります。
キョーコのシンクロ夢はかすかなフォローのつもりです。
なんか書き放題書いて本物の敦賀氏に呪われそうな気がしたので。
>>507 たしかに、よりにもよってあそこで終わられちゃ、
この萌のもって行き場がないですよね。
痴漢ネタは私も好きなので、その辛さはよくわかります。
クレパラじゃなくて申し訳ないですが、
持病の膀胱炎に悩まされながら投下しました、
もしよかったらですが読んでやって下さい。
その日のその後の事は正直よく覚えていない。
仕事はきっちりこなしたはずだ。リテイクも出さなかった。
しかし、当然ながらあの子がいつものように俺の傍に寄ってくる事はなかったし、
俺からあの子に近づくことも出来なかった。
罪悪感と拒絶されることへの恐怖で、彼女のいるほうを見る事すらできなかったのが実際だ。
ただ全身をアンテナのように張り巡らせて、彼女の気配を伺っていた…それだけはよく覚えている。
多分、その後の飢餓感の予兆を感じていたのだろうと思う。
一線を越えてしまったそのツケを、俺は程なく思い知る事になった。
本人と接する機会が激減した分、あの時胸に抱いたあの子の感触が、
時の経過とともに鮮やかに蘇るようになったのだ。
細い体、弱々しい抗い、吐息、くちびるの感触、---------からめた舌の熱さ。
惜しい事をしたとさえ思っている。
こうまで飢えるのならば、いっそあの時最後までしておけばよかったとさえ考えてしまい、
俺は自分のその浅ましさに深い自己嫌悪に陥った。
「れーん」
TVのトーク番組に、彼女と出演することになった。
『DARK MOON』の番宣を兼ねて…彼女はスケジュールの都合のつかなかった百瀬さんの代打だ。
それでも番宣に、準主役なみの扱いで出演できるようになったわけだ。
デビューから半年…かなりのスピード出世だろう。
役者としての彼女の、不思議な魅力。意外で、驚かされたけれど、妬ましさはない。
彼女は気付いているのだろうか。それは稀有な才能であると。
周囲の人間を巻き込むパワー。
巻き込まれた人間の多くが、気付くと彼女に手を差し伸べたくなっている。
才能というよりは、性格なのだろうか(メルヘンな部分も含め)
愛を失い、愛されることを拒みながら色々なことにひたむきな彼女が周りの人間にそうさせるのだと。
そんなことをつらつらと考えながら彼女の後姿を盗み見ていると、社さんが声をかけてきた。
彼は自分の目を指差し、その指を俺のほうに振った。
「目、怖いぞ」
つまり打ち合わせでセット上に上がっている彼女を、俺は『怖い目』で見つめていたらしい。
自分ではそんな意識はなく---------…しかしどうしても、内面の飢餓感というやつは
表に出てしまうものらしい。
ふと視線を感じてステージへ目をやると、彼女がそっとこちらを見ていた。
目が合った…久しぶりに。
ものいいたげな、俺の心臓を鷲掴み、期待させる潤んだひとみ。
時間にしたらほんの一瞬。俺の目が彼女を捕らえた瞬間、彼女は怯えたように目を逸らしてしまった。
「蓮、目、目!」
…また社さんに注意された。
寝苦しい夜は嫌いだ。思いがあの子へかえっていくから。
もしもあの時愛してることを告げて、あのまま続けていたらという圧倒的な後悔が押し寄せてくるから。
下半身にわだかまるこの熱を、あの子の体を使って鎮めたい。
愛しさが時として憎しみに似ているのは何故だろう。
壊したい。 そんな思いで、俺は今夜も自分を慰めている。
*****
「めちゃめちゃにしてしまいたい-------」
涙に濡れた彼女の目を見据えて、俺は歯の間から搾り出すように囁き、
胸元から未緒の衣装を引き裂いた。
彼女の目が驚愕に見開かれる。未成熟な体。裂かれた服地の間からのぞく、
小ぶりの胸の白さが俺の目を射る。
「いっ…いや…!!! いやです…!!」
体をよじって身をすくませて、俺の目から肌を隠そうとする彼女の仕草は
俺の嗜虐心にほの暗い火を点した。
彼女の上に馬乗りになって、無理矢理手首を床に押さえ込み、腰を押し付ける。
なんとか逃れようと足掻くのに、俺はどうしようもなく興奮した。
両手を一つに頭の上でまとめ、空いた手でそっと、できるだけやさしく乳房に触れる。
手にすっぽりとおさまる柔らかな感触を楽しみ、指先で突起を擦ると、
彼女は声にならない声をあげ、その身をふるわせた。
色の薄い乳首がつんと尖る。
体の線をたしかめるように胸からわき腹を撫でる。すべらかな肌が気持ち良い。
かすかにしゃくりあげる声。
…きっと今俺はひどい顔をしている。欲情にひき歪んで、醜い顔をしている。
息が荒くなった、我慢できない。
乳首にむしゃぶりつくと、彼女は本当の悲鳴をあげた。
「敦賀さん-------------敦賀さん、やめて下さい、やめて--------!!!」
ごめんね、と思う。 やめない。 もうやめない。
俺は一度やめたんだ、そして君に逃げられた。だから今度は…逃がさないんだよ。
執拗に乳首に愛撫を加えながら、太腿に手を伸ばす。泣き声が大きくなる。
いい---------- もっと泣いて。君の中が俺だけになる。俺ばっかりになる。
唇を下方にズラして、体を沈めていく。彼女の手が俺の体を押しのけようと弱々しくあがいた。
誰にも触れさせた事のない部分、まだほんの少女の体。
細腰のあたりに頬ずりをして-------------思い切って下着の舌に指をもぐらせる。
「いや----------!!!!」
俺は自分の体重で彼女を押さえつけたまま身を起こし、彼女の上から微笑んだ。ひどく意地悪に---。
「……感じてくれているんだね、最上さん…」
泣きはらした彼女の頬が紅潮する。
実際に色々と弄っているから、女性の体の生理としてその状態は異常なことじゃない。
でもきっとこの子はそんなことは知らないだろう。 自分を淫らな女だと----そう思えばいい。
「…俺を入れてくれる準備ができているみたいだけど……ほら、これ……」
やさしく弄るとかすかに卑猥な音が聞こえる。
彼女の体が奇妙に跳ねた。
「……………っ」
「…ここ……?」
触れると体がビクンとふるえる部分を、触れるか触れないかの強さで愛撫する。
今度は彼女の腰が淫らにはっきりとふるえた。かみ殺したあえぎ声に甘さが混じる。
指にまとわりつく愛液、女の匂い。
そうか…そういえば随分久しく、女を抱いていない。
(飢えるわけだ-----------)
「--------最上さん、腰を上げて…」
彼女の目が情欲に潤んできたのを確かめて、俺は体を上方へズラし、そっとくちづけながら囁いた。
かすかに首を横にふる子の、敏感な部分を少し強く引掻く。
「--------------っっ!!!」
「 あげて 」
震えながら従う少女から、下着を剥ぎ取り、もう一度明確な意思をもって体を沈めた。
卑猥な眺めに喉が鳴る。そっと…----そっと。
「あ…っア、駄目、だめ-----!!!!」
何をされているのか気付いた彼女が、足を閉じようと体に力を込める。
構わずそこにくちづけて、舌を押し付け、舐めあげた。
細い腰がふるえて…---。
「つるがさん…っ、つるがさん…!!!」
甘い…甘すぎる声。俺の肩を押しのけようとする手の弱々しい力、
髪を掴まれて…
彼女の体が示しているあきらかな快楽の兆候。
…男として、女であるこの子を悦ばせることはできるのだという確信に、
俺は夢中になった。
どのくらいそうしていたかもわからない。
切れ目なく続く彼女の喘ぎが途切れ、ふいに体がこわばり、
思わずといったように脚がひらいて、伸ばされた。
「…イヤ、 いや……!!!アッあ-----------」
(----------)
擦れた短い叫び-----全身を痙攣させるようなふるえに、俺は彼女をイかせたのを感じた。
そこからはめちゃめちゃだった。
俺は文字通り、彼女を犯した。
初めてむかえた絶頂に、失神寸前の体をおしひらき、自らの汚れた欲望を押し当て、貫いた。
彼女は泣いた。
止まらなかった。
いたい、いたいと。やめて、もうやめてと。
抜いて下さい、痛いです、と。
許してください、もういやです----と。
きれぎれに、泣きながら。
一切聞かなかった。
快感に狂ってしまったのだ。
(酷い事をしているって…わかっているんだよ)
(でも、君が言ったんだ… 『私にして欲しい事ないですか』…って)
(俺が君にして欲しい事をしてくれるって……)
うっとり囁くように云うと、彼女は力なくゆっくりとイヤイヤをするように頭をふった。
「-----------犯させて、欲しかったんだ…」
罪悪感で萎える時期は過ぎていた。
こんな事を、自分が本当に望んでいるというわけでもなかろうに、とも思う。 でも…---。
本当か?
これこそ、敦賀蓮の本性なのではないか。
いや、捨てたはずのもう一つの名の、本当の望みですらあるのではないか。
泣き叫ぶあの子の脚を抱え上げ、押し開き、愛していると囁きながら身勝手な欲望をねじりこむ。
あの子のあの子らしさを根こそぎにするように、無理矢理に快楽を味あわせて堕とす。
嫌がって泣くあの子の唇から、あきらかに意思と反した喘ぎが漏れるまで、その女の部分を弄びたい。
あの子は呪うだろうか?不破よりも誰よりも、この俺を?
…その時、俺は知らなかった。奇しくもこの欲望と根を同一にしたものこそ、
彼女を襲ったストーカーの正体なのだという事を。
「わたしのこころは、どうでもいいんですか…?」
ふと、俺の下の彼女が囁きかけてきた。
「----…君の心を欲しいといったら……」
いとおしい。
すべらかな頬を撫でて、俺は彼女にくちづける。
「………君はそれを、俺にくれるの…?」
彼女は俺をひた、と見つめた。内面の葛藤が瞳の奥にゆらぐ。
彼女はそのまま眉間をゆがませ、視線を逸らせた。
(ね……だから…)
俺はゆっくりと、幻想の中のあの子を抱きしめる。
「だから俺は、体だけもらうんだよ…」
それは何だか、目も眩むような甘い誘惑に感じられた。
目を逸らして逃げていく華奢な後姿への、復讐なのかもしれない。
狂っている、どこか壊れている。恋の封印を解いた俺は、ただの狂人だ。
残念ながら幸せなセックスのかたち、愛の結実などはのぞむべくもなかった。
■同時刻、だるまや二階にて■
「っのぉおおおおおおおお-------!!!」
「京子ちゃん、京子ちゃん!しっかり!!」
自分の叫びと、だるまやのおかみさんの声で目が覚めた。
跳ね起きたまま、肩で息をしている背を、おかみさんの手が撫でてくれる。
「どうしたの、ずいぶんうなされていたよ」
「は…」
汗びっしょりだった。
なんだか凄くスゴイ夢をみたような気がする。
「…すみません…なんだか怖い夢を見たみたいで…」
すごい夢、を怖い夢、に変換してぺこりと頭を下げると、
おかみさんは安心したように息をついて、大丈夫?ともう一度云った。
申し訳ない、本当に。
「いいんだよ、まだ朝まであるから、ゆっくりおやすみよ」
その言葉に頷くと、おかみさんは私に頷き返してからどっこらしょ、と体をおこし、
もう一度おやすみ、と言って部屋を出て行った。
…目覚めた瞬間忘れてしまった夢のしっぽを掴まえようと思ったわけではないけど、
仰向けにまくらにあたまをつけて、目をつぶった。
敦賀さん…の夢だった、ような気がする。
覚えているのは、私を覗き込む敦賀さんの悲しい目。
実際にそんな目を見たことがないのに何故…と思って、
あの時のことを思い出した。
そういえば、夢の中の敦賀さんの目はあの時の目に似ていた…かもしれない。
今日久しぶりに同じ仕事をしたからかな…。
自分でも無意識に、気がつくと敦賀さんの姿を目で追っていた。
ツクン、と胸が痛んだ。
目が合った瞬間、全身が沸騰しそうな感じがした。
(………どうかこれ以上入ってこないで下さい…)
無意識に唇に指をあてて、祈るように思う。
恋なんかじゃないと。
お願いします、神様。
私があの人に恋しているなんてことはないと云って下さい。
お願いします。
…以上です。失礼しました。
お付き合い頂きました方、有難うございました。
神ktkr!!!!!!!!!!!!
萌えました〜!アリガトン!!!
GJ!
イイ、すごくイイ。
キョーコを見つめる蓮にモエタ。
蓮の妄想ハゲモエス。
GJ!!
期待にこたえてくれてありがとう!
楽しかったw
はぁん!GJです!!!
16巻は萌え&妄想の嵐で堪りませんが
こんなヘタ蓮かつエロを読めて嬉しいですー
職人さん改めてGJ!
蓮みたいな男に
>>510みたいに見つめられたい(*´Д`)モエッ
あげあげ
なんであげるんだよアミーゴ・・・
蓮が「キョーコ」と呼ぶより「最上さん」って言ったほうが萌えるなんてっ(>_<)
>523
私も萌えです。
だって、禁忌を犯す感が…w
スキビの夢を見た。
蓮とキョーコがお互いの一番感じるところを触りあってるというもの。
なんていう夢見るんだよ。
>>523 エッチ中→最上さん
イク時(ヒ)→キョーコ
キョーコちゃん連呼はちょっと苦手な私(´・ω・`)
(´・ω・`)私もなんか書こうかなー
お目汚しになるかもだけど書いていい?
是非書いて!!
>>527 そういう言い方は誘い受けといって、印象よくないからやめたほうがいいよ。
投下します。
蓮キョで3レスです。
531 :
懇願-1/3:2007/06/27(水) 20:36:35 ID:nixOzg/p
時々薄く開けられる彼女の眼にはうっすらと涙が浮かび、枕を握り締める手にいっそう力がこもり始める。
乱れた前髪をすくってやると、額にはじんわりと汗がにじんでいた。
次第に多くなる、我慢できずに漏れる声。
細く白い喉元がこくりと唾を飲み込むたびに震えて、それが俺を誘っているようで、かぶりついてしまいたいのをなんとか抑え込み唇を這わせる。
すべてが愛しくてたまらない。
彼女の一挙一動に心が弾み、揺れ動き、不安になる。
こんな気持ちは初めてで、どう伝えていいのかわからない。
自分だけのものにしたい、そう言えばきっと彼女は、敦賀さんのものですよ、と笑うだろう。
俺の中にある強い独占欲が、もっと、もっと、と貪欲に叫びをあげているということに、鈍い彼女はまったく気付いていないのだ。
「ん、あっ…つる、がさ…ん……っ、はぁ、ん」
絡め合った指ごと掌をシーツに押し付け、深く口付ける。
違う、そうじゃないだろう?
俺の名を……本当の名前を、呼んで、キョーコ……
もしそう言葉に出して彼女に伝えたら何と言うだろう?
意識しすぎて呼んではくれないかもしれない…それになにより、自分から呼んで欲しくて。
頼みごとひとつ口に出せない情けない俺は、その鬱憤を晴らすかのように動きを早めた。
532 :
懇願-2/3:2007/06/27(水) 20:38:34 ID:nixOzg/p
名前を呼んで欲しい、そんなくだらない些細なことなのに、俺は心の底から何度も何度も、しかも強く執拗に願っていて。
だからその声を聞いた時、俺は幻聴でも聞こえたのかと思ったんだ。
あまりに驚いて……そして反応できずに固まってしまった。
「…やめちゃうん…ですか…?」
見下ろした彼女は上目遣いの瞳を潤ませて、懇願するように俺に訊いた。
「やめるわけ…ないだろう?」
いや、やめられるわけがない。
彼女の身体が火照り始め、美しく朱に染まっていくのを見た、今よりずっと前から、
俺はその瞬間がすぐにでも来そうに高まっていくのを、なんとか堪えながら今に至るのだから。
駄目だ…もう少し……もう一度、今の言葉を、聞かせて欲しい…だから、まだ……
心とは裏腹に、身体は言うことを利かずに彼女を攻め立てる。
「ぁあっ…やぁっ、んっ、あああぁんっ!」
「…っく……!」
制御できなくなった俺は、ただ欲望を吐き出すように腰を打ちつけ――
真っ白になっていく思考の隅に、その小さな声は確かに響いた。
……ん…… …くぉ…… … ……久遠っ……!
533 :
懇願-3/3:2007/06/27(水) 20:39:19 ID:nixOzg/p
キョーコ…俺がどれだけその言葉を、君の声が紡ぐ俺の名を待ち望んでいたか、わかるだろうか?
「ねえ、キョーコ?」
まだ互いの熱を身体の中に残したままで、まだぼんやりとしている彼女に話しかける。
きっと君は、名前なんて呼んでません、って真っ赤になって否定するんだろうけれど。
もう離さないよ。だからもっと、これからもずっと、ふたりだけの時だけでもいい、俺の本当の名前を呼んで?
「何、笑ってるんですか?」
「聞きたい?」
「んー、気になります」
「じゃ、教えてあげる」
そうだね、もう一度熱くしてあげるから。
だからもう一度、いや一度と言わず、何度だって。
「やっぱりいいです、なんだかイヤな予感…っ、ひゃ、あっ…!」
何度も何度も、呼ばせてあげる。
だからほら、もっと、もっと、熱くなって?
終わりです。
ふたりの時だけコーン呼び、なんてシチュが本誌で見れたら自分は萌え死ねます。
GJ!!
萌え〜
>>530 GJ!
キョーコに夢中な様子の蓮に萌えです(*´∀`)カワイイヨ!
私はまだ、久遠呼び萌えまではいってないんだけど、コーン呼びにはちょこっと萌え。
>>523-524 わかるそれ。敦賀さん呼びいいね。
敦賀さん=先輩(師匠?)・大人の男・紳士・神様・清らかってイメージがあるから、
そんな蓮がキョーコに溺れてあんなことやこんなことを…とかいったギャップに萌える。
間違えた。
×清らか→○爽やか
そんなにたいした違いはないか。
以前、2人がキッチンに倒れ込んだとき、そのままエッチに突入してたら…なんてことを考えてる。
>>539 初の絵職人までktkr!GJ!
蓮そこしゃぶりついちゃって(*´Д`)
自分は松に捨てられたというキョーコの過去にもちょっと萌える。
礼儀正しく純情乙女なキョーコが持つ情熱的かつ盲目な「女」の一面・・・そのまま芸能記事になりそうだけど。
松スキーなまま蓮に心変わりしてもこんなに萌えなかったはず。
キョーコは過去があったから余計に優しい蓮に惹かれていくのに
蓮はキョーコの過去にいつも嫉妬という矛盾もまたウマー。
>542
同意
過去の男に復讐→イイ女になって過去男見返す→新恋人とラブラブ
ってシチュが好きだ
松わりと好きだけど、過去男とやり直すってのはヤダ
ちょわ。仲村テンテの絵って難しくて似せられませんでしたのにアリガトー。
ちょっとインドの山奥で修行して来ますね。
同じネタを引っ張って申し訳ないとですが、SS投下させて下さい。
タイムリー(???)に話題が出ている松×キョーコで、
>>487 の続きです。
エロなしですが松は俺様です。ニガテの向きはスルーお願いします。
…このネタではあと一つ、蓮キョの超エロを週末に投下させて頂きたいなーと思ってます。
したら少しは萌止まるかしら…。
そんだば!
日差しが眩しい。
昨日から夜をぶっとおして続けたレコーディングを終えてホテルへ戻ると、
キョーコが一人ロビーにぽつんと座り込んでいた。
仮にも芸能人があんなとこで無防備に。…いくら今がヒトケのないハンパな時間っつっても…。
なんつか、全く自覚のないヤツだよな。
ひまつぶしに、イジって遊ぶか、と大股で近づく。
(………ん?……)
何だ?なんか様子が変だ。
椅子に浅く腰をかけて、どっか遠くをみているような、いないような、呆けた面構え。
異様に無防備、異様に細っこく、 異様に儚げな…----華奢な体。
思わず眉間にシワが寄る。ナンかとてつもなくイヤな予感がしやがるのはなんでだ。
表情がはっきり見て取れる距離まで近づく。
そういえば、こんなふうにつくづくとアイツを眺めた事なんざ
ヤツが俺に反旗を翻すまで全くなかったな。
俺のタイプは、もっと出るトコ出た女クセータイプ…のハズだったからな。
昔っからアイツは俺ん中では女じゃなかった。
てか、今でもどっか自分が血迷ってるんじゃねーかと思う時がある。
だからビーグルの激ヤバ脳野郎とか、あのスカした気障男が、キョーコにオンナを感じて、
そう扱ってるくさいのにはイマイチしっくりこねー部分がある。
確かにアイツは俺にとって昔っから言葉になんかできねー存在だったし、
いまさら所有権を主張するまでもなくカンペキ俺のもんだが、
だからこそ今頃ワラワラと湧いて出たその辺の有象無象が俺のしらねーアイツの一面に
グッとくることがあるなんざまったくもって許される事じゃない。
まぁどいつもこいつも俺様の敵じゃねーけど。
「……………--------------」
ふうっと睫をふせて、ため息をつくキョーコが目に入る。
思わず、足を止めてしまった。
思ったよりもずっと長い睫、小さな唇、やわらかそうな頬。
可愛いとか美少女だとか、そんなふうに思ったことは全くなかった。
そうだ、あのプロモの天使姿を見るまでは、キョーコが実は
それなりの容姿だってことにさえ気付かずにいたのだ。
(なんだ------------------)
自分の顔が徐々にこわばっていくのがわかる。
(なんだ? 昨日の今日だろ…昨日までのキョーコに、こんな…)
こんな不埒な、悩ましげな、もっと言えば女臭い色気みたいなもんは…なかった。
はっとして、思わず周りをみまわす。誰も…というか、ヤツはいない。でも。
ナンかあった、ぜってーだ。
「よォ」
後から近づいて声をかけると、キョーコの体がビクンと跳ねた。
「なによアンタ、びっくりさせないでよ」
見る見るうちに全身トゲだらけの、最近おなじみいつものキョーコになる。
黒い風がヤツから俺に吹きつける。おおコワ。
だが。
ふいうちをくらわせるように肩を掴むと、キョーコは小さな悲鳴をあげて俺の手を振り払った。
黒いオーラの影から怯えたオンナの素顔がのぞく。
「なっ、なにすんのよっ、ばかっ」
取り繕うように強がった声。
「--------------- 何された?」
自分の目が据わっていくのがわかる。
「は?」
「あのヤロウに何されたかってきーてんだよっ」
吐き捨てるように言うと、キョーコの顔が一瞬真っ青になり---次に赤くなって、遂に白くなった。
信号機かお前は。(←間違ってます)
「あっ…あんたにカンケーないでしょっ」
くるりと背を向けて、俺から逃げ出すようにずんずんと歩き出す。ロビーから部屋のほうへ。
「否定しねーんだ?」
追いかけて後から耳元で囁いてやると、耳を押さえてばっとふりかえり…
涙目になって睨みつけてくる。なんとなく、ギクっとした。
「うるさいわねっ、あっちいって!!!」
「ヤラれたとか?」
まーあの手の似非紳士気取りに限ってソレはあるまいな、女に飢えることもねーだろうし。
しかもこのキョーコ相手に(プ)と思ったが、
ふとあの時のキレたツラを思い出し、顔をしかめたくなった。
(もしほんとにソーだったらタダじゃおかねえってもんだけどな……って、 あ?)
単にカマをかけただけだった。半ば冗談のつもりで…。
なのに、なのに、嗚呼、キョーコの顔がみるみるこわばるのを見て、
こっちの血の気がひいた。
「マジか------------------」
「バカっ、そんなわけないでしょ!!変な事言わないでよ、敦賀さんに失礼よっ!!」
(マジか-----------!!!!!)
叫びそうになる。
自分の目がさらに据わっていくのがわかる。まじやべぇって。
「………」
「なっ、なによっ…」
半眼になって、正面から睨みつけてやった。腕を組む。
「 … 『敦賀さん』 ……ねえ……?」
嫌味たっぷりに言うと、キョーコは自分の失言に気付いたようにはっと目をみひらいた。
「俺 『敦賀さん』 の名前なんてひとっことも出してねーぜ?」
みるみる紅潮する頬、唇がふるえて、両手をかたく握り締めて、俺から目をそらす。
…思わずといったように。
確かに、目の前の女には、昨日までは感じなかったはずの、男心をくすぐるナニかがあった。
昨日今日であの野郎が引き出したものと思うのも癪にさわるが、
俺だけがそれに気付かなかったのであってもすげえムカつく。
「ナンだよお前、何やってんだよ、折角人がビーグルの変態から守ってやったのにそんなんじゃ
全然イミネーじゃねーか、ナンだよ、何されやがった、言わねーとあのタコ殺すぞ!!」
油断した。
あの野郎がキョーコの眼中にないのをおもっくそ嘲笑ってやったのに、数時間後にコレかよ。
マッハの行動力じゃねーか。
「…そんなんじゃない…っ へんなこと言わないでよ、ばかっ」
しかもコイツ、この感じ、やべえ。見誤った。こいつあの野郎のこと眼中にないわけじゃねー。
自分の気持ちに自分で気付いてねーだけじゃんよ。失敗した、糞!!
「…おま、ちょっと来い!」
「イヤよ、なんで私がアンタと行かなきゃならないのよっ」
「お前がシラ切るってンなら、アッチあたったっていーんだぜ俺は」
俺の物言いにさっと青ざめる。唇がわなないて…まっすぐ睨みつけてくるのに
正直に言うと、思わず喉が鳴った。
「そんなことしたら…許さないから!!」
肩も声も震えている。むかつく。
「じゃ来いよ、昼間ったってこんなトコじゃ人目がねーわけじゃねーんだからよ」
とりあえず、俺の部屋に連れ込むと、キョーコは邪悪な目つきでこっちを睨み、
恨みがましそうにふくれている。これがさっきの悩ましげなオンナと同じ人物かよ。
詐欺じゃねーか。
「ぼさっと突っ立ってねーで座れよ」
「いっとくけど!!」
部屋にはいったとこで仁王立ちになったまま、一気にまくしたてる。
「何もないから!あっても言わないから!勝手に決め付けて、敦賀さんに迷惑とかかけたら
ただじゃおかないんだから!!それだけ、じゃあね!!」
「信じるかっつーの」
くるりと踵をかえすキョーコの腕を掴む。体に触ると、キョーコの奴は面白いくらいまんまと反応した
。
「さわらないで!!!」
腰をひいて逃げようとするから、掴んだ腕に少し力を込めてやると、
でっけー目を見開いた。怯えている。
「へーえ……こうやって掴まれたんだ?」
壁際に追い詰めて。下から顔を覗き込んでやる。
「-----------っ…」
「でもって、こんなトコにこんな跡つけられたわけだ」
白々しい首の絆創膏をひっぺがすと、案の定キスマークがあらわれた。
ぎりぎりと歯軋りしたくなってる自分に気付く。あの野郎の似非紳士面をぜってーぶっ潰す。
キョーコは空いた手でそれを隠した。
必死に虚勢を張ったまま、逸らして、あたりを泳ぐ目。睫が震えている。畜生。
体を引き寄せて抱きしめると、キョーコは激烈に反応した
「いや、ショーちゃんっ!!!」
何かがキョーコのなかで崩れた。泣き顔になる。
「逃げられるわけねーだろ、非力なんだからオマエ。本気出した男の力に敵うかよ、わかれよ、そ
ンくらい」
暴れまくるのを押さえつけると、タヌキみてーな目からボロボロ涙がこぼれてきた。
「どうしてっ!!!」
ぶわっという感じ。
「どうしてこんなことするの、ひどい、こわいのに、イヤだっていってるのに!!!」
上気した頬に流れる涙と、乱れかかる髪と。
大丈夫だ、イキつくとこまではいってねー。
いくらなんでもあの野郎も、そこまではできなかったらしい…ったって若干時間の問題って気もす
るが…。
(させるかよ)
「………オマエなぁー……」
はー、と息をついて、力を緩めてやると、キョーコはその場にへなへなと座り込んだ。
昔のキョーコそのまんま、ぐしぐし泣いている。俺の苦手なシチュエーション。
なんとなく心のどっかで野郎に同情する気持ちが0.5ミクロンくらい湧いてきた。
乙女の相手は大変だわな、まぁ。めんどくせーし。惚れたもん負けだけどさ。
…同病相哀れむ。そんな感じ。
だからって敵に塩をすり込む(←間違ってます)ようなコトをしてやる気もサラサラねーが。
(…--------------)
あのヤロウのキレたツラ。
芸能界一イイ男(くっ…)と称されてるヤツまだなんでこのキョーコにってのは
おそらく永遠のナゾだが、ヤロウのあのツラは、わかる。やべえ、かなり煮つまってる男のソレだ。
(キョーコ、ねえ………)
どうも思考がループするのは、俺自身がキョーコにオンナを感じていることを認めたくねーからだ
ろう。
俺はかつてこのオンナを利用するだけしてボロゾーキンのように捨てたわけだが、
それはつまり、コイツは俺にとってある意味「家族」だったからなんだろうと思う。
思春期にハハオヤをウザくてたまらないと感じたように、俺はあの時コイツがウザくてたまらなかっ
た。
コイツの待つ家に帰るのすら億劫で、俺に刺激を与えてくれる異性としてのオンナや、遊びや、
仕事に夢中になるほど、蔑ろにせずにはいられなかった。
幼い頃から俺だけを見て、俺だけを大事にして、それを幸せとしてるコイツの存在が、
気付けば重くてうっとおしくてたまらなかった。
勿論、異性を感じたことなんかいっぺんもない。
逆にだから、俺はそのまんまコイツとくっつけられそーになった生家を飛び出したのかもしれない。
…まぁ、そんなヤツを連れて家を出るってのも意味不明ではあるが。
…懺悔しちまえば、実際家を出る時は、認めよう。ひとりじゃ不安だった。
キョーコが俺を真っ直ぐに見て、いつも俺が必要とする言葉をナチュラルにくれるその力が
必要だった。
海のものとも山のものともつかない俺の夢を、かなえるためにはコイツが必要だったんだ。
祥子サンにはかつてコイツのことを「家政婦」と云った事があったけど、
より正確に言えば
『同じ年の妹、姉、母兼奴隷(俺教の信者というか崇拝者)兼家政婦』 だった。
俺に反旗を翻し、対等の人間として俺の前に立ちはだかってこようとするまでは…。
「…ショータロー…?」
もの思いに沈んでいると、キョーコが不審そうにこちらを見上げていた。
俺の前で一瞬昔に戻ったことを、おまけに泣いてしまったことを恥じるように唇を引き結んで、
きつい表情を浮かべてはいるものの、目のはしに溜まってる涙がアンバランスで…
……可愛いじゃねーか、クソッ、ムカツク!!
「……おまえ…」
ギロリ、と睨んでやると、キッと睨み返してきた。
「ひとつだけ、云っといてやるけどな」
…さてと、ウデによりをかけますよ。
「男は、マジボレした女のこと、襲ったりなんかぜってー出来ねえってこと覚えとけよ」
キョーコの目が凍りつく。俺はそれはいまいましく横目で見た。
何ショック受けてやがる、こン畜生。
「本気で惚れた女なら、死ぬほどだいじにするに決まってんだろ?嫌われるのが怖かったらオマエ
があいつにされたよーなこと出来るわきゃねーっつの」
傷ついた顔と、いぶかしげな目の色が同時に浮かぶ。
「…なんだよ」
憮然とした態度で云うと、キョーコの肩がぐらりと揺れた。
「あ」
「…あんたがそんなマトモなこと云うなんて…」 ショックだわ…と、苦しみ始める。
よろけるんじゃねーアホ。
…そんなふうにな、キョーコ。
冗談にまぎらわそうとしたって、お見通しなんだよこっちゃ。
伊達に親よりもお互いの事知りつくしていた間柄じゃねーっての。
おまえが、俺の言葉にアイツの本心を思い、鉄のカタマリ飲み込んだよーな気分に
なってることなんざバレバレだっつーの。
だから、テッテー的に邪魔してやるとも。
「ナニされたかしらねーけど、手近で間に合わされてんじゃねーぞ」
噛んで含めるように云うと、キョーコの唇がかすかに震えた。
「オマエは俺を、こっから引きずり下ろすんだろうが 余所見してんじゃねーよ」
そーだ、オマエは俺だけ見てりゃいいんだよ、キョーコ。
「…でねーと、いつまで経っても…」
前にしゃがんで、裏手で頬をピタピタしてやった。
ナチュラルに意地悪な気分なのはお仕置きだ。
「地味で色気がねえうえに肉便器としてだけは利用可な、男の本命にはなれねーアワレなオンナ
のままだぜ?」
傷口をえぐってやる。
オマエは俺にだけ、つながれてりゃいいんだよ、キョーコ。
キョーコの周囲をドス黒い怒りが染めた。
邪悪なオーラが渦巻く。 それでこそだぜ。
野郎はオマエに惚れてるんじゃねー、ただ、タマッたもんを出すための道具にしようとしただけだ。
…よっく、よーく覚えとけよ。
せせら笑ってやった。
結局、キョーコは何もゲロらなかった。
次の瞬間、おなじみの何かうそ寒い凶悪なカタマリが飛んできて、
俺が金縛りにあって動けないでいるスキに、ドカドカと出て行った。
わりぃな、敦賀蓮。
キョーコはオマエにゃやれねーよ。
それにな-------------…俺的にそのやり方はやっぱそりゃねーって思うぜ。
煮詰まったって、ヤッちゃ駄目だろ、男として。
俺は、てめーを認めねー。
…以上です。
うぅ、改行しくじっちゃった…読みにくくてごめんでそ…。
そして何故か本命の蓮キョより長くなっている…サヨナラ。
>芸能界一イイ男(くっ…)と称されてるヤツまだなんでこのキョーコにってのは
↓
芸能界一イイ男(くっ…)と称されているヤツがまたなんでこの…
…に変換して読んで下さい…。
ごめんなさい。
…ごめんなさい…。
きゃー俺様松!GJですー。
週末も楽しみにしています。
GJ!
>マッハの行動力
のとこに萌えた。
本誌でもこうだったらいいのにー。
>蓮キョの超エロを週末に投下
(*´∀`)ヤッタネ!
楽しみに待ってる。
ちょwww
クレクレ厨な己の書き込みに絶望して寝室篭って酒飲んでた
>>494が今更通りますよ
しばらく来ない間に妄想敦賀君に加え、俺様まで来てたアーーッ!
どっちもネ申の御業だけど、特に馬鹿なりに策略家ぶる(←誉め言葉)松が禿しくツボった!
これがあるからこそキョーコが益々頑なになるのかとか、次でどうなっちゃうんだろうとかwktkが止まらない
次は寝室で待機しておくよ!全裸で
>>552 GJ!!0.5ミクロンにウケた。週末も楽しみにしてる(0°・∀・)+
>>555 つ▽ フンドシで良ければ巻いとけ。風邪ひくぞ
>>555 つ△
よかったら三角頭布も巻いとけよ。
>552
GJ!!尚がイイ男に思えてきたヨ。
で、SSの中身はとっても素晴らしいから……自分語りはあんまり…(´A`)
気持ちは良く解るけど。
555のお馬鹿さん具合が素敵!
萌えながら読んでるあなたを想像して更に萌え。
>>558 自分語り私は気にならないよ。
「こんな醜いものでお目を汚してすみません」とか書いてあれば('A`)になるけど
単なる誤字の謝罪じゃまいか。
つーかそもそも、名無しの自分語りはヌルーされまくりなのに
コテの人にだけ神経質になる意味が分からん。
ところで褌と三角頭布を身につけた
>>555の姿が想像できないんだぜ
>>558じゃないけど自分語りはイヤだよ。
謝罪じゃなくて。コテだからじゃなくて。
名無しの語りは雑談だから必要だが
投下する人が語るとそれだけで萎える人はけっこういるから
気になってた
>>558は叩いてるんじゃなくてやんわり警告してくれてるんだと思う。
職人の語りがイヤで荒れることはよくある。
他の職人が黙ってただ落としてるのはそういう理由だ。
>555
褌にさんかくきん、これにマントを足せば300って映画しか思いつかないんだぜ
私も卑下系でなければ職人の自分語りは平気。読むだけだからかな?
職人の自分語りが嫌な人はもしかして自分も職人だったりする?(w
ところで
>>555の人気に嫉妬。
私も「自分を卑下系」じゃないのなら、少し語ってもらってもOK。
でも、2ちゃんの世界では、だめなんだろうか。
妄想敦賀君で萌えが再発。
蓮みたいないい男が、キョーコを思って1人慰めてるのってイイ。
来るかなぁー。
来てほしいーっ
待機中に妄想。
キョーコは偶然、蓮の1人エッチ(または証拠)を見つけてしまう。
さらに「敦賀さんの1人エッチの相手って…私―!?」ということを知ってしまう。
でも、どういう過程で、それにいきつくか思い浮かばない。
>>567 「キョーコ…っ」とか言ってるのをうっかり聞いてしまう。
とか?
>>568 それも萌え(*´∀`)ですな。
キョーコにばれたことで顔面蒼白な蓮。
「…君のことが好きなんだ」
嫌われたのを覚悟で告白する蓮。
「…軽蔑しただろうね」
「いいえ!私も、敦賀さんのことが好きです!」
「最上さん…」
萌えなセリフが浮かばない。
実は、キョーコも蓮を思って1人エッチしてた、って蓮にばれたりするのもいいな。
男は好きな女ではオナニーしたりしないもんなんだがなぁ…
つ 人によりけり
>570
おいら、好きな女の写真を肴に一人えっちしますよ
スレに常駐する場合、投下者としてのスタンスと、
住人としてのスタンスの間には線引きが必要ってことすね。
空気読めてなくてスミマソン。半年ROMって来ますよ。
では、蓮キョです。
>>551のつづきでキョ視点、レイプなんで
ニガテな方はスルーの方向でおながいします。
ラブミー部の仕事でLMCに出勤した。
ここのところ、オフをはさんだりして、随分久しぶりの気がする。
実際は養成所に通ってることもあって久しぶりというほどでもないのだけれど、
敦賀さん(…と、案外危険なのが目ざとい社さん)とはち合わせたりしないように、
忍者のように周囲をうかがい、必要最小限の人にしか接せず、
蝶のように舞い、蜂のように刺していたので
あまり LMCにいた、という実感が持てなかった。
昨日椹さんから電話で仕事の依頼を受けた際、何気なく確認したところに拠ると、
今日まで敦賀さんはドラマの地方ロケに出ているらしい、
つまり、隠密行動をとらなくても、会う可能性はない! ブラボー!
(もともと敦賀さんは忙しい人だから、工作しなくても会わない時は全然会わないんだけど)
(…ちょっと自分でもどうかと思うくらいに自意識過剰だけど)
こっそり恥じながらも驚くほどの開放感に、思わずスキップが出たりして、
周りから不審の目で見られた。
くるくると雑用をこなしていると、いつかの出来事が遠くなったり近くなったりする。
軽井沢ロケ中の敦賀さんとの一件、
その後ショータローに云われた事、
あのときの自分の気持ち、いまの自分の気持ち。
なにもかもがぐちゃぐちゃしてて、頭が爆発してしまいそうだった事。
いまだって何がどう状況が変わったわけじゃないけど、
ただ、云えるのは………
「男ってのは結局最悪な生き物ってことよ」
ショータローは無論のこと、ビーグルの変態も、……敦賀さんも。
(……敦賀さん…)
結局思いがそこへ帰っていく。
くちづけと、強い力。あのこわいような目が、正直本当にショータローの言うような
意味なのかといぶかしむ自分もいる。
でも、そうでないことを期待しているのだとしたら、私は…-----。
そして、それがほんとに期待だったとしたら、それが砕かれた時に私は…---。
案外、会ってしまえば 「やぁ、最上さん、元気?今日はいいお天気だね」 って、
爽やか紳士スマイルで何事もなかったかのように接してもらえるのでは…と思ったりもする。
でも…。
あれから一度だけ、仕事を一緒にした時の----あの雰囲気。
入りの時間のズレもあって、お互いに声をかけることもできないままだった。
セット上から、こっそり敦賀さんを盗み見ていた私と、
それに気付いたような敦賀さんの視線が一瞬からまり合って…。
…………焼け焦げるんじゃないかと思うくらいのキツイ眼は、あのときのままだった…。
こわかった。
もう二度と、いままでみたいには戻れないんじゃないかと、そんな気がした。
胸が痛くて、こんな思いをするくらいなら、もう姿も見たくないと思った。
私を本当に悩ませているのは、多分、私自身の気持ちが自分で掴めないことなんだろう。
(だって仕方ないじゃない、こんなのっていままで考えた事なんかない類の出来事なんだもの…!)
いまいましくなって、鼻息も荒くシャドウボクシングで雑念をふりはらう。
とりあえず、男についてはいまのところもう誰も信じない。
「おつかれさまですー」
ガラガラと台車をひいて、タレント部に戻ると、椹さんがにこやかに出迎えてくれた。
「お疲れ様、遅くなってしまってごめんよ、お陰で助かった」
スタンプ帳に100点のスタンプをもらえる。
椹さんは若干私に甘め(いつかの恐怖がそうさせるらしい)だけど、やっぱり嬉しい。
「…あれ?このダンボールはなんですか?」
椹さんの机の横に詰まれたふたつのダンボール。見ると、DVDがぎっしり詰められていた。
「ああ、これは視聴覚の方にしまう分だよ、あとは適当にこっちでやっとくから」
「駄目です、そんなのついでにやっちゃいますから!!任せて下さい!!」
100点ももらったのに、やりのこしがあるなんてとんでもない。
妙な使命感に燃えた私は、でもけっこう遅くなっちゃったしなぁー、としぶる椹さんを説き伏せて、
持ってきた台車にダンボールを乗せ、地下の視聴覚ルームまで運んだ。
スタッフの貸し出し用IDカードを入り口のセンサーにかざすと、自動ドアが開いた。
中は、手前が背の低いキャビネットで、奥がDVDなどを仕舞うラックになっている。
ダンボールからDVDを取り出し、とりあえず手前から索引順に、
歯抜けになったラックの所定位置に入れていくことにした。
ダンボールふたつ、たいしたことないと思っていたけれど、行きつ戻りつするうちに
結構手間取っていることに気付く。
(どうしてこんなにたまるまえに片付けないのかしら?)
ぶつぶつ言いながらも熱中していると、入り口のほうでドアがあく音がした。
(椹さんかな…?)
もしや待たせていたかと気付いて、あわててラックの間から頭を出してうかがうと………
そこには本来ここにいないはずの敦賀さんが立っていた。
( …な--------------------------------)
思わず血の気が引く。
体を引くまえに、ばちっと目が合う。
(ひーーーーーーー!!!!)
「…やぁ」
心底びびりまくりの私を知ってか知らずか、敦賀さんは極上の笑顔を浮かべると、
ちょっと周囲を確かめるようにして…さりげなく入り口のパネルを操作した。
ピ、という電子音と、かすかなロック音。彼自身のカードをかざす仕草。
と……
閉じ込められた…? ま、まさか…
「…随分久しぶりだね……元気だった?」
ゆっくりとした動作で一歩一歩近づいてくるのに、泣きそうになる。
こここ、こわぁい。
「もう遅いからそのくらいでキリをつけて帰るようにって椹さんが言ってたよ」
へたりこんでいる私の前に立ち塞がる大魔神。
「………つ、敦賀さん、きょ、今日は…ロケの……」
震える声で搾り出すようにやっと言うと、
彼の目がすっと眇められた。
「ああ…」
無表情な美貌。
すごく久しぶりに見る姿、話す声に…胸がズキズキと痛みはじめた。
「…そう言っとけば、君も気楽に仕事ができるんじゃないかと思ってね」
(うそーーーーーーーーーーーーーー!?!?)
だって、椹さんがっ…
「正確には昨日まで出かけていたから嘘じゃない。
椹さんは俳優部門じゃないからそういうタイトな部分まで把握しないもんだよ…」
支援?
「………」
「…俺がいない事を確認して、安心して仕事してたんだ?」
冷たい手で心臓を鷲掴みにされたような気がした。
上から敦賀さんの痛いくらいの視線がふってくるのに、顔が上げられない。
正座して、膝に置いた手を握り締めた。
「………椹さんにね…」
ふと、話がそれる。なんとなく、ほっとし…-------------
「きみを送ってやってくれって言われて、了解してきたよ。」
(椹さん…なんて余計な事を!!!) 涙が出るような気がした。
「で、『お疲れ様でした』 って言ってきた」
含みのある言葉に、思わず目を上げると、敦賀さんは無表情が昂じて作り物みたいな表情の中、
目だけでものすごく怒っていた。
すごく傷ついている……ような、なぜ…?
目が逸らせない。
「…朝まで、ふたりきりだ-----------」
怒ったまま、ゆっくりと、たちのよくない笑みが浮かんでくる。
悪魔というものが、この世に存在するのなら、この人は間違いなくそれのうちだという気がした。
「さぁ…… なにをしよう?」
(------------------------------------!!!)
『地味で色気がねえうえに肉便器としてだけは利用可』
ショータローの声が聞こえた。
「つ、敦賀、さんっ…」
思わず叫んだ。
「…なに?」
彼はラックを掴んでいた手を放して、ゆっくり腕を組んだ。
「わっ…わたし、今日、このあと、モー子…琴南さんと約束しているので、早く行かないと…なんですっ」
両手をもみしぼって、適当な事を言ってしまう。どうしてこんなことしか。
敦賀さんの真意は知れないけれど、こんな状況で何かするのであれば、
なじって、罵倒して、怨キョとばして、ボコボコにして逃げればいい…そうだ、こんな男。
敦賀さんがすぅっと目を細めた。 こわい、こわいよーーーーーーー。
「それは大変だっ」
ふいににっこり笑って、あっけなく彼は言った。
思わずほっとして、一瞬さっきまでのは、たちの悪い冗談か…と安心しかけると
「琴南さんには、明日にでも謝るといいよ」
怒りが深まった-----------気がした。
「その約束が本当なら………だけど?」
ちらりと壁の時計を見る仕草が皮肉っぽい。午後10時を過ぎている。
確かにこれから友達と会うような時間ではなかった。
敦賀さんは大きく一歩を踏み出して、私の腕を掴んだ。血が逆流する。
「イヤッ…」
ふりはらって、後手にあとじさる。
黙ったまま、さらに距離を詰められて、あわてて立ち上がる。
体をかえして、思わずドアに走りよった。
カードをかざしても、ドアは開かない。
カードとパネルがふれあう、気の抜けた、カシカシという音が響くだけだった、
何度やっても無駄だとわかっても、せずにはいられなかった。
「………どうして-------------っ」
うしろは見られない、こわくて。体が勝手に震える、胸が痛くて。
「…どうしてこんなことをするんですか………」
小さく問いかけると、彼はこともなげに言った。簡単に、軽く。
「愛してるから」
(うそだっ)
心臓が破れてしまいそうだった。
『男は、マジボレした女のこと、襲ったりなんかぜってー出来ねえってこと覚えとけよ』
ショータローの言葉をぜんぶ信じるわけじゃない、そんなわけじゃないけど、
敦賀さんの言葉を信じてしまうのは、足元が一気に崩れるくらいに怖い事だった。
愛してると言われた瞬間の、胸の痛みが怖かった。
私が、敦賀さんをこうさせるような力を、それも愛ゆえになんて、そんな事はありえない気がした。
絶対傷つく。この言葉を信じたら駄目だ。また傷つく。
そしてきっと今度傷ついたら、今度こそ私は…生きていかれない。
「うそですっ…そんなの!」
涙が出そうだった。
「…嘘…?」
「うそです、ひどいです、こんなのイヤです…もうイヤですっ!」
この状況を頭から追い出してしまいたくて、ぶんぶん頭を振った。
「……………嘘、か……」
ふいに、敦賀さんの声が暗く陰鬱によどんだ。
はっと振り返ると、すぐ後ろにいて、キツイ視線が上からふってくる。
何度見てもビックリするくらいに整った、美しい顔がまっすぐに私を見据えている。
女性的なところなんかどこにもないのに、どうしてこの人はどこか、こんなに、艶かしいのだろう…。
「------…俺の気持ちなんか、何も知らないくせに…」
こんなに胸が乱れる。鼓動が激しくなる。
のまれた様にすくんで、彼を見上げていると、彼はふっと視線をやわらげた。
「そんなに怖がらないで」
大きな手が、頬に触れる。両手で包み込むように、仰向かされた。
「……やさしくするから………」
体が、動かない。
これからはじまることがなんなのかはっきりわかるのに、足がすくんで動けない。
頭が熱くなる。ドアを背に、敦賀さんに触れられて、魅入られてしまったみたいに。
敦賀さんの手がのびてきて、ツナギのジッパーがゆっくりとひきおろされていく。
下に着ているTシャツがたくしあげられる。
敦賀さんの手が、背中にまわり、ブラのホックが外された。
(ど………)
どうして………
(どうして、動かないの?私)
肌が空気に晒される、ひんやりとした感触。思考停止したみたいに、馬鹿みたいに、
敦賀さんにされるがままになっている自分。
(私-------------------)
触れられて、嫌じゃない…?
見つめられて、胸が痛むほど。
思わず見とれてしまうほど。
この人を、こんなに悩ましげに感じるのは…-------。
(わたし------が)
この人に…
(……で、あれば…-----)
(-----------… 恋の…-------------)
『 恋の予兆さ 』
かつて自分が坊の姿で敦賀さんに向かって言った言葉が
鮮やかに脳裏に浮かび上がって叫びだしそうになった。
「………最上さん…?」
私が、この人を…-----?
いぶかしそうに私を見つめる綺麗な目。
かぁっと顔が熱くなった。
敦賀さんの目が大きく見開かれる。息が苦しい。目が逸らせない。
目が合ったまま、二人してしばらく止まってしまった。
敦賀さんの表情が、あやしく変化する。 黒目が濡れる。目のふちが赤く染まる。
男の人の顔…-------なんてきれいな、なんていやらしい……----------。
「……そんな顔をして………」
敦賀さんはごくりと喉を鳴らした。視線が焼けるくらいに熱い。
掴まれた二の腕が痺れるようになって、私は小さく喘いだ。苦しい。
からだの奥が……-------。
奥から、あふれて………------。
「…ちがう……------ちがうん、です……」
いやだ、ただこうしてるだけなのに、自分が変わってしまう。
抱きすくめられた。敦賀さんの熱い体。からだの中心におしつけられた熱いもの。
顎をつかまれて、激しくくちづけされた。二回目の……。
頭の奥が破裂しそうなほど、鼓動が激しくなる。
否応なく全身がひきよせられていく、圧倒的な力。圧倒的な蠱惑。
(駄目なのに………----------)
圧倒的なちからで流されていく心のどこかで、小さくあらがう自分がいる。
(何故…私はまだ、なにも……)
(ショータローへの復讐も、演技の勉強も、あなたに追いつくという目標まで…なにも)
(なにも果たせていないのに………)
私がわたしになるまえに------------
最上キョーコが最上キョーコをつくりあげるまえに-------------
こんなふうに………
『地味で色気がねえうえに肉便器としてだけは利用可な、
男の本命にはなれねーアワレなオンナのままだぜ?』
ショータローの嘲るような声が耳に蘇った。
私のこんな有様を見たら、アイツはきっと笑う。
それみたことかと、やっぱりオマエは所詮キョーコだと。
あの眩しい、スポットライトの中のアイツには届かないまま--------------。
口惜しい… -------------------------口惜しい。
…涙が出てきそうだった。
「…なにを考えてる……」
尖った声が耳を掠めた。
目をあけると、一転して顔色を変えた敦賀さんがぎらぎらした目で睨んでいた。
ゾッとするほど怖い顔。美貌の人が怒った顔は本当に怖い。
「…不破のことなんか-----」
掴まれた顎に力がこめられる、いたい。
「考えるんじゃない」
ぎょっとした。何故、どうして。
「そんなことくらい…わかる」
自分でも知らず、もやもやしたもの思いをどうしていいかわからず、
ぐるぐるとした思いのまま、言い訳のような言葉が溢れてくる。
「…だって…私、まだアイツになにも-----こんなことで、敦賀さんに……
私が…全部、ぜんぶ、だめになっちゃう……」
「ダメになればいい」
敦賀さんはきっぱりと言った。
「不破のことなんか全部。復讐なんかさせない…------------もう二度と…会わせない」
逆らう間もなく、腰の辺りにわだかまっていたツナギを明確な意思を持って脱がされた。
全ての思考が中断する。流されるまま、また……。
Tシャツと下着だけの姿になった。
敦賀さんが私の前に片膝をついて、下着に手をかける。
「………っ」
下着がずり下ろされるのに、思わず目をつぶった。
途中まで下げて、手が止まったので、恐る恐る目をあけると、彼は無表情で私を見上げていた。
「…どのくらい…----濡れているか、自分でわかる…?」
大きな手で足をつかんで、太腿を撫でながら、敦賀さんが言う。
「……っ」
「------------この可愛い下着と……」
敦賀さんは私を見つめたまま、するすると下着を私の足から抜いた。
何も隠すもののない心もとなさ。なのに、からだが動かない。
「最上さんのココが、いやらしい糸をひいて繋がっていたよ…」
私の反応を確かめるように、そんな恥ずかしい事を冷たい声で言う。
顔がまた赤くなった。涙が出た。
「…まだ、触ってないのに……ぐちょぐちょだ……」
だって…だって、敦賀さんが…こんなふうに。
耳をふさいで、イヤイヤをした。そんなことを言わないで………。
立ち上がった敦賀さんが耳をふさぐ私の両手首を掴んで、ひきはがした。
「…不破を思って濡れたのなら、許さないよ…-------?」
わざとのように耳元で言う。
違う、そんな…そんなのってない。
立ったまま、膝裏をすくわれた。そんなところが外気にふれて、体がすくむ。
敦賀さんの怒気をはらんだ仕草に思わず悲鳴が漏れる。
かれは、軽く舌打ちをした。こわい。
「…やさしくする、つもりだったのに…-----」
いいざま、熱いものがそこにあてがわれた。
それがなんなのか、認識するより先に……
「い----------------------!!!!」
硬くて、熱いものが押し入ってきた。激痛に背を反らせて、腕をつっぱり、
敦賀さんのからだを押しやって逃れようとしてしまうのを、
しっかりとつかまえられたまま、さらにぐい、と捻り込まれる。
裂けそうに痛い、めりめり、という音さえ聞こえそうだった。
(………---まって……まってくださ…………いた--------------------!!!)
言葉にならない哀願、敦賀さんが少しづつ身を進めてくるたび、悲鳴が止まらない。
気持ちとか、こころとか、関係なく、体の痛みだけで涙が吹き零れた。
「 待たない 」
さっきまでの冷たい声に、甘さが混じった敦賀さんの声。
擦れたような、卑猥な…。
言葉とうらはらに、敦賀さんの動きが少し止まった。
(あ-------------)
一瞬にしてこわばった体から思わず力が抜ける。
何よりも正直に体がほっと息をついた瞬間。
……思いきり突き上げられた。
「---------------------!!!!!!」
目をみひらいて、のけぞった、声にならない叫び。
首の後ろをきつく掴まれた。乱暴なくちづけ。口の中を敦賀さんの舌が蠢き、
口のはたを唾液が伝った。
ゆさぶられて、自分の口からおかしな声が漏れる。
こんなに…痛いなんて。 こんなに……。
動かないで欲しい、抜いて欲しい。許して欲しい。止めて欲しい。
いたい---------------。
つC
立っていられない。
どこにも力が入らず、崩れそうになるのを、敦賀さんの力だけで支えられている。
敦賀さんが身動きする、そのたび、声だけは淫らにブレた。
頭の中がまっしろになる。半ば失神していたのかもしれない。
視線を感じて見上げると、敦賀さんが悪魔みたいに残酷な顔をして私を睨んでいた。
着崩れてはだけた胸元のいやらしい感じ。乱れた髪の間から覗く濡れた目。荒い息-----。
私の中のなにかが呼応する。体の奥の奥……原始的な欲求の何かを刺激する…。
ふいに体が自由になった。抜かれたのだと気付く間もなく、近くのキャビネットにうつぶせにされ…
また貫かれた。うしろから。
体をめちゃめちゃに触られる。胸をもみしだかれて、撫で上げられ、乳首をこすりたてられた。
そして彼は…ひとつに繋がった部分の、その傍を、触れるか触れないかの強さで触れてきた。
痛いのに、そんな事をされたって感じたり出来ない…弄らないで、そんなふうに…。
言葉にならない悲鳴。哀願。全て無視された。
敦賀さんは、容赦がなかった。
どのくらい、ゆさぶられているのだろう…股間から、敦賀さんが放出したものが
しとどに流れ出ているのを感じる。
何度目だろう…一度目はうしろ、にどめは、キャビネットの上に仰向けにされて…そのままなんどか。
声も、涙も枯れ果ててしまった気がする。
そして今はまた、後から執拗な愛撫と、抽送を-----。 気が狂いそうだった。
(もう………もう----------)
弱々しく頭を振る。力が入らない。伸ばした手でキャビネットの端を掴んだ。
のしかかっていたあの人の重みが遠のく。
え…と思う。
繋がっている、そこの感触だけが体を支配した。
(……え………-------?)
ずしん、と、体の中心に、異様な感触。
(あ----------…?)
繰り返された陵辱に、半ば無感覚になっていたそこに、
さざなみのようなかすかな快感の徴が表れた。
(なに--------------)
敦賀さんはそれを私よりも早く察知しているみたいだった。
「や…---------」
言葉もなく、揺さぶられ、刺激されて…。
耳を噛まれ、首筋に歯を立てられた。
まんべんなく、根こそぎに犯される…----------私は体の中に、敦賀さんの脈動すら感じ始めている。
荒い吐息…そして私は、自分がいつのまにかゆっくりと腰をくねらせていることに気付いた。
(あ--------)
体の奥からいいしれない疼きが這い上がってくる。敦賀さんの指先がふれる箇所から、
いいしれないもどかしさが全身に広がっていく。
(……イヤ………)
ちがう…なにかが…。
痛みの奥から、ぞわぞわと、淫らなものが…。
「……不破に…-----見せてあげたいな」
敦賀さんがうっとりと言った。
「俺に無理矢理犯されてるのに、こんなに感じている最上さん…」
荒い息の下、擦れた残酷な言葉が壮絶になやましい。
「…どうしたの----?こんなになって………」
つきあげられると、知らず、お尻があがった。
からかうように、撫でられる。
「イ…-----いや…-----------」
ほんとうに、どうにかなってしまいそうだった。
敦賀さんが触れているところ全部から、いまはもうはっきりとした淫らな快感が染みて、たまらない。
気がつくと、死んでしまいそうに気持ちが良かった。
「つるが…-----------さ…ん…----」
自分の声でないみたいな、甘い、甘ったるい声。
肩ごしに振り返ると、体の中の敦賀さんが少し大きくなった。
思わず眉を寄せて、「あ」と声をあげる。
敦賀さんと視線が絡まりあって、酷く淫靡な感じがした。
じっと私を見据えたまま、彼の薄い唇の端からみだらな舌がちらりと覗く。
瞳の色を染めていた怒りが、もっとエロティックなものに染めかえられていくのを目の当たりにして、
私のそこがじん、と痺れた。
「………なんて------------」
はぁっと大きく喘ぐ、敦賀さんの…。
「なんて…悪い娘-------だ……、俺を…こんな…------」
「----------!!!!!」
敦賀さんの動きが激しくなった、ついてゆけない、意識が飛ぶ。
めちゃめちゃに叫んで…
敦賀さんの甘い喘ぎを聞きながら、
私は生まれてはじめてのセックスで、生まれてはじめての絶頂を迎えた。
私は、この人が好きなんだ………。
薄れていく意識の中で、私はふと、あっけなく、とうとう、自覚してしまった。
いつからか、どこからかも知らず…。ただ、この人が好きなのだと。
それだけで、もう生きていけない気がした。
もう二度と、誰も愛したくなんかなかったのに…。
こんなふうにこんなかたちで自分がバラバラになってしまうみたいに…。
--------------誰も知らない、どこか遠くへ行ってしまいたい…。
…コーンの森へかえりたい…。
紫煙?
生殺私怨
投下終わったのかな?
(*´Д`)GJー!
あぁ切ない、めっさ切ない。お互いに好きなのに…。
切なくて心に残るエンドでした。
この2人、どうなるのかな。すごく気になるよ。GJでした。
以上です、お付き合い頂いたかた、有難うございました。
>>591 連続投稿でひっかかってて、投下〆が遅くなりました、スンマソン。
つづきはもし書けたらまた投下させて頂きに参りますのでその際はヨロシク。
半年ROMるんじゃなかったのか
そんな枕詞に突っ込むなって!!(W
うわー素敵!
つづきを楽しみにしてました。
さらに続きを読みたいのでぜひまた投下してください!
壊れた蓮、恐くて萌えーv
続き気長に待ってるおノシ
LMEだよね
Naturalに間違えた、許せ。
GJGJ!!!
切ない〜。萌え〜。
続き待っちゃうし!
うおー、絵も文もイイヨイイヨー!
続き待つ列に加わります!
まさに 壊れた敦賀さんは好きですか? という、、、
つるがさんがキョーコさんを自宅にかんきんしいく、
な展開しか思いつかないけれど、
でもそんなの嫌ー。
幸せに壊れる続編をお願いいたします。
「幸せに壊れる」っていいね。どんな感じかな。
「幸せに壊れる」ってそりゃ貴女!
あーんな感じでこーんな感じでウハッウハッって感じ!
>>605 残念ながら本物の>
>>555はこっちだ
蝶のように舞い、蜂のように刺す迅速なレスが
付けられなかったので控えていたが、
>>574-588は
寝室コネ━━(゚∀゚)━━!!!!と叫びながら楽しませて貰った
>「それは大変だっ」
と微笑んですぐ鬼に変身する敦賀蓮が目に見えるようだった
ドキがムネムネしたよ。今更ながら萌え書きさん乙、そしてありがd!
ついでに
>>556-557さんもd!おかげで風邪を引かずに済んだよ
△ ▽
ヽ('A`)ノ シメカタワカンネー
( )
ノω|
そんな訳で今度こそ名無しに戻ります。失礼しますた
605さん、期待させて御免なさい!
私は555さんじゃありません。
普通に壊れた女です。
そして皆様のエロいコメントにウハウハしてるたわけです。
…願望を一言でまとめてみる。
つ「バカップル」
いいじゃん、夢見たいんだよ…w;
マロンの「蓮ちんすこう」を読んで、蓮チンスゴス、と脳内変換した。
何も起こらなかった。
ただその後もう一度マロン見たら、自分と同じような脳みその人がいてびびった。
私、リアルに「チンコ吸う」に変換してしまいました。
七夕というおいしいネタがあることをすっかり忘れていました。
というわけで小ネタだけ。
マンションのベランダで、浴衣姿で星を見るふたり。
後ろからしっかりと抱きついて耳元で囁く蓮の息がくすぐったくて、キョーコは照れ隠しに七夕の物語を解説する。
「ね、ロマンチックだと思いませんか?」
「そうだね。でも、一年に一度しか会えないんだろう?」
「それはそうなんですけど…」
「俺には耐えられないな。1日会えないだけで苦しいのに」
「つ、敦賀さんっ」
「ん?」
「あのっ、ここベランダ、ですよ?」
「そうだね」
「そ、そうだね、じゃなくって…っ、手っ…だ、誰が見てるかわからない、のにっ」
「織姫と彦星が見てるかもしれないね」
---
ちなみに自分の居住区は雨です。
雨に濡れて帰宅、互いの服を脱がせ合いながら冷えた身体をry、ってのもいい。
おおうGJ!!
そうか七夕かぁ。すっかり忘れてた…
クレパラの夢を見た。権と司が一緒のベッドで仲良く寝てた。
614 :
萌書きさん:2007/07/10(火) 01:16:55 ID:b2ZaMddU
>>614 GGGGGGJ!
イイ、すごくよかった!感動した(*´Д`)!
蓮を拒絶するキョーコ、それに傷つく蓮、それでもキョーコに近づきたい蓮の
キョーコへの切ない思いとか、いろんな場面で心が揺さぶられた。
乙女?心を揺さぶる登場人物(蓮とか松とか)がすばらしいよ。
読みごたえのある恋愛小説を一冊読みきったような気分。大満足。
やばい、読みふけって気がついたらこんな時間に!おやすみ〜。
>>614 GJです!
最後のラブミースタンプのページに書かれた言葉が忘れられそうにない!
617 :
sage:2007/07/10(火) 02:41:30 ID:MxEEmfdc
>>614 私も読んだ♪すーごっくよかったです
長編お疲れ様でした
GGGGJ!!
YOU! このままブログ続けちゃいなYO!!
絵も文ももっと見たいが、正直、
>>614はここに投下するより
自サイト持ってそっちで活動した方が良いと思ってた。
これからもガンガッテ!! 応援するよ!
>>615-618 以前、ここに投下した話の続きだとしても、
ここに投下した話じゃないなら感想は向こうに書いてほしいな。
別にいいんじゃないの?
どうせ過疎りがちなんだし。
って言うと怒られるんだろーなー(w
分かってるなら黙っとけ
>感想は向こうに
>>615ですが、書き込んだ後に思いました。確かにその通り。スマソ。
クーのエロエロも妄想したいんだがクーの奥さんがまったく謎で浮かばない。
誰かクー妻がどんな人なのか独断と偏見に溢れた妄想ヒントをくれまいか。
>>623 蓮は母親似らしいよね。
「東洋の宝石」だったっけ。
漆黒の髪、黒曜石の瞳、唇はバラ、ルビーのよう。
モー子さんが髪にウェーブをかけて、表情をもう少し柔らかくした感じ。
いや、でもどうなんだろう。蓮のあれって地毛かなぁ。
>>624 そうか、蓮の日本人要素からなら想像できるね。
勝手に色素の薄い西洋人ぽいのを想像していたが
蓮からたどるとアジア美人ってかんじでいいかも。
性格は以下自分の勝手な想像だが
ふわふわしていて柔らかい・・・ようで、
実はクーを手のひらで転がしている芯の強い女性で怒ると怖そうだ。
しかし鬼畜が演技とわかった今のクーは優しすぎて濃厚なエロには結びつかないな・・・。
アジア美人で思い出した。
蓮母の話から逸れるんだが、こないだアラビアンナイトのDVDを観て蓮キョで変換。
撮影ネタでもパラレルでもイケると思った。
主演のシェヘラザード役の女優さんが凄く美人で谷間強調したドレス着てたんだ。
最後は王様と・・・。職人さん書いてくれまいか?
谷間強調の女優さんに迫られる蓮。
コンプレックスで落ち込むキョーコ。
迫られても全然動じない蓮、が浮かんだ。
キョーコ以外の女の人に迫られても動じない蓮モエ。
蓮と、胸を強調した女優さんが主人公で、キョーコはヒロインの妹とか友達とか
そういうポジション。だけど、女優さんと同じく綺麗な衣装を着ている。
女優さんは真紅・金のセクシー衣装、キョーコは薄ピンク・薄紫の妖精みたいに可愛らしい衣装。
(恥ずかしいな〜この衣装…胸もあんまりないし。はぁ…)
その衣装は、控えめだけど、キョーコの白い肌に映え、とてもよく似合っていた。
女優さんには目をくれず、キョーコにポーッとみとれる蓮。
ってのが浮かんだ。
キョーコの薄衣にゆっくりと手を入れる蓮とかも艶めかしくてエロい。
>>626 DVDは未見だけど便乗で妄想。
ナイスバディな妃をヤリながら絞殺する王(蓮)を覗き見てしまうシェヘラ(キョーコ)、というシーンの収録。
キョーコの見ている前で他の女を抱くことに妙に高ぶってしまう蓮と、そんな蓮の色気にドキドキしてしまうキョーコ。
…こんな妄想するなんて、自分、だいぶ病んでる(-д-;)
おまえらエロいぞ!
>>629 覗き見てるキョーコに気付いて夜の帝王の眼でニヤリと笑う蓮。
背筋にぞくりと震えが走るが目の離せないキョーコ。
蓮はそのままキョーコを眺めながら女をなかせ、互いに興奮が高まっていく…
ほんで蓮王はその妃を殺したあと次の妃にシェラザード(キョーコ)を指名するんだけど、
毎夜気がつけば言を左右して逃げられ、イくとこまでイきつけず、
悶々とした千一夜を…
連投スマソ
あきらかにミスキャストな『妖艶な妃役』を貰ったキョーコが、
心ならずも蓮の演技に誘導・触発されて役を掴むとかも萌えるかもしれん。
毎夜話を聞かせ続けるんじゃなくて、アンアンで飽きさせないのが条件なんてエロ展開も見たい
毎晩、いつ切り捨てられるかとびくびくするキョーコとは反対に
どんどん嵌まって離れられなくなっていく蓮
君たち昼間っからエロ杉(*´Д`)
626だが、レスがついててウレシス。
映画の中で風呂に入ってる王様に話しを聞かせるシーンがあったんだが、あれもエロかった。
王様は半裸なんだが、王妃は服着たままで(白いドレスで谷間強調したの)妙に艶かしかった。
別に服が透けてたりとかは無かったんだけどね。
パラレルで考えてみた。
-----------------------------------------------------------------------------------
「・・・それで?その男はどうしたんだ?」
白濁した湯の中に身を沈め、水の上に浮いた花びらを掬いながらレン王はキョーコ妃に問うた。
「・・後をつけた男はそこで非道な行いを繰り返す盗賊を目にします。
あまりにも残虐な盗賊達に怒りを覚えた男は奴らを懲らしめてやろうと思い、誘い出す為の罠を考えるのです。」
「・・罠とはどのような?どうやって誘いだしたんだ?」
「今宵はこれまで。続きは明日にいたしましょう。では・・・・」
そう告げるとキョーコは湯の中から身を起こし縁に手をかけた。
ほっそりとした体に白い衣がまとわりついて、なんとも艶かしく美しい。
知らずレンはキョーコに問いかけていた。
「何故だ・・?!何故お前は俺を誘惑もせず夜毎、話を聞かせる?何が目的なんだ!!」
「私はただ眠れぬ王の為に少しでも慰めになればと、お聞かせしているだけです・・・」
「俺が信じると思っているのか?俺が一言命じれば、明日にもお前の命は消える。
・・・お前は、余りにも美しすぎる!何が目的なんだ?!」
レンの問いに答えずキョーコは寂しげに微笑むだけだった。
ダメだ!エロに行かねえええええええええええええええええええ。一生懸命考えたがココまでだ。
エロはやっぱり難しい・・・。もし使ってくださるのであれば続きは職人さんに任せるよ。長々とスマソ。
谷間強調した衣装なんてキョーコには無理だとしか思えない自分は怨キョに狩られて逝ってきます…
>>635 いや!十分にエロいっす。
蓮王の前ではブラックキョーコでいてもたまに
メルヘン小咄になって素が出ちゃったり、部屋に戻ってからパニクるキョーコとか。
>>635 待ってくれ、キョーコ妃もドレス姿で一緒に風呂に入っているのか!
それはエロイ。全裸で入っているよりきっとエロイ。
問題はそのまま蓮が襲わずに鼻血ナシで耐えられるのかということだ。
身体を洗ってやる、髪を洗ってやる、身体を拭いてやる、も全て濡れたドレスのままキョーコ妃にしていただこう。
↓↓
首、背骨、と布を這わせるキョーコ妃。
触れる程度の軽さで臀部へと指が降りていくあたりで、すでに王の理性も限界に近づきつつあった。
キョーコは王の正面に回る。
身体が反応しているのを隠しているわけでもない、キョーコも蓮の昂ぶりには気付いているだろう。
しかしそれには何も云わず、ただ焦らすようにゆっくりと胸元の水滴を拾い上げる。
「王の逞しい胸を見ていると、誇らしい心持ちになってまいります」
「誇らしい?」
「ええ、王の大きなお心に、わたくしたちは守られているのです。それを実感できて嬉しいのです」
にこりと微笑むキョーコの頬に、王の手が伸ばされる。
が、それをするりと笑顔で交わし、「いけません、まだ濡れているのですから」とキョーコは跪いた。
主張し始めた自身をちょうど真正面に捉える高さで、しかしキョーコは再び務めを続ける。
太腿に手を添えられ、薄い布越しに走る指の感覚。
臍下から内腿へ…まるで焦らしているようにその部分を避け這い回る指の動きの艶めかしさに、王は思わず吐息を漏らしてしまった。
「…っく…あぁ…っ」
「どうか…なさいました…?」
のけぞってしまった顔を下に向けると、微かに口の端に笑いを含んだキョーコと目が合った。
――計算づく、か……?
先ほどまでの、御伽噺を聞かせるような少女のそれとは待ったく違う、妖艶な瞳。
なんとか保っていた理性を吹っ飛ばすには充分な効力。
王はキョーコの手首を握り取り、その身体を引き上げようとした――その瞬間、熱い感覚に包まれた。
「――っ…、あっ…んぁあっ!」
見るとキョーコがその中心を咥え込み、一気に攻め立てるように、んっ、んっ、と欲望を吸い上げるように激しくしゃぶりついていた。
「…っ、くぁ…っ、はぁっ…ああっ…っ」
キョーコへの嗜虐心へ目覚めかけていた心とは裏腹に、身体はその咥内で思うままに操られる。
なんとか抗おうとキョーコの頭へ伸ばした手は、逆にその動きを助長するがのごとく、さらに、もっと激しくと引き寄せる。
このままではすぐに達してしまう、食い止めようとする心はすでに制御を失い、欲望だけが暴走を始めていた。
「ん、んっ…ぁ、んっ、ん…ぅ…っ」
「はあっ、っく…、キョ…コ…っ……はぁああ…っ――!!」
崩れ落ちそうになるのをなんとか堪え、乱れた息のまま虚ろな眼を向けた王の視線の先には、こくりと飲み干しながら笑顔を浮かべる美しい妃の姿があった。
-------------
あれ?エロエロキョーコになっちゃった。
追加。
毎夜クチや手でイかされ、あるいはキョーコに自慰を見せられながら自分でイき、
なかなか入れさせてもらえないヘタ蓮王ってのもいいな。
そしてようやく成就した夜には暴走してしまう、宮中にキョーコ妃のアンアン声が一晩じゅうry
「妃よ…こんなに悦んでいるくせに…なぜ今まで抱かせなかった?」
「いつもは政に冷静な王が…壊れるお姿をぜひ…見てみたかったのです」
「まったくなんという女だ…ではもう壊れてしまうとお前に言わせるまで、啼かせてやろう」
話をよく知らなくて申し訳ないが一夫一妻制なのかな?
>635、638GJ!
妄想ふくらみんぐなネタですねぃ…
ふと思いついて千一夜パラレル別バージョン。
粗筋のみ。やってはいるけどエロ描写ナシ…
1/3
モテ過ぎて不感症なのか女に食傷した王の蓮。
頑張ってエロエロに迫って王の寵愛を受けようとするが、
結局果たせず次の日には王宮の外に放り出されてしまう妃たち。
そして王宮へ貢く女狩りに捕まった艶麗・豊満なモー子さんに、
「モー子さんをどこへ連れていくつもりぃぃいっっ」
…っと無理やりついてきた貧乳キョーコ。
どんな綺麗な妃も次の日には帰ってこなかった…
恐怖で震えて過ごす二人の下に使者が来て、
当然のように胸の豊かなモー子さんを連れていこうとする。
モー子さんをかばうためにキョーコは先に連れて行かれる。
「こんな真っ平らな子供…いいのか?」
「…こんな貧相なの連れて行けない、と思って、もう一人の手を掴むと
コイツが噛みつくし暴れるし大変だったんだ、仕方ないだろ…
ま、誰を連れていったって多分一緒なんだろうしな」
「あの王も大概難儀な方だよな…あれだけの数の美女に
食指一本動かさないで全員路頭に迷わすんだから…」
それを聞いて、「モー子さんだけは守らなきゃ!」と意気込むものの、
王に仕えるときのレクチャーを受けて真っ青になるキョーコ。
・食事の時にそばに侍って酌をする
・一緒にお風呂に入って体を洗う
・一緒に寝所に入って王の指示に従う…etcetc
(そ、そんなの出来ないぃぃい〜どーしよー(泣)
2/3
そしておどおどと蓮に仕えるキョーコ。
最初は冷ややかに対応するが、キョーコの天然さに自然と微笑む蓮。
風呂に入って戯れにキョーコの薄い胸元をめくると
真っ赤になって風呂に沈み、あげくに逆上せてたり…
そして寝所で、ふと意地悪を言う蓮。
無造作に横たわり「さて、君は俺に何をしてくれるのかな…?」
「わたし、私は…(ウーンウーン)…王様にお話をして差し上げます!」
おはなし…?子供じゃあるまいし…と思うが
キョーコのあまりの一生懸命さとメルヘンな語り口に
蓮はついうっかり話に引き込まれてしまう。
「…今日はここまでです!続きは明日お聞かせしますっっ」
「そう…じゃ、今度は俺が君にイイコトを教えてあげる…」
そしてちゃっかりキョーコを抱いちゃう蓮。
3/3
翌日、いよいよ追い出されるのか…と震えていると、
お話を聞かせてくれるうちは王宮に置いてあげるよ…と蓮にいわれ、
毎夜キョーコは一生懸命お話を語っている。
お風呂で、膝枕をしながら、蓮の膝に載せられながら…
そしてお話が終わると蓮は夜毎キョーコを寵愛した。
しばらくして懐妊するキョーコ。
お腹が大きくなって抱けなくなってもお話は続けさせる蓮。
無事に子が生まれてキョーコの体が落ち着くと
また毎夜寵愛し、そして…1001夜。
「…王様。一生懸命考えたんですけど…
もうお話出来ることがありません…私、とうとうクビですか…?」
「君ね…俺の子供3人生んでおいて、子供を母無し子にする気…?
もうこの後宮なんて、君と、君の仲良しの女性しかいないじゃないか…」
そして二人は末永く仲良く暮らしましたとさ。
…お粗末でした。エロ描写無くてごめんw;
643 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:57:25 ID:dhc7WdYf
絶対ハーレム。
ちなみに物語が終わった頃には王と妃の間に3人も子供が出来てるから、やることはちゃんとやってたみたい。
どれも面白い!充分に酒の肴です。
>>644 「夜のオカズです」
男子ならこう言うけど女子はなんていうんだろw
夜のスイーツ
萌え小ネタがいっぱいだGJ!
>>642 1001日(約3年?)で子供3人作っちゃうなんて(*´Д`)モエ
648 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 00:47:31 ID:FjxZ4SAh
全員年子って事ですね・・・大変そうだなぁ王妃も!
むしろ話し役は蓮でもいいと思ったよ
いつもキョーコがメルヘンに飛んでいってしまうところを
「今宵の話はここまで」とおいしくいただくのです
>>626 なんとすばらしい萌ネタをおまいさん。
そして住人エロすぎ。
>>635と
>>638の風呂コンボ最凶。GGGGJ!!
そしてなにげに
>>640に萌。
うは…萌インフレスパイラルが止まらない。
>>626をベースに
>>629-632あたり参考で、DVD未見のまま投下します。
黒崎監督のCM撮影として蓮とキョーコにオファーがくる設定。
「よぅ、久しぶりだなぁ 京子!!」
新しいCMの件で敦賀さんと社さんと一緒にカインドーさんの本社に呼ばれ、
応接室で待っていると黒崎監督があの懐かしい傍若無人な様子で入ってきた。
敦賀さんが悠然と立ちあがって挨拶するのに慌ててならい、直立不動の姿勢をとる。
「おう、一緒に仕事さしてもらうのは初めてだよな、『ダークムーン』観てるぜぇ」
敦賀さんと監督はしっかりと握手を交わした。
■中略
「今回おまえらに表現してもらいたいのは、かなり脚色してあるが、骨子としては
『千夜一夜物語』のシャーリアール王とシェヘラザードだ」
「新しい発泡酒のコンセプトは『千の夜と、たった一度の夜をあなたと』
物語のイメージは、王が迎えた2999人目の花嫁との初夜を垣間見たシェヘラザードからはじまる」
初めの王妃の不貞に裏切られた美しいペルシャの王は、処女を妻にむかえ、初夜を過ごした翌朝に殺してしまう。
ふと迷い込んだ庭園で、2999人目の花嫁と王のむつみあいを見てしまった大臣の娘、シェヘラザードは、
王が覗いている自分に気づきながら花嫁を抱き、官能の果てに首を締める姿に釘付けになる。
彼女は翌日王宮からの使いで自分が3000人目の花嫁に選ばれたことを知り、
嘆き反対する大臣である父親に背いて、美しい王の心と体を自分のものにするための方法を画策する…。
反対に、ちょっとした興味は惹かれたものの他の花嫁と同じように初夜の翌朝には殺すつもりで
シェヘラザードを指名した王も、美しく、聡明で、妖艶でありながら処女のつつましさをそなえ、
なかなか身を許さない彼女にいつしか恋心を抱く。
そして千夜一夜ののちに…。
(なにっ…このエロくさい設定は……っっ!!!)
思わず台本をふたつに引き裂きそうになる。
この、王様を敦賀さんが演って、この、王妃を私が…???
思わずとなりの敦賀さんのほうを見ると、彼はまったくなんの動揺も無い、涼しい顔をしていた。
…それは、敦賀さんに関しては全く問題ないというか、むしろ夜の帝王なんかそのままこの王様的な感じだけど…
そっ…それと…演りあうの!?私が…っ??
「勿論、CMなんで濡れ場やらそれとはっきりわかるような殺害シーンは一切無しで、
この官能的な雰囲気だけを表現してもらうことになる」
黒崎監督は自信満々に周囲を見渡した。
むっ…
(無理無理無理無理、絶対、無理-------------!!!!)
「なにか質問はあるか」
(……………………)
「…最上さん…?」
敦賀さんが、青ざめて固まってる私を覗き込んだ。 思わずすがるように見つめ返す。
「…うっ……美しく、聡明で、妖艶でありながら慎ましい…なんて…わたしには…無理です…(特に妖艶のあたりが)」
特にあなたとの共演が。
夜の帝王との共演が。
「………………はい、そうやって無理なんて決め付けない。
難しい役だけど、面白そうじゃないか。最上さん、妖艶な女性なんてはじめての挑戦だろう?」
「…はい…」
美しく聡明で慎ましい女性もはじめての挑戦ですが…。
なにせ幼馴染という存在にあたる馬鹿からは地味で色気のない女と太鼓判をおされていますから…と思い。
(そうか…つまりこの役をやり切ったら、あの馬鹿に一泡ふかせられるかも!!)
…という、前向きな気づきが唐突にやってきた。
それってば、あの馬鹿へのキョーコのハリケーンパンチ第一弾? クリーンヒット間違いなし?
うっひゃっほー。ヘッヘーイ。
『うう、キョーコさま、あなたの色気がたまりません』…と言って奴がひれ伏す幻影を遠くに見ていると…
「……大丈夫だよ…----」
敦賀さんの声が急に低くなった。
ちょっと周りの温度が下がったような気配に、思わずぎくりと心臓が跳ねる。
(な…なんで……?)
「俺がしっかり、ちゃんとリードするから…」
敦賀さんは、似非紳士スマイルを思いっきり発動させて輝いた。
う………うわぁ…。
(だからそれが一番困るんですがぁあーーーーーーー!!!)
■中略
「わあ〜キョーコちゃん綺麗だねえ!!ほんとにアラビアンナイトのお姫様だあ…!」
用意された衣裳に着替え、メイクをしてもらった私を見て社さんがはしゃいだ声をあげた。
「どうも……」
…いいんです。この手の衣裳って、出るところがでてないと貧相なんです。
敦賀さんのもうひとりの花嫁役の女優さんなんか、豊満な肉体が眩しいほどで、
お衣裳つけて外に出てきた瞬間スタッフの男性陣から拍手が出たくらいなんですから。
(ああ…っいっそ代わってほしい…っ)
いたたまれないっ…
微妙に露出の多いアラビア風の衣裳は、ちょっと落ち着かなくて、
あちこち引っ張ったり、めくったりしていると、社さんが私の後方を見て手をあげた。
「あ、蓮の準備もできたみたいだ、おーい蓮、こっちこっち!」
振り向くと-----------------。
そこには、まるで本当に伝説の中から抜け出してきた王様みたいな敦賀さんが立っていた。
紺をベースに金糸銀糸をふんだんに織り込んだ丈の長いベストを羽織って、
下はゆったりとした麻の上下、腰にはたっぷりと房のついた幅広のサッシュをしめている。
イスラムが舞台といっても、ファンタジーの世界設定のため、ひげはおろかターバンも巻かず、
黒い長髪の鬘を背に流していて、その姿はまさに世の乙女(=メルヘン嗜好)が想像する
理想の王(子)様そのものだった。
やや開いた胸元には、ジャンクの宝石類をじゃらじゃらと下げて…。
「………ここのところ舞台もご無沙汰で、現代劇ばっかりだったので、
久しぶりにこんな恰好をするとやや照れますね…」
苦笑している姿も…。
「いやー似合う似合う、イケメンでわしづかみって感じ、ね、キョーコちゃん」
「…………」
「………キョーコちゃん…?」
はっ。
「……あっ、すみませんっ、あの、ちょっとぼーっとしてしまいましたっ」
慌てて目を逸らせて…でもまるで吸いよせられるようにふうっと敦賀さんを見ずにはいられない。
だってその姿はまさに妖精の国の王様で…
「…だってだって、キョーコちゃん!」
…はっ。
「…な、なんですか…?」
いけない、敦賀さんのこの姿には麻薬のような常習性が……
「もう、聞いてなかったの?蓮もやっぱりキョーコちゃんの事
アラビアンナイトのお姫様そのものだって褒めてたのに!」
はあ…まあ…知り合いの人はそう言ってくださるものだって事は学習してますから…。
本当に、こういうときの社さんって乙女みたいだな…と思ったらちょっと笑ってしまった。
そこで、監督から集合がかかった。
「…じゃあ、行こう」
敦賀さんのエスコートで歩き出す。
ふと目が合い、見つめ合う。敦賀さんの目に、夜の帝王が浮かんだ。
ふっとそのまま、笑顔にスライドする。
「…よく、似合ってるよ…」
そんな王様に甘く囁かれて、照れずにはいられなかった。
「がんばろう」
敦賀さんの言葉に、私は素直にうなづいた。
■中略
「カッーーートぉ!!」
監督の大きな声がスタジオにひびく。
敦賀さんと、2999人目の花嫁役の人が演技をとめて、こちらを見た。
「なにやってんだ、京子、そうじゃないだろ!」
ずかずかと近づいてきて、大きな身振り手振りで説明をはじめる。
「いっかー、おまえは大臣の娘で、王の結婚式に招待され父と共にその夜宮殿にとどまる事を許された」
「月の光に誘われて広い庭園に迷い込んだおまえは、そこで真近で王の姿をはじめて見る」
「王はおまえが覗いているのを知りながら、みせつけるように花嫁を抱いて、
挙句に何の斟酌もなく抱いてた女を殺しちまう」
「その美しさと妖しさと官能に、おまえはひとめで王に恋に堕ちるんだよ!!
濡れ場を目撃した女子高生みたいな反応をするな!!!」
そ…そんな…。
敦賀さんが王様の衣装をつけて思わずひれ伏したいくらいの美丈夫っぷりを発揮していて、
そんな敦賀さんがこれぞまさに妖艶の決定版みたいな花嫁役の人に、
夜の帝王のまんまで迫っているのを横目で見ているだけでも心臓に悪いのに、
それを直視して、恋におちろ…だなんて…。ひどすぎる…。
「おまえなら出来る」
監督が強い声で言った。
「ダークムーンの未緒を演ったおまえなら出来る、俺のこのCMのイメージはな、
おまえの未緒と敦賀氏から生まれたんだ」
生まれながらの高貴な娘、プライドが高く、教養もあって、さりながら清らかな乙女として
慎ましやかに暮らしていた彼女が、一夜にして変貌する。
恋ゆえに。
「シェヘラザードの妖艶は、肉体的な妖艶じゃない、王に恋した処女から発散されるソレだ。
そこいらの巨乳タレントで表現できるようなわかりやすいもんなんか俺は求めちゃいない、
わかるか、京子」
「このCMの背後にあるものは、毒だ。仕立ては物語ふうにファンタジックにするが、
その実根底に流れるものは、もっと、人の萌えに直接訴えかけるような淫靡な毒だ」
「その夜おまえは王に奪われるんだ。そして、面白半分に自分に手を出してきたあの男を…----------」
敦賀さんを親指で指して、監督は不敵に笑った
「誑し込め。」
■エロくならないので爽やかに投下終了。
>>655 うわあああああ!
続きが死ぬほど気になるところで切られたっ!!
取りあえずこのあと
>>638-639に続くと脳内補完して紛らわせておくよ…。
もしも良ければいつか続きもおながいします。
もももも萌えたー!!!!!
地震で目が覚めたらこんな素敵SSがっ。
めっちゃエロですよー続きが気になります…
監督、萌えをわかってらっしゃるYO
ぜひ!是非に続きを!!!
お願いしますorz
(゚∇゚; 三 ;゚∇゚)
CM?CM?こ、こんなエロイCM放送していいの?゚ +.(・∀・)゚+.
660 :
635:2007/07/12(木) 21:43:35 ID:sjXrKLDE
一日経って覗いたら、いっぱいキテターーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
もう皆GGGGGJ!!萌えが止まらん!
>>638 エロキョーコイイ! 内容については自分も原典は読んだ事無いので、映画のほうで。
王妃に誘惑されてアンアンしようとした所で賊が侵入。王様狙われる
→ 実は王妃と暗殺者の首領はデキてた→乱闘のどさくさで誤って王妃死亡。賊は逃走→王様、不眠症&女性不信に。
→次々と娘を殺しシェヘラ指名→シェヘラ頑張ってネタ探し&お話創作→次第に王様も心を許すようになる→両想いになりくっつく
大体こんなんだ。因みに映画自体はそんなにエロくない。興味があれば『ミリ・アヴィダル』(シェヘラ役)で検索してみてくれ。
>>640 蓮は媚薬盛られたり、寝込み襲われたりしてそうだなww ホンワカモエ(*´∀`)
>>652 CMキターーーーーー!!と思ったら・・・・いいとこでええええええ・・・・
おまいさん・・・・あちきは・・・あちき達はどうすればいいのさ!!この止まらない萌えをどうすればいいのさ!
続き・・・゙頼む。
職人さんらがあまりにGJなので、触発されて妄想が膨らんできた。
よかったら
>>635、
>>638の流れに沿って続きを投下しようかと思ってるんだが、肝心の本番がどうしても書けないんだ。
だからその前まででよければ投下します。イラネって方がいれば止めときますんで。
>>656-660 ほんじゃ週末にでもCMつづき爆撃しにくるさぁ〜。
660は投下せい。一刻も早くいますぐに。 本番つきで(キャ)(ラブ)
662 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22:38:50 ID:Q8sn6lNs
原典の内容では、王様庭を散歩→王妃&複数の妾達が下男達と乱交している場面を発見→ショックでその場で王妃達を惨殺→王様プチ家出→庶民から魔人まで女に騙されている事を知り女性不信→王宮に帰ってから処女殺しを始める・・・っていう感じです。
シェヘラが話をする時に、物語をねだらせる役割として妹も同席させてるんだよね。
役割的にはマリアちゃんが適役かと思うが、そうなったらエロは無しの方向に行くんだろうな・・・
原典では王様とシェヘラが睦みあっている間、妹はその近くで待機って書いてあったが
663 :
660:2007/07/12(木) 22:59:32 ID:sjXrKLDE
>>661 おお!楽しみにしてる!! だが、すまん。本番はやっぱり書けん。難しい・・・。
>>662 想像以上にエロいな・・・・。長いから読むの断念したんだ。
今すぐ投下したいが、ちょっと無理かも・・・。出来れば週末、遅くても月曜には投下するよ。
>>660 >>638だが、内容でも流れだけでも使ってもらっておkです。
>>662 そんな話だったんだ…恥ずかしながら全然知らなかったもんで驚いてる。
エロというより精神的にグロい経験をお持ちだな王様。
しかし女性不信で鬼畜かつヘタ蓮化してるところにキョーコに出会う、と思うと萌える。
実は過去にフラれ続きの蓮は別れ際に彼女が他の男とアンアンしてるのを目撃、ということの繰り返しだったとか。
女性は心変わりしやすいという考えが頭の隅っこにあって、
キョーコが自分から離れていかないか不安ですがっちゃう蓮。
うわぁみんな(*´∀`)GJ!
みんなの続きや妄想をワクワク楽しみにしてます。
話をぶったぎるようでスマソですが、今日久しぶりに槙原敬之の
「ハングリースパイダー」を聴いて萌えました。
蓮が蜘蛛で、キョーコが蝶。散々既出かな。
イイネイ マッキー。
私はミスチルの「つよがり」を蓮⇒キョコ
「Another Story」を松⇒キョコ で聞いたり聞かなかったりしてます。
♪あせーらなーくていーさー いっぽづーつぼーくのーそーばーにおーいでえぇーああー♪♪
皆様の脳内の妄想物質フル稼働。ここは素敵空間ですね。
キョーコは「どんと晴れ」の夏美と感じがダブります。
>どんと晴れの夏美
それ、聞いたことがあるような気がするよ。このスレだったかあっちのスレだったか。
観たことないから何とも言えないけど、そんなにイメージかぶるのか。それは是非観なければ。
このスレの人は知っているだろうか。平岩弓枝さんの「あした天気に(だったかな)」って小説。
母が持ってたんだけど、すごく面白かった。キョーコが主人公のドラマとして読んだら萌えた。
キョーコの父母役はだるまや夫妻で(血は繋がってないけど、キョーコを本当の娘のように可愛がってる)、
キョーコの恋人役はもちろん蓮。だけど蓮のイメージではなかった気がする。
でも、蓮の演技力でなんとかなるでしょ。
どんと晴れは初めて出たような気がするよ。
主人公の夏美役がキョーコだったら、夏美の婚約者役は蓮がいいな。
どういう話か知らないけど、婚約って状態もいいね。
マスコミに追いかけられて困惑しながら「まだ籍は…」と答えるキョーコの左手の薬指にはしっかり指輪。
外は嵐ですよ。
いつも声を抑えているキョーコが、外の音に紛れてつい大胆に喘いじゃう、なんてもいいですな。
もし、キョーコの抱き枕があったら蓮は使うんだろうか?
使ったら使ったで、変態っぽいな。
>>671 悶々と使おうかどうか悩んで『いや、使ったらまずいだろう』
とか思いつつも、ついつい抱きしめて後悔してそう。
コンニチワ。話の流れを切ってしまってすみませんがCM投下します。
今更だけど
>>626 >>629 >>630 職人さんがた、 個人的に大好きな萌を有難う。
投下ネタに使わせてもらって、事後承諾になってしまってごめんくださいまし。
(誑し込め…といわれましても……)
休憩中。
なんとなく呆然と椅子に座っていると、敦賀さんがやってきた。
その絢爛豪華な美しさに、あらためてみとれてしまう。
………正直、彼はとても正視できないくらいにまぶしかった。
「…だいじょうぶかい?」
「……はい…、まぁ……」
うそだ、全然大丈夫じゃない。
口から魂がぬけていきそうです…。
敦賀さんは、なにもかも見透かしたような目で私を見ると、
近くの椅子を引いてきて、前に座った。
王様がパイプ椅子に座ってるのはなんだかおかしい。
「………最上さん、君、『千夜一夜物語』の映画か、原典を見たり読んだりしたことは…?」
聞かれて、ぎくりとする。
「は……いえ…。小さい頃、それらしい童話を読んだことくらいしか…」
言い訳が口の中に消えそうになった。
敦賀さんは、なにか考え深げに そう、と相槌を打った。
「すみません……不勉強で」
はずかしさに体全体がしぼみそうな思いで言う。
敦賀さんはつと手をあげて私を制した。
「いや、むしろ今回は知らない方がいいかなって思って。 監督(?)の設定ってかなり異色だから」
「………」
フォローかと思って、ぢとっと上目遣いに敦賀さんを見つめる。
彼はしばらくやれやれ、という感じの横目で私を見ていたけれど、
ふと視線を外して息をつくと、静かにつぶやいた。
「……………… ようか…?」
「…え……?」
思わず聞き返す。
「………君と、俺の、二人だけの千夜一夜物語………、作ってみようか…?」
小首をかしげて覗きこまれる。
長い睫の、綺麗な顔の、敦賀さんの。
思わず息ごと飲み込んでしまった。
どどどど、ななななな、このひとは、いきなりななな。
焦りまくる私に斟酌無く、敦賀さんはぶつぶつとつぶやき…なにやら自分ひとりでしきりとうなづいている。
………あ、そうですよね…お芝居のことですよね。
一瞬本気で焦った自分が恥ずかしかった。
やがて
「……シェヘラザードは……」
敦賀さんが言った。
「その夜までの、王のことは、どんなふうに思っていたんだろうね…?」
声に誘われて、彼を見る。
「初めの王妃に裏切られて、以来女性を復讐の道具としか考えられなくて、
目に付いた女性をかたはしから花嫁にして殺してしまうような男性を」
思わず、首をかしげて考える。
自分の父親が、仕える王。
自分の住む国の、それが王様。
目の前の人を見る。
敦賀さんのうしろに、厳しく、残酷で、いにしえの王者の傲慢そのものの美貌を見る。
おそらくは敵を屠る事にもためらいのない血みどろの。
少ない知識と印象で、アラビアンナイトの世界を夢想する。
王が…女性をそんなにも許せなかったのは。
最初の妻を…-------------それほど愛していたから…?
「………強くて…残酷で、尊敬する父が仕える王としては申し分のない人ながら、
女性である自分にとっては恐怖の対象で、一面腹立たしい存在で…
でも、どこか気の毒にも…感じていたかもしれません…」
(愛に狂う王…----------)
敦賀さんは、ただ私を見ていた。
是とも、非とも言わずに。
「…俺としては彼の、内面の飢餓感を表現しようと思う」
やがて彼はぽつりと言った。
どこか楽しそうに、笑みを浮かべる。
彼は、強い目で私の目をとらえ、引き込むような声音で言った。
「………容赦は、しないから。 」
ぎゅ、と心臓が縮み上がりそうな緊張の奥から、ちいさく跳ねた鼓動が臆していたわたしに熱をともした。
(………ああ……… )
私は、この人に恋をする演技なんかして、引きずられるのが怖い…と思っていた、けれど。
恋するのは、私ではなく、恋する相手は、この人ではないんだ。
そもそも………恋するのがわたしであっては、だめなんだ。
それではまた、この人のいいように動かされて、ことごとくこの人のツボにはまる演技しかできなくて…。
いつかのような口惜しい思いを味わうことしかできないことになってしまう。
…考えると、目が据わってくるような気がした。
恋をするのは最上キョーコではなくシェヘラザード。
恋をされるのは敦賀さんではなくシャーリアール王。
…なんでそんなことに、気付かなかったんだろう。
ふつふつと、闘志みたいなものが漲ってくる。
「……でも、やっぱり一体どんなCMになるのかは想像もつかないな…」
敦賀さんはふいにくすくすと笑った。その余裕が口惜しい。
わたしなんか、この人にとってなんらの脅威でもあり得ないんだ。
………それはなんて、恥ずかしい事だろう。
共演する役者さんに、気を使わせて、助け舟を出されるだけの存在だなんて。
その声が、届いたように、敦賀さんの表情がすっと変わった。
どこか満足そうに細めた目。
「…………次…、シーンがはじまったら、俺を見て。 眼を逸らさずに…」
真剣な顔。
受けて立とう、と思った。
<センテンス1:邂逅>
助監督のキューサインが出て、
キョーコはゆっくりと自分の立ち位置についた。
目を閉じる。
( 私は、シェヘラザード。わたしはいま、広い王宮の庭園に迷い込んでしまった……… )
すうっと息を吸い込んで、キョーコはイメージの中に彷徨いだした。
( こぼれるような…月光の夜……---------------)
庭園のセットの中で、蓮のシャーリアール王が、低木にもたれかけさせた花嫁役の女優を抱き寄せている。
それを見つめるキョーコの中で、現実がゆっくりと変容をはじめた。
自分が「最上キョーコ」である、という自身の認識そのものを、ゆっくりと手放すように。
彼女が目をあけると、そこは月が煌々と輝く、王の宮殿…。
ひとみの先に、さきほどまで婚姻の宴の主役だったふたりがいる。
ひらりと風に舞う花嫁の薄物。
王の手の中のいけにえの花嫁。
ふたりが行っているその行為の意味に気づいて、シェヘラザードは思わず足を止めた。
その気配に、王がゆっくりと闖入者をふりかえる。
(-----------------)
王の美貌。
まともに目が合い、彼女は一瞬ほんとうに息を忘れた。
心臓を鷲掴み、引きちぎるような衝撃。
ゆっくりと頬に血が上る。
華奢な手を胸の前で握ったシェヘラザードは、わななく桜色の唇をわずかにひらいて-------
無垢に頬を赤らめた。
(おおっ…?)
…撮影スタッフの一群から、声にならないどよめきが漏れた。
瞬間、じろりと背後を一瞥する黒崎の鋭い目に威圧されて、皆慌てたように姿勢を正す。
セットの中で立ち尽くすシェヘラザードの姿は美しかった。
先ほどまでの最上キョーコとは、立ち位置からふるまいまでが一変している。
(こいつは面白い)
黒崎がうっそりと笑った。
なめらかすぎる白い肌、背を覆う艶やかな黒い巻き毛。
震える睫まで見て取れそうな、嗜虐の欲望をそそる華奢な姿。
王である蓮は、その姿を目の当たりに、深く自らのうちにイメージを膨らませた。
おそらくは臣下の娘であろう高貴なつつましい娘。
淫猥な状況に頬を染めた表情を、彼の中の王は好ましく感じた。
王は、値踏みをするように、シェヘラザードの全身をねめまわし、面白そうに片眉をあげた。
情事の前で、逃げ出す事もかなわずに、竦んだように立ち尽くす白い娘に、
さらに淫らな行為を見せつける残酷な快感。
王の腕の中で身も世もなくすすり泣く花嫁。
シェヘラザードはかすかに喘いだ。息が苦しくて。
彼女は今まで、どうして、世のむすめたちが、翌朝を迎えられない花嫁の立場を知りながら
それをおしてなお王に召されるのか、ずっと不思議だった。 ずっと。
…シェヘラザードはいま、それがなぜなのかをようやく理解した。
花嫁はみな、王に恋したのだ。
一夜の夢でかまわないほどに。
でも、王は…---------------。
花嫁など、誰ひとりその姿をみていない。
はるか昔に自分を裏切った、いまはもういないはじめての王妃だけを許せずに。
視線が絡み合い、許しがたい背徳の快楽が体をふるわせる。
王は、腕の中の花嫁を一顧だにせず、立ち尽くすシェヘラザードを見続けた。
花嫁のなかに果て、その白い首に指をからみつかせ、絞めながら…。
視線で、花嫁ではなく、シェヘラザードを犯すかのように。
ゆっくりと、からだのうちにかなしみが充満する。
王よ…王。
あなたの中のその大きな欠落はあまりにも悲しすぎて、私をさいなむ。
その残酷なしうちをあなたは誰に行い続けているのか。
あなたを恋するたくさんの娘たちの、その報われない命がけのおもいはどこにいくのか。
ひとつ、ゆるやかにまたたき、王を直視すると、
彼は何かに驚いたように大きく目をみひらいた。
黒崎がはっと顔をあげる。
周囲のスタッフまでもが一瞬色を失った。
(最上さん……-------------?)
王の仮面の下から蓮自身が驚きの声をあげた。
シェヘラザードが王を見る。
おしひそめたような怒りと、無限に広がる悲しみにけむるその表情は、許しがたいほど不埒だった。
王の腕の中でこときれた花嫁がくずおれる。
むすめは物言わぬむくろと成り果てた花嫁と、王を交互に眺めると、もう一度王に視線を戻して、
今度ははっきりと蔑みのかたちに眉をひそめた。
口元を薄物で隠し、美しいシェヘラザードは身を翻した。
ふとその後を追おうとしている自分に気づいて、王は愕然とする。
( あのむすめは誰だ。あの顔は…、あの目は )
(……これでは------------------)
蓮は戸惑った。シェヘラザードの複雑で印象的な表情は、蓮の中の王の気を急速に惹いて、
その瞬間に恋に落ちかけた。
この段階では、王の立場が上位のはずだ、そう思いながら、引きずられそうになった。
驚いた。
<センテンス2:求婚>
夕べの少女が大臣の愛娘、シェヘラザードであることを突き止めた王は、
早速次の花嫁として彼女を所望した。
大臣は、うちひしがれ、嘆き、悲しみながら、娘に王の求婚を告げた。
(私の宝石。ただ嫁ぐならばともかく、婚姻が永劫の別れに繋がるこの出来事に、どうして私が耐えられよう。
私はいっそ王と刺し違えてしまいたい…)
顔をおおって嘆く父を見ながら、シェヘラザードは昨夜の出来事を反芻した。
胸内にひっそりとした冷たいほのおが灯るような不快さを感じる。
昨夜身罷られたのは迎えたばかりの花嫁ではないか。
その手で屠っておきながら、翌日には別の娘を迎える算段を行うなど、冷酷非情にもほどがある。
彼女自身、その不快の理由にはうすうす感づいていた。
王は、あまりにも妖しく美しい存在だった。
そう、最初の王妃がなぜ彼を裏切りなどしたのか、彼女にはまったく理解できなかった。
(私があのかたに、はじめに召されたのだとしたら…)
(私は決してあのかたを裏切りなどしなかったのに…)
(おとうさま…)
父の膝にしなだれかかり、少女は甘えるように言った
(いけません、わたくしのために王に反旗を翻すなど)
(わたくしは参ります。ただ、お願いがあるのです)
(わたくしは未だおとめ、お傍に侍ってもお閨の相手はつとまりません)
(どうぞ花嫁としてではなく、お夜伽の語り部として……)
父は喜び、むしろそのようにと積極的に働くことを約束した。
<センテンス3:対峙>
「未だおとめと聞いたが」
王は尊大かつ不機嫌に言い放った。
両脇に女奴隷を侍らせ、大きな羽で風を送らせながら、
豪奢な敷き物にたくさんの羽毛をつめた絹袋をひいて座り、立てた膝で肘をささえ、頬杖をつく。
目の前に額づく娘は確かに、あの夜のあの少女だ。
あの、生意気な目をしておれを睨んだ、不遜な。
「花嫁がつとまらんでは所望の意味が無い。おとめでもかまわぬ、おまえは明けの日の花嫁だ」
面白くなさそうにひらひらと手を振る。
シェヘラザードは慎み深く、しかし断固として、伏したまま王に言葉を返した。
「お恐れながら王、ひとは童形・乙女であるうちはみな等しく神のつま。
神の妻を盗めば王ご自身の身に災いがふりかかるやもしれません……」
王は胡乱そうに目の前の娘を見つめた。
吹けば飛ぶような華奢な体が自分に意見するのを不興がるように、面白がるように。
「ご所望のおりにわたくしが乙女であったことこそ、この婚姻が神に嘉されていないあかしかと。
であればこそ神の許しが下るまで語り部としてお傍にはべり、時を待たせて頂きたく存じます」
王である身として、神への不遜はすなわち神の子たるおのれへの不遜として返る。
王は不承不承頷いた。
それへちらりと目線を投げて、シェヘラザードは顔をあげ、正面から王を見つめた。
「…王よ」
ほほえみを含んだかわいらしい声。
「わたくしと、賭けをいたしませんか」
「賭けと」
「はい、いまより千の夜を数えてのあいだ、わたくしに月のものがおりて来なかったそのときは」
「その時は?」
「この婚姻は神に障りがあるものとのご証明とし、わたくしを父の元にお返しになると……」
「………………」
思わず王は押し黙る。
こめかみに指をあて、壮絶な流し目をくれると、目の前の少女はまた静かに平伏した。
「おまえは…----------」
王の声が尖る。
「余を、いや、この俺を、好もしく思っておらぬようだ?」
シェヘラザードはつと顔をあげた。よく見ると、成る程これはと思うほどに美しい娘だった。
つややかな唇が笑みを浮かべると、花のように可憐で可愛らしい。
王は、己と花嫁の情事を見せつけた時の、頬を赤く染めた娘の顔を思い出した。
なんとなく胸を衝かれるような思い。
彼女は、こくりとうなづき、擦れた甘い声で囁いた。
「大嫌いです------------」
「………よかろう」
王の目に、残酷な光が灯る。
「では、俺の賭けが成った時は、おまえを」
王は自分で驚くほど厳しい声で言い放った。
「この城の外に住む、この世でもっとも穢れた男どもに投げ与えることとする」
シェヘラザードは、幾分青ざめながら、しかし優雅に額づいた。
(許しも請わないとは、生意気な娘だ…)
目の前の穢れない娘が、汚らしい男どもに蹂躙されることを思うと、王の心が薄暗い悦びに高ぶった。
自分を嫌いであると言い放つ臣下の娘。今ここでムチ打ちの刑に処すこともやぶさかではなかったが、
おのれの前で恐れ気も無くすっくと立つ娘をそれで殺してしまうのはいかにも惜しいような気がした。
「…が、しかし………」
王の目に、なお淫らで残忍な色が浮かぶ。
「そなたがおとめである証を俺は得ておらぬ。
すでに謀っているのであれば賭けどころか、婚姻を逃れる理由にもならぬ」
王は、悠然と指をふって左右の奴隷に退出を命じると、その手をさしのべてシェヘラザードを招いた。
はじめてすこし、少女が目に見えてひるんだ。
王の全身から発散する、悪意に満ちた淫猥なものにあてられてしまったかのように。
王はそれを見て少し気を良くした。
「着ているものをすべてとり、その体をひらいてすみずみまで俺に見せよ、
月の兆候を示すものがその身に隠されてはいないか、
その身をまとう香に月のものの兆候が現れてはいないか。」
したたるような毒をこめて、王は嗤った。
「これより千の夜をむかえる間、あるいはその身に月のものがおりるまで、おまえは毎夜俺に証をせねばならぬ」
(うっわ、エッロー………)
……その瞬間、その時その場にいたスタッフ、他のキャスト、監督でさえ異口同音にそう思った。
黒崎は、ごほん、と声に出さない咳払いで気を取り直す。
( 実際脱がすわけにゃいかんし、このセンテンスはココまでか… )
カットをかけようと、のそりと体を起こす。
基本的に彼は、演技の中身を詳細につくり込んで役者を動かすタイプではなく、
状況設定、あるいは行動を役者に提示し、そこに至るまでのモチベーションを含めた役柄の人物像については
役者自身が作り込み動かすことを持って是とする監督だった。
状況をセンテンスごとに分け、勝手に動いてもらい、撮影をする。
そこから編集作業で、商品イメージと自分の感性に合致した絵を取り出し、一気に世界観を構築する。
CMという限られた時間の中では、時間をかけて撮影した映像の9割方が日の目をみることはない。
その、オクラに入った9割があるからこそ、1割の映像が生きるのだということを彼は身をもって知っている。
しかし、今日ばかりは少し、それがもったいないような気がしていることも事実だった。
( しっかし敦賀氏… )
思わずにやりと笑ってしまう。
( えっろいなー…まじで… )
あんな夜のファンタジスタにスゴまれたら大抵の女は生き地獄だぜ…と横ごとを思いながら、
カットの指示を助監督に出す。京子のヤツ、そんな相手を向こうになかなか頑張っている。
ふと、なにかがよぎった気がして、黒崎はカメラの先を振り返った。
見詰め合う、王とシェヘラザード。
シェヘラザード。
( ちょっと待った、待った待った )
あわてて助監督に出しかけた指示を止める。
王を見つめるシェヘラザード。
ひとめで恋をした王から、意地悪で、残酷で、淫らな命令を受けた、処女。
( うぉっっっ )
ザワッっと空気が色をなした。
( あ---------------- )
直接目の前で相対している蓮でさえ、一瞬のまれそうになった。
王を演じる自分と、敦賀蓮である自分と、本名の自分と、男である自分が、
高密度で圧縮され、目の前の少女に引き寄せられた。
処女の妖艶………。
ひたと据えられた瞳の、潤んだ艶かしさと、痛々しさ。
瞼がふうっとふせられ、その目がかすかに周囲に助けを求めるように落ち着かなく泳ぐ。
男が女に対して持つ、本能的にかばい、守り、慈しみたい欲求と、
欲望のままにとりひしぎ、乱暴に犯してしまいたい欲求を同時に刺激する表情。
細い手がつと動き、己の体を抱くように前でちいさく握り合わされた。
髪の先まで滴るような…芳醇な色香。
王への、目覚めたばかりの初々しい初恋。
恋するがゆえにこそ、王のその淫らな物言いに、心ならずも震えて……恐れて。
少女の中に女の顔を覗かせる。その淫ら。
蓮は、自分が生唾を飲み込む音を聞いた。
これは、なるほど、最上さんではあり得ない。
だったら……自分もこの少女にふさわしく、暴虐な王であらねばならない。
(王、だったら……この場合は---------------)
いまはまだ、この少女を目の前にした、この衝撃を訝しく思うかもしれない。
何故か、心が揺れる。残酷に快く思う自分と、あまりに小さくかよわく、いたいたしい存在に胸が痛むような自分と。
そう、この瞬間だ…-----------------。
王は、すっと唇を引き結んだ。
勿論、逃がしはしない。許しもしない。とことん辱めて、泣かしてやる意思はそのままに。
胸を過ぎる一抹の痛みに新しい気持ちが生まれた事を気づきもしないで。
「 はい、カーット!! 」
一気に力がぬけて、ほうっと息をつく。
蓮は両手で頬にかかる鬘をすきあげ、身内に残る火照りを認識しながら、
これは当分さめそうにない…と苦笑した。
ふと足元で座り込むキョーコに気づき、身をかがめる。
抜けたくても抜けられないでいるキョーコの前で指を鳴らす。
…戻っては来ない。
(今は…まだ、抜かない方がいいか…?)
「おー、ごくろうさん、ちょっと休憩入れようや」
どこか熱にうかされたようにどかどかやってきた黒崎を、連はそっと手をあげ、押しとどめた。
「…どうした?--------------…」
黒崎が、ひょいとキョーコを覗き込む。
「……あー、ナルホド。憑かれてんなこりゃ」
どうりで、と言いながらカッカッカッと面白そうに笑うのに、つられて蓮も苦笑する。
「コイツはいつもコウなんのか?」
「…そうですね… ちゃんと共演するのはこれが二度目なので、俺もいつも…と言うほどは知りませんが…
…ダークムーンの時も特に役を掴んだはじめはこんなふうでした。」
「難儀なやっちゃなー」
黒崎は肩をすくめた。
どうする、と蓮にきいているようでもある。
「この集中は今は途切れない方が良いような気がします。
俺がここに付き添っていますから、監督は休んで来て下さい」
「………」
ふと、黒崎は蓮を見上げた。
「………?」
視線を感じて蓮が黒崎を見る。
黒崎は、呆然と座り込むキョーコに視線を移し、もう一度蓮を見て、僅かに目を眇め、
口元をちょっと緩めると、手の甲で蓮の肩を軽く叩いて 「じゃ、まぁ、頼んだ」 と言った。
黒崎のその反応に、からかいめいた色を嗅ぎ取っていながら、蓮にはその意味がよくわからない。
ただ、なんとなく面白くない気分になった。
(業界トップ独走中の人気俳優が、デビューペーペーの新人俳優に、甲斐甲斐しいマネージャー宜しく付き添うか?
面倒見良すぎるっつーの、そのへん全然自分で気付いてねーし)
こっそりと、黒崎がそう考えているなどとは思いつきもしなかった。
<センテンス4:成就>
千の夜の成就の日………。
シェヘラザードは王の居室でいま、その夜を迎えようとしていた。
夜伽の物語も尽きようとしている。
王は、どこか憮然とした面持ちで、シェヘラザードの膝に頭を乗せていた。
幾百もの夜毎繰り返された王の手による証だてに、シェヘラザードのからだは無垢なまま、成熟を深めている。
はじめて出会ったあの頃よりも、少女はずっと大人びて。
(………なのに、なぜ )
終に、おとめのままだった………。
王は、こっそりとひとりごちた。
いつからだろう、この体に月のものが降りてくるのを、焦がれるように待っている自分に気づいたのは。
気づけば、彼女を下賎の輩に投げ与えるなど、考えられなくなっていた。
夜毎の証立てが生殺しの苦痛になり、それまでろくに聞いてもいなかった少女の物語の先が気になりはじめ、
こころからそれを楽しんでいる自分に気づいた時に、その聡明さと知性に己の知る毒婦とは似もつかぬ
聖女の存在を知った。
なのに。
( 神の御心に沿わぬ婚姻…----------- )
はじめの日に、シェヘラザードが言った言葉が王を苦しめる。
黙ったまま、起き上がると、王はシェヘラザードを褥の上に突き倒した。
小さな悲鳴。
いつかの夜、王の手づから与えた金と銀の小さな鈴の足環を巻いた、細い足首を掴んで絹の裾を捲り上げると、
少女ははっと息をのんだ。幾度その身を晒してさえ、その羞恥には慣れないようすで。
「なぜだ」
失望に満ちた声。
月のものは兆候さえ見当たらなかった。
王は褥から立ち上がり、イライラと足を踏み鳴らした。
放り出された格好のシェヘラザードは、行儀良く足を揃えて起き上がり、裾を直す。
目の前で憤り、癇癪をおこす王のその理由を、彼女はうっすらと考えてみる。
終に彼は賭けに負けようとしているのだ。これほど憤りを感じるほど、彼にとってそれは屈辱なのだろう。
王の敗北。それはシェヘラザードにとっては、王との別れと、明日からの生を示している。
彼女は、この千日ものあいだ、一日も欠かさず飲み続けていた苦い丸薬のことに思いを馳せた。
実のところ、彼女は王より召された時にはすでに初潮をむかえた若い女だった。
王宮に入る前、東の魔女を訊ね、乙女でありつづける薬とひきかえに、王への思いを伝える言葉を捧げた。
(おまえはこれから先、どれだけ王に心を奪われても、決してその思いを口にする言葉を持たないよ)
魔女はシェヘラザードから受け取った言葉を満足そうに抱いて、言った。
それらはきらきらと輝いていて、まるで宝石のように美しかったことを覚えている。
(でもね、たったひとつ)
魔女は微笑む。
(あの暴虐で淫蕩な王の方からおまえに、おまえを愛しますと、好きだと言うんだね。
誓いをたてて下さり、もしもそのあかしをもらえたなら…)
(……この言葉たちを、かえしてあげよう)
とてものこと、その可能性はないように思えた。
ひっそりと、胸の痛みを感じるのは、幾百もの夜を、王を謀って過ごしてきたからか。
王に恋した最初の日の夜から、今日この日まで。
それでも彼女は、一夜で殺されてしまうわけにはゆかなかった。
この、女と名のつくものの全てをあざ笑い、踏みにじる美貌の王に、熱い思いを知らせたかった。
だからこそ魔女は彼女から一番大事なものとして、言葉を捧げさせたのだ。
いつのころからだろう、薬を飲むことをためらうようになったのは。
王に抱かれ、翌日に亡くなる、それもまた幸せだったのではないかと思うようになったのは。
2999人もの花嫁の葬列。彼女たちはそれでも幸せだったのではないかと思うことがある。
それでも謀りの薬を飲みつづけていたのは、己にはすでに王のものになる道は喪われている事と、
一日でも長く、この人の傍にいるためだったのだけれど。
( あ………)
その時、ふいに唐突に、ズキリ…と、下腹部が痛んだ。
千日のあいだ、忘れていた感覚。
(あ…-----------------)
胸が早鐘を打ち鳴らす。
(何故…--------------)
シェヘラザードの体から流れ出ていくもの…。
彼女は、体をこわばらせた。
(あ…あ、いや…--------------いや )
投げ与えられる、王以外の男に。
血の気がひいた。
王がふと、訝しげに振り返った。
白い夜具、白い衣、青ざめたシェヘラザード。
もう一度確認しようと手を伸ばすと、今度は少女は抗った。
王は、首をかしげた。
両手首を一つに掴み褥に押し付け、裾を捲り上げると、泣き出す。
王は、自分の胸が高鳴るのを感じた。
「 お許し下さい…----------- お許しください…… 」
頭をふって、足を閉じ合わせようとするその間から、鮮やかに赤い色彩が毀れ出す。
王はそれを認めて、狂喜した。
「……賭けは俺の勝ちのようだ、シェヘラザード。神はおまえを俺によこした、おまえは今宵から…」
つくづくと少女の顔を覗き込む、涙に濡れたいたいけな顔。
なんてかわいらしいのだろう。なんて不埒な。なんて…いとおしい。
「俺のものだ」
嫌がっても、泣いても。
シェヘラザードは王のようすに、涙に濡れた目をあげた。
(………?)
よく、わからない。
じっと見つめると、王の目が愛しさに解ける。
淫蕩さでなく、横暴さでなく、シェヘラザードがはじめてみる顔で。
「わたくしを…投げ与えておしまいになるのですか」
怯えて言うシェヘラザードに、王は満足そうに笑った。
「おまえは殊に生意気であったから、それもまた良いかもしれないな」
王の戯言を真に受けて、腕の中でかなしい声をあげて少女が身悶えする。
仕方の無い王は、それを残酷に愉しんでいる。
(随分焦らされた分は、甚振らなくては済まない)
「…嬲り者は嫌か 」
頷く。
「俺に抱かれるよりは良いと言ったぞ」
かぶりをふる。
「では」
「言え、おまえのその可愛らしい唇から、俺の愛を受けたいと」
愕然とする。
愛を伝える言葉も…愛を乞うる言葉も。
( おまえは持たない )
魔女の声。
シェヘラザードは、睫を震わせて目を閉じた。
「……そ----------------」
消え入りそうな声。
「…そうしてお気が済まれたら、わたくしのこの首をしめておしまいになる?」
涙に濡れた悩ましい流し目で核心を衝かれ、王は一瞬言葉につまった。
そこでふと自らの心をふりかえる。
かつての妻に抱きつづけた怒りと憎しみは、いつのまにか影も形もなく霧散されていた。
「………絞めぬ」
苦虫を噛み潰したかのような忌々しそうな顔で、王は言った。
この女にふりまわされているうちに。
いつのまにか、この女のことばかりで頭がいっぱいで。
かつての妻の面影は、すっかり遠くになっていた。
3000人目の花嫁。
「…おまえは、絞めぬ」
驚いた表情で、シェヘラザードは王をみつめた。
王は、憮然とした表情のまま、静かにシェヘラザードのひたいを撫でた。
みつめううち、王の目が、ゆっくり剣呑な情欲をたたえる。
それを目の当たりにしたシェヘラザードの頬に、はじめの日、王の情事に出くわした時と同じ朱が浮かび、
瞳がうるんでほどけるような悩ましい表情になった。
王は満足そうに、シェヘラザードの様子を見守った。
「 さぁ、俺はおまえを愛したと言っている。おまえはどうだ、これが最後の機会だと思え 」
涙があふれる。
喉を縛り付けていた枷が緩やかに外れ、眼裏の魔女が女神に変じた。
「 ………お慕いしています、はじめてお庭でお会いした、あの日から 」
王は、驚いたようにシェヘラザードをみつめた。
しばらく黙って、恐ろしそうに眉をひそめる。
「 こいつは とんでもない策士だ 」
王は、笑いながらそっとシェヘラザードの頤に指をかけ、持ち上げて、唇をよせた。
黒崎監督の…うそつき。
撮影中、敦賀さんの夜の帝王に三ヶ月先分くらいまでの生命力を根こそぎにされ、
カラカラに干からびた私に向かって、
「いやー、いい絵ぇ撮らせてもらった!!」 と満面の微笑みをたたえて、
例によって 「CM完成を楽しみにしてろよ」 なんて言ってたくせに。
未緒を見てイメージしたなんて言ったくせに。
おまえになら出来る、なんて人をノセたくせに。
出来上がったCMのオンエアの夜。
ちょっとドキドキしながら、だるまやさんのテレビの前で座り込んで待っていた私が見たものは………。
………。
確かに、とても美しい映像だった。
甘い女性のロックな謡声に合わせた、映像の切り替えは素敵だった。
『はじめての夜…』のナレーションも素晴らしかった。
妖しい雰囲気に満ちていた。
こんなえっちくさい絡みなんかあったっけ…と思うくらいの一瞬血の気がひくようなショットもあった。
でも… でも…。
全 編 影 絵 仕 立 て なんて聞いてないぃ〜〜!!!
敦賀さんの王様は一瞬光の中にうかびあがるみたいな効果もあって、
そもそもそのプロポーションから一目見ればバレバレだけれど、
わたしなんか………。
うっ…うっ。
夜のファンタジスタ(←帝王の別名、黒崎監督命名)に耐えてがんばったのに。
灰になるまでがんばったのに。
しばらく敦賀さんの王様に迫られ、夢で魘される毎日を過ごした …のにのに。
(そりゃしょうがないよ、最上さん未成年だろ?本来君をお酒のCMに起用できるわけないんだから…
むしろ黒崎監督がそんな冒険したことに驚きだよ)
翌日、椹さんに言われた言葉が蘇る。
それはそうかもしれない、でもそれならそれで最初にそう言ってくれてたって…っ。
こんなんじゃ、ショータローの馬鹿が見たってわかるまい。
いや、むしろ影絵なら分からなくて正解なのかもしれない。
あいつの事だから、おまえが色気のねー女だから影絵にされたのよ、
…くらいの嘲笑を浴びせかねないし…。
うっうっ。 口惜しい…。口惜しすぎる。
嗚呼…、
キョーコのハリケーンパンチ計画失敗…。
「うわぁ…」
事務所で二人、対談相手の編集者を待っている間、
カフェテリアのテレビに偶然かかった例のCMを見て、社さんが頬を赤らめた。
「やっぱりこう観るとエロいなぁ〜、なんかこのCMすごい評判みたいだよ、蓮。
おまえに抱かれたい女性急増、人気さらに鰻登り、みたいな」
「なんなんですかそれ」
苦笑する。
正直、影絵仕立てにはほっとしていた。
あの子のあの姿を衆目に晒さずに済んだのが一番、
自分の欲望がダイレクトに世間に配信されなくて済んだのが二番。
あの日以来、黒崎監督には足を向けて寝られない心境だった。
「男れんちゅうの、相手の女の子は誰なんだって憶測もすごいみたいだけど」
ピクリとこめかみの血管が動くような気がした。
落ち着こうよ、敦賀蓮。
「…そういえば蓮、あのあと黒崎監督に会った時、なんかもらってたよね?DVDみたいなの??」
ふいうちに言われて、思わずギクリと肩を震わせてしまった。
視線を逸らして ええまぁ、と曖昧に返事をし、
ニコニコしながらやってきたあの日の監督を思い出す。
『 いやあんまり熱演だったから、趣味で!』
それを俺に渡し、指でDVDを指し示してからもう一度 『趣味だから!』 と繰り返し、
にやりと笑って爽やかに手をあげ去っていった一陣の風のような。
そして残された手の中のDVDには、あの日あの子と俺が演じた全てが収録されていた。
………いや、それはそれで、けして嬉しくなかったわけではなく、
むしろあの子のシェヘラザードをこういうかたちで手に出来て嬉しいというか、
むしろありがたいというか、
むしろよこしま的にも非常に助かっているというか、
むしろ今日も帰ったらちょっと観てしまおうかなんて思っていない事も無いと言うか… だけど。
はぁ〜、とため息をついて両手のこぶしでくつくつ額をたたく。
( あの監督の顔は………絶対バレて………るんだろう……な--------------)
だから映像を扱う人間は嫌いだ。
緒方監督にも俺のあの子への思いはマイルドにバレているようだし、
この先あの子と共演した場合、のきなみ監督陣にはバレてしまうということなんだろうか。
でもよく考えてみれば、俺の気持ちなんか既に社長にも社さんにも、馬の骨にすらバレているんだったか。
…もしかして知らないのは最上さんくらいなんじゃないか? と思うと、すぅっと黒い気分になった。
俺って、実は…。
そんなに分かりやすい人間なんだろうか?
………なんとなくショックだ…。
隣を見ると、異様に瞳を輝かせた社さんがこちらを注視していた。
さらに暗澹たる気持ちになる。
「あの時のソースDVDなんだろ???」
キラキラと光りながらぐいぐいと迫ってくる。
ほんとにこの人は俺の恋愛がからむとトコトン乙女みたいになって…っ。
「いいなぁ〜蓮、黒崎監督の撮った蓮とキョーコちゃんの千夜一夜、俺も観たいよー」
「いや…もうほんと…そんなんじゃありませんから…」
「えー、じゃなんなんだよぉー」
「ほんと…勘弁してください…」
あんな、発禁処分ものを…人目に触れさせるわけには…金輪際。
「社長にいいつけてやる!!!」
「やめてくださいそれだけは!!!!」
これ以上は…ほんと勘弁してください。
………さっき控え室から聞こえてきた雄叫びは、確かに尚のものだった。
あれはいったいなんだったのかしら。
敦賀蓮への呪詛にまみれた暴言と、部屋に響く衝撃音。
って、あれ、こないだやっと稟議が通って購入したばかりの
50V型のプラズマディスプレイが破壊された音じゃないわよね…。
………事務所の備品、壊したんじゃないわよね。あの子に限って…。
………よ、様子を見に行った方がいいのかしら?? でも……。
なぜかしら…今だけはあの子に近寄らない方がいい、そんな気がして。
完了です。
失礼しました!!
>>695 GJ!!
途中CMというのを忘れて悶えてしまった!!
GGJJ!!! <鼻血垂らしながらw;
>>673−695
GJ!!!(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆パチパチパチ!!!
王とシェヘラの初夜が是非見たいです!
ぎゃあー!!!!
もももも萌えぇー!!!!
すっすごいッス。
もう凄過ぎて GJとしか言えない…
こんなCM見たいです。
あああ有難うっ萌えを有難うっ
顔が元にもどらない!
本当に途中エロパロ見に来てることも忘れて引き込まれました。
えろい!!
そして落ちがワロスw
GJ!!!!です!!
また読ませて欲しいです(*´Д`*)
今神を見た。尊敬します!!GJ!!!!
何食って育ったらこんなに文章うまくなるんだw
良かった!!!
最初は妄想スレ向きかと思ったけど、十分エロいね!
パラレルとして、二人の初夜が見たい。
本番抜きにも拘らず、ここまでエロぃ・・・妄想と煩悩を刺激された文章は初めてだ!
GJ!GJ!GJ!!
それ以外の表現が思いつかない、自分のボキャブラリーの無さが恨めしい
GJ!GJ!
素敵すぎる(*´Д`)シュテキ
これ、映画にしたほうがいいよ。
卒倒する女子(観客)続出。
全編影絵で?w
707 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 15:33:16 ID:I7HR8XMy
本当に良かったー!!!
蓮の貰ったDVDマジ見てー
パラレルで千夜までの悶々としている王様も読んでみたいw
>>706 全編影絵もいいね。
1001夜に生理がなかったら、と妄想してみる。
お互いに会いたいのに会えなくて、身悶えする2人。
降参するのは王。恋しさが募って、シェヘラザードを呼び出し、愛を告白する。
書き込んだ後で気づいた。
千夜一夜物語じゃなくなっちゃうじゃん。
連投スマソ
某女性誌で某アイドルが上半身ヌード披露してたけど、あれを蓮にやってほしい。
で、キョーコが蓮の目の前でその雑誌を見たりとか。
神の後ですごく心苦しいのですが、パラレルで千夜一夜投下します。
しつこいですが、本番直前までです。しかも今日投下出来るのは王が自覚するまで。
中途半端ですいませんが、諸事情により残りは明日に投下します。
映画をベースにしてるんで蓮がへたれ。かなり情けないです。
>>638の続きからです。イラネって方はスルーでお願いします。
レンは一人中庭で物思いに耽り、ぼんやりと思い出していた。
あの日、沐浴での出来事を。
-----------------------------------------------------------------------
「・・・・・っくぁ・・・も う、よいキョーコっ・・離せ・・・・・っっ・・はぁ」
「は・・・い、申し訳、ございません・・」
キョーコは散々その手と口を使い、レンを慰め、高みに導いた。
だが、自身には触れられないよう、やんわりとかわしレンを拒絶した。
というより王に抱かれるのを恐れているようにも見えた。
そこにいたのは先程、王を翻弄し妖艶に微笑んだ美しい妖婦ではなく、どこか寂しそうな、頼りない儚げな少女。
理解出来なかった。
さっき散々自分を翻弄し操っておいて、何故、今更怯えるのか・・・。
だが、レン自身深く考える余裕も無かった。このままでは理性がもたず、抱いてしまう。
そうなると、今まで他の娘にしてきたように発作的に衝動で殺してしまうかもしれない。
それは・・・困るのだ。まだ話の続きを聞いていない。
それに・・・・・殺すのは後でも出来る。そう思った。だから命じた。
「そう怯えずともよい。今、お前を抱きはしない。今宵はもう下がれ、続きは明日聞こう。
それと、もう一つ。今宵お前がした事は咎めはしない。だが、明日からは沐浴の時は他の者に世話をさせる」
命令を聞くとキョーコは少しホッとしたような、だが切なそうな複雑な表情を見せた後 恭しく頭を垂れ、退出した。
------------------------------------------------------------------------------------------
その日から少しずつ二人の関係が変わりはじめた。
「我ながら、現金な奴だ・・・・・・・」 月夜の中、独りごちた。
今も眼を閉じれば、はっきりと思い出す。
水に濡れ、白い衣がはりついた細い肢体。
湯で紅く上気した滑らかな肌。
湯から上がり、外気に晒されピンと尖った胸の先。
自分を翻弄した妖艶な微笑みと、対照的な切なげな潤んだ瞳。
ふとした時に瞼の裏に映るのは、あの時の扇情的な姿ばかり。
知らずレンの身体が強ばり、血が滾る。煩悩をはらうようにレンはかぶりを振った。
あれから数ヶ月が経つというのに、なんてザマだ。今はそんな事を考えている場合ではないというのに。
だが今では彼女がいない事など考えられない。
キョーコの話す物語はとても面白く興味深い。先が全く読めない。
それに1年前は『女などろくでもない生き物は全て殺してしまえ』と思っていたはずなのに。
今は彼女がいるだけで安心する。あれほど悩まされていた不眠が彼女の物語を聞いている内に治る程に。
勿論、女全てに対して嫌悪感が無くなったわけではない。
自分を裏切った最初の王妃・ショウコは今でも憎い。あの女を思い出すだけで吐き気がする。
だがキョーコだけは違う。なぜか、そう確信できる。
「重症だな・・・。あれほど女を嫌っていたはずなのに。・・・俺は、また過ちを繰り返そうとしているのか?」
いや、キョーコは違う、あれは信じられる。・・・・何故そう思う?何の根拠がある?
思えば最初に逢った時から違った。あの娘は異端だった。
毎夜娘を抱き、翌朝には殺す。それを何の躊躇いもなく行う自分を、真っ直ぐに見つめた。
他の娘のように怯えもせず、媚もせず。ただ真っ直ぐに。・・・その眼は美しいと思った。・・・・だが、忌々しかった。
ショウコを娶り、初夜を迎えたその日。レンは裏切られた。
王位を狙う実の弟・ショウ。あの二人は愛し合っていた。自分はそれを知っていたのに。
寝所に誘ったのは彼女の方から。ショウが殺しやすいように誘導し、引き止める為。
気付いた時には数人の黒衣を纏った者に囲まれ、弓と刃を向けられていた。
(・・・・・自分はなんと愚かなんだろう。何故、この女を娶ってしまったのか。
俺は知っていた筈だ、弟が王位を狙っている事も。この女が怪しい動きを見せていた事も・・・)
狂ったように笑いながら敵を倒した。すぐには死んでやらぬ。全ては無理でも、あの女だけは・・・殺してやる。
その内、異変を察した侍従と衛兵が乗り込み、暗殺者共に向かって矢を射掛けた。
弟共は逃げ、姿を消した。ショウコの亡骸を持って・・・。
衛兵が射掛けた矢によって、大半の暗殺者が死んだ。
だが、奴らも必死。逃げ延びるため、矢を滅茶苦茶に射て牽制した。その流れ矢が彼女の身を刺し貫いた。
哀れみの感情は浮かばなかった。自業自得だ、味方に殺されて、いっそ本望だろう。
捕らえても結局は処刑されるだけなのだから。王の命を奪う事は極刑に値する。
その日からレンは女を憎むようになり、次々と娘を娶っては殺した。命じて処刑もした。
同時に暗殺される悪夢に魘されて眠れぬようになった。
俺は一生このまま眠れぬ夜を過ごし、廃人になるのかと絶望していた。そんな時。
彼女が現れた。
『キョーコと申します、どうぞお見知りおきを。』
覚える気はない。どうせ死ぬ。
『偉大なる王よ、数日・・いえ一日でよいのです。どうかお話を聞いて頂きたいのです。』
話だと?何を企んでいる?
『いいえ、企むなど・・・。ただ眠れぬ王の為に物語を。これはわたくしの命を懸けた賭け。どうかお慈悲を・・・』
いいだろう、但し俺が即刻つまらぬと判断したら。お前を処刑する。その細い首を縊り殺してやろう。
『では少々、準備をさせていただきたく存じます。菓子と飲み物も用意させましょう。また後ほど』
ふん、どうせ翌朝には死んでいる。最後の望みを叶えてやってもいいだろう。何も出来はしない。
俺は変えられぬ。もう・・・元には戻れぬ。そう思っていたのに。
『ではお話をいたしましょう。王はどのような話がお好きですか?』
別に無い。好きに話せ。お前は明日には処刑されるのだから。
『ならばこの菓子に入ったゴマにまつわる世にも奇妙な話をいかが?』
気付けば、話に引き込まれていた。
『後をつけると、そこには巨大な岩が。何をするのかと固唾を飲んで見守っていると、盗賊は叫びました。【開け!ゴマ!!】と。
すると、驚いた事に岩が消え、中には沢山の金銀財宝が・・・・・』
続きが気になった。後をつけて見つからなかったのか?、どうなったんだ?
『夜も大分更けました。今宵はここまでにしましょう』
あれほど馬鹿にしていたのに、引き込まれ聞き入っていた。
回りを見ると、いつ食ったのか菓子のカスが散らばり、茶と酒が零れてシミを作り・・・・そして眠くなった。
あの日以来、何を食っても砂を噛んだような味しかせず、吐き出していたのに。
だが今、ゴマの入った菓子を食い茶を飲み、あまつさえ眠気を催した。信じられなかった。
翌朝、いつのまにやら眠ってしまっていた俺は安らかな気分で目が覚め、あの女に会った。
『お目覚めですか?では朝餉を用意させましょう。昨日の続きはまた今夜に。』
朝日の中、微笑むキョーコは女神のように美しかった。
いつのまにか話を聞くことを楽しみに思うようになった。
思えば、あの時から俺はキョーコに囚われていたのかもしれない・・・・。
「・・・・ていうか最初から賭けに負けてたんだよな、俺。やられた・・・。思うつぼじゃないか・・・」
でも、それでもいい。彼女だけは傍にいてくれる。裏切らないと信じられる。
だが、彼女は何故そこまでして、自分に尽くしてくれるのだろう?
「前に聞いた時は笑って誤魔化されたし・・・。というより俺の方が余裕無かったし・・」
今は以前のように政務を執り行えるようになり、安心して眠る事も出来る。
毎夜、キョーコが聞かせてくれる話はとても面白い。
主人公は富める者、貧しき者、子供や王、盗賊など実に様々だが、どれも人間味にあふれて魅力的だ。
そうして思い返して気付いた。一つの事実に。
--------すべての物語には言葉が込められている-----------
「ちょっと、待て。なんで今まで気付かなかったんだ・・・・。なんて愚かな・・・・。馬鹿だ、俺は・・・!!」
時には教え、導かれ
『民とは何か、どういう生活をしているのか』
時には叱咤されて・・
『王とは何か、責務を果たせ』
そして・・・・
『他の者すべてが敵に回ってもわたくしだけは、お傍におります』
ずっと想ってくれていたのだ。自分は散々酷い事も行った。彼女を蔑んで責めもした。それでも。
どうしようもなく想いが溢れ、自然、涙を流していた。
「俺は・・何て事を・・・・。キョーコ、お前を・・お前を愛している・・・。今度こそ、俺は・・・!」
だが、愛してるからこそ手放すべきかもしれない。彼女を巻き込むわけにはいかない。
レンは先ほど密偵から受けた報告を思い出していた。
今日はここまで。続きは明日、投下します。
残りはいってもキス止まりです。ほんと、すいません。
GJです。続き楽しみにしてます。
続き楽しみにして待ってます
GJー!自分の書いた流れが使われていて個人的に嬉しや。
聡明なキョーコ+鬼畜で無粋な蓮っていいな。
映画も王がヘタれてるってこと?観たくなってきたよ。
>>710 蓮の上半身エロそう。
なんとなくだがふくらはぎとかもエロそうだ。
しかしスネ毛はわりと薄そうだ。
>>717 yes、待ってーターyo!! 拡がりと掘り下げが素晴しい。
明日楽しみにしています。それにしても…you、
>今日はここまで。続きは明日
狙ったであろうっ(王的に)
>>710 ウーン、萌えるシチュだ。
腰まわりもエロそうだ。
722 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:31:39 ID:I7HR8XMy
今日の映画『スコーピオンキング』もちょっとアラビアン風。
ハーレムも出てくるしw
>>717 GJ!
また違ったタイプの王でいいですね(*´∀`)
明日楽しみにしてる。
レンはキョーコの父であり、先代の王からの重臣であるサワラを呼び出した。
「王よ、このような夜更けにいかがなされた?あと半刻もすればわが娘が・・・・」
知っている。だから、その前に伝えねば・・・
「先ほど、密偵から報告を受けた。」
その言葉を聞いた瞬間、サワラの顔つきが険しくなった。
「遂にショウ殿下が動かれますか・・・。軍の数は?」
「圧倒的・・とまではいかぬが、迫る勢いだそうだ。内部で誰かが手を貸している。
でなければ、アレを支援する一派だけではここまで集まらぬ。・・余の命運もこれまでかもしれんな。」
「なんという・・・。そのように弱気なことをおっしゃいますな。娘は・・キョーコはどうするのです?」
「その為にお前を呼んだのだ。・・明朝、キョーコを連れて逃げよ。無論、護衛は付ける。
アレの準備が整うまで、あと3日はかかるだろう。その間に離宮へ行き身を隠せ」
「・・娘は納得しないでしょう。あれは王を支えるのだと決死の覚悟で嫁いだのです」
「知っている。だからこそ、わざわざお前を呼んだのだ。何としても説得しろ」
「しかしですなぁ・・・。あれもほとほと強情ですし・・・・王のご命令に従って無理矢理連れていっても・・・
おそらく根性で這ってでも王宮に戻ってくるでしょう。そういう娘です。第一ワシは娘に嫌われたく(呪われたく)ない」
「・・・・っっそういう問題じゃないだろう!!命の危険が迫っているんだぞ?!」
「そんなもん、貴方様に嫁いだ時点でとっくに覚悟しとります。ワシが猛反対したところで、あれは諦めませぬ。
もう茨の道をまっしぐら!・・・・・・王よ、貴方はあの子をどう思われていらっしゃるので?」
そんなこと見ればわかるだろうに・・・わかってて聞くくせに・・・・・・この、狸ジジイめ!
「・・誰よりも愛している。キョーコがいたからこそ余は今日まで生きてこられた。
彼女がいなければ余はとうの昔に廃人となり、命を絶っていただろう・・・。
だからこそ、彼女を失うわけにはいかぬ。もし失えば・・余は耐えられぬ」
「ふむ・・・ま、及第点というところですかな。よく言えば、繊細。悪くいえば只のへたれの貴方にしては上出来です。
王よ・・今の言葉、あの子に伝えたことは?」
「・・・・・・。キョーコが想ってくれているのは知っている。信じてもいる。だがその想いは余自身ではなく
王に対する想いなのではないか?大臣の娘として、臣として妃として王を支える。ただ、その義務感だけで。
余を・・俺自身を愛しているわけではないのかもしれない・・・・」
そういうとサワラはハァ〜〜っっと長い溜息を吐いた後、「やっぱへたれだ・・・」と呟いた。
少し時を遡って、レンが独り物思いに耽っていた頃。
キョーコは街に出てネタ探しをしていた。
「今夜はどうしよっかな〜〜。私自身が伝えたい言葉を込めた話は大体話したし。もうあんまりストック無いのよね・・」
・・・・そろそろ王も意味に気付くころだろう。あの方は決して暗愚ではない。
絶対にわかるはず。そう信じていたからこそ、賭けに出たのだ。
今はすっかり元通り・・とまではいかないが、前と比べたら穏やかになったと思う。
「最初はほんと命がけだったもんねぇ〜。我ながら良く処刑もされず、生き残ったもんだわ・・・」
しみじみとそう思う。そうして思い出す。あの日、自ら王に嫁ぐと父に進言したときを。
--------------------------------------------------------------------------------
『なんでまた・・・。わざわざ王なんかに嫁ぐ必要は無いだろう?何を考えている?!』
今だからこそ、あの方を支えねば!本来の王はとても慈悲深く
優れた統治能力をもっていると聞いています。
『それは前までの王ならばこそだ。今のあの方は憎しみと怒りに囚われ何も見えなくなっている。
いくらお前が聡明でも、女というだけで処刑されるだろう。』
ですが、他の娘が嫁いでも罪の無い命がただ失われるだけです。
私に策がございます。・・・どうか、お許しを。嫁がせてください、お父様。
『何故そこまで・・・・・。いくらワシでも後宮内では力が及ばぬ。命の保障は出来ん。・・・ワシはお前を失いたくはない!』
ご心配なさらないで。策があると申しましたでしょう?・・・それに万一私が殺されたという事は
即ち、天命が無かったということ。私が王妃となる器でなかっただけ。
『馬鹿な・・・!お前ほど優れた娘はおらぬ。考えなおせ、何故そこまで王にこだわる?』
・・・・幼き日に一度だけ、お会いしたことがあります。あの方はとてもお優しくて・・・・・・。ただ悲しいのです。
あんなにも変わってしまわれた。例え女として愛されずとも、支えてあげたい。
それが、私の望みなのです。どうか、お許しを・・・お父様。
『・・・どうせ止めても行くんだろう。そこまで言うくらいだ、勝算はあるんだろうな?』
もちろん!決してお父様を悲しませたりはいたしません。私がどれほど執念深いかは、よく御存知でしょう?
『・・・・・・・・そ、うだな。だがくれぐれも気をつけるのだぞ。・・・特に王と接するときは・・・そのイロイロと注意しろ。』
???お父様?どうしてお顔が赤くなってくんです?
『え〜〜〜〜っと、そのぅ王は体格がいいし、今は少しやつれておられるが・・・その・・・
精力絶倫で有名というか・・・なんというかゴニョゴニョ』
・・・・・・今のお言葉は、聞かなかったことにしますっ!/////
・・・・思い出さなきゃよかった。
気を取り直して、キョーコは話のネタ探しに没頭することにした。
あ〜〜〜〜っ続きまとめて投下しようと思ったんだが、
パソの調子が悪いんで出直してきます。お昼か夕方くらい。
小出しになってすまん。
ホンジュラス、職人の投下待ちでCM世界バージョンの
千夜一夜パラレルエロでも投下しよーかと思いましたが
大作を途中で切っちゃうのはもったいないので、また出直します。
それにつけても小出しはひでえよ!!!
>>726
729 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 16:28:10 ID:sG+qN/NT
>>728 そんなこと言わず宜しくお願いします!!
切られても妄想でカバーできるからw
そうか?昼か夕方とあるんだから誘わず黙って出直してくれればそれでいいのに。
水を挿されても自分は
>>725の続きを正座で待っている。
ぶつ切りでも、アンカーをつけたらOKじゃなかったっけ。 >落とし方
生殺しだけどね。焦らしプレイもまたよし。とりあえず待つことにする。
>>728さんの話も楽しみにしてます。
また賑わっててきて嬉しいなぁ。
だけど、誘い受けには気をつけて。
黙って待ってるのに
>>728-729で立派に途中で切られちゃったのは事実だな。
前置きあったから自分は待てるが。続き投下ガンガレ。
うはっ、すまんねえ。
投下待ち中のお仲間にひまつぶしでもと思ったであるが、
超誘い受けになってしまった。気をつけます。
昨日からほんと楽しませてもらってたのに水さしちゃってごめんなさい
>>725 待ってます、待ってます…。
前置きあったから待ったけど朝のぶつ切りでアウト。
そんなら昼なり夕方なりに一括投下しろての。
その間スレ止めるんならよけいだよ。
736 :
725:2007/07/16(月) 17:39:44 ID:KWLRcmcS
ほんとうにすいません。PCの調子が悪くて今まで見れませんでした。
しかもメモが消えちゃってるんで、今急いで書き直してます。
今日中にはまとめて投下できますが、もうちょっとかかりそうです。
気にせず、投下してください。
ご迷惑おかけして、すいません。
>725
自分は続きをいつ投下するか書いてあれば気にならないよ。
一気に読める方が有り難いのは確かだが、読み専だから文句は言わない。
負けずにガンガレ。
それより見ていて一番嫌なのは、いいところまで投下して
「自分にはここまでしか書けませんでした」と投げっぱなしのやつ。
自分で続きを書く気があるのか、他の職人さんに書いて欲しいのかくらいコメントしろとは思う。
こっちの生殺しの方が辛い。。。。○| ̄|_
空気悪くなったところに追い討ちかけるが、
パソの不調に泣いたことのある自分には、ちゃんと断り書きがあるのに文句言うのはどうかと思う。
同じ書き手なら思いやれないのかな。
誘い受けのほうがよっぽど嫌だ。
>737
wktkな737が ○| ̄|_ なのを想像してしまったw
PCの調子が悪かったとはいえ、中途半端なやりかたで投下してすいませんでした。
やっと書き終わったので、投下します。事前にいった通り、キスまで。
本番は自分は書けないので、続けるかは職人さんにお任せします。
いらない方はスルーでお願いします。全4レス。
遅くなったけど
>>673 GJ!そしてゴッドジョブと言わせていただく。ネタ使ってくれて、嬉しかったよ。
>>664 使わせてくれてありがとう。
しばらくぼ〜っとしながら市を見ていると視界に見覚えのあるマントが写った。
咄嗟に追いかけて声をかけると、その人は振り向いてニコリと微笑んだ。
「久しいな、キョーコ姫。元気そうでなによりだ。今も王に夜話を聞かせているのか?」
「はい、ローリィ様。あの時、貴方に教えていただかなければ、私はとうに処刑されていたでしょう。」
この一見、胡散臭い派手な老人は街でも有名な語り部だ。
彼が話す物語は聞く者すべてを、その中に引き込んでしまう。
ただ彼は町だけでなく国中を転々とし、旅しているので滅多につかまらない。
王に謁見した最初の日、私はすぐに王宮を出て彼を探した。彼が街にいると聞いたからだ。
実際、賭けとは彼を探し出せるかどうか・・・そこに全てがかかっていた。
勿論、彼がいなくとも実行する気だった。だが、彼に教えを請えば成功する確率はぐんと上がる。
これは私の命がかかっている・・・・・そして勝ったのだ。彼を見つけた。
『王に夜話をお聞かせしたいのですが、今のままでは彼は聞いてはくれないでしょう。
どうか、貴方のお力をお借りしたい。人々の関心を惹く物語をどうすれば作れるのか・・・教えてください!』
最初、彼は戸惑っていた・・。当然だろう、いきなり突拍子もないことを言われたのだから。
だが、事情を説明すると彼はいたずらっ子のように眼を輝かせて大笑いした。
『なんとまぁ・・・胆が据わった姫だ。気に入った!いいだろう、私で良ければ喜んで協力しよう!
それで、具体的にどういった話をするのか・・・内容は決まっているのかね?』
『大体の大筋は・・・ですが、自信が無くて・・・・』 『ふむ・・では話してみなさい。』
私は自分が作った物語を聞かせ、彼は真剣な顔をして聞き、話終わると足りない未熟な部分を指摘した。
『話としてはなかなか面白い、だがちと物足りんな。盗賊が荷駄に隠れて逃げる、これでは安直すぎる。
よいか?物語はあくまでも創作だ、多少、幻想的なことも織り交ぜなければならぬ。
現実ではありえない事も物語の中では必要だ。やたらと入れればいいというわけでも無いがな。
一番、大事なのは聞き手が気になる部分で話を切る事。続きが聞きたい!と言わせるように仕向ける。
その見極めが肝心だ。話が短くても、長くなってもいかん。では、姫よ。少し変えようか・・・・・』
----------------------------------------------------------------------------------------
「あの時、貴方に会えたからこそ、上手くいったのです。本当に感謝しております」
「いやいや、私も楽しかったぞ。良い刺激にもなったしな。それで?・・今も悩んでいるのではないか?」
「・・・ローリィ様には敵いませんね。ちょっと煮詰まってて・・・」 「それだけではないだろう?愚痴ならいくらでも聞くぞ」
「・・・・・・本当にお見通しなんですね。これは自業自得なんです。私は最初にわかっていた筈だったのに・・。
王に、あの方に恋しました。だけど、あの方は最初の王妃様に囚われているんです。今も根本的に女性を信じてはおられない。
今では前のようにお優しい、穏やかな方になられた。でも時折、遠くを見つめておられます・・・・
私はただ一時のお慰めするだけ。私の気持ちを伝えそうになったこともあります。でも言ってはいけないんです・・・」
あの沐浴の日、私は自分が怖かった。王に触れるたびに抑えきれなくて、箍が外れそうで、苦しかった・・・。
だから慰めはしたが、距離をとり、王の手を拒んだ。・・・・世話をしなくていいと言われ、心底ホッとした。
・・・同時に寂しくもあった。 私はなんて愚かだろうか、愛されずともいい、支えると言ったくせに・・・・。
私はなんて醜いのだろうか・・・・・
ローリィ様に散々愚痴ったら、なんだかスッキリした。
今夜の話もなんとかなりそうだ。今日は少し面白い話にしよう。
回廊を歩いて居室に行くと物思いに耽ってぼうっとしている王がいた。
月明かりが影を作って、王の美貌が引き立っている。だが、心なしか顔色が良くない。
(なんだか、ここ数日、考えこんでるのよね・・・何かあったのかしら?)
「王よ・・・いかがなさいましたか?お加減が悪いようなら、休まれた方が・・・・」
「ああ・・・・キョーコか。いや、待っていたんだ。今夜はどんな話を聞かせてくれるのかな?」
「最近、王がお元気でないように思います。何か、あったのですか?」
「お前の話を聞き終わったら話すよ。さぁ・・・聞かせてくれ、物語を」
「では・・・王の憂いが少しでも無くなるように。今宵は楽しい話にいたしましょう」
〜〜〜〜中略〜〜〜〜
話を聞き終わっても、彼はずっと考え込んでいる。面白くなかっただろうか?
いや、そんなことはないはず・・・よく笑っていたし・・・本当に何があったのだろう?
「今宵の話はお気に召しませんでしたか?」
「いや、そういうわけではないよ。お前は俺にはもったいないくらいの妃だと考えていたんだ」
??何故、今そんなことをいうのだろう?
「お前は今まで話の中に言葉や意味を込めて教えてくれていたんだろう?ようやく気付いたんだ。
俺が知らない民の暮らしや、人として王として何が必要なのか教えてくれていた。違うか?
それに話をしながら時折、俺ならどうするのか?と問いかけて確かめて・・・その場で物語を修正し
俺が望むだろう、だが良い意味で予想を裏切る結末を作った。・・・・・・お前はなんと聡明な女だろうか」
「その・・・。ご無礼だとは承知しておりましたが、それでもお伝えしたくて・・・」
「咎めているわけではない。むしろ感謝しているんだ。お前がいたからこそ俺は生きていられた。
お前があの日、現れなければ俺はとうに廃人になっていた。例え、お前が王を支えねばという義務感からだったとしても・・・
・・・・話を戻そうか、ショウがいよいよ攻めてくる・・・」
どおりで暗いと思った・・・このまま、おとなしく引き下がるとは、思っていなかったけれど・・・・いい加減しつこいのよバカ男!
「だからキョーコ、お前はサワラと共に離宮に避難しろ。護衛も付ける。今日まで、よく仕えてくれた・・・」
そんな・・・貴方から離れるなんて・・今更・・・・そんなの 嫌 だ!
私は大声で叫んでいた。
「なぜ、そんな事をおっしゃるのです?!わたくしは最後まで、お傍におります!」
「頼む、わかってくれ。お前を巻き込みたくはないんだ。アレの軍は数を増している。
おそらくは俺に娘を殺された貴族が力を貸しているのだろう・・・。これは俺自身が招いたことでもある。」
「ならば、尚更お傍を離れるわけにはいきません!それに・・・ショウ殿下が王位に執着していたのは、周知の事実。
決して貴方のせいではありません!・・・・それとも、やはり・・・・・ショウコ妃が忘れられませんか・・・・?」
(やっぱり・・・私では・・・駄目なのですか?裏切られても、ずっと貴方は想い続けるのですか?・・・)
「違う!!そうではない!ただ・・お前を巻き込みたくないのだ。それにショウはあの女の遺体を
薬を使って腐らないようにし、【勝利の女神】だと・・崇めさせ、兵の士気を高めているらしい。
まったく・・・死んだあとも忌々しい女だ。ここにいれば、否応なしに巻き込まれる。俺は・・・・お前を失いたくないだけだ!」
「今のお言葉は誠ですか?わたくしを・・・失いたくないと?」
(お前が義務感でいるのだとしても・・・俺は・・)
「俺は、お前を愛している。誰よりも大切だ。お前が王を支えるのだと、義務としていたとしても・・・」
レンの言葉を聞いた瞬間、キョーコの脳裏に別れる間際のローリィの言葉が過ぎった。
『ふむ・・・。姫よ、おそらくは姫の思い違いだと思うぞ。そなた自身の気持ち、王に伝えるべきだと思うがな』
(ローリィ様。貴方の言うとおりでした。私の気持ち、今こそお伝えしなければ・・・・!)
「ならば・・お傍を離れませぬ。ずっとお傍に・・・・」
「何故だ?何故そこまでして尽くす?!ここにいれば、お前の命も危険に晒されるのだぞ?!」
「あの時と同じようにお聞きになる・・・。何故かわかりませんか?」
キョーコの言葉で沐浴での出来事を思い出し、レンの顔が朱に染まった。
反対にキョーコはあの時のように妖艶に微笑みながらレンに近付き、そっと両手で頬を包んだ。
「あの日、俺の手を拒んだのに・・・なぜ、今になって触れる?」
「わたくしは怖かったのです。貴方に触れられれば最後抑えきれなくなりそうで・・・」
レンは目を見開き、驚きはしたものの声には出さずキョーコの声に耳を傾けた。
「あの時、貴方はまだわたくしを信用してはいなかった。まだショウコ様を憎んで・・女を憎んでいらした。
だけれど、わたくしは貴方に触れるたび、気持ちを伝えそうになった。叫びそうになった。
だから、避けたのです。貴方に触れられたら、抑えきれないと・・・思ったから」
『ショウコ妃のことなど忘れて!私だけを愛して!』いつも思っていた、叫びたかった。
レンはキョーコの独白を聞いて顔が緩むのを押さえながら聞いた。
我ながら意地が悪いとは思うが、散々悩んだのだ、これぐらいかまわないだろう。
「では、今も抑えたいと思うか?聞いてやってもいいぞ。・・・俺は慈悲深いからな」
フフンとしたレンの顔にキョーコは思わず噴出した。やっと、やっと言える。
「わたくしもずっと、ずーっと前からお慕いしておりました。愛しき・・・我が君。」
「やっと聞けた。もう我慢はせぬ。お前は・・・・とても美しい」
二人の顔が近付く。
レンはキョーコの唇を激しく貪った。
以上です。ご迷惑おかけして、本当にすいませんでした。
>>728サン、投下お待ちしてます。
GJ!ラブラブエンドだ。
きっと無事生き延びた暁には延々寝屋に篭ってアンアンだな。
GJです。
いろいろお疲れさまです。
キョーコを得たレンは最強だろうね。
GJ!面白かったよー。
これから、戦が待ち受けてるんだよね。
2人とも生き延びて、ハッピーエンドになるといいなぁ。
…なんか“レン”のキャラや口調が、むしろ松っぽく感じたのは自分だけ?
いやいや、ヘタ蓮ぐあいがよく出てたと思うな。
キョーコと出会う前は暴君だったと思えないくらい。
>>745 GJ!!GJ!!
スキビキャラ沢山出てきて面白かったです!!
サワラさんの毒舌っぷりに吹いた
ローリィ様=老人w
その話では老人?キャラのようだがローリィまだまだ元気な年齢?
ローリィとその妻、あるいはローリィとメイドたちの乱交、なんつーのもアリかもしれん。
奥さんの存在も謎でうまく妄想できないけど。
Bくらいが好みだな。>キョーコ
キョーコや蓮、松はどんな歌声なんだろうと想像した。
私の想像では、松は以前から話題になってるジャンヌダルク、
キョーコはYUIとか、小松未歩(知ってる?)とか。
蓮は松より低音だと思うんだけど、誰がいるかなぁ。
モー子さんはなんとなく中島美嘉っぽい。歌声が。
ゴメン誤爆した。
どこの誤爆かきになるw
GJ!
パラレルもいーねー
パラレル…松のプロモをレン×キョーコで読んでみたいな
>>759 見てみたいかも。でもその場合キョーコは恋する天使か親友の天使のどっちのポジションになるんだろ。
親友を思うがあまり苦しむのに惹かれ合ってしまうふたりとか。
しかしキョーコの場合親友=モー子さん、ってことで、切なすぎて少々痛々しいかも。
親友の目を覚ますため誘惑し、いい加減な男と証明しようと蓮に迫るキョーコ。
ところがミイラ取りがミイラとなり――
しかしこれもキョーコの場合ry
恋する天使=キョーコ、親友天使=マリアちゃんとかどう?
マリアちゃんなら二人を応援しそう。
親友天使がモー子さんで蓮との恋路をナチュラルにブロックしてても楽しそう。
蓮がキョーコに近付いてくるとキョーコが気付く前にモー子が睨みを利かせるみたいな。
代マネ編でキョーコが蓮の服を脱がせてパジャマに着替えさせてたらなぁ。
すごいドキドキするシチュなのに。
私も待ってる。
ヘタ蓮に対して…きち久遠という単語が最近頭を回って止まらない。(字面がよくないな。。)
同時に妄想も止まらない。
>>767 努力家さんで 勤勉で
有言実行 不言実行
慎ましい 可愛らしい
男らしい 心優しい 鬼畜って事ですか?
年上キョーコと年下久遠で妄想すると・・・
やっぱりすごい少年ボーイ
少年ボーイといえば、エキセントリック少年ボーイを思い出す。
770 :
728:2007/07/20(金) 22:14:12 ID:6N9Rz1hy
色々とすみません。
>>694の関連ネタとして、CM千夜一夜パラレルエロを投下させて頂きます。
興味のないかたはスルーのほう、お願いします。
「さぁ、自分で脱げ」
王は意地悪そうに笑った。
胸元をかき合わせたシェヘラザードが泣きそうに唇をかみしめる。
「神の名の下の誓約だ、証はされねばならない」
残酷な厳しい物言いに、少女は観念した。
*****
一枚、一枚と床にすべりおとし、少女は着ているものを全て脱いだ。
男性の目に触れさせた事のない肌が桜色に上気する。
かたちのよい、小ぶりの乳房。白く夜に浮かぶ滑らかな肌。
王の目が情欲にぬめって自分の裸体にからみつくのを、気が遠くなるような思いで彼女は耐えた。
上目遣いにおそるおそる王を伺うと、赤い唇をゆがめて笑っている。
「もう…よろしいでしょうか…?」
少女が言うと、彼は一層愉しそうに目を眇めた。
「なにがだ」
「証は…成ったと…」
「…馬鹿を言え」
王の生々しい声音に、はっと顔をあげる。
王はいつのまにか、目の前に立っていた。
軽々と抱き上げられ、褥に運ばれ、放り投げられる。
はずみで大きく開いてしまった脚に、慌てて少女は起き上がった。
「閉じるな」
怖い声の命令。
「つきのもののあかしは、そこを確かめねば成らぬではないか」
含み笑い。
シェヘラザードは青ざめた。
「安心しろ、犯しはしない。賭けだからな… しかし」
「…この中に、月の物をかくす手立てが講じられていないかは確かめねばならぬ」
王の手が、少女の足首を掴み、折りたたむように掬い上げた。
悲鳴。
一番恥ずかしいところを、一番いまいとおしいと思っているひとに。
(-------------!!)
王の指がそこを探る。少女は全身に火がつくかのような羞恥に燃えた。
確かめるのは口実だということを隠しもしない王の淫らな指は、
シェヘラザードの未成熟な突起をゆっくりと撫で、いたぶった。
はじめての感覚、そこをさわられることで、そんな感触を味わうとは全く知らない少女の…恐慌。
王は、息を荒くして、少女を押さえ込み、焦らず飽かず同じ場所を弄び続けた。
愉しい。花嫁にして、すぐに犯してしまうよりも愉しい遊びに思えた。
「…おや、どうしたことだろう……」
意地悪な、笑い声。
「俺の指が…濡れてしまった」
見詰め合う。
シェヘラザードには王が何を言っているのか、わからない。
「…しらないのか……」
王は、少女の無垢に驚き、しばし感動するような思いにとらわれた。
そのまま、どうしてこれほど、と思うような、残酷な気分になる。
指を這わせ、淫猥な音をひびかせると、王は少女の耳に口をつけて囁いた。
「聞け…このいやらしい音を。教えてやろう、女は男を欲するとここをこのように濡らすのだ。
おまえの体はいま、俺を求めてくちをひらきはじめている………妻でもないくせに」
触れられた部分から痺れるような官能と、自分の体の変化、
王の蔑みに満ちた視線と声音が少女を深く傷つけた。
かぶさってくる王の胸に手をつっぱり、弱々しくおしのけようと首を振る。
「ちがいます…そんなみだらな」
…ではこの体はなんとする。せつなそうに乱れるその息はなんだ。
なぜそんないやらしい顔をして俺を見る。思い出せ…
俺に抱かれたあの夜の花嫁とおまえのいまの痴態はどこが違う。
(浅ましい、おんなめ………)
(おやめください----------------------)
少女は噎び泣いた。かなしくて、苦しくて。
王はかまわずシェヘラザードを弄び続ける。
大きく開かされた白い脚が、淫靡に跳ねた。
こんなはずではなかった。花嫁でもないのに、こんなふうに。
王の指がぐるりと、そこをなぞるように蠢いた。
ゆっくりと、押し入ってくる異物感。
シェヘラザードはびくりと腰をひき、かすれた声をあげ、
わずかに染みる痛みに顔をしかめた。
はじめて、他人の手でそんなところを触られる異常事態。
王の指が、からだのなかで。
王は、自分の目が火を噴きそうなくらいに熱くなっているのを感じた。
たまらない。
( あ… -----あっ )
さらにゆっくりと、出し入れが繰り返される。
別のところに触れられていたときほど強い刺激ではないが、
それが指を男根に見立てた、まぐわいを模した行為であることに気付き
シェヘラザードを恐慌に陥れた。
王は愉しそうに含み笑いをもらした。
「……どうした、 ん…-------」
( そんなに締めるな……… )
おまえのここは…………
とても、使い勝手がよさそうだ。
…とても-----------。
悪魔のように、残酷に美しく笑う王。こんな際でも、王をこんなにも。
少女の心臓がやぶれそうに痛んだ。
いやだ…。 いやだ、こんなのは嫌だ…。
涙に濡れた目で唇を引き結ぶと、シェヘラザードは力を振り絞って足をひき、
思い切り王の肩を蹴りつけた。
シェヘラザードをいたぶるのに夢中でふいをつかれた王が、
思わず体を浮かせて褥に手をつき、少女の体から手を離す。
少女はその隙をついて王の下から這い出し、
肩で息をしながら強い目で王を睨んだ。
「証は…っ、もう、なされていますっ…」
涙がこぼれる。少女は震えながら脱いだ衣をかき寄せ、胸に抱き、
ほぼ全裸のそのまま、くるりと踵をかえし駆け出した。
王は、あっけにとられて逃げ去る少女を見た。
(逃げた…)
王である自分に蹴りをくれて。
快感にむせんでいたはずの女が。それをふりきって。
( あなた…… )
かつての正妃と、妃たちの乱交。
下男をひきいれ、痴態の限りを繰り広げていた肉欲の女たち。
気付けば血みどろの肉片の中、ひとり立ち尽くしていた。
その後の2999人の花嫁も似たようなものだった。
処女であっても己に抱かれて喘ぎを覚えれば、そのうちに体は解ける。
体が解ければ、心も解ける。
女などみなそんなものだ。
だから殺した。殺し続けた。
………なのに。
快感から逃げた。あんなちっぽけな少女が。
王は知らず、唇を引き結んで、シェヘラザードの消えた方角を見つめた。
心の中の衝撃の理由は、彼にはわからない。
召されて、幾つかの夜を経た。
証立ての際の王の執拗さは夜を追うごとに酷くなり、少女を苛んだ。
ただ、その残酷な遊戯のあいだ、時折王の目がひどく真剣に少女を見つめる瞬間がある。
シェヘラザードはそれに気付かない。
自らの淫蕩を責められ、嘲笑されて、最後は放り出されて、寝入る王の褥から抜け出し…
自らにあてがわれた居室へと戻る。
夜伽の物語など、ひとことも話してはいない。
こんなはずではなかった…でも。
だとしたら、どんなはずだったというのだろう?
私はあの人に、何をしたくて…
お会いして、ただ、お会いしたくて。
心を込めてお仕えして………そして。
あの人の、どこか歪に凍り付いてしまったような心を、お慰めする事が出来ればと。
浅はかだったのかもしれない…。
シェヘラザードは、しんとして思う。
女の体を持つ以上、あの人に赦される事はないのかもしれない。
ことにいま、この瞬間も、王の手の感触を忘れかねて身を滾らせている自分には。
シェヘラザードは、甘い息をついて、体を起こした。
ここからでは、王の褥に…近すぎる。
夜伽の語り部という名目で召されたとはいえ、周囲にとってシェヘラザードは
その出自の確かさからも、容貌、ふるまい、全てにおいて申し分のない、事実上の妃であった。
何よりも、王の褥に召されて、二日目の朝を迎えた娘ははじめの王妃以来で、
婚礼の次の日、少女が王にともなわれ姿をあらわして以降、
王宮にはひそかに驚愕と、歓迎と、これで国中が落ち着くという家臣一同、
召使から老人たちに至るまでの安堵とが席巻した。
…勿論かれらは王と少女がかわしているひそやかな賭けには気付いていない。
居室は王の部屋とつづきの、王妃の部屋として設えた処をあてがわれており、
王の呼び声にはすぐに対応できるよう、いつも側近くいられるよう、準備されている。
だから…夜は困った。
シェヘラザードは、そっと部屋を抜け出した。
降るような星空が美しかった。
庭園に降り、絹擦れの音もしとやかに夜の中を歩く。
周囲を砂漠に覆われた中、贅沢にしつらえられた木々の間を抜け、瀟洒な東屋に滑り込むと、
彼女はようやく落ち着いたようにため息をもらした。
そっと、周囲をたしかめるように小さな頭をめぐらせて、誰もいないことを確認する。
美麗なモザイクの施された柱にもたれかかると、彼女は自らの裾を遠慮がちに引き上げて、
恥じらいながら、ふるえる指でおのれをまさぐった。
こんなことを覚えてしまったのも、ここに来てからだった。
王が触れた指の動きをなぞり、滾ってしまった体を慰める。
今日はこんなふうに…こうして………そして。
たわいない少女の体には、すぐに待ち焦がれていた絶頂がやってくる。
(シャーリアールさま………)
声にならない呼び声。決して呼ばわってはならない名前。
少女は、終わりにはいつも泣いてしまった。
罪悪感と、恥ずかしさ、自分に頼むところのなさがなさけなくて…消え入ってしまいたかった。
こんなところを王が見たら、何と言っていじめられるだろう。
快感の果てがあることなんて、それだって知らなかったのに。
(帰りたい……)
ふとはじめて、シェヘラザードの中にその思いが湧いてきた。
(おとうさま、おかあさま……)
シェヘラザードはまだ本当に少女だった。
男女の睦事など何も知らない乙女のまま、恋にその身をさらして…。
王の玩びものになるにはあまりにも無垢なまま。
ふらり、と東屋を出る。足が向いたのは、あてがわれた王妃の部屋とは反対の方角だった。
そのままいけばどこに出る…という意識もなく…
ただ、今この時だけは、王の元に戻る事は出来ない心境だった。
どれくらい歩いただろう…シェヘラザードの眼前に、赤く燃えるほのおの影がゆらめいた。
(……あ )
厳しい声で誰何する、門番のすがた。
いつのまにか、後宮の門まで歩いたらしい。
門番たちは、一目見て高貴な婦人であるところのシェヘラザードの姿を見て、その場に平伏した。
同時に、後宮の住人がこんなところまで出てくる異常事態に緊張をしている。
彼らは、外からの侵入者を阻む役目もさりながら、
特には女奴隷などの内からの逃亡者にも備えている者たちだった。
互いに見交わし、そっと立ち上がる。
「ただならぬお人とお見うけいたします、このような刻限にこのような場所に何故」
屈強な兵士に行く手をさえぎられて、シェヘラザードは震えた。
すがるように、兵士たちを見上げ、涙に溜めた目で哀願する。
「………ここから…出してくださいませんか…………」
兵士たちに動揺が走る。
「……おねがいします……ここから…かえして……」
ぽろぽろと涙がこぼれる。
ただならぬ美形に、ただならぬ物腰、貴族の娘ならもっと居丈高なものを、
たよりなくしなだれかかるような弱々しいようすに、みな心を衝かれたように固まる。
…と同時に、いまこの後宮に、こうした存在として住まう貴婦人がただ一人しかいないことに、
隊長とおぼしき年配の男が気付いた。
思わず青ざめる。
「…し、 --------シェヘラザード…さま?」
ぴくん、と少女がふるえた。
兵士たちがぎょっと隊長をふりかえる。
「……い、いけません、すぐに、すぐにお戻りを 」
慌てた様子で兵士たちが右往左往をはじめた。
「王にこのことが伝わりましたら御身が無事ではすまされません、どうかお戻りを」
シェヘラザードは、悲しそうに兵士たちをみつめる。
隊長は許しを請うように言った。
「貴女様が我々のまえにお出ましになったと知れた時、そのお姿を見た我々も無事ではおられません、
どうか、どうかお慈悲を…」
シェヘラザードは隊長の言葉にはっと自分を取り戻した。
自分は、なにを…と、そっと周りを見渡す。
熱に浮かされたように、出てきてしまった…。
さっと青ざめる。
「…既に、無事ではおられぬが 」
背後の闇から、嗤いを含んだ声がひびいた。
兵士たちはそちらを見、口をあき、あるものは悲鳴をあげ、あるものはあわあわと口をわななかせ、
再びばたばたと平伏した。今度は地に額を擦り付けるように、顔を上げるものはひとりもいなかった。
振り返ったシェヘラザードに、腕を組んで立つ王の美丈夫な姿がうつる。
(いつから……どうして……---------)
わっとおしよせる思いに、めまいがした。
王は静かに歩み寄ってくると、手近にいた兵士のひとりをいつのまに抜いたかわからない大刀で
一刀の元、切り捨てた。
兵士たちのあいだに恐慌が沸き起こる。
シェヘラザードは悲鳴を飲み込んだ。
王はシェヘラザードの前に立ち、悪魔のような目で覗き込み、片頬をあげて嘲笑った。
それで、王はぜんぶを知っている、ということが少女に知れた。
さいしょから、ぜんぶ。
それにしても、嗤いをはりつけたような美貌の奥、目の奥の奥に、
すさまじい不快と怒りが渦巻いているように見えるのが怖かった。
「おまえのせいだぞ…?」
王はいっそやさしく見えるような仕草で手を伸ばすと、
指についた兵士の血を、シェヘラザードの頬に、そっと擦り付けた。
王が、踵を返して兵士たちに向き直る。
赦しを乞う声、震える…。
明確な殺戮の意思に、シェヘラザードは一瞬からだを震わせて…力を振り絞って駆け寄り、王に抱きついた。
目の端に、はじめてみる人の死骸…さっきまで生きて動いていた人の、血溜まりのなかにくずおれた…死骸。
吐いてしまいそうだった。
「いけません、わたくしがわるうございました、王、お慈悲を…っ」
必死に押しとどめようとしがみつくのに、王がゆっくりと肩越しにふりかえる。
「いかにも、悪いのはおまえだ。この者たちの咎はおまえが成さしめた」
冷酷なひとみ、残酷な王者の傲慢。泣きそうになった。
「はい、ですから、どうぞ咎はわたくしに…わたくしだけの身に。なんでもいたします、
どのようなことでもいたします、ですから……どうか彼らを…ころさないで………!」
王は、かすかに唇を尖らせた。
折角の殺戮の機会を邪魔されたことを不興がるようにも、
何のゆかりもない兵士たちの命乞いを身を挺して行う娘を面白がるようにも。
「…なんでも、どのようなことでも……?」
本当に?
「はい…、はい、 ですから、どうか……どうか」
必死にしがみつく少女の非力さ。
ふと思いついた残酷なお仕置きに、血に飢えた高ぶりがスライドしていくような感覚を覚えた。
「わかった……ではおまえにおまえ自身の罪と、彼らの罪を合わせて贖わせよう。」
ほっと力を抜いた少女の目が、緊張からほどけるのを見て、
その顎を掴みあげる。
「…安心するのは……まだ早いぞ……?」
鮮やかな微笑と酷薄な声音に、シェヘラザードだけでなく、兵士たちの血の気もひいた。
身を挺して、自分たちを守ろうという王妃に、残酷な刑罰が与えられる、と思うと、
隊長の心が激しく痛み、彼は思わず立ち上がり、震える声で王をよばわった。
胡乱そうに王が振り返る。
「お恐れながら、我々の罪はお妃さまのお姿をまのあたりにしたことと存じます……」
隊長は、ふるえながら必死の形相でいいつのった。
「その通りだ、余の妃は、そなたら下賎の輩が目にして良いものではない」
王が鷹揚に頷く。
「…ですから、それは、わたくしが…っ」
シェヘラザードは悲しく叫んだ。
「であれば」
初老の隊長は、手にした短刀で、言葉と同時に自分の両目を抉り取った。
血がしぶく。シェヘラザードの悲鳴。王はわずかに目を細めただけだった。
「…数ならぬ身のものではございますが、私のこの両目にかけて、
お妃さまのお罪を少しくはご容赦を…何卒」
切れ切れに言って、うめきをもらし、その場にうずくまる。
周囲の兵士が隊長をかばうように這いよった。
シェヘラザードが泣き出す。
王は、少女をひょいと抱え上げ、兵士たちに一瞥を加えると、興味を失ったように背を向けた。
(ごめんなさい…ごめんなさい--------------)
夜の中、少女の嗚咽だけがいつまでも、響いた。
しばらくのあいだ、何も特別な事は起こらなかった。
シェヘラザードの逃亡未遂については、周囲には伏せられたまま。
少女は部屋から出ることを許されない外は、それまでと同じ生活を過ごしていた。
自分のせいで命を落とした兵士と、
自分のために目を抉り取ってしまった兵士と、
その人たちへの後悔と懺悔で彼女はめっきりと面窶れし、悄然と打ち沈んでいる。
ほとんど、王がシェヘラザードへの仕置きを忘れてしまったのではないかと、
ようよう少女がいぶかしく感じはじめた、その夜……----------。
まるでその時を待っていたかのように、王は特別な声でシェヘラザードを呼ばわった。
少女はおそるおそる、王の前に額づいた。
王の手のなかには、美麗な細工を施した小箱が握られている。
「……細工をさせるのに手間取った」
彼は愉しそうに言った。
小箱のふたを開ける。
首をかしげる少女に向かって、王は足を出せ、と命令した。
つと差し出した足を乱暴にひきよせて、足首に何かを嵌められる。
見てみると、それは金と銀で作った小さな鈴を連ねた足環であった。
光に当たって虹色にきらめく乳白色の宝石を、ひとつひとつの鈴に埋め込んだ細工も見事で、
その輝きは、これひとつで小さな国が買えてしまうのではないかというほどの存在感を漂わせていた。
シェヘラザードが身動きすると、ちりちり、シャラシャラと綺麗な音が響く。
王は、満足そうにうなづいた。
「…これは……?」
「……夜中に抜け出して、東屋などに行けない様にするためだ」
ぎくり、と体がこわばる。王からあの夜の出来事にふれられたのは、はじめてだった。
「まぁ…見ものではあったがな」
含み笑う声。
やっぱり、見られていたのだ、と思うと、胸が痛んで消えたくなった。
王はその少女のようすを舐める様に眺める。
あの日、あの夜、そっと自室を抜け出す少女に気付いて、思わず後を追った。
星空の下をゆっくりと悩ましげに歩く美しい少女に、
まるで少年のように胸を高鳴らせてしまったことを、彼は己に恥じている。
東屋にすべりこんで…躊躇いがちに裾から手を差し込んで。
めくれあがった布からのぞく白い足が死ぬほど淫らだった。
上気した頬に、わずかに開いた唇から漏れる喘ぎ、うっすらと閉じた目の潤みの妖しさ。
一歩も動けず、少女が果てるのを食い入るように見つめた。
いつのまにか自身が熱く猛っているのにも気付かずに。
自分に玩ばれている時は、あんなふうな顔はしない。
ただ、きつく目を閉じ、快感に流されまいと歯をくいしばるいたいたしさが王の嗜虐心を煽るだけ煽って。
あんなふうに、見も世もなく官能に流されてしまったような美しくて淫らな顔はしない。
気付くと、歯を食いしばっていた。
終わった後に、しくしくと泣くのすら、彼の胸を軋ませた。
こいつは気付いているのだろうか、自分がどれほどの色香を振りまいて歩いているかを。
あんな、薄物一枚の姿で、兵士たちの前に出て行くなど。
うしろから抱きつく少女の柔らかさに心が一瞬奪われなければ、あの兵士どもなど皆殺しにしていたのに。
ふと、視線が絡み合った。
そうだ、今日はこの女に、きつい仕置きをくれてやるのだった。
びくり、と少女の体が震える。
自分の意図を理解したのだろう…と彼はうっそり笑った。
「これを入手するのにも手間取った…。 随分待たせたな」
小箱の中にこれもまた美麗な装飾を施された小瓶が数種類。
首をかしげる少女を招きよせ、腕の中に引き込む。
シェヘラザードは、かすかに震えた。
すっぽりと王の腕の中、背中に彼の広い胸を感じる。
王の小瓶を持った大きな手が、少女の前にかざされた。
「これがなにか、わかるか…?」
耳元に唇をつけて、やさしいと言っていいほどの声音で囁かれる。
体の奥がじん、と痺れるような感覚に、少女は小さく首をふった。
王はにっこりと笑って、手近に置いてあった杯をとりあげ、
なみなみと注がれたそこに小瓶の蓋をとって中の液体を2滴、3滴と滴らせた。
褐色の…どこか不穏な香りが漂う。
そのまま、王はシェヘラザードの体を背後から強く引き寄せ、仰向かせて、
おどろく少女の唇に杯の中身を注ぎ込んだ。
思わず吐きこぼし、むせる。両手で顔を覆って、苦しそうに喘ぐ。
流し込まれたものは、強い酒だった。
妙に口に残る甘さが気になった。
喉に手をあて、肩で息をしながら王を振り仰ぐと、王は立て膝に肘をついたいつもの姿で、
頬杖をついたまま、手にした杯を褥に放った。
「………安心しろ、毒ではない-----------」
何を考えているか、窺い知れない黒い目。
……どのくらい見つめあっていたのか、
シェヘラザードはふと、自分の体の奥底からわきあがるような小さなさざなみを感じて戸惑った。
それが、官能の小さなほむらだと気付いた時には、みるみるうちに膨れ上がっていく衝動に、
小さな悲鳴をあげていた。
「……………どうだ? 媚薬の味は……」
王が密かに含み笑う声。
性感という性感が、むき出しになってしまったかのように、少女の体を駆け巡る。
王の指が耳を掠めて、それだけでシェヘラザードは甘い声をあげた。
「……ど-----------」
どうして。 なぜ…。
「…………なんでも、どのようにしてもよいと、言った…」
確かに言った、でも、それで、どうしてこんなことに。
鞭打ちでも、石打ちでも、労役でも…罪を贖うには、ほかになんでも…。
「…おまえが一番こたえるのはこれだろう…?」
王は正しくシェヘラザードの心を見抜いて囁く。
「おまえは、お前の意思で、今宵おとめを捨てるのだ、無論、賭けの約束はたがえまいぞ、
俺は手を出さぬ…安心するがいい」
王は、内心の飢餓感に思わず胸を喘がせた。
強情な娘が、どこまで耐えるのか知りたかった。
この娘が、他の女と同じところに堕ちるのを切実に見たかった。
「お前の意思でおとめを捨てるのであれば神も文句は言われまい、奪われるのではなく、
妻が妻の意思で神を裏切るのだからな……」
薬で意思を奪っておいて、なんという詭弁を、と思うと我ながらおかしくなったが、
表にはおくびにも出さず…ただ僅かに苦笑が王の頬に浮かんだ。
妻が妻の意思で……何故かどこかでかすかに何かが痛んだ。
そうしておいて、居室に側付きの小姓のうち、一番に美しい年若の少年を呼び入れた。
それならば、この強情な少女も欲情に負けてこころを解くか、という算段だった。
この少女は耐えられまい、盛った薬は量をこそ加減したというものの、
大の男でも音をあげる、そういった類の拷問薬だった。
耐えられず、男をくわえこめば、俺は明朝には安心してこの娘を殺してしまえる。
妻として、良人になるべき自分の前で、如何なる理由があれ他の男をくわえこむ。
万死に値する。
王は、少女を処刑してしまいたがっている自分にふと気付いた。
何故だ…?と自問する。
女だからだ、と、応えを返す。
それならば、さっさと殺してしまえばいい。こんな娘に、これほどの辱めを与える必要はない。
そう、逃げ出したその時に切り捨ててしまえば良いだけの話だったではないか?
それを、わざわざこんな薬を使って、無理矢理に花を散らさせて…
しゃら、と、少女の足首に自分が嵌めた鈴が鳴った。
そうだ、あれは、ではなんのために?
あの娘の細い足に似合うように、熟練の細工師に命じて…白い肌に映えるよう、金銀を連ねて。
常にはない乳白色の金剛石まで探させて。どこにいてもその存在を俺が嗅ぎ取れるように、
二度と逃がさないように。なのに…なぜ。
王は混乱したまま、手にした新しい杯に口をつけた。
少女は、獣のように身内を犯す衝動とたたかっていた。
召される前、どのような生活を想像していたとしても、流石にこればかりは読みかねた。
王の、残酷にすぎる淫蕩さと………女への怒り。憎しみ。
嵌められた足首の鈴輪がしゃらしゃらと音を立てる。
小姓は、恐れ入りながらも、少女に近寄ろうとする。
少女は、情欲に潤みきって涙すらたたえているくせに、決して屈しない強い目でそれを制した。
(側に来ないで)
張りつめきった糸が切れないように。
自分の心の中の一番大事な恋。体の悲鳴がそれを裏切らないように。
シェヘラザードは泣きながら王を見つめた。奇妙に、なまめかしく、体が蠢動する。
どうして…。
あなたは、わたしに、こんなひどいことを。
王、なんてきれいな人。
残酷で、酷くて、意地悪で、なのに…。
(こんなにもお慕いしているのに)
恋に託して、恋しい人をただただ見つめて。
嵐のような肉体の衝動を、恋にすりかえて。
王は、喉がからからに渇いている自分に気付いた。
火がついてしまいそうなほど熱い目で見つめられている事が何を指すのかは知らず、
この生意気な娘が、いたいけにも媚薬のちからに逆らって、きっと酷く苛んでいるだろう情欲を
手近な男で慰めようとしないのにふと胸が熱くなるような感覚を覚えていた。
( -------------- 期待……している……のか?)
ふいにひらめくように思い至った。
自分の行動の整合性のなさ。
自分は、この少女に、今までの自分が持つ女というものの認識を覆される事を、期待して…。
だが、何故だ。何故自分は、そんな期待をこの女にかけている。
………またわからなくなった。
シェヘラザードはしかし、最後の衝動に飲み込まれそうな自分を遠くに感じはじめていた。
その波は、これほどぎりぎりまではりつめた心を大きく飲み込んでさらってしまいそうな予感があった。
それで、私が壊れるならば。
こわれるくらいなら、いっそ。
指輪の中に、もしものために、父が持たせたとっておきの薬を。
王が、はっと体をこわばらせた。
シェヘラザードが指輪をさぐり、口元にあてた…それの意味するところを察知して。
手にした杯を投げつけ、すんでのところで含ませるのをとどめる。
シェヘラザードが見も世もなく泣き崩れる。王はそのまま褥に乱暴に押し入り、
手を振って小姓を追い出した。
「しなせて、しなせてくださいまし、これ以上は耐えられません、どうか…どうか」
腕の中でシェヘラザードが身悶える。
それをなんなく押さえ込み、思わず王は唇を噛み締めた。
(こんな女が ………こんな女が )
こんな女がいるなんて。
シェヘラザードは堰がきれたように泣き叫んだ。
王への呪詛、ひどい、きらいです、さわらないで…と。腕の中でかよわくもがく。
王は身内に染みていく衝動に、きつくきつく腕の中の少女を抱きしめた。
「…… 死ぬな ------------許さん。」
この女は、肉欲に溺れるくらいならば、死ぬというのか。
なんという違いだ、なんというひたむきな、なんという…。
「……もうわかった、二度とこのような戯れ事は行うまい、賭けも守ろう。俺はおまえを犯さない」
少女の顔をくるむように大きなてのひらでつつみ、涙でぬれて熱を帯びた頬にほほをよせる。
胸が痛んだ。
これは、これが…ではこれが…。
一体、いつのまに……なにが、どうして------------。
こんなふうに、この少女を。
王は、シェヘラザードの体をおし抱いて、褥に横たえた。
そっと、その足をとり、くちづける。
シェヘラザードが甘い喘ぎをもらした。
「………この苦しみを、醒ましてやろう…それだけだ」
怯えて自分をみつめる情欲にうるんだ瞳に、安心させるようにうなづきかける。
いまの少女には、王の豹変の理由をはかる余裕はない。
気付くとなよやかにうなづいていた。
王の手が胸を揉みしだき、かぶさってくる。
首、頬、まぶた、いたるところに王の唇を感じ、きつく抱きしめられて
ゆっくりと少女の意識が遠のいた。
「安心するがいい、おとめのままだ、おまえはずっと……… 神が俺に赦すまで…」
媚薬の衝撃についに我を忘れて意識をとばしてしまったあと、
自分に何が起こったか、少女は正確には覚えていない。
気がつくと、朝だった。
ぬくもりを感じて、目をあけると、シェヘラザードの眼前には、王の整った美貌があった。
すやすやと、眠っている。
自分が王の腕の中で眠っていた、と知った瞬間、少女は恐慌をきたした。
体が酷くだるい。
そっと自分の体を見分した彼女は、思わず気が遠くなった。
体中に残る愛撫の跡……。
少女は、自分はとうとう乙女ではなくなったのだと、これで命はなくなるのだと、青ざめた。
自分を抱いたのが誰なのか、王ではありえないとしたら、こうして彼の腕の中にいるのは何故なのか、
考えれば考えるほど不安になり、思わず恐怖に身じろぎしてしまう。
その体のふるえに、つられたように、王がうっすらと目覚めた。
王は寝起きの曖昧な視線で腕の中の存在をみとめた。
正面から、ふたりの目が合う。
しばし見つめ合い、王のその目が侮蔑と嘲笑に歪むのを覚悟して身を竦めた彼女に、
王はふと、花のように笑った。
心臓を射抜かれたような衝撃に、シェヘラザードは大きく目を見開いた。
はじめて見る、王の破顔。彼がこんな表情を浮かべられるなどとは、思いもよらなかった。
王は、もう一度目を閉じ、ふと眉間をしかめると、シェヘラザードの体を離し、伸びをして大儀そうに起き上がった。
逞しくひきしまった上半身をさらし、腰に布をまきつけただけのしどけない姿で、膝をたてて長い髪をかきあげる。
シェヘラザードは、恋する王のその仕草に見とれながら、そっと夜着をひきよせて、体にまきつけた。
息をひそめるように緊張しているシェヘラザードに、ようやく意識の焦点の合ったらしい王がぶっきらぼうに呟く。
「…着替える」
(………え--------------)
「あと、飲み物をもて。喉が渇いた」
雑な仕草で髪を掻く姿をしばし呆然とみつめる少女ののみこみの悪さを
咎めるようにじろりと睨んだ王が、一瞬誰にもわからないように言いようの無い色を浮かべ、
そっと目を逸らす。
「早くしろ」
「か… かしこまりました」
はじかれたように衣を身にまきつけ、少女が褥のそとに出て行く。
それを横目で見送って………王の頬がうっすらと朱に染まった。
その日以来、王と、シェヘラザードの間に流れる空気がわずかに変化した。
王の物腰からは、あれほどあからさまだった、少女を嘲り、侮るような色が影をひそめた。
「…得意の物語とやら、語ってみろ」
王はシェヘラザードに物語る事を命じるようになった。
証立ての時間が減り、夜の時間が平和に長くなる。
はじめは戸惑ったシェヘラザードも、王の褥で物語を披露し、
身を横たえて頬杖をつきながらそれに耳を傾ける王の姿と接するうちに、
苦しめられていた衝撃から解放され、少しづつ彼女らしく少女らしい心を
とりもどしはじめていた。
だから、シェヘラザードはあの夜に自分の身になにがあったか、本当のことはわからないでいる。
どうやら、乙女のまま…ではあるらしい。
夜毎に繰り返される証立てから、賭けも続けられているようだ。
王の自分へのあたりがやわらかくなった理由も、話を聞きたがるようになった理由も。
なにもかもわからない、けれど。
少女は、いま、幸せだった。
恋しい王の傍で寝起きを共にし、身の回りのお世話をし、話をし、そうするうちに少しはほんのりと、
王が笑いかけてくれることさえある、毎日。
自分がどんどん王に囚われ、惹かれて、恋が愛に深まっていくのを感じて、少女はひっそりとその胸内を熱くした。
逆に、ひそかに煩悶しているのは王だった。
自らの死と引き換えにしても貞操を守ろうとした少女の強情さに感動し、見直すような気持ちになり、
あの夜自らが盛った媚薬をさますためにその手練手管を駆使して慰めた。
少女は、それまで決して王の目には見せなかった官能に溺れる姿をさらして、王に縋った。
あれほど嫌悪と侮蔑の対象だったはずの、快楽に溺れる女の姿が、
少女に限ってはただ自分の欲望を刺激する毒薬にしかならないことに、王は驚いた。
東屋で、自慰にふける少女を見たときに抱いた怒りの…理由。
自分の手の中ではけっして潤びない忌々しい女が、いま、腕の中でおもうさま喘ぎ…よがり。
甘い声をあげてねだるのに、夢中でこたえた。
薬のせいだ。
胸に染みる不可思議な痛み。
だから、俺にすがり付いてくるだけだ。
ではやはり、この女も同じではないか。
肉欲に溺れて、好きでもない…むしろ嫌っていると言った…男にこんな。
なのに。
シャーリアールさま、と何度も自分の名を呼び、切なく眉間を歪ませて、のけぞって喘ぐこの女を。
殺せなかった。
禁を破って、抱いてしまわないように自制するのが精一杯で、
そうして自分が自制させられていることにすらとまどいながら、王は少女を慰めつづけた。
それ以来、調子が悪い。
今夜もまた、興味深い少女の物語が見事な引きで閉じられた。
どうもこの娘にはある種の芝居気のようなものがあるらしい。
続きを所望しても、また明日…と優雅に微笑むのがにくらしく、手を引いて褥に引き倒す。
証の時間…。
シェヘラザードの顔が、その時ばかりは羞恥に染まり、伏せられる。
もうとっくに、この娘の体など、ほくろの数や位置さえも全て知り尽くしているのに。
それでもこの娘は恥じらいを捨てない。
(………これほど知っていながら………)
肝心な部分は知りようが無い。
(忌々しい………)
月のものは、今日も来ていない。
少女の体内から指をひきぬくと、彼女はつめていた息を静かに吐いた。
覆ってしまった顔から目だけでちらりと王を見る。
その壮絶ななやましさに、王はいつにない飢餓感を覚え、ふと気づいた。
(そうか………)
随分、していない。
シェヘラザードを迎えてから、少女を甚振るのが楽しくて、
自分の処理が間遠になっていたことに、彼はようやく気がついた。
彼には、彼のための美しい女奴隷が幾人も用意されている。
妃ではないため、それらの奴隷は契りのたびに殺される事はなく、
あてがわれた部屋で気まぐれに王に呼び出されるのを待っている。
わけても王のお気に入りは、シェヘラザードを迎えるまでは日中も身の回りの世話をさせていた、
外国からの献上品である双子の娘たちだった。
(…使うのを忘れていたのか、俺が )
妙に馬鹿馬鹿しく、不愉快で…なぜか気恥ずかしいような気持ち。
王は、シェヘラザードを褥においたまま、枕もとに手を伸ばして瀟洒な鈴をふった。
それだけで、ほどなく、どこにひかえていたのか、いつかの美しい女奴隷がふたり、現れた。
シェヘラザードは、あとは眠るだけ、というこんな刻限に、女奴隷を呼ぶ王に、
なにがなし不穏なものを感じて押し黙る。
王は、脚を投げ出したまま半身を起こしてシェヘラザードをひきよせ、腕に抱きこむと、髪にくちづけた。
そのまま、奴隷たちに手をふる。
娘たちは恭しく額づくと、静かに褥の上にあがり、王の足元にふした。
( え--------------- )
王が、うろたえるシェヘラザードを見て、ほんのりと笑った。
さらに引き寄せて、額に、ほほに、耳元に、くちづけを繰り返す。
奴隷娘たちは、膝をたてた王から腰の飾り紐をほどくと、丁寧な動作で前をひらいた。
王自身は、シェヘラザードの証立てをしている最中から、既に熱く猛っていた。
彼女たちはうやうやしく彼のからだをまさぐり、淫らがましく屹立しているそれに左右から唇をよせた。
赤い舌が、王のそれに這い、絡みつく。
(………!!!)
少女の身内に熱いものが駆け抜けた。
それは、酷く切実な怒りに似ていた。
ふと身をおこして、王をみつめる。
自分を見ている王の目とぶつかる。
欲情に濡れた、見ているだけで心臓がよじれそうな王の美しさに、少女が息をつめる。
悲しそうに眉間を寄せる少女の痛々しさを、王がいぶかしむ。
娘たちの気を入れた愛撫を久々に味わう感触に、王は心地よさそうに目を細めた。
ひとりが体を引き、王の足指を口に含む。
もうひとりが、王自身を飲み込むように深く口に含む。
淫猥な音が褥の上に響いた。
王の眉根がかすかに寄り、不埒なほど艶かしい表情になる。
手がのばされ、長い指がシェヘラザードの髪をまきつけ、弄んだ。
王の乱れた吐息。
( いや----------------)
入れ替わり、王の体に跨ろうとしていた娘を、シェヘラザードは思わず突き飛ばした。
涙が出た。
王と、ふたりの奴隷たちがあっけにとられたように少女を見上げる。
「嫌です--------------!!!」
シェヘラザードは、ふだんの彼女らしからぬ、乱暴な声音で叫ぶと、
ふたりの奴隷たちに手をふって、退出を促した。
こまった娘たちが、王を伺う。
王自身も突然の少女の癇癪に、なにがなんだかわからないまま眉間に皺をよせる。
とりあえず、娘たちに顎で退出を促して、半端にたかぶったままの己の状態にため息をついた。
なよやかな仕草で二人が褥を降りていく。
「………なんだ 」
泣いている少女に、王は憮然と声をかけた。
「………」
肩に手をかけると、いやいやを繰り返して振り払おうとする。
「…なんだと聞いている」
舌打ちをして、王は不機嫌に言った。
少女は、きっと顔をあげた。
王が、少し怯む。
「………まさかおまえは、千夜のあいだ、俺にまで禁欲を強いるつもりではあるまいな……」
胡乱そうに言うと、少女は頬に朱をちらした。
そうだ、自分が妃として、この人の体を慰めないのであれば、今の行為は当然のことなのだと。
むしろ、妃がいてさえ、美しい女奴隷を囲い、啄ばむのは、王侯貴族の男性の常で。
でも…。
それは、そんなことは。
胸が痛くてたまらない。
支援?
「………わたくしでは、いけませんか………」
気づくと、強い声でそう口にしていた。
王が目をみひらく。
「 わたくしに、お世話させてくださいませ…」
「…………おまえが、俺の…?」
(しかしおまえは乙女だからと--------------)
(………)
なにがなし、王はごくり、と喉を鳴らした。
勿論、それならそれに越した事はない。
「 おとめのくせに、俺の世話をするというのか? 」
「 ……契りについては ご容赦を… いただけます、なら…」
ふと、激情のまま自分が口走ったことに臆するように、少女の声が小さくなる。
王の目が、少女の唇と、その細い指先を、舐めるように見た。
この、唇で。--------------この、指で。
……悪くない。
「 ………よかろう 」
喉に絡んだような声で、王は笑った。
自らの前をあらためてはぐり、逞しく屹立したものを少女に見せつける。
試すように、目で促すと、少女は赤く染めた頬のまま、かすかに目を泳がせ、足元に蹲った。
王は、そっと舌なめずりをする。
少女が、いまから自分を、と思うと、痛いくらいに高ぶった。
久しぶりに、甚振ってやろうか。
お気に入りの娘が二人いて、なぜ褥にふたりともを呼ぶのか、そのわけを、その体で思い知らせて。
王の精力が、ひとりでは不足だということを、この細い体に。
いれかわり、たちかわりに貪らねばなかなか果てる事のない自分の淫蕩さを。
世話を申し出たことを、後悔させるくらいに。
しかし…。
少女の小さな手が、自らにあてがわれた時………、王の体がぴくりと動いた。
(……あ-----------?)
両手で、ささえられたそこに、恥じらいながらゆっくり少女が唇をよせる。
ふせた睫が震えていた。
つややかな、やわらかい感触が…つと、触れた。
(……あ………… あ ------------- っ?)
うそだ、と。
小さな舌が、ちらりと覗き、みようみまねで先を舐めた……瞬間。
「 きゃ… 」
少女が、小さく悲鳴をもらした。
王のほとばしらせたものが、少女の顔にまともに散る。
王は、一瞬呆然とし……… 自分でもそんな顔ができるとは思わなかったに違いない、
情けない表情をうかべ……、次の瞬間真っ赤になった。
何が起きたかわからない。
触れられた瞬間にはじけた。
こんなことは有り得ない。
絶対あってはならない。
自分の放出したもので淫らに汚されて、呆然としたままのシェヘラザードに一瞥をくれると、
彼は前を合わせて逃げるように、いまいましそうに褥を降りた。
「…… あ… 王……---------?」
「 うるさいっ 」
外へ出て行くのを、おいかけて、ためらって、見送って。
シェヘラザードにはわからない。王の顔を染めた妙に少年くさい、色っぽい恥じらいの意味も、
いまの一幕が意味するところも。
王自身にも、信じられない。かすかにふれられただけで己が達してしまったシェヘラザードへの想いを。
頭を冷やそうと外に出てきたものの、身内を駆け巡る羞恥に怒りにも似ためまいを感じ、
王は近くの壁にこぶしを叩きつけた。
恐ろしい。
あいつには、うかつに触れさせられない、こんな様子では。
では、俺は…………俺は、これから。
千日間ものあいだ、自分で…----------------?
……思わず、ぞっとした。
なんというものに囚われてしまったのか。
思わず深くため息をつく。
満天の星空の下、王の先行きだけが暗かった。
**********
以上です。
かなり遠くなってしまったかと反省しているんですが、
何卒蓮とキョーコ(プロモの天使姿-できたら黒髪で)で妄想願います。
>>770 GJ!!
(;´Д`)ハァハァしちゃいましたw
是非初夜編を、ヨロしくおねがいします。
GGGGJ!!!
やっぱりエロい!
GJ!!!
いやーおもしろい!!
ほんとに初夜編お願いします。マジで読みたい!!!!
GJ!!
おもしろかったです。ぜひ続編書いてください。
良かったよ。
是非初夜編を!
でも、あれが来てそのままエチーは鬼畜過ぎるか?
GGGGGJ!
(*´Д`)モエー!
暴君でエロエロ大魔王なのに、シェヘラザードに対しては弱くては照れる王カワイス。
この2人の初夜を予想してみる。
3こすり半くらいかな。(下品でスマソ)
蓮キョが読みたい
凄いGJです。
キョーコはカワユスだし、ヘタ蓮の羞恥プレイ…
もぉネ申GJです!
続きを期待してもいいですかー?
今号のローリィ宅はあれ客間かな?
絨毯のふかふか感が気持ちよさそうだった。
ソファに座ってイチャイチャしているうちに、床に転がり落ちてしまった蓮とキョーコ。
「ごめん、頭打たなかった?」
「はいっ、だ、大丈夫です、すみません」
などとやっているところにローリィとクーが登場。
「おまえら・・・」
「クオン、女性は優しく扱うものだと教えただろう!」
「クー、お前はいつもそればっかりだな。中には少々手荒に犯されるのを悦ぶ女もいるんだぞ」
「しかしボス、クオンはあの外見なんだぞ?美しい見た目で実は鬼畜、なんてそんな罪深いこと、神がお赦しになるはずがないっ!」
「そうとも言い切れん。そのギャップがたまらんという女が日本人には多くてだな」
などと延々目の前で論争が繰り広げられ、恥ずかしくていたたまれない蓮とキョーコ。
などという図が浮かんだ。
803 :
728:2007/07/21(土) 22:19:14 ID:WrFKIz53
コンバンハ、投下物に感想を下さった方がた、有難うございました。
締めとして初夜も落としたいと思っていますが、
ちょっとかかりそうなので出直させて下さい。
(もし使ってやってもよいという職人さんがいらしたらどうぞです)
スレ的に次の萌え展開をお願いします。
>美しい見た目で実は鬼畜
>そのギャップがたまらんという女
(・ω・)ノ゙
おつ〜。
気長に待ってま〜す。
>美しく理知的な見た目で中身は乙女
>そのギャップが堪らんという女
私です!
>>805 ちょwwビミョーに改変してやがるww
次の萌え展開になるか、わからんがふと思いついたネタ。
これまたパラレルになっちゃうけど
蓮は凄腕の(鬼畜)陰陽師で、キョーコは訳ありの姫。
女タラシの道楽息子の松のせいで
キョーコは男嫌い+アヤカシの怨虚に憑かれてしまう。
依頼を受けてやってきた蓮はキョーコに一目惚れ。
儀式とかなんとか言って自分の屋敷に連れこみアンアン。
「さぁ・・・姫よ。これより浄化の儀を執り行いまする」
「ななな、なにゆえ衣服を脱がれます?!」
「ワタクシの体をもって妖を引き剥がします。さぁ・・・・力を抜いて・・・キュラキュラ」
「いやっ・・ちょっい・・・や・・・ぁん・・」とか。
同僚で凄腕だけど、乙女な陰陽師も追加で。
投下します。
蓮×キョーコ。
ほぼエロのみ。
注意書きは特になしです。
私の中で少しずつ、何かが確実に変わってきていた。
今までにない感情の芽生え、それは――この人に触れていたい、という想い。
ソファで隣り合って座るとき。
人気のないマンションまでの夕暮れの道のりを、並んで歩いて帰るとき。
会えない夜に、電話越しに彼の低い声で囁かれるとき。
そんななにげない瞬間に、触れていたくてたまらなくなる。
付き合って、キスをして、躰を重ねて。
もうそれだけでも自分の中では革命的な事なのに、それより先にまたこんな風に、自分に変化が起こるとは思わなかった。
緩やかで、穏やかで、だけど確実な。
もしかしたら、これを人は、愛、と呼ぶのだろうか?
その夜、敦賀さんは一ヶ月の地方ロケを終えた私を、空港まで迎えに来てくれた。
目深にかぶった帽子の下で、会いたかったよ、と優しく微笑まれて、私は思わず飛びつきそうになるのをなんとかこらえた。
どうしてこの人は私の中に次々に、いとも簡単に新しい感情を運んでくるんだろう。
会えて嬉しいのに、切なくて、胸の奥が苦しくて……こんなの、以前の恋の時は知らなかった。
ただ今帰りました、というたった一言も口に出せずに、俯いてしまった私。
敦賀さんは黙って私の荷物を受け取って歩き出す。
歩幅を私に合わせ、ゆっくりと歩く彼の空いている左手に、そっと指を絡めてみる。
その手に触れるだけで心臓をバクつかせていたいつかとは、確かに違う。
繋がれた手が、熱い。
発熱しているみたいに火照って、熱いの……。
絡んだ彼の指が私の指を確かめるようになぞり続け、私はぶるりと躰を震わせた。
敦賀さんは行為を始めるとき、いつも私の指をゆっくりと伝うから。
だからその瞬間――
彼に抱かれながら背中に回した手のひらが触れる逞しい筋肉の感覚や、
腰を深く押し付けられながら、舌を出すように言われて無我夢中で吸い付く激しいキス……
そんな淫らで痛烈な快感が鮮やかに蘇ってきて、私は全身の毛穴が一気に開いたかのような錯覚に陥った。
どうした?と、しゃがんで覗き込まれる。
見ないで…こんな不埒な私、見ないで欲しい。
もっと触れたい、早く抱かれたい――そんな穢れた欲望に、胸を、躰を熱くしているなんて、あなただけには知られたくない。
なんでもない、という意味をこめて、ただ小さく首を振ると、
敦賀さんは、そう、と小さく呟いただけで、それ以上は何も言わなかった。
彼女を車に押し込んで、マンションまで帰る道すがら、俺は手を離したくないのだと我が侭を言った。
俺の太腿に手を置かせ、しつこいほどにその細い指をただ撫で続けた。
その間キョーコは嫌とも言わず、ただ顔を真っ赤にして俯いていた。
彼女が何を思っているのか、そこからどんな行為をその脳裏に思い描いているのかは明らかだった。
なぜなら、俺がそう仕込んだのだから。
この指でなぞる感覚のひとつひとつ。
躰じゅうの隅々まで、余すことなく這わせる舌の軌跡。
俺が与える全てに感じるように、教え込んできた。
そろそろ、その効果が現れてもいい頃だろう?
キスだけで終わった夜の別れ際に、あるいは声を聞くだけしか叶わない受話器越しの沈黙に、
その成果は少しずつ見え始めているように思えた。
物憂げに何か言いたげに潤ませた瞳の中、そして湿度を帯びた甘いため息に、
戸惑うようにその想いは漏れ始め、俺に切なく訴えかける。
――抱いて欲しい、と。
わかっていて、それでも何度も焦らした。
常に理性を忘れず、深い思慮に満ちた彼女がようやく垣間見せ始めた痴戯の片鱗。
俺が仕向けたとも知らぬキョーコは、自分が淫らなのだと戸惑い、押し隠す。
もう少し…いやまだだ、もっと…もっと俺に飢えて、俺を渇望して欲しい。
彼女の愛を求めるばかりの遊戯にも似た我が侭は、いつしか嗜虐的な欲気と混じり合い、醜く膨張を続けて俺を蝕んでいた。
そしてそのまま、一ヶ月の別離を迎えた。
彼女の渇望を目の当たりにする前に、俺のほうが渇いて干からびてしまいそうだった。
エレベーターの中、繋いだ手を玩ばれながら、私は火照り続ける熱をどうしていいのかわからずに、混乱は限界まで達しようとしていた。
明らかで、誤魔化しようがない――私は、欲情しているのだ。
この人の指使いだけで乱れた夜を思い返し、これから触れてもらえることを期待して躰を熱くして。
いつからこんなはしたない女に成り下がってしまったのか……。
羞恥で顔が上げられない。
しかし一方で、もしこのまま今夜帰されてしまったらと思うと、惨めで耐えられそうになくて……
喉が、渇く。
気付けば息が上がっていて、口で呼吸を繰り返しているせいだろうか、ひどく喉がカラカラだった。
欲しい…欲しくてたまらない……
「つる、が…さん…」
なにが?
私は、なにが、欲しい、の?
ゆっくりとこちらを向いた彼の瞳に浮かんでいる希みはきっと…私と同じだ、と、その時、判った。
あとはもう、躰が望むままに任せるだけ。
私はゆっくりと彼に両手を差し出して……そのまま唇を深く、塞がれる。
どこか遠くでチン、と到着を知らせる音がしたような気がした。
窒息しそうなくらい激しいキスを浴びせられながら、そのままベッドへとなだれ込んだ。
下着を咥えてずらした敦賀さんに、その頂きがすでに固く尖っていることを指摘され、くらりと世界が歪み始める。
躰の中心が、じっとりと熱を帯びて濡れていく。
――触れてほしい…でも、こんな湿りを知られなくない…だけど…もう、我慢、できない…。
焦りと羞恥が鬩ぎ合い、思考が定まらない。
尖りにそっと舌先が触れ、太腿へ伸びた手が中央へと移動する。
与えられるひとつひとつに、躰が跳ね上がるように反応してしまう。
――ああ…狂わされる……!
内側から、破壊されていく。
この人の、手で。
――でも……構わない、壊してほしい…もっと…滅茶苦茶に、壊して……?
色っぽさの欠片もない貧相な私の躰に、敦賀さんの舌が這いずり回る。
同時に器用な動きでその手は放熱の源を泳ぎ始める。
ぴしゃぴしゃと入り口で音を立てる粘液を掬い取り、陰核に塗りつけ遊ぶように転がされ……
なんとか抑えていたはずの声が、我慢できずにこぼれ落ちる。
角度を変え、しかし転がすことを止めぬまま、さらに内側をかき回されて――…
指の動きに合わせて腰が浮き、躰が揺れる。
「はあっ…だ、め…っ…そこっ…ん、あっ……」
助けを請うように伸ばした手を掴み取り、敦賀さんはぺろりと私の指を舐める。
指の一本一本を順番に口に含んでいく。
霞んでいく視界の先に捉えたその姿はまるで――妖艶で美しい、金色に輝く獅子のようだった。
「キョーコ、目を開けて…こっち、見て?」
膣の腹側、私の一番弱い部分を集中的に攻めながら、敦賀さんは眉間に皺を寄せて切なそうに命じる。
イヤ、ダメ、と言葉で拒みながら、私は自らの片膝を抱えあげ、更に奥へと欲深く求めた。
痴態を晒しながら、それでも頭の片隅で押し寄せる波に抗いもがく。
あの深い闇を湛えた漆黒の眼に射抜かれてしまっては、なんとかしがみついている最後の理性までが、一瞬にして姿なく吹っ飛んでいってしまいそうだった。
――ダメよ…解き放しては、ダメ……この美しい獣に、喰われてしまう……!
乳房に貪りついたその鬣に指を通し、柔らかな毛の感触に意識を集中させる。
しかしいくら気を逸らしても、総身は獅子の悪食の餌食となることを切に望んでいた。
全身を覆っていた鱗がぽろりぽろり剥がれ落ちていくような、生まれ変わる瞬間のような、鮮やかな快感。
震えが足の先からせりあがり、確かに迫り来るその瞬間に意識を放ちかけた時……彼は突然に動きを止める。
お預けをくらった私は目を瞠って――
……そして、正面から見据えられ、捕えられた。
「そう、いい子だ…――もう、逃がさない」
捕獲された視線の先に在る獣の卑しさの虜に成り下がりながら、私はただ悦びに喘ぎ――解き放った。
四つんばいになった私の潤いを自身に絡め、幾度となく擦り付けてからようやく、埋め込まれる。
深い息を吐きながらただ、受け入れる。
充分に高められていた私の躰は、押し寄せてくるその圧迫感だけですぐに届いてしまいそうで。
だらしなく口を開け、奥まで押し込まれるのを待つ……けれど、途中で遊ぶように腰を回されるだけ。
たまらなくなって、自ら腰を押し付ける私に、呆れたような、嘲笑っているかのような彼の息遣い。
笑われても構わない…
求める叫びが心で暴発しそうで、呻きながら臀部を敦賀さんの腹部へと擦り付ける。
彼が漏らす甘い息が背中にかかり、そんな微かな空気にすら身を捩る。
きっと後ろから繋がる部分を見られてる。
それでももう…止まれない。
くちょくちょと自分の愛液がいやらしく水音をあげ、恥ずかしさと呼応するように思考は奪われていく。
夢中だった。
生ぬるさに我慢できなくなった敦賀さんに引き上げられ、胸を反らされて視界が開ける。
耳たぶを噛まれ、乳房を揉みながら尖りで遊ばれ――もう…理性なんか、吹っ飛んでしまえばいい……
「あぁっ…敦賀…さ…っ…ぃ、ぁあっ、んぅっ…はぁっ」
耳、首筋…背中…這いずり回る舌の感覚。
尖り上を向いた乳房の頂を玩ばれ、固く膨らんでいるはずの陰核を摘まれながら…下から突き上げられる。
躯のすべてがまるで性感帯と化したかのごとく、彼の手に塗り変えられていく。
それが恥か歓びなのかもわからずに、私はひたすら夢中で腰を揺らし喘ぎ続けた。
激しさを増していく律動。
喘ぎに混じるように手加減して欲しいと訴えてはみたが、敦賀さんはいっそう嬉しそうに息を漏らし、さらに早めていく。
攻められた苦しさに崩れ落ちる。
それでもなお上から…しっかりと固定するように重なってきてそしてまた――
逃げようともがいた膝はつかまれて、横に倒され小刻みな速度で突き上げられる。
止むことのない、激しい嵐。
敦賀さんも次第に、我を失い始めているように思えた。
シーツに顔を押し付け、イヤ、とあげた拒否の声。
なのに返ってきたのは、いいよ?という肯定の言葉。
――よく、ない…っ…きちゃ、う…っ、ゃあっ…
――いいよ、ほら……
自分が何を言っているのかも、何を言われているのかも、判らなくなっていく。
「やっ、駄目、なの…っ、ほんと、に」
「…わかってる、から…、おいで、いいから……」
「ぃあっ、ああっ、んあっ……ひゃ、ああっ…―――…っ!」
躰の内側から突き抜けるように震えが走り、下半身を気だるく支配していく。
彼も達したことはわかったはずなのに、この瞬間だけはいつもひどく意地悪だ。
ダメ、待って、とうわ言のように何度訴えても、ぎゅうぎゅうと押し付けて、止めを刺すがのごとく苛め抜く。
抗おうと彼の腰をつかんで押し返しても、ビクともしないほどの力強さ。
『知ってる?あの瞬間のキョーコは…眩しいくらいに、本当に綺麗なんだよ?
仔犬みたいにくぅん、って啼いて、苦しそうで、そして淫らで…
それで躰じゅうの血が沸きたつみたいに震え上がって…抑えられなくなってしまうんだ……ごめん、ね』
いつだったか、終わったあとに腕の中で抗議した私に、敦賀さんは申し訳なさそうにそう言って謝った。
ごめん、なんてズルい。
抱いているときとは別人みたいな優しい穏やかな顔で、
本当に済まなそうに、許してくれる?なんて訊かれたら、黙って頷くしかないじゃない。
「だ、めぇ…っ…お願いっ……ぁあっ…」
敦賀さんの匂い、柔らかい髪の感触、私を翻弄するしなやかな指先……甘い淫虐に落ちていく。
背徳の香りに誘引され、濁流のような激しさに身を焦がしながら、私は突き上げてくる充足感に酔いしれる。
「や…も、だめっ…もう、イけな………ぃ……」
何度目の頂きかももう、わからなくなっていた。
ひくつきながら息を乱す私の顔を覗き込んで、敦賀さんは満足げな顔で嬉しそうに微笑む。
もう無理だと何度も許しを請うても、彼は私の"ダメ"は"もっと"という意味だとなぜか勝手に思い込んでいて、
しかもこの夜の彼に関しては、私の意見などはなから耳に届いていない様子だった。
「大丈夫だろう?また……何度だって、ほら」
「あっ、やぁ…っ」
隙を見て余韻を冷まそうとすると、彼は目ざとく捉えて許さない。
もう…全部、気付いてるんでしょう?
久しぶりに会って、飛びつきたくて、でも恥ずかしさに負けてこらえたことも。
指が触れただけで躰を熱くして、抱かれたくてたまらなかったことも。
きっとすべてわかっていて、そのうえで車中ずっと、焦らされていた。
なんて悔しくて…恥ずかしくて、でもこの昂ぶりを抑えることはもはや困難で、
「あっ、はぁああっ……っ…あっ、もう、あぁあっ……っ」
――また、またイっちゃう、ダメ、やだ、もっと、もっときてっ……い、ゃあっ…
混濁した頭から吐き出される矛盾だらけの台詞にまみれながら、私は彼に合わせていやらしく腰を振り続けた。
彼女は枕に顔を押しつぶしたままその美しい背中を俺にさらし、こちらを見ない。
もう無理だと何度も拒まれた。
それでも止まれなかった。
俺が教え込んでいるのか、あるいは翻弄されているのかも判らずにただ攻めた。
抗う声すらもただ美しい歌にしか聞こえなくなり、
自ら腰を押し付ける淫らな様子に、まるで美しい雌豹のようだと見惚れ…
達した彼女の締め付けにほとんど頭が真っ白な状態になりながら、昂ぶった本能に任せ身を押し付けた。
もっと…更に最奥へと――…俺しか知らないその場所を執拗に確かめていたくて。
眼の前で苦しそうに歪む顔すらも、俺をますます興奮させただけで、理性ははるか彼方へ飛んでいた。
途中で声が途切れたから気を失ったのはわかったけれど、それでも止められず攻めたてた。
すぐに戻ってきた彼女が驚き高く啼いたのを見て、血が吹き上がるような熱に浮かされ苛め続け――…
久しぶりの逢瀬に抑えが効かなかったことは確かだが、それにしても。
思い返すだけで恥ずかしさと情けなさで頭を抱えたくなる。
これじゃ加減もわからない、ただの飢えたガキじゃないか……。
――怒ってるん…だろうな…
彼女の背骨を優しくなぞると、ぴくんと可愛らしい反応が返ってくる。
すぐにでも同じ失態を繰り返してしまいそうな眩暈にかられてしまう。
まったく…俺は彼女に関することになると、いったいどこまで貪欲になってしまうのか。
控えめに浮き出る背骨にキスを落とす。
そのひとつひとつを確かめるように…形だってもう、覚えてる。
シーツをきゅっと掴んで身を震わせる様子に、俺の中で再び熱が篭り始める。
「ねえ…」
「…もうダメです」
「でも」
「死んじゃいますっ」
「…キョーコが?それとも、俺が?」
至極真剣に嫌がる彼女がなんだか可笑しい。
そうだね、それで死ぬのもいいかもしれない。
命が果ててしまうまでひたすら愛し続けて…そんな極上の幸せ、他にあるだろうか?
足を擦り合わせ、揺らし始めたその腰を引き寄せる。
――いっそ何もかも捨ててしまって…ふたりで波に攫われてしまおうか……
そんな愚かな考えすら本気の願いになってしまいそうで、自分が彼女にすっかり狂わされていることを自覚する。
――他に何もいらないんだ……君に愛されているなら、それだけでいい。
「ねえ…もっと食べても、いい?」
返事を聞くより先に思わず伸ばした手が、彼女の躯を伝い降りる。
喉をさらして高く啼く声に煽られながら、俺はその柔らかな果実を吸い上げて、さらに深く…そして甘く。
存分に堪能すべく、眼を閉じ、唇を滑らせた――…
以上です。
>>807 遊郭の女の霊が取り付いた京子、
それを祓おうとやってきたのに貪り喰っちゃう陰陽師の蓮なんてのもいいですね。
うへえ、深夜にすごいものを読ませて頂いてしまった。
素晴しい萌えの世界を有難う!! GGGGJです!!
もしかして、以前月篭りの闇verを書かれた職人さんですか?
(違ってたら御免なさい)
>>821さん GJGJ!! すごくエロい!!
乙でした
824 :
821:2007/07/22(日) 01:57:13 ID:pQORh4OD
>>822 過去ログと保管庫見たもののどれかわからなかったんですが
ダクムンネタで書いた覚えがないので違うはずです。
それを書いた方がいるかもと慌てて否定しに来たのに、こんな適当な返答になって申し訳ない。
うわーすごい失礼してしまいました。
初恋の職人さんなので、つい消息をうかがってしまったり。
投下された蓮×キョあまりにも素敵でした。
セカンドラブになりました。
また821さんの作品ぜひ読ませて下さいね!
>>821 GGGJ!夜中に良いもん読ませてくれて、ありがとう!!
こんな風な文章書けるようになりてぇ・・・。
CMパラレルといいネ申降臨週間だ。
凄く嬉しい。
GJ!!
蓮がキョーコの体をむさぼる感じがいいです。
>>820 えーろーいーー
キョーコを教え込みながら溺れる敦賀氏。王道かつ最強です。
>>803 次があるということでお願いが。
個人的嗜好によってスルー要因になりそうな内容
(残虐行為・グロ・同性愛・乱交・SM・マイナーカプ・エロなしや寸止め・ふたなり・女体化・強姦など)がある場合は
ネタバレにならない程度でいいので前置きがあると助かる。
結局は落とす方の判断に任せるしかないけど
前置きナシの強行突破は荒れる原因にもなるし
ちょっと上の作品に受け入れられない点が数ヶ所あり、
スルーもしそこなってしまったので書かせていただいた。
同意です
すごくお話は良かったのですがグロ表現部分(目玉えぐり、殺害表現)が実は嫌でした…
すいません"ふたなり"ってなんですか??
ヲタ的にはチンポ生えた女の子
832 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00:45:24 ID:DHWWn5DS
>>832 何をやりたいの?
>>829はちゃんとsageてるよ。
私もグロはきつかったよ。
蓮キョのイチャイチャ激ラブが読みたい。
835 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:21:42 ID:D4CxfCLr
個人的にはエログロ大大好物だけど、前置きあったほうが心の準備できて安心して読めるのかな?
まあ、確かに思い返せばグロかったとは思うが・・・
それ以上に
>>803の文章が上手くて激萌だったので、読んでゆくにつれて
それほど気にならなくなってしまった。
とにもかくにも、
>>803の続きの初夜編の投下待ってるノシ
蓮がキョーコちゃんと呼んでなければ一番うれしい
気にならなくなるとかいう問題じゃなくて
人それぞれで気になる人がいるからこそ前置きは重要だという話。
激萌えできればそりゃいいが激萎えする人も中にはいる。
前置きでスルーできればほとんど問題ない。
個人的萌えツボという点ではエロエロで変態でラブラブが好きだ。
変態職人さんの、変態プレイにイヤイヤ言いながら頬を染めて悦んで腰を振るエロキョーコ大好き。
最近モー子さんは案外ドMでもいいかもしれんと妄想中。
言葉攻めされたり限界まで焦らされ続けて、触れられただけですぐにイっちゃって
それをさらに指摘され恥ずかしさで真っ赤になるモー子さん。
またはドMなキョーコで・・・
蓮と一緒にCMや写真撮影に望んだキョーコ。
監督は新開監督あたりで、ふたりが恋人だと知っていて、最低限の人数で進められる。
蓮に指示する動きがエロエロで、監督の言葉と蓮の夜の帝王ぶりに昂ぶってしまうキョーコ。
カメラも忘れて蓮のことしか目に入らなくなり、結局放送も公開もできない展開に。
例として、どう前置きすれば良かったのか具体的に書いてくれると嬉しいな>838
後学のために。
あれくらいでも「グロ」になるの?
自分は全然グロいと思わなかったから、もし自分が803だったとしても前置きしなかっただろうなぁ…。
私なんか恋人設定激萎えだから、前置き云々を厳しく言い出すなら
>>808だってその旨前置きしてほしかったなー。
恋人設定あってのエロなのだから前置きないのでは。
だから無理やりとかそういう時に前置きがあるんじゃないのかなぁ…?
難しいな。
まぁそういう敏感な人のために前置きしておくのが親切で問題起きないのだろうけど。
自分は全然気にならなかったけど
(千夜一夜の話自体すごい話なので、逆に微笑ましく感じた)
そういうのが嫌という人がいるというのも事実。
自分の好みや主義主張とは別に、考えるべきかもね。
逆に言えば書き手さん相手に、求めすぎじゃないかと思うこともあるけど。
いや、求めすぎというより、言い方の問題かも
>>840 蓮×キョ表示だったらほぼ恋人設定ってことでは?
片思いだったら蓮→キョってなるだろうし。
純粋に疑問なんだが、恋人設定萎えの人種が一体何をしにエロパロに来てるんだろう?
それにしても前置き長ければ自分語りウザスと言われ、
なければ断り欲しいと言われ、職人さんも大変だね。
茶化してる訳じゃないよ。確かにグロや暴力表現に断り書きは必要だと思う。
自分は大丈夫だったとかいう書き込みは要らん。
暴力表現と恋人設定を同一の断り書きが必要なカテゴリと見なす事には無理があるよ。
ただその上で、転んでも泣かない2chの大原則に基づいて、スルーも必要。
一々自分の気に入らないものに目くじら立てていては雰囲気が悪くなるだけだ。
どうしても前置き注意をルール化したいのなら次スレのテンプラに入れたら?
845 :
838:2007/07/25(水) 11:57:20 ID:VdwM5kdz
>>839 厳しく言うつもりもないし具体的に判定を始めると結局個人の感じ方って結論になると思うけど、
上に数人グロでひいたって人もいるくらいだから、
そういう可能性がありそうだと書いた側が思ったら書いたほうが楽しんでもらえると思うけどな。
839さんが同じものを書いて
落とすときに必要ないと思って書かなかったんだとしたらそれはしょうがないだろうけど。
今回だと自分はCMの流れでちょっとは甘い方向に行くかと思って読んだら
目玉くり抜かれて殺されてるから正直萌えとかうまいとかどころじゃなかったな。
前置きがあったらスルーしたか覚悟して読めたとは思う。
職人側がわざと前置きしなかったんならまあしょうがないし続きは最初からスルーするまで。
納得してもらえるかわかんないけどそんな感じ。
逆に前置きするなら書く幅も広がるし双方に特別損はないと思うけど。
前置きしたくない職人さんがいるなら別だけどそれはちょっとわからない。
長くなってすまん。
長くなった上に論点ズレてそうで心配だったが
>>844が端的に述べてくれてるからそれで頼む。
テンプレ入れなくても基本的に今の状態でうまくやってると思うよ。
キョーコは恋人同士か夫婦にならないとHは絶対しないイメージがある。
松と祥子さんはセフレだと思ってる。
>>844にほぼ同意だが
前書きと自分語りは全然違うぞ。
前置きについては今までも何度か話題になった気がするし、テンプレに一言入れてもいいかもね。
今回みたいな暴力行為は前置きするべきだと思う。
でも、蓮キョの恋人設定で
前置きどころかどこにも蓮キョと書かずに投下してるのもあるのに、
その他には厳しいのはどうかと思うよ。
住人の主な嗜好だからと言われればそれまでだけど
なんだかワガママだなーと思う。
蓮キョ。恋人設定。
と一言入れればいいだけなんだから入れりゃいーのに。
今まであえて突っ込まなかったけど、そんな風に感じてた人間もいるって事で。
あらかた>
>>844に同意。
同じ電車に乗り合わせた同士みたいなものだからさ、いちいち議論しないで個人で判断・行動したらいいと思う。
あんまり四の五の揉めてると、カーラ君スレみたいな末路になるぞー。
とりあえず神様が投下を怖がってしまわないように祈っとく(´人`)
>>808だけど、こっちの板には恋人設定萎えがいないと勝手に思い込んでたかも。すまんかった
>>840 そのくらいの前置きは負担でもなんでもないし次から書いとくよ。
結局は個人の基準だからこれという結論は出ないだろうし、テンプレで縛らなくても大丈夫じゃないかな。
揉めているように見えるかもしれないが基本的には皆同じ意見のようだし、
たまにこうして不満や希望が出るのは悪くはないかもね。
ところで・・・
恋人設定に萎える人の萌えポイントとは
気持ちを押し殺しているのに抑えきれずに襲っちゃったor襲われちゃった、
あるいは色香に逆らえず気付いたらアンアンとか、
あとはもう一気に強姦とかそんなのですかね。
そもそも蓮×キョーコに萌えないとか?
追記。
自分は恋人設定って書くのに抵抗ないからおkだと思ったが
書く側の総意みたいになっててスマン。
>>844の言うように暴力表現と恋人設定はまた話が違うという点には同意。
まあ、あとは個人的判断ってことで
>>829にあるようなアクの強いものに気をつけてれば問題ないのでは。
私は
>>気持ちを押し殺しているのに抑えきれずに襲っちゃった
が激萌えw
キョーコからとかいいね
>>846 いや全然うまくいってないでしょ。こんなくだらない事で何レスも消費してさ。
新しい職人来るたびに似たようなこと繰り返してスレ過疎化するばっかじゃん。
自治厨コメントがいちばん無駄レス産むもとになってるのにいいかげん気付けよ。
いつも黙ってたけどほんとマジうぜー。
自治厨オバは、落としもしねーくせに邪魔。
18禁板まできてエログロ規制したいなら('A`)マンドクセがらずにテンプレくらい作れ。
>>854 おちけつ。
藻前さんはスルースキルを磨きなされ。な。
>>854 新しい人でもレス読んでたら前置きは書いてるんじゃないのかな。
たまに落とす側として前置きは必要+テンプレで規制されるのがイヤと思って書いたんだが
まあウザイと思われたんなら悪かった。
流れを読んでみるとほんと自分のレスが発端になってるかもな。
反省するよ。スルーして続けてくれ。
皆様。落ち着いて深呼吸しましょう。
エロ=グロにもなります。
>>854 >落としもしねーくせに邪魔。
こういう書き方してるってことは854は書き手さん?
>>858 エロパロだからエロは当然だと思うけど、
エロ=グロ(目玉抉る、殺人の表現)は違うと思う。
この流れ続くと素敵職人さんも書きにくくなりそ。
そろそろすっぱり終われ。
>>853 気持ち押し殺してるのに〜
同意!!
ラブラブもいいけど、決壊切れてあれよあれよというのにかなり弱い。
蓮がヘタレで甘えん坊でもいいな。
どうやって、キョーコと蓮をくっつけるのか気になる。
…ていうかハラハラしてる。>本誌
故にここで蓮キョ見て、ちょっとホッとしているんだよなぁ。私。
なのでラブラブもヘタ蓮も、片思いで一方的なのも、色んな蓮キョが見れて嬉しいよ。
職人さんたち、いつもありがとー(・ω・)ノシ
863 :
803:2007/07/26(木) 05:14:33 ID:eYKyWDOp
不手際で、色々とお騒がせしてしまったようですみません。
ご迷惑をおかけした向きには深くお詫びします。
千夜一夜物語、CMパラレルエロver 初夜篇(三人称)
投下させて頂きます。
※
>>686 <センテンス4:成就> のつづきです
※ 月経中のエロ表現がありますので、苦手な方はスルーお願いします。
王の手が、雄弁に少女の膝に触れ、
くちづけを受けていたシェヘラザードの体がぴくり、と震えた。
「 …あ ………王…?」
月のもので穢れている体に、この人はなにを…?と少し訝った。
千日目の夜。
思いがけない王の愛の告白に舞い上がり、胸にあふれる思いとともに、彼への愛をあらたにし、
その身を王に任せる悦びにふるえていたとはいえ、今日ここで今すぐに…とまでは流石に処女の事、
考えてはいなかった。
なにしろ、生理中である。
愛する男性に処女をささげる初めての夜としては、あまりにも生々しく、グロテスクにすぎるのではないか…。
手を伸ばして、王の肩にふれると、彼は目をあけて、少女を見た。
王は、やさしさと残酷さを相半ばしたかのような表情で、シェヘラザードの頬にくちづけると、
耳元でささやいた。
「 今夜だ 」
( おまえを、抱く )
強い意志をほの見せる低い声に、シェヘラザードは戸惑った。
「 お……… お寝間を、汚してしまいます……」
かそかな声で抗うと、笑う。
汚してしまえ、そんなもの、と言った。
そのまま、シェヘラザードの纏っていた夜着の肩紐を解き、大きな手のひらを大胆に潜らせ、乳房を掴んだ。
少女の息がはっとあがる。
「 これ以上焦らすな……… 」
圧倒的な誘惑に、シェヘラザードは切なく身を震わせ、観念した。
今夜このまま、この人のものに…身も、心も、遂に…と思うと、胸が早鐘をうちはじめた。
胸を揉みしだく王の手が、先端の突起を指でなぞる。
触れるか触れないかの微かな刺激に、首筋からおりてきた唇が重なった。
王は、シェヘラザードのそこを舌で舐りながら半身を起こし、膝をついた。
薄目をあけて少女の様子を眺める。
彼は、自分の下で頬を染め、かたく目を閉じている少女の肩に手を這わせると、
解いた紐に指を絡め、着衣を滑り落とした。
そのまま腰を結わえていた絹紐をほどき、前をひらく。
王は、体を起こして少女を見つめた。夜目にも白い、華奢な裸体。
恥じらいのためか、うっすらと汗ばんだ胸元に手を這わせ、脇から腰の線を両手で撫で回すと、
少女は伸ばしていた膝を折り、体にひきつけるようにして小さく声をあげた。
王の手が躊躇いなくその膝を割る。
じっとそこを見つめられた。
視線が物理的な力を持つかのように、熱かった。
王の視線に晒されるのは慣れているはずなのに、堪え難い。
きっと、今自分のそこは汚らしい…穢れて……、なのに。
「………閉じるな」
体をよじると叱られた。
隠そうと被うしなやかな手を王の手がとらまえて。
「み、見ないで……くださいませ………」
少女が真っ赤になって哀願すると、王はなぜだ?と笑った。今更であろう、と。
ちがいます、今夜の私は月のもので穢れて……。
「……穢れてなどいない………」
強い声で言うと、王は躊躇う事なくシェヘラザードのそこに唇をよせた。
(ああ?!!)
驚愕と羞恥に体を起こそうとするのを片腕で押さえつけられた。
証立ての時には、なかった行為…。
何をされているか具体的にはわからず、しかしそこに与えられる刺激は、明らかに王が自分を…口で。
シェヘラザードはぶるっと全身をふるわせた。
指で丁寧に掻き分け、花芯をむきだしにして、王は舌先で微かにそこに触れた。
つと、上下に舐め上げ、少女が声をあげて腰を震わせるのを確認する。
少しづつ、ずらして…ひとつひとつの反応を確かめて。
いつかの夜をなぞる様に……でも今夜、少女は薬で我を忘れてはいない。
王は、それを喜んでいる自分に気付いている。
やや…胸苦しく、苦々しい思い。
やがて彼は、繰り返す確認の果てに、少女の弱点を探り当てた。
そこを触ると少女は面白いように身をくねらせ、奇妙に跳ねた声音で王の名を呼んだ。
甘すぎる喘ぎ。
「 ………い ……や……っ 」
夜目にも白い、しなやかな足が空を蹴った。
「 ………おまえのここは……嫌がってはいなさそうだが……?」
指と舌で、そこを弄る。
少女は泣き声をあげた。
自分でするのとはまるで違う……なのに正しく自分の一番弱いところをこの上なく正確に。
それほどにあからさまな、まぐわいのための刺激を与えられるのは初めてだった。
確かにはじめて………そのはずである。なのに少女には自分がそれを経験するのは
はじめてではないような、妙な既視感があり………それが彼女を戸惑わせた。
「………はじめてではないぞ 」
王は少女をいたぶる仕草を止めずに囁いた。
少女の目が潤んだまま、大きく見開かれる。
「………覚えているか…? 俺がおまえに----------」
薬を盛った日のことを。
あの、気が狂いそうな官能の爆発………。
うっすらと、少女の脳裏に、はじめて王の腕の中で目覚めた朝が蘇った。
にんまりと、王が笑う。
「……一晩中……」
ここを、こうして……。
シェヘラザードが全身を真っ赤に染めて悶えた。
そんな、そんなことは。
(覚えていません………嘘です------------)
「………今日は、あの夜出来なかった、その先の先まで…教えてやろう。」
(思い出させてやろう……じっくりと )
王の淫靡な囁き。吐息が敏感な部分に触れ……。
少女はまたひとつ、官能の扉を開けた。
*****
( あ……あ-------------あ……… )
焦れるような、下肢に広がるにぶい刺激。
王は、シェヘラザードがその愛撫によって絶頂を迎える瞬簡に、突き放した。
そうしておいて、あと少しの刺激をほしがって淫らに痙攣をしているそこに触れず、
しとどに濡れそぼった下の口に指をのみこませる。
経血と、愛液が混じってしたたり、淫らな音をたて、シェヘラザードのその部分は、
引き絞るように王の指に吸い付いた。
( ………いい具合だ------------)
指を動かさずとも、シェヘラザードの内部が彼の指を飲み込み、うねる。
王は、その淫らな蠕動を指全体で感じ取り、自分自身をここに穿つ瞬間を思って、熱い息をついた。
少しく、少女の興奮が醒めたかと見て取るや、指を埋め込んだまま、舌先で花芯を弄う。
そうして高ぶらすだけ高ぶらせて、その瞬間突き放すと、少女は、とうとう泣き出した。
余韻でいってしまわないように、腰をおさえつける王の手に、かよわく爪をたてる。
「 ………王------------シャーリアールさま………」
もう、…もう------------。
先ほどから、どのくらいこの甘美な地獄をくりかえされたろう。
なんといってよいか、わからないくらいに、それはまさしく地獄の苦しみで。
「………どうして…ほしい……?」
悪魔のようにやさしく王が囁いた。
わななく唇から、懇願の喘ぎを吐く。
(どこを…どのように?)
(どうして……ほしいかはっきりと示して)
淫猥な言葉と仕種を要求されて、意識せずにそれに従う。
ああ…こんなことを、確かに自分はかつて……と、少しづつ少女の中でかつての記憶が蘇りはじめた。
うつぶせて、やわらかな臀部を高く突き上げたまま、王にそこを激しく慰めてもらった。
いまのように、中指をそこに飲んだまま…自分の手と、王の舌と…人差し指で。
「 -----…………んっ 」
体が火を噴いてしまいそうだった。
(いきたい………---------いきたい… いきたいのです………-------)
「 まだ駄目だ 」
王の、喉にからんだ低い声音に、シェヘラザードは声をあげて泣き出した。
*****
少女の潤んだ目の向こうで、王が静かに動いた。
しどけなく開かされた脚のむこうで、ゆっくりと自身を掴み上げる。
逞しく屹立したものを上下に扱きながら、王は少女に壮絶な流し目を呉れた。
無意識のうちに、仕えるために、少女が弱々しく手を伸ばす。
「おまえは、触るな」
少女の両手を掴むと、王はそれを褥におしつけた。
そうしておいて、屹立したものを、少女のおんなにあてがう。
少女が挿入を予感して体を強張らせると、彼はからかうように身をひき、己自身で少女のそこをこすりたてた。
言うに謂われない感触。
王の熱い高まりが潤んで解けた自身こすりつけられ、また別の淫猥な悦びが少女を襲う。
(あ、 あ、 あ、 ア………-------------------)
触れ合って、まじわらずに、ただ、お互いを擦り立てて。
王のそれがシェヘラザードのなかから溢れでた愛液に濡れそぼった。
王は、眉根を寄せて、荒く胸を喘がせる。
いい。----------とても。 でも。
彼には屈辱がある。
この愛おしい娘に、味あわされた、生涯最高の、驚愕の…屈辱。
二度とあのような失態を繰り返すわけにはいかない。
だから。
シェヘラザードを目で犯しながら、王は少女の足をかかえあげ、ひらかせて、そこに激しく擦り付けた。
淫らな腰の動き。王の高まりを感じ、何をされているかすら飛んでしまいそうな状態で、少女は王を見上げる。
淫猥な王は、本当にひどく美しくて。胸をかきむしられるように、愛おしくて。
視線がからみあい、折り曲げられたまま、激しく唇を重ねてお互いに相手を貪った。
そうしたまま、王の手が自身をつよく扱き………。
彼は、はぁっと大きく喘いで、眉間を歪めて背をそらせた。
「………っ」
シェヘラザードの体に、王の放ったものが散り掛かる。
シェヘラザードは、王が放つ瞬間の、その表情とからだ、しぐさや声に、激しく胸を震わせた。
……それが、王への欲情だとは気付かずに。
王は上から少女を覗き込んだ。腹に、乳房に、秘所に…そして頬までに飛び散らしたものを確認するように。
頬に散ったものを指で塗り広げ、口に含ませる。シェヘラザードはうっとりと王の指を吸った。
ちらり、と舌がまつわりつく刺激に、王の目が潤む。
彼はシェヘラザードをあやすように指を抜くと、少女の腹に散った己を掬い取った。
そのまま後ろ手に座り、ひざをたて、あられもなくひらいたまま、
淫らめいた仕草で放出したものをおのれに塗りたくる。
口元に浮かぶ薄笑い。
シェヘラザードを見つめる怖いような目
「………………………」
彼は無言でシェヘラザードを差し招いた。
「………………………」
呼ばれるまま素直に、よわよわしく身を起こした少女を強い力でひきよせ、自身に跨らせる。
そのまま彼は、シェヘラザードの濡れそぼったそこにふたたび指を這わせた。
鮮やかな朱色に染まった乳首を口に含んで、転がす。
前から、後ろから……花芯が、とがりが。
声にならない喘ぎ。言葉にならない哀願。泣き声そのものの……。
( さぁ……来い---------------)
王は自身を掴み上げ、その上にシェヘラザードの腰をひきよせた。
入り口にあてがい……ふれあう。
( 上から……来い )
処女に、騎乗位で、その花を散らさせる。
意地悪な王の、ひそやかな復讐。
「 いっ………-------------」
少女の目が大きく見開かれた。
唇がわなないて、そこから、苦痛を感じた喘ぎが漏れた。。
シェヘラザードは充分に潤っていながら、その先端でさえ飲み込みそびれて腰を浮かせようとした。
強い力で押さえつけられ、引き戻される。
「 いっ……あ、 ……あ--------あっ 」
小刻みな、ゆっくりとした、挿入。
( そんな……こんな-----------………入り………ませ--------- )
入り口をいっぱいにひろげられたような圧力。
自分の中に入ってこようとする大きな、熱い塊。
( 入るに決まっている……… )
ひそめた熱いささやき。
彼は、焦らず体を止めた。
なれた仕種で、少女の弱点に指を這わせる。
ゆっくりと少女の体が潤びる。限界ぎりぎりまで高まっていて、あふれ出しそうな…官能。
それに溺れる姿を確認して、王はゆっくりとその体に自身を穿つ。
シェヘラザードがまた痛みに体を震わせた。
( 痛いのです……お許し下さい、ほんとうに…壊れてしまいそうです………)
切れ切れに哀願すると、王はまた、体を止める。
そのまま、少女を引き寄せ、くちづけた。
俺を見ろ。
うっすらと涙を浮かべた目で、シェヘラザードが王を見つめる。
上気した目元…そこに影をおとす長い睫。きれいな鼻梁。かたちのよい唇。
つややかな黒髪が、今は少し乱れて。
なにもかも… なにもかも。
( いやか…………? )
続けるのは嫌か。
俺のものを欲しくはないか。
おまえを思ってたかぶりきったこれを、おまえはいらないというのか?
俺の全てを、おまえがいらないというのなら……。
…………やめてもよいが。
悪魔みたいな声と美貌で、彼はそう脅かす。
少女が決して逆らえないことを知ってなお、そういう意地悪を言う。
体に入ってくる肉の…熱さと…固い、大きな…
少女は声を飲み込んだ。首を左右に振って。
( いり………ます……… )
どうして逆らえるだろう、この美しい人に。
こんなに愛おしいと思う、その悪戯めいた意地悪な目に。
( では、呉れてやる )
その瞬間に、少女は容赦なく、激しく犯された。
逃げられないように腰を強く押さえ込まれて、下から突き上げられる。
声にならない悲鳴をあげて、仰け反ると、乳房に噛みつかれた。
嵐のような一瞬…。
…そうしてふたりは、ひとつになった。
王は、満足したようにシェヘラザードを抱きしめてくちづけた。
それをうけて、少女は胎内に王の脈動を感じる。
ようやく………。
千日千夜の永きにわたって…続けられた恋の駆け引きが。
ゆるやかに、王は少女をゆさぶった。
眉間に苦痛を湛えて目を閉じる少女の、そのまぶたに口づける。
( …………そのうちに………) 悪魔は唇をゆがませて笑った。
尻を振ってねだるように仕付けてやる……。
このかわいらしい体が夜ごと俺をほしがって泣くように。
( そんなみだらなことはいたしません………)
少女は、切れ切れに強情を張る。
こんなに痛いのに。
……こんなに、つらいのに。
「 ……では、今度は俺から、新しい賭けの提案だ 」
王は笑った。
( 今から千夜のあいだに………………………………)
耳元の甘い囁き。
ゆっくりと、律動を繰り返されている少女が、耳元の刺激に喘いだ。
王はそのなまめかしさにうっとりと目を細めた。
焦らない。もうほしいものは手に入れた。
( …………のるか…?)
千一日からの夜を。
たっぷりとした余裕をにじませて。
少女は、うるんだ瞳で王を見上げ、恥じらいながら、小さく、可愛らしく頷いた。
(了)
-----------------------------------
投下完了です、有難うございました。
GJ!!
朝から素晴らしいもの読ませてもらいました
もう来てくれないかと思ったよー。
よかった、ありがとう!!
ネ申GJ!!!
神降臨!
ありがたやありがたや。
ゴッドジョブ!
薬の夜の真相もあの夜のお返しも最高だ!
こんなエロい物語が背景にあるCM撮影だったら
キョーコが夢で夜のファンタジスタな蓮に迫られてうなされるのも納得だよw
職人様ありがとう!
876 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:34:50 ID:WjQ8SsLt
職人さん乙です!!!最高!!時代物って凄くいいよね〜。
次あたりは平安時代の貴族とか皇室、身分の高い
蓮キョなんか読んでみたいと思ってしまった!!
時代物は難しいから‘神様‘降臨願う><
時代物の代表といえば 「水戸黄門」
徳川光圀・・・・・ローリィ宝田
佐々木助三郎・・・新開監督
渥美格之進・・・・社倖一
うっかり八衛兵・・クー=ヒズリ
風車の弥七・・・・敦賀蓮
疾風のお絹・・・・琴南奏江
晶・・・・・・・・京子
こんな配役の感じで神様お書きください
878 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:08:21 ID:MnvEcd5l
時代も乗っていったら真っ先に大奥を思い浮かべてしまう自分は想像が貧相なのでしょう(^^;)
将軍・・・蓮
じい・・・ローリィー
お目付け役・・・社
大奥専属お庭番・・・奏江
奥女中のはずが気づけば側室・・・京子
その他の側室達・・・絵梨花、瑠璃子、由美子etc←重臣達が勝手に押し付けた
ってな具合に・・・
大奥イイね。
水戸黄門はあまり知らないけど
由美か○るみたいなセクシーくの一の衣装を着て敵を誘惑するキョーコとか
それを見て大魔王降臨する蓮とか見たいかも。
大分、遅レスだが
>>807、
>>821の陰陽師ネタも気になる。
ちょっと便乗。
蓮と社は凄腕の陰陽師。特に蓮は退魔調伏の力が凄まじく、当代一と言われている。
対して社は霊力は蓮に劣るものの星見や予言、占に長けており
最近ではその腕を買われ、殿上人などから依頼され恋占いもしている始末。
「社さん・・・また頼まれたんですか・・今度はどこの貴族です?」
「いや〜〜相性観てくれって頼まれちゃってさぁ。因みに今回は貴族じゃないよ」
「まぁ・・誰でもいいですけど。毎回毎回よく引き受けますね。何がそんなに楽しいんですか?」
「そらもう!楽しいぞぉ〜〜。普段すましてる奴らが必死になって来るからな。
どこそこの姫が美しい、誰々様の女房に懸想して〜とかな。・・そういうお前は誰かいないのか?」
「興味ありませんね」
「れ〜ん〜?お前もそろそろいい歳なんだから、真剣に考えた方がいいぞ〜?」
実は社は行く先々の貴族の姫や女房達から蓮との仲を取り持ってほしいと頼まれている。
「面倒ですよ。・・・それより、さっさと占ったほうがいいのでは?もう日も落ちますし」
(ちっ・・・・つまらん奴め)と内心毒づきながら、筮竹をじゃらじゃら鳴らす社。
ふと結果を観て顔が曇る。 (あれ・・・?なんだ。これ・・)
「どうしました?何か悪いことでも?」 蓮が話しかけると、途端に社の顔がにったりゃぁ〜と笑む。
(なんか・・・イヤな予感が・・・・) 一歩退く蓮。
「これさぁ、実は光殿からの依頼だったんだよね〜。なのに何でかお前のことがでたんだけど。
てことはさぁ、お前にも漸く春が来た!ってことだよな〜」
「光殿って・・・同じ陰陽師じゃないですか。なんで恋占いなんか・・・」
「物の怪がついてるって評判の姫知ってる?あれの依頼受けたのが光殿だったんだよ。
でも調伏は失敗したみたい。しかも、その姫に一目惚れしたんだってさ。だから相談されたんだよ。
・・・でも占いでは、お前の事が出た。ってことは次に依頼されるのはお前。もしかして惚れちゃうかもね〜?」
乙女のように瞳を輝かせてはしゃぐ社に呆れる蓮。深い溜息をつく。
「馬鹿馬鹿しい・・・。社さんの占い今回は外れますよ。仮に依頼されたとしても、さっさと祓って終わりです」
とか言っといて
>>807になる蓮。
どっちかといえばマロン向きかも。
>>807サン勝手にスマソ。
あと保管庫更新されててウレシス。管理人さん、いつも乙です(´∀`)
絵梨花といえば、ジュエル隊。エロパロ的に考えたら四人でやってんのかね。
それか、交代で絵梨花お嬢様の相手をしてるとか?
>>879 > 蓮と社は凄腕の陰陽師
なぜだろう、凄腕の社さんに萌えてしまった
暴走陰陽師・・・ローリィ宝田
粉砕陰陽師・・・社倖一
ヘタレ陰陽師・・敦賀蓮
底無し陰陽師・・クー・ヒズリ
圧縮あったんだね。残ってよかった。
圧縮マジですか?
残ってくれて良かったー
キョーコにぜひやって欲しいこと。
蓮がちょっといない間に蓮のネックレスや時計をつけてみたり、
蓮が脱いだシャツをぎゅって抱き締めた後、着てみたりする。
もちろん?蓮に見られてしまうんだけど。
>>885 いいねそれ(*´Д`)
それを身につけたまま(蓮の大きなシャツにくるまって、ネコのようにまるまって)、
知らない間に眠ってしまったりして。
「敦賀さんの匂いがする…」ぬくぬくと幸せな気持ちで目が覚めて、気がついたら、
シャツの上から抱きしめられて、蓮の腕の中にいたりして。固まるキョーコ。
エロくならなかった。
または、シャツをぎゅっと抱きしめているキョーコを、背後から抱きしめる蓮。
連投スマソ
>>885-886 ドラマの撮影が入り蓮の帰りが毎晩遅いため、
シャツにくるまるのがすっかり秘密の趣味と化してしまったキョーコ。
ある晩夜中に目が覚めてリビングにふらりと行くと、帰ったばかりの蓮の後ろ姿が。
寝ぼけていたキョーコは吸い寄せられるように後ろから抱きついてシャツにすりすり頬を寄せる。
「キョーコ?」
「……ん…」
「珍しいね」
向き直りぎゅっと抱きしめた蓮。
ただいまのキスでもしようかと思ったがすぅすぅと無邪気な寝息が聞こえてくる。
キョーコは蓮の匂いと温もりに安心しつ抱きついたまま眠ってしまっていた。
キョーコを抱えてベッドまで運ぶ蓮。
悶々としうなだれるものの、これも連日帰りの遅い自分への罰かと溜め息混じりに諦めるのだった。
このスレでは基本絶倫な蓮だが、
わりと淡白なためぎゅっとするだけで満足な蓮と
蓮の技に目覚めさせられたため毎晩悶々としちゃうキョーコでもいいな。
しかし淡白だった蓮がキョーコに夢中になって歯止めが効かなくなるってのも捨てがたい。
ローリィと社さんは絶倫男ってイメージだ。
さわらさんと貴島はたまに起たなくて悩んでそう。
>>888 椹さんは40代だからまだわかるけど、貴島は若いんだからそれは可哀想だよ。
俳優部門の主任の松島さんは30代かな?モー子さんとどうだろう?
仕事のことで悩んでいるモー子さんの相談にのる松島主任。いつの間にか男女の仲に。
キョーコが蓮のシャツを握りしめて眠るのは、すぐに想像できるんだが
反対に蓮が眠るとこを想像すると
何故かキョーコの服じゃなくてショーツとか下着類になるのはなんでだろう・・・・
下着を握りしめて健やかに眠る変態蓮。orz
>>890 キョーコの下着を頭にかぶる蓮を想像した自分は負け組。
それってなんて変態仮面?
けっこう仮面!
子供好きで実はいいやつなのに、女にフラ続きな貴島とかだと萌える自分はきっとヘタレ好き。
>>894 > フラ続き
フラれ続き、だ。スマソ。
流れ読めなくて悪いけど、もう490KBだよ。
もしかして次スレは立てない事になってるの?
難民にバレきてたね。
ネ申乙〜
それと次スレだけど、立てないとかは無いと思います。
自分の使ってる携帯からだと失敗するので
誰か立ててくれるとありがたいです。
スレ立て行ってみる
>>899 スレ立て乙です。
某女性誌がS○X特集だった。
キョーコはこの手の雑誌は恥ずかしくて買いたくても買えないだろうな。
>>899 乙!
>>896 1000まで約100あるから安心してたよ。容量のことは忘れてた。
次スレ立てないということはないと思う。何故そう思ったのが不思議。
>>899 ありがとう!
>>888 シャツにくるまるキョーコ。
かわいすぎ(*´Д`)
>淡白だった蓮がキョーコに夢中になって歯止めが効かなくなる
も、萌〜いいねぇ、すごく萌え。
連投スマソ
4〜5時間するのが普通だと思っているキョーコ。
>>899スレ立て乙です。
>>904 ちょww 毎回オフの度にふらふら、やつれてゲッソリなキョーコ。
おかげ?で少々食べ過ぎても太らない為に
喜ぶべきか悩む。
ちなみにオフの時は通常の倍(8時間とか)だったり。
・・・・死ぬかもしれん
>>901-902 いや、普通にそう思ったもんで。
今までなら480KB前に立ってたから、携帯厨の自分には遡れない昔にそんな話が出た可能性もあるのかなと。
あと、過疎化したりその他色々の事情で次スレ立てない流れになるのはよくある事かと。
久しぶりに覗いたので空気嫁てなかっただけなんだが、
感じ悪い書き方だと思ったのならスマソ。
残りも少ないことだしもうスルーしてくれ。
あとは埋めるだけだから、書いてもいいのでは。
>>906 896を読んだ時点では、「何でこんなに責める口調なんだろう?」と不思議に思い、
906を読んでやっと意図を理解したよ。ちょっと言葉足らずだったね。
新スレ立て乙!
このくらいの過疎すぎず繁盛しすぎずのまったり具合が
実はちょっと好きな自分がいます。
>>904 普通だと思っていたキョーコがなにかの会話でうっかり漏らしてしまい、
モー子さんor社さんあたりに「そ、それはちょっと…」(赤面)と否定され
帰宅後、真っ赤になってポカポカ蓮を叩くキョーコが浮かんだ。
そういえば軽井沢ホテルの階段下で
松を「バカショー!」と涙目でポカポカ叩いたキョーコはえらい可愛かったな。
キョーコは何気に泣いてる顔or泣きそうになっている顔が
一番そそる気がする
>>899 乙です!!
涙目でうるうるキョーコは、本当に可愛いよね!!
目の前であの表情で「敦賀さ〜ん!!」と泣きつかれ、一瞬で理性がふっ飛ぶ蓮。
次の瞬間には、ギュッって抱き締めてそのまま唇を奪い、お姫様だっこでどこか自宅へ持ち帰る蓮。
「つ、敦賀さん・・・?」と何がおきたか分からず戸惑うキョーコに、帝王モードで
「君がそんな可愛い目で見るからいけないんだよ、大丈夫!!
心も身体も俺が一晩中かけて、癒してあげるから・・・。」と絶叫して
逃げようとするキョーコを満面の笑顔で押さえて、宣言どおり朝まで離さず、
別の意味で啼かせ続ける蓮。
翌朝、満面の笑みでキョーコを見つめる蓮に、「こ、こんなことって・・・」と
恨めしそうにでも恥ずかしそうに蓮を睨むキョーコに蓮欲情・・・。
そして、朝からまた襲われるキョーコ。
って・・・妄想が飛躍しすぎた。スマン・・・イッテクル orz
うるうるキョーコもカワユスだけど「チャージしに…」の、てれてれキョーコもカワユス。
カッポーになったら腕組みしなくて良くなるよね、蓮wwwww
スレが終りということで、
クレパラの宗像×朝来を書いてくださる職人さん、楽しみに待ってます。
913 :
904:2007/08/03(金) 20:13:54 ID:t950WZrF
4〜5時間の件
エッチ(1回)
↓
まったり会話(たまに髪に触れたりキスしたり)
↓
イチャイチャ
↓
エッチ(2〜3回)
↓
ちょこっとスリープzzz↓
再開(1回)
↓
休憩(マターリ会話)
↓
スリープzzz
↓
再開(2〜3回)
↓
ループループ
とか妄想した。
翌日。
蓮の絶倫ぶりにぐったりなキョーコ。
蓮が向こうからやってきた。
「イヤアァァァ(心の声)」
絶叫し逃げるキョーコ。
「…何で逃げるのかな」
キュラレストな蓮に捕まるキョーコ。
キョーコは、蓮とのエッチが普通じゃないってこと気づかずにそのまま過ごしそう。
蓮はゴムを1箱使いきったりして。
連投スマソ
ヘビの交尾のようだw
蓮は粘り強そうだもんね。
男性は連続3回ぐらいが限度らしいよ。
ヘビの交尾ってそんなに長いの?
友人で8時間ヤりまくったという話を聞いた事がある。
相手の女性は流石にグッタリだったらしいが。
918 :
914:2007/08/03(金) 22:30:10 ID:t950WZrF
>>914 そんなキョーコも、蓮と色々やっているうちに耐性ができ、
蓮と長い間楽しめるようになった。
何度もスマソ。これで最後にする。
>>913 ぐったりしないためにも食事休憩を入れてやってくれw
限界なんて妄想眼鏡をかければ簡単に消えるから問題なし。
キョーコの下着を買い込む蓮は想像できるんだが
たまには蓮の下着を恥ずかしがりながらも一生懸命選ぶキョーコってのもいい。
たまにはエロなしもいいけど、やはりエロありがいい。
職人の皆様、楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
次スレへGO!!
GO!
まだ書けるかな?
蓮とキョーコのラブラブエロエロが読みたい!
まだ2KB残ってる。
ヘタレきったヘタ蓮好きだよアワ蓮。
ちょっと考えてみた。
しょぼくれてる蓮=しょぼく蓮。
キョーコのことで頭がいっぱいで ねむ蓮
キョーコの無意識バッサリ発言に 立ちなお蓮
エロエロ妄想を 抑えき蓮
動詞で変換するとキリがないな。
やはりヘタ蓮が最高だ。
うん、へた蓮最高!
神様、次スレでお待ちしております。
次スレでもいろいろな話が読めますように。
次スレでもラブラブ
17号の表紙のようにラブラブ
毎回1000行かないってすごいよね。
職人さんたちが投下してくれるお陰だよなぁ。いつもありがd
職人さん、ありがとう!
IDがVIP
10スレ目ありがとう。
11スレ目よろしく。