薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題13話

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1名無しさん@ピンキー
薔薇乙女のエロ小説のスレです。
気に入らないものは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801&虐待ネタは全面禁止。
次スレは>950を取った人が起てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを起てて下さい。

前スレ
薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 題12話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168272957/

Rozen Meiden ローゼンメイデン SS総合 8
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1164813753/

【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ 4【一般】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1171710619/

保管庫
http://rozen.s151.xrea.com/
http://www.geocities.jp/rozenmaiden_hokanko/
http://rinrin.saiin.net/~library/cgi-bin/1106116340/
2名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:23:53 ID:M9/uFrdN
3名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:33:44 ID:9CP+t4MH
>>1

乙かレンピカ
4名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 08:33:49 ID:OZOMWFVW
>>1
5名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 12:29:31 ID:p83NRXNW
最近VIP臭いのでちょっと…
VIPPERは2chでもっとも嫌われてる存在だからVIPPERはこないでくれ頼むから
それか少しは滲み出る厨房オーラと幼稚すぎる文章をどうにかしてくれ
6名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 12:35:48 ID:d8kCPs8B
>>1乙。

>>5
だったら自分で小説書けよ…。
7名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 13:16:33 ID:yWmH71b3
小説は書けないがマスならかけるらしい。
8 ◆vJEPoEPHsA :2007/03/11(日) 14:59:27 ID:w4L6jAjd
スレ立てお疲れ様です。
前スレ分追加更新しました。

Q&Aみたいなの
 前スレ書込)直接投稿できるようにした方が……
設定変更は30秒でできるので問題はありません。
……でもスレが過疎化しないかとか、心配です。

 メール)過去ログを見たいのでうpって下さい。
ttp://rinrin.saiin.net/~library/cgi-bin/1106116340/html/
こんな風でいいですか?
9名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 15:19:14 ID:Z5kTt1F5
一応投下予定されてる作品て

ばらすぃ×100
ジュン×のり
水銀燈×めぐ(雛あられ

だよな
正直どれも楽しみ過ぎる
10名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:10:19 ID:A53Og4XH
>>1

>>5
VIP臭いというより厨房臭いじゃね?そんなカキコやSSはあぼーんすればOK・・・なんだけどそうすると大半はあぼーんだから
クオリティとかはこの際忘れてただのエロ小説として割り切れよ
11名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:11:26 ID:A53Og4XH
抜けてた、>>1
12名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 18:15:17 ID:l5+j9L8x
>>5
厨房得ろ甲把の蠢く掃き溜め小屋なこのスレ。
今の流れは程良くまろやかな品質の汚臭。

お下劣なエロSS掻き共に何を求めようとしてるんだ喪舞はwwwwwwwww
13名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 18:49:22 ID:t/wq+Xry
>>5
読み手側の癖に偉そうな……
読みたくなきゃスルーすりゃいいだろが('A`)
作品は自己満足の世界でもあるんだから!
もう!知らない知らない!
14名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:47:56 ID:p83NRXNW
俺はただVIPPERが嫌いなだけなんだが…自意識過剰もいいとこだな
15名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:16:51 ID:Z5kTt1F5
>>14
お前のことなんざ知ったこっちゃない
ただお前のせいで投下しづらい雰囲気になったのは確か
16名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:28:18 ID:TlZiAJBr
>>1
     ::|    ____
     ::|.  ./|=|    ヽ.    ≡三< ̄ ̄ ̄>
     ::|. / |=|  o  |=ヽ     .≡ ̄>/
     ::|__〈 ___  ___l   ≡三/ /
     ::|、ヽ|.|┌--、ヽ|/,-┐|    ≡/  <___/|
     ::|.|''''|.\ヽ--イ.|ヽ-イ:|  ≡三|______/
     ::|.ヾ |.::. .. ̄ ̄| ̄ /
     ::|  ';:::::┌===┐./
     ::| _〉ヾ ヾ二ソ./       >>1  これは乙じゃなくてスラッガーなんだからね
     ::||ロ|ロ|  `---´:|____      変な勘違いしないでよね
     ::|:|ロ|ロ|_____/ロ|ロ|ロ,|`ヽ
     ::| |ロ|旦旦旦旦旦/ロ/ロ|旦,ヽ
     ::|ロヽ 旦旦旦旦旦./ロ,/|::旦旦)
     ::|ヾ旦旦旦旦旦旦,,,/::::|、 旦旦|
17名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:39:29 ID:t/wq+Xry
>>14
なんてワガママな奴だ…
もっともらしい理由つけてるが
お前はただVIPPERが嫌いなだけだろ。
スルーもせず職人達の文章にケチつけて
雰囲気を悪くするのは楽しいかい?
18名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:56:29 ID:d8kCPs8B
あぁ、ひょっとして>>5の言う文章ってのはSSのことじゃなくてレス自体のことなのか?
レスのこと言ってるならまだマシだけどSSのことならお前さんがどっかいけよって話になると思うが…。
19名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 23:03:27 ID:A53Og4XH
VIPPERが嫌われてるのは当たり前・・・ってローゼンはVIP人気が高いんだっけ
まあ俺はエロけりゃなんでもいいがな、もともと良いSSなんて求めてないし
しかしこうやってスルーできずスレの雰囲気悪くしてるのは俺たちも(ry
20名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 23:56:40 ID:t/wq+Xry
また痛み分けみたいな流れにする…
21名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:07:51 ID:T1JdCSHD
>>1-21

概して世の中とは不条理なものだ
22名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:14:41 ID:JmZ+MY27
そもそも厨房7:成人3と言われるこの板に何言ってんだか
23名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:17:07 ID:wA/klxMf
>>14
エロパロに居る時点でvipperとそんなに脳のレベルは変わんないと思う
24名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 02:23:42 ID:h7EexewP
「誰かに死ねって命令されて、はいそうですかって死ねるほど、私は軽く考えていない!
そんな簡単に死ねるなら、とっくの昔に何百回も死んであげてるわよ!
こんな……ゴロゴロ転がってるありふれた死にかたなんて、同化できない!
私にとって死ぬってことは……特別なの!
手の届かない高い場所にひっそりと咲いて……散る……誰にも……」

「不愉快だわ!私の領域に、こんな雑草みたいな連中が土足で入ってきて!
昔から知ってたみたいな顔して!ばたばた死んでいって大迷惑!」

「あなたの死なんて、ありふれたものよ!死にたいけど怖くて死ねない。
そんなヒョロヒョロしたあなたの志と同類項でくくってもらっちゃあ、汚れるの!
私の……死の神聖さが……おとしめられる!
あなたなんて、そこらへんの……この下に積み重なっている連中と一緒!
平積みの『完全自殺マニュアル』読んで?
『自分には最終手段が残されているって思うことが勇気になる』とかいって?
気取るな!現実と戦う覚悟がない世捨て人気取りが!そんなのみんな一緒!
私があなたを案内したのは……私の領域の端っこに招いたのは……同列の存在を作るためじゃない!
あなたは道具!いい、道具なのよ?!死の儀式に必要不可欠な……道具!
いい、あなたは条件なの。わたしが死んでいい状況を形作るための条件でしかないんだから
……あなたは過去のわたしなの!
今の私じゃない。なんでもなかった頃の私で………………………………………………
……………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………思い上がるなッ!」
25名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:25:53 ID:MQzOmqWp
>>24
これはいいツンデレ
26名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:32:23 ID:yW/Quyj1
え?
ノーマルスレでも見たけど気違いの脳内電波文句じゃないの?
27名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:35:58 ID:JmZ+MY27
コピペ改変なんて誰もが一度は通る道さ
28名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 02:20:09 ID:VLMHGDQx
>>5>>14
VIPから来ました
また来ます
29名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 02:21:18 ID:VLMHGDQx
じゃあVIPPERな俺が幼稚な文章でも晒すとするか
ちょっと待っててくださいね
30名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 03:56:06 ID:NucF/aTf
失敗は許されなかった。
機会は一度しかなく、それは世界を救う唯一の方法だった。人類が昇華へど至る最後の道であった。今崎浩二は孤独に耐えた。
彼はもともと孤独な男であった。五年以上、彼の部屋だけが彼の世界だった。閉じられた世界のなかで、彼は、自分にぴったりと寄リ添う孤独という名の呪いを諦観していた。
孤独であること。それは生まれたときから魂に刻まれているしるしのようなものなのだ。骨に巣食う病気や肌の色と同じで、そのありさまをを選ぶことはできない。
もちろん表層を塗り変えることはできる。だが、そんなものは雨の日のへアスプレーみたいに剥げ落ちる。なぜならそれが本質というものだからだ。
静かに向かい合って生きていくしかない種類のものごとが世界には存在するのだ。
しかし、使命感は、彼の孤独を孤独として浮かび上がらせることとなった。彼は孤独を恐れるようになった。
そんなとき──「おれは戦車だ」──今崎浩二は、嫌な匂いがむっと鼻をつく部屋でひとりつぶやいた。おれは戦車だ。
キュラキュラキュラ! それ以上はなにも聞くな!
31翠星石×ジュン:2007/03/13(火) 03:57:19 ID:No1CGdpb
前スレ>>498の続きのようなお話を投下。

「ジュン、紅茶を煎れてきてちょうだい」
桜田家のいつもの光景である。
「ジュン?聞いているの?」
「うん……分かったよ」
ジュンは憎まれ口を叩くこともなく、パソコンの前から立ち上がり、階下へと降りていった。

火にかけたやかんの取っ手で手を暖めながら、ジュンは数日前に起きたことを回想していた。
水銀燈に夜這いをかけられ、それを許すどころか、挙げ句の果てには求めている自分がいた。
それだけのことなら、まだ良かったのだが。
また、会いたい。滅茶苦茶に、して欲しい。
気付けば、そう願ってしまっているのだった。
こんなことは、真紅と翠星石のマスターという立場からは許されないことなのだと思う。
その二人と水銀燈が戦いになってしまったら、きっと僕はどちらに味方することもできず、かといってそれを止める権利もなく、何もせず立っているしかないんだろう。
本当に、自分が嫌になる。
思考が負のループに入りかけたところで、手の熱さに意識を引き戻された。
いつの間にやら、お湯は完璧に沸騰していた。

その夜。
ジュンの部屋にある鞄の一つが、静かに開いた。
その家のほぼ全員が、ジュンの変化に薄々は感づいていた。
彼は話しかけても何だか上の空で、何か考え事をしているようなのだ。
だが、最も彼の心に近いと言える真紅が直接聞いても、有効な答えは返ってこなかった。
従って、それ以上のことができるのは、直接夢の中に入れる彼女しかいないのだった。
「勝手に入るのは好きじゃないんですけど……でも、悪いのはお前です」
小さく呟き、夢の扉を開いた。

以前にも、来たことのある世界。
翠星石は空に飛び上がり、何か手がかりを探そうとする。
程なくして、それは見つかった。
彼の心の中心と呼んでも良い木の根元。
手がかりも何も、ジュン自身がそこに居たのだ。
だが、空から見たその姿には少し違和感があった。
「何かがくっついてるみたいですぅ」
彼に気取られないよう、背後に降りていく。
32翠星石×ジュン:2007/03/13(火) 03:58:29 ID:No1CGdpb
そして、ジュンの悩みの原因が、そこで繰り広げられていた。
「ほらぁ……もっと虐めて欲しいんでしょう?」
木に磔にされているジュン。
その股間から伸びるモノを握り、彼に囁く水銀燈。
「どうしたらいいかは、言わなくても分かるわよねぇ?」
「はい……イカせて、ください……」
「よく聞こえなかったわぁ?もう一度、言ってみて」
予想外の展開に、翠星石は何が起きているのかなかなか理解できなかった。
だけど、マスターの危機を黙って見ていられるわけもなく。
それとは別に、わけの分からない気持ちもあって、ともかく結論は一つ。
後先考えず飛び出した。
「水銀燈!何をしやがってくれてるですか!」
ジュンが気付いて振り向く。
そして、水銀燈は――前触れもなく消え去った。
「翠星石!?……どうして」
「それはこっちの台詞ですぅ!なんでこんなことになってるですか?」
「……言わなきゃ、駄目か」

「つまり、水銀燈に夜這いをかけられて忘れらんねーってことですか」
結局、ジュンは何が起きたか殆ど話してしまった。
もちろん、具体的なところは暈かしていたが。
「……そうだよ」
「ほんっとーに情けない野郎です」
そうは言いながらも、彼女の目は優しいものだった。
ただ、優しいだけではなかったけれど。
「この翠星石が一肌脱いで何とかしてやるのですから、感謝しやがれですぅ!」
何を思いついたか、急に赤面しながらまくし立てる。
「何とか……って」
当惑するジュン。
何が起こるか薄々感づいてはいたのだろうが、だからといって抗う勇気も気概も理由も彼には無いのだった。
「目を、閉じて……です」
「こうか?」
素直に従う。
静寂の後、頬に小さな手が触れてきて、唇に暖かいものが当たった。
そっか。
キス――されてるんだ。
暖かさが体中に伝わってくるみたいで、心地良い。
ほの甘い感覚に、目を閉じたまま惚ける。
一方、翠星石は翠星石でこの状況を楽しんでいた。
(これ……何だか落ち着くです)
ずっとこうしていたい。
そんな風にも思う。
(でも、この程度で終わるわけにはいかねーのです!)
唇から舌をさし込むと、ジュンがそれを受け入れた。
ジュンの口内で、二人の舌がもつれ合い、より濃厚に互いの感触を感じていく。
特に、最初から性的な意味で高まっていたジュンは完全に惚けていた。
彼自身は元より、翠星石だってこういうことに慣れているとは到底考えられない。
だけど、本能のままに動き回る彼女の舌は、純粋に気持ちよかった。
それに舌を絡ませて応えようとするが、逆に動きに翻弄され、自分の舌まで自分のものでないみたいな錯覚に陥る。
こっそり薄目を開け、彼女の表情を伺ってみる。色の違う二つの瞳は潤み、頬を軽く上気させているのが分かった。
33翠星石×ジュン:2007/03/13(火) 03:59:15 ID:No1CGdpb
永遠に続きそうな接吻が終わる。
名残を惜しむように、一瞬だけ唾液が唇の間を繋ぐ。
「あんなジャンクよりもっと凄いことして、忘れられないようにしてやるのです……」
唇に唾液の橋の残骸をくっつけたまま、そんな滅茶苦茶なコトを口走る翠星石は――可憐さだけでない、危なく妖しい魅力さえ孕んでいた。
「服を全部脱いで、横になるです」
少々抵抗はあったけど、あんな場面を見られた以上今更どうなるもんでもないだろう。
そんな自棄みたいな気持ちで、その言葉に従った。
「こうか?」
すると、翠星石がつかつかと歩み寄ってきて、向かい合わせに横になった。
が、当然のことながら、高さが合ってない。
「……やっぱ、上を向けですぅ」
あ。この状態を想定してなかったらしく、ちょっと恥ずかしそうに要求してくる。
可愛い、と思った。
向きを変えると、その上に乗っかってきた。
……軽いなあ。やっぱ。
首筋を舐められる。
「……んー」
戯れてくる子犬じゃあるまいに。
くすぐったいというか何というか。
でも、悪い気分じゃない。
何もしないでいるのも手持ちぶさたなので、小さな体に腕を回し、優しく抱いてみる。
すると、人間同様――というよりそれ以上の温かさが伝わってくる。
「ジュンは…何もせずに喘いでればいいのです」
「これぐらい、良いだろ?」
「……し、仕方ねーから許してやるですぅ」
…何を焦ってるんだろ?
再び、首への愛撫が戻る。
時々これで良いのか問うように、上目遣いにこっちを見てくる。
抱く腕を少しだけ強くして、それに応える。
すると、その唇で首筋に吸い付いてくる。
求められてる、ってこんなコトでも実感できる。
それは良いけど、実際問題として。
「なぁ……跡になったらどーすんだ?」
「見せつけてやればいいのですぅ」
想像してみた。
何だか、すっごく面倒なことになる予感。
「……勘弁してくれ」
「注文の多いジュンには……お仕置きですぅ!」
そんな悪いことしてないだろ?なんて突っ込む間もなく。
「ひゃあぁっ!」
さっきより更に激しく、乳首に吸い付かれた。
同時に、反対側を軽く抓られる。
翠星石は、勝ち誇ったような目で見てくる。
「ココなら、どんな風にされても問題ねーはずですぅ」
「そりゃそうだけど……あぁっ!」
また情けない声が出てる。我ながら悲しい。
「分かったです!ココは弱いから責めないで欲しいって言いたいんですね?」
「そういうことじゃ……」
ない、とは言えないのが尚更悲しい。
僕はいつの間にこんなことになっちゃったんだか。
「口ではそう言っても、体は正直なのですぅ」
そう言って、再び胸を乱暴に愛撫しだす。
痛くないギリギリの刺激が、純粋に気持ち良い。
それは認めるとしても。
「…そんな台詞、どこで覚えたんだ?」
34翠星石×ジュン:2007/03/13(火) 04:00:34 ID:No1CGdpb
残念ながらあまり厚いとは言い難い胸板を、指がはいずり回る。
時に花を愛でる如く繊細に、時に雑草を抜き取る如く乱暴に。
その度に、声を挙げないようにこらえる。
再びさっきのように胸の中心に吸い付かれる。
それだけなら何とかやり過ごせたのだが、舌が一番敏感な部分を舐め回す。
「あぁ……」
今のは、反則だろう。神経を直接愛撫されたみたいな感覚。
舌だか肌だかが水音を立ててる。
ひょっとしたら、わざとやってるんじゃないかと思うけど、それが更に気分を高めてくる。
……忘れかけてたが、全裸なんだよな。
ということは、下の方は固くなっているわけで。
ちょうど同じ時に翠星石もそれに気付いたらしい。
「すっかり大きくなってるですぅ……」
いや、あのさあ。そんなもんをまじまじと見つめられても。
「ちび人間のにしては、立派なのですぅ」
さっきまでの勢いは何処へやら。
ゆっくりと手を伸ばして、屹立した棒を握ってくる。
いや、握ると言うより手で包むと言った方が正しいか。
まさに恐る恐るという感じだ。
「……無茶せんでも」
あ。今のを「口が滑った」というんだろう。
「む、無理なんかしてねーのですっ!こんなに大きくしてるくせに生意気な口聞いてんじゃねーよですぅ!」
思いっきり図星だったらしい。本当に分かり易いヤツだ。
「まあ、そこが可愛いんだけどさぁ……」
「今にそんなこと言ってらんねーようにしてやるですぅ!」
どうするのかと思ったら、その握りを急に強くして乱暴に扱いてきた。
さっきから焦らされていたこともあって、痛いんだけど気持ち良い。
痛いのが気持ち良いんでないことを祈る。
「あれ?なんか出てるのです…」
指に付けてみて観察してる。
何だかとってもシュールだ。
「あ、これって……」
糸を引いてるのを見て、何かに気付いたらしい。
邪悪めな笑みを浮かべてる。
「さては、ジュンはそろそろイッちまいそうなのですね?」
「う……悪いかよ」
悪いことなんかしてないはずだけど何故か後ろめたい気分になる。
ほら、警官の前を通るときみたいな。
「ちゃーんと情けない声でお願いできたら、挿れさせてやってもいいんですよぉ?」
え。挿れる、って。
想像すらしてなかったけど、当たり前と言えば当たり前だ。
「悔い改めるなら今のうちなのですぅ」
そりゃあ翠星石は女の子なわけだし。僕は男だ。
だけど、それ以前の問題として。
「……いいのか?」
「おめーが心配することじゃないのですぅ」
だって、アリスって完璧な少女じゃないの?
少女なら純潔じゃなくちゃ……とかいう発想はないのか?
だいたいそこまで造り込まれてるのか?
それが人間サイズだったりするのか?
どっちにしろ、貴方は罪深い人だ――ローゼン。
35翠星石×ジュン:2007/03/13(火) 04:01:22 ID:No1CGdpb
「挿れたいのか、それとも入れたいのかさっさと答えやがるですぅ」
ああ。思考が反れまくった。悪い傾向だ。
「……挿れさせて、くれ」
今の完全な「いいえ」ループだ、なんて突っ込みはできなかった。
だって、本人は気付いてないだろうけど、結構不安そうな目をしてた。
拒絶される恐怖ぐらい、僕だって知ってるから。
答えると、またいつもより数段凶悪に微笑む。
何か思いついたらしい。
「駄目です。さっき水銀燈相手にやってたのより激しく、ちゃーんとお願いするのですぅ」
うわ――そこから見られてたのか。
「挿れさせて…ください」
「激しく、と言ったのが聞こえなかったですかぁ?」
こうなれば自棄だ。
「挿れさせてください翠星石様、お願いしますこの通りですっ!」
「そこまで言うのなら仕方ねーです……ちょっとだけ、目を瞑ってろですぅ」
素直に目を瞑る。
別に薄目を開けていてもばれなかっただろうけど、それは何となく、イヤだった。
だけど、リボンを解くところから、裸身を晒すところまでが音だけで十分に想像できた。
無意識に唾を飲み込み、自分が緊張していることに気付いた。
「いつまで目を閉じてる気ですか?」
目を開けると、翠星石が顔をほのかに赤く染めて、こちらを見ていた。
「……きれいだ」
人形の体は、人間とは違う。当たり前だ。
だからこそ、美しくあれるんだと思った。
「挿れるですよ……」
自分に言い聞かせているみたいに言いながら。
一気に、腰を落とした。
36翠星石×ジュン:2007/03/13(火) 04:02:01 ID:No1CGdpb
何かを貫いた感触。
一瞬遅れて、ペニスが締め付けられる。
気持ち良いと言うより痛い。だけど、そんなんは問題じゃない。
「……大丈夫か?」
「てめーに、心配される、ほど、落ちぶれた覚えは…ねぇです」
そう強がってみせても、こぼれ落ちる涙の前では説得力は皆無だろう。
だけど、それでも強がってみせる翠星石が――今までで一番、愛おしく思えた。
「動く、から…覚悟しやがれですぅ…」
痛みも引いていないだろうに、腰を上下に動かし始める。
繋がってる部分から、少しだけ血が出ているのが見えた。
「気持ちいいですか?」
「ああ……とっても」
「じゃあ、もっと激しくいくです…」
宣言通り、より動きが大きくなる。
さっきは痛いぐらいだった締め付けも多少はマシになって、それが勢い任せな動きと合わさって異常に気持ち良い。
依存症にでもなりそうなほど。
「ちょ……激しすぎ…」
「ジュンの、中で暴れてるですぅ……もう出そう、なんですかぁ……?」
そう。もう出そうだ。
だけど、もう少しこの感覚に溶けて繋がってたい。
「なら……おとなしく、出しちまえ…ですぅ」
願いも空しく、下半身に熱いのが流れ込んでく感覚。
「……出るっ」
ゆえに腰をどけろ、という意味も多少含まれていたのだが、むしろ腰を沈めてきた。
だからってどうすることもできず、迸りをそのまま中に放出する。
ペニスは脈打ちながら、翠星石の中で暴れてる。
「あぁ……いっぱい、来てるですぅ……」
翠星石は僕の上で、恍惚して感じてくれてる。
それが、何より嬉しかった。
「孕んだら…責任とれですぅ」
孕んだら。孕むのかな。孕むかもな。
孕まないという保証はない。
「出来る限り、何とかするよ……」
いまいち冴え渡らない頭で、翠星石と僕の間の子供って、どんな子になるのかな――なんて、考えた。
37名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 09:55:18 ID:ebSrkNtf
GJ
泣きながらも強がってる翠がよかった
38名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 12:29:26 ID:XHn4ry0H

  .'´,ヘ ヘヽ      セクハラ日和
  !〈 ((゙ "))〉   セクハラの神様今日もご機嫌かしら ♪
  il!!|.゚ ヮ゚ノ!   コンドームもばっちり装備♪ 
  il(i ゜ ゜i)l  最高のセクハラ日和ね 皆恥じて思い通り♪ 
 ノl!!l   |!|    パジャマの釦キュッと開けたら いざセクハラタイム♪  
   |._ハ_.|     ふんわり美味しそうな 臭い・・・ 
   i⊃i⊃      今日の所はオナニーしたいし見逃してあげる♪ さぁ病室に帰ろう♪
            気持ち良い・・・    

39名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 19:10:15 ID:vjRxdi29
GJ!!!
翠かわいいよ翠
40名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:43:12 ID:D7Ui7zwv
>>ID:No1CGdpb

こういうのを待ち望んでいた。

ID:No1CGdpbは 「ネ申」
41名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:04:33 ID:kEidks+5
ネモか・・・
またマニアックなグレードのモビルスーツに例えるなw
42名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 10:28:34 ID:jMKZdETZ
やっとまともなのが来たか!良かった良かった
43名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 13:36:38 ID:5hy6wjnY
そんなバカな・・・善が悪に打ち勝つなど・・・絶対にありえん!

なぜこうなったというのだ!
44名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:41:00 ID:T/PbbzH0
坊やだからさ
45名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 07:37:25 ID:h/kPCiOI
今日の夜にトゥモエロ投下予定しときますね
46名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 16:35:06 ID:VkMZ6va6
なんかジロラモみたいでかっけーなトゥモエロ
47名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:54:23 ID:h/kPCiOI
前スレで超ENDしたけど続編
ほらあの設定って続き書きやすいから……
キャラの性格がアレなのと文章力ナイナイなので注意
48名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:56:55 ID:h/kPCiOI
もしも薔薇乙女全員(+1)とジュンが契約していたら
〜柏葉巴の来訪編〜


最近、桜田家に来ることが以前のそれと比べて
かなり増えた。
柏葉巴は今日も手土産の苺大福をもって
桜田家を訪れる。


「ああ、柏葉か」
玄関を開けた桜田ジュン。
雛苺を頭に乗せて
真紅を抱き
左右の肩に翠蒼の双子がおぶさっていた。
オマケに後ろから薔薇水晶が「早く代われ」と
圧力をかけるように立っている。
今日も今日とて薔薇乙女達にまとわりつかれて大変そうだ。
「いつも悪いな……って暴れるな!」
「トゥゥモォォォエぇぇぇェ―ーー!!!」
ジュンと雛苺の二人のやり取りを見てクスリと笑う。
同時に胸の内に何やらモヤモヤしたモノを感じる巴。
家に上がると
「いらっしゃい!いつもいつもありがとうね!!」
のりが出迎えた。
「早速御茶にしましょう」
そう言うとドールズは各々好き勝手に注文を始める。
これらに全て応えられるようになったのりに
ある意味感動の涙を禁じ得ない。
(やっぱり僕達は根っからの下僕体質なのか……)
ジュンは軽く自己嫌悪に陥った。

それからジュンの膝の上と両隣の場所取りを賭けた
プチアリスゲームが勃発したりしたが何とか
(場所を勝ち取れなかった五体を今晩ジュンが抱くということで)
犠牲を出さずに御茶は終わった。
49名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:59:33 ID:h/kPCiOI
「なんだか眠いのだわ……」
「久々のアリスゲームに疲れたのかな」
真紅が言って蒼星石が答える。
「ふぁ〜眠いのかしら」
伝染するように次々と眠いと言い始めるドールズ。
取り敢えず昼寝しようと言うことになったらしい。
(これでしばらくは解放される……)
とジュンが思う矢先に、
「ジュ〜ン」
とてとてと雛苺。
「お昼寝前のうにゅー!」
「?」
首を傾げる巴に
「ったくしょうがないな」
ちゅ
と全く自然体に二人はキスした。
いやキスというか
「んちゅ……ちゃく……ちゅ……」
ベロチューした。
幼なじみのクラスメートの目の前でこんなに堂々と。
「あっ!ずるーいぃ私もぉ!!」
「チビチビばっかりずるいですよジュン!!翠星石にもするです!!」
「……ミーディアム」
「マスターとのキスはずっと私のターン!!」
「きらきは最後な」
「ムー」
ドールズと唇を重ね合わせてくジュン。
(わ…私の存在って…)
巴は茫然自失になった。
(私は幼なじみなのよ!?普通こういうヘタレ主人公は
甲斐甲斐しく世話をする幼なじみとくっつくもんでしょう!!?)
メラメラと胸の内から黒い炎が燃え盛る。
しかしすぐにまた落ち着きを取り戻す。
(ダメ。ダメよ巴。落ち着いて…私には、まだ…)
「さて!私は今の内にお片付けしようかな」
のりが席を立つ。
「ああそうだ柏葉、勉強で教えて欲しいとこが
あるんだけど…」
ジュンも席を立ち巴に言った。
「取り敢えず僕の部屋に来ないか?」
(キ…キタ――――――――――!!)
巴、超ハイテンション。
しかし口調はあくまで冷静に。
「私で良ければ」

二人はすぐにジュンの部屋に向かった。
今はドール達が寝てるんじゃ…という心配があったが
そんな事はなかった。
50名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:01:18 ID:h/kPCiOI
増えすぎたドールズのため、ついにドール専用の部屋を
新たにジュンの隣に設けたのだった。
最も常からジュンの部屋に入り浸られているので
こういう昼寝の時ぐらいしか使われないが。

(桜田君と部屋で二人きり桜田君と部屋で二人きり桜田君と部屋で二人きり……)
全力で落とすしかない。
巴は本能的に行動に移す。
「……どこがわからないの?」
先ずは控え目な自分の胸をさり気なく
ジュンの腕に押しつける。
「?」
ジュンは一瞬訝しんだが気にせず勉強を続けた。
(……少しは意識しろこのバカ……)
巴は内心で毒づきつつ、机上の消しゴムをワザと
床に落とす。
「あっごめんなさい」
そしてすかさず拾う。
因みに膝は折り曲げない。
ジュンから見れば巴のパンツが丸見えだった。
こんな時のために巴は短いスカートに勝負パンツを常備していたのだった。
「はい、ごめんなさい(これでどう?)」
振り向いてジュンの様子を伺う。
「ああ、ありがとう」
黙々と勉強してた。
(ち…ちくしょ―――!!)
それから巴は独学で学んだ男を落とすテクニックを
実施していったが悉く失敗した。
(流石ね桜田君。伊達に毎日雛苺達と
とっかえひっかえしてるわけじゃないらしいわ……)
とうとう諦めて溜め息をついた。
「ふうっ」
「ひあっ」
途端にジュンの体がビクリと反応する。
びっくりした巴だが、すぐに得心する。
この少年、耳が弱いのだ。
息を吹きかけるだけでかなり感じるらしい。
「ふうっ」
「…ふあっ」
「ふー」
「…ひあっ」
「ふっ」
「…あっ」
いちいち反応してくるジュンが可愛くて愛おしい。
巴は嬉しくて今度はジュンの耳を甘噛みする。
甘噛みしつつ舌を耳の穴に突っ込んだり
耳たぶをしゃぶったりする。
「うわああっ……柏葉、僕…」
51名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:03:05 ID:h/kPCiOI
ジュンは快楽に身をよじらせ、その下半身は自己主張を始める。
「桜田君…」
その声に応えるように巴を抱いた。
互いの首筋に舌を巡らし貪りあう。
ジュンは巴の服を徐々に脱がしていき、
それにつれて舌も位置をずらしていく。
少し控えめな胸。その頂を唇で啄む。
「ひゃ!」
巴は僅かに身体を揺らした。
ジュンは更にそれを舌で転がし吸った。
「さ…桜田君、私、そろそろ…」
いつの間にかジュンの舌は巴の脇腹を舐めまわしていた。
更に巴は快楽に顔を歪める。
「弱いんだな…ココ…」
さっきの仕返しとばかりに責める。
巴の喘ぎはだんだんと大きくなる。
「柏葉、机に手をついてくれ」
ジュンの言うとおり巴は机に手をついた。
「…いくぞ」
バックから挿入。
「あぁ!桜田君のがキてるぅ」
巴はよがり、ジュンは激しく突き出す。
パンパンパンと肉を打つ音が二人きりの部屋で響く。
机の上にある勉強道具は二人が交わる度に
乱雑に散らかっていく。
ジュンは己を巴から引き抜くと
「次はコッチに」
机の上に座らせた。
ジュンは椅子の上に立ち
「もう一度いくからな」
言いながら巴の足を開き、再び突き始める。
ジュクジュクと二人の結合部から愛が溢れ教材を汚す。
それに全く構わず二人はただ、ひたすらに腰を動かし続けた。
やがて限界が訪れる。
「くっ…出る!!」
腰を引こうとした矢先
「ダメ!!」
巴が両足でガッチリ挟む。
とっさのことに驚き、同時に
びゅくびゅく
と勢いよく巴内に子種を放ってしまった。
「桜田君のあったかぁい…」
ジュンを抱き寄せ唇にキスをした。


「……orz」
ジュンは落ち込んでいた。
ついに人間の雌に中出ししてしまったのだ。
ドールとは違う、下手したら子供が出来てしまう。
52名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:04:15 ID:h/kPCiOI
軽はずみに行為に及んだ自分が悪いのだが。
そしてジュンの子種を受けた本人は何故か嬉しそうに
「責任とってね♪桜田君♪」
などと上機嫌でのたまった。
これで子供ができれば桜田君は私のモノ―――そんな
腹黒い考えが透けて見えた。
巴は続ける。
「これからは私が昼に勉強を教えてあげる。
…そのかわり夜の勉強は桜田君が教えて、ね?」
そして巴が新たにドールズの搾取のローテーションに加わったのでした。
ちゃんちゃん♪

ジュン「……orz」



おわり
53名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:08:02 ID:h/kPCiOI
ジュン×巴の純愛

黒巴がジュンを襲っちゃう

作品投下

最初のイメージと全然違う……
相変わらずノリと勢いで書いただけだぜフぅはははー


エロうすゴメンorz
54名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 20:25:02 ID:cffvXByI
また貴重な巴のマ●コが・・・

ごちそうさまでした
55名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 21:48:16 ID:1lgCm3aC
ドールズに嫉妬する巴がカワエかった
56名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 23:14:09 ID:8IxsZBkZ
あなたを下僕にしてあげる前に 言っておきたい事があるのだわ
かなりきびしい話もするけど 私の本音を聴いておきなさい
私より先に寝てはいけない 私より後に起きてもいけない
紅茶は上手く淹れなさい いつも従順でいなさい
出来る範囲で 構わないのだわ
忘れないでほしいわ 紅茶も淹れられない男に
下僕になれるはずなどないってことを
ジュンにはジュンにしかできない事もあるから
それ以外は口出しせず 黙って私についてきなさい

あなたの姉と私の姉妹とどちらも同じよ 大切にしなさい
翠星石 蒼星石 雛苺 かしこくこなしなさい
たやすいはずよ愛すればいいのだわ
梅岡の陰口 言うな聞くなだわ
それからつまらない悩みは捨てなさい
水銀燈への浮気は許さない 絶対許さないと思う
たぶん ただじゃおかないわ 
ま その時は覚悟するのよ
契約は二人で結ぶもので
どちらかが妥協して結ぶものではないはずだわ
私はあなたの処へ贈られて来たのだから 帰る場所は無いのよ
これからここが私の家

ムシャクシャしていた。とりあえず投稿してみた。反省はしていない。
57名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 23:23:10 ID:ayGDf12i
さだ…
58名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 23:25:19 ID:yssQK6pk
どっかのローゼンの同人誌のパクリか、と思ったら
後半意外と面白くて良かったww

水銀燈浮気真紅帰る家ないワロタwww
59名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 00:12:36 ID:Lq9RyBGL
関白宣g……
いやなんでもない
60名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 00:30:25 ID:SlU6M/Fd
>「マスターとのキスはずっと私のターン!!」
何で社長wwwwwwwww
61名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 00:34:45 ID:UH8QR1ic
平成、か…
62名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:24:05 ID:UrnnOLlN
   ∩___∩        >>58
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |        J
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /
63名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:30:05 ID:igRfIiUq
>>58
もとネタ知らないのか。
昔懐かしの歌謡曲とかで流れてないかね。
64名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 14:28:41 ID:FQgya6uO
>>58
そんなネタで吊れたクマー
65名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 21:46:53 ID:IsOkkQ1x
古参のウザさは相変わらずだね
66名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 21:49:58 ID:MyOKNg4G
>>56の元ネタはこれだろ?
http://sej.byonabi.com/html/kika.html

67名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:55:46 ID:17d7szmu
たまには揚げてみよう
68名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 00:49:23 ID:Aww1REzL
ああ〜もう、「古参」の意味を履き違えてるあたりがまた…
69名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 01:41:32 ID:LSSmyQjb
近々また書こうと思うんだが

めぐ
銀+薔薇
どっちにしよう
70名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:07:05 ID:teUB+grq
なんでスルーできないかね
荒しの標的になってもしょうがないぞこれじゃ
71名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:47:37 ID:pdUbI4RN
>>69
めぐ×ジュンでお願いします
72名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 06:36:41 ID:6X06WG1E
ドールズ達を調教して、翠星石と蒼星石のWフェラとか、真紅や水銀燈に足の指を丹念に舐めさせたいと思ってる自分は間違っていますか?
73名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 11:06:03 ID:dOd6o1JC
基本的には間違っていない。
ただし翠星石は俺のものなのであって、お前には触れる権利はない。
74名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:50:13 ID:3b9cEiEw
ドールズ達に調教されたいと(ry
75名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:11:38 ID:SSoU4XK3
》72           安心しろ、誰もがそう思うさ・・・。
76名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 21:07:39 ID:cL6gHrYT
現在俺は真紅×野良猫のエロパロが何とかできないか思案中である
77真紅×野良猫 1:2007/03/17(土) 23:54:43 ID:cL6gHrYT
真紅はいつものようにジュンの部屋で本を読んでいた。何でもない何時もの光景。
しかし、その日は違った。
「ニャ〜。」
「え・・・。」
真紅は硬直し、青ざめた。そしてゆっくりと本を閉じ、恐る恐る周囲を見渡すと
なんと目の前に野良猫がいるではないか。
「キ・・・ッキャァァァァァ!!」
猫が大の苦手な真紅は忽ち尻餅を付き、本を放り出してジュンのベッドまで走った。
「ニャ〜、ニャ〜ゴ。」
「ななな何でこんな所に猫が・・・ああ!」
部屋の窓が開いていた。そこから野良猫が入って来た事は想像に難くなかった。
そしてゆっくりと猫は真紅に歩み寄ってくるではないか。
「ニャ〜。」
「嫌ぁぁぁ! 来ないでぇぇ!!」
真紅は猫を追い払おうとステッキを持ち、振り回した。しかし、それも猫に対しては
猫じゃらしのような効果にしか無く、逆に猫を誘う結果にしかならなかった。
「ニャァ、ニャ〜オ。」
「嫌ぁぁぁ! やっぱりこの世で一番野蛮な動物なのだわ!」
野良猫はポストを探しに出かけた雛苺と出会って以来桜田家に良く顔を見せるようになった。
そして雛苺もそんな猫に自分のお菓子を少し分けて与えていたのだが、その雛苺はもういない。
雪華綺晶によって喰われてしまった。その事を知らない野良猫は雛苺を心配して桜田家に
やって来たのだが、そこで猫は真紅と出会った。真紅のドレスは目立つし、何より
真紅の長いツインテールは猫にとって猫じゃらしの様な効果が働き、猫は真紅に引き寄せられていた。
早い話が真紅に懐いてしまったのである。野良猫は・・・
「ニャ〜。」
「嫌ぁ!」
猫は真紅に近寄るが、その分真紅は逃げてしまう。真紅に懐いた猫と違い、真紅は猫が苦手なのだ。
しかし、その行為は余計に猫を引き寄させる結果となってしまう。
「ニャァ!」
「嫌ぁ!」
真紅の方へ大きく跳んだ猫に驚きいた真紅は思わずステッキを放り出し、なりふり構わず
ベッドから這い出てドアの方へ走った。
「ニャーニャー。」
「嫌ぁぁ! 何で・・・何で付いて来るの!? ジュン! ジュン! 助けて! ジュン!」
真紅は泣いた。その様に何時もの様な女王様気質な真紅の姿は無い。
例え誇り高き薔薇乙女第五ドールを名乗ろうとも、真紅も女の子だし、怖い物は怖いのだ。
「助けて! ジュン! 助けて! お願い!」
真紅はドアを何度も叩き、助けを呼んだ。しかし、誰も来ない。その上先程ステッキを
放り出してしまったせいでドアを開いて廊下に出る事も出来ない。
そしてついに猫が真紅に跳び付いていた。
「ニャ〜。」
「嫌ぁぁ! 食べないで! お願い食べないでぇぇ!」
真紅は必死に小さな可愛らしい身体をバタ付かせ、猫から脱しようとするが、
真紅が一緒にじゃれてくれているとしか思わない猫を余計に面白がらせる事にしかならない。
「嫌ぁ! 嫌ぁ! 嫌ぁ! やめて! おねがい! 嫌ぁ!」
「ニャ〜ニャ〜。」
真紅は必死に泣き叫びもがいた。猫からしてみればただ単に真紅とじゃれているだけなのだが、
真紅にとってはまるで猫が自分を食べようとしている様に見えたに違いない。
するとどうだろう。死に物狂いで猫から脱しようともがいている内に
真紅の纏っていたドレスがどんどん脱げて行くではないか。
78真紅×野良猫 2:2007/03/17(土) 23:55:34 ID:cL6gHrYT
ヘッドドレスが取れ、真紅の髪を結んでいたリボンも解けて長いブロンドが振り乱され、
真紅のドレスが脱げて、純白の下着が露出し、ついには素肌が露となる。
足に履いていた靴下や靴も脱げ、可愛らしい素足が姿を現す。
それはたまたまそうなっただけなのだろうが、真紅のドレスを纏っていた紅き少女だった
真紅は忽ちの内に一糸纏わぬ純白の素肌の全裸体となっていた。
「キャァ! 嫌ぁ! やっぱり猫は野蛮なのだわぁ! 私を裸に向いて何をするつまりなの!?」
やっと自分が裸になっていた事に気付いた真紅は思わず胸と股間を手で覆い隠した。
猫は相変わらずじゃれているつもりなのだが、真紅は猫が自分のドレスを剥いだとしか認識していなかった。
そして、真紅は自分にじゃれ付いている猫の体の一部分にある物が付いているのを見てしまう。
「キャァ!」
その猫は雄だった。雄なら当然男性器があるのは当然である。
ただでさえ苦手な猫、その男性器を見てしまった真紅の精神的ショックは凄まじい。
だが、そこからさらに猫が真紅の頭に跳び付いた。
「ニャァオ!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
猫が真紅の頭に思い切り跳び付いた際、猫の男性器がモロに真紅の顔面に当たる形になってしまった。
しかも、真紅が悲鳴を上げて口を大きく広げた時にその猫の男性器のが真紅の口に入ってしまい、
フェラチオの形になってしまったのである。そうなった真紅のショックは想像を絶した。
「い・・・嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ニャ〜ゴ。」
真紅は必死に頭に跳び付いた猫を引き剥がし、部屋中を逃げ回った。
しかし猫は追い駆けてくる。真紅が騒げば騒ぐ程、真紅の長い髪が振り乱され、
猫じゃらし効果となって猫を引き寄せるのである。
「嫌ぁぁぁ! こないでぇぇぇ!」
「ニャ〜オ〜。」
そして猫は真紅の背に跳び付いた。しかもその際に、猫の男性器は真紅の露出した無防備な
女性器の方に向かれていた。
「い・・・嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」
別に猫にそういうつもりは無かったのかもしれない。しかし、猫が真紅の背中に跳び付いた際の
勢いによって猫の男性器がモロに真紅の女性器の中に挿入されていた。

真紅は薔薇乙女・・・いや、ドールの歴史史上最初の獣姦を経験したドールとなってしまった。

ジュンが真紅を見付けた時、真紅は全裸のまま放心状態となっていた。
猫の姿は無い。恐らく帰ったのだろう。
「アハハハハ・・・ニャ〜オニャ〜オ。」
「真紅!? お前どうしたんだ!?」
「アハハハハ・・・ニャ〜オニャ〜オゴロニャ〜ン。」
可哀想に、猫に対する恐怖心が真紅を狂わせてしまった。
真紅は放心状態のまま、まるで猫の霊でも憑り付かれたようにそう言い続けていた。
                      おわり
7976-78:2007/03/17(土) 23:56:53 ID:cL6gHrYT
勢いで書き上げた。俺は猫大好きです。
真紅も可愛いです。
80名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:46:47 ID:GMs/mMrR
嫌がる真紅カワユス
GJだじぇ!!
81名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 02:43:55 ID:o2578Gzk
アニマルファッカー真紅ワロス!
82名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 10:15:05 ID:FJc85xTo
クソワロタw
83名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 11:51:59 ID:ZRb68KDA
一期の最後の方もそうだが
気弱な真紅は普段とのギャップも有って実に可愛い
84名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 12:03:55 ID:NYcZXXwD
真紅は獣姦初めてってわけじゃなかったけどな。
くんくんとお楽しみのようだったから。
85名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 14:00:29 ID:P4lBgLHI
>>79
グッジョブ!
萌えますた
86雛苺→JUM 短編:2007/03/18(日) 14:34:58 ID:GH36r+5P
「Poupée de cire, poupée de son」

あのね、トモエ。最近うにゅーも花マルハンバーグもおいしくないの。なんかね、
いっつも喉につっかえてぜんぜん食べたくないの。
よくわからないけど雛、頭の中がジュンのことでいっぱいいっぱいなのー!
ジュンと一緒にいるだけでドキドキして胸が熱くなっちゃうの。でね、ずーっとずーっとジュン登りをしていたいの。
ジュンの手ってとっても温かくて柔らかくて気持ちいいんだよ...トモエ知らなかったでしょー?
雛はね、ジュンがお勉強しに図書館へ行ってるときが一番さみしいの。トモエが学校へ行ってお留守にしていた時より
もっともっと悲しくなっちゃう。
トモエのことは今も大好きだけど、ジュンと二人でお勉強してるときのトモエはダイッキライなのー!
お勉強なら雛苺が教えてあげるの。お花の絵や象さんの絵とか、雛、いろんなことジュンに教えてあげるの。
だからトモエはジュンと一緒にいなくてもいいのー!
あれあれ、トモエなんでそんな困ったお顔してるの?
わかったぁ、トモエもジュン登りしてみたいんでしょ?


ほとんど雛苺ネタが無いので爆撃してみた。次は金糸雀を書いてみたい。
エロは無いが反省はしていない。
87名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 16:00:08 ID:gox7mzcV
オディールネタで誰か書いてくれ
昏睡状態のオディールを犯っちゃうJUN君とか
88名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 16:34:50 ID:ofBY+lNv
>>86
GJだよ。
こういうほんわかとしたSSもいいな。
また違った意味でのエロさもあるし。

ボキャ貧のオイラが評するなら、
ウチは昔ながらのトリガラ醤油ラーメン一本でやってますって感じだな。

89名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 16:37:12 ID:ofBY+lNv
>>86
追伸だが、君はIDがエロいぞ(w

90名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 18:49:42 ID:sBQiCstC
>>86
良い。何か和んだ。

>>87
オディールネタなら自分も考えた事ある。
オディールが雛苺を奪還するには、まずJUMを落とす必要があると
JUMにアプローチかけてると本当に愛に変わってしまい・・・とか
91名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 20:26:54 ID:feVsYfjt
>>87
前に書いたのにミスって消しちまった……
92新入りエロ作家:2007/03/18(日) 20:29:05 ID:o2578Gzk
エロ無しは本来ノーマルSSに投稿すべきものだが、あそこはなんとなく厨の臭いがするから
こちらに投稿してみた。VIP系にも面白い作品はあるけどやっぱりVIPなんだよねぇ。自分は最近投稿を始めたばかりだから大きなことは言えないけど
成人板である以上、エロの有無に関わらずある程度大人が読める内容で行きたいと思っているニダ。
関係ないけど次回作を書いていたら誤って削除しちまった(゜▽、゜)
あと、職人さんが過去に投稿した作品で感動した物がいくつかあって
その作品を別の視点から捉えた作品にリメイクしたいなんて思ってます。
職人さんには悪いけど気に入った作品だからこそ、もっと泣いて笑っておっきおっきしたいのですわ。
93名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 21:19:58 ID:gDZmYFoz
>>92
どうでもいいけど自分語りは臭いから止めれ
94名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 23:38:41 ID:GMs/mMrR
ジュンめぐ書こうと思ってたら
>>90見てオデ書きたくなってきた

更に女体化梅岡という電波受信


……もうダメぽ
95名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 23:49:05 ID:IEBVMvou
JUMのりの続きを期待しててもいいんだろうか。
96名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 00:17:23 ID:JoZ1FKBo
VIPにも良い物が?馬鹿かお前
あそこは社会の最底辺がいくようなゴミ板だぞ?
ていうかお前VIPにいったんなら一生出て来るなよ死ぬ
97名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:15:20 ID:BWBjAQ55
>>96
またお前か。
いやしかし何もいきなり自殺宣言しなくても……
98名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:27:01 ID:8URfZv05
自殺宣言吹いたw
99名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 01:28:29 ID:hk4dFSEh
↓皆でコイツを追い出そう!↓

梨 華 大 生 ◆TOBpZrkWqg
http://ex22.2ch.net/test/read.cgi/campus/1173982224/201-300
100名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 14:56:29 ID:0lJSG6hv
100
101名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 18:31:42 ID:stUzceJG
痴漢に犯されて妊娠した水銀燈の話何てどうだ?
102名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 18:46:15 ID:RG70qbMQ
書くの?
103名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 19:26:15 ID:stUzceJG
書くけど?
104名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:17:36 ID:8URfZv05
よし、来い
105名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 20:45:02 ID:mi5DtXg5
さようなら
106JUN→翠星石:2007/03/19(月) 22:51:17 ID:B9LTYSde
君の紅い瞳はなにを見つめているの? 君の碧い瞳はなにを感じているの?
今夜僕に教えて欲しい。夢の中でいいから...

笑っていながら泣いていて、怒っていながら喜んでる。
まるで終わらない鬼ごっこ。君を捕まえるのは多分、無理。
だからこそもっと君を知りたくなる。いつかこの手の中に抱いてみたい。
想いだけが募っていく。だから伝えたいんだ...

春の君は桜のように愛らしく、椿よりも艶かしい
夏の君は蒼天で燃える太陽よりも輝く向日葵のようで
秋の君は秋桜よりもたおやかで楓よりも紅く、熱い
冬の君は銀世界に咲くシクラメンより気高い

窓の外はなごり雪が舞っている。今宵、君のすべてを知りたい。
そのオッドアイで僕だけを見つめて欲しい。雪が解けてしまう前に。

翠星石、今夜は二人だけの花を咲かそう...
甘美な蜜を飲ませておくれ。


とりあえず思いついたんで書いてみた。庭師なんで花や四季を盛り込んでみた。
ちょっくら樹海行ってくるわ... orz
107名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:34:10 ID:6xDupKre
甘ったるいな。















甘党だから許す。
108名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:36:21 ID:BdFxnYiy
名糖の飽和したレモンティーに砂糖と蜂蜜を入れて飲んだ気分だ。

だが それがいい
109名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:46:49 ID:A+wydGgx
最後らへんがエロチックww
いいなぁほんわか甘いぜ
110名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:58:47 ID:anf0voxQ
甘いがただ並べただけって感じだな
これを期に勉強しろよ?
111名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 01:09:52 ID:n2Q54Xfm
いや、漢をみたぞ!
112名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 01:28:22 ID:+SSaV4uF
いやいやお前ら、こういうのも時には




かゆ
 うま
113SHINKU:2007/03/20(火) 12:06:14 ID:dvov65qE
「…なぁ」
「何?ジュン」
「…今夜、久しぶりに…」
「…駄目よ」
「なんで…」
「…今日、あの日なの…」
「…え゛?」



「私たちに月のものってあるですか?蒼星石…」
「僕にはわからないよ、翠星石…」
114SHINKU:2007/03/20(火) 12:10:25 ID:dvov65qE
挨拶せずに…+、下手な文章、失礼しました。
新参者ですが、皆さま方、よろしくお願いいたします。
115名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 12:27:46 ID:jXi6VwGg
まあ、お互いに書いて盛り上げていこう。
116名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:18:22 ID:uveC614q
てっきり、あの日=くんくん放映日かとモタ
117名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:57:00 ID:tY6ctqFa
いちいち駄文とか言って自分を下卑する必要は無いかと。
それじゃせっかく良い文章で盛り上がったのに興冷めするんだぜ?
118SHINKU:2007/03/20(火) 19:39:44 ID:dvov65qE
わかりました。

今後、自虐的な発言は控えます。

皆さん、改めてよろしくお願いします。
119名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 19:48:43 ID:4yaI4wqk
そういや春厨の季節だな、どうりで自分語りの幼児臭が漂うと思ったぜ。
風俗で遊べる年齢になったらまたおいで、ボクちゃん達?w
120名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:16:46 ID:Win+RQQI
>>119
いい歳した大人なんだからスルーしろよ
121SHINKU:2007/03/20(火) 20:29:12 ID:dvov65qE
あの…119さん、sageをするべきでは…?
122名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:34:01 ID:tSgd5m0m
目欄は作品投下以外は外すが吉
無駄な争いしないですむ
123名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:34:54 ID:mu/CB+7o
>>121
わざとだから絡む必要なしでFA
124名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:43:38 ID:gXJAn9Ze
ID:dvov65qEが狙ってやってるようにしか見えない
125名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:52:09 ID:dvov65qE
んな事言われても…無知ですいません。
126名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:57:34 ID:5xocYhjw
「俺はこういう奴が大嫌いだ!」
「理由はないがとにかく嫌いだッ!」
127名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 22:41:10 ID:tY6ctqFa
>>125
とりあえずさ、いちいちコメントを書き込まないで
スレの様子を観察するといいよ。
ここは丁寧口調で馴れ合う掲示板じゃないから
変に低姿勢だと欝陶しがられるし。
なに、慣れるまでの辛抱さ。
128名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:05:37 ID:z9cUe1R2
そして不公平に叩かれて潰される・・・と。
129名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:19:56 ID:/9v2AWyw
ま、それも2chってやつだわな。
そういうのが嫌ならそもそもここでかかずにホムペ作って載せてろって話しだし。
130名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:38:26 ID:QGvdNQaQ
SSネタ考えながら仕事してたら怪我しそうになったw
翠のシリアス物を夢想中。
131名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:07:36 ID:C5hRFWC0
いつから2ちゃんは無法地帯になりましたか?
まあ頭の悪い中学生ばかりだししょうがないのかな…
132名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:09:02 ID:8Po2XX3E
>>131
頭の悪い高校生乙
133名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:40:20 ID:4ISqzJhD
>>131
もう何も書かなくていいよ
134名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:57:00 ID:Gb3gy7dU
>>131は自分だけが正しいと思っている。
ということは、逆に考えれば
>>131だけが狂っているということだ。
135131:2007/03/21(水) 01:03:07 ID:C5hRFWC0
上で書いてた奴とは違う訳だが
136名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 01:34:02 ID:gQd6ZR1v
とりあえず>dvov65qEはここに来たばっかり感が否めない

半年ROMれ、とは言わないけど、周りから確実に浮いてるから、早めに何とかした方がいい
137名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 01:55:31 ID:4ISqzJhD
>>135
はいはい
138名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 06:56:20 ID:/9zD5IpW
流れが少し早いなと思ったら……
お前等もっと楽しい雑談しようぜ
ネタが補充できる
139名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 07:18:25 ID:C5hRFWC0
>>137
推測だけで決め付けてしかも絶対正しいと信じてるのかw
厨房丸出しでキメェwwww
140名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 07:53:57 ID:ndDS7eET
カナが一番可愛い
141名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 09:07:39 ID:4ISqzJhD
>>139
>厨房丸出しでキメェwwww
推測だけで決め付けてしかも絶対正しいと信じてるのか
142名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 09:52:31 ID:xZcxZFNv
痛い子はとっとと脳内あぼーんして
翠星石への愛を語り合おうぜ
143名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 10:09:26 ID:C5hRFWC0
揚げ足とることしか出来ないのかよ
だから本当に別人なんだって
これだけは本当だ
144名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 11:56:01 ID:4ISqzJhD
>>142
把握、そして変な子の相手してすまない。
ダンボール被ってやり過ごすぜ(^ω^)
145名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 14:14:31 ID:UekYfI/0
>>144
つ【テルミット弾】
146名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 19:38:58 ID:xg6Iht+j
なんでさ、最初からスルーできない訳?
これじゃお前も痛い子の一人だよ>>144
147名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 20:29:21 ID:b0ZeDIwv
そしてまたキモイ流れになると(・∀・)ニヤニヤ
148名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 21:40:07 ID:jani5Vsv
携帯より失礼。

JUM「なあ真紅」
真紅「なぁにジュン?」
J「お前ら普通にご飯食べてるけど、食べたものはどうなるんだ?」
真「まあ、レディに詮索は野望というものよ」
J「舌は付いてるけど、つばは出るのか?」
真「しつこいわね…そんなに気になるなら自分で確かめてみなさい」
J「え?いいのか?じゃあお言葉に甘えて」
真「え…ちょっとジュン何をする気で…ンんっ!?」

べろちゅー。

真「ちゅうぅぅぅ…ちゅぱっ…ちゅるっっっ…んん…っ…あんっ…はぁ…ちゅうぅっ…んっ」
J「ん…へぇ、やっぱり唾も出るんだな。どういう仕組みか分かんないけど」
真「はぁはぁ…ジュン…あなたいきなり何を…」
J「真紅が言った通り自分で確認してみたんだけど。もう一度確かめていいか?」
真「っはぁはぁ…ふざけないで…はぁ…知らないわ…そんなこと…っ!?」

JUMくん再びべろちゅー。

真「んんっ!?ちゅるる…ちゅうぅぅぅ…くちゃっちゅぱっ…にちゅうぅ…あぁっ…」

一度唇を離すJUMくん。

真「あっ…ふぅぅ…ジュン…」
J「質感も僕らと変わらないんだな…」
真「ジュン…もうやめて…これ以上されたら、私…狂ってしまうのだわ…」
J「やだ」

三度べろちゅー。

真「あぁ…もう駄目…おかしくなって、しまう…」
J「んっ…ちゅぱっ…ぷはぁっ。真紅の唾、おいしい…もっと飲ませて…」

ちゅうぅぅぅ…。くちゅっ。

真「ジュンん…わた、し、もう…とろけて、しまうぅ…ちゅぱぁっ…あぅぅ…」
ちゅるっ…くちゃっちゅぱっ…ちゅるぅぅぅ…

真「欲しいの…もっと…ちゅぱっ…ジュンの舌、と絡ませてたいの…ぴちゃっ…あぁぁっ…ジュンんん…」
J「僕、も…ちゅるっ…真紅と、ずっとキスしてたい…」
真「あぁ…ジュン…ちゅうぅっ」


オチなし
149名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 22:30:24 ID:4ISqzJhD
>>147
相手したらアカン('A`)
150名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:24:07 ID:dwwJDTrW
相手もなにもお前が最初に(ry
151名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 00:26:31 ID:fF1hOJKa
そしてここからIDがかわり自演擁護大戦が始まる

152名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 00:28:54 ID:hH+SN/w9
>>150
もうどうでもいいだろ……流れ的に考えて……
153名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 00:34:39 ID:onqwGaoU
>>148
空気読まずにGJ!
154名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 01:21:06 ID:6t2Dyfu5
新スレ立ってるの知らずに、ひたすら前スレで待ってた俺が来ましたよ
155名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 10:28:43 ID:T6gK2vQF
>>154
萌えた
156名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:34:02 ID:ii7fBuLs
どうでもいいけど蒼星石は可愛すぎだよね
157名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:37:12 ID:jqc9x+My
>>156
同意、あの可愛さは異常
嫁になってくれなくてもいいから、交友関係の構築ぐらいはしたい
158名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:55:41 ID:v5bu2C87
蒼い子は良い子なのに幸薄いから守ってあげたくなるよな
いざヤろうとなると「僕のじゃマスターは満足出来ないかも…」とか言ったり初めての時に無理して痛くない振りとかしそうだ
あぁ抱きしめたいなぁ畜生
159名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 00:39:11 ID:ySJ+K/ZR
だ が そ れ が い い
160名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 00:52:55 ID:RiyLyvu3
小説は進まないのに煙草は進む
タール14mgは指も口も部屋も臭くなるぜ
こんな俺を罵ってくれる翠星石はまだか
161名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 01:26:23 ID:X/w4S2p7
罵りCDなら絶賛発売中ですぅ
162名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 08:58:31 ID:5k7wHoQF
ですぅとかキモいよ
163名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 14:55:12 ID:TMw3NCJP
禿しく同意かしら
164名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 16:08:25 ID:dWB/gyXU
禿しく同意なのだわ
165名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 16:13:33 ID:Hl0LXo9m
缶ピース吸ってる俺は指まで黄色くなってきたぞ
166名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 20:58:40 ID:1h8xdDDY
なんかここ見てると巴よかめぐのが人気やね
なんで?
167名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:33:17 ID:uOHk+8mZ
俺、巴を見ると武装錬金の斗貴子さんを思い出すんだよね
だから俺は巴の方が好き
なにを根拠にめぐの方が人気があると言っているんだコンチクショウ
168名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:04:14 ID:LaB0c342
なにを根拠に巴の方が人気があると言っているんだコンチクショウ
169名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:18:36 ID:v80eogM6
海苔の存在を忘れないでください
170名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:19:27 ID:QAoUZ/G1
くわぴーマダー?
171名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:56:41 ID:oL6WP8Ke
「ジュン、紅茶を煎れて頂戴」
「はいはい」
「『はい』は一回でいいのよ」
「ハイハイハイ」
「全く…」

「ほら、煎れてきたぞ」
「遅いわ。お茶を煎れるのに何分かかっているの」
「毎度ながらいちいちうるさいな…その生意気な口を塞いでやる」
「はぁ…文句はお茶を飲みながら聞いてあげるわ…っ!」

(ジュン、カップの紅茶を口に含んで真紅にキスをする)

ちゅうぅぅぅ…こくっ…こくん…んちゅうぅぅ…ぷはっ

「っはぁ…温度はどう?」
「ぁっはぅ…ぬるいわ…もっと、あついのを、頂戴…」

ちゅうぅぅぅ…



オチなし
172名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:17:13 ID:bbD9wScC
あっつかったらJUMJUMの口ん中ヤケドしちまうっだろっがぁ!


と、うちのカナ・ヒナ・キラが申しております



俺は半乙。
173名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:13:37 ID:uMEygE84
銀様にヤクルトぶっかけ
174名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:45:51 ID:gQlUxLx+
めぐたんにぶっかけ
175名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:49:26 ID:uBnHHuv8
親父に強姦されるめぐ
176名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:53:50 ID:GLRga97B
蒼×銀ってあんまないよね
原作の雰囲気なら銀が実はネンネで蒼が攻めでも違和感無いと思うんだけどなあ
177名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 02:28:34 ID:eglUpcKB
そういえば真紅って紅茶好きなのに紅茶ぶっかけってシチュあんま見ないな
178名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 03:51:56 ID:NlyApeID
紅茶などぶっかけてどうするw
どっかの祭りじゃあるまいし何でもぶっかけりゃいいってもんじゃないだろw
179名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 03:55:54 ID:8I2MX3Z0
1)浣腸でアナルに紅茶を流し込む
2)漏斗を挿し、紅茶を流し込む
180名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 05:04:44 ID:c8Le+i6G
>>178
真紅がアリスとなったら、桜田家で祝賀会を開き、
JUMの「おめでとう真紅」の声を合図に紅茶シャワーという事でいいか?


言うまでもないが、銀ちゃんがアリスとなった場合は、
当然ながら、めぐの病室でヤク〇トシャワー(w

寝起き早々にこんな事を考えた俺はジャンクにされちゃうか?

181名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 09:21:06 ID:nw8O+UY3
これはヒドい…
182名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 12:55:24 ID:uMEygE84
ぶっかけまつり
183名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 14:02:40 ID:07t4mz6w
じゃあ
金糸雀がアリスになったら玉子焼きぶちまけて
翠星石がアリスになったらスコーンぶちまけて
蒼星石がアリスになったらお茶ぶっかけて
雛苺がアリスになったらうにゅー浴びせるのかww

雪華綺晶か巴がアリスになったら雛苺のフライングボディプレスだな
みっちゃんなら当然全ドールズ御持ちかえり!

JUMだったらUMEOKA爆弾投下
184名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 14:27:32 ID:BbgGSpQj
>雛苺がアリスになったらうにゅーぶっかけ
エロパロ的な選択肢はこれしかねーなw
しかし水銀燈のヤクルトもだが、糖分でえらい事になるな…
185180:2007/03/24(土) 14:58:35 ID:c8Le+i6G
>>183
あまりにベタだから、あえてそこまでは書かなかったのだが(w

>>184
マジレスだが、雛のうにゅーの場合は、まぶしてある澱粉で真っ白けになる気が…

銀ちゃんの場合は確かに壮絶だな。
大事な一張羅のドレスをゲトゲトにされ、
間違いなく大激怒して、ブラックフェザーマシンガン乱射だろう。

もっとも、羽根もヤク〇トでゲトゲトだから、飛びはしないだろうが(w

186雛苺独白 その2:2007/03/25(日) 00:00:31 ID:9mwlENAk
あのね、トモエ。最近、雛の身体ちょっとおかしいの。
ジュンの頭の上に上ってね、べたーってしがみついているのが雛好きなのー。
そうするとねジュンの髪の毛が雛のほっぺにつんつん当たって、ちょっとくすぐったいの。
それでねジュンが歩くと周りがぐらぐらと揺れて、お馬さんに乗っているみたいで雛好きー。
だけどね、そうやってしがみついているとちょっと変な感じがするの。
何だろう、胸のあたりが服にこすれて少しせつない気がするの。
悪い気持ちじゃなんだけど、なんか変なのー。
それでね、雛、この前じゅんの頭にぎゅって抱きついて、ぐりぐりーって体を動かして
みたの。そしたらね、胸のところでぴりって電流が流れたみたいな感じがして、雛、
思わず「ひゃっ!」って声を上げて落ちそうになっちゃった。じゅんが「しょーがねーなー、
お前」って、手でぎゅっと雛を抱えてくれたんだけど、ずっと心臓がどきどき言っていたの。
それでね、雛怖くなって、その後はずっとじゅんの頭の上でじっとしていたら、
今度はじゅんが「どうしたんだよ、やけにおとなしいじゃん」とか碧星石が「チビチビ
、なんで顔が赤いですか?」とか不思議そうに聞いてくるの。それでね、雛、どうしてか
わからなかったけど、何も言えなかったの……。

……ねえ、なんでトモエまで困ったみたいに黙っているのー? 
ひょっとして雛、病気なの? 『違う』?
うーんと、じゃあドールの身体がおかしいなら、この前みたいにじゅんに聞いたら
わかるかなぁ? え、『それもダメ』? どうしてどうしてー? 
ずるーい、雛のことなのに雛にも内緒なのー?
ねぇ教えて、どうしてなのー?
………………………………
……………

>86読んでなんとなく思いついたので投下。
反省は(以下略
187名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:08:28 ID:WrrZ5f47
これほどまで俺の心に直接語りかけてくるような文章は今まであっただろうか
188名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:09:01 ID:+AqhG6AR
反省なんて…いいよ…
うん…とてもいい…

もっと続けてくれ
189名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:26:58 ID:WSL8qQvU
こうやって性知識を学んでいくんですね^^
素晴らしい
190名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:41:07 ID:LUgWoQAv
だから反省とかうざったいって言ってるだろがこのおたんこなす
191名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 02:12:31 ID:QWoKnqYa
おたんこなす・・・よもやこれをゲームマンガ以外で聞くことになろうとは・・・
192名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 02:22:22 ID:4490WuJx
碧星石ってだれよ
193名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 07:50:01 ID:fCvOI66D
実装石と尿結石なら知っている。
194名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 14:22:20 ID:Eatl0uOw
蒋介石も知ってる
195名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 14:36:19 ID:2isSlMWk
金剛石も知ってる
196名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 15:51:20 ID:omhmjBqK
猫目石とか月長石とか懐かしいな
197名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 20:38:22 ID:GZX2CFyE
力石を忘れてはならないと思うんだ
198名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 00:12:36 ID:iSlZNJ9i
>>186
ていうかこのままエロ方面にもってっちゃいなYo!

「ジュンー。雛のカラダおかしいのー。ジュンなら治してくれるって巴が言ってたのよ〜!」と言って服をまくりあげる

ジュン照れながらも診察

ジュンに触られて雛(;´Д`) ハァハァ

「やぁぁ…雛のカラダ…壊れちゃったの…?
ジュンにさわさわされると…あたまがポワポワして……お股がムズムズしてくるのー…。」

ジュン崩壊、そして解放

すったもんだで…

「ジュンありがとうなの〜ジュンのおくすりのおかげでちょっぴり治ったのー。
…でもー…まだ雛のちっちゃいドキドキは止まってないのー……だからジュン…また雛におくすりちょうだいね?」


みたいな感じで突っ走れ
199名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 00:41:04 ID:KLwuhlyN
>>196
よし、がんばれ
200名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 12:42:33 ID:0sW5fAMK
やすひろってなんなの?
201名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 12:49:01 ID:DRYoROAl
柔道の偉い人
202妖刀:2007/03/26(月) 22:52:31 ID:6FhUZJ5H
「なになに? 今なら呪いの妖刀が2500円だって?」
今日もネット通販に勤しむジュンだが、なにやら面白い物を見付けた様子。
「呪いの刀なんて不気味だけど面白そうだな。まあ騙されたとしても安いからいし。よし注文っと!」
数日後、ジュンの下に注文通りの刀が届いた。見るからに数百年前に作られたとわかる
古ぼけた真っ黒な鞘に収められた日本刀である。そして刀には説明書の様な物も付いていた。
「え〜何々? 昔々ある国に権力や武力に物を言わせ、恐怖政治で国を支配し、
殺しや強姦もやりたい放題だった恐ろしい暴君がおりましたが、ついに反乱が
起こって殺されてしまいました。しかしその暴君が愛用していた刀に暴君の怨霊が乗り移り、
妖刀となったのがこの刀なのです・・・か・・・。何かいかにもって感じだな〜。」
早速ジュンは刀を手に取り、鞘からゆっくりと抜いた。白銀に輝きながらもまるで数多くの
人間の血で染まってきたかのような赤さも何処か感じさせる不思議な刃が姿を現し、
完全に鞘から抜いた時だった。
「!」
ジュンは硬直し・・・直後に目付きが変わった。物語はここから始まる。

翠星石が階段を一段一段上がっていた。手には先程作ったばかりのクッキーの入った袋が
握られており、その顔もどこか嬉しそうだった。
「ったくチビ人間なんかにこんなの勿体無いんですけど〜どうしてもって言うならやっても構わないですぅ!」
と、彼女のお決まりとなったツンデレ系セリフを吐きながらドアを開いた時・・・
「い!?」
翠星石の首元に刀が当てられた。そして目の前には刀を右手に持ったジュンの姿があった。
「な・・・チビ人間・・・何を・・・するですか・・・。」
『何だと・・・それが殿に対する呼び方かぁ!』
「ヒィ!」
その時のジュンは明らかに違った。目付きはまるで殺人者の目と変わり、声色もどこか低い物になっていた。
「ち・・・チビ人間・・・殿なんて冗談キツイですぅ。と言うかそんなオモチャの刀なんて怖くもなんとも・・・。」
と、翠星石が言おうとした瞬間、刀の一振りによってドレスが切り裂かれてしまった。
「キャァァァ! まさかそれ本物ですぅ!? ヒィィィィ!!」
ドレスが切り裂かれ、露となった肌を必死に隠しながらその場にしゃがみ込むが、その首にも
再びジュンの持つ刀が当てられた。
『これでもオモチャと言い切るつもりか?』
「ひ・・・ヒィィィ!!」
『この刀の錆になりたくなければ我を今日から殿と呼べ・・・。』

その後、上が騒がしいとばかりに真紅と雛苺も上がって来るも例によって首に刀を当てられ
やはり跪かされてしまった。この日、ジュンによる下克上が成功してしまったが、
ドールズは知らなかった。ジュンが通販した妖刀は本物の妖刀であり、妖刀を鞘から抜いた時点で
ジュンはジュンで無くなり、妖刀の元となった暴君の怨霊が憑依してしまった事を・・・

それから、部屋のベッドの上で偉そうに足を開き、顔を少し斜めに傾けた状態で座るジュンに
対し跪いているドールズの姿が見られた。そしてジュンはドールズに向けて刀を振りつつこう問う。
『お前達・・・我は何者だ?』
「ハイ・・・お殿様なのだわ。」
『我の立場はどうだ?』
「とっても偉い人ですぅ・・・。」
『お前達は我の何だ?』
「ハイ・・・お殿様の忠実な下僕なのよ・・・。」
それまで下僕として見ていたジュンに跪く。ドールズにとってこれ程の屈辱は無かった。
しかし今のジュンは何時ものジュンと違う。逆らえない所か逆らってはいけない何かを感じていた。
『よし・・・ではそこの翠色!』
「え!? あ・・・ハイ!」
『今夜・・・貴様に我の伽を命ずる! さっさと支度せい!』
「ええ!?」
203202:2007/03/26(月) 22:53:38 ID:6FhUZJ5H
別の人格に支配されたジュンがドールズを・・・ってネタを思い付いたので
勢いで書き上げたけど続きはまた今度。
204名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 23:18:35 ID:ATM6N4Qa
はよ書け


いや、書いて下さい
205名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 00:17:03 ID:08VW0gMw
これなんてアヌビス神?
206名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 00:46:29 ID:cyZ21NcC
これなんてアメン・ラー?
207名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 00:53:58 ID:D+01q0s7
これなんて池田だ(ry
208名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 01:41:20 ID:77687FZU
>>205
達人スタンドの二刀流にかなうはずがない
209名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 02:21:01 ID:ptXQk8Kp
巴は剣術師らしい
210名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 06:54:02 ID:SP6Gk9OU
>>209
剣道部じゃね?

あと今日の夕方めぐ投下できたらするね
211名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 14:00:14 ID:mxhdgCDs
wktk
212名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:32:42 ID:SP6Gk9OU
今から投下
長い上にアレなので注意
>>71約束は果たすぜ
面白いかどうかは別として
213名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:35:56 ID:SP6Gk9OU
ジュンは沈んでいた。
前回の巴との過ちから未だ立ち直れない。
幸いに巴は孕んではいなかった、が、
それでもジュンは落ち込んでいた。
普段ドールズととっかえひっかえしてる癖に
意外とピュアっ子なのである。

最初こそ大したことではないと言っていたドールズも
その落ち込み様から徐々に危機感を覚え始めていた。

「ジュンのちびちびが何時まで立っても、ちびちびなままですぅ」

「ジュンの最近おっきおっきしてないのーー」

「穴……攻めますか?」

手から水晶を発生させる薔薇水晶。
それを真紅が止めた。

「ダメよ。これは試練なのだわ。私達に課せられた、
如何にしてジュンを元気にさせるか、という……
先ずは私のこの"乙女の嗜み"で……」

「……それじゃちょっと小さすぎるじゃないかな」

「……お姉様可哀想」

「お黙り!!ブルーシザーに白電波!!
どこ見てんのよ!!」

コレよ、と言って手に持っているのを見せる。

「お化粧かしら?」

「のりから借りたコレを使って
ジュンを欲情させるの。私の滲み出るフェロモンなら
楽勝なのだわ」

数分後。

「さぁどうかしら?」

みんなの前に立つ真紅。
214名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:39:43 ID:SP6Gk9OU
タイトル貼り忘れorz
もう一回初めから

>>48続き
もしも薔薇乙女全員(+1)とジュンが契約していたら
〜柿崎めぐの治療編〜


ジュンは沈んでいた。
前回の巴との過ちから未だ立ち直れない。
幸いに巴は孕んではいなかった、が、
それでもジュンは落ち込んでいた。
普段ドールズととっかえひっかえしてる癖に
意外とピュアっ子なのである。

最初こそ大したことではないと言っていたドールズも
その落ち込み様から徐々に危機感を覚え始めていた。

「ジュンのちびちびが何時まで立っても、ちびちびなままですぅ」

「ジュンの最近おっきおっきしてないのーー」

「穴……攻めますか?」

手から水晶を発生させる薔薇水晶。
それを真紅が止めた。

「ダメよ。これは試練なのだわ。私達に課せられた、
如何にしてジュンを元気にさせるか、という……
先ずは私のこの"乙女の嗜み"で……」

「……それじゃちょっと小さすぎるじゃないかな」

「……お姉様可哀想」

「お黙り!!ブルーシザーに白電波!!
どこ見てんのよ!!」

コレよ、と言って手に持っているのを見せる。

「お化粧かしら?」

「のりから借りたコレを使って
ジュンを欲情させるの。私の滲み出るフェロモンなら
楽勝なのだわ」

数分後。

「さぁどうかしら?」

みんなの前に立つ真紅。
215名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:41:45 ID:SP6Gk9OU
(うげっ!厚化粧すぎて最早誰なのかわからんです)

(真紅、オバケになっちゃったの…)

(くっ、このローゼンメイデン一の変装乙女、
金糸雀でも歯が立たないかしら)

「どうなの?」

真紅が詰め寄る。

「い……良いと思う……よ……」

「当然よ!!」

蒼星石が顔を引きつらせているのに気付かず真紅は向かう。
ジュンの部屋へと。
自信に満ち溢れた表情で。

「さぁジュン私に欲情なさい!!」

勢いよくドアを開ける。

「うわあっ!?だ……誰だ?お前は!!って真紅?
ちょ、ちょっとケバす「絆ーーーーックル!!!」

どがぁん

という音。
風呂から上がり立ての
のりが大慌てでやって来る。

「ど、どうしたぁ〜泥棒かぁ〜」

のりの目に映ったのは壁にめり込むジュンに
化粧を落とした真紅が紅茶を啜っている所だった。

「全く失礼するのだわ」



薄暗い病室で少女は一人自分を慰めていた。
声がでないよう服の裾を口に含み、
左手はその少女に相応しい成長具合の胸に、
右手はその桃色の秘部にそれぞれあてがわれていた。
この部屋では目の前の写真立てが
少女の淫行を静かに見つめるのみ。
両の手はそれぞれ意志を持った生き物のように
動き回る。
それは徐々に徐々に激しさを増し、

ビクンっ

と少女が軽く跳ねたのを合図に治まっていった。
ふぅ、と一息つきベッドに力無く寝転ぶ。
乱れた服に滴る汗が少女をやけに大人びた様相に見せる。
216名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:43:36 ID:SP6Gk9OU
「……待たせてごめんね」

不意に少女、柿崎めぐが言った。

「気づいてたの?」

窓から水銀燈が入ってきた。

「見られてる方が興奮するのよ」

めぐはそう言って起き上がる。
乱れた衣服を正し、汗を拭く。

「で、今日はどんなプレイしたの?」

めぐはいつもの調子で聞いてくる。
水銀燈が来たときは先ず、ジュンとどんなプレイを
したのか聞くのが日課だった。
それを水銀燈も自慢気に語るというのがこの二人の
日常なのである。
しかし

「最近はさっぱりよぉ。
ナニやっても反応しないからつまんない感じぃ」

心底ツマラナそうな顔をする水銀燈。
そして写真立てに目をやる。

「あなた、またこれをオカズにしてたのぉ」

それはジュンの写真だった。
以前みつが桜田家に遊びに来たとき撮ったものの一つで
(その写真を巡ってのアリスゲームで
血みどろの戦いがあったが省略)
水銀燈が見事に勝ち取ったものだ。

「だって私、ずっと病気だから友達いないもん!
それにこんな牢獄に閉じ込められてちゃ
溜まっちゃうのはしょうがないの」

めぐはぷうっ、と頬を膨らます。
水銀燈は苦笑いをし、
ある考えを思いついた。
ジュンを復活させる為の案なのだが、
このやり方は正直やりたくない。
しかしこのままでもジュン復活は当分なさそうだ。

(背に腹は代えられないか……)

水銀燈は妥協し、めぐに言う。

「ちょうどいい作戦があるんだけどぉ」
217名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:47:13 ID:SP6Gk9OU
真夜中。
どうにも最近寝付きの悪いジュンは
何か飲もうと一階の冷蔵庫に向かう。

「あれ……この前買ったジュースがない……」

「あらぁ?じゃあヤクルトでもどぉ?」

しばし沈黙。

「じゃあお休み!!」

ジュンは自分でもびっくりするぐらいの速さで逃げた。

「待ちなさぁい」

そしてあっさり捕まった。
どう考えても嫌なことしか想定出来ない。
水銀燈がナースの格好をしてる時点で。

「あなたがお医者さんごっこが好きだってのは
もうわかっているわぁ。観念なさぁい」

水銀燈に言われるがままにnのフィールドに連れてかれる。
そこは正に病院だった。

「はぁ〜い急患でぇ〜っす」

パチンと指を鳴らす水銀燈。

ガラガラ

と、よくドラマで見る患者を運ぶベットが

「急患なのー!」

「ジュン君悪く思わないで…君のためなんだ」

雛と蒼共に突っ込んでくる。
ジュンが悲鳴を上げるより先、
がぁん、とはね飛ばされた。
そしてベットの上に落ちる。

「さぁ行くデスよ真紅」

「この私が縛ってあげるわ。感謝なさい」

いつの間にかベットにいた二人に
包帯で縛り上げられる。

「さぁコッチかしらぁ」
218名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:50:13 ID:SP6Gk9OU
金糸雀の合図で紅翠は飛び降り、ベットが急停車。
慣性の法則に従いジュンは吹っ飛ぶ。
前方の部屋にぶち込まれた。

「どしゃらべぅっ!!?」

奇妙な悲鳴を上げ直ぐドアの方を見た。

「ぐっじょぶ」

雪華綺晶が親指立てて言った。
瞬間にドアが閉まり白荊がそれに絡まる。
「お前は何が言いたいんだぁぁぁぁあああ!!!」

「うわあ!本物!?」
突如何者かがジュンに抱きついてきた。

「きゃあ〜写真で見るよりちっこくて可愛い〜」
更に強く締め付ける少女。
ジュンはその少女の香りに理性がとろけそうになる。
が、とっさに拒絶した。
「やめろ!!」

ジュンは巴との過ちを思い出す。

「あんた誰だよ?」

思わず言葉が強くなる。しかし少女――柿崎めぐは
全く動じない。

「あは!自己紹介まだだったね。
私、柿崎めぐ。よろしくね!!」

あまりにも自然な態度にジュンは面食らった。
そんなジュンに何時の間にかいた水銀燈が
簡単な事情説明をする。

水銀燈の元マスターということ
めぐには友達がいないこと
更に欲求不満だからどうにかしてくれ
とのことだ。

「と、言うわけでこれはめぐのためであり
あなたの為なのよぉ。
大人しくめぐ先生の治療を受けなさぁい」

「なんで僕が「あらぁ大丈夫よぉ!?ここは
nのフィールド……現実とは違うもの。中に出しても
妊娠なんかしないわぁ。あなたの好きなように
この子を滅茶苦茶にすればいいのよぉ」

ピクリとジュンが反応する。
もう少しだと水銀燈。
219名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:52:57 ID:SP6Gk9OU
「そうねぇ今度からは柏葉巴も此処に呼べば
ヤりたい放題なんだからぁ」

そしてめぐの方にジュンの顔を向ける。
めぐは顔を赤らめ、息を荒げ、
服をエロく着崩していた。
チラチラ見える下着に男のロマンがあった。
水銀燈はトドメの一言。

「さぁイッちゃいなさぁい」

「うわあああっ!!」

ジュンは復活した。
めぐを押し倒し、その華奢な身体を
欲望のまま貪る。

「ごゆっくり〜♪」

ジュン復活を見届けると水銀燈は窓から外に出る。
隣の部屋に移動し内線電話をかける。

「こちら水銀燈。いよいよ仕上げよぉ」

「……了解しました」

電話からは薔薇水晶のボソボソした声が聞こえた。



「んっ……桜田君」

ジュンは押し倒しためぐの胸に顔を埋める。
小さな二つの山、その周囲に丹念に舌を這わせる。
それから今度はその頂を舌ではじく。
もう片方の頂は指の腹ですり潰したり撫でてやる。
めぐは断続的に声を上げその度に身体をビクつかせる。
その反応が面白くジュンは更にその乳房を強く吸う。

「いやあっ!!」

まるで釣り上げたばかりの魚のように跳ねる。
目がトロンと虚ろになる。
軽くイッてしまったようだった。

「す……すごいよ、桜田君……でも私だって……」

めぐは言うと身体を、頭と足の位置をジュンと逆にする。
すぐにジュンに快楽が伝わる。
めぐがジュンの自身を口にくわえたのだ。

「そっちこそ……すごいよ」
220名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:55:22 ID:SP6Gk9OU
ジュンも負けじと目の前にあるめぐの密壷に舌を差し込む。
差し込んで上下に動かす。
感じているらしくめぐは身体を捩らせる。
その拍子に自身を甘噛みされ今までとは違う妙な快楽に

「……あうぁ……」

耐えきれず出してしまった。
間抜けた声と共にめぐの顔は濃いジュン液に
染められる。

「私の勝ちだね……」

めぐは起き上がるとジュンに跨る。

「今度は桜田君の番」

まだまだ元気なジュンジュニアをめぐは己の
秘部に導く。えい、と気合い一閃、
ジュニアはめぐに飲み込まれた。
久々の交わりにジュンはますます硬くなる。

「すごいよすごい!!」
めぐは歓喜し、腰を振る。上下は勿論、
前後に揺すったり、円を描くように腰を動かしたりと
その硬さを堪能していた。

「か……柿崎!?」

「ふぁ……桜田君……」

お互いの限界を感じ、最早本能のみで腰を振り続けた。
相手の名前を叫びあい、動きは速く、
肉の打ち付けあう音も大きい。

「「ああああああああっ」」

絶叫と共に二人は果てた。
結合部から愛液と精子が溢れ返っていた。



少しやりすぎたかな、と巴は反省していた。
だから今日は一言謝ろうと桜田宅までやってきたのだ。
呼び鈴を鳴らし玄関を開ける。

「すいませヒャア!!」

ドアを開けた先に薔薇水晶が立っていた。
無言無表情で突っ立っていたのでかなり怖かった。

「……え……えと、……」

巴が何を言おうか考えていると、

「コッチです」
221名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:57:53 ID:SP6Gk9OU
薔薇水晶はスタスタ歩き出した。
巴について来いと言っているらしい。
は、はいと意味もなく敬語で薔薇水晶について行く。
nのフィールドへと。
ジュンの元へと。



行為を終えたジュンはめぐをベットに寝かせ、
自分の部屋に戻ろうと病室を出た。

「さ……桜田君!?」

「え……柏葉!?」

そして巴に出会った。

水銀燈の作戦はこうだ。
まずジュンに三次元の女に対しての恐怖を
薄める。
次に元凶である柏葉巴に会わせ
コレを克服させる。
ジュン完全復活を目論だのだ。

気まずい沈黙。
物陰ではドールズが見守っている。
やがて巴は意を決し言った。

「桜田君ごめんなさい!!」

頭を下げて。ジュンは呆気にとられたがすぐに我に返る。

「や……やめてくれ柏葉!あれは僕が暴走したせいで……」

「違うよ。桜田君が外で出そうとしたのを無理矢理
中で出させたのは私……本当にごめんなさい」

頭を上げようとしない巴。
次第にイライラしてきたジュンは、

「桜田……君?」

巴に熱い抱擁をし口付けをした。

「なぁ柏葉知ってるか?
ここじゃあ幾ら中に出しても妊娠しないんだぜ」
222名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:00:02 ID:SP6Gk9OU
ジュンは不適に笑うと、

「お詫びとして僕を満足させて貰う!!」

巴に飛びかかる瞬間、

「もぉ〜うるさいなぁ」

「「!!!!!」」

シーツを身体に巻いためぐが病室から出て来た。

時が止まる。
巴とめぐが互いを見つめあう。

「ねぇ桜田君」

めぐが口を開く。

「この棒きれを持った野蛮そうな雌豚は一体誰かしら?」

「―――!!」
爆弾発言。恐る恐る巴を見る。
額にいくつもの青筋を立ててなお、笑顔なのは恐ろしい。

「ねぇ桜田君」
巴が口を開く。

「この如何にもひょろい薄幸な泥棒猫は一体誰かしら?」

「―――!!」

めぐの眼は先程のソレと違う意味で虚ろになり
ブツブツと何かを呟き始めた。

二人は睨み合い長きにわたる沈黙が続く。

(ば……薔薇水晶)

「知らない私は何も知らない」

助けを求めたジュン。しかしドールズで
おそらく一番戦闘能力のある薔薇水晶ですら
二人の気迫に負けてしまった。

「私も知ら〜ないっとぉ」

水銀燈が小声で言い、それを合図に
ドールズは避難を開始した。

「……じゃあ僕はこれで……」

ジュンはそそくさと二人から離れようとして、
223名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:00:53 ID:SP6Gk9OU
「「さ〜く〜ら〜だ〜く〜ん」」

二人にがっちり肩を掴まれ、

「ちょっ……二人とも、落ち「「落ち着いてられるか!!!!」」



アッーーーーーーー!!!!!



ジュンの叫びがnのフィールドに響き渡った。



おわり
224名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:02:19 ID:SP6Gk9OU
読みやすくしようと思って
改行増やしたけど逆に読みづらいかも
スマンorz
225名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:03:41 ID:R7fBj3mV
リアルタイム乙。コーフンした。

>「なぁ柏葉知ってるか?
>ここじゃあ幾ら中に出しても妊娠しないんだぜ」
JUM君テラ男前wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
226妖刀 2:2007/03/27(火) 20:59:03 ID:21Km4w5L
伽、つまりジュンと一晩共にしなければならなくなった翠星石は仕方なく
ベッドで待つジュンの所へやって来た。
「ジュ・・・じゃなくて・・・お・・・お殿様・・・。ご命令通り来ましたですぅ・・・。」
『うむ・・・。』
翠星石は完全に怯えており、体中が小刻みに震えていた。今のジュンはジュンにあらず。
妖刀に込められた呪いによって昔恐怖政治によって国を支配した暴君の怨霊が憑依した
ジュンに翠星石は逆らう事が出来なかった。
『では・・・着ている物を脱ぎ・・・我に抱かれよ。』
「え!?」
翠星石は驚愕した。ただ一晩一緒に寝るだけだと・・・そう思っていたのにジュンは
それ以上の事を要求して来たのである。思わず翠星石は赤くなり両手で胸を覆い隠した。
「そ・・・そんな・・・そんなのジュンじゃないですぅ!」
『それが殿に対する口の聞き方かぁ!』
ジュンの平手打ちが翠星石の頬にモロに叩き付けられ、部屋の端まで吹っ飛ばされた。
「・・・・!!」
翠星石は動けなかった。いくら翠星石がドールで、人間より軽いと言っても部屋の端まで
飛ばすなどヒキコモリのジュンの体力から言ってあり得ない事である。だが、それ以上に
殴られると言う行為そのものが翠星石に精神的なダメージと屈辱を与えていた。
『何をしている。早く着ている物を脱げい!』
「は・・・ハイ・・・わかりました・・・ですぅ・・・。」
今のジュンに翠星石は逆立ちしても逆らう事は出来ない。そしてジュンの見ている前で
翠星石は己のドレスを一枚一枚脱ぎ、真っ白な肌を晒していく。姉妹の中でも一番
大きめのドレスに身を包み、露出度の低い翠星石であるが、脱いだたら凄かった。
そのままでは完全とは言い難いが、それでも翠星石もアリスの候補にあるドールである。
人間の少女が持つマイナスの面が排除され、プラスの面がより強調された美しい裸体を彼女は持っていた。
『ふふふ・・・良いぞ・・・さあ全てを曝け出して我の下へ来るのだ。』
「・・・。」
後はパンティーを脱ぐだけ・・・と思われた時、翠星石の手が止まった。
『どうした? 後一枚ではないか。早く脱げい!』
「・・・。」
翠星石は脱げなかった。彼女の薔薇乙女としてのプライドがパンティーの向こうだけは
見せまいとしていたのである。もしこれを脱ぎ、逸し纏わぬ姿を殿方に晒し、抱かれた時、
翠星石は乙女では無くなる。それだけは何としても阻止したかった。が、現実がそうはさせなかった。
227妖刀 3:2007/03/27(火) 20:59:36 ID:21Km4w5L
『なんだ? お主・・・我に抱かれるのが嫌と申すか?』
「ヒッ!」
憎悪に狂った怒りの目となったジュンは再び妖刀を抜き、刃を翠星石の首元に当てた。
これはおどしではない。今のジュンは全く躊躇する事無く翠星石を斬り殺す事が出来る。
「は・・・はい・・・わ・・・分かりましたですぅ!」
大粒の涙を飛び散らせながら翠星石はついに己のパンティーを脱ぎ下ろし、
股間の割れ目をジュンの目に晒した。彼女も死ぬのが怖い。生き延びたい。
その為にはジュンの命令に大人しく従うしか無かった。それが例え薔薇乙女のプライドを傷つける事となっても。
『ようし・・・良い子だ・・・。では我の所へ来るが良い・・・。』
今度はジュンが己の服を脱ぎだし、全裸となった。ジュンの股間に輝く男性器は激しくそそり勃ち、
薔薇乙女のアリスゲームと言う名の女の世界で生きて来た翠星石にとってそれはどんな物でも敵わぬ
恐ろしい怪物に見えた。だが、ジュンは怯える彼女を構わず招き寄せ、男性器という名の怪物を
翠星石の小さな女性器へ押し当てていた。先端が軽く着いたそれだけで激しい痛みが彼女を襲う。
「痛・・・! や・・・そんな・・・大きなの・・・挿らない・・・ですぅ・・・。」
『挿るか挿らぬかは我が判断する事だ・・・。』
痛がる翠星石を無視し、ジュンはどんどんと固い男性器を押し込んでいく。
そうすればそうする程翠星石の女性器は大きく広がり、どんどんと奥へ食い込んでいく。
「い・・・痛ぁ!!」
『ふふ・・・全部挿ったではないか・・・。』
ジュンの巨大な怪物は翠星石の女性器の中へ全て挿り込んだ。が、それで全てが終わったわけではない。
今度は逆に男性器を抜き出し、再び奥へ突き込む。その繰り返しが始まった。
「ヒィ! 痛い! 痛いですぅ!」
『ハッハッハッハッハッ!』
翠星石は悲鳴を上げるが、ジュンは大笑いしながら勢いよく突き続けた。
人間であるジュンの男性器はドールである翠星石にとって大きすぎる。
それを激しく何度も突き込まれるのだから、その苦しみたるや腹を何度も殴られる様な物だった。
『では出すぞ! その全てをその身で受け止めるのだ!』
「あああ・・・あああああああああ!!」
ついに翠星石の膣内にジュンの精子が全てぶちまけられた。余りの量に翠星石のお腹が妊婦のように
膨らんでしまう程であった。
「あー・・・。」
『ふっふっふ・・・・これからゆっくりと可愛がってやろう・・・。』
体力を使い果たして動けなくなった翠星石をジュンは抱き、その晩二人は繋がったまま眠りに着いた。
228妖刀 4:2007/03/27(火) 21:00:15 ID:21Km4w5L
翌日、鞄で休む事が出来なかった翠星石はぐったりしていた。そして今度は真紅と雛苺が
ジュンにこき使われ、真紅と雛苺はジュンの命令を無理矢理聞かされた。
無論雛苺ならともかくとして、真紅のプライドがその様な事を許すはずが無い。
しかし、少しでも口答えすると飛んで来るのはジュンの情け無用の平手打ちである。
確かにかつてはジュンこそ真紅の下僕であったかもしれない。しかし、今は真紅こそジュンの下僕なのだ。

『さてぇ・・・運動でもするかのう・・・。』
ジュンはそう言うと二階にあがり、鞄の中で死んだように眠りに付いていた翠星石を叩き起こした。
『こらぁ! 何時まで寝ておるかぁ! これから運動の時間だ!』
「え? ってあああああ!!」
ジュンは無理矢理翠星石を四つんばいにさせた後スカートを捲ってパンティーを下ろし、男性器を強引に
女性器へ挿入した。そこから激しく腰を動かして連続突きを浴びせた。
これこそジュンの言う運動。己の男性器を翠星石の女性器に連続して突き続ける事で
足腰を鍛える運動となるのである。
「あっあっあっあっ!! あああああああ!!」
『ハーッハッハッハッハッハッ!! お前が腰を抜かすまで突きまくってやろうぞ!!』
またも翠星石の悲鳴とジュンの笑いが部屋中にこだました。だが真紅と雛苺に助けを呼んでも無駄。
そんな事をすればジュンが何をするか分からない。しかし・・・
「や・・・やめろぉ!!」
二人の前に怒りに燃えた蒼星石が現れた。無理も無い。翠星石の双子の妹である蒼星石が
現状に怒らないはずは無かった。
「ジュン君・・・僕は見損なったよ・・・。そんな穢れたオチンチンは・・・僕が切り落してやる!!」
蒼星石は鋏を振り上げてジュンに飛びかかろうと勢い良く踏み込んだ瞬間、ジュンの刀の一振りに
よって鋏は綺麗な断面を残して切り落されていた。
「え・・・。」
蒼星石は一瞬何が起こったのか分からなかったが、ジュンの刀によって鋏が切り落されたと知るや否や
恐怖で腰を抜かしてしまい、両脚をM字に広げた状態でその場にへたり込んでしまった。
もし彼女がドールではなく人間であったならば、失禁もしていたに違いない。
『そのような物で我を斬るなど不可能な事よ・・・。』
「ああああああああ!!」
今度は蒼星石がジュンに挿入された。そして運動が再開されるのである。
『ふっふっふ・・・お前にも我の運動をさせてやろう。』
「ああああああああ!! 痛い!! 痛い!! 痛い!! 痛いいいい!!」
ミイラ取りがミイラとなる。翠星石を助ける為に出てきた蒼星石もジュンに犯されてしまった。
そしてジュンに完全に怯えた翠星石は蒼星石を助ける事も出来ず、その光景を黙って見ている事しか
出来なかった。その結果、ジュンは蒼星石が気絶してしまうまで突きまくる事となる。
「あ・・・。」
『なんだ・・・もう気を失ってしまったのか・・・。だらしの無い奴だのう。
まあ良い。続きは奴でやれば良い・・・。』
そう言って蒼星石から男性器を引き抜いたジュンは再び翠星石へ向けた。
と、その時今度は水銀燈が現れる。
「アハハハハ! あんた達何変な事やってるのぉ!? だらしなぁい!」
『また新たな刺客か・・・おもしろい。お前も我が手篭めにしてやろう。』
「何馬鹿な事言ってるのよあんたぁ!」
ジュンが何時ものジュンでは無い事など知る由も無い水銀燈は何時ものように黒い翼を
煌かせてジュンに襲い掛かるが、ジュンの刀の一振りで翼は全て切り落され、
その身に纏っていた漆黒のドレスも切り刻まれ全裸にされてしまった。
「え? ってキャァァァァ!! 嫌ぁぁぁぁぁ!!」
『ハーハッハッハッハッハッハ!!』
水銀燈もジュンの毒牙に掛かり、手篭めにされ、突きまくられてしまった。
229妖刀 5:2007/03/27(火) 21:01:04 ID:21Km4w5L
一方一階では、真紅がテレビでくんくんを見ていた。他の姉妹が大変な事になっていると言うのに
こんな事をするのは不謹慎な事かもしれない。しかし真紅が行った所で何になろうか。
故に真紅はくんくんを見て全てを忘れる事しか出来なかった。
『ほ〜・・・。お前はあの犬が好きなのか?』
「・・・!!」
真紅は硬直した。いつの間にかジュンが彼女の背後に立っていたからである。
『我も鬼ではない・・・お前がそんなに犬が好きなのならば・・・その願い叶えてやろう。』
「え?」
余りにも意外すぎる優しい言葉に真紅は一瞬ジュンの方を向くと、ジュンはにっこりと微笑んでいた。
「(もしかして・・・くんくん見たいな素敵な犬を飼ってくれるの?)」
真紅はジュンに少しだけ期待した・・・が・・・

『ハッハッハッハッ! 犬の散歩だ! ハッハッハッハッハッ!』
「わん・・・わん・・・わん・・・わん・・・。」
真紅はドレスを無理矢理脱がされ全裸にされた状態で首輪をかけられ、さらに四つんばいで
家中を歩き回らされた。しかもお尻の菊門には動物の尻尾を思わせる毛の付いた棒が突っ込まれているではないか。
『ほ〜ら。大好きな犬になれたのだ。嬉しいだろう?』
「わん・・・わん・・・わん・・・わん・・・。」
ジュンは真紅に犬を飼ってやったのではなく、真紅を犬に変えてしまった。
今の真紅に口答えはおろか喋る事さえ許されない。真紅はジュンの犬。ペットなのである。
ただひたすらに犬のようにわんわんと鳴く事しか許されない。
『ほらほら・・・もっと元気良く鳴かんか!』
「わっ! ワンワン! ワン!」
ジュンは何処からか用意したムチで何度も真紅の尻を叩いた。かつてジュンを下僕としたドールは
逆にジュンの犬とされてしまった。だが、真紅が他の姉妹を助けなかったように
誰も真紅を助けようとしなかった。今のジュンには誰も逆らえないのだから。
その日一日中、真紅はジュンの犬として暮らさなければならなかった。現に夕食の時も・・・
『ほら・・・犬! エサだぞ!』
「わん・・・わん・・・。」
真紅一人が全裸のまま椅子に座る事も許されず、床に置かれた皿に入ったエサを
四つんばいのまま食べる事しか許されなかった。余りにも無様すぎる。
薔薇乙女のプライドはズタズタである。だが何を言っても今のジュンには通用するはずもない。
今のジュンにとって真紅は単なる犬・・・ただのペットなのである。
230226-229:2007/03/27(火) 21:03:22 ID:21Km4w5L
勢い余って沢山欠きまくってしまったスマソ
個人的に真紅が犬にされてしまう所とか書いてて楽しかったスマソ

>>224
そのシリーズ好きやわグッジョブ
単なるジュンめぐじゃなくて巴も交えてる所とか良かった。
231名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 21:10:47 ID:FEkWM3Yz
修羅場スレ住人の俺にはご褒美以外の何でもありません。
本当にGJでした
232名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 21:40:42 ID:tK29wM1r
 ガタガタ  ガタガタ_______ガタガタ_______ 
   ガタガタ      ガタガタ       ガタガタl 
   /  ガタガタ      ガタガタ   ガタン!!!!!   / ..|
 /ガタガタ     ガタガタ    ガタガタ     /ガタガタ ./|    <すぃせぇせきぃぃぃぃぃいぃいいいい!!!!!
 │ ̄ ̄ガタガタ ̄ ̄ ̄ガタガタ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ././ 
ガタガタ  ────ガタガタ[ i ]───ガタガタ||/./           <はぁぁぁあああんそぉせぇぇぇぇぇぇせきぃぃぃぃ!!!!
│      [[二二二ガタガタ]] ガタガタ     │/ ガタガタ
└──ガ タガタ ───ガタガタ──ガタガタ───′
233名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 22:33:42 ID:08VW0gMw
本当にいいスタンドでした。
234名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 22:53:20 ID:77687FZU
流石アヌビス神だ
235名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 23:20:36 ID:SP6Gk9OU
金糸雀ならきっと何とかしてくれる
236名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 23:39:24 ID:ptXQk8Kp
水銀燈は攻めより受けだと思う
237名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 01:43:47 ID:RNOLML0f
めぐみたいな可愛くて電波な女の子と付き合いたいよ〜
特異な娘と付き合いたいよ〜

あ〜
238名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 02:01:01 ID:R+5riq9A
みっちゃんはマジで女神。
239名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 08:15:41 ID:bds9Cmvp
マツは最高のダッチワイフ
240名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 12:42:35 ID:9LgrP+92
めぐの下痢便一気食いしたい!
241名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 19:22:01 ID:06IHL6mz
>>224
修羅場大好きwwwwっつかジュンテラカッコヨスwwww
242名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 21:46:45 ID:d6x9TWo/
http://cc.musabi.ac.jp/jimu/mojicheck.htm
これにカチ込んで調べたところ現在55187文字(空白除く)
あと少なくとも倍は書かなきゃならないから10万文字越えることになるのか・・・
243妖刀 6:2007/03/28(水) 22:16:35 ID:mBfbkn9s
ジュンが寝床に付いた時、その日もまた翠星石は伽を命ぜられてギシギシアンアンとなった。
一方真紅はと言うと、やはり犬にされたままであり、首輪に括り付けられた紐はジュンの部屋の
ドアに結び付けられ、さながら番犬の様な体勢で寝かされてしまった。
「(何故・・・ジュン・・・どうしてこんな・・・貴方一体どうしてしまったの・・・?)」
ドアの向こうから聞こえてくる翠星石の悲鳴に心を痛め、涙が止まらなかった。

翌日もやはりジュンはやりたい放題であったが、昼寝を始めてようやく解放されたドールズは
一階に集まり、ジュンの変わり様に関しての会議を始めていた。
「う・・・う・・・ジュン・・・酷いのよ・・・。」
「何でこんな事になっちゃったのよぉ・・・あいつあんなに強かったっけぇ?」
「僕の鋏がうわぁぁぁ!!」
何時もは敵の水銀燈もジュンに手篭めにされ同じ苦しみを味わった仲間として会議に
参加していたが、あまりのジュンの変わり様のアテがつかなかった。
「ジュンが変になったのはあの変な刀が届いてからよ。」
「あの日からなのよ。ジュンが怖くなったの。」
「僕の鋏が切られちゃったようわぁぁぁぁん!!」
流石にココまで来てようやく妖刀が怪しいのでは? と言う結論に達していたが、
その時翠星石が言った。
「もしかしたら真紅の言う通りかもしれないですぅ。あの刀のせいなのかは分かりませんが・・・
無理矢理ジュンと一緒に二日連続で寝かされた時・・・翠星石は見たですよ。
何か変な物がジュンを操ってるですぅ。それが何なのかわかりませんですけど
とにかく何かが・・・だって何時ものジュンにあんな事は出来ないですぅ。
確かにドールも嫌らしい目で見る不届きな人間ですけぉ・・・それでもあんな乱暴はしないですぅ。」
「でもどうやってその何か? を取り除くのぉ?」
「あの刀を取ろうとしても逆に斬られそうだし・・・逆にこっちも操られるかもしれないのよ。」
「nのフィールドから行くですよ! nのフィールドを中継してジュンの心の木へ行って
ジュンを操っている何かをやっつけるですよ! そうすればジュンも元に戻るはずですぅ! でも・・・。」
「でも・・・何?」
翠星石はやや不安そうに口ごもった。
「これをやるには誰かがジュンの気を反らしておく必要があるですよ。誰かがジュンに付いて
ジュンの無茶に付き合っている間に他の皆でジュンを操ってる何かをやっつけるんですけど・・・
ジュンに付き合う方のドールが酷い目にあうのは確実ですぅ・・・。」
翠星石は怯えていた。確かに蒼星石や水銀燈もジュンに一度手篭めに去れているが、
その回数や密度と言う点では翠星石がダントツである。無論その際には何度も
ジュンに叩かれるなど暴力も受けている。だからこそジュンに付き合う係がどんな
酷い目にあわされるのかが容易に想像出来たのである。だが・・・
「私がやるわ・・・ジュンに付き合うのを・・・。」
「真紅!?」
突然手を上げて立ち上がった真紅に皆が注目した。
「真紅!? 本当に真紅がやるですか!? 酷い目にあわされるですよ!?」
「翠星石・・・これ以上どんな酷い目に遭えというのかしら?」
真紅の顔に恐怖の色は無く、むしろ堂々としていた。無理も無い。真紅もまたジュンに
裸にされ、皆の前で犬として扱われるなど下手をすれば翠星石にも負けないくらい
酷く屈辱的な目にあわされたのである。既にそのような屈辱を味わった真紅に怖い物は無いのだろう。(猫は除外)
「私がジュンの気を引いている間にみんな・・・おねがい・・・。」
「真紅・・・頼むですよ・・・。」
ドールズは手を取り合って互いの無事を祈った。
244243:2007/03/28(水) 22:17:59 ID:mBfbkn9s
今日はキツイのでここまで。
nのフィールドから夢の扉の中に行けるかどうかはわかんないし、
無理あるとおもうけど勘弁して
245名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 22:23:44 ID:AF7zlB1B
リアルタイムGJ
風邪引いてるが全裸で待機するかぁ
246名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 22:28:34 ID:RNOLML0f
GJ! 毎回読みやすくて次回が楽しみ

>>245
俺が温めてやるよ
247名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:57:46 ID:v3x/ql3x
>>244
一時はどうなることかと思ったけど、何か落ち着いて読めるわ

>>245-246の周囲に変なフィールドが発生しております
248名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 00:17:44 ID:SGnqexqD
おk
今度>>245>>246の純愛モノ投下するわ
249名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 07:31:14 ID:D0FmV2P+
妖刀(失笑)
250名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 21:32:44 ID:aMnoEa4/
さぁ執筆に取り掛かるか
オデ編みつ編
or
翠銀メイン
どれが良いか?
出来は保証しないが
251名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 21:45:50 ID:+K+o5pcO
YOU全部書いちゃいなYO!

つーか冗談抜きで読みたいやつばっかだから選べない
252名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:00:23 ID:he0akBhH
昏睡中のオディールにイタズラするジュン君がみたい
253名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:21:40 ID:PDofeE8I
みっちゃん
254名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:36:19 ID:SGnqexqD
妖刀の続きが見たい
255名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:03:22 ID:FrxLCYGZ
(失笑)
256妖刀 7:2007/03/29(木) 23:14:56 ID:LzsX4Ips
夜、ジュンは寝床についていた。
『おい! 誰かおらぬか!』
ジュンは手を叩いて誰かを呼ぶ。今夜もまた伽の相手を欲しているのだろう。
「ハイ・・・どうしました?」
ドアを開いて現れたのは真紅である。だが、ジュンはそれに表情を歪めてしまう。
『何だ犬しかおらぬのか!?』
「・・・。」
まだジュンは先日、真紅を犬同然にしてしまった事を引きずっていたが、真紅は
何としてもジュンの相手をしなくてはならなかった。そうして時間を稼いでいる間に
他のドールズがジュンを操る根源を摘み取らねばならないのである。
それは自分達の為だけではない。操られているジュン本人も今回の件の被害者なのである。
下僕を助けるのは主の務め。その今まで下僕としてきた相手に奉仕すると言う行為は真紅の
プライドを激しく傷付ける物かもしれない。しかし、今はプライドなど些細な事を気にしている
場合ではない。とにかく真紅はジュンに精一杯の奉仕をする。それだけだった。
「今夜は私にお殿様のお相手をさせてください。」
真紅はジュンに土下座をした。何時もなら考えられない事である。だが、真紅も必死である。
既にジュンに真紅=犬=ジュンのペットと認識されてしまった以上、伽の相手さえもさせて
もらえない可能性がある。その状態でジュンに認めてもらうにはそれ相応に誠意を見せるしか無かった。
『良かろう・・・来るが良い。』
「あ・・・ありがとうございます・・・。」
ジュンに認めてもらえた。真紅の表情に少しだけ笑みが浮かぶが、ジュンはその場に座ったまま
高々と己の男性器を真紅に見せ付けた。
『だがお前の本気と言う物を見せてもらおう。我は何もせぬ故、お前の力だけでどれだけ
我を喜ばせる事が出来るか見せてもらう・・・。』
「は・・・はい・・・。」
真紅の目にジュンの男性器は恐ろしくグロテスクな怪物に見えたのかもしれない。
しかし、今更逃げるワケには行かない。真紅は黙ってドレスを脱ぎだした。
真紅に身を包んだ普段の姿からは想像も出来ないくらい真紅の裸体は白く、美しかった。
そしてゆっくりとジュンに近寄り、ジュンの男性器の先端にキスをした。

「今の内ですぅ。」
「分かったのよー。」
真紅がジュンのお相手をしている間、他のドールズは鏡の部屋にある大鏡を通ってnのフィールドへ突入した。
ここから精神世界へ飛び、ジュンの心を支配している何者かを退治する為である。
「これでジュンを元通りにしたら今までの仕返しをたっぷりしてやるですぅ・・・覚悟してやがれですぅ。」
「そうだよそうだよ! 僕の鋏をこんなにした仕返しをしなきゃ。オチンチン切り落される程度じゃ済まないよ!」
「えー? でもでもー悪いのはジュンじゃなくてジュンを操ってる人なのよー。」
「何言ってるのぉ? そんなのに操られるようなあの人間も同罪よー。」
と、ドールズはそれぞれ意気込みつつnのフィールドの奥へ飛んでいった。

「(う・・・不味いわ・・・翠星石はこんな物をなめさせられたと言うの・・・?)」
真紅はジュンの男性器を頬張り一生懸命に嘗め回していたが、不味いの一言だった。
その上物凄い悪臭である。真紅はいつ吐いてもおかしくないくらい気持ち悪くなっていた。
しかしそれでも必死に吐きたい気持ちを我慢してジュンの男性器を嘗め回した。だが・・・
『足りんな〜。お前の本気はその程度か?』
ジュンの平手打ちが真紅の頬を叩き、真紅は思わず尻餅を付いて倒れた。
そしてジュンは刀を抜き、真紅の大きく開かれた股間に当てられた。
『その程度で我が満足すると思うか? この刀で貴様のアソコの割れ目から切り裂き、
子宮をぐちゃぐちゃにしてやろうぞ。』
真紅は真っ青になった。今のジュンは冗談は言わない。やると言ったらやるのである。
「申し訳ございません申し訳ございません!」
真紅は目から涙を流しながら必死に哀願した。もう彼女も死に物狂いである。
『分かった。最後のチャンスをやろう。』
「あ・・・ありがとうございます!」
真紅はジュンに土下座し、一生懸命ジュンの男性器を嘗め回した。
257256:2007/03/29(木) 23:15:57 ID:LzsX4Ips
そろそろクライマックスだけど今日はこの位で勘弁
258名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:19:49 ID:aMnoEa4/
流石妖刀!!
いつもリアルタイムで遭遇するんだが……
259名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:31:16 ID:PDofeE8I
アヌビス神シリーズ続きすぎだろ…
260名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:33:08 ID:akTKkRSz
>>257
GJ。それとジュンジュン、こんな事を思いついた俺を許してくれ。

JUM「どうかな?この僕の妖刀は?」
紅「ぷっ…く、くくく」
雛「ポークビッツなのー!」
翠「チビ人間はそっちもチビでしたか」
蒼「えっと…あの、まあ、小さくてもいいことは…その、えぇっと…」
金「なまくらかしらー」
銀「なまくらどころか竹光じゃなぁい」
雪「かわいそう」
薔「……かわいそう…」
261名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:12:40 ID:wO3WNB3P
>>259
自分は書きもしねーくせに偉そうなこと言ってんじゃねーよ
262名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:54:21 ID:hQoHbCvV
>>260
何でだろ、目頭からあったかい水が溢れてきた
263名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 01:39:47 ID:Il+8UmN1
>>259
とりあえず「お殿様」だからさ、静かにしてような?
264名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 01:47:23 ID:u14yjBol
なまくらと申したか

ちゅぱ ちゅぱ
265名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 04:55:32 ID:7XfmS63+
逆に考えるんだ!
ポークビッツなら真紅も痛くないってことだ!!
266 ◆vJEPoEPHsA :2007/03/30(金) 10:53:38 ID:NtlupnbT
前スレに誤爆しました。
近いうち、諸事情により鯖移転します。
旧:http://rinrin.saiin.net/~library/cgi-bin/1106116340/
新:http://library.s12.dxbeat.com/rozen/
こんな風に変えようかと思うのですがいかがでしょうか?
267名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 15:22:02 ID:n7oOvTOj
良いんじゃね
268名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 16:55:18 ID:VFJ5Al7T
>>266
携帯で見れるからおk
269名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 18:47:36 ID:0If7BbAU
>>266
270名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 22:37:39 ID:VFJ5Al7T
>>223続き
注意事項
漫画とアニメごっちゃな設定
ジュンがただの変態しか見えん


じゃあ投下します
271妖刀 8:2007/03/30(金) 22:39:27 ID:tBHUEscq
「あれですぅ!」
ドールズがジュンの心の木まで到着した時、見たことも無い中年の男が立っていた。
「何か知らないおじさんがいるのよ。」
「まるで時代劇に出てくるサムライみたいだ。」
明らかに場違いとも思える見た事も無い中年の男はジュンの心の木を弄繰り回している。
その男こそジュンを操っている元凶だと想像に難くなかった。
「こらそこの変なオヤジ! ジュンの心の木に何やってるですか!?」
『それが殿に対しての態度か?』
「!?」
中年の男の口から発せられた言葉。それは妖刀に呪われておかしくなったジュンの声そのものである。
これでますますこの男がジュンを操っていた事を納得させる結果となった。
「やっぱりお前がジュンをおかしくしてやがったですね!? ジュンの心の木から離れるですぅ!」
『それはならぬな・・・。我は嬉しいのだよ。数百年ぶりの娑婆の空気を吸い、沢山の下僕も手に入った。』
「誰が下僕ですってぇ?」
『誰が下僕だと? 無論お前達の事よ・・・。我は殿であるぞ! 下僕が殿に従うのは当然であろう!』
「そ・・・そんなの僕達は認めないよ!」
ドールズと妖刀の呪いの本体である大昔の暴君の怨霊は睨みあい、ついに戦いが始まった。
『ふふふ・・・ならば今一度お前達を手篭めにし、どちらが上か分からせてやろう・・・。』
「冗談! お父様が作った誇り高き薔薇乙女があんたみたいな亡者に負けるとでもぉ?
こっちがあんたをジャンクにしてやるわよぉ!」
「そ・・・そうだよ! 僕の鋏を壊した怨みを思い知れ! オチンチン切り落す位じゃ済まないからね!」
薔薇乙女共通の脅威の出現と言う非常事態による一時的な物とはいえ、
味方になった水銀燈はかなり頼もしかったのだが、今回は相手が悪かった・・・

真紅はジュンの男性器を一生懸命嘗め回し続けていた。
「んっんっ・・・んっ・・・んっ・・・。」
真紅にとってジュンの男性器は気色が悪いし、臭いし、不味いし、嘗め心地も気持ち悪かった。
しかし今はそう言っていられない。少しでも変なそぶりを見せれば殺される。
ジュンの為にも・・・自分の為にも真紅は一生懸命心を込めて嘗め回した。
「(く・・・苦しい・・・こんな事はもう嫌・・・。でも・・・私が下僕としていた時のジュンも
今の私と同じ気持ちだったのかしら・・・。)」
妖刀に操られた状態であるとはいえ、ジュンに下僕にされて初めて真紅はジュンの苦しみを理解した。
「(今思えば・・・私も今のジュンのように色々とジュンに無理をさせて来たのかもしれない・・・。
それで精神的にも肉体的にも疲労がたまって・・・だからこんな事になってしまったのかもしれないわ・・・。)」
そう思う度に真紅は自分が情けなくなり、ジュンに対し申し訳ない気持ちで一杯となった。
「(ごめんなさいジュン・・・せめて・・・せめて・・・これで罪滅ぼしをさせて頂戴。)」
真紅は今にもまして一生懸命ジュンの男性器を嘗め回し始めた。そして、その誠意が
ジュンを満足させる事は想像に難くなかった。
『おお良いぞ! やれば出来るではないか! よしならば出してやろうぞ。全て飲むのだぞ!』
直後、真紅が口の中に頬張っていたジュンの男性器から大量の精子がぶちまけられた。
「(う・・・不味い・・・吐いてしまいそう・・・でも・・・我慢・・・)」
その精子は相当にイカ臭く、不味かったが、真紅は必死に我慢してその全てを飲み込んだ。
272妖刀 9:2007/03/30(金) 22:40:02 ID:tBHUEscq
「ん・・・。」
『よくやった。ならば次は下の口で頑張ってもらおうか?』
「ん・・・はい・・・。」
さっき出したばかりだと言うのに、ますます勢い良く勃起しているジュンの男性器を
真紅はまたぎ、脚を少しずつ蟹股に開きながら自分の女性器をジュンの男性器に近付けて行った。
「(う・・・怖い・・・。でも翠星石も・・・みんなも・・・この恐怖を味わったのだわ。だから・・・我慢・・・。)」
数百年の時を生きてきた真紅も異性と交わると言う行為は初めてだった。今までこんな状況など
一度も無かったからである。しかし、ジュンの為にも男性器は何としても自分の女性器に
挿入しなければならなかった。
「ん・・・。」
真紅は小さな手でジュンの男性器を掴み、自分の女性器に押し付け、中に押し込んだ。
「ん・・・きっつ・・・。」
痛い。真紅の処女膜は破れ、まるでお腹が裂けてしまいそうな程の激痛が彼女を襲った。
いつも翠星石にチビチビ言われているジュンだが、それでもドールズに比べれば
一回りも二回りも大きい。当然男性器もドールズの持っている女性器とのサイズ比で言えば
明らかに大きい。これは人間同士のSEXの時とは比べ物にならない程痛いはずである。
だが、真紅はジュンの為に目を力一杯閉じ、歯を食いしばって耐えた。
「ん・・・ああ・・・。」
『全部入ったか・・・だがここからが本番であるぞ。さあ我を楽しませろ。』
「は・・・い・・・。」
真紅は全身から汗を噴出させながら必死に両腕と両脚に力を込めて自分の女性器に深く潜り込んだ
男性器を抜き始めた。そして完全に抜ける寸前の所で再びまた奥へ潜り込ませる。
この一連の行為を真紅は苦しみに耐えながら何度も繰り返した。

「ああああああああ!!」
『だから言ったであろう。お前達が我に勝つのは不可能なのだ!』
暴君の力は圧倒的だった。ドールズが束になっても全く歯が立たない。
既に翠星石と水銀燈は暴君に手篭めにされ、悶絶の末に気絶。
今まさに蒼星石が暴君の毒牙にかかり、残された雛苺は恐怖で動けなかった。
「ああああああああ!!」
「あわわ・・・蒼星石・・・。」
『ハッハッハッ!! 今一度この我直々にお前達を我専用の下僕として教育してくれようぞ。
そして再び酒池肉林を復活させるのだハッハッハッハッハッ!!』
暴君の笑い声と蒼星石の絶叫が周囲に響き渡る。だが暴君は雛苺には警戒していなかった。
さりげなく雛苺だけが唯一今まで手篭めにもされていないドールであったが、
臆病な雛苺は放っておいても一人では何も出来ないと思ったのだろう。が・・・
『うぉ・・・。』
暴君の背中に砕けた蒼星石の鋏の先端部分が突き刺さっていた。暴君が恐る恐る後を向くと
そこには目から涙を滝のように流しながら鋏の先端を持った雛苺の姿があった。
「雛だって勇気を出せば・・・これ以上みんなに酷い事させないのよ・・・。」
雛苺は全身を震わせながらも力を込め、ついには鋏の先端は暴君の腹まで貫通した。
『くそ・・・ぬかったか・・・。またも酒池肉林の夢が破れるとは・・・。』
かつて暴君はかつても後から斬られて殺された。そして暴君は消滅し、ジュンの木は正常に戻った。
「や・・・やったの・・・よ・・・。」
緊張の糸の切れた雛苺はその場にへたりこんだ。これがドールではなく人間なら失禁もしていただろう。
273妖刀 10:2007/03/30(金) 22:40:33 ID:tBHUEscq
暴君の消滅は現実世界における妖刀の消滅と、ジュンが正気に返る事にも繋がっていた。
「はっ・・・僕は今まで何を・・・ってうわぁ!!」
正気に返ったジュンが驚くのも無理も無い話である。何しろ目の前で全裸の真紅が
ジュンの男性器を女性器の中に押し込み、激しく腰を動かしていたのだから。
「真紅・・・一体お前何やってるんだよ・・・。」
「え・・・ジュン・・・目が覚めたの?」
直後真紅はジュンの唇に口付けをした。
「良かった・・・元に戻って・・・良かったわ・・・。」
確かに最初はジュンが元に戻ったら頬をひっぱたいてやろうと真紅は考えていた。
しかし、今は違う。ジュンも被害者だと分かった今の真紅にそのような気は沸いてこない。
むしろジュンが元に戻った事を喜びたかった。
「ああジュン・・・ジュン・・・良かったわ・・・ジュン・・・。」
「真紅・・・。」

暴君の撃退に成功し、桜田家に戻って来たドールズは真っ先にジュンの部屋に向かっていた。
「さあジュンが元に戻った事ですし・・・今までの恨みを晴らしてやるですよ!
どうせ既に真紅がジュンをボコボコにしてるかもしれないですが・・・。」
「今夜のおかずはジュン君のオチンチンの丸焼きだよ!」
「覚悟しなさぁい・・・ズタズタのジャンクにしてやるわぁ!」
「うゆ・・・ジュンは悪く無いのに・・・。」
雛苺を除く3人はジュンに対する憎悪に燃えていたが、部屋のドアを開いた時・・・
「ああジュン・・・ジュン・・・ジュン・・・。」
「真紅・・・真紅・・・真紅・・・。」
「・・・。」
これは流石に予想出来なかった。何とまあジュンと真紅が壮絶に愛し合っているではないか。
あまりのラブラブっぷりにジュンに対する憎悪さえ萎えてしまう程に気まずくなる程だった。
「き・・・今日は・・・こ・・・この位にしといてやるですぅ・・・。」
「そ・・・そうだね・・・。」
「ま・・・あんな人間をジャンクにするなんて何時でも出来るしぃ・・・。」
「ねぇねぇどうして真紅とジュンがあんなに抱き合ってるの?」
とりあえず妖刀事件は解決され、ドールズは解散となった。

翌日、ジュンはまたもネット通販に勤しんでいた。
「何々? ヨーロッパのある王家で暴君と呼ばれた王が愛用していたと言う呪いの魔剣が
今ならなんと1000円? 安い! ちょっと面白そうだから買ってみようか!」
「やめるですぅ!!」
                  おしまい
274271-273:2007/03/30(金) 22:42:01 ID:tBHUEscq
これでおしまい。

>>270
先に書いてスマソ
どんなのか楽しみにしてる。
275名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 22:51:22 ID:VFJ5Al7T
俺すごい恥ずかしーじゃねぇかw
しかもまたリアルタイム……

でも真紅とジュンが壮絶に愛し合ってたからGJ!!
276名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 22:58:54 ID:hha8aQz6
GJ!最後は元に戻って安心したw
くそう、ドールズとやりまくりのJUMが憎くもあり羨ましくもあるぜ
277名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 23:03:10 ID:kk3R3avm
うんざり
278名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 23:34:58 ID:hQoHbCvV
GJなんだぜ。

それはそうと>>277、貴様は帰れ
279名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 23:36:39 ID:kS9il5bj
結構良かったな
280名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:09:43 ID:BMK0bZY7
いや、ワロタ
281名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:10:51 ID:fUMKPv2D
なんという低クオリティ…これは間違いなく厨房(^ω^)
282名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:22:16 ID:c2LUJY7U
トゥモエが妖刀持てば人間×ドールズの
濃厚レズプレイが展開されていた訳ですね
283名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:47:20 ID:hXD7noOX
抜けるか
284名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:48:13 ID:cFcBtqU7
>>282
女の体に興味心身で散々オナニーしたあとJUMをレイプ
という可能性もあるのではないだろうか
285名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:52:45 ID:iCstgK+6
>>284
何それ超身悶えるんですけどハァハァ
286名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 00:59:09 ID:tUto6wQW
巴=オナニーキャラが浸透し過ぎている事実
287名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 01:03:41 ID:cFcBtqU7
>>286
そうは言うがな、殿様だろうが天皇陛下だろうが
女の体に憑依したら絶対オナニーするだろ
288名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 02:20:35 ID:A546xdEI
>>287
じゃあ巴にミカド憑依→オナ三昧のSS、頼む。
289名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 03:05:20 ID:FxHG9KKP
どっちにしろのりが表舞台に出てくることはなさそうだな……カワイソ

いや俺も巴のがいいけど…
290名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 07:44:45 ID:gYg/O/xo
げんなり。
291名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 08:49:45 ID:c2LUJY7U
女の体を得てオナニーする
というのは男の一生のロマンだからな
292名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:31:31 ID:NLHyTyy6
待て!よく考えるんだ!!
たとえ容姿はトゥモエであったとしても、ジジイ声のジジイ喋りなトゥモエでも良いのか!!
293名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:36:34 ID:c9OgSJyf
>>292
(´-`).。oO([想像してみる])

(゚∀゚)!

(*´Д`)それはそれでよし!
294名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:09:11 ID:pkyM5erO
>>292
いや声は変わらんだろ





巴声で爺喋りとかテラモエス
295名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:40:50 ID:PyRXkoX5
>>294
ちょっとまて

俺の中で何かが覚醒した
296名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:44:33 ID:c2LUJY7U
やべぇ、その設定やべぇよ
心躍るぜ
297名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:03:12 ID:9O1Lany6
空気読まずに投下
298名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:05:10 ID:iCstgK+6
もしも薔薇乙女全員(+1)とジュンが契約していたら
〜オディールの覚醒編〜



ジュンは最近奇妙な夢を見る。
女の子が助けを求める夢だ。
夢にしては余りに鮮明であり、その女の子は――

「オディールなの?」
雛苺の顔が不安に曇る。
元マスターコリンヌの孫にして
彼女と瓜二つの容姿である少女。
雛苺にとってはかけがえの無い存在の一人である。
雪華綺晶との激闘の末の和解後、解放されたと
ばっかり思っていた。

「肝心の雪華綺晶はいないようね?」
「さっきまでその辺にいたかしら」
今ここにいるドールズは水銀燈と蒼星石、雪華綺晶を覗いた五体。

「犯人はあの電波やろうに決まってるです!」
翠星石はすぐ雪華綺晶を犯人と決めつけ、
「待てよ、まず話を聞かなきゃってうわっ!!」
ジュンの手を引き、
「スィドリーム」
のりの夢の扉を開いた。
そのまま他のドールズをおいて行ってしまった。

「おいなんで姉ちゃんの夢の中なんだよ!!
しかも何でみんなをおいてくんだ!!」
至極当然の主張に翠星石は顔を赤らめ答える。
「ジ…ジュンを寝かしたら真紅達に……
その…イタズラされるかもしれないです
そ…それに二人きりになれるチャンス……
って何言わせるですかぁ!!」
翠星石に殴られるジュンだった。
299名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:07:23 ID:9O1Lany6
「さぁこの辺ですぅ」
そこは白い薔薇の咲く庭園に水晶で出来た城があった。
そこはオディールが捕らわれていた場所であり、

「雪華綺晶のフィールド……」
ゴクリと唾を飲むジュン。
いつぞやの戦いを思い出し寒気がした。
と、

ゴオッ!!

と突然の強風。
翠星石とジュンは引き離され忽ちのうちに
フィールド上空に投げ出された。
「きゃあああ!!」
「な、何だぁ!?」

そして見た。ジュンと翠星石の遙か下、
水晶の城の上に雪華綺晶が立っているのを。
その表情は和解前の狂気に満ちた笑顔だった。
「マスター不法侵入で訴えますよ?」
つい、と人差し指を立てる。

「ちょっ……きらっ」
更に強烈な風が吹きジュンの叫びはかき消された。


「うっ……」
薄暗い部屋の中、ジュンは目覚めた。
床に寝そべっていたみたいだ。
背中がヒンヤリとした。
「ここは……って!?」
起き上がって辺りを見回すと何とオディールが
ベッドに寝そべっていた。
「お……おいあんた大丈夫か!?」
ここはどうやら病院らしい。
結局オディールは目を覚まさなかったらしい。

「おい!おい!……って畜生!!」
ジュンは突然自らを殴った。
端から見れば少女を揺すり起こしている少年が
いきなり自分の顔を殴ったのだ。
変質者にしか見えない。

「相手は昏睡状態なのに僕はなにを欲情してんだ!!」
それは年頃の少年には仕方のないことだった。
幼いながらも整った顔立ち
巴やめぐに負けず劣らずの白い肌
そして何より
「コレが揺れるから悪いんだ!!」
その二人を楽々凌駕するバストにあった。
揺すり起こす度にその存在を主張する胸。
流石海外はスケールが違うといったところか。
加えて寝起きのジュンは若さ故にか
意図せず戦闘準備が万端だった。
不意に頭を掠める悪魔の声。
病室のドアを見やる。
物音一つしない静寂である。
300名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:08:54 ID:iCstgK+6
「ちょっとくらい……」
はっと我に返りダメだダメだと否定する。
しかし……
ジュンは思い出す。
幼き日の父の言葉を。

「逆に考えるんだ、実はオディールが誘ってるって
考えるんだ!!」
ジュンは吹っ切れた。
寝ているオディールに近づき、そっと服の胸元を開けた。
ボロン、と玉のような胸が零れる。
その両手に治まりきらない胸をまるでマッサージでも
するかのように揉む。
ゆっくり円を描くように手を動かす。
そして徐々に指を胸全体からその頂へとずらし行く。
頂点でコリコリとすりつぶしてやる。

「……んっ……」
僅かに声を漏らすオディール。
ビクリと手が止まる。
しかし彼女は起きない。
「大丈夫……大丈夫」
自分に言い聞かせジュンは更に乳首を弄りまわす。
いつ起きるかもわからないオディール。
いつ誰が来るかもわからない病室。
このシチュエーションがジュンの息子をいつも以上に
ギンギンにさせる。
ジュンは胸にむしゃぶりつき、空いた手をオディールの
花園に滑り込ませる。

ねちゃ……くちゃ……
とそこは既に充分な湿り気があった。
「……ふっ……あっ……ん……」
オディールも先程より大きな声を上げているが一向に起きない。
ちゅぷちゅぷと舌で転がし、甘噛みしてやる。
「あっ」
ガタンとベッドを揺する。
夢見ながらイッてしまったようだ。

「次は僕も夢見心地にしてくれ」
ジュンはそそり立つ己をオディールの二つの胸に挟んだ。
「柔らかくて、気持ちいい…」
挿入とは違った感覚を楽しみ、
腰をゆっくりと振り始めた。
ガタガタとベッドが壊れそうなのも構わず、
オディールの胸を両手で息子に密着させ、
限界が来るまで振り続ける。
「あっ出っ!!」

びゅるるびゅるびゅる

勢いよくオディールの顔にかけた。
301名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:10:45 ID:9O1Lany6
「はぁはぁ……まだ……」
ジュンはオディールの下着を脱がし、その濡れた花園へ
己の猛りをあてがう。
「僕が君を起こす!!」
ぬぬぬと自身を挿入る。
外人はガバガバと聞いていたが、それはデマだったらしい。
オディールの締め付けはなかなかにキツい。
吸い付いてくるようだ。
息を切れ切れに出し入れを繰り返すジュン。
オディールも寝ながらにして喘ぐ。

「あっヤバい!!」
ジュンはオディールから自分を抜き、
「さっきは初めての感覚で出来なかったけど……」
彼女の口に息子を突っ込む。
柔らかくて暖かい。

びゅびゅびゅ

と断続的にオディール口内に発射した。

「わっ!!」
ズダン、と射精感の余韻に浸っていたジュンの
後ろで大きな物音。
「翠星石こっちはダメぇ」
病室の窓から雪華綺晶が身体を半分だす。

「お、お前ら」
焦るジュン。
「ジュン、何やって……ってギャーー!!」
翠星石は悲鳴を上げた。
寝ているオディールにいまだ
息子をくわえさせているジュンを見たからである。

「わわっ!ちがっ、これは」
慌ててオディールの口から息子を引き抜くと
「で、デビルフィッシュがぁ」
オディールが咳き込みながら目覚めた。
(デビルフィッシュはたしかタコだけど気にしないでね)



桜田家。
ドールズ、巴、めぐがジュンの部屋に集まっていた。

「つまり」
ジュンはみんなの意見をまとめて言う。
顔が腫れていたり歯が折れているのには、
敢えて誰も突っ込まない。

「最近僕がきらきーの相手をマトモにしなかったから
怒ってオディールを人質にとったと」

コクリと頷く雪華綺晶。
「だけど丁度その日僕が気まぐれで
きらきーの相手をしちゃったから
人質を使う必要はなくなった、と。
で、そのまま忘れたと言うことか……」

302名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:12:16 ID:9O1Lany6
嘘を吐くとき狂気の笑顔になるのは癖らしい。
全く紛らわしい、と
「ごめんなさい……」
珍しく雪華綺晶が謝った。
ジュンはこの態度に少し慌てた。

「い、いや反省してるのなら別にいいんだ」
「そうよ」
「それより問題なのは――」

めぐと巴が睨みつける。
「さ〜すがジュン!!名推理よ!!」
ジュンの腕に絡みつくオディール。

あの後、
「夢の中で声がしたの」
「あれはアナタだったのね」
「恐ろしいイカデビルから私を救ってくれた」

などと勝手な妄想をし、
「それに寝ている女の子に
イタズラした責任を取って貰わないと」

とバッチリなぜか昏睡中の記憶もあり今に至る。

「馴れ馴れしくジュンなんて呼んで……」
"幼なじみ"巴が
「病人の癖に無駄な発育して……」
"重病人"めぐが


「最近の人間の雌は想像以上に好戦的ね」
真紅が
「あっそうそう今日のローテーションは私だから早くして頂戴ね」
「オディーールゥーー」
「ダメかしら雛苺!死んじゃうかしら!!」

それぞれ思いを胸にジュンの部屋を後にした。


「ちょっ真紅たすけ……」


バタン!!と無情にも扉は閉まった。



おわり
303名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:13:05 ID:9O1Lany6
オチが前回と一緒なのは気にしない
304名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 00:25:23 ID:kpsaGOr6
気にしろよ
305名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 01:27:59 ID:CNdwmqs9
のり編はまだか!
306名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 06:14:14 ID:HPjE+u42
いいデキだけど俺が読みたかったのはもっと変態チックなジュン君なんだよなぁ
307名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 07:52:06 ID:h6k99qJ3
自分で書いてみたら?
さあさあさあさあ!
308名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 09:19:27 ID:ODVwHw5t
>>301
超!GJ!!
コンスタントに高クォリティ…
いつも楽しみにしてます
309名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 09:46:33 ID:JxjwtRkw
>>303
GJ
オディールの胸弄くる所とか良かったw
310名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 09:49:14 ID:bMRoXo9V
ゴミドリ性悪媚び売り人形なんざお前らにくれてやるわ!
311名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 11:16:31 ID:gJY1Pw91
くれてやるわ、とか以前に俺のなんだけど…?
312名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 16:56:37 ID:bMRoXo9V
なんだ、実装石が嫁だったのか。
313名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:32:39 ID:h6k99qJ3
何を言っているんだ、おまいらの嫁はな…………











俺だよ
314名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:40:34 ID:gJY1Pw91
>>313×梅岡を書かれたくないなら黙ってろ

ついでに保守
315こっそり・・・:2007/04/01(日) 21:45:15 ID:JxjwtRkw
ジュン「真紅、新しいドレスを作ったんだ。着てくれないかな?」
真紅 「流石はジュン・・・素敵なドレスね。でも採寸なんて一度もした事無かったのにどうしてピッタリなの?」
ジュン「ごめん・・・実は真紅が寝ている隙にこっそり鞄から出してドレスも脱がして・・・ふぐっ!!(殴り飛ばされた)」
真紅 「喜んだ私が損したのだわ・・・ジュン・・・貴方がこっそりそんな事をしていたなんて失望したわ。」
ジュン「べ・・・別に採寸しただけで別に変な事はして無いよ! 真紅のヌードがあんまり可愛かったから
    思わず勃っちゃったチ○ポを下の口に挿れてパンパンズコバコドピュッなんて全然やってないよ!」
真紅 「ジュン・・・こっちに来なさい・・・。二人っきりで大切なお話をしましょう。」
316VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:19:53 ID:D122eBpb
少しだけ投下しようかと思ったりする。
317VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:26:46 ID:D122eBpb
あらすじ

真紅と一緒に「大人のくんくん」ちゅうモンを見取ったJYMが
百体の薔薇水晶に襲われた!
倒したのも束の間、薔薇水晶は合体、巨大薔薇水晶に……!
318VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:31:00 ID:D122eBpb
 叫びとともにポーズを決めると、映像効果のつもりなのか周囲に紫の薔薇と背後に幾本もの水晶柱
が出現する。
 これで長々とした口上があれば変身合体ヒーローそのものなのだが、余り口数が多いとはいえない
彼女にそれを期待するのは無理であった。
 従って無言。
 だが、物言わぬ様は返って言い様のない重圧感を発していた。

『どうでしょう、新しい私の姿は?』
「すごく……大きいです」
「大きいわね」
 その巨大さ――二階の屋根を越えるほどである――に、真紅までも圧倒される。
「でも、如何なのかしら? これじゃ貴女はドールとは呼べないと思うのだけれど……」
「ちょ…おい、真紅!?」
「ドールは儚くて美しい夢のような存在……今の貴女は怪獣か大仏のようだわ」
 しかし、圧倒されつつも、何故か火に油を注ぐが如き発言。
 もしかすると、くんくん観賞の邪魔をされた以外に、トロイメントでの一件もまだ根に持っている
のかもしれなかった。散々嫌がらせをされたことへの返礼になるのだろうか。
 如何いう意図があるにせよ、今の言葉は巨大薔薇水晶を益々激怒させた。

『……その減らず口を利けなくしてあげる』

 怒り心頭、素手で家ごと薙ぎ払う。 
「うわぁああぁあぁぁああぁぁぁぁぁ――――――――ッッッ!!!!」
 外壁と窓枠ごと持って行かれ、ジュンは絶叫する。
 おまけに、大きな掌にガッシリ掴まれ捕らわれの身だ。
「うわぁっ!? 糞っ放せっ! うぬっ!!」
 力一杯もがいてみてもビクともしない。
「ジュン!」
 真紅はちゃっかり逃げていた。
319VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:36:59 ID:D122eBpb
「あっ!? 真紅、お前! 一人で逃げたな!?」
「何のことかしら?」
 ジュンが追求するが、しれっとした顔で惚けられた。
「とぼけるな、僕を踏み台にして遠くに跳んだだろ!」
「全く、だらしのない下僕を持つと苦労するわ」
 追及を強引に遮られる。真紅がジュンを握り締めている手に向かってローズテイルを放ったのだ。
 深紅の花弁が舞い踊り、巨大薔薇水晶の手首まで絡みつく――が、突如、花弁の奔流は散り散りに
なって、虚空に消え去ってしまった。

「まずいのだわ……」

 真紅は僅かに渋面を見せ、呟いた。
 それきり二度目のローズテイルを使おうとも、ステッキを構えもせず睨みつけること数秒。

(本当にまずいのだわ……後、5分でくんくんの本放送が始まってしまう)

 真紅は――

「御免なさい、くんくんが始まってしまうの」

 逃げた――

「おおおおおおおお!!!」
『あっ……!』

 脱兎の如く走り去った真紅は物置部屋の姿見から一路、金糸雀のアパートへ。
 残されたジュンは絶叫し、巨大薔薇水晶は ( ゚д゚)ポカーン とするだけであった。
320VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:41:21 ID:D122eBpb
「……………………」
『……………………』
 程無く、一人と百身一体を包み込む、只管、重たい、空気――。
 勝負を袖にされ、憤然とした面持ちの巨大薔薇水晶。
 囚われの身でありながら見捨てられ、絶望に打ちひしがれるジュン。

『…………ッ!!』

 やり場の無い怒り、巨大な拳に力が篭る。
 握り締められたジュンが「ぐぅッ」と唸り声を上げた。
「……よ、止せ……止めろ……し、死ぬ……死ぬ!」
 腕や肋骨が軋み、息が詰まる感触に背筋が凍りつく。
 恐怖が、彼に引き攣った叫び声を上げさせた。
 もっとも、それは何ら彼を苦境から救うものとはなり得ない。
『そう……死ぬのね』
 巨大薔薇水晶は笑みを浮かべていたのだから。
 虫を生け捕りにした子供の様な、笑み。
 飛蝗の足を、蜻蛉の羽を?ぎ、蟻を踏み殺す残酷な笑みをだ。
『ミーディアムが死ねば、真紅の力も一時は衰えることでしょう』
 
 酷薄な一言。
 ジュンは総毛立ち、歯がガチガチと鳴った。
 涙が頬を伝う。
 仇敵の下僕が震えながら慄く様にさも満足げに微笑むと、
 人形は五指に更なる力を込めた。
321VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:45:21 ID:D122eBpb
 刹那――。
 閉じられた指の隙間から光が――。
 眩いばかりの閃光が――眼を灼き尽くさんばかりの輝きが、爆ぜた。

『――――――――!!!??』

 衝撃が、握り締められた拳を抉じ開ける。
「わっ! と!」
 戒めが緩んだことで、巨大薔薇水晶の掌から滑り落ちるジュン。
 危うく一指にしがみ付き、難を逃れた目前に、光り輝く二つの物体が、ふわり、と舞い降りる。
「ホーリエ! ベリーベル!」
 その光が人工精霊だと気付き、ジュンは歓声を上げる。
 真紅と、今は亡き雛苺の人工精霊は密かに薔薇水晶の掌中に紛れ込み、危難から救ったのだ。
 精霊達の姿があるということは即ち。
「真紅ッ!」
『真紅……!』

 一人と一体は精霊の主である第五ドールの姿を求めて辺りを見回す。
 一人は若干の安堵と、拭い去れない危機感を抱いて。
 一体は見敵必殺の意思を込めて。
 探すこと数秒。
 十数秒。
 数十秒。
 数分。
『…………』
「…………」
 厭な予感がしてきた。
 ホーリエが、法則性のある点滅をしている。
322VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:52:23 ID:D122eBpb
「うわああぁぁああぁあぁぁ!!!」
 ジュンは巨大薔薇水晶の手首まで登攀し、そのまま腕の上を走り出した。
 顔は泣き濡れながら笑って、瞳は狂気でランランとしている。
 彼を狂わせたのは、ホーリエから受け取った信号だった。
--------------------------------------------------------------
 信号:--・-・ ・-・-・ ・・・- ・- ・-・ ・-
 訳文:し ん く い な い
 信号:--・-- ・・-・・ -・・・ -・ ・・-- -
 訳文:あ と は た の む
--------------------------------------------------------------
 真紅は、いなかった。
 やはり金糸雀と一緒に、草笛宅でくんくんを観賞しているに違いなかった。
 くんくんの方がジュンより大事だった。
 精霊達は真紅の命令ではなく、あくまでジュンに同情して残っているだけだった。
 嗚呼、本当に見捨てられたのだな。
 悟った時、ジュンの感情は爆発し――止められない。止まらない。狂い咲き桜田ロード。

「糞! 真紅! 帰ってきたら犯してやる! くんくんの前…いや! 水銀燈の前で犯してやる!!
水銀燈に笑わせて、罵倒させながら、後背座位で挿入してやる! 中で出しまくってやる!!!
ホーリエ! ベリーベル! お前らもハメてやるから覚悟しろよ!!!」

 ジュンは狂っていた。自分で何を言っているかも良く分からなかった。
 ただ、人工精霊の放つ光が、ちょっとだけピンクがかっていた。
--------------------------------------------------------------------------------------
 堀江:-・・・ ・-・-・- -・・・ --・- ・・ -・・・- ・-・-- ・-・ ・・-- -・-・ ・-・-・- ・・- ・・-
 訳文:は、初めてなのに、うう
 苺鈴:・・- ・・- ・--・- --・-- ・-- ・--・- ・-- ・--・- --・-- -・- ・--・-
 訳文:(恥ずかしがりや故に混乱している様子)
--------------------------------------------------------------------------------------
323VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:53:53 ID:D122eBpb
『……その欲望、きっと果たされない』
 呆れた、とでも言いたげな表情で巨大薔薇水晶は腕を走るジュンを、もう一方の手で捕まえようと
伸ばす。が、案外すばしこく動くもので中々捕まらない。払い落とそうと試みても、ひらひらした袖
に纏わり付いて離れなかったりした。
『むむ』
 ならば地面に叩き付けようと、腕を振り下ろす。
 しかし、なんのとばかりにジュンは肘から二の腕を攀じ登り、肩の上に着いていた。
『アッ!!?』
 払う間も無く、ひらひらしたドレスの襟に取り付き、首の真後ろに移動してしまう。
「このデカブツめ! 機能を停止させてやる!!」
 ジュンはスイッチを探した。
 首の後ろの緊急停止スイッチ……ではなく(それではグレートマジンガーである)、内部機関を司る
螺子穴、ここを攻めるのだ。以前真紅の螺子穴に水銀燈の羽が詰まった時、これが如何に重要な部位
か学習済であった。
「行くぞォ!!」
 ジュンは、後ろ襟に忍び込んだ。

『――――――――ッッッ!!!??』

 慌てて首の後ろに手を入れる巨大薔薇水晶。
 一足早く、ジュンは服の中に潜り込む。
 そのまま背中を伝って、腰の辺りまで滑り落ちた。

『んッ!?』

 背筋に沿って、つう、と撫でられる様な感触。
 ピクン、と体が跳ねた。
324VS巨大薔薇水晶:2007/04/01(日) 22:55:13 ID:D122eBpb
…エロ次からなんだ。
休日出勤とかあってさ、スマンコ。
325名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:02:10 ID:D122eBpb
>>302
のり編待ってますぜ。
326名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:17:26 ID:9O1Lany6
>>315
ジュンwww

>>324
GJ!!人工精霊そのものに初めて萌ますた

>>325
取り敢えず書くならまず草笛編かなと思ってたり
のりも構想はある……多分
327名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:39:48 ID:gJY1Pw91
ついに巨薔薇キターッ!!






勝手に妖刀の後日談を書き始めた…。
いちおうエロあり…
翠星石メインなんだけど見たい人…いる…?
つーか妖刀の作者さん、書いて良いですか?
328名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:45:58 ID:kpsaGOr6
死ね厨房
329名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 00:32:04 ID:4CGsFFuJ
>>328
とりあえず中傷はやめような
330名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 01:14:35 ID:HmOKxm3N
>>328
ずっと粘着してるのか
こいつのほうがよっぽど厨臭いな
331名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 02:44:32 ID:olEWbB61
>>303
乙。是非中出し編を
332名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 03:24:48 ID:VrcvE0DO
水銀燈→カリ高
金糸雀→ポークビッツ
翠星石→太い
蒼星石→長い
真紅 →仮性包茎
雛苺 →膨張率4倍
雪華綺晶→馬並み
薔薇水晶→真珠入り


宇宙からの怪電波を受信した
333名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 03:25:25 ID:VrcvE0DO
下げ忘れ失礼
334 ◆vJEPoEPHsA :2007/04/02(月) 03:58:02 ID:w3US/nOF
お知らせ:前スレまで作業完了です。
335名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 05:47:24 ID:donDCYvw
>>334
乙!!仕事早いぜ
336名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 11:35:20 ID:RwOO7JOk
>>334 超乙
>>327 書け
337名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 12:43:21 ID:8Zb9echz
「ねえジュン」
「なんだよ」
「私のこと、愛してる?」
「はぁ?何だよいきなり」
「私は愛してるわ、ジュンのこと」
「ぇ…真紅?」
「あなたはどうなの?私のこと…」
「…好きだよ、真紅のこと」
「それは『もの』として、ってこと?」
「僕は真紅たちを一度も『もの』だなんて思ったことないよ。
 今だって…時々真紅たちが人形だってこと、忘れそうになるし」
「こんな身体でも、人形でも私を愛してくれるの?」
「ああ」
「ジュン…」
「真紅…」

ぎゅーっ


こんな甘甘なジュン真紅ものを読みたいです
338名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 13:18:47 ID:m46X7Tkf
>>324
GJ 特に
>「糞! 真紅! 帰ってきたら犯してやる! くんくんの前…いや! 水銀燈の前で犯してやる!!
>水銀燈に笑わせて、罵倒させながら、後背座位で挿入してやる! 中で出しまくってやる!!!

ここがツボに入った。想像するとますます萌えた
それが現実になるのを祈りつつ続きを待つよ。

>>327
ええよ
339名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 14:07:20 ID:8Zb9echz
>>327

書いて書いてー!
340名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:55:36 ID:qevPPD+m
>>327
他人のネタに乗っかって賞賛をもらおうとする根性が気に入らない。
誘い受け気味だし
341名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 16:42:00 ID:HmOKxm3N
誘い受けなのは別として、妖刀の作者に許可とろうとしてんなら良いんじゃねーの?
カリカリすんなよ
342名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 18:58:42 ID:/tTEidzD
>>327
 うむ。
 漏れも一本投下つもりだったが、327に譲ろう。
 今日の主役は君だ! 期待して待ってるぞ!
343名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 20:47:11 ID:8Zb9echz
>>342

あなたも書いてくれ
いいじゃん題材被ったって
344名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 21:09:22 ID:LkHMfAuK
>>340
うわ出たぁ……器が小さいぜ旦那
そんなんじゃこれから始まるアッー!に耐えられないぜ?
345名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 22:26:25 ID:4CGsFFuJ
どんな形だっていい
書き手が増えていくということは喜ぶべきなんだぜ?
346名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 23:47:08 ID:NZDuNAKb
這うナナフシ
347名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 01:32:53 ID:HK6qlP+j
ゴカイ食った俺がいる、と暴露するスレはここですか?
348名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 02:18:05 ID:wQNwtady
>>347
何回食った?
349名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 06:01:32 ID:emZmtj7q
パクリに無断転載に改変…
もしかして皆はローゼン扱ってる一般サイトにはあまりいかない?
350名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 07:09:08 ID:AV5M4TL6
>>349
当人間で決着ついたと聞いた気がする
まぁkwsk
351名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 07:13:48 ID:emZmtj7q
解決してたのか、ごめん
ところでkwskってなに?
352名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 08:40:17 ID:RWWls6DI
詳しく、って事
353エデン 1:2007/04/03(火) 11:21:02 ID:30Ay3RVX
「ねぇ、ジュン君と真紅ちゃんはもうエッチしたの?」
「ブッ!」
食事中、何気無く言ったのりの発言によってジュンは口の中の物を全て吐き出してしまった。
「ななななな・・・行き成り何を言うんだよ姉ちゃん!」
「でもでもでも、年頃で、互いに好きな男の子と女の子はそういう事やっちゃうってお姉ちゃんは本で読んだの。
だってジュン君と真紅ちゃんとっても仲が良いでしょ? だからもしかしたらと思って・・・。」
「一体どんな本を読んだんだよ! 第一コイツ人形だぞ! 人形と何でそんな事しなくちゃいけないんだ!?」
「え? でも真紅ちゃんってジュン君のダッチ・・・。」
「違う!」
「ジュン・・・ダッ・・・て何なの?」
のりの何気無い発言によって平和な食事風景はさながら修羅場と化してしまっていたが、
ジュンが無意識に真紅を意識するようになったのもこれがきっかけだった。

「ジュン、何をさっきからジロジロこっちを見てるの? 私の顔に何か付いてる?」
「べ・・・別に何も見て無いよ!」
部屋に戻った後もジュンはネットをしながらもちょくちょくベッドに腰掛けて本を読んでいる
真紅の顔を覗いていた。確かにもはや真紅は桜田家の無くてはならない家族である。
だが、それでも相手は人形だ。いくらなんでもエッチするはずが無いじゃないか。
ジュンは心の中で己にそう言い聞かせていたが、真紅はただの人形と言う一言では
片付けられない程可愛らしかった。金髪のブロンドに青い瞳。この二つだけでも
黒髪黒瞳の日本人としては少し憧れてしまう要素なのだが、真紅の顔は人形とは思えない程
整った可愛らしい。もし彼女がドールではなく人間であるならば、テレビの向こうで
アイドルとしてテレビ番組に出演していたりしてもおかしくは無いかもしれない。
体も球体関節と言う現在のリボルバージョイントにも通じる物が存在する為、
やっぱりドールなのだと思ってしまう反面、それでもやはり少女的な可愛らしい滑らかなスタイル。
ジュンはほんの一瞬真紅の下着姿を見た事がある程度であるが、それでも雑誌のグラビアアイドルなど
足元にも及ばぬ可愛らしさを真紅から感じていた。性格的にはおせじにも良いとは言えない所もあるが
ジュンを下僕と見下す一方で見せる優しさ等にも心なしかジュンは惹かれていた。
「(でも・・・相手は人形だぞ! 人形なんだぞ!)」
真紅を一人の女性として愛したい気持ちと、所詮は人形であると言う気持ち。この二つの感情の
狭間でジュンは葛藤していた。ここしばらくは心の中だけで済んでいた事なのだが、
のりの発言によってそれが表面にも強く現れてしまった。
「あー! もう!」
何をするわけでも無いのにジュンは思わずそう叫びながら立ち上がった。そして気分転換に
一階何かお菓子でも取りに行こうとした時、ふと脚を滑らせ、転んでしまった。
しかも転んだ先はベッドで、思い切り真紅を押し倒してしまった。
「ああ! し・・・真紅! ごめん! 大丈夫か!?」
顔を赤くさせながらジュンは大急ぎで起き上がり、ジュンの全体重に潰されてしまった
真紅を心配していたが、真紅の方はそれほど答えてはいない様子であっさり起き上がっていた。
「まったく・・・貴方は本当にダメな下僕ね。」
「ごめん・・・まさか事になるなんて・・・。」
ジュンは真紅に素直に謝った。だが、真紅は困った顔で溜息を付いたではないか。
「ハァ・・・だから貴方はダメな下僕と言うのよ。好きな娘を抱く度胸も無いなんて・・・。」
「え・・・。」
ジュンは硬直した。真紅とジュンは指輪で繋がっている為、ジュンが何を考えているかは
真紅も承知していた。
「まったく・・・私がその事に気付かないとでも思って? ジュンも本当は私とエッチがしたいのでしょ?」
「そんなワケ無いだろ!? お前は人形だぞ!?」
「いいえ、したいと考えてるわ。」
「考えてない!」
「考えてる。」
「考えてない!」
顔を赤くさせ、力一杯否定するジュンだが、真紅は決定的な証拠を既に見つけていた。
354エデン 2:2007/04/03(火) 11:22:01 ID:30Ay3RVX
「あら、ならどうしてこの子はこんなに元気良く立ち上がってるのかしら・・・。」
ジュンは勃起していた。ズボンの上からでもそれが良く分かる程豪快に立ち上がっていたそれを
真紅は小さな手で優しく撫で、ジュンは思わず痙攣してしまった。
「うわぁ! 何をするんだよ真紅!」
「余程ストレスが溜まっていたのね・・・もしこのままにしていたらジュン・・・
この子は溜めすぎで破裂してしまうわ。下僕の危機を救うのも主の務め。」
そう言うと真紅はベッドから降りて床にちょこんと立ち、ドアの方へ向かった。
「ジュン・・・付いて来て頂戴。良い所に連れて行ってあげるわ。」
「え・・・。」
「早く。」
「あー分かった分かった。」

真紅とジュンは鏡の部屋の大鏡を通ってnのフィールドへ飛んだ。
そしていくつもの扉を越えた先にある一つの世界に辿り着いた。
その世界は自然の溢れる楽園だった。大地には草が生い茂り、花が咲き誇り、
森の木には見たことも無い木の実が沢山なっている。都会育ちのジュンの目には
はじめて見る風景だった。
「ここは素敵な所でしょ? ジュン・・・。部屋の中にとじこもってるばかりじゃ体に悪いわ。」
「う・・・うん・・・ってうわぁ! 真紅!」
真紅の方をふり向いた時、思わずジュンは叫んでしまった。何しろ目の前の真紅は真紅のドレスはおろか
下着や髪を結ぶリボンさえ取り払われた全裸体だったのだから・・・
「なななな何でお前裸なんだよぉ!」
「あら、それを言うならジュンだってそうでしょ?」
「え・・・ってうわぁ!」
なんとまあジュンまで全裸となっていたではないか。そして全裸になったが故に股間にぶら下げられた
勃起した男性器が目立つように立ち上がっていた。
「ここは美しい自然の生い茂るエデンの園。」
「え!? エデンの園って言うと旧約聖書に出て来るアダムとイブが生まれた場所の事!?」
「って言うのは真っ赤な嘘だけど・・・。」
「何だ嘘か・・・。」
「でも、エデンの園に負けないくらい美しい所でしょ? たまには文明から離れて、
着ている服も脱いで、生まれたままの姿で自然と一体となる。そういう日があっても良いと思わない?」
確かに真紅の言う事も一理あるのかもしれない。地平線の彼方まで広がる広大な大自然のど真ん中で
全裸の真紅とジュンが立っていると言う姿は美しく、どこか幻想的な感じさえ感じさせた。
「あ、ちなみにこの世界から出れば服は自動的に元に戻るから安心して頂戴。」
「で、これから僕達はどうするんだ?」
「何って・・・わからないの? 全く困った下僕ね。あれを見なさい。」
真紅がある方向を指差すと、そこでは原生生物と思しき見たことの無い動物が交尾をしていたではないか。
「私がただ何の意味も無くここに来たとでも思って? これから私とジュンはこの
美しい大自然に囲まれ、大自然と一体となってセックスをするのよ。そして・・・
私とジュンは契約の指輪以上に・・・心身共に一つになるわ・・・。」
「な・・・。」
やはりまだ決心が付かないようで、ジュンは顔を赤くさせて仰け反った。
しかし、真紅は追い討ちをかけてジュンの勃起した男性器を握り締めたではないか。
「まったく・・・ここまで来てまだ決心が付かないなんて困った下僕ね。いいこと? セックスは
決して嫌らしい物では無いのよ。あの動物達を見なさい。大自然の中では交尾はいたって自然な行為なのだわ。」
「けど・・・お前は人形だろ?」
「でも私だって女の子よ。そして私はジュンが好きよ。ジュンと抱き合って交わいたいの。」
真紅の目は本気だった。だが、真紅を本気にさせたのはジュンである。もうジュンは逃げる事は出来ない。
「わ・・・分かったよ・・・。」
「そう・・・なら行きましょう。誰にも邪魔されずにエッチ出来る場所へ・・・。」
355353-354:2007/04/03(火) 11:24:10 ID:30Ay3RVX
ジュンと真紅の平和で穏やかなラブラブエッチネタをコンセプトに作ってみた。
356名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 12:29:03 ID:PcGSX+fS
きたぁぁあぁああぁあ

って寸止めかぁぁあぁあい

ともあれ続きをwktk
357名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:09:16 ID:sTAJGeRs
 ありゃ、327はまだだったか。んじゃお先に。

 投下します。>186続き(ただし、トモエ×雛苺)
358巴×雛苺 1/4:2007/04/03(火) 19:11:13 ID:sTAJGeRs
 困ったことになってしまった……
 その日、学校から帰ってきたばかりの柏葉巴はセーラー服から着替えるのも忘れ、どうこの
場を切り抜けようかと頭を悩ませていた。
 ここは巴の部屋である。瓦の屋根を葺き古風な佇まいを見せる柏葉家らしく、巴の部屋にも
畳が敷き詰められている。壁に面して鏡台が一つ。その椅子の上にちょこんと座り、不安そう
な目で見上げてくる「お人形」こそが、彼女の悩みの原因だった。
「ねーねー、トモエぇー、ひな、病気なのー?」
 動く、喋る、よく食べる。元気印いっぱいのローゼン人形No.6・雛苺だが、今日ばかりは調
子が違っていた。何やらぐずぐず躊躇い、おやつの時間だということも忘れている様子。そこ
で巴が心配したところ……この有様である。
「ううん、病気じゃないの」
 切羽詰った調子に押され、巴は仕方なく答える。もちろん病気ではない。病気ではないのだ
が……
「そうなの? でもねでもね、ヒナの体、おかしいんだよー。胸のところがピリッと来てね、
 それからそれからお股のところも変な感じがして……」
 もちろんそんなことで雛苺が引き下がるはずもなく、両腕をぶんぶん振って訴えてくる。
ますます窮地だ。
 雛苺の体の異変――その原因はすぐにわかった。巴とてもう中学生である。友達とおおっぴ
らに話したことこそないが、この年になればそれなりに性の知識もついている。だが――
『雛苺、それはね雛苺が感じちゃったからなの』
 ……などと言えるはずもない。
「――と、とにかく! 病気じゃないから、大丈夫よ」
 そう答えて、早々に切り上げようとする巴だったが、
「病気じゃないの? でも、ひなの体がおかしいのホントなのー……うーんと、じゃあドール
 の身体がおかしいなら、この前みたいにじゅんに聞いたらわかるかなぁ?」
「ダメ! それは絶対ダメーっ!」
 思わず声を張り上げてしまう。別に桜田君のことを信頼していないわけではないが、そんな
女の子の大事な話題を男の子に話せるわけがないではないか。
「でもね、じゅん、凄い物知りだし、ヒナのこともうんとわかってくれているんだよ。『うに
 ゅー』だってちゃんと買ってきてくれたしぃ」
「とにかく絶対ダメ! いい、巴と約束よ! わかった?」
「うん、トモエ! ……でもでもトモエぇ、ヒナがトモエに内緒でじゅんに話してもトモエに
 は分からないよねぇ?」
「うっ!」
 無邪気な笑顔でトンデモないことを言われ、思わず絶句するトモエ。誰が雛苺にこんな悪知
恵をつけさせたのか? 巴の頭の中に桜田家ドールズの面々が浮かんでは消える(特に緑色の
人形が)。
「それはそうだけど、でも約束というものは……」
「トモエこそズルいのー! トモエは何か隠してるでしょー? ヒナのことなのにヒナにも内
 緒なんてズルいのー! だから、ジュンに聞くのー!」
 椅子からぴょこんと飛び上がって雛苺は駄々をこね始める。こうなってしまっては、もはや
止めようがない。
「わかった、わかったから雛苺……お願いだから桜田君に聞くのだけは止めて」
 半ば拝むようにして頼み込む巴。
「じゃあ、巴が教えてくれる?」
「う、うん……」
 でも、教えるといってもどう言えば……?
「わーい! あのね、ヒナ名案があるのー!」
 そう言うと、雛苺はぴょんと椅子から飛び降り、押入れの中を漁りだす。やがて、引っ張り
出したものは――
「あ、それ……」
 聴診器であった。看護婦をしている巴の従姉が仕事帰りに立ち寄った際、忘れていったもの
である。次に来た時に返そうとしまっておいたのだが……
「ヒナ知ってるの! 人間のお医者さんはね、これをちょこちょこっと当てただけでどんな病
 気でもすぐにわかっちゃうのー! だから、トモエがお医者さんになってヒナのことを診て
 くれればいいのー!」
 そう言って、ニコニコ顔で聴診器を差し出す雛苺。何か色々と勘違いをしている様子だが、
巴には突っ込めない。
359巴×雛苺 2/4:2007/04/03(火) 19:12:30 ID:sTAJGeRs
(まあ、形だけもやってみせれば雛苺も満足するよね……)
 手渡されたそれを受け取りながら、内心ため息をつく巴であった。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

「それじゃあ雛苺、そこに横になって」
「はーい、なの!」
 すっかり患者役になりきった雛苺が、目を輝かせながら布団の上に横たわる。この新しい
「遊び」にワクワクしているらしい。さっきまでの不安げな様子が嘘のようだ。
(まあ、いいんだけどね……)
 とりあえず雛苺を服だけ脱がせると、巴は下着の上からちょいちょいっと聴診器を当てる。
当然、何が聞こえるわけでもなく、ただ服のこすれるがさがさした音が響くだけだ。
「はい雛苺、何でもありませんでしたよー」
「もうトモエぇ、真面目にやるのー!」
 ぷーっとふくれた雛苺が、自分から下着をめくった。その下から、ぺったんこな胸とお腹が
現れる。
「ほらー、トモエぇ、早く早くぅ」
 雛苺がトモエの手を取って、自分のお腹に当てる。
(うわぁ……この子の肌、すべすべ……)
 まるで赤ちゃんのように滑らかな感触がほんのりとした暖かさとともに巴の掌に伝わってく
る。それをゆっくりとさすりながら、巴は聴診器を雛苺の胸に滑らせる。
(本当に人形とは思えないよね……ひょっとして心臓もちゃんと動いているのかな?)
 そんな好奇心が湧き上がり、巴は聴診器の先を雛苺の左胸の辺りに当ててみる。とは言え本
職ではない彼女にとって、どこに器具を当てたら鼓動が聞こえるかなどわかるはずもない。
(あっちかな……それともこっち……?)
「ひゃあっ!」
 と、不意に雛苺が小さな悲鳴を上げた。どうやら我を忘れてあちらこちらと聴診器を動かし
ているうちに、わずかばかりの膨らみの上にある小豆ほどの突起に触れてしまったらしい。
「ご、ごめんね雛苺」
「ううん、いいの。ちょっとびっくりしただけ。トモエは診察しているんでしょ。ヒナ、もし
 痛くても我慢する」
 健気にもそう言うと、潤んだ瞳で見上げてくる雛苺。その様子は――
(か、可愛い……)
 そう、某金のドールのマスターなら思わず力の限りに抱きしめて頬摺りをしたくなるほど
愛らしいものだった。
 だが同時に――
(雛苺は本当に可愛いよね…………「私」と違って)
 そんな思いがふと巴の脳裏をよぎる。
 『クラスの優等生』――それが巴に貼られたレッテルだ。もちろん、友達も多いし先生方に
も可愛がられているそんな自分を恥じる気はさらさらない。さらさらないが、一部の男子生徒
たちから「可愛げがない」だの「思い上がっている」と言われているのは知っている。そうい
う陰口を叩く連中と仲良くしたいとは思わない。だが、自分に愛想がないのは事実だと自覚し
ているし、それが自分の性分なのだろう、と巴は諦めている。
 雛苺は――年齢のせいもあるだろうが――天真爛漫だ。喜怒哀楽をあからさまに表現する無
邪気さは、とうてい巴には真似できないものである。だが――いや、だからこそ巴は雛苺が心
から大好きなのであり――そしてちょっぴり妬ましいのだ。
(……もう少し、アソんであげてもいいかな……)
 そんな巴がちょっとだけ、ほんのちょっとだけ意地悪な気持ちになったとしても、誰が責め
られようか。
360巴×雛苺 3/4:2007/04/03(火) 19:13:21 ID:sTAJGeRs
「ふーん……じゃあ、続けようか雛苺」
「うん、なのー!」
 巴の内心に湧き上がりつつあるそんな思いなど露も知らない雛苺が、満面の笑みを浮かべて
答えた。
「どうやら胸が原因みたいね。ここを重点的に調べてみようかな?」
「わ、わかったのー……ヒナ、ちょっぴり変な感じになっても我慢するのー」
 そう言ってぎゅっと目をつぶる雛苺。
「いい子ね、雛苺」
 猫撫で声で囁いた巴の手が雛苺の小さな膨らみの上に置かれる。片方の手がまだ乳房とも言
えない薄い胸をゆっくりと揉み回し、もう一方の手が反対側の丘の上にある桜色の突起に触れ
る。
「ひゃ…んっ…んくっ…」
 巴の指先が小さな突起を撫で上げるたびに、雛苺が押し殺したしゃくり声を上げる。口元を
手で押さえて「診察」の邪魔をしないようにと雛苺なりに耐えてはいるようだが、吐き出す息
は次第に荒くなっていた。
(ふふ、おマセさんなんだから……あ、もう乳首まで立ってきちゃった……)
 巴は舌を伸ばして胸の先端をペロッと舐め上げる。途端――
「ひゃふんっ! ……ト、トモエぇ、舐めちゃダメぇ……」
「どうして? これも診察の一種よ。嫌なら止めるけど?」
「うっ……ヒ、ヒナ、我慢するもん! 続けてトモエ……ひゃあんっ!」
 元より巴に止めるつもりなどない。雛苺の言葉も終わらぬうちから、巴は桜色の突起を口に
含み、舌先で転がす。
「ひぁ…んっぅ…うくぅ…」
 雛苺の口から漏れる喘ぎ声をBGMに聞きながら、今度は反対側の胸にちゅっとキスをする
。左から右へ、右から左へ。巴は丹念に雛苺の胸を責め立てる。
「ふわぁ…くぅん…はぁっ…」
(そろそろ、こっちもかな?)
 巴の手がするすると雛苺の下半身へと伸びていく。そして、スカートの中へと潜り込んだ瞬
間、
「だ、だめなの、トモエー!」
 雛苺がぎゅっと太股を閉じようとするがもう遅い。
 ぬちゅっ
 内股の隙間を縫って下着に到達した巴の指先に濡れた感触が伝わってくる。
「濡れてるわ、雛苺」
「ち、違うのー! ヒナ、お漏らししたんじゃないもん! トモエに診察してもらっていたら
 、体が勝手に……」
「雛苺、私のせいにするの?」
「えっ? う、ううん、ヒナ、そんなつもりじゃないのー……」
 言葉に窮し、泣きそうな目で見上げてくる雛苺。
(これ以上いじめたら可愛そうかな……)
 そんな雛苺の表情に、巴は厳しい顔を崩すとにこりと微笑む。
「嘘よ。ここが濡れているというのは雛苺が女の子だって証よ。お漏らししたなんて誰も思っ
 てないわ」
「ホントに? ヒナの言うこと信じてくれる?」
「もちろんよ――さあ雛苺、濡れちゃったものは脱ぎ脱ぎしましょうね」
「ひゃああっ!」
 巴の手が雛苺の両足を持ち上げ、ぐっと体を折り曲げるようにして、彼女の肩まで持ってく
る。ちょうど後転が途中で止まったような格好で、二人がまだ知らない俗な言葉で言えば「ま
んぐり返し」という体勢だ。
 その格好で巴が素早く雛苺の下着を抜き取ると、彼女の目の前に産毛すらないつるりとした
割れ目が露わになる。
「トモエー、ヒ、ヒナ、恥ずかしいのぉ! 足を降ろさせてぇー」
「だーめ、これも診察なんだからね」
 そう意地悪く微笑みながら、巴が指先を無毛のスリットに当てる。
 くちゅっ!
「あっ……」
 巴の二本の指が、潤みを帯びた少女の割れ目を開く。サーモンピンクの肉襞が外気に晒され、
透明な液体がつぅーとお腹の方に滴り落ちていく。
361巴×雛苺 4/4:2007/04/03(火) 19:14:16 ID:sTAJGeRs
(うわぁ……こんなところまで女の子なんだ……)
 少女の女性自身は年齢相応に慎ましいものではあったが、それでも異性を誘うには十分なほ
ど淫靡であった。同性である巴もまた、何の躊躇いを感じる間もなく、気がつけばその可憐な
花弁に口づけをしていた。
 ぴちゃっ…
「ひうっ!…ト、トモエェ……ダメなの…! そんなトコ舐めちゃ、汚いのぉ…あうぅっ…!」
 ぴちゃっ、くちゅっ、ぺちょっ…
「汚くなんかないよ、雛苺。それに、これも診察なの」
 トモエの舌がスリットを上下になぞるたびに、さらさらした花蜜が湧き出しては淫らな水音
を立てていく。雛苺が身体をむずからせてその舌先から逃れようとするが、逆さにされた上に
太股をがっちり押さえられていてはそれもかなわない。
「ダメなのぉ! んくっ……ト、トモエ、ヤなのー……あっ、あーっ、はぁー!」
(わ、私もなんだか……)
 明らかに甘い響きを帯び始めた雛苺の嬌声を聞きながら、巴は片方の手を自らのスカートの
中へと潜らせる。下着の隙間から自らの秘裂に触れると案の定、そこは恥ずかしい蜜で濡れそ
ぼっていた。
(私、興奮してる……)
 熱に浮かされたようにそんなことを思いつつ、巴は自らの指を割れ目の中へと侵入させてい
く。片手で雛苺の脚を抑え、口で少女の秘唇を責めながら、巴の指もまた慣れた動きで秘所を
出入りして、彼女を追いつめていく。
「ト、トモ……エェ……んんっ…あはっ……はくぅぅ!」
 巴の舌先が包皮に包まれてわずかに顔をのぞかせた真珠に触れた途端、雛苺の身体がびくり
と跳ねる。
「やぁ、なのぉ…んはぁ!…はぁっ! …あああっ!」
 包皮を割ってその舌先が真珠をなぞり上げる度に、雛苺の声音がいっそう甲高く、より切羽
詰ったものになっていく。
「ダメなのー! …んあっ! ヒ、ヒナ変なのー! 何か来るのー!」
(雛苺苺、イッちゃいそうなんだ……待ってて、私も一緒に)
 巴もまた自らの秘所に割り込ませた指の動きを一層速める。
 ぬちょ、びちゃ、にちゅ……
 ちゅく、ぶちゅ、びちゅ……
 少女たちの秘裂から流れるはしたない水音が混じりあい、部屋中に響いていく。
 やがて――
「トモエ、トモエぇ、トモエーーー!」
(雛苺……んんんっっっーーーーー!)
 ほぼ同時に身体を震わせ、二人の少女たちは絶頂を迎えていた。

362巴×雛苺 5/4:2007/04/03(火) 19:15:06 ID:sTAJGeRs

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

 しばらく後――
「むー、トモエ、ひどいのー。ヒナ、何度も止めてって言ったのー!」
「ごめん、雛苺。謝るから……この通り」
 柏葉家の二階では、鏡台の椅子に座ってぷいと横を向く人形とその人形に向かって両手を合
わせてペコペコ謝るセーラー服姿の少女、というあまり他所では見られない光景が展開されて
いた。どうもいつもとは立場が逆転してしまったようだが、今回の場合、非は全面的に巴の側
にあるのだからそれも致し方ない。
「謝っても許してあげないのー。もう巴とは口を聞いてあげない!」
「だから、ごめんってば……」
 なかなか許してくれそうにない雛苺に弱ってしまう巴。だが、ふと名案を思いつく。
「そうだ、雛苺、駅前のケーキ屋さんでショートケーキ買ってきたんだけど食べる?」
「巴が買ってきてくれたのー! わーい! 食べるのー!」
 たまたま割引き券をもらったので学校帰りに寄ってきたのだ。まさかこんな形で役に立つと
は思ってもいなかったが、すっかり機嫌を直して目を輝かせる雛苺を見て巴はほっと安堵する。
「じゃ、それで仲直り。ね?」
「うん!」
「ケーキは食堂のテーブルの上に置いてあるから先に行ってて。私も着替えてから行くから」
「はーい!」
 雛苺がとてとてと駆け出していく――が、障子の桟に手を当てたところで、急にくるりと振
り返った。
「ねえ、トモエ」
「ん、何?」
 もじもじと指を組み合わせ、かすかに顔を赤らめた巴の愛らしい人形は、しばらく上目遣い
に彼女をじっと見つめた後でようやく口を開いた。
「あのね、次にヒナが変になっても……また診てくれる?」
363名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:17:06 ID:sTAJGeRs
むー、計算違い。4レスに収めるつもりだったのにエラーが出ちまった。
なかなかうまくいかないもんです。


えらい遅レスだけど……

>187-190
 好評みたいだったので続き書いてみましたー。

>192
 「翠」星石ダターネ。単純な変換ミス。素直に辞書登録することにしますた。

>198
 漏れもその方向で「誰か書いて(;´Д`) ハァハァ」と待ち望んでいたんだけど、
誰も書いてくれなさそうなので自家発電w
 ジュンでも検討したんだけど、サイズの問題で引っかかっちゃって結局こんな形に
なりますた。レズが嫌いだったらスマソ。
364名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 01:10:24 ID:3zAWQrkK
GJ!
巴×ひなに目覚めた気がする
365名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 07:07:27 ID:K7FhAjO0
下手くそ
366名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 09:19:58 ID:b6UpIN55
まさかこの俺が、雛苺に欲情するとはな

GJだぜ
367エデン 3:2007/04/04(水) 09:45:30 ID:q0Lem8s4
「真紅・・・抜け駆けは許さんですよ・・・。」
二人の後を追っているのは翠星石だった。勿論彼女もまたこの世界に来た際に全裸となっていたが
真紅に対する憎悪を燃やしながら二人の後を付けていた。
「翠星石だってジュンと契約してるドールですのに・・・真紅ばっかりずるいですぅ・・・。」
翠星石もジュンの事が大好きだった。確かに普段から良く罵倒しているが
心の奥底では誰にも負けないと自負出来る程の愛を持っていた。
それに、ルックスでも真紅には負けない自信もあった。真紅より背も高いし胸も大きくスタイルも良い。
こんな自分が真紅に負けるはずは無い。そう信じていた。しかしジュンは翠星石を選ばなかった。
別にジュン本人は翠星石を嫌ってはおらず、家族として接してはくれるが、真紅と比べた場合・・・
やはり見劣りはしてしまう。
「もう真紅と決着を付けるしか無いですぅ。ジュンの童貞は翠星石の物ですよ。」
真紅と翠星石は同じマスターを持つドール同士であり、この二人の対決はあり得ない。
しかし翠星石はそのタブーを破っても真紅を倒し、ジュンの愛を手に入れる事を決意していた。
「ふふふ・・・私が真紅を倒してどっちが上か分からせればジュンだって翠星石の魅力に気付くはずですぅ。
そうすればジュンのあの可愛らしいオチンチンが翠星石の中に入ってズコバコと・・・
あああ! 考えるだけでもアソコが濡れてくるですぅ!」
己がジュンとエッチする光景を想像するだけで翠星石の女性器から愛液が溢れ出ていた。
それだけジュンを愛していると言う事になるのだが、ふと翠星石は身を屈め、四つんばいになって
二人の後を追った。
「おっと・・・見つかってはまずいですぅ。もっと近くまで忍び寄ってから一気に奇襲をかけた方が
インパクトあるですぅ。」
彼女の言う通り、遠くから襲い掛かるのではなく、二人に悟られないように接近して
近距離から襲い掛かる作戦で翠星石は考えていた。が・・・その時突然何者かに尻を触られる感触を感じたのである。
「ヒィ!」
思わず声を上げてしまう翠星石だが、幸い二人には気づかれてはいない様子だった。
だが、何者かはなおも翠星石の尻を触り、撫で続けていた。そして翠星石が後を向くと、
そこには見ず知らずの男・・・のマネキンの姿があった。
「お前何者ですぅ!?」
「オマエ・・・ヒトリカ・・・。オレモ・・・ヒトリ・・・。」
「え?」
どういう構造なのかは分からないが、薔薇乙女同様に生命を持っていたマネキン男はカタコトで
そう翠星石に問い掛け、そしてマネキン男は翠星石の手を引っ張った。
「オマエ・・・オレトイッショニナル・・・。ソウスレバ・・・フタリニナル・・・。」
「え!? 何ワケの分からない事言ってるですぅ! 私はあの二人に用があるですよ!」
翠星石は必死にその場に踏ん張りながらジュンと真紅を指差していたが、マネキン男は構わず引き続けた。
「アッチハモウフタリニナッテル・・・。デモオマエハヒトリ・・・オレモヒトリ・・・。
オマエ・・・オレトイッショニナル・・・。ソシタラフタリニナル・・・コドモ・・・タクサンツクル・・・。」
「やめるですぅ! キモチワルイ手で翠星石の柔肌に触れるなですぅ! やめるですぅ!」
見かけ以上に力のあるマネキン男に翠星石は全く手も足も出ない。そのままお姫様抱っこされてしまった
翠星石はマネキン男に抱かれながらいずこへと連れ去られてしまった。
「ちょっと! 何処連れて行くですぅ!? 嫌! やめて! ジュン! ジューン!」
「アッチハモウフタリニナッテル・・・。デモオレタチモモウフタリニナッタ。コドモタクサンツクル。」
368エデン 2.5:2007/04/04(水) 09:46:30 ID:q0Lem8s4
ジュンと真紅は広大に広がる草原を歩いていた。
二人とも全裸ではあったがこの世界は暑くない程度に温かく、裸でも寒さは感じなかった。
「なあ真紅、どこまで歩くんだ? エッチならここでも出来るじゃないか。」
「ダメよ。きちんとそれ相応の場所でやらないと・・・。何事もムードを大事にしないとダメだわ。」
「ムードじゃなくてヌードの間違いじゃないのかい?」
ジュンの変な洒落に真紅はガクッと項垂れてしまった。
「あのね、ジュン・・・。実はこの世界にはチン狩り族と言う恐ろしい原住民が住んでいるの。
チン狩り族はその名の通りオチンチンを狩る事を生業とする民族で、ジュンのその元気で
可愛らしいオチンチンなんかあっという間に根元から切り落されてしまうわ。」
「ええ!?」
ジュンは思わず股間を押さえるが、それを見た真紅は笑ってしまった。
「冗談。冗談よ。そんなのがここにいるはずが無いじゃない。驚かせてごめんなさい。」
真紅はジュンの男性器を優しく撫でた。ジュンが歩く度にゆさゆさと揺れる男性器が
真紅にはとても面白く見えてしまうらしく、まるで小動物でも可愛がるように
事ある度にジュンの男性器の肉棒を撫でたり掴んだり、睾丸を手に持って転がしたりしていた。
ジュンもジュンで、口では嫌がっていても、真紅の小さい手によってそうされるのが
くすぐったくて気持ち良いらしく、あながち悪くは無かった。
そうやって広大な草原を歩いていく二人であったが、その後を追う何者かの姿があった。
369367-368:2007/04/04(水) 09:49:16 ID:q0Lem8s4
ちょっとミスって「エデン3」を先に>>367で書いてしまったから
>>354の「エデン2」と「エデン3」の間に書くつもりだった部分を>>368
エデン2.5として書いた。何かややこしい事になってスマソ

>>363
一生懸命我慢する雛苺とか可愛かった
370名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 21:10:58 ID:uPGTiOPe
は や く エ デ ン 3 を 書 い て 下 さ い
371名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 21:20:43 ID:G6sjrTN+
>364-366,369
ドモーっす。受け入れてもらえたようで何より。

>369
+   +
  ∧_∧  +    
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +    (特に翠星石の今後にw)
 と__)__) +

372名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 21:57:55 ID:Kbnc+Xc0
蒼星石に助けられたが、蒼星石に犯される
373名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 23:37:39 ID:HkZdAiLS
>>372
鬼 才 あ ら わ る
374エデン 4:2007/04/05(木) 00:06:54 ID:XQ3i4mts
ジュンと真紅はお花畑の真ん中に来ていた。
「ここが良いわね。風景も綺麗・・・。」
真紅はジュンに近寄り、小さな手でゆっくりとジュンの男性器を持ち上げた。
それだけでジュンの男性器はムクムクと勃起していく。
「ウフフ・・・可愛い子ね・・・。」
「あ・・・ああ・・・。」
ジュンの男性器の先端の皮をゆっくりと剥き、剥き出しになった亀頭に口付けをする。
それだけでジュンは震えた。いつもジュンを引っ叩いたりしている時とは打って変わって
優しい愛撫。とても真紅は優しかった。その上真紅の人間の手とは違う小さく柔らかい手で
男性器を撫でられるのだから、この上ない程くすぐったく気持ちが良かった。
「ああ・・・真紅・・・。」
真紅の小さく柔らかい右手がジュンの男根を優しく握り、左手が睾丸を転がし回す。
さらに真紅のこれまた柔らかい唇が先端部分に優しく触れ、舌で嘗め回す。
「どう? ジュン・・・気持ち良い?」
「ああ・・・良いよ・・・良いよ真紅・・・。」
気持ち良い。余りにも気持ちが良すぎる。もう気が狂ってしまう程の快感に襲われた。
人間苦痛には耐えられても快楽に耐える事は出来ない。
「うっ出る!」
直後ジュンの男性器から濃い真っ白な精液が大砲のごとく真紅の顔面に撃ち込まれ、
真紅の顔を真っ白に染め上げていた。
「あ・・・真紅・・・ごめん・・・。」
「謝る事は無いわ。フフフ・・・本当元気な子ね。」
「でも・・・汚いんだよそれ・・・。」
「何処が汚いの? だってジュンが出したのよ。」
顔にもろに精液をぶっかけてしまったと言うのに真紅は怒らなかった。それどころか
射精してなおますます勃起するジュンの男性器を、まるで母親が子供に良い子良い子するかのように
優しく撫で回しているではないか。すると、ふと真紅は困った顔になった。
「まったく・・・お父様を少しだけ憎みたくなってしまったわ。」
「え? いきなり何で?」
「だって・・・私のペッタンコな胸じゃジュンのオチンチンをパイズリしてあげる事出来ないでしょ?
あ〜あ〜・・・私も水銀燈みたいなボン! キュッ! ボ〜ン! なドールに生まれたかったわ。」
「(水銀燈か・・・。)」
ふとジュンは水銀燈の裸と言うのを想像した。確かにドールズの長女である水銀燈は
姉妹の中でも背が高いし、スタイルも良い。真紅が羨ましがる様なカラダである事は
ジュンにとっても想像に難くなかったが、それ以上考えるのを止めた。
水銀燈に現を抜かす事は真紅に対して失礼だと思ったし、何よりペッタンコの胸を
一生懸命寄せて上げてジュンの男性器を挟もうとしている真紅が凄く可愛かったのだから・・・
「もう! んっ!」
真紅は死に物狂いで小さな胸でジュンの男性器を挟もうとするがやはり挟めない。
「やっぱり私はダメだわ・・・。こんな小さなオッパイじゃアリスになるどころかジュンだって
満足させて上げられないわ・・・。」
真紅の目に涙が浮かんでいた。それだけ必死だったのだろう。しかし、ジュンは優しく肩に手をおいた。
「大丈夫だよ・・・。真紅の胸・・・可愛いよ。」
ジュンは膝を付いて身を低くし、真紅の胸に優しく顔を埋めた。
「あ・・・ジュン・・・くすぐったい・・・。」
「小さくたって真紅は真紅だよ。真紅・・・。」
ジュンは真紅のピンク色の乳首を優しく咥え、舌の先端で嘗め始めた。
「やっ・・・ジュン・・・あっ・・・。」
真紅は悶えていたが、何時もの様な平手打ちは飛んでこなかった。何だかんだで
真紅も気持ちよかったのである。
375エデン 5:2007/04/05(木) 00:07:46 ID:XQ3i4mts
「いぃぃやぁぁぁ!! 助けてですぅぅ!! 真紅! ジュン! ジュゥゥン!!」
「オマエマツ・・・オレトイッショニナル・・・フタリデコドモツクル・・・。」
広大な草原を全裸で疾走する二人の人形の姿があった。一人は翠星石、もう一人は突然
翠星石の前に現れ、強引に求婚しようとするマネキン男である。
当然ジュンを真紅から奪い取る為に、何故か自動的に裸となるこの大自然の世界まで追って来たのだから、
こんな所で何処の馬の骨とも分からぬマネキン男などと一緒になっていられるワケが無い。
隙を見て翠星石は必死になって逃げた。もうこうなった以上真紅とジュンに見付かっても良い。
本来の野望の事を悟られて攻められても良い。あんなマネキン男と結ばれる事に比べれば遥かにマシ。
何でも良いから二人に助けてもらいたい。翠星石は二人の名を叫びながら死に物狂いで逃げた。
「オマエマツ・・・オマエヒトリ・・・オレモヒトリ・・・オレトオマエイッショニナル・・・。」
「嫌ぁぁぁ!! 真紅! ジュン! 誰か・・・誰か助けてですうぅぅぅ!」
翠星石の目からは涙が滝のように流れ出し、辺りに飛び散り、水銀燈程では無いにしても
それでも真紅に比べれば一回りも二回りも大きな胸がまるで千切れ飛んでしまってもおかしくない程
激しく揺らしながら必死になって逃げた。誰だって無理矢理やらされるのは嫌だ。
しかしマネキン男も必死なようで後からなおも追い駆けてくる。
「真紅! ジュン! 何処にいるですか!? 誰か・・・誰か助けてですぅぅ!」
翠星石は逃げながらも辺りを見回し真紅とジュンを探していたが見付からなかった。
それもそう。何故ならマネキン男によって無理矢理別の場所へ連れさられた時点で
二人のいる方角を見失ってしまい、全く正反対の方角に向けて走っていたのである。
「何処・・・何処にいるですか!? 早く助けてですぅ・・・早く・・・誰か・・・。」
どんどん翠星石の体力が無くなっていく。それに対しマネキン男のスピードは落ちない。
都会での暮らしに慣れてしまった翠星石と、恐らくこの世界で長い間生きてきたと思われる
マネキン男の体力の差が圧倒的に現れていた。そして翠星石が息切れを付くと共に
瞬く間に追いついたマネキン男が後ろから翠星石の乳房をがっしりと掴み、
その場に押し倒していた。
「ヤットツカマエタ・・・。モウオトナシクスル・・・フタリデコドモツクル・・・。」
「嫌ぁ!! 嫌ぁぁぁ!! 汚い手で触るなですぅ!」
翠星石は全身をばたつかせながら必死に抵抗するがマネキン男との体力差は絶望的。
あっさり押さえ込まれてしまった。
「コレデオレトオマエ・・・フタリニナッタ・・・イッショニコドモツクル・・・。」
「い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
マネキン男の股間にはジュンのそれを遥かに上回る程にまで巨大な男性器がそそり立っていた。
翠星石の目にはそれは自分の身体を内側から切り裂き破壊する怪物に見えたに違いない。
376374-375:2007/04/05(木) 00:08:49 ID:XQ3i4mts
一晩経ってから書こうと思ったけどやっぱ書いた。
377名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:47:10 ID:f8dt7sJL
そこでやめないでぇ〜
続きを、翠星石がどうなるか凄く気になるので続きを早くお願いします。
378名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 15:39:16 ID:txMN1iei
リビドー作品入り乱れ、まさに乱立精研!
379エデン 6:2007/04/05(木) 23:46:57 ID:XQ3i4mts
「ジュン・・・ジュン・・・。」
「真紅・・・。」
ジュンと真紅は広大に広がる花畑の真ん中で抱き合った。
今の二人に主人も下僕も無い。一人の男として・・・女として愛し合うのみ。
「ジュンの体・・・あったかい・・・。」
「真紅だって・・・とっても柔らかい・・・。もう人形って事さえ忘れてしまうくらいだよ・・・。」
ジュンが真紅を抱っこする事そのものはこれまでにも沢山あった。しかし、このように
裸で抱き合うなどと言う事は初めてでは無かろうか。己の身体の一切の保護を排除し、
肌と肌で触れ合う二人には今まで感じた事の無い温かさと柔らかさが感じられた。
「それじゃ・・・行くよ・・・。」
「いいわ・・・来なさい・・・。」
ジュンは真紅の脚をゆっくりと広げ、既に濡れていた女性器に己の固く勃起した男性器を近付ける。
「真紅・・・怖くないか?」
「それはどうして?」
「いや・・・だって・・・。」
ジュンと真紅の体格差に比例して男性器と女性器のサイズ比も明らかにジュンのそれの方が大きい。
でありながら挿入すると言うのだから少々怖がっても仕方ないと思えたが、真紅に恐怖の色は無かった。
「だってジュンのオチンチンなのよ。それとも何? まだ私を抱く度胸が無いと言うの?」
「わ・・・分かった! 分かったよ! えいっ!」
ジュンは力を込めて男性器を真紅の女性器へ向けて押し込んだ。
「痛ぁ!」
真紅は叫んだ。処女を失う事がここまで痛い事とは知らなかったのだろう。
しかしあわてて抜こうとするジュンに対し涙を流しながら引き止めた。
「真紅・・・そんなの痛いのか?」
「だ・・・大丈夫・・・大丈夫だから・・・続けて頂戴・・・。ジュンと一緒なら・・・痛くても我慢出来るわ・・・。」
「真紅・・・。」
ジュンは真紅の身体を気遣いながらゆっくり腰を動かした。そうやって徐々に繋がりを慣らしながら
スピードを上げていく。そうやって次第に二人は一緒になって腰を激しく動かしていた。
「あっあっあっ! ジュン・・・凄い・・・。」
「真紅・・・真紅ぅ!」
互いの名を呼び合う二人、大自然と一体となった二人の愛が育まれていく・・・
そしてジュンは感じた。射精が近い事を。
「真紅・・・出るよ・・・もう出るよ。」
「良いわ・・・来なさい・・・私の中に出して・・・ジュンのそれを・・・出して・・・。」
「ああああああああああああ!!」
こうして二人は美しい自然の中で結ばれた。真紅の膣内に流し込まれたジュンの精液は
接合面から溢れ出ていたが、二人は構わず、繋がったまま抱き合っていた。
「真紅・・・愛してるよ・・・。」
「ジュン・・・私もよ・・・。」
380エデン 7:2007/04/05(木) 23:47:53 ID:XQ3i4mts
ジュンと真紅がよろしくやってた頃、こちらでも新たなカップルが誕生しつつあった。
「嫌ぁ! 嫌ですぅ!」
「オレタチ・・・フタリ・・・イッショニ・・・ナル・・・。」
マネキン男は翠星石をうつ伏せに倒し、柔らかく丸々とした尻を持ち上げて己の腰に近付けた。
ジュンと真紅は正常位によるセックスを行ったが、こちらのカップルでは後背位で行く様子であった。
「嫌ぁ! そんなケダモノみたいなやりかた嫌ですぅ!」
翠星石は泣き叫びながら必死に尻を振って抵抗した。ただでさえマネキン男と無理矢理
セックスさせられるだけでも嫌だと言うのに、動物の交尾と同じ後背位でやるなど
誇り高きローゼンメイデンとしてのプライドが許さない。しかし、力はマネキン男の方が遥か上。
がっちりと翠星石の尻を掴んで固定し、そこからさらに排泄行為をするわけでも無いのに
何故か形だけは正確に作られていた菊門に指を差し込んで見せる余裕を見せ付けた。
「嫌ぁぁ! お尻・・・お尻触るなですぅ!」
「オマエ・・・カワイイ・・・オレトイッショニナル・・・。」
翠星石がどんなに叫び、もがこうともマネキン男の前では空しいだけ。
そしてついにマネキン男の固く長く勃起した男性器が翠星石の菊門の下の女性器に向けられた。
「ああ! だ・・・ダメですぅ! そんなバカでかいの入るかですぅ!」
しかしマネキン男はかまわずぐいぐいと男性器を女性器に押し付けていく。そうするとどうだろうか。
閉じられていた翠星石の女性器が徐々に広がって行き、ついには男性器を受け入れつつあった。
「だ・・・ダメですぅ! そんなバカでかいの入ったら翠星石のあそこが裂けちまうですぅ!」
だがもう遅い。マネキン男の男性器は翠星石の処女膜を貫き、奥にまで潜り込んでいた。
もはや子宮にまで届いていてもおかしくない程・・・
「い! あああああああああ!!」
「オマエノナカ・・・アッタカイ・・・。」
人形師ローゼンによって作られて数百年。初めてのセックスの味は翠星石にとって激痛そのものだった。
無理も無い。二つ下の妹は好きな相手と存分に愛し合う事が出来たと言うのに自分はどうか。
何処の馬の骨とも分からぬ男に強引に犯されてしまった。これ程無様な物は無い。
「痛い! 痛い! 痛いですぅ!」
「イイ! イイ! オマエイイ!」
翠星石は泣き叫び、マネキン男は激しく腰を動かし続けた。
マネキン男が突けば突く程翠星石の腰も激しく動き、二つの乳房も上下左右に揺さぶられる。
「嫌ぁぁ! 真紅! ジュン! 助けてですぅ!」
「コレデオレトオマエハイッショ・・・フタリデコドモタクサンツクル・・・。」
「あああああああああああああ!!」
マネキン男の男性器から大砲のごとく放たれた大量の精液が翠星石の膣内にぶちまけられ、
余りの勢いに翠星石はイクと同時にペットボトルロケットのごとく吹っ飛んでしまった。
381エデン 8:2007/04/05(木) 23:48:56 ID:XQ3i4mts
ジュンと真紅は桜田邸に帰ってきた。
「さっきまでずっと裸だったから今度は逆に服に違和感を感じてしまうな〜。」
「ふふ・・・そうね。」
今の状態の方が本来の姿であるのに、あの世界の裸の状態が懐かしく思えてくる。
それだけ二人にとってこの体験は掛け替えの無い物であった事は想像に難くない。
「ま・・・またあっちに行くってのも悪くないな・・・。」
「そうね・・・。」
二人は互いを見詰めあいながら微笑んだ。
「ねぇジュン・・・。」
「何だ真紅?」
「もしこのまあ私がジュンの赤ちゃんを身篭ったりしたら・・・貴方どうする?」
「そんなワケ無いだろ。だってお前人形じゃないか。」
「フフフ・・・そうね・・・。」
真紅はふと目を閉じた後、再びジュンを見上げて言った。
「それじゃあジュン・・・喉が渇いたわ。紅茶を淹れて頂戴。」
「ハイハイ分かったよ。」
「ハイは一度まででしょ?」
そうしてジュンは台所に行ったが、真紅はジュンの背中を優しい目で見つめながら
自分の下腹の辺りを優しく撫で回した。

翠星石はマネキン男に抱かれていた。
「う・・・う・・・何で・・・何で翠星石だけがこんな目に・・・。」
翠星石は泣いた。もう処女も薔薇乙女のプライドも何もかもマネキン男によって壊されたのだから。
「オレ・・・イママデズット・・・ココデヒトリデクラシテキタ・・・。ココハトテモヘイワ・・・
タベモノモイッパイアルシ・・・アタタカイシ・・・テキモイナイ・・・ココハラクエン・・・
デモオレズットヒトリダッタ・・・サビシカッタ・・・デモモウダイジョウブ・・・
オマエガイル・・・オマエモココデクラス・・・オレトオマエイッショ・・・サビシクナイ・・・。」
「そ・・・そんなの嫌ですぅ! こんな所でお前なんかと二人っきりなんて嫌ですよ!
だから・・・もっと賑やかになる様に沢山子供産んでやるです! べ・・・別にお前が可哀想に思えてきたとか
そんなんじゃないですよ! こんな所で二人っきりなんて死んでもごめんだと思ったからですぅ!」
翠星石は桜田邸に帰る事も、再び翠色のドレスに身を包む事も無かった。
この裸の世界に残り、マネキン男と共に暮らし、子を産み・・・育て・・・そして骨を埋める道を選んだのである。
                     おわり
382379-381:2007/04/05(木) 23:50:23 ID:XQ3i4mts
ジュン×真紅のはずが気が付くと翠描写の方が気合入ってて鬱になったorz
翠は結局助けられなかったENDでスマソな
383名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 00:55:44 ID:apGd2p0S
何故だろう。
ジュン×真紅の物としてはとてもいい話だったはずなのに欝な気分なのは。
とりあえず話としては良かったですよ。

けど、なんだろうこのやるせなさは。
384名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 03:07:54 ID:xLlwjHZw
これがカオスというものなのか?
なんかリアルで拉致被害者と話をしているような、そんな感じだ。
385名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 03:20:54 ID:7TJygLDw
384が拉致被害者の誰と話をしたのかボクは興味津々さっ
386名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 08:07:27 ID:DF1YQNxW
とんだキチガイの集まりになったな…
387名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 10:40:13 ID:AILcuBqQ
ジュン×真紅の話と翠星石の話を同時に進める必要はなかったような
別々で書いてくれたなら納得して読めたかも
388名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 13:35:01 ID:mjf1z35V
一緒になってた所為で途中で苦痛になったので、最後まで読めなかった。
やはり、わけといたほうがよかったと思う。
389名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 15:53:25 ID:/VmbtSgf
翠が報われなさすぎて激しく欝
390379-381:2007/04/06(金) 19:26:58 ID:k+FIrKeo
やっぱ評判悪かったか。すまんかったorz
391名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:09:53 ID:/X7tUXbA
解ったのは390が翠星石を嫌ってるって事だと思う。(´ー`)y-~~
392379-381:2007/04/06(金) 20:11:46 ID:k+FIrKeo
そんなコトねーよ
たまたま今回そういうネタやっただけじゃんorz
393名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:13:19 ID:JjoveYTG
>>390
逆に考えるんだ
これは翠甘々ラヴラヴSS書くチャンスなんだと
394名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:18:59 ID:X2OfDWVc
>>390
意外な展開だったけど面白かったよ
また書いて欲しい(次回鬱は無くして)
395名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:27:23 ID:+BBDdlF+
真紅→←ジュン←翠星石が本編の通りで良かった

だが、作品としては真紅編、翠星石編で別けた方がいい
396名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:59:42 ID:/X7tUXbA
>>392
ウケるSSってのは痛々しくないのがいいらしいぞ。
お前は恵まれてるよ、みんな優しいんだからな。がんばれ(´ー`)y-~~
397名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 21:44:34 ID:LBQewJ52
ラプラスの台詞ラプラスっぽくできねーよ
398名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 21:48:00 ID:AILcuBqQ
俺は鬱展開でも陵辱でも構わないんだけど、
今回のは、ジュンと真紅の甘々と翠の鬱とが同時進行だったんで
あっちはあんなに幸せそうなのにこっちは…みたいな落差が辛かった
399名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:10:38 ID:SN/jTb5P
本当に嫌いだったら陵辱でENDにしちゃうって。
諸手を上げて賛成とはいえないが、翠の最後の決意表明がある分でかなり和らいでる。
個人的には全然アリかな。
400名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:36:26 ID:LivO/bEE
>>397
とりあえず対義語を使用してみたらどうか

遠いは近い、
上は下
右は左
長いは短い
重いは軽い、
暗いは明るい、
苦痛は快楽、
貧乳は巨乳、
どSはどM、
ボンテージは裸エプロン、
おすぎはピーコ、
巴はのり

そしてトリビァル!

だいたいそんな感じ?
401名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:48:13 ID:sp/w1B02
落ち着くんだ
素数を数えて落ち着くんだ
402翠星石×ワニ:2007/04/06(金) 22:52:00 ID:k+FIrKeo
「ああ! くんくん! くんくん!」
部屋にジュンがいない事を言い事に、真紅はジュンのベッドを独占し、くんくんのぬいぐるみを抱いて
くんくんの名を連呼しながら転がり続けていた。真紅はくんくんが大好きだ。
普段冷静な彼女もくんくんが絡むとその箍がはずれ、本当の彼女の姿が見えてくる。
「くんくん! 愛してる! 愛してるくんくん!」
狂ったようにくんくんを抱いてベッドの上を転がる真紅だが、少し開いたドアの隙間から
その様子を見つめる翠星石の姿があった。
「真紅ったらあんな犬っころの何処が良いですか? このワニの方がずっと素敵ですのにぃ・・・。」
翠星石も翠星石で、ワニのぬいぐるみを大切そうに抱いていた。
階段騒動の時に翠星石へのおどしの為にジュンが使った真実のワニ。最初は翠星石もこのワニを怖がっていた故、
ジュンはおろか雛苺にも翠星石への牽制の為に使わる事が多かった。しかし、慣れとは恐ろしい物である。
翠星石もすっかりワニを怖がらなくなり、それどころか可愛いと思える様になっていたのである。
「あんな犬っころ何かよりお前の方がずっと素敵で格好良いですよぉ。」
翠星石はワニに優しく頬擦りする。真紅がくんくんを愛しているように、翠星石はワニを愛してしまっていた。
次第に翠星石はその場に寝転がり、ワニを抱いてゴロゴロと転がる。
「ああ! 凄いですぅ! ワニ・・・ワニ凄いですぅ!」
翠星石は足まで隠す長いスカートの中にワニを潜り込ませ、大きな口を開いて自分の股間を噛ませた。
ワニとは言え布や綿で出来たぬいぐるみであるそれに噛まれた所で痛くないが、翠星石には
別の感触を感じていた。
「あっ! 凄い! 凄いですぅ! ワニ・・・お前凄すぎるですぅ!」
翠星石は自分の股間を噛ませたワニの口を強く押さえつけたまま自分の股間を弄くる。
既に翠星石のパンツは己の愛液でぶっしょりと濡れていた。
「好きぃ! 好きですぅ! ワニィ! お前好きですよぉ!」
好きなんて言葉、ジュンにも言った事が無かった。そんな事恥かしくて言えるはずがない。
しかしワニには躊躇無く好きと言う事が出来た。
きっと翠星石の心の中ではもうワニとセックスでもしている気分になっているのであろう。
翠星石は人型、すなわち哺乳類型のドールであるのに爬虫類型のドールであるワニと
セックスと言うのはナンセンスかもしれないが今の翠星石はそのような事気にはしない。
今この時が翠星石にとって最高の時だった。
「あああ! ワニィ! 凄いですぅ! お前凄いですよぉ! ワニィ! ワニィィィ!」
「ワニに股間噛まれて感じてるなんて・・・とんだ変態なのだわ。」
「あ・・・真紅・・・これは・・・その・・・ですぅ・・・。」
くんくんとやり終えて、本来の冷静さを取り戻した真紅に見付かってしまい、
翠星石は気まずくなった。
                 おわり


アニメ版に登場したワニのぬいぐるみと絡ませてみた。
翠星石も確かにくんくんを見てはいるけど、真紅や雛苺程くんくんを好いている
ような描写は無いので、こういう感じにしてみた。
403名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 23:37:01 ID:PimBudcf
良いではないか
404名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:09:31 ID:euMVG3xK
ほのぼので良いw
405名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 04:05:28 ID:QiZN47Fm
人の事言えないだろ真紅w
406名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 22:31:54 ID:YYA3GD72
12って埋まってなくね?
407名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 23:21:15 ID:U9vGaQK2
雛「真紅ー、どこかに行っちゃうの? 雛を置いていっちゃ嫌なのー」

真紅「私はどこへも行かないわよ。どうしたの急に?」

雛「だって真紅がゆうべジュンといっしょにいくいくって言ってたのー」

真紅「いくいく言ってたのはジュンだけなのだわ。 私はイカされ……なんでもないのだわ。」

雛「よかったー、雛を置いていったりはしないのねー。」

真紅「そ……そうよ……。」
408名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 00:25:52 ID:RSW+7eh6
>>407
なんか和んだw
409名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 00:40:47 ID:0I5iQOnr
>>407
本スレから転載かよ
410名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 00:58:52 ID:/ItMZlD0
いきなりで悪いが巴のエロを書いているが需要はあるのか?
411名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:10:07 ID:Yk5TknqJ
ある
超ある
巴とジュンのほのぼのが読みたい
412名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:11:52 ID:sPuhoDlv
>>410
あるある
ぜひとも頼む
413名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:33:32 ID:2JIal6CB
こうやって今書いてるとか需要ありますかとか聞く奴って
今までちゃんと書ききった試しないよな
414名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:37:52 ID:KXKzKJlZ
知ったかぶり乙です^^;
415名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:41:18 ID:ieDrMRLX
416名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 07:36:53 ID:d0X2QFUO
>>410
需要あるだろ……俺的に考えて……

誘い受けはウザがられる傾向にあるので
注意すべし!!
417名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:11:12 ID:APE+/brQ
>>410
無かったとしても需要は供給が生むものです
418名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:41:55 ID:/ItMZlD0
昨日、巴のエロを予告したものだがとりあえず半分くらいは書けたので投下してみようと思う

あと>416 忠告どうも
419ジュン×巴:2007/04/08(日) 22:45:03 ID:/ItMZlD0
その日、巴はいつものように苺大福片手に桜田家を訪れた。
チャイムを二、三回ならした後しばらくして中から一人の少年が出てくる。
桜田ジュン、桜田家の長男にして引きこもりであり、そして巴が密かに恋い焦がれる相手でもあった。
「柏葉か……姉ちゃんや呪い人形達は今いないぞ……」
ドールズ達は草笛家にお邪魔していてのりは買い物に出かけていってしまった。
「苺大福届けに来ただけだから……」
巴は桜田家に入れなかったことを内心残念に思いながらジュンに苺大福を差し出す。そしてきびすを返して桜田家を後にしようとした……ときジュンが口を開いた。
「ふーん、まああがって、お茶位はだすよ」
「えっ、じゃあお茶だけ……」
ジュンの予期せぬ誘いに巴は心躍ったがそこは素っ気なそうにかえす。所謂ツンデレ、難しいお年頃である。

「お茶、何がいい?」
ところ変わってジュンの部屋、ジュンが巴にお茶について訊く。
「えっと……緑茶かな」
「緑茶ね……あったかな?」
ジュンは階下へと消えていき部屋には巴だけとなった。
小さな頃はよくジュン、のり、巴で遊んだ部屋……巴の眼はふとジュンのベッドを捉えた。
420ジュン×巴:2007/04/08(日) 22:47:16 ID:/ItMZlD0
毎晩……いや引きこもりの彼なら1日の大半を過ごしているであろうベッド。そのシーツはジュンの汗やらの匂いを大量に吸い込んでいることは明白である。
「ちょっとだけなら……」
巴は誘惑に勝てず、ジュンのベッドに寝ころんだ。途端鼻腔いっぱいに汗っぽい匂いがする。
「桜田君の匂い……」
普通であれば嫌悪感を抱くであろう匂いもそこは愛しい人のもの、巴はどんどん興奮してきた。
「まだ戻ってこないよね?」
巴はそっとパンツの中に手を伸ばす。
「あっ………」
途端に体中を巡る快感、巴の理性を吹き飛ばすには十分な量であった。

「はぁ……ん…桜田君…ぅぐ……あふ……やん……あん…」
すでに巴の理性は吹き飛び、いつもの清楚な姿はなく、ただこの体の火照りともどかしさを取り除こうと躍起に手を動かす淫乱な女の子であった。
「あっ……桜田君……そこは……駄目……あぁん……駄目……乳首弱いのに……」
(桜田君…変わったな……)
巴は行為に励みながらふと思った。
確かにジュンは変わっていた。以前の彼なら玄関すら開けはしなかっただろう。しかし今は家に招き入れてお茶まで出してくれる。
421ジュン×巴:2007/04/08(日) 22:48:59 ID:/ItMZlD0
(でも変われたのはあの人形達のおかげ……それに私は全然変われてない)
そのことを巴は妬ましくも思った。そしてその雑念をふりほどくかのように一心不乱に右手を動かす。
「はうっ!…桜田くぅん、激しいよぉ!」
巴の興奮のボルテージは徐々に上がりその激しさも増していった。ここがジュンの部屋であるということも忘れて……

「あぁ!桜田君…桜田くぅん!」
巴の快感がMAXに達しようとしたその時、ジュンが入ってきた。
「柏葉ぁ、緑茶はなかったからほうじ茶でい…い…?」
ジュンは言葉を言い切る前に巴を見て硬直してしまい思わず持っていたお盆を落としてしまった。
一方の巴も見られたというショックで放心状態となっていた。
422名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:50:36 ID:/ItMZlD0
はってみると案外短いんだな……
続きは多分明日のこの時間当たり
423名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:09:57 ID:xhP08mu2
前から気になってたので全巻一気に買った
真っ先に行くべきはこのスレだと思った
424名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:36:01 ID:sPuhoDlv
>>419-421
GJ! こういうの読みたかった
続き待ってる
425名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:36:54 ID:h7S1FwoQ
≪424
同意ですぅ
ところで水銀燈は大変なものを盗んでいきましたと言われればなんて答える?
オレ童貞だと思うんだけど
426名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:43:59 ID:mDmoFww2
乳酸菌です
427名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 02:56:16 ID:97OQLSYy
俺のヤクルトです
428名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 04:25:49 ID:K08+Jfhn
>>423
ようこそ、このすばらしき変態共の巣窟へ
429名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 08:35:50 ID:0ukPcEjE
さりげなくアソコの存在がしっかり設定されてる件
ttp://rozen.no-ip.org/contents/rozen_uploader2/src/1158598028911.jpg
430名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 09:12:03 ID:Sx1Q3hpv
ドールにsujiがあるのは割りと普通だと聞いた

普通ならそれだけだろうが
天才ローゼンの作ならその奥があってもおかしくはないな
431名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 21:15:14 ID:GsiFKxto
>>422
うごはぁぁぁあああGJGJGJ!
プレッシャーかけるわけではないが続きwktkさせてもらう。ほんま>>424に同意
432名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 21:54:24 ID:AHwT2k8z
貰っちゃった貰っちゃったぁ
蒼星石の童貞貰っちゃったぁ〜
433名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:36:12 ID:CgE163Z1
>>422
生殺しだぜ……
は……早く続きを……
434名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:24:41 ID:lrU61xrg
とりあえず昨日のジュン×巴の続きを投下したいと思います
435ジュン×巴:2007/04/09(月) 23:29:26 ID:lrU61xrg
しばらく二人は見つめあっていたがやがて巴は我に返り、恥ずかしさに駆られ床においた荷物に手を伸ばすと
「あの、桜田君……ごめんなさい」
といって逃げ出そうとした。がしかしジュンは巴の腕を掴むと引きこもりとは思えない力で抱き寄せ、巴を後ろから抱くような形となって拘束した。
「あ……あの、桜田君?」
予想だにしなかったジュンの行動に巴は動揺を隠せない。
「柏葉……一人で中途半端にやっても満足できないだろ?」
「な……何いってるの?桜田君」
「だから二人で気持ち良くなろう?」
「ど…どういうこと?言ってる意味がわからないよ」
もちろん巴はジュンの言わんとすることがおおよそ理解出来ている。が、巴はジュンにそこまでHな女の子だと思われたくは無かった。もう遅いというのに………
「どういうことって……こういうことさ」
ジュンは巴をベッドに押し倒すと巴の唇を己の唇で塞いだ。そして割って入るように巴の口内に舌を侵入させる。
巴もさっきまで一人耽っていたせいか抵抗することなく積極的に舌を絡ませる。
柔らかい舌触り、どこか甘い感じのする味覚、どちらも離すまいときつく抱き合っていた。
436ジュン×巴 5:2007/04/09(月) 23:30:40 ID:lrU61xrg
誰もいない桜田家、淫らな水音だけが聞こえる。
やがてその水音もやみ、部屋には口から銀の糸を垂らしたジュンがいた。無論もう一端は巴の口へと延びている。
「柏葉が…欲しい」
「私も桜田君と……」
再び唇を重ねる。

ジュンは巴の秘所へと手を持っていく。そこは既にに濡れていた。
「キスだけでこんなに濡れるなんて柏葉はえっちなんだねぇ」
「いや……あ……それはさっき一人でしてたから……やん…」
「ふーん、でも人のベッドで自慰しちゃうんだから結局変態さんだよねぇ」
「あっ……あふ……あん……そんな…言わない…で…」
「でも事実だし」
「桜田君のいぢわる……やぁ……」
「今いぢわるって言ったな?」
ジュンはからかうように手の動きを早めた。
「や……いや……やめ…」
「仰るとおりいぢわるですよ」
「ひゃん…やめ…あっあ……ああぁぁーーーーァッ!」
一際高い声を出して巴は果ててしまった。
ジュンはまだ放心状態の巴のブラウスに手をかけると丁寧にボタンを外していく。
「やっ……桜田……君……?」
上着を剥ぎ取られた巴の上半身には残すところブラだけになり、そして年齢相応の未発達な双丘の登頂は既に硬くなっていた。
437ジュン×巴 6:2007/04/09(月) 23:33:35 ID:lrU61xrg
「巴の乳首、ビンビンにたってるね、ブラの上からだってわかるよ?」
「や……何でそんなことばかり言うの?」
「それは柏葉がかわいいからさ」
そういいながらジュンはブラをずらすと乳首を軽く弾く。
「やあぁーーーっ!」
すると巴はまるで電流でもはしったかのように激しく反応した。
「なるほど、柏葉は乳首が弱いのか……」
「やめ……桜田君……まさか……」
「そのまさかさ」
ジュンは巴に飛びかかると口で右の乳首を、右手で左の乳首を愛撫し始めた。
「やっ……やめ!…ひゃう!……あふ!」
相当弱いのか先ほどにまして乱れていく巴。そしてジュンも清楚な娘である彼女を自分の手で乱していくこの行為に背徳心や満足感を感じその動きは激しさをましてゆく。
「はう…かわいいよ、柏葉。いつにましてかわいいよ」
「やっ!……ぅぐ!……も……もう駄目ぇーーーぇっ!」
痙攣を起こしながら巴は二度目の絶頂を迎えた。
438名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:34:42 ID:lrU61xrg
とりあえずここまで、続きは一時までには書き終えて投下しようと思う
439名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:36:09 ID:0ukPcEjE
GJ
ジュンが積極的過ぎてワロタけど
巴とのやりとりが官能的で良い
440名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:38:46 ID:CgE163Z1
なんてエロいやり取りなんだ……
GJを送るしかないじゃないか!!
441名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 00:48:02 ID:MVTKqPz2
ジュン×巴のラストを投下
442ジュン×巴 7:2007/04/10(火) 00:50:45 ID:MVTKqPz2
度重なる行為のためかぐったりしている巴。
「はぁ…はぁ…柏葉、ゴメン。調子に乗りすぎた。」
ジュンはそういうと巴の隣に寝ころがり巴の頬にキスをして耳元で囁く。
「柏葉…いや巴ちゃん…好きだ…小さな頃から……結婚したいくらい……」
「さく…ジュン君…私もよ…小さな頃からジュン君が好き。お嫁さんになってもいいくらい……」
「だから一年前…再会出来たとき…すごく嬉しかった……でも僕のことを忘れられたか心配で声がかけれなかった。」
「ううん、私は一度も忘れはしなかったわ。だからずっと声かけてくれなかったから寂しくて……」
巴の瞳からひと雫の涙が流れる。
「ゴメン、巴ちゃん。寂しい思いなんてさせて……でも……いや、だからこそもう離れたくない」
「ジュン君……入れていいよ。二度と離れないように私を繋げて…」
「わかった。これまでの寂しい思い、吹き飛ばしてみせる」
「お願いジュン君…お願い」
巴の意思を確認するとジュンは己の先ばしりでてかっている肉棒を巴の女の子の部分にあてがった。
「いくよ、巴ちゃん」
「来て、ジュン君」
ジュンは正常位で分身を巴の中へゆっくりと沈めていった。
443ジュン×巴 8:2007/04/10(火) 01:05:26 ID:MVTKqPz2
「くっ……痛っ…」
自らの肉体を突き破って侵入してくる異物に痛みを感じる巴。
「巴ちゃん!大丈夫!?」
「だ…大丈夫だから続けて」
失神しそうな痛みに耐え、健気に振る舞う巴。
「わかった……」
そして遂にジュンの結合端子はすべて巴の中に入り、巴も痛みよりも快感のほうが勝ってきた。
「く……凄い締め付け……動くよ巴ちゃん」
「いいよ…動いて、ジュン君をもっとあそこで感じさせて」
その言葉を聞くとやがてジュンは徐々に徐々にスピードをあげながら腰を動かし始めた。
「あっ……やっ…奥に当たってる……気持ちいいよぉ……おち○ちん気持ちいいよぉ!……イっちゃう!巴のおま○こイッちゃうよぉ!」
段階があがっていくごとに巴は強く激しく乱れていく。
「ジュン君!巴のおま○こ壊れるくらいにかき回して!」
「く……巴ちゃん、もう限界……」
「出してぇ!中に出してぇ!ジュン君のせーし!」
「うわっ!」
ひときわキツく締まったと思うとジュンは耐えきれず巴の中へと己の精を放出した。
よほど気持ちよかったのかその量はハンパなく結合部からも漏れだしていた。
「中でびゅるびゅるいってる……ジュン君のせーし…」
444ジュン×巴 9:2007/04/10(火) 01:08:06 ID:MVTKqPz2

後始末を済ませリビングのソファーで二人並んでテレビを見ていた。
「しかし巴があんなに淫乱だなんて思わなかったよ」
「言わないでよジュン君……私だって好きであんなのじゃないんだから」
いつものクールな巴に戻って返答する。
「でも変われたと思う」
「え?淫乱に?」
「違うわ。私、ジュン君みたいに変わるのは無理だと思ってた。でも本当は、簡単なことだった。」
少しずつ力のこもる巴。
「ありのままの自分をさらけ出せばいいの。だから自分の本心を伝えられて本当に変われたって思ってる」
「そうか、よくわからないけど僕もうれしいよ」
「ありがとう」
「巴……」
「何?」
「キスしていい?」
「みんなが突然帰ってきたらどうするの?緑のドレスの娘とかきっとまくし立てるよ?」
「かまわないさ。見せつければいい」
そして二人は口づけを交わす。ただ唇が触れ合うだけのキス、しかし彼らには素晴らしいキスに違いなかった。

「二人とも仲良しさんねぇ。お姉ちゃん妬けちゃうわ」
「ね…姉ちゃん!?いつ帰ってきたの?!」
「キスしてる最中によ。そうだ、パパとママに報告しないと」
「やめてくれ…」
END
445名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 01:11:32 ID:MVTKqPz2
駄文スマソ
中盤はジュンが変態だったのに終盤は巴が変態に……
気が向いたら他の女性マスターのネタも書いてみようと思う
446名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 01:14:35 ID:ezk0uenb
GJ!巴"ちゃん"なのにフイタwwwww
ジュン巴ものは少ないしありがたい

だからってベッドにちんこおしつけながら読んだ俺とか死ねばいいのに
447名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 17:15:55 ID:esx3hx2X
死ねばいいのに
448名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 19:17:41 ID:noJMpfwJ
死ねはさすがに言い過ぎ。
もう書かなくていいよ、くらいにしとけ。
449名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 19:53:12 ID:toPJsbJu
>>448
>>447>>446へのレスだと思うんだが。
450名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 19:59:37 ID:qL36KQfx
笑わせてくれるわ
451名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:49:47 ID:esx3hx2X
い、入れたいなら入れればいいのにっ!!
452名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:16:32 ID:gpGj6o+M
GJ!
ありそうでなかなか見つからないカップルのSSなのもあって、堪能した
453エロゲーなんかに負けないですぅ! 1:2007/04/10(火) 22:48:44 ID:auFDP5EK
草木も眠る丑三つ時。他のドールズ同様に眠りに付いていた翠星石だが、ふと目を覚ました。
するとどうだろう。本来なら皆の寝息しか聞こえないはずなのに、誰かが悶えるような
そんな声がするではないか。
「何ですぅ?」
翠星石が眠気眼で鞄を開くと、こんな時間なのにジュンが机に座り、パソコンに向かって
何かをやっていた。
「ジュン…こんな時間に何やってるですぅ?」
鞄から出てジュンに近寄る翠星石だが、直後彼女は物凄い物を見てしまった。
『あっああ〜。』
「ハアハアハアハア!」
なんとまあジュンのパソコンの画面には恐らくエロゲーのキャラクターと思われる
ボンキュッボーンなお姉さんが全裸で喘いでいる光景が映し出され、ジュンはそれを
興奮気味に見つめ、高々と勃起した男性器を握り締めて自慰行為に浸っていた。
「こらぁチビ人間! こんな時間に何やってるですぅ!?」
「わぁ!」
やっと翠星石の存在に気付いたジュンは思わず片手で男性器を隠しつつ
身を乗り出してパソコン画面を隠そうとしていたがもう遅い。翠星石に全部見られてしまった。
「翠星石は知ってるですよ。それ、18歳以下禁止って奴ですぅ。
どう見ても18歳以下なチビ人間が見ても良い代物じゃないですぅ。」
「そんな物見てない! 見てない!」
今更無駄だと分かっていながらしらばっくれるジュンだが、そんな必死な彼の姿を
翠星石はあざ笑うかのように笑みを浮かべ見つめていた。
「でもまあ、ヒキコモリで彼女なんかいるはずないチビ人間がこうやって発散するのは
仕方の無い事ですぅ。真紅達には秘密にしといてやるから感謝しろですぅ!
ま、どうせヒキコモリじゃなくなったとしてもチビなお前なんか一生彼女出来ねぇですが…。
お前なんか一生エロ画像やエロゲーでオナニーが関の山ですぅ! ハハハハハ!」
「ぎゃう!」
翠星石はジュンをあざ笑い、軽く男性器を蹴り付けた。そして苦しむジュンを尻目に
意気揚々と鞄へ戻っていった翠星石だが、何故か心にムカムカが残っていた。
「何でですぅ…? あんなにチビ人間の哀れな姿を笑いに笑ってすっきりしたはずなのにですぅ…。」
彼女は心中穏やかではなくスッキリする所か余計にムカムカしていた。
まるで大切な物を失ったような…自分を否定された様な…そんな苛立ちが彼女の心を駆け巡る。
何故? 何故こうも気になってしまう? ジュンがエロゲーなんかで抜いていたから?
「あーもー! ジュン! てめぇそんなもんで抜くなんてやめやがるですぅ!」
「わぁ! 何だいきなり!?」
突然鞄から飛び出した翠星石にジュンは驚いてしまうが、翠星石は物凄い形相でジュンを睨み付けた。
「お前はよくそんな血の通ってない絵なんかでオナニー出来やがるですねぇ!?」
「突然何を言い出すんだ!? と言うかお前等人形にも血は通ってないだろ?」
「つべこべ言いやがるなですぅ!」
「痛い!」
翠星石に脛を蹴られ、脛を押さえて屈んでしまったジュンを尻目に突然翠星石は
ジュンの目の前で翠色のドレスを脱ぎ始めた。
「あんなエロゲーなんかより翠星石の方が一億倍可愛いですぅ!
悔しかったら翠星石を愛撫してみやがれですぅ!?」
「ええ!?」
これこそ翠星石が突然怒り出した理由。この世で一番美しいのは自分だと頑なに信じる翠星石は
ジュンが自分ではなくエロゲーなんかに欲情するのが許せなかった。
「あんな絵なんかに負けないですぅ! ジュンをもっと気持ちよくさせてやるですよ!」
翠星石が内包するオーバーブースト「ツンデレのクソ力」が爆発した。
454453:2007/04/10(火) 22:50:54 ID:auFDP5EK
ジュン×翠のエロが始まるまでのプロレスはこれで出来ただけど
本来メインであるべきエロ描写の展開が思い浮かばないorz
もうちょっと待ってくれ

>>445
もう完全に開き直ってる(?)感じが良かった。
455453:2007/04/10(火) 22:51:40 ID:auFDP5EK
プロレスじゃなかった「プロセス」だったスマソ
456名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:55:12 ID:FosEcmdd
その表現はある意味正しい
457名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:28:22 ID:jNKLxFwB
プロレス ワロタ。

ジュン×巴 性春真っ盛りてのもいいなw
縁あって知り合った平成生まれの××生と週末ともなれば昼間からセク…
いや、なんでもない
458名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:32:39 ID:F2q7NblR
>ツンデレのクソ力
なるほど、プロレスだw
蒼はテリーマンかミート君で、カナはカナディアンマンだろうな。
459名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:32:55 ID:auFDP5EK
ここで>>445についてまた思った事があるんだけど
今は自分の子供を虐待死させるようなDQN親がよくニュースで
取り上げられたりしてるけど、ドールズの存在がジュン×巴の
DQN化を防いでいるように思えてきた。

つまり子供のうちにドールズの世話に慣れてたおかげで
いざ本当に親になった時に…って奴
460名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:36:35 ID:xfWGSx/I
一人っ子が増えたのも要因しているとも言われてるし間違いではないかもしれない。
461名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:45:23 ID:SawpdIt8
一人っ子だろうがなんだろうが
様々な経験を積んでいた方が人間的に強くなるぞ。
後は良き友の存在だ。
まぁまともかどうかは性格次第だが…
小学生時代離婚騒動に巻き込まれたり軽い虐待受けたおかげで
悟りを開いた俺が言うのだから間違いない。
462名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:13:39 ID:dHTkSbN6
悟りを開いた人でもエロパロ板に来るんだなあとどうでもいい事を思った

>>453
面白い。続き待ってる
463名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:50:34 ID:R/Vjm4uu
禁欲の果てにたどりつく境地など高が知れたものッッ
464名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 01:02:34 ID:LyLmn8m3
なんてこった双子を一つの部屋に閉じ込めておいたら、翠星石が妊娠しちまった
465名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 01:17:44 ID:7koeIunT
>>455
プロレスでまったく違和感を感じなかったwwww
ジュン翠好きだから続きwktkして待ってるよ
466名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 09:26:49 ID:LPQnMJrx
もし仮にドールズとお別れENDな終わり方だったとしても
ジュンとかなら自分の子供に真紅とかつけたりしそうな気がした
467名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 12:42:41 ID:5llqCgpw
468名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 12:54:37 ID:LPQnMJrx
>>467
オトウフさん所の奴だな。
そのシリーズの銀が妙に穏やかな良い人で好きなんだよな。
しかも昔は相当荒れてて珍走(?)やってたと言うギャップも良い。
469エロゲーなんかに負けないですぅ! 2:2007/04/11(水) 22:13:38 ID:LPQnMJrx
「(ジュンなんか翠星石のバディであっという間に悩殺ですぅ)」
そう心の中で己に言い聞かせ、全裸となった翠星石は己のカラダを誇示するかのように
左手を腰に当て、右腕を後頭部に置くと言ったポーズを取ってジュンに向かってウィンクしていたのだが…
「翠星石…風邪引くぞ…。」
「え…。」
ジュンの反応は冷ややかだった。まるで翠星石を哀れんでいるかのような目をしており、
先程まで元気良く勃起していた男性器もたちまち萎え縮んでしまったではないか。
そしてジュンはゆっくりと先程翠星石が脱ぎ捨てたドレスを拾い上げて差し出した。
「ほら、早く服着ろ。第一こんな時間じゃないか。お前等もう寝る時間だろ…。」
「な…。」
まさかこのような展開になろうとはローゼンはおろかお釈迦様だって想像出来なかったに違いない。
しかし無理の無い話である。決して翠星石の魅力が足りないわけではない。
と言うか上から数えた方が絶対に早いくらい、その裸体は魅力的だった。
だが、いわゆる萌え絵に慣れてしまうと現実の女性に興味が無くなると言うオタにありがちな現象。
それがジュンにも起こっていたのである。今のジュンはエロゲーのヒロインで勃起は出来ても
翠星石の裸にはピクリともせず、むしろ萎えてしまった。だが、そのような事を翠星石が許すはずが無い。
この世で一番美しいのは自分なんですぅと…血も通っていないエロゲーなどに負けてたまるかですぅと…
余計に彼女の闘志に火を付ける結果となった。
「こうらチビ人間! わりゃぁあんな目が無駄にデカイ絵なんかより翠星石の方が
一億倍凄いって事を教えてやるですよ!」
「わぁ! 何をする!?」
突然翠星石はジュンへ飛び掛り、ジュンの男性器を口に咥え込んでいた。
「こら! 翠星石! 気でも狂ったのか!? こら! 僕のチンポ噛むな!」
翠星石はジュンにフェラチオをするつもりでジュンの男性器を咥えていたのだが、
その意図を読めないジュンは翠星石が狂って男性器を噛み千切ろうとしている様に感じられた。
「やめろ! やめろぉ!」
ジュンは翠星石の頭を掴み、男性器から引き離そうとしたが、その時だった。
翠星石の温かく柔らかな舌が口の中のジュンの男性器の先端を優しく這い回り
その余りの気持ちよさにジュンの全身の力が抜けてしまった。
「あ…やめ…ろ…翠…星石…。」
今にも倒れてしまいそうなくらい脱力してしまったジュンだが、対照的に男性器はムクムクと
元気を取り戻しつつあり、翠星石は一生懸命ジュンの男性器を嘗め回した。
翠星石とて別にこのような知識が無かったわけではない。彼女は以前ジュンが隠していたエロ本を
こっそり発見した事があり、その時は後々いざと言う時にジュンの弱みを握って自分が主導権を
握る為に皆にはばらさなかったのだが、何気無く興味を持って中身を読んでみると
かなり色々凄い事が紹介されていて知らず知らずの内に興奮していたと言う事があった。
その時にエロ本で得た知識こそが今ジュンの男性器を嘗め回すフェラチオだったのだが
ジュンを陥れる為の手段だったそれが今ジュンを愛撫すると言う事実は何と皮肉的であろうか。
470469:2007/04/11(水) 22:15:48 ID:LPQnMJrx
とりあえずテーマが決まった。
最初はエロゲーでしかオナニーできないジュンを哀れんで
翠がやってあげる的な内容を考えていたけど、
それだと人形愛2とちょっと被る事に気付き、
エロゲーのやりすぎで現実の女性に興味をもてなくなったジュンを
元に戻す為に翠星石が自分の身体を使って奮戦すると言う内容で行く事にした。
471名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:58:06 ID:7koeIunT
頼む早く続きを
472名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 23:29:08 ID:4ZDX6X6K
テラワロスw
473名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 23:35:22 ID:hGx9w1qH
どんなエロ本だったんだろう
翠星石の見たエロ本の内容が特殊だったら…
474名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 16:17:32 ID:ThLyK8c0
>>464
とりあえず蒼星石に事情聴取してくる
475名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 17:07:40 ID:Brz/j7jP
翠星石は快楽天読んでる
476名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:30:26 ID:SjpQmAPB
俺も
477名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:33:55 ID:u/6GIPdh
保管庫見れない……
478エロゲーなんかに負けないですぅ! 3:2007/04/12(木) 22:51:17 ID:J72T3OVD
「んっんっんっ…。」
「やめ…ちょっと…翠星石…。」
翠星石は一生懸命ジュンの男性器を嘗め回し、ジュンもまた引き離さなければと言う気持ちを
持つ反面気持ちよくて中々それが出来ずにいた。翠星石が見付けたジュンのエロ本には
女の子に男性器を嘗められると男は喜ぶと言う記述があった。それが正しいか否かは別として
翠星石本人は本に書いてあった事だから正しい事だと信じ、ジュンの男性器を嘗め続けた。
「あ…だめ…で…出る!」
「!?」
翠星石がジュンの男性器を嘗め回した結果、ジュンは翠星石の口の中に射精してしまった。
それには翠星石もびっくり。突然イカ臭く生暖かい液体が口の中に入ってくるのだから
思わず吐き出しそうになるが、そこを我慢して必死に飲み込んだ。
「(う…不味いですぅ…。でもここで逃げたらジュンはまたエロゲー浸りに戻ってしまうですぅ…。)」
翠星石はジュンの男性器を口から離す事無く、目に涙を浮かばせながら
ジュンの尿道に残った精液も残さずに吸い取っていたのだが、それを見たジュンには
異様な光景に感じられたに違いない。
「翠星石…何やってるんだ…汚いだろ?」
「汚くないですぅ!」
本当は汚い、臭いと叫んでやりたい気持ちがあったが、そんな事をしてしまえば今までの苦労は
台無しである。それ故に翠星石は必死に強がりをした。そしてジュンの手を掴み、
なんと自分の乳房を握らせたではないか。
「これ…どう思うですぅ?」
「え…。」
ジュンに自分の乳房を揉ませながら翠星石は問い掛けた。しかしジュンは戸惑って言葉が出ない。
「え…その…。」
「翠星石のおっぱい揉んだ感想を聞いてるですぅ!」
「柔らかい…。」
やっとジュンの口から出た一言。それには翠星石の顔にも笑顔がこぼれる。
「でしょう…? これが生身の身体って奴ですぅ…。エロゲーでのオナニーじゃ味わえない感触ですぅ?
エロゲーの女の子のおっぱいなんて触れないですぅ。これが現実の女性と言う奴ですぅ。」
「でもお前人形…。」
良い所でお茶を濁したジュンの言葉に翠星石の平手打ちが飛んだ。
「つべこべ言うなですぅ! 翠星石だって立派に生きてるですよ!
エロゲーの女なんかと一緒にするなですぅ!」
「ご…ごめん…。」
ジュンが謝った後、翠星石は再び自分の乳房を揉ませた。正直とてもくすぐったい。
しかし、ジュンがこれをきっかけにエロゲーから離れ、現実の女性に目を向けてくれれば
と思えば、翠星石はいくらでも揉ませても構わないと言う気持ちだった。とはいえ…
「あ! こら! あんまり強く握るなですぅ! 痛いですぅ! ってあ! こらぁ! 吸うなですぅ!」
ジュンは翠星石の右乳房を握り締め、乳首を親指で弄くりつつ左乳首に吸い付いていた。
479478:2007/04/12(木) 22:52:55 ID:J72T3OVD
今日はここで勘弁して頂戴orz

>>477
確かに本当に見れなくなってるっぽいね。
480名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:00:56 ID:BdC6weMc
小説読んでチムポの先っちょが少し濡れたのは久しぶりだw
続き楽しみにしてます!
481名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:49:35 ID:ag4MS0yE
頼む続きを
482名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 02:17:18 ID:wbXPE2F2
星に願いを
483 ◆vJEPoEPHsA :2007/04/13(金) 04:26:43 ID:wefZSq5P
>477 >479
うpするindex.htmlを間違えていました。
今修正しました、すみません。
484エロゲーなんかに負けないですぅ! 4:2007/04/13(金) 12:23:52 ID:JSEHTtF0
「こら! あ! あんまり強く吸い付いちゃダメですぅ! そんな事しても出ないですよ!」
物にも限度と言う物があるのか、さながら母親の乳を吸う赤ん坊のごとく翠星石の乳房に
吸い付いていたジュンに翠星石も戸惑っていたが、なんだかんだで優しくジュンを抱擁していた。
「もう良いですぅ…。人間は誰にだって赤ん坊の時代があったですぅ…。今日くらいそんな
時代に戻ってやっても翠星石が許すですぅ…。だから満足行くまで好きなだけ吸いやがれですぅ…。」
翠星石に抱かれたまま、ジュンは翠星石の左右の乳房を交互に吸った。そんな事をしても
決して母乳が出るワケは無いが、今のジュンにはそのような事はどうでも良かった。
とにかく翠星石の乳房が柔らかく、乳首の吸い心地も気持ち良くて仕方が無かったのである。
「どうですぅ? これが現実の女性のおっぱいと言う奴ですぅ…。エロゲーの女のおっぱいなんて
吸えますかぁ? そんな事出来ないですぅ。あくまで画面の向こうにしか存在しない奴なんて
この世にいないのと同じですぅ。でも翠星石はジュンと同じ世界で生きてるですよ。」
「うん…。翠星石良いよ…。いいよ…。」
ジュンは夢中になって翠星石の乳房を吸い、その姿を見て翠星石もかすかに微笑んだ。
確かに最初はすごくくすぐったく、引き離してやりたくもなっていたが、慣れとは恐ろしい物だ。
ジュンに乳房を吸われる感触もこれはこれで心地良く思えても来ていたのだから。
決して母乳が出るワケは無いが、気分は子供に乳をやる母親だった。
「(さて…もう一押しですぅ。)」
ジュンが翠星石の乳房に満足した所を見計らい、翠星石はジュンの上にゆっくりと乗りかかった。
そしてジュンに向けて自分の女性器を見せ付けた。
「(本にはオチンチンをこの中に入れると男の人は喜ぶと書いてあったですぅ。)」
フェラチオに続き、乳首を吸わせた事によって元気良く勃起していたジュンの男性器を
自分の女性器に挿入する決意を翠星石は固めていた。正直な話、自分から女性器を見せつけるという行為は
これまた凄く恥かしいし、薔薇乙女のプライドをも傷付ける事にも繋がるのだろうが、ここまで来て
今更引く事など出来はしないし、またジュンには見せても構わないと言う気持ちもあった。
「う!」
翠星石の女性器を間近で見せ付けられたジュンは思わず鼻血を噴きそうになった。
ジュンは女性器を見た事が無かった。いかにエロ本やエロゲーであろうとも、女性器だけは
モザイクによって隠されていたが、目の前の翠星石の女性器にそんな物があるはずがない。
「見たかですぅ? これが現実の女性のあそこですぅ。エロゲーみたいにモザイクなんて
かかってない本当のあそこですよぉ。」
「う…うん…うう…。」
ジュンは思わず唖然としてしまうが、翠星石はそんなジュンの男性器をゆっくりと握り締め、
自分の女性器に近付け、押し付けた。
「エロゲーや本のセックスを見る事しか出来なかったお前に現実のセックスと言うのを
教えてやるですぅ。感謝するですよ。」
「う…うん…。」
「いくですよ…って痛ぁ!」
自分から挿入しておきながら、翠星石はあまりの痛さに涙を飛び散らせながら叫んでしまった。
「(そんな…初めてのセックスはこんなに痛かったですか…でも今更引けないですぅ…。)」
「おい…大丈夫か!?」
「大丈夫ですぅ…。」
尋常では無い痛がり様を見せる翠星石にジュンも思わず心配したが翠星石は我慢した。
「お…お前だってどうですぅ? 翠星石の中に入れてきつくないですぅ?」
「キツイよ…。翠星石のあそこの中がギュ〜って締め付けてるんだ…。でもぬるぬるしてて温かい…。」
「そうですぅ…。これが現実ですぅ…。痛いのも温かいのも全て現実だから分かるですぅ。」
二人は抱き合った。初めてのセックスと言う余韻に浸りながら…。
「わかったですぅ? お前には翠星石がいるですぅ。だからエロゲーなんてやっちゃダメですぅ。」
「うん…。わかった…分かったよ…翠星石…。」

次の日からジュンはエロゲーをしなくなった。が…今度はドールでしか欲情が出来なくなってしまった。
そんなジュンに生身の女性を愛せる心を取り戻させる為に巴の奮戦が始まる…けそ流石にそこまで続かない。
                 おわり
485484:2007/04/13(金) 12:25:07 ID:JSEHTtF0
これでお終い。

>>483
サンクス
486名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 14:31:05 ID:Us6103iF
GJ!
けなげな翠星石が良かった
巴の奮戦記も見たいところだ
487名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:27:45 ID:1ckQFgF9
>翠星石はジュンと同じ世界に生きてるですよ

なんかキタよ俺の中に何かがキタよ!!

>>483
ありがd
488水銀燈対人形大将軍 1:2007/04/14(土) 22:52:27 ID:EIHI+tsz
nのフィールド。現実世界とは何もかも異なり、また現実世界の物理法則の一切が通用しない。
ローゼンメイデンのホームグラウンドとも言える異次元世界であるが、そのローゼンメイデン達をして
未知な部分が多いのも事実である。
「お父様ったらぁ一体今頃何処で何をしてるのかしらぁ…。」
水銀燈はnのフィールドを飛びまわっていた。父であるローゼンを探す為である。
勿論アリスにならなければローゼンは会ってはくれない事は分かっている。
しかし、父に対する彼女の強い愛情がそれを待たせてくれなかった。
だから暇さえあればnのフィールドを飛びまわって父の居場所を探る。
水銀燈はそれを数百年と続けて来たのだが、そこで彼女はそれを見てしまった。
「あらぁ? 何あれぇ…。」
nのフィールドの中にある扉から扉を超えた末、彼女は不思議な世界を目の当たりにした。
国だ。なんと国が作られているのである。しかしその住人達は人間ではない。
人形。ビスクドール・日本人形・ぬいぐるみ・ロボットの超合金・怪獣のソフビ人形…
果てには土偶や埴輪までいる。住人の全てが人形で構成された人形の国だ。
「こんな物があるなんてぇ…知らなかったわぁ…。」
nのフィールドの色んな場所を飛びまわった彼女であるが、この人形の国を見るのは初めてだった。
しかしnのフィールドと言う奴はまだまだ未知の領域。何が起こっても不思議ではない。
そして、これから彼女の身に降りかかる災難もまた例外では無かった。
「え!?」
突如水銀燈は背後に気配を感じ、振り返ろうとしたが、それより先に後頭部を打たれ、気絶してしまった。

「う…ここは…。」
水銀燈が目を覚ました時、そこは広い部屋だった。しかもベッドの上に寝かされているではないか。
「人形の国にようこそ。」
「!」
ドアが開き、中から武者人形を思わせる全身鎧の中年人形が現れた。
「私はこの人形の国を支配する人形大将軍。水銀燈、私は君を歓迎したい。」
「の割りに手荒な歓迎ねぇ…。いきなり背後から襲ってこんな所に連れ込んでぇ…。
でも何であんたは私の名を知ってるのぉ?」
水銀燈は表面的には平静を装っていたが、内心穏やかでは無かった。
初めて人形の国と言う物を見た事もそうだが、突然背後から襲われてこんな場所に連れ込まれ
トドメは人形大将軍。もう何がなんだか混乱しても可笑しくない程だった。
「私は人形の国の支配者だよ君〜。君の事を知らないとでも思ったかね?
ローゼンメイデンと言えば我々人形達にとっては伝説的にして最大のブランド。
しかもその元祖たる第一ドールである君、水銀燈は人形界で知らぬ者などおらぬよ。」
「で、それで私を突然背後から襲って何をしたいと…。」
「私はただ一つを除き全てを手に入れた。」
「え?」
突然語り始めた人形大将軍に水銀燈は呆れるが、彼はまるで歌でも歌うかのようにこう語った。
「君は知らないだろうが、この地は少し前までは弱肉強食の世界。強いて言うなら人形戦国時代だった。
そんな時代に私は生まれた。当時の私は単なる一兵卒。人形足軽だった。しかし戦って戦って
手柄を立てて、人形足軽から人形足軽組頭へと徐々に出世して、ついには人形大名となり、
そして天下を取って幕府を開きm人形大将軍になると共に、人形戦国時代を終わらせて太平の世を作った。
実力で全てを手に入れてきた私だが、一つだけ手に入らなかった物があった。それは嫁さんの存在だ。
何しろ昔から戦いずくめでそういうのを娶る暇なんて無かったからな。このままでは世継ぎも出来ずに
幕府も崩壊して再び人形戦国時代へ逆戻りしてしまうかもしれない。そして悩んでいた時に
この国にやって来たのが君だ。私は君を嫁として迎えたい。どうかね?」
「じょ…冗談じゃいわぁぁぁ!」
489水銀燈対人形大将軍 2:2007/04/14(土) 22:53:10 ID:EIHI+tsz
水銀燈の返答はこうだった。だが無理も無い話である。そもそも水銀燈はアリスとなって
父親と共に暮らす事を目的としている。誰がこんな所で何処の馬の骨とも分からぬ人形と結婚する物か。
「何であんたなんかと結婚しなきゃいけないのよぉ!」
「そんな事言うなよ。私はこの国の支配者だぞ。そんな私と結婚するとい言う事は
それこそ玉の輿と言う事なんだぞ?」
「嫌よぉ。私はアリスとなってお父様と一緒に暮らすのよぉ。それが何が悲しくて
あんたみたいな変な人形と結婚して子供まで産まなきゃならないのよぉ。」
水銀燈は翼を広げた。そして漆黒の羽を人形大将軍へ向けた。
「あんた…私を嘗めない事ね。ジャンクにするわよぉ…。」
羽を弾丸のように飛ばす。幾多の人形をジャンクに変えてきた水銀燈の得意技である。
しかし、人形大将軍は腰に抜いていた刀を抜き、その一振りによる風圧だけで羽を落としていた。
「え!?」
「君だって私を嘗めてはならんよ。幾多の戦場を生き抜いた百戦錬磨の私を倒すなど不可能。
君が私の嫁となるのが嫌だと言うのなら、実力行使で行くが…どうかね?」
直後人形大将軍は跳んだ。全身に鎧で身を包んでいるとは思えない身軽な動き。
これはただの権力を傘に着る支配者ではない。一人の戦士としても十分通用する武闘派の支配者だった。
そして水銀燈はベッドに押し倒されてしまった。
「こらぁ! 離しなさぁい!」
必死にもがく水銀燈。しかし力は相手の方が遥か上であり、びくともしない。
「ってあ! こらぁ!」
人形大将軍は水銀燈の身を包む漆黒のドレスを脱がしていく。繊細に勝つ大胆に…
どんどん彼女の白い肌が露出していき、ついに全てを脱がされ全裸とされてしまった。
「嫌ぁぁぁぁ!」
「ふふふ…美しいぞ。」
必死に胸と股間を押さえる水銀燈だが人形大将軍はそれさえさせずに
たわわな乳房と股間の乙女の証たる女性器をまじまじと見られてしまった。
「私の見立て通りだ。やはり水銀燈…君は私の世継ぎを産むに相応しい女性だ。」
「あ!」
人形大将軍の左手が水銀燈の乳房を揉み解し、右手の指が軽く女性器に差し込まれる。
それだけで水銀燈は弱々しい悲鳴をあげながらビクンと軽く痙攣する。
「あ! こらぁ! やめなさぁい!」
「気の強い娘だ。しかし、それを従わせるのもまた支配者の醍醐味でな。」
水銀燈は己の貞操守る為、必死に抵抗をするが幾ら殴っても人形大将軍の身を包む
鎧にはビクともせずに逆に自分の拳を痛めるだけ。そうしている内にも人形大将軍は
まるで品定めでもするかのように水銀燈の身体を愛撫していく。しかし、挿入にはいたらない。
「だが、正式な儀式は結婚式が終わってからだ。間違っても脱走など考えないようにな。」
人形大将軍は水銀燈が着ていたドレスを取り上げ、部屋から立ち去った。
残されたのは全裸で泣きじゃくる水銀燈のみ。
「何でぇ! 何でこんな事になっちゃうのよぉ!」
嫌だ、あんな奴と結婚なんてまっぴら。水銀燈は心の底からそう叫んでいた。
しかし人形大将軍の力は圧倒的。逃げようにもドアや窓には厳重に鍵がかけられ、
外にも沢山の警備兵で固められている。もうこのまま結婚して子供を産まされるしか無いのか…。
と、そこで彼女は壁に通気口があったのを見付けた。
「も…もうこうなったらなりふりかまってはいられないわぁ…メイメイ…。」
水銀燈は人工精霊メイメイを呼び出し、通気口から脱出させた。
真紅達に助けを頼むのである。敵である真紅達にそれを頼むのは
彼女のプライドが許さないのかもしれない。しかしなりふりかまっていられる状況では無かった。
490488-489:2007/04/14(土) 22:55:06 ID:EIHI+tsz
今回はストーリー重視。
エロ分がかなり控え目でスマソ

水銀燈がnのフィールドの彼方にある異世界の国の支配者に見初められて
結婚させられそうになる…なんてのをコンセプトに考えたのがこの話。
491名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 07:30:16 ID:lQJYaQeO
オリキャライラネ
492名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 07:38:00 ID:S24zJoAo
>>491
お前もう来なくていいよ真面目に
493名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 09:12:03 ID:1BBOYuYq
職人気取りの小学生が5分で書けるさくぶんをぅpして自己顕示欲を満たすスレ。
494名無しさん@ピンキー :2007/04/15(日) 09:46:38 ID:6YlFNA+8
オリキャラだすと原作の雰囲気崩して非難が集中する。
このスレでも時々オリキャラは出てたが全体的にオリキャラ中心だと元のイメージが沸かない。
というかタイトルにまでオリキャラ使うのはやりすぎだ。
何のために同人作品でジュンが色々と使いまわされてるのか考えればわかるだろ?
495名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 09:47:26 ID:wXP+035F
SSスレなんて、どこもそんなだから問題無い
問題なのは空気を濁す薄ら馬鹿ども
お前らタコの文句なんて目に入れたくないんだけど^^
496名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 09:47:36 ID:+XGVuPOS
ここは2ちゃんだし
高尚なモノが読みたかったらそーゆーサイトに池
497名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 10:12:38 ID:1BBOYuYq
さくぶんの誉め合いっこがしたいなら、それ相応のスレでやればいいよ。
498名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 10:36:31 ID:xpOGTl34
誘導してくれ
499名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 10:58:48 ID:UBgzJHMN
オリキャラでも陵辱用に設定したどうでもいい男キャラならアリだけど
名前もついて設定もついて、しかもオリキャラ以外に異世界の国なんて設定まであると
もう付いていけない
500488-489:2007/04/15(日) 11:16:04 ID:K9abWstK
nのフィールドの彼方にある人形の国なら結構問題無いと思ったんだけどな〜orz
501名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 11:25:10 ID:YGc1rg/3
オリキャラが気に入らないのは解るが、
>気に入らないものは、徹底スルーが基本です。
502名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 11:27:25 ID:f+86y8R0
所詮は便所の落書き
駄文と思うなら読まなきゃ良いしスルーするだけだ
まぁそういう訳で頑張れ
俺は読むし応援する
503名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 11:55:34 ID:WLAztSyB
通常の本家SSスレが過疎ってるのが痛い
504名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 12:24:32 ID:Nq3w09NF
嫌ならスルーこれ常識
505名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 19:02:48 ID:zvZINWbu
「桜田くん、ちょっと見て欲しいものがあるんだけど」
「んー?何…ってなんだよその巫女衣装は!」
「前のあしや人形祭りのポスター撮影の時、記念に貰ったの」
「見せたい物って、それ…?」
「うん。どうかな?」
「に、似合ってるよ…とっても…」
「本当?」
「ほ、本当だよ…」
「へえ、桜田くんってこういうのが好きなのね」
「べ、別に好きって訳じゃ…突然巫女服で来られたらそりゃ驚くっていうか…
 いや凄く似合ってるけど…」
「でもこれ結構スースーするの…下着とか穿けないから…」
「は!!!!!!?」
「…確認してみる?」


みたいなシチュが浮かんだが
文章じゃ巫女服を上手く表現できないジレンマ
506真紅の失望 1:2007/04/15(日) 22:37:54 ID:K9abWstK
「ジュン…見損なったのだわ。」
真紅は涙を流しながら桜田邸を飛び出した。涙でドレスを流しながら鞄を片手に走って行く真紅の
姿を水銀燈に見られてしまうのはそれから間も無くの事だった。
「あらぁ? 真紅どうしたのぉ?」
「うう…ジュンが…ジュンが…。」
悲しみのあまり口調さえおぼつかない真紅だが、水銀燈は理解した様子だった。
「ああ分かったわぁ! あのヒッキー人間にセクハラでもされたんでしょう?
いつかやると思ってたわぁ! ああ言う人間は女を子供を産む機械としか思ってないしぃ〜。」
「違う…違うのだわ…むしろその逆…。」
「え…。」
自分の予想が外れて少々驚く水銀燈だが、真紅は続けた。
「私はずっとジュンと一緒に暮らして来たわ。雨の日も…風の日もよ…。確かに最初は
役に立たない下僕だと思ってたけど…次第に本当は凄い子だって見直して…好きになって行ったのに…。
でもジュンは私じゃなくて水銀燈! 貴女が好きなのよぉぉぉぉ!!」
「ええええええええええええええええ!?」
これまた斜め上を行く展開に水銀燈も白目を剥いてしまいそうになった。
「ジュンはいつの間にか撮った貴女の写真をスキャナでパソコンに落として
アイドルのグラビア写真の身体なんかと合成させたりして色んな画像を作っていたわ。
そしてそれを紙にプリントしてその写真でオナニー三昧…。」
「な…なんですとぉ…?」
衝撃の余り本来の口調さえ忘れてしまった水銀燈だが、真紅はさらに続けた。
「それだけならまだ百歩譲って許す事だって出来るわ…。」
「いや、許しちゃダメよぉ…。」
「本当に酷い事…それはネット通販で本物のダッチワイフを購入して水銀燈そっくりに
改造してやると言う事…。」
「な…なんですとぉ…?」
「そして水銀燈水銀燈って貴女の名前を何度も連呼して腰を動かすの。酷い…酷いわ…。
どうしてジュンは私を抱いてくれないの? ジュン…ジュン…。」
真紅はまたも泣き出してしまった。しかし、本当に泣きたいのは水銀燈だろう。
「もう怒ったわぁ! 私をオカズにするなんて薔薇乙女の誇りを傷付けたあのヒッキー男は
私がジャンクにしてあげるわぁ!」
「え!?」
水銀燈は立ち上がった。そして翼を広げて飛び立つ。真紅はその姿を何時までも見つめていたが
今この時だけは水銀燈がとても頼もしげに見えたに違いない。

「こらぁ! ヒッキー男! 私がジャンクにしてあげるわぁ!」
水銀燈が格好良く桜田邸のジュンの部屋の窓から現れるのであるが…
「水銀燈! 水銀燈愛してる! 水銀燈!」
「!!」
真紅の言う通り、ジュンは水銀燈そっくりに作ったダッチワイフ人形でやりまくっているでは無いか。
おまけに部屋中には水銀燈の写真を加工して作ったと思われる色んな写真が貼られている始末。
「こ…こらぁぁぁ! あんた何やってるのよぉ!」
「え!?」
やっと水銀燈の存在に気付いたジュンだが、直後水銀燈に飛びかかったでは無いか。
「本物…本物だ…本物の水銀燈だ!」
「キャァ!」
これがヒキコモリの運動能力か? 忽ち水銀燈は捕まり、抱きしめられベッドに押し倒されてしまった。
「わぁぁい本物の水銀燈だ! 良い匂い!」
「あ! こらぁ! 離しなさぁい!」
ジュンは水銀燈を強く抱きしめ、頬擦りする。水銀燈も必死で抵抗するが全くビクともしない。
おかしい、これが本当にヒキコモリの力なのか? はたまたジュンの水銀燈に対する愛が成せる業か?
507真紅の失望 2:2007/04/15(日) 22:38:34 ID:K9abWstK
「こらぁ! 何で…何であんたこんなに力あるのよぉ!」
「水銀燈! 水銀燈!」
「あ!」
やっと離れたと思ったら今度は水銀燈のスカートの中に手を入れ、パンツを下ろし始めたではないか。
「こらぁ! やめなさぁい!」
水銀燈はジュンの顔面を何度も蹴り付けた。しかしこれもビクともせず、本当に脱がされてしまった。
「嫌ぁぁぁぁ!」
「うわぁ…水銀燈の本物のおま○こだぁ…。そしてこっちはお尻の穴…。」
「あ! こらぁ!」
ジュンはノーパン状態となった水銀燈の脚をM字に開き、菊門に指を指し込み弄くり始めた。
「こらぁ! ああ! 嫌ぁん!」
「可愛い…可愛いよ水銀燈…。」
どんなに水銀燈が騒いでもジュンは構わず愛撫を続ける。それどころか愛撫されればされる程
水銀燈の力が抜けて行くではないか…
「ち…力が…何で…抵抗したいのに…身体に力が入らない…何故…。」
頭では嫌がっていても、水銀燈のカラダがジュンを求めていた。
だから体中が脱力され、脚も大きくM字に広がったままになり、女性器も挿入しやすいようにと
愛液が滝のように流れ出ていた。そして何よりも身体全体が燃える様に熱い。
「何で…何で…嫌なのに…こんなヒキコモリにやられるのなんて嫌なのに…。」
「やっと大人しくなったね。大人しい君も可愛いよ。」
ジュンは水銀燈の唇に優しくキスをした。
「ん…んんん…ん…。」
天使のように繊細に…悪魔のように大胆にジュンと水銀燈の唇は10秒間密着し続けた。
「ぷわっ…。」
二人の唇が離れた時、二人の口からは長い糸が引いていた。
「も…もういいわぁ…好きにしてぇ…。」
カラダに続いて頭もジュンを求める事を決めたのか…はたまた諦めなのか…
水銀燈はジュンを受け入れる事を決めた。
「それじゃあ入れるよ…。」
「ん…。」
ジュンから顔を背けながらも、水銀燈がゆっくり頷いた事を確認したジュンは
水銀燈の女性器に己の男性器を押し付け、ゆっくりと挿入していった。
「うっ!」
生まれて数百年の時を生きて来た水銀燈だが、ついに経験する初めてのSEXの味は痛いの一言に尽きる。
ジュンの男性器がまるで水銀燈の淫唇を引き裂かんばかりに勃起し、彼女の処女膜を簡単に突き破った。
「う!」
されど水銀燈は歯を食いしばって耐えた。何故? 嫌だったというのに…泣き叫んで助けを呼べば良いのに…
まるでジュンとのSEXを邪魔したくないかのように必死に痛みに耐えていた。
「水銀燈大丈夫かい? 痛く無いかい?」
「痛く無いわけ無いじゃなぁい…でも…我慢するわぁ…。」
水銀燈はジュンの手をキュッと掴んだ。まるで貴方と一緒ならどんな苦痛にも耐えられると言う
意思表示をしているかのように。何故? 分からない。でも不思議とジュンに抱かれてると心が安心する。
「あ…そっかぁ…この子は…。」
やっと気付いた。そう言えばこの時代に目を覚ましたローゼンメイデンのドールズは常に
桜田ジュンと言う一人の少年を中心に回っていた。それは水銀燈も例外ではない。
何故そうなるのかは分からないが…ドールズを引き付ける何かをジュンが持っていた事は間違いない。
「あ…あん…。」
そう思うと自然と水銀燈の身体は振るえ、優しい声を上げていた。
508真紅の失望 3:2007/04/15(日) 22:39:07 ID:K9abWstK
「さて、もうジュンが水銀燈に懲らしめられて反省した頃かしら…。」
真紅が桜田邸に帰って来た。水銀燈によってジュンが過ちに気付き、反省していると
信じる真紅は意気揚々と階段を登っていた。今なら真紅の魅力をジュンに再評価させてもらえる。
またいっしょに暮らしていける。真紅はそう考えながらドアを開いた。が…
「あ! ジュン! 凄いわぁ! ああん!」
「水銀燈! 水銀燈!」
「何…これ…。」
ドアを開いた瞬間真紅が見たのは阿鼻叫喚の地獄絵図だった(真紅にとって)。
ジュンにお仕置きをしなければならない水銀燈がジュンに抱かれ、交わっている。
真紅にはとても信じられない事だった。
「うっ! 出る! 出るよ水銀燈!」
「いいわぁ! 出しなさぁい! 私の中にジュンの精子たっぷり注ぎ込んで頂戴!」
「…。」
気まずい顔で真紅はゆっくりドアを閉じ、階段を下りていった。
そうして真紅が桜田邸を出ると同時に絶頂に達した二人の叫び声が聞こえた。
「あああああああああああああ!!」
「そう…。私はいらないドールなのね…そう…。二人とも…お幸せにね…。」
この日を境にジュンと水銀燈は相思相愛となった。しかし真紅の行方を知る物はいない…
                   おわり

真紅好きな人ごめんなさい。今回はあくまでジュン×銀って事で割り切って書かせて頂きましたorz
509506-508:2007/04/15(日) 22:42:17 ID:K9abWstK
本当なら「水銀燈対人形大将軍」の続きを書かなければならんのだけど
ネタに行き詰ってしまったので代わりにこっちを書いたスマソ
でも水銀燈対(以下略)もちゃんと完結させるつもり。
予想外の叩かれっぷりに落ち込んだ事もあったがもうヤケ。

>>505
昔の女性は下着はいてなかったらしいね。
で、そのせいでデパート火災の時に多くの人が死んで
それから女性も下着を穿くようになったってのは有名は話。
510名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:20:15 ID:Nq3w09NF
>>509
GJ!!
エロ銀燈可愛いよエロ銀燈
511名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:03:24 ID:s9uwiOa3
ちょっとマナー違反だけど
これ以上手元に置いとくと削除しそうなんで投下
みつエロもの
512名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:05:32 ID:s9uwiOa3
もしも薔薇乙女全員(+1)とジュンが契約していたら
〜草笛みつの野望編〜



「ジュンジュン」
いつになく真剣な表情でみつがジュンに
話しかける。
「実は……私、真剣に悩んでる事があって……」
「ふーん」
「ええっ!?端っから聞く気無し!?ちくしょう!!」
みつは少し傷ついた。
「もーなんだよ?」
ジュンは露骨に面倒くさそうに聞いた。
「ジュンジュンはバナナって少し黒くなってから
食べる方?それとも黄色い時に食べちゃう?」
真剣そのものな眼差し。
ジュンはベッドに寝転んだ。
「ああっ待ってジュンジュン!!真面目に答えて!!」
「ああもうっ!なんだよ一体!?少し黒くなってから
食べるよ!!その方が甘くて美味しいからな!!
これで満足か!!?」
ジュンは怒鳴って不貞寝した。
対するみつは何故か笑顔。
「そっかぁ〜やっぱり少し熟れた方が美味しいもんね」
ジュンの耳にしゅるしゅると布が擦れる音が。
ふと横目で見て……
「な……何してんすかアンタぁ!!?」
思わず敬語で突っ込んでしまった。
なぜならみつは下着姿だったからだ。
「え?だってジュンジュン、バナナは熟れた方がいいって
言ったじゃん?
私なんかちょうどいい感じに熟れてるよ?」
それに、と言いつつジュンに迫る。
「大人の良さ教えてア・ゲ・ル……」
耳元で妖しく囁く。
ジュンは顔を真っ赤にして拒む。
「バ、バナナとコレはまた別の話……」
言う間にみつはジュンのズボンをずらす。
すると元気よく分身が起き上がった。
513名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:07:12 ID:s9uwiOa3
「うふふ……こっちのバナナは正直ね〜」
軽く握る。
(うわ熱い……それに柔らかい触り心地の中に
鉄芯が入ってるのかの如く硬い……凄いわ!!)
みつは"初めて"触る男性器に色々な感嘆をした。
(色はもっと黒いかと思ったけど、そうでもないみたい)
「ねぇ……」
痺れを切らしたジュンがみつに言う。流石に場慣れしている。
もう冷静さ取り戻したようだった。
「何時までも見つめ続けられると恥ずかしいんだけど……」
その言葉にはっと我にかえる。
「ああっごめんねジュンジュン!」
そして手を動かしジュンのをしごき始めた。
とはいえ力加減も全くわからないので
取り敢えず上下に動かす。
「ちょっと刺激が足りないかな……」
「そう?」
みつは力を込めてガシガシ擦る。
するとジュンは悲鳴を上げる。
「いたいいたいいたい!!
つ、潰れるっ!擦り切れるゥ!!」
ジュンはみつを突き飛ばしうずくまる。
相当痛いのかしばらくの間動かない。
「…………」
「ジュンジュン、この位でへたりこんではダメよ!!
若いんだから擦り切れて血尿出るまでやらないと!!」
「その前に僕の息子が機能しなくなるわ!!」
ジュンが何故怒ってるのかみつにはよくわからない。
(まぁ私のが大人なんだし、華麗にリードしてあげなきゃ!
……私の野望達成のためにもね……)
みつは今度こそとばかりに言う。
「じゃあ今度は口でしてあげる。これなら潰れたり
することも無いでしょ?」
ニッコリ笑顔のみつを疑惑の眼差しで見るジュン。
514名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:09:02 ID:Nq3w09NF
わかったよ、と渋々モノをみつに差し出す。
それはみつがネットで見たグロ画像とは
全く違うカワイイモノだった。
しかし、いざ口でするにもやはり勇気が必要だった。
しばらく考えると名案を思いつく。
(そうだ!今朝食べたウインナーを想像すれば……)
今朝のイメージを思い出す。
そして目の前のジュンのモノと今朝のウインナーが
重なった時、
「いまだ!!」

ガブッ!!

「うぎゃああああ!!!?!!?」
ジュンの絶叫が木霊した。



「ごめんねジュンジュン!ホントにごめんね!?」
不貞寝するジュンにひたすら謝り続けるみつ。
「次こそは気をつけるから」
この言葉にジュンはキレた。
「もういい加減にしてくれよ!!一体何が目的なんだよ!!?」
もの凄い剣幕で怒鳴るジュン。

「そ……それは……」
あまりの迫力に小さい声で
「……くないから」
「はぁ?」
「面白くないの!!ドール達が家に泊まりに来ても
話すことはジュンジュンのことばっかりだもん!!
やれ何回イッただの、やれどんなプレイしただの……
処女の私には何にもわかんないのよ!!!」
みつは血の涙を流し懇願した。
「だから奪ってよ!!私の純潔を汚してよぉお!!
私だってジュンジュンのこと大好きなんだからぁ〜!!」
ジュンは面食らった。
年上からのまさかの告白。
しかもかなり必死だ。
515名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:10:56 ID:s9uwiOa3
そんな彼女をむげに断ることも出来ず、
(と言いつつ、みつも結構美人なので
ジュン自身もヤる気はあった)
あくまでしょうがないといった様子で
「わかったよ」
ジュンは承諾した。



「えっ〜と、ジュンジュン?」
みつは後ろに手を手錠で拘束されてベッドに
うつ伏せで寝かされていた。
「両手が自由だと僕の息子が殺さねかねないからね」
ヨイショと言ってみつの尻を持ち上げる。
白く丸く弾力のある尻だった。
ジュンはみつの秘裂を指で少し広げる。くちゃという音が鳴る。
「うわぁ糸引いてるよ」
みつの蜜壷からは既に愛液が滲み出ていた。
「色も綺麗なサーモンピンクだ」
そして舌で撫でるように舐める。
「ひゃう!!?」
みつはたまらず声を上げるが
ジュンはそんなのどこ吹く風と
ちゅぷちゅぷとみつの蜜を堪能する。
「ひゃっ…らめぇ…ジュンジュンん…」
今度は指で秘裂の周りをなぞる。
みつはそのこそばゆい感覚に身を捩る。
ねっとりしつこく指を這わせ割れ目を軽く擦る。
「ひゃあああっ!!?」
びくんとみつは跳ねるとぐたりとする。
「なんだ?もうイッちゃったの?
まだまだだよ?」
今度はみつのマメだ。指の腹で押しつぶしたり、
こねくり回す。
すると釣り上げたばかりの魚の如くみつはビクビク跳ねた。
「やっ……らっ……ああっ……」
更に舌でつつく。みつは何かが高ぶってくるのを感じる。
「あっなんか来る、なんかくるぅ!!」
再びみつは叫び、
プシャアアアア
と勢いよく潮を吹いた。
516名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:12:50 ID:s9uwiOa3
それはベッドとジュンの顔を濡らす。
「ふぅ……ここまで濡らせば大丈夫かな……」
分泌液に光が反射してテラテラと
光っている。
そんなみつの秘裂に自身をあてがう。
「ジュンジュン……怖いよぅ……」
振り返り不安そうに見つめてみつが言った。
「大丈夫だよ。ゆっくり挿入るから」
ジュンはみつの肉壁を押しのけゆっくりと
中へ侵入する。
初めての感覚、自分を貫かれる感覚に戸惑い、
また徐々に痛みが増し不安になったみつは
キュッと目を瞑る。
そんなみつをジュンは優しく宥める。
「大丈夫……力抜いて……」
若干緩まる花弁にジュンは自身をゆっくり沈めた。
「くあっ!」
みつの花弁がビクビクと痙攣する。
締まったり、ひくついてジュンを撫で回す肉壁の
気持ちよさにジュンは油断していた。
「ヤバい!!」
みつから引き抜くと同時に溢れ出る白炎。
みつの尻を白濁に濁したのだった。
「くっ油断した」
ジュンは再度みつに侵入を試みた。
ぐしょぐしょに濡れてるお陰でさして労せず入った。
「今度は動くからね」
ゆっくりと腰が動く。
突く度に「あひっ」とか「はんっ」と喘ぐみつが
とても可愛く見えた。
知らず知らず加速するジュン。
くちゃくちゃ淫猥な水音がベッドから響く。
バックから突きつつ、両手は胸に。乳首を責める。
「すごく硬い……」
「いやぁ………言わないでぇ……あんっ……」
みつの大きすぎず小さすぎない胸を揉みしだく。
「ひゃ……奥にぃ……当たるぅ……らめぇ……」
517名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:14:43 ID:s9uwiOa3
みつ、本日最大の寒気が背筋を昇る。
「んああっ!ぞくぞく……また、また来るよぉ!!」
快楽の波が。
「はあっ……ん……」
ジュンをきゅ〜っと締め付ける。
ジュンは急いで身を引き抜きみつを仰向けにする。
「これでフィニッシュだ!!」
ジュンの第二波がみつの顔に放たれる。
「わっ!イカくしゃ〜い」
みつは放心した顔でそれを舐める。
「でもおいひぃ〜」
呂律もろくに回らないみつはそのまま気を失った。



目を覚ますとジュンのベッドにいた。
行為の後始末は既になされたようだ。
みつの服はたたんで部屋の隅に置いてあった。
「そっか……あの後寝ちゃったんだっけ」
先程の行為を思い出し、自然に、にやけるみつ。
とその時、
「桜田君こんにちわ」
巴が部屋に入って来た。
止まる時。
みつは瞬時に気付いた。
(はっ!コレはオチね!!きっとこの後ジュンジュンが
部屋に入ってきて半殺s)
「あれ?トイレかな?」
まるでみつがそこにいないかのような反応。
?を頭に浮かべるみつに、
「ああっ起こしてすいません」
巴は一言言って部屋を出た。
余裕しゃくしゃくの笑顔だった。
「桜田く〜ん水銀燈と3Pしよーーー!!」
めぐが元気よく部屋に入ってきた。
コイツは本当に病気なのかと小一時間(ry
因みにめぐは水銀燈の開く
nのフィールドを介してよく桜田家に出没するように
なってしまったのだ。
みつは今度こそと思ったが
「あれ?いないの??つまんなぁ〜い」
完全無視された。
518名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:16:07 ID:s9uwiOa3
更にオディールやドールズが来たが思うような反応が
得られなかった。
(え?ええっ??私ってひょっとして嘗められてる?)
ひょっとしなくても嘗められていた。
みんなの眼中にはなかったらしい。

ドールズの話題についていけるようにはなったが
年端もいかない少女達に(ある意味で)見下されるのは
それはそれで悔しいみつだった。

「だ、誰か私をライバル視してよぉ〜〜〜!!!」
悲痛な叫びはしかし誰も気にとめなかった。合掌。



おわり
519名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:19:02 ID:s9uwiOa3
みつエロはカナエロより難しい意外
次回があったら多分のり編だと思うような……


>>509
スマンつい投下してしまったorz
あと人形将軍、俺も応援するぜ
520名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 04:37:54 ID:Mdtsp1P2
みっちゃんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
521名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 04:47:05 ID:tx+0Ub47
>>519
よかった。GJ。そして
> 年上からのまさかの告白。
> しかもかなり必死だ。
ふいたが同時に泣きそうになった。みっちゃん…
522名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 12:38:29 ID:NeHnVgnC
お前理系か?それかまだ文法とかならってない?
523名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 14:47:20 ID:pU6FWwYk
みっちゃん…GGGGGGGGGJ!!
みっちゃんいいよみっちゃん(*´Д`*)=з
524名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:52:29 ID:TL4LAhmQ
うおおおおGJ!
525名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:57:19 ID:OSR15rpz
みっちゃん「エッチデーデー」
526名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 20:26:12 ID:tx+0Ub47
>>522
まったく意味がわからんのだが誤爆?
527名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 20:45:14 ID:euGoTzep
しかもかなり年上だ。に見えた
528水銀燈対人形大将軍 3:2007/04/16(月) 22:11:22 ID:1ktb51d0
「え!? 水銀燈が!?」
何とか桜田邸に到着したメイメイは真紅と翠星石に水銀燈のピンチを伝えた。
「人形の国があるなんて初めて知ったですぅ。」
「でもnのフィールドは私達でもまだ分からない事が多いから何が起きても可笑しくないわ。」
「で、結局行くのか? あいつの事だから罠かもしれないぞ。」
真紅と翠星石のマスターたる桜田ジュンは二人を心配する意味を込めてそう言った。
今までも散々水銀燈には酷い目にあわされている故、疑り深くなってもおかしくあるまい。しかし…
「確かに水銀燈には色々酷い事されたけど私達の姉妹。助けないといけないわ。」
「そうですぅ。翠星石だって蒼星石のローザミスティカを奪われた恨みが無いわけじゃないですが
それでもやっぱり助けないといけないですぅ。じゃないと蒼星石のローザミスティカもろとも
その人形大将軍とか言う奴に取られてしまうですぅ。」
「わかったわかった! 行けばいいんだろ行けば!」
普段アリスゲームと言うリングの上でそれぞれが敵対関係にあるドールズであるが、
それでも姉妹である事には変わりない。困った時はお互い様。ドールズは水銀燈を助けに行く事で決定した。
と、そんな時、ジュン&ドールズの前に雪華綺晶まで現れたではないか。
「7番目! 雛苺だけに飽きたらずまた食べようって魂胆ですか!?」
皆は思わず身構えるが、雪華綺晶は戦いに来たのでは無い様子だった。
「いいえ、私も行く。」
「え?」
「だってあの娘を食べるのは私だもの。」
「…。」
動機が不純であるが、まあ雪華綺晶が協力してくれるのは心強い事だ。
と言う事でドールズとジュンは大鏡からnのフィールドへ飛んだ。

人形の国では人形大将軍と水銀燈の結婚式が進められており、水銀燈もまた
女官人形から純白のウェディングドレスを着せられていた。
そして水銀燈はもう観念してしまったのか、はたまた抵抗しても無駄だと分かったのか
またまた真紅達が助けに来る事を信じていたのか抵抗しなかった。
とは言え、普段漆黒のドレスに身を包んでいるギャップからなのか、
純白のウェディングドレスに身を包んだ水銀燈の姿は普段にも増して美しく見えた。
「はぁ…お父様に見てもらうならともかく…何故あんな奴に…。」
水銀燈はこの様な事になってしまった運命以上に抵抗出来ない自分が恨めしかった。
「まさか天罰? 今まで色んな人形をジャンクにして来たからその天罰なのぉ?」
アリスになる為に非情に徹していたからとは言え、おせじにも水銀燈は良い事をしてこなかった。
人間も糧としかせず、人形も自らの下僕として使役し、使えなくなったら壊してしまう。
その繰り返しだった。その様に悪逆非道の限りを尽くしてきた天罰が下ったのか…。
「そ…そうよねぇ…。今まで沢山悪い事して来た私がアリスになれるはずがない。
いくらローザミスティカ全部集めたって悪い子はお父様に認めてもらえるはずが無い。
こんな私なんかあのワケわかんない人形と結婚してワケわかんない子産むのがお似合いなのよぉ…。」
可哀想についには自虐発言を飛ばすまで水銀燈は追い詰められてしまった。
529水銀燈対人形大将軍 4:2007/04/16(月) 22:11:53 ID:1ktb51d0
そしてついに始まった結婚式。ロボットの超合金兵士に守られながら式場に連れられた
水銀燈を待っていたのはこちらはこちらで鎧をつやつやにおめかしした人形大将軍だった。
「おおなんと美しい。さあこっちに来るのだ。」
「…。」
水銀燈は人形大将軍に抱きしめられた。結婚式も順調に進み、結婚の誓いの部分まで来てしまった。
「双方ここに夫婦となる事を誓いますか?」
「誓います。」
何故か怪獣のソフビ人形な神父に言われ、人形大将軍はあっさりそう言い、今度は水銀燈の番。
「…。」
水銀燈は沈黙した。正直彼女だって嫌な物は嫌だ。しかし、その様な事は人形大将軍がさせないだろう。
そうして人形大将軍がむりやり口を割らせようとした時だった。
「ちょっと待つですぅ!!」
謎の声と共に正面のシャンデリアが破壊され、謎の集団か白昼同道式場に乱入し、
そして人形大将軍から水銀燈を引き離した。
「わー大変だ! 花嫁がぁ!」
謎の集団こそドールズ&ジュン。ただし、雪華綺晶の姿は無い。彼女はさりげなく別行動を取り、
城の中に保管されている水銀燈の黒いドレスを探しに行ったのだが、
とりあえずドールズ&ジュンは水銀燈の救出に入る事が出来た。
それでも人形の国と言う存在を見て驚きに耐えない様子だった。
「人形の国なんて本当にあったのね…。」
「知らなかったですぅ…。」
「そんな事より早く逃げた方が良いんじゃないのか?」
慌てながらもひとまず逃げようとするが、ドールズの乱入は人形大将軍を怒らせる以上に興奮させた様子だった。
「凄い! ローゼンメイデンが一気に二人も追加されたぞ! 噂に違わぬ美少女揃いだ!
よし、奴等も捕まえるのだ! あの二人も娶って側室にするのだ。そしてゆくゆくは
ローゼンメイデン7体全てを我の妻とするのだ!」
「ひぃ! 何か怖いですぅ!」
「二股どころか七股かけるなんて男の風上におけない奴ね…。」
人形大将軍の恐ろしい発言に真紅は引き、翠星石も思わずジュンに抱き付いていた。
しかし、一国の支配者として考えて見た場合、彼の思想はあながち変な話ではない。
彼等にとって政治も大切だが、世継ぎを残す事も大切な仕事である。
それ故に正室以外に数多くの側室を取って沢山の子供を作った。
現代におけるドールズの生活区域にあたる日本においても徳川第11代将軍徳川家斉は
途方にくれるくらい沢山の側室を娶って本当沢山の子供を作ったとして有名である。
そして人形大将軍もまたローゼンメイデンのドールズ7体全てを娶って
沢山の子供を産ませようと言う事を最終目的としていた。
「花嫁だけじゃない! あの二人もまとめて捕まえてしまえ! ただし、傷を付けてはならぬぞ!
なにしろあの二人も我の妻とするのだからハッハッハッ!」
「ひぃ! 怖いですぅ! この女の敵ぃ!」
翠星石には女の敵扱いされていたが、前述の説明を踏まえても男なら仕方が無い。
ローゼンメイデンのドールズは人間だって欲情したくなるくらいの美少女揃い。
人形達にとってはなおさらの事で、ローゼンメイデンの名はビッグネームである。
そんな彼女等を妻とするのもまた至極光栄な事なのだろう。
530水銀燈対人形大将軍 5:2007/04/16(月) 22:12:43 ID:1ktb51d0
「そんな事させないわ。」
「そうですぅ! あんな女の敵にはキツイお仕置きをしてやるですぅ!」
「それはちょっと無理だと思うわぁ…。あいつ結構強いのよぉ…。私が奴に捕まった時点で
簡単に想像付くでしょぉ?」
「じゃあ逃げるですぅ。」
兵士達ならともかく、真紅と翠星石の力では人形大将軍に歯が立たないだろう。
と言う事で逃げる。とりあえず追ってくる兵士だけを真紅と翠星石が迎撃して
ジュンが水銀燈を抱きかかえて安全な所まで逃げる事にした。しかし、水銀燈は
ジュンに抱かれるのを良しとしない様子だった。
「ちょっと助けに来てくれたのはありがたいけどぉ…何がかなしくてこんなヒキコモリ人間に
抱っこされなきゃならないのよぉ!」
「何? 態々助けに来たのになんて言い草だ。それともお前はあの変な鎧武者みたいな人形と
結婚したいのか?」
「それは嫌ぁ! あんたに抱っこされるのも嫌だけど…でもこんな格好じゃ走れないし…
今日だけは特別我慢してあげるわぁ…。」
口では嫌がっていたが、水銀燈とてそこまで空気の読めない女ではない。
何だかんだ言ってしっかりジュンを抱きしめていたりするのだが、
その姿を見て人形大将軍が怒らないはずがない。
「うぉぉぉ! 何だあの男は! この人形の国に人間が入ってくるだけでも異常事態だと言うのに
あんなに我の花嫁を抱いて…あの男も絶対に捕まえろ! そして金玉切断の刑に処してやるわ!」
「うわぁ! マジかよ!」
ジュンは焦った。そして心なしか走るペースが上がっていたのだが、
中々人形兵士達を振り切る事が出来ない。何故なら人形軍団の方も必死であり、
支配者である人形大将軍が世継ぎを作るか否かは国の存亡に関わる大事態なのである。
もし仮に世継ぎが出来ないまま人形大将軍が死去してしまえば国は荒れ、再び
人形戦国時代の到来となってしまうだろう。だが、ドールズ&ジュンとて捕まりたくない。
捕まればドールズは人形大将軍の妻とされ、当然SEXの果てに子供も産まされてしまうし、
ジュンに至っては男性器を切断させられてしまうのである。想像しただけでも恐ろしい光景。
「くそぉ! もうこうなったらなりふりかまっていられるかぁ!」
突然ジュンは人形兵士達の方をふり向いた。
「お前等動くな! こいつがどうなっても良いのか!?」
「ええ!?」
次の瞬間だった。ジュンは水銀燈を強く抱きしめ、両手で水銀燈の胸を揉もうとしているでは無いか。
「これ以上動いたらこいつの乳揉むぞー! それでも良いのかー!?」
「あ! こらぁ! あんた何やってるのよぉ!」
「ジュン何やってるですぅ!?」
「待ちなさい翠星石! ジュンにもきっと考えがあるのだわ! ジュンを信じて!」
真紅が信じた通り、ジュンとて何も考えずに水銀燈の乳房を揉もうとしているわけではない。
そもそも人形軍団はドールズを君主たる人形大将軍の妻とするべく追っているわけだから
当然無傷で捕まえる事も厳命されているだろう。そして同時にドールズの純潔を奪うのは
ドールズの夫となる予定の人形大将軍だけに許された特権であろうから、
それ故に人形兵士達は動けなかった。
531水銀燈対人形大将軍 6:2007/04/16(月) 22:13:29 ID:1ktb51d0
「動くな! 僕は本気だぞ! やると言ったらやるんだぞ!」
「って既に揉んでから言っちゃダメぇぇ!」
既にジュンは水銀燈の乳房を揉み解していた。翠星石はジュンになぐりかかろうとするも
ジュンの作戦を信じる真紅に止められていたが、これは人形兵士達にも意外な効果があった。
「うぉぉぉ!」
ジュンの両手に揉み解され、上げたり寄せられたり下げられたりへこんだりして行く
薔薇乙女一番の巨乳は、女とは無縁の男の世界で生きて来た人形兵士達には核ミサイルに
匹敵する破壊力があった。そして人間ならば鼻血を出して倒れるかのように卒倒する
兵士が続出した。だがそれだけではない。人形兵士達が股間をガードする部分の鎧には
男性器を丸めるように収めると言う形を取っていたのだが、それが水銀燈の巨乳が揉み解される
のを見て勃起したらどうなるか? 男性器は勃起して立ち上がりたいのに鎧がそうはさせない。
これははっきり言って滅茶苦茶痛い。それ故にこれまた人形兵士達は次々に倒れていく。
「くそぉ! 卑怯だぞぉ!」
人形大将軍もまた股間を抑えながら叫んでいたがジュンの行動はさらにエスカレート。
「動くな! 動いたらもっと酷い事をするぞ!」
「嫌ぁぁ!」
なんと言う事かジュンは水銀燈の太股を掴んで持ち上げ、人形軍団に見せ付けるかのごとく
水銀燈の脚をM字に大きく開いたではないか。
「ほ〜らし〜し〜、おしっこポーズだぞ〜。」
「嫌ぁ! こらぁ! やめなさぁい!」
こんな大勢の前で無様な様を見せられた水銀燈は顔を真っ赤にしてもがくが
何故かこういう時に限ってジュンの力が強く外れない。
「このまま僕達を大人しく帰さないとコイツにもっと恥かしい事をするぞ!」
「ってこらぁぁぁ!」
やっとジュンが水銀燈のM字開脚を解いたと思ったら今度は水銀燈のスカートの中に
手を突っ込み、純白のパンティーを下ろしてしまった。しかもノーパンの状態から
また水銀燈の太股を掴んでM字開脚を大勢の前に見せ付けてしまうのである。
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」
「うぉぉぉぉぉ!! 秘密の花園がぁぁぁぁ!!」
女性器はおろか、菊門までマジマジと大勢に見られてしまった水銀燈は顔を真っ赤にさせながら
泣き叫んだ。もうこうなっては薔薇乙女のプライドもクソも無い。こんな恥かしい姿を
見られてしまってはお嫁にいけない以前にアリスにもなれないだろう。
しかし、誰もが認める美少女ドール水銀燈の女性器&菊門大公開は人形兵士達をさらに卒倒させる
破壊力を持っていた。だがしかしそれだけにあらず。結婚式から乱入に至るまで
実はさりげなくテレビ中継されて人形の国中の人々が視聴していたのだが、当然
水銀燈のノーパンM字開脚&女性器と菊門丸見えがモザイク無しで公共の電波に
乗ってしまったわけである。それを見た人形の国の視聴者がどうなったか…
想像を絶する物であろう。
「殺してやる…絶対に殺してやるぅ…。」
水銀燈の目は大量の涙と共に充血し、ただでさえ赤めな目がさらに真っ赤に染まった。
しかしジュンはそんなのお構い無しであり、さらに調子に乗り始めた。
「ほらぁ! こんな事だってしてしまうぞー!」
「あ! あん!」
今度は水銀燈の股間に手を伸ばし、人差し指を女性器に差し込んで穴を広げるようにかき回し、
さらに中指は菊門に差し込んで抜き差しを始めてしまった。
「嫌ぁ! やめ! あああん!」
水銀燈はビクンビクンと痙攣するが、それと同時にこれまた次々に人形兵士達が倒れていく。
当然この光景もモザイクなしで公共の電波に乗せられて(以下省略)
「畜生! やめろ! やめてくれぇ!」
人形大将軍は必死に叫ぶが水銀燈を人質(?)に取られて何も出来ない。
もはや人形軍団の戦線は崩壊寸前だった。
532水銀燈対人形大将軍 7:2007/04/16(月) 22:14:25 ID:1ktb51d0
「よぉし! それじゃあトドメ行って見ようか!?」
「え!? トドメって何…ってあああああああ!!」
ジュンはズボンを下ろし、固く長く勃起した男性器を露にし、その先端を水銀燈の
女性器の淫唇の部分に当てた。当然ジュンの男性器もまたモザイクなしで公共の電波に(以下略)
「凄い! 私の旦那のより大きいわぁ!」
「本当の本当! これ以上動くなよ! でなければコイツの処女は僕が貰う!」
「嫌ぁぁぁぁ! 誰か…誰か助けてぇぇぇ!!」
ジュンはまるで銃を突きつけるかのように己の勃起した男性器を水銀燈の女性器に当て、
しかも人形軍団を挑発するかのように先っちょを少し挿入しては抜いたりを繰り返していた。
ジュンの男性器が水銀燈の中に入りたい入りたいと叫ぶ声が聞こえる様である。
この挿入するのかしないのか分からない中途半端な状況が水銀燈にとってこの上なく心地悪い。
「これは挑発じゃないぞ! 本当にやってしまうぞ! 僕は人を殺す度胸は無いけど
人形とエッチする度胸なら誰にも負けない! 既に真紅と翠星石とやってるんだ!
今更こいつとのエッチを躊躇うもんか!」
「ええ!?」
ジュンの発言に水銀燈は焦った。そしてゆっくり真紅と翠星石の方を向くと、
二人は虚ろな目で顔を赤くさせながら、股間に手をあててモジモジとしていた。
「まさか…本当なのぉ?」
「不本意だけど…とても良かったわ…。」
「ジュンのそれ…凄いですぅ…。」
「…。」
水銀燈が唖然とする中、今度はいつの間にか水銀燈のドレスを取り戻して戻って来た
雪華綺晶の姿があり、何やら盆踊りと似ても似つかぬ変な踊りを踊り始めた。
「そ〜れ挿入! 挿入! そ う にゅ う〜!」
やたら挿入を連呼しながら雪華綺晶は踊る。
「挿入! 挿入! あの子のオチンチンがあの娘のオマ○にコにズッコンバッコ〜ン!」
「こらぁぁぁ! 七番目ぇぇ! 変な事煽るなぁぁ!」
水銀燈が叫んでも雪華綺晶は踊りをやめない。そしてついに人形大将軍は切れてしまい、
刀を振り上げて走り寄ってきたではないか。
「くそぉぉぉ! もう許さん! お前の金玉この手で切り落す!」
「あっそう! それじゃあ…。」
               ず に ゅ う ぅ ぅ 〜
「ア…。」
入った。ジュンの男性器が水銀燈の女性器を広げ、深々と挿入された。
「嫌ぁぁぁぁ! 痛い痛い痛いぃぃぃ!」
「あそ〜れそ〜れ〜!」
「ズッコ〜ン バッコ〜ン!」
水銀燈は泣き叫び、ジュンは面白がって腰を動かして抜き差し。さらにこの二人のSEXを
煽り立てるかのように踊る雪華綺晶。この様な異様な光景が広がる。
「いやぁぁ! 見ないで! 見ないで! 見ないでぇぇぇ!」
水銀燈は生まれて最大の屈辱を味わった。宿敵である真紅のマスターで、かつヒキコモリの男に
数々の辱めを受け、挙句の果てには処女を奪われた。しかもその一連の光景は不特定多数に
公開されているのだから恥かしい事この上ない。
「お前のおま○こ凄いぞ! ぬるぬるのキツキツで凄く温かいぞ! よし!
それじゃあそろそろ出すぞ! しっかり受け止めろよ!」
「え!? ちょっと! あ! 嫌! そんな やめて!」
「あそ〜れ射精! 射精! そのまま一気に妊娠してしま〜え!」
               ど び ゅ っ !
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
お湯の様に熱い大量の精子が水銀燈の膣内に注ぎ込まれ、入りきれなかった物があふれ出す程だった。
「人形大将軍様! もうなりふりかまっていられません! 突入しましょう! って…将軍様!」
人形兵士が気付いた時には遅かった。水銀燈が中出しされてしまった時点で彼は立ち往生していた。

と、こうして水銀燈の救出は成功し、人形の国からも脱出する事が出来たのだが、
その後ジュンが雪華綺晶を除くドールズから袋叩きにされたのは言うまでも無い。
                      おわり
533528-532:2007/04/16(月) 22:16:29 ID:1ktb51d0
とりあえず完結させたけど…

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『水銀燈と人形大将軍の対決をやるのかと思ったら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにかジュンと水銀燈がSEXしてた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をしていたのか わからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   寝取りだとか強姦だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ…

こうなってしまってスマソ

>>519
貴方のシリーズ好きやわ。チ○ポ弄られてジュンが痛がるシーンとかワロタ
534名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:16:49 ID:RaiKqZj4
>>533
ジュンときらきーナニしてんだよwwww
予想外過ぎバロスwwwwww
535名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:27:10 ID:1iP8YrNp
きらきーがいいキャラ過ぎるなw
536名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:51:54 ID:ggJX6dLc
>>533
夜中に糞ワロタ。あんた凄いよw
537名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 22:13:41 ID:1wXTCxwE
蒼星石のちんぽみるくを飲み尽くしたい
538名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 22:23:50 ID:vnEvf7oC
俺が蒼星石ものを書いていると知っての狼藉か
539名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 22:33:53 ID:n8N/5JsA
>>538
胸が張り裂けるほど期待する
540名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 23:53:07 ID:RaiKqZj4
>>538
そう言うからには蒼星石はちゃんと
おにゃのこおにゃのこしてるんだろうな?












全裸で待機してます
541名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 02:25:32 ID:X8DPkDO3
ここの住人たちには原作蒼ってありかね。
542真紅×ジュン:2007/04/18(水) 03:16:29 ID:gvafR1Vh
一応>>31-36の続きのような。
やや逆レイプ。

昼下がり。
ジュンは数ヶ月の空白を埋めるために机に向かい、その傍らでは真紅が黙々と本を読んでいる。
階下の翠星石と雛苺も、何をしているかはともかく菓子の取り合いなどに起因する不毛な争いをしたりはしていないようだ、
ゆえに桜田家は心地よい静寂に包まれていた。

それを破ったのは、翠星石の大声。
「何しに来やがったですか!水銀燈!」
ジュンと真紅は一瞬目を見合わせてから、階段を駆け下りた。
リビングの入口でにらみ合うような形になっている三人。
真紅が雛苺と翠星石の前に立ちふさがるように出ていく。
だが、水銀燈が見ていたのは廊下で立ちつくしていた僕の方だった。
「久しぶりね……ジュン君?」
つかつかとこちらに歩いてくる。
あと一歩という距離に来たところで立ち止まり、紫の瞳で見つめる。
「な…なんだよ」
「ふふっ、忘れちゃったのぉ?」
う。せっかく人が忘れかけてたことを……って抱きつくな。
頭の中にあの時のことが蘇って―だめだだめだだめだだめだ。
「ジュンから離れなさい!」
「この間、ジュン君と二人きりで逢ったの……間抜けな貴方達は気付かなかったでしょうけどぉ」
真紅の言葉も意に介さない様子で、水銀燈は喋り続ける。
その間も小さな手が胸のあたりをまさぐってくる。
変な気分になりそうなのを、下唇を強く噛んでやり過ごす。
「最後なんか、喘ぎながらおねだりしてたのよぉ……可愛かったわぁ」
綺麗な思い出を語るように言葉を紡いでいく。
釣られて、僕まで鮮明にその時のことを思い出した。
恥ずかしい。……正直泣きたい。
その言葉の意味を測りかねて呆けていた真紅が戻ってくるより先に、翠星石が口を開いた。
「それぐらいで調子に乗るなんておめでてーヤツです」
ちょっと待て。その先をここで言ったところで状況は更に悪化する。
「翠星石なんかジュンと繋がったのですぅ……どうせてめーには無理だったに決まってるです」
これはいわゆる……修羅場、なのか?
真紅は更に呆然としてる。
翠星石は勝ち誇ったような笑みを浮かべてて、図星だった水銀燈は明らかに不機嫌だ。
雛苺だけいまいち理解してなさそう。
「ジュン……それは本当なの?」
ようやく話ができる状態に戻った真紅が聞く。
顔は平然としているが、拳が怒りで小さく震えているのが分かった。
だから、黙って頷く。
それ以外どうできるというのだ。
「どうしようもない下僕ね。翠星石」
呼びかけられた途端に、小さく震えてみるみる表情が硬くなっていく翠星石。
「誇り高き薔薇乙女がそのようなことをした挙げ句、誇らしげに語るような下劣な真似…」
「お説教は後にしてくれるぅ?」
そうだ。そもそも、彼女はあんなことを言いに来たわけではないのだ……恐らく、だけど。
「水銀燈……そうね、決着をつけましょう」
こうして、前のよりもう少し激しい戦いが始まってしまった。

結局、それは両者痛み分けという形で終わった。
荒れた家の中の片づけを手伝わされたのが不服と言えば不服だったけど、人的被害は避けられたので構わない。
その後、翠星石は延々と真紅に説教されていた。
次は僕の番かと警戒したが、何のお咎めも無し。
後になって考えれば、少しはおかしいと思うべきだったのだろうが。
543真紅×ジュン:2007/04/18(水) 03:17:37 ID:gvafR1Vh
夜中になって、目が覚めた。
今日はいろいろあって疲れてるはずなんだけど――なんでだ?
「……あれ」
両腕の位置が明らかにおかしい。普通後ろには行かないだろう。
動かしてみると両腕セットでしか動かない。
……明らかに縛られてるだろこれ!
「暴れないで。あと、騒ぐのもだめ」
「真紅……どうして?」
「悪いことをした下僕は、罰を受ける。当たり前のことではなくて?」
「そりゃあ……そうだけど」
悪いことをした、という点は認めざるをえない。
だけど、何でこんな罰になるんだよ。
これから何をされるのか――もう何となく想像できなくはなかったけど。
「なら黙って受け入れなさい。それが下僕の努めなのだから」
「僕が悪かった。だから……」
「諦めが悪いのね」
その会話の間にも、パジャマのズボンとトランクスを、まとめて下ろされる。
せめてもの抵抗として、真紅に背を向けてみる。
ぺちっ、と乾いた音が響き、臀部に痛みが走った。
いまいち動作原理がわからない不思議なツインテールでひっぱたかれたんだろう。
「無駄な抵抗は無駄よ、大人しく従いなさい」
くんくん探偵にそんな台詞あったか?
ともかく仕方ないので、また元の向きを向いた。
「へぇ……これが……」
座り込みながら、僕の股間で小さくなっているソレに顔を近づけて、何やらぶつぶつと呟く真紅。
正直、そういう風に見られると恥ずかしいので勘弁して欲しい。
そして、小さな手をそこに伸ばしてきたかと思うと、
「痛っ!」
思いっきり握りしめていたのだった。
「あら?少々強くしすぎたみたいね」
少々どころじゃないっての。
その意志が伝わったのか、今度は優しく包み込むように触ってくる。
彼女の手の平の感触に反応して、モノが固くなっていく。
真紅が手をゆっくりと前後に動かしはじめる。
凄く気持ち良いというようなものではないけれど、これはこれで心地良い感じだ。
だが、ちょっと待て。これのどこが罰なんだ?
「そろそろ、頃合いかしらね」
真紅が懐からひものようなものを取り出す。
……どうする気だ?
そんな疑問をよそに真紅は、それを棒の根元にあてがい、二回ばかり巻き付けた後――結んでしまった。
「さて、これからが罰よ」
そう言って立ち上がると、足で僕のモノを弄んでくる。
靴を履いたままなので、当然ながら痛い。
何か文句を言いたいところだが、今回の場合自分にそれなりに非があるだけにどうしようもない。
「あら?さっきまでよりも大きくなっているようだけれど」
「え……」
言われて始めて気付いた。
結構これ、気持ち良いかもしれない……。
派手に踏まれてるわけじゃないし。
「このようなはしたない姿を晒して、恥ずかしいとは思わないの?」
そっか。よく考えたら、足でいいようにされてるんだもんな。
恥ずかしい。だけど、それでも感じてしまうんだから仕方ない。
「ひょっとして貴方は……痛かったり恥ずかしかったりする方が、興奮してしまうの?」
544真紅×ジュン:2007/04/18(水) 03:18:30 ID:gvafR1Vh
……そうかもしれない。というか、たぶんそうだ。
だけど、そう思ってもそれを口にするのはやっぱり憚られる。
「ジュン、答えなさい」
「あぐっ」
黙っていたら、靴で思いっきりペニスをぐりぐりと腹に押し当ててくる。
「わ、分かったから……分かったからっ!」
「答えるまでは止めないわよ?」
「い、痛かったり恥ずかしいのが…その…気持ち良い…かも……」
勢いで言い始めてしまったはいいが、途中で恥ずかしくなる。
まあ、自分で言ったとおりならそれも気持ち良いのかもしれないんだけど、さ。
「分かったわ。こういうのが良いのでしょう?」
さっきとは逆に、勃っているモノを押さえつけるような動きで責め立ててくる。
より不自然な形になるため、摩擦が強くなって痛い。
「あら?貴方のこれ、震えているわよ。感じているのね?」
「うぅ……」
意識からあえて外していたが、その通りなのは否定できないのだった。
「無理に答えることはないわ。見ればわかるのだから」
フォローのようでそうでもないよ……それ。
「いいわ。そろそろイッてしまいなさい」
真紅はその言葉――というか命令と同時に、ひときわ強く靴底を押しつけてくる。
「うっ……あぁぁっ!」
体の制御権を奪われたみたいに、滅茶苦茶にイカされる。
びくびくと震えてる最中の敏感なペニスを容赦なく擦られ、声を抑えてる余裕なんかなくなってしまう。
「静かにしなさい。他の子達が起きてきたら、困るでしょう?」
真紅の言葉はあくまでも冷静だが、頬に朱がさしているのは、彼女もまた興奮しているという証だった。
そして、興奮しているのは僕の方だってそうだ。
真紅が目を細めて微かに笑みを浮かべたと同時に、足を小刻みに震わせてきた。
声を上げそうになるのを、何とか押しとどめる。
だが、強すぎる快感に、あっさりと射精させられる――といっても、縛られていて精液は出せないのだが。
モノが激しく脈打っているのが分かる。
やっぱりその間も、動きを止めたりはしてくれない。
「ちょ……強すぎる、からっ」
「その方が気持ち良いと言ったのはジュンでしょう?それに、これは罰なのよ?」
そう言われてしまえば、返す言葉もない。
黙って彼女の責めを受け入れることにしよう。
そう決めた矢先に、動きが止まった。
どうしたのかと思って見てみると、真紅はしゃがみこんでペニスの先端部分をじっと見つめている。
「ジュン?これは何なの。説明して頂戴」
「…………え?」
「この液体は何なのか、と聞いているのだわ」
真紅は不思議そうに、その粘液を指に絡めている。
「あー、それはカウパーと言って……その、気持ちよくなると出てくるもんなんだ」
僕は何でこんなことを説明しなくちゃいけないんだろう。まあいいけど。
「なら、もう準備は良いのね?」
準備、って。
「挿れる…のか?」
「当たり前でしょう」
545真紅×ジュン:2007/04/18(水) 03:19:04 ID:gvafR1Vh
彼女の言うように当たり前、なのかどうかは分からない。
けど、そうすることが自然なのは確かだと思った。
その名の通りの真っ赤な衣装が傍らに脱ぎ捨てられ、彼女の体を包むのは上下の白い薄布だけになる。
それを見て、ふと最初に出会った時のことを思い出した。
いきなりひっくり返して覗くなんて、相当失礼なことをしたものだと思う。
当然、ひっぱたかれたわけだけど。
それはなぜだか、随分昔のことのような気がした。
一足飛びにこんな関係になっているからかもしれないし、あるいは僕の眼前で繰り広げられてる光景が、あまりにも扇情的だからかもしれなかった。
真紅はいつの間にか、生まれたままの姿になって、僕の腰に跨っている。
真上からゆっくりと腰を落としてくる。
モノが生暖かい感触に包まれる。
さっきから射精できていないために、またすぐに絶頂させられる。
「ふあぁっ!」
「喘いで良いなどと言った覚えはないわ」
そうだ。誰か起こしたらまずいんだった。
でも……真紅、余裕なのかな?
「まだ挿れていないのにこれでは、先が思いやられるわね」
挿れて……ない?うそっ!?
だけど、確かに言われてみれば、一物は僕のお腹に押しつけられていた。
真紅の局部と僕自身の体に挟まれて、ペニスが激しく脈打っているのが分かった。
「むしろ、楽しそうと言うべきなのかもしれないのだわ」
……なんか凄いこと言ってないか?
ともかく、真紅が器用に腰を動かして、今度こそ本当に――挿入した。
「きゃっ……」
「真紅っ……」
破瓜の痛みからか、小さく声をあげる。
真紅の中は、何もしていないにも関わらず十二分に濡れそぼっていた。
生暖かく締め付けてくる彼女の感覚に、僕はまたしても即座に果てた。
「……ゃっ、あ、暴れ、ないで…」
「だって、これ、良すぎるっ…」
相性が良いとでも言うのか。
或いは絆の強さなのか。
理由は分からないけど、とにかく気持ち良い。
「……愛してる」
「ええ……私もよ、ジュン」
最初の強烈な快感の波を越え、静かに囁き合う。
それはきっと、次の波を更に大きく感じ合うための儀式。
真紅が、本能の赴くままに腰を動かし始める。
すると、彼女の膣内が獲物を捕らえた食虫植物みたいに、不可思議に蠕動する。
「……熱い、熱いわ…」
確かに、僕の体はすっかり熱病に罹ったように熱い。
気持ちよすぎるし愛おしすぎる。
真紅と繋がってるところから全身に熱が行き渡り、全身の熱が再びそこに収束する。
神々しいまでの快楽。
「いいよ……溶けちゃいそう……」
「なら、そうしましょう…」
546真紅×ジュン:2007/04/18(水) 03:20:37 ID:gvafR1Vh
とても魅力的な提案だったので、黙って頷いた。
すると、ペニスの根元を縛っていた紐をほどいてくれた。
「これでは、罰にならない、のだけれど……愛してくれるのだから、褒美、なのだわ」
「そっか……ありがとう、真紅……ずっと、愛してる…」
そう、僕が本当に一人だけ愛している人を決めろと言われたら――今なら、迷わず答えられる。
真紅。君は僕のもので、僕は君のものだと誓おう。
「それじゃあ、続けるわ……」
止まっていた腰のグラインドが再開される。
ずっとせき止められていたエネルギーは、放たれる時を待ちわびている。
「真紅、僕、そろそろ……」
「遠慮は、いらないから、中に、出してっ……」
もう少しこの快感に酔っていたかったけど、無理な相談だ。
「真紅、真紅っ――」
「ジュン――んっ、ジュン、のが、来て、あぁ、ジュン、ジュンッ――」
頭が真っ白、むしろ真っ赤になりそうなほどの激しい射精。
それが与えた快感で、真紅も……どうやら、イッたらしい。
目の焦点はぼやけ、頬には朱がさし、恍惚の表情を浮かべている。
ああ、こんな……乱れきった真紅の表情なんて、そうたくさんは見られなさそうだ……。
その映像を記憶に焼き付けたところまでは覚えているのだが。

気付くと、朝になっていた。
後ろ手の拘束はほどかれていたし、いつものように翠星石が叩き起こしに来た。
ズボンがそのままだったことに、布団をめくられる前に気づけたのは良かった。
階下に降りると、みんなは既に起きていた。
真紅と目が合った瞬間、昨夜のことが思い出された。
……やば、すっごい恥ずかしい。
悪いことなんかこれっぽっちもしてないはずなのに。
顔が赤くなってくるのがわかる。
「あら?ジュン、熱でもあるの?」
そう言いながら微笑む真紅。
……女は強い、ってこういうことなんだろうな、と思った。
547名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 06:49:03 ID:8AiuY3pO
これは酷い
548名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 18:43:27 ID:sRM0qhg+
JUN安直杉
さすがに547に同意する
549名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 19:01:08 ID:9ieyf30G
他の作品と同レベルに見える
550名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 19:22:41 ID:CmdwcgMt
何故叩かれるのかさっぱりわからん。凌辱でもないのに
普通にGJだろこれは
551名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 20:24:37 ID:0eKvjZSv
>547-548
翠星石&水銀燈乙
552名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 21:57:28 ID:X8DPkDO3
多分漫画の3巻あたりで。
「キャアアアア!」
けたたましい音と共に姉の叫ぶ声が聞こえた。
「ジュンく〜んどうしましょうぅ〜;お夕飯のシチューひっくり返しちゃって・・・」
「はあぁ!?てか何でそんな多く作ってんだよ。」
「だって、最近は翆星石ちゃんもいるし、・・・それに真紅ちゃんに元気になってもらおうっと思って・・・」
真紅。その言葉をきくと胸がズキリと痛んだ。
今の真紅には腕が無い。あの水銀灯とかいう奴に取られてしまったからだ。
もちろん真紅はいつものような傍若無人な振る舞いをしているのだが、
時折見せる横顔がとても痛々しくて、やっぱり無理をしいるのがわかった。
なによりそんな彼女を見ているのが・・・・とてもつらかった。
「ねぇねぇ、どうしましょう;今から作るととってもおそくなっちゃうわあ。」
ふとのりの気の抜けた声で我に返る。
奥では雛苺のごはんコールが聞こえてくる。
「ったく、しょーがないから外でなんか買ってくる。」
その瞬間のりはパアアアッと顔を輝かせて「ジュンくぅぅぅん」とイキナリ抱きついてこようとした。
「おーげさなんだよ馬鹿女!!」
といいつつ突進してくるのりをよけながらジュンは外に出た。

外は予想以上に寒かった。
ジュンは身震いをしながら近くのスーパーで適当に惣菜を見繕い、
真紅にはお気に入りである紅茶の葉を買った。
「あいつ・・・喜んでくれるかな。」
まあ素直じゃないから簡単にはいかないだろうけど。
そんなことを考えながら帰っていると、ふと途中の公園でがさがさと物音がした。
なんとなく気になって音のした方向へ向かうと、ふと見慣れた鞄と人形の足らしきものがみえた。
「誰だ。」
急に呼びかけられ振り向いた先には、
真紅の腕をとった水銀灯と手を組んだと言われている翆星石の双子の妹蒼星石であった―。


なんか無駄に長くなりそうなんだが…てかJUN蒼てありか?
553名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 22:07:08 ID:4+FsobFH
>JUN蒼てありか?

ありあり!
554名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 22:07:23 ID:52QLeH46
>>546
俺は素直にGJだ

>>552
そこは妄想力でカバーするところだぜ
555名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 22:58:48 ID:X8DPkDO3
>>552
の続き。

その声を聞いた途端自分の中で何かが切れる音を聞いた。
ジュンは暗がりでよく見えない小さな体を、思いっきり地面に叩きつけた。
こいつがよくも――!!
ジュンは自分でもよくわからないほど切れているのを感じた。そしてそのまま目の前の体に叫んだ。
「おいお前!!あの性悪人形の姉妹だかしらないが、お前らのせいで真紅はッ!!!!」
「っます・・たぁ・・」
蒼星石の消え入りそうな声でふと我に返った。
なにをやってんだ僕は―――――――――!!!
ジュンはあわててそのからだを抱き起こした。
するとだんだんその体が露になっていくにつれて彼女の体の異変に気づいた。
蒼星石はぐったりしており、着ている服は所々破られていて精液がこびりついたような跡があり、
さらに顔には叩かれたような痕まであった。
一体誰が・・・
ジュンは先ほどしてしまった行いに胸を痛めながら、そっとその体を抱き上げ、ひとまずベンチで休ませる事にした。

蒼星石はまだ起きる気配は無い。
手持ち無沙汰になってさらさらと指をすり抜ける亜麻色の髪をなでていると、ふとピクリと動いた。
「・・・?ここは・・・・?」
「気がついたか。あ・・・その、ごめん。あの時はどうかしてて・・・・」
「・・・いや・・・謝る必要なんてない・・僕は・・・君たちにとても酷い事をしたから」
そう言うと蒼星石は起き上がろうとしたのだが、
力が入らないのかこてっとまたベンチにからだを預けてしまった。
「おい無理するなよ・・・それよりそれ・・・どうしたんだ?誰にやられたんだ?」
ジュンがそう言った途端、蒼星石は今にも泣きそうな顔をして俯いてしまった。体は微かに震えている。
ジュンは見ていられなくて思わず蒼星石を抱きしめた。
556名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 22:59:44 ID:X8DPkDO3
しばらく時間がたつと、腕の中にいた蒼星石が
「あのっ・・・苦し・・・っっ;」
といったので、「ごっごめん!」といって慌てて腕を放した。
その後しばらく二人はお互い黙り込んでいたのだが、
「ありがとう・・・。」
とひかえめだったがこないだの冷徹な雰囲気から考えられない、はにかむ様な笑顔で言ってきた。
同時にこんな子を殴って・・・おそらく強姦した奴がとても許せなかった。
「なあ・・それってだれにやられたんだ・・?まさかお前の契約者とか―」
ジュンがふと適当に言った途端、蒼星石はみるみる顔を青ざめていった。
「お願いだ!!翠星石には言わないでほしい!!!」
「えっほんとにそうなのか!?」
「っ・・・マスターは悪くないんだ、ぼくがいつまでも・・駄目だから。とにかく翠星石には言わないで・・・」
蒼星石は、ジュンを一筋の涙を流しながらまっすぐ見て、コートをぎゅっと握りしめた。
「わかった・・・言わない。言わないよ。」
「だけど・・せめてつらくなったら家にこいよ・・・あ、皆には会わせないようにするからさ」
ジュンは言い聞かせるようにいうと、蒼星石は安心したのか「ありがとう」とまた言った。


557名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 23:40:08 ID:Gb6vUZdn
ちょっとジジイ裁いてくる
558名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 23:54:58 ID:NwelbK5p
>>557
俺も連れていけ
559名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 00:04:48 ID:5HoYjnMX
おまいらが一葉裁いた後の遺産は俺が貰う
560名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 00:13:12 ID:+Q8OvfGB
>>557
お前だけにいい格好させてたまるかよ!
561名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 01:14:00 ID:FAD2zTGd
>>559
お前だけにいい格好させてたまるかよ!
562名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 01:24:32 ID:FuVP/haA
精液は蒼い子本人が出したものなんだぜ^^
563名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 02:15:40 ID:TiI4K+Td
>>556
の続き
「こぉおらあぁちび人間!!!どこほっつき歩いてきやがったですぅ〜!!!」
「もうねーのりがごはんつくったなのーvV」
「ごめんね…ジュン君、雛ちゃんたちがお腹すいたって泣いちゃったから・・・;」
「で、ジュン。貴方が買ってきたものはどこへやったのよ。」
「あ・・・置いてきた」
「愚かだわ。」
「まったくですぅ。脳みそも小さいとはある意味尊敬するですぅ」
「ジュン鳥あたまなのーちゅんちゅん」
「ッッお前らぁぁぁー!!!!いい加減に・・」
そこまで言いかけて、ふとさっきの事を思い出してしまい止まってしまった。
「・・・ジュン、何かあったの?」
真紅が心配そうな顔で訊ねてきた。
「いや、なんでもない。それよりもう寝るから邪魔すんなよ!」

パタン、とドアを閉めるとジュンはそのままベッドに倒れこんだ。
―同じ人形なのにどうしてこんなにも違うのだろう。
家にいる真紅たちと同じローゼンメイデンでありながら、蒼星石は何かが違っていた。
やっぱりあのマスター・・とかいう奴のせいなのだろうか。
とにかく今は無性に会いたくて仕方が無かった。
「 明日・・・」
もう一度あの公園に行ってみよう。蒼星石に会いに。
ジュンは蒼星石のことを思い描きながら段々と深い眠りへと堕ちていった――。
564名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 02:17:08 ID:TiI4K+Td
「―只今戻りました、マスター。」
蒼星石は今にも倒れそうになる身体をなんとか奮い立たせながら、いつもの様に言った。
「木は何処にあるかはわかったのか。」
木。マスターはある人の木を探している。僕はそれを探しだし壊す―道具だ。
「・・・・今はまだ。」
その答えに彼は顔をしかめると、
「まさか・・・・まだ殺したくないなどと思ってはいないだろうな。
お前の主人はだれだ?――それともまた罰せられたいか。」
「そんな・・・滅相もございません。・・僕は貴方の道具だ。マスターの為になら何だってできます。」
そう―それが誰かの命を奪わなくてはいけなくても。
大好きな翠星石を裏切る様な事となっても。
「ふん・・・どうだかな。それを証明してみせてもらおうか。」
そう言われると、蒼星石は押し黙ってしまった。
「どうした。」
「いえ・・・御免なさい」
蒼星石はそういいながら、座っている一葉の前に立ち、
ズボンのチャックをさげ、、下着の下から一葉の一物を取り出し、
そして舌を彼の竿の裏に合わせ走らせた。
その後はまるで大切なもののように丁寧に愛撫を続けていく。
「んぅ・・」
そして今度はその先端を幼さの残る唇に含みしゃぶるように激しくしていく。
彼女が舌を動かす度、横に長い髪の毛が さらさらと伝い、伏し目がちに見つめるオッドアイが時折強い輝きを放つ
「っは、誇り高きローゼンメイデンが堕ちたもんだな・・・もういい、蒼星石・・・っ」
そういうと蒼星石は股間から自身の唾液で汚れている顔を離した。
ちゅぱっという大きな音が、部屋に響く。
一葉は蒼星石をひざの上に乗せると
「今日はお前が自分で入れるんだ。先ほどさんざん犯されたから慣らさなくても平気だろう。」
蒼星石は一瞬と惑ったが、おずおずとズボンを下ろすとすでに濡れている自分の秘所へと手をかけた。
一葉の物がずぷずぷと傷ついた蒼星石のナカに入っていく。
思わず顔をしかめると、気に入らなかったのか、
蒼星石の細い腰を掴み、一気に進入した。
「ひ…ッ、や…ぁあ、あ!!」
出し入れを早められ、痛みの中にいつしか快楽が生まれてくる。
「あぁっますたぁ・・・っ」
びくびくと反応する自分の中心を感じ、蒼星石は無意識に腰を振り始めた。
「淫乱な子だな…、あれだけ犯されてもまだ感じるか。」
「ます・・・たーは、・・・ぼくできもちい・・・ですか・・・?」
「そうだな・・・いい退屈しのぎにはなる・・・・ッ」
――退屈しのぎ。
その言葉が心に突き刺さった。思わず涙がでそうになる。
今日の自分は変だ。こんなにも弱かっただろうか。マスターにお仕置きされてしまったからだろうか。いやそれとも――
目を閉じて浮かんでくるのは大好きな姉―とそのマスター。
翠星石ッ・・・・・・・・・・・・!!
心にそう叫べば、目の奥が熱くなって涙が止まらなくなった。

565名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 03:27:08 ID:BRol21Yg
一葉ぶっ転がす
566名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 03:35:18 ID:FKSm7PoQ
ちょっと庭師のチェーンソーと庭師のダイナマイトで心の木破壊してくる
567名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 06:23:53 ID:hLy/erJk
なにこの低クオリティ
いや所詮この程度が限度なのか、ごめん
568名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 06:57:11 ID:LBOiG19H
>>567
アドバイスならともかく
文句しか書けないお前は人として底が知れるな
569名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 07:09:53 ID:VH2XFJu0
でも一葉は殺す
570名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 09:23:49 ID:FKSm7PoQ
>>567
そこまでいうならお前はこれ以上のクオリティのSSを書けるんだな?
571名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 10:55:45 ID:5HoYjnMX
釣られるなって
馬鹿はスルーでいこうぜ?
572名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 11:29:57 ID:QyxmRveL
>>567は最近24時間張り付いてる同一のゴミ
573名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 12:06:07 ID:iAnoq3nU
みんな、気にするな。
>>567は自分の頭のキャパシティについて述べているんだ。
しかもそれをちゃんと理解して反省している。
生暖かい目で見守ってやろうぜ(w
574567:2007/04/19(木) 12:30:56 ID:hLy/erJk
>>568-573
と、このようにスルーのひとつも出来ない自称成人にならないよう厨房の皆さんは煽り耐性を付けられるように頑張ってください
575名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 13:44:36 ID:8+znbCG3
あ、あんたもねっ!!
576名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 13:47:48 ID:VH2XFJu0
正直言うと凌辱要素があるやつは前もっていっておいてほしい
俺は凌辱は大丈夫だがNTRとか弱いから注意書きが欲しい
577名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 15:05:03 ID:T8K/Vtvh
>>574
昼休みを使ってわざわざ書き込む事かよ^^;
よっぽど煽られたのが悔しいのかな?
煽り耐性をつけないと厨房扱いされるぜ?
578名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 15:09:58 ID:hLy/erJk
俺もお前も顔真っ赤だなwwwww
579名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 15:14:48 ID:8+znbCG3
マスター、今晩抜ける頼む
580名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 15:36:25 ID:T8K/Vtvh
>>578
お前は事実を指摘されて顔が真っ赤
俺は職人の文章のおかげで息子が真っ赤
ここんとこ…ちゃんと区別してくれよ?^^
581名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 17:16:47 ID:hLy/erJk
OK理解したよ^^
しかしこんな時間から息子が真っ赤だなんてお盛んだな^^;
582名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:24:40 ID:T8K/Vtvh
>>581
若気(読める?)の至り…持て余してるっすwwwサーセンwww


さ、今宵の職人の作品にスルーできなかった反省を含めて
全裸で正座をして待たせて頂くんだぜ?
583名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 18:34:55 ID:hLy/erJk
じゃあ俺謝っとく
仕事で上司に嫌がらせされてムカムカしてた
ごめんなさい
584名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 20:42:16 ID:+Q8OvfGB
とりあえず理解したのは原作版蒼星石の可愛さは異常だという事だけだ
585名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 21:08:49 ID:5HoYjnMX
何だよこの一連の煽り合いはwww
牛丼吹いたじゃねーかwwww
586名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 21:16:59 ID:0uEVMV8a
真紅最高
587名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 21:21:44 ID:T8K/Vtvh
>>585
俺も2度程みそ汁吹いてたw
588名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 21:54:57 ID:B5eqjrwL
スルーすら出来ねえし言い訳は厨房レベルとは
589夢の世界限定ローゼンマミー 1:2007/04/19(木) 21:56:31 ID:ukXRww3j
翠星石は夢の世界を出入りする事が出来る。そうやって人の心の樹の世話をするのが
庭師である彼女の仕事でもある。そうして彼女は今夜、皆の眠りと共にジュンの夢の中へと
やって来た。と言っても別にジュンの精神に何か異常があるわけではない。
単純に夢の中のジュンと一緒にいたいだけだった。
「夢の世界なら真紅に邪魔されなくて済むですぅ。」
皆が起きている時、ジュンは真紅と一緒にいる事が多いし、二人の仲がとても良好なのは
翠星石も認めている事実。しかし、翠星石とて真紅に負けないくらいジュンが好きだ。
ただ、真紅程素直じゃない性格が災いし、素直に好きと言えない。
結局チビ人間と罵倒し、脚を蹴っ飛ばしてしまう。本当は好きだと言いたいのに…
けど、夢の世界で二人きりになればきっと…
そう信じて翠星石はジュンの夢の中にやって来た。
「お〜いチビ人間! どうせお前は夢の中でも引きこもって寂しい思いしてるでしょうから
翠星石が遊びに来てやったですぅ! 感謝するですぅ! ってあれ? いないですぅ…。」
不思議な事にジュンの姿が見当たらない。一応確認してみたが、ここは間違いなくジュンの
夢の中である。なのにジュンの姿が無いとはどういう事であろうか…
「おかしいですぅ…ジュン何処ですぅ?」
ジュンを探して歩き回る翠星石だが中々見付からない。次第に不安になって来た。
しかしそんな時だった。
「マンマ〜。」
「え?」
翠星石の前に一人の赤ん坊が現れた。その赤ん坊はヨチヨチと這いながら翠星石の前に近寄り、
スカートを引っ張るではないか。
「マンマ〜、マンマ〜。バブ〜。」
「ちょっと何ですぅ? この赤ちゃんは…、翠星石はお前のママなんかじゃ無いですぅ。
大体お前は一体何ですぅ? 何でこんな所にいるですぅ? もしかして他所の夢から
紛れてきたですかぁ?」
翠星石は困った顔をしながらもゆっくり抱き上げたが、その時彼女はある事に気付いた。
その赤ん坊はジュンにそっくりなのだ。以前のりに見せてもらったアルバムに載っていた
赤ん坊の頃のジュンそのものだった。
「お前まさかジュンですぅ!?」
「アブ〜。」
赤ん坊はゆっくりと頷いた。まさかジュンが赤ん坊になっているとは…
しかしここはジュンの夢の中だ。現実の物理法則など通用するべくも無い。
それ故にジュンが赤ん坊になっていても可笑しくない。現実においても
誰だって童心に返りたくなる事があるのだから、夢の中だけでも
赤ん坊に戻ったって罰は当たらないはずである。
「マンマ〜、マンマ〜。」
「もう違うですぅ! 翠星石はお前のママじゃないですよ〜。」
身体的のみならず精神も赤ん坊に戻った今のジュンは翠星石を母親だと勘違いしている様子だった。
当然究極の少女を目指す薔薇乙女たる翠星石がそれを否定したくなるのは当然だったが…
「ジュン! いい加減にするですぅ! 翠星石はお前のママじゃないですよ!」
「う…びゃぁぁぁぁぁぁぁん!」
ほら、今のジュンは赤ん坊なのだから泣き出してしまった。
590夢の世界限定ローゼンマミー 2:2007/04/19(木) 21:57:08 ID:ukXRww3j
「あ〜分かった分かったですぅ! ママですよ〜。」
「キャッキャッキャ!」
「もうこうなったら仕方ないですぅ…。」
とりあえずジュンは元通りの笑顔を取り戻したが、仕方が無い。
どうせここは夢の世界なのだからと翠星石は少しの間だけジュンの母親になる事にした。
「そう言えばジュンのお母様はお仕事で遠い外国に行ってるってのりが言ってたですぅ…
だからですね…ジュンが寂しがってお母様を求めるのは…。本当にしょうがない奴ですぅ。」
顔では困った顔をしながらも内心そこまで困っていなかった。
むしろ赤ん坊のジュンがとても可愛らしく見えて来たのである。
「ほ〜ら、お前は一体何して欲しいですぅ?」
翠星石はジュンを抱き上げながら優しく揺さぶり、ジュンはとても嬉しそうだった。
すると、ジュンは手で翠星石の胸の部分を撫で回しはじめたではないか。
「マンマ〜マンマ〜。」
「ええ!? 翠星石のおっぱい吸いたいですかぁ!?」
赤ん坊がママのおっぱいを欲しがるのは至極当然の行為である。
翠星石とママと認識している今のジュンもまた例外では無かったのだが
翠星石は困った。何しろ彼女はあくまでもドールなのだから…
「翠星石のおっぱいを吸っても母乳なんて出ないですが…吸い付くだけならやっても良いですぅ…。」
むさくるしい男に吸われるならともかく、赤ちゃんに吸われるのなら
翠星石も許せたし、今のジュンが可愛く見えるのもそれを加速させた。
そうして翠星石はゆっくりとドレスを結んでいる紐を解き、丸々とした乳房をたゆんと露出させた。
流石に水銀燈には敵うべくも無いが、それでも十分大きく形の良い乳房。それをジュンに近付けると
赤ん坊故の小さく柔らかい手が乳房を掴み、かすかにへこんだ。
「あっ!」
思わず声が出てしまう。決して嫌らしい気持ちでやっているわけではない。
赤ん坊であるが故の他愛も無い行為だったのだが、少し乳房を触られるだけでとてもくすぐったい。
「くすぐったいですぅ…でも…何かスベスベしてて柔らかいですぅ…。」
赤ん坊は翠星石の柔らかい乳房をいたく気に入ってくれた。だが、柔らかいのは
今のジュンの手もまたそう。無邪気に翠星石の乳房を触れまわすジュンの手もまた
翠星石に心地よい感触を与えていた。続けてジュンの小さな口がゆっくりと開き、丸々とした乳首に食く。
「あんっ!」
ただでさえ敏感な乳首に食いつかれた翠星石は思わずジュンを引き離してしまいそうになったが
それを我慢して、ゆっくりとジュンが乳を吸いやすい高さに抱き上げ、夢中になって乳を吸う
ジュンの顔を見て微笑んでいた。
「ふふ…母乳が出るワケでも無いのに夢中になって吸ってるですぅ…。って…え…?」
翠星石は異変に気付いた。何と言う事か、本来母乳が出ないはずの翠星石の乳房から
母乳が出ているではないか。
「え…? 何でですぅ…。」
翠星石は戸惑ったが、あくまでここはジュンの夢の中。それ故にジュンが翠星石の乳房から
母乳が出る事を望んだのだろう。だからこそ翠星石の乳房から母乳が出ていたのだが、
それを美味しそうに飲むジュンの顔を見ていると翠星石にとってそんな事はどうでも良くなってきた。
「どうですぅ? ママのおっぱい美味しいですぅ?」
知らず知らずの内にすっかり本当にジュンの母親の気分になっていた。
そうして翠星石はゆっくりその場に座り込み、ジュンの頭を優しく撫でながら
乳房を吸うジュンの姿を幸せそうに眺めていた。が…そんな幸福な一時も長くは続かなかった。
591夢の世界限定ローゼンマミー 3:2007/04/19(木) 21:58:02 ID:ukXRww3j
「あら〜翠星石あんた何やってるのぉ〜?」
「すっ水銀燈!?」
なんと言う事か、水銀燈までジュンの夢の世界にやってきていた。
「真紅のマスターの夢を弄って真紅に間接的な揺さぶりをかけようと思ってたけど
面白い物見ちゃったぁ〜。」
翠星石はジュンを守るように我が身で覆い隠していたが、水銀燈は既にその事には気付いていた。
「赤子に乳あげるなんてぇ…そういうのって薔薇乙女がやる事じゃないと思わなぁい?」
赤ん坊の正体がジュンである事は流石に気付いてはいない様子であったが、水銀燈は
ジュンの姿を見てクスクスと笑っていた。
「翠星石…お父様はお怒りよぉ。それに私はお馬鹿さぁんが嫌いなのよぉ。
もちろん赤子も大っ嫌い! だってうるさいしぃ! うざいしぃ!」
直後、水銀燈は背中の翼を伸ばし、翠星石からジュンを奪い取ってしまった。
「あ! 何するですぅ!? 返すですぅ!」
「嫌よぉ…。だって言ったでしょぉ? 私は赤子が嫌いだってぇ。
それに赤子なんて…赤が付く時点で真紅を連想させて嫌なのよぉ。」
「オギャーオギャー!」
ジュンは泣き叫んだ。勿論水銀燈にとってそれが心地悪い事この上無い事は想像に難くない。
「ほらぁ! こんな煩く泣き叫ぶなんてぇ…これだから赤子は嫌いよぉ…。
だから…始末しちゃうのぉ…。」
「え!?」
翠星石に悪寒が走った。水銀燈はジュンを殺す気だ。嘘でもこけ脅しでもない。
やると言ったらやるのが水銀燈。いくらここが夢の世界だと言っても
ジュンが殺されてしまえば現実におけるジュンの精神にどの様な影響が出るか分からない。
「こら水銀燈! その子を返すですよ!」
「やぁよぉ…。それじゃあバイバァイ…。」
「オギャー! オギャー!」
水銀燈は泣き叫ぶジュンを抱いたまま飛び去り、翠星石もその後を追った。

流石に巨大な翼を持つ水銀燈の方が速い。それ故に翠星石は随分と離されてしまった。
しかしそれでも翠星石は水銀燈を追う。ジュンを取り戻す為に…
「水銀燈待ってろですぅ…ジュンは殺させないですぅ…。」
真紅もいない今、一人で水銀燈に立ち向かうのは確かに怖い。
だがジュンが殺されてしまうのはそれ以上に嫌だった。そしてついに水銀燈を見付けた。
翠星石は庭師の如雨露を出し、水銀燈へ向けて飛びかかろうとした…が…。
「ほ〜ら坊やぁ? ママのおっぱいおいちいでちゅかぁ?」
「…。」
翠星石は呆れて声が出なかった。なんと水銀燈がジュンを大切そうに抱いて
あまつさえ乳を吸わせているという予想外過ぎる光景が展開されていたのである。
「水銀燈…始末するって言って無かったですぅ? ま、そんな事はどうでも良いですぅ…。
さっさとその子を返すですぅ…。」
「やぁよぉ〜。この子は私の子供よぉ。だから私が育てるのぉ。」
「ええ!?」
始末するって言ってたのは一体何だったのか? 水銀燈はジュンを優しく抱きながら
翠星石から遠ざけてしまったではないか。
592夢の世界限定ローゼンマミー 4:2007/04/19(木) 21:58:38 ID:ukXRww3j
「ふざけるんじゃないです水銀燈! その子のママは翠星石ですぅ!
第一お前なんかまともに育てられるわけねーですぅ! 今流行りの子供を虐待死させてしまう
バカ親になってしまうに決まってるですぅ!」
「馬鹿にされた物ねぇ…。でもぉ…まだみんなでお父様と一緒に暮らしてた時、
貴女達姉妹の世話をしていたのが私なのをすっかり忘れてなぁい? それに比べれば
子供一人世話するくらい簡単よぉ。それにぃ…この子だってこんなに嬉しそうに
私のおっぱい吸ってるでしょぉ?」
確かにそうだ。あの時泣き叫んでいたのは何処に行ったのか、ジュンは
水銀燈の乳房を夢中になって吸い付いていた。
「そんな…この浮気者ですぅ!」
「違うわよぉ…。赤ちゃんは純粋におっぱいの大きなお母さんが好きなのよぉ。
だからあんたみたいなペッタンコより、ボインボイんな私を選んだのぉ。」
「ペッタンコじゃないですぅ! 翠星石だって立派に大きいですよぉ! とにかく返すですぅ!」
翠星石は水銀燈に飛びかかり、ジュンを取り返そうとした。しかし水銀燈もそうはさせない。
そうして二人の引っ張り合いが始まった。
「返すですぅ!」
「嫌よぉ!」
「オギャーオギャー!」
「あ!」
二人が引っ張り合えばそれだけジュンが痛い思いをしてしまう。それによってまたも
泣き出すジュンであったが、それに気付いた翠星石がジュンに気を取られて
一瞬力が抜けてしまった隙を突いて水銀燈が完全に翠星石からジュンを取り上げていた。
「私の勝ちよぉ! ほ〜ら今日から私が貴方のお母さんよぉ〜。」
水銀燈は嬉しそうにジュンに優しく頬擦りするが…
「いいえ、その勝負、翠星石の勝ちよ。」
「真紅!」
今度は真紅まで現れた。しかも翠星石が勝ったとはどういう事であろうか…
「水銀燈貴女は気付かなかったのね…。翠星石がその子を気遣って故意に手を離した事を…。
それに気付かずにただ引っ張り取り上げる事しか考えられない貴女にその子の母親になる資格は無いわ。」
「…。」
水銀燈は声も出なかった。そして負けを悟ったのか、翠星石にジュンを手渡し飛び立つ。
「まあ良いわぁ! 今日はあんた達に花を持たせておいてあげるぅ!」
そう言って水銀燈は去っていったが、ジュンを無事取り戻す事が出来た翠星石は
安心してジュンを抱こうとした…がしかし、真紅に取上げられてしまった。
「あ! 真紅! この子をどうする気ですぅ!?」
「何って決まってるじゃない。この子は私に仕えるの。今はまだそれが出来ないけど
私の忠実な下僕になるように育てていくつもりよ。」
「そ…そんな〜…。」

…と、そこで翠星石は目を覚ましてしまったわけだが、
夢の中でも真紅にジュンを取られてしまった彼女は少し落ち込んだ。
とはいえ、そんな事でめげる翠星石ではない。次こそは真紅からジュンを手に入れる。
その想いを強めていた。
                   おわり
593589-592:2007/04/19(木) 22:03:21 ID:ukXRww3j
ドールズの持つ母性に焦点を当ててみたこの話。
でもぶっちゃけ赤ん坊化したジュンが翠星石と水銀燈の
乳を吸うくらいしかエロいと思えるシーンが無いのが辛いorz

最初は不思議な力で赤ん坊に戻ってしまったジュンを
翠星石が母親代わりになって一から育てる的な話を考えてたけど
今の形になった。水銀燈と真紅の登場も本来は予定になく、
赤ん坊ジュンと翠星石のほんわか系にするつもりだったけど
結局今のように(以下略)

>>564
一葉ネタはあんまり使われて無いから新鮮に感じた。
続きが気になる。

>>585
牛丼は卵かけご飯的に生卵を混ぜて食べるのが好き。
594名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:22:52 ID:Ge0gQwbl
バトルになるかと思えば大岡裁きか
堪能させて貰った
595名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:36:24 ID:+Q8OvfGB
エロかどうかは別としておいて面白かった
596名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 23:32:52 ID:sgjlMihD
水銀燈が動き始めたのは真紅より後だから他のドールの世話してるのはおかしいんでないっけ?
まぁ原作がそこら辺描いてないからなんともいえないけど。
ともあれGJ、超和んだ。
597589-592:2007/04/19(木) 23:41:40 ID:ukXRww3j
>>596
ちなみにそれはオーベル独自の設定で
原作の方は未完成で放られたわけでも腹なしなわけでも無いし
普通に最初に完成して稼動してたと思われる。
ただ、ローゼンが姿を消す前はみんなで一緒にくらしてたってのは
あくまで仮定というか想像というかだけど…
やっぱあんまり細かい事は考えない方がいいかもorz

でもまあとにかくみんなサンクス
598名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 01:10:57 ID:EAkN+jXX
>>596
原作とアニメはストーリーも設定も全然違うから、あまり混同させないほうがいいぞ
まぁ二次創作はミックスしてるのも多いけど
599名無しさん@ピンキー :2007/04/20(金) 08:15:16 ID:Jxu3skWF
蒼星石なんかはアニメと原作ではかなり性格が違うけど
二次創作では混同してる人が多いからなあ
600名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 09:27:33 ID:eNh87eHi
SSでは原作蒼少ないよな。いじりにくいキャラであるのは確かだが
このスレで原作に近いのは水晶の星空の蒼かな?
あれもアニメの世界観に原作蒼が出てるっていう混同があるんだけど
原作蒼がもっと増えることを切に願うよ
601名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 10:19:04 ID:ZVi+7MCO
アニメ厨死ね
602名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 19:34:15 ID:OzfIq30K
アニメは薔薇すぃがいるからな
原作は水銀燈に腹があるし
603名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 21:44:29 ID:Sf3oa7zz
銀様はアニメ原作ともネタにしやすいな

アニメは真紅に対するコンプレックスが凄まじく
原作はJUMとのフラグがあって
604名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:07:39 ID:EAkN+jXX
俺もJUM銀は好きなんだが、JUM銀好きは真紅とめぐをなきものにしようとする傾向がある
605名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:27:59 ID:adLpDNzc
原作5巻と6巻に銀の全裸出て来たけどちゃんと腹あった
606名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:23:51 ID:88AcXrL/
めぐはアイマスでも好評活躍中だから問題無い。
真紅は純粋過ぎるのが罪さ……俺は好きだぜ…
607名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:16:31 ID:PKKXrpSl
アイマスって何だ?
608名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:17:46 ID:/A8CY7EZ
アイドルマスター
609名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 07:51:03 ID:VSTRFUOo
あずさww
610名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 07:53:53 ID:rn880eyp
ちょwやっと分かったwwwあずさwwww
611名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 10:30:49 ID:GhFvOvg0
喘がせたことある
612名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 12:40:28 ID:tUza4Gc1
>>597
いやスマン。
ローゼンのSSはアニメ寄りが多いから無意識のうちにアニメ設定で見てたよ。
原作はちゃんと見てるんだけどな。
613名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 14:28:01 ID:P3DYnPIi
>>604
あの時ぜったい乳首ポロリだったろうな。
614名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 14:28:50 ID:P3DYnPIi
>>613
アンカーミス
>>605
615ローゼンに失望 1:2007/04/21(土) 16:12:25 ID:9r0+JOKj
水銀燈がアリスゲームを制してアリスへと昇華し、ローゼンの下へ旅立って数日が経った。
真紅を初めとするドールズが姿を消した桜田家はまるで灯が消えた様に寂しくなっていた。
「くそっ! あんなにあいつ等が僕の前から消えてくれれば…って思ってたのに
何でいざ本当に消えたらこんなに寂しいんだよ!」
ジュンは机を叩いた。これがアリスゲームの宿命。アリスになれるのは7体の内の1体のみ。
ジュンと暮らしていたドール、真紅もまたジュンの目の前で水銀燈にローザミスティカを
奪われた。しかし、今更水銀燈を怨む事はジュンには出来なかった。
その勝負は双方の合意に基いて行われた正統なアリスゲームであったからである。
そしてアリスゲームに敗れたドールズは皆水銀燈の糧となり、アリスとなった
水銀燈もまたジュン達の前から姿を消した。
「静かだ…でも以前の僕はこんな物を望んでいたのか?」
ジュンだけじゃない、姉であるのりもそう。各ドールズのマスターだった他の皆も
きっと寂しい想いをしているのだろう。ローゼンメイデンと言うきっかけの下で
知り合い、仲良くなった者達もいた。しかしドールズが姿を消した今、それも全ては空しい。
本来ならばそれが普通の生活と言う物なのだろうが、ドールズとの賑やかな生活に慣れた
ジュンにとても耐えられる代物では無かった。が…そんな時、突然一階の鏡の部屋から
何かが落ちるような音がした。
「ん? 何だ?」
ジュンが鏡の部屋に向かった時、何とそこには水銀燈が倒れているではないか。
アリスになってローゼンの下へ行ったはずなのに…と言うかしかも彼女の特長たる
漆黒のドレスが無く、一糸纏わぬ全裸体となっていた。一体何が…
「コイツ…一体何で…。」
正直ジュンは真紅を殺された恨みを晴らしてやりたかったが、その気持ちを抑え
水銀燈を抱えて自室に戻り、ベッドに寝かせた。それと、全裸だと可哀想なので
部屋に余っているシャツを着せてやった。

「あ…ここは…。」
「やっと起きたか…お前一体何があったんだ? お父様の所に行ったんじゃなかったのか?」
水銀燈が目を覚まして早々、ジュンは問い詰めた。アリスとなってローゼンの下へ行く事に
最も執着していたはずの水銀燈が何故桜田邸の鏡の部屋にいたのか、それをまず訪ねたかった。
「そ…それは…。」
「え?」
水銀燈の目に涙が浮かんでいた。何時もの彼女ではない。その姿…ジュンの知る
漆黒の堕天使と形容しても違和感無い程の凶悪なイメージとはかけ離れた弱々しい物だった。
「お父様が…お父様が…あんな下衆だとは思わなかったわぁ…。」
「え!? 下衆!?」

水銀燈がはジュンに話した。アリスとなってローゼンの下へ昇った水銀燈が体験した事を…
616ローゼンに失望 2:2007/04/21(土) 16:13:37 ID:9r0+JOKj
「おめでとうアリス。私は君と会う日を何百年と待っていたよ。」
「お父様…。」
ローゼンは水銀燈を優しく抱き、水銀燈もまた嬉しそうに抱かれた。
まさに父と呼ぶに相応しい程に大きく温かいローゼンに、水銀燈は
これから始まる愛する父との新しい生活にときめいていた。
しかし、それからすぐにローゼンが水銀燈を連れて行ったのはベッドの上だった。
そして突然裸になり、また手慣れた手付きで水銀燈のドレスを脱がし始めたではないか。
「ちょっとお父様! 突然何をするのぉ?」
思わずローゼンの手を払って離れる水銀燈だが、ローゼンはそれが信じられない顔をしていた。
「何って…決まっているじゃないかアリス…。これから二人は交わるんだよ。」
「…。」
水銀燈は愕然とした。ローゼンは水銀燈とSEXがしたいと申していたのである。
「な…何よそれぇ! 何処の世界に実の娘とエッチする父親がいるのぉ!?」
「ここにいるじゃないか! さあ早くこっちに来なさい。それとも私が嫌いなのかい?」
「そんな事無いわぁ! 私はお父様を愛してる! でも…違う! こんなの違う!」
確かに水銀燈はローゼンを愛している。しかし、あくまでも父親として愛したかった…。
ローゼンには父親として娘の成長を祝福して欲しかった…。しかしローゼンがやろうとしている事は違う。
明らかに水銀燈のカラダを求めている。究極の少女アリスとなった水銀燈とSEXをしたがっている。
そんな事水銀燈は望んではいない。
「違う! こんなの違う! お父様は間違ってるわぁ!」
「間違ってないよ。私がアリスを求め、君達を作ったのは全てこの日の為だったんだよ。」
「そん…な…。」
ローゼンの告白に水銀燈は自分の全てを否定された気分になった。
ローゼンがアリスを求めたのもローゼンメイデンを作ったのも、自分専用の
最高のダッチワイフを手に入れる為以外の何者でも無かったのである。
「こんな…こんな事の為に…私達は…。」
真実を知った水銀燈はとてつもない程の罪悪感に襲われた。
こんな事の為に…こんな馬鹿らしい事の為に姉妹同士で殺し合い、また沢山の人々を
巻き込み犠牲にして来たのだから…。
「私がやろうとしている事は何か間違っているかい? でもね、男はみんなそうなんだよ。
誰だって美しい女性と交わりたいと思ってる。女性だって良い男と交わりたいと思ってる。
人間とはそういう生き物なんだよ。それに文句があるなら男女と言う二つの性をお作りになった
神様に言うしかない。」
「で…でも…実の娘と交わる父親なんて…間違ってるわぁ!」
水銀燈が異性に興味を持った事が無いと言うと嘘になる。しかし、いくらなんでも
実の父親と交わるなどと言う事が出来るはずがない。だがローゼンはそれをやろうとしている。
実の娘である水銀燈と交わろうとしている。
「いいからこっちに来るんだアリス!」
「い…嫌…。」
「私の人形のくせに偉そうな口を叩くな!」
「!」
この一言で水銀燈はローゼンの本心を知った。確かに水銀燈は長い間
ローゼンとの暮らしを求めるあまり彼を神聖視していたのかもしれない。
彼女の持っているイメージと本当のローゼンとのギャップに戸惑う事もあったかもしれない。
しかし、そういう言葉では片付けられない程本当のローゼンは下衆すぎた。
「こうなったら実力行使だ!」
「い…嫌ぁ!」
ローゼンは力ずくで水銀燈のドレスを剥がし始めた。気遣いなどまったく感じられない乱暴。
ドレスがビリビリに引き裂かれて行き、水銀燈は全裸にされてしまった。
「フフフ…美しい…美しいよアリス…。愛してるよ…。」
「い…嫌ぁ! こんなの愛じゃないわぁ! ただのレイプよぉ!」
水銀燈は力を振り絞って逃げた。翼を広げ、ひたすらに逃げた。
そして死に物狂いで逃げた先が桜田邸の鏡の部屋だった。
617ローゼンに失望 3:2007/04/21(土) 16:14:13 ID:9r0+JOKj
「そんな事があったのかよ…。」
「う…ん…。」
「で…お前はこれからどうするんだ?」
水銀燈は答えられなかった。ひたすらアリスになる為に…ローゼンの下へ昇る為に
他を犠牲にして来た上に、ローゼンさえ拒絶した彼女に帰る場所など無いのだから…
「なさけない話よねぇ…。究極の少女アリスになったはずなのに…現実はこうなんだからぁ…。」
水銀燈は自虐を言いながら涙を流す事しか出来なかった。そしてその姿、かつての敵であったとはいえ
ジュンにとっても見てて楽しい物では無く、むしろ痛々しい物だった。
「少しの間くらい僕の家で面倒見てやっても良いか…。おっと勘違いするなよ!
まだ真紅達を殺された恨みは残ってるんだ。どっか行くなら真紅達のローザなんとかとやらを
置いてからにしてもらわなきゃならんしな。」
「あり…がと…。」
もしこれが今までの彼女であるならば、ジュンに生意気な口を叩かれた時点で
次の瞬間漆黒の翼がジュンを切り裂いているに違いない。しかし、今の水銀燈には
その気が全く起きなかった。
「ったくしょうがないなぁ…。」
ジュンは机に向かい、何やら図面を引き始めた。
「何をしてるのぉ?」
「出て行くにしてもそんな格好じゃ可哀想だからな…前のと同じとは言い難いけど…
僕がなんとか新しい服を作ってやるよ…。」

とまあ成り行きとして水銀燈を桜田家で面倒を見る事になった。
かつての敵であった彼女であるが、のりにとってはそんな事どうでも良いらしく
真紅ちゃんの新しいお友達ねー感覚でまた張り切って料理を作り始めた。
水銀燈も水銀燈で、それまであんまり良い物を食っていなかったらしく
かなり喜んでいたのであるが、そんな事はこの際どうでも良いだろう。

桜田家で面倒を見る事になってから水銀燈は穏やかになった。
むしろ何か企んでいるのではないかと疑ってしまう程である。
しかし、これはこれで仕方の無い事なのかもしれない。彼女はアリスゲームに勝つ為に、
アリスになる為に、ローゼンの下へ昇る為に全てを賭けて来た。その為にあえて非情に徹し
どんなに憎まれようともその目的を達成しようと頑張って来た。だが実際はどうだ。
理想と現実の余りの違いに水銀燈は己の全てを否定されてしまった。
だからなのだろう。現実を知って初めて自分のして来た悪行に気付いた。
そして罪滅ぼしの為なのだろう、彼女は進んで家の手伝いなどをするようになった。
そんな事をやった所で何にもならない程の罪を重ねて来た事は彼女が一番分かっている。
だが、それでも何かしなければ気が休まらないのだろう。
618ローゼンに失望 4:2007/04/21(土) 16:15:10 ID:9r0+JOKj
そしてそれとはまた別に可笑しな事をするようになった。
トイレに篭ったり、下剤を飲んだりなどである。
ドール故に排泄行為をしない水銀燈がそんな事をしても無駄であるのに
何故そんな事をするのかと言うと、自分が奪って来た他の姉妹のローザミスティカを
出す為なのだと言う。彼女は反省しているのだ。とにかく姉妹を元に戻して
ちゃんと謝って、また一からやり直したいとそう考えていたのだろうが、
あんまりやりすぎてジュンにとっても痛々しく哀れに思えてしまう程であった。
挙句の果てには包丁で自分の腹を裂いてまで取り出そうとする始末。
「何が究極の少女アリスよぉ! こんな事も…こんな事も出来ないなんてぇ!」
「ああもうあんまり無理するな!」

数日後、ジュンの作った水銀燈の新しいドレスが完成した。
デザインを何とか思い出しながら作った物だが、別に写真などが残っているワケでも無い為
思い出せない部分もあり、そこはジュンオリジナルの要素でカバーした故に
本来のドレスとは若干異なる部分もあったが、これはこれで水銀燈は気に入ってくれた。
「そうよねぇ…。あんたタダのヒキコモリじゃないもんねぇ…。真紅が認めたマスターだものねぇ…。」
ジュンが持っていた水銀燈のイメージが変わったように、水銀燈の持っていたジュンのイメージも
一変した。それまでは何の取り得も無いただのヒキコモリであると思っていた。
そんな男をマスターとする真紅なんて簡単に勝てると思っていた。
確かに水銀燈は真紅に勝ってアリスになった。しかし無傷とはいかず、負けていたとしても
おかしくない程の苦戦を強いられた。何故? あんなヒキコモリがマスターであるのに
何故こうも苦戦した? そう…彼はただのヒキコモリでは無いのだと。
ジュンがただのヒキコモリなら真紅は愛想を付かして別の人間をマスターにしていたはず。
翠星石や雛苺もジュンから離れていったはず。しかしそうはならなかった。
むしろドールズがジュンを中心に回っているかのように、彼は好かれていた。
ジュンには真紅達を引き寄せる何かがあったのか…それは水銀燈には分からない。
だが真紅達がジュンを好いていたその気持ち…今の水銀燈には分からないワケでも無くなっていた。
そして…その日の夜にそれは起こった。
619615-618:2007/04/21(土) 16:16:54 ID:9r0+JOKj
とりあえずJUM×銀ネタ。
ここまではまだ大したエロ無いけど
そこはまあ次から…ね…
620名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:28:25 ID:GhFvOvg0
ローゼン外道だなw
621名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 17:08:35 ID:ooAfAzm9
まぁローゼンなんてどうせただのロリコンペドフィリアピグマリオンコンプレックス野郎だろ
622名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 18:36:41 ID:WDDyK+3Z
何その俺
623名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 20:21:26 ID:mPyXgTui
ローゼンは俺だったのか
624名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 20:31:19 ID:fwtsFpjR
俺はそこまでオールラウンダーじゃない
625名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 20:35:29 ID:l7fJfiHU
これをオールラウンドと言える>>624は随分偏った嗜好をお持ちのようだ
626名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:00:04 ID:ooAfAzm9
ピグマリオンコンプレックスをカバーできるほどオールラウンダーじゃないってことじゃね?www
627名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:25:17 ID:5rYoEK4z
今投下されたやつの概要を誰か3行で説明してくれ
嫌な予感したから見てないんだが、凌辱NTRものだったりしないか?
628名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:30:17 ID:NRRplvo5
しない
未遂だな
629名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 22:01:22 ID:5rYoEK4z
thx。未遂か。スルーしとくわ
できれば投下の際はできれば注意書きがあると有り難いんだが…
630名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 23:08:14 ID:I4wb1V/r
いつからか、ただ何となく毎日を過ごすようになった
学校ではおとなしい優等生のレッテルを教師・級友から貼られ
家では親の言いうことをよく聞く良い子を演じさせられ
父の言い付けで続けている剣道も辞めたいと言いだせない

家でも学校でも私は孤独だった

そんな私があの―
幼い一人でいることを極端に恐れ嫌う
人形の契約者に選ばれたのは―
ある意味必然だったのかもしれない

今その子は別の家に住んでいるが
私はもう一人ではなくなっていた

その子がきっかけで再び交流を持つようになった
かつての幼なじみ、桜田ジュン

彼だけが本来の「柏葉 巴」を知っていた

図書館に行けば必ず居る、彼と一緒に過ごすことが

私のささやかな楽しみになっていた

そして
明日も彼にまた会えるだろうか
どのような会話をするのか
彼のことを考えながら

自分の秘所に指を伸ばし
今宵も果てる
631名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:34:02 ID:DdSlZpAg
ざわ……………ざわ…………
632名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:47:30 ID:h8/xRPgo
>>630
あなたが憎らしい〜♪
633名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:47:34 ID:sImY4cKg
やっぱりSSってオリキャラだすと評判悪いの?
634名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:58:21 ID:WCRNCoHT
場合によるだろうな。まぁ評価などそう気にせずに何でも投下してくれよ
俺などGJ以外は認識できないよう脳を発達させているくらいだぜ
635名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 00:58:58 ID:+SA0JgtW
>>629

結局なんにもなかったんだし、注意書きとか必要ないだろ。
普通に純愛系だ。
レイプ未遂とかあってローゼンは外道だなって思うけど、
気にしなくていいレベルの描写だったし、これはジュン×水銀燈ものとしてはいい作品になりそう。
636名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:01:35 ID:V1O4H5/S
その場限りの陵辱要員程度ならいいんじゃね?
前にあったマネキン男とか。
637名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:04:34 ID:+SA0JgtW
>>633
オリキャラがメイン、主人公なら絶対反発食らうね。
ある程度活躍するなら原作のキャラとの関連性とか設定を立てたうえで
高い執筆能力ないとほとんどがスルーするんじゃない?

村人A,B程度の扱いなら全然問題ないだろうけどさ。
638名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:28:17 ID:wEgSRXAs
陵辱ものならオリキャラ×原作キャラでも気にならないが
それで和姦や恋愛絡みってのは、作者がオリキャラに自己投影してるのが見えるので
俺は読まない事にしてる
639名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:31:00 ID:cvcJHKN4
ギャグ物でうまく溶け込ませてあるならオリキャラもありだな
なんであれ書く人のセンス次第かと
640名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:36:25 ID:h8/xRPgo
>>638
同人だけど蒼星石のマスターが活発そうな男の子
だったんだがアレはアレで中々良かった
まぁメインじゃなく、あくまでサブなら
問題ないんじゃないかな
オリキャラ出てきただけでファビョる奴は無視すればいい
641名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 01:37:50 ID:+SA0JgtW
確かに陵辱要員以外のオリキャラって、
そのキャラをどう動かすかは書き手のセンスに委ねられるな。

それこそこっちにフィルターがかかってないから
書き手の技量が並以下だと話自体が一気に糞になるし。
642名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 02:28:07 ID:vAETVtNJ
二次創作でオリキャラは基本的に禁じ手だろう。たとえエロパロでもな。
凌辱ものでも、レイプするやつに名前や人格とかのしっかりしたキャラ設定がでると反発でる
643VS巨大薔薇水晶:2007/04/22(日) 02:40:12 ID:rlaALlNT
>>323

 その振動に揺られつつも、ジュンは螺子穴を探す。
 見回した限りでは……ない。そこいらを撫で回してみても……勿論ない。当然呼べども返事はない。
ならばとばかりに自分が止まっている場所、ズロースの縁に手を差し入れてみれば……あった。
「あったぁ!」
 莞爾と微笑み螺子穴を攻めんとするジュン。だが背後には巨大薔薇水晶の手が迫っていた。
「っと!」
 ドレス越しに危険を察知したジュンは、ズロースの縁をおっかな吃驚渡った。螺子穴のことは後回
しにして、背中から一路、脇腹の辺りまで急ぐ。
 動く度に手足や顔、体が、巨大な人形の柔肌をくすぐった。

『や…ひぁっ!』

 巨大薔薇水晶の体が、ぎゅう、と強張る。
 スリップの中を虫が這うような感触に、怖気だった。
『ぁ…や……くすぐっ…た……ぅ!』
 だが、同時にくすぐったさと、
『うぁ…あはっ、んん……』
 若干の心地良さを感じていた。
 お腹をさわさわと撫ぜられるような感触が、特に良かった。
 身を硬くしつつも、どこか弛緩するような……。

『いッ、いい加減に!』

 気がしつつも、薔薇水晶はそんな気持ちを振り払うが如く、胸元から手を入れて、お腹で狼藉を働
くジュンを捕まえにかかる。

「うわあぁ――」 
 程無くして、ジュンの足を掴むことに成功した。
644VS巨大薔薇水晶:2007/04/22(日) 02:41:23 ID:rlaALlNT
 そのまま、ぐぐい、とジュンは引っ張られる。
 人工精霊が外にいる以上、最早ジュンに為す術は皆無。
 とても、全く以って、凄く、非常に、途轍もなく、如何しようもなかった。
 ドールとはいえ、女子の下着の中にまでお邪魔した男子の行く末は容易に図れるところ。
 愛し合う仲なら睦み合うところかもしれないが、今のジュンなら『ぐしゃ』か、もっと凄惨な目に
遭うと見て相違あるまい。
「ああもう! 冗談じゃ無いぞォ!」
 引っ張り出された時、それが彼の人生の終焉となるだろう。
「な、ないか! なにか摑まるモノ――」
 必死にスリップの生地を掴もうともがくが、手は悉く空を切ってしまうばかりだ。
 何か彼が掴まるものはないのだろうか?
 何か彼がしがみ付くものはないのだろうか?
「あっ、あッたッ!!?」
 あった。目の前に――。

『あっ!!?』

 それは、なだらかな隆起の上で自己主張する突起。
 形は丸みを帯び、色はほんのり綺麗な桜色。
 それ、に触れられた瞬間、薔薇水晶は驚きの声を上げる。
 ジュンはそれが何であるかも判らぬまま、兎に角しがみ付いていた。
『あ……れぇ。あッ!?』
 柔らかく弾力に富み、縋るには些か頼りない。
「あ、硬く……」
 それも束の間、急に硬さを増して抱き付くに善し。
 と言っても小さな突起である為、しっかりと抱き締めねばならない。
『んッ! や…やめ! 離しなさい! あぁッ、あっっ!!』
 両腕できゅうきゅう絞め上げるように抱くと、巨大薔薇水晶が騒ぎ始めた。
645VS巨大薔薇水晶:2007/04/22(日) 02:48:18 ID:rlaALlNT
 ジュンの手が、腕が触れる度、今まで味わったことのない、未知の刺激が薔薇水晶を襲う。

『っ!? あッ、ふぁッ……い、一体これって…あッ!!?』

 ピンと張り詰めた、謎の器官。
 どう考えても乳首です、ありがとうございました。
『ん…やぁ……は、離し…離せぇ! 変態ぃ!!』
 その敏感な処にぶら下がるジュンを引っぺがそうと、薔薇水晶はムキになってジュンの足を引っこ
抜かんばかりに強く引いた。
「う! な、何のこれしき!」
 これが逆効果。返ってジュンは強く掴まり、乳首への絞め付けも余計にキツくなる。
 おまけに彼を引っ張ると、自らの果実をも引っ張られるではないか。
『んぁッ! !!!?』
 脳髄から一気に電流が走り、全身にビリリとくる麻痺感。
 若干の痛みこそあれど、さして不快ではない。
 寧ろ心地良い。
 ちょっと感じちゃっていた。
『…うっ! 離して! ……バカ! エッチ! 変態!』
 巨大薔薇水晶は真赤になってグイグイとジュンの足を引っ張る。
 当然のことながら、乳首もまたキュ〜っと引っ張られた。

「え!? あ……ご、ごめん!!」
 この辺で、ジュンは自分がナニを掴んでいたのかに気付き、慌てて腕を解いた。
 開放された反動で、乳首がピンと跳ねた。

『――――――ッッ!!?』
646VS巨大薔薇水晶:2007/04/22(日) 02:50:40 ID:rlaALlNT
と、ここまで書いて本日は退散させて頂く。
遅筆な上にクオリティも低下中だが、御容赦願いたい。

そして、連載中の諸作品に激しく期待。
647名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:16:45 ID:OGABWThF
〜最初に蒼星石が届いていた場合〜


   ,lヽヘ/ヽ  うるさいなぁ・・・・人形のくせに
  <     へ 
  / ノlノ^^ノノリ>、        ┌──┐
| ̄ヾcリ口 _ 口ゝ        .i二ニニ二i
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\.      (((/从从i  マスター、朝だよ
|  \         \    从゚- ゚ ||W  ちゃんと起きないと体に毒だよ
|   \         \   ⊂L介 (つ
\   |⌒⌒⌒⌒⌒⌒|.   〈__l__〉
  \  |         |   〈_ハ_〉
   \ |_______|    






   ,lヽヘ/ヽ ・・・・・・
  <     へ 
  / ノlノ^^ノノリ>┌──┐     
| ̄ヾcリ口 _ 口 i二ニニ二i   
|\⌒⌒⌒⌒∩i´ノノノヽ)))
|  \   ⊂⌒´Wリ゚ -゚ノリ   起きるまでこうだからね
|   \   `ヽっ/⌒/⌒/c
\   |⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
  \  |         |
   \ |_______|
648こうですか? わかりません><:2007/04/22(日) 03:21:05 ID:rgOGt5wv
桜田ジュンは進級して(形式上のことだが)間もないある日、妙なダイレクトメールを受け取った。
『巻きますか? 巻きませんか?』
 大して疑いもせず、彼は肯定に丸をつけた。どうせヘンなオカルト信者の世迷言だ。精々楽しませてもらおう。

 翌日、彼が目を覚ますと、立派なカバンが絨毯の上に鎮座していた。ジュンは眼鏡をかけてじっくりそれを見てから、恐る恐る蓋を開ける。
姉が部屋に入ってまでここにおいておくわけがない。
 そこにあったのは、一体の人形。
 蒼を基調にした、可愛らしい人形だ。ジュンはそれを抱き上げ、しげしげと眺めた。
「呪いの人形か? それにしても、よくできてるなぁ」
 ずり落ちそうなシルクハットを支えつつ、ベットに立てかける。思春期真っ盛りの少年は、周囲に首を巡らせてから、ズボンを下ろした。
「女、か」
 他に何かないのかと、ジュンはカバンを見直す。すると、細かな細工を施された螺子があった。
――『巻きますか? 巻きませんか?』
「これのことか?」
 人形の体を無造作に調べると、背中にそれらしき穴を見つけ、彼は差し込み、まわした。まあ、古そうなつくりからして、ギクシャクした動きを見せる程度だろう。
しかし、からくり人形とは斬新だな。高級なアンティークを送りつけて、高額な支配金を取ろうという魂胆だろうか。
 ジュンの目の前で人形が微動し、目を開けた。よくできているなぁとジュンが感心していると、その人形は口を開き、こう言った。
「あなたが螺子を巻いてくれたんですか?」
 ジュンは驚いた。呪いの人形は今までたくさん見てきたが、こんな風に行動する人形は見たことがない。
「な、なんだよこれ!」
「ああ、そうか。先に名乗っておくべきでした。僕は蒼星石。ローゼンメイデン、第四ドール」
 礼儀正しく一礼。そんなことを聞いたジュンは、さらに混乱し、落ち着いて話を聞き入るまで、数分を要した。
649青二才:2007/04/22(日) 03:22:16 ID:rgOGt5wv
「それでその、『アリス』を目指すために、姉妹で競っているわけか?」
「はい。アリスとは至高の少女。最後に残った一人が、その高みに到達できるんです」
「それに勝ち抜くために、契約者を探していると」
「はい。……なっていただけますか?」
 説明をすべて聞き終えたジュンは、どんよりした瞳に蒼星石を映すのを止めて、パソコンを立ち上げた。
「いやだね。何で僕がそんなことをしてやらきゃいけないんだ」
 ただでさえ、自分は外出できない身の上なのだ。そんな争いに巻き込まれたくはない。
「そうですか……」
 会話が膠着状態になったところで、姉の桜田のりが部屋の扉を開いた。彼女のその後発言により、これからのことは有耶無耶になったまま、会話は終了。
なし崩し的に、蒼星石という人形は桜田家にその身を置くことになった。なにせ、下手に動けばミーディアムなしで戦う羽目になる上、人目につくと面倒なのだ。
 蒼星石がこの生活に順応するのに、それほど時間はかからなかった。部活で忙しいのりのために、家事などを積極的に手伝い、姉を敬遠しているジュンのパイプ役になったりと、
徐々に重要な存在へと変わっていく。
「もう止めろよ」
 そんなある日、とうとうジュンは口にした。鬱屈した精神をもつこの少年には、人の優しさはつらく感じていたのだろう。
「僕は契約しないって言ってるだろ!」
「それでも、いいんです」
 怒鳴るジュンに向かって、蒼星石は答えた。
「あなたは僕の螺子を巻いてくれました。僕はそれに報いる義務がある」
 彼には理解できなかった。自分の周りには、こんな奴いただろうか。ここまで他人を優先し、自分を犠牲にする奴が。学校には利己的で、馬鹿な奴しかいなかった。
彼女がいたら、自分の人生はいい方向に変わっていっただろう。ジュンはそう思った。
 植えつけられた恐怖と猜疑。だけど、この人形なら信じてもいいんじゃないか?
 どうせ誰にも必要とされない僕だ。
 この命、くれてやる。
「どうすればいい」
「え?」
「してやるよ、契約」
 蒼星石は初めて笑った。そんな顔もできるんだな、とジュンは顔が熱くなっていく。
「この指輪に、口付けを」
 促されるままに、ジュンは唇を差し出された指輪に落とした。その瞬間、指の一本に焼きつくような痛みと、眩しい光が放たれる。
「改めてよろしく――マスター」
 
 一方そのころ、とある住居では――
「おじじ。私が頼んだのは紅茶よ。日本茶じゃないわ」
「こらあ真紅! おじじを少しは労わるですぅ!」
 赤い服と緑の服の人形が畳の上で喋っていた。一体は真紅、もう一体は翠星石。どちらもローゼンメイデンシリーズのドールである。なんの因果か、二人は同じ場所に降り立っていた。とても奇怪な光景である。
「ははは。いいんじゃよ、翠星石。すまんのう。紅茶など飲まなくてな。ティーパックもないわい」
「なら買ってきなさい」
「真紅!」
 ぎゃあぎゃあ言い始めた二体の人形を穏やかに見つつ、老人――柴崎元治は病床に伏した妻を思った。
(マツ、早く起きてくれんと……わしに女の子二人は荷が重過ぎるわい)
 柴崎は色あせた写真を手に取り、ほこりを払った。過ぎた年月をあらわすように積もったほこりは、ぱらぱらと舞う。
(お前もそう思うだろ?)
「おじじ! お前もなんか言ってやるですぅ!」
 柴崎は微笑を浮かべて、写真を元に戻した。その写真には、彼の今は亡き息子が写っている。


 力をフルに使うことが可能になった蒼星石は、nのフィールドを放浪していた。目的は心の樹の成長妨げる雑草の伐採。
契約はしてもらったが、いたずらに戦闘をけしかけて彼の命を酷使するわけにはいかない。
 扉の一つを潜ると、大きな木にもっさりと雑草が生えていた。鋏を取り出し、ほいさほいさと切り落とす。
いい仕事したと蒼星石が額の汗を拭い、別の場所へ旅立った。


「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!」
 おばばこと柴崎マツ、ここに復活である。CVは決してあいつではない。念のため。
そこで茶を楽しんでいた二体と一人、ドン引き。片腕をつきあげて直立した妻を見て、夫は首をぶんぶん振った。
たしかに起きてくれとは頼んだが、もっと感動的に起きてほしかった。
 人形二人は、抱き合って子ウサギのようにぶるぶる震えている。自分たちが一般的恐怖の対象であることなど、どこ吹く風だ。
「す、翠星石。何とかなさい!」
「いやですぅ、怖いですぅ!」
 真紅は「行くあてを間違えた」と激しく後悔し、「こんなとき妹がいてくれたら」と切望した。原因がその妹だと知らずに。
「ま、マツ。大丈夫か……? その、色んな意味で……」
「あたぼうよ」
 全然大丈夫ではない。あの慎みある妻はどこいった。あのおしとやかな大和撫子は幻影だったのか?
「うおうおう! ちっとばかし寝ちまってる間にきゃわいいお譲ちゃんが二人もいるじゃねえか!」
 逃亡を図ろうと鏡台へそろりそろりと移動していた二人が固まった。運が悪い。その間に、マツは二人を抱き上げた。
どちらも暴れたが、それがじゃれていると解釈されたらしく、機嫌をそこねることはないようだ。
「HAHAHAHA。元気があってよろしい!」
 そのあと、阿鼻叫喚といっても差し支えないほどの悲鳴が周囲を騒がせたが、ご近所はただならぬものを感じ、見て見ぬふりを決めた。
 感情とは、蓄積するものである。その積み重なりをせき止めていた雑草が排除されたことにより、爆発したのだ。

「どこ行ってたんだ?」
「前に話したnのフィールドだよ」
 勤めを終え、物置部屋の姿見から蒼星石は帰ってきた。契約した際に、『敬語は止めろ』と言われたので、最初よりいくらか砕けた話し方をしている。
「ふぅん。まあ、ほどほどにな」
 契約してからというもの、ジュンは部屋に篭らなくなった。パソコンはするが、ブラウジングの程度にとどまっている。
 回復の兆しだとのりと蒼星石は喜んだが、ただの自暴自棄である。死ぬことを念頭に置くと、大抵のことはどうでもよくなる。
それを覚悟と呼ぶかどうかは、ジュンには分からなかった。
「昔に比べて、雑草がよく生えてるんだ。皆病んでるんだよ。ジュン君だって……」
「僕のことはどうだっていい」
 ひょいっとジュンは蒼星石を抱え上げた。前に教わった抱っこだ。
「え?」
「散歩に行こう」
「でも君は」
「いいんだ、別に」
 そうどうだっていい。世間体も、級友の嘲りも、どうでもいい。吠えたければ吠えていろ。
 目を白黒させる姉を尻目に、ジュンは外出した。昔は当たり前に通っていた道が新鮮に感じる。
「いいの?」
「なにが」
「誰かに会ったら、辛いんじゃないかな」
「そう思うなら、静かにしていろ」
 抱き寄せられた蒼星石は、戸惑いつつも、その胸に身体を預けた。
「あ……桜田君」
 曲がり角に、柏葉巴が立っていた。制服姿に、竹刀袋を肩に掛けている。
「柏葉か」
「出歩いてもいいの?」
「歩いちゃダメなのか?」
「そんなこと言っていないよ……」
 伏し目がちになった彼女にジュンは何も思わなかった。幼馴染とはいえ、もはやその記憶は風化している。
今だって、委員長だからプリントを配りにきているだけだ。会話どころか挨拶もしていない。
「これ、渡すつもりだったプリント……」
「そうか。悪いな」
 片手で無造作にたたんで、ポケットに押し込む。ジュンは巴が蒼星石を凝視しているのに気づいた。
「なんだよ。男が人形持ち歩いてちゃ悪いか?」
「ううん。うちにも似たような人形があるから……」
 巴は口に手を寄せる。ジュンはその指にはめられた指輪が、自分のと形状がよく似ていると感じた。
 かまをかけてみるか。
「委員長が指輪していいのかよ」
「違うの。どうしても外せないの」
 間違いない。こいつも契約者だ。ジュンは踵を返し、家に帰ることにした。
「桜田君、学校に来るんだよね!?」
 追いかけてきた巴の問いにジュンは振り向き、
「行かないよ」
 永遠に、という言葉を飲み込んだのは、隠蔽か、それとも躊躇か。


「本当にいいの?」
 姿見の前で蒼星石はオッドアイを怪訝で滲ませる。
「アリスになりたくないのか?」
 その問いに、蒼星石は抗えない。ジュンはそれをよく知っていた。
「後悔、しないでね」
 鏡が光だし、二人は溶け込んでいく。ヘンな浮遊感を感じながら、ジュンは蒼星石の跡を追う。
 扉の先は、和室だった。ジュンはここを知っている。巴の部屋だ。昔はよく遊んだ。このカビくさいにおいも、今は遠い過去を呼び起こすにはいたらないが。
「蒼星石なの〜」
 とことこと寄ってきたピンクのドール。蒼星石はその人形に鋏を突きつけた。
「雛苺、アリスゲームだ」
652名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:51:20 ID:wEgSRXAs
面白い。こういうif物もいいな
ここで終わり? 出来ればもう少し続けてほしい
653一翠会総裁補佐代理:2007/04/22(日) 07:18:14 ID:uxU4LkxQ
蒼い子と紅い子の立場変換か・・・
原作やアニメでは蒼い子かわいそ杉だから、あまり可哀想な目には
あわせないで欲しいですぅ・・・
654ローゼンに失望 5:2007/04/22(日) 08:11:41 ID:AsNCURH7
「ハァ…何か疲れたよ…。」
水銀燈の新しいドレスを作ったり、水銀燈との暮らしにジュンはすっかり疲れてしまった。
特に後者に関しては、真紅を殺された憎しみさえ萎えてしまう程可哀想な境遇のせいで
精神的な疲労がジュンに溜まっていた。
「ふぅ…。」
いつも夜更かしするジュンだが、今日は速めに寝ようとベッドに横になった時だった。
水銀燈が部屋に入って来てジュンの隣まで近寄ってきた。
「ねぇジュン…。」
「な…何だ…? もう眠たいんだから明日にしてくれないか?」
そう言ってジュンが布団に潜ろうとしたが、水銀燈が彼の服の袖を引っ張った。
「貴方に…お礼がしたいのぉ…。」
「え? ってうわ!」
次の瞬間ジュンの眠気が一気に吹っ飛んだ。何故なら突然水銀燈がドレスを脱ぎ出したのだから。
普段から黒いドレスに身を包んでいたし、ジュンが作ったドレスもまた黒かったからこそ
その内に秘める彼女の白い肌はますます目立ち、まるで光り輝いているかのように見えた。
「わぁ! こら! いきなり何をし出すんだ!?」
水銀燈の裸体に興味を持ちながらもジュンの持つ理性が水銀燈から目を背けさせていたが、
水銀燈はジュンの視線の方に移動して自分の身体を見せようとする。
「ごめんなさぁい…。究極の少女アリスのはずなのにぃ…こんなカラダを使った
お礼しか出来なくてぇ…。これじゃあ娼婦と変わらないわぁ…。」
水銀燈の目から涙が零れ落ちた。いくらアリスゲームに勝利して究極の少女アリスになったとは言え、
今の水銀燈に何も無い。裸一貫。そう形容するしかない程、その身以外には何も無かった。
「ジュン…私のカラダを見てぇ…。」
「な…何言ってるんだよ! とにかく服着ろよ!」
ジュンは水銀燈の裸体から目を背けながらドレスを渡そうとするが、水銀燈はそれを受け取らなかった。
「お願い…今の私にはこんな事しか出来ないけどぉ…今までのお礼をさせて欲しいのぉ…。」
水銀燈はジュンへ処女を捧げるつもりだった。これが裸一貫の水銀燈の出来る唯一のお礼だったのだが…
「ふざけるな! お前は人形だぞ! そんな事が出来るか!」
ジュンにだって良心と言う物がある。その良心が人形とのSEXを拒絶しようとした。
「ジュンの嘘付きぃ! 本当はやりたいんでしょぉ?」
「嘘なんて付いてない!」
「じゃあその股間から勢い良く立ち上がってるのは何ぃ?」
「あ…。」
水銀燈がジュンの股間を指差すと、そこには勢い良く勃起したジュンの男性器の姿があった。
「だ…第一お前はお父様とやるのが嫌で逃げて来たんだろ!? なのに何で僕には自分からやろうとするんだ!?」
「あらぁ? ならジュンはのりとエッチしたりするぅ?」
「するわけないだろ! だって姉ちゃんだぞ!」
「それと同じよぉ…。確かに私だってお父様を愛しているけど、あくまでお父様としての話。
だからお父様とやるなんて出来るわけ無いでしょぉ? でもジュン…貴方とやるのはまた別の話よぉ…。」
確かにそうだ。血の繋がった者同士のSEXは異常な行為であるが、血の繋がらない者同士の
SEXならば話は別である。
655ローゼンに失望 6:2007/04/22(日) 08:14:33 ID:AsNCURH7
「おねがぁいジュン…。」
「おい…水銀燈…。」
ジュンは躊躇した。しかし股間の男性器は未だ勃起し続けている。そこを水銀燈が見逃さなかった。
素早くジュンのズボンとパンツを下ろし、露出した男性器に食い付いたのだ。
「うわ! やめろってああああ〜…。」
ジュンは大急ぎで水銀燈の頭を掴んで引き離そうとした。しかしどうだろう。
まるで身体の力が抜けていく。だが力が吸い取られている様な苦しみは感じない。
快感。とても心地よい快感がジュンの全身を脱力させていた。
「あああ〜…やめろ〜…水銀燈〜…やめ〜…。」
「ほはぁ…やっふぁいいふぇふぉ〜…?(ほらぁ…やっぱ良いでしょぉ〜?)」
今の水銀燈は腐ってもアリス。究極の少女たるアリスのフェラチオで気持ち良くならない男など存在しないだろう。
水銀燈がジュンの男性器を少し嘗めるだけでジュンの全身に快感が走り、力が抜けていくのである。
「やめ…やめ〜…でもやめないでぇ〜…。」
頭がおかしくなりそうだった。人形のフェラチオなんて彼の人間としての良心が許さない…
嫌なのに…でも続けて欲しい…様々な想いの狭間でジュンの葛藤が始まっていた。
「ねぇ? 気持ち良いでしょぉ? だから…こういう形でお礼をさせて頂戴…。」
「じょ…冗談言うなぁ! お前は真紅を殺した張本人だぞ! そんな事したら真紅に申し訳が立たないじゃないか!」
「でもジュン…。その真紅のローザミスティカは私の中にあるのよぉ…。確かに私は水銀燈を基本にしてるけど…
真紅でもあるのだわ。翠星石でもあるですぅ。雛苺でもあるのよ。だからいいでしょぉ?」
「うわぁぁぁ! 何か気味が悪いぃぃ!」
何しろその時の水銀燈、口調のみならず声まで真紅達そっくりに真似ていたのだ。
だがおかしな話ではない。ローゼンメイデン7体は元々1つだったのだ。
7つは1つ。1つは7つがローゼンメイデン。それ故に7体全ての特長を持つアリスが
真紅達の声や口調を真似る事など造作な事では無いのである。
「真紅や翠星石のローザミスティカに影響されてるせいかもしれないけどぉ…ジュン…
何だか貴方が愛しいのぉ…。おねがいジュン…私を真紅だと思って抱いて頂戴…。
それがダメなら翠星石と思っても良いですぅ…。もしかして雛苺が良いの〜?」
水銀燈は真紅達の口調と声色を明確に再現しながらジュンに迫るが、顔は水銀燈のままなのだから
不気味この上無い。
「おねがいジュン! 私を抱いて頂戴! じゃなきゃ…お父様と決別が出来ないわぁ!
気持ちを切り替えて新たなスタートを切る事が出来ないわぁ!」
「もう良いよぉ! 何時ものお前でいいから! やりたいならやれよ!」
突然裸で迫って来た事やフェラチオ、真紅達の声真似などから冷静さを失ったジュンは
もうやけくそになっていた。
「だが…本当にお礼と言えるくらい気持ちよくしろよ…。」
「ありがとうジュン…。」
やっとジュンの了解を貰えた水銀燈はジュンに抱き付き、口付けをした。
656ローゼンに失望 7:2007/04/22(日) 08:15:40 ID:AsNCURH7
なりゆきとはいえ、ジュンはどんな花よりも気高く、どんな宝石よりも無垢で、一点の穢れも無い、
至高の美しさを持った究極の少女であるアリスとなった水銀燈とSEXをする事になってしまった。
こういう事は男として光栄な事なのであろうが、それでもジュンにとって水銀燈は人形であるし、
また真紅を殺したかつての敵でもある。しかし今更逃げる事は出来ない。
もうこうなったら腹をくくる。徹底的にやってやる。ジュンは意気を飲みながら水銀燈の
太股に手をかけてM字に開いた。
「腰が抜けても怨むなよ…。」
「う…ん…。」
水銀燈が顔を赤くしながら頷いた事を確認してジュンは固く勃起した男性器を
水銀燈の女性器に近付けたが…ここで大切な事に気付く。
「これ…入るのか?」
ローゼンメイデンの中で一番背の高い水銀燈であるが、それでもジュンに比べれば小柄だ。
当然ジュンの男性器に対する女性器の比率も小さく、とても挿入出来るとは思えない。
「何かお前…裂けてしまいそうで怖いんだが…。」
「良いから構わず挿れて頂戴…。」
「どうなっても知らないからな…。」
「ああ!」
とにかく水銀燈が良いと言うのだから挿れる。が、しかし…どうだ。心配したのが馬鹿らしくなる程
結構挿入出来ているではないか。それでも水銀燈の女性器はジュンの男性器をキツキツに
締め付けていたが、裂けているような様子は見られ無かった。
ローゼンが本当にローゼンメイデンを自分専用のダッチワイフとして作ったのならば
これもやむなしなのかもしれない。
「ジュン…どう?」
「ぬるぬるのキツキツで…凄く温かい…。」
「そう…何か嬉しいわぁ…。」
水銀燈だって処女膜を貫かれた痛みが残っているはずなのに…その顔には笑みが浮かんでいた。
「それじゃあ動かすぞ…。」
「いいわぁ…おねがい…。」
ジュンは腰を動かし、水銀燈を突いた。最初はゆっくり…徐々に勢いを強めていく。
「あ! あ! 凄い! 凄いわぁジュン!」
「うわぁ! もう出る! もう出るぅ!」
これがアリスの力なのか、ジュンは早くも射精しそうになっていた。そして外に出そうと
男性器を水銀燈の女性器から引き抜こうとするが、それを水銀燈が引き止めた。
「おねがぁい! 中に出してぇ! 水銀燈の中に…ジュンの精子沢山頂戴!」
「え!? あ! ああ! もう我慢出来な…あああ!」
「ああああああ!」
水銀燈の膣内にジュンの大量の精子がぶちまけられ、同時に果てた。
「あ〜…。」
二人は繋がったまま抱き合う。先程までの激しさが嘘のように静かだった。
「ジュンのオチンチン…凄いわぁ…貴方の精子で私のお腹パンパンよぉ…。もう赤ちゃん出来ちゃいそう…。」
「お前人形だから妊娠なんてしないだろ?」
「あらそんな事は分からないわぁ…。だって今の私はアリスなのよぉ…。もしかしたら
赤ちゃんを作る力だって備わってるかもしれないわぁ…なんて冗談よぉ〜!
私ドールだもの…子供なんて産めるわけ無いじゃなぁい…。でも、いっそ妊娠して
赤ちゃん産んじゃった方がいっそ気楽かもしれないわぁ…。」
「は? 何で気楽なんだよ。」
ドールズのせいで託児所と化した我が家を経験したジュンだから分かる。
ドールズの世話はとても大変。当然子供を育てるのも同様であろう。
657ローゼンに失望 8:2007/04/22(日) 08:16:53 ID:AsNCURH7
「だって赤ちゃん産んでママ銀燈になれば…私はアリスじゃなくなるものぉ…。
確かに今まであんなにアリスに憧れていたけどぉ…アリスになって良い事なんて少しも無かったわぁ…。
お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、
お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、
お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし、お父様に裏切られるし…。」
「いや、もう分かったよ。」
やはりローゼンに裏切られた事を相当根に持っていたようである。
「出来るなら…妊娠して赤ちゃん産んで…ママ銀燈になって…アリスの重圧から解放されたい…。
勿論その子のお父様はジュン…貴方よぉ…。」
「じょ…冗談じゃ…。」
ジュンがそう言おうとした時だった。
「冗談じゃない! アリスに子供を産ませるのはこの私だぁ!」
「誰だ!?」
二人の前に見知らぬヨーロッパ人が現れた。彼こそローゼン。どうやら水銀燈を
連れ戻しに来た様子であった。
「お父様!」
「コイツがローゼン…。」
「アリス…私と交わるのを拒否しておきながらこんな男とやるなんて…可笑しくないかい?」
ジュンを睨み付けながら近寄るローゼンに対し、水銀燈はジュンを守る様に立ちはだかった。
「可笑しいのはお父様の方よぉ! 実の娘とやる父親なんて狂ってるわぁ!」
「うるさい! 私の作った人形の癖に偉そうな口を叩くな!」
「キャァ!」
ローゼンは水銀燈の髪を掴んで引っ張り上げた。この乱暴な行為、明らかに父親のやる事では無い。
まるで壊れても問題無い玩具を扱うかのような物だった。
その光景…とてもジュンには見ていられなかった。
「おい! お前それでもコイツの父親か!? 何で自分の子供にそんなに酷い事するんだ!?」
「部外者は黙っていたまえ! 私は何百年もアリスの誕生を待っていたのだよ。
アリスを抱き、交わる事を願っていたのだよ! そうだ! アリスこそ私の私による私の為の
究極のダッチワイフ! そのアリスとやってしまった君はその罪を死を持って償わなければならない!」
「うぐ!」
ローゼンがジュンの首を締め上げ始めた。本気だ…本当にジュンを殺すつもりだ。苦しい…
「うぐぐぐぐ…。」
「や…やめなさぁい!」
一枚の黒い羽がローゼンの腕に突き刺さり、ジュンの首から手が離れた。
それをやったのは水銀燈。水銀燈の羽である。
「な…何をする!?」
「うるさいこのクソ野郎!」
「!」
言った。ついに言ってしまった。あんなに愛していたローゼンに対しクソ野郎呼ばわり…
その時の水銀燈の目はかつて漆黒の堕天使と呼ばれていた頃のそれそのものだった。
「死にたくなければ大人しく帰りなさぁい…そして…私の前に二度と現れるなぁ!」
「うわぁ!」
いくらローゼンが不老不死とは言え、身体的な強さは普通の人間とそう変わらない。
アリスが本気を出せば彼をnのフィールドに追い返す事など容易い事だった。
「あ…。」
ジュンはしばし呆然としていたが、突然水銀燈はジュンに抱き付いて泣き出してしまった。
「うわぁぁん! お父様にクソ野郎なんて下品な事言ってしまったわぁぁぁ!」
「水銀燈…。」
「でも…これはこれで…すっきりしたかもしれないわぁ…。ねぇジュン…出来れば
もう少しの間貴方の家に住まわせてくれないかしらぁ…。せめて真紅達のローザミスティカを
取り出す方法が分かるまででも…。」
「んな事言われるまでも無いよ。」
ジュンは水銀燈を優しく抱擁した。何はともあれ、この日、水銀燈は
真にローゼンと決別し、また桜田家の家族の一員となった。

これからも色々あるのだろう。もしかするならローゼンがまた来るのかもしれない。
新たな人形軍団を作って挑戦してくるなんて漫画的展開があるのかもしれない
しかし今のジュンと水銀燈の二人なら何とかなりそうな…そんな気がした。
                  おわり
658654-657:2007/04/22(日) 08:21:01 ID:AsNCURH7
ここでおしまい。
結局ローザミスティカ元に戻らなかったけど後は各自の想像におまかせしますって事で

>>630
途中までの巴の心情と最後のオチのギャップが良かった。

>>646
ジュンが乳首に必死にしがみ付くって所がエロいと思った。

>>648
笑いと感動をありがとう。蒼がジュンのドールになる事で
今後どのような変化が現れるか楽しみ。
659名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 09:13:08 ID:VleigWEy
なんだこの良作ラッシュは
660名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 09:53:18 ID:F8mwRG1J
ifモノは続きを読みたい。
いっそエロなしてもいいと思うほどGJ!

あと銀様かわいいよ銀様。朝から幸せを感じたわ。
661651の続き:2007/04/22(日) 13:30:29 ID:rgOGt5wv
 雛苺とよばれたドールは、大したことはなかった。蔦を伸ばしたところで切り裂かれ、傀儡は避けられる。その度に力を行使されることに対して、ジュンは喜んでいた。
 喰らえ。もっと俺の命を持っていけ。
 自殺を考えたことは一度や二度の話ではない。その度に、意気地のない自分が阻止した。死にたくても死に切れず、毎日を下らないことに費やしていたところに、彼女は現れた。             
容姿端麗、品行方正の彼女の役に立てる上、自分の生命を削り取ってくれる。一石二鳥だ。こんな命が、あの子の役に立てるなら、これからも捧げよう。
「やめて!」
 巴が雛苺の前に立ちふさがる。ジュンは舌打ちをした。雛苺がnのフィールドにいることを知られる前に、ケリをつけたかったがしかたない。
「蒼星石、斬れ!」
 蒼星石がジュンを見る。その目には、疑念と困惑が混じっていた。ジュンは顔をしかめる。
「どうした蒼星石、アリスになるんじゃないのか!」
 ここで柏葉諸共斬り捨てても、僕はなんとも思わないだろう。もはや、蒼星石以外は路傍の石なのだ。目の前で死のうと、間接的に殺そうと、興味はない。
 蒼星石は鋏を振り上げ、斬り裂いた。
 真横のぬいぐるみを。
「ジュン君。たとえここで二人を斬っても、僕はアリスになれないと思う」
 鋏が雲散霧消する。ジュンを見据えるその瞳には、強い意志が根付いている。
「穢れなき少女が、人を殺めることはない」
 それきり蒼星石は何も言わず、ジュンを元の物置へ連れて行った。
「怒ってるの?」
 カバンに入ろうとした蒼星石は、ジュンにベッドの上で組み敷かれていた。
「僕がマスターである君の命令に従わなかったこと」
「僕もよくわからない」
 蒼星石の顔に、涙が落ち、濡らしていく。
「怒りなのか、悲しいのか……」
 ジュンは蒼星石の胸に崩れる。
「ごめん、お前を人殺しにするところだった。自分のことばっかり考えていた」
「いいんだよ。僕も自分勝手なんだ。こんなことにジュン君を巻き込んじゃった……」
 あやすように、蒼星石は頭を撫でる。嗚咽が漏れ出したジュンを、彼女は慈しみ、眠ってしまうまで語りかけた。


 同時刻、とある病室にて――
「張り込みを続けてンか月……どうして天使さんは私のところに来ないのかしら」
 長髪の少女――柿崎めぐは溜息をついた。その口元は紫がかっており、肌は死人のように青白い。
「このままでは醜く老けて逝ってしまうわ。それは願い下げ。ああ、どこかに……あら?」
 ちょうどその時、めぐの眼下を飛翔するなにかがいた。

「どうしてヤクルトがどこにもないのよ。どっかのエセ健康番組の被害にでもあったのかしらぁ……」
 ぶつくさと空を飛ぶのはローゼンメイデン第一ドール、水銀橙である。先ほどまで好物の乳酸菌飲料を探していたのだが、一本も見つからず、現在ねぐらにしている古い教会に戻るところである。
「あぁもう。空から降ってくれれば、言うことなしなのにぃ」
 急に月光が遮られ、怪訝に水銀燈が上を向くと、
「まってぇぇぇえええええ!」
 空から人が振ってきた。驚愕する水銀燈。
「!?」
 悲鳴一つ上げられず、緩衝材にされる誇り高きローゼンメイデン。まさに言うことがなにもない。そのままきりもみし、老朽化した教会の屋根をぶち抜いた。いくら飛翔能力があっても、人間の重量と、加速度的にかかる重力の前ではあまりにも無力だった。
「かっ、は……!」
 翼をクッションにしても、ダメージは多大なものだ。呻き、上に乗っかっている人間をどかそうとする。
「なんなのよぅ……」
「やっぱり天使さんだ」
 上半身をむくりと起こして、めぐは笑った。
「うーん。ちょっと予想とは違うけど、贅沢は言えないわね」
「はぁ? あんた何言ってんのぅ?」
「あ、でも……うぐぅ」 
眉を顰める水銀燈をよそに、突然顔色を悪くするめぐ。
「こんなときに、発作が……」
「ちょっと、吐くならよそでやってよぉ」
 ぐいぐい押す水銀燈を意に介さず、土気色の少女は黒い天使の方を向いたままだ。
「もう、だめ……お――――(自主規制)――――!」
 嫌な水音がした。
 
 その協会にいたのは、神に身を捧げた少女でもなければ、天へ導く天使でもなく――
 出すもの出して意識を手放した重病人と、踏んだり蹴ったりのアンティークドールだった。
662まさか期待されるとはおもわなんだ:2007/04/22(日) 13:31:39 ID:rgOGt5wv
 顔を合わせづらいとジュンは思った。
 昨日の晩、人形相手に大泣きしたあげく、そのまま泣きつかれて眠ってしまうとは。
 ああ、情けない。
「ジュン君お出かけ?」
「ああ。ちょっとな」
 姉にそう答えたが、あてはなかった。ただ、蒼星石と会いたくないだけだ。
 時刻は八時前。普通なら登校するところか。
 逃避散歩を続けていると、ジュンは再び巴と鉢合わせになった。
 冷めた視線と、怯えた視線が交差する。
 先に動いたのは、巴だった。
 竹刀を引き出し、構える。ジュンは笑った。
「いいぜ? 僕を殺してみろ」
 願ったり叶ったりだと、ジュンは胸のうちでも笑う。
「どうして雛苺を……」
 巴は俯きがちに言った。
「アリスゲームだからな。当たり前だろ」
「どうしてそんな風に割り切れるの? あんな小さな女の子なのに」
 笑いが大きくなった。
「見た目に騙されるなよ。あいつらは僕たちより年上だ」
「それでも精神は少女のままよ!」
 巴は顔を上げた。目に涙を溜め、頬は高潮している。
 そんな幼馴染に、ジュンは苛立ちを覚え始めた。
 知るかよ。文句なら僕じゃなくてローゼンに言えばいいだろ。
 結局、自分ではどうにもならないから、他人に慈悲を乞うしかないんだ。
 あの馬鹿どもと同じ考えか。
 反吐が出る。
「大変タメになるご演説、ありがとうございましたぁ」
「桜田君!」
 竹刀を突きつけられるが、ジュンはそれを払った。
「本当に殺したいなら、真剣でももってこいよ」
 肩を震わせる巴をジュンは捨て置き、散歩を再開する。擦れ違いざまに、
「そうだ。学校に行っている間、雛苺がどうなろうと、どうしようもないよな」
 ジュンは喜悦に酔い、巴は絶望に叩き落された。
663次からエロ突入な:2007/04/22(日) 13:54:46 ID:rgOGt5wv
「原因は精神的なものです」
 禿頭の医師はめぐのカルテをじっと見ている。
「胸部疾患は自発回復を見せてもいいのですが、これはもう本人次第です。要するになにが言いたいかというと――」
 カルテから目を上げ、じろりと患者ベッドでにこにこしているめぐを睨んだ。
「絶食ならまだしも、飛び降り自殺など……!」
「死んでないでしょー」
 笑顔のまま、めぐは手元の人形を抱きしめた。その黒い衣装の人形は息苦しそうに揺れている……ように見える。
「同じです! 匿名の通報がなければ、あなたは死ぬかもしれなかったんですよ!?」
「はいはい。もう大丈夫だから」
 医師はまだなにか言いたそうだったが、効果がないと悟ったらしく、退室した。
「…………。もういいよ」
 めぐの胸に顔を埋めていた水銀燈がばっと離れて息継ぎする。
「し、死ぬかと思った……」
「天使さんも呼吸しないとダメなのね」
「だから違うって言ってるでしょ」
「水銀燈、だよね。そのアリスゲームに勝つためには、契約しなきゃいけないんでしょ?」
 すでに水銀燈は誤解を解くために、ある程度の説明はしていたのだ。
664蒼星石のエロはまだ先の予定:2007/04/22(日) 13:56:35 ID:rgOGt5wv
「普通のドールの話しよ。わたしには必要ないわぁ」
「でも、命を吸ってくれるんでしょ?」
「ふんっ」
 水銀燈は一瞥投げかけてから、飛び立とうする。
 が、
「契約してよ」
 めぐの腕の中に引き込まれる。
「離しなさいよぉ!」
 そのままシーツを被せられ、めぐしか見えなくなった。
「ふふん。指輪はどこかしら?」
「だれが言うもんですか!」
「あ、そう」
 ぐにゃりと水銀燈の胸がゆがんだ。
「ひゃっ……!」
 息を吸おうとする口に、口付けをし、舌をねじ込む。
「んんっ!」
 水銀燈はめぐの胸を叩くが、その力は弱々しい。めぐの舌は水銀燈の口中をあますところなく蹂躙し、逃げようとする舌にねっとり巻きついた。
「……はぁ、おいしい」
 めぐが唇を離すと、二人の間に銀の橋が架かった。水銀燈はぐったりとして、めぐの胸にしなだれる。
「ふふふ。契約してくれるまで放してあーげない」
 白い手が水銀燈の身体を這い回り、ドールの中では豊満に分類する乳房に行き着く。
「いやぁ……」
「あら、こんなに大きいのにノーブラなんて、いやらしい」
 先端の突起をいじわるくつねると、水銀燈の身体ははねた。
「ああっ!」
「ふふ。気持ちいい?」
「だれがぁ……」
「そう」
 左手がすじをなで上げる。
「ひゃあ!」
 さらに充血した豆の皮をむき、押しつぶす。
「あああっ!」
水銀燈の身体が仰け反り。びくびくと震えた。
「あらら。イッちゃった」
 上気した頬を撫でる。もう薔薇の指輪を見つけ出すのは造作もないことだが、めぐはもっと水銀燈の乱れを見ていたかった。
「さあ、ぬぎぬぎしましょうね」
 淫水でべっとりのドレスを脱がされ、水銀燈はその白い肌をさらした。割れ目は開閉をくりかえし、乳首はその存在を主張している。
「もうやめて……」
「あら。ここはそう言ってないみたいだけど?」
 股を開かせ、だらしなく涎を垂らす舌の口を舐める。それだけで水銀燈の懇願は喘ぎに変わった。
「あなたのジュース、おいしい。もっと頂戴」
 じゅるじゅると音を立て、貪欲に愛液を貪る。水銀燈になす術はなく、ただ歓喜の声を上げるだけだった。
「ひあっ!? あはぁ……」
「気持ちいい?」
「いいわぁ……ふわあ。もう、だめぇ……!」
「いいよ。イッちゃって」
 めぐはおもいきりクリトリスを吸い上げた。
「あひゃぁぁあああっ!!」
 ぶしゅっと音がして、粘着質の液体がめぐに降りかかる。水銀燈は意識を手放し、まさに人形のようにだらりと身体を揺らせた。
「かわいいかわいいわたしの天使さん。いままでずっと待ってたんだから」
 めぐは脱ぎ捨てられたドレスから指輪を取り出し、
「逃がさないよ」
 それにキスをした。

「ジュンくん、どこに行ってたんだい? ダメじゃないか。ミーディアムだって狙われることはあるんだ。無用心に出歩いちゃいけないよ」
 蒼星石が頬を膨らませて帰宅したジュンを咎める。
「ああ……ごめん」
 結局、どんなに逃げようと家が同じなのだから、やはり会ってしまうのだ。
「まったく。……ああ、そうだ。ジュンくんの部屋を掃除していたら、こんな本を見つけたんだ」
 小さな女の子の手には、ジュンが厳選したエロ本が握られていた。
「本棚にしまうわけにもいかないし、捨てるにしてものりさんに見つかってしまうから、処理に困って」
 言い終わるより早く、ジュンはその本を取り上げた。
「勝手に掃除するなよ!」
「ごめん。まさかこんなものがあるとは思わなかったんだ」
 ジュンは息巻いて、その裸身が惜しげもなく記載されている本を服の中に隠す。
「……やっぱり、胸が大きい方がいいの?」
「何の話だよ」
「いいんだ、べつに」
 ジュンは怪訝に思ったが、思考する部分を新しい隠し場所の考案に費やしていたため、それ以上は考えなかった。


 あらゆる行動にミスはつきものだ。巴はそれをよく理解している。
 桜田ジュンの落第、梅岡の配慮、そして自分の不手際。
 あの時桜田ジュンとなんらかのコンタクトを取っていたら? あの時自分が雛苺の螺子を巻かなければ?
 折り重なったミスは桜田ジュンを歪ませ、その悪意が雛苺の破壊を狙っている。
(イヤな女ね、私って)
 雛苺が危険なことは分かっているのに、結局登校し、授業を受けている。罪悪感はあっても、行動は伴わない。桜田ジュンに対してそうだったように。
(私はただ、善人でいたいだけなんだわ)
 心配はしていたの。でも学校に行くことは大切なことなの。
 そんな言い訳が巴の中で明滅を繰り返している。
 だが、それで相手が救われたことはない。
 自由がきく精神の中で、善人を演じ、自己満足。手を差し伸べているのは頭の中だけだ。
(学校で桜田君に一番近かったのは私なのに)
 偽善者。自己保身の塊。
 あんな小さな女の子すら、守れないのだろうか。
 巴は雛苺が羨ましかった。両親や教師の言いなりになっている自分と比べて、彼女は天真爛漫だ。人形は私の方なのかもしれないと、たまに思う。
「柏葉、できたらでいいんだが、桜田に声をかけてやれないか?」
 放課後の職員室で、担任の梅岡に巴はそう言われた。
「プリントを渡しに行くときに、ついでに一言言うだけでいいんだ」
 巴はそのとき、一つの考えを閃いた。
 そうだ。彼ならきっと……

「はい、あーん」
「…………」
 むすっとして水銀燈は頑なに口を閉じ、突きつけられた林檎を受け付けない。
「あーん」
 ぐいぐい押し付けられても、やはり食べようとしなかった。
「もう。まだ怒ってるの?」
「当たり前で――」
「隙あり!」
「はぐぁ!?」
 声を出すために口を開いた瞬間、林檎がねじ込まれた。めぐは遠慮会釈もなく、そのまま強引に顎を開閉させ、飲み込ませる。
「……うぁあ……」
「おいしかった?」
「いいかげんにしなさい!」
 目に涙を溜めて、水銀燈は細い首に手をかける。めぐは微笑んだ。
「いいよ。このまま絞め殺しても。あなたなら」
 柿崎めぐに脅しは通用しない。彼女もジュン同様、死への用意ができているからだ。
「あんた、本当に死にたいの?」
「ただ死ぬだけじゃだめなの。特別な死じゃなきゃ、意味がない」
 病弱な少女は左手を掲げる。
「この指輪も、そのための一つ」
「ムカつくのよ。あんたみたいな死にたがり屋は」
「天使さんにはわからないよ、こんな私のことなんか」
 手の力が弱まっていく。
「いいわ。だったら、脆弱なその身体でずっと生かしてあげる」
 めぐの顔が驚愕に歪んだ。
「いやよ、そんなの。殺してよ」
「だめねぇ。言ったでしょぅ? あんたみたいな人間は嫌いよぅ」 
黒い天使がいつもの調子に戻っていく。めぐの望む死には水銀燈の意思が必要不可欠なので、簡単に攻守逆転できる。
「じゃあねぇ」
 黒翼を羽ばたかせ、水銀燈は夜空へ舞った。背中から追いかけてくるめぐの声を、彼女は振り切った。
 死なせはしないんだから。


 死ぬことを視野に入れてしまうと、今までの自分がなんともくだらない人間に思える。たかだか中学の入試で落ちたことにヘコんだり、裁縫を公言されてそれを恥じたり……。
 くだらない。
「まあ、そう気づけただけでも、いい方なんだろうな」
 実際、蒼星石がきてくれなければ、絶望と後悔の連鎖で鬱屈した毎日を送っていたことだろう。
 そういう意味では、とても感謝している。
「ジュンくん、お風呂沸いたよ」
 蒼星石が部屋に入ってきた。ジュンは伸びをして席を立ち、
「そういえば、お前って着替えたりしないのか?」
「人形だからね。関節の掃除くらいしか必要ないんだ」
「服、作ってやろうか?」
 ジュンにはそれが可能なほどの能力があった。引きこもりを始めてから、そんなことは一切しなくなったが、転換のきっかけをくれた蒼星石のためなら、悪くはないとジュンは感じていた。
「悪いよ、そんな……ジュンくんはマスターなんだし……」
「いいんだ。好きでやるんだから。邪魔になったらn のフィールドのどっかにしまっとけばいいわけだし」
 男装しているドールはもじもじさせて、やがて返事を出した。
「迷惑じゃ、なければ…………」
「よし、決まりだ」
 彼女の後頭部を撫でて(シルクハットを被っているため)、階下へ降りた。
 しばらく蒼星石が赤くなっていたことなど、ジュンにはしりようもなかった。
667今回の薔薇水晶出番はこんだけの予定:2007/04/22(日) 14:02:47 ID:rgOGt5wv
「真紅、生きてるですか……?」
「誇り高きローゼンメイデンが、こんなところで朽ちるわけないでしょ……」
 二体のドールが、日向の窓辺で寄り添っている。二人に生気はなく、げっそりしていた。乙女というよりは、むしろ老婆のようだ。
「ああ……猫に怯えていた自分が馬鹿みたいだわ」
「ふふ。上には上がいるですよ……」
 隣の部屋には、大いびきをかいて眠っているマツがいた。暴れるだけ暴れて、疲れ果てたら寝る――まさに暴君だ。
「私、思うのよ。ドールより厄介なのは、人間だって」
「真紅、きっとそれは間違ってねえですよ」
 どちらも一陣の風で吹き飛びそうな、よろよろで会話をしている。
「今頃みんななにしてるのかしら……」
「蒼星石に会いてえですぅ……」
「几帳面なあの子のことよ……。きっと苦労してるわ」
「ちげえねぇですぅ」


「ジュンくん、似合ってる?」
「ああ。やっぱり僕の見立てどおり、ドレスも似合うな」
「こういうの、着たことないから恥ずかしいよ……なんだかスースーする」
 ジュンが最初につくったのは、ドレス仕立てのナイトウェアだった。普段の男装姿のギャップから、とても可憐に見える。
「お前にもこういう一面があるんだな。可愛いぞ」
「僕が、かわいい?」
「そう言ってるだろ」
「僕が、かわいい……」
 蒼星石は朱のさした顔ではにかんだ。ジュンはそんな彼女を見て、命が続くまでの間、これを続けようと決心する。
――お前には、僕の分まで幸せになってほしい。


 散在するnのフィールドの一部に、一体のドールと、人型のうさぎがいた。
 紫を基調にしたドレスを纏う薔薇水晶と、タキシードに身を包むラプラスの魔である。
「ああ! イイッ! もっと、もっとぶってぇ!」
「……汚らしいうさぎめ……」
「なじって! もっとえげつなくぅううううう!」
 時折悪罵を吐いて水晶でラプラスの魔をはたく薔薇水晶と、それに喜びを見出す変態ウサギがそこにいた。
「……見なかったことにしましょ」
 偶然それを目撃してしまった水銀燈はそそくさと退散した。ヘンな人に会ったら関わらずにすぐ逃げる。そうすることが最良だと水銀燈は学んでいた。
「ローゼンメイデンにも色々いるのねぇ。でもあんなの相手にしてたら、ローザミスティカよりも大事なものなくしそうだわぁ。やっぱり会ったことのある真紅あたりを狙いましょ」
 黒い翼を一層はためかせ、水銀燈は虚空を翔る。彼女が目覚めているかどうかは定かではないが、どちらにしろ、彼女には戻って薔薇水晶と対決する気は毛頭なかった。
「真紅、起きてるかしらぁ?」


「翠星石、私、眠くなってきたわ……まだ昼だと言うのに」
「奇遇ですねぇ。翠星石もおねむしたいですぅ……」
 辛苦こと真紅は、まるで燃え尽きて真っ白な灰になったかのように、その場に釘付けになっていた。もはや動く気力はないらしい。
「でも、きっと寝たら起きないような気がするの」
「おじじのように、紅茶買いに行くふりしてトンズラこけばよかったですぅ」
 隣に位置する翠星石も同様の状態である。まるで過酷な拷問を耐え抜いたかのようだ。
「そういえば帰ってこないわね」
「まんがきっさってところで寝泊りしてるらしいですぅ」
「もうそこへ逃げ込もうとさえ思えないわ」
「動きたくねえですぅ……」
 二人は指一本動かすことさえ億劫になっていた。度重なるストレスで、精神が疲弊しているのだ。
「私、思うのよ。厄介なのは、人間だって……」
「その話は前にも聞いたですぅ」
「そう。もう覚えていないわ」
「そんなことより蒼星石に会いてえですぅ」
「それは前にも聞いたわ」
「そうですかぁ? 覚えてねえですぅ」
 二人は話すことさえ疲れを感じるようになったらしく、そのまま眠りについた。
 鬼神覚醒まで、あと一時間。
668蒼星石はフェアプレイヤーだと思うんだ:2007/04/22(日) 14:04:52 ID:rgOGt5wv
 チャイムに呼び出されたジュンが扉を開けると、巴がそこにいた。
「アリスゲームか?」
 ジュンは表情を崩さない。対照的に巴はおどおどしていて、なかなか用件を切り出さないでいた。
「言いたいことがあるなら早くしろよ」
「桜田君、お願い。雛苺を守って……」
 玄関のタイルの上で、巴は跪いた。ジュンはここで初めて表情を変える。
 怪訝、疑惑。
「何のつもりだ。隙を作るつもりか、それとも懐柔か」
「違うの。本当に、守ってほしいの……」
 そこでジュンは気づいた。この女は自分ではドールを庇護できないから、自分以上の力量の相手にそれを委ねようとしているのだ。
 だが、それは都合がいい。考えてもみろ。ここで快諾して雛苺を預かれば、いつだってローザミスティカを奪取できる。
「そうだな。それもいいかもしれない」
「待って、ジュンくん。そんなことをしたら……」
 来訪者が巴だと知って、蒼星石が階段を降りてきた。
「いや、蒼星石、これはだな」
 真意を言おうとしたが、巴がいるのでそれはできなかった。
「ともかく、柏葉、雛苺は僕たちが何とかするから、今日はもう帰れ」
「うん……お願いね」 
 巴が夜の街路に消えるのを確認してから、ジュンは盛大に溜息を吐いた。
「蒼星石、お前って奴は……」
「僕は悪くないからね」
 頬を膨らませる蒼星石に愛らしさを感じつつ、ジュンは事の真相を説明した。
 すると――
「ジュンくん、それは卑怯だよ」
 あからさまに嫌悪する蒼星石。
「正々堂々勝負するべきだ」
「そんなこと言われてもなあ。雛苺たちはもう戦いに応じないだろ」
 蒼星石の望むスタイルでは、相手もそれに同意する必要がある。もう戦意のない雛苺と巴では、それに該当しない。
「むぅ……」
「むくれてもだめだ」
 ひらひらのドレスを握っては開き、握っては開き……蒼星石は決断した。
「じゃあ、約束どおりに守ってあげようよ」
「それでいいのか? アリスになれないぞ?」
「今はまだその気になっていないだけだから。時がたてば、雛苺もその気になると思うんだ」
 戦闘を行う蒼星石がそう言うのならしかたないと、ジュンは諦めた。


 水銀燈の努力は実らず、まともなドールは一体も見つからなかった。
 しかたなく教会に戻ると――

 教会は跡形もなく、荒野が広がっていた。

 取り壊しがあるとは聞いていたが、まさか一日で終わらせるとは、さすがに水銀燈は予想していない。
 いうまでもなく、彼女が眠りにつくためのカバンもなかった。
「お、お、お馬鹿さぁぁあああん!」
 それは自分に言っているのか、悪態をついているのかは、本人でさえ分からなかった。
 分かっているのは、ホームレスになったということだ。
 腹いせにメイメイをしばき倒した後、さめざめと頬を濡らし、いくあてのない水銀燈が向かったのはミーディアムがいる病室だった。めぐは小さな寝息を立てて、眠っている。
「ほかに居場所がないからきたんだからね」
 自分自身に言い聞かせるように語りかけ、水銀燈はシーツの中に潜り込んだ。
「ついに見つけたかしら」
 黄色を主体にした衣服を着たドール、金糸雀が双眼鏡をしまう。
「真紅に翠星石。ちょっとげっそりしてたけど……好都合かしら」
 彼女の人工妖精――ピチカートが明滅を繰り返す。
「え? 『行かないほうがいい』ってどういうことかしら? 『いやな予感がする』? このローゼンメイデン一の策士、金糸雀なら大丈夫かしら〜」
 柴崎時計店に匍匐全身で潜入し、あっけなく真紅と翠星石の前に着いた。
「カナが失敗せずにここまでこれるなんて……奇跡かしら」
 達成感に胸を震わせ、二人を揺さぶる。
「早く起きるかしら。一緒にみっちゃんのところに来るかしら」
 金糸雀の目的はアリスゲームによるローザミスティカ剥奪ではなかった。彼女のミーディアム、草笛みつの願いをかなえるため、姉妹を服従させることを目的としている。
「ううん……? あなたはだれ?」
「わ、忘れたかしら!?」
「おめえのことなんかしらねえですう」
 二人は口を揃えて言う。
「私はローゼンメイデン第二ドールの金糸雀かしら!」
金糸雀は泣きそうになりながらも、妹たちに自己紹介したのであった。
「そう。早く逃げなさい。ここは危険よ」
「翠星石たちはもう逃げる気力さえねえです。おめえだけでも逃げおおせるですぅ」
「なにを言ってるかしら?」
 金糸雀の疑問に答えるかのように、部屋の襖ががらりと開いた。
 鬼神柴崎マツ、推参。
「HAHAHAHA。騒がしいと思ったら増えてるぜこんちくしょう」
 げらげら笑って、金糸雀を抱き上げる。いや、「抱く」という生易しいものではない。万力のごとく締めている。
「ぎやぁぁああああかしら〜!」
「フヒヒ。めんこいのう」
「ぎゃぁあああまさちゅねっちゅーー!」
 金糸雀の頬から煙が上がっている。それをぼんやり眺めている妹が二人。
「だから言ったですぅ」
「無様ね」
 二人はゆっくり目を閉じ、眠ることにした。なにかを気にかけるほど、二人は元気ではなかったのだ。
670青二才:2007/04/22(日) 14:09:38 ID:rgOGt5wv
 一回休憩。続きは早かったら今日、遅かったら来週。どんなに時間がかかっても完結させるよ。
 一気に書いたから誤字脱字があるかもしれん。あったらごめんなおまいら(ノД`)
 それじゃノシ
671名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 14:42:45 ID:rlaALlNT
>>670
GJすぎるぜ。
その速さとアイディアに脱帽。
672名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 16:03:22 ID:+SA0JgtW
マツ……(泣)

なんだこの、蒼の幸せっぷりと対比するようにひたすら不幸街道驀進中の赤と翠、ついでに金色は。
銀も銀で不幸なのか幸せの布石なのは分からない状況はいいですね。
続き楽しみにしてます。
673名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 17:08:02 ID:AsNCURH7
真紅と翠星石がカイワソ過ぎる
ジュンと巴の関係が何かドライ
銀をむりやりやっちまうめぐのシーンに不覚にも萌えた

色々な要素が散りばめられてて面白い
674名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 17:27:51 ID:wEgSRXAs
GJ!
笑える所は笑えるし、萌える所は萌えるし、なんて良作だ
蒼とジュンのフラグがどんどん立っていくのが微笑ましい
675名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 21:58:30 ID:V1O4H5/S
鬼才ここに降臨せり!


個人的に蒼い子はあまり好きじゃないけど、これは期待できる!
続き、期待待ってます。
676名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 23:18:49 ID:Ej1J8pSC
マツ強すぎふいた
677名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 23:49:12 ID:FF60I5ad
腹が痛えwww
番外編でマツの暴君ぶりを読みたいwww
678名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 23:51:31 ID:bWyeYAoj
このマツをミーディアムにすれば無敵だったんじゃねーかと思ったが
ミーディアム適性は必ずしも体力とかには準拠しないみたいだしなぁ
めぐは重病人だから除外するとしても
貧弱ヒッキーのジュンですら薔薇乙女3体余裕でフル稼働させられるのに
剣道やってるトゥモエは雛苺一匹暴れただけでダウンしてる
どういう法則があるんだろう
679名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 00:15:55 ID:4f7GdjzF
体力じゃなくて妄想パワーじゃないのかと
680名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 00:18:17 ID:l+yTmLi/
だからみっちゃんは金糸雀が大暴れ&桜田家修復をした後もピンピンしてたわけか
681名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:25:48 ID:vYqeKgMu
マツにも吹いたけどばらすぃーとうさぎ何やってんのwwwww
682名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 05:02:53 ID:IqoUSA/d
GJ!

欲を言えば蒼い子と真紅+翠星石だけじゃなくて他のドールも別のマスターに行ってほしかった
683名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 12:19:52 ID:e18rrMM6
久々にまともなのキタコレ
684名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 12:31:13 ID:KQsH1ef5
>>678
フルっていっても、それは規定内でのフルで、
雛苺の場合制御を超えて100%以上の力を出してしまったからだろ
それに雛苺は真紅の下僕になってからは力をほとんど引き出せないようになったし
真紅も翠星石も雛苺と違ってあまり無茶しないしな
685名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 14:13:14 ID:wQ6bZJv+
GJだぁ!
素晴らしい!

野獣マツの前で、すでに精神的にジャンクと化した紅と翠。
それに巻き込まれてしまった金。
とうとう野良乙女と化してしまい、哀愁路線まっしぐらの銀と、気がついたらそれに並走しつつあるめぐ。
そこはかとなく不幸感漂う雛と巴。
それに対してこの蒼の幸せっぷりはなんだぁ!

ばらすぃーは理解不能だが…(w

ドールから見たら(ジュンの動機や目的は決してよろしくはないが)理解度や協力性は
マスターとしては相当に優秀な部類に入るよな。
このジュンと蒼の行き着く先はどうなるのか、非常に楽しみ。

いやいや、久々にマエストロ級の職人降臨だ。
楽しみにしてますだ。

686名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 15:27:58 ID:HTp9VXlm
きらきーの出番はありますか?
687青二才:2007/04/23(月) 16:06:56 ID:gG/hikja
>>682
蒼星石が届いた場合をコンセプトにしてるから、なるべく他のところはいじりたくなかったんだ。
下手にいじると、風呂敷を広げすぎて収集がつかなくなる(実際、真紅と蒼星石を入れ替えただけなのに、かなり改変されてる)。
これ完結して余裕があったら、番外編か別のifを書くよ。

>>686
ありますよ。原作読んでないから多少のズレが予想されます。
688こんな家庭的な嫁が欲しい:2007/04/23(月) 16:37:00 ID:gG/hikja
 蒼星石は朝食を作っていた。最初は手伝いだけだったが、忙しそうなのりを見て、蒼星石は家事全般を引き受けることにしたのだ。手伝いをしていたときにやり方は学んでいたので、一人でもスムーズにできる。
(アリスゲームが終わったら、ジュンくんともお別れか……)
 前回だってそうだった。もう慣れている。
 なのに――
(どうしてこんなに胸が苦しいんだろう)
 蒼星石はいままで、ジュンのような人間にあったことはなかった。大抵、自己を確立している大人や老人がマスターとなることが多く、あんな未成熟で、情緒不安定な人間をマスターにしたことは、皆無だ。
 泣き、笑い、怒り……色んな一面を見せる彼、いつの間にか自分に尽くしてくれる彼。
 とき卵にしずくが降った。
(嫌だよ。お別れなんてしたくないよ……)
 今回、アリスゲームを放棄することを考えたのは一度や二度ではない。何度も苦悩して、どちらも成立させることができないか悩んだ。
 雛苺のことだってそうだ。たしかに自分はきちんと決着をつけることを信条としているが、それはアリスへの昇華の前では霞む。
 ただ、ゲームを進ませたくなかっただけだ。進めば進むだけ、彼との別れが迫るから。
 アリスになること――それは自分の存在意義、この世に生まれた理由。それを否定することは、自分の存在を根本から否定することになる。
 だが、アリスになって、父親と再会して――その先になにがあるのだろうか。
 究極の少女になったとする。お父様との再会を果たしたとする。
 自分は、彼を見捨ててまでその栄光を勝ち取ったとして、喜べるのだろうか。
 アリスになれば、もうジュンには会えないだろう。俗世間との接触は、究極の少女たるアリスには不適合だ。
 アリスゲームを終わらせてしまえば、自分はまた深い眠りにつく。目覚めたころに、彼はきっといない。 
(お父様、僕はどうしたら……)
 蒼星石はしばらく、もうとっくに済んでいる撹拌を繰り返していた。


 たまに思う。蒼星石がこなかったら、自分はどうなっていたのだろうか。
 死ぬまで世間と隔絶し、自宅を徘徊していたかもしれない。家族に散々迷惑をかけて、罪悪感を感じているが、どうしようもなくて、苦しんで…… 
(ははは。ロクな人生じゃないや……)
 胸のうちで力なく笑う。この生活がいままでよりどんなにいいものか、ジュンは身にしみた。
(こういう生活をして、幸せの中で死ねるなんて、最高だ)
 蒼星石をアリスに押し上げ、自分は彼女の一部となる。それは、とても素晴らしいことのように思えた。
(いまは、できる限りのことをするだけだ)
 彼女の衣服をコーディネートして、彼女を喜ばせよう。そうだ、姉ちゃんの服もこっそり作っておこう。恥ずかしいから、死ぬときにでも渡す。なんだかんだで、一番迷惑かけたな。
「ジュンくん、ご飯できたよ」
 翠星石が扉から顔を出す。ジュンは彼女の異変に気づいた。
「目が赤いけど、どうかしたのか?」
「え? な、なんでもないよ」
「そうか」 
嘘だとわかったが、ジュンはあえて触れないことにした。
「今日はね、和食にしたんだよ」
「ふぅん。まあ、お前の作ったものならなんでもいいよ」
「そ、そう……?」
「嘘言ってどうする」
 蒼星石はジュン作のエプロンで顔を隠し、足早にリビングに向かった。その様相に、ジュンは首を傾げる。
余談だが、ジュンたちが食べた玉子焼きはしょっぱかった。
「な、なにするかしら!」
 異常発熱した頬を押さえて、金糸雀はマツから距離をとる。
「かわいいから抱きしめただけさ。フヒヒ」
 ほの暗いオーラを立ち上らせ、ゆらりゆらりと金糸雀に近づく鬼神。
「ピチカート!」
「ぐぉぉぉ!?」
 呼ばれた黄色い光が、マツの前で光り、目くらましをする。
「さ、今のうちに逃げるかしら!」
 動けないんだか動かないんだかわからない妹たちを抱えて、金糸雀は屋外へ跳躍する。
 屋根を越えたあたりで、商店の垣根が吹き飛んだ。
「逃がさん!」
 般若の顔立ちで屋根に飛び移るマツ。もはや初期の病弱設定は風化している。
「しつこいかしら!」
 浮遊し、加速する金糸雀。しかし、屋根を跳んで移動するマツの方が早かった。
「ば、化け物かしら!?」
 近くの樹木の上に二人を降ろして、へろへろになっているピチカートからヴァイオリンを受け取る。
「第1楽章、攻撃のワルツ!」
 放たれた超音波がマツに襲い掛かる。しかし、マツの咆哮がそれを無効化した。
「そんな……!」
 だが金糸雀はあきらめない。
「だけど、姉は妹を守るもの。だから、逃げないかしら!」
 弦がすべり、新たなる旋律を奏でる。
「妹たちはカナが守るかしら!」
 ――第2楽章、追撃のカノン!
 さらなる音波が向かうが、これもきかない。しかし、それは金糸雀も承知済みだった。
「いまよ、ピチカート!」 
 側頭部から現れた人口妖精に、マツは気づけなかった。獲物への異常な執着心のため、前方にしか意識が及んでいなかったのだ。 
再び閃光がマツを襲う。目くらましにしかならないが、これで十分だった。
 瞬間的な衝撃は人間の行動を抑制する。視覚によるものなら、なおさらだ。
 飛び移ろうとしたマツが静止し、重力引っ張られ、アスファルトに激突。ぱらぱらと細かな破片が舞う。
「ふう。もうこないでほしいかしら」
 次女は妹たちを抱き上げて、マスターのもとへ急いだ。
690悪夢再び:2007/04/23(月) 16:42:27 ID:gG/hikja
 蒼星石は、nのフィールドを放浪していた。目的は心の樹の成長妨げる雑草の伐採。契約はしてもらったが、いたずらに戦闘をけしかけて彼の命を酷使するわけにはいかない。
 扉の一つを潜ると、ひねくれた木にもっさりと雑草が生えていた。鋏を取り出し、ほいさほいさと切り落とす。いい仕事したと蒼星石が額の汗を拭い、別の場所へ旅立った。


「イィィィヤッフゥゥゥゥウウッッ!!」
「め、めぐ!?」
 林檎を一緒に食べていた水銀燈は、彼女の変貌に後退る。業を煮やした医者がなにか妙なものを投薬したのだろうか。
「HEY! マイスイートエンジェル! いつまでもこんなクスリくせえとこいないでシャバに出ようぜ!」
「で、でも、あなた身体が……」
「ハッ! そんなもんじゃあたしはもうどうにもと・ま・ら・な・いッ!」
 めぐは水銀燈を脇に抱え、病室を飛び出す。道中、あれほど嫌がっていた病院食を略奪。エコノミークラス症候群に苦しんでいた柴崎元治の楽しみを奪った。
「そうだ! 歌だ! ソングだ! 私はそれで世界を獲る! ウヒュウッ!」
「分かったからおろしてぇえええ!」
 黒い天使の涙が、風に流れて飛んでいく。野生児よろしく裸足で大地を駆ける少女を見た人々は口を揃えて、『今思えば、彼女の伝説はここから始まったんです』と言うのであった。
 感情とは、蓄積するものである。その積み重なりをせき止めていた雑草が排除されたことにより、爆発したのだ。
「あの頃のあなたに戻ってぇぇええええ!」
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! ……ごほほ、げほほ。あ、水銀燈にちょっとかかっちゃった。ま、ノープロよね。ぐぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!」
 血みどろの水銀燈はこれからどうなるか心配になったが、将来を予見するのはイヤだったので、眠ることにした。現実逃避の方法は姉妹共通のようだ。


「ジュンくん、ただいま」
「いつも思うけど、他人の草刈なんてして面白いのか?」
「誰かを助けられる力があるなら、それを使わなきゃもったいないよ」
 裏目にでていることを彼女は知らない。
「僕のところにも雑草はあるのか?」
「どうだろうね。一回もみたことがないから……」
 それを聞いてジュンは胸中でほくそえんだ。これを口実にこっそり作ったあの服を着させよう。
「一回診てくれないか? やっぱりそういう診断は受けといた方がいいと思うんだ」
 しかし蒼星石の方が一枚上手だった。
「ジュンくん。後ろのナース服、見えてるよ」
「え。あ、いや、これは……」
 あたふたするジュンを見て、蒼星石はくすくす笑う。
「いいよ。着てあげる」
「そ、そうか。あははは……」


「カナ〜! どうしたのこの子たち!?」
 金糸雀のミーディアムである草笛みつは、瀕死のローゼンメイデン二体を見て素っ頓狂な声を上げた。
「ぐったりしていたところを助けたの。ろくでもない目に遭ったみたいかしら」
「まあ……。ローゼンメイデンを虐待するなんて、罰当たりな人もいるのね」
「なかなか手強かったかしら」
「カナ、がんばったね」
「お姉さんなんだから当たり前かしら!」
「じゃあ、今日はたっぷり玉子焼きを作ろうかな」
「かしら〜!」

691みんな! きらきーの出番だよ!:2007/04/23(月) 16:44:35 ID:gG/hikja
「やっぱりこういうのもなかなか……」
「ジュンくん、鼻の下を伸ばしすぎて別人みたいだよ」
 夢の世界にジュンと蒼星石はいた。蒼星石は要望に応え、白いナース服を着ている。
「いやぁ。これだけのために来たみたいな」
「開き直るのもどうかと思うよ」
 ジュンの世界には、腐敗物もなければ、廃棄物もなかった。きちんとせいりされた植木や、衣類が並んでいる。
 諦念、高揚、美化。
「おお。予算がなくて作れなかった服がいっぱいだ」
「これ全部、僕が着るの……」
 多種多彩な衣類。毎日一着と計算しても、数年はかるくかかる。
「こんなに作ったら、僕のサイズでも家に入りきらないだろうね……」
「nのフィールドに突っ込めばいいじゃん」
「nのフィールドは物置じゃないんだけど」
「まあ、細かいことは置いといて。今のうちに楽しもう」
 ジュンが手近な服を掴み、引っ張ると、なにかがつられて一緒に出てきた。
「あ?」
「あ」
 薄いピンク色のロングヘア。末っ子の雪華綺晶である。ちゃっかりジュンの作製したチャイナ服を着ている。
「お、お前はだれだ!?」
「わたしは、だぁれ……?」
「ジュンくん、多分この子もローゼンメイデンなんだよ……」
「お姉さま」
 ぴと、と蒼星石に擦り寄る雪華綺晶。
「とりあえずその服を脱げ」
「いや」
「脱げ」
「いや」
「ぬ〜げ〜!」
「い〜や〜」
 脱がそうとするが、力を入れすぎると服が傷むといけないので、ジュンはあまり力をだせない。
「いいじゃない。いっぱいあるんだから」
「お姉さま……」
「これはお前のために作ったんだぞ!?」
「ジュンくん、僕はこんなに着れないよ。アリスゲームだってあるんだし……」
「あ……」
 そうだ。蒼星石とはアリスゲームが続いている間しかいられない……
「アリスゲーム……」
「そう。君ともいずれ戦わなきゃいけない」
「戦いたいの?」
「そうじゃないよ。でも……」
「なら、そうしなければいい」 
 蒼星石が突然倒れた。
「蒼星石!?」
「あなたも」
 ジュンは激しい頭痛に襲われた。雪華綺晶は、そんなジュンを見て告げる。
「大丈夫。これで二人とも幸福に……」
 雪華綺晶は二人が気を失ったのを確かめ、うっすら笑った。
692青二才:2007/04/23(月) 16:52:43 ID:gG/hikja
 現在、ラストのあたりを執筆中です。きらきーに違和感があるかもしれませんが、
ご了承くださいまし。
 ローゼンメイデン売ってねえよ(ノД`) 
 家族に見つかりそうなので通販は_
693名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 16:58:13 ID:HTp9VXlm
GJ!
きらきーはそんな感じでいいと思うよ

原作で幸せなドールが不幸になってて
不幸なドールが幸福になってるのがなかなか

そしてマツとメグを誰か止めろwwwwwwwww
694名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 20:03:03 ID:6yYybi5+
金糸雀がとても良いですな!
是非とも次女としてお姉さんぶって欲しいところですわい
695名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 20:05:33 ID:in73TTBF
久々にAV買ってきたのに、当分ギターケースの中だぜ
ったく、お前ら超GJ!!
696名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:46:18 ID:mefvhI3X
マツと漫☆画太郎のマンガのババァのイメージが重なってきた
697名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:57:49 ID:HTp9VXlm
>>696
俺のほうじ茶返せwwwwwwwww
698名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 23:06:34 ID:l2xE+weD
>>692
GJ
蒼のせいでマツのみならずめぐまで狂ってしまう所とかワロタ
699名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 23:14:22 ID:uZ7GnBOp
>>道中、あれほど嫌がっていた病院食を略奪。
>>エコノミークラス症候群に苦しんでいた柴崎元治の楽しみを奪った。

すげーツボにはまった。
700名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 01:30:56 ID:1pfQ6mmT
金糸雀はいいお姉さんですね。

けどこの流れだとみっちゃんと巴もやばいことになりそうだ。
701名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 10:54:00 ID:HoWuQ395
蒼が心の樹の雑草を手入れするたびに変なことになっていくww
つーかめぐ某ひぐらしの双子の片割れみたいなことになってるw
いやいやオネダリするきらきーにめがっさ萌え
702名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 12:12:53 ID:f7Re2xyM
めぐって脇の手入れしてるのかな
してない方が萌えるな
703名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 20:13:57 ID:3Tzz91ot
久しく職人を見ていない
704名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 21:15:56 ID:grfIBOwV
>>703
お前の目は節穴か?
705名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 10:23:11 ID:eLvmgDkH
>>704
オッドアイですが、何か?
706名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 11:00:24 ID:6GLO3D1J
>>705
お前とは親友になれそうだ
707名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 12:24:07 ID:x45w7Sah
ちょwww人のオッドアイは障害www
708名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 13:52:09 ID:Uf3qgeq5
>>707
え、そうなの?

ある海洋小説の主人公の一族(「片目は深い青で、片目はハシバミ色に近い茶色」)なんかもそうだったのか?
709名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 14:00:07 ID:x45w7Sah
いや…あの…詳しくは知らないんだけど…
先天性のオッドアイは遺伝子障害で、だいたい難聴とか耳に障害を持って生まれてくる…らしい
710名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 14:21:57 ID:6GLO3D1J
>>709
あれ?それ猫の話じゃね?
711名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 16:20:48 ID:x45w7Sah
言い出した責任持って調べてみた…
オッドアイになる原因も色々あって、人でも難聴を伴うものもあれば、まったく別の症状を伴うものもあるみたい。
712名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 19:11:34 ID:tmLueKHG
雛苺「真紅ー、遠くに行っちゃうの?雛を置いていったら嫌なのー」
真紅「私はどこにも行かないわよ。どうしたの急に?」
雛苺「だって真紅ゆうべジュンと一緒にいくいくって言ってたのー」
713名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 21:25:37 ID:MiES14yR
朝、寝ているジュンを翠星石が起こしに来た。
「ジューン、朝ですぅー。」
しかしジュンは起きない。
「こらジュン、朝ですぅ、起きるですぅー。」
揺すっても起きないジュンに翠星石もついに怒ってしまった。
「朝ったら朝ですぅ! 起きやがれですぅ!」
高くジャンプした翠星石のヒップドロップがジュンに炸裂するかと思われたが
翠星石は知らなかった。ジュンが朝立ちしていた事と、その朝立ちした
ジュンのソレが翠星石のお尻の真下にあった事を。
その結果、翠星石がどうなるかは想像に難くあるまい。
「アッー!」
翠星石がジュンの部屋に行ったっきり戻って来ない事を不審に思った
真紅と雛苺がジュンの部屋に行った時、そこでは
なおも寝ているジュンの上に脚を大きく左右に広げた状態で乗っかかりつつ、
苦痛とも快感とも付かぬ何とも言えぬ顔で腰を動かし続けている
翠星石の姿があったと言う。
714名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 22:46:36 ID:QAAK1Lbj
どうでもいけど蒼星石可愛いよね
715名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 23:59:27 ID:6GLO3D1J
>>714
だよな
716名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:21:36 ID:GinbX+Rr
>>714-715
でも生来の生真面目さが祟って早死に・・・orz
717名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:22:43 ID:2WjtgopY
>>713
翠星石は起こし方のバリエーションが
色々作れるから良いよな

例えば原作だとおめざの足コ(ry
718名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:23:04 ID:ezmuLPIr
どうでもよくねぇよ!
719名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:29:50 ID:yn6VrioK
秋葉原ですごいイベントあるらしい
ttp://goodrock-blog.jugem.jp/
720名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 03:08:43 ID:9XjfLxfi
>>692
ちょww カオスメイデン超えてるわマジでwww
おまいの書く登場人物達が 満遊記 マサルさん 電脳少女のキャラに変換されて
脳内暴れまくって仕方ねぇーwwww

もう蒼星石の手でクレイジー化されたのりをラスボスに据えて謝罪しる!!(ウソ)
721名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:47:04 ID:nqu4VAGm
新刊はいつでるのだ?
722名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:59:49 ID:o6T09pIx
>>721
つ大人の事情
723名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 01:10:48 ID:zpMCAdHH
桃種は自分の作品に悩んでいた・・・
いくら連載しても単行本が出てもアニメになっても満足のいく作品にならない


悩むうちに桃種は気がついた
別に作品に実体がある必要はない。精神世界のみに存在する作品でも良いはずだと


            「/ ,.-_へV⌒丶_── -- 、 __ __
           /  「fトォ ゞ!|´⌒ヽノ             `ヽ
              /   ,朴_二_ノ   / / /         ̄ 'ヽ \
.            //  〃`--、ヽ , / / /   l/    ー-- イ ヽノヽ__,..‐ 、
          //  //  γ_j l/l/ / /  /         ゝニニノ Vー 、  !
           //  // / /`^.ィ / / /l  ,' !/! | !   | ! ヽ      { (ftト} l'^ヽ
        //  '/   ,ノ_j / / '/  | | l! ! ! // l! |  !   ゞーイ| |  |
         //   !|!| /イ// /l  |!  ' | l! | | // / ノ  |     乂ノ !  !
       イ!    |l |!((  |!'' /! | __ _)) | l ' l! l// /, イ   ,.  |  ( ヾ !  !
      / !   |l | |,.>',ニ_ヽム'~l!'´|i!| !/,/ // /,ハl  /  |    ノ  | ''
      '   |   ハ ヽ/ | Vrォゝl!ヽi| 'l!|/‐/-/ 、//! , / !  | / /   |/
     '    |   | |!∨ ハ ゞしjイ! ヾリ!//'_/_//, \/ /!/ / !/ / /   l
  / ,    |    ハ| { lヘゝ二ノ      〃,. ‐/メノ\ , ,イ/ / /     !
   r‐-、   ,...,, / ハ ゝニ、、           l:::し::j j|ノイ / ' / / /    !
   :i!  i!  |: : i! / . ヘ `冖''           `ー ' '' レ'  / / / /    l
    !  i!.  |  ;|! /  ハ    ヽ  __        イ/  / / / //    |  というわけで連載はこれからもみんなの中で続くんだよー
     i! ヽ |  ||!  γフ\           // /  /|/ / /      |
    ゝ  `-!  :|ノヽ!ヽ 「ヽ!\       __ イ! /    .イ / /  ,イ|     |  にぱー
   r'"~`ヾ、   i___ `ーj V ノ ̄ノ、j ̄!._ ノ レ'   / | ノ´| / |      |
  ,.ゝ、  r'""`ヽ、i 〆 , イ / `ー γ" / , '  ,. イ| γ´  _|   |      |
  !、  `ヽ、ー、   ヽ⌒j  r-ノヽ,イ  '´   '  イ /ーハ    ´ ヽl!|      |
   | \ i:" )     |( _ノーv / /  \ ,|   !' ノ ヽ'      \_     |
724名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 01:19:33 ID:/YwUydMI
そ ん な 名 作 は 認 め ね ェ ! ! w w w
725名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 01:44:04 ID:HtFcbXpz
>>723
やめてくれきらきー!
桃種を連れていかないでくれ!
726名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 02:08:09 ID:YuRN0YzT
実際そうなってもおかしくなくなって来たから困る
727名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 21:25:13 ID:dl3GxUD/
ある晩、突然ジュンの部屋にやって来た雪華綺晶が
ジュンのズボンを下ろし、チンチンを咥えた。俗に言うフェラチオである。
最初は戸惑って抵抗していたジュンだったが、
天使の様に繊細で、悪魔のように大胆にジュンのチンチンを
嘗め回す雪華綺晶のテクニックの前に次第に快感を感じるようになり、
ジュンは雪華綺晶の魔力に引き込まれて行った…。

翌日、ジュンのチンチンが無くなっていた。
雪華綺晶に食べられた様子であった。
そのショックでジュンは錯乱してしまったのだろう。
「逆に考えるんだ。僕には最初からチンチンなんて無かったと。」
728名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 21:39:07 ID:sAM1NISY
後の蒼星石である。
729名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 23:06:12 ID:KIxw3q/p
か〜ず〜き〜
730名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 02:23:50 ID:JWdS6vRq
俺の名前を呼ぶなww
731名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 05:48:25 ID:ThV0t419
なんだろう、「エロスはほどほどにな」「臓物をブチ撒けろ!」って
鋏を振り回す蒼星石の姿が(ry
732名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 10:55:28 ID:2rTC6Jli
どう見ても巴
733名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 11:01:05 ID:wzifNmXd
つーか巴と蒼星石って似てねぇ?
734名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 12:07:22 ID:cgAXcMCF
巴がぼくっ子だったら萌え死ぬ
735名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 12:09:26 ID:ZJVG+xGx
ジュンがオカマ風だったら萎え死ぬ
736名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 13:00:07 ID:MVMTCga6
ある晩、突然巴の部屋にやって来た雪華綺晶が
巴のパンツを下ろし、割れ目を舐めた。俗に言うクンニリングスである。
最初は戸惑って抵抗していた巴だったが、
天使の様に繊細で、悪魔のように大胆に巴のクリトリスを
嘗め回す雪華綺晶のテクニックの前に次第に快感を感じるようになり、
巴は雪華綺晶の魔力に引き込まれて行った…。

翌日、巴にチンチンが生えていた。
雪華綺晶に生やされた様子であった。
そのショックで巴は錯乱してしまったのだろう。
「逆に考えるんだ。私には最初からチンチンが生えてたって。」
737名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 13:07:06 ID:yJxsJRpn
後の蒼星石である。
738名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 13:30:27 ID:OwII5xBJ
すげぇ納得した
739名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 13:54:55 ID:cgAXcMCF
じゃあ俺にもフェラチオしてくれ
740名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:13:28 ID:M8wVbmbD
最終回……
741名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:13:34 ID:wzifNmXd
>>739
後の葬星石である
742名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:59:35 ID:NxRnXHiD
338 名前: 名無しんぼ@お腹いっぱい [sage] 投稿日: 2007/04/28(土) 14:13:44 ID:m4vW8n7q0
TSUTAYAでバーズがもう置いてあったから
今月はローゼン載ってるかと思って立ち読みしてみたんだ・・。

結局目次を見ても載ってなかったので次号予告を見たら
堂々の最終回
Rozen Maiden

おい!どういうことだよ!

352 名前: 名無しんぼ@お腹いっぱい [sage] 投稿日: 2007/04/28(土) 15:00:07 ID:m4vW8n7q0
携帯の糞画像がソースでスマンが一応うpする
ホント糞画像でスマン

http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d230651.jpg
743名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:42:58 ID:eqqvXj/t
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d230651.jpg
これからどうやって生きていけと
744名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:43:58 ID:AMHtKLd3
あんまりだ!
あああんんまりだあああああああああ!
AHYYYYYY!AHYYAHYYYYY!
おおおぉれの薔薇乙女がああぁぁぁぁーーーーー!
745名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:51:47 ID:JGvm8sKY
ちょっとバーズに行ってくる
巨大な鋏構えてシルクハット被って蒼い服来て
746名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:53:58 ID:eqqvXj/t
もう生きていけないぽ
747名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 16:54:34 ID:cgAXcMCF
オナニーする気が失せた
748名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:12:46 ID:ZSqgqCVC
トラブル処理して他誌に移るための準備じゃないか?
749名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:20:55 ID:hvbt/Gbl
多分桃種やる気無くしたな
750ひみつの検疫さん:2024/07/02(火) 13:48:43 ID:MarkedRes
汚染を除去しました。
751名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:41:46 ID:9yPfD6MN
まぢで>>723のようになってしまった
752名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 17:54:43 ID:7w11AZ8t
>>723
予言者か?
753名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:21:18 ID:2yhqNJvK
慌てるな。移籍するにしても、その前にバーズの方で区切りをつける必要があったんだろう
まだ何もわかっていないんだから、俺たちはただ信じて待つしかない。全裸で。
754名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:26:25 ID:nTKpxoiC
>>753
だよなぁ>信じて待つ
755名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:50:41 ID:EvDLisxB
バキから範馬刃牙みたいなのりではwww
756名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:57:35 ID:wzifNmXd
俺たちにできるのは信じることだけだ!!
757名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:33:37 ID:AMHtKLd3
最終回とかどうでもいいけど蒼星石って可愛くね?
758名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:40:19 ID:2yhqNJvK
744 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/04/28(土) 16:43:58 ID:AMHtKLd3
あんまりだ!
あああんんまりだあああああああああ!
AHYYYYYY!AHYYAHYYYYY!
おおおぉれの薔薇乙女がああぁぁぁぁーーーーー!

757 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/04/28(土) 20:33:37 ID:AMHtKLd3
最終回とかどうでもいいけど蒼星石って可愛くね?



この4時間でオナニーでもしたのか?
759名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:49:54 ID:cgAXcMCF
ワロタw
どうせしゅりで抜いたんだろ
760名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 21:31:53 ID:ZJVG+xGx
俺にはまだまだ書きたいネタは沢山あるんだ。
761名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 21:57:52 ID:wD73KHFg
>>760
好きなだけ書けばいいんだよ。
762名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 22:24:36 ID:AMHtKLd3
>>758
トチ狂いそうになると泣けばいいって柱の男が言ってた
763名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 00:05:26 ID:NE9IsDY0
>>758
で、実際に終わったら『最終回やるなよ…常識的に考えて』みたく
やる夫のAAの流れになるとw
764名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 09:22:59 ID:YgWLqMT1
http://www.gentosha-comics.net/birz/

公式サイトにも発表がきてるな。

「2007年5月30日(水)発売

■表紙   「烏丸響子の事件簿」広井王子×コザキユースケ
■表紙イラストテレカ応募者全員サービス
■巻頭カラー 「大東京トイボックス」うめ
■堂々の最終回 「Rozen Maiden」PEACH-PIT 」
765名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 13:07:42 ID:aO6jIeuO
まるでコロコロだね。だから月刊は嫌いだ
766名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 15:49:27 ID:t3pg9Tz6
ローゼンメイデンドールズ7体を侍らせる事に成功し、
自宅のベッドにハーレムを作った桜田JUM少年は
毎晩曜日によってそれぞれ異なるドールに伽を命ずるのである。

月曜日:水銀燈とSEX
火曜日:キムシジャンと知恵比べ
水曜日:翠星石とSEX
木曜日:蒼星石からチンコを防衛
金曜日:真紅とSEX
土曜日:雛苺を登らせる
日曜日:雪華綺晶と肝試し
767名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 23:50:54 ID:LgZnCq71
木曜日
「ジュンく〜ん♪ど・こ・に・い・る・の?」
ガタガタブルブル
「出ておいでよ♪昨日の夜のことでも話そう?」
ガクガクガタガタ
「ふーん…ここにはいないみたいだ…下かな?」
ゴソゴソ
「………行ったか…?まったく…命がいくつあっても足りなッ!?」

シャキン…

「こんなところにいたの?」
「あ……あ………」

ミ ー ツ ケ タ ♪


木曜日
「す…げ…締まる…!」
「あ…ジュン…もっと…優しく……!」
「…いくぞ…真紅…」
「えぇ……ジュン…!」
「うく……真紅の中…暖…か…!」
「あ…!んあぁッ!ジュン…!ジュン!!」
「真紅…ッ!大好きだ…!」
「わた…しも…よ…!ジュン!」
「あああああああああああああああッ!!」


土曜日
「ジュンのぼ
「あぁ…そうだな…」


日曜日
「こ…ここは…?」
「第852585世界………」
「うわっ!雪華綺晶!?」
「ようこそ…」
「ようこそじゃない!早くここから帰せ!!」
「ジュン……」
「大体お前ら薔薇乙女は何でこう自分勝手なのかな…?」
「ジュン……」
「さぁ!早く元の世界に!」
「ジュン……」
「何だよ!?」
「……お腹空いた」
「……は?知るかよ食べ物なんて無いぞ?」
「ううん…あるの…

私 の 目 の 前 に 」
768名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 23:51:40 ID:LgZnCq71
月曜日
「水銀燈…僕もう…!」
「な…によ…挿れたいってわけ…?」
「……………」
「し…仕方ないわね…乱暴にしたら…殺すわよ…!」
「では…!?」
「ん…!あぁ…!入ってく…るぅ…!」
「あっ…くっ…水銀燈!!」
「あ…あぁ!…ん…ひゃあ…!」
「水銀…いや銀様!」
「な…何よ…!」
「もう駄目…出る…ッ!出ますッ!」
「ちょ…待ちなさい…いくらなんでも早すぎよ…ッ!」
「銀様ーーーーッ!!」


火曜日
「ジュンジュン!今日こそはこの薔薇乙女一の頭脳派の金糸雀が成敗してやるかしら!」
「あぁ…そうだな…」
「では早速この暗号文を解読するかしら!ヒントはこの狸の絵かしら!」
「あぁ…そうだな…」
「あの…ジュン…?」
「あぁ…そうだな…」
「ちょwwwwwww」


水曜日
「あっ…やぁですっ!そんなところ…ひぁっ!」
「おいおい、こんなに濡らしてまだそんなこと言ってるのか?」
「いやっ!あ…あっ!ああああああ!!」
「もうイったのか?翠星石は淫乱だな。」
「やぁっ!翠星石はそんな…!」
「さて、そろそろ僕にお願いすることがあるんじゃないかな…?」
「う………うぅ…」
「翠星石?」
「挿れて…です…ジュンのおちんちんで翠星石をもっとイかせて下さい…!!」
769名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 23:54:24 ID:LgZnCq71
>>766を見て勢いでやった
なんかもうグダグタになった
そして投下順を間違えた
さぁ叩け
770名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 00:25:56 ID:ZXNoYaRy
>>769
まぁとりあえず言いたいことは

真紅の曜日が蒼星石とかぶってる、ということだけだな

そこが間違ってなければGJだったのになぁ・・・
771名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 00:31:24 ID:4sF5IkW4
ちょっきん ちょっきん そうせいせき
今日もジュン君追いかける
僕のはさみは鋭いぜ
でも 動かす力だ
ヤンマーディーゼル

あれ?
772名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 00:36:45 ID:n4avqkFY
ヤンマーのCMに出演する双子想像してむせた
773名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 02:19:07 ID:jIo0kb5w
>>769
悪くは無いんだが
俺の雛苺だけ二行で済ませるとは何事だ
774名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:13:21 ID:lmvFDraI
少しはまともなのを頼む
775まともなの:2007/04/30(月) 10:46:13 ID:CyaQPWvs
>>691のつづき


雪華綺晶に幻を見せられた二人は、互いの願いがかなった夢を見て、幸せになった。
ありがとう雪華綺晶。がんばれ雪華綺晶。










THE END




皆さんのご声援のおかげで無事本作品を完結させることができました。
こちらも“堂々の最終回”を迎え、感無量です。
それでは。


青二才
776名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:51:15 ID:RDwlJySG
>>775

 ち ょ っ と ま て

777名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:54:23 ID:cri8CjG1
>>775

ち ょ っ と ま て
778名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:54:59 ID:kAVeDSlY
>>775

 ち ょ っ と ま て

779名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 11:00:17 ID:jncpNtRl
>>775
ち ょ こ っ と L O V E
780名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 11:12:33 ID:CyaQPWvs
>>775

ち ょ こ っ と L O V E
781名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 11:20:27 ID:gOGnXuo1
>>775
ち ょ ろ ん と L O V E
782名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 11:32:38 ID:VJNNteQi
>>775
ち ょ ろ ん と 待 て
783名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 12:56:51 ID:2DYqdcpj
>>775

チ ョ ッ パ リ 待 て
784名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 12:57:07 ID:qUzQS2re
 ち ょ っ ち ゅ ね
785名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 12:58:03 ID:gd2Abf4b
>>775
まともじゃないのは
786名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:02:23 ID:ihVWxfNB
>>775は冗談として、ちゃんと>>691の続きは書くよね
期待してるんだ


さて、ではいつぞや書いたJUM×蒼もの続き物を投下します
一応前の読んでなくても読めるはず
787名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:04:14 ID:ihVWxfNB
桜田家深夜。

「ぁ…はぁ・・・、ジュン…くん…」
ちゅっ・・・ちゅっ・・・ちゅちゅっ・・・ちゅぅぅ・・・。
僕は夢中になって、何度も何度もジュンくんとキスを繰り返す。
身体と頭が熱くておかしくなってしまいそうになるけど、それが嬉しくて心地良い。
…でも、それだけじゃ足りない。もっとジュンくんを感じたい…。
そして僕が唇を離すとジュンくんの顔も熱を帯び、その唇には先ほどまで僕と触れ合っていた事を示す銀の糸が引いていた。
「蒼星石…、僕もう…」
「うん…、いいよ…。きて…」
ジュンくんは大きくなったものを僕にあてがって、ゆっくりと突き入れた。
「ぁ…っ」
僕は自分の中に彼のもの入ってきた衝撃でびくりっと身を震わせてしまう。
やはりサイズの違いは大きいのか、何度も何度もこの身に彼のものを受け入れているのに、
この瞬間だけは未だに慣れることができずに身を強張らせてしまう。
「大丈夫か…?」
ジュンくんはそんな僕の様子に気付いたのか心配そうな顔を向けてくれていた。
僕はそんな彼に頑張って微笑んで返し、言葉を紡いだ。
「うん…、大丈夫…。だから…続けて…?」
僕が言い終わると同時に、ジュンくんは優しく抱きしめてくれた。
「キツかったりしたら言えよ…?」
「…うん」
…やっぱり君は優しいね。でも…――
「んぁぁっ!」
彼が腰を突き動かした瞬間、激しく巻き起こった快感に僕の頭は真っ白になる。
じゅっ…じゅぷっ…ぬぷっ…じゅぷぷっ…。
僕とジュンくんが繋がった部分からいやらしい音が響いてくる。
「あっ…あっ…あぁ…んっ…んぁぁっ…!」
いけない、こんなに大きな声を上げていたら真紅達が起きてしまう。
788名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:06:02 ID:ihVWxfNB
消えそうな理性の中、僕は必死に声を押し殺そうとするのだけど、
ジュンくんは僕の弱い所を的確に攻めて来るので、もう何も考えられなくなって声を上げてしまう。
「あんっ…ジュンくんっ…ジュンくんっ…!」
只でさえヒートアップしているのに、さらに彼は胸まで同時に刺激して来て、僕はもう限界に近かった。
だけどそれは彼も同じだったようで、少し苦しそうな顔をしていた。
「っ…、蒼星石っ…僕もう…っ!」
「う…うんっ…僕も…、だからそのままっ…出して…!」
そして彼は一段と強く腰を僕に打ち付けた。
「ぁあっ!」
僕は達してしまい、全身が快感で痺れていく。
その反動で僕の中に入っている彼をきつく締め上げてしまう。
「うぁっ!」
びゅるっ!びゅるっ!
あはっ…、奥でジュンくんのがびゅくびゅく震えて、熱いのを吐き出してる…。
僕は快感に酔いしれながらそれを感じて、恍惚に浸る。
「はぁ…、ジュンくんの…いっぱい出てる…」
「はぁ…はぁ…、蒼…星石…」
ジュンくんは力が抜けたのか僕の身体に覆いかぶさったままぼうっとした顔をしていた。
そんな顔を見ていたら、僕はまたキスしたくなって、ジュンくんに向かって体を伸ばそうとするんだけど、
身長差のせいで繋がったままだと全然届かない。
でも、僕はまだジュンくんと繋がったままでいたい…。
そんな事を考えていたら、ジュンくんは僕の考えがわかったみたいに身体を曲げて顔を僕の前まで持って来てくれた。
僕は嬉しくなって、ジュンくんの唇にゆっくりキスをした。
ちゅっ…ちゅっ…。
「ジュンくん…好き…、好きだよ…」
「蒼星石…」
789名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:08:04 ID:ihVWxfNB



全部終わった後、僕は後始末をして乱れた身を整えた。
そしてすでに眠ってしまった彼の顔を眺めながら、静かに呟いた。
「また言ってもらえなかったな…」

彼に触れてもらっている間はあんなに幸せなのに、全部終わった後はひどく切なくてむなしい気持ちになる。
理由はわかってる、理由は僕が欲張りになったからだ。

初めてジュンくんと関係を持ったのは僕が迫ったからだった。
お互いに初めてだった。
その時に「またしたくなったら言って」、なんて事を言ったくせに我慢できなくなって迫ってしまったのは僕の方だった。
それからこうしてなんどもジュンくんとの関係を続いているけど、やっぱりそれも僕からだった。

ジュンくんから関係を求めてくれた事は一度もないし、『好き』って言ってくれた事もない。
だから不安になってしまう。
ジュンくんは僕が求めるから応えてくれるだけで、僕の事をどうとも思っていないのかもしれない…。
僕たちの関係は、身体だけの関係なのかも知れない…。
そう考えるとひどく切なくてむなしくなってしまう。触れられている時が幸せな分、なおさらに…。

…確かめるのは簡単なのに、僕は答えを聞くのが恐くて未だに聞けずにいる。
790名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 19:09:32 ID:ihVWxfNB


…前は……。

…前は身体だけの関係でもいいって思ってたはずだったのに。

/「大丈夫か…?」

優しいから…。

/「キツかったりしたら言えよ…?」

彼が優しいから、僕はどうしようもなく勘違いしてしまう。
彼の心まで欲しくなってしまう。



僕は部屋を去る前にもう一度ジュンくんの顔を覗いて、彼が起きないようにゆっくりキスをした。
嬉しくて幸せな気持ちが広がったかと思うと、唇を離した後、切なくてむなしい気持ちに変わる。
やっぱり、こんな気持ちになるくらいなら…。もう、やめたほうがいいのかもしれない…。
ジュンくんも迷惑してるかもしれないし…。

そして僕は音を立てないようにゆっくりと部屋を立ち去った。



/続く
791名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 20:58:05 ID:Bls3pjNu
続きまだぁーー!?

超GJ!
「好き」くらいいってやれよ!このJUM!
792名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 21:58:24 ID:2DYqdcpj
GJ
最終回とかどうでもよくなるくらい蒼星石が可愛かった
793青二才:2007/04/30(月) 22:20:52 ID:CyaQPWvs
>>786
期待されたら書くしかないじゃいかーッ!



というわけで、始まります。
794どこまで書いたか覚えてなかったよ(ノД`):2007/04/30(月) 22:23:16 ID:CyaQPWvs
「蒼星石、おめでとう」
 度重なる激闘の末、蒼星石は最後の一体になった。
すなわち、アリスになったのである。
「ありがとう。でも、もうお別れだね……」
「何言ってんだよ。そんなわけないだろ」
 ジュンの身体が光りだし、成人男性の体つきになった。
「ローゼンは、僕だよ」
「じゃあずっと一緒にいられるの……?」
「当たり前だろ?」
「ジュンくん!」
 泣きついた蒼星石を、ジュンは優しく包み込む。
「愛しているよ、蒼星石」


「ジュンくん、また学年一番だって?」
「まあね。まあ、どうでもいいよ」
 蒼星石は一笑した。
「とか言って、嬉しいくせに」
「蒼星石がご褒美くれれば、嬉しいだけどなぁ」
 私立中学の制服をかける蒼星石の手が止まった。
「ご褒美?」
「別にいいけどさ」
 ジュンの唇と、蒼星石の唇が重なった。
「おめでとう。ジュンくん」
「……ありがとう」


「イヤな現実があるのなら、願望が成就する幻想に逃げればいい」
 雪華綺晶は二人を並べる。意味はないが、離してしまうのは可哀想に思えたのだ。
「大丈夫。幻想は二人を引き裂かない」
 その時、二人の指輪が光りだした。
「現実の二人が、幻想を拒絶している……?」


「どうしたんだい? 蒼星石」
「もう、いいんだ」
「なんのことだい?」
 ローゼンは怪訝な顔をし、蒼星石が虚無的な笑みを浮かべる。
「夢を見る時間は終わったんだ。やっと気づいた。夢は目標なんだ。それを目指すことも、諦めることも、僕には選択する自由がある」
「なにを――」
 庭師の鋏が、ローゼンを貫いた。
「お父様、この親不孝な娘をお許しください。蒼星石は、アリスを目指すことを放棄します」
 

「どうしたの? ジュンくん」
 腕の中の蒼星石が首を傾げる。ジュンは悲しそうな顔をして、
「ずっと、こんな自分が嫌だったんだ。不器用で、意地っ張りで……」
 蒼星石の髪を優しく撫でる。
「そんなとき、お前が来てくれた。自分が必要とされて、嬉しかった。こんな僕でも、誰かの役に立てることが嬉しかった」
 彼女は何も言わなかった。真剣な目をジュンに向けている。
「でも、縋ってちゃだめなんだよな。ちゃんと、自分に立ち向かわなきゃいけない。蒼星石のように」
 左手の指輪が輝き始める。二人のこれまでを刻んだ証。
「蒼星石が呼んでる。……わかった気がする。何かをしたい中で、何をすればいいのか」
「それは、この世界でも叶うよ」
 夢の蒼星石の言葉に、ジュンは首を振った。
「現実じゃなきゃだめなんだ。どんなに苦しくてもがんばって、掴んだ結果だから嬉しいんだ」
「辛いよ?」
「大丈夫。蒼星石が一緒なら、どんなことでも立ち向かえる。アリスゲームにだって、ローゼンにだって。だから――」
 指輪の光がすべてを包み込む。
795きらきー第二形態:2007/04/30(月) 22:24:25 ID:CyaQPWvs
「どうして……?」
 雪華綺晶は理解できなかった。理想的な幻想を否定し、悲観的な現実を選択するなど、狂気の沙汰でしかない。なのに、どうして……
「逃げてもしかたないからな」
「自分の生き方くらい、自分で決めるよ」
「おかしいよ、そんなの……」
 その場にへたりこむ雪華綺晶。ジュンの世界は変貌を始め、ところ構わず草木が芽生えた。
 希望の萌芽。
「君にはわからないかもしれない。これは、僕たちの答えだから」
「まあ、そういうことだ。お前のおかげで、色々気づけたよ」
「知らない! 知らない! 知らない!」
 飛び立とうとする雪華綺晶を、ジュンがすんでのところで捕まえる。
「服返せこの野郎!」
「離してよ!」
「ジュンくん! そろそろ帰らないと!」
 蒼星石がジュンを引っ張り、ジュンが雪華綺晶を引っ張って、夢の世界から去った。
ジュンの部屋に戻ると、雪華綺晶が姿はない。
「あいつどこいったんだ?」
「ジュンくんが乱暴するから……」
「なっ、僕は」 
ジュンが反論しようとしたとき、棚のくんくん人形がぽとりと落ちた。そのまま動き出し、ジュンたちのいるベッドに登ろうとする。
「ま、まさか……」
「ロ、ローゼンメイデン第七ドール、雪華綺晶……」
「その格好で言われても……」
 雪華綺晶は実体を持たないドールだ。それゆえ、現実世界で活動するためには媒介が必要になる。
「困った妹だ」
「くんくんが妹ってのは、なかなかシュールだな」
「やあ、くんくんだよ」
『…………』 
空気が冷めた。

796きらきーの特性よくわかってない俺(ノД`):2007/04/30(月) 22:26:18 ID:CyaQPWvs
「わあ! くんくんなの〜」
「やあ、くんくんだよ」
「…………」
「黙られると、困る……」
 しゅんとするくんくんこと雪華綺晶。雛苺はどう反応すればいいのかわからず、とりあえず慌てる。
 ジュンたちは巴の家を訪れていた。もともと雛苺を守護する約束はあったし、これからのことも話したかったのだ。
「桜田君、今日はどうしたの?」
「復学しようと思う」
 巴が茶を運ぶ手を止めた。
「そう。よかった……」
「柏葉?」
 涙ぐむ巴にジュンは怪訝を示す。
「ごめんね、桜田君。ごめんね……」
「どうしてお前が謝るんだ?」
「ううん、気にしないで。言いたかっただけ」
 涙を拭って、「よかった」と巴は笑う。
「それから、これは蒼星石のことなんだけど……」
 今度は巴が怪訝な顔した。
「アリスゲームを、降りることにした」
 巴が反射的に蒼星石を見る。蒼星石は頷いた。
「うん。僕たちはもうアリスになるために競うことはないよ」
「どうして? だってあんなに……」
 着物の蒼星石は微笑み、
「もう、アリスより尊いものを手に入れたから」
 巴はこのとき、「この子は私より大人だ」という直感が脳裏を過ぎった。
「ジュン君、もう帰ろう」
「ああ」
 ジュンが蒼星石をだっこし、暇を告げる。
「あの、桜田君……」
 玄関にきたところで巴は口を開くが、言葉が続かない。
「守るから」
 代わりにジュンが続けた。
「え?」
「お前も雛苺も、僕たちが責任を持って守る。約束だからな」
 蒼星石は何も言わず笑っていた。彼は初めて会ったときより、たのもしくなっている。僕が言わなくても、ちゃんと分かっているんだ。
 夜道を少し歩いたところで、くんくんが追いかけてきた。
「お前も来るか?」
 くんくんは頷く。
「よし、一緒にこい」
 ジュンの肩にくんくんは飛び乗る。奇妙な組み合わせの三人は、これまた奇妙な体勢で帰路についた。
797がんばれトゥモエ:2007/04/30(月) 22:27:07 ID:CyaQPWvs
(あ〜あ。ついに言えなかったな)
 小さいころから胸に秘めていた、淡い恋心。引越しするとき勇気が出せず、そのままだったもの。今度こそ言おうと思ったが、もう彼には相応しい人がいたのだ。
 彼を立ち直らせ、支えとなっているのは彼女。自分にできなかったことをやってのけたのは彼女……
 勝ち目など、どこにもないのだ。
「どうして、あなたみたいに動けないのかしらね」
 巴は膝の上でイチゴ大福を頬張っている雛苺を撫でた。
「うゆ?」
「きっと、性分なのよ」
「トモエ、さっきからなにいってるの?」
「あなたが羨ましいってこと」
「ヒナはトモエが羨ましいの!」
「ふふふ。ありがとう」
 汚れた口を拭ってやってから、巴は自分が笑っていることに気づいた。
(こんな風に自分を表現できたら、彼を救ってあげられたかな)
 そのとき巴は気づき、自嘲気味に笑った。
 
――やっぱり私は、後悔しかできないのね。
798ようやくエチー展開だよ:2007/04/30(月) 22:28:32 ID:CyaQPWvs
「ジュンくん、起きてる?」
 早速復学するために勉強をしていたジュンのもとに、蒼星石がやってきた。顔だけを扉からひょっこり出している。
「ああ。どうしたんだ? もう寝てると思ってたけど」
 ジュンはカバンの中を調べることはない。だれかに部屋を覗かれたくはないだろうし、眠りを妨げることに関して、蒼星石は一角の嫌悪を示していたのだ。
「ちょっと、話がしたかったんだ」
 蒼星石が部屋に入ってきて、その全貌が明らかになる。
 先ほどまで着ていた和服ではなく、シルクハットに袖口の長い白いブラウス、青い肩掛けとニッカーボッカー風の半ズボン。最初に会ったときと同じ服装だ。
「僕はアリスゲームを放棄した。もうアリスを目指すことはない。だから――」
「その先は僕に言わせてくれ」
 ジュンは蒼星石を制した。もう噴火寸前だった彼女の赤い顔が、さらに赤くなる。

「結婚しよう」

 蒼星石は愛する人の胸に飛び込んだ。



799ここのコメントが一番悩んだな:2007/04/30(月) 22:30:50 ID:CyaQPWvs
 衣擦れの音だけが部屋の中を占める。一枚脱がされる度に、蒼星石は子犬のように震えた。
「ひ、一人で脱げるから……」
「いやだね」
 ジュンはぺろりとその白いうなじを舐める。
「ひゃっ」
 キャミソールを取り去ると、なだらかな双丘が目に入る。
「あんまり見ないで……その、小さいから……」
「安心しろ。これから大きくしてやる」
 ぐにぐにと感触を楽しみ、その桃色を口に入れ、嬲る。蒼星石は喘ぎ、乱れた。
 最初は母乳を求める赤子のように。しだいに強く、吸っていく。
「ふわっ!? やぁ……!」
 がら空きになっている股間に、ジュンの手が這う。蒼星石は一段と強く嬌声を上げる。
「はぁぁあんっ!?」
 すでに下着は湿っており、もはや意味を成していなかった。それを抜き取られ、さらされる一本の筋。
「もう、いれても大丈夫そうだな」
 ジュンは半身を取り出し、クレバスに突き刺そうとした。
「ま、待って」
 それを蒼星石がとめる。ジュンは不安を心に宿した。やっぱり、まだ整理がついていないのか。
「僕にやらせて……」
 ジュンと状態を逆転させ、彼女は恋人に馬乗りになる。
「これが、ジュンくんの……」
 蒼星石が触れると、びくんと反応をしめすジュンの一部。その大きさと硬さ、そして熱さに蒼星石は心奪われる。
「これが、僕の中に……」
 狙いを定めて、ゆっくり腰を下ろしていく。ジュンは手を出さず、その光景を見守っている。蒼星石になんらかの損傷が見られた場合、すぐに止めさせる気なのだ。
「んん……熱い……」
 飲み込まれていく肉棒。ジュンのものが半分ちかく入ったところで、なにかに引っかかった。
 純潔の証、乙女が純潔たる所以、そして彼女の操。
 ここでさらに突き進めば、それを消失する。
「蒼星石?」
 心配そうな顔をするジュン。しかし対照的に蒼星石は笑っていた。
「浮気したら、許さないから」
 涙まじりの笑顔で、彼女は自身を貫く。
 駆け抜ける激痛と、滴る血液。
 しかし蒼星石は止まらず、奥まで進める。
 壁に突き当たったとき、ジュンのすべては彼女の胎内に納まっていた。
「あはっ、ちゃんと入ったね」
「大丈夫なのか?」
「すっごく痛いよ。でもね、それ以上に嬉しいんだ。ジュンくんが受け入れてくれて、そのジュンくんを僕が受け入れることができて……うん、しあわせ」
 蒼星石の腰が上下に動き、ジュンを締め上げる。
「うあ……」
「ふふふ。気持ちいい?」
 振幅は広がり、水音を立て始める。
「ねえ、ジュンくん。ジュンくんの子ども欲しいな、僕。できるかな?」
「……できるさ。いままでだって、できないと思っていたことをできるようにしたじゃないか」
「そうだね。それじゃあがんばって、お父さん」
 さらに激しく動く蒼星石によって、ジュンは限界に上り詰めようとしていた。
 しかしジュンもこのままやられるわけではなかった。
 蒼星石の赤い真珠を刺激する。それだけで、彼女は震えた。
「あぁぁ……ひどいよジュンくん。不意打ちなんて……」
 ジュンは手を緩めるどころか、さらに胸の突端もせめる。男の尊厳がかかっているだけに、彼も必死である。
「蒼星石、もう……」
「出して! 僕の中に! ジュンくんのを……!」
 ぶるりと震えて、蒼星石はジュンの胸に倒れた。イッたようだ。それに遅れて、ジュンも欲望を吐き出す。
 どくっ、どくどくどく……
「ふぅ。なんとか間に合った」
 肩で息をする蒼星石を引き抜くと、どろりと粘液がこぼれおちていく。蒼星石の破瓜の血がまざり、ピンクのそれはシーツにしみをつくる。
「あ〜あ。先にイッちゃった」
「不満か?」
「だって、僕がジュンくんを満足させたかったんだもん」
 頬を膨らませた彼女を、ジュンは優しく抱きしめるのであった。
 僕のところに来てくれてよかった。
 ――ありがとう、蒼星石。

「僕さ、自分が早く死ねばいいと思ってた。それくらい、自分が嫌だった」
 行為のあと、まだきれいな部分で二人は横になっていた。
「お前と契約したのだって、自分が何もしなくても勝手に死ねるからってのが理由のひとつだった」
 蒼星石は何も言わず、ただ話しに耳を傾ける。
「でも、もうそんな風に思わない。僕はお前と釣り合えるように、がんばるよ」
「そっか。僕もね、自分が嫌いだった。姉妹の中でも劣ってて、なにもないと思っていた。だからアリスを目指した。それしか僕にはなかったから」
 今度はジュンが聞く番だった。
「だけど、ジュン君出会えて変われた。自分自身ときちんと向き合って、そこから道を見出した。君と一緒に僕はここで生きていく。ずっとね」
 ジュンの手に蒼星石の手が重なる。
「僕は蒼星石。ローゼンメイデン第四ドール。君の人形であり、夫をこよなく愛する妻」
「結婚指輪はいらないな」
 絡められた手には、二つの薔薇の指輪。蒼星石は微笑する。
「うん、そうだね」
 誓いの口付けを交わす。指輪ではなく、愛する人の口元に――
801“お父様”登場。短さはばらしーといい勝負:2007/04/30(月) 22:35:36 ID:CyaQPWvs
 Nのフィールドの深淵、『あらゆる事象を克明に記録する世界』の中で、ローゼンは驚いていた。
 あの蒼星石がアリスゲームを放棄し、人間とつがいになるとは。
 たしかに、蒼星石はもっともアリスに遠い存在であった。だからこそ蒼星石が今までアリスを求め続けたとも言える。
 そこでローゼンは考えた。愛は生命を育み、昇華させる。だから自分の作り出した人形に愛を注ぎ込んだ。その集大成がアリスなのだと思っている。つまり、愛し愛される連鎖の形成こそが、アリス確立の道なのでは?
 そういう意味では、蒼星石が現在もっともアリスに近い。しかし、彼女は自分よりあの少年を選んだ。
(どちらにしろ、私はアリスを手にいれることはできない、か)
 ローゼンは自嘲する。なんたる皮肉であろう。求める者には届かず、求めぬ者には望まずして届くとは。
(その上、こんなことにあの仕掛けを使われるとは。あの二人にとっては僥倖に近いが……)
 ローゼンは娘をとられた父親の心境を味わいつつ、nのフィールドの片隅で泣いた。彼とて人の子。やはり、手塩にかけた娘が他人の男に渡るのは断腸の思いであった。
(浮気したらお父さんが成敗してあげるからね、蒼星石)
 狂気の笑い声を上げるが、次第に嗚咽がのどから出てきて、やっぱり泣いた。

802銀ちゃん一応ハッピーエンド:2007/04/30(月) 22:38:23 ID:CyaQPWvs
「金糸雀、紅茶を入れたわ。一緒に飲みましょう」
「スコーンもできたですぅ」
 金糸雀と翠星石、そして真紅は、円卓を囲んでいた。紅茶の時間のようだ。あれからしばらく経ち、心に深い傷を負った二人は、みつと金糸雀の献身的な介護によって、昔ほどではなくても、日常生活に支障がない程度まで回復していた。
「二人ともおいしいかしら〜」
「当然よ」
「当然ですぅ」
 胸を張る二人。あの頃の姿がまるで嘘のようだと、金糸雀は思った。
「それにしても。あなたは運がいいわ。人間にはハズレしかないと思ってたけど、こんなすばらしい人間がいたなんて……」
「あそこまでハズレの人間はそうそういないと思うけど……」
 人生の終焉を見たような遠い目をする二人。
「そうだわ。私たちがこうなってるってことは、ほかの姉妹たちも危ないわ」
「そういえばそうですぅ」
 真紅は鏡台を操作し、姉妹とコンタクトを取る。もはやアリスゲームどころではない。ヘタしたら、姉妹の大半が再起不能になってしまう。
最初に返事が返ってきたのは、水銀燈だった。
「なぁに?」
 サングラスをかけた水銀燈が首だけ出して真紅たちを見る。
「水銀燈。あなた、大丈夫なの?」
「言いたいことはそれだけぇ?」
 迷惑顔の水銀燈に真紅は動じず、さらに話を続ける。
「もし危険な状態なら、はやく逃げるのよ。私たちが――」
「ああもう! あなたのおかげで今ピンチなのよ! あなたが呼び出すからなんだと思えば私の心配? ふざけるんじゃないわよ! 今レコーディングの真っ最中なんだから!」 
 鏡の奥から、『銀ちゃん、はやくスタンバイして』とか聞こえる。
「どういうこと?」
「説明する時間がもったいないわ! テレビつけなさい! ケツカッチンなのよ!」
 怒鳴り散らされる真紅の後ろで二人が、「『けつかっちん』ってなんです?」「『ぎょーかいようご』ってやつよ」と会話している。
「じゃあね! オフはこっちから出向くから、それでいいでしょ!?」
 答えを聞かずに、水銀燈は鏡の世界から離脱した。ぽかんとしていた真紅は言われたとおり、とりあえずテレビをつける。
 いくつかチャンネルをまわすと、なるほど、水銀燈が映っていた。綺麗な女性と一緒に歌っているその姿は、まさに妖精。 
「すごいかしら……」
「翠星石たちが苦しんでる間、水銀燈は栄光の階段駆け上がってたですか……」
 真紅は膝をつき、絶句する。私がいなければ歩けもしなかったあの子が、今はもう遠い存在になっていたとは……
『はい、今月の一位のお二人でした〜。二人は世界進出を目指しているようです。がんばってほしいですね。さて続きましては』
 真紅がテレビをぶつりと消して、二人へ振り向いた。
「まだよ。まだ蒼星石がいるわ!」
「まるで不幸せであってほしいかのような物言いですぅ……」
「自分と翠星石だけ不幸なのが癪なのよ」
 紅茶とスコーンを楽しむ二人を尻目に、真紅は血走った目で蒼星石を探す。そうよ。生真面目なあの子が苦労していないはずはない。水銀燈は上手く立ち回ったようだが、不器用な蒼星石はそうはいくまい。
 しばらくすると、蒼星石へようやく繋がった。今度は逃がさないように、真紅のほうから進入する。
 そこは物置のようだった。ほこりっぽい上に暗く、真紅は不安になった。怖いので嫌がる翠星石をむりやり連れ立たせる。
「嫌です! まだお茶を楽しむですぅ!」
「つ、つべこべ言うんじゃないの! 双子の姉でしょ!?」
 出口わからぬままぐだぐだやっていると、扉が開かれた。
「あ、真紅に翠星石じゃないか。どうしたの?」
 蒼星石だった。
「そ、蒼星石! 探してたのよ? 大丈夫? 人間に酷い扱いを受けなかった? なにかされたわよね? ね、そうでしょ? そうよね? そうだと言ってちょうだい!」
「う〜ん。残念だけど真紅、そんなことはないよ」
 蒼星石がパネルを押して、電灯をつける。真紅は、蒼星石が何かを抱えているのに気づいた。
803THE ENDッッ!!!:2007/04/30(月) 22:39:40 ID:CyaQPWvs
「蒼星石、それはなに?」
「ああ、この子? 最近産まれたばっかりなんだ」
 彼女の淡い青のワンピースを握って眠っている赤ん坊を見せる。
「ふふふ。これで六人目」
『ろ、ろくにんめ……?』
 二人の疑問に答えるかのように、どたどたと物置に人が流れ込んだ。
「母様だれかきてるの?」
「だれこのひと?」
「幸薄そう」
「しっ、聞こえるよ」
「もう手遅れ」
 オッドアイを宿した少女たち。蒼星石は彼女たちへ口を尖らせた。
「こら。ちゃんとおばさんたちに挨拶しなさい」
『おばさんこんにちは〜!』
「お、おば……!?」
「まあ、そうなるですぅ」
 真紅は白い灰と化し、翠星石は何かを悟った顔つきで明後日の方向を見る。
「みんな〜くんくんが始まるよ〜」
『わーい!』 
雪華綺晶の呼ぶ声に、子どもたちは一斉に反応し、ばたばたと去っていった。
「それで、何か用があるの?」
「なんでもないです。気にするなです」
 動かない真紅を引きずって、翠星石は鏡に入っていく。
「蒼星石は、幸せですか?」
 帰る直前、翠星石は問う。
「うん、とってもね」
 笑顔で答える妹を見て、双子の姉はそれ以上尋ねようとはしなかった。


「チビたちが騒いでたけど、だれか来てたのか?」
「うん、僕の姉妹だよ」
 ジュンの部屋で、蒼星石とジュンはお茶を楽しんでいた。そこへふらふらになったくんくんが入ってくる。
「元気がありすぎよ。あの子たち……」
 べたっと床に倒れるくんくんを、ジュンは抱き上げる。
「悪いな。子守り頼んで」
「でも、楽しいから……いい……」
 ジュンは蒼星石から雪華綺晶の分の紅茶を受け取る。彼女の手には、人形の特徴的な間接が見受けられなかった。あの夜から一夜明けると、彼女は人間に近づいていたのだ。
 ローゼンは人形を作る過程で、それを人間にできないか考えた。しかしいたずらに人間にしても、大成しない。そこでローゼンは誤作動が起きないような場所にスイッチを設けた。それが人間で言う処女膜であった。
 それがジュンと蒼星石によって破られ、発動。サイズこそ違うものの、蒼星石は人間と大差ない身体を手に入れたのだ。
「さて、もう少しがんばるか。柏葉にもらったプリント、片付けなきゃな」
 くんくんを座らせ、机に向かうジュン。その姿を蒼星石は微笑んで見つめる。
「ねえ、あなた」
 ジュンを呼ぶそれは、まだぎこちない。
「な、なんだ?」
 反応する方も慣れていないようだ。
「螺子を巻いてくれてありがとう」
「どうしたんだ? いきなり」
「なんとなく」
「なんとなく、ね」
 下が騒がしくなってきた。『くんくん探偵』が終わったのだろう。
「……雛苺が遊びにくるまで遊んでやるか」
 このままでは集中できず、どちらにしろ勉強はできない。
「がんばって、お父さん」
「がんばるよ、お母さん」
 くんくんを肩に乗せ、桜田ジュンは階下へ降りた。
804青二才:2007/04/30(月) 22:47:22 ID:CyaQPWvs
ひょんなことから始まったこの作品も、“本当に”終わりを迎えました。
エチーを書いた経験が乏しく、取材と表して保管庫を覗いて息子がえらいことになったりと、
色んなことがありましたが、皆さんに喜んでいただき、嬉しい限りです。
余裕やリクエストがあれば、番外編や別のifも書こうかと思っています。
もっとも、しばらくは燃え尽きているでしょうけど。
ぐだぐだやってると長くなりそうなので、今回はこれで失礼させていただきます。
あ、ちなみに蒼い子はもちろんのこと、ばらしーも好きです、はい。

それでは。


青二才

805名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 22:59:42 ID:VJNNteQi
GJ
今まで笑いと感動をありがとう。
806名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 23:06:46 ID:Jt/mQJnI
今、神の降臨を見た。
807名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 23:23:49 ID:RDwlJySG
>>804
なんという神・・・
もうあなたが打ち切りになったローゼンを続けてくれ
808名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:32:10 ID:5rZIaPPB
青二才氏、乙華麗っす。
マツの暴走など笑わせてもらったが最後は綺麗に落ち着いて
良かったす。
809名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:44:01 ID:1C1MMySt
>>804
GJ!

>余裕やリクエストがあれば、番外編や別のifも書こうかと思っています。
エロパロスレだけど、マツの活躍を読みたくてしょうがないw
810名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:52:22 ID:/4ji+aK0
GJ!
なんか幸せ感じてしまった

あと娘をとられてむせび泣くローゼンが可愛いと思った
811ジュンの深層 1:2007/05/01(火) 07:56:36 ID:QBJ+myXs
雪華綺晶は実体を持たぬ。そう言う意味では霊に近い彼女は精神攻撃を得意として来た。
物理的な攻撃は出来ないが、相手の精神をコントロールして狂わせる事が出来る。
この力で彼女は今まで幾多の人間を廃人へ変えて来た。
そして今夜、彼女の標的となるのは桜田ジュンである。
彼を標的とした理由は三つある。それは真紅と翠星石のマスターであるが故に
まず先にマスターを潰そうと言う事。そして雪華綺晶が食べてしまうまで
真紅&翠星石と共にいた雛苺を含め、3体のドールをフルドライブさせても
体調一つ崩す事の無かったジュンのマスターとしての強さの秘密を探る事。
そこからさらに上手くいけば、その力をまるごと自分の物にしてしまおうと言う思惑があった。

「こんばんわ。」
「わぁ! 何だいきなり!」
幸い真紅と翠星石は一階でくんくん視聴に勤しんでいた様子であり、
ジュンは部屋に一人。これは雪華綺晶にとって都合がよかった。
「私は薔薇乙女第七ドール 雪華綺晶。以後お見知りおきを…。」
「なんだ? また新しい呪い人形か? ほら、もう分かったから帰れよ。」
ネット通販に忙しいジュンは再びパソコンに向かおうとするが、雪華綺晶は帰らない。
「おい! いい加減帰れよ!」
ジュンが片手で雪華綺晶を払おうとしたが…その手はすり抜けてしまった。
「え…。」
一瞬気のせいかと思ったが、再度触ろうとしてもやはりすり抜けてしまう。
目の前に確かに雪華綺晶が存在していると言うのに…
「な…幽霊…?」
「確かにそう思われても仕方ないかもしれません。私は実体を持たないドールですから…。
と言う事で…真紅のマスター…、私の目を見て?」
「え…うっ!」
雪華綺晶の目を見た瞬間ジュンの身体が一人でに動き出し、ズボンとパンツを下ろして
己の男性器露出させてしまったではないか。
「うわぁ! 手が勝手に!」
「フフフ…可愛いオチンチン…。」
雪華綺晶がジュンの男性器に軽く手を添え、撫でた。それだけでジュンの男性器は勃起して行く。
「あら…もうこんなに大きくなって…元気良いのね…。」
「うわぁ! やめろ!」
「や〜めない!」
今度は雪華綺晶の口が大きく開き、ジュンの男性器をそのまま頬張ると共に嘗め回し始めた。
「うわぁ! やめろやめろ! やめろぉ!」
しかしおかしい、実体の無い雪華綺晶がジュンを愛撫する事はおろか触れる事さえ出来ないと言うのに…。
そう。確かに雪華綺晶は物理的にジュンをどうこうしているワケでは無かった。
全てはジュンの精神にはたらきかけ、自己暗示によってジュンに快感を与えていたのである。
812ジュンの深層 2:2007/05/01(火) 07:57:27 ID:QBJ+myXs
「自己暗示」「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言う言葉があるが、
まさにそれを体現する技であった。だがそれを実行するには思い込みの強さが必要となる。
我々が簡単に真似出来ないのは頭の中に「そんなはずはない」と否定する感情があるワケであり、
逆に少しの否定も無く完全に思い込めば…火もまた涼しい物となる。
現にとある裏格闘技界の若きチャンピオンもまた、この自己暗示の力によって
イメージの対戦相手を作り出し、それを相手にダメージを感じる程にまで
リアルなイメージトレーニングを繰り返していると言う。

雪華綺晶はジュンの精神に「男性器を嘗められている」と言う感触を与え続けた。
そうして行った末にジュンが射精意を感じるのは当然の事だった。
「ああ! やめ! 出る! 出るぅぅ!」
直後、ジュンの男性器から大量に濃い精子が雪華綺晶の口の中にぶちまけられた。
雪華綺晶はそれを飲み込むのだが、するとどうした事であろうか。
みるみる内に力が沸きあがって来る。これこそジュンの力。
ドール3体をフルドライブさせても平気な程の強力なドールマスターの力を
雪華綺晶は垣間見たのである。
「ハア…ハア…ハア…。」
「まだまだ、これからよ。」
射精したばかりで萎えたジュンの男性器をゆっくり持ち上げ、雪華綺晶は
ジュンの唇に軽く口付けをした。ジュンの精子まみれにされたばかりで
イカ臭い唇を当てられるのはジュンにとって心地悪かったが、股間の男性器は
それだけで元気を取り戻して勃起していた。
「ウフフ…第二ラウンド開始〜…。」
「うわぁ! やめろ!」
雪華綺晶が嫌がるジュンを尻目に男性器の上を跨いだ。ジュンも抵抗するが触れる事は出来ない。
そして雪華綺晶が脚を開きながらスカートをゆっくり捲ると小さな女性器と菊門が姿を現した。
「どっちでやりたい? 貴方に選ばせてあげる〜。」
雪華綺晶は自分からジュンに女性器と菊門を見せ付け、さらに挑発するかのように
指を差し込んで弄くり始めた。
「普通にオ○ンコでやる? それともこっちでアナルセックス? どっちがいい?」
「うわぁ! やめろ! どっちもダメだぁ!」
首を左右に振って抵抗するジュンに雪華綺晶も困った顔をした。
「そう…なら普通にやっちゃうから…。」
雪華綺晶がゆっくり腰を下ろし、ジュンの男性器の先端が女性器に当てられた。
そして徐々に開きながら、挿入されていくのである。
「アッ! おお…きぃ…。」
「うわ! やめ! やめ!」
ジュンの抵抗も空しく男性器は女性器の中に全て挿入された。そして雪華綺晶が
腰を動かし、男性器が抜ける寸前の所まで持ち上げた後に再び一気に奥まで潜り込ませる。
この行為を繰り返し始めた。
「うふふふ…気持ち良いでしょ?」
「やめろやめろやめろ!」
「そんな事言わないの。もう理性なんて飛ばしちゃって正直になりなさい。」
雪華綺晶は優しい微笑みを与え、ジュンも次第に抵抗する力が弱くなっていく。
ジュンも快感を感じ始めたのである。そうなれば雪華綺晶の思う壺。
ジュンは精神を破壊され、廃人と化してしまうだろう。
813ジュンの深層 3:2007/05/01(火) 07:58:23 ID:QBJ+myXs
「やめ! 気持ち良い! 僕…狂っちゃうよぉぉ!」
「狂いなさい…狂いなさい…フフフフフ…。」
「あああああああああああ!!」
ついにジュンは行ってしまった。ジュンの男性器から再び放たれた大量の精液は
雪華綺晶の膣を一杯にしていた。これがまた彼女の力へ変換されるのである。
そしてジュンは全ての力を奪われたかのように椅子によりかかったまま動かなくなった。
「フフフ…これで真紅達はおしまい…。」
雪華綺晶の力によってジュンは廃人となった。そうなればジュンを媒介としていた
真紅と翠星石もお終い。逆に雪華綺晶はジュンの力でパワーアップしたのである。
雪華綺晶にとってこれ程美味しい状況は無い。
「それじゃあ…さようなら…真紅のマスター…。」
雪華綺晶は再びジュンの唇に軽くキスをし、立ち去ろうとした時だった。
「ちょっと待てよ…僕はまだまだやれるぞ…。」
「え!?」
さっきまで動かなかったジュンが動き出し、雪華綺晶の肩を掴んで止めていた。何故?
雪華綺晶の力で廃人になったはずなのに…と言うか何故彼女を掴む事が出来る?
「お前の方から誘っておいて…もうお帰りなんて事は無いよなぁ…。」
「キャァ!」
ジュンの目を見た瞬間雪華綺晶が悲鳴を上げた。その目は今までのジュンの目では無かった。
まるで三度の飯よりオンナを求める猛獣の様な恐ろしい目になっていたのである。
「そんな…一体どうして…さっきまで死んだようにぐったりしていたのに…。」
「僕はまだまだやれるぞ! 今までのは軽いウォーミングアップだ。」
「痛い!」
ジュンの両手が雪華綺晶の両乳房を掴み、まるで握り潰さんばかりの力で握られた。
「何で!? 何で私に触れられるの!?」
「そんな事知った事じゃない! お前だって僕を触れるじゃないか!」
実体が無いが故に相手に触れられた事の無かった雪華綺晶はいざ実際に触られたら脆かった。
そしてジュンは雪華綺晶の乳房を揉み解し、上下左右に動かしていくのである。
「痛い! やめ! ああ!」
「何を泣き言を! お前の方から誘っておいて!」
ジュンの平手打ちが雪華綺晶の両頬を叩いた。痛い。実体の無い雪華綺晶が感じた事の無かった感情。
それにしても…このジュンの豹変っぷりは一体何だと言うのであろうか…

ジュンは真紅に下僕とされ、翠星石からも何度も酷い目にあわされて来た。
彼の平和なヒキコモリライフは薔薇乙女のドールズによって破壊されたと言って良い。
そんな彼が薔薇乙女を怨みに思わないはずはない。
「犯してやりたい」「殴ってやりたい」「本当に上なのは僕だと言う事を分からせてやりたい」
「そして自作のメイド服を着せてローゼンメイデンならぬローゼンメイドにするんだ」
「奴等が僕をご主人様と呼ぶ様に教育…いや調教するんだ」
ジュンは心の中でドールズに対しその様な感情を潜ませていた。
その憎しみの感情も、ドールズと暮らして行く内に芽生えた家族と言う感情に
押し潰され弱まっていったのだが、雪華綺晶の力によって再び爆発した。
そしてその感情の穂先は真紅達ではなく、雪華綺晶にぶつけられたのである。
814ジュンの深層 4:2007/05/01(火) 07:59:08 ID:QBJ+myXs
ジュンの唇が強引に雪華綺晶の唇に密着した。
「んー!! んんー!!」
苦しい。息が出来ない。これも初めて感じる感触。
力一杯抵抗してもジュンの唇はますます密着する。そして何とか唇から離れた時、
二人の唇からは糸状になった唾液が橋のようにかかっていた。
「それぇ! 跪けぇ!」
「嫌ぁ! 痛い!」
今度はジュンは強引に雪華綺晶をうつ伏せにさせると今度は逆に尻を持ち上げ、
露出された女性器に向けて自分の高々に勃起した男性器をドカンとぶち込んだ。
「あああああああ!!」
「ハッハッハッハッハッハッ!! 僕の本当の力を見たか!?」
ジュンは笑いながら腰を激しく動かし、雪華綺晶を突きまくった。
先程雪華綺晶がジュンに対しやった奴の比ではない。まるでマシンガン。
その上、後背位と言う姿勢がまるでケダモノの交尾のようであり、
ジュンに一方的にやられていると言う状況も合わせて嫌だった。
「嫌ぁ! 痛い! やめて! 真紅のマスター!」
「ああ!? 何だその呼び方は! ご主人様と呼べ!」
「え!?」
ジュンに対しご主人様など、雪華綺晶のプライドが許さない。しかし、そうしなければ
ジュンは止めないだろう。雪華綺晶は生き延びる為に…助かる為にプライドを捨てた。
「痛い…です…やめて…下さい…ご主人様…。こ…壊れてしまいます…。」
「聞こえんな〜! もっと大きい声で!」
なおもジュンは雪華綺晶を激しく突きまくる。痛い。苦しい。耐え切れない。
ここで、ジュンの力を吸い取ってさらにパワーアップすれば良いじゃないか?
と思う者もいるかもしれない。しかしそれが出来ない理由があった。
それはジュンの力が雪華綺晶の許容量を遥かに超えていたからである。
風船に空気を送り込みすぎれば破裂するように、これ以上ジュンの力を
吸い取れば自分が破滅してしまうのである。
「おねがいですぅぅ!! ご主人様ぁぁぁぁ!!」
「今更言ってももう遅い! 行くぞぉぉぉ!!」
「ああああああああああああああ!!」

ジュンを陥れる所か逆に雪華綺晶がジュンに陥れられた。
これをきっかけとして雪華綺晶はジュンを愛するようになった。
ジュンを自分が愛するに値する器であると確信したのである。
そしていずれは真紅&翠星石と決着を付ける決意を固めた。
ただしそれはアリスゲームの為ではない。
ジュンを手に入れる為なのであるが…それはまた別のお話である。
                 おわり
815811-814:2007/05/01(火) 08:01:08 ID:QBJ+myXs
JUMきらネタ行ってみた。

>>804
GJ
本当面白かった。
ローゼンが泣きながらも二人を祝福する所とか結構好き。
816名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 08:04:29 ID:gMv6Nw4r
>>804
朝から良い気分にさせちゃってもうッ
ホントにGJなんだから!
817名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 08:24:55 ID:GCBHPCWL
>>811-814
これはエロい
818名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 12:35:15 ID:N8/+CsrI
GJ!
しかしローゼンメイドてww
819名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 21:25:56 ID:vt76q6Qh
最近ばらしー分が足りないと思うんだ。
820青二才:2007/05/01(火) 21:29:07 ID:iXsT2647
奇遇だな。俺もそう思ってたんだ。
821名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 21:45:50 ID:YQSUOmcK
>>804
猛烈に感動した!
個人的には蒼い子が幸せになって本当に良かった
ただJUMに嫉妬したw
822名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:03:18 ID:e0JRCMrk
>>804
すごい良かった、幸せな気持になれたよ
JUMと蒼星石が(あと子供達も)いつまでも幸せでいられますように


と言うわけで>>790の続きを投下したいと思います
今回で終わる予定だったんだけど文章書くの自体が久しぶりだったから中々うまく進まんかった
エロくないけど勘弁
823名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:04:19 ID:e0JRCMrk
桜田家昼間。

カリカリカリ…。
僕は今自分の机で勉強をしている……様に傍から見えるだろうな。
実際はペンを走らせてはいるけどその内容は意味不明な落書きに近いもので、勉強には微塵もなっていない。
勉強しなきゃなと思い、机に座ったはいいけどある事が頭の中でグルグルしててとても勉強どころじゃない。
「あ〜…」
僕は椅子に身体を預けるようにして身を投げ出す。
そして僕の頭を悩ませている事柄をポツリと口に出してみた。
「なんで来なくなったんだ…。蒼星石…」
僕は下の階に来ているであろうボーイッシュな少女人形に思いを馳せた。
そう、来なくなったとは言っても彼女はこの家自体には毎日来ているのだ。
来なくなったのは深夜の僕の部屋。
そこで僕たちは…その…なんだ…、恋人同士がする夜の営みというか…、まぁそういうことをしていたわけで…。
以前は三日に一度は蒼星石が来てそういう事をしていたのに、ここ一週間ほど何の音沙汰もないのだ。
もしかして嫌われたのか?
でも、僕は何も――いや、してるんだけど、それは蒼星石が求めてる事で、それで嫌われたって事はないと思うんだけど…。
じゃあ、他に何か嫌われるような事したか? そう考えても思い当たる節はまったくない。
こうして考えても答えの出ない悩みのせいで、僕は勉強にも手が付かない状態になってしまっているわけだ。
「はぁ…」
僕は身体を投げ出したままため息をつく。
蒼星石、下に来てるよな…。
そう考えて僕は身体を起こし席を立った。
こうして考えてても答えなんて出ない、とにかく蒼星石に会ってみよう。
そして僕は部屋を出て、下の階へと降りて行った。
824名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:05:58 ID:e0JRCMrk


下ではあいつ等がソファーに座ってきゃいきゃい騒いでいた。
どうやらもうすぐあいつ等のお気に入り、くんくん探偵の時間らしい。
そして騒いでいる横で静かに佇む蒼星石の姿を確認して僕は軽く胸を撫で下ろす。
良かった、居て。でも、どうやって話をしようか、あいつ等の前でできるような話じゃないし。
「あら、ジュン。降りていたの?」
そんな事を考えているとソファーに座っていた真紅が僕に気付いて声をかけてきた。
「ん、ああ」
「ちょうど良かったわ、お茶を入れて頂戴」
降りてきていきなり命令をかましてくれる自称主人の人形に僕は思わず反発心が沸く。
「おまえなぁ、それくらいたまには自分で――――っ、わかったよ」
「あら、今日は物分りがいいわね」
言ってろ、急に言葉を撤回したのはちょっと思いついた事があったからだ。
別に真紅の暴力が恐くなったというじゃない、うん。
そして僕は台所に行き、お湯を沸かし始める。
蒼星石が僕の所に来る時は、大抵昼間僕に何かしらのいちゃもんというかダメ出しをする。
本人が言うには、僕たちの関係を悟られないためのカムフラージュ的なものらしいけど、
僕はその夜に謝りに来ると言う口実を作る為の前振りだと思っている。
わざわざそんなことしなくてもいいのに、と思いつつ、
わざわざそんな事をするのがまたなんとも言えず可愛いかな、なんて思ってたりするんだけど。
まぁ今回はそれをちょっと利用してみようと思ったのだ。
回りくどいやり方だけど、これがきっかけで夜来てくれれば、話もできるし。
825名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:06:53 ID:e0JRCMrk
おっと、こんなもんでいいかな。
僕は紅茶を抽出するにはぬるすぎる温度でお湯の火を止めて、紅茶を抽出する。
それを人数分のティーカップに注ぎ、お盆に載せて台所を後にした。
「ほら、もって来たぞ」
「あら、全員分持ってくるなんて気が利くじゃない。少しは私の家来としての自覚が出てきたのかしら」
僕は真紅の言葉を聞き流してみんなに紅茶を配った。
蒼星石もいつも通り、ありがとうなんて言って紅茶を受け取った。
うーん、やっぱり、嫌われてるって感じじゃないんだけどな。
そんな事を考えていると紅茶を口にした真紅に横から叩かれた。
「ジュン、この紅茶は何? ぬる過ぎるわ」
「うわっ、本当ですぅ。こんなの飲めたもんじゃねーです」
「うゆぅ…」
真紅達の反応は予想通りだったし、わざとやったわけだから謝ってもいいけど、そんな事より気になる蒼星石の反応は…。
「……」
あれ、無反応…?
ばしっ!
「痛てっ」
ぼうっとしていた僕を真紅はさらに叩いた。
「入れなおしてきなさい」
っ、まぁ仕方ないかわざとやった僕が悪いわけだし。あ、そうだ。
「わかったよ。蒼星石、悪いけど手伝ってくれないか?」
「えっ、うん、いいよ」
よし、結果オーライ。これで二人きりで話ができる。
僕はいそいそとカップを持って蒼星石と台所へ向かった。
826名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:08:50 ID:e0JRCMrk
台所でお湯を沸かしながら、僕は蒼星石の姿を見つめていた。
「この葉の適温はね、ジュン君聞いてる?」
「あ、うん」
なんだろ、こうやって二人きりなのも久しぶりな気がするな。
夜するみたいな事をするわけでもなく、ただ二人でいるってだけなのになんか楽しい。
こういう風に二人で過ごすのも良いかもな。
そうだよな、いっそみんなに僕たちの関係をばらしてしまうのも良いかもしれない。
気恥ずかしくはあるけど、そうすれば気兼ねなく二人で居られるし。
と、そこまで考えて、その前にする事があることを思い出した。
そうだった、その前に聞くこと聞かなきゃな。
でも、いざ聞くとなると…なんか催促してるみたいだし、なんか嫌な感じだよな。
なんかうまい言い方は…――
「ジュン君っ、お湯!」
「えっ」
僕が考え事をしている内にお湯は煮立って噴出していた。
「わっ!」
熱っ!
僕はすぐに火を止めたけど、噴出した蒸気が頬に少しかかってしまった。
「ジュンくんっ!」
思わずしゃがみこんでしまった僕に蒼星石が心配して駆け寄ってきてくれた。
「少し赤くなってる…、早く、冷やさないと…」
軽く火傷した僕の頬を見て蒼星石は自分の顔をそこに近づけた。
「え…」
ぴちゃ…ちゅぷ…。
僕は驚いて思考が一瞬止まる。軽く火傷した僕の頬を蒼星石が舐めだしたのだ。
827名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:09:59 ID:e0JRCMrk
ちょっ、蒼星石っ。確かに場所が場所だけに水で冷やすのも簡単じゃないけど、だからってそんなことしなくても…。
「はぁ…」
ちゅぴ…ぴちゅ…。
…でも、気持ちいい。
頬を優しく触れてくる蒼星石の柔らかい舌のせいで、思わず変な気分になってきた。
「…蒼星石」
「…?」
僕は蒼星石を軽く引き離して、その唇からちょこんと出ている舌に自分の舌を絡めた。
「んんっ…」
ちゅっ…ちゅく…ちゅく…。
唇を合わせて舌を絡めあってお互いの熱を伝え合う。
そんな感覚に名残惜しさを感じながらも、僕は唇を離す。
「ぷは…」
熱に浮かされたような顔をした蒼星石の口から熱い息が漏れる。
ヤバイ、可愛い…。
「蒼星石…」
蒼星石の身体に手を伸ばしかけて、僕は踏みとどまる。
さすがにここで事に及ぶわけにはいかない、さほど離れていない所にあいつ等がいるし。
僕は高ぶった気を落ち着ける。
「ジュンくん…」
僕はまだ熱に浮かされている蒼星石の髪を優しく撫でた。
「なんか久しぶりだな、こういうの」
「…!」
僕の言葉を聞いた蒼星石は眼を覚ましたような顔をした後、顔を俯かせてしまう。
「蒼星石…?」
どうしたんだ、僕変な事言ったか…?
僕がそんな事を考えていると、
「ねぇ、ジュンくん…」
828名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:10:38 ID:e0JRCMrk
蒼星石が俯いたまま口を開いていた。
「…なんだ?」
蒼星石は少し思いつめたような表情をしている。
「あの、僕の事…、どう思って…――」

「蒼星石ー! そんな奴はほっといて早くこっちに来るですぅ! もう始まるですよー!」

紡がれていた言葉を翠星石の声が遮った。
「えっ、あ、うん、わかった、すぐ行くよ」
そう答えた後、蒼星石は僕にごめんねと囁いて、まるで逃げるように去って行ってしまった。
蒼星石…?
僕は少しの間呆然としてその場に佇んでいた。

僕がお前をどう思ってるか?
っ、そんなの、決まってるじゃないか。



僕はとりあえず沸かしたお湯で紅茶を入れなおして、今度は熱過ぎると真紅に殴られた。



/続く
829名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:55:55 ID:vt76q6Qh
>>823これからエロスが始まるんだな?

マジで最近きらきーの株が急上昇してねーか?
830青二才:2007/05/01(火) 23:58:24 ID:iXsT2647
ぎゃー。たった三時間じゃやっぱ無理ー!
ばらしー分補給作品、途中までだけど投下すっぞ!
831番外編〜ばらしーがやってきたよ!〜:2007/05/02(水) 00:02:42 ID:+lLfKBFz
「もう、飽きた」
「ああ! やめないで! やめないでぇぇぇぇええ!」
 絶叫するラプラスの魔を捨て置いて、薔薇水晶は現実世界に戻った。
「さすがア○ター版のフィギュアだ。出来が違う……!」
 すっかり現代の人形にハマってしまった槐を無視し、小さな書庫に向かう。参考にと通販で買ってしまって以来、彼女の父親はあっち方面へ行ってしまった。
「現在目覚めているローゼンメイデンは七体すべて。しかしアリスゲームは発生せず」
魔導書の一冊はローゼンメイデンの現状を記載していた。薔薇水晶は健気にも、以前の槐の願い(現在の槐の願いはありとあらゆる美少女フィギュアの蒐集である)を叶えようとしているのだ。今まではあの変態ウサギにだまされて徒労に終わったので、今回は独力で行うらしい。
「第一ドール、多数の護衛が存在。第二ドール、第三ドール、第五ドールは群居。第六ドールを攻撃するのが最良だが、第四ドール、第七ドールが護衛……」
 一見しても困難であることは明白だが、薔薇水晶はあきらめない。ローザミスティカを集めれば、お父様を更生させることができるかも……。
「なら、先に第四ドールと第七ドールを襲撃。それにより第六ドールから容易に奪取可能」
 第七ドールは実体すら持っていないらしい。それなら単純に第四ドールとの対決に持ち込める。
「手始めに、第四ドール」
 薔薇水晶は鏡へ飛び込んだ。



「お、おい!?」
「ごめんなさい……でも、嬉しいの。こんなこと、今まで一度もなかったから……」
 父親の野望を叶えるために生み出された存在。誇り高きローゼンメイデンを越えることが存在理由。しかし、もう必要とされなくなった願望。なにもない。相手にされない。必要とされない。
「あのね、お姉ちゃん。嬉しかったら、笑うんだよ。ないたら、みんな心配しちゃうよ」
 娘の一人が言う。いつの間にかみんな集まっていた。薔薇水晶はその子を抱きしめ、ぎこちなく笑う。
「もう、飽きた」
「ああ! やめないで! やめないでぇぇぇぇええ!」
 絶叫するラプラスの魔を捨て置いて、薔薇水晶は現実世界に戻った。
「さすがア○ター版のフィギュアだ。出来が違う……!」
 すっかり現代の人形にハマってしまった槐を無視し、小さな書庫に向かう。参考にと通販で買ってしまって以来、彼女の父親はあっち方面へ行ってしまった。
「現在目覚めているローゼンメイデンは七体すべて。しかしアリスゲームは発生せず」
魔導書の一冊はローゼンメイデンの現状を記載していた。薔薇水晶は健気にも、以前の槐の願い(現在の槐の願いはありとあらゆる美少女フィギュアの蒐集である)を叶えようとしているのだ。今まではあの変態ウサギにだまされて徒労に終わったので、今回は独力で行うらしい。
「第一ドール、多数の護衛が存在。第二ドール、第三ドール、第五ドールは群居。第六ドールを攻撃するのが最良だが、第四ドール、第七ドールが護衛……」
 一見しても困難であることは明白だが、薔薇水晶はあきらめない。ローザミスティカを集めれば、お父様を更生させることができるかも……。
「なら、先に第四ドールと第七ドールを襲撃。それにより第六ドールから容易に奪取可能」
 第七ドールは実体すら持っていないらしい。それなら単純に第四ドールとの対決に持ち込める。
「手始めに、第四ドール」
 薔薇水晶は鏡へ飛び込んだ。
833エロはないんだ。ごめんな:2007/05/02(水) 00:04:54 ID:+lLfKBFz
「みんなヒナに続くの〜!」
『はーい!』
 どたばた家中を走る彼女たちを、保護者たる三人は紅茶を飲みながら見ていた。
「雛苺もお姉さんらしくなってきたな」
「叔母さんだけどね」
「そういえば私も……」
 雪華綺晶は肩を落とそうとしたが、くんくんのボディに肩はなかった。
「まあ、チビたちも元気だし、僕の勉強も順調だから、順風満帆だな」
「そうだね。翠星石たちも毎日楽しく暮らしているみたいだし、うん、言うことなしだ」
「私はもみくちゃにされなければいい」
 三人は一時の休息を楽しみ、紅茶を楽しむ。勉強、育児、子守。違いはあれど、全員それを真剣に取り組んでいる。
「あ、そろそろお姉さまの番組」
 くんくんがテレビに駆け寄り、スイッチオン。イントロが流れ、めぐと水銀燈がブラウン管の中で歌う。
『乳・酸・菌! 乳・酸・菌! 三六五日、毎日乳酸菌! イエイ♪』
「ローゼンメイデンにも色々あるんだなあ」
「彼女は特別だよ。歌姫になるなんて、普通じゃ考えられない」
「こっちも普通じゃないんだろうけどな」
「ふふふ。あなたのおかげよ。あなたがいるから、僕がここにいる」
「蒼星石……」
「ジュンくん……」
 二人の影が重なろうとしたとき、リビングの扉が荒々しく開けられた。
「父様、母様−!」
「へんなのみつけたよー」
「あれ? なにしてるの?」
「やーん。くんくん目隠ししないでー」
「見ない方がいい」
 赤くなって距離をとる両親を、娘たちは怪訝な顔で見る。
「な、なんでもないよ」
「そ、そうなんだ。ところでどうした?」
「これなの〜」
 六人が担いできたのは、一体のドール。ローゼンメイデンに酷似している。
「ヘンだなあ。ローゼンメイデンは七体までのはず。お父様が新しく作ったのかな?」
「とりあえず、このたんこぶはどうしたんだ?」
「きっと物置でころんだの。あそこ暗いから」
「ま、そのうち起きるだろ」
 全員大して興味を抱くことなく、薔薇水晶はソファに放置された。雪華綺晶は歌番組を観賞し、ジュンと蒼星石は団欒、雛苺たちはまた家の中を駆け回る。
834831は忘れてくれ:2007/05/02(水) 00:10:20 ID:+lLfKBFz
 薔薇水晶が目を覚ましたのは夕食時だった。のりは合宿でおらず、蒼星石とジュンが担当である。
「ここは……?」
 痛む頭部が知らせる。そうだ、何かに躓いて頭を強く打ったのだ。そこから先は記憶がない。つまり、気絶していたのだろう。すると、ここは第四ドールと第七ドールの本拠地……。
「おう。気がついたか」
 薔薇水晶の視界をジュンの顔が占めた。反射的に飛びのく薔薇水晶。
「ああ、悪い。驚かせたか。ほれ、お前の分」
 コトリと置かれたのはカレーライス。子供が多いと、どうしてもこういった料理が多くなる。大量に作れ、栄養豊富、子供に人気とくれば、まあ分からないことではない。
「甘口でよかったか?」
「どうして……?」
 どうして見ず知らずの自分に優しくするのだろうか。どうして敵かも知れぬ自分に捕縛どころか警戒さえしないのか。
「メシってのは皆で食う方がうまいんだよ。僕も最近気づいたんだけどな」
 スプーンを手に取り、一口食べる。広がるうまみの他に何かを感じて、薔薇水晶は涙を流した。せき止めるはずの眼帯は、まるで意味を成さない。
「お、おい!?」
「ごめんなさい……でも、嬉しいの。こんなこと、今まで一度もなかったから……」
 父親の野望を叶えるために生み出された存在。誇り高きローゼンメイデンを越えることが存在理由。しかし、もう必要とされなくなった願望。なにもない。相手にされない。必要とされない。
「あのね、お姉ちゃん。嬉しかったら、笑うんだよ。ないたら、みんな心配しちゃうよ」
 娘の一人が言う。いつの間にかみんな集まっていた。薔薇水晶はその子を抱きしめ、ぎこちなく笑う。
「泣いちゃだめだよね……泣いちゃ……」
 優しさが感情わだかまりを溶かしていく。孤独、嫌悪、絶望。多くのものが彼女の心を蝕んでいた。
「はい、あーん」
 薔薇水晶にスプーンが差し出される。彼女は素直にそれを口に含んだ。
 ――おいしい。
835ひとまず終了:2007/05/02(水) 00:28:20 ID:+lLfKBFz
「ばらしーお姉ちゃん」
「どうしたの?」
 駆け寄った少女の手には、一輪の花。
「あのね、花壇のお花が咲いたの。だから、お姉ちゃんにあげる」
「私に?」
「いつもありがとう。あと、これからもよろしくね」
 恥ずかしいのか、そのまま少女は走り去る。残された彼女は、その紫色の花を撫でる。
「お前も私も、あの子たちのおかげで咲けたのよね」
 そっとその花をドレスに飾り、水晶で固める。枯れると花も可哀想だし、あの子も悲しむだろう。
 水と土だけでは花は育たない。照らしてくれる太陽がなければ、花は華麗に咲けない。
「今日は、何をしようかしら」
 あの子たちが私の太陽であったように、私はあの子たちの光になろう。それはひとつの戦い。武力とは根本的に違う戦い。まったく未知の領域。
 それでも――
「負けるもんですか」
 彼女はドレスをはためかせ、戦場と化したリビングへ出向いた。
836青二才:2007/05/02(水) 00:33:29 ID:+lLfKBFz
燃え尽きているはずなのに、職人が執筆をしていると「俺も負けてられっかー!」と思ってしまう私です。
しかし、やはりID変更に合わせて書くのは無理でした。眠いですし、なんと言っても時間がない。
クオリティーの低下でがっかりさせてしまったかもしれませんが、
できる限りのことはしたので、ご了承のほどを。
とりあえず今は自己嫌悪に浸りながら寝ます。
それでは。


青二才。
837百合注意:2007/05/02(水) 00:42:03 ID:/MCGJj09
「……これは一体なんのつもりぃ?」
 暗い協会に、嘲るように間延びした声がひびいた。
 さらり、と流れるような銀髪が揺れる。
 彼女の纏う漆黒のドレスは今や、白と紫で覆われている。
「私が本気で怒る前に放した方がいいわよぉ」
 彼女は今、明らかに劣勢。そして、怒りを含むその声は、虚勢。
 けれど、決して屈しようとしないその姿は、実に美しく、気高い。

 なんて面白い生き方なのだろう。
 関心と共に、嗜虐心が湧きあがる。
――見てみたい。いわゆる『贋作』の私に『オリジナル』の人形が屈する姿を。

「いい? もう一度だけ言うわ。このうざったらしい水晶と茨を今すぐに解きなさい」
 キッと眉をつり上げて睨む彼女に、もう先程のような余裕は見られない。
 当然だろう。こちらは二人、あちらは独り。どちらが有利かなんて考えなくてもわかる。

「安心してください、お姉さま。私達は貴女を傷つける為に来たのではない」
 私より先に口を開いたのはオリジナルの人形。
 その言葉の続きは私が受け継いだ。

「そう……私達は、貴女を救いたい……」
 
838キリがいいので此処で切ります:2007/05/02(水) 00:43:03 ID:/MCGJj09
>>837

「……救う、ですってぇ?」
 ようやく言葉を発した私達を見て、縛られた美しい人形はくすりと笑う。
「何が、可笑しいの……?」
 私の疑問に、更に鼻で笑うと水銀燈は答えた。
「貴女の頭がよぉ、オカシなジャンク。何のつもりか知らないけれど、
この水銀燈を拘束してただで戻れるとは思わないことね」

 強気。
 どんな立場でも消して折れない自信――

 けれど、そんなもの。

「私が壊してあげましょう……」

「さぁ、お姉さま。雑談さはおしまいにして、パーティ――いいえ、ゲームを始めましょう」
 呟く私の声を打ち消すように、凛とした声で雪華綺晶が言う。

「ゲーム、ですってぇ?」
「えぇ、ゲームです」
 水銀燈の挑発するような言葉に雪華綺晶は穏やかに切り返す。
 なるほど、彼女は煽るのが得意なようだ。
839名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:46:14 ID:/MCGJj09
>>838
誤字発見
きらきーの台詞
×雑談さは
○雑談は
失礼しました。
840名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 01:42:15 ID:m2nXPfiL
打ち切りってまじですかああああああああああ??
841名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 09:02:25 ID:uVtzo7Qt
YES!
YES!
YES!
842名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 16:05:56 ID:CXPo0Be2
>>836
GJ!

本編もこうなればよかったのになぁ・・・
843名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:28:25 ID:fLoSqM3T
おいおいなんだこのラッシュは。すっげえぞ
844名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:42:55 ID:wYRiKUuV
超新星が爆発する寸前のようだ
845名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:09:26 ID:L+Fs3oie
>>842
なるよ、きっと
つか、なれ



さて、では>>828の続きを投下します
846名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:10:24 ID:L+Fs3oie
あの後結局、上に戻る気分でもなかった僕は椅子に座って、くんくん探偵を見ているあいつ等を、
正確に言えば蒼星石を見ていた。
彼女の姿を見ながらさっきの事を思い出す。

/「僕の事…、どう思って…――」

あいつの少し思いつめたような表情が眼に焼きついてどうしても離れない。
僕があいつの事をどう思ってるか。
言葉は途中で途切れてしまったけど、言いたい事はそれで間違いないはず。
僕があいつの、蒼星石の事をどう思ってるか。
そんなのは決まりきっている。
なのにそんなこと聞いてくるなんて、蒼星石が僕の所に来なくなったのは僕が嫌われたせいかと思ってたけど、
実際は逆で蒼星石が僕に嫌われたと思ってたとか?
それなら、僕が一言言えば全部解決するんじゃないか?
いやその前にさっきの事で嫌ってない事はわかるはず、嫌いな相手にあんな事するわけないし。
なのに蒼星石が聞いてきたのはその後…。
あー、またわかんなくなってきた。

「ただいまー」
僕がまたグルグルと考え込んでいたら、姉ちゃんが帰ってきた。
「あ、おかえり…」
「ただいま、ジュン君」
「ちょうど良かったわ、のり、お茶を入れて頂戴」
そう言ったのは真紅だった。いつの間にかくんくん探偵は終わっていたらしい。
「はいはい、ちょっと待っててね」
そう言うと姉ちゃんは台所の方へ行ってしまった。
「…ジュン、あとでのりにちゃんとお礼を言いなさい」
「あん?」
突然の真紅の言葉に僕は思わず疑問符を飛ばす。
847名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:11:24 ID:L+Fs3oie
「あなたがまともにお茶も入れられないから、代わりにやってくれているのだから」
確かに僕がまともにお茶を入れられなかったのは事実だけど、それはあまりに勝手な言い分じゃないか?
そう思った僕は、
「お礼を言うならお前の方だろ、もともとお前が頼んだんだから」
と言い返してやる。
すると真紅はしれっとした表情のまま口を開いた。
「お茶を入れるのは当然でしょう? あなた達は私の家来なのだから」
…そーかい。
「まぁ、その事を差し置いても、あなたはのりにお礼を言うべきでしょう?
 いままで色々と世話になっているのだから」
「っ、…わかってるよ」
僕だってそれくらいわかってる、前は…、すごく迷惑かけてたし…、感謝してる…。
だから今は色々と手伝いとかしたりしてるし…、少しだけだけど…。
「…まぁ確かにあなたなり感謝を示しているみたいだけど、それでも言葉にして伝えると言うのは大切な事よ」
えっ…?
「どんなに親しい間柄でも言わなければわからない事もある、言わなくてもわかってもらえるなんて甘えだわ」
言わなくちゃわからない…?
真紅のその言葉が胸を突いて、またさっきの蒼星石の顔がフラッシュバックした。

/「僕の事…、どう思って…――」

僕があいつの事をどう思ってるかなんて決まってる…、でも、僕はそれをあいつに一度でも言ったか…?
っ、言ってない…、一度だって…。

/「ジュンくん」

面と向かって言うのが気恥ずかしかった…、でも、わかってくれてると思ってた…。
あいつに触れる事で、抱く事で伝えてるつもりだった…。
だけど、それが僕の思い込みだったなら…。

すべての疑問に一気に答えが出た。
848名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:12:00 ID:L+Fs3oie

くそっ! バカか僕はっ!
相手の気持ちがわからなかったら不安になるに決まってるじゃないか…!!

/「ジュンくん…好き…、好きだよ…」

あいつはあんなにはっきり伝えてくれてたのに…!

僕は自分を殴り飛ばしたい気持ちでいっぱいだった。
だけど、今やるべき事はそんな事じゃない。

「真紅ちゃ〜ん、お茶入れてきたわよ〜」
「…姉ちゃん」
僕は椅子から立ち上がる。
「あら、どうしたのジュン君?」
僕は恥ずかしいと思う気持ちを押し殺して言葉を紡ぐ。
「今までその、ありがとう…。それとこれからも…」
「えっ? えっ?」
そして戸惑っている様子の姉ちゃんをそのままにして彼女の元へと歩き出す。
とその前にもう一言。
「ありがとな、真紅」
真紅は何も言い返さなかった。

「蒼星石、話があるんだちょっと来てくれないか?」
「えっ…、あっ」
僕は返事を聞く間もなく蒼星石の手をとって自分の部屋へと連れて行く。
後ろで翠星石が何か言ってた気がするけど、耳には入らなかった。


「…ふぅ、まったく、世話のかかる家来と姉なのだわ」
849名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:12:58 ID:L+Fs3oie
僕は部屋に入るとすぐにドアを閉めて一息つく。
「ジュン君…?」
僕は手を握ったまま、僕を見つめる蒼星石を見つめ返す。
「えっと、どうしたの? も、もしかして、したくなったのかな?
 でも、あんな風に二人で居なくなると怪しまれちゃうから、こっそり言ってくれれば…」
そう言う蒼星石はどこか嬉しそうだ。
「いや、そうじゃないんだ」
「えっ…」
その瞬間、蒼星石の嬉しそうな顔が一瞬でしぼんだのが見て取れた。
ごめんな、したくないわけじゃない。本当は今すぐにだってしたい。
でも、その前にやらなくちゃいけないことがある。
僕は手を離し、膝をついて目線の高さを蒼星石に合わせる。
そして蒼星石の眼をまっすぐに見つめながら口を開いた。
「僕、気付いたんだ、お前に伝えなきゃいけない事が、いや、伝えたい事があるって」
「伝えたい事…?」
っ、ヤバイ、ドキドキしてきた。
さっき姉ちゃんにありがとうって言った時とは桁違いに緊張してる。
でも、蒼星石は伝えてくれた。きっと、こんな緊張や恥ずかしさを何度も乗り越えて。
こんな時くらい度胸を決めろ、ジュン!
850名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:13:37 ID:L+Fs3oie
「蒼星石」
僕は蒼星石の眼をまっすぐに見つめたまま、一気に言い放った。

「僕は、お前の事が好きだ」

言った瞬間の蒼星石の顔を僕は一生忘れないだろう。
そして、その顔がどんどん喜色に包まれていった事も僕はきっと忘れない。

「…本当、ジュンくん?」
「っ、こんな事、冗談で言うくらいなら自殺する…」
そう答えた瞬間、蒼星石が思い切り抱きついてきた。
僕はそんな蒼星石を優しく抱きしめ返した。
「僕、ずっと不安だったんだ…。ジュンくんが僕の事どうとも思ってないんじゃないかって…。
 ただ、優しいから僕の相手をしてくれてるだけじゃないかって…」
「…ごめんな、不安にさせてた事に気付かなくて」
僕は抱きしめたまま蒼星石の頭を撫でる。
本当にバカだな僕は、たった一言ちゃんと伝えていればこいつがこんなに不安になる事もなかったのに…。
本当は初めての時に伝えなくちゃいけない言葉だったのに…。
「ううん…いいよ…。それよりもう一度言って…?」
「…ああ、お前が聞きたいなら何度でも言ってやるよ。
 僕はお前が好きだ…、世界中の誰よりもお前が好きだ…」
「ジュンくん…」
「ん…」

その時僕たちがしたキスは、ただ唇を触れ合わせるだけのものだったのに、今までのどんなキスより甘かった
851名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:14:28 ID:L+Fs3oie



「やっ…あっ…はぁん…!」
「なんかすごい濡れてるぞ…」
僕は蒼星石の秘所を指で探る。
「やぁ…そんな事…言わないでよぉ…」
顔を染めて恥ずかしがる姿があまりに可愛くて、僕はもっといじめたい衝動に駆られてしまう。
僕は蒼星石の秘所を弄りつつ、首を胸に伸ばしてちゅぅっと吸い付いた。
「あぁっ…あっ…あっ…!」
「こうするともっと濡れてくるみたいだな…」
「ぅぅ…ジュンくんのいじわる…」
少し涙目になって、さっきよりも顔を赤くした蒼星石は実に可愛らしい。
まだ色々じっくり楽しみたいけど、さすがに一週間してないからそろそろ限界だ。
「蒼星石…、そろそろいいか…?」
僕は蒼星石に覆いかぶさるようなポジションを取る。
「あっ、ちょっと待って」
「えっ…?」
蒼星石の言葉に僕が身体を起こすと、逆に僕が押し倒されてしまった。
「蒼星石…?」
「…今日はジュンくんからしたいって言ってくれたから、…だから今日は僕がしてあげるね」
そう言って蒼星石は僕のものを握ると、それを自分の秘所に押し当てた。
くちゅっと言う音が聞こえ、蒼星石の柔らかい感触が直接伝わってくる。
「行くよ…?」
蒼星石がゆっくりと腰を下ろすと、僕のものがゆっくりと蒼星石の中に吸い込まれていった。
「あっ…はぁ…」
「っぅ…」
一週間ぶりの蒼星石の中は柔らかくて熱くて僕をきつく包み込んでくる。
ヤバイな…、そんなに持たないかも…。
852名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:15:32 ID:L+Fs3oie
「はぁ…ジュンくんの…いつもより大き…」
蒼星石が腰を動かすたび、蒼星石の内側が僕のものにぬるぬると纏わりつく。
「どう…ジュンくん…? 気持ちいい…?」
はっきりいって気持ちよすぎる…。
「ふふ…、気持ちいいんだね…。じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるね…」
「うぁっ…!」
じゅっ…じゅぷっ…にゅぷっ…。
蒼星石がいきなりペースを上げたので、僕はどんどん限界に近づいていった。
だが、それは蒼星石も同じのようだ。
「あっ…んんっ…あぁっ…」
「っ、蒼星石、僕もう…」
「うん、いいよ…、中に頂戴…」
僕は蒼星石の腰の動きに合わせて自分の腰を突き上げた。
「あぁっ…!」
「うっ…!」
蒼星石の奥にぶつかった衝撃で僕は達してしまう。
どぷっ…どぷっ…。
強い快感と共に僕のものから熱いものが吐き出し、更に僕の射精と同時に達した蒼星石の中が僕のものを搾り取っていく。
「あ…、中にいっぱい…」
「はぁ…はぁ…」
イッたせいで力が入らないのか、蒼星石が僕の胸に倒れこんできた。
「はぁ…はぁ…、ふふ、あふれちゃうくらい出てるのに、ジュンくんのまだ大きいままだね…」
「まぁ…、その、久しぶりだしな…」
「ふふ。ねぇジュンくん…、今日は…いっぱいして欲しいな…」
僕は笑いながら蒼星石の髪を撫でる。
「元からそのつもりだよ…」

それから僕たちは何度も乱れて、何度も果てた…。
853名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:16:11 ID:L+Fs3oie


終わった後、僕たちはベッドの上で力なく抱き合っていた。
「さすがに疲れたな…」
「うん、僕のお腹の中、ジュンくんのでいっぱい…」
蒼星石は自分のお腹を愛おしげにに撫でる。
「これならできるかも…」
「ん…? なにがだ?」
蒼星石の言った事の意味がわからなくて僕は聞き返した。
「あっ、それはその…」
蒼星石はなんだか恥ずかしそうな顔をした。
「あ、あの…その、僕は人形だけど、その、えっちはできるんだし…、
 その、がんばったら赤ちゃんもできるんじゃないかなって…」
僕は思わず眼をぱちくりとさせてしまう。
赤ちゃんって…。
「…えっと、じゃあいつも僕に中に出してって言うのもその為?」
蒼星石は恥ずかしそうにこくりと頷いた。
…………ぷっ。
「あっ」
「くっくくくくくっ…」
僕は思わず堪えられなくなって笑い出してしまった。
「むぅ…、笑うなんてひどいよジュンくん…。…ジュンくんは赤ちゃん欲しくないの?」
蒼星石が思わず泣き出しそうな顔をしたので、僕は何とか笑いを押さえ込んで蒼星石の頭を撫でた。
「ううん、欲しいよ…。僕と蒼星石の子供…」
「…ジュンくん」
そうか、子供か…。今まで考えた事もなかった。
そうだよな、もしかしたらだけど僕たちにもできるかもしれないよな…。
だったら…。
「頑張らないとな」
「うん」
そう言って蒼星石は顔を輝かせた。

そう、頑張らないとな今まで以上に、色々…。
僕は心の中で誓った。
これからも蒼星石と一緒にいるために。
それと…。
「蒼星石…」
「なに?」
「大好きだ…」
「ふふ、ありがとう…。僕も大好きだよ…」
二度と不安になんてさせたりしない。


…そんな二つの誓いを胸に秘めて、僕は蒼星石との時間を怠惰にむさぼった。



/終わり
854名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 02:21:40 ID:L+Fs3oie
はい、この話はこれで終了です
本当は最初の話(誰も覚えてないだろうけど)を書いたときにここまで書くつもりだったのに
忙しさにかまけてお蔵入りになってました
でも、最近JUM×蒼な感じの流れだったのでちょっとやる気を出してみました
エロは専門ではないのでいつになるかわかりませんが、JUMと蒼星石のラブが描きたくなったらまたきます
では
855名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 04:20:39 ID:VwfD5gJq
GJ!
856名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 14:18:27 ID:66mBcl3y
>>854
ぐっじょぶ!!
エロ少なくても・・・いっそエロ無しでもいいからまた書いておくれ
857名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 01:07:37 ID:WKG8Xg3I
ここ最近マジGJ!!

てか本当にここんとこ蒼の幸せフラグ立ちっぱだなwww

鬱なの好きじゃないからいいけど暴走気味な蒼も嫌いじゃない俺
858名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 11:54:15 ID:wuV4BQAC
>>857
蒼「いいのかい?のこのこついて来て。
僕はノンケだって平気で喰べてしまう人形なんだよ?」

銀「いいのよ、あ、貴女みたいな人形、嫌いじゃないからぁ」

こうですか分かりません。
859名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 12:14:37 ID:GQDVWs9D
>>858
ソレダ
860名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 22:50:12 ID:FuuaFobX
>>857

珍子付いてる蒼にJUMが挿入しながら抜いてやったら朕子が取れちゃって
それを装着したJUMが、珍子の下から出てきたクリを愛撫し倒した後に
菊門との二本挿しをするというのは如何だろうか?

まあ、それは置いといて駄作だが恥を忍んで完結させる。
861VS巨大薔薇水晶:2007/05/04(金) 22:57:05 ID:FuuaFobX
>>645

 軽い絶頂。
 乳首だけでイキかけ、巨大薔薇水晶は一瞬我を忘れた。
 五指が緩み、ジュンの足がするりと開放される。
 ジュンは、再びお腹の辺りに戻って来た。
『あ、ダメ…戻らないで』
 少しぼうっとしながら、巨大薔薇水晶が捕縛の手を伸ばす。まだ絶頂の余韻が有るのか、幸いにも手付きは覚束無い。
 ジュンは辛うじて避けながら、背中側に回る。それでもすぐに手は追って来るので、一計を案じた。
 逃走経路の拡大化である。
 彼の足元はズロースとパニエの縁、ここから潜入してズロースの中までを確保する計画だ。
「よし!」と息巻いてジュンは身体を捻じ込む。
 ややあって通り抜けると、すべすべしたお尻が彼を迎えてくれた。
「柔らかい、や……」
 ドール、ましてや巨大ドールとは思えない弾力に、ジュンは感嘆を漏らす。
 肌触りも、しっとりと滑らかで素晴らしいことこの上ない。
 手で、頬で感じながら滑り降りると、何とも言えない心地良さ。
「はあ」とジュンは溜息をつくと、目の前の尻肉を撫で、軽く噛んだ。
 そこへ、無粋にも近付く巨大な魔手。 
 ここで捕まるまい、とジュンは転進、お尻の割れ目に身を隠す。
『ひいぃっ!!?』
 ぞわりと怖気立つ巨大薔薇水晶。
 それもその筈、もしジュンがこれ以上奥に逃げたならば、行き着く先は濡れた間隙。
 ジュンの予期せぬ責めに雫も滴る、聖少女領域とズロースとの僅かな空間。
『う、嘘……や、やめて……嫌、そ…そっちだけは……お願い!』

「展開的にも……ここまで来たら、イカないワケにはいかないだろう」
 ジュンは、濡れそぼった隙間に頭を突っ込んだ。
862VS巨大薔薇水晶:2007/05/04(金) 22:58:29 ID:FuuaFobX
 ぬちゃ。
 秘唇の端に触れると、髪に愛液が零れ、絡まり、後頭部をじっとり湿らせ、首筋を伝って喉仏までねっとりと垂れてくる。
 温かく、熱く、糸を引き、そして人形師がどう趣向を凝らしたのか、咽るような薔薇の香気に

満ちていた。
 体を捻って、閉じた秘部にめり込ませながら、先へ進む。
『やめッ! 入ってこないで!!』
 くちゅくちゅと音を立てながら尚も前進するジュンを拒もうと、巨大薔薇水晶は太股を閉じた。
 皮肉にも、閉じられた腿に圧されたジュンは縦方向に滑り、腰の辺りまでが割れ目に食い込んでしまう。
『嫌あッ!! あっ!? んッ!』
「うぐっ!? 苦しッ!」
 全身ぬめぬめとした肉の壁に挟まれ、顔面に愛液が滴り落ちてくる。
 止め処なく零れ出ては鼻や口に流れ込み、間もなくジュンは息ができなくなった。
 脱出しようにも、秘唇に挟み込まれた身体は思い通り動かず、息苦しさにただのた打つしかない。
 身を捩ってのた打つ度に、ジュンの全身が柔らかい粘膜を擦った。
『んあッ!』
 再びキツく締まる太股。
 ただ、今度はジュンの侵入を拒むのとは違っていた。
『らめぇッ! 擦っちゃ…あっ……あッ!!』
 腰から腿をそわそわとくねらせ、恍惚とした表情さえ浮かべている。
 嫌悪感と怖気の入り混じった悲鳴にも、甘ったるい響きが加わっている。
 
 彼女は、感じていた。
 既に、この侵入が挿入に変わることを厭わないほどに。
 むしろ、そうなることに微かな期待さえ抱いてしまうほどに。
 望んだ形ではないにせよ、ただ純粋に快楽を享受したいという思いに満ちていたのだ。

『ああ……』
863VS巨大薔薇水晶:2007/05/04(金) 23:00:29 ID:FuuaFobX
 その証拠に、いつに間にかジュンを捕縛するための手は止まり、代わりに自らの胸に宛がわれていた。
 掌は乳房を摩り、指先は乳首を弄んでいる。
 股間でのジュンのうねるような動きも休みなく繰り返され、巨大薔薇水晶の口からは溜息が漏れた。
(気持ち良い……)

 だが、まだ足りない。
 まだ満足できない、飢えにも似た欲求が下半身を疼かせている。
『あぁッ。も、もっと』
 もっと快楽がほしい。
 今得られているのは胸に当てられた手と、陰唇で蠢くジュンによる快楽。
 言わば、前戯に等しい。
 必要なのは、その先の行為。
 乙女の名を守りたければ、仮令欲しても忍ぶべき行い。
 百体の人形は躊躇いながらも、乙女を捨てることを選んだ。

 巨大薔薇水晶の手が、覚束ない動きでズロースの中に滑り込む。
 恥丘の上を這い、指は秘裂へと届いた。
 すぐ傍には、未だ蠢くジュンの身体。
 微かに震える指が、ジュンの足を捕らえる。
 続いて上肢をも指で挟み、そのまま自らの内側へと押し当てる。
「〜〜!!!??」
 ジュンの驚きも束の間、彼の身体は一気に薔薇水晶の膣道へと挿入された。

『あはッ…入った……ぅあッ!!?』
864VS巨大薔薇水晶:2007/05/04(金) 23:02:07 ID:FuuaFobX
 入った途端に、ジュンが身を捩って暴れだす。
 巨大薔薇水晶の秘部はしとどに濡れてはいたが、自身の緊張と異物の挿入感に、膣壁は収縮していた。
 ジュンが身動きすることで、更に固く縮み、彼を圧し潰す。
 圧迫感と狭い膣内での酸欠が、ジュンを混乱させ、より激しい動作へと駆り立てていた。
 その動きは時に抉り、擦り上げ、掻き回し、そして突き上げるが如し。
『っく! んん……んッ、すご……凄い、動いて…る。んあァ!!』
 今の今まで処女であったというのに、巨大薔薇水晶は膣壁への荒々しい蹂躙に早くも快楽を覚え、
「ううッ、苦しい……キツイ!!」
 括約筋を引き絞り、ジュンを圧死させんばかりに締め上げていた。
 挿入を終えた指はクリトリスの包皮を剥き、膨らんだ芽に愛液を塗布して捏ね回す。
 痺れるような心地良さに唾液が伝う、だらしなく緩んだ口元から悲鳴はもう聞こえない。
 ただ桃色吐息と矯正が漏れるのみである。
『お父様ごめんなさい……薔薇水晶は、行きずりの男を受け入れてしまいました……』
 悦に入った表情で、父へ謝罪の言葉を述べても、軽々しく響く。
 既に彼女は、快楽の虜だった。

(ああ……もう、息が)
 ジュンは窒息によって、もうじきその短い生涯を終えようとしていた。
 朦朧とする意識の中、最後の足掻きとばかりに動いた拍子に、頭が膣の最深部にごつりと当たる。
(あれ……この先は何だっけ……子宮かな?)
 ぶつかった部位はまさしく巨大薔薇水晶の子宮口であった。
(僕も、こんなところから産まれてきたんだろうな)
 ジュンは自分の産まれてきた場所――記憶などないが――母の子宮が頭をよぎった。
 子宮。胎児の眠る場所。子供の育てるための空間。空間――。
(空間……空間、即ち空気のある場所ッッ!!)

 ジュンは頭を降り始めた。
865VS巨大薔薇水晶:2007/05/04(金) 23:07:16 ID:FuuaFobX
 縦横無尽のヘッドバンキング。
 髪が、子宮口を擦り出した。
 愛液まみれの頭髪が触れる感触はまるで、濡れた毛筆で弄るかのよう。
 度重なる性感帯への刺激に加えて、胎内までじんわりと滲むような快楽に耐え切れず、人形は膝を付く。

『あああぁぁぁぁ――――ッッ!!』

 数瞬後に激しく仰け反ると、絶頂を迎えた。
 その時である。
 決して開かない筈の子宮口が広がり、絶頂の際に引き締まった膣筋によって、ジュンは子宮の内部へと押し上げられた。
 僅かな、それでも辛うじて空気のある空間に辿り着いたジュンは大きく息を吸う。
 これが頭を降り始めた理由。子宮は子供を育てる場所だから空気が有ると思ったのだ。
 正直開くとは思っていなかったが、一か八かの賭けでやってみて運良く成功したのである。
 しかし、彼が入ると同時に子宮口は閉じてしまった。
 もう一度開く保障などないし、開いてもまたあの狭い肉壁に逆戻りだ。
 ジュンは思考する。

(もう、ここで引き篭もっちゃおうかな?)

 幸い暖かく、何故か狭い割に空気も多い。
 静かで邪魔が入らない上に、居るだけでとても落ち着く。
(うん……いいや。ここは居心地が良いんだ)

 暗闇と静寂に満ちた安息の地。
 暫くの雑多な思考の後、ジュンは眠りに付く。

 刹那、浮遊感と暖かい光が彼を包み込んだ――。
866VS巨大薔薇水晶:2007/05/04(金) 23:10:26 ID:FuuaFobX
 数時間後。

「さて、そろそろほとぼりが冷めた頃かしらね……ジュンは生きているかしら……あ!!?」

「ふふ、おばばに里芋の煮っ転がしお裾分けして貰ったですぅ……えぇ!!?」

「あーん、家が壊れてるぅ……なあぁ!!!?」

 真紅、翠星石、のりは用事を終え、帰宅したところで絶句した。
 家が半壊していることでも、巨大な薔薇水晶が居ることでもない。
 いや、正確には巨大薔薇水晶が居たことが原因だった。

「これは……」

 巨大薔薇水晶は、ジュンを腕に抱いていた。
 一切の邪心を取り除いた、愛情に満ち溢れた顔をして。
 全身に付着した愛液を丁寧に舐め取り、あやすように髪を優しく撫でている。
 その姿は、産まれたばかりの子供を慈しむ母親そのものだった。
 一人と二体の頬に涙が伝う。

「おめでとう……おめでとう薔薇水晶! おめでとう、ジュン!」

 何だか良く解らないが感動した一同は手に手を取って、無事に出産を終えた母と、新たな生命に賛辞を贈った。

『ありがとう……真紅、翠星石、ジュンの姉』
「みんなありがとう! 生まれ変わった気分だよ!!」
867VS巨大薔薇水晶の後書き:2007/05/04(金) 23:13:33 ID:FuuaFobX
↑おしまい。

ギギギ済みません、オレにはこれで限界です。
でも頑張れたら近いうちに巨大薔薇水晶のオマケと新作書きます。
868名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:36:08 ID:0cYXnBO6
乙!
なんでか笑ってしまったw
869俺がこのスレに止めを刺すッ!:2007/05/05(土) 00:23:27 ID:6FTCa7iK
番外編〜子供にとって全体に見たくないもの〜

 ジュンの部屋がある廊下のつきあたりで、長女は震えていた。
(あの優しい父様が、母様を泣かせているなんて……)
 扉の隙間から見える部屋の中では、まさしくジュンが蒼星石を“鳴かせて”いた。
『あ! ジュンくん! 僕、もう……!』
『ダメだ。まだイカせない』
『そんあ、酷いよ……!』
 ここからではよく見えないが、身体を強く叩かれている音がする。長女は、これを暴力を振っていると思っているらしい。
「ああ……。父様と母様はあんなに仲がいいのにどうして」
「仲がいいからよ」
 いつに間にか、くんくんがとなりにいた。悲鳴を上げようとする長女の口をさっと塞ぐ。なかなかシュールな光景である。
「あなたにはまだ分からないでしょうけど、真に愛し合うと、ああいうことをするのよ」
「そうだったんですか」
「そう。あなたもいつか愛する人ができたらするでしょうね」
 長女はここで疑問に思った。
「どうすればいいんですか?」
「そうね。最初は男の人にやってもらうといいわ。経験をつんだら、逆に攻めてもいい。お姉さまも三回に一回くらいそうしているし」
「母様も……」
 少女の頭の中では、ジュンにビンタを張る蒼星石が想像された。
「あなた、好きな人はいる?」
「父様も母様もくんくんも……みんな好きだよ」
「そうじゃないわ。そう、男の人で大事にしてもらいたい、好きになってほしい人……そういう人ができたら、いずれ……」
 彼女の中で、色々なことが浮かんでは消える。最終的に残ったのは、ジュンだった。
 父様に自分のことをもっと好きなってほしい。可愛がってほしい。
 愛してほしい……
「今日はもう寝なさい。寝不足は身体に毒だから」
「うん……。おやすみ、くんくん」
「おやすみなさい」
 夢見心地で部屋に戻る長女を見送ってから、くんくんはため息を吐いた。
(どうして私が性教育をしなければならないのかしら)
 そもそもあの二人がいけないのだ。毎晩していては、いずれバレるだろう。声を抑える気もなさそうだし。
(ジュンはお姉さま一筋で相手にしてくれないし……。まあ、私は実体ないから子供産めないんだけどね)
『蒼星石、出すぞ!』
『ああっ!』
 くんくんはもう一度ため息を吐いて、扉を静かに閉めた。


 翌日――
(怖いけど、でも父様なら……)
 ある思いを胸に秘め、長女は裁縫をしている父の元へ来た。
「ん? どうした?」
 針を操る手を止めず、ジュンは問う。娘は何度も深呼吸し――
 言ってしまった。
「父様、私もぶってください!」
 縫い針が指を深く突き刺した。
「は?」
「母様のように、私もぶってください!」
「そ、蒼星石〜!? 娘が! 娘がぁ!」
 血が噴出していることも構わず、ジュンは妻の元へ走った。
 残されたのは、呆然とする娘と、裁縫を見ていたくんくんだけだ。
 くんくんが長女の肩をぽむっと叩く。
「それは別の趣味」
 少女がその真意を知るのは、ずっと先のことである。
870名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:39:45 ID:Z7BjxgzO
>VS巨大薔薇水晶
GJ!
子宮に入った時点でまさかと思ったら、本当にそのオチが来やがったw
感じてる薔薇水晶の描写はエロいのに笑ってしまうのは何故だ

>>869
くんくんの中の人がんばれ、超がんばれ
871スレ立てられないから誰かよろしく:2007/05/05(土) 01:11:02 ID:6FTCa7iK
番外編〜新世紀ローゼンメイデン〜

 某国にて――
「敵機来ます! 数五〇〇〇!」
 ブリッジ内が震撼する。
「ついに来たな」
「ああ。予想通りだ」
 指令と副指令は動じなかった。敵国が勢力戦を行うのはある程度予想できた。それを打破する切り札もある。問題は何一つない。
司令官は動じず、一言。
「MATUを投入しろ」


 戦車部隊隊長機の中では、哄笑が響いていた。
「これだけの戦力、あのちっぽけな国では抵抗もできまい」
「ま、技術もよさは認めますけどね。しかし、それを駆使できる人材がいない」
「ん? 隊長、なにか来ます」
 センサーを覗いて士官が告げる。
「敵機か」
「いえ、人間です。それも非武装の」
 光学映像がモニターに映し出される。和服を着た老婆のようだ。
「どうします?」
「構わん、撃て。下手なこけおどしをしやがって」
「了解」
 砲身を下げ、照準を定める。発射させようとした瞬間――
 老婆が目の前にいた。
 声を上げる暇もない。そのまま老婆は動力部を引き裂き、戦車を爆発させた。


「戦車中隊壊滅! すごいです、まだ十分も経ってないのに!」
「どれくらいもつかな」
「さっきあんぱん喰ってたから、五時間程度だろう」
 巨大スクリーンに映し出されるマツの獅子奮迅な戦いは、常軌を逸していた。
 実弾を無力化するMATUフィールド、鋼鉄を切り裂く双腕。
 まさしく鬼神。
「敵国が降伏宣言を出しました!」
「MATUは活動停止。回収しろ」
 指令の言葉に、全員が彼を見た。
『どうやって?』
「…………すまん」
 全員発令所から逃げ出した。


「いやあ。国がマツを持っててくれてから、平和になったもんじゃ」
 柴崎元治は日本茶を一啜りし、しみじみと言った。
「眠ってる獅子を起こしちゃいかんな。うん、勉強になった」
 逃げたあげくにエコノミークラス症候群にはなるし、病院食は食べられるし、ロクなことがなかった。
「一人がこんなに素晴らしいとはなあ」
 静かな和室を見渡す。マツを介護することも、摩訶不思議な人形に振り回されることもない暮らし。ああ、素晴らしい。
 そのとき、電話のベルが鳴り響いた。元治は受話器を取る。
「はい、柴崎時計店です。え、マツを返す? ちょっと待ってくださいよ。引き取るって言ったじゃないですか。手に負えない? 私だって手に負えませんよ。もう送った? 何を勝手な――」
 屋根をぶち抜いて、一つの棺桶が元治のすぐそばに落ちてきた。それに伴い、電話も切れる。
 中身は凍結されたマツであることは明白である。
「あ、悪夢じゃ〜〜〜〜!!」
 元治は我が家から飛び出した。いくあてはない。だが、そこに居ても未来はない。お先真っ暗である。


おまけ


「金糸雀、蒼星石の家にいってくるわ」
「またくんくん?」
「そうよ。だって、くんくんが動いたり喋ったりするのよ? 素晴らしいじゃない」
「またおばさん扱いされるですよー」
「うるさいわねっ! あなただっておばさんじゃない!」
「うるせえですぅ! 真紅よりは老け込んでねえですよ!」
「なんですって!?」
 言い合いを始めた二人を見て金糸雀は「今日も平和かしら」とつぶやいた。