1 :
名無しさん@ピンキー:
>1乙!
ソーヤーたんはもう出ないの?
>>1乙ンデレ
個人の好みで勝手につけたサブタイになんなくてよかったー
サブタイなんてなんでもいいだろバカらしい
そんなんだから腐の巣窟だって言われるんだよ
なにをそんなにこだわっているのか理解不能
>>1 乙
腐腐言う奴が腐
>1
スレ立て乙
即死よけに一発投下
双子姉×ソーヤー
ちとSM入ってます
10 :
闇と陰:2007/03/09(金) 23:47:50 ID:MP34Jjsc
「ほらお姉さん、どうしたの
これが無いと、そんなに不安なのかしら?」
取り上げた器具を、目の前でぶらつかせ挑発する
「返してほしかったら…
わかってるわよね」
幼い少女が、無邪気に催促する
その前に疼くまっているのも、まだ少女と言える外見だ
ロアナプラの『掃除屋』ソーヤー
ノロノロと緩慢に身を起こし、四つん這いで、少女の足元にたどり着く
その少女の小さな革靴の爪先にキスをした
そしてスカートに手を延ばすが
ガッ
容赦無く蹴飛ばされる
「わたし、手を使っていいといったかしら」
罪の意識など全くない口調で尋ねた
11 :
闇と陰:2007/03/09(金) 23:49:33 ID:MP34Jjsc
ソーヤーは身を起こし、今度は頭ごとスカートに潜り込む
黒いスカートの中には、
何も着けていない
透けるように白い肌にびったりと閉じた幼い性器
数えきれない程弄ばれた筈だが、そんな事実は無いと言わんばかりの美しさを保っている
そんな股間にソーヤーは奉仕を始めた
発毛の兆しさえみえない、性器の周りから、徐々に裂け目に舌を這わせる
舌先を使いくすぐるように、舌を広く使い撫でるように、ゆっくり核に近づけていく
「アンッ、お姉さん上手」
少女の声が、熱を帯びてきた
「…でもね」
ドカッ
またも蹴り飛ばす
12 :
闇と陰:2007/03/09(金) 23:51:10 ID:MP34Jjsc
「焦らされるのはあまり好きじゃないの」
少女は、のたうちまわるソーヤーの頭をギリギリと踏みつけながら、楽しそうに言った
「…!」
「ちゃんと出来ないと潰してしまうわよ」
小さな少女の足だが、遠慮も全くなく踏みつけられ、ソーヤーは出せない悲鳴をあげる
「あら、痛かったかしら?」
少女は可愛く訪ねた
「ちゃんと言わないと分からないわ」
残酷な注文をする
「では続きをお願いね」
仰向けに倒れているソーヤーの顔に座り込み、性器を押し付ける
ソーヤーは、再度舌を使い始めた
今度は最初から、直接ヴァギナを責める
13 :
闇と陰:2007/03/09(金) 23:53:14 ID:MP34Jjsc
米粒のような淫核を唇で挟み吸い上げた
舌をまだ発達してない淫唇に這わせながら、時々膣腔の奥に突き入れる
「ンフッ、お姉さんやれば出来るじゃない」
満足そうに少女は言った
「じゃあご褒美」
何処からか出したナイフで眼下のソーヤーのシャツを切り裂く
仰向けになるとほぼ平になってしまう、控え目なソーヤーの胸が晒された
「お姉さんからは見えないけど分かるでしょ」
力は入れない
しかし確実に刃筋をたて、ナイフを引いていく
ソーヤーの、少女に劣らず白い肌に、薄い朱の線が生まれる
「ウフッ、綺麗よ
お姉さん」
14 :
闇と陰:2007/03/09(金) 23:55:18 ID:MP34Jjsc
スカートの下のソーヤーの息が荒くなる
視界を塞がれたまま、冷たい刃物の感触を味わい、皮膚に走る痛みに陶酔する
躁鬱の気があり、自傷癖のある彼女にとって流れる血は最高の愛撫だった
出ない声で喘ぎ続ける
ドスッ
「…!」
突然、みぞおちに強い衝撃が襲う
ナイフのグリップが叩き込まれていた
「モウ、お姉さんったら、直ぐに我を忘れちゃうんだから」
愛らしい声とは裏腹の行為を平然と行いながら、少女は言った
「今はわたしの番よ、お姉さん」
衝撃に悶えるソーヤーを押さえ込み、グッショリ濡れた幼い性器を、その顔に押し付ける
15 :
闇と陰:2007/03/10(土) 00:00:04 ID:MP34Jjsc
「ちゃんとしないと返してあげないから」
鮮血の滲む傷が幾筋も流れる白い胸に、ぽつんとある同じように赤い突起
慎ましやかな乳首に爪をたてて抓る
「…!」
「早く!指も使っていいわ」
少女の残酷な仕打ちに耐えながら、ソーヤーは奉仕に専念する
亀裂を手で開き、奥まで舌を捩込み中をほぐす
片手で淫核を摘みながら、指を突き入れる
幼い膣腔が貪欲に拡がり、指を深々と飲み込んでいった
二本、三本と増やし限界まで拡げても少女は受け入れる
ぐちゃぐちゃと溢れる蜜が、ソーヤーの顔に滴り落ちた
「いいわ、お姉さん
もっと入れて」
16 :
闇と陰:2007/03/10(土) 00:02:22 ID:MP34Jjsc
少女は上体を倒し、ソーヤーに体を預けた
ソーヤーは少女の細い内股に流れる愛液を舌で拭う
唾液と混ぜ合わせたそれをなすりつけた指で、少女のアスをくすぐるように擦り始めた
人差し指と薬指で尻たぶを拡げて、中指でアスを刺激する
放射状のシワをなぞるように馴らしていくと、痺れる感覚にアスが解れていく
幼いながらも調教された身体は、開くのも早い
直ぐに受け入れられるほど柔らかくなっていく
ソーヤーはゆるゆると指を挿入する
「アアッ」
前に三本、後ろに一本指を飲み込んで、少女も余裕を無くしていった
「いいわ、もっと!」
17 :
闇と陰:2007/03/10(土) 00:13:24 ID:lTuFq4Z7
少女は高みに入りつつあった
ソーヤーはヴァギナの指を抜き、そのままアスに突き入れる
「ヒイッ!」
両手の人差し指をアスに入れられ、開くようにこじりまわされた
ヴァギナは口に吸い付かれ、舌で蹂躙される
「アアッ、ソコ!ソコがいいのっ!アアッ〜〜!」
アスの指が二本ずつになった頃、少女は悲鳴をあげ達した…
「ウフッ、気持ちよかったわ、お姉さん」
満足気に微笑む少女
「御礼しないといけないわね」
ソーヤーの上から降り立ちあがる
無邪気な少女の瞳に覗く狂気に、ソーヤーは身体を震わせた
恐怖と、それを凌ぐ歓喜に…
>>8 ちょ、もう見れないじゃねーか!
削除早杉(´・ω・`)
取り敢えずここまで
今後ソーヤーが酷い目にあう予定
エッジプレイか…GJ!
GJ!
ソーヤーたんらしいと思ったw
>18
でもさ、>8の画像ってBarrageにフツーに載ってる、和服で羽子板持った
レベッカさんだよ?
>>21 あーあれか。可愛いよな振袖レヴィたん。
あの絵にインスパイアされて着物レヴィネタで神が書いてくれたらいいな。
なんて。
>>21 俺も見れなかったからアリガトーヽ(´ー`)ノ
ここは親切なおじさん多いね!
>>10-17 超GJ。双子好きでソーヤーたん萌えな俺にとって物凄いご馳走。
前のスレで『レヴィ×ロック 日本編その後』を書かせていただいたものです。
その時の反応の中で
>>いつかインターコンチネンタルバンコク(タイの首都バンコクの五つ星ホテル)のロイヤルスウィ〜トのチケットを
こっそりレヴィに握らせるロックが見れるんですね!
などの頂いた感想に萌えて今回書いちゃいました。
なんだか妄想乙wと言われちゃいそうな内容かと思いますが
どうぞお付き合いよろしくお願いいたします!!
またダメな部分などございましたらご指摘などお願いいたしますね。
「レヴィ…話があるんだ」
いつになく神妙な顔つきのロックが静かにつぶやいた。
いつもと同じように二人はイエローフラッグで酒を煽ぎ、バオの与太話に付き合っていた。
だが今日のロックはバオの話にも上の空で―
(ここ2週間ぐらいずっとこの調子だ…)
こういう時のロックに付き合うのは、ロクな事がない。
あの日からもうそろそろ4ヶ月になるだろうか。
ロックの生まれた国 ―日本へと赴き二人の関係は以前よりずっと近づいた。
だがしかし、近づいた分以前には見えなかった新たな壁ができてしまったようにレヴィは感じていた。
それは薄いようで厚く…
それでいて脆い物だった。
脆いからこそ迂闊には近づけない。
安易には壊せなくて、だから二人は時期が来ることを望んだのだ。
その決断の後は、壁の存在はひたすら無視され続け、ロックの答えも出た様子は無かった。
レヴィも今はそれで十分だったし、あの夜のことにはあえて触れようとはしなかった。
そんな微妙な空気を抱えたまま4ヶ月が過ぎた頃だった。
この二週間ロックの様子はおかしかった。
ぼ〜っと考え込んでいるような日も増え、いつもなら例外なく付いてくる飲みの誘いも断る日があった。
オフの日もベニーに車を借りて、ひとりで出かける日もあ。
そもそも今日ここに誘ったのも、最近の怪しい行動を本人に問いただそうとしたからだ。
それなのに先にコトの確信に触れたのはロックの方で
今日のメインテーマを先取りされたレヴィはささか拍子抜けしてしまった。
同時に、心には新しい不安が生まれ、
ロックのいつもとは違う感情を孕んだ言葉に、レヴィは緊張を隠せなかった。
「なんだよロック…あらたまって…
用があるならさっさと言えよ。」
レヴィはあえてカウンターの方を向きながら答えた。
「今週の週末空けておいてくれないか?
ダッチにはもう了解を得てる。あとはレヴィ、お前の許可だけだ。」
「おいおい、なんだよそれ。えらく急な話じゃねェか。何があンだよ?」
「いいから、そういうことだ!」
―バンッッ
ロックは机に酒代を大きな音を立てて置き、言い捨てる様に店を出て行ってしまった。
「―なンだよ、アレ…」
「さあ…」
ロックらしからぬ行動にレヴィが目を丸くしていると
バオも同じようなキョトンとした目でロックの後姿を眺めていた。
「で、レヴィお前どうやって帰るんだ?」
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「はぁ…」
ロックはさっきからため息ばかりついている。
(準備は完璧だ。エダにも頼んだし…
でも肝心のレヴィは…来てくれるのか…)
今思えばあの酒場でのやり取りでは自分でもめちゃくちゃだったと思う。
だけど、テンパり過ぎていた自分にはあれが精一杯の誘い方だったんだ。
そうなんだ。仕方が無い。
「あああああああ」
ロックは頭を抱えた。さっきからこの自問自答の繰り返しだ。
机に置いてあったロックの携帯が震えた。
少しためらって息を小さく吐くとロックは携帯を開けた。
「ハぁ〜イ!この色男!!準備はOKだよ。
さすが守護天使エダさまはそこらへンのアマとは違うね〜」
「ああ…ありがとうエダ。今からそっちに向かうよ。」
「ヘイヘイ!元気ないね〜
まあ待ってるから早く来なッ」
そういうが早くエダからの電話は一方的に切れた。
「俺もそろそろ腹くくらなくちゃな」
ロックは小さくつぶやくと、
いつも着ているものとは違うスーツの上着を取り家を出た。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「はあ〜い、ロックいらっしゃい♪」
上機嫌のエダが夕暮れの教会の戸を開ける。
「奥だよロック。ちゃっちゃと入ってくれ」
エダは早足で廊下を歩く。
そこは母屋の中の普段はロックたちが入ること無い部屋だった。
―ガチャ
戸をあけるとそこには、神父見習のリコと
真っ赤なカクテルドレスを着た不機嫌そうなレヴィが座っていた。
薄手の赤いビロードの生地が美しく、
いつもと同じように大きく開けられた胸元には銀のネックレスがかかり
ノースリーブの袖からはしなやかな腕が伸びていた。
赤というキツイ印象の色がレヴィの凛とした姿にとても似合っていた。
少しラメのパウダーをつけているのか、胸元や腕の肌は蛍光灯の光に照らされキラキラとその色を変える。
スカートは日本の時に身に付けていたスカートより若干長めだったが、
あの時履いていた濃い色のストッキングとは違い、
多分肌色のストッキングを身につけているのだろうか、生々しく見えた。
そして靴はドレスと同じような真っ赤なエナメルのパンプスを履いていた。
そのいつもと違う姿はなんだかなめまかしくロックの目には映った。
いつもと同じような露出度なのに、今日のレヴィは色気がある。
ロックはその様子を見て「ゴクッ」と生唾を飲み込んだ。
このドレスはロックが自ら購入した物だった。
購入する時ものすごく恥ずかしい思いをしたが、このレヴィの姿を見るとどうでも良くなった。
これにして良かった。と心からロックは思った。
バンコクにひとりでドレスを買いに行った時、キラキラした女の世界に男ひとりで踏み込んでしまったことを心から後悔した。
すぐ目に留まったこの真っ赤なドレスを購入しようと決めたのは良いが、
ロックは最悪の失態を犯してしまった。
―レヴィの服のサイズがわからない。
仕様が無くロックはまた後日出直そうとしたが、
暇を持て余した店員に呼び止められ、
「サイズがわからないのなら私の体を使っていいわよ?」と言われて面をくらった。
この店員が言うには
自分の体を基準にしてレヴィのサイズを割りだそう。
と言うことらしい。そうして、面白がった他の店員も集まり
結局ロックは六人もの女の腰を抱いたり、腕を掴んだりしてレヴィのサイズを調べる事になってしまったのだ。
顔もいつもの化粧ッけの無い顔と違いきっちりとメイクが施されていた。
大粒のラメをつかったシャドーがきれいな茶のグラデーションを創り
レヴィが恥ずかしがり目を伏せる度にキラキラと輝いた。
それと同時に長く伸びたまつげが頬に陰を落とす。
チークはレヴィの肌に合ったオレンジっぽいピンクをふんわりと。
髪の毛はいつものように無造作に束ねておらず、おろされたいた。
その姿は決して贔屓目ではなく―
「綺麗だ。レヴィ」
おもわずロックは思ったことを口にした。
「てッめぇッ…からかうのも大概にしとけよ、なんだよこれ?ふざけやがって!!
今から教会でダンスパーティーってか!?このクソ神父さえいなけりゃ―」
レヴィは顔を真っ赤にして横においてあった机をガンガン蹴った。
おそらくリコとエダの二人掛りで押さえつけられたのだろう。
「辞めろよレヴィ。色気ねえパンツが丸見えだぞ?聖なる教会で汚ねェもンみせんなよ」
エダはあきれながら、ロックに近づいた。
「ヘイ、ロック!どうだい?あたしの腕前は??
サルもちっとは見れるカオになっただろ?」
エダはにっこりと微笑みウインクをした。
「で―…コレ見てなンか気づくことは無いか?」
エダの顔が真顔に戻る。
「え…??」
ロックはまじまじとレヴィの顔を覗き込んだ。
(このままで十分可愛いんだけどな…なにか足りない…??ような…)
「う〜ん…」
「コレだから男って奴ぁは
ルージュだよ、ル ゥ ー ジ ュ」
「え?」
よく見てみるとレヴィの唇には口紅が塗られていなかった。
他が全て完璧に整えられた分、一度指摘されると
なにも彩られていないその部分がひどく浮いて見えた。
「ンで―… じゃーん!ここにあるのは三本の口紅です。ほらよッロック。」
そう言うとエダはロックに三本のルージュをロックに向けて宙に投げた。
「フライフェイスから、お前にッてことだよ」
「ええ??」
狼狽しながら慌てて受け取る。
「え…?俺は自分の口にに口紅をつける趣味なんてないぞ?エダ」
コレと俺になんの関係が…
そもそもこの化粧品の数々は化粧品の種類がありすぎて、
どれを購入していいかあぐねいてたロックに一本の電話がきっかけを与えてくれたのだった。
バラライカからだった。
「ハイ ロック、久しぶりね。ところで面白い計画を立てていると聞いたのだけれど。
私も一枚かませなさい」
という訳で、この化粧品一式は後日ロックの元に届けられることとなったのだ。
「違うよ色男。誰もお前に女装しろなんて言ってないさ。お前が選ぶんだ、エテ公に一番似合う色をな」
「え…」
ロックは狼狽しながら一本ずつ中の色を確認していった。
えっと……赤とピンクと紫?」
バラライカから贈られたそのルージュは
真っ赤な血の色のような赤、
少しラメが入ったピンク、
パステルカラーのような紫、の三色だった。
(―ッたくフライフェイスも人が悪い)
口紅は身につける色の中で一番濃い分、それだけで人の印象をガラリと変えてしまう力があった。
それを男にやらせるとは…
(あたしのここまでの頑張りを全部壊す気かよ)
心の中で毒づきながらもエダは興味があった。この青年がどの色を選ぶかを。
「ほら、こうして。」
エダはロックからルージュを取り上げると、ふたを外しくるくると中身をだして
ロックの手の甲に一本づつ線を引いていった。
「ヘイ、これで色を見るんだよ。色が混じると汚いからな。塗るのは一度きりだぜロック。ヘマするなよ」
(俺が選ぶのか…?口紅の色なんて…
いちいち気にして見たことなんてないから、わからないな…)
ふと、会社にいた頃の受付嬢の張り付いた笑顔を思い出した。
毎日顔を合わせていた筈なのに、どんな色を身に付けていたか、
そしてその顔すらも今はぼんやりとしか思い出せなかった。
「あ〜もぉ!この色だ」
ロックは一本のルージュを直感的に選び、それをエダに手渡そうとした。
が、避けられた。
「え??」
「ロック、自分で塗りな。手前のお人形さんだろ」
その言葉にレヴィがキッと反応した。
「ってッめ〜!!!誰が誰の人形なんだよ!!!クソ尼!!!好き勝手しやがって!も〜我慢ならねェ」
レヴィは手に持った煙草を消すと、机に置いてあった銃を持ってエダに詰め寄った。
「ヘイヘイヘイ、落ち着け二挺拳銃。わーかッた!わかった!!あたしが塗ってやるからよ。」
―こんなもン脱いでやる!!!!
と、暴れるレヴィを三人がかりで押さえつけ、すったもんだの末
ロックの選んだルージュはエダの手によってひかれることになった。
仕上げに塗った透明のグロスをレヴィはしきりに
「べとべとする…」となおさら不機嫌にぼやいていた。
(―ロックいいセンスしてるじゃねェか)
エダはレヴィを横目で見ながら関心していた。
普通の男なら、ドレスの色と靴の色が赤なことからして真っ赤な色を選んだだろう。
だがロックが選んだ色はピンク色だった。
多分一番レヴィに似合うルージュは赤だろう。
しかしあまりきつい色味ばかりになってしまうと、かえって下品に見えてしまうだろう。
(ここで赤を選んじまったら、そこらへんの売春婦と変わンねェもンな)
エダはにやけた口元を隠すようにして煙草に火をつけた。
「エダ…ちょっと」ロックがなにやらエダと話こんでいる。
その間にレヴィは透けた白の素材のショールを刺青を隠すように羽織り先にリコと教会をでた。
「じゃーコレであたしの役目は終わりだ。楽しんできなお二人さん。」
教会の前に停めてあった車―
どう見てもロックの私物には見えないその車は、少し高級車に見えた。
「ヘイ、ロック。こンなもンどうしたんだよ?」
「まあ……後でゆっくり話すよ。だからとりあえず乗ってくれ。
どうぞお嬢様」
ロックが助手席のドアを執事よろしく頭を下げながら開けた。
その一言はさらにレヴィの顔を赤くさせ不機嫌にさせた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「ヘイ、ロック。どこに行くんだよ」
レヴィは車の窓の外を見ながらぶっきらぼうに呼びかけた。
「チッ―このべたべたじゃあ煙草も吸えやしねェ」
レヴィは本当はわかっていた。
(―こんなちんけな格好で夜に車で行くところなんてひとつしかねェじゃねェか
このロアナプラでダンスパーティーってか?)
イライラした気持ちに耐えられないかのように
レヴィはグロスがつくのもお構いなしで、煙草をくわえた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「ウソだろ…」
レヴィは口にくわえた煙草を思わず落としてしまった。
ロックとレヴィが向かった先はタイの首都バンコクで上位に入るホテルだった。
レヴィだってもちろん名前は知っている。
「ロック、お前…
こんな金ドコから出てくンだよ…あたしと毎月のペイは一緒だろ」
「大丈夫だよレヴィ。そんなことお前が心配することじゃない」
嫌がるレヴィの手を掴みロックは半ば無理やりにエスコートした。
ロビーは広くオシャレでまるで映画を見ているようだった。
二人が案内された部屋は
―スイートルームだった。
「うわぁ〜すげェ…」
レヴィは思わずガラス張りになった大きな窓に駆け寄った。
タイの町が一望できる高さのこのホテルからの眺めは本当に美しく
キラキラと人工的な光がちりばめられていた。
そう見とれているうちに、背中にものが当てられる感覚。
レヴィは後ろから抱きすくめられてしまったのだ。
(―しまった…!!!
コレじゃあB級映画の、ちんけでなンのひねりも無いラブ・ロマンスじゃねェか!!!)
いつのまにか映画のヒロインになってしまった自分を恥ずかしく思いレヴィは抵抗せず下を向いてしまった。
そして気をとりなおすと背後に密着しているロックのみぞおちに肘を叩き込んだ。
「ぐッ…げほッげほッ…何するんだ!?レヴィ」
「うっせークソ野郎。ラブ・ロマンスがやりてェならそこらへンの女でも引っ掛けてこい」
レヴィは忌々しいものでも見るように、
さっきまで見ていた風景をキッと睨みつけ乱暴にカーテンを閉じてしまった。
(こンなもン…
自分が惨めになるだけじゃねェか…)
ベットに腰掛けると、もう一度煙草を咥えて火をつけた。
「レヴィ…俺」
ロックが隣に腰掛ける。
「決めたのか?ロック」
「ああ…俺はもう逃げない」強い目だった。
「だから…」
ロックはレヴィの肩に手をまわしそのままベットに倒した。
二人が並んでベットに倒れた。
「煙草危ないだろ?それに暴れられたら」
ロックの右手が煙草を持ったレヴィの左手首を押さえつける。
馬乗りの格好だ。
「ちょッてめェ調子のンなよ…ッん…ん」
レヴィの抗議の声はロックの口に吸い込まれていった。
「ん……ッ……」
長い長いキス。煙草を持つ指に自然に力がはいる。
それも少しの間のことで気が付けばロックに煙草を取られていた。
「んぁ…辞めろよ…こんなトコロでこんなコト…ガラじゃねェ…」
「ここ…張さんの持ち物なんだ。相談したら貸してくれて…隣もその隣も三合会の持ち物らしい。
今の俺にはコレが精一杯だ。人の力を借りなきゃお前との約束すら守れない…
でも…レヴィ。俺はお前を抱きたい。お前を愛している。それを…わかってもらいたかったんだ…」
―多分コイツは今までろくな男に出会ったことは無いんだとと思う。
だからできるだけわかりやすい形で―
『誰かがほんの少し優しければ―』
ベニーの言葉が蘇る。
『―でも、そうはならなかった―』
ならなかったんだ。あの双子も…雪緒も…
死んだものにはもう可能性がない。だけど…
生きているものには可能性があるから。
だから
「だから…こんな仮装パーティーみたいな格好して、一人で空回って…
お前を連れてきたかったんだ。レヴィ」
―ちゃんと伝えたいんだ
ロックの手がレヴィの両手首を掴み頭の上にやる。その格好はとても官能的な気がした。
レヴィはバツの悪そうな顔をしてロックから目をそらす。
「あたしは…こんなトコ来たことねェから…どんな顔していいかわかんねェんだよ…」
「じゃあ俺に任せてくれよ」
ロックはベッドサイドにあった灰皿に煙草を落とすと、照明を少し暗くした。
また深い口付け。
「ほんとに…キスは……なかなかやるじゃねェか…」
どちらのものかもわからない唾液がレヴィの唇からこぼれた。
拭おうとしても両手を拘束されていて拭えない。
つツ―と唾液が流れる感覚が気持ち悪い。
レヴィが顔をしかめると生暖かいロックの舌がソレを絡め取った。
「こないだは途中までだったからな…俺の実力をちゃんとみせてやるよ」
唇の端を舐った舌は、ロックの口内に戻る。そのまま首筋にロックは顔をうずめ耳の後ろに口付ける。
こそばゆい感覚がレヴィを襲った。
首筋に口付けていた唇はやがて耳元に移動し、ロックの息が耳に刺激を与える。
「レヴィ…本当に綺麗だ。」
ロックの舌がレヴィの耳に滑り込む。生暖かい感触とズッズッと唾液が耳の中で濡れる音がする。
「ぁッん…耳は辞めろよ…こそばンッ…」
「ほんとは感じてるんだろ?耳…弱いクセに」
レヴィが足をぎゅっとくっつけるのをロックは感じた。
「もっと感じさせてやるから…」
左手でレヴィの両手首をつかみ右手で背中のチャックを下ろし
器用に肩のドレスをずらしていく。
大きな乳房が現れた。
「右と左どっちが感じやすいんだ?」いやらしい顔だ。
「このむっつりめ。」
「じゃあまずは右から…」
右の突起を人差し指で丁寧になぞる。
「んッ…」レヴィの足がさらにきつくしまる。
「レヴィ舐めてくれ」
レヴィの眼下に先ほどまで自分をもてあそんでいた人差し指が出される。
「舐めて」
「自分の指でもじゃぶっとけ。チェリーボーイ」
「レヴィ良いんだぜ。
お前のそのびちょびちょになった下から、この指を濡らしても」
ロックはレヴィのぎゅっと締められた太ももと太ももの間に手を滑り込ませた。
「ココ…圧迫して感じてたんだろ?安心しろよ。ちゃんと後で触ってやるから」
「てッめぇ………」
おもわず開いた口にロックは自分の指をすり込ませた。
今日はここまでです。
大分長くなってしまい申し訳ないです。
どうしたら短く上手に書けるかな?
では失礼致します。
GGGGGGGGJJJJJJJJ!
前振りのサイコーさからこの後もめっさ期待だ!!
ちょちょちょちょちょちょちょちょちょ、生殺しイクナイ
あれ…裸で正座した途端に続きはお預けですか…?
このやろw
これなんて焦らしプレイ?
かっこよすぎるぞあんたっ!GJ!!
前のスレで
いつかインターコンチネンタルバンコク(タイの首都バンコクの五つ星ホテル)のロイヤルスウィ〜トのチケットを
こっそりレヴィに握らせるロックが見れるんですね!
と書いた者です。
ほんまGJそしてありがとう!
あんな妄想の切れ端からここまで話を作ってくれるなんて!
これで貴方様のいらっしゃる所とタイには足向けて寝れないよ!
GJ!!
このスレは神が多過ぎて困る、GJが足りないぜ
>>36 ちょw寸止めwwwwww
禿萌え上がった!!ヌゲーGJ!!!!!!
続きが気になって(;´Д`)ハァハァハァハァしまくりだ。
wktkが止まらないんで完結ガンガレ!
マジ、最高(;´Д`)ハァハァ
>>36 新スレ早々神降臨ktkr
しかもレヴィタンにワインレッドのカクテルドレス着てもらいたいって思ってたらここでktkr!!w
いいなー絶対似合うよなー。
とにかくGJ!!!
「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!」
ロックは、叫んだ。
「許してくれよ!入れたかっただけなんだから」
「バキッ!ボコッ!」
レヴィはかまわず殴り続ける。
「ヒッー!助けてー!助けてー!」
ロックが悲鳴に近い叫び声をあげた。
「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
レヴィが叫びながら殴り続ける。
「ギャー」
ロックの血があたりに飛び散った。レヴィのコブシも血で染まっている。
「ロアナプラ!狂ってんだよ!狂ってんだよ!」
レヴィの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、ベニーもダッチも
言葉を失ってしまっていた。思わずベニーが言った。
「レヴィ!それ以上やったら死んじゃう!」
「ガッシ!ボカ!」
レヴィには、まったく聞こえていない。ロックも失神したのか動かなくなった。
「キャー、やめて!」
ベニーが叫んだ。
「あっ……はい」
ダッチが後ろからレヴィを押さえた。
49 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 11:34:57 ID:xt3CBEly
DEEP LOVEだっけw
テラGJ
ベニ−w
>>36 甘酸っぱシチュエーションに悶絶しました。
これじゃレヴィもロックも顔真っ赤だったんじゃないでしょうか。
続きを期待してます!
ところでこのSS、レヴィがドレス着てるので
前スレ1000の言ってたコスプレエッチに該当するんだろか?というのが目下の疑問
ドレスがコスチュームなのか。
どこの制服だよ。
>>51 それとは別だろw
何故なら俺が前スレ1000だから。
コスプレじゃなくても、ドレスでも美味し杉るくらいだけどな!
>Deep Love
実際レヴィが現代っ子だったら、Yoshiの小説に出てくるような女の子になってそうだ。
レヴィは十分現代っ子です><
なんか終戦直後を地で行くようなハングリーさがあるけど…
まあ、日本の現代っこなんかよりははるかに劣悪な環境下だけどな。
墜ちるとこまで墜ちてきたのに、今は愉快に運送屋営んでるところが凄いよな。
まあ、踏ん張ってるんだろうけど。
つうかどうやって務所出たんだ。
NYPDも賄賂が通じるのか?
>>56 よくある護送中に運良くってやつじゃない?
他の奴を仲間が助けに来る
巻き込まれるがレヴィだけ逃げられたとか
にぎわってていい感じですね
今日彼女にホワイトデーにブラクラ1〜3巻を買ってあげた。
レビィを見た彼女に
「こんなのに萌えるの?」
といわれ落ち込んだ俺はダメなやつだ。
てことでドレスレビィの続きwktk
>>60 >今日彼女にホワイトデーにブラクラ1〜3巻を買ってあげた。
この時点でどうかとw
>>60 そこで胸をはって「その通りだ!」と主張できないのはだめな証拠です。
>>60 そこはおまえ、
「ちげーよ俺が萌えるのはこっちだよ!」
っつってダッチを指差す場面だったな
「こんなの」はないだろ
愛情を込めて「この糞ビッチに萌えているんだ」と言ってやれ軍曹
67 :
60:2007/03/14(水) 19:19:31 ID:S0u5KeV8
先程彼女からメールきた。
「双子可愛い〜!双子萌えるね双子!」
結局は愛する彼女も腐女子だった。 (´ω`)
ホモ描写なんかないのに腐?
双子の片割れはズタボロにされた美少年だろ?
充分腐だべ。
男が出てきたらいいのか?
男が凌辱されたら腐か?
そりゃ、ちょっとおかしいだろう。
ダッチとベニーからませたいね、とかロックと双子の絡みはいいね、ならわかるけども。
「そうはならなかったんだよ」のシーンに反応したってんならまだ分かるけどさ
腐の話をすると腐が湧くからやめろ
スレタイにあわせて、レヴィやバラライカの姉御の尻の穴をガンガン突きまくるSSキボン。
無理やりねじ込まれた指にレヴィは不快感をあらわにした。
―噛み付いてやろう
と指に歯をたてようとした時、
それを察知したのか、ロックは太ももの間に滑らせた手でレヴィの秘所を軽く刺激した。
「―ッツ」
欲しかったゆるい快感の波に身体は正直に反応した。
だがレヴィは決して声を漏らさないよう、快感に耐える度にロックの指に吸い付き声を殺した。
「んぐッん―」
レヴィの口の中でロックの指がもごもごと動く。
「やれば出来るんだな、レヴィ。『よくできました』だ」
「んんッッ―ッ」
痺れるような感覚がレヴィを襲う。
ロックの爪先がレヴィの一番感じやすいところ―
クリトリスを強く刺激したのだ。
我慢してきた分、下着越しでもその刺激は十分なものだった。
「挿れて欲しいのか?ダメだレヴィ。まだコッチが残ってるだろ」
レヴィの口から指を引き出す。
ねっとりとした唾液が糸を引いて、指先をてらてらと光らせていた。
ドレスを唾液で汚さないよう、小指で胸元を更に下にずり下げると両方の乳房が露になった。
濡れた指をレヴィの左乳房の突起に強く押し当てる。
「あんッ―ぁ…」
唾液が外気に触れ冷たくなったロックの指先がレヴィの突起をもてあそぶ。
手のひら全体を使い乳房を揉み、突起をつまみこねる。
「う〜ん…?左の方が気持ち良いのか?感度が良いみたいだな。
すごく硬くなってるし」
「んッ…―ロックてめェ…調子のッりっゃがッッ
ひぁっっっん―」
触るだけでは我慢できなくなったのか、ロックは硬くなった右乳房の突起を口に含んだ。
時に強く吸い、時に舌全体を擦りつけるように
もちろん左乳房に手は這わしたままでだ。
太ももの間に挟まれた手は、弱い力でレヴィの秘所を擦り続けていた。
そしてレヴィは、自分でも知らぬ間に
太ももと太ももに力を入れロックの手を挟むことで膣を圧迫していた。
全部で四点を攻められたレヴィは、喘ぎ声をもう抑えることが出来なかった。
「はぁっはぁ…―」
切なげな嬌声がかすかに混じるレヴィの声が部屋に響く。
ロックは満足そうにレヴィの身体を弄んでいた。
―こいつッホントにいいかげんにしろよ…調子に乗りやがって…
こいつさえあれば…
形勢逆転だ
「ロック…」
レヴィは自分の口内に指を這わせることで自由になった腕の存在を確認すると
ゆっくりとロックの頬に指を這わした。
ゆっくりとゆっくりと
切なげな瞳でロックを見やる。
肩まで這わしたところで、一気に自分のスカートの中に手を滑り込ませた。
硬くて冷たくて懐かしい金属の感触―
それは、もしもの時のために太ももに巻きつけておいた愛銃であった。
それをロックに向けようとした時―
強い力でレヴィは手首をベットに押さえつけられた。
「お前ッ…」
「やっぱりなレヴィ。お前がコレを持ってきてる事なんて、始めっからお見通しだ。
大体上に乗ってて、気づかない訳無いだろ」
「うっせー!上手くやったつもりか?ホワイトカラー。離せよジャップ」
レヴィは必死に手首の自由を取り戻そうとするが、男の本気の力の前にはビクともしなかった。
しかも今日はレヴィの方が下という圧倒的に不利な立場だった。
そして更にレヴィにとって運の悪いことに、今日のロックはシラフだ。
「手を離すとすぐにこれだ…
レヴィ知ってるだろ?悪い子には”お仕置き”が必要だな」
ロックの手首を抑える力が更に強くなる。
「ッつ―離せロック!!」
ロックはレヴィの腕を先ほどの格好と同様に両手首を掴みまとめ頭上にやる。
そして今度は自分のネクタイを外しレヴィの両手首を縛り始めた。
「ッてンめーいいかげんにしやがれ!!!
AVでも見てろ、クソ馬鹿ロック!!」
ロックの下でレヴィが足をドタバタとあげ抗議したが
それはあっさり無視され、ネクタイで強く結ばれた両手は頭上に掲げられた。
「お前がこんな物騒な物持ち出すからだろ」
―ガシャン
ロックは取り上げた銃を床に落とすと
レヴィの腕を自分の腕で抑え、身体ごと覆い被さるようにしてまた口付けた。
「んッ―んん」
二人の唾液が混じる音ととこぼれる息が部屋に響いた。
深い深い口付けとまた再開される胸への愛撫―
レヴィはだんだんと抵抗する力を失い始めていた。
太ももを擦られ下着越しに与えられる刺激は弱く甘く
レヴィを随分ともどかしい気持ちにさせた。
じらすように―
ロックは下着の中へはまだ一度も手を入れてはいなかった。
「触って…」
「ん?」
「触ってくれよロック…もうッ…」
「我慢できなくなったのか?」ロックの口元が歪む。
「いやらしい女だなレヴィ。縛られて…感じてるんだろ?
レイプ願望でもあるのか?」
「うッせぇ…いいからッ!!はぁ…ッん…ロックぅ…」
その目にはうっすらと涙も浮かんでいた。
「もう…いいだろ?」
―いじめすぎたかな?
ロックは目じりに浮かんだ涙をすくうと長いまつげに触れた。
今までレヴィの腰に乗っていた身体を、少し後ろに移動させると
ロックは何も言わず、レヴィの足を開かせた。
そして乱暴に下着を下ろし片足を抜いた。
レヴィにしては珍しくレースのついた白の下着はかろうじて右足首にかかっている。
多分エダかバラライカからの贈り物だろう。
「レヴィ…すごく濡れてる……」
ロックはじっとレヴィの秘所を見ながらつぶやいた。
「ゴメン、こんなに我慢させて」
ロックは二つの花びらを両手の人差し指で開けた。
「ん―――ッ」
湿っていた部分がいきなり外気に触れることでまた新たな快感を誘った。
「垂れてるよ、レヴィ」
わざわざレヴィに向けてつぶやくと
ロックは花びらの間に一気に自分の舌をすべり込ませた。
「あぁんッ―いいッッッ―いいッロック!」
やっと
やっと欲しかった快感にレヴィは酔いしれる。
―ぴちゃぴちゃ と
ロックの舌がレヴィの膣内を動き回る音が部屋に響いた。
そして舌を入れながら大きく膨らんだクリを指で摘んだ。
「ひぃあああッッああぁぁぁぁあッ――」
声にもならない大きな愛嬌が響き渡る。
「レヴィ…イッたのか?」
レヴィははぁはぁと荒い息をこぼしぐったりとした様子のレヴィを横目に
ロックはベットから立ち上がった。
「でも…レヴィ……
”お仕置き”はまだ終わってないよ」
こんばんは。
嬉しいコメントの数々みなさまどうもありがとうございました!!
私どうもエロ書くのが苦手みたいで…笑
前は途中で投げ出してしまったのですが
(なのでああいう終わり方になってしまいました)
今回はみなさまのおかげで
ノリノリで最後まで書き終われそうです!
今回で終わるつもりだったのですが、
もうちょっと入れたいエピソードがあるので
あと少しだけお付き合い願えれば幸いです。
例にもれず小出しで申し訳ないです…。
>>42 あなたさまに読んで頂けて凄く光栄です!
こちらこそありがとうございます!!
このSSを書き始めるときに一応
インターコンチネンタルバンコクとか
(他の方が書いてくださってた)サンカン・パレス・ホテル
とかのHP見て妄想を膨らまさせて頂いたんですよ。笑
今後の展開がお気に召すか不安ですが、どうぞよろしくお願いいたしますね。
まあ、がんばれ。
一言で言い表すなら……こうだな。
GJ!!!
ドレスレヴィタソキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(` )ァ━(Д`)ハァ━(;´Д`)ハァハァ━!!!!
>>78 GJ!!!!!
なんかもう俺のツボ要素満載杉て死にそうなくらい最高。
指咥えさせるのとかネクタイで拘束おしおきプレイとかすっげー萌える!
本番もますますwktk(*゚∀゚) =3
>>82 きっと双子が好きで好きで好きで、
双子の話をされると萌え死んじゃうんだよ
すげえすげえ、GJ!!
>>82 >>83 先週の土日のログを読むと分かるんだけど
アニメスレに日本語がまったく通じない人がやってきて
双子の性器が破壊されているに違いないって
激しく粘着して大暴れしてたんだよ。
で、変なの召還するから双子の話は避けたほうが無難って言いたいんだと思う。
>>78 GJ!
指舐めさせるとかすごくいいいです。
人いないの?
いるよ
いつでもいるよ
見てはいるが、特に書き込むこともないしなあ。
エロパロスレに限らずブラクラスレ全般過疎気味だよな。
で、関係ないけど岡島さん×幼少期レヴィってのが見てみたい。
オフィシャルだと絶対無理だけどここはエロパロだし、そういうネタもアリかなみたいな・・・
南瓜鋏スレに触発されたか?
南瓜鋏のスレすごいよなあ
毎日神光臨
南瓜鋏のスレすごいよなあ
毎日神光臨
二重カキコすいません
南瓜鋏には萌えないからどうでもいいや
>>90 二人とも子供ってこと?
それともロックだけ大人?
>>96 レヴィだけ子供。
パンプキンスレは見たことないがw
つまり
「やあ、君がレベッカかい?僕は児童福祉センターから派遣された
ロクロウ・オカジマだ、今日から君の担当をする事になったんだ、よろしくね」
まあ、チラッとネタを考えたことがある
読みてえ!!!
だが展開的に炉利属性ないとつらそうだ。
カゲ山民夫の小説思い出した
確かチンパンジーの保護施設だったかw
夢を見た
アタシがモッズストリートのドブの中を這いずって生きてたころの夢だ
何時ものように金目の物を掠め取れそうなカモを探している所にそいつはやってきた
いや違う
あの時そこに現れたのは胸糞悪い児童福祉センターのクソババァだったはず
でもそこに現れたのは、カモにうってつけの頼り無さそうな東洋人の若い男だった
「やあ、君がレベッカかい?探したよ、僕は児童福祉センターから派遣された
ロクロウ・オカジマだ、今日から君の担当をする事になったんだ、よろしくね」
書き出しはこんな感じ、この後現実のレヴィと夢の中のレヴィのロックへの態度が
乖離して…というところまで考えて行き詰ったスマソ
イイヨイイヨーそういう話好きだ
モッドストリートだったような
>>101 いいね!名作の予感がする。
是非続きを書いてくれ。
>>101 イイ!!凄くイイ!こういうの萌える!
なかなか書くの難しいネタだと思うけど続き期待してる。
是非!是非続きを!!!
105 :
97:2007/03/17(土) 07:09:57 ID:0hfKi+El
>>98>>101 うおおおお!それだよそれ!俺が正に読みたいやつ!
妄執乙で終わるかと思ってたら、まさかほんとにくるとはw
このスレの神に乾杯。
続きすげー読みたい。期待しちゃってもおkっすか?
あと、差し出がましい感じだけどレヴィの生まれ育った街は、モットストリートだった筈。
↑スマソ。興奮してsage忘れたorz
107 :
89:2007/03/17(土) 08:51:55 ID:xnaOgyKL
夢を見た
アタシがモットストリートのドブの中を這いずって生きてたころの夢だ
何時ものように金目の物を掠め取れそうなカモを探している所にそいつはやってきた
いや違う
あの時そこに現れたのは胸糞悪い児童福祉センターのクソババァだったはず
でも現れたのは、カモに向いた頼り無さそうな東洋人の若い男だった
「やあ、君がレベッカかい?探したよ、僕は児童福祉センターから派遣されてきた
ロクロウ・オカジマだ、今日から君の担当をする事になったんだ、よろしくね」
ガキのアタシは通りのまン中につばを吐くとこう言った
「消えろ、クソッタレ」
バッグとコートをかっぱらってやろうかと思ったけど福祉センターから来たなら後が面倒だ
それだけ考えるとロックから逃げ出すために細い路地に向かって駆け出した
「あ、えっ、ちょ、ちょっとおい、待ってくれ!」
目が覚めた
床に落ちていたタバコとライターを拾って火をつける
今思い返すと、あの時の事は結構覚えていた
メリンダ・シンプソンと名乗ったクソババァに向かってアタシはこう言ってやったんだった
「失せな、クソババァ」
逃げ出したのも同じ、でも百戦錬磨のクソババァはそういうのは慣れっこで
少しもあわてずにアタシの立ち回り先に先回りしてやがった
大違いだ
慌ててアタシを追いかけようとあたふたしていたロックを思い出すとくすくす笑いが止まらない
次に夢を見るのが楽しみだ
観光に来てた中坊ロックと、スラムの少女レヴィの物語とかは?
109 :
98:2007/03/17(土) 08:55:57 ID:xnaOgyKL
ちょこっとで出しでまとめてみた
いい夢のように見えるが徐々に悪夢に
この展開ではエロにはならんかもしんない
後名前間違えた
>>109 GJと言わせといてもらおう
あと続編きぼん
>>109 GJGJ!!!!仕事の早さもGJ!
イイネイイヨー!これからの展開も気になる!
いいセンスしてますよ。ガンガッて下さい。
>>108 そういうのも見てみたいね。
「そういえば、あの時会った酷くガラ悪くて体中傷だらけの女の子、なんて名前だったかな・・・
怖い雰囲気だったけど、よく見たら可愛い顔してたんだよな」
「へえェ?初恋惚気話ってやつか。ケッ、くだらねえ・・(ヤキモキ)」
最近きたんだがここのスレマジいいな。とくにレビィ×ロックは最高だ。どれもこれもありそうってか全然本編からはずれてねぇ。
でも実際問題レビィとロックは姦ってると思うか?レビィからは色々感じられるがロックからは全然感じられない。
だがやはり矢ってそうな気がするのは作者の意図か?誰か教えてくれ偉い人。気になってオナンに集中できない。
PINK LAGOON 002は見てみたいがリフェラの設定はだるいな
あきらめよ
>>112 確かに、ほぼレヴィタンの片想いだけど、それだけだと絡ませられないしエロにも持っていきにくいから。
ただヤッてるってだけならAV見てりゃいいし、やっぱSS読むからにはドラマも欲しいのだよ。
てことで
>>107の続きとドレスレヴィに期待。
あるスレでエロだけあればいい長い文なんか糞だ!て人とストーリ重視だ!って人が激しく言論してたんだけどこのスレはどうなのかな?後者でもいいなら今夜投下したいと思ってるんですけどいかがですかね?
スレをみれば、エロに入るまで長い作品も普通にあることがわかると思うけど。
どちらにせよ投下してくれるのが一番だからщ(゚Д゚щ)カモオオーン!
どちらかと言われれば俺は後者派だけど。
出来ればそういうことで言い争いたくないね。
投下お待ちしています…。
>>118 どっちでもいいんじゃないの?
どちらかと言われれば俺は前者派だけど。
まあ、
>>118みたいなレスがあると、それに対する反応だけで荒れるんだよね。
実際は、なにであろうと投下されればそれだけで喜ばれるんだけどね。
このスレは原作の内容とは正反対にマターリしてるから
好みのタイプじゃなけりゃ華麗にヌルーしてくれるぜ
だから気にせず投下汁
125 :
118:2007/03/19(月) 01:57:18 ID:wDPwZ4p7
スレを荒らしてしまって本当に申し訳ない。トウシロでした。なんか保険かけたものいいしたことも大反省。
まじすみません。
ですが宣言通り投下してみます。 日本でのあの惨事から一ヵ月がたっていた。
ロアナプラの空は夕刻から荒れ初めいつのまにか降り始めた雨は滝のようなどしゃぶりとなっていた。
ここらへんでは別に珍しくもない荒れ模様の天気だが、今日はしつこくいつまでたっても豪雨は止みはしなかった。
「止まないな」
ロックは自室の窓からロアナプラを覆う暗黒の空と雲を眺めていた。
日本から帰った後ロックはすぐさま仕事を始めた。
UPOとの武器取引は期限がせまっていてかなりの急労働だったがロックは泣き言もいわず会計、物資調達、清算、事後処理、すべてを円滑にことをすました。
もちろんメインはダッチとベニーが請け負っていたがことサポートに関してロックは最高の働きを示した。
「ロック、君が帰ってきてくれてマジに助かったよ。正直後一日君らが遅れてたらダッチは蹴ってただろうね」
仕事の後ベニーに言われてロックははにかんだ。必要とされている感覚だけが今自分を支えてくれている気がしたロックはベニーの言葉が素直に嬉しかった。
だが仕事というのは良くも悪くも終わってしまえばそれまでである。
次の仕事が待っていてくれれば話は別だが今現在仕事は無い。
日本での仕事を聞いたダッチがロックとレビィ二人に三日の窮余を与えたのだった。
「レビィの足が使い物にならん内はロック単独じゃ信用ならねぇからな。まぁ俺たちは2週間もケツあっためていたしたまにはアバンチュールでも楽しんできな」
という訳である。
レビィは怪我なんて関係ねぇよと叩いていたがやはり日本での疲労がたまっていたのであろう。二言目にはわずかばかりのホリデーを甘んじて受けた。
それをみたロックも休みたいなどと思わざるがゆえも、まだ足をさすっているレビィを見て首を縦に振った。
126 :
2:2007/03/19(月) 01:58:28 ID:wDPwZ4p7
「うっとうしいな、本当」
雨はまだまだ止む気配はない。
ロックはマイルドセブンに火を付けると煙を夜景に吹き付ける。白い煙が窓で跳ね返りロックを包みこんだ。
休暇一日目はそれは死んだように眠った。日が変わる前に寝たはずなのに目が覚めるとその日が終わる2時間前に目が覚めたのである。だが体のけだるさに勝てずロックはたまった小便を流した後また死んだように眠った。
そして休暇二日目の午後6時半に起き今にいたる。
起きた直後は鉛のように重かった頭もやっとさえてきた。
丸一日何も食べてなかったが冷やしておいた日本製のミネラルウォーターを一気飲みしただけで何故か食欲はわかなかった。
一年と二ヵ月前、サラリーマン時代では反吐を吐くぐらい仕事というものが嫌だった。
が、今はどうだ。体を動かさないことがこんなにも辛いと思えるだなんて夢にも思わなかった。
骨が擦り切れ血を吐くほど働きたい、仕事に没頭したい自分がいた。
ロックは火を消すとまだ体温がかすかに残っているベッドに転がると天井を仰いだ。
あのとき、日本を発つときにレビィに言ったことば。
「帰ろうかレビィ。俺たちの場所へ」
そう、確かに今の自分の場所は世界中さがしてもここだけだ。
だからこそこの場所にいたい。この場所で働きたい。どんな危険な任務だろうと遣り遂げたい。
死んでも本望だとさえ思っていた。
127 :
3:2007/03/19(月) 01:59:13 ID:wDPwZ4p7
目蓋をゆっくり下ろす。
このまままた寝てしまおうかと思ったとき脳裏に『あのとき』の映像が浮かび上がった。
ロックは跳ね起きた。
額に手をやり頭を振る。
吐き気をもよおすようなこの感覚。
ダメだ、今夜は眠れそうにもない。
ロックは洗濯するつもりだったくしゃくしゃのワイシャツをはおり自室を後にした。
「酒をくれないか」
「あいにくここには酒以外の液体はだしてねぇよ、ロックの旦那」
ついバオの店へと来てしまったロック。時計の針は午後8時15分をまわったところだった。
「んで注文は」
「…」
「旦那!冷やかしなら帰ってもらうぜ!」
「え、ああ…酒を」
「んだからここにゃあ酒しかねぇって!何にすんだ?またバカルディ一気でもすんのか?」
「いや…何でもいいんだ。とにかく酒をくれ」
「ったく、今日の旦那は変だぜ。ついにコークでもキメちまったのか」
バオの言うとおり今日の自分はいくらかおかしい。
味わったことのない無気力感が全身を押さえ付けている。眠りすぎたせいではない。これは心の臓からくるものだ。吐き気がおさまらない。が、酒を飲みたい。ただ酒でごまかしたい。この変な感覚を一刻も早く吹き飛ばしたかった。
「そうだ。確か旦那日本人だったな」
「そうだけど」
「ならとっておきがある。日本の酒だ。ここじゃあ珍しいから試しに一本だけ仕入れたんだ。なんでもいいならこいつにしなよ」
バオが取り出したもの。それは日本で見慣れてる焼酎の一升瓶だった。
ロックはその一升瓶のラベルを凝視した。
「雪……月花…」
「俺も呑んでみたがなんともきれいな味がしやがる。こんなの呑んでるとは日本人はさぞきれいな舌をしてやがるんだろうな」
128 :
3:2007/03/19(月) 02:00:19 ID:wDPwZ4p7
ロックは全身が固まった。『あのとき』の映像が先程よりも鮮明に蘇る。
『ロック。あいつを見るな。傷になる』
白い肌の喉にに突き刺さる居合いの刄。
『見るなロック!!』
刃が頸動脈を突き破り鮮血が吹き散る。
彼女は悲しそうに、でも満足そうに微笑んでいた。
俺はただ彼女を見つめていた。
あのとき何故自分はあんなに冷静だったのだろう。
どうして自殺する彼女を止めなかったのだろう。
もう全ては終わってしまっていたのに。
「雪緒ちゃん…」
「あ?なんだって?」
「いや、なんでもない」
「そうかい、んでどうすんだよ。他のにするか?」
「…そいつをもらうよ」
ロックはグラス一杯に注ぎ込むと一気に飲み干した。
いつのまにか寝てしまっていたのか。ロックはカウンターから顔を起こした。左肩に血が通いだしたのを感じる。腕時計を確認すると11時をまわっていた。
「お目覚めかい坊や。ママが恋しくて起きちまったのかい」
声をかけられたすぐ左を振り向く。
そこには日本にいた間自分をずっと守り続けていてくれた女が酒を呑んでいた。
「レビィ、来てたのか」
「あんまり気持ち良さそうに寝てやがったから、声かけるタイミングを外しちまった」
「そうか、結構寝てたんだな」
129 :
4:2007/03/19(月) 02:01:06 ID:wDPwZ4p7
レビィは透明の酒をグラスに注ぎグイッと呑み込んだ。
「それ…」
「結構良い酒じゃねぇか。喉ごしも悪くない。だがあたしには上品すぎるな。まぁたまにはバチもあたらねぇだろうけどよ」
バオは大きないびきを立ててカウンターに眠り込んでいる。まだ雨はやんでないらしくいつもはこの時間ににぎあう店も客は極端に少なかった。
「ロックも呑むか?まだ残ってるぜ」
「……いや俺はもういい。レビィが空けてくれ」
「なぁ、ロック」
再び雪月花をグラスに注ぐレビィの目付きが変わったのをロックは見逃さなかった。
「おまえ、まさか後悔してんじゃねぇだろうな」
「何をだよ」
「ばっくれてんじゃねぇ。…日本でのあいつのことだ」
グラス一杯に注がれた酒が表面張力でゆらゆら揺れていた。暗い明かりでグラスがレビィの顔を反射している。
「いきなり何言ってるんだよ」
「てめぇ、だらしなく昇天してるときに寝言いってたぜ。あいつの名前を。三回もな」
ロックは目を見開いた。まさかという思いだった。
日本から戻ったときから今日まで彼女を思い出したことは無かったからだ。自分の中で彼女は完全に過去の人間だと思っていた。だからこそ帰ってからすぐに仕事に没頭できたと信じていたのだ。
ひどく裏切られた気分だった。
ロックはわずかに震えながら煙草に火を点けた。
「後悔なんざしてないさ」
「お手てが震えてるぜロック」
「俺は後悔なんかしていない!!」
「そうかい。ならいいんだけどよ」
しばしの沈黙が二人を包む。雨の音だけが店内に響いていた。
レビィはちらりとロックを横目でみた後席をたった。
「帰るわ」
ロックも1000バーツをカウンターに置き席をたった。
「送ってくよ」
「いらねぇよ」
「右足、まだ痛むんだろ。ほっとけるか」
「あ、そ。なら好きにしな」
二人はそろって店を後にした。
130 :
118:2007/03/19(月) 02:03:03 ID:wDPwZ4p7
駄文御粗末でした。一応今はここまでですが間を置くのはあまりすきではないのでマッハで仕上げいと思います。
GJ!!
レヴィだけどな。どっちでもいいか
GJGJ!
おお待った甲斐があるってもんだぜ
読みごたえあって嬉しいよ〜
続き待ってます!
GJ!
ただSSの中で半角カナは改めて欲しい
>>130 GJ!
欲を言わせてもらうと、レヴィがレビィになってるのがどうしても気になる・・・
たかがVとBの違いじゃねーかって言われそうだけど。。
あとカタカナ全部半角ってのはちと見にくい。
文章自体は読みやすくて綺麗なんで、そこがちょっと勿体ない希ガス。
136 :
118:2007/03/20(火) 02:27:04 ID:Fvfs899V
数々の有り難いアドバイス、マジに感謝っす。エロパロ初心者丸出しで恥ずくて死にそうですがとりあえず続き投下してみます。
携帯からだからヴが打てないんジャネーノ
138 :
5:2007/03/20(火) 02:28:18 ID:Fvfs899V
レヴィの部屋の前、3分前に休暇二日目は終了している。
「じゃあな」
鍵を開け扉をくぐるレヴィ。再び扉を閉めようとしたときロックが手で遮った。
「なんだよ」
「…酔い足りないんだ」
レヴィは少し考えた後、
「たいしたもんねぇぞ」
といってロックを部屋にいれた。
部屋に入るとレヴィは簡易冷蔵庫をあさり始めた。
「ち、ビールしかねえじゃねぇか。今日買い出しいっとくんだったぜ」
「今日は何してたんだレビィ?」
「店にいく前まで寝てた」
「そうか、俺もだよ」
「聞いてねぇ」
缶ビールをロックに投げ渡すとレヴィはガンホルダーを外し枕元に放り投げ、ロックは椅子に腰掛け缶の蓋を静かに開けた。
「ビールなんかで酔えるのかよロック」
「今は酒が呑みたい。それだけさ」
「ああ、そうかい。なら好きなだけ呑みな。あたしはもう寝る」
ベッドへ向かおうとするレヴィの背後から両腕がからみついた。ロックの息がうなじにかかっている。
「レヴィ…」
静かに服を脱がしにかかるロックの右腕を力強く握り締め遮るレヴィ。
「下らねぇこと考えてるならやめときなロック」
「そんな間柄か俺たち」
レヴィの弱いところは知っている。耳の後ろの溝だ。ロックはここにやさしく語り掛けるのが約束。
レヴィが少し震えだしたのを胸に密着してる小さな背中で感じた。
「間かんだの話じゃねぇ。気分が乗らないだけだ。だからやめろロック」
「それは本当かいレヴィ?」
しつこく耳の後の溝をせめてやる。こうするとロアナプラ無敵のトゥーハンドの舵をとることなど相棒のロックにとってはたやすい、はずだった。
139 :
6:2007/03/20(火) 02:29:56 ID:Fvfs899V
「やめろ……ロック。それ以上は悪戯にならねぇ」
くすっと口元をゆるます。ロックには冗談にしか思えなかった。
「何言ってるんだよ、レヴィだって好きなくせに」
次の瞬間グシャというかミシというか、そんな音が耳に乱反射した。
続いて壁に後頭部が激突し、脳が揺れるのを感じた。
レヴィに顔面を思いっきり殴られたのを理解したのは、大量の鼻血が吹き出し始めた直後だった。
鼻に激痛が走る。血が凄まじい勢いで吹き出て床を汚していく。
なかなか焦点が合わない。確認できるのは部屋の光とそれをバックにした一つの影だけ。
カチャッとした音と同時に焦点が戻った。
レヴィが床に座り込んで鼻を押さえている自分にカトラスを向けている。
ロックは今のレヴィの目をよく知っている。
彼女の目は生きる残ることを望んでいない、すなわち相手に止めをさす瞬間に向ける日本刀より鋭すぎる目だった。
「調子こくなよ、うすら馬鹿」
「何…すんだ、よ。いきなり…」
「てめぇ、今あたしを完璧に慰みものにしようとしやがったな」
鼻血が止まらない。息が苦しくなってきた。すでに足元の床は血でべったりとなっている。
そんなロックを当然とでもいうがごとくトゥーハンドは話を続けた。
「ああ、そうさ。確かに日本にいたときゃロック、てめぇとやったよ。しかも毎日盛りのついたエテ公みたいにだ」
「だったら…なんで」
レヴィは下を俯く。前髪で顔が見えなくなってしまった。だが銃口は確実にロックの脳天にむいていた。
140 :
7:2007/03/20(火) 02:37:45 ID:Fvfs899V
「わからねぇのかよ」
「ああ、さっぱりだ」
カトラスが火を吹き弾丸がロックの耳をかすめ床に穴を開ける。
左耳の奥が熱い。鼓膜が破れてしまったような気がした。
「あたしを…そこらへんのビッチと一緒にしやがった」
「そんなことは」
「てめぇは『あん時』のことを思い出し辛くなってたまたま隣にいたあたしを慰みものにしようとしやがった!!」
「レヴィ!それは!」
「違うってのかよ!いや、違くねぇ!は!お笑い草だぜ!結局てめぇは後悔しちまってるんだ!あの女を助けられなかったことがよ!後悔したいんなら腐るほどすりゃいいさ。
だけどそのはけ口をあたしにすんじゃねぇ!
けっ!反吐が出やがる!そんなにやりたきゃ汚ねぇ妄想の中であの女抱いてオナニーでもしてやがれ!」
「レヴィ!!」
二発目は右肩をかすった。シャツが破れ皮がエグれてるいるのを痛みで痛感している。
だが、ロックにとってそんなことはどうでもよかった。ロックが目を離せなかったのはレヴィが泣いていたからだ。
こちらをこれでもかと睨み付け歯をがちがちならしている彼女をみてロックは金縛りにあってしまった。
「レヴィ…」
「でてけ!!二度とその我慢ならねぇ面みせんじゃねえ!!」
「俺は…」
「消えろ消えろ消えろ消えろ!!てめぇなぞ死んじまえ!!」
ロックは奥歯を噛み締めた。これ以上レヴィを見れない自分を心底恥じていた。
「…わかった。レヴィ……すまない」
そう言い残すとまだ止まらない鼻血を押さえながらロックは部屋から去った。
後に残されたのは壁から銃口を下ろせないレヴィだけだった。
「なんでだよ…何泣いてんだあたしは…。わけわかんねえよ。畜生……畜生…!」
ロアナプラの雨はまだ止まない。
141 :
118:2007/03/20(火) 02:46:10 ID:Fvfs899V
一応指摘されたところ修正しました。
察しの通り自分は携帯です。パソがどっかのアホにぶっ壊されちまったんで。
てかまとめて投下できずダメダメですがどうしてもここで区切りをつけたかったんで投下しました。
残りは急いで作り上げたいと思います。
乙です。GJです。
投下だけでも嬉しいのに急いで作り上げるという気持ちが嬉しいよ
ここに限らずだけど投げっぱなしのものもあるからねー
>>141 なんかすげーレヴィらしい気がする!
俺好きだなーこういうの・・・GJ!( ´∀`)bグッ!
続き読みたいです
>>141 GJ!!
何やらシガーキス編並みにアツい展開ですなぁ!
泣きながらカトラス乱射するレヴィたんが切なくて・・・・゚・(ノД`)・゚・
続き待ってるYO!
145 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 14:03:31 ID:4hjs1Fgm
>>107の今後の展開にwktk
最初は岡島さんのこと警戒して反発してた幼少レヴィだけど、やっぱり徐々に懐いてくんだろうか。
何か猫みたいな奴だなw
途中で終わってるのいっぱいあるよな
今夜はブギーファックの続きをwktkして待ってる俺が通りますよ。
最近の続きモノも皆楽しみだ〜。
うん、続き楽しみだよね。
まあ、書き手としてもモチベーションあがらないとかけないだろうし、ゆっくり待とうよ。
いつか、どれも完結するさ、きっと……。
打ち切りの女神が出ない限りw
150 :
98:2007/03/21(水) 19:09:14 ID:+DRCct6A
不機嫌だった
あの後何度か夢を見た、見ているだけだった
夢の中のアタシはガキのままで、その後ろにチューインガムみたいに今のアタシがくっついてる
ガキのアタシはロックに向かって、つばを吐きかけ、口汚く罵り、脛に蹴りを入れた
唾をかわし、罵りは聞き流し、蹴りを防いで見せた(脛当てを付けていやがった)クソババァと違って
唾の付いたスラックスに唖然とし、罵られて傷つき、蹴られた脛を抱えてうずくまった
ガキのアタシはロックを徹底的に、信用の置けない人間として扱っていた
クソババァの方がまだましに付き合ってたろう、ババァの抜かすきれいごとは本音が透けて見えてたからだ
ロックの抜かすホンモノのきれいごとがガキのアタシには心底胡散臭かったんだ
「いつまでも付いてくるんじゃねえよウゼェ、稼げねぇだろ!」
そう怒鳴りつけた、ロックは曖昧な笑顔でこういった
「こんな事をいつまでも続けられるわけじゃないだろう?」
カッとなった
「死んだら確かに続けられねぇ、テメェに言われるまでもねぇよ!」
ストリートで暮らすガキには、先の事を心配する知恵も無ければ必要も無かった
あるのは今に対する不安と怒り、くだらねえガキの自尊心
とりあえずこのままだと本当に稼げないから、アタシはロックから逃げ出した
思う
今のアタシはこうして生き延びることが出来た
でも、まだガキのアタシにそんな先は分からない
ロックの事を知らないアタシは
ロックが本当にアタシの事を案じてくれているのもわからない
アタシはガキのアタシを絞め殺してやりたくなった
151 :
98:2007/03/21(水) 19:11:21 ID:+DRCct6A
つづーき、えらい書くのに苦労した
やっぱこういうネタはむつかしいわ
>>151 おおーっ!待ってましたGJ!!!
やっぱこれは難しいのか・・・でも違和感ないし、いい感じだから頑張ってくれい!
エロナシでも全然おkだから是非続かせて完結までもってって・・・!
154 :
118:2007/03/22(木) 03:39:43 ID:ziXoELB7
続きあがりましたんで投下します。まだ完結しません。すいません。
155 :
8:2007/03/22(木) 03:42:27 ID:ziXoELB7
「まったくよ、下らねぇにも程がある」
新聞の朝刊を流し目に読んでいたダッチが深いため息をついた。
まだ午前中だというのに事務所の中は薄暗い。
雨は勢いこそ弱まったがまだしとしとと降り続け、厚い雲は太陽をふさいでいた。
「ベニーボーイ。お前さんとこの大将はまたカブールに増兵を決めたとよ」
新聞を丸めダッチはベニーに放り投げた。
ベニーはそれを拾うと更にシケモクだらけのごみ箱に新聞を放り投げた。
「寂しいんだよ彼は。もはや誰も相手にしてくれないからね」
「んで自分とこのチェリーボーイを死神にくれてやるってか。たいしたマスターベーションだ。ケツからゲロが出そうだぜ」
「それは単なる腹下しだろ」
ケタケタ笑うベニーをよそにダッチは新品のアメリカンスピリットの封を開ける。
湿気が強いのだろう。
火を付けると煙はくっきりと太い糸となって天井に上っていった。
「コーヒー飲むかい?」
「ああ、いただこう。砂糖たっぷりでなベニー」
「はいはい、分かってるよ。内のボスは顔に似合わず甘党なのは皆周知の通りだからね」
「言ってろ」
ベニーはにやにやしながらガスを回し火を点け、すっと椅子に腰掛けた。
「で、ロックは目覚めたかい」
「いんや、まだ奥でおねんねさ」
ダッチのいう通りロックは奥の簡易ベッドで寝息をたてていた。血だらけのシャツのままである。
「あいつが深夜事務所の前でぐったりしてたのを見たとき、正直チビりそうだったぜ。殺られちまったのかと思ってな」
「そりゃ血だらけで事務所の前に地べたで座り込んでいたら僕だってたまげるさ。この街だけでも僕らを恨んでる連中はごまんといるからね。」
ダッチは頷く代わりに煙を勢い良く吹き出した。
156 :
9:2007/03/22(木) 03:43:59 ID:ziXoELB7
「誰にやられたんだろ?そこらへんのコックジャンキーにでも絡まれたかな?」
「いや、ありゃレヴィにやられたんだろ」
ヤカンが鳴いている。湯が沸いたようだ。
ベニーは立ち上がり火を止め湿ったインスタントコーヒーの蓋をあけた。
「どうしてそう思うの」
「あいつ死んだ魚のような目をしてやがった。ヤクきめてリターンダウンしたって感じじゃねぇ。心が折れちまってた。なら原因はあいつしかいねぇさ」
「ふうん」
インスタントコーヒーと大量の砂糖を混ぜ湯をそそぐ。それをベニーはダッチに差し出した。
「お、サンキュ」
「何かあったのかな?あの二人」
ずずっとコーヒーをすするダッチは香りを鼻に入れ脳を刺激してやった。
「さあな、そこまではわからねぇ。だが男と女の間に第三者が混じるのは不粋ってもんだ」
「それにロックとレヴィのことだもんね」
「そうだ、下手したらこっにまでカトラスが飛んでくるぜ」
「違いない」
ベニーは口元だけ釣り上げると自分もファーストコーヒーをすすった。
ガタと物音がして二人は同時に音の主に振り向く。
ロックが壁にもたりかかり立っていた。
「起きたかブラッドカラー。ガキがイタリアンスパゲティー喰い散らかしたみてぇにエプロンが汚れてるぜ」
「ダッチ、今何時だ?」
「10時を少し回ったところだよロック」
ダッチの代わりに答えたベニーに視線を変える。
ベニーはカップに手をかけたままこちらをうかがっていた。
「ロック、てめぇの血で汚した俺のベッドちゃんとクリーニングしておけよ」
「ああ、クリーニング代は給料から引いといてくれ」
「オフコースだロック」
ベニーは再びヤカンに水を足し火にかけた。
157 :
10:2007/03/22(木) 03:45:05 ID:ziXoELB7
「コーヒー、飲むだろロック」
「ん、ああ…」
「まぁ、風呂でも入ってゆっくりしろや。今日が休暇最終日だぜ」
煙草を吸いなおすダッチをロックは横目で見つめた。
全身がけだるいし吐き気もおさまるどころか更に悪くなっている。足が休息を求めてロックは無気力に椅子に座り込んだ。
大の大人三人に沈黙が訪れる。響いているのは時計の秒針と雨の音だけ。
今電話がなったら心臓が止まるのでないかとロックは思った。
「できたよロック」
「あ、ありがとうベニー」「どういたしまして」
受け取ったコーヒーを一口飲んでみる。安いコーヒーだがけだるい体には最高だった。
香りが全身を駆け巡る感じがしてロックはため息をついた。
「何も、聞かないのかいダッチ」
「聞いてほしいのかい。面倒ごとは嫌いなんだけどな」
ダッチの冷めた一言にロックは身をすくめた。
カップを持った左手がわずかに震えてるのが気に入らなかった。
ばれないようにそっとカップを置く。
ここはロアナプラという裏世界だと思い出した。
自分のケツは自分で拭く、ここではそれが流儀でもあり掟だ。ギブアンドテイクじゃなきゃ生きてはいけない。ロックは心底自分を恥じた。
「ロック」
ヤカンを水に浸しているベニーの声にギョッとした。耳だけをそちらに傾ける。
「僕らに詮索は無用だってことは知ってるよね」
分かっている。だからこんなにも恥ずかしいし辛いのだ。
「でも聞き流すことぐらいは僕らでもできるよ。ね、ダッチ」
今度は右手が震えているのを感じた。視線を床に向けると血で汚れたシャツが目に入った。
「ま、一本吸えやロック」
ダッチがアメリカンスピリットをロックに差し出す。
ロックは瞳の奥から込み上げて来そうなのをこらえるとシガーを受け取り火を点けた。
158 :
11:2007/03/22(木) 03:45:55 ID:ziXoELB7
ロックはただ淡々と二人に話した。
日本でのこと、雪緒のこと、何故か吐き気がとまらないこと、そして晩のレヴィとのこと、すべてを洗い浚い話した。
「ふーん」
無気力に答えるベニー。
恥ずべきことかもしれなかったがロックはそれでもよかった。ただ吐き気が少し和らいだような気がした。
「まぁ僕からは何も言えないけど少しは楽になったかいロック?」
「ああ、楽になった気がするよ。ありがとうベニー、ダッチ。独り言に付き合わせてしまって」
ロックはベニーに微笑むとベニーもにやりと笑った。
「…なるほどな」
ソファの背もたれに後頭部を乗せ天井を仰いでいたダッチが二人をよそにつぶやいた。
「何がだいダッチ?」
代わりに理由を聞くベニーにダッチはそのまま仰ぎながら答える。
「なんであのレヴィがあんなに我儘いったのかってな」
「我…儘、レヴィが?」
いつもひどい悪態や愚痴をついても仕事やプライベートで我儘など言ったことなかったレヴィに、ロックはダッチが言ったことがどういうことか想像もつかなった。
それを知ってか知らずかダッチはゆっくりと煙草を吹かしながら続けた。
「あれはおめぇがバラライカから仕事をもらったその日の夜だ。あいつ、俺にあたしも絶対にいくだなんて言いだしたんだ」
「それは僕もロックも知ってるよ」
「ここからはロック、おめぇさんには言わないでくれってレヴィに頼まれたんだが、まぁいいだろ。もう時効だ」
ダッチは冷めて残ったコーヒーを一気に飲み干すとゆっくりベニーにカップを渡した。
159 :
12:2007/03/22(木) 03:47:08 ID:ziXoELB7
「あんとき俺は反対したんだよ。まぁ今でこそレヴィを日本に送って良かったと思ってるが、はっきり言ってあいつを日本に送るのはどうしても避けたかったんだ」
「それはまた何で?」
首を起こしダッチは二人を眺めおおげさに両手の手の平を上に向け肩をあげた。
「考えてもみやがれ。あの超ド級のジャジャ馬ガンマン娘を日本なんかに送ってみろ。俺たちインターポールから共産ゲリラのテロ組織と同じ扱いをうけるぜ」
「ハハハ、まったく同感だ。あ、ロック今笑ったのはレヴィに内緒だよ。殺されちゃうから」
ロックは日本でのことを思い出して苦笑せざるをえなかったが聞きたいことはそんなことではない。
全神経を耳に集中させる。
「それにロックの身を守るならホテル・モスクワの連中だけでこと足りる。つまり、俺たちにとってレヴィを日本に送るメリットはたいしてなかったのさ」
頷きながらベニーは椅子に座りなおす。足が外れかけのこの椅子の寿命も長くはないだろう。ミシミシと音をたてて揺れている。
「確かにそうだね。それでもよくレヴィを許したねダッチ」
「許さざるをえなかったのさ。あいつのあの横顔を見ちまったからな」
一瞬だけロックは壁の時計を目にやった。
11時34分。休暇最終日の午前はもうすぐ終わりを告げようとしていた。
「あいつ、甲板で俺にこう言ったのさ。
『今あいつが日本で殺されたらあたしは日本中の人間をぶっ殺して絶滅させちまうかもしれない。だから頼むビッグボス、あたしをロックのそばにいさせてくれ』ってな」
ロックはソニックブームを全身で受けてしまったような衝撃を覚えていた。
体がバラバラになるほどの衝撃だった。
160 :
13:2007/03/22(木) 03:48:21 ID:ziXoELB7
「笑っちまうだろ?んなこと大統領とファックしたってできっこねぇさ。だがな、今のあいつならやりかねねぇって思っちまったのさ。まったく情けねぇ」
『帰れる価値はあるんじゃねぇか?あたいらから見りゃ、普通の家だ』
何故、あの時彼女は哀しい顔をしたのだろう。
『あたしの役目はあんたの命を護ることで、あんたのライフを邪魔することじゃねぇものな。だから、ついていくよマスター』
何故、あの時彼女は自分についてきてくれたんだろう。
『大変な勘違いさ、あたしたちは歩く死人なんだぜ、ロック』
何故、あの時彼女はそこまで闘うことにこだわっていたのだろう。
『ロック!見るな!』
何故、あの時彼女は……
「そうか…そうだったのか」
体中が熱い。細胞の一つ一つが燃えているようだ。
馬鹿らしい、本当に全てが馬鹿らしく思えて仕方なかった。
吐き気が吹き飛んだ瞬間だった。
「く……くく…」
「ロック?」
「くははははは!!あーはっははははっは!!!」
突如大声をあげて笑いだすロックにダッチとベニーはそれはもう大きく目を見開いた。
「ロック…?大丈夫か?」
「くふふふはは……!俺はねベニー…。今日ほど自分が滑稽だと思ったことはねえ!!!!」
ロックは目の前にあるテーブルを正拳でぶちかました。ヒビが入り正拳の形にテーブルはへこんだ。
「おいロック…」
制しようとするダッチをよそに何度も何度も正拳をぶち込むロック。だんだんとテーブルはへこみ正拳からにじみ出た血がへこんだテーブルに付着していく。
「俺は!!何も!わかっちゃ、いなかったんだ!!否!!わかってる、わかっていたんだ!!ただ!!それを、受けとめないで!逃げてた!!」
「やめろ!落ち着けロック!」
ベニーが後ろからはがい締めロックを止める、がロックはそれでも正拳を打ち付けることをやめない。すでに右手の間接は大きく腫れ血で真っ赤に染まっていた。
161 :
14:2007/03/22(木) 03:50:39 ID:ziXoELB7
「ロック!!」
ダッチの拳がロックの左頬にクリーンヒットしロックとベニーは後方に吹っ飛んだ。
「ったく…どうしちまったんだ。脳に寄生虫でも入っちまったか」
「いてて…ロック、大丈夫?」
「へへへ、許せねぇ……自分が許せねぇ」
ベニーとダッチはまたも驚嘆した。ロックが泣いて笑っている。二人にとってこれほど奇可怪なことはなかった。
「くくく、笑ってくれよ二人共。俺は、最低だ」
「いや、とてもじゃないけど笑えないよ」
ベニーは吹っ飛んだ眼鏡拾いつけなおすとロックに手をかした。
だがロックはそれを手で遮るとごしごしとシャツの裾で涙を吹き、勢い良くすくっと立ち上がった。
「だけど、これでハッピーになれるぜ」
「ハッピーってお前…」
「ダッチ。聞かせてくれて感謝してる。それと最高の休暇をありがとう」
意味もわからず困惑してるダッチにロック背をむけ扉へと向かう。行きざまにポンとベニーの肩を叩いた。
「それとベニー。コーヒー最高に美味かった。ありがとう、またいれてくれ」
「う、うん」
「明日の昼には出勤するから!じゃ!」
そういうとロックは血だらけのシャツのまま一目散に外へと駆け出した。
後に残ったのは茫然とするダッチとベニーだけだった。
「何だろうロック…。何かに取り付かれでもしたかな?」
「さあな…」
162 :
15:2007/03/22(木) 03:51:28 ID:ziXoELB7
ダッチは何回目かの煙草に火をつけボコボコにへこんで使い道のないテーブルに灰皿を置いた。
「なぁベニーボーイ。俺は今まで色んな野郎と死線くぐってきたが、あんなイカれた野郎は見たことねぇ」
「僕もだよダッチ。ありゃレヴィ以上のフィーバーだ」
一気に煙を吸うと煙草は半分近くまで灰になって床へと落下してしまった。
「あんときのロックが俺は一番恐ろしいぜ。目的のためなら核でも打っちまいそうな勢いだな」
「以外とこのロアナプラでNo.1の大悪党かもしれないよ」
「ったくレヴィとロック。地球史上最悪最狂のカップルだな。ベニー、火星にでも逃げるか?」
「ああ、まったく違いない」
午後0時00分。ロアナプラの長い雨はようやくやみ、太陽が明るい顔を覗かせていた。
163 :
118:2007/03/22(木) 03:54:25 ID:ziXoELB7
もうちょっとサクっといきたかったのに長々エロ無し&レヴィ無しというエロパロに、あるまじき行為をしてしまいなんか深く反省しております。
でも書いてて楽しいのでまた早くつくりあげたいと思います。
>>163 こんな時間まで夜更かししてて良かった!
GJ!
GJ!
ヘタレロックから岡島さんに覚醒したか…
ツンレヴィがデレヴィになるのも時間の問題かな
ダッチもベニーも非常に、らしくてよい
どうまとまるか楽しみだ
エロパロってのはエロかパロのどっちかだけでもいいって俺は思ってるぜ!
男だけの会話も味があっていい
長文だって読みごたえあって大歓迎
何が言いたいかってGJなんだがな
GGGGJ!!!
質の良いSSが読めてうれしいよ!
168 :
98:2007/03/23(金) 01:41:21 ID:J4iaN2yk
夢を見ている
相変わらずクソババァのかわりにロックが出てきてガキのアタシがそれに噛み付く夢だ
「揚げ立てのドーナツなんだけど、どうかな?」
「ガキじゃねぇンだよ、そんなモンで喜びゃしねえ!」
そいつはツーアウトだよ、ガキのアタシ
ガキじゃねえなんて抜かすのはガキの証拠だし、手に入りそうな食い物にケチをつけるのは許されねえゼイタクだ
ストリートじゃ揚げ立てのドーナツなんて簡単にゃ手に入らねえ、でだ
案の定ガキのアタシは自分の感じた物欲しさにキレちまって
その日ありつけるはずのメシを喰いっぱぐれた
目を覚ました
一服をふかすと今日はどうするか考える
「事務所にでも行くか…」
事務所にはロックしか居なかった、ノートPCに向かって何かしてやがる
「おい、ロックちょっといいか?」
「なんだい?」
「コーヒーが飲みたい、入れろ」
「はいはい」
「あと揚げ立てのドーナツが喰いてぇ」
「やれやれいい鼻してるなあ、さっき買ってきたところだよ」
「早く出せ」
「コーヒーは?」
「砂糖とミルクをたっぷり入れろ」
アタシは喰い損なったドーナツを楽しんだ
169 :
98:2007/03/23(金) 01:44:14 ID:J4iaN2yk
とりあえず、ちょっとしたお話を
続けてないとモチベーションがもたないので
次の話ではなんか進展させたい
ほほう
いいねいいね GJ
今後の展開が楽しみ。
GJでした。
こういう1レス小ネタの積み重ねもSSの形としてはアリなんだな
カコイイ!
>>169 GJGJ!!面白いよこの幼少時代の夢シリーズ。
本編で全然触れてくんないから、これで過去分補給できるw
非行少女ロリレヴィと岡島さんがどうなってくのか楽しみだー!
ドーナッツもそもそ食ってるレヴィたんとか想像しただけで萌える(*´Д`)
ぼんやり食べてたら「そんなに好きならもっと買ってこようか?」と言われてあたふた、とか
思わず食べすぎちゃってエダに「ロックとヤりすぎて当たったのか?」ウェストを摘まれるとか。
真っ赤になって否定したら「デブると嫌われるぜ」と言われたのが気になってイエローフラッグへの付合いが激減。
意識する割には眼を合わせると慌てたように席を立ち、機嫌が悪いのに酒を呷るでもないレヴィを心配したロックが
エダに相談して更にデタラメ吹き込まれ…
日も高いのに何妄想してんだ漏れはw
>>174 良い機会だと思って、SS書いてみれば?
>>174 なんという妄想。
これはSS書いてと言わざるを得ない。
でたらめってレヴィタンが妊娠したとか吹き込むのか?
岡島さんの男気が試される時
心当たりがあるなら一概にでたらめともいいきれんな
レヴィたん&岡島さんオメ
179 :
118:2007/03/24(土) 22:59:02 ID:rqS/I5Cc
長々書いて今だに完結できずにイライラしながらSS書いてます。
というか他の職人方の続きが気になりすぎて眠れない。幼少レヴィ、カワユスぎっす、続き待ってます。
続き書いたんでとりあえず投下しときます。
180 :
16:2007/03/24(土) 23:04:36 ID:rqS/I5Cc
太陽がゆっくりと西の海へと沈んでいく。
赤く、そして強い夕日がレヴィの顔を照らしている。
くわえている煙草の煙も太陽の動きにあわせてゆっくりと天に上り、そして消えていった。
ある一角のビルの屋上。そのど真ん中にレヴィはあぐらをかいてたたずんでいた。
ここはロアナプラの街が一度に見渡せる唯一の場所だ。
世界中の悪党を一ヶ所にまとめたようなこの汚れた街も、ここからは何故か綺麗に見えてしまう、そんな場所だった。
だがレヴィの表情に覇気は無く、いつから自分がここにいたのか、それすらも忘れてしまっていた。
束ねたポニーテールがやさしい潮風で弱々しく揺れている。
そばにある煙草の吸い殻の数だけが時間を物語っていた。
ここにくるのも久しぶりだった。ナチ狂の船に乗り込んでカトラスを散々ぶっぱなしたあの夜以来だ。
もう半年前以上のことである。
だがあの時も今も、思う人物は同じである。それは仲間で相棒であるロックのことだった。
目蓋を下げるたびにあの糞野郎の姿が浮かんできてうっとうしいことこの上ない。
いっそのこと、この手で殺せたらどんなに楽になるだろう。
レヴィは、脳内の中でカトラスの銃口をロックに向ける。
照準は頭にあわせて一つ深呼吸をする。
これでさよならだ。
逝ってしまえロック。
ゆっくりと引き金を引くレヴィ。
だがいざ殺そうとすると指に力が入らない。
何度も何度も、銃口を向けなおすレヴィ。
しかし引き金をひくことはとうとう適わなかった。
自分がとてつもなく愚かに思え、くわえている煙草をグッと噛み締める。
たまらなく苦い味がした。
181 :
17:2007/03/24(土) 23:05:28 ID:rqS/I5Cc
「何だってんだよ、クソったれ…」
いつからだろうか。妄想の中のあいつが自分に背中を向けるようになっていたのは。
半年前まではそんなことはなかった。
あの時のレヴィの中のロックは、ただ黙ってこちらを見つめていたのだ。
それが今は、そのムカつく顔も見せようともしない。
それどころかその背中が、どんどん遠ざかっているような気がした。
本当に腹が立つ。
手前なんか死ねばいい。
そのままどっか行っちまえ。
二度とあたしに近づくな。
嫌だ。
やめろ。
置いて行くなロック。
あたしを見ろ。
頼む、お願いだ。
あたしを見てくれロック!
はっと目を覚ました。
どうやら心地よい潮風に、意識をとられたらしい。
吸っていた煙草は自分の足の間に落ちて灰になっていた。
レヴィは自分の両頬をパンパンと叩いて鳴らした。
「何夢見てたんだかな、あたしは」
レヴィは立ち上がりゆっくりと伸びをする。
ずっと座って固まっていた体に血が戻るのを感じていた。
なんてことはない。
今までだってそうだったのだ。
それが少しずれて絡まっていただけだ。
なんの問題もない。
自分自身に修正すればいいだけのこと。
それでめでたしめでたしってやつだ。
「そうさ。あたしは歩く死人なんだからな」
太陽はその役目を終え、今日という日に別れを告げようとしていた。
燃え上がる最後の一光が、レヴィの顔を激しく照らし、そして西の海へと静かに沈んでいった。
182 :
18:2007/03/24(土) 23:06:37 ID:rqS/I5Cc
家の前の扉、そのドアノブに手を掛けた瞬間、レヴィの体は硬直した。
何かがいつもと違う。
長年の勘がレヴィに危険を知らせていた。
緊張が走り、殺気が全身を駆け巡る。
しまった、ビルに入る前に自分の部屋の明かりが着いているかどうか確認していなかった。
レヴィは小さく舌打ちすると、時計の短針のようにゆっくりとカトラスを握り締め抜いた。
頭の中でカウントを開始する。
3…2…1……
Go!!
勢い良く扉を開け、中へ転がり込む。
ベッドの横に立っている人影が目に入り、カトラスを向ける。
勝った。
自分の方が圧倒的に早い。
後はありったけの弾をくれてやるだけだ。
あばよ、クソ野郎。
(待て!!)
脳が急いで引き金を引き掛けている指に司令を送る。
間一髪間に合った。
殺気付いて両目から脳への情報が少し遅れてしまった。
その人影は紛れもなく、今日散々自分が思い患っていた日本人。
ロックだった。
「おかえり。まったく、鍵ぐらいかけろよな。不用心だぞレヴィ」
意味がわからない。何故ロックが自分の部屋にいる。
しかも血だらけのシャツのまま。
レヴィはカトラスをロックに向けたまま、ただ困惑していた。
183 :
19:2007/03/24(土) 23:07:34 ID:rqS/I5Cc
「何…してんだ。あたしの部屋で…」
「何って、掃除してたんだよ。レヴィの部屋、あんまりだったからね。すぐ汚してしまう性格直したほうがいいよ」
ロックは固まって自分から銃口を外さないレヴィを尻目に、部屋を見渡した。
「ほら、綺麗になっただろう?時間かかってやっとここまで片付いたんだ」
ますます意味がわからない。
掃除?あたしの部屋で?何故だ?
いや、そもそも何でこいつはあたしの部屋なんかに来たんだ?昨日、あんなことがあったばかりなのに。
レヴィは自問自答するが、到底答えなどでるわけはない。
ロックはそんなレヴィに目もくれず、嬉しそうに腰に手をやっている。
「結構苦労したんだぜ。床、窓、たまった洗濯物、ゴミの山、あと便所と風呂も掃除しといてやったぜ。なんなら今から風呂入りなよ。気持ちいいと思うよ」
レヴィの殺気が再び力をこめろと、指に命令している。
レヴィはそれを堪えるのに必死だった。
「うるせぇ……何でここにいるって聞いてんだ…」
「だから掃除に」
「んなこと聞いてんじゃねぇ!!二度と面見せんなっていっただろ!」
ロックは深いため息を付いた後、窓に肘をかけレヴィに向き直った。
「それじゃ仕事にならないだろ」
「ブラックラグーンをおりなロック」
「俺は辞める気は毛頭ないよ」
「じゃあ、あたしがおりる。だから今すぐ失せろ」
にやりとしながらロックは、雨でしわくちゃになってしまった煙草に火を付けた。
「あまり我儘は可愛くないよレヴィ」
ロックのこの一言にレヴィのヴォルテージが一気に膨れ上がった。
「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!」
胸ぐらを掴み銃口を痛いほど顎に突き付ける。
「今あたしは最高にムカついてんだ。この距離なら絶対外さねぇぞロック。あんときの市場のような奇跡は起こらねぇ」
ロックは微動だにしない。それどころか煙草を吸い直す始末だ。
その全てがレヴィは気に入らなかった。
さらにグッと銃口を押しあて鬼も逃げ出す表情で睨み付けた。
184 :
20:2007/03/24(土) 23:11:13 ID:rqS/I5Cc
「掃除をしにきたって言うのは本当だ。だけどそれだけって言うなら嘘になる。謝りたかったんだ。レヴィ、お前に」
ロックの言葉にレヴィは目を丸くした。
右手のカトラスから力が抜けないように気を付けながら聞き返す。
「謝るだと?いったい何を謝るっていうんだよ?」
「すまない。レヴィ、お前を傷つけた」
このジャップは本当に笑かしてくれる。
謝りにきただって?
一体何の冗談だ。
このまま何も言わず、顎から脳を吹っ飛ばしてやろうと思った。
「気色悪ぃ。あたしがいつてめぇに傷つけられたって言うんだよロック?」
煙草を口に運び、くわえたままレヴィに答える。
「昨日の晩、酒場でレヴィ、おまえ俺に聞いただろ?後悔してんじゃないかって。あの時、俺は嘘をついた。俺はやっぱり後悔してたんだ」
口元が緩みレヴィは卑しく笑った。
カトラスをロックから離し背を向ける。
白いうなじも淋しく笑っていた。
「それ見たことか。てめぇは結局あっち側の人間だったてことだ。中途半端に棺桶に足突っ込みやがって。糞偽善者が…」
レヴィはロックと顔をあわせず天井にむかって叫んだ。
「反吐がでらぁ!てめぇみたいな半端野郎が一番仲間を死に追いやるんだ!涼しい顔してな!
ダッチには黙っておいてやるよ。
だから消えろロック。目障りにも程がある。日本に帰ってあの女の墓の前で手を合わせてな!」
言いおわってレヴィは息を整えた。
熱くなってる自分がダサい。
が、これでいい。一時だけでも仲間で、夜をともにしたことのある男を殺すよりかはいくらかましだった。
185 :
21:2007/03/24(土) 23:12:05 ID:rqS/I5Cc
「違うよレヴィ。そうじゃないんだ」
「もういいよ…。てめぇにはマジに愛想がつきた。頼むから消えてくれ」
煙草が燃えつきフィルターまで火が来ている。だがロックはかまわず続けた。
レヴィの背中を見つめながら。
「レヴィ、俺はね、雪緒ちゃんが死んだことなんて後悔しちゃいないんだ。それを後悔してない自分に後悔してたんだ、俺は」
それを聞きレヴィは首だけをこちらに向けた。
「何だって…?」
だがロックはレヴィに目を合わさずただ床を眺めてるだけだった。
「お前に誘われて以来、たくさんの人間の死を見てきた。その度に俺は心底恐かったし、また悲しかった。だがあの日本の時から俺は何かが変わっちまったのさ」
すでにフィルターまで燃えている煙草を、灰皿に放り投げ新たな一本を取出し、ロックはしごく丁寧に吸い直した。
「雪緒ちゃんは可哀想な娘だった。できたら助けてあげたかった。でも彼女が自ら刄を首に突き刺した時、俺は本当に素直に受けとめてしまっていた。俺はそんな自分が恐かったんだよ。後悔してない自分に。
だからおまえに逃げようとしたんだ」
黙って聞いているレヴィにロックは頭を垂れた。
「それを謝りたかった。だから今俺はここにいる。
すまないレヴィ。俺はお前を傷つけてしまった」
186 :
22:2007/03/24(土) 23:14:20 ID:rqS/I5Cc
気に食わない。
そう、こいつの全てが。
そうやって頭を垂れるのが日本式か。
馬鹿らしい。
本当に、馬鹿らしくて死にたくなる。
次の瞬間。レヴィは割れんばかりの空な声で笑った。
「あははははは!!ったく!てめぇは本当にどうしようもない馬鹿だぜロック!」
黙って見つめるロックに、レヴィは勢い良く振り返り罵った。
「後悔してないことに後悔だって?腐ってるにも程があらぁ!いいか?あの女は地球がひっくり返っても勝てないロシアのウォークレイジーに喧嘩売ったんだ。その時点でThe Endなんだよ!
あたしたちに殺されるか、姉御に殺されるかの違いだった!歩く死人になっちまったって言っただろう?後悔する必要なんてそもそもねぇんだよ。なのに後悔しないことに後悔するなんて、んなのただのてめぇのオナニーだろうが。
そんなこともわからねぇなんて、てめぇは馬鹿だ。カスだ。蛆虫だぜロック!!」
言い放つレヴィにロックは、眼を剃刀のようにとがらせレヴィを睨み付けた。
「訂正しろ、レヴィ…」
「何を訂正するってんだ?てめぇは馬鹿馬鹿大馬鹿野郎なんだよ!!」
「違う、彼女を死人扱いしたことを訂正しろって言ってんだ」
「何だと…?」
一触即発の空気がロックの吸っている煙草の煙とともに、二人を包み込んだ。
自然にカトラスに力が入っているレヴィ。
それを、怒りを込めて睨み殺しているロック。
地球で今一番危ない男と女がロアナプラの一室で相対していた。
187 :
118:2007/03/24(土) 23:19:42 ID:rqS/I5Cc
前回のSSで誤字脱字、改行ミスだらけですいません。深夜に書きまくるのは駄目っす。眠すぎる。
でもやっぱりレヴィ書くのは楽しいですね。てなわけでラストまで一気に書きたいと思います。
GJ!
キタコレ
いやぁぁぁ
いいところで止めちゃいやぁぁぁぁ
ちょ、こんなところで切らないで!
生殺しヒドス
でもGJ!!
191 :
118:2007/03/26(月) 03:06:19 ID:1LHtq4uu
続き投下します。
192 :
23:2007/03/26(月) 03:07:16 ID:1LHtq4uu
ロックとレヴィ、二人の束の間の休日は今日が最終日である。
今二人は互いを見つめ合っている。
否、今にも戦争が始まりそうなほど睨み合っているというべきか。
まるでガスが充満している部屋で、ライターを点火しようとしているような危ない雰囲気だ。
静寂を先に切り裂いたのは声に怒り込めたロックだった。
「訂正するんだレヴィ。彼女、雪緒ちゃんを歩く死人扱いしたことにな」
鼻につくような物言いをされてレヴィはすぐさま言い返す。
「覚悟を決めた時点であたしたちと同じなんだよロック。死に損ないの仲間入りってね」
「違う、彼女は生きようとしていた。死ぬことなんて望んじゃなかった」
それを聞いてレヴィは勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
その微笑みは相手に止めを差すときの顔と、一分にも違いはなかった。
「だから死んだんだよ。あのジャンボもそうだったじゃねぇか。見ただろ?生きようとすれば遅れちまうんだよ。すぐさま昇天。はい、それまでよさ」
「そうだな。銀さんは雪緒ちゃんが生きることを諦めたと勘違いしてた。だから、お前に負けたな」
上目遣いにレヴィを見やると、ロックは言いおわった後に口元をにやりと釣り上げた。
それをレヴィは見逃さなかった。見逃すわけにはいかなかった。
193 :
24:2007/03/26(月) 03:09:18 ID:1LHtq4uu
「何がいいてぇ……ロック」
煙草の煙を深く吸い込む。肺いっぱいまで広げて、さらに一気に煙を吹いた後で、ロックはレヴィに鋭く言い放った。
「おまえに雪緒ちゃんは殺せなかったさレヴィ」
「は…?」
言ったことに理解を示さないレヴィに、ロックはネクタイを外し更に語尾を強めて言い放った。
「死人なんかが生者に勝てるわけねぇっていったんだよレヴィ」
馬鹿にされてるのか、コケにされてるのか、わからない。
が、いずれにしてもこの男に対して、レヴィはもう我慢の限界だった。
何かが音をたてて崩れていくのを感じてしまった。
「あたしがあの女を殺せないだと…。確かにそういったなロック…」
「ああ。ついでに言っといてやるよ。お前は俺を絶対に殺せない。糞にも劣る死人が生きてる者を殺せるはずがない」
レヴィは絶叫した。
そして狂ったようにロックに襲い掛かった。
激しく、もつれ合うロックとレヴィ。
だが下になってしまったのはロックだった。
そのロックの額に、レヴィはあざが残るほどカトラスの銃口を押しつけた。
これを引いたら全てが終わる。
歓喜か狂気か。
カトラスを握っている右手が激しく震えていた。
「し……しし、死ぬか、死ぬかロック」
「雪緒ちゃんは生きようと闘っていた。だけどほんの少しだけ弱かったんだ。逃げることをしなかっただけだ。生者であることに代わりはない」
194 :
25:2007/03/26(月) 03:10:04 ID:1LHtq4uu
この男は状況をわかっているのか?
脅しではない。
本当に殺すつもりなんだ。
なのに何故こんなに冷静でいられる。
何故命乞いをしない。
わからない、わからないからレヴィはロックの話を聞いていた。
「それなのにさ、レヴィ、お前は彼女を歩く死人だなんて抜かしやがった。歩く…死人。くくくくく」
何がおかしい。
笑ってんじゃねえ。
そうだ、撃っちまおう。
それで自分は元に戻れる。
このイカれた日本人に患わずにすむ。
それだけのことだ。
だが、レヴィが引き金を引くよりも先にロックはレヴィに叫んだ。
「歩く死人だと!?かっこつけてんじゃねえ!いいか?お前は何のためにブラックラグーンにいる、レヴィ!!」
「そいつは金の」
「何のために金を使う!!」
「それは…」
「生きるためだろうが!!違うかレヴィ!!」
「う…」
ロックの真っすぐ過ぎる純粋な瞳に、レヴィは思わず狼狽してしまった。
ロックはなおもレヴィにまくしたてる。
「そうだ!どんな仕事であれ人間は生きるため働いている。金なんてのは生きるための道具にしかすぎねえんだよ!
それをなんだ…!あっちとか、こっちとか意味のわからない世界で俺を区別しやがって。どこにいようが皆一緒だ。人間は生きるために生きているんだ!!そんなこともわからないなんて、失望したぜレヴィ!!
もし本当にこのロアナプラで自分のこと死人だなんて、気取って格好つけてる奴がいたら俺が全員修正してやる!ふざけんじゃねえ!!!」
195 :
26:2007/03/26(月) 03:10:53 ID:1LHtq4uu
それはいとも簡単に行なわれた。
ロックがカトラスを握っているレヴィの右手を、信じられないような力で思いっきし引いた。
逆転するロックとレヴィ。
ロックは急いで両手で、同じくレヴィの両手を床へと押しつけた。
カトラスが虚しく音をたてて床へと転がる。
「見ろよ。ひ弱な俺だってこんなに接近したら、お前に勝つことなんて造作もないんだぜ?レヴィ」
レヴィは地球が終わってしまうほどのショックを受けた。
今自分を押さえ付けてるのはいつも守ってやっているロックだったからだ。
まさか自分がロックに手も足もだせないなんて信じられなかった。
レヴィはこの一年と少し、ロックがずいぶんたくましくなってしまったと痛感してしまった。
「レヴィ。自分が誰か言ってみろ」
やめろ。
それ以上あたしの中に入ってくるな。
壊れちまう。
あたしが駄目になってしまう。
「離せえぇ!!離しやがれロックウウゥゥ!!!」
レヴィは体がバラバラになりそうな程激しく暴れるが、それも虚しい抵抗だった。
ロックの両手は楔のようにレヴィの両手を床に張り付けていた。
「自分を認めるのがそんなに嫌かレヴィ?なら俺が言ってやる」
「言うな!!言うんじゃねぇ!やめろロック!!」
「お前は女なんだよレヴィ。生きて、生きたくて仕方がない女なんだ」
「あぅあああぁぁ…」
196 :
27:2007/03/26(月) 03:13:53 ID:1LHtq4uu
言われてしまった。
同時に認められてしまった。
レヴィを支えてるものをロックは叩き壊した。
両目から熱すぎるものが流れてくる。
それはこめかみを伝い、床へと落下していった。
「どうして………どうしててめぇはいつもいつもあたしを否定しやがる……」
「お前は俺がブラックラグーンに乗った時からずっと守ってくれた。日本にいたときは俺の我儘に付き合ってくれた。そんなお前が自分のことを死人だなんて言ったことが俺には許せなかったんだ」
レヴィは濡れた目で恐る恐るロックを見た。
ロックの黒い瞳はいつのまにかレヴィを哀しく、そして優しく見つめていた。
「お前が銀さんを撃った時、俺は正直安心してしまったよ。レヴィが殺されなくてよかったってな。だから、だから雪緒ちゃんが自殺するのも静かに受けとめられたかもしれない」
レヴィは震える唇でロックに尋ねた。
「もし、あたしが殺られてたらどうしていたロック…?」
「俺も恐らく、雪緒ちゃんと同じことをしたと思う」
レヴィは再びロックから目線を外そうとするが、ロックの瞳がそうはさせなかった。
ロックの黒い瞳はレヴィの目を、光を吸収するように吸い取っていた。
初めて見たがGJJJJJJJJJJ!!!
しかし早くこのじらしプレイから脱却させてくれ
198 :
28:2007/03/26(月) 03:16:47 ID:1LHtq4uu
「馬鹿だぜロック…大馬鹿すぎる」
「馬鹿でも大馬鹿でもかまいはしない。レヴィ、お前を一人になんかしないさ」
弾丸よりも確かなものをロックから撃ち込まれてしまった。
それはレヴィの全身の血が騒ぎだし、体中を熱くさせるには十分すぎるほどだった。
「だから、もう自分のことを歩く死人だなんて言うな。生きてくれレヴィ。俺にはお前が必要なんだ。レヴィ、お前が生きててくれなきゃ俺は死人同然なんだよ」
撃ち込まれたところから何かがうまれるのを感じた。
心が熱い。とんでもなく熱い。
激しく燃えているが、決して燃え尽きることがないものにレヴィは動揺した。
「ロック…あたしはそれじゃ駄目なんだ…。この世界であんたみたいに生きてはいけない。弱く…なっちまう…」
ゆっくりと首を横に振るロック。
レヴィの手を押さえていた自分の手を解き放ち、そっと美しいレヴィの頬に添えてやる。
涙の後を拭い、ロックは優しく微笑んだ。
「弱くなんてならないよレヴィ。強くなるんだ。それこそ誰にも負けない女になれる。一人で無理なら俺がずっと傍にいてやる。いや、居さしてくれ、レヴィ。二人ならなんとかなるさ。」
動揺がなくなった。
ロックの言うこと全てが信じられる。
それはこの思いからくるものなのか。
熱くて火傷してしまいそうなこの思い。
これだけは手放してはいけない。
レヴィの中の何かがそう呟いた。
ゆっくりとロックが顔を近付けてくる。
両頬はロックの手で温かい。
ロック、あんたは不思議だ。
銃も持てないくせに、そんなことどうでもいいくらい一生懸命この糞蓄で生きてやがる。
不思議だ、ロック。
でも、それでも構わないんだよな。
二人なら何とかなる、か…。
わかった、あたしはあんたを信じるよ。
『ありがとう』ロック。
重なるロックとレヴィの唇。
レヴィもロックの頬を両手で優しく挟んでいた。
199 :
118:2007/03/26(月) 03:18:03 ID:1LHtq4uu
すんません。また寸どめです。やっとこさ本番いけます。また近々投下します。
寸止め……ハァハァ
これなんて焦らしプレイ?
ああもうGJだ!GJの言葉しか出ねえ!
じ、焦らしの神……GJ!!
綺麗事ばっかりじゃん
踊りたいヤシだけ踊ればいいのさBOY,
205 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 12:28:01 ID:wQpHT50t
もちろんレビィたんはMな展開だよな?
期待してるぜw
なんてGJ・・・もうこれはリロードしまくるしかない
GJ!
WKTKだな続きプリーズ
>>199 超GJ!!!!!
長くて読み応えあってイーヨー!
強がってるレヴィたんがテラカワユス(*´Д`*)
この調子でどんどんガンガレー
正直、エロがなくても成立する出来だと思っている!
つまり、サイコーってことだ!(;´Д`)ハァハァ
まったくだ。
幼少レヴィといいこれといい、早くも新スレで大作が二本もくるとは
二本?
そんなことはないだろう
212 :
98:2007/03/27(火) 19:44:46 ID:4R67Deie
そいつは来るべくしてやって来る
アタシはまた夢を見ている、まだガキのアタシの夢を
最近思うことは、もしこの夢がホンモノだったらって事だ
あの時出会ったのがクソババァでなく、本当にロックだったならアタシの人生って奴はどう変わってたんだろう?
ちょっとはマシだったかもしれない、もっとひどくなったかもしれない
通りを奥に入ったゴミ捨て場でガキのアタシは仲間になじられていた
仲間っつったって、ようはストリートでつるんでるってだけの関係だ
アタシはちょっとした顔だった
稼ぎが良くてケチでない、ストリートのガキはそれで十分、人望が集められる
もちろんそんなアタシを面白く思わねぇ奴らもいる
今アタシをなじってるニキビ面のビルってのもそんな奴らの一人だ
奴がわめいているゴタクを分かりやすく言うとこうだ
アタシがロックに骨抜きにされている、餌もらって尻尾振ってるんじゃねえクソアマ
そんなとこか
アタシならそんなゴタクを許しはしねぇ、だが夢の中のガキのアタシはそうはいかなかった
ロックにあれこれと世話を焼かれているのが後ろめたかったから
で、アタシが骨抜きにされていない事を証明しなきゃならなくなった
ストリートのガキの間じゃ大人の言いなりになってるってのはコケンにかかわるからな
悩んでいた
ガキのアタシがだ、アタシなら悩むどころかその場でニキビ面をベコベコにして終わらせてる
悩みながらアタシは稼ぎに出ていた、毎日ロックが来てくれるわけじゃねえ
他にも面倒見てる奴がいるんだろ、その事を考えるとムカついた
態度は相変わらずだが、結局ロックになついちまったんだろうな
ガキのアタシは
どうすればいいのか
ロックに一発食らわせる、そいつをして見せないとアタシの顔が立たない
ハッ、くだらねえ
あんなニキビ面の言いなりでロックをどうこうしようってのか、このクソガキは
ま、悩んでるだけまだマシだけどよ
間抜けそうな白人のおっさんからブリーフケースをかっぱらった時もまだ悩んでいた
悩みながら戦利品を確認する
そこには1カートンの弾と真新しいベレッタが一丁あった
213 :
98:2007/03/27(火) 19:46:40 ID:4R67Deie
今回もぐだぐだ悩んだ
↑あんな大作のあとに投下するのは
気がおじけるのう
がんばって!
楽しみにしてるよう
>>213 GJ!!!ノスタルジックな雰囲気が凄くイイ!
岡島さんにツンツンケンケンな幼少レヴィタン(*´Д`)
気後れしないでガンガレ!これもすげー楽しみにしてるからマジで
216 :
118:2007/03/28(水) 00:39:48 ID:j5pmbJ6s
やっと前戯書きおわりました。申し訳ないですが今日は本番まであがりそうにないんで、明日ってか今日の深夜に投下します。
てか98氏……レヴィが切なくて泣いちまいそう…。
すっげWKTKしてたんで最高ですわ!氏の短い中の状況的文のうまさ、是非見習わさせていただきます。続き、かんなりお待ちしてます。
>>211 このスレで四本あるな
双子×ソーヤー
その後のその他
ロック×レヴィ
子供レヴィ
ちゃんと終わるか、続いているのが素晴らしい
せつない系とか店先ソーヤーとか前スレの曹長×バラとかロック×レヴィとかブギーファックとかその他諸々の続きマダー
皆、首を長くして待ってます
チンチンも…
伸びるんだなw
>>211 スマソ。ドレスレヴィという名作もあった!
書いてる人にとんだ失礼をしたorz
三作とも全部期待しているぜ。
>>216 今夜は全裸待機してる
俺はこのスレのために左利き用マウスを買った!
俺も全裸待機する
手持ちトラックボールもおすすめ
レーザー無線マウスもオススメ!ベッドに入って遠距離操作可能だぜ!!
それ以前の俺の目の有効射程距離・・・・・・
保管庫更新が止まってるorz
見たいのかなり多いのに…
224 :
98:2007/03/28(水) 23:21:54 ID:o7QuPoAa
そいつを手に取った
それはアタシの二度目の誕生日、そう言っていい出来事
アタシは銃を手に取ったんだ
まずい
ガキのアタシが何を考えているのか手に取るように分かる
こいつでロックを脅かせば、そんな事を考えてやがるな
銃で大人を脅かす、バカ共を納得させるには十分だが相手が悪すぎる
バカこのクソガキが、ロックがそんなモンでビビるわきゃねぇだろッ!
アタシと出会う前の、あるいはアタシと出会った頃のロックならビビってくれるかもしんねぇ
でもこの夢に出てくるロックはどう考えてもそうじゃない
たぶん、いや絶対にガキのアタシを穏やかに諭すだろう
だめだロック、それじゃあかえってガキのアタシを追い詰めちまう
分別臭い大人が筋を通して、なんていうのはああいう連中をいっとう逆上させる
たぶんぶっ放すだろう
もう一つ思い浮かんだ
もっとまずい事だ、ロックが一切のアタシの事情を察しているかもしれない
なら、まず諭すのは変わらないだろう、そのあとは?
どうしてもガキのアタシにはそれをする必要があるって解ってくれたら?
だったらあのバカはどうする?
甘んじて撃たれかねねぇ
クソババァの時はどうだった?
アタシが銃を手に入れたときに最初に思いついたのは
クソババァで試し撃ちすることだった
ああそうだ、クソババァはあっさりコトを察知して
アタシがそのつもりでいるうちは決してアタシの前には現れなかった
察してでも偶然でもいい、ロックがアタシの前に現れない事を
銃をいじりまわしてるガキのアタシの後ろで祈るしかなかった
225 :
98:2007/03/28(水) 23:24:20 ID:o7QuPoAa
投下
今回も台詞がなかったなあ
GJ!!!
めちゃくちゃおもしろいよ!!!!
ありがとう!!!神さま!
>>224 おお、ノッてきたね!!読んでて伝わってくるよ!!
続きが楽しみだ!!
228 :
118:2007/03/29(木) 01:36:22 ID:s1cmAhr+
>>98氏、GJ!!幼少レヴィ編、せつなくなりそうな予感しまくりで嬉しいことこの上ない。正味早く続きよみてぇ!WKTK!!
てか日付変わっちまってなんだかやるせないっすけど、自分も続きあがったんで投下します。
229 :
29:2007/03/29(木) 01:38:38 ID:s1cmAhr+
長いキス、互いに互いの唾液を舌で混ぜ合わせる。
舌の表面の感触の違いを確かめあうレヴィとロック。
混ざった二人の唾液がレヴィの口からあふれ、細い筋となって落ちていった。
歯の裏、舌の付け根、頬の内肉、ロックはレヴィの口内ありとあらゆる場所を激しく味わう。
いつのまにかロックの一方的なディープキスに変わってしまい、レヴィはただ従うしかなかった。
ロックが舌で舐め暴れるたびに、痺れるような快感に襲われる。
それだけで、股の間が湿っていくのを認めざるをえなかった。
「あ……」
急にロックがレヴィから口を離した。
切ない思いにかられ、レヴィはつい声をだしてしまった。
そんなレヴィをロックはじっと見つめている。
ブン殴ってやりたくなってレヴィはついと顔を横に向けた。
「見てんじゃねえよ」
「駄目か?俺は見てたいよ。ずっとね」
顔が赤くなってレヴィはムーッと口をつぐんだ。
「玉潰して鳥に喰わせてやる」
「ハハハ、俺のあれは雑穀クラスかよ」
「うるせえ。馬鹿ロック」
ロックはまた一つ笑うとレヴィを抱き、そのまますくっと立ち上がった。
急に立たされたレヴィは足がもつれロックに体重をあずける。
真っ赤に血がついたシャツが頬に触れた。
昨日ロックの顔面を殴ってできた、大量の鼻血の後だった事をレヴィは思い出した。
230 :
30:2007/03/29(木) 01:39:40 ID:s1cmAhr+
「汚い」
「それはひどいよレヴィ。お前が殴ってできた血の池だぜ」
「そいつはあんたが悪い」
痛いところをつかれてロックは苦虫を噛み潰したような顔をする。
それをレヴィは抱かれたまま上目遣いで見上げた。
「鼻、大丈夫かよ」
「まぁまぁかな。折れてはいないから安心してくれ」
「心配なんかしてねぇよ」
そうかい、とため息をつきさらに力をこめてレヴィを抱き締める。
男の力で抱き締められたレヴィはロックの激しい鼓動を直に感じた。
自分の高まっている心臓も察知されているだろう。
合図はそれだけで充分だった。
ロックはするりとレヴィの短ズボンの中に手を這わせた。
形がよく柔らかい尻を、直に大きく揉みしだいていく。
息が自然に漏れていくレヴィは、たまらずロックのシャツにしがみついた。
「これ、最高にやらしくないかレヴィ?」
「何が…やらしいんだよ…」
「電車の痴漢みたいじゃないかな?」
「知ら…ねえよ。んなことされんの…日本だけだろ…」
今度は少し力をこめて揉んでいく。
指先が肉に食い込み、レヴィの息をさらに熱くさせた。
「感じるか?」
「うる…せぇ…」
「じゃあ、ここは?」
「ひゃう!」
さらに手を奥へと突き進み、ロックはいきなりレヴィの膣口に中指を差し込む。
不意打ちをくらい、レヴィは甲高い声をあげてしまった。
とろとろとズボンの裾の間から液が漏れ、足を伝っていく。
ロックはそれを確認した後、満足そうな顔をした。
「すごいな。もう、こんなになってる。下着、ぐしゃぐしゃだよレヴィ」
「い、いきなり、何、しやがる」
「油断大敵だよ、レヴィ」
231 :
31:2007/03/29(木) 01:41:03 ID:s1cmAhr+
そう言って中指を中でぐるぐる回してやる。
膣の裏側のざらざらした触感を指でじっくりと堪能するロック。
「あ、あ、あ、くぅ!ロ、ロックゥ!て、てめぇ!ああ!」
必死に抵抗を見せるレヴィだがロックの耳には入らない。
かき回すようにぐるぐると抉り続ける。
ロックは捜し物をしていたのだった。
「確か…この辺に…。あれ…?」
「ぐ!ぅぐ!あ、ぁ!はぁ、あ!」
「ああ!!わかんねぇ!」
一気に右手をレヴィの後ろから引き抜くと、また一気に今度は前からレヴィのズボンの中に右手を突っ込んだ。
そして前からまた中指を突き上げ先程より激しく掻き回す。
膣の中を2周ぐらいしたところで、少し上の方で窪んでるところをロックは発見した。
「レヴィ、見つけたよ」
「ロ、ロック!やめ」
「それ」
「うあああぁぁぁ!!」
窪んでるところに中指の先端を押し込む。そして器用に、振動させて触れているものを刺激してやる。
言うまでもなくGスポットを攻められてしまったレヴィは、ただもう喘ぐしかなかった。
「ああ!!くうぅぅ!ん!ん!やぁ!あ、ぐか!ひぃ!」
「レヴィ、いいよいっても。ズボンとパンツ、洗濯しとくからさ」
液漏れがとまらない。両足を伝い靴を伝い、床に染みていく。
水溜まりができやしないかと、ロックは少し心配した。
そこでロックは一回ぐるっと膣壁が剥がれ落ちるぐらい激しく回した後、小さな窪みを鋭く抉ってやった。
それがとどめとなった。
232 :
32:2007/03/29(木) 01:42:23 ID:s1cmAhr+
「うわあああぁぁぁぁぁ!!!」
ズボンの中で下着とロックの右手に潮をぶちまける。
その水圧のせいで一瞬、滝のように愛液が足から流れ落ちた。
ロックは右手をそっと抜き、レヴィを抱き支えてやる。
すでにレヴィの全身から力が抜けていて、ロックに身をあずけるしかなかったのだ。
まだ潮はわずかに吹いているみたいで、吹き出すたびにカクカクと痙攣するレヴィを、ロックは優しくベッドに寝かせた。
「大丈夫?」
「んな…わけねえだろ。てめぇ、ちゃんと…洗えよ…」
「わかってるよ。汚しついでに…レヴィ、いいかな?俺、もう我慢できそうにない」
「ったく。ここまでいじくり回しやがって何を今更…。ヘタレロック」
「それこそ今更の話だ。俺は昔からヘタレでどうしようもない馬鹿だよ。でも、今だけは……。ごめんレヴィ、お前を犯す」
ガッとレヴィの服を強引に脱がして放り投げる。
あっという間に全裸にされてしまい思わずレヴィは驚いてしまった。
だが本当に驚いたのはロックの眼光にあった。
飢えた獣のようならまだマシだ。
ロックの黒い瞳は大きく見開いていて、吐く息はまるで何かの発作のように激しかった。
フスー、フスーと歯の間から吐音を撒き散らすロックにレヴィは息を飲んだ。
ロックと体を重ねた日は、もう両指では数えられないくらいあったが、今の餓鬼のようなロックを見るのは初めてであった。
233 :
33:2007/03/29(木) 01:43:30 ID:s1cmAhr+
ロックの右手が弾丸のような速さで、レヴィの左胸をギュッと絞り揉む。
痛いと思った瞬間、今度は左手で膣の上の突起物を撫でられた。
そして、最後にロックの舌がレヴィの耳の裏を激しく舐めまわす。
三ヶ所同時に責められて、まだイッたばかりのレヴィの体に、否が応にも反応してしまう。
爪痕が残るほど強く揉まれてる胸は、痛いがそれが快感へと繋がっている。
押し潰されるほどいじくられている突起物からは、強烈な電気を発し全身を駆け巡る。
そしてまるで犬のように舐められている耳の後ろは、刺激されたらそれだけで濡れてしまうほど、レヴィにとっては最悪の弱点だった。
「うわあ!!あ、あ、あ、あ、ぁぁぁあああういい!」
腰が自然に持ち上がりたまらず二回目の絶頂を迎えてしまうレヴィ。
愛液の噴水がベッドを汚していく。
一分程痙攣し、力が抜けドサッと腰をつくレヴィを見て、ロックは血のついたシャツとズボン、そしてトランクスを思いっきり脱ぎ捨てた。
虚ろな目でレヴィはロックを見つめている。
固く、そして痛いほど孤立して脈打っているものが目に入って股間がまた更に熱くなるのを感じた。
レヴィの足を力強く広げそのまま、腹のくびれを両手でがっしりと固定したのち、ロックはレヴィに告げた。
「入れるからな。止めないでくれよレヴィ」
「勝手に……しやがれ」
一気に、しかも最奥へ。
ロックとレヴィは繋がった。
「ひぎぃ!!」
レヴィの悲鳴が狭い室内に響く。
脳に直接電流を流し込まれた感覚がしてレヴィはロックを強く強く抱き締めた。
男の本能にまかせ、ロックはそのまま容赦ないピストンをはじめる。
すでに愛液で満たされているレヴィの中を、それでも摩擦で火傷をしそうな程擦りあげまくった。
もはや気持ちいい等という範疇を超えている。
レヴィの膣内もまたロックに最高の快感を与えていた。
234 :
34:2007/03/29(木) 01:44:51 ID:s1cmAhr+
ヤクをキメてラリってる連中が、ロックには心底馬鹿らしく思えた。
世の中には、クスリなんかに手を出さなくても最高の快感を味わえるモノがあることをロックはしみじみ感じた。
その快感を独り占めできるというまた違う快感にロックは感激していた。
「レヴィ、お前は、俺の、モノだ」
もはや悪態もつけない程感じているレヴィは、目をギュッと瞑りただロックを抱き締め何回も首を縦に振った。
「あ!あ!あ!あぁ!ロックロックロック!」
抉り上げられる度に、自分を犯している男の名を呼ぶレヴィ。
それに応えるかのようにロックは更に速度を増した。
「く、くる!きちまう!ぐうぅぅぁあ!!」
挿入されて一回目の絶頂。だがかまわず尚腰を降り続けるロック。
「ひ、ひぐ!が!うぅう!!」
すぐさま二回目の波がレヴィを襲う。
それに耐えるにはただロックにしがみつくしかなかった。
そのレヴィの腰を持ち上げ宙に浮かせた状態にロックは持っていく。
そうすることで更に、奥へと進入させることに成功する。
子宮口の存在を先端で触れ、確認した。
「レヴィ、レヴィレヴィレヴィ!!」
ロックもまた、犯されている女の名を連呼する。
パンパンと、肉と肉がぶつかり合う音がこだましていた。
235 :
35:2007/03/29(木) 01:46:09 ID:s1cmAhr+
「ぐ!?ぐあ!」
解き放ちそうになるのをグッと堪える。
が、腰はもう止まらない。
最後の時まで一直線である。
それを感じ取ったレヴィは両足でロックの腰を固定した。
「レ、レヴィ!?」
「お…お願いだロック。あ…あたしの中に、くれ、くれ!あたしを、と…飛ばせて、くれ!!」
懇願してる。あのレヴィがこんなにも。
可愛いとか、綺麗だとかで言い表わせないこの感覚。
愛しい。愛しすぎる。
そうか、自分はこんなにもレヴィを。
この街じゃあダサくて格好悪くて鼠の餌にもなりゃしないがそれでもいい。
素直に認めよう。
俺は俺だ。
誰にも文句は言わせない。
ロックの気持ちは決まった。
「わかった。レヴィ、最高のやつをぶち込んでやる。孕ませてあげるよ」
「た、頼むロック!!早く!!」
フィナーレは一瞬にも永遠にも感じられた。
二人は同時に飛んだ。
「う!ぐあぁ!!」
「ああああああーーーー!!!!」
レヴィの子宮に向かって流れだすロックの精液。
すさまじい量と憤りを、レヴィは薄れてる意識の中、己の腹でしっかりと味わっていた。
236 :
36:2007/03/29(木) 01:51:04 ID:s1cmAhr+
ようやく長い射精が終わり、ロックは心底満足そうにレヴィにキスをした。
お互い舌をからめあうが先程のキスとは違い、何かを讃えあうような、そんな優しいキスだった。
ロックが口を離すとレヴィは、とろんとした目でロックを見つめた。
ロックが微笑んでこちらを見ている。
急に恥ずかしくなり、レヴィはあわててロックから視線を外した。
「見てんじゃねえ!」
「だからさっきもいったろ?俺はレヴィを見てたいってさ」
「う!うるせえうるせえぞ!見んなつったら見んな!ぶっ殺すぞてめぇ!て、いい!?」
下半身が盛り上がるような感触がして、レヴィはまだロックとつながっていることを思い出した。
「ロック、てめえ…」
「はぁ〜〜。レヴィがそんな可愛い反応するからさ……ほら、わかるだろ?」
「こ、この絶倫ファック野郎!!さっさと抜いちまえ!!」
ロックはにかっと笑うと目付が変わった。
それは先程、自分を犯している時の危ない目に違いはなかった。
「これだけじゃさ…つまらなくないかレヴィ?」
「べ…別に…」
「嘘つきだなレヴィは」
そう言って再びレヴィにキスをするロック。
今度はベッドに入る前の激しいディープキスをされ、レヴィにもスイッチが入ってしまった。
ロックの首に両腕を回し、下半身で男性器を受けとめたまま激しく舌を求める。
時計は短針が調度8を回ったところ。
二人の夜はまだまだこれからだだった。
237 :
118:2007/03/29(木) 01:52:56 ID:s1cmAhr+
てな感じです。
俺にはレヴィをかっこよく書くのは難しいな…。
もうちょい(?)続くんでよかったらお付き合いください。
>>237 スバラシス。
地獄の底まで付き合っちゃうぜ!
このいきりたった一物をどうしてくれる
>>237 ぐっじょぶ。たっちったぜ。
某亀○人くらいのもうちょっとだったら嬉しいねぇ
>>237 なんてことを・・・もう下の子の反乱は止められない。この責任をどう
取るつもりだ
GJ
うああああ!98氏も118氏も両者共にGOD JOB!!!!
こんな良作が一度に二つも読めるなんて・・・
幼少レヴィたんは確かにガキ扱いされたら物凄いキレそうだなw
頭ポンポンってされたら毛を逆立てて怒りそう。
>>237 こんな濃厚なセックルがまだ続いちゃうんですか!??
暫くは服着れないな。
お久しぶりです。
覚えていただけているでしょうか??
大分お待たせしてしまって申し訳ありません。
ずっとうちのサーバー?が規制にあっていて書き込めませんでした。
118さんと98さんの素晴らしいSSの後ですごく恐縮してしまうのですが…笑
お二人のSSを読んでいて私も創作意欲を刺激されました。
今回はちょっと短いですが、どうぞお付き合いお願いいたします。
ロックはクスリと笑うとベットから降りて、入り口の方へと向かった。
何か物音がしたような気がしたが、今のレヴィにはそこまで気を回す余裕は無かった。
しばらくして、ベッドに近づいてきたロックが手に持っていたものは
―ワインの瓶だった。
「レヴィ、わかるか?ドンペリだ。張さんが俺たちにって…さすが天下の三合会だな」
ワインの中でも最高級のクラスに入る銘柄だ。
ロックはそう言うと、そのまま瓶に直に口付けてワインを呷った。
香りもへったくれもない飲み方だ。
「欲しいか?いつも安い酒しか飲んでいないもんなぁ、俺たち」
ロックはベット腰かけて、ぐったりとしたレヴィに向けて瓶を掲げた。
―飲みたい。
レヴィは素直にそう思った。
どちらかと言えば、バカ高いワイン一本より安いラム百本の方が嬉しいレヴィだったが
目の前にあれば話は別だ。
この先いつ死ぬかわからないこの町で、この機会を逃せば次にお目にかかるチャンスなどないだろう。
「―ッん」
まだイッた余韻が残っているのか、レヴィは思ったように声がだせない。
「レヴィ…」
グイっと、ロックがまたワインを呷る。
そして口に含んだままレヴィの口元へと顔を近づけた。
レヴィの唇がロックを迎えようと薄く開いた時
『ゴクッ』
こともあろうか、ロックがワインを飲み干してしまったのだ。
(あッ…)
レヴィが思うのとロックの舌がレヴィの口内に侵入したのは同時だった。
少しでも酒を味わいたいレヴィの舌が、ロックの口内で激しく動き回る。
もっと奥へ、奥へ。
幸運なことか、ロックの口内は少しだがワインの味がした。
「ん…ッん」
ロックの口内をレヴィの舌が支配していく。
舌はもちろん歯の上も舐めとり、喉の方へとレヴィの舌がロックを攻め立てる。
「あッ―んッ…」
―酸素が足りない
二人の唇が自然と離れた。
「美味しかったか、レヴィ?」
自分の思惑通りに事が進みロックは満足そうに微笑んだ。
「てンめ―…いい加減にしろよ…」
今度は声がでた。レヴィは凄むとロックを睨みつけた。
殴ってやろうと体を起こそうとしても、力が入らない腰と縛られた腕が彼女の邪魔をした。
「しょーがないな。じゃあいっぱい飲ましてやるから」
ロックはレヴィの顔に背を向けると、そのままレヴィの腰あたりに
自分の腰をおろした。
「ほらレヴィ。零すんじゃないぞ」
ロックの腕はレヴィの両足を開き、指がレヴィの秘所の花びらを開いた。
「えッ―てめェまさかっ、冗談だろッ!?やめッッひあぁぁぁぁぁぁ」
ワインの口をレヴィの秘所にあてがうと、そのまま膣内にワインを注ぎ込んだ。
赤い液体がトクトクと音を立てレヴィの体内に飲み込まれていく。
「レヴィ美味しいだろ?どうだ、一本百万のワインの味は??」
そのままグイグイと瓶を押し込む。
さっきから濡れっぱなしだったレヴィの秘所は、瓶の口を半分ほど飲み込んでしまった。
「残念だなぁレヴィ。お前が悪戯さえしなけりゃ、このワインはお前の口から味わえたのに。
まあ良いか。こっちのクチから飲めてるんだし」
更に瓶を膣と平行にし押し込む。
「ロック…やぁめ…」
「飲みたくないんだったら、飲まなきゃいいだろ?
そうは言っても、こっちはさっきから歓んで飲んでるぜ。ホラ…」
元々半分ぐらいしか残っていなかった液体は、全てレヴィの体内に注がれてしまった。
「これで全部だ…レヴィ、ホラごちそうさまは?ちゃんと言わなきゃダメだろ??悪い子だな」
ロックは空いた手でレヴィの尻をパチンパチンと叩いた。
「ッつ―」
レヴィの目尻に涙が浮かぶ。一日でで二回も泣かされるとは…
膣を圧迫される快感と、不思議に叩かれることで覚えた快感でレヴィはもはや訳がわからなくなっていた。
「うッ…ごちッ……そぅ…さま」
消え入るような声が部屋に響く。
「本当は…レヴィ、お前は良い子だよな。良い子には…
なんだっけ?リクルス飴だっけ??ご褒美をやらないとな」
ロックはレヴィの膣内に嵌まったままの軽くなった瓶を持つとソレを上下に動かしピストン運動を始めた。
「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
男のソレよりも更に固い瓶にレヴィの膣はよく吸い付いた。
膣の出口ギリギリまで瓶の口を引き抜き、また一気に押し込む。
「ロックぅぅぅぅかたぃぃッかたぃよッ」
レヴィの愛嬌が部屋にこだまする。
「あっあっあっ」
ロックも引き抜くための絶妙力加減に慣れたのか、今度は一定の間隔でピストン運動を始めた。
レヴィのあえぎ声も、瓶の動かされる間隔と重なった。
なんかロックが鬼畜になってしまう…
んでエロ分が足りないですよね。
今週中に終われるようにしますので、あと少しお付き合いくださいませ。
では、失礼致します。
GJですよ! ハァハァ岡島さん鬼畜だあ
GJ!
十分エロい!
粘膜にアルコールは死ぬほど酔いが回りやすいらしいがな
(;゚Д゚)<水を差すようで悪いが
ドンペリはスパークリングワインだから赤くな…
;y=( ゚д゚) プシュ
(゚д゚)<ドンペリピンク(ロゼ)だよな
いいえ、バッタもんです
ロアナプラでは何でもござれだ…
252 :
245:2007/03/31(土) 10:40:41 ID:kinuT4kA
え…?
もっもちろん!!
ドンペリピンクですよ!!!
(-∀-;){ナニイッテンデスカ~
…
……
顔から火がでるぐらい恥ずかしいです……
普通にドンペリには白と赤があると思っていました…((゚∀・)+゚・
ご指摘本当にありがとうございます!
精進いたしますね。
シャンペンだからなあ。
しゃわしゃわして大変なことに!
あ―ッ!!!
ドンペリってシャンパンだ…
すいません、もう全部ドンペリって書いてあるところ
『ロマネコンティ』って脳内変換しておいてください…
なんでこんな勘違いしてたんだろ………
全部書き直したい…
この次で挽回します。
見ててください!
いや、ドンペリだって、モノによっちゃ十万円コースですから。
>>247 待ってたよGJ!!!
これはいいエロですね。
プレイのエロさもだけど、何より鬼畜岡島さんの言葉攻めが(・∀・)イイ!!
下のお口で飲まされた酔いでクラクラレヴィたん(;´Д`)ハァハァ
ドンペリの突っ込み、入れようと思ったらもう入ってたw
でもGJ!
そんなの気にならないくらいよかったお!
GJ!
岡島さんはロックにクラスチェンジしたら、とある一面が鬼畜になるんですね。
259 :
98:2007/04/01(日) 02:35:08 ID:KEeJNFFF
「本当にこんな事していいの、ロベルタ?」
僕の前には真っ赤になってうつむいたファビオラとそれに付き添うロベルタがいる
「かまいません坊ちゃま、ファビオラもお仕えした時から覚悟を決めております
坊ちゃまいいえ、若様は御当主らしくファビオラにお情けを下されればよろしいのですわ」
そういうとロベルタは艶やかに微笑んだ
こういうのを思いついた、小レヴィがすんだらお話を練ってみる
もちろんエロエロで
小レヴィのお話はもう少しお待ちください
当主なのに若様呼ばわりはどうか。
261 :
98:2007/04/01(日) 02:41:04 ID:KEeJNFFF
そーいうこと言ってもらえれば
それなりにお話に反映されるかもしれません
自分がしんどくなるほどは取り入れませんが
小レヴィって響きの可愛さに萌えた。
レヴィたんてN.Y時代クスリやってたのかな
値段的に手がでないんじゃない?
売り物としては扱ってたかもしれないけど
>>255 値段でなくて、色と炭酸ガ問題ではないかと。
>>263 密売やってそうだな。
で、その売り物をたまに少し自分用に拝借してそう。
まあその、なんだ、路地裏で薬物受け渡し現場とかを岡島さんに見つかって日本人の感覚でお説教されたりしたら、幼少レヴィたんはどんな反応するのかとかそんな妄想をした。
>>265 マリファナ程度はやってたんじゃないかな、作中にもキメてるシーンもあったし。
ただ売人はしててもジャンキーとか日常的に見てただろうし、自分がカモられる事になるコカインとか中毒まではいかないと思う。
ただその気は無くても盛られる事はあったんじゃないかなw
いけないおくすりで体が熱く・・・いや、なんでもないw
いけないおくすりネタは大好物です!(*´Д`)ハアハア
無理矢理取り押さえられて注射器撃たれるのか(;´Д`)ハァハァ
アメリカは、注射式麻薬ははやらないんだよね。
注射器が使われなくなったのはHIVが流行ってから
使い回しでガンガン感染したからな。
注射器っていうかレヴィたんそのものが使い回されてそうなんだが・・・
てことはHIVに感s(ry
274 :
273:2007/04/03(火) 13:55:14 ID:f9WoG4WJ
ミスった><
>>272 CIAの台詞から察するに警察に見逃してもらう代償が身体…とかだったんじゃないかな。
でもってペドなポリ殺したか半殺しにしたかでNYを追われて…とか。
体の穴という穴にいけないお薬を隠し持つレヴィたんを想像。
276 :
118:2007/04/04(水) 02:49:21 ID:yBDb9n9Z
遅レスですがその後のその後GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!
そらぁもうずっと待ってましたよ!ビンファックエロす!
続きまってます!
やっと最後までかきあげましたんで投下します。
277 :
37:2007/04/04(水) 02:50:26 ID:yBDb9n9Z
明るい朝日が顔に直射しているのを感じ、ロックは目を覚ました。
ぼんやりした頭を掻き壁の時計を確認する。
午前7時15分を過ぎたところだった。
はっと意識を戻し、直ぐ様レヴィがどこにいるか確認する。
彼女は自分のすぐ隣で、赤ん坊のような寝息をたてていた。
安心した。
何故かはわからないが、騒ぎだした心臓が急激に落ち着くのを痛いほど実感してしまった。
彼女のその柔らかい頬にそっと手をやる。
たまらない何かがロックの背筋を走った。
もし今彼女が殺されてしまったら。
そんな想いが一瞬よぎり、胸が破裂してしまいそうなぐらい切なくる。
その時、自分はどうするのだろう。
レヴィを殺した相手に、これ以上ない苦痛を与えて復讐するのか?
もしくは、彼女を追って頭を吹っ飛ばすのか?
否、どちらも『現実的』ではない。
おそらく何もできず、ただ植物のように息をしてるだろう。
そう、今までの自分ならば。
決めたのだ。
もう恐れることは無い。
レヴィに誘われたあの日に自分は死んだ。
だが今いる自分は死人などではなくちゃんと生きている。
物を食べ、眠り、弾丸の中を歩き生きている。
恐れることなどあるはずなかったのだ。
あえて言うならただ一つ。
人を殺すことをためらいもせず実行し、後悔など微塵も見せないこの悪党中の悪党、レヴィ。
死体に反吐を吐くこの女は、どれほどの屈辱を受け、なぶられ、痛め付けられて殺されてもまったく仕方がない程の罪を重ねている。
どんなに強い悪党も、最後はみじめなものだ。
いつか脳髄とハラワタを、ドブの中にぶちまけられるだろう。
因果とはそういうものと、ロックはいつからか無意識に覚悟していた。
278 :
38:2007/04/04(水) 02:52:54 ID:yBDb9n9Z
「ふざけろよ」
鼻で笑うロック。
「仕方ないだって?」
レヴィの頬を何度も撫でる。
直に彼女の温もりが伝わってくる。
まるで猫のように。
「一生仕方ない、仕方ないってほざいてろ」
つい力が入ってしまったのか。
頬を撫でてる自分の手を違和感と感じたらしく、レヴィは重たい目蓋をゆっくり開いてロックを見た。
それにあわせてロックも彼女から手を離した。
「ロック〜…。今、何時だー…」
ノンレム睡眠中に起きてしまったのか、レヴィは体を起こそうともせず、呂律が回ってない舌で時間を尋ねた。
「もうすぐ7時半だよ。おはようレヴィ」
はいよ、と言うとレヴィは体を90度回して天井を仰いだ。
ほどけた髪をうざったそうに退かして、レヴィはまた目を瞑りかける。
2度寝するのかと、ロックが思った瞬間、レヴィが質問してきた。
「なぁ…ロック。結局あたしら何回した?」
少し以外な質問に、ロックはしごく冷静に答えた。
「ベッドに入って3回、その後風呂に入ってから1回、出てからまた3回したから合計7回かな」
「け!このエテ公!てめえの玉は永久機関かよ」
「レヴィだけだよ。こんなに燃えるのはさ」
掛け布団で顔の半分を隠しているレヴィ。
寒いわけではないのであろうが。
「マジな顔して言うんじゃねえよ馬鹿野郎」
「ハハ、ごめんごめん。でも最高の夜だったよ。俺にとってはね」
「…まーな。エテ公の割りにはよく頑張ったじゃねえかロック」
「それはどういたしまして」
言いおわるとロックはおもむろに煙草をとりだして火を着けた。
煙は数秒だけ姿を見せて空中に無散して消えていく。
それをゆっくり眺めてるとレヴィのうらめしそうな視線を感じた。
279 :
39:2007/04/04(水) 02:53:38 ID:yBDb9n9Z
「一本くれ、ロック」
「ラッキーストライク、きらしたのかい?」
「いや、あるにはあるんだが…」
「これマイルドセブンの6ミリだぜ。そんなもんガキの煙草だって言ってなかったけ?」
「いいからよこせ!!」
何故か頭を叩かれてロックは不思議そうにマイルドセブンを一本差し出した。
「火!」
「あ、はい」
ライターをひょいと差し出す。
が、レヴィは受け取らない。
代わりにジトーとした視線をロックに向ける。
ロックは訝しげながらも数秒考えた。
「あ、なるほど」
言ってロックは煙草をくわえたままレヴィに顔を近付けてやる。
その燃えている先端をレヴィのくわえてる煙草に押しつけて、火を灯してやった。
「これでいいかい?」
「ったく…」
「ごめん」
同じ煙草を、同じ火で味わうレヴィとロック。
二人が出す煙は途中空中で絡み合い、そして上っていった。
「なつかしいな、これ。一年ぶりぐらいか」
言ってロックはレヴィの反応をうかがった。
うまそうに煙草を吸うレヴィが微笑ましかった。
「べつに…。忘れた」
明らかな嘘とわかっててもロックは追求しない。
する理由などなかった。
「じゃあ、これは覚えてるか?その日の夜のこと」
「し、知らね」
「俺は覚えてるよ。俺たち、初めてやったよな」
「昔話なんかすんじゃねえよ」
ロックに背を向けるレヴィ、急に目に日光があたり眩しそうに目を閉じる。
。
そんなレヴィを、ロックは後ろから優しく抱き締め耳元で力強く囁いた。
280 :
40:2007/04/04(水) 02:54:39 ID:yBDb9n9Z
「レヴィ、おまえは俺が守る」
ロックの腕の中でレヴィは鼻で笑った。
「銃も持てないあんたが?頼りないにも程があるぜ」
「確かに俺はお前みたいに銃ももてないし、人も殺せない。だけど冗談なんかじゃないよ。俺はレヴィを守りたいんだ」
彼女の髪に顔を埋める。
レヴィの香をロックは鼻いっぱいに吸い込んだ。
「ロック、あんた死ぬよ」
「死にはしないさ。俺もお前も。絶対に生き抜いてレヴィを守る。そしてこの街で起こること、その全てを見届ける。俺はそう決めたんだ」
ロックの手に力が入るのを感じてレヴィは息を止めた。
このまま永遠に時が止まってしまえばいい。
月並みで下らないが、そう思ってしまった自分が確かにここにいた。
「ま、好きにしな。期待しないで守られてやるよ、ハニー」
「ありがとう、レヴィ」
ロックは抱き締めたまま、レヴィを仰向けにし、自分は俯せにして彼女を覆った。
そして何も言わずレヴィの両足を肩にのせ、すでに硬くなった性器をレヴィの下の口にあてがった。
「あ…」
レヴィは一瞬息をもらしたが、ただ黙ってロックを見つめた。
じんわりと股間がまた濡れてくるのがわかった。
「レヴィは何もしなくていいよ。俺が全部するから」
ゆっくりと中へと入っていくロック。
舌を抜かれるような感覚がレヴィを襲う。
ロックはそのままさらにゆっくりと、腰を動かしはじめた。
先の行為では考えられないくらいスローな動き。
膣が痺れてヒクついている。
だがそれよりもレヴィを感じさせたのはロックの瞳にあった。
黒く熱い目がまっすぐレヴィを貫いていた。
まるで目の奥に性感体があるみたいに、レヴィはロックの目の光に感じてしまった。
281 :
41:2007/04/04(水) 02:55:29 ID:yBDb9n9Z
ゆっくりとゆっくりと腰を動かすロック。
粘膜が絡みつき、いやらしく、それでいて優しく切ない音が部屋に響く。
その音を聞くたびにロックは静かなる興奮が高まっていき、抑えることはできなかった。
スピードを変えずに深さを深めていく。
だんだん往復の距離が伸びてきて二人の息も荒くなっていく。
感度が最高にまで高まってレヴィが達しそうになった時、急にロックは腰を止めた。
「…なんで、とめんだよ…」
「もっと、もっとレヴィの中にいたいんだ…」
そういうとロックはレヴィの腰を掴み、万力のような力で自分の腰に引き付けた。
「あ゙…あ゙ぁあ…あが…」
グニュウと限界まで容赦なく押しつけられた感触に、レヴィは口をぱくぱくさせて全身を震わせた。
「ーーーーー!!」
声無く昇りつめてしまい、ロックを強く抱き締めてがたがた痙攣を引き起こすレヴィ。
その振動はロックの性器に直に伝わり、ロックもまた静かに果てた。
「一日でこんなにヤッたのは生まれて初めてだぜ…」
レヴィに心底ダルそうに言い放たれて、ロックは少し胸が締め付けられる思いがした。
「なぁ、レヴィ…」
「ん?」
「その……いや、なんていうか」
「昔どれだけ男と寝たか…ってか?」
「あ!いや!その…」
読み取られてロックは面食らってしまった。
慌てて取り繕うとするが、図星だったので否定も肯定もできなかった。
そんなロックをよそに、窓の外をぼんやり眺めながらレヴィはつぶやいた。
「聞きたいか?」
言葉がでない。
それはレヴィの過去に触れるということだ。
互いの過去の詮索なんて必要ないとロアナプラに来てからロックはそう信じてきた。
が、何故かざわつくようなこの感じにロックは耐えられそうもなかった。
かと言ってそのままレヴィの過去を知る覚悟などできてるはずもなかった。
ロックは弱い自分を嘆いた。
282 :
42:2007/04/04(水) 02:56:35 ID:yBDb9n9Z
レヴィはちらりと横目でロックを見た後
「誰が教えるかバーカ」
と悪態をついた。
救われた。
だが情けなくなる。
ロックは心の中で何度もレヴィに謝った。
掛けシーツの中の右手が急に熱くなるのをロックは感じた。
レヴィが窓を向いたままロックの右手を、左手で握り締めていた。
レヴィを見るロック。
決してこちらに目を合わせはしないが、確かにレヴィはロックを握り締めていた。
いつか、そう遠くないいつかのある日に、レヴィは話してくれるかもしれない。
自分の過去を。
おもしろくないと言ったあの日々のことを。
それは自分には想像もできないことだろう。
聞いたら耳を塞いでしまいたいことなのかもしれない。
だからその時までもっと強くなってやろう。
彼女の全てを受けとめられように、直視できるようにひたすら強くなろう。
ロックは、その黒い瞳と胸にレヴィを刻み付けた。 今は、それでよかった。
握られている手をロックは優しく握り返し、そして笑った。
それを見たレヴィも、ロックを見てクスっと笑った。
「さぁ、そろそろ準備しようか。もうすぐ日も高くなるし」
ロックはベッドから下り、転がっていたトランクスをはき、次に放り投げたシャツを広いあげた。
「ロック…」
「何?」
呼ばれてロックはレヴィに振り返る。
こころなしかレヴィの表情が少し赤い。
ロックは不思議に思いながらも血だらけのままのシャツを着ようとした。
「腰が…ってか下半身が……動かねぇんだ」
一瞬目を丸くするロック。
数秒たってぷっと吹き出したロックの頭に、レヴィが投げ付けたカトラスが見事にクリーンヒットした。
283 :
43:2007/04/04(水) 02:57:36 ID:yBDb9n9Z
ガシャンと乱暴に受話器を置きダッチはドサッと椅子にもたれた。
昨日ロックが殴りまくってへこんだテーブルに足を掛け煙草に火を点けた。
「ロックからかい?」
ノートパソコンでシューティングゲームをやっていたベニーがダッチに声をかける。
が、ダッチは答えずただ煙を吐いていた。
「もしかして今日も休むとか?」
敵の大群は無残にもベニーが操る戦闘機にハイスコアを叩かれている。
「あの野郎。次会った時首をへし折ってやる。有休ななんてねぇんだぞ」
「まぁいいじゃん。どうせ今日も暇だろうし」
「暇だから仕事しねぇのはどっかの軍の豚どもぐらいだ」
ベニーは苦い笑いをした後クリアしたゲームを尻目にパソコンを閉じた。
「それでロックはなんて休むって?」
「レヴィの調子が悪いから看病するだと。大方昨晩ヤリすぎて腰いわしちまったんだろうよ」
「信憑性ありありだね、それ」
言ってベニーはソファから立ち上がった。
「でもロック、うまいことやったみたいじゃないか。その調子じゃ」
「あいつがレヴィにどう上手く腰使ったなんて興味ねえよ。1ドルにもなりゃしねぇ」
「まぁまぁ、いいじゃないか。あの二人が元気なら仕事も上手くいくって」
「大トラブルを巻き起こした後にな」
ベニーは笑いながら、コーヒーを飲むために湯を沸かしはじめた。
「ったく、あいつらブラックラグーン号をガキの揺りかごにする気じゃねえだろうな」
「ハハハ、それおもしろくないけど笑えるね」
「ヘヘヘ、そうだな。笑えるぜまったく」
二人分なので湯が沸くのも早いのだろう。
やかんが鳴いている。 湯気が昇って換気扇に吸い込まれていった。
「「笑えねぇ」」
二人は同時に大きなため息をついた。
284 :
44:2007/04/04(水) 02:59:21 ID:yBDb9n9Z
「早くこいよ!ウスノロ!」
レヴィがいち早くビルの屋上へと壁からかけ登り、ロックを待っている。
ロックはレヴィの後をおそるおそる付いていくので精一杯だった。
「まったく…何でこんなとこに…。うわ!落ちる!」
「何やってんだよ!!早くこねぇとそっから打ち落とすぞ!」
「何言ってんだよ!ここから落ちたら怪我じゃすまないって!」
必死に壁にへばりつくロックにレヴィは頭をかかえた。
「ったく。そんなんであたしのナイト気取りかよ。情けねぇにも程があらぁ」
「何だって!」
カチンときたロックはそのまま排水溝のパイプを伝って屋上へとジャンプした。
「おい!!」
レヴィが慌てて下をのぞく。
ギリギリ手が届き、ロックは何とか屋上へはい上がることに成功した。
「ったく…無茶しやがる」
「へへ…」
ロックはレヴィの手を借り、足をたたせた。
すると眩しい夕日が目を照らし、ロックは手で目を隠した。
やがて除々に目をならしてロックは夕日に広がるロアナプラを一望した。
「綺麗だ」
「だろ?糞溜のこの街も、ここからじゃ綺麗に見えちまう。不思議だろロック」
「ああ……そうだなレヴィ」
自分が初めてこの街に来たときはそれは恐ろしい街だと思った。
銃は飛びかい、堂々と麻薬はさばいていて、ギャングやマフィアが縄張りを散らしているそんな最低な場所としか思えなかった。
が、いつのまにかそんな街に慣れてしまった自分がいた。
だからこそ、今レヴィが見せているこの街の美しいところに触れた時、ロックは言い表わせないような新たな感情が沸きでて、ロックは素直に感動してしまった。
285 :
45:2007/04/04(水) 03:01:29 ID:yBDb9n9Z
「レヴィ、どうして俺をここへ?」
レヴィはロックと同じ方向を見て言った。
「さぁな。よくわかんねぇけどあんたにも見せておきたかったんだよ、ロック」
「そうか、ありがとう」
燃えている夕日が街を照らしている。
誰一人別け隔て無く注がれる太陽の光。
それはロアナプラを包み、やがて暗黒の夜になることを告げていた。
今、自分が立っている場所からロアナプラが見渡せる。
この街のどこかで今日も誰かが傷つき、怒り、そして死んでいく。
だが、今のロックにはそんなことなどどうでもよく、ただ自分がいるこの場所を痛いほど実感していた。
やはり、夕闇は心地よい。
そして同じ場所にレヴィは立っている。
ロックにとってそれ以外はまさにどうでもよかったのだ。
「もうすぐ、太陽が海に沈むな」
「ああ、沈んでいく。あたしが一番好きな太陽がこれさ」
ロックは少しうつむいた後、顔を太陽が沈む方向とは逆に顔を向ける。
すでに視界には闇が広がりつつあった。
「レヴィ、カトラスを貸してくれ」
不審に思いつつもレヴィはロックに愛用のカトラスを渡した。
ロックはまじまじとカトラスを見つめ、ゆっくりと東の空へと銃口を向けた。
そして迷わず引き金を引いた。
BAN!
BAN!
BAN!
銃弾が空へと消えていく。闇が訪れかけている空は、紫色で美しかった。
「これでロンググッドバイだ」
言い放ってロックはレヴィに振り返り、ニカッと微笑んだ。
それを見たレヴィもにやりと微笑みロックに歩み寄った。
「格好つけすぎてダサダサだな。……けど悪くねぇ」
ロックの目の前にまで近寄るレヴィ。
顔をよせロックにウィンクをする。
「ご褒美だぜロック」
そしてそのままロックに優しく口付けをした。
沈みかける太陽はその光が消えてなくなるまで、ロックとレヴィの影を一つにして長く永く照らしていた。
END
286 :
118:2007/04/04(水) 03:04:48 ID:yBDb9n9Z
以上です。
最後まで読んでくださった方、本当に感謝です。
いたらん点ありすぎて恥ずかしかったけど楽しかったです。
またなんかネタ考えたらこりずに投下しようかなとか考えてるんで、またその時はどうかお付き合いお願いします。
それでは
>118氏
身 悶 え た
素敵な話をありがとう!!心からぐっじょょょぉおおぶ!!
次回の投下もお待ちしております…。
GJ!
お疲れ様
ロックレヴィもいいけど、たまに出るダッチベニーの会話もブラクラらしい、いい雰囲気でよかった
ついでに茶々を入れてみる
「ベニーボーイ、街が騒がしいな」
「ダッチ大変だ
三合会とホテルモスクワが一触即発状態だよ」
「何があった」
「夕方、何処からか飛んで来た銃弾が、張さんとバラライカ、ついでにシスターヨランダに当たったそうだ」
>>118氏GJ!
感動しました!ストーリーがネ申!(´∀`)
GJ!
神と呼ばずしてなんと呼べばいいのだ!!
みなさんは中だしとゴムと外だしの話だったら
どれがいいですか???
ぜんぶ
ロアナプラにゴムがあるのだろうか…
>>293に一票。
・腹から顔にかけて派手に撒き散らされたソレを「犬のマーキング」と軽口叩きながらも、うっとりした眼をして指で掬い、口に運ぶレヴィたん
・ゴムを着けようとしているロックをからかったら、逆に「俺の子供生んでくれる?」と囁かれて真っ赤になるレヴィたん
・生の方が良いなとロックが言ったので、こっそりピルを買おうとしたのを勘違いされ、言い争い中に買物がバレて真っ赤になるレヴィたん
・中田氏されて生理が遅れ、一人やきもき。二人で市場に買出しに行ったら子供がやけに目に付いてついつい普通の幸せが脳裏を
よぎってしまい、それは望めないモノと荒れるレヴィたん。腹いせに意味もわからず凹られるロック。事務所に帰ると始まっちゃって、
ほっとするような寂しいような。トイレに座ったまま、ぼんやりとタバコをただふかすレヴィたん。
そして戸の前で必死に排尿感に耐えつつも怖くてノックできずに悶絶するダッチとベニー。
いい仕事をする。
>>118 ネ申。
同じく293に一票。神様、欲張りな人間にお恵みを。
>>286 GOD JOB GJ!!!!!!!
完結乙です!最後のやりとりとかすごい良かった。
話の完成度もだけど、何より愛を感じたぜ。
ロックとレヴィたん好きにはたまらん一作ですなこれは。
次回作も待ってるぜ!
最後にもう一度乙&GJ!
お久しぶりです。
先週中に終わらせるつもりだったのですが
生活に余裕が無くて…いっぱいいっぱいになっていました。
申し訳ありません。
その上前回投稿した分では自分の無知をされけだしてしまい…
恥ずかしいです、本当…
今回で挽回できたら嬉しいのですが…笑
>>118さま
お褒めの言葉を頂き本当に嬉しくおもいます!!!
私もいつも続きを楽しみにさせていただいていました。
118神の書き上げる速さは本当に私も見習いたいといつも思っております。
その上クオリティの高さ!!GJGJです!!
完結おめでとうございます!!!良い作品をありがとうございました!!!!
「気持ち良さそうだなレヴィ…
そんなトコロにこんなモン突っ込まれて……瓶だぜ、コレ?
こんな風に悦んでるお前の姿を
エダやダッチが見たらどんな顔するんだろうな?」
「―ひゃッあッ」
ロックはますます瓶に力をいれた。
「ううッ…」
「気持ちイイならちゃんと言えよレヴィ。
言わなきゃわからないだろ?」
わざとクリに擦りつけるようにして、瓶を引き抜く。
レヴィの膣はくちゃくちゃと卑猥な音を立てていた。
「ロっクぅぅ…あぁッ…
キモチイイ!!きもちいい…!!!いいッ…」
酒が十分に回ってきたのだろう。レヴィの顔が朱色に染まっている。
「酔ったのか?よっぽど美味しかったんだな、コレが。
レヴィ、お前のナカに何が入ってる??」
「ひぁッ…びん…ワいンの…あッぁ」
目の焦点が合っていない。口の端から透明の唾液がこぼれ落ちている。
「なんで気持ち良いんだ?」ロックの静かで低めの声が部屋に響く。
「あッんッ、かたぃから…かたいのがあッ奥にッあたッてンっ…」
「やっぱり硬い方が良いんだよな、レヴィ。もっと―
もっと突いてやるよ…」
「んッッっッあぁぁ―」
入るギリギリのところまでレヴィの中に瓶を差し込んだ。
レヴィの膣は瓶の細い部分を丸々飲み込んでしまいそうだった。
そしてロックはゆっくりと瓶を引き抜いた。ねちゃりと音がした。
「見ろよレヴィ。いっぱ垂らしたな…
コレ全部お前のやらしい汁なんだぜ」
レヴィの顔の朱色がもっと濃くなった気がした。
ロックはレヴィに向けて瓶を振る。
底の部分には少し白くにごった液体が溜まっていた。
それを愛しそうに見つめると、ロックは手のひらに液体を垂らせて
手のひらを自らの舌で舐めまわした。
「ろック…やぁめろよっ…きひゃないだろ…」
「甘いよレヴィ。美味しい…
さっき飲んだバカ高いワインよりよっぽどコッチの方が美味いよ…」
ロックの大きく開かれた指と指の間から、ちろちろと赤い舌が見える。
もう一度手のひらに液体を垂らすと、その手をレヴィの口元に持っていく。
手のひらからこぼれ落ちた液体がレヴィの顔を汚したが、ロックは気にしなかった。
差し出された手に、レヴィは何も言わずにしゃぶりついた。
ロックが先ほどまでしていたように、手のひらを舐め、指をしゃぶる。
もちろん指と指の間も忘れない。
「レヴィかわいいな…」
急に、初めて出会った時の東シナ海の塩のにおいを思い出した。
―あの時はこいつに銃を突きつけられたっけ…
それが今じゃこうだ。
縛られて、瓶を突っ込まれて、自分の愛液を悦んで舐めている。
ついでにいうと普段の彼女からは想像もできないドレス姿だ。
最高だ。ホントに―
ロックは自分の下半身が今までに無い程熱をもっているのを感じた。
そろそろズボンが耐え切れないと悲鳴をあげている。
だけど、まだここでコレを挿れる訳にはいかない。
もっと…もっと…焦らして…
「なぁレヴィ。お前さっき硬いのが良いって言ったよな。
ならずっと瓶を挿してろよ。お前にはコレがよく似合ってるぜ」
ロックは空になった瓶をまたレヴィの秘所にいれようと身をかがめた。
「いやッ―」
赤い色のレヴィは足をきつく閉じて、瓶を拒否した。
「何でだよ?お前随分気に入ってあんあん声あげてたじゃないか」
「いッゃッだ…!!!
はぁ…もっとお…もっとほかのが…………ぃいんだょ…」
最後は消え入りそうな声でレヴィがつぶやいた。
「他のってなんだよ?レヴィ。硬いの挿してやるから」
「ちがぁうッ!ロッくのが……いぃ…
ロックのフとくてかたぃのがほひいッ…」
ろれつが上手く回らない舌が甘ったるい声をだす。
ロックにはソレがたまらなく愛しかった。
「レヴィ…お前が欲しいのはコレか?」
ベルトを外し、ズボンをずり下ろした。
いきり立った己を掴んでレヴィに見せると
レヴィが安心したように軽く笑った。
「もう…我慢できそうにないな…」
自分に向けてロックは言い放つとレヴィの膣に一気にソレを押し込んだ。
「ゃッやぁぁぁぁンッ―」
「レヴィッ―いいか?気持ち良いか??」
瓶よりももっと太く、硬いモノがレヴィの身体に電気を走らせる。
「あつぃッ―ぁッい――ロッくぅぅぅ」
ロックは夢中で腰を打ちつけた。
レヴィの体が揺れ、上を向いていた乳房が身体の振動にあわせてゆらゆらと揺れた。
「あッあん…ロッくぅ…ぉ願ッんいだッ…手ぇを…
コレを外してくれッ…」
レヴィは縛られた腕を動かした。
「しょーがないな…」
繋がったままロックはレヴィの両腕を縛り付けていたネクタイを外してやった。
同時に更に強く腰を打ち付ける。
レヴィの自由になった手はロックの背中に回った。
そして強い力で抱きしめる。
「ロっク………」
焦点の合っていない、夢見心地の目でロックを見た。
「レ…ヴィ……こっちを見ろよレヴィ…」
ロックの腰使いが更に加速した。浅いピストンや深いピストンを織り交ぜる。
「ひゃっあッあッあッあ…」
「レヴィ…そろそろ…」
「あたしもぉ…ダメッぁっあッぁ…」
レヴィは絶頂に達しようとしていた。
「俺も…もう少し…」
ぐちゃぐちゃと結合部分から卑猥な音がする。
「レヴィ…いくぞ」
「イクぅぅぅううひゃぁぁッぁああぁぁぁ!!!!!!!」
二人は抱き合って快感に達した。
ロックは吐き出す瞬間に己を引き抜いた。
ぶちまけられたソレはレヴィの赤いドレスを白く染めた。
「はぁッ…んッ」
二人の熱い息が部屋中に充満した。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ロックがバスルームから出るとベット上に人影が見えた。
この部屋には自分とレヴィしかいないはずなので
人影はもちろんレヴィ以外にありえないのだが、なんだか様子が違って見えた。
トランクスを履いただけの姿で、ロックが頭を拭きながら近づくと
レヴィがベットの上ですぅすぅと安らかな寝息を立てていた。
「レヴィ…おい風邪引くぞ…レヴィ」
揺り起こすような無粋なマネはせず、やさしくささやくと
―しょうがないなあ
と悪態をつき、ロックは暖房の温度を数度あげた。
レヴィの姿は風呂上りの全裸のままで、
髪の毛はまだ完全に乾ききらずに肌に張り付いていた。
一緒に二人で風呂に入ったものの
普段シャワーばかりで浸かるのに慣れてないレヴィはすぐにのぼせてしまった。
飲ませたワインが、まだ残っていたせいもあるのだろう。
「一緒にでるよ」
と言ったロックの声をさえぎり一人で出て行ってしまったレヴィは
よっぽど先ほどの行為に疲れたのか、すぐに寝入ってしまったのだろう。
ロックは倒れているレヴィの横に座ると
先ほどまで自分の髪の毛を拭いていたタオルで丁寧にレヴィの髪を拭いてやった。
「ごめん…レヴィ…無理させすぎきゃったかな。
お前があんまり可愛いから、ついいじめちゃったんだよ…」
長い髪に指を通す。
「あ…そうだ」
小さく呟くとロックは自分の着ていたスーツの上着からモノを取り出した。
それは教会でエダに渡されたルージュのうちの一本だった。
蓋を外し、中の口紅をゆっくりと引き出す。
そしてレヴィの頬に手を沿え、唇にひいた。
「おッ…―結構難しいなコレ」
唇からはみ出さないようにと気を使う分、手に力が入る。
「んッ…―」
とレヴィが身をよじる度、目を覚まさないかとひやひやした。
やっとの思いで口紅を引き終える。
赤い赤いルージュ
「あぁ、やっぱり似合うなこの色が…」
赤いドレスを脱いだ白い肌に、その赤は良く映えた。
赤い赤い血の色
―やっぱり彼女に似合うのはこの色なんだ
どんなに綺麗に着飾っても彼女に似合うのは血の色と硝煙のにおいで…
カトラスを振り回すイカレた女が脳裏に浮かぶ。
でも今日ぐらいは
今日ぐらいは硝煙のかわりに石鹸のにおいでも良いかもしれない―
ロックはレヴィの唇に小さくキスを落とした。
fin...
長い間お付き合い頂き本当にありがとうございました。
迷ったのですが、外だしにしました。
とりあえず
ドレス&化粧レヴィ
ネクタイ縛り
瓶
口紅オチ
などが書きたかった話です。
ここらへんを面白いと感じていただければすごく嬉しいです。
ちょwwwwwなにこのGJwwwww
神SSwwwwwww多杉wwwwwwwwwww
>>304 GJ!! レヴィがイイ!
お疲れサマ。
307 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 02:36:48 ID:s1Ss5s/P
AZASUKEの『DISTORTED LOVE』売ってくれる人おらんか? いくらでもいいぞぃ。ブラクラの同人集めてるんだが、なんかコレは見つかんねぇ(・ω・;)
まぁ気が向いて売ってくれる人いたら言ってくんろ。その時はアドレスうpするお。
スレ汚しスマソ↓
半年ROMれよ馬鹿↑
>>304 ハァハァGJ!!!完結乙華麗!
レヴィたんが・・・レヴィたんがヌゲーエロカワユス
ハァハァしまくった!
プレイが終わった後のレヴィたんの寝顔(;´Д`)ハァハァ
310 :
118:2007/04/06(金) 21:58:08 ID:mpYhSHUC
すげぇすげぇすげぇ!!
GJGJGJGJGJGJGJ!!
受けレヴィ……まじによかったですわ!ロックも切れちまってて恐格好いい!
ドレスレヴィを想像したら眠れねぇ!!
あああ畜生!!その後から、その後その後保存すんの忘れちまったああぁぁぁ!!!
とにもかくにもグッジョブ!!!!!!
そして本当にお疲れさまでした!!!
やばい、
>>304氏を拝見してまた性凝りもなくSS書きたくなってしまった。
というか
>>295氏のネタ見てめっちゃ妄想してしまった!
>>295氏、あわよくば少しネタを頂戴させてもらってもよろしいでしょうか?
311 :
295:2007/04/06(金) 23:09:21 ID:SGmSQ1/J
>>310 気にせずやっちゃって下さい。
自分で書こうとしても文才の無さに凹むだけですし、きっかけになった事だけでも幸いです。
最近心ここにあらず、といった感じのレヴィたん。ガキとぶつかっても怒鳴るでもなく起こしてやる。
かと思えばイエローフラッグで吹っ切るように痛飲。送ってもらったところで、見透かしていたロックに
抱きすくめられ、公園を引き合いに出して「いい母親になれるよ」で泣き出すレヴィたん。
「そんなクソみたいな夢見てるようじゃダメなんだ、おまえを守れない。あのジャンボのように…」
312 :
118:2007/04/06(金) 23:56:53 ID:mpYhSHUC
>>295氏ありがとうございます!てか、それかなり萌えました…。すごい想像力に感服いたします。
それでは有り難く拝借させていただきます。
自分もまだまだ稚拙な文ですが頑張ってみます。
生理がこなかったのはただの不順で遅れてただけで、安堵しつつちょっぴりガカーリなレヴィたんに、
「また今夜ガンガレばいいさ!」
とやる気満々な岡島さん。
だが自分は妊娠出来ない身体なんじゃないかと薄々感じてる複雑な思いを抱えたレヴィたんなのだった。
314 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 23:14:03 ID:lp3KEVoA
また過疎ってるね
おいおい投下があって数日で過疎はないだろ
過疎がそんなに嫌なら喪前が投下汁
そんなこと言ったらブラクラスレ全般過疎ってるぞ。
そんなことより大作が完結したばっかなのに早くも118氏の新作に期待。
最近は神率高くて喜ばしいぜ。
欲を言えば未完SSの続きもくれば嬉しいなーなんて。
切ない系とか少女レヴェッカとか・・・
俺もバラライカと軍曹のやつを密かに待っている・・・
318 :
切ない系:2007/04/08(日) 09:54:38 ID:Lpp4qWsO
まさかまだ待ってて貰えてるとは…(´;ω;`)
>>318 おまいナニしてんだよ!!!w
結構ココ切ない系待ってる人多いと思うよ!
がんがれ!!!
320 :
98:2007/04/08(日) 19:13:58 ID:sciN+30d
誰も居ない、投下をするなら今のうち
321 :
98:2007/04/08(日) 19:14:39 ID:sciN+30d
眠りが浅い
何故かって?あの夢のせいだ
夢とはいえ、ガキとはいえ、このアタシがロックに銃を向けるなんて…
考えただけで胸クソ悪くなる
アタシは今まだあいつの銃だ、日本から帰ってきて突き返された覚えはないから、まだそうだ
そのアタシが…あーやめたっ、話がどうどうめぐりだ
シャワーを浴びて眠気を飛ばし、事務所に行くことにする
今のラグーン商会は開店休業、飛び込みの仕事もねえ
「働く時は大いに働く、休む時もまた然(しか)りだ」
先月大きなヤマを踏んでから開店休業を決め込んだダッチはそう言ってた、然りって何だ?
くだらねぇ事を考えながら歩いているともう事務所に着いちまった
「うーっす」
中にはロックしか居なかった、電卓片手に帳簿をつけてる
「ダッチとベニーはどうした?」
「ダッチは野暮用だってさ、ベニーはこの前台湾から取り寄せた何かのパーツを取り付けにラグーン号に行ってるよ」
「ケッ」
「まあ、海賊船が電子の要塞にっていうのは気に入らないとは思うけど、そいつがウチの強みだしね」
「フン」
ちょっと面白くない
あっさりアタシの気分を読み取って見せたロック
何か言い返してやろうと思ったら、先手を取られた
「なあ、レヴィ」
「なンだよ」
「ひょっとしたら寝不足じゃないかい?」
ますます面白くない
ロックの座っているソファーの隣にドカッと腰を下ろす
「おいおい、これじゃあ仕事になんないよ」
そのままロックの膝を枕に寝そべるとアタシは言った
「最近夢見が悪くて眠りが浅せぇんだ、お前アタシがうなされそうになったら起こせ、いいな」
目を閉じる
アタシは夢も見ずに眠ることが出来た
「そんな切なそうな目で見上げられたら断れないよなあ…」
なんか聞こえた気がするが気のせいだ
その日、ロックは欠片も仕事が進まなかった
帰ってきたダッチはそれを叱るでもなく、ただ広い肩をすくめた
322 :
98:2007/04/08(日) 19:16:09 ID:sciN+30d
今回、また本筋でなくて申し訳ない
膝枕ktkr!
>>321 GJ!!
膝枕萌えス(*´Д`)ハァハァ
レヴィたんのむっちり太ももには膝枕してもらいたいが、レヴィたんは何か膝枕してもらう方がしっくりくるな。
甘えん坊だからかw
GJ!
おっきいレヴィもかーいいなぁ
ああレヴィかーいい・・・!!GJ!
いっつも本当に本当に楽しみにしてます。
れびぃたんのむちむち太ももの膝枕がいいですw
329 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 08:47:33 ID:oLPVr1yg
ああこのスレもう何か天国みたいだw
GJ!!
>>328 そりゃあ男なら誰だって一度はレヴィたんの太ももに膝枕してもらいてぇーよ!
だがしかし、岡島さんのお膝に頭ちょこんと乗っけてぬこみたいに寝てるレヴィたんを想像してみろ
331 :
98:2007/04/10(火) 21:36:33 ID:yodJS3O2
「ちょっとやそっとじゃ起きそうに無いな、レヴィの奴」
冷蔵庫から取り出したビールを器用に片手で開けて一口あおったダッチがそういった
さっきまでソファーの上でふんぞり返る様に寝転がっていたレヴィ
今は体を小さく丸めて膝に顔を擦り付けるようにして眠ってる
その寝顔からはいつもの険しさが消えて
ひどく幼くみえた
「こうしていると結構可愛いんだけどね」
「人に慣れねえ山猫を手懐(てなず)けるとは、なかなかやるじゃねえかロック」
「やれやれ、懐(なつ)かれてるのかなあ?」
うなされそうになったら起こせなんていっていたけれど
レヴィはオレの膝の上で気持ちよさそうに寝てる
鼻でもつまんでやろうか?
後が怖いからやめておこう
「さて、今日は日当を出さなきゃならないな、ロック」
「へ?」
「一応危険手当もつけておこう」
「何だよそれ」
「起きたらイエローフラッグにでも行って来い」
「だから何なんだよ、ダッチ」
「飼い主にペットの世話を頼んでるところだ、じゃあ俺はまたちょっと出るが、後はうまくやれよロック」
そう言うとダッチは片手をひらひらさせて出ていき、事務所でレヴィと二人っきりになった
動くに動けない
「オレも寝るかな」
332 :
98:2007/04/10(火) 21:37:16 ID:yodJS3O2
レヴィが寝たその後の話を少し
ラブいぜ
気持ちよさそうに寝てるレヴィの寝顔を想像して萌えた
レヴィ、カワユス
目が覚めた時の反応も考えると更にカワユス
>>332 GJGJ!
レヴィたんかわいいなあもう!
あの寝顔のカワユさは反則だ。チュッチュしたくなる。
アニメの日本編見てたらふと思ったんだけど、岡島さんてセックルん時もレヴィのこと「Revy」ってちゃんと英語の発音で呼んでるのかな。
まあ、無粋な考えか
まあ、実際は常に英語で会話してんだからな。
レヴィは思いっきり日本語発音で「ロック!」て叫んでると思う、アニメならwww
やめてくれ〜
レヴィの母語が英語って事はやっぱ喘ぎもオーカミングカミングオーマイガッ
なのかとか考えて一人でのた打ち回ったの思い出しちゃうじゃないか〜
脳内消去したけど・・・・・・
いや、そんなに嫌がるような事じゃないだろ?w
まあ、実際はそうなんだろうから、しょうがないわな。
うわあ、ここはじめてみたけど名作がいっぱい神がいっぱいで感動した・・!
保管庫の更新とまってて悲しいお… 読みたかった…
>>340 俺が余計な話振ったせいで、スマソww
レヴィは喘ぐ時は「らめぇ!」だ。「らめぇ!」なんだ・・・!!安心汁
らめえ、はNO! NOOO!とかってなるのかね。
RAMEEEEEwww
347 :
118:2007/04/14(土) 01:15:46 ID:V0AuhXgT
どーもっす。
序盤書いたんで投下します。
今一度295氏に感謝!
348 :
1:2007/04/14(土) 01:17:09 ID:V0AuhXgT
それは調度一年前ぐらいのこと。
あの日俺はダッチに言われて溜まっていた小仕事を片付けるためレヴィと車で走り回っていた。
よく覚えている。
あの日は太陽の光が特に強く風の無い日だった。
沈没潜水艦の探索以降、レヴィとギクシャクしていた俺は、空は呆れるほど快晴なのに自分のまわりだけ雷雨が降り注いでいるような憂欝感でいっぱいだった。
それを吹き飛ばしたあの市場での出来事。
何故あんなに奮怒するレヴィに向かっていったのかは今でもわからない。
ただ何というか俺の中の絶対的に信じられるものが、レヴィの誇り無き行動に無性に腹がたったのを覚えている。
その後警察署へ連行される途中に彼女としたシガーキスが今でも忘れられない。
彼女の深い眼の奥に一瞬だけ触れられたという思いが、俺をけだるく高揚させた。
事務所に帰ってきた俺は書類の整理と今日の出入費の清算を終わらせ一服つけていた。
レヴィは船で武器、弾薬の整備を。
ダッチは情報を仕入れるため市街地へと繰り出していたため、今事務所には俺とベニーだけだった。
ベニーはパソコンに向かって、タイ軍の海上ルートや警察のシマ荒らしなどをハッキングしてデータを入力している。
これに関して俺に手伝えることなどない。
ネット上の戦いはベニーに任せざるをえないので、俺はただ仕事を終わらせた余韻に慕っていた。
349 :
2:2007/04/14(土) 01:18:23 ID:V0AuhXgT
「あ〜ダメだ。あいつらやっぱりルートを変えてる。これから少し動きにくくなるかもなぁ」
ベニーがパソコンに向かって嘆いているので俺はそっと気遣ってみた。
「なぁベニー。今日はもうそのぐらいにしといたらどうだい?無理しても体には良くないよ」
ベニーは声の代わりにすっとんきょうな顔をして、パソコンから俺に視線を移した。
「君は本当に優しいんだなロック」
この街ではこの程度の気遣いでも珍しいらしい。
あくまでも自分の仕事は最後まで自分で片付けるといったところか。
そのときの俺は、まだ日本式の生活感から抜け出せずにいたのかも知れない。
「単なる気遣いだよ。気に障ったなら謝るけど」
鼻でため息をついたベニーを見て、俺も同じく肩でため息をついて笑った。
時計を見る。
すでに午後10時を回っていたので俺はそろそろ帰ろうかと思い、大きな背伸びをした。
「じゃあ悪いけど先に帰るよベニー」
「ああ、お疲れさん。あ、ロック!」
扉に向かう俺をベニーが呼び止めた。
「悪いけどこいつをレヴィに渡しといてくれ。帰る途中でも明日でもいいからさ」
言って俺に紙束を投げ渡す。
「ベニー、これは?」
「先月分の弾の領収書さ、一応仕事での材料は自己負担だからね」
俺は昼にレヴィが俺に向けて放った銃弾のかすり傷をそっとなでた。
軽いかさぶたができているが痛みはない。
あの銃弾も経費の内なら、レヴィという女は馬鹿で我儘なブランド女と同じぐらい出費が激しいと思った。
350 :
3:2007/04/14(土) 01:20:15 ID:V0AuhXgT
「今日何かあったの?彼女と」
「え…」
言われて俺は急いで我に帰った。
ベニーが不思議そうにこちらを伺っている。
「いや、意味深な顔してたからさ」
「別に何にもないよ」
意味深と言えば意味深だが、俺はあえてベニーに一から説明する気にはなれなかった。
そんな俺を見てだいたいのことを把握したのだろう。
ベニーは視線をパソコンに戻して作業を再開し始めた。
「そうかい。んじゃお疲れさん。今から船に向かうのかい?」
「ああ、そうするよ。どうせ帰り道だし」
「なら念のためこれ持っていきなよ」
言ってベニーは自分の財布から何かを取出し俺に投げた。
受けそこなって床に落としたそれを拾い上げたとき、俺は固まった。
「ベニー…これ…」
「僕が休暇でたまに使うものさ。日本人サイズかは不明だけど」
ラブデラックスラバーと筆記体で書かれたそれは、間違いなく衛生サック、コンドームだった。
「い、いや、そうじゃなくて…」
「備えよ常に。ベーデン・バウエルの名言さ」
「僕はボーイスカウトじゃないよベニー」
「まぁいいから持っときなよ。役にたつかはわからないけどさ」
何の真意があってこんなもの渡したのか全くわからなかったがケタケタ笑うベニーを尻目に俺は事務所を後にした。
351 :
4:2007/04/14(土) 01:22:26 ID:V0AuhXgT
波はここが湖かと思えるほど穏やかで、ブラックラグーン号もまるで深い眠りについたように静まり返っていた。
レヴィは武器と弾薬の整備をしていることを思い出して俺は武器庫へと向かった。
階段を下り部屋の前に辿り着く。
明かりがついてたので俺はノックをせず扉を開けた。
しかしレヴィの姿はなかった。
代わりにツンとしたオイルの匂いが鼻を刺激する。
確かにレヴィはここで愛用のカトラスを磨いていたらしい。
レヴィを船内で捜し回ることに憂欝を覚えながらも踵を返そうとしたその時だった。
後頭部に冷たい鉄の感触。
俺はハードボイルド映画の雑魚キャラのように恐る恐るハンドアップした。
銃口を押しつけている相手を探ってみる。
十中八九レヴィだろう。
悪ふざけをして舌をだしてるに違いない。
だが俺の心臓がバクついているのはもしレヴィではなかったらという思いのせいだ。
どっかのイカれた野郎が船に入って船内を物色してたところかもしれない。
はたまた、今までの仕事での復讐者が俺たちの命を狙ってきたのかもしれない。
このロアナプラではどちらも十二分にありえる話だ。
そう頭の中でよぎった途端、脊髄が一瞬で凍って冷や汗が出てくるのを感じてしまった。
悪い予感というものは総じて当たることが多い我が人生を呪いつつも、俺は相手が引き金を引かないことを心底神に祈った。
352 :
5:2007/04/14(土) 01:24:11 ID:V0AuhXgT
銃口が僅かに動く感触がした。
相手が手に力を込めた証拠だ。
命乞いをしようにも恐怖で声がでない。
口の中がからからに渇き、舌が釣られる思いがした。
「バ〜ン♪」
銃口の感触が無くなり思いっきり安堵のため息をついた後、俺はすぐさま銃の主に振り返った。
「レヴィ!!」
舌をだして意地悪そうな笑みをしている彼女をみて、さらに俺の中の怒りが沸き上がってきた。
「何するんだよ!」
「うかつだぜロック。あたしじゃなきゃ今頃壁に脳みそぶちまけてらぁ」
笑いながら銃をしまうレヴィを見据えながら俺は額の汗を拭った。
「んでなんの用だ?まさか今から仕事ってんじゃねぇだろうな」
「違うよ。ベニーからこれを渡してくれって頼まれたんだ」
請求書の束を差し出すと、レヴィは乱暴に受け取って急いで手書きの伝票を確認し始めた。
見る見る内にレヴィの表情が変わっていくのが目にとれる。
(こりゃ赤字だな)
心の中でご愁傷さまと唱えてやると、タイミングよくレヴィが大声を上げたので俺はビビって後退りした。。
「あーーー!!畜生畜生畜生!!なんだよロック!この糞ったれな金額は!」
「ええ!?」
エライ剣幕で詰め寄るレヴィが恐くて俺は壁まで後退った。
「RPGまであたしのツケだなんてよぉ!!あの糞海坊主!!!」
「海坊主って……」
「ファックシットファックファック!!ビッチビッチビッチビッチ!!!」
ガンガンそこらへんの物を蹴飛ばしまくるレヴィに俺は深いため息をついた。
353 :
6:2007/04/14(土) 01:26:14 ID:V0AuhXgT
任務は果たした。
さっさと帰るに越したことはない。
今のレヴィに近づくなら核弾頭の隣で寝たほうがまだマシだ。
「じゃあ、僕はこの辺で…」
「待ちなロック」
ナイフのように鋭い口調で呼び止められて心臓が止まりそうになった。
この雰囲気、ヤバいに決まっている。
本気で早く帰ってビールを浴びたかった。
「な、何かなレヴィ?」
「なぁロック?」
下から舐めずるような声をあげてくるレヴィに心底怯えてしまい、俺は軽く震えてしまった。
「あたしは今まで何度もあんたの命を救ってる。そうだなロック?」
「そ…そうだね」
「あ〜あ、あんたはいいよなぁ。弾の金も出さずにただ震えてるだけで金が貰える。いいご身分だよなぁ、ええ?」
レヴィが固まってる俺の肩に腕を回してくる。
普段なら悪くないが今は蛇が首に巻き付いてるような嫌な感じだ。
心なしか少し力もこもっている気がする。
「か、感謝してるよ本当」
「んな屁にもならねぇもんいらねぇんだよ。なぁロック」
「そ、そうだね」
「あたしが言いたいのはだ。あたしはいつも銃弾の中で命張ってて、あんたは後ろでビクビクしながら満足に支援もできやしねぇ。
なのにペイは全割りときたもんだ。これって不公平だよなロック?」
「そ、そそそそうかもしれないね」
「かもじゃなくて100%そうなんだよロック!!」
ギリギリと首を締め付けられ俺は泡を吐きそうになった。
危ないところで解放され俺は咳き込みながらレヴィに向き直った。
354 :
7:2007/04/14(土) 01:27:20 ID:V0AuhXgT
「じゃ、じゃあどうすりゃいいのさ」
「決まってんだろ!!あたしの弾代、てめぇも半分だしやがれ!!」
確かにレヴィの言う通りだ。俺は何度も彼女に助けられてるしこれからだって多分そうだろう。
それに今の彼女に歯向かったらマジに殺されかねない。
納得した俺はレヴィの提案というか脅迫を快く飲むことにした。
「わかったよ。これからは俺も半分だすからさ」
飲んだのはいいが少し変だ。
レヴィが目を丸くしてる。
「どうしたの?」
「…えらく気前いいじゃねぇか」
「そうかな?なんならレヴィの弾代僕が全部肩代わりしてもいいんだけど」
「な!?ロックマジに言ってんのか!ガキの玩具みたいに安いものじゃねぇんだぞ!?」
「わかってるよ。というか一ヵ月飲み食いできれば特に金なんていらないよ」
俺の言ったことは本当だ。
普通に生活できればそれ以上望むべきではないというのが俺の持論だ。
だから日本にいたときも特に出世したいなんて思わなかった。
「どうするレヴィ?」
「………ぇ」
「何だって?」
「おもしろくねぇって言ったんだよ!この脳天気野郎!」
「何怒ってるんだよ」
感謝されこそすれ怒られる筋合いはない。
レヴィが何故不機嫌になったのか俺にはさっぱりだった。
「あ〜何かしらけちまった」
「どうするんだよレヴィ」
「別に…どうでもよくなった」
「じゃあせめて半分ださせてくれよ」
「……勝手にしな」
なんか逆にこっちがおもしろくない。
が、とにかく一件落着したので俺は扉にむかった。
「じゃあもう帰るね」
「まぁ待ちな」
二回目の引き止め。
ベニーもあわせると三回目だ。
さすがにうんざりする。
「今度は何だよ」
「酒、付き合えよ」
酒は飲みたかったが今日は色々あったから一人で飲みたい気分だったので俺は素直に嫌な顔をした。
「僕、疲れてるんだけど」
「はいはい!わかりました!あたしとじゃ酒もろくに飲めねぇ玉なしだもんなてめぇは。帰って売女と仲良くしやがれ」
「あぁ、もうわかったよ!付き合ったらいいんだろ!」
「最初から素直にそう言えバーカ」
べーと舌をだすレヴィをはたいてやりたかったが1000倍に返されるのが恐かったので、俺はレヴィと武器庫を後にした。
355 :
118:2007/04/14(土) 01:30:18 ID:V0AuhXgT
こんな感じです。
他の職人様たちの続きをwktkしながら頑張ります。
118様>>乙カレ 起きててよかった…!いつも素敵な文章をありがとう^^^
続き待ってますwwwww wktk
「んー、流石ね。全然萎えてない。薬、よく効いてる証拠ですだよ」
シェンホアの声が響く。上手く頭が働かない。鼻腔を刺激し続けている牝臭が、ロックの理性を勢い良く削ぎ落としていく。
べろり、とシェンホアの舌がロックの首筋をなぞる。赤く、長い舌を唾液でぬめらせ、鎖骨から首筋を何度も往復する。
背筋に快楽が走り抜け、ロックは体が反応するのを抑える事が出来なかった。手錠を何度も鉄柱に打ちつけ、己の内に眠る獣の咆哮が血を沸騰させる。
耳元でシェンホアが囁く。その声はどこまでも淫質で、脳髄をじんわりと破壊していく悪魔の囁き。
「手錠、外すか? 私のこと、食べたいでしょ? ふふっ」
そう囁きながら、シェンホアの細長い指がペニスに絡まる。ひんやりと冷えた指が心地良い。ロックは思わず全身を震わせる。
ビキビキ、と本当に音が聞こえてきそうなほどの勃起反応を目の当たりにして、シェンホアは浮かべていた笑みを、より淫靡なものへと変えていく。唇を這う舌、まるで生き物のようにうねる。
チャイナドレスから覗く、白く美しい太もも。ロックの視線に気付いたシェンホアが、珍しい物を見るような目つきでロックに言う。
「足で擦るの、好きか? まぁ、それがいいなら私は気にしないですだよ」
そう言ってシェンホアはロックのペニスにまたがると、柔かい内ももでペニスを軽く圧迫する。
獣欲を猛らせるには充分すぎるほどの感覚に、ロックはカウパー汁が吹き出るのを止められない。牝肌の感触に、己の中にいる獣が甲高い咆哮を上げる。
火傷しそうなほどの熱を帯びたロックのペニスを太ももで擦りあげる。時に激しく、時にゆっくりと。強弱、緩急を巧みに織り交ぜながらシェンホアはロックを歓楽の淵へと誘う。
「あ、ぐ……シェン、ホ……くっ!」
「んー? イキそうか? 盛大にイクがいいですだよ。夜はまだ長い。そのぶら下げている物の中身、全部吸い出すよ。ふふっ。どっちが先に壊れまするか?」
太ももに一層強い力を込めると、ロックは降参だとばかりに天を仰いだ。
どくどくと、大量の白濁汁がコンクリートの床に飛び散る。もはや何度目かロック自身分からない。それでも、射精の勢いは衰えるどころか回数をこなす事に大量に、それでいて強力になっていく。
まるで女を孕ませたくて仕方が無いとでも言いたげな量を出し終え、ロックは脱力感に襲われる。軽くリットル量は精液を放出した後なのだから、当然と言えば当然なのだが、シェンホアはそれでは満足できない。
「寝るには早いよ、坊や。次はどこがいい? 口? 足? 膣か? 尻はしたことないが、まあいい機会ですだよ。選べますか?」
意識が朦朧とする。シェンホアの声がはるか彼方から響いている気がする。
「んー、薬効きすぎか? 飛んじゃ意味ないですだよ。まぁ、どうせ全部するか、順番なんてどうでもいいですだよ。じゃあまあ取り合えず口でいいか?」
ロックの前にひざまずき、赤々とそそり立つペニスを頬張ろうと唇を開いた、その刹那。
突然車が、倉庫のシャッターを突き破ってきた。
「は?」
何とも間の抜けたシェンホアの声は、すぐに車の駆動音に掻き消された。ウインドガラスが開いたと同時に煙幕弾が放たれた。
兎に角突然の出来事に、シェンホアは反応しきれない。だが、長年死地を渡り歩いてきた習性からか、素早く身を翻しながら物陰に隠れる。
「チッ、思ったより早くバレたですだよ……ロットン! いるか!?」
シェンホアの怒声が虚しく倉庫に響く。一瞬の静寂の後、銃声が倉庫内にこだまする。
「あーもう! あの阿呆! ケツに核でもつっこんで一人で飛んでるか!? 役立たずよ本当! ソーヤー! 起きるですだよ!」
「んぁー……あふぅ」
「どいつもこいつも、私の周りは地球外の惑星に飛びたがりが多すぎよ!……得物では分が悪いね。だからってこのままアレを渡すのは口惜しい……ああもう! 誰か使える奴いないですだよ!?」
ぼやける視界に、小さな少女が立っている。夢だろうか。心なしか周りは煙幕のような煙で覆われていて、何も見えない。
少女はロックの背後に回ると手錠を外した。久しぶりに自由になった手で意識を覚醒させる為に頬を叩く。これだけでも随分と違うものだ。
誰かは知らないが、解放してくれた少女に礼を言おうと振り返ろうとしたロックだったが。
「少し痛みますが、どうかご無礼をお許しください」
「え……がっ!?」
後頭部に鈍痛が走り、ロックは視界がブラックアウトしていくのを感じながら、最早苦笑気味に呟いた。
今日は厄日だ。
久しぶり過ぎて申し訳ないorz
神作品大量の中、今更かよ! とか言わないで。しかも今回はこれだけです本当ゴメソ。
シェンホアとソーヤーたんの中身の濃さが違うのは愛の差です。シェンホアゴメン。
いやいや、ろくろ首の親戚かと思われるほどに首を長くして待ってたですだよ。
ちょwwww
神が一晩に2人もww
さすが、日本は多神教の国だ、ぜ!
ブギーファックキター!!!!!!
待ってたぜー!!!
小さな少女……?
まさか、ファビオラタソか!?!?!?
ほあちゃあ!
>>355 新作ktkr!!!!超GJ!!!!!
まだ序盤だってのにこの濃さは何だ!!
118神の文章力に全俺がry
やばい続きがwktkすぎる。クオリティ高いぜ……!!
ツンレヴィたんカワユス(*´Д`)ハァハァ
口調はツンツン、内はデレデレ
カワユイカワユイよ
ダブルGJ
ロックを気絶させたのは・・・誰?
>>355 シガーキスの後はこんな感じだったと脳内補完させてもらう。
何かもう、会話とか全体的な雰囲気がブラクラって感じなのがいいなぁ!
本当にGJ!!!続きがんがってください
GJ!!!!!!!
いつも気になってたんだけど
× ブラックラグ-ン号
○ ラグ-ン号
じゃない?
ブラックラグ-ンで
大海の意味みたいな感じじゃなかったっけ?
ラグーン商会
>>368 判らない時は辞書引く癖付けた方が為だぜ
新英和中辞典 第6版 (研究社)
la・goon /lgn/→
1a 潟(かた) 《湾口などが砂州(さす)でふさがれてできた浅い水面》.
b 《米》 (川・湖水などに通じる)沼,池.
2 礁湖 《環礁 (atoll) に囲まれた海面; ⇒atoll さし絵》.
ラテン語「池」の意
最初は暗礁の意味かと思ってたが暗礁には別の語があるのに辞書引いて気づいた。
ラグーン商会の船『ブラック・ラグーン号』に乗り込み、
危険な任務に従事するようになる。(ウィキより)
すいません、勘違いしていました…
夜だ… 神様こないかな・・
374 :
118:2007/04/17(火) 00:34:14 ID:jfjSBTfT
ブラックラグーン号、ラグーン商会。
正直俺もなんかあやふやでした、すいません。
でもこれでさらにはっきりしました。ありがとうございます。
ちょい続きを投下します。
375 :
8:2007/04/17(火) 00:35:37 ID:jfjSBTfT
「まったくよー!どいつもこいつもあたしの足元見やがって!やってらんねぇー!!」
「……」
今俺とレヴィは船内の簡易寝室部屋でちびちびとラムをあおっている。
疲れているがどうにも酔えない俺はただレヴィの話をなんとなく聞いていた。
「だいたい弾代ぐらい経費でだせねぇのかこのオンボロ商会はよ!いつかストライキ起こしてやるぜ、なぁロック?」
最近レヴィと飲む機会が多くなったのは、ベニーいわく俺が彼女に気に入られてるせいらしい。
それは結構なのだが、決まって毎回俺はレヴィの愚痴や文句のはけ口となっている。
最初の内はまだ普通に聞いてられたが、さすがに毎度となるとうっとうしいことこの上なかった。
しかも今日レヴィとあんなことがあったばかりだ。
正味今は内心ひどくぐったりしていた。
「はぁ……」
「おいロック!聞いてんのかよ!」
「聞いてるよ。弾代が高いのが嫌なんだろ。だからこれからは俺も半分持つって言ってるじゃないか」
「へ!この優等生が!感謝なんかしねぇぞ。それが当たり前なんだからな」
カチンときた。言葉や言い草なんかじゃなく、おもしろくない愚痴を聞かされて酔えない俺をよそに、顔を赤くしてるレヴィに腹がたったのだ。
が、面倒臭いので俺は視線をレヴィからそろりと横に流した。
それがレヴィには気に食わなかったらしい。
376 :
9:2007/04/17(火) 00:36:47 ID:jfjSBTfT
「あん!?なんだよロック。言いたいことあったらちゃんと言えよ」
「別に、なんでもございませんよ」
明らかに含みのある言い方にレヴィもカチンときたらしい。
テーブル越しに俺に詰め寄った。
「こんのジャップ!!スカしてんじゃねぇ!てめぇタマにちゃんと毛生えてんのかぁ!?」
汚く罵られてさすがに疲れていた俺も本日二度目のスイッチが入った。
「うるさいな!レヴィばっかり酔いやがって!俺にも少しは酔わせろ!」
言い放って俺はレヴィが持っていた酒ビンを取り上げた。
「よこせ!」
半分程残っていたラムをラッパ飲みすると一気に喉と胸が熱くなる。
「ぷはぁー!!」
「ああ!て、てめぇ!今日はそれ一本しかねぇんだぞ!」
レヴィがマジに泣きそうな顔をして怒っているのを見て俺は優越感に浸った。
「へへ、愚痴代だレヴィ」
「ふ…ふざけやがって!!」
「おっと、カトラスは勘弁してくれよ!銃じゃ解決しないこともあるって昼に言ったばかりだろ!」
「それとこれとは話が別だ糞ったれ!」
「どう別だってんだよ!この超ド短気女!」
「な、何!?てめぇこそ玉なしインポのくせしやがって!!えぇ!?チェリーボーイ!」
「俺は童貞じゃない!」
「なら素人童貞なんだろ!売女にこすってもらってアヘアヘいってんだろうか!」
「この!言わせておけば!」
「やるってのかい!?上等だ!かかってきやがれ!!」
ガンを飛ばしあい火花が散る俺とレヴィ。
端からみれば完璧男女の痴話喧嘩だ。
今考えてみたら恥ずかしいことこの上ない。
377 :
10:2007/04/17(火) 00:37:55 ID:jfjSBTfT
「「け!!」」
二人同時に顔を背ける。
やはりレヴィも疲れてるらしくそれ以上はつっかかってこなかった。
代わりにこれ以上ない不機嫌な顔で口をツンとしている。
やっと酔いが回りはじめたのかそんなレヴィがどことなく可愛く俺の怒りは一瞬でどっか行ってしまった。。
「ぷ…」
思わず笑いがこぼれてしまった。
レヴィが俺をじろりと睨む。
「何笑ってんだよ」
「いや…別に、くく」
「ったく……」
何故か胸から込み上げてくる笑いが止まらない。
口元をおさえるのが大変だった。
「…ぷっ!くく…」
その笑いはレヴィにも感染したらしい。
空気がへの字の口から漏れ始めている。
そして、
「「アッハハハハハハ!!!!」」
俺たちは船が割れんばかりの大きな声で笑った。
しばらく笑い、互いに呼吸を整える。
先に切り出したのはレヴィだった。
「ったくよぉ。こんな腐った街であたしら何やってんだか」
「まったくだ。笑いが止まらないよ。今日は怒ったり笑ったり、忙しいったらありゃしない」
「…でもよ、こんなに笑ったのは久しぶりだ。たまにゃあ悪くねぇぜロック」
誉められて俺は少し罪悪感が芽生えてきた。
やはり全部空けちまったのは少し可哀相だったかもしれない。
「ごめんレヴィ。俺酒買ってくるよ」
「ん?あぁ…………。いや、もういいわ」
「え?その調子じゃまだ酔い足りないんだろ」
「…そうだな。ここまできちまったらまだ眠れねぇな」
「だろ?だから買ってくるよ」
「いいって言ってるだろ」
今イチレヴィの言ってることがよくわからない。
酔い足りなくて眠れないのに酒がいらない、レヴィにしては変だ。
いつも呑む時は寝る直前まであおっているのに。
「代わりといっちゃなんたがよ」
「何だい?」
意味深げに話すレヴィに俺はたったまま首を傾げた。
「一発やるか、ロック」
俺は日本のコントみたいにずっこけた。
378 :
118:2007/04/17(火) 00:42:01 ID:jfjSBTfT
今回、少なくてすんません…。
エロの前で区切りつけたかったんです、ハイ。
後一応話の流れは僕が先日書かせていただいた話の続きという設定です。
蛇足ですが一応そういうことで。
近日中にとりあえずまた投下します!失礼しました!
to 378
GJ!
ウヒョー
仕事速いよはやいよ!
やっちゃえやっちゃえ!
>>378 GJ!!相変わらず俺を喜ばせてくれる仕事の早さだ!正にいい仕事。
次回は全裸待機の予感(*゚∀゚) =3
げらげら笑いながらパンパンするのがこれほど似合うカップルもない。
ヤバイヤバイ!!!
めっちゃおもろいです!!!!
GJGJ!!!
絶対文章力向上してますよね!!!
文才分けて欲しい〜
保管庫まだー?
暇神の出現を祈ろう
纏めてくれたら崇め奉る
388 :
118:2007/04/19(木) 02:13:40 ID:1TXMF6Cl
保管庫……パート1からの職人様たちの神SSはじめから全部みてぇ…。
投下します
389 :
11:2007/04/19(木) 02:15:21 ID:1TXMF6Cl
思い出すとレヴィと始めて会った時の印象はただ恐ろしかったと覚えている。
当然だ。
ただの日本の平社員がいきなりあらわれた海賊に容赦なく銃口を向けられれば誰だってそう思うに決まっている。
それが何の因果か今じゃこうして彼女と海の上を最大速力で突っ走り、荒くれ者の犯罪者やマフィア達を相手に仕事をしている。
彼女、レヴィははっきり言っていい女だ。
細い筋肉質の体だが、女性としての象徴は失われてはなく、むしろ胸も尻もしっかりとその存在を強調している。
その二つの要素がどこからみても彼女のボディラインを美しく際立たせていた。
それに彼女は中国系ともあって顔立ちもアジアのそれと近く、俺には日本で下手なモデルやタレントよりもずっとずっと魅力的に見えた。
だがこれはあくまで表面的な話だ。
日本の女と彼女を比べても意味などない。
環境というか次元が違う。
いつも煙草と血と火薬の匂いを体中に撒き散らしているレヴィに、俺が今まで日本で抱いていた異性の魅力のイメージなど毛頭当てはまるはずもなかった。
従って俺は彼女をいい女と思ってはいても、異性としての対象にはなれなかったのだ。
だからかもしれない。
レヴィが俺とやるだなんて想像もつかなかったのだ。
「おい」
「え、あ!はい!?」
「はいじゃねぇよ。な〜に腰抜かしてんだてめぇ」 「い、いや…」
「そんなに驚くようなこと言ったか?」
驚くも何も驚天動地だ。
レヴィは本気で言ってるのだろうか。
いや、また俺をからかって内心ほくそ笑んでるに違いない。
頼む、そうであってくれ。
390 :
12:2007/04/19(木) 02:16:34 ID:1TXMF6Cl
「いや………で、でもちょっと今のは冗談きつかったな。笑えないよ」
「……あたしとやんのは嫌かロック?」
机に頬杖ついて少し淋しそうに言うレヴィ。
マジか?マジなのか?
マジに俺とやるっていうのか?
わからない。
レヴィほど気持ちが読めない女は見たことないけど今日は心底、髪の毛一本もわからなかった。
「え!?……ていうかどうして突然」
レヴィはため息混じりに答えた。
「酒代わり、といっちゃあなんだが気持ち良く寝れるには最適だろ?違うか?」
それはそうかもしれないがだからといっていきなりセックスするなんて今までの俺の平凡な人生の中では考えられるはずもなかった。
「で?どっちなんだよロック。やるのかやんねぇのか?」
「ちょっと待ってくれ!それじゃまるで…」
「その先は言うなよロック。あたしはビッチじゃねぇ、前に言ったよな」
どうやらマジだ。
今のレヴィの目は嘘なんか言ってない。
まだ知り合って半年もたってないがその間様々な死線を一緒に渡ってきたのだ。
それぐらい嫌でもわかる。
レヴィは椅子から立ち上がりズイっと詰め寄って俺の胸に人差し指を突き立てた。
「あたしが誘ってるのはあんたを気に入ってるからだ。別にヤリマンな訳じゃねぇ。むしろあたしに無理矢理言い寄ってきたやつらはことごとく玉を吹っ飛ばしてやったさ。
だけどあんたはヘタレだがそこらの本能丸出しの糞雄豚なんかよりずっとクールでハイだ。だからあんたと寝てもいい。そう思ったのさ。昼の市場で言ったこと、あれはマジなんだろロック」
もちろんそうだ。
嘘偽り誇大など欠片一つもない。
俺は黙ってレヴィに頷いた。
391 :
13:2007/04/19(木) 02:17:50 ID:1TXMF6Cl
「後はあんたの心一つだ。まぁあたしとじゃ嫌っていうなら仕方ねぇけどよ」
レヴィが俺の目を見つめている。
レヴィから匂う甘い女の香りが俺の鼻を刺激する。
彼女の瞳は黒く、透き通っててこんなにも綺麗だったことに今気付いた。
不覚にも心臓が一回大きくドクンと鼓動するのを感じてしまった。
「嫌、じゃないよ。俺でよかったら……」
「決まり、だな」
俺がこのロアナプラにきてレヴィを異性として、女として見たのは蒸し暑いこの夜が初めてだった。
「よし!んじゃとっととはじめるか!」
意気揚揚と服を抜き出そうとするレヴィに半ば俺は焦った。
「な!レ、レヴィ!ちょっと待ってくれ!」
「あん?何だよ、腹でもいてぇか?」
「い、いやそうじゃなくて。心の準備が…」
「おまえさ…マジでチェリーなのか…」
「ち、違う!!ただ…何というか…落ち着かないんだよ」
今俺の顔は熟れたトマトのように真っ赤なことだろう。
強く握ったらつぶれてしまうかもしれない。
それほど俺は動揺していたのだ。
さらに悪いことに全身に力が入りはじめてる。
これじゃあ童貞と見られても無理はない。
俺は死にたくなった。
「はぁ〜〜、やっぱてめぇはどうしようもないヘタレだぜ。そんなにガチガチになるか普通?」
「わ、悪いかよ!?俺にとっちゃこれが普通なんだよ!」
精一杯強がるが明らかに開き直っている。
言って俺は恥ずかしくなってさらに体がこわばってしまった。
もう自分の意志じゃ指一本も動かす自信がない。
そんな俺を悟ったのか呆れ笑いを浮かべながらレヴィが近寄ってきた。
392 :
14:2007/04/19(木) 02:21:37 ID:1TXMF6Cl
「オーライオーライ。んじゃロック。あたしが脱がせてやる。それでいいだろ?」
「え…?」
トーンと両手で胸を押され俺はベッドに尻をついた。
「そのままでいいぜベイビー。今ママが脱ぎ脱ぎしてやるからな」
そう言ってレヴィは俺のシャツのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。
あっけに取られてるうちにいつのまにか俺の上半身は裸になっていた。
「さて、次は下だな」
言ってベルトをさっと抜かれズボンのボタンも外される。
レヴィの意識が俺の下半身に向いたせいか俺自身がかなり反応してきてしまった。
あわててレヴィを制する。
「ま、待ってレヴィ!」
だがその願いも虚しくレヴィは一気にチャックを下ろすと裾をもって一気に引き抜いた。
当然トランクスだけになる俺。しかももう股立してしまって形がわかるほど一部が出っ張ってる。
レヴィはそれをみてヒューと口笛を鳴らした。
「なーんだよ。あれだけ緊張してたのにもう臨戦態勢じゃねえか!」
「い、いや…なんというか……レ、レヴィ!?」
声が上ずって俺は驚いた。
レヴィがトランクスの上から俺のモノを握り締めたからだ。
「か、固ぇな…しかも激熱ときてやがる」
日本人は諸外国と比べて固く熱いと聞いたことがあるが、俺も例外ではなかったようだ。
レヴィの反応からそう伺える。
393 :
15:2007/04/19(木) 02:24:12 ID:1TXMF6Cl
「さぁ〜て。このままオープンしてぇところだがロックだけじゃ不公平だよな。ちょっと待てよ」
レヴィがするすると服を脱いでいく。
短パンなんて一秒もかかってないんじゃないだろうか。
そして一瞬で下着姿となった彼女に俺は息を呑んだ。
迷彩色で飾り気のないブラは彼女に似合いすぎるほどワイルドだ。
その豊満であろう胸を一生懸命封印しているとみてとれる。
パンツはパンツであの短すぎるとも言える短パンの下でもはみ出ないから想像はしてたがかなり細い。
紐ではないのだがそれでも十分過ぎるほどセクシーだ。
しかもブラと同じ迷彩色というのだからさらに始末が悪い。
多分後ろをみたら俺は悶絶するに違いない。
ここまで見て言えること。
やはりレヴィは綺麗だ。
この有り余るほどのセックスアピールに見とれない男なんて地球上にいないと確信できる。
その雌狼のような美しくワイルドな女を今から抱けると思うと唐突に俺の胸が痛いほど脈打ち初めてしまった。
394 :
118:2007/04/19(木) 02:30:39 ID:1TXMF6Cl
はい、エロまでいけなくて全裸待機してた方すいません。もう今日は限界っす。
でも明日やっと休みもらったんで明日必ず投下します。もうちょい、本当すんません。
というか数々の感想マジにマジに大感謝です。
皆様のおかげで俺もめっちゃ楽しいです。
感謝しきれてもしきれない。
本当にありがとうございます。
すっ…寸止めですか?
でも、レヴィは上か下かも重要な問題だ
あとロックの悪党スイッチがエロ中にも入ったりするのかも気になる
おはよう
朝からグッジョブ!!
いつもGJしか言えなくてつらいな…
た、堪らん!GJだぁ〜(;´Д`)ハァハァ
ネ申降臨!!( ´∀`)bグッ!
>>394 GJ!
オーライオーライ、エロまでいかなくても楽しみが伸びたと思えばwktkも増えるってもんさ。
で、レヴィタソのブラのホックは普通のタイプかフロントホックなのか気になる。
これによって外す楽しみ方が変わってくる(;´Д`)ハァハァ
連投スマソ。
>>368 遅レスだがGX公式に
「クセのある乗組員ぞろいの改造魚雷艇ブラック・ラグーン号」
と書いてある。
よって118氏は間違っていない。
つうかそれ以前にダッチが#0で「ブラックラグーンより〜」って言ってるしな。
>>394 ママが脱ぎ脱ぎ発言に激しくおっきした。GJ!
402 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:55:56 ID:LZc1Ss+y BE:58431825-2BP(350)
>>394 GJ!続きwktkしながら待ってます。
…ところでどうでもいい質問なんですが、PCの方は直ったんでしょうか?
GJGJwww 萌ユル!
404 :
118:2007/04/20(金) 04:12:47 ID:CwgUXTEN
>>402 いや、まだ治ってないんです。ていうか水被ってるので修復不可…買い替える金もなし…orz
やっぱ携帯じゃ見にくいっすよね、すみません。
それでは恐縮ですが予告どおり投下します。
405 :
16:2007/04/20(金) 04:14:59 ID:CwgUXTEN
「な〜に惚けてんだ?」
レヴィが腰を屈めて俺を見つめあげる。
胸の谷間がひどく官能的で俺は頭も股間もよりいっそう熱くなってしまった。
これがいつも知ってるレヴィなのか?
どんなアカデミー女優より艶めかしく、そしてエロティックだ。
こんな女といつも一緒にいて何も感じなかった自分にゲイの気があったんじゃないかと疑ってしまう。
だがそれは大丈夫だ。
何故なら俺のあれはもう痛いほど血を溜めてそそり立っているからだ。
レヴィはにやりとしながらベッドに腰掛けていた俺の前へと屈んだ。
「さ〜て、日本人の元リーマンがどんなもん持ってるか拝見させてもらおうじゃねぇか。脱ぎなよロック」
有り難い。
最後の一枚は俺にとらせてくれるらしい。
レヴィの意を読み取って俺は深い深呼吸の後覚悟を決めた。
そしてそろりとトランクスを脱ぎ捨て俺はまたベッドに腰掛けた。
「なんだよ…日本人にしては結構立派じゃねぇか…」
「そ、そうかな?」
あまりそういうことには詳しくない俺もレヴィの反応からして多分そうなのだろうと認めた。
そんなことどうでもいいって言えば嘘になるが。
正直嬉しいってことだろう。
我ながら照れ臭いが。
ギュッとした感触に俺はヒッと声が漏れてしまった。
レヴィが今度は直に俺のを掴んでいる。
優しくも強くだ。
「レ、レヴィ…」
「どうしてほしいベイビー?撫で撫でしてやろうか?それともディープキスしてやろうか?」
レヴィがクスクス笑いながら俺のを握り締めて弄んでいる。それだけでもかなりの快感に俺は息を熱くしてレヴィを見つめた。
406 :
17:2007/04/20(金) 04:16:45 ID:CwgUXTEN
「い、いいのかレヴィ?」
「誘ったのはあたしだ。だからサービスしといてやるよ」
棚ぼただ。
素直に嬉しいのはやはり俺も男の本能に勝てないせいだろう。
レヴィが俺に尋ねる選択肢二択。
俺はスライドよりスロートを選んだ。
「じゃあ後者で…」
「あいよ」
ゆっくりと舌を這わしはじめるレヴィ。
まるで子供がスティックキャンディーを舐めるみたいに丁寧な舌触りに俺は酔い痴れた。
一通り舐めおわった後今度は口内に導く。
まるであそこだけ異世界に行ってしまった感触がする。
俺は口でしてもらった経験がない。
だから興味本位で口を選んだのもあったのだが、これは凄いというか素晴らしい。
唇でしごきながら舌で頭を掻き回されている。
ざらざらとつるつるした感覚が同時に襲ってくる。
しかも程よい温かみと全体が濡れまくっているという実感がまた気持ちいい。
これらの快感の波に口淫童貞な俺が長い時間耐えられるはずもなかった。
急激に込み上げてくる感触に俺は焦った。
「レ、レヴィ!ちょっと待ってくれ!」
俺は必死にレヴィに懇願するが彼女は止めない。
それどころかそんなことおかまいなしと言わんばかりに自ら頭を揺らし急速にしごいてきた。
それが止めとなり俺は物凄い射精感に耐えられる筈もなく、情けなくレヴィの口内で爆発してしまった。
「あ、あ、うあぁ!!!」
ドクドクと勢い良く流れだす俺の精液を静かに受けとめるレヴィ。
オナニーでは決して味わえない快感。
そしてそれを行なってくれてるのがレヴィという実感が拍車をかけて俺の射精を強く強く促していた。
407 :
18:2007/04/20(金) 04:17:59 ID:CwgUXTEN
射精が終わってレヴィはゆっくりと俺のあれから口を離す。
唾液と精液が入り交じった液体の糸ができて、力なく床へ落下していく。
レヴィは少し硬直したのち
べっ!!
と俺の精液を一瞬で全て吐き出した。
「あぁ!!な、何すんだよレヴィ!」
勿体ないという奇妙な思いにかられ俺はレヴィに叫んだ。
ここまでしてくれたら飲んでくれると思った俺はやはり初なのだろうか。
「け!こんな糞不味いもん飲めるか!ったく、思いっきし出しやがって。あ〜いがいがする」
「だって止めろっていったのにレヴィが続けるからだろ」
「うっせぇな!しゃあねえだろ、サービスなんだからよ。んでどうだった」
「…最高だったよ。ありがとうレヴィ」
「どういたしまして。んじゃロック、次はあたしにサービスしてくれるんだよな?」
「あ、ああ。こんな俺でよかったら」
「期待しねぇよ」
またもクスクス笑いながらレヴィはパンツに手を掛けた。
俺はドキリとした。
レヴィがこちらの反応を伺いながら先程とは違いゆっくりゆっくりパンツを下ろしていく。
俺から視線を外さず舐めるように見つめている。
心臓を鷲掴みにされてしまったような気がして俺は狼狽した。
そんな俺を楽しむかのようにレヴィはパンツを足から外した。
あらわになる彼女の下半身に見入ってしまう。
思った通り、やはりそれも極めて美しかった。
形の良い陰毛と一本の筋。
それは男を陥れる禁断の罠に違いなかった。
レヴィは座っている俺の顔の前までズイと下半身を突き出した。そして自らの人差し指と中指で筋を割り開く。ピンク色の突起物とヒダヒダのものに俺の息がかかって跳ね返る。
レヴィの入り口が放つ強烈な雌の香が俺を狂わせていった。
408 :
19:2007/04/20(金) 04:20:47 ID:CwgUXTEN
「さぁどうする…ロック?」
意地悪そうに聞くレヴィ。そんなこと決まっている。
頂くまでだ。
俺はレヴィの股に顔を突っ込んだ。
そして急いで禁断の入り口を舐め回していく。
「うっ!うあ、あ!あ……へ、へへ…まるでバター犬だぜロック……ひぁ!」
俺の髪を掴み悶えてるレヴィに容赦なく舌で攻めてやる。
まんべんなく、かつ激しく蹂躙していく。
女の感じる場所なんて詳しく知らないが俺は舌当たりしだいにレヴィを喜ばせるのに夢中だった。
「はぁ!ロ、ロック…!ちょっと、激し、すぎる…!!う、ぁあ!く!」
明らかに感じてるレヴィに嬉しくなって俺は彼女が逃げないように尻を鷲掴みに固定して俺の顔に押しつける。柔らかく弾力のある尻は俺の興奮をさらに高めた。
愛液がとめどなくあふれ出てくるのが鼻先でわかる。そして小刻みに震えてきたレヴィ。
間違いなくエクスタシーは近いと確信した俺は全体から突起物に狙いをしぼった。
「ん!?あああ!!」
舌で押し潰し高速で回転してやる。
削れて無くなってしまうのではないかと思ったその時だった。
「き、きちまう!あ!あ!あ!だ、だめだ!うああああぁぁぁぁ!!」
痙攣がはじまり俺ごと引き抜くように頭を押さえ石のごとく硬直するレヴィ。
そしてベッドに倒れこんだ。
俺は倒れてくるレヴィを受けとめた後耳元で尋ねた。
「よかったかな?」
「少し強引だが…文句なしに合格だぜ…」
「そいつはよかった」
言って俺は自分の下半身を確認する。
問題なく回復してギンギンになっているのを見て俺は嬉しくなった。
「レヴィ、そろそろいいかな?」
「ん?あぁ。まだ終わっちゃいなかったな」
「ここからが本番だろ?」
いつのまにか俺が強く求めてしまっているのに驚くが、そんなことたいしたことではない。
俺の本能が急げと行っているのだ。
409 :
20:2007/04/20(金) 04:25:16 ID:CwgUXTEN
俺は事務所から出てくるときにベニーからもらったものを今思い出した。
あの時はベニーの真意がわからずただ困惑してただけだが今じゃマジに感謝している。
ありがとうベニー。
俺はコンドームを財布から取出し封を開けようとした。
が、そこで俺は一つ思った。
俺は先程の口淫と同じくゴム無しでやった経験はなかった。
だが先程前者は経験した。あの想像もできなかった素晴らしい快感が脳裏に甦る。
口でもあんなに気持ち良かった。
なら生ならどうだ?
さらにめくるめく世界が俺を待っているんじゃないか?
そう思うといてもたってもいられない。
生でしたい、したくてたまらなくなってしまった。
俺はレヴィに振り返りこう言った。
「レヴィ」
「あん?」
「俺の子供産んでくれるか?」
「はぁ!?」
動揺するレヴィ。
当たり前と言えば当たり前だ。頭がおかしくなったと思われたかもしれない。
今思うとこの時ぐらいから別の俺が顔をだしはじめたんじゃないかと思う。
「生でしたいってことか?」
「ああ」
レヴィは少し考えて呆れたようにつぶやいた。
「ガキは勘弁だが、いいぜ。今日はとことんサービスしてやるよ」
「ありがとうレヴィ」
俺はレヴィに襲い掛かった。
最後に残っていたブラをはぎ取る。多少ちぎれてしまったかもしれなかったが今の俺にはそんなこと気にする余裕は皆無だった。
息が物凄く荒いのが自分でもわかる。
俺はあらわになったレヴィの両胸をこれでもかというぐらい激しく揉みしだいた。
「い、痛ぇ!少しはやさしくしろロック!」
俺の興奮はおさまらない。大きく弾力のある胸だけに目がいっている。柔らかくやらしい肉の感触に指が一本一本反応していた。
410 :
21:2007/04/20(金) 04:27:21 ID:CwgUXTEN
「この馬鹿ロック!てめぇ聞いてんのか!痛ぇんだよ!んんん!?」
レヴィがうるさかったので口を口で塞いでやった。ついでに舌で先程俺をくわえていた口内を荒らしてやる。
これが初めて彼女としたキスだなんて心底笑える。
「ん!んんーー!!」
必死に抵抗を見せるレヴィだが今の俺の前では無駄だった。
無敵のトゥーハンドも今の俺にはただの犯されている女にすぎなかった。
口と胸を解放してやりレヴィを俯せにする。
そして腰を無理矢理浮かせて両膝をたたせてやった。
今レヴィは俺にその形のよい尻を丸出しにしている。俺はにやりとするとその大きくいやらしい尻を肉が食い込むほど強く鷲掴んだ。
「いくよ、レヴィ」
「ちょ、ロック!ま、まだ」
何か言いたげだった彼女をよそに俺は後ろからレヴィを貫いた。
「ぐあああ!!」
叫ぶレヴィだがもうなすすべはない。
後はひたすら俺に犯されるだけだ。
最初から全力で俺はレヴィに腰をぶつける。いや、そうせざるをえなかった。
生の感触、想像以上だ。
直に感じる熱い体温と滑らかな愛液のプール。
もはや気持ちいいとだけでは言い表わせない別次元の快感だ。
そんなものに支配されたら理性など働く訳がない。
俺はただレヴィの中を何度も何度もさし貫くだけだった。
陰毛と陰毛が擦れて腰と腰がぶつかり乾いた音が室内に響き渡る。
その音はだんだん間が小さくなり、それと正比例して俺の興奮も最高潮まで上り詰めていった。
「あ!あ!あ!あ!ああ!」
後ろからめちゃめちゃに突かれてレヴィも感じているのだろう。愛液が飛び散りだしている。
それを確認した俺はさらにスピードを高めてレヴィを徹底的に犯した。
レヴィが雌狼なら俺も間違いなく雄狼だった。
二人で一気に上り詰めていく。
終わりの時はいきなりやってきた。
411 :
22:2007/04/20(金) 04:30:34 ID:CwgUXTEN
「うあぁ!!ぐぅ!!ぐぁあああー!!」
有りったけの精という精ををレヴィの膣内にぶちまける。
射精しながらも腰はとまらず白く白くレヴィの中を汚していった。
「やああああああぁぁぁぁー!!!!!」
少し遅れてレヴィも絶頂に達する。数秒程の激しい痙攣のあとレヴィは俺のをまだ取り込んだままぐったりとベッドに突っ伏した。
俺もレヴィに吊られて同じく倒れこむ。
この夜、獣とかした俺たちはそのまま深い眠りについてしまった。
目が覚める。
だるく気持ち良い感覚がして俺は右に視線を変えた。。
レヴィが気持ち良さそうに寝ている。
何か違和感を感じて昨日何をしてたか思い出してみる。
そうだ、確か俺たちは昨夜このブラックラグーン号で武器弾薬の検品をしていた。
それで仕事を終わらせてレヴィと飲んで自然にセックスして………はっきり覚えている。だとしたらさっきのは夢だったのか。
そうだ、夢だ。もうあれから丁度一年ぐらいになるのでみてしまったんだろう。
レヴィと初めてやったあの日ぐらいからだろうか。やっぱり俺たちが互いに意識しあうようになったのは。
今では俺にとって無くてはならない存在レヴィ。
この街で幸せを願うなんて馬鹿げたことだと百も承知だ。
だが今ぐらいは、せめて表では朝日がさしているだろう今このときだけ彼女の幸せを願おう。そして俺とダッチとベニーの。
「それぐらいならバチは当たらないよな?ダーリン」
俺は寝ている彼女の頬にキスをした後、思い出が詰まっている寝室部屋を静かに後にして煙草を吸いに甲板へあがっていった。
412 :
118:2007/04/20(金) 04:32:57 ID:CwgUXTEN
連夜連投はかなり疲れますが早く序盤を終わらせたかっんでマッハで書きました。誤字脱字あったらすいません。
やっと本筋いけるのでまたよろしくお願いします。
413 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 04:35:05 ID:0Puo+Gkm
ちょww 投下と同時に読んだww
GJでした!
エ、エロい、ハァハァしてるますですだよ
レヴィって、ちっともやらせないorこういうサバサバしたセックルする
のどっちかっぽいな
本筋かと思えば前座かよ、これで!
びっくりだぜまったくGJだ!
素晴らしス
ああ嬉しいGJだぜ
ところで
船でやるとやっぱ揺れるのだろうか
>>412 二日続けて投下してくれるとか、なんて気前のいい神なんだ・・・!!
連夜投下乙華麗!そしてGJ!!!!
って、これでまだ序盤?!wすげええええ!
気がついたら118神のSSを読むのが週末の楽しみになってる俺ガイル。
魚雷艇が揺れる程ピストンしてたら岡島さんマジ超人。
なんでスレ止まってんのww
別に止まってなどいない
419はエロパロ板初心者なんだよ
スルーしてやれ
じっとネ申を待つ
今月で少しはネタ補給になったんじゃまいかね。
ロック←レヴィだったし。
何というか、すっかり一人前の悪党兼運び屋になっちゃって、自分がいなくてもロックは一人でロアナプラで生きていけそうで寂しそうだったよな、レヴィ
なんだかんだ言ってロックが心配でポーカーに集中出来てなかったしなw レヴィ
ロックのオナニーシーンに遭遇してしまったときのレヴィの反応
>>425ハイッ!!
シネ
「けっ 銃の腕も磨かねえで てめえのサオ磨いてりゃ世話ねえや!邪魔したなロック!」
こうですか?わかりません・・・
最後のひとこすりでロックが口にする女の名前によって態度がかわりそうだな。
女じゃなかったらどうする?
あれ?ボンテージルックのレヴィたんの写真見て擦ってるんじゃなかったっけ?
岡島さんの最新のオカズはフローラの豊満な胸の谷間の感触w
インカムからかすかに「ゃ…ロックぅぅ…らめぇ…」と聞こえてくるレヴィの声
「れ、レビィ!うっ!」
「おいおいおい、本人が目の前にいるってのになにをとち狂ってるんだ?
日本人は変態が多いって聞くが、生身より妄想のほうがいいってのか!
それとも・・・血と火薬の匂いがする女にはさわりたくないってか!(泣
どうしたロック!答えろよ!!(半泣きで服を脱ぎ散らかしながら)」
こうです。
そのノリで小説投下きぼん
自分で書けたら楽しいだろうけどさ。。。
文章能力ナッシングは悲しいね
小出しのネタでも結構萌えるよ?
438 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:49:27 ID:sd4AKvBM
原作もこれからできればロック×レヴィが有ればいいんだけど無くてもいいからBAD ENDだけは勘弁…しかし文才神が溢れてますね!ブラクラファンで良かった
バッドエンドなんかありません。
すべてはハッピーエンドです。
だって、あいつらもう生きながら死んでるんだし。
「ぱ、パラライカ!うっ!」
「・・・ロック・・・お前、正気か?天地がひっくり返ってもお前が姉御に相手されることなんてありえねーぞ?
つーか姉御にばれたら、お前のケツノ穴、確実に増えるぜ。かけてもいい。
いや、ほんと、悪いこといわねーからやめとけ。ほんとにやめとけ。
(びっくりするぐらい真面目で真剣な顔で)
ツーかなんでよりによって姉御なんだ?金髪だからか?金髪がいいのか?!
この変態日本人!!」
(頬を紅潮させ、チャオのマーケットにブリーチ薬があったか思い出しながら)
機関銃のようにまくし立てるレビィを前に
右手で握りしめたナニをしまうことすら忘れて
呆然とするロック。
怒ったり泣いたり赤くなったりめまぐるしく表情を変えるレビィに
どう答えたらひどい目に合わされないか
賢いあたまで必死になって考えるロック。
レヴィもレビィだしな………
新郎岡島さんの初夜権を主張して、頑として譲らないバラ姐とエダ
パラライカは本スレからの高度なギャグだ。
知らんのか。
BADエンドはもう、作者が公言してるよーなもんだしなあ…
友人にブラクラ勧めたら「最後どうせ死ぬならハマる気がしない」て言われた…
俺はもう、その全滅ENDしそーな所含めて好きなんだけどな
>>434 航行中にファックしてたら、船の僅かな揺れだけで感じてそうだなレヴィ
>>427の続き・・・
5分後・・・レヴィが妙なハイテンションでドア開けて
レ「そ、そうだロック!溜まってんならいい店紹介するぜ!エアコンはぶっ壊れてるが
ティルドーンで100ドルだ!しかもいい女ときてる うまい話だろ!どうだロック?」
・・・
ロ「それレヴィの下宿だろ?」
レ「なっ!なんだよ文句あんのかよ」
ロ「また今度遊びに行くよありがとう・・・とりあえずパンツ上げていいかな」(;´∀`)
>>447 せっかくのお誘いを断るとはどういうことだロック
つかそれ以前に、5分間もパンツ下げっぱなしだったのかロック
ショックを受けたレヴィたんをネタにコキ直していたのだ
「え、エダ!うっ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
BANG BANG BANG BANG BANG BANG
うがあああああああああああ!!!
敵襲に逢い、頭を打った衝撃で幼児化してしまったバラライカ。
「ごちょー、あそんでー♪」
どうなる!?ホテル・モスクワ
そこで困った同志軍曹が岡島さんに相談を持ちかけてきて…
ダメだ鳥山絵でキーンつって飛んでくる姐御しか思い浮かばねえ
どーしぐんそー、ひざまずいてー。
はっ、t
ひざまずけ!!
, -'´ ̄ ̄ ̄ヽ、⌒ヽ
/ , - ' , 〜ー ー〜ヽ ; i
( ) //, '/ リ ヽハ ゝ 、 |
) ) し〃 {_{ノハ人ノソハリ| ノ .|
/ / レ!小l●:ソ ● 从 .|、 | 軍曹、軍曹、
iiニニニi ヽ|l:::;;:' 、_,、_, ⊂⊃).|ノi しヘ ラーメンよりボルシチ!
/⌒ヽノ|ヘ::( ゝ._) j/⌒i 〉
\ /:::::| l>,、 __, イァ/ / .し
/::::::::::::::::::ヾ:::| /::{ヘ、__∧. ヽ
`ヽ:::::::::::::::ヾ∨:::/::::::::::::::;|i ル ルソ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ /
!.:.:.:.:ハハノW:ハ'、| | 食 さ
lr:、:l '-ー\-、゙.ト | べ っ
l ' `i |\i'|j | た き
`ーi , _'、 ,! ー=' で も
| `ー , ' | し う
,,rへ、_`_〔´__ | ょ
/l :ヽ、::::::::::::lヽ、゙ー、 ヽ
: : |: : : ヽ:::::::::::l:: :ヽ: \
.: :.>': : ヽ:::::::::l: :<: : ヽ
. , -'´ ̄ ̄ ̄ヽ、⌒ヽ
. , 〜ー ー〜ヽ ; i ば
//, '/ ヽハ ゝ 、 | ら
し〃 {_{ノハ人ノソハリ| ノ. ら
レ!小l●:ソ ● 从.|、 | |
ヽ|l:::;;:' 、_,、_, ⊂⊃)|ノi しヘ ん
ノ|ヘ::(/⌒| , j/ 〉
/:::|/ /__, イ/::::::::\ . し
:::::: / /ヾ| /:::::{::::::::::∧ ヽ
バラライカ死ぬんだな
今月の見て、バオのクセに生意気だ!と思った人は俺だけじゃなかろう…
神・・・・まだかな・・・・
話の内容は生死分ける…投下はじっくり待て同士軍曹
実際お話を作って文章にするだけでも結構大変だろうから
焦れるのは分かるけど投下のタイミングは書き手にまかせよう
そうだよな!最近の投下が奇跡過ぎたんだ!(;´∀`)
別命あるまで待機する!終わり!
もっと普通の姉御見てみたいな、
かわいいくしゃみが出てしまったときとか
しゃっくりが止まらなくなったときとか
うっかりパンツをはき忘れてしまったときとか
怖い怪談を聞いて夜一人でトイレに行けなくなったりとか
広江は俺らの妄想のような漫画を単行本に載せてくれるからな。
>>462 > かわいいくしゃみ
それ、アニメスレでのレヴィたんネタだろ。
「へーちょ」
…
…
…
「なんだ?今の…」
「クシャミですかね?伍長」
「誰だ、エラク可愛いらしいな」
ボリスが回りを見渡すと、真っ赤になったバラ姉が…
こうですか?
それもいいけど
やっぱり怒Sの姐御がいいなあ・・・
眉間をハイヒールの踵で強く踏まれたい・・・(;´Д`)ハァハァ
007のオナトップみたいな感じで挟み殺すバラ姐が見たい。
その例えは懐かしすぎるぜw
映画も見たが、ゲームでも登場したんだよな…しかも鬼のように強いの
グレネードランチャーと80連射マシンガンの同時使用ってどれだけ凄いんだか
……なんとなく、その装備したロベルタが密林を進むイメージが脳裏をよぎったけど忘れておくとしよう
>>472 やだ君、チョー可愛いwそれはもっと古くて、更に性別違いますw
007ゴールデンアイに出てくるの。ロシアの大尉(?)でちょっとサイコな
美人です。
>>473 いや、確か犯罪組織「ヤヌス」のメンバーじゃなかったっけか
確か映画だとボンドに締め技かけたけど、ヘリコプターを利用されて…だった希ガス
476 :
472:2007/04/29(日) 08:26:07 ID:7GEhqrln
>>473サンクス!なんか照れるお!(ノ´∀`*)
そろそろ本編でジェラシーレヴィたんくるかと期待してみる
喫煙者の方に質問なんですが、ロックとレヴィがそれぞれ吸ってるのは何ミリの煙草かわかりますかね?
考察とか想像でも構わないので。銘柄しかわかんないんだよなあ
>>478 うーーーーーーん………
微妙。
絵柄で萎えた……
>>481 絵が下手だからでしょ?下手だと余計エロが情けなくなるwww
「……んで?」
「……何が?」
「しらばっくれんなボケナス。そうかそうか。お前はとうとう、あたしの弾丸をケツにぶち込まれねェといけねェド変態野郎になったって訳だ」
「待て待て、違うんだ。あ、いや、違わないんだけど、その、話を聞いてくれレヴィ! これはあれだ、何か誰かの陰謀でだな」
「おーいダッチィー? 悪りィんだけどよ、タオル二、三枚貸してくれ。ボスご自慢のオフィスを汚しちゃマズイだろ?」
「おい、レヴィ? お前目が据わって」
「オーケー、ド変態ファッキンジャップ。準備はいいか? ま、あの世で百万回あたしの名前を言いながら土下座してもう百万回死んでこいボケナス!」
銃声と悲鳴が聞こえる、五秒前。
時刻は午前九時を少し回った所。今日は朝から仕事の書類チェックが山積みなので、いつもより早めに事務所に出向いたダッチとベニーだったが、事務所のドアを開いて思わず腹の底からうんざりとした溜息が漏れた。
そこにいたのは、何故か下着一丁で正座しているロックと、そのまるでゴジラに睨まれたチワワみたいに震えあがっているロックを睨みつけているレヴィ。
最早恒例行事みたいになってきた二人の喧嘩と言う名のじゃれあい(ダッチとベニーは時々本気で二人を殴り飛ばしたくなるらしい)だったが、今日はどうやら訳が違うようだ。
アンドレ・ザ・ジャイアントでさえ股下をくぐっていきそうな阿修羅の表情をしたレヴィをひとまずダッチに任せると(あの時のダッチの表情には苦笑した)ベニーはコーヒーをロックに手渡し、自分もソファに腰掛けた。
「それで? 色男、今回は一体何が原因なんだい?」
「……あれだよ」
「あれ?」
ロックが指差した先にあったのは、事務所で一番大きなサイズのソファだった。そのソファはいつも見るしどこも変わった所はない。問題なのは。
「……そりゃレヴィも怒り狂うはずだよ」
苦笑気味におどけてみせるベニーに、ロックは勘弁してくれと言わんばかりにうな垂れた。
そのキングサイズのソファに居たのは、すやすやと、まるで子供みたいに無垢な寝顔を見せているこちらは何故か全裸の、掃除屋ソーヤーだった。
ロックの話をまとめるとこうだ。
昨夜、ダッチにどうしても残ってして欲しい仕事があると頼まれ、特に予定の無かったロックはそれを快諾した。
仕事の内容はまぁ、データの整理やこれから先のスケジュール調整など、比較的簡単な作業だった。だが、何せ量が半端ではなく、ようやく終わりが見えてきた頃には、すでに夜中の三時を回っていた。
自分の寝床に帰るのも億劫になったロックは、缶ビールとおつまみを適当に見つけ、眠気が来るまでしばしの休息を楽しんでいた。
しかし、事件の始まりでもある彼女がやってきたのは、ロックが三本目の缶ビールを飲み干した時だった。
最初は聞き間違いかと思ってしまうほど、小さなノック音。ロックはほろ酔い気分のままドアを開けた。
次の瞬間、ロックは地面に倒れていた。
「……え、あ、え?」
訳が分からず辺りを見渡すロック。そんなロックの視線を遮ったのは、ソーヤーだった。
彼女は人口声帯越しに、まるで蚊が鳴くような声で言った。助けて、と。
話を聞くと、かれこれ二時間近く誰かに追いかけられているらしい。家にいても足音が聞こえてきて、恐怖のあまり外に飛び出してはみたものの、足音はずっと聞こえてきて、今まで逃げ回っていたらしい。
よくよく見れば彼女は裸足だった。
彼女は酷く怯えた表情で、階段を指差し、足音が聞こえる、とまるでうわ言のように言い続けていた。
その様子に、ロックはソーヤーが鬱の気があるのを思い出した。そう言う症状なのかもしれない、と思ったロックは冷蔵庫からアルコールがキツめの酒をコップに注ぎ、それをソーヤーに手渡した。
「まぁ、その、さ。取り合えずそれ飲んで落ち着きなよ。足音も聞こえないし」
何度かロックと手渡されたコップを見比べ、恐る恐るコップの中の液体を口に含む。
ゆっくりと吟味した後、名残惜しそうに飲み込んでいく。こくり、こくり、と飲み込むたびに鳴る喉に何故か邪な気持ちを抱いてしまったロックは、ごまかすように務めて明るく尋ねた。
「ど、どう? 美味しい?」
じぃ、とロックの顔を見つめていたソーヤーは、少し頬を赤くしながら、見たことも無い可愛らしい笑顔で頷いた。
そこから、二人の酒盛りは始まり―――
「―――その後の記憶は綺麗サッパリありません」
「それは『僕あの子のプッシーをガッチリ味わいました』って事?」
「そ、そんな事はしてない!」
「でも目が覚めたら自分は下着だけ。相手にいたっては全裸だったんだろ? それってポパイがほうれん草嫌いって言ってるくらいの説得力だよ」
う、と反論の余地もないロックに、ベニーはやれやれとかぶりを振る。彼のプレイボーイも何とかして欲しいものだ。
ともかく、とベニーは立ち上がると、床に散乱したソーヤーの衣類を拾う。
「まずは、彼女を起そう。もしかした、万が一……いや、億が一の可能性でヤッてないかもしれないし」
「あ、ああ。そうだな」
「それと、ロックもいい加減服着なよ。半裸の男と居ても全然楽しくないからね」
悪かったな、とうんざり顔のロックに、ベニーはしたり顔で笑ってやるだけだった。
何か突然設定が降ってきたので、お試し的に投下。個人的に萌え度で言えば
ソーヤー>レヴィ=エダ>その他
くらい。もっとソーヤータンにスポットライト当てようよ!
次はブギーファック頑張ります。
>>486 GJ!
面白かったです。
玄人はソーヤー萌だぜ!
>>486 そういう誰も聞いてない萌え度とか言われると他の職人が投下しにくくなると思うんだけど
ま個人的な話らしいから。
ブギーファックは期待してますよん。!!!1
>>486 GJ!!!
続きwktkしとるよ!
>>488 個人的にって言ってるんだから別にいいんじゃね?
誰も気にしないだろ
>>488 職人様も読み手もいろいろだろうから自由でいいんじゃね?
仕切り屋は嫌われるぜ!
>>486 GJ!
ソーヤはコトの最中に例の声帯器を使って鳴くのかな?
他キャラと比較して順位強調したり、愛情の差が…とか
ないなら萌え語りもいいんじゃないかな?
比較はさびしくなるけど
なら俺は個人的に言うなら
レヴィたん>ビオラ=まきちゃん>ヘルメス>ダッチ
だぜ!
まあ愛情の差どうこうは余計な一言だと思ったな。
その一言でちょっと読む気削がされたのは確か。
まあ名無しの他愛もない雑談なら気にならないけど書き手本人からそういうこと言われると割りと切ないよな。
シェンホアが割りと好きな俺は割りと切なくなった
うん。切ないよな。
書き手の愛がないキャラが出てくる話とか「ああ、どうせ愛ないのにな」とか思っちゃうだろうから、
◆35uDNt/Pmwの作品は読まないことにしようと思ったよ。
↑わざわざ言わんでもいいのに・・・(´・ω・`)トウカヘッタラドースンノ?
わざわざ言わなくてもいいのは、◆35uDNt/Pmwの
>>486も同じだと思うんですよ。
相手が言ったから自分も言う、か。
小学生だなまるで。
さあエロい妄想を垂れ流す作業に戻るんだ
まあ…みんなそれぞれに趣味があるわけだし…
気にくわなければスルーすればいいだけ。
何よりせっかくのGWなんだし、
職人さんたちに妄想投下してもらいたいしね・・うん
キャラにまったく愛着を持ってない漫画家だっているんだから、なんも問題は無いと思う
まあ、金とれるレベルの創作なら、作者がなに考えてようと関係ないわな。
ただ、ここは既存作品のパロディスレだから、いろんな愛着もった人が混在してる。
そこで、はっきり表明すると、紛糾するってだけじゃないの。
つまり結論から言うとレヴィは俺の嫁ってことでおk?
俺の人気に全俺が泣いた
いつだか本スレでロックって実は帰国子女じゃねって言われてたけど、あながちその可能性高い気がしてきた。
シガーキス編であんだけブチギレてんのに流暢に英語で話せるなんてスゴス。
そんで向こうで暮らしてる子供時代に、実はレヴィたんと一度会っていた、とかそんな妄想に発展したのでそろそろ寝ますね。
>>511 あながち、からつながるなら、
あながちその可能性もないではない、とかそういう感じじゃないと意味不明だぞ。
眠かったんだよ。
時間的にそんくらい察してよ。
>>511 NYで出会い二人は将来を約束するもロックは名前も告げず帰国。その後親が破産しクソのような生活へ転落して行く
実は昔ロックに貰ったプレゼント(おもちゃの指輪的な)をまだ持ってて辛い過去もそれがあったから乗り越えられた。そして今も待ち続けてる
…で、クライマックスあたりで指輪きっかけで互いに気づいて……
広江、豊口の対談の「レヴィは実は…」はそこにつながるわけだな?
実際に本編がそんなベタなラブコメチックなエンディングかだったらは嫌だなあ。
このスレ用の設定としてはアリだが
なるほど。確かにベタベタでクサクサだがブラックラグーンの世界なら逆に新鮮だな。
ありえない話だが広江ならそれぐらい意外なことしてくるかもしれない。読者の逆上全く無視してな。
しかしレヴィになんらかの秘密があるのは確かみたいだし今後を楽しみにしておくか
前にちらっとあった過去回想がいつの話かによるけどねえ。
>>515 「僕がお父さんからレヴェッカちゃんを守ってあげる」
と約束してくれたのに、岡島さんは家の都合でレヴィたんに何も告げず日本へ帰国。
その言葉を信じていたレヴィたんはいきなり黙っていなくなられたので裏切られたと思い、最終的に自分を守れるのは自分(銃)しかないという考えに行き着き男に媚びない女になった。
っていうのを想像したけど、いくらなんでもベタベタすぎるか。
>>518 それだと、ロックも貧民街にいかないといけなくなるぞ?
520 :
118:2007/05/05(土) 02:23:34 ID:+7JyTVjK
うぃっす。久しぶりの118です。仕事が忙しくてなかなか書けなかったのですがちょい投下します。一応
>>411の続きです。
521 :
23:2007/05/05(土) 02:25:03 ID:+7JyTVjK
まったくもって最近のあいつの行動にはなんというかムカつく。
こっちをちらっと見てはふざけた視線を送ってきたり、おもしろくねぇくせに上手いこといいやがってあたしを丸め込みやがる。
あぁ、そうさ。
あたしはいつだって何かありゃすぐ銃をぶっぱなすイカレた女だってことは重々承知の上さ。
なのにあの野郎ときたらここんとこ毎晩あたしを求めてはハリウッドもびっくりの臭い台詞を眉も曲げずにあたしの耳元で語りやがる。
まったくどうかしてる。
あたしみたいな女の一体どこがいいんだか一回脳をかちわって見てやりたい。
…………正直言うと今じゃあたしも悪くないなんて思ってる。
まったくもってお慰み様としかいいようがない。
いつのまにかあたしの傍にあいつがいるのが当たり前と認識しちまっている。
たまに自殺したくなるような羞恥心は全部あいつのせいだ。
だから今朝目を覚ましたときあいつが隣にいなくて少しだけ安心しちまったんだ。
「待たせたね。おや?今日は一人かいレヴィの嬢ちゃん」
シスターヨランダとエダが応接間に入ってきたのをみてムカついた訳ではないのだがレヴィはつい舌打ちをしてしまった。
太陽がその強い光を容赦なく降り注ぐ正午丁度。レヴィはダッチから言われた武器重機のリストをヨランダから預かるためここ教会へと足を運んでいたのだった。
「今日はロックは別行動だ。残念だったなババァ」
「本当に残念なのはおまえさんに見えるけどねぇ」
「そんなんじゃねえよ。それよりさっさと出すもん出しやがれ」
「はいよ」
リストを受け取りレヴィはこちらの明細と照らし合わせ内容を確認する。どうやら間違いなくモノはそろっているようだ。レヴィは煙草に火を付けるとリストを胸の下にしまいこんだ。
522 :
24:2007/05/05(土) 02:26:10 ID:+7JyTVjK
「ところで嬢ちゃん。その品の注文は、最近はロックの坊やがしているのかい?」
「ん?ああ。それがどうかしたのか?」
「やっぱりそうかい」
ヨランダは用意されていた紅茶に手を伸ばすと軽くため息をついて控えていた予備リストをじっくり眺めた。
「ロックの坊や。かなりのやり手になったもんだよ」
「そいつはどういう意味だババァ」
「あんた毎回お使いに来てるのに注文の中身を確認してないのかい?」
「いちいちんなことしてられっか。あたしは自分の弾が切れなきゃそれでいいんだよ」
今度は深いため息をつくシスターヨランダ。そして紅茶をおくとレヴィに哀れみの目を向けた。
「こんなのが相棒じゃあ坊やもさぞかし手を焼いてるんだろうねぇ」
「んな!?喧嘩売ってんのか陰欝ババァ!!」
激昂するレヴィを見て向こう隣にいたエダがくすくすと笑った。
「まぁ聞きな。はっきり言ってあんたのとこで一番耳と鼻と目が効くのはロックの坊やってことさ。ダッチ親分もそれをわかってるんだろうねぇ。銃、弾、その他の重機や材料にいたるとこまで全く無駄がない。
さらにメーカーまで細かく分析してより低コストかつハイクォリティのものを選んでいる。物資選びじゃ文句なしに一流だよロックの坊やは」
レヴィは驚いた。この地獄からやってきたような死の商人がロックをベタ誉めしている。
このシスターが言うのだ。ロックが優秀なのは間違いないだろう。だがこんなところでロックの良さを逆に教えられるなんてレヴィは夢にも思わなかった。それらのことを自分で発見できなかったのが少々悔しかったのかレヴィは大きく舌打ちをするとヨランダをきつく見据えた。
523 :
25:2007/05/05(土) 02:26:52 ID:+7JyTVjK
「えらく誉めるじゃねぇか。マジにロックに惚れたか?」
「冗談を言うのは結構だけどね、トゥーハンド。あんた坊やをしっかり守るんだね。あの子は今にとんでもないものに化けるかもしれないよ。それこそあんたの手の届かないところまで、ね」
「うるせぇ。あのヘタレがそんな玉か。んなボケたこと言いやがるとはヤキがまわったなシスターヨランダ」
「私の買いかぶりならそれも結構。こっちも将来ロックの坊やを敵にはしたくないからねぇ。それはあんたが鍵かもしれないよ、お嬢ちゃん」
レヴィはすっと立ち上がりヨランダに背を向け様に右手の中指を立てた。
「さっさとくたばりやがれ糞ババァ」
そう言うとレヴィは乱暴に扉を開け応接間を後にした。
「まったく、若いてのはやっぱりいいもんだねぇ」
ヨランダはにんまりした後すでに冷めた紅茶を美味そうにすすいあげた。
524 :
118:2007/05/05(土) 02:33:12 ID:+7JyTVjK
短くてすんません。また近々投下します。
てかロックの過去か……。やはりレヴィとなんらかの関係があったりなかったり。ロベルタ暴走編おもしろいけど長くなりそうだし気長に待つしかしゃあないですね。
・NYでの過去話
・スリで補導されかけた少女レヴィを助ける留学中の青年六郎
・何度か偶然再会するうちに青年に惹かれていくレヴィ
・コイツになら処女やってもいいかな…と思うがなかなか自分から切り出せない
・銃を持っていない青年に、護身用の銃(青年は威嚇にしか使わないだろうけど)をプレゼントしようと、銃を買って帰る少女
・その晩酔った(クスリをキメた)父親に強姦されかけ、威嚇のつもりが誤って父親を銃殺
・強姦と銃殺のショックで自暴自棄になり、逆レイプ気味に青年に抱かれ処女喪失
・抱かれてもショックは消えず、名残を惜しみながらも青年の前から姿を消す
ここまで考えて、青年と少女じゃ二人の年齢差がおかしいことに気付いたorz
>>524 GJでありまする。ロック…恐ろしいこ!
よーしじゃあおいらは繋がりはなかった、
に100円賭け!
118氏キターーーー!!!!待ってたゼ我が神!!!!!
岡島緑郎オソロシス。
続きwktk!黒ロックくるか?!
>>519 いやいくらレヴィでもスラムから一歩も出ないってことはないだろ。
アメリカでもそれなりに名の知れた罪人ぽいし。
用があればマンハッタンとか出向くだろ。
>>525 ロックと銃はちょっと厳しくないかな
拳銃は登録が要るから「プレゼント」はちょっと苦しい
まともな銃は4^500ドル↑だから盗品でも無い限りレヴィの経済状態では厳しい。
「銃で威嚇」ってのが通じるのは日本ぐらい。抜いたら殺せ、殺せないのなら持つな。
#本当に威嚇かどうかなんて相手には判らないから本気で殺しにかかってきちゃう。
護身のためには携帯しないとダメだけど、これは更に許可が要る
家庭じゃDV、社会じゃ無実の罪で警察に凹られ。神にも愛情にも正義にも一切の希望を
持てなりつつある少女の力になればと思った少年ぐらいで良いんじゃないかな。
身なりも家庭環境も何もかも違うのに、気にせず遊んでくれた少年。
薄ら寒い肥溜めのようなNYでの、唯一の暖かい思い出。
…ぐらいとか。
何かここの会話聞いてるとレヴィの居住区地元民専用のスラム街
みたいだが、少なくともモットストリートは観光客も来る
横浜中華街な処だー
つまり横浜中華街にいけばロリレヴィたんが捕獲できるんだな?
捕獲するには篭と棒とロープと肉まんがあればいいかな?
532 :
Gamble:2007/05/05(土) 20:32:11 ID:Lh8aXWoU
「今日は〜、レヴィ居ますか?」
ロックは、弾跡だらけの扉を潜りながら、教会の内に声を掛けた
「オッヤァ〜、ロメオのお出ましかい?」
奥から妙に上擦った、女の声が返事を返してくる
何時もの様に祭壇の前で呑んでいるらしい
「ヤア、エダ
レヴィ迎えに来たんだが…」
外の明るい陽射しの下を歩いて来たので、薄暗い教会の中が見通せない
取り敢えず、声がした方に進む
「どうしたのよン、レヴィと別行動なんて珍しいジャンかさぁ」
「いや、いま個人的に厄介な事件に拘わっちまったんだ
流石にレヴィを巻き込むのも何だと思って…」
533 :
Gamble:2007/05/05(土) 20:34:25 ID:Lh8aXWoU
ロックは頭を掻きながら、テレ笑いを浮かべた
「ふ〜ん、薄情なヤローだねぇ」
「しょうがないさ
頼めた義理じゃない
ところでレヴィは?」
ようやく目がなれてきた
祭壇の前に作った席に、だらし無く腰掛けるエダが見える
テーブルには、酒ビンとガン、カード等が乱雑に置かれていた
しかし、エダの向かいの椅子は開いており、レヴィの姿はない
キョロキョロと辺りを見渡すロックに、エダの声が飛んだ
「ヘイ、ロォォック
あたしは野郎と言ったんだよ」
陽気なヤンキー女の声が、少しだけ落ちる
暴力教会のシスターの声に…
534 :
Gamble:2007/05/05(土) 20:36:04 ID:Lh8aXWoU
「えっ」
微妙な変化を見せたエダにロックは戸惑った
「まあ、このクソアマがどうゴネたか、あたしゃ知らないけどね」
テーブルの上のガンホルスターを取り上げながら、エダは呟いた
「エダ、それどういう…」
「こういうこった」
ドカッ
ガシャガシャン
ガラガラ!!
蹴り飛ばされたテーブルが引っ括り返り、グラスや酒ビンが砕ける
耳をつん裂くような響きの中、白いクロスに隠れていたテーブルの下から現れたものにロックは目を奪われた
「レ…」
彼が迎えにきた相棒の姿が在った
薄暗い教会の薄汚れた床に、倒れ伏す白い塊が…
535 :
Gamble:2007/05/05(土) 20:39:30 ID:Lh8aXWoU
その身体は、一糸も纏わないまま弛緩しきっている
虚ろに開かれた目は、意志を宿していない
「レヴィ!おい、どうした!!」
慌てて屈み込み、抱き起こすが全く反応しない
「レヴィ!レヴィ!!」
必死に呼び掛けるロックの額に、冷たく硬い物が突き付けられた
「はいは〜い、踊り子さんには手を触れないで下さ〜い」
おどけた口調のエダの手に握られたガンは、しっかりとロックの額にポイントされていた
「どういうことだ、エダ」
「取り敢えず、コイツ今日は帰れネエから」
「どういうことだと聞いている」
低い声で問うロック
536 :
Gamble:2007/05/05(土) 20:41:13 ID:Lh8aXWoU
ブチ切れモード一歩手前のロックをせせら笑うように、エダは答えた
「オイオイ、あたしに腹ぁ起てるのは筋違いってもんだゼ」
手に下げたショルダーホルスターを、ぶらぶらと見せ付ける
二丁仕様のそれは、武器関係に弱いロックにも、レヴィの物とわかった
「コイツどころか奴の身体まで、今じゃミ〜ンナあたしの物なんだな、これが…」
「どういうことだ」
エダの行動に、ロックは混乱しつつも、再々度問い掛けた
「単純なこった
チョイとゴネたらアッサリおいてきぼりを喰ったワンころが、気もそぞろで打った博打に大負けしやがったのさ」
537 :
Gamble:2007/05/05(土) 20:43:30 ID:Lh8aXWoU
エダはヘラヘラと話し続ける
「皮も牙も、終いには身体まで賭けやがったんで全部ひん剥いてやったさね」
「なっ…」
あまりのアホらしさに、ロックは一瞬絶句した
「一体、いくら負けたんだ?」
気を取り直して尋ねる
「5000とチョットかねェ」
考えるそぶりをしながら、エダは答えた
「逃げらんないように、一服盛ってやったし…」
ハ〜〜
『何やってんだ、コイツらは…』
ロックは大きな溜め息をついた
5000も負けるレヴィもレヴィだが、それっぽっちで身体まで質にとるエダもエダだ
「OK、わかった」
上機嫌のエダにロックは告げる
とりあえず、さわり
一応、今月号インスパイアです
次から本番に行く予定だが、
@「身体で払いな」でエダと…
A「買ったならこの場で食ってきな」でレヴィと…
どっちがいいですかね
Bヨランダは却下だが…
なんか神キター
個人的にはAを選びたいが
Bワロスwww
Cエダの身体分まで勝っちゃって、それはそれで困っちゃうギャンブラーロックで
3P
>>538 これはCだろw
ビギナーズラックで馬鹿勝ちしてしまうロック。
「仕方ねぇな、好きにしな。日本人のアレって凄ぇ硬ぇんだろ、楽しませてくれよ」
なし崩しにエダとヤってる最中に気がつくレヴィ。真っ赤になって怒るも嫉妬がバレるのと
勝負に負けたのを思い出して凹んでしまう。察したエダが
「アタシはロックのモノだけど、レヴィはアタシのモノ。アタシの言う通りにしないとダメ」
と散々焦らした挙句にねっとり羞恥play&言葉責め。
芝居か本気かない交ぜの、縋る目でロックのモノを哀願するレヴィ。
苦笑しながら見物してたヨランダ
「勤務時間中さえキッチリ仕事やってくれれば、ベッドで何しようがアタシの知ったこっちゃないね」
>>542 このスレは妄想の達人が多いから困る
GJ
>>531 ちょw お前レヴィたんを何だと思ってるんだw
まんまと罠にかかって毛を逆立てながら威嚇してるロリレヴィたんを想像しちまったじゃないか。
546 :
26:2007/05/06(日) 01:26:11 ID:5FghI6rl
蒸し風呂のようなむっとする車内に嫌気を覚えながらもレヴィはキーを回しエンジンをかけた。
「待ちなよ」
見るとエダが私服に変わって助手席の窓に肘をかけている。
「なんだよ。酒なら一人でやりやがれ。あたしは帰る」
「街まで乗せてってよぉ。どうせ帰り道だろ?」
レヴィは少し黙った後、
「いいぜ。乗りな」
とエダを促した。
「あ〜やだやだ。こんな糞暑いのにあんな服来てられっかっての。汗でベトベトだぜまったく」
エダがその豊満な胸元をシャツで仰いでる。レヴィはそれに目もくれずただ行き先をぼんやり眺めて運転していた。
口にくわえた煙草が灰に変わっていき今にも膝元へ落ちそうだ。
「だいたいあの制服通気性が悪いったらありゃしねーのよ。おかげで臭いもこもりっぱなしで股ぐらなんかすげーことになってんのよ」
ヒヒヒと笑うエダだがレヴィからは反応がない。まるで本当に愛想のないタクシーに乗り込んだような気分になってエダは声を荒げた。
「おい聞いてんのかよ!ブッチかましてんじゃねえよ!」
「聞いてるよ。インキンなんだろ、ご愁傷さま」
「誰があそこにカビ飼ってるっだって〜!てめえこそおつむの堪忍袋に虫食いだらけのくせしてよぉ!」
「あぁそうさ。それがどうした」
しごく冷静に答えられて拍子抜けしてしまいエダは視線を外に戻した。太陽を遮りはじめている黒い雲が近く夕立がくるのを暗示していた。
547 :
27:2007/05/06(日) 01:27:02 ID:5FghI6rl
街の光景が遠からず見えてきてもレヴィはアクセルを押そうとも引こうともせずただ一定の速度を保っていた。途中で無理な追越しをされて明らかに擦られそうになっても口も開かず前を見つめているレヴィにエダもいい加減切れてしまった。
「ったくさっきから何ボーっとしてんだよ!コークか?チョコか?まさかアンパンじゃねえだろうな?」
「…そんなんじゃねえよ」
「はは〜ん!んじゃ当ててあげるよ。ずばり愛しのロックだろ?」
「ぶっ!」
思わず息をもらしてしまったレヴィにエダは車が震えるほど声を上げて笑った。
「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!ず、図星かよ!まるで恋する思春期純情乙女だぜ!うへへへへへひゃひゃひゃ!!!うぐおえ!?」
レヴィが思いっきりブレーキを踏んだのでエダはそのままフロントガラスに額をぶつけた。あまりスピードは出てなかったのでガラスは割れなかったがそれでもかなりの衝撃だったのは間違いなかった。
「いってぇ〜〜!!て、てめぇ!何す」
言い掛けたところで胸ぐらを捕まれエダはギョッとしてしまった。レヴィが今にも刄を振り下ろす夜叉のような表情をしていたからだ。
「何笑ってんだこの糞女。そのムカつくブロンド、脳汁だらけにしてもいいんだぜ」
「オ、オーライオーライ。とりあえず落ち着けって。ここでやらかしたら美味い飯も食えなくなるぜ?」
いつもはレヴィに負けないぐらい気の強いエダだが今この瞬間は明らかに分が悪すぎるので素直になだめることにした。
それが辛うじて通じたのかレヴィは手を放し窓から唾を吐いた。
「ったく。分かりやすいったらありゃしないよ。ホの字丸出ししやがって。どうせ毎晩パンパンよろしくやってんだろ!」
「………うるせぇ」
548 :
28:2007/05/06(日) 01:29:46 ID:5FghI6rl
否定しなかったことがすなわち肯定になることなど承知の上だ。自分はロックを気に入ってるしそれで結構、今更エダに隠しても意味などはない。他人が勝手にどうこう思おうがレヴィには眉一つ興味はなかった。
だがレヴィが思いに更けてる理由が他にあったのを、上記のことなぞご存じの上だったエダが見逃すはずもなった。
「なぁ、ボーっとしてんのは『腹痛』が原因かよ?」
レヴィは反応しない。雲を眺めている。にんまりしたエダがさらに続ける。
「それとも『逆』ってか?こないのかい?アレが」
またしても反応しないレヴィを見てエダは今度は思いっきり口を押さえて静かに笑った。
「ロックのは以外と濃そうみたいだしねぇ、ええ?」
三度答えないレヴィ。かわりにわずかに震えている。それを確認するとエダは肩をすくめて車から下りた。
「もし本当に当たりならよ。シスターヨランダの言うことも大当たりになりそうだねぇ。子連れ大悪党ロック……ああ恐ろしい恐ろしいよぉ」
言い放ちエダはルンルン気分で車から離れ姿を消した。
残されたレヴィは茫然としながらただ震えながら流れる雲を見つめるだけしかできなかった。
549 :
118:2007/05/06(日) 01:34:11 ID:5FghI6rl
なんかグタグタだなおい。でも最近アニメみてエダが異様にエロいってことに気付いてなんかもうそりゃ素晴らしいですね。
てことでギャンブルGJ!アンドwktk
神が今晩も降臨!!!
GJ!!!!!!
GJGJ!これからの展開にwktk!!!
一方的に言い負かされるだけのレヴィたんかわゆす(*´Д`)
エダたん最高だよ(*´Д`)
ボテ腹レヴィ…
それはそれでまたよし
岡島さんとレベッカさんの子供は
普段はちょっと冴えないけど話術に長ける交渉上手で
キレると辺り構わず銃をぶっ放すという、結構危ないヤツ。
でおk?
>>554 ちょっと冴えないけど腹の据わったお兄ちゃんと、すぐキレて暴れるけど最後はお兄ちゃんだよりな妹。
>>555 むしろ双子
性格は正反対だが見た目はそっくりで
時々入れ替ってみたり
あれ?
>>556 ある事情で両親と暮らせなくて、バラライカと張さんが代わりに育てるんだな。
あれ?
>>557 圧力釜にパチンコ玉つめたり、猫で三味線を作ろうとするんだよな。
あれ?
>>558 双子の妹の武器はもちろん銃
兄は父親ロックと同じで武器持たない主義だけど、
それじゃ生きてけないから使い勝手のいい斧を
あれ?
>>558 猫以外の何で三味線作るのかね
ソーヤー当たりなら別の皮を…
ガクブル
>>546-548 GJGJ!!!!!!
相変わらず面白いよ面白いよ!
黙って震えるレヴィたんカワイス(*´Д`*)
>>538 今更もう遅いだろうが、普通にAで。
ていうかレヴィたんが攻められてればw
ドMっ子レヴィたんキボン。
保守
保守
何だか岡島さんはわざとレヴィたんに嫉妬させて上手く自分の思うように扱いやすくさせる為に煽ってるような気がしてきた
天然でやってるのかわざとなのか
たいした悪党だよ…
だからエダにからかわれてロメオって言われたのか?
ハラグロックオカジマスターの後ろを常にくっついて行くレヴィも大した女だ
だって身体は正直だし
保守
保守
572 :
118:2007/05/15(火) 03:35:24 ID:VmnrDBml
人イネーーーー!!!でも投下します
573 :
29:2007/05/15(火) 03:40:44 ID:VmnrDBml
その日ロックは機嫌が悪かった。それは他でもないレヴィのこと。何故かここ数日避けられているような気がして虫の居心地が悪かった。話をふってもそっけなく返すだけでこっちを見ようともせず後は何も言わず自分から離れてどこかへ行ってしまう。
「また犬も喰わん喧嘩でもしたか?」
レヴィの明らかなロックに対するその態度からダッチがそう疑ったがはっきり言ってロックに心当たりなど微塵もなくただ困惑するだけだった。
考えてみればあの一年前のことを夢みた後からレヴィの様子がかわった気がする。直接的な関係はないだろうがやはりロックには意識せざるを得なかった。
少しでも心当りがあればいくらでもフォローのしようがあるのだが、実際皆無だというのがどうにも気持ちが悪い。
さらにそれが数日間も続くと何かフツフツとした怒りが込み上がってきて尚更始末に悪かった。
なので今この瞬間買い出しから帰ってきたレヴィと、事務所で電話番をしていたロックが二人だけで鉢合わせたときはなんとも気まずい雰囲気が流れるのはロックからしてみれば当たり前といえば当たり前だった。
574 :
30:2007/05/15(火) 03:41:37 ID:VmnrDBml
「おかえり」
「ああ。ダッチとベニーは?」
「ベニーはジャンク屋。ダッチは知らないな」
「あ、そう」
食物から生活用品が入った大袋をドサッと床に乱暴に置くとレヴィは自分も同じようにソファに座り込んだ。
そのレヴィをロックは盗むように横目で眺める。
外見から別段変わった様子は見られない。が、明らかに殺気に似たオーラをこちらに向けているのがロックは肌で感じた。
それは明らかに『近づくな』と見えない警告を放っていたのだ。
レヴィが帰ってきてまだ15分も立っていないのだがロックには1時間は時計が進んだかに思えた。
それほど重い空気が部屋を張り巡っている。
耐え切れずロックは立ち上がりキッチンへと向かった。
「コーヒー入れるけどレヴィもいるかい?」
「いらねぇ」
即答され凹むロックだがカップはすでに2つ出していたのでかまわず二人分いれると黙って一つをレヴィに差し出した。
「なぁレヴィ。俺なんかした?」
「何をだよ」
「いや…それは俺が聞きたいんだけど」
コーヒーを受け取らず肘を横に付きながら目を合わさないレヴィにロックは嫌でもやきもきしてしまった。
「何が言いてぇんだ」
「避け…てない?俺のこと」
「んなことねぇよ」
「いや、どう見たって避けてるとしか見えないけど」
「るせぇな。ブッ殺すぞ」
怒気混じりに言われてロックは深くため息をついた。
575 :
31:2007/05/15(火) 03:43:05 ID:VmnrDBml
「あのさ。何にそんな不機嫌なのかは知らないけどやられてるこっちとしては結構迷惑なんだけどな」
迷惑という言葉にピクッと全身で反応するレヴィ。
そして差し出されたカップをゆっくり持ちロックに熱々のコーヒーをぶちまけた。
「うわちちちちちち!!!!」
当然物凄く熱がるロックのシャツは見事にコーヒーの染み、茶色の池が全体に広がってしまった。
「い、いきなり何するんだよ!!」
「てめぇ!!今あたしに迷惑だなんていいやがったな!!」
「あ、ああ!言ったよ!迷惑だろ!こっちは何にもしてないのに声をかけたら知らんぷりでわざと避けられるなんてそんなの迷惑極まりないじゃないか!」
負けじとロックも言い返すがレヴィはさらに怒り心頭にロックの汚れた胸ぐらを両手で掴み上げた。
「言ってくれるじゃねえか!こっちはてめぇのせいでてめぇ以上の大大大迷惑被ってるのによぉ!!!」
「な、なんだよそれ!俺が一体何したっていうんだよ!?」
言われて何故か歯を食い縛り心底悔しそうに自分を見つめるレヴィにロックは狼狽した。
そしてゆっくりと胸ぐらを放すとロックから離れ力なく背を向けてしまった。
「どうしたんだよレヴィ…」
「……」
「何かあったのか?」
「……」
「黙ってちゃわからないよ」
しつこく迫るロックにレヴィは再び振り向き直って割れんばかりの大声で叫んだ。
「うるせぇんだよ!!この糞種馬野郎!!!」
「た、たた種馬!?」
「あ…!!」
しまったと口をあけるレヴィに対して驚愕してさらに大きく口をあけるロック。
互いが放つ歪な空間に二人は固まらざるをえなかった。
「そ、それってまさか…」
「ぐ……くぅ!チ、チクショオ!!!」
「レヴィ!!」
脱兎のごとく表に逃げるレヴィをロックは急いで追って事務所から駆け出した。後に残ったのは間違いなく染みになるであろうぶちまけられたコーヒーだけだった。
576 :
118:2007/05/15(火) 03:45:49 ID:VmnrDBml
また短いな…。てことで次はもっとしっかり書いて投下します。では寝ます
一番乗りGJ!!
ロック……きちく!
おおっ久々!GJです!続きが気になるお・・・(;^ω^)
なんというツン期。これは間違いなくデレる
おおおおおGJです!ますます続きが気になる!!
>>576 ご無沙汰GJ!!!!!男女の話の縺れイイ!
墓穴掘って逃げ出すレヴィタンかわゆすw
続きが気になってしょうがないんですがどうしたらいいですか?
俺の神が来た
待ってましたよ〜
×俺の神
〇我々の神
そういや最近ロリレヴィたんSSこないな・・・
休暇取ってベガス行ってる
レヴィたんとロックが休暇取って……
ハァハァ
ハネムーンか。いいな。
ダッチもたまには休暇くらい与えて羽を伸ばさせてやれよと思うが、
そしたらレヴィたん休暇中ずっとデレっぱなしでロックが大変だから仕事させてる方が寧ろ楽なのかもなw
あ〜イライラしやがる。なんだぁ?新入りの分際でダッチもベニーも、買いかぶり過ぎにも限度があるってもんだろうが?
確かに誘った…つーか連れて来たのはアタシだよ。金になると思ってたら…予想外の散財。ダッチの所の食い扶持が増えたんだからな。アタシらしくない誤算だぜ…
「あれ、レヴィ?お出掛け?こんな時間に?」
「うるせっ!テメーには関係ねーだろ!」
「い…いきなりそんなに言わなくたって…なぁダッチ?」
「…レヴィ」
「ああ?」
「…ロックは仕事仲間だからな」
「…ああ」
ダッチの言いてぇ事はわかる。「仕事仲間」だろ?
そこそこの人付き合いはちゃんとしてやるが、それ以上の私情は挟むな…ってな。
…アタシが私情を挟んでるように見えんのか?バカバカしい!あんな情けないツラばっかしてるヤローに、誰が情けなんか掛けてるかよ!
ちょっと商才っぽいのがあるだけだろーが!
イライラするぜ…
「ダッチ…」
「うん?」
「最近レヴィ…前より俺に厳しくないか?」
「…そうかもな」
「どうしたら良いんだろ?仕事の時に支障があるって程じゃないんだけど…」
「じゃあ問題無しだ」
「そんな…」
「後でも追ったらどうた。どうせ暇だろ?」
「…わかった」
全く…若い奴らってのは、どうしてこうも暴走するかね。まさかロックよりレヴィの方が重傷だとは思わなかったが…つーか、ロックが鈍感なだけか。トゥーハンドの名前から一番かけ離れたレヴィだからな。
あーいう感情はその内支障を来す…って解ってるのに、なんで俺は止めないかね。…ま、それでラグーン商会を潰すってのもアリか。少なくともあの二人は思い残す事は無いだろ。
ベニーボーイには悪いが…
「レヴィらしくないね。全く、ロックもレヴィも子供だなぁ」
「ベニーボーイ、経験があるのか?」
「いーや。ただ、あの二人に限れば興味がある」
「…ふん」
ダッチまでおかしくなるとは…やれやれ。ロックには魅力があるんだろうな。こっからはるか北の国でロックは…
結果としちゃあロックはそこで生まれて正解だ。アイツは皆に影響してる。ダッチには悪いけど、ボクが好きな雰囲気になるようにね。
多分ここが二人との違いなんだろうな…人を殺す人間と、サポートのみの人間。でも前より居心地が良くなったのは本当だ。
あの二人に関しちゃ傍観かな。ボクの嗜好としちゃ。後はお好きに…って。
「ダッチ」
「どうした?」
「ボクらも行こう。どうせ暇だろ?」
「…わざわざ探してまでか?」
「レヴィの居場所はバーに近い。次いでに飲もう」
「どうしてわかる?」
「発信…」
「…ストーカーにあってる気分だな」
「どうも」
「レヴィ…レヴィ」
なかなか見つからないな。この辺に来たと思ったんだけど…
最近のレヴィ、絶対俺に怒ってる。理由はわかんねーけど、俺にだけあたり方が違う。そんなに嫌われる事はしてないと思うけど…何かあったのかな。
最近は前より物を言わなくなった。話しかけて来たと思ったらいきなり「なんでもねーよ」とか「お前に話すのは止めた」とか。
俺に不満があるならはっきり言って欲しい。なんだかんだでレヴィは…恩人だ。
俺はもしかして、変な意味じゃなくってレヴィに尽くしたいのかも知れないな。
銃声が聞こえた。
「レヴィかな…」
武器ばっかり振り回してるけど…本当にレヴィは銃に頼らないといけないのかな…
「レヴィ!」
「なんだ。来たのかよ」
やっぱり、レヴィだ。こんな所で弾遊びかよ。人じゃなくて物打ちなのは助かるけど。
「なあ?レヴ…」
ドン!
「レヴ…」
ドン!
わざと…撃ってやがる。
「レヴィ!」
「!」
銃身を…掴んだ。
こっちを睨む目の方が、銃口みたいだ。
「なんでそんなに不機嫌なんだよ!」
「離せ!」
俺の手を弾く。思い切って両肩を掴んで振り向かせた。レヴィの目は、怖い。
「なんなんだよ!俺になんかあるんじゃねーのか?」
「はっ、自惚れんなタコ。おめーなんぞに用はねぇ…」
「なら何で俺にそんなにあたるんだ!?」
「別にあたっちゃ…」
「当たってるだろ?」
「…」
「何か…あるのかよ。言えよ」
「…わかんねーんだよ」
「テメー見てるとダメなんだよ…」
「…っ、俺が目障りって事か?」
「ちげぇよ。ただ…」
「…何だ」
「…ロック、試してみたい」
もうちょいだな。ったく、ベニーボーイが何を買ってるかもうちょいチェックすべきだったぜ。
「ダッチ」
「ん?」
「この路地からが近い。車を置いて歩いていこう。バーも次いでにある」
「ああ」
「途中でロック達の前を通るから、気をつけて」
「アイツらに限って其処まではねぇだろ」
全く…ラグーン商会はガキの集まりか。俺も、アイツらも。
「アタシを…抱いてみな」
「は…?」
「な、何も襲えっていってんじゃねぇ。こう、軽くギュッと」
「な、何で?」
「良いからやれよ!…ほら」
わざわざロックの前で何してるんだアタシは。でもアタシはこういう気分を…知らない。
「それとも?アタシが汚れた女だとでも思って触れたくもないか」
「…レヴィ」
「あ?」
「そういう事だけは」
…な…
「言うな」
な、なんだよいきなり。お前のノリじゃねぇだろ。こんなタイミングでアタシを抱くとか…でも…
「…どんな気分なんだよ」
「あ…あ。悪くは…ねぇ」
「もう良いのか」
「せ、せっかくだからもうちょいこうしてろ」
何だ。ロックが居る。ロックに包まれてる。コイツ結構胸板とか…腕とか…アタシじゃ…なくなる。
「ろ、ロック」
「…ん?」
「お、お前から見てアタシは何なんだよ」
何を聞いてるんだ…
「恩人だよ。だから…」
「そ、それだけか?」
こんな近い距離でロックと目を合わせたの初めてだ…
「ち、ちょっと違うかも知れない」
「な、なんだ?」
「わからない。わからないけど…レヴィ」
ア、アタシの名前を呼ぶな…もう声も出ねぇよ。
なんでアタシは目を閉じてるんだよ。ロックに誤解されちまう。
いや、誤解じゃない…
アタシは、本気なんだ。
「ロック…」
「レヴィ…」
ちゃんと…外すなよ。待っててやるから、ちゃんと…
「えーと、ベニーボーイ、この辺か?」
「ダッチ!」
「ん?おぉ!」
ん…外野?こんな時にダッチが…
は?
「ダッチ!!」
「ゴエっ!」
し、しまった。頭でロックの顎に一撃やっちまった…
「す、すまねぇ!」
「ごめんレヴィ。続けて続けて」
「てめぇらあぁぁぁぁっ!」
本気で蜂の巣にしてやらぁ!
結局。俺はくたびれ損。残ったのは顎の痛みと…
「すまなかったなぁ」
「ごめん!ロック」
冷やかしまがいの謝罪と。
「…!」
前より目をあわせにくくなったレヴィ。俺からも合わせられなくなった。あんなチャンスはもう二度と無いだろう。レヴィとキスなんて、もう俺にあんな勇気は無いだろうから。
たまたまレヴィが誘ってくれただけだったんだ。
とりあえず俺は煙草をふかしながら、最近長く続く休暇を送っている。
続く?
初投下、本番無し、ベタ、途中で増えた。まとめてゴメンナサイ
orz
アニメ見ただけなので違和感があるかと…その時は(ry
593 :
118:2007/05/17(木) 22:14:08 ID:6tH4HcMe
>>592氏GJ!!!
キス待ちレヴィカワユス。んでロックに謝るダッチ更にカワユスw
新入りさんに刺激されて俺も投下します。
594 :
32:2007/05/17(木) 22:17:41 ID:6tH4HcMe
逃げるレヴィに追うロック。蒸し暑い昼の市街地は二人の追逃劇となっている。
「ま、待てよレヴィ!!」
「うっせぇ!ついてくんな!このスカタン!!」
周りの痛々しい注目を浴びても二人の鬼ごっこは終わらない。
身軽で足も早いレヴィだがロックもここロアナプラへやってきて一年以上たっており、日本にいたときより体力は格段に高くなっている。そのおかげでレヴィを見失いそうになりつつもどうにか必死に食らい付いていた。
レヴィは逃げながら思った。
何故今自分はこんなクソ暑い中全力で走っているのか。一体何に恐れているのか不思議でならない。
予想しなかったというならそれは嘘だ。確かに多少の危惧はあった。が、それでもレヴィには蚊ほどのことに違いはなかった。
だからか、今の状態が絶対的に信じられない。もしかしたら孕んでしまったかもしれないなどとは。しかもそうなれば父親はロックだ。
冗談にも程がある。そう最悪だ。誰も祝福なぞしてはくれないし、ガキなぞ欲しいとか欲しくないとか考えたことすらないのにいきなりこの様だ。動揺しないほうがおかしい。レヴィは自分が所詮女の体だったということを呪った。
595 :
33:2007/05/17(木) 22:22:42 ID:6tH4HcMe
どれくらい走っただろうか。すでに後方にロックの姿はなくいつのまにか撒いていたらしい。
だがそのことに安堵を覚えるよりも先にひどい目眩がレヴィを襲った。足元はふらつき脳髄に稲妻が走ったかのような頭痛と吐き気にレヴィは路地裏の階段にぐったりと壁にもたれて腰をついてしまった。
肩で息を整え汗を拭う。こんなにひどく走って疲れたのは幼い頃警察におわれて逃げきった以来だろうか。それぐらいがむしゃらに走った自分が尚更滑稽に感じ、レヴィは薄れいく意識の中で自らを嘲り笑った。
レヴィを完全に見失ったロックもまた通りのベンチで腰をついてうなだれていた。
足がガクついて筋肉が悲鳴を上げている。明日はひどい筋肉痛に悩まされるだろう。
「種馬野郎…」
力なくつぶやいてみる。
この言葉の意味とあのレヴィのまるで恐れているようだったあの反応から十中八九レヴィは自分の子を妊娠したのだろう。いや、ロックのために言うならばしたかもしれないと言うべきか。
いずれにせよ、今ロックの肩に乗っかっているのは大きな大きな責任と、ある心地よく柔らかい肉の固まりが二つ。
「あのさ…エダだろ…。あ、当ってるんだけど…」
後ろからだ〜れだよろしく、軽いチョークスリーパー気味の挨拶の正体は暴力教会のエダであった。
「あれ〜?なんでバレたのさぁ?」
「いや…なんとなく」
「さっすがロアナプラ一の色男だけあるさねぇ、ご機嫌いかがロック?」
解放されてエダに振り向くロック。
大きな胸が気持ち良かったとは死んでもレヴィには言えない。
596 :
34:2007/05/17(木) 22:24:45 ID:6tH4HcMe
「まぁまぁかな。でも珍しいね、こんなとこで会うなんて。今日はどうしたんだい?」
「あんたのイカれたお嬢に用事があったんだけどね。でもそれこそ珍しいじゃないか、いつもあんたの傍を捨てられた犬みたいにくっついてるのによぉ」
「レヴィがいつも俺と一緒だとは限らないよ。彼女の行動なんて読めないし」
ロックは不思議に思った。今のエダと似たような台詞をダッチやベニー、はたまたバラライカからも言われたことがある。
確かに自分はレヴィと一緒にいることが多いがそれは互いに認めることであって決してレヴィの一方通行ではない。むしろ頼っているのは自分の方で、彼女無しではとうに命を失ってることだろう。しかもそれ以上に無意識的にレヴィを求めてるのも今更の話だ。
にもかかわらず周りはレヴィが自分に付き纏っていると言われるのがのがロックにとってしごく気に入らなかった。彼女の名誉にかけてというのは少々大げさだがそれでも彼女の気持ちを察して欲しかったのだ。
「あらあら随分冷たいじゃないか。もっと労ってやりなよぉ。嫁にすんだろ?」
「は…」
口が開いたロックをよそにエダは隣へ腰掛けロックの肩に腕を回した。
597 :
35:2007/05/17(木) 22:26:05 ID:6tH4HcMe
「なぁ色男。あんたとあのカトラス娘がどうなろうとあたしにゃあ関係ないけどさ。このことが周囲にバレたらヤバいんじゃないのかい?」
「このことって…」
「すっとぼけてんじゃないよ。孕ませたんだろ!あいつの子宮にたっぷりスペルマ注いでよぉ」
「えぇえ!!?ど、どうしてエダがそのこと知ってるんだ!?」
「さぁどうしてだろうねぇ?まぁそのことに気付いてるのは多分あたしだけだとは思うけどね」
ケラケラ笑ってるエダが得体の知れない魔女に見えてロックは後ずさった。
さらにずいっと笑いながら詰め寄るエダにロックは卑猥ながらもエダがSだと思ってしまった。
「んで、今何ヵ月なのさ?」
「し、知らないよ!というか確証がまだないんだ。そのために俺も今レヴィを探してるんだけど」
「あぁそうかい。ならこいつが役に立ちそうだねぇ」
言ってエダが腰から取り出したものは小さな紙袋だった。
「本当はあいつにやろうと思ってたんだけど、あんたにプレゼントした方がおもしろそうだ」
差し出された紙袋を受け取ってみる。中に入っているのは長細い箱だというのが感触でわかった。
「何、これ?」
「あんたたちを天国か地獄か明暗をわけるものさ♪開けなよ」
恐る恐る紙袋の中からそれを取出すとロックは凝視しして固まった。
「し、CPチェック…。これもしかして……」
「いわゆる妊娠検査機だよ。そこらへんにいる淫売からちょっと戴いたのさぁ。なぁに使い方は簡単さ。その先についた小窓にあいつのションベンぶっかけてやるだけでOKよ。まぁ二人で頑張んな。くくく……ウヒャヒャヒャヒャ!」
「あ……ありがとう」
笑うエダをみて思いっきり複雑な気持ちが脳内をぐるぐるぐるぐるコーヒーを掻き混ぜるみたいに回っているがどにか気持ちを落ち着かせることに成功したロックは静かに検査機を紙袋にしまい直した。
「じゃエダ、俺はもういくから。これ、ありがとう」
「ちょっと待ちなよロック。あんたの愛しの姫君はそこの路地裏でぐったり伸びてたぜ」
「えぇ!?な、なんで今まで教えてくれなかったんだよ!」
「さっきも言っただろう?あんたに渡した方がおもしろそうだってね。早く行ってやんなよ。あれじゃご自慢の銃も構えやしない。変態どもに輪姦されるまえに助けてやんな」
「わかってるよ!!」
もつれた足で走り去るロックをみてエダはサングラスを外し
「やれやれ、本ッ当に飽きさせないやつらだねぇ」
そうつぶやくとにやりと笑いロックとは逆に背をむけ歩き去った。
598 :
118:2007/05/17(木) 22:30:04 ID:6tH4HcMe
今日はここまでで堪忍してください。てか何やってもエロまで長いな俺はorz
エロ待ちの方、すみません。
テラスバラシス!!!!
超楽しみにしてます。あぁ〜今日はいい日だ〜(*´Д`)
600 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:53:51 ID:0gdZkWD/
>598
い…イッちまう所だった。乾いちまう…早く続きを…
おおお!!神が一度に二人も降臨なすった!
>>592氏&118氏テラGJ!!!!!
やべぇロクレヴィ萌える…
>>600 =妖怪図鑑 其の百三十六=
_,,..i'"':, 【妖怪 箱ティッシュ】
|\`、: i'、
\ \`_',..-i オナニーして逝きそうになると
\|_,. -┘ ティッシュが手元に無い!
タタタッ _ノ ) ノ それは 妖怪箱ティッシュの仕業です。
ノ ///
_// | (_ 弱点は 水に濡れると死ぬこと
.. レ´ ー`
お二人ともG.Jです!続き楽しみにしてますよー ( ´∀`)bグッ!
検査薬
尿
岡島さんはマジ鬼畜
あとは、わかるな?
605 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 14:11:34 ID:SsaNdqLo
分かるぜ!ロックにチェンジしてケツからやっちまうんだな!
……違った?
GJです!わーこれからどうなるのーwktk
602>>かわいいなw
>>592&118氏ダブルGJ!!!!
あああああ続きが益々益々気になる・・・!(;´Д`)
エロに行く着くまでの過程が面白いんだから長くて全然おk!!ですよ。
609 :
592:2007/05/19(土) 00:39:00 ID:Aorbonoi
唐突に。短いです。
>>591 「ロック…」
「レヴィ…」
おい…今度こそ外すなよ…邪魔が入ったとしてもテメェのやりたいことは、きっちりやるんだぜ…
大人ってのは…そういうモン…
「…レヴィ?レヴィ?」
「ん…ロック…やれよ…」
「何言ってるんだよ?起きろって!」
「うん…?」
ロック…?あれ、アタシ自分の部屋に居たっけ?頭が寝ぼけて…うん?寝ぼけて?
…夢?
「レヴィ!」
「うおっ!」
「そろそろ起きないと…」
「いきなり面見せんじゃねぇ!」
「ぐおっ!」
夢にまで出て来やがって!鉄拳は当然の報いだ!…ちっと理不尽だったかもな。
おーおー。ひでぇ顔だ。昨日はあんまり寝れてねぇな…洗面くらい済ますか。
にしても、夢見るお年頃じゃねぇってのに、何なんだよあの夢は。消化不良か?それともアタシが溜まってんのか?それになんでロックなんだよ。イライラさせやがるし、甘ちゃんだし。仕事場じゃお荷物みたいな新入りなんだぜ?
アタシがなんで…
「レヴィ?」
「あん?」
「タオルここに置いとくから、ちゃんと拭いてこいよ」
「へーへー…ロック」
「うん?」
「…さっきは悪かったな」
「…はいはい」
何だ。その仕方ないなあって顔は。
…ケッ。
「おはようベニー」
「おはようロック。あれ?その青あざは?」
「当然の報いなんだって…」
「は?」
「ベニー、明日からレヴィ起こすの代わってくれないか?」
「…なんか知らないけど、僕も寝坊しやすいからやっぱりロックが適任じゃないかな?」
「…はぁ」
毎度毎度殴られたんじゃたまったモンじゃないよ。ただでさえ痛い目に遭ってるのに。
「コーヒーはどうだい?」
「ああ、ありがとう」
ベニーの優しさが身にしみる…。にしてもレヴィ、俺の名前を呼んでなかったか?俺が出てくる夢なんてどうせロクなモンじゃないだろうに…俺が見るレヴィの夢はヤバいけど、健全だから仕方ないさ。
えーと、タバコタバコ…あ、あった。
「…最近暇だよね」
「んー?まぁちょっとは余裕あるし、最近海防うるさいみたいだからね」
「…ダッチは?」
「次の仕事の備品の手配。なんでも、手に入りにくい物だそうだ」
「へぇ…」
要するに…もう少ししたら仕事なんだな…。
「ああ、そうそうロック、コレコレ…」
「ん?なんだコレ?」
「いや、実はさ…」
「って事で…」
「好きにすりゃあ良いじゃねぇか!」
「だ、だからなんでそんなに怒るんだよ?」
「わざわざ話しにくんなボケ!阿呆!」
やっぱり怒るよなぁ…。
ベニーから貰ったのはソープ券だ。なんでもダッチがくれた物らしいんだけど、ベニーはあんまり興味が無くって、かと言って捨てる訳にも行かず…俺へ。
でも暇つぶしに貰う様なものなのかな?レヴィの所に来た理由は単純。道がわからないから。
聞く相手間違ってる気もするけど…
「ベニーとダッチはすぐに居なくなっちゃって…」
「また今度にすりゃ良いだろ?」
「あ、明日仕事になるかも知れないだろ?」
「…インポ野郎がソープなんざ、百年早ぇ」
「な、なんでだよ!俺は勃つぞ!」
「知るか!地図だけは書いてやるから勝手に行きやがれ…どうせテメェみたいな奴、行く勇気ないだろ?」
む…、ちょっとカチンと来たんだけど?
「なんでレヴィに其処まで言われなきゃ…」
「黙れチキン」
「…行ってくる!」
カッコつけて言うことか。フツー。ま、経験豊富なお姉さんに沢山遊んでもらって。もらって…。
ロックが他のアマに抱かれるだけだろ?ほら、ちょっと風呂に入るだけだ。肌と肌擦りあわせて…
…なんでだよ。想像すると嫌な気分になっちまう。大体下手すりゃアイツはチェリーボーイだ。キス一つ出来ねぇ男が出来るわけ…ねぇのによ。
「ロック…」
そ、そういやアタシも溜まってたよな。上手く行けば一石二鳥じゃねぇか。give-and-takeだ。アイツに経験させて、アタシも発散出来て…あ、アタシだって人間だからたまにゃどうにかしねぇと。
ただそれだけ、それだけだ。
体だけの付き合いなんてここじゃ珍しくねぇ。そうと決めりゃ…ちゃっちゃと追い掛けちまおう。
待ってろよ、チキン。
続く
611 :
592:2007/05/19(土) 00:41:23 ID:Aorbonoi
自分もエロまで長くorz(ゴメン)。ではまた…
…118氏の続きマダー?
素直でないレヴィたんに萌えた
613 :
118:2007/05/19(土) 02:19:56 ID:4dJUHtYd
普通にソープ行っちゃったロック……。クソ!レヴィが可愛すぎて可愛そうじゃないか!!でもGJJJJJだぜ!!続きwktk!!
俺も連夜投下します!
614 :
36:2007/05/19(土) 02:21:42 ID:4dJUHtYd
とても暖かくて大きく、そして優しい感触。日本で言う『普通』の家庭に生まれたものなら誰もが経験したことがあるだろうこの暖かい感触は、例えその経験が無きに等しいだろうレヴィにとってもとても心地よいものに違いはなかった。
「ん…んん……」
眩しい夕焼けの直射が彼女の穏やかな眠りを妨げ、ようやくレヴィはその目蓋を重たそうに開けた。
「起きたかいレヴィ?」
まだ覚醒しきれてない頭で状況を確認する。何物かの後ろ髪が目の前にあり、自分の腕はその者の首を巻いている。足は宙ぶらりんで太ももに腕の感触。そしてその者が歩く度に自分の体も揺れている。
レヴィはまぎれもなくおんぶされていたのだ。
「ロック…だよな」
「俺以外に誰がレヴィをおんぶするんだい?」
間違える事無くロックというのは夢心地でもわかっていたがそれでも確認がとれてレヴィは大きく安堵した。
そして安堵した次にやってきたのはとてつもない羞恥心だった。
「て、てめぇ!下ろしやがれ!!何勝手にかついでんだよクソボケ!」
「い、痛い!髪引っ張るなよ!」
「黙りやがれこの猿!てめぇに担がれるほど落ちぶれてねぇ!!」
「仕方ないだろ!?気を失ってたんだから!介抱したこっちの身にもなれよ!」
介抱という単語を聞いてレヴィは口籠もってしまった。記憶はあいまいだが確かに徐々に気を失っていく感覚は覚えていたからだ。
615 :
37:2007/05/19(土) 02:23:34 ID:4dJUHtYd
「……やっぱりあたし、伸びてたか?」
「うん、ぐったりと気持ち良さそうに。多分軽い貧血だと思う」
「貧血だぁ!?このあたしが!?」
すっとんきょうに驚くレヴィ。無理もない。酒を浴びるほど飲んだ次の日でも絶好調にガンファイトをやってのけるほどの豪傑のレヴィだ。信じられないのはロックも同じだった。だが倒れる理由もロックなら頷けた。
「最近飯、ちゃんと食ってなかったろ」
「んなことねぇよ」
「嘘だね。俺が見るかぎりでは全然食べてなんかいなかったよ。ただ飯時もボーットしてさ」
「………」
答えないレヴィにロックは少し顔を彼女に向けて続けた。
「いくらレヴィだからって一応女の子なんだから気を付けないと。女の方が男より貧血しやすいんだぜ?」
「な……!!」
レヴィは処女のように赤面した。まさか自分が女の子扱いされるとは。しかもよりにもよってこのロックにだ。恥ずかしいというか以外というか、どうにも信じられない気持ちがレヴィを駆け巡った。
「き、気持ち悪いこと言ってんじゃねぇぞ!」
「何で?」
「何でって……!てめぇはあたしの保護者か!?何だってそんな馬鹿げたこと言いやがる、このアホロック!!」
「今更皆まで言わせるのかレヴィ?お望みなら今この場で大声で言ってやってもいいけど」
「ば、馬鹿野郎!よせ!ブッ殺すぞ!」
「わかってるじゃないか。ならいいだろ?」
「く………」
さらに赤面してロックの背中に顔を埋めるレヴィにちょっと意地悪したかなと思うロックだが後悔はしていない。レヴィに対する愛情表現はこれぐらいが丁度いいみたいだ。
616 :
38:2007/05/19(土) 02:25:01 ID:4dJUHtYd
「てめぇなんか大嫌いだ…」
「そう?俺はレヴィが好きだけど」
「くたばりやがれ」
ロックは優しく笑った。ほんの一瞬だけれど幸せには違いなかった。
だがそれを一時味わったあとロックはレヴィに真をうかがった。
「なぁレヴィ、その……何ヵ月ないんだ?…あれ」
言われたレヴィもそのロックの意を見切ってそっと答えた。昼間のことがあった後だ。ロックにもおおよその見当がついたと感じたのだろう。
「……三ヵ月」
「そうか。ならまだこいつが使えるな」
「なんだよ、こいつって」
「後で教えるよ。まずはレヴィの部屋に戻ってからだ」
「オーライ。だけどもう下ろせよ。もう一人で歩けらぁ」
「駄目だよ。また逃げられたりでもしたら大変だからね」
「チ!勝手にしやがれ。途中で疲れたとか抜かしても下りてやんねぇからな」
「大丈夫さ。それになんだかこれ悪くないし」
微笑むロックに口を曲げつつも言い返すのも諦めたレヴィは家路につくまでロックの背中におとなしく顔を埋め続けることに決め込んでしまった。
617 :
118:2007/05/19(土) 02:27:47 ID:4dJUHtYd
やっとここまで書けました。こうまで長いとストーリもなかなかうまいこといかんもんですね。お目汚し失礼しました!また近いうち投下します!
おんぶktkr!!
萌えまくりですわ。
いいぞもっとやってくれです!!
いいシチュエーションwもえ!!
118氏、毎晩ときめきをありがとう
GJ!
なんだこの投下ラッシュは…
来る時は来るもんだなぁ
しかし、エロ書いてる奴が少ない
ちょw連夜ダブル投下とか何て太っ腹な神達!GJ!!!
レヴィたんカワイソカワイイよレヴィたん。
そしておんぶktkr!!!!!!!!(;´Д`)ハァハァハァハァ
リロードしてなかったら
>>618と被ったw
>>620 これからエロに入るんだろうから急かさずストーリーを堪能汁
なぜかここの投下は一気にくるからな
その分反作用がきつくて困る
118氏GJ!!
ロックが夢に出てきてドギマギなレヴィたんイイ!!
おんぶされて赤面しちゃうレヴィたんイイ!!
626 :
592 :2007/05/19(土) 22:50:30 ID:Aorbonoi
また投下です。投下ラッシュとなることを信じて…
>>610 「珍しいわね」
「なぁに、近場に来ただけだ。たまには北の強い酒が欲しいしな」
「あらそう…」
「来客のもてなしは一流だな」
「ふ…あなただけは特別よ。ダッチ」
「そりゃどうも」
「泊まっていくのかしら?酒と女は紳士のたしなみよ?」
「女が一流過ぎて酒と吊りあわなくなる。そん時は女だけ戴くさ」
「そう…」
相変わらず良い女だが…触れたら火傷どこれじゃねぇ。いや、凍傷で腕ごともってかれちまう。なによりビジネスパートナーだからな。パラライカ。
「はい。ご所望の」
「ありがてぇ。ま、ゆっくりしていくさ」
旨い酒たぁ、飲む相手によって味が変わるんだよ…
「大尉!」
おっと…
「騒がしいわね。今来客中よ」
「構わねえ」
「申し訳ありません。実は応援を頼まれまして」
「わざわざ私達に?」
「はい。西の風俗街です。手の着けられない奴が銃を乱射しているとの事」
「確かにあの辺りには私達の管理下よ。でも…あそこはおかしいのが入らないようにキッツイ会員制にしたんだけど…」
…ん?
「そう言えばダッチ、あなたにもあげたじゃない?」
そ、そんな目で見るな。あんたのシマで銃をぶっ放すような奴は知ら…
「なんでも二丁拳銃…」
「ブッ!」
「…飼い主(オーナー)として躾が足りないんじゃない?」
…クソガキ共め。
「な、なんなんだレヴ…ひっ!」
な、何発か掠ってるよ…
「止まれって言ってるだろ?ロック」
「んなモン向けられて止まれるかよ!」
ひどい有り様だ。そこら中弾痕だらけだし、気絶してる人転がってるし、寄りによって店の玄関にレヴィ立ってるし。
「お、俺は何もしてないぞ!」
「あん?そのカッコで何いってやがる」
そりゃ半裸…ていうか全裸近いけど、ここはこういう店だ!
「なぁロック…アタシはお前に良いことしてやろうと思ってんだ。大人しく来いよ。な?」
…殺される。
「い、嫌だ。そんな事される位なら死んだ方が…」
「なら死ねぇぇぇっ!」
ガラスの割れる音、悲鳴、銃声。なんで俺がこんな目に…マガジンが飛んで来た!
ああ…意識が…
「もう逃がさねぇ…」
怖いよ。女の子に押し倒されるなんて本当は嬉しい筈じゃないか。なのに肩が痛い、目が怖い。
「ロッ〜ク?」
ん?この匂いは…
「レヴィ…お前、どれだけ飲んだ?」
「うっせ。いまいち踏ん切りが着かなかったから…五本は開けたかな」
なんでそんなに飲んだんだ!?
「踏ん切りって…意味がわかんねーよ!」
「酒の勢いだ。勢いで…」
「っ!」
「お前に…したい事があるんだよ…」
「む…ぅぅ」
「はぁっ…はっ」
な…なんだ。レヴィのキス?
「たまんね…ぇ。酒より旨いぜ。ロック…」
す、すげぇレヴィの唾液が…入ってきやがる。
「どうだアタシは…旨いか?」
「んく…」
「たらふく喰わしてや…る」
レヴィの酒のせいか…頭がぼんやりしてくる。酸欠になりそうだ。ああ、レヴィの後ろに人が見えるよ。パラライカさんとダッチだ。
…え?
「暴れるのはベッドの上だけにして欲しいわね。こんな所でサカるなんて」
「面目ねぇ…」
こいつら。こんな所で何してやがる。
「ぱ、パラライカさん!ダッチ!」
「ハイ、ヤポンスキー。トゥーハンドと仲が良いのは結構だけど、場所を選んでくれるかしら?」
「ち、違うんですパラライカさん!レヴィが勝手に…」
素っ裸で女に押し倒されてるのに、何が違うんだ?おまけにキスマークだらけじゃねぇか。
「はいはい。とにかくダッチにツケとくから、しっかり絞られてね」
やっぱり俺か。とにかく、こいつらをもって帰らねぇと。
「すまねぇ。パラライカ」
「残念。もっとゆっくりして欲しかったのに」
「埋め合わせはする」
「そう。じゃ、またね」
お守りもする。お迎えもしなきゃならねぇ。ケツも拭いてやるとは…とんだ災難だ。覚えてやがれ。
「んで?何があった?」
「よく覚えてねぇよ…」
「じゃあ質問を変えてやる。どうして潰れる位飲んだんだ?ドギツイ酒片っ端から開けやがって」
「…」
言えるかよ。ロックと犯る踏ん切りが着かなくて飲んだなんて。一回思い切ったってのに出来ねぇなんてアタシらしくねぇじゃねぇか…
「…ロックは?」
「絞った。むしろアイツは被害者だ」
「はぁ?」
「お前、本当に覚えてないのか?」
「だから言ってるだろ?」
「チッ…ロック?」
「ふぁい…」
ん?なんだ。アイツは寝起きか。ソープなんかに入り浸ってるから…ってああ!?
「ロック!テメェ!」
「?」
「そんなモン見せながら来るんじゃねぇ!」
「え?」
その首もとに付いてる虫さされみてぇなキスマークの事だよ!
「おネェちゃん達にエラく優しくして貰ったんだな?」
「…ダッチ」
「ああ。お前が可哀相になって来た」
「コラ!ロック!」
二人して溜め息つきやがって、一体何だ?!
今は本当の事を言うべきか悩んでる。俺はどっちにしても痛い目見るだろうけど。因みに店では経験出来なかった。
レヴィが覚えてないのが惜しい気もする。例え酒の勢いでも、レヴィの意識が俺に向いてたから。
唇舐めたらアルコールの匂いがしそうだな。あのまま襲われてたら俺は…
ほんの少し後悔しながら、俺は昨日の疲れを取る事にした。
続く
630 :
592:2007/05/19(土) 22:57:55 ID:Aorbonoi
相変わらず本番まで長(以下省略)
>118氏
母親宣告されて照れるレヴィが見た…また。
誰が喋ってるのかわからないところがあった
パラライカ?
パラライカ×→バラライカな。アニメ派とか言ってたから仕方ないかも知れんが。あと一人称にこだわり過ぎ。
色々このスレでもう少し磨いてみな。待っててやるから…
磨く、でダッチの頭がでた俺は末期
635 :
592:2007/05/20(日) 09:39:04 ID:nO4aLfOs
本当に文才無くて、下調べも無しでスミマセン。もう少しこのスレで頑張らせて下さい(ry
アニメだけならしょうがないかなw
ちょっとダッチの口調に違和感があった(アニメだと出番少ないもんな)
637 :
592:2007/05/20(日) 23:54:20 ID:nO4aLfOs
模索中ですが投下します。ロベルタ×ガルシアです。
これは背徳なのか。ロベルタは自問した。目の前で手に掛けようとしているのはこれ以上無く愛おしく、純粋な存在。
小さな、自分に安全を預けた者の寝息は安らかに健やかで。それこそ本来なら彼が失った母親のような目で見るべきだろう。
こんな感情、自分は異常なのかも知れない。いや、正常である訳が無い。だから生まれた感情だ。そうすれば合点がいく。
「若様…」
青春は、紛い物だった理想の為に捨てた。あの時人を殺しすぎた為に人を愛せなくなったのかも知れない。
そんな自分を、過去を知って尚変わらず接してくれた人。
そう考えると胸が締め付けられた。一生を尽くせれば、この思いを遂げられれば良いと。
それでも主従の関係を超えようとしている自分が居た。私はやはり獣だと、自嘲しながら。
「ロベルタ?」
「はい。まだお休みになられないのですか?」
「うん…」
ガルシアはベッドから体を起こしながら目を擦った。この部屋では月の光が一番明るい。
「ねぇロベルタ、アレやってくれない?」
「若様、あまりご無理はなさらずに…」
「でもアレをすると、ぐっすり眠れるんだ」
「…わかりました」
この行為の真の意味に、ガルシアはまだ気付いていないだろう。
ロベルタだけがその意味を知っているからこそ、ガルシアは簡単に頼む事が出来る。
「宜しいですか?若様」
「うん」
メイド服をその場に落とし、ロベルタは同じベッドに入った。ガルシアは寝間着越しにその素肌を感じる。
「あっ…若様」
「ダメ?」
「宜しい…です」
母を早くに失ったせいか、ガルシアは胸に固執した。ロベルタの体は筋肉質だったが、その部分は女らしい膨らみと柔らかさで、ガルシアの望みを満たす。
「うわ…柔らかい」
「い、いつも触っておられますが…」
「だって、いつもは下着とか着けてるでしょ?それにパパの前じゃ恥ずかしくて触れないよ」
ガルシアの返事は無邪気だったが、その分ロベルタは興奮した。汚れないものに与えている感覚。これが快感だった。
「あれ?先っぽ苦しそう」
柔らかさの中で唯一固くなっている突起を見つけて、ガルシアは言う。
「撫でてあげる」
「ふぁっ…」
幼い少年の指は柔らかく、肌の柔らかさがその突起に吸い付いた。そうして益々、その突起は固さを強くしていく。
「わ、若様…」
「解ってる。お勉強でしょ?」
勉強を合い言葉に、ロベルタは体勢を変えた。ベッドの上部に座り、膝を折り曲げて開脚する。ガルシアは興味をもって、その中心に注目した。
「本当にボクのと全然違うや…」
これが最も大切な、女性器だと言う認識はガルシアには無い。ただロベルタが、男女では体の作りが違うと教えただけだ。
その違いを確認するという意味で、勉強と言う言葉を使っていた。
「ねぇロベルタ?」
「はい?」
「女の人っていつもこんななの?」
「こんなとは?」
「なんだか濡れてるみたい」
「…!」
ロベルタは返事に詰まった。羞恥と返答。その両方にこまったからだ。
助け舟をだすように、ガルシアが言った。
「ロベルタがいつもこんなのだから、こうなんだろうね。それより勉強しようよ?」
相変わらずの無邪気な答えだったが、ロベルタは更に顔を赤くした。
「ボク、昨日までのヤツ全部覚えてるよ?確かめて良い?」
「よ、宜しいですが…」
実際に触って勉強するのはラブレス家の方針だが、その例に違わずガルシアは触れていく。
「えっと…このちょんってなってるのがクリトリス…」
「ひゃっ!」
「それとここがオシッコの穴…そういえばロベルタ?」
「な、なんでしょう?」
「ロベルタはなんでお漏らしするの?時々するでしょ?」
「あれは…」
勿論、絶頂と言う事を知っている訳が無い。
「ま、ロベルタが掃除してくれるから良いんだけど…それとココ。今日も入れて良いんだよね?」
「も、勿論です…」
ガルシアの指は女の入り口を指していた。
「なんでだろう。ロベルタと勉強してるとオチンチンが大きくなるんだ」
「それは男の子なら当たり前なのですよ」
「でも、ロベルタの中に入れて気持ちよくなったら元に戻っちゃうよ?」
「それも当然なのです。若様…」
まだ発達の見込みのある自分の男を、ガルシアは握り締めた。膝立ちになりながら、ロベルタの入り口に先を合わせていく。
「ん…ヌルヌルして入らないや」
「若様、私にお任せ下さい」
先が触れているだけなのは、ロベルタにとって切なかった。入り口を指で開き、目標を定め易くした。
「じゃ…行くよ」
「ええ…あっ」
ロベルタにとってサイズは問題無かった。相手がガルシアであることに意味があった。男性経験を少なからずしていたロベルタの女は、ガルシアに快感を与える。
「ロベルタの…ボクのに絡んじゃってるよ」
「ど、どうですか…若様」
「うん…イイ」
流石に未発達なせいか、ガルシアの限界は速い。それでも、ロベルタは満足だった。
ガルシアの信頼によって、ガルシアと体で結ばれた事。そこに複雑さと若干の幸せを覚えながら。
数回程でガルシアは意識を失い、汗まみれとなったベッドで夢の中に落ちる。
ロベルタは満足できなかった時、その寝顔を見ながら自分で処理をする様にしていた。
そして、最近気づいた事。
「これは…」
指に、自分の粘液に混じって白いものが絡んでいた。
ガルシアの寝顔に、若干の遠慮を込めて口づける。
「若様…」
いつかこの行為の真の意味を知った時、彼はどんな反応をするだろう。ロベルタはそこに不安と、それ以外の何かを思いながら汗まみれのシーツを取り替え、眠りに着いた。
終
641 :
592:2007/05/20(日) 23:59:52 ID:nO4aLfOs
このスレに感謝して…おやすみなさい
(ry
642 :
118:2007/05/21(月) 01:13:23 ID:a5LG6Y/2
GJ!!!!
ロベガル少ないからなんか新鮮でいいですな。個人的には前のレヴィも完結してほしいです。
また被ってしまってすごく申し訳ないですが俺も投下します。
643 :
39:2007/05/21(月) 01:15:40 ID:a5LG6Y/2
ようやくレヴィの部屋へと辿りついたロックは入り口でレヴィを優しく下ろしドアノブに手を掛けた。
「ロック!ちょ、ちょっと待ちな!」
どうしたことだろうか。レヴィがロックの手をノブから外し遮っている。
ロックは訝しげにレヴィを見下ろした。
「どうかしたのかい?」
「い、いや、その、何て言うかだな。今入るとまずいというか…」
「死体でもいるのか?」
「はっ倒すぞ」
「じゃあ何だよ」
「だから…ほら、こういうのってやっぱ慣れねぇと無理って言うのか知らねえけどよ……」
ロックはジトーとレヴィを横目で見据えた後、レヴィを払い強引にドアを開け中へ押し入った。
「あ!てめぇ!!」
中へ入りロックは唖然とした。
洗濯物だけならいざ知らず正体不明の食い掛けの食品や酒の缶や瓶がまるでこの部屋で爆発が起こったようにそこら中に散乱していた。それに輪をかけてさらにミリタリー雑誌やら音楽雑誌やらの残骸が無残に部屋をトッピングしている。
ロックは頭を抱えて深い深いため息をついた。
「レ〜ヴィ〜〜」
「な、なんだよ」
こめかみ辺りに怒り心頭マークを浮き彫りにして振り替えるロックにレヴィは冷や汗をかいた。
「確かさ、俺二週間ぐらい前に掃除してやったよな…ピッカピカにしてやって」
「あ、ああ!感謝してるぜ」
「なのにさ。どうやったら二週間たらずでここまで汚くできるんだよ。この部屋だけ大地震でも起きたか」
「し、仕方ねえだろ!気付いてたらなってたんだからよ!」
「気付くのが遅すぎだ!何で散らかすのがそんなに得意なんだよお前は!!」
「ぐ………!!」
644 :
40:2007/05/21(月) 01:20:16 ID:a5LG6Y/2
ロックの怒りの勢いはすさまじい。よほどこの前の掃除が大変だったと見える。だがおそらくその時レヴィは何もしてなかっただろう。ベッドに横たわり「頑張れよ〜」などと余裕こいてぬかしていたに違いない。
そのせいもあるだろう、レヴィはまるで親から厳しく仕付けられている幼子のように怯んでしまっていた。
そのレヴィにかまわずロックは日頃のうっぷんを晴らすようにさらにまくしたてた。
「だいたいだな!女の子だからとか言うつもりはないけどもう少し綺麗にしろよな!こんなじゃ目も当てられないよ!おい聞いてるかレヴィ!」
「ごちゃごちゃうるせえんだよこのタコ!!!!」
つい放ってしまった右足での蹴り上げは、別に狙ってやったわけではないのだが見事にロックの股間にクリーンヒットかつクリティカルヒットしてしまった。
「ぐぁ…………!!!!!!」
「あ!」
しまったという顔をするレヴィと悶絶して床に倒れ落ちていくロック。
その顔は青ざめて白目を向いて痙攣している。レヴィの戦闘時の激しい動きにも耐えれる頑丈なあの靴だ。それで男の急所を蹴り上げるなど洒落になる話ではない。
この痛みがわからないレヴィにもこの悲惨さが伝わったのだろう。違う意味で青ざめながら、倒れてるロックを揺さ振る。
「お、おいロック。大丈夫か?起きろよ」
ロックから返事はない。ただカクカク震えて涎を垂らしているだけだ。
レヴィはさらに青ざめロックを大きく揺さ振った。
「おいロック!ふざけてんじゃねえぞ!!笑い話にもなりゃしねえって!頼むから起きやがれ!!」
必死に呼び起こすレヴィだがとうとうロックはガクッとうなだれ逝ってしまわれた。
「ロックーーー!!!」
645 :
41:2007/05/21(月) 01:21:26 ID:a5LG6Y/2
(ああ……何だか気持ちいい…。何だろう、ここは天国かな?妙にふわふわしてとっても心地いい。
俺何でこんなとこにいるんだ?確かレヴィをおぶってレヴィの部屋にきて…。部屋がまた散らかってたから激怒して……。そしたら急に目の前が真っ暗になって……。
あれ?何か変だな。何かおかしい。とても違和感を感じる。何かが足りない感じが………ちょっと待て!!!
…………ない……ない、ないないないないないないぃぃ!!!
俺の!!俺のアレがあぁぁぁぁぁ!!!!!)
「うわぁ!!」
ロックは跳ね起きた。そして急いでそれを確認するために股間に手をやる。
「あ、あったぁ〜〜」
今世紀最大かもしれない安堵感にため息をもらしロックはチラリと顔を横に向けた。
「何してんだてめぇ……」
呆れた顔で自分を見ているレヴィがいてロックは自分のいる場所がレヴィのベッドの上だとはじめて気付いた。
「だ、大丈夫かよ…」
「何が?」
「その、玉…」
「あ、ああ。まだズキズキするけど大丈夫。潰れてはいないさ」
「オーライ…」
ベッドから下りてロックは首を傾げた。さっき見た景色と違っている。床がちゃんと確認できていて清々しい気分がした。
「部屋片付けたんだ」
「ああ。……これでいいんだろ?」
「上出来だよ。ていうか俺部屋が片付けられるほど気絶してたんだな……」
レヴィが顔を背けたままこちらに近づいてきた。心なしか顔が少し赤い気がしたのはロックの気のせいではなさそうだ。
646 :
42:2007/05/21(月) 01:24:04 ID:a5LG6Y/2
「その……あの……ていうか…す…すまねぇロック…」
「いいよ。ちゃんと片付いたしね」
「あんがとよ。それで?」
「え?」
「え?じゃねえ。何かあんだろ。さっき言ってたじゃねえか」
「あ!」
ロックは思い出してポケットを探り紙袋を取り出してレヴィに差し出した。
開けて中身を取り出しそれを確認するとレヴィは眉を潜めた。
「なんだよこれ?」
「妊娠検査機だよ。それで白か黒かわかる」
「あ、ああ。そうか…サンキュ…」
動揺を隠し切れないレヴィだがロックは尚説明を続けた。
「それに尿をかけるとわかるそうだ。赤い筋が一本なら外れ。二本なら…大当たりだ」
「ふーん…で?どうしたんだよこれ?」
「え、えーと薬屋で買ったのさ」
本当はエダからもらったのだが言うと絶対ややこしくなるのでロックは嘘をつくことにした。これ以上事を荒げたくないのが正直にところだ。
「わかった。そんじゃ行ってくる」
「幸運を祈るよ」
トイレに向かうレヴィを戦場へ見送るような気持ちになってしまったロックはやりきれなくなり煙草に火を点けた。
幸運、言ってみたが実際何が幸運なのかはよくわからない。できてないことが幸運であるならばそれにこしたことはないのだがロックの心にはまた何か別のものが浮かび上がっていた。
647 :
43:2007/05/21(月) 01:25:51 ID:a5LG6Y/2
仮にもし子供ができたことを考えてみる。レヴィは堕ろすと言うだろうか。これも正直わからない。言うかもしれないし言わないかもしれない。はたまた自分には何も言わずどこかのヤブ医者に行き一人で勝手に堕ろしてしまうかもしれない。
それは……極めて残酷な事に違いはないだろう。阻止しなければ。
どこかの慈善団体のように命が大切だからとか言うつもりはない。堕生するしないの世間の理念は自分には無関係だ。
ただ自分はレヴィが大切だし少なくともお互いがそうだとロックは思っている。そのレヴィと自分の子だ。ロックには堕ろす理由など何一つありはしなかった。
だがあるとするならばやはりレヴィだ。
これはロックの想像だが、恐らくレヴィは幼年時代に良い思い出は無きに等しいと思われる。だからレヴィが子供を産みたい育てたいという気持ちがあるかどうか正直疑問だ。
腹を痛めて産んだガキなんてただのお荷物としか思っていなければ堕ろしてしまう可能性だって充分ありえるだろう。
だが……それではあまりにも悲しすぎる。
後生をつくるためだけに今が存在してるとは考えたくないが、それでももしレヴィと引かれ合うのが運命だとしたのならばその結果でできた子は産まれさせてあげたい。例え人並みの幸せとは程遠いこのロアナプラでも人間として育ててやりたい。
その為ならばレヴィを精一杯、否、必ず守って生きていきたい。まだ聞かされて一日もたってないが今ロックはそう決意したのだった。
648 :
44:2007/05/21(月) 01:26:49 ID:a5LG6Y/2
「ロック…」
いつの間にかレヴィがトイレから戻りこちらをうかがっている。
ロックは煙草を揉み消すと息を呑んでレヴィに尋ねた。
「早かったな。それで、当たりかい?外れかい?」
「出ねえんだ」
「え?」
「小便が出ねえんだよ」
「そ、そう。まだ溜まってないのか?」
意外な答えに調子を外されたがここは冷静を装いレヴィに聞き返した。
「違う…。ある程度溜まってるとは思うがなんか出ねえんだよ…。全然ピクリとももよおさねえ」
「緊張してるのか?」
「わからねえ……。クソ!何だってんだよ!おもしろくねぇ!!」
レヴィが壁に八つ当りするのをみてロックはネクタイを緩めて一つ深呼吸した。
「まぁ落ち着けよ。なんなら俺が手伝ってやろうか?」
「ケ!おちょくんじゃねえよどうやっててめぇなんかに」
「多分大丈夫だとは思うんだけどな…嫌なら仕方ないけどね」
真面目に答えるロックの脳みそを疑ってレヴィは意地悪そうに答えた。
「ほ〜〜。一体どうやって手伝うって言うんだよ?お腹撫で撫ででもしてくれるってのか?あぁ?」
「…まぁそんな感じかな。でも少しなら自信あるよ」
「そうかよ。なら賭けでもするか?3000バーツだぜ?」
「おもしろそうだな。のったよ」
言うが早いがレヴィのズボンに手をかけるロック。
「な、何しやがる!沸いてるのかてめぇ!?」
「…いや、ほらそのままだと汚れるだろ。いやかい?なら俺の勝ちだな」
勝ち誇った顔が気に入るわけもなくレヴィはタンカを切った。
「上等だぁ!やってやるよ!せいぜい踏張って踊りやがれロック!」
「踊るのはお前さ、レヴィ」
先程の深刻な空気はどこにいったのか。二人のくだらなくも『熱い』戦いが始まろうとしていた。
649 :
118:2007/05/21(月) 01:30:28 ID:a5LG6Y/2
ようやくようやくエロに入れます。だらだらだらだらすみませんが最後までよろしかったらお付き合いください。では
投下に遭遇!
いつもありがとう!!!
たのしみにしてるよ!
592氏 118氏 G.J!!(´∀`)
ロベガルの初めて見ましたが妙にエロイですね(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
GJ!
ロック!レヴィにCCさせるんだYO!!!
>>649 相変わらず早い!そして上手い!!
早い!上手い!萌える!の三拍子ですな。GJ!!!!
118神のロックは意地悪優しくて包容力あっていいなぁ(*´∀`)
次回は気合い入れて全裸待機するぜ!(;´Д`)ハァハァ
654 :
592:2007/05/21(月) 23:56:36 ID:yWsLxiOe
一応>629からで… 118氏の「本番」(急がせてスイマセン)投下を心待ちにしながら。
イエローフラグと言えば、ロアナプラで名の知れた店だ。
この店の魅力とは?
正直言えば格別旨い酒が飲める訳でも無く、かと言ってめちゃくちゃつまみが旨い訳でも無い。
じゃあ何故?
この店には老若男女を通り越した個性豊かな客が集まる。と言えば聞こえが良いが、実際の所無法者の巣窟だ。要するに客を選ばない。
ギャンブルがヒートしてテーブルをたたき割るのも、勝手に広場を作り喧嘩するのも、ギャングの馬鹿騒ぎも、店主はたった一言。
「いつもの事だよ」
とポーカーフェイスを崩さず、どこを読んでいるかわからない新聞から目を離さなかった。
店主は大物であると感じさせる一言である。この大器が、イエローフラッグに繁盛をもたらしているのかも知れない。
しかし、そんな店主でさえ苦手な客が居ると言う。
彼らは大抵グループでこの店にやって来ては、チップでは無く銃弾をばらまいて帰ると言うのだ。
「俺を巻き込むな!」
店主曰く、彼らが来る日には必ず予兆があると言う。にわかには信じがたいがこのロアナプラでは、都市伝説に近い情報が流れる事があるらしい。
それは例えば、メイド服の美人が徘徊する。フランス人形のような双子が人を殺して回っているなどの到底信じられない様な物の場合。
店主は彼らの往来を察知し、無性に店を閉めたくなると言う。
「奴らがとんだ災難を持って来やがるんだ…」
幾ら無法者の集まりとは言え、店内で銃撃戦を起こす様な客はいないと思っていたが、店主はその楽観を覆す発言をした。
「奴らの中に居るんだよ。むしろ喜んでぶっ放してる様な奴が…俺の店を穴だらけにしやがって…よぉ…」
店主は涙を堪える様に言った。更に恐るるべきは、これよりまだ酷い惨状があったと言うことだ。これについては後述したい。
元々防犯用としてカウンターの下に取り付けていたショットガンは、それどころではない災難の為に使っている様だ。
接客業である以上店主は、これまで様々な客を見てきたと思うが、そのどれもが信じられない物だったらしい。
「奴らは四人組でよ…言ってみりゃ中国系の破壊マニア、奇人変人の大男、パソコンオタクの白人…あとは平和ボケの東洋人」
なんともデコボコな組み合わせに思えるが、彼らの仕事は有名でロアナプラでは名の知れた存在のようだ。
「他にも娼婦みてぇな尼、それに刃物オタクのチャイニーズ、やべぇファッションのネェちゃん、優男にどっかの親父が来たときには、火炎放射器ぶっぱなされたかなぁ…」
このような状況で店が保つはずが無い。しかしこの店は掃き溜め、射撃場同然にも関わらず、何故か新築同然の新しさが漂っている。これは店主の証言で合点がいくのだ。
「スポンサーがいてね…」
驚くべきは東南アジアで屈指のギャング、ホテル・モスクワが半ばスポンサーについている事だろう。
それでも店主の悩みは尽きない。命が幾つ有っても足りないとは彼の為にあるような言葉だ。
「俺の店…」
そして半壊はおろか全壊し、店が炎に包まれた時始めて彼は涙を流す。呆然としながら膝立ちになり、ススと煙で真っ黒になった彼を見れば同情を禁じ得ない。
店主の最近の関心事。それは彼がガラにもないと自嘲しながら話してくれた事だった。そのまま書こう。
「東洋人のアンちゃんが仲間を連れずに一人でやって来るんだ。コイツが物好きで、よりによってあの破壊マニアを好いたらしい。
とは言えアンちゃんは割りと話が出来てな。いっそのことあの火薬狂いを娶るか孕ませでもして大人しくさせてくれりゃ良いんだが…無理か」
店主が知るところに拠れば相手の方もまんざらでは無く、その東洋人次第によっては風向きがよくなると言う。
ロアナプラでは珍しい話なので、機会があれば是非追いたい話である。
後付け臭いがイエローフラッグの繁盛は結局の所、店主の血と汗と涙と忍耐とホテル・モスクワの資金に拠る物で、店主の存在は微妙である。ただし、彼の神経は尋常では無い強さであり、彼以外の店主は有り得ないだろう。
これにて、紹介を終わる。
小さな情報誌がゴミ箱の中に投げ込まれた。持っていたのは破壊マニア、その人だ。
「ロック?」
「ん?」
「お前…アタシに何しようとしてるんだ?」
「え…」
「誰が火薬狂いだっ!」
続く
657 :
592:2007/05/22(火) 00:00:04 ID:yWsLxiOe
駄文失礼orz
ホテル・モスクワってイエローフラッグの
スポンサーだったんか
知らんかったorz
被害の弁済が一番多いのを皮肉ってるんじゃないのw>スポンサー
>店主の血と汗と涙と忍耐とホテル・モスクワの資金に拠る物で、店主の存在は微妙である。
血と汗と涙と忍耐振り絞っても微妙呼ばわりの歴戦の勇士バオさんカワイソス
あとイエローフラッグにはバックなんか居ないから中立地帯になってる
ブラクラの中で死亡率がもっとも低いのがバオw
マッコイ爺さんみたいなもんだ
>>649 うおおおおおGJ!!!!!!!
次回が楽しみでならない!
しかしレヴィたんの脚力で蹴られたら半端ねえだろうなw
岡島さんご愁傷さまw
俺も少しだけ書いてみた
投下するのははじめてなので緊張。素人で至らないところが多いと思いますが…
レヴィの昔話です、変なところとかあったらすません
世間が悪いというようなことは何でもやってきた。
すべては生きるためだ。
盗みをはたらいた、飢え死なないために。
人を殺した、自分が殺されないために。
信じられる人間はこの世に一人もいない、自分を守れるのは自分ただ一人だとレヴィは知っていた。
NYに寒い冬がきて、盗みだけでは食いつなげず、冷えきった外気にさらされ続けたままでは長く持たないとわかった時には、自ら売春宿の門戸をたたいた。
こんなろくでもない生活をしていれば、自然とそういう世界にも顔は通じていて、肩や髪に雪をつけたまま裏口で佇むレヴィを、支配人はあんた造作はいいからなと言って迎えてくれた。
変態どもの趣味なんてのはどいつもこいつも同じようなもので、少し仕掛ければやつらはこちらがおもしろくなる程の反応を返してくれる。
無感動な日々を繰りかす、そんなある日、レヴィは支配人に呼び出された。
「何だよ急に」
貴重な睡眠時間を削られ不機嫌なレヴィに支配人は落ち着いた物腰で言う。
「今日の客は少し身分のある人なんだ。あの人はおまえのことを非常に気に入ってるようでね。ご指名だよ。賃金はいつもの五倍つけとくからくれぐれも逆らわないように」
「五倍!騙してんのか?!」
「騙してなんかないさ、レベッカにそれだけ払っても、こちらにはその何十倍もの額が入るだけの額をおいていってくれるそうだから」
訝しんだレヴィは支配人の顔をじろじろ見たが、どうやら嘘をついているわけではなさそうである。笑いがこみ上げてきた。
「ハハ!叩き起こされて、何かと思えば金持ちでロリコンのおっさんか。いいぜ、賃金分働いてやっから約束違えんなよ!」
支配人が次に言葉を発そうとしたときには、レヴィはそんじゃ今のうちに寝るからと、部屋を駆け出してしまっていた。
区切り方失敗、短くてすませorz
668 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 00:37:52 ID:uaITVzs5
や、確かにちょっと区切り方はまずいけどこれからどうなるか気になる。
続き、是非頑張ってください。
669 :
592 :2007/05/23(水) 01:44:43 ID:ud8eDSVK
>>667 とりあえず続き希望で。
自分毎日ですね…日本編で、投下す。
生者の国。俺とは違う世界にある故郷、日本。死者となって戻ってみればその代価と言うべきか、俺の目の前で色々な事態が起こった。
そして、後悔する程に関わってしまった。
不器用な人間。純粋な人間。忠実な人間。
そのどれにも俺は、仕事人としては失格と言って良いほど感情移入して、結局何も起こせなくて。
ただその終末を見る事しか出来なかった。
バラライカさんに楯突いた事。
暴力と金がどれほど強いものか思い知らされて、俺の激情など無力だった。
鷲組の雪緒ちゃんと銀次さん。いつの間にかどうしようも無い力の渦に巻き込まれて、その中で懸命に自分の道を見つけようとして、足掻いて、死んだ。
彼らは自分の生き方を全うしたのかも知れない。
でも俺にはそう思えなかった。仕方無しに、自分の置かれた状況で出来る限りの事しか出来なかった。それが本当じゃないだろうか。
やるせなさを抱えて俺が出来るのは、だらしない顔で酒を煽る事だけだった。
「なぁレヴィ…」
「あん?」
日本に来て本当に頼れたのはレヴィだけかも知れない。それと俺を励まそうとする健気さが、何となく見えた。
俺はまだ礼も言えていないのに。
「ありがとう」
煙草を灰皿に擦りつけながら、面白くなさそうな顔をした。
それでも俺に付き合ってくれていたのはレヴィだ。
「…けっ。ならそんなシケた面見せんじゃねーよ」
「ああ…」
飲み過ぎて気分が悪くなった頃、俺たちは店を出た。
「アイツらの事だろ」
宿にしているホテルのベッドで、俺とレヴィは並んで座っていた。レヴィにしては饒舌だ。俺は煙草をふかす沈黙で応えた。
「まだ割り切れねぇのか?」
「…」
「まず姉御を敵に回したのが悪いな。それに要領が悪い。ま、一番悪いのは…」
レヴィの言葉が引っかかり、俺は頭の沸騰を抑えるように煙草の火を消す。
「ガキの癖にいっちょ前にリーダー気取ってた哀れなお子様と…」
それ以上は言わないで欲しい。
「ささやか過ぎる平和ボケを願ってた時代遅れの武器オタクが…」
拳を握り締めた。
「お涙頂戴の大芝居を打った事だな!いや、笑えるぜ!ハッハッハ!」
ベッドの軋んだ音がした。俺の両手はレヴィの胸元を掴んだまま、押し倒していた。代わりに浴びせられたのは冷笑の目だ。
「何だよ?無能の癖に何回も口出ししやがって!姉御の時もアタシがいなかったらどうなってたんだ?」
「うるさい!」
「アタシも黙らせられねぇのかよ?女一人止める事も出来ねえ奴が何をほざくんだ?」
「うるさいって言ってるだろ!」
「ここで本当に骨になりな。それであの世でアイツらと仲良くお話…」
「黙れぇっ!」
俺の手が服を引き裂いたのは一瞬だった。
眼の前にある、レヴィの体。俺はその胸を掴みにした。俺の手の爪痕が残る程、強く。
「ぐっ…」
レヴィが小さく呻く。
堪えている形の唇を貪った。無理やり俺の体液を流し込んで、嚥下させて黙らせる。
もう片方の手はスカートとストッキングを引きちぎって、下着越しにレヴィの性器に触れていた。その指に湿り気を感じるまで、胸と唇を蹂躙する。
「後ろ向けよ」
レヴィをうつ伏せに転がして、尻の方に座った。レヴィは息を整えながら、肩越しに俺を見ている。
下着を取り去ると準備は出来ていて、ソコは潤っていた。
「黙らせてやるよ」
俺はそう言ってチャックに手を掛け、さっきの愛撫の時に勃起していた自分の性器を取り出す。
レヴィのソコにあてても、レヴィは抵抗しない。むしろ挿入を待ち構えてる様だった。
「くっ!」
その柔らかい粘膜を絡めながら、俺の男はレヴィに侵入する。下半身を抱えて抽送を繰り返すと、レヴィへの支配感が増した。
「ふぅ…うっ」
「気持ち良いんだろ?レヴィ」
「なんで…だよ」
「胸も口もソコも好きにされて悦んでるじゃないか?」
「それはお前が…」
「お前もだろ?今止めたらお前が収まらないだろうが」
「ん…っ」
だんだんレヴィの声が艶を帯びて来た。その分俺の限界も近い。
「中でも問題ないだろ?」
「ば、バカ、やめろ!」
「そんないやらしい顔してて、良く言えるな」
レヴィの目は虚ろだ。こうなるとあっちの限界も近い。
「な、中だからな」
「や…やべぇ…もうアタシ…ダメだ」
「イクぞ!」
「くぅっ!」
下半身を抱えていた手に震えがあった。どうやら痙攣したらしいが…俺は止まらない。
「まだ終わらねぇ…」
「む、無理だロック!無理だって!」
俺とレヴィ。両方の意識が消えるまで、俺はレヴィが犯し続けた。
目が覚めた時、カーテンの向こうは明るかった。朝だ。
隣には疲れの汗を滲ませた、レヴィが居た。
「起きたか」
レヴィは面白く無さそうに、煙草を取り出す。
「…落ち着いたか?」
「ああ…」
途中で気付いていた。レヴィが煽っていた事。そしてその発散を少しでも、レヴィが体でさせようとしていた事。
素知らぬ顔で言った。
「もうすぐ日本を発つんだ。寝てても良いぜ?」
「ゴメン、レヴィ…」
「全くだ。アタシはダッチワイフじゃねぇってのに」
俺にライターを投げ渡す。
「火」
「はい」
黙ってくわえた煙草に火を点けた。俺も一服して、周りを見渡す。
「…残念だったな」
「もう良いよ。レヴィの言う通りだった」
「そうか…」
俺より早めに煙草を消した後、レヴィは下着も着けずシーツを被りなおした。
「誰かさんのお陰で体が痛いからな…」
意地悪く言って、わざとらしい寝息を立てた。俺も同じようにベッドに潜った。
薄暗いシーツの中で目が合った。俺が手を触れさせると、自然に指を絡めてくれた。
日本を発つまで後少し。
俺はもう片方の手でレヴィを抱きすくめながら、眠りについた。
終
674 :
592:2007/05/23(水) 01:51:53 ID:ud8eDSVK
また増やしてしまいorz
それでは失礼します。
おおおおぉ〜!
新しい職人さんと、592氏、乙!!GJ!!
投下が重なると嬉しい悲鳴だぜ!!
新しい職人さんこんにちは。また投下よろしく〜
できれば通し番号とか入れてくれると嬉しいな。
>>667 レヴィたんの過去話SSキター!!!!
GJですよ!続きwktkして待ってます
最近はW投下が多くて嬉しいねえ。GJ!!!
続き期待!
しかしまだほんの幼いロリレヴィたんが糞な世界でも一生懸命生き延びる為に体売ってるの想像すると切ないな(´・ω・`)
592氏Gj!連日乙です!二人のあれやこれやが悶々と…最初の奴の続きwktk
色々変えてらっしゃる文体も好きです。どんどん投下して下さい!
>>677 鬱展開も醍醐味と思うのは俺だけ?次いでにバオに感情移入した俺はヤバい
679 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:17:46 ID:eHbCvgAN
>>532-537の続き
途中まで
一応、Aの方向で
っか、Cのが出来良いんだが、オチまで書かれたら使えるかいwww
680 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:20:29 ID:eHbCvgAN
「俺が払う」
「まいどありぃ〜」
妙に話が早いが、ゴネられるよりましだ
ロックは直ぐさま話を進める
「今、持ち合わせはないが、明日までには用意する」
ロアナプラに来て以来、結構貯金も溜まっている
月給なんて出ないが、仕事ごとに貰う分け前で充分だった
物価は安いし、使う余裕もあまりない
せいぜい、レヴィに酒をたかられるぐらいだ
『ああ、今度もレヴィ絡みか』
何と無く楽しくなるロックに、エダは電卓を突き付けた
「じゃあ、こんなところで」
「!」
とんでもない額が表示されている
「ごっ、5000じゃなかったのか!」
681 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:22:11 ID:eHbCvgAN
うろたえながらも、エダに問い直すロック
「オイオイ、仕入値と売値が違うのは当然だろ」
涼しい顔で答えるエダ
「そっ、それにしたって…」
「いいかい、ロック」
エダの口調がビジネスライクになる
「ツゥーハンドは結構需要が多いんだよ
名の知れた別嬪ガンマンだからな
買いたいって奴はゴチャマンといる」
誠実な表情でロックを見つめながら
「あんただから売るのさ」むろん、フェイクである
しかし、ビジネスとして筋は通る
駆け引きには不利な条件だが…
『なめんなよ』
ロックの頭脳が、唸りをあげんばかりに回転し始めた
682 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:23:49 ID:eHbCvgAN
「なるほど、レヴィの価値はそれほど高いということか」
「そうとも
何処からも引っ張りダコだからね
あんたが要らないなら無理にとは言わない
余所に廻すさね」
エダは引くと見せ掛けて焦りを誘う
『甘い』
ロックは反撃の糸口を掴んだ
「つまり、君はレヴィを仕入れた訳か」
「んっ?」
ロックの意図が読めないエダ
「つまりね、君がレヴィから毟り取る分には問題はない
しかし、他に売るというなら、それはラグーン商会との問題になる」
ロックは話を続ける
「当然、ダッチは雇用主として権利の侵害を主張するだろうしね」
683 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:25:47 ID:eHbCvgAN
ロックの反撃に、エダは自分のミスを悟った
値を吊り上げる為に大きくした話を逆用されたのだ
ロックは、怯んだエダに畳みかける
「一万
俺が個人で出せる限度だ
それで修めろ」
『悪くはない』
エダも引き際は心得ていた
…いたのだが
「気に入らないね」
計算ではなく、咄嗟に反応してしまった
気に入らない
何が気に入らないのかわからないが、確かに気に入らなかった
「いいさ、博打のカタで儲けようってのは諦めるさね」
エダは自分を納得させるように、話しを続ける
「だけどね、負け金払ってオシマイじゃつまんないだろ」
684 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:34:04 ID:eHbCvgAN
「ひと勝負していきな」
エダは淡々と、しかし断固として強要してきた
『まずいな』
ロックはエダの煮詰まりを感じた
この辺で折れ合いをつける必要がありそうだ
「わかった
ただし、ゲームは指定するぞ」
「オーライ、ポーカーか?それともブリッジかい?」
手慣れた仕草でカードをシャッフルしながら、エダが余裕で尋ねる
「神経衰弱だ」
「ハァ?」
負けるわけにはいかないが、ギャンブルには絶対はない
ロックは、少しでも偶然性の少ないゲームを選んだ
「ガキじゃあるめえし…」
ぶつぶつ言うエダをごまかしゲームに持ち込む
685 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:36:22 ID:eHbCvgAN
『…参った』
ロックは弱りきっていた
もとより勝とうなんて思ってなかった
時間のかかるゲームでダラダラとお茶を濁す積もりだったのに…
「オラッ!権利書だっ!!」
『オラッ、じゃないよ
マッタク…』
教会を土地ごと手に入れてしまうと、マジで洒落にならない
エダの日ごろの行いのせいか、教会の売り物の筈の奇跡はロックに加担した
負け続け、逆上したエダは賭けてはならない物を賭け続けるが…
「いい加減レヴィを返してくれないかな?」
目的のレヴィだけは賭けようとしない
ロックは何回目かの交渉にかかる
失策だった…
686 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:38:37 ID:eHbCvgAN
「ヘッ、このFucK'nジャップが
金よりも肉が欲しいってか
アタシの首がアッサリ跳ぶ程のお宝なんぞより、その腐れマンコの方がお好みかい」
エダに爆発のきっかけを与えてしまった
「上等だ!そんなに溜まってんならこの場で出していきな」
床に横たわっていたレヴィの髪を掴み、乱暴に引き起こす
「おっ、おいエダ」
BANG、BANG、BANG…
あっという間にワンマガジン打ちつくす
「テメーにケツの毛まで毟られたエダ様が、女を奢ってやるってんだ
断ったら罰があたるってもんだぜ」
興奮でカタカタと震える銃口を突き付けたまま、エダが吠えた
687 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:41:41 ID:eHbCvgAN
『そのガンも弾も、もう俺のなんだが…』
等と頭に掠めたが、命と引き換えにしてまで主張したい話でもないので黙っている
出来立ての弾痕に囲まれながら、ロックは次の手を思考した
「オラ、どうしたフニャチン野郎
サッサとしねえと気が変わるぜ」
調子にのったエダは、意識のないレヴィの股をさらけ出すように広げる
「なんせ、スカンピンだからな
そこらのチンピラにでも安売りして小金でも稼ぐか
どうせ、コイツだって使い込んだ腐れ穴さ
減るもんじゃねえ」
プッン
エダの軽口に、ロックは今まで保っていた理性が消えるのを自覚した
688 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:44:17 ID:eHbCvgAN
ロックに残る冷静な判断力では、エダの悔し紛れの放言だと理解している
だが、男の本能がそれを拒んだ
「では御馳走になる」
シュル
ネクタイを緩めつつ近付くロック
エダは微妙な変化を感じとった
「ヘッ、ヘイ、ロック」
少し興奮から醒めた口調で問い掛ける
「!」
一切無理した
エダからレヴィの身体を奪い取り、いつものように唇を重ねる
ついばむように優しく
奪うように激しく
頬に触れ、髪を撫でる
「う、うんっ」
意識のないままレヴィも反応を示す
『それほど強い薬じゃなさそうだ』
少しホッとしたロックは愛撫を続けた
689 :
Gamble:2007/05/24(木) 23:47:06 ID:eHbCvgAN
取りあえず、あぐらの膝の上にかかえる
レヴィの存在を確かめるように、しっかり抱き締めた
ほつれた髪をかきあげ、耳元にキスする
「アンッ」
無意識ながら、いや無意識だからこそ、素直に淫声をあげるレヴィ
ロックも夢中になっていく
うなじから鎖骨を通り、タトゥーのある肩に舌を這わせる
細い身体を支える手をずらし、レヴィの豊かなバストに廻す
掌から零れんばかりの乳房を優しく、緩やかにもみしだく
逆の乳房にも舌を這わせていき、乳首を甘噛みする
「アッ、ハアッ…」
レヴィの声が熱を帯びてきた
「愛してるよ、レヴィ」
−これがきっかけで、エダがあほの子キャラになるなんて、住人達は誰一人として想像できなかった−
まとめサイト更新日記より
取りあえずここまで
次回は何とかエダを巻き込む方向で…
692 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:48:38 ID:Nx58d1oY
GJ!!!!!!!!!
いいよいいよ
GJ!
レヴィたん・・・意識ないのが勿体ないな。折角岡島さんが自分の為にガンガッテくれてるのに。
意識あったら確実にデレッデレ
甘い物なのですが、投下します。
695 :
1/4:2007/05/27(日) 10:04:28 ID:ovf3L9nc
何がきっかけかと言えば、ダッチの眼から離れた事も原因の一つだと思う。
ロアナプラじゃ暗黙の了解があった。いつ別れるか分からない相手に感情移入し過ぎるのは…何の得にもならない。
そう分かりながら俺は逆らおうとした。レヴィを、自分を変えてくれた人を愛してしまっていたから。
それでも、何も起きなければ自制できると思っていた。そしてそれは…間違いだった。
怒りと優しさの両方を見せてくれたレヴィ。守ってくれたのも励ましてくれたのもレヴィだ。
自分を情けないと感じながら俺は、レヴィへの思いを深めてしまった。
そんな物が心の奥底にあったから、俺は行動したのかも知れない。
日本での一連の事態の終末。鷲峰の壊滅、バラライカさんとの死合い、そしてレヴィが下した彼らへの最期。
俺はどうしても踏ん切りが着けられず、レヴィの部屋を訪れていた。
「…何だ?」
「いや、話しがしたくて…」
「ふん…」
ベッドに腰掛けていたレヴィは、延々と床に眼落としていた。時折煙草を灰皿にこすりつけながら。
俺は隣に座った。
溜め息で出来た間が長い。
「お前はやっぱり…ダメだ」
「え?」
「あたしとは住む世界が違うんだよ」
表情が冷たかった。何故今そんな言葉が出るのか。
俺が疑問に思っている内に、レヴィは言葉を繋ぐ。
「悪くねぇが…ダメだ」
「どういうことなんだ?」
「姉御に言われたんだよ。お前は違う世界の人間だと」
「バラライカさんが?」
「ああ」
ベッドから腰を離し、部屋の真ん中の小さなテーブルに向かっていった。
「ロック。お前とあたしじゃ考え方が違い過ぎるんだ。甘ちゃんって言ってるが実際は…テメェが不幸と思う人間の為に泣いちまう、全うな奴さ」
テーブルの上に放り出されていたカトラスを取り、グリップを握った。
「でもな…テメェの優しさは出来損ないなんだ…鬱陶しくてたまらねぇ」
696 :
2/4:2007/05/27(日) 10:06:14 ID:ovf3L9nc
いつかの様に銃口が向けられた。俺は動じるつもりもなく目を見返す。
レヴィの瞳は冷たかった。言葉以上の物が込められていた気がしたからだ。
「中途半端に正義振りかざしてもダメだ。お前には力が無いんだよ」
カトラスの向きは変わらなかった。レヴィに撃つつもりは無いだろう。俺にはそう思える。
「甘すぎて腹が立つ」
「レヴィ。俺は俺だ。そんなもん向けても変わらないって言ったはずだろ?」
「そうだ。だからテメェは別の世界の人間なんだ」
「何が言いたいんだ」
「都合良いんだよ。今は後悔してるみてぇな面して、情けかけて。あたしはどうなる?最後までカトラスぶっ放して奴らの命を奪ったんだぜ?」
その引き金と銃口を俺に向けて。
「あたしはテメェより力があるから役割を果たす。テメェは力が無いくせに相手に情けをかける。違うか?」
「…」
正直言い返せなかった。でもわからない。何故レヴィが今こんな事を言ってるのか。俺に何を見て、何を求めてるのか。
カトラスの銃口は言葉の矛先代わりに使われていた。…これがレヴィの不器用さだ。
「引き金も引けない奴が死者への言葉なんか言えるかよ」
「今まで…」
「あ?」
「今まで、沢山の人を撃ってきたんだろ?レヴィ」
「ああ」
「なんで今日はそんなに突っかかるんだ?」
「お前に失望したからさ。何回も言ってるだろ?」
「違う。何かあったんだ」
一年間付き合って来た仲間だ。なのに今日のレヴィは、明らかに違う。
「俺に出会う前、ダッチやベニーと仕事してる時、こんな事を話した事があったのか?」
「ねぇよ。お前が一番馬鹿だからわざわざあたしが…」
俺はやっとレヴィを睨み返す事が出来た。
見えてきたから。
「今回の事は、自分を認めきれなかった。違うかい」
「っ!」
これが俺の答えだ。レヴィに向けた銃口。たじろいだのが目に見えた。
697 :
3/4:2007/05/27(日) 10:07:26 ID:ovf3L9nc
「俺を見ると、いつもクソ程にもなってない欠片ほどの感情が動いちまう」
「っ!」
「闇の時代を生きてきて、それでも神や人を信じようとした小さい頃の自分がお前の中で消えてない」
「黙ってろ!」
「鷲峰の一件が、日本に帰って来ていつも以上に甘かった俺を見たことが、お前が一番否定してる自分を起こしたんだろ」
「黙れ!」
銃声が、響いた。
俺は日本に来てからいつも以上に甘くなってた。レヴィを苛立たせる位に、だ。
それが引き金だったとしても不思議じゃない。最初に会った時と比べてレヴィは絶対に変わってる。
その変化の反動が、日本での俺や鷲峰の二人を見て、来た。
「なぁ…黙れよ。頭がおかしくなりそうだぜ…」
あれだけ至近距離だったにも関わらず、弾はかすりもしなかった。レヴィは力無く下がって、頭を抱えていた。
「テメェだけ卑怯なんだ…あたしはどうなるんだよ。あたしが居たのは本当に地獄だった。だから撃てるんだ…」
「レヴィ…」
小さな子供みたいに壁際に座って膝を抱えて、独り言のように呟き始める。
始めてレヴィが、弱い存在に見えた。
「ガキの頃もこうする事しか出来なかったのに、今のこのザマは何だよ…少し言われた位で…」
「レヴィ、ごめん。でも、今日のお前はおかしい」
「あたしは間違っちゃいない。お前もだロック…でも、姉御が言った事が耳に残ってるんだよ。アレ聞いて、気分悪い…」
「違う世界…」
「お前が遠くに居る…」
壁際で小さくなってる、レヴィに近づく。
「レヴィ。俺はここにいるだろ」
俺の顔を向くことは無い。ただ、肩を震わせてるだけだった。
698 :
4/4:2007/05/27(日) 10:10:40 ID:ovf3L9nc
「どうしようも無い壁があるんだ。お前とあたしは根っこから違う。お前がどんなに近くに居ても、お前自体が遠いんだ」
「…」
「会えない。あたしが望んだとしても近付けない」
思いがあったとしても、叶わない。違う種の物は交われない。それがレヴィが出した結論。
レヴィは俺の事を…
本人は絶対に認めないだろう。応えてすら貰えないかも知れない。俺はそれでも、今のレヴィに言いたかった。
「レヴィ」
「…」
「俺は…」
「…無理だ。あたしには資格が無い」
先の言葉はお互いに分かっていた。遮りたくて、レヴィは言った。
肩を抱いてやりたくて、手を伸ばす。
699 :
5/4+1:2007/05/27(日) 10:13:21 ID:ovf3L9nc
「触るな!」
触れようとする俺の手をはねのけた。始めて見た。
レヴィの哀願する様な瞳を。俺に、救いを求める目を。
怒りで自分を隠す、不器用過ぎる姿を。
「馬鹿な事言うんじゃねぇ!汚い事を山ほどやってきた!体も売ったんだぜ!?金が無かった為にな!」
「レヴィ。良いんだ」
「汚れてるんだよ!血と汗と泥水と、どこかの野郎のきたねぇ汁で!犯されて!玩具にされて!」
「レヴィ」
「それでもあたしを抱くのか?愛せるのか?無理だ。あたしも本当はテメェなんか愛しちゃいない」
「…」
「体目当てだろ?構わねぇさ。少し位良い思いさせてやる。だから馬鹿な事は…」
我慢が出来なかった。なんとかしないと、壊れそうだった。俺自身も、レヴィも
俺は力づくでレヴィを抱き寄せて。
「…」
「信じてくれ…!」
「…!」
この一瞬を捉えて。
唇を奪った。
「好きだ。レヴィ」
「…」
「汚れてなんかいないさ。すごく綺麗だ」
「…っく」
「疑ってるならずっとこうしてるだけで良い。だから、信じてくれ」
「お…おお馬鹿…やろ…」
「ああ。お前の言った通りだ」
「ば…馬鹿!」
「…丁度良いだろ。お前の相手に」
俺のシャツに、手応えがあった。滴が落ちる手応え。
ポンポンと背中を叩きながら、片手で抱き込む。レヴィは細かく首を上下させて、時々泣き声を聞かせていた。
「あ、あたしのガラじゃねぇんだよ。告白されんのも、男の胸借りるのも…」
「…じゃあ、レヴィから言ってくれるのか?」
「…言ってやるさ。お前が好きで狂いそうだったんだよ。ロック」
「どうも」
顔を上げた時には、あの生意気な笑みが健在だった。その目には水分を溜めて。
「ロック…やっぱり抱いてくれ。お前とそうしてみたい」
「チェリーボーイ相手で満足できるのか?」
「あれ、マジか?ならあたしがバージン貰えるな」
「痛くしないでくれよ?」
「どうやっても痛いぞ。アレ」
続
通しミスったorz
続きはその内来ます…駄文失礼しました。
GJ
GJ
これはいい
GJ!いいですなあ(;´Д`)ハァハァ
gjでござる。
>>699 ラストの会話で引っかかったんだが
なんだよ痛いって アッー!か?
706 :
700:2007/05/28(月) 01:15:26 ID:MK6WfqB6
>>705 悪ノリの延長…誤解させてすまない。
アッ-!は間違えても無いorz
俺には伝わってるから大丈夫だぜ
続きよろしこ
>>706 いやいやちゃんとわかったよ。
GJ!!!!!
続き続き気になるよハァハァ
wktkしてるんで頑張ってくれ!!
我侭なお願いで恐縮だが、職人さんたちできれば
ミニタイトルをつけてくれると嬉しい。
最近投下に恵まれてて、数字だけだと混乱するんで…
タイトルって考えるのたいへんだからなあ……。
そりゃ、タイトルもあったほうがいいというのはわかるが、負担になるって。
だったら例えば『日本編ロック×レヴィ』とか、その程度でもあったほうが簡単に検索も出来て、投下するまで間が開いちゃった職人さんも読み手も便利になるんじゃね?
まあ俺は神作が読めれば満足だけどね(´ー`)/
712 :
700:2007/05/29(火) 00:43:44 ID:uyRHvb/0
続きっす。ひたすら甘い…
>>711 タイトルお借りしますorz
>>699 レヴィには先に待っていて貰った。ベッドの周りの床には女物と男物の下着が散乱している。
俺は、レヴィの隣に潜り込んだ。
触れた肌が、柔らかかった。
「狭い…かな」
「落ちそうになったら抱いてやるって。少し位関係ねぇよ」
さらりととんでもない事を言われてしまった。レヴィは小悪魔みたいな笑いを浮かべて、俺をからからう。
「…」
いきなりその笑みを消して、俺に顔を近付けてきた。瞳で返事をした。
「なぁ…昔があるんだ。お前が相手って分からねぇとダメになりそうで…」
「どうしたら良い?」
「…キスだ」
俺は言われた通りにレヴィの唇と自分の唇を触れあわせた。レヴィの方から、舌が侵入してくる。
レヴィの舌は俺の口の中を犯すように、暴れまわった。
絡め合った唾液は、お互いで飲み干した。
「やっぱりロックだ…ロックなんだ…」
鋭かった目が、ゆっくりと融けてきた。
男としての俺も目覚めていた。自然と、レヴィの胸の膨らみに手が伸びる。
弾力に触れた時、レヴィが呟く。
「嫌だった…こんなでけぇモン、野郎のネタにしか…」
「嫌か?」
「お前だけは別にしてぇよ。だから…好きにしな」
レヴィの腕が緩く、俺の首に巻かれた。軽く握ってみると、簡単に指が沈み込んだ。手の窪みにちょうど小さな突起があたる。
「実はさ…」
「ん?」
「いつもレヴィって、際どい服着てただろ?胸元とか見えてたし結構気になってて、その…」
「ネタにしてたのか?」
図星を突かれて、手の動きが止まった。
けど、レヴィの表情に幻滅は無かった。
「構わねえよ。あたしだって…」
「え?」
「あたしだって女だ。つっても丁度良いモン無かったし、お前は何も気づかねえから…」
「えっと…」
「シャツ、ほったらかしにしてたら無くなってただろ?」
「…」
「おあいこだ。テメェも許してやるからよ…恥ずかしくて死んじまう」
俯いて、真っ赤になってしまった。
「ほら、いいぜ…」
「うん…」
手に力を入れると、俺の首に回された腕にも力が入った。
俺の手が膨らみの形を崩す所を、妙な気分になりながら二人で見ていた。
レヴィは可愛い反応を見せ続けていた。処女と変わらない。多分、まともにした事なんか一度も無かったと思う。
「…本当は見せたく無い…んだ」
布団を払いのけた後、俺はレヴィの脚の間に陣取った。髪の色と同じ色の毛が股間に見える。
俺はそこに顔を近付けた。
目に入るのはレヴィが言っている事とは全く違う、桃色に近い優しい色の粘膜。レヴィの興奮があったのか、しっとりと濡れていた。
「お前が一番嫌ってる連中に奪われてるから…さ。だからわざわざ見てないで、さっさとヤった方が…」
唇にしたのと変わらない位優しく、そこに口づけた。体温が伝わる。
「ひゃ…」
「女の子には優しくしないと」
「…う」
「俺とは始めてだろ?レヴィ」
レヴィの息に色がこもるまで、俺は口付けと味見を繰り返す。
「はあ…あっ」
脚をバタつかせて、俺の舌を受け入れていた。
「ロック…」
「ん?」
「先に…イっちまう」
理性と快感の狭間で、レヴィが求めて来た。
「あたしはもう良い…だから」
俺はようやく、唇を離した。
「しようぜ…ロック」
細い腕が伸びてくる。
「あたしの嫌な所も、お前が好きになってる部分も全部テメェにやる…から」
俺の首が絡めとられて、レヴィに引き寄せられた。目を瞑ったのは、俺に任せる意思表示だ。
「…っ」
性器が触れて、レヴィは上半身を震わせて反応する。深く入れる度に、少しずつ回されている腕の締め付けが強くなった。
レヴィの潤いは十分で、俺のモノはすんなり進んでいく。
「はあ…ぁ」
「辛くないか?レヴィ」
「ロック…ロック…」
病的に俺の名前を繰り返して、瞳が虚ろになって行く。心配して唇をもう一度あてた。
「入ったよ」
「ほ、本当に繋がってるんだよな…」
「ああ」
「待ってた…お前を待ってたんだ…」
あの強かった瞳がもう一度弱さを見せて、涙を零した。
「こんなのあたしじゃないんだ。本当はお前に甘えるなんておかしいんだよ。こんなにドキドキするなんて怖えよ…」
葛藤して、こういうセックスに慣れてなかったのか、レヴィは混乱していた。
「これが終わったらいつものレヴィに戻るんだろ?」
「ああ…ああ」
「じゃあ今だけ、俺の為に甘えてくれ」
「ロックの為…」
腕に力を込められて、胸に縋りつかれた。俺はレヴィを抱え上げて、頭を胸に置いてやる。
「…甘えたい…甘えてみたい」
「そうだ…俺が勝手にするから」
腰を動かして、レヴィを突いてみる。
レヴィは目を閉じて、頭を縋りつかせた。
「んっ…あんっ」
「気持ち良いよ」
レヴィの腕の締め付けと同時に、俺の背中に痛みがあった。衝動のやり場が無くなって、爪に力が籠もってたみたいだった。
「ロック…」
かろうじて自分のしている事を理解したのか、心配そうにこっちを見つめてきた。俺はその頭を無理やり抱き込む。
「構わない」
腰の動きを少しずつ激しくしながら、レヴィの頭を撫で続けていた。
性感の絶頂が近づく頃、逆にレヴィの正気は戻って来た。もう、お互いの理性は飛びそうになっていた。
「な、中で…」
レヴィの脚が俺の腰に絡められた。
「い、良いのか?」
「は、始めて…」
「…?」
「始めて…中に出されても良いって思ったんだ」
俺の顔を見つめ、疲労と汗を浮かばせながら、問う。
「が、ガキが出来る事が構わねえ訳じゃねぇ。でもお前なら…」
脚のクラッチを緩める様子は無かった。俺はレヴィの唇を塞ぐ事で答えた。
「あたしの中で…」
「…わかった」
続
716 :
700:2007/05/29(火) 00:48:19 ID:uyRHvb/0
レヴィのイメージぶち壊しだったかも知れませんorz
次でラストです。エロシーンは無さそうなので御了承を(スミマセン
イィィヤフゥウウ投下乙!! 待ってたGJ!
イメージぶち壊しどころか個人的に相当理想に近いんだぜ
あまーい
GJ!
もうね ただGJというしか能の無い自分が情けないですよ
720 :
軍槽!ちょっとトイレ!!:2007/05/29(火) 07:55:47 ID:YTMoAa+U
心の底から『GJ!!』の賛辞を贈ります
えがったー(;´Д`)ハァハァ
GJ!!!!!!!
甘え方を知らないレヴィたんかわいいよレヴィたん(*´Д`)
723 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:26:25 ID:TxmV9gqM
純情だなぁ・・・
体じゃなくて心の初めてを奪ったかんじでしょうか
こういうの好きですよ
724 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:35:11 ID:qRRWY6My
さいこう!!!!!!!
GJ!!!!!!!!!!
>>716 アマーイキタ────(゚∀゚)────!!!!
GGGGGJ!!!!!
レヴィたんかあいいよ〜可愛すぎるよーー(*´Д`)ハァハァ
こいつぁ甘ぇーー!
なんという甘さ!!!!!!
溶けそうです・・・
728 :
700:2007/05/30(水) 00:37:02 ID:pMN8pm5G
ちょっと長かったですね…完結です。
毎夜すいません。
>>715 これ以上の言葉は要らないと、レヴィのキスが激しくなる。最後まで相手を感じていたいからだと思う。けど。
もう一言伝えたい事があって、キスを止めさせて、頭を離す。
「…?」
ぼうっとした顔で、それでも俺の目を捉えてくれた時に、言った。
「愛してる」
「…」
また泣きそうになったのか、何も言わずに俺の胸に頭を置いた。引き剥がすなと言わんばかりに、腕に力が込められた。
「…っ!」
俺は息を荒れさせながら、敢えて声を殺して射精した。レヴィも沈黙のまま体を震えさせて、達した事を告げた。
「いつもは気分悪いのにな…」
布団を被りなおして、向き合いながら体を休めていた。レヴィは俺の首筋に指を這わせたりしながら、呟いていた。
「客とか取ってた日にゃ胸クソ悪くてすぐ眠ってたのに…今は目が冴えてるんだ」
「疲れてないのか?」
「いや…めちゃくちゃ疲れた。誰かさんが怒らされたり、泣かされたりしたからな」
上目使いに俺を見上げた。返事をしづらくて目を逸らす。
「嘘だって。疲れてるが、正直気持ち良いって言うか…心地良い」
「…そっか」
今度は俺が言ってみた。
「今の俺は届いてるのか?お前の手の届く所…」
「さあてな…」
少し残念そうな溜め息。俺の腕を枕にして、天井の方を向いていた。
「人間ってのはどんだけ足掻いても一人なんだ。それに明日ロアナプラに帰る時には…いつものあたしに戻ってる」
天井にあの綺麗な手をかざして、眺めていた。
「明日にはコイツとカトラスでまた…だ。張り合いがねぇか。お前がどんなにしてくれてもあたしは変わらないだろうぜ?」
俺はその手を包み込んで、指を絡めて下ろした。
「そうだよ。俺にはこれ位しか出来ない。でも…さ」
俺も天井を見上げた。
「変わってないって言うのは違うと思う」
「どうしてそう思う?」
「俺たちが此処まで来たのが、こういうことになったのが、その証じゃないか?」
「…」
「ロック」
「なに?」
「言いたいことがある」
布団を深く被って、俺の胸元に潜り込んできた。耳元にレヴィの唇が、触れそうな程接近してくる。
そして、俺だけに聞こえる様に、誰もいないのに俺だけに伝わる様に、言った。
「あたしは今…すっげぇ幸せだ」
何となく愛しくなって抱き締めた。
「も、もう寝ようぜ?明日、早いだろ?」
「あ、ああ」
「暑苦しいかも知れねぇけどしっかり抱いてろ!絶対だ!」
「わ、分かってるよ」
俺とレヴィの呼吸が緩やかになって、それが寝息になるまでそんなに時間は掛からなかった。
寒い…寒い。この街は寒い。眠ったら死んじまう。腹が減った。体が痛い。金が欲しい…
「お嬢ちゃん?」
「うん?」
「一回幾らだい?」
…
こんなモンか。ちょっと股が痛ぇだけだ。とりあえず金は手に入った。これで生きていける。
なのに何であたしは…泣いてんだろ。
気分悪い。道徳心なんてモンは無いと思ってたのに…本能ってヤツか。
ゴミだらけの、ボロボロの道を歩く。幾ら金が無くってもあんな事はしたくねぇ。だからあたしはここで死ぬ。人通りの少ない路肩で、カラスに突っつかれてる犬猫みてぇに。
…
…
寒さで目が醒めた。エアコンが切れていて、暖房が効いていない。リモコンを押しても反応が無い。
寒さをこらえつつベッドに戻ると、レヴィの肩はシーツから出ていて、寒そうだった。決して安らかでは無い寝顔。何故か涙の痕があった。
少しでも良い夢を見られる事を信じて抱き直す。
…
なんだ?熱い?いや…温かい。こいつが天国への階段なら悪くないかもな。
目の前の景色が…ゴミの山が変わっていく。
「迎えに来たんだ」
「誰だテメェ?」
「お前とは逆の位置にいる人間だよ」
「…用はねぇ。さっさと帰りな」
「そうかな?少なくとも俺は用がある」
「は?」
「家族だしな」
ゴミの山が…ありゃロアナプラの暴力教会だ。なんだ?全うな教会見てぇに赤絨毯なんか敷いて。結婚式でもやるのか?
ここでやるおめでたい馬鹿はどいつだ。祝砲くらいくれてやるぜ。
「おーいトゥーハンド?」
「ん?」
「じっとしてろよな。せっかくこのエダ様が調えてやってんのに…」
あたしはコイツに何を頼んだ…何だコレ。動きにくそうな服だな。引きずっても文句言うなよ。白すぎてすぐに汚れちまう…
「全く…教会人らしい仕事を一番らしくない奴にしてやるとはね…」
「あら、似合うじゃない?」
「ん?ああ、姉御」
何しに来たんだ。しかもガキなんか抱いてきて。髪の色に見覚えがあるガキだ。
「この娘、父親似じゃないかしら?髪の色は母親似だけど」
「ん?」
「親が親だからどんな娘に育つか興味深いわね。素質があったら英才教育してあげるわ」
「悪いがお断りだ。余る位出来たら一人位やるかもな」
「じゃあヤポンスキーには頑張ってもらわなくちゃ」
ん?なんであたしは返事出来たんだ?それにヤポンスキーってロックだろ?
訳がわからねーけど。あたしは…
いつの間にかあの場所からおさらばして、こんなモンも見れる様になったんだ。流石にこいつは夢のままだろうが…それもロックのせいなんだろうな。
言ってやる。
…ありがとよ。ロック。
…
「ロック…」
「…ん?」
レヴィの寝言が聞こえて、目が醒めた。相変わらず俺の胸の中に、子猫の様に丸まって、すやすやと寝入っていた。
なんとなく安心して、部屋の周りを見渡す。相変わらずエアコンは動いていなかった。
次いでに、壁時計が目に入る。短針が2時と3時の間の辺りを差していた。外からの灯りは薄暗い。
「えーと…」
頭を振って眠気を醒ましながら、飛行機の時間を思い出した。
…12時の筈だ。
「ん?」
夜中の2時3時に、薄暗いと言う筈が無い事を思い出す。まさかと思い、デジタル時計を取り出した。
「えーっ!」
「ん…何だ」
「起きてレヴィ!起きて!」
「あ…?」
「コレコレ!」
見せたデジタル時計は14:25。要するに。
「…オーバーだな」
「どうしよう!」
「…明日帰りゃ良いだろ?」
レヴィに動じた気配は全く無かった。
焦る俺を、無理やりベッドの中に引き込む。
「レ、レヴィ?」
「寒いんだよ。出んな」
「…はぁ」
「後で連絡すりゃ良いだろ。それに…」
指で俺の唇に触れてきた。
「あっちじゃ…出来ねえかも知れねぇぞ」
「う…」
「もう少しゆっくりしろよ…」
瞳を閉じながら、話しかけてきた。
「とりあえず寝て、飯食ってシャワー浴びて、夜になったら一汗かこうぜ」
「…」
「…しっかり温めてくれよ。寝る」
「…ああ。お休み」
レヴィはまた眠りに入った。俺には動くなと厳命して。
ロアナプラに戻った後、この予定外の一日をダッチやベニーだけじゃなく、エダにまで突っ込まれてレヴィは災難だったらしい。もちろん、俺は口を割っていない。
帰った後も治めきれずにレヴィとしてしまって、ベッドの音や俺達の声がダッチに丸聞こえだった事に気付くのは、帰還して一週間後だった。
終
733 :
700:2007/05/30(水) 00:44:05 ID:pMN8pm5G
終わってしまいました。最後まで甘くてすみません。
本当にありがとうございました(ry
最高!!!!!!
ウソくさくない甘さだったよ!
ありがとう!!!
本当にありがとう!!!!
終るのが惜しいとすら思った。なんという余韻!
こんないいものを拝めるなんて……乙でした!
なんか幸せな気分になったお!
G.J!そしてありがとう(´∀`)
GJ!
結婚式まで書いたやつは、初めてじゃないかね
…来席者が恐ろしい
GGGGJJJJ!
そういえばソーヤーがラグーン商会の
ソファで寝てるSSの続きはどうなったんだ?
心の底からGOD JOB!!!!!!そして乙華麗!
こんなスバラスィ良作が読めて俺は今猛烈に感動している!!
途中で泣きそうになったお(´;ω;`)
また何かネタが浮かんだら是非また書いてくれ!
レヴィたんの寝顔(*´Д`)ハァハァ
テラGJ!
読んで幸せな気分になれるSSっていいよな
GJ !
きっと暴力教会の祝砲は全部実弾なんだろうなw
俺のエロパロ堪能法
作品を読む→原作を読み直す→もう一回作品
要するに日本編で妄想が止まらなかったんだ。日本編の二人可愛かった。本編も700氏も。
…エロパロって良いなあ。お腹が一杯になるよ。やっと満足した。GODJOB。
743 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 01:23:30 ID:RRKUndh4
↑の人と同じ事しています
ちょっと照れてしまいそうな甘いのを
悶えながら読むのが俺の趣味です
IDがロックロックロック記念真実子
流れがロック×レヴィだな…
ファビオラのSS投下はこの波が去るまで控えておくか…
くそう…久々に糖分吐いたぜ(;´Д`)ハァハァ
エロパロでもレヴィたんが幸せになってくれれば俺もハッピーなんだぜ!
ロック×レヴィは甘くないのが好きなんだが、少数派なんだろうな
ラブラブも悪くないんだが、デレないレヴィが好きなんだ。
>>748 実は今まで投下されて来たSSにデレレヴィ少なくなかったりしてなかったか?
その反動っぽい気もする。
…誰か保管庫送りに出来ないかな?携帯じゃやり方わからなくて。このスレが満スレになるまでには…
人任せで悪いorz
デケデケのレヴィ、略して‘でれびぃ‘
これは流行る
デケデケってなんだ、デレデレだorz
753 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:43:06 ID:RRKUndh4
青春デンデケデケデケ
前スレだったかいつだったか一人で「デレてるレヴィなんて嫌だ!」って空気読まずに喚いてた奴がまた沸いてるな。
>>751 デレヴィならもう流行ってるぞ。
デケデケだと何かおばけっぽいぞw
デレヴィが嫌ってんなら自分で書きな
756 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 10:09:31 ID:NvY+po1s
そもそもここはいろんな妄想を楽しむ場所だからデレヴィはあってもいいのて゛は
別に何が好きだろうといいんじゃないの。
書き手も読み手も。
「これじゃないと認めない」とかって騒ぎだしたら無視すればいいよ。
758 :
748:2007/06/01(金) 14:04:05 ID:WPyopN3G
別にデレヴィが嫌なわけじゃないんだ
甘くないの『も』好きって事を言いたかったんだよ。
なんだかピリピリした空気にさせてすまん
暴れまわってるレヴィも好きだって話か
活き活きしてるもんな
そんな暴れまくりな活き活きレヴィを見たヤツらは涅槃まで逝き逝き
俺はツンツンしてるレヴィたんもデレデレなレヴィたんも殺人モードレヴィたんも乙女レヴィたんも悲しそうな顔してるレヴィたんもどんなレヴィたんも好きだけどな!
俺もだ相棒
ついでに幼い頃の濁った目をした凶暴なレヴィたんも好きだ。
764 :
700:2007/06/01(金) 23:47:13 ID:mwRvDFE5
お久しぶり…になりますかね?
ちょっと「アッー!」の要素を含んでます。注意して下さい。(殆どネタです)
765 :
小ネタ:2007/06/01(金) 23:48:32 ID:mwRvDFE5
「ぎゃあああ!」
「に・が・さ・ね・え」
「こ、これは犯罪なんだぞ?」
「今更何いってやがる。此処に警察なんていねぇようなモンじゃねえか?」
早く気付くべきだった。自分で言うのもなんだけどM属性の強い俺。って言うか「苛めて下さい」的なオーラを出してしまう俺と。
超サディストで余程の事が無い限り受けの姿勢なんか見せなくて、「戦場の女王様」的なオーラが出てるレヴィの。
性別が逆転したらどうなるのか。
男はアレに置いてどう考えても攻めだ。男が女を襲う話は治安が悪い国じゃ日常茶飯事だけど、女が男を襲う話はそうは聞かない。
体の作りも強くて、力づくが出来るからなのもあるけど、結局、男は本能的に攻めなんだと思う。
そうすると俺とレヴィは例外になる。俺は昔からどっちかというと奥手で、何に関しても大胆になれなかった。
レヴィは…皆も知っての通りだ。下手をしたら噛みちぎられたり、とにかく相手を痛い目に合わせる方だ。
そんなレヴィがレヴィらしく無いモノ。
性別だ。
多分面と向かって言ったら怒るだろう。でも、俺なんかより男らしい。
で、実際に性別が逆転して見れば…
迂闊だった。
元々強いレヴィ×男=ちょっとした獣
元々弱い俺×女=ちょっとした獲物
レヴィにとっての俺=大好物
この三つの答えから導き出されるのは。
「やめてぇぇっ!」
「ロックぅ。お前の事が大好きなんだよぅ?」
明らかに獲物を狙う目と、猫なで声。レヴィは止まらなかった。
「な?あたしに任せろよ。美味しく頂いてやっから…」
「お、俺経験無いし…」
「痛くないのは無理だが…昇天ぐらいはさせてやるさ。あたしのテク凄いんだぜ?」
「嫌だ!その台詞似合いすぎるんだよ!」
「ロックぅ?」
突きつけて来たのは携帯電話だった。画面には余り関わりたく無い人の名前。
「四の五の言ってるとコイツ呼ぶんだけどな?」
「え…エダ」
「初めてが3Pなんて一生モンの記憶に…」
「…うぅぅ」
寝室に連れ込まれるのに、時間は掛からなかった。
わからない
766 :
700:2007/06/01(金) 23:51:05 ID:mwRvDFE5
「アッー!」じゃなくて違う方でした。漫画の最後のネタが好きで…
筆ならしの短ネタです。すいませんでしたorz
767 :
700:2007/06/01(金) 23:53:20 ID:mwRvDFE5
誤字です。
>アレに置いて
→アレに於いて
失礼。
おおっ これはこれで面白そうだ!( ´∀`)bグッ!
続き楽しみにしてます(´∀`)
幼い頃のレヴィたんといえば最近98氏の降臨ないな…
色々止まってるのはあるね。職人さんに忘れてませんよエールでもするかね?
772 :
98:2007/06/03(日) 18:35:44 ID:U0MxEeto
(w)ノシ
呼ばれたわけじゃあないけれど、投下しますよ
また本編では有りませんがご容赦くだされ
次こそ、次こそは…
773 :
98:2007/06/03(日) 18:39:44 ID:U0MxEeto
目が覚めた
目の前にロックの顔がある
かすかに眉をしかめて…、眠ってやがんのか?
アタシのうなされたら起こせって言っといたのにどういうつもりだコイツ
「む…、ン…」
まあいっか、ロックの顔をじっくり眺める機会なんてそうは無ぇし
改めて見ると…しかし…その…なんだ?
まあイケてる顔だよな、ロックの奴
普段からこのくらい締まった顔してりゃあけっこう見れるのに
ん?
げっ、コイツかなり睫毛が長げえ
「ったく、ヘラヘラしやがって…」
「誰がだよ?」
「てっ、テメエいつから起きてやがった!」
「そんな事はどうでもいい、人の顔見てニヤニヤするもんじゃない」
「はぁ? ニヤニヤしてたのはテメエの方だろ!」
「いーや、お前の方だ!」
「いや違う、テメエだ!」
「お前だ!」
「テメエだ!」
「お前だ!」
「テメ…「お前ら、楽しそうな事してるじゃねえか」
「「…………」」
顔がくっつきそうな距離で怒鳴りあっていたところにダッチが帰ってきた
「「どこが楽しそうなんだよ!」」
「ふん、仲までいいな」
「ロック、顔赤くしてんじゃねえよ!」
「レヴィの方だってそうだろ!」
「分かった分かった、仲良しさん達はとっととイエローフラッグでもどっかでも行っちまいな」
「「…………」」
追い出されたアタシとロックはイエローフラッグに向かった
98氏キターーーーー!!!GJ!!!!
痴話喧嘩(・∀・)イイ!!
なんか一話の黄旗での「バカルディ店にあるだけ持ってこい!」って声ハモらせてるシーン思い出したw
初対面の時から仲が良かったんだな・・・w
こいつは楽しみ
戦闘中に悪いところを打ってしまったレヴィたんがヒヨコ化。
24時間ロックにくっついて回って離れようとしません。
>>776 長期連載のお約束展開か
そのうち巻末おまけで描きそうだな
>>776 それってベルセルクのこと?
他に思い浮かばないんだが・・・
特に特定作品のことじゃないんでないの。
よくあるパターンじゃない。
ギャグやラブコメだと特に、記憶喪失>性格豹変>くっついてまわられて主人公どぎまぎ
ってんは王道だろ。
王道中の王道。
だが萌える。
岡島さんがいないと半べそになる甘えんぼレヴィ(´д`*)
>>778 ベルセルクでヒロインがくっついてるのは主人公じゃないわけだが
>>780 逆はどうだ
何時ものケンカ中、ぶん殴ったらロアナプラに来る前のことを忘れてしまったロック
おどおどと「レヴィさん」などと呼び掛けるロックにイライラ
身体で思い出せとファイト一発
励み過ぎてベットから落下
「あれ、何してんだ?レヴィ」
…王道復古
頭打ってなくても既にヒヨコ化しとるがw
ロベに入れ墨削られた時にレヴィがヒヨコ化してたら…とか思った馬鹿は俺だけでいい
「きれいなレヴィ」とか普通に見たいな
ダッチ「さて、ロック。なかなか面白そうな光景だがそれじゃ仕事にならねェ。
お前はレヴィの子守をしながら何とかして元に戻させろ。こんなレヴィ表になんか出せやしねえ」
レヴィ「ピ?」
こうですかわかr
そろそろ頃合いだな。
ファビオラの話を読むならどっちが需要ある?
@6巻末のメキシコ兄貴達に捕縛>輪姦
A若様の雌犬化
>暗黒若様×雌犬ファビオラ
婦長さまの調教
すまん。Aが間違ってた。正しくは
Aファビオラ雌犬化
>暗黒若様×雌犬ファビオラ
>>788に賛成だが
この場合坊ちゃんも、あるべきご主人様像に向けて調教されてく話になるんかのう
788、790の話を要約するとAでいいのか?
そうなると若様がファビオラを調教の方向で。
すまんが婦長は出さないつもりなんだが…
楽しみだな
エダ萌えスレは無くなっちゃったのかorz
エダが好きなんだよ…エダエダエダエダ…
レヴィ記憶喪失+幼児退行の設定で…今は反省している(ry
あと流れ引き戻してスマン
「…ん」
俺の腕の中で寝息を立てているレヴィ。普通だったら怒ったり何か言ったりするんだろうけど、今のレヴィは何もしない。一生懸命体を擦り寄せて来て、俺の胸を枕にしようとするだけだ。
本当なら俺は母性と言うか、小さな子に添い寝してやる位の気持ちでいなきゃならない。
「…すぅ」
でも、やっぱり体は今のレヴィのままで、女らしくて、魅力的で…
俺は本能に負けた。もうすぐ完全な眠りにつこうとしているレヴィの体に触れて、その眠りを妨げた。
「…?」
目を覚まして、上目遣いに俺を見た。その目に、今から俺が何をしようとしていたか分かった風は無い。ただ純粋に、俺の顔を見上げていた。
「ロック…?」
「ごめん。抑えられなくて…ちょっと我慢してて」
「何するの?」
言葉遣いを聞く度に今のレヴィは別人だと、本当に丁寧に扱わなければならないと感じた。それでも今は欲望が強くて。
「多分…気持ち良い事だよ」
「気持ち良いのに我慢するの?」
「…うん。でもそれをすると、俺もレヴィもぐっすり眠れると思うんだ」
レヴィは少し考える間の沈黙を置いて、首を縦にふった。俺はレヴィを抱き締めて耳元で言う。
「よくお前とはこうしてたんだよ?」
「私とロックは恋人だったの?」
「…わからない。抱き合ったり、その先の事はしてた」
「…私はロックと居ると安心する。だからロックがしてもいいって思った事は、元の私もしてもいいっていうんじゃないかな?」
暗にこの後の行為の事を言っているのだろう。もしかしたらそれに関しての記憶は残っていたのかも知れない。
一応のレヴィの承諾と捉えて、俺はレヴィの胸に手を伸ばした。
メモ帳に書き留めずやり続けたのでここで自粛。正直スマンカッタ
>>795 いや、イイ!(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
GJだよ兄貴!!!!!!
続きキボン!!
<<794
記憶無し&幼児退行レヴィですか??早く続きをー!!
「いいって思う。」といいつつ、いざスルとなったら、@記憶無しのレヴィはドキドキ・恥じらいで中々最後まで出来なくて苦労するロックとか、Aロックが知っているレヴィって?って自分自身に嫉妬するレヴィは段々と大胆になっていく・・・とか?とか??
794氏の見て妄想がっ!!スンマセン!!
ちょ、妄想広がりんぐwww
続きキボン!!
うおぉぉぉおお!G.J!
続き読みたい(;´Д`)ハァハァ
>>793漫画キャラスレにある
今まで静かに妄想を繰り広げてたのが
あるきっかけで引火した、まるでバックドラフト現象だな
>>787 甘いな
@Aを提示されるとねらーは必ずBを選ぶ
気にしないで好きに書いてくれ
>>797です。
ケイタイから書き込んでます。
私の妄想で
>>794氏の妨げをしたのでは?と反省してます。
ちっとも関係ないさ!とお思いでしたら、続きをー続きをー!!
>>802 じゃぁCだな。
「若様を焚き付けてここまで追いかけるなんて…軽率にも程があります」
「婦長様のいない生活なんて…私、考えられません」
「他人行儀なのはもういいわ。それより言いつけはちゃんと守っているのかしら?」
答える代わりにスパッツを脱ぎ、ゆっくりとスカートを捲り上げる。
夜中にふと目が覚めて、隣室の明かりがまだついている事に気がついた若様。
「ロベルタ、まだ起きてるの?………!!!!!111!!!」
「…」やつれて無言の若様
「旦那様、申し訳ございません…」壁際で頭を抱えるロベルタ
「メニューは何にいたしましょう?」妙にハイテンションのファビオラ
3者3様、寝不足の朝です。
>>800 ぬぉああああああああ!!!!!!漫画の方に立ってたのかあああああああああああ!!!!!
ありがとう!
806 :
795:2007/06/13(水) 23:49:33 ID:h521WOWY
もうね。甘くなったしね。幼児化を良いことに好き勝手やっちゃってるからね。
自棄になって、投下。
服を脱がせずに、タンクトップの上から豊かな膨らみを掴んだ。生地が薄いせいで、突起を感じる事が出来た。
レヴィはキツく目を閉じて、俺の手を受け入れていた。耐えている風にも見えて心配になり、声を掛ける。
「やっぱり…嫌かい?」
「違うの…その…」
レヴィはタンクトップの下の方に手を掛けて、一気にそれを引き上げた。締め上げていた下着の反動で、布の下にあるバストが露わになる。
布が下がらない様に、レヴィの大きさならその心配は無いだろうけど、それを摘み上げたまま俺の方を向いた。
「胸、苦しいからこのままで…」
「…直接触ればいいんだね」
首を縦に振った。レヴィの胸はそのサイズ以外に、健康的な肌の眩しさをしていて俺を魅了した。
突起は、幼い故の緊張のせいか少し震えていて、可愛らしく存在している。俺は片手で乳房を包みつつ、掴んでいない方の突起に唇を当てた。
「んっ…」
「怖い事はしないよ」
レヴィの反応が素直過ぎて、その分興奮してしまう。口に含んで舌を触れさせると、自然と突起は緊張を強くしてレヴィの声質も変わっていった。
「はあ…あ」
レヴィの息が荒くなって、腹部の上下が大きくなった所で俺は止めた。
「怖くなかったろ?」
「…」
胸への愛撫だけで目が虚ろになっていた。平時のレヴィでは有り得ない事だろう。もしかしたら本当は胸の感度が良い事を隠していたのかも知れない。
美しい膨らみが、呼吸にあわせて上下していた。
少し間が空いて、レヴィが呟いた。
「もっと…」
「?」
「もっと…ロックと凄い事してた気がする…」
「…」
「教えて…して…ロック」
今のレヴィは純粋だ。
期待に応えるつもりで、俺は服をベッドの下に投げた。その後レヴィの側に入る。
素肌が触れ合っているのに、レヴィは一層強く体を寄せてきた。俺の体から離れたくないみたいだった。
「…ドキドキする」
「…こんな事も、してた」
「うん…全然怖くない…」
細長い脚を、俺の脚に絡ませてすり寄ってくる。丁度股間の真下の所に俺の太ももが入った。
「あ…ん」
「俺も…いつまでも我慢してられない…」
レヴィの甘い声が、興奮させてしまう。
808 :
795:2007/06/13(水) 23:53:30 ID:h521WOWY
>>797 何かあった時は頼みます(ネタ貰います)
>>803 何の関係も無い。気にしないでくれ。
続き書いて首吊ってくるorz
>>797です。
タイミングよくリアルに読ませて貰いましたーGJ!GJ!!
私は作文とか苦手なので(がんばっても自分にしか分からない話になる)、思った事をパパッと文章に出来るのがうらやましい!・・・ので、頑張ってください!!
あんなネタでよければどうぞ煮るなり焼くなりしちゃって下さいwww
>>808 GJ!!(;´Д`)ハァハァ
体は大人で心はょぅι゙ょレヴィたんって何か妙にエロいな…
元に戻った時の反応も楽しみだ!w
811 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 09:50:17 ID:x+RVTFJo
大変なことになってきた・・・大変なことになってきた・・・!
GJ!続きよろしくお願いします。
ブギーファックの人マダー?
幼児化で思い出したけど
レヴィがロックの登場する子供時代の夢をみてる話があったね。
あれも気になる。
うん、あれも面白いね。
レヴィたんの過去編が早く見たい自分にとってはたまらん話だ。
幼児化もエロくていい(*´Д`)ハァハァ
流れを切って申し訳ないが投下します。
二次創作
ファビオラ調教
暗黒若様
レヴィ達がガルシアと交渉し、悪態をつきながらも了解を得た後、
ファビオラは別室へと戻るガルシアの前を歩き、ドアを開けた。
パタン……。
ファビオラはガルシアが部屋に入った事を確認すると、極めて丁寧にドアを閉めた。
それと同時にファビオラはガクッと膝を折り、呻きだした。
「はぁ…んん…んふっ…」
床に手をつき、眉を歪めその唇から艶めかしい声を漏らす。
「…ご苦労様。随分と早かったね。」
サンカン・パレス・ホテルの一室。
繊細な声音が夕焼けに染まる蒼い地平線を背景に聞こえてきた。
「わ…若さ…ま…あ…あはっ…お、お止め…お止めてく…ださ…」
床に這いつくばり、に何かを懇願するファビオラ。
窓の枠に腰掛けたガルシア・ラブレスはクスっと笑うと手の中にあるリモコンのメモリを5段階の内、
3から4に上げた。
「はあああっ…い、あっああっ…お、おやめ……あんんんんっ〜」
唇を噛み、必死に何かに耐えるファビオラ。
夕焼けに染まる部屋には波の音とカモメの鳴く声以外に、微かだが低いモーター音が聞こえてくる。
「よくその状態で戦えたね。ファビオラ、合格だよ。おめでとう…さ、そのスカートをめくり上げて、
その中を僕によく見せて」
「あ…あんん…はぁ…はぁ…はぁ…」
ファビオラは壁にもたれるようにしてヨロヨロと立ち上げると、スカートの裾を持ち、おずおずとめくり上げた。
あらわになる紺色のスパッツ。
ぴっちりと肌に張り付くように太腿から腰、そして尻までのラインを如実に描いている。
が、その股間から何か筒状のモノがその線を台無しにしている。モーター音をまき散らし、しきりに動く。
そこだけがまるで別の生き物のようだ。
「アハハッ、もうグショグショだね。まぁ下着を履きもしないで、
そんな極太バイブ くわえ込んでいるんだ、濡れ濡れになるのは当然か…」
「はぁ…わ、若様…は、早く…そのスイッチを…わ、私…」
「あ、ごめんね。もうイっていいよ。」
ガルシアは不気味に笑うとスイッチを最大まで上げた。
「そ、そんなっ…は、はああ…ああああああああああっ!」
ビクンビクンと下腹部か痙攣するように震え、ファビオラは天を仰いで絶頂に達した。
「よく我慢したね。その酒場の生ゴミ共の中でソレに気付いた奴は
勃起しっぱなしだったんじゃない?」
くすくすと笑いながらガルシアはファビオラに問う。
「はぁ…はぁ……ん、んん…あふっ…」
床に這い蹲り、未だ振動を続けるバイブにビクッ…ビクッ…
と痙攣しながら侍女は顔をあげた。
「も…申し…ん…訳ございませ…か…ああ…確認する
余裕が…ございませ…んでした」
「ウソつき」
背後からファビオラの耳をペロリと舐めるガルシア。
「あ…は…ぁ…ん、わ、若様…」
「『御主人様』の間違いだろ、ファビオラ?」
「あ…や、やめ…あぅ…!」
ガルシアは慣れた手つきでファビオラの侍女服のタイをほどき、
胸元を開いた。
「ここから先は……自分で、ね」
乳首を服の上から摘み、首筋に蛇のように舌を這わせ、舐め上げるガルシア。
「…は…はい…ご、ご主人様」
ファビオラは眼を潤ませながら消え入るような声で呟き、
スパッツに手を突っ込むと顔を歪ませながらバイブを引き抜いた。
そして床に手をつき、四つん這いになると窓の枠に腰掛けるガルシアに向かって
這い出した。その様子を満足気に見ていたガルシアは言った。
「ラザロ」
「…あ……わ……ワン……」
ファビオラは消え入るような声で一言だけ言った。
「聞こえないな、もう一度だけ呼んでみるか…おい、『クソ犬』」
ガルシアの声が冷ややかさを帯びる。
「わ…ワン、ワンワン…ワンワン」
ファビオラは真っ赤に俯きながら犬のように吠えた。
尻を高く上げ、頭部は『伏せ』の状態でひたすら待った。
「あはははは、いいね。だいぶ様になってきたじゃないか…」
ガルシアは窓の枠から降りると伏せの状態で待つファビオラの周囲を
ゆっくりと回り出した。
「ファビオラ、酒場に行くまでに何回イッた?」
「あ……ご、五回…です…み、道を歩いている時に、に、2回と。タクシーに乗っている時に1回
あ、後は…さ、酒場で…銃撃戦の時に…に、2回で、です。」
「そう…淫乱な侍女にしては少ないね。今度出かけるときは後ろにも入れようか?スイッチは最大に
して…それでいいよね?」
「……そ……そんな…そ、それは」
許しを乞うような声を上げ、ファビオラは背後に立つガルシアを見た。
「誰が顔を上げていいって言った?」
「あ、も、申し訳ございません。ご、ご主人様…ど、どうかそれだけは―――」
「これは提案じゃないんだ。ただの確認。次からは前と後ろに入れて行け」
「………は、はい……」
ファビオラはあきらめたような表情をして、力無く答えた。
「いい返事だね。それじゃ、さっきの続きだ。」
「…………」
ファビオラはおずおずとスカートを捲り上げ、スパッツに覆われた尻を顕わにさせた。
胸の前は既にボタンを外し、はだけさせている。紺色の制服の下に除くスポーツブラ。
「ご、ご主人様……ど、どうかこ、このいやらしい…め、雌犬に…お、お情けを…ご、御主人様の
ラ、ラブレス家の…こ、高貴なる精液で…雌犬に…た、種付けして…下さい」
ファビオラは辿々しい口調でそう言うと、高く掲げた尻を覆うスパッツを膝までずり下げた。
下着は履いておらず、ねっとりとした体液がスパッツと股間部の間で糸を紡いでいる。
「ふぅん……及第点にはほど遠いね。全然ダメだ。これならまださっきの野女の尻の方が興奮するよ。
そうは思わないファビオラ?」
ガルシアはそう言うと顔を床に伏せているファビオラの前に座った。
「あの尻の方がまだマシ……あ、そうだ。」
ガルシアが急に何かを思い出したような口調で言った。
「あの野女を叩きのめして死ぬまでファックするのもいいな。ああ、もちろん僕はしないよ?あんなクソ溜めみたいな膣に突っ込んだら性病になるだろうからね。そこいらの孤児やらヤク中の乞食にさせてやるんだ。それを録画して――――ロベルタを見つけたら相談してみよう。」
「……ロベルタ……ふ、婦長…を…」
ファビオラはロベルタの名前に微かに反応した。
その名前を口にした瞬間、ガルシアの眼つきが変わった。ファビオラの頬を掴み、吐息が掛かる
程、近くに引き寄せた。
「その名前を口にして言いのは僕だけだ。いいか、よく聞け、田舎娘。
ロベルタはお前みたいなクソに集るウジ虫じゃない。
僕の姉であり、妹であり母である至高の存在なんだ。
股開いてラリってた一昔前の売女が口にして言い言葉じゃない、わかったか?」
ギリギリと軋む頬骨、飢えた狼のような目つきをしたガルシアがファビオラに噛みつくように言った。
数多の修羅場をくぐり抜けてきたファビオラでさえ、その眼には戦慄を感じた。
逆らえば、殺される。それを本能的に悟らせる眼であった。
>>807 ちょ!!暫く来ないうちにこんなドストライクなSSが投下されてたとはww
てことで幼児化レヴィGGGGGGGJ!!!!!
続き待ってるよ(;´д`)ハァハァ
幼児化、好き勝手やってます。(ry
これから何をするのか薄々わかってきたのか、レヴィも全ての布を取った。抱き締めると胸の膨らみが柔らかくあたって、肌が吸い付いた。もう恐怖は感じられない。
俺は自分の男をレヴィの秘所に、そっと触れさせた。
「ん…」
水音が聞こえて、レヴィが本能的に、俺を受け入れる準備が出来ていた事が分かる。
「いいかい?力を抜くんだよ?」
「う…ん」
レヴィの緊張と裏腹に、ソコは俺を柔らかく包んで飲み込んでいく。
今のレヴィの心が乙女でも、体はこの行為を楽しめる程に成熟している筈だ。レヴィの声はすぐに甘くなって、体の反応を強くする。
「はぁ…ん」
「感じてるだけで良い。全部俺に任せろ…」
いやらしすぎる音が俺の耳に聞こえる。
俺はあえて体勢を変えた。筋肉質の割に軽いレヴィの体を持ち上げ、ベッドの端に腰掛けて、膝の上から落ちない様に腕を回して、向かい合った。レヴィも離れない様にと、俺の首に腕を回す。
「ロ、ロックと繋がってる…」
「どんな気分だい?」
「な、何にも考えられなくなって…上手く言えなく…って」
言葉を切って、いきなり強く唇を押し付けてきた。今のレヴィとは思えない程深いキス。
幼さを一瞬忘れさせた、深い口づけ。
「何も言えない…から…好きに…して」
顔を前髪で隠す様に俯いて、俺の胸に寄せた。痛いほど腕の締め付けを強くして、俺を離さなかった。
「レヴィ…俺…」
「つ、繋がってる所から凄いのがきそうなの…怖いよ…」
絶頂を今のレヴィは知らない。快感から恐怖を感じるくらい、幼かった。
俺の限界が近い事も知らないだろう。まして、中で射精する事がどういう意味なのか。
俺が気をつけないといけなかった。
「レヴィ、抜くんだ」
「…」
「レヴィ?」
「…もう少し…もう少し…」
俺の声など耳に入っておらず、腰を打ち付けてくる。激しい腰使いはレヴィと同時に、俺にも快感を与えた。
それでも、後々の為に引き抜かなければならない。避妊などしている訳が無い。
快感の中で俺はかろうじて理性を引き起こし、レヴィに言い聞かせた。
「…頼む…抜くんだ」
「ど、どうして?」
「あ、後で言うから…」
「…嫌」
「え?」
「今は…止めない」
「レヴィ!」
「んんっ…んっ」
限界寸前の俺に、更に快感を与えていく。潤んだ粘膜が俺の男を包んでいたのが見えた。
「だ、ダメだ…」
「来る…凄い事になる!」
「レ、レヴィ!」
「ロックので…私っ!」
飛びそうな意識の中、繋がり目からこぼれ出す白い液体が見えた。
「私、ロックの赤ちゃん産んで、お母さんになって、ロックのお嫁さんになる」
「はは…」
受精について軽く説明すると、予想通りと言えなくはない答えが帰ってきた。
また、甘えかかるみたいに俺に寄り添って、目を閉じた。
「この子もレヴィ…か」
俺はそう自分に言い聞かせながら、レヴィを緩く抱いて眠りについた。
822 :
795:2007/06/16(土) 01:39:31 ID:a0mPwdBM
最後書いてくる。ひたすら甘くてスミマセンデシタ
orz
GJ!!!!
あ〜〜レヴィかわいいな畜生(;´Д`)ハァハァ
全裸待機してた甲斐があったぜ!
次で最後か…wktkしてるよ!
824 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 07:37:04 ID:FN5iJ6bH
>>815 あなたが神か
あれ?ボーイッシュスレで見た希ガs
825 :
700 :2007/06/17(日) 21:54:05 ID:D8wSBIlI
お久しぶりです。オチなしですが、投下します。
空調はそこそこで、湿度や温度は快適だった。でも換気は悪くて、窓を開けた。
レヴィは俺以上の愛煙家だ。行為をする前、行為をした後。必ずと言って良いほど最初にライターを手に取る。
テーブルの上には二つの銘柄の煙草と、半分一杯になった灰皿。灰がまわりに散っていて、純白じゃ無い白いテーブルを汚していた。
しわくちゃになったシーツの上で、俺はレヴィの隣に座り、下半身の下着だけ着けていた。
レヴィは背中に若干の汗を滲ませたまま、俺が居るのを気にせずベッドの端に腰掛け、全裸のまま煙草を吸っていた。
俺が一応の気遣いを込めてシーツを背中に掛けてやっても、レヴィは応ずる事も無く空を眺めていた。
部屋の電灯は黄味が掛かった灯りで、割と狭くない部屋を照らす。風で揺れるカーテンの隙間からは、闇に居るラグーン商会と港が見えた。
「ふぅ…」
レヴィの一息が聞こえた。背中越しにベッドに両手をついて、胸を反る様にして天井を眺めていた。レヴィの視線と煙が同じ向きだった。
「なにやってんだろうな…わざわざダッチの目ぇ盗んで此処まで来て。お前とナニして」
視線をそのままに、まるで独り言の様に呟いていた。一応それに返事をする。
「…俺にもわからないよ」
「あんまり女って意識したくねぇから…本当はコレ自体好きじゃないと思ってた…」
大分灰に変わっていた煙草を灰皿に落とし、喰わえ直していた。相変わらず空を見たままだ。
「…」
沈黙が苦しくなって、俺もテーブルの、自分が吸っている方の煙草を取り出した。口にくわえてから火を点けると、空間を漂う煙の塊が二つに増えた。
レヴィは片手をテーブルの上のカトラスに伸ばして、手に取った。レリーフを指でなぞったり、自分の顔を銀色の銃身に写したりして、弄んでいた。
「ホント…どうしたんだろうな…」
「え?」
もう一度沈黙を破ったのもレヴィだった。カトラスに視線を向けたままで、俺に話しかけてきた。
「コイツが全てだ。何でも言うことを聞く。金も手に入る。ムカつく奴らに断末魔を教えられる。そう、一番の快感だ…だが」
「…?」
「最近は…」
今まで大切に扱っていたように見えたカトラスを、素っ気なくテーブルの上に置いた。ゴトリ、と鈍い音が聞こえた。
「…そうじゃなくなっちまった」
「…どうしてだ?」
「…わからねぇ。コイツじゃ手に入らないモンが…」
レヴィが煙草を外して、灰皿に擦り付けて消した。
「あるのかもな?」
大きく伸びをすると、せっかく掛けたシーツが落ちて全身が丸見えになった。俺を魅了する大きな膨らみが、目に入ってしまった。
俺は慌ててしまい、煙草を擦りつける。
「ロック、二回戦だ」
「え?さっきはしたくないみたいな事…」
「今は違う。むしろ…」
ベッドの上を這って、俺の背中側に回った。腕が伸びて来て、俺の首を緩く締めた。
肩の上にレヴィが顎を乗せた。
「抱いてもらいたいんだよ。お前に」
俺がレヴィの方を向くと、強く唇が押し付けられた。ついばむような細かいキスをされたかと思うと、唾液を交換しあうまで離されない深いキスもされた。
一息ついた時には、もうレヴィも、俺も出来上がって。
お互いの体を、絡めた。
二度目の行為が終わった後、レヴィは大人しくなった。黙って俺の懐に潜り込んで、俺の胸板に指を這わせたりしていた。
「なあ、ロック…」
「…ん?」
「アタシを抱くって、どんな気分なんだ?ただ気持ちいいだけか?」
「正直それもある…けど、ちょっと光栄って言うか…」
「…」
「レヴィはなんか俺を手の届かない感じがしてたから…さ。正直、嬉しいかも知れない」
「アタシを抱けて…嬉しいのか?」
「ああ」
「…抱けて嬉しいって事は、アタシが好きなのか?」
「…そうかもね」
「…チッ」
俺に背中を向けてしまった。でも、懐から抜け出る気配は無い。照れているのかも知れない。俺は構わず話し掛けた。
「抱いたら柔らかいし、キスとかしたいと思うし、してる時は…結構可愛いとか思うし」
自分でもからかい半分と思える様な言葉でも、本気の言葉だ。レヴィは反応らしい反応をせず、灰皿の方を見つめていた。肩口の上下が穏やかだった。
「レヴィ?」
「…」
顔を覗き込むと、目が閉じられていた。疲れが出たと思い、しっかりシーツを掛けた後、俺も眠りに着く。
「このタイミングで寝るなんて卑怯だよ…お休み、レヴィ」
意識はすぐに飛んだ。
そうか…アタシもロックの事、悪いと思ってねぇんだ。
カトラスが通じねえし、アタシの心を波立たせる。けど、嫌じゃない。
…だからアイツは特別なんだ。
悪いが今はちゃんと言えねぇし、なんて言やぁ良いかわからねぇ。
いつかはっきりした時…言うさ。
愛してる。ロック。
終
829 :
700:2007/06/17(日) 21:59:25 ID:D8wSBIlI
前回に比べて甘くないのですが…失礼しましたorz
キタキタキター(*´Д`)!!
831 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:11:12 ID:B+JVfWMV
ネ申
ありがとう
リアルでいいお( ^ω^ ) G.J!
GJJJJ!!!!
バラ姐モノが少ないのう(´・ω・`)
795氏&700氏GJ!!テラ萌えた(*´Д`*)
「ロックのお嫁さんになる!」
って目をキラキラさせて言ったのに、岡島さんに
「それは無理だよ」
とあっさり言われたりしたら幼児化レヴィたんは半べそをかきながら「なるもん!」って言ったのだろうかとか考えながら萌えた俺は間違いなく近所をうろつく不審者。
>>834 俺もよく職務質問される( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
本編がエロパロ化している件
本編でやられちまったい
わしら、もうロック×レヴィ書けないんか
しかし、さすが創造神
実にGJ!!!だった
ちょっと待て。それはマジにやったのか!?二人でするのははじめてっぽかったのか!?
>>838 俺には「惜しい」としか言いようが…
しかし700氏、甘いのかと思ったら渋めのを。とりあえずあなたが居てなんとか脳内暴走を食い止められたよ。
本編でああなったとは言え、再来を待っているのは俺だけじゃない。ああGJだ…またお腹いっぱい…
>>837 本編に一喜一憂するこそパロの真髄!
隙間を考える良い燃料だろw
>>838 本スレを読めば大体の事は分かる
このスレで既出のシチュを作者自身が寸止めで見せたって感じ
俺はあわや
>>828の続きかと思ったぜw<本編
雰囲気が近すぎる。
俺は「儀式が必要なんだよ」といわれてドッキリ
ボンデージさんかよ!と焦りました
逃げたロックの卑怯モン〜
普段買わない雑誌を
ジュピロとエロパロ化したラグーン目当てで買った俺が来ましたw
あれ
絶対ヤってるよなw?
パロじゃないおー!
レヴィたんのベッドの上で寛ぐロック
パンツ一丁のレヴィたんを見て同時もしないロック
もうね、本当にご馳走様でしたおー
>>843 漏れも「ボンテージかよ!」って思わず突っ込んだww
やはりボンテージ神はネ申だった。
>>845 もちつけ。日本語でおk。
しかしほんと今月はレヴィたん萌えにはご馳走だ(;´Д`)ハァハァハァハァ
流れを読まずにバラライカ物が読みたいと言ってみる
最近本誌でも見ないから飢えてる
まさか、作者自ら燃料を投下するとは・・・
ところで、レヴィが逆さまにぶら下がって腹筋をしているシーンを、鬼畜ロック様がレヴィを裸にしてお仕置き(SM)プレイに脳内変換してみた
ヤバい(*´Д`)ハァハァ/|ァ/|ァ/ヽァ/ヽァノ \ァノ \ァ/ \ア/ \ア
広江って確信的にこういう事してんのなら
ネ申としか言うことねえな・・・パロなのにリンクしちまうぜ(;´Д`)ハァハァ
スレ覗いてるとか…無いよな、うん
まったくないとも言え無いんじゃねぇの?同人野郎だし
業界人の殆どは自分のスレには目を通しているらしいが……
エロパロまで来てるかどうかはわからんな
>>848 それをSSにするんだ!!!
なんか今回の見て切ないレヴィたんに萌えるんだけど、でもレヴィたんの気持ち考えたら何ともやりきれない。だが萌える。だが(´・ω・`)ショボーン・・・だが(ry
この繰り返しだ。
ブラクラの本スレって何処なんだぜ!
>>852 逆に、自分の作品の話題が出そうなスレは絶対見ないって人もけっこういるよ
ただ広江については、ここ見てるでガチと思ってる。
奴は、コミケでブラクラ描いたサークルに、自主的に突撃するらしいぞw
まぁ、原作は原作、エロパロはエロパロ、でいいじゃまいか。
二次との間隔は多少置いたほうが好きだな。
>>847 同じく ノ
バラ姐物が読みたい(*´Д`)
突撃されたサークルのブログ見たらその後は飲み会があるんだって。いいなあ。
好きな男に銃としてしか扱ってもらえないってやっぱり切ないよな
けど違った見方すりゃ、お互いなくてはならない存在てコトだからなぁ
レヴィも揺れるよな
なんか切ない系思い出した(´・ω・)
おまえが銃なら俺は弾丸だ
↑
って言ってるんだからおまえと俺は運命共同体って事なんじゃないの
相棒として最高の褒め言葉のようでもあり、でも今レヴィが
欲しがった言葉とは微妙にすれ違ってるような気もして切なす。
…本編じゃ、もうレヴィはしっかり自分の気持を自覚して
テレもなく女としてロックに向かい合ってる処までいってたんだなあ
軍曹殿のお祈りを思い出すなw
Without me, my rifle is useless. Without my rifle, I am useless.
ただ銃は弾が無くなれば他の弾を込めればいい(レヴィの腕があればラグーン商会以外でも食える)
弾は銃が無ければ役に立たない上に撃ったらオシマイの消耗品。吸血鬼も倒す銀の弾丸といえど、それは変わらない。
そういや日本編でレヴィはロックの言葉を「本当の弾丸」って言ってんだよな。
ロックは「俺はとっくに死んでるんだ」とも言ってるけど。ロックは最後に生きようとしないかもしれない。
レヴィ(銃)が役割を果たす為にロック(弾)が体当たりして敵を撃ち抜く。
最初はレヴィの方が死に急いでると思ったら今はロックの方が死に急いでる感があるなあ。
でももうロックを弾丸として割り切れる様なレヴィじゃないし…仕事人としては失格。だが女として生きるなら(ry
忘れるな。ロックは大悪党だ。悪党はなかなか死なねぇのさ。ダイハードってやつだ。
ロックに愛される女になるか、ロックに必要としてもらえる『銃』になるか
前者は叶わないとわかっていつつ告白めいたこと言ったんだろうね・・・
いじらしいよレヴィたん(;´Д`)
単行本派の俺達のためにネタバレは自重していただきたい…
絶対
やだね!!
レヴィのシャワーの時の瞳は女のそれだったな・・・切ねえ(´Д⊂
870 :
700:2007/06/23(土) 10:25:49 ID:WCSBy6HE
原作から妄想…単行本派の方はすいません。
黒いので苦手な方はスルーを(ry
微妙…そうだ。微妙な距離が要るんだ。ビジネスパートナーとして一線を超えた感情。それがあっても、
俺達の間で愛の言葉は囁けない。
最近はこういう運命だったとも思えてきた。特に不完全な人間なってしまった女と、感情を表に出せず悶々としていたおちこぼれの男。ロクな物の筈が無い。
それが有り得ない形で出会って、たまたま男と女の感情を持った。
それが許されない世界で、許されざる感情を持った。
これが神の意志と言われても俺は信じようと思う。ロアナプラに来る前から、彼はいつも残酷だったから。
一度だけ思った事がある。もしお互い違う境遇になって出会えたらどうだっただろうか。例えば生者の国で、お互い生者として出会っていれば。普通の恋愛が出来て、家庭など望めただろうか。
要らない事だった。俺は生まれ変わっても…なんて自信は無い。俺はどう足掻いても俺だ。いやむしろ、
この境遇だったから出会えた。この境遇だったからこういう事が考えられるようになった。そう考えるとこの巡り合わせに感謝さえ出来そうだ。
でも、だ。出来損ないの俺はこれだけ思考しても、アイツの思いを目の当たりにした瞬間、
本当は感情が抑えられなくなる。
「お前を愛してる。だが応えられねえ」
「…それで…良いんだ」
「…随分物わかりが良くなったんだな」
もしかしたらあの時、レヴィは激しく抗おうとする俺を見たかったのかも知れない。結局最後は断るとしても、感情を自分にぶつけて欲しかったのかも知れない。
俺が物事を効率的に、合理主義者になる事を一番望んだのはレヴィで、一番そうならない事を望んだのもレヴィだった。
熱すればどこまでも熱く、冷やせばどこまでも冷たい金属の関係。しかしどちらに偏り過ぎても、それが銃のフレームだったら使い物にならなくなる。
俺達は実用できる存在でないと、生きていけない。
カトラスが全てじゃないと気付いた時、アタシの気持ちは確認できた。アイツに感情を持っていると。それも一番厄介な感情を。同時に自分の弱さを感じた。他人に気を許すことがなければ自分の殻に閉じこもれる。躊躇いなく引き金を引く事が出来る。
あの感情はアタシに侵食する。一種の錆なんだ。アタシを脆い物にしちまう。勿論使い物にならなくなった時アタシは…終わる。
今が変わっても、昔は変わらない。アタシが歩いて来たのは血なまぐさくて、その道を歩き続ける為に銃が必要だった。
カトラスで開いて来た道だからこそ、これからもカトラスで開く。頭が良いって言われてる奴は「そんな事は無い」と思うかも知れねえが、アタシはそれ程器用じゃなかった。
その不器用さを拾っちまう男。ゴミ溜めで生きてきたアタシを磨こうとする男。どれだけ磨いたって光が出ない。アタシがそう思ってても磨き続けた男。
ほんの少し感情を見せたせいで、悩んじまう馬鹿な男。アイツに磨かれたせいで、アタシは腐食が始まったんだ。
一度だけ、そのまま腐っても良いと思った事がある。
「…どうするんだ?」
「レヴィ」
「アタシは…いいんだぜ?」
アイツは何も言わず、本当に一言も言わずにアタシを、抱いた。
一瞬だけこれ以上無い「腐食」を感じちまった。だが、コトが終わった後の話だ。
「レヴィ、わかってるんだろ?」
「…」
ああそうだ。解ってた。でもすぐに返事は出来なかった。声じゃねえモンが、ガキにしか、それも赤ん坊しか出せねぇ音が出そうだったから。
「お前を愛してる。だが応えられねぇ」
アイツはキッチリ歯止めを掛けて、矛盾してる事かも知れねえが「錆」の大元がアタシの「錆」を防ごうとした。
アタシは腐食を「収める」事にした。
生きる為に封じ込めた。
俺は…言葉に出来る日を望んでいない。その言葉を告げられた時、きっとその時は望ましい未来じゃないだろうから。
だから身体だけをつなぎ合わせる。言葉より単純で、心を見せる必要が無い。
お互いしか見えなくなる瞬間、心が通じる錯覚が起きて口に出したくなる時、俺はレヴィの唇でそれを止める。
封じ込めている想いが爆発する時、それを少しだけ発散する行為。
この行為の数は確実に増えていっている。感情が放たれた時、俺達は終わると解っていて。
それでも少しだけ、いつか来る終末に希望を願って。
俺はレヴィの声を、本当の言葉代わりの甘い声を聞いている。
終
874 :
700:2007/06/23(土) 10:32:09 ID:WCSBy6HE
完全に妄想です。しかも暗かったです。
本当にスミマセンデシタorz
個人的には不器用な二人も好きだ
G.J!です( ´∀`)bグッ!
原作インスパイアキターー!!(良い意味で)
GX読んで二人のことしか考えられないよ…ハアハァ…
GJでした!!
>>874 GJの讃辞を送らせてもらう!
もし違う境遇で出会ってたら〜とか俺と妄想被り杉w
黒ロック×健気レヴィたんてのも見てみたいとかのたまってみるテスト
あのさ……何ていうかさ。おまいらのせいで単行本が待ち遠しくて気が狂っちまいそうなんだよ!!ちくしょおおぉぉぉ!!!!
だけど
>>874氏GJ!!!!泣きそうなぐらい切なくて良い話だ!!
てかやったんだな!?あの二人はやっちまったんだな!?それだけ教えてくれぇ!!
あくまで漏れの個人的な趣味の話だが、
原作の前に二次を読むのはいただけない。
今すぐGXを買ってしまえ!!>878
880 :
878:2007/06/24(日) 00:37:17 ID:QrDyfo0a
>>874!!俺は単行本派なんだよ!だったら注意書き通りスルーしろよ俺!!
てかおめぇが上手すぎるSS書くからちら見したら最後まで見ちまったんだよ!!感動したぜバカヤロー!責任とってまた書きやがれ!!
…………スンマセン。マジに今気狂ってるんです…。吊ってきますorz
単行本派も今月号は買っといた方がいいと思う。
単行本で修正とかされたら間違いなく単行本派負け組になるぞ・・・
レヴィたんのおっぱいが見たけりゃ買ってしまへ!
しかし岡島さんまるで自分の部屋かのような寛ぎっぷりだな。
何となく付き合ってる彼女の部屋行ったら緊張して正座とかしてそうなタイプに見えるんだがw
ベッドでごろごろ出来たり「お前」って呼べたりするのも、相手がレヴィたんだからこそなんだね。
>>878 レヴィたんの筋トレ中のチラリズムやら胸やら乳首やらオールヌードやらぱんつ一枚姿やらを
雑誌のビッグサイズで堪能しないなんて勿体無い!
おまけに今回はロックとの関係のターニングポイントとして大変重要な回だ!
買うがいい買うがいい!
これだけ知っておけば今月号の話はわかるはず。
復讐に駆り立てられるロベルタが相手取ったのはアメリカ合衆国だった。
ロアナプラ住人達は表立って動くわけにも行かず、さりとて放置するわけにもいかず
比較的自由に動ける立場にあるロックにロベルタ捜索を依頼する。
またファビオラとガルシアのたっての願いもありロックはこの危険な仕事を承諾した。
しかしラグーン商会メンバーは「相手が悪すぎる」として消極的でありベニー以外の協力が得られない。
案の定捜索は難航したが、困難な状況はロックの中にある黒い素質を芽生えさせていく。そして・・・
ちくしょおぉ…。負けたよ…。おまえらサンクス。今日仕事終わったら買いに行くぜ…。
待ってろよクソムカつく運び屋悪党共!!!!
>>883 今日は仕事にならない気ガス(´・ω・`)
ここの書き込み見て、『そんなにいいのか?』と思って買ってきて読んだ。
改めてここのレヴィ関連SSを読み直した。
今まではファビオラ好きだったがレヴィ好きになっちまった。
……ファビオラ、すまん。SSの続き書いたらさよならだ。
漏れのことは忘れてくれ。
>>824 漏れにとってはもったいない過ぎる言葉だ。
ありがとう。
883が今どうしているのか気になる(´・ω・`)
887 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 01:01:46 ID:/w+r2lQa
>>883だが…………………………なるほどな。おまいらの言ったことがマジにわかった。
てか何時の間にかあの二人出来上がってんじゃねぇかアホんだらぁ!!!!!
ロックが格好よすぎてムカつくぜ!!レヴィもまさかあそこまでロックを求めてるとは泣けてくらぁ!
これは復讐編クライマックスが楽しみだ。
今回で広江のやりたいことがようやくわかったぜ。NY編があるかどうかはわからんがあの二人は絶対に死なねぇ。多分死んでも死なねぇな。
今ある二人の壁をどう打ち破るのか。いつかのブラックラグーン最終章できっちり見届けさせてもらうぜ広江ネ申さんよ。
サンクス。ありがとう今月号を勧めてくれた人。買ってよかったぜ!
ロックが銃を持つとすればレヴィが死んだ時だな・・・あって欲しくないが(´・ω・`)ショボーン
890 :
98:2007/06/25(月) 22:38:01 ID:NniX4xxS
今月のGX買いますた、モチベーションがあがったので
何とか本編を書きましたよ、例によって微妙かとは思いますが
でわ投下
待機
892 :
98:2007/06/25(月) 22:41:27 ID:NniX4xxS
引いちまった
何を引いたって?
引き金に決まってる…だろ…
夢の中のバカなガキのアタシが
得意げに銃を突き付けたら
ロックは小さく溜め息をついてこう聞いた
「それで? それで何をどうするつもりなのかな?」
どうにもならなかった
単純に銃を突き付けさえすれば、なんて
そんな甘い考え通りには行かず
言われてから事の重大さに気付いたガキのアタシは
ようやく分かった銃の重みに悲鳴を上げそうになりながら
逃げ場の無い場所に追い込まれた
そんな様子を見たロックは、悲しげに右手を差し出した
足掻き続ける
そこまで追い込まれても
そりゃそうだ、ここで引いたら無くしちまう
ロックを信じきれないガキのアタシは銃を渡せなかった
あのクソッタレなストリートでの、全てと引き換えに
やがて重みに耐え切れずに引き金が落ちた
銃を突きつけられても
右手に風穴が開いても
ロックは小揺るぎもしなかった
穴の開いていない手でガキのアタシからそっと銃を取ると
「こんな物は決して、君を幸せにはしてくれないよ」
悲しげでマジな顔がそう言った
前にどこかで聞いた偉いサムライの言葉
くそっ、何だったっけ?
ダッチでもいればウンチクたれてくれんだろうけど
ロックはその名の通り、その言葉のままだった
おお!投下に立ち会ってしまった。
ありがとう98さん。あなたの書く子供レヴィシリーズ大好きなんで嬉しいです。
GJ!!!
毎度毎度楽しみにしてるよ。
欲を言うともうちょい展開が欲しい。いやがんがって下され!
895 :
700:2007/06/27(水) 22:15:26 ID:n8vT9lDX
完全にオチなし…ですorz
896 :
1/3:2007/06/27(水) 22:16:49 ID:n8vT9lDX
朝は…だるい。ロアナプラに来てから、俺も夜型になったのかも知れない。仕事が絡むとロクな睡眠は取れないし、いつ揺れないベッドの上に帰って来られるかもわからないし…
かと言って、昨日一週間ぶりに陸に帰ってきて、ゆっくり休めるかとおもったら…
「…ぐー」
隣で寝てたりするんだよな。
「レヴィ」
「…ふあ?」
「言っても無駄だと思うけど…朝だよ」
「…わかってんなら起こすな。お前が激しかったせいで疲れが…」
「仕事の疲れもあるだろ?わざわざそんな日に来なくても…」
「…ぐー」
寝息が帰って来た。やっぱりレヴィはこんなものかと、ため息が出た。俺は飲み物を取ろうと、体を起こそうとした。
腰に手応えがあって、ベッドの中に再び引きずり込まれた。
「…出んな」
寝起きの不機嫌な顔の割に、言っている事が逆で苦笑してしまう。
「何笑ってやがる」
「いや…別に?」
「…二度寝出来る位疲れさせてやろうか?」
「はは…は」
俺の苦笑いが終わらない内に、レヴィの手は俺の体を伝っていた。
煙草の煙で薄汚れてしまったカーテンの隙間から、新しい陽が覗いた。海の照り返しがあるのか、この部屋にはカーテン越しの優しい光が充満していた。
潮の満ち引きが微かに聞こえたかと思うと、港を走るスクーターの音も聞こえてくる。
吹き込む潮風が窓際のベッドを通り抜けて部屋で遊び、テーブルの端にぶら下がっている俺達の服を揺らした。今日は風が少し強いのかも知れない。
規則正しく部屋に響く時計の秒針。良い朝、絵に描いた様な爽やかな朝だろう。でも、
その中で俺は、俺とレヴィはシーツのシワをもっと増やしたり、ベッドを軋ませたりしていた。
俺達の耳に届くのは秒針の音なんかじゃなく、
「ん…あっ…ん…っ」
「っ…うっ」
お互いの声だけで、身体を絡ませて、そこそこの幸福感と快感を得て。
部屋に満ちた爽快な空気を台無しにしていた。
897 :
2/3:2007/06/27(水) 22:18:14 ID:n8vT9lDX
「…あの時起きとくべきだったかな…」
二度目の起床の時には、時計の針が昼時を表していた。痛い腰を引きずりながらベッドから上半身を乗り出して、棚の上の時計を確認する。隣からは一度目の起床と同じ寝息が聞こえていた。
「レヴィもホントは疲れてるんじゃないのか?」
何となく思考を止めて、今度は起こさずにその寝顔を眺めてみた。
実際に近くで見てみると、細かい手入れをしていない筈なのにレヴィの髪は傷んでいない。髪の長さは…多分女性としては短い部類だ。
いつもは海の上で陽にあたってるせいか茶髪にも赤髪にも見えるけど、この距離だと黒みが少し抜けたくらいにしか感じられない。窓から入る陽に差されて、今は金色に輝いていた。
鼻、目、眉のラインは全てシャープで、本当は美人の部類なのに近寄りがたい印象を受ける…中身はさておいて。こんな事を言える俺は贅沢かも知れない。
レヴィが頭の横においている手を、手に取って見た。いつもグローブをしてるせいか此処だけ日焼けの度合いが少ない。指を絡めると柔らかな手触りと対照的に、俺の手のひらに手応えがあった。
火傷、切り傷、修復と破壊が繰り返された皮膚があった。
言うまでもなく仕事のせいだ。レヴィが俺の使わない武器を使っている、何よりの証拠だ。
その手を両手で包み込んだのと、レヴィが目を覚ましたのは同時だった。
「ん…」
「言っても無駄だと思うけど…昼だよ」
「…関係ねぇ…赤ん坊みてぇに何握ってやがる?ママでも恋しくなったか?」
「良い手だと…ね」
「あまり笑えねぇ」
手を引き抜こうとレヴィが片手をもがかせた。けど、俺は握ったままだ。
「…離せ。面白くもなんともねぇシロモノだ」
「離すさ。もう少ししたら」
「…何考えてやがる」
「言ったら怒られる様な事」
「…はぁ?」
レヴィに言えば怒られる様な事を考えながら、俺は少しの間その手を離さなかった。
898 :
3/3:2007/06/27(水) 22:19:39 ID:n8vT9lDX
「腹減った…」
「何か頼むか?」
「このカッコじゃ受け取れねぇ…」
遠回しに俺に作れと命令する。冷蔵庫にそこそこの材料を入れていたのを思い出した。
「シャワー上がりなんて見られた日には目も当てられねぇし…」
「わかった。何か作っておくから行ってきなよ」
「はいよ…」
俺の横から這い出し、器用にベッド近くの床に着地した。勿論布は着けてなく、全裸のまま下着だけ手に取り、脱衣所に向かっていった。
細いラインの際立つ背中姿だけで、また下半身が反応しそうなのを押し殺して、俺は疑問を聞いた。
「レヴィ」
「ん…?」
「本当に疲れてなかったのか?」
「いや、めちゃくちゃ疲れてた」
脱衣所に向かう足を止めて事も無く、むしろ当然のように言う。
「じゃあなんでだ?」
「そーだな…慣れちまったのもあるけど…」
珍しくレヴィが頭を掻いていた。
「お前の隣だとよく眠れるんだよ。二度寝でも三度寝でもしたくなるし…それにわざわざ朝起こしにこなくたって済むだろ?」
「…」
「アタシなりに手間を省いてやろうって話だ。おまけに夜の相手もしてやってる」
「まあ…そうだね」
「わかったら妙な質問すんな。お前はご主人様の帰りをじっと待ってりゃ良いんだよ」
軽く手を払う動きをして、レヴィは脱衣所の扉を閉めた。
「…俺はペットか何かかよ」
俺も体を起こし、シャツを着て台所に立った。
外からの風だけが涼しさの頼りで、俺は汗ばみながら昼食に近い朝食を作る。額に風があたる瞬間だけが暑さを忘れられる時だった。
フライパンに乗せたソーセージからは香ばしい薫りが始まり、視界の端に捉えると食欲をそそる焦げ目と滲み出す肉汁が見える。俺はそれを時折確認しながら卵を割って、もう一つのフライパンでかき回していた。
テーブルの上に野菜を置いた時、レヴィは下着だけ着けた姿で席についた。
「ロック」
「うん?」
「お前、良い嫁になるんだろうな」
「貰い手がいない世界だからね。残念だよ」
鼻を甘い臭いがついた。点け始めの煙草の臭いだ。
「お前はラグーン商会に買われてるんだ。勝手に嫁に行けねぇようになってる」
「じゃあずっと奉公人みたいに、ご主人様の帰りを待つ暮らしかな」
レヴィは煙を大きく吐いた。
「…アタシに嫁げ。死ぬほど可愛がってやる」
終
899 :
700:2007/06/27(水) 22:20:58 ID:n8vT9lDX
ほのぼの目指してたら違ってました。スミマセン(ry
ぐぐGJJJJ!!最後のセリフいいなあ!
投下に割とリアルタイムで立ち会えて嬉しいありがとう!
GJですよホホォォィィ!!
同棲ネタのドラマのような生活臭がたまらん。
良いものをありがとう
そういえば近頃118氏の姿を見ない(´・ω・`)
そろそろ夏風邪ひきそうだ
>>899 GJ!!!
「出んな」が可愛いなぁ
原作でもこんくらい素直なら、ロックにはぐらかされたりしないのに
だが素直になれないところがレヴィたんの可愛さなのだ
906 :
700:2007/06/30(土) 09:58:47 ID:x4MkmQvB
展開むちゃくちゃかも知れません…バラ姐モノ?です。
907 :
700:2007/06/30(土) 10:00:56 ID:x4MkmQvB
最近には珍しい雨が降っていた。それも窓の外の姿が見えない位激しい雨。スコールだ。時計は夜10時を回った頃。ロアナプラは眠らない街だけど、この辺りは静寂さを増している。
もうホテル・モスクワの敷地だから。ロアナプラにいる以上、ここでバカ騒ぎする奴はいない。俺はハンドルを切って、車庫に車を止めた。
「ロックは?」
「…」
「おい、ダッチ?」
「…バラライカの所だ」
いやにダッチの口が重かった理由がわかった。こんな時間に姉御のトコに呼ばれる事に、良い話があるわけが無い。
「用向きはなんなんだよ?」
「レヴィ、確認しとくぞ?」
ダッチは諭す様な目でアタシを見た。
「ロックはビジネスパートナーだ。決して俺やお前の所有物じゃない」
「…んな事は解ってる」
「解ってるなら良い。アイツにも自由はあるし、ラグーン商会にとって害が無いのなら、俺たちの知らない所で何をしていても関係ない…前置きはこれ位だ。これからは俺の独り言として聞け」
ダッチは深いため息息をついた。
「人間誰にでも悪い所がある。バラライカの場合は支配欲だ」
「戦争マニアがそうじゃない方が珍しいぜ」
軽いノリを入れても反応が薄い。大体言い方が妙だ。仕方が無いと言ってるみたいな、半分呆れたような語りだった。
「茶化すな。人間は大抵、その手の欲求を性的嗜好に影響させちまう」
「…」
「支配欲が強いと…例えば、だ。自分のモノにならない奴を抱きたくなる。他に…」
感が働いてアタシの口の中が渇いてきた。自然に奥歯に力が籠もった。
「他人のモノを抱いて、そいつの本命の心を犯す。とかな」
「…ロックは誰のモノでもねぇ」
「端から見るのと内から見るのとじゃ違うんだろうさ。とりあえず興味を引く何かがあったんだろう」
さらりと言ってのけるダッチと、段々顔色が変わるアタシ。はっきり血が逆流しそうなのがわかった。
「何で止めなかった」
「何も知らずにOKしてたんだ。一度OKしたモノを取り消させると俺が入れ知恵したと感づく。お得意様とは仲良くしておくべきだろ?」
「…」
「朝方には帰ってくるさ。俺はもう寝るぜ」
バツの悪さで部屋を立ち去るダッチと、ロックが忘れていったライターを見て、アタシは拳を握り締めた。
続
908 :
700:2007/06/30(土) 10:01:47 ID:x4MkmQvB
すいませんまだ登場してません。続きますorz
クル--!!
うおおおおおおおおお
GJGJ!
続き待ってる
全裸で
泥沼上等!
カモ〜ン!!
保管庫が進まんね
もう900越えか
914 :
700:2007/07/01(日) 10:15:27 ID:2Q6libGP
次スレ…近いですね。昨日の続きです。
「よく来たな。ロック」
部屋の中に入ったと同時に、労いの言葉が掛けられた。バラライカさんの執務室だ。窓には雨が叩き付けられて、外の天気の悪さがわかった。
最低限にされた灯りせいか部屋は暗い。一番明るいのは執務机のランプだった。
頭に引っかかっていたのは此処まで案内してくれた軍曹さんの表情。無口なのはいつもの事でも、疲れた表情とため息が気にかかる。
「いえ、ところで何の用ですか?こんな時間っていうのも珍しいし…」
「ダッチからは何も聞かなかったのか?」
「はい」
バラライカさんは余裕を深くした笑みで席を立った。俺に近付いてくるが、あまり厳しい雰囲気は感じられない。
「あ、あの…」
「好都合よ。下手な真似をされない分こっちもやりやすいわ」
「下手な真似?」
「ロック、心の準備をしろ」
口調だけが急に厳しくなった。俺は緊張して、姿勢を正す。
「…やっぱりわかって無いみたいね」
「へ?」
「力を抜け…」
俺の眼前に立つバラライカさん。丁度、俺の戸惑いのせいで緊張が緩んだとき、顎にその細長い指が当てられた。
思った以上に柔らかいその指に力がこもり、顎を上に向かされたと同時に、
その形の良すぎる、冷たい感じの唇が俺の唇を奪っていた。
俺は無抵抗なまま、侵入を許す。今まで味わった事が無い程はっきりと、口の中を犯されていく。
「バ、バラライカさん!」
やっと一息つかせてもらって、声を出した。
「どうした?まさか始めてでは無いだろう?それとも…本命に操を立てたいのか?」
「…っ!あ、貴女が何を言ってるのかわからない!」
「解らなくて良い。理由も無い。ただ私が楽しむ為の余興にお前が必要だ。ロック」
バラライカさんの目に、狂気に近い物を見た。
「私を抱け。これが今日の依頼だ」
「どきなデカブツ」
「ここはホテル・モスクワの敷地だ」
アタシは結局、姉御の所まで行った。いや、行こうとしてた。わざわざここに居る通行止めの看板代わりの下っ端。
まるでアタシが来るのを予想してた様に。
雨は降り続いて、アタシの服も、髪も、水が滴る程重かった。イライラして、コート無しのバイクで飛び出したんだから当たり前だ。
目の前に居るのは顔見知りの部類に入る奴。
「姉御んトコにウチの、来てるだろ?」
「大尉は今商談中としか聞いて無い。これもそのための警備に過ぎん」
奴は視線を変えた。目の先にあるのは見覚えのある車。ロックが使って行った物。
「…なあ、通してはくれねえのか?」
「大尉がどんな用で呼びつけたにしろ、大尉は大尉だ。逆らう事は出来ん」
「…」
「…警備が命じられたのは三時間だ。迎えに来るのならその頃だろう。帰るがいい」
きびすを返して、別の所の警備の為かアタシの前から外れていった。
時計を着けるのも忘れてた。アタシの忍耐力じゃそれ位の時間でも我慢は出来ないだろう。体もびしょ濡れだ。
一回帰って出迎える。もしくはラグーンの中で待ってる。普通のアタシならそうだった。
でも足は、車庫の方に動いた。前髪から水が落ちるのを見ながら、右手でポケットの中の、アイツのライターを握り締めた。
勿論車のキーは無い。だからボンネットに座って、何故かクラクラする頭を抱えて。
アイツを、待った。
続
917 :
700:2007/07/01(日) 10:19:42 ID:2Q6libGP
実はいつかのレスで見た健気レヴィが混ざってますorz
今日初めてこのスレ・・・っつーかこの板に来た
神々が住まうスレってここのこと言うんだろうなぁ
GJ過ぎてGJという言葉すら軽く感じてしまう
バラライカの姐さんハァハァ
待ちに待ったバラ姐キター----!!!
凄い…凄いよーーーー!
うっ うわあああぁぁぁぁ
にくちゃんねるも見れなくなった今はそれも嫌だな
保管庫Vol.4で止まってるからなぁ
このスレはなんとかなるけどVol.5の作品どうしよう
実は自分の閲覧用にここの保管庫作ってるんだが、
需要あって、
>>1の保管庫と別になっても良いなら公開する。
神よ。ゼウスよ。お願いいたします。
>>926 貴方が神か。レス一杯になるのが怖いのですが神と言わせて下さい。
930 :
926:2007/07/06(金) 23:23:14 ID:HgD89gNW
>>930 ありがとう。
ほんっとありがとう!!!
>>930 乙乙〜!注釈入りの丁寧な分類に感動した!
しかしタイトルなしは本当、
開けてみるまでわからんわW
>>930 おお神よ。感謝の思いを表現しきれない俺を調教して下さい。
>>933 普通に見れるじゃん。
しかし、いまみると懐かしいね、1スレの時のとか。
Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!G.Jだぜ!
やった━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
>>930 超乙乙乙乙乙乙
アリガトー
やっとボンテージが読めるバーボンシリーズみたいな小ネタまで入っていて、懐かしすぎる
懐かしいけど、オレは昔自分が書いたのとか読み返して、うわあああっ、ってなるけどなーw
あるあるあるwwww
また書いておー
942 :
926:2007/07/07(土) 16:10:27 ID:FGP172P/
保管庫、専ブラから飛ぶと普通に見れるけど、ブラウザからだと403になるようだ。
スペース借りてる所のFAQ見たら「特定の URL (主に無料レンタル掲示板系、無料実写アダルト可能サーバ)
からのアクセスは禁止させて頂いております。」というのがあったから、これに引っかかってるのかも。
403になる人は
>>930のURLコピペして飛んで。
h抜きで書けば良かったな
URL打って行ったらいけたよ、ごめん。
926はGJ。
700氏とは別のロック×バラライカ物を途中まで書いたけど
新スレ立ってから投下の方がいいかな?
みんなどれがお気に入り?
一番最初に投下されたロック×レヴィにはかなりの衝撃を受けて悶絶したな。ナツカシス。
途中で止まってる物にも先が気になって気になって悶絶したな。
946 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:10:23 ID:aH0DZ1lJ
神さま
すぐ投下してください。
947 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 23:10:56 ID:aH0DZ1lJ
神さま
すぐ投下してください。
今投下されてもすぐに倉庫往きになっちゃうしな……
そろそろ次スレの季節……かな
俺がロックならシャワーから出てきたレヴィの首にかけてあるタオルを引っ張って引き寄せてチュッチュしまくる
>>949 「バ、バカ!さっきヤッたばかりだろ!」
「駄目か?」
「…チッ」
…何考えてんだコイツ。汗かいてシャワー浴びるハメになったのはテメェのせいだろ?
ってのにこの状況は…アタシは壁に追い詰められてる。まだ髪も拭けてねぇ、足下は水びだし、下着も着けられない。
当然コイツの前で全部を晒してるって訳だ。
「…また浴び直すハメになるだろうが」
「駄目じゃないんだろ?」
「…んっ」
返事もさせてくれねぇ。ああ肯定だ。
駄目だ。こんなにあっさり許しちゃアタシは馬鹿になる。溺れちまう。
なのにこれ以上無い気分になる。酸欠が気持ち良いんだ。マゾでもなんでもねぇのに…
「…ぷはっ」
「良いよな?」
「後で覚え…てろ」
最近調子に乗ってやがる。ちょっとアタシからいい声が聞けるようになったからって…場数踏みゃあ上手くもなるだろ。おまけに練習台はアタシだ。誰が身を削ってレクチャーしてやってると思ってんだ?ロック。
「ここが良かったんだよな?」
「ひゃ…はぁ…」
む、胸かよ…こら!デカいからってそんな風に扱うな!本当はデリケートでテメェなんかが触るのは恐れ多いようなシロモノ…
「やっぱり弱い」
「ん…ばか…アタシだけイッちまうトコだった…ろうが」
まだ腰もガクガクだってのに…
「後ろ向いて」
「…バックか」
「たまには…ね」
「腰に来てんだ。途中で崩れても知らねぇぞ」
「大丈夫だよ。「離さない」から」
「…アタシを毎晩レイプ出来る人間はお前くらいだな」
あーあ。なんでアタシは…尻なんか向けてんだろうな…ー。
勢いで妄想した。今は反せ(ry新スレ立って無いが埋めも兼ねてる。
GJ!!!
この後、腰が抜けたレヴィたんを、岡島さんが洗ってあげるんだな
ネチネチと…
GJ!!短い中にも濃厚さがあってイイ!!妄想してよかったw
バックから犯されて後ろからおっぱいモミモミされたらレヴィたんはもうひとたまりもないんだろうな(;´Д`)ハァハァ
【お前が銃なら】ブラックラグーンVOL.7【俺は弾丸だ】
次のスレタイはやっぱこれかな?
うむ。やっぱりそれだよな。
異存はない!
入りきるかねー>スレタイ
勿論異存はないがー
【ずるいぜ】【まったく】
【鉄棒】【ギシギシ】
956 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:38:26 ID:p6fryzzf BE:70117643-2BP(350)
>>953 「VOL.」を取ればサブジェクト違反にならないで済みますな。
957 :
943:2007/07/12(木) 20:55:23 ID:IvgvnJ/z
新スレ前にエロくないところまで投下、と思ったらSB規制にあった…
ロック×バラライカです。
ロアナプラの漁港で牡蠣の養殖を始めた殊勝な阿呆がいた。
それを聞きつけたロアナプラ在住のとある御方が
「新鮮な産地直送の牡蠣が食べたい。」
と仰られた。
かつて食事に関しては多々困窮したから、たまに贅沢がしたくなるらしい。
それが今回の仕事だ。
ただの魚介類を運ぶだけだから危険は伴わない。
他のメンバーはそれぞれ忙しい。
お陰でこの雑用みたいな仕事を押し付けられたわけだが、どうやら少し違ったらしい。
どうも依頼主が牡蠣を美味しく頂くまで業務に含まれるらしく
暑いロアナプラとは思えぬ程涼しい部屋で俺は未だ帰れずにいた。
しかし向かいのソファに座る女性、バラライカさんは結局牡蠣を調理せず
レモンを絞っただけで食べる方を選んだ。
その所為か働きぶりが評価されたかは判らないが
俺も一緒に牡蠣を食べていいと言われたのは役得だ。
贅沢は独り占めとか言って、部屋にはいつも居るボリスさんすら居なかったのだから。
……役得だった、はずだった。
「ロック?」
「あ、すいません。美味しすぎてすっかり呆けてました」
何とか誤魔化し、テーブルの上に並ぶ大量の牡蠣を消費する行動に戻る。
正直味が判らない。
「感謝しなきゃね、こんな事までさせちゃって」
「構いませんよそんな。仕事ですから」
生返事とはこれを指すのだろう。それくらい頭が回らない。
だと言うのに、目の前で殻から牡蠣をすする口元が艶めかしく見えたりする。
そういう所でだけ頭が働く。きっとさっき見たあれの所為だ。違いない。
この部屋に着いた時。床に置いたクーラーボックスを嬉々として覗き込むバラライカさんの
あのしゃがみ込んだ脚と脚の合間、ストッキングより濃い黒色の布が鎮座ましましていた、あれだ。
要するに、要さなくてもあれは下着だった。多分この街で一番見るのが難しい下着だろう。
同じ様にしゃがんだ時にうっかり見てしまったのだ。後ろにひっくり返るかと思った。
平静を装ってはいられるものの、忘れようにも忘れられず脳裏にこびり付いている。
普段見ない物を見てしまったから変に意識してしまう。
更衣室を覗いた中学生じゃあるまいし……。自分でもそう思うのに。
いつも以上に胸元に目が行く、スカートの中に詰まった太股や尻の感触を想像する。
止めようとすればするほど頭の中を占めて行く。これは不思議な現象だ。
音を立てて牡蠣をすする口元があんなにいやらしく映るのはどうしてだろう。
いっそ牡蠣になりたい。いや、何を言ってるんだ。
あの人に劣情を抱いた所で悪い結果になるのは見えているじゃないか。
比喩でも何でもなく首を切られてしまいそうだ。額に穴が空くかもしれない。
混乱を極めた頭の芯が焼ける音がして意識が遠のいた。
本当に後ろにひっくり返る。ソファはやわらかかった。
血の気が引くような、それでもどこかが冴える変な感じで目が覚めた。
「ああ、やっと起きたの」
さっきまで向かいに座っていたはずの顔がすぐ近くにある。
「えっと、俺、どうしました?」
「突然仰向けに倒れて気絶したの。牡蠣に中ったのかと思ったけど……大丈夫そうね」
脳がエンストを起こしたのか、どうやら座っていたソファに介抱されてるらしい。
「どうせ変な事を考えていたんでしょう」
「はっ?」
何だ、何を言ってるんだこの人は。図星だけど。
「あら、さっき私のスカートの中を覗いていたでしょう」
「うぇっぷ!」
盛大にむせた。だけどもうひっくり返る所がない。
「……気付いてたん、ですか」
「あれだけ凝視してれば気付くわよ」
「す、すいません」
殺されるのでは。なんて一瞬恐ろしい想像がよぎったがバラライカさんは艶やかに笑っていた。
何か変だ。今一度良く考えてみると何かおかしい。
大体バラライカさんの顔が近すぎるのだ。まさに目と鼻の先にあり、しかも真正面を向いてる。
つまりバラライカさんが俺の上半身に座って上から覗き込んでいるわけか。
「どうして貴女は、俺の上に乗り掛かってるんでしょう」
「いつ起きても逃げられないようにと思って」
どういう事だ。これは夢か。それにしては体に当たっている太股や尻の感触が生々しすぎる。
想像以上だ。いや、だからそうじゃなくて。
ついでに、何故下半身(のごく一部)は起き上がれない上半身の分まで起き上がっているのだろう。
こうなった所為で倒れたのか、倒れたから気が緩んでこうなったのか、
それとも倒れてからバラライカさんが色々どうにかしてこうしたのか。
目の前にあった顔が遠ざかる。
すると彼女の体まで見えるようになって、視覚的にも乗り掛かられているのだと判る。
スカートの中だって丸見えだ。けど今は見えているのではなく見せられている。
「折角だから抱いてちょうだい。前回から久しいから……私もその気になっちゃったの」
言葉を失うしかない。これはどういう冗談だろう。はたまた罠か。
でも俺を罠にはめてもバラライカさんには何の得も無いはずだ。
「ねぇ、良いでしょう、ロック?」
その言葉は普段の組織を束ねる豪腕な者の言葉ではない、ただ一人の女が発する言葉だ。
口紅が落ちかけ貝汁で濡れた唇が誘っている。美味しそうだ。
死を覚悟しても間違いじゃないこの状況で『願ったり叶ったり』なんて言葉が浮かぶ。
961 :
943:2007/07/12(木) 21:05:44 ID:IvgvnJ/z
需要がありそうだったら新スレで続きやります。
SB規制ってソフトバンク規制かなんか?
GJと言わざるおえない
続きを是非、ツンデレで、いや次スレで!!
965 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 22:13:46 ID:p6fryzzf BE:175293656-2BP(350)
>>961 あと57kbありますから、もうちょっと投下できませんかね?
>>961 うるとらすーぱーGJ!
よーし同士諸君、全力で埋めるぞ!
>>950 「ん…く」
「優しいのと激しいの、どっちが良い?」
選択肢がおかしいと思わねぇか?最近はアタシがやられっぱなしだ。
ロックがその気になればYES。触りてぇって言ったらYES。キスしたいって言えばYES。無理やりヤられても…YES。何故か断れねぇ。
「はぁ…ぅ」
アタシはデリケートなんだよ。ソコは特に大切に…ロックの…舌が…
「あ、あんまり支度はいらねえぞ。アタシはもう…出来てる」
「だからだよ。こんなに敏感なんだから大事にしないと」
そう言うことを言うんじゃねえ!テメェの言ってる事がどれだけアタシを苦しめてると思ってるんだ?
こう…胸が辛いんだよ。頭ん中で火花が散る。言葉だけなのに。
尻の手応えが強くなった。さっきまでロックが大事とか言ってた場所に…ロックのアレだ。まだ入っちゃいない。
「早く…済ませろよ。浴び直すなら早い方が良い」
「優しい、激しい。どっちだ?」
「…両方に決まってんだろうが」
このバカデカい胸も、唇も、アレも。全部コイツにやっちまった。おまけに好き勝手にさせた。
なのにアタシは怒っちゃいねぇ。むしろ満足なのかも知れない。じゃないと、説明がつかない。
四六時中馬鹿みたいにサカっても良いって思って…結局は現実逃避か。
まあ、ロックが強いのも悪い。それともアタシが魅力的過ぎるのか?アタシの体を見るとすぐに犯したいって思っちまうのか?
…と、ダラダラと考えてる間に、一戦終わっちまった。
…ガキなんか出来ねえよな。
「また…中でやりやがった」
「…始まると止まらなくて…ゴメン」
「全く…ロック!」
「はい!」
「罰だ。アタシの体を洗え。隅々までな」
あー…ドツボだな。
埋めも込めて(ry
>>967 相変わらずのGJっぷり!!
この後はお風呂で泡プレイかー…いいなー。
シャワーのお湯を敏感なところに当てられてよがるレヴィたん(;´Д`)ハァハァ
GJ!!!
岡島さんのエンドレスアタックは、お風呂まで続くのか…
>>961>>967さんGJ!です
続き楽しみにしてますよー(´∀`)
個人的にバラ姐がツボ(;´Д`)ハァハァ
>969
ロック「ずっと俺のターン!」
そのうち尻もロックにおいしく頂かれる事になるぜ。
スレタイどうりにな!
>>972 ロックの尻がおいしく頂かれるのかとオモタ
スレタイどおりにな!
974 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:16:01 ID:B8ib91mE
レヴィもいいけど双子も書いてほしいと空気を読まずにレスしてみる
空気嫁