ロケットガールでエロパロ

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149名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:18:47 ID:nwlkcAg7
意外とそっち方面にはうぶっぽい気がして
案外かわいいところ見れたりしてー、なんて
ゆかりがソランジュに襲い掛かると
や、やめなさいっとかいいながら赤面しちゃってかーわいーい
くたくたになるまでソランジュにあんなことやこんなことして
かわいいおもちゃゲトーって感じでえへえへ楽しんでたものの
突如ソランジュは、赤面&涙目で立ち上がり、
いいようにさせるもんですか、とゆかりに逆襲
そうソランジュはうぶというよりは吹っ切れないタイプで
逆に吹っ切れて割り切っちゃえば強いの何の
マツリのたくましさとはまた別の、コーカソイドらしい絶倫っぷりで
ゆかりを攻める攻める。
すっかり受け手に回って良いようにトバされちゃったゆかりだが
なんよアリアンクーリエにあんだけいって、自分は潔癖みたいな雰囲気だしといて
やれるじゃんかこのーと再度の復讐へ勝負をかける
あとは攻めて攻められてと延々攻守交替繰り返し一晩セクース三昧
なんだかんだで仲良くなって二人抱き合ってぐっすり寝てるところを以下略


みたいなのが
みたいなのが
150名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:38:40 ID:tW/444+U
ソランジュは一見Sに見えて実はドMと俺の霊感が囁いてます
151名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:06:35 ID:6mDrZ16t
てことは骨折をおしての月面探査任務続行はソランジュ(M)的には
濡れまくりシチュだったわけだな。

ゆかりを1人で送り出し、自分は月面で孤独に死ぬと想像しては(;´Д`)ハァハァして
ゆかりは断わると予測しつつも何度もその提案をしたのは
口にするだけですんごいアクメに悶絶できて病み付きになったからだな。
152名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 18:02:17 ID:GnV5b9Qk
本スレの方で「ソランジュがちレズ設定説」が出てたけど情報源はどこなんだろう。
原作話なのでアニメ本スレで訊くのもためらわれる……。
のじりんのBBSなのかなぁ。
153名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 19:31:32 ID:KMlP3Z6F
ソランジュがちレズ設定説じゃなく
ソランジュがちレズ設定案があったがボツにされたって話でしょ。
154名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 21:10:18 ID:tW/444+U
昔の2ちゃんにそういう書き込みがあったな
以下転載

341 名前: イラストに騙された名無しさん 投稿日: 2001/06/17(日) 00:34
>>337
フランス娘の相手は全員同じ医者で、リーダーだけそうならなかったのは、
ズーレーで主人公を狙っていたから、と書こうとしてやめたって話をどっかで
見た記憶があるんだけど忘れた。本人のサイトだったか、何かのインタビュー
だったか。
155名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 22:32:04 ID:GnV5b9Qk
ぅぉ。2chのログにもあったのか。2001年ってのが時間の流れを感じさせる。

のじりんボードも見に行ってみたが古いログは見つからず。

百合オタとしてはソランジュのがちレズ設定は裏設定で残っていて欲しい気も。
フランス娘が同じ男に引っかかってたとかはボツになって良かったかも。
妊娠発覚後にはフランス国家憲兵対テロ部隊GIGNとかにその医者は連れ去られそうだw

ありがとう。よくぞ古い記事の中から見つけてくださった。>>154
156名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:17:19 ID:oQDg4Xzy
マツリは淫乱…とみせかけて、実はシャーマン候補だから処女というのはどうか
157名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:34:16 ID:ptFTLMNl
マツリのかーちゃんが現役シャーマンじゃなかったっけ。
むしろ神を下ろして乱交パーティで授かった子供が「神の子」とかがイイ。

「ほい、ゆかり。これはゆかりの子だよ」
「はああああっ? 女同士で妊娠するわけないでしょうが」
「ゆかりの精霊はとても強力ね。女同士でもぽんぽん孕むよ」
「あんたはマリアさまかっ」
158名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 01:27:04 ID:n58vu4pi
「ほい、仕方ないね。向こうの崖から投げ落としてくるよ」
「ちょっとまて! なんでそうなる」
「実の親が認知しなくては、この子を守る精霊がいないよ。
 そんな子は生きていけない。これがこの子の為だよ」
「あああっ! い、いいよさつきさんとかに頼んでSSAで育てれば・・・」
「ゆかり、人間は玩具じゃないね。
 精霊も親もつかずに育てるなんて、生きながら死ぬも同じ」
「わああっ だから投げるな掲げるなっ! こらっ渡せっ」
「ゆかりの精霊はいまこの子を嫌ってる。渡せない」
「ああもう! じゃあどうすればいいんだ!」
「ゆかりは、この子の母親であり、父親」
「…」
「ゆかりとマツリの子だよ」
「…違う」
「ほい」
「投げるなー!」
「ゆかりとマツリの子だよ」
「…」
「ほい」
「わーかった! わかったよ!」
「ゆかりとマツリの子だよ」
「私とマツリの子でしょ!? いいよもう!」
「にっこり」
「テメエ」
159名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 02:50:12 ID:pTvK6YiD
541 名前:メロン名無しさん メェル:sage 投稿日:2007/04/10(火) 02:15:48 ID:???0
ソランジュが宇宙服をどうしても脱ぎたがらない理由、
実はソランジュはフタナリで、かつレズで、
甘酸っぱい匂いをふりまくゆかりに欲情全快で
あのハードシェルスーツの股間部分をがんがん押し上げてて
引っかかってて痛い痛い痛い

だってのにゆかりが
「手伝ったげるからさ、いいかげん宇宙服脱ぎなよ」
「遠慮しないで。女どうしじゃん」
「こういうことはチームワークでさ、いくよ」
とかいって後ろから抱き付いてソランジュの上半身引っ張ろうとするもんだから
ゆかりのおぱい、おっきなおぱいが背中に当たって
ああああああああ勃っちゃう勃っちゃう、もっと勃っちゃ…
ぎぇええええひっかかってる痛い痛い痛い痛い痛い
「あうううううううう!」


という展開だった夢を見た。
ソランジュが原作どおり
「騙すつもりはなかったわ。ゆかり―――いずれ打ち明けて、あなたの承諾を得るつもりだ
 った。私の体質があなたハァハァを危険ハァハァにさらすんだからハァハァ」
と言ってるところで惜しくも目が覚めたが、
ゆかりは果たして 「 這ってでもいこう、月に 」 と返してくれたかどうか。

返してくれてたら、また妄想の余地も広がって、
今後の夢にも期待できるんだけどなー。
160名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:52:09 ID:OTWUCFLh
どおりでフランス娘が次々と妊娠していくわけだ
161名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 15:04:23 ID:/u/eBoa7
162名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 02:37:38 ID:srBWrNgK
163名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 19:42:00 ID:R5WqU3AK
164名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 19:59:06 ID:RMGoPacm
ゆかりが余計なこといわなければ…ゴクリ。

ゆかりの命令ならどんなに恥ずかしいことでも従いそうで'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
165名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:42:28 ID:2g6FmCxo
「茜ってさ、キスしたことある?」
「わかりました。先輩がそこまで言うなら……」

「何か茜って、オナニーもしそうにないね」
「わかりました。先輩がそこまで言うなら……」

「茜、初夜って言葉知ってる?」
「わかりました。先輩がそこまで言うなら……」
166名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 01:55:00 ID:Q6RAIjDG
167名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 06:33:58 ID:j+wcaWuP
>>165
優等生はこんなことしない! と思ったら逆にどんどんやってくれそうだよな。
酒やタバコ等のDQN系はいらんが。
168名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:07:12 ID:QfDYI+ZS
ゆかりから自慰耐性・・・もといG耐性をつけるための特訓と称して電気アンマを受ける茜たん
でもやっぱり4自慰で気絶
169名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:45:53 ID:8SXn7dD6
170名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 14:58:40 ID:MuOJ6Dif
海辺ですっぽんぽんになった(と思われる描写の中で)マツリのブラのようなものが
描かれていたけれど「ロケット以外に受け入れたのがジャンク調味料だけ」のマツリが
ブラを身につけるまでの経緯というのが気になる。

「マツリ、あんたのブラ、買ってきたからつけなさい。薄着でノーブラはまずいでしょう」
「ブラなんて知らないね。新しいケチャップか?」
「いいからっ。こっちきて。あああ、何よこのけしからん乳は。腹が立つわね」
「ほほー。これがブラかー。んっ、ゆかり、胸を揉むのは恋人の仕事ね」
「うるさい。それそれ」
ぎゅぎゅぎゅー。
「あんっ。ほい、ゆかり。そこは敏感だよ。んっ」

こうですか。わかりません><
171名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 19:49:54 ID:TYr+zgRZ
172名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:18:30 ID:Xg0cWShf
173名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 00:29:54 ID:76JnvoMT
>>172
ゆ「もっとよく見せてよ」
茜「そ、そんな恥ずかしいです…」
という羞恥プレイか(;゚∀゚)=3
174名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:57:17 ID:Oc+MAK2G
175名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 02:38:09 ID:wLwuwi/8
茜たんは何やってもエロい。反則級にエロい。
176名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 19:02:43 ID:vK2dza04
177名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 12:55:44 ID:HaOMvK9r
ほしゅ。
178名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 04:16:12 ID:1nGTAA8Q
ttp://yui.cynthia.bne.jp/newanime/img/1177036250_0021.jpg
きちんと3人の胸の大きさを描き分けているところが素晴らしい
179名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:51:26 ID:2BZ484PH
180名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 00:42:31 ID:Ue8b5nQF
ttp://ok.halhal.net/~senichi/j/news/data/2007/2007_05_06_00_01.html
> 宇宙開発におけるセックスの問題
> -中略-
> これまで、米国の宇宙開発においてセックスの問題はタブーとされ、取り扱われていない。
> 今後、NASAの専門家たちがこれらの問題を検証、解決していく。(ハミルトン・スペクテイター)
> (2007.5.6) サンケイスポーツ Copy right

ついにNASAが表立って動き始めたわけで。
今思えばタイミング的には先んじてた。
誰か>>14の続きを書くんだ。
ていうか>>14はどこにいった。
181名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 02:25:26 ID:lBP/yl+p
実は俺も>>14の続きを待ってて、投下されたら「俺もソランジュ好きじゃー」と
短めのものを一本落とそうと思って書いていたのを思い出した。
このままだとお蔵入りしそうなのでこの機会に投下。

非エロ
ソランジュ×ゆかり

たぶん五発言分ほど。
んじゃ、参ります。
182181 わたしと月からつきあって(1/5):2007/05/10(木) 02:26:51 ID:lBP/yl+p
 月からの帰路では宇宙実験とメディアへの対応を求められ、ばたばたと忙しい時間
を送ることとなった。月の氷サンプルの中から発見されたアカネムシの観察。ハード
シェルスーツを脱げなくなったソランジュへの対応。唐突にわけのわからない儀式を
始めたマツリへの対処。予定にない作業が次から次へと現れ、ポアソンの少女達を
悩ませた。
「ぷわ〜。疲れたぁ」
 ゆかりがシェルターに飛び込み、手足を伸ばして漂ったところでソランジュが笑う。
「どこかの中年男性みたいな声だこと」
「あにさ。どこかのヒステリー教師みたいな物言いで」
 寝床となっている薄暗いシェルターの中で少女達は顔を背け合う。互いにリーダー
気質の二人だ。性格上、衝突してしまいがちだった。が、ゆかりとソランジュは月面
から命がけの生還を果たした仲でもあった。軽い衝突はすでに挨拶代わりで、すぐに
どちらともなく笑いがこぼれる。
「睡眠はしっかりとっておいた方がいいわ。起きたらまた分単位でスケジュールが埋
まっているわ」
「そだね。八時間目一杯眠るぞ」
「……ハードシェルスーツが脱げて良かった」
 ソランジュがぽつりと言う。狭いシェルターの中では厚さ三センチのハードシェル
スーツでも空間を占領してしまう。どのみち帰路では船外活動の機会はほとんどない
だろうということで、ジュピター2の指導を受けながらソランジュのスーツを解体し
てしまった。今は折れた右足にだけスーツの残骸を残しギプスの代用にしている。
「ゆかりには今回、最初から最後まで助けられたわ」
 シェルターの最奥で膝を抱え、丸くなったソランジュが言う。
「やめてよ。アリアンの女王様がそんなこと言ってもてんで似合わない」
「ゾエとシャルロットが脱落した時、あなたに励まされなければ私は月への道を諦め
ていた。ヴェルソーとの衝突事故の時もそう。月面でも『駄目な双発機』だったから
こそくじけずに済んだのかもしれないわ」
「まあいいじゃん。あんたが殊勝なことを言うと不吉な気がするよ。やめやめ」
 ソランジュが溜息を吐く。
「感謝の言葉くらい言わせなさい」
 ソランジュは器用に姿勢を変え、ゆかりの正面に滑り込んできた。シェルターは狭
い。こうして向かい合うとほとんど抱き合っているような近さだ。
「あなたと二人でクレーターの縁から地球を眺めたこと、絶対に忘れない。――あり
がとう」
 ゆかりと変わらない小さな、けれどグラマラスな体が抱き着いてくる。素直な感謝
の言葉を口にしたり抱擁したりと、女王様然とした常のソランジュからは到底想像も
できない振る舞いだった。ゆかりのスキンタイト宇宙服もソランジュのハードシェル
スーツ用インナーも下着同然の薄い布きれだ。柔らかな双丘の感触と、頬に接した金
髪からほのかに漂うソランジュの香りにゆかりは落ち着かない心地になる。
「ちょ、ちょ、ちょっと。近い。近すぎっ」
「何? 感謝の抱擁も受けてもらえないのかしら?」
「あんたらの国と違ってうちらの文化ではやたらに抱き合ったりしないのっ」
 ゆかりがじたばたと抵抗すると、絡み合った二人は反動でおかしな回転を始めた。
そのままシェルターの壁に音を立ててぶつかる。
「――ぐっ……うううううっ」
 爪を立てて全力でゆかりにしがみつき、苦しい息を吐く。ゆかりはようやくソラン
ジュの骨折を思い出した。脚部の骨折は肋骨や指とはわけが違う。重傷なのだ。無理
は禁物だった。
「ちょっと! ソランジュ! 平気?」
「ぐ……。月面では必死だったからかしら。我慢できたけど……緊張が解けるとちょっ
と耐え難い……わね」
 脂汗を滲ませてしがみつくソランジュにゆかりの保護欲が頭をもたげた。傷つき、
縋り付く生き物にゆかりは弱い。
「あー、もう。変な悪ふざけをするから。鎮痛剤、取ってこようか?」
「……いい。少し、このままでいて」
 シェルターの中は静かだった。空調機器のかすかな作動音と電磁ポンプ類の音が時
折響く。マツリと茜の声は遠い。カタカタと響いてくるのは茜がキーボードを叩いて
いる音だろうか。宇宙には風の音も地鳴りもない静かな世界だ。小さな機械音が耳に
付く。
183181 わたしと月からつきあって(2/5):2007/05/10(木) 02:27:52 ID:lBP/yl+p
 抱き締めたソランジュの金の頭をそっと撫でるうちに吐息や温もり、鼓動が気に
なり始めた。スキンタイトスーツは温もりは伝えないが、柔らかに押しつぶされた胸
の量感は紛れもない。
 ――うう。これってちょっとばかりアレな状況では?
 苦痛が引いてきたのだろう、ソランジュの体からは緊張が抜けていた。代わりに胸
どころか腰までがしなやかにゆかりの肢体に張り付き、いつのまにか腿が絡んでいた
りもする。
「あらためて。感謝しているわ、ゆかり」
 左右の頬に交互に押しつけられる唇に、フランス式というよりはロシア式の抱擁を
思い出した。
 ――つーか、これって感謝なんでしょーか?
 接触の多さにゆかりはなんとなく「発情」という言葉を思い出した。ゆかりの下腹
部を圧しているのはソランジュの腰骨で、ゆかりの大腿に押しつけられているのはソ
ランジュの恥骨ではなかろうか。どうにもセックスアピールのような気がしてならな
い。
「……感謝の表明だけじゃ物足りないわね」
「はい?」
 有無を言わさずにソランジュが唇を重ねてきた。一瞬、突き放したい衝動に駆られ
たものの、足に触れるハードシェルスーツの感触がゆかりを思いとどまらせる。
「んんんんっ。んはっ。ちょっと。ソランジュ!」
 腕の中に抱え込んだソランジュの背中をばんばんと叩いて中断させる。
「あんたの国では感謝の印に唇にキスをするんか!」
「しないわよ」
 しれっと答えたソランジュはしかし、ゆかりの首に回した腕を解こうとはしない。
「じゃあなんなの、今のは」
「自分への褒美、かしら」
「なんであたしがあんたへの褒美にならなきゃならんのだ」
「キスくらいで騒がないで。――もしかして初めてだったのかしら?」
 覗き込んでくる翠の瞳は挑戦的な色を湛えている。
「〜〜〜〜っ」
 再び唇を近づけようとするソランジュをゆかりは慌てて制止する。
「ちょぉぉっと。たんまたんま。待ってってば」
「私じゃだめかしら」
「そうじゃなくって」
「じゃあ問題はないんじゃなくて?」
「あるっ。問題大ありっ。つーか、リセエンヌは嫌いじゃなければすぐにキスしたり
ベッドに転がり込んだりするんかっ」
「構わないでしょう。妊娠してミッションを危機に追い込むこともないわ」
「フランス病ってかアリアン病かい、そりゃ。……違う。そうじゃなくてあんたは女
でもいいっての?」
「失礼ね。女が好きなの。でも誰でもいいってわけじゃないわよ」
「…………」
 ゆかりは無言でシェルターの入口へ泳ぎだそうとした。が、壁に手をかける前にソ
ランジュがきつくゆかりの体を掴む。
「ちょっと。どこへ行くのよ。人が勇気を出して告白したのにその態度はあんまりじゃ
ない?」
「マツリか茜にシフト交代してもらう。だいたい告白なんてしてないじゃん。いきな
り迫ってきただけで」
「……なんだか足が痛んできたわ。失恋の痛手かしら」
「ぐ」
「痛みでも心臓発作を引き起こしたりするのよね。人って簡単に死んでしまうものら
しいわ」
 わざとらしく胸を押さえてみせるソランジュ。
「ぐぐぐ」
「心臓マッサージしてもらわないとだめかもしれないわ」
「んなわけあるかっ」
「月面で――」とソランジュは関係のない話を始める。「――クレーターの縁に腰掛
けて私たちは地球を眺めたわ。恋人同士のように並んで、ヘルメットをくっつけてね」
「それは無駄な音声をジュピター2に流さないためで」
「あの時に神様の話をしたわよね」
184181 わたしと月からつきあって(3/5):2007/05/10(木) 02:28:30 ID:lBP/yl+p
 ソランジュは少しもゆかりの話を聞いていないようだった。
「月世界は人類が宇宙へと飛び出していくために神様が用意した階梯なんだって。同
じように私はね、あなたとの出会いも神様が恵んでくださったのだと思う」
 神様を持ち出されてはゆかりには返事のしようもない。ゆかりは典型的な日本人と
しての宗教観を持っている。正月には神社に詣で、結婚式はキリスト教の教会で、葬
式は仏前で。ようは、本気で信じている神様など持たないのだ。
「だから、これは冗談でも遊びでもないの。私は真剣にあなたを欲しているわ、ゆか
り」
 シェルターには観測窓も照明もない。出入口には気密ハッチがあったが、これは非
常用だ。通常は開放され、半透明の仕切で視界を遮っているだけだった。その仕切板
から漏れる乳白色の光にソランジュの金の髪とマスカット色の瞳が光る。真剣な色を
湛えた視線にゆかりは返そうと思っていた軽口を飲み込んだ。
「その……あたしはよくわかんないよ。『欲している』って言われても困る。女同士
なんて考えてみたこともないし」
 ふふん、とソランジュが笑い飛ばす。
「無理な理由を挙げるのがリーダーだったかしら?」
「ミッションとこれとは――」
「違う? じゃあ、そうね。ゆかり。恋をしたことは?」
「……ないわよ」
「でしょうね。それで臆病になっているだけなんだわ。嫌なら嫌と全力で拒否すれば
いい。そうじゃないのなら、私とぶつかってごらんなさい。同性だから駄目? 異性
にさえ恋したことのないような娘のセリフじゃないわね。それとも恋の主導権を握れ
る自信がないの?」
 一瞬、むっとしたゆかりだったが、これはゆかりの性格を理解したソランジュの挑
発なのだと思い当たり、笑い出した。
「ソランジュ、あんた、愛を囁くのにも女王様みたいに挑発的なの?」
「悪い?」
「悪かないけど、そんな口説き方じゃ誰もなびかないんじゃ」
「う……」
 軽口のつもりで返したゆかりだったが、その一言はソランジュには痛烈な一撃となっ
たらしい。喉の奥で声をくぐもらせるばかりで反論も出てこなかった。そんなソラン
ジュを眺めながらたっぷりと逡巡した挙げ句にゆかりは思い切る。
「いいわ。あんたの挑戦、受け取った。実を言えばソランジュの横顔、いいなって思っ
てたの。最初はね、地球軌道を離れてアースビューを取ったとき。ギリシア彫刻みたい
だって見とれたよ。二度目がクレーターの縁で。月の女神――アルテミスだっけ? そ
んな風に見えた」
 ゆかりはソランジュの顔を両手で挟み、ぐい、と引き寄せる。加減もよくわからな
いまま唇を押しつける。そっと表情を窺ってみると、エメラルドの瞳が間近に見開か
れていた。全身を硬直させていることといい、どうも思い描いていたキスとは違う。
「ええと、ソランジュ……さん?」
「…………」
 至近距離でソランジュは固まっていた。目は見開かれ、唇はかすかにわなないてい
る。たっぷりと二十を数えるほど沈黙が続き、やがてソランジュの目にぶわりと水玉
が浮かんだ。水玉は見る見る間に育ってマンガのように大きくなり、瞬きと同時に宙
に泳ぎ出した。
「な、何? どうかした?」
「なんでもない。ゆかりの決断の速さに、その、ちょっと驚いただけ」
 そのまま肩口に顔を押し当てて小さく「良かった」と繰り返し呟くソランジュは憶
えがない神妙でしおらしげだった。ならやら感動しているらしかったが、ゆかりはそ
んな湿っぽい――いや、情緒的な雰囲気は少々苦手だ。わざと明るい声を上げる。
「のっけからそんな有様じゃ、リーダーシップはあたしのもんかな」
 それでも囁く声はどこか甘くなってしまう。指先でそっと金の髪を掻き上げて額を
露わにする。細く癖のない髪が宙に広がった。
「ばか。そんなのこの私が許すわけないでしょう」
 睫毛の先に涙滴をひっかけたままのソランジュが笑みを作って唇をついばみに来た。
軽くそのキスを受け、初めてゆかりは思い描いていたものに近いキスをした気がした。
さらに二度、三度、短いキスを繰り返す。よく見ればソランジュは睫毛も金色だ。
 ――?
 幾度か口づけを繰り返したところでソランジュはゆかりを抱き締めたまま身動きを
止めた。困惑しているようだった。
185181 わたしと月からつきあって(4/5):2007/05/10(木) 02:29:13 ID:lBP/yl+p
「どした、ソランジュ」
「その、次の手順に移るべきかどうか考えて……」
 ぶふ、とゆかりは噴き出した。
「次の手順も何も恋人《アムール》の国、フランスの誇るフレンチキスはどうしたの
さ」
 ソランジュは眉をしかめる。
「あなたの言うフレンチキスってディープキスのことでしょう? フランスではそれ
は英国式《アングレ》よ。人前で慎みのないキスをするのはイギリス人と決まってい
るもの。アメリカ人もね。フランス語だと正しくはpalotと言うわ」
「語順だけじゃなくて呼び方まで英語圏と対立してるんだ」
「やっぱりゆかりにはフランス語の美のなんたるかについてじっくりと教えるべきね」
「睦言から覚えるよ」と鼻の頭に軽く口づけする。「――で、続きは?」
 こうかしら、とぎこちなく触れてきたキスは形ばかり舌を差し入れるばかりだった。
唇の隙間を軽く舐めて離れる。
「…………」
「…………」
 ゆかりの批判を含ませた視線にソランジュは居心地が悪そうに身を竦める。
「あたしのこと『恋をしたことがない』なんてくさしてたのにあんたがそれ?」
「仕方が無いじゃない。同性のパートナーなんてそうそう見つからないんだから」
「ふううん。でも、ちょっと安心した。なんでもかんでも完璧な女王様も純朴な乙女
だったんだな、って。んじゃ、不肖このゆかりさんがハリウッド映画仕込みのキスで
もひとつ」
「恋愛映画ならフランスでしょう」
 髪よりやや濃い、やはり金色の眉毛を上げてソランジュが抗議する。ゆかりは構わ
ずに大きく首を傾けて唇を塞ぐ。
「んっ……ぐっ」
 それはキスというよりはマウス・ツー・マウスの人工呼吸のようだった。開いた口
を深く合わせ、差し入れた舌を闇雲に動かしてみる。息を止めたまま舌を探り合う。
「むはっ」
「ぶはっ」
 苦しくなって唇を離し、大きく呼吸する。
 二人は間近で見つめ合った。合わせたままの胸の間で互いの乳房は柔らかく潰され
鼓動を響かせてはいたし、吐息の熱さも互いを昂ぶらせてはいたが、初めて絡めてみ
た舌の感触は生々しさが先に立ち、少女たちの夢見た甘美な口づけのイメージとは隔
たりがあった。
「レ、レモンの味とはほど遠い……」
「蜂蜜の香りもしないわね」
 ぼそりとそれぞれが口にする。次の瞬間には揃って噴き出した。
「あんた、いつの時代の乙女よ」
「ゆかりこそ。レモンって何? キスの前にレモンでも齧ってこいっていうのかしら」
 二人はひとしきり笑い合い、笑いすぎて目尻に涙を溜めながら息を吐く。
「特訓よ」
「おうさ。受けて立とうじゃないの」
 体育会系の筋肉脳の持ち主と宇宙を見上げて駆け続けてきた二人には「うまくいく
まで努力し工夫する」以外の発想はなかった。そこに甘やかな恋人達の雰囲気が入り
込む余地はない。
「とりあえずその首のアダプターリングが邪魔ね。鎖骨に当たって痛いわ」
「スキンタイトスーツもあんたの体温が感じられなくてつまんないや。脱いじゃえ。
――って、何赤くなってんのよ。今更。こっちが恥ずかしくなるじゃない」
「しょうがないでしょう。意識しないで済むよう、これまではあなたの肌を見ないよ
うに努めてきたんだから」
「あー、なんかあたしだけ脱ぐのは不公平な気がしてきた。あんたも脱ぎなさい。ほ
れほれ」
 ゆかりはソランジュの衣服を剥ぎ取りにかかる。船内服代わりにしていたハードシェ
ルスーツのインナーを鼻歌交じりで脱がせたのだが、その下から現れたソランジュの
白い体に手が止まる。陶器のような、という表現が似合いそうな肌に圧倒され、ブラ
とショーツまでは手がつけられなかった。特に、ぎょっとするほどのボリュームで胸
肉を押し上げているブラは、開放すれば敗北感を呼びそうな予感が、確かにした。
「……目のやり場に困る、というか心許ないわ」
「だね。抱き締めていれば多少はマシかな?」
186181 わたしと月からつきあって(5/5):2007/05/10(木) 02:29:59 ID:lBP/yl+p
 肌を露わにしてみると離れているのも、近づくのも恥ずかしいように思われた。もっ
とも向かい合っている二人の距離はほとんどゼロだ。
「準備よくてよ。まずは恋人のキスとやらをマスターするわ」
「ウェイポイント・ワン設定、と」
 互いの体を引き寄せる。慎重に抱き合わせた胸が柔らかく、量感たっぷりに押しつ
ぶされ、ふうわりとした感触の中に胸の先が軽く沈んでいく。重なる鼓動は速い。互
いに割って入った太腿が擦り合わされ、その接点から走る感覚が鼓動を加速する。
「じゃ、キス……するね」
「負けなくてよ」
 触れるだけのキスから復習を始めた二人は、それから二時間あまり、納得の行くま
で舌を絡める恋人のキスに没頭したのだった。
「……そらんりゅ、あたし、そろそろ限界」
「こっちも。――次の直まで六時間を切ってるわ」
「うん。続きは明日にして」
「今日はこのまま眠りましょう……」
 往路をポレールの習熟訓練に費やしたためか復路ではメディアも宇宙ラボも少女た
ちに休む間を与えず分刻みで扱き使った。月面での過酷な活動からの休息も十分には
取れていない。その疲れが瞼に重くのしかかる。
 ――暖かい。
 肌の感触と髪の香りに互いを包んで少女たちは夢の中へと滑り落ちていく。眠りの
縁へと落ちていきながらゆかりが鼻の頭にキスをするとソランジュは微笑んだよう
だった。
 ――人は体の中に海を持っているというけど。
 人の細胞は海水に等しい成分を含んでいるらしい。ソランジュの胸に顔を埋めると
心音や呼吸音の底からかすかに潮騒が聞こえるような気がした。
 ――ソランジュは地球《ホーム》だ。
 命は地球をその身に宿しているから、抱き締められてこんなにも安心できるのだと、
納得できた。ソランジュのエメラルドの瞳はソロモンを囲む珊瑚礁の海の色だ。ゆか
りにとってソロモンが第二の故郷であるとしたら、ソランジュは第三の、宇宙での故
郷となるのかもしれない。そんなことを思いながらゆかりは深い眠りへと落ち込んで
いった。

                                 ――了――
187名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 02:38:09 ID:jxjAZS9K
乙!! 萌えたぜ。
188名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 03:48:57 ID:ZAI6+yF9
当直の茜は漏れ聞こえる音に赤面、マツリは興味津々だろうな(;´Д`)ハァハァ

せっかく脱いだのに体はそっちのけでキスの特訓ワロタ。でもエロい。
189名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 14:56:23 ID:uoMV1YgF
GJ!!
しかし、その、なんだ。
どの辺がエロ無し?どエロいじゃあないかこんちくしょうw
190名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 20:12:43 ID:jTcuLQo/
ソランジュがマツリに告ったらどうなったんだろう。

「ほい、マツリもソランジュのこと好きね。
タリホ族は好き同士なら男女関係ない。すぐエッチしよう」

「ちょwww待て」

「ほい、ゆかりも混ざるか? タリホ族は好き同士なら人数も関係ない。
みんなでエッチしよう」
191名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 20:38:52 ID:KfxltTVH
マツリと恋愛できるのはかなりのツワモノだな。

マ「ほい」
?「ほい!」
マ「ほい?」
?「ほい!」
マ「ほほー」
?「ほーい」
マ「ほい!」
?「ほい!!」

マ「ゆかり、マツリにも恋人できたね」
ゆ「……あれで通じてたんか」
192名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 22:32:51 ID:ATxNlcb8
193名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 23:23:18 ID:ATxNlcb8
194名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 01:25:31 ID:JE5skIST
茜はおぱんちゅ担当なのか……
195名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 14:07:51 ID:8mOsprJL
>>193
1のゆかりの足元がどうなってるか判らん…。
スカートを左足がつきぬけてるのか?
196名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 12:14:23 ID:TLdRb5rG
さつき「ねえゆかりちゃん」
ゆかり「?」
さつき「座席にディルドーをつけるってのはどうかしら」
ゆかり「…なにがどうかしらなのよ」
さつき「ほら、あの振動を利用しない手はないじゃない」
ゆかり「しなくていいでしょ別に」
さつき「それに、ゆかりちゃんの固定にも役立つし…」
ゆかり「なんで固定よ」
さつき「あのベルトだけじゃ頼りないでしょ
     ゆかりちゃんなら締め付けも良いし、ディルドーでしっかり固定」
ゆかり「ベルトだけでいいよ…」
さつき「身体の中心軸で固定するから、ブレもおさえるのよ」
ゆかり「いりません」
さつき「まずは素子に頼んで、股間の成型を変えてもらおうかしら。向井君は最後でいいかな」
ゆかり「あのね」
さつき「じゃあやってくるわね」
ゆかり「…」
197名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 19:58:20 ID:ZwbXSkhb
フランスファイブ(違)の面々「え、日本のには付いてないの?」
198名無しさん@ピンキー
さつきとゆかりつうと別のゲーム連想してしまう