カオスウォーズでエロパロ 第二章

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
アイディアファクトリー、RED、アトラス、アルゼの4大メーカーが一同に集結するS.RPG「カオスウォーズ」のエロパロスレです

会社(せかい)を越えた情事にハァハァしましょう(*´Д`*)

■前スレ
カオスウォーズでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1160883134/
2名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 20:50:52 ID:PQAbI9DH
4「大」ねえ……
3名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 20:51:54 ID:U8SSiO8Z
ゲームは買って即売ったがこのスレには通い続けてるぜ
4名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 21:29:48 ID:fvmoeTjF
最高だったなぁ…
あのスレに、沢山の職人が来てくれるなんてなぁ…
こんなに盛り上がるなんてなぁ…
凡ゲーでも、スレ立て依頼出してみて良かったよ…

じゃあな、一足先に過去ログ倉庫で待ってるぜ……
兄…………


……何、新スレとな!?
>>1
5名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:19:42 ID:wvGkALk8
>>1

 カーヒロ続編の前に、スレが移ったので簡単な自作品の人物紹介を。

日下兵真:主人公。目つきも態度も性格も趣味も悪いのに何故か複数の女性に好意をもたれている。現在そのうちの二人と関係を持ったことによる三角関係に(自業自得とはいえ)頭を悩ませている。

珠樹雫:兵真と疾風丸の幼馴染。ゲーム本編より知能が上がっているのか会話でも普通に漢字を使う。兵真と男女関係あり。

無堂院疾風丸:主に突っ込みで酷い目に遭う(エセ)関西人。つけている眼鏡は元は伊達だったが、オーヴィアの呪いによって視力が低下し度が入った眼鏡を装備。

リィン・サンロード:ゲーム本編ではメインヒロインだが、ここではサブヒロイン未満な扱い。兵真のことは好きだが素直になれなく、兵真の男女関係にはまだ気づいていない。

ヒロ:大魔王の娘にしてネバーランド最強戦士の一人。元の世界では色々ドラマはあったが結局恋人などは皆無。只今カーマインに告白しキスしている最中。

リトル・スノー:チキュウでの名前は斉藤小雪。親友であるヒロが可愛くて可愛くて仕方がなく、色々企んでいる。

ミュウ:天魔剣を使う伝説の勇者の孫娘。元の世界に恋人がいるが、ある騒ぎによって今はヒロにメロメロ。

グレイヴ:『ビヨンド・ザ・グレイヴ』の異名を持つ死人兵士。漫才をしたりヒヨコを育てたりと話から脇に逸れたところで活躍中。

沖田総司:新撰組一番隊長。剣の達人で肺結核の影響も受けずに(まだ未完治)いるが、現在あるトラウマによって戦力外状態。

カーマイン・フォルスマイヤー:光の救世主。モテモテで元の世界でも異世界でも複数の女性に手を出している。問題はそのあたりのことをまったく自覚していない超天然な性格。

ティピ:カーマインの義母にお目付け役として作られた魔導生命体。時々ツンを通り越した暴虐(お仕置き)をカーマインに与えるが、彼のことが大好き。

モニカ・アレン:フェザリアンハーフの少女。黒いデレでカーマインにラヴラヴ。あと付いてません。

スルク:リィンの幼馴染でダウナー系の皮肉屋。兵真とやることやって現在雫と激闘中。幼児体型で生えていない。
6ヒロのラヴラヴ大作戦?その9:2007/02/23(金) 00:31:07 ID:wvGkALk8
 唇が、触れる。
「んっ……」
 直前に目を閉じてたヒロは、接吻の感触にピクリと身体を震わせる。
(これが……キス?)
 唇から伝わる、相手の唇の柔らかさと熱。
(なんだが……安心、できる……)
 心臓はバクバク煩く鳴り響いているのに、それがまったく気にならない。唇に意識を集中させればさせるほど、まるでまどろみに落ちるかのように他の感触が薄れていく。
(しかし……いつまでこうしているのだ?)
 一分ほど経ち、しかし何も進展しないのが気になったヒロは閉じていたまぶたを、
 ニュッ
「っ!」
 その刹那の間に、唇によって押し広げられたヒロの口に、『何か』が入ってきた。
(舌っ!?)
 目を見開き驚く間に閉じていた歯もこじ開けられて、ちょんと――
「んんっ〜〜!?」
 舌同士が触れた瞬間、ヒロは全身を震わせ、急な刺激から逃れようとカーマインから離れようとするが……頭はいつの間にか首の後ろにまで回された左腕に固定され動けない。
 そして、さらに……
 さわっ
「ひゃあっ!?」
 ヒロの尻の少し上についている狼尻尾が、さわっとさするように触られ、全身から力が抜ける。
 先ほどまで触れるか触れないかの距離にあった唇は、今や一ミリの隙間もないほど激しく重なり、首に回されている腕のほうの手はヒロの左耳を弄る。
 歯に、歯茎に、舌に、頬の裏に。一方的にカーマインの舌が口内を蹂躙し、しかしヒロは抵抗する事が出来ず、なすがままにされる。
「ふっ……あうっ……あっ……」
 カーマインと眼が合う。その左右が異なる瞳は、まっすぐに……ただまっすぐに、呆然としているヒロを見詰めていた。
 一分後、ジュブッという水音と共に唇同士が離れると、その二人の口の間に透明な橋ができ、直ぐに重力に負け崩れ落ちた。
「はぁ、はぁ……カーマイン、いきなり、何を」
 焦点がぼやけた瞳でヒロはカーマインの上から退き、脇にうつ伏せになってベッドに倒れる。
「ほぐし……かな?ヒロの体、ガチガチに強張っていたから」
 カーマインはヒロの耳を指で摩るように触れながら言う。
「あっ……だっ、だからと言って……いきなりアレは、激しすぎる……」
 カーマインの手から逃げるように首を振り、ヒロは上目遣いにカーマインを見る。本人は睨んでいるつもりなのかも知れないが……そこに普段の刺す様な鋭さは微塵もない。
「激しいのは嫌だったか?」
「べっ、別に嫌とかそういうことじゃない。だが、その……わっ、私は、その……はっ、初めて、初めてなのだ」
 ごろりと寝転がってカーマインに背を向け、
「だから、もう少し……やさしく、して」
 両頬を手で押さえ、か細い声でヒロは言った。
7ヒロのラヴラヴ大作戦?その10:2007/02/23(金) 00:37:52 ID:wvGkALk8
「やっぱり、ヒロは可愛い」
 カーマインは横になったまま、ヒロを後ろから抱きしめる。
「茶化すな。未経験な私としては当然の要きゅあっ!?」
 首の後ろに唇を当てられ、ヒロは悲鳴を上げる。
「やっ、やめっ、んっ、こそばゆっ、いあっ」
 首筋に次々と降り注ぐ、キス。首の敏感な肌が吸われていく感触にヒロは震える。
「優しくしているが?」
 そう言いながらカーマインはヒロの後ろから、そっと右手をヒロの胸まで伸ばす。
「はっ、あっ、吸うのがはげしっ、んあっ」
 白衣の上から胸を触り、軽く指に力を入れる。
「ブラを取らせて貰うよ」
 何度か感触を確かめるように指を動かした後、カーマインの左手がヒロの背中に触れる。
「んっ、じゃあ、白衣の前のボタンを――え?」
 急に先ほどまで胸にあった布の感触が弱くなり、ヒロは言葉を止める。その間にカーマインは指でヒロの白衣の上から3番目のボタンを外し、すっと手を中に差し込んだ。
「くぅんっ!」
 直に胸を揉まれ、その刺激の強さにヒロは悲鳴を上げる。
「ふあっ、服越しにホックを外しんっ、どうやっ」
「コツが掴めれば結構簡単だが」
 掌で胸を撫でるように動かしながら、カーマインが言った。
「簡単なわけがあるか貴さっ!?」
 瞬間、電流が流れたかのようにヒロの肢体が跳ねる。
(起ってる乳首が、カーマインの掌に擦れて)
「ああっ、はぁ……んっ」
「気持ちいいか、ヒロ?」
 散々首を責めていたカーマインの唇が、ヒロの頬にそっと触れる。
「……うん」
「そうか、よかった」
 か細い声で同意したヒロの唇に、カーマインは唇を重ねる。
「んっ……んんっ」
「こうやって抱きしめて思ったんだが、ヒロは思ったより小柄なんだな」
 軽く触れては暫くすれば離れる。また触れて、また離れる。そんなキスを繰り返しながらヒロを後ろから抱きしめているカーマインは言う。
「……カーマイン」
 やや焦れた様にヒロはカーマインを呼ぶと同時に、自分から唇を重ねて、
「んっ?」
 滑るように、今度はカーマインの口にヒロの舌が入ってきた。
8前309:2007/02/23(金) 01:12:15 ID:Whr3dXpQ
>>6-7
GJ! 初々しいヒロがたまらんです(;´Д`)

ときに、前スレで出た保管庫の話だけど、
どこかエロOKなフリースペースあれば漏れが登録してくるお。
いいとこ知ってたら教えてけれ。ジオシティズやiswebみたく
EZアップロードで形式で更新できるところだと便利でいいんだけど、
なかなかそれらの条件を満たしてるところってなくてな…

…ところで、前スレ>>496のネタと、ヒロは処女だ云々という話を見て、
こんな黒い電波を受信した。

悪リィン「へぇ〜、ヒロさん、初めてなんですかぁ…ふふふ」
ヒロ「や、やめろ、リィン…や、やめてくれ…!」

…みたいな(・∀・)
9名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 11:08:23 ID:TpBSOQjf
そんなヒロをいぢめる役目は普通ならオーヴィアやリューンエルバだが
敬語使いがいぢめると言うのもそれはそれで新鮮(´Д`;)
10名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 12:50:11 ID:IkEOiSxf
>>6-7
早速投下きたこれ( ゚∀゚)=3

>>8
保管庫に最適な所ってどこかあったっけな…
俺も探してみる
11ED後日談:2007/02/24(土) 07:15:05 ID:+FM87lfW
エンディアから帰ってきたばかりの頃
冒険が懐かしくて腕に力を込めて、突然腕を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・そこ退けよ・・・お前ら!」とか言いながら息をを荒げて
「退く気がねぇなら、蹴散らすぜ・・・!」なんて言ってた
他の生徒に「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・リアライズ(異世界で使えた能力で俺の持ってる可能性)を知らない奴にはわかんねーよ・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
授業中、静まり返った教室の中で「いっ・・・くぞぉぉっ・・・ギルティブレイクッ!!」
と言って教室を飛出した時のこと思い返すと死にたくなる

柔道の授業で試合してて腕に力を込める素振りで相手に
「ギルティ・・・ブレ・・・離れろ・・・死にたくねぇなら早く俺から離れろ!!」
とかもやった体育の先生も俺がどういう生徒か知ってたらしくその試合はノーコンテストで終了
毎日こんな感じだった

でもやっぱりそんな痛いキャラだとヤンキーグループに
「リアライズ見せろよ!リアライズ!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるせぇ奴等だ・・・失せろよ」とか言ってヤンキー逆上させて
スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も腕に力を込める動作で
「テメェら・・・許さねぇ・・・」って一瞬何かを召喚するふりして
「っは・・・し、静まれ・・・レイジブラスター・・・怒りを静めろ!!」と言って腕を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った
疾風や雫がいる時ならともかく、あいつらがいない時に絡まれると悪夢だった


(語り:日下兵真)
12名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 23:53:11 ID:4S9SWX5T
>>11
>>ED後日談
ウソこくでねぇw

…某エロゲやって、悪(ワル)化した変身ヒロインにノックアウトされた漏れは、
>>8みたいな悪化リィンが是非見たいと思ったな(・∀・)
13ヒロのラヴラヴ大作戦?その11:2007/02/26(月) 09:05:45 ID:JREDEMFa
「ん……」
 ヒロは舌をカーマインの口内で動した。
(確か、ここをこう舐めて)
 先ほどカーマインがやっていたように、ゆっくりと舌を這わせるように動かすヒロ。
「んっ、くっ」
 とは言え、ヒロの舌はカーマインのそれとは違い、やけにゆっくりで、しかもおっかなびっくりとした感じで動いている。
「んっ……プハァ」
 一分後、顔を真っ赤にしてヒロは口をカーマインから離す。ちなみに赤くなっている理由は恥ずかしさ以上に、息が出来なかったのが理由だったりする。
「ど、どうだった?その……気持ち、良かったか?」
 ハァハァと息をしながらヒロが尋ねと、カーマインは微妙な表情で沈黙し、
「…………ぷっ」
「なっ、何故笑う貴様!?」
 体ごと向きを変え、笑っているカーマインを正面から睨み付ける。
「くくっ。別に笑っているわけ、では……ない」
 カーマインはそうにんまりと笑みを浮かべながら言って、ヒロにキスをした。
「んっ……そう言いながらも……笑っているひゃ?あはぁ」
 言い返す最中に獣耳や尻尾を手で触られ、ヒロは力が抜け、カーマインに抱きつく。
「いや、嬉しいだけだよ」
 カーマインはそう言った後、再びヒロの口を口で塞いで、
「…………!?」
 吐息が口内に流れ、舌がゆっくり這い廻る。
(頭が、くらくら、する……)
「ヒロも、やってみてくれ」
 くぐもったカーマインの声。
「うん……」
 ヒロは小さく頷き、今度はカーマインの口に向かって意識して息を吹く。
 息を吐いてきたらそれを吸い、逆に息を吐けば、吸ってくる。吸って吐き、吐いて吸う……二人はまるで一つの生き物であるかのように呼吸を合わせていく。
「今度は舌を、こちらの舌を擦る様に……」
 コクリと頷き、口内で蠢いているカーマインの舌を言われたようにヒロは舌を動かす。そうしていくと動きにもぎこちなさが取れ徐々に滑らかになり、やがて互いに舌を積極的に絡ませていく。
「んはぁ……あふぅ……」
 カーマインはただヒロを見つめ、ヒロはそんなカーマインをじっと見つめ返しながら、積極的に行為を続ける。
 チュポっと音を立て、カーマインが口を離す。
「ふぅ……どうだった?」
「はっ、はぁ、すごい……」
 カーマインの横で仰向けになったヒロは、天井をぼんやりと見ながら呟いた。
「さて、それではそろそろ本格的に行こうか」
「……ほ、ホンカクテキ?」
 ギギギと、まるでブリキの機械のように首をぎこちなくカーマインのほうに向けるヒロ。
「こっ、これ以上のことを……するのか?」
「当然」
 カーマインはそう言ってヒロの両肩を掴んで、上に乗った。
「さて……と、その前に」
 そう言ってカーマインはベッドにある棚に手を伸ばし、取ったのは――
14名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:16:28 ID:9B+zoznL
イーヤッタァーー(゚∀゚)ーー!!!
15名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 21:13:38 ID:LjYj5/9g
はあはあはあはあはああああああああああああ!!
16前309:2007/02/27(火) 01:47:46 ID:AXSMfh05
どこで切っていいかわからんので、今回は短く。

…なーんか、エロ描写が他の職人さんに比べてヘッタクソな気がするorz
やっぱ、アレとかソレとかコレとか直接的な単語使ったほうがいいのかしらん。

とりあえず投下ー
17リィン5-1:2007/02/27(火) 01:51:11 ID:AXSMfh05
「や……離して、くださ……っ」
屈強な男の手――グレイヴ――が、リィンを羽交い絞めにする。
「……ぁ…っ…!」
グレイヴの丸太のような腕に、リィンの肩口が抑えつけられると、リィンは痛みに呻く。
そしてそのまま、グレイヴは両腕を上へと引き上げた。
小柄なリィンに比べ、グレイヴはかなりの長身だ。リィンの足が地面から離れていく。
「ぅ…、ぁ……!」
締められた部分がギリギリと痛む。更に、その部分にリィンの体重もかかり、痛みが増す。
このまま両腕を折られてしまうのでは…という恐怖が背筋を登ってくる。
そうなってはたまらないとばかりに、どうにか戒めを脱することは出来ないものかと
足をバタつかせて抵抗してみたが、足に疲労を蓄積させただけで、何の解決にもならなかった。
今では、リィンの両足は力なくぶらり、と垂れているだけだ。
両腕を豪腕という鎖に繋がれたその姿は、まさに磔――処刑を待つだけの、哀れな生贄だった。

そして、その哀れな子羊の前に立つのは、血塗れた鎌を携えた処刑人。

――ヒロだった。その表情は相変わらず能面のように変化に乏しく、
まるで『作り物』か『人形』のようだ。
ヒロは、先ほどまでリィンが腰掛けていた岩の上に立っていた。ヒロとリィンの顔はほぼ同じ高さだ。
しかしリィンは、恐ろしくてヒロの顔を正視することができなかった。
うなだれ、視線を伏せたまま、かたかたと小刻みに震えることしかできない。

「ひ……」
ギラリ、と紅く光る刃がリィンの首筋に当てられた。
(…こ、殺され――!?)
圧倒的な死の恐怖。精神的に憔悴し、生きる希望を見失いかけていた今のリィンでも、
いざ『死』というものが目の前に迫れば、本能的な恐怖を感じないはずがなかった。
恐怖と絶望のため、リィンの頬を涙がはらはらと流れた。

――しかし、彼女を待っていたのは、死よりも残酷な運命だった。
18リィン5-2:2007/02/27(火) 01:53:42 ID:AXSMfh05
魂を刈り取る刃、ゲート・オブ・ヘヴン。
大魔王の娘たるヒロにのみ、携えることが許された得物。
その威容に比べ、リィンの姿はあまりに弱々しい。リィンの首を刎ねるなど、
赤子の手を捻るより容易いだろう。しかし、その刃が振り下ろされることはなかった。

ヒロは、鎌を手放して地面に突き立てると、リィンの顎を指先でクイと持ち上げて顔を上に向かせる。
「…え……?」
そしてヒロはそのまま顔を近づけると――
「んっ…ふ…んぅ……!?」
唇を奪う。しかも、それはただのキスではなく、濃厚で淫靡なディープキス。
舌を吸われ、口蓋を嘗め回され、唾液を流し込まれる。
(…!?)
混乱して状況がよく飲み込めないリィンを余所に、ヒロは口づけを続ける。
「っ…ぷ、は……」
しばらくそんなことが続いていたが、ようやくヒロは唇を離した。
リィンとヒロ、二人の唇の間で唾液の糸が引く。
(今、唇を…!? 私の、ファーストキス…ヒロさんに……?)
ようやく状況を把握し、リィンは愕然とした。
「ひ、ひどい……」
無理矢理、唇を奪われた。それも同性に。少女にとって、特別な意味のある口づけを。
胸を刺すような喪失感に、リィンはまた涙を流した。

再びヒロがリィンの顔に手をかけた。今度は『左腕』を。
(今度は、何をするつもりなんですか…?)
リィンは、怖れと諦めが混じった視線をヒロに注ぐ。
19リィン5-3:2007/02/27(火) 01:55:41 ID:AXSMfh05
拘束されてからだいぶ時間が経過したというのに、リィンの腕を抑える力は一向に緩む気配がない。
すでに両腕は痺れと痛みを通り越して、感覚が麻痺していた。

そして、ヒロはその鋭い爪でリィンの服を襟口から一気に引き裂いた。

「――!!」
服が胸元から破れ、肌がひんやりとした外気に晒される。
慎ましやかな胸のふくらみを覆う下着だけが残されているが、何の気休めにもならない。
「ぁ……!」
いくらリィンが鈍くても、これから自分の身に降りかかる運命がどんなものかは、容易に想像がつく。
想像――こういった事柄について乏しい知識しかないリィンには、想像することしかできない。
しかし、逆にそれが恐怖を煽り立てる。カチカチと歯の根が合わない。

「っ…ひぁ……痛っ…」
ヒロの左手が、リィンの滑らかな肌のあちこちを撫でる。時には優しく、時には爪を立てて引っ掻く。
そうして次第に、ヒロの手が首から胸、胸から腰へと下ってゆく。
そしてついに、もっとも大事なところを覆う下着までも――爪で引き裂かれる。
「い、いやぁ……っ!」
今のリィンの体を覆うのは、肩から袖口までの部分だけ残されたボロキレのような上着と、
ほっそりとした脚を覆う白いストッキングだけだ。
当然、胸や股間などの恥ずかしい部分はまったく隠せていない。
そのうえ、ところどころにヒロの爪で引っかかれた紅い傷跡が残っている。
その姿は、むしろ全裸より卑猥な印象すら与えていた。
リィンは、あまりの羞恥にどうにかなりそうだった。この場にいるのがヒロだけだったならば、
それでもまだマシ――すでにマシとかそういうレベルの話ではないが――と思えた。
しかし、そうではないのだ。ウルやカーマインを初めとした男性陣も数多い。
その男達の視線を感じる。自分の裸体を嘗め回すような視線を。

「お、お願いです、ヒロさん、こ、これ以上はやめ――」
これ以上、衆目の前で辱められるのは耐えられない。
わずかな希望にすがり、リィンはヒロに懇願した。
しかし、返ってきたのは――ニタリ…という、怖気の走るような笑みだった。
20リィン5-4:2007/02/27(火) 01:57:38 ID:AXSMfh05
「ひっ…あ…う……や、ぁ……」
先ほどまでと同じように、ヒロがリィンの体のあちこちを愛撫してゆく。
痛み、くすぐったさ、そして快感…それらが絶妙なバランスで与えられている。
しかし、決定的な快感の波には程遠い。
「は、はぁ、はぁ…」
もどかしさで体が火照る。数えるほどだけだが、リィンにも自慰の経験はあった。
どうしても眠れない夜に、兵真のことを考えて。
そうして想い人のことを考えながら絶頂した後のまどろみに落ちる瞬間の心地よさと、
わずかな背徳感。それが、リィンにとっての『禁じられた遊び』だった。

「え――!?」
と、ヒロのほうへ目をやると、リィンは信じられないものを見た。
あの赤い大鎌を。逆手に持ち替えて。そして、その柄の先の石突が狙っているのは――
(なに、してるんですか…? ねえ…? ヒロさん、何してるんですか…!?)
想像はつく。想像はつくが、その内容があまりに恐ろしくて具体的にイメージできない。
「い、いやぁ…そ、それだけは…お願いです、ヒロさん、それだけは…許して、ください…!!」
しかし返答は、先ほどと同じ。粘つくような、厭らしい哄笑の表情だけだった。
「ほ、本当にやめ…お願いです! 私まだ、は、初めてなんです! だから――!」
恥も外聞も捨て、必死で泣き叫ぶ。
だがそれでも。ヒロの動作も表情も、何も変わらない。
「ウ、ウルさん! 沖田さん! カーマインさん! どうして、
どうして黙って見てるんですか!? お、お願い、た、助け――!!」
ヒロにこれ以上懇願しても無駄だと悟り、他のナイツ達に、リィンは必死で助けを求めた。
誰か。誰でもいい。こんなのは嫌――

しかし、それに対する返答はどこまでも酷薄だった。
楽しくてたまらないとでもいう様子でニヤニヤと笑みを浮かべるウル。
まるで汚らわしいものを見るかのように、軽蔑した視線を送る沖田。
お前なんかどうなろうと知ったことか、と言わんばかりの醒めた視線のカーマイン。
他の面子も、浮かべている表情こそ千差万別だが、答えは一つ。

――誰も、助けてくれない。

「!!――っぐ、あぁぁぁッ!? ぁ…がっ……い、いや…ぁ、ぐぅぅぅっ!!」
そしてついに、リィンの純潔が散らされる。鮮血が腿を伝って流れた。
「あ、ぐぅ…い、た…っぐ、ぅ、…い、やぁ……っ…か、は……っ!」
ゴツゴツとした鎌の柄で胎内をえぐられる激しい痛み。
頭の中が痛みでスパークし、そのまま気を失ってしまいそうだった。
(ごめんなさい、兵真さん、ごめんなさい…)
痛みと喪失感でぐちゃぐちゃになった頭の中で、愛する人に許しを請うた。


…続く
21名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 07:02:01 ID:jfbmylQu
>>16-20
待ってますた!

可哀相ではあるが、それもまた作品の魅力(;´Д`)
22名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 13:10:34 ID:bBRs4e93
リィンカワイソス(´・ω・`)

むしろもっとハーd(ry
23名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 14:16:33 ID:Nb+RxCVd
救いようのないラストを迎えそうな気がしてきたぜ!!!!!!!!!!!!11

続き待ってるお(^ω^)
24名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:00:56 ID:LLWZadB+
(・∀・)イイヨイイヨー
…でも何故にヒロ?
25名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 16:16:17 ID:Im5VZLvH
前スレ、ルインネタにて埋め完了。
26名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 17:47:01 ID:F/8fr3Ka
>>25


こんなルイン嫌ですw
27名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 19:22:56 ID:c+qNnAp1
前スレの518わろた
面白かったよ
28ココロノナイテンシ:2007/03/02(金) 18:17:43 ID:eojuCuFX
産卵。
幼女
ダーク


この世に地獄というものがあるとすれば、今がまさしくソレだろう。
世界の卵、他の世界を飲み込もうとするエンディアという世界そのものとの戦い。
結果は、ナイツの敗北。
ヒョウマをはじめとする男達は女達の目の前で一人ずつ殺された。
それも惨たらしく、正視に耐えない残酷な方法で解体されていった。
泣き喚く者、絶叫する者、愛しい者・親友の死のショックで心が壊れる者…
そして『女』のみが殺されず、生かされた事実とその意味。
それは絶望の宴の始まりだった。

「あ…も…もう…やだ…よ…お、おねが…やめ…は…」
「はっはっはんん…ご、ごめんなさい、ごめんなさい…んくぅぅ」
何者かの肉体のような空間に半ば埋め込まれるようにして拘束されている無数の女達。
ある者は両手だけ壁に飲み込まれ、尻を突き出す格好で拘束されている。
またある者は両足首を床に飲まれ、股を開いたまま拘束されている。
それらの女に共通するのは下腹部が異常に膨らんでいること、否、膨らむという表現は
正しくない。
それらの女達に共通するのは、『何者かの子種をその身に孕んでいる』という事である。
まさしく巨人の食道と形容できる肉の空間でこだますか細い拒絶の声と焦燥に駆られた謝罪と
甘い吐息を交えた声。
か細い声の持ち主、それは両手と両膝を飲み込まれ、四つん這いの格好で拘束されているミュウであった。その身体を抱え込むようにして後ろから責める全裸の少年はエンディア。
「ごめ…ごめん…あああっ…でも…僕の身体が…勝手…んふ…ああっあああっ」
「お、おねが…も、もういや…や…も、もう…やめ…産みたくな…産みたくない…」
ぶちゅ…ぶちゅ…ぶちゅ…とミュウとエンディアの結合部から発する粘着音。
涙も枯れ果て、なすがままにされる廃人のようなミュウの顔。
その虚ろな瞳に周囲の女達が映る。
「あ…あふあああっま、またくる…きちゃうう…くラ…クらんどサまのおお…赤ちゃん
アナスタシアのアソコから産まれちゃうのおお、はひっはひっはああああっ」
ぶちゅうううと歪に広がったアナスタシアの秘部からボトリと粘膜に覆われた卵が
一つ…二つ…と、ひりだされた。
「あぐぎい…わ、私…もういやですっ!こないでっ!お願い、いやこないでえええ
いやあああっ!」
アナスタシアの対面に埋められているシェリーが絶叫と共に、同じように卵を産み落とす。
「…ぁ……う…ぃや……いゃ…」
放心し、消え入るような声のモニカもその小さな身体に合わない卵を産む。
「ああ…あああああウチも…うぐ…うんんんんん、おああああああっ」
ぶりゅりり…そしてスルクも。
「あっあっあああっ…で、でちゃう…でちゃうよおおミュウさん、んんんっ」
エンディアが眼をギュと閉じ、ミュウの細い腰を掴みこんだ。
ぶりゅ…ぶりゅうううううううううう……
「ひっ…く…くる…苦し…ま…また…たま…ご…い、いや…卵なんていやああああああっ!」
エンディアがずりゅうとミュウの秘部から肉棒引き抜いた、
そのグロテスクな肉棒の先端から垂れているものは粘り気のある透明な液と白い粒。
「あは…卵…ミュウさんに…僕の卵…生み着けちゃたぁ…」
ミュウの秘部から垂れ落ちる粘液にまみれた卵。それは子宮の中で肥大化し、一定期間で体外に放出される。卵からかえるのは今まで倒してきた魔物の幼体であった。
29ココロノナイテンシ:2007/03/02(金) 18:18:33 ID:eojuCuFX
世界の卵がナイツ達によって破壊された世界を再生し始めた。が、
他の世界を取り込んでもできないモノがあった。それが生命を生み出す生身の子宮。
であるならば、捕らえたナイツのメスを生体の部品として使用する、それが『女』のみが生かされた理由であった。
そして世界の卵は太陽の少年エンディアに、女として未熟なミュウ達に卵を直接植え付ける役目を与えた。
そしてもう一人のゲートマスターには―――――――。

『THE END OF ENDEA』

「う……く…こ、ここは…」
ヒロはまだ霞がかる思考に頭を振り、周囲を見回した。
何か巨大な生物の体内のような空間。そしてその肉に埋め込まれ形で拘束されている身体。
「くっ…な、なんだここは…世界の卵の中か…」
「ヒロ…さん……」
弱々しい声に隣をみると自分と同じように埋め込まれている雫がいた。
「シズク……」
シズクにかける言葉がみつからない。
親友が目の前で身体をはらわたをえぐられ、バラバラに解体される光景を
見せられたのだ。まだ正気が残っているだけでも救いだろう。
「ヒョーマ…ヒョーマが…プーが…みんな…みんな…」
「言うなシズク…まだ私達がいる…まだ私達が…」
……いるからどうなのだろう。武器も、力も、希望もない。
エンディアという世界そのものに戦いを挑む…それ自体、無謀な事だったのだろうか?
鎧をはぎ取られ、インナースーツのまま埋め込まれている自分に一体何が出来るのか?
「もう…無理よ……ヒロちゃん…」
向かい会う形で両手を拘束されているオーヴィアが言った。
「今、目覚めたのね…御覧の通りよ…他の人達は別の所に移されているみたい、この食道みたいな空間のどこかにね
……私達は……負けたのよ。世界の卵が何故、女性だけ生かしたか…薄々はわかると思うけど…まさにそのとおり
…もうゲームオーバー、無理なの、何もかも無理、ここには絶望しか残されていないわ……
どうにもできない私達に残されているのは家畜として生きる道しかないのよ」
一気にまくし立てるオーヴィアにヒロは眉を潜めた。
「……無理?…家畜?…オーヴィア…一体、何を?」
30ココロノナイテンシ:2007/03/02(金) 18:20:24 ID:eojuCuFX
「オーヴィアさんの言う通りですよヒロさん……」
肉の床を歩きながら、ニタリと気味の悪い笑みを浮かべたリィンが現れた。
その足元には首に皮のバンドを着けられ、犬のように四つん這いで歩くウルゼルの姿が。
その首輪から伸びている手綱はリィンの手に握られている。
「リィン……な、何なんだその姿は…それにウルゼルは…」
「髪が……黒い…?」
シズクが小さく呟いた。
「世界の卵にお願いして兵真さんと一つにしてもらったんです。」
うふふとリィンは笑う。
「ヒョウマと一つにだと?リィン…ヒョウマは」
「あ…んん、はいわかってますよ兵真さん…皆さんに挨拶したいんですよね。待ってて下さい…」
全く噛み合っていない会話にヒロ、雫は眉をひそめる。
「ほら…ウルゼルさん、私のスカートを捲って」
「う…は……ご、ごしゅひんしゃ…ま…オ、オレ…オレの」
とろけた表情のウルゼルはリィンの足をペロペロとなめ、必死に何かを訴えた。
「黙って捲りなさいなこの便器が。その勃起チンポ切り取るわよ?」
「あ…うぅぅ…や、やりましゅ…やるから」
ウルゼルはその口にスカートの裾をくわえ、めくり上げた、そしてその中に頭を突っ込みリィンの
ショーツを同じように口にくわえずり下げた。
「ほら、ヒロさん、シズクさん、兵真さんですよ」
ぶるんと飛び出るイチモツ。それは180度の角度で反り返った男の生殖器であった。
「な…リ、リィン…そ、そんな…リィン、どうして…」
「いや…いや…ヒョーマ…ヒョーマッッ!!」
「皆さんには悪いけど兵真さんは私がもらいました。でもそれだけだとかわいそうなんで兵真さんで
皆さんに種付けしてあげます。これからずっと、皆さんが壊れるまでずっと…ね」
リィンの口が三日月のように裂け、笑った。
そのリィンにウルゼルが弱々しく、息も絶え絶えに言った。
「ご、ごしゅじん…しゃま…や、やくしょく…オレのチンポ…イ、イかせて…」
「ああ、ごめんなさいね。イっていいわよ、ウルゼル」
「あ、アひ…キた…きた…きタきたキたあああっあーあああーああアツ!」
ぶじゅ、どばばっぶしゃあああああっ。
パチンとリィンが指を鳴らすと半裸のウルゼルが犬のように腹を見せ、その股間からそり立っている
異形なペニスから盛大に白濁液をまき散らした。ガクガクと痙攣しながらウルゼルは必死でそのペニスを扱きまくる。
「いい、いイっ!イいいっ!!はああアあああ!」
空腰を振りまくり、のたうち回るウルゼルはさながら陸にあげられた魚のようだ。
「あらあら…イク時は『ワン』以外の言葉を禁止したはずですよね?もう忘れたんですか?この駄犬が」
「う…うぅ…ワン…ワンワンワああっンワンンンンンッ!!」
「ウルゼル…そんな…リィン、貴様ッ!」
人としてのプライドを踏みにじるリィンにヒロは吼えた。
「そうですよ。一時でも仲間だったリィン=サンロードの本性はコレですヒロさん…それから口に聞き方には
注意しろよこの下等生物が。」
リィンがヒロを睨むと気がおかしくなるような激痛がヒロの全身に走った。
「あぐううぐああああッ!」
「ヒロさんッ!や、やめてリィンさん!」
「………世界の卵の一部がリィンに……まさしく悪魔ね…」
「クスクス…ヒロさん、シズクさん、オーヴィアさん、楽しい宴の始まりですよ」
to be continued
31名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 19:38:07 ID:9kITjxDC
かなりヤバそうなのきたああああああああああああああああああああああ

>>28-30ぐっじょぶ。
32名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 20:19:33 ID:mmLGcHII
お祭りだああああああああああああああああ
33名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:29:53 ID:jDAbwHpj
GJです
34名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:06:02 ID:tK34tvd5
 GJそしてリィンヒデェ。


 ……と思ったが、このカオススレで一番ひどいのはリィンの扱いですな。

本来は兵真のド本命のはずなのに、ここでは兵真を他の女に取られまくりだし、兵真とやれたとしても擬態もしくは幻覚、またはとっかえひっかえヤれる女達の一人でしかない。

今から毒牙にかける女達にしたって、 ウルゼル……自分より兵真に積極的にアプローチしてるし胸を比べられる。
オーヴィア……『うわあ、って感じの特別授業』でヤりまくりな上、シェリーと3Р。
ヒロ……カオススレでのメインヒロイン。(擬態っぽいけど)ゲートオブヘブンで処女奪われる。
雫……2作者に渡って兵真とラヴラヴ。
 と、自分より優遇されているし。

 結局何が言いたいかというと、これのサブタイトルは『逆襲のリィン』であるということと、誰かリィンのラヴいの書いてあげてくださいと言う事だ。

あっ、私は今月までにカーヒロ終わらした後に、ヤンデレリィンとか考えてますが何か(←鬼)
35名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 08:31:20 ID:Sc2xWSYH
>>34
結局そういう扱いかよw
36名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 09:13:32 ID:Pw3AUlYV
前スレ518GJ!!
ルインって放置しておいても問題なさそうな気がしてきたw
37名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 09:40:48 ID:Sc2xWSYH
「夕日に向かってさわやかに走っている絵」で、
ガングレのオサレ走りを思い出したのは俺だけでいい
38名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 10:16:32 ID:H2HjqbR7
>>37
さぁ一緒に駆け出そうぜファミリー
39名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:31:51 ID:HEWaMSR6
悪リィン(゚∀゚)キタ――――!!
40名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:47:16 ID:kW9PB8o9
職人方のリィンに対する歪んだ愛情がじわじわと伝わってくるぜ!

凌辱・黒・ヤンデレ、全部wktkで待ってる
41ドウム人造人間量産計画8:2007/03/04(日) 21:37:09 ID:LJ28+owQ
 動きの止まったエミリーを変なものを見る目でゼロスは見つめてから、その向かい側に座った。一番近い席で、空いていたからだろう。他意は無いのだが、エミリーは内心ドキドキである。
豊かな胸の内側で、心臓は跳ね馬のように暴れ出した。

(こここここれはチャチャチャンス!?いやいやしかし昨日までこれといって接点の無かった自分がゼロス殿に親しげに声をかけるのも不自然と言うものであってしかしことこの状況下において下された命令を果たす為には
多少の不自然さなどきにせずに積極的にアプローチを試みるべきでは?ししししかし、せせ積極的なアプローチとは一体なんでありますか?)

 これだけの事を、エミリーは一秒以内に考えていた。息継ぎなしで。ゼロスは気にした風もなく、黙々と手と口とを動かしていた。対面する両者の心境は天地ほどもかけ離れている。
 顔を真っ赤にしてショートしていたエミリーは無事再起動を果たし、彼女なりに行動を起こした。トレイをもって立ち上がり、ゼロスの横に立って熟した林檎色の顔はそのままに、こう切り出したのである。

「ぜぜぜ、ゼロス殿。ここ、ここに座ってもよろしいでありますか?」

「ああ? 何でわざわざおれの隣に来るんだよ?」

「うっ。………そこはそれ、そのおお同じ銃使いとしても、仲間としても親睦を深めようというか、なんというか……」

「わけがわからねえ。まあいい。好きにしな」

 ライでゲンな人と同じ声で、ゼロスはぶっきらぼうに答えた。良くも悪くも無関心な所が、エミリーにとって功を奏したらしい。
エミリーは黙っていればどこか気品さえ漂う華のある美貌をにぱっと輝かせて腰を下ろした。
 胸のうちでささやかに安堵の息をついている。で、その後。空になったトレイを持って食堂を去るゼロスと、その背を見送るエミリーの姿があった。

「……け、結局、世間話で終ってしまったであります」

 がしゃんと音を立ててトレイに額を叩き込んだエミリーを、周囲の面々が、不思議な顔で見ていた。
 その後、開き直ったのかエミリーは孤軍奮闘した。戦闘ではゼロスと一緒に出撃し、彼の手となり足となり、影に日向にサポートした。
その間ガイザンはドウム三号砲の整備をしくじり、自爆したりしていた。
 皿洗いや買い物、お手伝いでもゼロスにさりげなくセックスアピールを試みもした(エミリーなりに)。
 ガイザンは体の調整にしくじって、体内の機関が軽く漏電して二、三日ベッドの上で悶えていた。
周囲の面々も、そんなエミリーの行動に何かを感じたのか、色々と都合をつけてくれるようになった。三分の二位はやっかみ・好奇心の成分で出来ていたが。
 そしてその結果は……いうまでも無く、失敗の雨あられであった。そも色仕掛けなぞという行為を行うのに、エミリーは徹底的とまでは行かぬが、不向きなのであった。
 顔は十分に美人の水準を超えるし、体つきも豊満の領域にある。軍人として振舞う仕草の中にも、そこはかとない純朴で清楚な色香が滲んでいた。
良くも悪くも無垢ないしは純粋培養に近い女性なのである。
 エミリーなりに頑張って成果を求めた日々の失敗は、基本的に生真面目かつ責任感の強いエミリーには辛いものがあったりした。
42ドウム人造人間量産計画9:2007/03/04(日) 21:43:32 ID:LJ28+owQ
琥珀色の液体が満たされたグラスが、ダンと叩きつけられた。エミリーである。白雪を思わせる肌は、アルコールのもたらす朱に染まり、艶やかな色気と瑞々しい生気をもたらしていた。
 酒の香りが混じった吐息は、魅魔のそれの様に蟲惑的であった。夜も更けたアジトの食堂である。即席のバーに化けたそこには、ママ役にオーヴィア、リューンエルバ、ホステスにリトル・スノー、ミュウ、ミカ、雫などなど。
お客はエミリーであった。要は人生相談みたいなもんである。ミカとミュウは人生経験を積む意味もあって手伝っているらしい。雫は時間給(二十四時間給)1000ディアで手伝っている。
ミカの保護者グレイヴや、ライエル、歳三などの大人組みもいた。
すっかり酔いに塗れたエミリーは、ううううとすすり泣きながら、オーヴィアたちに訴えていた。

「そ、そんなに自分は女として魅力が無いでありますかあ! うう、ひっく、ぐすっ。じ、自分だって自分だって、向いていない事くらいは判っているであります。そ、それでも……」

「そうよねえ、エミリーちゃんなりに頑張っていたわよねえ」

 とオーヴィアは空いたグラスにウィスキーを注ぐ。もう一人のママ、リューンエルバはアブサンの瓶に口をつけてぐびぐび飲んでは、左手で捕らえたミュウに口移しで流し込んでいた。ミュウはさっきまでは抵抗していたが、今はもう半死人である。
 赤い口紅がひかれたリューンエルバの唇と、淡い色のミュウの唇とが密着し、時々ミュウの喘ぐ声と共に溢れた酒が、混ざり合う二人の唾液と共に、くちゅくちゅという艶めかしい音を立ててはつっと伝って滴り落ちている。
 ミュウの顔が赤いのは、酒の所為ばかりではなさそうだ。
既に犠牲になったミカもそこら辺に転がっていた。化粧ッ気は無いが健康的な魅力のある唇には、リューンエルバの口紅が濃厚に張り付いている。さぞや情熱的なベーゼを頂いたらしい。ソファに寝そべって、グレイヴが膝枕していた。
 リトル・スノーはヒロとしみじみと飲んでいた。積もる話があるらしい。たぶん、肉体の主である斉藤小雪は、明日、二日酔いだろう。結局、オーヴィア一人がエミリーの相手をしていた。
 本人もそこそこに飲んではいたが、酒に飲まれては居なかった。ぐすぐすと泣き出すエミリーを宥めつつ、その瞳がきらんと輝く。カウンターの向こうからなにやら衣裳を取り出して、うふふふーと意味ありげに笑う。
 友好的な小悪魔みたいに、オーヴィアはエミリーにそっと囁いた。魔女の囁きであった。失敗すればどん底の誘惑である。エミリーはとろんと溶けた瞳でオーヴィアを見つめた。
 オーヴィアの口角が釣りあがる。女性に免疫の無い男ならそれだけで下半身をいきり立たせかねない妖艶さだった。
43ドウム人造人間量産計画10:2007/03/04(日) 21:47:42 ID:LJ28+owQ
 ドアを叩くノックの音に、成型炸薬の分量を水増しした弾丸を手工業でせっせと作っていたゼロスは指を止めた。ジャケットを肩に羽織っただけのラフな格好である。鋼の骨格を分厚い筋肉で覆った体はグロテスクさは無く統制が取れ、一種の肉体美と言えた。
 リボルバーカノンを腰のベルトに差し込んだまま、ゼロスはなんだこんな夜更けに、とか毒づきながらドアを開けた。そして目の前に立つエミリーの格好に、眉を寄せた。鋭い刃の軌跡みたいな瞳は、わけがわからんという光を宿していた。

「こここ、こんばんはゼロス殿。ねね、寝酒などいかがでありますか?」

 普段はツインテールに纏められている、エミリーの薄く淹れた紅茶色の髪は、陽光を煌めかす水面の輝きを維持し、そこから突き出る二つの白く長細いモノがピョコピョコ前後に揺れていた。ふわふわした白い毛に覆われていて、内側は薄いピンク色だ。兎耳であった。
 ほっそりとして、獣欲を掻きたてる白い首にはワイシャツから切り取ったような襟と赤い蝶ネクタイ。雪のように白く、適度な脂肪と筋肉に支えられてたっぷりと張った胸元の、一つのアクセントだった。
体のラインを浮かばせる黒い光沢を放つボディースーツは、形のよいおへそを浮かばせ、エミリーの手に余る乳房の上半分を覗かせている。ゼロスからは見えないが、お尻にはまん丸い尻尾もあった。
 白い、むっちりとした太腿に食い込むのは網タイツだった。黒く細いタイツが交差しながら切れ長のハイレグから、すらりと伸びた足の先の鮮やかな赤いハイヒールまで、エミリーの両足を包み、色香を滲ませている。
 扇情的なまでにうなじから肩、肩甲骨、胸上、両腕の素肌をむき出しにして、優雅に反った背筋まで腰元まで覗かせていた。
 バニーガールだった。どうしようもなくバニーガールだった。いけないまでにバニーガールだった。
 ウフフーと笑うオーヴィアに、酒の勢いも手伝ってノリノリで授けられた秘策その一であった。

 ゼロスは、こいつ前からどこかおかしいとは思っていたが、という目を向けた。
白いカフスをつけた右手には銀盆の上に乗ったワインとグラスが乗っている。とりあえず酒を持ってきたのは本当だったらしい、とゼロスはきわめて冷静に判断した。


 中途半端な尺ですが、とりあえずここまで。お久しぶりにエミリー・ゼロスものでごぜえますだ。
なんか、最初からエンジン全開と言うか、濃厚ですね。ヒロのラヴラヴ大作戦といい、リィン陵辱モノと言い、
『THE END OF ENDEA』 といい、こいつぁ負けていられねえって感じです皆さんもう、GJGJ。
 バトルも書きたいなあ。
44名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:15:21 ID:/uYs/Hw8
リィンの顔アイコンを描いてる最中にこのスレを覗いて、
黒リィンにビビッときたので色換えして描いてみた。
(そう大した代物じゃないが…orz)

劇的ビフォーアフター(w
ttp://www.geocities.jp/adastra0214y/LienB.bmp
ttp://www.geocities.jp/adastra0214y/LienA.bmp

…適当なうpロダがわからんかったので自スペースな罠
45名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 06:43:48 ID:kHsakEMj
>>41-43
久々に乙!
最近はハードな内容が多かったから、なんかマターリ読めたよ

>>44
黒いな…いろんな意味でw
そのアイコンの使用用途についてkwsk
46ヒロのラヴラヴ大作戦?その12:2007/03/05(月) 15:09:41 ID:GgSAVx9v
 ストッ

 カーマインが手に取った果物ナイフは、直ぐに木で出来た天井に突き刺さった。
「なっ、何かいる?」
 ゴソゴソと急に騒がしくなった天井を見て、ヒロは慌ててベッドの脇に置いていた鎌を取ろうと手を伸ばす。
「ん……大丈夫、もういなくなったようだ」
「鼠か。燃やしておくべきだったか?」
「いや、それはヒロも色々と困ると思う。きっと……それじゃあ、脱がすよ」
 カーマインはそう言った後にヒロの白衣に手を掛け、ボタンを全て外した。
「あっ」
「これは……?」
 カーマインの目に映ったのは、白い肌に半脱ぎの真っ赤なブラジャー。
「いっ、いつもは上下白の下着を使っているのだが。今日はスノーたちがこれを……勝負下着というもの、らしい」
「じゃあ、もしかして……下も?」
 ヒロはカーマインから目を逸らし、真っ赤な顔で頷く。
「そうか……ところでヒロ、勝負下着という意味は知っているのか?」
「たっ、多分……こう、男を誘う時に着るもの……なのだと、思う」
 ちなみに初めは戦争や決闘に着るものと思い、黒い髑髏柄を付けてみたのはヒロだけの秘密だ。
「うん、それで合っている」
 カーマインはそう言ってじっとヒロの身体を、頭から足の先まで見つめる。
「あっ、あまり見ないでくれないか?」
 熱い視線にその身を晒され、ヒロは身をもじもじと動かす。
「断る」
「うっ。でも、その……見られると恥ずかしい。それに、私の身体は傷だらけだ。とても綺麗とは……」
 幾度の戦場を渡り歩き、多くの強敵と死闘を繰り返したヒロの身体には、所々にその時に付いた傷跡がある。
 一番目立つのは左腕の切り落とされた部分に付いた痕だが、その他に左乳房、右脇、ヘソと鳩尾の間、カーマインには見えていない部分として右肩と右太股と背中。目を凝らさなければ分からないものから、くっきりと見えるものまで。
「自分の体は、嫌か?」
「そんな事はない。ただ……お前に落胆されるのが、こわんっ」
 言い終える前に、カーマインは己の口で言葉を止める。
「大丈夫だ」
 カーマインはそう言ってブラジャーをずらし、今度は左乳房に口をつける。
「んやぁ、ああっ、ふっ、いっ」
 傷痕にチロリチロリと触れる舌の感触に、ヒロは悶え甘い声を上げてしまう。
「ヒロはヒロだから、綺麗なんだ。こんな傷程度で、美しさが損ないことは無い」
 慈しむように、癒すように、次々とカーマインの舌と指がヒロの傷痕に触れ、なぞっていく。
「かっ、カーマイン、んっ、その……」
「どうした?」
 ヒロの肌から口を離して、その目を見る。
「傷痕だけではなく、そろそろ……」
「して欲しいか?」
 カーマインは短いヒロのスカートに手を触れながら、尋ねる。
「いっ、意地悪な奴め。お前のせいで、こうなっているのに」
 そう言ってヒロは急かすが、カーマインの手は動かず、
「ヒロがおねだりをしているところが、見たいな」
 それどころか、真顔でそんな事を言うカーマイン。
「なっ、なっなっななな……!?」
 目を見開き、三度顔を真っ赤にするヒロ。
「どっ、どーしてそんな恥ずかしい事を私がしなければ!」
「俺がそんなヒロを見たいから。駄目か?」
 少し悲しそうな目をしてカーマインが言うと、ヒロは目をぎゅっと閉じ、
「ヒロの……ここを、弄って」
 その白く短いスカートを、自らの手でたくし上げた。

>>41-43
 エミーゼロス乙。バトル物……現在リィン(ネガティブ)祭り中なので、兵真×シェリーの続きでシェリーとリィンのキャットバトルとか?

>>45
 黒リィンは魔除けとして使うに一票。
47名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 18:41:17 ID:1Fy+8ivq
>>45-46
魔除けってw
用途というか、しがないアイコン描きです…
ttp://www.geocities.jp/adastra0214y/cw.htm
48名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 01:11:03 ID:HxfBAI1f
>>46
GJ!
体調悪いくせにヤる気満々とは…流石グローランサーだな

>>47
なかなかウマス
思わず保存しますたw
49名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 10:36:50 ID:fwKtQgq3
>>46
いい仕事してますね。
ところでやっぱりエッチの時は全裸にナースキャップの組み合わせにしないとと思いましたな〜。
50ココロノナイテンシ:2007/03/06(火) 16:33:45 ID:7sqGLUlD
>>47
黒リィンの色設定を漏れのEND OF〜で使ってもよかですか?

逆襲のリィン…素晴らしい発想ですな。とりあえずリィンはヒロ攻め。
オーヴィアには犬ゼル。雫は…蛆虫か寄生虫と交尾かな…救い様ないな…ホントに。
51前309=47:2007/03/06(火) 22:00:47 ID:vYoCQ39j
>>50
どうぞどうぞ。
というかむしろSSから髪の色とか想像して描いたものですし。

てか悪リィン×ヒロはリィン凌辱の後に書く気だったけど、
漏れよりはるかにすごいものを書いてくれそうなので貴方に託します(・∀・)
漏れは悪リィンになるまでを書くお
52名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:54:48 ID:xGwD8Cxo
トリビア
バニーコートの下着はTバック必須
つーわけで楽しみにしてるZE!
53名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 02:29:49 ID:Vvqknw5S
オーヴィアのラブエロもできればキボンしてみます。
相手は主人公か沖田あたりで。
54名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:08:44 ID:XZ8Cma6D
>>51が誰だか想像がついた…たぶんネットで何度か遭遇したぽい

しかしそんなことはどうでもいい。
漏れが言うのは黒リィン期待してますということだけだ!
55ヒロのラヴラヴ大作戦?その13:2007/03/08(木) 13:37:20 ID:k37/vQ33
「濡れ濡れだな」
 カーマインは手早くヒロが穿いている白いストッキングを膝までずらし、ヒロの大切な部分を隠している薄く赤い布に指をあてる。
「んっ、そんな事……カーマインが、あんなにする、からぁ……」
「布の上からでも形がはっきり見えるし、ここもこんなに」
 赤い紐パンの中心部分を撫でるように、ゆっくりと指を前後に動かしていく。
「ひうっ!」
 布越しとは言えクリトリスを刺激され、ヒロは身体をびくんっと震わせる。
「んっ、あっ、あぁ、はぁ、はっ、はぁ……んんっ!」
 豆、割れ目、尻と尾、太股の内側と外側……生の感触を確かめるかのように、ゆっくり指が動き、ヒロの息遣いが次第に激しくなっていく。
「かっ、カーマイン、んっ、わっ、私もう、あふぅ」
「イっていいよ、そのまま」
 そう言ってカーマインはストッキングを完全に脱がし、
「ひゃひっ!?」
 裸足になった足の甲にキスをされ、ヒロは思わず素っ頓狂な悲鳴を上げる。
「そんんっ、舐めっ、んはぁ!」
 ふくろはぎを撫でられ、足の指を舐められる。今までに無いその奇妙な感触にヒロは身体を悶えさせる。
「だっめっ!もっ!いっちゃ……!」
 気持ちよさに、くすぐったさに、恥ずかしさ……それらが全てがカーマインによって快楽に変換され、頭は次第に白く――
「あああああ――っ!!!」
 ついにヒロは身体をのけぞらして、四肢を痙攣させた。
「……はふっ……ふぁ……はぁ……」
 全身から力が抜け、ぐったりとベッドに身体を預ける。
(あ……足で、私はイって……)
「ふう……どうだった?」
 ぼんやりと今一焦点が合わないヒロの視界に、カーマインの顔らしきものが映る。
「…………卑怯だ」
 ヒロはそう言ってカーマインの背中まで腕を回し、ぐいっと引き寄せる。
「私はこんなに恥ずかしい、生まれてから今まで起こった恥ずかしい事トップ10が全部塗り替えられるような思いをしまくっているのに、お前はまったく普通に見える」
「体調が悪い時にやるのは、慣れているからな」
【注:この物語はフィクションです。病人との性交渉は色んな意味で大変危険なので真似しないでください】
 頬を膨らませ文句を言うヒロに、カーマインは苦笑しながらヒロの頭を撫でる。
「お前が複数の女と関係を持っていて、情事が上手いだろうという事も分かっている。分かっているのだが……気に入らん」
「やりすぎたか?確かに少し調子に乗りすぎたのは悪いと思っている。あとマニアックすぎる責め方も」
「……性癖に対しては言いたい事はあるがそれは兎も角。私にはそもそも経験が無いし、気持ちも良かったし、こうしてくれる事は嬉しい。でも……お前は気持ちいいのか?私を抱けて、嬉しいと思ってくれるのか?」
 息も整い、じっとヒロはカーマインを見る。
「……ここに、耳を当ててくれないか?」
 そんなヒロにカーマインは自分の胸を指差して言う。
「分かった……どきどき、鳴っているな」
「あと、ここを」
 続けてカーマインはヒロの右手首を持ち――
「あっ。こ、これは……?」
 ズボンの盛り上がっている部分に手が触れ、ヒロは顔を赤くした。
56名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:10:05 ID:lgO4d+C2
ヒロかわいいな〜(*´∀`)
57名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:47:25 ID:pfYcxuTi
>>55
GJ
俺のレイジブラスターもリアライズして喜んでるぞ


ちなみに>>54を見て、思わず「アイコン カオスウォーズ」と検索してしまったのは俺だけでいい。
58名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 06:31:36 ID:A4YHdcRM
よう俺
59ココロノナイテンシ:2007/03/09(金) 18:33:28 ID:wCEghhMe
「ふふふ…兵真さん、どれにします?毎晩ヤリまくってた幼なじみ?
それとも一人でオナニー漬けになっていた魔王の娘?
あ、案外、使い古しの魔女もいいかも知れませんね」
リィンは黒い髪をかきあげ、
海溝の深淵より深い蒼色の眼で股間に生えているイチモツを眺めながら言った。
「…くっ…リィン、貴様…皆を…ナイツの仲間を…世界の卵に売ったのか?」
ヒロが怒りに燃える緋色の双眸でリィンを睨んだ。
「売る?ヒロさんの言っている意味がわかりませんケド…」
とぼける仕草は以前のリィンのまま。
「他世界を飲み込むために世界の卵に創造された貴様だ、仲間を売って
その見返りに兵真を―――」
「ん〜…どうでもいいじゃないですか。みんな家畜になるんですし。」
「ふざけるな!」
「ハハハッ、何、キレてるんです汚れた血統書付きのメスブタさんが。その辺にいる薄汚いブタの雄にファックされたいんですか?」
「……リィン、貴様…きさまあっ!」
ガイザンが殺されかけた台詞をリィンは薄ら笑いを浮かべながら吐いた。

『THE END OF ENDEAU』

「もうやめて」
「……!?」
雫がたまりかねたように叫んだ。
「もうやめてよ…ヒロさんもリィンさんも…みんな…仲間だったのに…どうして?」
「シズク……」
「雫さん……」
「ヒョーマもプーも…みんな…みんな死んじゃったのよ…どうしてリィンさん…
リィンさん…お願い…みんなで助け合ってここから―――――」
「わかりました。」
リィンから今まで邪気が消え、さきとはうってかわって満天の笑みを浮かべた。
そしてその笑顔のまま言った。
60ココロノナイテンシ:2007/03/09(金) 18:38:26 ID:wCEghhMe
「やっぱりお前みたいなボケに兵真さんは相応しくないので、コレに卵でも生みつけてもらってください。
その面みてると潰したくなるんですよ。」
リィンの手の中でぐねぐねと動くその奇怪な生物。
リィンが『コレ』と称した生命体は
ヒトデのような身体に触手を生やしている手の平程の生命体であった。
「な…い、いや…リィンさ――――」
「うふふ、コレってエンディアにいた魔物の卵を順番に生みつけていく
とっても元気なコなんです。母体が死ぬまで種付けをやめませんから頑張って下さい♪」
リィンは雫が埋め込まれている壁までくるとその生物をはなした。
ひくひくとしきりに触角を動かし、獲物を探すソレ。
「いや…いや…こ、来ないで…」
埋め込まれている雫の格好はM字に両脚を開いた格好。
「あ、そうだ。その邪魔な下着はいりませんよね。はいっと。」
リィンが指をかざすと雫のスカートとショーツの両端が切り裂かれ、
肉の床にハラリと落ちた。
「あっ…い、いや…やああっ」
「へぇ…ガキのクセにわりと毛深いじゃないですか。
兵真さんのおかげですね。」
同性だけとはいえ、兵真以外見せたことのない秘部を顕わにされ、
雫は声を上げた。
メスの秘部の匂いを感じ取ったのか、リィンの放った怪物が
カサカサとゴキブリのように
素早く動き、雫の両脚の間に入った。
「や…いや…やだ…こ、こんな…こんなのと…こんなのに…」
両脚の間で動きを止めた怪物を見て雫は呪文のように拒絶の言葉を並べ、震える。
「よせっ!やめろ!やめるんだリィンッ!」
ヒロの叫び。
「大丈夫ですよ、ヒロさん。ちゃんと犯しまくってあげますから、
そう急かせないで下さい」
クスクスと笑うリィン。
「さぁ、雫さん心の準備はできました?今まで兵真さんを一人いじめしてきた罰ですよ」
「やだ…やだ…やだやだやだいやああっ!」
その化け物の内側がぐにゅと割れ、にゅるりと亀の頭のように生殖管がその姿をあらわした。
触手をビュンと雫の両太股の付け根、腰、尻に回し、その柔肌をギリギリと締め上げる。
母体を拘束し、交配時に逃げ出すことができないようにするためだ。
「いやああっ!誰かっ!誰かああっ!助けて、助けてええ!」
「あはは……死ねよ、カスが。」
ずぶりゅううううっ……
「いやああ――かはっ…ぎ…あぐ…っは」
その化け物が雫の秘部に張りつくようにして、ずぶりと生殖器を突っ込んだ。
前戯などなにもない性交。雫は口をぱくぱくと開け、必死で空気を吸おうとする、無理矢理
こじ開けられ、削られた膣壁の痛みに声すらろくに上げられないようだ。
ぶりゅ…ぶりゅううううううううううううう。
そしてその怪物がほどなくぶるるると短く身体を震わせると雫が喉の奥から絞り出すような悲鳴を上げた。
「くる…じ…私の…なか…おな…か…あぐうう…ぐるじ…よぉ…」
「ふふふ、だから言ったでしょ。卵だって、魔物のた・ま・ご。そのコが子宮にぶち込んでいるですよ。ご懐妊おめでとうございます。あははは。」
リィンがぱちぱちと手を叩き、けらけらと笑った。
「た…たまご…ふぐ…た、たまご…いや…私のなかにたまごおおいやあああっ!」
「シズク……」
化け物に犯されている。それも身体そのものが生殖器のような醜悪な化け物に卵を生み付けられている。
秘部にぴったりと張り付いた怪物は休むことなくひたすら卵を注ぎ続けるのだろう。
雫は『雫』という名の化け物を生み続ける肉の器、家畜に堕ちていく…そんな光景をヒロは正視できるはずもなく、ぎゅっと目をつむり、顔を背けた。
「た…たすけ…ぐ…ひ…ひょー…ま…わた…ぐふ…あぎ…し…わ…たしを…たす…け」
どぶりゅ…どぶりゅ…と注入されていく卵の圧迫感を感じながら雫はかすれた声で兵真の名を呼んだ。
61ココロノナイテンシ:2007/03/09(金) 18:40:50 ID:wCEghhMe
その光景を見ていたリィンが己の肩を抱き、身悶えた。
「んん…あはっ…ゾクゾクきますね、こういうの見てると興奮しませんか、ヒロさん?」
上気した顔でリィンは己の一部と化した兵真を扱き始めた。
「んふ…はふ…ああ兵真さんも興奮してるんですね
…は…はぐ…ん、んん。どうですヒロさんも好きでしょ?オナニーするんなら手だけ解放してあげましょうか?」
そしてヒロの顔を見ながらリィンは告げる。
ヒロがリィンにあらん限りの怒りの言葉をぶつけようとした時、
「あーそうそう、ヒロさん怒鳴らないで下さいね。あっ…うるさいのは嫌なんです。ん…んんこ、これから私の気分を……害さないこと、害したら…んは…わかりますよね?」
リィンは兵間を扱きながらクイと顎をしゃくり、雫を指した。
「殺っちゃいますよ」
冷ややかな口調が肉の空間にこだました。
「………」
ぎり…と血が出るほど唇をかみしめるヒロを見てリィンは満足気にうなずいた。
「あは…も、もう…イキそ…」
リィンが視線をオーヴィアに向ける。
すると肉の壁からオーヴィアが解放され、力無くリィンの前に倒れ込んだ。
「はっは…ね、ねぇ…オーヴィアさん…」
壁に力を吸収され、立つことすらままならないオーヴィアの赤い髪を掴み
覗き込んだ。
「さ…触らな…いでくれる…かなぁ…髪が腐る…でしょ」
オーヴィアの精一杯の抵抗。
「あん…あふ…そ、そうこなくっちゃ…最高ですよ、この腐れ魔女」
リィンはオーヴィアを仰向けにさせるとその上に跨った。
「はぁはぁはぁみ、見ててくださいねヒロさん、ひ、ヒョウマさんのヒョウマさんの
精子射精するところん、んん、あ、出る、出ちゃう、はあああっ」
びゅるるるるるるるるっ
リィンが甘くいななき、兵真の肉棒がらぶしゃああっと白濁液を射精した。
オーヴィアの髪に、額に、眼に、あらゆるところに精子がぶちまけられた。
「はぁはあ…はあ……はあ…」
びちびち…びちゃ…びち…
「ん…あは…いっぱい…元気…うふふ」
ぴち…びちゃびちゃ…
「な…なに…何だ…あれは…」
ヒロは眼を見開いた。
リィンが恍惚とした表情で立ち上がると
オーヴィアの顔にかかった白濁液の中で何かが無数にはね回っている。
「わかりませんか?精子ですよ、精子。これが世界の卵の精子なんです。
可愛いでしょう?」
リィンは白濁液の中ではね回るソレを摘み上げ、ヒロに掲げて見せた。
びちびちとはね回る真っ白なオタマジクシ。
「これをヒロさんの中にぶちまけるんです。きっと1発でご懐妊ですよね」
リィンはそれを愛おしそうに愛で、握りつぶした。
to be continued

ちょっとエロがすくないが区切れがいいのでここまで。
次はオーヴィアとヒロのダブルで。
62名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 20:29:58 ID:lgO4d+C2
お  っ  き  し  た
63名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:15:41 ID:kMJHvRXq
((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
64名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:33:08 ID:pfYcxuTi
こりゃ最初からクライマックスだな
65名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 01:27:02 ID:Ec8+8efp
ああ、これは最初から最後までクライマックスの予感だぜ
66名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 05:25:03 ID:8gh7NHot
だが皆、黒リィンに怯える前にちょっと待ってくれ。
 雫のことに対する黒リィンの台詞……
『毎晩ヤりまくってた』
『兵真さんを一人いじめしてきた(多分正しくは独り占めしてきた)』

 察するにここのリィンも兵真に相手にされず……やることに震えるより、暖かい目で見るべきではないだろうか?



 いつかいいことあるといいね。当分は無理だろうけど。
67名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 20:11:36 ID:GBeyqQUc
重箱の隅をつつくようだが、世界の卵に造られたのはエンディア少年であって
リィンはその子孫てだけの普通人じゃなかったっけ?
68名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 22:02:50 ID:FLTYGGXM
正式なエンディア世界のただ一人のゲートマスターだからって事じゃない?
シェリーはイレギュラーなゲートマスターだし。
69名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:59:35 ID:78sHyXJR
リィンSSの執筆を引受け、ただ一人保管庫制作に名乗りを上げ、各キャラのアイコンまで制作する前スレ309が勇者に見えてきたw

カーヒロ作者様、ゼロエミ作者様、エログロ天使様共々、マイペースで頑張ってくださいな
70ヒロのラヴラヴ大作戦?その14:2007/03/12(月) 04:41:48 ID:mHrv/Fw2
「これが答えで良いか?」
「あ、ああ……」
 ズボンの布越しに硬く、熱いモノを感じ、ヒロはコクコクと頷いた。
「み、見ていいか?」
 さわさわとその部分を摩りながら、ヒロは訊ねる。
「ああ、そろそろ俺のほうも我慢が出来ないしな……君を、抱きたい」
 それを聞いたヒロは嬉しそうに笑みを浮かべて頷き、ズボンのチャックを開き、指を中に伸ばし――
「……………………」
 ビンと出てきたモノを見て、ヒロは硬直する。
「……なっ、なななななっ!なんだこれは!?」
「いや、ごく普通に勃起した男性器なのだが」
 完全に引いているヒロに少し驚いた表情でカーマインは言う。
「……見るの、初めてなのか?」
「そ、そーいう訳では無い。無いのだが」
 戦場で斬られたり燃やされたりなど、何らかの理由で下半身がむき出しになったまま息絶えている死体を見た時や、村娘を強姦しようとした兵士の首を刎ねた時、あまり隠そうとしないゴブリンのモノなどを含め、長い人生で何度か見たことはヒロにもある。
 もっとも、その時には『汚らわしいモノ』としか認識がなく、またちゃんと見ていたわけでもないのだが。
「男のコレは、皆こんな凶悪なものなのか?」
 どくどくと脈打つ肉の棒をじっと凝視しながらヒロは聞く。
「背と同じく成長はするし、人によって差はあるとは思う。他のと比べて大きいほうらしいのだが……ちなみに、どのくらいの大きさを想像していた?」
「……このくらい?」
「いや、流石にそれは無いだろう常識的に考えて」
 小指を立てたヒロに思わずカーマインは突っ込みを入れた。
「い、いやだって!こんな大きなもの、私の中に入るわけが!」
「落ち着いて。まあ、簡単には入らないかもしれないが、そもそも女性はここから赤ん坊を出すから、このくらいは入るようになっている。それに、ちゃんと濡らしてある」
 カーマインはそう言って、紐パンを少しずらし、ヒロの秘所を指で直接触れる。
「んあんっ!た、確かにそれはそうだが……ちょっとさわっ――」
「構わんが左手が鉤爪に戻ってる」
 肉棒に触れようとしたヒロの鉤爪を、カーマインはあわてて手首を掴んで止める。全力で掴まれれば、確実に再起不能になるし。
「あっ、すぐ直す……ゴクリ」
 肉棒を見たショックで出ていた鉤爪を普通の手に戻し、ゆっくりと手で触れる。
「っ!?今ビクって、びくってしたぞ!?」
「いやまあ、そういうものだから」
「し、しかも血管らしきものが浮き出ているな。それにこの色合い……むむぅ」
 獣耳と尻尾をパタパタ動かし、まるで未知の物体にビクビクしながらじゃれる子犬のようなヒロの反応に、カーマインは苦笑しながらじっと行動を待つ。
「どうする?別に無理はしなくてもいいが」
「だ、大丈夫だ。コレを扱くなり、咥えるなりすればいいのだろう?」
 ヒロはそう言って、ぎゅっと両手で肉棒を掴んだ。
71名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:48:16 ID:a4XoyR+Z
ウブ過ぎるぞヒロたん!

そこがイイわけだが
72名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:02:30 ID:3yjokqVL
イイヨイイヨー
悪リィン×ヒロも気になるところだが、ラブラブも(・∀・)イイ!!

>>69
これであとはCGでも描けたらいいんだけどね…orz
73名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:38:49 ID:rpe7wHmr
お  っ  き  し  た  !!!
74名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 00:19:15 ID:5rSVux6P
>>72
カスヲのエロCGって全くないからなぁ

俺も塗りとエロ描写の技術、ペンタブがあれば…
75名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 17:32:05 ID:Xbl1wDHj
>>74
つまりマウスを使ってエロじゃないCGなら描けるというワケだな(・∀・)?
76ヒロのラヴラヴ大作戦?その15:2007/03/14(水) 00:22:03 ID:qfY9bSRC
「んっ……」
 両手でカーマインの肉棒を掴んだまま、ヒロは恐る恐る亀頭を舐めた。
「と、ところで舐めるとは言え、何処をどうすればいいのだ?」
「そのあたりと、竿の部分を。あと手もそうだが湿り気がもう少しあったほうがいい」
「んっ、そうか……」
 そう指摘されたヒロは一度手を肉棒から離し舌を口の内に戻した後、唾液をとろりと掌に零す。
「では、いくぞ」
 ヒロはそう言って、改めて肉棒を掴んだ後、唾液が塗りたくられた舌でぺろりと亀頭を舐める。
「ちゅ……こ、これでいいだろうか……ん……は……」
 ゆっくりと肉棒の先を揺らすように舌で舐め上げ、手はぎこちなく肉棒の根元を扱く。
「うん、いい。あとこのあたりをなぞるように」
「んちゅ……わ、わかった」
 ヒロはカーマインに言われたとおりにカリ部分を左から右に、そして右から左になぞるように舌を動かしていく。
「ほぅ……」
「んはっ……」
 カーマインとヒロの吐息が同時に漏れる。
「んっ、気持ちよかったか?」
「ああ、たまらなくなりそうだ」
 その言葉に気を良くしたヒロは、舌をねっとりと絡みつかせるように這わしていく。
「レロ、ちゅば……」
 さらに根元に一度口に戻して唾液を含んだ舌を持っていって塗した後、指でその部分を擦り上げる。
「そ、そろそろ口に入れるぞ」
 そう言って上目遣いに見た後、口をパクッと開けてカーマインのものを含んだ。
「そのまま、口の中で、舌を動かしてくれ」
 カーマインに言われた通りに、舌を先端から竿の間をなぞるように動かす。
「んんっ、は……くちゅ」
 扱いていた両手は動かしにくくなったので、片手だけでゆっくりと動かし、空いた手で玉袋を撫でる。
「くっ、ふう……」
「ちゅ、ぶちゅ……ぺろっ……は……んあっ」
 半分ほど肉棒を咥え、一生懸命愛撫しているヒロの髪を、カーマインは優しく撫でる。
「んっ……まずいな」
「ふぱっ……へっ、下手だったか?」
 暫くして、ヒロはそんなカーマインの言葉を聞き、肉棒から口を離す。
「いや、そういう意味じゃない。体調が悪いからか……いつもほど耐える事は出来ないみたいだ」
 済まなそうにカーマインは言い、手を伸ばしてヒロの胸を掴み揉む。
「んっ、我慢はしなくていいぞ。いつでも……出して」
 ヒロはそう言った後、舌を肉棒の根元から先端までねっとりと舐めあげた後、右手でリズムカルに扱きだす。
「はむっ……ンー……んんっ」
 そして再び肉棒を口に含んだ後、今度は吸い上げるように口をすぼめる。
「はぁ、そろそろ……」
「んんっ!」
 限界に近くなったカーマインは離そうとするが、ヒロは小さく首を左右に振った後、爆発寸前の肉棒をぎゅっと握り、舌で亀頭を強く刺激する。
「くうっ」
「んんーっ!?」
 カーマインの呻きと同時に口の中に広がる汁の感触と味にヒロは目を白黒させ、思わず手を肉棒から離す。
「ぷっ!……うあっ!」
 びゅくびゅくと精液を吐き出しながら肉棒はヒロの口から離れ、さらにヒロの顔と髪、胸までその白い汁は汚していった。
77名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 13:15:29 ID:5uxrzd2h
立てても職人が来ないまま消えてゆくスレが多い中、ここが如何に恵まれてるかを思い知ったよ。

>>76、ぐっじょぶ!
78ココロノナイテンシ:2007/03/14(水) 20:03:05 ID:+wU+DFM7
「うふふ、無様ですね。魔女から魔力を奪えばただのアバズレ…ほんと、つまらない」
リィンは白濁液にまみれているオーヴィアを見ながら吐き捨てるように言った。
その言葉にオーヴィアはリィンをキッと睨み、苦しげな笑いをもらしながら言った。
「…は、はは…ゲ、ゲートマスターが聞いてあきれるなぁ…今じゃただの壊れたセックス
マシーン。あの子の生殖器取り付けて…『兵真さん』『兵真さん』なんて……反吐がでるわ」
その言葉にカチンときたのかリィンの目つきが変わった。
オーヴィアの髪をむしり取るように掴むとその顔を覗き込み言った。
「…男を喰い漁ってた万年発情売女が…ぶち殺しますよ?」

『THE END OF ENDEAV』

リィンはオーヴィアの顔を肉の床にたたきつけると言った。
「ウルゼル、お前のチンポでこの女を好きなだけ犯しなさい。それこそ気が狂うまでね。
ほら、立ってくださいよ。この淫乱魔女」
リィンの声に呼応するように肉の天上から血管のような触手がオーヴィアの両腕と腰を
絡め取った。そして肉の床がずぶずぶと動きオーヴィアの脚を固定した。
79ココロノナイテンシ:2007/03/14(水) 20:04:54 ID:+wU+DFM7
「ほらオーヴィアさん、ヒロさんと雫さんに見てもらいましょうよ。クソ犬との交尾を。」
オーヴィアは四つん這いの姿勢で完全に固定された。
豊満な果実のような乳房、そして芸術作品のように形良くくびれた細い腰から肉付きのいい白い尻。
そしてその尻の谷間から覗く秘部。
もともとオーヴィアの衣装が露出を強調するようなモノだったために肉壁の粘液によって
テラテラと光る薄紅色に染まった肌は何とも淫靡な輝きを放っていた。
「ほら、もっとお尻を上げて下さいよ、ウルゼルさんがチンポぶち込めないじゃないですか」
「う…ぐう…あぐぐ…」
ギリリと触手が腰を締め上げ、オーヴィアの尻をよりいっそう持ち上げ、
高々と後ろに突き出す形にさせた。
「はは、丸見えですね…この淫乱な穴で何人の男をくわえ込んだんですか、オーヴィアさん?」
オーヴィアの尻を覆っていたスカートを引き裂き、黒い下着が顕わにされた。
「……ん…く」
「ふふふ…さぁ、ウルゼルさん。」
「は…はぁい…ご、ご主人しゃま…はっ…はぁ…んん」
ウルゼルは先端からあふれ出るイチモツを両手で握り締めたまま、よろよろと歩み寄ってきた。
「誰が立っていいって言いました、犬らしく四つん這いでしょ?」
「は…はひ…」
びくっと脅えたようにウルゼルが四つん這いになり、子犬のように縮こまった。
80ココロノナイテンシ:2007/03/14(水) 20:06:45 ID:+wU+DFM7
「そうそう、それでいいんですよ…じゃ、ご褒美ですよ。この肉便器に好きなだけ貴女の
チンポを突っ込んで膣に射精しなさい。一滴でも漏らさないように、ね?」
「は…はひ…オレ…犯す…おーヴィあのおまんこ…まンコ…する…は…あは」
ぺたぺたと犬のように這い、快楽の虜になったウルゼルがオーヴィアの背後に回った。
「ウルゼル、お前は何をしようとしているのか解っているのか!?やめろ、やめるんだ!」
ヒロの叫びをよそにオーヴィアの下着に食いつくと、ぐいっ膝までずり下げた。
女の秘部が外気に触れ、くっと引き締まり下着をずり下げた反動によって白い尻がぷるんと
震えた。
「……は…おまンこ…マんこ…おーヴィあのにおい…すご…いい…おれ、ちんぽつこむ…ちんぽまんこつこむぞあははあはあああああ」
オーヴィアの発する女の香りにウルゼルの理性の『たが』が外れた。
白い尻にむしゃぶりつくように覆い被さるとウルゼルは否応なしにオーヴィアの秘所に突き入れようとした。が、しかし
「んん!あはああああああっ!」
ぶじゅ、びゅしゃ、びゅるるるる、びゅる…びゅる…びゅ…びゅぅぅぅ……
ウルゼルの意志に反し、肉棒からどろどろの白濁液が射精された。オーヴィアの尻や秘所、
太股に振りまかれる犬の白濁。精液特有のにおいが辺りに充満し、オーヴィアが顔をしかめた。
「あ…ああ…ご、ごしゅひ…んしゃま…お、おれ…おれ…もらし…なんで…」
「あらあら、はしたないですね。全く、言いつけを守らないバカ犬。何度言ったらわかるんですか?犯す時は『ワン』以外の言葉は禁止。」
リィンがウルゼルの射精をコントロールしたのか、ウルゼルを指す人差し指が青白い光をたたえている。とろけた表情から一変し、脅えた犬のように身を伏せるウルゼル。
「あひ…ご、ごめんなひゃいごめんなしゃい…まもるまもるからおれの…射精させないで
ください…ごしゅじんさま…おねが…おねがいいでしゅから」
「クソが、二度目はありません」
リィンが指をかざすとウルゼルの肉棒の根元に金色のリングがはめ込まれ、ぎちっとウルゼルの肉棒を締め上げた。
「あううううううううっ」
ウルゼルが己の肉棒を掴み、呻った。
「それをつけておまんこすること。10発分の射精を一気に出す特別なものだから頑張ってください。10回目でようやく1回射精できますから。発狂にご注意してね、ウルゼル。」
ニコっとリィンは笑った。
81ココロノナイテンシ:2007/03/14(水) 20:07:27 ID:+wU+DFM7
「ああ…ああ…あああああ!お、おまんこ…まんこ…おああオおおオおお!」
獣の雄叫びを上げるとウルゼルはオーヴィアの尻に飛びつき、一気に肉棒を突き入れた。
「ぐっふあ!!…んぐ…うう…あ、あ…く…」
オーヴィアは強烈な突きにぐっと眉を潜めたが何とか声が漏れないようにと歯を食いしばった。
そして始まる焦燥をあらわにした犬の喘ぎ。
「ワン…ワンワン…わうウンンワンンンッ」
本来であれば突き入れると同時に味わえたであろう射精時の爽快感、オーヴィアの膣はそれほどウルゼルの肉棒を締め上げていた。が、今のウルゼルには相手がどんなに名器でも射精することができない。
今までさんざん射精してきたウルゼルにとってこれほど苦痛な事はない。
故に…ウルゼルの性交はまさに獣そのものだった。
「ぐ…うぐ…はッ…んん…や、やめ…痛ッ…くああ」
「わウウウウワンワんウウッ!!」
ウルゼルは射精できないもどかしさに耐えるようにオーヴィアの双乳を鷲掴み、めちゃくちゃにこねまわした。そして指から肉がはみ出すほどの豊満な果実が淫らに形を変え、ぶるんぶるんとはね回る。
さらに尋常ではないフィニッシュ直前の凄まじい突き。
ぱんぱんぱんと音が空間にこだまし、結合部からははやくも潤滑油の役割を果たす愛液がじゅぶじゅぶと音をたて、肉の床に垂れ落ちる。
腰を密着させた犬の雄叫びと共にオーヴィアの声も高くなる。
「ぐッ…いや…やめ…て…ああッ…や、いや…」
「ワンウウウキュウンンンンンッ!」
オーヴィアに負けじとゆっさゆっさと揺れるウルゼルの褐色の乳房がオーヴィアの背に押しつけられぐにゅううと潰れ、腰の動きと共に秘部から太股に垂れ落ちている愛液が褐色の引き締まった尻が揺れるたびに汗のように飛び散る。
まさに『獣交』。その交配を如実にあらわす言葉は他に見あたらない。
「あははははっ、はははっほーんと笑えますよね。あんなに兵真さんに相手にさかってたメスブタ共が…くくく、ざまみろって感じです…あ、そういえばまだいましたね………血統書付きのメスブタが」
リィンが声を上げ、高々と笑った。そして、最後の獲物に振り返った。
「……殺してやる、貴様…我が名にかけて必ず…」
「望むところです、ヒロさん……せいぜいヨガり狂え、下等生物。」
to be continued

ごめんなさい。長くなっちゃったんでカット。
次でラスト、ヒロに期待してた読者の方々、すみません。
82名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:48:00 ID:Ey2gmPZ/
濃い描写におにんにんがおっきしますた
83名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 06:53:51 ID:EXW+KuW6
>>76
>>78-81
正直に言おう…

勃った
84ヒロのラヴラヴ大作戦?その16:2007/03/16(金) 21:31:27 ID:87VYVkns
「んっ、ふぁ……あっ……」
 精液を上半身に浴び、その熱さにヒロは身体を震わせ、か細い声を漏らす。
「ふぅ……これが男の、カーマインの精子なのか」
 顔に付いた白くて粘りつく汁を指で取りながら、ヒロはいつの間にか閉じていた目を開ける。
「顔、これで拭くといい」
 カーマインは濡れた小さいタオルを濡れているヒロに渡す。
「済まない、しかし……苦いな」
 くちゅくちゅと音を立て、口の粘膜や歯に付いた精液を舌で舐め取りながらヒロは言う。
「食べたり飲んだりするために出すものではないからな」
「しかし、その……お前が出したものだと思えば、何故か……美味しいような気がする。へ、変かもしれないが」
 顔を拭き終わったヒロは、カーマインの瞳をちらりちらり覗き見ながらそう言った。
「あっ、ところで……まだ、でき――るみたいだな。んっ……ちゅるっ」
 先ほどより硬さは失ったものの、まだピンと起っているカーマインの肉棒。それについている精液をヒロは舌で舐め取っていく。
「できなければ困る。まだやる事が残っているからな」
「そ、そうだな。んっ、やる事とは、やっぱり……」
「もちろん俺のを、ヒロのここに入れること」
 腕を伸ばし、少し指に力を入れ、中指で布越しに見える割れ目をしゅっと擦る。
「んはぁ!」
 ビクリと肩を震わせ悩ましい声を上げるヒロ。
「じゃあ……」
「ちょ!ちょっとまて!」
 ヒロは声を荒げ、両手で紐パンを取ろうとしたカーマインの胸を押す。
「……やはり、恐いか?」
「あっ、いやそれも少しあるが……その前に三つだけ良いか?」
 神妙な顔をして右手の指を三本立てるヒロ。
「まず少し顔と口を洗いたい。その……この状態だとキスもし辛いだろうし、今の内に綺麗にしておきたい」
「俺はこのままでも構わないが、ヒロがそう言うなら」
「二つ目だが……この服全部脱いで、あと耳と尻尾も取っていいか?」
 カーマインが頷いた後、ヒロは獣耳を指で弄りながら次にそう言った。
「どうしてだ?似合っているし、それに――」
「いや、その……その……」
 人差し指同士をつんつんと付き合いながら、ヒロは上目使いにカーマインを見つめる。
「その、初めては……普通に抱かれたい。素の私を、愛して欲しい」
「…………」
「あっ、いや……こっ、これは私の勝手な願望であって、このまましたいのなら別に――」
 沈黙するカーマインを見て、慌ててヒロは前言を撤回しようと、
「反則だ。可愛すぎる」
 ぎゅっとヒロを包み込むように抱きしめるカーマイン。
「普段もこんなに可愛ければ、ここの男達も皆ヒロを放っておかないだろうに」
「ほ、他の男の前でこんなことなど出来ない。出来るものか……カーマインの前だけで、いい」
 顔を見られるのが恥ずかしいからか、ヒロはぎゅっと首にしがみつく。
「ああ。俺もこんなヒロを他の男達に見せたくはないな。それに、次の機会もある」
「そ、そうだな。次にやるときは、カーマインの要望、全て応えるようにしよう」
85名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 00:33:40 ID:DujwbhI8
>>84
マジ反則だぜヒロたんw
86名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 23:29:40 ID:cWQwPN2U
ただ投下されるのを待つだけってのが職人様に対して悪く思えてきたな…

ちょっとネタ考えときます
87名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 05:30:16 ID:5R+hNP3T
俺もなにかこのスレに貢献したいとは思うがいかんせん絵も文も苦手で…
文才のある皆さんが羨ましい
88名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 17:20:18 ID:AoRPsmPj
携帯からしか画像上げれん上に色も塗らないが、描いてもいい?
いつになるか分からんけど。
89309:2007/03/19(月) 18:51:13 ID:hzr2044L
天使の人とカーヒロの人はもう二度も作品が来てるというのに俺の筆の遅さときたら_| ̄|〇

>>86-87
ちょっとしたネタでも投下すればそれを元に職人さんが書いてくれるかも

>>88
ガンガレ超ガンガレ
90名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:19:50 ID:km4yNNqn
>>87
職人様が作品を投下したら、必ず感想かGJの言葉を贈るんだ。
そうすればおまいも立派なエロい人だ。

>>88
全裸でお待ちしてます

>>89
誰も急かしたりはしないから、マイペースでガンガレ!
91ヒロのラヴラヴ大作戦?その17:2007/03/20(火) 03:58:57 ID:S6vp7BxR
「ま、待たせた」
 5分後、身体にバスタオルを巻いたヒロが部屋に戻ってきた。
「ずいぶんと早く終わったな」
「私の我侭で、お前を長く待たせるわけにはいかないからな」
 どうやら炎で強引に髪や身体を乾かしてきたらしい。
「それに、私だって……カーマインに、早く抱かれたい」
 そう言ってヒロはそっと右手で少し萎えているカーマインの肉棒を掴み、優しく扱く。
「あっ、今更聞くのもアレだが……熱、大丈夫か?」
 そっと左手をカーマインの額に当てる。
「ヒロのおかげかな、もう熱さは感じない……ひょっとして、うつしてしまったかも知れないが」
「そうなったら、今度はカーマインが私の看病をしてくれ……」
 顔を寄せ、カーマインの唇にそっとキスをする。
「んっ……ふぅ……激しいのもいいかもしれないが、やはりどちらかと言うと、優しいキスのほうが私は好きだな」
 言いながらも扱く手は休めずに、軽いキスを繰り返すヒロ。
「そういえば……さっき言っていた、三つの最後は?」
「実はさっきお前がしたことでもあるんだが」
 肉棒から手を離し、身体に巻いているバスタオルを解く。
「ぎゅっと……抱きしめて」
「ああ」
 両腕を広げ、一糸纏わぬ姿となったヒロをカーマインはぎゅっと抱きしめる。
「…………」
「…………」
 抱き合いながら、互いに何もすることなく、じっと見詰め合う二人。
「……抱いて、いいか?」
「……んっ、抱いて」
 再び軽く触れ合うキスをした後、カーマインはヒロの手を引っ張る。
「あっ、だがカーマインは病人だ。あまり激しく動かないほうが……」
「確かに体はだるいが、それなりには動ける。流石にこのままお預けは耐えられないな」
「じゃあ……私が、上になる」
 ヒロはそう言って、カーマインをそっと押し寝かせ、中腰でカーマインの上に乗る。
「だ、大丈夫だ。どういう風にすればいいのかは大体分かるし、そ……その、私も方もこんなに濡れているから、入ると……んはぁ」
 肉棒の先端がヒロの女の部分に軽く触れ、びくッと震える。
「んふっ……あ……滑りやすいよう、こちらも濡らして……あう、さっきより大きくなっていないか、お前のは?」
 秘所から零れる蜜を手で掬い、肉棒に塗りたくっていく。
「ヒロ……そろそろいいか?」
「……うん。んっ、ぐっ……」
 花弁に熱く硬い肉棒を宛て、ゆっくりと腰を下ろしていくヒロ。
「うぁ……さき、先が……ぐにゅって、んっ……入れる、ぞっ」
 入り口を掻き分けるように侵入する肉の棒。今まで感じた事が無い疼きにヒロは目を閉じ、一気に腰を下ろした。
92名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 15:42:52 ID:bDFwJULv
>>91
激しくGJ!
ヒロたんカワユス

ロムばかりでは申し訳ないと思ったのでヒロたん描いてみた
初描きな上にヌルいが許してくれ
ttp://www.uploda.org/uporg739392.jpg.html
93名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:50:33 ID:8fa9bAr7
>>91
炎も使いようですな
wktk

>>92
このスレを毎日覗いてる俺へのごほうびですか?
GJ!
94名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 10:17:56 ID:C8h1UtFB
消えてるお…
95名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:37:39 ID:ctkZtHH7
描くとは言ったもののエロが描けんorz
とりあえず徐々にエロくしていけたらなと。
ttp://n.pic.to/bufv1

というか実際リィンの胸はどれくらいのサイズなのか。
96ヒロのラヴラヴ大作戦?その18:2007/03/23(金) 00:13:04 ID:J8uQ4yjk
「うっ、ぐあっ……ああっ!」
 腰を完全に下ろし、肉の棒に秘所を貫かせたヒロは苦痛の声を漏らす。
「はっ、はぁ……か、はっ」
 俯き目と口を強く閉じ、こみ上げてくる今まで感じた事がない痛みを必死に耐える。
「ヒロ……」
 カーマインの手がヒロの頬に触れ、指がこぼれた涙を拭う。
「は……ぁあ、ふう……かはぁ……ちゃんと、入った?」
「ああ、大丈夫だ。頑張ったな」
 穏やかな笑みを見せ、優しく頭を撫でる。
「痛いとは聞いていたが、これほど痛いものとは。まだ、ズキズキする。んっ……」
 顔を寄せ、軽いキス。
「んはぁ、んんっ……ちゅぶっ」
 その後、口を少し開け、互いに舌を絡み合わせる。緩やかに、優しい動きで触れ合う二人の舌。
「んんんっ……あむっ、はぁ……はぁ……」
 暫くして口を離した二人の間にできたのは、透明な一条の糸。
「病み付きになりそうだ……癖になったら、どうしてくれる?」
「何時でも、何所でも、何度でもすればいい」
 やや挑発的に言ったヒロの言葉にカーマインは平然と返し、首筋に、肩に舌を這わす。
「莫迦を言うな……んはぁ、皆の前でしろと言ったら、お前はするのか?」
「君が、望むなら」
 そう言って、カーマインはヒロの突起した乳首を舐める。
「っ、ああっ!」
 体が反応し、それによって腰が動いて痛みと快楽が同時に襲い掛かる。
「どうだ、ヒロ」
「はぁ……はぁ……も、もっと……して」
 カーマインは頷き、胸を両手で揉みながらも舌を巧みに使っていく。
「あっ、あっ、はぁ、んあああっ!」
 愛撫によって体が震え、それにつられる様にぎこちなくも腰が徐々に動いていく。ヒロの処女血と愛液が結合部の潤滑を促し、卑猥な音が二人の耳を刺激する。
「ヒロ、こちらも腰を動かすぞ」
 暫くしてカーマインは胸を揉む手を止め、ヒロの細い腰を掴む。
「はぁ……えっ?どうや――ひぃん!?」
 急に腰を突き上げられ、ヒロは甲高い嬌声をあげる。一気に10cm以上は浮いただろう、肉棒によって奥を突き当てられる刺激に意識が一瞬途切れた。
「おっ、奥っ!こっ……コツって当たって、ああああっ!」
「気持ちいいか?」
 カーマインの言葉に何度も頷き、自分からも腰を動かしていくヒロ。
「そうか、良かった。俺も……気持ちいい」
97名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 22:14:46 ID:kyqK7A62
>>95
(・∀・)イイヨイイヨー
ヤス絵だと皆同じに見えるが、リィンは絶対貧乳だ。そう信じたい。

>>96
ついに貫通…
完結に向けてガンガレ!


明日時間あったら、俺も着色なし&携帯うpで絵描いてみる。
9897:2007/03/24(土) 15:53:39 ID:WYkNc0rX
エロ描けないのに無理して描いた。
……精進せねばorz

http://gban.jp/i/3tyifg
99名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 18:15:42 ID:RJs0l46v
数枚追加してみた。
ttp://n.pic.to/bufv1
100名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 19:36:44 ID:iYdV7U0Y
ここはすばらしいリィン好きの俺の為の桃源郷ですね
101ドウム人造人間量産計画11:2007/03/25(日) 00:16:45 ID:9ozKqJgh
酒は嫌いではないので、ゼロスは黙してエミリーを招きいれた。カチンコチンに緊張した様子のエミリーに優しい言葉の一つもかけないのはそういう性分なのだ。
思い切りよくくびれたウエストに、ぶるんぶるんと揺れる重たそうで豊かな胸を揺らしながら、エミリーはゼロスの部屋に入った。
殺風景な部屋だった。これといって趣味があるわけでもないらしく、机の上にリボルバーカノンとバラした弾丸が置いてあるくらいだった。
 ゼロスが、酒を置いてちょこんと立ち尽くすエミリーを睨んだ。単に目つきが悪いだけであって、悪意はない。多分。
「何で残ってる?」
「お酌いたしますであります。はい」
「……まあいいけどよ」
 なんとなくぶっきらぼうにゼロスは許可した。で、すぐに後悔した。
「ん、ん、ん、ぷはあ、飲んでいるでありますか? ゼロス殿!」
「うるせえな。飲んでるよ」
「やや、グラスが空いているでありますよ。ささ、どうぞどうぞ」
「ちっ、性質の悪い酔っ払いかよ」
「酔ってなどいないでありますよ!」
 とエミリーは反論するがとろんとアルコールに濁った瞳といい、酒のにおいをたっぷりと混ぜた吐息といい、赤く染まった胸元といい、ものの見事に酒に飲まれている。
「絡み酒か、こいつ」
 内心、うんざりした溜息をゼロスは着いていた。近頃やたらとなれなれしくしてくる女、程度に思っていたが、かといって嫌いと言う感情を抱いているわけでもなかった。
微妙にどこか抜けた所のあるエミリーに対して、元の世界でであったヒトゲノムの少女に対するのに近い感情を抱いていたといっていい。
 ようするにそそっかしく危なっかしくて、面倒を見てやらないと生きていけないんじゃないかと思うのだ。本人に自覚はないが、ゼロスは基本的に面倒見がいい。
見返りを求めずに誰かを助けたりしている事も多い(結果として)勿論、善人と言い切るには問題も多いが。
「第一てめえ、最近やたらとおれに絡んでくるが、どういうつもりだ?」
「どうもこうもないでありますよ!? 自分には自分なりの都合と理由があってゼロス殿とお近づきになりたいと思って色々と影に日向に頑張っているのであります、そこのところ、ちゃんとわかっているのでありますか! ゼロス殿は!?」
 逆切れされた。深い胸の谷間を造りつつ、エミリーが前かがみになってズイとゼロスに顔を寄せた。赤らんだ頬といい、大胆に覗く胸元といい色気の固まりめいたエミリーだった。
「そ・れ・と! てめえ、ではなくて自分はエミリーであります。はい、エ・ミ・リ・ー」
「なんでおれが」
「…………」
「エミリー」
「んふふふー良く言えましたであります。いいこいいこ」
「っよせ」
 エミリーは名前が呼ばれた事に満面の笑みを浮かべて、あろうことかゼロスの頭を撫でた。母親が幼子にするのと同じ仕草だった。ゼロスはちっとも嬉しそうじゃない。ちっと舌打一つを残してそっぽを向いた。
「いやいや、美味しいお酒であります。で、ゼロス殿」
「なんだよまだ何かあんのかよ?」
「どうでありますか、この格好? こう、ぐっと来るものがあるといいますか男としてムラーッと来るといいますか」
「?」
 酒も手伝い頭が沸いていたエミリーがストレートにバニー姿の評価を聞いてみた。ゼロスははあ? と顔に書いてある。これは相手が悪いとも言えた。
元の世界でリアルで獣耳獣手足に水着みたいな格好の獣美少女や、リューエンエルバやオーヴィア並に色気溢れる大人の美女、
ロリヴァンパイア王女、フリフリスカートの美少女剣士、捨てられた子犬みたいに懐いてくる美少女、ツインテール体育系エルフ美少女と行動を共にしてきたゼロスである。
エミリーのバニーさんもあんまり新鮮でも無いらしい。
というか少数ではあるが本物の兎の耳を生やしたラビトニアンという種族もいるのだ。選択を間違えたに等しい。
102ドウム人造人間量産計画12:2007/03/25(日) 00:19:27 ID:9ozKqJgh
なので答えは芳しくなかった。
「さあな」
「……さあな? さあなってなんでありますか〜〜! 恥ずかしさを耐え忍びゼロス殿の前に乙女の柔肌をさらした自分の覚悟と意地が、
さあな、さあな!? ひどいであります〜。ひとでなしであります、本当に男でありますか!?」
「絡むな! 知るかよ」
「むきー!」
 やけになったのかグビグビワインを口に含み、えいやっとゼロスをベッドに押し倒した。ジャケットを羽織っただけだったゼロスは上半身を晒しながら押し倒された。
はあっと溜息を着いていたので、不意を見事に突かれたのだ。
 エミリーはそのままゼロスの腹の上に馬乗りになり、ゼロスの頭をがしと掴み唇をむりやり重ねた。初めてのキスの所為か、歯がぶつかって少し痛かった。
「なにしやがる?」
「こうなったら強硬手段なのであります! ゼロス殿、黙って自分を抱いてほしいのであります。……自分は、女として魅力はないでありますか?」
 不意に形の眉を寄せてエミリーが不安げに聞いた。まともな男なら全力で否定しただろう。社交辞令の欠片もない心で。
ゼロスの胸に押し付けた胸の重みも、絡めた足もすべてが男を狂わせる魅力に満ちていた。
「おれに聞くな。相手が悪いぞ」
「ゼロス殿に聞いているのであります」
「ったくメンドくせえ奴だな。まあ美人だろ」
「……ほんとに?」
「ああ」
「嘘じゃなくて?」
「ああ、って言ってるだろうが」
「〜〜ゼロス殿お」
 感極まったらしくエミリーがゼロスの首筋に抱きついた。本気で嬉しいらしい。どうやら、自分で思っていた以上に本気でゼロスに好意を抱いていたようだ。
ゼロスはなんでこうなったんだ? とこの夜何度目かの疑問を抱いた。まあ、その代償はなかなかに魅力的なようだ。
103ドウム人造人間量産計画13:2007/03/25(日) 00:22:10 ID:9ozKqJgh
「ちょちょちょっと恥ずかしいであります」
「自分の言葉の責任はとれよ」
 やわやわとゼロスの金属の指が繊細に自分の胸をこね回す様子に、エミリーはいくらか正気に戻って頬を更に赤くした。
ゼロスの指が動く度にカップからずれて零れ落ちたエミリーの白い乳房が形を変える。
 ピンク色の乳首を避けて焦らすように揉み解される度にくすぐったいような感覚に襲われて、エミリーは、ん、と声を漏らしていた。
赤く火照ったからだから熱を奪う代わりに甘い快楽を残してゆくゼロスの指に、エミリーはほとんどされるがままだった。
「ひゃっ!?」
 首筋に何度も優しくついばむように重ねられるゼロスの唇の感触に、またエミリーは驚きの声を挙げた。
「あっ、なんだかくすぐったくて、あん」
「……」
 耳に優しくされたキスに、もう一度甘い声を鳴らしたエミリーの唇に二度目のキスがされた。
「んん!?」
 触れ合う4枚の肉びらの片方から、ゼロスの舌がそれ自体一つの淫猥な生き物のような動きでエミリーの口の中にはいってきた。
「んんっふむう、ちゅう、んはあっ」
 深く舌を絡めあうキスに驚いたのも一瞬で、歯茎を擦り口内をあまさず嬲ってゆくゼロスの舌と根元からしごきあう快楽に、エミリーは歓びさえ覚えていた。
 くちゅりくちゅりと音を立てて暖かく柔らかいものが何度も何度も突きあい絡めあい擦りあう。
「んん、んふう、ちゅむ」
 アルコール以上に上気したエミリーの吐息とゼロスのそれとがディープキスで混じり合い互いの肺腑を満たした。甘く甘美な毒に犯されるような背徳的な快楽が電流になってエミリーの背を駆け上った。
 黒いバニーコートはエミリーの体から流れる汗に輝き、それはどこか淫らでさえあった。赤く上気するエミリーの白い肌に、
ぬらぬらと汗に輝くバニーコートはそれ自体が悦楽へとつながる一つの装置のようであった。
「ああ、ゼロス殿おぉ、ひぅん」
「感度良いな」
 実にあっさりとしたゼロスの感想であった。冷たい金属の指の感触が、バニーコートの舌のTバックを掻き分けてエミリーの女の中を愛撫していた。
生身の男の指と違い、人工物であるゼロスの両腕は、硬さと冷たさが同居した感触はエミリーに未知の快楽を確かに刻んでいた。とはいっても男に体を許すのはエミリーにとって初めてなのだが。
「けっこうエロイのつけてるじゃねえか」
「あううう、そそそのオーヴィア殿に薦められてでありまして」
「ああ」
 とゼロスは納得した。ほくそ笑むオーヴィアの姿がありありと浮かんだ。
 エミリーがはいていたのは黒色のほとんど紐みたいなTバックだった。思春期の少年だったら一目でその奥に隠されたものを想像して卒倒しかねない代物だった。
少なくともエミリーが自分で選ぶとは思えない。
 するっと入り込んだ指がくちゅくちゅと水音を立てた。エミリーはその音の正体に赤い頬をもっと赤くした。自分でも去ったことのない場所を男の人に好き勝手に刺激され、
初めて味わう快楽の源泉を次々と掘り出される感触に、エミリーは戸惑い、翻弄されていた。
「ひゃあん、ああ、あん。んん、んふう、ひゃあ」
 指の動きを止める事なくゼロスはエミリーの乳首を片方口に含んだ。唇で挟み込みこりこりと動かし、舌で転がして弄んだ。
それまでお預けを食っていた乳首を攻められて、エミリーは大きく首を振って与えられる快楽を精一杯享受していた。ほどけた蜂蜜色の髪がベッドの上で乱れている。
 ぬぽっと粘っこい音と白い液体で濡れた指をエミリーの秘所から引き抜いて、ゼロスが三度目のキスをした。エミリーは引き抜かれる指に名残惜しげな視線を送ってから、ゼロスのキスをうっとりと待ち受けた。
 自分からゼロスの首に腕を回し、今度は積極的に舌を絡めて唾液を交換し合った。ワインの味が残る唾液を、こくこくと咽喉を鳴らして飲み続けた。
甘露の様に甘く麻薬のように背徳的で、なによりも胸が高鳴った。エミリーは無自覚であったがゼロスに少なからず愛情を抱いているようだった。


 三週間ぶりくらいにお邪魔します。こんな感じであとちょっと終わりなので、よろしくお願いします。
楽しんでもらえたらこれ幸いです。それでは。
104名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 23:10:07 ID:ywqzLM6Z
>>101-103
久しぶりのゼロエミktkr
105名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 08:23:02 ID:Ks4J45or
ゼロス、据え膳タイプかw
106ヒロのラヴラヴ大作戦?その19:2007/03/26(月) 21:11:34 ID:mUHW5nmP
 ゼロエミ、相も変わらずGJ!こちらも負けじと投下。ちなみに現在ヤンデレの勉強中。

 若干息を乱しながら、カーマインは激しく腰を突き上げる。
「はぁ、ぃぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ああっ……ああああんっ!」
「イキそうか、ヒロ?」
「いっ、ああっ!んはぁあああっ、ひっ、ひろいっ……んんんっ!」
 ぎゅっとしがみつきながらも腰を貪欲に動かすヒロ。カーマインはそんなヒロの耳を歯で甘く噛み、腰を突き上げる速さをさらにあげる。
「は、はぁ、はっ、はっ、はっ……ああっ、だめっ!もう」
「じゃあ、これで……ふぅ」
 ぎゅっとヒロを抱きしめ、人間のそれより少し長く先が尖っている耳に、生暖かい息を吹きかける。
「――あああああああああ〜〜ッ!!」
 不意打ちに耳から伝わる刺激が、ギリギリ耐えていたヒロの意識を崩壊させ、カーマインを力いっぱい抱きしめ、絶頂に達する。
「くっ」
 カーマインが小さく呻く。肉棒への締め付けのもあるが、それ以上に怪力というレベルではない力を持つヒロに本気で抱きしめられ、全身が軋みをあげているからだ。一般人の耐久力なら、間違いなく全身の骨がボキボキになって即死だろう。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
「ふう……」
 やがて力が抜けてぐったりと体を弛緩させ、上に乗りかっているヒロの頭を、安堵の吐息を付きながら暫く撫でた後、カーマインは肉棒を引き抜こうと――
「……ヒロ?」
 ぎゅっとしがみついてきたヒロに、カーマインは声を掛ける。
「ま……まだだ。まだ……お前が、イっていない」
 ヒロが言うとおり、カーマインの肉棒はまだ口での一回しか果ててなく、いまだ雄々しく勃起した状態でヒロの中に存在している。
「別に構わない」
「駄目……だ。ちゃんと……お前に、満足……して欲しい……んんっ」
 そう言ってヒロはもぞもぞと体を動かそうとする……が、絶頂を迎えた直後でまったく動かない。
「いや、ヒロは初めてでこれ以上するのは酷だろう」
「大丈夫だ……私が、このくらいでバテる訳が無かろう。それに……もっと、私を……感じて欲しい」
 ヒロが言うと、カーマインは暫く考えるように目を閉じ……
「……いいのか?」
「愚問だ」
 そっとと両手で肩を掴んできたカーマインにヒロは頷く。
「本当に、本当に俺が満足しきるまでやってもいいのだな?」
「ああ……お前が満足するまで、私は――」
「一度勢いが付いたら止まらないぞ?泣き叫んでも、いやそんなことを言う間も無く愛し続けるが、それでも良いのか?」
 肩を掴む手に力をいれ、ぐいっと顔を近づけ、真顔で問いだすカーマイン。
「あっ……う、うん。カーマインが望むな」
「イキ過ぎて失禁したとしても、気を失ったとしても、本当に俺のが立たなくなるまで、それこそ体の全てをこれ以上無いくらい愛するが、それでも良いのか?」
「えっ?あっ、ちょっと……」
 真顔で、まるで獲物の命を刈り取る直前の獅子のような威圧感を漂わせながら尋ねてくるカーマインに少し圧されながらも、ヒロは何とか頷く。
「……分かった、ヒロがそこまで言うなら俺も止めない。今からカウントするから、万が一嫌なら0になるまでに言ってくれ。10・9……」
 ヴェンツェルやネクストも裸足で逃げ出しかねないほどの異様なオーラ(注:ピンク色)を漂わせながら、カーマインは数え出す。
「あっ!あのカーマイン、やっぱり今日のところはこのくらいでや――」
「0。じゃあ、続けるか」
「8から1をどうして飛ばす!?あっ!?やっ、んんっ!やめっ……ああッ!」
 ……ちなみに、ヒロの抵抗は10秒もせず止まる事となった。
107名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 22:33:29 ID:I8FppE/g
>>106
ちょwさすがグローランサーだぜ!
108名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 23:05:29 ID:q5vqP/jM
皆そろっていい仕事し杉w

酔ったエミリーに和み、ヤリチンランサーの豹変にワロタ
109名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 05:14:08 ID:/cXOvFXR
ここは神がいっぱいいる良スレですねw
ハァハァしっぱなしだ、漏れw
110名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 23:08:38 ID:VYXEVBtQ
>>99
シェリーもリアル等身で書いてみてくれないか?
エロく無くてもいいっつーか元からエロいから!
111名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 23:34:59 ID:sDyuhft3
そう言えばヤスデザインのキャラってデフォルメもカットインも頭身同じだよな
112名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 20:46:28 ID:03MfJ39o
それは言わないお約束
113ヒロのラヴラヴ大作戦?その20:2007/03/29(木) 14:57:53 ID:GjdiJwH8
「……気を失っていたのか?」
 いつの間にか日の力が弱まり、暗闇に包まれたカーマインの部屋。ヒロはゆっくりと身を起こそうとして、
「あ〜あ〜あ〜」
 顔を両手で隠し、ゴロゴロとベッドの上を転がる。
「……は、激しすぎた。病人の癖にあんなに腰を動かすし、抜かずに3発とか気が狂うところだったし、あんなにねっとりと愛撫され、痛いことをされているはずなのに、何故かそれすら気持ちよく感じてしまったし……そ、それのあんな所まで舐めてるなんて」
 された事を思い出しているのか、首を横に振り真っ赤になって転がりながら、足をばたばたさせ悶えるヒロ。
「私も私だ。あの時腰もろくに動かせんくせに何故あんな恥ずかしいポーズと台詞でおねだりしだしたのだ?自分から入り口を広げたりとか、激しくしてくれなんて言い出すし……うう、もう他のところに嫁に行けない」
 うめき声を上げながら一分ほどゴロゴロ転がっていたヒロだが、
「すう……すぅ……」
 こつんと寝ているカーマインに触れ、ピタリと止まる。
「……嫁、か。まさか私が、そんな事を思うようになるとはな」
 少なくともこの世界に来て間もない頃までは、女の幸せについて考えた事は微塵もなかった。
 諦めていた、といってもいい。この世界に来て間もない兵真に語った事は、紛れも無くその当時のヒロの心情であったし、ずっとそれが続くと思っていた。
「それが今は……この男無しではいられない身体になってしまっている。私をここまでさてたのだ……責任、取ってもらわないとな」
 軽くカーマインの頬に唇を当て、起こさないようそっとベッドから出る。
「んっ……しかし、とんでもない臭いだな。身体もベトベトする」
 べっとりと濡れて汚れている二人とベッド。ヒロの母親譲りの美しい髪も今は白濁に汚れ、体中はいろんな体液が乾ききることなく付いている……どこにもアンモニア臭がしないのが、ヒロにとってはせめてもの救いだろうか。
 足をガクガクと震わせながらクローゼットを開けてタオルを取り出し、身体を拭く。ちなみにクローゼットを開けている最中に見たことがある女物の服や肌着を数人分見つけたが、それはスルー。
 と――
「アンタ無事!?特効薬できたわよー!」
 大体拭いた後もう一枚タオルを取り出し、それを身体に巻いたと同時に扉がドカンと蹴り開けられ、小さなビンを体全体で抱えたティピが部屋に入ってくる。
「あ……」
「って、えっ?何でヒロさんがこの部屋に?」
 大きめのタオル一枚というヒロの姿にティピは目を丸くする。
「あっ、いや、その」
「……あー、そっか。ごめんねヒロさん。ちょっとアタシ急いでたから、ヒロさんとアイツの部屋間違いちゃったみたい――って、何言ってんのアタシ。ここはアタシとアイツの部屋で間違っていないわ。間違えるわけ無いじゃない……」
 一度部屋の外に出た後、すぐに眉間にしわを寄せ戻ってくるティピ。
「ヒロさんの格好、良く見るとキスマークたくさん付いているし、アイツの匂いがするし、それに……」
 ティピがじっとある一箇所を見ているので、ヒロはその目線を追い足元を見る。
「あっ……」
 内太股を伝い、地面に向かってとろりと白い液体が流れていた。
「ヒロさん……それ、アイツのよね?……ちょっと、これ持ってて」
 言うが早くティピは小さなビンをヒロの手に持たせ、ベッドまで飛んでいく。
「すぅ、すぅ……」
「アタシの足が光って唸る!天誅当てろと轟き叫ぶ!喰らいなさい!愛と、怒りと、ジェラシーの……!」
 そして、満足げな笑みを浮かべて寝ているカーマインの真上で止まり、天井まで高度を上げ……
「――百八式ティピちゃんキーーック!!」
 次の瞬間、屋敷全体に強烈な打撃音が響き渡った。

【ヒロのラヴラヴ大作戦? 終わり】
114名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 17:04:38 ID:+gHeMQMh
バロスw
次の日は間違いなく連続攻撃やら貫通攻撃の餌食だなw
115名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:09:59 ID:hZtbMLFs
GJとワロスのどっちを優先すべきなんだw

とりあえずワGロJス!
116名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 23:07:00 ID:5DIEV/pz
長期投下乙!
そしてGJ!!
117名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 12:48:37 ID:CJ8f9D7P
グッド
118309:2007/04/02(月) 02:09:03 ID:vFSF0sjZ
明日仕事なのにこんな時間まで起きてる俺オワタ
つい勢いで書いてしまったのでキリがいいとこまで仕上げたお。

じゃ、投下ー
119リィン6-1:2007/04/02(月) 02:09:47 ID:vFSF0sjZ
と、そこでリィンを拘束するグレイヴの腕が外れた。
「う……」
どさり、と地面に投げ出されると、体のあちこちがずきずきと痛む。
しかし何より痛いのは純潔を散らされた秘部と、そして心だった。

「ひ…っく……う、ぅぅ…っ……」
全てを奪われたリィンにはもう、肩を震わせてすすり泣くことしか出来なかった。
(どうして、どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないの…?)

一度だけ、思ったことがある。ゲートマスターの役割を捨てて、兵真と静かに過ごせたら…と。
その力のおかげで兵真と出会えたのに、役割だけを放棄したいなどと虫のいい話だとは思う。
しかしそれでも、それはゲートマスターである前に、一人の人間として当たり前の感情のはず。
そんなささやかな願いに対する報いにしては、あまりにも酷すぎる仕打ちだった。

リィンの考えは、そこで一旦中断される。
「っ…!」
先ほどのヒロによる『処刑』を遠巻きに眺めていただけだった他のナイツたちが、
わらわらとリィンを取り囲むようににじり寄ってくる。
彼らは一様に無表情のままだが、眼光だけは異様にギラギラと輝いていた。
「い、いや…いやです……こ、来ないで……」
この状況で次に自分がどういう目に遭うのか、容易に想像はつく。
「い…いやぁぁぁぁぁ――!!」
120リィン6-2:2007/04/02(月) 02:10:31 ID:vFSF0sjZ
最初に手をかけたのはウルだった。
リィンの背後から、右手で後頭部を掴む。そしてそのまま、彼女の頭を地面に叩きつけんばかりの勢いで

その体を押し倒した。そのままうつぶせにされ、腰を高く上げさせられる。
「い、いやッ…!」
犯される――そう直感したリィンは必死でその戒めから逃れようとしたが、
背丈も違えば腕力も違いすぎる。逃れられるわけがない。
「お、お願い、します…ウルさん、やめ……」
消え入りそうな声で懇願するリィンだったが、ウルは――
「――っぐ、あぁぁっ!?」
乱暴に犯す、という行動で答えた。
「っ…あ、ぐぅ…い、たぁぁ……」
つい先ほどまで処女だったのだから、快感などあるはずがない。
「いやぁぁ!! 痛ぁっ!! お、願い…抜いて、くださ…あぁぁ! ぁぐぅっ!?」
ウルが腰を動かすたびに、胎内をえぐられるような激痛が襲ってくる。
そして次の瞬間、苦痛の声を上げるために開かれた口が、何かで塞がれるのをリィンは感じた。
「ぅっ…ぐぅぅ!? んんぅぅぅ――ッ!!」
(え…? な、なに…?)
「――ッ!!」
上目遣いにそいつを見て、自分が何をされているのかを理解する。
自分の頭が相手の股間のところにあるから顔はよく見えないが、この人物はカーマインだろう。
(いや…いやぁ! 気持ち悪い…! …助けて…兵真さん!)
「…んぐぅ……う…ぐ……んむ…うぅ!」
気持ち悪さと、喉の奥まで突っ込まれているために吐き気がこみ上げてくる。
せめて腕だけでも自由になれば、と思ったが、後ろから犯すウルがリィンの腕を捻り上げて拘束する。
そしてカーマインは、リィンの顔を両腕で押さえ、口内を犯し続ける。
「んぅっ!? …ぅ…ぅ……ぐ……」
そうしてしばらく上下から犯されていると、カーマインの様子に変化があった。
「ん、んん…!!」
(いや…いやぁ! 口の…中に…!?)
「ぐ……ゲホッ……ゴホ…う、ぇぇっ……」
咳き込んで、口の中に出された精液を吐き出そうとするがうまくいかない。
また、その残滓が顔や髪にかかり、リィンを白く汚した。
「いや…いやぁ……」
それらを拭い取りたいが、両腕はウルに掴まれているために自由にならない。
精液と一緒に心の中の汚辱感を振り払おうとするかのように、首をふるふると振る。
しかしそれでその『白化粧』が落とせるはずもなかった。

カーマインがリィンの頭を離したのを見ると、後ろから犯すウルが一層その動きを強めた。
「あぅぅ! …やぁっ! …あ、ぐぅ! …っ! ……やめて、くださ…っ…痛ぁ! い、いやぁぁぁぁ!!」
ウルが腰を突き入れるたびに激痛で呼吸がつまり、悲鳴が途切れる。
「ひぅ…っぐ!…もう、…うぁ! いや、ぁ!…やぁぁ……!」
とても聞くに堪えないような悲痛な悲鳴が響くが、ウルは陵辱の手を緩めようとはしなかった。
そのまましばらく、リィンは犯され続け――
「い、いやぁぁぁぁぁぁ――ッ!!」
――リィンの中で、ウルが果てた。
121リィン6-3:2007/04/02(月) 02:11:30 ID:vFSF0sjZ
「…う、ぅ……いや……いやぁぁぁ……!」
一度果てて満足したのか、ウルはリィンを放り出す。
まだ破瓜の跡が痛々しい秘部からは、精液と血の混じった液体が流れ出ていた。
汚された…汚辱感と喪失感がリィンの心を黒く塗り潰す。
「うっく…ひどい、です……どうして、ひっく…どうして、こんな…」
泣きじゃくるリィンの問いに答える者は誰もいない。
皆一様に、蔑むような笑いを浮かべるだけだった。
この場に兵真がいないことだけが、唯一の救いだった…


「ひっ……」
だが、この悪夢がこれだけで終わるわけがなかった。
次にリィンの腕を掴んだのはグレイヴだ。
無口だけど本当は優しいのよ…とよくミカが言っていたものだが、
リィンにとって今のグレイヴはまさに悪鬼にしか見えなかった。
少し離れたところにいるミカやオーヴィアなどの女性陣もまた、
ニヤニヤと哂いながら、これから起こる惨劇を見物しようとしていた。
――助けの手を差し伸べようとする者など、誰一人としていなかった。

「あ、ぐ……か、は…っ!!」
後ろから、グレイヴがリィンを犯し始めた。
「ぐ、ぅ……苦、し…ぐぅっ…いやぁ、ぁ……」
リィンは浜に打ち上げられた魚のように口をパクパクとさせ、空気を取り込もうとする。
グレイヴの体躯は小柄なリィンに比べるとあまりに大きい。
無理な挿入に、リィンは自分の体が軋みを上げるのを感じた。

また誰かが顔の前に立っている。
今度は誰が…と思ったが、以外にもそこにいたのは男ではなく女――オーヴィアだった。
「あ…ぐぅ……オー…ヴィアさん……ぅぐ……お願……た、助け……」
同じ女性なら、こんな凄惨な陵辱劇をとても見過ごせるはずがないだろう。
先ほど『女性』であるヒロに無残な形で純潔を散らされたことを考えれば、
そんな理屈はまったくの希望的観測でしかなかったが、
それでもわずかな希望にすがり、リィンは眼前の魔女に助けを求めた。
122リィン6-4:2007/04/02(月) 02:13:02 ID:vFSF0sjZ
しかし、そんな甘い希望はあっさりと裏切られる。
オーヴィアは先ほどウルがやったのと同じように、リィンの後頭部を掴むと
今度こそ地面に叩きつけた。リィンは、ぶにゃり、という感触を頬に感じる。
妙なことに、ここは島のどこかであったはずなのだが、地面の固い感触はしない。
どちらかというと、生々しい肉のような感触と言えるだろう。
しかし、そんなことに考えを巡らせている余裕は、今のリィンにはなかった。

「う…ぁ…!」
ギリ…とオーヴィアはリィンの顔を踏みつけた。尖ったヒールが頬に突き刺さる。
痛み以上に、あまりに屈辱的な仕打ちに涙がこぼれた。
(え…? な、なに…?)
そして股間に感じる固い感触…まさか、まさか。
「…!? ひ、ぎっ! うぐぅぁぁぁぁぁっ!!」
一瞬遅れて、苦痛の悲鳴が吐き出された。
先ほどの処女喪失に勝るほどの身を裂く激痛が、リィンを襲う。
「ひ、ぐぅ! そっちは…違……! ぎぃ…! い、いやあぁぁぁぁ!!」
体勢のためにその様子が見えないのは良かったのか悪かったのか。
感覚でしか分からないが、たぶん今自分の後ろを貫いているのはオーヴィアの杖だろうな、と
リィンはどこか醒めた意識で認識した。
…こんな無慈悲で残酷なやり方であらゆる『初めて』を奪われるなんて。
コレに比べれば、ヒロに唇を奪われたのなどマシな方だったに違いない。
同性に無理やりに奪われたファーストキス、それもディープキスが一番マシ…
それは、女としてなんて惨めで辛い運命だろう。
「ひぎっ! っ…! …もう…! うぐぅっ! …いやぁぁ…ぁぁぁっっ!!」
前と後ろから堅い物で胎内を蹂躙される苦痛は想像を絶した。
もはや陵辱というよりもただの『暴力』でしかないのかもしれない。
123リィン6-5:2007/04/02(月) 02:15:10 ID:vFSF0sjZ
そして、また――
「うっぐぅ! あ、ぐ……おなか、苦し……やぁぁぁぁ…!!」
死人兵士であるグレイヴだからなのか、生前からそうだったのかは知らないし、
知りたくもないが、グレイヴの射精は長く続き、リィンの胎内を満たす。
圧迫感で胸が苦しい。心なしか、下腹部が膨れている気さえする。
「い、やぁぁ……も…もう…許して、くださ……」
悲痛な声でリィンは許しを請うたが、言葉での答えは返ってはこなかった。

ナイツたちは、より一層の陵辱という行動でリィンに応えるだけだった――

「ぅ……っ……」
か細い呼吸を繰り替えしながら、力なく宙を見つめるリィン。
…あれから何度犯されたのか、数えることなどとっくにやめてしまった。
記憶が所々はっきりしない。途中で気を失ったことも、一度や二度ではなかったようだ。
自分を犯していった面子も、誰が何度とか細かくは覚えていないが、
ゼロス、イレス、ウェレス、タケル、土方…他にも、まだ。
ここにいない兵真を除き、ナイツの男達全員に犯されたに違いない…

今もまた、誰かがリィンを犯し、果てる。
「〜〜〜〜〜ッ!!」
そして、リィンの意識が闇に落ちた。
124名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 02:16:25 ID:vFSF0sjZ
あ、ちょとお断りを。
漏れはガングレとかシャドウハーツの原作を知らんので、
ウルやグレイヴはこんな性格じゃねーYO!
というのがあったらツッコミよろしくです。
125リィン6-6:2007/04/02(月) 02:18:30 ID:vFSF0sjZ

――絶望の淵に叩き落され、一片の救いも見出せないとき、人はどこに逃げ場を求めるのだろう。
リィンの場合は『願望』だった。

「…ぐ…ぅ…」
胎内を抉られる重苦しい痛みで、リィンは目を覚ました。

――夢。兵真との甘く幸せな一時は、ただの夢に過ぎなかった。
「あは、はは……」
か細く自嘲の声を上げるリィン。その笑い声は、どこまでも乾ききっている。
もうずっと、こんな調子だった。何度も何度も犯され続け、解放されるのは気を失ったときだけ。
そうしてようやく眠れたかと思えば、陵辱の苦痛で無理やりに起こされる。
時間の感覚も狂い始めている。今が昼なのか夜なのか、あれからどれくらい時間が経ったのか…

レディエンス島のどこかにいたはずだが、気づいたときには景色も変わっていた。
ここがどこなのかもわからない。ぶよぶよとした肉色の壁のようなものが見えるが、
こんな生物の体内のような場所など、彼女の知識の中にはない。
そして何より、そんなことを深く考えている余裕などあるはずがなかった。
「ぁっ! っぅぐ…あぁ…んん……う…あぁぁッ!」
つい今しがた果てたのは、誰だったか…背後から犯されているから顔は分からないし、見たくもない。
かつての仲間の誰かなのだろうが…もう誰の顔を見ても、嫌悪感しか沸きそうになかった。

…こんな暴力としかいえない行為に快感を感じるようになってしまったのはいつからだったろう。
この空間に充満している腐臭のような、それでいて甘い香りのする香のせいで頭がボンヤリする。
その香のせいか、それとも体がそう反応してしまうのか、あるいは別の理由なのか…
いずれにせよ、そんな自分の反応にも、嫌悪感を抱く。

繰り返し犯される苦痛と、自分の意思に反して感じてしまう快感。
陵辱の果てに気を失い、泥のような眠りに落ちたときに見る幸せな夢…
それだけが、リィンの心の拠り所だった。

そんなことが長く繰り返されるうち、だんだんと現実と夢の区別もつかなくなってきた。
覚醒している時と気を失っている時の切り替えが、うまく認識できない。

――『彼』が現れたのはそんなときだった。

続く。多分次回で最後。
テンシの人のTheEndOf〜に続く形で締める予定。
126名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 07:39:42 ID:zerM3VJs
必ず投下してくれると信じてたぜ!
ぐっじょぶ!!

あと、ウルやグレイヴ達って擬態だよな?
127名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 00:23:16 ID:wjgtAP1G
モノホンだったら悲惨すぎるだろ…orz
128ココロノナイテンシ:2007/04/03(火) 00:41:23 ID:curxaqmH
THE END OF ENDEA完成しました。
投下は今日の夜くらいにします。
と、その前に…ラヴラヴ大作戦作者様、ヒロに激萌えしました。最高です。
アソコをひろげるヒロを想像して鼻血でました。
ゼロ×エミ作者様、エミリーの胸とTバック描写がエロ過ぎます。なんで
そんなにエロく書けるのか……エクセレンッ!
悲劇リィン作者様、悪リィンになるまでこんな事があったのかっ!?
自分でも驚きました……素晴らしい、つなげるのは難しいかもしれませんが
あなたならできる!がんがってください。
129名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 01:37:57 ID:yrXHLtO3
>>126-127
…(・∀・)

>>128
wktk
頑張ってこっちも完結させるお

あと補足。
時系列で並べると6-5の前に3が入る設定です
130投下は週末予定:2007/04/03(火) 02:48:28 ID:LS//T4Yk
 カーヒロ書きおわり一息ついたので、そろそろ次回作書いていきます。
 構成として考えているのは、一つのシーンを複数の視点で書いてみようかなと。(例えば1‐Aと1‐Bは同じ場面でも中心人物が違うなど)

とりあえずその第1話は3パートくらい使って、
○○デレティピ
○○デレリィン
○○デレモニカ
などやっていく予定です。
131名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 20:15:59 ID:Cm8gC4wO
待ってますハァハァ
132ココロノナイテンシ:2007/04/04(水) 00:32:17 ID:TbYqwunE
「はぎ…ひ…ひょ…ま…た…しゅたしゅ…け…」
ぶりゅ…ぶりゅう………
かすれた声を上げる雫の腹部はすでに臨月をむかえた妊婦のように膨れあがっていた。
急速に成長した魔物の卵が内部から圧迫しているのだろう、
雫の股間にぴったりと張り付いたヒトデ型の生物も今は動きを止めている。
「ワンワンンンンンッンッワンワンンッ」
「はぁああだ、ダメあひウ、ウルゼ…あぎ、んんっダメッやああ!」
ウルゼルの背筋が引きつり、腰を目一杯オーヴィアの尻にすりつける。
ウルゼルの9回目の射精、だが精液は放出されない。
射精時の爽快感を限界まで抑えられウルゼルは発狂寸前であった。
「ワ…ン…き…ゅ…ン…かワン…め…は…ひ」
仲間であったオーヴィアの声はおろか、主人であるリィンの声すらもう届かないだろう。
そうしてウルゼルはまた腰を振り始めた。

『THE END OF ENDEA FINAL』

「んふふ…あっちも盛り上がってきたようですね…こっちも、ねヒロさん」
リィンが肉棒を扱きながら、上唇を舐めた。
それが合図だったのか、ヒロの両手が触手に拘束されたまま肉の床に爪先が届く高さまで
降ろされた。
無言でリィンの心臓を射抜くような眼でヒロはリィンに答える。
「そうそう…その眼ですよ。いつも兵真さんのメンバーに入ってその胸クソ悪い眼つきで私を見てきましたよね?」
リィンがヒロの背後に周り、耳元で囁いた。
「これはソレのほんのお礼です」
グリュ…
「んっ……」
ピクンと引きつるヒロの背中。
「あはっ…いい反応…さっすが魔界一のオナニー娘、ヒロさんですね」
ヒロの秘所にインナースーツの上から爪を立てたリィンがニタリと笑った。
「…………」
「そうそう…良い子ですね。私の気分を害するような言葉をその口から吐いた瞬間、
あのブタ共を殺っちゃいますから…私の許可なく口は開かないで下さいね?」
にこりと笑うとリィン。
グリュグリ…
「かはっ…ぐ…」
「あれ…二本にしただけでもう濡れてきちゃった…堪えのない人ですね」
グリグリ、グリュウウゥ
リィンはヒロの秘所に指を二本つき入れ、激しくかき回した。ヒロは口を横一文字に結び
甘い声が漏れないよう必死に堪えた。
「ほらほら我慢しないで喘いで下さいよ。いつもしてるみたいにブヒブヒ喚いて下さい」
「ふ…ふざけ―――――」
ヒロが思わず口を開きかけた。が次の瞬間
「訂正します。喘げ、メスブタ」
リィンの蒼い瞳に殺気が宿った。
133ココロノナイテンシ:2007/04/04(水) 00:34:09 ID:TbYqwunE
「…ん……く…あ…」
悔しげに唇をかみしめるヒロの口から僅かに零れる甘い吐息。
「あーあ…魔界のクソブタは頭も悪いようですね?もういいです。代わりに
『汚れた血統書付きのヒロをイカせてください、お願いします。』って言ってください。」
「………」
ヒロの赤い双眸が見開かれ、噛みしめた唇から血が垂れ落ちた。
「言え。殺りますよ?」
リィンの眼がスウっと細く切れた。
「…け…けがれ……た………血…統書……つ…きの………わ、…わたし」
憎しみが脳天を突き、それに勝る悔しさがヒロの心を覆った。
仲間の命だけは見捨てれない。例え一時とはいえ、
苦楽を共にしてきた戦友の命だけはとの思いがかろうじてヒロの理性を保っていた。
「私じゃなくて『ヒロ』ですよ?…あ、バカだから仕方がないか
やっぱりそこは『ヒロ』じゃなくて『メスブタ・ヒロ』」って言ってください」
にっこりと天使のように微笑むリィン。そして再度ヒロの秘所の指を沿わせ、肉豆を摘み上げ
クニッと軽く潰した。
「はっんん……め…メ…スブタ…ヒロを…イカせて…く、ください……」
悔しさでまともに眼を合わせることができない。最後の台詞、それを言ってしまえば己で
父であるジャネスと母であるマリアの魂を冒涜することになる。が、仲間の命は――――。
「…お…おね…がい……し、しま…す」
一筋の涙が肉の床に落ちた。
「ふふふ…よくできました…素敵ですよ、ヒロさん」
リィンの生気のない白い手がインナースーツを押し上げている豊満な胸にかかり、ぐにゅっと
指が食い込んだ。
「ん…っ!」
仰け反った反動で張りつめたインナースーツに勃起した乳首の形が浮き上がった。
「ん…うらやましい大きさですね、ん…こ、これで兵真さんのチンポを想像しながら…あは、じ、自分で揉みくちゃにしてたんですか?」
ぐにゅぐにゅと背後から左右の乳肉を揉みくちゃにされ、仰け反る背。
激しい反動にインナースーツがヒロのぷるっと突き出た尻にぎちぎちと食い込んだ。
尻肉の形がはっきりと浮かび上がり、傍から見れば全裸よりも淫らなに見える。
「は…わ、私の…おっぱいも…これくらいあれば…兵真さんも…あん…ん…あふ…んん………
ふ、振り向いてくれたかな…ん」
ガチガチに反り返った肉棒をヒロの尻の谷間にグリグリと擦りつけながら、リィンは上気した顔で執拗にヒロの乳肉を弄ぶ。
先走り汁がインナーで引き締まった尻にかかり、テラテラと淫らな輝きを放っていた。
134ココロノナイテンシ:2007/04/04(水) 00:36:01 ID:TbYqwunE
「ん…や…くふ…やめ…あうっ!」
リィンの指先でコリコリと左右の乳首を責められ、ヒロは甘い声を発した。
「あはっ…我慢できそうに…ない…ヒロさん…」
リィンがパチンと指を鳴らした。すると張りつめた乳肉を覆っていたインナーがピリッと
切れ目が入った。そして胸部だけがぱっくりと裂け、窮屈に押さえられていた双乳がぷるるんと零れ落ちてきた。乳首が痛々しい程、ピンと上を向いて勃起し、その白い肌は汗に濡れ妖艶な輝きを放っている。
「な!?」
「あはっ、綺麗なおっぱいですね…後は…ここと…ここ…」
リィンがヒロの股間とぷりっと突き出た尻房を撫でた。そして秘所を覆っていた部分だけが裂け、尻を露出させる形でインナースーツが大きく裂けた。
「み、みるなっ、みるなぁ!」
羞恥に頬が染まり、ヒロが喚いた。
が、触手に押さえつけられた両腕はビクとも動かない。
「ふふふ、綺麗なピンク色ですねぇ……あん、んちゅ……はむ…」
リィンが屈み、ヒロの股に顔を埋めると舌で軽く肉豆を突き、舐めた。
「や…やめ…んっ!ああっ!……く…んっ!」
軽いキスと舌先での突きが交互に、そしてリズミカルに繰り返される。
リィンの愛撫によって得られる快感を必死に否定し、逃れようと腰を動かすヒロ。
が、リィンは両腕を尻に回し、むちっとしたつきたての餅のような尻にぐにゅうと指を
食い込ませ、しっかりとホールドすると間髪入れず、秘所に舌をねじ込み吸い上げた。
「はっ!あっやだ!やああああああ」
ビクンビクンッと下腹部から一気に脳天を突き抜ける絶頂に身体を痙攣させ、ヒロは果てた。
「んちゅ…ごちそうさま……」
つーっと秘所と舌先に糸を引くリィンの唇。それをぬぐうとリィンはうっとりした顔で言った。
「ヒロさんて処女だったんですか…」
「やめろっリィン…やめてくれ!」
はっとしたヒロが余韻を振り切り、顔を上げた。
「嬉しいです…私と兵真さんのために大事に取っておいてくれたなんて」
「や…やめて…やめて…くれリィン…」
リィンはゆっくりとヒロに近づく。そして肉の触手が動き、
ヒロを肉の床に引き倒し、別の触手が腰を一巻きする形でヒロの腰を完全に拘束する。
「ヒロさん……見て下さい…兵真さんがこんなに悦んでくれています…」
びくん、びくん…とリィンの股から生えている肉棒に血管が浮かび上がり、
震える度に先走り汁を放っている。
そしてその先端がヒロの濡れそぼった秘所に押し当てられた。
135ココロノナイテンシ:2007/04/04(水) 00:38:05 ID:TbYqwunE
「や……やめて…やめてええっ!」
「愛してるわ、ヒロ。」
ずにゅううううう――――
「あああああああっ」
ぶちぶちぶちとヒロの未開の秘所がリィンの肉棒によって引き裂かれ、
純血の証しである膜が抉り破られた。
「痛い痛い痛いいいい!」
「うぅぅ……ッ!き、きつい…ヒロさんの処女おまんこ!」
ヒロの双乳を握り潰しながらリィンは喉を反らせて悦びの声を上げた。
左右に割開かれた太股の間に腰を沈め、ズンズンズンとリィンは腰を振り始めた。
「気持ちいい?気持ちいいですか、ヒロさん?」
「あぐッ!や…はッ痛…痛いやああッやめて、動くなッ!動くなああ!」
「私は気持ちいいかって聞いているんだよ、このブタ。」
「うぐううあっや、やめぇ…ろ!」
涙を散らしながらヒロをいやいやと頭を左右に振った。身体の中心から引き裂かれるような
激痛がヒロを襲っているのだ。
「だ、ダメですよ、あはん…きゅうってきゅううって締め付けられて…んんんッ!」
リィンはヒロの上に折り重なり、首筋にキスを繰り返しながら尻を擦りつけるようにして
ピストン運動を繰り返す。リィンのたわわな尻がぷるんぷるんと上下に動く度にヒロの
苦悶の声が肉の空間に反響した。
「ぎぃ…は!ンぅぅ…!いやっ!いやああっ」
「はんはああ…すご、きつすぎて…ヒダヒダが兵真さんに絡みついて…こ、腰が…
止まン…あはああ!」
覆い被さったリィンがチュウウウッとヒロの乳首に歯を立て音を立てて吸い上げる。
そして狂ったようにピストンを繰り返し、腰を叩きつける。その度に肉の床にじゅぷじょぷっとぬめった結合部から鮮血と愛液が垂れ落ちた。
「あはッこんな…こんなおまんこッああッ!」
「んぐッ!?あぐううな、な…かで…ふと…おおぎ…くぅ!」
リィンの剣突を受ける度に中が圧迫され、その肉棒がビクビクッと震えているのをヒロは
はっきりと感じ取った。
「はぁはぁ、イキますよヒロさん…んんッ兵真さんの射精を!し、しっかり受け取って
く、くださああはああ!」
「や、やめろ…な中は、中にだけは出すなぁあ!私はまだ子供なんか産みたくないんだ!」
「だ、だめん…ですよおおッみ、みんな…みんな孕んでるのにいいヒロさんだけなんてん。
んっんん!」
リィンとヒロの交わりが終演に向かう中、
オーヴィアとウルゼルの獣交はまさに終わりを告げようとしていた。
「ワンわんんンンっ!でるでるでるでりゅうううおれのちんぽちんぽちんぽおおお」
ウルゼルが猛烈な勢いでオーヴィアの尻に腰を叩きつけ、パンパンパンと音が響く中、
野生の本能のまま腰を振る褐色のメスが吼えた。
「おおおおッちんぽちんぽおおおお!」
「いやあああッ中はいやあ!中に出さないでえええ!」
ぶちゅううううううううッぼどぼどぼどぼどぉおおおお!
ウルゼルがオーヴィアに背後からおおい被さり、ぷるんぷるんと震える肉の果実を握りしめた
瞬間、ウルゼルの肉棒からドロドロの白濁液が鈴口を裂く勢いで射精された。
限界まで溜め込んだ精液を吐き出す射精絶頂の快感にウルゼルは喉を痙攣させ、背筋がおれるくらい仰け反らせた。
「はひ…はひィ…いっぱい…んんん…んんんんぅんまだ…まだでてりゅ…あひィィッ!」
「あ…が……う……あ…」
ウルゼルの常軌を逸脱した射精にオーヴィアは耐えられるはずもなく、肉の拘束が外れると共に倒れた。その尻にまだ腰を振り続けるウルゼル。
「はッはッはああ…のぼってのぼって…精子、兵真さんの精子ィィィッイクイクッ!ヒロの中に兵真の精子、ぶちまけますぅぅ!!」
「いや、いや、いやあああっ!父様っ、母様っ、姉様っ!た、助けて…助けてえええ!」
リィンは両腕でヒロを抱きしめ、これ以上ないほど密着させた。
「あ、そ、そんなに締めた、らぁあっ!でる、でるでる出ちゃいますうううう!」
ぶぢゅ、ぶぢゅううううううう!
ヒロの中に完全に埋没した肉棒から白濁の塊が吐き出された。
「いぐ…おおお!な…っな、中で中で動いて…うんおおおお」
ヒロが下腹部を押さえ、呻き声をもらした。
「はぁはぁはぁ……ふ、ふふふ…妊娠、おめでとうございます…ヒロさん……ふふふ、あははは、はーはっはっはっはっはッ!」
FIN
136ココロノナイテンシ:2007/04/04(水) 00:40:29 ID:TbYqwunE
完結しました。
出産場面は後日、投下予定。
ここまでのお付き合いサンクスでした。
137名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 06:59:59 ID:5wvq0jbz
GJ!!

リィンオソロシス
138名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 00:18:46 ID:kttTwZ2T
オソロシスなのは確かだけど
>>兵真さんも振り向いてくれたかな…
(´;ω;`)ブワッ
139名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 01:25:21 ID:gb4OleAc
今後、兵真とリィンは必ずセットでメインメンバーに使うことにするぜ…

俺のメモカの中で幸せに過ごしてくれよ
140ナイツな日々1‐A:2007/04/06(金) 01:16:10 ID:kYwVqLHb
【ご案内:Aパート(第三者視点)は普通にお楽しみください】

「まったく、アンタって奴は!どーしてこう女の人とバカスカやりまくるのよ!」
 朝の食堂、いつもなら和気藹々と食事をする場所の中心で、妖精型魔導生命体ティピが声を張り上げている。
「いや、あれはしか――」
「もう少しで二桁になるほど手を出しておいて、まだ言い訳をする気なの!?」
 何か言おうとしたカーマインの頭を蹴って、黙らせる。
「……なあ、止めなくていいのか?」
 そんな2人の騒ぎを脇目に玉子焼きを口にほおばり、兵真は隣のテーブルで牛乳を飲んでいるモニカに声を掛ける。
「…………別に」
「そうです。止める必要なんて無いですよ兵真さん」
 そう言ったのは、兵真の対面に座ったリィン。今日は起しにきた彼女と食事を取っている。
「大体、そこらの街娘とか、あの王様に薦められた貴族の令嬢とか、普通の女性には一切手をつけないくせに、どーしてこう難易度が高いというか一癖が多すぎる女ばっかり狙ってんのよ!」
「別に狙っ(ゲシッ)ガフッ」
「問答無用ッ!責任ってものを考えなさいっ!避妊とか考えてないし、赤ちゃんとか生まれたらどーすんの!?例えばマスターとルイセちゃんが同時にそうなったとして、アンタはどっちを選ぶのよ!?」
 後頭部を蹴られテーブルに突っ伏しているカーマインの耳を、ぐいぐい引っ張って叫ぶティピ。
「複数の女性に手を出すなんて最低な人がやることです。女性の純情をなんだと思っているんでしょうかね?……どうしました、兵真さん?」
「い、いや、何でもねえよ……」
 何か傷むのか、胸を手で押さえている兵真をリィンはじっと見つめ、続いてカーマイン達に視線を移す。
「今はまだアンタも若いし色々できるからいいけどね、将来歳をとったり少しでもいい男とか見つかったら、みんなアンタを見捨てるに違いないわ、絶対」
「う……」
 蹴られた頭と引っ張られた耳を手で押さえながら顔を上げるカーマイン。ティピはその額を拳でぺちぺち叩きながらそう言った。
「モニカさんも、あんな複数の女性に手を出しているカーマインさんの何処が良いのです?」
「…………」
 リィンの問いが聞こえなかったのか、無視したのか、それとも言えないのか。飲み終わったモニカは何も言わず、席を立つ。
 と、
「で、でもね……ま、まぁ。アタシはアンタのお目付け役だし、例えマスターやルイセちゃん、他のみんなにも愛想尽かされたとしても、ずっといてあげても……いいわよ?」
 ティピは頬を赤くし、ちょこんと定位置であるカーマインの肩に腰を下ろし、耳元でそう囁いた。
「「…………」」
 沈黙するカーマインと、モニカ。
「あ、有り難く思いなさいよね。アンタのようなどーしよーもない女好きに、こんな可愛いアタシが生涯一緒にいてあげるんだから」
「だが、ティピの……」
 魔導生命体の寿命は、その体のサイズに比例する。もっとも、このエンディアにいる限りは、例の特性によってその心配は無いみたいだが。
「アンタがそんな事心配しなくていいの!何とかなるわよそんなモノ!それとも……こんなアタシが側にいちゃ、迷惑?」
 目をうるうるとさせ、カーマインの首にしがみ付くティピ。
「そんな事は無い。俺も……ティピにずっと、いて欲しい」
 カーマインはそう言って、そっと指でティピの桃色の髪を撫でた。
「ツンデレキター」
「おお……在れこそ(中略)正に、ツンとデレの見事な協和曲」
「いいなー。ティピちゃん」
 それを見ていたウルは感嘆し、ザードは1時間も語り出し、コリンは羨ましそうに溜め息をつき……
「………………チッ」
 どこかの誰かは、思いっきり舌打ちをした。
141名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 13:31:08 ID:y0daqWPK
続きwktk
142名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 14:59:13 ID:YgIFnsxa
てっきりリィンまで手を出されてるのかと思ったw
143名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 21:34:31 ID:E7m0/FUh
カーマインなら有り得そうで恐いw
汁とは同じグロー主人公でも汁とはその辺地味だよな。見た目は派手なのに。
144名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 23:44:39 ID:rSELSMxy
>>143
汁人の場合はぶっちゃけヒロイン各種よりもおかんの方が萌(ry
さらにデザインだけならラスボスの分身の方が(ry
145名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 10:00:23 ID:Piktxd/X
グローランサー(奇数)はおかんキャラに萌えてしまうから困る。
146名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 11:51:19 ID:/1QPAOra
ウルのおかんと蔵人のおかんはイイ…
147ナイツな日々1-B:2007/04/08(日) 12:15:33 ID:+DL2kvg9
【警告:Bパート(リィン視点)には電波的思考およびリィンのヤンデレ表現が含まれます】

 朝、私が兵真さんとご飯を食べていると騒がしい声が聞こえました。
「もう少しで二桁になるほど手を出しておいて、まだ言い訳をする気なのアンタは!?」
 昨日、カーマインさんがヒロさんに手を出したらしく、ティピさんはそのことについて怒っているみたいです。
「……なあ、止めなくていいのか?」
 兵真さんは隣のテーブルでゴクゴクミルクを飲んでいるモニカさんに声を掛けます。せっかくの気持ちのいい朝にこんな修羅場を展開されては迷惑ですよね。
「…………別に」
「そうです。止める必要なんて無いですよ兵真さん」
 でも兵真さん、放っておけばいいじゃないですか。女好きでヤる事しか考えていないようなサルな人がどうなろうと。むしろ、一度酷い目に遭わないと懲りないんじゃないですか?
「複数の女性に手を出すなんて最低な人がやることです。女性の純情をなんだと思っているんでしょうかね?」
 後頭部を蹴られてテーブルに突っ伏している無様なカーマインさん。というか、ああ頭を何度も叩かれているから、余計おかしくなるんじゃないですかね。
「……どうしました、兵真さん?」
 そう考えながら兵真さんのほうを見ると、何故か兵真さんは胸を抑え、顔をしかめています。
「い、いや、何でもねえよ……」
 ひょっとして肉が生焼けだったんでしょうか?兵真さんがさっき食べていた肉、ほかの人が食べているのとは違い、実は私が密かに用意した物に今日も変えているんです。
 兵真さんのために特別に狩って、殺って、そして……ふふっ、こもっているのは愛情だけじゃないんですよ。私の――が染み付いていますから。
「今はまだアンタも若いし色々できるからいいけど、将来歳をとったり少しでもいい男とか見つかったら、みんなアンタを見捨てるに違いないわ、絶対」
 その前に背中を刺されなければいいですけどね。もし私が同じ立場なら……でも、考えるなんて無意味ですね。私が好きなのは兵真さんだけですし、兵真さんは女性にふしだらな人でもないです。
 最近、雫さんとスルクもよく兵真さんといますけど……頭が幼稚な雫さんと体型が幼児なスルクなんか、兵真さんが相手にするわけはないですよね。
 厚かましくも兵真さんに寄って来る野女と魔女にも、そっけないですし。兵真さんには普通の体型に普通の性格の私が一番なんですよ。
「モニカさんも、あんな複数の女性に手を出しているカーマインさんの何処が良いのです?」
 ひょっとして、モニカさんはカーマインさんに何か弱みを握られ、そして夜な夜な口に言えないような調教をされているのかもしれません。嫌がるモニカさんを押し倒し、服を引きちぎり、そして何度も何度も……
「…………」
 と、モニカさんは私の問いを無視して立ち上がり、カーマインさん達の所に……
「で、でもね……ま、まあアタシはアンタのお目付け役だし、例えマスターやルイセちゃん、他のみんなにも愛想尽かされたとしても、ずっといてあげても……いいわよ?」
 モニカさんの足が止まりました。って、ティピさん。どうして許すんですか?ここはその剛脚でカーマインさんのアレをもう使えなくなるほど蹴りこむんじゃないんですか!?
「俺も……ティピにずっと、いて欲しい」
 でも、正直嫉ましいです。色々大変そうですけど、私もああ兵真さんといちゃつきたいです。
「………………チッ」
 なんだか、とっても黒い舌打ち音が聞こえましたけど、聞こえなかったことにしておきましょう。
148名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:22:54 ID:h8lms6OZ
なんというヤンデレ
このリィンは間違いなく黒化する
149名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 20:28:41 ID:UlljDRqi
恐いよママン…
150名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:38:19 ID:MfS8Ziza
リィンの――が染み付いた肉…


ゴクリ
151名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:21:37 ID:fCjsdl1v
今月もいっぱい神降りてんなぁ
152ナイツな日々1−C:2007/04/11(水) 16:46:56 ID:/muP7bej

【注意:Cパート(モニカ視点)にはモニカのくろデレおよび痴女的表現が含まれます】

 私はモニカ。人間の父に有翼種族フェザリアンである母の間に生まれたフェザリアンハーフだ。闇に包まれ滅びようとした世界を救い、自分の父親を探そうとした時(注:父親イベント未消化)、あるちょっとした出来事によりこの異世界エンディアに飛ばされることとなった。
「……なあ、止めなくていいのか?」
 朝、食事の最後にミルクを飲んでいた私に声を掛けるのは、私と同じくこの世界に呼び込まれた“ナイツ”と呼ばれる存在であり私たちの代表である兵真。声を掛けられた原因は、この食堂で起こっている一人の男性と一匹の羽虫の騒ぎだ。
 男性の名は、カーマイン・フォルスマイヤー。“光の救世主”と呼ばれる救世の騎士。特徴として左右の色が異なる人外的な美しさを持つ瞳、と生肩。ちなみに羽虫のほうはどうでもいいので説明は省略する。
「…………別に」
 そして彼は私の愛する人にして、運命の相手。違う世界、違う年代なのにかかわらず、私達は今回を含め二度も巡り合った。これを運命といわずになんと言うのだろう?
 ちなみに私のフルネームはモニカ・アレンだが、魂の名前はモニカ・フォルスマイヤー。そして最近、私はいかに彼と生涯一緒にいられるかを真剣に考え、行動に移っている。
「問答無用ッ!責任ってものを考えなさいよ!避妊とかも殆どしないし、赤ちゃんとか生まれたらどーすんのよ!?」
 むしろ産みたい。いまだ生まれる気配は無いが、その為に妊娠しやすくなる薬をこっそり飲んだり、ゴム(近藤さんと呼ばれる避妊具らしい)に穴を開けておいたり、安全日と偽って危険日に生だしを促すことを密かにするくらいに。
 本当は私の世界にいた時に宿していればベストだったのだが……抱かれたのは別れの直前の一回だけ、しかも致命的なことに初潮が来ていなかったので仕方がない。そもそもその時ですら、『初潮は来てるから大人』と嘘をついているのだ。
「例えばマスターとルイセちゃんが同時にそうなったとして、アンタはどっちを選ぶのよ!?」
 羽虫が言っているのは彼の母親と妹で、私にとっても将来の母と妹。とはいえ、どちらとも血は繋がっていないらしく、カーマインのことを深く愛しているようなので油断ならない。つまり、彼のところに嫁入りしたとしても、家庭内に敵が2人と1匹いることとなる。
「複数の女性に手を出すなんて最低な人がやることです。女性の純情をなんだと思っているんでしょうかね?……どうしました、兵真さん?」
 顔色を悪くしている兵真。実は雫とスルクという二人の少女に手を出して、人のことを言えない立場なのだ。彼に密かな好意を抱いているリィンはそのことを知らないが。何も知らないという事は、確かに幸せなのかもしれない。
「モニカさんも、あんな複数の女性に手を出しているカーマインさんの何処が良いのです?」
 聞き流す。別にこの女に彼の長所を言う事必要性は無い。彼の良い所は私だけが知って、彼のことを私だけが理解していればいいことで、他者にそれらの事を言って得意がったりフォローしたりする事が必要なほど、私たちの関係は安くも薄くもない。
 それでも、あえて良い所を言うなら、例えば――
「…………」
 濡れてきた。ここの世界に来て、彼に愛され続けてから、私は彼に触れただけで、彼のことを思うだけでこうなってしまうようになってしまった。
 ショーツとストッキングが湿っていく感触。気持ちいいと思う反面、この状態でいることが不快になってくる。そうだ、今から彼を羽虫から助け、ついでに部屋に連れ込もう。誘いはスカートを両手で抓んで捲り上げ『デザート……食べて』という台詞で。
「で、でもね……ま、まあアタシはアンタのお目付け役だし、例えマスターやルイセちゃん、他のみんなにも愛想尽かされたとしても、ずっといてあげても……いいわよ?」
 と、私が実行に移そうとした直前。まるで狙っていたかのように羽虫がツンからデレに裏返った。雰囲気が柔らかくなり、瞬く間に入り込む隙が無くなる。
「それとも……こんなアタシが側にいちゃ、迷惑?」
 迷惑だ。思わず殺意が沸いてくるが……流石に彼の目の前で害を与えられないし、また密かに亡き者に出来たとしても彼が悲しむだろうし、そんな姿は見たくない。
「そんな事は無い。俺も……ティピにずっと、いて欲しい」
 私は小さく舌打ちをして、自分が使ったコップと皿を台所まで運んでいった。
153名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:42:29 ID:fxFCKxrA
グッジョッ!
しかしリィンといい、いつか犯罪起こしそうだなw
154名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 20:05:39 ID:CnhzvQBD
ナイツ達の人間関係はいつもカオスウォーズ
155名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 23:40:23 ID:jiaz/TWy
ホントにこんなに人間関係ドロドロだったらそりゃ世界も滅ぶわw
156ナイツな日々2-B:2007/04/14(土) 00:36:42 ID:cZBoTUHv
「兵真さん、部屋にいるかな?」
 昼前、私はご飯に兵真さんを誘うために足を運びます。ちなみにご飯はシーフードカレー……まとめて作るので『仕込み』ができないのが残念ですけど。
「「…………」」
 途中ジュリアンさんとモニカさんが言い争っていましたがそれはスルー。そして兵真さんの部屋の前に立って少しだけ身だしなみを確認した後、扉を開けます。
「兵真さん。ご飯で……きま……」
「りっ、リィン!?」
 そこには兵真さんが確かにいました。何故かとても慌てたようすでこちらを見ていますが。そして……
「……スルク?」
「リィン。ちゃんとノックはするべき」
 もう一人、スルクがベッドの縁に腰をかけてそこにいました……兵真さんの隣に。
「何で……スルクが?」
 私だって、兵真さんと個室で二人きりで話すことなんてないのに。大抵皆がいる場所とか、居間やロビーとかでしか話せないのに……
「別に、どこにいようとウチの勝手。リィンには関係ない」
 いつものようにどこか皮肉がかったスルクの口調。口調……口……
「スル……ク?」
 口元についている、白い汁は何ですか?その小さな口の端を汚している、どこか生々しい白い液体は一体何なのですか?
 それにこの部屋、なんだか変に臭うような気がします。生臭く、そう、まるで……
「ど、どうしたんだリィン?」
 兵真さんにスルク……フタリトモ、サッキマデナニヲシテイタノデスカ?
「その……口……元」
 震える指で、私はスルクの口元を指差します。
「…………口元、汚れてる?」
 スルクはそう言って口元を手で拭った後、近くに置いていあるあるものを掲げました。
「……コップ?」
「さっき、これを飲んでた」
 ベッドの上に置いてある盆には、2つの木でできたコップが載っていました。
「えっと、もう一つは兵真さんのとして、最後の一つは?」
「リィンも呼ぼうとした」
「探しはしたんだぜ。どこに行ってたんだよ?」
「え……あ……う……」
 自分の顔が赤くなっていくのが分かります。ちなみに私は今晩の為の『仕込み』をしていたからいなかったのですが……つまり、私の勘違い?
 そう言えば朝にスルクと兵真さんにカレーの具のための魚を捌いてもらったから、今漂っている臭いはもしかしてそのときに付いたもの?
 それで、スルクの口元についていたのは、兵真さんのじゃなくて、コップに入っていた牛乳で……
「でっ、では、もう昼ごはんですから、二人とも早く来てくださいね!」
 慌てて私は兵真さんの部屋から出て行きます。ごめんなさい兵真さんにスルク。好きな人と親友を疑ってしまった私を、どうか許してくださいと思いながら。
157名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 11:28:37 ID:sDZLunRg
読んでるこっちが焦る件w
158名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 03:58:02 ID:WOlslXjo
二人の慌てっぷりが、単に牛乳飲んでただけとは思えんw
159名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 04:21:31 ID:jNNMJ1us
リィン怖ぇw
あれだな、性的なことを想像させるよなw
160ナイツな日々2-A:2007/04/16(月) 00:41:43 ID:DBAB90yy
「でっ、では、もう昼ごはんですから、二人とも早く来てくださいね!」
 顔を赤くして、慌しくリィンは部屋から出て行った。
「…………ふう〜〜」
 ばったりと、ベッドに仰向けに倒れる兵真。
「兵真は焦り過ぎ」
「そんな事言ったってよ。いきなり来られたら驚くだろうが」
 ハァと一息つき兵真は起き上がると、盆に載っている木のコップを手に取る。レディエンス島にある大樹を刳り抜いて作られた不透明のこれは、覗き込まない限り中身が見えることはない。
「お前だってあの誤魔化し方はねぇだろ。リィンが中身見てきたらどう誤魔化すつもりだったんだよ?」
「ずずっ……クリーム入りだと誤魔化す」
 音を立てながら二人はコップの中身を飲み干した。
「お茶にクリーム入れる馬鹿がいるわけねぇだろ」
「リィンならきっと誤魔化せる」
「いや、流石に無理だろ。まあ、次から鍵をちゃんとかけておかないとな。あと、疾風と口裏合わせておくか」
 ちなみに三人目のコップは少し前この部屋にいた疾風丸のものである。
 元は3人で談笑していたのだが……スルクの鋭い口撃によって『スルクはんの突っ込みは毒がありすぎや!ワイはハートでフルな漫才がしたいんやー』と涙を流しながら走り去っていった。
 その後、スルクは兵真にぴったりとくっつき、そして……まあ、何があったかはありきたりなので省略する。というか、スルクは初めからそのつもりでこの部屋にやってきて、計画的に邪魔者(疾風丸)を排除したのだが。
「……兵真は、リィンにばれないほうが良い?」
 中身がなくなった木のコップを盆に戻し、スルクは訊ねる。
「それって俺と雫とスルクの事だよな……まあ俺達の関係知って、良い顔するわけねぇだろうしな」
 ここ数日、スルクと雫は激しい兵真争奪戦を繰り広げている。だが、それでもまだここにいるナイツのメンバー、リィンを含め半分以上にはまだ知られていない。そして二人が争っている理由を正しく理解しているのは、さらにその半分である。
 雫もスルクも場所と状況を考慮している事、知っている者も他のナイツに話していないこと、そして男女関係でさらに目立つ某光の救世主とその女達が騒ぎを日常的に起こしていて、三角関係が今一目立たないでいるというのが、その理由だ。
「リィンに知られたくないのは、それだけ?」
 スルクは探るように兵真をじっと覗き込むが、面倒くさそうな表情からは変わらない。
「今朝もカーマインに関してもきついこと言っていたからな。ばれたら色々煩くなるだろ。スルクはどうなんだよ?」
「……ウチも、リィンに知られないほうが良い」
 もっとも、スルクがそう思う理由は兵真とは少々異なる。そして、恐らくだが雫も同意見だろう。
 二人の争いは若干雫が優勢であるものの、ほぼ均衡を保っている。兵真が男女関係で思ったより優柔不断であることと、人目を気にしてスルクも雫も思い切った行動を取っていないことが理由である。
 だが……もし、ここで三人目が争いに入ってきたらそれは必ず崩れる。それだけでなく、その三人目が二人を出し抜く可能性もあるだろう。
 二人以外に兵真に好意を持っている女性はあと幾人いて、リィンはその筆頭だ。もし彼女がこの三角関係に気が付きいたら……
「何をしでかすか、ウチも分からない」
「だよな。キレるととんでもないことをするだろうな」
 と、兵真とスルクは微妙に違う思惑で、しかし同じタイミングでため息を付いた。
161名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:38:15 ID:zVZi8x0B
( ・∀・)<エロいな
…な事をやってたのかやっぱりw
162名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 07:21:21 ID:cqdeMaM5
命懸けだなw
163ナイツな日々2-C:2007/04/19(木) 00:22:43 ID:mJt1nItI
 お昼前、私はカーマインを誘うため彼の部屋に向かって歩き……
「「…………」」
 ばったりと『邪魔者』と遭遇した。
「こんにちは、騎士さん」
 私はそれだけ言って、横切ろうと――
「こんにちは、モニカ。ところでどこに行くつもりだ?食堂は逆方向だぞ」
 そう言ってこの邪魔者は、私を行かせまいとするかのように腕を伸ばして通路をさえぎる。
「カーマインを誘いに行くの」
「ああ、それなら私がやっておこう、モニカは先に行って準備をしていてくれないか?」
 腕を掻い潜って進もうとするが、今度は身体で邪魔をされた。
「準備は騎士さんがしておいて。ご主人様の食事の準備をしておくのも貴女の仕事のうちでしょ?私は彼にちょっと用事もあるの……だから、どいて」
「そうはいかん。こういう時のお前の用事は、不要に長いからな」
 私が見上げ睨み付けると、邪魔者は……カーマインと同じ世界からやってきたインペリアルナイト、ジュリアンは負けじと私を冷たい目で見下ろし返してくる。
「別にそれほど時間を掛けるつもりはないわ。ほんの2時間ほどよ」
「長過ぎる!何をするつもりだのだ!?」
「ナニをって……ぽっ」
 朝から自分で慰める事無くずっと我慢してきたのだ。むしろ2時間など短すぎる。倍は欲しいくらいだ。回数で言うなら抜かずに5発……はこちらが持たないから、3発くらいで。
「とにかくどいて。それとも、将来のご主人様に逆らうつもりなの?」
「お前がカーマインの……マイ・ロードの伴侶になると決まっているわけではないだろう?」
 この女はどうやら『私はカーマインに相応しくない』とか思っている節がある。がしかし『それでも、もし私をカーマインが選んでくれるなら……』とか同時に思っているに違いと、私の女の感が囁いている。
「そうかしら。少なくともキッチンでレンガを作るような他国の騎士よりも相応しいとは思うわ」
「なっ!何故それを知っている!?」
 何故?それは当然、この女の同僚から聞いたからに決まっている。ちょっと頼めば(←脅せば)すぐに教えてくれた。どうやら最近お菓子の作り方をディアーナから教わっているみたいだが、まだレンガ域から出られていない。
 ちなみに私はそれほど得意というわけではないが、それでも普通に作れる。ディアーナやカーマインほどちゃんとしたものが作れるわけではないが。
「それにこの世界に来てカーマインに一番愛されているのは私。元の世界にいるカーマインの女達がここにいたとしても、それは絶対に変わらないわ」
 私が(控えめな)胸を逸らして言うと……
「……フッ。知らないから、そういうことが言えるのだ」
 ジュリアンは顔を青くして、そう私に言い返してきた。
「天変地異を起こせるほどの魔力を持つ超危険人物の義妹に、自分の体重の数十倍あるハンマーをぐるぐる振り回す女学生。千を越す犠牲者の血を吸った注射器を駆使する看護婦に、マイ・ロードをああいう天然垂らし男になるよう育ててきた義母……」
 彼女達の事はこの世界に来る以前、私の世界に来たときのカーマインから聞いたことがあったのだが……どうやらずいぶん認識の差があるようだ。
「昔はまだ良かった、愛する男が他の女も抱いていることに関しては私も含めいい気分ではなかったものの、しかしマイ・ロードはああいう性格で、しかも余命が後僅か。争ってギスギスするよりも、共に仲良く愛する彼といようと暗黙の了解ができていた」
 何か懐かしむような、悔やむような表情で窓から外を見るジュリアンを、私は……
「変わったのは延命ができ、ローランディアの新国王がマイ・ロードに見合い話を、それこそその為に一ヶ月通してパーティするほど用意してきた時、一気に……って、逃げた!?」
 当たり前だ。勝手に目を離すほうが悪いのだ。私はわき目も振らず、カーマインの部屋に走っていった。
164名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 01:20:52 ID:LWMJ48kH
ワラタw
165名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 22:32:46 ID:UkQUk0FE
カーマイン…
166名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 21:58:44 ID:TsZ735gY
その後のモニカの行動に期待
167悪役特集@:2007/04/21(土) 22:50:37 ID:fjYKdZWH
ガリーノ「何、私の僕になりたいだと?」
ニコル「その通りだ。私は天凱凰の力さえ手に入れば手段は選ばん。何なりと力を貸そう。」
ガリーノ「ふむ、異世界のエクソシストか…。何が出来る?」
ニコル「悪魔祓いに加え、剣術、白魔法などを。」
ガリーノ「いらん」
ニコル「なっ…!?」
ガリーノ「生身の人間の力など、死人兵士やオーグマンには到底及ばん。それにこの間もサムライを一人拾って人員過剰だ。」
ニコル「いや、しかし…」
ガリーノ「ならば、3回回って『カレェェェーーン!!』と言え。そうすれば、我が兵隊を貸してやっても構わん」
ニコル「貴様ァ!ふざけるな!!」
ガリーノ「ファンゴラム、殺れ。」
ファンゴラム「グロオォォォォ!」
ニコル「(くるくるくる)カレェェェーーン!!」
ファンゴラム「プッ」
オーグマン一同「バーカ」

ガリーノ「ようこそニコル、我等コルシオネ・ファミリーへ・・・プッ」
ニコル「(ウル…必ず貴様の天凱凰、貰い受けるぞ!!)」




SH時の数倍ヘタレなカスヲニコルに合掌。
ガラハッドソードも相変わらず邪魔だなw
168名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 23:28:59 ID:mUkaJf+b
ガリーノひでぇwwww
169名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 21:44:24 ID:ljlhTOd9
保守
170ナイツな日々3-A:2007/04/23(月) 14:25:31 ID:n0oLwWMi
「しっかし、変わったよな。お前」
「私がか?……そうだな。確かにそうだろうな」
 どこか感嘆したような兵真の台詞に、隣を歩いているヒロは二度深く頷く。リィンが盛ったカレーを食べ、部屋で少しくつろぎ、さて何をしようかと考えながら部屋から出た兵真はヒロを見つけ、今は共にロビーに向かって歩いている。
「少なくとも、そんな衣装を平然と着ている時点で変わったと思うぜ」
「いっ、いやこれは……その……これから、会いに行くからだ。それに、別に平然と着ているわけではない……このほうが、喜んでくれるかなと……」
 昼食事に見た普段着とは違い、今隣にいるヒロは赤いチャイナ服を着ていた。髪形もそれっぽく整えられている事から、恐らく小雪(スノー)あたりに手伝ってもらったのだろう。
 ちなみに穿いていないかと思ってしまうほどきわどいスリットから覗き込まれる艶やかな足に、一瞬目がいってしまったのは秘密だ。
「んっ、今から買い物にでも行くのか?」
「いや、ちょっと寝ようと――」
 言うと、兵真は足を止めあきれたようにため息をつく。
「……昨日やりまくったんじゃなかったのかよ?」
「なッ!?そっ、そういう意味の『寝る』ではない!ちょっといい天気だから、いつもの場所で昼寝をするだけだ!」
 顔を赤くして、火を吐かんばかりの勢いで言い返すヒロは兵真の頭を掴む。
「わっ、判ったから左手離せ!熱くて痛いだろ!」
「フンッ」
 腕を掴まれはずされる前に、ヒロは自ら兵真の頭から手を離した。
「アツツ……しかし、大変じゃねぇか。カーマインの周りにいる女達も、いい顔はしないだろ」
 ティピは今朝暴れていたし、他の女性も新たなライバルともいえる存在の出現を望んではいないだろうという事は、関係者でない兵真とて容易に想像できる。
「それはそうだろうな。だが、だからと言って遠慮をするつもりはない。仲良くできればいいとは思っているが……それはそうと」
 ヒロそう言って、進行方向を遮る様に前に立つ。
「ヒョウマ、男女関係についてお前は人のことを言える立場なのか?」
「なっ、なんのことだよ?」
 獲物を弄る肉食獣のような瞳で見据えてくるヒロに兵真は後ずさりする。
「いや、お前の本命は誰だろうと思ってな。モニカから聞いたぞ。雫とスルク、どっちなのだ?」
「うっ!?なっ、何の話なんだよ。関係ねぇだろ」
 滑稽なほどうろたえる兵真に、さらにヒロは迫る。
「ウルゼルも満更ではないだろうし、オーヴィアという線も棄てきれんな」
「か、勝手なこと言うんじゃねぇ」
 完全に面白がっているヒロは、さらに言葉を続ける。
「それでもないなら……リィンか?」
「だから!お前には関係ないだろ!俺のことは放っておけよ!」
 顔を真っ赤にしてヒロを睨み付ける兵真。
「ハハッ……そうだな、私には関係のないことだ。しかしヒョウマ、お前は私達の中心人物でまとめ役だ。身の回りの事はきちんとしておくがいい。それと……男女関係についてはカーマインの意見は当てにしないほうがいいから、相談しようとするな」
「誰がするかよ。俺は向こう行くから、さっさとカーマインのところ行けよ」
 笑いながらロビーに向かうヒロに、兵真はそう棄て台詞を吐いた。
171名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:43:48 ID:Hmows9EE
泥沼すぎるぜ兵真…
いっそ女全員に手ェ出し(ry
172名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 01:23:11 ID:iItuzS40
いかん!このままでは兵魔とカーマインにあらゆる世界の女を取られてしまう!
173名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 01:34:12 ID:+S+2y8iO
他の男衆も頑張れ、マジ頑張れ
174名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 08:45:51 ID:86XVU4RD
ウルゼルだけは…ウルゼルだけは…
175名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 18:26:13 ID:bL6J3f9U
ふむ、つまり兵真とカーマインに奪われた可能性(女性)をとりかえすゲームになるんだな?w
176名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 22:38:32 ID:q/0fMs8q
兵真はエンディア(♂)もキープしてそうだな
177ナイツな日々3-B:2007/04/25(水) 00:47:00 ID:dePSg26M
「しっかし、変わったよな。お前」
 昼下がり、今日の昼の片付け加えちょっとした日課を終えた私は、ロビーに向かって歩くヒロさんと兵真さんを見つけました。
 それにしても……スプーン越しに私と兵真さんの舌が触れるのは、いつしてもドキドキします。それと、もっとドキドキするのは、私がアレに使った箸を兵真さんが口に咥えた時かな?
「少なくとも、そんな衣装を平然と着ている時点で変わったと思うぜ」
 あっ兵真さん、今チラリとヒロさんの生足を見て……まあ、兵真さんも男の子ですから、つい見ちゃうこともありますよね。そうだ、明日は少し短めのソックスとスカートにしてみようかな?
「いっ、いやこれは……その……これから、会いに行くからだ。それに、別に平然と着ているわけではない……このほうが、喜んでくれるかなと……」
 へぇ……ヒロさんって、惚れたら尽くす女だったんですね。もっと淡白というかクールだと思っていました。それとも、心の奥に被虐的嗜好があったのでしょうか?
「……昨日やりまくったんじゃなかったのかよ?」
 兵真さんも呆れています。兵真さんはエッチな女の子は嫌いなんでしょうか?私も毎日したいとは思いませんけど……でも、兵真さんが求めてきたら、一年中やってもいいんですよ。
 もし、たとえば今夜いきなり兵真さんが部屋にやってきて、私を押し倒しても……でも、やっぱりちゃんと告白して欲しいし、するならやはり綺麗な夕日とか、満天の星空とか……とにかくムードが出る場所で……って、我侭でしょうか?
「ちょっといい天気だから、いつもの場所で昼寝をするだけだ!」
 それにしても、昔はあれほど気になったヒロさんと兵真さんの遣り取りも、ヒロさんがカーマインさんとくっついた今は安心して見れます。気に入らなかったんですよ……なんだかやんちゃな弟とそれを見守る姉のような二人の関係が。
「アツツ……しかし、大変じゃねぇか。カーマインの周りにいる女達も、いい顔はしないだろ」
「それはそうだろうな。だが、だからと言って遠慮をするつもりはない。仲良くできればいいとは思っているが」
 別に私からすればどうでもいいです。あっ、でもカーマインさんから離れた女達が兵真さんに寄ってくれば迷惑ですから、皆さん仲良くカーマインさんとくっついて置いてくださいね。
「……それはそうと。ヒョウマ、男女関係についてお前は人のことを言える立場なのか?」
「なっ、なんのことだよ?」
 ……何を言っているんですか、ヒロさん?兵真さんが好きなのは私だけ、私だけなのに。
「いや、お前の本命は誰だろうと思ってな。モニカから聞いたぞ。雫とスルク、どっちなのだ?」
 …………ヒロさん?どうしてそこで雫さんやスルクの名前が出てくるんですか?それより先に言うべき人物がいるんじゃないんですか?
「ウルゼルも満更ではないだろうし、オーヴィアという線も棄てきれんな」
 ………………だからヒロさん?そんな二人より先に言うべき名前があるんじゃないですか?ありますよね?ほら、言ってくださいよ?早く・早く・早ク・ハヤク、は……言いなさい!
「それでもないなら……リィンか?」
 そうです、それでいいんですよヒロさん。初めからそう言っておけば……あ、ヒロさん本命であり答えである私の名前は、最後に言うつもりだったかもしれません。初めに正解言っても、恥ずかしがり屋の兵真さんはすぐに否定しますしね。
「だから!お前には関係ないだろ!俺のことは放っておけよ!」
 ああでも、肯定してくれないのはちょっと残念です。照れずにちゃんと言って欲しかったな『ああ、俺が好きなのはリィンだ』って。ちょっと期待していたんですよ。
 暫くしてヒロさんが向こうに行って、兵真さん一人になりました。そうだ、今から兵真さんを買い物に誘いましょう。いつものように数人行くのではなく、私と兵真さんの二人っきり。
 買うものもいつものような必需品じゃなく、私のお洋服とかアクセサリなどを兵真さんに選んでもらって、下着も兵真さんの好みに合わせて買って、今日の仕込が無駄になっちゃいますけど、皆に内緒で二人だけでディナー、そして……そして夜に――
 悦びに軽く身を震わせた後、私は兵真さんに声を掛けます。
「兵――」
「ひょーまー!」
 ……私の声を遮る様に兵真さんに声を掛けたのは、シズクサンデシタ。
178名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 01:11:17 ID:0L+zZ8Ph
(((((;゚Д゚)))))
179名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 06:49:27 ID:relVNsrU
なんかもう…

一回抱いてあげてくださいw
180名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 23:45:29 ID:AtJ22Vry
>>179
ますます泥沼になるだけだと思うお…
181名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 01:08:45 ID:YAsqs+m6
いや、兵真がリィンに犯されればいいんだ!
182名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 01:12:21 ID:75lWbgF9
え?キレたリィンに兵真が掘られる?
183名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 08:45:37 ID:BCs0+W1r
リィンが兵真を掘ろうとしたそのとき、彼女の目に映ったのは・・・

ザードに掘られてる兵真でしたとさ。
184名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:22:32 ID:yU8/9T1g
そこでグラン・パピヨン登場
185名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:09:10 ID:/nLtk5UH
SH2ではヨアヒムは非処女に
186名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:56:43 ID:RFFQOKaW
エンディア受以外のホモは俺が認めないぜ!
187ナイツな日々3-C:2007/04/28(土) 00:49:01 ID:VUlgiXdV
 この異様な雰囲気を断ち切るべく……くろデレ投下!


 昼過ぎ、私はカーマインを探すため屋敷の周辺を歩いている。食事の時は一緒だったが、私は片付けの当番だったので行動が遅れた。
 ちなみにあの後、結局ヤる事は出来なかった。私の前に、隣の部屋にいるウルが誘ったのだ――いつか、絶対報いは与えてやるとして、つまり朝から私はずっとおあずけ状態だのだ。時間が経っても静まる事はなかったし、自分で慰めるつもりもない。
 程なくして、彼を見つける。中庭の一角、風通しと葉陰によって夜になるまで雨でも降らない限り、のんびり昼寝が出来る絶妙な場所にいた。
 目は閉じられ、仰向けに横になっているカーマイン。寝息も立てず、身動きもせず、ただ胸がかすかな呼吸によって上下に動く、何度も見たことがある寝ている状態の彼の姿。
「ぐがー、ぐー」
 そんなカーマインの鳩尾辺りにうつ伏せになって鼾をかいているのは、お目付け役であるティピ。あの羽虫にとって彼の上は自分の特等席らしく、一緒に寝る場合は大抵あのあたりを陣取っている。
 そして……
「すぅ……すぅ……」
 この静かな寝息は隣にいる女。カーマインの右腕を枕にし、抱きつくような形で眠りに落ちているのは、“爆炎の申し子”と呼ばれ私たちの主力メンバーの一人、つい昨日新たなライバルとなったヒロだ。ちなみにいつもと服が違う。
 昨日彼が病に倒れ、その特効薬を求め私たちが屋敷から離れた隙に……この女は、まんまと彼を『喰った(注:客観的に見ればヒロがカーマインに喰われました、美味しく)』のだ。
 あれは不覚だった。もし私が看病していればと今でも悔やんでいる。しかも昨日は危険日ど真ん中。彼に半日も抱かれ、中に注がれ続ける……考えただけで子宮がキュンと疼いてしまう。
 ともかく、ヒロからも正式にライバル宣言もされた以上、この女は間違いなく私の敵だ。ちなみにその時私はため息をつき、ジュリアンは天を仰ぎ、ディアーナはさわやかに握手を求め、羽虫は彼を蹴り続けていた。
「……邪魔者はどかさないとね」
 とりあえずカーマインを起こし違う場所で抱かれる、またはこのまま下半身を脱がし挿入するにしろ、この羽虫とヒロは邪魔だ。まずは羽虫を両手でゆっくりと持ち上げ、すぐ近くに降ろす。
 次にヒロの頭を持ち上げ、彼の腕をヒロの頭の下からどかす。持ち上げた頭はこれもゆっくり降ろし、彼にしがみ付くように絡まっている腕や足も解く。
 と、そうやっていると――
「んっ…………モニ、カ」
 少し刺激を与えてしまったのだろう。カーマインがゆっくりその目を開け、ぼんやりと私を見つめる。作戦通り、彼に頼む事にする。
「カーマイン。私を、抱いて」
 私はそう言ってしゃがみ、カーマインに手を差し伸べる。勿論、スカートの中を見せるようにしているのは忘れていない。
「……わかった」
 カーマインはそう言って私の手を取り……ぐいっと引っ張った。
「あっ……」
 抱かかえられる様に倒れる私。誰が来るかわからない、羽虫もヒロも近くにいるのに抱こうとするなんて……素敵。
「ティピに、ヒロも……」
 どうやら私だけでなく、羽虫もヒロも抱くつもりのようだ……独占できないのは残念だが、複数プレイというのはこれはこれで愉しい。カーマインは寝ているティピを抓んで胸元辺りに運び、右腕を伸ばして離れているヒロを引き寄せ、そして……
 再び、寝始めた。ぎゅっと私を、私の言った通り『抱いて』いる状態で。
「……………………え?」
 結局私は仕方なく、起きようとしないカーマインの左手を使って慰めることにした。二回ほど。
188名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 04:04:37 ID:0pCGdM4i
>>187
Gj!!
そろそろ不憫○| ̄|_
189名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 01:10:54 ID:vwGj6GQM
どいつもこいつも性欲を持て余し杉w
190名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:13:38 ID:/EHZZdRU
連休だし、俺も何か書くか…

エロ以外で
191ナイツな日々4-C:2007/05/02(水) 00:31:58 ID:hjaSOkbm
 是非是非書いて下さいな。最近『ずっと俺のターン(投下)』状態なので少し淋しい。


「やあ、モニカか」
 二時間ほど(寝ている)カーマインの温もりとにおいを堪能した後、私は桃色の髪の女騎士に遭遇した。
「こんにちは。いつもの服はどうしたの、ディアーナ?」
 彼女はディアーナ。勿論彼女も異世界から来たナイツであり、そして私と同じくカーマインの女だ。
「先ほどまで雫と兵真君、そしてライエル殿と鍛錬をしてきた。二刀流を本格的に習いたいと雫が言い出してね」
 彼女が着ているのはいつもの赤い軍服ではなく、青いトレーニングウェア。首にはタオルをかけて、つい先ほどまで激しく動いていたのか、今も頬に流れる汗を拭い取っている。
「そう……そういえば確かに二刀流の戦いじゃないわね、あれは」
 これは最近聞いたことなのだが、彼女は元の世界に好きな男がいたらしい。が、その思いは気づかれる事は無く、また知人以上の関係になることはなかったらしい。そして、いざ告白しようとした途端、その好きな男から他の女と恋人関係になったことを告白されたという。
 流石にそんな状態で言い出すわけもいかず、結果やったことは休暇をとっての傷心旅行。その最中に異世界に飛び、鬱憤を晴らすかのように西郷軍に単身ゲリラ戦を開始。多勢に無勢でピンチになった所にカーマインに助けられ、そこで一目惚れしたらしい。
「彼女が元々習得していた武術は一刀流らしいからな。それにしても少し疲れ……ほう」
 ディアーナは何かに気が付いたらしく、じっと私を見つめてくる。
「なに?」
 首を傾け私が問うと……
「モニカ、ちょっと失礼する」
 ぎゅっと、私を抱きしめてきた。
「……ああ、やっぱりカーマイン君の匂いがする。これだけで疲れがすっと消えそうな気がするくらいだ」
 うっとりとした声が私の上から聞こえてくる。胸の谷間に頭が挟まって、少し息苦しい。
「んっ、少し前まで、一緒に昼寝してたから」
 正直に答える。これがジュリアンあたりなら『あなたのご主人様に抱かれたの。二回もいっちゃった(注:嘘ではありません)』と挑発交じりに言ってやるのだが、彼女相手にはそういう意地の悪いことはしない。
 理由は簡単。ただ単に羽虫とジュリアンを敵に回した状態で、さらに彼女まで敵に回せば、いくらなんでもカーマイン争奪戦に勝ち目はない。ならば敵だろうが手を組んでおいたほうが得策と、ディアーナが彼の女になった時に思ったからだ。
 カーマインに言い寄る泥棒猫共全てを敵に回し、それでも彼を独占できる力と愛があれば、ディアーナに対しても『ばーさんは(略)』とでも言ってやるのだが……その場合は、首を絞められかねないが。
「酷いじゃないかモニカ。知っていれば、私もお菓子を用意して付き合ったのに」
 誘わなかった事を責めるというより、一緒にできなかったことを残念がるような口調で、私を慈しむかのように抱擁し続けるディアーナ。この感触は正直恥ずかしいとは思うが、嫌いではない。元の世界で母親や仲間の弥生がしてくれたのと、同じ暖かさがするから。
「ゴメンなさい。次はディアーナも誘うわ」
 まあ……争奪戦の都合を差し引いても、私はディアーナとは仲が良い。
「ああ、そうしてくれると嬉しい……もう暫く、こうしていいか?」
「ええ、ディアーナならいいわ」
 基本的に優しいし、私がカーマインにナニをしていようが口うるさく文句は言ってこないし、頼めば美味しいお菓子も用意してくれる……『他の所の私』はディアーナに対して色々していたりされてたりするが、それはここでは関係ない。
 結局、カーマインの温もりとにおいが無くなるまで、ずっと私はディアーナに抱きしめられることとなった。
192名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 08:36:29 ID:R0CTTj1X
なんというほのぼの
これがヤンデレリィンなら「あの女の匂いがする!」では済まない
193ココロノナイテンシ:2007/05/02(水) 12:44:50 ID:Vc/vXHv1
他の所のモニカ……
こちらのモニカとディアーナ、ごめんなさい。
漏れはダークサイド側の住人なんです。
あ…そろそろヒロ達の出産シーン…ダメだ、やつぱダークだ。
194名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:36:03 ID:1QH2BVse
>>193
どんとこい。
このスレは性癖もカオスウォーズだ!
195名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 19:50:37 ID:L4Q/vey+
テラカオスwwwウォーズ
ダークサイドは抜ける
196名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 22:09:52 ID:/EHZZdRU
純愛・ダーク・ふたなり・ショタ・ネタ何でも歓迎
片っ端から頂きますぜ
197ココロノナイテンシ:2007/05/03(木) 22:41:05 ID:babcTE72
異形出産
ダーク



「はぁ…はぁ…んっぐうう…はっ…」
あれからリィンが果てる事はなかった。
秘所はもちろんヒロの口、胸、手、尻…ありとあらゆるところを犯し尽くしたリィン。
ウルゼルも気が狂うまでオーヴィアを犯し続け、ようやく果てた。
雫はかすれた声を上げながら時折、大きく動く腹にうめき声を上げていた。


『THE END OF ENDEA AFTER』 

「ふふふ、皆さんちゃんと妊娠してくれましたね。」
ヒロ、雫、オーヴィアの下腹部は既に限界まで膨らみ、秘所からは絶え間なく愛液が垂れ落ちている。
「うぐ…あ…ああ…ああ、あああっ!」
雫の腹が今までで一番大きく動いた。
「あら、一番は雫さんですか…ま、無理もないですね。魔物の卵を子宮いっぱいに詰め込んでるんだから
さ、さ、はやく鶏みたいに産んで下さい。産み終わったらまたそのコが犯してくれますから」
「や…ひぃや…も、もう…や…ひゃめて…」
股間に張り付いているヒトデ型の魔物が栓の代わりをしていた生殖器をずるりと抜いた。
「あうう…い、今…ぬ、抜いたりゃああっ!」
雫が卵が産まれないようにと、必死で膣口に力を入れる。
「やっ…!ま、魔物のた…卵なんて産みた……くな―――あああっんんんんっ!?」
「うるさいですよ、とっととひり出して下さいよ、このクソが。」
リィンが雫の下腹部に両手あて、押し潰さんばかりの勢いで圧迫した。
「やああっ!で、出る産まれちゃ…いやああああっ!!」
ついに限界を迎えたのか、雫が大きく仰け反った。
ひくひくと膣が震え、やがてダムが決壊したように、ぶりゅううと卵が膣口を広げながら産み落とされた。
「あひっあはああああっ!出る出るうういやあああああっ!!」
「おめでとうございます。雫さんが一番早いママですよ。」
「は、はは…ひょーま…ひょーまのた、たまひょ…¥とし、しじゅくの…あははは」
雫がひとしきり叫ぶ終わった後、ついに理性が飛んだのか
卵を排出しながら呂律の回らない口で『兵真』を呼び続ける。
「おーおびひゃ…おーびひゃのケツ穴…きもちいひ…おりぇ…おりぇええ…」
「んぐうう…やめ…もううううう…」
パンパンパンとオーヴィアの尻に肉棒をたたき込んでいるウルゼルが焦点の定まらない眼で
オーヴィアの尻を犯し続けている。ズンズンと菊門にたたき込まれる肉棒が膣口を収縮させ、出産がよりいっそう
困難になるがウルゼルにはそんな事は関係ない。射精するために犯す。リィンの魔法の枷の効果はまだ続いているのだ。
「あんううう…おりぇ…おれぇじゅ、じゅっかい…めええ、でルデるデルゥゥおーおう゛ぃあの尻穴にどぴゅどぴゅって
あ、あ、あ、ああああああっ!」
ぶりゅうううううううう。
198ココロノナイテンシ:2007/05/03(木) 22:41:44 ID:babcTE72
「うぐ、んぐうううや、やだ…やああああっ!産みたくない産みたくない出ないで出てこないでええええ!」
オーヴィアが頭を振り泣き叫ぶが、圧迫された膣口から触手なようなモノがびちびちとはみ出て、しきりに暴れまわる。
「ほら、お前もとっととひり出せ、腐れ魔女」
リィンの容赦ない蹴りがオーヴィアの腹部を襲った。
「ぐぅ…げ、げほ…が、が…んんんっんんあああああああっ!」
びちびちびちびちぶりゅううううううっ
オーヴィアの四つん這いの姿勢からウルゼルの剣突の合間をぬって、触手を持ったタコのような魔物が産み落とされた。
「み、見ないで見ないでえええいやあああああっ!」
オーヴィアの叫びに連動するようにヒロの下腹部も大きく動いた。
インナーは所々引き裂かれ、体中からリィンの精子の匂いを漂わせている。
白い肌にはドロドロの精子が付着し、髪はかぴかぴに乾き、酷く痛んでいる。
動かなくても膣口と尻からは精子と愛液が混ざり合ったモノが垂れ流されている状態であった。
瞳に色はなく、精子がこびりついた口はコヒューコヒューと荒い息をついているだけだ。
「さ、ヒロさんからはどんなのが産まれてくるか楽しみですね」
「いや…んぐううっわ、私…んうおおおお!」
「そうですよ、私と兵真さんとヒロさんのコです」
ヒロの秘所から精子と愛液が混じり合ったモノに続けて羊水がどろりと流れ出た。
「んぶっううっんん…いや、いやああ…で、出てくるな、出てくるなあああ!出てこないでっ!」
ぬめった身体をした軟体動物がヒロの中からゆっくりと出てくる。
「あはははっ、魔界のお姫様の初の赤ちゃんはナメクジですか?あははははっ!」
「うぐううううっはあああああっ!う、産まれる、産まれちゃうぅぅっ!」
ぶりゅぶりゅうううううう
ヒロの秘所からスクリーパーの幼体が這い出てきた。
「これでまた犯してあげますね…何度でも、何度でも…ヒロが死ぬまでセックスし続けて上げる。ねぇ、兵真さん」
リィンは肉棒に手を当てて扱き始めた。
そして放心状態の三人をオカズに三回ほどイッた後、再びヒロを犯し始めた。
FIN
199名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 09:39:20 ID:g1sBaPj4
正直勃った
200名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 18:51:44 ID:I9/9Irh7
やはりダークな話は抜ける
201ナイツな日々4-A:2007/05/06(日) 00:16:59 ID:qj5b/OI/
「ふぅ……そろそろ、終わりにしねーか?」
 兵真は振り下ろしていた木剣を肩に担ぎ、空いている左手を雫にだす。
「うーん、やっぱり無理なのかなぁ」
 しりもちをついて倒れている雫は、その手を取って立ち上がる。
「きゅーきょくおーぎでやる時はちゃんと、ハリセン二つとも使えるんだけど……」
「というか、あれ撃つ時以外、どちらかのハリセンしか使ってねぇだろ。お前の闘い方、基本的に剣道をベースにしているし」
「けんどーでも、段位の型には二刀使うの……ところでひょーま、この服装どうかな?」
 兵真の服装はいつもと同じ学生服だが、雫は廊下で誘った時とは違い上は体操服、下はブルマーを装備している。
「何でブルマーなんだ?確か学校、女子はハーフパンツだっただろ」
 ちなみに少し前まで二刀流の講師役としてシルヴァネールとライエルがいたが、一足先に帰って今はいない。まあ、どちらも空気を読んで早々と立ち去ったとも言うが。
「だってひょーま、ぶるまぁのほうがエロスじゃん」
 雫はニッコリとそう言うと、むにゅっと兵真に抱きついた。
「……おい、ちょっと待て」
「どーしたの、ひょーま?」
 服越しなのに、やけにはっきりと感じた胸の感触を受け兵真は離れようとするが、雫はさらにくっつき、押し付けるように胸を兵真に当てる。
「ブラ、何でつけてねーんだよ?」
「えへへ〜、きもちいーい?あっ、それとね……」
 雫は右手で兵真の左手首をつかみ、
「つけていないのはー……ブラだけじゃ、ないの」
 そっと、兵真の指を穿いているブルマーの股部分に触れさせる。
「おっ、おおいっっ!?」
「んっ……どんなカンジ、する?」
 真っ赤な顔になる二人。雫は布一枚ごしに伝わる感触に震え、兵真は指に伝わる肉感に胸をドキリとさせる。
「……俺だけならいーけどよ、今回はライエルやシルヴァネールもいたんだぞ」
「だいじょーぶ。シルヴァさんは私たちのこと知っているし、ライっちはホモで童貞だから異性にきょーみ無いってモニカっちが言ってたし」
 それを聞いた兵真はため息をつき担いでいた木剣を放り投げ、雫の肩を掴んで引き寄せた後、そっと唇を奪った。
「んっ……あっ、ひょーま、もうすぐ買い物行くんだけど……遅れちゃっても、いいかな?」
「あ〜、昼飯の時言っていたあれか。スルクもリィンもいるからあまり遅れたくはねぇ……って、なんで抓るんだよ?」
 背中を抓られて顔をしかめながらも、兵真の右手は雫の体操服を捲り上げ、左手はブルマーの中に入れている。時間が無いとか言いながらも、やる気は満々のようだ。
「ぶー。じゃあ……ちょっとだけ、しよ?」
 ……雫は兵真を中心とした男女関係に対して、危機感自体はさほど感じてはいない。
 自分と恋人関係になっているにもかかわらずスルクを抱いた事、そしてまだリィンを初めとする複数の女性が兵真を狙っている事に関しては、さすがに多少の苛立ちはあるが。
 自分だけを愛して欲しいのが本音だが、とはいえ抱いたスルクを兵真がスパッと関係を切り捨てるとは思えないし、そんな事をされても嬉しいとは思わない。
 皆仲良くできるなら、多少優柔不断でもいいとも雫は思っているくらいだ……まあ兵真にこれ以上他の女達と関係を持つのは激しく遠慮して欲しいので口には出さないが。
 兎にも角にも、帰ったときは両親に話して即婚約まではしておくのは決定だ。結婚は年齢的な問題もあるし、互いに高校は出ておくべきだろう。もしそれまでに子を宿したら産みたいとは思うし、その場合自分は高校もしくは中学を中退してしまっても構わないとも思う。
「それでね、晩は……たっぷり、しよーね♪」
 まあつまり、帰ろうが帰らないだろうが、珠樹雫という少女は日下兵真と一緒にいられることを何よりも望んで、それが満たされていれば多角関係だろうが、まあいいかとのんびりと考えているのだった。
202名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 10:09:24 ID:aCZhdrNn
>>197-198
テラヤバスな後日談乙
おっきした

>>201
ライエルの扱いに泣けたw
203名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 13:49:18 ID:hW3yCAT3
もはやホモで童貞が定着してしまってるライエルに合掌
204名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 20:11:28 ID:yLMv0SKu
いつもながらGJ!
205名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 10:06:02 ID:W2xrjvR+
ほっしゅ
206ナイツな日々4-B:2007/05/10(木) 00:46:26 ID:lg27fm6e
 西瓜に塩をかけると甘さが引き立つように、今回はヤンデレの前にあえてほのぼのと甘々を入れる構成にしてみた。

「はぁ……」
 結局、雫さんは兵真さんを連れて風のような速さで去り、その後探しはしたのですが見つけることはできませんでした。仕方なく私はロビーでゲート端末を操作し、日課である情報集めをしています。
「兵真……さん」
 私は彼が好きです。好きなんです。
 思えばルインが放った魔物によって危うく殺されかけた私の目の前に、まるで導かれたかのように現れたあの時から、彼を好きになったのかもしれません。
 でも、私はこんなに兵真さんのことが好きなのに、彼は私に好きって言ってくれません。素直じゃないですし、意地悪です。そういう所も兵真さんの魅力の一つでありますけど、恋人といってもいい関係である私にくらいは、優しくしてくてもいいじゃないですか。
「兵真さん……」
「あぁ、呼んだか?」
 何気なく呟いてた言葉に反応があり、私は慌てて振り向きます。
「あっ、ひ、ひょ、兵真さん!?」
「お前が先に俺を呼んだのに、何で驚いているんだ?おかしな奴だな」
 適当にしか整えていない髪に額の十字傷、目つきが悪くて何処と無くだらけた表情で私を見ているのは、紛れも無く兵真さんでした。
「ちょっと待たせたか?」
「えっと……って、約束より30分も遅れているじゃないですか」
 今日は買い物に私とスルク、それに兵真さんと雫さんとの4人で行く事になっていたのですが、さっきまで誰も来ないから時間を把握していませんでした。
「雫は着替えとかあるからあと20分ほど遅れるからな。スルクは……どうせ部屋か」
「スルクは用事があったからいいですけど、どうして兵真さんと雫さんが二人して遅れるんですか?ちゃんと事前に言ってたじゃ……」
 私は兵真さんに詰め寄ろうとして――その匂いに、足を止めます。
「んっ、どうしたんだリィン?」
「えっと、ちょっと臭いが、兵真さんから……雫さんも遅れてくる事ですから、シャワーでも浴びて落としてきたらどうです?」
 ヤケニタダヨッテクル、シズクサンノニオイ。ドウシテヒョウマサンカラ、シズクサンノニオイガスルンデスカ?
「ああ。ちょっとさっきまで雫や二刀流使える奴らと体を動かしていたからな、少し汗臭いか?」
「……そうだったんですか」
 今、一瞬嫌な事を想像してしまいました。兵真さんと雫さんが付き合っていて、さっきまで抱き合っているという……あり得ませんよね。兵真さんと雫さんはただの、ただの……平凡な、幼馴染でしかないのですから。
 幼馴染だからこそ、あんなお莫迦な雫さんを兵真さんは仕方なく相手にしているだけであって、それ以上では決して無いのですよね。今回も、雫さんが変にごねたから、こんなに時間が掛かってしまったのですよね?
 それに、その首についている赤い腫れも蚊などに刺されたとかの痕で、唇がしっとりしているのも水分補給をしたからで、肩に長い翠色の髪が付いているのも……たまたま付いただけなんですよね?
 まったく、雫さんにも困ったものです。とっとと猿のルルブさんあたりとくっついて、兵真さんに迷惑かけることは止めてくださいよ。兵真さんは……ワタシダケノモノナノデスカラ。
「じゃ、少しシャワー浴びてくる」
「はい、ちゃんと綺麗にしてくださいね。あと風邪引かないように、ちゃんと髪も乾かしてくださいよ」
「子供じゃねぇんだから、いちいち言うなよ」
 兵真さんが立ち去ったあと、私は再びゲート端末に目を向け……ある一つの依頼を見つけました。
「あれ?この依頼って、ついさっきは出てなかったはず……」
 場所はゴルゴア島、内容は西郷軍の残党が施設を占領したから、それを退治して欲しいというもの。そして報酬は武具やスキルなどの物でもディアでもなく……
207名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 08:32:25 ID:mdUbfwHf
あの女の匂いがする!ktkr
208名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 16:29:50 ID:GI/qggge
ここまできて気付かないリィンもリィンで…





サーセンw
209名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:50:59 ID:xEYnm2AM
リィンの壊れっぷりがいい!
GJ!!
210名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 17:05:52 ID:ShWCKGvl
ダークな話完結しちゃったな。
ナイツな日々にwktk
211ナイツな日々5-A:2007/05/14(月) 00:47:15 ID:vdUs37u/
「温泉、入れるみたいですよ兵真さん」
「温泉か……」
 西郷軍の残党を倒して2時間後、晩餐を食べたあとのんびりくつろいでいる兵真に、リィンが声を掛ける。
「そういや、温泉はガキの頃に入って以来だな」
「ぷーの家族と一緒に行ったんだよね。わたしもその一回」
「私はスルクの里外れにある雪山の温泉なら、何度か入ったことがありますよ」
「シャルルゥとゴルゴアじゃ、同じ温泉でも成分が違う」
「一度も無いわ。生きている山そのものが殆どなかったし」
「俺の世界では温泉街が一つだけあったな」
 メンバーは元々買い物に出る予定だった兵真にリィンに雫にスルク。そしてそれに加えカーマインとモニカ。買い物から依頼に予定を変えた時点で近くにいるモニカをリィンが誘い、そのモニカがカーマインを連れて来たのだ。
「20人以上入れるほど大きなのが2つほど、3人ほど入れる小さいのが複数あるみたいです。今日は全部私達の貸切なんですよ」
 夕朝の食事と一泊、加えて温泉。それが今回の依頼の報酬である。実際は一週間ほど持て成すと、依頼主であるこの温泉の主人は言ったのだが、流石にそこまでのんびりする訳にも行かないので遠慮した。
「……じゃ、わたしは早速小さいのに入りに行こっと」
「そ、そうか」
 のほほんと言いながらも意味ありげな雫の視線から目を逸らす兵真。
「……ウチも、小さいの入ってのんびりする」
「あっ、ああ……り、リィンはどうするんだ?」
 逸らした先にいたスルクも含みがある視線でじっと見てきたので、さらに逸らして兵真はリィンに訊ねる。
「私ですか?そうですね……折角大きいのがあるなら、そこに入ってみたいです」
「じゃあ、俺も大きいやつに入るか。確か二つあるんだったよな。カーマインはどうするんだ?」
「そうだな、男同士のんびり入るのも……いや、俺も小さいのに入るよ」
「……私も」
 気が変わったのかそれとも何か殺気を感じたのか、カーマインはそう言って早々と部屋から出て、モニカもその後を追った。

「はぁ〜……やっぱり、このままじゃ駄目だよな」
 身体を洗って温泉につかった兵真はぼんやりと思う。
「いや、欲望に負けた俺が悪いんだろうけどよ……まったく、俺はゲームやアニメとかの主人公かよ(注:日下兵真が主人公のCHAOS WARSはアイデアファクトリーより好評発売中)」
 ここ数日間、雫とスルクの相手をして(性的含む)心身ともに疲れきっている兵真にとって温泉はとても心地よく、また悩み続けているので気が付いていないが、すでに入って50分と少々長く浸かりすぎている。
「今更スルクを突き放すことはできねぇし、雫は帰ってからのこともあるし……修羅場というか多角関係に慣れているカーマインにでも相談するべきか?三角関係ならウルもそうだけど……ありゃ気が付いていないよな。あとグレイヴやゼロスも色々知ってそうだよな」
 そう兵真は考え、やっぱり温泉に一緒に来ているカーマインにでも相談しようと温泉から出て、腰にタオルを巻き更衣場に向かおうとした所――
「兵真……さん」
 湯気の向こうから、リィンの声が響いた。
212名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:05:15 ID:SQBfn7x6
遂に、遂になのかいジョニー!?
213名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:35:27 ID:muxpDn1p
落ち着けビル。
今俺達がやるべき事はただ一つ。
すぐにアナ姫にカメラを借りに行くんだ!
214名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 18:39:30 ID:8TW7oE7R
3人目なるか…!?
215名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 09:27:04 ID:DcqP7uXc
ド、ドキドキ・・・
216名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 20:18:32 ID:ktBjL022
ドキッ!淫女だらけの異世界生活








ウラヤマシス
217ナイツな日々5−C1:2007/05/18(金) 17:46:38 ID:jLdALYYI
聞いて、私はカーマインが好き。
聞いて、私はカーマインが好き。
聞いて、私はカーマインが大好きなの。

生肩が好き。
瞳が好き。
髪が好き。
手が好き。
生肩が好き。
心が好き。
声が好き。
姿が好き。
足が好き。
生肩が好き。

部屋で、ボートで、
ロビーで、ベッドで、
オフロで、街中で、
暗闇で、野外で、
花畑で、人前で、

この世界で行われるありとあらゆるカーマインとの恋愛行動が大好きなの。

キスをされるのが好き。
互いに舌で弄り合い唾液を流し合うのは心がおどるの。

体中を愛撫されるが好き。
感じるところを絶妙なタイミングで抓られた時は胸がすくむような気持ちだったわ。

遠慮がなくなって欲望のまま蹂躙してくるのが好き。
獣状態のカーマインが既に腰が動かない私を何度も何度も抜かずに突いてくる様など感動すら覚えるわ。

後戯の優しさなどはもうたまらない。
絶頂の余韻に震えている時に優しく抱き締めてくれるのも最高ね。

周りに人がいるのにカーマインが「愛してるよ」と言った時など絶頂すら覚えるわ。

カーマインが楽しそうに話しているのを見るのが好き。
カーマインが泥棒猫と話している様は、とてもとても悲しいものよ。

カーマインがエッチしているところを見ているのが好き。
私に出される筈の精液が泥棒猫の膣に出されることは屈辱の極みね。
218ナイツな日々5−C2:2007/05/18(金) 17:47:38 ID:jLdALYYI
聞いて。私は愛欲を天国の様な愛欲を望んでいるの。
聞いて。私の心にいる天使さんと悪魔さん。
貴方達は一体何を望んでいるの?

更なるラヴラヴを望むの?
情け容赦のない業火の様なエロエロを望むの?
体力精力の限りを尽くす嵐の様なラヴとエロを望むの?

『ラブエロ! ラブエロ! ラブエロ!』

いいわ。ならばラブエロよ。

私は渾身の力をこめて今まさに放たれんとする短剣よ。
でも抱かれずに3日もの間堪え続けてきた私に、ただのラブエロではもはや足りない!

超ラヴエロを!!一心不乱の超ラヴエロを!!

私とカーマインは出会ってわずか100日程度、4ヵ月にも満たない関係にしか過ぎないわ。
でも私達の深く濃厚な一日は通常の一年に匹敵すると私は信じているの。
ならば私達の交わりは1世紀にもなる大恋愛となるわ。

私を抱きたいというカーマインの欲望を叩き起こそう。
他の女より私の体と心のほうがいいことを思い出させるわ。
私のエッチな汁の味を思い出されてあげる。
私の体が奏でる淫靡な音を思い出させてあげる。

私たちの間には全ての摂理ですら思いもよらない事があることを思い出させてあげる。
私の性的な心技体で
カーマインを萌やし尽くしてあげるの。

「モニカ・フォルスマイヤーより全細胞へ」
目標、カーマインが入っている個室温泉!!

第二次ラブエロ大作戦、状況を開始せよ。
征くわよ、私。
219名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 19:20:00 ID:VIPMV5Wk
多彩だな。逆レイプktkr
220名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 20:56:05 ID:CbDWJZBQ
Dのゲキジョー見てて妄想ストーカー女の話が出たとき、瞬時にこのスレを思い出したよ

ヤンデレリィンそのものだった
221名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 22:31:01 ID:nD+WjmOi
このスレのヤンデレリィンはマジ至高
222ナイツな日々5-B:2007/05/21(月) 00:24:22 ID:5LpUNH8p
 ここにいるのは、私と兵真さんの二人だけ。
「兵真……さん」
 腰にタオルを巻いただけの兵真さんが湯気の向こうに見えます。
「あ?何でリィンがここにいるんだ?」
 何でって……私、兵真さんのために勇気出してきたんですよ?本当は兵真さんから告白して欲しいのに、いつまでたってもしてくれないから。いくら相思相愛でも、そういうことはちゃんと口や態度に出して欲しいんです。
 それに、最近雫さんやスルクも兵真さんに色々ちょっかいをかけてきています。私だけが好きな兵真さんが浮気などするとは思いませんけど……でも、男性は兵真さんの年頃は性欲が強いって言います。
 女の子もそういうことに興味がある年だから、あの二人も男の人とエッチな事をやってみたいと思っているかもしれません。誰でもいいとまでいかなくても、少しでも好意がある人なら身体を許してもいいと考えるかも。
 性に興味がある兵真さんと雫さん達。ちょっとしたことで互いの考えに気づき、遊びでもいいからと性的交渉を……
 そんなの駄目です!駄目なんです!私、兵真さんを他の女に寝取られるなんて嫌です!私は兵真さんだけのモノで、兵真さんは私だけのモノなんですから!
 だから、その為にこの依頼を急に受ける事にして、裸同士で二人っきりになる機会を狙っていたんです。雫さんとスルクはもう温泉から上がったという事は確認しましたし、モニカさんはカーマインさんのところに居ると決まっています。邪魔など、入りません。
「えっ、えっとですね。せ、折角ですから背中でも流してあげます」
「いや何がせっかくなんだよ。背中流すんならタオル一枚で来る必要ねぇだろ。それに俺はもう上がるし」
 照れているのか、兵真さんは私を直視しようとしません。ちゃんと見てもいいんですよ。その為に、ムラムラしてもらう為に、我慢できなくなってもらう為に、こうして兵真さんを誘っているんですから。
 もう我慢できないんです。早く好きって言って欲しいんです。早くキスをして欲しいんです。早く抱いて欲しいんです。なのに兵真さんはまったくしようとしてくれなくて、だからしてくれるよう、こうやって誘惑しているんですから。
 抱かれたい。兵真さんに抱かれたい。兵真さんに触られたい。兵真さんに見られたい。兵真さんに貫かれたい。兵真さんに……愛されたい。
「ちょ、おっ、おいリィン!?」
「あ……」
 いつの間にか、私と兵真さんは抱き合うように倒れていました。私が押し倒したのか、兵真さんが押し倒したのかよく分かりませんけど……いいですよね?もう、我慢などできない。我慢なんてしたくない。
「兵真さん……」
 ゆっくりと、顔を近づけます。あと10センチ。
「り、リィン?お前、ちょっとま――」
「兵……真……さん」
 あと5センチ。
「私……」
 目を閉じ、唇を少し突き出すような形にします。あと3センチほど。
「私、兵真さんのこと……」
 そして――
223名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:51:52 ID:+OU9Bx7m
いつもご苦労様です。凄く続きが気になるなぁ

てか、リィン怖っ!!
もうここまで来ると真実を知った時どうなるか、想像したくも無いなw
224名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 06:31:21 ID:Q9jJfPLI
もはや兵真に未来はない
225名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 09:58:49 ID:BoR3emaj
兵真死亡確認!
226名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 16:28:18 ID:BTuDyuhH
そして黒リィンへ…
227ココロノナイテンシ:2007/05/21(月) 17:08:56 ID:cTTQ/IxE
黒リィン「はい、誰か私を呼びましたか?」
228名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 18:33:10 ID:Q9jJfPLI
兵真「オレのそばに近寄るなああ――――――ッ」
229名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 14:46:01 ID:Lj3P7LNQ
ホラー物になってるwwwww
230名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 23:23:01 ID:26fUnAT8
なんつっても、捕まるともがれるからなw
231ナイツな日々6-B:2007/05/25(金) 01:26:48 ID:8NvL8qhw
……
…………
………………
「――――えっ?」
 私は、天井を見上げていました。
「えっ、あ……あれ?どうして?」
 私、ついさっきまで温泉に兵真さんと一緒にいませんでした?それで兵真さんを押し倒して、唇を重ねようと……
「ああ、起きたか?」
「ひょ、兵真さん?なっ、ああっ、その――」
 身を起こし声がした方向を見ると、腰にタオルを巻いている姿ではなく、浴衣を着ている兵真さんがすぐ近くの椅子に腰掛けていました。と、ここで気が付きましたが、私は布団の中に入っていて、身体も裸ではなく浴衣をつけています。
「とりあえず深呼吸でもして落ち着けよ。先に言っておくけど、お前をここに運んだのも、着替えさせたのも雫とスルクだからな」
「は、はい……」
 兵真さんに言われたようにゆっくりと深く呼吸をし、間を空けます。
「で、覚えているか?俺が入っていた温泉に来たと思えば、急によろめいて倒れたんだけどよ」
「はい?私が倒れ――痛っ!」
 思い出そうとした瞬間、頭に鈍い痛みを感じます。
「頭に……こぶ?」
 頭だけでなく、お腹辺りにも痛みを感じます。まるで何か硬いものが横腹にぶつかったような……どうしてなのでしょう?
「あっ!?たっ、倒れた時にぶつけたんじゃねぇのか?ゴンって音出てたからな。キュア使ってやるよ」
 慌てた様子で兵真さんが近くに置いてある小さな杖を手に取り、キュアを使います。兵真さんは精神も杖の熟練も大してありませんからそれほど回復しませんけど、元がそれほどのダメージでもないので、すぐに痛みは消えました。
「そういや、酒飲んだよな。入るところ間違って俺のところに来たのも、よろめいて倒れたのも酔っ払ってたからじゃねえのか?」
「えっと……そうかも、しれません」
 頭がまだ痛むのでよく思い出せません。本当に酔っていたのでしょうか?酒を飲んだとはいえ、食前酒としてほんのちょっと出されていたのを頂いただけですし。それに、それまでの思いは酒に酔ったからではなく、ちゃんと……
「疲れも溜まってるんだろ、きっと。とりあえず、今日はこのまま寝ておけよ。ふぁ……明日には帰るんだからよ」
 そう兵真さんはあくび混じりに言って、部屋から出ようとします。
「は、はい。兵真さんもお疲れですか?」
「うっ……あ、そっ、そりゃあ、誰かが倒れたから気疲れしたんだよ」
 兵真さんは口ごもった後、誤魔化すように性の悪い言葉が出ます。普段なら私も『むー。悪かったですね』と言い返すんですけど……今回は私が悪いです。
「もう、兵真さんったら。それじゃあ、おやすみなさい。スルクや雫さんには、明日お礼を言っておきます……ふぅ」
 兵真さんが立ち去った後、私はため息をつきます。
「嬉し、かったな」
 作戦そのものは失敗しましたけど、兵真さんの優しさがとても伝わってきました。私のせいで疲れているのに診てくれて、慣れない杖まで使って痛みをとってくれました。ぶっきらぼうな言葉の中にも暖かさを感じましたし。
 こんな兵真さんだから、私は好きなんです。兵真さんが好きだから、どんなにきつくても私は頑張れるんです。
「兵真さん……大好きです」
 私は小さく、でも心を込めてそう呟いたあと、眠りに就きました。

 ヤンデレリィン、とりあえず今回で終了。しかし、ここまで反響が出るとは……しばらくすればまた書いてみます。
232名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 06:19:46 ID:u8f89YXG
兵真の慌てよう…きっと裏があるッ!!

いや、気のせいだろうけどGJ!
233名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 08:12:14 ID:TpkVhhPI
そりゃあバスタオル一枚だけの女の子が頭打つ勢いで倒れればな、はだけてもう勘弁ならん状態だった可能性が高い!
234名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 20:11:05 ID:6opDxjuF
俺なら触ってるだろうなw
235名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 00:39:34 ID:SRCmitnl
・・・二人に殴られたな・・・?そ う な ん だ な ! ?

それはさて置いてGJ!!
236名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:04:04 ID:T3hbay8x
俺もスレ活性のために何か書きたいな…

つくづく文才のなさを恨むぜ
237名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:01:44 ID:O7UyQcVt
ならばスレのさらなる活性化のため、非エロだがキャラの日常みたいなのにチャレンジしたい。

ついでに「普段絡まなさそうなキャラを絡ませてみる企画」を勝手に立ち上げてみる。
誰か一緒に や ら な い か ?
238ナイツな日々6-A:2007/05/29(火) 00:21:37 ID:opX45zwP
 飛んだ。
「…………え?」
 唇が触れようとした刹那、突如リィンの体が真横に飛んだ。『リィンくん、ふっとばされたァ〜〜!!』と昔やったサッカーゲームの台詞が脳裏に浮かんだほど、見事に。
「あぶな〜い」
 吹き飛んだ反対の方向から聞こえる声。と、同時に錐揉み回転しながら飛んでいったリィンがドボンと温泉に沈んでいった。
「……って、さっきの声は雫か?」
 あまりの急展開に硬直していたが、少しして正気付いた兵真は先ほどの声がした方を見ると……そこにはハリセンを持った雫とゴム鉄砲を持ったスルクがいた。
 浴衣姿の二人は互いに一仕事やり遂げたように額の汗を腕で拭うポーズをし、そして爽やかに
「ふう、あぶなかったね、ひょーま♪」
「危なかった」
「お前らがやったことの方が危ねぇよ!?」

「……だって、ひょーまが悪いんだよ」
「浮気者」
 ぶくぶくと沈んでいたリィンを救出、着替えさせ部屋に寝かせた雫とスルクは浴衣姿に着替えた兵真に詰め寄る。
「だからってハリセンを頭部に向かって投げたり、ゴム鉄砲で撃つことはねぇだろ」
 しかも当たって吹き飛んでから声が聞こえたという事は……当てる気満々だったのだろう。兵真としてはリィンは気を失っていたのがあの声よりも前であることを祈るのみである。
「大丈夫、ウチのは破魔のゴム鉄砲で雫のは聖なるハリセン。悪い人間にしか通じない……名前的には」
「それに、手加減したもん」
「そういう問題じゃねぇっての。まあ、助かったけどよ」
 リィンが何を考え迫ってきたのかはわからないが、あのままではやばい事にはなってたのは兵真にも想像が付く。
「ところでひょーま。その……」
「兵真、ウチ……」
 身体をもじもじと震わせ、潤んだ目で見つめてくる少女二人。
「うぐっ」
 温泉に行くということで二人が夜に何を期待していたのかは兵真にもわかるし、どちらかとすることになるとは思っていた……が、二人を前に選択を迫られるとは迂闊にも考えていなかった。
「「どっち?」」
(いや、その……回数は雫が多いんだよな、でも順番的にはスルクで、時間とか内容とか考えると……何で決めるべきだ?いった回数とかいかせた回数とか?あー、でもそれで納得するか?)
 雄としてはともかく人としてはどうかと思う事を真剣に考える兵真。これでは鋸で首を斬られたり包丁で刺されたりしても文句は言えまい。
「ひょーま、選べないの?」
「それじゃあ……」
 そう言って、雫は両手で兵真の右肩と右腕を掴み、スルクは同じく兵真の左肩と左腕を掴み、そして……
「えっとねー、実はスルクっちと事前に決めてあったりするの。ひょーま、今日はね……」
「ウチと、雫……両方を食べて」
 兵真の左右の頬に口をあて、敷かれていた布団に優しく押し倒した。
239名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 02:20:02 ID:fCFNd1uo
リィンカワイソス(´・ω・`)
240名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 06:28:34 ID:PNfEziLS
壮大なオチだなw
241名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 17:59:48 ID:FNHsXgXI
リィン、お前は今泣いていい…
242名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:01:15 ID:8eUPY9m3
悲劇リィンの人に期待しようぜ…
確か前に「ダーク化するまでを補完する」とか言ってたし、
きっとヒドイ目に遭った反動で黒化して逆に兵真を襲ったりするに違いない

そう考えるとwktkするだろ?
243名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:05:41 ID:fCFNd1uo
「悪いのはここですよねー」
とか言いながら息子をもがれる兵間しか想像出来んわけだが。
244名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 06:36:18 ID:d754N7xb
>>237
考えとく
245名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 19:26:56 ID:QRwaxcto
長門のエロ同人を、スルクに置き換えて見るのが最近のこだわり
246ナイツな日々6-C:2007/06/02(土) 23:53:48 ID:QwSvgZvZ
 私、モニカ=アレンがカーマイン=フォルスマイヤーに出会ったのはある一つの機械のおかげであり、その名は時空召還装置という。別世界の『英雄』と呼ばれる者達を呼び出すことが出来る力があると、私達の仲間の一人であり科学者でもある初老の男性が言っていた。
 ……とは言え、実を言えば元は使うつもりはなかったのだ。装置を使える状態になった当時はまだ切迫した状況でなく、何より他の世界の人間を巻き込む事に元の世界の私達のリーダーであるスレインが難色を示したからだ。
 では何故使う事になったかというと……皮肉にも、そのリーダーであるスレインが遠因だ。
 当時私達のメンバーは計6名。そのうち女性が私を除いて2人。その2人と私の村にいた少女が、リーダーであるスレインのことが大好きで、激しい争奪戦を展開。それで私達の行動が非常に遅くなっていったのだ。
 私はその争奪戦には参加しなかった。フェザリアンハーフというコンプレックスもあり少し性格的に醒めていたのという理由もあるが(それでもスレイン達と出会って多少はましになったものだ)、何より私は彼に対して、彼女達のような感情を持っていなかったからだ。
 好きではある。当時もそう思っていたし、カーマインを愛するようになってからも、そして今でもそう思っている。ただ、その『好き』が彼女達が抱く男と女としての愛ではなく、兄に対する妹。もしくは父親に対する娘といった、家族的な好意だけを私は彼に持っていた。
 実際、彼の中の人……どちらかと言うと、彼が中の人と言う方が適切なのだろうか。とにかく『スレイン』は外見よりかなり年上で、親子としても十分なほど年が離れていたのだが。
 この機械によって出現したのは10人の男女と狼。彼らは一方的に呼ばれたのにもかかわらず、全員が私達の頼みを快く聞いてくれ……その中には、カーマインも含まれていた。ちなみに第一印象は『ジャケットを半脱ぎにしてまで生肩を見せている変わった人』だ。
 人員が増えた事によって、スレインのパーティに入る割合も減り、それなりに暇ができた。自発的に街の警備をする者、コロシアムで腕を磨く者、趣味や観光に没頭する者。そして、私はスレインに頼まれ、異世界に来た人の案内をすることに――
「モニカ?」
「なんでもないわ……温泉、気持ちいいわね」
 回想を断ち切り、背後にいるカーマインに言う。できればカーマインとの向こうの世界での出来事を初夜を含め全て伝えたいのだが、流石にそれだけで進行速度を省みて3ヶ月以上掛かりそうだし、スレ違いにもなるのでやめておく。
 私とカーマインは今背中合わせで温泉につかっている。昔は水所恐怖症で身体を清める時もタオルや桶の水を使うだけで入ろうとはしなかったが、弥生とカーマインのおかげでそれも克服する事ができた。
「しかし、皆もつれて来れば良かったな」
「皆忙しそうだったから……」
 そう、彼女達は忙しかったのだ。抜け駆けするのは気が引けなかったので、できれば彼女も呼んでおきたかったのだが。
 ティピはいびきをかいてまだ寝てたし(当然起こさず)、ヒロは小雪達と話していて忙しそうだった(ただの雑談です)。ディアーナは掃除をして(用が無かったので茶会道具を洗っていただけです)、ジュリアンは(サイレントマジョリティ的に)忙しそうに見えた。
「そうか、忙しいのなら仕方ないな」
「カーマイン」
 私の言葉に何の疑いも持たず頷く彼の背中から離れ、後ろから抱きしめるようにくっつく。
「どうした、モニカ?」
 どうしたもこうしたも無い。裸の男女が二人っきりで抱き合っているこの状況。やることといえば一つしかないはずだ。が、この天然女垂らしである彼は気が付かない。わざとそう言っているのではなく、本気で言っているのだ。
「その……だ、だだ……」
 舌が縺れる。温泉のせいか身体がいつもより熱く頭まではっきりとしない。誘う台詞は屋敷に出る前から考えていたくせに、まったく言葉が続かない。
 私は綺麗ではない。体も、心も。すでに彼によって処女も奪われ、快楽を貪欲に求める肢体。彼を結ばれるために、結ばれて再開してからは彼を独り占めしたいと思う故、ずいぶん黒く卑しくなった精神。なのに……いざ機会となると、自分から積極的に動けない。
 彼がこうさせたのだ。彼が、私の色を全て自分好みに変えたのだ。だから……今度こそ、私は彼から離れない。
「ぎゅっと、して……」
 ありったけの勇気を出し、私はか細い声でそう伝えた。

【この後カーマイン×モニカか、兵真たちの3P。どっちを先にやるべきでしょうか?】
247名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:41:52 ID:apqsw5bv
そりゃ生肩だろう!
248名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 08:09:17 ID:jHHDbLFq
カーモニ優先をきぼん

期待してますぜハァハァ
249名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 01:59:07 ID:ztyP7Sin
モニカ!モニカ!
250カーマイン×モニカその1:2007/06/05(火) 21:23:43 ID:sUIK1khT
 リクエスト通りカーモニから。実の所3Pのほうがリクあると思っていましたが。


「んっ、はぁ……」
 愛しき彼に抱かれ甘い吐息を漏らす。二人っきりの温泉旅行(注:既に兵真たちの事は忘却の彼方です)。白く濁っている湯に私は浸かり、カーマインに正面から抱きしめられている。
 それだけで私は激しく感じてしまう。彼に触られる所全てが私にとっての感じる場所であり、例え自分で女の部分をいじるより、ただ彼に頭を撫でられるほうが気持ちいいのだから。
「んあっ……今度は、キスして」
 じっと彼を見つめながら、ねだる。左右の色が異なる、とても綺麗な瞳。そこに私はどう映っているのだろう?
「ああ……だが、その前に」
 カーマインは微笑を浮かべ、まずはそっと指で私の唇に触れる。何かを確かめるように擦ったり、押したり、撫でたりする指先。
「……意地悪」
 私は口を開き、唇を愛撫し焦らしている彼の中指をそっと咥え、舌を指に絡めるように動かし舐めていく。
「はむっ、ん……は」
 舌で指の先端から爪の根元辺りまでねっとりと舐めていると、今度は彼の中指に加え人差し指までが口の中に入り、二つの指が異なった動きで私の口内を弄ぶ。
 歯をこすり、口の粘膜を撫でまわし、舌を抓んで来る二本の指。口の中を蹂躙されながらも、私は彼の手を掴み寄せ、さらに奥にへと促す。
「んっ、気持ちっ、いい?」
 唇を窄め首を前後に動かし、三本に増えた指を奉仕し続ける私。一本一本丁寧に舐め、歯で擦りあげていく。また時には指から口を離したあと、ソフトアイスを舐めるように指の根元から先まで舐め回していく。
「そうだな。上手くなったな」
「じゃあ次は、舌で感じさせて……ご褒美、頂戴」
 指への奉仕を止め、目を閉じて唇をやや上に突き出す。
 チュっと、優しく唇同士が触れる。例え目を閉じていても、数え切れないほど味わった彼の唇の感触を間違えることは無い。
「んちゅ……チュ……んんっ」
 そっと唇をこじ開けて入ってくる舌。まずは先端が私の舌の先端にピトッと触れ、そしてそこからゆっくりと絡めてくる。
「んっ、んんっ……ごくっ」
 一分後、流石に息苦しさを感じて離れようとした矢先、とろりと彼の口から液体が流れてきたので私はそれを飲み干す……彼の甘い味。舌により蹂躙は止み少しずつ流れてくる唾液を飲みほし、そのあと逆に彼の口に私の唾液を流し込む。
 ごくり、ごくりと聞こえてくるのは互いの唾液を飲んでいく音。暫くして、どちらとも無く唇を離すと、まだ繋がり足りないと唇達が主張するかのように、透明な汁の橋ができる。
「はぁ……ふぅ……はあ、はあ」
「済まない、急すぎたか?」
 大きく呼吸をする私を心配してか、カーマインがやや表情を曇らせ私の顔を覗き込んでくる。
「はぁ……大丈夫。でも、少しのぼせちゃったみたい」
 興奮と熱により、いつもより頭がくらくらする。休む間は惜しいが、このままだと最後までするまでに快楽以外の理由で意識を飛ばしてしまいかねない。
「だから……続きは、上がってしましょ」
「そうだな、わかった」
 彼は頷き、湯の中で私をお姫様抱っこの状態になるよう動かしたあとに湯の外にへと出た。
251ドウム人造人間量産計画14:2007/06/06(水) 02:28:23 ID:W5MzhW1U
「んん、あはあ、うん」

 痛みを意識したのはわずかな時間だった。びくびくと血管が浮き上がったゼロスの逞しく、熱く、硬い男が、濡れそぼって潤みきったエミリーの女にゆっくりとではあるが止まる事無く侵入してきた。
 それまでの愛撫ですっかり淫楽の熱を孕まされ、細胞の一つ一つが熱を発しているかの様なエミリーの肉体は、初めての男を従順に受け入れ、欲していた。
 ゼロスの鍛え抜かれた腹筋に先端がくっつきそうなほどそそりかえった肉の棒が、エミリーの女の最深部への入り口に触れた時、エミリーはいくらかの恐怖と、すっかり大量の淫液で濡れ光っている膣の奥、子宮が疼くのを感じていた。
 初めてだと言うのに、エミリーの体は雄を欲する貪欲な雌と変わりつつあった。官能の炎に焙られて蠢く肉襞が、どくんどくんと脈打ち太く硬く長い肉棒の感触を感じている。
 黒いエナメル地のバニースーツは、エミリー自身の体から零れる官能の汗と欲情の熱に濡れて、薄暗く室内を照らす照明に時折光っていた。
 エミリーの豊かな胸を抑えるカップはずれて、肌理の細かな肌は日を浴びているはずなのに、純白を維持し、先端に淡く桜に色づく肉粒は固くいきり立っている。
 今のエミリーは髪の一本一本、指の先に至るまでが快楽と淫らさが詰まった暖かい人型の肉であり、今だ知らぬ快楽を求めて息を荒げて舌を垂らす雌犬に等しかった。
 ゼロスと言う雄を欲しているのが、命令だったかためか、それとも雌として目覚めたエミリーが欲しているのか。
もうどうしようもない、ゼロスの体が伝えてくる熱に犯された意識の中、エミリーはただただゼロスが欲しかった。
力強く抱きしめて欲しかった。
腕も胸も首も足も太腿も股も、どこもかしこもその指に触れて欲しかった。その唇で啄んで欲しかった。その舌で嬲り尽くして欲しかった。
何もかもを与える代わりに、何もかもを忘れてしまうような快楽を与えて欲しかった。
だから、エミリーは痛みを払拭する圧倒的な快楽に狂喜していた。
 そうとう具合がいいのか、ゼロスは唇を歪めて、ゆっくりと肉棒を押し進めていった。彼なりに経験の無いエミリーを慮って、動きを抑えていた。
 かつての世界で彼の力を求める者達にはありとあらゆる手段で力を求められたゼロスだ。
 金、酒、麻薬、女……ありとあらゆる人間の悪徳を知り、結局魂を持たぬが故に必要以上の欲望を覚える事の無かったゼロスは、
セックスの快楽に対してもあまり欲望の焔を燃やす事はなかった。
 自分の腕の中であえぐ女の反応は十人十色で飽きる事はなかったが、かといって溺れてしまうほどのものでもなかった。
252ドウム人造人間量産計画15:2007/06/06(水) 02:29:57 ID:W5MzhW1U
 けれど、いまゼロスにその身を捧げるエミリーという少女に対しては、不可思議な高揚の様なものを覚えていた。初めて女の味を知った時よりもどこか甘くはるかに凶暴な、感情のうねりの様なもの。
 理性の無い獣の様にエミリーをむさぼりつくし、その肌の全てを指と唇で凌辱しつくし、体の隅々まで自分自身で染め尽くしたい。かつてないほどに苛烈で、抑えがたい衝動だった。
 それでも、ゼロスは驚くほどの欲望をかろうじて抑え、エミリーに負担がかからぬように肉棒の突き上げを控え、ぱんぱんに膨れ上がったエミリーの乳房を金属の指で握りしめ、
柔らかく張りのある肉の感触を手のひらいっぱいに楽しむ触り方も、硬く尖った地首を執拗に指先で攻め立てもした。
 そのたびにエミリーは過敏な反応で、甘い鼻声を挙げて赤く染まりあがった首を振り、はちみつ色の髪を振り乱して喘ぎ声をあげてゼロスに応える。

「あふう、ああ、んん。やあああっ」

 鉄の棒が芯にでも通っているかの様なゼロスの男が自分の中で脈動する感触だけでエミリーは脳髄に火花が散っていた。
 たっぷり時間をかけて官能の種火を植え付けられ、今や体の中で鎮まる事を知らずに燃え滾る業火となり、エミリーという人間の女体から羞恥や背徳感を凌ぐ快楽を引きだしていた。
 互いの性器が貪り合うかの様につながった秘所は、ベッドのシーツに大きな染みを作り出し、とめどない快楽が処女の体に熟した雌の色香を与えつつあった。
 体は火照りきっていても、精神は初心なエミリーには到底快楽をコントロール術等ありはせず、浴びせかけられるかの様な快楽に身を任せきり、
ただ繋がり合った場所から電流の苛烈さと炎の熱で体をせっかんする官能に流されるだけだ。

「んぐうう、ああ、あはあ。おかひく、おかひくなっちゃううう……!」

「そろそろ動くぞ」

「え? あ、あひゃあ、ふうああ……」

 ついに子宮にまで届いたゼロスの肉棒がごつんと音を立てて、雄と雌の肉欲の源泉が触れ合った事をエミリーに体内から伝えた。毛穴という毛穴から喜びの声が漏れ出てしまいそうだった。
 それがずるりと粘っこい音さえ立てて引き戻された。
253ドウム人造人間量産計画16:2007/06/06(水) 02:33:04 ID:W5MzhW1U
「ああっ!?」

 白く濁ったエミリーの本気の快楽を示す性の液に濡れた肉棒が、熱烈なキスを降らすかの様な肉襞を擦りあげて、これ以上ないと思っていた快楽が理性の全てを押し流す津波となって新たにエミリーを襲っていた。

「っ!」

 じゅぶじゅぶと膣から噴き出す甘美な水音と共に、ゼロスを包み込む熱い熱を帯びた肉襞が一斉に締め付けを強くして、快楽の競合を求めてきた。
ゼロスは男を貪り尽くそうとするエミリーの動きに、歯を食いしばって耐えた。そうしなければたちまち射精に導かれてしまいそうな動きだった。
 既に全身を汗と快楽とで濡らしたエミリーをまさぐりつくしたゼロスの指もまた濡れそぼって、室内の照明にぬらぬらと光っていた。冷たい金属の感触も既に生暖かな液体に覆われていた。
 ゼロスはエミリーの思い切りよくくびれた蜂腰を掴み、膣から抜ける寸前まで引いた腰を思い切りよく突き出した。
それまでと違い暴力的なまでの動きに、エミリーは眼を開いて口もぱくぱくと開いては閉じた。
 言葉も無いほどの快楽の電流が体の中を駆け巡り、得られた快楽を逃がさぬようにつま先をピンと逸らしていた。
 それが連続した。肉悦に心の底から尽きぬ喜びが溢れ出して、それを与えてくれる目の前の男が愛おしくて、
エミリーは、激しさを増すゼロスの動きを受け入れた。

「んふ、んぐ、あふあ、あやあああ、へんに、へん! きもち、いい、よおぉ!?」

 大きな楕円を描いてエミリーの尻肉が大胆に動き、子宮の奥が寂しくなればゼロスを根元まで受け入れて圧倒的な肉の質感で満たし、
肉棒のでっぱった鰓の部分に擦りつけるように尻を揺らして、膣の中をさんざんにかき回して、あふ、あふとそのたびに桃色の吐息を漏らし続ける。
 エミリーという快楽の音を奏でる楽器を、ゼロスと言う奏者がその真価を余す事無く発揮させている。
 室内の薄暗がりには、今宵自分達の出番がない事を知ったインキュバスやサッキュバスが、自分たち以上にみだらに交わり合う二人を羨望のまなざしで見ていただろう。
 エミリーは自分の感じるままに腰を動かし、気持ちいいと感じる動きを何度も何度も、飽きる事など無いと繰り返し続ける。
 ぐい、と力強く体を抱き起こされて、ゼロスに抱え上げられた。胡坐を組んだゼロスの両ひざの上に、エミリーの体が呆気無く乗せられ、
エミリーは自分の体重も加わって肉棒がずんと突き刺さる感触に喜悦に彩られた音色を奏で挙げた。
254ドウム人造人間量産計画17:2007/06/06(水) 02:36:23 ID:W5MzhW1U
「きひゃっ。あぐうああああ、いっちゃ、なにか、なにかきちゃ、あきゃあんんん!」

 二人の胸の間でエミリーの乳肉が潰れ、しこりたった乳首がゼロスの胸板に押しつぶされ擦り上げられる感触が心地よい。
そのまま膣から脳天まで突き通されてしまうのではないかと、一瞬頭によぎったが、それよりもなによりもこの快楽がもっと欲しかった。

「ぜろ、ゼろす、どのぉ! もう、もう、らめええ、気持ち良すぎて、おかひくなっちゃううからああぁぁあぁ!?」

「なっちまえばいいだろうが」

 ゼロス自身、初めて男を受け入れたばかりだというのに淫猥に蠢いて、快楽に慣れたゼロスを喜ばせようとするエミリーの女肉に、限界が近かった。
エミリーの体が大胆に跳ね上がり、二つの乳房がぶるんと上下左右に揺れ動いて、卑猥な輝きを全身に纏って、エミリーは絶頂を叫んでいた。
 性の快楽に何もかもを意識の中からけし飛ばして、エミリーは体を強張らせた。天を向いた顎を掴まれて、乱暴な動きでゼロスの唇が重なり、抗う暇も無く舌が伸びてエミリーの中を嬲る。
 まるで一つの生き物の様な舌が雪崩れ込み、自分の舌と絡み合うと、エミリーはその感覚に酔いしれ、貪るように求めた。
ゼロスのエミリーの腰を掴む指の力が強さを増し、突きあげる腰が一段と激しさを増した。エミリーが唇を貪り合わせたまま、絶叫を挙げた。同時に、ゼロスの肉棒もかつてない大きな脈動を始める。

「んぶうう、んぐんん! んうううう、ううあああ、んはああううう!!」

 子宮を突き刺すほどの勢いで付きこまれた肉棒から迸った火傷しそうなほどに熱を持った液体の放出に、
射精を続けながらの挿入に、エミリーは快楽の頂から降りる事が出来ずに、絶頂の感覚におぼれ続けた。
 ごぼごぼ音を立てて、自分の子宮を満たす熱いモノと、その元となる肉棒がいまだ硬度を維持し、硬いまま絶頂に困惑し、喜び、新たな快楽の予感に慄いた。それは間違いではなかった。

「あ? あはあ」

 つながったままだったエミリーの体を倒し、背後から獣の姿勢で貫く動きをゼロスが再開したことを感じて、
エミリーは快楽に淀んだ瞳に淫らな光を浮かべて妖しく微笑んだ。


「あ、あはは、あん、んううあああ、あん!」

 あの日、細胞の一つ一つまで受精しそうなほどに精液で侵し尽くされ、快楽を共有した夜の後――エミリーは今宵もまたゼロスに抱かれていた。
 丈の短い軍服から、下着だけずりおろし、壁に手を着いて腰を抱えられながら容赦なく女の奥深くまで抉られている。
 簡単な愛撫ですっかり潤み切ったエミリーの体はゼロスの体を覚え、熱烈な歓迎で迎えていた。
 戦いの後の森で、クエストの後の宿で、あるいは寝静まったアジトの廊下で、互いの部屋で。朝と昼と夜とを問わず二人の蜜月の時は続けられていた。

「ああ、いくイク! また、また凄いのきちゃうぅぅ! あふうう、ひゃああっっっ。くううん……!!」

 今日四度目の精の迸りを子宮を受けて、エミリーは至福の表情でずるずると床に腰を下ろした。
敷かれたカーペットに、たっぷりと吐き出された白濁の液がゆっくりと肉襞から零れ落ち、ナメクジの様に這って染みを作った。


 覚えていらっしゃる方がいましたら、ごめんなさい。と、とりあえず終わらせました。最近SH2クリアしたんでニコルVSウルとか書きたいです。でもそれってシャドハスレですよね? 多分。
255名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 11:15:16 ID:rfGkVsFj
まさかエミリーまで投下されるとは!ハァハァ
256ココロノナイテンシ:2007/06/06(水) 14:48:20 ID:eZQW35p+
>>250
腹黒モニカがデレデレに!?
ダークとは違ったモニカはこんなにも輝いて見えるなんて……
でも漏れの属性は『陽』ではなく『陰』なので影から応援しつつ退散します。
>>251
神GJ!お待ちしてました。
「戦いの後の森で、クエストの後の宿で、あるいは寝静まったアジトの廊下で、
互いの部屋で。朝と昼と夜とを問わず…」
快楽の虜になった二人に漂うダークちっくな感じが最高です。
さらに濃い書き込まれた描写も良い!!
エミリーって胸あるのかな?と思ってたけど原画のリアライズ姿だと
軽くCカップくらいあるんですよね。
神作ありがとうございました。
257名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 17:44:04 ID:lPbcM6L6
今日のオカズは豪勢ですなぁ
258名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 17:55:25 ID:FN0Cftle
エミリー、閣下の任務はどうなったんでありますか?
259名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:38:05 ID:SEFYfqJy
そんだけやっといて妊娠後日談がないってことは
ゼロスは子ども作れない、でFAじゃね?
260名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:33:58 ID:Q/AdFWPs
どうも、ゼロス×エミリー書いてたものです。
まずは感想をくださった皆さんありがとうございます。
妊娠後日談なんですが、書いていいものかどうか悩んで保留にしてあります。ライトな妊娠ネタか、エロスに溶け崩れた後日談か。
ダークものは読むのは好きなんですが、書くのはどうも苦手なもので。
他にも十か月もエンディアにいたのかな? とか変な所が気になったりしたもので。
261ココロノナイテンシ:2007/06/08(金) 10:41:07 ID:XL/mqfGR
>>260
後半の流れを組んでエロスに溶け崩れゼロ×エミきぼん。
ダーク話ばかり書いている漏れが言うのもなんだが後半の描写を見る限りダーク路線のセンスは良いと思う。
262名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 18:36:45 ID:ZEJY2gHw
・ハーレム神(兵真×雫×スルクの人)
・ダーク神(ダークモニカ、女全員産卵の人)
・濃厚エロ神(兵真×シェリー、ゼロエミの人)

このスレの主な神を分類したらこうなる……よな?
263カーマイン×モニカその2:2007/06/09(土) 04:46:41 ID:s0Zuqthi
「ふぅ、あっ……はぁ」
 個人用温泉のすぐ近くにある小さな更衣所。私は赤く火照って水滴がいまだ付いている裸体を、白いタオルによって拭われている。
「ん、少し強くしすぎたか?」
 ただしやっているのは私ではない。上半身裸のカーマインが背後から私の体を拭いているのだ。
「問題ないわ。背中や頭はもう十分だから……次、羽を拭いひゃっん!?」
 言い終えるより早く羽の根元が擦られ、私は思わず悲鳴に近い声を上げる。
「どうだ、モニカ?」
 カーマインが両手を使い、タオル越しにだが羽の片方の根元を擦り上げている。
「いっ、いいの、つづ……け、てっ」
 私は両手を挟ませるように内太股に入れ、前屈みになるように背中を丸くする。首の少し下から背の真ん中あたりにまである付け根部分、そこを上下に擦られ続けている。
 やっぱり何度やられても気持ちいい。足や手の指を舐められる以上に。男性の生殖器が擦られるのもこんな感じなのだろうか。
「そのまま前屈みのままでいてくれ。このほうが拭きやすい」
 カーマインは私の変化に気が付いていないかのように、そう言って羽を拭く作業に没頭する。ゆっくりと羽の水分を取るようにタオルで押さえ、そして指先で乱れた羽を整える。
「ふっんっ、はっ……ああっ」
 そういえば風呂上がりにこうしてもらうのは初めてだ。私達が滞在している屋敷では他人(及びライバル)の目があるから一緒に入ることはなかったし、羽を拭くのも自分かもしくは女性陣にやってもらっていた。
 腰と内股がもじもじと震え、立っているのが辛くなる。更衣室の壁に手を触れ、倒れそうになる体を支える。そして、支えるために突き出した私の右手は湯とも汗とも違う液体によって濡れていて、更衣室を照らすランプの光を受けきらりと輝いている。
「さて、羽はこのくらいでいいか……やっぱり綺麗だな。モニカのは」
「はぁ……はぁ……あ、ありがとう」
 羽を拭く行為によって余計に火照ってしまった体を冷やすため、私は息を深く吸い――
「こっちも濡れているから、拭いておくか」
 彼の左手がポンと私のお尻に触れた後、
「あぁああっ!」
 タオルに包まれたカーマインの右手が、私の秘所に触れ、その刺激で私は軽く意識を飛ばしてしまう。
「どうする、自分で拭くか?」
 前を向いている私からはカーマインの顔は見えない。彼がどういう顔をして訊ねているかは知らないが……断言しても良い。表情はともかく、目はとてつもなく愉しそうに輝いている。
「んんっ!あ、貴方が……拭いて」
 私は壁にもう片方の手も付け、お尻をさらにカーマインに突き出すようにポーズをとる。息は抑えられないほど激しくなり、腰もこれから起きる事に対する期待にいやらしく動く、動いてしまう。
「はー、はあ、んあっ、いいっ」
 ゆっくりとタオル越しに秘所に触れるカーマインの手。私のいやらしい液体を染み込ませるように、拭い取るように動くが……1分たっても、それは止まらない。
「あっ、あっ、ああっ。ちょ、直接……貴方の手で弄って」
 我慢ができない。私は視線を壁からカーマインに向け、か細い声でおねだりを始めた。
264名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 23:59:47 ID:YOk2QfM0
自覚症状のない女たらしって恐ろしいよな
265名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 01:18:50 ID:/zX2L/iO
てかエロパロスレ内でのカ―マインの女食い率の高さが凄まじいwww
266名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 18:42:21 ID:G/nGxgE+
リバースムーンでジュジュ倒した人、倒した時の武器のステータス教えて!
267名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 19:16:49 ID:kEhMAJ5G
激しくスレ違いだ。だがせっかく来たのだゆっくりしていけ。
268カーマイン×モニカその3:2007/06/13(水) 12:24:35 ID:+OlrzJpi
 この世界に来てカーマインとの運命の再開を果たして早2ヶ月。彼に抱かれた数は既に両手の指では数えられないほどとなっている。本当は3桁目指したかったのだが、他のナイツ達との生活及び邪魔者の存在で、残念ながらそれは叶わなかった。
 大抵の人は10回会話すれば、相手がどんな性格かということをそれなりに理解できると同じく、私もカーマインに抱かれていくうちに、彼が性的にどういう人間か理解できるようになった。
 ずばりドSだ。超ドSのサディティストだ。とはいえ心を傷つけるような酷いことを言ったり、体を痛めつけることが好きという意味ではなく……
「カッ、んっ。ふんっ、あぁ……」
 触れるか触れないかという絶妙なタッチで、彼の指は私の幼い女の部分を摩っている。
「どうだ、モニカ?」
 すぐ後ろからするカーマインの声。部屋の角で、私は彼に後ろから抱きしめられ、右手を私の左胸に、左手を私の股に置き緩やかな愛撫を繰り返している。
「いっ、あ……ひゃんっ。はっ、はぁ、はっ、はぁああんっ」
 彼は私の身動きを完全に封じた上で、ゆっくりと優しく……わざと中途半端な強さで、私の快楽器官を弄り続けている。現に右手の指は乳首を弄ることなくその周りを這い続け、左手の指はクリトリスを弄る事もしなければ中に入れることもせず、襞部分をなぞり続けている。
 腰を振り、手首を掴んで導こうとしても絶妙な力加減と、そして……
「ふぅ」
「ひゃひっ!?みっ、耳ぃ……」
 耳に対して甘噛み、もしくは耳の穴に息を吹きかけ、私に抵抗の機会を与えない。
「もっ……駄目ぇ……いっ、いかっ……せて。おねんっ、がっ」
 木製の床に次々と染みを作っているのは、私から流れ続ける愛液と涎。私はこんなにイキたいのに、彼は私を絶頂に堕とすことなく、ゆっくりと優しく愛撫を続ける。
「もう少し意地悪したいんだが、駄目か?」
 私の首筋に口と息を軽く当てながら、カーマインは訊ねてくる。笑顔で、物凄く楽しそうに。
「だっ、めっ。イキッ、たっ!イキたい、のっ。おねっ、んはぁ、いかせっ、てっ……!」
 つまり、こういう意味で彼は超が付くほどのサディストなのだ。情事のときに相手を徹底的に弄くり、それを眺めるのが大好きなのだ。自分の言葉で、キスで、触れ合いで、抱き合いで、そういったことによる相手の反応を見るのが彼の性癖と言っても良い。
 確かに彼は天然女垂らしで私を含め複数の女性と性的関係を持っていはいるが、実は毎日やりまくっている訳でもない。余命があと僅かの頃はまた違ったらしいが、少なくとも今は抱き合う時も、自分の肉感的欲求より相手の反応を見て愉しむことを優先している。
 よく一緒にくっついて昼寝もするだけのときもあるし、二人っきりになっても頭を撫でたり、軽いキスをしたり、ただぎゅっと抱きしめたり……それだけで終わってしまう時もそれなりにあった。まあ、その場合は私から誘えばいい話なのだが。
 ちなみに、必ずしなければ興奮しないという訳では別に無いらしいので、彼のコレは嗜好的な性癖ともいえる。
「そうか。じゃあ……自分でやってみるか?」
 カーマインは意地悪にもそう言って、私の胸や秘所を弄っていた手を止め、ただぎゅっと優しく抱きしめた。
「じゃ、あっ、みっ……見てっ、んんっ!私、もうっ、いっちゃ……うんんっ」
 もう私に羞恥心は微塵もない。自らの指で乳首とクリトリスをつまみ、きゅっと力をいれて刺激を与え……彼によって徹底的に弄られたこのいやらしい肢体は、それだけで限界が訪れる。
「んん〜〜〜〜〜〜っ!」
 白い閃光が頭の中で奔り、ぐったりと私は力尽きた。
269名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 15:26:15 ID:8vlu12dk
保管庫ないんですか
270名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 07:46:01 ID:+iZ1YZrf
総合回数は絶対3桁超えてるなw
271名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 16:46:27 ID:1e9A4n9C
マイン様がAV男優に見えてきた

マジ漢だな
272カーマイン×モニカその4:2007/06/17(日) 02:01:25 ID:S1FedETC
「んんっ」
 意識を失っていたのだろう。気が付けば私は胡坐を掻いているカーマインに背中を向け、彼の膝の上に座っていた。
「少し、恥ずかしかったわ」
 振り向き彼の胸板に頭をコツンと当てる。
「そうか」
 カーマインはそんな私にかすかな微笑を浮かべ、私の頭を優しく撫でる。彼はよく頭を撫でる。情事だろうがそうでなかろうが、女性の頭を撫で、その髪を指で弄るのが好きらしい。
 さすがにそんな事をするのは親しい女性に対してだけであるが……最近はミュウやリィン、そして雫の頭にある触覚のようなアホ毛を撫でてみたいとも密かに思っているようだ。証拠に彼女達を見たり話したりしているとき、視線がそのアホ毛に行っている。
「私も生やしてみようかしら?」
 頭に触角が生えた自分を想像して……
「ん、どうかしたか?」
「なんでもないわ」
 明らかに似合っていないその髪形を脳裏から消し、彼の胸板を頬で擦りあげる。そもそも私は大抵帽子を被っているのだし。
「はふぅ……」
 彼の体を堪能する。細身ともいえるが、十分に引き締まった筋肉が存在する彼の体躯は、私にとってどんなベッドより心地よく感じるものだ。
 胸にキスをし、背中の中心線に指を這わし、お尻や太股をぐりぐりと下半身に押し付ける。
「あっ、んんっ」
 そして、お尻に感じた固い感触に私は甘い声を漏らす。勿論、それが何か言うまでもない。
「きつそうね……ズボン、破れそう」
 体勢を変え、焦らすように盛り上がっているズボンの部分を太股で擦っていく。
「もう少し、意地悪しても良い?」
 少し前に彼に言われた事を言い返す。あれだけ恥ずかしい目にあったのだから、この位はやり返しても……まあ、愛する女性の羞恥に震える姿を見たいのは彼の性癖だし、最近はそんな姿を見られ余計に興奮し、さらに恥ずかしい事をしたくなる自分がいたりするが兎も角。
「あまり我慢したくはないな」
「じゃあカーマインも、一回……」
 私はそう言って彼の下半身に顔を寄せ、ズボンのチャックを口で下ろしてさらに奥に舌を伸ばす。
 いつでも挿入OKではあるのだが……実はまだ、腰がしっかりしていない。最初から最後までカーマインに為すがまま蹂躙される……のは、それはそれでいいのだが、しかし少しくらい反撃もしておきたい……微妙な乙女心という物だ。(何か違います)
 まあ、昨日ヒロと『満足するまで』やったらしいので、今日はそれほど長くはしないだろうが……そもそも彼が『満足するまで』やりつづけるなど正気の沙汰でない。身体が三つほどないととても持たない。
 そう考えると、複数プレイというのは良い選択かも知れない。なら今度仲のいいディアーナを誘って……いや、ジュリアンを誘い好きなだけ彼女を蹂躙させ、中頃で私が美味しい所を頂くとか……どちらにするべきか。
「モニカ?」
「なんでもないわ。やっぱり、素敵……」
 私は思考を中断し、口と舌を使ってズボンの奥からカーマインの肉棒を引っ張り出した。
273名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 18:25:44 ID:/Gdw+NYy
ヒロの時から一日も経ってなかったのかよw

絶倫ウラヤマシス
274名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 10:03:06 ID:YnnU1OwX
誰か、汁斗を救ってやってよ(笑)
275名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 17:04:46 ID:7pI7f6TJ
メルとコリンがいるじゃないか
276名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 11:44:03 ID:LmDMQ/4q
まあ・・・明日出る6での扱い次第でこっちでの扱いも変わってくるんじゃない?→汁人
277名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:38:43 ID:X6xc4ODv
今回は新作出るの早いよな

つーかX勢も出るのか?
278名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:56:52 ID:9vaLw5J9
汁斗とコリンとクライアスは出るっぽい
279カーマイン×モニカその5:2007/06/21(木) 11:58:49 ID:z4wgXkL5
「あむっ、んむっ……んっ」
 取り出したカーマインの肉棒を、口を大きく開けて咥え込む。
「カーマインの、ん……チン、ポっ、大きっあっ」
 声を出すと同時に彼の亀頭に歯や息で刺激を与えるのを忘れない。ちなみに彼の肉棒を『チンポ』と呼んでいるのは……いろんな呼び方の中でこの言葉が一番恥ずかしく、口に出すだけで感じてしまうからだ。
「頭なむっ、でて」
 そう言うと、肉棒を咥えて上下に動いている頭に手が触れ、優しく撫でてくる。口の先から喉の奥まで使ったイマラチオ。初めてやった時は吐きかねないほどの息苦しさを感じていたが、今は喉奥に肉棒が当たるその感触まで気持ちがいい。
「んぐっ、ぐぅ。あむっ、ちぇぶっ……ふう」
 10往復ほどした後、口から肉棒を離す。そして目の前に現れたビクビクと震えるカーマインの肉棒を少し見つめた後、チュッと口先で亀頭にキスをする。
「モニカ……」
「あふぅ、はっ、はぁ、は、はっ」
 肉棒を咥える事から舐める動きに変わった私の頭を撫でていた手が下り、今度は耳や喉に触れてくる。同時に、
「は……んあっ!?」
 彼の足が立ち膝していた私の足の間に割り込み、足の指で内股を擦り上げていく。
「んんっ、ぺろっ、くんっ……あはぁ。我慢、しなくて……早く」
「わかった、そろそろ出す」
 カーマインは言い、そして内股を摩っていた足をさらに上げ……
「んはっ!指っ、こすっ、はいっちゃ……うあっ!」
 足の親指が私の割れ目に触れ、ぐいぐいと押していく。私は左手でカーマインの足を掴んで指を奥に入れるかのように股に引き込み、右手では肉棒を擦り舌でカリ部分を責める。
「じゃっ、はぁ、顔っかけてっ、どぴゅってぇ、かけっ、てぇ……!」
「くっ」
 カーマインが小さく呻き、同時に足がビクリと震え弾みで足の親指が私の中にズッポリと入る。
「ひゃ、んはぁ、んんんっ〜〜〜〜!」
 ドピュルドピュルと白濁した液が私の顔を汚し、同時に私の股は潮を吹き彼の足を汚していく。
「は……はあ……あっあっ……」
 頭がぼんやりとする中、私は目元についた彼の精液を指で掬い取り、チュブッと口に入れる。
「……いつもより、少し薄いわ」
 やはり昨日ヒロ相手に二桁ほど出したのだろうか、一回目にしては味や粘度にいつもの凄みがない。まあ、それでも十分に濃くはあるが。
「あ……カーマインの足、汚しちゃったわね」
 私は膝起ちの状態から更にかがみ、カーマインの足まで顔を持っていく。
「ぺろ……ぺろっ……綺麗に、してあげる」
 丹念に彼の足を舐める。潮が付いた泣き所や足の甲、愛液が付いた足の指も一本一本丁重に舌を這わせていく。
「足の指舐めるのも、気持ちいい?」
「ああ、ずいぶんと上手くなったな」
 当然だ。ライバルが多い以上こういう練習は欠かせないし、そういうことを抜きにしても彼に少しでも気持ちよくなって欲しいと思うのは恋人、いや正妻としても当然の事だ。
「……じゃあ、そろそろ」
 すぐに硬さを取り戻した肉棒を軽くつついた後、私は仰向けに寝転がり、 
「私のココに、貴方のを……挿して」
 秘所を指で押し広げ、私は甘い声で誘った。
280名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 16:57:30 ID:3l5TiT6P
朝、朝食を済ませたあとに、彼女は屋敷を出る。
彼女――――シェリーの向かった場所は探偵事務所。
探偵所のドアを開け、応接間のソファに寝転び、天井を見る。
胸には、ゼロスに似ている人形を抱いている。
「・・・・・・」
シェリーは不機嫌だった。
それは、朝起きるとゼロスの姿がなかったからだ。
いつもは朝起きて、食卓に行くと彼の姿があるのに。
いつもなら、シェリーが起きるのを待っててくれるのに。
(―――お兄様は、わたくしの事が嫌いなのでしょうか・・・)
お兄様、と言うのはもちろんゼロスの事。理由は声がお父様に似ているから
とのこと。最愛の父を亡くし、何かしら父に似ているところに惹かれたのだろう。
『嫌いなんじゃねーの?お前みたいなガキ』
シェリーに話しかけたのは、シェリーの胸元にあるゼロス似の人形。
名前はリズくん。シェリーの魔力により、話すことはもちろん、動くことも
できる。
リズくんの発言にシェリーはムっとする。
「リーズーくーんー。なんでそうあなたは意地悪なんですの〜!!」
リズくんを掴み、ガクガクと揺さぶる。
『しょうがねーじゃん。俺はゼロスの考えてることがわかる。繋がってるからな。』
「・・・・・・。」
『そういう風に作ったのはお前だから知ってるだろ?』
―――・・・もちろん知っていますわ。わたくしがそういう風に魔法で設定したから。
では、やはり、お兄様はわたくしみたいな子供は嫌いなんですの?
シェリーは瞳に涙を浮かべて俯いてしまった。
『シェリー・・・』
「まぁ今言ったことは嘘だろうよ」
苦笑しながらイレスが応接間に入ってきた。客用の茶を持って。
281名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 16:58:36 ID:3l5TiT6P
「・・・イレスさま」
「大丈夫だよ。リズが言ったのは嘘だって。今、嘘つきすぎたって顔してたもん」
「・・・リズくん?」
普段ありえない形相でリズくんを睨み付け、首を絞める。
『わ、悪かったって・・・』
リズくんをほっぽりだし、イレスの持ってきた紅茶を一口飲む。
シェリーは、何かあると探偵所のイレスの元へやってくるのだ。
イレスとゼロスは探偵所で一緒に働いていたから、もっとゼロスのことを
教えて欲しくてやってきているのだ。
「ゼロスもさ、ああいう性格だし、体を動かしていたいんだと思うよ」
イレスの発言にシェリーは心のなかで思う。
(それなら、わざわざクエストなんてこなさなくても別に方法はあるじゃないですか。
・・・たとえば、その、え、えっちなコトとか。)
『・・・今おまえ、えっちぃこと考えただろう』
「な?!」
床にほっぽり出されたリズくんが言う。
「な、そっ、そんなこと、わたくしが考えるワケが・・・!」
『どんだけ一緒にいると思ってるんだ。お前の考えは読めるぞ。』
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
羞恥で顔が真っ赤になって俯くシェリーを見て、イレスが笑う。
「イレスさま!わたくし真剣なんですのよ!え、えっちなコトだってお兄様を
振り向かせるための方法の一つなだけでして・・・笑わないでください!」
「あぁ。ごめん。でもさ、ゼロスにそういうのは効かないと思うよ?
アイツ男のくせに興味ないから。だろ?リズ」
『・・・そうだなー・・・。つーかあんまし言いたくないけどアイツもとの世界に
気になる女がいるみたいでよー』
リズくんは、ゼロスと繋がっている。例えばゼロスがヘリオス・コアを装備したら
リズくんも影響されてヘリオス・コアの状態になる。
だからゼロスの心がわかるのだ。ちなみにゼロスにはリズの心は読めない。
シェリーがそういう風に魔法をかけたから。
「気になる、相手・・・?」
『おー。たしか・・・ア・・・アデルだったか?ミニスカ美少女剣士。
気が強そうでーリボンが頭についててーでも実は超やさしいコ』
「そういうのが好みなのか?ゼロス・・・・」
なんだか意外だなーとイレスは思う。どっちかというと控えめでおとなしい・・・
それこそシェリーみたいなコが好きそうに見える。
でも、気の強そうな女の子と言い争いをして、どことなく楽しんでいるかのような
姿は、想像できた。
「わたくしも・・・そうなればお兄様は見てくれるのでしょうか・・・?」
シェリーの目は、なんだか熱意がこもっているような目だ。
―――余計なことを言ってしまった、とイレスとリズは思った。

お初です。かなーりオリジな感じでスミマセン・・・。
これ書いてる時点で、イレス×シェリーにしようか、ゼロス×シェリーにしようか
決めてません・・・!とりあえず、接点のないキャラにしようと・・・。
続きはまた後ほど・・・。

女性キャラは、シェリーが一番好きです。
282名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 20:31:47 ID:/PpLdXad
疲れて帰宅して、スレ覗いたら2作投下されてる喜びはなかなか味わえない
283名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:17:55 ID:1E2I8qDZ
>>282
激しく同意
新着があるだけでも嬉しいw

>>281
投下乙です。読みやすいし、続きが気になります…
イレスの絡むエロパロって見たことが無いので、
イレス×シェリーが読みたいなぁ。
284名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:03:31 ID:9k5ZgRU1
『だから、恰好だけアデルになっても意味ないから!!』
フリフリミニスカートを用意し、穿こうとしたシェリーをリズは止めた。
「?何でですの?」
『バーカ!それじゃあ「え、何でコイツ アデルと同じ服着てんの?さてはリズが俺の心を
読んだな?最悪な事しながるな」で終わるんだよ!!』
「お兄様はそんな言い方しませんわ」
『セリフとか言い方はどーでもいいんだよ!!』
根本的に間違ってる・・・というか、もはや何がなんだかわからなくなってきた。
2人(?)のじゃれあってる姿(客観的にはそう見える)をお茶を飲みながらイレスは
見ていたが、そろそろ流れを変えなきゃまずいなーと思い、2人のやりとりに参加する。
「でもま、たしかにそのアデルって娘の恰好してもムダだと思うよ。やっぱりさ、シェリーにしかない魅力で落とさなきゃ」
「わたくしにしかない・・・魅力?」
わたくしの魅力――って何でしょう?
そっと自分の身体に触れてみる。
全体的に細身―――胸だって小振りだし。しいて長所を挙げるなら胸の形は悪くない事と
白くてスベスベした肌くらいだろうか。
「こら。そういう事を男の前でするんじゃない」
自分の魅力探索をイレスに止められる。ちょっとやりすぎたかもしれない。
―――自分で胸に触れたり、服の中を覗き込んだり、殿方の前だというのに破廉恥なことをしてしまいましたわ。
ちら、とイレスのほうを見ると、イレスの頬は少し赤くなっている。
(な、なんでしょう。なんだか・・・変な気分ですわ。イレスさまが魅力探索に反応しただけだというのに―――。でも、反応したということは、わたくしを、女性として見た・・・ということですわよ・・・ね?)
少し――少しだけ―――・・・嬉しいと思ってしまったのは何故なんでしょう。
テーブルに置いといた飲みかけの紅茶に手を伸ばし、口を付ける。
(――でもあれだけで反応してくれるなら)
『・・・言っとくけど魅力探索をもっとアダルティーにしてもゼロスには通じねーぞ。』
心を読まれた。本当にリズくんにはわたくしの考えてることがわかってしまう――・・・。
なら、繋がってるお兄様にも少しはわたくしの気持ちをわかってほしいと思うのはいけないことなのでしょうか。一応、リズくんはお兄様をモデルに作ったのに、性格はまったく違う・・・。
『ゼロスは前に着替え中の女の部屋に入ったことがあったけどまったく動じなかった。
それどころか部屋から出てもらっていいですか?って女に言われたら「そんなに気になるもんなのか?」って言ったくらいだぜ?』
「うわっバカだね。それもうただのバカだよ」
「本当に・・・そういうことに興味がないんですのね」
なんだか相当自信がなくなってしまった。
シェリーは俯く。
『・・・だからさぁ、もう別の男にしちゃわねー?』
「別の男って、誰ですのよ・・・。わたくし、別に誰でもいいわけじゃ・・・」
『大丈夫だ。絶対お前も気に入るぜ。よく知ってる人物だし』
リズはちら、と意味ありげな視線をイレスに向けた。
285名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:11:20 ID:dG6OGlhC
>>284にて単純な誤字ミスがありました。
申し訳ないです。スルーしていただけると幸いです。
286名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 12:21:59 ID:1kvKjaKa
続きキタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
イレスの場合寝取りっぽくなるのかなーと思ったけど、
こういう感じになるとは…続きをwktkでお待ちしてます。
287名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 15:18:54 ID:9Hzbfof4
やっぱりガングレキャラの絡みって少ないんだな…
文治、十二やガリーノ辺りで期待してるんだが
288名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 17:27:25 ID:AxZPthOK
『大丈夫だ。絶対お前も気に入るぜ。よく知ってる人物だし』
リズはちら、と意味ありげな視線をイレスに向けた。
―――と同時にリズの身体がウェスペル・コアの状態になる。
『・・・何やってんだよアイツ・・・』
本当に戦いにしか興味がないヤツだなー。こんなヤツにシェリーは合わないな、絶対。
「わたくしのよく知っている人物?」
シェリーは顔を上げる。リズの視線の先にいる人物――それは。
「――俺?」
イレスは紅茶を飲みながら、自分に指を指す。
「イレスさま?」
『そう!あんな男より、イレスのがいいって。―――ゼロスより、お前のこと、ちゃんと見てると思うし。(知らんけど。)』
ぴしゃりと言い放ったリズ。シェリーは口に手を当て、考える。
―――たしかにわたくしは何かあると此処、探偵事務所に来ていましたわ。
それはお兄様の事を相談(という名の愚痴)を言いに来ているだけ・・・だけれども、
優しいイレスさまに会いたい、という気持ちもあったかもしれない。でもそれは――恋愛感情として、なのでしょうか?ま、まぁ、優しい笑顔にドキッとしたことは、ありましたけれども・・・!
「か、仮にわたくしが良いとしてもっ」
コホン、と咳払いをし、
「イレスさま本人にも選ぶ権利がおありでしょう?」
向かいのソファに座るイレスを見つめる。
「―――俺は・・・」
シェリーは隣に置いといたウェスペル状態のリズの手足を掴み、動かして遊ぶ。
「――俺は、シェリーのこと好きだよ」
「ふぇっ?!」
シェリーはびっくりして、リズを床に落とす。
向かいのソファに座っていたはずのイレスは、いつの間にか隣に来ていた。
「な、そ、わたくしは・・・・・」
「知らなかっただろ?俺が、ずっと嫉妬してたこと―――」
いつになく真剣な瞳でイレスは言った。左手をシェリーの頬に添えて。
「わ、わたくしは・・・」
距離が、近い。すぐ目の前に、イレスの唇がある。
―――さっきまでわたくしの恋の悩みを聞いててくれてたではないですかっ!それなのに、笑いながらも――イレスさまは傷ついていたんですか?わたくしは――・・・イレスさまを傷つけていたんですの?
「シェリー・・・」
「あ・・・」
シェリーは目を閉じる。立場的に。そうしなければいけないような気がして。
イレスは自分の唇を、シェリーの唇に近づける。
そして―――――。

そっと、重ねた。

(そう。それでいいんだよ。・・・いいんだけどよ。)
再度、床にほっぽり出されたリズは思う。
(このままイレスとシェリーがくっついたとして。)
(俺のこの身体はどうなるんだろう。性格はこのままで、身体だけイレスになるとか?)
いや、もしかしたら性格が悪すぎるとか言って、身体も性格もイレス寄りの人形にされるかもしれない。

そんなの嫌すぎる。
289名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:14:51 ID:AuYIrf8h
>>287
しかし九頭兄弟が女抱いてるところなんて想像できない
290名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 19:05:24 ID:O6OXbzdC
>>288
(´∀`*)wktkwktk
291VSシリーズ第三弾 ニコル:2007/06/23(土) 01:02:16 ID:H9rcxPej
 吐き出した息が、そのまま凍りついて落ちてしまうような、そんな白い化粧の施された平原であった。
 いくつかの影がせわしなく動き回り、時折金色の雷光が、紅蓮の炎が、透き通った氷山が虚空より現れては異形達に襲い掛かり、どす黒い体液を白雪の絨毯に飛び散らせてゆく。
紫の体表と、コウモリの翼、爬虫の尾、人間の五体でありながら、明らかに人に非ずと分る悪魔達を、異世界から召喚された勇者たちが尽く葬ってゆく。悪魔達の全滅も、時間の問題だろう。
二つの人影が、その戦場から離れた位置で対峙していた。共に若い男性である。片や茶を帯びた漆黒の髪をざんばらに切り、血を凝固させたような赤い瞳の青年。
背に縦に割った十字を背負うライダーズ・ジャケットは、鍛えられた筋肉にそって盛り上がり、その全身から立ち上る名状し難い『何か』がどこか人懐っこい雰囲気のある青年が、危険な因子を持っていると告げている。
 対峙する青年は、年の頃は同じだが、受ける印象は真逆だ。清潔に整えられた金色の髪、金糸の刺繍がふんだんに織り込まれた衣服、知的な印象を受ける涼やかな目元に、彫りの深い顔立ち。
 先の青年が、野生味を帯びた、どこか危険な男であるならば、こちらは洗練された物腰の紳士とでもいおうか。しかし、お互いの存在に根ざすものは、そう、かけ離れてはいなかった。
「思えば随分と遠くまで来たものだな」
「なに、しみじみしちゃってんの? あれ、仲間がやられそうで、寂しくなったんだ? うわ、恥ずかし」
「貴様の軽口も聞き飽きたな。大人しくドンレミ村で殺されていれば、こんな何処とも知れぬ異世界で私に殺される事も無かったものを。そうは思わないのか? 『神殺し』」
道化の様な、独特の言い回しをする黒髪の青年を、心かの侮蔑と敵意を織り交ぜた瞳で見据えて、金髪の青年は言葉に殺意を乗せる。
「ぜ〜んぜん。おい、ニコル、人をあだ名で呼ぶのは良くないって、お母さんに教わらなかったわけ? おれにはウルムナフ・ボルテ・ヒュウガって名前があるっての」
「ふん。いちいち口の減らん奴だ。まあいい、それも、今日で聞き納めだ。せいぜい、残りわずかな時間で好きなだけ喋ることだな」
 忌々しげにニコルと呼ばれた青年が顔をゆがめるのと同時に、その周囲に陽炎の如く沸き立つものがあった。それを鬼気といい、妖気といい、あるいは死気、瘴気と呼ぶ。この世にあってこの世にあらざるモノ。
異形なりし者のみが纏う事許される負の気配。
「へっ、殺る気マンマンじゃんよ」
 変わらぬ軽口を叩きながら、ウルは両手にはめていた『熊猫くんと河童くん』というマスコットの形をした最強の武器を外し、片手で握る。
「ウル!」
 その背中に、二人の女性の声が掛けられた。銀色の髪を編み込んだ、清楚な、どこか神秘的な少女アリスと、燃え立つような赤い髪をした美女カレン。共にウルを想う女性だ。   
二人を振り返って、ウルはにやっと笑う。とがった犬歯が覗く笑みは、悪ガキめいた、どこか幼い感じの笑みだった。
「心配すんなって。あんな奴ボコボコにして生ゴミの日にポイしてやるよ」
 本人としては小粋なつもりでウィンク一つをして、ウルはニコルを振り返った。
「行くぜ」
 それまでのおどけた調子を脱ぎ棄て、低く抑えられたウルの声が、罪人に刑を告げる審判者の様に雪の国に響いた。
「来い、ウル!」
 端正な顔立ちを歪めたニコルの声は、他者を見下す事を当然とする傲慢に満ちていた。それを壊される焦りにも似たモノを孕んだ声でもあった。
292VSシリーズ第三弾 ニコル2:2007/06/23(土) 01:06:38 ID:H9rcxPej
 対峙する真逆の二人を、同種の力が包み込み、アリスとカレンの瞳に強烈な光が差し込んできた。衝撃波を巻き起こし、雪煙を挙げて、ニコルとウルが上空へと飛んだ。互いに人ならざる超絶の魔物と化して。
 互いに人の姿をしてはいなかった。互いに持てる異能を駆使し異形と化した二匹の獣が、白銀の世界を覆う暗雲にいた。
 ニコルは鼻も口も融け、白い表皮に覆われた異形の人型と化していた。五指は鋭い針の如く尖り、禍々しい赤に染め上げられている。青い頭部からは山羊の様にねじくれた角が生えていた。
 『堕天使アスタロト』。ウルたちの世界において三大悪魔の一柱に数えられる極めて強大な存在の力を、死後の魂と引き換えに結んだ契約によりニコルは使う事が出来る。
強大な悪魔の力を、ニコルは自身の、人間の意志によって完全に制御していた。
 その異形の顔が、不愉快と分る形に歪んだ。
「貴様、その姿は何だ。私を侮っているのか? なぜ天凱凰の力を使わない!」
「へっ、ぎゃあぎゃあ騒ぐなっての。だからお前ラスボスになれないんだよ」
 アスタロトと化したニコルの前にあったのは、暗黒に染め上げられた硬質の体に、巨大な翼手目の翼を持った巨体の人型であった。
紫色の瞳に宿る光と肩をすくめるひょうきんな仕草は、なるほどウルらしい。
 『破壊神アモン』。堕天使アスタロト・魔神アスモデウスと並び称される最強の悪魔こそが、今のウルの姿だった。
 しかし、ニコルの言う通り、ウルにはより強力な力があった。
 『天凱凰』。星の力が具現化した天空神にして古え神。純然たる最強の力。それをウルはその肉の体に、魂に宿している。
 それをなぜ、この場で使わないなのか。それを、ニコルは己への侮辱と取った。
「お前のあすたろとと、おれのアモンは同格なんだろう? だからだよ。同じ条件でやり合えば、どっちが上か、分かりやすいだろう?」
「ふん、無い脳味噌で考え出した結果か。つまらん騎士道精神でも持ち合わせていたか、ウル。確かにアモンと私のアスタロトは同格。だが、例え貴様が天凱凰の力を使おうとも、勝つのは私だ」
「そういうのはおれに勝ってから言いな。口だけの男はモテないんだぜ?」
「地獄でもそんな口がきけるものか、試すがいい!」
 大気を引き千切り、アスタロト=ニコルが飛んだ。へっと吐き捨て、アモン=ウルが応じて飛翔する。
「おおおおおおおおお!!!」
「はああああああああ!!!」
 五指をそろえたニコルの指先に集中する魔力と、握りしめたウルの拳に宿る魔力が、互いを打ち抜き、巨大な光の洪水となって暗雲を切り裂き、白銀の世界を更に苛烈な白い光で焼き尽くした。


 ゼロエミとかヒョウシェリとか書いていたものです。グレイヴVSファンゴラム、わに。ヒロ、リトル・スノー、ミュウVSウェイブなどに続きまして第三弾です。
すいません、病気みたいなものなんです。発作的にバトル書きたくなるのです。しかし、悪魔光線使いたかったなあ。エロじゃなくてごめんなさい。
293オーヴィア×文治:2007/06/23(土) 02:44:58 ID:2F5lGqYD
九頭文治は苦悩していた。兄貴分であるところのグレイヴを倒しその存在を越えることを目標としている彼は、基本的に戦闘(と兄貴)のことくらいしか頭にないのだが…このときばかりは違った。
(………どこだ、ここは) 
目を覚ましたら全く見覚えの無い部屋にいた。ベッドに寝転がっていた状態から上体だけを起こして、とりあえずサングラスをかけて色々考えをめぐらせる。
まず、いつも使っている部屋の狭さが無い。ベッドもなんだかでかい。全体的に明るい。嗅ぎ慣れた煙草の匂いがしない。それから…そう、匂いだ。
煙草の匂いどころかこの部屋に染み付いた少し鼻につくその香りは…多分、女のものだ。ネクロライズ化されさらにシードで強化された己の神経、…この鼻に狂いは無い。
だがしかし何で自分が女の部屋なんかで寝ていたのかと考えると、それがどうにも解らないのだ。
正直な所女というものに対する感心だとか興味だとか、とにかくそういった類のものは薄い方だ。特にこんな体になってからというもの、それはより顕著になった。…で、なんでその自分がこんな状況にいるのか。
考えながらさらにもっと忌々しいことに気付いて、舌打ちをする。…この体全体に感じる倦怠感は間違いなく、事後のものだったからだ。
どうしたものかと溜息をついて、とりあえず気分を変えようと煙草に手を伸ばす。…と、それと同時進行で反射的に反対の手が枕の下に入り込み、そこにある鉄の塊を掴んでいた。
 
「あらぁ?もう起きちゃったのねぇ、残念。寝顔、見たかったのになァ」
「……手前は…」
 
左手で銃を突きつけ、反対の手で煙草をとろうと手を伸ばす。…横から伸びてきた細い腕にライターごとやんわりと奪い取られ、それはかなわなかったが。
こんな近くに接近されていたのに、しばらく気付けなかったと言う事実に内心軽く毒づいた。
突きつけられた銃を意にも介さず、にっこりと微笑んで手の中に収めた煙草とライターを見せ付けてくる女は、名前をオーヴィアと言う。
豊かなバストに、大きくくびれたウエスト、その下の柔らかで形のいいヒップ。健全な男であったなら視線を送らずにいられないその体を、バスタオル1枚巻いただけの状態で隠している。
そんな露骨すぎる格好で文治の目の前に現れた彼女は、ベッドに腰をおろすと悪戯っぽく微笑んで手に持っていた箱から煙草を1本取り出し文治に勧めた。
 
「どうぞ。…あ、火も点けるでしょう?ふふ、昨夜はお疲れ様」
「……………おい、どういうことだ。」
「ふふふ、やっぱり覚えてないんだ?あんなに気持ちイイことしたのに、ねぇ?」
 
…同意を求められても困る。そもそも覚えていないも何も、気付いたらこんな状況だったわけだからはいともいいえとも言えない。銃口を彼女の頭にマークしたまま、されるがまま煙草を咥ると、そこに火を点けられる。
顔に向かって煙を吐いてやると、オーヴィアが小さくむせて一瞬むっとした顔をしてすぐにまたどこか厭らしい笑みを浮かべた。そして…ライターを置いた彼女が、反対の手に持っていた何かを文治の目の前に持ってきてちらつかせる。
それは小さな瓶だった。装飾的な形と掌に収まりそうな大きさから見て、香水の瓶だろうか?
 
「これ、私が作ったお薬なの。失敗はしてないんだけど…うふふ、ちょぉっと強力すぎたみたい」
「薬、だァ?」
「そうよォ、きもちよーくなれるお薬。昨日完成したのを、九頭さんで実験したの」
「おい、アンタなぁ…人をなんだと思ってンだ、こら」
「丁度皆で酒盛りしてた最中だったから、飲ませるのが楽で助かっちゃったぁ。…それにしても。すごかったわよォ?昨夜の九頭さん」
「……………………」
 
聞かされた回答に脱力して思わず銃をおろしてしまう。つまるところ、文治は媚薬の実験台にされた挙句体よく食われたわけで。
…役得のハズなのだが、どうにも納得がいかなくて文治は頭を抱えた。
 
 
>>287だが、自給自足してみた(ID違うのは、今回パソコンから書き込んでるから)
文治や十二が女抱いてる所はたしかに想像できないよな…だから逆に女に食わせてみたんだが…圧倒的な文章力不足だ、すまん
294名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 11:16:51 ID:j6El2PUB
みんな突然どうしたんだ!?

グロランの新作が出たからなのか!?
295名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:13:40 ID:0EL+Ao3M
オーヴィア×文治キタコレ
296名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 23:28:59 ID:Qz7xIwP9
ラルってこのスレではまだ出てきてないよね?
297名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 00:25:41 ID:ogskGOVN
>>291-292
おまいさん七福神まで倒したんだな
298名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 13:51:20 ID:KchI2Iow
(´ω`)
299名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 16:34:48 ID:wyxS8ikr
>>288
あれ、終わっちゃった…のかな?
300名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 18:21:33 ID:zYwMzUW3
イレシェ書いてるものです。
すみません・・・まだ続きます。
今続き(エロ)を書いてる途中でございます。
本当は昨日までに仕上げようと思ってたんですが・・・。
出来れば今日中、もしくは明日までに投下を・・・!
待っていただければ幸いです。

それにしてもイレシェ、タイトルぐらい付ければ良かったなぁ。
浮かばなかったんですよね。
301名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 20:22:58 ID:w0ctuVKE
>>300
楽しみに待ってます!
タイトルは後から付けても大丈夫だと思いますよ。
302名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 21:51:14 ID:ogskGOVN
急にスレ活性化したな

ここ最近ハーレムの人が一人で支えてくれてたし、喜ばしい限りだ
303名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 00:17:18 ID:/065ybhS
活性化してきたところでミカ絡みの話を期待
304名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 10:42:29 ID:RjZRPnr8
アニメ版では童貞説まで唱えられてるグレイヴの兄貴にも誰か愛の手を…
305ココロノナイテンシ:2007/06/25(月) 11:14:07 ID:aTIqraS9
黒リィン「流れを切るミカさんの産卵シーンはいかがですか?」
306名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 12:07:25 ID:S0JvDVgv
>>305
読みたいです〜><
307ココロノナイテンシ:2007/06/25(月) 17:28:24 ID:9A1tHhfn
>>306
インスタントだから短いが、御検分願いたい。

肉の壁、生臭い空気に汚染された空間でナイツ達の苦痛は続いていた。
ミカもその一人であった。
ただし、他の女性達とは違って彼女の大事なグレイヴは生きていた。
ナイツ達と世界の卵の戦闘でエンディアの規律が不安定になり、
全身の血液を定期的に取り替えなければ生きれない身体は元に戻ってしまったが生きていた。
四肢を切断され、胸の一部から上だけを残され、肉の壁に埋め込まれて生きていた。
命よりも大事なミカの産卵場面を見せつけるために世界の卵が仕組んだのかはわからない。
仮にそうであれば、グレイヴとミカにとっては耐え難い拷問以外のなにものでもなかった。
「や…はあ…み、見ないで…見ないでグレイ…うぐうう」
ミカの格好は両手だけが拘束された状態であった。ズボンだけがはぎ取られ、雫と同じような
虫が卵さけを注入していく。膝がガクガクと震え、下腹部が限界まで膨れあがっている。
「こんな…こんな…いや…見ないでえええ…こっうぐ、んんんっ!」
両脚を閉じ、卵を排出しないように耐えるミカ。それに反し、ぶりゅぶりゅと虫の体液と
膣から垂れ流されている愛液そしてヒクヒクと疼く膣口。
「いや…いやああ…グレイヴゥゥ…ごめんなさ…はぁ…ごめんなさいい…うぐうう…ふっ」
ビクビクと今までで一番大きく腹が動き、ミカの喉が反り返った。
カッと瞳を開き、息が出来ない程の激痛に口がぱくぱくと開かれた。
「かはっ…あぐうううっ…で、出てくる…たま…わ、私のな…か卵…」
そして肥大化した下腹部が波打つように震えた。
「ふん…ぐ…ああああああっグレイヴ…み、見ないで見ないでいやあああああ!」
ミカが叫ぶのと同時に秘部から破水し、ぶりゅるるるると羊水が大量に流れ出した。
「んぐふふんんんんんんっ!」
ぶにゅ…ぐちゅううううう……ぶりゅ、ぶりゅううう―――。
卵がミカの股からぼとり…ぼとりと産み落とされる。
母体を保護する為なのか、卵が産まれる為に狂いそうな程の絶頂感が
身体の真から脳まで電撃様に突き抜けた。
「あはっ―――ああ、あああ!ま、またくる、きちゃううああっ!」
絶頂を立て続けに受け、身悶え、震えるミカ。
グレイヴは何も言わず、ソレを見ていた。
唇を噛みしめ、何も出来ない自分。
眼から落ちる涙がグレイヴの頬を濡らした。

「―――――て言う同人誌なんだけど…ど、どうかな」
ミュウが顔を赤くしながらグレイヴを見上げる。
「え、誰が作ったのかって?あ、ボ、ボクが原作で作画はオーヴィアさんだよ」
「…………」
グレイヴは視線を少しずらした。
「え…あ、一冊、1000ディア。他にもミカさん関連であるかって?ごめん、今のところは
ないよ。オーダーメイドなら追加料金で作るけど、先約はガイザンさんがいるからその次になるけどいい?」
コクコクと頷くグレイヴ。
「あら、グレイヴにミュウちゃん、めずらしい組み合わせね。何かあったの?」
少し身を引くグレイヴに、ミュウは満天の笑顔で
「うん、グレイヴさんにお花を貰ったんだよ。綺麗でしょ?」
「まァ、素敵。グレイヴったら…うふふふ」
世の中には知らない方が良いこともあるんだな…グレイヴはそのことを実感した。
308306:2007/06/25(月) 21:13:37 ID:WHfGTIvm
>>307
ありがとうございます!
短いけど読みやすくて好きだな
しかしこんなダークな原作を書くミュウ…すさまじいw
309名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:24:22 ID:PWcTXSU9
この素晴らしい同人誌は何処に行ったら買えますかね(*゚∀゚)=つ{1000ディア}
310名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 22:30:52 ID:YvVWYqoe
おまいら皆まとめてGJ
311名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 12:26:06 ID:iQ1K41nH
( ´∀`)
312カーマイン×モニカその6:2007/06/26(火) 19:08:48 ID:nb/nayIA
「んっ!くぅ……っ!」
 カーマインの太くて硬い肉棒が、私の膣内にずぶりと入る。
「ふっ、はぁ……はぁ……」
 何度抱かれても、初めて入れるこの瞬間は少々きつい。そもそもいくら私の愛液で濡れていようとも、歳相応よりやや小柄な体躯を持つ私の中に入れるのにはカーマインの肉棒は大きすぎるのだ。多少ほぐれた程度ではそれは変わらない。
 初めてのときは、それこそ裂けるかと思ったほどの痛みと血を出したものだ。まあ、何往復もしたり精液を出されるなどすれば動きもよくなるし、簡単にするっと入るのは逆に締りが悪いので問題だと思う。
 特に身体が幼い私にとって、締りの良さというのは他の女達より優れている性的アピールポイントのはずだ。それに、女達の中で一番幼いということは、それだけ若い体を維持できるわけで、その点でも有利といえる。
「んんっ……いい。カーマインのチンポ、ぐりぐりとはいってっ、くぅ……」
「ああ、俺も気持ちいい」
 ゆっくりと、がっしり私の腰を掴んだ状態で前後に動く肉棒。
「モニカ……」
 ふと、カーマインは中に入れたまま動きを止め、私の頬を優しく撫でる。
「どうしたの?んんあっ……」
 ぐっと抱きしめられその拍子で腰が動き、肉棒が擦れて喘ぎ声を出してしまう。
「いや……モニカの年齢を考えたら、本来はこういうことはしないほうが――」
「嫌っ!そんなの嫌よ!」
 首を激しく横に振る。
「そんな事言わないで……私の身体、ぐすっ、そんなに魅力、ないの?」
 胸がないのが駄目なのだろうか?腰の括れがあまり無いのが嫌?お尻や太股に肉が付いていないのが気に入らない?膣内が狭いだけで気持ちよさを感じない?
 ――もしくは、誰かにそう指摘されたのだろうか?カーマインは変に素直だし……私がヒロについて言った時にように。(注:『ヒロのラブラブ大作戦?その8』参照)
「違う。モニカは今でも十分魅力的だ。この薄い唇も、感度がいい胸も、スベスベした肌も、小さな羽も、すっぽりと抱きしめられる体も……全部、俺好みだ」
 私の目に口をつけ、涙を舐めとった後、指を唇から胸に、そして肌の上を滑らすように背中に回し羽を弄った後、もう一度抱きしめる。
「じゃあ、私の体を好きにして。いつでも、何処でも、何度でも。軽いキスも、激しいエッチも、優しい声も、意地悪な言葉も……貴方のものだから、私はすべて好きになれるの」
 首筋に口をつけ、甘噛みをする。そうすると、カーマインも私の首筋に歯を立てていく。
 互いに黙って首にキスマークを付けていく。暫く消えないだろう傷を、何度も、何度も……
「だから……もっと、私を求めて。私だけなんて言わないから、独り占めにできなくてもいいから、私は貴方と一緒にいたいの」
 ――まあ、独り占めにできるならそれに越した事は無いとは思うが、それは兎も角。
「そうか……変な事を聞いてしまったし、今更でもあるか」
 カーマインはそういって上半身を私から離す。
「そうよ、今さ――んひっ!?」
 すっと腰を引いて肉棒の先が膣から出たと思えば、すぐさま子宮に激しく当たるほど腰を突き出してきた。
「ふうっ、はっ……激しく、するぞ」
「んぎっ!んはあっ。は、激しっ、もっ……んにゃ!?してっ、はげっ、はぁ、もっとぉ!」
 ごすごすと子宮が叩きつけられるように押される。そんな激痛紙一重の快楽に酔い、私ははしたなく声を張り上げた。
313ドウム人造人間量産計画18:2007/06/27(水) 00:31:23 ID:nLA4Vczh
ここ最近、ゼロスとエミリーの仲が良い。というよりはエミリーがゼロスに対しての好意を隠さなくなった――というのがもっぱらの評価だった。
 この二人の今後を、やっかみと好奇心を混ぜて生暖かく見守っていたアジトの面々もある意味予想外の結果に、ほうほうと頷いていた。ほぼ毎日エミリーはゼロスの部屋に足を踏み入れいているし、外に出る時も良く二人で行動している。
 ゼロスの方もエミリーを鬱陶しがるかと言うと、まあ、少しはそういう素振りもするのだが、おおむねエミリーの好きにさせているのだ。
 もっとも、部屋の中で行われ続けている行為は、多少、当人たち以外の予想を超えて淫靡だった。

 華奢な体格に不釣り合いな乳房はエミリーが身をよじるだけ波打ち、しばらくたぷたぷと揺れていた。ゼロスとの時と場所を選ばずに行い続けた
――いや、今も続けている、度重なる荒淫によって、短い期間で張りも大きさも感度も増したようだった。
 いつもの軍服の胸元をはだけて、指が触れるまでも無く勃起し、男性器の勃起にも負けずしこりたった乳首も、これ以上ないほどに、痛々しい程に赤く充血している。
 ベッドの背もたれに体を預けたゼロスの上にのしかかる形で、エミリーがもたれかかっていた。
 白い肉のタンクも赤い肉粒も、なにかをされるまでもなく、肉悦の予感だけで火照って潤んでいた。
パブロフの犬の様に、ゼロスと二人きりになる、それだけで半ば自身の意思さえ無視して、エミリーの体は雌の、
いや雌以上の、人間であるからこその限りない欲望がエミリーの体の奥深くに根付いている。もはや取り除く事の出来ぬ根であった。
「うんん……。んんむう、むちゅ、ぷあっ」
 にちゃにちゃと音を立てて、自ら寄せた双乳の間で見え隠れするゼロスの肉棒に唾を垂らし、滲みだした汗と照明でてらてらと輝く様に、エミリーは頬を紅潮させて、熱い吐息を零していた。
「ああ、ピクピク動いて、気持ちいいでありますか?」
「さあな」
 相変わらず素気ない返事だった。とはいえ、微妙にこわばったような響きの混じっている事が、肉棒を通して伝わる快楽の大きさを如実に表している。
 鉄の芯が通っているかの如く逞しい肉の快楽棒は、びんとそそり立ちながらも、こねまわされ、揉み合わされる白い乳房の中に埋もれている。
先端の鈴口から滲み出る先走りの液が、エミリー自身が垂らした唾と噴き出た汗と混ざり合い、エミリーの脳と粘膜を例えようも無く甘美かつ苛烈に刺激している。
 エミリーの胸は何処までも柔らかく、それでいて自分の指を跳ね返す弾力にも満ちていた。ずぶずぶと胸肉の中に細く長い指は沈み込み、白い肉の中に埋もれるその様は生唾を飲み込みかねない淫らさがあった。
 ぬちゃぬちゃ、ぬちゃぬちゃと響く水音は、長く長く続いた。
「あむ、んはあ、はあん……」
 エミリーの息遣いは荒く、胸をこねまわす動きは激しく変わり、肉棒に振らす口づけもより熱烈なものに変わっていく。
 ちゅ、と小さな音を立てる軽いキスを亀頭に飽きる事無く続け、時折押し出された肉棒を口の中に含んでくちゅくちゅと音を立てて舌を絡ませ、濡れ光る唇で亀頭のえらを扱く。  
エミリーの体は、もう膣も口も等しく性器として機能していた。膣へ挿入すれば肉棒全体を包み込み、柔らかく暖かい肉は肉欲のままに絡みついて精液を絞ろうと淫猥に動き、
口の中に肉棒を入れれば、なによりの好物、ご褒美とばかりになめしゃぶりつき、口内粘膜と舌で目一杯歓迎してくれる。
喉にしみ込む味わいと、口の中で確かな硬度で存在を主張する肉棒に跳ねまわれると、顔を犯されている、口で奉仕しているといった感覚が、エミリーの心をより暗く、淫らに燻らせてゆく。
314ドウム人造人間量産計画ラスト:2007/06/27(水) 00:34:33 ID:nLA4Vczh
「んん、るはあああ、あふうぅぅ、いいん、んぱあ」
「口も忘れるんじゃねえぞ」
 ぐいと押し出されたゼロスの肉棒が、容赦の無い勢いでエミリーの口の中に雪崩れ込んできた。たらたらとエミリーの口の端から零れていた唾液が、既に濡れ光っていた乳房に滴り落ちて、新たなぬめりと光沢を作っていた。
「んぐう!?」
 小振りな唇を目いっぱい開いて、ゼロスの巨根を受け入れ、快楽にとろけ、潤んだ瞳の端に涙を浮かべながら、エミリーはんん、んん、と鼻にかかった甘い声を漏らして答えている。
 突然の侵入に驚きながらも、すぐに新たな行為に身も心も順応しきっていた。
 よくもまあ、ここまで変わったもんだと、ゼロスは今更ながらに思う。別に普段からエミリーがこんな様子なわけではない。
いつもどおり少し頭のネジの緩い生真面目ぶりを発揮しているのだが、今の様にゼロスと二人きり――性交、愛撫の一つもできる状況になると、飢えた犬の様に求めてくるのだ。
「おふぃんぽお、んはああ、いいふぃいれありまふうう、んあああ」
「そんなにいいかよ?」
「んん、いいい、いいれふうう」
 ぬちゃぬちゃと音を立てる、濡れ光る乳房の中で肉棒はこの上ない激しい動きで挿入の動きを繰り返し、赤く染まった頬は、
咥えこんだ肉棒に時折中から押し出されながらも、決して離さず、絡ませた舌も窄めた頬の動きも止まる事など知らぬよう。
 愛しげに肉棒に舌を絡め、赤い唇がめくりかえり、柔らかな乳房が絶えず刺激を加えてくる快楽の相乗効果に、ゼロスはたまらず欲望を爆発させた。
「ちいっ!」
「んんぶ、んはあ!? んぶう、あひゃああ、あうああ」
 焼けた鉄が尿道を通じて勢いよく噴き出したような射精だった。どくどくと、いつ終わるのか分からないと錯覚してしまいうほどに長い射精だった。
 咽喉を鳴らし、舌と頬の動きとを、連動させて、エミリーはなんとか量も勢いも粘りもある精液を懸命に飲み下していた。
 ゼロスは、一つ息を吐き出してから、自分の腹筋に当たるエミリーのお腹を見つめた。
「腹のガキは大丈夫なのか? この姿勢」
「ん、大丈夫でありますよ。まだお腹も目立っていないでありましょう? んん」
 ちゅるっと音を立てて、尿道に残る精液の最後の一滴をすすりながら、エミリーが答えた。
 ゼロスとの理性と道徳を追い払った性交の結果が、エミリーの胎内に宿っていると分って一週間が経っていた。
 魂を持たないためか、ゼロスには根本的な本能の一部が欠落している。たとえば、異性に関する淡白さや、種の保存として子を欲する衝動などだ。
そんな情動の抜け落ちたゼロスに子供が出来た――ゼロス自身にも見当がつかない、現実感の無い出来事であった。
 ただ、なんとなく、エミリーを守ってやるか、そんな風に思っていた。
「ゼロス殿……」
「あん?」
 ゼロスの体から身を離したエミリーが、尻をゼロスに向け、自分の両手で菊花を押し開き、ゆらゆらと丸い尻を揺り動かしていた。
「ああ、はやくうぅぅ」
「たくよ」
 苦笑一つ洩らして、ゼロスはあっという間に一度の放出から硬度を取り戻した肉棒を、ゆっくりと、エミリーのセピア色のすぼまりに押しあてた。
 元の世界の連中が知ったらどうなる事やら、そんな風に思いながら、エミリーの直腸の感触を楽しんだ。
 ちなみに、ガイザンは自分がエミリーに下した命令を思い切り忘れていた。

 とりあえず、こんな感じでラストということで。ちょっと中途半端?
315ミカゴラム誕生:2007/06/27(水) 00:41:26 ID:nLA4Vczh
前スレのグレイヴVSファンゴラム戦後の話です。 

ソレを見た時、グレイヴは自分の目を疑った。死人になってから、初めてと言っていいタイプの驚きだった。何と言うか、反応に困った。
にわとりという名のコカトリ「にわとり」スを掃討するクエストの依頼を受け、いざ戦闘に入ってからの事だ。以前にコカト「にわとり」リスとの戦闘から、ステータス異常に対する対策は万全。ウェイトの長いグレイヴは、一撃必殺を心がけていた。
一発の威力が低いミカは、手数で攻めるか、後方支援を行うはずだった。シードとの共生で常人以上の力を手に入れたとはいえ、17歳のミカを、モンスター達との戦いの前線に立たせるのは、客観的にも、グレイヴ個人としてもあまり得策では無かった。
リアライズした、骸骨に抱かれた棺桶――デス・ホーラーの鎖を鳴らして、グレイヴはミカの前に出て自身を壁にしようとした。
三年前のミレニオンとの抗争の時よりも逞しくなったとはいえ、まだ二十歳にもなっていないミカの小さな背中まで三歩の距離で、ミカはリアライズし、リアライズの巻き起こす光の中から姿を見せたミカの姿に、グレイヴは冒頭の反応をする事となった。
今にも石化のブレスを吐こうと、胸を膨らますコカ「にわとり」トリス達のど真ん中に、巨大な鉛の弾丸が叩き込まれた。次の瞬間、遅れてきた音の波と弾丸の破壊力、生み出した衝撃が、コ「にわとり」カトリス達を尽くミンチに変えて、周囲にばらまいた。
ぷん、と血の匂いとばら撒かれた鳥類の内臓や糞尿の匂いがした。
焼け焦げ引き千切られた羽根や血肉が、粉塵に混ざり込み、一瞬でこの場を一方的で、凄惨な惨劇の場へと変えていた。
ミカの放った、たった一発の弾丸で。
その張本人であるミカはグレイヴを振り返り、にぱっと笑った。悪魔の翼の様に広がる漆黒のロングコートは、ミカの動きに従順に従った。もともとグイレヴ以上の巨漢が身につけていた品だけに、小柄なミカには丈があっておらず地面にふれている。
「グレイヴ、見ててくれた?」
「……」
 どう答えて良いものか迷ったので、とりあえず頷いておいた。
 鍔の広い帽子をかぶったミカは、グレイヴの困惑したような反応にも嬉しそうに頷き返していた。 
 同行していたヒョウマとリィン、ヒロが顔を見合せて首を捻った。
「なあ、あれって……」
「えっと、たしか、ファンゴラムさんの銃、ですよね?」
「コートと帽子もおまけか」
 銃身は二メートルを越し、口径は30mmを超える、魔銃ケルベロスシリーズの真ん中の首「センターヘッド」。グレイヴの持つライトヘッド・レフトヘッドを悠に超す巨銃にして人外にさえ扱いきれぬ狂気の産物。
 最強の死人兵士ビヨンド・ザ・グレイヴにさえ扱いきれなかったセンターヘッドを、頭三つは小さいミカが平気な顔で、右手で振り回している。
「見ていて、グレイヴ。私の新しい力」
「……」
 それから後の事は詳しく述べる必要はあるまい。ただ、右手に握ったセンターヘッドで敵を蹴散らし、センターヘッド発射前後の隙を、左手に握ったパピーファングでカバーして近づこうとするもの、逃げようとする者を、ことごとくミカが屠った事だけ述べておく。
316ミカゴラム誕生ラスト:2007/06/27(水) 00:43:29 ID:nLA4Vczh
で、アジトにてミカに対して尋問が行われたのは当然な成り行きだった。
「……」
「え? どうしてセンターヘッドを持っているかって? ほら、ガリーノとの決戦の前に、グレイヴとファンゴラムが戦ってたでしょ? 
ガリーノを倒した帰りに、センターヘッドが消えずに残ってるのを見かけたの。
それで、もったいないなあ、と思ってこっそり持って帰ってきたの」
「……」
「なんで、リアライズできるのか? 少し長くなるんだけど……。ほら、私って火力不足でしょう? 魔法でもいいんだけど、この世界から元の世界に戻ったら使えなくなるでしょうし。
その事を考えたら、やっぱり銃とか、戻っても使えるものを鍛えた方がいいじゃない? それで、センターヘッドが使えたらなあ、て思って、色々とやってたの。ATKアシストとか、スロットの限界まで付けたりね。
でもまあ、結局センターヘッドは持ち上げる事も出来なかったんだけど」
「……」
 相変わらず沈黙のグレイヴだが、話を促している。
「それで、リアライズすれば能力上がるでしょ? 正確には元の世界での力が戻るってことらしいけど。それでパピーファングをリアライズした状態でセンターヘッドを使ってたら、なんだか使えるようになっちゃった。
多分、私のリアライズの一部って、エンディアに誤認されたんじゃないかしら? それからはグレイヴを驚かそうと思ってこっそり内緒にしてたの。ふふ、驚いた?」
「………………」
 そりゃもう驚いた。
「私、三年前よりは少しはましになったけれど、まだ、グレイヴの足を引っ張ってる」
「……」
 そんな事はないと、グレイヴは静かに首を横に振る。余計な気遣いなど無い、心からそう思っているのがわかる動作だった。
「ありがとう。貴方がそう思ってくれているのは私にも分る。でも、私自身がそう思えないの。私に力があれば、お母さんや、DrTや、トキオカさんも助けられたかもしれない。スパイクも。
もちろん、いくら後悔しても死んでしまった人が生き返るわけじゃないわ。私ひとりの力で、何ができるのかって、自分でも思うわ。だから、過去は変えられないから、これからの未来で後悔しない為の力が私は欲しかったの。
今はほんの少し、それを実現できたと思う」
「……」
 そっと、グレイヴの大きな掌が、ミカの頭に添えられて、優しく撫ぜた。ミカは、何を言うでもなく、あ、と小さな声を上げてから、嬉しそうに、心からの微笑みを浮かべて、グレイヴの大きな腕が自分の頭を撫でるのを受け入れた。

「なあ、グレイヴ」
「……」
 デスジェネラルがミカのパピーファングの弾丸の嵐に粉々にされて、砕け散り
「ミカ、随分強くなったな」
 ダークドラゴンの群れがセンターヘッドの巨弾に物言わぬ屍へと変えられ、原形をとどめぬ肉塊に変わり果てる。
「というか」
「……」
 ダブルエックスの巨体が、センターヘッドによって穴だらけにされ、六枚の翼と三つの瞳はパピーファングによって潰され、千切られ、血を噴いていた。
「無茶苦茶強え」 
「……」
 傍らのヒョウマの台詞を聞きながら、自分達の目の前で獅子奮迅の働きを見せるミカの姿を見てグレイヴが、
(ミカはおれが守る必要はない位に強くなったよ、マリア)
 と感慨にふけていたか
(おれって必要ない?)
と微妙に遠い目をしながら思っていたかどうかは謎である。
 なお、ミカの姿を見た雫が、ミカゴラムだー!(ミカ+ファンゴラム)と言い、ミカが微妙に凹んだのはどうでもよい話だった。

 ぎゃふん

 ミカとグレイヴのエロスの予定が、なぜか、こういう強化イベントがあってもいいのになあ、なんて思ったり思わなかったり……というものに。
 ニコルはガラハッドソード落としたし、ファンゴラムもセンターヘッド残してもいいじゃないかと。
 イレ×シェリ作者様、ココロノナイテンシ様、オー×文治作者様、カーマイン×モニカ作者様。もう、GJだなコンチクショウ! このスレにきて良かったぞコンチクショウ!(褒め言葉)。
317名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 05:50:50 ID:T1kSwopN
318名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 05:55:09 ID:T1kSwopN
>>312-316
今日一日良い気分で過ごせそうな気がする
319ココロノナイテンシ:2007/06/27(水) 09:43:57 ID:38ej4n2L
カー×モニ氏のモニカは貫かれるごとに純になっていく気がするな…身体が小柄だと締まりいいし若いからお買い得なのはごもっとも。
ゼロ×エミ氏…ガイザンの配下から寿退社だな。っーかエミリーエロすぎ仲間にみつかったらどーすんだ?
320名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 11:12:55 ID:9HqWc2rY
ミカゴラムってネーミングセンスが秀逸すぎるwww
グレイブの為に頑張るミカかわいいよミカ
321名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:48:22 ID:nrvGM/LV
ミカゴラムww
こうしておなごは逞しくなっていくのか…
グレイヴ、今日は祝い酒だな
322名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:17:46 ID:OZ3HBUx5
その酒はきっと涙味
323名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:45:27 ID:oh+pSmlM
>>322
文治「兄貴、今夜は飲み明かしましょうや……俺でよけりゃ、おつき合いしますぜ」
324名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 01:26:40 ID:KXYk+ITS
急に過疎ってしまったわけだが…(;´Д`)
325名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 08:04:31 ID:cAF8d8ui
投下するネタが思いつかないわけだが
326名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 11:05:09 ID:7R6slJZE
さすがにネタも尽きてきたな…
327名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 15:15:45 ID:DXdFWbOB
ヤンデレ続編とか3Pとかネタはあるけど、書く時間と早さに難あり。
カーモニ続きは明日か明後日までには。
328名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 18:24:34 ID:cAF8d8ui
難ありって…

こんな定期的に投下してくれる職人なかなかいないぞ?
329名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:48:54 ID:TWlsmgDq
すまん、急かすのが嫌で我慢してたんだが、もう限界だ…

イレシェの続きマダー?(AA略
330名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 23:23:12 ID:WLIf7qGP
ここの職人はほんとうにGJだな
いいスレだ…!


しかし急に過疎ってきたわけだが
331名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 14:27:37 ID:BXoNFQjv
グロー6が面白かったからそっち移ってんじゃね?
他シリーズファンはシラネ
332カーマイン×モニカその7:2007/07/02(月) 12:03:03 ID:jKukke3x
「いっ、たあっ!きもち、いいっ……いっちゃっ、んんぁっ!」
 激しく突き入れられる痛みと快楽。床に仰向けになって股を開いている私にカーマインが覆いかぶさり、体そのもので押しつぶすように腰を動かす。
「いっ、いぐぅ!あ、あ、あ、はぁ、はっ――んひゃあああああっ!」
 痛みすら快楽を増幅させるスパイスとなった私の体は、すぐに絶頂を迎えた……が
「はひゃ!?いいっ、んっ、あ、はぁん!かっ、カーみゃんんっ!」
 ビクビク震え、私がイッたのをわかっているはずなのに、カーマインの腰の動きは止まらない。ぼやけた瞳に、不敵な笑みを浮かべたカーマインが映る。
「いぐっ、んっ、はぁ、ひぁ!んんんっ……んはっ!」
「そろそろ出すぞ」
 そう言うと覆いかぶさっていたカーマインは上半身を私の体から離し、腰を掴んでいた手で今度は私の足を掴み、股を閉じさせるように――
「ひゃひいっ!?」
 閉じて狭くした分だけ膣を蹂躙している肉棒の動きがさっきより強く感じ、脳裏に白い閃光が奔る。同時にカーマインがぶるっと震え、
「あああっ!ひぃ……んんっ、でてっ、ぼびゅってでてっ、るっ!」
 どぷどぷと中に液体が注ぎ込まれ、私達の結合部の隙間から白くどろりとした液体が漏れ流れる。
「んっ……はぁ……カーマインも、いったの――」
 膣内が精液で満たされる感触に酔ながら、私はカーマインに抱きつこうと身を起こし、
「ひゃひっ!?」
 ぐいっと押し込まれ、体全身がビクリと跳ねる。
「かっ、いっ、ちょ……ああんっ!」
 硬さが殆ど失っていない凶器を連続でイッた私の膣内を蹂躙し続ける。ただ私に見えているのは、カーマインの少し歪んだ口元と、ギラリと『何勘違いしてるんだ。まだ俺のバトルフェイズは終了していないぜ!』とでも言いたげに輝いている、左右の瞳。
「はひゃ!んっ……あああああっ!?」
 イッて、イッて、イキ続けて……
「またっ、でっ、どくって……ああんっ!」
 出されて、出されて、出され続け……
「まっ、だぁ……んんっ……はぁ……っ!」
 でもその動きは止まることなく、何度も、何度も、何度も繰り返し……
「モニカ」
「はぁ……あ……もっと……す……きぃ……んはぁ」
 優しく、でも強引に、完全にリミットが外れたカーマインは、私の全てを侵食し、愛していく。
「あい……して……る」
「ああ……俺も、君を愛している」
 その声を耳にしたのを最後に、私は意識を完全に手放した。
333名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 20:59:03 ID:jKuARdFj
ちょwずっとカーマインのターン!
334名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 23:06:06 ID:JGOp1Iqf
カーマインの「愛してる」が激しく信用できないw
335名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 00:15:01 ID:mJ+3+TFa
いや、カーマインは本音を喋ってると思う。
ただ、それが向けられている女性が多いだk(ry
336カーマイン×モニカその8:2007/07/06(金) 00:54:05 ID:rwQmoWEc
「はい、モニカちゃん……よいっしょ」
 その声と共に、ティピが私の額にベチャッと濡れタオルを落としてくる。
「何のゴホッ、まね?」
「当然、お前の看病に決まっている」
 ベッドに寝ている私にそう言ったのは、近くの椅子に座りリンゴを切っているヒロだ。ちなみにあまり慣れていないのか、剥いているリンゴの形がかなり歪だ。
「カーマインは?コホコホ」
 次の日、私は風邪を引いた。まあ、風呂から上がって数時間濡れた状態で裸でいればある意味当然の結果かもしれないが。
「カーマインなら依頼に出かけた。本当はモニカの看病をしたかったみたいだが」
「アタシ達がするって押し切った訳。看病中に変な事起きたら困るもんね。どっかの誰かみたいにさ?」
 ティピはジト目でヒロを見るが、
「そうだな。まあここまで弱った病人に手を出すような男ではないだろうが」
 ヒロは涼しい顔でそう言って、剥ききって体積が半分以下になったリンゴを上にポイッと放り投げ。
「ふっ」
 鍵爪に戻った左手を振るうとリンゴは綺麗に四つに分かれ、右手で持っていた皿の上に落ちた。
 と、ヒロがその皿をベッドの上に置く前にドアが開く。
「モニカは起きているか?」
 入ってきたのは、いつもの服装の上に何故かエプロンをつけているジュリアン。
「ゴホンっ。起きているわ」
「シチューを作ったのだが食べ……そんな目をするな。ちゃんとシルヴァネールと一緒に作った」
「そう。こほっ、二度とカーマインに会えなくなると思ったわ」
「そこまで言うか貴様は?」
「まあまあジュリアン、事実なんだしそのくらいにしときなさいよ」
「ちょっと待てティピ。お前までそんな事を言うのか!?」
 わいわいと言い合うティピとジュリアン。そうしているうちに、この世界にいるカーマインの女達の最後の一人であるディアーナが小さな鍋を持ち部屋に入ってきて、
「……ホコン、それは……何なの?」
 そう私が言ったのは、鍋の蓋が空き中身が見えた時だ。
「ん?普通にシチューなのだが」
「何で普通にシチューの色が緑と黒になるの!?」
 私の目に映っているのはどろりとした緑のスープに、黒々とした具。
「緑なのは色々入れた薬草の色で、黒いのはジュリアンが別に炒めたから少し焦げているだけだ。味には問題ないさ」
「ちょ!?ごほごほっ!?」
 危機感を感じ、私はベッドから吹き飛ぶように起きようとし……ガシリと、胸元を押されベッドに戻される。
「まあまあモニカ、折角 抜 け 駆 け を し た お前の為に二人が作ったのだ。し っ か り 食べておけ」
 私を押さえつけた犯人であるヒロは、一部分の言葉に力を込め底冷えのする声で私に言う。
「大丈夫だモニカ。薬草をふんだんに入れたから 健 康 に は 良い。焦げた具は正直不味いが……どうせ 気 に な ら な い」
 ニッコリと、本当にニッコリとした笑みでスープと具を載せた木製のスプーンを私の口元に……逃げようとしても、ヒロががっちりと私の体を固定していて敵わない。
「ディ、ディアーナ……誘わなかった事、怒ってる?」
「いやいや、私は全然気にしていないぞ?次は誘うと言っておきながらカーマイン君と温泉を楽しんだ事など……ぜ ん ぜ ん 気にしていないからな」
「物凄く気にしているじゃな――!?」
 私が思わずそう大きく口を開け、
「うん、口を開けてくれて助かる」
 ディアーナは無慈悲にもその危険物質を私の口中に放り込んだ。

【ちなみに次回で作品投下100回目に】
337名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 17:15:45 ID:QGCTD8Ck
>>336
なんという取り巻き集団…

そして99回もの投下乙
おまいがいたからこのスレが保守で埋まらずに済んだんだぜ!
338名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 01:26:30 ID:AgVKPcnd
>>336
GJ!!
100回目はもちろん、それ以降も楽しみにまってるぜ!
おまいはここの神だ!
339名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 22:52:20 ID:C0XAkp3Y
ROM専だから感想もGJもほとんど書いてなかったけど、毎回楽しみに読んでますた
99回乙!
340名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 20:01:23 ID:oUzAN1XZ
3Pとヤンデレは特に期待してますハァハァ
しかしイレシェとVSニコルの続きはまだか…
341名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 20:05:44 ID:3/jJYFWR
>>340

続きが読みたいのは分かるが急かすのはどうかと思うぞ。
342名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 02:07:02 ID:tXpGU4SP
やっぱり本番で難産になるんだろうなぁ…
でも待ってるよ!(`・ω・´)シャキーン
343(性的な意味で)世界を滅ぼす闇:2007/07/11(水) 00:31:51 ID:h2JLwcZe
 100回目はカーマイン自重しろネタ。それとエロ(兵真たちの3P)は後回しにして、しばらくネタやギャグを投下していく予定。


カーマイン「それで、俺に相談ごとって?」
兵真「ああ、ちょっと……だ、男女関係についてなんだが。なんつーか、得意そうなカーマインに相談しようと」
カーマイン「いや、別に俺は得意というわけじゃないが。ウルあたりのほうがいいんじゃないかな?」
兵真「何でだよ。お前ここで妖精含め5人も手出してるじゃねぇか。それにウルは駄目だ。アイツ、カレンの好意に気が付いていないし、アリス相手にもセクハラまがいな事はしても、結局キスすらしてねぇんだぞ」
カーマイン「そうだったのか?」
兵真「ああ、本人曰く『いや、俺も色々したいんだけどね。なんつーか、本気でがっつくと嫌われないかなーと。あの清純な目に見つめられると、押し倒したくてもできねー訳なんだよな、これが』だってよ。まあ、とにかく聞いてくれよ(説明中)」
カーマイン「……別に二人に手を出したくらいで、そこまで悩む必要はないと思うが?」
兵真「は?何でそういう答えが出て来るんだよ」
カーマイン「兵真は二人とも好きで、別に相手の二人も兵真に対してもう片方の女性を捨てろと言っている訳でもないし……変か?」
兵真「いや、変だろ普通。大体、カーマインは元の世界にも女いるんだろ?」
カーマイン「ああ、俺にとってかけがえのない大切な人たちだ」
兵真「……ちなみに、向こうには何人いるんだ?」
カーマイン「身近な所で妹のルイセにサンドラ母さん、あとルイセの親友のミーシャに看護婦のカレンさんの――」
兵真「ちょっと待て。妹とか母親とかさっき言わなかったか?」
カーマイン「ああ。別に変なことは言っていないはずだが」
兵真「言っているじゃねえかよキッパリ!?マズイだろ色々」
カーマイン「いや、母さんが『私ともルイセとも貴方は血が繋がっていないから、大丈夫ですよ』とか……」
兵真「なんつー母親だ、それ……とにかく話は戻すけどよ。流石に俺も二人同時に責任とか取れないし、いずれ……って、何でそこで首傾げるんだよ!?」
カーマイン「駄目なのか?俺の場合は『お兄様がみーんな愛してくれるんなら、ぜーんぜんOKだと思いますよー』とか『えっと……皆さん仲良くできるなら、別に私は良いと思います』と言ってくれているのだが」
兵真「……あー、異世界だから重婚とか、ハーレムとか問題なく出来るって話か?」
カーマイン「国王含め駄目なのだが……『大丈夫だよお兄ちゃん。エリオット君もお兄ちゃんの為ならバーンシュタイン軍貸してくれるって言ってくれたし、私が皆既日食グローシアンの魔力全開で王様に頼めば、きっと……フフフ』と妹が」
兵真「なんつー妹だよ!?って言うか脅迫する気満々じゃねえかそれ!?」
カーマイン「そうなのか?」
兵真「……なんと言うか、悩んでいるのが馬鹿らしくなってきたぜ」
カーマイン「まあ、あくまでこれは俺の場合だから、参考程度にしかならないと思う」
兵真「参考にすることもやばいような気がするけどな……まあ、雫もスルクも激しくいがみ合っている訳じゃねぇし、俺の場合はこれ以上増えるわけじゃないしな。とりあえず聞いてくれてありがとうな」
カーマイン「ああ(ウルゼルとかオーヴィアさんとか、あと数名増えそうな気がするが……言わないほうがいいか)」
344名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:04:32 ID:/7CxzZxf
光属性二人がたらしで闇属性ウルが奥手とは何と言う皮肉!!
まあデビルマンだしなぁウル。
345名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 16:54:59 ID:R/Jh/tG1
これはウルゼルとオーヴィアが関係に加わるという布石なのだろうかw
346名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 21:32:35 ID:kUo6K4VE
ヤンデレの人も加われば、血染めの薔薇色ハーレム生活が!
347ココロノナイテンシ:2007/07/12(木) 21:49:52 ID:MrKu6aZ+
黒リィン「私も加わってかまいませんか、兵真さん?」
348名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:08:34 ID:e43M0EDK
兵真「だが断る。俺が好きなのはヤンデレた不憫ヒロインのお願いに『NO』と言ってやることだッ!」
349名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 06:05:35 ID:QGORiJiC
エンディア「ぼく、男の子だよ?…それでもいいの?」
350名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 19:12:46 ID:e/MgcTuA
兵真「いいに決まってんだろハァハア」
351ココロノナイテンシ:2007/07/13(金) 19:35:01 ID:Z7BhyG5x
黒リィン「やだ、兵真さんたら…チ○ポもぎ取って欲しいならそう言って下さいよ♪」
352名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 21:55:47 ID:pBrjUi6a
雫「お、男のことなんて…ひょーま、ふけつー!」
353名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 22:25:09 ID:7onB76Vz
グローランサー6でショタに目覚めてしまった俺ガイル…
354名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 06:15:59 ID:1ZJitGyb
某テ○ルズでショタに目覚めた俺なら、エンディアを性的な目で見ることは可能
355名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 10:50:15 ID:P4lPdqHp
某サモンナイトでショタに目覚めた俺なら(ry
356名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 13:25:16 ID:iwwwHIP1
>>353-355
よう俺。
357名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:42:48 ID:fskk4PxL
黒リィンこええw
358ルインの愉快なナイツ達3:2007/07/15(日) 00:29:29 ID:6CFK6JRu
【今回、ルイン3人(むしろ作者)がかなりおかしなことをしていますが、笑って許してくれれば幸いです】

ヨイチ「……ボス、今回は何なんだい?」
ライゲン「ウム、100回記念らしい」
ヨイチ「いや、だから何が100回……」
ライゲン「気にするな。とにかく100回記念ネタとして、登場数発表をする」
シェリー「まあ……私やお父様は出てくるのでしょうか?」
ライゲン「残念だが、姫。私達はそれぞれ一回と二回しか出ていないレアなキャラクターなのだよ。そもそも、作者は姫を仲間にしそこなっているのでネタにしにくいようだ」
ヨイチ「いや、そんなメタなこと言わなくても」
ライゲン「とにかく、登場数トップ5。まずは男性陣からだ」

1位 日下兵真 43回
2位 カーマイン・フォルスマイヤー 34回
3位 無堂院疾風丸 8回
3位 グレイヴ 8回
5位 沖田総司 5回

ライゲン「ふむ、とりあえずあの少年、オリジナル主人公としての面目は保たれたようだな」
シェリー「3位以下の登場人物が極端に少ないですわね、お父様」
ライゲン「ふむ、ぶっちゃけて言うとエロをしているかいないかの差だ」
シェリー「エロ……どういう意味なのです、お父様?」
ライゲン「姫、エロというのは――」
ヨイチ「ボス!?ストップ!ストーップ!?」
ライゲン「どうした、騒がしいぞヨイチ」
ヨイチ「シェリーにそんな事を説明してどうするんだよ!?」
ライゲン「情操教育も必要だぞ。そもそも、姫も他の所ではあの少年や魔女とまぐわったり、卵を産まされてたり……」
ヨイチ「他所様の話禁止!あとぶっちゃけとか言わない!」
ライゲン「とは言え、ここはエロパロスレだ。エロがなければ価値がない……とは言わなくとも、ちゃんとやることはやっておかないと住民にも不安が出る。皆もそう思うだろう?」
ヨイチ「外の人と話しちゃ駄目だってボスー!?」
シェリー「ヨイチ、お父様と喧嘩しないでくださいな。わたくし、悲しくなりますわ」
ヨイチ「ああ、ゴメンねシェリー。でも、ボクはシェリーにはまだ『エロ』は少し早いと思うんだ。シェリーがもう少し大人になったら説明するから……ね?」
シェリー「わかりましたわ。ヨイチがそこまで言うなら……」
ライゲン「ちなみにこのカウントは実際登場し、なおかつ台詞が一つでも出ている場合のみカウントしている。あと、当たり前の話だがグレイヴ氏の場合のみ『…………』でもカウントした」
ヨイチ「そりゃ、カウントしないと0回だからね」
シェリー「でも、あれで本当に意思疎通できるのでしょうか?」
ライゲン「姫がジョセフィーヌと心を通わす事ができると同じ事だよ」
ヨイチ「いや、絶対それ違うと思う」
359ルインの愉快なナイツ達4:2007/07/15(日) 00:33:00 ID:6CFK6JRu
シェリー「それでは、次は女性陣でございますわ」

1位 ヒロ 36回
2位 モニカ・アレン 27回
3位 瑞樹雫 22回
3位 スルク 22回
5位 リィン・サンロード 19回

ライゲン「ふむ、やはり真のヒロインがトップか」
シェリー「真のヒロイン?」
ライゲン「うむ、数えてはいないのだが、このスレで一番登場しているのが間違いなく彼女だ。このゲームに登場するキャラクターで一番知名度と人気が高いであろうから当然かもしれないが」
シェリー「次はモニカさんでございますわ」
ライゲン「彼女も人気が高いだろうな。まあ、どちらのヒロインも作者がゲームを持っていて愛着があるからであろう」
ヨイチ「でも、カー×ヒロは兎も角、カー×モニは別にこちらでしなくともグロ――」
ライゲン「むっ、ダークブラスターが滑った」

 (ただ今『Dエグゼキュート』HIT中、暫くお待ちください)

ライゲン「作者的にはカー×モニはこのゲームをやって浮かんだネタだから、こちらで問題ないとのことだ。わかったか、ヨイチ?」
ヨイチ「…………い、イエッサーボス」
シェリー「あとはわたくしと同じくオリジナル系のヒロインで……あらぁ、あのゲートマスターはオリジナル系メインヒロインなのにサブヒロイン二人にも負けて5位なのですか?」
ライゲン「そう言ってあげるな姫。彼女に対してはむしろエロがないのに3回差で喰いついている所を褒めるべきであるな……まあ、三位のヒロイン達は3Pでの登場が約束されているだろうから、すぐに差が広がるであろうが」
シェリー「お父様、3Pってなんですの?」
ライゲン「うむ、3Pというのは――」
ヨイチ「再びストーップ!だからボス、シェリーにそんな事教えちゃ駄目だ!」
ライゲン「そうは言うがなヨイチ、既に姫は他のところで」
ヨイチ「他者様ネタも禁止!ゴホン……まあ、あのゲートマスターは貴重なヤンデレ要員らしいから、出番はまた増えるだろうね」
ライゲン「うむ、ヤンデレがあそこまで反響あるとは作者も思っていなかったようだな……まあ、そのおかげで彼女の幸せは更に遠ざかるわけだが。最後に作者の今後の予定と他作者様の未完成作品をお節介ながらも載せて終了にしておく」

今後の予定(リクエストがあれば優先するかも)
1.グレイヴネタ(ミカ絡みかヒヨコ絡みか疾風丸絡み)
2.リィンヤンデレ(グサリもあるよ?)
3.兵真×雫×スルクの3P
4.『ヒロのお洒落大作戦!』で酷い目に遭ったままの総司救済ネタ(住民参加型予定?)

他作者様の完成途中作品(どれも続き期待してます。あとスルーしてる作品があったらごめんなさい)
1.ホモ童貞ライエル
2.ヨアヒムVS文治
3.ゼオンシルト×メルヴィナ
4.リィン陵辱
5.イレス×シェリー
6.ウルVSニコル
360名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:44:29 ID:IQ53Sh1Y
読むならヒロのお洒落大作戦!というかカーマインの話し以外どうでもいい
361名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 07:13:29 ID:8O4XbY3v
平行世界での娘の受難(産卵とか)を平然と口にするお父様ヒドスw
362名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 12:14:31 ID:rQjA8Wmk
何気にグレイブとひよこネタに毎回癒されてる俺
363ココロノナイテンシ:2007/07/15(日) 18:37:54 ID:uTV8P3kQ
>>358氏、掲載100回!!おめでとうございます。
364名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:44:19 ID:kXDurOHd
>>358
100回も書いてるのか…すげぇな!
これからもGJな文章楽しみにしてる
 
 
ちなみに俺はグレイヴとヒヨコのほのぼのが活力になってる
365名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 14:37:15 ID:oRPSw21P
366VSニコル3:2007/07/17(火) 01:31:09 ID:NMmUtiM8
白銀の化粧に美貌を委ねた世界を染め上げる苛烈な白い光から二体の悪魔が影絵の如く飛び出た。絵画に、詩歌に、歌劇に、伝説に恐怖の象徴として語られる存在『悪魔』

であった。片や破壊もたらす神にして、知慧を与える悪魔アモンとウガリット神話の豊穣の女神アシュタロトを前身とする堕天使アスタロトの二体。
 だが悪魔の力を振るうのは人間であった。
 アモンの姿をした人間が言う。
「へっ、優男風の見た目のくせに短気だよな、お前!」
 アスタロトの姿をした人間が言う。
「貴様という不快な存在がそうさせるのだよ!」
 互いの言葉に乗せるは退く事などあり得ぬと分る敵意、決意、怒り、憎悪。それは悪魔の姿に似つかわしく、しかし、相応しくない生々しさがあった。それが人間。それゆ

えに人間。
 白き魔躯の堕天使と漆黒の魔体たる最強の悪魔は五十メートルの距離を開けて対峙する。二人の殺気の火花に晒された虚空は悲鳴を上げようとし、それを押し殺した事だろ
う。それが熾烈な、それこそ神話で語られる神代の戦いの合図となると知るが故に。この様な戦いの始まりが、世界を構成する一部にすぎない己によってもたらされてはなら
ぬと、悟ったが為に。
 神代の戦いの再来を告げる鐘の音はいつ、高らかに鳴り響くか。天上の神よ、地底の悪魔達よ、鐘の音を鳴らすは誰が役目か? いや、これは神代の戦いの再現にあって
同一に非ず。それが行われしは人の意思が紡いだ闘争の因果の結果に過ぎぬ。ならば鐘の音を鳴らす役は誰よりも『人間』こそが相応しい。闘争の舞台に立つ役者に思いを寄
せるものならば尚の事。
「ウル!」
 二体の足元、先の一撃の衝突による熱量で雪化粧がはらわれた大地に立つ女性が声を挙げた。周囲の白を染め上げる化のように鮮やかな赤の髪のカレンと、雪の白銀に埋も
れる事無く楚々と輝く銀髪のアリス。二人は、愛しい男を見上げて、ただただその無事を祈り、勝利を信じる。
「ウル! ニコルには勝たなくてもいい、でも」
「負けたりしないで!」
 その声は確かに優しい悪魔に届いた。
「へっ、そんな心配そうな声を出すなよ。おかげで戦う前から元気百倍だっての!」
 照れ隠しにぶっきらぼうな物言いになりながらも、ウルは吹き荒れる氷雪の風の中を漆黒の弾丸として飛んだ。握りしめた拳から溢れる紫電は破壊の神を名乗るのに、相応
しき過剰なまでの魔力の表出であった。
「カレン……あくまでウルを選ぶか!」
 かつて元いた世界でニコルはカレンを求めた事がある。だがそれも、ウルに対して抱く対抗心から発したもの。けして真実の愛では無い。だが、己れが求めて得られなかっ
たモノが、ウルを選ぶ事に、ニコルの精神は許容を示さなかった。
367VSニコル4:2007/07/17(火) 01:43:11 ID:NMmUtiM8
 自らに天空からの災厄『流星』の如く迫りくるウルの拳を両掌をかざして、不可視の防壁を作り出してニコルは受け止めた。
ウルの拳の紫電が不可視の防壁を青に染め、じりじりと押しこみ始める。
「ラスプーチンのおっさんも、おんなじ風におれに殴られたぜ?」
「私をあの様な心の弱い愚者と同列に扱ってもらっては困るな」
 小馬鹿にするウルに返されたのはあくまでも自信に満ちたニコルの不敵な声と、防壁の明滅と同時に放たれた悪意に満たされた魔力の波動であった。
右の拳を突き出した姿勢からもろに食らったウルは、空中で何度も姿勢を直しながら落下し、地面と激突する寸前で大きな羽ばたきを一つ打ち、雪をまき散らしながら再び上昇する。
 無論、ニコルがただ待つはずもない。
「地べたを這いつくばるがいい、ウル!」
 複雑な印を結ぶでもなく、異界の法則を現界にもたらす秘匿されし神秘の呪文を唱えたのでもなく、ただ敵意を向けただけ。
それだけで虚空から異界へとつながる門を作り出し、繋げた先の宇宙から無数の隕石を召喚してみせたのだ。
雨の如く降り注ぐ小隕石を搔い潜り、すぐ傍で大地に穴を穿ち、その熱量で周囲の雪を蒸発させて大地を焦がす隕石をかわしかわしかわし、
ウルは低空から身を捻ってニコルを振り仰ぐ。多少の被弾を覚悟の上で、反撃を選んだのだ。
 左の握り拳を腰に当て、右手を指先までまっすぐ伸ばして斜め左上方に突きだし、時計の針の様に弧を描く。
それが右肩のななめ上を刺すと、今度は左手と入れ替わりに同じ動きを示す。それから両手を額に当て、腰をねじって背後を振りかえる。
 あまりに隙の大きな予備動作に、虚空からの招かざる客である小隕石が降りそそいでは悪魔の体を震わせ、徐々に大地にその体を縫い付けてゆく。
 だが隕石の雨はウルを阻む障害となるには不足であった。大宇宙を行く孤独な旅人達は、ニコルを振り返ったウルに額から放たれた一筋の光にひとつ残らず粉砕された。
「喰らえ、悪魔光線!」
放たれた一条の光線はアモンの凄まじいという言葉でしか表現できぬ破壊の魔力そのもの。自らの召喚した隕石群を消滅させて迫る悪魔光線を、
ニコルはアスタロトと契約したことによって得た、悪魔の超知覚能力で察知し、放たれるよりも前によけていた。
 だが、それでも数メートル横を通過したはずの悪魔光線のから燐粉のようにこぼれたわずかな魔力が、アスタロトの滑光る白い肌をじりじりと焼く。
 なんたる破壊力、なんたる魔力。最強の悪魔の二つ名に何とふさわしいことか。
「醜く足掻くだけの力はあるようだな。ウル」
「お前がごめんなさいしたくなる位にはな」
「減らず口を」
「うっせえ、エセパラディン」
 黒白の魔人の戦いは、微妙に舌戦を交えながら、ようやくに本格的な幕を上げようとしていた。

 掲載百回おめでとうございます。自分はどれくらい掲載したかな?
個人的にはグレイヴネタがとても癒されます。
368名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:15:07 ID:sjNqr61k
>>366の書く戦闘シーンはかっこいいな!
369名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 18:48:28 ID:RXQGmvNg
SH2では加藤に顔面グシャリ、カスヲではガリーノのパシリ

まともにカッコいいニコルを見る機会は無いに等しいな
370グレイヴネタ3:2007/07/19(木) 01:01:43 ID:KssjbJ7j
 リクエストに応えグレイヴネタ。

「ひょーま、ひょーまー」
 昼下がり、今日は特にやることなくのんびりしていた俺を呼んだのは、右手に箒、左手になにやら薄い本らしきものを持った雫だった。
「どうしたんだ?」
「ちょっとさっきグレっちの部屋を掃除してたんだけどー……これ、なんだと思う?」
 そう言って俺に差し出したのは、左手に持っている本。
「……おい、日記帳はまずいだろ。勝手に持ってきちゃあ」
 元の世界の文具店に『日記帳』として売っていたのと同じものだった。このエンディアという世界、他の世界から人だけでなく、あらゆるものも取り込むので、たまに異世界にかかわらず見覚えのあるものを見かけるときがある。
「でもー、ひょーまだってグレっちの日記帳、気になるでしょー?」
「むむっ。た、確かに気になる。気になるが……ちょ、ちょっとだけ見てみるか」
 そもそも、あのグレイヴがわざわざ日々のことをここには書かれているはずなのだ。気にならないわけがない。勿論、本人は日記帳を別の用途で使っているかもしれないが、それでも何かは書かれているわけで……俺と雫は物陰に隠れ、顔を寄せ合う。
「えっと、どれどれ……」

『○月○日 …………………… ………… ……………………………… …………………………』
『○月×日 ………… ………… ………………………… ………………………… …………』
『○月☆日 ………… ……………………』
『○月□日 …………………………』
『○月$日 ………… ………………………… ……………………………… …………』

「読めるかーッ!?」
 俺は思わず日記を地面に叩きつけようと振り上げ
「あなた達、駄目じゃない」
 そんな声と共にそっと手が伸び、ミカが日記帳を取り上げる。さらに、ミカの後ろには文治もいた。
「あっ、いや、これは……」
「まあ、兄貴が日記をつけていたのは俺も知らなかったわけだが」
「それに、私もグレイヴが何を書いているのかは興味あるわ。どれどれ……」
 俺から取り上げた日記をミカと文治は覗き込み、ページをぺらぺらと捲る。
「へぇ、あの時いないと思ったら、こんなことしてたんだ」
「やっぱり兄貴もこの世界に来たときの力の変化に苦労したみたいだな。兄貴はこうやっていたのか」
「「……はい?」」
 なにやらふむふむと頷きながら日記帳を読み始めるミカと文治。
「このあたりからピヨちゃんのことが書かれているわね。ゲート端末使って飼育の仕方とか調べたみたい」
「この日は……ファンゴラムの野郎と戦ったみたいだな。まあ、あいつがいくら強くなろうとも、兄貴の敵じゃねぇ」
「……ちょっと待て、二人ともわかるのかよ?どう見ても点がたくさん書かれているだけじゃねえか」
 俺がそういうと、ミカと文治は同時に首をかしげ。
「ほら、でもグレイヴって表情豊かだし。わからないかな?あっ……ここ、私のこと書かれてる。お母さんに似て、綺麗になってきたって……もう、そういうことはちゃんと言って欲しいのに」
「まあ、俺は兄貴と付き合いが長いからな。点一つでも意味がわかるもんだぜ。これ、俺との決闘の日か……ふぅ、やっぱり兄貴にはかなわねぇな。戦う前から、負けてたってことか」
 顔を真っ赤にして体をくねくねしだしたり、顔を上げ目元を指で押さえだしたりするミカと文治。
「ねぇ、ひょーま。私たち……担がれてるのかな?」
 どうともいえない微妙な表情を浮かべる雫に、俺はただ黙って雫の腕を取り、この場から立ち去った。
371名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 02:12:47 ID:EuUN2217
>>370
まるで長年連れ添った夫婦みたいな、グレイヴとミカ・文治の意思疎通っぷり…すげーぜ
372名無しさん@ピンキー:2007/07/19(木) 13:25:23 ID:ipWVcXFi
毎日皆が寝静まった後コソコソ日記付けてるグレイブ想像したらワラタ
373名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:27:52 ID:wjT+f/Rg
ほーっしゅ
374名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 00:33:29 ID:O4FM3EGI
>>372
その様子を想像しようとしたら、夜鍋で破れたジャケット繕うグレイヴが浮かんじゃって困った…w
375名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 21:47:58 ID:GTcaDXHK
>>370
乙女なミカに萌えた
376名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 12:57:42 ID:MhJhVflX
>>370
グレイヴは皆のオアシスだな…
心が洗われるようだぜ…!
377猫がいる日(1):2007/07/24(火) 02:27:09 ID:YvmZYJ3a
【住民参加型SS 猫がいる日】

「えっ?どうしたのグレ……イヴ?」
「…………」
 つい1時間前に依頼に出かけ見送ったはずの死人兵士・グレイヴを転送装置前で見かけ、浅葱ミカは声を掛けようとする前に、その異変に足を止めた。
「グレイヴ?そのお腹は?」
 グレイヴが着ている純白のカッターシャツ、その腹の辺りに膨らみがあるのだ。中年太りでは断じてないし、1時間前には普通にへこんでいた場所だ。
 元の世界にいた悪影響や病気は全て無効化されるというこのエンディアの設定なのだが、それとて完全ではないのかもしれない。それにミカとて死人兵士研究の全てを知っているわけでもないし、やはり血液の交換は必要だったのか……
      ……ャー……
「…………えっ?」
 深刻に考えていたミカの耳に、小さな鳴き声が聞こえる。それも、すぐ近くにいる……グレイヴの方から。
「グレイヴ?さっきの声は……」
「…………」
  ……ニャー……
 その動物の鳴き声は、確かにグレイブの膨らんでいる部分から聞こえた。

「…………」
「そう、そういうことだったの」
 トリルトラム島にある街の外れに出没したアイドル生物の退治。僅か30分で半数ほど倒し終わったあと、グレイヴは偶然それを見つけたらしい。
「…………」
「大丈夫よ、スノーさんの治療魔法で何とか一命は取り留めたみたい」
 見つけたのは死に掛けた猫。モンスターにでも襲われたのだろうか、腹は切り裂さかれた上足も折れ、か細い声で鳴くことしかできなかったのだが……死人兵士の優れた聴力は、それをしっかりと捉えたのだった。
「…………」
「とは言え、ここで飼う訳にはいかないわよね。あの子どう見たって誰かに可愛がられていた猫だもの。きっと飼い主も探しているわ」
 結局グレイヴは仕事を放棄し戻ってきたわけだが……そのことに関しては誰も責めたり文句を言ったりはしない。グレイヴの性格は皆知っているし、口では兎も角本心で死に掛けた猫を放っておけばいいといと思う者は、ここには一人もいないのだ。
「…………」
「さっきグレイヴと一緒に依頼に行ってたウル達から終わったって連絡もあったわ。猫も無事だって言ったら皆喜んでいたみたい。それで話は戻すけど……取り合えず」
「…………」
「勿論飼い主が見つかるまではここで世話しましょ。でも、飼い主探しはザードさんに頼むとして、あの猫ちゃんは何処で飼おうかしら?流石にピヨちゃんがいるグレイヴの部屋は無理でしょ?だから……」

【誰の部屋にするか皆様から希望を取りたいと思います。期間は5人分出るか、3日後までで。9章の2幕に入るまでに仲間になっていて、なおかつ私の作品に今までに出てきたナイツ対象で】
378名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 07:28:58 ID:YsM9fU16
ヤンd(ry






…と思ったが、ナイツ限定で猫ときたら文治しかあるまい
379名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 09:39:38 ID:yWjDdysr
この際ネコにお試し期間として色んな部屋の色んな光景(痴態)を見てもらえばいいじゃなーい
380名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 12:05:50 ID:ISrqtrwx
ここで、あまり目立ってないゼオンシルトの部屋で
381名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:24:21 ID:AKG84B/y
>>380
猫と会話を始めるのが目に浮かび泣いた
382名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:50:10 ID:VnCpvz1+
このあたりで新キャラ出してみたらどうだろう?ってのはダメか…
兵真で。
383名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00:21:56 ID:vntOsJYn
猫と言ったら文治しかいないだろう、常識的に考えて
384名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 09:56:02 ID:sCtY1wb/
ここはグロー5に引き続き6でも不幸だった汁人で。
385名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 01:37:34 ID:ctnp4sPk
>>378>>383に同感
俺も文治しか思い浮かばね
386名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 18:33:00 ID:rmOo4hpH
こうなったら文治の部屋に来ては猫に話しかけ続けるゼオンシルトでいいよ
387名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 19:17:53 ID:J+3wS3MP
ていうか6にも出るんだ汁人
388名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:19:51 ID:ax7zXITS
>>386
汁人「…でさ、あの暗い明日ってやつが酷いんだよ。俺が敵にトドメさそうとしたら物凄い勢いで走って来て
『おっと、逃がさないぜ!』とか言って横取りしてくるんだよ。だから文句言ったら『勝った方の勝ちさ!』とかわけわからん事言い始め…」
猫「ニャー?」
文治「………(いつ終わるんだ?」
389名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:42:40 ID:EbDHdgfN
>>388
GJ!
できれば汁人抜きのも書いてくry
390388:2007/07/27(金) 01:00:09 ID:vNRehJfL
>>389
一応断っとくが>>377さんとは別人なのでこれ以上は書けませんw
でしゃばってスマンカッタ
391名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:03:29 ID:FuY2oNR5
とりあえず登場人物は
(ヤンデレ)リィン
兵真
ゼオンシルト
文治
にグレイヴとミカ含め数人足して書こうと思います。
392名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:43:27 ID:w+S+RuQu
なんというカオスな人選…
まさにカオスウォーズ
393名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 16:19:45 ID:vNRehJfL
おいおい、汁人のとこに連れてったらコリンが襲われるだろう。
エロパロ的に考えて。
394名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 17:31:39 ID:Hdf1yaQW
そこで獣○姦かよ
395名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 21:30:13 ID:OOkUq03o
人選テラカオスw
しかしヤンデレ様とガングレ勢がどう料理されるのか楽しみだ
396名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 22:05:09 ID:V7bmP+IJ
>>394
それ伏せてねぇwww
397名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 23:52:16 ID:nkUfinKZ
>>388
しかしだな
ここじゃ話題にも上らないし俺も話題にしたくはないが
暗い明日様はこのゲームに出演してるんだぜ?
398名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:48:50 ID:imT3m6py
>>394
丸出しワロタwww
399名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 10:47:58 ID:tBmyT8br
>>397
クライアスはエンディアの紛争を収めるのに飛び回ってることでしょう
400名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 11:10:39 ID:2sjodVKl
オーヴィアの純愛モノなんかも読んでみたい。
相手は沖田あたりで。
401猫がいる日(2):2007/07/29(日) 13:07:56 ID:t4z1H1p/
「とにかく、まずは猫ちゃんの様子を見に行きましょ」
 廊下を歩くミカとグレイヴ。小雪のリアライズによって変身するスノーが使う『ヴィ・エラージュ』数百人の怪我人を全快にできるこのスノーの治癒魔法を使えば、猫の傷など一瞬で回復しているはずだとミカは思い、まずは今いると聞いているリビングまで足を運ぶ。
「にゃー」
「おー、よしよし。今度はどうしたんだ?」
「お腹すいてるのかも?」
「そうかもしれませんね。あっ、ミカさんにグレイヴさん」
 リビングに着いたミカがまず目にしたのは、猫を抱えている兵真とリィン、それに雫だった。
「猫ちゃん、もう元気になったみたいね。貴方達三人だけ?」
「小雪なら、怪我も治ったし夕ご飯の支度もあるから、もう行ったぞ」
 いつもより表情を和らげている兵真は猫を撫でながら言う。ちなみにこの猫、メスである。
「そうなの……でも、兵真君って動物結構好きなの?それに慣れているみたいだし」
 ミカとしては、いつも性格的にも表情的にも尖った所がある兵真が猫に優しいのは少し意外であった。
「ガキの頃お袋に黙って野良猫飼ってた時期があったからな」
「わたしとひょーまが初めて出会ったときのことだよね。結局すぐばれちゃって、新しい飼い主をぷーと一緒に探したんだよねー」
「あー……そうだったよな。ってか、よく覚えてるよな、お前」
「だって、ひょーまとのことだもん。あっ、もし向こうに戻ったら、会いにいこー」
「そうするか、確かやったのはお前のクラスメイトの佐藤だったよな」
 和気藹々と話す雫と兵真。こういう昔の事を付き合っている(らしいとミカは聞いている)年下の少年少女が話すのは、ミカとしても微笑ましく見えるのだが、
「二人とも、昔の話をするのはいいですけど、この子お腹すいているなら、何か持ってきましょうよ」
 不機嫌な声を聞くに、リィンはそうではないようだ。
「じゃちょっとまってね……………………めざしー」
 言うが早く雫はすぐに戻ってきて、めざしを猫の口元に持ってくる。
「ニャー」
「駄目ですよ雫さん、ちゃんとこうやって……キャッ!」
 首を振り避けようとする猫を見てリィンは雫からめざしを取り、自ら口に運ぼうとするが……猫に爪でかりっと手を傷つけられる。
「お前ら何やってんだ。多分、こいつめざし食えねんだろ。確か台所に今日の昼に出されてたマグロ刺身の残りあったから、あれ潰して食わせようぜ。リィンはとりあえず傷直しておけ」
「…………わかりました」
 不機嫌になった猫をあやす兵真が言うと、少し沈黙したあと、リィンは立ち去る。
「あっ、私やってくるわ。行きましょグレイヴ」
「…………」
「どうしたのグレイヴ?」
 リィンが立ち去ったほうを何処か困惑した表情でじっと見ているグレイヴを心配し、ミカは声を掛ける。
「…………」
「何か聞こえたような気がしたけど多分気のせいだから大丈夫って?まあそれならいいけど」
402名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 13:11:02 ID:sAQIj9+Z
最近リィンに対してコワスかカワイソスしか言ってない俺ガイル
403名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:06:05 ID:koNeQgY8
リィン不憫だな…
しかしこええよw
404名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:34:46 ID:fbMzCpzK
動物虐待はやっちゃダメだぞリィン、人として…_| ̄|〇
405ココロノナイテンシ:2007/07/30(月) 18:30:05 ID:ZNwSQEYG
雫「あははっひ、ひょーまの卵…またしずくからうまれひゃふああ!」
ウルゼル「ワンワン!」
ヒロ「もう…い…やこ…どもう…む…いや」

黒リィン「そうですね♪動物は大切にしないと」
406名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:03:02 ID:qzI65DKM
兵真「オ、オレはあと何回黒リィンに会うんだ!? 次はど……どこから……」
407名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:13:45 ID:v7AnouRp
>>405
ダークなハズなのに思わずふいたwwww
408名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:17:35 ID:18LetnPk
ほしゅ
409名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:03:15 ID:TbCiPiYz
黒リィン出現→ジョジョ台詞

これ定説なのか?
410ココロノナイテンシ:2007/08/04(土) 00:15:07 ID:s/rW32sT
黒リィン「実にシンプルな答えです。兵真さんは私を怒らせた。」
ダークモニカ「次は誰を孕ませようかしら?」
411名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 01:14:47 ID:KBx+JLxE
>>410
ガクブル…
412猫がいる日(3):2007/08/04(土) 13:03:03 ID:jVVFJche
【注:(2)のヤンデレ視点です】

「じゃあ、私は歳三さんの畑から夕ご飯用の野菜とって来るから、猫さんよろしくね」
 猫を魔法で治療し、元に戻った小雪さんはそう言って出て行きました。
「にゃー」
「おー、よしよし。今度はどうしたんだ?」
 少し前まで瀕死の重傷だった猫、今は元気に兵真さんの腕の中にいます。人に飼われていたからでしょうか、とても人懐っこく兵真さんに甘えるように体をこすり付けています。
 いくら猫とはいえ、ちょっと羨ましいです。兵真さんの恋人である私も、ベッドや衣服などでの間接的にしかくっつく事はないのに……
「お腹すいてるのかも?」
 と、そう言ったのは雫さん。最近、兵真さんの隣には何故か雫さんかスルクがよくいます。特に理由もないくせに、何故かぴったり兵真さんに引っ付いて。今だって、本来小雪さんが去った後、私と兵真さんの二人っきりになるはずだったんですよ。
 スルクも雫さんもいい加減にして欲しいものですよ。人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて地獄に堕ちろって言うじゃないですか。そもそも、二人とも私が兵真さんのこと好きって知っているはずなのに、どうして協力どころか邪魔をするのですか?
 前に恋人になるために手を貸して欲しいとまで頼んだ時は、『えっと、そーゆーのは……自分のちからだけでやったほうが、いいと思うの』とか、『……面倒だから嫌』とか言って断れましたけど。
「そうかもしれませんね。あっ、ミカさんにグレイヴさん」
 と、そう考えているとミカさんとグレイヴさんがやってきました……邪魔者、更に増えちゃいました。
「猫ちゃん、もう元気になったみたいね。貴方達三人だけ?」
「小雪なら、怪我も治ったし夕ご飯の支度もあるから、もう行ったぞ」
「そうなの……でも、兵真君って動物結構好きなの?それに慣れているみたいだし」
 兵真さんが動物好きで猫が懐いているというより、この猫が兵真さんにやけに懐いているといった感じですよね。私や雫さんにはさっぱりですし……雌猫だからなのでしょうか?だから兵真さんに……
「ガキの頃お袋に黙って野良猫飼ってた時期があったからな」
「わたしとひょーまが初めて出会ったときのことだよね。結局すぐばれちゃって、新しい飼い主をぷーと一緒に探したんだよねー」
「あー……そうだったよな。ってか、よく覚えてるよな、お前」
「だって、ひょーまとのことだもん」
 ……なんですか?その昔の話を楽しそうに。ただの幼馴染の馴れ初にしか過ぎないことを、どうして雫さんは嬉しそうに話すのですか?二人だけしかわからない話を私達の前でするなんて、雫さんも随分勝手な人ですよね。
「二人とも、昔の話をするのはいいですけど、この子お腹すいているなら、何か持ってきましょうよ」
 私がそう言うと、雫さんはすぐにめざしを持ってきて猫の口に入れようとしますが、猫は嫌がるように首を振ります。
「駄目ですよ雫さん、ちゃんとこうやって……キャッ!」
 私がめざしを猫の口にすっと入れようとすると、猫が手を爪で引っかいてきました。
「お前ら何やってんだ。多分、こいつめざし食えねんだろ。確か台所に今日の昼に出されてたマグロ刺身の残りあったから、あれ潰して食わせようぜ。リィンはとりあえず傷直しておけ」
 猫は吐息を荒くし私を威嚇したあと、掌を返したように兵真さんに甘えます……猫の分際で、私の兵真さんに馴れ馴れしく……今日ほど猫鍋が食べたいと思ったことはないですよ。
「この泥棒猫…………わかりました」
 泥棒猫の部分はかすかに呟くだけにとどまり、私は傷を治すために部屋から出ます。どうせ本来の飼い主が見つかる数日の我慢です。飼い主に返せば、この泥棒猫とも二度と会うことはないでしょうし……もし見つからなかったら、鍋の具にしちゃえばいいだけですから。
413名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 18:49:53 ID:i4F2ZGBT
リ、リィン…
414名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:12:49 ID:ioC7/T55
ぶっちゃけここまで来ると怖いとか可哀想通り越してキモイよ。
415名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:03:55 ID:PIx1aY3X
え、ヤンデレってそれで一人前じゃないの?
416名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 07:49:52 ID:gFFNwLRD
段々と黒化してるなw
417ココロノナイテンシ:2007/08/05(日) 12:16:41 ID:lozc+Rv4
黒リィン「はい♪出産出卵フラグ立ちました。」
418名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 20:33:06 ID:S9vQJ/dg
このスレの黒リィンを見て、ヤンデレとストーカーは紙一重なのかーと勘違いしてるわけだが
419名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 20:43:21 ID:qiWerbLr
ヤンデレの意味が分からなかった俺は、普通にストーカー気質とか、
受け入れるとデレるが、拒むと刺されるDead or aliveの事なのかと…
420名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 18:25:25 ID:xfr2M9Kq
いずれにせよ扱い方を間違えれば命はないなw
421名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 12:15:48 ID:3bl7QUv5
ほっしゅ
422猫がいる日(4):2007/08/09(木) 00:30:33 ID:l9tgfMY2
「うーん、うーん」
「あら、コリンちゃん」
 台所に行く途中の食堂の入り口前、ミカは宙に浮き何やら唸っている青髪の妖精を見つける。
「あっ、ミカにグレイヴ」
「そっか、今日はゼオンシルトさんも当番に入っていたわね。ところで台所今空いてる?」
 そう言いながらミカは入ろうとするが、
「駄目ッ!」
「…………」
 コリンがミカの前に立つのと、グレイヴがミカの肩を持ちそれを止める。
「えっ?どうしたの」
「…………」
「しーっ……黙って覗いてみてよ、こっそり」
 何だか神妙な顔でコリンに言われ、ミカはそっと中を覗くと――
「ゼオン……」
「メル……」
 そこには先ほどミカが名を言った青年と、その同僚であるメルヴィナの二人がいた。
「その姿も似合っている、メル」
「ありがとう、ゼオン。でもちょっと恥ずかしいわ」
 今メルヴィナが着ているのはいつ元は違い、メイド服。白と紺を基調とした装飾性もあまりない代物だが、クールな美女であるメルヴィが着るのに相応しいといえる。
 ……頭部にはカチューシャでなくいつものアレが付いているので、そのあたりは微妙だが。
「ゼオン……」
「メル……」
「ゼオン……」
「メル……」
 至近距離で見つめあい、指同士を絡めあい、囁きあう二人。
「これをもう10分以上してるの。食事の準備自体は小雪さんとヒロさんがしているから大丈夫なんだけど」
「そ、そうなの……ちょっと奥に用があるんだけど、どうしようかしら……」
「…………」
「そうね、グレイヴがひっそり行けば気づかれないかも。普段の二人なら兎も角、今あの状態なら」
 と、そうしている二人と一匹の後ろから――
「あー腹減った、ちょっくら何かつまむもの無いか漁ってみっか」
 場の空気を完全に読んでいないクライアスが、二人と一匹の前を通過し食堂に入ろうと、
「クライアスさん、駄目っ」
「…………」
「コリンちゃんキーック!」
 ミカがクライアスの口を押さえ、グレイヴが鳩尾に拳を叩きつけ、コリンのティピ直伝キックが延髄を強打したのは、次の瞬間だった。
「プルプルプル……GAKURI」
「ふーっ、危ない危ない。邪魔しちゃ駄目だよね、やっぱり」
「その通りね。とりあえずグレイヴ、私はここで待っているから行ってくれないかしら」
「…………」
 さわやかな笑みで額に流れる汗を手の甲で拭うミカとコリンに、グレイヴは頷いて食堂に入っていった……気を失ったクライアスを放置したままで。
423名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 17:29:21 ID:eij7nLrw
汁人より頭一つでかいクライアスの口を、ミカにおさえられるのかと考えたが、
背伸びして腕と体を限界まで伸ばし、必死でおさえてるのを想像して萌えた。
424名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 19:08:19 ID:KyQMRmKd
クライアスwww
425名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 00:51:44 ID:W+nB+Kk+
暗い明日、グレイヴに殴られた時点で死亡確定wwwww
生きてたら最強wwwww
426名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 23:10:03 ID:unMGjUWk
ほす
427名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 03:13:55 ID:mM9ixKfE
>>237の提案に応えるためにネタ考えてたが、「普段絡まなさそうなキャラ」から「全く作品と関係ないキャラ」になってしまった上に途中で投げちまった
一応投下しとくわ


【カ♂ウォーズ】

「くっ、トイレトイレ…」
今、トイレに向かって全力疾走している俺は、異世界に召喚された何の変哲もない高校生。
強いて違うところを挙げるとすれば、収集癖があることだろうか――
名前は日下兵真。
そんな訳で、基地内に一ヵ所しかないこのトイレへやって来たのだ。
「?」
ふと見ると、トイレ前のベンチに見知らぬ男が座っていた。
(誰だコイツ…?)
そう考えていると、突然その男は俺の見ている目の前で、ツナギのホックを外し始めたのだ……

「やらないか?」
428名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 18:07:29 ID:nAlh8UQl
タイトルが秀逸すぎるw
429猫がいる日(5):2007/08/14(火) 02:20:07 ID:mhlEfVs0
「…………」
「あっ、グレイヴさん」
「グレイヴか、どうした?」
 コリンが言ったとおり、ゼオンシルトとメルヴィナに気づかれないよう気配を消しやってきた台所には、エプロンを付けた小雪とヒロがいた。
「…………」
「すまん、わからん」
「ミカさんや文治さんならわかるだろうけど、私達じゃあ……」
 ヒロと小雪が申し訳なさそうにそういうと、グレイヴは少し首を横に傾けたあと……
「…………」
 人差し指から小指までをぴったり付け、両手の甲を上に、更に右手を頭辺りの前方、左手を胸辺りの前方に出した。
「なんだ、その珍妙な構えは……?」
「えっと……あっ、もしかして猫?」
 手をポンと合わせた小雪にグレイヴは頷き、次に左手をお椀のように形を整え、右手の人差し指と中指を合わせた形をとる。
「えっと次はご飯……あっ、もしかして猫のご飯ってこと?」
「…………」
「……よく分かるな、小雪」
 再び頷くグレイヴと、小雪のほうを見ながら何処か感心したというか呆れているというか微妙な表情を浮かべるヒロ。
「…………」
「魚を……潰す?あっ、昼に出した残りならそこの棚の奥にあるよ」
 小雪がそう言うと、グレイヴは棚の中から刺身が乗った皿を取り出し、近くにあった箸を使って器用にほぐしていく。
「まあいい。小雪、これはこのまま入れればいいのか?」
「あっ、それはこのあたりを切らないと、ちゃんと煮れないから。あとヒロさん、あとそこの小麦粉をまぶして……」
「んっ、わ、わかった……ふう」
 小雪の指示を受けながらもぎこちなく動くヒロ。というか、小雪は指示を出しているだけで実際動いているのはヒロ一人だ。
「…………」
「もうみんなの分は作っているから大丈夫だよ。それに、これはヒロさんが一人で作らないと意味が無いものだから」
 グレイヴの視線を察したのか、小雪はグレイヴにニッコリ笑みを浮かべて言う。
「だって、ヒロさんが作っている料理は――」
「他言は無用だ、小雪。グレイヴも、黙っていてくれ」
 ギロリと睨み威嚇するヒロだが、小雪は構わず言葉を続ける。
「なんとっ、ヨアヒムさんに食べてもらうために!」
「違う!この料理はカーマインに食べて……あう」
 自分から暴露してしまい、顔を赤くして俯くヒロ。
「とにかくヒロさんはもうカーマインさんに手料理作るって言っちゃったんだからきちんと作らないと。焼肉とか焼き魚とか手料理に入らないよ。はい、ちゃんと手を動かす!」
「し、失礼な。玉子焼きとか焼き飯とかも作ろうと思えば……」
「だから、焼くだけじゃ料理とは言わないって!」
 そんな二人の声を聞き流しながら、用事が終わったグレイヴはそっと台所から出て行った。
430名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 16:24:11 ID:8v1ALlYo
一瞬、猫がいる日がカ♂ウォーズの続きに見えてしまったのは俺だけでいい
431名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 22:30:37 ID:GCTX02ei
ミカと文治にし理解できないグレイヴの言葉…

ジュージとRBにはどう聞こえるのか
432名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 01:13:45 ID:2ez4RziF
>>431
十二とRBどころかガリーノも理解できているような気がする俺がきましたよ
433名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 17:11:51 ID:6R+7+9WP
ガリ「ふっ来たかグレイヴ」
グレイヴ「…………」
ガリ「知れた事、私は全知全能の神に等しいのだからな」
グレイヴ「…………」
ガリ「言うじゃないか。ならば今ここで裁きを下してあげよう!」
グレイヴ「…………」

兵間(…ついていけねえ…)
434名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 19:27:26 ID:RsuWhnc9
保守

今年はアガレストが目玉っぽいが、来年は更にカオスな新作が出るのか…?
435名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:10:23 ID:lcdCrc8z
>>433
さすが全知全能wwwww

>>434
詳細キボン
436名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:23:53 ID:L/PjvX4f
詳細って…PS3でコンパイルハートIF、REDが作るエロRPG「アガレスト戦記」のことだろ
選択したヒロインによって次世代の主人公が変わるソウルブリード(小作り)システムが目玉で、キャラデザは平野
437名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 16:46:02 ID:yyvvbJH1
エ、エロって18禁なのでありますか閣下!
しかも子作りとな!
ドラクエ5並だった時の反動が怖い
438名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 20:59:32 ID:hj3AiwZA
>>437
ソウルブリード実行時に友好度が高いと「特別なムービー」が流れるらしいぜ?
まあハード持ってないから俺は買わんだろうけど
439名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:08:04 ID:L/PjvX4f
カオスといいアガレストといい、一時的な話題性だけはすげーよなw
440猫がいる日(6):2007/08/19(日) 11:55:55 ID:aybDU3fM
「さて、ニャーちゃんもご飯食べて寝ちゃったし……何しようかしら、グレイヴ?」
 夕方、あと少しで夕飯といった所で特にやることがなくなってしまったミカとグレイヴ。世話をしていた猫も今は寝ているし、例え寝ていなくても人がいる状態はストレス的にもよくないだろう。
「…………」
「そうね、ゲート端末ちょっと調べてみようかしら。ひょっとしたらニャーちゃんの飼い主の情報も見つかるかもしれないし」
 ちなみに少し前に疾風丸が『こいつの名は【ニャー子】に決定や』とか命名をしていた……【ピヨ吉】といい、雫もそうなのだが、疾風丸にもどうやらネーミングセンスが無いようだ。
「…………」
「どうしたの、グレイヴ?」
 転送装置の前にある端末まで一歩の所でグレイヴは止まり、装置を指差す。瞬間、ぱっと光り輝き、その中に人の影が見える。
「誰か戻ってきたんだ。それにしても、グレイヴさっき発動する前に気が付いてた?」
「…………」
「気配?私はよく分からないけど……やっぱりグレイヴはすごいわ」
 ミカが感心している間に光は収まり、そこにいたのは……
「グレイヴにミカさんか」
「カーマインさんにシルヴァネールさん。出かけていたの?」
 いつもの如くジャケットを半脱ぎにした青年と、赤い軍服を着た女性がそこにはいた。
「ああ、ちょっとこのジャケットを新調しようと思ってね。たまたま同じ奴があったからそれを買ったんだが」
 ミカとしてはいつも半脱ぎなのだから無かろうが適当なものでも構わないのではと思うし、半脱ぎは戦闘面でどう考えても邪魔にしか思えないのだが……どうやら彼なりのこだわりがあるらしい。
 逆にきちんと着ていたり、まったく着ていなかったら上手く戦えないとまで彼が言っていたのを前にミカは聞いたことがある。まあ、服装に関してはミカも含め、毎回戦闘時は同じような服を着るようにしているが……たいした意味は無い、多分。
「ところでシルヴァネールさんは……」
「ディアーナがどうかしたのか?」
 カーマインは優しくディアーナの桃色の髪を撫でながら訊ねる。
「んっ、カーマインくぅん……ハァ」
 どう見ても普通の状態ではなかった。いつもは爽やかと言うか、凛々しいと言うかとにかくそんな状態の彼女は、今はカーマインにしな垂れかかる様に身を預け、上気した顔に潤んだ瞳でじっとカーマインのほうを見ている。ちなみにいつもと違い帽子は被っていない。
「…………」
「えっ?あっ、なんでもないのよ?カーマインさん、シルヴァネールさん疲れているみたいだから、早く部屋に連れて行ったほうがいいわ」
「そうだな。それじゃあ、二人とも」
 カーマインは軽く会釈をした後シルヴァネールをお姫様抱っこし、奥に消えていった。
「…………」
「そうよね、グレイヴの言う通り悪い人じゃないしちゃんとした所もあるんだけど……少し周りの目とか、常識とか考えたほうがいいと思うわ、私は……でも、ちょっとうらやましいかな」
 ミカがため息混じりにそういうと、グレイヴの腕がすっと伸び……
「えっ?ぐ、グレイヴ!?べっ、別に私はそういう意味で羨ましいとか言ったんじゃないのよ!?うん。で、でも……よかったら、もう少ししてくれないかしら?」
 結局30分後エミリーに夕飯に呼ばれるまで、ミカの頭への撫で撫では続いたのだった。
441名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 20:20:26 ID:/AZwp58Q
あの半脱ぎ状態は実は両腕が連動して動くようになり動きが読まれやすいという効果が!!
442名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 09:06:40 ID:FLqNbVTf
>動きが読まれやすい

意味ねぇなw
443名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 14:32:29 ID:43CTbUjr
しかしそれを押し通すのが美学と言うものだw
444名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 18:11:31 ID:EAPxskvr
ゼオンシルト「…………」
コリン    「どーしちゃったのよ、ぼうっとして?」
ゼオンシルト「…いや、カーマインさんを見ていたんだ」
コリン    「へっ…? ちょ、あんっ…!? ま、ままま、まさかそういう趣味なの!?」

つ【 Σ 】

ゼオンシルト「…いや、違う。俺はメルやお前が好きだ。ほら、前にコリンが話してくれなかったか?
         おとぎ話の、光の救世主の物語…」
コリン    「え、あー、もともとはユリィが教えてくれたのよね」
ゼオンシルト「似てると思わないか? カーマインさんの瞳に、ティピ。
         元の世界では【グローランサー】と呼ばれていたみたいだしな」
コリン    「んー、そう言われてみればそうかも。でも、それだけじゃあちょっとね…」
ゼオンシルト「…あのおとぎ話の結末はいくつにも分かれてるんだろ?」
コリン    「うん。えーっと、確か、隣国の女騎士と結ばれたり、家族と一緒に末永く幸せに暮らしたり…
        何度か危機に陥った保健師を救ったり…あるいは義妹の友人と仲良くなったり…色々ね」
ゼオンシルト「カーマインさんの今の状況を見たら何となく分からないか?」
コリン    「あー…なるほどね」

5は兎も角として、カーマインとライエルで何かこうイベントがあっても良かったと思うんだ。
445名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:04:13 ID:3FcfwdoL
ほす
446名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 07:56:19 ID:FMLKitoV
最近はネタすら思い付かないんだよなぁ…
447猫がいる日(7):2007/08/26(日) 09:26:41 ID:DngrdSO+
「……食えるか?」
 皆が寝静まった夜。不意に目が覚めた文治は……死人兵士には肉体的には睡眠が必要と言うわけではないが一応取れるときには寝る時間を取って置く事にしている……台所の床に胡坐を掻き、猫の前に魚の料理が載った皿を置く。
「ニャー」
 少しばかり躊躇う様に前足で触れた後、頭を沈め猫は魚の切れ端を口に入れる。ちなみに猫は今日は雫の部屋に寝る事になっていたはずなのだが、向かう途中に廊下を歩いているのを見つけたので、文治がここにつれてきたのだ。
「そうか、食えるか……」
 少しだけ残っていた瓶に入った酒をそのまま口にくわえ、ぐいっと飲む。本来は途中で誰かを晩酌に誘う予定だったのだが、明かりがついてある部屋にいるのはそういう相手ではなく、グレイヴの部屋には確か今日はミカが(非性的な意味で)寝ているはずだ。
 ……ちなみにカーマインの部屋はまだ明かりがついてはいたがスルー。ドアが開いている場合なら兎も角、夜カーマインの部屋に入ることは色んな意味で危険であることは文治も知っている。
「うまいか?」
「なぅー」
「そうか。うまいか」
 夕飯の余りを手で掴みゆっくりと、ゆっくりよく噛んで食べていく。
「美味いか……美味ぇよなぁ……」
 常人の体を棄てから、何も美味しくなくなった。死人兵士処置によって強化された能力には五感の一つでもある味覚も含まれていたが……食べたものを、『美味しい』と思えることができなかった。
 タバコも吸い、酒も飲んでみたが……一服の感覚も、酩酊感も微塵も起きなかった。すぐにそれらは惰性として続けるだけの存在になり、火も付いていないタバコを銜え、喉が寂しくなれば流すように酒を飲んでいた。
 だが……
「美味ぇよなぁ……あったけぇよ」
 この世界に呼ばれ、グレイヴと戦い、ここの愉快な連中と生活して……
「まさか……こんな所に来て、あったけえ飯が食えるなんてよ……人生、何があるかわからんもんだな」
 兄貴分であるブライドンやその親友ハリー、その他大勢のファミリーとのミレミアムでの日々と同じ位、今の日常が文治は気に入っていた。
 グレイヴとミカだけではない。相変わらず女子供は苦手ではあるが、ここにいる仲間全てが、文治にとってどんな過酷な戦いでも気兼ねなく背中を任せられる仲間であり、掛け替えの無いファミリーだ。
 無論、いい年してそんな恥ずかしい事を口には出さないが……
「まあ、兄貴にはばれているだろうがな」
「にゃー」
 と、猫はひと鳴きし、文治によるとその指をかぷかぷと噛む。
「わかったわかった。そんなに腹減ってるのか、お前」
 文治は猫に指を噛ませたまま立ち上がり、棚からまだ残っていた魚料理を掴んで皿に載せる。
「そら、あったけぇ飯……腹いっぱい、食えよ」
 がっつくように皿に頭をくっつける猫。文治はその猫の背をさっと撫でながら感慨深くそう言った。


 文治らしさを出そうとして時間がかかってスマン。『こんなの文治じゃない』とか思えてしまったら更にスマン。とりあえず次は先延ばししていた3Pかな?
 >>446
 ネタが沸かないなら改めてゲームプレイしてみては如何でしょう?
448名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:27:06 ID:7s/EjtNA
>>447
やっぱり猫といえば文治だな、これは非常にGJ!!
カーマインの部屋をスルーしていくくだりにワロタwww
449名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 00:13:39 ID:z56YP9ft
GJ!!
文治…
450名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 08:54:44 ID:CUNORWmT
文治らしさ出てますぜ、兄貴…

ふと思ったが、何故カオスウォーズの文治って死人兵士扱いなんだ…?
451名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 16:05:36 ID:0KSKEGP4
IFのミスだな…絶対
452名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 17:04:40 ID:3j8MJt5D
設定勝手に変えたんじゃね?
シャドハ関連なら、ウルは天凱凰と融合する事件に巻き込まれるきっかけである、アリスとすら出会って無かったし。
ウルについていった結果蔵人と出会うはずだったアナ姫が既に蔵人と一緒にいる。

……まあ最初に「本編と異なる〜」という注意出るし、
きっとそれぞれのゲーム本編と似て非なる世界から呼び出されたんだよ!という風に解釈してる。
453名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 21:55:43 ID:eA/d0I4x
>>450
ヒント:並行世界
454名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 01:24:47 ID:sJgDTftC
便利な反面、結構萎え設定だよな>平行世界
455名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 03:00:04 ID:QdKlhbnt
まぁ何かあれば全部「並行世界だから」で片付いちゃうわけだしな。
パロを書くには便利だが、設定のおかしさをそれで片付けられると…
456さんぴぃ(1):2007/09/01(土) 15:15:15 ID:gkQtQ43P
>>238 『ナイツな日々6−A』からの続きです……三ヶ月も開けていたとは。


「ひょーまー……ちゅ」
「くっ」
 雫が口をつけ、俺は小さく呻く。
「兵真……んっ」
「うんっ」
 スルクが雫とは逆方向を舐め、やはりそれにも俺は反応してしまう。
「ひょーま、かわいー」
 口をつけた場所を舌でぺろぺろ舐めながら、雫はにんまりと笑みを浮かべる。
「子供みたい」
 そういったスルクは今度は中心部分を避け、あえて周りを焦らすようにねっとりと舌を這わせる。
「はぁっ、こんなプレイするガキ達がいるかよ」
 かろうじて動く首を振り俺を二人掛りで抑えてつけている二人を睨み付けるが……
「胸舐められて顔歪めている状態で言っても、迫力が無い」
「ひょーまって、ビンカンさんなんだー」
 俺は二人に浴衣をはだけされられ、胸と乳首を二人に舐められているのだ。抵抗しようにも、俺の両腕は俺の背中にあり、両手首をまとめてタオルによって縛り付けられていた。頬に口を付けられたあと、口同士のキスに夢中になっている間にだ。
「おいっ、いい加減に――」
「兵真、嫌?」
「でもスルクっち、ひょーまのここはいやって言ってないよー」
「あぐっ」
 雫の細い指が、遠慮なく勃起した俺の肉棒をトランクス越しに掴む。
「こっ、これはその……それよりも、何でお前ら俺にこんな事をするんだよ!?」
「だって……」
「ねぇ?」
 きつく睨み付け言うと、スルクと雫は互いを見ながら頷く。
「ひょーまって私とエロスなことするとき、いっつも色んなこと言いながら弄り倒すじゃん?『もうこんなに感じてるのかよ?いやらしい奴だな』とか『嫌じゃねぇだろ。ここはこんなに食いついてるぜ』とか」
「ウチの時も。兵真はやっているときも口が悪い。胸が小さいとか毛がはえていないとかウチが気にしている事をペラペラ言う」
 言いながらも責めを弱めることはせず、俺の脇や乳首や耳など敏感な部分を舐めたり触ったり、息を吹きかけたりする雫とスルク……あいつらが言うように、確かに俺はこの責めに耐える事ができず反応してしまっている。
 まあ確かにこいつらを抱く時、そんなとを言ったりはするが……
「うっ!?あひっ!くくぅ、止めっ……!」
「でも気持ちいーんだよね?おちんちん、ビクビクってしてるよー」
「もっと弄り倒すけど、いい?」
「だから!いい加減に――」
「答えは聞いていない」
 スルクはそう言うと、俺の肉棒を指でピンと弾いてきた。
「ぐうっ!?」
 痛みは感じなかったから本気でやったのではないみたいだが……股間にビシッとした刺激に俺は思わず背中をのけぞらせてしまう。
「ひょーま、後でちゃんとエロスな事をするから……」
「頑張って」
 二人は身勝手にそう言い放ち、さらに攻めはじめた。
457名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 00:16:37 ID:YQAyYnic
>>456
答えは聞いていないフイタw
458名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 19:48:18 ID:73fHl2bx
久々のエロktkr

…って兵真受かよw
459名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 02:09:39 ID:Vtc5s9JV
 ところでいつもと口調が違うしスレ違いにもなる話題だが、まあ聞いてくれ。
 ヤンデレリィンについてなんだが、>>412でいろいろあったんでちょっとヤンデレを勉強しなおすというか、再認識するというかという理由で、某所で売っていた本『ヤンデレ大全』と同人ゲーム『やんデレ』を買ったんだ。
 よし、これで自身のヤンデレスキルを上げ、リィンの病み具合のレベルを更に上げるぞーと……

……(ヤンデレ大全読書中)……

……(やんデレプレイ中)……

……(再読書中)……

……(再プレイ中)……

……………………

……少しリィンの白化に勤めさせていただく次第でございます、ハイ。
460名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 06:31:14 ID:XN2tR6lu
あれ買ったのかよwww
461名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 16:32:19 ID:y9IxYIMa
ヤンデレの定義がよくわからんのだが、愛情が屈折しているという認識でいいのか?
462名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 22:03:13 ID:MaaxTOSU
いきすぎた独占欲と思えばいいかも
男のこと好き過ぎて監禁したいとか竿奴隷にしたいとか近付く女頃したいとかそういうこと
463名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 23:41:05 ID:y9IxYIMa
>>462
なるほど。
昔ストーカー紛いの事をしてきた俺の後輩はヤンデレだったのか。
464名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 01:13:20 ID:/XgeeAmA
 まあ、ストーカーだからヤンデレとは限らないし、その逆も然り。元から病んでいる人がデレるのもヤンデレの一定義だし、好きすぎて狂うのも同様。

>>463
1.後輩の瞳にハイライトが無い。
2.463の親しい人が何故か事件や事故に巻き込まれる。
3.後輩の刃物使いがやけに巧い。
4.後輩がデレる時がある。
5.463が優柔不断かヘタレ。
これらの条件が含まれていたら、その後輩は間違いなくヤンデレだな。
465名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 23:08:25 ID:JyNsQaMP
>>463これもいれておけ

6.心中しようと迫られた
466名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 23:31:23 ID:xJZqGbhD
3Pはもちろん、ヤンデレリィンの方も更に楽しめそうでwktk


未遂にオワタ彼女が(性的な意味で)報われる道も考えてあげてね…
467名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 23:44:07 ID:GrwodcB3
>>466
カーマインみたいに細胞増殖して造ったレプリカでも用意しないとw
468名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 01:06:06 ID:aw0kEksv
テラ不憫w
469ヤンデレ(1):2007/09/06(木) 06:58:47 ID:p+45OuJl
 (警告:かなりのヤンデレです。白化に勤めるとか言っておきながら……リィンに■される)

「兵真、さん……アハハッ」
「り、リィン……?」
 兵真の目の前で、少女は笑っていた。
「なっ、なん、で……」
 突然だった。いつものように兵真は恋人の雫とスルクの二人相手に性交をしていると、突如真上から凶器が降り注いできたのだ。
「何でって……わからない振りなんてしなくてもいいんですよ、兵真さん?」
「わ、わからない振りって……いや、それより雫とスルクが!?」
 防具もつけていないうえに不意を受けた3人は降り注いだ凶器の犠牲となった。兵真の手足にはナイフや包丁が刺さり身動きがとれず、そして雫とスルクは――
「大丈夫ですよ兵真さん……泥棒猫二匹、ちゃんと息の根は止めていますから」
 そう言ってリィンは首が変な方向に曲がった雫を杖を使ってベッドから叩き落としす。もはや何も言わない雫は既にベッドから転がり落ちて、胸に槍やら包丁やらがいくつも突き刺さっているスルクにぶつかるが、どちらも呻き声一つも上げない。
「息の根って……ま、まさかリィン、お前……!?」
「私のサウザンドアーム。ちゃんと物と座標の準備をしていれば、特定の物を特定の場所に降らすなんて造作もないんです。戦闘中はそんなことする余裕はないので無差別召喚していますけどね」
 ニッコリと、ニッコリと笑みを浮かべ、雫とスルクの死体を踏みながら兵真に迫るリィン。
「な、何で……なんでお前がこんな事を……!?」
「もう、兵真さんったら……駄目ですよ。私という恋人がいるのに、雫さんとスルクに浮気をするなんて」
 リィンはそう言って、兵真の傷口にぎゅっと手で押さえる。
「あぐっ!?」
「痛いですか?でも、兵真さんや雫さん、スルクに裏切られた私はもっと痛かったんですよ?3人とも、信じてたのに……私、裏切られちゃったんですよ」
 兵真の血が付いた指に舌を這わせ、リィンは兵真の腰の上に馬のりする。
「んっ、兵真さんの、ビクビクしています。散々雫さんやスルクに入れたくせに、私には一度も入れてくれないくせに……!」
「り、リィン……いっ!?」
 リィンの左手に光り輝く『それ』を見たとき、更に兵真の顔色は悪くなる。
「私だけのものにしちゃっていいですよね?間違って他の誰かに二度と入らないよう、私がちゃんと『保管』しておきます」
 『それ』の側面をぺろりと舐め、リィンは血塗られた手で兵真の股間を掴んだ。
「あっ……他の女を見ないように目も、他の女の声を聞かないよう耳も、他の女の所に行かないよう足も、他の女を触らないよう手も『保管』……折角ですから、全部『保管』しちゃいましょう」
「あ……ア……」
 痛みと恐怖によって目を見開く兵真に、リィンはニッコリと……本当にいつもと変わらぬ笑みを浮かべ、
「じゃあ兵真さん……兵真さんの全て、私に下さいね」
 そう言って、リィンは兵真の脳天に……
470ヤンデレ(2):2007/09/06(木) 07:01:19 ID:p+45OuJl
「や、やばい……マジでやばいわ、これ」
 読み終え、疾風丸はガタガタと震え、なんとかその本を閉じた。
「背筋が凍るってレベルやない。ワイもう怖くてリィンを今までのような目で見ることが出来へん」
「そう、そこまで言ってくれるなんて、嬉しいな」
「褒めてないわいっ!マジでちびりそうになったわ!」
 作者であるオーヴィアに向かい、疾風丸は悲鳴に近い大声を上げる。
「だって、疾風丸君がリクエストしたものじゃない。暑い夏を越えるための涼しくなるホラー物を書いてって」
「登場人物がリアル過ぎるわいっ!」
 まあ確かにそんな事を、疾風丸はこの魔女に片手間程度でいいからと頼み、1週間後、オーヴィアは100頁を越える内容の小説を持ってきたのだが……
「しかもやばいのは、これだけやないしな」
 グレイヴの気を惹くために自傷行為を繰り返すミカ、ウルを薬漬けにし見知らぬ場所で監禁するカレン、蔵人の姿を10分おきに写真に収めるアナスタシア、鮮血の結末を引き起こすモニカ、『この裏切り者っ!』とコリンに鎌を振り上げるメルヴィナ……
「全員ヤンデレやないか……しかもなんやこのバリエーション」
「もっと増やしたほうが良かった?」
「いやいやいやいやいやいや!?ノーサンキュウや!」
 本を投げ捨てるように地面に落とし、顔を真っ青にして首をぶんぶん横に振る疾風丸。
「そう、じゃあヤンデレ抜きの、ダーク方面の本も作ったから、こっちも見――」
「疾風のようにワイは去るー!」
「あんっ、ちゃんと見てみてよ。病み付きになっちゃうかもしれないのに」
 そう言って一目散に逃げ出す疾風丸とそれをゆったりとした歩調で追いかけるオーヴィア。
「…………」
 そして10分後、その本を拾ったのは……

「……………………」
「あら、どうしたのグレイヴ?そんな顔して」
「…………」
「この指?ちょっと料理する時に切っちゃって」
「……………………」
「えっ、どうしたのグレイヴ?んっ。大丈夫よ、このくらいで包帯巻かなくても。もう血も止まっているし」
「…………」
「そんなに心配しなくてもいいわよグレイヴ。本当にちょっと切っただけなんだし、もう」
 数日間、やけに甲斐甲斐しくミカの世話をするグレイヴを多くのナイツが目撃したという。


 とりあえず『やんデレ』と『ヤンデレ大全』を参考にして軽く書いてみた。いや、リィンは嫌いじゃないんだよ?ただ白いのが中々書けないだけで……白いの、誰か書いてあげてください。
>>466 リィンの ほうそくが みだれる!
471ココロノナイテンシ:2007/09/06(木) 22:34:24 ID:f2O1ipUi
黒リィン:グッジョブ、お疲れ様です。私の兵真さんもビクビクッて…最高。ダークモニカ、Dカレン、Dミカ、Dアナ姫、Dメル…お友達が たくさんできました。
472名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 02:01:55 ID:++xKWLjq
GJ!!
しかし自傷癖アリアリの黒ミカとは…俺にまた新しい道が広がったぜ
…グレイヴの胃が穴だらけになりそうだけど。←そしてそんなグレイヴを見て、文治も胃に穴あけそうだけどな
473名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 16:56:44 ID:dOfiHo9w
俺の精神が乱れるw
474名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 00:45:04 ID:AlFq1gup
自傷癖アリな黒ミカを頑張って考えてみた。

グレ「………、」
ミカ「あ、グレイヴ…え?この傷?ふふっ、心配してくれるの?ありがとう」
グレ「…………」
ミカ「そんなに心配しないでも平気よ、大した怪我じゃないんだし…」
グレ「……」
ミカ「え?病院?やだ、そんな大袈裟よ」

文治「兄貴…ありゃ相当心配してんなァ…」
十二「まぁ無理もねぇだろ、あんだけ傷作ってたらよ」
RB「でもジュージ、あれは怪我でできた傷っていうより…」

グレ「……………」
ミカ「心配だからクエストに行くのは暫く禁止?でも…」
グレ「…………」
ミカ「…怪我が治るまで傍にいる?そう、……グレイヴが傍にいてくれるなら、怪我…治らないままでもいいかな?なんて…」
グレ「っ……!!」
ミカ「わ、じょ、冗談よ!冗談!」

十二「……冗談じゃねぇところが怖ェんだよ……」
文治「………RBっつったか。嬢ちゃんに余計なことは言わない方が良さそうだぜ」
RB「…みたいだね」

……俺の脳味噌ではこれが限界……
475名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:04:53 ID:sa3OHdRk
 マジで恐いな病みミカ略してヤミカ。グレイヴがちょっとでも構ってくれなくなると……
だが、グレイヴなら……グレイヴならきっとなんとかしてくれるはず。
476黒ミカ。:2007/09/10(月) 21:29:43 ID:z12GuKiF
会話形式で見にくいが…すまん。

深夜。
グレ「…、………」
十二「…ァあ?なんだよ、ンな時間に…」
グレ「……………」
十二「……悪い夢を見た…だ?ガキか手前は…」
グレ「……(こくん)」
十二「…っ解ったよ、聞けばいいんだろ聞けば!」
グレ「…………、……。………」
十二「メスチビが怪我…?それがどうしたよ、夢の中の話だろ?」
グレ「……・・・・・」
十二「…私のことだけを見て欲しいって迫られた?…ノロケかよ…」
グレ「………………」
十二「…………はァ?自分の足や手をナイフで切りつけながら、迫られた?」
グレ「………」
十二「…そりゃまた…なんつうか………」
グレ「・・・」
十二「…熱烈な告白、だな…?」
グレ「……っ!(否定)」
十二「……………正夢にならないようにだけ、祈っといてやるぜ」
グレ「…!?」

翌朝。
ミカ「グレイヴ、グレイヴ。朝よ?」
グレ「…っ!」
ミカ「珍しいわね、こんな遅くまで寝てるなんて」
グレ「……、」
ミカ「?悪い夢を見た?」
グレ「…・・・(こくっ)」
ミカ「そう…気付けなくてごめんね?…それより、」
グレ「…?」
ミカ「…昨夜、屍さんと何のお話してたの?」
グレ「……!?」
ミカ「随分楽しそうだったわね。聞かせて欲しいな、私にも」
グレ「…………っ!?;」
ミカ「それとも…屍さんには話せるのに、私には言えないようなお話だったのかしら…?」
グレ「…;(冷や汗ダラダラ)」

おまけ。
十二「!?……な、ンだ今の…ッ、(ぞくっ)」
RB「ジュージ、どうした?」
十二「…急に鳥肌が…」
文治「…今の時期だと夏風邪か……馬鹿がひくにはぴったりだな」
十二「ンだとこのクソ兄貴!!!」

……ちょっと文章の書き方の本と、ヤンデレ大全買ってくるわ。
477名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 00:08:43 ID:Iyvayd6v
お前も買うのかよw
478さんぴぃ(2):2007/09/12(水) 03:37:35 ID:YTR8Gxbp
 病みの理力(フォース)に堕ちてるよな、ミカ。モニカとリィンに続くカオススレのダークヒロイン誕生だな。


……
…………
……………………
「た、耐えた……ぜ」
 30分、俺にとってこの世界に来て最も長く感じた、地獄のような30分が経過した。
「ひょーま、すごーい」
「できればイカせたかった」
 俺の上で雫は拍手をし、スルクは少し残念な表情で俺を拘束していたタオルを解く。とりあえず男として大切な誇りは守られたようだ……本当にギリギリだったが。
「よし、じゃあお前ら……覚悟、しろよ?」
 言うが早く俺は解放された手を動かし、まず上に乗っかってる雫を逆に押し倒し、スルクの腕を掴んで雫の隣に倒す。
「ひょーまぁ」
「んっ、兵真」
 スルリと、布団の上に仰向けで倒れた雫とスルクは同時に帯紐を解き、浴衣をはだける。
「うおっ……」
 次の瞬間俺の目に映ったのは白い肌に4つの膨らみとその上にある桜色の突起、そして二人の股には陰毛の有無の差はあるが、しっとりと愛液で濡れていて……正に、桃源郷がそこにあった。
「ウチ、もう我慢できない」
「だからひょーま、早くさわってぇ」
 言うが早くスルクは両手で俺の右手首を掴み、雫は左手首を掴み、それぞれ自分の女性器まで導く。
「まったくお前ら、準備がよすぎねぇか」
 二人揃って下着を着けていないという状態にゴクリと唾を飲み込んだあと、両手の指を動かしていく。
「んんっ、ひょ、まあっ」
「いっ……ふはぁ、ひゃん」
 重複するように響く二人のあえぎ声。それを聞きながら、俺は更に指を激しく動かしていく。
「ふ、ふんんっ……あ、ふぅ……つよすっ、ぎっ。うまく、ない」
「ひょーまっ、もっと、ちゃんと、して」
 だが、やがて感じていると言うより、物足りないような表情になる雫とスルク。
「うっ……そう言われてもよ」
 別にこちらはわざと下手にしているとかではなく、本気で感じるよう指を動かしてはいるのだが……どうも、両手の指を同時に動かすとなると、かなり動きが雑になるようだ。
「そもそも同じことを同時にするのが3人でやる正しい事なのか?むぅ……」
 俺は二人から指を離し、解かれてままの帯紐――
「……これだ」
 ピンと、俺の頭に閃きが起きた。
「ひょーま?」
「よし、じっとしてろよ?」
 俺はそう言って、まずスルクの顔に帯紐を持ってくる。この温泉旅館で使われている浴衣の帯紐、色は紺で幅がかなり広い。つまり……
「目が見えない」
「それでいいんだよ。次は雫だ」
 そう、やろうと思えば目隠しにもつかえるのだ。次に俺は雫にも同じように目を隠すように帯紐を締める。
「ひょ、ひょーま……」
「ちょっと、怖い」
 何処で聞いたか忘れたが、五感のどれかが使えなくなった場合、他の感覚がそれを補うため感度が上がると聞いたことがある。もし性的な事をするときもそれが当てはまるなら……
「よし、続けるぜ」
 俺はそう言って、そっとスルクの胸に手をやった。
479名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 23:56:13 ID:REj9ht73
ここ保管庫作らないの?
480名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 01:03:58 ID:zuitIpBF
俺も気になってた
折角こんだけ神作品があるんだし、保管庫作るべきだと思うんだが
481名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 16:38:25 ID:3VUk8GH+
エロパロ全体のまとめのとこは?なんか条件でもあるのか?
他のところで書きかけを勢いで投下したら、いつの間にか保管されおっと逃がさないぜ状態な俺涙目。
482名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 23:27:40 ID:kPwfLZeY
>>481
ドンマイ
そんなお前にはきっと黒リィン様からのご加護があるさ

そしてそろそろガリーノがミカやカレンを手篭めにしちゃう話が出てきてもいいと思うんだぜ
483名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 19:59:51 ID:OzQhoeT9
ほしゅ
484名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 23:30:47 ID:6BjpMOsM
誰かが来てくれることを祈って保守
485名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:19:31 ID:CKSVhEUN
 ちょっとシチュエーションに凝りすぎてさんぴぃがなかなか進まなくて(期待している人がいるなら)スマン。
 さんぴぃ進ませるどころかカー×ディアとかカオスネタが入ったグロランスレ向け書こうとしているし……
 とりあえず水曜日までには!
486名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 18:25:13 ID:RQCIewvi
一瞬エンディアのショタエロを期待してしまって俺ガイル

ディアーナね…
487暗黒モニカ:2007/09/17(月) 20:28:29 ID:G54ELKpi
ディアーナのケツ穴マンコは最高なの。次は誰を孕ませようかしら?
488訂正:2007/09/17(月) 21:07:56 ID:RQCIewvi
×期待してしまって
○期待してしまった

>>487
ヨアヒムなら喜んでケツマンコを差し出すだろう
489名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 01:34:09 ID:IwP4+xhT
>>482
ガリーノがミカやカレンを手篭めにしちゃう話が出てきてもいいと思うんだぜ
↑同意

ガリーノがというより、オーグマンにやらせたらどうだろうかともオモタ
490名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 06:34:05 ID:jEJCpT2R
ショタエロといえば、
前スレのオナヌー指南は良かった
491名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 21:53:42 ID:J3uJ5a8I
間違えて前スレのログ消しちゃったんだぜ
確かによかったが
492名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 23:10:00 ID:QBVI9WCj
お前らショタ好きだなw

俺も好きだ
493名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 00:26:54 ID:5lxgdlZG
ショタ好き多いよなこのスレw

まぁ俺はオッサンの方が好きだけどな
494さんぴぃ(3):2007/09/19(水) 09:28:12 ID:h1RrqXSh
「んはぁっ!?」
 ほんの僅かしかない膨らみの先を撫でるように触った瞬間、スルクは高い喘ぎ声を上げる。
「え、スルクっち?どうし、んっ……」
 急に声を上げたスルクに声を掛ける雫の腋をすっと指でさすると、こちらは声を押し殺すように呻き声を上げた。
「…………」
 次にスルクの首筋にキス、次は雫のお尻を撫で、次はスルクのヘソを穿り、次は雫の乳房を揉む……
「んっ、ひうっ……はぁ」
「うっ、ウチっ、いいっ」
 先ほどより激しくもしていなければ愛撫している時間も少ないのに、面白いほど俺のやることに一々ビクンビクンと反応する二人。目論見通り、見えない分感じやすいのだろう。
「どうだ、二人とも?」
「いーのっ、きゅーにされるって感じが、気持ちいー、のっ」
「見えなくて怖い……けど、触られるといつもより……んはっ」
 目隠しをされはぁはぁとだらしなく口を開けたまま、頬を赤らめて言う雫とスルクはなんと言うか……とても背徳的だ。
「……じゃあ、俺もそろそろコレを楽にさせてもらうか。まず雫はここに膝起ちして……そう。スルクも……こう、もっと前に……スルクのほうが背が低いから、スルクは背をピンとして、雫はもうちょっと力を抜いた感じで……よし」
 俺は雫とスルクを立ち上がらせたあと、手や足を引いたり押したりし、前に考えていた――いつかはして見たいなぁと妄想していた――配置に二人を移動させる。
「んはっ!?む、胸に何か当たってるぅ」
「ウチも……あと、雫の声やけに近い……んっ」
「ほえっ?じゃあ……これって、スルクっちの胸?息が顔にかかってるし」
 目隠ししている二人はすぐに気が付かなかったが、俺は二人を膝で起っている状態にしたままで向かい合わせに密着させている。胸同士が当たり、互いが顔を少し前にすれば、キスが出来るほどの近さだ。
「よし。んん、おおおおっ……!?」
 そして俺は左右の腕を二人の背中に回し二人を更に密着させ、その合わさった胸に……俺のがちがちになった肉棒を突き入れた。
「あっ!?熱いの……入って、くるっ」
「コレ……兵真の、おチンポっ、あはぁ」
 雫もスルクも、俺のものを挟めるほど大きい胸でないからとパイズリは諦めていたんだが……こうやって見ると、手や膣内とはまた違った感触だ。なんと言うか……膣や手ほど絞められはしないが、スベスベと満遍なく包まれて、しかもほんわりするほど暖かい。
「いっ、乳首がこすっ、あんっ。あと、ぬるぬるって」
「はぁ、はぁ、はぁ……兵真のおチンポと、雫の胸が当たって……いい」
「くぅ……俺も、気持ちがっ、いいぜ」
 二人の胸が優しく包み、桃色の突起が刺激する。我慢汁を出しながらもゆっくりと味わうように腰を動かしていくが……少し前にぎりぎりまで追い込まれた俺の肉棒は、早くも限界が来るようだ。
「お前らっ、くっ、もっとくっついて、はぁ、あと手で胸寄せろっ」
「ひょーまっ、ビクビクって、んはぁ」
「はっはぁ、あっ……ふくらんでっ、るぅ」
 汗と汁で潤滑がよくなったので挿入した時のラストスパート時のように激しく腰を振り……
「ぐうっ!!」
 絶頂。しかし俺はそれでも止まることなく、ドピュドビュと精液を出しながらも腰を突き動かす。
「ひぅ!でっ、でてるぅ……胸に、たくさんかけられてるぅ……」
「いっ、はぁ!熱、い……」
 勢いよく挟まれた胸から解放された俺の肉棒は更に精を吐き出し、二人の胸だけでなく喉や口元まで飛んで、興奮により赤みが付いた白い肌を汚していった。
495名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 22:49:53 ID:t1MDT2gF
>>494
さんぴぃGJ
3人とも修羅場どころか吹っ切れてきたなw
ある人物が介入すると修羅場を越えた事態になる訳だけど…

>>493
二次ショタ以外の野郎なんて食えたもんじゃないけどな
このゲームならトナティとエンディアまでおk
496名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 23:34:44 ID:C85gJFDu
>>495
そういうこと言ってるとガチで介入してきそうでこえぇwww

>>493
俺もエンディア好きだ
だがオッサンでも文治になら抱かれてもいいと思ってる
497名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 00:12:37 ID:dKgVJJNa
エンディアならともかく、トナティに同じ手は使えない…かな?
4983P勃起しますた:2007/09/20(木) 00:27:26 ID:dFBw5ykN
>>496
つ ヨアヒム


このスレはショタエロ…てか801はアリの方向?
499名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 01:15:27 ID:OFs8Uddd
>>498
前スレにエンディア×兵真があった
500496:2007/09/20(木) 02:34:12 ID:zlHuh0lH
>>498
だが断るww

ショタエロあったよな前スレに…って>>499がもう書いてるか
もし801書くなら最初に注意書いときゃいいんじゃね?
501名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 02:49:29 ID:vtgjBdnX
イレス攻めマダー?
502名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 18:39:27 ID:dFBw5ykN
>>499-500
サンクス

だが俺は書かない。てか書けない。
誰か書いてくれ…
503名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 21:00:01 ID:e9071Beh
イレシェの続き、次の日までは〜とか言っときながら、もう何ヶ月もたってますね・・・。
すみません、白状するとこのまま未完で終わらせるつもりでした。
でも続きを待ってくださる人がいると思うと、書く気が起きました。ありがとうございます。
余談ですが・・・絵を描いたらどうやってうpすればいいかわかんないんですよね・・・。
504イレシェ1:2007/09/20(木) 21:02:30 ID:e9071Beh
ずるい。ずるいんです。
イレスさまは、ずるいんです。
今までわたくしの相談に乗っててくれてたのに、いきなり「ずっと好きだった」なんて。
それだったら、最初からそういう態度をとってほしいものです!そうしたら、わたくしだってお兄様ではなく、最初からイレスさまの事を―――・・・・・・。
「どうかした?シェリー」
イレスの部屋のベッドに横たわりながら、シェリーはずっと同じ事を繰り返し考えていた。
「・・・何でもありませんわ」
「そうか」
イレスはさして気にしてない様子で、シェリーの身体にそっと覆いかぶさる。
――――わたくしはお兄様が好きでした。ついさっきまで。
ですが、あんな真剣な瞳で告白されたら落ちるしかないのです。
ですから、今「こんな」状況なのも、イレスさまが悪いのです。
―――シェリーは自分に言い聞かせるように心の中で呟いていた。
が。
「ひゃうっ」
イレスの手がシェリーの胸にそっと触れた瞬間、今まで考えていたことが頭からふっ飛んでしまった。
「あ・・・わたくしの、小さいですけど・・・」
「や、気にしてないよ」
イレスは微笑し、シェリーの小振りだけど、形の良い乳房を揉み始める。
「あ・・・あっ・・・んん!!」
「・・・・・・・」
愛撫を加えるうちに、シェリーの白い肌が桃色に変わる。
「イレス・・・さまぁ・・・」
左手は胸を揉み続けながら、もう片方の手は膝の間に入れる。そして、徐々に上へと移動させていく。
「あっ・・・あんっ!・・・やぁ・・・っ」
イレスの手は、下着越しにでもわかるくらいに湿っているくぼみに到達した。
「濡れてる・・・感度、いいな」
「・・・・あ・・・ぁ・・・そ、そういうもの、なんですの?・・・あぁでも・・・なんだか熱いんです・・・」
下着越しに触れ、指を前後に動かす。その度に、シェリーの甘い声が漏れる。
「ひゃう・・・あ、あん・・・!」
「ここ・・・?それとも、こっち・・・?」
「や、やですぅ・・・!」
イレスが余裕の笑みを浮かべて感じるところを探すのが、シェリーにとってはなんだか嫌だった。
すると、急にイレスの手の動きが止まる。
「・・・?な、なんですの?」
「や、今シェリーが『やです』って言ったから」
「んなっ―――・・・」
本当に、なんだか嫌です。今日の―――今、えっちな事をしてるイレスさまは、イジワルです。
「あ・・・あの・・・」
「あぁ、ごめんな。嫌なのに、無理やりさ。」
イレスは笑う。その笑みは、いつもと同じ優しい微笑み。
けれど今は、ひどくSッ気溢れる微笑みに見えてしまうのは何故か。
「わ、わたくし・・・」
「え、何?」
「そ・・・その」
「・・・続けてほしいとか?」
「は、はい」
イレスはニヤッと笑いながら言った。
「じゃ、遠慮なく。」
再度、下着越しに触れ、シェリーの一番感じるところの探索を再開する。
「あっああ!!」
「ここか・・・」
探り当てた小さな突起を、押したり、転がしたりして弄ぶ。
「ねぇ、どう?気持ちいいかな?」
「意地の悪い人ですね・・・実はイレスさまってSなんでしょう?」
「さぁ、どうでしょう。なぁ、気持ちいい?」
突起を刺激する更に強め、イレスは言葉で確認を得ようとする。
「ひゃっ・・・あぁ!!・・・すごく・・・いいです・・・あんっ」
シェリーは素直に感想を述べる。―――人畜無害そうな顔をしてるくせに実はSだったなんて知らなかった。
・・・でも、そんなイレスさまもいいなと思う自分が一番嫌だな、とシェリーは思った。
505名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 21:07:40 ID:e9071Beh
>>突起を刺激する更に強め×
突起を刺激する指を更に強め○

最終チェックしたハズなのに・・・マジですんません。
506名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 22:46:30 ID:dFBw5ykN
さんぴぃに加えてイレシェが甦ったことで、投下待ちの楽しみが2倍に増えた
マジありがとう

絵のうpだけど、ここならPCも携帯も拝める
http://gban.jp/i
507501:2007/09/21(金) 00:30:25 ID:QdtSlQR4
>>503
正直、諦めてました。
書き途中で消えてしまう作者さんは多いですし…
でもあの呟きが励みになるなんて!

ゆっくりでもいいので、完結させてください。
書き込みが無くても、ずっと応援してます!
508名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 00:43:15 ID:WehBe3yM
>>504
シェリー可愛いよシェリー!
509名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 08:52:57 ID:QifrCbqE
>>506
うわぁ絵のうp方法ありがとうございます。楽しみが2倍になったとか
こっちがマジで嬉しいです。
>>507
すみません・・・書き込みは遅いですが完結させたいですよ。やっぱ
未完はダメっすよね〜!


ところで早速ですが絵をうpしてみました。一応・・・シェリー・・・。
シャーペン描きだし、汚いし、顔だけですけど・・・。すんません・・・。
こんな絵でもいちお絵描き目指してます。
http://gban.jp/i/43969k
510名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 20:11:21 ID:iCYdJSvw
イレシェ再臨乙!
絵もシャーペンなのに上手すぎだろオイ


最近はダークやヤンデレに続いてショタ趣味まで現れたかw
なんかいい具合にカオスだ
511名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:33:15 ID:kQnSydAl
>>509
なかなか上手いじゃないの
SSも絵も続き待ってる!

>>510
いろんな性癖が集まってるからな
まさに異世界w
512名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:56:07 ID:QifrCbqE
カオスウォーズ、発売1年経過おめでとう!
というわけで、続き投下!
513イレシェ2:2007/09/21(金) 21:56:37 ID:QifrCbqE
そんな姿もいいなとは確かに思ったけれども。
流石にここまでは割り切れなかったというか。
確かにわたくしは、お兄様に対してもこういう、所謂「えっちなこと」を実行して、色仕掛けで落とそうと思ったことはありましたわ。でもわたくしは「姫」として育てられてきたし、殿方に対し、そのような行動を取るのは恥ずかしくもあったし・・・。
「ね、もういいかな?」
イレスはシェリーの耳元に唇を寄せ、囁くように聞いた。すでに指先には、ねっとりとした愛液が絡んでいる。
「・・・はぅ・・・」
「ん?」
「・・・うぅ〜〜〜〜・・・」
シェリーは不安だった。だって、その先の行為は最初は痛いらしいし・・・人によっては2回目も3回目も痛いとか。・・・あぁ、何故女性だけ最初は痛いのでしょうか・・・。
――そんなことを考えてると、視界に人形が入ってくる。
それは、彼女の大事にしている人形。・・・ゼロス似の人形、リズ。
(リズくん・・・お兄様・・・)
この先の行為をしたら、わたくしはもうお兄様を想えなくなる。――その分、イレスさまを想えばいいのだけれども。
―――もう既にシェリーの中はイレスで埋め尽くされている。
それでもなお、考える。
(お兄様・・・わたくしは・・・別の人を・・・それに・・・リズくん・・・お兄様に似せた・・・人形。別の人を好きになったら、持ってる意味がなくなってしまう・・・そんなのって・・・!)
その時、リズの目が光ったように見えた。
(気にするな、してしまえ)
(えっ?)
シェリーにはリズが喋ったような気がしたのだが、実際にはリズは動いていないし、話してもいない。『情事の最中を覗くのは趣味じゃねぇ』とか言って、先ほどから部屋の隅でじっとただの人形でいる。
(・・・そうですわね。ここまでしたんですもの)
シェリーは深呼吸をし、両手を頭上でバンザイの形にして言った。
「・・・世界中の経験者の皆様!わたくしに、勇気と痛みを乗り越える力を分けてくださいっ!」
・・・元ネタが解らないイレスは、とりあえず挿入の許可が取れたなーとだけ思った。
514続きwktk:2007/09/22(土) 14:53:56 ID:pShsL1qa
そう言えば、もう発売から1年経ったんだな

スレを支えてくれてる職人方に感謝
515名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 15:42:12 ID:vndBrgXn
>>513
続きktkl
前も思ったけど、描写が丁寧なのが(・∀・)イイ!!

ところで元ネタはなんですか?
516名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:40:14 ID:/BLY6hhv
あげますよ
517名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:46:25 ID:U9QosXy6
本スレより賑わってるな
518名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 07:23:54 ID:gJNcABlS
>>515
元気玉じゃね?


それはそうと作者さんGJ!
519名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 15:49:37 ID:+23a97ML
色々探してるんだが、
このゲームってエロ同人もエロ絵置いたサイトも無いな…

ここのSSしか頼れねぇ
520名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:53:37 ID:KhD48gjm
>>518
yes!元気玉で合ってます。

ところで自分はIFのゲームはカオスウォーズとブレソしか持ってなくて
イレスの性格がよくわからん。で、イレス好きのリバム所持してる女友達に
イレシェのSS読んでもらったら「リバムでは女に抱きつかれただけで焦るヘタレなのに
こっちはカッコイイ!!」と言われ、リバム所持してる男友達に見せたら
「カオスウォーズのあのエロ声だからこそ許される行為だ」と言われた。
・・・友人には良い評価をもらったけど「こんなのリバムのイレスじゃねぇ!!」
と思われる方がいたらすみません。


ちなみに次はイレシェのエロじゃない別の作品を先に投下する予定です。
521名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:10:12 ID:wynLF0MP
>>520
別の作品も楽しみだぜ!!wktk
522名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:07:27 ID:rm5nSpBN
エンディアを描きたい

全体像忘れたんで、誰か資料くれないか?
523さんぴぃ(4):2007/09/25(火) 09:18:58 ID:KA4voh30
>>520
 男友達と女友達に自分のエロ文書を見せるとは、なんという勇者……私には到底真似できません。それと次回も楽しみにしています。

「んふ、あむっ、きれいきれい」
「ちゅっ……まだまだ、元気」
 目隠しをしたまま3回目を放った肉棒を舐める二人。当然、そんな事をされれば俺の肉棒はすぐに硬さを取り戻すわけで。
「ふぅ……フゥ……ふぅ……」
 だが、俺の体力消耗も激しい。朝からの(性的含む)運動、依頼による戦闘、長風呂……性欲だけでなく睡眠欲も徐々に現れ、こんな贅沢な状態にもかかわらず『もう今日はいっか』と一瞬考えてしまったほどだ。
「ひょーまぁ……ほしいのぉ」
「ウチに……早くぶち込んでっ」
 しかし、そんな俺の前には上半身を白く汚し、まだ目隠しをとらないまま横たわり、精液で汚れた指で己の秘所を弄繰り回すタイプの違う二人の美少女……これで睡眠欲を優先するような奴は雄として生物的に間違っているッ!と、俺はここで断言する。
 ……ここまでやって自分が満足したから終了、となれば後がいろんな意味で怖いし。
「じゃあ、お前らまたこうくっついて……雫が下だ。で、スルクはこうくっつき、足は立てなくていいぞ」
 まずは雫を布団の上に仰向けに倒し、スルクをその上に覆い被させる。
「んっ……」
「ウチ、雫とくっついてる」
 まずムニュッと胸同士が、後は太股や腕、そして下腹部も触れ合っていく。
「よし……まずは雫から行くぞ」
 そして俺はくっつきあっている二人の秘所、その下の方に肉棒を突っ込んだ。 
「あううぅぅうんっ!?」
 どうやら入れただけでイッたらしい。ピンと背筋を張りそしてピクピクと体を震わせる。
「そして、次はスルクに……」
「あふっ」
 腰に力を入れ絶頂を迎えしまりが強くなっている雫の膣内から勢いよく肉棒を引き抜き、そのまま勢いよく今度は上のほうの膣に突っ込む。
「ひぅっ!?」
 スルクのほうはイかなかったようだ。いや、この締め付け具合からして、それまでに軽く何度かイッていたのだろう。
「よしっ、このままガンガン行くぜ」
 俺は全力で二人の膣内を肉棒で一突きごとに行ったり来たりを繰り返す。毎回抜いているので、いつものようにグニグニした膣内の刺激は味わえないが……感触が違う二つの膣内を交互に突いていくこの状態は、いつもと違う興奮と刺激がある。
「あっ、ぁあっ、はぅ、ああっ!」
「ウチっ、んんっ、あうっ、いいっ!」
 荒い突きに喘ぎながらも、ぎゅっと抱きしめあう二人。
「あっ……スルクっち、エロスな顔っ、してるぅ」
 解けたのか、ずれたのかは判らないが、どうやら雫のほうの目隠しが取れたようだ。
「雫だって、はぅ、いやらしい顔、してる」
 俺の肉棒に突かれながらもスルクは自ら目隠しを外し、雫に言い返した。
「スルクっちのほうがエロスだよぉ、あはぁっ、ひょーまのせーし、はなの頭と唇に付けてるし」
「あんっ、雫も口に、あと頬にもべったりっ、ついてる……」
 互いに快楽に酔った顔で見詰め合い、そして……
「んんんっ」
 ちゅっと、二人は唇を合わせた。
524名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:36:01 ID:9X5FWic+
6日ぶりにktkr
なんか円満のエロエロでいい感じだな

良かったらアナルセクロス描写入れてみてくれないか?
良ければでいいんだ。ウン。
525名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:42:11 ID:UlL/xrBU
雫とスルク可愛いなぁ、だが濃厚ハァハァ
526名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 01:14:50 ID:P4S6DnZv
文治「兄貴、保守ですぜ」
グレ「………(肯定のポーズ)」
527さんぴぃ(5):2007/09/29(土) 01:02:47 ID:CX3eBPfW
>>524
 スマン、蛇足になるのは嫌なんで今回はパス。次回以降もやるか未定だが。

「んっ、はむっ、んあっ!」
「チュ……いっいっ、あああああっ」
 俺に貫かれながらも荒く、そして深い口付けをする雫とスルク。
「お前ら、そういうことすると……余計に興奮するだろう、がっ!」
 俺は更に強く、奥に深く突っ込むよう腰を動かし、ぐりぐりと二人を蹂躙していく。
「あっあっあっあーっ!兵真のおちんちんでっ、いっちゃうーっ!」
「ウチっ、いくっ!もっ、もうっ!」
「くっ……じゃあ、スルクっ!」
 絶頂に落ちる寸前に、交互に抜き差ししていた俺の肉棒をスルクの中にぐっと入れる。
「あっ!あっ!熱っ!?兵真のおチンポからっ!どくどくって……!」
「ぐっ、あまり締めるな……よっと!」
 ビクビクッとイッたスルクの膣内から腰を引いて射精中の肉棒を取り出し、
「あーっ、スルクっちだけずる――やあぁぁあっ!?」
 間髪いれずに、雫の中に突っ込んだ。
「せーしっ……奥までっ……とどいてるぅ……」
 口をパクパク開き、雫はうわごとのように呟いた。

「あーっ、きもちよかったぁ」
 裸のまま、雫は腰に手をあてたポーズでぐびぐびと牛乳を飲み干す。ちなみにあの後もう一度体を洗いに風呂に行ったので多少臭いがするものの、体は綺麗になっている。
「ウチも……こういうのも、悪くない」
 同じく裸になり身を清めたスルクがこちらは腰を床に下ろしフルーツ牛乳を飲みながら言う。
「プハァ……ところでスルクっちは、ゆりーな趣味でもあるの?」
 全部飲み切って空になったビンを棚に置き、雫は浴衣を着ながら訊ねる。ちなみに兵真は行為が終わった後にリィンの様子見に行くと言ってここにはいない。
「アレはウチからしたんじゃない。雫からしてきた」
「えーっ、アレってスルクっからだよ。舌入れてきたのスルクっちからだし」
「絶対雫から。舌を入れてきたの確かに雫からだった」
 二人は暫く『どちらが先にキスしてきたか』という件で言い合ったあと……
「でも、三人でするの……いつもより、よかったかも」
「それに関しては、ウチも否定はしない。あと……もっと兵真に色んな事してみたい」
「いろんなことって?」
「…………とか、それと…………とかも。あと…………」
 スルクは雫の耳に口を寄せヒソヒソと小さな声で言って、
「そーだよねぇー。二人がかりだったら、完全に私達がしゅどーけんとれるし。また、やっちゃおうか?」
「次は、予め道具も用意しておく」
 不敵な笑みを浮かべながら、二人の少女はコクコクと頷いた。

 とりあえずさんぴぃはこれで終了。次はカー×ディアか……ちょっともやっと思いついたこともあるんで考えます。
528524:2007/09/29(土) 23:09:00 ID:DoUnHHfE
今回もマジGJ!

自給自足できない俺がカスなだけだから、
あんまり気にしないでくれYO
529お姫様と請負人1:2007/09/30(日) 18:52:18 ID:e9xD48ru
大切な人がいなくなって。
それはとても淋しいことで。
わたくしは、独りになりたくなかった。だから、つい先程まで敵だった兵真様たちについていくことにした。
――独りぼっちは淋しいから。
大丈夫。わたくしにはジョセフィーヌがあるもの。大事な大事な人形があるもの。
独りなんかじゃない、わたくしは、淋しくなんかない―――。
「おい、イレス!!」
シェリーはビクッとした。反射的に、俯いてた顔を上げる。
・・・声の主を見て、シェリーは落胆する。
(お父様かと思いました・・・)
――ありえない。もういないのだから。でも、それでも、似てると反応してしまう。
再度、声の主を見る。
なにやら、今度はどの依頼を受けるのだとかで話し合ってるようだ。
口も目つきも態度も悪い彼は、シェリーの大切な父と声が良く似ている。
――彼の名は、ゼロス。

父と声が似ている彼を、シェリーは気づくと目で追っている。話してみたいが、正直怖い。
だから、近くに寄れば、もしかしたら向こうから話しかけてくれるかもしれない。
大事な人形・ジョセフィーヌを胸に抱き、シェリーは出来る限りゼロスの傍にいた。
――周りからストーカーと思われない程度に。
が、纏わり付かれる方――ゼロスは正直おもしろくない。
「・・・・イレス」
「なに?ゼロス」
探偵社のリビングで、ゼロスは怒りに震えながら言う。
「・・・俺は何かしたか?いや、何もしてない。とりあえずアイツが不快に思うような行動はしてないと思うぞ」
「何が?」
お茶をすすりながらニッコリと微笑むイレス。
その反応に、ゼロスはテーブルをドンッと叩き、感情をぶちまける。
「アイツだ!アイツ!!最近俺に纏わり付いてくるチビ!!纏わり付いてくる割には何も話しかけないで遠くからヤブニラミでかなり不快なんだっつーの!!用件があるならさっさと言えってんだ!!!」
「テーブル叩くな、お茶がこぼれる!!・・・そんなの俺に言われても困るよ。本人に直接言えばいいじゃん。今言ったことをさ」
「アイツ、俺と視線合わそうとしねぇんだよ。目が合うと逃げちまう」
「怖いからね」
うんうんと頷くイレス。ゼロス、非常におもしろくない。
「別にいいじゃん。ヤブニラミじゃなくてジト目だと思えば。可愛い女の子のジト目。じゃあさ、優しく話しかけてみなよ。もしかしたらなんか答えてくれるかもよ?」
「答えてもらわなきゃ困るんだよ」
かったりぃ・・・と呟くゼロス。そんな姿を見て、ぼそっとイレスが呟く。
「・・・別にいいじゃん。あんな可愛い姫様が後を付いてくるんだからさ」
「あ?今なんか言ったか?」
イレスはにこっと笑いながら答える。
「や、なんでもない。ほら、早く戻ってシェリーと話し合えよ」
「・・・・あ〜〜〜〜・・・そうするか。このままじゃかったりぃし・・・・」
(ホント、羨ましいくらいだよ。出来ることなら代わってほしいね)
探偵社を出て行くゼロスを見送りながら、イレスはそう思った。
530お姫様と請負人2:2007/09/30(日) 18:58:22 ID:e9xD48ru
「・・・・・・!」
屋敷で雫たちと会話してると、シェリーはゼロスに捕まった。
曰く話があるとの事。
「おい、お前、なんで最近俺に纏わり付くんだ?」
「・・・・!・・・あ、あの・・・」
「・・・・・・」
「・・・そ、その・・・・・」
なかなか話をきりだしてこないシェリーに対し、ゼロスはイライラしてくる。
(・・・・あぁ――――なんだよもうこいつムカつくなー・・・あぁ元の世界でもいたなこういうヤツ)
「わたくしはっ」
「!」
いきなり大声だったので、流石にゼロスも驚いた。
「わたくしはっ・・・お話がしたいのです・・・!」
それだけ言って、目に涙を浮かべ俯く。
「話がしたいだと?俺とか?」
コクコクと首を縦に振るシェリー。
――俺と話がしたいだけ?
それだけのために今まで纏わり付いてたのか?
ゼロスは溜め息をつく。
「・・・なんつーかお前って・・・」
「・・・・・・・・?」
シェリーは恐る恐る顔を上げる。
すると、ゼロスはフッと微笑し、シェリーの頭をそっと撫でた。
「意味のわからねぇヤツだな……お前はよ」
瞬間、シェリーはドキっとする。
まともに彼の顔が見れない。
シェリーはドキドキと高鳴る鼓動が何故なのかわからなかった。ただ、前よりも彼の傍にいたいと思い始めていた。
だから、とっさに言ってしまった。
「わ、わたくしは丁度ボディガードを探していて・・・!というのもわたくしはお父様やヨイチがいない今、守ってくださる方がいないから、だ、だからその有能な方をと・・・!」
言わなくちゃ。
ちゃんと伝えなきゃ。
「率直に申しまして、わたくしのボディガードになっていただきたいのです!!」
「・・・・・・」
あ、あれ?反応がありません。もしかしたら嫌なんでしょうか。面倒だとか思っているのでしょうか・・・・・・・
「あ、あの別に無理にとは言いません・・・・・・あの、本当に、」
「別に嫌じゃねぇ」
シェリーの言葉を遮り、ゼロスが答える。
「ただそれなりの報酬は頂くぞ」
「報酬・・・・・・」
シェリーはあれこれ考えて、ずいっと差し出す。
「・・・・・・なんだコレは」
「ジョセフィーヌ・・・・・・わたくしの、大切な人形ですわ。」
「こんなモンいるかっ!!」
差し出された人形を、半ば反射的に投げ飛ばそうとするが・・・やめておく。
「ちゃんとした報酬を払うまでの代わりですわ」
「・・・あ〜そうかよ。わかった」
「!では、今日から、今から、わたくしのボディガードですわよ?朝はわたくしが起きるまで待っててくれて、昼の依頼や探索は常に隣にいてくれて、・・・夜はわたくしが寝るまで傍にいてくださいね?!」
「なんでそこまでしなきゃなんねぇんだよ?!・・・あぁもういい。わかった。」
なんて子供じみた束縛。・・・それでも、傍にいてくれることが嬉しいとシェリーは思う。
「では今日からよろしくお願いします・・・お兄様っ」
満面の笑みで、ぎゅ、とゼロスの左腕に抱きついた。
531お姫様と請負人3:2007/09/30(日) 18:59:12 ID:e9xD48ru
その日の夜。
シェリーは“今夜はわたくし考えることがあるから、傍にいてくれなくていいです。でも、明日の朝はわたくしが起きるまで屋敷の何処でもいいのでいてくださいね?”とゼロスに伝えた。
考え事とは人形である。
ジョセフィーヌはお兄様に報酬の代わり、として預けてしまったので別の人形を持ち歩くことになってしまったのだ。
シェリーは自室にある人形を見て迷う。こんなにもたくさんあるのだからそう悩むこともないはず・・・いや、たくさんあるからこそ迷うのか。
そんな時、ピンときた。いっそのこと新しい人形を作ろう、と。
「どんなのにしましょうか?」
いろいろな動物など思い浮かべて、どれもパッとしないなと思ってると、不意にゼロスの顔が浮かぶ。
「お兄様に似せた人形・・・悪くないですわね」
シェリーは嬉々として人形制作を始める。
「性格はお兄様寄り・・・・不器用ながらもわたくしの気持ちをわかってくれる感じで、顔は・・・お兄様をデフォルメした感じでいいですわよね。」
他にも、お兄様と繋がっている・・・この人形からはお兄様の心が読めるように・・・と言ってもある程度だけ。お兄様がコアを装備すると、この人形もコアを装備した状態になる・・・こんなところでいいですわよね。
今日から、この子がわたくしの傍にいる。お兄様も、傍にいる。
――独りなんかじゃない。
――わたくしは淋しくなんかない。
シェリーは完成させた人形にリズという名前を付ける。
その人形をベッドの横に置き、明日この人形を見たゼロスがどんな反応をするかを考えながら、シェリーは眠りに付いた。
532名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 06:35:28 ID:z6ILYyG4
お二方へ

本日も美味しゅうございましたm(_ _)m
533名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 19:34:30 ID:GrYtubLc
なぜ2作分も投下されたのに過疎ってるんだ…

保守
534名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:38:21 ID:yobRrFZR
ゆりーな感じのさんぴぃGJ!!!女の子同士のいちゃいちゃは華があっていいぜ(*´Д`)ハァハァ
そしてこのシェリーは可愛すぎるだろ…罰としてオレが没収する!!!ハァハァハry
535名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 04:18:16 ID:Mkduqk0y
マコト君、マコト君と連呼してる小雪さんを見てたら、ノコギリを装備した小雪さんの姿を連想した俺が来ましたよ。


マジでスマンorz
536名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:40:16 ID:9+i9riPR
このスレ見てから俺のメンバーはこうなった

◎兵真(主演男優)
◎カーマイン(主演男優)
◎モニカ(ダーク要員)
◎リィン(ヤンデレ要員)
◎グレイヴ(ひよこ要員)
〇雫(幼馴染み要員)
○スルク(俺的本命)
〇シェリー(ロリ要員)
〇エンディア(アッー!要員)
〇オーヴィア(性的な意味で黒幕)


まだまだ鍛えますよ
537ラブラブディアーナさん(1):2007/10/05(金) 14:23:05 ID:Jih7gx8q
『買い物……?』
『ちょっとジャケットをね。昼を過ぎた辺りに一人で出かけるつもりだったんだが……ディアーナも買いたい物があると聞いたから』
『確かにそうなのだけど……一緒で、いいのかい?』
『ああ、俺のほうは服を少し買うだけだし、ディアーナのほうはたくさん買うものがあるのだろう?なら、荷物もちとして付き合うよ』
『……うん』
 と……これが約一時間ほど前のある男女の会話である。
「こ、これはやはり……逢引もといデート、なのかな?」
 自室の真ん中、ピンク色のクッションを胸に抱き座り込んでいるシルヴァネールが小さくボソリと呟く。
「ど、どうしよう……急に、だなんて」
 ちなみに部屋の装飾はなんというか……かなり『女の子』である。恐らくもとの世界にいる知人はこの部屋を見て誰も『ヴァルカニアのロイヤルガード、ディアーナ・シルヴァネール』の自室とは思わないであろう。
 ――ナイツ達は大なり小なり、この世界に来て変わっていっている。幼馴染から一歩踏み出した兵真と雫、畑仕事に精を出しすぎて刀より鍬を振るう時間が長くなった歳三、スノーがあきれるほど惚気話をするようになったヒロなど。
 身の回りの環境どころかいる世界が変わったのだから、ある意味善し悪しは問わず変化は当然なのだが、兎も角シルヴァネールも大きく変わったナイツの一人である。
「とにかく!折角のデートだから」
 シルヴァネールはそう言って勢いよく立ち上がる。ちなみにカーマインから誘われた場合はなにをしても抜け駆けにはならないので、他のライバルの女性達を気にする心配はない。もちろん、シルヴァネールも二人っきりのデートを邪魔されたくないので誰にも言わないが。
「デート、だから……」
 手からクッションがぽとりと落ち、呆然と天井を見上げる。
「……どうしよう?」
 軍事経験は一流だが、恋愛経験は3流どころかド新兵なシルヴァネールは途方にくれる。当たり前の話だが軍では晩餐や要人同行など公的な交遊作法はともかく、私的な男女交遊についてなどまったく教えてもらうことなどなかった。
「えっと、まずは服……駄目だ」
 クローゼットにあるのはいつもの赤い軍服、動きやすい作業服、平凡な部屋服、それと可愛らしいパジャマだけだ。一応別の所に薔薇色のドレスがあるが……まさかそれを来て街を歩くわけには行くまい。
「やはり小雪やオーヴィアあたりに相談したほうが……って時間がない!?」
 考え込む時間が思ったより長かったようだ、既に残り時間20分を切っている。これでは別の服を用意する事も相談する事も無理だ。ちょっとくらい待たせた所でカーマインは怒ったりはしないだろうが……自分の我侭で待たせる事などしたくはない。
「じゃあせめて化粧……って、道具もないのにどうしろと」
 思いついたものの、シルヴァネールにはそんな知識は無い。前線に立つ軍人がそんなものをする必要はないと考えているし、公務やパーティの時は専用の使用人にまかせっきり。自分では醜くならぬよう肌のケアを欠かさずしていたくらいである。
「ええい!ならばアクセサリ!まず、必殺の威力を上げるための炎のルーン。すぐにリアライズできるように勇者の証、あと――って!戦闘コーディネートをしてどうする私っ!?」
 完全にどうしようもないくらい混乱しながらも、シルヴァネールは慌しく着替えていった。


 とりあえず原作とは別人レベルな甘々ラブラブの可愛らしいディアーナさんを書いていきたいです……年齢が半分以下のモニカは黒デレ痴女なのに。
 あと、ちょっと意見聞きたいんだけど……カオスには出ていないけどカオスの登場作品に出ている(グローやスペの登場人物)キャラ出すのってOK?一応クロスオーバーになるから、こっちでやっていいのか悩んでいるんだけど。
538名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 19:48:58 ID:PeC3FIKO
作品を作ってもらってるのに悪いけど、個人的にはカオスウォーズに出てない
キャラは出してほしくないな。キャラわかんないから。
539名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 21:46:15 ID:1Ur/zD3A
いっそうの事カオスウォーズに参戦していない伽羅が出ている作品は
テキストをzipにまとめてどこかにうpとか
540さっそく新作開始乙:2007/10/05(金) 21:55:59 ID:i+vKUh5l
>>539
それはそれで面白みがないような…


個人的にはSSの前に
キャラの解説が入ってればおk
541名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:56:51 ID:Ib+XvFVg
ディアーナかわいい
542名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:39:37 ID:cp4Au+37
恋愛新兵ディアーナさんカワユス
543名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 02:17:53 ID:s2GLHu1k
 みんな意見ありがとう。もとより今のところグレイヴネタのようにちょっと執筆が詰まった時に出す積もりなモノなんで。猫の時のようなここの住民に選んでもらうとかも考えていたり。
とりあえずまずはディアーナさんを頑張るよ……気を付けないと微妙にヒロやジュリアンとかぶるのが難点。
544名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 17:02:39 ID:zS0keQ9O
黒モニカ「はぁはぁ…ん、んはぁ…可愛いディアーナ見てると…はぁはぁ…ちんぽ…ちんぽ勃ってガチガチになっちゃう…」
545名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 01:57:43 ID:A7bp7u+7
リバムンの例のイベントを見て気になった
CWに酒乱キャラはリューンエルバがいるとして、
巨乳かつ生意気なキャラとひんぬーかつキレやすいキャラは誰がいるだろう
546名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:59:00 ID:UaYg21Dx
例のイベントと言うと巨貧対決か?
ひんぬーキレキャラはリィンでよくね?
547名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 13:24:03 ID:ck9zBqVr
ひんぬーかつキレやすいのはアナスタシアじゃないか
548名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:54:46 ID:FGnjlKfL
ひんぬーキャラは数あれど、きょぬーキャラって少なくね?

とりあえずリューンエルバ、オーヴィア、ディアーナは間違いなくきょぬーキャラだよな?
549名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 06:08:45 ID:uT0LNuVp
ウルゼルとカレンも忘れんな
550名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 06:44:16 ID:A8K6mY7f
こいつぁ失礼(;´д`)

ジュリアンとメルヴィナは、どうなんだろうな?
原作をプレイしてないから解らんのだわさ。


エミリーは巨乳キャラに入れて構わん気がする。
551ラブラブディアーナさん(2):2007/10/10(水) 01:43:30 ID:7o71Rr4d
「はぁ……」
 レディエンス島の中心街を歩きながら、シルヴァネールはため息をつく。
「どうした、ディアーナ?」
「あっ……いやなんでもないんだ、カーマイン君」
 結局、シルヴァネールが着ているのはいつもの赤いロイヤルガードの軍服。しかも慌ててきたので唇に紅を差すのさえ忘れている。戦場で言うなら交戦場所の確認も策の用意もせず、とりあえず数だけ連れて慌てて出て行ったという、将として最低の行為だ。
「と、とりあえずまずカーマイン君の用事を――」
「ディアーナ、まずあそこに行こう」
 カーマインはシルヴァネールの言葉を遮って右腕を掴み、ぐいぐいと前に進む。
「えっ、ちょっ……カーマイン君?」
 引っ張られながらも付いていくシルヴァネール。そしてその先には、
「ほ、ホテル!?いやちょっとカーマイン君!まだ買い物をしていないし、いきなり休憩はまだ私も心の準備が……それに、こういうのはもっとムードが――」
 顔を赤くして空いた手をばたばた振るシルヴァネールには気に掛けずカーマインはホテル……を通り過ぎた。
「えっ?」
「ここだ」
 入ったのは、ホテルより二件ほど先にあったなにやらカラフルな装飾がされた店。店員が声を掛け寄ってくるがカーマインは何か一声かけただけですっと通り抜けた。
「そこに座って少し待ってくれ」
「あ、うん……」
 そしてカーマインは近くに置いていた客用の椅子にシルヴァネールを座らせたあと、店の陳列棚のほうに足を進め、戻ってきた店員と何かを話し始めた。
「えっ、えっと……一体何が?」
 とりあえず言われた通りシルヴァネールは借りてきた猫のようにおとなしく待つことにした。見回してみると、やけに色とりどりの瓶や指ほどの大きさの筒がたくさんあり、カーマインはそれらを手に取ったり、指をさしたりしている。
「待たせた」
 そして暫くして、カーマインは店においていたたくさんあった小瓶のいくつかと立て掛け鏡を持って戻ってきた。
「カーマイン君、一体何を……?」
「いいから、ディアーナは鏡のほうを見てくれ」
 そう言ってカーマインは立て掛け鏡を近くの机に置いてシルヴァネールをそちらに向かせたあと、背後に回る。
「えっと。カーマインくむぐっ」
 口を濡れたおしぼりのようなもので防がれ、シルヴァネールは言葉と口を止める。
「頭を動かさずに、まっすぐ見ていてくれ」
 そう言ってカーマインはおしぼりでシルヴァネールの顔全体を軽く拭いてから側に置いて、その後瓶の一つを開けて中に軽く指を入れ、そしてその指をシルヴァネールの唇にあてる。
「んっ……」
「ほら、じっとして。あと口を少し開けて、舌は出さないように」
 唇を優しく撫でていくカーマインの指の感触に思わず甘い吐息を出してしまう。言われていなかったら、舌で指を舐めてしまいたかったくらいだ。
「よし。どうかな?」
「あっ……」
 カーマインが指を離したとき、ディアーナの唇にはうっすらと口紅が付いていた。
「桜色。髪よりちょっと薄い色をつけてみた。ディアーナは元々綺麗な唇をしているけど、こうちょっと付けただけでもっと綺麗になる。さて、次は肌にも付けてみようか」
 カーマインはそう言って今度は違う瓶を手に取り、手の平に雫をたらしはじめた。
552名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 18:13:35 ID:XIDb4p/K
3Pなどの作者様の影響でカーマイン、雫を使いたくなったので使ってみたけど
カーマインはいいとして雫・・・防御力1しか上がらないって辛い・・・。
553名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:04:29 ID:iYG9Hk/t
シルヴァネールがウブすぎるw
554名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:51:31 ID:IOwBe7qy
あげ
555名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 13:52:52 ID:IOwBe7qy
なんだこのスレ…
初めて来たが、めちゃめちゃ面白いじゃないか!
556名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:59:50 ID:iYG9Hk/t
このスレ無かったら
ゲーム売り払ってたな
557名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:49:09 ID:00mKgW+S
>>550
5以外のグロラン組は公開されている
ジュリア:身長173cmB91W58H86というファンタジーなプロポーション。
ディアーナ:身長168cmB92W54H92、モニカ:身長147cmB75W48H77、ティピ:身長16,4cmB8,2W5,0H8,1
ちなみにカーマインは身長172cmなので女性がヒールの高い靴を履いていると……なんだなw

5キャラはゼオンシルトしか出ていない(身長180cm体重72k)
メルヴィナは告白シーンなどから推察すると、160〜165cm、胸は90以上と思われる。



558名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:14:07 ID:sZ0UHsSm
情報サンクス

しかし何だな見事なくらいに巨乳揃いだなぁ…
でも他のシリーズを見ても巨乳=大人の女性で、なかなか生意気な性格の…って人は居ないねぇ。

唯一ティピが人間サイズになったら条件バッチリか?
559ココロノナイテンシ:2007/10/13(土) 15:49:29 ID:rLe+uoy1
ディアーナの尻はナイスだな。次に黒モニカに食わせるとしたら…んー…人間サイズのティピなんかよさそう
560名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:55:28 ID:Ssb2utGr
ティピ、逃げてえええええ!!!!
561名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:05:07 ID:Ibos2BgK
ゼオンの相方(俺も名前忘れたけどw)がスルーされている件について
562名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:49:10 ID:NvDRL+RH
6で評価を落としたからな。あの金喰い虫。
563名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:20:08 ID:Ui7wk3Dj
ティピとコリンにディアーナかモニカのアレをシゴかせるとか…
564名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 09:36:36 ID:AJhB8qes
むしろ黒い女達の夢の共演とか…w

目につくヤツを片っ端から喰いまくりそうだな
まさにカオスだ。
565ココロノナイテンシ:2007/10/15(月) 13:28:06 ID:GXL/5C9Q
「はぁ…は…はぁ…」
森の中を一人の女性がおぼつかない足取りであるいていた。
桃色の髪が脂汗によって額にべったりと張り付いている。
祖国ではロイヤルガードを示す赤い軍服もドロや落ち葉に汚れ、
 服のところどころが返り血に染まっていた。
「ん…くぅぅ……はぁ…」
女の名前はディアーナ=シルヴァネール。

もう限界だった。
あれからあの暗い洞窟でモニカとの間にできた赤子は死産だった。
当然だろう、この次元が不安定なエンディアで出来た赤子だ。
ディアーナは名もない赤子がモニカの毒牙にかからず逝った事はある意味、
幸福だったのでないかとさえ思っていた。
そしてあの堕天使が再び交わろうとしてきた時、ディアーナは一瞬の隙を
つき、モニカの首にナイフを突き立てた。
 拘束具を外しても既に心は壊れているだろうとモニカは踏んでいたのだろうが
ディアーナの不滅の精神は健在だった。
 それからまだ息のあるモニカにディアーナは溜まりにたまった憎悪を叩きつけた。
何度も何度も剣を突き立て、頭部と身体を切り刻んで復讐は終わった。
 だが、モニカという魔との交わりは、ディアーナの身体に変化をもたらせていた。
「はァ…はあ…こ、こんな…こんな所で…う、うう…あは…う、ん…んんっ」
 スカートを押し上げ、そそり立っているモノ。
 それはモニカと同じ男性器であった。
 下着を引きちぎらんばかりの勢いでスカートを押し上げる肉棒は
 限界まで膨れあがっていた。
「だ…いや…スカートが擦れて…だ、ダメで、出る…はああっ出る!ん、ふ!」
 ディアーナは咄嗟にスカートを捲り上げ、下着を太股まで引き裂く勢いでずらすと
 肉棒を握りしめた。

びゅる、どぶりゅうううううっ、びゅ、びゅるびゅ…びゅ……

「ん、んおお…んくううう…は、はああ…ふ、ふんん……」
 とろけそうな快感に唇を噛みしめ、ディアーナは耐えた。
 両脚がガクガク震え、少しでも気を抜けば腰が抜けてしましそうな快感。
 たわわな尻肉を震わせ、空腰を振りながら射精し続ける女軍人は淫らすぎた。
566ココロノナイテンシ:2007/10/15(月) 13:31:10 ID:GXL/5C9Q
「げ、限界…だ……何とか…何とかしなければ狂ってしまいそう…ん、くうう…」
 ディアーナは荒い息をつきながら萎えた肉棒を下着に押し込み、スカートを元に戻した。
 いきり立つ肉棒を沈めるため、ディアーナは一目につかない場所で自慰を繰り返していた。
ディアーナにとって自慰とは死ぬほど恥ずかしい行為であるが己の身体から生えた肉棒は
自慰をせず3日も放っておけばいきり立ち、射精するのだ。そうなると最低10回は
抜かなければおさまることはない。
今がまさしくそれだった。ここ数日は魔物の遭遇が激しく、気の休まる暇がなかった。
かといって宿を求め街に出るわけにもいかない。モニカの仲間が他の世界から来たナイツを
探している可能性もある。モニカを殺した事実はいかなる理由があっても変わらない。
それ故に戦闘は避けれない。
 八方塞がりだ。ここ最近は、自刃したくなる時が多々あった。それだけ心身ともに限界なのだろう。
だがこの獣のような情欲は抑えがたかった。
「……お姉さん…大丈夫ですか?」
「……?」
 木の幹に背を預け、呆然とそんな事を考えていると急にそらから声をかけられた。
「コリン、ちょっと来て。ここに女の人が。」
 ショートカットのボーイッシュな妖精が声を上げる。体型と声の高さからして妖精の女の子だろう。
「どうしたのティピ?」
 そしてもう1匹の妖精があらわれた。青い長髪の妖精だ。こちらは容姿からしてすぐ女だとわかった。

街には行けない。
肉棒はおさまらない。
妖精とは言えども『雌』はいる。

今ならあの狂った堕天使の気持ちも少しは理解できそうな気がした。
「大丈夫ですか、お姉さん?」
 青い髪をした妖精がディアーナの顔の前まで飛んできた。
「ああ、だ、大丈夫だ…貴様達が協力してくれればな。」
「え―――――あ、い、いや!離して!」
 ディアーナはコリンを手で握り、締め上げた。
「あ…く、苦し…」
「コリン!な、何をするの!コリンを離しなさい!」
 ティピと呼ばれた少年のような妖精の声にディアーナの情欲がかき立てられた。
「……ならば、行動でしめしてもらおうか?」

思いついたので久しぶりに投下。
ティピとコリンの口調は詳しくわからないので
申し訳ないですが、教えて下さい。 
567名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 17:34:48 ID:AJhB8qes
ちょwwwモニカ死んでるwww

しかし代わりに黒ディアーナ爆誕か…
巨乳好きの俺としては彼女の今後に期待大だ(;´д`)

とにかくGJ!!
568名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23:02:05 ID:rlmSxZqy
GJGJ!

人間大にしないでそのままサイズで…とか考えてしまった
569名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 14:49:42 ID:1bccYzC5
リューンエルバとオーヴィアが1対1で(性的な)バトルをしたら、果たしてどちらが勝つんだろうなと物思いにふけった秋の午後…
570名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:22:25 ID:xGtw52s4
「ぜ…ゼオン、流石にこの格好は恥ずかしいんだけど…」
 ある日のお昼下がり。俺はメルヴィナと一緒に自分の部屋にいた。
 小さいながらも宛がわれた部屋はそれなりに住み心地よく、今では気に入っている。
 探索組は他の島に出かけているし、待機組のメンバーもそれぞれ自由に時間を過ごしている。
 
 さて、そんな俺とメルヴィナが何をしているかというと…
「いいじゃないか。メルヴィナ、凄く似合っているよ」
「ば、ばか言わないで!」
 いや、本当にこうして顔を真っ赤にして照れるメルヴィナは可愛いと思う。
 いつもは冷静沈着で、どこか年上らしい振る舞いをする彼女だが、こうしてみるとそこらの女の子たちよりもよっぽど女の子っぽい感じがする。
 俺だけが知る彼女のもう一つの顔。これが独占欲というものだろうか、こんな彼女を他の誰にも知られたくないと思うのは俺のエゴだろうか。
「…こ、こんな、肌の露出する下着のような…」
「だから、俺の部屋で見せてもらっているんだろ。…こんなに綺麗なメルヴィナを他の誰にも見せたりするもんか」
「ゼオン……」
 恥らうメルヴィナは戸惑いながらも、俺の言葉を嬉しく感じたのだろうか、笑顔を溢していた。
 そう、今彼女の格好は薄い布着れを身につけているだけだった。―――そう、水着と呼ばれるものである。
 細い紐でつなぎとめられている乳房を覆う逆三角形型の布地、そして股間にくいこみそうなパンツ。
 豊満な彼女の乳房や臀部は、より一層魅惑的に際立たせており、贔屓目抜きにしてもこの姿を見た男どもは放ってはおかないだろう。
 そして羽飾りの頭巾を外している彼女の顔は、いつもより新鮮に感じられた。

 俺たちの世界では、海にはスクリーパーと呼ばれる怪物が出没する。
 海に接岸する村はいくつかあるものの、裸に近い格好で海で遊ぶということは、俺の常識のなかにはなかった。
 だからもちろん、皆とのとある日の談笑で「海水浴」について話題が出たとき、そのことが新鮮に思えたのは言うまでもない。
 さて、そこで女性陣の水着姿についての話になったのだが、もちろん俺はメルヴィナの水着姿については想像することもできなかった。
 そのことを他のみんなに話したら、快く、というべきなのか、
 どうせなら水着をメルヴィナにプレゼントをしたらどうだという議題になり、わざわざメルヴィナの水着を買ってくれた。
 サイズに少々不安を覚えたが、カーマインさんが(何故か)上手いこと他の女の子たちからメルヴィナのサイズを聞き出して教えてくれたので、
 こうして着ることが出来たと言うわけだ。
571名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:22:57 ID:xGtw52s4

「で、でも……その、やっぱり恥ずかしいわ…もういいかしら?」
 さすがに長時間素肌を晒すのは躊躇われるのか、もじもじとしながらメルヴィナはこちらをちらりと眺めた。
 あははは、ここで許すほど俺もオクテではない。そう、綺麗な女性をずっと眺めていたいと思うのは男の性だろう。
「ダメだ」
「う……」
 だから、つい強い口調で言ってしまった。そのためかメルヴィナは押し黙り俯いてしまっている。
 悪いことしてしまったな、と思いつつも、なぜか彼女は頬を赤らめて戸惑っている。
 それは水着姿を見られている羞恥とはまた違うものみたいだが……何故だろう?
「それとも、メルヴィナはこんな姿、俺に見られるのは嫌かい?」
「え…う……そ、それはないんだけど……褒めてくれる、し…」
 顔を真っ赤にさせたまま、そう呟くメルヴィナ。俺なんかの褒め言葉で喜んでくれるのは正直、嬉しい。
 照れくさげな彼女を見ていると、自然と微笑みも零れてきてしまう。


 まあ、当然のことながら、そんな魅惑的な彼女を見つめていたら情欲も沸いてきてしまうわけで。
「なあ、メルヴィナ」
「え、な、なあに?」
 ずっと俺に水着姿を見られていたためか、メルヴィナは気後れたような返事を返す。
「えーっと……」
 身体を重ねたのは今までも何度かあるが、そんなに回数を重ねているわけではない。
 さらに言えば、片手の指折りで数えられるぐらいだ。そうなれば、お互いぎくしゃくしてしまうのも当然で、
 メルヴィナもこれから俺が何を言おうとしているのか感じ取っているらしく、どこか不自然に視線を宙に彷徨わせている。
「その…いいかな?」
「だ、ダメよ……まだ昼なのに、みんなもいるのに…」
 メルヴィナはその肢体を隠すように胸の前で腕を交差させて、うろたえている。が、満更でもないというのは俺にも伝わってくる。
 でなければ、既に服に着替えているだろうし、こんな無茶な要求から自分の部屋へと逃げているだろう。
 いつもであれば、ダメならダメで仕方がないと思っていたのだが…



かっとなって書いてしまった。エロに入ってなくてスマソ。
たぶん続きは書く。多分。
572名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:39:36 ID:1bccYzC5
GJ!!

日陰者ゼオンも光を浴びる日が遂に来たか…

頑張れゼオン、皆が君に期待しているぞ
573ラブラブディアーナさん(3):2007/10/17(水) 04:58:56 ID:hebrtdwk
「カーマイン君、本当に良いのかい?」
「別にディアはまだあるし、たいした値段じゃない」
 化粧店から出た二人は、カーマインがゆっくりシルヴァネールの手を引くという形で前に進む。兵真を中心としたナイツ達には『給料』というものは存在しないが、それでも生活している以上、自由に使いたいディアというのはどうしても必要となる。
 そこで、依頼に参加したり派遣に行った場合、報酬の1割〜2割ほどのディアがナイツ達に渡るようになっている。ちなみにカーマインの場合は派遣も依頼もこなしているが、野菜や肉や魚を売ったり人形や写真や楽器を使ってディアを得る者もいたりする。
「それに、俺がそれをディアーナにプレゼントしたいんだ。駄目か?」
「そっ、そんなことはない!その……うん、嬉しいよ」
 薄く化粧が施された顔を赤くし、ディアーナはそっと唇に指をあてる。
「そう言ってくれると俺も嬉しい。よく似合っている」
「じゃ、じゃあこれから毎日……あ」
 ディアーナは足を少し速め、カーマインの隣まで歩み寄るとほかの誰かに聞かれないほどの小さな声で言う。
「でも、夜とかは……しない方がいいかな?その、キスしたら口紅とかすぐ取れてカーマイン君に付くし……」
 と――
「大丈夫だ」
 そうカーマインは言ってディアーナの桜色の可憐な唇に、ほんの少し唇を当てた。
「塗りたてだったり激しくしたりとかなら兎も角、このくらいなら取れも付きもしないよ」
「かっ、かカかかカーマイン君っ!?いっ、いきなりこんな所でっ!」
 のけぞるように離れたあと、慌ててシルヴァネールは周囲を見回すと――
「こっ、こんな人前でいきなりするなんて!みんなが、じっと見てっ!」
「みんながこちらを見ているのはディアーナが大声を出すからなんだが……とりあえず離れようか」
「でも……軽くだけしか出来ないのか?」
 人気の無い裏通りまで全力で走り抜け、建物の陰に潜むように寄り添いあうカーマインとシルヴァネール。
「その、軽いキスが嫌と言う訳じゃないし、むしろ私はそっとしたキスが好きだ。でも、それだけしか出来ないというのも……」
 何かを期待するようにシルヴァネールはカーマインを見つめる。
「じゃあ、ディアーナ……」
「んっ……」
 カーマインはシルヴァネールを抱き寄せ、そっと唇を重ねる。
「とりあえずこちらに動きを合わせてみてくれ。顔自体は動かさずに」
 一度唇を離した後そう言ってカーマインは再び、今度は先ほどよりやや強く押すような感じでキスをしてくる。
「んっ……あむっ……んんっ」
 カーマインの口が開いてきたので、合わせるようにゆっくりと口を開くと、今度は舌が入ってきたので、またそれにも合わせるように舌を這わす。
「ちゅっ、ちっちっ」
 ぬるぬると交わり合う舌と舌。首も口もまったく動くことなくただ互いの口の中だけ、舌と吐息が交じり合い、ねちょりねちょりと淫靡な音を奏でていった。

黒ディアにゼオメルもわくわくして待ってます。ティピは標準ツンデレ口調、コリンは一般的な女の子口調かな。
574名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:36:45 ID:8jIR4IoX
グロラン祭!?

皆GJ
575名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:44:18 ID:nDSl3zoI
グロランのスレみたいだよな……
576名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 03:49:20 ID:jejapLdN
このスレ見てカオスウォーズを買い戻したのは俺だけではないハズ
577名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 03:51:32 ID:+oLvLbi7
作品別のキャラが入り乱れているあたりが、カオスウォーズな訳で…

そういや今までエロに使われてない女キャラって何人くらいだっけ?
578名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 06:44:08 ID:jejapLdN
リーエ先生きぼんぬっ!
579名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:39:48 ID:+oLvLbi7
色々こねくりまわした挙げ句、リューンエルバとオーヴィアのレズものが出来そうな感じが…

いかがなものでしょう?
580名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:47:46 ID:jejapLdN
レズもいいが本番も見てみたい気が…
581名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 09:29:49 ID:+oLvLbi7
本番……本番…む、無理っぽ(ノ∀`)

申し訳ないが、俺では期待には応えられそうにない…
とはいえ、このまま記憶の彼方に葬り去るのも、もったいないお化けが出そうではあるし、文章にはしてみるよ
582名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:26:40 ID:jejapLdN
無理言ってスマソ
583名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 12:53:36 ID:jejapLdN
保守
584名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 16:43:31 ID:ft1/DCME
保管庫は?
585名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 18:35:12 ID:nkpPg62I
ないよ
586名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:10:26 ID:z0zR231K
「な、何が望みなの?言ってみなさいよ!」
「ティピ、私のことはいいから早く逃げて!カーマインさん達を早く!」
 ディアーナはティピと呼ばれた妖精の反応に思わず身悶えた。
 押し込めた肉棒がパンティーを突き破らんばかりに勃起し、その先端がスカートの生地に擦れ
そのわずかな刺激に先走り汁が垂れてくる。
「はぁ…は……ふ、ふふ…ならばコレをシゴけ。」
 ディアーナは恥ずかし気もなくスカートを捲りあげた。
「な…なに…何で?アンタ、お、女なのに!?」
「ティピ!逃げて、あぐうう!」
 手に力を入れ叫ぶコリンを圧迫するディアーナ。
「逃げても構わんぞ?その間に私はこいつを生きたまま四肢をもいでやる。脚と腕をねじ切り、
羽をもいで…それはそれで楽しそうだ」
「……シゴけばいいんでしょ?」
 ティピはキッディアーナを睨みつけながら言った。
「やめて!ティピ!」
「ああ、射精するまでな。安心しろ、その間この妖精の安全は保証してやる」
 ディアーナは腰を降ろし、コリンをティピの目の前まで近づけた。
「……ティピ、私を放って…逃げて」
「そんな事できないよ。泣かないでコリン、あたしは大丈夫だから」  
587名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:11:15 ID:z0zR231K
「早くシゴいてもらえるか?手に力が入ってしまいそうだ。」
「くっ……」 
 肉棒と背丈がほぼ同じなティピは眼を閉じ、両腕を回しその肉棒抱きつくように身体を沿わせた。 
「んふっ…」
 ディアーナが眉をひそめた。
「は…は…はぁはぁ…くっ…」
 ティピは顔を背けながら身体全体を使ってディアーナの肉棒に刺激を与えていく。
「は、はああ…いいぞ…ふふ…もっとだ、もっと早く…口も使え」
「ん…は…んん…はぁはぁはぁ…んちゅ…ちゅはぁ…ちゅ」
 ティピはディアーナの要求に一瞬戸惑ったが、コリンの事を思うと意を決し、舌を這わせた。
 当然サイズが違う為、ティピの小さな口は肉棒にしゃぶりつくするようになる。
「んふ…あ、…な、かなかうまいな…貴様の主人に仕込まれたか?」
「…………」
 ティピは無言のまま扱き続ける。
 実際はディアーナの言う通りであった。
 何日も女日照りが続く旅路ではカーマインの下の世話もティピはマスターから仰せつかっていた。
 ホムンクルスであるティピに拒否権はない。マスターに命じられたままの事を実行に移すだけだ。
 またそれだけでは飽き足らない時にはマスターからカーマインの渡された錠剤を飲むことで
 等身大になり、カーマインの精を膣内で受け止めた。
 いわばティピは体の良い生きたダッチワイフであり、生きた性欲処理の人形であったのだ。 
「ん、んん…あはっ…で、出る…出るう!か、身体で受け止めろ!」
 ディアーナは眉間に皺を寄せ、叫ぶと余っている片手で肉棒を掴みティピにその鈴口を向けた。
「え、な…や、やめ…あああ!?」
 びゅるるるると凄まじい勢いでドロドロの白濁のゼリーが吐き出された。
 ティピの全身が白濁の液にまみれ、猛烈な精液特有に臭気が漂ってきた。
「いや…いやぁ…ティピ…ティピ」
 白濁の泉に膝をつき、それでもディアーナを睨みつけるティピにディアーナは命じた。
「その顔についた精液を舐め取れ」
「………」
「舐めろ、それともこの妖精を握りつぶしてその血を直に飲むか?」
「……ん…く…あ…ちゅ…は…」
 ティピは髪に、顔に、頬に付着した精液を顔をしかめながら舐め取り始めた。
「これで…これで満足したでしょ。早くコリンを…」
「さて…次はコレを飲んでもらおうか?」
 ディアーナはポケットからある錠剤を出した。
「そ、それは…なんであんたが!」
「そんなことはどうでもいいさ…お前の中が具合が良さそうだ。フフフ…逃がしはしない」
588名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 12:56:13 ID:Iu1QcP6a
真っ黒ディアーナ・・・モニカより黒くなりそうな予感が・・・
何か黒さがT−ウィルスみたく感染しそうな気がしてならんわ。

ともあれGJ!!
589名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:35:10 ID:yXtEc9kY
>>577
遅レスですまんが、MAKO・ミカ・エルバ先生・小雪辺りがまだじゃないか?
アリスやアナ姫なんかも無かった気がするが……もうエロ書いてあったらスマン

そして黒ディアーナGJ!!
どんどん病みが感染してるっぽくて怖いんだぜ
590名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 02:11:47 ID:EumMU2PJ
前スレでリューンエルバはヒロをふたなりにしてギシアンしてたはず…
あとミカはオーヴィアの同人誌で産卵させられてたぜ。

アナ姫も黒リィン作で少し触れられてたね。
591名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 07:18:45 ID:qnXyOwtv
となると完璧処女は小雪か。なんか意外だナ…
592名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 09:04:42 ID:jGrrASNZ
つかMAKOって穴なさそうだけどヤれないんじゃない?まさに鋼鉄の処女。
593名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 09:27:30 ID:AjI1/tZc
マコト君マコト君マコト君マコトマコトマコマママママ…ウマヒョウマヒョウマ君兵真君で何とかなりそう
594名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 09:36:41 ID:1cQVnWgR
仕事中に浮かんだ小ネタ・・・・

屋敷の一室を勝手に改装して作られたガイザンの研究室。
その扉を前にクエストから帰ってきたエミリーは、姿勢を正し自らの帰還を報告した。
「厳島エミリー、ただいま任務より帰還いたしましたっ」
「・・・入れ」
室内からの一拍置いた返事に、失礼しますと静かに扉を開く。
部屋の主ガイザンは長椅子に腰掛け、エミリーを迎え入れた。
「来たか、エミリーよ・・・お前はコイツをどう思う?」
ガイザンの指が指し示す先には、股間より文字通り鋼の剛直が黒々とそびえ立っている。
その部屋の明かりを反射し黒光りするフォルムに硬直したエミリーは
「凄く・・・・大艦巨砲主義であります・・・」
うっとりと頬を染め、ため息を吐き出した。


・・・・これエロになると思うか?
595名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 10:38:47 ID:q8ZwxZbz
「な…何なのその薬は…ティピ?」
 コリンがディアーナの手に握られている小瓶を見て言った。
「これをお前達が飲むと一定時間、人間と同じ背丈や身体機能を得る…はやい話、
妖精やホビット達を犯したくてたまらない変態がつくった薬というワケだ。
どういうワケかお前のお友達はこの薬の効能を知っているようだが…フフ」
 ディアーナの言葉にコリンは青ざめた。
「や、やめて下さい。これ以上ティピに酷いことしないで!お願いだから!」
「ふふ…お前は特等席で鑑賞してもらおうか。友の痴態を存分に味わうがいい」
 ディアーナはそう言うとコリンの衣服をナイフで貫き、木の幹に縫いつけた。
「いやっ!ティピ!」
「さぁ、その薬を飲め。」
 ディアーナはその瓶をティピの前に放り投げた。音もなく小さな小瓶がティピの前に
転がった。
「…………くっ」
 ティピは顔を背けた。
「飲め」
「………」
 冷徹なディアーナの言葉に、ティピはその小瓶を開け、薬を飲んだ。
「うう…あ……んううう」
「テ、ティピ…」
 ティピのうめき声と共に変化し、ディアーナより一回り小さい少女がコリンの眼に映った。
「はあ…はあ…はあ…」
「まったく…素晴らしい薬じゃないか…ふふ、ははは…」
 ディアーナが小瓶を拾い上げた隙にティピはコリンを縫いつけてあるナイフを引き抜こうとした。
「コリン、今たすけ―――」
「甘いな」
 ティピがナイフに柄に手を掛けた瞬間、その手が背後から白手付けた手に押さえつけられた。
「いい香りだ…さすが妖精だな…」
 ティピの髪に鼻を埋め、ディアーナは囁き、そのうなじに舌を這わせた。
「良い身体をしているな…お前の主人はさぞ喜んだだろう?」
596ココロノナイテンシ:2007/10/20(土) 10:45:58 ID:q8ZwxZbz
「カ、カーマインは…」
 ティピの手がナイフの柄から離れ、ディアーナに腕を持ち上げられた。
「ああっ―――――ん、んんっ!」
「はあ…う…ん、んううう」
 コリンから遠ざけ、地に引き倒すとディアーナはティピに覆い被さり、その唇を奪った。
「や…やめん、んふ…やあっ!」
「はぁ…ん、柔らかい…はあ…んう」
舌を口にねじ込み、その口内を蹂躙するようになめ回すディアーナ。
その濃厚なディープキスにティピはディアーナの胸を叩くが、紅い女騎士は気にもせず
ティピの花弁のような唇を蹂躙し続けた。
「う…ふ…あ…んう!ん、んん!」
 そしてディアーナはティピのシャツをめくり挙げ、ぷるんとあらわれた乳房に手を止めた。
「これも主人の好みか…小振りだが…は…初々しさが残る乳房だな…」
「………」
唇を噛みしめ、顔を反らすティピ。
ディアーナはその乳房を荒々しく握り潰すように掴むとその先端の突起にむしゃぶりついた。
「はぁ…んち…ぷはぁちゅ…ん」
「……あ…くう……ふ」
 同性に、それもおぞましい肉の凶器をもった女に乳房を吸われている。
 それを拒むこともできない己の無力さにティピを唇を噛みしめ、声を殺すことで耐えた。
「ん、んう…は…も、もう我慢できない…はぁ、はあああ」
 ディアーナは己の胸元を開き、豊満な乳房を露出させた。大きなメロンのような白い乳房が
弾みをつけ、ぶるんとこぼれ落ちてくる。
 そしてディアーナはティピをうつ伏せにし、ショートパンツを下着ごと剥いだ。
「―――っ!」
 ふるっと揺れる白い妖精の柔尻に、まだ未開の地のようにぴっしりと閉じられた秘部。
その小振りで引き締まりつつも官能的な丸みを持つ尻にディアーナは口元を歪め、
ティピの腰を掴み、無理矢理膝を立たせた。
 後ろに尻だけを突き出す屈辱な格好にティピは拳を握り、歯を食いしばった。
597ココロノナイテンシ:2007/10/20(土) 10:47:17 ID:q8ZwxZbz
はー…はっ…尻…妖精の…はーはー…おしりぃん、んん」
 薬物中毒者のようなたどたどしい声と荒い呼吸、ディアーナははち切れんばかりに反り返った
肉棒をティピの秘部にあてがい、一気に腰を突き出した。
―――ずぶ…ずぶり、にちゅぐちゅううううう―――
「んおおお…んんんん…は、あんん、んうううう……」
「あぎ…んぐ……は……くうう…」
 ディアーナのスカートから覗くたわわな尻がぷるぷると震え、喉を仰け反らせながら身を
震わせた。その反動で乳房がゆっさゆっさと左右に揺れる。
「き、きついい…ん、んんん、んおおおお……」  
 めりめりめりぐちゅぶちゅううう
 ティピの膣中は狭く、ろくに濡れてもいないため、ディアーナは己の肉棒に痛みを感じつつも
腰を突き出し、膣をこじ開けた。ずぶりと根元まで押し込み、ディアーナはそティピの背中に折り重なった。
「はーふー…はー…どう…だお前の…ふっんう…マスターより…気持ちいいか?」
「ぎ…あぐ……く…う…が…」
 ホムンクルスであるティピでも膣を抉られる痛みは軽減されない。寧ろ、わざと狭く作られている膣だけに
ディアーナの肉棒は受け入れがたい代物だった。
そして始まる悪夢のようなピストン運動。
ズン…ズブ…ズンとディアーナはティピの首と尻に手を当て、その膣内を抉るように肉棒をさし、
腰をゆっくりと引き抜き、一気に突き入れる。
 少しでも長く射精を抑え、ティピの肌を味わう為だ。
「くっ……ぐ…あっ…あう…」
 その剣突にいくら唇を噛みしめようとも声は漏れる。
「いや…ティピ…ティピ…こ、こんなの…いや…」
 気に縫いつけられたコリンが涙を流しながら嗚咽を繰り返す。
「い…や…コリン…あ、あたし…を…見な…ん…くうう」
598ココロノナイテンシ:2007/10/20(土) 10:47:59 ID:q8ZwxZbz
「はー…んくう…ああ…たまらない…妖精の…んく…私のペニスが…ふっ」
 桃色の髪を振り乱しながらディアーナは尻を振り続ける。
ティピの柔尻にディアーナの下腹部が打ち付けられる度に尻たぶが波立ち、
紅い女騎士の情欲をさらにかき立てた。
パンパンパンとディアーナの剣突がじれったいものから直線的な激しい動きに変わった。
射精が近いのだ。今まで自慰でしか放出できなかった白濁液が膣内射精という最高級の快感に
よって解き放たれようとしている。
「あ、あっ…ああっ…で、出…出そうだ…ふぅ…ん、んおお…」
 ディアーナはティピを穿ったまま仰向けにすると、その豊満な胸をティピの胸に押しつけた。
 ぐにゅりぐちゅと淫らに歪む双乳がディアーナの興奮を最大に高めた。
「はああっ…くうう…あ、む、胸が…乳首が…んん…ぼ、母乳も…うっ、んんうう」
「あっ、な…ぐううう…ん…であっ」
ピンと張ったディアーナの乳首からプツ、プツと白い母乳があふれ出している。
ディアーナの母乳の噴出はモニカの薬品投与によって、男の射精と同じ爽快感を
得れるようにされているのだ。その悪魔のような肉体も今のディアーナにとっては最高のモノだった。
 ディアーナはとろけるような表情をして、尻を振りたくった。ティピの背中に腕を回し、逃れないように
密着するとティピの口に濃厚なキスを落とした。
「ん、んふー、ん、んううっ…はっ…あぐ…ああっ…や、いや…うぐうう!」
「んおお…ま、まずは…一発目だ…う、受け取れ…ん、おお…ああで、出る出るううう…ん、んん…うっ」
 ディアーナの剣突が最後にティピの最奥に到達すると同時に尻がピンと張り、
胸を突き出すように背を、喉をのけ反らせた。そして始まる紅い女騎士の射精。
どぴゅ、ぶばぶりゅうううううぶしゅ、びゅるるるるるっ
「んおおおっあ、ああっぺ、ペニスが…う、む、胸も…あはあああっ!!」
「いやああああ、見ないでコリン!あたしを…見ないでええええっ!」 
陵辱に耐え続けてきたティピの最後の叫び。ディアーナは深々とティピの中に埋め込んだ
肉棒からドロドロの白濁液を吐き出した。それと同時に乳首からも母乳がドピュウウと男の
射精さながらに噴出された。その量と勢いは自慰のそれとは比べものにならない。
魂が引きずり出されそうな快楽にディアーナはティピにしがみつく事で耐えた。
「ん…んう…ん、ん…う、うう…うっ」
 ティピを汚し尽くしたディアーナは妖精の尻に指を食い込ませ、残る精を断続的に射精し続けている。
「あ…いや…カー…マ…イン…ごめ…あたし…あたし…うう」
「ふー…ふー…安心しろ…まだ終わらん…どうせ妊娠しない人形如きが感傷に浸る暇なぞない…
さぁ、立て。私を楽しませろ…ふふ…あははははっ」



一応、後日談もあるから気長に待ってくれ。
>>589
ちなみに前スレで漏れが
投下したヒロの自慰ネタにカレンとアリスはエロで出てくる。

>>594
閣下、ヒロ様にちょんぎられそうでありますが…エロだと思うであります。
599名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 13:29:22 ID:qnXyOwtv
GJ!仕事中に見てヤバイことになった(笑)
600名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 13:31:31 ID:qnXyOwtv
MAKOの穴は特殊シリコンうんちゃらかんちゃらでなんとかなるのでは?
「安心して中出しして下さい」ってなカンジで
601名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 14:55:14 ID:jGrrASNZ
超豪華なオナホールかダッチワイフ?
602名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 18:49:30 ID:AjI1/tZc
GJ!

相変わらずキツい作風で安心(?)したぜ
603名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:10:36 ID:7ssMZwpE
小雪はオナネタでイケる気がする
杖の中の人は非処女だし、ムラムラしたらこーすればいいのよー的な
604名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 15:45:38 ID:RYhfsFzC
そして初々しかった頃の自分と連日連夜のジャドウとの情事を思い出すスノー

その晩スノーの見ている夢が小雪の方にも流れ込んで、夢の中でジャドウにレイプされる小雪


こんな感じか?
605名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 08:35:10 ID:0II2hpF5
こんなシチュエーションはどうだろう。
「極度の早漏に悩むウェレス。極度の遅漏であるゼペットじいさんに嫉妬する日々。だがある日、そんなウェレスの前に性職者リーエが現れた!ワタシの試練を乗り越えればアナタもゼペットじいさんどころか、カーマイン君並になれるわよん♪」

かくして、ウェレスとリーエによるエロテクマシン化の試練が始まった!結末やいかに!!

てなかんじ。誰か続き書いてくれんかなぁ……
606名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 08:52:34 ID:0II2hpF5
連続でスマソ。性職者リーエなんだけど、自分で書いてみる事にした。期待しないで待っててくれい
607名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 22:54:29 ID:/W4VneNv
>>606
なんつー設定だw
期待してるけど


シチュエーションと言えば、ありそうでほとんどない兵真×リィンは読んでみたい
純愛中出し妊娠までブッ飛んでくれると嬉しい

…はい俺自重
608名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 04:28:18 ID:41pdYMKE
リーエ先生の「うわぁ…」な授業ですな

それはともかく兵真×リィンって今まで無かった事に愕然…
公式カップルほどエロにしにくいのだろうか?
609名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 08:01:30 ID:tkfKfUdH
オーヴィアたんのエロ授業は?
610名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 22:07:35 ID:6hzwo1wg
>>608
無いことはないが
エロ部分は任せたED、一文で触れられただけ、妨害され未遂、カワイソスな夢オチ(?)はあった

公式なのにテラ不憫なカポーさ
611ラヴラヴディアーナさん(4):2007/10/24(水) 00:01:25 ID:cTjeaXcF
……
…………
………………
「さて、確かウルが言うにはこのあたりに……」
「…………」
 5分後、裏道から出て右手に持った紙を見ながら辺りを見回すカーマイン。
「時計台があそこにあるということは、こちらをまっすぐにか」
「…………」
 そしてシルヴァネールは、カーマインの左手を持ったまま、うつむき加減でトボトボと付いている。
「どうした、ディアーナ?」
「はひっ!?か、カーマイン君っ?どうかしたのかな?」
 声を掛けると、シルヴァネールはビクッと体を震わせ、頬だけでなく全てが真っ赤になった顔を晒した。
「いや、調子が悪そうに見えるが……大丈夫か?」
「大丈夫ダヨ大丈夫!ぜんぜん心配要らないさ!」
 シルヴァネールはそう言って、カーマインが再び前を向いたあと、
「むしろ、元気すぎて……困る」
 カーマインに聞こえないよう、ぽそりと呟く。
 ……冷静を装っているが、シルヴァネールの肢体は先ほどの5分間、深くねっとりとしたキスで完全に『出来上がって』しまった。乳首はピンと立っているし、秘すべき乙女の場所からは蜜が垂れ、ジュクジュクに下着を今も濡らしている。
(はぁ……ああ……カーマイン君が、悪いんだ……よ)
 しかし身体が出来上がってしまうほど濃厚なキスをしたのに、カーマインはそれ以上何もしようとせず、今も買い物を済ませるために足を進めているのだ。
(ひょっとして……ただ、キスの仕方をしてみただけ?)
 恐らく……いや、間違いなくそうだ。シルヴァネールにはカーマインが乙女心に疎いのか聡いのか、どうも判断できない。それとも、判っていながら態とわからない振りをしていて、こちらから誘うのを待っているのだろうか?
(いやでもさすがに、こんな真昼間から誘うのは……はしたないし、それにまだ用事がまったく済んでいないし……でも、もしかしたら用事が終わったらすぐに帰る羽目になったら……)
 ちなみにモニカなら用事を完全にほっぽらかし、例え公衆の前だろうがカーマインを誘惑するのだろうが。だがしかし、流石にいい大人であるシルヴァネールにはそこまでする勇気と言うか痴女的思考は無い。
(ううっ……体は疼くし、でも用事はまだ終わってないし、でももう濡れ濡れだし、でもいきなり誘ってはしたない女と思われたくないし……)
 光(の理性)と闇(の欲望)の果てしない(脳内)バトルを繰り広げるシルヴァネール。
「ディアーナ」
 と、カーマインの声がすぐ近くからして、
「折角だから、もう少しくっついて歩こうか?」
 一旦手を離したあと深く悩み心此処に在らずな状態になっているシルヴァネールの腕を絡めるようにし、腕組みの状態にした後、再び歩き出すカーマイン。
「は……あっ……うん」
 結局シルヴァネールはどうすることもせず、ただ胸をカーマインの腕に押し付けるような形で目的地まで歩く事になった。
612名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:03:46 ID:B3bqw3ci
ついにエロか?
613名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:11:22 ID:ZTPW8M6z
エロか
614名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 05:29:06 ID:q4rfW/yV
何故にRXw
615ウルVSニコル:2007/10/24(水) 22:01:18 ID:YvVX4WiV
 ずいぶん前のウルVSニコルの続きです。需要はないかもしれないけれど……


 真白い雪と砕けた氷の欠片が混じる空気を叩き潰しながら、黒い暴力は粘液をまぶされたみたいに白く艶を帯びて光る堕天使の肌にめり込んだ。
「おおりゃああ!!」
「ぬうう!?」
 最強の破壊神アモンと化したウルの一撃が堕天使アスタロトと化したニコルを吹き飛ばす。
 人の目では追えぬ速度で殴り飛ばされ、空中で何度も殴られた勢いで回転するアスタロトの巨体に、肥大化させ、装甲を纏わせた蝙蝠様な翼のはばたく音も凶悪に、アモン=ウルの攻撃は続いた。
 吹き飛ばされ、死に体のアスタロトと向かい合うように飛翔
「歯ぁ、食い縛れええ!!」
「ごあ、はあ!?」
 その場で翼をたたむようにして回転し、自らを叩きつけるかの様な右拳をアスタロトの腹にめり込ませる。人体どころか凡百の悪魔なら一撃で滅びる最強の破壊神の拳の一撃。
 三大悪魔の一柱に数えられるアスタロトの肉体でなければニコルの魂は変化した肉体と共に砕かれていただろう。
 音の壁を越えて、アスタロトは=ニコルは垂直に真下の白い化粧のされた平原に叩きつけられ、直径数十メートルに及ぶクレーターを造り上げる。もうもうと立ち込める砕けた岩盤と雪、土煙を透かして見えるニコルめがけて、ウルは破壊神の力を迷わず行使する。
「消えてなくなれぇ!!」
「なめるな、ウル!!」
 両手を握り、腰まで引き絞ってから高速でウルは両拳を連打する様に交互に打ちだし、その拳から膨大な魔力が凝縮された光弾が無数に放たれる。
 先程穿ったクレーターよりもさらに巨大なクレーターが新たに大地に穿たれる中、大地に埋没していたニコルもまた反撃の手を取った。
 禍々しい力が溢れ出す三角錐を合わせた紋章がウルの周囲を取り囲み、アスタロトの莫大な魔力がそこに集中する。
 ウルが、無数の光弾の発射を止め、ただ一点にアモンの魔力を集中させる。
 天は啼き、大地は慄き、霊なる者は震えた。破壊神と堕天使――共に悪魔の力を人の心で振った時、如何なる破壊をもたらすか。
 アモンの手から放たれた全てを白く染めて無へと帰す破滅の光が堕ちた。
 アスタロトの描いた魔性の紋章が完成し、破壊神の黒き巨躯を飲み込む。
 黒白入り混じり、善も悪も飲み込む灰色の破壊の力が空間を侵食し、風を喰らい、大地を貪り、水を犯し、火を蹂躙し、エンディアを凌辱する。
 ウルの死闘を見守る仲間達にもその余波は襲い掛かり、ある者は身を伏せ、またある者は別の仲間に庇われ、死闘に挑むウルの身を案じた。
 球状に広がっていた光から、やがて黒白の悪魔共が白煙を吐きながら産み落とされ、地面に叩きつけられる。
 もとより大地に伏していたアスタロトは、その全身を削られ抉られ、大地に落とす影は獣の群れに貪られたように歪だ。白い滑らかな体皮は所々破れ、ふやけた皮がむけるようにベロリと爛れて剥がれ落ちている。
 雄大な翼が羽ばたく力を失い、降り積もっていた雪が蒸発しその下の土さえも消し飛んだ大地の傷跡に落ちたアモンは、翼の被膜が破れ甲殻類の様な体表も吹き飛び、その下の赤黒い肉と悪魔の体液を零し、その魔性の威厳溢れる肉体をしとどに濡らしていた。
 まるで見えない杭に縫い付けられているように地面に仰向けに倒れていたアスタロトがおもむろに立ち上がる。
616ウルVSニコル:2007/10/24(水) 22:03:00 ID:YvVX4WiV
 膝を着き、白い煙を全身から噴いていたアモンもまたアスタロトに呼応するかのように顔をあげ、その紫水晶の輝きを宿す瞳はアスタロトを捉える。
 互いの爪先が地面を抉ったのは同時。拳を振り上げたのも同時。互いの拳が互いの顔面を捉えたのもまた同じ刹那の時であった。
 弾かれたように互いの腰から上を後方に仰け反らせ、まるで決められた劇の中の動きの様にもう一撃を繰り出す。
「ウゥゥルルーーー!!」
「ニィコォォオルー!!」
 肉と肉とがぶつかり合う重い音が響く。繰り出される拳と拳。弾かれる白い堕天使と黒い破壊神の肉体。猛る闘争心のままに咆哮を上げるウルとニコルの魂。人の心に突き動かされ、十の力を二十にも三十にも高める悪魔達。
 アモンの右拳がアスタロトの右脇腹にめり込んだ。アスタロトの爪がアモンの左肩を切り裂いた。アモンの左拳がアスタロトの顔面を捉え、湾曲している角をへし折った。アスタロトの両腕の爪が交差し、アモンの胸部にX字の傷を描く。
「おおおおーーー!!」
「貴様に、貴様にだけは負けんぞ、ウル!!」
「何だ!?」
 唐突にニコルの叫びと同時に膨れ上がるアスタロトの魔力に、ウルの変じたアモンの巨体が嵐に飛ぶ木の葉のように呆気無く吹き飛ばされた。鮮血のような赤い光を零してアスタロトの全身から魔力の風が吹き荒れてゆく。
「おいおい、フ○ーザじゃないんだから。変身ってのはラスボスの特権だろ? 中ボスのお前がしちゃだめでしょーが」
 半ばあきれたような口ぶりだが、内心では警戒心と危機感が渦を巻いているウルは、目の前で姿を変えるニコルを睨みつけていた。
「ふっ、アスタロトの力を持ってすれば造作もない」
「使い方間違ってるぞ」
 それまでの激しさはどこへやら、落ち着きはらったニコルの声がウルに応じた。それまでウルが与えたダメージは消えさり、アスタロトは新たな変貌を遂げていた。四肢はより鋭い針の様に赤黒く伸び、その背には半分に割った光輪の様なパーツを左右に三つずつ背負っていた。
「ふふふ、悪魔の力を人の心で制御する。やはり私の考えは間違ってはいなかったのだ。今、アスタロトは私の精神によってより強大な力に目覚めたのだ。そう、貴様に最期を齎すもの、終わりたるものラストアスタロトでも名乗るか……」
「余裕こいて、落ち着き始めてやんの。今更格好着けても遅いんじゃない?」
「なんとでも言うがいい。今からでも天凱凰の力を使った方が良いかも知れんぞ? 今おアスタロトの力、アモンをも超える」
「へっ、やる前から決めんじゃ……!?」
 ウルの目線の先、手を伸ばせば届く距離にアスタロト――いやラストアスタロト。
 速い!?
「どうしたウル? 見えなかったのか? 私の姿が?」
「こなくそ!」
「遅い!」
 拳を振り上げるウルの体に途方もない衝撃が走った。直接神経を抉り出され、電流を流されたような、脳髄を火箸で狂う事を許されぬまま抉られぬような痛みを伴い。
「ふふふふ、あはははっは! どうだ、私の力は!!!」
「……」
 ウルは、まるで糸の切れた操り人形の様に崩れ落ちた。


 そろそろエロを書かねば……
617名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 06:46:39 ID:VAdLzhwI
ついにエロか?
618名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 09:46:26 ID:fySbhcaO
バトルものは需要もありますし私個人もいつも楽しみにしていますよ。まあエロいのも期待してますけど。
ちなみにRXネタはついノリで書いてしまったと言うか。
619名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 19:51:33 ID:qBS+hdfS
ラストアスタロトって設定では爪にかすっただけでもやばかったような
620ココロノナイテンシ:2007/10/26(金) 15:24:00 ID:zynvwElM
バトル神こと濃厚エロ神様降臨!!
ゼロエミではお世話になりました。

流れをぶったぎってすまんが美尻の持ち主ってカオスで誰だろうと思う今日この頃…是非皆の意見を聞きたい
621名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:11:47 ID:sRRAZZbP
人間サイズであればティピをオススメしたいところだが…
案外ミカとかイイ感じかもしれない。
622名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 23:36:22 ID:VD39kOGc
それこそリーエ先生では?
623名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 09:25:07 ID:WtpSIIQJ
リーエの尻は迫力型っぽい
後ろから見てると思わず撫でたくなるような慎ましい美尻ではないだろ
624名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 10:36:53 ID:n3cOd69u
スルクはいいケツしてそうだ
625ココロノナイテンシ:2007/10/27(土) 13:05:44 ID:M7CRmXBn
ミカにリーエ、スルクか反応サンクスです。
実は後日談で堕ちたコリンがぶち込む尻穴候補を選択中なんです。
マンネリ化して申し訳ないが引き続き意見をお願いします。
尻描写もうまくなりてー
626名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 16:58:45 ID:qsnkQ1eZ
素朴な疑問かと思えば
次の犠牲候補かよw
627名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 17:34:25 ID:pRK8ddDU
……三人共逃げてー!!
628名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:38:30 ID:qsnkQ1eZ
スルクは逃げ損ねて捕まってくれ
629名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:43:14 ID:NM6/fCDu
とゆーか3人まとめてやっちまえw
630大蛇丸ハーレム:2007/10/28(日) 00:26:39 ID:r2A5Or7f
 足を踏み入れればものの数分で汗が全身に珠を結ぶような欝蒼とした森だった。天に高く伸びた木々に、腰の低い草花も、どこかけばけばしく感じる派手さで咲き誇っていた。甲高い鳥の鳴き声が絶え間なく聞こえてくる。
 全く人の手が入ってない原始林の只中に、質素なつくりの家が並ぶ集落があった。原始信仰の崇拝の対象らしい神の像が、岩や木に彫られて集落のあちこちに飾りつけられている。
 規模はそう大きくない、せいぜい4〜50人程度の集落だろう。木々を蔦で巻き、適当な草や木切れで壁の代わりにしている家屋からして、文明のレベルはさほど高くはないと見える。
 集落の中央の、祭事や重要な出来事が起きた時に集落の住人が集まり話し合う広場に、この集落の住人達が集まっていた。十代半ばからの女性ばかりだ。数は二十人ほど。広場の中央にかたまって何かに熱中しているようだった。
 広場には甘ったるい匂いが立ちこめ、それには薄い桃の色が着いていた。腐敗した果実のような過度に甘く、嗅いだ途端に立ち眩みを覚えてしまいそうなほどに濃い。麻薬の一種と言われても納得できるだろう。
 獣の皮で造ったらしい体の局部だけを隠す衣服は脱ぎ散らかされ、そこに集った女達は一糸まとわずに一心不乱にその広場の中央へと群がっていた。
 全員の瞳の焦点はぼやけ、頬は紅く上気している。呼吸は荒く、褐色の肌には珠の汗が結んでいた。全員の体から、性の快楽に高ぶった女の匂いが立ち込めているに違いない。一歩この場所に足を踏み入れれば、その場で射精してしまいそうなほどの濃さだろう。
 その中心に居るのは、金と黒のメッシュの髪をした若い男だ。鍛え抜かれた筋肉の鎧を纏い、腹から胸にかけて緑色の竜の刺青の様なものがある。褌も脱ぎすて生まれたままの姿を晒している男は、大蛇丸と言う。
 大蛇丸の股から雄々しくそそり立った赤黒い男は、膝立ちになった大蛇丸の前に尻を向けて四つん這いになった女の秘部を容赦なく貫いていた。この集落の住人――いわゆるアマゾネス達の一人だ。
 赤い髪に呪術的な意味を持つ刺青を体中に彫り、褐色の肌には戦いの傷跡がいくつも白く変色して残っている。
勇ましく鬨の声を上げる唇は、しかし今は飢えた犬の様に荒い息をつき、背後の大蛇丸に突かれる度に唾液を零しながら喜びの声を挙げている。
「ひん、んあああ、あああ、ふっ、ふああんん!!」
 ぐちゅぐちゅと水音の激しさは増し、赤黒いオスの器官には白く粘っこい愛液が相を成して絡みついている。周囲の森林には危険なモンスターが生息する土地柄故、この集落の女達は物心の着く前から武器を持ち戦いに生きる。
 そのため、実戦で鍛え上げられた女の体は余分な脂肪が省かれ、筋肉の層がしかれその肉に張りを与える。
 今、大蛇丸の肉の杭が打ち貫く女の尻は、たっぷりと肉が乗っていながらも長年の錬摩と厳しい生活によって醜く垂れる事を忘れていて、陽に焼けた色の肌は舌なめずりを誘うほどにうまそうな丸みを帯びている。
 大蛇丸の腰と女の尻がぶつかるたびに尻肉は波打ち、その張りと肉ごたえを大蛇丸に返し、煮えたぎったように熱くぬかるんだ女の膣も、余す事無く満たしてくれる男の肉杭に濡れた自分を絡みつけ、締めあげ、より深い挿入と快楽を要求していた。
 大蛇丸の腰の動きが、より荒々しく、早く細かいものに変わった。限界が近いのだ。
「あひ!? ひうう、あ、あ、ああ!? んんああああーー!!」
 貫かれていた女は、背の骨が折れるのではないかと言うほどに高く背を逸らして、自分の体内で熱く迸る男の精を感じていた。大蛇丸の腰が動きを止めて、根元までしっかりと刺し貫いた肉棒の先から、留まる事を知らぬ勢いで精液が噴出し続けている。
 だが、大蛇丸の唇から快楽の呻き声は上がらなかった。
 なぜなら、今貫き幾度目かの精液を放った女とは別の女が、舌をからめ唇を舐めまわし、処女や童貞ならその場で気を失いかねない淫猥さで、大蛇丸のそれと貪りあっていた。
 口だけではない、大蛇丸の両手は常に他の女の大きな乳房や、小ぶりな乳肉の先にある乳首、体内から絶えず熱い女の汁を零す膣肉を抉り、ほじり、ひっかきまわし、常に女達に絶頂の声を挙げさせ続けていた。
 この場にいるほとんどの女達に、一度か二度は精を放っているが、大蛇丸の肉棒は一向に衰える気配はない。このまま永遠と爛れた交わりを続けられそうだ。
631大蛇丸ハーレム:2007/10/28(日) 00:35:19 ID:r2A5Or7f
 この原始の森の奥底で繰り広げられている肉の宴の始まりは、大蛇丸が少しばかり暇になったことに起因する。
異世界から招いた者達によって変化し、発達してきたエンディア世界に召喚され、見知らぬ者、見知った者達と日々を過ごす中で、大蛇丸には少しばかり悩みがあった。
元はムロマチという国の主。国が気になるのか、と言えばそうでもない。立派とは少し言いかねるが跡継ぎがいるし、有能な補佐もいる。
では、武人として血の滾る戦いを欲しているのか? いや、それならばいくつもの世界の者達が住まうこの世界、かつてない強敵達との戦いには困っていない。
要するに、性欲を持て余すのである。ヒョウマという少年をリーダーにしたアジトにはそれなりにカップルも多く、ともすれば桃色の空気が漂っている事がある。生憎と大蛇丸にはそう言った相手がいない。
商売女達の所に顔を出すのもいいが、酒がすすみ女に手を出せば無論金がかさむ。国主であったかつてならともかく、エンディア世界では生憎と金には縁がない。必然的に、色街に出掛ける機会など滅多にない。
アジトではありとあらゆるタイプの美女が揃った状況にある為、それとなくコナを掛けてみたりもするのだが、フリーの女などほぼおらず、大蛇丸の守備範囲を超える幼い者やサイズ的に無理のある者など、諦める他なかったのだ。
しかたなくうさでも晴らそうとモンスター退治のクエストを単独で受けて、こうしてこの蒸し暑い原始林に足を踏み込み、クエストをクリアした帰りにこのアマゾネス達と出くわしたのである。
食人を習慣とする彼女らとの遭遇は多分に危険なものであったが。仮にも故郷であるネバーランド大陸では人間としては最強の一角に数えられる大蛇丸だ。数の不利はあったがアマゾネス達を撃退する事は難しくはなかった。
今の大蛇丸に半裸の彼女らはあまりにタイミングの悪い相手だった。普段より二割増しで発奮した大蛇丸の相手をしたのは運が悪かったと言うしかない。
倒れ伏したアマゾネス達に対しけしからん妄想に耽ったものの、流石にそれはどうかと考えなおした大蛇丸が立ち去ろうとした時に、ちょっとした問題が起きた。そもアマゾネス達は原始宗教、自然崇拝の元に生きる部族である。
大蛇丸は、肉体こそ人間だがその魂は、ネバーランドの自然とそこに生きる者達の調和をつかさどる自然が意志を持った存在“自然神”の高位の一柱皇竜スペクトラルのものだ。
戦闘に参加していた呪術師がそれを感じ取り、また大蛇丸の戦闘能力を体で体験させられた彼女らは困った事に、大蛇丸を神そのものとして崇めてしまった。
これには大蛇丸も困ったが、歓迎する気らしい彼女らの様子に、適当に腹を膨らましたら帰ろうという程度で付き合う事にした。流石に人肉は辞退するつもりだったが。
集落に着き、果実酒や食事が進むにつれて幼い子らは姿を消し、十代半ばごろからの女だけが広場に残った。さてお開きかと思い立ち上がった大蛇丸だったが、そこでこの様に懇願されたのである。
「どうか、神の御子を授けてください」
 と。要は部族の守り神を欲したという事だ。流石にそれはと断ろうとした大蛇丸だったが、どうやらさんざんに飲み干し食らった食事の中に強烈な媚薬でも入っていた物か、驚くほどの勢いで股にぶら下がっている逸物は天を突き、そのまま先走りの汁を滴らせ始めてしまった。
 既にその時には目の前の女達は身に着けていたモノをすべて脱ぎ棄て、思い思いに女同士で裸体を絡ませ合い、森林の熱気とあいまってその体を透明な液体で濡らし、獲物を前にした蛇のようにねっとりと大蛇丸に視線を注いでいた。
 極めて原始的な肉の交わりを、彼女らは大蛇丸に求めていた。大蛇丸の生来の遊び人の気性に、これが火を着けた。
 これは、男と女の戦いだ。こいつらが求めているのは神としてのおれだが、生憎とおれは人間として生きることを決めている。ならば、男としてこいつら全員に女の喜びを教えてやる! 
 微妙に方向が違うような気もする決意を胸に近い、大蛇丸もまた着物と褌を脱ぎ去り、こうして肉宴が開かれる事になったのである。
632大蛇丸ハーレム:2007/10/28(日) 00:38:22 ID:r2A5Or7f
 ぬぽっと音を立てて肉棒が引き抜かれると、途端に精液と愛液の両方を盛大に零しながら女はそのままうつ伏せに倒れてしまった。激しすぎる快楽に体が持たなかったのだ。
 数を数える事も億劫なほど女の肉を貫き、白く汚れた大蛇丸の肉棒を、串刺しを望む女達の尻が列を並べて待ち構えていた。
 全体的に小ぶりで、まだ堅そうな、成長の足りぬ少女の白い尻があった。待ち受ける快楽の予感と小さな恐怖に震える様は男の凶暴さを引き出す背徳さに塗れていた。
 セピア色のすぼまりまでも濡れそぼった、熟れた女の、男の精を絞りとろうと待ち構えている尻があった。一度打ち込めば満足ゆくまで離さぬ、別の生き物のようだ。
 初めて知った男の味に戸惑いながらも、もっともっとと肉の欲に目覚めた処女の尻があった。男の色に染まり、生涯忘れられぬ快楽を求める女の淫らさがあった。
 先程から舌を絡めあっていた14,5歳ほどの少女の拙い舌技を色街で鍛え抜いた口技で完全に打ちのめし、口と舌の動きだけでイカせた大蛇丸は、そのまま自分に倒れかかってくる少女を熱い胸板で抱き止めてから、目の前に並べられた尻を眺め、笑みを浮かべた。
 神への暖かい肉孔の供物は、まだたっぷりとあった。
 銀色の髪を短く切りそろえた少女は、口だけで絶頂を味合わされた衝撃に打ちのめされながらも、手の平で隠れる程度の胸の先で充血しとがりきった乳首を大蛇丸の胸板にこすりつけ、伸びた手は女の秘所をまさぐっていた。
 彼女らも大蛇丸も、まだまだ物足りなかった。



 とりあえずこんな感じで。ニコルとウル終わってないですけど、たまには男キャラで出番のない奴にスポット当ててみました。
一言もしゃべってないけどね! 尻にちょっと描写を当ててみました。何かの参考にでもなれば幸いです。
633名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 15:33:18 ID:pQite3aI
バトルは濃くてエロはエロい…

いいな やれる事がたくさんあってよ
634名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:16:57 ID:n0XBKoEO
ドイツ、ロシア、フランス産の尻は美尻かと。
635性職者リーエ・ウェレス編:2007/10/29(月) 20:07:39 ID:/qgnSQti
第1回
「くっ…」
ウェレスの声。
と同時にカレンの膣内に大量の精液が注ぎ込まれた。(ちょっ…えっ?…もうおわり?ウソ!)
「フン、なかなか良かったぞ。いい締まりだった」
(いや、そーゆー問題じゃないでしょ!半擦りって有り得ないわよっ!初めての沖田クンだってもっと頑張ってたのに…)
前戯も少なめに挿入体制に入ったのでワイルドにガンガン突かれると期待していた矢先の出来事であった。「また抱きに来るからな」と服を着るウェレス。
「フン、そんな物欲しげな目で見るな。まだ足りないのか?全く貪欲な女だ」
(いやいや、足りるワケないでしょアレで)
「次は今以上に足腰立たなくしてやるからな」
(一体、アタシのどこ見てそーゆー感想が言えるのかしら。全然、戦闘できるっちゅーねんっ!)
「オレの濃厚なテクに溺れて声も出せないか」
(黙れ早漏がっ!)
「黙れ早漏がっ!」
カレンの思考と聞き慣れた声が重なった。するとドアが勢いよく開き、何かが前方二回宙をしながら飛び込んできた。

ゼペットであった!

全裸であった!!

肉棒が膨脹していた!!!
「このバカモンがぁっ!カレン嬢ちゃんは全然満足してないではないかっ!」
636性職者リーエ・ウェレス編:2007/10/29(月) 20:09:00 ID:/qgnSQti
第2回
「馬鹿はテメェだジジィ。こいつはオレのピストン運動で天国行ってんだよ」
「ピストン?ピストンじゃとぉ?そいつはこーゆー事を言うんじゃ!」
ゼペットはカレンの足を開き、その中心へと自らの肉棒を突き入れた。
「あんっ」
「うりうりっ!うりっ!」見た目の貧弱さからは想像も出来ないパワフルな動き。しかも老年者独特の小技も使いこなしていた。
「それぃ、「の」の字じゃぞ!」
「はんっ!…はうんっ…」「よーしよし、感じとるな?それ!出番じゃコーネリア」
それまでベットの下に転がっていた人形・コーネリアがぴょこっと立ち上がり、カレンの胸元へ上がってきた。そしてカレンの両胸をこねくり始める。
「な…なにこれっ!?は…初めて…の感覚…あんっ」「これがコーネリアとの合体技じゃ!」
「すごい…気持ちぃ…もっとぉ…もっとして…」
「なら少しきつめに行くぞい」
ゼペットは肉棒がカレンから抜けるぎりぎりまで体を引き、一気に突き入れた。「アアァァッ!」
1回、2回、3回…
ゼペットのそれは止まる事を知らなかった。
21回、22回、23回…シーツはカレンから溢れ出した愛液で水溜まりを作っていた。
56回、57回、58回…
637性職者リーエ・ウェレス編:2007/10/29(月) 20:11:41 ID:/qgnSQti
第3回
カレンは快楽の海へ溺れた。唇の端から垂れるよだれがなまめかしくひかり、それがまたゼペットの肉棒を熱く大きくしていく。
「はっ!」
突如始まった濃厚なセックスシーンに思わず見入っていたウェレスが覚醒した。(な…なんなんだ…このジジィ…一体何回突くつもりだ…今何回目だ?数えられん…って1時間もたってるじゃねーか!)
「何をほうけとるんじゃ、バカモンが」
ゼペットがベット上から見下ろしている。だが腰の動きは一向に止まる気配を見せない。
「これがピストンじゃ!わかったか!オヌシのような半擦りが使ってよい言葉ではないっ」
「くっ…」
何も言い返せないウェレス。ここまで見事に実演されれば誰もがそうなるであろう。
「それっそれっ、嬢ちゃん何回くらいイッたかの?」「わかんな…わかんない…はぁっん…もう…あんっ…また…またぁぁ!!」
「まだまだ終わらんぞい。このまま一晩中突き続けるぞい」

ちなみに現在、昼1時である。普段なら冗談で済むがこの調子なら本当にヤリ続けるだろう…

ウェレスは何も言わず部屋を去って行った…
なんてこった…戦闘中の立場が逆転してしまった。
「遅さ」がまさか長所になるとは…
638性職者リーエよりお願い:2007/10/29(月) 20:45:37 ID:/qgnSQti
お願いがあります。
MAKOを出演させたいのですが、自分は彼女を仲間に出来なかったのでどんなキャラなのかわかりません。性格や口調など教えて下さい!!
639名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 21:07:37 ID:dY+7oVJK
何かゼペットが壊れてるwww
ともあれGJ!!

MAKOは例えるなら無感情のエミリーかな?
単純に戦力だけでグレイヴのパートナーは自分が適任とか言って兵真に怒られてたし・・・
640名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 21:28:55 ID:/qgnSQti
しゃべりはカタカナですか?
641名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:23:18 ID:dY+7oVJK
普通にひらがな・カタカナ・漢字で会話してる。
兵真の事はマスターと呼んでるが、エミリーも先任殿とか言ってるし同じモンだと
642名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:03:55 ID:/qgnSQti
ありがとうございます。その内出てきますんで待ってて下さい!
643名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 00:07:33 ID:JBFaOzyA
取りあえず、sageを覚えよう
644ラヴラヴディアーナさん(5):2007/10/30(火) 07:46:00 ID:RY0Bxs62
「ここか……確かに、俺がいた世界にあった衣服が多いな」
 シルヴァネールと腕を組んだまま服屋に入ったカーマインは首を振って見回し、
「ところでディアーナ……疲れたのか」
「いや、ナンデモナインダヨ。カーマイン君……」
 まるでリアライズを発動した直後に封印を受け、強制解除された時のような落ち込みようのシルヴァネールに声を掛ける。
(馬鹿な……そんな……あんなに胸を押し付けたのに、全然気にされていない!?)
 心の中で悲鳴を上げる。ここに着くまでの5分間、シルヴァネールはずっとカーマインの腕に胸を押し付けていたのだ。しかもグニグニと、軍服の上から形が変わるくらいに。
(リューンエルバが男は皆大きい胸が好きと言っていたのに何故!?女が嫌い……と言う訳は無いし、他の皆と比べても、胸は大きいほうなのに……)
 この世界に来てカーマインと会い、周りから羨まれ密かに誇ってもいたプロポーションの良さ。しかしそれもカーマインにはまったく通じなかったというこの事実は、シルヴァネールを盛大に落ち込ませたのだ。
 ちなみに、カーマインが気にならない理由は昔から買い物行く時は義母がいつもくっついていたからと、カレンやミーシャなどの女性達と二人で歩く時も、当たり前のように胸を押し付けるように歩き……つまり、慣れてしまっているのだ。
 慣れるというのは感覚の磨耗ともいえる。もとより感性や論理感が英才教育(別名逆光源氏計画)によって他人と大きく異なるこの光の救世主。彼にとって街中を歩く時に胸を押し付けられるくらいで、性的興奮が起こる事はまったく無い。
 それに加え、胸の大きさにはこだわらない主義だし、それにこのエンディア世界での彼は状態変化が起こり難い特性を持っているのだ。
「そうか……とりあえず俺は服を探してくるから、少し待っててくれ」
「あっ……うん」
 カーマインはそう言ってシルヴァネールから腕を外し、奥に歩いていった。
「ハァ……私は、駄目なのだろうか」
 近くにある椅子に座り、ため息をつく。
(やっぱりカーマイン君もモニカのように女の子らしい娘のほうがいいのだろうか。いやいや、女の子らしいと言っても、ヒロやジュリアンと比べてなら……)
 ちなみにシルヴァネールの脳内では『女の子らしさ:モニカ>ティピ>>自分≧ヒロ≧ジュリアン』だったりする。まあ、お菓子作りが出来ている分あの二人よりは上だろうという意味なので、大して差があると思っていない。
(……もしかして、カーマイン君は私のことを大して好きではない……いや、そんなはずは……でもまだ一回しか抱かれていないし)
 カーマインに窮地を助けてもらい一目惚れし、暫く日が経ってから色々あって抱かれたのだが……
「ううっ、やっぱりあれはまずかったかのかな。そっ、それともまさか年だからとか!?」
 思わず頭を抱えて呻くシルヴァネール。好きではあったし望んだ事でもあり、そして抱かれた事に後悔はしていない、が……シルヴァネールにとって、出来る事なら『なかった事に』したい一回だったのだ。
 それから今まで、キスをしたり抱きしめあったり、胸を触られるとかはされても、それ以上の性交渉は一回も二人の間には無い。カーマインは自分から女性を誘うということはほとんど無いし、ティピやモニカなど邪魔も多い。ついでに言えば最近一人増えた。
「お困りです?」
 と、悩みに悩んでいるシルヴァネールの背後から、急に声がした。
「なっ!?」
 慌ててシルヴァネールは椅子から立ち上がり、背後を振り向くが……そこには誰もいないどころか、数センチ先は服が満載した棚が並びその後ろには壁があるだけだ――だけの、はずだ。
(誰だ……?背後には誰もいないが、声は確かに後ろから)
「こっちですよ。こ・こ」
 声は、シルヴァネールの左側に並んである棚と棚の『スキマ』から聞こえた。
645名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 21:53:39 ID:o3VmKHzr
乳アタックに動じんとは
なんて野郎だ…
646名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:11:47 ID:rOwANULz
スキマ屋いたの
647性職者リーエ・ウェレス編:2007/10/31(水) 00:31:42 ID:ARlIC1xA
第4回
「すばやさよりも防御の問題じゃな〜い?」
「リューンエルバか。こんなところで何をしている」ウェレスは厄介な奴に会ったなと思った。普段のちゃらけている姿からは想像も出来ないが彼女は剣の腕もさることながら頭もかなり切れる。現在の自分の様子から恐ろしい程の想像力を発揮し真相に辿り着きそうだ。
「まさか最大の武器でもあるすばやさが仇になるなんてね〜…」
「…………」
「絶対負けないだろうと思ってたゼペットさんに完膚無きまでに打ちのめされちゃってぇ」
「…………」
「この事がみんなにバレたらもう自分に股を開いてくれる女の子が居なくなりそうだ〜って顔してたから、ちょっと励ましてあげようかな〜って思ってたのよん☆」
「……………」
全部知ってやがった。
のぞいてんじゃねーよ。
「他言無用だ。殺すぞ?」本気だ。ここに居る全員に知られるくらいならばこの女と殺し合いをする事も厭わない。威嚇の意味も込め溢れんばかりの殺気をぶつけてやった。…が…次の一言が流れを変えた。
「アタシが教えてあげようか?…えっち」


648性職者リーエ・ウェレス編:2007/10/31(水) 00:32:58 ID:ARlIC1xA
第5回
「なに?何を教えるだって?」
「だから…えっち」
「ふざけるな!貴様に教えを請う事など何もない!」
「う〜ん…教えるってゆーより鍛えてあげようかって言ってるんだけど」
「本気で殺されたいらしいな?」
「いやいや、一応親切心で言ってるつもりなんだけどね…いつまでも早漏クンじゃ嫌でしょ」
「ほう、言うな。ならば貴様の穴で試すか?」
「いやアタシはラスボスだからまだ早いわよ…ふふ」
すると不敵な笑みを浮かべたリューンエルバは右手でウェレスの股間に触れ、器用に肉棒を取出した。
「う〜ん、モノは立派ね。さっき出したばかりなのにもうこんなに固くなって…ふふふ」
ギュッ!!
「くっ…」
予期せぬ快感に情けない声をあげてしまった。リューンエルバの細い指が肉棒を淫らに包み込み、そしてゆっくりと上下に動き始める。
(くっ…こいつ、手慣れてやがる!)
ウェレスは焦った。少しでも気を抜いたらすぐにでも発射してしまいそうだ。しかし発射するわけにはいかない。指なんかで発射するわけにはいかない!!
「そんなに無理しなくてもいいんだけどなぁ…楽になっちゃいなさいって」
この時、ウェレスは初めて知った。
「痴女」の意味を…
649性職者リーエ・ウェレス編:2007/10/31(水) 00:34:17 ID:ARlIC1xA
第6回
(まずい…非常にまずい…このままでは…くっ…)
ウェレスのプライドとキャラが破壊されるまで時間の問題であった。
(くぅ…他の…他の事を考えるんだ…そうだ…戦闘だ!ここは戦場だ!)
ウェレスは脳内で剣を振り続けた。ヒヨコ虫を切り、ヒヨコ虫を切り、ヒヨコ虫を…
(なんでヒヨコ虫しか出ねーんだよ!こんな雑魚じゃ集中なんかできねー!)
ぱくっ♪
(なっ!?)
視線を下方に向けると、リューンエルバが肉棒をくわえていた。相変わらず動きはゆっくりで優しく見えたが…くわえられてるウェレス本人にはわかっていた。
口内ではリューンエルバの舌がとてつもないスピードで飛び交い、肉棒を刺激し続けている。時にはなぞり時にはつつき、そして巻き付く!。
(な…なんだこのスピード差は!なぜ頭の動きはこんなゆっくりなのに中ではハイスピードなんだ!もしや…これが世間で言うタイムマジックってやつか!?)
妙な考えを持ったせいか、遂にウェレスはリューンエルバの口内へと精液を発射してしまった。
こくっ…こくっ…
大量の精液を全て飲み干してからリューンエルバは勝ち誇った顔で言う。
「51秒」
「………………」
「51秒よ」
「冗談だろ………?」
650名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 06:39:28 ID:HGXf+a9J
また新たに純情な闇属性の人が加わるのか…

他に闇属性の男って誰か居たっけ?
651性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/01(木) 20:39:53 ID:avkP5eiQ
第7回
「脳内ではいろいろ考えてたみたいだけど、現実世界では51秒よ」
「そんなことはない…証拠はない…ぞ…」
「あるわよ?…ミュウちゃ〜ん♪」
リューンエルバに呼ばれ、木の裏からミュウが出て来た。手にはストップウォッチを持っている。
「51秒だったよね?」
「違うよ先生」
ウェレスの目に輝きが戻ってきた。
「当然だっ!俺様が秒殺などあるハズがない!俺を馬鹿にした罰だ。教え子の前で犯し尽くしてやる!!」
ウェレス・サドモード発動であった。目の前の女をどのように辱めようか妄想がスパークしていた。
そして…
「49秒だよ先生」
クリティカルヒット!!
「あらん♪アタシも少し興奮してたから数え間違えちゃったみたいね☆」
「先生、もうこーゆーのは止めてよ!僕にはまだ早いよぉ〜」
「そんなことないわよ?これも教育なんだから。ミュウちゃんには後でまた協力してもらうけれど今日の授業はこれで終わりよ」
うなだれるウェレスをよそにミュウは元気に去って行った。
「…でウェレスクン?どうする?」
「……………」
「別に無理強いする気はないけどぉ…」
「……………」
「ガンガンピストンセックスに憧れるでしょ?」
652性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/01(木) 20:40:58 ID:avkP5eiQ
第8回
「………勝てるか?」
ゼペットに、である。
「それどころかカーマインクンレベルは確実よん」

これが決定打だった。



「さ〜て、これからはアタシを「リーエ先生」って呼ぶのよ!教え子なんだからとーぜんよね!!」

ちなみにオチを言ってしまえばリューンエルバの目的はエロテクマシンを育てあげ毎日セックスをしまくろうというものだった。ぶっちゃけ誰でもよかったのだ。

マァ、とりあえずこの日からリューンエルバによるウェレスのエロエロ試練の日々が始まったとさ。

※お詫び

1・文章下手でマジすいません!読むのと書くのは全然違いました。少しでも上達するようがんばります。
2・性格違くてごめんなさい。ウェレスって見た目は好きなんですがキャラを知らないので勝手な想像で書いちゃいました。ウェレスファンの方々申し訳ありません。微妙にゼロス入ってますね。

3・エロくなくてごめんなさい。エロって本当に難しいですね。皆様の偉大さが身に染みてわかりました。ちょっと自分にはエロは無理そうなんでギャグ路線にしたいと思います。勝手な言い分、申し訳ありません。

4・改行間違えてごめんなさい。
653名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 06:43:01 ID:EASM6Oke
何故かな…

エロより何よりグレイヴの日常を見たくなってきてる俺が居るんだが…

これが萌えってヤツか?
654ココロノナイテンシ:2007/11/02(金) 23:01:08 ID:Co7/KwJF
ティピをさんざん犯し尽くしたディアーナは今度はティピを人質に
コリンに性交を強要した。無論、はなからそのつもりであったのだろう。
 薬の効果が切れ、ホムンルクス本来の背丈に戻ったティピを片手に
迫ってきたのだ。
 そして妖精の純血は奪われ、悲鳴と涙が森にこだました。

シルヴァネールが消えてから数日後、汚された事をひた隠しにし、アジトへと帰ったティピと
コリン。気丈に振る舞うティピであったが、コリンにはある変化が訪れていた。
「はっ…ん……あっあ…」
ここはゼオンシルとコリンの部屋。
「う…うう…や、や…」
 タイツを盛り上げそそり立っている肉の棒。
 ビクンビクンと波打ち、先端から透明な液が垂れ落ちている。
 シルヴァネールのソレとは違うことはそれが肥大化したクリトリスだと言うこと。
 そしてそのクリトリスが魔に犯された女騎士から受けた精により変化したという事だ。
 こんな事は誰にも相談できない。妖精が犯され、肉棒が生えた…などとゼオンシルトに
知られようものなら、捨てられる。最悪の場合は殺される。
 メルヴィナといい仲になっている今のゼオンには自分は不要だ。
寧ろ、邪魔な存在と思われているのではないか?
役立たずのいらない妖精、いるだけ邪魔な存在、お荷物…コリンの脳裏に巡る悲観的な思想。
が、ぎちぎちに勃起した肉棒は耐え難い。
655ココロノナイテンシ:2007/11/02(金) 23:02:23 ID:Co7/KwJF
下腹部にわだかまる何かがコリンの手を自然と肉棒に添えられた。
「は…は…はぁ…はああ…」
コリンがスカートの下からスパッツの仲に指を差しむと股間部はじゅく…と濡れそぼって
濡れた陰毛がコリンの指に絡みついた。
「こ、こんな……いけない…事なのに…」
コリンは自分のスカートをたくし上げ、脇に手を入れてタイツをずり降ろし、先走り汁で
濡れた下着の脇に指を入れ引き抜いた。反動で押さえつけられていた肉棒がブルンと反り返り
コリンの口から甘く苦しげな吐息が漏れる。
「あ…あ…ん、んん…あふ…」
そして肉棒に手を添え、ゆっくりと上下にさすり、徐々に刺激を与えていく。
服に擦れる乳首はピンと勃ち、扱き、感じる度にふるふると震える妖精の幼い尻は淫靡であった。
「はぁ…ん…あ…あ、あんん…あ、あれを…」
コリンが取りだしたのはゴムで出来た小さなチューブ。ガイザンの処でゴミにだされた導線を覆う
断熱用のゴムチューブであった。
それは妖精の背丈に見合う、擬似オナホールであった。
「ん…ん…ああっ!き、きつい、んん…んううっ!」
ぐちゅぶちゅううぐにゅうううとコリンが擬似オナホールに肉棒を埋めていく度に
先端からピュピュと先走り汁が飛び出す。
手だけで扱くことに満足できなくなったコリンが選択した『答え』であった。
「ああ…抜き差し…ふ…ン…も、もう出ちゃ…ンはっ…はっ…。」
腰を振りつつ、両手でオナホールを掴み肉棒を前後させている妖精。
その頬を紅潮させ、眉を潜める表情は普段のソレではなく、官能に支配された淫婦のソレ。
 妖精が想像するのはゼオンシルトに犯される自分、ゼオンシルトの肉棒、メルヴィナの豊満な胸、
くびれた腰、歩く度に揺れる官能的な尻、うなじ、裾から覗くすらりとした脚……そしてその
奧にある膣…女の膣、いや、それより締まりのいい、尻…左右からよった尻肉の谷間にある
菊門にこの猛り狂ったチンポをねじ込みたい。そして盛大に射精したい。
「ん、んん…ダメ……出ちゃ…こ、こんなの…こんな事ダメなの…ん、んん、ん!あっ、あああ!」
 コリンは膝立ちの状態からベッドに倒れ、背を丸めながら悶え狂った。
「手が…手が…んん、手が止まらな…い、や、んくッ…ふッんんん!」
必死に腰を振りたくり、オナホールで扱きあげるコリンは精液が根元から迫り上がってくる感覚に絶叫した。
「んあああ、あはあああっ出る出る出ちゃう!チ、チンポから出―――んあああ!」
どぴゅ、ぶりゅううばどばどびゅるるるるる―――――
「ん、んぐうう…止まってぇ!ダメ!で、出るのダメなの!止まっ…あんんんううくうう!」
 肉棒の鈴口に手の平を押しつけ、射精を止めようとするコリン。
が、迫り上がり放出される絶頂感は抗えない。男が自慰をしたい理由がコリンには理解できた。
 気持ちよすぎる。
このわだかまったドロドロの白濁液を一気に放出させる快感は気が狂う程、
気持ちいい。これが女性の膣内なら……女の尻穴なら
「チ…チンポ…入れたい………誰でも…オんナ…」
コリンは両手でオナホールを握りしめ、腰を、お尻を壊れるこらいに振りたくり、
壮絶な絶頂に達した後、力が抜けぐったりとした。部屋に聞こえるのは荒い息づかいだけだ。
「わたシ……ワたシ…」
コリンは指についた特濃ミルクを眺め、それを口に運び、愛おしそうに舐め取り、飲み込んだ。



濃厚エロ神、GJ&ありがとう。
尻の描写スゴすぎ。アマゾネス→褐色半裸娘→ウルゼルで
ウルゼルの尻とかもいいかもと思った。
656名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 08:30:54 ID:3sF22tyn
何故…生尻へ入れてあげられなかった…
されど抜きもうしたGJ
657名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 05:14:24 ID:0NH4dqbh
突然で恐縮ですが、以前リーエとオーヴィアを作ると言った者です。
最初の方が書けたので投下させていただきます。
ゼロス×エミリーの設定を少々お借りいたしました。


夜も更けホステスや客も自室へと引き揚げた酒場。
無人となったカウンターに独り頬杖をついたリューンエルバの姿があった。
「若さよねぇ・・・」
空になったグラスを手の中で転がしながら、リューンエルバは先刻のエミリーを思い出し笑みを浮かべる。
「先生だって充分若いじゃない」
彼女の隣の席にゆるりと腰掛けたオーヴィアは封の切ったボトルを差し出し艶やかに微笑む。
その微笑みに釣られる様ににリューンエルバはグラスを持つ手を彼女へと差し出した。
「いくら私でもアレは出来ないわよぉ〜」
勝負服に身を包みゼロスの部屋へと特攻するエミリーの姿が浮かんだのか、リューンエルバの表情は苦笑いの形に変化する。
こぼさぬように注意しながらボトルの中身をグラスへ注いでいたオーヴィアは、彼女の言葉に僅かに首を傾げ言葉を続けた。
「それでも元の世界には特別な貴女を見てもらいたい相手も居るのでしょう?」
オーヴィアの口から発せられた言葉にリューンエルバはゆっくりとグラスを持ち上げる。
「昔は・・・居たけどね・・・・・・もうだいぶ前に死んじゃった・・・」
目の高さまで持ち上げたグラスを覗き込みながら、彼女は何処か遠い目で溜め息混じりに呟く。
琥珀色の液体に満たされたグラスに映る表情は、一抹の寂しさをたたえ微かに歪んで見える。
「あら・・・失言だったわ。ごめんなさいね」
オーヴィアは自分のグラスにブランデーを注ぎながらも、僅かに目を伏せ自らの非礼を詫びる。
言葉とは裏腹に真剣な表情で詫びる彼女を横目で見やり、リューンエルバはグラスを傾け唇を湿らせる。
「ん・・・良いのよ。遠い昔の事だもの・・・自分なりの決着もつけたし、今の私は生徒達が居るしね・・・言うなれば生徒達が恋人かなー?」
ミュウ辺りが聞けば複雑な表情を浮かべそうな台詞を吐きつつ、リューンエルバはアハハ・・・と乾いた笑い声を上げた。
「そう・・・・・」
暗い部屋に響く笑い声の中に一抹の憂いを感じとったオーヴィアは、自らのグラスを傾け口内を熱い液体で満たす。
そのままリューンエルバの首をかき抱くと、彼女の形の良い唇に己の濡れた唇を重ね合わせた。
「んっ!?・・・・・・・んむ・・・んぅ・・・」
突然の行動にリューンエルバの瞳が驚きに見開かれるも、酒と共に侵入してきた舌に口内を舐め回されるたび、次第に霞みがかったように蕩け始める。
好きな様に自分の口内を蹂躙するオーヴィアに答えるかの如く、リューンエルバも自ら舌を絡ませ彼女の柔らかい舌の感触を楽しむ。
二人の舌が絡み合うたびにクチュクチュと濡れた音が室内に響き、重ねあう唇の間からは熱い吐息が漏れ続けた。
「んふ・・・・ちゅ・・・ふぁ・・・・んむぅ・・・ふはぁ〜」
長い続いたディープキスの後、二人が身を離すと互いの舌から白く光る唾液が糸を引いて滴り落ちた。
「オーヴィア・・・」
「辛いのでしょう?吐き出しても良いのよ・・・・悲しさも寂しさも胸の内に溜めておく物ではないわ」
熱に浮かされた様なリューンエルバの瞳を、オーヴィアの穏やかな瞳が覗き込む。
その吸い込まれそうになる視線に、リューンエルバの口から「ほぅ・・・」と熱い溜め息が漏れる。
「ねぇ先生?今から私の部屋に・・・んっ?」
遊びに来ない?と誘いの台詞を遮るかの様にリューンエルバの唇が押し付けられた。
それまでの意趣返しの様に滑り込んだ彼女の舌は、たっぷりと時間をかけオーヴィアの口内を堪能する。
「ん・・・ふっ・・・ふむぅ・・・んはぁぁぁ・・・・もう、困った先生ね・・・」
「ふふ・・・じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔させていただこうかしら」


とりあえずこんな感じですが続けてもよろしいでしょうか?
658性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/06(火) 16:08:21 ID:A1mfN6os
第9回
「MAKOちゃんよ」
リューンエルバの部屋である。
「…で?」
「今からMAKOちゃんとえっちするのよ。さあっ、やって」
「貴様…俺に人形遊びでもしろと言うのか?ふざけるのも…」

ガスッ!

「ぐわっ!」
リューンエルバのローキックがウェレスの「すね」に入る。これは地味に痛い。
「言ったわよね?アタシの事は…」
「くっ……リーエ…先生」
「そうそう。ちゃ〜んと覚えてるじゃない♪忘れちゃダメよ?」とウィンクしてみせる。普通の男なら一発で撃沈される程魅力的であったが、ウェレスにとっては魔女のそれにしか見えなかった。
「それにMAKOちゃんは人形じゃなくて超高級ダッチワイフなのよ」
余計酷くなってるぞ。
「大丈夫だって!私も試してみたんだけど、本物と全然変わらないから☆」
何を試してみたんだ、こいつは…
「ウェレスさん。あなたの事はよく知ってます。見た目はクールで女に不自由してなく手慣れたテクニシャンに見えるけれど実際は…」
「言わんでいい!」
とりあえずベットに押し倒した。リューンエルバの視線が気になったが、とやかく言っても仕方がない。
MAKOは服こそ着ていたが下着は着用していない。
659性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/06(火) 19:45:50 ID:A1mfN6os
第10回
MAKOの秘部はどう見ても作り物には見えない。触れてみると既に大洪水状態であった。
「MAKOちゃんは自分の意志で自由に濡らす事が出来るのよ!羨ましいわね」
(つまり、面倒な前戯無し。挿入あるのみって事か…)
「もちろん妊娠の心配はないから安心して中出ししちゃっていいわよ」
ウェレスは言われるがままに肉棒をMAKOの秘部へと挿入した。すると…
(な…なんだこの穴は!本物どころか、それ以上なんじゃないか!?)
MAKOの中はウェレスの肉棒を優しく包み込み、しかしきつく締め付けてきた。本物ではなく作られた彼女だからこその名器と呼べた。そして、そんな名器にウェレスが耐えられるハズもなく、入れた途端に果ててしまった…
…のだが!!
ビリビリビリッ!!
「ぐわぁぁぁっ!」
快感の真っ只中にいたウェレスを現実へ引き戻したのは体中に走る電撃であった。
「MAKOちゃんもね、エクスタシーを感じる子なのよ?だから人間で言う「イク」を感じてない時に中出しされると…」
今みたいなペナルティーがあるらしい。
660性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/06(火) 19:50:01 ID:A1mfN6os
第11回
「…アタシがそーゆー仕様に改造したのよ♪ふふふ」
やはり魔女だこの女。なにが安心だ!
「ウェレスクンって死が紙一重じゃないと強くなれなそうだし、ピッタリの特訓じゃないかな?」
「ふ…ざけるなリー…リーエ先生っ!早漏で死んでたまるか!」
「あっ!自分で認めたわね。…早漏…」
「あ…いや……違うぞ!今のはだな……そう、そうだ!リーエ先生だ!アンタの視線が気になって集中しきれなかったんだ!だからいつもより早かったんだ!」
「アタシの視線?…意外ね…そーゆーの気にするタイプなんだ……それはちょっとマズイかな…」
自分の最終目的にである。
(ん?なんか…流れが妙な方向に…)
「わかったわ。それじゃあアナタ達、今からアオカンしてきなさい」
ぶっ!
「野外プレイに慣れちゃえば精神的に図太くなれるしね。いいわよねMAKOちゃん?」
「わたしはかまいません」
いいのかよ!
「ば…馬鹿!誰かに見られたらどーすんだよ!」
「それがまた燃えるのよ!見られるかもしれないドキドキ感!見られてはいけない背徳感!それが全てミックスするとも〜病み付きになっちゃうんだから」
「いや…しかし…」
ヘタレ街道まっしぐらであった。
661性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/06(火) 19:50:48 ID:A1mfN6os
第12回
「あっ、そうそう!ヤッてる時に…そうねぇ…おとなしそうな女の子が来たら見せびらかしてきなさい」
なんでやねんっ!
「小雪ちゃんやアリスちゃんなんかオススメね♪いいかなMAKOちゃん?」
「わたしはかまいません」
お前は何でもアリかよ!
「さぁ、行きましょうウェレスさん」
「ちょっと待て!ちょっと待てぇ〜っ!…」
抵抗も虚しく引きずられてくウェレスであった。
「どこでしましょうか」
「飯を食う場所を選ぶみたいに言うな!」
「……………」
「……なんだ?」
突如足を止め、じっとウェレスを見つめるMAKO。そのあまりにも真っ直ぐな視線に少しドキドキする。
「ウェレスさんはわたしとするのは嫌ですか?」
「は!?…いや…そうゆうワケでもないが…」
予想だにしなかった質問にうろたえてしまう。
「さっきの…アレ…」
秒殺発射の「アレ」か?
「ほんの一瞬でしたけど、気持ち良かったですよ」
(!!!なっ…なぁっ!)
MAKOは確かに人間ではない。だが、そこらにいる人間の女の子など比較にならない程かわいかった。 そんな子にそのような事を言われたら…

662名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 05:42:29 ID:2bP/dp5Y
ネバーランドシリーズは未経験だが、
ウェレスのキャラが壊れてきたのは理解できたw
663グレイヴネタ4:2007/11/07(水) 07:44:57 ID:Aft7bN5X
 新たな書き手さんに負けぬよう投下。
 要望があるみたいなので久しぶりにグレイヴネタ。ただしちょっといつもとは違う風味に。ネタも前より勢いやペースが落ちてきたし、もう一回カオスやり始めるか……

「…………」
「にゃー、にゃー」
「どうしたのグレイヴ?ああ、ニャーちゃんの口が指から離れてくれなくて困ってるのね」
「…………」
「任せて、ちょうどこの子用に鰹節持っているから、これで……ほらほら、こっちおいで〜」
「にゃー、なー」
「あれ?鰹節よりグレイヴの指がいいの?こっちのほうが美味しいわよ」
「にゃー」
「…………」
「ふう、ようやく離れてくれたわね。それにしても……ニャーちゃん、グレイヴの指がそんなに美味しかったのかしら?」
「…………」
「くんくん……別においしそうな匂いがするって訳でも無いわね。別に今日手づかみで食べたものがあるわけでも無いし……あっ」
「…………」
「えっ?あっ、いや、なんでもないのよグレイヴ?ただちょっと、えっと……」
「…………」
「その……変なこととは思うけど……指、ちょっと舐めてみていい?」
「…………」
「べっ!別にたいした意味は無いのよ!?ただもしかしてグレイヴの指が美味しいからニャーちゃんが寄って来るのかなって。ほら、その味がわかれば、他の人にも懐いてくれるかもしれないし」
「…………」
「いっ、いいの……?じゃ、じゃあその……んっ」
「…………」
「んぅ……ぺろ……ちゅ、んあっ……」
「…………」
「はぁ……んふっ……ん〜、はっ、あんっ……」
「…………」
「んいっ……え?あっ、どうかって?ええと……うん、普通の味よ。いたって……その、普通の」
「…………」
「えあっ?か、顔が赤いのは別に何ともないよの?うん、グレイヴの気のせいだって。あと、その……どうだった?」
「…………」
「えっ?何についてかって?いやその、ムラムラとか……あっ、別に何とも無いならいいの!何とも無いなら!じゃあ私晩御飯当番だから!」
「…………」
「なぁ兄貴、流石にそういうことは人がいる場所ですることじゃねえと思うんだが」
「…………」
「……いや、兄貴。どうしてだって聞かれてもな。その……舐められてどうだったんだ?」
「…………」
「少しくすぐったかっただけか……いや、何でもねぇよ兄貴(あの嬢ちゃんも苦労するな、これじゃ)」
664名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 10:49:35 ID:KyMK9+7M
グレイヴ・・・榊さんですかアンタはw
ウェレスはどうなるんだろうねぇ・・・絶倫になったらなったで、オールド帰還時にレアに殺されるな
665名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:02:26 ID:2TtyxplS
こんばんわ。うん、これはイエスだね! リーエ×オーヴィアですが、どうぞ続けてください。
ニヤニヤしながら読ませていただきました。堕ちたコリンから伝染してゆくのは誰だろう? 役に立ったのなら書いたかいもありました。勝手にしたことなので、ちょっと不安でしたが。
原作でもウェレスはね、義妹と親友の婚約者と上司に囲まれているますからね。こういった経験は必要でしょう! 
みんないい仕事しているなあ。うんうん。
666性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/09(金) 13:15:15 ID:gEL9QB9t
第13回
(落ち着け俺!落ち着け!俺はそんなキャラじゃなかっただろーが)
動揺しまくりのウェレス。そして何事もなかったかのように再びウェレスの腕を引き始めるMAKO。そうこうしてる間に庭へと到着した。
「あの木の裏などいかがでしょうか」
「へっ…?」
ウェレス、ようやく覚醒。
「いや、あそこはマズイ。いつもカーマインが昼寝をしている場所だからな」
「ではあちらの木にしましょう」
(また木か…しかもあそこは…)
さっきリューンエルバにフェラチオされた時にミュウが隠れていた木であった。
(大丈夫か…あの時俺は全く気付かなかったが…)
念のために木の裏を覗いたが誰もいない。他にめぼしい場所もないのでそこでする事にした。
MAKOは木に両手をつき、尻を高めに上げた。後ろから突けとの意志表示であろう。
「どうぞ。入れて下さい」
MAKOの秘部はもちろん濡れている。リューンエルバが言っていた通りだ。だが先程よりも多く濡れているようだ。その証拠に溢れ出した愛液がポタポタと滴り落ちている。
(本当にすごいな…)
ウェレスは挿入する事も忘れ、しばらくその様子を眺めていた。
667性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/09(金) 13:16:56 ID:gEL9QB9t
第14回
「あの…あんまり見ないでもらえますか」
MAKOが少し俯きながら言う。
「あ、すまん…」と言いつつもウェレスの視線はMAKOの秘部を射している。もしかしたら…との考えからだった。
「だ…だから…」
(間違いない!こいつ…恥ずかしがってやがる!)
MAKOの頬が赤く染まるなんて事はなかったが、声や落ち着きのない目そして…
「おいおい、ちょっと濡らし過ぎじゃないか?また溢れて来てるぞ!」
「う……」
MAKOは言葉は失う。そしてウェレスは確信した。MAKOは真性のマゾであると。
先程まで無表情で冷静な態度を崩さなかったMAKOの豹変ぶりにウェレスの血が騒いだ。
(こいつは面白くなってきたぞ。サドモード発動しちまうかぁ?)
ウェレスは血走った目でMAKOの顔を覗き込んだ。
(…………あっ…)
MAKOは今にも泣き出しそうな表情をしていた。
(お…俺は何を…こんな可愛らしい子になんて…鬼畜な…)

可愛いらしい。

戦闘時に敵を片っ端から撃ちまくるMAKOの姿など記憶から無くなっているウェレスであった。
668性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/09(金) 22:19:23 ID:gEL9QB9t
第15回
しかし、基本的にウェレスはサドなので心が痛もうがなんだろうが、立つモノは立っていた。
(くっ…こいつはたまらん)
男だもん。仕方ないよね。
「ウェレスさん…」
「焦らして悪かったな。すぐ入れてやる。」
ウェレスはMAKOの濡れ過ぎた秘部へ一気に進入した。
「はぁぁっ…」
「くっ…」
(やはりとんでもない穴だ…3発出してなければ即アウトだったな…)
さすがのウェレスも4発目となればそれなりの耐久力はあるワケで…
(少し激しくしてみるか)
冒険もしてみたくなる。
「はあっ、はあっ…あんっ」
(おっ…感じてるか?)
控え目だが確実に聞こえるMAKOの喘ぎ声。

(なんて可愛い声を出しやがる…)
めちゃくちゃにしてやりたい。もっと感じさせて叫び声を上げさせたい。ウェレスの欲望は徐々に大きくなっていく。

だがその時!!

「ぷーは女の子に興味ないの〜っ?」
「んなことあらへんがな!」
雫と疾風丸だった。しかも一直線に近付いてくる。
(よりによってあいつらか!)
「ウェレスさん…んっ…リーエ先生が言って…はんっ…ましたよね…」
ちょっと待てちょっと待てえぃっ!
669性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/09(金) 22:20:03 ID:gEL9QB9t
第16回
「お前は何を聞いてた!」
「…おとなしそうな…」
「あいつらのドコがおとなしいんだオイッ!」
「では…」
「スルーだスルー!」
「それではあちらの方はいかがですか」

騎士ラル

「……………」
「おとなしいと思います」
うん。何も言わずに斬り殺されるだろうね。

「だったらあちらは…」

ヨアヒム君

「……………」
ツッコまなきゃダメか?
「いえ、ウェレスさんは既に私の擬似生殖器に…」
「くだらんボケをかますなぁっ!」そしてピストン。
「あっ…あっ…」
「いないか?いないのか?おとなしそうな女は!」
「あ…アリスさん…いました」
「何?」
ウェレスは木の陰からそっと覗いてみる。確かにいた。アリスがいた。

アリス登場。でもウル付き。

「かまいません。見せ付けましょう」
「黙れっ!切れたウルが何するかわからん」
「…………」
妙な沈黙。
「ウェレスさんってヘタレなんですね」

……パリーン………

ウェレスの中で「何か」が割れた。

(この女…言いたい放題…もう…もう宿題なんて知るか!)

ウェレス・サドモード発動
670名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 06:39:13 ID:cGeFmImm
ウェレスがどんどん壊れていく…w

そういやウェレスの親友の婚約者って誰だっけ?

男気の人?
671性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/10(土) 19:30:51 ID:mno4fs5C
第17回
「ウェ…ウェレスさん?」
ウェレスの腰使いが突然激しくなった。
「あ…あの…はんっ…はんっ…」
「覚悟しろや!この生意気娘がぁっ!そらっ!そらあっ!」
と強気で責め立てるものの、そこは早漏ウェレスであり
(チッ…もう限界か?…だが今出したらまた電撃…だよな)
MAKOは確かに感じてはいるが、まだまだ余裕がありそうだ。
(仕方がない。またあの手を使うか)

あの手=脳内戦闘

チャ〜ラ〜♪チャチャチャッチャ〜ン♪
(むっ?聞き慣れたこのBGMは…)
ウェレスが戦場に出るといつもどこからともなく流れてくるBGMだった。
(フッ…このテンポの良いBGM…いいぞ!)
リズミカルに早く激しく腰を振る…のだが…
(くっ…ヤバイ…限界が…近い!)
テンポの良いBGMに乗った結果である。
もともと発射寸前だったにもかかわらずピストンを激しくしたのだから当然であった。

ウェレスのBGMは射精を促す自滅曲であった!

(ならば他の奴の曲を使うまでよ。誰かいないか?スローテンポな曲のやつ)

………………………

顔が浮かぶ

ゼペット
672性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/10(土) 19:31:44 ID:mno4fs5C
第18回
(あいつの曲は…暗いというかミステリアスというか…)
どちらにしろ少しスローテンポな曲である。
(気に食わないが仕方ない。ゼペットを使うぞ!)
ウェレスは頭にゼペットの顔を思い浮かべた。スローテンポな曲が流れ始める。
(いいぞ!これならもう少し持ちこたえられそうだ!)
ゆっくりと曲に合わせて腰を振る。そう、腰の動きを止めては本末転倒なのだ。
「ウェレスさん…き…気持ち良いで…す…」
どうやらMAKOはハードよりソフトの方が好みらしい。
(なるほど、激しけりゃいいってもんじゃないのか)
先程よりも腰使いは緩やかなのだがMAKOはよがりまくってる。
(う〜む、奥が深いな。勉強になったぞ)
このままのペースで行けば電撃は避けられそうだ。
(コツさえ掴めば楽勝だな、ふふん)と、ウェレスは何気なくMAKOを見てみた。
(なぁっ!…なんて可愛い顔しやがる!反則だろ!)
喘ぎまくるMAKOの表情を見た瞬間、ウェレスの腰が激しくなった。
(なっ!止まれ!止まりやがれぇっ!)
MAKOの喘ぎ顔に興奮した体が意志とは無関係に動く。
673性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/10(土) 19:32:45 ID:mno4fs5C
第19回
迫り来る射精感にウェレスは焦りまくる。
(こいつの可愛いさをナメてた!油断した!)
ウェレスは耐えた。耐えまくった。
(ゼペット!ゼペット!ゼペェーットォォッ!)
必死にゼペットの顔を思い浮かべる。
(ゼペット!ゼペット!ゼペット!ゼペット!)
脳内に浮かぶ笑うゼペット。怒るゼペット。泣くゼペット。困るゼペット……
………………………

(って俺はアホかっ!なんで女とヤッてる時にじじぃの顔を想像してんだ!)
ウェレス、セーフ。脳内ゼペットに顔射という最悪の事態は回避した。
「ウェレスさん…わたし…もう…ダメです…」
「イケッ!イッちまえ!俺も…う…おおっ!!」
MAKOの中にドクドクと注ぎ込まれて行く。
(す…ごい量だな…)
自分でも驚いてしまう程だった。かつてここまでの量を出した事があったろうか…
「は…入りきりません…溢れちゃいます…」
MAKOがようやく発した言葉だった。
「ウェレスさん、わたし…しばらく歩けそうもありません…」
(本当に最後まで可愛いやつだな)
ウェレスは思った。でもこれで最後じゃなかったんだな!
674名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 00:45:10 ID:zJlvYnLt
怒涛の連続投下GJです。最後まで頑張って下さい
あれ?でもこれって早漏そのものに対する特訓になっていないような……リーエ先生の目論見的にはいいかもしれませんが。
675名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 03:40:01 ID:mQxSKVpA
そうなんですよ〜
書いてる内に方向変わっちゃってますね。
一応、最終話でそれなりの結論を出す予定です。
676名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 07:51:18 ID:SA+JVkR1
期待あげ
677名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 07:54:35 ID:SA+JVkR1
あがってねぇ…
678性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/11(日) 11:15:51 ID:mQxSKVpA
第20回
「ウェレスクン失格〜っ♪」
リューンエルバは予想外の言葉を投げ付けてきた。
「なぜだリーエ先生!俺はちゃんとアオカンしたし、電撃もくらわなかったぞ!」
「…宿題は?」
「………」
「どうだったのMAKOちゃん?」
「ウェレスさんがヘタレだったので未遂に終わりました」
(こいつ!さっきまでの可愛さはどこ行った!?)
「アタシの宿題をシカトするなんて、いい度胸してるじゃない♪」
「いや、これは…」
「補習けってぇ〜い♪」
リーエ先生の決定は絶対である。
「MAKOちゃんとクエストよ!」
「…へっ?それでいいのか?結構普通じゃないか」
「モンスターと戦闘しながらえっちしてきなさい!」
「はぁっ?…ちょ…アンタ…アホだろ?マジ、アホだろ!」
ガシッ!
再びローキックが炸裂
「もう決定!反論は許しませ〜ん♪いいわよねMAKOちゃん?」
「わたしはかまいません」
…なんつーか、もうツッコむのもなぁ…
「ツッコミは無いのですか?」
やっぱりわざとだったか。
「…なるほど。これからわたしの擬似生殖器に…」
「それはもういいっ!」

679性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/11(日) 11:16:36 ID:mQxSKVpA
第21回
だだっ広い草原の真ん中にウェレスとMAKOが居た。
「ヒヨコ虫が大量発生しているとの事です」
だが、どこを見ても姿はなかった。
「どっかで寝てるんだろ。なら今の内にやることがある」
さすがに何の策も無しに挑むほどウェレスは馬鹿ではない。
「お前、フェラチオは出来るか?」
「はい、大得意です」
大得意ときたか…
一晩寝た今となっては、昨日のアオカンの時みたいな耐久力は期待出来ない。
ぱくっ♪
ならば一発だけでも抜いておいて少しでも耐久力を持たそうという作戦だった。
(戦闘中に電撃くらって気絶でもしたら目も当てられんからな…)
そして体位も重要だった。体位によっては戦闘不可能になるからだ。
(やっぱり駅弁スタイルがベストだな。首にしがみつかせれば両手が使える)
完璧じゃないか。自然と笑みが浮かぶウェレス。
(そういえばあいつ、何も喋らないな…)
MAKOの姿を確認した。MAKOはウェレスの肉棒をくわえていた!
「なっ!?いつの間に!」
「けっこう前からです。多分、読者さんも気付いてましたよ」
680性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/11(日) 11:17:19 ID:mQxSKVpA
第22回
「ちなみにウェレスさんはもう3回出してます」
気付かねー内に3回かよ!奇しくも昨日と全く同じ状況であった。
「しかし…お前…本当にうまいな…」
リューンエルバと同レベル、もしくはそれ以上である。
「得意というより好きなんです。このまま一晩中し続けてもかまいませんよ」
この娘はまた…
(可愛い事を言いやがる…しかしこれも計算しての事なのか?)
リューンエルバが超高級ダッチワイフと言ってたがこういう意味も含むのだろう。
(てことは、今までもいろんな男とやってきたのか?)
想像してみる。
ウェレスの知らない男の肉棒をくわえるMAKO。
ウェレスの知らない男の肉棒に貫かれるMAKO。
(…なんか面白くないな…イライラする…)
それが何故なのかウェレスにはわからなかった。たかが機械人形に…
「くっ…お前…そろそろいいぞ…出し過ぎで立たなくなったら意味がない」
「…………」
しかしMAKOは止める気配がなかった。
「止めろって!」
「…………」
MAKOはウェレスの顔を見て言った。
「ウェレスさん、わたしの名前は「お前」ではありません」
681ラブラブディアーナさん(6):2007/11/12(月) 07:34:11 ID:/psh++gz
 ちょっと色々迷走しちゃっている本作品。とりあえずエロに向かって頑張っていきたいです。

(注:ネタを無駄に満載しているので暫く会話のみでお送りします)
『すっ……スキマから声が!?』
『別にいいじゃない。あらゆる世界から可能性を取り込むこのエンディア。その気になればスキマ屋だろうがスキマ妖怪だろうがスキマ産業だろうが出し放題なんだから』
『…………まあ、そうなのかな?』
『それよりも貴女、さっきの男の人との関係で悩んでいるでしょ?一歩踏み出して関係を深めたものの、それから何をするべきなのかわからない……そんな顔してるわ』
『うっ、確かに。カーマイン君は好きだし、恋人のような関係になったのは嬉しいけど……』
『私が見たところ、彼からは【ただの人間には興味ありません。この中で宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら(以下略)】とか【わかるけど!君の言いたい事もわかるけど!けど(以下略)】など言い出す人間と同じフリーダムさを感じるわ』
『ふ、ふりーだむ?』
『そう、いろんな意味で普通じゃ満足できない存在よ。嗜好も生活も異性に対してもね』
『た、確かにカーマイン君性格とか嗜好とか、あと周りの女性もなんと言うか……かなり個性的かな』
『でしょ。そして胸が大きい女軍人程度じゃ、普通の範疇から出られないわ。ただでさえ【貧乳はステータスだ、希少価値だ】といわれるこの時世、ただ何気なく胸を押し付けた程度じゃ意味無いのよ!』
『うぐっ、では私はどうすれば……』
『ならば勇気で補えばいいのよ!』
……
…………
………………
「あっ……かっ、カーマイン、君……その、お帰り」
「ああ、待たせ――」
 服の買い物を済ませ店の奥から戻ってきたカーマインは、ピタリと硬直した。
「……ディアーナ、その姿は?」
 勿論、今カーマインの前にいる女性は紛れもなくディアーナ・シルヴァネール本人である。偽者とか、幻影とかでは一切ない。ただ……
「えっとね。その……アクセサリ、買ってみたんだ」
 頭と首に付けた飾りを触りながら、真っ赤な顔でシルヴァネールは言う。
「その……犬さんの、飾りを」
 そう、シルヴァネールの頭に付いているのは犬耳の飾り。首についているのはラバーバンド。アクセサリ装備欄の三つのうち二つを使い、シルヴァネールは犬グッツを装備していた。
 ちなみに服装は変わらず赤い軍服だが、止め具の一部を外しているのか、胸元が大きく開き普段見えない白いシャツが見えている。
「ど、どうかな……?」
 勿論これらの道具は先ほど話していた『スキマ屋』から買ったものの(三つのアクセサリーで500ディア)である。
(し、死ぬ……死ぬほど恥ずかしい。し、しかしそれでも……!)
「わっ……ワンワン」
 小さく、鳴き声を出す。勿論これも差し金である。
 ――もしここで偶然シルヴァネールの元の世界の知り合いが現れたら、恐らく声を掛けることなく黙って後ろに回り立ち去るだろう。またグレイヴあたりならヒロの時同様、なかったことにして一気に逃げ出すしかないほど、いろんな意味で『痛い』姿である。
 そんなシルヴァネールをカーマインはじっと見て、そして……
「そうか、可愛い姿だな」
 微笑を浮かべ、嘘偽りも無い本音を口から出した。
682性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/13(火) 20:59:52 ID:alIKKsgV
第23回
(な…もしかして怒ってるのか?)
肉棒をくわえるMAKOは相変わらず無表情だが、動きが少し乱暴になっている気がする。
(気のせい……じゃないな)
言われてみて初めて気付いた。ウェレスは一度たりとも「MAKO」と呼んだ事がなかったのだ。
(……………)
今更だが恥ずかしい気がする。実際はもっと恥ずかしい事をしているのだが…
(しかしそうも言ってられんな)
ウェレスは声が裏返らないように注意深く伝えた。
「あ〜…その…なんだ……もう止めていい…ぞ…ま…MAKO…」
「!……はい」
素直だった。
(笑った!?)
本当に一瞬だったのだがウェレスは気付いた。例えるならば「ニッコリ」だろうか。
(………やっぱり可愛いよな)
「ウェレスさん」
「えっ!?…いや…なんでもない!!」
「しっかりして下さい。もう来てますよ」
MAKOが指差す先。ヒヨコ虫がいた…というか…
「なんじゃありゃ!?」
広い草原の約半分がオレンジ色に塗り潰されていた。
「すげっ!てゆーか気持ちわるっ!」
683性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/13(火) 21:00:34 ID:alIKKsgV
第24回
「よし!行くぞMAKO!」
一度言ってしまえばなんてことはない。
「フォーメーションγだ!」
「なんですかそれは」
「……………」
やっぱりノリはイマイチだった。
「あ〜…つまり…えき…うっ…」
発言を躊躇ってしまった。
(そうだよな…女の子にあからさまに体位を言うのも…なんつーか…)
デリカシーに欠けるよな。

「駅弁ファックですね」
そーゆー娘だった!
「駅弁ファックですよね。ウェレスさんはわたしと駅弁ファックがしたいのですね。駅弁ファック」
絶対わざとだろ?
「あ…あぁ…まあな」
「それではさっさと入れてしまいましょう。失礼します」
MAKOは両手をウェレスの首にかけてから軽く跳び上がった。ウェレスはMAKOの尻を両手で支える。
ウェレスの肉棒はそのままの勢いでMAKOの淫裂にスルリと入っていった。
MAKOは一瞬だけ目を細めたが、すぐいつもの無表情へ戻る。
「これからどうするのですか」
「言うまでもねーな。この剣で…」
ウェレスは剣を抜こうと両手を離した。だが、支えを無くしたMAKOの身体が落ちかけたので慌てて尻を支える。
684名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 03:47:18 ID:BxbzFr+L
誰か保管庫作って
685名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:05:44 ID:epWAZt7S
スキマ妖怪www
686ラブラブディアーナさん(7):2007/11/15(木) 07:37:33 ID:5yYwGkdV
「んっ、んんっ」
「ディアーナ……」
 服を買い、再び町を歩くカーマインとシルヴァネール。あとはシルヴァネールの用事である紅茶の葉を買うだけなのだが……その足取りは、かなり遅い。
「はぁ、あっ……どうしたん……だい、カーマイン君?」
 熱に犯されたように上気した顔、トロンと緩んでいる瞳、口から出るのは甘い声、いつもの凛とした表情とは真逆な表情を浮かべ、シルヴァネールはカーマインに訊ねる。
「くっつきすぎて少し歩きにくいのだが」
 カーマインが指摘するように、シルヴァネールは今カーマインにくっついて歩いている。いや、くっつくだけなら服屋に入るまでもそうだったのだが……今回は、レベルが違う。
 まず、腕に対する胸の密着の差が決定的に違う。少し前は腕に軍服ごしで押し付けるように当てていたのだが……今は、挟まっている。カーマインの上腕辺りを、止め具を外し硬い軍服から解放された豊満な胸が左右から、挟みこむように押し付けられている。
 しかも、カーマインが少しでも腕を動かすと、やけにその胸がグニグニと歪む。勿論シルヴァネールの胸が大きさと柔らかさを兼ねそろえているからだろうが、それ以上に本来型を整えるために胸につける下着、即ちブラジャーも外しているからだろう。
「ひゃ……私はあんっ。もっ、もっとカーマイン君、にっ、くっついて、んっ、いたいんだ……」
 それだけ密着しているのだから歩きにくいのは当然なのだが、原因はそれだけではない。胸に挟まれているカーマインの腕、その下には当然、手が存在するのだが……こちらも、挟まれている。
「んあっ、カーマイン君っ、ゆびぃ……ひぃうっ」
 カーマインは上腕はシルヴァネールの胸に挟まれ、そして手は内股に挟まれている。互いにゆっくりではあるが歩いているので、シルヴァネールの足も動いているのだが……グニグニと内太股でカーマインの手を離すことなく捕らえている。
「疲れないのか?」
「んっ、大じょ、はぁ、ぶっ。ぁ……カーマイン君は、嫌かな?」
 途端目を潤ませ、泣きそうな顔をするシルヴァネール。
「ディアーナがいいなら、これでいい」
 そうは言うが流石のカーマインも少し恥ずかしいのだろう、シルヴァネールから目線を逸らし言ったその声は、いつもより小さい。
 ――ところで、それを聞いて妖艶な笑みを見せるシルヴァネールの心の内は……
(ううっ!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい〜〜!)
 途轍もなく悶えていた。悶えに悶え、音速の速さで転がりまわっていた。
(あの女性のアドバイスどおりにしているんだが、これでは痴女と変わらないじゃないのか?)
 というか、どう見ても痴女です。本当にありがとうございました。娼婦ですら白昼堂々街中ではこんな真似はしまい。
(しかし、さっきとは違いカーマイン君も平然とはしていないし、効果があるのは間違いは無い……でも!この恥ずかしさは!しかも、なんだか周りからも見られているし)
 事実、現在二人は多くの皆からいろんな視線で見られている。
「ねえママ〜。あのお姉ちゃんお犬さんみたいだよね〜」
「しっ!見てはいけません!」
 もとより美青年と美女で人目には付くのだが、今は更に女性のほうは胸元が若干肌蹴ていて、更にその頭には犬耳が、首には首輪が付いて、更に更になにやらいやらしく抱きついているのだ。これで目につかないほうがおかしい。
(し、しかしここで終わるわけには!まだ、まだするべきことが!)
「はあ、はあ、はあ……カーマイン君」
「どうした、ディアーナ?」
「ちょっと、寄り道しないかな?」
 シルヴァネールはそう言って、道の外れの暗がりを指差した。
687ココロノナイテンシ:2007/11/15(木) 13:21:57 ID:WKHauHQD
はぁはぁああ…ラ、ラブラブ…ん…デ、ディアーナ…あふうう…み、み…
見てる…んんんぅぅ…コ、コリンの…勃起チンポ…射精しちゃうのォ!
あ、あああっ出る出る出るううう!
688名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 16:54:47 ID:BxbzFr+L
ディアーナその調子でがんばってカーマイン誘惑しろ
689名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:27:19 ID:2DfIp4nr
SS投下率高くて毎日ウハウハですわ
690性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/15(木) 23:06:03 ID:AxLATEC/
第25回
「腕の力だけじゃ無理か?」
「残念ながら長時間は不可能です」
(どうしようか…片手で戦うか?)
しかし、たかがヒヨコ虫とはいえあれだけの数だ。まともに戦ってはこちらの体力がもたない。
(やはり、双剣が必要だな)
仕方ないのでウェレスは空気イスの体制を取った。
「くぅっ…これなら…どうだ?」
「問題ありません」
「…………」
「どうかしましたか」
「…………」
(やべぇ…想像以上にきついぞコレは…)
ウェレスの額には早くも脂汗が流れ出していた。
そんなウェレスを見ながらMAKOがポツリ…
「わたし、重いですか」
「なっ!」
ヤバイ!女の子に恥をかかせるワケにはいかない!
「そんなことねーって!んな事考える暇があるならいっぱい感じとけ!」
ウェレスはごまかすように軽く腰を振った。
「はぅんっ…なら…よいのですが…」

ウェレスは両手に剣を装備しヒヨコ虫を睨みつける…が、事態は最悪であった。
「いつの間にか囲まれてやがる…」
360゜視界には全てヒヨコ虫ヒヨコ虫ヒヨコ虫!
(なるようにしかならねぇか!)
ヒヨコ虫の一匹が飛び掛かってきた。
691性職者リーエ・ウェレス編:2007/11/15(木) 23:08:14 ID:AxLATEC/
第26回
まともに歩けないウェレスの事情など当然ヒヨコ虫達は知ったこっちゃなかった。
一匹目の攻撃を合図に二匹目、三匹目と次々と飛び掛かってくる。
「なめんじゃねぇぞ!最弱ザコがぁっ!」
ウェレスは右の剣、左の剣を巧みに操りヒヨコ虫を撃退していく。歩けない事などそれほど大きなハンデではなかった。
「ハアッ…ハアッ…」
だが慣れない体制での戦闘はウェレスの体力を非情なまでに削ってゆく。
(まずいな…このままじゃ数に押し込まれちまう…)
ならば大技で一気に数を減らすのみ!!

「くらえっ!ダークバロンッ!!」

右剣と左剣の柄を合わせる……のだが…

ガチンッ!!

「……んっ?」

…合わせられない…

…何か挟まった…

「…ウェレスさん…痛いです」

MAKOの頭だった!

「なあっ…なんでそこにいるんだよ!」
「ひどいです。わたしの頭はずっとこのポジションにありました」
MAKOは恨めしそうな目で睨む。
「あ〜、わるい!悪かった!とにかく顔をもっと寄せてくれ!」
「こうですか」
MAKOの頬とウェレスの頬が密着した。
692名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:03:54 ID:ZgLFIF5D
 一晩をはした金で買った娼婦が、事の後にしたくだらない話だったか、紫煙のたゆたう場末の酒場で安酒を飲んでいた時にバーテンが口にしたのかは覚えていない。ただ、何を言われたのかは覚えている。

 “サックスは人間の声帯を模して造られた。だから音に色気がある”

 だから、馴染みの酒場で、あるサックス吹きが言ったのを覚えているのだろう。

 “怯える小さな魂を音にしたのがブルースだ。わからなければ、何かに心から怯えてみろ。女でもやくざでも殺し屋で麻薬でも借金でもいい。小さな子供のように、そのひとつに心底怯えきって、夜明けを乞い願えば、ブルースがわかる”

 そのサックス吹きの、密やかなファンだった。そして、彼の奏でるブルースが楽しみだった。いつから、自分はブルースが分かるようになったのか。自分は何に怯えるようになり、ブルースが分かるようになったのか。
 口に咥えていただけだった煙草を吐き捨てる。砂粒が、ぼろぼろのコートと風に舞う包帯に叩きつけられる。焼け付く陽射しに熱せられた砂の上にぽとりと落ちた煙草を踏み消す。
 来た。待ち焦がれていた男が。その背後に何人もの仲間を連れている。だが、誰も男の前に出ようとはしない。分っているのだ。今、この場所は、男とおれだけの世界であると。
 狗畜生と蔑まれても良い。
 地獄に落ち無限の苦痛に苛まれてもいい。
 この据えた匂いを放つ腐った魂の渇きを、衝動を満たす為に、沈める為ならば、世界のすべてから悪意を向けられても良い。
 懐――腋に吊るしたホルスターからグリップに『悪』『滅』と刻印したオートマグVを抜く。そのまま掌に吸いつくような感触。鬼畜に堕ちた自分が相棒と恃む鋼。
 異世界などという、死人兵士だとかいうSFの世界の産物そのものになったおれからしてもふざけた環境に呼び込まれ、魔法だの太陽が無いだの並行世界だの聞かされても、結局のところ、おれが望んだ事は元いた世界と変わらなかった。

「来てくれたか。ビヨンド・ザ・グレイヴ」
「……」

 おれの前に立つ二メートルを超える大男は無言。喋らないのではない。喋れないのだ。
日に焼けたのよりも深く濃い褐色の肌。右目にだけ黒いガラスをはめ込んだサングラスの向こうからおれを見つめる左眼は、過去の記憶の中にあるブランドン・ヒートのモノと同じだ。
 ビヨンド・ザ・グレイヴ。かつてブランドン・ヒートの名で、おれがアニキと呼んでいた男。親友に殺され、死人となって蘇った男。おれを二度倒した男。おれが、何を引き換えにしても超えたい男。
 エンディアとかいうこの世界では、元いた世界での身体的な不具合が調整される。この世界の連中がナイツと呼ぶ、おれやグレイヴの様な異世界からの招かれ人に施される優遇処置だ。
 グレイヴは超人の領域の身体能力と凄まじい再生能力を持つ。その能力と肉体を維持するために、定期的に全身の血液を交換しなければならないはずだが、おそらく今はその欠点も無いようにこの世界に処置されているだろう。
 正真正銘、弱点がなくなり、つけ込む隙がなくなった事でグレイヴはより強敵となった。
 両腕に巻いた鎖で背中に吊下げた、髑髏に抱かれたような鉄の棺桶の側面が真中から開き、開かれた装甲の内側に備え付けられた大人の二の腕ほどもある巨大で武骨な拳銃を、グレイヴが抜く。

「あんたを超える為に、魂を売って来た。狗畜生でもいい。鬼畜でもいい。外道でもいい。おれは、あんたを超えたい。動かなくなった心臓が、腐った脳みそが、青いクソッタレな血の流れる血管が、分けのわからないもんに変わった肉が、あんたを超えろとうるせえんだ」
「……」
693名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:05:07 ID:ZgLFIF5D
 グレイヴがだらりと下げた巨大拳銃――ライトヘッドとレフトヘッドの銃口は砂粒の地面を向いている。屈強な男共でも、片腕では扱えない、人間の使用を考慮に入れていない馬鹿げた銃だ。アレは、人間以外の連中が使う事を前提としたバケモノだ。
 グレイヴの後ろで、頭頂は黒く、他の髪は灰色の少女が心配と信頼を混ぜた視線をグレイヴの背に向けていた。浅葱ミカ。三年で随分と逞しくなっている。アレが、グレイヴの戦う理由だ。
 だが、そんな事はどうでもいい。今この時だけは、おれとグレイヴだけの時間だ。そうでなければいけねえ。おれの全てを賭けるのはこの男を超える為の、この時間だけだ。
 闘いの始まりの合図はない。もうおれ達は銃を抜いた。戦いは始まっているのだ。
 風は変わらず砂粒をわずかに飛ばして、おれのコートとグレイヴのジャケットに叩きつける。びょう、とおれ達の対峙に耐えられなかった何かが、風を強く吹かせた。
 おれの腕が跳ね上がる。グレイヴの腕が跳ね上がる。
 おれの胸にめり込む鉛玉の感触。グレイヴの、大地にしっかりと根を張ったような巨体が、胸に集中したオートマグの大口径弾に揺らされる。
 並の人間ならそこから体がちぎれるだけ撃ちこんだが、ネクロライズによって強化された死人兵士の肉体には、わずかな射入孔を穿つ程度だ。
 それはおれも同じ。おれは砂を高く蹴りあげて走り出す。グレイヴに用いられた技術の発展形だか別系統だかは知らんが、おれ自身ももはやまっとうな人間の血肉は備えていない。
 今のおれの速力は、常人の域を越えている。グレイヴの瞳はおれを追い、両手に握ったバケモノ拳銃の弾丸がおれの駆け抜けた後を過ぎ去ってゆく。走りながらおれもオートマグ二丁の照準をグレイヴに向ける。
 グレイヴの上半身が傾いだ。その態勢のままグレイヴは両腕に握った魔犬の首の牙をおれに撃ち込んでくる。鳩尾、脇腹、左太ももに着弾。そこから青くなったおれの血が噴き出す。
 痛みはねえ。そういう体に望んでおれはなった。後悔もねえ。ただ、グレイヴとの決着をつけられなければ、おれはかつてない未練を抱えたまま地獄に堕ちるだろう。それだけは認める事は出来ない。この男との決着だけは付けなければならない。
 狗畜生と自らを苛み、自嘲し、蔑んでも、それだけはおれの胸の中で熱を持ちながら疼くのだ。目の前の男を! ブランドン・ヒートだった男との決着を! 未練という名のドブ泥に漬かり、腐ったおれの魂が、この男の前ではかつてミレニオンに居た時の様に輝くのだ。
 ……馬鹿が。新たなミレニオンのボスとなったハリー・マクドゥエルに尻尾を振っておきながら、かつてを懐かしむとは。かくも女々しいおれの性根に吐き気がする。
 あんたは死に、そして蘇ってさえも変わらぬままだというのに。だから、そんなに眩しく見えるのか? その答えをおれは知りたいのかもしれなかった。
 グレイヴの右頬をオートマグの咆哮が掠め、皮膚を剥いで赤黒い肉が覗いた。返礼はおれの喉を穿った鉛玉だ。喉と口の中に青い血液が溢れる。
 何故か、ブランドン・ヒートと飲んだ酒の味を思い出した。あれは美味かった。これ以上ない位に。
 回想に浸ったのは一瞬だ。イカレた科学者の処置を受けたおれの肉体は喉に盛大に開いた穴をあっという間に塞ぐ。もっともそれはグレイヴも同じだ。脳髄を吹き飛ばすか再生が不可能なほどの肉塊に変えるか。おれ達の戦いで決着をつけるにはそうするしかない。
 おれとグレイヴが一瞬互いを真正面に捉える。おれは足を止めた。グレイヴも止めていた。銃口を向けあったのはまったく同時。鏡合わせの様にお互いの体の同じ場所に大口径の弾丸を撃ち込み続ける。
 チェンバーに一発弾丸を残した状態でマガジンをリリースし、腰のベルトのギミックに挟みこんだ予備のマガジンを空になったグリップの中に叩き込み、心地よい手応えと音が聞こえた。
 グレイヴの持つライトヘッドとレフトヘッドの特徴は大口径弾の破壊力と、十億発という装填数だ。ふざけるにもほどがある数字だが、ガリーノの野郎は宇宙人どもの空間操作技術の応用だとか言ってやがった。学のねえおれには縁の無い話だ。
 おれの腹部に鉛玉が集中する。着弾の衝撃にコートが火を噴いていた。オートマグを握る手から力を抜く事はしなかった。こいつはおれの一部だ。こいつを戦場で放す時はおれがこの世からおさらばする時だろう。
 真正面から駆け抜け、グレイヴの懐に飛び込む。風を千切っておれの回し蹴りがグレイヴの顎先を捉える。ぐらついたグレイヴの上半身に、反対の足の爪先がめり込む。
694名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:12:14 ID:ZgLFIF5D
 帰ってきたのは巨木か岩を思い切り蹴った時のような感触だった。爪先から脳まで痺れが走る。
 グレイヴの隻眼とおれの眼が交差する。グレイヴの瞳の奥に、ブランドンだった頃と変らぬ熱いモノを認めて、おれは密かに喜びを噛み締めた。自分でもわからない心の動きだった。
 おれの胸に固い感触が当たる。グレイヴの腕に握られたライトヘッド。それを認めた瞬間、がくんとおれの体はくの字に曲がり吹き飛ばされた。至近距離でケルべロスシリーズの直撃を食らったのだ。
 しかし、宙を飛ぶおれの体は、硬い何かに巻き取られそれ以上飛ぶ事はなかった。グレイヴが背に負う武装棺桶“デス・ホーラー”を繋ぐ鎖だった。鈍い軋みの音を挙げて、太い鎖はおれの体に巻きついていた。
 巻きついたモノをひしゃぎ、砕き、潰すほどの力が込められている。こうなる前のおれだったなら、巻きつかれた瞬間に全身の骨が砕け、血に濡れた肉袋に変わっていただろう。
 かはっとおれのヤニまみれの肺に残っていた空気が零れる。
 体勢を立て直したグレイヴの両手の銃口がおれを捉えていた。次の瞬間、数多の鉛玉がおれの体を貫く。常に揺れ続ける視界と脳は、まともに機能しない。
 めまぐるしく魔犬共の手綱を捌くグレイヴは、更にデス・ホーラーの一端に装備された大口径重機関砲の砲口をおれに向け、躊躇なくトリガーを引き絞った。
 ライトヘッド・レフトヘッドを上回る重機関砲のバカでかい弾丸に、おれの体は瞬く間に拳大の穴があいてゆく。
 口だけじゃない。全身から青い血が零れ出し、おれの視界も青に染まる。急速におれの肉体から力が抜けてゆく。ここまでか? ここまでなのか? おれは?
 いいや、指の一本でも動く限り、おれは負けを認めるわけには行かねえ。この膝を折るわけにはゆかねえ。だってそうだろう? おれは、九頭文治は、ブランドン・ヒートの――

「ぬあああああ!!」
「っ!」

 グレイヴの指がトリガーを引く一瞬に、おれは全ての神経を研ぎ澄ませた。奴の指がトリガーを引くよりも早く、反撃の一撃をぶち込むしかねえ。
 集中力の全てを注ぐおれの叫びに応えるように、青白い炎で造られたような狼共がおれの体から何頭も群れをなして現れ、グレイヴの喉に、腕に、足に食らいつく。
 狗畜生と己を蔑むおれに、シードとかいう宇宙人の技術が反応したものらしい。なるほど、人間を止めたおれに相応しい。鎖の拘束が弛む。オートマグの銃口は流れるようにグレイヴの眉間を狙っていた。
 青い血を口から零しながら、おれは吼えた。どうしようもなく猛っていた。血が滾っていた。細胞が震えていた。魂が熱を取り戻していた。おれは、今、ブランドン・ヒートと闘っている!

「グレエエェェエイブ!!」
「……!!」

 シードウルフどもに食らいつかれたまま、グレイヴはライトヘッドとレフトヘッドの銃口をおれの眉間に向ける。おれの手の中で、相棒――オートマグVが跳ねた。真紅と白銀の十字の装飾が施されたライトヘッドとレフトヘッドが、グレイヴの手の中は吼えた。
 焼けた砂を運ぶ熱い風は、いつの間にか止んでいた。
 グレイヴもおれも、時が凍てついたように銃を突きつけ合った姿勢で固まっていた。

「へっ、やっぱりアニキは強えなあ」

 おれの眉間に穿たれた銃痕から、青い血が流れ出し、鼻筋にそって二つの流れに分かれた。
 ああ、そうか。おれは、もう一度アンタを、アンタと一緒に――。何に心底怯えていたのか、今、ようやく分かった。
 おれが、ブルースが分かるようになった理由。そして、おれはもう怯えなくてよいのだ。ブランドン・ヒートとはどこまでいっても、死んでさえもブランドン・ヒートなのだと、分かったから。
 アニキと、もう一度だけ、噛み締める様に呟き、おれの意識は真っ暗な闇の中へと落ちていった。


 ウルVSニコルが終わっていないのに、つい、思いつきに負けてしまい……。
 最初は文治を死なせてしまったっけ。この後、文治が>>370>>447の様になるか果てるかは、貴方のお好きなようにお考えください。
 よし、次でウルとニコル終わらせるぞ!
 それと遅ればせながら、性職者リーエ・ウェレス編作者様、怒涛の投下乙&GJ! ウェレス編ということは別のキャラでもやるのかな? 楽しみにしています。
695名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:54:37 ID:vyWnZXrE
とりあえず前回仲間に出来なかったRBや十二、MAKOやシェリーを仲間にすることに成功。私もMAKO気に入ったし、ディアーナさん終わったら書くか。

>>691
ウェレス頑張れ、ちょー頑張れ。三回した後とはいえ耐久力はあがっているみたいだし。

>>694
やっぱりそちらの書く戦闘や描写は凄まじいですね。今回もいい仕事です。

あと、容量残り10KB切ったみたいなので新スレ誰かよろしく。今回も単純に「カオスウォーズでエロパロ 第三章」でいいかな。
696名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 00:40:45 ID:dRDkW3Mq
やってみたけど立てれなかった。誰か頼む。
697名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 07:31:59 ID:wypx+PFz
新スレ
カオスウォーズでエロパロ第三章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195425039/
698名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 12:14:58 ID:Oayjt+1s
699続々・ルインの愉快なナイツ達1:2007/11/26(月) 07:33:17 ID:1rFZWNxd
ライゲン「さて、今回も埋めとして我らが登場したわけだが(『作者代行』書かれた腕章をつけている)」
ヨイチ「こういう機会じゃないとボクやボスは登場できないからね。シェリーはいつか向こうで登場するだろうけど」
ライゲン「まあ、その場合は我らは死んでいる状態だがな」
ヨイチ「……それ以前にボス。向こうに既に魔女がいる状態なら、ストーリー進行的にボクはとっくの昔に死んでるんじゃ?」
ライゲン「ヨイチ、少し鏡で自分の頭の上を見てみろ」
ヨイチ「――て、天使の輪が付いている!?いつの間に!?」
ライゲン「そういうわけだ。安心しろ、姫が向こうに行った場合は私にも付く」
ヨイチ「とほほ……そういえばボス、なんで進行が第9章の1幕でずっと止まっているのだろうね?」
ライゲン「簡単なことだ。ただ単に作者が姫やエンディア少年を前プレイで仲間に出来なかったから、それ以上進行を進める必要はなかったからだ」
ヨイチ「ああ、そうなんだ。でも作者この前二人とも仲間にしたから問題ないかもしれないけどさ」
ライゲン「あとネタばれになるが、私の持つタワーキー以外を認識させた場合と10章開始時に兵真少年とゲートマスターの告白に近いイベントがあるからな。今のあの二人であれが起きるとは思えん」
ヨイチ「……やったとしたら、確実にヤバイフラグが立つだろうね」
ライゲン「ちなみに作者が二回目をした時『あれ?リィンってこんなに白かったっけ?』『雫アホな子過ぎねえ?』『スルクいつデレるんだ?』など思っていたらしい。それは兎も角……『らぶらぶ』が終わったあと、機械少女かもしくは姫を出すエロをするようだ」
ヨイチ「あれ?次スレでMAKOやるって言っていなかったっけ?」
ライゲン「……リクエストが少ないから後でもいいかも知れんと思っているらしい」
ヨイチ「感想や意見が欲しいのは書き手共通の願望だしね……ところでボス、シェリーはどこにいるのさ?今回は登場しないのかい?」
ライゲン「姫は属性の修行中だ」
ヨイチ「……属性?」
ライゲン「うむ。作者的には姫と絡ませるなら普通に兵真少年と考えているのだが……既に兵真少年との絡みは出ている。しかも相手はエロや戦闘などの描写ではこのスレ最高の書き手だと言ってもいいだろう。逆に作者は、そのあたりはさほど得意では無い」
ヨイチ「確かに、前スレで書かれているね」
ライゲン「投手の直球で例えるなら150キロと165キロ+ジャイロボール位の差があると言ってもいいだろう。故に、どうしても張り合うなら変化球が必要というわけだ。という訳で、今姫には属性の特訓をしてもらっている。これがその記録だ」
ヨイチ「へぇ、どれどれ……」

シェリー「ねえジョセフーヌ。最近兵真様が冷たいの。わたくしの相手をまったくしてくれないんですのよ」
ジョセフィーヌ(ただし実際は声色を変えたシェリー)「そうなんだ、可哀想なシェリー。兵真がいないとシェリーは悲しいよね」
シェリー「そうですわ。それなのにわたくしの大好きな兵真様は、あのはしたない雫や口が悪いスルクと夜な夜な抱き合って……わたくしだって、兵真様が望めばいくらだってして差し上げますのに」
ジョセフィーヌ(ただし実際は声色以下略)「そうだよね。兵真が大好きなシェリーは何でもしてあげることが出来るものね。でも、今の兵真はシェリーを求めてこないよね。雫やスルクがいなくならない限りは」
シェリー「それが問題ですわ……そうですわ!あの二人がいる限り兵真様が求めてこないなら、あの二人がいなくなっちゃえばいいのですわ!あの二人さえ居なくなっちゃえば!」
ジョセフィーヌ(ただし以下略)「そうだよねシェリー。あの二人は兵真にふさわしくないもの。いなくなったほうが兵真のためにもなるよ」
シェリー「そうですわよね!そうですわよね!あの二人を消しちゃえば、兵真様はきっとわたくしだけの兵真様になってくださりますよね?」
ジョセフィーヌ(以下略)「勿論、だから頑張らなくっちゃ。二人を消しちゃって、シェリーは兵真を手に入れるんだから」
700続々・ルインの愉快なナイツ達2
ライゲン「…………」
ヨイチ「…………」
ライゲン「と、このように頑張っている」
ヨイチ「いやちょっとボス!?何だかシェリーが物凄くヤンデレっているんだけど!?」
ライゲン「ヤンデレも属性の一つだぞ。事実ゲートマスターの時はおおむね好評だっただろう。もとより姫はヤンデレ属性の素質があるからな」
ヨイチ「というか、『楽園』関連でそういう風に吹き込んだのはボスじゃないか。と、とりあえず他には……」

シェリー「どうしましょジョセフィーヌ。折角兵真様のためにあの二人を消したのに、兵真様はわたくしを好きになってくれないの。それどころか、誰も来ないでくれって。わたくし一人で寂しいですわ」
ジョセフィーヌ(声はシェリー)「それは困ったよね。でも大丈夫、シェリーには僕や他のお人形達もがついているから、一人で寂しいとかならないよ」
シェリー「ありがとうジョセフィーヌ。わたくしのお人形さんはみんな私に優しいから大好きですわ。兵真様もそうなってくれればいいのに……」
ジョセフィーヌ(声はシェリー)「じゃあシェリー。兵真も『お人形』にしちゃおうよ。そうすれば兵真もすぐにシェリーを好きになってくれるし。僕達も仲間が増えると思ったらとっても嬉しいよ」
シェリー「それはいい案ですわジョセフィーヌ!兵真様がわたくしの、わたくしだけのお人形……ああっ、考えただけでぞくぞくしちゃいますわぁ……それじゃあ、早速準備をしないと」

ヨイチ「これもヤンデレー!?しかも何だか続きっぽいし!というかボス!流石にこれはちょっとまずいんじゃないかな!?」
ライゲン「そうだな。流石にメインヒロイン枠だけでなくヤンデレ枠まで奪われては、ゲートマスターが不憫ではあるな。ヤンデレ属性はやめて置くか」
ヨイチ「そっちの問題!?」
シェリー「ただいまですわ、お父様にヨイチ」
ライゲン「お帰りなさい、姫。特訓は頑張っているようだね」
ヨイチ「しぇ!しぇシェしぇシェシェリー!?」
シェリー「どうしましたのヨイチ?顔色が悪いみたいですけど」
ライゲン「気にする事は無い。ヨイチはただ特訓に根を詰める姫のことを心配しているだけだ」
シェリー「そうでしたの。大丈夫ですわヨイチ、わたくしは全然平気ですわよ」
ヨイチ「そ、そうなんだ……ところでシェリー。どんな属性の勉強はしているのかな?いや、血生臭いものは言わなくていいから、というか言わないでマジで」
シェリー「そうですわね……『お兄様〜』とか言ったりする妹属性とか、『ご主人様〜』とか言ったりするメイド属性、『べっ、別に兵真様の為にやったのではないですわ!』とかツンデレ属性、ぐらいですわね」
ヨイチ「そ、そうか……とにかく、シェリーはその三つを重点的に特訓してくれ、うん。ほかのはしなくていいから」
シェリー「でもヨイチ、つい昨日特訓したヤンデレとか言うものも刺激的でいいかも――」
ヨイチ「いやそれはしなくていいから!しないでくださいお願いします!」
シェリー「ヨイチがそこまで言うなら……あっ、でも他にも面白い属性があれば試してみたいですわ」
ライゲン「まあ姫の話はよほどの事が無い限り機械少女のあとになるだろうから、当分先にはなるだろうな。属性に対して何か希望があればやってみても良いと作者は考えているようだがな」