2 :
予想問題:2007/02/14(水) 03:10:07 ID:Dv0lnUYH
そう言うと、桜花は鼻をひとつすすって顔を上げ、斗貴子の背中をパシンと叩いた。
「いたっ!なにすんだ桜花!」
「ほらほら、こんなとこにいないで、早く寄宿舎に帰ってチョコを配っていらっしゃいな!」
桜花はまだ鼻の周りを赤くしていたが、声は元気だった。
斗貴子はフッと笑うと、カバンを持って立ち上がった。
「桜花」
「なに?」
「ホワイトデーにもらった物は、二人でわけような」
「ふふふ、そうですわね」
「あとな」
「ん?」
「来年もまた2人でチョコを買いに行こうな」
そう言うと、バイバイと手を振って斗貴子はコーヒーショップから出て行った。
桜花はしばらく斗貴子からもらった箱を大事そうに眺めていたが、やがて身支度をして
コーヒーショップから外に出た。
外はもう暗く、天気予報の『今晩は雪が降る』という予報もめずらしく当たりそうだった。
(それにしても、友達からチョコをもらっただけで泣きそうになるなんて)
なんとなく寂しい気分の時に斗貴子の気づかいに不意を突かれてしまった。
桜花は、ちょっと恥ずかしかったが、嬉しい気持ちのほうが勝っていた。
今まで興味のなかった このイベントに初めて参加し、ちょっと暖かい気持ちになれた。
それは事実だ。
(寒い・・・)
桜花はコートのポケットに手を入れた。
すると、昨日 斗貴子と買ったチョコが1つ入っていることに気が付いた。
そのチョコを手にとってまじまじと見つめる。
(このチョコは秋水君にあげよう)
菓子メーカーと広告代理店の策略にまんまと引っ掛かてやろう。
それで、もし誰かがちょっとだけでも心が温かくなるのなら、いいではないか。
桜花はそう考えるようになっていた。
「よし!」
気合を入れるようにそう言うと、桜花は自分の家までの帰路を
いつもより少しだけ暖かい気持ちのまま歩いていった。
そして、この年からずっと2月13日は斗貴子と桜花で毎年一緒に
チョコを買いにいくのだが、それはまたの機会に。
おわり
3 :
予想問題:2007/02/14(水) 03:13:37 ID:Dv0lnUYH
すみません、10章からの続きです。
スレッドまたいでしまって大変失礼致しました。
前スレの520さんの感想も、この下からよろしくお願いします。
スレッド立てたの初めてなんですが、これでいいんでしょうか・・・
次回から気をつけます。
4 :
手作りチョコ5:2007/02/14(水) 15:00:49 ID:FxqoKAhg
>>3 GJ!
っていうか全然気がつかなかったけど多分480KBとったの俺だorz
俺のせいでこんな事態になって申し訳ない。
「甘い」SS楽しませてもらったよ。投下職人さん達、GJっす!
2月14日早朝5時に目を覚ました秋水は自宅のマンションの庭で竹刀の素振りを始めた。
毎朝早朝2000回の素振りはLXE時代からの日課である。
そこへ同じマンションに住む5歳の女の子が駆け寄ってくる。
「ねぇねぇ早坂のお兄ちゃん。」
「1341!・・・ん?何だい?」
「あのね。お兄ちゃんカッコいいからこれ上げるね。」
女の子が差し出したのはチロルチョコだった。
きっとこの子の少ないお小遣いではこのくらいが限界だったのだろう。
「ありがとう。おいしそうだなぁ。」
秋水は普段とは違う子どもへ対する口調で女の子の頭を撫でながらニッコリ微笑んだ。
女の子は照れたように笑うとマンションの入口へ走っていった。
「バイバイお兄ちゃん。ホワイトデー期待してるね〜。」
最近の子どもはマセているなと思いながら秋水はあることに気がつく。
「あれ?何回までやったっけ?まあいいか。最初からやり直そう。1!2!3!4!・・・」
素振りを終えてマンションに戻ると自分の部屋に入ってさっきのチョコを机の上に置いた。
その後は制服に着替えて朝食を用意して桜花を起こす。
最近桜花は大学へ向けて勉強漬けなので中々自力では早起きできない。
「姉さん起きて。今日は高校の登校日だから起きないと遅刻するよ。」
「ん〜秋水君あと5分・・・」
「1,2,3、・・・(中略)・・・299、300。はい5分経過したから起きて。」
「ん〜あと10分・・・」
深夜まで勉強してよほど眠たいのだろう。
しかしさすがにこれ以上時間はロスできない。
秋水は桜花の耳元で叫んだ。
「姉さん起きろ!!」
耳元の大声にビックリして桜花は飛び起きる。
「ハァ・・・ハァ・・・ビックリさせないでよ。」
「さっさと目を覚まさない姉さんが悪い。」
眠たそうな表情の桜花はリビングに出てくるとすでに秋水が用意していた朝食を食べ始めた。
目は覚めたようだが、目は虚ろである。
食後に洗面台で顔を洗ったことで桜花はやっと完全に目を覚ましたようだった。
制服に着替えて学校へ行く支度を整える。
「今日必要なものは・・・これと、これと、あとこれと・・・あ!!忘れてた!!秋水君!!」
桜花が少し慌てたように部屋から飛び出してきたので秋水は思わず振り返る。
「何?どうしたの姉さん?」
桜花は綺麗にラッピングされた箱を手渡した。
「これはチョコレート?」
「そう。バレンタインだから。」
「ありがとう姉さん。今お腹一杯だから後でいただくよ。」
桜花のチョコレートもさっきと同じく部屋の机の上に置く。
「そろそろ行かないと遅刻するよ。」
「そうね秋水君。」
マンションから歩いて10分で銀成学園高校へ到着する。
道行く生徒達はチョコを渡そうと構えている女子、すでにチョコを渡されてホクホク笑顔の男子、そしてチョコが
未だもらえていない期待にあふれた男子、既に諦めている男子とそれぞれいつもとは違う表情をしている。
「今年は秋水君何個もらえるかしら?」
「去年は200個くらいか。おすそ分けにLEXに持ってったら太と細が全部食べて俺は1個も食べてないけど。」
校舎に入って秋水が下駄箱を開ける。
ドドドドドドドン
すでに何十人もの女の子が入れていたようで中から数十個のチョコレートが噴出してきて秋水の顔面に直撃した。
「フフフフ。大人気ね秋水君。」
「さっそくか。こんなに持てないな。」
「大丈夫よ。そこのダンボールに入れれば。」
桜花が指差した先、下駄箱のすぐ横には家電製品が入っているような特大ダンボールが置いてある。
中にはチョコレートが百個近く入っていた。
そして箱の側面には『下駄箱は満タンですので秋水様へのチョコレートはこちらへ』と書かれた紙が貼るってある。
「こ・・・・こんなにも・・・・。」
恐らくは常人には持ち上げることすら困難な重さのダンボールを抱えて3年生の教室まで階段を登る。
階段を登りきって「ふぅ・・・」と秋水が一息つくと同時に女の子が駆け寄ってきた。
「あ!!早坂君!!私のチョコレート受け取って!!」
「今年もチョコ作ったの。これで中学から5年連続よ!!」
「今年のチョコは去年よりもすごいのよ!!」
中には去年も渡してくれた女の子もいるのだろうが、それが誰か桜花以外は全く覚えていない。
それほどに秋水は毎年チョコレートを貰っていた。
「オラ!!何を廊下で騒いでるんだ!!燃やすぞ!!」
女の子に囲まれた秋水を見てものすごく不機嫌そうな英語教諭火渡が現れた。
「ったくチョコチョコ毎年飽きもせず騒ぎやがって!!没収するぞお前ら!!」
没収されてはかなわないので女の子たちは蜘蛛の子を散らすように去っていった。
「チッ・・・・」
舌打ちをして去っていく火渡。
「秋水君。彼は自分がチョコをもらえなくてひがんでいるだけだから気にしたらだめよ。」
桜花が秋水に耳元でつぶやくが、どうやら火渡の地獄耳にも届いていたようだ。
「うるせぇよ!!ひがんでねぇよ!!何だチョコぐらいでくだらねぇ!!」
とは言うもののどこをどうみてもひがんでいるようにしか見えない。
再びダンボールを担ぎ上げて教室に入る。
よいしょとダンボールを席の後に置くと同時に再び女の子が群がってきた。
次々へと思い思いの言葉を秋水に述べてダンボールにチョコを渡していく。
現段階ですでに去年の記録をはるかに凌ぐ量が集まっている。
「早坂すげぇな!!何百個あるんだよ?」
「うぉおおお!!早坂ずるいぞ!!コノヤロー!!」
「鉛筆型チョコがあったらくれ。信奉者仲間、10年来の付き合いだろ。」
「俺のチョコを受け取ってくれよ。愛してるぜ秋水。」
うらやましそうに見る者、嫉妬する者、チョコをたかる者、そしてハードゲイ。
女の子がひと段落すると今度は男も集まってくる。
非日常な光景に秋水自身も困惑してしまう。
「すごいな早坂。何個あるんだそれ?」
「何だそのチョコは!?ふざけた野郎だ!!燃やして溶かしてやろうか!?あぁ!?」
「ははは。先生も若い頃はそれくらいもらったもんだよ。ゴメン嘘だ。」
授業ごとに教室にやってくる教師もそれぞれ異なった反応を見せてくれる。
これは中学校くらいから毎年の光景である。
休み時間ごとにチョコが集まるのですでにチョコレート回収BOXは2箱目に突入した。
お昼休みにはカズキを除いた3馬鹿がやってきた。
「ギブミーチョコレート!!賊軍秋水!!貴様のチョコレートは俺がいただく!!」
「いちいち暴走するな岡倉。まだチョコがもらえないからって見苦しいぞ。」
「六舛君はもう17個ももらってるからそういえるんだって。」
カズキがいないのに少し不思議に思った秋水は岡倉に尋ねる。
「武藤はどうしたんだ?」
「カズキのクソボケなら斗貴子さんとラブラブストロベリーッス。チックショー!!カァアアズキィイイ!!」
「ちなみに剛太君もちーちんさんと2人でストロベリーにお弁当食べてます。」
「バレンタインなんて所詮製菓会社の陰謀なんだ!!バレンタインなんか大嫌いだチクショォオオ!!」
チョコに飢えた獣と化した岡倉は再び暴走を始めようとしていた。
ドガァ!!
「ふぐぉ!?」
その時、岡倉の背後から岡倉の後頭部に六舛の辞書攻撃が降り注ぐ。
「はいはいはい。昼の授業始まる前に帰るぞ大浜。」
辞書の一撃で失神した岡倉を引きずって六舛と大浜は教室へ戻っていった。
お昼休みの間にもチョコは集まり続けてすでに回収BOX2箱目も限界近い。
結局放課後までに2箱目も一杯になってしまい、3箱目を用意することになってしまった。
さすがに常人以上の身体能力があるとはいえ秋水1人でこんなに持てるはずもない。
桜花に手伝ってもらおうにも女性の身体能力では普通に家まで抱えるのは不可能だろう。
結局職員室で台車を2台借りて、桜花にも手伝ってもらって乗せて帰る。
校門の前には他校の生徒が多数待機していた。
剣道部の試合に出ているために秋水は他校の生徒にも大人気だった。
「きゃー!!秋水さんよ!!」
「誰よあの女!!秋水様にべったりして!!」
「馬鹿ね。あれは早坂君のお姉さんよ。」
その数ざっと120人ほど。
「はいはい押さないで押さないで。1人ずつ順番にね。」
このままではパニックになるので桜花が女の子たちを整列させている。
「ちょっと!!押さないでよ!!」
「私が先よ!!どきなさいよ!!」
「順番守りなさいよ!!みんな秋水様のために並んでいるのよ!!」
ほとんどアイドルのサイン会状態である。
それを校舎の屋上の、普段は斗貴子の特等席である貯水タンク上から眺める手負いの狼が1人。
「チックショー!!俺は未だゼロなのに秋水のヤロー!!カズキも剛太もストロベリーだし、六舛も女の子に囲
まれてチョコもらってるし、大浜もちゃっかり1個もらってるし、まひろちゃんは今年は本命にしか渡さない
って言っているし・・・。神はそんなに俺が嫌いか!!俺をもてあそんで楽しいか!!チクショー!!」
岡倉はそのまま日が沈むまで貯水タンクの上で叫び続けた。
ゴロゴロゴロと台車の音が地面に響く。
女の子があまりにも多くて、結局開放されたのは校舎を出て1時間半後の夕方5時過ぎだった。
結局回収BOX3個半まで使用してしまい、すでにゲットしたチョコは300個を超えていた。
「大量ね秋水君。これには女の子の気持ちが込めてあるんだから全部1人で食べるのよ。」
「ぜ・・・全部1人で?何か月かかるだろうか・・・。」
「太や細なら2日で平らげるんでしょうけどね。」
「あんな化け物と一緒にしないでくれよ・・・。っていうかホワイトデーどうしよう。」
自宅のマンションに着くと、マンションの入口の前にまひろが立っていた。
「あら?まひろちゃん?どうしたのこんな時間に?」
桜花は不思議に思ってまひろに尋ねる。
「あの・・・秋水先輩!!チョコレート受け取ってください!!」
「あ、ありがとう。でもなんで学校で渡さなかったの?」
「学校では他の女の子がたくさんいてゆっくり渡せそうになかったから・・・。」
まひろのチョコは自分でラッピングしてあるようだ。
「まあ、自分でラッピングしているってことは手作りかしら?やるわね、まひろちゃん。」
「あまり美味しくないかもしれませんけど是非食べてみてください。」
秋水がまひろのチョコの包みを開けると中からハート型の手作りチョコが現れた。
「I love you.」とホワイトチョコで文字が書いてあり、チョコレート全体に粉砂糖がまぶしてあるように見えた。
秋水が一口かじると同時に秋水の顔色は苦々しくなった。
「・・・・・・!!!!?お・・・美味しいよ・・・。ところでこれはいったいどうやって作ったの?」
「えーっと。桜花先輩に秋水先輩はビター系のチョコが好きって聞いたんで、去年話題になった99%チョコを
ベースにしたら苦すぎたんで、蜂蜜を入れたんですけど今度は甘すぎかと思って豆板醤で少し辛味をつけて、
やっぱり辛すぎると思ったんでバニラエッセンスとブルーベリージャムを混ぜて作りました。」
芸術的なほどの不味さをかもし出すまひろのチョコ。
さらにまひろの口で言ってはいないが、文字の部分はホワイトチョコではなく古くなって少し固まったマヨネーズ、
振りかけてあるのは粉砂糖ではなく食塩で、きっとまひろのことだから間違えて使ったのだろう。
「さあ、秋水君もまひろちゃんに答えてあげないと。ほらほらよく噛んで。」
桜花はチョコの味を知っていながら味わって食べるように秋水に言う。
「もぐもぐ。うぉがぁ!?もぐもぐ。ぐはぁ!?もぐもぐ。へぶるぁ!?」
悲鳴と奇声を発しながら少しずつチョコを食べていく秋水。
まひろの嫌がらせかと思ったが、まひろの目はいつも自分達を取り巻く女の子のそれと同じ恋する瞳だ。
秋水はまひろの気持ちにこたえようと必死になってチョコを完食した。
既に秋水の顔は真っ青で生気は失われ、目は死人の目をしている。
「どうですか秋水先輩?」
「おい・・・し・・・い?」
秋水はその場に倒れこんで白目を剥いて泡を吹きながら失神した。
「秋水先輩!?大丈夫ですか!?しっかりしてください!!」
「あらあら。チョコレートで秋水君を倒すなんてやるわね、まひろちゃん。さすが武藤君の妹ね。」
まひろは慌てているが桜花はいたってのん気である。
「きゅ・・・救急車!!桜花先輩救急車!!」
秋水はそのまま救急車で病院に搬送され、即刻入院となった。
秋水が目を覚ましたのは倒れてから3日後の事だった。
秋水…今週出番が無かったと思ったら入院してたのかw
秋水クンは幸せなままでは終われない…カワイソス
「○○先生の放課後」とか「○○先生の個人授業」とか聞くと、エロスに感じるのは
何故なんでしょうか?
という訳で、2レスいただきます。
「それじゃ火渡先生。私は帰りますので、後はよろしくお願いしますよ」
「うぁ〜い」
答案用紙に眼を向けたまま、左手を挙げて挨拶。
ここは銀成学園高等学校の職員室。この部屋に残っているのは、もう俺一人だ。
まったく何だって戦士長・火渡赤馬ともあろう者が、高校の英語教師なんぞをやる羽目に
なったんだか。
しかも核鉄抜きで。
その原因を思い出すと腹が立って、銜えた禁煙パ○ポを噛み潰しそうになる。
別に教師になったのを切っ掛けに禁煙を始めた訳じゃねェ。
校内全面禁煙ときちゃあ、代わりに銜えるものも無ェんで、仕方なくだ。
前任者が春先に『失踪』してから他教科の教師が臨時に教えていた所為か、どうにも
全体的に成績がヤバい。
特に受験まで残り一年を切った現二年生は問題だろう。そう思って小テストを繰り返し、
各生徒の弱点を見つけようとしている所為で、帰宅は毎日最後になっちまってる。
個人情報の保護だとかで、家に答案用紙だのを持って帰っちゃマズいとかでな。
我ながら真面目で生徒想いの良い先公だぜ。
その所為かガキ共も妙に懐いて、鬱陶しいやら――照れくさいやら。
で、こんな採点だの問題作成だのやっている所為で、どうも最近、肩が凝っていけねェ。
照星サンに頼んで、肩凝りの治癒用に核鉄を借り出すか。
…無理だな。
仕方ねェ。筋肉の凝りをほぐそうと、両手を上に伸ばした。
と、窓から見える校庭を歩いていたのは。
武藤カズキ…あのクソガキと元・錬金の戦士、津村斗貴子だ。
何がおもしれえんだか、お互いの顔を見つめた状態で歩いてやがる。その上、手まで繋いで。
前を見ねえと蹴躓いて、二人揃ってスッコロぶぞ、アホが。
まったくガキだな。
そう、ガキだ。
ガキだから、テメェがやりたい事と、テメェが出来る事の区別がつかねえ。
何でも出来ると思っている。
世界を自分一人の力で変えられると思っていやがる。
嘗て俺も自分の才能と武装錬金なら世界を救えると思っていた。
だが結果は、惨めなモンだった。小さな島ひとつ救えやしない。
失敗。絶望。そして俺は不条理という殻に閉じ篭っちまってたのかもしれない。
だがアイツは。
自分の想いを貫き通し、錬金術百年の、いやそれ以前からの積もり積もった幾重もの闇、
更にそれに関わる人々の闇まで、あの突撃槍ひとつで突き破っちまいやがった。
…ああ、判ってンだよ。
だが俺は頭を下げる気はねェし、あのクソガキも絶対に俺を許さないだろう。
別に構わねェさ。仲良しゴッコに加わる気は無ェ。
ただ――認めてやるよ。だがな
「あの、火渡様?」
「のわっ?!…なんでェ、毒島か。
先生と呼べといったろうが!何遍言やぁ判るんだ、テメ、じゃねェ、お前は?!」
「す、す、す、すいません…」
「で、何の用だ?」
「いえ…まだお帰りにならないのかと…」
「まだ仕事があんだよ!それよりお前、仲間ァはどうした?」
武藤の妹達が、この引っ込み思案な毒島の友達になった。それもあっちから積極的に声を
掛けてきたというのだから、こればっかりは感謝しなきゃならねェ。
今じゃ四人娘とか呼ばれているそうだ。
未成年の者は就学必須という戦団の新方針を聞いたときにゃあ、コイツはどうなるんだと
正直、心配したモンだが。…まっ、これでも一応、元・上司だからな。
「皆さん、あちらに」
と毒島が答えるのとほぼ同時に
「「火渡せんせ〜、一緒に帰りましょ〜!!」」
職員室の入口から三人、身を乗り出していた。
時々、若宮が欠けることもあるが、こいつらは大抵、一緒にいるようだ。
「何やってんだ、お前ら!もう下校時間だぞ。毒島連れて、とっとと帰れ。
それに今帰ると、おもしれえモンが見られるぞ」
そう言って校庭を指差す。だが。
「お兄ちゃん達のことなら、もう見飽きました〜」
「朝から晩まで、のべつ幕無しだもんね〜」
「ちょっと、二人共!武藤先輩達に悪いわよ」
…やれやれだぜ。
だが、しかし!
「そんなら新しい刺激を加えて、新しい反応を引き出すのが、醍醐味つーモンだろうが」
「火渡さ…先生〜!そんなことを――」
「まかせて!何を隠そう、私はラブコメの達人よ!!」
「ついでにエロスも追加だぁ!」
「ちょ、ちょっと、まひろ?それに沙織も!華花も止めてよ、この二人」
なんだその達人てなぁと考えている間に、連中と、それに引き摺られるように毒島は
飛び出していった。
ちょっとマズかったかなとも思ったが、まあ良かろう。波風の無い人生なんて、つまらねえ。
やっと静かになった職員室で俺は採点に戻った。
だがな、武藤カズキ。
これだけは認める訳にはいかねェ。
このテストのデキは…
補習程度じゃ追い付かねェぞ、これは。
どうしたモンか。
――はぁ、不条理だな。
銜えた禁煙パ○ポがポキリと折れた。
―終わり―
乙!
もうすっかりGTHじゃないかv
「炎のような教師」…教えてもらう側からすれば最高の恩師じゃないかw
カズキ×桜花が読みたいと思って、自分でも書いてみたけれど上手くまとめられない…。
好きカプなのに文章力のなさが恨めしい。
19 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 08:13:30 ID:rEAXveww
保守
>>6-9 面白いんだけど岡倉が秋水を呼び捨てるのは違和感ある
嫉妬はするかもしれんが礼儀はちゃんとある奴ですよ
アニメで盛りが22%アップ(当社比)になった記念に。
今日の放課後のことだった。私はカズキを探すうちに、校舎裏に来ていた。
角を曲がった私の眼に飛び込んだのは――
カズキと女子生徒、ではなくて…千歳さん?銀成学園の制服を着た千歳さんだ!
何故、そんな格好を?思わず身を隠した。何故って、知り合いと思われたくなかったから。
いやそれよりカズキ!千歳さんの手を引いて、そんなに急いで何処へ?
それに顔を真っ赤にして、辺りを見回している理由は?
やがて二人は反対側の校舎の影に隠れた。あっちは確か体育館倉庫だ。
私は追いかけることも無く、その場を立ち去った。理由?――自分にも判らない。
気が付くと誰もいない教室の自分の席に座っていた。
さっき見たあの光景に納得の出来る答を求めて、忙しく思考を廻らす。
この時間、体育館倉庫には誰もいないだろう。そして体育館倉庫には当然のように、
埃臭い体操用マットがある。
色々と運動をするには最適だ、うん。マット運動とか。
いや待て。なんであの二人がわざわざそんな所で運動しなけりゃいけない?
大体、マット運動ならマットを拡げなければならないのだから、体育館ですべきだ。
いやだから、そうじゃなくて。
つまり
「斗貴子さん、どうしたの?」
カズキだ。いつもと変わらない、カズキ。
「具合悪いの?ボーッとして。大丈夫?」
「あ、ああ。大丈夫だ。ちょっと考え事をな。それより、もう帰れるんだろう?」
「うん。オレも一緒に帰ろうと思って、斗貴子さんを探してたんだけど」
探してた?では、その前は?…なんて訊ける訳が無い。
帰りの道中も、寄宿舎での夕食時も、皆で過ごした夕食後の時間も、更に就寝前の
貴重なストロベリータイムも、カズキには何も変わったところはなかった。却って私のほうが
おかしくて怪しかったくらいだ。
そしてもちろん、おやすみのキスも。
そう、私達はまだキスまでの関係。カズキが「オレ達はまだ高校生だから」と言っている為だ。
私を大事に思ってくれているのであろう彼の気持ちはとても嬉しい。それにいくら年上とは
いえ、私のほうから誘う訳にもいかない。私にとっても未知の領域なんだから。
でもカズキは血気盛んな若者だ。眠れない夜もあるだろう。
そう、今の私のように。
自室のベッドに横になっても眼は冴えたまま。だからまた考える。考えてしまう。
そんな夜に、カズキはその燃えたぎる情念を私にぶつけようとはしないのだろうか。
私にあんなことを言ってしまった手前、今更言い出し難いのかも。
それとも私では不満な所があるのだろうか。例えば胸とか。
カズキの部屋のグラビア雑誌を見る限り、彼も大きいほうが良いのだろう。
千歳さんは私より胸が豊かだ。キレイなお姉さんで、しかもクールな感じが少しHっぽい。
…確かにカズキ好みかもしれない。
しかし千歳さんのほうはどうなのだ?年下が趣味なのか?それなら別にカズキでなくとも、
他に沢山いるだろう。
その胸のサイズなら――って、いい加減、胸から離れろ、私。
そういう問題ではないのだ。
あの八月の夜。月へ昇ったカズキを私は諦めてしまったのに。
パピヨンは諦めなかった。アイツは彼が生きて戻ってくることを疑わなかった。
私はアイツほどカズキを信じていなかったのか。
私のカズキへの想いはその程度だったのか。それが今でも心の奥に澱となって沈んでいる。
――いやだ!もう、あんな思いをするのはご免だ。
人間だろうが運命だろうが、カズキを奪われて良いのか?それで諦められるのか?!
もちろん、NOだ!!
ではどうする?しばらく考えて、そして――私は決心した。
シャワーを浴び、身体を清める。この寒い時期にシャワーだけでは厳しいが、時間が時間だ。
仕方あるまい。
洗い立てのパジャマに着替えると、カズキの部屋へ。施錠されていたが、この程度の物では
私を止められない。易々と扉を開け、中に入った。
カーテン越しに室内を照らす満月の光で、室内は充分に明るい。
カズキはベッドでスヤスヤと安心しきった顔で眠っていた。…私は今、どんな顔をしているの
だろう。
扉を閉めて、再び施錠。
しかし私が入ってきた気配に気付かないとは、戦士失格だな。
そんなことを考えつつ枕元に立った。
覚悟を決めてきた筈なのに。決心が鈍る。やはり…
「どうしたの、斗貴子さん?」
ここで大声を出さなかった私は戦士合格だろう。
「お、起きていたのか?」
「ううん。斗貴子さんが入ってきた気配で眼が覚めた」
…訂正。カズキも戦士合格だ。
「そ、そうか。さすがは元・錬金の戦士だ。先輩として私も鼻が高い」
「ありがと…で、どうしたの?」
上体を起こしながらながら、にっこりと微笑むカズキ。お陰で頭の中は真っ白。考えていた
手順もすべて吹っ飛んだ。
心臓が早鐘のように、という言葉を初めて実感した。耳の奥で血液の流れる音が響く。
口の中が渇いてくるのが判る。舌が痺れたようになって言葉が出せない。
それでも彼の隣に腰を降ろして、心を占める言葉をそのまま、やっとの思いで口にした。
「カ、カズキ。…抱いて欲しい」
「うん、判った。このままギュッが良い?それともお姫様ダッ」
…こういう状況で目潰しというのも、まあ何だ、少なくともムードはブチ壊しだな。
「え〜と。じゃあ、どういう意味?」
核鉄の治癒力は偉大だ。ついでにこの鈍さも直してくれると良いのに。
どう言えば判るのだろう、このコには。
「だから、そのつまり……私とまぐわえッ!!」
他に言いようはないのか、我ながら…
「?あの、十二時を過ぎると食べ物を与えちゃいけないっていう、あれ?」
「んのぉ、バカズキ!!今時そんなボケを言うのはこの口かァァァッ?!」
カズキの両の頬っぺたを摘んで引張った。本当にムードとか雰囲気とか。
その私の手にカズキがそっと触れた。思わず、彼の頬から手を放してしまう。
「それは…前にも言ったけど、オレ達まだ高校生なんだよ。だから――」
カズキの優しい笑顔。あのときの、月へ飛び立っていったときの笑顔。
それなら
「判っている!…判っているんだ、でも…」
今、私はどんな顔をしているんだろう?
「キミを他の誰にも渡したくない!誰にも奪われたくないんだ!!」
醜い顔?
「その為なら、何でもする!キミが望むことなら、キミを引き止めておけることなら何でも!!」
淫らな顔?
「だから!だから…」
惨めな顔?
キミには私がどう見える?
キミは私をどう見ている?
「斗貴子さん」
カズキが再び私を抱きしめた。さっきより少しだけ強く。
「斗貴子さん。オレが好きなのは…愛しているのは斗貴子さんだけだよ」
カズキの鼓動を感じる。
「オレはもう何処にも行かない。ずっと、斗貴子さんと一緒だ、この胸の核鉄と共に」
声が聞こえる。すすり泣く声だ。誰が?…私だ。私がカズキに縋り付いて泣く声。
私の頭を優しく撫でる優しい手。暖かい手。カズキの手。――離したくない。
どれくらい経ったのだろう。カズキが囁いた。
「落ち着いた?」
黙って、ただ頷く。
「どうしたの?何があったの?」
「今日の…今日の放課後、キミが…千歳さんの手を引いていくのを見たんだ…それで」
「えっ?…ああ、アレね!」
その言葉に思わず顔を見上げる。
「ほら、火渡がウチの学校の英語の先生になったでしょ?で、アイツのことだから何か無茶な
ことをしているんじゃないかって、千歳さん、調べに来てたんだって」
「それがなんでキミと――」
「いやだから。千歳さん、ウチの制服着てたでしょ?
それが何と言うかホラ、以前襲ってきた二人組のホムンクルスとは、別の意味で怪しくて。
で、そのことを遠まわしに話そうとしたんだけど、そのままじゃナニなので、とりあえず人目の
無い所へと思ってさ。
でもそういうことか。下校のときから、何か斗貴子さんの様子が変だと思ったら」
「言わんでくれ……しかし何だってあの人は銀成学園の制服を?」
「うん。変装だって。郷に入れば郷に従え、とか木を隠すなら森の中、とか言ってたけど。
ただ、これは任務の都合であって絶対に趣味じゃないから、って強調してた」
…それを信じているのか、キミは?
え〜と、つまり。
………
……
…
「すると何か。千歳さんの変装による潜入捜査の為に、私がこんな恥ずかしい思いを
することになったのか?」
「う〜ん。そうなる…かな?」
「アホかぁぁッ!!それなら普通のスーツ姿で出入りの教材業者とか、そういうものを装えば
良かろうが!」
「そうか、さすが、斗貴子さん!!今度、千歳さんに教えてあげなきゃ!」
「そういう問題じゃあないッッ!! 私がどれだけ恥ずかしくて、悲しくて、悩んだか――」
後の言葉は行き場を失った、キスのお陰で。
やがて、彼の胸に頭を預けながら。
「…キミは卑怯だ。すぐそういう方法で私を黙らせる」
「ゴメン。…悲しませたのも、悩ませたのも、ゴメン。それで恥ずかしいのは」
そう言って指差した、その先には
「オレだって、いつもこうなってるのを我慢してるから。これで勘弁…は無理かなぁ」
………カズキのパジャマの股間がなんか凄いことになってるぅぅぅ?!
いや私も戦団の戦闘訓練時の知識として、ソレについては知っていたつもりだが。
そのとき確か、日本人の平均的な…いや、明らかに越えているぞ、コレ。
なんというか、その…怖い。
「……って、駄目?」
でも、カズキなら。
「あ、うん。…じゃあ、おあいこで」
あさっての方向に顔を向けて答えた。きっと顔が赤くなっているに違いない。
「大体、ブラボーの彼女にそんなこと出来ないよ、オレ」
「千歳さんが?戦士長の?そうだったのか、知らなかった…」
どうもそういうことに私は疎いようだ。
「ところで…ね、斗貴子さん」
今度はカズキの様子がおかしい。
「このまま、朝まで一緒に…あ、絶対に何もしないから!ただ一緒にいたいだけなんだ。
信じて!…やっぱり駄目かな?」
クスッと笑みが洩れた。本当にこのコは。
「いいぞ。信じているから。…それにさっきも言ったろう?キミになら何をされてもOKだ」
「えっ?でも、それじゃ――」
それ以上は喋らせない。今度は私の番だ。
そして――その先は、秘密。
ところで、と。
今回の一件で、カズキとの仲が深まったことを考えれば、千歳さんに文句を言う気は無い。
ましてや戦士長の恋人であるならば、尚更だ。
元はといえば、火渡戦士長の信用の無さが原因なのだ。
で、だ。かの人物が我が銀成学園高等学校に教師として赴任することが決まったとき、
『手におえなくなった場合』に備えて、私は大戦士長のメールアドレスを教えて貰っている。
さて、この不快感。どうしてくれよう。
〜オワリ〜
火渡逃げてーーー!!!!!!!!!ww
そういえば、さっきそこの物陰から
HAHAHAHAHAHAHAHA!!
って聞こえたんだけど。
>アニメで盛りが22%アップ(当社比)になった記念に。
カズトキ満載で千歳さんファンサービスになってない気が。
今週のアニメも戦部さんがギリギリだった
ツープラトンに期待
30 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 23:05:50 ID:Bpz9bN7X
和訳は合体技
青少年育成条例違反です
32 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:22:46 ID:TVq/tTN8
>十二時を過ぎると食べ物を与えちゃいけないっていう、あれ
……モグワイ……?
御前さまも十二時過ぎに食べ物を与えると大変なことになったりして
ここは陵辱モノはご法度でしたっけ?
ご法度じゃないけど少ない
不文律だけど事前に陵辱注意と入れてるかな
そか。んじゃ書き終わってから投下先考えます
>36
投下先教えてくれ
38 :
渚にて 1/6:2007/02/25(日) 17:03:24 ID:dS/kT0pg
季節外れも良いところですが。6レス蝶・戴!
一学期が終わったその翌日。
三年生になったカズキ達は今年も海への一泊旅行に出発しました。
受験を控えているとはいえ、偶には息抜きも必要、と主に斗貴子さんを説得して、
向かうは去年と同じ海豚海岸。宿も同じく三浦屋。
違うのは、行きもキャプテンブラボー運転のマイクロバスなこと、そして何より参加メンバー。
去年のメンバーに剛太と毒島さん、そして休暇を取った千歳さん。
まあ、ここまでは誰にとっても想定内。加えて、桜花さん&秋水の早坂姉弟。
更に――火渡。
火渡曰く、生徒だけで泊まり掛けの旅行なんて教師として許可できるか!仕方ねェ、
俺も付いていってやるぜ、と恩着せがましいのです。
周りが気付いてないと思っているのは、本人と他一名だけなのに。
このメンツですから、もう到着前から車内で大騒ぎ。
火渡も友達や教え子達と一緒なので、それなりに楽しそうです。
カズキとの間の蟠りも最近、かなり無くなって来たみたいです。教師と生徒という関係が
良い方向に向かわせているのかもしれません。
ま、理由はどうあれ、良かった、良かった。
が、秋水だけが妙に憮然とした表情。実は数日前に、姉の桜花さんとこんなメールの
やり取りが。
『秋水クン、カズキ君達が海に行くということで誘われたのですけれど、秋水クンも
参加するわよね、当然』
『俺は修行があるから、姉さんだけで楽しんできてくれ』
『気分転換も必要よ。それに海で私が絡まれたとき、誰が助けてくれるというの?
参加するわよね、当然』
『武藤に頼んでくれ。今夏は師匠に稽古をつけて貰えることになったんだ』
『二日くらい良いじゃない。それに私の背中に日焼け止めを誰が塗ってくれるの?
参加するわよね、当然』
『武藤に…だと津村がまたキレるから、誰か同行する女性に頼んでくれ』
『そう。じゃあ、まひろちゃんに頼むわ。残念ね。まひろちゃんの水着姿、見られなくて。
参加しないのね、残念』
『…師匠に許可を貰ってきます』
なるほど。逸る気持ちとかその他を抑えブゴァ!!
39 :
渚にて 2/6:2007/02/25(日) 17:04:02 ID:dS/kT0pg
…何で海に行くのに木刀を持っているんでしょうか、この人は。お陰で、もう海岸に着いて
しまったじゃないですか。そして皆は着替えて真夏の海へ。
「あれ、斗貴子さん。その水着…」
「どーした?何か変か?」
「いや、おへそ…見えない」
「去年、キミがへそばかり見るからだ。だから今年はワンピースにしたんだ」
「え〜」
「…仕方無い。待っていろ、着替えてくるから…もう一つ買っておいて良かった」
「………」
「あ、あの。中村先輩?どうしました?…何か変ですか?」
「い、いや、とんでもない!凄く、その刺激的というか…って違う!!変な意味じゃなくて!
千里ちゃん、その可愛いというか、何というか…」
「え…そう言ってもらえると…」
今年はあなたが中学生日記ですか。
と、そこへ。
「ちーちん、タコーッ!」
「うぎゃあ?!」
まひろちゃんがトスしたタコがちーちんの頭上に。
「これ、去年のタコさんかなぁ?」
「知るかぁ〜!!」
「あのー、大浜先輩。水泳、教えて貰えませんか?」
「あれ?泳げなかったっけ?」
「あんまりうまくなくて…駄目ですか?」
と、上目遣いで大浜を見る、さーちゃん。
「ぼ、僕でよければ、もちろんOKさ!」
そして岡倉はもちろん、ガールハントにって、あれ?
釣りをする六舛の横で膝を抱えています。
「はあ〜折角、キレイでグラマラスなお姉さんとお知り合いになれたと思ったら…
ブラボーの彼女とは…とほほ…失恋最短記録、更新だぜ…」
「オラ、毒島!仲間と遊んで来い。俺ァ、コイツらを片付けねェといけねェんだ!」
と、火渡が指差すのは生ビールの缶の山。
「帰りの荷物を減らさねェとな、防人達に文句言われっからよ」
「え〜、でも…その…火渡様と…」
「海に来ようなんぞ考えるくらいには人見知りは治ったんだ。もうひと踏ん張りしてこい!!
…俺が見ててやっからよ」
40 :
渚にて 3/6:2007/02/25(日) 17:04:38 ID:dS/kT0pg
「ねえ、武藤クン。悪いんですけど日焼け止め、塗って下さらない?」
「えっ?へっ?あ、いや、その…」
「くぉらぁ!桜花ァァ!!カズキに何をさせる気だ?!弟はどうした?!」
「何って、日焼け止めを塗って頂くだけですわ。素・手・で。
…それに秋水クンは、ホラ。あっちでまひろちゃんに日焼け止めを…アラアラ、真っ赤な顔
しちゃって」
「悪いコね、あの二人をからかって」
「ふふふ、久し振りに会ったので、つい。独りで大学に行っていると寂しくて」
千歳さんのいるパラソルに戻ってきた桜花さん。
「でも千歳さんは泳がないんですの?」
「この歳になると紫外線がね…まあ、それなら海に来なければ良いんでしょうけど」
そう言いながら見つめる先には、キャプテンブラボー・サーファータイプ。
「ブラボーさんもこんなイイ女ほっといてサーフィンですか」
「フフ…ホント。子供みたい、いつまで経っても」
「フフ…ホント。武藤クンをそのまま大人にしたみたい」
「そうね。あんなに楽しそうなあの人を見るのは何年振りかしら。…彼のお陰よ。
…あなたも辛いわね」
「…いいえ。私は彼にとって友人のひとり。…最初から判ってましたし、それで良いんです。
それに…津村さんも大事なお友達ですから」
「そう。…やっぱり辛いわね…そうそう、私でよければ日焼け止め、塗りましょうか?」
「…はい」
ビーチボールを使って、異種球技戦を繰り広げる三人娘改め、四人娘。
「にしても、まったく。こんなカワイイ女の子が四人もいるのに、声を掛ける男が一人も
いないなんて〜!屈辱ゥゥ〜」
「ちょっと沙織――」
「そりゃ、ちーちんはイイよね〜、剛太先輩がいるもの〜」
「わ、わ、私と中村先輩は、別に…そういう沙織だって大浜先輩と」
「…いいなぁ…皆いいなぁ…」
「まひろちゃんだって」
「華ちゃんは先生がいるもんね」
「!プシュ〜(///)」
実はその火渡先生が遊撃戦というか機動防御というか、活躍している所為なんですけどね、
男が近寄ってこないのは。
「俺の右手が(ry
いや、ちょっと待て。色々な意味で。
41 :
渚にて 4/6:2007/02/25(日) 17:05:16 ID:dS/kT0pg
「ちょっとストップ!」
と、銀成市のNo.1バカップルを呼び止めたのは。
「パピヨン!何だ、その格好はッ?!!ええい、寄るな!知り合いと思われたら困る!」
「えっ?でもオレ達、知り合いだし」
「キミはあの姿を見て何とも思わないのか?!」
「う〜ん、マスクと水泳帽だけならオシャレだ」
「すると何か、この蝶・素敵水着を脱げ、と?…むう、さすがにこの俺もそれは…じゃない!
武藤!貴様、どういうつもりだ?!何故この俺を海水浴に誘わん?!」
「だってオマエ、また全国を飛び廻っていて、連絡が取れなかったじゃないか」
「ふむ、確かにな…まあ、今回は大目に見てやろう」
「貴様に大目に見てもらう必要など無い!!行くぞ、カズキ!!」
「まあまあ。そういうなよ、ツムリ〜ン」
「あっ、ゴゼン様!…そうかゴゼン様、桜花先輩と――」
「その通り。お前と桜花が繋がっている限り、俺とお前も繋がっているのだよ」
「繋がってる繋がってる言うなぁ!!」
「何を連想しているのだ、このブチ撒け女?…いやらしい子だね」
「き、き、貴様ァァァッ〜!!」
「まあまあ、斗貴子さん。落ち着いて、落ち着いて」
「そうそうツムリン。血圧が上がるぞ〜」
「やかましい!だいたい、ゴゼン!お前はコイツのこの格好を見て、何とも思わんのか?!」
「ま、俺様は二回目だからな、コレ見るの。さすがに慣れたぜ」
「何を言う!去年の物とは違う。全く違う!よく見ろ!!特にこの――」
「今のうちに逃げるぞ、カズキ!」
「あのう、もし宜しかったら私とお茶しませんか?」
「いえ、私と」「アタシが先よ」「いやいや僕が」
「ちょっと、引っ込んでなさいよ!」
「何よ、アンタ!!」
逆ナンされそうになっているのは…ああ、やっぱり秋水。
「いや、すまないが連れがいるので…」
といいつつ、ふと浜辺に眼を向けて――
「失礼!」
有無を言わせぬ態度で人だかりを押しのけ、向かった先には。
「いいじゃない、お茶するくらい。一人なんでしょ?ねえ彼女ォォ?」
まひろちゃんに見知らぬ男がしつこく迫っていました。まひろちゃんは嫌がっているようです。
…少なくとも秋水にはそう見えました。
「やあ、すまない。遅くなってしまった。…おい、君。俺の彼女に何か用か?」
と、例の眼で凄まれて、逃げ出さない奴はいません。
「あ、あの。秋水先輩。ありがとうございます」
「いや、俺も付きまとわれていたから丁度良く…って、あっ、彼女と言ってしまって、ご免。
このやり方が一番、手っ取り早くて、揉めないと思ったから。…気を悪くしないでくれ」
「いえ、構わないです…」
「えっ?」
42 :
渚にて 5/6:2007/02/25(日) 17:05:54 ID:dS/kT0pg
「何だ、千歳。泳がないのか?」
「…皆で私に年齢を思い知らせたい訳?ねぇ、防人君?」
「何を怒っているんだ?ああ、紫外線か。まだ、そんな歳じゃないだろう」
「もう、そんな歳よ。――誰かさんのお陰でね」
「ん〜?…判った。責任取るから、一緒に泳ごう!」
「えっ?ちょ、ちょっと、防人君?!」
「あ〜チキショウ…六舛め、可愛い子、引っ掛けやがって…」
岡倉が一人、膝を抱えています。どうやら六舛は陸の釣りもうまくいったようで。
と、そのとき。
「なんだ、あの人だかり?…秋水先輩か。さすがだな…こっちにも少し分けて欲しいよ。
…あれ?まひろちゃんも一緒?…そういうことか。ならば、ここは義侠心と友情の名の元に
自ら封じた禁じ手を使うぜぇ!」
やおら立ち上がって、
「お〜い!まひろちゃんに秋水せんぱ〜い!伏せてェェェッ!!」
そして何やら怪しげな構えを取ると、
「喰らえぃ!悶絶!拡散・岡倉キィィィィィィッス!!!」
…え〜と。何つーか、ハーグ陸戦条約とかに抵触しそうなシロモノだな。
一方、まひろちゃん達のほうは。
岡倉の叫び声で咄嗟に反応したのは、秋水。さすがというべきか。
で、反応の遅れたまひろちゃんを庇うようにその場に伏せた、までは良かったが。
「な、何だ?今のは?!まひろちゃん、大丈夫か?」
「は、はい。…あ、あの手を、その、退けてもらえると…」
伏せた拍子に秋水の手がまひろちゃんの胸に。それもしっかりと。
「は?…や!いや、すまん!!触るつもりじゃなくて――」
そういいながら離れないその手は何か、と小一時間(ry
二人とも真っ赤な顔だからといって、『この手を放すも〜んか』はマズいよね。
「お〜い、秋水ィィ。何やってんだ、オメ〜?」
小姑キタ――――ッ!!
「ゴ、ゴゼン様?!…いやこれは、何だ、その…事故!そう事故だ!!」
「はっ、まったく。情けねぇなぁ〜。
漢字でも仮名でも、竜水和尚様と一文字しか違わねえってのに」
十七か、聞くだけで(ry
だがNON!まひろちゃんは2/29生まれだから、まだ十六歳だ。いや、そうじゃなくて。
その頃、遥か沖合いでは例の三人組が残り四形態のお披露目をしていたとか、いないとか。
43 :
渚にて 6/6:2007/02/25(日) 17:06:34 ID:dS/kT0pg
そんなこんなで日も暮れて、夕食のオカズ争奪戦や、風呂での各々の品評会を終え、
浜辺で花火と相成りました。
予め打ち合わせしてあったらしく、女性陣全員が浴衣姿で、これは嬉しいサプライズ。
ゴゼン様経由で知ったパピヨンも蝶・素敵過ぎる浴衣姿で、これはイヤなサプライズ。
「おい、テメェ!俺の核鉄、返しやがれ!!」
「何の話だ?ああ、そういえば。どこかの馬鹿が核鉄を紛失した、とか聞いたが。
フン。もしや、お前か?」
「んだとォ、この野郎ォォ?!力づくでも――」
一触即発とはこのこと。千歳さんとカズキが止めに入りますが。
「やめなさい、火渡君!」
「うるせえよ!」
「おい、蝶野!よせよ」
「仕掛けてきたのはそっちだ」
さあ、困った。でも。
「火渡君!…あなた、生徒達の楽しい思い出を壊す気?」
「う…」
「蝶野も!」
「…ま、そっちから仕掛けてこないというなら、こちらからわざわざ手を出す理由もないね」
「なら、明日までは休戦。いいわね、二人とも?」
「アラアラアラ。津村さん、浴衣がお似合いね。これなら武藤クンも惚れ直すわ」
「直す、とはどういう意味だ?…しかし、お前が私を褒めるとは…何を企んでいる?」
「いいえ、何も。ただ事実を述べただけですわ。
私やまひろちゃん、それに千歳さんは大変でしたから。色々、挟まなくちゃいけなくて。
ホント、こういうときは和服の似合う体形が羨ましいですわ」
「…貴様ァァァ!!」
こちらは休戦とはいかないようで。
「?あの、中村先輩?どうかしました?」
「へっ?あ、いや、その、浴衣姿も可愛いなって」
「えっ?あ、ありがとうございます」
中学生日記その2。
「オラオラオラオラオラッ!!」
両手に花火持って走るのはやめようよ。一応、教師なんだからさ、火渡。
「エブリバディ、注・目!蝶・打ち上げ花火を見せてやろう!!」
そういうと、燃える炎の黒死の蝶達が舞い上がり、満月を背景に優雅で華麗なダンス。
そして爆発!
巨大な蝶の姿を描いて、やがて夜空に消えて。月面からも見えたかな?
「斗貴子さん」
「どうした、カズキ?」
「こんな楽しい日が、ずっと続くといいね」
「そうだな…大丈夫。きっと続くさ」
そっとカズキの手を握った斗貴子さんでした。
―おわり―
青春じゃのう…
カズキ達はもちろん、照星部隊のメンバーも時間がかかったが
いまは順調に日常のなかを穏やかに過ごしているようだ
GJだ
カズキと斗貴子サンとパッピーの掛け合いを見てなんとなくボクと魔王を思い出した。
GJ!
46 :
岡倉の恋1:2007/02/26(月) 13:20:18 ID:XTHmm/L8
俺は銀成学園高校2年B組の岡倉英之だ。
先日のバレンタインで女子からもらったチョコは0個。
チョコゲット数は今までの17年半の人生で0個、親にすらもらったことがない。
秋水先輩は今年だけで数百個と言う大記録を達成しているのに俺は0だ。
友人は最低でも1個はもらっているけど俺だけは0個だった。
ホワイトデーなんて俺には全く関係ないな。
当然彼女いない歴は生まれてから今日までの17年半だ。
否、もはや俺の彼女はこの右手とエッチできれいなお姉さんシリーズとなりつつある勢いだ。
思えば小学5年生のころから俺を何千回と快楽へ導いてくれたのはこの右手だ。
友人レベルの女子は数人いることはいる。
だが斗貴子さんはカズキの彼女となり、まひろちゃんは秋水先輩にお熱で、桜花先輩はパピヨンと仲がいいと
もっぱらの噂(というか都市伝説)、ちーちんは剛太の彼女、さーちゃんは以前交際を申し込んだら玉砕した。
それ以外は転校生の毒島さんは可憐で美しいのだが、どうにも火渡先生にホの字のようだ。
しかも相思相愛らしく、鼻の下を伸ばしながら毒島さんに話しかけたら火渡先生に睨まれた。
「あぁ?殺すぞテメェ!?」というチンピラのような台詞と表情だった。
ロリコン教師め。
教育委員会に訴えたらどうなるのだろうか?
だがそんなことをしても何一つ意味を成さない。
むしろそんなことを考える自分に空しくなる。
誰か俺とストロベリってくれる女の子はいないのだろうか?
そんなある日、俺は彼女に出会った。
彼女は銀成駅前商店街で店のウインドウに飾られたジーンズを眺めていた。
美しい女性だと一目見て思った。
「危ねぇ!!逃げろ!!」
ふと声がした彼女の真上をみると、ハンマーが彼女めがけて一直線に落下していく。
アーケードの修理をしていた作業員が誤って工具を落してしまったのだ。
このままでは彼女に激突して大怪我になる。
俺の体はとっさに彼女に向かって飛び出していた。
彼女を突き飛ばし、そして背中に落下するハンマーの直撃を受けた。
そこからしばらくは記憶がない。
気がつくと俺は病院のベッドの上にいた。
「あ。気がついたようね。良かったわ。」
俺の視界にいたのはさっき俺がかばった女性。
どうやら彼女をかばってハンマーの直撃を受けて失神してしまい、救急車で運ばれたようだ。
「助けてくれてありがとね。おかげで私に怪我はなかったわ。」
俺より年上、20代前半の大人の色香を纏った女性。
身長は俺よりも高いくらいで、バレーかバスケでもしていたのだろうか?
「お医者さんの見立てでは目さえ覚めれば入院しなくてもいいらしいわ。」
背中のダメージはかなりのものだが、たしかに動けないほどではない。
「よかったらこの後お礼をさせてもらえないかしら?」
うほぉおおおお!?何だこのギャルゲーのような展開は!?
カノジョフラグが立った!!ついに俺にも!!ヤッホォイ!!
俺は医者に再度診察を受けて、湿布だけもらって病院を出た。
47 :
岡倉の恋2:2007/02/26(月) 13:21:14 ID:XTHmm/L8
俺達は銀成市内を歩いていた。
「へぇ。岡倉英之君か。そのリーゼントステキよ。」
彼女は俺のリーゼントを褒めてくれた。
俺のリーゼントを褒めてくれる人はそうそういない。
ましてや女性ではなおさらで、ダサい、キモイ、ポマード臭い、木刀の竜と言われるのがほとんどだった。
最後のはいまいち意味がわからんかったけど・・・。
それでもこの髪型を貫いたのには俺の中学時代までさかのぼる必要がある。
中学2年生の時のいっこ上の先輩に不良のカリスマのような人がいて・・・・
やっぱり話すと長くなるからやめておこう。
「あ、映画見ましょうよ。このラブストーリーは人気なのよね。」
おいおいおいおい!?お礼どころか完全にデートになってるぜ?
彼女も俺に気があるのか?
映画は泣けるラブストーリーで彼女は涙をポロポロこぼした。
そして俺は今までの人生で一番と言っていいくらい感動した。
もちろん映画にではなく女性と2人きりで恋愛映画を見るという最高のシュチュエーションにだ。
彼女はさりげなく俺の手を握ってくる。
心臓はバクバクと激しく鳴り、俺を緊張させる。
映画の内容は途中までしか覚えていない。
途中から覚えているのは俺の心音と彼女の手の体温、そしてほのかに漂う大人の女性特有の香りだけだ。
男にはない花のように心を穏やかにさせる匂いだ。
映画館を出るとすでに日没を迎え、日は傾き始めていた。
今度は喫茶店に入る。
本当に良くあるデートコースだ。
俺はナポリタンとアイスコーヒー、彼女はハンバーグとクリームソーダひとつを注文した。
喫茶店ではナポリタンとアイスコーヒーを頼むのが俺のポリシーだ。
「ねぇ?このクリームソーダを2人で一緒に飲まない?」
間違いない!!彼女は明らかに俺を誘っている。
これも俺が憧れていたシュチュエーションのひとつ。
またもや心臓をバクバクさせながら二本のストローの刺さったクリームソーダを二人で飲む。
傍から見たら俺達はバカップルに見えるのだろうか?
喫茶店ではアイスコーヒーしか飲まないと決めていたが、クリームソーダもいいかもしれない。
もちろん女性と一緒ならばの話だが。
喫茶店を出るとすでに日は完全に暮れて空は真っ暗。
街を色とりどりのネオンが明るく照らし出している。
俺達は薄暗い公園のベンチに座った。
「ねぇ。今日初めてあったばかりなのに私、あなたのことを好きになったみたいなの。」
予想以上の急展開!!ギャルゲーもビックリだ!!
まだ2月下旬だが俺に春の季節が来た。
俺達の座るベンチの向かいにあるのは目の前にあるのはまだつぼみも出ていない冬の姿の桜。
でも俺の心の中では満開の桜が咲いている気分だ。
2人は濃厚なキスをする。
とても今日初めて出会ったとは思えないほどの濃厚なキスだ。
キスをしたのは1分足らずだが、俺には1時間にも2時間にも感じられた。
48 :
岡倉の恋3:2007/02/26(月) 13:21:46 ID:XTHmm/L8
俺と彼女は街を歩いていた。
キスを終えた愛し合う二人が向かう場所はただひとつ。ラブホテル!!
「オイ!!こんなところにいやがったか!!探したぞ!!」
既にラブラブストロベリーな俺達に浴びせられたこの声には聞き覚えがあった。
銀成学園高校の英語教師の火渡赤馬だ。
「てめぇ!!照星さんから戦団の機密文書預かってるんだろうが!!油売ってねぇで真っ直ぐ持って来い!!」
「あら、ごめんなさい。すっかり忘れてたわ。」
彼女はハンドバックから封筒を取り出して火渡に渡した。
「ったく!!手間取らせやがって!!大体お前は・・・ん?岡倉なんでここにいる?」
火渡は彼女と一緒にいる俺の存在に気がついたようだ。
「お前また高校生たぶらかしてんのか?よく聞け岡倉。お前勘違いしてそうだがこいつは・・・」
彼女の肘打ちが火渡先生の脳天に炸裂してゴスッという鈍い音が響いた。
よっぽど当たり所が悪かったのか彼女の一撃で火渡は失神してしまった。
「何のことかしら?さあ行きましょう岡倉君。」
火渡は俺に彼女とヤツはどういう関係かと言う謎を残した。
俺は思い切って聞いてみた。
「あの人は仕事の上司よ。それ以上でもそれ以下でもないわ。」
なるほど。火渡は始業式のとき新任教師と紹介された。
火渡が教職に着く前の仕事でヤツは彼女の上司だったということか。
しかし火渡は俺に何を伝えようとしたのだろうか?
まあいい。例えそれが何であろうとも俺と彼女の愛のハードルにはなりえない。
火渡のことは忘れて俺達はラブホテルへ急いだ。
ラブホテルのフロントでチェックインしてホテルに入る。
先に俺からシャワーを浴びる。
シャワーを浴びている間、俺はドキドキしっぱなしだった。
俺はもうすぐ大人の階段を登る。
そしてカズキや剛太と同じ領域へと登りつめる。
まもなく彼女とあんなことやこんなことを・・・・。
ってそういえば彼女の名前なんていうんだ?
ここまで来て名前を聞いていないなんて馬鹿か俺は。
「私の名前はマドカ。」
彼女はバスルームの扉越しに俺に答えてくれた。。
マドカさんか。いい名前だ。
「ねぇ?私も入っていいかしら?」
え!?マドカさんと一緒にシャワーを浴びて!?
ってことはそんなことやこんなことも!?
ガチャっとバスルームの扉が開いて彼女が入ってきた。
う〜ん。胸はないけど素敵なプロポーションだ。
・・・・俺の目の錯覚か?彼女の股間にマンモスが見えたような?
いや!!錯覚などではなかった!!
「どうも。円山円(♂)で〜す。岡倉君。サービスしちゃうわよ。」
火渡が俺に言おうとしていたことが大体想像できた。
「よく聞け岡倉。お前勘違いしてそうだがこいつは・・・“女じゃなくて男だぜ。”」
多分こう言いたかったのだろう。
ってやめろ!!俺に触るな!!何でそんなにギンギンにしてるんだよ!!
「捕まえた。う〜んキュートなお尻。早く挿れたいわ。」
うわぁあああああああ!!!
ズプリ!!
ぎゃぁああああああああああ!!俺の貞操がぁああああああ!!!
岡倉カワイソス(つД`)
せっかく、せっかく主役になれたのに……カワウソス
初体験はアナルで、しかも挿される方、そして相手は同性('A`)
岡倉強くい`。いつかいい事もある…ぞ?
岡倉ァッーーーーーーー!!
マンキン懐かしいな。今はドカルト博士か?
最初千歳さんかと思ったらw
俺も千歳さんだと思ったww
56 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 03:45:08 ID:3Ck7eheY
BGMは「愛しき世界」でひとつw
57 :
花粉症1:2007/02/28(水) 15:20:46 ID:9LhNblXG
「ハックション!!ハックシュン!!ファックシュン!!」
「あれ斗貴子先輩風邪っすか?」
豪快なくしゃみを乱発する斗貴子に剛太は思わず尋ねる。
「いや、花粉症らしい。去年までなんともなかったのに・・・。」
「あー。花粉症って急に発症するっていいますからね。」
「今日だけでポケットティッシュを3つも使い切ってしまった。」
「マジすか!?けっこう重症ですね。あ、千里さんと約束あるんで俺もう行きます。」
「デートか?君達かなりラブラブだと評判だぞ。」
「ええ。でもラブラブが評判なのはむしろそっちですよ。それじゃ先輩、お大事に。」
「ああ、は・・・ハックション!!」
斗貴子が花粉症を発症したのは3日前のこと。
最初は風邪かと思っていたが、目のかゆみなどの症状も現れたために思い切って昨日耳鼻科で診察を受けてみた。
結果はずばりスギ花粉の花粉症と診断された。
吸引機で鼻の中にたまった鼻水を吸引してもらい、手渡された薬を使ったら少しは楽になった。
とはいえやはりそれでもまだまだ花粉症を完全に抑えるには威力不足だった。
1時間後、剛太は千里と合流して銀成駅へ出るバスに待っていた。
「ハックション!!ハックシュン!!」
「あれ?花粉症?」
「ええ、小学校の頃に花粉症になって毎年こうで・・・は・・・ハックシュン!!」
「大変だね。そういえば今年は斗貴子先輩も花粉症になったらしいよ。」
「へ〜。そうなんですか。」
人の噂とは恐ろしいもので必ずしも正確に伝わるとは限らないのである。
まずは千里から沙織へ。
「そういえば斗貴子先輩花粉症になったらしいわよ。」
「へ〜。じゃあちーちんの仲間だね。」
沙織から桜花へ。
「そういえば斗貴子先輩が花ふん症になったらしいですよ。」
「あら、それは大変ね。」
桜花から秋水へ。
「津村さんはかふん症になったらしいわ。」
「ふ〜ん大変だなそれは。」
秋水からまひろへ。
「そういえば津村はかふんしょうになったらしい。」
「え〜!?」
まひろから岡倉へ。
「大変よ!!斗貴子さんふかんしょうなんだって!!」
「マジかよ!!」
そして岡倉からついにカズキへと伝わった。
「大変だカズキ!!斗貴子さんなんだけど・・・・」
「な!?本当か岡倉!!偽りない話なんだな!!」
「ああ、まひろちゃんから聞いた話だ。」
「岡倉。だったら俺、斗貴子さんに謝らないといけない。」
カズキは斗貴子の部屋へ走っていった。
58 :
花粉症2:2007/02/28(水) 15:22:09 ID:9LhNblXG
「斗貴子さん!!」
カズキは勢いよく斗貴子の部屋の扉を開けた。
「うわっ!!ノックぐらいしろ!!」
「ゴメン斗貴子さん。本当にゴメン。」
「何の話だいきなり?」
「もう演技なんてしなくていいよ。俺に気を使って今まで言えなかったんでしょ。」
「だから何の話だ!!さっぱり話が読めないぞ!!」
カズキと会話が成立しないのはよくある話。
とはいえ何故謝罪されているのかわからないままでは非常に不愉快だ。
「とにかく順を追って話してくれ。」
「岡倉から聞いたんだ。斗貴子さんが不感症だって。」
「はぁ?何だそれは?何でそんな話になっているんだ?」
「きっと斗貴子さんがそんな風になったのには深い理由があるのに・・・」
「いや、ちょっとカズキ・・・」
「そうか。ホムンクルスに陵辱されたとか精神的なトラウマでセックスを気持ちいいと感じなくなったとか・・・」
「あのなカズキ・・・」
「俺に気を使って気持ちよくもないのに感じている演技までして・・・」
「じゃなくてなカズキ・・・・」
「なのに岡倉に指摘されるまで俺は気がついてあげること出来なかったなんて・・・何が一心同体だ!!」
「だからなカズキ・・・」
「俺は何でもする。何でも償う。だから!!俺を許してくれ!!」
「あぁああぁああああ!!いい加減にしろ!!」
あらぬ方向へ暴走を続けるカズキに思わず目潰し、斗貴子の指がカズキの目に突き刺さった。
「あのな。何で私が不感症と言う話になっているのか知らないがそんな事実はない。」
「え!?そうなの?」
「君とのセックスは本当に気持ちいいと感じている。」
斗貴子は少し顔を赤くしながら事実を説明していく。
「じゃあホムンクルスに陵辱されたってのは?」
「それは君の勝手な推測だ。第一、君との初めてのときに破瓜の血が流れただろうが。」
「あ・・・・・・」
「とにかく私は不感症などでは・・・ハックション!!」
「あれ?斗貴子さん風邪?」
「いや、風邪じゃなくて花粉症・・・・まさか!?」
斗貴子はこういう事態になっている原因に何となくピンときた。
その様子を見てカズキも大体の事態が飲み込めた。
「もしかして斗貴子さんが花粉症ってのが間違って伝わって不感症になってるとか?」
ようやく自体の原因がわかって少しホッとした2人。
カズキの暴走も収まって事態は収拾した・・・・かに思えたのだがそうではなかった。
翌朝カズキと斗貴子が登校すると、クラス中この噂でもちきりだった。
「津村さん。本当のこと武藤君に言ったほうがいいよ。それがお互いのためよ。」
「武藤!!お前津村さんが不感症だって気がついてなかったのか!?」
斗貴子は女子に、カズキは男子にそれぞれ詰め寄られる。
「誰だ!!根も葉もない噂を広めた奴は!!」
斗貴子の怒りに満ちた声が教室に響いた。
人の噂も七十五日というが、この噂も完全に消えるまでにはしばらく時間を要した。
>>57-58 時事ネタGJ!
目と鼻両方の患者って心底ツラいよ。しかも俺ハウスダスト以外全てのアレルギー性鼻炎持ちだから余計ツラい。
教師の耳に入ったら風紀担当から不純異性交遊のかどで注意を受けそうだな
まぁTQNなら相手が火渡じゃなければ、殺気で軽くいなせるか
火渡は人のこと言えないだろ。なんせロリコ(ry
毒島 「津村さん、花粉症にはこの特製エアリエルオペレーター型マスクを」
斗貴子「つけるかぁっっ!」
そっか!毒島さんの周りは花粉がないんだ
いわば人間空気清浄機
この時期は毒島タン大人気だね!
俺もエアリアルオペレーターが欲しいぜ
俺は毒島タソが欲しいぜ…………素肌でぬくぬくとしたい……
あ、火渡戦士長!あれ、核金どうs(ry
くしゅんくしゅんしている毒島さんはGoodだが、
花粉症はそんな生易しいものじゃないしな
パソコンの前の良い子達!!今週もドクトル岡倉の性教育の時間がやってきたぜ!!
今日は受精について勉強だ。
何?セックスして精子と卵子が合体するのが受精だろって?
甘い甘い!!その程度の知識じゃ受精について知ってるとは言えねぇよ。
とりあえずはあるカップルをモデルにして見てみようか。
「と・・・斗貴子さん!!俺・・・もう・・・」
「カズキ!!中に!!中に出すんだ!!」
「斗貴子さん!!斗貴子さん!!うっ・・・」
カ――ズキィイ!!ストロベリーの臨界点突破しやがってコノヤロウ!!
あ〜すまねぇ。思わず取り乱してしまった。
まあ、このようにカズキは斗貴子さんの膣内に精子を放出したわけだ。
ここからは膣内に放たれた精子がいかにして卵子と結合するかを見てもらおう。
まずは膣内にたまった精液は水分が減ってゼリー状になる。
そして30分ほどしたら一部は逆流して排出される。
しばらくして膣内に入った精液の中にいる3億以上の精子が子宮頸へと入っていく。
ここから精子はいくつもの難関を突破して受精へと至るんだ。
まずは外部から体内に侵入した異物を排除する存在の白血球との闘い。
こいつは体内に入った病原菌などとも戦う、いわば人体内の戦士だ。
これはイメージ図だ。
「侵入者め!!生かしてここを通すと思うか!?武装錬金バルキリースカート!!」
「そこを通してくれ!!俺は斗貴子さんの卵子と結合して受精卵になるんだ!!」
「邪魔だ!!死ね!!臓物をぶちまけろ!!」
「うわぁああああ!!」
と、まあこのように精子の何割かは白血球によって排除されるわけだ。
だがそれでも何割かはこの関門を潜り抜けて進んでいくんだ。
「俺は受精卵になるんだ!!武装錬金!!サンライトハート+!!」
「何ぃ!?」
「サンライトスラッシャー!!」
「な!!強い!!何て強力なんだ!!」
「うぉおおおおおおおお!!」
「うわぁあああああああ!!」
「ハァ・・・ハァ・・・どうにか白血球を突破できたみたいだな。」
一応言っておくけどあくまでイメージ図だ。
本当に膣内でこんな漫画みたいな戦闘が繰り広げられているわけではないからな。
さらに子宮頚の粘液に他の男の精子がいた場合はそいつとも戦うことになる。
まあこんな状況が起こりえるのは相当なヤリマンか、それこそ売春婦くらいだろうけどな。
ただ勘違いしてはいけないのは全ての精子が戦闘に参加はしないということだ。
精子には他の男の精子の侵入を阻むブロッカー、他の男の精子を殺すキラー、そして子孫を残すために卵子と受精
するための存在であるエッグゲッターの3種類が存在することが確認されているんだ。
戦闘に参加するのは主にブロッカーとキラーの2種類だ。
もしもこの場に剛太の精子がいたと仮定した場合のイメージ図を見てくれ。
剛太がブロッカー、カズキがキラーだ。
「武藤!!先輩の卵子と受精するのは俺たちだ!!ここは遠さねぇぞ!!」
「そうはさせるか剛太!!お前らを倒してここを通らせてもらうぞ!!」
「武装錬金!!モーターギア!!」
「武装錬金!!サンライトハート+!!」
「お前の攻撃はモーターギアで防ぎきってやるぜ!!」
「エネルギー全開!!全開!!全開!!同時にエネルギードレイン解放!!」
「何だと!!くそ!!ヴィクター化なんて反則だろうがよ!!」
「超最大出力!!サンライトクラッシャー!!」
「ぐあぁあああああああ!!」
重ね重ね言っておくけど、実際はこんな漫画みたいな戦闘描写じゃやないからな。
実際は精子の頭の部分をぶつけて敵か味方か判別し、敵ならキラーが頭を突き刺して毒素を注ぎ込んで殺すらしい。
何はともあれ厳しい試練を潜り抜けた精子は子宮を通って卵管にたどり着いて卵子と受精する。
はい。またイメージ図が入るぞ。
「あ!!あれは斗貴子さんの卵子だ!!お〜い!!」
「カズキ!!よくここまでたどり着いたな!!」
「斗貴子さん。俺達は・・・」
「ああ、一心同体だ。」
こうして精子と卵子が結合して受精すると受精卵になる。
受精卵になると表面に受精膜と言うものができて、他の精子は入れなくなる。
そして受精卵が細胞分裂を繰り返し、10か月後には新生児誕生となる。
最後のイメージ映像だ。
「おぎゃあ!!おぎゃあ!!」
「かわいい女の子だ。まるで斗貴子さんみたいだ。」
「ほらほらパパですよ。カズキ?この子の名前はどうしようか?」
「そうだな・・・・じゃあカズキと斗貴子でカズ子ってのはどうかな?」
「・・・・もういい。私が名前をつける。」
「え!?ダメだった?」
みんなも生まれてくる前にも、こんなドラマがお母さんの体内で繰り広げられたんだぞ。
さて、今週はここまで来週は・・・
斗貴子「ちょっと待てエロス!!なんだこの映像は!!何で私たちがモデルなんだ!!」
カズキ「しかも冒頭のSEXシーンは俺の部屋の天井裏からの盗撮だし。」
剛 太「っていうか最後は先輩がお母さんになってるぞ。」
岡 倉「し・・・仕方ねえだろ!!こういう企画なんだから!!」
六 舛「ちなみにイメージ映像のアニメと声当ては俺が担当した。」
斗貴子「そもそも何で私の体内に剛太の精子がいるんだ!!」
岡 倉「だからあくまで仮定の話だって・・・」
カズキ「それより俺の部屋の天井裏にカメラ仕掛けて盗撮したやつ誰だ?」
まひろ「あ!!それ私!!お兄ちゃん達予想以上にラブラブでビックリしちゃったわ。」
カズキ「まひろ!?」
斗貴子「まひろちゃん!?」
六 舛「どうでもいいが、お前ら高校生なんだからちゃんと避妊しろよ。」
まひろ「そうそう。私、映像見てビックリしちゃった。」
剛 太「案外本当に妊娠してたりしてな。」
大 浜「この企画は絶対2人が怒るって僕は反対したんだけどね。」
岡 倉「最後に一言!!望まない妊娠を避けるためにはちゃんと避妊をしようぜ!!」
斗貴子「黙れエロス!!っていうか責任者出て来い!!ぶちまけてやる!!」
おいおい、誰だぁ?
こんなふざけた話考えたヤツァ?
おかげで電車内でにやけちまったじゃねえか
HR関連から飛んできました
モトネタ知らんがワロタ
ふたりエ〇チだな!
むしろふたりエロスで
電車の中で吹きそうになったじゃないか。どーしてくれるw
74 :
笑顔の裸学ラン:2007/03/03(土) 22:27:07 ID:iA279nsC
「お兄ちゃん!」
深夜。
いつものように、寄宿舎の自分の部屋で、斗貴子さんが来るのを待っていると、
ノックもしないで、突然、まひろが入ってきた。
ハーフコートを着ているが、裾の下に衣服が見えない。短めのスカートだろうか?
「昨日、義姉ちゃ…斗貴子さんが、こんな格好してたので、お兄ちゃんの趣味かと思って!
どうかな?」
まひろはそう言いながら、得意気にコートを脱いだ。
学ラン姿。そして、学ランの前が開いていて、内側に肌しか見えない…裸学ラン?
…昨晩は、少し倒錯して、確かにそんな格好の斗貴子さんとイタした気がする。
逹っする直前、部屋の扉が一瞬開いたような気がしたけど、アレはまひろだったのか…
まひろは、そんなオレの回想を他所に、ニコニコしながらクルクル回りだした。
前開きの学ランの隙間から、胸の谷間が覗く。
性器は裾に隠れてからろうじて見えないが、まひろに隠す意図がないのが明らかなので、今にも見えそうだ。
何周かして背中がこちらに向いた時、裾がフワリと浮いて、安産型のお尻が見えた。
高校入学直前までまひろといっしょにフロに入ってはいたが、
その後のスペックアップを目のあたりにしたオレは、劣情を抑えきれなくなってきた。
「ちょっといいか、まひろちゃん?」
いつの間にか現われた斗貴子さんが、まひろの回転を止め、学ランのボタンを留めていく。
「キミの部屋で、少し話そうか?」
そう言いながら、コートを着せた。
「ト…斗貴子さん、いつから、そこに?」
「『昨日、義姉ちゃ』あたりだ。
すまない。唖然として対応が遅れてしまった。私は戦士失格だな」
戦士に関係ない気がするけど、まひろの微妙な部分が見えなくなってホっとする。
「うん!斗貴子さん、今日もお肌すべすべだね!」
まひろがそう言って、斗貴子さんに抱き付いた。
「それは、私が後で対処するから、部屋で待っていてくれ」
斗貴子さんは、オレを指差しながら、まひろを引き摺って部屋を出ていった。
指を差された先を見ると、大きく隆起したオレの股間があった。
(終り・すまん、オチなしで)
よし、次は裸エプロンだ!
いや、裸猫ミミだろ
>高校入学直前までまひろといっしょにフロに入ってはいたが
なんとなくそんな気がする。
別にエロいこともなく、普通に入っていた気が。
と言うかそもそも、あの兄妹はお互いに
そういう感情を全く持たず事してる気がするwww
カズキが興奮するのは斗貴子さんだけ!
仮にカズキが、まひろに対して道ならぬ感情を持っている危ない奴なら、
あんな爽やかでおバカなキャラにはならないだろうからな。
少年漫画の登場人物たるもの、そういう感情を持っているのは(・A・)イクナイ!!
・・・あ、そういや血の繋がった相手に対して、ヤバい感情持ってた姉弟がいたなw
>>79 アレは重度のシスコンだったから弟->姉だろ。
うぐぅ……
1時間以内にレスが付かなかったら秋水死亡
1時間以内にレスが付かなかったら秋水クン復活
死者を蘇らせる武装錬金は無いから……
一分は早すぎるだろww
秋水クンを蘇らせる武装錬金があったらと思うけど
やっぱりそんなのないから 折れたソードサムライXをしっかり弔って これで全部終わりにしよう
秋水クン アナタの姉しよ!はワタシがずっと持っている
アナタの姉汁もずっとずっと持っている
だから
新しい出番と逆胴で
新しい世界を生きてくれ
あああ〜〜アニメ悶えるほどこっ恥ずかしいww
スレ違いだかむちゃくちゃストロベリーだったなぁ
「私とキミは…一心同体だ!」
染みた。
ストロベリつつも萌えた。
情景、音楽も最高だったな
あんなに切なくてラヴいシーンになるとは(原作もそうだったけど)
動きがつくとホントに破壊力すごいなw
カズキがグッと抱き寄せて、そして斗貴子さんも意を決して自分もさらに
近付いて背中に手をまわして…
その間見つめ合ってる2人の顔は見せないのがすごくイイ
キスの次の場面はホシアカリED
そして朝チュンでベッドの上の2人が微笑んでるカットだろ常識的に考えて…
蝶エンドにするために無理やりヴィクターの描写入れてたよなwwww
私はカズキの部屋にいる。
カズキが戻ってくるのを待っていたのだが、暇なのでふとベッドの下を見た。
何か本があるが、どうせ『Hでキレイなお姉さん』あたりだろう。
この手の本なんて所詮は紙の束に過ぎない。
本に嫉妬するほど私は愚かじゃないし、見たければ見ればいい。
「THE巨乳」、「ボインボイン大特集」、「Hでキレイなお姉さん〜巨乳編〜」、「BIGおっぱい」・・・・
何だこれは!!巨乳物ばかりじゃないか!?
私はたしかに胸が大きいとはいいがたい。
というかむしろ同世代と比べても小さいのは間違いない。
それは水泳の授業や身体測定で他の女子と見比べただけでも明らかだった。
中にはまひろちゃんや桜花のような反則クラスの胸をした者もいる。
大体まひろちゃんなんか私よりも2年半も生まれるのが遅いのに何を食べたらあんなサイズになるんだ?
亡き母の体型を見る限り私の場合は明らかに遺伝もあるのだろうが、それ以上に成長期の最中に胸が大きくなって
も戦闘や訓練においては邪魔になるだけなのでと、さらしを巻いて胸を押さえつけたのも原因なのだろうか?
この本を見る限り、やはりカズキも巨乳の子が好みなのだろうか?
よし決めた!!カズキのために今日から胸が大きくなるように努力しよう。
今年の夏には19歳になるだけあって身長も1年に0.2cmしか伸びないし、成長期はほとんど終わっている。
どれだけ効果が出るかは未知数だが、よりカズキ好みの女性となるために挑戦しよう。
とりあえず自分の部屋に戻って千歳さんにメールで相談してみた。
この人もけっこう胸は大きいほうだから参考になる話が聞けるといいのだが。
10分後、千歳さんからメールが返ってきた。
『まずは大胸筋を鍛えなさい。腕立て伏せがかなり効果的よ。それとあとは牛乳やヨーグルトなどの乳製品を
摂取することも不可欠よ。あとは揉んでもらうのも効果的ね。武藤君にでもお願いしてみなさい。』
ふむふむ。やはり人生の先輩だけあってなかなか参考になる。
まずは腕立て伏せから挑戦するとしよう。
元錬金の戦士だった私には腕立て伏せ程度のトレーニングなど造作もない。
1・2・3・4・5・・・・99・100!!
少しレベルアップして左腕のみを使った腕立て伏せだ。
1・2・3・4・5・・・・99・100!!
さらにレベルアップして左手の指のみを地面につけて腕立て伏せだ。
1・2・3・4・5・・・・99・100!!
もっとレベルアップして今度は左手の人差し指のみで腕立て伏せをだ。
1・2・3・4・5・・・・99・100!!
よし!!腕立て伏せ終わり!!次はスクワットだ。
1・2・3・4・5・・・・36・37・38・・・・・?
ん?なんだか趣旨が違ってきているよな?
しまった!!ついつい戦士だった頃の癖でハードなトレーニングをしてしまった。
後半は大胸筋と言うより腕力を鍛える訓練じゃないか。
特に一番最後は大胸筋を鍛えるのが目的のはずなのに何故かスクワットなんかしているし・・・。
そうこうしているうちに時間はいつの間にか深夜0時を過ぎていた。
とりあえず今日のところはもう寝よう。
翌朝の6時に起床して私は腕立て伏せを始めた。
午前7時30分に腕立て伏せ2000回を終えて朝食を食べるために食堂へ向かった。
いつもの席に座るとカズキ達いつもの仲間が座っていた。
おはようと挨拶を済ませると朝食を食べ始めた。
いつも思うがトレーニングを終えた後の食事は本当に美味い。
ご飯とおかず、味噌汁と平らげると最後は200mlパックに入った牛乳だ。
そういえば千歳さんはバストアップには牛乳を飲むのがいいと言っていたな。
よし。牛乳をおかわりして飲めるだけ飲んでみよう。
まずは1つ目の自分のものを一気に飲み干す。
続いておかわりして2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ・・・
「と、斗貴子さん・・・牛乳が美味しいからって飲みすぎだよ。」
全くカズキのやつめ。君のためにこうやって牛乳を飲んでいるというのに。
「うへ〜。私牛乳嫌い。斗貴子さんよかったら私の牛乳も飲む?」
は!?まひろちゃんが牛乳が嫌い!?
ということはこの子は牛乳をほとんど飲まなくてもこの胸になったというのか!?
だとしたらこんなに牛乳を何本も飲む必要性はないのでは?
グギュルルルルルル!!
私のお腹が豪快な音を立て、同時に強烈な腹痛と便意が襲ってきた。
たまらず私はトイレに駆け込んだ。
全く・・・牛乳を飲みすぎてお腹を壊すなんて馬鹿か私は。
結局腹痛は午後まで治まらず、午前中はトイレにこもりっぱなし。
そのまま私は学校を欠席する破目になった。
夕方、学校へ行っていたみんなが戻ってくる頃には腹痛も治まって体調も回復していた。
「津村さんお腹の調子はもう大丈夫?」
学校から戻ってきたクラスメイト達は体調のことを心配してくれる。
正直理由が理由だけにすごく恥ずかしい。
部屋に戻って今度は腹筋5000回に挑戦する。
終わってからバストを計ってみるが、昨晩とサイズに変わりはなかった。
一朝一夕で効果が出るなんて思っていないが、本当にこんなので胸が大きくなるのだろうか?
気がついたら、ちょうど夕食の時間だった。
今後のバストアップ計画について考えながら夕食を食べ終えると、次はお風呂の時間。
自分の部屋で着替えとタオルを取ってきて、脱衣室で服を脱いで共同浴場の扉を開けた。
まずは髪を洗い、体を洗ってからゆっくりと30分ほど湯船に浸かるのがいつもの私の入浴パターンだ。
「あ〜斗貴子さんだ!!」
湯船でくつろいでいた私のところにやってきたのはまひろちゃん、ちーちん、さーちゃん、毒島華花の4人。
4人は湯船に入り、私の横に座った。
私の見る限り胸のサイズはまひろちゃん>ちーちん>自分>さーちゃん>毒島という順位だろうか。
ちなみに桜花はまひろちゃんよりも大きくて別格の1位だ。
だが私は成長期はほぼ終わった18歳、他の4人はまだ16歳。
数年後にはこの順位も変わって、さーちゃんあたりに抜かれている可能性が高いな。
激ロリ体型の毒島華花にはさすがに負けないとは思うが・・・。
それにしてもまひろちゃんのこの胸は同じ生女子高生のものとはとても思えないな。
やっぱり触ったらふっくらと軟らかいのだろうか?
本当にまひろちゃんは胸のサイズも申し分ないし、乳房の形も非常に良くうらやましい限りだ。
「あれ?津村先輩さっきからまっぴーの胸ばかり見てません?」
私の視線に気がついたさーちゃんがニヤニヤして言った。
「そうなの斗貴子さん!?そんな悪い子にはお仕置きね!!くらえおっぱいアターック!!」
そう叫ぶとまひろちゃんは自分の胸の谷間に私の顔を埋めた。
さらに腕で包み込むようにして両方の乳房に挟みこまれて圧迫される。
たしかカズキの持っていた漫画に登場する助平で格闘技に長けた仙人がパフパフと呼んでいた状態だ。
思ったとおりまひろちゃんくらいの胸のサイズになるとクッションのように柔らかい。
っていうか胸に押さえつけられて息ができない!!く・・・苦しい!!
「ちょっとまひろ!!やりすぎよ!!斗貴子先輩が苦しそうにしてるわよ!!」
ちーちんが止めに入ったのが聞こえたが、私はそのまま酸欠で意識が飛んだようだ。
「あ、気がついた。大丈夫斗貴子さん?お風呂でのぼせて気絶したんだって?」
まひろちゃんたちが運んでくれたのか、気がつくと私は自分の部屋のベッドの上にいた。
そしてベッドの横にはカズキが座っていた。
私は思い切ってカズキに聞いてみた。
「なあカズキ。やはり君も胸の大きい女の子が好みなのか?」
カズキは不思議そうな表情で私をしばらく見た後にニッコリ笑って答えた。
「前に言ったよね?何もかもひっくるめてまるごと全部斗貴子さんのコトが好きだから。」
それは12月のあの日、カズキが私に言った言葉だった。
公衆の面前で大声で言われた上に、まひろちゃんたちに大騒ぎされて恥ずかしかったのを覚えている。
「だから俺の一番は斗貴子さん。胸の大きさなんて全然関係ないよ。」
カズキの言葉に偽りが無いことをその笑顔が証明していた。
だがそれでもまだひとつ疑問が残っている。
「じゃあカズキのベッドの下にあった大量の巨乳物のエロスな本は何だったんだ?」
さっき私が質問した意図を理解したようで、カズキのにこやかな笑顔が苦笑いに変わった。
「あぁ。あれは全部岡倉のなんだよ。今週末に色々と用事があって、あいつの両親が寄宿舎に来るらしいんだけど、
親に見られたら恥ずかしいからその間俺に預かっていてほしいって頼まれたんだ。」
これで私の中の疑問も完全に解消された。
要するに私が勝手に勘違いして暴走しただけだったようだ。
「もしかして勘違いさせちゃった?だったらゴメン。でも俺自分のエロ本は今は全部処分したから。」
「別にエロスな本を見るくらい構わないぞ。そのくらい見たければ見てもいい。」
「いや、今は俺には斗貴子さんがいてくれさえすればあんな本は必要ないよ。」
そのまま私たちはお互いの愛を確かめ合うようにキスをした。
キスをしながらカズキは私の服に手を伸ばして器用に脱がしていく。
そして私たちは深夜まで愛し合ったのだった。
こうして私のバストアップ計画はたった1日で終わりを告げた。
結局たった1日では全く効果はなく、3年1学期の身体測定でも胸囲は2年3学期の身体測定そのままだった。
だが私はもう胸の大きさを気にすることは無い。
まひろちゃんや桜花と胸の大きさを比べる必要もない。
なぜならカズキは胸の大きさなど関係なく私のことを一番に愛してくれると確信したから。
カズキ「心頭滅却すれば貧もまた愛し!」
これまでに投下されたSSでオススメはある?
保管庫で、読みやすく整理されて纏められてるから
タイトル等、好みのものを選んで読んでみるといいよん
>>96 ソレ言った人、そういって火の中に飛び込んだんだよね
カズキも飛び込んでいくんだね
年上のお姉さんの平な胸の中へ
無い袖は振れぬ
無い胸は触れザシュ
>>93-95 ハードトレーニングのとっきゅん蝶サイコー( ´∀`)σ)∀`)
乙でした。
カズキは斗貴子さんのこと丸ごと全部好きだからな
斗貴子さんのおっぱいならそれはカズキにとって最高のおっぱいなんだ
健気なとっこさんGJ!
桜花さんが秋水クンのベッドの下からエロス本見つけた時の反応とか
まっぴーだったら兄がそういう本を隠してることにどう反応するかとか
いろいろ妄想がふくらむぜ
>>103 「なんでって、ほんのり薄紅色な乳首が綺麗だと思って。
それと、その胸も何もかもひっくるめてまるごと全部、
斗貴子さんのコトが好 き だ か ら !!」
いつのまにか検索からエロパロ板がひっかからなくなってスレが落ちたかとあせったぜ…
お世話になってるからな、スレを大切にしていかないと。
どうでもいいが「指定化ナイト」って変換された。
23話やっとみた。蝶サイコー。
>>104 >桜花さんが秋水クンのベッドの下からエロス本見つけた時の反応
それをネタにちょこっとSSを書いてみる。
>108
全裸で待ってる
>108
素敵水着で待ってる
112 :
BURN :2007/03/15(木) 21:49:24 ID:D9KQL5CM
オレハ、ドウスレバイインダヨ…
心の底で吐き捨てるように、つぶやく火渡。
自分の体の下に居る少女、毒島華花が自分を見つめている。潤んだ眼で、何もかも受け入れるかのような瞳で。
冷蔵庫の中身は空っぽ、茶棚の中のインスタント食品も品切れ。しかし今から外に出てメシを買って来るのも手間だ。
そんなときのお決まりのメール……「メシ」とだけ書かれたメールを送る。
30分も待てば、スーパーの袋を小さくて細い腕にぶら下げた華花が玄関のドアを叩く……今日も、例に漏れず彼女は訪れた。
「お、お待たせしました……はぁ、はぁ……」
「おせぇ。腹減ってるからさっさと作れ」
「は、はい!」
部屋にあがらせてキッチンへ促すと、自分は手伝いもせずにドカッとソファーに寝転がり、タバコに火をつける。
横目で華花が料理を作るのを眺めながら、なにをするでもなく、ただ待つ火渡。
その胸元に突然振動を感じる、携帯電話が鳴っているようだったが、懐から取り出す間に振動は終わった。
(メールか…)と携帯電話を開く火渡、その画面に書かれた文言にびきり、と青筋が浮く。
「むぁるぅやぁまぁ……」
その文面は、「今日は危険日らしいから気をつけてね」というもの。
何度も何度もこいつからは、いや、再殺部隊の他の面子…戦部すらからも華花の想いにどうする気かと言うことをからかわれる。
そのたびに適度に燃やしてきた。…自分でも分かっているつもりだ、華花が自分をどう思っているか、ということを。
しかし、それに応えようとは思わない。
自分がどういう人間か分かっている、女からすればきっと自分は最低の男なのだろう。
DV夫婦の夫に虐待を受けている女は、自分が居なければこの人はだめなんだ、という思考が働くことがあるらしい。
それが原因でいつまでもそこに居続けようとする、それはきっと間違っている。
彼女を、華花をそんな状況に陥らせたくない。自分がやさしくしてやればいいのだろうが、それが出来るとは思えない。
自分の性格は火がつきやすい……何か気に食わないことがあったらおそらく華花を傷つける。
それは……
「火渡様。出来ました」
「……」
「火渡様?」
「……ああ」
思考がさえぎられる。華花がお盆からテーブルに食事を移し終えて、火渡を覗き込んでいた。
考え込んでいたためか、それに気づかなかった。箸を受け取ると目の前に広がる夕食をむさぼる。
教え込んだ自分好みの味、好きな料理……、その間、調理用具を洗い、タッパに余り物をつめる華花。
113 :
BURN :2007/03/15(木) 21:50:32 ID:D9KQL5CM
「…食ったぞ」
「あ、はーい」
皿を渡し、食後の一服に火をつける火渡。
渡した際の華花の顔を思い浮かべる、ご飯つぶを一粒も残さず食べつくした皿を見たときのあの嬉しそうな表情。
「…クソが」
あの表情を見た瞬間、自分の中にわきあがった感情。
だが、それを求めることと現実の矛盾、胸の中に黒いものが沈殿する。
オレハ……ドウスレバイイ……。
「火渡様、じゃあ私戻りますので。冷蔵庫の中に余りものを入れておきましたが、三日くらい持ちますので…」
ドウスレバイインダヨ……!
それもこれもコイツが俺に余計なことを抱かなければ・・・そうだ、それが悪いんだ。
だったらコイツがそんな風に思わなくなればいいんだ、俺のことを見るのも嫌になればいいんだ。
思考がどんどん黒く、暗くなっていく。誤った方向へ走り出すが、それを止められなかった。
その暴走した思考のままに火渡は体を動かす。
「じゃあ、私そろそ・・・・・・!?!?きゃぁぁっ!?」
華花の細い腕を掴み、軽い体を引き寄せて、そのままベッドの上に転がす。
自分に何が起こったかわからず、ベッドの上で蠢く華花の体にのしかかる火渡。
「ひっ、え…っ!?え!?あ、火渡……さ、ま?」
細い両の手首を掴んで、万歳をさせるように捕らえる。
「馬鹿が……無防備すぎんだよ。溜まってるから色気もなんもねぇが、テメェで抜かせてもらうぜ」
下卑た言い分で、できる限り嫌悪感を持たせるように言いはなつ。
「あっ……ひっん……んぷぅッ」
そのまま唇を奪い、むさぼる。タバコのヤニのにおいのするキスなんざ、どう考えても吐き気を催すキスだ。
だが、それくらいでちょうどいい。もう嫌だと思うほどに、刻み込む、自分という男の醜いところを…そうすればきっと…きっとこの苦しみから解放される。
無理やり唇を開き、その口腔内に舌を送り込む。怯えたように縮こまった華花の舌を捕らえると、蹂躙した。
ぬるぬるとした唾液同士が絡み合い、舌の裏側をなぞると、びくんっ!と痙攣する彼女の反応を見たくてそこを陵辱する。何度も、何度も。
114 :
BURN :2007/03/15(木) 21:54:14 ID:D9KQL5CM
「んぅ…ンッ、……ふぁ…っん、ンッ!ンッ!ンンン……ッ!」
鼻にかかったような声で鳴く華花、火渡は横目で彼女を見るとぎゅっと閉じた瞳からは涙がにじんでいるのを捕らえた。
そうだ、もっと泣け、泣いて、泣いて……オレヲ嫌イニナレ。 嫌いに、嫌いになってくれ。
嬲っていた舌を解放する、しかし、陵辱の手が止まったわけではない。今度は上あごの裏側に舌を這わせる。
ちろ、ちろ、とつつく様に舐めるたびに、ン、ン、と小さく上がる声、ノックするかのような愛撫から次第に乱暴に舌を這わせる。
荒々しくなっていくにつれて、華花の声も大きく、苦しげになっていく。
・
・・
・・・
・・・・
「〜〜〜〜っ!!……ぷはぁっ」
たっぷりと何分も華花の口腔を蹂躙し、陵辱し尽くして、やっと火渡の唇が離れた。
銀糸が二人の唇の間に渡る。火渡も、華花も唇の周りは互いの唾液にまみれている。
ぐい、とそれを火渡は手の甲で拭うが、何分間も陵辱されて顎の力が抜けてしまったのか華花は荒い息を吐きながら口をぽかんと開けたままだ。
口の中から覗くその舌がふるふると震えている、その艶かしい肉色のそれがぞくりと色っぽさがあって、火渡は唾を飲み込む。
コレデイイ、コレナラ……、これだけ好き勝手にされればきっと……。
だが、火渡の悲しい望みは断ち切られる。
「火渡、さまぁ……」
涙で潤んだ眼で、赤く染めたほほで、汚された唇で自分の名を呼ぶ。
まるで大切な宝物のように自分の名を。汚した俺を愛しげに。
その視線が、声が、火渡の心を暗く、沈殿したものの暴走を再び呼び起こす。
オレハ、ドウスレバイインダヨ…
心の底で吐き捨てるようにつぶやく火渡。
どうすればいいか分からない、分からないままに、火渡は華花の荒い呼吸に合わせて上下する乳房へとゆっくり手を伸ばしていく……。
115 :
112:2007/03/15(木) 21:56:12 ID:D9KQL5CM
とりあえず前半分まで。
本来なら一回で全部上げるべきなのに、中途半端なものあげてすいません。
続きは今月中には仕上げます。
ナイス火毒! 続きが楽しみです
桜花は秋水の部屋の扉を開けた。
秋水は2月に入って武者修行の旅に出かけていてしばらく帰ってきていない。
そのせいで1か月近く主のいない部屋はほこりや汚れがたまってしまっていた。
明日には卒業式に備えて秋水が帰ってくる。
それに備えて桜花とゴゼンは秋水の部屋の掃除を始めることにした。
「まずはゴミ箱のゴミを捨てようかしら。」
桜花が秋水のゴミ箱の中身をゴミ袋に移していると、どうにもティッシュが目立つことに気がついた。
まさかと思ってそのうちのひとつを手にとって香りをかいでみた。
「桜花!!スルメイカの匂いがするぜ!!」
「ということは・・・・。もしかして?」
桜花の顔が腹黒いニヤニヤした笑顔に変わる。
「例の物を探すわよゴゼン様!!」
「OK!!ベッドの下にはねぇな〜。」
秋水のベッドの下に桜花たちの探しているものはなく、ほこりのたまった床が広がっていた。
例のものの隠し場所としては最もスタンダードなここは残念ながらハズレ。
「甘いわよゴゼン様。秋水君のことだから裏をかいて・・・」
桜花は秋水の布団を除けて、ベッドのマットのファスナーを開けた。
マットの中にあるクッションに手を伸ばしてゴソゴソすると何が手に当たった。
それをしっかりとつかんで引っ張り出した。
出てきたのは俗に言うエロ本と呼ばれる部類の本であった。
「ビンゴだぜ桜花!!何々?『東間ミズキ超過激ヌード写真集〜私だけを見つめて〜』だってよ!!」
「まだ2〜3冊あるわよ。まずは『Hでカワイイ女子校生』。」
「“女子高生”じゃなくて“女子校生”ってあたりがそれっぽくてエッチぃな。」
「まだあるわよゴゼン様。『野外露出王国』、『エロエロ学園パラダイス』、『エロスの神様』・・・」
「か〜っ!!秋水もやっぱり男の子なんだなぁ!!あんな顔してかなりエロエロじゃねぇか!!」
「秋水君中々マニアックな趣味をしているわねぇ〜。」
秋水のお宝を探し当てた腹黒コンビのテンションは急上昇していく。
「もっと探すわよゴゼン様!!」
「オウ!!俺の予想が正しければ秋水はこの何倍もエロ本を隠し持ってるぜ!!」
結果、ゴゼンの予想は正しかった。
壊れたビデオデッキから中の機械を引っ張り出して、抜け殻状態の箱と化したものの中にエロ本が4冊、押入れの
中にある小学校の頃のランドセルの中から小学校6年生の教科書に偽装したエロ本が8冊、勉強机の引き出しの底
を2重底にして隠してあったエロ本が引き出し5箇所で合計12冊、さらにDVDプレイヤーの下側に小型のケー
スに入れられてセロハンテープで固定されたエロDVDが3枚、クローゼットの中にある中学校の制服の中からエ
ロDVDが4枚と、合計でエロ本29冊、エロDVDが7枚が桜花たちに発見されたのだった。
「秋水のヤツ!!なんて凝った場所に隠してやがるんだ!!」
「ホホホ。でも私たちの手にかかったらこのくらい見つけるのはお手の物よ。ねぇゴゼン様。」
部屋中のエロスな物を探し終えた腹黒コンビは明日帰ってきた時の秋水の顔を想像してニヤニヤしている。
「勉強机の上にこれ全部置いて置いたらムッツリスケベの秋水どんな顔するかな?」
「きっと一瞬石化した後に動揺しておろおろし始めるわね。・・・・・あれこの子は・・・?」
ふと、何かに気がついた桜花は秋水のエロ本やDVDを凝視し始めた。
「っておいおいどうしたよ桜花?オメーもエロくなっちまったか?ってえぇええええ!!!」
ゴゼンもそれに気づいて大声で驚いた。
「ただいま。」
翌日、帰ってきた秋水は玄関の鍵を開けて家に入った。
桜花がいないことに不思議に思いつつも、とりあえず自分の部屋に入る秋水。
入った瞬間に秋水は部屋の違和感に気がついた。
1ヶ月以上ほったらかしだったのに、部屋はほこりも無くぴかぴかでキレイなままだったからだ。
確実に何者かが部屋の主である自分に許しを得ることなく勝手にこの部屋を掃除している。
もちろんその何者かなど姉の桜花と、その武装錬金のエンゼル御前くらいしか存在しない。
そして部屋を見回すと勉強机の上に自分の隠し持っていたエロ本やDVDのコレクションが総出演していた。
秋水は一瞬石化して微動だにしなくなり、その後動揺しておろおろし始めた。
大体桜花の予想したとおりそのままの状態だった。
「よぅおかえり!!ムッツリ秋水!!」
「武者修行の旅は辛かったでしょう?こんなエッチな秋水君が1ヶ月の禁欲生活だもんね。」
秋水の背後から気配を絶ってひょっこり現れる天下無敵の腹黒コンビ。
「ね・・・姉さん!!これは違うんだ!!これは・・・その・・・あの・・・そうだ!!武藤!!武藤が津村斗貴
子に見つかったらぶちまけられるから、しばらくの間預かってくれって俺に・・・・」
とっさに嘘をついてごまかした秋水だが、この同様っぷりでは俺のものですと言っているようなものだ。
「そう?じゃあ寄宿舎に電話して武藤君に聞いてみるわね。」
あっさり嘘を見破った桜花はポケットから携帯電話を取り出して寄宿舎の番号を押し始めた。
「待って!!それは本当は嘘で・・・・そうだ!!太と細に押し付けられたんだ!!」
「だったらなんでそれを捨てねぇで後生大事に保存してんだ秋水!?」
「それにあの人たちがとことん見下していた人間に物をあげるなんてコトはありえないわよ。」
断っておくが、秋水は決してとっさに嘘をついてごまかすのが苦手なわけではない。
むしろLXEの任務をこなす過程でとっさの嘘は山ほどついてきた。
しかしこの動揺しきった状況ではそれが態度に出てしまう上に、まともな嘘も思いつかない。
「っていうかオメーのだろうが秋水!!ごまかすなんて男らしくねぇぞ!!」
「秋水君。あ・な・た・の・で・し・ょ!?」
桜花とゴゼンの追求にもはや観念した秋水。
「・・・・・・はい。俺のです。」
秋水は顔を真っ赤にして恥ずかしそうにボソッとつぶやいた。
桜花は逆に少し安心していた。
秋水は今までエロスのかけらもみせなかったので、性欲がないのではと心配していた。
今回の一件で秋水にもちゃんと性欲と言うものが存在したことがわかってホッとしていた。
健康な高校生男子で性欲が存在しないというのは異常としかいえない。
しかし話はそれで終わりではなかった。
「ところで秋水!?これ見てて気がついたんだけどよ、お前のエロ本って東間ミズキって女が必ず出てるよな?」
東間ミズキとは今年で20歳になるデビュー1年目のヌードモデル兼AV女優で、身長は162cmでスリーサイ
ズはB87、W58、H89の業界では比較的人気のある女の子であった。
栗色の長髪と天然系キャラが特徴だった。
「この娘誰かに似てると思わない?秋水君?」
「誰かって誰だよ姉さん?」
そう問いつつも秋水の中では既に答えは出ているようで冷や汗がダラダラと流れてくる。
「っていうかオメーわかってんだろ秋水!!」
「この娘、武藤君の妹さんのまひろちゃんによく似てると思わない?」
桜花の言葉に反応して即座に秋水は怒号を返す。
「姉さん!AV女優に似ているなんて彼女に失礼だろう!!」
「あら?でも本当にそっくりよ。」
たしかに桜花の言うとおり東間ミズキはまひろに似ていた。
体格、顔つき、髪の色、髪型、目の色などの条件が合致して印象がよく似ていた。
「それに秋水!!これを見やがれ!!」
ゴゼンが持ってきたのは秋水の所有していたエロ本の中の一冊。
「この女のページだけやけに痛んでねぇか!?他の女のページはきれいなまんまなのによぉ!!」
「秋水君?あなたもしかしてまひろちゃんが好きなんじゃない?でも告白する機会もなく、どんどんたまっていく
もんもんとした性欲を彼女にまひろちゃんを重ね合わせて発散させてたんじゃないの?」
秋水はさっき以上に冷や汗をダラダラ流しながら桜花とゴゼンから目をそらした。
2人の推理はどうやら図星だったようだ。
「ねえ秋水君?まひろちゃんが好きなんでしょ?」
「俺は・・・・その・・・・。」
「好きなんでしょ!?はっきりしなさい!!」
「はい・・・・。」
桜花の問答におもわずうなずいてしまった秋水。
その姿は普段の剣道着に身を包んだ凛々しい姿からは想像できないほど弱弱しい。
「もうちっと自分に正直になれよ秋水!じゃねえと人生面白くねぇぜ!」
しかもゴゼンにまでダメだしされる始末だ。
「秋水君。このままじゃよくないわよ。」
「姉さん・・・。俺にどうしろと?」
「決まってるでしょ?まひろちゃんに告白するのよ。」
「こ・・・告白!?」
秋水はもてるくせに女性に対して非常に奥手で、自らアプローチすることは今までなかった。
そのため告白されたことはあっても告白したことは一度もなかった。
理由は秋水自身が自分の思いを伝えるのが恥ずかしかったためだ。
それに告白して失恋するのも闘いで負けて傷つく以上に怖かった。
好きなら告白すればというのは簡単に出る結論ではあるが、秋水にはその一歩を踏み込むことが出来なかったのだ。
「秋水君。こうやって思いを伝えもせずに代替手段で性欲を発散するなんて状況を続けていくのはよくないわよ。」
「そうだぜ秋水!!当たって砕けろ!!まっぴーに思い切って告ってみやがれ!!」
桜花とゴゼンに後押しされる秋水。
「でも告白って言われても彼女になんて言えばいいやら・・・。」
「なんて言えばもなにも告白すればいいんだよボケ!!細けぇことは考えるな!!」
「秋水君。キレイに取り繕った言葉にしようとしてはダメ。そんな言葉じゃ彼女に心には届かないわ。あなたの思
いをそのまま言葉にするの。あなたの本当の心を偽りひとつなくまひろちゃんに伝えるのよ。あと伝えるシチュ
エーションも大事よ。例えば放課後の屋上に呼び出して夕陽をバックに告白するとかいいんじゃない?」
「おぉ!!そりゃロマンチックだな桜花!!ナイスだ!!秋水それで行け!!」
桜花とゴゼンにアドバイスはされるが、やはり秋水は困惑を隠しきれない。
「・・・・。姉さん。やっぱり俺告白は・・・。」
「いいから告白しなさい。問答無用よ。」
「俺たちが散々アドバイスしてやってるんだからとっとと告白しろっての!!これだから童貞は嫌なんだよ!!」
いまいち告白する勇気が持てない秋水だったが、桜花とゴゼンに半ば強引に押し切られてしまった。
結局その晩は桜花とゴゼンによる告白の特訓が深夜まで続けられた。
「き・・・君が好き・・・なんだ・・・」
「このタコスケ!!男ならもっとでけぇ声で告白しろ!!」
何度も何度もゴゼンに手厳しく怒鳴られ・・・
「あなたのことが好きです。つきあってくだたい・・・あ!?」
「秋水君。本番では緊張して噛んだらだめよ。」
何度も何度も桜花にやんわりと諭され・・・・
「好きだ!!大好きなんだ!!世界の何よりも君が好きなんだ!!君のためなら俺は死ねる!!君のためなら俺は
世界中を敵に回しても構わない!!君のためなら俺は何だってできるんだ!!君のためなら・・・(やけくそ)」
「長ぇ長ぇ長ぇ長ぇ長ぇ長ぇ長ぇ!!無駄に長げぇんだよ!!もっと手短にしやがれ!!」
「あなたの本当の気持ちをぶつければいいのよ。長ったらしい言葉は必要ないわよ。」
時には同時に怒られることもしばしば・・・・
3人の特訓が終了した後も、秋水はベッドの中でシミュレーションを繰り返した。
特訓の甲斐もあって、翌朝の秋水はある程度の自信を得ていた。
早速学校に行ってキョロキョロと『武藤』の名前の入った下駄箱を探した。
「あった。武藤!!これだ!!」
秋水はドキドキしながら下駄箱に一通の手紙を入れた。
伝えたいことがあるから放課後に屋上に来て欲しいという内容の手紙だ。
その日の秋水は放課後のことを考えて、常にどこか上の空だった。
そしてやっと放課後になり、秋水はダッシュで屋上へ移動してまひろを待った。
しばらくしてガチャリと屋上の扉が開いて、夕陽に赤く照らされた屋上へと誰かが入ってきた。
「武藤?」
秋水が尋ねると「はい。」と返事が返ってきた。
顔を見て面と向かって告白する勇気がないのか、秋水は声の主を見ずに屋上から校庭を眺めている。
「あの・・・秋水先輩?話ってなんですか?」
「俺は・・・君が・・・俺は君が好きだ。俺と付き合ってほしい。」
「え・・・秋水先輩!?」
思いを伝えた秋水は目をつむり、恐る恐る背後に向かって振り返る。
「秋水先輩!!ごめんなさい!!」
「そうか・・・。困惑させたようですまなかった。」
結果は惨敗だが、不思議なことに胸の中は長いことあったもやもやが晴れて妙にすがすがしかった。
ゆっくりと秋水は目を開くが、そこにいたのは・・・
「ごめんなさい秋水先輩。俺には斗貴子さんがいるから・・・・。それに同性愛に興味は・・・。」
武藤は武藤でも、武藤まひろではなく兄の武藤カズキだった。
予想外の展開に秋水はまたもや石化して失神し、その場に倒れこんでしまった。
「秋水先輩!!しっかりして!!」
その頃屋上の貯水タンクの上から桜花とゴゼンが2人を眺めていた。
「なんでまひろちゃんじゃなくて武藤君が来たのかしら?」
「あいつ・・・さては緊張して学年を確認せずに手紙を入れたな。ってか声聞いて気づくだろ普通。」
ゴゼンの推測は大当たりで、実は秋水が手紙を入れた下駄箱は2−Bの武藤だったのだ。
「うふふ。本当に馬鹿ね秋水君。でもこれであの子もまひろちゃんに告白する勇気は付いたはずよ。」
「今度こそうまく告れるといいな秋水。」
その後、まひろと仲良く街を歩く秋水が見られることになるのだが、それはもう少し先の話になる。
121 :
秋水のエロ本:2007/03/16(金) 15:16:59 ID:bF5JISVL
乙v
ここでは秋水くんは本当に弄り甲斐のあるネタキャラですね
秋水×まひろも萌えるが
初期案の剛太×まひろも見てみたい
しかし○○×まひろの場合、カズキ以外は完璧に振り回されるな
ム〜ン流石天然
面白かった!GJ!
AV機器の筺体をダミーにするとは、秋水恐るべし。
双子は思考も似ると言うからもしや桜花も……
秋水が自室でエロ本読みながら自慰行為を始めると、体がほてり出す桜花。「ん…また秋水君ったら…」
千歳17歳「ヘルメスドライブで防人君の部屋にいきなり現れてびっくりさせちゃおっと!」
ぎゅいいいいん…
(自室でエロ本読みながら自慰行為をしていた防人)
防人「うわぁぁぁぁぁぁあ!!!」
千歳「きゃー!!!!」
>>127 で、防人の息子から放たれた強烈なフィニッシュブローが、千歳の顔面を直撃!
ニンシンしちゃうよ?
13のブラボー技の一つが…
白濁!ブラボーザーメン!
戦士・千歳も渾身のフェラチオで対抗した!
しかし、ブラボーマラが大きすぎて飲み切れなかった!
千歳、喉に10のダメージ!
防人の連続攻撃!
→必殺技→ブラボー中出し→挿入
防人は腰を振った!
防人は腰を振った!
防人は腰を振った!
防人は腰を振った!
しかし千歳は感じなかった!
134 :
P.1/2:2007/03/20(火) 22:29:53 ID:PpGfItVH
ただ虚しく手を伸ばし、去って行くのを見送ることだけしか出来なかった。
『キミといる未来』
眼を開ければ、そこにはカズキの寝顔。
ほっと息をつく。
――やはり夢だった。
カズキが私を残して月に行ってしまった、あのときの夢。
あれから半年以上の時が過ぎたというのに。
最近、やっと見ないで済むようになったと思っていたのに。
もう、大丈夫。大丈夫だから、あんなことは忘れてしまえ。何度、自分に言い聞かせたこと
だろう。
そう思いながら、改めてカズキを見つめる。
まだ幼さの残る彼の寝顔。愛し合っているときには、あんなにも大人びて見えるのに。
全く無防備で呑気な寝顔。でもこの寝顔を見ていれば、私は落ち着きを取り戻せる。
再び眠りにつくことだって出来る。
今は瞼に隠されたその瞳を思い出す。優しさと情熱を秘めた、真っ直ぐな眼差し。
その瞳の前では、何も隠すことが出来ない。
でも構わない。
身も心も余すところ無く曝け出そう。全てを彼に奉げよう。
私で良いのなら。
暴力と血生臭い過去しか持たない、こんな私で良いのなら。
枕にしていたカズキの腕がいきなり動いた。同時にもう片方の腕も覆い被さり、私は
カズキに抱きしめられた。
「斗貴子さん…」
起きていた?!
「…ムニャ…」
…のでは無かった。寝惚けて手近のものを引き寄せただけのようだ。
ここ数日、ぶり返してきた寒さの所為だろう。
全く、私は暖房器具の代わりか?…まあ良い。私は何でもする、と言ってしまったからな。
それに――それに私もこのほうが落ち着く。
彼の鼓動を感じていれば、それだけで心が和らぐ。特にあんな夢を見た後は。
私はカズキから、かけがえの無いやすらぎを貰った。
いやそればかりでは無い。私は彼から、どれだけのものを貰ったのだろう。
平和な日常、良き友人達、なによりカズキ自身――私の愛しい人。
でも
私は彼に何をして上げられたのだろう。
そもそも私がカズキを巻き込んだのだ。
まさか自分から危険に飛び込んでくるような人間がいるとは思いもしなかった。それも
見ず知らずの人間の為になんて。
みんなを守る為に戦う。彼はそう言った。その『みんな』の中に私も入れてくれたから。
だから今、ここにいる。いることが出来る。狂戦士から女になって。
でも
私が彼に与えたものは、戦い。ただ、それだけ。
ここにいる資格が私にあるのだろうか。彼に愛される資格があるのだろうか。
私はただ彼を利用しただけなのではないだろうか。
この場所を得る為に。
135 :
P.2/2:2007/03/20(火) 22:30:25 ID:PpGfItVH
「――子さん?斗貴子さん、どうしたの?大丈夫?」
「…カズキ?起きたのか?……大丈夫って、何のことだ?」
気がつくと髪を撫でられていた。大きな暖かい手。
「だって、泣いてるみたいだったから…それとオレに抱きついてるし」
いつの間にか、すすり上げていたようだ。
「あ、ああ。それで起こしてしまったのか、すまない。なに、ちょっと鼻が詰まっただけだ。
冷え込んできたからだろう。今更、花粉症でもないと思う。
それと!抱きついたんじゃなくて、キミに抱きつかれたんだ」
「えっ?あ、ごめん。斗貴子さん、あったかいから、つい」
すまない、カズキ。嘘をついてしまった。…でも半分は本当だ。
「私は湯たんぽじゃないぞ…まあ良い。実を言うと、私もこうしていたほうが暖かい」
本当に暖かい。…離したくない。ここにいたい。
「ねぇ、斗貴子さん――愛してる」
「と、突然、何を言う?!……そりゃ…私だって」
愛してる――本当に?
「私だって」
心から?
「私――」
カズキの口唇が重なる。舌を絡ませて、両腕を背中に廻して、互いの身体を抱き寄せる。
そのまま、どれほど時間が過ぎただろう。惜しむように少しだけ離れて。
それからあの全てを見透かす情熱的な眼差しで見つめられた。
「斗貴子さん――斗貴子さんに会えて良かった。
斗貴子さんがいてくれたから、今オレはココにいられる。
まひろや岡倉達のいる大事な世界を失わずにすんだ。何より斗貴子さんも。
だからオレは
斗貴子さんと、ずっと一緒にいたい。
二人で、ずっとずっと、こうしていたい。
誰かをこんなに大事に思えるなんて、考えもしなかった。
斗貴子さん――オレの傍にいてくれて、ありがとう」
カズキ。ああ
私は
「…な、なにを急に…キミと私は一心同体だ。前にも言っただろう。――ずっと一緒だ」
やっとの思いで、それだけ答えた。
何故、キミは私の不安を判ってしまうんだ?
「うん!」
そんな風に、いつもの明るくて優しいカズキの表情で答えるものだから。
思わず笑みがこぼれて、それから。
「ふふふ…しかしキミの『達人』の中には、『心を読む』もあるのか?」
だから、つい私もそんなことを口にしてしまった。
「?えっ?…う〜ん、そうだな…今の斗貴子さんの気持ちは――
心眼!カズキ・アイ!!」
「いつの間に、そんな技を取得したんだキミは?!」
でもそうやっておどけながらも優しい瞳を向けるから。
私の心は何も隠すことが出来なくなって。
出来るのは心臓を一拍、強く打つことだけ。
「よし、判った!!それじゃ――」
もう一度、くちづけ。それから
〜オワリ〜
原作未読者が、アニメでファイナルのラスト部分を見たら鬱入るだろうなぁ〜とか思ってたら、
ははは…… ('A`)
鬱になったので、デレさせた。今も反省してない。でもエロスが足りないのは反省している。
足りない分は(ry
137 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:17:34 ID:WasiAr/s
>136
蝶GJ!!
萌えだ!!萌えしかない!!!
138 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:22:40 ID:WasiAr/s
sage忘れたすまない…orz
罪を償うには……
やーい、斗貴子さんのひんにゅー!千歳さんの年増ー!火渡のろりこーん!照星さんのろーとるー!
残ったのはバルスカで刻まれ、炎に焼かれ、メガネのお兄さんに殴られ、
更にはバールのようなものと一升瓶で撲殺された
>>138の遺体だけ……
>>136 GJ!!!!!
やっぱカズトキはイイ!!
パピ×桜花はだめですか、そうですか…
ロッテリ屋のバイト娘ちゃんを俺の愛でメロメロにしたい
しかし彼女にもそろそろ正式な名前をつけてあげたら良いのに…
いつまでもバイト子ちゃんとかかわいそうだぜw
否!彼女には永遠に名無しさんでいてほしい!
バイト子ちゃん「嗚呼…俺の名前…」
バコちゃんで
お菓子会社のマスコットキャラみたいだなw
げろしゃぶで
ふーみんで
スマイルが魅力…笑みが素敵なので「エミ子ちゃん」で
スマイル0円子ちゃんで
あの店のハンバーガー、結構美味しそうだよな
太&細もブツブツ言いつつ100個食ってたし、パピヨンも評価してたし
本家ロッテリアでハンバーガー頼むと
パンに肉を挟んだだけのようなものが出てくるがな
157 :
季節物:2007/03/27(火) 22:13:34 ID:rnHViCdf
「ハックション!!……あぁ〜、こんな体になったから花粉症も治るかなと思ったけどダメか〜」
と箱ティッシュ片手に廊下を歩く少年は武藤カズキ。
彼の目的は最愛の人・津村斗貴子の部屋を訪ね、ストロベリー な時間を過ごすことである。
「斗貴子さん、入―」
「 鼻 水 を ブ チ 撒 け ろ !!! 」
グジュブぺピャーーー!!
「……るよ?」
「カ、カズキ?!部屋に入る時のノックはどうしたんだ!!」
そんな春のある日でした。
色々とミスがあるが反省はしない。
なぜならその方がかっこいいからだ!!
むしろバイト子は名乗ろうとしても
なぜか周囲の割り込みで絶対本名が言えないキャラ。
みんな「バイト」「店員さん」がデフォルトと化してる。
>>157 きっとストロベリーズは花粉症以外でも
ティッシュをよく使うんでしょうねハァハァ
けしからんなハァハァ
161 :
約束:2007/03/28(水) 23:33:58 ID:SKs/oz1b
早朝。
足早にカズキの部屋へ向かう。
登校日にニュートンアップル学院から戻った私達は、
給水塔でのキスの後、
寄宿舎で、毎晩、いっしょの夜を過していた。
昨夜もそのつもりでいたが、『今日は点呼が厳しい』との噂を聞き、
結局、自室で独り寝の夜を過した。
しかし、実際は、どうにでも誤魔化せる、いつも通りの、おざなりの点呼。
残り少ないかもしれない時間を無駄にした気がして、
ぶつける先がない怒りを感じる。
明日にでも白核金が完成するかもしれないのだ。
せめて、今日は、朝からカズキといっしょにいたい。
そんなことを思いながら、カズキの部屋の前に到着した。
まだ起きていると思えないが、一応、ノック。やはり、返事はない。
「入るぞ」
ドアを開けると、目前に信じられない光景があった。
「貴様、誰だ!!」
一瞬でバルキリースカートを展開し、カズキのベッドと距離を詰める。
そして、カズキの横で寝息を立てる人物に刃を突きつけ見おろした。
腰まで伸びる長い髪。
太めの眉に、整った顔つき。
私と比べるのがバカらしいくらいに大きく盛り上った形の良い乳房。
それが、呼吸のたびに、小さく揺れる。
二の腕は子供のようにふっくらしているが、たるみはない。
腰はバランス良くくびれ、
安産型に広がる下腹部へなだらかに続く。
大人びた身体に似あわない薄めの陰毛。
肉づきはいいが、決っして太くはない太腿。
長く伸びる張りのある脛。
締まった足首につやのある足。
それは、布団もかけずに全裸で寝ているまひろちゃんだった。
162 :
約束:2007/03/28(水) 23:36:10 ID:SKs/oz1b
正体がわかって、心が緩む。
とりあえず、武装錬金を解除して、核金をしまう。
しかし、彼女がここにこうしている理由がさっぱりわからない。
この兄妹に限って、おかしなことはないだろうが、まさか…
わけがわからぬまま、まひろちゃんの顔を見ていると、
何度かまばたきした後、ぼんやりと私に視線を向けた。
そして。
「斗貴子さん!?」
「うわ!!」
布団の上からカズキに抱きついていたまひろちゃんが、
今度は私に抱きついてきた。
柔らかい胸がぎゅっと押しつけられる。
衝動的にそれに触りたくなったが、なんとか堪えた。
「…いったい、どうして?」
「うん、昨日、お兄ちゃんの部屋に来たら、一人で寝てたの。で、つい!」
「つい…って…」─ツッこむ気にもならない─「…なんで裸なんだ?」
「夜中に暑くなっちゃって、つい!」
確かに、昨夜は熱帯夜並に暑い夜だったが─
「あ、斗貴子さん…それに、まひろ」
やっと、カズキも目を覚ましたようだ。
「カズキ…キミも何か言ってやってくれ…」
「え?…あ、まひろ!そんな格好じゃ、カゼひくぞ!」
「そっちか!?」
半ば、脱力しながらツッこむ。
しかし、心底、心配そうなカズキを見て理解した。
この兄妹にとって、これが普通なのだ。
まひろちゃんが冬に薄着で外出したら、カズキは同じ表情で同じセリフを言うのだろう。
「うん、そうだね。ありがとう、お兄ちゃん」
まひろちゃんがそう言って、ベッドから降り、床に脱ぎちらかしていた下着を着始めた。
私も床からパジャマを拾い、手伝った。
「斗貴子さん、お兄ちゃん、じゃあね」
私からすると信じ難い長時間を費やしてパジャマを着終えたまひろちゃんが、
こちらを向いてパタパタと手を振った。
「後でまた来る」
私はカズキだけに聞こえる小声でそう言って、
まひろちゃんといっしょに部屋を出た。
163 :
約束:2007/03/28(水) 23:39:39 ID:SKs/oz1b
女子の部屋がある区画に向かい、横に並んで廊下を歩く。
「まひろちゃん…もう、こんなこと、しないでくれるか?」
「うん、ごめんね、裸はダメだよね」
「裸じゃなくてもだ!」
カズキとの残り時間が頭に浮び、ついつい、語気が荒くなる。
すると、まひろちゃんが足を止め、満面の笑みを浮かべて、まっすぐ私を見つめた。
「じゃあ、お兄ちゃんと、ずっと、ここに居てくれる?」
「ん?」─寄宿舎に何年も居られないし…意味がわからない。
「いつまでも、こっちで暮してくれる?」
同じようなセリフを繰り返すまひろちゃんを見て、やっと私は理解した
彼女が望んているのは、カズキと私が任務のない日常で過すこと。
命のやりとりがない、人の死に涙を流す余裕がある日々。
「…それは…約束できない」
カズキがどんな選択をするにせよ、白核金が完成すれば、次にあるのは戦いなのだ。
「だが、約束しよう。私は…カズキと私は、必ずこちらに戻ってくると!」
戦いの後の生還の約束は無意味だ。
しかし、私にとっても、カズキと過す日常は、掛け替えのないもの。
だから、カズキと私が帰還のために全力を尽すことは、約束できる。
『必ず』と『全力を尽す』は違うし、実現の可能性が高いとは言えない。
しかし、これくらいのウソは許してくれ、まひろちゃん─
「うん、わかった。じゃあ、もう、あんなことしない…それから、ごめんね」
「何がだ?」
「ウソの噂」
…点呼のことか。
私とカズキの仲が進展したと、なんとなくはわかってるんだろうな。
だから、カズキから私を遠ざけるために、あんな噂を流したのか。
そうだな。
まひろちゃんは、カズキの行方も生死もわからない夏休みを過していたんだ。
私がカズキを独占してはいけなかったんだ。
しばし無言のまま歩き、まひろちゃんの部屋の前に着いた。
「お兄ちゃんのとこ、行くの?」
「あ…あぁ」─カズキをひとり占めしようとしている気がして、曖昧に答える。
「それ、気しないでいいよ!さっきの約束で、私は充分だから。
それから、今日、お祭りがあるの!斗貴子さんも行くよね!?」
苦笑。
経験上、まひろちゃんのこういう話は、逆らえない。
「わかった。用意しておく」
「うん、じゃあ、後で」
またパタパタと手を振るまひろちゃんに軽く手を上げ、背を向けた。
そして、今のまひろちゃんとのやりとりを、
カズキに伝えるべきか悩みながら、元来た廊下を歩いた。
(終り)
決戦直前のひとときか。いいよー、GJ。
まっぴーがファイナル冒頭で言ってた「2人の雰囲気が変わった」って
台詞は、ストロベリーの意味だけではなくて、2人が秘めていた「覚悟」も
なんとなく感じ取っていたのかな、とか読んでて思ったり。
kkfkasd
eqw@eqw
dasd@;
rwerw
dfasd:asdf
weqwe:
fasdad
xcl;:xcv
erqwer
ここって、原作準拠じゃなく、アニメ準拠で投下して可?
別に問題ないと思う。
ってゆーか、アニメと原作で大きく違うのって、
円山の姐さんぐらいだと思うんだがー。
168 :
166:2007/03/30(金) 00:07:21 ID:MfCzc2cb
斗貴子さんノーブラノーパンSSを書きかけていたんでな。
でも、うまく書ききれなかった orz
>>161-163 お〜GJ!
まっぴーは良いコだね〜行動はトボけてるけど。
それにしても
>「…それは…約束できない」
このセリフを聞くとオジサン、哀しくならぁね
>>168 読ませろぉぉ〜
火毒の続きを待ち続ける
「今帰ったぞ、妻・千歳」
帰ってきたのは深夜2:00過ぎ。どんなに帰ってくるのが遅くても妻は絶対に待っていてくれる。愛の結晶こそまだできていないが、防人は幸せだった。
いつもならこの後は風呂に入り、遅い夕飯を日によって食べたり食べなかったり……
そしてニャンニャンするのだが、今日は違った。
「おかえりなさい!あな……ちょっと、あなた?
このコートについた口紅と香水の匂いは何?」
今日はエイプリルフール、少しからかってやるか!防人は至って呑気だった。
「秘密だ、なぜならその方がかっこいいから!!」
冗談のつもりだった。
「今ならまだ間に合うわよ?」
この手のことに鈍い防人は今の千歳の心情が理解できなかった。
「善だろうと悪だろうと己の信念を貫きとおす、それだけだ」
冗談のつもりだった。
「そう……わたしに言えないようなことをしたの…」
フライパンやどこで手に入れたのか釘付きバットがいつの間にか千歳の手に現れる。
「ま、待て、千歳、今日がなんの日かわかるだろう?某アニメの主人公のてっぺんに一本しかない髪を大事にする父親と同じでな、ほんとは電車で―」
ドガッ!!
千歳は床に穴を開けて黙らせた。
「信念を貫きとおすんでしょう?」
「いやーーーーーーーーー!!」
深夜にパトロールをしていたお巡りさんは、道路に血だらけで倒れ、お〇りの穴にバットを突っ込まれたマッチョ漢を保護してあげましたとさ。
エイプリルフールだからって冗談も嘘もほどほどにな
題名と話関係ねぇ……
OTL
反省します。
ブラボーーーーーーーーーー!!!!
なんだかんだでこの二人は熱々夫婦になりそうだ
「ブラボーさんとこね〜今度7人目生まれるんですよ〜!」
「4人年子になったので今度こそ妻の子宮を休ませます…」
178 :
176:2007/04/02(月) 22:49:39 ID:PKFXVDLM
バレたか
ブラボーのセックスは無骨でマメそうなイメージ。
千歳さんの体に負担をなるべくかけない様な体位を研究してそう。
>>178 その過程で生まれたのが13のブラボー性技
ブラボーはあっちの方もメチャクチャ強そうだな。
千歳さん毎回死にそうなくらい攻められているのでは(*´Д`*)/ヽァ/ヽァ
火渡のほうがブラボーよりチンコ短そう
それをカズキに指摘されて
「この位のほうが働きがいいんだよ!」と逆切れする火渡。
まあ毒島たんの中は体格に比例して狭いだろうし、ちょうどいいんじゃね?
それぞれの朝の風景
・ブラボーの入れた濃いめのコーヒーを飲みつつ
ボーッと部屋の窓から朝陽を眺めるベッドの上の千歳さん
・ベッドから出ずにずーっとひっついているカズキと斗貴子さん
超至近距離でお互いに恥ずかしくもラブい台詞を撃ち合うバカップルぶり
もう朝ですよ
・ベッドの上でゲッソリやつれている火渡
元気一杯に朝食の準備に勤しむ毒島さん
>>183 ぶらぼう家=普通
バカップル=常にストロベリってる
火渡ーズ=火渡ヘタレ
ってことか…
「ん……」
カーテンの隙間から差し込む朝の日差しが目にしみて、まぶたを開く。
腕の中では、まだ斗貴子さんが寝息を立てていた。
その様子が余りにも穏やかだったから、思わず笑みが漏れた。
(……起すのは…可哀想かな?)
その代わりに、斗貴子さんをさっきより抱き寄せて、頬に軽く口付けをする。
心なしか斗貴子さんが微笑んでくれた様な気がして、無性に嬉しくなった。
ついでに斗貴子さんの髪を指で梳かしつつ、背中も撫でてあげると、
くすぐったそうに身をよじった。
「うぅん……」
腕の中で斗貴子さんがもぞもぞ動く度、肌と肌が擦れ合って気持ち良い。
何故『肌と肌が擦れ合う』のかといえば勿論、俺も斗貴子さんも裸だからだ。
「うぅぅん……」
斗貴子さんが一際大きくうめきを上げた。
それと同時に、目を擦りながらこちらを見詰めてきた。
どうも、斗貴子さんを起してしまった様だ。
「…おはよう、カズキィ……」
寝ぼけた声が斗貴子さんの口をついた。
「おはよう。ゴメンね、起すつもりじゃ無かったんだけど」
「…別にいい……どうせもう起きる時間だろう…」
斗貴子さんは枕もとの目覚まし時計を一瞥して、また俺の方を向いた。
「って言っても、今日は休みだよ?」
「だからって、ぐうたらな生活をして良い訳じゃないだろう」
「まぁそうだけど…もうちょっとゆっくりしてもいいんじゃない?」
「何を言う、もう八時過ぎてるじゃないか。十分ゆっくりしている」
真面目な顔で俺とそんな会話をしつつも、斗貴子さんはしっかりと抱きついてきた。
俺の体に腕を回し、さっきより密着しているぐらいだ。
ここのところ、目が覚めたときにそんな動作をするのが
斗貴子さんの癖になっていると知っているのは、当然俺だけだ。
斗貴子さん自身も気付いていなかったらしく、この間それを指摘すると真っ赤になっていた。
「でもさ斗貴子さん」
負けじと斗貴子さんを抱き寄せ、体の前面を殆どくっ付けながら、俺は話を続けた。
「今日は別に予定も無いんだし、もうちょっとこうしていたいんだ。……嫌?」
「嫌ではないが……」
ほんの少しだけ視線を落としてから斗貴子さんは、しょうがないなと言ってくれた。
「今日だけだぞ…」
「うん、ありがと」
お礼代わりに斗貴子さんの傷の端にキスすると、斗貴子さんはいつもの様に可愛く息を漏らした。
「ヨロコんでる?」
「……知らんッ!」
斗貴子さんは最早言い返す事も止めて、顔を俺の胸に押し当てて表情を隠してしまった。
でも、明らかに血行の良くなっている耳が髪の隙間から見えている。
俺は斗貴子さんの頭に手を置いて、出来るだけ優しく撫でてあげた。
こんな朝が、毎日来ればいいのにな。
あなたとの朝―――了
>>183の二番目を読んでふと妄想。
……あ、私の事知ってる人はお久しぶりです。
>>187 GJっす。甘いのう。なんたるハニーモーニング…。
>>187 GJ!ラブラブで甘々、このまま昼過ぎまでベッドにいそうな二人だ。
ところで「あまあま」で変換したら「尼尼」と出しやがったオレのPCを
誰かののしって下さい
と思ったが、そもそも「尼」で反応するオレを誰か(ry
高校生なのに、もうすでに新婚さんの雰囲気がバリバリなのが末恐ろしいなw
ブラボー&千歳、火渡&毒島とかは
職務上あまり公然とイチャつくことはできんよな
ブラボーは寄宿舎管理人として、寄宿生の目もあるし
火渡の場合は「教師と生徒」だw
桜花たんは俺が白馬に乗ってデートに誘うけどな
>>191 白馬じゃOKしてもらえないんじゃないか?
赤く燃える瞳の黒馬にしておけ。
火渡はバレたら、淫行教師として懲戒免職だな。
つ おくさまは18歳
と、とても古いネタを書いてみる(このころは淫行規定自体、無かったし)
だがNON、毒島さんは16歳だ
>>183 朝からテーブルには、ディナーと見まがうばかりの料理がならんでいる。
火渡「毒島・・・朝からこれを食えと言うのか?」
毒島「はい。昨夜出した分はきっちり補給して、またいっぱい出してください。火渡様♪」
火渡 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
斗貴子さんのイチゴにカズキの練乳がたっぷりとかかる、そんな朝
メイド服に着替えて朝食の準備をする千歳に驚愕のブラボー、そんな朝
やつれて頬もこけている火渡と鼻歌まじりに炊事洗濯と忙しい裸エプロンの毒島、そんな朝
いろんな朝がある
まっぴーと桜花さんのバストに両脇から顔を挟まれて窒息したい
B'zでそんな歌あったなw
俺は斗貴子さんのバストに(ry
>>198 顔を挟むどころか寄せてあげる事ができるのかどうかも怪しいです!><
>199
…無茶しやがって…
……おかしい。
いつもならとっくに始末されているだろうに、まだ誰もブチ撒けられていない。
もしやカズキが股間、じゃなかった身体を張って斗貴子さんを
止めてくれているのだろうか?
よし早速、寄宿舎のカズキの部屋を覗いてみよう。
斗「見てくれ、カズキ。こいつら、私の胸のことを…」
カ「みんな斗貴子さんに親愛の情を感じているからだよ。
決して馬鹿にしているわけじゃないと思うよ」
斗「そうだろうか…」
カ「そうだよ!それに他の人が何を言おうと、オレは斗貴子さんのこと、
まるごと全部好きだから。――もちろんココも」
斗「(////)コ、コラ!…いきなりそんな(////)」
カ「いいじゃない。もう夜も遅いし――」
斗「そ、そうだ!明日から新学期、いや新年度だぞ!
私達ももう3年生だ、遅刻する訳にはいかないんだ――」
カ「じゃあ、尚更。斗貴子さんと一緒なら遅刻の心配ないから、ね?
――それとも、イヤ?」
斗「い、嫌じゃないが…」
カ「なら、ね?」
斗「……うん(////)」
カ「(////)」
斗「(////)」
こ、こいつら!ネタすら起爆剤にしてストロベリってやがるゥゥゥ!!
ストロベリー第三段階かッ?!
いかん、これは
斗「『これは』なんだ?何を見ている?――いや何を見ていた?」
ヤ、ヤバイ!!見つkザシュ
>>202 わざわざ人食いライオンのいる檻のなかに頭を突っ込むよな真似しやがって
命を粗末にするおバカさんだな
特にストロベリを邪魔されたときは素手でグリズリーを倒しかねないほどに危険だぞ
俺はというと桜花の胸枕で今夜はグッスリの予定
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:. .:::::。:::........ . .::::::::::::::::: _ i/ = =ヽi :::::::::::::。::::::::::: . . . ..::::
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::::::...゜ . .::::::::: /ヽ ノ ヽ__/ ....... . .::::::::::::........ ..::::
:.... .... .. . く / 三三三∠⌒>:.... .... .. .:.... .... ..
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:.... . ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:( )ゝ ( )ゝ( )ゝ( )ゝ
>>202無茶しやがって… ..........
.... i⌒ / i⌒ / i⌒ / i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
>>202の為に神父様呼んだよ。
マントとグラサンつけててちょっと珍しいけど。
節子、それ神父様ちゃう
それはロートr(ry
112の続きが激しく待ち通しいのですが
>>208 すんません、異動の関係で年度末から忙しくてほとんど書けてない……
今週中には業務にカタが付くと思うんで待っていただけると幸いです。
この時期はぬこの手も借りたいくらい忙しいからなぁ
>>209 いや 忘れないでいてくれてるならマジうれしい。
生殺しもまた乙なもんですw
212 :
坂口照星:2007/04/10(火) 10:04:30 ID:zDfbSVU9
>>207さん、ちょっと……
ガスッ!!ドスッ!!ドゴッ!!ドガッ!!…
HAHAHAHAHAHAHA―――――!!
大戦士長を怒らせると、こうです!!
イェッサー! <(((゜Д゜;;;)))
215 :
208:2007/04/10(火) 19:28:58 ID:EE+odpXL
せかしてすまんかったとです。今後の展開を妄想しつつ、楽しみに待ってます。
「俺が誰かだと?んなこたぁ、どうでもいい。」
「聞いてませんよ、火渡。」
「ところで照星さんよぉ、ロートルにはそんな激しい運動しちゃあ体に毒だぜ?
ロートルなんだからいい加減ジッとして後は若いエネルギーに溢れる俺らに任せておきゃあいいんだよ。
あん?私にそんな口をきいていいのですか、だと?
俺達は不条理の中で戦ってるんだ、これくらいどーってことねぇよ。」
「姿を見せなさい火渡、そしてちょっと来なさい」
「やなこった。」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「やっと見つけましたよ、火渡。」
「あん?照星さんじゃねぇか。
いったいどうし―― 」
「HAHAHAHAHAHAHAHA!」
〜数時間前〜
「どうしたの?ブラボー、おりいってお願いがあるって?」
「んむ、カズキ、最近火渡が毒島とケンカしてしまったな。俺と千歳に八つ当たりをして困らせる。それに戦士長がこれでは戦団の指揮が落ちる。
そこで、戦士カズキ!君に新しい任務を与える。
君の新しい任務は火渡をお仕置きさせるために―」
「任せてブラボー!!俺は声まねの達人だ!!!」
「お前が何をしたいのかはわからないが任せよう。ちなみに作戦名はH.O.だ!」
「H.O.って?」
「H→火渡
O→お仕置き
だ!!」
「そのままだな。」
「呂区魔素?!いったいどこから?!」
おしまい
大戦士長を欲情させるとこうです!!って、
笑いながら押し倒す照星さんの話しってどー?(・∀・)
押し倒されるの誰? 千歳? 毒島?
理由は二つ
一つは、大戦士長が部下の恋人を寝取る真似をしそうに無いこと
もう一つは、御前の核鉄泥棒という重大な問題行為を見逃すくらいだから、
それなりに好意あるんじゃないかと思ったから
大戦士長の正体は実は女の子
あのサングラスを外すと魔法が解けて
13才で縦ロールの可愛いドジッ子に戻れるの
理由は二つ
一つは不条理という言葉を使うようになったことや照星の気持ちに気付かず自分よりもブラボーの方を気に入っていると言ってすねるところにキューンときたり、鈍いところにヤキモキしていた。そしてついにあってはならない感情が爆発した場合。
もう一つは自分の方が早くから目をつけていたのにも関わらず、マスクをかぶった泥棒猫にかっさらわれそうで焦って手を出してしまう場合。
>>225 キミは801板に行ったほうがいい
まあ照星さんはオレの隣で寝息を立ててるけどね
最近どこでも照星さん大人気だなw
神父のコスプレが趣味の36歳若作り中年オヤジなのにね( ゚∀゚)
嫁さん創作すれば照星さんでもノーマルエロが書けるはず!
きっと「あんた」「おまえ」でツーカーな夫婦…だといいな
照星さんは既婚者で、趣味が仲人!それ故、とにかくカップルをくっつけたがる!
という設定がある作品を思い付いてはや半月…
アーマーバロン×照星でいいじゃない
233 :
坂口照星:2007/04/12(木) 23:20:00 ID:AchZ7uDY
>>229さん、ちょっと…
ガスッ!!ドスッ!!ドゴッ!!ドカッ!!
HAHAHAHAHAHA―――――!!
大戦士長を怒らせるとこうです!!
イェッサー! <(((゜Д゜;;;)))
銀成学園の女子の制服は
トイレとか大変そうだなハァハァ
パチンと取り外しが簡単だったりするのだろうか
>>235 きっと校則で『下着の着用は不可』とかあるんだよ!!
だからあの着替えシーンで斗貴子さんがはいてない、だったのは
校則を守っていたからなんだ!
恐るべし、銀成学園!!制服の規定はルーズ(斗貴子さんの制服が
違っててもOKだったから)なのに、下着に拘るとは!!
スケベ!
>>236 いや、その校則はニュートンアップル女学院の校則だ。
斗貴子さんは転校しても前の学校の校則を守る律儀な人だったんだよ!
そしてヴィクトリアも……あれ、誰か来たみたいだ
これはひどい・・・人間のあらゆる臓物が外部に飛び散っているが、脳みそが見当たらない
なあ……これって本当に人間一人分なのか……?
241 :
209 :2007/04/16(月) 22:52:48 ID:UIXXEJ2X
先週で落ち着くかと思ったらさらにえらいことになりますたorz
とりあえずコツコツ書いてエロ前までは書いてあるんで、もうしばらく待っていただけると幸いです
俺のブラボキッスは百八式まであるぞ!
…ごめん、書いてみたかっただけっす。
>241
ktkr
全裸で待機する勢いで楽しみにしてます
>>241 待ってるよー、ってプレッシャーに感じないで、のんびり書いてね
ところで本スレに/Zの発売日、来てた(5/25)
内容が気になるなぁ
蝶・個人的にはまっぴーが毒島さんをなんと呼ぶか知りたい
「はーちゃん」か「はーちん」、意表をついて苗字で「ぶーちん」
……どっかの大統領みたいだ…
そうだ、どこぞのテニス部の人にならって「火渡夫人」はどーよ?
…あれ、なんか焦げくさい臭いが?って、身体が痺れ・て・う・ご……
>>244 ひどいな……。
顔どころか、内臓までボロボロの消し炭だ……。
検死には、焼死体に詳しい人間を呼んでおけ。
それと、歯形を採って行方不明者の歯科カルテと照合、急いでくれ。
半年前は行方不明者の街、今は焼死体の街か……。
>>244Σ(´Д`*)わー、本スレ逝って無いからなんのことか解らん…
アニメ化した割りに書き手さん増えなかったね
こんなものなのかなー
いい意味でも悪い意味でもゆったりだよな、
でもまぁ一過性に流行るよりいいけど
フェチ的にそそるSSを書きたいなぁ…
>>241 火毒分不足のために途中まででもいいから投下キボン
>>250 はやるな!早漏だと思われるぞ
あそこで腰振ってる火渡の様に!!
>252
灰じゃなくてハイかと思って大戦士長もいい年して元気だなぁと思ってたら
ガスッ!!ドスッ!!ドゴッ!!ドカッ!!
HAHAHAHAHAHA―――――!!
大戦士長を怒らせるとこうです!!
209さんが戻ってくるまでのつなぎになれば。文章力のなさは大目に見てくれ!
普段憎まれ口(常識的に考えて毒島タンの方が真っ当な言い分であり、
純粋に火渡を思っての台詞)ばかり叩くマスクっ娘に
いつかギャフンと言わせたい火渡の元に、アタシ・参上!
「…何だ、これは?」
「ウフフ、アタシのオトナアイテム・パート3!オトナのお・く・す・り(鳩
ちなみに、アタシのオトナアイテムは全部で108あるのよン」
「知るか!」
「だって戦士長、毒島ちゃんをいつかアフンと言わせたかったんでしょ?」
「いや、アフンじゃなくて」
「普段真面目なあのコが泣いて許しを請うほどスゴい効き目なんだから。
犬飼で実証済みよ。キャッ、言っちゃった」
後半は余分だ、後半は。内心くだらねぇと思いつつ、前半部分に少なからず興味を抱いていた。
そう考えると、いつもの「火渡様」もエロセリフに聞こえてくる。
「──!火渡様、このお茶に何を…!?」
たまには俺が麦茶ぐらい淹れてやる、という火渡の言葉を信じた毒島の足元に湯飲みが転がる。
吐き出そうにも、マスクをかぶっている為、すぐにそうする事ができない。
「なぁに、いつもお前にはお世話になってるからな。
ちょっと大人しくなるブレンド茶だ」
「や…っ、火渡様、来ないで…あうっ!」
既に力が入らなくなっているのか、容易にマスクを引き剥がす。
その中から、重厚なガスマスクからは想像のつかない可憐な美少女が姿を現す。
「やぁっ!み、見ないで下さいっ!」
必死の抵抗むなしく、後ろからガッチリ抱え込まれてしまう。
そして火渡は毒島を抱えたままベッドに腰を下ろした。
「そのマスクはお前の一部分と同じようなモンだから、
素顔見られンのは裸を見られるのと同じくらい恥ずかしいか?ん?」
「ひゃ…ッ、ゃ…ぁ…っ」
耳元で囁くたびに小さな肩がビクッ、ビクッと震える。
「クク…いいカッコだな。いつもの憎まれ口はどうした?」
れろ。
長い髪の合間を縫って、舌先が耳をなぞる。
「ひゃうぅッ!!」
今度は先ほどよりも大きく身体が跳ねる。が、火渡を払いのけるほどの力にはなれなかった。
だいぶ効いてきたな──確信した火渡は耳介の溝や、その奥に向けて舌を向ける。
「や…っふ…はぅ…んんッ」
ガードするように肩をすくめようとするが、後ろから抱き締めても腕が余るほど小さな身体は、
そのささやかな抵抗すら拒絶される。
はぷ。
「…ッひ…」
火渡は程よく柔らかい軟骨と耳たぶに軽く歯を立てた。
そして耳の裏側、耳たぶの付け根のくぼみへと舌を這わせる。
「んひっ!ひゃ…あ…あぁ…っ、や…も…やめ…」
「そうだな。そろそろやめるか」
それを聞いた毒島がほっとしたのも束の間──
「耳はもうひとつある事だしな」
「はひゃぁっ!?」
今度は反対側を更に執拗にねぶり出す。
「ひぃんっ!やぁ…ッ」
「もう終わったと思って気ィ抜いただろ。甘ェんだよ、バーカ」
ずちゅるるるっ
「きゃひぃぃっ!!」
小さな体がビクン!と大きくはね上がる。
「随分とかわいい声で鳴くじゃねぇか。耳しゃぶられるのがそんなにイイか?このド変態が」
唾液と汗にまみれた耳に、容赦なく辱めの言葉が降り注ぐ。
肉体的苦痛は普段の粗暴な扱いで耐性がついていたのか、どうやら毒島は言葉攻めに弱いらしい。
ねちねちと濡れた音、そして火渡の熱い吐息と低く卑猥なささやきが毒島の潔癖な羞恥心を刺激する。
「毒島…想像してみな。俺が今舐めてンのは、耳じゃなくてお前の大事なトコだ、って」
「え…あ…わ、わた…し、の…?」
「そうだ。お前のやらしー穴を俺の舌でメチャクチャにしてンだ」
そう言うと、舌先を尖らせ、軽くつつく。
「ひゃ…あ…火渡様の舌…が、わた…しの…あ…あぅんンンッッ!!」
か細い悲鳴をあげて激しく痙攣すると、糸の切れた人形のようにぐったりと火渡の胸にもたれかかった。
しかし、火渡の膝の上で宙ぶらりになっている足は、まだガクガクと震えている。
「…何だ?耳でイッちまったのか?とんでもねぇエロガキだな。そんなガキには…」
「…あ…?きゃぅっ」
まだ肩で息をしている毒島をベッドに放り投げ、慣れた手つきで下着もろともズボンをずり下ろす。
「や…!やめて下さいっ、そこは…!」
歳の割りに小柄なのは、単に身長だけではなかった。
内腿の隙間から覗く、マシュマロのようにプックリとしたふくらみと、
そこからほころびる薄紅色の可愛らしい花は、既にトロトロの蜜でまみれていた。
「まだ生えてもねぇくせに、いっちょ前に大洪水じゃねぇか」
「……ッ」
わざと下卑た言葉で羞恥心を煽る。
──この様子だと、シラフでも充分<s>調教</s>教育できたかもな。
四つん這いになってふるふると震える白く、小さなお尻が火渡の加虐心を募らせる。
こんな中途半端な状態で終わらせる訳にはいかない。
とは言え、未経験者(だと思う。いや、そうであって欲しい)に成人男性のそれは色んな意味でヤバい。
さすがにそこまで外道になれるほどの悪人ではない模様。(単なるヘタレとも言う)
「毒島ァ…お前の上司を上司と思わないその態度、身をもって思い知れや」
照星に対する自分のそれはどうなんだ。
そんな心のツッコミも不条理の壁の前には無力。あまりにも無力。
今後の展開を理解したのか、もう抵抗する力も残っていないのか、
毒島はお尻を突き出したまま、うずくまっていた。
「ひゃ…あ…ッ!」
ぬるりと熱い塊が白く柔らかい内腿の間に割り込む。
「…っと、しっかり脚閉じてろよ。でないと…」
「や…嫌です、それだけは…!」
「だったらいい子にしてろよ?」
「あうぅ…は、はい…」
悔しそうに下唇を噛む毒島の両脚が必要以上に開かないように後ろからしっかりと支える。
「や…は…ッあぅッ!」
四ん這いのまま組しかれ、火渡の腕の下で毒島はせつない声を上げる。
(ひ…火渡様のが、私の脚の間に…っ)
一擦りするたびに正常な思考がそぎ落とされる。
いつしか毒島は、無意識の内に両脚を締める力に加減をつけ始めていた。
「ふん…だいぶその気になってきたみたいだな。
にしても、犬っころみたいなお前にはお似合いのカッコだな。オラ、犬みたいに鳴いてみろよ」
毒島はちら、と潤んだ目で背後を見遣る。
が、言い出したら妥協を許さない、火渡の威圧する笑みで答えが返って来る。
「…きゅ…ぅ…」
「あ?何だ?聞こえねぇぞ」
「ぅ…わ…わふ…っ…火渡…様ぁ…も…許し…て下さ…ンンッ!おか…しくなっちゃ…んふぅッ!」
「いいのか?ここでやめちまうぞ?」
「ひゃ…や…」
遠慮がちにぷるぷると首を横に振る。
あのクソ生意気な毒島が、今、自分の腕の下で泣いて許しを請うほどに悶えている。
その背徳感と征服感に、火渡は性的快感とはまた別の悦びを感じていた。
「やッ、あッ、ひわ…り…ま…ッあ…はぁアッッ!!」
シーツをギュッと握り締め、再び毒島の身体がビクビクと痙攣する。
「ふぁ…あ…あつ…ぃ…」
震える両脚の谷間を、熱い濁流が滑り落ちる。
すっかり腰砕けになってしまった毒島は、しばらく起き上がることができなかった。
以上、オトナのおくすりの効き目を想像して危うく下段ブレグロを発動させてしまう所だったお話。
え…エロス
GJ
火渡は股間から火を吹く
凄く、エロスいです…
GJ!!
それにしても円山姐さん……つーか火渡も乗るなよ!
乗っちゃてもいいじゃない
ロリコンだもの
ひわたり
262 :
254:2007/04/24(火) 20:45:02 ID:hYFALO7N
>261
毒島視点での続きを考えてたら、毒火になってしまったので、
ヨロコんで続きおながいしまっそ。
アニメの方でもあんなに可愛かったヴィクトリアがこんなにも話題になってないのは何故だ!こんなんだったら俺が書いてやる!ただしネタはないがな!
誰かネタプリーズ
>>262 実はこっちも毒火で、火渡はめっちゃヘタレなんですが…
265 :
254:2007/04/24(火) 23:06:24 ID:hYFALO7N
ネタかぶってるかもしんね('A`)
隠れドSな毒島タンの逆襲撃w
ですがお先にドゾー
>263
ホムンクルスになる間に錬金戦団によるリンカーンとか
母が実験に没頭してる間に自慰とか
オリキャラが嫌いじゃなければ学園に出る不思議少女との淡い恋物語とか
ありそうなパピヨンとのツンデレ会話とか
月に行ってからのホムンクルス誰かとの恋物語とか
好きなのを選んでくれ
267 :
263:2007/04/24(火) 23:45:02 ID:17T0A0gF
>>266 おぉ、助かった。戦団の林間で頑張るわ
というかヴィクトリアは需要はあるのかね?
凄く不安なのだが
268 :
261:2007/04/25(水) 00:30:04 ID:S/KhdSMq
>>265 こっちは毒島大暴走。今度は火渡を無理やり…といった物なんですが、どっちにしろGWまで投下は無理そうなんで…
元々別に考えてた物なので、そちらの続きがあるならそちらをぜひ優先させて下さい。こちらはそのうち投下しますんで。
269 :
254:2007/04/25(水) 22:28:56 ID:5zfNIx9h
>268
(お大事以外の)身体が痺れて動かないよガスとかエロスな気分にさせるガスとか
毒島タンはエロ便利なコだなぁ。
こちらもGWの課題を先にやっつけねばならん上に、よく考えたらあまりエロくない展開だった。
林間のクライマックスだぜ!!の時にホム本体を埋め込もうぜ
→ヴィク子、暴れてTQNと同じく脳への直接の侵入は免れる
→その代わり、恐怖と絶望のカウントダウン開始
こんな黒いのが思い浮かんだ>ヴィク子ネタ
>>266月でホムンクルスの誰かならム〜ンフェイス以外無いでしょ
あのアホキャラで追い回してヴィクターに見つかり殴られるとか
271 :
268:2007/04/26(木) 10:29:55 ID:Mg1rzRae
272 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 14:02:02 ID:V37DXjPV
まとめサイトでストロベリってきた おなかいっぱいだ
>270
親馬鹿なヴィクター(*´д`*)
個人的には非常に見てみたい
……自分に妄想を形にする才能があればッ orz
我侭娘に振り回される親馬鹿ヴィクターか・・・いいな(*´Д`)ハァハァ
275 :
P.1/3:2007/04/27(金) 23:30:14 ID:E008ZSAu
新年度が始まったと思ったら、いつの間にか担任にされていた。
それも三年生、受験等を控えた難しい時期の連中だ。
そんな連中の担任を去年の暮れに入ったばかりの新任教師に押し付けるか、普通?
で、その三年生の担任になってまだ日の浅い今日は
『三者面談』
そう、生徒の進路について本人と保護者、そして教師の三人でヤるアレだ。
お陰で今日は着慣れないスーツ姿で登校する羽目になっている。
こういうモンは二年の時までにやっといて、その進路なんぞに応じて三年生のクラス分けを
するモンじゃねェのかとも思ったんだが。
この銀成学園では入学から卒業までクラス替えをしないってェのが、この学校の方針らしい。
なんでも初代校長の遺志だとかで、何処でも老頭児は碌なコトをしやがらねえ。
もっとも、そのお陰で毒島もやっと馴染んだクラスメイトとバラバラにならなくて済んだんで、
あながち悪いとも言えねェか。
残り2年の高校生活であの人見知りが直りゃ良いんだが。
ところで、だ。
俺の受け持ちクラスは三年B組。つまり昨年度の二年B組、すなわちあのクソガキ共の
居やがるクラスだ。
ったく、なんでまたよりによって!もう不条理は止めにしてェと思ってんのによ。
で、本日の面談、最初の生徒は、と……
「…なんでお前が来んだよ、防人?!」
「斗貴子の親代わりなら、俺しかいないだろう?それともあれか、母親代わりも必要か?
それなら千歳を呼ぶぞ。なに、すぐに来る」
「私用で武装錬金、使わせんじゃねェよ!!
だいたい、その格好はなんだ?親代わりってェんなら、ツナギじゃなくスーツ着て来い、
俺みたいにな。いやせめて、その無精ヒゲは剃って来い!」
普段の俺が上下ジャージで、素足に健康サンダルなのは秘密だ。何故なら(ry
「何を言う!これは俺の仕事着、いわば制服であり、これが俺の正装だ!
警察官も看護師もシスターもメイドさんも、みんな制服が正装、それで何を恥ずかしがる
ことがあろうか?!」
まあ、シルバースキンを模したあのコートでないだけマシか。多分、暑い所為だろうが。
「…そうか。最近はそういうコスチュームでプレイしてんのか?」
「うむ。さすがに学園の制服は拙いだろうということで――」
「戦士長!!」
津村斗貴子が顔を伏せ、肩を震わせていた。多分、怒っている所為だろう。
そういえばコイツは未だに、あの横浜のナントカてェ女子校の制服だ。
そうだ。銀成学園のじゃなく、コレなら良いんじゃねえのか、と防人に提案しようと思ったが
止めておいた。
「で、お前の進路希望は?お前の成績なら、そこそこのレベルの大学で奨学生に
なれるぞ?もちろん、そうでなくても戦団から学費は出るがな」
未成年の者は就学必須、というのが錬金戦団の方針である以上、学費は全額、戦団持ち
となっている。ちなみに四年制大学に進んでも最後まで学費は支給される。
ま、錬金術の研究のスピンオフによる技術の特許料やらで懐具合は良いんだろう。
「…いえ、私は、その、あの…」
「カズキと一緒です、か?」
言いよどむその言葉の残りを防人が足した。慈愛を込めた眼差しを向けながら。
フ、確かにコイツは親代わりだ。…そういえば最近、照星サンの声、聞いてねェな。
後で電話してみっか。
「…はい」
また顔を伏せてしまったが、今度は顔が赤くなった所為だろう。見なくても判る。
……ちと妬けるぜ。
次は、と…フン、そのクソガキ、武藤カズキか。
面白ェ、あのお人よしの親てェのがどんなモンか、たっぷりと拝見させて貰おうか。
276 :
P.2/3:2007/04/27(金) 23:30:53 ID:E008ZSAu
「中々どうして、スーツ姿も様になってきたじゃないですか」
武藤の隣に座った保護者はそう言った。つばの広い帽子を被り、その神父のような服装に
不思議と似合っているサングラスを、指で軽く押し上げながら。
――電話代が浮いたな。
「ジジイたァ思ってたが、高校生のガキがいるくれェの年寄りだったのか?」
「………こっちへ」
「わぁ、待って、待って、大戦士長!!まだこの後も面談あるんだから!火渡がボコボコ
だったら拙いですよ?!」
襟首を掴まれ、教室の後ろに引き摺られかけた処を武藤の制止で免れた。
助かった。だが礼は言わねェぞ。
「なんで照星サンが来るんだよ?まさか隠し子か?」
「…武藤君の御両親が、仕事の都合でどうしても帰国できないから、と防人に相談して
いるのを人づてに聞きましてね。
彼自身は斗貴子君の保護者として出席することになっているので、二人分では大変
でしょうから、私が代わりに来たのです。
判りましたか?」
やれやれ……まあ良い。さっさと仕事を済ませちまうか。だがその前に。
「おい、武藤。学校では『先生』と呼べ。良いな?!」
「は〜い」
「ようし。で、お前の進路希望は?…おっと、津村と同じ、とか言うなよ?」
「えっ?」
鳩が豆鉄砲食らったような顔をしやがった。まったくコイツにはビックリ顔と笑い顔、
それから授業中の寝顔しか表情が無ェのか。
俺に歯向かいやがったときのツラなんぞ、銀成に赴任してからこっち、ついぞ見せたことが
無ェ。
――いや、これが本当のコイツ、武藤カズキなんだろうよ。
平和で愉快な日常。それに囲まれて生きている。俺とはエラい違いだ。
ちと……妬けるぜ。俺が守れなかった世界を救っちまいやがったんだからな。
そして救世主になれなかった俺は、ここで教師になってるって訳だ。
ま、いいさ。俺は教育の力で、今度こそ世界を守ってみせる!……なんてな。
「津村がお前と一緒、と言ったんだよ。で、やっぱり進学か?」
「あ〜うん、その〜」
ったく、コイツラは。
「おいおい、ストロベリんなァ、寄宿舎に戻ってからゆっくりやんな。あそこは防人の管轄
だからな、俺にゃあ責任が無ェし」
「ああ、そうじゃなくて…出来れば」
「出来れば?」
「錬金術の研究がしたいです。……ホムンクルスを人間に戻す研究を。そしてもう一度、
ヴィクターやヴィクトリア、それに他の人達にも人間として会いたい。
…斗貴子さんは気が進まないかもしれないけど」
そして照れたように笑いながら続けた。
「でもオレ、成績悪いから…だいたい、その為にどんな学科に進めば良いかも判らないし」
「大丈夫ですよ、武藤君。
確かに錬金術は現在の公式の学問・技術より高度なものですが、必ずしも延長上に
ある訳ではありません」
横から照星サンが助け舟を出した。
「既存の科学知識より、むしろ広い分野での教養のほうが必要でしょう。その為には――」
そう言いながら俺のほうを見た。
「ならとりあえず、てな言い方はナンだが、進学しとけ。
別に理系の学科を選ぶ必要は無ェんだ。成績のほうも二年の三学期での伸びを維持
出来りゃあ、なんとかなるだろう。――お前、達人なんだろ?」
「うん!…じゃなくて、はい!」
「我々も出来る限りの協力をしましょう」
そう言いながら照星サンは俺のほうを見て、にっこりと笑った。
――つまり俺にやれと。やれやれだぜ。
277 :
P.3/3:2007/04/27(金) 23:31:24 ID:E008ZSAu
…ふぅ…疲れた。武藤の後に更に三人。それも濃いのが。
とはいえ六舛が何故、六舛なのか、その理由の一端は掴んだ気がする。
次で今日の分は最後か。で、その最後は、と…中村剛太。
…待てよ、コイツも確か両親は……今度は誰だ?
「隊長、かなり疲れたような顔をしているが?やはり教師とは激務のようだな」
「戦部、お前か。…ああ、今日は特にな。で、その扮装は…そうか、漁師の正装か」
白いフンドシにさらしを巻いて、素敵な柄のハッピを羽織ったその背後には、日本海の荒波
が幻視出来そうな位だ。
「随分と物分りが良くなったな、隊長。
ウム、若者と触れ合う生活は脳を活性化させるようだ」
「で、何故ここに……円山か」
おそらく千歳経由で、な。
「なんだ、隊長にも連絡があったのか。
久し振りなので、驚かせようと思っていたのに残念だ」
「喜べ、充分驚いてるよ……で、中村剛太。お前の進路希望は?」
「は、はい、自分は――」
「育てれば、いい漁師になる」
「ようし判った。中村は漁師希望と」
「い、いや、ちょっと待って下さい!火渡戦士長に戦部さんも!!」
「学校じゃあ先生と呼べっつってんだろうが!はい決まり決まり」
「いや、だから――」
「本日はこれで終了。どうも遅くまでご苦労様でした、と」
「ねえ、ちょっと」
「いやいや、こちらこそ。ところで隊長、久し振りに一献?」
「待ってよ、ねえ」
「お、いいねェ。だが、どうもこのスーツってヤツは肩が凝っていけねェ。着替えて来るから、
ちょいと待ってな。ロッカーん中にジャージが合った筈だ――そうだ、防人も誘うか」
「俺にも夢っつーモンが――」
「そういえばさっき大戦士長も見かけたが」
「聞いてってば!!」
「おーし、照星サンも誘うか。こないだ、ちょいと良さげな店を見つけてな」
「不条理だァァ〜!!」
〜オワリ〜
エロス分が無いのと、カズキの将来を勝手に決めてゴメンなさい。
あと
すまない 中村剛太
謝るなよ、偽(ry
それはともかくGJ
G・J!
だが・・・投下は萌えスレの方が良かったかもねw
警察官も看護師もシスターもメイドさんも、みんな制服が正装、それで何を恥ずかしがる
ことがあろうか?!」
まあ、シルバースキンを模したあのコートでないだけマシか。多分、暑い所為だろうが。
「…そうか。最近はそういうコスチュームでプレイしてんのか?」
「うむ。さすがに学園の制服は拙いだろうということで――」
このへんが萌えスレの領域をアウト
282 :
254:2007/04/28(土) 21:39:02 ID:SxqeysIg
続き考えてたら、違う電波を受信してしまいました
…と書き込もうとしたら、鯖規制で引っ掛かりますた つД`)
どちらにせよ、未完成の上、携帯からでは書き込める量ではないので、しばらくオサラバです。ノシ
捕手
284 :
209 :2007/05/01(火) 23:38:25 ID:bhMsZ89d
>>254 >>275 GJです!
火渡はどうにもSッ気がありつつ肝心なところでヘタレてしまうイメージがあるなぁw
すいません……私のほうは終わりが見えません、SSも業務もorz
285 :
254:2007/05/02(水) 08:20:02 ID:GcGFlY0+
>209
乙です。火渡は根本的にSだけど肝心な所でヘタレ、に大いに同意。
今受信している電波の火渡は、ドS・鬼畜・外道の三拍子です('A`)
駄菓子菓子私自身がダウンしてしまっているので、
今日発売の∞見て萌えと体力を補ってから出直します ノシ
みんな〜∞買った?
(以下、ネタバレ含む)
パッピーは最初、保健室の女医さん(って表現で良いのか?)だったんだな
ってことは、もしそのままの設定だったらと考えると、色々と――
だが、少年ジャンプでは無理か……orz
とりあえず、桜花先輩とヴィクトリアと華花タンの水着姿が性的でした
288 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 22:54:25 ID:0fh0PxXB
あげ
>>286だが、今もう一回読んだら
保健の先生だったorz
勝手に女医さんに脳内変換していたよ……
どうなっているんだろう、オレの脳内?
まだ日も高い内から投下。後半(6/6)グロあり注意。
ヴィクターの調査を終えた千歳が部屋に戻ると、ソファにふんぞり返って煙草を吹かす火渡の後ろ姿が目に入った。
「火渡…戦士長、なぜここに…?」
「あぁ?千歳か。ヴィクターIIIは戦部と根来に任せてきた。かわいい部下が俺の帰りを待ってるんでね」
相変わらず戦略も計画性もない…千歳は半ば呆れつつ、言われてみればそのかわいい部下
――この1ヶ月間、彼女と共に行動を続け、先程まで同行していた毒島の姿が見えないのに気付く。
それともう一つ、千歳はこの部屋に異様な空気を感じていた。
ここにいるのは自分と、煙草を吸っている火渡だけ、のはずなのに、
第3の存在を示すもの――何かピチャピチャと飴を舐めている様な音と、
明らかに火渡のそれとは違う呼吸音――が感じられるのだ。
「火渡戦士長、せ、戦士・毒島は…?」
千歳は妙な胸騒ぎを堪え、火渡に問いかけ、彼の座るソファに近付く。
「毒島なら──」
火渡は大きく煙草の煙を吐くと、親指で己の足元を指した。
「いるぜ、ここに」
「……ッ!」
その指差す先には、愛らしい口いっぱいに火渡の雄根を頬張る毒島がいた。
千歳の存在に気付いた毒島の目は一瞬ビクッと怯えた様子を見せる。
が、それはむしろ第三者に見つかってしまった事への歓喜に潤み、同性の千歳が見てもゾクっとする妖しさを込めていた。
「ぷは…ぁ…ちと…せ、サン…」
「オラ、勝手にやめんな」
「ひゃい…んぷぅ…」
火渡は毒島の頭を押さえ付け、行為を続行させる。
「ひ…火渡くんっ!あなた、こんな小さい子に何て事を…!」
思わず「くん」付けで呼んでしまった千歳を、火渡は鼻で笑う。
「見りゃわかるだろ。別にクソ珍しくもねぇだろ、お前にとっちゃ」
その言葉通り、千歳は何度か火渡が執務中に女性を連れ込んでは行為に勤しんでいるのを目にした事はある。
そういう、女性にだらしない所が千歳にとって火渡の最も嫌いな部分の一つだった。
だからこの行為そのものに関してはもはや言及に値しない。
が、今、火渡の足元にかしずいているのは、部下であり、まだ年端も行かぬ少女なのだ。
「む…無理矢理なんでしょ!?戦士長の権限を使って…!」
普段感情をあらわにしない千歳も、さすがにこれには驚きと嫌悪感を抑える事ができなかった。
「おい、毒島。千歳はあんな事言ってるけど、お前、嫌々やってるのか?どうなんだ?答えろ」
ぐい、と毒島の柔らかい髪を引っ張り、引き離す。
二人の間を繋ぐ銀糸がつつ、と垂れる。
髪を引っ張られ、頭を上げた毒島が荒い息遣いで答える。
「はぁっ、はぁ…っ、ち…違うんです…これは…私が望んで、はぁ…っ、してる事なんれふ…」
最後まで答える間も惜しむ様に再び火渡にむしゃぶりつく。
「……!」
その光景に、言葉を失う千歳。
「…だとさ。ったく、1ヶ月振りだからって、そんなにがっつくな。好きなだけくれてやるからよ」
「ん…っふ…はひ…っ」
火渡に仕込まれたのだろうか。毒島はその見た目の幼さとは裏腹に、貪欲な二面性を見せ付ける。
「あ…は…っ、火渡様の…おひんひ…ん…ぅんっ…ぴくぴくってしてまふ…ちゅ…っ、んっ、んっ…」
「いいぞ、毒島…しっかり受け止めろよ…」
「はい…ッ!んんッ、ぷふ…んぅ…ッ!」
毒島の口の中でビクビクと白濁流が溢れる。辺りに立ち込める雄のにおい。
それは千歳にとっても久方振りのものだった。
「んっん…んく…っ、ふ…んん…っ」
毒島は口の中の物を溢さないように手で押さえ、もぐもぐと一口ずつ噛み締め、吟味する。
「うそ…飲んだ…!?」
えづき、吐き出すものと思っていた千歳は愕然とする。
「どうだ?1ヶ月振りの俺の味は…?」
火渡が満足げに毒島の頭を撫でると、彼女はうっとりとした目で見上げる。
「はい…とても濃くて、おいしい…です…」
そして溢れた分を舐め取り、まだ尿道に残っている分も手で扱き上げ、吸い取る。
「ん…っ、ちゅぅ…っ…」
子猫が毛繕いする様にチロチロと小さな舌を這わせると、程なくして硬さを取り戻す。
「はぁ…っ、はぁ…火渡様ぁ…これ…」
懇願する毒島を、火渡は顎で指図する。
「いいぜ、来な」
「はい…」
ふらつきながら立ち上がる毒島の、長い上着の下には何も身に着けておらず、
火渡に跨る際、白く細い脚があらわになる。
「ま…まさか…!」
その「まさか」が目の前で起こる。
上着で隠れて、直には見えないが、毒島が火渡の膝の上でゆっくりと確実に腰を沈めていく。
「ん…っ、ふぁあ…ッ!」
「…ッ、相変わらずキツいな…よし、動け」
「は…ぃ…んあ、あっ、くぅ…ん…」
毒島は火渡の首にしがみつき、遠慮がちに上下に動き出す。
「ひぁ…あ…ッ、火渡様のが…いっぱい擦れて…んふ…ッ!あ…熱いです…」
「フン…千歳がいるってのに、随分と乱れてくれるじゃねぇか」
「…あ…!」
そこで毒島はようやく千歳の存在を思い出す。
「お前のココがどうなってるか、千歳にも見せてやれ」
「え…っ」
二人の驚きをよそに、火渡は毒島の上着をたくし上げる。
「見えるか?千歳。毒島の、まだ毛も生えてねぇガキ×××が、俺の▲▲▲を咥え込んでるのが」
「や…っ、火渡様…!」
「どうした?さっきみたいにケツ振ってよがってみせろよ。千歳にお前がイク所、見せてやれよ」
「や…ああ…」
肩越しに見える千歳は、驚きと、汚いものでも見る様な軽蔑を含んだ表情を見せていた。
「あ…ああ…っ」
それでも、一度着いてしまった火は、もう消す事はできない。
毒島は 千歳の視線と、押し寄せる快感に抗えるはずもなく、火渡にしがみついてビクビクとその小さい身体を震わせた。
「ぅあ…は…あ…」
火渡はまだ呼吸の整わない毒島の細い腰を引き寄せた。そして、呆然とその様子を見つめる千歳に視線を移す。
「千歳…」
「…!」
獲物を狙う獣の様に鋭く、狡猾な目。千歳もまた、捕えられてしまうのか…
「お前、防人がヴィクターIIIにかかりっきりで構ってもらってねぇんだろ?」
「…!」
「来いよ。二人まとめてかわいがってやるからよォ…」
「だ…誰が、そんな…!」
口ではそう言い、表情も平静を装いながらも、千歳の中の「オンナ」の部分は内側からジグジグと疼き始めていた。
薄暗い部屋に荒い息遣いと、ヌチャヌチャと濡れた音が響く。
火渡の腰の動きに合わせて千歳の肉付きの良い双丘がたぷんたぷんと揺れる。
「あっ、あ…ひ、火渡くん…少し休ま…せて…っ、あふっ!
そんなに続けたら…おかしくなっちゃ…あうぅっ!」
後ろから断続的に攻められ、千歳は三度目の絶頂を迎えた。
「ンだよ、テメェが勝手にイきまくってるだけだろ。毒島見習って、もう少し頑張れよなぁ」
火渡の左側には、千歳と同じくこちらにお尻を突き出した格好の毒島が、
前後のまだ幼い雌穴を同時に指で攻められ、声を押し殺しながら快楽の波に耐えていた。
ようやく蜜壺が解放され、千歳はぐったりと横たわる。
「それじゃ、今度は…」
火渡は指を引き抜くと、その指先に絡み付く蜜を舐め取る。
「待たせたな、毒島」
「あ…いえ…」
控え目な言葉とは裏腹に、毒島の目は期待に潤む。
その期待に応えるべく、割れ筋にぴたりと押し当てられる雄根。
ぎゅむ…っ
「ひぁ…あ…あぁ…っ」
押し寄せる圧迫感と悦びに、毒島の小さな身体がビクビクと震える。
「散々ほぐしてやったからな。さっきよりすんなり挿入ったぞ」
「ふぁ…ッん…っく…あっ、あっ」
火渡の腕の下で小さくうずくまり、毒島は切ない声を上げる。
「どうした?今日は随分とイイ反応するじゃねぇか。見られながらヤるのがそんなに気に入ったか?」
「ん…っ、だって…火渡にしてもらうって思っただけで、お腹の奥が“きゅうぅ“ってなっちゃうんです…ぅっ」
その疼きを癒すべく、更なる快楽に身を投じる。
「すごい…火渡くんのが…本当に…」
目の前で繰り広げられる、かつての戦友と少女の淫らな行為を、千歳はもはや傍観するしかなかった。
「あひっ!あぅっ!ひわた…りさ…まぁッ!」
シーツをギュッと握り締め、毒島も程なく果てた。
ずるりと引き抜かれた熱塊からほとばしる白濁液が小さな背を汚していく。
「はぁっ、はぁ…あ…あつ…い…ンンッ!」
まるでサンオイルを塗りたくる様に、ヌルヌルとくびれの少ない腰を捕える。
「さて…千歳もそろそろ回復したか?次は上手くやれた方としてやるよ。おいしい所は早い者勝ちだ」
大きくあぐらをかく火渡。千歳はまどろむ目を上げた。
「火渡…くん…」
一瞬、防人の顔が浮かんだ。が、火渡の指摘通り、彼の煮えきらない態度に、若い肉体を持て余していたのも事実。
そして、あれ程嫌悪を抱いていた男に女の悦びを引きずり出されているのも否定できなかった。
「んふ…っ、火渡様のお世話は…はぁっ、副官の私がします…ちゅ…」
「はむ…ん…火渡くんの事は私の方がずっと知っているのよ…子供は大人しくしてなさい」
それは異様な絶景だった。
戦団一の巨乳美女とうたわれた千歳と、同じく戦団一の美少女(素顔を知る者は少ない&比較対象がいないので推定)が
汗と唾液にまみれながら一人の男の男根を奪い合っているのだ。
千歳の舌先が先端の切れ込みを捕らえ、強く吸う。
「…ッ、さすが年の功だけはあるな。……防人にもそうしてるのか?」
「………」
火渡の質問には答えず、千歳は軽く歯を立てる。
毒島も負けじと、根元に添えていた手を軽く握り、上下に動かす。
そして、その下の二つの塊を唇で挟む様に愛撫する。
「ンだよ…毒島、お前だってやればちゃんとできるじゃないか」
いつもより激しく、貪欲に火渡を求める毒島を満足げに見下ろす。
互いに「オンナ」の部分を競い合う毒島と千歳。
ここまでは五分五分といった感じだった。
「はぁっ、はぁ…火渡くん…これならどうかしら…」
千歳は雄根を胸の谷間に乗せ、両手で優しく包み込み、ゆっくりと両手を動かし始めた。
「どう?火渡くん…これ…気持ちいいでしょ?」
「お…っ、さすがだな…っ」
思わず声を上げる火渡に気を良くし、硬くしこった突起を谷間の隙間から覗く先端にこすり付ける。
「すごいわ…硬くて、熱くて、鉄の塊みたい…」
「あぅぅ…火渡様ぁ…」
膨らみかけの胸元を押さえ、毒島がうな垂れる。
さすがにそんな手で出られたら、手も足も出ない。
それを察した火渡は、毒島を呼び寄せる。
「毒島…お前が胸ちっせーのも、ちっせーのを気にしてるのも、俺は構わねぇ、つったろ?」
「うぅ…でも…ひゃぅっ!」
火渡の舌先が淡いピンク色の突起に触れる。
「お前はお前のままでいいんだよ。俺がいい、つってんだ。文句あるか?」
「いえ…ないで…んんっ!ふ…っ」
赤ん坊を授乳させる様な不思議な感覚に、毒島は火渡の頭をギュッと抱える。
「はぁ…っ…私も…火渡様の、してあげますね…」
毒島が突起を舌先でつつく様に触れると、火渡の身体がビクッと跳ねる。
「んっ、ん…」
小さな舌が、時に周辺をなぞる様に、時にピンポイントで動く。
「ぅ…っく…」
「火渡様…ん…ちゅぅ…」
毒島の頭を抱える腕の力に喜びを感じ、毒島は目を細める。
「あ…っん、私の胸の中で…ビクビクしてるぅ…」
敏感な部分を両方同時に攻められ、遂に限界を突破する。
「ぅあ…熱いのが…中でいっぱい…」
谷間から零れ落ちる精液を千歳は指先ですくう。
「はぁっ、はぁ…お前等、どっちもなかなか良かったぞ…」
「どっちも選べないなら、どっちも選ぶまでだな…」
「火渡様…」
仰向けになった千歳の上に毒島を乗せる。
ぽってりと充血した、二つの花びらが物欲しそうにヒクヒクと震える。
「お前等、しっかりくっついてろよ」
「え…あ…あぁっ!?」
「ひゃ…ッ」
二人の間を縫う様に、ヌルリと熱塊が割り込んでくる。
そしてそのままピストン運動を繰り返す。
「あっ!あふっ!すご…火渡くんのが…」
「こすれて…ひぁっ!熱いですぅ…っ!」
三人分の体液が混ざり合い、淫らな音を立てる。
「あ…あぁ…こんなの…初めて…っ」
「フン…クールな女戦士・千歳様とあろうお方が大した乱れっぷりだなぁ?オイ」
「いや…言わないで…」
そのやり取りを背中越しにする毒島は、目の前でたぷたぷと揺れる豊満な二つの肉塊を強く握り締める。
ぎゅううぅぅっっ
「ひぅ…ッ!」
「コラ、毒島、妬くな妬くな」
「あぅぅ…」
すねる毒島の頭を軽く撫でる。
火渡は、彼女が今まで表す事のなかったある特定の感情を見出す。
「ガキだと思っていたが…カワイイ事してくれる…」
聞こえない様に、小さく呟く。
もっとも、当の本人等はそれ所ではなかったわけだが──
「あッ!あぁッ!火渡くん…もっと…もっとこすって…!」
「んッ!きゃふ…ッ」
「あーあ、やらしーメスを二人も部下に持つと苦労するなー」
肉と肉がぶつかり合う音と、荒く乱れた吐息が辺りを包む。
「んぅッ!あ…ダメ…イ…くぅぅんッッ!!」
「ひぁ…あ…んんッ!!」
互いに抱き合い、余韻に震える千歳と毒島。
「いいカッコだな、千歳…こんな所、防人が見たら軽蔑モノだろうなぁ」
「さき…もり、くん…」
うつろな目で千歳は呟く。
「防人くん…私…っ…」
千歳のその涙声に、火渡の目が淀む。
「毒島、どけ」
「え…あ、はい…」
火渡の声のわずかな変化に気付いた毒島は、大人しくその通りにする。
そしてまだ呼吸の整っていない千歳を組み伏し、荒々しく貫いた。
「あぁうッ!」
「防人、防人、防人!お前はいつもそうだったな!俺と防人を比較して、優等生ぶって、照星サンに気に入られて!」
「火渡様…」
火渡の胸の内のドロドロとした感情を察し、毒島は小さな胸を痛める。
「それが今じゃどうだ?嫌いな男に抱かれて、よがり狂って、▲▲▲ならどの男のだってイイんだろ!?
……そのクセ、防人に操立てか!?笑わせんな!」
「ひぁ…ッあぅ…さき、も…」
「…チッ!」
千歳を突き飛ばすと同時に、雄根が引き抜かれる。
「…防人の事だ。コッチにはまだ手ェつけてねぇだろ」
「え…ッ、や…そこは…!」
先端がセピア色のすぼまりに触れ、千歳は身をよじらせるが、到底男の腕力にはかなわない。
「うるせェ、俺に指図するな。殺すぞ」
「いや…あ…あぁーッ!!」
千歳を気遣う事なく、火渡は激しく腰を打ち付ける。
「ホラ、イけよ!嫌いな男にケツ犯されて、防人の名前呼びながら、イっちまえよ!」
「ぅあぁ…あ…ゃ…っ」
痛みと圧迫感に放心状態の千歳を憎々しげに見下ろすと、背後から膝裏に手を回し、ぐいと両足を広げさせた。
結合部と、その上の秘裂があらわになる。
「毒島」
「はっ、はいっ」
今まで二人の様子を大人しく見ていた毒島は、急に呼び止められ、はっと我に帰る。
「毒島…お前の手なら小さいから…入るだろ」
「……ッ!!」
「え…」
毒島は火渡の言わんとしている事をにわかに理解できなかったが、指で押し拡げられたソレを目にし、戸惑いの色を見せる。
「いやッ!やめて!そんな…あうッ」
手で口を押さえられ、もはや抵抗する手立てはない。
「テメェの答えは聞いてねぇ。毒島、聞こえなかったか?」
「………」
火渡の命令は絶対だ。例え、それが不条理だろうとなかろうと。
そしてそれは毒島の中に芽生えていたある特定の感情──千歳に対する嫉妬と羨望を呼び起こした。
「千歳サン…あなたがいけないんですよ…?防人戦士長というお方がありながら……クスクス…」
毒島は濁った笑みを浮かべながら、じりじりと近づく。
「ん…んんーッ」
「毒島はな、人畜無害なのはいいんだが、その分、一旦『戦闘態勢』に入ると加減ってものを知らねぇ。
せいぜい、暴れたり毒島の機嫌を損ねて使い物にならない様に気をつけるこったな」
「……!!」
「おい、毒島、イキナリ突っ込むなよ?」
形だけの念押しをすると、毒島は小さくうなずいた。
まずは親指以外の四本がぬるりと埋め込まれていく。雄根とは違う、不快な異物感が襲う。
「んぐッ!」
「あ…あは…手首まで入っちゃいましたよ…千歳サン、気持ちいいですか…?」
最愛の男(ヒト)に仇なし、苦しめる敵を、幼く無邪気な罪人は容赦しない。
「ん…んんーッ!」
「…ッ、コッチもイイ感じに締まってきたぞ」
「ぃあ…あ…も…らめ…ぇ…ッ」
今まで感じた事のない、とてつもなく激しい快感をその身に受け、頭の中が真っ白になっていった。
「……なーんてエロイベント、発生する訳ないわよねぇ…はぁ…」
「千歳サン…?」
ヴィクターの調査と、その報告を終えた千歳は大きく溜息をついた。
「防人くんは相変わらずだし、かと言って火渡くんもああ見えて肝心な所でヘタレっぽいし…」
また妄想オチです。すまn(ry
もう火渡=ヘタレは定着しちゃったなw
GJ!!
千歳さん、なんて大胆な妄想……大変だなブラボー、色々と
別件
保管庫が更新されてた!ご苦労様です
299 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 18:15:39 ID:/X459NJg
保管庫あるんですか?
是非おしえてほしい。
>>299 このスレの
>>1の最後の行のURL(?)から入って行くと
たどりつけますよ(ジャンプ系コミックの部屋その1)
あと300げと
黒毒島がなんだかヴィクトリアとだぶったよ保守。
302 :
254:2007/05/06(日) 21:35:20 ID:jN+tIirp
改行で引っかかった時はどうしようかと思いました。
あともう一つ二つ詰め込む予定のプレイもあったのですが
気がつけばとんでもない量になっていたのでやめました。
千歳さんのいろんなところをもみもみしたい喘がせたい
かつては揉めたが、今はもう…
体の一部をヘルメスドライブで飛ばされるぞ
//以降ブラボーは千歳さんの水着姿をオカズにしまくってるんだろうな
火渡はロリだからああいうのはオカズにならないだろうな。
あれ?なんか熱(rx
萌えスレにSS投下したら「誤爆か?」と疑われてしまった件について
もう錬金関係のSSは此処にしか投下できないのかなぁ…
個人的には凄く寂しい
SS投下されてた頃の事を知らない世代の住人もいるということでせう。
ここでも向こうでも投下はウェルカムよ。もちろんエロいのはここオンリーだ!
全年齢でいけるエロスにも興味がある!
朝から何言ってるんだろうね
>全年齢でいけるエロス
じゃあとりあえず毒島さんのスク水プリーズ。
>312
むしろファンブックのピンク幼児水着で。
体型があんなだからサイズが合うのがお子様向けのしか見つからなくて、
(まっぴーや千歳さんに頼めばいいのになぜか付き添いの)火渡と
一緒に更衣室に入ってうわなにをするやめひわtwtOEUQ#*
更衣室の文字を見た瞬間、オルレアンの噂(更衣室の隠し扉から誘拐され人買いに売られる都市伝説)
を思い出し、デパートの更衣室からホムにさらわれた毒島タンを助けに行く火渡を連想した。
個人的に想像する「全年齢でもセーフなエロス」というと
「相手の怪我した指を口に含む」とかそういった感じですかな
カズキの「傷に触りたい」ってのも暗示的で良いですな
ほほう、皆様なかなかよい趣味をお持ちで
全 部 読 み て え
それはつまり、火渡と水着を買いに行った毒島タンが
試着中にホムに襲われ、火渡が助けに行く。
で、怪我をしたどっちかの指を口に含む、と。
そこで問題
1.火渡が毒島タンの傷を舐める
2.毒島タンが火渡の傷を舐める
3.お互いの傷を舐めっこする
さぁ、どれにする?
エロスの取捨選択なんてオレには無理!
と、槍の人が熱く叫ぶので3がいいな
ドットコムで公開された予約特典ポスター…
妹キャラにするには惜しいぜまっぴー…
あれはエロいな
もったいないものー!
彼女がAカップでいもうとがDカップー!
B地区がはっきりしてるものな
おっぱいは見えるのに
お尻がみえないのが残念無念
あるときまっぴーはノラたこホムンクルスにつかまってしまいました。
うにょうにょうにょ…
まっぴー「やー!はなして!」
ホム「ふっふっふ、ソウはいかん。ヒヒ…いいオッパイしとるわい」
たこホムは吸盤のついた触手で制服からブラジャーをむきとり、まっぴーのオッパイを8の字に縛りました。
たいへん!まっぴーの大きなオッパイが強調されて、さらに乳首が浮いて見えてしまいます。
まっぴー「ああ…んっ!うにょうにょするー」
ホム「ヒッヒ… おんやあ?ビーチクが見えとるのう?」
たこホムは触手のさきっぽでクリクリとまっぴーの乳首をもてあそびました。
まっぴー「ああ…っ!こすっちゃやだ…」
ホム「ヒッヒ、こんないやらしいオッパイの娘にはお仕置きが必要じゃ。それっ!」
たこホムは、まっぴーのオッパイを拘束した8の字をぐぐーっと締め付けました。
まっぴー「やだー!痛くしないでー」
ホム「大丈夫、ちっとも痛くはせんわい」
たこホムは、8の字をブルブルブル…と上下に揺らしました。まひろのオッパイも激しく上下に揺れます。
まっぴー「や…なにこれぇーっ!?」
ぼいんぼいんぼいん…という音があたりに響きます。むろん、まひろのオッパイが激しく揺れる音です。
まっぴー「…ハァ、ハァ、ハァ…」
まひろはオッパイをブルブルもてあそばれて、全力疾走でマラソンを走っているかのように赤い顔になり、荒い息をつきはじめました。
まっぴー「も、もう…だめーっ!」
まっぴーはぐるぐる目を回してひっくり返ってしまった。
ああ…去年の夏にまっぴーに拾われて食われて捨てられた食べかすから
私を創造してくださってありがとうございます、主よ。
そんなことを考えながら気を失ったまっぴーをお持ち帰りしようとしたたこホムは斗貴子さんに捕まり
たこ焼きの具ほどにみじん切りにされてしまいました。おしまい。
そのころパピヨンは、培養した蛸クローンで一杯引っ掛けていた。
なんて北斎チックな…w
俺もまっぴーのおっぱいを揉みまくりたいぜ
たこホム吹いた
アニメ見返したが、最終回、カズキの回想での
斗貴子さんのキス顔デレデレw エロいな
>>317 よくよく考えれば、火渡の武装練金的に火渡はケガしないだろ。
だからだなぁ、ここは恥じらいながら毒島タンの舐めてあげる中学生日記のような火渡だろ?
その方が火渡も嬉しいよな?
あれ?なんか窓の外が赤kgtpdmwt―――――
328 :
254:2007/05/22(火) 21:20:32 ID:7fHowtMA
>327
毒島、着替え中につき非武装状態→ホムの攻撃を喰らって怪我
→バトル時に火渡の核鉄を借りてエアオペAT発動
→非武装状態になったその際に火渡が怪我
=2,3が可能に。そんな話を考えてみたのですが、インチキバトルの上、
314の話を勘違いして考えた展開だったのを、後で気付きましたorz
それ以前に、怪我をしていない所まで舐めそうで怖いんですが。
毒「火渡様! こんなに腫れて赤黒くなっています。とりあえずお口で応急手当しますね」
火「ばっバカ、やめろ毒島!そこは怪我や火傷で腫れてるんじゃなくて・・・・・・・・・アッー!」
毒「とりあえず膿だけ吸い出しておきました。じきに腫れも治まると思います」
火「(1分持たなかった)シクシク(つД`)」
火渡 哀の劇場
火「くそっ、中学生日記だの早漏だの、好き放題書きやがって!」
毒「・・・気にしないで下さい」
火「・・・まぁ、それでも照星さんよりはマシか。あの人ぁ噂だと、あっちの方はもうダメらしいからな」
毒「そうなんですか?」
火「勃たねぇのか出ねぇのかは、知らねぇし知りたくもねぇけどな。
いくら若作りしても、あっちの方は若くはならねぇってか。アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ( ゚∀゚)」
毒「あの・・・火渡様・・・うしろ・・・」
アッー!!
>>331 「火渡、忘れたんですか?
私達は
火渡<千歳<私≦防人
という関係だったでしょう?
それなのにあなたときたら……………ちょっときなさい
HAHAHAHAHAHAHAHAUHO!」
>>333 毒「火渡様・・・お尻をおさえて・・・どうしたんですか・・・」
火「うるせぇ! 思い出したくもねぇ! その事は聞くな! イテテテテ・・・」
照「大戦士長の金剛槍の威力、思い知りましたか! これに懲りたら性根を入れ替えて・・・」
火「こんなことされたら、もうお婿さんに行けない(つД`)」
>>333 大戦士長、その不等式は何がどうなっているのですか。
ブラボーさんと千歳ってもっと進んだ関係だと思い込んでいたよこのスレのせいで
/Z…
ブラボー童貞疑惑
このダメージはシルバースキンでも防げない
「臆病者」かあ……「いくじなし」だとかなりキツイか
抱き締めて、髪や唇に触れたりして、千歳も拒絶してないのだから
それなりの関係とみていいんじゃない?
ブラボーにしてみれば、あの状況でキスをしてしまうのは千歳の心痛に付け入るようで
気が引けたんだろうし、千歳は千歳で強引に唇を奪ってでも支えてほしかったのかもしれないし。
やべ、オレ酔ってるw
というかアレだ。
一度深い仲になったはいいものの、なんかの理由で破局。
両方とも復縁しようかとも考えているんだがなかなか最後の一歩が踏み出せない。
そんな感じの関係ではないかと思うんだ。
互いに好きなんだと思うが、いろいろ余裕がなくて同期の仲間意識から恋愛へと
発展するタイミングをこれまで何度となく逃してる感じだよなw
まぁこれからなんだろう、この2人の青春は。
「千歳、俺、お前のことが…」
「防人くん…」
「あーあー、雨の日はじめじめしていかんな畜生……
ん?お前らどうした、顔赤いぞ」
ってな具合にいつもいいところで空気読めない火渡が現れてぶち壊しにするわけですな
あれ、なんかいつもより太陽が近(ry
大丈夫だ。あと少ししたら毒島さんがしっかりと飼い馴らしてくれるさ!
さて…
カズキ-斗貴子
ブラボー-千歳
火渡-毒島
剛太-さーちゃん
さあ、この中で一番早くヤっちゃうのは誰?
>345
違ってるよ
剛太の相手はちーちんだよ
・・・まぁ、剛太の場合、ちーちんの気持ちに気づくかどうかと、斗貴子を諦められるかが問題ではありますな。
その中で一番早そうなのはやっぱりカズトキでしょ。
そっち方面にかなり奥手そうな斗貴子さんだが、カズキに押し込まれれば拒めないだろーし。
寄宿舎はさすがにマズイから
やっぱどっかのホテルに行くんだろうな
いやいや…宿舎でもヤルよ。
斗貴子さんも「きやすくは駄目だがキミになら…」とかで
下手したら取水塔でもヤリかねんな。
まぁ、基本的に斗貴子さんはカズキにだだ甘だし、カズキといるときには周りに目がいかないみたいだから、寄宿舎だろうと保健室だろうと体育倉庫だろうと、カズキに本気で迫られたら最初は抵抗しても、結局そのままいきそうではありますねぇ。
ブラボー・千歳は、キスをするにも躊躇するブラボーと、そんなブラボーを臆病者といいつつも、自分からはアプローチしない千歳じゃあ、10年経っても進展しなさそうだなぁ。
火渡・毒島は、毒島から動くことはまずないだろーから、火渡しだいだろうけど、なんか火渡のそっち方面は小学生以下の可能性が高い気が。
剛太・ちーちんは、ちーちんは割と積極的に行きそうではあるけど、何となくまひろやさーちゃんが進展させようとして逆に引っかき回して進展しない、というのが目に見えるような。
>>349 酔った千歳が押し倒すんですよ。
なんか色々焦りだした頃にw
小説読むと公認の仲な事もあって
望めば2人きりの時間をつくるのも容易みたいだから
あとは場所の確保とストロベリーゲージのタイミングだけだろう>カズキと斗貴子さん
「まるごと全部好きだから」以上の恥ずかしい口説き文句をカズキが言うと予想される
ブラ&千歳は…しばらくは微妙なすれ違いを繰り返すが
遠からずバカップル坂を上り始めるのは必定
火毒はとりあえず高校卒業まで待った方がお互いのために良い。先生自重しろw
剛ちーはみんなからマターリ暖かく見守られるんじゃないかな
ちーちんはたぶん自覚したら意外とイケイケでアタックしていく子な感じがする
「ねぇ斗貴子さん……」
「ど、どうしたカズキ? あ、バカ、そんなに肩を強く抱かれると…」
「何か…興奮してきちゃった……んだけど…」
「はぁっ!? 待て待て待て、ここは寄宿舎――」
「…駄目?」
「……ま、まだ昼間だし………」
「…そりゃ、斗貴子さんがイヤなら無理にとは言わないけど……」
「………きょ……今日だけ……だぞ」
「斗貴子さぁんッ!」(///)
「うひゃあぅっ! コ、コラッいきなりどこ触ってるんだッ!」(///)
「大丈夫かカズキ」
「う〜ん……頭イタイ…」
「無理に起きている事は無い、風邪は寝て治すのが一番だぞ」
「…熱出して保健室に運ばれるなんて、戦士失格だよね…」
「……気にする事は無い。キミはもう戦士じゃないんだからな」
「うん…でも御免ね、付き添わせて」
「それも気にするな。保健医の先生もいないし欠課理由はちゃんとあるからな」
「それでも御免…それと、ありがとう」
「礼は治ってからでいい。早く寝なさい」
「…でも……」
「…? どうした?」
「いや、保健室のベッドって、初めてで……寝にくいなぁって」
「……そうか…。………じゃ、じゃあ…これでどうだ?」
「わっ、と、斗貴子さん!? 何でベッドの中にッ!?」(///)
「あ、いや、キミはいつも、私が手を握ってたり近くにいたりすると
寝つきがいいようだから……迷惑だったか?」(///)
「そ、それは全然構わないんだけど……その…」
「…あっ……」
「そ、その、急にそんな事されると…反応しちゃうって言うか…」(///)
「……し、仕方ないな…」(///)
「ちょ、斗貴子さん!?」
「キ、キミはじっとしてて良い。私が……その…ぜ、全部…してあげるから」(///)
「…で、どうする?」
「どうするもこうするも…鍵、掛けられちゃったし…」
「まさか体育倉庫に閉じ込められる事になるとはな」
「丁度、体育の時間が六限だったからね……
それ以外の時限の終わりだったら開けっ放しだったんだけど」
「…まぁ、無理矢理出る事も出来ないではないし、そこまで困る事はないが」
「えーと……それなんだけど、斗貴子さん」
「ん? どうし…ってうひゃぁっ! キ、キミッ、それ…」(///)
「うん……何か斗貴子さんのジャージ姿見てたら、テント張っちゃった」(///)
「張っちゃったじゃないだろ! 全く一体何を考えて…」(///)
「勿論、斗貴子さんの事を!!」
「そういう意味じゃなあいッ!」(///)
「…と、言う訳で斗貴子さん……」
「うっ、待ってくれカズキ、私は今汗臭いし…」
「俺、そんなの平気だよ? 丸ごと全部斗貴子さんの事が好きだから!」
「でも――んむっ!」
「………ぷは……ね、いいでしょ、斗貴子さん…」(///)
「…全く…キミってコは……」(///)
>>349を参照に書いてみた。保健室は斗貴子さん攻めになっちゃった、御免。
>>352 なぜか夜の保健室で2人がイチャついてる光景を想像した
いや個人的に「誰もいない夜の学校でのSEX」というシチュに萌えるんで
いくらバカップルでもどっかのDQNみたいに所構わずやっちゃうってことはないだろ
>354
そりゃまぁ、カズキはそれなりに分別あるし、斗貴子さんはまじめだしね。
でもその辺を妄想してこそのエロSSでしょ(w
クラスメイト達の影からの応援があるのだろう、きっと
……恐るべし、仲良し2−B!
「2人の思い出の場所」で…というのも素敵だよなと思ったが
オバケ工場、鷲尾戦の野山、朝陽をみた丘、学校屋上&給水塔、海豚海岸、宇宙空間etc
落ち着いてできない場所ばっかりだw
「火渡様、これ、私たちの新しい学校生活の門出を祝って、皆さんが買ってくれたんです」
「ほー、アイツ等にしちゃ、気が利いてるな」
「火渡様と二人で開けなさい、って円山サンが。何でしょうか?万年筆にしては少し軽いですし」
「まる…やま、だと?」
瞬時に嫌な予感がよぎる。
恐る恐るラッピングをはがすと…
「円山…アイツ、ムッコロス…!!」
「火渡様、何だったんですか?」
背後から毒島が覗き込む。
「うわあぁぁぁっ!!?何でもねぇっ!馬鹿っ!よせ、見るな!!」
「何で隠すんですか?私にも見せて下さいよっ」
揉み合う内に、床に転がる小箱。
そこには我々の期待を裏切らないブツが。
「…何ですか?これ。お菓子…じゃなさそうですね。
えー、何々、『これからは教師と教え子の関係なんだから、節度あるお付き合いをしてネ』ですって。
これがそれと何か関係があるのでしょうか?」
毒島タンの純粋攻撃がじわじわと効力発揮。
「火渡様は、どういう意味かわかりますか?」
「う〜、あ〜、その、何だ。つ、つけるやつだよ」
「……???つける、って、どこにですか?」
図で表すなら、火渡の頭上にはジト汗が、毒島の頭上には?マークが大量発生。
「だから、その、あ、アレの時にだな、俺のナニに…」
どうやら、恥ずかしい事を言わせるのは好きでも言わされるのは苦手な模様。
「え?あ、アレの時、ですかっ!?(パリンプシュー)え、いや、でも火渡様、今までそんなのしてなかったじゃ…」
「や、ま、そうだけど…だからこんなの必要ないんだよ!だからさっさと捨て…」
「使ってみたいです。使い方、教えて下さい!」
「……('A`)」
(火渡にとって)恥ずかしい実習編に続…かない
パピ桜花の人戻ってこないかなー
>>358 どこの学校にも何人かはいるDQNな娘らが放課後とかにトイレで膨らまして遊んでいる現場に出くわし、
「じょ、女性がそんな物をそんな風に扱っちゃいけません!これの本来の目的は…」と
火渡先生に習った知識を総動員して教えようとするものの、自分が言おうとした事に赤面し
DQN娘らに揶揄られ、火渡先生との噂までツッコまれる毒島タンまで想像した。
ブラボーが今度は勇気を出して千歳さんを押し倒してみても、
肝心なところで立たない可能性が…
「見て見て華ちゃーん。上手でしょ?何を隠そう、私はバルーンアートの達人なのだー!」
「ブゥ!まっ、まひろさんっ!そんなのどこから持ってきたんですかっ!?」
「えー?お兄ちゃんの部屋から。斗貴子さんの所だったかな?どっちでもいいや」
ソレが何かわかってて楽しんでいるまっぴー&さーちゃん。
実はわかってるけど知らない振りをするムッツリなちーちん。
「とっ、とにかく!女の子がそんな物をそんな風に扱っちゃいけません!おもちゃじゃないんですよっ!」
「じゃあ、華ちゃんはこれが何なのか、知ってるのかな、かな?」
巧みにくまさんを作り上げるまっぴー。その陰でこっそり取り説を読むちーちん。
「知っているも何も…!いいですか、これの本来の用途は…用途、は……」
〜夕べの出来事がフレッシュバック!〜
「…装着感に問題はないのですが、やっぱりこんなコンマ単位でも火渡様との間に隔たりがあるなんて嫌です。
その…火渡様を、直接感じたいんです…」
「毒島…(意訳:かわいいこと言ってくれるじゃないの)」
「(パリンプシュー)はっ、はわっ、はぅうう…(((*゜д゜*;;;)))」
「何ー?華ちゃん、どうしたのー?(ニヤニヤ)」
「そっかー、火渡先生と一緒に使ってるんだー」
「えっ、いや、ちが、火渡様…じゃない、先生とは、そんな…!」
「キャー!ナマ!?華ちゃん達、ナマでしちゃってるの!?火渡先生、鬼畜ー!!」
「Σ(゚д゚;;)はぅあッ!!?」
既に関係がある事を前提に盛り上がる三人娘ども。
「そ、外に出すからとか、そう言う問題じゃないと思うの!」
「ねえねえ!大人の男の人相手って、どんな感じ?キスとかも上手?舌、入れちゃうんでしょ?」
「エッチな発声を、個人レッスンー!?」
「や、あのっ、その…っ」
否定すればする程、より一層フレッシュバック!
><こうですか!>360
さーちゃんは子供ぽいっからその手に関しては奥手だと思う
女の子はいつも耳年増なんだぜ?
おニャン子クラブの歌を思い出した俺はもうイイ歳
(斗貴子さんの)セーラー服を脱がさないで
368 :
津村斗貴子:2007/06/01(金) 18:04:47 ID:qg2qttXi
>368
なるほど、脱がしてほしいわけですね?
カズキーおよびだよー
カズキンに服を脱がされながら綺麗だねとかドキドキしてるねとか
言われて恥ずかしさで何も言えなくなる斗貴子さん
そして俺もドキドキしてるんだよと照れ笑いするカズキンに抱き締められて
余計に何も言えなくなる斗貴子さん
こんな感じか?
『セーラー服を脱がさないで』
ふたりの初めての夜
カズキの部屋のベットの上で向き合う二人
カズキの腕がふわりと斗貴子を包む
「斗貴子さん、あったかい」
制服越しに伝わる斗貴子の体温を感じ、腕に力を込める
それに応えるように斗貴子もカズキの背中に手を回し、二人の体が近づく
「斗貴子さん、ドキドキしてるね」
薄いセーラー服越しに伝わる鼓動と体温
咎めるような視線を斗貴子から感じ
「俺もすっごくドキドキしてるよ」と続けた
鼓動は無いけれど
確かにカズキの動悸は早まっていた
斗貴子さんをもっともっと近くで感じたい
心も体も一心同体になりたい
「斗貴子さん‥脱がしていい?」
息がかかる程に唇を斗貴子の耳元に近付け
優しく優しく囁く
耳に感じた刺激からか、カズキの言葉に甘く痺れたか
斗貴子はピクン、と肩を震わせると、すがり付くようにカズキのTシャツを握りしめた
背中越しに斗貴子の手が小さく震えているのを感じ
なだめるように、あやすように髪を撫でた
「いい‥?斗貴子さん‥」
もう一度、優しく
それでいて甘く囁く
斗貴子はシャツを握る手に力を込め
コクン、とうなづいた
背中にまわされていた手が胸元に近づく
カズキの手がスカーフをほどき
もどかしそうに手首のボタンを外し
セーラー服の裾に手をかける
ゆっくりと丁寧に、セーラー服を脱がしていく
脱がす、という行為そのものに小さな感動を覚え、カズキは自らの中心に熱が集まるのを感じ
衣擦れすらも斗貴子に甘い刺激を与え
お互いの息が熱く、荒くなるのを感じた
まだ体温の残るセーラー服が、ぱさりとベッドの脇に滑り落ちる
カズキは手早くTシャツを脱ぎ捨てると斗貴子のセーラー服に重ねるように床に落とした
露わになった斗貴子の肩にそっと触れる
あの夜小さいと感じた肩、今はこんなに近くにある
そしてこれからもずっと
あの日の給水塔での出来事をなぞるように
どちらともなく二人の唇が近付く
深く深く口づけたまま、二人は柔らかなシーツの上に沈んでいった
続く?
初めて&携帯から書いたから改行が変かも
これはなんという生殺しw
ラブいなぁハァハァ
>>373 ス、ストロベリー杉る
濃厚ストロベリーを期待
もってけ☆(斗貴子さんの)セーラーふく
おそれおおくてもっていけませんよ
ぶち撒けろ☆(セーラー服泥棒の)はらわた
1回ageるわ
千歳さんだってセーラー服着るんだぜ?
もっとも、ブラボーは別の意味で脱いでほしいと願うだろうがな!
男はいつまでも少年の心を持ってるってのに、不公平なモンだ。
>>382 ブラボー「いや・・・千歳・・・脱いで欲しいってのはそういう意味じゃなくてな。
その年でセーラー服は、まるでイメクラ(ry」
千歳 「(`д゚メ)」
27になっても少年のようにまっすぐなブラボーに駆け引きは通用しないぞ、千歳さん…
押し倒s(ry
押し倒されてもヘタレて結局本番には持ち込めなさそうだ
そして今度は「意気地なし…」と罵られる訳だな
千歳タンがブラボーの後ろを開発すれば万事解決。
388 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 17:34:43 ID:LA0LCyL5
流れ読まずに、ほのぼのパピ+桜花投下。
エロスはなしです。ごめんなさい。
>359
覚えててくれてありがとう。
久々に書いたら普通にいい感じの二人になっちゃってなんか申し訳ない。
白銀の月を背に、夜空を浮遊する黒い影。
それは蝶の翅をひらひらと翻しながら緩やかに下降し、優雅な仕草で地上へと降り立った。
丁度、帰途に着いたばかりの桜花の前に。
「あら」
校門を出たところでパピヨンと出くわした桜花は、さほど驚くことなく足を止めた。
何しろ相手は神出鬼没の蝶人、どこで出会っても不思議ではない。
「どうしたの? 武藤くんならとっくに帰ったわよ」
「ただの散歩だ。貴様こそ、今頃下校とは随分ゆっくりだな」
校舎の時計は午後八時過ぎを差している。確かに早い時間とは言えない。
「腹黒女がこんな遅くまで学校に残って、一体どんな悪巧みをしているのやら」
「失礼ね」
冷ややかに目を細め傲慢な物言いで揶揄するパピヨンに、桜花は肚の底を読ませない完璧な微笑で応じる。
「もうじき生徒会の選挙があるのよ。その準備や、過去の書類のチェックで忙しいの。
――そんな学校行事、誰かさんはとっくにお忘れでしょうけど」
腹黒だの悪巧みだのと言われた仕返しに、少しの皮肉を付け加えることを忘れない。
別に本気で腹を立てているわけではなかった。
基本的に他人に対しては無意識にも優等生を演じている桜花にとって、パピヨンは気の置けない知人であり、
気取らず飾らず、素顔で接することが出来る数少ない相手だ。
「口の減らんヤツだな」
呆れたように鼻を鳴らすパピヨンも、特に気分を害した様子は見せない。
「弟はどうした?」
「秋水君なら剣道部の合宿で出掛けてるわ。ゴゼン様から聞いてない?」
「知らんな」
「そう言えば、今日は一緒じゃないのね」
パピヨンの周囲を見回し、自身の分身とも言うべき自動人形の姿がないことを桜花は確認する。
「何か誤解していないか? 俺とアレは始終一緒にいるわけじゃないぞ。アレが勝手に俺にまとわりついているだけだ。
この際だから言っておくが、貴様も飼い主ならきちんと躾けろ。あれが欲しい、これが食いたいとぎゃーぎゃー煩くて
かなわん」
「そうなの。ごめんなさいね」
ここぞとばかりにまくし立てるパピヨンに、桜花は口許を指先で覆い、くすくすと笑いながら詫びた。
ゴゼンが疎ましいなら桜花から核鉄を取り上げてしまえばいいものを、パピヨンが桜花に核鉄の返却を迫ったことは
一度もない。
それが桜花の知る現状であり、その事実に特別な意味を見出す必要もないと彼女は思う。
「ゴゼン様には今度よく言い聞かせておくわ。――それじゃ、ね。ごきげんよう、パピヨン」
よそ行きではない笑みで桜花が別れを告げると、パピヨンは「まぁ待て」と引き止めた。
「そう慌てるな。急ぎの用でもあるのか?」
「いいえ。家に帰るだけだけど……貴方こそ、私に何か用でも?」
「最近は何かと物騒だ。貴様のような腹黒女でも夜道の一人歩きは感心せん。送ってやるから感謝しろ」
「……貴方が?」
「なんだ、その思い切り不服そうな顔は」
整った顔を目一杯嫌そうに顰めた桜花を、これまた不本意とばかりに眉根を寄せたパピヨンが覗き込む。
桜花は実に盛大なため息をついた。
「ご親切は有り難いのだけれど、貴方と一緒に歩いて私まで変質者と思われるのは、正直ご遠慮申し上げたいの」
世間では“蝶人”として妙に好意的な支持を集めているとは言え、パピヨンの恰好はどう見ても不審者そのものだ。
実際の関係はどうあれ、人として到底受け入れ難い感覚の持ち主と、知人認定される事態だけはなんとしても
避けたいと言うのが桜花の本音だった。
「変質者とは聞き捨てならんな」
不満を声に滲ませ、パピヨンが不敵に笑う。
「この蝶・素晴らしいセンスが判らんとは、貴様の美的感覚もたかが知れているな。忘れているようだから教えてやるが、
俺は林檎の園の子羊達から蝶々の妖精さんと慕われるほどの紳士だぞ」
「あらあら。大事なお友達に、人としての尊厳を捨てるよう勧める方が紳士だなんて初耳だわ」
とある女学院での出来事を思い出し、激しい頭痛に襲われた桜花だが、こめかみを引き攣らせながらも負けじと
笑顔で応戦した。
「子羊の皆様も気の迷いから覚めてらっしゃる頃じゃなくて。ああ、そう言えば、どこかのご令嬢とのお約束は
キャンセルになったままかしら。お気の毒だこと」
生き生きと毒舌を吐く桜花を、パピヨンがせせら笑う。
「なんだ、貴様、それは嫉妬か?」
そして、一瞬沈黙が落ちた。
お互いに無表情で相手を見つめる、奇妙な間。
先にそれを破ったのは桜花だった。
「嫉妬? 私が? 貴方に?」
小首を傾げ、大輪の花が咲くようににっこりと可憐に笑ってみせる。
それは、彼女に憧れる人間が目にしたなら声もなく見惚れるに違いない極上の笑みだが、その実感情と言うものを
全く伴っていなかった。
疑問符を畳み掛ける声はどこまでも明るく、全てを凍てつかすように冷たい。
小さく舌打ちし、パピヨンが桜花から目を逸らす。
「……失言だ。忘れろ」
再び沈黙。
やがて、桜花の肩が小刻みに震え出し、苦りきった声でパピヨンが言った。
「いつまでも笑うな」
「だって」
桜花は堪え切れずに声を立てて笑う。
「貴方がらしくもないことを言うから」
「天才にも間違いくらいはある」
「そうね」
笑い過ぎて目尻に滲んだ涙を指先で拭いながら、桜花は素直に頷いた。
そして、まだ立ち去る気配のないパピヨンを見て思う。
もしかしたら、パピヨンは最初から桜花を送るつもりでいたのかもしれない。
秋水の不在も、桜花が遅くまで学校に残っていることも、その理由も全て知った上で、夜道を一人で帰ることになる
桜花の身を案じ、わざわざ様子を見に来たのではないだろうか。
あくまで偶然を装う為に、情報源であるお喋りなゴゼンはどこかに置いて来たと考えるのも、あながち的外れでは
あるまい。
問い質したところでパピヨンはきっと鼻であしらい、きっぱりと否定するだろう。
だが、奇天烈極まりない外見からは想像がつき難いものの、目の前の男が、一本芯の通った真摯な心の持ち主だと
いうことを、桜花自身が既に知っているのだ。
舌戦には勝利したようだが、別の何かで負けてしまった気がする。
悔しい、と桜花は声に出さずに呟き、こっそり苦笑いを浮かべた。
気を取り直し、パピヨンに向かってすっと手を差し出す。
「パピヨン」
「なんだ?」
「私のことが心配なんでしょう? 折角だから、送らせて差し上げてもよろしくてよ?」
パピヨンの顔が、苦虫を噛み潰したように険しく歪んだ。
「……つくづく可愛げのない。誰も貴様の心配などしておらん」
そう言いながら、パピヨンは桜花の手の甲を軽く打つ。
返す手で華奢な手首を掴んでぐいと引き寄せると、そのまま桜花を抱き上げ、夜空へとその身を躍らせた。
「きゃっ!」
風を切って上昇する躯、見る間に地面が遠ざかる。
桜花は取り落としそうになった鞄を慌てて抱きしめた。
パピヨンの腕の中からそろりと視線を巡らせれば、人の姿は米粒ほどの大きさになり、いくつものビルの屋上が
遥か足許に見える。
「人目につかなければいいんだろう」
パピヨンがぶっきらぼうに言った。
その声が拗ねているように聴こえたのは桜花の気の所為か。
「それはそうだけど……」
これはこれで却って目立ちそうだが、地上からでは顔の判別はつかないだろうと桜花は無理矢理自分を納得させた。
それに、生身のままで空に浮かぶという経験も滅多に出来るものではない。
眼前に広がる夜の街は様々な灯りが瞬き、まるで星の海のようだ。
「……綺麗ね」
桜花は顔をほころばせてパピヨンを見上げた。
「お気遣いありがとう。蝶々の妖精さん」
桜花の言葉に、パピヨンは満足げに笑う。
桜花はパピヨンの首に両腕を回すと、感謝を込めて冷たい頬にキスをした。
――了
……sage忘れた。
重ね重ねすみません。
「真摯な紳士」などという微妙な駄洒落を思いついた自分は焼き払われるべきだと思った。
>>392 こういう二人もなんだか素敵。
GJ!
やっぱこの二人はいいなぁ…
GJ!!!
GJ!!
いいね!
しかし
>返す手で華奢な手首を掴んでぐいと引き寄せると、そのまま桜花を抱き上げ(ry
>パピヨンの腕の中からそろりと視線を巡らせれば(ry
という描写からして……
桜花さんを空中お姫様ダッコ?
396 :
388:2007/06/10(日) 21:16:23 ID:cFi+q5iH
レスありがとうございます。
>395
仰る通りです。
そうじゃないと空飛ぶのに不安定で危ないかなーと。
板さすらっていて、いいもの読ませていただきました。
GJ!GJ!
原作きっちり読んでくる。
父の日だな。
乳の日
なんちゃって
斗貴子さんには関係ない日だな
義理パパができたら恥ずかしげに渡すんだろな
素でツンデレのヴィク子はパパに渡せたのかねー
パパに馴れ馴れしい花房を追っ払うのに忙しくて
月移住一年目の「父の日」はプレゼントを渡せず終いでした
┃2006.03 ナヌムの家報道、NEWS23スポンサー不買運動
┃2006.04 大家族・青木家、あざみに数々の疑惑が浮上
┃2006.05 白インゲンダイエットで下痢や嘔吐などの入院患者100人超
┃2006.06 ハイド議員の靖国発言を超訳
┃2006.07 731部隊の報道に安倍氏ポスターをカットイン
┃2006.08 亀田疑惑の判定で世界王者、抗議6万件超
┃2006.09 亀田大毅の判定に客が野次を飛ばし乱闘騒ぎに
┃2006.10 新キャスター・山本モナさんが民主・細野議員との不倫で降板
┃2006.11 世界バレー女子、6位・日本からのMVP選出に大ブーイング
┃2006.12 はなまるマーケットで便器破損の恐れがあるトイレ掃除法を紹介
┃2007.01 反則の柔道王・秋山成勲がヌルヌル&グローブ疑惑で失格処分
┃2007.02 頭のよくなる音・ハイパーソニック音で過剰表現・論文無断使用
.∧_∧ ミ 。┃2007.02 サンデー・ジャポンで柳沢発言を不適切編集
今ここ!>( `(・・)´) / ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( T豚S つ
>406
お兄ちゃんこのスレの使い方間違ってるー!
ヴィクターと花房とか
パピヨンとヴィク子とか
パピヨンと桜花とか
毒島と不条理とか読みたい
>>389-391を読んだら、
我が脳内にムクムクと妖しきデンパが
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ので書いてみたら、無駄に長くなった……prz
しかしなによりもまず
勝手に借用してごめんなさい、
>>389-391の作者様。
「てな具合でな!桜花のヤツも満更でも無かったみたいでよ!!」
「いいな〜、いいな〜、桜花先輩!夜空をフワリフワリ、蝶々の妖精さんとお散歩〜!!」
「それもお姫様ダッコだよ、まっぴー?!全ての女の子の憧れ、永遠の夢、出来ないヤツは
男じゃないとまで言わしめる、お姫様ダッコ!!」
寄宿舎でいつものメンバーを前にゴゼン様がカタった話が発端だった。
ゴゼン様によると自身の創造者、あの桜花って人が学校帰りにパピヨンと共に空中散歩
と洒落込んだことがあったとか。
あの蝶絶ファッションセンスのパピヨンが相手では折角の夜景も別の意味で霞むだろう。
それにゴゼン様の話なんだ。尾ヒレのつきまくった殆ど原型を留めないホラ話だろうなんて
この俺、中村剛太を含めヤロウ連中は概ねそんな風に聞き流していたんだが――
「「ろまんちっくぅぅぅ〜〜!!」」
武藤の妹さんのまひろちゃんとその友人の一人、『さーちゃん』こと河合沙織さんは大騒ぎ
だ。
「あ〜私も夜空のお散歩、行きた〜い!!」
「っていうか、彼氏欲し〜い!もちろん空飛べる人ォォォッ!!」
「普通の人は飛べません!」
もう一人の友人、『ちーちん』こと若宮千里さんのツッコミが入るが――眼鏡越しの瞳は
やはり夢見る乙女だった。
けれど普段から冷静でこの面子の中では数少ない、というか唯一の常識人である彼女の
こんな表情を見られるのは貴重なことかもしれない。
この間のまひろちゃんの誕生日パーティのとき、いつまで経っても俺が戻ってこないことに
ただひとり気がついて探しに来てくれたのも彼女だ。
そのときの俺はパピヨンの奴の武装錬金ニアデス・ハピネスの所為で『命だけは助かった』
状態で寄宿舎の廊下に転がっていたのだけれど。
そういえば武藤はこの二人の見分けがいまだにつかなくなることがあるそうだ。
若宮さんは眼鏡を掛けているし、河合さんは髪の毛をツインテールにしているんだから、
簡単に見分けがつきそうなものだが。
「はうぅぅ〜」
そんな溜息を洩らしながら真っ赤な顔になっているのは毒島花華。おっと今では彼女も
まひろちゃん達の友人だ。
その毒島が何を考えているかは予想がつく。火渡戦士長に抱きかかえられて空中散歩
なんて光景を思い浮かべているのだろう。あの人の武装錬金なら可能だから。
けれどその元となる核鉄を去年の終わりに取り上げられてしまっているのだから不可能だし、
それ以前にあの人がそんな願いを叶えてくれるとは到底思えないんだが。
「夜景、か……」
その言葉に斗貴子先輩をちらっと見ると――やっぱり。
いや、やっぱりこの人も女の子だったんだ!いつもは厳しくて残酷に思えることもあって
本当はドSなんじゃないかとか血の臭いを嗅ぎたいだけなんじゃないかと疑うこともある
先輩も、その内面は夢を夢見る可憐な乙女!!
普段は頭に『戦』がつくけど、今は、今だけはただの乙女!!
でもその夢を叶えて欲しい相手は俺じゃなくて。
「なんだい、剛太?」
消灯時間も近付いてお開きとなった後、俺は武藤を廊下の隅に引張っていった。
「なんだいじゃねぇよ、お前ならできるだろ?」
「?何を?」
何でコイツはこんなに鈍いんだろう。頭を抱えずにはいられん。
「夜空の散歩だよ!さっきの先輩の表情、見ただろ?!連れてってやれよ、お前なら――」
――そこまで言ってしまってから、俺は気がついた。
武藤は核鉄を心臓代わりにしているから今でも武装錬金を発動可能だし、その武装錬金
サンライトハート・プラスは人間二人載せても飛行可能だ。実績もある。
そうだ、あの八月の夜に。
ヴィクターに白い核鉄を打ち込む為の突撃。斗貴子先輩と共に敢行したそれが不完全な
結果に終わったとき、武藤はヴィクターと二人、月へ昇っていった。
斗貴子先輩を残して。
もちろん今はこうして戻ってきているのだし、それが皆を守る為だったということは斗貴子
先輩も理解しているだろう、アタマでは。
けれど心では?斗貴子先輩、そして武藤の。
沈黙。
マズった。俺は恐る恐る顔を上げた。
武藤はそれでも微笑んでいた。泣きそうな笑顔で。
「……すまん…」
俺が搾り出せた言葉はやっとそれだけ。
「いいんだ、剛太……全部、オレの所為なんだから。気にしないで…じゃ、おやすみ」
「あ、ああ、おやすみ」
気にするなって?無理言うな――だが、どうする?
三日悩んだ挙句、戦士長キャプテンブラボーに相談することにした。
消灯時間後、こっそり管理人室へ向かう。扉をノックしようとしたとき、中から話声がした。
聞く気は無かったけど聞こえてしまった。
「急に呼び出して何の用なの?いくら私の武装錬金が……」
千歳さんだ。ここからは大人の時間か。仕方ない、明日に――
「銀成グランドホテル最上階でのディナーに御招待、ってのはどうだ?」
「……屋台でチューハイとかホッピーとかのほうが好きそうな防人君がそんな豪華な処で
なんて、どういう風の吹き回し?それとも何か企んでるの?」
「裏なんてないさ。純粋にだな、御招待申し上げているんだ……いや最近、ウチの生徒達
の間で夜景ブームなんだ。
俺もそれに便乗してだな、その…まあなんだ『少年の心は時として成人男子に伝染する』
という言葉もある通り………ええい!
カズキと斗貴子を見ていて思ったんだ。
俺とお前の止まった時間をもう一度、動き出せるようにしたい。お前と同じ時間を――」
これ以上は……俺は気づかれないよう立ち去った。もうアドバイスは貰ったし。
銀成グランドホテル。二年前に出来た高層ホテルでその最上階の展望レストランは一般人
が立ち入り可能なスペースとしては銀成市で最も高い、と街を案内して貰ったときに聞いた
ことがある。
もちろん値段も高い。先輩達にプレゼントしようにも俺の手持ちでは無理だ。
だが、この街にはもう一つ、二年前までは銀成市No.1の高さを誇ったビルがある。
銀成スカイタワー。
低層階をショッピングフロア、その上をビジネスフロアにしたこのビルは、最上階に食堂兼
展望室を持つ。食堂といってもかなり高レベルの割にお手頃な値段らしい。
もちろんそこからは銀成市を一望出来る。
高さNo.1の座を明け渡した今も大人気スポットなんだが、『ゆったりとした時間と空間を』
という趣旨の元、無料ながら期日指定された入場券が無いと入れない。
しかも全部記名された上での発行の為、転売による入手も不可能。
手に入れるには毎週土曜日に直接、銀成スカイタワーまで行って応募し抽選に当たるしか
ない。
幸い明後日が土曜日だ。
ああ、尽きぬ情熱と褌の神にして創造神ヴ=ヒロヲよ、我に幸運を!
つーか普段、碌な目に合わせ無ぇんだからこんなとき位、協力しろォォォッ!!
……駄目だった。俺の前後の番号は当選したのに。……ヴ=ヒロヲ〜!!
まあ次回以降に賭けるしかない。そう自分を慰めながら遅い昼食の為に駅前のバーガー
ショップへ向かった。
「え〜と、テリヤキ・パピヨンセットをひとつ…オマケはブチ撒けちゃんで」
奴の名前を冠したモノなんぞ口にしたくは無いが、バーガー自体は美味いし、このオマケは
強力だ。現在のブチ撒けちゃんはVer.2で俺の手持ちはこれで6個目だ。
ちなみにVer.1の方は武藤に貰った分を含めて4個ある。
注文品を待つ間、ボケッとレジ周辺を眺めていた俺の目にその文字が飛び込んできた。
『銀成スカイタワー最上階にご招待!ゲームに勝ち抜いてペア入場券をゲットしよう!!』
「銀成ゲームパークで、蝶・絶・賛!開催中です」
いつもの店員さんの声に我に返る。
「今日は夕方四時からの開催ですね。当店も協賛してますので、どうぞよろしく!」
ラッキー!!運命はまだ俺を見放してなかった!感謝します、創造神ヴ=ヒロヲ!!
ゲームなんてあんまりやったこと無いけど、錬金の戦士の能力を持ってすれば楽勝の筈!
そして俺は今、特設ステージの上で決勝戦の開始を待っている。
ここに来るまで苦しい戦いの連続だった。予想に反して対戦相手が明らかにゲームのプロ
とでもいうべき奴ばかりで手強かった。その上、新作ゲームのお披露目という理由からか、
試合ごとにゲームの種類が変更され、慣れる暇が無かったからだ。
最もこれは対戦相手も同じだろうから一概に不利とも言えないか。
『マッパ・マックス』を皮切りに、『風呂ーティングMy・ン♪』、『ドッグトレーナー2 飼い犬の
逆襲』等々――
優勝が掛かっていなければ結構楽しめたのだろうが、俺にそんな余裕はもちろん無かった。
何せ自分の戦いに精一杯で次の相手がどんな奴なのか知らなかった位だ。それは決勝戦
の相手についても同じことだった。
そして司会者のアナウンスに低音のBGMを伴って遂に登場したその相手を見て驚いた。
特設ステージの強力過ぎる照明を反射して眼鏡のレンズが冷たく輝く。
聖サンジェルマン病院の女性看護師さん、通称メガネナースさんだ。服装は違うが入院中
のブラボーを見舞いに行ったときに何度か見かけ、話をしたこともあるから間違いない。
それに彼女も戦団関係者だ。しかしここにいるということは、まさか――
俺は彼女にだけ聞こえるように問い掛けた。
「彼氏、出来たんですか?」
「いいえ。……まだ、ね」
研ぎ澄まされた剃刀のような、それでいて俺にだけ聞こえる声でそう答えた。
……『やっと』って付け加えなくて良かった。
「じゃ、なんで?」
「嫌がらせよ、世の中のカップルへの……そういうキミは?キミも、まさか敵?」
「いいえ………自分の不始末へのケジメっす」
「そう――よく判らないけど、手加減はしないから」
そう言って冷ややかな視線を一瞬、俺に向けた。
以前会ったときの厳しさの中にも優しさの滲み出ていた雰囲気とまるで違う。
……こ、怖えェェ〜〜!
だが。
俺もここで負ける訳にはいかない!
そして決勝のゲームは。
『ニンジャ叩き』!!
要するに昔あった『モグラ叩き』の現代版だ。
といっても昔のように作り物のモグラ、じゃなかったニンジャをハンマーで叩く物では無く、
3D画面内の地面や壁、あるいは樹木等から突然現れるニンジャを叩く方法だ。
しかも今回のように対戦型だと相手が叩いて撃退したニンジャが自分の方に叩き出されて
くる、という有難くないオマケまである。
俺とナースさん、それぞれの別方向の意地を賭けた戦いのゴングが今、鳴り響く!!
……勝った。こういうのを首の皮一枚の差というのだろうか。
気がつけば会場も熱狂の坩堝と化している。自分では意識する余裕も無かったが、かなり
熱い戦いになったようだ。
「良い勝負だったわ。おめでとう」
以前会ったときの優しい雰囲気に戻ったナースさんにも祝福の言葉を貰った。
ありがとう、愛と蝸牛の神、キウ=ロック=サン!!……あ〜あと、ついでにヴ=ヒロヲも。
受け取った優勝商品のペア入場券は使用者も期日の指定も無いというスペシャル仕様
だった。道理で胡散臭い連中がいた訳だ。これなら転売可能だからな。
その後、終バスを逃しながらも鍛え上げた戦士の脚力で、なんとか門限までに寄宿舎に
戻れた。
そして自室に辿り着くと、ペア入場券とブチ撒けちゃんVer.2を机の上に置き、そのまま
ベッドに倒れ込んだ。
夕食も風呂も抜きだ。疲れた……だがこれで……俺は満足して眠りについた。
翌朝。一食抜いていた俺は早々に食堂に向かった。
時間が早いのと日曜日の所為もあり、殆ど人気は無かったが、毒島を加えた四人娘と
カズキ以外の男三人は揃っていた。
「剛太さん、剛太さん!!」
まひろちゃんが俺に声をかける。それはいつものこと、なのだが……
なんというか今日は『にへら』という擬態語がぴったりするような表情をしている。
そして朝食のトレーを受け取った俺がテーブルにつくのを待ちかねたように話し始めた。
「これで皆揃ったね!
実はね、昨日の土曜日の朝早く、お兄ちゃん達が外から戻ってくるのを見掛けたの!
な〜んかいつもと雰囲気違うと思ってぇ、斗貴子さんを追及したら――」
「何それ?!朝帰りぃ?」
「沙織!!」
若宮さんがいつものように制止に入る。
……あれ?
「夜にお兄ちゃんと抜け出して、星空を見てたんだって。
ほら、あの朝陽が美しい丘!あそこなら夜景もサイコーだし!!
何でも二人の思い出の場所なんだってさ」
……変だな?
「クァ、クワァズキィィィッー!!!」
「で、でもそれってブラボーや他の先生達に知られたらカズキ君達、拙くない?」
「確かにな。ブラボーはあまり問題にしないだろうが、外部に漏れると――」
「だいじょーぶ!!ブラボーも金曜日の夜遅く、屋台の焼き鳥屋さんで飲んでたって!
それも凄く綺麗な女の人と、ふ・た・り・で!自宅通学組の部活帰りの人が見たという
有力な証言あり!何を隠そう、私は情報収集の達人よ!!」
いつものようにポーズを決めるまひろちゃん。だが眼鏡を軽く押し上げつつ六舛が言った。
「ブラボーはれっきとした大人だ。カズキ達とは違う。
そんなことより、だ。その情報を聞いたときにカズキ達のことも話したんだろう?
となるとそこから漏れてしまう可能性があるな」
「!そんなヒドイよ、六舛さん!!秋水先輩はそんなに口の軽…い……!#$%&」
「やはり秋水先輩経由か」
窓から差し込む爽やかな陽光を反射して眼鏡のレンズが冷たく輝く。
後はまひろちゃんが赤くなったり青くなったり、もう大騒ぎ。
賑やか過ぎる朝食を終え部屋に戻った。結局、斗貴子先輩と武藤には今日の朝食では
会えなかった。まひろちゃんが騒ぐのを予測してのことだろう、きっと。
それにしても。
今の出来事を思い起こしてみる。
斗貴子先輩のことはもうとっくに諦めているし、もちろん武藤との仲も応援しているけれど、
それでも二人が仲良くしているのを聞いたり見たりすると、少し――古傷が痛んだ。
でもさっきの話を聞いても何ともなかった。やっと傷が癒えたのだろうか。
良いことだ――良いことなんだろう、きっと。
ところで。
俺が悩んでいる間に問題というか課題を武藤はクリアしてしまった訳だが。
さて、どうしたモンか。昨夜の俺の頑張りは無駄になっちまったか。
そんなことを考えていると窓の外から話し声がした。
「キャプテンブラボー、金曜の夜に屋台で一緒だった女の人って誰?彼女さん?!
おっと、何を隠そう私は誘導尋問の達人よ!だから嘘ついても駄目だからね〜」
……最初から誘導尋問って宣言してどうする。
「ヘイ、ガールズ!もちろん俺の愛は皆に注がれている!
だが許してくれ!俺の心はただひとりのレディ、俺がいなけりゃ駄目な人のモノなのさ!」
……うまくいったんだ、屋台でも。
そういえば。
後で聞いた話だが、ちょうど同じ頃、瀬戸内海にある錬金戦団・日本支部で火渡戦士長と
坂口照星大戦士長の間にこんなやり取りがあったそうだ。
===以下、支部の知り合いから聞いた話===
火「だから二日、いや一晩でいいから核鉄、貸してくれよ!」
坂「何度頼まれても答えは同じです。キミのことです、パピヨンと戦うつもりなのでしょう?
キミ達の武装錬金が衝突すれば――」
火「だからそんなことには使わねェって、さっきから何度も言ってンじゃねェか!
ったく、少し前のことも覚えてねェのか、この耄碌ジジィ!」
坂「……こっちへ」
<残酷表現につき、自主規制。音声のみ、お楽しみ下さい>
?「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA――」
数分後。
火「だ、だから……」
坂「しつこいですね、キミも。――本当の目的を言いなさい。場合によっては考えないでも
ありません」
火「……本当かよ?」
坂「ええ」
火「………毒島の奴がよ、街の夜景を空から見てみてェ、なんて言い出したもんでよ…
だから――」
坂「判りました――持っていきなさい。かわいい部下の願いを叶える為です。
ただし毒島君はキミと違って熱に弱いですから、注意するように」
===以上、聞いた話おわり===
その後で火渡戦士長が『俺はかわいい部下じゃねェのか』とか『旅に出てェ』とかブツブツ
言ってたらしい。
ま、そんなどうでもよいことはともかく。
考えた末、ペア入場券はやっぱり武藤に渡すことにした。
期日指定無しだから、いつでも気の向いたときに斗貴子先輩と行けばよいのだし。
それに俺が持っていても使い道が無い。
気づけば昼食前になっていた。だが逆にこの時間ならまだ部屋にいるだろう。俺は武藤の
部屋へ向かった。
「なんだい、剛太?」
やはりいた。
だから俺は何度も脳内シミュレートしたセリフと共に銀成スカイタワーのペア入場券を
差し出した。
「大したコトじゃないんだけどよ……これ貰ったから、良かったら斗貴子先輩と行けよ」
だが。
「――剛太。オレ、昨日いたんだ。銀成ゲームパークに」
げ。
「見てたのか?」
「うん」
「んだよ、お前も入場券狙いだったのか」
「違うよ、偶然。……時々ね、確かめに行くんだ」
「?」
「それよりこの間のこと、やっぱり気にしてたんだ…ゴメン」
「い、いや別に!偶然、そう偶然!!
前を通りかかったらイベントやってて、面白そうだから冷やかしで参加したらだな――」
と、武藤が噴き出しやがった。失礼な奴だ。
「剛太、ゲーム中に興奮してずっと叫んでたの覚えてない?」
「……俺、喋っちゃってた?」
静かに頷く。
「な、な、な、なんか拙いこと、言っちゃった?」
俺の秘めた想いとか苦悩を叫んじまったのだろうか。
そうでなくても錬金術に関わることを口にしていたら大変だ。大戦士長のお仕置きが待って
いる。背後からあの笑い声が近付いてくるような気がした。
「それは大丈夫。オレ以外には単なる愚痴としか思えないようなことばっかり」
……愚痴かよ、俺の苦悩は…まあいいや。
「それにしても決勝での対戦相手、キレイな人だったね」
「はあ?ありゃ聖サンジェルマン病院のナースさんだぞ?ほらメガネナースさん。
お前、何度も会ってるだろ?」
「メガネナースさん?うん、会ってるけど。あんな人だっけ?」
ひょっとしてコイツは斗貴子先輩以外の女は見分けつかないんじゃないだろうか。
そんなことより。
「どうすっかな、コレ。………やっぱり先輩連れて行ってこいよ、無期限だから。
俺が持っててもしょうがないし」
「剛太が誰か誘って行けばいいのに。あれだけ頑張ったんだから」
「そんな相手、いるかよ」
斗貴子先輩以外にな、と言える訳も無く。
「あんまり深刻に考えないで、仲の良い人とか、お世話になった人とかでも良いんじゃない
かな」
お世話になった人、か。
……あれ?
昼食にはいつものメンバーが全て揃った。
そしていつも通りのたわいも無い愉快な話で盛り上がったが。
「どうした、剛太?具合でも悪いのか?何かうわの空という感じだぞ」
「え?あ、は、そうすか?昨夜、寝たのが遅かった所為ですかね?」
俺だけは様子がおかしかったようだ。それでもどうにか斗貴子先輩の問いは誤魔化した。
けれど。
皆が食堂を後にする頃には、俺の覚悟も決まった。
駄目でモトモト!うまい具合に食堂の出口でその人が他の皆より少し離れた。さっき、俺の
頭の中に浮かんだ人が。
俺がいないことに気がついて探しに来てくれた、ただひとりの女の子。
落ち着いて、落ち着いて。
俺は声をかける。
「あ、あの〜」
「はい?」
振り向いた彼女の眼鏡のレンズが柔らかい陽光を反射した。
「あの、若宮さん。実は――」
〜オワリ〜
なんという青春グラフティ
GJだぜお若いの
甘酸っぱい!
剛太がんばれ!
男達だけで集まった途端に花が咲く話題、それはいつの時代だって猥談だ。
しかし悲しいかな、性に対する接し方の違いというものは大きいわけで……。
【好きな女優について】
「AV女優なんかいっぱいいるけどよ、俺はやっぱり葵そらちゅあん! だな!」
「岡倉くんはエロスだから、脱いでる人ならだれでもいいんじゃないの?」
「なーんだと大浜ぁ!! じゃあお前は好きな女優っているのかよ!」
「え、ぼぼぼ僕は…あー……お、大倉ありす…とか?」
「ロリ系、だな。しかも引退済みの人を挙げるとは」
「よく分かるなぁ六舛。俺、誰の事なのか全然分かんないよ」
「カズキは、誰が好きとかないのか?」
「う〜ん……名前とかあんまり気にしてないし、見てても覚えてないし……」
「……なぁ皆」
「どうしたの六舛くん?」
「後ろに寮監のブラボーと英語の火渡先生がいるんだが、この話はまずくないか?」
「うおわっ!! いつからそこに!?」
「大浜が大倉ありすが好きだと行ったぐらいからだな」
「オワッタ…ナニモカモ……」
「ハハハ、いやまぁ、別に言い触らすつもりはないし、安心しろ」
「ケッ、テメェらまだケツの青い十七才だろうが。サルみたいに盛ってんじゃねーよ!」
「そういう火渡先生はどうなんですか?」
「俺ァもう大人だからな。その手の事は雑誌やDVDに頼らなくても、現実で十分ってわけだ」
「火渡お前…童貞じゃなかったのか!?」
「防人……殺 す ぞ !?」
「そうか、最近『Hでキレイなお姉さん』を借りにこないと思ったら…
そういう事なんだなカァーズキィィィ!! 現実で事足りてるって事なんだな!」
「え? あ、いや、な、ナンノコトヤラ」
【前戯について】
「あのな、お前らが思ってるほど楽じゃねぇんだぞ、女相手ってのはな」
「どういう事ですか、火渡先生」
「面倒なんだよ色々とな。いきなり触れば嫌がるし、
ずっと触らなきゃ機嫌を悪くしやがるし、タイミングとかそうゆうのがよ」
「そうかなぁ? 確かに急に触れば驚かれるし怒られたりもするけど、嫌がられた事は――」
「テメーの話なんか聞いてねぇんだよクソガキ!
それにな、AVなんかじゃ蔑ろにされてるが、前戯とかも要るんだぞ?
勿論自分が気持ちよくなるんじゃネェ、どっちかっつーと女の為だ。
女の気がノッてくれねーと挿入もろくに出来やしねぇ。な、面倒だろ?」
「全然面倒なんかじゃないと思うけど……相手が気持ちよさそうなのはスゴク嬉しいし可愛いし、
見てるだけでこっちも気持ちよくなってくるぞ?」
「さっきからうるせぇんだよテメーは! そんな夢みてぇな話があるか!」
「だって事実なんだからしょうがないだろ!?」
「まぁまぁ落ち着け二人とも。
火渡は悪い面を挙げすぎだし、カズキはちょっと理想を追いすぎじゃあないか?」
「だから理想って言われても、ホントにそうなんだからしょうがないよブラボー」
「……カズキ君、こう言っちゃうのはなんだけど、その…」
「多分、少数意見だと思うぞ。一番良い関係であることは認めるが」
「ろ、六舛君、そこじゃなくて……斗貴子さん……」
「…カズキ……お前は俺達より早く大人になっちまったんだな…」
【事後について】
「コトの最中も、自分だけ楽しもうなんて考えないこったな」
「や、やっぱりお互いにってのが大事なんスね火渡センセぇ!」
「何かこういう話題だと瞳の輝きが違うなお前…まぁいいけどな。
あと、事後も大切だぜ、事後も」
「事後?」
「ああ、一人先に寝たりなんかしてみろ。次の日は一日機嫌が悪いだろうな」
「普通そんな事しないだろ。
自分の一番大事な人が腕の中で息切らしてるっていうのに、放っとけないよ」
「横からグチャグチャと……じゃあテメェはどうしてるっていうんだ、あぁ?」
「ん、俺? 俺は……別にこれといって気をつけてる事は無いけど……」
「ほれ見ろ!」
「…でも、斗貴――ええと、その、パートナーの子はいつも楽しんでくれてるよ?」
「んなもん、演技だよ演技」
「何で演技って事になるんだよ火渡」
「女ってのはそういうフリだけはよくするんだよ、付き合う前も付き合ってからも」
「でも、斗貴子さんは――」
「違うって何で言えるんだ?」
「それは……」
「ほれ見ろ。怪しいもんじゃねーか」
「……確かめてくる!!」
「あ、ちょ、おいカズキィ!」
「……出ていっちゃったね」
「ケッ、よく動くだけが取柄だなアイツは」
「……っていうか最後、斗貴子氏との関係を認めたな」
(…………戦士――いや、もう戦士ではないな。
斗貴子、とうとうカズキとそんな関係になったか…。
このままカズキに幸せにしてもらえ。斗貴子を頼むぞカズキ…)
「…? なにニヤついてんだよ防人」
「いや、何でもない」
【その後】
「ねぇ斗貴子さん!」
「キミはいつも急に入ってくるんだな。で、どうした?」
「斗貴子さんって、いつも感じてるフリしてるの? 違うよね!?」
「ハァ!? いや、ちょっと待て、な、何の話だ!」
「だから、ベッドの上での事――ゲフゥ! は、肺が! 目がァァ!!」
「いいいいいいきなり何を言い出してるんだキミは!!」
「だってだって」
「だってだってじゃない! 子供かキミは!?」
「気になってさぁ……そんな事はないって分かってるけど、もしかしたら」
「もしかしない! 私は嫌なものは嫌だと言う!」
「じゃ、じゃあ!? ちゃんと楽しんでくれてるんだよね!?」
「う…まぁ…」
「あの恥ずかしそうな顔も抱き締めたらすぐ濡れちゃうのも
イキそうになったらずっと俺の名前を呼んでるのも嘘じゃないんだよね!?」
「ええいうるさいぞ! 大体なんでいきなりそんな事を聞くんだ!」
「え、岡倉とか火渡とかと話してて…」
「………おい、ちょっと待て。まさか…したのか!? 私達の話を!?」
「あ、いや、斗貴子さんの名前は出してないから大丈夫!」
「でもキミは実体験を語ったんだろう…?」
「うん、ちょっとだけ。でも大丈夫! 斗貴子さんだと分かる様な話はしてないから!」
「……お願い……死なせて…」
THE・猥談―――了
まったく男って生き物は…w
GJ!!
なんか火渡の頭を撫でてやりたくなりました
(カワイソ、カワイソ、碌な目にあってないのね)
>>411 >『少年の心は時として成人男子に伝染する』
なんというニート。まさに愚かな僕を撃て
>「火渡お前…童貞じゃなかったのか!?」
>「防人……殺 す ぞ !?」
むしろ防人さんはどうなんだよ。
>>423 ブラボキッスという素晴らしい技を編み出してるような御方が
童貞とは思いたくない…
最終童貞の領域に達してるからこそあの強さである可能性も否定できないが
つまり、ブラボーは萌え魔法使いということか
/Zの時点でキスしてたらモエが発動してたな
危ない危ない
実は照星サンも……い、いえ、なんでもありません、サー!!
そ、そういえば今日は ぱっぴーの誕生日、このスレでもオメ!!
ところでサブタイトルを当てるとは
>>422、恐ろしい子!
(鼬、ゴメン。ヒロインの胸がどちらも鉄板というこt ザシュ
>>427 ちょっと……
HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!
>428の後、>427の姿がどこにも見えない・・・
マキシ曰く、照星サンはすげぇデケーらしいから
相手を見つけるのが大変かも知れませんねぇ。
>>430 バスターバロンサイズじゃないと収まらないんです
「レイビーズによる索敵完了。ホムンクルスが隠れている形跡や不審物は発見できません」
「よろしい。それでは支援物資の搬入を開始してください」
犬飼の報告を受けた大戦士長の指示で、コンテナを積んだフォークリフトが次々とトンネルの中へ
入っていく。
「それにしても……なんていうかシュールな光景ですね」
行き来する車両を眺めながら犬飼が呟いた。久々に使った軍用犬の武装錬金が、彼の足元に蹲る。
運搬車の出入りするトンネルは大型倉庫の壁に──正確には壁に掛けられた大きなタペストリーの
中にポッカリと口を開けていた。薄布をめくれば、その向こうは剥き出しの建材なのだ。
「ヴィクトリア嬢が使う避難壕の武装錬金は、直接地中に穴を穿つのではなく亜空間に展開される
タイプです。短期間ならば、平面である『壁掛けの中』に広大なスペースを造って荷物を
保管するのも可能という事ですね。まぁ私から見ても無茶な使い方だとは思いますが、これも
ホムンクルスの並外れた体力と生命力ゆえに成せる業でしょう」
大戦士長・坂口照星が、犬飼と並んで作業を見守りつつサングラスに指を遣る。
「積み込みが終わったら、後は丸めた壁掛けと一緒に再び月まで送り届けですか。……ところで肝心の
ホムンクルス娘は何処へ?」
「さて? あまり我々とは顔を合わせたくないようで……。取り敢えず監視は付けてありますから、
そう気に掛ける必要は無いでしょう」
「失礼します」
戦団の制服に身を包んだ女性事務官が照星の傍に歩み寄る。
「月側と回線が繋がりました。ヴィクター氏との通信会談、準備整っています」
「分かりました。それでは戦士・犬飼。この場は任せましたよ」
非常勤戦士・犬飼を残して、照星は倉庫を後にした。
* * *
「なんだ、これは?」
ドクトル・バタフライが遺した秘密拠点の一室。紅茶と共に運ばれてきた皿に、長ソファーに
腰掛けたパピヨンの口から自然と問い掛けの言葉が出た。
「ミートパイよ。食べたこと無い?」
いつもと同じセーラー服姿のヴィクトリアが、センターテーブルに手際よくお茶の支度を整えつつ
素っ気無く答える。
かつて貿易商として莫大な財を成したドクトル・バタフライは、同時に多彩な趣味人でもあった。
海外から美術品や錬金術の知識を記した書物に交じって高価な茶器なども買い集め、それらの一部は
パピヨンが現在アジトとして使っているこの隠れ家にも保管されている。
一体どこから見つけてきたのか、いまヴィクトリアが並べているカップやポットも随分と高価そうな
代物だった。もっとも当のヴィクトリア自身はアンティーク茶器の値段など知っていよう筈も無く、
「これ、カワイイ」程度の認識で扱っているに過ぎないのだけれど。
二つのカップに紅茶を注ぎ終え、ヴィクトリアがパピヨンの隣に座る。大皿に乗ったパイに手にした
ナイフを入れると、切れ目から湯気と同時にビーフと香辛料の香りがゆっくりと立ち昇った。
「はい」
やや大ぶりに切り分けたパイを小皿に載せ、少女が差し出す。
「久しぶりに月から戻った途端キッチンに篭って、一体何をしているのやらと思っていたが……」
フン、とさほど興味無さそうにパピヨンがパイを摘み上げた。そのまま口へ運ぼうとして
ジィ〜〜〜〜……
固唾を呑んで見上げるヴィクトリアと目が合う。ソファーに転がしてあったクッションを抱きかかえ、
緊張と、期待と、不安の入り混じった視線。
「………………」
じっと見守られる状況に奇妙なくすぐったさを覚えつつ、パイにかぶりつく。サックリとした
歯応えに続いて、意外なほど溢れる肉汁の旨みが口の中に広がった。
「……………」
「……………(モグモグ)」
「────どう?」
「ふむ…………悪くはないな」
「なによそれ! せっかく作ったのに、全然張り合い無いじゃない」
パピヨンの薄いリアクションに頬を膨らませ、拗ねた口調で少女は背凭れに寄り掛かった。紺色の
ニーソックスに包まれた両脚が、行儀悪くパタパタと揺れる。
「一応これでも褒めたつもりだったのだがな。……では言い直そう」
パイを平らげ、指を舐め舐めパピヨンが苦笑する。
「確かに、コイツは美味い。パイなんて女子供の食べ物だと思っていたが、その認識を改めさせるに
十分な出来だ」
「──ホント!? 本当に美味しい?」
さっきまでの膨れっ面が嘘のように瞳を輝かせ、ヴィクトリアが身を起こした。
「貴様に世辞を言ってどうする」
パピヨンの言葉に小さく安堵の溜息を漏らし、それから自慢げに胸を張る。
「フッフーーンだ。まぁ、当然よね。ちゃんとママに教わった通りに作ったんだから」
自分もフォークで一切れ口に運び、笑顔で頷いた。
「うん、上出来。これならパパも喜んでくれるわ」
「なんだ。要するに俺は単なる味見役か?」
「心配しなくても、このパイは全部食べちゃっていいわよ。お土産用は別に取ってあるから」
カップを両手で包み込むように持ち、ヴィクトリアはミルクと砂糖たっぷりの紅茶をコクンと一口。
「物見遊山で地球に帰った訳でもなかろうに。わざわざウチまで来て作る必要があったのか?」
パピヨンも自分のカップを手に取り、紅茶を口に含む。勝手に放り込まれた砂糖の甘さに眉を顰めた。
「月での食料はクローン細胞で賄っているけど、やっぱり“楽しんで食べる”食事とは違うもの。
せっかく地球まで来たなら、新鮮な食材も味わいたいじゃない。それに……」
「…………それに?」
「……ううん、何でもない」
言い淀んで、少女が再びカップに口を付けた。よく見れば、その頬にうっすら赤みが差しているのに
気付くだろう。
「ふむ……」
パピヨンは適当な相槌を打つとカップを傾け、黙って紅茶を飲み干した。もとより女心の機微など
気にする性質ではないが、一方でその胸中にモヤモヤと不可解な気分が湧き上がる。
久しぶりに会った、ホムンクルスの少女。
細くきらめく金糸のような髪。滑らかな肌と、あどけなさを残す整った顔立ち。
(肉体的な成長が止まっている以上、急激に外見が変わる筈などあるまいが……)
その可憐さは以前にも増し、何気ない仕草や表情にさえドキリとさせられる。
(父親との再会叶って張り詰めていたものが消えたせいか。あるいはホムンクルスの仲間に囲まれて、
一人きりの孤独から解放されたのが良かったか──)
空いたパピヨンのカップに紅茶を注ぎ足す横顔を眺めながら、少女の事を考える。
(それとも月に移住して、いい男でも出来たか……)
──ドクン。
心臓が一瞬早鐘を打ち、全身の血がざわめいた。
「もうパイはいいの? もっと切ってあげましょうか」
「そうだな。パイも悪くないが……」
片手が無造作に少女の身体を引き寄せる。
「ひゃんっ!? ち、ちょっと! 何のつもり!?」
「それよりも今はデザートを食べたいキ・ブ・ン」
驚きに強張るヴィクトリアの手からカップを取り上げ、その小さな身体をソファーに押し倒す。
「で、デザートって…やだ、ちょっと待っ────んむぅ!?」
抵抗の素振りを見せるより先に唇を奪った。男の身体を押し返そうともがくのも、ほんの数瞬。
怯えさせないよう優しく啄ばんでやると、少女の緊張がゆっくりと解けていく。
「ふぅ……ん……」
甘い吐息が耳をくすぐる。ミルクティーの味が残る柔らかな唇を舌先でつつくと、意図を察した
少女は微かに口を開いて素直にパピヨンの舌を受け入れた。
「……いい子だ」
「ん……んふぅ……」
男の囁きに嬉しそうに鼻を鳴らし、ヴィクトリアはその首に縋り付く。白い頬を桜色に染め、目を
閉じて、男の求めに応じるように自分から舌を差し出した。パピヨンが自分の舌で軽くなぞると、
小さな体が一瞬震える。
「ふぁ。はぅ………」
ちゅっ…………ぴちゃ……ちゅっ。
舌の絡み合う音に吐息が重なる。薄く艶やかな少女の唇を求めながら、一方でパピヨンの手は
ヴィクトリアの身体のラインをなぞっていく。ウエストから腰、更にその下へ。
「んっ!?」
太腿を撫でられ、ヴィクトリアが小さく声を漏らす。ゆっくりと円を描いて少女の肌を滑る手は
次第に大胆さを増し、やがてスカートの中に潜り込んだ。
「んふぁ──ま、待って」
慌ててキスを解き、動き続けるパピヨンの手を制する。
「こ、このまま……その……ココで?」
「嫌か?」
撫で回す手を休めず、パピヨンが訊く。
「だ、だって……せめてシャワーくらい……ひゃうんっ!?」
首筋を舐められて、思わず甘い声を上げた。
「“食事”の最中だ。後にしろ」
「ウゥ〜〜ッ! だから、勝手に私をデザート扱いしないでって…きゃあっ!」
パピヨンが少女のセーラー服に手を掛けた。強引に裾をたくし上げ、ソファーと背中の間に手早く
腕を差し入れてブラのホックまで外してしまう。
「やだ、制服が皺にな──ふあぁん!」
ブラをずり上げ、男が顔を寄せる。軽く胸の先に口付けられてヴィクトリアが震えた。
男の手で晒された白い肌。もともと肉付きの薄い少女の身体は、十三歳という肉体年齢以上に
幼く見える。
スベスベとしたお腹から臍を撫で上げて、微かに浮き出た胸骨のラインまで。温かさと柔らかさを
愉しむように、骨張ったパピヨンの掌が這い登る。その手が更に上へと伸び、なだらかな胸の膨らみに
触れた。掻き寄せるように乳肉を包み込み、絞り上げる。
「やっ、ダメ……。強くされると……痛、い…………」
ヴィクトリアの声に、胸を掴んでいた手が離れた。絞られて赤くなった部分を優しく撫で、脇腹へと
滑り落ちて再び這い登る。
「あ、ん……」
あやすような男の愛撫が心地いいのか、ヴィクトリアは目を細め、ゆっくりと息を吐いた。そして
また乳房へと到達した手は、今度はふんわりと包み込んで捏ね回す。一方で男の唇はもう片方の
膨らみを啄ばみ、薄桃色の乳輪に埋もれていた幼い乳首を吸い上げて勃ち上がらせる。
「……いい舌触りだ。俺にとっては蝶・サイコーのデザートだな」
固く充血した乳首から唇を離し、パピヨンが呟いた。もう一度舌で舐め上げると、ヴィクトリアが
微かに背をそらせて小さな呻きを上げる。
唇は左右の乳房を分け隔てなく愛で、時折り乳首に軽く歯を立てる。その度に少女はビクンと身体を
震わせた。
男の唇と舌は、乳房だけではなく胸元や鎖骨をも啄ばみ、敏感な部分を次々に探り当てては更に
少女の肌を羞恥と興奮に染めていく。
腕の中にすっぽりと納まる華奢な肢体。その温もりがパピヨンにとって何より心地よく、自然と
自分の身体の一部が熱く滾り始めるのを感じていた。
胸を弄んでいた手が少女の太腿へと飛び、スカートを捲くり上げて両脚の間に潜り込んだ。
「んッ!?」
「……脚を閉じるな。力を抜け」
言われるままに、ヴィクトリアが閉じ合わせた両脚の力を緩める。男の指が下着の上から秘唇に触れ、
ゆっくりと上下に擦り始めた。
「ふぁぁ……やぁ…………はぁ……」
男の指に反応して、膝が跳ねる。パピヨンは再び体を起こし、一旦少女の上から退くと、彼女の
片膝を抱え上げた。そのまま持ち上げた足をソファーの背凭れに引っ掛けると、ヴィクトリアは自然と
大きく脚を開いた姿勢になり、清楚な白い下着に包まれた秘部が晒される。
「やだ、こんな格好……」
にやけた男の視線に見下ろされ、ヴィクトリアは恥ずかしげに呟いた。嫌がる言葉とは逆に、妖しく
恍惚に潤んだ瞳。
「フフ……嫌か? そう言う割には随分と素直に反応しているみたいじゃないか」
「そ、そんなこと…………ないもん……」
「────ほう?」
骨張った指が、先程よりも強く割れ目をなぞる。
「あっ!? やぁっ! ダメェ!!」
駆け抜ける快感のパルスに、少女の背が弓なりに反った。下着の上から押し当てられた指の腹が
秘唇を割り開き、湿った温もりと共にうっすらと恥ずかしい染みがにじむ。
「これでも違うと言い張るか?」
「…………意地悪……」
消え入りそうな少女の悪態にも、どこか甘えるような響きがあった。
すり……すり……
食い込んだ下着の窪みを、指が行き来する。布越しに伝わる、熱くて柔らかな秘肉の感触。指先に
感じる湿り気は次第に広がり、パピヨンを更に興奮させる。
「ハァァ…ねぇ、駄目……下着、汚れちゃうから……もう……」
ヴィクトリアの喘ぎと呟きが脳を灼く。瞬間、男の頭に一つのヴィジョンが浮かんだ。
朧げな、ノイズ混じりの光景。此処とは違うどこかで、目の前の少女が同じように喘ぐ姿。
自分以外の誰かに身体を開き、潤んだ瞳で淫らな行為を哀願するヴィクトリアの姿を幻視する。
「────チッ!!」
心の奥底にわだかまる不快感を拭えぬまま、パピヨンは少女の股間にむしゃぶりついた。
「!? ヤッ、ダメ!! いきなりそんなの嫌ァッ!!」
反射的に両脚を閉じて男の頭を押し退けようとしたヴィクトリアだったが、パピヨンは構わず下着の
上から秘部に舌を這わせる。
「んんっ!?」
布越しに蠢く生暖かい感触に、たまらずヴィクトリアが身を竦めた。舌が秘肉の合わせ目を舐め上げ、
そのまま“はもっ”、と股布の部分にかぶりつく。
「やぁんっ! 息、息当たって……変な感じ…」
紡ぐ言葉は次第に震え、小さくなっていった。
獣じみた荒い息遣いと共に、パピヨンはヴィクトリアの秘唇を味わい、啜る。
「あぅっ。はぁん……んっ!」
男の指が、舌が動く度、少女の小さな肩が跳ね、喉が反り、悩ましげに頭が振られる。
髪留めと一緒に揺れるブロンドがソファーに広がり、クッションが床へと転がり落ちた。
「はぁぁぁぁんっ!!」
少女が一際大きな嬌声を上げる。水気を吸って張り付いた下着に浮き出た秘裂の形。ひくつく花弁に
隠れた肉芽を、男の指と舌が探り当てた。
「やぁっ、んっ、ひっ!?」
敏感な部分を容赦なく責め立てられて、これ以上声を出すまいとヴィクトリアが指を噛んでこらえる。
一方で、もう片方の手が男の頭を押さえ付け、新たな快楽をねだるように指が黒髪を梳く。自分から
男に秘部を差し出すように腰が浮く。
その乱れようが、何故かパピヨンの癇に障った。
ためらいと拒絶の言葉とは裏腹に少女の身体は過敏なまでの反応を見せて、指先で軽く肌に触れた
だけで容易く快楽に震える。切なげな吐息と、蕩けるような甘い啼き声。
それは少女が月へと移住する以前、孤独と食人衝動を紛らすために幾度も身体を重ねたあの時とは
明らかに異なる姿。純粋に性の歓びを求め、男に媚びる痴態。
「クソッ!!」
湧き上がった不快感を吐き捨て、パピヨンは少女の身体にのしかかった。胸の上に跨り、臍下まで
開いた蝶・素敵スーツから己の逸物を引きずり出す。
「あ!?……」
鼻先に突き出された肉茎に、ヴィクトリアが小さく声を上げた。それは既に固くそそり立って、
病弱な身とは思えぬほど力強く脈打っている。
「……どうすればいいか、分かるな」
パピヨンの呟きに、ヴィクトリアは真っ赤な顔でペニスの先端を凝視し、それからそろそろと両手を
伸ばした。掌に包み込んだ強張りが、生き物のように跳ねる。
「嘘……こんなに、大きくなって…………それに、熱い……」
青筋を浮かべて反り返る肉塊の孕む熱に、無意識に驚きの言葉を漏らす。包み込んだ手が愛しげに
幹を撫で擦り、男の滾りを慰撫する。その行為に、赤黒いペニスは一層猛々しく膨れ上がった。
幼さの残る指先がペニスに絡み、竿を握りこむ。軽く扱き上げると、鈴口に透明の露が溢れた。
二度、三度と少女の手がシャフトを扱く度に露の玉は膨れ上がり、トロリと先端から流れ落ちる。
「ん────」
少女が手の動きを止めて首を起こした。裏筋を垂れ伝う先走りの露に、そっと小さな舌先を伸ばす。
「うぉ……」
先端を舐め上げられて、たまらずパピヨンが呻きを漏らした。ヴィクトリアは先走りを舐め取ると
ペニスの先っぽに口付ける。親しみを込めた挨拶にも似たキスは、“ちゅるっ”と小さな音を立てて
茎に詰まった露を吸い上げ、尖らせた舌が亀頭の口に残った味も余さずこそげ取る。それから今度は
竿の付け根へ顔を寄せ、先端へ向かって舌を這わせていく。
「ん……ん……」
首を起こした辛い体勢にも関わらず、少女は何度もペニスを舐め上げて唾液まみれにさせていく。
パピヨンは身を屈めて床に転がったクッションを拾い上げ、少女の頭の後ろに挿し入れた。支えを
得て少しだけ楽になったヴィクトリアの頭を、軽く撫でる。
「ふあ……ん……」
頭を撫でられた少女が上目遣いにパピヨンを見上げ、微かにはにかんだ。そして反り返った
シャフトを少し強引に引き倒し、亀頭に口元を寄せる。
「あ……む……」
小さな口が、艶光りする先端をそっと含んだ。
「クッ、……」
再びパピヨンが声を噛み殺す。熱くぬめる口内粘膜が牡の肉塊を包み込み、小さな少女の口は、
屹立の半分ほどを収めただけでいっぱいになってしまった。それでもヴィクトリアは、男を少しでも
満足させようとペニスに押し当てた舌で懸命に竿と裏筋をくすぐり、収まりきらない幹を指で扱く。
「──随分と上手くなってるじゃないか……どこで覚えた?」
額に汗を滲ませ、パピヨンが囁いた。
「………………」
「言えないのか?」
またもパピヨンの脳裏を掠めるヴィジョン。
見知らぬ男のペニスを愛しげに撫で、命じられるままに口唇で奉仕する少女の姿。
「んぐぅっ!?」
突然ヴィクトリアが苦しげに呻いた。それまで彼女のするがままに任せていたパピヨンが、いきなり
腰を突き入れて口内にペニスを捻り込む。
「この程度で俺が満足すると思うか!? もっと心を込めて尽くしてみせろ!」
男の瞳に、かすかな狂気の色──冥く濁ったドブ川の色が混じっていた。
「くっ!──ふぅんっ……」
口蓋の奥を突かれた苦しさに涙目になりながら、ヴィクトリアはペニスにむしゃぶりついた。
唾液と一緒に亀頭を啜り上げ、じゅるじゅると卑猥な音が響く。舌は円を描いて先端の丸みを刺激し、
両手の親指が茎の根元を揉み解す。
「──フ。ク、ク、ククク…………」
乾いた笑い声が男の口から零れた。同時に腰が動き始め、少女の口を蹂躙する。
「んぶっ……ん……んぅっ……」
ヴィクトリアは一瞬だけ苦しげな声を上げたが、唇をすぼめ、目を閉じて、男の欲望を従順に
受け入れ始めた。
男の腰が前後して、少女の口内へと己の醜悪なモノを出し入れする。
一方の少女は、口を犯されながらも唇の締め付けと舌で更なる快楽へと男を導く。
「──ック!」
「んぅぅっ!?」
パピヨンの動きが止まり、ヴィクトリアがくぐもった声を漏らした。
唇から半分覗いた肉茎が脈打ち、少女の口中に粘ついた白濁液を勢い良く迸らせる。ヴィクトリアは
息を潜め、注がれた精液でむせかえらないようにじっと舌で受け止めた。
「ハァ、ハァ……ハァ…………ククク……」
欲望を注ぎ終え、荒い呼吸を整えながら、パピヨンが少女の髪を掬い取る。
「…………ん……」
ヴィクトリアがモノを咥えたまま男を見上げた。潤んだ瞳と、紅潮した目元。
ゆっくりとパピヨンが腰を引き、濡れた肉茎が露わになっていく。ヴィクトリアは口の中の精液を
零さないよう、逃げていくペニスを唇の輪でしっかりと包み、絞り込む。
やがて粘ついた小さな音を立てて男のモノが口から離れ、唇と亀頭の間に白い糸を引いた。
「おっと」
身を起こしかけたヴィクトリアの顎を、男の指が掴む。唇の端を吊り上げ、瞳を冥く濁らせて。
「吐き出すなよ。せっかく物欲しそうなお前のために出してやったんだ。そのままジックリと味わえ」
「────」
ちょっとだけ戸惑うように眉根を寄せたヴィクトリアだったが、目を閉じると言われるままに口中の
精液を舌で転がし始める。
クチュクチュと、微かな水音がパピヨンにも聞こえた。
「…………よし、飲め」
「んん……」
こく、こくん。
「フ……フフフ……ククククク…………」
少女の白い喉が動き、自分の精を飲み下したのを確かめて、パピヨンが嗤った。マスクの上から額を
指で押さえ、唇が厭らしく吊り上がる。
「まったく…一体全体どうしたことだ。しばらく会わない間に、随分と男を悦ばす手練手管を
身に付けているじゃないか」
「ひ、人聞きの悪い事言わないでよ、イヤラシイ!!」
パピヨンを押し退け、ヴィクトリアが起き上がった。乱れた服装を手早く整え始める。
「ふん……」
不機嫌そうに顔を顰め、パピヨンはヴィクトリアを見た。
「月は、楽しいか?」
「え?」
髪を撫で付け、冷めてしまってティーカップを手に取って、少女はちらりと男に視線を向ける。
それからミルクティーで口の中の精臭を洗い流し、カップを干して天井を見上げた。
「別に……そんなにいい場所じゃないわよ。青い空も、海も、森も無い……石ころと砂だけの場所。
少しずつ地下住居を広げて暮らしやすくしようと頑張ってはいるけど、物資もまだまだ足りないし…
それでもパパが居るし、前みたいに独りぼっちじゃない分、救われてるかしら」
「ついでに身体の淋しさも埋められる、か?」
「???」
怪訝そうに振り向いたヴィクトリアの眼前に、パピヨンの顔が迫った。
「大戦士の娘ともなれば、さぞかし持て囃されるだろう。一体どれだけの男を食い散らかした?
貴様のその、淫乱な素質を月で開花させたのはどんなヤツだ? 包み隠さず白状し──」
────パンッ!
パピヨンが最後まで言い終えるより早く、ヴィクトリアの手が男の横面を引っ叩いた。
「下衆な勘繰りしないで! 月に居る仲間たちはみんな紳士的よ! 少なくとも、貴方みたいに
女の子を手篭めにしちゃう不埒者なんて居ないわ!!」
キッ、と鋭い視線でパピヨンを睨みつける。その瞳に涙が滲んでいるように見えるのは気のせいか。
ぶたれたパピヨンは無言で視線だけをヴィクトリアに向け、
「なら自分から男を誘って咥えこんだか!?」
少女の肩を掴むと、またソファーに押し倒した。
「イヤッ! 離してよ、もう帰る!!」
涙目のヴィクトリアが、本気でパピヨンを押し退けようとする。
「かつて此処に居候していた時も、何度となく体を疼かせていた貴様の事だ。月に行ったところで、
その衝動が治まる訳でもあるまい! 見せてみろ、お前の本性を!! 男無しにはいられない、
淫らな本当の貌を!!」
スカートのホックに手を掛け、ファスナーを引き下げる。抵抗する少女の手など意に介さず、強引に
剥ぎ取った。
「この、変態! 私のコトそんな風に思ってたなんて、最低!!」
もう一度引っ叩こうとしたヴィクトリアの手を難なく捕まえ、露わになった下着に手を掛ける。
「や!? 嫌ッ!!」
ばたつく両膝を腕に抱えて抑え込み、濡れた下着を無理矢理脱がせる。申し訳程度に生えた恥毛と、
白い秘肉のスリットが目に飛び込んできた。そして少女の片足に下着を引っ掛けたまま、両膝を
力づくでこじ開ける。
「やだ、やめて!! こんなのって嫌ァ!!」
悲痛な叫びなど聞く耳も持たず、開かれた両脚ごと身体を引き寄せる。そのまま覆い被さり、
わずかに綻んだ合わせ目にペニスの先端を宛がった。必死で男の胸を押し返す、ヴィクトリアの腕。
柔らかな花弁をこじ開け、無慈悲な怒張は少女の中へ侵入する。
「────痛ッ!!」
「!?」
パピヨンが目を見開き、腰の動きが止まった。
先刻までの愛撫で既に熱く潤っていたにも関わらず、少女の膣は驚くほど狭かった。
処女を奪ったあの夜と変わらぬ程に。
「オマエ……」
「…………なによ。これで満足でしょう」
涙を浮かべたまま、ヴィクトリアは覆い被さる男を睨み上げた。
「久しぶりに逢えたのに。久しぶりに逢えると思って、ずっと前から楽しみにしてたのに……
…………ひどいよ、こんなのって……」
ぽろぽろと零れる涙が、すすり泣きに変わる。顔を覆って泣きじゃくる少女を呆然と見下ろしていた
パピヨンが、ゆっくりと息を吐いて顔を寄せた。
「──忘れろ」
ヴィクトリアの耳元で囁く。その瞳に、もう狂気の色は無い。
「傷付けるつもりは無かった。この俺としたことが、つまらん嫉妬に我を忘れるなど痛恨の失態だ」
「今更なによ!」
か弱い拳が、男の胸を叩く。
「私が月へ行くって言った時だって、一度も引き留めなかったくせに! 今になって、
私の心を乱すようなこと言わないで!! ……嫌いよ。あんたなんか、大っ嫌い──んんっ!?」
男の指が少女の涙を拭い、唇を自分の口で塞ぐ。同時に、止まっていた腰が胎内への侵入を再開した。
「んぷっ、やぁっ。…んうぅ、んむ……ぷはっ。はぁ、やめ…んっ!……んん……」
首をよじって男の唇から逃れると、剛直を深々と打ち込まれる。身体の奥を満たす肉茎の熱さに
ヴィクトリアが思わず硬直すると、すかさずまたキスの追い討ち。
抵抗する四肢は次第に力を失い、心も身体も蕩かされていく。
「…………ずるい、こんなの……」
少女の呟きに、パピヨンが薄く笑った。
ヴィクトリアの背中に腕を回すと、そのまま上体を抱き起こす。互いに繋がったまま、少女の身体が
パピヨンに跨った格好で向かい合う。
「……ん」
トロンとした瞳のヴィクトリアは、あまり羞恥も感じていない様子だった。男の手に促されるまま
両腕を上げ、セーラー服とブラを脱がされると、ニーソックスのみを身に着けた細い肢体が露わになる。
「あうん!」
乳首を啄ばまれて、また甘い声。
「自分で動け」
パピヨンの声に、こっくりと頷く。
「はう……ん…………こう?」
小さなヒップが、パピヨンの膝の上でぎこちなく揺すられる。
「俺のことは構うな。自分の好きなように動け。自分の感じるままに……」
「う……その言い方……やらし……んっ! んっ、んっ……」
パピヨンの肩に掴まって、懸命に腰を動かすヴィクトリア。最初は恐る恐る自分の性感を探っていた
その動きが、次第にスムーズに、リズミカルになっていく。
「うっ……く……」
絡み付く膣壁の襞。ぴっちりとペニスを包んで締め付けるヴィクトリアのそこは、温かく、心地良く、
パピヨンはまるで自分自身が溶かされてしまいそうな感覚に眩暈を覚えた。
抱き締めれば折れそうな細い身体も、汗に濡れて吸い付く肌も、切なげな口から紡がれる喘ぎ声も、
全てが愛おしく感じられる。
「ああっ!」
白いうなじに指を這わせると、ヴィクトリアがのけぞる。
「あ、や、はぅんっ!」
うなじから耳朶へ、そして首筋へと指を滑らせる。少女の腰の動きが止まり、肌が粟立った。
「あ! 背中、駄目ェッ! 感じ過ぎちゃ──あああんっ!!」
背筋に沿って撫で下ろすとヴィクトリアの身体が跳ね、同時に膣がギュッ、とペニスを締める。
たまらず少女の胎内で肉茎が跳ねた。先に一度射精していなければ、とっくに果てていたところだ。
「ハァ、ハァ…………ね、動いて」
首筋に抱き付いて、ヴィクトリアが懇願する。
「……一人でなんて、やだ。お願い、一緒に……」
「…………フフ……」
ヴィクトリアの背中に両腕を回し、優しく抱き寄せる。ソファーから下ろした片脚を支えに腰の上の
少女を突き上げ、揺さぶった。
「んあっ! あっ! それ、奥まで来る! 深いよぉ!」
「はっ……くっ……痛くは、ないか?」
「い、痛い! ……けど、いいの! んっ! ちゃんと、貴方の気持ち見せてくれるなら──
あぅっ! どんなに痛くされても、いいの!」
パピヨンの動きに合わせて、ヴィクトリアも腰を振り始めた。
「んぁうっ! んっ! 離さないで……そのまま、私を、ん──捕まえてて!」
ソファーが軋む。テーブルの茶器が振動に硬い音を立てる。
抑え気味だった少女の愉悦の声は、あられもない嬌声へと変わっていた。
「あうん! ひゃん! お腹の奥が……んんっ! 熱い、よぉ!」
「どうした、もうイキそうか!?」
パピヨンの指がヴィクトリアのヒップの谷間に潜り、小さな窄まりに触れた。
「ひん!? そ、そこはダメェ!!」
「そうだな、こっちの処女を奪うのは今度にしよう。ククク、楽しみは後にとっておかないとな…」
「へ、ヘンタイ!! お尻なんて、ん、絶対イヤなんだから! んぁあああっ!!」
パピヨンの動きが速まった。小さなヴィクトリアの身体が、嵐の中の小船のように揺さぶられる。
「あああっ! んぁっ! は、激しすぎ──あ、あ、はぁあああああああああああああんっ!!」
「────ウゥッ!!」
押し寄せる快楽の波。絶頂の奔流がヴィクトリアを包み込む。断続的に締め付ける膣の収縮が激しい
うねりとなってシャフトに吸い付き、たまらずパピヨンは中に精を放った。
「あ、はぁ──あ……」
男の射精が終わっても、少女を包む快楽の余波は収まらない。
男にしがみ付いたまま──男に抱き締められたまま──暫し身体を震わせ続けていた。
パピヨンはヴィクトリアが落ち着くまでその背中と金色の髪を撫で、
いまだわななき続ける膣の余韻を楽しむ。
「取り敢えず、機嫌は治してもらえたかな?」
頃合を見計らって、少女に尋ねた。
「…………そんな訳ないでしょ」
パピヨンに密着していた胸を離し、ムスッとした表情でヴィクトリアが睨んでくる。
「あんな酷いことしておいて。百万回謝ったって許してあげないんだから」
唇を尖らせているものの、その目は本気で怒っている風ではなかった。
「フフン。では、どうしろと?」
パピヨンの問いに、少女も悪戯っぽく笑う。
「そうね。じゃあ私が月に戻っても、またいつでも好きな時に二人で逢える方法を考えて。
貴方がまた変な誤解をしないように。……私が、寂しくならないように」
「簡単に言ってくれる……三十万`以上の距離を越えて自在に行き来する方法を見つけろだと?」
「貴方なら出来るでしょ。自力で白い核鉄まで精製する蝶・天才さん」
クスクスと忍び笑いを漏らしながら、ヴィクトリアはパピヨンの鼻先に指を突き付けた。
「都合のいい時だけ持ち上げるな。だが、まあいい。それで機嫌を直すというなら、受けてやろう」
こちらも不敵に笑いながら、パピヨンは既に少女のリクエストについて考えを巡らせていた。
──錬金戦団の中に空間転移型の武装錬金を扱う者が居た筈だ。『武装錬金』に成し得る能力ならば
即ちそれは錬金術の範疇。再現は決して不可能ではない。
刻々と変わる月と地球の位置関係に関しては、例えば双方向型の転移装置を月とこちら側に
用意して同期させるか? その方法は? 長距離を転移するのに必要なエネルギーは何処から──
「ククククク。面白い! 久々に蝶・ビンビンに燃えてきた」
パピヨンは少女を両腕に抱え直すと勢い良く立ち上がった。
「きゃあ!? ど、どこに行くの」
「ん? さっきシャワーがどうとか言っていたろう。お互い汗もかいたし、このままバスルームまで
連れて行ってやる。続きはそ・ち・ら・で♪」
「つ、続きって……まだする気?」
「明日にはここを発つのだろう? ならば一分一秒たりとも無駄にしないことだ。次に逢うときまで
身体が夜泣きしないよう、じっくり存分に可愛がってやる」
「なに考えてるのよこのムッツリスケベ! 底無し!! お風呂場で倒れたって知らないんだから!!」
顔を赤らめた少女の罵倒に笑いながら、ふとパピヨンの視線がテーブルに向いた。
「────!?」
違和感を覚えたのはミートパイの皿。最初にヴィクトリアが切り分けた時よりも、明らかに少ない。
「……ふん、威嚇のつもりか? それとも単なる挨拶か」
「え? な、何?」
突然のパピヨンの呟きに、ヴィクトリアはキョトンと目を丸くする。
「いや、何でもない。そうそう、昨日エアマットを買っておいたんだが、あれを使って──」
ヴィクトリアを抱きかかえ、パピヨンは部屋を後にした。
* * *
「ほう、これがホムンクルス手製のミートパイか。なかなかどうして、
存外に美味いじゃないか」
狐色の生地に齧り付き、非常勤戦士・戦部が素直な感想を漏らした。
「いっそ人肉でも使っていれば、問答無用で切り捨てられたのだがな」
面白く無さそうな口調で、同じく非常勤戦士である根来が懐にスカーフを収める。
パピヨンの隠れ家から程近い木陰に陣取った二人の任務は、極秘でのヴィクトリア嬢の護衛と監視。
いま戦部が食べているミートパイは、あらゆる場所に潜入できる根来が件の隠れ家から持ち帰った
一切れだった。
「さて、どうやら護衛対象はこのまま動きそうにないが、どうしたものかな」
食べ終えた指先を払い、戦部が思案げに顎に手を遣った。
「個人的な心情を言わせて貰えば、これ以上ホムンクルス同士の痴話喧嘩など見るに堪えん。
ましてやホムンクルスに情愛があるなどと、俺には認め難い考えだ」
腕を組んだ根来が、無表情に応える。
「ふむ。なら話は早い、今日の仕事はここまでだな」
戦部が槍を肩に担ぎ直した。
「……良いのか?」
「他人の恋路を覗き見るのも無粋というもの。明日あらためて迎えに来るとしよう。
お前はどうする? 残って監視を続けるなら止めはせんが?」
さっさと隠れ家に背を向け、戦部が歩き始める。根来は振り返って背後の建物を見上げていたが、
すぐに戦部の後を追い始めた。
* * *
──こうして。
結果的にパピヨンとヴィクトリアの間に交わされた“約束”について監視者が知る事は無く、
やがてパピヨンは戦団に感知されないまま、空間転移装置の開発に成功した。
──だが。
それがヴィクトリア誘拐を伴うムーンフェイスの月面脱走事件を招く事になろうとは、更には
ムーンフェイスの扇動によって、地球に潜伏していたホムンクルス達の反乱事件にまで発展しようとは、
さしもの“蝶・天才”にも予測できよう筈も無かった。
(おわり)
>>441 GJ
流石パピ、天才はすごいな
しかし何故だろう、パピの台詞が真殿さん声で再生される度に吹いてしまう
もう自然と真殿・釘宮ボイスで再現されるほど調教されちまってるからな、俺ら
流れをぶった切って418を女性キャラで所々やってみた。
火→千、カ→毒、ブ→桜、大→斗、斗→火
【前戯について】
「あのね、あなた達が思ってるほど楽じゃないのよ、男相手っていうのは」
「どういう事ですか、千歳さん」
「面倒なのよ色々とね。いきなり触ってくるし、かと思いきやちょっとしか触らないし、
あと一歩、って所で押しが弱いし、タイミングとかそういうのが、よ」
「そうですか? 確かに急に触れば驚きはしますけど、怒ったり嫌がったりは――」
「あなたの話なんか聞いてないわよ、毒島さん。
それに、AVなんかの影響か知らないけど、前戯とかも必要なのよ?
女が男に対して、ではなく、男が女に対して、もよ。
女の気がノらないと挿入もろくに出来ないのがわかってないのよ。面倒でしょ?」
「全然面倒には思いませんが……相手が気持ちよさそうなのはとても嬉しいですし、
見てるだけでこっちも幸せな気持ちになりませんか?」
「さっきからうるさいわよ、あなた。 そんな夢みたいな話があると思ってるの?」
「でも事実なんですから…」
「まぁまぁ落ち着いて下さい、お二人とも。
千歳さんは悪い面を挙げすぎですし、毒島さんはちょっと理想を追いすぎじゃありませんこと?」
「ですが理想と言われても、本当にそうなんですからしょうがありませんよ、桜花サン」
「……毒島、こう言ってしまうのはなんだが、その…」
「多分、少数意見だと思うよぉ?一番良い関係であることは認めるけど。ね、お義姉ちゃん♪」
「ま、まひろちゃん、そこじゃなくて……火渡戦し…じゃない、先生……」
「…華花……あなたは私達より早く大人になっちゃったのね…」
【事後について】
「コトの最中も、自分だけ楽しもうなんて男は最低ね」
「や、やっぱりお互いにってのが大事なんだよね、千歳サン!」
「何かこういう話題だと瞳の輝きが違わね、まひろちゃん…まぁいいけど。
あと、事後も大切にして欲しいわね、事後も」
「事後?」
「ええ、一人先に寝るなんて、最低中の最低ね。そのまま永眠させてやろうかとさえ思うわ」
「そうですか…? 自分の一番大事な人が疲れて寝ちゃうほど全力でその、あ、愛してくれたんですよ?
そんな無防備な寝顔、ずっと見ていたくないですか?」
「横からグチャグチャと……じゃああなたならどうすると言うの?」
「え?わ、私ですか? 私は……別にこれといって気をつけてる事はありませんが……」
「ほら、ご覧なさい」
「…ですが、火わた――ええと、その、パートナーの方はいつも楽しんで下さってますよ?」
「そんなの、演技よ、演技」
「なぜ演技だという事になるんですの、千歳さん」
「男っていうのは性欲処理の為にそういうフリだけはよくするの。付き合う前も付き合ってからも」
「でも、火渡様は――」
「違うってなぜ言えるの?そういう点では彼が一番信用ならないじゃない。
わかるわよ。だって彼の下半身は昔から不条理だもの」
「それは……」
「ほらご覧なさい。怪しいものじゃない」
「……確かめてきます!!」
「あ、ちょ、毒島!」
「……出ていっちゃったねー」
「無邪気ゆえの無知って怖いわね…」
「……っていうか最後、火渡先生との関係を認めちゃったわね」
(…………戦士長――いいえ、もう戦士長ではありませんわね。
火渡先生、とうとう毒島さんに手を出してしまわれたのですね…(腹黒微笑)
このまま毒島さんとお幸せにね、ウフフフフ…)
「…? なに企んでるんですか?桜花先輩」
「いいえ、何でありませんわw」
【その後】
「火渡様っ!」
「急に入って来んな、バカ!(エロDVD再生前じゃなくて本当によかった、と心から安堵)。で、どうした?」
「火渡様って、いつも感じてるフリしてるんですか? 違いますよね!?」
「ハァ!? いや、ちょっと待て、な、何の話だ!」
「ですから、ベッドの上での事――きゃん!(べしっ!)」
「いいいいいいきなり何を言い出すんだ、テメェは!!」
「でもでもっ」
「デモもストもあるか!」
「気になってしまいまして……そんな事はないと分かっていますが、もしかしたら」
「もしかしない! 俺は下手だと思ったら下手だと言う!」
「で、では!? ちゃんと楽しんで下さってるんですよね!?」
「う…まぁ…」
「あのお口でしている時に恥ずかしそうに頭を撫でて下さるのも、息を吹きかけるとぴくぴくってなっちゃうのも
イキそうになったらずっと私の名前を呼んで下さるのも嘘じゃないんですよね!?」
「やかましいっ! んな事いちいち覚えてんじゃねぇっ! 大体なんでいきなりそんな事を聞くんだ!」
「え、まっぴーサンとか千歳サンとかと話してて…」
「………おい、ちょっと待て。まさか…したのか!? 俺達の話を!?」
「え、いえ、火渡様の名前は出していませんから大丈夫です!」
「でもテメェは実体験を語ったんだろ…?」
「えぇ、ちょっとだけ。でも大丈夫です! 火渡様だと分かる様な話はしていませんから!」
「……明日…授業出たくねぇ…」
改悪・すまない、418(´・ω・`)
火渡の下半身の不条理さを千歳さんが知っている件について。
>>432-441 GJすぎる…もしや以前にも一度パピ×トリアを書いた方だろうか…
自分の中での2人はまさにこんな感じです…蝶サイコー!
>>444-446 418だけど、私の拙作であなたの想像を喚起させる事が出来たみたいなので
それだけで満足というものです。
GJ!
>「ええ、一人先に寝るなんて、最低中の最低ね。そのまま永眠させてやろうかとさえ思うわ」
防人さんはぐーすか寝そうなイメージですねー。
でも、寝呆けてぎゅーされてヒゲ面ですりすりなんかされた日には許してしまいそうな千歳タン。
あんな大根下ろせそうなヒゲ面でじょりじょりしたら
千歳さんにベッドから蹴り落とされるんじゃ…
ソウヤ×まひろキボンヌ
詳細はまだ書かんが、ゲームの話も良かった〜
桜花さんに童貞喰われるソウヤとか
まさかゲームのラスボスがパワーアップして復活したヒャッホウだったとは…
ナイナイ ノシ
ゲームで千歳さんの体重に言及したカズキに
斗貴子さん以外の女性心をわかるすべはないと再確認
>>453 ヒゲを剃ってたらOKサインとかネタが沸くw
むしろ千歳さんが防人のヒゲ剃ってる絵面が浮かぶな
>>459 でもあの場合、何キロまでOKか知っとかないと頼みにくいのも事実だから
ある意味仕方ないんだよなぁw
久しぶりに描きたくなってきた。
と地味に宣言して去ろう
>462にwktk
ただ書くの自体が二年ぶりで流れがよめないw
妄想力のストックはあるのだが、武装錬金は書いたことがないだけに不安だすorz
465 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 08:09:26 ID:ToGL47Dr
武装錬金!
夢想精子!
ゲームはゆっくり発売から三日で一周クリアしたわけだが、和月も好きだなぁと。
でもさ、ソウヤの正体が絵だけで予想出来て、初登場時のセリフだけでほぼ確信した俺も、やっぱり好きなんだなぁと。
千歳さんカワユス。
そういえば、見間違えでなければ斗貴子のスカートの中身が見れるぞ戦闘シーン。
若草色フォー!!!
ゲームは取説21ページをしっかり見るのをおすすめ
ゲームはひらひら動く斗貴子さんのスカートが気になって気になってしかたないよ!
武装錬金もパンツ見せありの漫画だったらもっとヒットしていたかもしれないな…
>パンツ見せ
パピヨンがいるからそれは彼にまかせてあったんじゃね
和月がそれしたら、
ということを考えると
逆に不評だったかもな
※ゲームネタバレ注意
「とうとう夜になってしまったな。どうする? まさかこんな事になるとは思わなかったから
野営の装備も無いし、このまま強行軍も心もとないトコロだが……」
『パピヨニウム』回収の任務を帯びてパピヨンパークへとやってきたカズキと斗貴子だったが、
パピヨンの悪乗りとムーンフェイスの暗躍によって、事態は予想外の方向へ発展しつつあった。
結局、無茶な深追いは危険との判断から、パピヨンの提案で一旦休むことに。そして案内されたのが─
「どうだ武藤、このオシャレなパピヨンホテルは。パークの開園に先立って既に蝶・絶賛営業中だ」
高い天井から柔らかな光を放つシャンデリアはもちろん、柱や壁にも蝶の意匠。絨毯の模様に至るまで、
まさに蝶づくしの一階ロビー。
「こんなでかいホテル、よく造ったなぁ」
キョロキョロと周囲を見回しながら素直に驚くカズキ。その隣では
「……悪趣味な。右も左も蝶だらけで夢に出そうだ」
斗貴子がゲンナリした表情で顔を覆っていた。ちなみにソウヤは大して興味無さそうに突っ立っている。
「ああ、チェックインの手続きは必要無いぞ。既に最上階の『パピヨンスイート』を手配してある。
蝶サイコーの夜景を眺めながら蝶々型ジャグジーで疲れを癒し、蝶柄バスローブに身を包んだら
蝶々プリント付き回転ベッドで色々と愉しむがいい」
「なんだそのいかがわしい部屋は! 普通の部屋は無いのか!?」
顔を赤らめてパピヨンに食って掛かる斗貴子。一方のカズキは、売店コーナーで興味深そうに
『パピヨンサブレ』や『パピヨンペナント』を物色している。
「とにかく時間が惜しい。俺としてはさっさと休みたいんだがな」
ぶっきらぼうにソウヤが呟いた。
「──ふん。ま、そう焦るな。まずは腹拵えといこうじゃないか。付いて来い」
パピヨンの先導で、ホテル内の高級そうなレストランへ。
「おお、カズキに斗貴子。お前達も今日は終了か」
「キャプテン・ブラボー!」
「それに戦士・千歳、さん!?」
意外な先客にカズキと斗貴子が驚きの声を上げた。
いつもと変わらぬツナギ姿のブラボーが“ニカッ”と笑って片手を挙げ、私服の千歳がワイングラスを
片手に無言で会釈をする。
「戦士長がどうしてここに? ホムンクルス殲滅は終わったんですか」
「まぁ待て、戦士・斗貴子。“腹が減っては戦が出来ぬ”と言うだろう。お前達も今夜はゆっくりと
英気を養い、また明日からの戦いに備えるんだ」
苦みばしった“漢の顔”で重々しく語り、ブラボーもグラスを手に取る。
「ケッ! 偉そうなコト言っといて、戦団の経費でイチャついてんじゃネェよ」
「火渡戦士長!?」
背後から聞こえた声に、斗貴子が振り向いた。襟元をはだけた真っ赤なシャツに白いジャケットと、
まるでヤ○ザみたいな服装でスラックスのポケットに両手を突っ込んでいる。その背中に隠れるように
「あ、あの……こ、こ、こんばんは、みなさん……」
中学生と見紛うような小柄な少女が半分だけ顔を覗かせて挨拶した。
「毒島も? 一体どうして……」
「高校教師が教え子同伴でホテルで食事か? これは少々見過ごせんな火渡」
ブラボーの目が僅かに険しくなる。
「うるせぇ、オフ日に何しようが俺の勝手だろうが。わざわざ毒島連れて陣中見舞いに来てやったんだ、
感謝しろよガキども」
「……知ってるわ。この前、戦士・犬飼が懸賞で当てたここのペア宿泊券を、貴方が巻き上げたのを」
「ッ!?」
千歳の一言に、火渡の顔色が変わった。
「それとな火渡。何か誤解しているようだが、俺がここで食事をしているのは、あくまで民間人の
護衛が目的だ。……レストランの奥を見てみろ」
ブラボーに促されて、火渡と一緒にカズキと斗貴子も顔を向ける。
「あれは──!」
「斗貴子さんと同じ制服……確か『ニュートンアップル女学院』の……」
斗貴子と同じセーラー服に身を包んだうら若い乙女の集団が、レストランの殆どの席を占拠している。
「ああ、学院理事長の御令嬢のたっての願いでな。修学旅行の団体客を受け入れてる」
さも大したことでは無さそうに応え、パピヨンが前髪を撫で上げた。
「この非常時に何をノンキな! 無関係な人間を巻き込むな!!」
「あら。あちらにいらっしゃるのは──蝶々の妖精さん?」
「ごきげんよう妖精さん。私達のプレゼントは喜んでいただけまして?」
こちらの騒ぎに気付いた女生徒たちが、パピヨンに声を掛けてきた。
「ああ。今もこれ、この通り──」
パピヨンが自分のコスチュームに手を掛け、一気に引き剥ぐ。
──ブワッ!!
どんな仕掛けが施してあるのかスルリと脱げた服の下から現れたのは、女学院のセーラー服を模した
パピヨンのニュー・コスチューム姿。
「蝶・サイコーーーーーーーーーーッッ!!!!」
両腕を頭上でクロスさせ、カクカクと腰を振るパピヨン。
「きゃーーっ! 素敵!」
「輝いてますわ、妖精さん!」
黄色い声ではしゃぐ女生徒たち。
「☆?◇×◎#!!!?」
変態の変身を間近で見てしまい、パニックに陥る毒島。
「ああ、もう! いい加減にしろ!!」
怒鳴る斗貴子。
そんな騒動を横目に、ソウヤは独り、少しはなれた場所で唇を噛み締めていた。
「くそっ。こうしている間にも、ムーンフェイスは着々とあの忌まわしい研究を完成させているかも
しれないのに……本当に俺は彼らと手を組んで良かったのか!?」
その頃、パピヨンホテルの一室では──
「むーーん。スパイシーなソースを洗い流して後を引く芳醇な香り……。ここのソムリエは
中々いい仕事をするね」
ムーンフェイスがルームサービスでディナーを摂っていた。
(おわり)
>変態の変身を間近で見てしまい
そこは「変態の完全変態」で!
>>474 まさかと思うが、ルームサービス運んできた従業員喰ってないだろうな
>476
エロい意味で喰ってたら神
赤ちゃんの産み分けで、SEXの時、奥さんをヨロコばせると男の子を授かる確立が高いそうだ
>474
宿泊券巻き上げられた犬飼カワイソス('・ω・`)
>>478 ヴィクター「それは迷信だっ!!」
トリア「……」
なんで武装錬金関連のスレ軒並みずっと人大杉なん?
武装関連に限らず、
専用ブラウザ以外(IEとか)で2chを閲覧すると、人大杉で読めないとこが多い様だよ
パピスレが落ちたな
ゲームでエロスな本を千歳さんに没収されたブラボーさんは
そのお返しに千歳さんにあんなことやこんなことをさせたりして楽しんでいました
脳内オナニーで
い、今からやるんだ…!!
俺は大きく深呼吸をした。
「どうした、カズキ……?」
斗貴子さんの声は少し息切れしている風にも聞える。
既に露になった斗貴子さんの体は、ほんのり桜色に上気していて、とてもキレイだ。
何度見てもそう思う。
一番小さい明かりしかつけていないのに斗貴子さんの表情まで見えるのは、核鉄のお陰だろう。
「な、なんでもないよ斗貴子さん」
「そ……そうか? なんだか無理してる様に見えるんだが気のせいか?
嫌ならそんなことしなくても――」
「違うよ斗貴子さん、別に嫌なんかじゃないって!」
俺の気はやや急いている様で、斗貴子さんの声に被せて言ってしまった。
「……ならいいんだが…無理はするな」
斗貴子さんはそう言って、首から力を抜き頭を枕に預けた。
俺の目の前には、斗貴子さんの一番大事なところ。
剃ってるのか元からなのか、毛がないので鮮明に見えてしまうのが何ともいやらしい。
両手は斗貴子さんの敏感な太腿の上にある。軽く滑らせただけで斗貴子さんの体は震えるだろう。
いわゆるクンニリングス――であってたっけ?――の体勢だ。
別にクンニならしょっちゅうやってるんだけど、今日は少しいつもと違う目的がある。
斗貴子さんを――焦らす!!
事の発端は岡倉たちとの会話からだ。
猥談の拍子に、イク寸前に焦らす事がどうこうという話題になった。
「例えばよ、キレーなお姉さんにシゴかれて、イキそう! ってなったら手ぇ離されたりしてさ」
「男の人でもあるけど、女の人の場合でもあるよね。そういうの」
「あぁ、セットでよく淫語喋らせたりするな。『どこがイイのか言ってみろ』みたいな感じで」
やけに岡倉達は盛り上がってたけど、俺にはよく分からなかった。
「なぁ、あれって、どこがいいんだ?」
俺が自分の気持ちに正直にそう言うと、六舛が率直にこう返してきた。
「斗貴子氏で試してみたらいいじゃないか」
何で六舛が俺と斗貴子さんがもうそういう関係だって事を知ってたのかは疑問だけど、
物は試しと、六舛に従ってみる事にした。
でもよくよく考えてみると、『焦らし方』というのがよく分からない。
相手がイク直前で止めればいいんだろうか? AVとかじゃそんな感じだけど。
……でも、やっぱり可哀想だよなぁ……。
ちゃんと斗貴子さんをイカせてあげたい!! って気持ちがどうにも捨てきれない。
別に、わざわざ斗貴子さんに嫌がりそうな言葉を言わせたくもないし。
「……カ、カズキ…? なんだ、その、そんなところをジッと見詰められると……」
いつの間にか、斗貴子さんが上体を少しだけ起してまたこちらを見ていた。
「あ、ご、ごめん斗貴子さん!」
ぼうっと考え事をしてるあいだ、俺の目線は斗貴子さんのソコに集中していたようだ。
斗貴子さんもさぞ恥ずかしかっただろう。ごめんね斗貴子さん!
「す、すぐ始めるから!」
とりあえず、必要以上に湿っているそこに優しく口付けする。
「ひゃうっ」
斗貴子さんの体が一瞬こわばって、すぐに弛緩した。
逃げないようにしっかりと太腿を腕で固定して、割れ目に舌の先端をそわせる。
斗貴子さんの奥からたっぷり溢れる愛液が俺の舌に粘りついた。
「あっ、あ…ひゃっ…」
クリトリスまで到達すると、それを舌全体で押し潰したり舌先で刺激したりする。
斗貴子さんは両手で口を押さえて、喘ぎそうになるのを必死に我慢していた。
……我慢なんかしなくていいのになぁ。
好きなだけイッてくれても構わな――じゃなくて!
そう、今日は違うんだ。もう一度自分に言い聞かせてから、俺はクンニを再開した。
クリトリスへの愛撫もそこそこに、舌を膣の入り口に移動させる。
何と言っても、斗貴子さんは生粋の膣派。
まああれだけきついんだから感度抜群でもしょうがない。
まず、舌先でちょろちょろと膣口を舐め回す。
それからほんの少しだけ舌を挿入すると、斗貴子さんが目を見開いて体を震わせた。
「んはぁっ!! ……ぁ…ぅう」
……指の隙間から漏れている声を、もっと聞きたいな。
俺は更に舌を進入させて、唇を陰部全体に触れさせた。
「か、かず、やぁあ!!」
じゅるじゅるとわざと音を立てながら、斗貴子さんの天然ローションをすする。
歯をぶつけない様にするのは中々難しいけど、最近は慣れてきた。
唇も微妙に動かして割れ目全体を圧迫すると、もっと気持ち良くなってくれる事も知っている。
舌をピストン運動させて、どんどん蜜を掻き出すけど、費える様子は全く無い。
「カ……わた、もぅ……」
斗貴子さんが切羽詰った声で語りかけてきた時に、やっと俺は目的があった事を思い出した。
じ、焦らすつもりだったんじゃないかっ!
俺は名残惜しい気持ちをおして、一気に斗貴子さんの股から頭をあげた。
「ひゃあぁうっ!」
斗貴子さんの口から一際大きい声があがった。
……な、何だか、やっちゃいけない事をやってしまった気がする…。
斗貴子さんの胸は激しく上下しているけど――多分、イッてない。
何故かは分からないけど、斗貴子さんがイッたかどうかは感覚で大体分かるからだ。
…何か、申し訳ない気持ちで一杯になってきた。
じっと斗貴子さんの頭の方を見詰めていると、斗貴子さんがゆっくり頭を持ち上げた。
徐々に、徐々に浮き上がる斗貴子さんの表情は――
「……かずきぃ」
真っ赤になった頬と傷。流れ出しそうな程とろけた瞳。下がった眉尻。
眉間によった悩ましげなしわ。ひかえめに搾り出された声。
斗貴子さんの表情は、俺の予想とは違って、決して怒りでも失望でなかった。
ただただ淫靡なその顔は『おねだり』。
多分、斗貴子さん自身も全く意識なんてしてない『おねだり』だった。
もっと快感が欲しい、俺に甘えたいという願望が、斗貴子さんの顔全体に表れていた。
いつのまにか俺の胸は信じられないくらい高鳴っていて、血圧急上昇、ノックアウトしそうだ。
俺は急いで斗貴子さんの秘部に口をつけて、もう一度クンニを始めた。
こ、今度は絶対途中で止めたりしないからね、斗貴子さん!!
そして、その後。
無事斗貴子さんを気持ちよくさせて、一段落したベッドの上で、俺は斗貴子さんに謝った。
「…さっきはごめんね、斗貴子さん」
「……? なんの事だ?」
斗貴子さんはよく分からないという顔をしていた。
……なんの事だなんて言われても、説明が難しいんだけど…。
「別に謝られるような事をされた覚えはないぞ? だから謝るな」
斗貴子さんは軽くそう言って、軽く微笑んだ。
…どうも、別に気にしてないようだ。
「…斗貴子さんがそう言うならいいんだけどさ……」
何だか、釈然としない所が残るけど。
「そ、それよりカズキ……」
斗貴子さんが、言いにくそうに口を開いた。
「……つ………」
「…? つ…何?」
「つ……続き、早く…」
チラリと一瞬だけ俺の方に寄越した目線は、さっきとまるで同じだった。
「わ、分かった! 斗貴子さんがそう言うなら!!」
俺は素早く斗貴子さんを抱き寄せた。
私はカズキに抱き寄せられながら、ふと思い至った。
も、もしかしてカズキは、こういう風な表情というか、動きというか、に弱いのだろうか…?
でも……わ、私自身恥ずかしいし…いやでも、カズキが喜んでくれるなら…その方が良い…な。
が、がんばってみるか……ちょっとでもカズキを喜ばせたいし………。
かくして、カズキ君は焦らす事を忘れ、斗貴子さんは上手なおねだりの仕方を覚えましたとさ。
カズキの焦らし大作戦―――了
GJ!!
可愛い二人だな。
焦らすのも天然のカズキワロタw
もきゅもきゅした(*´д`*)GJ!
カズキってけっこうSっ気あるよなあ……w
しかも自覚してない分なおさらタチが悪い。
こ・づ・く・り、しましょ♪
やはりカズトキは食いつきがいいな
>491
ちょwww○×計画www
はあ、しかし、ゲームネタバレはいつ頃解禁?
「最強○×計画」で思い出した話題だけど「真赤な誓い」がカバーでトランスになるらしいな。
>何で六舛が俺と斗貴子さんがもうそういう関係だって事を知ってたのかは疑問だけど、
あの二人の場合、朝チュンした時は雰囲気でばれる気がする、六舛でなくても
蝶保守
千歳さんのオッパイに顔を埋めたいヤツ挙手
ノ
毒島とヴィクトリアはオレがいただいときますね
>>498 あんな三十路間近のコスプレ女の嗄れた胸に一体何の幻想を抱いているんだ?って、火渡君が言ってました。
だから、俺は無実です。今玄関のチャイムが鳴ったような気がするけど、確認はしません。まだ生きたいから。
しかし、友達やら、宅配便だったらどうしよう?って事で、ちょっと見てくる。
千歳さんならヘルメスドライブで直接君のところに乗り込んでくるはずだな。
・・・そういやあれ、戦闘時には打撃武器になるという話だが(めちゃ堅い)・・・
>>500 被害者はS市杜王町在住の
>>500さん27歳会社員。
死因は頭部からの出血多量で、凶器は堅い板状の物だそうです。
玄関先で倒れていたことから、犯人は被害者の家を訪れ、出てきたところを襲ったようです。
時間も手伝って目撃情報も皆無、手口から、被害者とは大した面識の無い人物による場当たり的な犯行ですね。
>>501 千歳サンが知らない人は探せないし、行けないって制約があったが。
>>500 わかってないな、ぱふぱふはドラゴンボール世代なら誰もが抱く男の夢…
と、某寄宿舎管理人さんが言ってました
じゃあ、誰もが知ってるネタバレから。
ゲームオリジナルキャラのソウヤはカズキと斗貴子の最強○×計画の結晶。
さて、これをネタに書いたところで、甘い話にしかならなかった件について。
>>504 君と武装錬金との愛の結晶を見せてくれ!
ここは秋水×桜花の甘えろとかは微妙だったりする?
ゲームもこの二人とかもう少しいろんなキャラが使用できればいいんだけどな
>506
何が問題あるのかと逆にお伺いしたい
気になるようなら近親相姦注意、など前書きをすれば問題ないだろう
ゲーム早く手に入れてみたいものだ
>>504 それはカズトキの甘い話しか投下したことがない俺へのあてつけかw
遅レスだが、
>>477を読んでムーンフェイスと31Pをするロッテリやの人が頭に浮かんだ
>>509 しかし次の日普通に出勤するんだよな?
ムーンフェイスはボロボロで
バイト子さんはレジの前に30人並ばれたくらいでうろたえないっ!
>>511 いや、流石に新月にはビビると思うぞwww
首を捜してあげて欲しいw
そもそも30人並ばれたらびびるだろ
もう何年も女の子と手をつないだことすらない。
いつもモーションをかけているのに
あるときは逃げられ、あるときは拒まれ、あるときは自滅し…
夏なのに俺の青春はシベリア超特急です。
誰かよいアドバイスをお願いします。
埼玉県G市在住のH・Oさん
>>516 回答者:B・H
全てを壊せば良いと思いますよ。
保守age
何かリクエストしたら、誰かが書いてくれる
なんて奇跡ないかな?
毒島・さーちゃん・TQN・ヴィクあたりの貧乳ものを歓迎する!
ザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュ
>>520 リクエストはかなえられたようだ…
ただし、死のリクエストが
毒島ひんぬーモノを書いたが、鯖規制で書き込めないとさ。携帯からじゃ長くて投稿できない罠。
ソウヤ製作過程、とか
夏休みのある日、教員宿舎にて。
「火渡様もやっぱり、胸の大きい人がお好きなんですか?」
「`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブッ!! ちょwwwwおまwww麦茶、変な所に入ったwwwwww」
「さっきから問題が進んでねぇと思ったら、突然何を言うんだ、テメェは!」
視線を火渡と己の胸に交互に移しながら毒島はポツリポツリと語り出した。
以前、カズキ達と海水浴に行った際、火渡がまひろと桜花の胸を目で追っていた事を。
「あぁ?あン時の事か?最近のガキは発育がよくてけしからんな。
何食ったらあんなにデカくなるんだよ。なぁ?」
「ぁぅ…私に同意を求めないで下さい…」
いくら無神経な火渡でも、毒島の言いたい事は痛いほどわかっていた。
世の中は誰もが同じではない。
力ある者もいれば弱き者もいる。
勉学が得意な者もいれば運動が得意な者もいる。
胸の大きさもまた然り。
「まひろサンまで、とは言いません。せめて、歳相応に…」
「そうだなぁ。揉めばデカくなるとは言うが、テメェの場合、揉めるほど無ェしな」
「………」
「………」
二人の間の沈黙を、ただ蝉の鳴き声が埋め尽くす。
「毒島」
「…はい…」
呼びかけに顔を上げると、煙草のにおいのする吐息がかかる。
「確かにデケぇ胸は嫌いじゃねぇ。千歳みたいなクソ生意気な女に馬乗りになって挟んだり
揉みしだいたりしたいと思った時期があったが、今はそんな事はどうでもいい」
「だったら別にそこまで言う必要はないんじゃ…」
「だからってな」
不意に細い腕が熱い手に掴まれ、ぐいと引き寄せる。
バランスを崩した毒島は、そのまま吸い込まれるように火渡の胸元へと倒れこんだ。
「テメェの小せぇ胸も、何もかもが嫌だなんて、いつ、誰が言った?」
「…っ、ひわた…ンンッ!」
それ以上の言葉は強制的に遮られ、荒い息遣いとくぐもり声が蝉の鳴き声に融けていった。
レースのカーディガンが細い腕をするりと滑り落ちる。
火渡は真っ白なワンピースのボタンを数個だけはずすと、その下のキャミソールごと
襟元を引き落とし小さな肩をむき出しにさせた。
「きゃ…っ」
申し訳程度に膨らんだ胸には、水着の日焼け痕がうっすらと残っていた。
「今度から俺の部屋に来る時はもっと脱がしやすいカッコで来い」
「べ、別に脱がされる為に着る訳じゃ…あんっ!」
またしても言葉を遮るように、まだ小さな膨らみに舌先が触れる。
それだけで体中に電流が走り、体の奥から熱を帯びてくるのがわかる。
「や…は…っ、火渡、さ…まぁ…っ」
小さな膨らみのその先端、薄紅色の突起に軽く歯を立てると、
毒島の小さな肩がビクッと震えた。
舌先で転がしては周囲を舌でなぞり、再び先端に戻って軽くつつく。
そしてもう一方では指先で同様に幼い突起を弄ぶ。
「ふん…胸は小さいくせに、いっちょ前に勃ってきたじゃねぇか」
「ぁ…や…だぁ…っ、そんな…吸っちゃ…あぁ…ッ」
執拗な攻撃を堪えようと、毒島は火渡の頭を抱えるように抱き締める。
しかし煙草と汗と、男性特有の雄のにおいが鼻腔内を刺激し、更なる感情を昂らせた。
「はぁ…っ、はぁ…ぁ…火渡様…」
色白な肌はすっかりピンク色に上気し、腕の下で息を荒くしている毒島の目はとろんと天を仰ぐ。
起伏を繰り返す小さな双丘に、熱く大きな掌が覆いかぶさる。
「は…ん…ッ」
「寄せて上げればテメェの貧相な胸でも…」
と言いかけて、手が止まる。
上 げ る ど こ ろ か 、 寄 せ ら れ る ほ ど (ry
しかしここでやめてしまっては、せっかく乗り気になった毒島の機嫌を地に叩き付ける事になる。
「火渡様…?」
毒島は馬乗りにされている為、いささか苦しげな表情のまま視線を火渡に移すと、
目の前に赤黒い怒張が飛び込んできた。
「Σ(*゜д゜*;)!!1!!??」
心の準備もままならない内にアップをモロ見してしまい、卒倒しかける。
「うるせぇ、黙って手ェ重ねろ」
左胸に押し当てられた怒張に小さな手を重ね、その上に自らの手を置く。
それとは反対に、右胸に乗せた手に小さな手が重なる。
そして火渡は上から押さえたまま、腰をゆっくりと前後に動かし始めた。
「んあ…っ…」
まるで鉄の塊のように熱く、硬い塊が胸に押し当てられ、毒島は小さな悲鳴をあげる。
「あ…っ…こ、こんなの…っ、んんッ!」
「どうだ?どんな感じがする?」
「ん…っふ…胸の先が…じんじんしてきて…すごく熱くて…あ…」
その熱い先端に、更に熱い液体がジワリと伝い始める。
ただ上から重ねていただけの手が、ゆっくりと円を描くように撫で回す。
その度に濡れた音が指の隙間から漏れる。
「ん…っ、ん…」
『今…火渡様を私の胸で感じている…っ…嬉しい…』
右胸に重ねられた手を軽く握り返し、利き手ではない左手でぎこちなく怒張の先端を愛撫すると、
火渡の体がわずかに震えるのを感じ取る事が出来た。
「…ッ!出すぞ、毒島…!」
毒島の左手を握ったまま、火渡が腰を浮かせる。
思わず顔を背けて身構えた毒島だったが、その矛先は毒島の顔ではなく、
上から手を重ねたままの胸に押し付けるように向けられた。
「え…?あ…っ、ん、んんっ!」
鼻をつく雄のにおいと共に、胸の先端から首筋にかけて、白濁液が汚していく。
「ぅあ…あ…あつ…」
まるで火渡に心臓を刺し貫かれているような被虐的快感を覚え、陶酔した溜息が漏れる。
「はぁ…っ、はぁ…確かに…テメェの胸は貧相だがな。
小さきゃ小さいなりにこうやって気持ちよく出来ンだよ。だったら他に誰をヨロコばせる必要がある?」
「な…ないです…火渡様以外にこんな事出来ません…」
嬉しそうに微笑む毒島を、火渡は満足げに見下ろした。
「じゃあ、他の部分を使ってもっと俺をヨロコばせてもらおうか?」
「え…?」
二人きりの夏季補習はまだ終わらない。
無理言ってすまなかった
マジにありが
GJっす
>>525 >>524 のリクエストに答えたのかい?
素直な君に萌。
火渡がやさしくてにやにやしちゃったよ。
思いやりのある男だ。
大変にGJ!でした。
>最近のガキは発育がよくてけしからんな。
オッサンくせえな火渡
悪い、誤爆した
勉強になったw
あんなつるぺたすとーんのロリっこ女子高生にフル勃起してしまう火渡氏は
自分の性癖に葛藤することはないのでしょうか。
不条理だ
ロリっこ女子高生に興奮しているのではない。
無口で気が弱くてそれでも自分にたいして一途に想いを抱いていてくれる女の子にフル勃起しているのだ。
何の問題もない。
ケッ、照星サンなんざ、あんな若作りしてやがるが、あっちの方はもうダメって噂だぜ!
オレはまだまだ現役バリバリ! イクぞ毒島っ!
おや?見慣れない神父さまがいる。
1日遅れちゃったけどTQN誕生日おめ〜
>>537 昨日卵巣年齢の話がテレビで出てたから千歳さんのタイムリミットも気になるお。
毒島はまだまだ大丈夫だね・・・もしかしたら、まだ来てなかったりして( ゚д゚)ポカーン
千歳もまだまだ大丈夫じゃないかと。
問題は、毒島さんの下の毛が生えry
テレビで見た人は31歳なのに卵巣年齢が37歳だった
健康でも子供産んでなくて生理周期に乱れがない人はかえって閉経が早いそうだ
結局その人は出産の予定を早め、男児に恵まれた。
ま、早いほうがいいよってこと。
>>543 火渡先生がコンドームを破棄したもようです。
早けりゃいいってもんでもないだろ
あーでも発育に関しては早いうちから手を打っておいた方がいいかもだ
但し、早く漏れるのだけは駄目だ。
毒島タンと火渡の間に子供が出来たら、男女どちらでも毒島より背が大きくて
親子と言うより兄弟、しかも毒島のが妹に見えそうな罠。
母親を背負いてそのあまりの軽さに…というやつだな!
いやいや、某武藤家の法則に従えば、
女の子なら毒島さんの外観に火渡の目付きと性格……
イカン、好物だ……
ゴホンゴホン!!武装錬金は気化燃焼爆弾の武装錬金だろうな、きっと
>>549 >女の子なら毒島さんの外観に火渡の目付きと性格……
なんだよそれ!おいしいじゃないか!
ごめん、その容姿だとツンデレにしか見えん。
でも、実は甘えん坊なんて設定だろ?
容姿と性格がツンとデレなんだろ?
>>547 「火渡様…」
「そんなにくっつくな。暑ィじゃねえか」
「いいえ…こうしていないと…火渡様が…どこかに行ってしまいそうで」
「どこにも行きゃあシネエっつの! あんまフザケたこと言ってっと殺すぞ!」
そんな二人を睨んでいた、目つきの極悪な美少女が呆れ顔で両親に向かって言う。
「なあ、父ちゃん。母ちゃん。なんかもう、いい加減にしてくんねーか」
ひと睨みで十人は視殺できそうなくらいの凶悪な目つき。
それなのに、顔全体はそれはもう輝くような麗しさ。
両親の特徴を部分的に受け継いだ火渡と華花の娘は
結婚10年になるのにいまだにアツアツラブラブストロベリィな両親に向かって何百回目かの苦言を呈した。
「まあ、お父様もお母様も、仲がよろしくて結構じゃないですか」
と、こちらは男っぽい顔の輪郭なのに優しい目をした美少年が姉を説得する。
この双子のきょうだいはどこから見てもお互い似ていないが、それでも間違いなくこの両親の息子と娘だった。
「オラ、子供たちが見てんじゃねえか。離れろって」
「…イヤです……火渡様が、わたしを殺したいのなら、どうぞお好きになさってください…」
そう言いながらいまだに十代に間違えられる発育不良気味な美少女妻は、愛しい男の胸に顔を埋めていた。
「ね、お母様がこうなったら梃子でも離れないんですから。それより姉さん。
今日は斗貴子さんとカズキさんがお子さんを連れていらっしゃるんですから、歓迎の準備をしたほうがよくはないですか?」
「あー、斗貴子おば…お姉ちゃんちのカズトちゃんかー! また稽古つけてやっか!」
斗貴子が近くにいないのにもかかわらず言い直すのはなにか恐ろしい目にでもあったのだろうか。
「姉さんは加減てものを知らないんですから…カズトちゃんが泣いたら降参してあげるんですよ?
カズちゃんは誰に似たのか、すごく負けず嫌いなんですから」
そんな大人びた双子の息子と娘をほっといて、新婚10年目のバカップルはダイニングテーブルで
ストロベリィタイムを続けていたりする。
「火渡様…」
「子供らの見てる前で…そ、そんなことすんじゃねえ」
「イヤです。 私の唇も、身体も、すべて火渡様のものなんですから…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そんな十年後の光景を妄想したのは俺だけではないはず。
パピトリア(仮)「お兄ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
ソウヤ「うわぁ!?くっつくな!!というか人前で武装錬金を使うな!」
パピトリア(仮)「なんで?パピトリアは愚民の群れの中を移動するのはノンノン!」
ツキコ(仮)「パピトリア!兄さんはお前の兄さんじゃない!血の繋がった私だけが兄さんの妹なんだ!」
パピトリア(仮)「何よ!ソウヤとパピトリアは一緒に育ったんだから兄妹も同然よ!ね?お兄ちゃん」
ソウヤ「そうだぞ、ツキコ(仮)。パピトリアを除け者にするのはよくない」
防歳(仮)「ぶりゃぼーだ、せんちソウヤ!だから肩車して!」
赤花(仮)「不条理すぎるぞ防歳。っていうかよ、そんなコート来てると嫁入り先なくすぞ?コラ」
防歳(仮)「わたちはソウヤお兄ちゃんのお嫁さんになるから大丈夫でち!赤花(仮)ちゃんこそ、言葉遣い直さないとお婿さんできな…フガフガ」
赤花(仮)「殺すぞ」
ソウヤ「やめろよ、赤花(仮)。本当に死んじゃうだろうが」
赤華(仮)「う……わかったよソウヤ」
あきひろ(仮)「赤花(仮)はソウヤに甘すぎるな」
ツキコ(仮)「でたな男女」
あきひろ(仮)「好きでこういう名前なんじゃない!俺だって女らしい名前がよかった!」
桜爵(仮)「存在感は父親に似なくてよかったわね、あきひろ(仮)」
パピトリア(仮)「早坂従姉妹の腹黒の方、アンタだって女の名前じゃないわ」
秋花(仮)「たのむからこれ以上火に油を注がないで……」
剛里(仮)「おーい、ソウヤ!今度新しく出来るパピヨンシーのチケット二枚手に入ったんだけど…」
パピトリア(仮)「私と行くよね?お兄ちゃん」
ツキコ(仮)「貴様の父親のテーマパークだろう。見慣れてるお前が一緒に行く必要は無い。ここは兄妹水入らずでだな……」
防歳(仮)「ソウヤお兄ちゃん!いこうよー!」
赤花(仮)「その、なんだ、ソウヤがどうしてもと言うなら一緒に行ってやらなくもないぞ」
あきひろ(仮)「偶には従兄妹水入らずというパターンもいいんじゃないかと思ったり」
桜爵(仮)「あらあら、皆さんソウヤさんが困っていらっしゃるではありませんか。ココは間を取って私と行くのはどうでしょう?」
秋花(仮)「ぼ、ぼくと……い、いえ!なんでもないです!!」
ソウヤ「引っ張るなーーーーー!!」
御前「モテモテだな〜バッテン頭」
剛里(仮)「……俺が持ってきたチケットなのに……」
円太郎(仮)「お前は今、泣いていい……」
パピテリや子(仮)「テンチョーーーー!!」
なんというカオス
このソウヤは間違い無くギャルゲの主人公
パピが重婚しすぎ
パピトリアは素敵な一張羅な女の子なんだな!?なんだな!!
そういう服着ようとしたら母親が全力で阻止してるんじゃないか
じゃあ褌なんだな!?なんだな!!
パピトリア「ムーン……あの小娘め、血の繋がってるくせにお兄ちゃんに発情してるんじゃないわよ」
ヴィクトリア「その呟き方は止めなさい。あと望遠鏡で地球を覗きながらミートパイを食べるのもやめなさい」
パピトリア「ママはどうやってパパと結婚したの?」
ヴィクトリア「な゛!?何を言い出すのよ、アンタは」
パピトリア「だってパパはお兄ちゃんのパパとママの馴れ初めの話はよくしてくれるけど、ママとの馴れ初めの話は話してくれないもん」
ヴィクトリア(何よそれ……なんか悔しいわ)
パピトリア「やっぱりパパもお兄ちゃんのパパみたいにママに告白したの?」
ヴィクトリア(そんな恥ずかしい告白なんてごめんだわ……いや、アイツの存在自体が恥ずかしいケド……)
パピトリア「それとも……ママの方がパパにお熱だったの?」
ヴィクトリア「なっ……何言ってるのよ!そ、そんな訳ないでしょ。パ、パパなんか昔っから私にメロメロなんだからね!」
花房「“私のミートパイが美味しいっていうなら……ま、毎日作ってあげてもいいわ……”」
ヴィクトリア「な゛!?」
鷲尾「“いつかムトウカズキが居なくなっても、私だけは蝶人パピヨンとずっとずっと一緒に居るから”」
ヴィクトリア「な゛!?な゛!?!」
ムーン「“アイツとの結婚認めてくれないならパパと絶好よ!!”……ムーン」
ヴィクトリア「な゛ーーーーーー!!!!」
ヴィクター「あの時のヴィクトリアは一週間も口聞いてくれなかったからなぁ。我が家の家系は女の方が強いな」
パピトリア「へー、ママって意外と情熱的だったんだ」
パピヨン「そうだぞ。この女は俺の研究室に押しかけてきたぐらいだからな。一週間経っても許さなかった父親も父親なら
俺の家に居座って嫁入り活動をし続けたこの女も頑固だ。しかもミートパイを褒めたら一週間ミートパイだったからな」
ヴィクトリア「あ、あ、あ、あ、あ、アンタ、いつから居たのよ!!」
パピヨン「パパなんか昔から私にメロメロなんだからね!の辺りからか?」
ヴィクトリア「――ッ!?」
パピヨン「どれ、第二子の出産の為に実家に帰ってる妻の様子を見に来たら、中々面白いモノが見れたからな。
パピトリア、今日は俺が如何にコイツにメロメロだったか話してやろう」
ヴィクトリア「パピヨンーーー!!」
パピヨン「NON!NON!もっと愛を込めて!!」
アレ?娘の一張羅を阻止するヴィクトリアの話を書こうとしてたのに、何故こんなことに?
ちゃぶ台囲んでお茶飲みながら呟く鷲尾たちが見えた。
和やかだなあ……w
GJ!
ブラボーはやっぱ婚期が遅かったか。
>>562 むしろ最近のスタンダードから見ればカズトキが早いんだと思う。
最近のスタンダードは早いか遅いかの両極端だからカズトキはむしろスタンダード
適齢期に結婚できる人が少ないのさ。千歳さんとk
閉経前に子供を産もうとがんばる千歳さんに付き合わされて
毎晩フラフラになるまでブラボーはお勤めを果たさなくてはならないわけですね
567 :
蝶小ネタ:2007/08/16(木) 01:36:38 ID:9+Edvc9L
「母さん、この服でいいかな。」
「蝶素敵な服はやめなさい。」
「斗貴子さん、準備できた?」
「いや、ソウヤがまとまな服を持ってこなくて。」
「そうかな?俺はいいと思うけど…」
「(何故身近な男はみな蝶素敵なセンスばかりなんだ…)」
ふん、俺の子育ては蝶一流だからな。
子供ネタはこの手のスレの末期症状みたいで嫌だ
まあまあ斗貴子さん
570 :
567:2007/08/16(木) 12:17:26 ID:9+Edvc9L
俺も好きではない。
でも、ネタなんだ。
嫌なんだったら別のネタ振ろうよ
パピの相手は腹黒コンビの桜花でもいいよな
パピは独り身のイメージがするな
何だ?ここはパピヨンとヴィクトリアはデキているのか。
やっぱ釘宮ボイスはツンデレ専用なんだな。
普通の二次創作の末期症状というより
このスレの子供ネタは原作で子供ネタがでたから
っていう経緯があるからそう毛嫌いするほどのことではないと思うが…
きっとパピヨンは全方向に愛。
ほら、もっと愛を込めて。
パピ!ヨン!
↑そしてみんなが桃色ではなく紫色になっていくのです。
パピ!ヨン!
パピ!
ヨン!
みんなで1000までパピヨンコールを続けようじゃないか!
パピ!ヨン!
斗貴子「だが断る」
今携帯でこのスレ見たら、バグって
>>97-106が表示されたんだが、
>>105の下が
[106]ここ壊れています (3) 82KB
ってなってて噴いた。
照星さんのチ○コはスゲーデケェらしいから20cmはありそうやね
そんな立派な一物をお持ちの彼なのに相手がいないからSSはいまだ一本もない…
585 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 20:51:40 ID:KfKNSqNt
武装錬金!
>>584 デカ過ぎて受け入れられる女性がいないのかもな。
だれか照星さんに愛の手を…
手コキで我慢しろと申すか
男爵様には美少女型のサポートAIとかが搭載されてるんだって
へっ、通常時で20センチたぁ、照星サンの一物ぁ大したモンだが、
勃たねぇってのが問題だよな。
>>590 火渡様速く逃げてー!めっちゃ逃げてー!
元気だねお前ら
俺はいつでも元気、ビン!ビン!
主人公の武器がすげー硬くてまっすぐな槍だなんて
考えようによっては何てエッチなんだ
しかも一皮剥けた後は先っちょが飛ぶんだぜ。
ほとばしるエネルギーをひきながらな
息子の得物は三つ又か…
貫け!俺の武装錬金!!
確かそういうネタ画が持ってるぜwww
黒光りのラスボス。しかもおっきする。
なんて卑猥な漫画なんだ・・・よく少年誌に載せられたな
おまいらの想像力は素晴らしいなw
だから次回作は青年誌なんだな
おまいらの脳味噌は蝶・ステキな造りしてるなwwwwwww
どうせならそういうテーマのSSがあってもいいと思う。
>606
言いだしっぺの法則と言うのがあってだな……わかるな?
7年分溜まりにたまった欲求を千歳さんにぶつけるブラボーさんのSSが読みたい
やっぱり獣のように一心不乱に交尾に励むのだろうか。
いざとなったら、ちょっとビビる涙目な千歳さんとか
千歳「そ、そんな大きいの…無理…」
しかし千歳さんの程よく熟れた躰を見て理性を完全に失ったぶら坊
回避不可能、ブラボー精子!
が、入れる前に出してしまったブラボー
そんな時こそシルバースキン・リバース
「ほら、もう入れずに25回出した。さすがに限界でしょ?
防人君も私のテクにかかれば大したことないのね。」
「甘いな戦士千歳、俺を誰だと思っている?
シルバーチンコ・リバー-----ス!!!!」
「え?うそ?!さっきより硬――――――――」
めでたしめでたし
そしてデキ婚
命名 武羅坊
千歳「実家に帰らせていただきます」(赤ちゃん抱いて)
ブラボー「ああっ、待って!普通の名前にするから!」
せめて武羅だけに・・・と言おうとして、それだとまた別の
問題があることに気が付いた。
名前が決まらずはや三年
ブラボージュニアってちょっと卑猥な響きが…
そうこうしてる間にソウヤ誕生
さらに毒島さん妊娠
毒島さんは妊娠なんてしませんよ
メルヘンやファンタジーじゃないんですから
そうですよ毒島さんの子供だなんて生まれたときから
ガスマスクつけてるようなのしか想像できませんよ
625 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 23:09:15 ID:jT3fBvwJ
蝶☆保☆守!!
ブラボーが結婚とかするより先にソウヤがこの世に出現だな
どっかのサイトでホム化した斗貴子さんのCGを見た記憶があるんだが
皆知らないか?
人気韓国スター
パピ☆ヨン様(永遠のハ・タ・チ)
630 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 21:20:11 ID:IoZr3J7o
保守
>>627 お前さんの記憶にあるものとは違うかも知れんがそういうイラストなら見たことあるぞ。
だが問題は、このスレでその絵師さんのサイトを具体的に紹介して良いのか
(ネチケット的に考えて)ということだ。
問題ない程度にヒントを投下。
お絵かき掲示板の大ベテラン常連絵師さん。
632 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:39:16 ID:ljbrt/ml
和月はるろ剣で身を引くべきだったなwww
武装錬金のエロゲーつくってほしい
プレイヤーキャラは「カズキ」「剛太」「俺」
メインヒロインの「斗貴子さん」「桜花」「まひろ」から
サブヒロインは「ちーちん」「さーちゃん」「ヴィクトリア」から
隠しで「ろってり子さん」「メガネナースさん」ルートまで幅広く網羅
4股でも5股でも可能 もちろんHシーンはフルアニメ
バッドエンドで斗貴子さんに浮気相手が首チョンパされたり
プレイヤーキャラが妊娠した桜花先輩に包丁で腹刺されたり
地面に落とされたケータイの上からまひろが頭から落下してきたりします。
どこかでみたような…w
じゃあ俺はパピヨン選んでヴィクトリアとしっぽりむふふといくとするか
バイオレンスな展開が待ってそうだけど
パピヨンと次郎さんを攻略できない武装エロゲーなぞこれ俺が許さん
やっぱり機種はDSだよな
桜花姉さんのボイーンなおっぱいをタッチペンで
ひゃあ!わたし知りません〜!
ホムじゃありません〜!
ぶち撒けホム神判!
パピの紳士を触るしかないだろ常識的に考えて・・・
ほっといてもパピヨンは攻略できそうだな。
服脱がして章印探すとか
エロいよな
秋水クンの時みたいな感じで
18歳に若返った千歳さんとカズキがセックスできるエロゲーでるんだったらPS3買うわ
漢ならゲームギアだろ
エンバーミングはダメ、だよね常識的に考えて。
ここに投下するって意味か?
エロパロにエンバスレがないなら、しばらくここでもいいんじゃない?
スクエア出たら分離の方向で…
ジョン=ドゥ様が英雄ヘラクレスのごとく花嫁のパーツ候補の娘50人くらいとガンガン子作りに励むお話など激しく所望だが…
(武装キャラじゃ、ハーレムや複数プレイの話作れそうにないし)
つ【和月総合スレ】
防人氏は7年近く千歳さんを想っていても手が出せないでいた
7年も右手が(実質的)恋人…
カズキは斗貴子さんが初恋で結婚して浮気も不倫もなく一生を終えるだろう
斗貴子さんしか女を知らないというのも不幸といえば不幸
火渡氏はちょくちょく火遊びしてさっさと童貞捨てて
16歳の幼な妻をゲットで超勝ち組
>649
「そ、そうなのか……カズキが…私しか知らないというのは…不幸なのか……私は…カズキだけで幸せなのに…
男は、そうじゃないのか……」
斗貴子は床にぺたんとへたりこんでその驚愕の事実を受け止める。
「だったら…だとしたら…」
斗貴子はエプロンの裾をぎゅっと握りながら、苦しげな顔で、何かを決意する。
ネクタイを結んであげるという朝の儀式のさなか、斗貴子はトンでもない言葉を口にした。
「浮気? って斗貴子さん! おれそんなこと一度も――」
新婚家庭に不似合いなそんな言葉を、新妻の斗貴子の口から聞いてびっくりしたカズキは、あわててそう言い訳をする。
そもそも浮気だなんて器用なことのできる男ではないのだ。
「ちがう」
斗貴子は意を決したように、カズキに向かって言った。
「…ざ、雑誌に、書いてあった。お、男が…つ、妻ひとりしか女を知らないのは、不幸だ、って…」
涙を堪えるような、そんな表情をしながら斗貴子はカズキに言う。
「だから、カズキも一度くらいウワキをしてみるといい。わ、私は、い、一度…だけなら…カズキがそうするのを、ガマンするから…」
カズキの突撃槍は斗貴子さんじゃないと勃たないのだ
つまりトキコさんの胸には夢が詰まってるってことだね
653 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 00:53:21 ID:MmZhYp0G
詰まってる割にはずいぶんと薄っぺらい夢だな
命を大切にするんだ!
小さいからこそ守りたくなるんだよ!
>>650 「…こんなことを斗貴子さんに言われたんだけど、どうしたらいいか、俺分からなくて」
その日の昼食時、珍しくカズキは、勤務先の別の部署で働いている妹のまひろを誘い、相談を持ちかけた。
どこで聞きつけたのか、受付嬢の早坂桜花までくっ付いてきたのは、想定外だったが…
「お義姉ちゃんが…ねぇ…」
まひろもこの類のことには疎い。相談を持ちかける相手として適任かという以前に、実の妹にこんなことを
相談するカズキもカズキなのだが…
「武藤くんが津村さ…じゃない、斗貴子さん以外の女性を知らないってのは意外ねぇ、結構モテそうなのに」
からかうように、そう言いながら笑う桜花。その笑顔の下で何を考えているのやら…
「お兄ちゃんは、どうしたいの?」
「……」
「…まひろちゃんに聞かれて即、『おれは斗貴子さん一筋だっ、浮気なんかする気はないっ!』て答えないところを見ると、
武藤くん、奥さん公認の浮気をしてみるのも、満更じゃないって思ってるのね」
すかさずそう畳み掛ける桜花に、カズキは口元まで出掛かってた言葉を詰まらせてしまう。
しばらくの間、3人の間を沈黙が支配した。
「…相手が誰か、ってのも問題だよね。見ず知らずの人とそういうことになるなんて…お義姉ちゃん可哀想。
それに私もちょっとヤダなぁ」
そう言って、顎の下に人差し指を当て、なにやら唸って考え始めるまひろ。そんなまひろの様子を横目でちらっと
見やりながら、桜花も何事かを思案している。そして何かを決意したように、桜花が口を開こうとしたその時だった…
「…お兄ちゃん、私と浮気しよう! どこの誰かわからない相手だと後々、厄介なことになるかもしれないし…
私ならノープロブレムでしょ!」
…場の空気は、まひろのこの一言で凍り付いた。
今日はブラボーの誕生日だが、
顔のキャンバスに少しだけ若い自分を描いた千歳さんに素晴らしい一夜をプレゼントしてもらえるだろうか…
ブラボーな一夜は、
無理か…orz
また千歳さんに臆病者って怒られちゃったり
661 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 01:19:54 ID:xCbrvZBC
ていうかもう、ソッチ方面ではブラボーよりカズキの方が上手かもしれないね。
超えたなぁ…夜の戦士・カズキ
でもまぁ/z以降は亀の歩みかもしれんが
良い感じに仲をすすめる予感>ブラ&千歳
>>656 言うだけヤボなんだろーけど一応言う
そんな浮気があるかぁぁぁぁっっ!!
兄妹浮気編に続く…のか?
斗貴子さんが千歳さんに変装というかコスプレ技術を学び別人になりすまして
カズキとすればいいじゃないか
グリム童話に出てくるとある王女は男装することにより新鮮味を与え
再び王子の愛を取り戻したという話があったりなかったり…
というわけでやっぱりコスプレはいいかもしれないよ、斗貴子さん!
カズキ的におっきいのは見慣れてるから斗貴子さんの控えめな胸の方がぐっとくるんじゃないか
海でも他の娘スルーして
TQNの水着姿(とヘソ)ばっか見てるしなw
670 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 17:54:02 ID:PCABfIqr
武装錬金のSS保管庫ってありますか?
探したんですけどエロパロ総合wikiしかみつからなかったので
URLを教えていただけないでしょうか
672 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:38:29 ID:EPnLNyi/
だれかカズキ×白桜花
のSSプリズ
>>673 黒姫と白姫みたいなモンだろ。
腹黒成分を黒桜花が受け取って、それ以外の残りカスを白桜花が受け取って。
それじゃブラック桜花は人間サイズで、ホワイト桜花は手のひらに乗るくらいしかないな
ちがうよ
青銅桜花、白銀桜花ときて頂点が黄金桜花なのさ
火渡ってLO(ロリ漫画雑誌。もちろん青年誌)毎月買ってそうだよな
毒島「…?火渡様の部屋に、なんでこんな可愛らしい女の子が表紙の漫画が?」
ふふっ、火渡様ったら、見かけによらずけっこう可愛いものが好きなのですね、くすっ…
で、中身を見た毒島が、そのあまりの内容にショックで失神と( ゚∀゚)
そして、部屋に戻った火渡が、本を持ったまま失神した毒島ハケーン
(こんな……ちいさい子が……)
そう思いながらも毒島華花の視線はあられもない姿の幼女たちから離れない。
マンガのなかの少女たちは、大人の男性器に口付け、しゃぶり、そして無毛の陰部にそれを迎え入れている。
華花は読み進めるうちに、なぜだか周囲が暑くなってくるのを感じていた。
熱い。あたまがぼーっとする。
いつしかページのなかの少女の姿が自分に、男が火渡のそれに見えてきてしまっていた。
「火渡……さま……」
華花がブラウスの胸に片手を当てると、じっとりと湿った手のひらは薄い胸ごしに心臓の激しい鼓動を
感じる。そして、その手が触れたまだぺったんこな乳の膨らみに、しびれるような未知の感覚が走った。
目つきの悪い、粗暴で傲慢なその男の人のことを考えながら華花はその手のひらを動かす。
マンガのなかでは、少女が男性の股間に顔を寄せて唇でご奉仕をしている。
華花の脳内では、自分が火渡にそんなことをしている光景が浮かんでいる。
まだ男性のソレを見たことがないので、その部分にぼかしがかかっているが唇を寄せながら
甘い鼻声を漏らし、必死に火渡に奉仕する。上目遣いで火渡の顔をみると満足そうな表情が見て取れ、
華花は胸の中がさらに熱くなってしまう――
そんな妄想に浸りきっている少女は、いつの間にか火渡の枕に顔をうずめながら、その匂いを嗅いでいた。
胸の中に膨らむその匂いは、少女をさらなる境地へと連れて行く。
胸をいじる手は火渡のもの。ほほに触れる枕の匂いは、火渡の髪のそれ。
無意識のうちに短いスカートのふとももに華花は手を伸ばす。
自分の手のひらなのに、それが火渡のものだ、と考えただけでその感触は全然違う。
滑らかなふとももをひと撫でしただけで、華花は腰をぴくりと震わせて軽い絶頂に達してしまった。
いままで自慰すらしたことのない華花は、それがなんなのか知らなかった。
腰だけ無重力になってしまったような、真っ白な感覚。
とてもきもちのいい、暖かい感覚。
そんなものに浸りながら、いつしか華花はより強い刺激を求めていってしまう。
火渡の留守に部屋の掃除をして差し上げよう、と思って入り込んだ華花だったが、当初の目的を
すっかり忘れている。
敷布団にうつぶせになりながら、火渡の名を呼ぶ。
口の中でその名を転がすと、まるで目の前にその人がいるみたいで。
全身にその匂いを感じると、まるで抱きしめられているみたいで。
ブラウスのボタンの隙間から手を入れ、スカートの中の下着越しに陰部を刺激する。
その手が、指が、火渡のものだ、と考えると少女の興奮は極限にまで達する。
「――さまっ、ひっ、火渡さまっ――」
ちいさな悲鳴をもらしながら、華花はびくん、と震えた。
乳首をつまんだ指が、白い下着ごしになぞった指が、華花を生まれてはじめての絶頂につれていってしまう。
脳が真っ白になってしまいそうな快楽のなか、薄れゆく意識の中で華花は最愛の人の名前を呼んでいた。
そのまま失神していた華花をたまたま帰ってきた火渡が発見するのはそれから五分後のこと。
ふわふわの髪の美少女が自分の布団に着衣を乱れさせたまま突っ伏し、
傍らには秘蔵のエロ本が開いたまま置かれているという
そんなマーベラスな状況で火渡がどのような行動に至ったか、というのは記録に残されていない。
GJ
エロスい
>681
>速攻で保存しますた(*゜∀゜)=3
>マーベラスな続きを考えてみたが、
>火渡がいい人になってしまったので断念。
まあ、マーベラスに何をしても照星さんにボコされたんでしょうが
>>683 + +
∧_∧ +
(0*`д゚) <斗貴子さんを汚すんじゃねぇ、この変態!
(0゚∪ ∪ +
と__)つ__)
・゚・。。。
>>686 ヘイヘイ、カルピスこぼしてるぜブラザー。
火渡はこどものじかんがテレビ埼玉で放送中止になったのに本気で抗議しそうだな。
「ロリは人としていけねぇ、それは正しい!
だがな、男の性欲ってヤツは不条理なモンだ。
正しいことがいつもまかり通るとは限らねぇ!」
弁解がましい台詞を口にしながら、火渡はPCの電源を入れると即、ニ○ニ○動画にアクセスした。
「・・・ちっ、どこぞのエロ教師のせいで、テレビ埼玉まで放送中止になっちまったからな・・・ま、便利なモンが
あるから、見るのに支障はねぇけどな・・・お、さっそくアップされてるぜ。早起きした甲斐があるってもんだ」
火渡がロリコンなのは、すでに周囲の人間にとって周知の事実だが、まさか二次元の世界にまで迷い込んでるとは
思うまい。
「それにしても、今の小学生ってのはこんなマセてるモンなのかね。オレも小学校の教員免許を取ればよかったかもな・・・
この年齢の餓鬼なんざ、うま〜く丸め込めばいくらでも・・・」
視聴に夢中な火渡は気づいていなかった。そんな自分の背中を見つめる2つのつぶらな瞳に・・・
「火渡様・・・私に女子小学生のコスプレをしてくれっていうのは・・・そういうことなのですか・・・」
>689
言われた瞬間気付よ毒島w
ひ、火渡様はそんな人じゃありません!
大戦士長、なんとか言ってやってください!
そのころ千歳はこどものじかんコスプレの衣装の最終チェックをしていた。
>>689 戦い方も性的嗜好も不条理な男、火渡('A`)
※注 原作の火渡は真面目なキャラです。
火渡様と秋水クンは
(ここのスレに於ける)いじられキャラの二大巨頭だw
え、二大巨根?
697 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 19:31:53 ID:7968e+kv
二大巨根は大浜と照星さんだろ
そして二大巨乳は桜花さんと花房さん
設定画みるとアレクさんもなかなかの…
桜花とまひろにしてくれ。年増は要らん('A`)
703 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:10:05 ID:GGU/HziN
逆に二大虚根は剛太と岡倉
二大虚乳はさーちゃんと、13歳にすら負ける斗貴子さん
>>702 スタシトパまた観たくなったじゃないか!
*
>>703 毒島たんは全体的にロリっこだから虚乳には入ってないのか…
細かいことをぬかしていると火渡に燃やされry
毒島たんはちっちゃいから火渡のもっこりにまたがってお馬さんができるな
赤馬だけにな!
おっぱいの大小に貴賤無し!!
712 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 03:12:53 ID:+d6TvaW/
ホントに?
たしかに「貴」の字が入ってる斗貴子さんは貧…
ザシュッ
とても強くて高慢な性格しててドSで美人で顔に傷がある貧乳お姉さんを
危ないクスリや数え切れないほどのち○ぽ漬けにして
何度も何度も何度も膣内に精液味あわせて気絶する位のアクメ繰返させた挙句
おま○この事しか考えられないツルペタ雌奴隷に堕としてあげたい
>714
なんだ、こっちに書き込むレスを別のトコに誤爆してたのか。
ま、鬼畜系エロゲもほどほどにな?
保守
斗貴子さんは高慢では無いよな。
漢らしい優しさも持ってる人だぞ。
>>717 というかむしろ繊細だよな
周囲の連中の事色々考えてるし、カズキ巻き込んでしまった事をずっと気にしてたし
精神的にいっぱいいっぱいになると破壊衝動に走るけど
>714
ドSっぽくみえるけど実はドM
カズキにしっかりきっかり調教されてしまった斗貴子さんは
昼は戦士のごとく
夜は奴隷のごとく
そんな女の子に作り変えられてしまったのであった
エロいな!
個人的に、斗貴子さんがカズキに主導権握られっぱなしな展開って
好きじゃなかったりする
反撃しようとして自爆気味に失敗してカズキに翻弄される斗貴子さんが大好きです
724 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 03:04:19 ID:Qqk5L3Gm
改めて原作読み返してみると、斗貴子さんは主導権握られっぱなしじゃないな
強引におんぶされても肩はちゃんと掴む
手を握られてもさりげなく握り返す
キスの時も、カズキは肩掴むとこまで。突撃するのは斗貴子さんから
「膝枕」「なんでもする」「一心同体宣言」まで数に入れると、攻めの姿勢とも言える
きっとベッドの中でも、カズキの方が誘い受k(グシャ)
初えっちもきっと鼻の傷を触られたときみたいになるに違いない
あのノリをみるに、じっくりと愛撫するタイプかもなw>カズキ
ほ
む
ん
く
る
し
なら、店員は俺の嫁。
ではまひろは俺の嫁。
>>737 ロリコンでババア好きで人外フェチの貧乳マニアな上にドMだなんて度し難い変態だな
カズキの後ろの席の「読んだら回して!」の娘は俺の嫁
>>738 手紙でリンカーンをせがむような女の子が好きなのか、この鬼畜変態野郎!
ちーちんは俺の嫁
>739
見分けのつかない二人のうちの一人が好きなのか・・・難儀だな
パピヨンは俺のちょうちょの妖精さん
>>740 あの学校に通っているのか。
キャプテン・ブラボーは俺の師匠。
>>741 ろくな大人になれないぞ
照星さんは俺のロートル
HAHAHAHAHAHAHA!
剛太はわたしの噛ませ犬。
>>743 斗貴子さんひどいよ…
斗貴子さんはオレに弱い
>>744 ・・・武藤、こんなところにまで遊びに来るな。
桜花は俺の姉
>745
ひ、火渡様は……火渡様は…わ、わたしの…わたしの…
想像してみよう!
33歳、ニ児の母になり脂ののった斗貴子さんの脚線美に装備された
バ ル キ リ ー ス カ ー ト の 破 壊 力!
カズキの股間のサンライトハートもパワー全開ですねw
>>745 違うよ、蝶野。俺は遊んでなんかいない。
だって
斗 貴 子 さ ん は 俺 の 大 事 な 人
752 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:26:44 ID:5te8wLtV
秋水君はもういない
え?あきみずって誰?
宗次郎みたいなの。
宗次郎ときくとオカリナ吹きの方をまず連想してしまうw
「ほら、そんなへっぴり腰じゃちっともソリが前にすすまないわよ」ビシッビシッ
「うう…」
クリスマスイヴなのでサンタのコスプレした千歳さんに
乗馬鞭でぶたれているブラボートナカイ
「こういうのがいいの?感じちゃってるの?」
千歳さんは容赦なくブラボーの尻をブーツで踏みつけたり蹴り上げている…
ソリはないけどカリはあるぜ!なんつってな
反りがあるほど勃たなくなったのかブラボー…
反りがあるほど勃たなくなったのかブラボー…
ミスった
すまない…
761 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:06:14 ID:b/eKMGcw
しゅ
補習
763 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 03:50:34 ID:nh61Gw2g
ふぉ
764 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 05:21:02 ID:LGWlvyj5
保守
766 :
月面着陸:2007/12/28(金) 03:18:38 ID:CT+h0oMG
俺達はNASAの宇宙飛行士。
今我々6名は月面着陸のミッションでスペースシャトルに乗っている。
最後に月面着陸を行ったアポロ17号から35年ぶりに人類が月に降り立つ。
このミッションに従事できることを俺は誇りに思う。
フロリダの時間基準で2007年12月24日18:30に我々は月の軌道に乗った。
シャトルから見える月面には荒れた砂漠が広がっている。
我々を乗せたシャトルはゆっくりと月面に着陸した。
俺達は宇宙服に身を包み月への一歩を踏み出した。
その次の瞬間俺の視界に信じがたい光景が飛び込んできた。
月面に立ち俺達のシャトルを見ていた男がいたのだ。
月には我々のチーム6名しか生物がいないはずなのに・・・
彼は20代くらいの黄色人種の男性だったが、何と宇宙服を着ていない生身の姿だった。
「これはまずいな。早くヴィクター殿とヴィクトリア嬢に報告せねば。」
そういうと共に彼の体は変形して金属状の大きな鷲の姿になり、そのままここを飛び去ってしまった。
あれは何だ?遠く彼方の銀河から飛来したエイリアン?
我々は未知の生物の調査のために大鷲の怪物が飛び去った方向へ月面車を走らせた。
10分ほど走った後に俺の視界に飛び込んできたのは月面に広がる街だった。
いくらこのあたりが地球から見えない位置とはいえ月に街が造成され知的生命がいるなどありえない。
だが俺の目に移る光景はまぎれもない事実だった。
しばらく月の街を眺めていると3名の人間のような生物が我々の方へ歩いてくる。
身長2m超の筋肉隆々の男性、金髪で華奢な美少女、そしてスーツに身を包んだ三日月の様な顔をした怪人・・・
筋肉隆々の男は悩んだように我々を見て言った。
「どうやら宇宙開発に携わる人間のようだな。どうしたものか。」
さらに金髪の少女が言う。
「人間にホムンクルスの存在を知られるわけにはいかないわ。彼らには地球に帰ってもらわないと。」
三日月顔の怪人は我々を見つめながら言った。
「む〜ん!!とりあえず錬金戦団にもこの事の連絡を入れないとね。」
3名は話し合いを前にして我々は完全に蚊帳の外だ。
「仕方がない。とりあえず眠ってもらうか。」
筋肉隆々の男がそういうと目の前から一瞬にして消え、同時に首に鋭い衝撃が走り俺達は昏倒した。
瞬時に我々の背後に回った彼はするどい手刀を振り下ろして我々の首を叩いたのだ。
薄れ行く意識の中で彼は自分の胸に手をあてて叫ぶのがぼんやりと見えた。
「武装錬金!!フェイタルアトラクション!!」
次の瞬間彼の手に武器のようなものが出現すると同時に我々の体は浮き上がり、地球のほうへと飛ばされた。
そこで俺の意識は完全に途絶えた。
気がつくと我々は宇宙服姿のままフロリダのケネディ宇宙センターの滑走路に横たわっていた。
俺達は月で見たことをありのままに報告したが、あまりに荒唐無稽なので上官には信じてもらえなかった。
『月へと飛び立った宇宙飛行士6名がスペースシャトルをなくし謎の帰還を遂げる』
この怪現象は世界中の翌日の新聞の1面を飾った。
月星人の誕生だなw
いくぞ、千歳!
武装錬金、シルバースキン、チンコタイプ!!
スキンは起たないと装着出来ませんが…
>>770 きっとシルバースキンでフニャチンをガチガチにカバーするんだろう
今頃カズトキは姫始め中か…
>772
「馬鹿! カズキ! ダメだ! 着付け、できないんだからッ…」
「でも、斗貴子さん! 斗貴子さんが悪いんだ! こんな、可愛い振袖姿を見せられたら我慢できないよ!」
「だめ…ダメだっ…」
「斗貴子さん…こんなに柔らかいよ…」
「そんなに揉んだら…」
「斗貴子さん…」
「カズキッ…!!!」
こんな感じ
毒「火渡様起きてください〜。お雑煮が冷めちゃいますよ〜。」
火「んん〜…。るせぇな…」
ガバッ(毒島さん、布団に引きずり込まれる)
毒「ひ、火渡様!?」
火「餅よりもお前が食いてぇ。さあ脱げ。年末は溜め込んでたからたっぷり中出ししてやるよ!」
毒「キャ〜〜〜〜!」
毒島さんはその後日が高くなるまでたっぷり火渡さまにお年「玉」を振舞ってもらいました。
火「フ――――…」(凄くさっぱりした顔で紫煙を噴かす)
毒「しくしくしく…」
新年早々犯罪でスマン。
俺は今年もつるつるナインペタンの毒島さんと絶倫変態教師火渡を応援しています。
毒「火渡様起きてください〜。お雑煮が冷めちゃいますよ〜。」
火「んん〜…。るせぇな…」毒「………。」
ガバッ もそもそもそ…(毒島さん、布団に侵入)
火「ぶ、毒島!?」
毒「こうなったらお餅よりも火渡様を料理しちゃいます。さあ脱いでください。年末もたっぷり中出ししていただきましたが、今年も出していただきます!」
火「キャ〜〜〜〜!」
毒島さんはその後日が高くなって、落ちるまでたっぷり火渡さまからお年「玉」を強制的に振る舞わせました。
毒「フ――――…じゃあお雑煮作り直しますね。精力付きますよ。」
火「しくしくしく…新年早々…」
>>774-775ごめん…でも俺はヘタレ火渡が好きなんだ…
毒ヤン、雑煮に一体何を入れるつもりだ(w
一月二日の朝、早坂秋水はぬるりとした違和感と共に目覚めた。
子供の頃、おしっこを漏らしたようなこの感触。
「あ…」
「あらあら秋水クン、初夢ならぬ初夢精ね♪」
「ね、姉さん!?」
早々に桜花に見つかってしまった。1LDKの部屋ではプライバシーも何もない。
「い、いや、これはその…」
「気にしない気にしない、それでこそ男の子♪ご褒美にぱふぱふしてあげますよー。」
桜花はたわわな胸で秋水の頭を挟み…
「ムグッ…」
「ぱふぱふぱふぱふ…」
「〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
…
しばらくして、鼻血を噴き出して気絶した秋水の哀れな姿がそこにあった。
「…さ、後始末しましょうか。」
桜花は鼻血の付いた安物のTシャツを脱ぎ、ぷっくり乳首の立った乳房にブラを当て上着を着る。
気絶したままの秋水の精液まみれのトランクスを脱がせ、洗う前にデジカメで写真を撮る。
パソコンを立ち上げ、彼女の更新したブログにアップする。
《禁断=`おねえさんといっしょ〜》
『私の弟は実姉に欲情する変態クンです。学校ではイケメンの優等生を通していますが
新年早々こんなにHなお漏らしをしてしまいました〜♪』
…桜花の裏サイトが着々と新たな固定客を増やしていることを、秋水は知る由もない。
780 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 16:11:49 ID:NaXwE6Ng
新年早々何やってんだ桜花ww
ふと思った
戦部さんは臓器移植とかのドナーとかすれば大儲けできると思う
黒エロ桜花いいなw
783 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 03:45:35 ID:c3ZDHy4x
初夢は蝶素敵水着を浜辺をくるくる舞う
パピヨンだった俺が来ましたよ。
>>772>>773 でもよく考えると1月1日は作中では
真希士の事件の直後だからそんな空気
じゃないよな。
おそらく秋水の夢精も桜花の計算通りなんだろうな…
保守
>>783 おまえは俺か。俺は某プリキュア6でパピヨンが
かつてないくらい自然に乱入してて
「合成抜きでプリキュアがパピヨンの名を呼んでる!パピヨンとプリキュアが
同時に戦闘してる!どんな合成つかったんじゃ!?」な夢だった
>>783&786
おまいらの凄まじい妄想力に敬礼Σ (`・c・´)
そんな動画、ニコ動にあったなw
789 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 01:53:11 ID:p4r4Ro5l
age
誰もいないからまひろをいただいていきますね。
今日この日が終わる前にさーちゃんはいただいていく!
792 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 18:27:01 ID:Vw5t+dqy
保守がてらに、ここいらで宣言しておこうか…。
まどかちゃんは俺の嫁ぇ!!!
「勃たない・・・」
キャプテンブラボーこと防人衛が火渡の瞬間5100度の業火に焼かれたのは去年の8月。
それから5ヶ月が経過し、体はほぼ回復していた。
だが今だ唯一残っている機能不全、それは男性器の勃起障害だった。
8月のあの日以来、ブラボーの男性器は一度たりとも勃起していない。
聖サン・ジェルマン病院の泌尿器科で診察してもらった結果、超高温の炎に焼かれたためのショック
症状のようなものと言われた。
排尿には差し支えないので生きていく上では全く問題ないが、男性としての機能が失われた苦しみは
相当なもの。
ブラボーにとって今最大の悩みだった。
「あまり気は進まないが誰かに相談してみようか。」
その日の夜、ブラボーは火渡の住むマンションにやって来ていた。
「・・・というわけなんだが、どうにかならないか火渡?」
「27でEDはちとキツイな。」
「というかお前が原因なんだが・・・」
「チ〇コに核鉄を当ててみるとか?」
「そんなことならとっくに試したさ。」
ブラボーの勃起不全は予想以上に深刻で、核鉄の治癒力でもあまり効果がない。
火渡は目をつむって考え込んでいる。
「う〜ん。悪ぃが俺の手には負えねぇ。照星さんに相談してみろよ。」
翌朝、ブラボーは朝一番の新幹線で岡山駅に降り立った。
目指すは照星のいる錬金戦団日本支部。
「・・・というわけなんですが照星さん。」
「中々難しい問題ですね。バイ〇グラとかを使ってみてはいかがですか?」
「パピヨンに依頼してバイ〇グラの数倍強烈な薬を作ってもらい服用したのですが全く効果があり
ませんでした。」
「予想以上にダメージは大きいようですね。」
照星の意見もあまり参考にならないのでブラボーはうなだれる。
「恥ずかしながら、俺はまだ女性を知りません。このまま勃たなくて童貞のまま一生を終えるなん
てなったら・・・」
珍しくネガティブなブラボー。
彼の絶望感は相当らしい。
「防人君。元気を出してください。」
「20代でEDなんて・・・。照星さんくらいの年齢でだったら俺もまだ諦めがつきますけど・・・。」
失意どん底のブラボーは意識せず失言を吐いてしまった。
その瞬間照星は引きつった笑顔に変わる。
「防人君。こちらへ。」
照星はブラボーの首根っこをつかんで指令室から廊下に出た。
「HAHAHAHA!!」
指令室前の廊下にブラボーがタコ殴りにされる鈍い音が響いた。
夕方の新幹線で銀成市に日帰りしたブラボー。
その顔は照星のラッシュを喰らったために少し腫れていた。
「今日は散々だったな。」
寄宿舎の管理人室の畳の上に布団を敷き、就寝準備をする。
キュイイイイン!!
突然管理人室に耳に残る高い音が鳴り響き、ブラボーの目の前に千歳が現れた。
「照星さんから聞いたわ。アレが勃たないんですって?」
千歳の武装錬金ヘルメス ドライブの特性でワープしてきたらしい。
しかも千歳が身に纏っているのは大人の色香を放つ黒い下着のみ。
突然眼前に現れた信じがたい状況にブラボーは思わず硬直する。
「ち・・・千歳?その格好は?」
千歳はブラボーの質問に答えず、無言でブラボーのズボンと下着を脱がす。
「おい!いったい何を!?」
千歳はブラボーのフニャフニャの男性器を口の中へと運び、舌で亀頭を刺激してくる。
「ち・・・千歳・・・」
勃起はせずとも快感は感じるらしく、悶えるブラボー。
「ショック療法。私が防人君のモノを治してあげる。」
普段千歳が見せることのないエロスな顔、さらに下着姿、おまけに自身の男性器を千歳がしゃぶって
いるというこの状況。
今まで機能していなかったブラボーの男性器が脈動し始める。
さらに千歳はフェラを続けながら器用に自分の下着を脱いでいく。
黒い下着の下から現れる千歳の白い肌、乳房、そして陰毛。
それが目に入った瞬間、ブラボーの男性器は武装錬金シルバースキンのごとく一気に硬化した。
「うぉおおおお!!」
勃起したブラボーの男性器は激しく脈動しそそり立っている。
ブラボーは畳の上に敷いていた布団の上に千歳を押し倒す。
「防人君・・・・?」
千歳を布団に押し倒したブラボーの顔はまさにさかりのついた獣の顔如く。
5ヶ月も発散されることなく溜まりに溜まった性欲が一気に吹き出していた。
「挿れるぞぉぉ!!千歳ぇぇ!!」
「ちょっと防人君!?」
ズプリ!!と勢いよくブラボーのナニが千歳の膣を貫いた。
「痛・・・防人君・・・もっとやさしく・・・」
しかしそれは無理な話。
抑圧され続けた性欲の濁流に飲まれたブラボーは、もはや自分でも制御がきかない状態。
ましてブラボーの場合は今まで戦いに次ぐ戦いの日々で女性経験も皆無で、27にして今だ童貞だっ
たため尚更だ。
「うおぉぉぉお!!千歳!!千歳!!千歳ぇえ!!」
「ちょ・・・痛い・・・痛い・・・」
ブラボーはその超人的な身体能力で超高速ピストン運動を続けるが、満足に濡れていない状況ではそ
の度に千歳に激痛が走る。
「うぉおお!!」
「痛い・・・痛い・・・痛いって言ってるでしょ!!」
管理人室にゴスッ!!と鈍い音が響く。
激痛のあまり思わず千歳は武装錬金を発動してヘルメスドライブの角でブラボーの頭部を殴打してし
まった。
さすがのキャプテンブラボーもシルバースキンなしで、しかも油断した状態で頭部に武装錬金による
渾身の一撃を受けたらひとたまりもない。
ブラボーはピクピク痙攣しながら頭から血を吹き出して失神した。
次にブラボーが目を覚ましたのは聖サン・ジェルマン病院の病室だった。
GJです。ブラボーご愁傷様…
なんか昔動物病院特集の番組でEDになったプードルの治療を見たが、
やはり直接モノを握って「はい頑張ってー頑張ってー」ってやってたよw
ブラボーカワイソス( ´・ω・`)
このショックでまたED再発しちゃうんだろうな…
ED再発して、聖サンジェルマン病院のメガネナースさんに「はい、頑張ってー」ってされるわけか。
「はい、頑張ってー」された結果。
立たなかった→ブラボー、プライドズタズタ
立った→「あたしでは立たなかったくせに…」と、千歳さんにズタズタ
俺しか居ないみたいだから、
>>797の続きを勝手に書いてみる。
「またか…」
聖サンジェルマン病院のベッドの上でキャプテンブラボーは頭をかかえていた。千歳から受けた傷はほぼ完治、医者によれば後遺症も心配ないとの事だ…肉体的にには。
そう。初めての行為の最中によりによってその相手に入院が必要なほどの殴打を受けたのだ。精神的なダメージは計り知れない。
「もう何をすればいいんだ…さすがに千歳は見舞いにも来てくれないし、みんなが差し入れてくれた本もDVDも役に立たない…特に火渡が差し入れによこしたやつは見ててかわいそうになるようなのばかりだし…はあ…」
「防人さ〜ん、治療のお時間です。」
「はい…」
(どうせカウンセリングも投薬もきかないよ…)
と、半ば諦め気味の状態でキャプテンブラボーは処置室へと向かった。
ガチャ
「防人さん、こちらです。」
「はい…あれ?先生は…?」
キャプテンブラボーはメガネナースさんに連れられ処置室へとやって来たが、すぐに違和感を感じた。普段なら精神科なり泌尿器科の医者がいるのだが…
ガチャガチャガチャ
「え?看護婦さんなんで鍵をかけるんです?」
「…はい、防人さん。今日は私が治療させていただきますので。では、服を全て脱いでそこのベッドに寝てください。」
「…へ?ちょ、ちょっと看護婦さん!何脱いでるんですか!」
「防人さんの主治医と相談したんですよ。そして、もうこれしかないと言う話になったんです。さあ、脱いでください。」
「…?防人さんどうしました?治療ですから、早く脱いでください。」
「あ、は、はい。」
…
「では、始めます。」
今、キャプテンブラボーの前にはナースキャップにガーターベルトとストッキング。そしてメガネ以外は生まれたままの姿の看護婦さんが立っていた。
(こ、これは…たまらん…)
「では、失礼しますね。痛かったらすぐに言ってください。」
「ちょ、ちょっと看護婦さん!そこは…」
ブラボーが驚くのも無理はない。いきなりペニスを揉みしだかれたのだから。
「治療ですから。先生曰く、一回立てばあとは心配無いそうですから。あとは私に任せてください。」
「うう…」
…それから約一時間。手に始まり、口、胸、腿、足…一部に熱狂的フェチがいると言う臍も試した。が、ブラボーはまだ立たなかった。
「…防人さん、次は横になって向こうを向いてください。」
「すいません…ここまでしてもらったのに…」
「いえ、実は私も元プロです。次は最終手段使いますから」
「…看護婦さん、何をカミングアウトしてるんですか…ん?」
ズプッ
「アッー!!看護婦さん!そこはちょっと!」
「前立腺です。どうです?」
「…あ?た、立ってる!看護婦さん!ありがとうございます!」
「良かった…では、入ってきてくださ〜い!」
「?」
ガチャ…
「…な!?千歳?」
「アンタしっかり立ってるじゃない…」
「今回の治療は千歳さんの許可を受けてやらせていただきました。では、後はお二人でお楽しみください。もう防人さんはこれで退院ですから。」
と、いそいそとメガネナースさんは服を着て処置室から出て行った。
「さて、萎える前に行くわよホテルに。あなた入院で痩せたからヘルメスドライブで行けるわよね。」
「え…それって…」
「あたしだって悪いと思ってるし、心配してるのよ…いいから、早く行くわよ!」
「すまない…」
「何でもかんでも謝るんじゃないの!」
ヘルメスドライブ!
で、数か月後にこの日の一発が大当たりと発覚。ブラボーは責任を取りましたとさ。
終
GJ!献身的なナースに惚れた
というか千歳さんのさしがねとはw
実は最初は、前立腺で立つ→ブラボー暴走でメガネナースさんを襲おうとする→が、千歳さんに見つかりフルボッコ。またもEDに。
というネタの予定だったんだけど、
>>805を投下する直前にこのネタに話を差し替えました。
だって…あまりにもかわいそうに思えて…
おお、俺が書いた話にいつの間にか続きが。
良かったなブラボー。
元が千歳に大怪我負わされて終わりという報われ
ない話だっただけに・・・
ちなみに俺は元々は病院で目を覚ましたブラボー
はEDが完治して朝立ちしていたのに歓喜して、
下半身丸出しのまま病室で仁王立ちガッツポーズ
をしていたらカズキと斗貴子が見舞いにきて赤面
した斗貴子にブチ撒けられるというラストの予定
だったのだけど、二回も痛い目にあうのは可哀相
なのでカットしてたり。
私はカズキとまひろちゃんと一緒に寄宿舎の食堂で夕食を取っていた。
「ぷはー。おいし〜い!!ねえねえ斗貴子さん!このうどんすごくおいしいよ。」
まひろちゃんはすごくご機嫌。
元々明るいまひろちゃんだが、今日は一段と嬉しそうにしている。
カズキもそれが気になったみたいで、まひろちゃんに聞いた。
「まひろ何かあった?何だかすごく嬉しそう。」
「うん。明日パピヨンさんとデートなの!!」
それを聞いた瞬間、私は口に含んでいたお茶を盛大に噴き出した。
「斗貴子さん。汚い!!」
テーブルは私が噴き出したお茶でびちゃびちゃになっている。
まひろちゃんいわく公園で偶然出くわしたパピヨンに「空を飛べるのがうらやましい」と言
ってみたところ、パピヨンに空中デートに誘われたとか。
まひろちゃんは雑巾でテーブルを拭きながらすごく嬉しそうに話す。
パピヨンに対する警戒心は皆無だ。
「ハハハ。何だか楽しそうだな。」
カズキもまひろちゃんにつられてニコニコ。
カズキもパピヨンに対して警戒心は皆無。
2人共なんでパピヨンにそんなに気を許しているんだか・・・。
特にカズキは奴が一応人型ホムンクルスだと知っていてその反応。
パピヨンは食人衝動がないとはいえ、腕力などは通常の人間を遥かに上回る。
しかも奴の性格上、何をしでかすかわかったもんじゃない。
ヘタしたらまひろちゃんの貞操の危機だ。
こうなったら明日私が陰からまひろちゃんを護衛しよう。
パピヨンが何かまひろちゃんに危害を加えようとしたら即臓物をブチ撒けてやる。
翌朝の午後2時、まひろちゃんは銀成駅南口の噴水の前にいた。
ここがパピヨンとの集合場所らしい。
私は50mほど離れた場所からまひろちゃんを監視している。
念のためメガネとロングヘアのウイッグ、さらに化粧もして変装も完璧。
もしもの場合パピヨンをぶちまけるために桜花から核鉄も借りてきた。
しばらく待っているとパピヨンが上空からまひろちゃんの元に舞い降りて来た。
「あ、パピヨンさんだ!!」
まひろちゃんは警戒心ゼロ、遠くから監視している私の警戒心はマックス。
「やあごきげんよう。まずは君に今日のためにあつらえた蝶サイコーな服を用意しよう。」
パピヨンがそういうと大量の黒死の蝶が出現し、まひろちゃんの回りをくるくる舞い始めた。
しばらくすると大量の黒死の蝶が完全にまひろちゃんを包み隠し、さらにしばらく後に蝶は
一瞬にして一匹残らずパッと消えた。
中から現れたまひろちゃんの服装はパピヨンスーツになっていた。
左右の胸の間にはパピヨンスーツの紐しかないので今はブラもつけていないらしい。
あの格好はパピヨンでもすでにヤバいのに、女性が着るとエロスを通り越してかなり卑猥。
ましてまひろちゃんは胸があるので谷間が強調されてエロス50%増加。
「あれ?服が変わってる?」
「ん〜。パピヨンマジック!!」
「すご〜い!!どうやったのパピヨンさん!!」
「秘密。そのほうがミステリアスで蝶人らしいだろ?」
まひろちゃん・・・頼むから自分の格好に疑問を持って・・・
この子も含めてこの街の人はかなりパピヨンに毒されている。
「さて、蝶おしゃれになったところで空中散歩と行こうかな。」
パピヨンは自分とまひろちゃんの背にニアデスハピネスの羽根をつけた。
「蝶の羽根!?すご〜い!!」
背中の羽根がよほどうれしいのか、まひろちゃんはぴょんぴょん跳んで大はしゃぎ。
まひろちゃん!!あんまり跳ねてはダメ!!胸が上下に大きく揺れてはしたないから!!
「さ、それじゃ行こうか。」
パピヨンに手を引かれてまひろちゃんの体は空に飛び立った。
早く追わないと。
しばし空中散歩を楽しみつつ、パピヨンとまひろちゃんは県境を越えて東京都内へと入った。
走って追いかける私は必死だ。
何せ空を飛ぶパピヨン達のように真っ直ぐ一直線に移動できないから、かなり早く走らない
と追いつけない。
日も暮れた午後6時ごろ、二人が降り立ったのは東京銀座だった。
「どうだい空中散歩の感想は?」
「まるで鳥になったみたいで・・・蝶サイコーでした。」
「ハハハ。鳥ではなくて蝶になったんだけどね。さて、そろそろディナーの時間だな。ここ
のシェフの作るフレンチは蝶サイコーだ。」
「わ〜!!でもここかなり高いんじゃ?」
「無論お代は俺持ち。デートで女性に支払わせるなんて野暮なことはしない。」
二人が入るのはオシャレなレストラン。
私もついて入るが・・・
グリーンピースのクリームスープ1800円!?グリーンリゾット鶏のムニエル添え3200
円!?金目鯛とハマグリのマリニエール4800円!?ストロベリームース900円!?
なんだこれは!?あまりにも高すぎる!!
パピヨンのやつこんな高級店に行きつけてるのか!?
結局一番安いものを注文したが、それでもコースになると軽く10000円以上。
懐が寒い・・・
「ん〜。いい香りの白ワインだ。この店のソムリエはいい舌をしている。君もどうだい?」
未成年に酒を薦めるな!!
「いただきます。」
飲むな!!
まさかパピヨンのやつまひろちゃんを酔わせて良からぬことをする気では?
「苦い・・・」
白ワインはまひろちゃんの口には合わなかったらしい。
「でも料理はすごく美味しい!!」
「ハハハ。そうか喜んでもらえてよかった。」
たしかに美味しいが、あまりの値段にこちらは涙が出そうだ。
それにしてもパピヨンスーツの男女が高級レストランでディナー・・・
異様すぎる・・・
「さ、そろそろ出ようか。」
パピヨンはスーツの股間から一万円札の束を取り出した。
ほとんどドラ〇もんの四次元ポ〇ット
相変わらずあのスーツの中はどうなっているのか少し疑問だ。
会計を済ませると二人は再び飛び立った。
どうやら東京タワーに向かうらしい。
私もダッシュで追いかけるが、食後なので気分が悪くなってきた。
二人は東京タワーのてっぺんに降り立った。
そこは当然一般人が行ける場所ではない。
仕方なく持参した双眼鏡で下から監視する。
「どうだい東京タワーの頂上から眺める夜景は?」
「すごい・・・まるで宝石箱みたい。」
「宝石か。中々洒落た例えだな。」
「キラキラ色々な色で輝いてて・・・あ!!レインボーブリッジ!!」
―――という会話をしているらしい。
遠距離+夜+双眼鏡越しでは唇を読むのも容易ではない。
あ!!どさくさに紛れてまひろちゃんの肩を抱くなパピヨン!!
「さて、そろそろ銀成市に帰るかな。」
二人は夜景を観賞し終えて再び飛び立った。
私は再びダッシュ。
いい加減疲れてきた。
かといって地下鉄に乗ると見失うから仕方がない。
銀成市内に戻って来た二人はお化け工場の近くに降り立った。
この辺りは当然人気は皆無だ。
まさかパピヨンのやつ・・・?
「さあデートのフィナーレだ。」
その瞬間パピヨンは大量の黒死の蝶を出現させた。
「着火!!」
パピヨンの声と同時に一匹の蝶が激しく燃焼し始めた。
やはりここでまひろちゃんに手を出すつもりか!!
そうはさせない!!
「武装錬金!!バルキリースカート!!」
桜花から借りてきた核鉄を使い武装錬金発動!!
「やめとけってツムリン。」
「パッピーはまっぴーに悪さはしねえって。」
「ここで悪さするくらいならパッピーはもうとっくにやってるっての。」
「っていうか俺の意見も聞かずに強引に核鉄を借りるなよな。」
どこからともなくゴゼンの声が聞こえてきた。
しかも四方から同時に。
よく見るとバルキリースカートの四枚の刃全てにひとつずつゴゼンの顔が・・・
「よっ!!ツムリン!!今日の俺はバルスカ気分だぜ!!」
なんて悪趣味なアナザータイプだ!!
「まあ見てろよツムリン。」
パピヨンは黒死の蝶をはるか上空に打ち上げた。
数十m上空で蝶は弾け、花火の如く夜空彩る。
「どうだい?パピヨン特製花火。」
「すごい!!綺麗!!」
「冬空の花火も乙だろ?さ、まだまだ行くぞ!!」
パピヨンは次々と蝶を打ち上げる。
「すげぇぜパッピー!!たまや〜!!」
バルスカゴゼンは花火で大はしゃぎ。
やかましいので錬金解除した。
「さ、夢の時間もそろそろ終わりだ。寄宿舎に帰ろうか。」
パピヨンとまひろちゃんは夜空に飛び立った。
降り立ったのは寄宿舎の前。
「パピヨンさん今日はありがとうございました。」
「まぁ俺も中々楽しめたかな。そうだ君の服は返さないとね。」
パピヨンは再び大量の蝶を出し、まひろちゃんを包み隠した。
蝶が消え、中から姿を表したまひろちゃんは普段の服に戻っていた。
「それじゃ、おやすみなさいパピヨンさん。」
「ああ、おやすみ。機会があったらまた誘うよ。」
まひろちゃんはパピヨンに挨拶すると寄宿舎へと駆けて行った。
「・・・・で、いつまで俺を監視するつもりだ?そこの出刃亀女。」
パピヨンのやつ私に気がついていたのか。
「まったく。そんなお粗末な変装で気付いてないと思っていたのか?」
もはや隠れて監視する意味はないので私はパピヨンの前に姿を現した。
「いつから気付いていた?」
「最初の銀成駅前からだ。いくらカツラやメガネで変装しても・・・その鼻の大きな傷跡を
隠さないと全くの無意味だな。」
「あ・・・」
パピヨンに指摘されるまで気がつかなかった。
顔にこんな大きな傷のある女は中々いないから確かに目立つ。
「全く・・・。ニアデスハピネスで飛行すればついて来れないと踏んでいたのだが、まさか
走って追いかけてくるとは。何故そこまで俺に付き纏うんだ?」
「貴様は信用ならないからな。何かまひろちゃんに危害を加えるようならブチ撒けるつもり
だった。」
「ふん。レディに手を上げるなどゲスなことはしないさ。」
「人をホムンクルス化させようとしたゲス野郎の発言とは思えないな。」
「ん?貴様はレディだったのか?可愛いげも色気もないが・・・」
「パピヨン!!貴様は失礼だ!!」
別にこいつに女性として見てもらいたいわけではないが、今の発言はやはり頭にくる。
「ま、さしずめ貴様は義妹を心配する義姉と言ったところかな。」
たしかにまひろちゃんはカズキの妹なのであながち間違いでないだろう。
「ま、彼女を悪いようにするつもりはないから安心しろ。」
「だから貴様の発言は信用できない。」
「ま、貴様に信用してもらわなくても構わないがな。」
「パピヨン!!彼女にもう近よるな!!」
「貴様が金輪際武藤カズキに近づかないなら考えてもいいかな。」
「なっ!!?」
「フフフ。どうする?」
「そんな条件が飲めるか!!」
「だろうな。じゃあまた今度彼女を誘わせてもらおうかな。デュワッ!!」
パピヨンは夜空に飛び去り、私の前から姿を消した。
チッ!!さっさとブチ撒けておけばよかった。
翌朝の朝食でまひろちゃんは昨日の出来事を話してくれた。
パピヨンが素敵だったこと、空を飛ぶのが楽しかったこと、料理がおいしかったこと、
パピヨン花火が綺麗だったこと・・・
まひろちゃんはものすごく晴れやかな笑顔。
きっと彼女はすごく嬉しくて楽しかったのだろう。
パピヨンも昨日見た限り、まひろちゃんに対してはあの格好以外はいたって紳士的だった。
あまり心配して私が手を出すような過保護なことをする必要はないのかもしれない。
まひろちゃんの笑顔を見て私はそう思うようになっていた。
そして二人のデートを監視するという野暮なことをした自分を反省した。
「しかしあれだね斗貴子さん。」
まひろちゃんについて考えていた私にカズキが話かけてきた。
「このまままひろと蝶野がくっついたら、蝶野は俺の義弟になるんだよね。」
・・・パピヨンがカズキの義弟?
ソウヤが生まれてくるということは将来私とカズキが結婚するのはほぼ確定した未来。
ということはパピヨンが私にとっても義弟になるということか!!!!?
ふざけるな!!!それは絶対嫌だ!!
想像しただけで悪寒が全身に走る。
やっぱり今度会ったらパピヨンの奴ブチ撒けてやる!!
817 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 01:57:04 ID:E1wTx5qb
頭隠して傷隠さずww
>>パピヨンデート
面白かった!GJ!
もし叶うことなら続編もお願いしたい。
久しぶりに来たら豊作だなー。みなさんGJ!
>>802 >特に火渡が差し入れによこしたやつは見ててかわいそうになるようなのばかり
火渡…。
過去に渡った俺は、高校生だった父さん、母さん、そして育ての親のパピヨンと共闘して
ムーンフェイスを倒し、再び未来に戻ってきた。
俺が過去に渡る前は廃墟と化していた銀成市だったけど、見違えるほど美しい街に変わっていた。
どうやら未来を修正することに成功したようだ。
俺は家に急いだ。
平和を手にした喜びで足取りは軽い。
銀成駅南口にあるマンションの8階が俺の家。
恐る恐る家の扉を開けた。
「お帰り。」
家の扉を開けた俺に父さんが声をかけた。
「お帰りソウヤ。ん?どうした?そんな顔して?」
母さんは少し不思議そうに俺を見ている。
俺は途方もないほどの違和感に襲われていた。
今まで行動を共にしたのは高校生のころの両親だが、今目の前にいる二人は40手前。
当然ながら高校生の頃に比べると歳相応に老けているが、違和感の根源はそんなところではない。
「・・・二人ともその格好は何?」
父さんはマントのついた山吹色のパピヨンスーツを、母さんは学生時代のセーラー服を模したパピ
ヨンスーツを着こなしていた。
「何って?何か変かな斗貴子さん?」
「いや、このまま舞踏会に駆け付けられるくらい蝶素敵な服だ。」
パピヨンスーツの夫婦・・・
明らかに異様な光景だが、二人とも何の違和感もなく、いたって平然としている。
俺は疑問をぶつけずにはいられなかった。
「父さん!母さん!待ってくれ!何かおかしいだろ?」
「そうか?俺にマントは似合わないかな?」
「ああ、カズキは普段マントは付けてないからな。」
「いや、マントとかそういうレベルの話じゃなくて・・・」
見事に二人と会話が噛み合わない。
いったいこれはどうしたのだろうか?
未来は修正されて世界は平和になったが、過去に渡って無理矢理未来をねじ曲げたために歪みが生
じたのだろうか?
「二人とも何でパピヨンのスーツを着てるんだ!!おかしいだろ!!」
二人とも不思議そうな顔をして見つめ合った。
「何でって?たしか元々は蝶野のやつが全国レベルで大ブームになったのがきっかけだよね?」
「ああ。たしか2008年春にパピヨンブームに火がついて、パピヨンスーツもそれから流行りだし
たんだ。」
「それが一気に普及して、今では世界レベルでパピヨンスーツが正装として認められるようになっ
たんだよね。」
せ・・・正装・・・
パピヨンは育ての親として尊敬している。
だがあの格好だけは別。
さすがにあの胸元から股間近くまで大きく開けたスーツは俺でも変態だと言わざるをえない。
マスクだけはカッコイイのだが・・・
「まあ明治維新と文明開化で和服から洋服に変わったようなものだな。」
「今では昔のようなダサい服は着れないよね。」
俺は自分の耳を疑った。
体の奮えが止まらない。
俺が命懸けで闘って修正した未来がこれ?
「そんな馬鹿な!?嘘だ!!嘘だァァアア!!」
「あっ、ソウヤ!!」
俺は両親の話が信じられなくて家を飛び出した。
銀成駅前を歩く人はみなパピヨンスーツだった。
『その件につきましては本社の方と相談いたしまして―――』
取引先に電話をかけているサラリーマンはパピヨンスーツ。
『あとでお前ん家遊びに行っていい?』
『おう!パピヨンクエスト\しようぜ!!』
学校帰りの小学生もパピヨンスーツ。
『明日は公民館でゲートボール大会なんですよ。』
『そうかい。明日はワシも参加させてもらおうかの。』
白髪頭のおじいちゃんやおばあちゃんもパピヨンスーツ。
呆然と立ち尽くすことしか俺には出来なかった。
俺はトボトボと家へと戻った。
「ただいま・・・」
「どうした?急に飛び出して行ったからびっくりしたぞ。」
母さんは心配そうに俺を見ている。
「何でもない・・・」
この世界はどうしてしまったのだろうか。
俺は自分の部屋のベッドに寝転がりテレビを点けた。
画面に映ったのはニュース番組。
アナウンサーもパピヨンスーツ、衆議院で答弁する国会議員もパピヨンスーツ、殺人事件の容疑者
もパピヨンスーツ、プロ野球選手もパピヨンスーツ・・・
中にはスーツだけじゃなくパピヨンマスクまで装着した人間まで・・・
見ているだけで気が滅入ってきた。
俺は嫌気がさしてテレビを消した。
コンコン!
俺の部屋の扉をノックして両親が入ってきた。
「ソウヤ。服がかなり汚れているみたいだし、早く着替えなさい。」
俺は過去で戦っていた時の服のままだった。
「ほら、そんな旧時代的な服を脱いで、こっちの蝶オシャレなスーツを着なさい。」
母さんが出して来たのは青いパピヨンスーツ。
しかも両胸から背中を経由してお尻までが山吹色のメッシュになっているすごく悪趣味な仕様。
「カズキ。ソウヤの服を脱がしてやってくれ。」
「了解!斗貴子さん!」
父さんは強引に服を脱がそうとしてくる。
「嫌だ!そんな服を着るのは嫌だ!」
「なに言ってるんだ。普段着てる服だろ?」
母さんが指差したのは部屋に飾ってある写真。
俺を含めて家族全員パピヨンスーツの家族写真・・・
もちろん俺はそんな写真を撮影した覚えはない。
未来が修正されたために発生したものだろう。
「さあ!早く脱ぎなさい!」
「そして蝶オシャレなスーツを着るんだ!」
「やめろォォォオオオオ!!」
「・・・ウヤ!!ソウヤ!!しっかりしろソウヤ!!」
父さんの呼ぶ声で俺は目を覚ました。
「よかった。目が覚めたようだな。」
目が覚めて見渡すと、そこはパピヨンバーク。
目の前には高校生の父さん、母さん、そしてパピヨンがいた。
「君はホムンクルスの不意打ちを後頭部に受けて失神していたんだぞ。」
「うなされてたから心配だったんだけど、大丈夫そうだ。」
父さんと母さんに言われて思い出した。
俺はたしか水牛型のホムンクルスが大岩を投げてきて、それが頭にあたって昏倒して・・・
じゃあパピヨンスーツの未来は夢?
あれが夢だったことに俺は心底ホッとしていた。
「さ、そろそろ行こうか。ムーンフェイスの機械成体施設はもう間近だ。」
パピヨンが指差す先には大きな建物がある。
あそこにムーンフェイスがいるのか。
「さあ、行こう!ソウヤ!」
俺は父さんに手を引かれて立ち上がった。
俺の使命は未来の世界を修正するため、この時代でムーンフェイスを倒すこと!!
でもあの夢が正夢だったら・・・
修正した未来が本当にパピヨンスーツが正装と化した世界になっていたら・・・
想像するだけで寒気がしてきた。
俺はあの夢が実現しないよう神に祈った。
お前はパピヨン的にアタマがおかしいwwwwww
まあとにかくGJだ
ちょwwソウヤ乙すぎる
誰もいない…投下するなら今のうち…
ここはカズキの部屋…
トントン
「は〜い、あれ?斗貴子さん。こんな時間にどうしたの?」
「うむ、夜分遅くにすまない。ちょっと体温計を貸してくれないか?」
「体温計?斗貴子さん、熱あるの?」
「いや、わからない。ただ、なんとなく熱っぽい気がするんだ。それで自分の体温計で計ろうとしたが電池切れでな…」
「そう…ごめん。実は体温計持ってないんだ。」
「そうか、すまなかった。では戦士長に聞いてみ…」
「あ!そうだ!あの手があった!斗貴子さんちょっともっとこっちに来て。」
「?」
ガシッ!ぎゅ〜〜〜〜〜。
「こ、コラッ!カズキ!いきなり抱き付くなんて…」
「ごめん、斗貴子さん。ちょっと我慢して。」
チュッ
(い、いきなりキス!カズキは何を…!…そ、そんな…舌まで…)
クチュクチュクチュ…
〜3分後〜
「ぷはあ!うん、37.5℃。熱あるね。何で分かるかって?なぜなら俺は口腔内体温検診の達人…」
「ハァハァ…ハァ…うるさい!」
ドサッ!
「え…ちょ…斗貴子さん?俺をベッドに押し倒して…しかもどこ握ってるの!?」
「うるさい…あんなキスを長時間されて………耐えられるか!熱なんかどうでもいい!今晩は責任を取って貰う!」
「斗、斗貴子さん…あ…ちょっとそこは……………アッー!!!!!!!!」
…………………………………
翌朝。2人揃って大発熱。しばらくの間寝込むハメになりましたとさ。
某サイト見てたら思い付いた。あまり後悔はしていない。
リアル投下キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
>>828 GJ!!
>>826読んでカズキが股間の体温計で(ry
って考えた俺は
ん、誰か人が来たようだ、ちょっと逝ってくる
>828>830
amtmについてkwsk
「ビキニマン」「アッガイ」でググるよろし
>832
見つかった
ありがd
おまいら皆エッチだな!
良いぞもっとやれ
835 :
828:2008/01/29(火) 10:03:39 ID:KQx+JVdt
>>829 それだとカズキが、「俺の体温計で斗貴子さんの直腸内体温検診!」になるぞw
>>835 「俺の体温計で斗貴子さんの膣内体温健診!」にすべき
>>832 一応武装錬金のサイトなのに推奨ワードが全く関係ないwwww
すまないが過去の投下SS保管してる保管所みたいなのあるかな?
最近原作にハマったんで昔のも沢山読んでみたひ
7つのブラボー技の一つである
>>1のテンプレを見逃すとは!
このお茶目さん☆
>>837 推奨ワードが全く関係無いのに引っかかるのもあのサイトの恐ろしい所
>>839 あぁ、ホントだテンプレにちゃんと案内されてるw
見落としてたのか・・サンクス
>>827の差し替え編と言うかアナザーストーリーと言うか…
>>826の続きA
「じゃあ斗貴子さん、ベッドに腹這いに寝て。ちょっと準備するから。」
「わかった。」(腹這い…マッサージでもしてくれるのか。)
「え〜と、六舛に貰ったコレ使って…」
「準備OK!斗貴子さん、力抜いてね。」
「ああ。わかった。」(キミは優しいな…すべてを許してしまいそう…ん?どこを触って…)
ずむむむむむむ!
「!!!!!!!!!!?????????????!!か、カズキ!そこはお尻でキミはなにを!!!!??????…」
「ふう入った…斗貴子さんゴメン。じっとしてて。」
(ちょ、ちょっと待て?確かに私とカズキは深い仲だ。肉体関係も…でもなぜ今カズキは私の…私の…私の!お…お尻に性器を挿入しているんだ!?まさかレイ…)
「…?斗貴子さん、どうしたの?」
(い、いや、相変わらず天使のような無垢な笑顔だ。それはない!第一快楽を求めるはずならカズキは動くはずだ!じゃあ何のために………………
と言うか…………動かないのも…カズキを近くに感じて良いな…………ん…ダメだ…カズキが中にいる上にカズキのことを考えると…ンッ…)
〜3分経過〜
「ンッ!アアッ!」(ダメだ…カズキは動いていないのに…波のように小さな快感が押し寄せて…あ、まただッ!)
「…斗貴子さん?」
「な、なんだ?」(やっと終わりか?)
「ゴメン。ちょっとだけ動くね。」
「動…?く???!待て!今ちょっとでも動かれると…」
ズ…ずぬぬぬぬ→
ぬぷぶぷぷぷ…←
「ああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」
〜更に3分経過〜
「うん!わかった!」
ヌポッ!
「斗貴子さん!37.5℃もあるよ!早く薬飲んで寝た方がいいよ!」
「ハァ…ハァ…カズキ、一つ根本的なことを聞きたい…キミは今何をしたんだ?」
「何って…体温計ったんだよ。なぜなら俺は、直腸体温検診の達人…」
ズン!
「!?目が!」
「私は寝る!キミもさっさと寝ろ!」
「カズキがあそこまでバカだとは…一回大戦士長にでも頼んで鍛え直すべきか…」
…
…
…
「…でも気持ち良かったな…動かなかったせいか…それとも…って私は何を考えてるんだ!もう寝るぞ!」
〜直腸体温検診編終わり〜
膣内体温検診編は近々…
激しく遅レスだが
パピヨンクエストやりてぇ〜〜〜
保守
話がまとまらない…
2月14日のバレンタインの日、僕は寄宿舎の自室でぼーっとベッドに寝転がっていた。
コンコンコン!
誰かが僕の部屋の扉をノックした。
部屋の扉を開けると、そこには斗貴子さん、まひろちゃん、桜花先輩、ちーちん、さーちゃん、毒島さん、
そしてブラボーの彼女の千歳さんが立っていた。
しかもスクール水着(しかも旧型)で・・・
こ、これはいったい・・・?
「大浜先輩!みんなでチョコを作ってきたんです。」
ちーちんはほどよい胸でスクール水着が中々似合っている。
「今日はバレンタインだからな。」
斗貴子さんはどちらかといえば競泳水着のが似合いそうだね。
でもこれはこれで・・・
「あの、この格好は・・・その・・・大浜先輩はスクール水着が好きって聞いて・・・」
毒島さんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしている。
正直スクール水着だと小学生にしか見えないなぁ。
ロリ趣味はないけど、これも悪くないかも。
「というわけで!!真冬の寒い中、みんなで大浜先輩のためにスクール水着を着たのでした!!」
まひろちゃんのバストはスクール水着にはいい意味で不似合いかな。
だがそれがまたいい。
まだ15歳なのにこんなに胸があるなんて・・・
「もうすぐ高校卒業だし、これを着るのもこれが最後かしら?」
桜花先輩はそのバストでスクール水着はもはや犯罪。
大半の男は胸だけで悩殺できそうだなぁ。
「桜花さん?それは私に対する皮肉かしら?」
千歳さんはたしか20代半ばだよね?
でもOK!!
僕は30までならスクール水着でもOK!!
でもこれじゃただのコスプレだなぁ。
『私たちのチョコを受け取ってください。』
みんなからいっせいにチョコを渡されたけど、正直スク水だけでお腹いっぱい。
まさに真冬のパラダイス。
まるで夢みたいだ。
「大浜先輩!私は特別製のチョコを用意しているんですよ。」
そう言ったのはさーちゃん。
彼女が一番スクール水着が似合っている。
ほどよく幼さを残す容姿と成長途上のスレンダーなボディ。
まさに最強のスク水使いと言っても過言ではない。
でも、よく見ると彼女のスクール水着にすごく違和感がある。
「実はこのスクール水着、チョコで出来てるんです。」
「チョ、チョコで・・・ってことは!?」
「チョコを舐めていったら、私の恥ずかしい部分が姿を現すんです。」
僕は思わずゴクリと生唾を飲んだ。
「大浜先輩。私のスク水を舐めてください。」
その時僕の理性は弾けとんだ。
「うおぉぉぉ!!」
僕は必死でさーちゃんのチョコのスクール水着を舐めて舐めて舐めまくった。
舐める度に少しずつチョコが溶けてきて、さーちゃんのピンク色の乳首が姿を現した。
「うぅぅん・・・スク水最高・・・」
大浜は寄宿舎の和室で居眠りしていた。
それを取り囲むカズキ、岡倉、六舛、そして剛太。
「大浜幸せそうな寝顔だな。どんな夢を見てるんだろ?」
カズキは余りに幸せそうそうな大浜の寝顔をまじまじと見つめた。
「ま、大体想像はつくけどな。」
六舛が指差したのは大浜のスボン。
彼のズボンはモッコリと大きく膨らんでいた。
「で、でけぇ・・・俺や武藤よりはるかに・・・」
剛太は大浜のモッコリと自分のを比べた。
あまりのサイズの差に気分はUnder Dog。
「キャアアアアア!!大浜のエッチィィイイ!!」
岡倉の絶叫が寄宿舎全体に響き渡った。
大浜さんはやっぱりすげぇぜ
やはり大浜はGodか…さーちゃん大丈夫?
大浜は岡倉の何倍くらいあるんだ?
852 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 09:10:32 ID:WCd5OnCt
保守
853 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:40:07 ID:JVB3LRaz
855 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 14:49:44 ID:1PIUttGe
そろそろ明日に備えて斗貴子さんたちはチョコを作る時間かな。
「ダメ・・・こんなんじゃダメ・・・」
千里は寄宿舎の調理場で頭を抱えていた。
そこへ沙織がやってきた。
「あ、いたいたちーちん!!何してるの?って何これ!?ものすごい甘い匂い!!」
調理場の机の上にはダンボールに入った大量のチョコレートがあった。
さらにコンロの近くには湯煎で溶かしたチョコレート、まな板の上には包丁で刻んだチョコレート、お皿の上には小さいハート型のチョコレートが大量にあった。
そのせいで調理場全体にチョコレートの甘い匂いが立ち込めていた。
「沙織、ちょうどよかった。これを食べてみて。」
千里は沙織に皿に乗せたチョコレートを差し出した。
「どう?」
「モグモグ・・・普通に美味しいけど?」
「それじゃダメなの。゛普通"に美味しいだけじゃ・・・」
ただ今の時刻は2月13日の22時。
沙織はそれで大体ピンときた。
「さては明日剛太先輩にチョコレートをあげるつもりなんでしょ?」
沙織にそう問われて千里の顔が少し赤くなった。
「・・・うん。明日チョコを渡して剛太先輩に告白するつもり。でもどうやっても普通以上に美味しくならなくて・・・。沙織もお菓子好きでしょ?何かアドバイスとかない?」
「う〜ん確かにお菓子は好きだけど基本的に食べるの専門だし・・・。第一チョコレートを一から作るのは家庭レベルでは無理なんだし、普通以上に美味しくは難しいと思うよ。」
沙織もアドバイスになるようなことは思い付かず困惑気味。
「フフフ。私の出番のようね。」
調理場の扉の向こうから声が聞こえて来る。
「パティシエまひろ参上!!私はお菓子作りの達人よ!!」
突然現れたまひろはコック帽にエプロン姿で、右手にフライパン、左手に包丁を持っていた。
「どうでもいいけどまひろ。女性だとパティシエじゃなくてパティシエールなんだけど。」
「そうなの?でもそれは置いといて、恋に悩める迷い子に冬瓜わさびチョコを伝授するわ!!」
「まっぴー・・・何ソレ・・・」
「冬瓜にわさびにチョコ・・・」
二人共呆気にとられてしまった。
「まずはすりおろしたわさびを溶かしたチョコと混ぜ合わせるの。冬瓜は小さく切って豚骨スープで煮込んで、
それから・・・」
「まひろ!!残念だけど却下で!!」
まだ話の途中だったが、あまりにも想像を絶する内容なので千里は話をさえぎった。
沙織は味を想像してしまい、気分を悪そうにしている。
「え〜!!美味しいのに!!」
パピヨンパークに持っていこうとした梅干し入りチョコレートおはぎといい、まひろの味覚は常人とはかなりズ
レている。
「私、まだもう少し頑張ってみる。」
「え!?ちーちんでももうこんな時間だよ!?」
時間は22時半過ぎで、すでに大半の生徒は就寝する時間だ。
「明日までに美味しいチョコレートを作らないといけないから・・・。二人共先に寝てて。」
「わかった。じゃあ私たちはもう寝るね。」
「頑張ってちーちん。私もさーちゃんも応援してるから。」
さらに数時間経過し、すでに2月14日、バレンタイン当日の午前3時になっていた。
「ダメ・・・どうしてもこれ以上美味しくならない・・・」
千里は今にも泣きそうな顔で調理場に立っていた。
「まだ起きていたのか。」
突然の背後からの声に驚いて振り返ると、そこには斗貴子が立っていた。
「斗貴子先輩・・・」
「こんな時間までチョコ作りか。熱心だな。」
「でも、どうしても美味しいチョコにならなくて・・・」
斗貴子が千里の後に目をやると、それまで失敗したチョコレートが山のようになっていた。
昨夜から幾度も作っては失敗し、作っては失敗しを繰り返したのだろう。
斗貴子はそのうちのひとつを手に取った。
「これ、ひとつ貰ってもいいか?」
「え?はいどうぞ。」
斗貴子はチョコを口に含んだ。
「モグモグ・・・私は美味しいと思うがなぁ。」
「沙織達にも言われました。でもこれじゃあ市販のチョコと似たような味にすぎないんです。」
悩む千里を見て斗貴子は優しく微笑んだ。
「私は思うのだが、こういうものは味は二の次なんじゃないかな?」
「え?」
「確かに美味しいにこしたことはないが、バレンタインのチョコというのは好きな男性へ渡すものだから、一番
大切なのはそれを渡す人への君の想いだと思う。その人へのありったけの想いを込めて作ったチョコ。多分どん
なチョコよりもそれが一番喜ばれると私は思う。」
「私の想い・・・」
「味や見た目を取り繕うより、そっちの方がずっと大切だ。」
千里は少し考えた後、何かが吹っ切れたように笑顔になった。
「・・・わかりました斗貴子先輩!私、剛太先輩へのありったけの想いを詰め込んだチョコを作ります。」
「そうか。君は剛太にチョコを渡すのか。」
「はい。あ、ところで斗貴子先輩こそ、こんな時間にどうしたんですか?」
千里に問われた斗貴子は少し顔を赤くした。
「私は・・・その・・・私も君と同じだ。」
「え?じゃあカズキ先輩へのチョコを作るために?」
「ああ。だが人が起きている時間に作るとみんなに色々冷やかされそうだからこの時間に作るつもりだったのだが。」
「そうですね。まひろなんか大騒ぎでしょうし。」
「さて、私も朝までにチョコを仕上げないとな。ここからは二人で共同戦線だ!」
「はい。斗貴子先輩。」
さらに3時間後の午前6時。
「よし!完成だ!」
斗貴子の前にはサンライトハートの形のチョコがあった。
斗貴子がふと右に目をやると、千里はいすに座ってスヤスヤと眠っていた。
そして千里の前には綺麗に包装されたチョコがあった。
「やれやれ。こんなところで寝ると風邪を引くぞ。」
斗貴子は着ていた上着を脱いでそっと千里の肩にかけた。
「もう1時間ほどでみんな起きてくるから、それまでは寝かせておこうか。」
斗貴子は再び優しく微笑んだ。
その日の放課後、寄宿舎の和室でカズキと剛太はテレビを見ていた。
そこへ斗貴子がやってきた。
「カズキ。これを作ってみたんだが。」
斗貴子はカズキに今朝作ったチョコを手渡した。
「うわぁ!!ありがとう斗貴子さん!!」
そんな二人を剛太は羨望の眼差しで見つめていた。
(先輩のチョコか・・・いいよなぁ・・・武藤・・・)
そんな剛太に今度は千里が駆け寄って来た。
「あの・・・剛太先輩・・・これを・・・」
千里は剛太に今朝作ったチョコを手渡した。
「これを?俺に?」
千里は顔を真っ赤にしてうつむいている。
「私・・・剛太先輩が寄宿舎に来た日からずっと気になっていたんです。私と・・・私と付き合ってください!!」
剛太は一瞬呆気にとられて目を丸くした後、千里以上に顔を真っ赤にした。
「俺みたいなのでよければ・・・よろしくお願いします・・・」
突然の出来事に剛太もうつむきながら小さな声で応えた。
パーン!!!パーン!!!
それと同時に剛太と千里に向けて2発のクラッカーが盛大に鳴らされた。
「まひろ!?沙織!?」
クラッカーを鳴らした主はまひろと沙織で、どうやら影から一部始終を見ていたらしい。
『おめでとうちーちん!!』
恥ずかしかったのか、千里は赤い顔をさらに真っ赤にして、頭から湯気を噴きながら走り去ってしまった。
「あっ!ちーちん!?追いかけるよさーちゃん!!」
まひろと沙織は千里を追いかけていった。
部屋にはカズキ、斗貴子、そして剛太が取り残された。
「おめでとう剛太。」
カズキと斗貴子が剛太の肩を叩いた。
剛太は微笑むと千里からもらったチョコの包みを開けて、一口かじった。
「甘くて・・・すげぇ美味い・・・」
数日後、寄宿舎の庭を剛太と千里が仲良く歩いていた。
「なぁカズキ?あの二人いつのまに出来たんだ?」
「バレンタインの日にちーちんが告白したんだ。知らなかったのか岡倉?」
その瞬間岡倉の目から閃光が走った。
「ゴータァァ!!羨ましいぜ畜生ッ!!俺はチョコゼロなのにっ!!バレンタインなんて大嫌いだァァ!!」
血の涙を流しながら岡倉はその場から走り去っていった。
ちくしょう、なんだい青春白書なスクールライフ送りやがって
おっ、おでにもチョコください・・
ご一緒にチョコシェイクはいかがですかー?
ロッテリ屋のあの娘もチョコと一緒に!
>856-858
GJ!
幸せになwwww
U君「チョコにはやっぱマヨネーズだよね」
チョコにマスクが付いてたらオシャレだ!
花粉症用のマスクとパピヨンマスクを併用したらオシャレ…か?
高確率で逮捕されます><
ホワイトデーにはオシャレだからとパピヨンマスクを用意するカズキ。
総合萌えスレが落ちてた。最後のレスが昨日なのになんでだろう。
時限じゃないの?
こっちも保守
>>851 長さは2.5倍、体積は5倍くらいありそうだな。(膨張時で)
ズボンの股間部分の生地が特注でないとダメかも…
875 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 19:43:22 ID:SSE1NB/C
>>874 仮に岡倉が10cm程度だとすると…
さーちゃん逃げてええええ!!!!
さて、おまいら。今日はまひろの4年に一度の誕生日ですよ。
ってことはまだ武藤まひろ4さいってことか
なんというロリ!
880 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 12:45:45 ID:rJ3NPRYr
そういえば武装錬金の連載開始ってもう5年も前になるんだな。
連載開始の03年を基準にしたらもうみんな20代になってる計算か。
カズキ22歳、斗貴子23歳、まひろ21歳、パピヨン25歳か。
照星さんに至っては41歳でさらに老頭児になってるし、千歳さんは31歳で年増の仲間入りだな。
ん?誰か来客のようだ。
ちょっと玄関行ってくる。
何かどこからか叫び?というか断末魔が聞こえた様な…
パピヨンは永遠の19歳じゃないのか?
ヴィク子は・・・・おや、視線を感じる・・・・・
100年間ずっと思春期な女の子だな>ヴィク子
娘は思春期
>>876 大浜「よし、今日は背泳(バック)に挑戦してみようか?」
さーちゃん「え、いきなりこわいわ」
大浜「大丈夫、力を抜いて僕に身をまかせて…」
大浜…よくも俺の嫁を…
とはいえ大×沙が一番近いんだろうな
チ○コだけでなくタ○タ○も神サイズなんだろうなあ大浜…
もうさーちゃんのスク水びしょびしょだよ?
大浜がゴッドサイズなのに、明らかにさーちゃんは平均以下の大きさだからなぁ…
大浜のモノを見て青ざめるさーちゃん。
大浜「痛くないって!ちょっと先っぽ入れるだけだから!」
これですんなり入っても嫌だな。
大浜のモノを見て鼻で笑うさーちゃん
大浜先輩って、身体は大きいのにアソコはちっちゃいんですね。
ブラボーさんの方が、長くて太くて良かったなぁ・・・すっごく痛かったけど。
大浜「('A`)」
大浜がこんな扱いを受けるなら、岡倉はどうなるんだ…
岡倉はリーゼントに体の栄養分の多くを吸収されてるせいで
あんな粗チンに
そしてカズキに「伸び〜る伸び〜る、ねじ〜るねじ〜る」と催眠誘導を…
武装錬金女性陣で一番ドリルが好きそうなのは誰だ?
シャナとキノのエロパロSSがいまいち進まず、息抜きに武装錬金見てたらなんかイマジンしたからちょっと書いてるんですが
・洗脳(催眠?)
・アナル
・オナニー
・浣腸有(ブツの直接的な描写はほぼ無し)
敵に捕まって、快楽を感じる事で敵を倒せると錯覚されられてしまったTQNの話なのですよ
後半では恥ずかしさも効果的という錯覚を加え、任務中に最も恥ずかしいと思った事として
裏路地とはいえ路上で排泄を……というのを再現させる予定です
需要ありますかね……まあ無くても暇つぶしだから書くんですが
>>901 ネタがネタだけに書く前に警告文を載せて、行間を空けてから投下すればどうだろう?
>>902 了解
ちなみに今8キロバイトほど
まだまだ完成は遠い……
904 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 00:24:32 ID:oO99HqrB
ほしゅ
CDのミニドラマを聞いたせいか、今漠然とパピヨン×まひろを
考えてるけれど、この二人だとエロスに持ち込めないような空気だな…
特にパピなんか、こう、性別を超越していそうな存在だし。
需要あるか判らんけど、とりあえず書いてくるわノシ
昔なかったっけ? パピヨン×まひろ
あったな。
905の書くやつも読んでみたいぞ。
ということでガンガレ
ほしゅ
銀星市。
ある[彼]は非日常に赴き、再び日常に戻ってきた。
ある[彼女]は非日常を終え、新しい日常が始まった。
ある[彼]は日常の皮を破り、非日常の羽根を広げることになる。
銀星市。
彼らより時を遅くして[彼女]もまた日常と非日常の世界を知る。
それを知るよしもなく[彼女]はただ笑顔を振りまいていた。
―「こんなしがないバイトが、私にとって天職なんですよ。」―
そんな[彼女]の居る場所を、銀成市民は敬愛と畏怖の念を込めて
いつの頃からかこう呼ぶようになった。
「変人バーガー」と。
短いが、深いね。
妻ともう何年もセックスをしていない。
そんな夢をみた。防人衛童貞28歳。
思い人は夢よりも若くて美しいが、やっぱりいまだ一線を越えることができない。
カズキ×千歳ルートはどうすれば成立しますか><
怪人・ミス処刑鎌が立ちふさがるので成立しません><
>>915 1/16のフリー移動で千歳さんに会いに行って、「銀成学園高校制服(女子)」を渡しておくんだ
それで、1/22に「大事をとって早退する」→「まっすぐ帰る」→「ブラボーに薬をもらう」の順に選択するといいぞ
ダンボールは必須アイテムだ
千歳「…む、武藤クン…」
カズキ「んー…」
千歳「…ちょっと、聞いてるの?」
カズキ「カズキ!」
千歳「ヴェ、ちょ何!?」
カズキ「うん、オレのこと!下の名前で呼んでほしいな〜って。」
千歳「そんな突然、きっと変よ。私たちは不釣り合いに見えるし…」
カズキ「そんなことないよ。オレは千歳さんとずっとこうしていたいしさ。」
千歳「カ…カカ……カズキ///」
カズキ「ありがとう!!千歳w」
千歳「…調子に乗らないで///」
うーん、あらためて無理があるな。
千歳さんが初期設定どおり年齢操作できるんだったら別だけど。
920 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 02:43:00 ID:YYtjVQEW
カラダだけ若くてもね
ブラボーが斗貴子さんとくっついて千歳さんとカズキがくっつけばいいんじゃね?
サンライトハートとバルキリースカートがくっつけばいいんじゃね?
ソードサムライXとエンゼル御前が(r
ソードサムライX「知らんでアホー」
【カズキと斗貴子】
「斗貴子さん、背中流そうか♪」
「……いい(////)。自分で流す」
「うわ〜斗貴子さんすべすべ〜」
「なぜまひろちゃんまで!?」
【ブラボーと千歳さん】
「…いいお湯ね」
「………(タ、タオル一枚で一つ同じ湯船の中…)」
「…こんな風にしてると、夫婦みたいね」
「………」ブバッ ←鼻血が出た音
【火渡と毒島】
「ほれ、洗ってやるよ」
「い、いいです!」
「馬鹿。…髪だよ」
「シャンプーハットがあるから平気です!」
「ち、いっちょまえに」
【パピヨンとロッテリや店員】
「はぁ〜…気持ちいい〜。やっぱお風呂はいいね〜」
「シャンプーハットの武装錬金[テイクアウトバーガー]!! なんちゃってwww」
「お風呂で過ごすこの至福の時…ん〜超サイコー!!」
「あとはこれと同じマスクをつければ蝶サイコーだな」
「テンチョー!!」
火渡x毒島、まだエロなしとかはOKですか?
順番つけて書きたいので今のところエロなしで、ゆくゆくはエロありに持ち込みたいのですが?
いつまでもどこまでも待ちますよ
それではお言葉に甘えまして投下させていただきます。
なにぶん、修行中&錬金はまりたてですので、多少のミスはお許しを。
小説版はさらっと流し読みレベルです。
それでは投下させていただきます。
◆緋色の風車◆
その燃えるような赤い髪はいつからのことだっただろう?
彼は炎そのもののようにすべてを焼き尽くす。
しかしそれは命を燃焼し続ける危険な行為。
それ彼が知ったのは極々最近のことだった。
「火渡様、電話です」
首から上、顔全体を強固なガスマスクで覆った少女。
錬金戦団の中でも特殊部隊である再殺部隊を彼は率いる。
その忠実なる部下の一人がこの少女。
「おう、誰からだ?」
「大戦士長様からです」
「…………暇人め…………」
携帯を受け取り、眉間に皺を寄せる彼を見つめる姿。
(火渡様、また怪我してる……)
煙草の紫煙が充満した室内、ますます彼女はガスマスクが手放せない。
その結果、直属の上司である火渡ですらもこの毒島華花の素顔を知らなかったのだ。
「おい、毒島」
「はい」
「お前、照星さんに何か言ったのか?」
錬金戦団もその活動を縮小し、現段階で自由に動けるものは少ない。
戦団に残るもの、去ったもの。そして、迷うもの。
少女は戦団に残ることを選択した。
「大戦士長さまは何か仰ってたんですか?」
「全裸で部下の前にたつな、だってよ」
「…………………………」
「お前だって俺の前じゃ絶対ぇガスマスクとらねぇもんな。防人んとこじゃとってんだろうけど。
ま、煙草(これ)があるから取れねぇよな」
いつだって伝えたい言葉はのどの奥で消えてしまう。
掠れるほどでも良いから、彼人に届けば良いのにと。
「あと、休みん時も普通に寮に居ろ。照星さんもハウスキーパーに部下を使うなってよ」
望んで傍に居たいから、戦団に残る選択をした。
ただ、この人の隣に居たいから。
「…………はい…………」
書き込めなくなってた_| ̄|○
激情は時として己の首を締め上げる。
火は、すべてを灰に返してしまう。
灰の中から芽吹く新しい何か。
それを人は希望というらしい。
「どうした?毒島。誰かにいじめられたか?」
聞きなれた声に振り返る。
「戦士長さま」
「それとも火渡か?あいつは部下をいじめるのが趣味だからな!!ははは!!」
「あの、その…………」
「ん?どうした?」
「火渡様の昔のこと、聞かせてくれませんか?」
少しでも彼のことを理解したい。
そのための努力は厭わないと決めたのだから。
小さな小さな一言でも、彼女にとっては大きな一歩。
「茶でも飲みならがらでいいか?」
「はい」
一つずつ染み込んでくる彼の過去。
理解しあうことができなくとも、彼を理解したいと望むように。
淡い初恋はどこまでも幸福を生み出してくれる。
一方通行だからこその幸福論。
「甘いものとか、嫌いですかね……」
「どうだろうな。食わせれば犬のえさでも食うかも知れんぞ」
「がんばります」
少しずつ彼女が変わっていくように、彼もまた変わっていくのかもしれない。
身近な戦友にもたらされるかもしれない小さな光。
「それとな、毒島。ここでは戦士長でなくていいんだぞ。俺は寄宿舎の管理人の
キャプテンブラボーだからな」
「はい。キャプテンブラボー」
春の夜に靡く琥珀の髪。
満開となる桜はいよいよ美しくて栄華を極める。
学校の近くに見つけたお気に入りの洋菓子店。
閉店間際に駆け込んで。
呼吸を整えて直通の番号を震える指で押して。
聞こえてくる機械音に脈動があがっていく。
「おう」
「あ、あの!!火渡様!!」
「何だよ?何かあったのか?毒島」
「その……あの……っ!!桜がとっても綺麗なんです!!だから、一緒に……」
「あ?花見?あー……良いけどよ。お前熱でもあんのか?声がおかしいぞ」
漂うその香りを、少しでも分け合えたなら。
きっとそれこそが春の訪れ。
人は火を使うことで繁栄を極めてきた。
その反面また、それを恐れてもきた。
けれども凍える体を温めてくるのは優しい炎。
灯火も、炎がなければ生まれることはない。
「火渡様!!」
待ち合わせた駅口で、彼は思わず煙草を落とした。
小柄な少女であることは想像していたが予想よりも遥かに幼いその姿。
「お前、毒島か?」
「はい」
いつもよりも少しだけ優しそうに見えるのは春の幻なのかもしれない。
珍しく羽織ってきた春物のジャケットといつも通りのジーンズ。
これが夢であったとしても、それでかまわないのだから。
「桜、綺麗ですね」
「おう…………春、だからな」
すれ違う人々もまた、花見の帰りなのか。
恋人たちも多く、少女は小さなため息をついた。
白馬に乗った王子様を素敵だと思ったことはない。
「!!」
ばさり。肩に掛けられる男物の上着。
「寒ぃだろ。まだ四月だ」
暗闇に灯る煙草の火。ぼんやりと彼の横顔を映し出す。
「ありがとうございます……」
彼の匂いに包まれることがこんなにも幸せだなんて思っても見なかった。
どうやっても手の届くはずのない人だと思っていたから。
ただ、愛しいと思うだけで胸が温かくなる。
これがきっと『恋』というもの。
「あ、このあたり…………」
「ああ。見事な桜だな」
ベンチに二人並んで、見上げた桜。
風に少しだけ散るその花びらがこんなに綺麗だとは思わなかった。
いや、きっと。
街の灯も、星空も、彼がいるから綺麗と思えたのだろう。
「火渡様、甘いものとかお嫌いですか?」
「あ?あれば食う」
「犬の餌でもですか?」
「……防人のヤロウ……殺す!!」
「きゃあああああ!!だめですっ!!だめですっ!!」
たとえ口癖だとわかっていても。
「あ、あの!!これ食べましょう!!凄く美味しいんですっ!!」
差し出された箱の中に鎮座するミルフィーユに今度は彼が目を丸くした。
それを知らないわけでも、食したことがないわけでもない。
ただ、自分で買うことだけはまずありえないというのも確かだ。
「学校の近くのお店なんです。まひろちゃん……カズキさんの妹さんたちと一緒に
よくいくんです。だから、火渡様にも食べてもらいたくて……」
「確かに犬の餌よりは遥かに美味ぇな」
指先を舐めとって笑う唇。
こうして隣に並べば凶刃無比といわれる男も、二十七歳の青年に戻る。
「食べたんですか?」
「冗談だよ。食うわけねぇだろ?」
はらはらとこぼれ行くこの夜の夢。
金曜の夜はいつだって幸せをくれる。
土曜になれば彼に会えると、それを願って。
「綺麗ですね……火渡様は、ずっとこの光を守ってくれたんですね……」
「……………………」
少しだけ勇気を出して触れ合わせた肩口。
ただそれだけで十分だった。
これ以上を望めばきっと、自分でも歯止めが利かない。
「学校、楽しいか?」
「……はい……」
「そっか……ならいーんだ……」
煙草の匂いも、彼の一部。
嫌だと思ったことなどない。
「お前を何かほっとけないのがあったんだけども……もう、大丈夫だな」
「え…………」
「再殺部隊からはもう抜けろ。普通に生きていけ」
「……………………嫌です。私、火渡様の隣に居たいです……」
初恋は実らないから綺麗だと言う。
思い切り泣きたいようなこんな夜の力を借りて、声を振り絞る。
「私、火渡様のことがすきなんです」
涙交じりの告白は、桜月夜の美しさ。
この上ないロマンティック。
「バカヤロ……もう少しましな男捕まえろ……」
「私にとっては一番、火渡様がましです!!」
「確かに、再殺部隊(ウチ)はろくなのがいねぇ……照星さんもうっすらと変態だしな……」
「……………………」
「選択肢狭ぇな。ろくな女もいねぇ。千歳は防人んだしな」
涙を払う指先が温かくて、また泣きそうになる。
「常識的に考えて、ロリコンだな。俺……また防人に強請られるネタ増えんじゃねぇか」
十二時の鐘がなっても解けない魔法。
王子様は少しだけ凶暴で口が悪くて爆裂弾に乗ってやってきた。
「まずは泣き止め。顔がブサイクになるぞ」
「……ふぁぃ……」
「あとな、火渡様は止めろ。俺にも赤馬って名前があんだ」
「はい……」
「最初に言っとくけどな、俺ぁ浮気したやつは灰にするぞ。防人にも言われたくれぇ
嫉妬深いぞ。覚えておけ」
「はい」
桜咲く、この夜満開に。
幾千回の殺した言葉など一瞬で吹き飛ぶように。
「わかったか、華花」
「ひ…………火渡様ぁぁぁっっ!!」
ぎゅっと腕に抱きつく小さな恋人。
「オメーの頭は鳥か!!俺にも名前はあんだって言ってんだろ!!」
「赤馬様っっ!!」
「様付けかよ!!」
「はいっっ!!」
生まれたての恋人たちを祝福するのは春の桜。
無粋に切り裂く携帯電話の着信音。
流れるのはもちろんブレイズオブグローリー。
「照星さん?あ?ああああアアあぁぁああっ!!??」
「せ、赤馬様?」
「んな無茶だって!!ありえねぇって!!」
携帯をポケットに閉まって今度は彼が頭を抱えた。
「……俺、もしかすっとお前の学校に赴任かも……しかも防人つきかよ……」
「えええええええええっっっ!!??」
「教師と生徒……あのおっさんどこまで俺を不幸にしてぇんだ!!」
春の夜に炸裂する火炎爆発。
今宵満月、生まれたての恋人たちに祝福を。
おしまい、っと。
のんびりですが書き上げたらまた投下させてください。
途中書き込めなくなってあれだったんで……ははは……_| ̄|○
うおおおおおおおおおおおおおおおおお
俺の大好きな火毒 キタァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)アァ( ゚)ァア( )ァァ(` )アア(Д` )ァア(*´Д`)アァン
華たんかわいいよ華たん!ロリコンばんざーーーーーい!!!
続き待ってるぜ!もちろん全裸で!!
>照星さんもうっすらと変態だしな
ただ若作りで、神父のコスプレするのが趣味の、ただの36歳のおっさんじゃないか!
変態なんて酷いお゚(゚´Д`゚)゜
うっすらと縦巻きロールが変態だと思うよ!
いい年こいて巨大ロボノリノリで動かしてる時点で変態だろ
炎邪×ナコルルで脳内変換したのはオレだけw
ロボット乗りは二十歳でおじさんと言われることもあるからな。
毒島かわいいよ毒島
凶悪なほどワイルドな教師火渡は女子生徒の人気を集めそうだな
ファンクラブができたり告白する女子生徒がでたりするたびにヤキモキしちゃって小さな胸を痛める毒島
そういう乙女心を似合わないぶっきらぼうな優しさで解してあげる火渡
そんな光景を幻視した
946 :
939:2008/04/13(日) 19:44:18 ID:5PnsxqEs
(.;.;)ДTメ)
うっすらと変態とは書いてしまいましたが、照星さん大好きです
照星x毒島でもやれる自分がいます
もう一個できてるのはあるので、次スレかスレ埋めのあたりにでも
感想ありがとうございます。コメントもらえるのが本当にうれしいです
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誰か次ぎスレ
良かった……
本当に 良かった……
>>951 ∧_∧
( ´Д` )
/ ヽ
し、__X__,ノJ
/´⌒⌒ヽ
l⌒ ⌒l
⊂ ( ) ⊃
V ̄V
このペースなら
>>980あたりでも十分間に合ったと思うんだが。
あと46レス62KB?
埋め立てにかなりの時間と労力が必要なレベルだな。
投下準備はできてたりもしますぜ
埋めに使うか、次スレか誘導よろです
基準値として聞きたいんだが、エロなしSSだけども火毒とかのシリアスとかはここじゃないところに
落としたほうがいい感じか?
萌えスレからの出張です。スペースお借りします。
萌えスレ第11章
>>348-354のカズトキバレンタインピリオドです。
カズキ視点でエロ有りなので、こちらで。
斗貴子さん視点では余裕しゃくしゃくだったカズキだけど、実は一杯一杯だったというお話です。
初々しいバカップルです。苦手な方はスルーでお願いします。
「あと…3時間か」
風呂上りの塗れた髪をタオルでごしごしとこすりながら、オレはベッドにそのまま倒れこんで、枕元の赤い携帯をパチンと開いた。
オレの隣に写る斗貴子さんのはにかんだ笑顔の待ち受け画面に思わず表情が緩んでしまう。
うん、やっぱり斗貴子さんは綺麗で可愛い。
二人で撮った写メ中で特に良く撮れたものをお揃いで待ち受けにしたのは、やっぱり大正解だったよなぁ。だって携帯を開くだけで、
いつでも斗貴子さんの笑顔を見ることができるんだから。
恥ずかしがって嫌がる斗貴子さんを説得した甲斐があったってもんだ。
「でも、まだ返事なし」
画面に新着メールのアイコンがないのを確認して、ついでに淡い期待を込めてセンターに問い合わせもしてみる。
でも、やっぱり新着メールはない。
待ち受けに表示される今日の日付と時間を確認して、がっくりとうなだれてしまう。
…だって、仕方ないじゃないか。
「もう9時だよ、斗貴子さん」
ゴロリと寝返りを打つと、机の上に無造作に置いた小さな包み達を見つめて、オレは小さくため息を付いた。
今日は2月14日聖バレンタインデー、女の子が好きな男にチョコレートを渡す日だ。
まひろ達は「女の子大事な日なの!」と騒いでたけど、男にとっても結構大事な日だと思う。
岡倉なんかは、毎年この日に命かけてると公言してるもんな。岡倉曰く、チョコレートの数が女子の人気のバロメーターになるらしい。
まあ確かにそれは一理あるとは思うけど、その法則はオレには当てはまらなかったみたいだ。
なぜか不思議なことに彼女のできた今年のバレンタインが、今までの人生で一番沢山チョコレートを貰うことができた。
今までずっと数比べで一番だった六舛に初めて並んだんだから、中々たいしたものだと思うのだ。まあ、もちろん全部義理チョコだけどさ。
皆からの好意は素直に嬉しかったし、チョコレートの個数比べで初のトップというのも嬉しかった。
だけど、どれだけチョコレートを貰っても、気持ちは沈むばかりだった。
だって、そんな大事な日があとたった3時間で終わろうとしているというのに、オレはまだ斗貴子さんからチョコレートを貰えずにいるんだから……。
「この時間までくれないってことは、もしかしてオレのこと忘れちゃってるとか…いや、そんなことないよな!」
オレはぶるぶると顔を振って、嫌な考えをかき消した。
大丈夫、大丈夫だ。だって、学校でもずっと斗貴子さんはオレにチョコをくれようとしてたじゃないか!
一日中斗貴子さんが手にしていた、サンライトイエローの包装紙に白いリボンを巻いた小さな包みを思い出す。
あれは、オレのだと思う。というか、思いたい。
「でもな、今日は一日ずっと一緒にいたのにくれなかったよな…」
今日の朝、斗貴子さんの部屋に一緒に学校に行こうと迎えにきたときから、寮に戻ってくるまで、ずっとずっと一緒にいた。
でも、斗貴子さんは岡倉達や剛太、ブラボーにはちゃんとあげてたし、更にはクラスの女子達とまでチョコを交換してた。
まひろ達と作ったという斗貴子さんの手作りチョコ…正直、喉から手が出るほどほしい。
でも、どうしてか今日の斗貴子さんは。オレの顔を見ようとせず、視線が合うと赤くなって黙り込んでしまうのだ。
隣にいてもなんだか会話が噛み合わなくて、とてもじゃないがチョコレートの催促なんてできるわけなかった。
「それに、もしかするとやっぱり怒ってるのかも」
昨日、よりにもよってアレを買っているところを斗貴子さんに見られてしまった。
そんなエロスなことを考えていたから、斗貴子さんに呆れられちゃったのかもしれない。
い、一応、斗貴子さんは「チョコ以外にも、期待していい」と言ってくれたけど、それは斗貴子さんの優しさだったのかな…。
そっと昨日キスしてくれた唇に触れてみる。斗貴子さんからキスしてくれるなんてめったにないことだから、物凄くドキドキした。
斗貴子さんの唇は小さくて柔らかくて、いや、唇だけじゃなくて斗貴子さんはどこもかしこも柔らかくていい匂いがするんだよな。
腕の中にすっぽり収まっちゃうくらい小さくて華奢で、折れちゃいそうなのにふわふわと柔らかくて、抱き心地は抜群だ。
「最初はそれだけで十分だったんだけどな…」
月から戻ってくることができて、斗貴子さんとちゃんと恋人同士になれて、もう結構経った。
また一緒にいられるなんて思わなかったから、斗貴子さんのことが本当に大好きで大事で仕方なかった。
隣にいるだけでも凄く幸せで、でもだんだんそれだけじゃ足りなくなって、抱きしめたりキスしたり
…それから、一度きりだけど正月休みには斗貴子さんとエッチなこともした。
オレも斗貴子さんも初めてだったからから、斗貴子さんにはかなり無理させてしまった気がする。
だけど、全てを分かち合って身も心も一心同体になれたのは、とても幸せだった。
少し辛そうだったけど、斗貴子さんが「嬉しい」と笑ってくれて、ちょっと情けないけどあの時は思わず泣いてしまった位だ。
そんなオレを斗貴子さんは抱きしめて何度も頭を撫でてくれたんだっけ…。
斗貴子さんは優しくて強くて、オレよりずっとしっかりした年上のお姉さんで、そんな斗貴子さんだから、オレはつい甘えてしまうのかもしれない。
「あーもー、それじゃあ駄目なんだって!」
思わず、あの時の斗貴子さんの柔らかい笑顔や、ちょっとだけかすれたいつもより甘い声を思い出して、オレは力任せにバシバシと枕を叩いた。
こんなことを考えちゃうから駄目なんだってば!
斗貴子さんはああ見えて凄く恥ずかしがりやだし、いつも「エロスはほどほどに」って言うくらいだから、あまりそういうことに乗り気じゃない…と思うし。
やっぱり怒らせちゃったのかもしれないと考えて、オレは改めてベッドに撃沈した。
「斗貴子さん…来てくれるかな」
未練がましく手元の携帯の携帯電話を手に取って、メール画面を開く。一番上のメールはさっき食堂で斗貴子さんに送ったメールだ。
六舛曰く「男から催促するのはマナー違反」らしいし、オレだって自分からチョコを催促するのはカッコ悪いかな…って思ってた。
だけど、どうしても我慢できなくて、たった一言だけメールで送ってしまったんだ。
『待ってる』……それが、オレが斗貴子さんに伝られる精一杯の勇気だった。
でも、その返事がいまだに来ない。これって望み薄ってことか?
ううう、折角のバレンタインにこれは結構キツイなぁ…クリスマスに千歳さんと喧嘩してたらしいブラボーの気持ちちょっと分かった。
とはいえ、いつまでも悩んでいても仕方がない。明日、改めて斗貴子さんにちゃんと話そう。だから、今日はもう寝る! 寝るったら寝るぞ!
そう自分に言い聞かせて、オレは布団をめくって中に潜り込む。
今日取り替えたばかりの真新しいシーツは肌触りが良くて、それがまたちょっと悲しかったりして…。
チャララーララチャララーララ♪
電気を消そうと身を起こした瞬間、枕元の携帯が鳴り響く。
期待をこめて、携帯を開くとそこには新着メールのお知らせがきていた。
はやる気持ちを抑えてメールを開くと、差出人はオレの大好きな人だった。
たった一言だけど、それは何よりもオレが待ちわびてたもの…
「今から行く」、それが斗貴子さんの答えだった。
それから直ぐにコンコンと部屋の窓が叩かれる。こんな場所から来るのは斗貴子さんしかいないから、
オレは直ぐに窓を開くと、斗貴子さんをぎゅうっと抱きしめた。
「こ、こらっ、カズキ!」
腕の中でジタバタと斗貴子さんが暴れるけど、離してあげられそうにない。
だって、嬉しくて嬉しすぎてこのまま斗貴子さんを抱きしめて踊りだしたいくらいなんだから。
斗貴子さんの手元にサンライトイエローの包みがちらりと見えたのも、オレの機嫌をますます上向きにしてくれる。
我ながら現金だけど、ウキウキした気持ちは止められなかった。
「斗貴子さん、来てくれて嬉しい」
素直な気持ちを口にすると、斗貴子さんは少しだけ困った顔をしてから、オレの額を綺麗な指でつんとつついた。
「ほら、いつまでも窓を開けっ放しじゃ寒いだろう? 少し、落ち着きなさい」
優しく諭すように言われて、窓のことを思いだす。流石に2月の夜の風はちょっと冷たいから、
これで斗貴子さんが風邪をひいたりしたら一大事だもんな。
斗貴子さんを一旦ベッドに座らせてから、窓を閉めて、その隣に座る。
その時、ギシリとベッドが鳴って、オレも斗貴子さんもお互いにビクリとしてしまった。
ベッドに二人並んで座って意識するなってのは無理な話だし…しょうがないよな、うん。
そんなことを色々と考えつつ、オレは斗貴子さんをじっと見つめる。
今日の斗貴子さんはいつもの黒いセーターに冬だというのに短いホットパンツ。
今までミニスカートが当たり前だったから平気らしいんだけど、やっぱり寒くないのかなって心配になる。
そりゃあ、ホットパンツだと斗貴子さんの綺麗な太ももが見れて嬉しいけど…ってそうじゃなくて。
ちらりと視線を動かすと、その太ももの上に小さな包みがちょこんと乗せられている。
本当は頂戴って言いたいけど、やっぱりそれはカッコ悪い気がするから、
オレはじりじりとした気持ちで斗貴子さんを見つめて、彼女の言葉を待つことにした。
「こ、これがキミへのバレンタインのチョコレートだ。受け取ってくれ」
しばらく沈黙してもじもじとしていた斗貴子さんだったけど、意を決したようにそう言うと、
少しぶっきらぼうな仕草でチョコレートをオレに差し出してくれた。
その瞬間の気持ちをなんて表現したらいいんだろう、とにかく物凄く嬉しくて顔が緩みまくってしまう。
待ちきれずがさがさと包みを開けて、斗貴子さんがオレの為に作ってくれたチョコレーをを確認する。
ハート型の大きなチョコにピンクの文字で「本命」と斗貴子さんの綺麗な字で書かれているという、
非常に分かりやすい「本命」チョコだった。
あれだけ照れていたくせに、妙に男らしいチョコレートで、堪えきれずに笑ってしまった。
そんな所もなんだか斗貴子さんらしくて、オレは大好きだけど。
斗貴子さんに断って、丁寧に作られたチョコレートを口に入れる。
滑らかで甘いチョコの味が口の中に広がっていって、凄く幸せな気持ちで一杯になった。
だから、その幸せをお裾分けしようと斗貴子さんにチョコレートを差し出す。
「斗貴子さんも食べる? 美味しいから斗貴子さんもどうかな?」
そう尋ねると、斗貴子さんは白くて綺麗な頬をほんのり薄紅色に染めて小さく答えをくれた。
「あっ…いや、それは、キミの為に作ったものだから…その、出来れば全部キミに食べて欲しい…」
……もう、斗貴子さん可愛すぎ。
嬉しくて、頭がクラクラして…チョコより斗貴子さんが欲しくなった。
そのままぐいと彼女の手をひいて、小さな身体をぎゅうっと抱きしめる。
「…っ!」
驚いて離れようとする斗貴子さんを制して、その柔らかい唇をたっぷりと堪能した。
柔らかくて熱い舌を絡めて、綺麗な歯列を何度もなぞると、くぐもった吐息が斗貴子さんの唇から漏れる。
「んんっ…カズキっ…はっ…」
その声があんまり色っぽいから、ちょっとずるいかなって思ったけど、ゆっくりと目を開けて、キスに没頭する斗貴子さんの顔を眺めてみる。
普段の強い光を放つ瞳が閉じてうっとりとキスに応じてくれる斗貴子さんのその表情は、言葉にできないほど綺麗だった。
「斗貴子さん、お裾分け、どうだった?」
「…………バカ」
なんだか恥ずかしくて茶化すようにそう言うと、コツンと優しく小突かれてしまった。
そんなたわいない仕草が嬉しくて笑うと、斗貴子さんも一緒に笑ってくれた。
そんな彼女が、本当に……愛しいと思った。
「あ…」
「ね、斗貴子さん。その…」
その思いに突き動かされて、斗貴子さんを改めてギュッと抱きしめる。
一瞬斗貴子さんの身体が固くなったから拒まれたらどうしようかと不安になった。
斗貴子さんといると、ドキドキして幸せで、でも大事すぎて少し怖くなる。
もちろんこの手を離すつもりはないんだけど、緊張のあまり男としては情けないんだけど、ブルブルと身体が震えてしまった。
好きだよ、斗貴子さん。だから、拒まないで…。
「大丈夫だ。わかっている」
そんなオレの心を見透かしたように、斗貴子さんはオレの頬に手を添えて、何度も撫でてくれた。
斗貴子さんのこういった大人っぽい仕草に、凄くドキドキしてでも嬉しくて、甘えるように、その手に頬を摺り寄せてみた。
「ん…。あのね、斗貴子さん、オレ…」
「ああ、約束しただろう? キミの期待通り、キミの望むものは全部あげよう」
勇気を出して言葉にしようとしたら、唇を今度は斗貴子さんに塞がれた。
触れるだけのキスをして、お互いに赤い顔を見合わせて笑う。
「好きだ、好きだよ。斗貴子さん。オレ、好きだから、斗貴子さんとしたい」
「そうか…私も…キミが好きだよ、カズキ」
ゆっくりと斗貴子さんをベッドに押し倒しながら、自分の気持ちを正直に言葉にすると、斗貴子さんも柔らかく笑って応えてくれた。
幸せで…どうにかなりそうだと思った。
「えっと、その、脱がすね」
「いや、私が自分でするから…」
はやる気持ちのままにセーターに手をかけようとしたら、斗貴子さんに制された。
「え…でも…」
「いいから、キミも自分で脱ぎなさい。脱ぎ終わったら呼ぶから、向こうを向いていてくれ」
そう言われてしまっては、ごねるのもカッコ悪い気がしたので、オレはしぶしぶ斗貴子さんから離れると自分の服に手をかけた。
やっぱり斗貴子さんも恥ずかしいだろうし、あのままでは欲望のままに洋服をむしりとってしまいそうだったもんな。
斗貴子さんとする時は、なるべく優しく丁寧にしたいし。
だから、平常心平常心とブツブツと唱えながら、オレはシャツを脱ぎ捨てて、ズボンに手をかける。
「…っ!」
ふと動きを止めると、斗貴子さんが服を脱ぐ衣擦れの音が聞こえて、物凄くドキドキした。
平常心なんてあっという間にはるか彼方に飛び去ってしまう。
いや、落ち着け。落ち着くんだ、武藤カズキ。
ここで理性を失っては、前回の二の舞だと自分に言い聞かせて、オレは自分の服を脱ぐことに集中した。
パンツまで全部脱いで、ベッドの上で正座するオレは傍から見たら結構間抜けな姿だろうな、などと思いつつ、斗貴子さんが脱ぎ終わるのをじっと待っていた。
「…カズキ、いいぞ」
それからしばらくして、斗貴子さんから許可がでた。あんなに心待ちにしていたというのに、いざとなると物凄く緊張してしまう。
「じゃ、じゃあ…」
思わず声が上ずってしまうのがちょっと情けない。
だけど、そんな思いは胸を両手で隠しながら、小さな身体をより小さく丸めた斗貴子さんの姿に吹き飛ばされてしまった。
「あ、あまり見ないでくれ」
真赤な顔でそう乞われたけど、目が離せるわけが無い。白くて柔らかな肌が、余すことなくオレの目の前に晒されている。
「どうして、とても綺麗なのに」
素直にそう言ったのに、斗貴子さんは「恥ずかしいことばかり言うんじゃない」とそっぽを向いてしまった。
その仕草が何だか可愛くて、斗貴子さんににじり寄ってその身体を抱きしめる。
お互いむき出しの肌と肌が触れ合って、斗貴子さんの身体がピクンと跳ねた。
「大丈夫、優しくするから」
「うん…よろしく、頼む」
律儀なお願いをする斗貴子さんを怖がらせないように優しく髪を撫でながら、改めてベッドに押し倒す。
白いベッドの上にサラサラと斗貴子さんの艶やかな髪が流れて、凄く綺麗だった。
「えっと、手、外していい?」
胸を覆う彼女に腕にそっと手をかけると、斗貴子さんはしばらく目を泳がせてからコクンと頷いてくれた。
よし、ちゃんと許可は取ったぞということで、その細い腕を一本ずつ外すと、
斗貴子さんのささやかだけどとても綺麗な胸がオレの目の前に現れた。
「うわぁ…柔らかい」
思わず感嘆の声が出てしまうくらい、それは綺麗だった。
子供用のお茶碗くらいの小さな膨らみの先にピンク色の突起がちょこんと付いている。
お世辞にも大きいとは言えないけれど、斗貴子さんの小さくてスレンダーな身体にぴったりの綺麗で可愛いおっぱいだと思った。
「さ、触るね」
恐る恐る触れると、ふにゃりと指が沈んで、その柔らかさにビックリしてしまう。
以前一度触ったことがあるはずなのに、それだけで頭に完全に血が上ってしまった。
「あっ、待てカズキ! あんっ」
欲望のままに片方の乳房…と言えるほど大きくはないけど…に、ちゅうっと吸い付く。
舌先で乳首を突くと、柔らかかった先端がどんどん固くなってきたのでキャンディのように舐め転がした。
「あぁっ、やぁっ…吸うなぁ…ひゃっ」
更にそれだけじゃ足りなくて、空いているほうの胸を今度は手でぐにぐにと揉む。
手の平にすっぽりと収まる可愛い胸を最初はふにふにと優しく、徐々に思うがままに激しく揉んでいく。
その度に斗貴子さんの可愛い声が耳に打って、どんどん頭がしびれていった。
「んん…斗貴子さん、可愛い…」
「こらっ、そんなところ…やっ、噛むなぁ!」
調子に乗ってピンクの先端を柔らかく甘噛みすると、流石に限界にきたのか斗貴子さんにゴツンとぶたれてしまった。
「うー、痛いよ、斗貴子さん」
思わず顔を上げて不満を口にすると、赤い顔の斗貴子さんに「自業自得だ」と更にデコピンされてしまった。
「もしかして、嫌だった?」
「いや…そういうわけじゃなくて…」
怒らせちゃったかな、と不安になってそう聞いてみると、斗貴子さんは顔を逸らすと、
綺麗な脚をもじもじとさせて、オレの顔を熱っぽい目で見つめ返した。
…ああ、なるほど。そういうことか。
とたんに合点がいったので、オレは胸に置いていた手をそっと斗貴子さんの脚の間に滑らせる。
「あっ…よ、よせっ、ああっ」
斗貴子さんの制止の声は聞こえたけど、オレは手を止めなかった。
だって、入り口に触れただけで指をトロトロにしてしまうくらい、そこはたっぷりと濡れていたんだから。
「凄いよ、斗貴子さん。もう、ぐちゃぐちゃで、いっぱい吸い付いてくる」
「…っ、言わないでくれ」
「うん。わかった。それじゃあ…」
斗貴子さんをいじめるつもりはないから、オレは言葉より言動でいかにそこがオレを待ち侘びているか、彼女に伝えることにした。
身体の位置をずらして、斗貴子さんの細い脚を持ち上げて普段誰も目にすることの無い、
斗貴子さんの秘密の場所を露にして、オレは息を飲んだ。
「カッ、カズキ! み、見るなっ…やああぁっ」
岡倉経由で回ってくるエロスな本で何度か目にしたことはあるけど、やっぱり本物は圧倒的に凄い。
それに、斗貴子さんのものは小作りで、でも綺麗なサーモンピンクで…雑誌で見たそれの何倍も綺麗だと思った。
中から溢れた愛液でテロテロと光るそこに唇を寄せると、入り口を舌でぐるりと舐めてみた。
ちょっとしょっぱい…でも、これが斗貴子さんの味なんだと思ったら、夢中で舌を動かしていた。
「あぅっ…カズキぃ、やっ…舐めちゃ…あああっ」
舌を熱い中に滑らせつつ、先端の小さな粒を指で転がしていく。
その度に斗貴子さんから切なげな喘ぎ声と、沢山の愛液が溢れてきた。
しばらく、夢中で斗貴子さんのそこを弄っていると、
特に秘部の先のピンク色の突起に触れると、斗貴子さんの身体が震える事に気付いた。
「もしかして、ここが気持ちがいいの、斗貴子さん?」
「え、カズキ、それはいやっ…やあぁっ」
オレが包皮を剥いて中から現れた小さな粒をかなり強めに指でこすると、斗貴子さんはじたばたと脚を動かして抵抗した。
だけど、ますます愛液があふれてくるから、嫌なわけじゃないみたいだ。
そう結論付けて、暴れる脚を抑えつつ、オレはその突起をちゅううっと吸い上げた。
「あ」
その瞬間、斗貴子さんは背中をしならせて、ビックリするくらい静かに果てた。
「大丈夫、斗貴子さん?」
「だ、誰のせいと思っているんだ…」
はぁはぁと荒い息をつぐ斗貴子さんの肩を優しく撫でながら問いかけると、斗貴子さんからジロリと睨まれた。
「う…すみません。オレのせいです」
その迫力に思わず謝ると、斗貴子さんは「仕方ない」と笑ってくれたのでほっとした。
斗貴子さんはそのままオレの腕につかまると、ベッドから身体を起こしてオレと向き直ると、しばらく視線をさ迷わせてから口を開いた。
「その…カズキ。やっぱり、私もした方がいいか?」
「へ?」
斗貴子さんの問いかけの意味が分からず、思わず間の抜けた声が出てしまった。
「えーと、何をするの?」
聞き返すと、斗貴子さんの頬がますます赤く染まって、綺麗な苺色になった。
「だから…その、『それ』を私もいじったり、触ったりした方がいいのか…と聞いている」
そう言った斗貴子さんの視線の先にあるのは、斗貴子さんの痴態でビンビンに反応しているオレの股間。
これを、斗貴子さんが色々してくれるの…?
言葉の意図を理解して、カーッと一気にオレも赤面してしまった。
オレのあれを綺麗な斗貴子さんの手に触らせるのはいけないことのような気がする。
いや、正直に言えばして欲しいことも無いことも無いんだけど…でも…。
「もういい、触るぞ、カズキ」
余りの発言にオレがぐるぐると混乱している間に、斗貴子さんは意を決してしまったようだった。
決断力がありすぎて男らしいです、斗貴子さん。
「うあっ」
「うん…間近で見ると、圧倒されるな。大きくて、熱い…」
オレの屹立が斗貴子さんの柔らかな手でふわりと包まれる。
それだけで、物凄い快感が背筋を走ってしまった。斗貴子さんは興味深げに肉棒をすりすりと撫でたり、
先端の窪みに指を押し付けたり、たどたどしいながらもオレの欲望を高めてくれた。
「どうだ、カズキ。気持ちいいか?」
「うん…斗貴子さんの手って凄いやらかいね…あっ」
「そうか、良かった」
オレが快感に震えると、斗貴子さんはますます嬉しそうにオレが反応した場所に触れてくる。
気持ちがいい…けど、でも決定的な刺激には足りなくて、ちょっと生殺しな気分だ。
「あの…斗貴子さん、そろそろ…いい?」
我慢できなくて、屈んでいた斗貴子さんの両肩を掴んで身体を起こさせた。
オレの顔に察してくれたのだろう、斗貴子さんは目を伏せつつ「わかった」と頷いてくれた。
それじゃあ…と、彼女を押し倒そうとして、オレはあることを思い出した。
「あの、斗貴子さん、ちょっとだけ待ってね」
「え?」
不思議そうな顔の斗貴子さんから一旦離れて、オレはベッドから降りると、机の引き出しをごそごそと漁る。
目的の小箱を手にして、ベッドに戻ると斗貴子さんはくすくすと笑った。
「そうだな、折角この為に買ったんだから使わないとな」
小箱の中身は、昨日買ったコンドームだ。
斗貴子さんとの赤ちゃんはいずれは欲しいと思うけど、今はまだお互い高校生だから、忘れずにつけなくちゃと思う。
「うん。斗貴子さんが大事だからちゃんとつけるよ」
「そうか…」
オレの答えに、斗貴子さんの表情がますます甘く溶けていく。
その可愛くて綺麗な微笑みを、オレはずっと守ろうって改めて心に誓った。
「えーと、まずはこれをこうして…っと」
「へえ、こんなに薄っぺらものなんだな。その…そんなに大きなものにつけられるのか?」
パッケージを破って、中身を取り出すと斗貴子さんは興味深げにそれをまじまじと見つめる。
なんだか、見られながらつけるのはちょっと恥ずかしいかも。
「う、うん。かなり伸びるから大丈夫だよ。こうして、空気が入らないようにするするっと…」
取り出したゴムを自分のものに慎重にかぶせていくと、斗貴子さんは大きく目を見開いてから、かなり低い声でポツリと呟いた。
「…カズキ、なんだか凄く手馴れていないな? 私としかしたことないはずなのに…」
何だかとんでもない誤解をされているみたいだ。
その威圧感に押されつつも、オレはぶんぶんと両手を振って、斗貴子さんの疑惑を否定する。
「いやっ、違うって! 前に岡倉達と試したんだよ。誰が一番早くつけられるかって!
彼女が出来た時、モタモタしてたらカッコ悪いからって、皆で競争したんだ!」
そう弁明すると、斗貴子さんはきょとんとした顔をしてから、声を上げて笑った。
「う…そこまで笑わなくても」
「す、すまない。なんというか、キミ達らしいと思ってな。全く、本当に突飛なことばかりするな、キミの仲間は」
「ちぇ、酷いよ。斗貴子さんてば」
拗ねたふりをしながら、オレは笑いすぎて目に涙まで溜めていた斗貴子さんをちょっとだけ強引に組み敷く。
「いいじゃないか、こうして今役に立ったんだから…ン」
未だに笑い続ける斗貴子さんの口を塞ぐため、ほんのり薄紅色な傷跡にキスをする。
斗貴子さんはどこもかしこも敏感だけど、中でもここは特に敏感らしいのだ。
「やめ…カズキッ…ン…ンンッ」
窪みを舌でなぞると、斗貴子さんは切なげに息を漏らす。
うん、これはかなりヨロコんでる。
すっかりぐったりとした斗貴子さんの脚を開いて、濡れてひくついた秘部に自分のそれをあてがう。
「斗貴子さん、入れるね」
「ああっ…んっ…や、あ、ああああ…」
熱く濡れた入り口をこじ開けて、ゆっくりと中にじりじりと進んでいく。
内壁がその度にきゅうきゅうと締め付けてきて、ちょっときついくらいだ。
「力抜いて、ゆっくりでいいから…」
オレの背にぐっと爪を立てられて、ちょっと痛いけれど、それ以上の痛みを斗貴子さんは我慢してくれているんだ。
だから、痛みは顔に出さないようにして、斗貴子さんに優しく何度も呼びかけた。
「カズキ…ん、いやぁ…あ…」
フルフルと首を振りながらも、斗貴子さんは少しだけ体のこわばりを解いてくれた。
よかった…力むと誰よりも辛いのは斗貴子さんだから。
なるべく斗貴子さんに負担をかけないように、オレはじりじりと中を進んでいった。
「…入ったよ、斗貴子さん。辛くないかな? 大丈夫?」
「……ああ、感じる。カズキで一杯になってるのが…わかるよ」
ちらりと視線を動かすと。斗貴子さんの中に全て埋められたオレのものが、斗貴子さんのそこをぱっくりと限界まで開いていた。
それが痛々しくて、オレはぐっと動きを止める。
オレが動いてしまうと斗貴子さんに負担がかかってしまうからだ。
斗貴子さんの身体が慣れるまで、ゆっくりと待たなくちゃいけない。
「…大丈夫だ、動いていいぞ、カズキ」
「でも…」
「キミの方が辛そうだ。私は大丈夫だから……キミを感じたいんだ」
優しい手に髪を何度も撫でられて、オレはたまらず斗貴子さんを抱きしめた。
こんな状態でも斗貴子さんはオレのことを考えてくれるんだって思ったら、嬉しくてたまらなくなった。
斗貴子さんへの想いがどんどん溢れて、オレはゆっくりと斗貴子さんを傷つけないように慎重に動き始めることにする。
「あぅ…カズキぃ…んあぁぁっ」
「斗貴子さん、気持ちいいよっ」
ぎりぎりまで引き抜いて一気に挿入を繰り返すと、内部の襞がいっせいに絡みついてくる。
しばらくそうして抜き差ししていると、ある場所を突くたびに斗貴子さんの身体が跳ねることに気づいた。
「ここ、気持ちいいの? 斗貴子さん」
「んんっ…やぁ、あんまり激しく突いちゃ…ひゃあっ」
そこを重点的に攻めると、斗貴子さんは今までよりもより高いトーンで喘ぎ声を上げる。
その声にオレもどんどん高ぶって、どんどん動きが早くなってしまう。
ぐちゅぐちゅと結合部が泡だつほど激しく抜き差しすると、濡れた音が小さく上がった。
「斗貴子さん…すき、好きだよ…」
「カズキ…カズキッ…」
お互いの名前を呼びながら、指を絡ませてぐっと握り締めて、また口付けを交わす。
心も身体も熱くて、ドロドロに溶けてしまいそうで…斗貴子さんと一つに溶け合っているような気分になる。
それは、恥ずかしくて切なくて、愛しくて、でもとても愛おしい感覚で
…正に斗貴子さんと身も心も一心同体になれたのがとても幸せだった。
そうして、オレ達は何度となくお互いを確かめ合ったのだった。
「…うん、そう。悪い…馬鹿、違うって、そう…よろしくな、六舛」
行為の後、斗貴子さんはそのまま眠り込んでしまったので、今日はオレの部屋にお泊りしてもらうことにした。
流石にこの時間に気を失った斗貴子さんを背負って女子舎へ行くのは色々とまずいし、何より斗貴子さんと離れがたかったから。
だから、少しだけ悩んで六舛に電話しておいた。あいつなら、何とかしてくれるだろう。
その代わり、明日の昼食はオレの奢りを約束させられちゃったけど。
まあ、この斗貴子さんの寝顔を一晩中見れるんだから、その代償としては安いもんだ。
「んん…」
携帯を切って、そのまま斗貴子さんの隣に滑り込むと、斗貴子さんは小さく身じろぎした。
それから、小さく唇がもごもごと動いて何か言っているようだった。
なんだろうと耳を近づけて、オレは赤面した。
「…カズキ…すき…」
起きてるのかなと耳を済ませてみたけど、やっぱりそれは寝言みたいで、
夢の中でもオレのことを考えてくれてるのかと思ったら、顔が一気に熱くなった。
明日起きたら、どんな夢だったか聞いてみようと思いつつ、斗貴子さんのサラサラした前髪を上げて、その額におやすみなさいのキスをする。
「おやすみ、斗貴子さん。最高のバレンタインをありがとう」
どうせなら、オレも斗貴子さんの夢がみれたらいいなぁ…なんて考えながら、オレはゆっくりと目を閉じたのだった。
おわり
具輪ああああああああああああああああああああああああああ!!
月曜の朝っぱらからなんて神仕事をしやがるんだっ
感動しすぎて涙とか色んなの出ちゃったじゃないかあ
ついに来たと聞いて萌えスレから。
感想正直に書くとなんか引かれそうな気がするけど敢えて書くぜ!
小説そのものよりも、たぶんあんまりエロ小説とか読んだことないけど頑張って書いたと思われるその心意気に萌えました…。
なんかこんな感想でサーセン…orz
ふむ、やはりこの作者さんの直球SSを読むと、いつもながら心が洗われるというものだな
……いや、今回は心が洗われるというには、少々……エロいな( ・∀・)!と言わざるを得ないがw
斗貴子さんはつくづく女神のような女性だな。カズキは果報者だと言うべきであろう
>>957 このスレに投下してもらってまったく問題ないのではなかろうか。
埋め支援にもなるであろうし一石二鳥というものだ
>965
これは・・・これはなんと甘い四月のバレンタイン・・・ッ!!!
感激した!あと斗貴子さん可愛すぎるッ!!!
972 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 03:09:25 ID:WHtBxp6K
なんか3回くらい読むと分かるけど(読みすぎだ)、バランスとか気をつかってるなぁ。
攻めとか受けとか、年上とか年下とか、お互い手馴れてない初々しさとか、
カズキだって男の子なんだとか斗貴子さんだって女の子なんだとか。
Hよりもむしろ、そこに至るまでの描写が萌えすぎてムズムズしたw
斗貴子さんサイドと平行して読むと更にムズムズするので、みんな注意だっ!
萌え過ぎて体中がむず痒い…w
埋めがてらこっそりと投下。
まだまだ修行中につきなんぞありましたら、ご指導を。
火渡x毒島。あとパピヨンがあれだったり。
◆HELP ME DARLING!!◆
「戦士長、毒島参りました」
「ああ、いらっしゃい。どうですか?火渡との生活は」
「……はい、楽しいです」
週末だけ、彼女は彼の元へ。
戦士長坂口照星が二人に提示した条件は学業を疎かにしないということ。
しかし、学生生活を楽しむ彼女に対して核鉄を持たない彼はどこか気が抜けてしまいがちになった。
「腑抜けですか?」
「いえ!!毎回激しいですっ!!」
「いえ、ソッチではなくて核鉄がないからぼんやりしてるんじゃないんですか?と」
真っ赤になった少女を戦士長はにこり、と。
「回収をお願いします、毒島君。相手に不足はないでしょう。あのハピヨンです」
「しかし、私にはもう核鉄は……」
掌に載せられる懐かしい光。
胸に押し当てて呼吸を整える。
エアリアル=オペレーターは再び彼女の元へと戻った。
再殺部隊に何故この少女が在籍をしたのか。
戦士長坂口照星は火渡よりも理解している。
数ある錬金の中でも最悪の部類に入るのがエアリアル=オペレーターなのだから。
「学校には私から連絡を入れておきます。頼みましたよ」
「はい。大戦士長」
放課後の鐘の音を聞きながら、寄宿舎で男は煙草に火を点けた。
「一々ライター使うのが面倒なんだよ」
「普通はそうするもんだ。火渡」
表向きは寄宿舎の管理人とエイゴ教師。
実際は錬金戦団に席を置く戦士たち。
「毒島は休みなんだな」
コーヒーに口を付けて防人は笑う。
七年前より戦友は笑うようになった。
「照星さんから電話あったんだよ。一仕事させんだとよ。んなのは俺かお前でいーじゃねぇか」
女生徒に追い掛けられるのもようやくなれてきた。
「華花のヤロウ、携帯にも出やがらねえ」
「しかし、お前が毒島を選ぶなんてな。照星さんよりも立派な変態じゃないか」
約一回りの年齢差。それでも彼女はどうにかと手を伸ばす。
「再殺部隊(ウチ)は他に女居ねぇぞ。オカマはいるけど」
「認めろよ。惚れたんだろ?火渡」
「言ってろ。クソッタレが」
極悪な教論が贔屓にするのは物静かな少女。
「カズキの妹のクラスだ。賑やかでいいだろう。毒島は人見知りするからな」
「余計なことをしゃべんねえから、バレることはねぇけど……あのウルセエ連中がな……」
二本目に火を点けて煙を吸い込む。
肺に消えていく紫煙に慣れてしまったのはいつからだろう?
「ブラボー、毒島さんこっちにきてない?まひろたちが捜してて」
「華花なら欠席だぜ」
「いたのか、あんた」
「んだと?やんのかテメェ」
それでも、以前よりは大分言葉尻が優しい。
「風邪かなあ?」
「たまには実家に帰りたいんだろうよ」
「そうだね。まひろに言っとく」
実際、彼女に帰るべき場所はない。
再殺部隊にいるものは戦団こそがただ一つの家だったのだから。
「……悪ぃな。気を使わせた」
「お前から礼がでるとは思わなかったな」
毒島華花の両親もまた、ホムンクルスによって殺害された。
幼い少女はその場に落ちた核鉄を拾い叫んだのだ。
違形の物への復讐を。
そしてそれこそが最年少にして最悪の武装錬金の使い手の誕生だった。
本能の最奥に封じ込めたどろどろとした闘志。
相殺できるのは戦士長火渡ただ一人。
「いいんだよ。あいつは俺が居るんだからよ。んなもの……」
過去は常に彼女を苛む。
「変わったな、火渡」
「あン?」
「昔みたいだ」
「…………」
小さな光は何かを生み出す。
制服の胸に閉じ込めた思いのように。
「毒島に聞いてみないとな。お前の事」
廃墟に入り込むことに躊躇が無いものはそれ相応の覚悟と経験がある。
「これはこれは、か弱い少女が一人とは」
「お久しぶりですね。パピヨン」
ぱたん。本を閉じて向かい合う。
「どうせなら素顔で来てもらいたいものだ」
「火渡様の核鉄、返していただきたく参りました」
パピヨンが持つNo.20は焔を閉じ込めたもの。
本来の所持者は戦士長火渡赤馬その人だ。
「交換です。これを」
もうひとつの核鉄を差し出す。
「ふん……面白みがないな。このエレガンスな炎の羽根!!美しい以外に言葉がない!!」
「ええ。火渡様の核鉄ですから美しいのは当然です」
譲らない意志は仮面越しの光にすら感じられる。
「嫌だと言ったら?」
「力ずくで行きます」
静かに動き出す空気の流れ。身体の動きが抑制されていく。
「この程度で俺が止められると思うか?」
「……………………」
「ニアデス・ハピネス!!」
黒死の蝶は容赦なく少女に襲い掛かる。
近距離攻撃すべてを封じる配置に隙は存在しない。
「きゃん!!」
「エアリアル=オペレーターは攻撃補助が大きい。君があの火渡という男の側に置かれたのも炎を増幅させることが可能だからだ。違うか?」
「………………」
「優しさは他に求めるんだな」
降り懸かる蝶を必死に払う。
それでも夥しいそれは餌に群がるように彼女の肉を喰らいつくそうとする。
「とどめをさしてやろうか?」
「私が、あなたにですか?」
吹き上がるガスに男の眉間に皺が寄る。
「出せないでしょう?自慢の蝶が」
ゆらり。立ち上がる身体。
「苦しいでしょう?」
「……キサマっ!!何をしたっ!?」
辺り一体に擬似空間を張り巡らせる。
それこそがエアリアル=オペレーターの本来の特性だった。
空間内の気体を自在に変化させる。
使い方一つであらゆる生命を死滅させる能力。
術者の意志が全ての決定権。
「ホムンクルスも酸素が無ければ死にますからね」
躊躇うことなくパピヨンの腹部に蹴りが入る。
「あなたには持久力がない。私はその期限を待てばいいだけだった」
「……良い性格だな、キサマ」
「再殺部隊ですから。火渡様の核鉄、返していただきますよ」
「…………」
「代わりにこれを差し上げます」
真っ直ぐに胸部を狙うナイフ。
ぐちゃぐちゃと筋組織が悲鳴をあげる
生温かい血流と脈動する臓器。
「うおアアアアアアアっっっ!!」
「あった」
刔った心臓から核鉄を引き出し苦悶に歪む青年に代替のそれを捩込む。
「これは……火渡様のものです……他の誰かが使うべきものでは……」
「なんの執着だ……キサマ……」
「あなたには関係のないこと」
ぎゅっと抱きしめて安堵の溜息。
「ふん……恋する乙女か」
「どうとでも」
「人間とはくだらんな」
「ええ」
血まみれの指先が仮面を外す。
月を背にした壮絶な笑み。
ある一種、残酷なまでに凄惨なそれは十六才には似つかわしくないものだった。
「ごきげんよう、蝶人パピヨン」
「いずれ、キサマとも決着をつけたいな」
「火渡様の許可がおりれば」
殺戮に躊躇いのない自動人形。
ひゅるひゅると穴の開いた身体を押さえ、青年は唇の血を拭った。
「キサマ、名前は何だ?」
「戦士長火渡率いる再殺部隊二号、毒島華花と申します」
「覚えておこう。いずれまた」
「ごきげんよう」
明確な殺意を至近距離まで隠し通す。
火渡と全く対極の位置に存在する少女。
偶然ではなく必然で二人は巡り逢わされた。
ホムンクルス抹殺対象はのは錬金戦団の総意志であることは明白。
殲滅の数は津村斗貴子よりも毒島華花の方が上なのだ。
「キサマが再殺部隊にいるのがよくわかったぞ」
「化け物に何を言われても」
核鉄に触れた唇が恋人にでもするかのように微笑む。
「いずれお会いしましょう」
ぼろぼろの身体とくたくたの精神を引きずって戦団へと帰還する。
「大戦士長、毒島戻りました……」
言い終わると同時に崩れ落ちる身体。
満身創痍の戦士は無事に任務を完遂した。
「私よりも先に行くべき場所があったでしょうに……火渡に私が叱られてしまいますね」
抱き上げて静かに武装錬金を作動させる。
先に回収したヘルメスドライブを使い目指す場所はただ一つ。
「良い部下を……いや、恋人を持ちましたね。火渡は」
頬の煤を払う指先。
「先にいただいちゃえばよかったでしょうかね。ふふ」
意味深な笑みは誰も知らない。
あの月に舞う蝶さえも。
汚れた手でもあの人は触れてくれた。
せめて、せめて。
あの人の一番大事なものを少しだけ守れるように強くなりたいと願う。
「それこそ、火渡に殺されますね」
恐ろしい勢いで連打されるドアに飛び起きる。
「照星さんっ!?」
ぼろぼろの少女を抱えた男に思わず立ち上がる。
ぐったりと疲れ果てて眠る姿。
「寝てやがる……ごら、起きろ華花。犯されっぞ」
「火渡、本当に犯しますよ。そういう事を言うと」
奪うように受け取って背後に隠す。
「良い部下を持ちましたね」
「なんでコイツに任務なんざ……」
「彼女以外にはきっとできません。あなたもそれを望まないでしょうし」
手にしっかりと握られた核鉄に目を見張る。
「……俺の……核鉄……」
「彼女に戻してもらいなさい、火渡」
小さな身体をぎゅっと抱きしめる。
「部下はみんな大のお気に入りですよ。もちろん、毒島君も」
閉じる扉と優しさ。
酸欠寸前の恋は柄にもなく甘い気持ちにしてくれた。
「……火渡さま……」
「バカヤロ」
「これ……」
震える指先。
「これ……赤馬様のじゃなきゃ嫌です……」
「おう……」
額に張り付いた前髪を払う男の指。
少女の手が彼の胸に核鉄を埋め込む。
「ずっと……戦士長で居てくださいね……」
胸にこつん、と触れる額。
病める時も健やかなる時も、炎に燃やし尽くされて灰になるまで。
溶け合って一握の砂になり混ざり合うまで。
「おい」
「………………」
「寝やがって……」
寝息に感じる柔らかさ。
「ありがとうな……華花……」
お伽話の王子様は、甘い甘いキスをくれる。
眼光鋭く焔を従え、激情的な抱擁で。
皮肉たっぷりに笑う唇。
いつだってどこだって幸せになれる。
(負けましたよ……はいはい……オメェにも照星さんにも……)
真夜中過ぎのシンデレラはガスマスクを装備してやってきた。
スカートの裾翻して、少し周囲を気にしながら。
おやすみなさいを言うことと、おはようと言い合うこと。
玄関のドアは二人で開けたってかまわないでしょう。
おしまい、と。
次スレまではさわやかにエロかなんかもってこれるように修行積みたいものです。
保守代わりの甘いもんはありますがエロものは現在製作中。
そのうち再殺x毒島とか、ブラボーx毒島とか照星さんとかやったら面白いですね。
どれかは平気でやりそうです。
いちいち指摘したらキリが無いからやめるが、誤字脱字誤用誤変換が多すぎて途中で読む気が失せる。
>983
GJ!
甘い毒島がたまらんです
986 :
KINO:2008/04/23(水) 06:46:33 ID:mrqLv8Ke
984
すいませんでした
ROMに戻ります
また頑張れ。書こうという姿勢は評価するぞ。
あまり冷たくしても可哀想だし、少しは職人を育ててもいいんじゃね?
俺は好きな職人だな
また投下してくれよ
991 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 19:52:39 ID:+fY3cVes
>>983 えと、あえて苦言を。
ホムンクルスは酸素がなくても、空気がなくても、宇宙線を燦燦と浴びても死にません。
最終回で月に移住してますから。
>>983 パピは心臓に核鉄を埋めてNeeeeeeee!
誤字誤用もそうだが、それ以前に肝心な所でこうだと萎えるわ。
自演する暇があったら、原作をきちんと理解してくれ。話はそれからだ。
この職人さんには荒らしがついてるからトリップ無しの
>>986は本人じゃないと思う
そろそろ1000か、案外早かったな
次スレもエロエロな斗貴子さんと桜花たんが見れますように
おいこら、エロエロといえばまっぴーを忘れちゃ困るぜ(`д゚メ)ゴルァ
埋めついでに夢を語るぞ
斗貴子さんファンだが夢はまひろや桜花のでかいおっぱいに挟まれることだw
両サイドぱふぱふ・・・最高だ
あ、挟むほど大きくないTQNのおっぱいはカズキがたっぷり揉んでやればいいw
不思議とカズトキはセットの方が萌えるんだよな
ない物は揉めない
毒島&ヴィクのド貧乳コンビに挟まれたいという猛者はおらんのか?
1000なら萌乳
1000なら次スレが神ssの宝庫になる
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。