◆デブやブサイクに犯される女のエロパロスレ 3◆

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244名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 15:31:44 ID:XdrVm7/M
やはり、デブは負けるのか。
245名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 15:54:13 ID:i85Kojbv
GJ!!
いつも面白くて続きが本当に楽しみです
増田君にはまだ頑張ってもらいたいんですが最終章で全てを失うんでしょうか
ぜひとも再起して今回も逆転してほしいです
246名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 16:30:17 ID:85Y157ms
どっちでもいいな、報いを受けるなら、それもよし
247名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 21:27:33 ID:J1zI8CoS
やはり増田は毒島先生のレベルに達することはなさそうだな。
248名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 21:33:16 ID:5dYWpCne
ラストはやはり姫菜と毒島先生の対決だろう
249名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 22:18:01 ID:svocYjPM
>>248
相討ち!相討ち!
250名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 22:52:02 ID:kkxW7N8X
そして増田が漁夫の利
251名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 23:27:48 ID:AZ9+OnDr
無理に勝たなくても1枚上手の人も残っているって状況面白いと思う。
252名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 03:27:56 ID:bllCa1JS
アイドル強いなw
俺はテッキリ簡単に落ちて
コスプレとかさせられてアニメ声でヒィヒィ言わされると思ってたww

今は最終的に増田はどうなるのか、ちょーたのしみですよ
253名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 15:47:10 ID:czJ+wVQv
ハァハァ
254名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 18:38:03 ID:XNUlIwpW
今度は暴力団×増田と予想
255名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 02:04:04 ID:8BG90KJC
>>254
そして哀れ増田はコンクリ詰めにされて東京湾に
256名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 00:06:58 ID:9NNN5eUW
セラフィムは実はデブ女
257名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 02:26:45 ID:fzvE+qk4
お前ら加賀美弟を忘れてないかwwww
258名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 12:57:12 ID:GzEGOlsw
>>257
あんまりこのスレ的な魅力はなかったのであくまで引き立て役と思ってた
259名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 00:23:03 ID:8F0gbfNQ
>>257
そういや伏線張ってあったなwwww
剣道少女みたいに無かったことにされるんじゃないの?
260名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 03:39:43 ID:VyXZUgNp
>>259
無かったことになっても全く問題ナシだな
増田に頑張ってほしいよ
261名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 17:28:22 ID:fbaV1kp9
新作マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
262名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 12:39:23 ID:OhQo12LV
このスレの小説をパクってるサイトを発見!

ttp://x42.peps.jp/higuti1217/subtop/?cn=36
263名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 00:56:42 ID:7WaZPlII
今見てきたら、そのサイト内の掲示板に「パクリだ」って書き込みがあったw
264名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 02:20:42 ID:4LIj6ag9
>>262
これはひどいな。章の構成までそっくりそのままってw
265名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 07:14:38 ID:dXu2ZAAQ
>>262
他のも全部パクリみたいだね。
266名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:00:42 ID:/yqOSCbA
>>262
「ただいま同居中」ってやつ読んだら全然文体違うからワラタwww
267名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 15:52:39 ID:tssQHsLu
掲示板の黒儀式氏は本物か?
宣伝ありがとうございますとかワロスwwwww
268名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 00:46:52 ID:jXAuk7f/
どうなんだろうね。
しかし自分でページを持ったら丁度良いとばかりにぱくられたってのは何とも。
269名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 06:03:49 ID:PwFGytcO
やべー、オモスレー( ^ω^)
一気に読んだお
270名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 14:37:24 ID:kRjFFt/h
声優業界、タイムリーすぎる。
271名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 21:18:06 ID:wmBGwRqH
ひめなから欲しいと言わすまでじっくりやってほしいな
272名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:30:41 ID:sn2owDng
確かにタイムリーすぎるww
今後の展開にも期待
273名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 08:06:14 ID:o+FHYiZb
なにがタイムリーなの?
274名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 09:01:45 ID:H32VIhj8
>>273
知らないままでいいんだよ
275脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 21:57:51 ID:Jx5akYSV

>>235-242の続きを投下します。
276脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 21:59:26 ID:Jx5akYSV

 加賀美圭一(かがみ・けいいち)は一通のメールを前に、考え込んでいた。
 セラフィム、と名乗る人物から加賀美のパソコンに送られてきた、一通の電子メール──そこに
は、姉の身に起きた出来事が詳細に綴られていた。
 姉は、加賀美が抱えた借金を返済するために会社の金に手をつけた。そして、その情報を一人の
青年に掴まれてしまった。
 増田冬彦(ますだ・ふゆひこ)。
 彼は卑劣にも姉を脅した。会社の金を横領したことをバラされたくなければ、自分と一夜を共に
しろ、と。
 断れば、刑務所行きだ。当然ながら、涼子に選択の余地はなかった。
 姉は増田によって処女を奪われ、純潔だった体を汚されてしまった。
「姉さん……」
 加賀美は頭を抱え込む。
 元はといえば、自分が原因だった。軽い気持ちで借金をし、いつの間にか利子が膨れ上がって返
済できなくなってしまった。
 それを涼子が助けてくれたのだ。
 なのに──
「全部、俺のせいだ」
 血が出るほど強く、唇をかみ締める。
 加賀美のせいで、涼子はバージンを失ってしまった。
 と、そのとき、部屋のインターホンが鳴った。
「圭くん」
 飾り気のないボブカットの女性が部屋に入ってくる。
 華々しさのない地味な容貌だがよく見ると、顔だちはかなり整っている。きちんと化粧をすれば、
見違えるような美人になるだろう。スレンダーな体つきはすらりと引き締まっている。
 姉の涼子だった。
 加賀美が自分のアパートまで呼び出したのだ。
「なに、話って?」
「俺、知ってるんだよ」
 加賀美がうめいた。
「知ってるって、なにを──」
「姉さんがしたことだよ。姉さんは、俺のために……」
 声が詰まった。
 それ以上は言葉にならなかった。
 真実を言ったからどうなるというのだろう。
 姉が失った純潔はもう戻ってこないというのに。
 後悔が、怒りが、苦しみが──そして嫉妬心が、爆発する。


 あんな醜い肥満体に、美しい姉が処女を奪われたなんて。


「圭くん?」
277脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:00:28 ID:Jx5akYSV

「姉さん!」
 加賀美はおもむろに涼子へ手を伸ばした。もがく姉を強引に押さえ込み、両腕で細身の体を抱き
しめる。抱いた拍子に、柔らかな乳房の感触が腕に触れた。
 どくん、と心臓が高鳴った。
 細身の体の割には、意外なほどのボリュームを供えた乳房。実の姉に対して、否応なしに『女』
を意識してしまう。
「俺は──」
 それ以上言葉を継げなかった。
 気がついたときには涼子の顔を仰向かせ、強引に唇を奪っていた。
「ん、んぐっ!」
 涼子の瞳が呆然と見開かれる。
 頬や額へのキスなら何度も経験があったが、姉弟で唇を合わせるのは初めてのことだった。
 初めて触れる姉の唇は、甘く蕩けるような味がする。
「んんんっ……!」
 キスを続けたまま、加賀美はさらに胸を揉みしだく。ゴムまりのような感触を楽しみながら、手
のひらの中で涼子の乳房を淫靡に変形させていく。
 完全に理性が吹き飛んでいた。
 そこにいるのは姉を慕う弟ではなく、一匹の獣でしかなかった。
「姉さん……姉さん!」
 加賀美の手がとうとう股間にまで伸びた。
「んっ……!」
 スカートの生地越しに、姉の女の部分を指で圧迫する。
「圭くん、やめて!」
 涼子は必死の形相で加賀美を押しのけた。
 姉と弟が、荒い呼吸を吐き出して視線をぶつけ合った。
「ね、姉さん……」
 加賀美は呆然と立ち尽くした。眼前ではおびえた顔の姉が、彼を見つめていた。
「……ごめん姉さん」
 加賀美は深く息を吐き出し、背を向けた。
 姉への背徳感で息が詰まりそうだ。同時に、恋人への罪悪感があふれだす。
(真由……!)
 恋人である篠原真由(しのはら・まゆ)を裏切ってしまった、という苦い気持ち。
 最近の加賀美と真由の仲は、どことなくギクシャクしていた。特に、デートの後で真由を抱いた
ときに、二人の仲に溝ができてしまっているのを感じる。
 真由はセックスがあまり好きではないのか、加賀美に抱かれても喜びを表さない。以前は、もう
少し快楽を表に出してくれたような気もするのだが……
(まさか、他に男ができたんだろうか)
 そう邪推したこともあるほどだ。
 勿論本心では、真面目な真由が浮気するなどありえないと思っているが。
 加賀美にとって、真由は理想の恋人だった。清楚で。優しく。姉と同様、加賀美をやさしく包ん
でくれる。穏やかな笑顔で全てを受け止めてくれる。
 胸の奥がどうしようもなく熱かった。
 真由に、無性に会いたかった。
278脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:01:19 ID:Jx5akYSV

「そろそろこのゲームも塩時なのかな」
 増田冬彦は一人で大学の構内を歩きながらつぶやいた。
 一週間前の、音霧咲夜との体験が心の中で尾を引いていた。今までは全てがうまくいっていた。
次々と美女たちを篭絡し、極上の体を貪ってきた。
 だが──咲夜との対峙で嫌というほど悟らされた。こんなことを続けていたら、いつか捕まって
しまうかもしれない。
 先日の咲夜の顔が、未だに忘れられない。清楚なアイドルが垣間見せた、獲物を食らう肉食獣の
ような野生の瞳。
 恐ろしい、と思った。今まで『脅す側』だったから気づかなかったのかもしれない。自分が『脅
される側』に回ったときの恐怖を。
 と──
「お悩みのようですね、増田さん」
 気がつくと、前方に小柄な少女が立っていた。
 淡い栗色の髪が風の中でなびく。シニョンにした髪形がよく似合う可憐な美少女……年齢は中学
生くらいだろうか。
「君は……」
「私はあまり人前に姿はさらさないんですけどね。普段は引きこもりの登校拒否児なので」
 少女の口元に苦笑が浮かんだ。
「あなたの行動力に敬意を表して──こうして直接お会いすることにしましたの」
「誰なの、君?」
 増田が首をかしげる。
「分かりませんかしら?」
「そう言われても、女子中学生の知り合いなんていないし──」
 言いかけて、ハッと気づいた。
「もしかして、君って……」
 以前に一度、彼女と会ったことがある。たしか夏の花火大会の夜だった。
 増田の言うとおりだとばかりに、少女が軽くうなずいた。
「ネット上では一度お話しましたけど、向かい合っての自己紹介はまだでしたね。私の名前は」
 にっこりと告げる。
「真崎花凛。『断罪天使』の管理人ですわ」
「じゃあ君が──君みたいな子供が?」
 増田は呆然と彼女を見つめた。
 せいぜい中学生二、三年生くらいにしか見えない。断罪天使の管理人は万能といってもいいほど、
自在に情報を駆使していた。彼の要求に応え、信じられない速度と密度で六つの脅迫ネタを提供し
てくれた。
 その張本人が一介の女子中学生だったとは、とても信じられない気分だ。
「あら、人を見かけで判断してほしくありませんわ。総理大臣の個人情報だろうと、某国の核ミサ
イル発射パスワードだろうと、私にかかれば丸裸ですよ」
 心外だとばかりに、栗毛の少女が薄い胸を張る。増田は、堂々とした花凛の態度に気圧されなが
らたずねた。
「僕に何の用?」
「いつかの答えを聞きに参りました」
279脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:03:27 ID:Jx5akYSV

「答え?」
「断罪天使の正会員になりますか」
 花凛が無邪気にたずねる。
「正会員になれば、脅迫ネタの提供サービスを無制限に受けることができます。情報というのは、
あなたが思っている以上に大きな力ですわよ」
「それは──実感したよ。この何ヶ月かの経験でね」
 増田が大きく息を吐き出す。
 今までなら自分を見向きもしなかった女性たちが、ネタひとつで思いのままだった。圧倒的な力
といえた。
 断罪天使に出会わなければ──今でも自分は、何の取り柄もないただのデブオタ大学生に過ぎな
かっただろう。
「どうなさいますか、増田さん」
「僕の答えは」
 増田はごくり、と息を飲み込む。
 ここ数ヶ月の出来事が、脳裏を走馬灯のように駆け巡った。
 初恋の相手である近藤美咲を相手に童貞を喪失したこと。
 美咲のクラスメートの篠原真由を脅して犯したこと。
 人妻の池畑香澄をホテルに連れ込み、アナルまでも征服したこと。
 OLの加賀美涼子から処女を奪ったこと。
 ナースの相原早苗や、女医の坂下亜矢香を相手に3Pをしたこと。
 そして──アイドルの音霧咲夜と過ごした一夜。
 全ては、断罪天使の力があってこそ成し遂げられたことだ。
「僕の……答えは」
 手のひらに、じわり、と汗がにじんだ。
 普通に生きていれば、一生相手にされないであろう美女たち。
 それを七人も──増田はモノにした。極上の快楽といってもよかった。
 もしも『断罪天使』の正会員になれば、その力を利用し、これからも無数の美女たちを抱くこと
ができるだろう。
「答えは──」
 増田の声がかすかに震える。
「ノーだ」
「えっ……?」
 花凛はかすかに驚いた顔をした。
「僕はもう降りる」
 それが──増田の出した結論だった。
「脅したり、脅されたり、ってのにウンザリしたんだ。脅迫ゲームはこれで打ち切りにするよ」
「あらあら、勿体ない」
「色々といい目には合ったけどね。もう潮時さ」
 増田は苦笑まじりに肩をすくめた。
 なんというか……急速に気持ちの『熱』が冷めたのだ。咲夜に打ちのめされた、あの日から。
 花凛はやれやれという顔でため息をついた。その顔は、まるでお気に入りのオモチャを取り上げ
られた子供のようだと思った。
280脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:04:42 ID:Jx5akYSV

「そうですか。まあ増田さんが自分で選んだことなら仕方がありませんわね。あなたが送ってくれ
た体験談は本当に楽しかったのですが」
 ──と、そのときだった。
「花凛ちゃん、どうかしたの?」
 綺麗に澄んだ声が響く。
「お姉さま」
 花凛が背後を振り返った。
 並木道の向こうから、綺麗な黒髪を足元まで伸ばした少女が歩いてくる。
「あれ、君は……?」
 そういえば彼女にも見覚えがある。花火大会のときに花凛と一緒にいた少女だ。あらためて見る
と、信じられないほど美しい少女だった。絶世の美少女、といっても過言ではない。
「まあ、あなたが『悪』の側に回るのなら、『正義』の側と面白い対決が見れたんですけどね」
 花凛がくすりと笑う。
「正義……ね」
「彼女は正義の側の人間なんです。天才美少女名探偵ですわ」
「君はただ……楽しみたいだけなんだろ」
 増田はため息をついた。何となく真崎花凛という少女を理解した気がする。
 脅迫ネタの提供サービスも、増田をゲームの駒のように操って遊んでいただけなのではないだろ
うか。全ては自分の好奇心を満たすために──
 花凛は悪びれた様子もなくうなずいた。
「もちろん。あなたならお姉さまと面白い戦いをしてくれそうかな、って思いまして。天才探偵と
極悪犯罪者が力の限りを尽くす知能戦──なんてワクワクしませんか?」
「僕は降りるってば。さっきも言っただろ」
 増田は苦笑して、花凛の隣に並ぶ美少女に眼を向ける。意志の強そうな漆黒の瞳は、すべてを見
透かすような神秘的な光を放っていた。
 中学生の最凶ハッカーといい、天才美少女探偵といい、今日は奇妙な人間にばかり会う。
 増田はもう一度ため息をつくと、二人の美少女から背を向けた。
「あら、行ってしまわれるんですの」
「『断罪天使』のサービス期間は終わったんだ。もう会うこともないだろ」
「残念ですわ」
 花凛が微笑む。
「増田さんには、これからも色々と楽しませてもらおうと思いましたのに」
「僕は真っ平だね」
 増田は肩をすくめて去っていく。
 こうして──対峙した『善』と『悪』は交わることなく、離れていく。

281脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:05:28 ID:Jx5akYSV

 ……一ヶ月が経った。


 明倫館大学のキャンパスで、増田は一人の女性に呼び止められた。
「お久しぶりです、増田さん」
 ショートカットの清楚な容姿をした娘だ。眼鏡の奥の瞳は、知性的な光をたたえている。雪のよ
うに白い肌が目にまぶしかった。
 篠原真由──明倫館大学文学部に所属する二年生で、増田が脅迫ネタによって凌辱した七人の美
女のひとりだった。
「何か用?」
 増田がそっけなくたずねる。
 彼女との縁はもう切れていた。
 いや真由だけではない。増田が性奴隷にした六人の女性とは、全員決別していたのだ。脅迫ネタ
をすべて破棄することによって──
「あの……」
 真由はおとなしい性格そのままに、うつむいたまま口を閉ざしてしまう。
「き、今日はお願いがあってきたんです」
 清楚な美貌が真っ赤に染まった。恥ずかしそうに体をくねらせ、豊かな乳房が大きく揺れた。
 間近で見ると、真由の巨乳は迫力がある。
 ごくり、と思わず息を飲み込んだ。
「お願いってなに?」
「……少し歩きませんか? 歩きながら話しますから」
 真由が眼鏡の奥の瞳を潤ませる。
「その……人が多いところではちょっと」
 話し辛い話題らしい。
 増田は訝しげに思いながら、真由と共に歩き出した。明倫館大学構内の並木道を二人並んで歩い
ていく。
 ──まるで恋人同士のように。
 すでに今日の授業は全て終わっている。周囲の人通りはまばらだった。
「お願いってなに?」
 しばらく歩いてから増田がたずねる。
「あの……」
 真由は清楚な顔を赤くしてうつむいた。ショートカットにした黒髪が恥ずかしげに揺れる。
 増田はますます不審に思いながら、相手の次の言葉を待った。
 二人の間に沈黙が流れる。
「ねえ、真由……」
 いい加減に痺れを切らしたころ、ようやく真由が口を開いた。
「わ、私と……して、ほしいんです」
「えっ?」
 真由は真っ赤な顔で増田を見つめた。
「セ、セックス、してほしいんです、私と」
「……脅迫ネタならもう返しただろ」
 増田はごくり、と息を飲む。
282脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:06:24 ID:Jx5akYSV

 この数ヶ月で何人もの女を抱いてきたが、それは全て増田の脅迫によるものだった。自分の意思
で彼を求めたものなど、一人もいない。女のほうから迫られるなど初めてのことだった。
「き、脅迫とか、そういうことじゃないんです。私、その、忘れられなくて」
 真由は羞恥心が抑えきれないのか、途切れ途切れに、聞き取りにくい言葉で告げる。
 話を要約すると……どうやら真由は、恋人とのセックスで絶頂に達することができない、という
ことらしい。増田に抱かれたときには、何度となくオルガスムスを味わうことができたのに。あの
感覚が忘れられない。だからどうしても、もう一度増田に抱いて欲しい。
 真由は恥辱に体を震わせながら、そう懇願した。
「ふうん」
 増田の瞳がねっとりとした光を放つ。
 脅して美女たちの体を奪う、という行為は止めた。もう懲り懲りだと思った。だが勿論、女に興
味がなくなったわけではない。女のほうから求めてきてくれれば、増田としては断る理由など何も
ない。
 むしろ、清楚な巨乳美人である真由をもう一度抱けると分かり、増田の下半身は急速に元気がみ
なぎってきた。
「僕とヤりたい、ってわけだ。一番真面目そうな真由がそんなことを言ってくるなんて、意外だっ
たな」
「か、彼との仲がギクシャクしてきて……このままじゃ、私」
 真由の言葉が途切れた。欲求不満と恋人への罪悪感との、板ばさみになっているようだ。
 増田はおもむろに真由の胸へ手を伸ばした。
 ぶよぶよとした手を開き、豊かな双丘を鷲づかみにする。
「んっ……!」
 真由が小さく声を漏らした。
 手のひらには到底おさまりきらない量感のある乳房だ。服の上からでも、ずっしりとした重みを
感じる。
 女体に触れるのは久しぶりだった。性奴隷たちと縁を切ってからは、女を抱く機会もなく、自宅
で悶々としながらオナニーをする毎日だったのだ。
 ぐにゅ、ぐにゅ、と両手で揉みしだくと、大きなバストが様々な形に姿を変えていく。指先で服
の上から乳首のあたりを圧迫した。巨乳の割に真由の乳房は敏感だ。ブラジャーの下では今ごろ、
乳首が勃っているに違いない。
 久しぶりに、真由を抱きたいと思った。清らかな女子大生が自分の腹の下で、甘い喘ぎ声を発す
るところを見てみたい。あの美青年の彼氏ではもたらすことのできない鮮烈なエクスタシーを、自
分の手で真由に味わわせてやりたい。
「や、やめてください……人が来たら……」
 ショートカットにした黒髪を振り乱し、真由は必死で懇願する。
「感じてるじゃない。乳首がビンビンに勃ってきてるよ」
 真面目に見える真由に、実は淫乱の素質が眠っていることは、以前から気づいていた。まさか恋
人を裏切ってまで、自発的に増田に抱かれにくるとは予想外だったが。
「言わないで……!」
 真由は頬を上気させて喘いだ。
「ホテルに、行こうか」
 増田が涎を垂らさんばかりの顔で告げた。
283脅迫ネタお届けします25  ◆CSwCzse3V2 :2007/06/02(土) 22:08:29 ID:Jx5akYSV

 同時刻──
 加賀美のパソコンに、ふたたびセラフィムからのメールが届いていた。メールにはとあるサイト
のアドレスと隠しページのパスワードが記載されている。
「今度は何だよ……」
 加賀美は訝しげにつぶやきながら、指示通り『断罪天使』という名のサイトにアクセスした。さ
らに指定されたパスワードを打ち込むと、別のページが開いた。
「なんだ、これ」
 粗い画像は小さな室内のようだった。ホテルの一室だろうか、隠しカメラを設置して映し出した
映像らしい。部屋の中には二人の男女がいた。
「えっ」
 加賀美の瞳が驚きに見開かれた。
「どうして真由が……!?」
 部屋の中央にたたずんでいる清楚な美女は、彼の最愛の恋人だった。
 もう一人の男にも見覚えがある。以前、涼子をホテルへ連れ込んだデブ男だ。
「なにやってるんだ、こいつら」
 加賀美がつぶやく。
 心の中に焦りが広がっていく。真由が自分以外の男と部屋の中で二人っきり──悪い冗談としか
思えなかった。
 そして次の瞬間、つぶやきは絶望の呻き声へと変わった。
 加賀美の見ている前で──
 二人は、ゆっくりと唇を重ねたのだ。



                            【続く】
284名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 23:05:23 ID:SQ1OeqsN
むむ。どうなるんだろう。
285名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 23:10:19 ID:GL2GiJuD
GJです。前の投稿から間もなかったので嬉しい驚きでした。
今回は話を進めるパートでしたけど面白かったです。
個人的な期待からは外れていく展開になりそうですが
最後まで楽しみに待っていますのでこれからも頑張ってください。
286名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:00:11 ID:SQ1OeqsN
とりあえず、増田の勝利を信じてみる。
287名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 12:13:50 ID:hu9DJHp5
増田がんばれ!
なんか応援したくなるな
288名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 18:19:03 ID:nxdxz5Ud
纏めはもう無いのかな?
ファイルが整理されてて便利だったのに。
289名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 20:48:51 ID:7QXG2Dx2
>>238
神すぎるにもほどがあるな。とにかくGJ!
290名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 08:34:01 ID:d012aS5K
くはー神展開ktkr
…増田からの脅迫じゃない以上、弟君の怒りは凄まじいだろうな
そして姉に対する自分の想いもあるから後ろめたくもあるし…
先の読めないNTR展開GJ!
291名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 08:34:46 ID:d012aS5K
いかん興奮して下げ忘れた…orz
292名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 02:13:45 ID:UrhWaaCs
>>288
黒儀式さんはご自分のページを作成されました。(既出のパクリページはそこから転載したのでしょう)
他のスレでの投稿作品や有料小説へのリンクなどもありますのでチェックしてみるとよろしいかと思います。
293名無しさん@ピンキー
>>292
サンクス。