果たして彼女、織田家の次期当主である信長は政秀の睨んだとおりの場所にいました。
幼い頃からふたりが駆け回った、あるいは駆け回らされた山の、小さな滝の前です。
そこは、山頂から流れてくる細い清流がそっと降り注ぐ滝壷になっているのです。彼女
は殊更にここがお気に入りで、何かがあると必ずここにひとりで来るのでした。幼い頃に
はよく父や母に叱られて屋敷を飛び出しては、ここへとよく来ていたものでした。そんな
お吉をここに迎えに来ては、泣きじゃくる彼女を慰めて屋敷に返すのが政秀の役目だった
のです。
信長は白馬に乗って滝の流れをじっと眺めていました。彼女の横顔を月明かりがそっと
照らします。子供だったお吉はいつしか元服し、信長と名を改めていました。
そして、あどけなさの残っていた顔も今では端正に整い、女っぽさと凛々しさの同居し
た妖しげな美しさを醸し出しているのでした。
「──若」
政秀が遠慮がちに声をかけると、信長は憂いのこもった眼差しを彼に向けました。
「ん、爺か」
彼女は今でも政秀を爺、と呼びます。この子供っぽい呼び名を改めるように彼が言えば
言うほど、この悪戯っぽい跡取り娘はいよいよ面白がって呼ぶのです。そして、口うるさ
く言ってはいるものの、どこかでこれを嬉しいと思っている政秀もいるのでした。
「こんな夜に何をされるおつもりですか。風邪を召されますぞ」
「うん。狩りでもしようかと思い立ってな」
「狩りという割には、何も手に持たれていないようですが。それではどんな獣も獲れま
すまい」
政秀の指摘したとおり、信長の手には鉄砲も弓も矢もありません。散歩のついでに馬に
乗ったかのような軽装で彼女はこの野山に来ているのでした。
「そうかね」
信長は淡麗な顔に笑みを浮かべました。
「ここにこうして、私の手にかかった獣が一匹いようが」
すうっと、まっすぐに彼女は政秀を指差すのでした。
政秀は眉を上げて見せます。もし信長の言うことをそのまま受け取るなら、彼女はここ
で彼を待っていた、ということになるのでした。
「──若、大殿が亡くなったのはお聞きになりましたか」
「ああ、聞いた。仕方あるまい。人はいずれ必ず死ぬ。ただ、早いか遅いかだ」
信長は政秀の目を見つめました。彼女の胸の内を読み取るには、月明かりだけでは光が
足りません。
信長は今年で18歳になっていました。初めて政秀が出会った頃には本当に小さくて、
悪戯ばかりして落ち着きなく、そしてすぐに泣いてばかりでした。あの頃に比べればなん
と頼もしくなったことか、と政秀は思います。
戦国時代は常に下の者が上の者を打ち倒して勝ちあがろうとする、弱肉強食の下克上で
す。嫡子であるからといって安心などできません。隙を見せれば食い殺される。それが戦
国の掟なのでした。だから、強いことだけが正しいのです。
政秀はこの愛らしい主君が餓えた狼たちに食い殺される所だけは見たくありませんでし
た。ですから、強くなりなさい、と小さな頃から常々教育してきたつもりでした。
実際、尾張のうつけと悪評の高い信長を廃嫡し、優等生の弟信行を後継者に担ぎ上げよ
うとする家臣の一派がありました。今までは政秀の力で反信長分子を抑え込んではきまし
た。ですが信秀の死を契機として、いよいよ信行派が表立って楯を突いてくるという信頼
性の高い情報が寄せられています。敵の多い中で、信長は織田家をふたつに割りかねない
闘争に今から身を投じようとしているのでした。
「いいですか。これから執り行われる大殿の葬儀が最初の山場ですぞ。若は堂々と喪主
を務め上げることによって周囲に世継ぎとしての実行力を強調できるのです。くれぐれも
いつものようなだらしのない格好など召されず、きちんとされてください」
政秀のいつもの小言を、信長はうるさそうに手で払います。
「わかっている。おまえはいつまでも心配症だな」
「それはそうです。私にとっては若はいつまでも若ですから」
政秀の言葉に信長は鼻を鳴らしてそっぽを向きました。
「── 爺は、いつまでも私の味方か?」
彼女はぽつりと政秀に問いました。
「勿論ですとも。いついかなる時でも、何があろうと不肖政秀は信長様の家臣です」
「ふ。爺は少し大袈裟だな」
信長は少しだけ笑って馬を降りると、滝つぼに身を屈めて政秀を手招きしました。
「どうされましたか」
「こっちに来るのだ。この川の水を口にしてみろ。夜に冷えた清流は格別な味がする
ぞ」
「冷えた生水などを口に召されてはなりません。お腹を下されては……」
「おまえは、いちいち小うるさいのが玉に瑕だな」
「私は若のことを心配すればこそ……もがっ」
信長はなおも言い募る政秀を左腕で捕らえると、右手で水をすくって彼の口に流し込み
ました。そして、快活に笑います。
「これで、明日はふたりとも下痢かも知れないぞ」
「……なんということをおっしゃるのですか」
少々生真面目すぎるきらいのある政秀と、自由奔放の極まった信長。
このふたりは正反対の個性の持ち主に見えて、意外にも良い組み合わせなのかも知れま
せんでした。
「ほら、若。水になど手をつけるから、すっかり冷えてしまいましたぞ」
政秀が信長のほっそりとした手を両手を包んで温めようとします。
「ん、なんだ。爺の手だって冷たいではないか。しょうがないな」
信長は微笑して政秀の手を掴んで、そして、自らの胸元にそっと押し当てました。
「な、何をされますか、とんでもない!!」
政秀は仰天して手を離そうとしますが、信長は手を押さえたまま解放する気はありませ
ん。
「爺だって、昔こんな風にして私の手を温めてくれただろう?」
「の、信長様は女子に御座います。女子が胸元に男の手を当ててはいけません」
信長はいつものようにきらきらと光る瞳で政秀の目をまっすぐに見つめてきます。そこ
には、少しだけ哀しげな光が宿っているように見えました。
「……私は女子ではない」
彼女の顔に影が射します。
「──女子でありながら女子を捨てた。そうだろう?」
「若……」
なんとおいたわしいことか、と政秀は思いました。
今、彼を見つめる信長の切れ長の目は美しく繊細な、紛れもない女子の目です。女であ
りながら家のために女を捨てること。その重さに、美少女信長は思春期を迎えて人知れず
葛藤を抱えていたのでした。
政秀はそんな彼女にかけるべき言葉が見つけられません。教育係の政秀の立場としては、
お家のためこそが第一義でした。
ですが、小さな頃から彼女が育つ姿を一番近くで見つめて来た彼の心情としては、信長
に少女としての幸せを掴んでほしいとも望んでいたのです。
「──若は、若です。女子であろうとなかろうと、私は貴方様にずっと付き従います。
大切なのは男であるとか女であるということでなく、きっとそういうことなのです」
政秀は苦しんだ挙句、それだけ口にしました。とても苦しい口上であることはわかって
いましたが、彼に今言える言葉はこれだけなのでした。
「ありがとう。爺は、優しいな」
信長は彼の手の感触を味わうように目を瞑りました。
しかし、信長のなんと美しく成長したことでしょう。
幼い頃はいつも泥にまみれてよれよれの着物を着ていましたし、髪もぼさぼさでした。
ですから、まるで男の子かと見まがうような粗野な姿でしたが、今では髪は腰に届くまで
伸び、それはこうして馬に騎乗しているとまるで艶やかな漆黒の衣であるかのように見え
ます。そしてそれは一本一本に命の通った世にも繊細な織物であり、風が吹けばそよそよ
とほどけて無数の光の尾を曳いていくのでした。
顔立ちからも幼さが影を潜め、今ではすっかりひとりの女の容貌になっています。気の
強い眼差しは健在ですが、今ではそれに少しだけ涼やかさが加わっているのです。この
瞳に見つめられると、政秀は信長を愛おしくてたまらない気持ちになりました。
そして、今政秀の手に押し付けられている、柔らかくて大きな乳房。彼の知らぬ間に信
長はすっかり女として成長していたのでした。信長の胸はとても温かくて、そこから政秀
の手を通して彼女の優しい気持ちが伝わってくるような心持ちがします。
信長は物も言わずに彼の手を撫でます。気が強い悪童だった彼女の中に人知れず母性ら
しきものが生まれているようでした。そしてそれは、40歳も年上の自らの教育係に発揮
されているのです。
女とはなんと不思議な生き物なのでしょうか。
男はいくつになっても子供のままで、女は少女のうちからその身体の中に母性という名
の血が流れています。またそれが、大うつけと呼ばれて暴れまわっている信長の中にも確
かに存在することが、政秀にえも言われぬ神秘性を感じさせるのでした。
「どうだ、温かいか、爺?」
「はい、とても温かく……、そして幸せな気持ちで御座ります、若」
「そうか、良かった」
信長はにっこりと微笑みました。信長のこんな笑顔を見たことがある人間がどれだけい
るのでしょう。
政秀は思いました。
この主君が幸せに生きていくためにならば、この命、捨てても微塵も惜しくはない、と。
そして、亀岳山萬松寺において織田信秀の葬儀がしめやかに行われました。近隣に聞こ
えた実力者の葬儀とあって、式には錚々たる大名達が名を連ねています。
そう、これは葬儀に名を借りた示威行動と偵察行為なのでした。
沈痛な面持ちで故人を偲ぶ言葉を並べながらその実、弔問者は尾張侵略の糸口を探って
いるのでした。そんな近隣の毒蛇達を追い払うには、ここで次期当主の信長が指導力をぜ
ひとも見せ付けなければなりません。
それなのに、ああ、それなのに。
名だたる武将達の目の前に、よれよれの着物姿で信長は遅れて現れました。
一同は次期当主の薄汚れた姿に口を大きく開けたまま言葉もありません。その中をつか
つかと信長は歩いていくと、抹香を握り締め、
「喝!!」
と声高に叫ぶと、それを仏前目掛けて投げつけたのでした。
異様な静寂が場を支配しています。信長は父の遺体をひと睨みすると、そのまま身を翻
して振り返りもせずに葬儀場を後にしました。
「わ、若……」
平手政秀はあまりのことに茫然自失し、がっくりと両膝をついたのでした。
「若!」
政秀は例の滝の前で信長を捕まえました。力の限りに怒鳴ります。
「一体あれは何なのです! あれほど私がきちんとするように申し上げたのに……!」
「あれはあれで良いのだ、爺」
信長は腰を屈めて滝壺の水面を眺めながら、意外に冷静な声で言いました。
「どういうことです?」
「信行派が謀反を企んでいる情報は知っているだろう。奴らは近隣の諸大名とも密に連
絡を取り、その威を借りて私を廃嫡するつもりだ」
「なんですと。そのような事をすれば彼奴らにつけこまれ、織田家は滅びますぞ!」
「そうなのだ。信行達は愚かゆえにそれに気づいておらぬ。だから背後にいる者達を炙
り出すために私はひと芝居打ったのだ。今頃はすっかり気を緩めて織田を乗っ取る陰謀を
企てていよう。私の手の者が走っているとも知らずにな」
政秀は唸りました。
「私の知らない内に成長されましたな、若。いえ……大殿」
信長は顔を少しだけ政秀に向けて、そして哀しげに微笑みました。
「──爺、当主など、寂しいものだな。誰も彼も敵ばかりだ。隙あらば私を陥れようと
する者ばかりだ。実の弟さえも──」
そんな信長の顔を見て、政秀はたとえようもないほどに胸が痛くなりました。
「信長様には、私がいるではありませんか。いついかなる時も裏切らない、あなたの爺
がいます」
「爺」
その時、気の強い信長の目に涙がひと粒光りました。
「──爺、大人になるとは、なんと辛いことよな。誰をも頼ることができぬ」
「その辛さの中からのみ見えてくる光があります。これから信長様の元にはきっと多く
の家臣が集いましょう。信長様に情けあれば、身を削って尽くしてくれる者が付き従うよ
うになるのです。必ず……!」
政秀は必死で熱弁を振るいます。少しでも、この愛らしく孤独な次期当主を元気づけて
あげたいと思ったからです。孫娘に等しい信長の苦しみは、すなわち政秀の苦しみに他な
らないのでした。
信長はそんな政秀を見つめ、雫のこぼれる顔に少しだけ笑みを浮かべ、そして次に顔を
引き締めました。
「爺── 、私を大人にしてくれぬか」
信長は決然とした様子で言いました。
「なん……ですと?」
政秀は言われた言葉の意味を掴みかねて聞き返します。
「私を、女にせよ、と言ったのだ」
信長はそう言うや、彼女の教育係の襟首を掴んで引き寄せ、唇を重ね合わせました。
信長は柔らかい草むらの褥の上に政秀を押し倒しました。
「信長様、このような恐ろしいことをしてはなりませぬ」
「私は大人になりたいのだ。そして──ひとりになりたくないのだ」
信長の瞳には切実な光が宿っており、これを振り払うことなど政秀にはできません。そ
うなのです。ああ、この瞳は昔見た、滝壺でひとり泣いていたお吉の瞳に他ならなかった
からなのです。彼の中に、昔の記憶が霧の中に像を結びます。
「さあさあ、お吉様。泣いてはなりませんよ。お吉様は大殿になられるお方。
強くたくましく、誰にも負けることのない大人にならねばなりませぬ」
「爺、しかし、私は悲しくて仕方ないのだ。この悲しみはどうすればよいのだ?」
「お泣きくだされ、お吉様。今のあなた様はまだ子供。泣きたい時には、大いにお泣き
くだされ。
そして、泣き疲れたら、お眠りくだされ。目が覚めてから──
──今度は戦いくだされ……」
政秀はその時、あるひとつの決意をして信長の目を見つめました。
「信長様」
「なんだ、爺」
「大人になることは辛う御座いますぞ。それでも宜しいか?」
「ああ、かまわぬ」
信長と政秀は見つめあいました。政秀は信長の瞳の色を胸に焼き付けるかのようにじっ
くりと眺めます。この、世にも美しく愛らしい主君は今や濡れた瞳で幼い時から彼女を追
い掛け回していた教育係を見つめています。融通の利かない頑固者で、口うるさく、誰よ
りも恐く、誰よりも優しかった彼女の父親代わりです。そう、信長にとって厳格な教師で
あり、父であり、兄であり、親友であり、一番の忠臣なのが政秀でした。そして今、彼は
もうひとつの肩書きを得ようとしているのでした。
「信長様、お慕い申し上げておりますぞ」
政秀は静かに、しかし強い調子でそう告げると、美少女信長を抱きすくめてその唇を奪
いました。
政秀はいつか南蛮商人に見せてもらった異国の硝子細工を思い出しました。信長の身体
はあれにも似た透明な美しさと滑らかさ、そして繊細な壊れやすさを持っています。ずっ
と野山を駆け回ってきた引き締まった体躯をしているのですが、固い筋肉質というよりは、
ほっそりとしてしなやかな身体つきです。彼がそっと信長の着物をはだけていくと、それ
は当代随一の名人が丹精こめて焼き上げた陶磁器のように白皙の柔肌が現れるのでした。
「ふ。これほどに落ち着かぬ態の爺を見たのは初めてだな」
少女信長は美しい裸体を政秀の前にさらしながらそっと笑いました。彼は、知らず息を
荒くし、指を震わせていたのでした。
「当たり前に御座います。畏れ多くも主君の御身をこの手の中に抱くということになり
ますれば……」
妻と何度も営みを繰り返して子を成した政秀よりも、今夜初めて男に身を任せる少女の
方がともすれば落ち着いているようにさえ見えます。
「今夜、女である信長は死す」
信長は濡れた目で言います。
「だから、私の女を爺に遣わしたいのだ」
政秀は胸に切ない疼きを覚えました。
「信長様、もったいないことに御座ります」
こうして、信長の初めで最後の女の夜が始まったのでした。
政秀は草いきれの上にふたりの着物を広げ、その上で信長を抱きしめました。
夜はいよいよ更けていき、月だけがふたりを見守ります。どこかで梟が鳴いています。
ふたりの息遣いと草の揺れる音、艶めかしい衣擦れの音が濃密な空間の緊張感を高めて
いきます。露見すればふたりの身の破滅を招きかねない妖しく背徳的な秘め事。誰が見て
いるはずもありませんが、小さな物音も避けるかのように、政秀は口をつぐんだまま美少
女信長の若い肌を求めるのでした。
政秀は背後から信長を抱きすくめると、美少女の頬に接吻しました。
「ああ、なんだか嬉しいな、爺。頬に接吻されるのはとても幸せな心地がする」
信長は政秀の耳にしか届かないほど小さな声で囁きます。政秀は何度も何度も信長の頬
に唇をあて、そして時々彼女の敏感な耳もついばみます。すると、美少女は痙攣するかの
ように身体を震わせ、首筋を赤らめるのでした。
そして、少しずつ彼は口づける位置を移していき、そっと唇を合わせました。鳥が餌を
とるように一瞬だけ唇を奪うと、すぐに離します。
「どうした、爺。まるで子供のような接吻ではないか」
「ご不満で御座いますか。では、大人の口吸いをいたしましょうか……」
政秀はいよいよ本格的に、美少女の可憐な唇を陥れにかかりました。唇を合わせたまま、
最初はそっと、そして情熱的に舌を絡み合わせます。ああ、なんと甘い口吸いなのでしょ
うか。
彼は夢中になって美少女の初々しい唇を吸い続けました。湿った水音だけが静寂の中に
うごめきます。
彼はやっと唇を離すと、今度は舌を信長の陶磁器のような肌全体に這わせはじめました。
長くほっそりとした足、手……、そして、豊かにふくらんだ胸元に舌を伸ばします。
政秀は美少女の胸の先につんと尖った可愛らしい蕾を口に含みました。信長がぴくっと
身体を痙攣させます。すると彼はそれに勇気づけられ、口の中で舌を激しく往来させ、蕾
に責めを加えるのでした。そして柔らかな乳房を夢中になって揉みたてます。
政秀は陶酔の極地に達し、我を忘れそうでした。しかし、なんと不思議な光景でしょう
か。初老の男が40歳年下の美少女の乳房を一心不乱にむさぼっているのです。それは倒
錯的で、一種異様な光景でもありました。
信長はそっと手を伸ばして、政秀の男のものを握りました。
「あ、そのようなことを……」
彼は慌てて腰を引こうとしますが、信長はそれを許しません。
「爺、柔らかいままだな」
「私はもう老骨で御座りますから」
「うむ。ならば、私がおまえを元気にしてやろう」
そう言うと美少女は身を起こし、政秀の柔らかな男のものに可憐な顔を近づけ、吸い付
きました。
「あッ、お止めください。そのようなことをされてはいけません」
「なぜだ」
美少女は不思議そうな顔で政秀を見ます。
「信長様は織田家の当主であらせられますぞ。それが、このような老骨のものを口に召
されるなどッ!」
しかし、信長は舌で政秀のものを優しく舐めると、悪戯っぽい笑顔を浮かべました。
「爺は家臣を大切にすることこそ名君の道、といつも私に言っているではないか」
「それとこれとは……はぅっ」
信長は亀頭の先端を激しく舐めまわすことで、彼の言葉を封じました。そしてひときわ
深くまでそれを口に含むと、舌をまわして亀頭部全体を愛撫します。
政秀は大きく股を開いてのけぞり、その間に信長が身体を入れて彼の股にすがりついて
います。織田家の当主が家臣の股間に顔を埋めて、もっとも下賎な場所に口で奉仕してい
る姿は背徳的な扇情さに満ちていました。そして、彼女が政秀の陰茎を咥えたまま首を振
るたびに長い髪がさらさらと流れ、彼の太腿をくすぐります。そして、漆黒の髪がたゆた
う度に、その隙間から甘い女の香りが立って政秀の鼻をくすぐるのです。
彼は、美しい主君の口の中で陰茎に血が流れ込み、ゆっくりと怒張してくるのを感じま
した。
「勃ったな、爺」
愛らしい当主は唇から政秀の淫らな男の槍を出して言いました。そして、そっとその不
恰好なものの先端に口づけます。鈴口から染み出した透明な粘液が糸をひいて、美少女の
唇と陰茎の間に橋を架けました。この上もなく淫猥な取り合わせです。しかし、この若く
元気な少女が、政秀にはまるで淫らな神の使いのようにも思えるのでした。
信長はぬめった瞳で世にも切なげに政秀を見つめてきました。
「不思議だな」
と呟きます。
「爺とこのような事になるとは、昔は考えたこともなかったぞ」
「悔いておられますか」
「そうかもな」
「もしもそれならば──」
と政秀が難しい顔をした時、茶目っ気のある美少女は彼の胸の中に飛び込んで、素敵な
笑顔を浮かべていました。
「嘘だ。戯れだよ、爺」
どうやら、またも愚直な教育係は悪戯好きの悪童にからかわれたようでした。政秀は顔
をしかめて見せますが、楽しそうな彼女を見ると何も言えなくなるのです。
「若」
と彼は呼びかけると、そっと信長の柔らかな髪を撫でます。
「どうか、今夜は不肖政秀にお甘えくだされ。女子とは、そういうものなのです」
信長は微笑を浮かべて、
「そうなのか。女というのは、いいものだな」
と言うと世にも幸せそうな表情をして政秀の胸に頭を預けました。目を瞑って甘えるそ
の顔には、成熟した女の香りが漂っています。
苗木の頃から毎日毎日熱心に水をやり肥料を与え、すくすくと育ってきた極上の大樹。
その甘く危険な果実が政秀の前に実っていました。未だかつて、手塩にかけて育てあげた
娘の果実を自ら刈り取った者があったのでしょうか。それは神の理を犯しかねない許され
ざる行いです。
しかしながら、だからこそ、その実はこの世のものではないかのように甘いのかも知れ
ません。政秀の胸には、幼い頃からの信長との幸せな日々が走馬灯のように去来していま
した。苦労したことも多かったけれども、その中にぽつりぽつりとあった幸せな思い出が、
政秀の何物にも変えがたい宝物でした。
冬の朝早く、ふたりで白い息を吐きながら素振りをしたこと、釣りに出かけたこと、水
泳をしたこと、旅をしたこと。
彼女から貰った贈り物は残らず大切に保管してあります。それは、幼い頃にもらったど
んぐりや、変わった形の石から、還暦に贈られた赤いちゃんちゃんこに至るまでのすべて
です。
そして今、政秀は新たに信長から、彼女のもっとも大切なものを受け取ろうとしている
のでした。
政秀は、ぐっと力を込めて信長の中に入りました。
信長が一瞬だけ身を硬くし、そして息を吐きながら力を抜いていきます。
「最初は、ゆっくり……」
彼が信長の耳元に囁くと、彼女は黙って何度か頷きました。そうして、ゆっくりと政秀
の抽送が始まります。彼は大きく少女の股を開きました。そして、少女の奥深くへと侵入
していきます。
信長は目を開いて、揺れる瞳で政秀を見ました。
政秀は肯いて、ゆっくりと動き始めます。静かな闇の中に湿った水音が響き、ふたりだ
けの淫らな夜の時間が流れ始めるのでした。
ふたりは見つめあって、身体で対話を始めます。政秀は慎重に腰を滑らせながら、美少
女が快く感じる点を探っていきます。
信長は押し寄せてくる快楽の波をつかまえて離さないように全神経を女の部分に集中し
ました。そして、ふたりはいくつもの大波を越えながら桃色の海原を疾走していくのです。
「爺、ひとりに……するなよ」
少女はうわ言のように言います。
「若、私は若といつまでも一緒ですとも」
政秀は信長に口づけて、快楽の駆動力を増していくのでした。初めはぎこちなかった彼
女の反応も少しずつ熱を帯びてきます。
いつの間にか、じっとりとした脂汗が美少女の肌をぬめらせていました。陶磁器のよう
な白い肌が月の光を浴びて、生きた京人形のように妖しげな雰囲気を漂わせます。長く真
っ直ぐに伸びていた髪も今は汗に濡れ、べったりと頬にはりつき、政秀が突き込む度に八
方へ振り乱されるのでした。
今や、ふたりは狂乱の域にありました。政秀が息を荒げて少女の女を抉れば、彼女は身
体をのけぞらせて彼の身体を引き寄せます。
政秀は彼女の乱れる姿を見て、まるで鬼女のようだと思いました。ですが、一方でその
姿は淫らな菩薩のようにも見えます。慈愛に満ちて神々しく政秀を受けて入れているよう
でもあるのでした。小さな頃から一番近くで眺めているはずなのに、未だに政秀はこの美
少女の本質がつかめずにいるのです。あるいは、鬼と菩薩の同居したような二面性こそが
信長という男装少女の本質なのかも知れないのでした。
ふたりの汗がないまぜになり、夜の甘い霧の向こうに妖しく溶けていきます。快楽の奔
流の中でふたりは泳ぎ、溺れていきます。そしていつか、水平線の向こうにふたりは快楽
の終着点を見出しました。
政秀が目で合図すると、少女は少しだけ頷きました。刹那、まるで切れ味鋭い日本刀が
走ったような煌めきとともに、彼女の意識は快楽の彼方でぷっつりと途絶えました。
小鳥のさえずりと眩しい朝日で信長は目覚めました。
身体の上に着物がかけられており、そばから政秀はいなくなっています。
「爺め、私を残してどこに行ったのだ?」
まだ意識の覚めやらぬ夢うつつの中で身体を起こし、着物を身につけます。
そして彼女はゆっくりと山を降りていきました。昨夜の奮闘で信長の身体はすっかり疲
労を溜め込んでいました。まずは風呂に浸かって、激しい交歓の痕跡を洗い流さねばなり
ません。
そして、そう、政秀に会わねばなりません。
彼はどんな顔をして信長を見るのでしょう。いつものように真面目くさった顔でしょう
か。それとも、茹で蛸のように赤くなるのでしょうか。いずれにしても、彼の反応を見て
からかうのは少女の楽しみでした。彼には今まで多くの世話をかけてきました。これから
は、彼には少し楽をさせてやらねばなりません。
今度は信長が彼に恩返しをする番なのです。
「信長様っ!!」
彼女が山から町へ降りて屋敷へと向かっていると、息せききって駆けてきた者がありま
す。屋敷の近侍でした。
「なんだ、騒がしいぞ」
「大変です。平手様が──平手信秀様がっ! ご自宅で──」
信長は目を見開きました。
「──見事に切腹召されました」
その言葉は、どこか遠くで聞こえているようでした。信長の目の前が絶望の中でゆるや
かに暗転していくのです。
「──爺、何故だっ!! 何故死んだっ!!」
家臣達に背後から取り押さえられた信長が、それでも暴れながら平手政秀の屋敷の扉を
殴りつけます。
「ずっと一緒だと言ったではないか! なぜ私をひとりにしたのだ!!」
信長の瞳に、後から後から涙の雫があふれてはこぼれ出していきます。
「この、大嘘つきめが!! 貴様、許さん。許さんぞ!!」
「信長様、ご乱心召されるな」
「うるさい、放せ。近寄る者は叩き斬るぞ」
すっかり取り乱した様子の信長に向かって平手政秀の屋敷の近侍がやって来て、恐る恐
る一片の封書を差し出しました。
「なんだ、これは」
「政秀様の遺書に御座います」
「遺書だと……」
美少女は少し落ち着いた様子になってじろりと眺めます。平手家の近侍はその得体の知
れない迫力に震え上がりました。
「政秀様のお部屋の文机に残されていたのです」
信長は、そっと封書を開きます。
そこには、いつもの政秀の几帳面な文字で、連綿と信長の生活に対しての諫言が述べら
れていました。彼女の服装から歩き方、箸の持ち方に至るまでが事細かに書き記されてい
ます。
そして、肝心の事は触れられていないのです。
当主信長をなぜに突然見限って自死しなければならなかったのか。
「なぜだ……?」
少女は昨夜の政秀の目を思い出していました。なぜ、今さらこのようなことで腹を切ら
ねばならんのだ? 生活態度についてなど、口で言えば良かろう。何も今、死んで諫言せ
ねばならぬことではない。そう、今必要なのはそばに政秀が居て、支えていてくれること
なのだ。彼が信長の元を去っていくことなどでは、断じてない筈なのだ。
そこまで考えて、信長はふと昨夜政秀が言った言葉を思い出しました。
「大人になることは辛う御座いますぞ。それでも宜しいか?」
ふっ、と信長の唇の端に自嘲めいた笑みが浮かびました。ああ、今頃気づくとは、なん
と私はうつけなことよ、と彼女は思います。彼は何度も彼女の前に手がかりを残しておい
てくれたのです。
「──強くなれ」
政秀は、信長にひとりで生きていくという試練を課したのでした。
いつだって、政秀は信長が強くなるためには鬼にも蛇にもなる男です。そして、その辛
さの中から一筋の光を見出せるように見守っている男なのです。
そして遂に政秀は、身命を賭して信長に最大の試練を贈ってきたのでした。
「愚かなことよ、政秀」
と信長は涙を流しながら独り言ちます。
「自分の命を賭けてしか私にものを伝えることができぬ。なんと不器用なことよ」
ですが、そんな不器用なあの男を、少女は誰よりも慕っていたのでした。癇の強い子供
だったお吉の面倒を見るのは大変だったことでしょう。子供だったお吉は散々に政秀を困
らせたものでした。ですが、それでも彼はお吉を嫌うことはありませんでした。
政秀が怒る時には必ずその裏に愛があるのでした。少女がどうあろうとも等しく愛し続
けること。無条件の愛。
「愚かなことよ」
と彼女は空を仰いでもう一度呟きます。
散々迷惑をかけられて、これからやっと見返りが来るという時に死ぬ奴があるか。
これでは政秀、おまえは、私に与えるためだけに存在したかのようではないか──。
だが、と信長は思うのです。
政秀の死は無駄にしない。
少女の時代は終わりました。これから彼女の前には地獄にも似た骨肉の争いが待ってい
ます。しかし、決してその中で負けはしない。必ず勝って生き残る、と。
やがて信長は、苛烈な英断の連続で家中の反対派と衝突。反対派を粛清して当主として
の地位を築きあげていくことになります。そして桶狭間にて今川義元を討ち取った後の躍
進はあえて語るまでもないでしょう。
しかしこの時はまだ、信長は少女と大人の境でゆらゆらと不安定に揺れています。政秀
が命を懸けて差し出した通過儀礼を受け止めかねているのです。まだ胸の中はあの男の微
笑みが占めています。
ですがそれも一時期のこと。やがてまた別の仲間達が彼女の元に集い、空虚な隙間を埋
めていくのです。とは言うものの、羽柴秀吉を初めとした優秀な家臣達が台頭してくるま
でには、まだ今少しの時を待たねばならないのでした。
了
以上です。
>>25 GJ!なかなかの力作だと思う。平手の気持ちがよく伝わって切ないね。
個人的な好みで恐縮だけど、折角信長を主人公にするのなら、
女体化であっても、文体は変えて欲しかった。
ですます口調じゃない方が好きだな。
語るまでもないとか、待たねばならない。みたいな感じで…
ですます口調で地の文を書くと臨場感は減ずるけど、御伽草子? のような空気が出てくるんだよね。
自分としては割とそういう面を生かしていたと感じる。幸先の良いスレの船出になったと思うよ。
まあ、好みの問題だよね。私もこっちのほうが好き。
GJ
>>29 さっきそちらのスレ見てきた。
テンプレ間違いは自分がよく確認せずテンプレ案をそのままコピペしてしまったためだ。
その件については迂闊な事してしまって申し訳ないと思っているし、別に他意もないよ。
こちらのスレへのリンク張ったのが気に障ったのだとしたら、それも謝る。考えが浅かった。
変なの湧いてる最中だからそう考えそうになる気持ちはわからないでもないが、
スレ潰しが目的かなんて言われるとさすがに悲しいし、
そちらに湧いてるのがこちらのスレ住人の総意、とは思わないでほしい。
>>1 乙
早速小説を投稿しようと思いますが注意書きをば
・禁止相姦の要素を含みます
・女信孝(信長の三男)×織田信忠要素有り
・陵辱、輪姦物
以上です。
32 :
戦姫1:2007/02/11(日) 17:46:09 ID:xNltsOCE
敵に捕らわれた女―織田信孝は自分を見下ろしている男達を睨みつている。
今日は信忠と信雄と己だけでの出陣で彼女は手柄を立てるつもりだった―殿を務めて兄達を後退させたまでは良かったがその後、後ろから殴られる衝撃を受けて意識を手放した。
次に意識を取り戻すと両手を後ろに縛られた状態で床に寝かされている所に男達が入って来て今の状況に至る。
一人の男が彼女に近寄りしゃがみ込むと彼女の着物の帯を掴んだ。
「おい、こいつ男だろ…何してるんだ?」
「…直接肌を嬲った方が痛みが増えるかも知れねぇぜ?」
男が帯を引っ張った音が聞こえると信孝は身体を強張らせた。
着物の隙間から見えるのは晒しで固めてあるがそこにあるのは女のそれである。
「見ろよ…こいつ女だ!」
帯を引っ張った男がそう声を上げると回り男達の歓声が聞こえた。
信孝は男達の歓声を聞くと悔しそうに歯軋りを立てた。
男は上着を乱暴に腕まで引っ張ると邪魔な部分は容赦なく破いた。
袴を脱がすと男達は自分達が見に纏っている服を脱ぎ捨てた。
その様子を見ていた彼女は舌を噛もうとしたがその前に口に布を突っ込まれた。
「駄目でしょ?これから俺達とイイコトするんだから…」
彼女の耳元でそう呟くと上半身を起こさして男は後ろに回ると晒し越しから胸を撫でる。
その瞬間、身体に嫌悪感が走り彼女は足を激しくばたつかせたが男達により押さえつけられた。
「普通に取るのとこれで斬るのどっちが良いか?」
脇差を見せる男に他の普通に取れ、それで斬れと男達の意見が飛ぶ。
結局、その男の判断なのか胸に脇差を近づけると先を立てに動かした。
露になったふくよかな乳房に男達の視線が向かう。
後ろの男は他の男達に見せ付けるように乳房を揉んだ。
快感よりも嫌悪感が走っている信孝は勿論、感じてなどない。
これが兄であり恋人でもある信忠ならば感じていただろうが、触っている相手は恋人でも何でもない。
「結構、やわらかくて気持ちいいぜ…乳首の触り心地も良い。」
「早く、俺達にも触らせろよ!?」
「まぁ、もう少し待てよ。今からこいつを取るからよ?」
そういうと男は褌に手を掛けて一気にそれを取り除いた。
無理矢理足を大きく開かせると彼女の恥部が露になる。
「…まだ、濡れてないみたいだな?」
秘部をなぞりながらそう呟くと彼女の口から布を外して口に何かを突っ込んだ。
本当は飲みたくなどなかったが男が手を突っ込んでいる為、彼女はそれを飲むしかなかった。
「ッ…何を飲ませた!?」
彼女はそう叫ぶと後ろにいる男を睨みつけるが男はにやにやと笑いながら秘部を弄っているだけだ。
しばらくすると信孝は身体の異変に気付いた。
気持ち良くなどないのに身体が熱を浴びているのだ。
「俺があんたに飲ませたのは媚薬だ…特性のな?」
男はそういうと彼女から離れたが、直ぐに別の男が二人程近づいて来た。
二人の男は乳房を舌で舐め回しながら乳首へと舌を移動させる。
乳首へと辿りつくと一人は舌で乳首を転がしたり、甘噛みをしてもう一人はちゅぱちゅぱと厭らしい音を立てながら吸っている。
感じたくなどないのに乳首は立ち上がり硬くなっていっている。
「感じているらしいな、乳首が立っているぜ?」
「ッ…黙れ!」
彼女の声を無視すると男は再び乳首を舌で突く。
暫くすると二人の男は同時に乳首を強く吸った。
33 :
戦姫1:2007/02/11(日) 17:46:44 ID:xNltsOCE
「っあ…ぁあ!!」
その瞬間、彼女は身体を震わせながら絶叫を迎えた。
「あーあ、イっちゃたねぇ?」
彼女の様子を見ると胸を吸っていた男はにやにやと笑いながら秘部をなぞった。
秘部からはグチャグチャと厭らしい水音が奏でている。
こんな男達にイかされたと思うと悔しさで涙が流れる、しかし、その彼女の顔は男達の欲情を仰ぐ物でしかなかった。
男は信孝の脚を開かせると購入を始めた―秘部にじゅぶじゅぶと音を立てながら男根が進入して行く。
「っ…いゃあ…ああ!助けて!!あにぅえぇぇ!!!」
信忠以外の男に購入され、ついに耐えられなくなったのか信孝はそう悲鳴を上げて脚をばたつかせ力一杯に身体を震わせる。
「黙れ…」
男は低い声でそう呟くと彼女の頬を叩き、太股を押さえて一気に男根を押し入れた。
購入を終えると男はすかさず腰を上下に振り始めた。
「っうお…気持ちいいぜ!締め付けがたまんねぇ!!」
締め付けの良さに男が腰を振りながら声を上げる。
その様子を見ながら他の男達は自分のモノを扱いている。
「っああぁあ…いゃああ…あにうえぇ!!」
男に膣内を突かれながら信孝はこの行為が終わる事だけを祈った。
腰を激しく動かしつつ男は乳首に顔を近づけ吸い付いた。
「うぉおお…出ちまうぅぅ!!」
「いゃああ…やめ…ぇ!!」
男は彼女の最奥を突いくと自分の欲望を胎内に放った。
彼女の欲望に出し切ると直ぐに二人目の男が秘部に男根を宛がってきた。
しかし、彼女のその男の事は記憶には残らなかった。
34 :
戦姫3:2007/02/11(日) 17:48:08 ID:xNltsOCE
次の日、乗り込んできた信忠軍により敵軍は壊滅となった。
「っ…信孝!?」
城内で妹の姿を発見した信忠は目を見開いた。
そこには他の男を咥えて込んでいる妹の姿があった。
「っあ…兄上…助け…て…いゃあぁぁ!!」
信忠の姿に気付くと信孝は助けを求めるように手を伸ばす。
その声を聞くと信忠は男達に向かって刀を構えた。
男の人数は二人程で一人は妹の腰を振っており、もう一人は此方に向かって刀を向けている。
「信孝から放れろ…下衆共が…」
信忠は低い声でそう声を放つと男達に怒りに満ちた殺気を放った。
「い…いいのかよ、俺達に何かしたらこの女の命はねぇぜ?」
そういうと男は信孝に向かって刀を向けた。
「…私の事は構わないで下さいっ…ひっ…いっあああ!!!」
彼女を犯していた男が果てたらしく信孝の胎内に欲望を放った。
その姿を見ると信忠は頭に血が上ったが妹を人質に取られて何も出来ない。
信孝から男根を抜くと男は手を回すと彼女の腰を掴み首に刀を向けた。
「っ…信孝を放してくれ…」
「…あんたの首と引き換えだ。」
「っ…兄上、なりません!私と兄上の首を交換するなど!!」
「お前は黙っていろ!!」
そう叫ぶと男は彼女の乳首を摘んだ、痛みが走るがそれ何処ではない。
信孝は縛られている両手が男のものに届くのに気付くと男根を掴んで思い切り握った。
痛みで男が彼女を突き放した。
それを見たもう一人の男が彼女に刀を振り下ろそうとしたが、信忠によりその男は斬りられた。
残った男は恐ろしくなったのか腰を抜かす。
信忠は信孝の手首に撒いていある縄を刀で斬ると恐ろしい殺気を放ってその男へと歩み寄る。
「わ…悪かった…ゆ、許してくれ…」
「貴様等はそう言った信孝に止めたか?…止めなかったであろう?」
信孝は止めてと叫んだが彼等は止める所か、その反応を面白がって見つめていた。
信忠は男に向かって思い切り刀を振り下ろした。
信忠と信孝の二人しかいなくなった部屋で信忠は何時もの表情で妹の方に振り返ると彼女の頬に手を伸ばした。
その行動に安堵したのか信孝は意識を手放した。
35 :
戦姫4:2007/02/11(日) 19:35:02 ID:xNltsOCE
信孝が目を覚ますと部屋に寝かされていた。
暫くの間、記憶がはっきりとしなかったが時間が経つにつれて記憶がはっきりと思い出される。
「い…いやだぁあああ!!」
手足をめちゃくちゃにばたつかせて暴れまわる。
「信孝!?」
妹の声を聞くと信忠は勢い襖の扉を開けて部屋に入って彼女を抱きしめようと手を伸ばしたがその手は弾かれた。
「私は…もう汚…れ」
「そなたは汚れてなどおらぬ…今でも私の愛しい女だ!」
涙を流して掠れた声でそう呟いている彼女を信忠は力一杯抱きしめた。
彼女が信忠にとって愛しい存在だという事は今でも変わってはいない。
「っ…兄上…抱いて下さい…」
妹の声を聞くと信忠は彼女の顔を見つめた。
「…良いのか?」
「何もかも…忘れたいのです…」
「分った。」
信忠は返事を聞くとそっと彼女に口付けた。
信孝は兄の顔が近づいて来るのを見るとそっと目を瞑った。
「っんぅ…」
口壁を犯しながら着物の中に手を入れてたわわな乳房を揉むと信孝の身体はピクリと震えた。
唇を放すと信忠は着物の帯を解いた。
露になった白い肌を見ると信忠は肌に印を残しながら乳首を指で持て遊ぶ。
「あっんん…んぅ…」
ビクビクと身体を震わせながら声を上げている信孝を見ると信忠は秘部に指を購入した。
「あっああん…あっ…ん!」
「信孝…愛している。」
信忠は耳元でそう囁くと口付けを交わしながら信孝の脚を開かして秘部に男根を埋ていく。
信孝は身体の痛みに耐えようと信忠の背に手を回す。
男根を埋め終えると信忠は腰を激しく振り始める。
腰を振られて突き上げられる度に限界が近づいていく。
「あっ…兄上…愛していま…すっあっああ…!!」
「っ…私も…愛している…っくぁ…!」
勢いよく突き上げられると身体を震わしながら信孝は絶叫を迎えた。
妹が絶叫を迎えたのと同時に信忠も彼女の胎内に欲望を吐き出した。
「お前は私が護るから…何処にも行くな…」
隣で寝息を立てて眠っている妹の髪に指を絡めると信忠はそうと呟いてそっと唇を重ねた。
完
新作投下したのになんで誰も反応しないの?
投下した行動は賞賛に値する
が、レスとメ欄が気に食わぬ
今忙しくてまだ読んでない
職人さんゴメン。陵辱もの好きなのにorz
「購入」が気になって気になって…。
なんかの隠語とかだったらごめん。
40 :
31:2007/02/15(木) 19:22:49 ID:HbTheSiX
>>39 すみません、小説書く時に参考にした時のサイトにブツを射れる時の事を「購入」と書いてあったのでそれを使いますた。やっぱり、判り易い表現をした方が良かったですね…次投下する事があれば気をつけます。
ていうかそれは「挿入」だったんじゃないかと思うわけだが。
42 :
31:2007/02/15(木) 20:35:02 ID:HbTheSiX
>>41 今、そのサイトが何処あるか分からなくなったから分かりませんが「購入」では「挿入」だと思う。
「購入」の所は「挿入」に変換して呼んで下さい…。今から逝っています。
これからは、購入の単語を見る度に吹いてしまいそうです
45 :
31:2007/02/16(金) 17:49:51 ID:H4bSThRj
>>42の文「呼んで下さい」じゃなく「読んで下さい」で「逝っています」ではなく「逝って来ます」だな。
変換ミススマン。恥かしくなって慌ててレスしたが落ち着いてからレス返すのが一番だなorz
後、用語「購入」→「挿入」のミスは申し訳ないがエロ文を書くのは初めてなんで多少アレな所は目を瞑ってくれ。感想なら辛口評価も歓迎する。
次から自分はロムに戻るので雑談、投下して下さいorz
そういう事は何度も首突っ込まない方がいい
恥ずかしいのは分かるが
がんばれ。懲りずにまた投稿して欲しい。
うふ〜ん
49 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:20:41 ID:QWpNL8nu
一つ聞きたいのですが……
あるスレに投下した作品って云うのは別のスレでは投下してはいけないのでしょうか?
他所で投下したら、ここの方がいいんじゃねぇかと云われたもので……
途中の段階ならそっち引き上げて投下部分をこっちにコピペ、続きもこっちでいいんじゃないかと思うけど。
投下終わってるならわざわざ持って来る必要はないと思う。今度同じようなの書く時はこっちで、て事で。
まぁ元スレ知らんから本当にこのスレ向きなのか分からんけど。
51 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:58:48 ID:QWpNL8nu
えーとですね……
三国志戦記の曹操を女にしたら、郭嘉が赤壁に行くシナリオでどの様になるか
という内容です。
それは
>>1にあるTSスレに投下して、歴史ゲームのエロパロスレにurl貼り付けて告知
じゃないか
あとsageてな。今変なのいるから
蘇我入鹿、女体化で山背大兄皇子と従兄妹愛とか妄想。
捕手
近世で、近藤×土方(女)で書いてみようかな。
土方って鬼の副長だったらしいけど、女にしたら孤高のクールビューティーになりそうな…。
よしいけ。待ってる。
57 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 20:50:42 ID:cQWYPerl
あげ
前スレのログって誰か持っている?
保管庫じゃ見当たらなかったんだ
>>59 遅くなったがありがとう!早速読んでくる!
保守したほうがいいのかな
新撰組見たい