【涼宮ハルヒ】谷川流 the 39章【学校を出よう!】

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741名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 17:58:27 ID:PT40E7KL
ヌルーしようぜ。どうしようもないのはお互い分かってるんだから
742名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:09:27 ID:PkHW1BC9
>>738
すまん、話がよくわからなかったんだが……。
743名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:51:00 ID:qYgD2qnS
>>742同意
でも分からないなら分からないで別に構わん気もするな。
テーマが『尺の関係』ってことだけ分かったww
744名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:08:44 ID:+JYoCuYk
>>743
俺今から相当恥ずかしい事言うけど笑わないでくれよ。頼むぞみんな。

評論家気取りの先生共には大変申し訳ないが、
745名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:25:29 ID:Ej9a340W
この流れなら言える








746名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:26:51 ID:viU8LWCI
マンション管理人の爺さん 「脇役でもストーリーを変えることはできる」
新川さん 「何とか、バッドエンディングは避けてみる」
747名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:27:03 ID:67wP2JVK
少なくとも煽るだけのレスより断然マシ。
煽りは感想ですらないし。

俺もちょっと解りにくいと思ったな。
748名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:27:21 ID:hML9NkOb
俺は童貞
749名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 19:36:56 ID:CPButlQF
>>738
読後の最初の感想は
「え? 終わり?」

キャラの立回りがよく出来ていた分、イベントの扱いがアッサリしすぎた感が強いのと
短編の割に『尺の関係で』、『カット』が複数使われていたので

「前略」
「中略」
「後略」

以上です。のイメージに
750名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:14:52 ID:ioNkGIvS
>>738
うは、春休み被った
とにかくGJです
751名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:19:53 ID:9PfjK6Nl
わかりにくくてすいません
尺の関係がどうしても使いたかったもので短編にしました
ご指摘ありがとうございます   精進します
752名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:27:40 ID:qYgD2qnS
やっぱり尺なのかww
753名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:32:45 ID:SXZw/UCD
>>719
GJ。おもしろかった!
でも前回より、ほんのちょっとだけクオリティ下がったかな。
まあ、シリーズものでずっと同じクオリティ保つなんて、それこそ神だよな。
十二分に楽しませてもらいました! 乙です!

って……ん?
語り部分の文頭を一マス空けない。
台詞内での改行の次の文頭を一マス空ける。
でも、横に長く続く時はブラウザの改行に任せる。
って、その書き方、その文体。
それとこないだ言ってた「喜緑さんへの愛と、"長門"への愛があれば〜」
あれ? 既視感? あなたは……

でもそんなことはもうどうでもいい。
次回も是非書いて欲しい。マジで期待してます!
754名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:43:24 ID:qaAWfmQy
>>753のレスを見て思い出したけど、
>>284の長門嘘SSってあの人の作品だったんだよな。
スレ投下時は上手いな〜と思っただけで、全然気が付かなかった。
755芥子の実畑で会うならば:2007/02/10(土) 21:59:34 ID:q0jtLIkd
 涼宮ハルヒ(恐らく本名だとは思っているので俺には弁解のしようがない)は、生涯を唯我
論者で通したてきた人物だった。
 唯我論者とはつまるところ、この言葉をご存知でない方々のために開帳してみるとすれば、
おのがのみが唯一の実在物であり、はっきり言えばそれを取り巻く他人や宇宙の森羅万象は、
ただおのがみの想像の中にのみ存在し、その想像をやめれば一切存在しなくなる、という思想
を信じてやまない人間の話である。
 相手が誰であれ、その手の信仰の自由を妨げる資格が俺にあるとはもちろん思っちゃいない
が、というように風に弁明する必要もなく、そいつは案外常識ってやつを知っていたらしい。
幸も不幸もあった試しがないとはいえ特に何の風も吹かず義務教育時代を過ごし、文武に両道
を拓きつつ次第にUFOの類を追いかけなくなったのは高校一年、一人で過ごしたクリスマス
の夜を境に涼宮ハルヒのあからさまな奇行を見た者はついぞなかった。
 サンタクロースを知るのと単に絶望するのとではある意味対極的な違いが見られるものであ
り前者の場合は「救いなどないほうがよい」とされている以上、親の身にでもならない限り理
解が得られるはずがなく、ようするに救いのない話だ。あいつが最後の抵抗をしているのかさ
もなくばドン・キホーテを繰り返しているのかは誰に解るはなしでもないのさ。
 こうやって書き出しておいて、そんなある日――から始まる大風呂敷が古き良き慣わしなの
かは隣の誰かに任せるとして、だ。

 ある日のこと、涼宮ハルヒは名実ともに唯我論者となった。一週間を出ぬうちに親戚の家屋
が全焼し、自分は個人情報が駄々漏れ、あげくのはてに自分の前を通らせまいとして一匹の黒
猫を追いかけて片足を折り、脳震盪の後遺症で右目を失ったのだ。
 どれだけ情けないのか、ともかくこうまでなって病院のベッドの上に突っ伏しながら、そう
だ、もう一切に終止符を打とう、とあたしは決心した。
 透き通るような窓の外をに眺め、星空をにらんで、わたしは消えてなくなれ、と念じた。と、
それらのものは、もはや存在しなかった。それから、すべての他人よ、消えろ、と念じ、病院
は、病院としても不思議なくらい、森閑としずまりかえった。次に世界を消すと、あたしのか
らだは、プランと虚空に浮かんだ。わたしは、同じようにいとも簡単に、自分の肉体を消して、
いよいよあたし自身を消し去る、最後の仕事にとりかかった。
756芥子の実畑で会うならば:2007/02/10(土) 22:00:33 ID:q0jtLIkd
 なにも変わらない?
 変だな、とわたしは思った。唯我論にも限界があるのだろうか?
「そうだ」という、いかにも酒臭そうなダミ声がした。
「誰? 誰なの!」と、あたしは訊いた。
「わたしは、今きみが消滅させた宇宙を、創った者だ。きみがわたしのあとを継いでくれたの
で――」深い吐息が聞こえた。「――わたしもやっと、存在をやめ、一切を忘れて、きみに代
わってもらうことができるというものだ」
「じゃあ、何? それは――あたしは、どうやれば存在しなくなれるというの? もう嫌……
 だから――わたしの目的はそれよ! どうしろっていうの!」
「ああ、知っているとも」と、声は言った。「きみは、このわたしのやった通りに、しなけれ
 ばならないのだ。この宇宙を創造しろ。そして、その中のだれかが、きみが信じたのと同じ
ことを、心から信じ、宇宙を消し去ろうとするまで待つのだ。そうすれば、きみは隠遁して、
そのあとを継がせることができる。では、さよなら」
 そして、声は消えた。
 あたしはひとり、虚空に取り残された。この間のクリスマスよりも、本当に何もないけれど…
…ここには全部がある! あたしにできることは、一つしかなかった。あたしは、天と地を創造
した。
 創造には、七日かかった。


「あ、あの……ですね」
「黙りなさい」
「記憶が全部フォーマット、ですよ? それに、きみだってあの、世界が嫌になって……」
「ぐだぐだ言ってないで留守番よ! る・す・ば・ん! そのうち帰ってきたらぱっぱと消して
あげるから。それに――たかが、人間ごとぎが百年生きるかどうかよ」
 人間ごときが……でも……

 例の酒臭いおっさんを任意同行で連れ戻して、無理やり管理人を押し付けた。可哀相だけど、
あたしに逆らう権限はないはずだ。
 やり直そう、もう一度。

 あたしの、夢の続きを。





757芥子の実畑で会うならば:2007/02/10(土) 22:01:57 ID:q0jtLIkd
ごめん、二枚目sage忘れた。
758名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:10:32 ID:qYgD2qnS
ハルヒが本当に神になった話ってコトでいいんだな?
難解だったがGJ。
759名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:19:33 ID:SXZw/UCD
>>767
難しいな……。何かの改変もの?

>>754
>>284の長門嘘SSは、アスタの人。
760名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:23:29 ID:qaAWfmQy
>>759
うん、知ってる。
ただ加筆Ver見るまで気が付かなかったってなだけ。
761名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:26:02 ID:IHS+0EPV
おお。こういうの珍しいんじゃないか?ハルヒ関連だと。
原作はこの規模で書かれてないんだろうけど、俺は嫌いじゃないぞ。
次回作お待ちしております。
762名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:28:42 ID:9WG7t0E4
うーん………………………………………………………………………………………………。

世界の創造を酒臭いおっさんと等価にする不条理さに妙がある、ということかな?
763名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:29:59 ID:wVyNhVD0
フレドリック・ブラウンかなにかの海外SFでしょ。
もとネタの主人公の名前はウォルター・B・エホバ。
764名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:34:51 ID:wVyNhVD0
しまったageちまったぜ。
ちなみに763のタイトルは確か唯我論者だったと思う。
765名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:54:44 ID:/YoEn7oB
>>763
それだ!
どこかで読んだことがあるなあ……って気になってたんだ。
766名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:55:24 ID:IHS+0EPV
>>764
俺、今必死に本棚あさってるw

SSを読ませてもらった時、書き手さんがどんな本を読んできたのか想像するのが俺の一つの楽しみ。
いやイヤラシイとは思うけど、上手い人のは特に気になる。
767名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:56:49 ID:qYgD2qnS
>>759呼んだ?
768名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:54:36 ID:SXZw/UCD
>>767
……お、おう。ちょっと野暮用でなw
769名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:08:24 ID:zKmEOjnj
リピート・アフター・ミーするくらいの心構えで聞いてくれ。


ハルヒのおっぱいはデレ時にしか揉めなさそうだが、
(イメージとしては「……当ててんのよ」)
ツン時に揉んだ後のやりとりもなかなか良さそうだ。
みくるのおっぱいは揉む、というよりも埋め込ませる、だ。
思わず力を入れすぎて「あぁっいたいですぅ」とか言わせたい。
だが、残念なことに俺はSでは無いのだ。ほんと、残念。
長門のおっぱいは可愛い。
揉む、というかマッサージしてやるって言う口実にこねくりまわしたい。
それでも一切反応してないかと思えばちょっとだけ息を漏らしてたり。
鶴屋さんのおっぱいはなかなか大きい(と思う)。
スラっとしてて出るとこ出てて、吸い付くように手の平にフィット。
自然と指が動いちゃいそうだ。少なくとも俺は。
朝倉のおっぱいはエロい。
委員長なのにエロい。いや、むしろ委員長はエロくあるべきなのかもな。
どちらにせよ、今では感謝している。委員長=眼鏡というイメージを取り払えた。
喜緑さんのおっぱいは清楚で良い。
現実なら確実におっぱいとか揉ませてくれなさそうだ、とは思いつつも
腹黒に「揉みたいなら揉んでもいいですよ、ほれほれ」とか……もう、ギャップに胸キュン。(おっぱいなだけに)
キョン妹は、アレだ。
残念ながら俺には妹属性は無い。
かといって(おっぱいが)可愛くないといえば嘘になりそうな、そんな気がする。
ENOZメンバーのおっぱいはカッコイイ。
演奏中、ジャンプとかする時に、物理の法則に素直に従って揺れるおっぱい。
揺れるほどあるのかどうかが気になるところだが、どちらにせよ夜の練習とか一緒にしたい。
森さん(のおっぱい)はあんまり知らん、阪中(のおっぱい)も同様。


さて、2度目になるがこんな俺でもこのスレにいてもいいんだよな?
770名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:10:00 ID:v4emyYXl
>>769
>>769ががんばって文章を考えてる姿を想像すると萌(萎)えるから別にいていいんだからね!
771名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:13:52 ID:zKmEOjnj
べ、別にそこまで考えてないわよっ!
こんなの、5分もあれば出来るんだからぁ!
772名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:18:42 ID:vx95mZrF
反対する理由はない
好きなだけいるといいさ

三人娘の小中大のおっぱいに奉仕されるキョン、はアリだな
773名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:22:42 ID:mla6ZYBp
ミヨキチのおっぱいには触らないのか?>769
774名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:29:12 ID:zKmEOjnj
>>773
そりゃ、もちろん



触らない
775名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:34:56 ID:YfWyaNZ7
投下します。
776:2007/02/11(日) 00:36:16 ID:YfWyaNZ7


ああ、いったい何だってこんなことになっているんだろう?俺が一体何をしたというんだ。気まぐれで怒りっぽくて猪突猛進型の神様とやらに対して、文句の一つも言ってやりたいね。
「できればやめて頂きたいですね、僕としては。これ以上バイトが増えると、大切なSOS団の活動に支障がでますから……それより、大切なことは、いかにしてこの状況をのりきるか、です」
いつものように、ハンサム顔ににこやかな笑顔を浮かべ、超能力者が肩をすくめた。しかし、その爽やかスマイルも、俺たちを襲った異常事態に三割ほど明るさが落ちているようだ。
「ふえぇ……やっぱり、未来との通信がとれません……時空に断絶が生まれてます……」
朝比奈さんがふるふると震えながら、その瞳に涙を浮かべる。どうやら、今回もまた、朝比奈さんの出る幕は全くといっていいほどなさそうである。
「この空間に、閉鎖空間と近しいものを感じます。とはいえ、どうも僕の力は有効化されていませんね……閉鎖空間であっても、どちらかといえば、あなたと涼宮さんがふたりで行ったもの、に近いようです」
一言で要約すると、古泉も役立たずであるらしい。
「……だけど、肝心のハルヒはどうした?前のときには、俺より先に目を覚ましていたはずだが」
「そこです」
超能力者は、溜息混じりにまた肩をすくめる。
「なぜ、涼宮さんだけがいないのか……この謎を解くことが、ここから脱出する一つの鍵でしょう。そして、もう一つ」
古泉が指を一本たて、それを文芸部室の奥にある、うず高く積まれた本の山に向けた。
「彼女の力を借りる必要がありそうですね」
超能力者に指差された本の山が、おもむろに喋る。
「……びっくりするほどユートピア」
やれやれ。

777:2007/02/11(日) 00:37:10 ID:YfWyaNZ7


状況を簡単に説明しよう。
1.俺が夜布団に入って、目を覚ますと、そこは我らがSOS団の根城、文芸部室だった。
2.そこには、先に目を覚ました古泉と、朝比奈さんがいた。
3.いつも長門が座っているパイプ椅子あたりには、大量の本が山をつくっており、長門はその真ん中で、顔だけ本の山から出していた。
4.ハルヒだけは、どこにもいない。

なにがいったいどうなっているんだ……正直、頭が痛くなってきた。
「……これは、あくまでも仮説」
「なんだ、長門」
「ここは、真の読書家にだけその門を開く、本の楽園であると推察される。一日一冊以上読まないと、その厳しい入国審査にパスしないらしく――」
「却下だ。俺も古泉も朝比奈さんも、そんなに本を読まん」
長門は口を噤むと、顔の前に本をたて、無言の抗議を表しつつ、本の楽園へと溺れていった。だめだ、一番頼りになるはずの長門が、全く使い物にならん。
「……あなたは、今日、部室でおきた、涼宮さんと長門さんの会話を覚えていますか?」
額に指をあてて、背の低い刑事のやる推理のポーズをとりながら、古泉が真剣な表情で聞いてきた。
あー、たしか、ハルヒが長門に話しかけていたような……。
「あたし、覚えてます……涼宮さん、『有希は本当に本が好きね!さすがあたしの見込んだ読書キャラだわ!!』……って言ってましたぁ」
長門はもともと文芸部に付属されていたのであって、ハルヒが探してきたわけではないはずだが……まあ、確かに、ハルヒがそんなことを言っていたような気がするな。
「ええ、どうやら、すこし謎が解けてきたようですね。涼宮さんは、おそらく長門さんの読書好きに、今日の会話によって、なにか思うところがあったのでしょう。
そして、おそらくは、夢を見ているあいだに、無意識にそのような世界をつくってしまった……」
二割ほど笑顔に明るさを取り戻しながら、古泉が得意の解説を始める。うーん、筋は通っているようにも思うが、説得力が足りない上に、重大な欠点がある。
「なぜハルヒがここにいない?」
あの天上天下唯我独尊のSOS団団長涼宮ハルヒが、世界を創りかえるときに、自分だけ元の世界に留まっているようなタマだろうか?いや、ありえないね。
「……じゃあ、じゃあ、あ、あたしたち、ひょっとして、このままですかぁ?ふ、ふええぇ……ぐすっ……ぐすっ……」
朝比奈さんが耐え切れずにとうとう泣き出した。俺は朝比奈さんの肩に手を置いた。
「……いえ、この世界から出る方法はあります。俺の仮説が正しければね」
え、と顔を上げる朝比奈さん。古泉も意外だといった表情で俺を見る。
「聞かせてもらえませんか……あなたの仮説を」
なに、簡単なことだ。

778:2007/02/11(日) 00:37:56 ID:YfWyaNZ7


俺は、本の山に埋もれている長門に声をかけた。
「長門、ちょっと出てきてくれないか?」
「……だがことわる」
そうかい。
ま、それも予想してた答えだ。俺は心を痛めつつも、本を一気に床に崩し、長門のユートピア、本の城を陥落させた。
本の山から出てきた長門の姿をみて、古泉と朝比奈さんが絶句する。
「…………やれやれ」
「…………なるほど、こういうことでしたか」
「…………な、長門さん……そのおっぱい……」

いつもの平らな長門の胸は、もはや跡形もなく。
そこには、朝比奈さんのメロンをも優に超える、巨大、かつたわわな二つのスイカ。
巨乳少女、長門有希がそこにいた。

「…………じつにGカップ」
くらっときたね。鬼に金棒、長門に巨乳。
俺はその場で長門に求愛し、長門は初めてにっこりと微笑んでそれを受け入れてくれた。
「…………祝福を。結婚にはそれが必要」
長門の言葉に、拍手をする古泉と朝比奈さん。
もちろん、この世界にはハルヒという邪魔者もおらず、とうとう二人の愛の生活が―――

779:2007/02/11(日) 00:38:52 ID:YfWyaNZ7

……………………


「おい、起きろよ長門。閉館時間だ」
俺は机につっぷして寝ている長門を、少々無理やりだが、ゆさゆさと揺さぶって起こした。久しぶりに二人で図書館にきたのだが、やれやれ、長門が居眠りしているとは、空前絶後のこともあったもんだ。
「………祝福……Gカップ……ユートピア……」
寝ぼけているのか、長門はぼんやりした目で俺を見ている。ぼーっと膝の上に置かれていた手が、何かを探すように胸に伸びて、そこではたと止まった。
「……どうした?」
「ない……」
いや、もともとだろ。
「これが観察に適したサイズ」とか、前に自分で言ってなかったっけ?ぺたぺた。
自分の平らな胸に手をあてながら、愕然としたように、わなわなと震えだす長門。一体どうしたんだ?
「もう、閉館時間なんだ。読んだ本、棚に返しとくぞ」
俺は長門が読んでいたらしいSFの文庫本を棚に持っていく。ああ、これ、映画になったやつだ。というか、この作家の本、映画にしすぎだろ。
ふと、タイトルに書かれたことがちょっと気になった。帰りにでも長門に聞いてみるか。

「ヒューマノイド型インターフェイスって、夢とか見るもんなのか?」……ってな。


―――『長門有希は電気羊の夢を見るか?』―――

おしまい

780名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:39:37 ID:YfWyaNZ7
以上です。
781名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:40:18 ID:JG57vP3L
こういう夢オチはいいね。GJ
782名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 00:41:07 ID:qLjOwc4w
素敵だ!こういう長門もありだな!!
783名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:03:17 ID:mwjn+UPU
長門のセリフが一々受けを狙っていて鬱陶しいなんて事はまったく無く腹が始終ニヤニヤしっぱなしだコノヤロー。乙ですた。
784名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:22:55 ID:nJJ8ClFg
アナスイ吹いた
785名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 01:39:54 ID:TFR8LW5L
これはまさしく

カオスwwwwwwwwwwww

GJです
786名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:00:35 ID:KAkpBqCL
長門らしいシュールな夢だなw
乙です。
787名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:17:23 ID:zroWN7Bn
びっくりするほどユートピアってなんだっけか。
脳漿のあたりにドロップキックやられても思い出せなさそう。
いや。良い週末を迎えた。乙乙
788名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:17:30 ID:xpC9iQDm
途中でキョンが壊れてると思ったら有機生命体吹いた
789名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 02:58:38 ID:TFR8LW5L
>>787
2典にあるよ
もとは糞スレを良スレに変えた神レスだった
ああいう2ちゃんねらって本当にすごい
790名無しさん@ピンキー
まず全裸になり
             (  : )
        ( ゜∀゜)ノ彡
        <(   )
        ノωヽ

 自分の尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき
           从
       Д゚  )  て
        ( ヾ) )ヾ て
           < <

      人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人
    Σ                           て
    Σ  びっくりするほどユートピア!        て人__人_
    Σ         びっくりするほどユートピア!      て
     ⌒Y⌒Y⌒Y)                          て
             Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
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 |__       ヽ(゜∀゜)ノ
 |\_〃´ ̄ ̄ ヽ..ヘ(   )ミ
 | |\,.-〜´ ̄ ̄   ω > (∀゜ )ノ
 \|∫\   _,. - 、_,. - 、 \ (  ヘ)
   \   \______ _\<
    \  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
      \||_______ |

これを10分程続けると妙な脱力感に襲われ、解脱気分に浸れる


確か元ネタこれだろw