「ワルキューレ……」
和人が自分の名を呼ぶと、口を開けて陰茎を開放する。
引き抜かれた陰茎には唾が纏わりつきヌラヌラと光り、その粘っこい唾液が糸を引いた。
「ワルキューレ、うつ伏せになってお尻を突き上げて」
まだ興奮覚めやらぬ和人が要求する。
部屋の明かりは消されてないので、性器はもちろん、肛門までハッキリ見えてしまうだろう。
普段なら恥ずかしがって、明かりを消す事を要求するが、それでも結局はそのまま最も恥ずかしい部分を和人に晒す事になるのだが、今日は自分も興奮しているし、快楽を中断されたくなかった。
明かりを消す時間も惜しい。
言われた通りにし、お尻を高く突き出すと、その両側の肉を和人の両手が掴み、大きなパンを割るようにグイっと拡げた。
和人の目には水あめのようなシロップが溢れ、一部は太ももを伝い、一部は長い糸を引いてシーツに落ちてシミを作っている。
「!」
そのまま陰茎を挿入してくると思ったが、和人は再び性器を舐め始めた。
そして、その舌はさらに上へ……
「ああ〜っ!」
無防備な肛門を和人の舌が襲い掛かり、尖らせた舌が肛門内部への突入を試みているようだ。
キュっと締まっている肛門とそれをこじ開けようとする舌との攻防はワルキューレが息を吐いた瞬間に終わった。
息を吐き、肛門の締まりが緩んだ一瞬を和人の舌が逃さず進入した。
(ああん、ダメ。 和人様、そこはダメぇ)
恥ずかしくて堪らないが、押し寄せる快感が拒否の言葉を発するのをやめさせた。
性器以上に生々しい刺激臭と少し苦味のある味が無くなるまで和人は舐め続け、それが無くなるとようやく舌をやや濃く色づいた肛門から引き抜いた。
「あうっ!」
何の宣言も遠慮も無く、熱く硬い陰茎が濡れそぼる粘膜を押し拡げる。
膣内部の粘膜が陰茎の進入を拒むように抵抗し、ザラついた粘膜の刺激が和人の陰茎に襲い掛かる。
互いが激しく刺激し合う壮絶な快感を2人は貪るように受け入れた。
「うっうっうんっ!」
陰茎が出入りするたびにワルキューレが息と同時に声が出る。
(「気持ち良いよ」)(「ああっ最高だよ」)
いつもは目の前の美しい女性の膣内の感触に感嘆の声を挙げる和人だったが、今回はそんな余裕はないようだった。
一心不乱に腰を振り続け、ぶつけるように激しく突き入れる。
ぶしゅっぶちゅっ…… ぐじゅっ……
明かりが煌々と照らされてる部屋には2匹の雄と雌が本能の赴くまま行為に没頭し、その結合部から湿った音が響くだけだった。
「うっ、あっ、あうっ…… あうんんっ…… おあうっ」
愛を交わす声と言うより獣の唸り声のような声がこだまし、それはやがて咆哮に近いものに変わっていく。
「うっ…… くぅっ!」
和人が息を詰め呻き声を挙げると、ワルキューレの身体もうっすらピンクに染まり、やがて小刻みに痙攣を始める。
「あああおうんっ……」
大人しく控え目なワルキューレらしからぬ大きく激しい声を出すと、身体の痙攣はひときわ大きくなり、ガクガクと打ち震えた。
・・・・・・
少し落ち着いた2人。
和人の胸に顔を埋め、和人は優しく抱き抱えてレモンイエローの髪を優しく撫でている。
「和人様、気持ち良かった…… です」
顔を胸から離して見上げながら言う。
和人はニッコリと微笑んでワルキューレの顔を上向かせると軽くキスをした。
口が離れると
「和人様は? 気持ち良かったですか? 私の身体…… 私の胸、私の口、私のアソコで和人様は満足されましたか?」
最初の「気持ち良かった…… です」の時に和人の返事が欲しかったようだったが、それが無かったので催促した形になる。
和人はさらに強くワルキューレを抱きしめると
「うん、気持ち良かった…… 最高に気持ち良かったよ」
耳元で囁いた。
「良かった……」
和人がそう言う事は解りきってはいたが、あえて口にしてもらって、安心を覚えたのだった。
お風呂の時、鏡に映る自分の身体を見るたびに、大きすぎる胸、最近になって張り出したお尻。
艶かしいカーブを描くボディラインを見るたびに
「何か…… いやらしい身体……」
自分の身体ながら見てて恥ずかしかったが、和人がその身体で満足してくれる事が嬉しかったし、いやらしい身体でも和人が満足してくれるならそれで良かった。
「か、和人様」
ワルキューレが何か決意したように口を開いた。
「どうしたの?」
和人も表情を固くして聞く。
「あ、あの…… 私は和人様が大好きです。 愛してます、宇宙で1番」
「ボクもだよ……」
「だったら、あのごめんなさい。 御気を悪くなさらないで欲しいんです。 お願いします」
彼女の真剣な眼差しが訴えかける。
「うん、何?」
和人も覚悟を決めて尋ねた。
「あの、お盆の夜……」
「お盆?」
「あの夜…… ゴーストとは何も無かったのですか?」
ワルキューレの言葉に少し驚いたが、同時に凄く安心したように、ホッとしたようだった。
「ああっ。 やっと聞いてくれたね」
「えっ!」
和人の言葉にワルキューレは驚いた。
「あ、あの、どういう……」
尋ねると、柔らかな笑顔で語り出した。
「あの夜は本当に何も無かったんだよ。 信じてくれないけもしれないけど」
ワルキューレは小さく2回、首を振った。
「で、でも隣で和人様の、その…… ちょっとえっちな声が……」
言われると、少しバツが悪そうに
「実はね、ちょっとだけ、ゴーストがボクの体を触ったり、舐めたりして…… その時ちょっと…… 出ちゃったんだ」
「……」
「でも、ワルキューレが起きてたって事を聞いて、納得したよ。 どうしてゴーストがあんな事をしたのか、その後、「今夜の事はあの娘(こ)が聞いてくるまで何も言っちゃダメ」って言ったのかが」
2人だけの時間流れてたが、その安らぎの時間はカーテンが風に揺らめいた時に打ち消された。
「あっ!」
カーテンが揺れている。
窓は閉まってるはずなのに。
「お邪魔するわね」
音も無く静かにゴーストが窓から入って来た。
「ゴースト!」
まだ、腰の辺りに力が入らないワルキューレが、フラつきながらベッドから飛び出すと、全裸のままゴーストの前に立ちはだかる。
両手を広げ、和人を守るように……
だが
「大丈夫よ、今日はお話に来ただけだから」
そう言うとゴーストは和人の机の椅子に腰掛けた。
それを見てワルキューレはベッドに戻り、和人にしがみつくように体を寄せた。
「どうやら、聞き出したみたいね?」
切れ長の目で2人を見つめて言うと
「貴方、ご存知だったのでしょう? 覗いていたの?」
ワルキューレが食ってかかる。
「まあまあ、そんに怖い顔しないの。 和人が見てるわよ」
さらりと受け流すが、ワルキューレの表情は厳しいまま。
「どうして、あんな事をしたの? 私達…… ううん、私を試したの?」
「まあ、そうね。 貴方が「和人を信じてる」と言ってたからその想いがどこまで本当かって。 ごめんなさいね、意地悪して」
素直に謝るゴーストが意外だった。
「私言ったわよね? 「相手を最後まで信じるのも愛だし、互いが納得するまで話し合うのもまた愛」って。 貴方達がどちらを選ぶか見たかっただけ」
「……」
「そして貴方は選択した……」
「どちらが、どちらが貴方にとって正解だったのですか?」
ワルキューレが聞くが
「そんなものは無いわ。 最初から正解あんんてないのよ。 貴方と和人、2人が選んだ道が正解なのよ」
「何故そんな事を?」
「だって、特に貴方。 「和人を愛してる」とか「信じてる」とかいう割にはそうでない事も多いでしょう?」
「!」
「それに迷って、恋愛に自信が無くて…… だから気持ちがすれ違ったり。 今日なんかどうだった? 貴方は和人を信じてた?」
それを言われると何も言い返せない。
「だから貴方達の選んだ道、「話し合う」が必要なのよ。 貴方は和人の全てを知りたい。 それは貴方が和人に全てを晒しているから。 違う?」
小さく頷いた。
「これが出来れば、貴方達はもう大丈夫。 どんな障害も超えられるわ」
「……」
「かと言って詮索し過ぎると和人がイヤがるかも知れないから、程々にしておかないとダメな部分もあるけど、それは和人より貴方が学ばないとね」
「ううっ……」
イヤなご先祖様だなぁ。
でもやられっ放しじゃ気が治まらない。
「も、もう、大丈夫です。 私はそれでも和人様を信じてますから、和人様がおっしゃらない事は聞かなくても平気です!」
「あら、言うわね。 じゃあちょっとテストしてみましょうか?」
言った手前、ワルキューレも引く事は出来ない。
「ええ!」
返事が返ってくると
「じゃあ和人、ちょっと来て」
和人を呼んだ。
和人が来ると、手で口元を隠して耳元で囁いた。
(「貴方、あの娘の妹とはどうなの? あの小さい亜麻色の髪の娘のこと」)
(「!」)
和人が驚愕の表情でゴーストを見た
だが、ゴーストは関係ないのに横目でワルキューレを見て、ワザとらしく指差して続ける
(この事だけは何があっても、あの娘に聞かれても絶対に喋っちゃダメよ。 いいわね」)
操られたように和人が頷くと
(「んふふ、いい子ね。 それにしても大人しそうな顔して、貴方も……」)
ああっ気になる。
でも今しがた啖呵を切った以上、根を上げる事は出来なかった。
(「いいこと、火遊びも程々にしないと火傷するわよ。 まあ、私としてはあの小さい娘も子孫だからどちらが「幻の恋人」の子を宿しても関係ないけど…… 貴方達はそうはいかないでしょ」)
(「安心していいわ、私も絶対に言わないから、あの娘(ワルキューレ)は私達4人の思念を1番色濃く受け継いだ子孫なんだから不幸にしたくないから」)
固まったように和人が頷いた。
それを確認すると、ゴーストが和人の耳元を隠していた手をどてて、ワルキューレを見る。
「どう? 気になるでしょ?」
「き、気になんかならないです!」
強がってる様子が手に取るように解る。
クスクスと笑うと、今度は和人を試すように
「じゃあ和人、貴方から今話してた事を教えてあげれば?」
一瞬和人の顔から血の気が失せるが
「う、うん。 あのね、「ワルキューレは私の可愛い子孫だから、不幸にしたらゴーストは許さない」って」
苦しかったがウソは言っていない。
ゴーストは
(それで良いわよ)
と言う感じにウンウンと頷く。
「あのね、知ってしまえば「なんだ、そんな事か」と呆れる事もあるわ。 だから、全部が全部相手に聞き出す事は相手を縛り付けることになる」
「それが2人にとって良くない方向に向かう事だってあるから、注意しなさいね」
「これで貴方達も大丈夫ね、それじゃ、私は帰るわ」
「あ、あの……」
この前は言い過ぎたと謝ろうとしたワルキューレだったが
「私もそろそろ帰らないといけないから、言いたい事があったら来年にしてちょうだい。 それじゃあね、白い皇女と幻の恋人…… 私達の子孫と、私達の幻の想い人……」
ゴーストがフワリと風に乗るように満月に向かって飛び去った。
次の日以降、ワルキューレは必要以上にベッタリとくっつく事は無くなった。
またライネが遊びに来て
「ねえ和人様、今日も暑いですし、プ〜ルに行きませんこと?」
コンビニで買ってきたアイスを食べながら和人に甘えかかる。
「ライネ様」
ワルキューレが怒ることを心配して真田さんが声をかけるが
「んふふ、ライネ。 だからあまり和人様を困らせてはダメよ。 でも…… 和人様、折角ライネも水着を持ってきているようですから、参りませんか?」
昨日までと違って余裕しゃくしゃくの態度に驚くと同時に少し拍子抜けした一同であった。
(だって…… 私は和人様を信じてるもん……)
「オルタナティブ 〜満月の愛〜」・・・・・・おしまい。
これでお終いです。
ですけど、最初にも書きましたが、このお話はあくまで独立したお話ですので、ここでの状況や相関関係、事実関係は以後のお話には継承しませんから、悪しからず。
それにしても480kb。
ホントは485〜490kb位になるつもりでお話させていただきましたが、少し見込みと違ったみたいです。
さて、書き忘れましたが、途中ながら感想頂いた皆様ありがとうございました。
過分なお言葉いただき恐縮いたします。
との言葉を賜ってます。
さて、まだまだ暑い日が続きそうですので、皆様もお体には充分お気をつけてお過ごしくださいませ。
それでは、おやすみなさい。
>>458 お疲れ様〜GJです。
う〜ん
ワルキューレの空回り具合が凄まじくて……読んでてホント面白かったです。
最初、ヤンデレ展開かな?とか思ってたんで、一体どこでワルキューレが耐えられずに暴走して、和人を監禁しちゃうのかと、ハラハラしましたよ…w
「私の和人なんだから私だけを見るのが当然」とか言って…
憎いねぇ…ゴースト…あんな試練だったとは……憎いねぇ…(ナニ
あと…
(こういう個人的な意見書くと荒れるのかな?気に障ったらすみません。スルッとスルーする推奨)
あんましライネがワルキューレのこと慕ってないような…悪女過ぎるような…
>>458 GJ!
ニクイねぇ
見せ方読ませ方が上手い、もうかたっぽにも期待してます
でもアドリブつか即興で書いてるんだよね?
これで何時間くらいかかったんだろ
>>459 確かにどちらにももっていける展開だったな
でも監禁はないんじゃないか? たしか前にあった気がする
ライネはアニメでも和人に乗り換えてるし、それ以降はワルQにべたべたしてないしこんなもんじゃないかと思うけどな
>>458 乙
やっぱり和人とゴーストの間には何もなかったんですね。
それにしても、いつもながら素晴らしい作品ですた・・・。
もう一つのストーリー(BADエンド)にも
期待。
そういえば今回はエッチシーンで和人に後ろから
入れられるシチュ(バック?)はめずらしかったですね。
大抵、この2人がヤル時はいつも正上位でしたからw
462 :
前・389:2007/08/31(金) 23:55:53 ID:kI6O0m5Y
乙
それにしても、ワルキューレの和人に対する独占欲が凄まじい
バッドエンドの方も期待してます
え〜。
感想いただきありがとうございました。
以後はこの話にあたっての語りですので、ウザイと感じられる方はスル〜してください。
この話は投下直前までハッピ〜にしようかアンハッピ〜にしようか迷いました。
ですので、出だしはどちらともとれる内容にしたつもりです。
独占欲や嫉妬がヤンデレへの引き金になりますから、そこを特化したワルキューレにしたのですけど。
ライネが悪女に見えたのは嫉妬とか独占欲といったフィルターがかかってるのと、どっか〜ん! の引き金を引くのはライネにしてもらおうと思ったからです。
それにライネは学園惑星の時ほどは敬愛してないようにアニメ版を見る限り感じられ、「姉妹の中では1番好き」くらいに思ってるのではないかと考え、このようなキャラにしました。
ワルキューレのヤンデレについて、監禁は
>>460さんがおっしゃるように去年のエイプリルフールの話でやりました。
な〜んちゃって!オチでした。 ですので、今回は別の形にしたいと思ってます。
どうでもいい事ですが
>>460さん、今回ラストは45KB程ですので大体7時間弱です。
ワルキューレのえっちはバックもそこそこあるんですけど、復帰してからは少なかったかもしれないですね。
バックはライネと真田さんでよくしますし、何より姫様は清純派ですので、丸見えは恥ずかしいのです。
それでもワルキューレか和人が盛り上がった時にはしてますが、恥ずかしいので、基本的には敬遠してると考えてます。
でも、何かの拍子に…… があるかもしれませんね。
ところで、残りが微妙な長さですけどどうしましょうか?
もう片方は絶対にこの容量では入りきらないので、何か小ネタでも挟みますか?
どなたか行かれません?
それと今月はワルキューレの誕生日がありますけど、和人同様>>前389さんお願いしてもよろしいでしょうか?
ともあれ、最後まで読んでくれてありがとうございました。
なるほどね
職人さんもニクイねぇ
じゃあ、職人さんが気持ちよく新作を投下できる
ように誰か新スレ立てるか?
職人さん達の動向を見てからでもいいんじゃね?
次スレ告知とこのスレのまとめいれてもまだ490にもならないだろうし
あまり人いないところだから早く立てすぎたら落ちるかもしれないし
保守
ほしゅ
次スレ建てるんだったら「介錯作品総合二次創作短編小説」にしたら?
円盤皇女ワルキューレは漫画も終わっちゃったんだし。
今やってる介錯作品は「ハザマのうた」だけだっけ?
ワタクシめは個人的には絶対に反対です。
作品もスレタイも「円盤皇女ワるきゅーレ」だから書いてるので。
板の状況を見るに介錯作品でスレがあるのってココだけじゃないですかね?
総合にしたところでワタクシめと前・389氏がワるきゅーレしか書かなければ一緒だし。
潜在的に他の作品を書きたい職人さんや職人さん候補がいれば問題無いのですけど。
それで、総合にして他の作品を書きたい職人さんが集まってスレが賑わうのなら、それはそれで良いかもしれませんが、総合スレでもワるきゅーレばかりになってしまえば後から来た職人さんも書きづらいかもしれない。
さらに読み手の方々が介錯作品を全て網羅してるとは限らない。
たるとは見て(読んで)てもくるみは見てないかもしれないし、ワるきゅーレは見てても京四郎は見てないかも知れない。
二次創作はキャラやアニメ・原作の補完がキモですから、思い入れや愛着が無いと楽しめないでしょう。
職人が頑張ってもの凄くいい作品、俗に言う神作品なら知識や情報が無い読み手さんも楽しめるかもしれませんが、いくら職人を名乗っていても所詮は素人。
コンスタントにそんなズバ抜けていい作品が書ける保証は無く、むしろそうで無い場合の方が多いでしょう。
そんな時、元の作品を知らない方や興味無い方の反応次第によってはスレが荒れる可能性もあるでしょうし。
またワタクシめも含めた職人諸氏や読み手の方々、住人の間で作品ごとの派閥とかが出来たらまず荒れます。
以上の理由で反対ですね。
まあ、ワタクシめが他の作品の話を書くつもりは無いから。 という理由もありますけど。
でも他の方々の意見も聞いてその総意が総合スレというなら異存はありませんが……
前・359(真☆359)でした。
>>470 そうですか…
このままでは過疎っていく一方ではないかと思ったのですが、荒れる可能性があるならできる限り避けたいもの
このスレの数少ない書き手さんがそう思う以上、やっぱし今のまんまが良いみたいですね…
自分もここが荒れるのは嫌です…
>>471 え…あ、ごめんなさい(p_q
473 :
471:2007/09/10(月) 00:54:08 ID:hoqb0IVa
そだな
氏ねとか市ねとか死ねはよくないよ
職人さーん小ネタとかなんかないですかー
雑談も無いな
皆様、おはようございます。
なかなか埋まらないので、今日は私と和人様のちょっとしたひと時のお話をさせて
いただきます。
でも、えっちな話じゃありませんから悪しからずご容赦くださいませ。
それでは
「そこにある「日常」」
スタートします。
47th 「そこにある「日常」」
真夏の暑さも一段落し、日差しも柔らかくなってきている。
そんなある日曜日のお話……
「和人さ……」
居間にいるはずの和人に声を掛けたが、和人は転寝をしてるようだったので、控えた。
窓を閉め切っていると少し暑い感じもし、和人は額にうっすら汗を滲ませている。
ワルキューレは設定温度を高めにしてエアコンをつけた。
「和人様……」
新学期も始まり、慌しい日常を過ごしている和人。
そんな休日だけに、ついうとうととしてしまったのだった。
穏やかな寝息を立てている和人の傍らに座ると、そっと和人の頭を持ち、膝を崩して正座した太ももに乗せる。
そっと髪に手を当てて、ゆっくりと、実にゆっくりと撫でる。
「んふふ……」
思わず笑みがこぼれる。
「姫様ぁ〜、晩御飯の……」
真田さんが居間に顔を出して主君を呼ぶか、ワルキューレは首だけ振り向いて、人差し指を口元に当てて
(「真田さん。 しぃ〜……」)
目で合図を送った。
(「あっはいはい!」)
真田さんも理解したように頭を下げると居間を辞した。
しばらくしてタオルケットを持ってきてワルキューレに手渡す。
(「ありがとう、真田さん」)
囁くとタオルケットを和人にかけた。
それを見届けると、真田さんは再び居間から出て行った。
……
どれほどの時間が過ぎたのだろうか?
ゆったりとした時間が流れた。
和人は規則正しい寝息を立てていて、会話を交わすことは無かったが、ワルキューレはこのゆったりとした時間が嬉しかったし、幸せだった。
何故なら……
「んっ……?」
ワルキューレの太ももに乗っていた頭がもぞもぞと動き、意識が戻る。
「お目覚めですか、和人様?」
上からかけられた声と、自分の頭の下にある柔らかく、それでいて程よく引き締まった太ももの感触。
体の向きを変えてワルキューレの方に向くと、真っ白の彼女のコスチュームと金色に輝く長い髪が目に入った。
コスチュームごしに伝わるワルキューレの体温とほんのりとした甘い香り。
「あれ? ボク…… 寝てたんだ。 ゴメンね、重くなかった?」
確かに寝たときは1人だったはずだが、現実にワルキューレの膝枕になっていたので、謝って、急いで体を起こそうとした。
しかし、ワルキューレが頭にそっと手をかけて
「いいえ。 しばらくこのままで…… ね?」
ワルキューレが言うと和人もそのままの姿勢で彼女に身を委ねた。
「お疲れになられたのですか?」
頭を撫でながらワルキューレが言うと
「えっ、そんな事は無いと思ってたけど…… でもやっぱり少しね。 この前学校でね……」
和人が先週の出来事を語り出した。
彼にしては珍しく自分から積極的に。
「そうなの……」
和人の髪を撫でながら聞き役に徹し、時折相槌を打つ。
「それでさぁ、課題は出るし体育では鉄棒で懸垂とかさせられて、そこから持久走とかするんだよ」
和人にしてはさらに珍しく愚痴をこぼす。
それでもワルキューレはうんうんと頷いて、温かい笑顔で和人を見つめている。
1通り語った和人がハッとして
「ゴメン、あまり面白い話じゃなかったかも知れないね。 学校の話なんて」
和人が言うがワルキューレは首を振り
「いいえ。 もっと聞かせてください。 私、今とっても幸せなんです」
「……?」
「和人様、前にやった花嫁修業ゲームを覚えてますか?」
だいぶ前の話だが、確かにした覚えがある。
「あの時、和人様のパートナーは小さい私でしたけど、最後に引いたカードでは私がパートナーになりました」
和人も思い出したのか
「うん、最後は「日常」のカードだったね」
懐かしそうに言う。
「はい。 あれはゲームでしたけど、今私達は現実のありきたりの時間、「日常」を過ごしてます」
「……」
「私が本来の私に戻ってだいぶ経ちますけど、私はもっともっと和人様と過ごす「日常」の記憶が欲しいです。 小さい私の記憶も残ってはいますけど、今の私が私本来の姿で過ごす和人様の時間がもっと欲しい…… だから今それが出来てるから…… 私、とっても幸せなんです」
潤んだ目で和人を見る。
それを聞いた和人も相槌ではなく本心から
「うん、ボクも…… ワルキューレとの時間がもっとあればいいかな」
と答えた。
和人の返事を待って、
「お料理もお掃除も洗濯もまだまだダメですけど……」
「ううん、ワルキューレは頑張ってるよ。 ありがとう。 そして、これからもずっとボクとの時間を一緒に過ごしてくれるかな?」
(はい)
ワルキューレは黙って頷くと手を和人の顔にかけ、そっと顔を近づけた。
2人の距離が近づき、やがて……
夕方になり、やや茜色に近い日差しが2人を包み、2つのシルエットがゆっくりと重なった。
「そこにある「日常」」・・・・・・おしまい。
う〜ん、これでも少し短かったでしょうか?
でもでも、これにこのスレのまとめと次スレの告知&誘導で、容量行きますよね? ね?
次スレで「お盆スペシャル」のもう片方をお話させていただきますが、今度の週末は確約出来かねますし、再来週は私の誕生日のお話があるかもしれません。
ですのであくまで「近日中」と言う事にされてください。
それと前・389様、私の誕生日のお話は如何なされますか?
和人様のお誕生日も行かれましたので、お時間がゆるされましたら是非ともお願いいたしたいのですが。
それでは皆様、第7期スレでもよろしくお願いいたします。
では、学校、お仕事にがんばってくださいませ。
>>479 GJ!
こういうのいいね
穴埋めにするにはもったいない気がする
職人さん方、次スレも期待してます
481 :
前・389:2007/09/12(水) 19:38:57 ID:XEvhN163
>>479 ワルキューレの誕生日OKですよ。
和人の誕生日同様少し短いですが・・・
あと小ネタ乙です
>>479 過疎スレ(?)でこういう事言うのは憚られるけど…
正直あんまし面白くないなぁ〜っと思いました。
前々から日常の描写が巧みだな〜っと思いながら読ませてもらってるんで内容そのものについては悪くはないと思いますが、折角の小ネタなんだから、なんかこう…パンチの効いた奴を見てみたいです。
和人が膝枕してもらってる際に寝言で「ライネ」とつぶや…やっぱしいいです。間違えましたすみません。いや、だからその先ほどのは(ry
次スレかぁ…
a
>>482 喧嘩するつもりじゃないけど言わせてくれ
このSSオレはすごくいいと思う
アニメでもSSでも平凡な日常の中でなにかイベントがあった時のことが作品になってるのが基本だろ
平凡な時間の流れが平坦な線だとしたら、地震計の振れみたいになってるところがアニメやSSになる
日常なんて何もない日の方が多いのだから和人とワルQの時間の積み重ねを描くにはドハデな描写がなくてもいいと思うけど
それに、オレは前・359氏がどうも信用出来ない(あくまで褒め言葉として)
どうでもいいネタでもSSに繋げるし、小ネタでも手を抜くとは思えないし、次のバッドエンドの布石とか伏線じゃないかとか思えるんだよな
絶対なにかあるようにしか見えないんだよ
次がバッドエンドだから嵐の前の静けさみたいな役割を持たせてるとか
そうでないとしても起承転結もヤマ・オチも無い起伏に乏しい文章だけど、それだけに奥は深いと思ってしまうよ
a
486 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 15:02:57 ID:sgLBfS8O
>>1が以前の保管庫と言っていますが、現在は別に?
>>484 なるほどそうかもしれませんね。
二次創作の基本である原作の補完、発展であり且つ、次回作へ向けての伏線であると…
まぁ、三百五十九さんがこのネタを以後どう扱うかで良くも悪くも変わってくるんだろうけど…
漫画の九巻(だっけ?)にある「日常」の話を題材にしたんだと思うけど、何というか…捻らなすぎな感を否めない
っと自分は感じる。
え〜と、とにかく自分が思ったのは
小ネタなんだから、四コマ漫画みたく簡潔で味のあるものを期待したいなぁ〜ってこと。
うん、主観だ主観。
次スレどうなんだろ?
>>487 なんだお前、喧嘩売ってるの?
実在しない職人を引き合いにだすなよ
ここに定期的にSSを落としてくれてるのは前・359、前389の両氏でヘンテコな漢数字の職人はいないのだよ
前・359氏のネタの続きをどこの誰かもわからない職人に勝手に書かせる権限がお前にはあるのか?
そうじゃないよな?コケにしたんだよな?うっかりやっちゃった。なんてヘタなごまかしは聞かないぜ
金も出さずタダで読んでる身分で職人をコケにするお前は何様だ?
職人と住人は同じ立場であってどちらが上ということはないだろうが名前をワザと間違って書くのはあまりにも無礼だろう
喧嘩するなら受けるぜ
でもここじゃ迷惑になるからどっかよそでやろうぜ
>>470 エロパロ板を見渡せば、作者総合やメーカー総合で複数の作品を一つのスレで扱っている例は幾らでもある。
というより、2chも含めて作者総合のスレってのはごく当たり前の在り方であって、同作者の異なる作品を同じ場所で語れば荒れるなんて短絡思考は珍しいな。
つうか、ぶっちゃけた話が、自分が独占してる住人のマンセーを奪われたくない、
せっかく神扱いされてるのに、今さら大勢の中の一人に落ちぶれたくない、
それが本音だろ。
スルーで
>>486 保管庫は今も
>>1のやつ。
多分「以前投下された作品の保管庫」って意味だと思う
ワロタワロタ!
謎がとけたよ。職人がいて定期的にSS落としてて住人もいて、ワルQの誕生日SSとバッドエンドSSがほぼ確定してるのに、必死になって過疎ってるとして統合しようとするのか
書く場所がない職人だったのね
スレ立ててSS落としても読んでくれなければ寂しい、そこでここの職人と住人もろとも統合スレに引っ張って自分のSSを読ませるのが目的だったと
スレ乗っ取りが目的だったとはかんがえたね。頭いいよほんとに
ぶっちゃけちゃったからもう住人としても職人としてもだめだから新スレはワルQスレで問題ないよね?
立てようか?
同作者の別作品まで扱うようになったらワルQに興味無い住人も入ってくる、
そいつらはワルQのSSを投下しても自分をマンセーしてくれない、
確かに大問題だな、
これを派閥闘争というかどうかは知らんがなw
しかし、書き手はたった二人、しかも原作は終了してジリ貧なのに住人が増えたら困るって言い草も凄いよなあ。
で、立てようか?で30分も堪え切れずに立てましたってか、
自作自演もゴクローサン
495 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:27:37 ID:UTS4oUO4
と池沼が申しております
496 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:28:29 ID:UTS4oUO4
うめ
497 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:30:33 ID:UTS4oUO4
うめ
498 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:31:41 ID:UTS4oUO4
499 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:32:46 ID:UTS4oUO4
生め
500 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:33:23 ID:UTS4oUO4
容量500到達マダー?
あ
501 :
名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 01:34:48 ID:UTS4oUO4
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502 :
名無しさん@ピンキー:
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